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Re: マルチチュード、自由ではなく、解放の運動。
http://www.asyura2.com/0406/dispute19/msg/551.html
投稿者 こいけ 日時 2004 年 10 月 16 日 19:57:23:.czHagD0Wg4eY
 

(回答先: マルチチュード、解放の運動 投稿者 マオ 日時 2004 年 10 月 16 日 17:29:24)

目標を定め、それに向けて体制を整え、資源を配分し、計画的に進む。
といったつまらないやり方に若者たちはすでに愛想をつかしているんじゃないでしょうか。
失業者、フリーター、あわせて何百万人いるのか正確には知りませんが、彼らが正業につかない理由はこれじゃないかと思うのです。
なにもかも計画どおりにいくのなら、関与する必要がないし、生きてる必要も無いでしょう。
自殺する人の気持ちもわかります。
運命に身をまかせたいなら、イスラム教に改宗するか、陰謀論の本でも読んでればいいんです。
運命を書き換えられると信じ、実際に行動するなら、ネグリやシジェクを読むべきでしょう。

〈帝国〉は、「革命」を勧めるための書です。

以下、要約を貼ります。
ワードに依存した形式なので形が崩れると思います。原文はこちらでどうぞ
http://jp.y42.briefcase.yahoo.co.jp/bc/hfycp934/lst?.dir=/&.view=


〈 帝 国 〉 概 要

★マルチチュード=多数、民主主義の主体、主権者?
         多数多様性のことであり、諸々の特異性1 からなる平面、諸関係からなる開かれた集合体のこ とである。
       =閉ざされることのない構成的な関係性である。
     =貧者《あらゆる生産の条件》2
        =移動性、柔軟性、知識、コミュニケーション、協働3 、情動的なもの4
        =自由で生産的な諸実践の普遍性5
≠民衆=既存の特権と財産を防衛する、組織された個別性。
≠人民=一つの意志を持ち、一つの行動がそこに帰されるような、
一である何ものか。(国民国家6 の産物)
    =主権のために整えられた既に構成済みの統合体。
=ポストモダン的資本主義システムの諸機関によって
          実質的に包摂された社会的諸関係の内側で
          生産、交換、文化のなかの内在的線分に沿ってのみ
          その存在をめぐる生政治的文脈においてのみ、統治されうる。
          その脱領土化された自律性という点で、
          知的生産性をもった自律的大衆へと、絶対的なデモクラシーの権力
へと、変容を遂げる潜勢力をもっている。7
         =新しい存在論的現実を生産する。生政治的な自己組織化。
          生活世界総体を自律的に生産し、再生産する。
         =活動する諸力 存在すること、愛すること、変革すること、創造す
ること。
4-3=その目的論は、テクノロジーや生産を自分自身の歓びや自分自身
の力の増大へ向けて方向づける可能性のうちにある。8
生産様式 9 =労働 ― 身体を自己価値化し、搾取に対抗する。
      協働 ― 生産的知性を再領有し、私的所有に対抗する。
      自由 ― 存在を変容させ、腐敗に対抗する。
闘士(マルチチュード) =ポストモダンの時代、民衆の形象が消えていく時代、闘士とはマル
チチュードの生をもっともよく表現する者のことである。
         代表するのではなく構成する活動。
         ≠義務や規律にもとづいて活動している人間、自分の活動が理念的計
画から導かれるのだとうそぶく人間。

“マルチチュードによる自律的な自己統治の追及”10
“人類という共同体をめざす欲望”

posse=活動性としての力を表すラテン語の動詞esse-nosse-posse(在る-知る-力をもつ)
政治的自律や生産的活動の状態にあるマルチチュード。身体と精神のなしうること。
知と存在を体現した、常に可能的なものに開かれた力を指し示す。
=マルチチュードを特異な主体性として把握するための最良の視点。
特異性(シンギュラリティ)
≠「レス・プブリカ」〔公共の事柄〕

構成的権力=内的かつ内在的な社会的力動性の産物であり、
つねにマルチチュードの生の産物である。
ニーチェ的概念構成=労働の潜在的な力、自己価値化11 の力が、自分自身を乗り越え、
他者へと溢れ出し、この備給をとおして膨張する共通の属性を構成する。12
     労働、知性、情熱、そして情動の共同の活動が構成的権力を組立てる。

  *プロレタリアート=単に産業労働者階級を指示するものとしてではなく、資本の
ルールに従属せしめられ、それによって搾取され、またそのもと
で生産するすべての人々を指示するもの。 
           =資本が将来その採用を強いられることになるような、社会的・
生産的諸形態を現に創出しているのである。13
     
★〈帝国〉=グローバルな交換を有効に調整する政治的主体のことであり、この世界を
統治している主権的権力のことである。
=近代の超克ではなく、近代性の永続的な固定化か?↓
     =近代帝国主義の弱々しい反響なのではなく、根本的に新しい支配形態なのだ
     =権威にすがろうとする欲求を絶え間なく創出しつづける‘機械’14
1-2=的機械は、自己の妥当性を立証する、オートポイエシス的なもの
   p217=諸々の権力と対抗権力のネットワークが限界なき包摂的な建築体において
構造化されたもの、普遍的な共和政体としてのみ考えられうる。
   p235=現代では、合衆国の内的な立憲的、政体構成的プロジェクトのグローバル
な拡大を通じて生まれたものである。-(拡大し続けなければ腐敗する)15
      (蓄積過程へのより大規模な参加を伴う規律の体制を押し付けながら、社会
的諸関係を全体的に包囲するような国家として)p316
     =例外を支配する法的権力と秩序を保全する力〔警察力〕を配備する権能。
     =「正戦」−もはやいかなる意味においても、防衛や抵抗の活動ではなく、
望みどおりの秩序と平和を達成するための実効性ある軍事行動。
     =「正戦」を遂行するNGO、窮乏を敵とみなし、その後にその敵を罪として . 認識する。道徳的介入が〈帝国〉による介入の最前線部隊となっている。
P327〜=階層秩序と指令からなる世界市場。(多国籍企業16 )
       支配諸国:富は外部から(本源的蓄積)、指令は内部から。
       従属諸国:富は内部から、指令は外部から。
  p244=政治的なものの欠損。外部、他者の不在。世界市場。
p393=いまや合意を決定する独立した領域としての、あるいは対立しあう社会的
諸力の媒介領域としての政治の概念などほとんど存在する余地が無い。
   p275=その生産諸力は完全に非-局所化され、完全に普遍的なものになるにつれ
て、それらの力は単に商品を生産するばかりではなく、豊かで強力な社会的
諸関係をも生産するようになっている。17
=表層的な世界を呈示しており、その世界の潜在的中心は、表層を横切るあら
ゆる地点からただちにアクセス(攻撃)可能。
     =公的な言説や意見を生産しかつ規制する、イメージや観念の統合的かつ拡散
的な装置 ― スペクタクル ― 新たなマス単位の社会性や、行動と思考の新
たな画一性を押し付ける。 欲望と快楽を通して機能するように見えるが、
実のところそれは恐怖のコミュニケーションをとおして作動するのだ。18
   p309=階級闘争の状況は完全に開かれたものとなり、資本と労働とは、直接的に敵
対的な形で対立しあう。共産主義のあらゆる政治理論にとっての根本条件19
  4-1=それを構成する外在的で論理的な機械など存在しない、その領域では政治的
なものは存在論的である。20
      政治は無媒介に与えられる純粋な内在性の領野なのである。
=その統治の有効性は規制的であることで確保され、決して構成的であること
は無い。
     =存在の諸様態と権力の諸区分との関係は、常に新しく構築し直され、際限な
く変化する。このような不確実性を必然性に変容させ、無秩序へ堕すことの
無いよう保証するのが〈帝国〉の法外な装備である。
      その実効性は、破壊(軍事行動による)、審判(貨幣の操作による)、恐怖
(コミュニケーションによる)によってもたらされる。
     =常に新たなエネルギーや価値の源泉を創造しつづけるマルチチュードの力か
ら、自らの活力を引き出す寄生体。
    4-2=マルチチュードの欲望と市民的な徳21 そして歴史を形成する能力、これら
すべてが向かう終点。
      マルチチュードの行動の軌道上にすべての外在的な限界が存在しないこと
― 内在性の領野(政治の理論と実践のためのただひとつの場所)22    
生権力=自然的なものと人工的なもの、欲求と諸機械、欲望と経済的なものと社会的
なものとの集団的組織化からなる異種混交化の地平。
   生成=欲望の集団的仕組みまたは装置。生産と再生産の基盤であり原動力。
      生成する結合がコミュニケーションに意味作用を与える。⇔ 腐敗23
   腐敗=生政治的実践の存在論的基礎付けの欠如。権力を価値につなぎとめることが
出来ないというしるし。身体と精神をそれがなしうることから切り離してし
まうもの。傷、社会体の死の願望、世界からの存在の剥奪。
‘腐敗自体が〈帝国〉の実質であり、全体性なのである。’
 
人種差別主義=中心からの差異の度合いに基き微視的な紛争状態を管理運営する方法24 命法 ― 組み入れよ、差異化せよ、管理運営せよ。
★〈帝国〉への移行の徴候
     =非-弁証法的なポストモダン、ポストコロニアル理論。
      近代化に抗して、聖なるテクストに基づいた過去の社会的編成であると想像
されたものを再創造する運動。 宗教原理主義。25
     =ウィルソン教書26 、平和のための世界政府。〜国際連盟。

★対抗 −〈帝国〉
=「権威に対する不服従は、最も自然かつ健全な行為のうちのひとつである。」
    =国家やアイデンティティ、民衆への帰属という隷属状態に抗する闘争。
    =潜在的なものと現実的なものの間の多様な移行の選択肢をめぐる政治的闘争。
    =ポストモダンの共和主義27 の地勢として強力な非−場を構築し、それを具体
的に実現すること。28
    =〈帝国〉の主権を敵として認識し、その権力を撹乱するための適切な手段を発
見しなければならない。
    =権力の場所から撤退し、それを空無にする。(共和主義の原理の最初の審級)    脱走29 と脱出30 そしてノマディズム。
   流通すること ― 最初の倫理的活動、生政治的流通、グローバルなエクソダス、
            遊牧的移動、身体的脱出劇31 、交雑。
      流通をとおして人間の共同体が構成される。 世界国家ではなく共通種。
    =マルチチュードの諸々の欲望を通じて別の選択肢を構築することの出来る力。
新しいグローバルな構想、この世界における新しい生の流儀。
    =指令に服従する能力のない身体。家族生活や工場の規律や伝統的な性生活の規
制などに適応することのできない身体。
    =非‐場に新しい場所を構築すること。32
     人間、すなわち生きることの存在論的に新しい諸規定、つまり“存在の強力な
人工性”を構築すること。
    =生産し消費する行為主体が能動的である33 一方、政治的主体は浮動的かつ受動
的であるという分離が、新しい社会的力動性をもたらし、あらゆる構成の策略
と諸力間のあらゆる均衡が再開されうる現実的な闘争の領野が開ける。
     真の危機の状況。 革命の状況。 

マルチチュードの政治的要求34

1)Aグローバルな市民権  資本を産み出す労働者には市民権で報いる。いま居住し   働いている国で全ての人間が完全な市民権を持つべきだ。
自分自身の移動を管理(支 配)するという一般的権利。
2)A万人に対する社会的賃金と保証賃金 資本の生産に必要なあらゆる活動には同等
  の報酬が賦与されてしかるべき。人口の総体への保証収入。
=市民権収入。  ≠家族賃金。 ≠同一労働、同一賃金。
3)A 再領有の権利 生産手段を再領有する権利。自主統御や自律的な自主生産の権利
35 知、情報、コミュニケーション、情動への自由なアクセスとそれら
に対する統御。36
SOCIAL STRUGGLES IN ITALY A.Negri.docp5〜

★近代性37
   =人間の主体化という歴史的過程。38
=内在的・構築的・創造的な諸力と、秩序の回復をめざす超越的権力とのあいだの
絶え間ない抗争から生じる、危機。39 Lunacy or policy I・ウォラーステイン
=マルチチュードと、それを一者の支配へと縮滅しようと欲する権力との矛盾した
−共存。
=近代性の始まりは分裂 ― 諸個人とマルチチュードの創造的な状況と、それを
再領有化しようとする国家のプロセスとの対立 ― として定義される。
☆内在性の場の発見と、特異性と差異の賞楊
=ルネッサンスの人文主義(ヒューマニズム)革命によってはじまる。
=近代性の起源において、人間の知識はひとつの実行、すなわち、自然を変容させ
る実践となった。
‘特異性(シンギュラリティ) あらゆる存在体は特異な本質を有する’  
ドゥンス・スコトゥス

 ‘神の位置に人間的諸個体(ヒューマニティ)と自然を置き、世界を実践の領域へと変容
させ、マルチチュードによるデモクラシーを絶対的な政治形態として肯定する’   スピノザの内在性の哲学40
 唯物論的目的論41 ―〈生政治〉
      V S 42
   超越論的目的論 ―〈生権力〉
☆A二元論の構築とそれによる媒介を通じマルチチュードのユートピア的な諸力を管理し
ようとするもの。
=近代的主権の概念43  ルネッサンス革命に対する反革命(テルミドール)。
=生の不確実さを縮滅し、安全性を増大させたいという欲望につけこんで、新たな
超越的権力を配備する。
   =マルチチュードを規律化することの可能な超越論的装置を構築することによっ
て、内在性の観念を支配すること。 相対性。媒介の形態。
‘神と理性を媒介する独占的な領域として理性を措定し、二元論を再び肯定した。’
デカルト
‘世界を理念的諸形態からなる建築物と化し、それを私たちに認められた唯一の現実性と
した。’                         カント
‘弁証法的目的論、危機の弁証法が国家の支配の下で平定されてしまい、近代性の彼方へ
と進む可能性を失わせた。’                ヘーゲル
‘「地上の神」という究極的で絶対的な至高の〔主権的〕支配者、を設定した。                          ホッブス
弁証法=差異の多数多様性を二項対立に追いやり、ついでそれらの差異を単一の秩序に
包含する。 一貫した全体性の内部で相互に対立している本質的な社会的アイデ
ンティティを包摂する、限界とその組織化についての科学。44

★AAAA 〈ポストモダン〉
   =新しい季節−近代性の起源と根底に存在していた、あの劇的な対立性を再び見出
すことになる。 内戦が再び勃発したのである。45   
   =“近代化のプロセスが完了し、自然が永久に消え失せてしまったときに、人はポ
ストモダニズムを手にするのである。”    F・ジェイムスン   
私たちはすでに自然をもってはいない。46   
=今日のポストモダン化は、人間になることの新たな様態を印し付けている。47
=マキアヴェッリが試みた起源への回帰が、ニーチェが示唆した英雄的な永遠回帰
と結び合わされたように見える・・・・。
=「内部」でもあり「外部」でもあるところ、閾ないしは臨界地点にあたるとこ
ろ、そうした境界的な場所はもはや存在しない。
=人間と動物、人間と機械、男性と女性等々の間に固定した必然的な境界など存在
しない。 人間的自然は決して全体としての自然から切り離すことができない。
=「国民」経済という概念が無意味になってきている。48
2-1=規律社会から管理社会へ 内在性の平面へ向けての主権の移行49
「主権」(君主の意思や人格を中心にした絶対的形態)から「統治性」(財と人
口の支配や管理の脱中心的な配分を通して表現される、主権の形態)への移行。
M・フーコー50  バイオ・ポリテイクス.Doc

“生産的協働のネットワークのなかで構成される物質性という立場、生産的に構築され、
自由という「共通の名辞」によって構成される人間性(ヒューマニティ)という視野から
語る。”


“私たちはアナーキストではなくてコミュニストなのだ。”


“これは革命だ。いかなる権力であれ統制できない革命。”51


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