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★阿修羅♪
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上田秋成の文語文を現代語に訳すのは小生の能力を超えますので、文献から引用します。
引用文献(ネタ本）は最後に提示(バラ）します。
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ところで、宣長の『ぎょじゅうがいげん(漢字が出てきません）』
は、古来からのわが国と中国朝鮮との交渉の歴史を詳述して、戎
をぎょする道、すなわち西方の野蛮国である中国と朝鮮は、尊き
皇国であるわが国にまつろうべきであることを説いたものだ。
当時、このような国粋主義の主張に対して、もっとも痛烈な批判者
となったのは、上田秋成であった。
『胆大小心録』でかれは『ぎょしゅうがいげん』を、だらけに書い
た売僧の談義、と激しく非難して、こう述べる。
この国は天の皇孫の御本国で、日も月もここに生まれたという。そ
んなことを言っても、よその国の人はだれも承知しないであろう。
よその国国はわが国を君とあがめて崇敬しなければならぬ、という
けれど、それが万国に通用する道理であるはずがない。
また、『異本胆大小心録』では、次のようにいう。
伊勢の宣長という人は大家じゃと聞いて、人のつてで著書どもを
借りて見たれば、これも私の親玉で、文学といふ事にはうとうと
しく田舎魂でやっつけるひとじゃ、門人がたんとついたは、物学
ばずに高い事いはるるがよさの事故、一人も人物が出ることでは
ない、ただ弟子をとりべ野の煙になるまでほしがられた。
そこで、僻言をいふてなりとも弟子ほしや、古事記伝兵衛と人は
いふとも。
とやらかしたれば、皆にくんだ事そうな。・・・・・・・・・・・・
この秋成と宣長のあいだに交わされた壮絶きわまりない論争の記録が、
あの『かがいか(漢字でません）』だ。
秋成
「（オランダ製の「地球儀」を例にひいて）この地図の
なかに、さてわが皇国はどのへんにあるか、と見れば、広い
池に浮かぶささやかな木の葉のような小島でしかない。それ
で異国の人に、この小島こそ万邦に先立って開けた国で全世
界を照らしだす日月が姿を現した本国であり、したがって恩
光をこうむる国国は、ことごとくわが国に朝貢しなければな
らない、と教えても、一体何を根拠にそんなことをいうのか、
と不審におもい、それに対して皇国の伝説を理由に挙げれば、
おなじような話はわれわれの国にもあって、あの日月はわが
国にも太古から姿を現していたものである、というに違いな
い。
霊異なる伝説は、どこの国にもあるもの。論を広げて他
国に及ぼす『ぎょじゅうがいげん』のような書においては、
もっと公平な目があってしかるべきではないか」
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宣長の反論は、後日投稿します。宣長の反論は、・・・・かなり苦しいぞ!(笑い）
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。