★阿修羅♪ > 雑談専用21 > 178.html
 ★阿修羅♪
Re: 「日本を良くするための戦略と戦術」---なんか、こうカグメイが近いのかと思ったんだすが。
http://www.asyura2.com/0610/idletalk21/msg/178.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2006 年 11 月 27 日 11:30:33: 0iYhrg5rK5QpI
 

(回答先: 日本を良くするための戦略と戦術 投稿者 考察者K 日時 2006 年 11 月 27 日 07:04:35)

威勢のいいスレだったもんで、つい、読まされてすまいますた。
政府=独占ブルジョワジーの支配ば打ち倒して日本人民が別の政府は作って二重権力状態ば現出するかと思ったんだすが。ま、おらはひそかに革命ば夢想すてる。

やっぱす一般論で語ってるようだすから、おらも一般論で「日本を良くするための戦略と戦術」ば考察すてみます。
それにすてもKさんには感謝だす。問題提起が多様であり、考えさせてくれるからだす。例のごとくアプローチの方法も多様であって当然だすべから、発言も多様さなります。おらもその多様性の中の一つとなる意見ば述べさせてもらいます。

まず、Kさんの提起された言葉の意味内容に関する考察。
よくするべき「日本」ってなんだべ?「日本の将来」とは?
「戦略」「戦術」っていかなる区別と連関があんだべすか?
それぞれ論理的で具体性をもって、詳細に説明すべきところ。
日本をよくするための戦略戦術は、Kさんにとっては議会であるようだが、ほかに選択肢はないのか?

現在の議会(翼賛議会。ここでは国会、問題とされているのは参議院)をどのように認識しているのか?特に昨年の参議院は郵政民営化法案は、自民党議員も郵政民営化に反対して採決を棄権したために参議院では否決された。これに対し自公からなる小泉内閣は衆議院解散を行い再審議、刺客を送り込み反対派議員の公認を取り消して、賛成派議員の数を衆議院で増加させた。この勢いで参議院では反対派の自民党議員に党籍剥奪(公認の取り消し)を教唆すて参議院自民党の反対派(曲学阿世の徒輩)を切り崩し、民営化法案を結局採決させた。
すてみると、国会も国家権力の一部であり、政府の思いのままに扱うことがでけるってこつば明確に、小泉が示してくれたっつことがわがります。

だらば、Kさんがいう、

>与党が勝つような事があれば、与党は頭に乗って暴走する可能性が高い。

っつう懸念はすでに昨年実証されたわけであって、このまま人民を議会主義で引っ張り続けるっつこつもまた、昨年の二の舞を踏むこだっつこつが、これ明白だす。すでに昨年暴走すて民営化も決めたすい、その前の有事法では民主党まで巻き込んでスムースに通してきたではねえのかな?議会が国家権力だっつこつ小泉が身をもって知らしめたところだす。

この上で、議会さなんば期待でけんだかおらはわがんね。

その理由が、先ほどおらが挙げた疑問、つまり日本という「国」とはなにか、「日本の将来」とはなにか、っつう問題をさらに深めるべきではねのが、と思う次第だす。日本における議会制民主主義がうまく機能すてねえこつが人民さ伝わらねえとこも問題だすな。むしろ人民は議会がすべてである、政治参加とは投票だとだけ思い込まされてる。無関心な人は投票すね。議員さんがたがなぜ世襲化するのか、それはブルジョワジーがおのれの利害ば貫徹するために議会ば利用すてるからであって、ブルジョワジーはおのれの権益を永続化せしめるためには、実体を世襲化しながら権益を存続させるからであり、このことは同属の権益を死守するために戦争瀬戸際政策ば遂行しつつある北朝鮮とおなずだ。いつしか野党も二世議員が出てきたりすてるが、こんこつも似たような、労働者階級を代表してた政党のブル転の結果ば示すもんだすな。

Kさんにおいては現象面だけがとらえられ、現象が本質とすて理解されてんではねべか、っつおらは思うんだす。

日本ばよくする戦略戦術は野党が議会で勝つことのみだ、まんずこれから、っつう気持ちはわがんだすが、すでにその点では野党が政府打倒っつうぐれの意気込みば失ってるこつも考慮すねばなんねと思うっす。先の沖縄県知事選挙でも、あの階級的矛盾が如実に現れ、県民のほとんどが反戦反基地反安保である沖縄で、野党が敗れるっつう事態が
現出すたことばどう総括すたらえんだかや?
選挙のやりかたばもっと早くから論議すべきだった、とか、対立点が与党と明確に区別でけねかった(糸数、仲居真ともに基地には反対だった)、などと総括すても、それは無駄である。
なすてか?それは野党も姑息な「浮動票」狙いさ徹したからだべ。階級性ば失えば、善良か非道か、基地は日本や外国さも同等に作れ、ってな道徳論議で終わり、肝心の日米安保条約が今の日本ば規定すてる、沖縄の矛盾の根本である、っつう階級的問題はあさってさ置いて、主張の対立点はあいまいになる。

このこつだけば自己目的化すて選挙に臨むなら、独占ブルジョワジーすらその母体に含む民主党と、同じく「良心的ブルジョワジー」の票の獲得まで展望すてる「狂算頭」でも、集票対象はおんなずだ。旧社会党からおおかた(右派を中心とすて)民主党さ議員が流れ着いたわけだすが、これと民社党とよび極右の非自民党系も含む民主党であれば、民主党は本質的には狂算頭とは利害が対立すんべすい。んだからKさんが言うように、狂算頭の票が民主党さながれれば民主候補は勝つがその逆はありえない。野党連合の途中さは地理的に見れば社民党も居る。社民党の票が民主さ流れれば民主は勝てるが、その逆はありえないのもおんなずこつだ。

んで、「戦略」が破れたときには、与党連合が勝ちとなんだども、そのごはどないにするねん?まんず、この「戦略」の実現主体が不明であるこつが気になんだすがや。プロレタリアートば主体とすた日本人民なのか?それとも、そうではねぐて、良心的「市民」なのか?

あまりにもアバウトすぎる戦略(戦術も含む)だから、もう少し詰めて詳細に話してけらっしゃい。

言っときますが、疎外労働から解放された「団塊の世代」が年金生活ば近々送る(まだ5年先だすども)こつさなんだすが、彼らは革命的だかんね。年金もらう以上はお上に感謝するなんて考えるわけではねえ。当然の権利とすて、奪い取るべさ。すがす福祉の切捨てで生活苦に陥るのは目に見えてる。財源はねんだすがや(と政府はキャンペーンすてる。軍事費ばまわせばなんぼでも捻出でけるんだども)。彼らの年金の出しもとは労働者さ課する高額高率の消費税だ。無収入のニートも面倒見ねばなんね(彼らはいじめの対象さなる危険性が高い)。共倒れも予測でけんべす。国は知らん振りすてるもんで、今、若い労働者連中も子育てすねばなんねのと大量に巷さ溢れる老人の面倒も見ねばなんね、老人は健康だから100まで生きる。おかげで高税負担する労働者の収入は激減、こうなりゃ明日のメシさえ当てにならねえ、みながみなボロボロ貧困化すて、飢餓社会の到来も現実化すんべす。ブルジョワジーは人民ば干殺しすてもなんとも思わねえ。外国人労働者を低賃金で搾取することで乗り切るハラだ(海外への工場の移転はますます増大すんべす。トヨタが悪事ば働いてんべす)。

んで、議会はどうだら?翼賛議会だべ。共産党も安保・日本軍ば是認すてんだから、侵略も、安保の条文解釈だけやってるならば、祖国防衛主義さますます傾いて保革の区別すらつかず、やっぱす戦前の体制さ逆戻りだべよ。

ほだらこつのためさ翼賛選挙さ駆り出されるこつばかす考えねえで、もっと労働者的利害ばどう貫徹すんのか考えたほうが、社会はいい方向へ動くんではねのけ?独占ブルジョワジーのやりたい放題ば食い止める方法は、現在的にはプロレタリアートが実力で食い止めることすかありません。野党議会主義者が与党とともにもろもろの悪法(現在的には教育基本法の改悪と憲法改悪、ほかに人民ばぼやぼやさせといて、機会をみて共謀罪法案の成立もありうる)ば、国家権力の一端を担う立法府において成立させたとすて、次はなにか?国家権力の分析ば通じて、具体的に闘いを組んでゆぐこと。野党の主張と現実に展開すてる運動の分析と限界のえぐりだしば通じて、誤りを教訓化しながら次の戦いを組織すること(具体的にはストライキと大衆闘争)、おらはこれすか人民が悪法を粉砕することはねえと思ってます。

っつうこって、おらは「戦略」とは日本人民の解放であり、参議院選挙はそのための手段であると思いますだ。


 次へ  前へ


  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ       HOME > 雑談専用21掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。