electronic journalで小沢一郎論が展開されている。
　阿修羅で取り上げられているものだけでも多数ある。

　http://www.google.com/search?q=site%3Awww.asyura2.com+electronic+journal&hl=ja&inlang=ja&sa=X&ei=czq1S-zxC4GUkAWhkoioDQ&ved=0CBwQpwU&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A2010%2F1%2F1%2Ccd_max%3A

　これを読む限りにおいては、小沢は理念を持ち、ブレルことなく自分の理想とする政治づくりにまい進しており、また、これまでのマスコミの作り上げた小沢の虚像と様々な政治の流れが合理的に説明されているように思う。

　直近のものを読むと、如何に経済界が小粒化し、戦略を失っていることが理解できる。

　「日本経団連御手洗会長の誤算」（ＥＪ第２７８５号） （Electronic Journal）
　http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/485.html
　「小沢幹事長の狙い／第２経団連構想」 （ＥＪ第２７８６号） 【Electronic Journal】
　http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/543.html

　これらを読む限りは小沢を支持し、応援したい気持ちはある。また、根本的な改革をするためには少なくとも有罪にならない限り、金の問題にも目をつぶってもいいかと揺れる気持ちもある。彼は確固たる戦略を持ち、戦術にも長けているように読めるからである。あくまでもこれらの記事が本当ならばの話であるが・・・。

　一方、民主党そのものについてはどうだろうか？
　中央組織でも結構ぎくしゃくしているようだし、発想が自民党時代から抜け出せないような連中もいる。自民党から出れない連中が民主党から出たなどという話も実しやかに流れてもいた。寄り合い所帯を維持するために党綱領が作られていないなどという話もある。
　前原や生方等の発言を聞いていると、戦略も戦術もない独りよがりの理想論（おいらのような俄か評論家紛いの）を展開するだけのおこちゃま政治屋が幹部としての立場も弁えずマスコミでパフォーマンスを繰り返す。
　鳩山はぶれまくる発言とマニフェスト破りを重ねた結果、世論調査（もっとも、民主党信者は即座に否定するだろうが）によれば、民主党に対する不信感が強くなっていることが読み取れる。

　しかし、それよりも問題なのは基盤である地方組織なのではないだろうか？
　田中康夫長野県知事時代の県議会との攻防を眺めていた限りにおいては、民主党と自民党の差異は認められなかった。
　首長選挙においても自民党と共同歩調を取ることが多く、相変わらず利益誘導型の選挙がまかり通っている。これについては民主党信者から何が悪いという大合唱が起き、思わず笑ってしまった。彼らは政権交代によって何を期待しているのだろうか。利権の獲得？猟官運動？これでは自民党となんら変わらないではないか。ただの利権の奪い合いになり、有権者は不毛の選択を迫られることになりかねない。

　もし、小沢が本当に従来型の利権政治からの脱却を目指しているのならば、これらの旧態依然の地方組織との全面対決に繋がりかねない。さすがに剛腕の小沢を持ってしてもそれは難しいのではないだろうか。
　小沢が地方組織の改革をどう進めていくのかが、今後の最大のテーマになるような気がしているのはおいらだけなんだろうか？ 　

コメント
01. 2010年4月02日 15:49:05: Ij0fp それでは田中角栄の教えを全面的に裏切ることになりませんか？
02. 2010年4月02日 16:40:38: yIMb3 自民党政治60年で出た結論は 「政党を信頼なんかしちゃいけない」って事です。 政党なんてのは常に監視し国民にとってベストな方に誘導するべきなんですよ。 そういう点で民主党に希望が抱けるとすれば、「直ぐにブレる」と言うことです。 森や小泉や安倍や福田のように、国民の声などハナから聞く気無しという連中に任せるわけには行かんのですよ。もはや。
03. のんぽり 2010年4月02日 17:26:58: 7p9CCripgLT3w: gdVeW >>01さん 　田中角栄も毀誉褒貶の激しい人物だが嫌いではない。列島改造論は面白い政策だったと思う。ただ、それが錬金術になってしまったところが残念というところか。 　electronic journalのどこかに、小沢は田中角栄の継承者であろうとしたことはないと書いてあったような気がする。 　ところでそもそもそもそも、田中角栄の教えとは何？ >>02さん 　まぁそれを言っちゃお仕舞いよってこと。おいらも、基本的に政権党政党は常に批判的に見るべきという考えの持ち主だしね。 　ただ、政治が信頼のおけるシステムにならなければ、政策比較もできなければ政権選択もできないということになる。組織の腐敗は常時監視しなければならないが、同時に、政党の言行一致も求めていかなければならないのでは？ 　自民党の腐敗の原因は長期政権を許し、監視を怠った有権者の側にもある反省した上で・・・。
04. のんぽり 2010年4月02日 17:28:52: 7p9CCripgLT3w: gdVeW 訂正 そもそもそもそも→そもそも
05. 2010年4月03日 04:58:16: VwVA. 政治家は、政策実現のためには、選挙で勝たなくてはならない。 政治は、基本的に、権力闘争である。 国民のどの層のために政治をやるのか、それが政治家への評価の全てだろう。 勝ち組のための政治か、負け組のための政治か、である。平野貞夫氏の 【小沢一郎の「政策の原点＆予言」と「民主党議員への警鐘」】 　http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/381.html によると、以下のようにあります。 （以下、貼り付け） ≪「米国の投機資本主義と金融資本主義の崩壊はカウントダウンの段階に入った」という話を小沢氏と二人でしていて、小沢さんが「昨年の参院選で『国民の生活が第一』の政策理念を作ったのは、その予感があったからだ。これから『日本型セーフティネット』を整備して、混乱する国民生活を守ったうえで、公正で活力ある市場経済社会を創るようにしなければ」と語った。≫ その具体策として平成20年（2008年）10月10日の衆院本会議で「私の所信表明」で「新しい生活をつくる五つの約束」を発表した。 1．すべての国民が安定した生活を送れる仕組み 2．安心して子育てと教育ができる仕組み 3．まじめに働く人が報われる雇用の仕組み 4．地域社会を守り再生させる仕組み 5．国民の生活コストを安くする仕組み 国を憂い、国民を思えばこそ、世界情勢に照らし合わせたときに、今何をしなければならないかが見えてきて具体的に対策を考えている。自分のこと、目先のことばかり考えているような旧来型政治家には決して出てこない"予言"であり情勢判断だと思われる。 （貼り付け終わり） 「新しい生活をつくる五つの約束」は、今日の一般の日本国民にとって、 最も必要な政策であると思う。 小沢氏に反対し、攻撃してばかりいるマスゴミやネトウヨやネトカルは、 こうした小沢氏の表明に、まともに反論することもせずに、 ただただ、「闇将軍だ」「豪腕だ」と言い、果ては「害悪だ」（週刊現代）と まくし立てて、小沢氏と一般国民の間を裂こうとしている。 いったい、マスゴミは、一般国民にとってナンなんだろうか？ 検察があれだけ（国民の税金を使いまくって）１年もかけて狙い撃ちして、 ナンにも出てこなかったのに、今も性懲りも無く、マスゴミは非難し続けている。 マスゴミは、政治家が国民のためになること、国民を幸福にすることが、 それほどに怖いのである。つまり、日本国民をこれだけ不幸にした、外国勢力や その言いなりになってきた役人どもと、ずっと利益を共有してきたからである。 「小沢をやっつけろ！」という号令一下、検察もマスゴミも共同歩調で （意にそぐわない記者もいたはずだが）一年間大騒ぎし、一糸乱れぬ謀略劇を 演じ続けさせた（大号令を発した）闇のフィクサーの方が、格段に腹黒く、 「闇将軍」の中の「闇将軍」であり「裏権力」のはずだ。 だが、マスゴミは、それには一切触れようとしない（怖くて口に出せない）。 上記の「五つの約束」に対する、その「闇将軍」の反論を聞かせて もらいたいものだ。
06. 2010年4月03日 13:21:32: BSltK 小沢一郎先生は政治家の鑑 http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/293.html 小沢一郎先生を襲った恐怖とは http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/296.html 政治家の鑑_小沢一郎先生が中国を大好きになった理由 http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/294.html
07. 2010年4月05日 21:07:30: xABd9 小沢氏が、いなくなれば、民主党は、あかんやろうね。 剛腕も必要です。 統治は、綺麗事では、行きません。 愛されるより、恐れられよ。 B層は、アホやから、情報操作を鵜呑みにする。 戦中も、そうでした。 如何せん、この国民の意識レベルでは、無理。 のんぼりさんの見解が、正解ですね。 同意します。
08. のんぽり 2010年4月05日 22:46:36: 7p9CCripgLT3w: gdVeW >>07さん 　おいらも、渡部恒三、前原、生方のような反小沢の連中の言動を見ていると素人に毛が生えた程度の器量にしか見えない。 　学芸会政党が小沢の剛腕が求心力になって何とか纏まっているように見受けられる。 　それにしても、鳩山のあの軽さを何とかしなければいずれは・・・って感じかな。 　Ｂ層に関しては・・・考えたくもない。
09. 2010年4月11日 20:58:14: dAMw7DIbf2 アメリカのポチ？中国のポチ？それとも日本独自路線？ さっぱりわからん　どっち向かってんのか？？？？？ 決めたほうがいいんじゃないのか　長期の方向性 いつかきた道で又叩かれだして逆上　待ってましたとばかりに エネルギーストップ 食料ストップ いくとこないので戦争でもする？ 欧米の期待にこたえる必要はないだろうに まさか世間知らずの軍拡主義に？ 中東では戦争の準備は万全 世界の金融は崩壊を企んで世界の資産を我が物にと一生懸命 どこいくんだろう日本は？？

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