チェルノブイリ周辺国での人口減少は間違いなく放射能汚染による死亡である魑魅魍魎男

チェルノブイリ周辺国での人口減少は間違いなく放射能汚染による死亡である
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/669.html
投稿者魑魅魍魎男日時 2015 年 4 月 28 日 02:02:54: FpBksTgsjX9Gw

妹之山商店街さん、反論をどうもありがとうございます。

残念ながら、あなたの主張には全く根拠がありません。

まず、最もチェルノブイリ事故の被害が大きかったウクライナ、ベラルーシ、ロシアの三国は、
事故後7年後から人口が減少に転じています。
ポーランドなども人口減少率は小さいですが、やはり7年後あたりがピークでその後は減少しています。

まるで申し合わせたように7年後に人口減少が始まった。これは人為的な原因ではあり得ません。
被ばく被害が深刻になって多くの人が死に始めた証拠です。

有名な「チェルノブイリ事故後の北ウクライナ住民の疾病罹患状況」のグラフを見ても、
事故５年後以降に疾患が激増しており、罹患・死亡が遅れて生じることを示しています。

「チェルノブイリで急増した心筋梗塞が、福島でも急増している。他の病気も加えると、
2年で1200人以上も死者が増えている」　（中村隆市ブログ　2014/9/5）
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-17408

紛争も理由になりません。
ウクライナ紛争が起きたのは昨年ですから問題外。

過去に東欧で起きた最も大きな紛争は、1992-1995年のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争ですが、
これも場所が離れていますし、人口減少が始まる前の事件です。

チェチェン、オセチアでも紛争がありましたが、これもチェルノブイリからは離れており、
また何百万人もが移住を強いられるほどの規模ではありませんでした。

旧ソ連への怨念も問題外です。
ロシア系住民がいびり出されてロシアへ脱出したというのも、最近の話でしょう。

ロシアに脱出したのならロシアの人口が増えるはずですが、人口は1997年から2008年の間に
600万人近くも減少していますから、事実ではありません。

「ロシアの人口・就業者・失業者の推移」
http://ecodb.net/country/RU/imf_persons.html

ウクライナでもこの20年間で600万人も減少しています。

「チェルノブイリ事故から２９年が経過！ウクライナ各地では黙祷！
放射能被ばくの影響を受けた方は数百万人に！事故後は人口の急減少も！」　
（真実を探すブログ　2015/4/27）
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6290.html

これらの国から合わせて1千万人以上が流出したのなら、その受け入れ先はどこの国でしょうか。

これだけの人口が他国に流れ込んだら、難民化して大問題になります。
そんなニュースは聞いたことがありません。

EUは急増する移民の問題に頭を抱えていますが、アフリカや中東からの移民が大半であり、
チェルノブイリ周辺国からの移住は問題になっていません。

これらの国々から西欧や米国などに移住できるのは、お金、コネ、特殊技能のある
ごくごくわずかの人たちだけです。

1千万人以上が他国に移住したのなら、「東欧民族の大移動」として歴史に残る大事件になるでしょう。

21世紀になってからだけでも戦争、紛争はいくつも起きていますが、1千万人以上の人が
他国に移住・定住した事実はありません。物理的に不可能です。

以上から、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ等で起きている人口の大量減少の原因は、移住ではなく、
チェルノブイリ事故の放射能汚染による死亡であることは明らかです。

あなたのおっしゃることは、ここ２、３年だけの減少を説明するのなら当てはまるかも知れませんが、
残念ながら、20年もの長期間に渡る大量の減少は説明できません。

チェルノブイリ事故犠牲者は100万人とも150万人とも言われていますが、これは学問的に証明できる
確実な死亡数であって、実際はその何倍もの人が死んでいるのです。

しかも、これらの国で1997年以降に増えたであろう増加分や、他の東欧、西欧諸国の犠牲者を加えたら、
いったい死者数はいくらになるのか想像もできません。

原発がたった1基爆発しただけで、夥しい数の人間が死ぬ。

だからこそ、われわれは原子力に猛烈に反対しているのです。

コメント
01. 魑魅魍魎男 2015年4月29日 05:14:25 : FpBksTgsjX9Gw : aiMZAOJQqY 訂正です。「人口は1997年から2008年の間に600万人近くも減少していますから」 -> 「人口は1991年から2008年の間に」と訂正します。「しかも、これらの国で1997年以降に増えたであろう増加分や」 -> 「しかも、これらの国で1991年以降に増えたであろう増加分や」と訂正します。

「人口は1997年から2008年の間に600万人近くも減少していますから」
->
「人口は1991年から2008年の間に」と訂正します。

「しかも、これらの国で1997年以降に増えたであろう増加分や」
->
「しかも、これらの国で1991年以降に増えたであろう増加分や」と訂正します。

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