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ジョゼフ・コズマ 『枯葉』
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/467.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 06 日 15:08:24: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ポピュラー音楽の世界 投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 12 日 00:17:21)

ジョゼフ・コズマ 『枯葉』


CORA VAUCAIRE - LES FEUILLES MORTES Autumn Leaves





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Edith Piaf - Autumn Leaves (Les Feuilles Mortes)




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Juliette Greco - Les Feuilles Mortes


live in Berlin 1967


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枯葉【訳詞付】- イブ・モンタン



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Autumn Leaves Roger Williams 1955




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『枯葉』(仏題:Les Feuilles mortes )は、シャンソンの代表的な楽曲である。


1945年にジョゼフ・コズマが作曲し、後にジャック・プレヴェールが詞を付けた。
ミディアム・スローテンポの短調で歌われるバラードで、6/8拍子の長いヴァース(序奏部)と、4拍子のコーラス部分から成り、プレヴェールのフランス語原詩の内容は、若いころお互いに愛し合っていたふたりが別れざるを得ず、それぞれの人生を送ったあと、再び出会った時には北風に吹かれて舞う枯葉のようだったと慨嘆し、海岸の砂浜を歩くふたりの足跡も波が静かに消し去っていくという余情の溢れるものである。 [1]


第二次世界大戦後のシャンソンとして、世界的にも有名なスタンダードである。 また、いち早くジャズの素材として多くのミュージシャンにカバーされ、数え切れないほどのレコーディングが存在することでも知られる。


フランス語の原詞のほか、日本語をはじめ各国語の歌詞を与えられ、広く歌われている。 ヘンデルのパッサカリアと曲想が類似しているとの研究がある[2]。


オリジナル「Les Feuilles mortes」


1945年、ローラン・プティ・バレエ団のステージ「Rendez-vous」の伴奏音楽の一つとしてコズマが作曲したメロディーが原型である。
このステージからモチーフを得て翌1946年に製作されたマルセル・カルネ監督の映画「夜の門」(Les Portes de la Nuit )で挿入歌として用いられることになり、映画の脚本にも携わったプレヴェールが新たに詞を付けた。なお、プレヴェールとコズマは、戦時中に製作されたカルネ監督の名作映画「天井桟敷の人々」にもそれぞれ脚本と音楽で携わっていた。歌自体は1947年に出版登録されている。


映画「夜の門」は戦後の世相を背景とした群像劇で、映画に出演した新人歌手イヴ・モンタンによって劇中で歌われたのが歌曲としての「枯葉」のオリジナルとなったが、このバージョンは映画共々ヒットしなかった。しかし、これに続いて当時人気があった知性派の女性シャンソン歌手ジュリエット・グレコが歌ったことで「枯葉」は世に認知されるようになり、1940年代末から1950年代にかけ広まって、シャンソン界のスタンダード曲となった。


女性歌手コラ・ヴォケールは1948年にこの曲を取り上げて歌うようになり、何度か録音も行っている。彼女の抑制された端整な歌唱によるヴァージョンはこの曲のもっとも優れた解釈の一つであり、アメリカの大学においてフランス語の授業に「フランス語の美しい発音のサンプル」として使われたというエピソードもある。
他にも戦後に活躍した多くのフランス人歌手たちによって歌われており、反骨のアーティストであるセルジュ・ゲンスブールもこの歌を歌っている。


英語版「Autumn Leaves」


フランス語歌曲の「枯葉」が、ポピュラー音楽大国のアメリカ合衆国に持ちこまれたのは1949年である。しかし、フランス語の歌詞ではアメリカの一般大衆相手に売れるはずもなく、アメリカでこの曲を売り出そうとしたキャピトル・レコードの方針で、英語歌詞が付けられ、"Autumn Leaves"という英語題で発表された。


英語詞を作詞したのはキャピトル・レコードの創立者でもあったジョニー・マーサーである。彼はそれ以前から「P・S・アイ・ラブ・ユー」「ワン・フォー・マイ・ベイビー」「ザッツ・オールド・ブラック・マジック」など数々のヒット曲を作詞し、後にはヘンリー・マンシーニとのコンビで「ムーン・リバー」「酒とバラの日々」の作詞も手がけた作詞家であるが、「枯葉」についてはプレヴェールの原詞に比してかなり感傷過多な内容の歌詞を書いている。


この際、マーサーはなぜか、歌の前説となるヴァースの部分に歌詞を付けず、後半のコーラス部分のみを作詞した(「枯葉」のヴァース部分は、ポピュラー音楽としては地味で長いのは確かである)。その結果、アメリカではこの曲のヴァースの部分が(たとえインストゥルメンタルであっても)省略され、なおかつ若干引き延ばされた形で流布してしまい、誰もヴァースを知らないという状況になってしまった。


最初にこの英語詞を歌ったのは、1950年のビング・クロスビーであった。以後、1952年のナット・キング・コールのバージョンなどボーカルを中心に何種かのバージョンが送り出されたが決定打にはならず、本格的に広まったのはインストゥルメンタル版でポピュラー・ピアニストのロジャー・ウィリアムズ(Roger Williams)がヒットを飛ばしてからであった。


ウィリアムスのバージョンは、枯葉の舞い散る様をピアノで模したきらびやかなアレンジが大衆に大受けして1955年に全米ヒットチャートで4週連続第1位を達成している。


以後、アメリカのポピュラー音楽界におけるスタンダードナンバーとして広く歌われるようになり、フランク・シナトラをはじめとする多くの有名歌手のレパートリーとなった。外国から移入された曲でアメリカのスタンダードナンバーとなった曲では、おそらく「ベサメ・ムーチョ」「イパネマの娘」「イエスタデイ」等と並んでもっとも人気を博した曲の一つであろう。


ウィリアムズの影響で、この曲は以後もムード音楽分野では、ストリングスやピアノを用いて無闇に甘ったるく切々と演奏されるのが定番のスタイルとなった。


有名無名を問わず無数のオーケストラやピアニストに演奏されるこの種の俗流「枯葉」は、エレベーターミュージック(elevator music:エレベーターの中で流すようなBGM)の大スタンダードナンバーとなり、現在でも全世界のデパート、スーパーマーケットやコーヒーショップのBGMとして頻繁に流されている。その結果善し悪しは別として日夜新たな聴き手を開拓し、「誰でも聴いたことのある曲」として「枯葉」の知名度を高めている。


ジャズの分野では1952年にスタン・ゲッツが録音したのが先駆だったが、ポピュラー界でスタンダードとなったことと、コーラス部分の独特のコード進行がアドリブの素材として好まれたことから、1950年代後半以降、多くの有名なジャズメンによって取り上げられた。


ミディアム・テンポで演奏されるキャノンボール・アダレイのブルーノート盤『サムシン・エルス』(1958年録音、実質的にはマイルス・デイヴィスのリーダーアルバム)、急速調のピアノで多彩なアドリブを展開するビル・エヴァンスのリバーサイド盤『ポートレイト・イン・ジャズ』(1959年録音)は独自の解釈を持ち込んだモード・ジャズを代表とする演奏として殊に有名であり、キース・ジャレット、チック・コリア等、コンテンプラリー・ジャズを代表するピアニストに大きな影響を与え続けている。またサラ・ヴォーンのパブロ盤(1982年録音)は原曲の姿をまったく留めないまでの縦横無尽な超高速スキャットで歌われ、その過激さから激しい賛否両論を呼んだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/枯葉_(歌曲)
 

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コメント
1. 中川隆[-12979] koaQ7Jey 2020年3月06日 15:11:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[555] 報告

枯葉 [歌詞和訳]:Les Feuilles Mortes、Autumn Leaves
http://www.magictrain.biz/wp/blog/2010/11/05/%E6%9E%AF%E8%91%89-%E6%AD%8C%E8%A9%9E%E5%92%8C%E8%A8%B3%EF%BC%9Ales-feuilles-mortes%E3%80%81autumn-leaves/


イブ・モンタンとジュリエット・グレコのフランス語バージョン
エディット・ピアフの英語バージョン。

これが私にとっての「枯葉」のベスト3です。


「枯葉」(Les Feuilles Mortes、Autumn Leaves)は、ジョゼフ・コズマ(Joseph Kosma)の曲に映画「夜の門」(Les Portes de la Nuit )の挿入歌のためにジャック・プレヴェール(Jacques Prévert)が詩を付けました。映画では若きイブ・モンタンが歌っていました。

そして後に、この歌をジュリエット・グレコが歌いヒットさせ、それによりアメリカに移入され、「ムーン・リバー」などの作詞家ジョニー・マーサー(Johnny Mercer)が「Autumn Leaves」として英語の詩を付けました。

英語のバージョンはナット・キング・コールやフランク・シナトラなど多くの歌手にカバーされ、スタンダード・ナンバーとなりました。ジャズではスタン・ゲッツが最初に取り上げました。

英語バージョンではヴァースの部分が省かれ、歌詞も過去の恋愛の思い出として訳されています。本当はヴァースにこの歌の味わい深さがあると思うのですが…。

また、ジャック・プレヴェールの原詩は過去の恋愛のみを書いたものではなく、秋の枯葉や海に消える砂の上の足跡に託して、人生の秋を表現しています。この歌が単なる失恋や思い出の歌以上に味わい深いのは、その人生の余情を感じさせるからで、それがヴァースの部分です。

フランス語の原詩もフル・バージョンで歌われることは少ないのですが、省略された2番目のヴァースには、過去の思い出や悔恨からの決別を書いた部分があります。ヒット曲には少し複雑な感情の部分であり、恋愛にテーマを絞ったほうが売れるため省略されるのだと思いますが、ジャック・プレヴェールが詩人であることを示す重要なヴァースなので少し残念です。

とは言え、この曲はシャンソンの名曲中の名曲です。

Les Feuilles Mortes フランス語歌詞

Oh je voudrais tant que tu te souviennes
Des jours heureux ou nous étions amis
En ce temps là, la vie était plus belle
Et le soleil plus brûlant qu’aujourd’hui
Les feuilles mortes se ramassent à la pelle
Tu vois je n’ai pas oublié
Les feuilles mortes se ramassent à la pelle
Les souvenirs et les regrets aussi
Et le vent du nord les emportent
Dans la nuit froide de l’oubli
Tu vois, je n’ai pas oublié
La chanson que tu me chantais

C’est une chanson, qui nous ressemble
Toi tu m’aimais, et je t’aimais
Et nous vivions, tous deux ensemble
Toi qui m’aimait, moi qui t’aimais
Mais la vie sépare ceux qui s’aiment
Tout doucement sans faire de bruit
Et la mer efface sur le sable
Le pas des amants désunis

C’est une chanson, qui nous ressemble
Toi tu m’aimais, Et je t’aimais
Et nous vivions, tous deux ensemble
Toi qui m’aimait, moi qui t’aimais
Mais la vie sépare ceux qui s’aime
Tout doucement sans faire de bruit
Et la mer efface sur le sable
Le pas des amants désunis.


枯葉(意訳)

ああ私はあなたを忘れはしない
私たちが友人でいた幸せな日々を
あの頃、今日よりも人生は美しく
そして、太陽は明るかった
枯葉がシャベルに集められる
あなたは私が忘れていないことを知っている
枯葉がシャベルに集められる
想い出と後悔とともに
そして、北風がそれらを運び去る
忘却の冷たい夜へ
あなたは私が忘れていないことを知っている
あなたが私に歌ってくれた歌を

それは、私たちのような歌
あなたは私を愛し、私はあなたを愛して
そして、私たちは二人一緒に暮らしていた
私が愛したあなた、私を愛したあなたと
しかし、人生は愛する人たちを離れさせる
緩やかに、音も立てずに
海は砂の上の分かれた恋人たちの足跡を
消し去ってしまう

それは、私たちのような歌
あなたは私を愛し、私はあなたを愛して
そして、私たちは二人一緒に暮らしていた
私が愛したあなた、私を愛したあなたと
しかし、人生は愛する人たちを離れさせる
緩やかに、音も立てずに
海は砂の上の分かれた恋人たちの足跡を
消し去ってしまう


Autumn Leaves 英語歌詞

The falling leaves drift by the window
The autumn leaves of red and gold
I see your lips, the summer kisses
The sun-burned hands I used to hold

Since you went away the days grow long
And soon I’ll hear old winter’s song
But I miss you most of all my darling
When autumn leaves start to fall

C’est une chanson, qui nous ressemble
Toi tu m’aimais et je t’aimais
Nous vivions tous, les deux ensemble
Toi que m’aimais moi qui t’aimais
Mais la vie sépare ceux qui s’aiment
Tout doucement sans faire de bruit
Et la mer efface sur le sable les pas des amants désunis

http://www.magictrain.biz/wp/blog/2010/11/05/%E6%9E%AF%E8%91%89-%E6%AD%8C%E8%A9%9E%E5%92%8C%E8%A8%B3%EF%BC%9Ales-feuilles-mortes%E3%80%81autumn-leaves/

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