★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
過去の断罪と現在の危機 投稿者 書記長 日時 2002 年 8 月 18 日 20:53:45:

 1940年の時点では、満州国は既成事実として日本国の庇
護のもとに建設・発展の過程に存在していた。日本人もたくさ
ん移住していた。だからあの時点で他国の圧力によって満州か
ら手を引くことなど現実問題からも国の威信からも軍部の満州
での歴史的いきさつとメンツからもできようはずがなかった。
 満州建国時には世界は帝国主義のまっただ中にあり、英米含
めて侵略や植民地経営を盛んにやっていたのである。建国の発
端は、軍部の一部による謀略だったにせよ建国後は日本では陛
下や議会を含めた公からの承認が満州国にあたえられたはずで
ある。満州はもともと中国ではなく満州族(女真族)の地であ
る。満州国は女真族の長たる溥儀の了解と協力のもとに建国さ
れ、満州族は国家運営に自らの意思で参加していたのである。
法的正当性を中国や他国がどうこういう筋合いはない。
 こうしたこと全ては帝国主義が国際政治の基本原理であった
当時の侵略・戦争当たり前の国際環境の中で起こったことであ
る。当時ソ連と国境が接触しているということは直ちに侵略的
共産主義勢力との具体的な大規模戦闘の可能性を意味し、日本
のような伝統ある主権国家が安全保障の観点から近代化・主権
関係の明確化の遅れた満蒙地域での政治問題にノンタッチとい
うわけにいかなかったのは当然である。
 満州国をもって大東亜戦争が自存自衛の戦いであったことを
否定しようするアメリカニスト・左翼・国際主義者などの東京
裁判史観を肯定する者たちの詭弁は上記の理由によって成り立
たない。
 しかし、本来大東亜戦争の意義を評価しそれの肯定的側面を
確信するためにこのような道理を用いる必要はないのかもしれ
ない。戦前を見ても、戦中を見ても、戦後を見ても、英米帝国
主義と共産覇権主義が残酷で横暴な文明破壊、大量殺人、財産
資源強奪の勢力であることは明らかではないか。最近の中国共
産党や英米独占資本体の行状を見ても、その侵略性・強奪性・
殺戮性・文明破壊性は証明される一方ではないか。個性や人間
性や自由をまもり追求しようとする国家や個人がこうした力に
不快感と危機感を感じて闘おうとすることに理由だの正当性だ
のはいらないだろう。
 人類の敵であり自分の敵であるものと闘うものを罵倒するの
がアメリカニストどもや左翼のやり方ではないのだろうか。戦
前戦時中の日本軍の敵は現在と未来の人類文明の敵である。確
かに昔の日本の全てを肯定できないことは当たり前であるが、
どこの国だっていまだに欠点だらけである。日本政府や大人た
ちはもう馬鹿げた過去の断罪は止めて、現在と未来の自分達の
敵である勢力に自分達を引き渡すような愚かなマネの代わりに
、きちんとそいつらから主権・自由・生命・財産を守る段階に
入って欲しい。
 日本文明や自分達の自由が嫌いな連中はこのかぎりではない
が、そういう人たちの意見が日本で多数派というわけにはもう
いかないだろう。

 次へ  前へ



フォローアップ:



 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。