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[近代史5] これから失業率50%以上の時代になる 中川隆
1. 中川隆[-6988] koaQ7Jey 2021年3月01日 10:58:14 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[2]
新型コロナウイルスのパンデミックは世界経済の80%に大きな打撃を与えた。企業倒産が相次ぎ、賃金は下がり失業率は急上昇している。その結果、もともと存在していた社会的格差はさらに拡大した。

パンデミックのなか、社会のデジタル化が急速に進んでいる。オンライン診療など、ITやAIを活用した社会サービスが爆発的に拡大している。この結果、あらゆる分野で仕事を失う人が増え、これが格差をさらに拡大させている。これが背景となり、世界的な抗議運動が起こっている。

「グレートリセット」が起こす資本主義の大転換。遂に見えた具体的な中身=高島康司
2021年2月14日
https://www.mag2.com/p/money/1019624

次第に明らかになりつつあるダボス会議(世界経済フォーラム)のアジェンダ「グレート・リセット」の中身について解説したい。驚くべきは、ITデバイスによる人間の管理が提案されていることだ。そして、バイデン米大統領の政策はこのアジェンダとつながっている。(『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』高島康司)

バイデン政権が目指す「新しい資本主義」

次第に明らかになりつつある「ダボス会議(世界経済フォーラム)」が掲げるアジェンダ「グレート・リセット」の中身について解説したい。

バイデン政権は外交問題評議会(CFR)の人脈を通じて、このアジェンダにつながっている可能性がある。

いまやっと有効なワクチンが開発され、新型コロナウイルスのパンデミックを終息させる希望が見えてきているが、他方では新型コロナウイルスは何年も、あるいは何十年もまん延する風土病となり、社会はコロナと共存していくことになるという事実も受け入れられつつある。

この事実は、ワクチン接種の拡大で一定程度の集団免疫の獲得には成功したとしても、ワクチンの有効性を弱めるか、ほとんど効かない複数の変異種が毎年出現するので、新型コロナウイルスのもたらす社会的な影響は長期間継続する可能性を示唆している。

そのような状況で、政府には社会と経済を維持する一層重い責任を追うことが求められている。

それは、各国政府の巨額の財政支出に基づくセーフティネットの補強や、大規模な景気刺激策の実施となって現れている。

その典型がバイデン政権だ。1.9兆ドル(約200兆円)の経済対策を立案している。それは、個人への1,400ドルの給付、失業手当の増加、地方自治体への支援、ワクチン接種加速への支援、子供たちを学校に戻すための支援、食糧援助、家族がホームレスにならないようにするための支援政、育児支援、15ドルの連邦最低賃金、貧困と戦うための勤労所得税額控除の拡大などだ。

その規模は、1930年代の大恐慌のとき当時のルーズベルト政権が実施した「ニューディール政策」に匹敵する歴史的な規模になる可能性もある。「ニューディール政策」によって、規制のない市場経済の合理性が経済と社会を運営していた自由主義的な資本主義から、後に「修正資本主義」とも呼ばれる国家が管理する資本主義へと体制的に転換した。もしこの転換がなし得なかったら、格差による国民の激しい抵抗から、資本主義体制は終焉し、本格的な社会主義へと移行していた可能性も指摘されている。

今回のバイデン政権が計画している経済対策は、グローバリゼーション以降の新しい資本主義の方向性を示す歴史的な転換点になるのではないかとする見方も強い。

いってみればそれは、グローバリゼーションの時代以後の「国家資本主義」の体制である。

ダボス会議の「グレート・リセット」

他方、バイデン政権が象徴している大規模な経済政策は、もっと根本的な体制転換への動きを示している可能性も捨て切れない。

それは、「ロスチャイルド」などが後ろ盾となり、世界の支配エリートが結集している「ダボス会議」のアジェンダ、「グレート・リセット」である。

これは、新型コロナウイルスのパンデミック以降、地球温暖化を抑制し持続可能な社会の形成へと向けて、既存の資本主義を根本的に転換することを目指すものである。

「グレート・リセット」は2021年の「ダボス会議」のテーマであり、8月にシンガポールで開催される年次総会で本格的に討議される予定だ。

パンデミック以降の6つの変化
しかし、当メルマガで過去にも書いたように、うわさは多いものの「グレート・リセット」の具体的な内容はかなり漠然としている。

【関連】ダボス会議「グレートリセット」で仕組まれる金融崩壊とコロナ後の資本主義=高島康司
https://www.mag2.com/p/money/980693

「ダボス会議」の主催者のクラウス・シュワブが昨年の7月に著した著書、「COVID-19: ザ・グレート・リセット(COVID-19: The Great Reset)」には新型コロナウイルスのパンデミック以降の変化を次のような点にまとめている。

<その1:崩れた経済>
新型コロナウイルスのパンデミックは世界経済の80%に大きな打撃を与えた。企業倒産が相次ぎ、賃金は下がり失業率は急上昇している。その結果、もともと存在していた社会的格差はさらに拡大した。

<その2:格差の拡大と社会的信用の低下>
パンデミックのなか、社会のデジタル化が急速に進んでいる。オンライン診療など、ITやAIを活用した社会サービスが爆発的に拡大している。この結果、あらゆる分野で仕事を失う人が増え、これが格差をさらに拡大させている。これが背景となり、世界的な抗議運動が起こっている。

<その3:巨大だが非効率な政府>
経済の落ち込みと社会的格差拡大の歯止めとして、各国政府は巨額の財政支出を行っている。それは巨額な赤字の原因となっているが、政府の財政支出では思ったような効果が出ていない。非効率である。

<その4:巨大化するIT産業>
テレワークやオンラインショッピングなど、コロナ禍のなかでIT産業はさらに巨大化した。少数の巨大IT企業が社会サービスのあらゆる分野を担うことになるだろう。しかし、こうした企業によって個人情報が握られることになる。これが新たな問題を引き起こしている。巨大IT企業の全面的な支配を許してしまうことになる。

<その5:地政学的な緊張>
コロナ禍のなかで、かねてから激しさを増していた米中対立は一層激化している。このまま行くと、新冷戦から世界の多極化が進み、世界は混沌とした状態に向かう。

<その6:関係者すべてが関与する企業>
新型コロナウイルスのパンデミックがもたらしたプラスの効果があるとすれば、企業の形態に変化が見られることだ。企業のなかにはこれまでの利益中心の経営方針を見直し、従業員を含めたすべての関係者に積極的に関与してもらう新しい経営スタイルを模索する企業も多くなっている。しかし、これが大きなトレンドとして定着するためには、従来の企業の概念を変更せねばならず、そのためには政府の積極的な関与と支援が必要になる。

この本では、以上のような6つを新型コロナウイルスのパンデミックが引き起こした深刻な問題として提起し、これを解決するためには現在のグローバル資本主義のリセットが必要なのだと力説する。

しかし、これがどのような体制になるのか具体的なプランは提示されていない。

ただ、2018年にやはり「ダボス会議」から出された論文、「敏捷な統治」によると、ビッグデータ、AI、ロボット、そしてブロックチェーンなどの先端的なITテクノロジーを徹底的に駆使して、社会問題が発生する前にそれらを予期し、事前に対処してしまう体制のことのようだ。

遺伝子組み換え食品の強制的消費
ところが、そのようなとき、「グレート・リセット」の内容を調査しているジャーナリストが、その具体的な中身を紹介する記事が書くようになっている。そうした記事を見ると、「グレート・リセット」が志向している方向性が少しずつだが見えてくる。

そのうちのひとつは、管理された食料供給とでも呼べる概念である。

いま、新型コロナウイルスのパンデミックによる食料輸出の規制、地球温暖化による耕地面積の縮小、単一商品作物への生産特化に起因する水資源の枯渇などの問題が背景となり、将来的に食糧危機の発生が懸念されている。これを解決するための新しい食糧生産システムの形成が、「グレート・リセット」の重要な中身にひとつになっている。これは、「ダボス会議」の主催者、クラウス・シュワブが昨年に出版した先の著書にも書かれている。

世界情勢の分析では著名な作家、ウイリアム・エングダールの調査によると、クラウス・シュワブは「イート・フォーラム(EAT Forum)」のパートナーになったという。ここは「食のダボス会議」と呼ばれる組織で、将来発生する可能性のある食糧危機に対処するアジェンダを立案することが目的だ。世界的な製薬会社、「グラクソ・スミス・クライン」が設立した財団が出資している。またグーグルや、アマゾンの創立者、ジェフ・ベゾズなどが出資もしている人工肉の会社、「インポッシブル・フーズ」と提携し活動している。

2017年、「イート・フォーラム」は「持続可能性と健康のための食糧改革(FReSH)」という組織を立ち上げた。これには「モンサント」を所有している製薬大手の「バイエルAG」や、中国の大手農薬会社、「シンジェンタ」、さらに「カーギル」、「ユニリバー」、「デュポン」などの大手化学会社、そして「グーグル」などが参加している。これこそ、「ダボス会議」の「グレート・リセット」で、食糧危機に対応するプランを具体的に立案するための組織だ。

その方針は明白だ。シュワブの著書、「COVID-19: ザ・グレート・リセット」にもはっきりと述べられている。シュワブは、バイオテクノロジーと遺伝子組み換え食品こそ、新型コロナウイルス以後に発生する可能性のある食糧危機に対処できる唯一の方法だと主張する。

シュワブのアイデアに基づき「イート・フォーラム」は、「地球の健康食生活」なるものを提案している。これは、肉の消費を90%ほど削減し、実験室で人工的に作られた穀物と油、またその他の食品を大量に使った食事だ。これの中心になるのは、大量に生産できる多様な種類の遺伝子組み換え食品だ。「イート・フォーラム」は、食糧危機を回避するためには、法律の制定や罰則などによる強制、また補助金の支給などの財政的な誘導処置などの方法を駆使して、こうした人工的な食品の消費を促進させなければならないとしている。

どうもこれが、「ダボス会議」のアジェンダである「グレート・リセット」の中身のひとつのようだ。

もちろん、遺伝子組み換え食品や、また人工的に生産された食品に関しては健康被害が報告されている。その消費が強制されるとすれば、本当に注意しなけれなならないだろう。

しかし、それ以上に注意しなければならないのは、「イート・フォーラム」が推進するこのアジェンダが、最大手の化学会社や製薬会社によって推進されようとしていることだ。

すると「グレート・リセット」のアジェンダの推進は、こうした分野の巨大企業に世界市場の独占を許すことになるだろう。これも「グレート・リセット」の目標なのかもしれない。

ITによる人間の管理
しかし、さらに驚くべきは、ITデバイスによる人間の管理が提案されていることだ。

2016年にシュワブは、「第4次産業革命の未来を形成する」という本を書いている。これはいわば、4年後の2020年に出される「COVID-19: ザ・グレート・リセット」の先駆けとなった著書だ。

この本には、AI、IoT、5Gなどの先端的なテクノロジーの普及で、我々の生活で使われる家電などのディバイスが自動化されるようになると、政府の管理する中央コンピューターに個人のあらゆるデータが集積するとしている。

シュワブによると、政府はこうしや個人情報を活用して個人の生活状況を把握できるようになるとしている。

これは個人のプライバシーという、いままでは本人以外にだれも入ることのできなかった世界がすべて政府による管理の対象になることを意味する。

全人類のIT管理は序ノ口
しかし、これはほんの序ノ口にすぎない。

シュワブは、スマホなどの個人が身につけるデバイスは極小化され、最終的には人間の身体に埋め込まれると予測する。すると、そうした身体に内蔵したITデバイスを通して、個人の思考や想念さえも通信することができるとしている。この本のなかでシュワブは次のようにいう。

「身体に埋め込まれたスマホで音声による通信が一層容易になるだけではなく、スマホが脳波を解析することで、気分や表現されていない感情までも通信できるようになるはずだ」。

これはまさに、個人の思考内容や感情すらも身体に埋め込まれたスマホのような通信機器を通して、政府のサーバーに送信されてしまうことを意味している。

つまり、犯罪のことを思い浮かべただけで、厳しい監視の対象になるということである。

バイデン政権が目指す社会とは?
これが、いま少しづつ見えてきている「ダボス会議」の「グレート・リセット」が示唆する具体的な中身の一端である。クラウス・シュワブ自らが語る内容から探って見た。

このメルマガでは、もし新型コロナウイルスのパンデミックが、市民社会による民主主義の原則によって押さえ込むことができなければ、中国のような高度管理社会に移行せざるを得なくなると書いてきた。

まさに「グレート・リセット」のイメージは、そうした社会のことだろう。今回具体的になった一部の内容から想像すると、それは、遺伝子組み換え食品や人工食品の消費が実質的に強制され、思考や感情さえも当局に読み取られてしまうような世界だ。奇想天外な話に聞こえるかもしれないが、すでにこれを実現できる第4次産業革命型のテクノロジーは存在する。

バイデン政権は、「CFR」の人脈が強い政権である。この人脈はそのまま「ダボス会議」につながっているはずだ。リバタリアンの勢力が背後におり、「CFR」の影響力が排除されたトランプ政権とは大きく異なる。はたしてバイデン政権のもと、「グレート・リセット」のアジェンダは実現するのであろうか?注視しなければならないことは間違いない。

「グレート・リセット」の内容に関してはこれからどんどん明らかになると思われるので、その都度記事にしてお伝えする。
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/524.html#c1

[番外地9] ダボス会議の「グレート・リセット」_ グローバリゼーションの時代以後の「国家資本主義」の体制 中川隆
1. 中川隆[-6987] koaQ7Jey 2021年3月01日 11:06:56 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[3]
​ @宮島雅雄
>国家独裁帝国主義の中狂と資本独裁の帝国主義とは同じか⁉️。

ソ連、中共、カンボジア クメール政権、北chousen は国家社会主義だよ、マルクス主義じゃない。階級を無くすのがマルクス主義だから、階級支配しているソ連、中共、カンボジア クメール政権、北chousen は反マルクス主義で、労働者が階級闘争をして共産革命を起こさないといけない国だよ。

現在新自由主義者が目指しているグレート・リセットは国家資本主義だな:


ダボス会議の「グレート・リセット」_ グローバリゼーションの時代以後の「国家資本主義」の体制


それは、「ロスチャイルド」などが後ろ盾となり、世界の支配エリートが結集している「ダボス会議」のアジェンダ、「グレート・リセット」である。

これは、新型コロナウイルスのパンデミック以降、地球温暖化を抑制し持続可能な社会の形成へと向けて、既存の資本主義を根本的に転換することを目指すものである。

「グレート・リセット」は2021年の「ダボス会議」のテーマであり、8月にシンガポールで開催される年次総会で本格的に討議される予定だ。

パンデミック以降の6つの変化


「ダボス会議」の主催者のクラウス・シュワブが昨年の7月に著した著書、「COVID-19: ザ・グレート・リセット(COVID-19: The Great Reset)」には新型コロナウイルスのパンデミック以降の変化を次のような点にまとめている。

<その1:崩れた経済>
新型コロナウイルスのパンデミックは世界経済の80%に大きな打撃を与えた。企業倒産が相次ぎ、賃金は下がり失業率は急上昇している。その結果、もともと存在していた社会的格差はさらに拡大した。

<その2:格差の拡大と社会的信用の低下>
パンデミックのなか、社会のデジタル化が急速に進んでいる。オンライン診療など、ITやAIを活用した社会サービスが爆発的に拡大している。この結果、あらゆる分野で仕事を失う人が増え、これが格差をさらに拡大させている。これが背景となり、世界的な抗議運動が起こっている。

<その3:巨大だが非効率な政府>
経済の落ち込みと社会的格差拡大の歯止めとして、各国政府は巨額の財政支出を行っている。それは巨額な赤字の原因となっているが、政府の財政支出では思ったような効果が出ていない。非効率である。

<その4:巨大化するIT産業>
テレワークやオンラインショッピングなど、コロナ禍のなかでIT産業はさらに巨大化した。少数の巨大IT企業が社会サービスのあらゆる分野を担うことになるだろう。しかし、こうした企業によって個人情報が握られることになる。これが新たな問題を引き起こしている。巨大IT企業の全面的な支配を許してしまうことになる。

<その5:地政学的な緊張>
コロナ禍のなかで、かねてから激しさを増していた米中対立は一層激化している。このまま行くと、新冷戦から世界の多極化が進み、世界は混沌とした状態に向かう。

<その6:関係者すべてが関与する企業>
新型コロナウイルスのパンデミックがもたらしたプラスの効果があるとすれば、企業の形態に変化が見られることだ。企業のなかにはこれまでの利益中心の経営方針を見直し、従業員を含めたすべての関係者に積極的に関与してもらう新しい経営スタイルを模索する企業も多くなっている。しかし、これが大きなトレンドとして定着するためには、従来の企業の概念を変更せねばならず、そのためには政府の積極的な関与と支援が必要になる。

この本では、以上のような6つを新型コロナウイルスのパンデミックが引き起こした深刻な問題として提起し、これを解決するためには現在のグローバル資本主義のリセットが必要なのだと力説する。

しかし、これがどのような体制になるのか具体的なプランは提示されていない。

ただ、2018年にやはり「ダボス会議」から出された論文、「敏捷な統治」によると、ビッグデータ、AI、ロボット、そしてブロックチェーンなどの先端的なITテクノロジーを徹底的に駆使して、社会問題が発生する前にそれらを予期し、事前に対処してしまう体制のことのようだ。

遺伝子組み換え食品の強制的消費
「イート・フォーラム(EAT Forum)」は「食のダボス会議」と呼ばれる組織で、将来発生する可能性のある食糧危機に対処するアジェンダを立案することが目的だ。世界的な製薬会社、「グラクソ・スミス・クライン」が設立した財団が出資している。またグーグルや、アマゾンの創立者、ジェフ・ベゾズなどが出資もしている人工肉の会社、「インポッシブル・フーズ」と提携し活動している。


2017年、「イート・フォーラム」は「持続可能性と健康のための食糧改革(FReSH)」という組織を立ち上げた。これには「モンサント」を所有している製薬大手の「バイエルAG」や、中国の大手農薬会社、「シンジェンタ」、さらに「カーギル」、「ユニリバー」、「デュポン」などの大手化学会社、そして「グーグル」などが参加している。これこそ、「ダボス会議」の「グレート・リセット」で、食糧危機に対応するプランを具体的に立案するための組織だ。

その方針は明白だ。シュワブの著書、「COVID-19: ザ・グレート・リセット」にもはっきりと述べられている。シュワブは、バイオテクノロジーと遺伝子組み換え食品こそ、新型コロナウイルス以後に発生する可能性のある食糧危機に対処できる唯一の方法だと主張する。

シュワブのアイデアに基づき「イート・フォーラム」は、「地球の健康食生活」なるものを提案している。これは、肉の消費を90%ほど削減し、実験室で人工的に作られた穀物と油、またその他の食品を大量に使った食事だ。これの中心になるのは、大量に生産できる多様な種類の遺伝子組み換え食品だ。「イート・フォーラム」は、食糧危機を回避するためには、法律の制定や罰則などによる強制、また補助金の支給などの財政的な誘導処置などの方法を駆使して、こうした人工的な食品の消費を促進させなければならないとしている。


すると「グレート・リセット」のアジェンダの推進は、こうした分野の巨大企業に世界市場の独占を許すことになるだろう。これも「グレート・リセット」の目標なのかもしれない。

ITによる人間の管理
この本には、AI、IoT、5Gなどの先端的なテクノロジーの普及で、我々の生活で使われる家電などのディバイスが自動化されるようになると、政府の管理する中央コンピューターに個人のあらゆるデータが集積するとしている。

シュワブは、スマホなどの個人が身につけるデバイスは極小化され、最終的には人間の身体に埋め込まれると予測する。すると、そうした身体に内蔵したITデバイスを通して、個人の思考や想念さえも通信することができるとしている。この本のなかでシュワブは次のようにいう。つまり、犯罪のことを思い浮かべただけで、厳しい監視の対象になるということである。

デジタルIDで個人が管理される時代には免許証やパスポートは必要なくなり、それがなければカネの出し入れもできない。つまり生活が極めて困難になり、支配者に服従せざるをえなくなる。
https://www.mag2.com/p/money/1019624
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/126.html#c1

[近代史3] 『ヒトラー思想』とは何か 中川隆
16. 2021年3月01日 12:43:41 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[4]
ヒトラーの予言
https://inri.client.jp/hexagon/floorB1F_hss/b1fha400.html#10 


『1999年以後 ─ ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図』
(祥伝社/五島勉著/1988年10月出版)
https://www.amazon.co.jp/1999%E5%B9%B4%E4%BB%A5%E5%BE%8C%E2%80%95%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%81%9F%E6%81%90%E6%80%96%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E5%9B%B3-%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E4%BA%94%E5%B3%B6-%E5%8B%89/dp/4396102879

に書かれている「ヒトラーの予言」の紹介

 
第1章
ヒトラーは遥か未来を透視していた!?
〜2039年の未来図について〜
第2章
「ニーベルンゲン復讐騎士団」の秘密
第3章
ヒトラーの予知能力の謎
第4章
南ドイツの保養地で語られた
「ヒトラーの山荘予言」
第5章
両極端に分かれていく未来社会
〜「東方が巨大な実験の場になる」〜
第6章
首都ベルリンの地下官邸で語られた
「ヒトラーの指名予言」
第7章
ドイツ国民にあてた
「ヒトラー最後のメッセージ」
第8章
ヒトラーが「超人」
(超人類)について語った言葉
第9章
「ヒトラーの究極予言」の秘話
〜ヒトラーが予知した「神人」とは?〜
第10章
「1989年」に亡くなった昭和天皇
〜新たな元号「平成」時代の始まり〜
↑読みたい「章」をクリックすればスライド移動します

 

 

■■第1章:ヒトラーは遥か未来を透視していた!?


■三島由紀夫がヒトラーについて語った言葉


「ところでヒトラーね。彼がやったことは世界中の人が知ってる。だけど、彼がほんとは何者だったのか誰も知っちゃいない。ナチの独裁者、第二次世界大戦の最大戦犯、アウシュヴィッツの虐殺者、悪魔……。これがいままでのヒトラー観だけど、ほんとはそれどころじゃない。

彼のほんとの恐ろしさは別のところにある。

それは彼が、ある途方もない秘密を知っていたってことだ。人類が結局どうなるかっていう秘密だ。彼は未来を見通す目を持っていて、それを通じて、その途方もない未来の秘密に到達しちゃった」

「だから五島君。もしきみが10年後でも20年後でも、ヒトラーのことをやる機会があったら、そこんところをよく掘り下げてみることだ。もしきみにいくらかでも追求能力があれば、とんでもないことが見つかるぜ。ほんとの人類の未来が見つかる。やつの見通していた世界の未来、地球と宇宙の未来、愛や死や生命の未来、生活や産業の未来、日本と日本の周辺の未来……。

なにしろ『我が闘争』の中にさえ、やつは未来の日本や東アジアのことを、ずばり見通して書いてるくらいだから。まだ30代かそこらで、やつは、それほど鋭い洞察力を持ってたってことになるよな」

 


(左)三島由紀夫 (右)彼がヒトラーを
描いた作品『わが友ヒットラー』(新潮社)

 

※ 約1時間のインタビューの間に、三島由紀夫は、これ以外にも
五島氏に強烈なインパクトを与えた“ヒント”を2つ授けたという。

1つは太古の日本民族と古代インドを結ぶ妖しい関係で、
また、そこから発展してくる人類の超古代文明全体への、
目くるめくような壮大なヒントだったという。そして
もう1つが、「人間の死後と転生」についての
画期的なものだったという。

 

■ヒトラーの予言 ─ 2039年の未来図について


●以下は、ヒトラーが語った言葉(予言)である。

『1999年以後』(祥伝社)から抜粋↓


「…“2つの極”はますます進む。1989年以後、人間はごく少数の新しいタイプの支配者たちと、非常に多数の、新しいタイプの被支配者とに、ますます分かれていく。一方は、全てを操り、従える者。他方は、知らずしらずのうちに、全てを操られ、従わされる者たち。

しかも進むのはそれだけじゃない。人間がそうなるにしたがって、地球にも宇宙にも大変動が起こるのだ。1989年以後、人類には宇宙から、かつてないカタストロフィ(大破局)が近づくのだ。

若いころ私は、『我が闘争』に、いずれ人間が大自然から復讐されると書いた。それが1989年以後の状態だ。人間が思い上がって宇宙の自然を犯すため、宇宙が人類に復讐の災厄を下すのだ。そしてそれが人類を、想像を絶する究極の状態にみちびいていく。私が生まれてから150年後、21世紀に来る究極に。私自身もそれを霊感ではっきりと見てさえ、信じられないような究極に。」


「…(20世紀末は)たとえ表面はデモクラシーや社会主義の世であろうとも、実質はナチズムが支配していよう。デモクラシーの国も社会主義の国も、われわれナチスの兵器を競って使い、殺し合い、社会は私の望むとおり、強く支配する者と支配される多数者に分かれていよう。それは天変地異の期間でもある。人類は大自然から手ひどく復讐される。気候も2つに分かれ、激しい熱と激しい冷気、火と氷、大洪水と大旱魃(かんばつ)が代わる代わる地球を襲うだろう。」


「だからその中から『超人(ユーベルメンシュ)』が現われる。もはや普通の人間ではそういう危機を制御できない。それに対応するため人類は超人たちを生み、超人が世界や気候を、人間や戦争を治めることになる。

つまり天変地異の下に生きる多数者。それを支配する少数者。その陰で実質的に世界を操る超人グループ。これが、私の予知する21世紀の世界である。」


「しかし諸君、さらに重大なのは、私がいま、これを話している100年後のことだ。それを告げるためにこそ、私は今日を選んで諸君を招いたのだ。今日から100年後といえば、すなわち2039年1月25日だ。

諸君にはわからないだろうが、そのとき人類には真の究極の状況が起こっている。そのとき人類は──少なくとも、いま言っているような意味での人類は、2039年1月、地球からいなくなっているのだ。」


「それは諸君、何かの異変か大戦か災害のために、2039年、人類が残らず滅びるという意味ではない。たしかに、それまでに多くの大難が続けて起こる。1989年から1999年まで、世界は続けざまの天変地異と戦乱の中にあるだろう。そのため一部の恵まれた国を除き、多くの国が飢える。いくつかの国は崩れて燃える。毒気で息絶える街もある。

2000年以後は、それが一層ひどくなる。2014年にはヨーロッパの3分の1とアメリカの3分の1が荒廃してしまい(人心の荒廃も含めて)アフリカと中東も完全に荒廃する。結局、いまの文明は砂漠しか残さない。

しかし人類はそれでも滅びない。わがドイツの一部と米ソの中心部、日本や中国は深い傷を負いながらも生き残る。ただ諸君、それでも人類はいなくなるのだ。いまの意味での人類は、そのときもういない。なぜなら、人類は2039年1月、人類以外のものに“進化”するか、そうでなければ“退化”してしまっているからだ。」


「それをもっとはっきり言えば、人類の一部はそのとき、人類から、より高度なものに進化して、神に近い生物になっている。人類から神のほうへ進化するのだから、それは『神人(ゴッドメンシュ)』と呼んでかまわない。

残りの大部分は、これも進化なのか退化というべきかわからないが、一種の機械になっている。ただ操られて働いたり楽しんだりするだけの、完全に受動的な、機械的な反応しか示さない『ロボット人間』になっているのだ。それまでの気候異変と環境異変、政治と娯楽と食物、それから起こる突然変異が、そのようなロボットのような人間を大量に生み出す。

神人のほうも同様で、同じ原因から生まれてくる。ただ突然変異が大脳にプラスに働いて、進化の方向がロボット人間と別方向になるだけだ。その前段階の『超人(ユーベルメンシュ)』たちも、より進化して神人になる場合がある。

いずれにせよ、彼らはいまの人間の数次元上の知能と力を持つ。彼らは団結して地球を支配する。それまでのあらゆる危機や問題は、彼ら神人たちの知能と力で急速に解決されていく。」


「ロボット人間たちのほうは、それに従って生きるだけだ。これはある意味では気楽な身分だ。戦争も気候も経済も、神人たちによって制御されてしまうので、ロボット人間たちは神人たちの認める限度で、多くのものを与えられる。食物と住居も、職業も娯楽も恋愛も教育も、時には思想さえも与えられる。

ただロボット人間たちは、与えられ、操られていることを意識できないようになる。自分たちの意識では、何もかも自分で選択して勝手に生きているのだと思う。しかし、じつは神人たちがすべてを見通して、管理工場の『家畜』のように彼らを育て飼うことになるのだ。

こうして人類は、完全に2つに分かれる。天と地のように、2つに分かれた進化の方向を、それぞれ進みはじめる。一方は限りなく神に近いものへ、他方は限りなく機械的生物に近いものへ。これが2039年の人類だ。その先もずっと人類はこの状態を続ける。

そしておそらく2089年から2999年にかけて、完全な神々と完全な機械的生物だけの世界が出来上がる。地上には機械的生物の群れが住み、神々がそれを宇宙から支配するようになるのだ。」

 


「人類の二極化」現象について語っていたアドルフ・ヒトラー

 

■ナチスは敗れる。第二次世界大戦で敗れる。しかし……


「ナチスは敗れる。第二次世界大戦で敗れる。しかしそれは、単に私の作戦が間に合わなかったというだけだ。我々が敗れようと敗れまいと、新しい人類の歩みは進む。

超人へ。脳と肉体の進化へ。自己と世界を完全にコントロールできる新しい種族。……それが現われる。ハーケンクロイツの日に現われる。

そのときナチスはよみがえる。全てに勝ち、すべては変わる。その日こそ、人類はもう一度、我々の前にひざまずくのだ!」

 

 

 

■■第2章:「ニーベルンゲン復讐騎士団」の秘密


●上で紹介した2039年に関する予言は、
ヒトラー予言の中でも「究極予言」と呼ばれる部類のものだという。
そして、SS(ナチス親衛隊)の中でも、さらに超エリート集団に属する
「ニーベルンゲン復讐騎士団」のメンバーにのみ語られた
「最高秘密の予言」だそうだ。

この「ニーベルンゲン復讐騎士団」についてだが、
『1999年以後』の中では次のように紹介されている。

長くなるが、参考までに抜粋しておきたい↓


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「ニーベルンゲン」とは、古代ゲルマンの恐ろしい伝説の名だ。それを生んだ南ドイツのシュバルツバルト(黒い森)、そこを支配していた神話的な一族の名前でもあった。彼らは族長ニーベルング、不死身の若い英雄ジークフリートを中心に、人類の未来を救う力を持つという正体不明の「宝」を守って、深い森の中で暮らしていた。

ところが、あるとき、人類から未来を奪うため、ブルゴンドという魔族が森に侵入してきた。

彼らは裏切者をそそのかし、魔族の毒矢でジークフリートの背中の1点を射させた。そこだけが、不死身の英雄ジークフリートの、たった1つのウィークポイントだった。不死の泉で産湯をつかったとき、そこにだけ、小さな木の葉が落ちてくっついたからだ(一説では、退治した竜の不死の返り血を全身に浴びたとき、背中の1点だけ残った)。

そこを射ぬかれた彼は、苦しんで死ぬ。

 


ドイツの英雄叙事詩
『ニーベルンゲンの歌』の
主人公であるジークフリート

 

魔族は森の奥の館を襲って「宝」を奪い、ニーベルンゲン一族の大半も魔族の猛毒で悶死する。

だが、かろうじて生き残った彼の17歳の若妻クリームヒルトは、やはり少数だけ残った「ニーベルンゲン騎士団」の若者たちと、たがいの胸を剣で傷つけ、血をすすり合って復讐を誓う。そのため彼女は、「日の昇る東方のアジア王」の前に美しい裸身を投げ出し、ひきかえに協力の密約をとりつけ、アジア軍と騎士団の戦力をあわせて魔族に挑む。

そして何度かの死闘のあと、存亡を賭けた最後の決戦。「ニーベルンゲン騎士団」は猛毒に苦しみながらも、火の剣で魔族を1人ずつ殺す。クリームヒルトも、敵の首領の「魔王」と深く刺し違え、血と炎に悶えつつ息たえる。

かくて双方、全員が滅び、森も炎と毒で枯れ果てる。

同時に空から燃える星が落ち、大地震と大落雷、赤ん坊の頭ほどの雹も降る。あとは焼け崩れ凍りついた死の静寂。何かわからない未来の人類の「宝」だけが、ニーベルンゲンの廃嘘のどこかに、誰にも知られずに埋もれて残るのである。

 


アドルフ・ヒトラー

ヒトラーは1889年4月20日、
オーストリアのブラウナウで生まれた。
1933年に43歳の若さでドイツ首相に選ばれ、
翌年に大統領と首相を統合した「総統」職に就任した。

 

何か人類の運命そのもののような、残酷で予言的なこの伝説。これをヒトラーはことのほか気に入っていた。

「おお、これがゲルマンだ。未来の真実だ。私が見ている未来と同じだ。古代ゲルマンの伝説の中に、来たるべき天変地異と復讐の大戦が暗示されているのだ……」

総統大本営や山荘のパーティで、たまたまこの伝説(ニーベルンゲン伝説)の話が出ると、ヒトラーはこううめいて拳を震わせ、側近たちが恐れるほど興奮することがあった。

 


リヒャルト・ワーグナー
(1813〜1883年)

ドイツの作曲家・楽劇の創始者。
新しい音楽のスタイルである「楽劇」を
創設し、その素材を「ゲルマン神話」に求めた。

四部作『ニーベルングの指環』『トリスタンとイゾルデ』
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『パルジファル』など
 の楽劇を完成させて「ドイツ・ロマン派オペラ」の頂点を築いた。

 

オペラではもっと興奮した。ヒトラーが好きだったワーグナーのオペラに、この伝説から取った『ニーベルングの指環』という四部作があるが、彼はこれを当時のドイツ楽壇のスターたちに命じて何度も上演させ、全てが滅びる幕切れが来ると必ず叫んだ。

「そうだ、ブラボー、みんな死ね! そして復讐に甦れ! ナチは不死鳥、私も不死鳥だ! 民族の血の怨みに選ばれた者だけが不死鳥になれるのだ……」

 


ヒトラーが愛したワーグナー作
『ニーベルングの指環』

 

「ニーベルンゲン復讐騎士団」が生まれたのもこれがきっかけである。

彼はその日、とりわけ興奮して、このオペラの「ジークフリート」の幕を見ていたが、美しいクリームヒルトが血をすすって復讐を誓うシーンになったとたん、そばのSS(ナチス親衛隊)の幹部たちに狂おしく言った。

「わかるか、あれがきみらだ。きみらの使命と未来があの中にある。だから、あの名をきみらの中の選ばれた者たちに授けよう。そうだ……。『ニーベルンゲン復讐騎士団』だ!

これからのナチスと新しい人類を築く聖なる土台の将校団だ。それにふさわしい者だけを選んですぐ報告せよ。最終人選は私がじきじきに決める」

こうして、その特殊グループが生まれたのだった。ほかにも「ニルベの騎士団」や「ラインの騎士団」……いろんな名前の将校グループがナチスにはあったが、そういう同期会と「ニーベルンゲン復讐騎士団」は、はっきり違う性質のものだった。

人数はたったの120人。家柄も財産も年功序列もいっさい無関係。たとえ20歳の少尉でも、予知力や霊感や指導力──ヒトラーが認める何か特別な能力──があれば選ばれた。

並外れた体力、天才的な戦闘力、そして何よりも人に抜きんでた高知能、米ソやユダヤや既成の世界への激しい怨念を持っていること、これらも選抜の基準になった。それを表すプラチナの小さなドクロのバッジ。それを胸につけた純黒の制服と黒い鹿皮のブーツ。ベルトには特製の45口径13連の凶銃ユーベル・ルガー。

腕にはもちろん、血の色の中に染め抜かれた黒のカギ十字マーク。

 


SS隊員は褐色シャツに黒ネクタイ、黒上衣、黒ズボン、
黒長靴……というように、全身を黒で染め上げていた

 

「ニーベルンゲン復讐騎士団」は、ダンディだが不気味な集団だった。

だがその1人1人をヒトラーは、「マイン・ゾーン(私の息子)」と呼んで異常にかわいがった。公式の政策会議には参加させない。しかし内輪の集まりには、よく招いて意見を聞いた。狙った国にクーデターやパニックを起こさせるといった重大な影の任務もよく命じた。

「きみらならわかる」と言って、側近のゲッベルスにさえ話さない秘密の見通しや未来の世界を、熱っぽく話すこともあった。2039年の人類についての「ヒトラーの究極予言」も、そうした奇怪な積み重ねの上で、この騎士団だけに話されたものだった。

いつ話されたかは、ヨアヒム・フェスト(ドイツのヒトラー研究の第一人者)によって記録されている。それは1939年1月25日の夜だった。話された場所は、ミュンヘンのナチス本部という説もあるが、ヒトラーは「オーバーザルツベルクの山荘」を霊感の場としていたので、雪に閉ざされた山荘で話された、という説を私(五島)は採りたい。

 


ヨアヒム・フェスト

 

ところで、「ヒトラーの究極予言」を聞いたとき、冷酷と高知能を誇る「ニーベルンゲン復讐騎士団」の将校たちも、さすがにショックでざわめいたという。

騎士団の1人ヨハンネス・シュミット少佐=のちに西ドイツの実業家=が、あとでそう打ち明けたのを、米国籍の予言研究家スタッカート氏が研究者仲間の会合で知り、私に教えてくれた。

この件だけでなく、氏からはヒトラー予言について多くの情報をもらった。


(以上、『1999年以後』より)

 

 

 

■■第3章:ヒトラーの予知能力の謎 ─「私は“あいつ”に選ばれて取り憑かれたのだ…」


●ヒトラーの予言の力の源泉に関しては、いろいろと議論の分かれるところだと思うが、
ヒトラー自身が予言の秘密について告白している。“あいつ”のおかげだ、と。

ヒトラーのIQは150近くあったことで知られているが、霊感(霊的感受性)も
すごく高かったようである。時々、何かに憑依されていたことを
ヒトラー自身、実感していたみたいである。
ただし、この“あいつ”が何者だったのかは不明であるが……。


●参考までに……

1914年に始まった第一次世界大戦に、ヒトラーは志願して参戦している。
この第一次世界大戦で、彼は4年間に40回以上の戦闘に参加。
伍長としては異例の「一級鉄十字章」を受章するなど、6回もの表彰を受けた。
(具体的には「一級鉄十字章」「二級鉄十字章」「連隊賞状」「黒色戦傷章」
「剣付き功三級鉄十字章」=2回受章)。これは彼が勇敢な兵士であり、
しかも非常に幸運に恵まれていたことを意味する。

実際、記録に残っているだけでも、彼が危ういところで命拾いしたのは、
4度や5度ではきかない。彼は前線で一番危険な任務である伝令兵を、
いつも自ら買って出ていたのであるが、彼は前線で何度も奇跡的に
命拾いをしたために、同僚の兵士たちから「不死身の男」と
評されていたのである。


※ 以下、『1999年以後』の中で、
ヒトラーが“あいつ”について触れている部分を抜粋↓


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アメリカのピューリッツァー賞作家ジョン・トーランドは、精密なドキュメント『アドルフ・ヒトラー』の中で、ヒトラー自身が、のちにイギリスの通信社特派員ウォード・プライスに語った言葉として次のものを紹介している。

「私はあのとき、戦友たちと夕食を摂っていた。すると突然、ある声が私に、『立って向こうへ行け』と命じた。その声が、あまりに明瞭に同じことを繰り返したので、私は上官の命令を聞くように機械的に従い、20ヤードほど移動した。とたんに、いままでいた場所から衝撃と轟きが押し寄せた。そのときまで私も属していたグループの上に、流れ弾が炸裂して1人残らず死んでしまったのだ」

つまりこれは、ヒトラー自身の判断ではなかった。彼の内部深くから噴き上げた何かの声、または外界か異界のどこからか来た、彼以外の誰にも感知できない妖異な命令だったのだ。

「そうだ、それは“あいつ”の命令だった。あのときから、私には“あいつ”が憑(つ)くようになった。恐ろしいことだ。私は“あいつ”に選ばれて取り憑かれたのだ」
彼はあとで、側近たちにこうも語っている。

それだけでなく、語っている最中、ふいに立ち上がって目を剥き、「“あいつ”だ、“あいつ”が来た。また私に未来を教えに来たのだ。そこにいる、そこだ!」 あらぬ方を指さして絶叫することもあった。

 


(左)ヒトラーの友人が描いた青年時代のヒトラーの肖像画
(右)第一次世界大戦の時のヒトラー(中央の人物)

 

第一次世界大戦の戦場での、生死ぎりぎりの衝撃が、ヒトラーの深層意識に火をつけたのだろうか。とある沼地のほとりでハッと気付いたとき、ヒトラーは自分がそれまでとまるで違う人間に変わってしまったのを感じたという。

彼は思い出話として、第一側近のゲッベルスにこう語っていた。

「異常変化だった。それから起こることが全部わかるように感じた。実際わかった。人類の未来が、全て私の前にありありと見えだした。『そうだ、その通りになる。おまえにはわかる。おまえはその力を持った』と、“あいつ”も耳もとでささやいてくれた」

しかも第一次世界大戦が終わっても、“あいつ”はヒトラーから離れなかった。

「ついには、私の体の中にほとんど棲みつくように」なった。

そして様々な未来をささやき、単なる予知以上のことまで告げ始めたという。

「アドルフ、おまえは選ばれた。試練にも耐えた。おまえはドイツ民族を率いてヨーロッパを制覇する。新しい世界を打ち立てる。それがおまえの使命だ……。

おまえがそれをやらなければ、今世紀後半も21世紀も、ユダヤが地球を支配することになる。金も食糧も兵器もユダヤが支配する。世界はユダヤとその代理人どものものになる。だからユダヤを倒せ。打ち倒せ……。

そのためにも、まず政権を握れ。片足の不自由な変な小男が見つかる。その男は天才で、おまえの最大の協力者になる。その男を充分に活用すれぱ、おまえが45歳になるまでに政権が手に入る。50歳で世界征服の戦争が始められる……。

それを忘れるな。おまえは25歳で選ばれて能力を得た。そして生まれてから50年目、おまえは世界征服の大戦を起こすのだ。

さらに生まれてから100年目、150年目──つまり1989年、2039年──もうおまえはいないにしても、そのとき人類は、新しい次の段階を迎える。それが何かも、いずれおまえだけに教えよう……」


(以上、『1999年以後』より)


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※ 補足説明:

●ここで語られている「片足の不自由な変な小男」とは、いわずと知れたプロパガンダの天才ヨーゼフ・ゲッベルス(のちのナチス宣伝相)のことである。彼は少年時代に骨髄炎にかかり、左足は右足よりも8センチ短かった。

ヒトラーとゲッベルスが最初に対面したとき、ヒトラーは既にナチ党の党首であり、ゲッベルスのほうは組織の末端にいる専従職員でしかなかった。それなのに、ヒトラーはゲッベルスをまるで旧友のように厚遇したという。

この当時のゲッベルスの日記を見ると面白い。例えば1925年10月14日には、「この人(ヒトラー)は何者なのか。人か? 神か? キリストか? ヨハネか?」と書いている。結局、彼はヒトラーの最期までヒトラーの忠実な片腕であり続けた。ヒムラーやゲーリングのように、決して裏切るようなことはしなかった。

※「輪廻転生」を信じていたゲッベルスは、のちに、「ヒトラーがこれまで生まれ変わるごとに、自分も一緒に再生していた」と述べている。

 


(左)第三帝国を演出したプロパガンダの天才
ヨーゼフ・ゲッベルス(文学博士)(右)妻のマグダ

1945年4月30日、ゲッベルスは
ヒトラーの遺言によって首相に任命されたが、
5月1日、マグダ夫人は5人の娘と1人の息子に
自ら毒を飲ませて殺害。その直後に夫と共に
拳銃自殺し、夫婦でナチ党に殉じた。

 

 

 

■■第4章:南ドイツの保養地で語られた「ヒトラーの山荘予言」


●ヒトラーの予言は、第1章で紹介した2039年に関する「究極予言」の他に、少なくとも、南ドイツのオーバーザルツベルクの保養地で語られた「ヒトラーの山荘予言」、首都ベルリンの地下官邸で語られた「ヒトラーの指名予言」、そして大戦末期にラジオで語られた(ドイツ国民にあてた)「ヒトラー最後のメッセージ」の3種類があるという。


  【1】南ドイツの保養地で語られた「ヒトラーの山荘予言」

  【2】首都ベルリンの地下官邸で語られた「ヒトラーの指名予言」

  【3】ドイツ国民にあてた「ヒトラー最後のメッセージ」


●これらの「予言」に該当する部分を『1999年以後』から抜粋して、順番に紹介したいと思う。

まずは「ヒトラーの山荘予言」である↓

 


(左)アドルフ・ヒトラー (右)ベルヒテスガーデンのヒトラーの山荘


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「もっと霊感の湧く場所が必要だ。私の望む場所はあそこだ」

ヒトラーはそう言って、南ドイツの名勝の地ベルヒテスガーデンに、不思議な山荘を作るよう命じた。

それが「オーバーザルツベルクの山荘」である。彼の奇怪な予感から生まれたミステリーゾーンだ。今はほとんど破壊され、観光用の防空壕ぐらいしか残っていないが、そこは本来、賢い悪魔が見通したような21世紀型の地下都市だった。

「そういう地下都市に、やがて人間は住むようになる。いや、そういう場所にしか住めなくなるだろう。

それほどの毒物や毒光がいずれ人類に、少なくとも人類の一部に降りかかる。各文明国はそれを避けて、地下に商店や会社や住居をつくる。ここはそのためのプロトタイプなのだ」

ヒトラーはこんな不気味なことをつぶやいて、1932年春、権力を握りだすとともに、前からあったログハウスの別荘に加えて、不可解な洞窟式の巨大山荘を作らせはじめたのだ。そこには、完成時には「いずれ将来、見えない毒気が侵入するから」という彼の指示で、空中のどんな有毒物も通さないナチス技術の粋のような浄化装置がつけられた。

「食物も将来は汚染されるから」という指示で、ドイツ科学が生みだした、100年も保つカンヅメ類がたくわえられた。また、そこから伸びる地下通路とインターフォンが、現在と同じ性能の短機関銃を持つ護衛兵に守られて、他のナチス幹部の山荘と何重にも連結された。

「このように、最高の頭脳がシステム化して結合する。それが未来の支配の形だ。ひとつの意志がここから全国民を動かすのだ。それが人間の頭脳であろうと、頭脳のような機械であろうと、やることは同じだ……」

 

 

まるで現在のコンピュータ中枢を見ているように、ヒトラーは妖しい目付きで言った。

そして希望通りの山荘が少しずつ出来上がってくると、一層インスピレーションをかき立てられたらしく、作業現場を見回りながら、とうとうと未来についてしゃべった。それらをひっくるめて「ヒトラーの山荘予言」と呼ぶ。

一部しか伝わっていないが、その中には、こんなものすごいものがある。

 

■ロケットかミサイルの出現を見通した予言


「近い将来、男の性器そっくりの兵器ができるだろう。私(ヒトラー)の勃起した男根を、何百倍にも大型化して小さな翼をつけたようなものだ。

それが将来の戦争と世界を支配する。さしあたっては、それが飛んで行ってイギリスを焼き尽くす。いずれはペルシャ湾にもインド洋でも飛ぶだろう。愉快なことだ。私の勃起した男根が地球を燃やすことになるのだからな」


これはもちろん、ロケットかミサイルの出現を見通した予言と受け取っていい。またそうとしか考えられない。

その証拠に、ヒトラーはそれを予言しただけでなく、側近の前でその簡単なスケッチを描いてみせた。美術学校には落第したが、彼はもともとイラストレーター志望で、絵はお手のものだった。そしてこのスケッチにもとづいて、「ぺーネミュンデ研究所」(ナチスの秘密兵器研究所)の科学者たちが作り上げたのが、有名なV1号やV2号ロケットだった。

そういう「男根型兵器」が、将来、ペルシャ湾ばかりかインド洋でも使われる、と見通されているのが不気味である。あとで触れるが、この予言は、現在の私たちに突きつけられたヒトラーの痛烈な皮肉でもある。

 


ナチス・ドイツが開発したV2ロケット(別名「A4」)

敗戦までに約6000発が生産され、3000発以上が実戦で発射された


 

■コンピュータやロボットの出現の予言


「私はまた、機械全体の未来もわかる。男根兵器がひとつの例だが、未来の機械はすべて生物か生物の部分と酷似してくるのだ。人間も含めた生物の部分の機能を、機械が代わって果たすようになる。単純な労働はそういう機械がやるようになる。

人間の脳そっくりの機能を持つ機械も現われて、人間のほうがその機械にものを訊ねるようになるだろう」


明らかにコンピュータやロボットの出現の予言。やはりヒトラーのヒントで「ぺーネミュンデ研究所」が開発にはげみ、第二次世界大戦の末期、ナチスは初期のコンピュータとロボット兵器のテストにも成功していたようだ。

こんなふうに、ただ未来を見通して予言するだけでなく、そのひな型を命令で実際に作らせてみる。つまり強大な権力によって未来の一部を実現してしまう。ここに魔性の予言者+独裁者としての、他に類のないヒトラーの特徴があった。

 


「ZUSE Z3」(右の画像)は1941年にドイツでコンラート・ツーゼ
によって開発された計算機である。自由にプログラム可能で完全に自動化
された機械であり、コンピュータの定義に適合する属性を備えていた。
(これは世界初の「プログラム制御式コンピュータ」であった)。

「ヘンシェル航空機会社」から理解を得たツーゼは、自分の
会社を設立し、「Z3」の改良型である「Z4」をはじめ、
航空機の設計専用計算機を開発。戦後は世界初の本格的な
プログラム言語「プランカルキュール」を開発した。

 

■「国民車(フォルクスワーゲン)」と「アウトバーン」出現の予言


「そしてカブト虫。やがて赤や青や黒や白の、輝くカブト虫が動脈の上を走るようになる。

世界中が、我々のカブト虫と白い動脈でいっぱいになる日が来る」


1933年に自動車設計のベテラン、ポルシェ博士に語られた、狂ったような言葉だが、「機械が生物と酷似するようになる」という先の予言を知っていれば、これは容易に解ける。

つまりヒトラーはこのとき、どんな形にするか未定だった「国民車(フォルクスワーゲン)」と、まだ設計の段階だった「アウトバーン」(制限時速のない世界最初の高速道路)のことを見通していたのだった。

「アウトバーン」はまもなく作られはじめ、たしかに“白い動脈”の名にふさわしい威容をそなえた。反面、「フォルクスワーゲン」の開発は、まもなく第二次世界大戦が激しくなったため、中断してしまった。だが戦後、すぐに再開され、“敗戦国・西ドイツの奇跡”と驚かれながら、その優れた性能と先進的な大量生産の技術で、世界市場に長いあいだ君臨した。

そして、そのボディ・デザインは、ヒトラーが見通した通りのカブト虫(ビートル)型だった。

 


(中上)「アウトバーン」開通式(ベンツによるテープカットの瞬間=1935年)
(左)大量生産のためのフォルクスワーゲン工場の起工式の様子(1938年)
(右下)開通したばかりの「アウトバーン」を試走するフォルクスワーゲン
(右上)戦後世界中で販売され驚異的な人気を誇ったVWビートル

 

■宇宙旅行・月探検を予言


「そのあと、月から戻って来る者もいる。しかし戻って来ても、その者は、ここがそれ以前のドイツかどうか気づかない」


これは、西ドイツの有名なヒトラー研究家ヨアヒム・フェストが記録している言葉である。

ご覧のように、宇宙旅行か月探検を予言した言葉と見ていい。「しかし戻って来ても、その者は、ここがそれ以前のドイツかどうか気づかない」。これは不気味な予知である。

月面か宇宙船の中で何かが起こり、パイロットがそれまでの記憶を失ってしまうのか、それとも、そのとき地上に何かの破局が起こって、ドイツ一帯が焼け野原か砂漠みたいになっているのか。もし後者なら、これはこれまでの米国の月ロケットの予言ではない。

もっと将来の、おそらくヨーロッパ諸国が打ち上げる宇宙船=アリアン?などのことを言ったのだと思われる。

 

■同盟国日本の参戦に関する予言


「もっと差し迫った現実の見通しも言おう。我々ナチスはまもなく第二次世界大戦に突入する。世界を相手に戦う。しかし我々に味方する国も現われる。それは日本だ。

日本の戦力は諸君が思っているよりずっと強い。日本は太平洋とアジアから、アメリカとイギリスの勢力を追い払う。見ていたまえ。『カリフォルニア』も『ネバダ』も『ウエールズの王子』も、日本の火薬で地獄へ吹っ飛ぶぞ!」


これは予言というより、ヒトラーの作戦計画の一部だったと受け取ってもいい。彼は1937年ごろから、当時の日本の才気にあふれる外交官・松岡外相や大島大使と、第二次世界大戦の日独共同作戦を何度も打ち合わせていたからだ。

そのため、上の言葉を聞いたヒトラーの側近たちは、勇気づけられはしたが、既定のプランと考えて別に驚きもしなかった。「カリフォルニアもネバダもウエールズの王子も、日本の火薬で地獄へ吹っ飛ぶぞ」。

これもアメリカ西海岸の地名やイギリスの王族の称号を引用して、ヒトラーが米英を罵ったのだと受け取った。

 


 

ところが、実際に第二次世界大戦が始まって、日本が加わったとき、日本軍はまずハワイの真珠湾を襲い、戦艦「カリフォルニア」と「ネバダ」以下、多くのアメリカ軍艦を沈めた。

またマレー半島の沖で、当時、イギリスが世界最強を誇っていた巨大戦艦「プリンス・オブ・ウエールズ」(ウエールズの王子)も、僚艦「レパルス」とともに日本軍の飛行機に沈められたのだった。

※ つまり、ヒトラーが予言の中で口にした名前は「戦艦の名前」だったのだ!

 


1941年12月10日、イギリス海軍の誇る最新鋭の
戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と巡洋戦艦「レパルス」が、
日本軍の陸攻隊の攻撃を受けて沈没した。「マレー沖海戦」と呼ばれる
この戦いは、航行中の戦艦を飛行機だけで沈めたという、世界初の出来事
であった。「航空機優位」の時代が到来したことを日本は緒戦で世界に
示したのである。これにより「イギリス東洋艦隊」は壊滅した。

 

■原子爆弾に関する予言


「しかしその報復として、米英を背後で操るユダヤが、日本を絶滅させる恐れがある。ユダヤの天才的な科学者たちが、炎の絶滅兵器を開発するからだ。

彼らはそれをアメリカ軍に与え、日本に対して使わせる。日本の都市3つがこれで火星のような廃嘘になる。そうさせる最初の契機に、イギリスが深いかかわりを持つ。

また決定段階ではユダヤの『真実の男』が、より深いかかわりを持つようになるだろう」


読んで字の通り「原爆」の予言だと思われる。

原爆は1938年ごろ、イギリスにいたユダヤの原子物理学者レオ・シラードが思いつき、先輩のアインシュタインに知らせた。アインシュタインは当時のユダヤ系のアメリカ大統領ルーズベルトに知らせ、ルーズベルトはオッペンハイマー博士などユダヤ系の天才科学者たちを動員して、1944年に最初の数発を完成させた。

しかも、それを実際に命令して広島・長崎に投下させたのは、ルーズベルトの後任者で、やはりユダヤ系のアメリカ大統領トルーマン(→Truman)だった。

「真実の男(→true man)」というつづりと、eひとつしか違わない。

と見てくると、上の予言のうち、外れたのは「日本の3つの都市がその兵器で廃嘘になる」というところだけ。しかし、これもアメリカ軍の作戦では、広島・長崎の次に東京か仙台か松本、さらには京都などが目標に挙げられていたという説もあり、本当は「3つ」になるところだったのかもしれない。

魔性的な予知能力者による予言と実際との関係──それを避けることはできないが、いくらか方向を変えたり、選択の幅をひろげることは受け手の意思でできる。このことが、これでも少し裏づけられるだろう。

 


日本に原爆を投下した
トルーマン大統領

 

それにしても、これほど明確にヒトラーが原爆を予知していたのなら、彼は、それを同盟国日本に知らせてくれたのか? ──知らせてくれた。3年ほど前にNHKが放映した衝撃的なドキュメント『ベラスコの証言』が、間接的にだが、それを語っている。

第二次世界大戦中、日独側に立って働いたベラスコという有能なスペイン人のスパイが、当時ナチスから受けた情報として、また自分でも調べて、『巨大な絶滅兵器をアメリカ軍が日本に落とそうとしている』と暗号無線で日本に知らせた。

が、精神主義と官僚主義でコリ固まっていた日本の政・軍の上層部はそれを無視し、広島・長崎の破滅が起こってしまったというのだ。

 


親日家であり、またヒトラーから
厚い信頼を得ていたベラスコ

 

これも含めて、この原爆予言はバラバラの資料を集めて構成したもので、まとまった形では残っていない。しかし、ヒトラーは驚くべきことに、以上の予告篇ともいえる鋭い予知を、若い頃の『我が闘争』下巻の中に(角川文庫374ページ)、既にはっきり書いている。

「ユダヤは日本に対して絶滅戦を準備するだろう、英国がそれにかかわるだろう」と。

さすがに、それを命ずるのが「真実の男だ」とまでは、その時点では記していないが……。

 


(左)広島に投下されたウラン型原爆「リトル・ボーイ」
(右)長崎に投下されたプルトニウム型原爆「ファット・マン」

 

■ソ連とゴルバチョン書記長に関する予言


「それでも、我々ナチスは日本と協力して、ソ連とも戦う。それが第二次世界大戦の最大の山の1つになり、我々はおそらく勝てるはずだ。だが、もしソ連とアメリカが──相反するはずの民主主義と共産主義が手を組んだら、我々が敗れる恐れもある。そのときはソ連とアメリカが、激しく競り合いながら、その後の世界の覇権を分け合うことになろう。

そうなれば、それにふさわしい強力な指導者をソ連は持つようになる。それは、レーニンより強く、スターリンより賢明な指導者だ。彼は共産主義と民主主義を結合し、マルスの座から世界を支配するだろう。彼は額に『赤いしるし』を持つ男だ」


すくみ上がるような予言である。しかし当時のヒトラー側近たちは、これを対ソ戦への戒め以上のものとは思わなかった。最後の行の「赤いしるし」も、「共産主義のシンボルということだな」ぐらいにしか理解できなかった。

だが、ご存じのとおり、現在(1988年)のソ連のゴルバチョフ書記長のおでこには、まさにこの予言通りの「赤いしるし」がちゃんとついているのだ。ヒトラーがそれを見通していたのなら、「その男が共産主義と民主主義を結合して世界を支配する」も、強い意味で迫ってくる。

 


ソ連の最高指導者ミハイル・ゴルバチョフ書記長

※ 彼のおでこには赤いアザがある

 

■その他の「ヒトラーの山荘予言」


ほかにも、いくつかの「ヒトラーの山荘予言」がある。第二次世界大戦の勝利と敗北を、的確に見通したものが多い。

「わがナチスは、一兵たりとも損わずにマジノ線を突破し、パリを占領する」

マジノ線は、フランスの誇った強大な要塞線だったが、ナチス軍はヒトラーの霊感命令で、とても渡れないはずの湿地帯を迂回してパリに突入した。


これとは別に、当面の戦争を離れて、その後の人類の運命というか、人間の行く末を見通した恐ろしい言葉が、ときどき不意にヒトラーの口から洩れた。

「たとえ戦争も災害もなくても、人間は21世紀、空気と水と食物の汚染だけで衰えていく。いや、その前に、肉食とアルコールとタバコでも衰える。だから私は肉も食べないし、酒もタバコもやらない(これは事実そうだった)。こうすれば、汚染で破滅する者よりは保つのだ」

「また人間はそのうち、外科手術で内臓をスゲ換えて、他人の心臓やブタの腎臓やサルの肝臓をつけてまでも生き延びるようになる。最後は特別な光線の手術機械を使って、脳ミソまで他人のと入れ換える。つまり、すっかり別人になってしまうのだ……」


(以上、『1999年以後』より)

 

 

 

■■第5章:両極端に分かれていく未来社会 〜「東方が巨大な実験の場になる」〜


●さらにヒトラーの予言は不気味さを増していく。

ここで出てくる「東方」とは、「日本」のことを意味しているのだろうか?

以下、抜粋↓


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「未来の社会はどんな様相を見せるだろうか。同志諸君、申し上げよう。

まず闘争によって選りぬかれた貴族階級が現われる。新しい中産階級、無知な大衆、新しい奴隷、仕えるものの集団、『永遠の未成年者集団』があろう。そしてこれらすべての上に、さらに新しい貴族がある。特別の指導的人物である。

このように、支配をめぐる闘争によって、国の内外に新しい身分が成立する。しかも東方が巨大な実験の場になる……そこに新しいヨーロッパの社会秩序が生まれるのだ」(ラウシュニングに語った言葉)


この正確な意味はラウシュニングにはわからなかった。彼とともに聞いていた他のナチ幹部たちも、貴族とか、新しい奴隷とか、東方とか未成年者とか……わかったようで、本当の意味はつかめなかった。

 


(左)ヘルマン・ラウシュニング(元ナチ党員)
(右)彼の著書『ニヒリズム革命』(学芸書林)

彼は1934年末まで自由都市ダンツィヒの
最高の行政担当者として、ヒトラーの東方政策に
関わった。その後「反ヒトラー」に転じ、国外に亡命。
1938年に、ナチズム批判の古典といわれる
『ニヒリズム革命』を出版した。

 

で、数日後、やはり総統ブレーンの1人だったハンス・フランクが、ヒトラーみずから上の予言を解説してくれるように、おそるおそる頼んでみた。

このハンス・フランクというのは、ヒトラーの若いころからの弁護士で、信任が篤く、東ヨーロッパの占領地域の管理を任されたほどの腕ききのナチス幹部である。そのせいか、ヒトラーはうるさがらず、機嫌よく求めに応じて答えた。だんだん明らかになっていく彼の魔性の予知の、何合目かまでの真実を。

 


ポーランド総督ハンス・フランク

 

「よろしい、では解説してやろうハンス。私が言った未来に現われる『永遠の未成年者集団』というのは、もちろん、死ぬまで大人になりきれない人間たち、ということだ。

そんなことは、厳しい正常な社会ではありえない。だからそうなる背景には、甘やかされた異常な社会が当然ある。その中で、同じように大人になりきれない親に、愛玩動物のように育てられるため、子どもも成人しても真の大人になれないのだ」


「しかしハンス、じつはそれだけじゃない。私が本当に言いたかったのは、そのことではない。

未来社会には、そういう『永遠の未成年者集団』が現われる一方で、幼いときから大人の思考と感情を持った人間たちも現われるのだ。信じられないだろうが、彼らは胎児のときからさえ、そのように教育される。5つか6つで一人前の理屈と判断力を備え、13、4歳にもなれば、並の大人を指揮するほどの力を持つようになる。

つまり両極端ということだ。肉体が大人で感情が幼児のようなグループと、肉体はまだ青春期にまでいかないのに、思考と感情が大人を超えるグループ……」


「しかもハンス、それは人間の発育状況だけじゃないのだ。人類と社会のあらゆることが、未来には、そのように両極端に分かれてしまうのだ。

たとえばカネだ。一方には腐るほど大量のカネを持ち、広く高価な土地を持ち、労せずして限りなく肥っていく階級が現われる。貴族とか新しい中産階級とか言ったのはその意味だ。

だが少数の彼らが現われる一方、他方の極には、何をどうやっても絶対に浮かび上がれない連中も現われるのだ。

それはカネだけの問題でもない。より正確にいえば、精神の問題だ。

限りなく心が豊かになっていく精神の貴族、精神の新しい中産階級が現われる半面、支配者が笑えと言えば笑い、戦えといえば戦う『無知の大衆』、『新しい奴隷』も増えていくのだ」


「人間だけではない。国もそうだ。恐ろしく豊かな、労せずして肥っていく国が現われる。他方、何百年かかっても絶対に払いきれないほどの借金をかかえ、水一杯すら容易に飲めない国も現われる。

気候もそうだ。とほうもない旱魃(かんばつ)や熱波におそわれる国と、寒波や洪水におそわれる国が出る。災害におそわれつづける地域と、楽園のような地域、人っ子一人いなくなる荒地と、無数の人間が鼻をくっつけ合って生きる都会とに分かれる。

愛もそうだ。特定の男女にだけ、愛と肉体の快楽が集中する。一方、一生に一度の真の愛も快楽も得られない男女も増える。要するに、土地や金や支配力を得る者は、ますますそれを得、支配される者はますます支配されるだけになる。そうだハンス、それが未来なのだ。私の見た未来だ。未来はそうなるのだ……」


「それは1989年だ。そのころ実験は完成する。人間は完全に2つに分かれる。そこから引き返せなくなる。そうだハンス、その完成とさらに新しいアプライゼ(スタート)の時期が1989年4月に来るのだ」

 

■「連合軍法務最高機密A」に指定されたハンス・フランクの証言


このヒトラーの呪わしい予言は、まとまった形ではどこにも残っていない。ハンス・フランク以外にも、数人のナチス高官がこの予言を聞いてメモを取ったといわれるが、残念ながらそれも伝わっていない。

ただ、それから約10年後、つまりナチスが第二次世界大戦に敗れ、ヒトラーも愛人と自殺してしまったあと、ハンス・フランクはヒトラーと親しかった大物の戦犯として、ニュルンベルクの国際軍事法廷(米・ソ・英・仏がナチスを裁いた裁判)へ引き出された。

そして、「親友のおまえならヒトラー最大の秘密を知ってるだろう」と、検察側に激しく追及され、ついにしゃべってしまったのだ。独裁者ヒトラーが、じつは魔性の大予言者だったこと。また彼が見通した大戦の的確な経過、あと21世紀半ばからその先にまで至る恐るべき予知の数々を。

 


連合軍による「ニュルンベルク裁判」の様子(1945年11月)

この国際軍事裁判はナチスの党大会の開催地だったニュルンベルクで開かれた。
史上初の「戦争犯罪」に対する裁判で、12名のナチス高官に死刑判決が下された。

 

「ほんとうか、確かか。いや、原爆もノルマンディーもマジノ線も、確かに当たっている。とすればこれからも当たる確率が大きい。危険な証言だな。外へはとても出せない」

裁判長はじめ数人の軍人判事はそう判断し、非公開法廷だったのを幸いに、その場にいた全員にきびしく口止めした。同時にハンス・フランク証言の全体を、「連合軍法務最高機密A」に指定した(その後、ハンス・フランクは処刑された)。

だからそれは、いまぺンタゴンやクレムリンの「大戦資料室金庫」の奥深くに保存されているはずなのだ(ということは、その後、現在までの米・ソ・英・仏・イスラエル各国首脳が、おそらくそれを読んでヒトラー予言の究極を知っていることを意味する。それを知って参考にしてきたか、無視してきたか、決定的な指針にしているかは知らないが、どっちにしろ、この事実は、日本が未来の重大なキーの1つを持っていない、という恐ろしいことをも意味するだろう)。

だが幸いというべきか、そのごく一部はその後洩れた。厳しく禁じられれば、逆に洩らしたくなるのが人情で、もと法廷タイピストや法廷通訳といった人たちが、ハンス・フランク証言の一部を思い出して友人などにささやいたのだ。それを欧米のヒトラー研究家たちが聞き出し、著書の注などに小さく書いたり、ラジオでしゃべったりした。

その内容が長い間かかって、私(五島)のような異国の予言研究者のところへも少しずつ流れてきた。そうした断片をつなぎ合わせ、すでに発表されている他のヒトラー資料で裏を取り、なんとか再現してみたのが上の重大予言というわけなのだ。だから中身は不完全だし、話の順序も違っているだろう。また実際には、ヒトラーもハンス・フランクも、もっと重大なことを色々しゃべったに違いない。

しかし上の予言だけでも、それはいままでになかった次元の、魔界の男が見たにふさわしい未来である。

そこにはいままでの大予言ふうの、戦争や地震や恐慌がいつ起こるかといった、単なる“現象”の見通しはもうないのだ。代わりに、それを一次元または数次元超えて、人間存在そのものの行く末にまで踏み込む、妖しくも深い予知がある。

「人間はこれからどんな人間になるのか」、「人類自体はこれからどう変貌していくか」。

この根源的な見通しが──まだ究極は明かされていないものの──はっきり打ち出されてきているのである。


(以上、『1999年以後』より)

 

 

 

■■第6章:首都ベルリンの地下官邸で語られた「ヒトラーの指名予言」


●次は、南ドイツのオーバーザルツベルクの山荘を離れて、
首都ベルリンの地下官邸で語られた「ヒトラーの指名予言」である。

以下、抜粋↓

 


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ヒトラーはしばらく予言を口にしなくなる。
そんな悠長な状態ではなくなったからだという。


ハンス・フランクと対話した1年後の1939年8月31日、雨の降り続く冷夏の深夜、ヒトラーは突然飛び起きて

「今だ! 私は命じられた! 進め! ポーランドヘ!」

と甲高い声で叫び、全軍にポーランドへの侵攻を指令した。

 


ドイツ軍によるポーランド侵攻(1939年)

 

これで第二次世界大戦の幕が切って落とされた。

あとは北欧やオランダヘの急侵攻、宿敵フランスとの短期決戦、英国へのV1号V2号攻撃、米ソ両大国の参戦、さらに日本の真珠湾攻撃と、わずか1年ほどのあいだに、世界は血と硝煙の中で、ただ目まぐるしく動いた。しかもそれは、マジノ線突破から真珠湾奇襲、ノルマンディー上陸まで、ヒトラーが山荘で予言したのとほとんど違わない展開をみせ、あらためて側近たちを震え上がらせた。

だが当人は、それを自慢している暇もなかった。強力な独裁者であることが裏目に出て、いっさいの指揮の責任が一身に集まり、彼は毎日、声を枯らして部下たちに作戦を命令し続けねばならなかった。

「今日はV2号を50基出せ!」、「ノルマンディーに戦車200台だ!」、「米軍のど真ん中にカール砲をぶっ放せ!」、「ロンメル(北アフリカ戦線のドイツ軍の名将)にプラチナ十字章をやっておけ、しかし奴から目を離すな」……。

これでは遠い未来を瞑想するなど思いもよらない。しかもインスピレーションの源泉ももう絶たれていた。ヒトラーは開戦と同時にオーバーザルツベルクの山荘を離れ、総指揮のため、ベルリンの総統大本営に移ってきていたからだ。

 


ベルリンの総統大本営として使用された「総統官邸」

この総統官邸の「地下壕」は大規模な設備を有していた
防空施設で、ベルリンで一番安全な場所であると言っても
過言ではなかった。長期戦に備えて食料貯蔵庫や
電話交換室、配電室、毒ガス攻撃に対応する
ための空調室も兼ね備えていた。

 

そこには、彼の心深く何かをふき込んだ、雪に輝くドイツアルプスの姿はなかった。洞窟の奥の未来都市もなかった。形ばかり大げさに飾りつけた広い会議室と、ごっつい将軍たちの顔があるだけだった。開戦後、勝利が続いているうちはそれでもよかったが、米ソが参戦し、ナチスが東西から押されぎみになってくると、ヒトラーは歯を剥き出して将軍たちに当たった。

「ハゲタカが泣いたみたいな顔しやがって、出て失せろ!」

彼はしばしばどなった。

「こんな陰気な宮殿の中できさまらの顔ばかり見てると、霊感もしぼむ。きさまらと会議するたびに、私は退化して猿に戻っていくような気がする。私がもし猿並みの人間になったら、それはきさまらのせいだぞ!」

しかし、まもなく奇妙な変化が起こった。

きっかけは皮肉にも、ナチスの旗色がいっそう悪くなり、米軍機の爆撃が激化したことからだった。ベルリンの街は、家々の外側のコンクリートだけ残して、墓場の廃嘘のようになった。かろうじて生き残った市民は、防空壕や地下鉄の構内でただおびえていた。ヒトラーの総統大本営も、地上の部分はガレキの山になり、地下深くもぐらねばならなくなった。これが不思議なことに、ヒトラーの予知力にふたたび火をつけたのだった。

「私は負けたモグラじゃないぞ」、そう怒りながら、いやいや地下の私室に入った彼は、翌日、目をギラギラさせて側近たちの前へ出てきた。

「ここは山荘の洞窟に似とる。おかげでひらめきが戻った」

彼は地の底からひびくような声で言った。

「しばらく会えなかった“あいつ”ともまた会えた。“あいつ”が未来を見させてくれた。前よりもいっそう鮮明にだ。聞け諸君、これは私の未来というより諸君の未来だ!」


そして彼は、毎日の作戦会議の前後、時には途中でも立ち上がって私室に側近たちを呼びつけ、新しい霊感に照らされた未来を、しわがれた声でしゃべった。それは先の山荘予言とは、はっきり異質のもので、側近たちを名指しで呼んでは予言する薄気味悪いものだった。だからこれを、「地下官邸でのヒトラーの指名予言」と呼ぶ研究者もいる。

といっても、ナチスの敗色が濃くなってきた混乱期に語られたため、資料は山荘予言よりさらに少ない。側近たちが聞いて、あとで友人や戦犯裁判の検事に話したり、手記に書いたり……それを欧米の研究者が1、2行ずつまとめたものしか残っていない。それでも、それらをつないで並べると、こんな怨念のこもったような「指名予言」の数々があぶり出されてくる。

 

※ ヒトラー率いるナチス・ドイツ軍は1939年9月1日午前5時、ポーランドに侵入して第二次世界大戦を起こしたが、実は、その前夜に、ヒトラーは側近にこう語っていたという。

「明日は輝ける魔の日だ。自分だけに許された“定めの日”だ。将来、この日、この時刻にまた大戦を起こそうとする者が東アジアに現れるだろうが、自分以外の誰もこの日を所有できない……」

 

 

■ゲーリングとヒムラーへ……きみらは私を裏切るぞ


「やあヘルマン、やあハインリッヒ。ここの地下生活はどうかね。私は不愉快を通り越して快適だ。頭が前より冴えてきた。きみらのことも、前よりよくわかるようになった。きみらとゲッベルス博士(宣伝の天才は文学博士でもあった)は、わがナチスの最高幹部だ。私の忠実な友人だ。

しかしきみら2人は、私にははっきり見えているが、私の最後の日の7日前に、共謀して私を裏切るぞ──。きみらはアメリカ人と気が合うからな!」


これは1944年12月ごろ、地下本営の昼食会で、ヒトラーがヘルマン・ゲーリングとハインリヒ・ヒムラーに突然語った言葉だ。

ゲーリングはナチスの空軍大臣で、ヒトラー側近のナンバー2。ヒムラーは親衛隊と秘密警察の総司令で、側近ナンバー3。ともに第二次世界大戦の実質上の推進者であり、ヒトラーの献身的な部下だった。

にもかかわらず、2人は1945年4月23日、ヒトラーが自殺する敗戦の7日前、自分たちだけでも助かろうとして、ヒトラー抜きでアメリカに極秘の和平交渉を申し入れた。「我々を逃がしてくれるなら、総統を捕えて米軍に引き渡す」という条件つきで。

これをヒトラーはその半年前に見抜き、上のような言葉で警告したのだった。しかし、そのときはゲーリングもヒムラーも、まだナチスの勝利を確信しており、ヒトラーを裏切るようになるとは全く意識していなかった。

逆に言えば、まだ形になっていない半年後の深層無意識を言い当てられたことになる。それだけに2人は真っ青になり、虐殺者ヒムラーも食物をのどに詰まらせ、豪快なゲーリングの2メートル近い巨体も、15分ほど震え続けたという。

 


(左)ヘルマン・ゲーリング (右)ハインリヒ・ヒムラー

 

■侍医のモレル博士へ……ここには「長い壁」ができる


「モレル、きみは軍人じゃないから、なんでも話せる。軍人に話せば気力を失くすようなことでもね。……なあモレル、私の予知では、ナチスはまもなく負けるよ。負けて何もかもなくなって、ここらへんは美しい芝生になる。

しかし誰も遊びにも見物にも来ない。この近くには『長い壁』ができて、ドイツを真っ二つに裂く。そこへは今世紀の終わりまで、世界中から見物人が来るが、ここへは来ない。芝生の隅には小さな看板が立って……そう、『ここにナチスの本拠があった』と書かれるようになるだろうよ」


1944年12月ごろ、米軍機の爆撃の合い間に地上へ出たとき、ヒトラーがモレル博士に言った言葉。

モレルは天才的な医者で、ヒトラーが激しいストレスや胃腸障害や不眠症で苦しんだ敗戦直前の時期、独特の治療でぎりぎりの健康を支えた。それでヒトラーのあつい信頼を得、こうした話も聞かされたのだと思う。モレル博士自身、あとで手記にそう書いている。

そして戦後、総統大本営の跡は、まさにその通りになってしまった。近くには、ソ連が作った東西ドイツを分断する「ベルリンの壁」。

そこからやや東ドイツ寄りの場所に、この“予言の芝生”があるが、訪れる人はほとんどいない。「ここにナチスの本拠があった」と刻まれた小さな石碑が、隅に立っているだけ。だから、この予言で当たらなかったのは、ここに“看板”が立つとヒトラーは言ったが、実際には“石碑”が立てられた、ということだけだった。

 


1961年に東ドイツが建設した「ベルリンの壁」

ヒトラーが生まれてからちょうど100年目の1989年、
東西両ドイツの国民の手によって打ち壊され、世界を驚かせた。
ヒトラーの予言通り1989年を境にして、戦後史は劇的に
転換し、歴史は新たな歯車を回し始めた。

 

■愛人エヴァとレニへ……子どもを生まない民族は滅びる


「レニ、こんな時期にこんな所へよく来てくれた。でも、きみはここを去って、二度と戻っては来ないよ。そして、それでいい。きみは長生きして名声を得るだろう。また、死ぬまで映像の美とともにあるだろう。

将来の……今世紀末から来世紀はじめの文明国では、きみのように結婚もせず、子どもも生まず、一生、男以上の働きをする女性が増えるよ。しかし、それは当然、女性の見かけの地位の向上とともに、その民族の衰亡──ひいては人類の破滅につながるワナなんだけどね。

そしてエヴァ、きみもここを去って二度と戻って来ないほうがいい。しかし、きみは戻って来る。それは、きみがエヴァだからだ。それがきみの運命で、私の運命でもある。きみは私との運命の秘儀のために戻って来るのだ」


お気に入りの美女たちを集めた地下の新春パーティでの予言。

この1945年1月の新年会が、ヒトラーとナチスにとって、最後の華やかな宴になった。モレル博士らの記憶では、10人ほどの美女が集まり、当時32歳のエヴァ・ブラウンがヒトラーと並んで座った。

エヴァはヒトラーの正式の愛人で、美しいが寂しそうな表情の女性で、このパーティのあと、空襲を避けてオーバーザルツベルク(一説ではミュンヘン)へ疎開した。だが、ヒトラーとベルリンに最後が迫ったとき、予言通り、ためらわずべルリンへ戻って来た。そしてヒトラーと結婚式を挙げたあと、2人で謎の自殺を遂げた。

レニ・リーフェンシュタールは、エヴァ以上にヒトラーに強い影響を与えたとされ、彼の精神的な愛人ともいわれた多才な美女だった。

バレリーナで女優でモデルでシナリオ作家で、34歳のときには、永遠の傑作と謳われたベルリン・オリンピックの記録映画、『美の祭典』の監督もした。その前、ナチスの発展期に民衆の前へ出るときは、いつも純白の長いドレス、背中まで垂れた栗色の髪。神秘的な冷たい笑みをたたえ、大衆をナチスへ惹きつける巫女のような存在でもあった。

戦後は戦犯として裁かれるところを、不可解な強運と米ソへの何らかの取り引きで切り抜け、ヒトラー予言通り映像の仕事を続け、75歳でアフリカの奥地へ入って、秘境に住むヌバ族の写真集を出したりしている。

ある意味で、ヒトラー以上にすごい妖異の女王だった。

 


(左)レニ・リーフェンシュタール
(右)エヴァ・ブラウン

 

■再びハンス・フランクへ……世界の二極化は進む


「やあハンス、私だ、ヒトラーだ。久しぶりだな。どうだ元気かね? ソ連軍はどこまで来ている? ほう、もうそんなにか。……いや大丈夫だ、まだまだ保つ。救援の戦車とロケット部隊をすぐ出すよ。きみもがんばってくれ。

ところでハンス、いつだったか山荘できみに、『私が生まれた100年後の1989年、人間が2種類に分かれる』と言ったことがあったな。金持ちや土地持ちと新しい貧民、恵まれすぎる国や恵まれすぎる人と、恵まれなさすぎる国や人、地獄の災害地と不気味なほどの楽園、間違いなく何もかも2つの極に分かれる、と。そのあとのことを、あのときは言わなかった。漠然とわかってはいたが、まだ確信がなかったのだ」

「だが、今になって、それがはっきり見えるようになった。

あとでみんなにも話すつもりだが、あのとき、きみに話した続きだから、まず、きみに話そう。それは『激化』ということだ。“2つの極”はますます進む。

1989年以後、人間はごく少数の新しいタイプの支配者たちと、非常に多数の、新しいタイプの被支配者とに、ますます分かれていく。一方は、全てを操り、従える者。他方は、知らずしらずのうちに、全てを操られ、従わされる者たち。

しかも進むのはそれだけじゃない。人間がそうなるにしたがって、地球にも宇宙にも大変動が起こるのだ……わかるかハンス? 私が死んだらきみがこれを伝えろ。新しい真のナチスの世界に伝えろ。きみはわからないだろうが、それはもう始まりかけているぞ。ではハンス、ごきげんよう……」


1945年2月末ごろ、ソ連軍に追われて東ヨーロッパから後退中のハンス・フンク(当時ポーランドのナチ長官だった)へ、ヒトラーが話した予言である。

本来は、とても話せるような状況ではなかったが、偶然、地下本営と無線電話が通じ、ハンス・フランクが戦況を報告した。しかしヒトラーはほとんど聞かず、上のような不気味な予言を、一方的にしゃべって切った。ハンス・フランクにとっては、これがヒトラーの肉声を聞いた最後になった。


(以上、『1999年以後』より)

 

 

 

■■第7章:ドイツ国民にあてた「ヒトラー最後のメッセージ」


●次は、ドイツ国民にあてた「ヒトラー最後のメッセージ」である。

以下、抜粋↓

 

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「地下官邸からの指名予言」の重要部分は、これだけである。

ただ、これらとは別に、不特定のドイツ国民にあてた、ヒトラー最後のメッセージ、つまり最後のラジオ放送の一部が残っている。それは1945年3月20日に放送されたといわれ、3月30日ともいわれ、4月2日ともいわれている。この3日間全部に放送されたという説もある。

いずれにしろ、そのころ西からは、40万人を超える米軍がライン河を渡っていた。東からは、100万のソ連軍がベルリンに迫っていた。爆撃だけでなく、ソ連の戦車砲の砲弾さえ、頻々とベルリン郊外に落ち始めていた時期だった。

いつヒトラーの最終放送があったかの正確な記録など、そんな末期的状況の中で残っているわけがない。放送そのものの内容も、録音盤はのちにソ連軍に持ち去られ、いま残っているのは、側近たちが別に録音しておいたディスクの断片だけだという。そこから起こした欧米の研究家たちの記述をつなぎ合わせると、ヒトラーはほぼ次のように言ったようだ。

3、40分間の放送だったらしいが、残っているのは、次の切れ切れの7、8分間分だけしかない。


「国民諸君、同志諸君、最後まで戦い続ける諸君に敬意を表する。すでに戦況は……私はベルリンと運命をともに……しかしナチスは不滅である……たとえ米ソがいったんは勝つように見えようとも……。

そうなのだ、それは砂の上の勝利だ。彼らは世界の真の支配者ではないからだ。彼らの背後で操る者……ユダヤ……イスラエル……世界的なユダヤ国際資本……。

米ソは……おそらく1990年代ごろまで、対立と妥協を繰り返しつつ、世界を運営しようとする。しかししょせん……ヨーロッパと日本、東アジア、イスラム諸国、インド……いずれ世界は米ソの手に負えなくなる。そのときユダヤはみずから……に乗り出す。

あわれなアラブ4ヶ国……最終戦争。東西が激突するだろう。ユダヤはそれに勝って全世界……なぜならそれが彼らの『旧約聖書』の約束だからだ。黙っておけば必ずそうなる。しかし、私がそうはさせない。そのための手を、私は死ぬ前に打っておく。それが最後の秘儀である。それによって人類はわれわれを受け継ぐことになる。

しかも見よ、そのあと、わがナチスの栄光、ラストバタリオン……。それが真のハーケンクロイツの日だ。カギ十字の日だ。そのときラストバタリオンが現われる。ユダヤを倒す。世界を支配する。永遠に……そしてナチスは甦る。真のヒトラーの時代が来る。必ずだ。

甦ったナチスの軍団とその強力な同盟がそのとき来る。宇宙からの復讐のカタストロフィとともに来るぞ。それからが真の究極だ。真の終わりで真の始まり、真の淘汰、天国の地獄、21世紀のその年に、人類の驚くべき究極の姿……ではそれを明かそう。諸君、それは人類……」


ここで空襲警報のサイレンがけたたましく入った。そのためヒトラー最後の放送も、ここでプツンと途絶えてしまった。

その日が1945年の4月2日だったなら、彼はこのあとなお、4週間ほど生きる。しかしともかく、彼の国民への最後の呼びかけは、こういう重大で狂おしい、しかし不完全な形で終わってしまったのだ。

 


(左)イスラエル(パレスチナ地方)の地図 (右)イスラエルの国旗
 ※ ユダヤ人の国イスラエルは、戦後1948年5月に中東に誕生した

 

第二次世界大戦末期のこのとき、ユダヤ民族は世界中に散らばっていた。ヨーロッパにいたユダヤ人たちはナチスに迫害されていた。そして1948年にユダヤ民族が建てることになるイスラエル国家は、まだ世界のどこにもなかった。

だのにヒトラーは、ラジオ放送の中で、「イスラエル」という国名をちゃんと挙げている。

つまりヒトラーは、ナチスによるユダヤ民族抹殺が成功せず、かえって彼らが建国して世界に隠然たる力を持つようになるのを見抜いていたのだ。しかも建国の場所がどこになるかも読んでいたものと思われる。ということは、イスラエルと、イスラエルに割り込まれる周囲のアラブ・イスラム諸国の間に、血で血を洗う運命が当然待っているだろうことも。


(以上、『1999年以後』より)

 

 

 

■■第8章:ヒトラーが「超人」(超人類)について語った言葉


●ところで、ヒトラーは「超人思想」の持ち主だったことで知られているが、
この件に関しては、当館作成のファイル「ヒトラーの超人思想の謎」に
詳しくまとめてあるので、興味のある方はご覧下さい。


●『1999年以後』の本には、ヒトラーが「超人」(超人類)
について語った言葉として、次のような言葉が書いてある。

参考までに紹介しておきたい↓


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ヒトラーは近未来の大戦や宇宙カタストロフィ以上の衝撃として、「ユーベルメンシュ(超人)」が出現することを、親しい人々に繰り返し予言していた。ヒトラーの目には、人類が二極分化していく姿がはっきり見えていたらしい。

「1989年、人間が2種類に分かれ」たあとは、その必然の結果として、「超人類が現われる」と確信していたようだ。

そのことを彼は、山荘でも地下本営でも、側近たちに、次のように熱っぽく語っていた。

 

 

「私は若者たちを育てる。特別な若者たちを選んでユンカー学校へ入れる。彼らは、そこで新しくつくり変えられ、“支配する術”と“どんな敵にも勝つ術”、“死を克服する術”、また“人の心や未来を読む術”を学ぶ。

そうすれば、彼らと彼女たち全員ではないが、その中から新しい世界を支配できる超人が現われてくる。そう……今世紀末にはその結果が見られるはずだ」(山荘でラウシュニングヘ)


「それは本当は、私が育てるようなものではない。放っておいても、人間はいずれそうなる。大多数の者は支配される感情の中に沈むが、一部の者は超人に変わっていくのだ。私はそれに手を貸して実現を早めるだけだ。そうでないと、他の民族の中からもそれが現われないとも限らないからな」(ミュンヘンのナチス本部で、ハンス・フランクヘ)

 


アドルフ・ヒトラー(中央)と
純血アーリア人の特徴を持つ少年たち

 

「前に、“永遠の未成年者の実験場は東方だ”と言ったが、超人類を生むことについても、東方が実験場になるかもしれない。近未来、天変地異が襲うヨーロッパ各国にも、大戦の舞台になる中東にも、米ソやインドにも同じことが起こるかもしれない。

しかし、なんといってもアーリアだ、われわれゲルマンだ。それが頭ひとつ抜いて超人類を創出する。それが創造されさえすれば、もはや我々に勝てる者はない。

考えてもみたまえ。世界中の猿が連合して人類に立ち向かってきたとしても、近代兵器を持ったほんの数人の人間に勝てまい。同じことが、これまでの人類と今度現われる超人類の間にも起こるのだ」(ミュンヘンで、ラウシュニングとフランクヘ)


「その証拠を明かそう。じつは私は、すでにその人間を見たことがあるのだ。恐れを知らぬ、目を合わせていられないような、苛烈で新しい人間をね」(山荘で、ゲッベルスとラウシュニングヘ)


「天地創造は終わっていない、特に人間については、終わっていない。人類は今、次の階段を昇り、新しい戸口に立っている。新しい種族が輪郭を示しはじめている。それが超人の種族だ。

彼らと彼女たちは出来上がりつつある。完全に自然科学的な突然変異によってだ」(ゲッベルス、フランク、ヒムラー、ラウシュニングヘ、山荘で)


「そして大破局が起こる。近未来に起こる。しかし救いのイエス・キリストなんか来ない。別の救世主が来る。

そのとき人類を救うのは人類を超えるもの……彼らと彼女たちが、新しい世界、新しい宗教を創る」(アルプス山麓のデートで、レニ・リーフェンシュタールヘ)


(以上、『1999年以後』より)

 

ヒトラーの超人思想によれば、「天地創造は終わっていない、特に人間については
終わっていない」という。そして「完全に自然科学的な突然変異」によって、
21世紀中に「新しい人間」(超人と神人)が出現するという…。

 

 

 

■■第9章:「ヒトラーの究極予言」の秘話 〜ヒトラーが予知した「神人」とは?〜


●第1章でヒトラーの「最高秘密の予言」である「究極予言」を紹介したが、
『1999年以後』にはこの「ヒトラーの究極予言」と「神人」について、
もう少し詳しい説明(秘話なども含む)が載っている。

興味深い内容なので、少し長くなるが簡単に抜粋しておきたい↓


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■人類は50年、100年ごとに大変革を迎える


「ニーベルンゲン復讐騎士団」は1939年1月25日の前夜までに、山荘へ約150キロのザルツブルグ空港に集められていた。そこから総統差し回しの「グロッサー・メルセデス」と「ベンツ540K」50台に分乗、ベルヒテスガーデンまで行った。あとは雪道を歩いて山荘へ昇った。

すると山荘の広い地下室に、巨大なかがり火とアルプスの青い氷が輝やいていた。「世界は炎と氷で滅び、その中から新世界が甦る」──このゲルマン神話のテーマを表した演出だった。

ヒトラーの生誕50年を祝い、また「人類は50年、100年ごとに大変革を迎える」という黒魔術の思想を受けて、50本のカギ十字の旗も飾られていた。

ヒトラーはその中央に立った。

「ハイル・ハイル・ヒトラー!」

右手を高く上げ、ブーツのかかとを打ちつける騎士団の歓呼を浴びた。
それから彼は、おもむろに低い声で「究極予言」について話し始めたのである。

 

 

「諸君、よく来られた。今日は最も信頼する諸君に、私の予感している人類のこれからの運命を告げる。また、わがナチスの真の使命も告げよう。

その第一は、まもなく始まる第二次世界大戦である。これは予感でも計画でもなく、諸君が知ってのとおり、私がいつ出動命令を下すかという段階にまで来ている。それを私は、私が生まれてから50年目の今年(1939年)、遅くても9月までには下す。同時にわが軍は東ヨーロッパに殺到し、次いで北欧とフランスを倒し、2年半で全ヨーロッパを征服するだろう」

「そしてその2年半後、1945年の私の誕生日(4月20日)までに、大戦は表面だけは一応の終結を見るはずだ(これも的中。1945年4月30日に、ヒトラーは敗れて自殺した。つまり10日だけズレた)。

その日までに、ナチスの目的が果たされることを私は望む。

しかし、もし果たされないときには、きみらナチスの息子たちが私を受け継ぎ、必ず我々の栄光の世界を実現するようにせよ」

 


ヒトラーは、自分の生誕50年目に当たる
1939年に、第二次世界大戦を起こした

 

■2039年の未来社会


他にも、とほうもない未来予知がいくつか語られたらしい。が、なにしろ整理された資料などない。やっと探し出した資料も、それ以前の資料と重複していたりして、とてもヒトラー「究極予言」の完全版はお目にかけられそうもない。

ただ重大な核心の一部だけは、ヨアヒム・フェスト著『ヒトラー』(河出書房)にかろうじて見ることができる。そのほか、カリック編の『ヒトラーは語る』(中央公論社)、ポーウェル&ベルジェの『魔術師の夜明け』(サイマル出版会)、サスターの『黒魔術師ヒトラー』(徳間書店)……などのわずかな部分。さらに予言研究の雑誌の編集者とか、ナチス史にくわしい古い研究者たちに当たった私(五島)のいくらかの取材などがある。

「今の文明は砂漠しか残さない。文明の砂漠だ!」という恐ろしい叫びは、ヒトラーが騎士団以外の側近たちにわめいた言葉だったと、ラウシュニングが書いている。

「将来、人類(の少なくとも一部)はロボットになる」──この不気味な予言も、ヒトラーまたはゲッベルスが若いころすでに言っていたと、ジョン・トーランドの本に出ている。

そういう重複や混乱がいくつもある。だが、そんな欠点があっても、それでもヒトラーが予知していた究極の人類像、2039年(とそれ以後)の未来図が、かなり浮かび上がってきたのではないかと思う。

「それにしても、これじゃ救われない。ほんとにこんな世界になったらたまらない。まるでオーウェルの『1984年』だ……」

そう思って身震いした方もおられるだろう。たしかにそうで、私もヒトラーの予言資料の断片をひっくり返しながら、まず『1984年』のことを思った。もう題名の年が過ぎてしまったので注目されないが、それは英国の作家ジョージ・オーウェルが1944年に書いた、悪夢のような未来SFだ。

 

 

そこでは、世界はアメリカ中心、ソ連中心、日本中心の3つの超国家に分かれ、少数の超エリートが超テレビを使って支配している。民衆は、自分のほうからは支配者の本拠を知ることすらできないまま、トイレの中の姿まで超テレビで監視され、働かされ、戦争をやらされ、税金を払わされている。

しかし、なぜそうしなければならないかは、教育される段階で「ものを考える力」を奪われてしまっているため、民衆には何もわからない。話す言葉も、政府が決めた言葉しか使えない。政府が決めたものしか食べられない。政府が決めたことしか考えてはいけない。死ぬときも政府が決めた通りに死ななければならない。

つまり、超独裁の超管理社会をオーウェルは描いたのだった。

そしてヒトラーの予知した「神人とロボット人間たち」の社会も、たしかにこれと似ているところがある。

だが、よく読み返すと、だいぶ違うところもあると気づかれるはずである。

第一、オーウェルが描いた支配階級は、政治的な超絶対権力を握っているだけ。彼らの脳の中身が、支配される民衆の脳以上のものになっているというのではない。

ヒトラーが予知した「神人」とここが違う。

 

 

「神人」たちも祖先は人間だったが、彼ら自身はもう人間ではない。人間より数段進化した、人間以上の別の「種」が「神人」だ。いまの私たちが、生物学でいう「ヒト科ヒト」ならば、「神人」はもう「カミ科カミヒト」になっているのだ。

彼らに支配される「ロボット人間」たちも、たしかに完全管理されてやりきれないが、別に超テレビで監視されるのではない。「神人」はテレビなど使わなくても全部わかる。だからオーウェルの描いた悲惨な民衆よりはずっと気楽で、何かわからない「神人」たちのプログラムの範囲内では、自由に生きていかれる。

しかも、「ロボット人間」自身、もう人間ではないから、今の人間と違う感覚を持っている。「ロボット人間」なりの新しい楽しみや満足度も追求できるのかもしれない。ここから私は、ヒトラーの予知した人類究極の姿は、オーウェルよりもむしろ、もう一つのSFの傑作、『地球幼年期の終わり』に、とても近いと感じる。

『地球幼年期の終わり』は、『2001年宇宙の旅』の鬼才作家アーサー・C・クラークが書いた、SFファンなら誰でも知っている、世界SFのベストテンに文句なく入る傑作だ。

 

■ケネディ暗殺事件と『2039年の真実』


落合信彦氏の作品には、『2039年の真実』という本がある。内容は、アメリカのケネディ大統領が、誰に、なぜ殺されたのか──を追及した迫真のドキュメントである。

落合氏はその真犯人を、はっきり名指ししてはいない。しかし当時、新しいハト派として世界平和の維持に苦心したケネディを、タカ派の軍部指導者や強硬政治家たちは激しく憎んでいた、そこに最大のカギがあることを、氏は鋭く浮かび上がらせている。

つまり、ヒトラーとはなんの関係もない本だ。「2039年」とタイトルにはあるが、私が追求してきた「ヒトラーの2039年予言」とは、まるでかかわりがない。にもかかわらず、氏がこれに『2039年の真実』と題したのは、ケネディ暗殺を徹底的に調べた米政府と下院調査委員会が、その恐るべき真相を含む極秘資料全部を、(ケネディを継いだジョンソン大統領の強い命令で)、2039年に公表すると決めたからだ、という。

 


(左)『2039年の真実』落合信彦著(小学館)
(中)第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ
(右)ケネディ暗殺の瞬間(1963年11月22日)

 

しかし、なぜそれが2039年でなければならないのか、いくら調べてもわからなかった、と落合氏は書いている。おそらく、2039年にそれを公表しても、関係者はみんなすでに死んでいるだろうし、他の人ももう関心を持たなくなっているからだろう、と。

私はここを読んで、落合氏もまた、ヒトラーの2039年予言について何かを知っている可能性がある、と感じた。そしてそれ以上に、アメリカの権力中枢は、ヒトラーの「究極予言」を全て知った上で、こうした重要政策を決めているに違いない、その一端を戦慄とともに覗いたような気がした。

 

 

繰り返すがヒトラー予言では、2039年、大戦と汚染から生き残った世界は、表面はどうであれ実質上、突然変異で超知能を持った「神人」たちに握られている。

大部分の民衆は「ロボット人間」のようになり、「神人」たちのプログラム通りに動き、権力が勝手に何をやろうと、将来何を計画しようと、もうなんの関心も疑問も持たない。そういう、気楽だが超管理化された社会、しかも、そのことを「ロボット人間」たち自身は全く気づかない社会になっている。

アメリカの権力中枢は、そうなることをすでに知っている。つまりヒトラーの「究極予言」をよく知って、それがなぜか的中することも知っている。だからこそ、それに合わせて、一見なんの根拠もない、ヒトラー予言にしか結びつかない、「2039年公表」の線を出してきたに違いないのだ。

他のアメリカの重大政治事件は、たとえばウォーターゲートやイランへの武器供与事件でさえ、調査がはじまって半年後には結果が公表された。ケネディ暗殺の真実だけが、なぜか「2039年」の未来へ押しやられた。

ケネディ事件には、それほどとほうもない秘密が隠されている。同時に、それが公表されてもなんの関心も持たない社会が「2039年」に出来上がっているのを、ジョンソン命令は雄弁に物語っているとしか考えられないのである。

それは、あくまでアメリカのことだ。しかし、アメリカがそういう「陰の超頭脳集団」に支配されるようになるなら、(日本だけ放っておかれるはずはないから)、日本も直接にしろ間接にしろ、そのとき「神人」たちの支配下におかれているだろう。

 

■別のものの出現は“日の国”とかかわりがある


ここで思い出されるのが、ノストラダムスの“別のもの”である。これは彼の『諸世紀』1巻48に出てくる不思議な予言の一節で、いろんな解き方をされている。しかし最大公約数的な解釈は、「大きな破滅の年までに“別のもの”が現れるときにだけ、人類は救われ、滅亡は起こらない」。

このノストラダムスの“別のもの”の詩には、「別のものの出現は“日の国”とかかわりがある」と示されている。

“別のもの”が「神人」と同じような意味なら、日本には日本独自の「神人」が、そのときまでに突然変異で現われているに違いない。〈中略〉

 

 

……ここで、もう一度簡単にまとめれば、これから世界は天変地異と「人間の二極化」に巻き込まれ、宇宙カタストロフィと新たな世界大戦が襲って来る。聖書の預言では、ここでヤハウェかイエスが降りて来て「罪深い者たち」を裁き、永遠の“神の王国”を築く。

しかし、より冷厳でリアルなヒトラーの予知力による見通しでは、そんなことは万に一つも起こらない。

代わりに、超人部隊(ラストバタリオン)が現われて、背後から大戦をコントロールし、決定的な被害が出ないうちにやめさせる。だが、そうなっても汚染や異変はやまず、世界的な大混迷と荒廃が地球を支配する。

 

 

しかし、その中から、いつとはなく「神人」たちが現われ、一切の危機の解消と「新世界創造」をリードする。残りも、いつとはなく「ロボット人間」になっている。

その意味では、今の人類はそのとき滅び、今のような人類はほとんどいなくなる。しかし、系統種としては、「元・人類」の形でなお続く。

つまり、あなたと私たちの未来には、襲ってくる多くの危機にもまして、「人間以上の、または人間以外のものへの進化」という不気味な道が、核と汚染と天変地異の中から、ついにはっきり見えはじめてきたのだ。


(以上、『1999年以後』より)

 

 

 

── 以上で、「ヒトラーの予言」の紹介は終了です ──

 

 

■■第10章:「1989年」に亡くなった昭和天皇 〜新たな元号「平成」時代の始まり〜


●さて、いちおう念のために書いておきたいが、

この本『1999年以後』(祥伝社)は、冷戦が終結する前の1988年(昭和63年)10月に出版された本である。

 


『1999年以後 ─ ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図』
五島勉著(祥伝社/1988年10月出版)

 

●この本が出版された次の年に「ベルリンの壁崩壊」(1989年)が起こり、その後に「東西ドイツの統合」(1990年)、「ソ連崩壊」(1991年)が起こった。

だから、これらの「歴史的大事件」については、この本には一切書かれていない。

上(第6章)に掲載してある「ベルリンの壁崩壊」の画像(下にも掲載)は、当館が独自にキャプションを付けて追加したものであり、この五島氏の本には載っていない画像である。

※ 興味のある方は、直接、本を手にして確かめてほしい。正真正銘、1988年(昭和63年)に出版された本である。


●1988年(昭和63年)の時点で、これだけの内容が書けるのは、正直、すごいと思う。

ソ連崩壊や、その後の世界情勢を言い当てているように感じる。

果たしてヒトラーは本当に「予言者」だったのか? 彼が語る「新しい人間(超人類)」は誕生するのか? 2039年の予言は的中してしまうのか?

非常に興味がある。

 


アドルフ・ヒトラー
(1889〜1945年)

 

●ところで、ヒトラーは自分が生まれてから50年目、100年目、150年目に、人類は次の新しい段階(ステージ)を迎えると考えていた。

ヒトラーは自分の生誕50年目に当たる「1939年」に、第二次世界大戦を起こした。

そして、その100年後、すなわち自分の生誕150年目に当たる「2039年」に、人類は想像を絶する「究極の状態」に導かれると語っていた。

そして、この「2039年」が訪れる前に、「1989年」(生誕100年目)が歴史の大きなターニングポイントになると語っていた。

 


1961年に東ドイツが建設した「ベルリンの壁」

ヒトラーが生まれてからちょうど100年目の1989年、
東西両ドイツの国民の手によって打ち壊され、世界を驚かせた。
ヒトラーの予言通り1989年を境にして、戦後史は劇的に
転換し、歴史は新たな歯車を回し始めた。

 

●「1989年」といえば、日本では昭和天皇が亡くなり、新たな元号「平成」時代がスタートした年である。

ヒトラーは、「永遠の未成年者の実験場は東方だ」と語っていたが、この不気味な言葉は、バブルが崩壊して新しい時代(平成時代)を迎えた「日本社会」を暗示しているように感じられる……。

 


この本が出版された次の年、
1989年に亡くなった昭和天皇

この年に「平成時代」がスタートした

 

●さて、最後になるが、作家の菊池秀行氏はこの本について次のように述べている。

参考までに紹介しておきたい。

「『1999年以後』は、大胆な仮説に富んだ力作である。アドルフ・ヒトラーという実に奇怪な人物を、単なる殺戮鬼、狂った独裁者として分析するのではなく、未来を遥かに透視する卓越した予知能力者として捉え直している。『ノストラダムスの大予言』以来、歴史の秘めた謎に挑んできた五島氏は、独自な『五島史観』を形成しようとしている。それを愉しむも、戦慄するも、読者の自由である。我々の未来に待つものを、執拗に探求しようとする氏の情熱が、今、この一冊の中に展開させる物語を、じっくりと読んでみてもらいたい。我々独自の『史観』を語るのは、その後だ」(1988年)

https://inri.client.jp/hexagon/floorB1F_hss/b1fha400.html#10
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/347.html#c16

[近代史3] 『ヒトラー思想』とは何か 中川隆
17. 2021年3月01日 12:47:17 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[5]
2021.03.01
2039年 トランスヒューマンになるか? 一線を越える人達
https://golden-tamatama.com/blog-entry-2039-trans-human.html


さて、トカナさんが2039年ヒトラーの予言の話を書いてますたね。


トカナ/TOCANA 知的好奇心の扉【公式】
@DailyTocana
ヒトラー「2039年予言」のあまりにも恐ろしい内容とは!? 〇〇の進化で完全的中コース、現代社会と不気味すぎるリンク!


これによると、今、ナノマシンが急速に発達して来てる。
ナノマシンを使えば脳と外部機器を直つなぎができる。

「2030年代にナノマシンは、脳内に直接挿入することができ、脳細胞と相互作用することができる。

その結果、真のバーチャルリアリティを外部機器に頼らず生成できるようになる」

「記憶用脳ナノボット、またはリアルタイム情報脳伝送を使用することで他人の感覚を“リモート体験”できるようになる。

ナノマシンは脳の認知、メモリ・感覚機能を拡張し、人の知性、記憶や人格の基礎を変え、人々は自分の脳内の神経接続を自由に変更できる」

で、これが進めばあのヒットラーの2039年予言のようになる。
そう書いてますた。

「人類は二分される。ある者は支配者である神人に進化し、またある者は被支配者であるロボット人間とに退化するのだ」

・ ロボット人間たちは、神人に従って生きるだけ。
・ 戦争も気候も経済も、神人たちに制御されてしまう。
・ ロボット人間たちは神人たちの認める範囲内で、ものを与えられる。
・ ロボット人間たちは、食物・住居・職業・娯楽・恋愛・教育・思想も与えられる。
・ 全てを見通す神人たちが、管理工場の家畜のようにロボット人間を育て、飼育することになる。
・ 「完全な神々」と「完全な機械的生物」だけの世界ができる。

はい。
ワタスも絶対そっちの方向に向かってると思ってます。

マシンと人間の融合したロボット人間。
いわゆるトランスヒューマンですよね。

実際、色々みるともう技術的には猿では成功してる。

あのイーロンマスクさんの会社ニューラルリンク社。
ミシンのように極細の導線を脳神経に編み込む技術を作ってます。


確かに猿では実験に成功してるようですた。


多分、10年後の2031年頃。
スマホはいらなくなってきてるでしょう。

スマホなしで脳のプラグから直接ネット接続。

思考するだけでなんでも検索できる。
リモートで相手の思ってることも音や感覚、感情も全部伝わる。

SNSどこじゃなくなる。

で、ヒャッハー!

喜んで皆バーチャル空間に移動。
人体の制約から解き放たれる。

まぁ、どっちを選択するかですよね。

ロボット人間か、生身の人間か。

遺伝子組み換えワクチンもそうですが、
ある時期、一線を越えるかどうかの選択の時期が来る。

あなたは脳みそにプラグ埋め込みますか?埋め込みませんか?

結局、

いつも誰かと比較して生きてる人。
競争して生きる人達。

最新技術、早くて便利。
ロボット人間の方を選択するんじゃないでしょうかね。

誰それより成績が良い。
あいつより収入もあって資産もある。
あの人よりフォロワーが多い。
アタイは最新のiphoneを持ってるよ。
あの子より容姿端麗よ。
あの会社よりうちは従業員も多いし、売り上げがある。

等々。

まぁ、前から言ってますが、
本当は、そういう競争意識。

全部、学校時代に植え付けられた単なる洗脳。
競争意識=奴隷管理用ソフトウェア。

奴隷同士、競わせて消耗させ、本当の支配者に目を向けさせない仕組み。
競争してくれてる限り自分達は安泰。

だからソフトウェアのインストールに6.3.3の12年間かかるのです。

で、その洗脳をずっと引きずって
〇〇に勝つんだ〜
などと大人になってもやってるのです。

隣の家がちょっとでも幸せそうだと気になってしょうがない。

畜生〜
なんであいつだけが〜

もっと家族との時間。
ペットとの時間。
自然とのふれあい。

そっちを大事にしたらどうでしょう。

人と比較してる限り永遠に幸福感を感じられない。

これは、ずっと前、載せたアナスタシアからです。


「死をもたらす大罪」(ページ212)より

理解しないといけない、ウラジミール。

人間の世界に起こる悪いことはすべて、人間自身が、
霊的存在としてのあるべきルールに違反して、
自然とのつながりを失ったときに自ら引きおこしている。

闇の勢力は、分刻みに動いていく技術優先社会の魅力で
人間の意識を奪い、聖書にすでに示されているシンプルな真実と
戒めから離れさせて、それについて考えないようにしむける。

彼らはそのもくろみに絶えず成功している。

人間に死をもたらす大罪はプライドという自尊心。

ほとんどの人はこの罪に支配されている。

・・

光の勢力の対極にある闇の勢力は、人間がこのプライドという
罪を手放なさないよう秒刻みで働いていて、お金はその主要な道具。

お金を考え出したのは彼ら闇の勢力。

・・

彼らはお金を発明したから、自分たちは光の勢力よりも
強いとさえ思っている。

そして彼らはそのお金を、人間に人としての本来の目的を
忘れさせるために用いる。

・・

だけど、私はどうしても、この死にいたる危険、
精神の腐敗をあなたから取り除いてあげたかった。

それで、この闇の勢力のメカニズムが弱まり、
破壊され、あるいは逆に、罪の根絶に向かって作用するような、
あなた専用の仕組みを考えた。

だから彼らはすさまじく怒っていた。

プライドという自尊心。お金の仕組み。
あなたは脳に深く深くインストールされてしまった。

だからロボット人間になってしまう。

本当は、外界との情報をシャットアウトする。

家族や友人との時間を大事にし、ペットと楽しく暮らす。

他人なんてどうでも良い。
私は私。

四畳半でも幸せは作れる。
それが自分軸。

結局のところ、プライド、自尊心、お金、競争意識。
そっちに行くと精神腐敗の方向に行く。

あらぁ?
気づいた時には自然から完全に切り離されてる。

工場のプラグにつながれた培養人間になる。

つぁぁあ。
このままじゃヤバい。
そう気づけるかどうか。

今ギリギリのところにきてると思ってます。

本当にありがとうございますた。

まさにギリギリ。

https://golden-tamatama.com/blog-entry-2039-trans-human.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/347.html#c17

[近代史3] マルクス史観はどこが間違っていたのか? 中川隆
1. 中川隆[-6986] koaQ7Jey 2021年3月01日 16:40:26 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[6]
ピーター・ターチンの革命理論

最悪の2020年、次に起きる大事件とは?米抗議デモを的中させた専門家の警告=高島康司
2020年6月29日
https://www.mag2.com/p/money/935567


10年前から2020年の米国が混乱状態になることを予測し、見事に的中させた歴史学者ピーター・ターチンの最新の発言を紹介したい。氏は歴史には明らかに再帰的なパターンが存在していると発表している。今後の米国抗議デモの行方と、ひいては世界経済がどう動くのかを見通す参考になるはずだ。(『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』高島康司)


すでに科学的に予見されていた2020年の内乱

今回はすでに10年前から2020年のアメリカが混乱状態になることを予測し、見事に的中させた歴史学者ピーター・ターチンの最近の発言について紹介したい。

ピーター・ターチンについては、当メルマガでトランプが大統領になった少し後に書いた2017年5月の記事でも紹介した。この混乱した状況のなか、ターチンが新たな記事で興味深い予測をしている。過去のメルマガの記事も参照しながら、見てみることにする。

ターチンは、ロシア生まれだが、1977年、父がソビエトを追放となったため、アメリカに移り住んだ人物である。現在はコネチカット州のコネチカット大学の教授で、生態学、進化生物学、人類学、数学を教えている。

1997年まで主要な研究分野は生態学であったが、現在は歴史学の研究が中心になっている。

歴史学ではこれまで、ヘーゲルやマルクスなど歴史の統一的な法則性の存在を主張する理論はあったが、そうした法則性にしたがって歴史が動いていることを証明することはできなかった。つまるところ歴史とは、それぞれ個別の背景と因果関係で起こった個々の事件の連鎖であり、そこに統一した法則性の存在を発見することはできないとするのが、現在の歴史学の通説である。

しかしターチンは、生態学と進化生物学の手法、そして非線形数学という現代数学のモデルを適用することで、歴史には明らかに再帰的なパターンが存在していることを発見した。

近代以前の帝国のパターン

そのパターンは、人口数、経済成長率、労働賃金、生活水準、支配エリートの総数などの変数の組み合わせから導かれる比較的に単純なパターンであった。ターチン教授はこれを、ローマ帝国、ピザンチン帝国、明朝などの近代以前の大農業帝国に適用し、そこには帝国の盛衰にかかわる明白なパターンが存在することを明らかにした。

詳しく書くと長くなるので要点だけを示すが、そのパターンとは次のようなものだ。

まず初期の帝国は、人口が少なく、未開拓地が多い状態から出発する。しかし、時間の経過とともに経済発展が加速すると、人口は増加し、未開拓地は減少する。それと平行して支配エリートの人口も増加する。この拡大が臨界点を越えると、帝国は分裂期に入る。

まず、人口の増加で労働力人口は急速に増加するため、労賃は下落する。さらに各人に与えられる土地も減少する。そのため、生活水準は低下し、これを背景とした社会的不満が高まる。

他方、支配エリートの数の増加は、すべての支配エリートに割り振られる国家の主要なポストの不足を引き起こす。これはエリート間のポストを巡る熾烈な権力闘争を引き起こす。この状態を放置すると、国内は支配層の権力闘争と農民の度重なる反乱により、帝国は衰退してしまう。

これを少しでも回避するためには、人口が増加した国民に十分な生活水準を保証するだけの土地を与え、また支配層には国家の十分なポストを与えることができるように、帝国を戦争を通して外延的に拡大し、新しい領地を獲得しなければならない。

だが、この外延的な拡大の勢いよりも、人口の増加と生活水準の低下、そして支配層のポストが不足するスピードが速ければ、帝国の分裂と崩壊が進む。

このようなサイクルだ。

歴史は、多様な出来事が複雑に絡み合った織物のように見えるが、実際は比較的に単純なパターンとサイクルが主導していることが明らかになった。ターチンは、こうした歴史的なサイクルが近代以前のどの帝国にも存在したことを証明し、大変に注目された。


現代アメリカの内乱のパターン
しかし、ターチンが注目されたのはこれだけではない。いまターチンは、近代以前に存在したようなパターンとサイクルが、近代的な工業国家である現代のアメリカにも適用可能であるかどうか研究している。研究は2010年に始まり暫定的な結果が発表され、大変に注目されている。

なかでももっとも注目された論文は、「平和研究ジャーナル」という専門紙に2010年に寄稿された「1780年から2010年までの合衆国における政治的不安定性のダイナミズム」という論文である。2017年4月には、この論文を元にして「不和の時代(Ages of Discord)」という本として刊行された。

この論文でターチンは、アメリカが独立間もない1780年から、2010年までの230年間に、暴動や騒乱などが発生するパターンがあるのかどうか研究した。すると、アメリカでは、農業国から近代的な工業国に移行した19世紀の後半からは、約50年の「社会的不安定性」のサイクルが存在していることが明らかになった。

暴動や騒乱が発生し、南北戦争のような本格的な戦争を除くと、アメリカで内乱が多発した時期がこれまで3つ存在した。1871年、1920年、1970年の3つである。

これをグラフ化したのが以下の画像だ。ぜひ見てもらいたい。

200630_us2020

明らかにこれらの年には、社会で見られる暴力は突出していることが分かる。

社会的不安定の原因
その原因はなんだろうか?

ターチンによると、近代の工業国家は前近代の農業帝国に比べて、経済成長のスピードが極端に速いので、人口の増加とそれによって発生する労賃の低下、生活水準の低下、エリートのポストの不足などにははるかに容易に対処することができるという。

その結果、これらの要因が深刻な社会的不安定性の原因となることは、かなり緩和される。

だが、これらの要因が近代工業国家でも作用し、社会的不安定性の背景となっていることは間違いないとしている。

アラブの春におけるエジプトの例
最近、これをもっともよく象徴しているのは「アラブの春」ではないかという。

たとえば、エジプトのような国は年5%から6%の経済成長率を維持しており、決して停滞した経済ではなかった。

しかし、出生率は2.8と非常に高く、また生活水準の上昇に伴って高等教育を受ける若者の人口が大きく増大したため、経済成長による仕事の拡大が、高等教育を受けた若者の増加スピードに追いつくことができなかった。

その結果、高い教育を受けた若年層の高い失業率が慢性化した。これが、アラブの春という激しい政治運動を引き起こす直接的な背景になった。

格差の固定と現代アメリカの不安定
これとほぼ同じような要因の組み合わせが、やはりアメリカの社会的不安定性の50年サイクルにも当てはまるとターチンは主張する。

人口数と高学歴者の数が増加していても、高い経済成長が続き、生活水準の上昇、ならびに高学歴者の雇用数が増大している限り、社会は安定しており、社会的な騒乱はめったに発生しない。どんな人間でも努力さえすれば、社会階層の上昇が期待できる状況である。

しかし反対に、格差が固定化して、政治や経済のシステムが一部の特権階級に独占された状況では、たとえ経済が成長していたとしても、社会階層の上昇は保証されない。格差とともに社会階層は固定化される。すると、たとえ高等教育を受けていたとしても、期待した仕事は得られないことになる。

このような状況が臨界点に達すると、社会的な暴力は爆発し、多くの騒乱や内乱が発生するというのだ。

新しい記事でも予測
そして、今回の新型コロナウイルスのパンデミックが発生した後に書かれた論文、「コロナウイルスの長期的な影響」では、社会不安が爆発する危険性はさらに高まったとして、次のように書いている。
※参考:Long-Term Consequences of Coronavirus – Peter Turchin(2020年4月20日配信)

「合衆国に関する国内対立の私の予測はどちらかというと暗い。アメリカの政治エリートは自己中心的で、分断していて、いつも内輪もめが絶えない。だから私は、これから膨大な数のアメリカ国民は、それこそ、底が抜けてしまったかのような状態に陥るはずだ。

一方、政府財政は破綻の危機に直面しつつ、支援は大企業に限定されるだろう。その結果、格差のさらなる拡大と政権への国民の信頼感の完全な低下、そして社会不安の激増、エリートの間の激しい闘争が起こる。そして、私が予測のために使っている構造的な人口モデルのあらゆる負の側面が、アメリカで爆発するだろう。私はこの否定的な予測が間違っていることを心から望む」。

ターチンは歴史学者なので大袈裟な表現はしない。この論文の表現も比較的に抑制的だ。だが、「私が予測のために使っている構造的な人口モデルのあらゆる負の側面が、アメリカで爆発する」とは、要するに内乱の発生の警告である。

ターチンが2010年に最初に予測したことが、まさに目の前で起こりつつあるのではないか?

最新記事「2020」
さらに、このような全米規模の抗議デモの拡大が止まらなくなったいま、ターチンは新しい記事を6月1日に自身のサイトで発表した。それは「2020」という刺激的な題名の記事だった。その記事でターチンは次のように言う。
※参考:the_2020 – Peter Turchin(2020年6月1日配信)

「2010年に私が2020年頃にアメリカ国内で内乱が発生すると予測したのは、当時の政治情勢の分析に基づくものではまったくなかった。どの社会にも社会の回復力を損なう不安定要因が存在する。それらは、1)貧困と格差、2)エリートの権力闘争、3)政府機関の機能不全の3つである。これらの変数を数値化し、私は「政治ストレスインデックス(PSI)」という指標を作った。

2010年当時、この「PSI」がアメリカとヨーロッパでは急速に上昇しており、2020年には危険な状態になることを示していた。それが予測の根拠であった。

動画で公開されたジョージ・フロイド氏の殺害の場面は大変にショッキングで、激しい怒りが込み上げてくる。これは当たり前の感情だ。警察のこの行動に怒らないものはいない。この事件は、抑圧された社会的ストレスが爆発する噴火口になったのだ。

2020年になったいまでも「PSI」は上昇するばかりだ。下がる気配はまったくない。新型コロナウイルスのパンデミックは、この上昇をさらに加速させている。ということは、ジョージ・フロイド氏への怒りがきっかけで始まった今回の抗議デモが、たとえ収まったとしても、新たな出来事が契機となり、社会不安は一層激しくなることが予想される」。

以上である。

ターチンは「PSI」は西欧でも上昇しており、アメリカと同じく西欧も激動の時期に入ったので、今後アメリカと同じような状況になるだろうともしている。

イゴール・パナリンの予測
さらにターチンだけではない。2020年代と特定されているわけではないが、将来のアメリカの分裂を予想しているもう1人の専門家がいる。現在、ロシア外務省外交アカデミーの教授を努めるイゴール・パナリンの予測だ。

1998年、もともとkGB出身だったパナリンはロシア連邦保安庁から得た機密性の高いデータに基づき、2010年頃にアメリカは6つに分裂するという予測を発表した。これは大手経済紙の「ウォールストリート・ジャーナル」に取り上げられ、ちょっとした評判になった。

パナリンがいうには、今後アメリカは経済崩壊や極端な格差などが原因となり、富裕な州と貧困な州との間に深刻な対立が生じ、次第に富裕州が合衆国の連邦から離脱することで、アメリカは6つの地域に分裂するとした。

他方パナリンは、アメリカの分裂はロシアの勢力を拡大させるのでよい面もあるが、ユーゴスラビア型の内戦を伴う分裂になると、その世界的な影響力は図り知れず、ロシア経済にも相当なダメージがある。そのため国際社会は協力し、チェコスロバキア型の秩序ある平和的な分裂を実現できるように努力しなければならないとした。

アメリカは分裂に進んでいる?
このような予測であったが、もちろん2010年にアメリカの分裂は起こらなかった。だから、この予測がまったく無意味であったかといえばそうではないだろう。

2007年にサブプライムローンの破綻が引き金となり、深刻な金融危機が起こった。その影響でアメリカ経済は、2008年と2009年は実質的にマイナス成長となり、国内経済は大変に混乱した。

そのような状況を受け、2009年には米政府の横暴に抵抗し、地域共同体と国民の自立を主張して200万人をワシントンに結集した「ティーパーティー運動」や、2011年には格差に反対して全国に拡大した「オキュパイ運動」などが燎原の火のように拡大した。

もちろんこれらの運動で、アメリカは分裂こそしなかったものの、かつてないような政治的対立が生まれた。これはまさに、2010年ころに経済崩壊から分裂に至るとしたパナリンの予測に近似した展開であった。そうした意味では、評価する声も大きい。

一方パナリンは2010年に、これでアメリカの矛盾は解決されるどころか、予測が発表された1998年よりももっと深刻になっているとし、分裂の火種はさらに大きくなっていると発言していた。そして、時期は明示できないものの、将来アメリカは分裂する可能性は高いとした。

そして、いま我々は2020年の大混乱を目の前にしている。

これは、やはりターチンが予想する大混乱や、パナリンの予想するアメリカの分裂に向かって進んでいる可能性を示唆してはいないだろうか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/775.html#c1

[リバイバル3] 残雪の出羽三山に「生まれかわりの旅」に出よう _ 月山スキー場 中川隆
17. 2021年3月01日 17:09:13 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[7]
「隠れた積雪日本一」過去には790センチ記録…温泉宿が並ぶ地区、今季も466センチ
読売新聞 2021/03/01

雪壁にのぼって積雪を測る今野さん(2月19日、山形県西川町志津で)

 日本一雪深いのは、山形県西川町志津地区だ――。2月19日午前8時、同地区の積雪深は今季最高の466センチを記録した。気象庁の観測地点で同時刻の全国最高値を観測した青森市・酸ヶ湯(すかゆ)の349センチを大きく上回る。志津地区には気象庁の観測地点はないが、県の観測地点があり度々、全国最高値を超える。同町は「隠れた積雪日本一」と、観光PRに活用している。(中田隆徳)

 県には1973年度から同地区の記録が残る。最高値は74年2月に記録した790センチ。今も観測を続ける観測地点で、史上1位の566センチ(2013年)を記録した酸ヶ湯を圧倒する。

 西川町は、標高1984メートルの月山の麓にあり、温泉宿が並ぶ同地区は標高約700メートルに13世帯42人が暮らす。

 観測は、県の委託を受けた、温泉宿「清水屋旅館」を経営する今野信秋さん(70)が、毎年11月から雪がなくなる6月上旬まで、午前8時と午後4時に行っている。旅館の玄関先には、気象庁が地域気象観測システム(アメダス)導入前に使っていたのと同様の物さし「雪尺」(7メートル)が垂直に立っている。雪壁に約4メートルのはしごをかけてのぼり、目視で記録する。

 今野さんは「この冬は、半日で40〜50センチ積もる近年にない大雪。ここは本当に日本一雪深い集落だと知ってほしい」と話す。

 山形大の八木浩司教授(地形学)によると、日本海からの湿った季節風が、月山の切り立った斜面で急上昇するため、雪雲が発生しやすく、風下の志津地区に大雪を降らせるという。

 今野さんによる観測は、父千春さんが、近くのダム建設時に国から委託されたのが始まりという。国土交通省東北地方整備局最上川ダム統合管理事務所に問い合わせると、同所には54年度から志津地区の記録が残っていた。

 八木教授は「定住集落でこれほど長く、観測している例は他にはない。人が住む場所の積雪量では、日本一ではないか」と指摘する。

 西川町は冬の観光資源に活用しようと、2019年12月に「日本一の『月山』雪国宣言」を行い、雪を観光資源とすることを打ち出した。

 昨年12月には、そりや雪面を滑るバナナボートなどで遊べる「月山スノーランド」を開設。観光客の誘致に力を入れている。

 同町商工観光課の柴田知弘観光係長(49)は「雪は除雪に苦労する厄介者だったが、今後は観光の宝と位置づけてPRしていきたい」と話している。

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%8c%e9%9a%a0%e3%82%8c%e3%81%9f%e7%a9%8d%e9%9b%aa%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%b8%80%e3%80%8d%e9%81%8e%e5%8e%bb%e3%81%ab%e3%81%af%ef%bc%97%ef%bc%99%ef%bc%90%e3%82%bb%e3%83%b3%e3%83%81%e8%a8%98%e9%8c%b2%e2%80%a6%e6%b8%a9%e6%b3%89%e5%ae%bf%e3%81%8c%e4%b8%a6%e3%81%b6%e5%9c%b0%e5%8c%ba%e3%80%81%e4%bb%8a%e5%ad%a3%e3%82%82%ef%bc%94%ef%bc%96%ef%bc%96%e3%82%bb%e3%83%b3%e3%83%81/ar-BB1e6lPn
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/866.html#c17

[近代史4] オリーブオイル・マヨネーズの作り方 中川隆
7. 2021年3月01日 18:50:21 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[8]
失敗した手作りマヨネーズを復活させる方法
https://cookpad.com/recipe/3911936


固まらずにいた液体マヨネーズを固くします。この分量で「オイル少なめ(通常の半分)ヘルシーマヨネーズ」も作れちゃいます。

材料

■ 【固まらなかったマヨネーズを復活させる場合】
卵黄2個分

■ 【油少なめヘルシーマヨネーズを作る場合】

卵黄2個
塩2g
お酢またはレモン汁(ストレート)6g前後
胡椒1ふり(適量)
甜菜糖10g
お好みでマスタードなど適量

★オイル(苦味のないオリーブ油)50-60g


作り方

1
手作りでマヨネーズを作る場合、
★卵を常温(18度位)にしておく
★卵黄にお酢など加え混ぜたものに油を少しずつ加える。→

2
★出来れば金属系のボールではなくガラスかホウロウのを使う。
★全卵よりも卵黄だけの方が、また油が多い方が固まり易い。

3
以上の注意点を忘れてしまったり…で、マヨネーズが全然固まらなかった場合 ↓

4
卵を冷蔵庫から取り出し、温める。

(洗面台でお湯を出しボールに卵を入れハンカチ一枚を手洗い。その位で温まります)

5
卵黄だけ取り出し、空のボールに入れる。

固まらなかった液体マヨネーズを、糸のように少しずつ加えながらミキサーで混ぜる。

6
これで固まり始めます。

味見をして、酸味や塩気を調整します。レモン汁を入れる時は糸のように少しずつ加えながらミキサー。

7
失敗した訳でなく、はじめから「オイル少なめヘルシーマヨネーズ」が作りたい場合、上記分量で作れます。

8
【オイル少なめヘルシーマヨネーズの作り方】

常温の卵黄2つと、オイル以外の材料全てを白っぽくなるまでよく混ぜる。

9
糸状に少しずつ垂らしながらオイルを加え混ぜる。次第に固まってきます。

10
写真
油の量が増える方が固くなります。

私はヘルシーな方を好むので、柔らかめ50gくらいで作り、ソースみたいにして使います。

コツ・ポイント
卵が冷たかったり、いっぺんにオイルを入れると固まらない事が多いようです。

保管瓶に入れたものは、いつも綺麗なスプーンですくうようにすると良いです。

普通に油半量のヘルシーマヨネーズを作るのにも良いです。
このレシピの生い立ち
オイルが足りなかったのか、冷蔵庫から出してすぐの卵黄を使ったからか、はたまた油も全部ボールに投入して混ぜたから…なのか、液体マヨネーズが出来たので、それを固まらせたくて考えました。(乳化剤としての卵黄を更に加えて解決…という事で)


https://cookpad.com/recipe/3911936
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1021.html#c7

[リバイバル3] オールド QUAD の安物アンプは名機なのか? 中川隆
76. 中川隆[-6985] koaQ7Jey 2021年3月01日 19:46:04 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[9]

318: 薬漬け :2021/02/28(日) 17:34:34 HOST:p4109014-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp

今日はウエストミンスターをQUAD22+IIで。
タンノイのロナルド・ラッカム前社長が、タンノイはことごとく開発中はQUADで試験していたと
言っていたという伝説がありますが、それかあらぬか、なかなかのパフォーマンスをあの小さな
筐体から聴かせます。(もっとも今日はマランツ7をフォノイコにしていましたが。)

あの音の秘密は何処にあるのやら。KT66?それともあの摩訶不思議な回路?サテ。個人的には、
何となくKT66の役割が大きいとにらんでいますが。素人の独断と偏見。

319: 前期 :2021/02/28(日) 18:16:37 HOST:h175-177-057-206.hikari.itscom.jp
>あの摩訶不思議な回路

まったくですね。動作を理解できません。
あれならまだ405のブリッジ回路のほうが理解できます。賛成はしかね
ますが。クオードの設計者はへそ曲がりなんですかね?

320: パルジファル :2021/02/28(日) 18:35:26 HOST:KD106132204152.au-net.ne.jp
〉318 あの音の秘密は

 名機に詳しい友人は、ピアレス製のトランスだと信じておりますよ。

321: 薬漬け :2021/02/28(日) 20:49:32 HOST:p4109014-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
>>319 前期さん、こんばんは。

>>クオードの設計者はへそ曲がりなんですかね?

多分そうだと思います。(笑) フォノイコライザー回路にしても、一部を切り取ってモジュール
形式にして、それをはめ込んだらまともな回路になるようにしてみたり。スピーカーも普通並の
ダイナミック型スピーカーではなくてコンデンサー型スピーカーを開発したり。余り通り一遍の
ことはお好きでは無かったのかも?

322: 薬漬け :2021/02/28(日) 21:05:54 HOST:p4109014-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
>>320 大先輩、こんばんは。

>>ピアレス製のトランスだと信じておりますよ

なんですかね。拙宅で活躍しているピアレスMCトランスは、確かに明晰な部分はお互い相通ずる
ところがあるようにも思えますが、ピアレスの方が少し派手というか押し出しが強いようにも
感じますが。
QUADIIの方は明晰でハイファイなんだけれども、微妙な地味さが感じられなくもないというか。
鳴らしているのがタンノイであることも影響していますが、どこかそんな質感を感じますね。

あけすけでないハイファイというのも変ですが、いまWE755Aをドライブしているパワーアンプの
IPC1047(だったかな?)がKT66を搭載していて似たような質感を感じたので、それで下手人は
KT66かな、とも思ったりしたのですが、さてどうやら。

323: RW-2 :2021/03/01(月) 02:45:28 HOST:164.5.52.36.ap.yournet.ne.jp

QUADUって達観して作ったアンプでしょね。オーディオファンがそれなりに本格的に自作
するとしたらありえない手法で作ってますもん。配線材が細ッ。電源がプア。π型フィル
ターさえ無し。ポータブルラジオ程度。ケースの中のトランスが小っちゃ。おそらくロクな
特性じゃなさそう。なのにカソード巻線でKT-66にNF掛けて、さらに前段にオーバーオール
のNFまで断行。トランス類が小さいのでパワーも25W。KT-66の実力なら40Wは出せるのに。

グダグダ書きましたけどそれで音が出て評価も高い。オーディオとは科学じゃありませんから。
出力25Wと言っても、このアンプをお使いの方は能率が85dBとか88dBのスピーカーは繋がない。
たいがい高能率の大型スピーカー。であれば5〜10Wくらいの出力で聴いとるわけで、そしますと
A級動作領域。そう思って聴きますと更にイイ音に聴こえるでしょ。プラシーボも重要なんです。

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1596031365/l50
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/840.html#c76

[リバイバル3] QUAD ESL57 が似合う店 _ 喫茶店 荻窪邪宗門 中川隆
19. 中川隆[-6984] koaQ7Jey 2021年3月01日 19:46:47 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[10]

318: 薬漬け :2021/02/28(日) 17:34:34 HOST:p4109014-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp

今日はウエストミンスターをQUAD22+IIで。
タンノイのロナルド・ラッカム前社長が、タンノイはことごとく開発中はQUADで試験していたと
言っていたという伝説がありますが、それかあらぬか、なかなかのパフォーマンスをあの小さな
筐体から聴かせます。(もっとも今日はマランツ7をフォノイコにしていましたが。)

あの音の秘密は何処にあるのやら。KT66?それともあの摩訶不思議な回路?サテ。個人的には、
何となくKT66の役割が大きいとにらんでいますが。素人の独断と偏見。

319: 前期 :2021/02/28(日) 18:16:37 HOST:h175-177-057-206.hikari.itscom.jp
>あの摩訶不思議な回路

まったくですね。動作を理解できません。
あれならまだ405のブリッジ回路のほうが理解できます。賛成はしかね
ますが。クオードの設計者はへそ曲がりなんですかね?

320: パルジファル :2021/02/28(日) 18:35:26 HOST:KD106132204152.au-net.ne.jp
〉318 あの音の秘密は

 名機に詳しい友人は、ピアレス製のトランスだと信じておりますよ。

321: 薬漬け :2021/02/28(日) 20:49:32 HOST:p4109014-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
>>319 前期さん、こんばんは。

>>クオードの設計者はへそ曲がりなんですかね?

多分そうだと思います。(笑) フォノイコライザー回路にしても、一部を切り取ってモジュール
形式にして、それをはめ込んだらまともな回路になるようにしてみたり。スピーカーも普通並の
ダイナミック型スピーカーではなくてコンデンサー型スピーカーを開発したり。余り通り一遍の
ことはお好きでは無かったのかも?

322: 薬漬け :2021/02/28(日) 21:05:54 HOST:p4109014-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
>>320 大先輩、こんばんは。

>>ピアレス製のトランスだと信じておりますよ

なんですかね。拙宅で活躍しているピアレスMCトランスは、確かに明晰な部分はお互い相通ずる
ところがあるようにも思えますが、ピアレスの方が少し派手というか押し出しが強いようにも
感じますが。
QUADIIの方は明晰でハイファイなんだけれども、微妙な地味さが感じられなくもないというか。
鳴らしているのがタンノイであることも影響していますが、どこかそんな質感を感じますね。

あけすけでないハイファイというのも変ですが、いまWE755Aをドライブしているパワーアンプの
IPC1047(だったかな?)がKT66を搭載していて似たような質感を感じたので、それで下手人は
KT66かな、とも思ったりしたのですが、さてどうやら。

323: RW-2 :2021/03/01(月) 02:45:28 HOST:164.5.52.36.ap.yournet.ne.jp

QUADUって達観して作ったアンプでしょね。オーディオファンがそれなりに本格的に自作
するとしたらありえない手法で作ってますもん。配線材が細ッ。電源がプア。π型フィル
ターさえ無し。ポータブルラジオ程度。ケースの中のトランスが小っちゃ。おそらくロクな
特性じゃなさそう。なのにカソード巻線でKT-66にNF掛けて、さらに前段にオーバーオール
のNFまで断行。トランス類が小さいのでパワーも25W。KT-66の実力なら40Wは出せるのに。

グダグダ書きましたけどそれで音が出て評価も高い。オーディオとは科学じゃありませんから。
出力25Wと言っても、このアンプをお使いの方は能率が85dBとか88dBのスピーカーは繋がない。
たいがい高能率の大型スピーカー。であれば5〜10Wくらいの出力で聴いとるわけで、そしますと
A級動作領域。そう思って聴きますと更にイイ音に聴こえるでしょ。プラシーボも重要なんです。

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1596031365/l50
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/214.html#c19

[番外地9] ダボス会議の「グレート・リセット」_ グローバリゼーションの時代以後の「国家資本主義」の体制 中川隆
2. 中川隆[-6983] koaQ7Jey 2021年3月01日 20:06:00 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[11]
三橋さんはグローバリズムやグレート・リセットがどういうものか全く理解できていない、IQ 低過ぎ
新自由主義者が敵だと考えているのは中共ではなく労働者階級だよ:

アメリカ中央銀行はアメリカ政府から利子付きアメリカ国債を買ってドルを発行しているので、利子の分だけドルの発行量が毎年毎年増えていく、従ってドルの貨幣価値も毎年毎年減ってインフレが進行していく。

ドルの増加分はすべて資本家の所に行き、労働者の賃金は大して上がらず、実質賃金は毎年毎年下がっていく。従って、内需は毎年毎年減っていき、失業が増え、貧富の差が開いていってマルクスが預言した階級社会が完成する。国債金利がゼロに近づいているというのは、企業が民間銀行から借金して投資する額がこれ以上は増やせない上限に到達してしまい、投資して利子と配当で儲ける資本主義システムが破綻したという事です。 資本主義システムが破綻してできた階級社会の混乱と暴動に対処する方法としては今まで次の3案が考えられています:


・マルクス主義革命:階級闘争で階級を無くし、総中流社会に変える
・エンデの地域通貨発行論:民間銀行の信用創造による企業への融資を止めて、公的機関が利子ゼロで融資する。
・グレートリセット: 階級を永遠に固定化して、労働者を スマホ情報の監視、マイクロチップ体内埋め込みや監視カメラを使って徹底管理して反体制活動ができない様にする


現在のドルを基軸通貨とするアメリカ中心の経済システムは破綻が間近に迫っている。金融マジックで生きながらえてきたが、それも限界が近づき、何も手を打たなければ2030年までに崩壊すると考える人が少なくなかった。そこで資本主義システムを大々的に「リセット」しようというわけだ。


TPP(環太平洋連携協定)、TTIP(環大西洋貿易投資協定)、TiSA(新サービス貿易協定)に含まれているISDS(投資家対国家紛争解決)条項は、巨大企業のカネ儲けを阻むような法律や規制を政府や議会が作ることを事実上、禁止している。巨大企業のカネ儲けを阻むような法律や規制は賠償の対象になることになっていた。


 つまり、生産活動やサービスのルールを決め、労働条件、環境汚染、食糧の安全などに関する規制、あるいは健康保険や年金など社会保障の仕組みを決める最終的な権限を持つのは巨大資本になる。


 私的権力が国を凌駕する力を持ち、政府を所有している状態をフランクリン・ルーズベルトはファシズムと定義した。1938年のこと。私的権力が民主的国家そのものより強大になることを人びとが許すなら民主主義は危機に陥ると警鐘を鳴らしたのだ。こうした体制を「近代農奴制」と呼ぶ人もいる。

グレートリセットはジョージ・オーウェルのディストピア小説「1984」から多くのアイデアをもらっている。「1984」は米国アマゾンでベストセラーになっている。米国だけでなく日本でもベストセラー1位だ。この現象自体が1984的だ。


グレートリセットは「私有財産の没収」まで到達するという説すらある。UBIは「国民総生活保護」であり、その裏側に私有財産禁止がある。もちろん私有を禁じられるのは平民だけで、政治力を持つ大金持ちは例外だ。今のコモディティの値上がりが超インフレになり、ドル崩壊に至るが、その過程で農産物の価格が高騰し、それを統制するために農地が公有化される。それを先取りして、MSのビル・ゲイツが米国各地で広大な農地を買い集め、全米最大の農地保有者になっているという。公有地の「公」は政府でなくネット大企業の経営者というわけだ。


ダボス会議の「グレート・リセット」_ グローバリゼーションの時代以後の「国家資本主義」の体制
それは、「ロスチャイルド」などが後ろ盾となり、世界の支配エリートが結集している「ダボス会議」のアジェンダ、「グレート・リセット」である。
これは、新型コロナウイルスのパンデミック以降、地球温暖化を抑制し持続可能な社会の形成へと向けて、既存の資本主義を根本的に転換することを目指すものである。
「グレート・リセット」は2021年の「ダボス会議」のテーマであり、8月にシンガポールで開催される年次総会で本格的に討議される予定だ。


「ダボス会議」の主催者のクラウス・シュワブが昨年の7月に著した著書、「COVID-19: ザ・グレート・リセット(COVID-19: The Great Reset)」には新型コロナウイルスのパンデミック以降の変化を次のような点にまとめている。

<その1:崩れた経済>
新型コロナウイルスのパンデミックは世界経済の80%に大きな打撃を与えた。企業倒産が相次ぎ、賃金は下がり失業率は急上昇している。その結果、もともと存在していた社会的格差はさらに拡大した。

<その2:格差の拡大と社会的信用の低下>
パンデミックのなか、社会のデジタル化が急速に進んでいる。オンライン診療など、ITやAIを活用した社会サービスが爆発的に拡大している。この結果、あらゆる分野で仕事を失う人が増え、これが格差をさらに拡大させている。これが背景となり、世界的な抗議運動が起こっている。

<その3:巨大だが非効率な政府>
経済の落ち込みと社会的格差拡大の歯止めとして、各国政府は巨額の財政支出を行っている。それは巨額な赤字の原因となっているが、政府の財政支出では思ったような効果が出ていない。非効率である。

<その4:巨大化するIT産業>
テレワークやオンラインショッピングなど、コロナ禍のなかでIT産業はさらに巨大化した。少数の巨大IT企業が社会サービスのあらゆる分野を担うことになるだろう。しかし、こうした企業によって個人情報が握られることになる。これが新たな問題を引き起こしている。巨大IT企業の全面的な支配を許してしまうことになる。

<その5:地政学的な緊張>
コロナ禍のなかで、かねてから激しさを増していた米中対立は一層激化している。このまま行くと、新冷戦から世界の多極化が進み、世界は混沌とした状態に向かう。

<その6:関係者すべてが関与する企業>
新型コロナウイルスのパンデミックがもたらしたプラスの効果があるとすれば、企業の形態に変化が見られることだ。企業のなかにはこれまでの利益中心の経営方針を見直し、従業員を含めたすべての関係者に積極的に関与してもらう新しい経営スタイルを模索する企業も多くなっている。しかし、これが大きなトレンドとして定着するためには、従来の企業の概念を変更せねばならず、そのためには政府の積極的な関与と支援が必要になる。

この本では、以上のような6つを新型コロナウイルスのパンデミックが引き起こした深刻な問題として提起し、これを解決するためには現在のグローバル資本主義のリセットが必要なのだと力説する。

しかし、これがどのような体制になるのか具体的なプランは提示されていない。

ただ、2018年にやはり「ダボス会議」から出された論文、「敏捷な統治」によると、ビッグデータ、AI、ロボット、そしてブロックチェーンなどの先端的なITテクノロジーを徹底的に駆使して、社会問題が発生する前にそれらを予期し、事前に対処してしまう体制のことのようだ。

ITによる人間の管理
この本には、AI、IoT、5Gなどの先端的なテクノロジーの普及で、我々の生活で使われる家電などのディバイスが自動化されるようになると、政府の管理する中央コンピューターに個人のあらゆるデータが集積するとしている。

シュワブは、スマホなどの個人が身につけるデバイスは極小化され、最終的には人間の身体に埋め込まれると予測する。すると、そうした身体に内蔵したITデバイスを通して、個人の思考や想念さえも通信することができるとしている。この本のなかでシュワブは次のようにいう。つまり、犯罪のことを思い浮かべただけで、厳しい監視の対象になるということである。

デジタルIDで個人が管理される時代には免許証やパスポートは必要なくなり、それがなければカネの出し入れもできない。つまり生活が極めて困難になり、支配者に服従せざるをえなくなる。
https://www.mag2.com/p/money/1019624
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/126.html#c2

[番外地9] バブルかどうかはバフェット指数で見るものだよ 中川隆
1. 中川隆[-6982] koaQ7Jey 2021年3月01日 22:13:00 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[12]
平野憲一の株のお話2020.01.14 壁を抜けるか。
 週明け13日のNY株。
ダウは83.28ドル高の2万8907.05ドル、ナスダックも95.07ポイント高の9273.93ポイントと反発。ナスダックは先週末の下げを取り返し、再び史上最高値を更新しました。 

昨日機関投資家の強気観が高まっていると言う話をしましたが、

名目GDPに対する米国株の時価総額の倍率(バフェット指数)が、過去最高を超えました。

それに合わせてバフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの資産の現金比率が過去最高になり、株安に備えていると言われています。


▲△▽▼

コロナ禍の3ヶ月間で米国富裕層の資産62兆円増 背景に大規模金融緩和 2020年6月14日

 新型コロナ危機が始まってからの約3カ月間、米国の富裕層が資産を約5650億j(62兆円)増やしていたことがわかった。

米国の進歩的な政策研究所(inequality.org)が統計データを集計し、4日に報告書を発表した。過去最大規模の金融緩和の恩恵を受ける1%の富裕層と、コロナ禍で生きる糧を奪われる99%との格差がかつてなく拡大している。

 報告書によると、コロナ危機による世界経済の急激な停滞によって、3月18日からの約3カ月間で、新規失業手当を申請した米国人は4300万人(労働統計局)にのぼり、リーマン・ショック不況後に創出された雇用のほとんどが消滅した。これには自営業者として支援を申請した数百万人は含まれておらず、実態はさらに深刻だ。


 同じ3カ月間に、富裕層の累計総資産は約5650億j増加した。現在、億万長者の資産総額は3・5兆j(385兆円)に達しており、新型コロナ流行の開始時に記録された最低水準から19・15%上昇している。一方、米国ではコロナ感染ですでに10万人以上が死亡しており、報告書のなかでは「パンデミックの最中、億万長者の富が急増していると同時に、何百万人もの人々が苦しみ、多くの困難や死に直面している。米国社会の不平等でグロテスクな現実だ」とのべている。

 この間、資産を飛躍的に延ばした主な富裕層は以下の通り。IT大手や投資関連の大企業が目立っている。

ジェフ・ベゾス(アマゾンCEO)362億j増

マッケンジー・ベゾス(前妻)126億j増

マーク・ザッカーバーグ(フェイスブックCEO)300億j増

イーロン・マスク(テスラCEO)141億j増

セルゲイ・ブリン(グーグル共同創業者)139億j増

ラリー・ペイジ(グーグル元CEO)137億j増

スティーブ・バルマー(マイクロソフト元CEO)133億j増

ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)118億j増

フィル・ナイト(ナイキ創業者)116億j増

ラリー・エリソン(オラクル会長)85億j増

ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイCEO)77億j増

マイケル・デル(デル創業者)76億j増など。
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/128.html#c1

[番外地9] バブルかどうかはバフェット指数で見るものだよ 中川隆
2. 中川隆[-6981] koaQ7Jey 2021年3月01日 22:20:40 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[13]

コロナ暴落で損しなかったのはバフェット指数を投資基準にしているバフェットだけ

 週明け13日のNY株。
ダウは83.28ドル高の2万8907.05ドル、ナスダックも95.07ポイント高の9273.93ポイントと反発。ナスダックは先週末の下げを取り返し、再び史上最高値を更新しました。 

昨日機関投資家の強気観が高まっていると言う話をしましたが、
名目GDPに対する米国株の時価総額の倍率(バフェット指数)が、過去最高を超えました。

それに合わせてバフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの資産の現金比率が過去最高になり、株安に備えていると言われています。


平野憲一の株のお話 2020.01.15 ゆっくり見守りましょう。
http://kasset.blog.fc2.com/

 14日のNY株。
 ダウは32.62ドル高の2万8939.67ドル、ナスダックは22.60ポイント安の9251.33ポイントとマチマチの動き。NYSE出来高は9億5835万株。
ダウ、ナスダックとも一時取引時間中の史上最高値を更新しました。

昨日話したバフェット指数は米国1.6倍に対し日本は1.23倍(東証1部661兆円、2部8兆円、JQ10兆円、マザーズ6兆円、名目GDP 557兆円)で、割安です。
ここにも、2020年相場は「米国株より日本株」が見えます。

▲△▽▼

コロナ禍の3ヶ月間で米国富裕層の資産62兆円増 背景に大規模金融緩和
2020年6月14日


 新型コロナ危機が始まってからの約3カ月間、米国の富裕層が資産を約5650億j(62兆円)増やしていたことがわかった。

米国の進歩的な政策研究所(inequality.org)が統計データを集計し、4日に報告書を発表した。過去最大規模の金融緩和の恩恵を受ける1%の富裕層と、コロナ禍で生きる糧を奪われる99%との格差がかつてなく拡大している。

 報告書によると、コロナ危機による世界経済の急激な停滞によって、3月18日からの約3カ月間で、新規失業手当を申請した米国人は4300万人(労働統計局)にのぼり、リーマン・ショック不況後に創出された雇用のほとんどが消滅した。これには自営業者として支援を申請した数百万人は含まれておらず、実態はさらに深刻だ。

 同じ3カ月間に、富裕層の累計総資産は約5650億j増加した。現在、億万長者の資産総額は3・5兆j(385兆円)に達しており、新型コロナ流行の開始時に記録された最低水準から19・15%上昇している。一方、米国ではコロナ感染ですでに10万人以上が死亡しており、報告書のなかでは「パンデミックの最中、億万長者の富が急増していると同時に、何百万人もの人々が苦しみ、多くの困難や死に直面している。米国社会の不平等でグロテスクな現実だ」とのべている。

 この間、資産を飛躍的に延ばした主な富裕層は以下の通り。IT大手や投資関連の大企業が目立っている。

ジェフ・ベゾス(アマゾンCEO)362億j増

マッケンジー・ベゾス(前妻)126億j増

マーク・ザッカーバーグ(フェイスブックCEO)300億j増

イーロン・マスク(テスラCEO)141億j増

セルゲイ・ブリン(グーグル共同創業者)139億j増

ラリー・ペイジ(グーグル元CEO)137億j増

スティーブ・バルマー(マイクロソフト元CEO)133億j増

ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)118億j増

フィル・ナイト(ナイキ創業者)116億j増

ラリー・エリソン(オラクル会長)85億j増

ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイCEO)77億j増

マイケル・デル(デル創業者)76億j増など。
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/128.html#c2

[番外地9] バブルかどうかはバフェット指数で見るものだよ 中川隆
3. 中川隆[-6980] koaQ7Jey 2021年3月01日 22:21:53 : 9ah5GoqAQI : Q2hDSm1RZmd6VXM=[14]

コロナ暴落で損しなかったのはバフェット指数を投資基準にしているバフェットだけ

平野憲一の株のお話2020.01.14 壁を抜けるか。
 週明け13日のNY株。
ダウは83.28ドル高の2万8907.05ドル、ナスダックも95.07ポイント高の9273.93ポイントと反発。ナスダックは先週末の下げを取り返し、再び史上最高値を更新しました。 

昨日機関投資家の強気観が高まっていると言う話をしましたが、
名目GDPに対する米国株の時価総額の倍率(バフェット指数)が、過去最高を超えました。

それに合わせてバフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの資産の現金比率が過去最高になり、株安に備えていると言われています。


平野憲一の株のお話 2020.01.15 ゆっくり見守りましょう。
http://kasset.blog.fc2.com/

 14日のNY株。
 ダウは32.62ドル高の2万8939.67ドル、ナスダックは22.60ポイント安の9251.33ポイントとマチマチの動き。NYSE出来高は9億5835万株。
ダウ、ナスダックとも一時取引時間中の史上最高値を更新しました。

昨日話したバフェット指数は米国1.6倍に対し日本は1.23倍(東証1部661兆円、2部8兆円、JQ10兆円、マザーズ6兆円、名目GDP 557兆円)で、割安です。
ここにも、2020年相場は「米国株より日本株」が見えます。

▲△▽▼

コロナ禍の3ヶ月間で米国富裕層の資産62兆円増 背景に大規模金融緩和
2020年6月14日


 新型コロナ危機が始まってからの約3カ月間、米国の富裕層が資産を約5650億j(62兆円)増やしていたことがわかった。

米国の進歩的な政策研究所(inequality.org)が統計データを集計し、4日に報告書を発表した。過去最大規模の金融緩和の恩恵を受ける1%の富裕層と、コロナ禍で生きる糧を奪われる99%との格差がかつてなく拡大している。

 報告書によると、コロナ危機による世界経済の急激な停滞によって、3月18日からの約3カ月間で、新規失業手当を申請した米国人は4300万人(労働統計局)にのぼり、リーマン・ショック不況後に創出された雇用のほとんどが消滅した。これには自営業者として支援を申請した数百万人は含まれておらず、実態はさらに深刻だ。

 同じ3カ月間に、富裕層の累計総資産は約5650億j増加した。現在、億万長者の資産総額は3・5兆j(385兆円)に達しており、新型コロナ流行の開始時に記録された最低水準から19・15%上昇している。一方、米国ではコロナ感染ですでに10万人以上が死亡しており、報告書のなかでは「パンデミックの最中、億万長者の富が急増していると同時に、何百万人もの人々が苦しみ、多くの困難や死に直面している。米国社会の不平等でグロテスクな現実だ」とのべている。

 この間、資産を飛躍的に延ばした主な富裕層は以下の通り。IT大手や投資関連の大企業が目立っている。

ジェフ・ベゾス(アマゾンCEO)362億j増

マッケンジー・ベゾス(前妻)126億j増

マーク・ザッカーバーグ(フェイスブックCEO)300億j増

イーロン・マスク(テスラCEO)141億j増

セルゲイ・ブリン(グーグル共同創業者)139億j増

ラリー・ペイジ(グーグル元CEO)137億j増

スティーブ・バルマー(マイクロソフト元CEO)133億j増

ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)118億j増

フィル・ナイト(ナイキ創業者)116億j増

ラリー・エリソン(オラクル会長)85億j増

ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイCEO)77億j増

マイケル・デル(デル創業者)76億j増など。
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