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[番外地8] ウォール街は反共、親ファシズムだったので、共産主義者のルーズベルト大統領は仇敵でした。 中川隆
1. 2020年12月04日 05:24:24 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[1]
フーバーはロスチャイルドの手先でウォール街のエージェント、ファシストだよ
ルーズベルトとニューディーラーは共産主義者で反ファシスト、反ウォール街
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/663.html#c1
[番外地8] ウォール街は反共、親ファシズムだったので、共産主義者のルーズベルト大統領は仇敵でした。 中川隆
2. 中川隆[-9485] koaQ7Jey 2020年12月04日 06:05:52 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[2]
フーバーはロスチャイルドの手先でウォール街のエージェント、反共のファシストだよ
ルーズベルトとニューディーラーは共産主義者で反ファシズム、反ウォール街
ヒトラーと昭和天皇は反共でウォール街のエージェント
日本陸軍は反米国粋主義で共産主義に非常に近かった。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/663.html#c2
[番外地8] 労働者の賃金が30年間変わらないのに貨幣価値だけ下がっているというのは マネーストックが増えた分はすべて資本家の所に行って… 中川隆
1. 2020年12月04日 06:10:47 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[3]
国債に金利が付いているので、その分だけ毎年毎年マネーストックが増えて貨幣価値が下がり続けているのですね:

【日本のマネタリーベース、マネーストック(左軸、兆円)、貨幣乗数(右軸、倍)】
http://mtdata.jp/data_71.html#MBMS

マネーストックの増加分はすべて資本家が手に入れて、海外で運用するので内需がどんどん減っています。それがデフレの原因です。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/697.html#c1

[番外地8] 労働者の賃金が30年間変わらないのに貨幣価値だけ下がっているというのは マネーストックが増えた分はすべて資本家の所に行って… 中川隆
2. 2020年12月04日 06:25:37 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[4]
日銀当座預金には金利が付くし、国債は日銀が高く買ってくれるから、国債を発行するとマネーストックがどんどん増えて貨幣価値が下がるのです:
国債金利や銀行が貸した金の利子で貨幣のプールはどんどん増えていき、その増加分はすべて資本家の利益になる、物価や労働者の賃金は変わらない:
バブル崩壊で勝ったのは国債だけだったという事実
最も「勝ち組」の投資は日本国債だった


1990年台バブル崩壊で「1円も損をせず」「元金が7倍以上になった」のは日本国債を買った人だけだった。

バブルの頃は色々な投資がブームで、金銀、土地、ゴルフ会員権、株やピカソの絵、ハワイや湯沢の別荘が人気でした。

これらの投資はその後のバブル崩壊で全て損をした筈で、保険や年金商品ですら政府の方針でカットされていました。

そんな中で唯一バブル崩壊の影響をまったく受けなかった投資商品が「日本国債」で、日本国債が危ないという定説とは真逆の結果です。


バナナ売りみたいな投資アナリスト達は毎日毎日「あぶないよあぶないよ、さあ国債が破綻するよ」と道端で「国債が危ない」と言い続けています。

彼らがそう言っている理由は国債以外の投資商品を売って稼いでいるからで、国債が売れたら困るのです。

日経先物とかFXとか株とか土地とかピカソの絵を売って初めて「カモ」から金を取れるので、日本国債が売れたら儲からなくなるのです。


1980年に日本国債を購入した人は、30年後の2010年に7倍に増えていて、もし最初に1000万円なら7000万円、100万円でも700万円に増えていたのです。

バブル崩壊も阪神大震災も福島原発もリーマンショックもすべて無関係で、1980年台に買っていさえすれば誰でも7倍になったのです。

では日本国債を買う以外でこの30年間に投資で資産を7倍にした人がどれだけ居たか、聞くまでもなくほとんど居ないはずです。

日本国債より危険な投資に手を出す人々

「そんなのウソだ。日本国債はゼロ金利じゃないか」というもっともな意見がありますが、それでも30年間毎年金利が付くことで、5倍とか7倍に増えるのです。

考え方を変えれば本当に「金利ゼロ」だったとしても、デフレで物価が下がると実質的にお金が増えるのです。

「経済専門家は皆日本が破産すると言っている」というもっともな意見もあるが、逆に日本政府が破産した後に残る安全な物って何なんでしょう?


例えば土地は消えませんが、戦前日本最大の資産家だった本間家(ローソク足を発明した本間宗久の子孫)は敗戦でアメリカ軍に土地を没収され、ただの釣具屋になり今は中国に買収されて消滅しました。

有名企業の株を保有しても日本政府が倒産するほどの事態なら、三菱や三井やトヨタだって倒産するでしょう。

金などの貴金属は物質として目減りしませんが、あの手のものは長期的には必ず物価上昇率より価値が目減りしていきます。


日本国債がデフォルトするほどの危機なら、どんな資産も無価値になる可能性が高く、それらより危険ではありません。

例えば沖縄県知事のアホは「中国に統一してもらって日本から独立しよう」と言っていますが、中国は共産国家で個人の土地所有が認められていません。

米軍基地が中国軍基地にかわり、土地は政府の所有になり、住民は政府から借りた借地に住む事になります。(中国人民はそうしている)

日本国債より安全な投資って何?

日本国債が無効になるほどの衝撃というのはこれほどの事が起きると推測でき、こんな事を考えるよりは自衛隊に税金を払ったほうが幾らかマシです。

「日本国債がアブナイから他に投資しよう」という考えは一見合理的にみえて、相当におかしいのが分かると思います。

例えていえば「巨大隕石が地球に落下するから地球の裏側に逃げよう」みたいな話で、恐竜より頭の働きが鈍いです。


日本国債ではなく米国債など外国政府に投資しようという人も居て、こちらの方は理にかなっています。

円高が進んでも日本よりアメリカの金利が高いので、最終的に日本国債を買うよりも、数十年後に元本が増える可能性は高いです。

だがしかし日本の証券会社から米国債を買って、日本政府が倒産したときにその証券会社は存在し、銀行は投資した元本を保証してくれるのか甚だ疑問です。


日本が破産したとき自分が買った証券会社が倒産していて、資産保全しているメガバンクも倒産したら、買っておいた米国債も消滅するでしょう。

アメリカの証券会社から米国債を買うという方法もあるが、おそらく日本からだと余計なコストを取られたり不利になるかも知れません。

このように考えると「日本国債があぶない」から色々な投資を試みるのは、結局どれも日本国債そのものより危険な投資に手を出すハメになります。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/697.html#c2

[昼休み54] アメリカが日銀に異次元金融緩和させた目的は日本の銀行と大企業の乗っ取り 中川隆
1. 中川隆[-9484] koaQ7Jey 2020年12月04日 07:26:10 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[5]
アダム・スミス2世の経済解説  2015-05-10
アベノミクスがもたらした株価上昇による100兆円の損失
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/blog-entry-184.html

アベノミクスの評価は、現時点においてもさまざまである。その中で多くの人たちが認める功績は、株価を上昇させたことであろう。アベノミクスの否定論者でも、アベノミクスは株価を上昇させたこと以外にメリットは存在しないという評価を下す人は多い。

株価を引き上げたことは功績であるにしても、現在の株価は上がりすぎであり、バブルであるとの批判は存在する。

今回は、アベノミクスが株価上昇により巨額の損失を日本経済に与え、最近ではその累計額が100兆円にまで到達したという事実を説明する。

最後に、このような巨額の損失が発生した原因として、最近、株価の需給コメントのシリーズで書いているものと同じ内容を記すことにする。

繰り返すが、アベノミクスの否定論者でも、株価を上昇させたことだけは功績として認める人が多い。一方、私は、株価上昇のプラス面、マイナス面の両方を今までに何度も書いてきた。今回はプラスの面には触れず、マイナスの面だけに触れることにする。唯一の正しい見方ではないが、一つの有力な観点から見た場合、大変大きなマイナスにもなりうる、ということを書くことにする。

そもそも、利益、損失、純資産の増加、純資産の減少というものは、会計基準によって変わるものである。民間企業でも、日本会計基準、国際会計基準、米国会計基準によって利益や純資産は異なる。利益、純資産というものは、万人の意見が利益、純資産であると一致するものは当然存在する。しかし、利益か利益でないか、純資産の増加か増加でないか、専門家の間で意見が分かれるものも当然存在する。そのため、会計基準によって利益や純資産は異なってしまう。

正確性が他の会計基準より明らかに低い会計基準は、過去には使われていた。しかし、そのような会計基準は修正され、現在では使われていない。現在使われている複数の会計基準の利益、純資産の中で、どの基準が一番正しいかは、専門家の間でも一致してはいない。そもそも会計基準というものは、国や時代が異なれば、「正しい」内容が異なっても当然なのかもしれない。

より難しいのは、民間企業以外の利益、あるいは純資産である。日本という国レベルで、純資産が毎年どれだけ増加、または減少しているかについての会計基準は、事実上、一つしか存在しない。現在、日本で使われている日本の純資産に相当するものは、国民経済計算ベースでの国富(=正味資産)である。この会計基準は、いろいろと問題点が指摘されることが多い。しかし、現在、国ベースでどれだけ資産を増やした、あるいは減らしたかを認識できる統計は、国民経済計算ベースの国富しか存在しない。問題点があることは頭に入れながらも、事実上、一つしか存在しない日本の国富を表すグラフを下記に示す。


国富
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/img/20150510172757912.gif/


国富の大半は非金融資産である。それ以外は、金融資産の一部である対外純資産だけである。国富の大半をしめる非金融資産が減少傾向を示している最大の原因は、地価の下落である。対外純資産は増加傾向にある。

国富には、対外純資産以外の金融資産が存在しない。これは、金融資産が存在すれば、必ずそれに等しい金融負債が存在していると国民経済計算では考えるからだ。この場合、株価が上昇しても、株価の時価総額の増加額に等しい金融負債が増加していると考えるのである。この考え方に基づけば、アベノミクスの結果株価が上昇しても、プラスは発生しない。株価の時価総額と同金額の金融負債が同時に増加すると考えるからだ。株式保有金額の増加額のうち海外投資家による日本株保有分については、海外投資家の資産増加と、国内部門の負債の同金額の増加が発生すると考える。これを日本から見れば、国内の負債の増加分と同金額の国内資産が増えているのではなく、同金額の対外負債の増加だけが発生していると見える。対外負債の増加であるから、対外純資産の減少、すなわち国富の減少を意味する。日本の株価が上昇すればするほど、資産は増えず、対外負債だけは増加し、対外純資産と国富は減少する。

国民経済計算は年1回公表され、最新のものは2013年度版である。非金融資産については国民経済計算が唯一の統計である。しかし、対外純資産を含む金融資産については、国民経済計算に準じるものとして、日銀の資金循環統計が存在する。これは年4回公表、最新のものは2014年版である。両者の会計基準は、主体や項目などの分類の定義に違いがあり、一致しない数字も多いが、理論的には同種のものと考えてよい。そのため、前回と同様に、国民経済計算ではなく資金循環統計の数字を使って、株価上昇による損益を計算する。なお、国民経済計算の株式は未上場株をも含めたすべての株式が対象であり、上場株だけの数字を求めることはできない。ここで使う数字は、資金循環統計における上場株だけの数字である。

2014年末における投資部門別の株式保有金額(上場株だけが対象)を表すグラフを下記に示す。


投資部門別保有金額
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/img/2015051017282459d.gif/


2014年末における最大の大株主は海外投資家であり、その金額は165兆円、全体の31%を占めていた。

次に、アベノミクス相場の開始以降、上記の株式保有金額がどれだけ増加したかを表すグラフを下記に示す。


投資部門別保有金額の増加額
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/img/201505101728253d4.gif/


アベノミクス相場の開始日は、野田前総理が衆議院解散を明言した2012年11月14日である。しかし、その日からの統計は存在しないので、代わりに2012年9月末を基準にした。保有金額にだいたいは比例しており、海外投資家による株式保有金額の増加額が95兆円と一番大きい。

次に、アベノミクス相場開始以降の投資部門別の売買状況を表すグラフを下記に示す。

投資部門別売買
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/img/201505101728224f6.gif/

このグラフの起点も、2012年9月末にした。見てわかるとおり、買いの大半は海外投資家である。2014年から公的資金が買い始めたので、信託銀行が少し買い越しになっている。最大の売り越し主体は家計、すなわち個人である。

次に上記の2つの表で示される金額の差を表す投資部門別の調整額というグラフを下記に示す。

調整額
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/img/20150510172758332.gif/

調整額の定義は、資産の変動金額と売買金額の差である。具体的には、調整額の大部分は株価の値上がり益であり、かなり広い意味ではあるが統計上の不突合が一部に含まれている。最大の大株主である海外投資家が一番大きな株価の値上がり益を獲得している。

最初に示した国富の中の対外純資産は、フローベースでは「経常収支+資本移転等収支」の累積金額になる。一方、ストックベースではそれ以外のさまざまな資産価格の変動の影響を受ける。さまざまな資産価格の変動の中で最も寄与度が高いのは、為替レートと株価の変動分である。

日銀の資金循環統計ベースの対外純資産は、2012年9月末の277兆円から、2014年12月末の376兆円まで98兆円の増加となっている。このうち、海外投資家の日本株投資残高は、先のグラフで示したとおり95兆円、うち買越金額は20兆円、調整額、すなわち株価の値上がり益は75兆円である。海外投資家は日本の株価上昇により、75兆円前後の値上がり益を獲得した。このため、日本の株価が2012年9月と2014年末が同じであったと仮定するならば、対外純資産は376兆円より75兆円多い451兆円になっていたはずである。株価が上昇したがために、75兆円もの対外純資産と国富が減少したことを意味する。

しかし、アベノミクス開始以降の対外純資産は、株価上昇によるマイナス効果以上に円安によるプラス効果の方が大きかった。フローベースの「経常収支+資本移転等収支」の金額は小さかった。そのため、主として円安の結果として対外純資産は増加し、株価上昇によるマイナス効果は見えにくかった。

株価上昇によって海外投資家が獲得した75兆円の調整額は、2014年末の金額である。2015年に入ってからも、日本の株価は上昇している。ここで海外投資家の保有株式金額はTOPIXと同じ動きをすると仮定する。今年に入って、海外投資家は現物株を買い越しているが、残高との比率では大きな数字にならないので、ここではゼロと仮定する。この仮定に基づいて、2014年末からの海外投資家の日次の調整額累計を表すグラフを下記に示す。


海外投資家の調整額
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/img/201505102339329ee.gif/


調整額の起点である2012年9月末の株価は、2012年11月14日の株価より少し高い。従って、基準点が2012年11月14日のグラグが作成可能であったと仮定したならば、その金額は上記のグラフの金額を少し上回ることになる。それ以外の調整額についての仮定も、実際の調整額より少なく算出される仮定になっている。ただし、統計上の不突合は上下のどちらにも存在する。それでも、より正確なデータが存在すれば、上記のグラフの少し上を進んでいる可能性が高い。

少しばかりの仮定をおいて算出される累積調整額は、2015年4月22日に100兆円に到達した。この金額は、アベノミクス相場開始以降、日本の株価上昇によって失われた国富の金額にほぼ等しい。アベノミクスによる株価上昇が原因で失われた国富は、4月22日についに100兆円に到達してしまったのである。4月22日は実に悲しむべき日である。しかし、4月22日という日は、2000年4月14日以降、日経平均株価の終値が2万円台で引けた記念すべき日でもある。株価が上がってめでたし、めでたしの日でもあった。私が悲しむべきと考える日と、みんながお祝いをしている日が、同じ日になってしまった。

アベノミクス相場の開始以降の株価上昇による(上場株だけから発生した)国富の損失100兆円という数字は、多少の誤差があるとしても、ほぼ正しい金額である。

ただ問題点は、国民経済計算という会計基準、その会計基準に基づいて算出された国富の金額が、正確な富の変動を本当に表しているかどうかという点である。会計基準を少し変えれば、100兆円の損失が大きく変わる可能性はありうる。会計基準に絶対的に正しいという基準は存在しない。

国民経済計算という基準、中でも、ストック統計の会計基準についてはいろいろな批判が存在する。しかし、日本という国レベルで、純資産、あるいは国富が毎年どれだけ変動しているかを知るための会計基準は、事実上、一つしか存在しない。その唯一の基準とも言うべき国民経済計算という基準を使えば、アベノミクスによる株価上昇で失われた国富の累計額が、4月22日に100兆円前後に到達したという事実を動かすことはできない。

株価上昇はアベノミクスの最大のメリットというのは正しくない。国民経済計算という有力な会計基準を使った場合、アベノミクスは、株価上昇の結果として日本の国富を100兆円も失わせた。アベノミクスがもたらした株価上昇の結果は、大変大きな利益ではなく、100兆円という巨額の国富の損失であったという観点が存在することは重要であり、この事実を忘れてはならない。

最後に、最近、株式需給コメントのシリーズに書いているものと同じ内容、すなわち100兆円の巨額の損失が発生してしまった原因とその対策を記すことにする。
 

政府・日銀の犯罪的な政策について

日本企業の株というものは、日本国民にとっての大変貴重な財産である。それに対して政府・日銀が過去にとってきた政策は、1989年12月29日の高値38,915円から2009年3月10日の安値7,054円まで、19年強の期間、最大で82%も日経平均株価を下落させたことである。

そして、国内投資家に、株価はもう上がらないという非常に強い予想、期待、確信と、株価が戻れば売らなければならないという非常に強固な信念を抱かせてしまった。そして、1991年以降、結果として取引所という流通市場だけで92兆円、発行市場も含めた国際収支ベースでは114兆円もの日本の現物株を国内投資家が海外投資家に安値で売り渡すことになってしまった。

これは犯罪的とも言えるレベルの政策である。アベノミクス相場が始まってからも、国内投資家は取引所という流通市場だけで20兆円の現物株を海外投資家に売り渡しており、犯罪的な政策は是正されていない。


ここまで来てしまった以上、完全に手遅れであり、経済をデフレ不況に戻すことなくこの問題を解決する方法はもはや存在しない。できること、可能なことは、損失のさらなる拡大をくい止めることだけである。そのためには、国内投資家が株を買い越すようになるまで金融緩和の強化を続けるしかない。

2013年4月の異次元緩和は、あまりにも遅すぎであり、金額も少なすぎた。実施の翌週に、国内投資家が過去最高の金額の現物株を海外投資家に売り渡すという非常に大きなマイナス効果が現実のものになってしまった。2014年10月の第2弾の翌週も、国内投資家が海外投資家に現物先物合計で過去最高の金額を売り渡すという巨額のマイナス効果しかもたらさなかった。

現在も効果がマイナスという状態が続いている。金融緩和を大幅に強化すれば、巨額の残高が存在する国債という運用先を失った国内投資家は、高値でも株を買わざるをえなくなる。この場合、国内投資家に、安く海外投資家へと売り渡した株をバブルに匹敵する高値で買い戻すように誘導することになる。実にバカバカしいことだ。しかし、これ以上海外投資家に株を売り渡せば、株価上昇と並行して増える損失がさらに拡大する。過去の政策があまりにも犯罪的すぎたので仕方がない。

株価が2万円前後にまで戻っても、国内投資家がまだ海外投資家に大量に株を売り渡し続けているという現状は異常である。過去における政府・日銀による犯罪的な政策を容認し、現在の異常な状態を異常と思わない人が多すぎることは、大問題である。
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/blog-entry-184.html


アダム・スミス2世の経済解説 2017年6月第3週 株 コメント


日銀の量的質的金融緩和策には効果がある。第2週の2万円を少し下回ったところでは個人を中心に買い越しを維持していた。しかし、2万円台を抜けて上昇すると個人と投信の現先合計で週間5000億円以上の売り越しになってしまう。

これは、金融緩和に効果はあるが、不足しているから起こる現象である。

アベノミクスが始まってから、株高によって100兆円前後というとてつもない国富の損失が発生している。しかし、その損失はほとんど認識すらされていない。

ここでテーパリングではなく思い切った金融緩和の強化を実施すれば、国内投資家が上値でも買い越しになる可能性が高まる。

海外投資家に安く売った株を高値で買い戻す。実に馬鹿馬鹿しい買いである。

しかし、株価上昇による損失拡大とデフレ不況の両方を避けるためには、国内投資家は今からでも買うしか方法がないのである。
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/blog-entry-328.html#more
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/797.html#c1

[昼休み54] アメリカが日銀に異次元金融緩和させた目的は日本の銀行と大企業の乗っ取り 中川隆
2. 中川隆[-9483] koaQ7Jey 2020年12月04日 07:26:58 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[6]
アベノミクスは単なる為替操作だった


売国政治家列伝 _ 安倍晋三 _ 「アベノミクスの成果」【事実をいえば……】
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/789.html#c1

安倍首相辞任の裏に「CSISと朝鮮・田布施システム」! 米に見捨てられ実は逮捕寸前だった…暴かれた二階と今井の親中政治とは!?
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1149.html

ジェームズ斉藤 菅義偉の黒い正体 ― スパイ、田布施システム、MI6、小渕恵三との繋がり
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1148.html

http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/797.html#c2

[昼休み54] アメリカが日銀に異次元金融緩和させた目的は日本の銀行と大企業の乗っ取り 中川隆
3. 中川隆[-9482] koaQ7Jey 2020年12月04日 07:28:41 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[7]
「アベノミクスの成果」【事実をいえば……】

安倍政権の発足直前(2012年10月〜11月)、政府は、80円台から105円(2013年12月)への円安を生むため、30兆円のドル買いを、秘密裏に、郵貯・かんぽ生命等の政府系金融機関に、行わせています。

25円(30%)の円安目的の、「円売り/ドル買い」マネーが、米国系投資銀行に入って、ヘッジファンドから、2012年末から日本株の買い越し(5兆円規模)になり、日経平均が8,500円台だった株価が、1万4,000円に上がっています(2013年末)。

これが、「アベノミクスの成果」とされたのですから、内実は白々しいことでした。当時の当メールマガジンにも書いたことです。

通貨と株価の大きな変化には、いつも、資金量をもっとも大きくできる政府と中央銀行、および政府系金融機関が関与する原因があります。
https://www.mag2.com/p/money/911417


▲△▽▼

日本円が超円安になった理由
「アベノミクス」の正体

日本食潰す金融投機資本に貢ぐ 2013年5月17日付


安倍政府が発足して以後、「アベノミクス」と呼ばれる異次元の金融緩和や公共投資を中心とする政策が台頭し、急激な円安と株高の局面があらわれている。

昨年11月に民主党・野田政府が解散を表明した時点で8600円台だった日経平均株価は、半年たった今年5月中旬には1万5000円台まで急騰し、為替相場は1j=79円台だったものが102円台まで円安になるなど、世界的に見ても例がないほど大きな変動が起こっている。

海外投資家が時価総額のうち七割を占めている株式市場が熱狂し、さらに円安でトヨタをはじめとした輸出企業が過去最高益を上げるなど、金融緩和と為替マジックで金融資本や一部大企業がバブルに浸っている。

ところが一方で、燃油や穀物を中心に日本国内では生活必需品の価格が急騰し始めるなど、国民生活に深刻な影響が広がっている。「アベノミクス」でいったいなにが起きているのか、どうなっていくのかが重大な関心を集めている。


 
 バブルに群がる海外投資家

 この間、日経平均株価はリーマン・ショック以前と同レベルの価格まで急騰してきた。それほど好景気なわけでもなく、むしろ怒濤の首切りや製造業の海外移転を経て失業や貧困が全国的な範囲で広がり、生活実感としては悪化しているにもかかわらず、「日本株、年初から45%の上昇率」「1万5000円台回復」が叫ばれている。今後はさらに1万6000円台、1万7000円台まで上昇するとエコノミストたちが煽っている。

 しかし株式市場もよく見てみると、東証一部の約6割にあたる1000近くの銘柄が値下がりしている。株価が急騰している4割のなかでは円安効果の恩恵を受けた自動車産業や、ソニー、パナソニック、三菱電機といった企業が年初から倍近い株価をつけている。逆に株価が急落している企業としては不動産関係や、国内小売りのヤマダ電機、イオン、東芝などの企業群だ。

 東証の株式時価総額は昨年10月末には261兆円まで落ち込んでいたのが、今年4月末の段階では411兆円にまで膨れあがっている。わずか半年で150兆円がなだれ込んでいる。この半年の推移を見てみると、11月に14兆円増加し、12月には26兆円増加、1月に29兆円、2月に13兆円、3月に23兆円、4月には46兆円とすさまじい勢いで資金が流入しているのがわかる。

 このなかで投機の中心的なプレイヤーとして振る舞っているのが海外のヘッジファンドや投資家といわれ、時価総額の大半は国内資金ではなくこうした海外資金であることが明らかになっている。

サブプライム危機で行き場を失った膨大な余剰資金がヨーロッパを食い物にし、ギリシャ、スペインなど南欧諸国の国家破綻でボロもうけした後しばらくは中国や新興諸国のバブルに巣くっていたが、それも一段落ついて今度は「アベノミクス」バブルに大集結していることを反映している。


 世界3大投資家の一人であるジョージ・ソロスがわずか3カ月で970億円を稼いで

「黒田はガッツがある」

「緩やかに死に向かっていた日本市場の目が覚めた」

などと褒めちぎり、

「しかし円が雪崩のように下落する恐れがある」

などと発言する状況ができている。こうした抜け目ない守銭奴は、日本経済が低迷しているといわれた時期に底値で株式を買い取るなど仕込みを終え、現在のように素人が「株がもうかる」と思い始めるような段階には見切りをつけて売り抜けている。

カモにされるのはいつも決まって素人で、証券会社にそそのかされた年寄りや、中流世帯が巻き込まれて泣きを見ている。


 加熱する米国債の購入 日銀の金融緩和で


 国債市場は株式市場よりも規模が大きく、世界的には株式市場の3倍にもなるとされている。この間の円安で輸出企業は潤ったといわれているものの、円安そのものが国債暴落で、1j=80円の段階で例えば1万円の日本国債の価値がドルベースで換算すると125jだったのが、いまや1j=100円超えなので、その価値は100jと大幅に下落することになった。

 こんな日本国債を持っているよりは、ドル建ての米国債を購入した方が儲かるという判断が働いて、日銀が金融緩和すればするほど米国債買いが加熱して、海の向こうに資金が流れ出していくことになっている。

円建ての日本国債を売り払って円を調達し、その円を売り払ってドルを買って米国債を購入するのが流れになり、あるいは国債を売り払った資金で株式市場に投機する動きとなった。


 安倍政府、日銀による異次元の金融緩和は、米国債購入という形で吸い上げられ、あるいは国際金融資本の博打の源泉として食い物にされる仕組みになっている。

リーマン・ショック後に、米国ではFRBが気狂いじみた量的緩和を実行し、銀行群の損失処理にあたり、ヨーロッパではECBが負けず劣らずの量的緩和をやり、市場に資金を供給してきた。そうしたマネーに寄生し、バブルを渡り歩いてきたのがヘッジファンドで、熱狂した後に売り浴びせることは、過去に日本市場でも経験済みだ。


 円安でも拠点を戻さず 海外移転の大企業

 日本国内ではこの数年、大企業が円高を理由に海外移転を繰り返してきた。ところが円安になったからといって日本に拠点を戻すわけでもなく、多国籍企業のようになって出ていく。内部留保を散散貯め上げたうえで、そうした過剰な資本は国民生活の水準を引き上げるためには用いられず、より利潤の得られる後進諸国への資本輸出や進出へと向けられている。ベトナム、ミャンマーといった進出先のインフラ整備までODAで日本政府に肩代わりさせるのだから、国民の面倒は見ずにもっぱら寄生するだけの存在というほかない。

 その株式を保有しているのが米国をはじめとした海外の超富裕層や、錬金術に長けた金融資本で、人為的な円安、株高政策にせよ、TPPにせよ、日本の富を米国富裕層の個人資産に移し替えてくれる「アベノミクス」だからこそ大歓迎している。

 グローバリゼーションのもとで、かつてなく世界を股に掛けた投機が横行し、産業集約が進んでいる。金が溢れて投資先に困るほど、生産は社会化して富は増大している。ところがその金は一%にも満たない超富裕層が握りしめて離さないことから、九九%がますます貧困に追いやられ、モノが売れずに経済活動は停滞。金融が破綻すれば損失を国家に転嫁するというデタラメがまかり通っている。

 ヘッジファンドが食い荒らしている日本市場の姿と、その資金をせっせと提供している「アベノミクス」の存在が暴露されている。
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/enyasukabudakanokagedekyuurakusurukokusai.html


安倍「官製相場」の正体。国民生活が疲弊し対米従属は加速する=吉田繁治 2016年10月20日
http://www.mag2.com/p/money/24781


2012年12月に発足した安倍内閣はアベノミクスを標榜し、株価上昇をその支持基盤としてきました。あれから約4年、いよいよ「株価政権」の総括検証をすべき時期が来ています。(『ビジネス知識源プレミアム』吉田繁治)

※本記事は有料メルマガ『ビジネス知識源プレミアム』2016年10月19日号を一部抜粋・再構成したものです。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した内容(約5,000文字)もすぐ読めます。

なぜ株価は景気を反映しなくなったのか?官製相場の欺瞞を斬る

安倍首相の「スタートダッシュ」

消費税10%法案を通した野田民主党の自滅により、自民党は2012年12月、3年4ヶ月ぶりに政権に復帰しました。首相自ら「アベノミクス」と呼ぶところの、安倍政権の経済・金融政策の始まりです。

安倍首相は前回の失敗から、「スタートダッシュが肝心」と決めていました。自公政権が確実になった12年10月に明らかになったのは、
◾脱デフレの大きなマネー増発策
◾10年で200兆円の国土強靱化の公共投資

でした。日銀法を改正し、独立権を奪ってでも、マネーを増発させるという強いものだったのです。

【関連】株も不動産も奪われる! 預金封鎖よりも怖い「財産税」の傾向と対策=東条雅彦

国土強靱化は、財政赤字を200兆円分拡大して危険だ、という財務省の反対で消えました。東日本大震災の復興予算として、別途、28兆円の政府支出が必要だったからです。

マネー増発を推進するミッションを持ち、黒田総裁・岩田副総裁体制になった日銀は、異次元緩和(量的・質的金融緩和)を開始します。

量的緩和は、金融機関がもつ国債を買ってマネーを増発する政策です。質的緩和は、日銀が日経平均(株式ETF=上場投信)とREIT(不動産投信)を買いあげて、価格を上げるものです。

日銀による株買い(ETFの購入枠は6兆円/年)、これは普通、中央銀行が禁じられていることです。

恐慌の研究家である前FRB議長のバーナンキは、「日銀がケチッャプを買えば物価上がる」と言っています。あるいはヘリコプターでお金をばらまけばいいとか、ニコリともしないで異常なことを言う。

日銀が増刷した円で店頭商品を買えば、需要の超過になり物価は上がります。車を100万台(3兆円)、住宅を100万戸(30兆円)買ってもいいが、さすがにそれはできない。そこで株を買う。

日銀の株買いは迂回(うかい)して行われた

金融機関は、国債をはじめとする債券と貸付金で預貯金や基金を運用しているので、余分な現金は持ちません。

量的・質的緩和を政策にした日銀が、郵貯、年金基金(GPIF)、かんぽがもつ国債を買う。政府系金融と基金(GPIF)はそこで得た円で、日米の株とドル国債を買う。ワンクッションおいていますが、日銀が直接に日米の株を買い、米国債を買うことと同じです。

日銀は直接買うETF(年6兆円の枠)以外に、迂回路をとり数十兆円の株買いを行ったと言えます。方法はごまかしめいて姑息ですが、マネーの流れとしては露骨です。

日銀は量的・質的緩和として、円を下げ、株を上げ、インフレに誘導する「可能な手段の全部」をとってきたのです。

株価上昇は、株主の資産(東証一部時価総額511兆円 ※16年10月18日時点)を増やします。同時に企業の増資コストを下げます。資産が増えた株主は、資産効果で消費を幾分か増やします(しずくのようにわずかなのでトリクルダウンという)。百貨店で、100万円級の機械式時計が売れたのが、この資産効果です。

株価は理論的には、企業の将来の税引き後の予想純益を、期待金利(リスク率を含む株式益回り:6.6% ※16年10月18日時点)で割ったものと等価です。これが表現するのは、株価は企業の予想純益の結果ということです。

しかし多くの人々には、「株価が上がった→景気がよくなったからだ」と理解されます。下がっていた血圧が輸血で上がったから健康に戻った、と思うような本末転倒ですが、投資家と上場企業は歓迎します。支持率が上がるので、政府与党も喜ぶ。

株価が下落し、支持率も低くなった前回の反省を踏まえた安倍首相は、スタートダッシュで円安の誘導、株価の上昇に躍起になりました。円安の誘導は、輸出を増やし、株価を上げるためでした。

マネーの流れ

ヘッジファンドは保有しているドル国債を日本に売り、得た円で、出遅れていた日本株を買う。そして実は、総資金量が420兆円と日銀よりも巨大な政府系金融(現在名ゆうちょ銀行、かんぽ保険、GPIF:総資金量420兆円)は、日銀に国債を売って得た円で、米国債も買っています。

公的年金の残高139兆円(15年12月)を運用しているGPIFの、15年12月のポートフォリオ(分散投資)は、「円国債38%、国内株23%、外国債券(主は米国債)14%、外国株23%」です。

※日銀がGPIFの国債を買いあげる→GPIFは得た現金で国内株、米国債、米国株を買う→GPIFに米国債を売ったヘッジファンドはそのマネーで日本株を買う

マネー運用には遅滞が許されないので、この迂回路取引がコンピュータの中で、一瞬で起こります。

安倍政権の初年度だった2013年には、外国人(ヘッジファンド)からの15.1兆円もの巨大買い越しがありました。

外国人の売買は、東証一部の年間売買額460兆円のうち320兆円(約70%:16年7月水準)です。国内勢(金融機関と個人投資家)は、1990年のバブル崩壊後の損失の累積で資産を減らしたため売買がとても少ない。国内勢の売買は140兆円です。

他方、多くがオフショア(タックスヘイブン:租税回避地)からであるヘッジファンドの売買が320兆円です。東証はこのヘッジファンドの支配下です。

ヘッジファンドの日本株買いと、円先物売りのマネーの多くは、GPIFにおけるような迂回路をとって日銀が買い続けている、政府系金融の国債の現金化から来ています。

安倍政権前から始まっていた「官製相場」

政治相場(あるいは官製相場)は、14年10月末に発表された「日銀の追加緩和」と「GPIFの運用方針の変更」から始まったように言う人が多い。

しかし、マネーの流れを比較貸借対照表で調べると、安倍政権が始まる前の12年の10月から秘密裏に開始されています。最初は、円安介入のための30兆円の政府系金融マネーでした。

※総資金量420兆円の政府系金融3機関が、日銀に国債を売ったマネーで、米国債を30兆円買った→米国債を売ったヘッジファンドが日本株買い/円の先物売りを行った

安倍政権が確実になる前、12年9月の日経平均の予想PER(加重平均)は、1ドル80円台の円高の中で12倍付近と低かった。米国ダウのPERは15倍と3倍高かった。

上場企業(東証一部2000社)においては、輸出製造業の株価シェアが大きい。円安/ドル高になると、利益が数倍に増えます。このため、円安で日本の株価は上がり、円高で下がる基本性格があります。

通貨の低下は、普通、国力(政治力)と経済力の低下を示します。しかし日本では、ドルでは同じでも円での輸出価格が上がる。このため、上場企業の利益が増える予想がたち、株が買われます。
(注)予想PERは、株価の時価総額を次期予想純益で割った株価/収益倍率であり、株価の高さ、低さを判断するための指標です

PERが15倍なら将来15年分の、未実現の企業純益を株価が含んでいます。16年10月の日経平均の加重平均のPERは、14.3倍付近です。単純平均のPERでは18倍と高い。日経平均は、ユニクロ(ファーストリテイリング)の34倍のような高PER銘柄を含むからです。

2016年10月現在、日経平均は1万7000円付近です。米国ナスダックの予想PER(単純平均)は現在21.9倍で、バブル価格の水準です。他国をあげると、インド18.2倍、英国17倍、米国ダウ16.8倍、上海総合14.4倍、ドイツ13.3倍、ロシア6.8倍です。


円安誘導という名の「米国債買い」を実行

安倍政権誕生の2ヶ月前、1ドル77円(12年9月)だった円は、その2ヶ月前から下がりはじめ、10月に80円、11月に83円、12月には87年円と13%の円安になっています。続く13年1月に92円、2月には93円と下がり、6月には岩盤に見えていた100円も超えたのです。
(注)円安のピークは、15年6月の125.8円です。16年2月のマイナス金利以降は、逆に円高になり16年10月は104円付近です

円安は、世界の外為市場(円の売買が日量120兆円:2016年)での「円売り/ドル買い」が「円買い/ドル売り」を超過することで起きます。なぜ50%(1ドル120円)もの円安になったのか?

ここで、財務省の外貨準備($1.26兆:126兆円:16年10月)は、目立つので使われなかった。かわりに、ゆうちょ銀行、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)、かんぽに、推計30兆円の「円売り/ドル買い」を行わせたのです。

前述のように、日銀がゆうちょ、年金基金、かんぽがもつ国債を買い、政府系3機関は、そこで得た円で、円安誘導を目的にしたドル債買いを実行するわけです。

さて、米国政府は、為替介入を行う国を「為替操作国」と強く非難します。しかし、円売り/ドル買いで得たドルで米国債を買うと途端に沈黙します。この理由は何でしょうか?


アメリカ政府の債務は2000兆円

米政府の総債務(自治体と社会保障の債務を含む)は、日本国債の2倍の$20.0兆(2000兆円:16年)に膨らんでいます。米国債も$15兆(1500兆円:同年)に増えています。

財政赤字は毎年、$7000億付近(16年度は$7130億)です。17年には、公的医療費($2.8兆:280兆円:12年)の増加で、赤字は$1兆を超えるでしょう。

米国の人口ピラミッドは、日本の10年遅れです。医療費では診療単価が約2.5倍高く、総額で$2.8兆(280兆円:12年)です。3.2億人の国民の、健康な人を入れた1人あたり年間医療費は$9000(90万円)です。

日本の医療費は、40兆円で1人あたり31万円/年。米国は1人あたりで3倍も多い。米国の医療費は信じられない高さです。盲腸の手術や流産で200万円とか…日本は世界的には医療費は安い。

米国政府は、この高すぎる医療費のため、日本の10年遅れで高齢者が増えるとつぶれます(ほぼ確定でしょう)。

米国は、新規国債のうち50%は、経常収支が黒字の中国と日本に売らねばならない。米国内では50%分しか買い手がない。米国は、海外からマネーを借りる構造を続けています。円でドル国債を買うことは、マネーの流れとしては米国への貸し付けです。

経常収支の赤字国は、感覚では逆ですが、資本収支では黒字になります。資本収支の黒字とは、マネーが流入することであり、現象形は、海外の金融機関が米国債、株、社債、MBS(住宅ローン担保証券)を買って、ドル預金をすることです。

わが国の民間では、国内の運用先がない三菱UFJグループ(総資産281兆円:16年6月)が、米国運用を増やしています。米国経済は、海外資金が大挙して引き揚げるとひとたまりもない。このため、米国はユーロや円より約2ポイントは高い金利を続けねばならない。


米国が利上げしなければならない本当の理由

米国が14年10月に、3回行った量的緩和(QE:$4兆:400兆円)を停止し、2015年12月にFRBが0.25%利上げした本当の理由は、金利が低いままだとドル債が売られ、海外から来たマネーが逃げる恐れがあったからです。逃げはじめてからの利上げでは、間に合わない。

米政府とFRBが、日本に金融緩和を強く勧めるのも、米国債と株を買ってもらうためです。異次元緩和にも米国への資金環流という条件がついていました。リフレ派は亡国のエコノミストに思えます

リーマン危機のあと、400兆円のドルを増発した3度のQE(08年〜2014年)でマスクされていた米国の「大きな対外不均衡」は、今も世界経済における根底の問題であり続けています。

米国の対外総債務は、$20兆(2000兆円)、対外資産を引いた純負債は$8.8兆(880兆円)と巨大です(15年末)。

一方で日本は、官民で948兆円の対外資産をもち、対外債務は609兆円です。339兆円の純資産があります(15年末:財務省)。経常収支が黒字になり、バブル経済で世界ナンバーワンと言われた1980年代以来、企業と金融機関が営々と貯めてきたものが、対外純資産になっています。

関連して言うと、中国は、公式には$2.1兆(210兆円:14年)の対外純債権国とされています。しかし、15年と16年に民間で起こった「元売り/ドル買い」に対抗して、政府が行った「元買い/ドル売り」により、今は、純債務国に転落していると推計できます。

2015年12月で$3.3(330兆円)とされている外貨準備では、銀行の持ち分と政府の持ち分が二重に計上されています。中国の4大銀行は、全部が国有です。選挙と議会制度がない共産党国家・中国の経済統計には、かつてのソ連と同じ問題があります。


ヘッジファンドによる円売り・日本株買いのカラクリ

アベノミクスとは、インフレを目標にした、

1.日銀の国債買いによる通貨増発
2.ドル買い/円売りによる円安誘導
3.政府系金融とGPIFによる日本株買いと米国債買い


です。

2%のインフレを目標にしたのは、年金・医療費・介護費(社会保障費)が年率3%(3兆円)で増え続け、それが国債の増発に繋がって、債務比率(政府総債務1277兆円/名目GDP505兆円=253%)が拡大することを防ぐためです。

分母の名目GDPが年率で3%以上増え続けないと、債務比率が大きくなり、近い将来の財政破綻が確定するからです(名目GDPの下限目標=実質GDP1%+インフレ率2%)。

仮にインフレになっても、企業所得と税収が増える中で世帯の所得が増えない場合、国民の生活は苦しくなっていきます。年金支給額が固定されている年金生活者3100万人(15年:厚労省)と、円安では企業所得が減る多くの中小企業の雇用者4100万人(06年:経産省)、合計で7200万人は、インフレで実質所得が減ります。

しかし、それらは構わない。政府にとっては、差し迫る財政破綻の防止がはるかに大切だとされたのです。


円安と株価上昇には有効だった量的・質的緩和

需要が増えることによる物価上昇に効果がなかった量的・質的緩和は、12年末から15年までの円安と株価上昇には有効でした。13年と14年の物価上昇は、円安での輸入価格上昇が主因です。世帯消費と企業の設備投資は増えていません。

東証では、年間420兆円の売買額の70%が、オフショアからのヘッジファンドによるものです。国内の個人投資家と金融機関は、90年からのバブル崩壊、00年のIT株崩壊、08年9月からのリーマン危機で3回の大きな損失を被ったことから、売買額が30%に減っています。

個人投資家700万人の多くは、上がるときは損失を回復するため売り越す、下がるときは難平(なんぴん)買いで買い越すという行動を取ります。


2012年末以降の日本株式市場の売買構造

このため、わが国の株価を決めているのは、70%のシェアになったヘッジファンドの売買です。


1.ヘッジファンドが買い越せば上がり、売り越せば下がる

2.下がっては、政府と投資家が困る

3.ヘッジファンドが売り超になると、3つの政府系金融(総資金量420兆円)と日銀(同459兆円:16年10月)が買いをいれる

という単純な基本構造が、2012年末から2016年10月まで続いているのです。

しかし2016年は、政府系金融と日銀の買いに対する株価上昇の反応が鈍い。この理由は、

1.アベノミクスによる株価上昇が政治相場(または官製相場)であることを皆が知った

2.このため二番目に大きな売買シェアを持つ個人投資家(700万人)が、政府系金融に追随した買いを入れなくなった

ことにあります。


米国の後追い。2015年から日本でも自社株買いが増加している

1日平均売買額が2.9兆円(15年平均)だったものが、2.3兆円(16年7月)に減った現在の東証一部で、大きく増えているのは自社株買いの4.3兆円です(16年1月〜9月)。

これは、事業法人の買い超に含まれます。年間では5.7兆円の買い超になるでしょう(13年1.5兆円、14年2兆円、15年3兆円)。

自社株買いは、市場で流通する株式数を減らします。会社利益は同じでも、1株あたり利益は上がったようになり、株価も上がります。タコが自分の足を食べることに似たこの自社株買いは、上場大手企業が留保利益で将来投資をせず銀行預金として貯まった、現金100兆円で行われています。

自社株買いでも、買いが増えれば株価は上がるので「株価上昇という形の株主配当」とされています。経営者が株主サービスとして行うのです。問題は、自社株買いは、いつまでも続けることはできないことです。

米国の2012年以来の自社株買いは、とても大きい。16年の第一四半期で$1820億(18.2兆円)です。年間では73兆円という巨額です。米国では、日本よりはるかに個人株主の要求度が高い。株価が1年も下がり続ければ、資産を失った株主により、株主総会で経営者が追放されます。

このため、経営者は米国FRBの量的緩和と、わが国と同じ将来投資の少なさから滞留したキャッシュフローで、年間73兆円もの自社株買いで事実上の減資をしているのです。

時価総額で世界一のアップル($6091億=60兆円:16年9月)は、社債を発行しゼロ金利マネーを得て、それで巨額の自社株買いを行っています。米国のダウやナスダックの大手企業の株価は、大きな自社株買いで20%から30%は高値になっているでしょう。

本稿執筆時点のダウは1万8161ドル、ナスダックは5243ポイントで史上最高値圏です。過去10年の純益を元にしたシラーP/Eレシオ(26.6倍:16年10月)が示すように、数十%のバブル性があると見ることができます。株価維持のために膨らみすぎた自社株買いの減少があれば、下がります。

自社株買いは、政府主導の官製相場と同じく、3年も5年もと続けることはできません。事実、2016年は米国の自社株買いはピークアウトして、今後は減少する傾向も見えます。

米国の自社株買いの傾向に注目してください。これが減ると、米国株は下がります。米国株が下がると、日本と欧州にも即日に波及します


株価が景気を反映しなくなった理由

ポートフォリオ投資とHFT(超高頻度売買)を組み合わせた売買シェアが、60%まで増えています。10年代の国際金融は、ネットワークで、リアルタイムに連結されているからです。

世界中の国債や株の売りも買いも、コンピュータ画面で一瞬です。株と債券の金融市場は、インターネットで変容しています。売買を叫ぶ「場立ち」があった「のどかな市場」ではない。

それでなくても、わが国の日経平均は米国ダウの子供です。米国株を売買しているヘッジファンドがポートフォリオ(分散投資)で、日本株をたとえば12%と一定割合にしているからです。米国株が下がると、ポートフォリオの中の米国株が減少します。かわりに、12%枠と決めている日本株の構成比が上昇します。これでは日本株の下落リスクが大きくなる。

株価罫線を分析するトレンド理論(傾向理論)とは違う、ランダムウォークの理論では、向こう3ヶ月で10%上がる確率があるときは、10%下がる確率も同じです。このため、ポートフォリオでのリスクが、コンピュータが自動計算する数値で大きくなる。

従って、米国株が下がると日本株を売って減額調整するプログラムが組み込まれています。ヘッジファンドのほとんどの売買で行われているHFT(超高頻度売買)がこれです。人間は関与せず、現物・先物・オプションの売買を組み合わせ、瞬時に売買が行われます。

ファンドマネジャーの関与は、ポートフォリオの割合(パラメータ)を変えるときです。以上の売買構造が増えたため、日米の株価の動きは同時化します。日米だけではない。

世界の株式市場(時価総額6000兆円:世界のGDPの1倍)が、ほとんど瞬間連動して動きます。基礎的な経済指標によるファンダメンタル理論(端的に言えば、景気がよくなると株価が上がる)は、ほとんど関係がなくなっているのです。
http://www.mag2.com/p/money/24781
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/797.html#c3

[昼休み54] アメリカが日銀に異次元金融緩和させた目的は日本の銀行と大企業の乗っ取り 中川隆
4. 中川隆[-9481] koaQ7Jey 2020年12月04日 07:37:38 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[8]
日本のマネタリーベース、マネーストック、貨幣乗数
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/992.html

経済成長率、GDPデフレーター、潜在成長率とGDPギャップ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1099.html

1ドル 30円から40円が適正価格
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/597.html

紙幣の刷り過ぎでドルが暴落する
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1039.html

GDP戦後最大の落ち込み 日経平均の金換算グラフ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1001.html

日銀の金融緩和はアメリカの出口戦略に協力していただけだった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/369.html

米国債は誰が保有しているのか・・・グラフにしてみた
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/958.html

日経平均株価が上がる程 日本人はどんどん貧しくなっていく _ アベノミクスがもたらした株価上昇による100兆円の損失
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/188.html

東証1部 公的マネーが大株主 8割 
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1127.html

国債を買って日銀に売るだけで確実に儲かる
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/969.html


http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/797.html#c4

[昼休み54] アメリカが日銀に異次元金融緩和させた目的は日本の銀行と大企業の乗っ取り 中川隆
5. 中川隆[-9480] koaQ7Jey 2020年12月04日 07:49:38 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[9]
日本が米国債を買いまくった為に、1ドルが70円以下になると日本の対外純資産はマイナスになり、日本の資産はすべて外資に乗っ取られる
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/149.html

次のバブル崩壊はこうして起こされる
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/784.html

日本を滅ぼす MMT (現代貨幣理論)
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/792.html

れいわ新選組 大西つねき : MMTは詭弁、赤字国債大量発行は貧富の差を拡大し階級社会を完成させる
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/711.html

▲△▽▼

日本の異次元緩和はアメリカに資金提供するために行われた
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/744.html

日銀の金融緩和はアメリカの出口戦略に協力していただけだった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/596.html

中央銀行の金融緩和こそがデフレの原因
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/890.html

http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/797.html#c5

[番外地8] 労働者の賃金が30年間変わらないのに貨幣価値だけ下がっているというのは マネーストックが増えた分はすべて資本家の所に行って… 中川隆
3. 中川隆[-9479] koaQ7Jey 2020年12月04日 08:12:10 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[10]

貨幣のプール論というのは税金で徴収した以上の金を政府が使うと、その分はインフレ税として徴収する事になるという意味だよ。
正規の税金以上は払いたくなければ国債発行はNGという事だ。
国債発行すると貨幣価値が下がって銀行預金と実質賃金は目減りする。
国債発行で増えた金はすべて資本家のものになる。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/697.html#c3
[近代史5] 日本列島は欧米の侵略の拠点で日本人は手先。イギリスもアメリカも日本がアジアの国々と友好的な関係を結ぶことを許さない 中川隆
15. 2020年12月04日 08:42:48 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[11]
元々は中国の一部だった香港はアヘン戦争に負けたことからイギリスに奪われた。

 アヘン戦争は1840年から42年にかけて行われたが、56年から60年にかけても同じ構図の戦争、第2次アヘン戦争(アロー戦争)が行われている。当時、イギリスはインド産のアヘン、アメリカはトルコ産のアヘンを中国へ売りつけ、大儲けしている。

 大儲けした会社のひとつ、ジャーディン・マセソンは1859年にふたりのエージェントを日本へ送り込む。ひとりは長崎へ渡ったトーマス・グラバーであり、もうひとりは横浜のウィリアム・ケズウィック。ケズウィックの母方の祖母はジャーディン・マセソンを創設したひとり、ウィリアム・ジャーディンの姉だ。

 アヘン戦争で勝ったイギリスだが、内陸部を占領するだけの戦力がない。この国は傭兵を利用して植民地を広げてきた。中東ではイスラム系カルトのワッハーブ派に目をつけてサウジアラビアを建国、インドでも傭兵を使っていた。中国侵略で目をつけたのが日本だ。

 グラバーとケズウィックが来日した1859年にイギリスのラザフォード・オールコック駐日総領事は長州から5名の若者をイギリスへ留学させることを決める。

 選ばれた若者は井上聞多(馨)、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤俊輔(博文)、野村弥吉(井上勝)。1863年にロンドンへ向かうが、この時に船の手配をしたのがジャーディン・マセソンで、すでに独立していたグラバーも渡航の手助けをしている。ケズウィックは1862年にジャーディン・マセソンの共同経営者となるために香港へ戻っていた。

 後にケズウィックが幹部になる香港上海銀行は麻薬資金を処理するため、1865年に創設されている。1866年には横浜へ進出し、大阪、神戸、長崎にも支店を開設。明治政府とも深く結びついた。

 アヘン戦争後に香港をイギリスは中国侵略の拠点にするが、後にアメリカも秘密工作の拠点にする。ベトナム戦争でアメリカの情報機関は東南アジアの山岳地帯、いわゆる「黄金の三角地帯」で栽培したケシを原料にするヘロインで大儲けしたが、その時も香港が拠点として使われている。イギリスの金融界、シティを中心とするオフショア市場ネットワークにも組み込まれた。

 アヘン戦争後、香港は秘密工作と犯罪の拠点として「繁栄」したと言える。その「繁栄」に郷愁を感じる人もいるようだ。
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http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/136.html#c15

[近代史3] プチエンジェル事件の深すぎる闇 中川隆
88. 2020年12月04日 10:34:36 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[12]

スキャンダルで脅された最高裁判事?
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68838121.html

  それにしても、なぜロバーツ議員が民衆党に靡くのか? その疑問を解く鍵は、ジェフリー・エプシュタイン(Jeffrey Epstein)の帳面にある。このエプシュタインは権力者や有名人に若い娘を斡旋していたユダヤ人の仲介業者。あるいは、別嬪を揃える女衒(ぜげん)と呼んだ方がいいのかも知れない。(エプシュタインについては、以前当ブログで述べたので、「記事A」と「記事B」を参照。) 彼は未成年を娼婦にしたり、人身売買に手を染めていたので、性犯罪者として逮捕されてしまった。ところが、エプシュタインは厳しい尋問を受ける前に、勾留されていた「メトロポリタン矯正センター」で自らの命を絶ってしまったのだ。当時の報道によると、彼は留置所の部屋にあるベッドにシーツを括り付け、そこに首を吊って自殺したそうだ。

Jeffrey Epstein 6Jeffrey Epstein in jail

(左 : ジェフリー・エプシュタイン / 右 : エプシュタインが入っていた勾留所の部屋)

  しかし、この“自殺”には不審な点が多い。まず、どうして彼の部屋から相棒の囚人が別の部屋に移され、エプシュタイン独りとなったのか? しかも、部屋には監視カメラが設置され、15分おきに看守が巡回していたのだ。それなのに、エプシュタインは監視カメラと看守の目を盗んで、素早く自殺した。これじゃあ、誰でも眉を顰めるじゃないか。案の定、NYランゴーン・メディカル・センターでディレクターを務めるマルク・シーゲル(Marc Siegel)医師が疑問を呈した。彼もエプシュタインの自殺方法に疑問を抱き、鬱病の囚人を一人きりにして閉じ込めるなんて尋常じゃない、と述べていた。しかも、収容されていた勾留所で自殺したのは、過去にルイス・トゥラというギャングくらい。実に40年ぶりだった、という。

Deborah Jeane Palfrey 002(左 / デボラ・ジェイン・パルフレイ )
  こうした訳だから、エプシュタインの「自殺」は「口封じ」じゃないのか、と疑う人がいてもおかしくはない。エプシュタインの被害者を代表する弁護士のスペンサー・キューヴィン(Spencer Kuvin)は、誰かに殺されたんじゃないか、と睨んでいる。なぜなら、エプシュタインの顧客は大物ばかりなので、犯罪組織が顧客と秘密を守るために、告白(ゲロ)しそうな囚人を早めに始末することもあるからだ。確かに、アメリカでは「他殺」に思える「自殺」が少なくない。例えば、「パワー・エリート(ワシントンD.C.のお偉方)」を相手に、高級娼婦を派遣していたデボラ・ジェイン・パルフレイ(Deborah Jeane Palfrey)は、「D. C. マダム」と呼ばれた売春業者であった。ところが、彼女は突然の自殺を遂げる。2008年、彼女はフロリダ州タンパにある母親の実家で死体となって発見されたという。("D.C. Madam is found dead, appearently in a suicide", The New York Times, May 2, 2008.)

  一応、彼女は家族に宛てた文章をノートに書き記していた。でも、詳しい事は公表されていない。形式上、彼女は首吊り自殺となっているが、誰かに遺書をしたためるよう強要された後、自殺を強要されたという可能性もある。例えば、「お前が自殺しないなら、お前だけじゃなく、母親と妹も一緒に殺すぞ !」と脅せば、観念したデボラが自殺を選ぶことだっあるだろう。アメリカにはマフィアお抱えのヒットマンや金で依頼を受けるプロの殺し屋がいるから、綺麗な“後始末”だって結構ある。

  とにかく、エプシュタインの売春業は、高位高官の有力者を顧客とし、様々な人物にコネを広げていた。彼はボーイング727のプライベート・ジェットを所有し、この旅客機にお客様を乗せてニューヨークやフロリダにある「パラダイス」へ連れて行ったそうだ。エプシュタインは顧客名簿を作っており、その中には英国のアンドリュー王子や元英国首相のトニー・ブレア、元ニューヨーク市長のマイケル・ブルムバーグ、「ヴァージン・グループ」の総帥リチャード・ブランソン、FOXテレビの会長であるリチャード・マードック、男優のダスティン・ホフマン、元合衆国大統領のビル・クリントンに加え、現大統領のドナルド・トランプの名前まであったという。(Paul Lewis and Jon Swaine, "Jeffrey Epstein : Inside the decade of scandal entangling Prince Andrew", The Guardian, 10 January 2015.)

  そして、刮目すべきは、エプシュタインが記録したフライト・メモの中に、「ジョン・ロバーツ(John Roberts)」という名前があったことだ。しかし、この人物が最高裁判事の「ジョン・ロバーツ」と同一人物なのかは定かではない。ありふれた名前なので、別の人物という可能性もある。それでも、ロバーツ判事に対する疑惑は拭えまい。トランプ陣営で頑張るリン・ウッド弁護士は、10月21日のツイッターで、「この“ジョン・ロバーツ”なる人物は、最高裁首席判事のジョン・ロバーツなのか?」との疑問を投げかけている。つまり、ウッド弁護士はロバーツが民衆党側に何らかの弱みや証拠を握られており、それをネタにされて脅されているんじゃないか、と思っているのだ。もし、バイデン陣営が不貞現場の写真やエロ動画のデータを持っていれば、それを予めロバーツ判事にチラつかせ、「トランプが最高裁で争う場合になったら宜しくね ! あなたも今の地位と名誉を失いたくないでしょ !」と囁けばいい。真っ青になって震える判事は、厭でも要求に従うだろう。

  諜報組織に詳しいフィリップ・ジラルディー(Philip Giraldi)によれば、エプシュタインがイスラエルのスパイだった可能性は高い。(ジラルディー氏は「カウンター・テロリズム」を専門とする元CIAスペシャリストで、トルコ、ドイツ、イタリア、スペインなどで勤務した経験のある軍事情報員でもある。Philip Giraldi, "Was Epstein an Israeli Spy?", American Herald August, July 10, 2019.を参照。) 不思議なことに、エプシュタインはオーストリアのパスポートを持っていた。本物か偽物なのか判らぬが、その旅券には彼の実名と写真があったという。なぜ「オーストリア旅券なのか?」と言えば、それは諜報活動をする者にとって非常に便利な通行証であるからだ。オーストリアは中立国だし、ヴィザ無しで色々な場所に行ける点がいい。

  エプシュタインはギレーヌ・マクスウェル(Ghislaine Maxwell)と組んで売春業を営んでいたが、彼女の家族を知れば、イスラエルとの繋がりが見えてくる。また、彼の元パトロンはユダヤ人大富豪のレスリー・ワクスナー(Leslie Waxner)だ。しかも、エプシュタインを助ける守護天使は、有名な辣腕弁護士のアラン・ダーショウッツュ(Alan Dershowitz)とパーム・ビーチの州検事であるバリー・クリシャー(Barry Krischer)ときている。(二人とも相当な権力を持つユダヤ人で、イスラエルとの関係が深い。)

Leslie Waxner 2Alan Dershowitz 1Barry Krischer 1


(左 : レスリー・ワクスナー / 中央 : アラン・ダーショウッツュ / 右 : バリー・クリシャー )

  とりわけ、エプシュタンと組むギレーヌの父親が凄い。彼女の父親は英国のメディア王として有名なロバート・マクスウェル(Robert Maxwell)だ。「シャン・ルドヴック・ハイマン・ベニアミン・ホッチ(Jan Ludvik Hyman Binyamin Hoch)」というのがマクスウェルの本名で、この大富豪は戦前、ナチスの迫害を逃れて英国にやって来たチェコスロヴァキア出身のユダヤ人。彼が「モサド(Mossad / イスラエルの諜報機関)」の協力者かエージェントであった可能性は濃厚だ。しかし1991年、マクセルは自身が所有するヨット、「Lady Ghislaine」に乗って航海に出ると、そのまま消息不明になってしまった。しばらくしてから、彼は遺体となって大西洋に浮いており、それを発見されて死亡が確認されたという。報道によれば、ヨットから落ちて死亡したそうだ。でも、本当のところは分からない。(もしかすると「暗殺」かも知れないぞ。) ただし、彼の遺体がイェルサレムで埋葬されたのは確かだ。やはり、ブリテンという異国じゃなく、心の祖国たるイスラエルで永眠に就いた方がいい。もしかすると、モサドのエージェントであったから、本国で鄭重に葬儀が行われたのかも・・・。

Prince Andrew & Giuffre Roberts 12121Ghislaine Maxwell & Jeffrey Epstein 1Robert Maxwell 01


(左 : アンドリュー王子とヴァージニア・ロバーツとギレーヌ・マクスウェル / 中央 : ギレーヌ・マクスウェルと父親のロバート / 右 : ロバート・マクスウェル )

  イスラエルは歐米の有力者をハニー・シラップに掛けて利用する。ユダヤ人の工作員と協力者は、色仕掛けで仲間にしたり、脅迫を用いて協力者に仕立てる。もしかすると、エプシュタインはイスラエルのスパイで、ハニー・トラップの現場監督だったのかも知れない。とすれば、彼が顧客のベッド・シーンを盗撮していた可能性は高いし、馴染みの顧客に頼んで別の大物を紹介してもらった可能性もある。何しろ、昵懇の顧客には英国のアンドリュー王子がいたくらいだ。この馬鹿王子はヴァージニア・ロバーツ(Virginia Roberts)嬢との「交際」を暴露され、公の席で赤っ恥をかいた。したがって、まだバレていない顧客は「いつ露呈するのか?」と戦々恐々だろう。もし、ロバーツ判事が「ロリータ・エクスプレス」の乗客で、若い娘との「自由恋愛」を楽しんでいたら一大スキャンダルになるだろう。(「ロリータ・エクスプレス」とは、エプシュタインの自家用ジェット機についた渾名。)

http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68838121.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/358.html#c88

[近代史3] プチエンジェル事件の顧客と噂されている秋篠宮・高円宮はロリコンなのか? 中川隆
74. 中川隆[-9478] koaQ7Jey 2020年12月04日 10:36:25 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[13]

スキャンダルで脅された最高裁判事?
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68838121.html

  それにしても、なぜロバーツ議員が民衆党に靡くのか? その疑問を解く鍵は、ジェフリー・エプシュタイン(Jeffrey Epstein)の帳面にある。このエプシュタインは権力者や有名人に若い娘を斡旋していたユダヤ人の仲介業者。あるいは、別嬪を揃える女衒(ぜげん)と呼んだ方がいいのかも知れない。(エプシュタインについては、以前当ブログで述べたので、「記事A」と「記事B」を参照。) 彼は未成年を娼婦にしたり、人身売買に手を染めていたので、性犯罪者として逮捕されてしまった。ところが、エプシュタインは厳しい尋問を受ける前に、勾留されていた「メトロポリタン矯正センター」で自らの命を絶ってしまったのだ。当時の報道によると、彼は留置所の部屋にあるベッドにシーツを括り付け、そこに首を吊って自殺したそうだ。

Jeffrey Epstein 6Jeffrey Epstein in jail

(左 : ジェフリー・エプシュタイン / 右 : エプシュタインが入っていた勾留所の部屋)

  しかし、この“自殺”には不審な点が多い。まず、どうして彼の部屋から相棒の囚人が別の部屋に移され、エプシュタイン独りとなったのか? しかも、部屋には監視カメラが設置され、15分おきに看守が巡回していたのだ。それなのに、エプシュタインは監視カメラと看守の目を盗んで、素早く自殺した。これじゃあ、誰でも眉を顰めるじゃないか。案の定、NYランゴーン・メディカル・センターでディレクターを務めるマルク・シーゲル(Marc Siegel)医師が疑問を呈した。彼もエプシュタインの自殺方法に疑問を抱き、鬱病の囚人を一人きりにして閉じ込めるなんて尋常じゃない、と述べていた。しかも、収容されていた勾留所で自殺したのは、過去にルイス・トゥラというギャングくらい。実に40年ぶりだった、という。

Deborah Jeane Palfrey 002(左 / デボラ・ジェイン・パルフレイ )
  こうした訳だから、エプシュタインの「自殺」は「口封じ」じゃないのか、と疑う人がいてもおかしくはない。エプシュタインの被害者を代表する弁護士のスペンサー・キューヴィン(Spencer Kuvin)は、誰かに殺されたんじゃないか、と睨んでいる。なぜなら、エプシュタインの顧客は大物ばかりなので、犯罪組織が顧客と秘密を守るために、告白(ゲロ)しそうな囚人を早めに始末することもあるからだ。確かに、アメリカでは「他殺」に思える「自殺」が少なくない。例えば、「パワー・エリート(ワシントンD.C.のお偉方)」を相手に、高級娼婦を派遣していたデボラ・ジェイン・パルフレイ(Deborah Jeane Palfrey)は、「D. C. マダム」と呼ばれた売春業者であった。ところが、彼女は突然の自殺を遂げる。2008年、彼女はフロリダ州タンパにある母親の実家で死体となって発見されたという。("D.C. Madam is found dead, appearently in a suicide", The New York Times, May 2, 2008.)

  一応、彼女は家族に宛てた文章をノートに書き記していた。でも、詳しい事は公表されていない。形式上、彼女は首吊り自殺となっているが、誰かに遺書をしたためるよう強要された後、自殺を強要されたという可能性もある。例えば、「お前が自殺しないなら、お前だけじゃなく、母親と妹も一緒に殺すぞ !」と脅せば、観念したデボラが自殺を選ぶことだっあるだろう。アメリカにはマフィアお抱えのヒットマンや金で依頼を受けるプロの殺し屋がいるから、綺麗な“後始末”だって結構ある。

  とにかく、エプシュタインの売春業は、高位高官の有力者を顧客とし、様々な人物にコネを広げていた。彼はボーイング727のプライベート・ジェットを所有し、この旅客機にお客様を乗せてニューヨークやフロリダにある「パラダイス」へ連れて行ったそうだ。エプシュタインは顧客名簿を作っており、その中には英国のアンドリュー王子や元英国首相のトニー・ブレア、元ニューヨーク市長のマイケル・ブルムバーグ、「ヴァージン・グループ」の総帥リチャード・ブランソン、FOXテレビの会長であるリチャード・マードック、男優のダスティン・ホフマン、元合衆国大統領のビル・クリントンに加え、現大統領のドナルド・トランプの名前まであったという。(Paul Lewis and Jon Swaine, "Jeffrey Epstein : Inside the decade of scandal entangling Prince Andrew", The Guardian, 10 January 2015.)

  そして、刮目すべきは、エプシュタインが記録したフライト・メモの中に、「ジョン・ロバーツ(John Roberts)」という名前があったことだ。しかし、この人物が最高裁判事の「ジョン・ロバーツ」と同一人物なのかは定かではない。ありふれた名前なので、別の人物という可能性もある。それでも、ロバーツ判事に対する疑惑は拭えまい。トランプ陣営で頑張るリン・ウッド弁護士は、10月21日のツイッターで、「この“ジョン・ロバーツ”なる人物は、最高裁首席判事のジョン・ロバーツなのか?」との疑問を投げかけている。つまり、ウッド弁護士はロバーツが民衆党側に何らかの弱みや証拠を握られており、それをネタにされて脅されているんじゃないか、と思っているのだ。もし、バイデン陣営が不貞現場の写真やエロ動画のデータを持っていれば、それを予めロバーツ判事にチラつかせ、「トランプが最高裁で争う場合になったら宜しくね ! あなたも今の地位と名誉を失いたくないでしょ !」と囁けばいい。真っ青になって震える判事は、厭でも要求に従うだろう。

  諜報組織に詳しいフィリップ・ジラルディー(Philip Giraldi)によれば、エプシュタインがイスラエルのスパイだった可能性は高い。(ジラルディー氏は「カウンター・テロリズム」を専門とする元CIAスペシャリストで、トルコ、ドイツ、イタリア、スペインなどで勤務した経験のある軍事情報員でもある。Philip Giraldi, "Was Epstein an Israeli Spy?", American Herald August, July 10, 2019.を参照。) 不思議なことに、エプシュタインはオーストリアのパスポートを持っていた。本物か偽物なのか判らぬが、その旅券には彼の実名と写真があったという。なぜ「オーストリア旅券なのか?」と言えば、それは諜報活動をする者にとって非常に便利な通行証であるからだ。オーストリアは中立国だし、ヴィザ無しで色々な場所に行ける点がいい。

  エプシュタインはギレーヌ・マクスウェル(Ghislaine Maxwell)と組んで売春業を営んでいたが、彼女の家族を知れば、イスラエルとの繋がりが見えてくる。また、彼の元パトロンはユダヤ人大富豪のレスリー・ワクスナー(Leslie Waxner)だ。しかも、エプシュタインを助ける守護天使は、有名な辣腕弁護士のアラン・ダーショウッツュ(Alan Dershowitz)とパーム・ビーチの州検事であるバリー・クリシャー(Barry Krischer)ときている。(二人とも相当な権力を持つユダヤ人で、イスラエルとの関係が深い。)

Leslie Waxner 2Alan Dershowitz 1Barry Krischer 1


(左 : レスリー・ワクスナー / 中央 : アラン・ダーショウッツュ / 右 : バリー・クリシャー )

  とりわけ、エプシュタンと組むギレーヌの父親が凄い。彼女の父親は英国のメディア王として有名なロバート・マクスウェル(Robert Maxwell)だ。「シャン・ルドヴック・ハイマン・ベニアミン・ホッチ(Jan Ludvik Hyman Binyamin Hoch)」というのがマクスウェルの本名で、この大富豪は戦前、ナチスの迫害を逃れて英国にやって来たチェコスロヴァキア出身のユダヤ人。彼が「モサド(Mossad / イスラエルの諜報機関)」の協力者かエージェントであった可能性は濃厚だ。しかし1991年、マクセルは自身が所有するヨット、「Lady Ghislaine」に乗って航海に出ると、そのまま消息不明になってしまった。しばらくしてから、彼は遺体となって大西洋に浮いており、それを発見されて死亡が確認されたという。報道によれば、ヨットから落ちて死亡したそうだ。でも、本当のところは分からない。(もしかすると「暗殺」かも知れないぞ。) ただし、彼の遺体がイェルサレムで埋葬されたのは確かだ。やはり、ブリテンという異国じゃなく、心の祖国たるイスラエルで永眠に就いた方がいい。もしかすると、モサドのエージェントであったから、本国で鄭重に葬儀が行われたのかも・・・。

Prince Andrew & Giuffre Roberts 12121Ghislaine Maxwell & Jeffrey Epstein 1Robert Maxwell 01


(左 : アンドリュー王子とヴァージニア・ロバーツとギレーヌ・マクスウェル / 中央 : ギレーヌ・マクスウェルと父親のロバート / 右 : ロバート・マクスウェル )

  イスラエルは歐米の有力者をハニー・シラップに掛けて利用する。ユダヤ人の工作員と協力者は、色仕掛けで仲間にしたり、脅迫を用いて協力者に仕立てる。もしかすると、エプシュタインはイスラエルのスパイで、ハニー・トラップの現場監督だったのかも知れない。とすれば、彼が顧客のベッド・シーンを盗撮していた可能性は高いし、馴染みの顧客に頼んで別の大物を紹介してもらった可能性もある。何しろ、昵懇の顧客には英国のアンドリュー王子がいたくらいだ。この馬鹿王子はヴァージニア・ロバーツ(Virginia Roberts)嬢との「交際」を暴露され、公の席で赤っ恥をかいた。したがって、まだバレていない顧客は「いつ露呈するのか?」と戦々恐々だろう。もし、ロバーツ判事が「ロリータ・エクスプレス」の乗客で、若い娘との「自由恋愛」を楽しんでいたら一大スキャンダルになるだろう。(「ロリータ・エクスプレス」とは、エプシュタインの自家用ジェット機についた渾名。)

http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68838121.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/362.html#c74

[近代史02] 中国美女も日本男性が大好き 中川隆
85. 中川隆[-9477] koaQ7Jey 2020年12月04日 10:37:21 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[14]

スキャンダルで脅された最高裁判事?
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68838121.html

  それにしても、なぜロバーツ議員が民衆党に靡くのか? その疑問を解く鍵は、ジェフリー・エプシュタイン(Jeffrey Epstein)の帳面にある。このエプシュタインは権力者や有名人に若い娘を斡旋していたユダヤ人の仲介業者。あるいは、別嬪を揃える女衒(ぜげん)と呼んだ方がいいのかも知れない。(エプシュタインについては、以前当ブログで述べたので、「記事A」と「記事B」を参照。) 彼は未成年を娼婦にしたり、人身売買に手を染めていたので、性犯罪者として逮捕されてしまった。ところが、エプシュタインは厳しい尋問を受ける前に、勾留されていた「メトロポリタン矯正センター」で自らの命を絶ってしまったのだ。当時の報道によると、彼は留置所の部屋にあるベッドにシーツを括り付け、そこに首を吊って自殺したそうだ。

Jeffrey Epstein 6Jeffrey Epstein in jail

(左 : ジェフリー・エプシュタイン / 右 : エプシュタインが入っていた勾留所の部屋)

  しかし、この“自殺”には不審な点が多い。まず、どうして彼の部屋から相棒の囚人が別の部屋に移され、エプシュタイン独りとなったのか? しかも、部屋には監視カメラが設置され、15分おきに看守が巡回していたのだ。それなのに、エプシュタインは監視カメラと看守の目を盗んで、素早く自殺した。これじゃあ、誰でも眉を顰めるじゃないか。案の定、NYランゴーン・メディカル・センターでディレクターを務めるマルク・シーゲル(Marc Siegel)医師が疑問を呈した。彼もエプシュタインの自殺方法に疑問を抱き、鬱病の囚人を一人きりにして閉じ込めるなんて尋常じゃない、と述べていた。しかも、収容されていた勾留所で自殺したのは、過去にルイス・トゥラというギャングくらい。実に40年ぶりだった、という。

Deborah Jeane Palfrey 002(左 / デボラ・ジェイン・パルフレイ )
  こうした訳だから、エプシュタインの「自殺」は「口封じ」じゃないのか、と疑う人がいてもおかしくはない。エプシュタインの被害者を代表する弁護士のスペンサー・キューヴィン(Spencer Kuvin)は、誰かに殺されたんじゃないか、と睨んでいる。なぜなら、エプシュタインの顧客は大物ばかりなので、犯罪組織が顧客と秘密を守るために、告白(ゲロ)しそうな囚人を早めに始末することもあるからだ。確かに、アメリカでは「他殺」に思える「自殺」が少なくない。例えば、「パワー・エリート(ワシントンD.C.のお偉方)」を相手に、高級娼婦を派遣していたデボラ・ジェイン・パルフレイ(Deborah Jeane Palfrey)は、「D. C. マダム」と呼ばれた売春業者であった。ところが、彼女は突然の自殺を遂げる。2008年、彼女はフロリダ州タンパにある母親の実家で死体となって発見されたという。("D.C. Madam is found dead, appearently in a suicide", The New York Times, May 2, 2008.)

  一応、彼女は家族に宛てた文章をノートに書き記していた。でも、詳しい事は公表されていない。形式上、彼女は首吊り自殺となっているが、誰かに遺書をしたためるよう強要された後、自殺を強要されたという可能性もある。例えば、「お前が自殺しないなら、お前だけじゃなく、母親と妹も一緒に殺すぞ !」と脅せば、観念したデボラが自殺を選ぶことだっあるだろう。アメリカにはマフィアお抱えのヒットマンや金で依頼を受けるプロの殺し屋がいるから、綺麗な“後始末”だって結構ある。

  とにかく、エプシュタインの売春業は、高位高官の有力者を顧客とし、様々な人物にコネを広げていた。彼はボーイング727のプライベート・ジェットを所有し、この旅客機にお客様を乗せてニューヨークやフロリダにある「パラダイス」へ連れて行ったそうだ。エプシュタインは顧客名簿を作っており、その中には英国のアンドリュー王子や元英国首相のトニー・ブレア、元ニューヨーク市長のマイケル・ブルムバーグ、「ヴァージン・グループ」の総帥リチャード・ブランソン、FOXテレビの会長であるリチャード・マードック、男優のダスティン・ホフマン、元合衆国大統領のビル・クリントンに加え、現大統領のドナルド・トランプの名前まであったという。(Paul Lewis and Jon Swaine, "Jeffrey Epstein : Inside the decade of scandal entangling Prince Andrew", The Guardian, 10 January 2015.)

  そして、刮目すべきは、エプシュタインが記録したフライト・メモの中に、「ジョン・ロバーツ(John Roberts)」という名前があったことだ。しかし、この人物が最高裁判事の「ジョン・ロバーツ」と同一人物なのかは定かではない。ありふれた名前なので、別の人物という可能性もある。それでも、ロバーツ判事に対する疑惑は拭えまい。トランプ陣営で頑張るリン・ウッド弁護士は、10月21日のツイッターで、「この“ジョン・ロバーツ”なる人物は、最高裁首席判事のジョン・ロバーツなのか?」との疑問を投げかけている。つまり、ウッド弁護士はロバーツが民衆党側に何らかの弱みや証拠を握られており、それをネタにされて脅されているんじゃないか、と思っているのだ。もし、バイデン陣営が不貞現場の写真やエロ動画のデータを持っていれば、それを予めロバーツ判事にチラつかせ、「トランプが最高裁で争う場合になったら宜しくね ! あなたも今の地位と名誉を失いたくないでしょ !」と囁けばいい。真っ青になって震える判事は、厭でも要求に従うだろう。

  諜報組織に詳しいフィリップ・ジラルディー(Philip Giraldi)によれば、エプシュタインがイスラエルのスパイだった可能性は高い。(ジラルディー氏は「カウンター・テロリズム」を専門とする元CIAスペシャリストで、トルコ、ドイツ、イタリア、スペインなどで勤務した経験のある軍事情報員でもある。Philip Giraldi, "Was Epstein an Israeli Spy?", American Herald August, July 10, 2019.を参照。) 不思議なことに、エプシュタインはオーストリアのパスポートを持っていた。本物か偽物なのか判らぬが、その旅券には彼の実名と写真があったという。なぜ「オーストリア旅券なのか?」と言えば、それは諜報活動をする者にとって非常に便利な通行証であるからだ。オーストリアは中立国だし、ヴィザ無しで色々な場所に行ける点がいい。

  エプシュタインはギレーヌ・マクスウェル(Ghislaine Maxwell)と組んで売春業を営んでいたが、彼女の家族を知れば、イスラエルとの繋がりが見えてくる。また、彼の元パトロンはユダヤ人大富豪のレスリー・ワクスナー(Leslie Waxner)だ。しかも、エプシュタインを助ける守護天使は、有名な辣腕弁護士のアラン・ダーショウッツュ(Alan Dershowitz)とパーム・ビーチの州検事であるバリー・クリシャー(Barry Krischer)ときている。(二人とも相当な権力を持つユダヤ人で、イスラエルとの関係が深い。)

Leslie Waxner 2Alan Dershowitz 1Barry Krischer 1


(左 : レスリー・ワクスナー / 中央 : アラン・ダーショウッツュ / 右 : バリー・クリシャー )

  とりわけ、エプシュタンと組むギレーヌの父親が凄い。彼女の父親は英国のメディア王として有名なロバート・マクスウェル(Robert Maxwell)だ。「シャン・ルドヴック・ハイマン・ベニアミン・ホッチ(Jan Ludvik Hyman Binyamin Hoch)」というのがマクスウェルの本名で、この大富豪は戦前、ナチスの迫害を逃れて英国にやって来たチェコスロヴァキア出身のユダヤ人。彼が「モサド(Mossad / イスラエルの諜報機関)」の協力者かエージェントであった可能性は濃厚だ。しかし1991年、マクセルは自身が所有するヨット、「Lady Ghislaine」に乗って航海に出ると、そのまま消息不明になってしまった。しばらくしてから、彼は遺体となって大西洋に浮いており、それを発見されて死亡が確認されたという。報道によれば、ヨットから落ちて死亡したそうだ。でも、本当のところは分からない。(もしかすると「暗殺」かも知れないぞ。) ただし、彼の遺体がイェルサレムで埋葬されたのは確かだ。やはり、ブリテンという異国じゃなく、心の祖国たるイスラエルで永眠に就いた方がいい。もしかすると、モサドのエージェントであったから、本国で鄭重に葬儀が行われたのかも・・・。

Prince Andrew & Giuffre Roberts 12121Ghislaine Maxwell & Jeffrey Epstein 1Robert Maxwell 01


(左 : アンドリュー王子とヴァージニア・ロバーツとギレーヌ・マクスウェル / 中央 : ギレーヌ・マクスウェルと父親のロバート / 右 : ロバート・マクスウェル )

  イスラエルは歐米の有力者をハニー・シラップに掛けて利用する。ユダヤ人の工作員と協力者は、色仕掛けで仲間にしたり、脅迫を用いて協力者に仕立てる。もしかすると、エプシュタインはイスラエルのスパイで、ハニー・トラップの現場監督だったのかも知れない。とすれば、彼が顧客のベッド・シーンを盗撮していた可能性は高いし、馴染みの顧客に頼んで別の大物を紹介してもらった可能性もある。何しろ、昵懇の顧客には英国のアンドリュー王子がいたくらいだ。この馬鹿王子はヴァージニア・ロバーツ(Virginia Roberts)嬢との「交際」を暴露され、公の席で赤っ恥をかいた。したがって、まだバレていない顧客は「いつ露呈するのか?」と戦々恐々だろう。もし、ロバーツ判事が「ロリータ・エクスプレス」の乗客で、若い娘との「自由恋愛」を楽しんでいたら一大スキャンダルになるだろう。(「ロリータ・エクスプレス」とは、エプシュタインの自家用ジェット機についた渾名。)

http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68838121.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/290.html#c85

[近代史3] 飯島愛が殺された理由 _ ジャニーズ・プチエンジェル事件との関係 中川隆
44. 中川隆[-9476] koaQ7Jey 2020年12月04日 10:37:52 : YO1hkrE8IA : ZXNlbFRSRk9jaVE=[15]

スキャンダルで脅された最高裁判事?
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  それにしても、なぜロバーツ議員が民衆党に靡くのか? その疑問を解く鍵は、ジェフリー・エプシュタイン(Jeffrey Epstein)の帳面にある。このエプシュタインは権力者や有名人に若い娘を斡旋していたユダヤ人の仲介業者。あるいは、別嬪を揃える女衒(ぜげん)と呼んだ方がいいのかも知れない。(エプシュタインについては、以前当ブログで述べたので、「記事A」と「記事B」を参照。) 彼は未成年を娼婦にしたり、人身売買に手を染めていたので、性犯罪者として逮捕されてしまった。ところが、エプシュタインは厳しい尋問を受ける前に、勾留されていた「メトロポリタン矯正センター」で自らの命を絶ってしまったのだ。当時の報道によると、彼は留置所の部屋にあるベッドにシーツを括り付け、そこに首を吊って自殺したそうだ。

Jeffrey Epstein 6Jeffrey Epstein in jail

(左 : ジェフリー・エプシュタイン / 右 : エプシュタインが入っていた勾留所の部屋)

  しかし、この“自殺”には不審な点が多い。まず、どうして彼の部屋から相棒の囚人が別の部屋に移され、エプシュタイン独りとなったのか? しかも、部屋には監視カメラが設置され、15分おきに看守が巡回していたのだ。それなのに、エプシュタインは監視カメラと看守の目を盗んで、素早く自殺した。これじゃあ、誰でも眉を顰めるじゃないか。案の定、NYランゴーン・メディカル・センターでディレクターを務めるマルク・シーゲル(Marc Siegel)医師が疑問を呈した。彼もエプシュタインの自殺方法に疑問を抱き、鬱病の囚人を一人きりにして閉じ込めるなんて尋常じゃない、と述べていた。しかも、収容されていた勾留所で自殺したのは、過去にルイス・トゥラというギャングくらい。実に40年ぶりだった、という。

Deborah Jeane Palfrey 002(左 / デボラ・ジェイン・パルフレイ )
  こうした訳だから、エプシュタインの「自殺」は「口封じ」じゃないのか、と疑う人がいてもおかしくはない。エプシュタインの被害者を代表する弁護士のスペンサー・キューヴィン(Spencer Kuvin)は、誰かに殺されたんじゃないか、と睨んでいる。なぜなら、エプシュタインの顧客は大物ばかりなので、犯罪組織が顧客と秘密を守るために、告白(ゲロ)しそうな囚人を早めに始末することもあるからだ。確かに、アメリカでは「他殺」に思える「自殺」が少なくない。例えば、「パワー・エリート(ワシントンD.C.のお偉方)」を相手に、高級娼婦を派遣していたデボラ・ジェイン・パルフレイ(Deborah Jeane Palfrey)は、「D. C. マダム」と呼ばれた売春業者であった。ところが、彼女は突然の自殺を遂げる。2008年、彼女はフロリダ州タンパにある母親の実家で死体となって発見されたという。("D.C. Madam is found dead, appearently in a suicide", The New York Times, May 2, 2008.)

  一応、彼女は家族に宛てた文章をノートに書き記していた。でも、詳しい事は公表されていない。形式上、彼女は首吊り自殺となっているが、誰かに遺書をしたためるよう強要された後、自殺を強要されたという可能性もある。例えば、「お前が自殺しないなら、お前だけじゃなく、母親と妹も一緒に殺すぞ !」と脅せば、観念したデボラが自殺を選ぶことだっあるだろう。アメリカにはマフィアお抱えのヒットマンや金で依頼を受けるプロの殺し屋がいるから、綺麗な“後始末”だって結構ある。

  とにかく、エプシュタインの売春業は、高位高官の有力者を顧客とし、様々な人物にコネを広げていた。彼はボーイング727のプライベート・ジェットを所有し、この旅客機にお客様を乗せてニューヨークやフロリダにある「パラダイス」へ連れて行ったそうだ。エプシュタインは顧客名簿を作っており、その中には英国のアンドリュー王子や元英国首相のトニー・ブレア、元ニューヨーク市長のマイケル・ブルムバーグ、「ヴァージン・グループ」の総帥リチャード・ブランソン、FOXテレビの会長であるリチャード・マードック、男優のダスティン・ホフマン、元合衆国大統領のビル・クリントンに加え、現大統領のドナルド・トランプの名前まであったという。(Paul Lewis and Jon Swaine, "Jeffrey Epstein : Inside the decade of scandal entangling Prince Andrew", The Guardian, 10 January 2015.)

  そして、刮目すべきは、エプシュタインが記録したフライト・メモの中に、「ジョン・ロバーツ(John Roberts)」という名前があったことだ。しかし、この人物が最高裁判事の「ジョン・ロバーツ」と同一人物なのかは定かではない。ありふれた名前なので、別の人物という可能性もある。それでも、ロバーツ判事に対する疑惑は拭えまい。トランプ陣営で頑張るリン・ウッド弁護士は、10月21日のツイッターで、「この“ジョン・ロバーツ”なる人物は、最高裁首席判事のジョン・ロバーツなのか?」との疑問を投げかけている。つまり、ウッド弁護士はロバーツが民衆党側に何らかの弱みや証拠を握られており、それをネタにされて脅されているんじゃないか、と思っているのだ。もし、バイデン陣営が不貞現場の写真やエロ動画のデータを持っていれば、それを予めロバーツ判事にチラつかせ、「トランプが最高裁で争う場合になったら宜しくね ! あなたも今の地位と名誉を失いたくないでしょ !」と囁けばいい。真っ青になって震える判事は、厭でも要求に従うだろう。

  諜報組織に詳しいフィリップ・ジラルディー(Philip Giraldi)によれば、エプシュタインがイスラエルのスパイだった可能性は高い。(ジラルディー氏は「カウンター・テロリズム」を専門とする元CIAスペシャリストで、トルコ、ドイツ、イタリア、スペインなどで勤務した経験のある軍事情報員でもある。Philip Giraldi, "Was Epstein an Israeli Spy?", American Herald August, July 10, 2019.を参照。) 不思議なことに、エプシュタインはオーストリアのパスポートを持っていた。本物か偽物なのか判らぬが、その旅券には彼の実名と写真があったという。なぜ「オーストリア旅券なのか?」と言えば、それは諜報活動をする者にとって非常に便利な通行証であるからだ。オーストリアは中立国だし、ヴィザ無しで色々な場所に行ける点がいい。

  エプシュタインはギレーヌ・マクスウェル(Ghislaine Maxwell)と組んで売春業を営んでいたが、彼女の家族を知れば、イスラエルとの繋がりが見えてくる。また、彼の元パトロンはユダヤ人大富豪のレスリー・ワクスナー(Leslie Waxner)だ。しかも、エプシュタインを助ける守護天使は、有名な辣腕弁護士のアラン・ダーショウッツュ(Alan Dershowitz)とパーム・ビーチの州検事であるバリー・クリシャー(Barry Krischer)ときている。(二人とも相当な権力を持つユダヤ人で、イスラエルとの関係が深い。)

Leslie Waxner 2Alan Dershowitz 1Barry Krischer 1


(左 : レスリー・ワクスナー / 中央 : アラン・ダーショウッツュ / 右 : バリー・クリシャー )

  とりわけ、エプシュタンと組むギレーヌの父親が凄い。彼女の父親は英国のメディア王として有名なロバート・マクスウェル(Robert Maxwell)だ。「シャン・ルドヴック・ハイマン・ベニアミン・ホッチ(Jan Ludvik Hyman Binyamin Hoch)」というのがマクスウェルの本名で、この大富豪は戦前、ナチスの迫害を逃れて英国にやって来たチェコスロヴァキア出身のユダヤ人。彼が「モサド(Mossad / イスラエルの諜報機関)」の協力者かエージェントであった可能性は濃厚だ。しかし1991年、マクセルは自身が所有するヨット、「Lady Ghislaine」に乗って航海に出ると、そのまま消息不明になってしまった。しばらくしてから、彼は遺体となって大西洋に浮いており、それを発見されて死亡が確認されたという。報道によれば、ヨットから落ちて死亡したそうだ。でも、本当のところは分からない。(もしかすると「暗殺」かも知れないぞ。) ただし、彼の遺体がイェルサレムで埋葬されたのは確かだ。やはり、ブリテンという異国じゃなく、心の祖国たるイスラエルで永眠に就いた方がいい。もしかすると、モサドのエージェントであったから、本国で鄭重に葬儀が行われたのかも・・・。

Prince Andrew & Giuffre Roberts 12121Ghislaine Maxwell & Jeffrey Epstein 1Robert Maxwell 01


(左 : アンドリュー王子とヴァージニア・ロバーツとギレーヌ・マクスウェル / 中央 : ギレーヌ・マクスウェルと父親のロバート / 右 : ロバート・マクスウェル )

  イスラエルは歐米の有力者をハニー・シラップに掛けて利用する。ユダヤ人の工作員と協力者は、色仕掛けで仲間にしたり、脅迫を用いて協力者に仕立てる。もしかすると、エプシュタインはイスラエルのスパイで、ハニー・トラップの現場監督だったのかも知れない。とすれば、彼が顧客のベッド・シーンを盗撮していた可能性は高いし、馴染みの顧客に頼んで別の大物を紹介してもらった可能性もある。何しろ、昵懇の顧客には英国のアンドリュー王子がいたくらいだ。この馬鹿王子はヴァージニア・ロバーツ(Virginia Roberts)嬢との「交際」を暴露され、公の席で赤っ恥をかいた。したがって、まだバレていない顧客は「いつ露呈するのか?」と戦々恐々だろう。もし、ロバーツ判事が「ロリータ・エクスプレス」の乗客で、若い娘との「自由恋愛」を楽しんでいたら一大スキャンダルになるだろう。(「ロリータ・エクスプレス」とは、エプシュタインの自家用ジェット機についた渾名。)

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