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2015年6月04日06時09分 〜
記事 [政治・選挙・NHK186] 豊島区都議 村上のり子氏「実は私も日本基督教団です」⇒Twitter削除
韓国系キリスト教団教祖で在日帰化人の金山昌秀が逮捕されたからなのだろうか?
豊島区都議 村上のり子氏「実は私も日本基督教団です」というTwitterが削除された。

沖縄で逮捕されても問題ない高齢者の「活動家」を募集した那覇市議会の高里鈴代氏は西原信徒代表。

反原発、反米軍、反安保、反特定秘密保護法、反ヘイトスピーチ。。。。

そう言えば憲法9条ノーベル平和賞もバックは韓国系キリスト教団でしたね。

中国や北朝鮮が泣いて喜びそうな活動?

似非リベラル系(=左翼)が地方は国と対等だと強調するが、それじゃ、地方レベルの外国人参政権もヤバイよね?

中国・北朝鮮が「まずは地方自治体から」とささやいていそう。
 
 
★村上 典子さんはFacebookを利用しています。
https://ja-jp.facebook.com/noriko.murakami.940?hc_location=stream


放射能と食の安全を子供たちのために考える会、フェイスブック、生活クラブ 23区南生活クラブ生活協同組合、日本キリスト教団 駒場エデン教会、近畿日本ツーリスト、@nifty、シャボン玉石けん株式会社 Shabondama Soap Co., Ltd.、シェーナウの想い上映ネットワーク、脱原発・自然エネルギー推進運動、死ぬまでに行きたい!世界の絶景(The breathtaking sights in the world I want to see before I die.)、藤巻百貨店、特定非営利活動法人 としまユネスコ協会、環境まちづくりnpoエコメッセ、国境なき医師団日本、女性の体調改善アロマサロン Luna Aroma ルナアロマ他126件
 
 
https://twitter.com/48daisyukai/status/569415933988438016
解釈で憲法9条を壊すな!
‏@48daisyukai
本日の街頭宣伝は雨も間逃れ、二手に分かれて行いました。
スピーチエリアと表現エリアで巣鴨街頭宣伝をしました。参加された仲間の皆さんお疲れ様でした!
豊島区議会議員の山口菊子さんと、村上のり子さんが駆けつけてくださいました。


★自治体議員立憲ネットワーク ‏@rikkennet 11月13日
11.11自治体議員立憲ネットワーク全国集会に参加した村上のり子豊島区議の投稿です。 http://fb.me/2XPveesjt

自治体議員立憲ネットワーク全国集会で横路孝弘前衆議院議長の力強い講演「解釈改憲と安倍政権」を聞いて戦争をさせない・9条壊すな!国会包囲行動に参加しました。


★自治体議員立憲ネットワーク
http://rikken-net.org/2014/06/253/

安倍政権が誕生して1年5か月あまりが過ぎました。総理就任当初は謙虚さを強調していたものの、次第に保守色の強い「安倍カラー」を前面に打ち出し、総理が目指す国家観や政策運営には、その危うさと傲りが見えてきました。政権発足以降、憲法第96条の「憲法の改正要件」を先行改正しようとする動きや、集団的自衛権の解釈改憲問題など、現行の平和憲法は大きな危機にさらされています。

既にこれまで、第2次安倍政権の下で生活保護費の切下げ、根拠のない地方交付税削減による地方自治への介入、収束の道筋が不透明な中での原発再稼働と輸出、武器輸出三原則を見直し新たなルールを閣議決定したことなど、日本国憲法の三原則である国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を無視した政策運営が行われています。このことは立憲主義の否定であり、私たちは、これまでの「護憲」対「改憲」という構図から、近代立憲主義に基づく「立憲」と立憲主義自体を否定する(壊す)「壊憲」という対立軸が鮮明になってきたと考えます。

こうした時に私たち自治体議員が果たなければならないことは何でしょうか。地方議会から国政は手が届かないと諦めていないでしょうか。私たち自治体議員は、既に地域で実践しているように、地域住民のそばに立ち、生活者の声に直接耳を傾け、地域と政治を結びつけています。その積み重ねの延長線上に、「地域と国」が結ばれ、「運動と制度(政治)」が結ばれています。私たち自治体議員が立憲主義の大切さを肌で感じ、憲法の下での「現場と法律」を重ねているのです。

安倍政権の国民(住民)の声を無視した机上の国家主義、いわば観念的国家主義に対して私たち自治体議員は、私たちのすぐそばにいる地域住民一人ひとりの声に丁寧に耳を傾け、生活者視点の声を思いに変え、大きな束にして対抗していかなければなりません。

私たちは今の時代の流れを深く憂慮し、自治体議員だからこそできる立憲主義に立つ新たな政治への流れを自ら興す必要があると判断しました。私たちは、すでに、政党の枠を超えた国の「立憲フォーラム」(代表近藤昭一・民主)の立ち上げに刺激を受け、新たに発足した「戦争をさせない1000人委員会」の運動や「立憲デモクラシーの会」を発足させた学者文化人運動に対応しようとするものでもあります。

憲法9条がノーベル平和賞にノミネートされました。立憲主義と平和主義の原理を押しつぶさんとする安倍政権の暴挙に対抗するため、しなやかで幅広い自治体議員のネットワークを呼び掛けたいと考えます。そして、全国各地の立憲主義を守る運動の先頭に立ち、今日の危機を乗り越えて行こうではありませんか・・・


★安倍政権の暴走許すな!地方議員215人が連携して「自治体議員立憲ネットワーク」を設立!各地では反安倍デモも発生!(真実を探すブログ)
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2846.html

各地で安倍政権に対向するための動きが活発化しています。今月に地方議員215人が連携して「自治体議員立憲ネットワー」を設立しました。このネットワークは集団的自衛権や改憲解釈などの阻止を目的としており、民主、社民、生活者ネット、緑の党などの様々な政党関係者が参加しています。

また、6月14日と6月15日には新宿や京都などで大規模な反安倍デモが発生しました。新宿のデモには数千人が参加し、多くの方が憲法解釈変更や残業代ゼロ法案に対して、怒りの言葉を発しています。反安倍デモは今後も各地で行われる予定で、国民の安倍政権への怒りが高まっていることを示していると言えるでしょう
 
 
★多摩・生活者ネットワーク
‏@tamaseikatsusha
村上のり子豊島区議(生活者ネットワーク) /沖縄で戦争について考える | 村上のり子 http://murakami.seikatsusha.me/blog/2014/08/27/3972/

<参考リンク>

◆<統一地方選挙>沖縄で「老人テロリスト」を募集した市議会議員高里すずよ氏!!!こんな候補者大勢紛れ込む?
http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/733.html


◆日本キリスト教団の信徒代表
http://uccj.org/newaccount/7606.html
http://www.christiantoday.co.jp/articles/15151/20150127/okinawa-new-military-base-opposite-lecture.htm


◆民主党有田議員「神社油事件で根拠なく、妄想で、差別と煽動が行われている」←1979年に帰化した韓国系キリスト教団教祖確定
http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/104.html


◆脱原発を目標に日本、韓国、モンゴルのクリスチャンが連帯(クリスチャン新聞)
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/890.html 
 
 
◆<北の政治工作?>韓国の「日本の平和憲法9条ノーベル賞推薦委」ノルウェー大使館に署名渡す
http://www.asyura2.com/15/senkyo178/msg/219.html

http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/149.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 5月28日の衆院・安保特委における論点、質疑の要旨+3日流会+α(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/23209291/
2015年 06月 04日

 昨日、錦織圭の試合が終ったら、29日の審議のまとめもアップしようと思ってたのだけど。
 錦織の敗戦を受けて、意識を失ったように眠ってしまったので、アップし損ねてしまったです。すみません。m(__)m

【錦織は自分を見失った1、2セットから挽回して、フルセットに持ち込んだのは、さすがだと思ったし。わくわくさせてくれて嬉しかったけどけど。最後のセットは、ちょっと集中力&気合で負けるとこがあったかも。もう一段階、メンタルでも強くならないと。あと全英、全米に向けて、ボレーとファーストサービスを安定させて欲しいな〜。(・・) (ツォンガには、おめでとう!(^^♪)】

*****

 尚、6月3日は、政府&自民党が特別委員会を開くことを主張して、浜田委員長が職権で委員会の開催を決めてしまったのだけど。この強硬的な姿勢に野党が大反発。(@@)
 与党内からも、あまり強引なことをして、野党や国民に批判を浴びるのはマズイとの声が出たことから、3日の審議は流会になったです。(~_~;)

『安全保障法制を審議する衆議院の特別委員会は、3日、午後からの審議を予定していましたが、流会となりました。特別委員会が流会となるのは初めてです。
 特別委員会は、2日の理事会で、野党側が反対する中、浜田委員長の職権で3日午後の委員会開催を決めていました。
 野党側は「周辺事態」について政府の統一見解を求めていて、その回答がないにもかかわらず、強引に委員会の開会を決めたことに反発し、3日の委員会には出席をしない方針を固めました。委員会の前に行われる理事会にも野党側は出席せず、与党側だけで協議した結果、3日の特別委員会の開催を見送ることを決めました。(TBS15年6月3日)』

『与党の不手際も目立った。特別委は2日、自民、民主、維新3党の理事による日程協議が不調に終わり、浜田氏が職権で3日の開会を決めた。しかし野党側の猛反発を受け、自民党の江渡聡徳理事は3日、あっさりと野党側に謝罪。党内の連携不足は否めず、江渡氏は「二度と職権で立てないように努力する」との言質まで与えた。

 自民党は「慎重審議を求める野党に応えるため時間があれば審議する」(佐藤勉国対委員長)との立場をとる。早期成立に向け少しでも審議時間を積み重ねたい思惑があった。ただ、審議入りから1週間余りしかたっていない序盤での強行的な運営には、党内からも「国対の勇み足」「野党に格好の口実を与えた」との批判が出ている。(産経新聞15年6月3日)』

 野党側は、年金データの流出問題の審議なども求めていることから、安保法制の審議日程に影響が生じるおそれも出て来た。(@@)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 では、5月28日の安保法制に関する衆院の特別委員会の審議の要旨、論点を・・・。

【安全保障関連法案】衆院平和安全法制特別委員会 論戦の焦点(28日)


 ●自衛隊派遣は政策判断で 首相‐外交努力尽くすのが前提
 ▼北側一雄氏(公明、大阪)

 【海外派遣】
 北側氏 憲法に適合すれば自衛隊を派遣するのではない。内閣、国会が政策判断をしなければいけない。
 安倍晋三首相 法律をつくっても(派遣が)できるということだけで、慎重な上にも慎重な政策判断がある。日本の主体的判断の下、自衛隊の能力、装備、経験に根ざしたふさわしい役割を果たす。前提として外交努力を尽くす。

 【重要影響事態】
 北側氏 米軍などを後方支援する重要影響事態の判断基準は。
 首相 実際に武力紛争が発生し、または差し迫っている場合に、当事者の意思、能力、事態に対処する米軍や外国軍隊の活動内容、国民に及ぶ被害などの影響の重要性から客観的、合理的に判断する。

 【武力行使】
 北側氏 集団的自衛権行使を可能とする武力行使の新3要件に盛り込まれた「必要最小限度の実力行使」の意味は。
 横畠裕介内閣法制局長官 相手国の武力攻撃と同程度の自衛行動が許される国際法上の「均衡性」ではない。わが国を防衛するための必要最小限度だ。

 ●領域警備が不十分 首相‐迅速に閣議決定

 ▼長島昭久氏(民主、比例東京)
 【領域警備】
 長島氏 現行法制は、離島などの領域警備が不十分だ。今回決定したのは電話閣議の導入だけだが、法整備が必要だ。
 首相 速やかな判断と閣議決定ができれば問題ない。相手が海上保安庁で対応できる組織であれば海保が出て行くし、無理なら自衛隊が代わって出て行く。この速やかなスイッチが大切だ。自衛隊が警察権を持てば、軍対軍の衝突が直ちに起こる危険性がある。

 【安全保障の要諦】
 長島氏 戦後最大の安全保障法制の大改革だ。国家安全保障の要諦は何か。
 首相 紛争を未然に防ぐことだ。同時に、万が一への備えも怠ってはいけない。備えている実力を行使しなくても済む状況をつくり、抑止力を高めることも一つだ。


 ●存立危機事態とは 防衛相‐死者の必要ない
 ▼後藤祐一氏(民主、神奈川)

 【存立危機事態】
 後藤氏 ホルムズ海峡が機雷封鎖され、日本への原油が滞り、灯油がなくて凍死者が続出するような事態は、集団的自衛権の行使要件である存立危機事態に当たるか。
 中谷元・防衛相 石油などの供給が滞り、経済的影響にとどまらず生活物資の不足、ライフラインの途絶が起こるなど、国民生活に死活的な影響、国民の生死に関わるような深刻、重大な影響で、必ずしも死者が出ることは必要としない。

 【重要影響事態】
 後藤氏 日本に軍事的波及がないような事態は重要影響事態にはならないか。
 岸田文雄外相 軍事的な影響のない、経済面のみの影響で重要影響事態となることは想定していない。

 ●海外派兵 例外どこまで 防衛相‐一般には許されない

 ▼辻元清美氏(民主、大阪)
 【海外派兵】
 辻元氏 海外派兵は一般に許されないとしているが、中東・ホルムズ海峡での機雷掃海は例外としている。例外はその時々の状況で生じるのか。
 内閣法制局長官 憲法上の理論としては例外もある。機雷掃海は、機雷の敷設が海上封鎖に匹敵するようなわが国への武力攻撃であり、放置すれば国民の生死に関わるような深刻な被害が生じる場合は例外となる。
 防衛相 武力行使が許容されるのは自衛のための最小限度だ。海外派兵はその最小限度を超えるもので、一般には許されない。

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆


 ●想定できる事例は 首相‐今はホルムズのみ
 ▼緒方林太郎氏(民主、比例九州)

 【武力行使】
 緒方氏 現時点で想定できる他国領域での武力行使の事例は(中東の)ホルムズ海峡での機雷掃海が唯一か。
 首相 安全保障において、これが全てと言うことは差し控えた方がいい。ホルムズ海峡の機雷封鎖への対応しか、今は念頭にない。

 ●南シナ海 該当するか 首相‐対象とするか言及控えたい
 ▼江田憲司氏(維新、神奈川)

 【重要影響事態】
 江田氏 国民は、周辺事態法の改正によって自衛隊が地球の裏側まで行くのではないかと不安になっている。明確に説明してほしい。
 首相 武器が日進月歩で進歩し、安全保障環境が大きく変化した現在、中東やインド洋を「重要影響事態」が生起する地域からあらかじめ排除するのは困難だ。これら地域に必ず行くということではない。もし必要があれば行くし、必要がなければ行かない。
 江田氏 絶対起こらないとは限らないとの理由で、法律をどんどん改正していいのか。具体的にどこか。南シナ海やマラッカ海峡は該当するか。
 首相 南シナ海で、ある国が埋め立てをしている。さまざまな出来事が起きている中で、具体的に法律の対象とするかは言及を差し控えたい。

 【集団的自衛権】
 江田氏 なぜホルムズ海峡での機雷敷設の影響による電力不足などの経済的要因で、集団的自衛権が行使できるのか。
 首相 機雷が敷設されるという武力行使が発生し、それを除去することも武力行使であり、国際法的には集団的自衛権行使と理解されるためだ。ただ単純に経済上の理由から武力行使の新3要件に当たるということはない。

 【他国軍支援】
 江田氏 他国軍の支援では、米軍以外にオーストラリア軍も入れた。
 首相 相当の防衛協力が進んでおり、日米豪で行動することもあり得る。

 ●地球の裏側に派遣 首相‐影響地域限られず
 ▼小沢鋭仁氏(維新、比例近畿)
 【重要影響事態】
 小沢氏 周辺事態法の改正案である重要影響事態法案では、地理的な歯止めがなくなった。理論的には、地球の裏側まで自衛隊を派遣することができるのか。
 首相 安全保障環境が変わり、武器が進歩する中で、日本の平和と安全に重大な影響を及ぼす地域は限られない。日米安全保障条約、国連憲章の目的にかなえば、わが国の平和と安全に資する活動を行うべきだ。
 小沢氏 後方支援活動での弾薬の提供は、国際的観点では武力行使に当たるのではないか。
 首相 実際に具体的なニーズがある。日米防衛協力指針(ガイドライン)の見直し協議が進められる中で、米側から弾薬の提供を含む自衛隊による幅広い後方支援への期待が示された。要請を踏まえて、弾薬提供は除外しないことにした。

 ●女性の支持少ない 首相‐国会で理解深める
 ▼太田和美氏(維新、比例南関東)
 【世論】
 太田氏 法改正には女性からの支持が少ない。
 首相 女性に限らず、残念ながらまだ国民の理解が進んでいない。委員会を通じ、国民的な理解を深めていきたい。

 ●アフガンにも派遣可能か 首相‐PKO5原則満たさない
 ▼志位和夫氏(共産、比例南関東)
 【PKO法改正】
 志位氏 国連平和維持活動(PKO)協力法の改正で、アフガニスタンに展開した国際治安支援部隊(ISAF)のような活動に自衛隊を参加させることは可能か。
 首相 停戦合意などPKO参加5原則を満たすことが前提だ。アフガンのような治安状況は5原則を満たさない。

 【先制攻撃】
 志位氏 米国が先制攻撃を行った場合でも、武力行使の新3要件を満たせば集団的自衛権を発動するか。
 首相 国際法上、違法な武力行使を行う国を支援することはない。
 志位氏 米国の戦争を批判したことのない日本が、集団的自衛権を発動することは明瞭だ。

=2015/05/29付 西日本新聞朝刊=』

                      THANKS



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/150.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 二階氏、首相ヤジ「元気があっていい」[産経ニュース]
二階氏、首相ヤジ「元気があっていい」
http://www.sankei.com/politics/news/150603/plt1506030022-n1.html

 自民党の二階俊博総務会長は3日のBS11の番組で、安倍晋三首相による衆院平和安全法制特別委員会でのヤジについて「元気があっていいんじゃないか。首相にショボンとされたら困る」と擁護した。

 野党は審議拒否戦術をとっているが、二階氏は「国会は元気に議論する場だ。野党も質問したいことがあれば、どんどん質問したらいい」とも述べ、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案を徹底的に審議すべきだとの認識を示した。

 首相は先月28日の特別委で、民主党の辻元清美氏に対し「早く質問しろよ」とヤジを飛ばし、謝罪に追い込まれていた。

[産経ニュース 2015/6/3]
http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/151.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 不可解、ちぐはぐ国会対応… 「充実審議」求める野党は引き延ばし戦術 衆院平安特委を流会[産経ニュース]
不可解、ちぐはぐ国会対応… 「充実審議」求める野党は引き延ばし戦術 衆院平安特委を流会
http://www.sankei.com/politics/news/150603/plt1506030034-n1.html

 安全保障関連法案を審議する衆院平和安全法制特別委員会は3日、この日予定した質疑を取りやめた。職権で開会を決めた浜田靖一委員長(自民)に野党が猛反発し、与党が流会に追い込まれた。一方、特別委の審議を拒んだ野党は、日本年金機構の個人情報流出事件では積極的な審議を要求。与野党とも不可解でちぐはぐな対応が目立った。

 民主党の枝野幸男、維新の党の柿沢未途両幹事長は3日、国会内で会談し、年金情報流出事件に関し連携して政府を追及する方針を確認した。枝野氏は記者団に対し、安保関連法案の国会審議でも「結束して与党の強引な進め方に対抗していくことで一致した」と語った。

 野党が3日の特別委開会に反発した理由は、フィリピンのアキノ大統領の国会演説を挟んだ計約3時間の審議は「こま切れになる」(枝野氏)からだった。民主党内は法案成立阻止を求める声が大勢で、少しでも審議を引き延ばす作戦を実行した形となった。

 ただ、「充実した審議」を求める野党が3時間の審議を拒んだことは矛盾ともとれる。自民党の高村正彦副総裁は記者団に「『早く審議しろ』と言いながら、四の五の言って審議に応じないのは憤りを感じる」と野党を批判。「国民に(法案を)理解されたら困ると思っていると断ぜざるを得ない」と述べ、野党の国会対応を痛烈に皮肉った。

 ただ、与党の不手際も目立った。特別委は2日、自民、民主、維新3党の理事による日程協議が不調に終わり、浜田氏が職権で3日の開会を決めた。しかし野党側の猛反発を受け、自民党の江渡聡徳理事は3日、あっさりと野党側に謝罪。党内の連携不足は否めず、江渡氏は「二度と職権で立てないように努力する」との言質まで与えた。

 自民党は「慎重審議を求める野党に応えるため時間があれば審議する」(佐藤勉国対委員長)との立場をとる。早期成立に向け少しでも審議時間を積み重ねたい思惑があった。ただ、審議入りから1週間余りしかたっていない序盤での強行的な運営には、党内からも「国対の勇み足」「野党に格好の口実を与えた」との批判が出ている。

 一方、年金、安保で「共同戦線」を敷く民主、維新両党の連携にもほころびが出た。維新は、民主が1日に決めた次期衆院選の選挙区候補内定者53人のうち4人が維新現職と競合していることを問題視。枝野氏は柿沢氏との会談で「申し訳ない」と謝罪したが、事前調整すらできていなかった両党の溝の深さが際立った。

[産経ニュース 2015/6/3]
http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/152.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 「年金情報流出」元凶は安倍政権…監視機関廃止の弊害が露呈(日刊ゲンダイ)
            言い訳ばかりの厚労省と年金機構(C)日刊ゲンダイ


「年金情報流出」元凶は安倍政権…監視機関廃止の弊害が露呈
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160423
2015年6月4日 日刊ゲンダイ


 “戦争法案”を審議している場合じゃない。まさに「年金制度の存立危機」だ。日本年金機構から、少なくとも125万件に上る個人情報が流出した「漏れた年金」問題。呆れるのは、犯罪につながる可能性もある前代未聞の不祥事にもかかわらず、年金機構に当事者意識が欠落していることだ。「消えた年金」問題で解体された旧社会保険庁時代のぬるま湯体質は全く変わっていない。

■流出125万件では済まない可能性

 約55万件の個人情報にパスワードが設定されていなかったことなど、組織内で内規違反の“常態化”が明るみに出た年金機構。2日の民主党の対策会議では、出席した議員から機構担当者に「いつ、どこから漏れたのか」「流出は分からなかったのか」と矢継ぎ早に質問が出たものの、担当者は「分かりません」を繰り返すばかり。5月8日に不正アクセスによるウイルス感染を確認してから1カ月近く過ぎても、事実関係を何ら把握していないことを認めた。

 情報を流出させた「張本人」がこれじゃあ、国民は対策の立てようがない。流出した125万件だって本当かどうか怪しいもので、議員に「(125万件以上に)広がる可能性は」と問われた機構側は、アッサリと「ある」なんて答えていたから口をアングリだ。

 流出問題への対応もズサンそのものだ。機構はコールセンターを設置して「万全の対応を取る」と言っていたが、年金受給者などからは「1時間以上かけ続けてもつながらない」とのブーイングの声が続出している。民主党の会合でこの点を指摘された機構側は、設置した電話の数を100台と説明していたが、たった100台で数百万件の問い合わせに対応できるはずがない。

「機構は流出が指摘される125万件の該当者に郵便連絡する、と説明しています。しかし、その間の『成りすまし対策』を問われると、『ホームページで……』などとゴニョゴニョ言うだけ。要するに“打つ手なし”なんですよ」(厚労省担当記者)

 こんなデタラメ組織に国民の大事な年金情報が握られているのかと思うとゾッとするが、「今回の事態は起きるべくして起きた」と言い切るのは元検事の郷原信郎弁護士だ。郷原氏は昨年3月に廃止された年金業務監視委員会の委員長で、当時から年金機構のガバナンス体制を問題視し、政府に監視機関の必要性を訴えていた。

「あの組織は厚労省と機構の身内によるお手盛り組織なのです。だから緊張感が欠けている。恐らく機構の上層部は、今も現場の状況を把握できていないでしょう。そもそも個人情報にパスワードを設定していなかったこと自体が論外です。監視機関を廃止した弊害ですよ」(郷原信郎氏)

 年金業務監視委員会を廃止したのは安倍政権だ。安倍は流出問題について「万全を期す」なんて言っているが、第1次政権で「消えた年金」問題が発覚した際に「最後のひとりまで記録をチェックして年金を支払う」なんて言って結局、途中で放り出した“前科”がある。

「社会保障」よりも「安全保障」にシャカリキになっている男が、今回の大問題を招いた元凶といっていい。



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/153.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 首相のヤジは「どうせ法案は通る」というおごりの表れ 永田町の裏を読む/高野孟(日刊ゲンダイ)
             安倍首相(C)日刊ゲンダイ


首相のヤジは「どうせ法案は通る」というおごりの表れ 永田町の裏を読む/高野孟
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160410
2015年6月4日 日刊ゲンダイ


 安保法制をめぐる与野党の攻防も2週目に入った。新聞も近頃は政府側答弁のいい加減さや分かりにくさを書き立てるようになってきたし、安倍晋三首相を挑発して品のない野次を引き出して謝らせたり、野党もそこそこ頑張っているのではないか。某野党幹部にそう投げかけると、「いやあ、全部ジャブばかりでパンチはひとつもないですよ。野次にしたって、ある意味では安倍のゆとりとおごりの表れのようなもので、後で口先で謝るなど屁でもない。『はいはい、謝って済むならいくらでも謝りますよ。どうせ法案は通るのだから』と顔に書いてあったじゃないですか」と言う。

 しかし、世論調査や新聞の投書欄などを見ると、反対、疑問、もっと時間をかけて議論しろといった声がだいぶ強まっている。

「そんなことは安倍と官邸は織り込み済みというか、こういう高度な安保論議などバカな国民があまねく理解するなんてことはあるわけがないのだから、形の上で誰からも文句を言われないだけの審議時間を費やしたら、あとはポンと上げればいいと思っているのでしょう」と先の野党幹部は続ける。

 普通、この手のいわゆる重要法案は衆議院で80時間かけると、十分に審議したということになるらしい。

「うちの国対に聞くと、週3日で1日7時間審議すると、6月19日に80時間を超えるから、その日の夕方以降に強行採決する。23日が沖縄戦没者追悼式典で24日が会期末だから、いくら遅くても22日の月曜日までに上げて、8月10日までの会期延長を決めて参議院に回すと、最初から決まっている。だから安倍はアメリカで自信をもって『夏までに成立させる』と約束してきたのです」

 そうだとすると、事は安倍の思惑通りに進んで、その勢いで9月の自民党総裁選で無投票再選、改憲へという流れになるのを見ているしかないのか。

「いやあ、そうは一直線にいかないでしょう」とベテラン政治記者。

「野党はもちろん国民まで蹴散らして突き進もうとする安倍の政治姿勢に対する世の反感が高まれば、自民党内にも安倍のやり過ぎに危惧を抱いている者は実は少なくないので、流れを変えようとする動きも表面化するのではないか。今年冬に『これ以上愚かなお坊ちゃんを調子に乗らせるわけにはいかない』と言っていた古賀誠が、岸田派の1〜2回生に勉強会をつくらせたり、野田聖子を総裁選に立てようとしたりしていることに、官邸は相当ナーバスになっている」と言う。

 もはや自民党内からの反乱に期待するしか抵抗線の張りようがないというのが余りに情けない。



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/154.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 「戦争になれば、誰が迷惑するのか」 習近平主席から安倍首相への「密伝」〈週刊朝日〉
「戦争になれば、誰が迷惑するのか」 習近平主席から安倍首相への「密伝」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150604-00000001-sasahi-pol
週刊朝日 2015年6月12日号より抜粋


 自民党の“ラスボス”二階俊博総務会長(76)が5月23日に3千人を引き連れ訪中し、習近平国家主席と一対一で会談した。「媚中(びちゅう)」との批判もある中、作家・大下英治氏がその「密伝」に迫る。

*  *  *
大下:日中関係が険悪な時期にあえて訪中された意図は何ですか?

二階:今の日中関係はどうなっているんだろうか、と私もずっと疑問を持っていました。誰かが切り替えのポイントを間違ったようになってしまった。もとの友好関係へ修復することをしなきゃいけないなと思っていました。自分が中国へ行って、要人と直接、会って話し合って、真相はどうなのか、確かめてこようという思いがありました。

大下:どうでしたか?

二階:今回、北京に到着した瞬間に険悪な関係という考えは間違いだと思いましたね。何も中国側は変わっていない。我々が、難しい日中関係の時代が到来したと悪く思い込んでいただけであって、実際の中国は変わっていなかった。今回の日中交流もスムーズにいきました。

大下:しかし、尖閣諸島の領土問題、歴史問題などで中国に対する日本の世論は相当悪化してます。

二階:では、日本は中国との関係がなくてもいいのですか。中国にしても日本がなくていいのか。そう問いかけてみれば、答えはおのずから簡単なことです。友好を諦めて、戦争をしましょうとなったら、誰が迷惑をするんですか。国民ですよ。今、日本は戦争をする態勢、そういう軍備の態勢になっていないでしょう。自衛隊は日々、訓練して頑張っていますが、大きな軍隊を持っている米国、中国と対決することができますか?

大下:現時点では難しいでしょうね。

二階:できるわけないじゃないですか。それなら平和的に仲良くやっていこうという絆を、文化、スポーツ、青少年らの交流などを通じ築き上げる知恵がなければ、日本の存在はきっと危ういものになりますよ。面会した時、習主席は「隣人は選ぶことができるが、隣国は選ぶことができない。徳は孤にならず、必ず隣あり(本当に徳のある人は孤立したり、孤独であるということはない)」と言われましたよ。私は確信を持って、日中友好を進めようと思いました。

大下:習主席とはどんな話をしたのですか? 

二階:私が安倍晋三首相からお預かりした親書を手渡したら、「安倍首相にもよろしくお伝えください」「首相とは2度お会いしているので、今後もお互いの戦略的互恵関係をしっかり進めていきたい」とおっしゃっていました。

大下:日中首脳会談の実現への“密伝”は?

二階:こう言っちゃ、失礼ですけど、これまで満足な首脳会談であったのかどうかというのはテレビをご覧の方はわかりますよね。中国高官に私は「日本の首相がわざわざ行っているのにあの態度はないでしょう」と随分、申し上げたことがあります。今回、習主席から、安倍首相からの親書を頂いたことを重視するとの発言もありました。「このまま進めていければ、良い結果になるのではないか」と前向きな姿勢を示されたのです。安倍首相には北京から電話で(習主席との会話の)ポイントだけを報告しましたが、非常に喜んでおられた。今後、首脳会談の実現に期待しています。

大下:今後も習主席とはコンタクトは取るのですか。

二階:お礼の手紙ぐらいは出さんといかんかなと思っています。今後、安倍首相と習主席を繋(つな)ぐ意味でも知っておいていただきたいこともいろいろとありますからね。

(構成 本誌・上田耕司)



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/155.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 都構想住民投票で疑惑…自民・大西議員に「公選法違反」の声(日刊ゲンダイ)
            14年衆院選での大西議員と安倍首相(右は本人のフェイスブックから)


都構想住民投票で疑惑…自民・大西議員に「公選法違反」の声
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160421
2015年6月4日 日刊ゲンダイ


 5月17日に投開票された大阪都構想の住民投票で、自民党の大西宏幸衆院議員に“公選法違反疑惑”が浮上した。投票締め切り前にメディアの出口調査の結果を自身のフェイスブックに掲載し、反対派に投票を呼び掛けたというのだ。

 大西議員は昨年12月の衆院選で初当選。小選挙区(大阪1区)では維新の党の現職に敗れ、比例復活した。指摘されているのは17日のフェイスブック(写真右)の書き込みだ。午後8時の投票締め切り前の午後4時4分に「シェア拡散希望」と題し、〈このままだと、大阪市が解体されてしまいます!〉と書き込み、〈読売 賛成51反対49〉〈共同 賛成50.4反対49.6〉とメディア2社の出口調査結果を載せたのだ。その後、午後7時36分に読売と共同の数値を削除している。

 公職選挙法では「人気投票の公表の禁止」として、〈何人も、選挙に関し、公職に就くべき者(中略)を予想する人気投票の経過又は結果を公表してはならない〉とある。大阪維新の党関係者は「大西議員の行動はこれに当たる」とカンカンだ。大西事務所に事実関係と見解を求めると「回答はない」ということだったが、大西議員の書き込みが有権者の投票行動に影響を与えた可能性は否定できないだろう。

 メディアの出口調査の漏洩問題をめぐっては、1996年10月の衆院選で、朝日新聞記者が自民党と民主党に投票時間帯にデータを流し、「選挙の公正を害する恐れがある」として停職処分となった。大西議員もデータを渡したメディアも、頬かむりで済む問題じゃない。



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/156.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 橋下徹氏 昨年の衆院選出馬取り止めに菅義偉・官房長官の影(SAPIO)
橋下徹氏 昨年の衆院選出馬取り止めに菅義偉・官房長官の影
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150604-00000006-pseven-soci
SAPIO2015年7月号


 橋下徹・大阪市長を政界引退に追い込んだ大阪都構想の敗北。 その直前、菅義偉・官房長官の一言が大阪をざわつかせた。

「二重行政を解消するのは当然のことだ」

 自民党大阪府連が都構想反対を打ち出すなか、 なぜあえて彼はここまで明言したのか。SAPIO連載「総理の影 菅義偉の正体」でノンフィクション作家の森功氏が迫る。(文中敬称略)

 * * *
 話は昨年秋に吹き荒れた衆院の解散、総選挙のころに遡る。

 二〇一四年十月二十七日、大阪市を五つの特別区に再編する大阪都構想を住民投票にかける際の協定書議案が、府と市の両議会の本会議で否決された。反対したのは自民、民主、共産、公明のオール野党だ。これにより、議案そのものが時間切れ廃案の危機に瀕し、維新の会の橋下徹は絶体絶命に追い込まれた。

 怒り心頭に発した橋下は、かつて選挙協力してきた公明党に攻撃の矛先を向ける。

「人の道に外れた行為だ」

 そう怒りを露わにすると、来る総選挙に向け、自ら公明党議員の刺客として出馬すると言い出したのである。

 橋下は大阪三区から立候補し、大阪府知事の松井一郎も十六区から出すとブラフをかけた。橋下の対抗馬となる大阪三区の公明党議員、佐藤茂樹の心中は、穏やかでなかったに違いない。

 公明党の佐藤は京大法学部を卒業後、日本IBMを経て一九九三年七月に衆院選に立候補して初当選したエリート議員だ。昨年十二月の総選挙まで、比例を含めて連続八回当選してきた党内の実力者である。

 西成、住吉、住之江、大正の四区にわたる佐藤の地盤の大阪三区が、橋下と激突する戦場となるはずだった。そこには双方の複雑な思惑が絡んだ、とある大阪の公明党関係者が打ち明ける。

「橋下にとっても佐藤さんは手強いので負けるかもしれない。なにより衆院選で公明議員を打ち負かすのが目的ではない。そこでまずは公明党と和解しようとし、維新の会の今井豊府議が動いたのです」

 維新の会副代表である今井豊は十一月十日、府知事の松井と公明党の佐藤茂樹の会談を大阪でセッティングした。今井は大阪維新の会発足当初から中核的な役割を果たしてきた古参府議だ。

 ところが、その今井の和解策は不発に終わる。相手の公明党の佐藤が会談場所に現れず、ドタキャンしてしまったのである。そうしていよいよ対決ムードが高まっていく。

「公明党に裏切られた。許せないっ。戦争だ」

 橋下は以前にも増した調子でボルテージをあげ、十二月の衆院選に向けて対決モードに突入していった。凸凹コンビの相方である府知事の松井もまた、公明党の副代表である大阪十六区の北側一雄に挑むべく、戦闘準備に入った。

 関係者の誰もが対決必至と緊張した。しかし、そうはならなかった。ドタキャンされた佐藤・松井会談からわずか二週間後の十一月二十三日、橋下、松井がそろって出馬を取りやめてしまう。この日の夜、大阪市内で開かれた国政政党維新の党の会合の席上、とつぜん橋下が切り出した。

「どうすれば、大阪がよくなるか考えた。それで今回は(衆院選に)出馬せず、(一五年四月の)統一地方選を戦おうという結論になりました」

 そばに寄り添う府知事の松井も橋下に続いた。

「国政で勝負するより、地道にこつこつと来年の統一地方選で勝負したい。橋下市長とともに決意しました」

統一地方選のスケジュールなどは、はじめからわかり切っていたことだ。二人の言い訳を額面通りに受け取る関係者はまずいない。 橋下、松井の衆院選出馬に待ったをかけたのは誰か。その中心人物が菅義偉だったという。

 橋下の出馬断念で、対抗馬の佐藤や北側が胸をなでおろしたのは言うまでもない。半面、これは自民党と官邸、さらには公明党と創価学会内部の権力構造の変化がもたらした結果といっていい。まずある公明党の元代議士秘書は、創価学会の力学について、こう指摘した。

「維新の橋下、松井下ろしを画策したのは、東京・信濃町の創価学会本部だといわれています。その学会に力を貸したのが、菅義偉官房長官。水面下の動きは大阪ではなく、東京でおこなわれた」

 政権ナンバーツーの官房長官と公明・創価学会が、いかにして大阪都構想の問題にかかわってきたのか。

「創価学会の中で、維新の橋下、松井と公明の北側、佐藤の選挙戦を最も心配したのが、学会本部の秋谷栄之助前会長と八尋頼雄、谷川佳樹、佐藤浩という三人の副会長ラインでした。

 そのなかで、新たな永田町の担当者になった佐藤副会長が、菅官房長官に泣きついたといわれています。維新の橋下たちと気脈を通じる官房長官に、このままでは、大阪三区と十六区が危ない、どうにかしてほしい、と頼み込んだと聞いています」

 ある創価学会幹部は、そう明かした。
 


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/157.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 自民・二階総務会長ら訪中 安倍首相の反応よく「ひと山越えた」〈週刊朝日〉
自民党 総務会長二階俊博(にかい・としひろ)1939年、和歌山県生まれ。2000年5月、森喜朗内閣の時代、運輸相だった二階氏が「日中文化観光交流使節団」を引き連れて訪中。最大1万3千人規模の使節団を率い、計5回の訪中を果たしている。現在、自民党総務会長(撮影/写真部・堀内慶太郎)


自民・二階総務会長ら訪中 安倍首相の反応よく「ひと山越えた」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150604-00000003-sasahi-pol
週刊朝日 2015年6月12日号より抜粋


 5月23日に訪中し習近平国家主席と会談した、自民党総務会長の二階俊博氏(76)。中国訪問後、安倍晋三首相とどんな話をしたのか気になるところだ。今回の二階氏の訪中団に参加した作家・大下英治氏が聞いた。

*  *  *
大下:2月には1400人を引き連れ、訪韓し、朴槿恵大統領と面会しました。5月23日も約3千人の訪中団と一緒に習主席と北京の人民大会堂で面会しましたが、昨年5月に自民党の高村正彦副総裁、今年3月に谷垣禎一幹事長が訪中した際、2人とも習主席とは会えなかった。不安はなかったのですか。

二階:ありませんでした。3月にボアオ・アジアフォーラムがあり、そこで習主席にお会いし、約3千人の一般市民のみなさんと北京を訪れるから、全員が人民大会堂に入れるように便宜を図ってもらいたいと伝えました。習主席から直接、「皆さんを歓迎する」という言葉をいただいてました。しかし、外交というのは何が起こるかわかりませんから、「習主席が来られる」とは誰にも一言も言わなかったんです。

大下:二階さんは北京で習主席に11月5日を世界の「津波の日」にしたいと、直接、伝えられましたね。

二階:3千人もの人が聴いている前で、習主席にダイレクトに申し上げるのが一番手っとり早いでしょ。

大下:二階さんは自民党が野党だった時代、津波法案を議員立法で通すために動きました。これが早く通っていたら、3・11はもっと被害が少なくて済んだかもしれません。3・11が起こり、11月5日が津波防災の日と決まった。私は2013年に『津波救国<稲むらの火>浜口梧陵伝』という本を書きましたが、浜口は安政南海地震(1854年)の時、和歌山県広川町で津波が差し迫っていることを稲に火をつけて知らせ、住民を避難させた人物です。その日が11月5日でした。

二階:今度はその防災の日を世界規模でやっていこうと。今の時代、国は随分離れていても、災害は地球規模で広がるでしょう。10万人単位で人が被害にあっているというのに、何も対応しなかったら、科学も文化もないと思うんです。

大下:5月27日、首相官邸で安倍首相に中国訪問を報告されましたが、どんな会話をしたんですか。

二階:難しい局面にあった日中関係が「ひと山越え、一歩前進したことは間違いない」と言うと、首相も同じ認識を示されました。そして中国の500人の子供たちを日本に招待することを、習主席に提案したことを報告したんです。訪中団には北海道、福井、奈良、埼玉県の4人の知事が参加されてましたから、500人が来日したら、各道県で100人ずつ責任を持つ約束をしてくれました。残り100人は私どもの責任で受け持ちたいという計画を相談したら、安倍首相は顔をほころばせて「それはいいことです。官邸も案内しますし、私も時間が合えば必ず、挨拶に出る」と言われました。首相の反応がいいから、みんなが寄ってくるわけですよ。多忙なスケジュールなのに、40分もお時間を割いていただいた。私たちが退席しなければ、エンドレスな雰囲気でした。今回の訪中は公明党、民主党にも報告したが、大変良い雰囲気でした。

(構成 本誌・上田耕司)


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/158.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 安保法案でのホルムズ海峡機雷除去 想定自体現実にあり得ず(週刊ポスト)
安保法案でのホルムズ海峡機雷除去 想定自体現実にあり得ず
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150604-00000002-pseven-soci
週刊ポスト2015年6月12日号


 安保法制関連法案の国会審議が始まった。集団的自衛権を行使し、自衛隊を米軍とともに世界に派遣する──安倍政権が閣議決定した憲法解釈変更を法制化し、日本の安全保障政策を大転換させる重要法案だ。

 法案早期成立のために、安倍晋三首相は詭弁と詐弁を駆使している。

「他国の領土、領海、領空に派兵することはない」

 安倍首相は安保審議の前 戦の党首討論でそう言明した。しかし、安保法制の柱であり、国際紛争に際して自衛隊派遣の要件を定める恒久法「国際平和支援法案」には、「外国の領域における対応措置」が明記されており、他国領で活動しないという安倍首相の説明は明らかに嘘である。

 安倍首相が他国領域での集団的自衛権の行使について、「例外」のひとつとして挙げているのがホルムズ海峡での機雷除去活動だ(その他「米艦防護」に含みを持たせ、内閣法制局長官は「敵基地攻撃」にも言及した)。

 イランがペルシャ湾口のホルムズ海峡を機雷で封鎖する事態になれば、日本は中東からの石油運搬ルートを断たれる。それは安全保障上の重大事態だから、米国との集団的自衛権を行使して海自による機雷除去の掃海活動が必要になるという論理である。

 しかし、早稲田大学法学部の水島朝穂教授はこの想定自体が現実にはあり得ないと指摘する。

「ホルムズ海峡はイランとオマーンの間で最狭部は幅約30キロ。両国が主張する領海が重なり、公海はない。この海峡を通る世界のタンカーの9割は中間線よりオマーン側の航路を通る。

 イランが海峡を封鎖するなら、オマーン領海にも機雷を敷設しなければならない。相手国領海への機雷敷設は戦闘行為そのもので、イランはオマーンに宣戦布告することになる。しかしオマーンはイランの友好国だから、機雷を敷設するという想定自体が非現実的だ」

 それだけではない。

「仮に機雷が敷設された場合でも、戦争状態での機雷除去は軍事行動になる。それを自衛隊が行なうとすれば、日米の集団的自衛権に基づくものではない。これは『集団的自衛権は米国が相手』としてきた政府の説明と矛盾する」(同前)

 それでも安倍首相がホルムズ海峡を持ち出したのは、「石油が断たれたら大変なことになる」と危機を煽れば国民も認めるだろうという発想なのだ。



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/159.html

記事 [政治・選挙・NHK186] すべては自己実現の場だった? 引退表明の「橋下徹劇場」になぜもっと突っ込まないのか(週プレNEWS)
すべては自己実現の場だった? 引退表明の「橋下徹劇場」になぜもっと突っ込まないのか
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150604-00048693-playboyz-pol
週プレNEWS 6月4日(木)6時0分配信


本誌連載中のコラム「衆愚レアリズム宣言!!」より、ジャーナリストの川喜田研氏が“シューグ”な現実と向き合い世の中を見つめなおす!

***

大阪都構想が住民投票で否決され、橋下徹大阪市長がキッパリと「政界引退」を表明したことに世間では様々な評価があるようだ。

「実に彼らしい潔い引き際だ」と言う人もいれば、「アレは単なるポーズで、将来、政界に復帰するつもりに違いない」と、うがった見方をしている人も少なくない。

橋下徹という人が厄介なのは、これで周囲が「そうかよ、じゃあ辞めろ、辞めろ!」と言いすぎると、カチンときて引退を撤回しかねない気がするし、逆に「引退はもったいない」という声が高まれば高まったで、ムキになって辞めるのか? あるいは、「そんなに言うなら…」と、戻ってくるのか? まったく予想がつかないことだ。

それを「いかにもあの人らしい」で片づけてしまう人もいるのだろうが、結局、普段の彼の言葉や行動にまるで「重み」や「責任」が感じられないために、こうしていろいろな見方が出るのだと思う。

そう、「政界引退」という、政治家としては極めてシンプルで大きな決断も、橋下徹の口から発せられると、それ本来の「意味」や「重み」を持たない。まるで芝居の「セリフ」のようで、どうにも現実感が乏しいのだ。

その意味で、2008年の大阪府知事選に立候補して以来、7年余りにわたった政治家としての歩みは、文字どおり「橋下徹劇場」と呼ぶにふさわしいモノだったと思う。

威勢のいいセリフ回しで人々の気持ちをつかみ、観客の反応を敏感に感じ取りながら、臨機応変に柔軟なアドリブを利かせて、グイグイと舞台を引っ張る。

超攻撃的なアクションで一気に緊張感を高めたかと思えば、笑いと涙を巧みに操り、「わかりやすい言葉」で幅広い層の観客にアピールするその姿は、確かに近年の政界でもまれに見る「名役者」だったといえるかもしれない。

でも、本当の政治はあくまでも「現実」であって「お芝居」じゃない。「橋下徹劇場」が持つ、その徹底した演劇性が、結果的に彼の行動や言葉から重みを奪っていったという気がしてならない。

人々が「お芝居」としては面白いけど、コレはどこまでいっても「お芝居」なんだと感じ始めた時点で、政治家・橋下徹の「賞味期限」は切れたのだろう。人は目の前の「現実」からは逃れられないが、「芝居」に飽きたら席を立ち、劇場の外に出るだけでいい…。

ただし、そこは天下の名役者、そんな観客席の雰囲気を今回も敏感に感じ取り、皆が一気に席を立つ前に、大見えを切って花道から堂々と退場。今頃は舞台の袖に隠れながら、この先「第二幕」を開けるべきか、観客の反応に耳をそば立てている気がする。

もちろん、引退が「本気」だという可能性も否定はできない。しかし、そうだとすれば「日本維新の会」という国政政党まで立ち上げ、その代表を務める橋下氏が、さんざん政局をかき回しておきながら「都構想否決」でアッサリと政治を投げ出すというのは、一体どういうコトなのか? 都構想に「政治生命」をかけるのは勝手だが、彼にとって「国政への進出」とはなんだったのか?

単なる「大阪マター」で国政をかき回しただけなのか? それともモノゴトが思いどおりにならないからいやになったのか? もっと多くの人たちがこの点に突っ込まないのが不思議でならない。

で、結局すべては「橋下徹」という個人の「自己実現」の場でしかなかったのではないかというのが、考えた末の僕の結論。

「国政マター」どころか「大阪マター」ですらなくて、「個人マター」でしかなかったのだとすれば、それに踊らされてきた「衆愚」のミナサマにも、大いに反省していただきたいと願うばかりである。

●川喜田 研(かわきた・けん)
1965年生まれ。モータースポーツ、特にF1関連の記事をはじめ、原発問題、TPP、憲法改正、集団的自衛権、沖縄基地問題を本誌で執筆。著書に『さらば、ホンダF1』(集英社)がある


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/160.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 3000人北京詣ででも「習近平」国家主席に顔を潰された「二階俊博」自民党総務会長〈週刊新潮〉
3000人北京詣ででも「習近平」国家主席に顔を潰された「二階俊博」自民党総務会長〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150604-00010001-shincho-pol
「週刊新潮」2015年6月4日号


 敵を攻める前に友好的に接しておく謀略を、古来中国では「笑裏蔵刀」の兵法と言う。3000人も引き連れて北京詣でに出かけ、習近平主席から直々のメッセージをもらったと喜ぶ自民党の二階俊博総務会長が、面子を潰されてもなお怒らない理由とは――。

 ***

 5月に入ると中国・北京市は摂氏30度を超える日が多くなる。23日の夕方も、人民大会堂の中は日中の暑さが続いているような熱気だった。だが、それは詰めかけた招待客の人いきれのせいでもある。

 この日、人民大会堂で開かれたパーティー『日中観光交流の夕べ』は、それほど日本人客で溢れていた。何しろ、自民党の二階俊博総務会長が企画した“3000人訪中”のメインイベントだったのだ。

 出席した旅行会社の社長が言う。

「2月25日に二階さんが正式表明したことでツアーへの参加希望者を募る声がかかりました。もちろん、二階さんが会長を務める全国旅行業協会(他2団体)が主催ということもあって、加盟社のうちもお付き合いしたというわけです」

 訪中団の団長は洋画家の絹谷幸二氏で、経団連名誉会長の御手洗冨士夫氏が顧問、そして多くの自治体の長らも参加するという大掛かりなもの。ツアーは3泊か4泊を選び、5万9800〜9万8800円となっている。だが、実力者・二階氏の肝煎りだけに、高いか安いかはこの際関係ない。

 二階氏を知る政治解説者の篠原文也氏が言う。

「観光は平和産業だから、外交には非常に有効なんだというのが二階さんの持論です。それと、彼は規模の大きいことが好き。今回の3000人訪中もそうですが、中国も数字や規模に大きな意味を持たせる国柄。そんな両者の考えが今回、合致したということです」

 バスで人民大会堂の前に連れてこられた客は、パスポートと招待券のチェックを受け、金属探知機をくぐり、2階の大宴会場に通される。そこでは中央のステージを囲むように赤い鳥居風のセットが組まれ、テレサ・テンの曲や「北国の春」が流され歓迎ムード満点だ。

 6時30分、いよいよパーティー開始。すると問もなく、

「習近平国家主席です!」

 とアナウンスされ壇上に本人が姿を現した。

「習主席がやって来るかも知れないという噂はあったのですが、さすがに本人が出てきた時は“えーっ?”とか“オーッ!”と驚きの声が一斉にあがりました。習主席は普通ならこうした場に姿を現すことはないと聞いていましたから、やはり皆びっくりしたのです」(前出の旅行会社社長)

 習主席は、満場の拍手を浴びながら壇上に登ると、スピーチを始める。もちろん、例によって、

〈日本軍国主義の当時の侵略の犯罪行為を隠すことは許されないし、歴史の真相を歪曲することは許されない〉

〈日本軍国主義の侵略の歴史を歪曲し、美化しようとする言動を中国人民やアジアの被害国の国民は受け入れない〉

 としっかり批判するのも忘れていなかった。これに対して二階氏は、

「本訪中団を歓迎する温かいお言葉を頂きました」

「習近平閣下のご挨拶の意味を十分理解して、それを実現、実行するために、我々も努力していきましょう」

 と有難く“お叱り”を頂いたとしか思えない返事。習氏は二階氏から安倍総理の親書を受け取り、立ち話もしたが、30分ほどでそそくさと消えていった。

 北京特派員が言うのだ。

「二階氏にとってはこれで充分なのです。去年5月には自民党の高村正彦副総裁、今年3月にも谷垣禎一幹事長が訪中しましたが、いずれも習近平主席には会えていない。中国首脳とのパイプ役は自分しかいないことを改めて見せつけました」

 一見、日中の“雪解け”を思わせるパーティーではある。だが、終始見せていた笑顔とは裏腹に、習主席が海の上で非礼極まりない行為を働いていることを忘れてはならない。尖閣諸島に対する挑発だ。

■特別な日を狙う

 人民大会堂に3000人が集まった同じ日、沖縄県の尖閣諸島沖では中国海警局所属の公船2隻が海上保安庁の巡視船と激しいチェイスを繰り広げていた。この日、彼らは排他的経済水域(EEZ)を越えて尖閣諸島の接続水域(領海の隣接水域)にまで入り込んでいた。今年に入ってから、これほど長期間の挑発行為は5度目。また、5月14日に接続水域に入ってから領海侵犯を含めて10日連続(5月23日時点)という長さである。

 石垣島で尖閣問題を取材してきた地元紙「八重山日報」の仲新城誠編集長が言う。

「尖閣周辺に現れる中国公船の動きは中国政府上層部の意向を常に反映していると聞いています。なにしろ今年3月、ソウルで日中韓の外相会談が開かれた際にも、岸田文雄外相が中国公船のことに触れたら、翌日すぐに領海侵犯してきたほどでした」

 彼らの手口は、日本や沖縄にとって特別な日を狙って挑発してくることだ。たとえば、5月に入って領海侵犯したのは3日と15日だったが、ご存じのようにそれぞれ憲法記念日と沖縄の本土復帰記念日だった。

「昨年は、2月23日の石垣市長選の告示日と、10月30日の沖縄県知事選の告示日、そして12月23日の天皇誕生日に領海侵犯している。天皇誕生日の際には中国のネットに“プレゼントだ”という声も載っていました」(同)

 この手法からすると、中国公船の挑発は、まさに、3000人訪中に対して恩を仇で返す行為である。もし、中国の政治家が日本訪問中に同じようなことをされたら席を蹴っ飛ばして帰っているところだ。ところが、親中派で知られる二階氏は、自分の面子が潰されたことなど気にもしていないようである。

 二階氏と言えば2000年に「日中文化観光交流使節団」と称して5200人を引き連れ“朝貢使節”のように北京を訪問、江沢民主席(当時)を大喜びさせたのは有名なエピソードだ。また、江沢民氏を記念する石碑建立を計画し、猛反発を食らったことも。今年2月にも約1400人を連れて韓国を訪問し、慰安婦問題の解決を求める朴大統領に対して「積極的な努力」を約束させられてきたばかりだ。

 政治ジャーナリストの山村明義氏が言う。

「二階さんは中国・海南島で毎年開かれるボアオ・フォーラムに出席し、中国側に顔を売ってきた。そこでは“中国は一衣帯水の国”などと相手が喜ぶようなことしか言わない。それは、彼が運輸・建設族の議員として、中国などに進出したい企業の代理人となり、動いているからです。そのためには、周りから土下座外交などと言われても中国・韓国に頭を下げることを厭わない。その意味では希少価値がある政治家なんです」

■「日本叩き」は変わらず

 そんな二階氏だからなのか、安倍政権の中で独特の存在感を放っているのもまた事実だ。

「志帥会(二階派)をがっちり押さえている二階氏の力は無視できません。安倍総理も稲田朋美氏らの側近に対して、関係を損なわないようにと日頃から注意しています」(政治部記者)

 政治アナリストの伊藤惇夫氏によると、

「5月16日に安倍総理は高野山の開創1200年記念大法会に出席するという理由をつけて、わざわざ和歌山を訪れ地元に入っていた二階さんを訪ねています。そのうえ安倍さんは一泊して地元の企業も訪問している。今回の訪中でメッセージを託すためだったのかも知れませんが、多忙な総理が、ここまでして会う時間を作る相手はなかなかいません」

 振り返れば、自民党の田中派から新生党、新進党、保守新党と渡り歩いてきた二階氏は、本来なら“冷や飯”を食わされていてもおかしくはない。にもかかわらず、閣僚や党幹部の座にあるのは、

「政策や理念はあまり語らないけれど、人たらしで生存本能が非常に強い。かつての自民党の政治家らしいタイプ」(同)

 だからだ。

「党本部にある総務会長室前の控室には、常に10〜15人の陳情客が詰めかけています。それほど、人がひっきりなしにやって来るのは受けた陳情を決して店(たな)晒しにすることがないから。こちらの希望を伝えると、二階さんはその場ですぐ官庁の担当者などに電話をかけてくれる。かつての田中角栄さんを見ているようです」(自民党関係者)

 ちなみに控室で陳情客の応対をしているのは元航空会社社員の三男で、政策秘書をやっている長男と、どちらが跡目を継ぐのか注目されているとか。

 だが、中国出身で拓殖大客員教授の石平氏が言うのだ。

「間違えてはならないのは、習近平主席がパーティーに顔を出したのはアメリカに対する牽制が第一の目的だったからです。ご存じのように、中国がフィリピン沖の環礁を埋め立てたことで習主席とケリー米国務長官が激しく対立し、バイデン副大統領も“米国は立ち上がる”と強硬な姿勢を見せています。たまたま、その直後のタイミングで訪中団がやってきたことから習主席は日本との関係修復を匂わせただけ。本当に関係を修復したいのなら、大勢の民間人がいる“日中友好”の場で歴史問題を言う必要はない。戦後70周年のタイミングで徹底的に日本を叩きたいという習主席の狙いは全く変わっていません」

 尖閣諸島の領有を脅かされる日本の政治家が、領土問題で利用されているとしたらこれほど滑稽なことはない。そして、面子を潰されても抗議しない二階氏が、中国側に誤ったメッセージを伝えているとしたら――。



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/161.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 「安保法制は憲法違反」。憲法学者171名が声明。とにかく声を上げること。、国民の声こそが、違憲総理にとっては…
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-ea72.html
2015年6月 4日 くろねこの短語


「安保法制は憲法違反」。憲法学者171名が声明。とにかく声を上げること。、国民の声こそが、違憲総理にとっては爺さんの時代からのトラウマですからね。


 「漏れた年金」で、国会も大炎上。違憲総理にとって年金問題はやっぱり鬼門だったようで、おかげでこのままなし崩し的に忘れ去られようとしていた「消えた年金」まで蒸し返されちゃって、ざまあないやです。「天網恢恢疎にして漏らさず」ってわけですね。

 ところで、集団的自衛権行使容認の閣議決定が憲法違反であり、安保法制=戦争法案はなによりもその原点に立ち返って閣議決定の違法性をこそ問うべきだってことは、これまでも口を酸っぱくして言ってきたし、昨日のエントリーでも改めて書いたんだけど、ようやく憲法学者が立ち上がってくれました。171名の憲法学者が賛同して、「集団的自衛権の行使が認められる場合の規定が極めて漠然としており、憲法9条に反していると指摘したうえで、国会に対し、法案は重大な問題をはらんでおり、拙速に採決を行わないよう」に声明を出したってね。

・安保関連法案は“憲法違反” 学者が声明
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150603/k10010101861000.html

 80時間という審議時間をのんべんだらりんとやり過ごしたら、そのまま採決ってのが違憲総理が目論んでいることで、野党の中にだって安保法制=戦争法案に賛成なのはゴロゴロいるわけだから、ま、成立は時間の問題です。でも、ちょっと待て。そうは問屋が卸すもんかいってのが憲法学者の声明なんであって、こうして声を上げることに意味があるんですね。なんてったって、新聞・TVは違憲総理と飲み友達ですから。ジャーナリズムとしてまったく機能してませんから。

 NHKのニュースでも報じられたようだけど、本当なら今日の新聞一面を飾ったっておかしくないほどのインパクトある声明なんだね。特定秘密保護法の時に声明出してその後尻すぼみになってしまったジャーナリストの皆さんも、そして映画、演劇などあらゆるクリエイティブなジャンルからも、これに乗じて具体的な行動が起きて欲しいもんです。一般大衆労働者諸君がどんなにあがきもがこうと、まずはメディアで発信する機会のある人たちが動いてくれないことには、どうにもならないってところもあるんだよね。

 その意味では、若白髪の青木理君が気張ってくれてます。今週のサンデー毎日のコラム『抵抗の拠点から』で、レレレのシンゾーと不愉快な仲間たちを「ヤンキーかチンピラか」と一刀両断してくれてます。久々に小気味いい週刊誌のコラムです。是非、ご一読を。


抵抗の拠点から
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2015/06/04/1.jpg



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/162.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 米(軍)との協力ならOKの空気蔓延、 「米軍支援の大会に3大学 軍事研究禁止の東大黙認」―(孫崎享氏)
米(軍)との協力ならOKの空気蔓延、「米軍支援の大会に3大学 軍事研究禁止の東大黙認」―(孫崎享氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1smgsgf
4th Jun 201 市村 悦延 · @hellotomhanks


A:事実関係(3日東京新聞)

米海軍が資金提供して開催された無人ボートの技術を競う国際大会に、

東京大学など国立三大学の工学部学生チームが、資金援助を受けて参加していた。

三大学のうち、軍事研究への関与や軍事関連組織からの援助を原則禁じている東大では、

米軍関与を認識しつつ参加を黙認。

米海軍は理系の学生への支援は「(将来)米国や軍に利益をもたらす」としている。

 参加したのは、二〇一四年十月にシンガポールで開かれた無人ボートの国際大会

「マリタイム ロボットX チャレンジ」の第一回大会。

米海軍海事技術本部(ONR)などが資金を出し、

米国防企業が加盟する米国際無人機協会(AUVSI)などが運営した。

日本からは東大のほか東京工業大、大阪大が出場。

参加した日米韓など五カ国計十五大学の学生チームは、

それぞれ八百万円相当の支援を受け、無人ボートを開発、その性能を競い合った。

各チームが受け取ったのは、

ONRが開発した全長四メートルの船体(五百万円相当)と三百万円の資金で、主催者側の負担はこれだけで一億二千万円に上った。

 関係者によると、三大学の学生らはそれぞれ、

工学部の教授や准教授から大会参加を呼びかけられて、チームを結成した。

 このうち工学部システム創成学科の准教授の勧誘で結成された東大チームは一四年春、

大学の水槽施設を利用して、無人ボートの開発を計画。

米軍関与の大会だったため、

同学科では軍事研究禁止の原則との関係を教員会議で議論した。

その結果、「大会は最先端技術の習得が目的」とする准教授の主張を受け入れ、

施設利用を認めた。この際、大会参加の是非については議論しなかったという。

 大会では、米国チームが優勝、日本では大阪大の六位が最高だった。

ONRはこの大会のために一二年に一括で五百万ドル(約六億二千万円)を支出し、

このうち二百四十万ドルが既に使われたとしている。

 学生チームへの対応について東大広報は

「軍事研究禁止の方針に変更はない」としたうえで、

「米海軍機関がスポンサーに加わっているが、もの作りの力を競う大会であるため、

施設利用を承認した。大会参加は学生の自主性を重んじた」とコメントしている。

◆軍を担う学生採用視野

 大会を支援したONRのボブ・フリーマン広報担当補佐官の話 

われわれは、軍の将来を担う科学者やエンジニアを、

投資した学生の中から採用することも視野に入れている。

将来のために理系の学生には積極的に投資していく。

 <東大の軍事研究禁止の原則> 

大学の最高意思決定機関である教育研究評議会での学長発言を通じて

引き継がれてきた東大の戦後の基本原則の一つ。

1959年の評議会で、

当時の茅誠司学長は

「軍事研究はもちろん、軍事研究として疑われる恐れのあるものも一切行わない」と表明。

67年には、大河内一男学長が「外国も含めて軍関係からは研究援助を受けない」とした。

しかし昨年12月、大学院の情報理工学系研究科は、

「一切の例外なく禁止」という文言をガイドラインから削除した。

 B:

・ 「三大学の学生らはそれぞれ、

工学部の教授や准教授から大会参加を呼びかけられて、

チームを結成した」とあり、単なる学生の参加ではなく、大学の寛容はある。

・従来東大は、

「軍事研究はもちろん、軍事研究として疑われる恐れのあるものも一切行わない」と表明、

こうしたこともあって、自衛隊員の修士課程入学を原則求めない等慎重な姿勢を持ってきた。

・方針の変更は米軍との協力を視野に入れての物である。

・米国従属の姿勢は、今、いたるところで強化されてきている。


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/163.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 自民党・二階総務会長「橋下大阪市長と何のご縁もない」〈週刊朝日〉
自民党・二階総務会長「橋下大阪市長と何のご縁もない」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150604-00000007-sasahi-pol
週刊朝日 2015年6月12日号より抜粋


 大阪都構想を巡る住民投票で、橋下徹大阪市長を“支援”した安倍官邸。しかし、自民党の二階俊博総務会長(76)はその支援を一蹴。投票前日と当日、和歌山県の高野山金剛峯寺を訪れていた安倍晋三首相に会った二階氏は何を話したのか。作家・大下英治氏が二階氏の本音を探った。

*  *  *
大下:5月17日は橋下徹大阪市長が行った大阪都構想の住民投票がありました。反対だった大阪府連を支援した二階さんや党本部、橋下さんを援護した安倍首相、菅義偉官房長官ら官邸側がぶつかったと言われました。首相と高野山で都構想について話されたのですか?

二階:いえ、首相も何も話されないし、私も特に話してはおりません。高野山で私が首相の後を歩いていきますと、沿道の人たちから、「安倍さーん」とキャーキャー言われる人気ぶりでしたが、私は沿道の人から「都構想に反対してください」「都構想を頼みます」と言われたり(笑)。大阪市民じゃないので、「私に言うなよ」と言いました。都構想なんて、そもそも一人の市長、一人の知事が突然、言いだしたようなことで、十分経験豊富な人が何もかも見通して、「これが世界にも通用するし、日本のためにも必要だ」と言ってやっているわけではない。人気取りのようなことでやったわけでしょう。住民投票で負けたら、政治家を辞めると、投げ出した。本気でやるのなら、またやったらいいじゃないかと個人的には思います。

大下:安倍首相が橋下さんを民間大臣にするのではないかとの噂もあります。

二階:そんなことできないと思います。ちゃんと大阪で審判が下ったのですからね。私が経済産業相時代、橋下さんは何回も陳情に来られたから、できるだけ親切に扱ったんですが、私の選挙区に対立候補を立ててきましたから、今は何のご縁も感じません。

大下:今年の秋の総裁選で、二階さんはいち早く安倍支持を打ち出しましたね。マスコミでは、野田聖子(前総務会長)さんと二階さんが組めば総裁選は面白くなるという見方もありますけれど、本音はどういうスタンスなんですか。

二階:安倍総理は、第1次安倍内閣(06〜07年)で、大変ご苦労をなされて、お体のことで退陣されました。私は当時、総務会長で党三役。診断書を出されて、辞めるとおっしゃってましたが、なんとか踏みとどめられないものか、官邸までうかがったのです。でも、その時はよっぽど苦しかったのでしょうね。お辞めになった。しかし、今度は不死鳥のように蘇って、立派な活躍を国際的にも国内的にも、失敗を糧にして、思いを新たに頑張っておられる。私はこの人以外に党内外を見渡して、総裁にふさわしい人はいないのではないかと思っているんです。何も上手を言っているわけではない。私自身、いまさら首相にごまをすらなきゃいかん立場ではないですからね(笑)。

(構成 本誌・上田耕司)


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/164.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 「大義があれば平気で死ねる」自衛隊員が死を覚悟した現場(週刊FLASH)
「大義があれば平気で死ねる」自衛隊員が死を覚悟した現場
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150604-00010004-jisin-soci
週刊FLASH6月16日号


 結局、何ができるようになるのか。首相と防衛大臣の答弁は矛盾し、本人たちもよくわかっていないようだが、「安全保障関連法案」は通過しようとしている。“出番”を待つ自衛官の思いとは、どんなものなのか?元自衛官に話を聞いた。

「お世話になりました。行ってきます」が最期の言葉になるはずだった。イージス艦「みょうこう」の航海長だった伊藤祐靖氏は、「戦死」を覚悟した部下の表情を忘れられない−−。

 ’99年3月、「みょうこう」は能登半島沖で北朝鮮の不審船を追跡していた。闇夜の日本海を時速33ノット(約70キロ)の猛スピードで逃げる不審船を追いながら、何度も警告射撃をおこなった。’87年以来となる、自衛隊による2度めの武器使用事案。そこは戦地だった。

「いくら撃っても不審船は停まらない。それが、なぜか突然停まった。そのとき、二十数名の立ち入り検査隊を不審船に送り込むことになりました」(伊藤氏・以下同)

 200名超の乗員のなかで誰が指名されるかは、そのときまでわからなかった。当然、まだ訓練さえしていなかった。

「隊員たちには小銃や拳銃を持たせ、小舟で相手の船に近づき、乗り込ませるんですが、銃の扱いに慣れていない者ばかりでした。防弾チョッキさえなく、『少年マガジン』などの漫画雑誌を腹に巻きつけました。相手の船に乗り込めば銃撃戦になるかもしれない。銃撃戦に勝ったとしても、相手は自沈する可能性が高い。隊員たちは120%生きて戻れないだろうと全員が思っていました」

 結局、不審船はふたたび逃走を始め、立ち入り検査隊員は出撃することなく終わった。「あと30分で死ぬと覚悟したとき、公のためになら平気で死ねると思った」。隊員はそう口を揃えた。伊藤氏は、いまの安保法制議論を眺めながらこう語る。

「リスクがどうのとさかんに議論されていますが、自衛隊員にリスクがあるのは当たり前じゃないですか。政治家はごまかさずに『隊員は大義に命を奉げろ』と言えばいい。それが、人に死を強要する立場にいる者の最低限の礼儀ではないか。しかし、私利私欲だけの政治家の命令なんぞでは、絶対に隊員を戦地に行かせたくありません」

 安倍首相に大義はあるか。



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/165.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 年金情報 流出さらに拡大も/衆院厚労委 厚労相、速やかに公表せず/年金機構 業務委託で違法派遣 堀内氏(共産)、中止を要



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年金情報 流出さらに拡大も/衆院厚労委 厚労相、速やかに公表せず

「しんぶん赤旗」 2015年6月4日 日刊紙1面

 日本年金機構が保有する国民の個人情報125万件が外部に漏えいした問題で、衆院厚生労働委員会は3日、集中審議を行いました。同機構の水島藤一郎理
事長は、ウイルスに感染で調査中のパソコンがまだあり、「情報流出がさらに拡大する懸念がある」と報告。年金番号と氏名、住所、生年月日の4情報が流出した人だけで1万6千人に達するとの見通しを示しました。


 水島理事長は、政府の監視機関から5月8日に異常な発信があるとの通報を厚労省経由で受けて該当端末を外部と切断したものの、25日に外部から指摘されるまで「流出を認識していなかった」などと無責任な発言を繰り返しました。

 塩崎恭久厚労相は、漏えいを5月28日に知りながら、今月1日まで公表しなかったと説明し、「全容解明して公表したほうがいいと判断した」と言い訳に終始しました。


ずさんな対応 堀内議員批判


 日本共産党の堀内照文議員は、同機構と厚労省による個人情報保護のずさんな姿勢を追及しました。

 堀内氏に対し、水島理事長は、個人情報を扱う端末を外部のインターネットと接続することを規定で認めていたことを明らかにし、人が入れ替わる非正規雇用者にも、大量の個人情報が入っている「共有サーバーを扱える権限を与えている」と明かしました。一方、監督すべき厚労省の樽見英樹年金管理審議官は「セキュリティーポリシー(安全基本方針)に基づいた運用がなされていると考えていた」と述べ、実態を把握していなかったことを認めました。

 堀内氏は「あまりにずさんな対応だ」と批判。同機構の個人情報保護の取り組みが、厚労省の審議会による評価で、5段階評価で下から2番目の低評価だったのに放置していたとして、「年金は国民の大切な財産であり、本来、国が責任をもって管理すべきものという立場にたつべきだ」と強
調しました。
    ⇒関連ADN面

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年金機構 業務委託で違法派遣 衆院厚労委 堀内氏、中止を要求

「しんぶん赤旗」 2015年6月4日 日刊紙2面

 日本共産党の堀内照文議員は3日の衆院厚生労働委員会で、日本年金機構の個人情報流出問題に関して、同機構が委託した年金データ入力業務で違法派遣が行われていた実態を示し、個人情報を扱う業務の外部委託はやめるべきだと主張しました。塩崎恭久厚労相は、業務委託について「調べていきたい」と答えました。

 堀内氏は、同機構から年金データ入力業務を請け負った会社が、労働者派遣法に基づく許可・届出のない別会社に社員を派遣させて、業務に従事させていたことを指摘。この派遣会社の住所に実体はなく、従業員に給与も支払わないなど、個人情報をまともに扱える事業者に委託されていないとただしました。

 日本年金機構の水島藤一郎理事長は「(作業スタッフが)派遣であったとは把握していなかった」と述べ、外部委託した業務の実態をつかんでいなかったことを認めました。
 堀内氏は、社会保険庁を解体・分割し、大切な個人情報を扱う体制になっていないと批判。「不正常な状態を見抜けない、業務委託のあり方そのものに無理がある」と述べ、外部委託を中止するよう求めました。

 堀内氏は、「今回の問題でマイナンバー(共通番号制度)の危険性が改めて浮き彫りになった」として、「ひとたび流出したら、致命的な被害になる。それを回避するにはリスク分散をするしかない」と強調。審議中の番号制度の対象拡大法案は廃案にして、原因究明や再発防止策が定まるまでは、10月からの番号通知や来年1月からの利用開始は見送るべきだと強調しました。

<関連>

堀内照文ブログ 2015年06月03日17:50
年金情報流出についての集中審議〜今日の衆院厚労委
http://www.teru-horiuchi.com/archives/52001890.html

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(「しんぶん赤旗」 2015年6月4日 日刊紙5面)

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 年金機構 HP頭に相談先もない 「見ても分からなかった」
「しんぶん赤旗」 2015年6月4日 日刊紙15面

 日本年金機構が保有している国民の年金情報約125万件が外部に流出した問題でホームページ冒頭に相談電話も記載されていないと批判する声が上がっています。

 同機構のホームページには、相談先の電話番号や注意の呼びかけなどがトップページにはなく、ページ下部にあるお知らせコーナー内にある文書を開かないと分かりません。

 欠陥商品の告知などではトップページに必要な全情報が表示されるのが通例です。

 機構は、情報漏れの該当者には郵送で通知し、「機構側からは電話しない」としていますが、説明文には「改めてご連絡申し上げます」として電話連絡などがあるかのような表現になっています。

 機構が設置した専用相談電話は当初100回線しかなく、12日までに15万9千件の問い合わせが殺到。既存の相談電話を振り向けるなどして千回線に増やすとしています。

 東京都北区在住の74歳の女性は、「問い合わせようとしたが電話がつながらず、ホームページを見ても分からなかった。パソコンで確認できる高齢者がどれだけいると考えているのか。いち早く知らせて被害を防ごうという姿勢が感じられない」と話しています。
 
新種ウイルスか

 日本年金機構がサイバー攻撃を受け、125万件の加入者の個人情報が流出した問題で、攻撃に使われたウイルスは少なくとも2種類で、いずれも新種とみられることが3日、関係者への取材で分かりました。

 同機構には複数のウイルスメールが送り付けられており、フリーメールアドレスが使われていたことも判明しました。無料で誰でも取得できるもので、攻撃者が発信元を追跡されないようにするために使用したとみられます。
 
 警視庁公安部は、ウイルスの種類やメールの発信元の特定を急ぐとともに、不正アクセス禁止法違反や不正指令電磁的記録供用罪などの適用を視野に捜査を進めています。
 


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/166.html
記事 [政治・選挙・NHK186] <アベノミクス>生活保護受給者が最多更新、世帯数も過去最多に!受給世帯は162万2458世帯!2年で5万世帯も増加!
【アベノミクス】生活保護受給者が最多更新、世帯数も過去最多に!受給世帯は162万2458世帯!2年で5万世帯も増加!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6709.html
2015.06.04 12:00 真実を探すブログ



6月3日に厚生労働省が生活保護の最新統計を発表しました。これによると、全国で生活保護を受けている人の数が2015年3月時点で217万4331人となり、過去最多を更新したとのことです。


前月比5166人で、受給世帯の方も3773世帯増の162万2458世帯になりました。2013年3月からの2年間で実に5万世帯も生活保護が増えたことになり、安倍政権になっても一向に改善されない実態が浮き彫りとなっています。


☆厚生労働省 生活保護推移
URL http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hihogosya/m2015/dl/03-01.pdf



☆生活保護受給者が最多更新 3月、世帯数も過去最多
URL http://news.nicovideo.jp/watch/nw1622795?news_ref=nicotop_topics_topic
引用: 
2015/6/3(水)11:36 共同通信社
 厚生労働省は3日、全国で生活保護を受けている人が3月時点で217万4331人となり、過去最多を更新したと発表した。前月比5166人増で、これまで最多だった昨年3月を超えた。受給世帯も3773世帯増の162万2458世帯で、過去最多だった。


 世帯別(一時的な保護停止を除く)では、増え続ける65歳以上の高齢者世帯が78万6634世帯で全体の約49%を占める。働ける世帯を含む「その他の世帯」は27万6801世帯で前月から2062世帯減った。
:引用終了


☆日本の生活保護制度
URL http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/seikatuhogo_qa.pdf







☆生活保護受給者が最多更新、受給世帯も過去最多


以下、ネットの反応












日本が生活保護に使っているお金は先進国の中では最小で、貧困層に使っている社会保障費全体も比率では非常に少ないです。厚生労働省の統計を見ると分かるように、安倍政権になってからの2年間で生活保護は増えています。
アベノミクスで株式を底上げしても意味が無いことを示しており、日本全体で貧困層が増加している証拠だと言えるでしょう。


また、安倍政権が推進している年金などの社会保障費削減も生活保護増加と繋がっています。今後もこのような政策が続く限りは、日本国民の貧困化と生活保護の増加は続く可能性が高いです。


関連記事
生活保護の受給162万世帯余 過去最多 「高齢者世帯」が49%(NHK)
http://www.asyura2.com/15/hasan97/msg/305.html




http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/167.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 世論調査 沖縄県民の87%、県の決定権拡大を要望!辺野古基地の県内移設反対も83%に!翁長知事「全力を挙げて、その方向で
【世論調査】沖縄県民の87%、県の決定権拡大を要望!辺野古基地の県内移設反対も83%に!翁長知事「全力を挙げて、その方向で頑張っていきたい」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6710.html
2015.06.04 13:23 真実を探すブログ



6月3日に沖縄県の最新の世論調査が発表され、辺野古基地反対や沖縄県の権限強化を要望する声が過去最多を更新したことが分かりました。


これは琉球新報社と沖縄テレビ放送(OTV)が行った世論調査で判明した物で、沖縄県内への辺野古基地反対は83・0%、翁長雄志知事の姿勢を支持するが77・2%になっています。戦争体験の継承については「もっと戦争体験を語り継ぐべきだ」との回答が75・4%となり、沖縄のことは自ら決める「自己決定権」を求める声も87・8%となりました。


この結果を受けて訪米中の翁長知事は「こうして米国で頑張るのも、沖縄で生まれた政治家として(調査結果に表れた民意を)いかにして反映させるのかということが私に課せられた課題だ。全力を挙げて、その方向で頑張っていきたい」と述べ、今後も辺野古基地移設反対に取り組んでいくと表明しています。


☆「沖縄戦継承を」94% 自己決定権拡大87% 世論調査
URL http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-243762-storytopic-1.html


2015年6月3日 16:08
 琉球新報社と沖縄テレビ放送(OTV)は戦後70年の「慰霊の日」を前に5月30、31の両日、電話による世論調査を実施した。調査結果によると、戦争体験の継承については「もっと戦争体験を語り継ぐべきだ」との回答が75・4%に達し、「現在の程度で語り継げばよい」の19・4%を大きく上回り、全体で94・8%が戦争体験を継承すべきだとの認識を示した。一方、米軍普天間飛行場移設問題などさまざまな課題を抱える沖縄が、沖縄のことは自ら決める「自己決定権」については、87・8%が「広げていくべきだ」と回答した。
 「自己決定権を広げるべきだ」との回答が約9割に上った背景には、普天間飛行場の県内移設に県民の大多数が反対しているにもかかわらず、日米両政府が民意を無視して移設を推進していることに対する反発などがあるとみられる。
:引用終了


☆「辺野古取り消し」77% 県内移設反対83% 世論調査
URL http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-243697-storytopic-3.html
引用:
琉球新報社は沖縄テレビ放送(OTV)と合同で5月30、31の両日、米軍普天間飛行場移設問題に関する県内電話世論調査を実施した。名護市辺野古への移設阻止を前面に掲げ、埋め立て承認についても有識者委員会の提言によって取り消す方針を示している翁長雄志知事の姿勢を77・2%が支持した。県内移設への反対は83・0%となった。同様の質問を設けた調査では、2012年5月に辺野古移設反対の意見が88・7%となったことに次ぎ、同年12月の安倍政権発足以降の本紙調査では最高の値となった。
:引用終了


☆知事、新基地阻止 「全力挙げる」 県内移設反対83%
URL http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-243755-storytopic-3.html
引用: 


015年6月3日 7:58
 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】訪米中の翁長雄志知事は1日、本紙の世論調査で、米軍普天間飛行場の県内移設への反対が83・0%に達し、名護市辺野古への埋め立て承認の取り消しを視野に入れている知事の姿勢への県内の支持が77・2%となったことについて「従来から県民が望んでいることがよく分かる」と述べた。
 同時に「こうして米国で頑張るのも、沖縄で生まれた政治家として(調査結果に表れた民意を)いかにして反映させるのかということが私に課せられた課題だ。全力を挙げて、その方向で頑張っていきたい」と述べ、新基地建設阻止に取り組む考えをあらためて示した。
:引用終了


☆RBC THE NEWS「リポート:現地報告・翁長知事ワシントン到着」2015/06/01


☆RBC THE NEWS「辺野古沖 ボーリング調査再開」2015/06/02


沖縄の民意はまるで鉄板のように揺るがなくて凄いですね!流石は太平洋戦争で最大の激戦地となった場所だと言えるでしょう。
政治と戦争を身近な物として真剣に考えていることを強く感じます。この調子で基地反対運動も是非とも頑張って欲しいところです。




http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/168.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 米記者 「発信力が重要」/ニューヨーク・タイムズ ファクラーさん 辺野古の現状取材




マーティン・ファクラー(Martin Fackler, 1966年11月16日 )はアメリカ人ジャーナリスト。2009年2月からノリミツ・オオニシの後任としてニューヨーク・タイムズ(NYT)東京支局長を務める。日刊ゲンダイ、週刊金曜日、週刊現代を愛読している。

経歴:
アメリカ合衆国アイオワ州生まれジョージア州育ち。ダートマス大学2年のときに中国語と漢文習得のために東海大学 (台湾)に留学したことで東アジアと関わり始める。慶応義塾大学で日本語習得の機会があり来日、その後1993年東京大学で経済学修士取得。1994年イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校でジャーナリズム修士号取得後、1996年カリフォルニア大学バークレー校で東洋史研究によりPh.D.取得。
1996年からブルームバーグの東京駐在員。1年半後にAP通信に移り、東京を皮切りにニューヨーク、北京、上海で活動。2003年からウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の東京駐在員として金融、財政、貿易、外交などをレポート。2004年インド洋津波の取材において、アジア出版協会(The Society of Publishers in Asia)から国際取材賞を授与[要出典]。2004年に25年勤めたWSJからNYTに移ったばかりのラリー・イングラシア(Larry Ingrassia)に引き抜かれ2005年からNYT東京駐在員、東南アジア支局長に転出したノリミツ・オオニシの後を受け2009年2月から同紙東京支局長。WSJ、AP通信を経て、2009年2月にNYTに移った田淵広子(Hiroko Tabuchi)とともに同紙日本トピックキュレーターも務める。

http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/169.html
記事 [政治・選挙・NHK186] <辺野古移設反対>沖縄知事「理解深まった」訪米の成果強調(毎日新聞)
米国訪問の総括として記者会見をする沖縄県の翁長雄志知事=ワシントンで2015年6月3日、西田進一郎撮影


<辺野古移設反対>沖縄知事「理解深まった」訪米の成果強調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150604-00000024-mai-pol
毎日新聞 6月4日(木)11時55分配信


 【ワシントン西田進一郎】訪米中の翁長雄志(おなが・たけし)沖縄県知事は3日、ワシントンで記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画見直しを求めて米政府関係者らと行った一連の面会について総括した。翁長氏は「理解が深まった」と成果を強調すると同時に、「『国同士が決めたことで触ることができない』との反応も多かった」と明かし、賛同を得るには至らなかったことをにじませた。

 翁長氏は会見に先立ち、国務省のヤング日本部長らと面会した。翁長氏は終了後、「十二分に気持ちは伝わった」と記者団に説明したが、国務省は直後に「日米両政府は普天間代替施設の建設に揺るぎない約束を共有している」と見直しに応じない考えを表明。代替施設は「地域の脅威を抑止し、平和と安定を高める」と強調した。

 翁長氏は5月末からの訪米中に政府当局者や上下両院議員らを回った。米側の姿勢について「かたくななワシントンの状況を聞きながら来たので、想定内のこと」と振り返り、「来る前に比べて大きな上乗せ(成果)があったので、それを糧に前に進みたい」と、移設工事の進展阻止に引き続き取り組む決意を示した。



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/170.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 空き家対策法 老後費用の乏しい高齢者を潰す悪法になる懸念(週刊ポスト) :経済板リンク
空き家対策法 老後費用の乏しい高齢者を潰す悪法になる懸念(週刊ポスト)

http://www.asyura2.com/15/hasan97/msg/309.html


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記事 [政治・選挙・NHK186] 河野氏「慰安所と慰安婦の存在は隠せない事実」(中央日報)
河野氏「慰安所と慰安婦の存在は隠せない事実」
http://japanese.joins.com/article/323/201323.html
2015年06月03日15時01分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]


河野洋平元官房長官が、戦後70周年を迎えて8月に発表される予定の「安倍談話」に謝罪の言葉が必ず含まれるべきだと強調した。

河野氏は2日、共同通信が主催した講演会で、「被害者は(日本が)謝罪することを望む気持ちが強い」とし「過去の戦争に対する謝罪の言葉を明記しなければ納得しないだろう」と述べた。戦後50年の村山談話と戦後60年の小泉談話の核心である「植民地支配・侵略に対する反省とお詫び」が抜ける場合、韓国・中国との関係がさらに悪化する可能性が高いという点を警告したとみられる。

旧日本軍の慰安婦問題については、「軍施設内に慰安所があり、慰安婦がいたというのは隠せない事実」とし「慰安婦が拒否できない状況に置かれたのは否定できない」と指摘した。河野氏は官房長官時代の1993年、慰安婦制度の強制性を認めて謝罪した「河野談話」を発表した。安倍内閣と自民党の右翼政治家、産経新聞など保守メディアは、慰安婦強制動員を否定しながら河野氏を攻撃している。

河野氏は太平洋戦争A級戦犯14人が合祀された靖国神社を閣僚らが参拝する問題についても「毎年物議をかもしている」と叱咤した。続いて「誰も気兼ねなく、外国の首脳と天皇も参拝できる国立追悼施設を作るべきだ」と主張した。

河野氏はその間、安倍政権を批判してきた。2月の名古屋での講演会では「保守政治というよりは右翼政治のような感じがする」と述べた。また、安倍首相の誤った歴史認識に関し、「日本の歴史認識が10年単位で変わるのはありえない」と苦言も呈した。

本人が発表した「河野談話」については、「確実な立証資料がないものは使わなかった」とし「(慰安婦動員の)強制性に関する文書は発見されなかったが(強制性を見せる) 数件の具体的なものがある」と述べた。

河野氏は9日、村山富市元首相とともに東京で共同記者会見を開き、戦後70年の日本と「安倍談話」に対する立場を明らかにする予定だ。



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/172.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 森を見ず木も語らぬ愚 抑止力を議論し尽くせ(サンデー毎日)
森を見ず木も語らぬ愚 抑止力を議論し尽くせ
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2015/06/14/post-126.html
サンデー毎日 2015年6月14日号 サンデー時評


倉重篤郎のサンデー時評 連載57

「木を見て森を見ず」

 細かなことばかりに気を取られて、大局を見失うことなかれ、という警句。好きな言葉だ。おのれの思考のスケールの小ささに気づくたびに自ら言い聞かせている。

 ただ、新安保法制論議の中から、以下の文脈で聞こえてきたこの言葉には首をひねりたくなるものがある。つまり、自衛隊の活動拡大はリスクを増大するだろう、という議論が「木」であって、そのことによって得られる抑止力が「森」だというのである。野党やメディアは「木」ばかり喧伝(けんでん)するが、肝心な「森」効果を忘れていませんか、とのたまうのである。

 高村正彦自民党副総裁が5月27日の衆院特別委での質問でそれを語り、安倍晋三首相が感に堪えぬように相づちを打つのであった。

 だが、果たしてその語法は正しいか。疑問が次々に湧いてくる。

 集団的自衛権行使容認で他国艦船防護のための戦闘を新たに認め、後方支援というある意味戦闘行為並みに危険な業務をワールドワイドに展開するようになっても、そのリスクについてまともに語ろうとせず、「木」として貶(おとし)め、切り捨てる姿勢はいかがなものか。

 自衛官はこれまでも災害支援などでリスクの高い仕事をしてきており、訓練活動などでの殉職者は1800人を数え、新法制でもその安全については十分配慮している、というのが、安倍氏、中谷元(げん)防衛相の答弁の大意である。

 そこからは、新法制で日本の自衛官を従来と質の違う任務に従事させる、という最高指揮官としての使命感や責任感が伝わってこない。リスクは増えるものの、それを大きく上回る抑止力が得られる、と言いたいのであれば、まずはリスク増を率直に認め、それがどういうものかをあらゆる角度から詳(つまび)らかにし、それを軽減させるための措置の効果と限界を説明しないことには、派遣される側が家族も含めて納得できないであろう。

 この法制を推進する自民、公明の議員も裏に回れば「リスクが増えるのは当然だ」と語るし、現場の自衛官も敏感にそれを感じ取っている。齋藤隆・元統合幕僚長は、戦死者にどのように向き合うか、その際に自衛官、警察官、海上保安官の合祀(ごうし)の問題をどうするか、そういった議論を開始すべき時期にきている、とまで語っている。

 ◇1000兆円の借金で社会保障切り刻む国が軍事拡大予算どうする

 要は、皆本音ではそう思っていることについて、建前論でしか答弁できないことの不健全さである。まさに、頭隠して尻隠さず。「王様は裸」状態ではないか。政府側の懸念は、リスクを公言すると、国民世論からの感情的な反発が一層高まり、法案の円滑審議に支障をきたす、ということらしい。だが、この重要問題に対しそんな覚悟のない半端な対応で法案成立までこぎつけようというのであれば、数の驕(おご)り極まれり、である。

 派遣リスクだけではない。語るべき「木」はまだ他にもある。

 一つは、立憲主義との整合である。憲法9条の縛りによって歴代内閣が戦後一貫してできない、としてきた集団的自衛権行使を一部でもできるとした法理は、政府側説明を何度聞いても理解困難である。自衛権一般を「国家固有の権能」と認めたにすぎない1959年砂川判決と、結果的に集団的自衛権を否定している72年政府見解を論拠としていること自体が「牽強付会(けんきようふかい)」(山崎拓・元自民党幹事長)であり、法の支配を表看板にする国家としては、国民の大半が理解でき、世界からもナルホドと思われる理論武装をすべきである。

 リスクは、自衛官の命だけではない。これだけの軍事活動の拡大にどれだけの予算、人員が必要になるのか。自衛隊のキャパシティー(能力)リスクについてもほとんど説得力のあるデータが開示されていない。1000兆円の借金を抱え、社会保障を大幅に切り刻んでいくしかない国家がどこからそれをひねり出すのであろうか。

 戦後70年かけて作り上げてきた専守防衛という国家ブランドの維持、発展も考えなければならない。いったん失ったものをまた手にするのは思いのほか難しい。

 安倍氏が本当に「森」全体を見ているのかどうかも疑わしい。

 確かに、軍事的な意味での抑止力は増強されるであろう。

『平和のための戦争論』(ちくま新書)で、植木千可子早大教授がわかりやすく説くところによると、抑止力とは、相手に戦争を思いとどまらせる力であるが、軍事力だけではそれを達成できない。こちらの能力、意図を相手に正しく伝える意思疎通のパイプと、状況についての共通認識が必要だ。

 要はミサイルや艦船、戦闘機、兵員数といったハードパワーだけではない。それを背景に相手国としぶとくかつ冷静に対話し、そのことが双方にとっておもわしくない結果をもたらす、という共通認識を作り出すコミュニケーション力が必須である、ということだ。だが、この2年余の安倍政権を見て、中韓両国と腹を割って話し合ったとは、とても言えない。むしろ、いたずらに相手を警戒させ、相手国の反日ナショナリズムを煽(あお)り立ててきたのではなかろうか。

 ここでは抑止力はジレンマとして働く。ある国が相手国の脅威を感じ軍備を増強する。相手国もその脅威に負けてはならじと対抗する。そのエスカレーションが軍拡競争となり、結果的に前線での紛争確率を高めることになる。軍事合理性に基づいた個々の行為の総和が、結果としてより戦争に接近させるという合成の誤謬(ごびゆう)である。

 外交力の強靱(きようじん)化により、軍事的な抑止力の足らざる部分を補えないか、という問題意識もある。70年間一回も戦争をしてこなかった日本こそ、その論議の有資格者であり、イノベーター(革新者)としての資質を持つ、と信じたい。

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 ■人物略歴
 ◇倉重篤郎(くらしげ・あつろう)
 1953年7月東京生まれ。78年東京大教育学部卒、毎日新聞入社、水戸、青森支局。政治部、経済部。2004年政治部長、11年論説委員長、13年専門編集委員


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/173.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 年金機構のずさんな管理と対応遅れ、国際的謀略説も 個人情報流出事件(ZAKZAK)
                日本年金機構は情報流出事件を受け、謝罪文書を送付した


http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150604/dms1506041532012-n1.htm
2015.06.04


 日本年金機構から約125万件もの個人情報が流出した事件で、機構側の情報管理のずさんさや対応の遅れが明らかになっている。「消えた年金」問題で批判を浴びて、民主党政権時代に社会保険庁を廃止して発足した機構だが、職員らの意識は変わっていないのか。一方、感染したウイルスが中国語の書体(フォント)を使用していたことから、国際的謀略の可能性も出てきた。

 最初に、福岡市の九州ブロック本部のパソコンがウイルス感染したのは5月8日。内閣サイバーセキュリティセンターが不審な通信を発見し、このパソコンを外部のネットワークと遮断した。ただ、接続履歴の解析はしなかった。数日後、東京の機構本部に別の不審なメールが届き、18日に新たなウイルス感染が発覚した。警視庁の捜査で大量の情報流出が明らかになり、機構が全拠点での外部通信遮断に踏み切ったのは、最初の攻撃から3週間も経過していた。

 機構では、福岡での感染時点で厚労省に連絡していたが、省内の担当係長が対処していた。塩崎恭久厚労相に一報が入ったのは、何と20日後の28日だったという。

 さらに、6月1日の問題公表前に、インターネットの年金機構関連の掲示板に「ウイルス感染しました」「パスワードを変更させられました」などと、内部情報とみられる書き込みがあったことも判明しており、今後、危機管理体制の不備が問題となりそうだ。

 犯人の足跡も明らかになってきた。

 感染したウイルスに、中国語の書体が使用されていたのだ。中国語圏の人物が海外から不正アクセスし、複数のサーバーを経由するなどして情報を抜き取った疑いがあり、警視庁公安部は発信元の特定を進めている。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「米中間では数年前から、事実上のサイバー戦争が始まっている。今回の事件も、日本政府の混乱や、安倍晋三政権への打撃を狙った可能性もある。早急に対応すべきだ」と語っている。



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/174.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 安倍・反知性属国主義に「唐人お吉」を思い出した(サンデー毎日)
安倍・反知性属国主義に「唐人お吉」を思い出した
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2015/06/14/post-127.html
サンデー毎日 2015年6月14日号 


牧太郎の青い空白い雲 連載524

 なぜか「唐人お吉」を思い出した。

 幕末の安政4(1857)年5月、初代・駐日米国総領事タウンゼント・ハリスが、下田・玉泉寺に構えた領事館で日米外交を進める最中に体調を崩した。困ったハリスの通訳ヘンリー・ヒュースケンは、ハリスの世話をする日本人看護婦の斡旋(あつせん)を下田奉行に依頼する。

 当時、日本には看護婦の概念がなかった。役人は「これは愛人斡旋の依頼だ」と誤解した。下田奉行は人気ナンバーワンの下田芸者・お吉に「異人部屋召使として奉公せよ!」と命じた。支度金25両。年間手当120両、目の玉が飛び出る額だった。当時、日本人は「異人は妖術を使う」と信じていたから、17歳のお吉は拒絶する。

 その時、お吉に頭をさげた役人のセリフ。「日米修好通商条約の交渉をうまくするためには、ハリスの機嫌をとることが大事だ。お国のために引き受けてくれ。そうでなければ、我々の首が飛ぶ」

 この時も「お国のため」が殺し文句だった。

    ×  ×  ×

 お吉は、紫紺の縮緬(ちりめん)に金襴(きんらん)の丸帯という派手な衣装で「領事館」に通う。人々は同情的だったが、お吉の羽振りが良くなっていくにつれて、次第に嫉妬と侮蔑の目を向けるようになる。

 ハリスの容体が回復すると、お吉は解雇された(3日間で解雇、という説もある)。お吉は再び芸者となるが、「異人と交わった女性」と好奇の目に晒(さら)される。その苦しみから逃れようと酒に溺れる。

どうせ正気で世渡りできぬ
ままよ剣菱 鬼ごろし
盃洗の中に浮かした あの盃を
誰が水揚げするのやら

「剣菱」は高価な日本酒。「鬼ごろし」は度数の高い焼酎。「酒しかないじゃないか」。お吉の作った都々逸である。

「物乞い」にまで落ちていったお吉は明治23(1890)年3月27日、下田の稲生沢川門栗ヶ淵に身投げして死んだ。お吉を知る人は「この都々逸が遺書のようなものさ」と話した。

 なんと悲しい話ではないか。

    ×  ×  ×

「唐人お吉」を思い出すのは、今、日本の外交が「看護婦をお妾(めかけ)と勘違いしたような失敗」を繰り返しているからだ。

 安倍首相の米議会演説。米国のジャーナリストが「なぜ英語?」と怪訝(けげん)そうに質問したという。オバマ大統領が日本の議会で演説するとしたら「こんにちは!」くらいは言うかもしれないが、日本語で話すことは、まずない。自国の言葉で、堂々と話すのが礼儀だ。

 英語圏こそ世界のリーダー。日本も「英語圏」です。米国の属国です! とでも言いたいのか?

 卑屈な対米従属を思わせる場面だった。

    ×  ×  × 

 わが国は、操縦が複雑で事故率が高くて「未亡人製造機」と呼ばれる米軍の新型輸送機オスプレイを17機導入する。2014年度予算の概算要求では調査費約1億円を計上。沖縄・尖閣(せんかく)諸島周辺での中国の海洋活動活発化をにらみ、海兵隊機能を強化する構えだというが......オスプレイは輸送機だ。戦闘時には、戦闘機の格好な標的になる、撃墜される可能性が高い。

 標的にされながら、自衛隊が運ぶのは米国の軍用物資である。米軍の輸送分野を負担する。これが集団的自衛権!というが、日本の防衛とは無関係である。

 17機のオスプレイは、米国防総省DSCA(国防安全保障協力局)によると、価格は推定で総計30億ドル(約3600億円)。15年度の社会保障予算削減分3900億円に匹敵する金額である。安保マフィアが喜ぶだけではないか。

 しかも「未亡人製造機」は、この間もハワイで訓練中に着陸で失敗、犠牲者を出している。それを米軍は横田基地にも配備する予定だ。

 安倍さんは客観性、実証性を無視(あるいは軽視)するタイプ。自分が欲する「世界」を描いて突き進む、粗野で無知で無教養で......「反知性主義」である。反知性属国主義が「唐人お吉」のような犠牲者を次々に生むのだろう。


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/175.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 噴火、地震…国民の危機でも安倍首相は三日にあげず豪華メシ(日刊ゲンダイ)


            夜な夜な豪華ディナーに繰り出す安倍首相(C)日刊ゲンダイ


噴火、地震…国民の危機でも安倍首相は三日にあげず豪華メシ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160457
2015年6月4日 日刊ゲンダイ


 安保法案の審議入りから1週間余り。国会で安倍首相は「国民の安全のため」と息巻いているが、どこまで本気か怪しいものだ。公務を終えると、夜な夜な豪華ディナーに繰り出し、舌鼓を打っている。この間、口永良部島が噴火、小笠原沖でM8強の大地震が発生、年金情報は大量流出と「国民の安全」を揺るがす事態が次々と発生してもお構いなし。三日にあげず豪華メシとは、全くいい気なものである。


 審議入りした夜(5月26日)、安倍首相は東京・代官山の高級イタリア料理店「リストランテASO」で、ANAの経営トップたちと会食。1人当たり最低2万円のディナーを楽しむと、翌日から怒涛の豪華めしラッシュが始まった(別表)。


 28日は午後6時40分に銀座の高級料亭「松山」に顔を出し、本格日本料理を堪能すると、その足で午後7時27分には同じく銀座の「世界一客単価が高い」(グルメ評論家・友里征耶氏)と称されるステーキ店「かわむら」をハシゴ。1人当たり最低5万円という高級肉を頬張るとは恐るべき胃袋というか、あきれた金銭感覚というか、とにかくメチャクチャだ。


「1週間足らずで新党改革の荒井広幸代表と2度も会食するのも、異常です。政財界の大物と食事をしながら、今後の政権運営について助言を聞くならまだしも、参院に1議席しかないミニ政党の党首とメシを重ねても、政治的には無価値。荒井代表は首相と同じ93年の初当選組で、若手の頃は同じ派閥に所属し、行動を共にした親友です。首相は審議中にヤジを飛ばすなど、よっぽどストレスをためこんでいる様子だし、気を許した相手にグチを聞いてもらいたいのかもしれません」(自民党関係者)


 メディア関係者との会食も目立つ。安保法案の本格的な審議が始まった27日に日テレや日経の幹部と食事を共にするのは、政治的意図がありあり。ロコツな取り込みで、米国に夏までの成立を約束した手前、「お手柔らかに」ってところだろう。


 31日は被災地の福島を日帰りで見回った後は「虎ノ門ヒルズ」の51階にある高級レストランに直行。眼下の夜景を眺めながら、旬の食材を使った欧州地方料理をモグモグ。被災地視察は完全なポーズで、復興を待ち望む人々の暮らしなど、これっぽちも思っていない証拠だろう。


 こんなデタラメ男に「国民の安全」を任せてはいけない。












http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/176.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 両論併記に逃げるメディアの傍観者たちは「ヘイト」の意味も危険性もわかっていない!(リテラ)
               5月に新刊『ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力』(文春新書)を上梓した安田浩一氏


両論併記に逃げるメディアの傍観者たちは「ヘイト」の意味も危険性もわかっていない!
http://lite-ra.com/2015/06/post-1160.html
2015.06.04. リテラ


 ヘイトスピーチの問題に関心を持つ人々の中で、ジャーナリスト・安田浩一の名前を知らない人間はいない。「在日特権を許さない市民の会」(在特会)がまだ現在ほど世間にその存在を知られておらず「一部の変わった人々」で片づけられていた2000年代後半から丹念に現場取材に通い、その実態を『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』(講談社)という一冊のルポルタージュへと昇華させた。同書は2012年度の講談社ノンフィクション賞とJCJ(日本ジャーナリスト会議)賞をW受賞。翌年以降、在特会をはじめとする排外主義者へのカウンター(対抗)活動が立ち上がるひとつのきっかけとなった。

 そんな安田がこのほど文春新書から新刊『ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力』を出版した。『ネットと愛国』以降も取材を続けているのはなぜか。ここ数年ヘイトスピーチの実態や内実にかかわる報道も増えてきたが、安田自身はどのような姿勢でこの問題に挑んできたのか、話を聞いた。

■問題は在特会だけじゃない、弱者を敵に仕立てて吊るす社会だ

──今回出された新刊(『ヘイトスピーチ』)は、どのような本ですか?

安田 普段ヘイトスピーチに接したり、考える機会のない人に向けて書いたヘイトスピーチの入門書です。

「ヘイトスピーチ」という言葉がメディアの中で取り上げられるようになったのは2013年からです。新大久保で行われた在特会のデモを端緒に、それまでは彼らの存在を無視していたメディアが遅ればせながら食いつきました。ところが現在でもメディアの人間と話をしていると「ヘイトスピーチ」とは何であるのかということがほとんど伝わってこない。つまりメディアも含め、ヘイトスピーチ=罵詈雑言の類だと思っている人がまだまだ世の中には少なくないんです。なので今回はヘイトスピーチという言葉自体を知らなかったり、問題に興味はないけど店頭で見かけて手に取ってみたという人に向けて、わかりやすく問題の背景を解説しました。

 一番主張したいのは、ヘイトスピーチは「被害を伴う」ということです。ヘイトスピーチが被害者を生み続けるものであることを明確に主張したかった。「被害者の視点」というものを取り交ぜながら、ヘイトの醜悪さを日本社会のなかで許容していいんですか? 〈表現の自由〉という枠組みのなかで容認してもいいんですか? それによって私たちの社会で何が奪われていくのかきちんと考えてください、と問いかける意味を込めて書きました。

──安田さんとはこれまで何度もヘイトデモの現場でお会いしてきました。人によっては、一冊本を出したらそこで取材を終わるという人も多いのではないかと思います。『ネットと愛国』を出して以降も取材を続けていらっしゃるのはなぜなんでしょう。

安田 僕自身「書いて終わり」という仕事はこれまでさんざんしてきました。そういうその場を通り過ぎるだけの取材が嫌になって、フリーランスになったわけです。

 ヘイトスピーチの問題に関して取材を続けている理由は、カッコつけたいわけじゃありませんが、僕のなかで「まだ何も終わっていない」という思いがあるからです。現状何の解決もしておらず、出口が見えていない状況だということです。

 もう1つ、僕は記者としてこの問題に取り組むと同時に、自分を明確に「カウンター」(対抗者)のひとりだと思っています。もちろん記者なので時に冷静な視点も求められるし、あるいは僕に罵声を投げつける側にあえて飛び込んで話を聞いたりもします。取材者としての自分を失わないようにはしている。ただ、いずれにせよ僕は差別集団に反対する側であるということを十分に自覚してものを書きたいと思っています。前線で彼らと対峙している人からすれば「いつも後ろのほうにいる」と思うかもしれない。でも、僕自身は自分のことを記者であると同時に、ヘイトスピーチやこうした差別集団に「反対する側のひとり」でありたい。なので僕にとっては本を出すことも、カウンターのひとつです。

──そのような意識が出てきたのはいつ頃ですか。

安田 『ネットと愛国』を出版して以降です。取材を続けながら「これからは反対者として覚悟決めてやらなきゃいけない」という思いがだんだん明確に自分のなかで固まってきた。

 もう1つ、『ネットと愛国』以降に自分のなかでもはっきり意識するようになったのは「在特会だけが問題じゃない」ということです。朝日だろうが毎日だろうが、あるいは産経だろうが週刊新潮だろうがメディアの人間は「在特会ってどうですか?」と言われたら「最低です」くらいのことはみんな言いますよ。つまり、在特というのはその醜悪さゆえにわかりやすいし、目立つ。彼らを批判するのは誰にでもできるんです。

 でもそれだけでなく、彼らのような存在を後押しする人々に対してもきちんと批判を加えなければいけないと思うようになりました。今回の新書では在特会に限らず、イスラム教徒や水俣病患者への嫌がらせや誹謗中傷についても取り上げています。今社会の一部ではとにかく「敵」を発見して、その相手を叩く・吊るすという回路が出来上がっている。そこで「吊るされる」側というのはたいてい社会的弱者で、何らかの形で権利獲得や権利回復につとめている人だったりするんですね。その安易な構図が僕は気に入らない。彼らを許容しているのはそうしたこの社会のシステムなんです。

 これからも彼ら・彼女らはどんどん新しい敵を発見しては、安全圏から叩き続けると思うんですよね。その空気感みたいなものについては、さらに取材をしたいなと思っています。「あなたがたは間違っている」ときちんと主張し続けなければ、僕らが住んでいる社会そのものがおかしくなってしまう。主張するのは僕自身のためでもあります。

■大江の安倍批判はヘイトじゃない! 言葉の定義すら知らない新聞社

──この2年間、ヘイトスピーチに関する報道も増えました。安田さんから見て、この2年間でメディアの報道姿勢は変わっていると思いますか?

安田 変わっている部分と変わっていない部分、両方あります。在特会が社会に出てきたのは2007年でした。外国人労働者の取材をライフワークとしていた僕の視界に、彼らの姿は嫌でも飛び込んできたんです。

 それで取材を始めましたが、同業のライターとか編集者に彼らについての企画を持ちかけてもみんな断られました。「あれは一部のバカがやっていることだ」「いずれ消えてなくなる」といった理由をさんざん聞かされた。反発心はありつつ、一方では僕自身もそうした理屈を受け入れつつありました。

 そういう当時の状況と現在を振り返って変わったのは、この問題にしっかり精通して、正当な批判を加えることのできる同業者が増えてきたこと。存在を知っていながら意図的に無視したり、自分の手を汚すことなく彼らの存在を論じていた人々が、今は少なくとも現場に出向くようになった。もちろん、数としては少ないですよ。でもそういう人が出てきたということは、やっぱり僕はメディアも変わったと思います。

 ただ、まだまだメディアの無理解というものがなくなったくわけじゃない。ヘイトスピーチをめぐる議論がこの2年間活発に行われてきた一方で、例えば産経新聞は憲法記念日に行われた護憲集会で大江健三郎が行ったスピーチのなかで安倍晋三が呼び捨てにしていたことを踏まえ「一国の首相を呼び捨てで非難するのは、『ヘイトスピーチ』そのもの 」と報じました。ヘイトスピーチとは人種・民族・国籍・性などのマイノリティに対して向けられる攻撃で、一国の首相を呼び捨てにすることはヘイトスピーチでも何でもありません。新聞社が未だにそうした報道をすること自体驚きですが、普段周りの同業者と話したり、メディアの学習会に参加すると、近い考え方をする人は決して少なくないと気づかされることもあります。

 ヘイトへの議論が一部では積極的に交わされていても、まだ社会全体はそこに追いついていない。僕らはもっともっと伝え続ける必要があるんだと思うことの方が多いですね。

──報道が増えた一方で、自分も個人的に懸念していることがあります。報道が出たときにWebではあっという間にまとめが作られたり、YouTubeに動画がupされることである種プロレス的に出来事が消費されてしまう。しばき隊×在特会にしても、昨年10月の橋下×桜井会談にしてもそうです。「何が問題なのか」が掘り下げられないまま、ケンカの面白さだけが消費されているんじゃないかという懸念があるんです。

安田 ある種の活劇ですよね。カウンターとデモ隊が衝突をしているような現場で大事なのはヘイトスピーチが「かき消されている」ということ。でも衝突が「面白けりゃいい」なら、その場の風景だけにしか興味を持たれない。

 そもそも、醜悪なデモが行われている時点で社会は敗北しているわけですよね。その場で誰かが投げたヘイトスピーチの弾は、誰かの胸に必ず突き刺さっている。その時点で社会は負けていると、きちんと報じる役割をメディアは果たしているんだろうか。そうしたことは自問自答し続けなきゃいけないと感じますね。反対者が出るのはいいことだし、デモでの抗議が面白いからメディアが集まってきているという側面はたしかにあると思います。でも、その部分だけをYouTubeやニコ動で引っ張り出してきて、プロレス解説風に面白おかしく論じることに、今はさほどの意味もないと思います。

■ネトウヨ取材への反発に答える

──相対主義的視点を招く事例としてもう一点挙げたいのが、メディアの両論併記問題です。私自身もヘイトスピーチに反対する立場で現場取材を続けています。ただ、別の媒体ですが反対側の立場に立って記事を書いたときに「なんでカウンターの言い分ばかりを取り上げるのか」「在特会の言い分も取り上げないと」とデスクから言われてしまったんですね。

安田 それは両論併記のもっとも悪い見本じゃないかな。両論併記しておけば訴えられることもないだろう、というメディアの免罪符になっているんだよ。両論併記も原則的には大事なことだと思うんだけど、この差別の問題で今必要なのは差別者の言い分を聞いて、その理解を社会に求めることではない。その醜悪さを、あるいは彼らのトンチンカンな思想を、きちんと批判するがゆえに言葉を引っ張ってくる。そのために必要なんであって、差別者とその対象との間に圧倒的な不平等関係があるなかで、なんで両論併記なのかと思うわけですよ。

 90年代までには週刊誌的な報道を指して「ゲリラジャーナリズム」と呼ぶ人々がいました。新聞が正規軍であれば、週刊誌はゲリラである。ゲリラは大新聞が見落としてしまったこと、書けないことを、あえて探し出して書くものなのだと『噂の真相』を中心とした文脈のなかで言われ続けてきた。僕自身「大企業や権力と個人がケンカをした場合には『公正さ』なんて考える必要はない。週刊誌の役割は圧倒的な力の前で脅えている人、権力の犠牲になっている人の声を拾い上げること」だとずっと先輩から言われていて、その通りだと思っていた。僕はその教えを真面目に守ろうとはしてきた。だからイデオロギーの問題ではなく社会的な力関係の中で『どっちを取り上げるべきか』を常に考えてきた。そのときに報道の公平さというものは、自分に課していませんでした。

 この問題もそうですよね。マジョリティの方が圧倒的に媒体も発信手段も持っているのに、なぜ差別されている側とする側を並列に扱って両論併記という原則を進めようするのか、僕はさっぱりわからない。

 これはカウンターを擁護するとかいうレベルの問題ではない。イデオロギーとは別の部分で、差別や偏見をしないというのはメディアの仕事の中でもマストに入ってくる部分だと思っています。だからせめて差別や偏見に手を貸すような報道はやめようよと。

 まあ、メディア全体を見れば、こうした立場自体が少数派なのかもしれないなと思わざるを得ない部分もあるんですけどね。

──メディアも含めて、社会全体の相対主義的な態度をもう一つ感じたのが、本書にもあるんですけど安田さんがある有名なネトウヨを取材した記事を発表したときに起こった反応です。安田さんが彼の周辺情報を調べて、追い詰めていく。でもそれに対してネット上では個人情報を暴くことが「2ちゃんの祭りと一緒」「ヘイトスピーチだ」といった批判が巻き起こりました。

安田 まず言っておきたいのが、あの記事の目的は個人情報を暴くことではなかったということです。そもそも実名で書いてもいいと思っているものを匿名にして、彼の所在がわかるような書き方もしていない。個人情報を出さないように、僕自身もかなり抑制的に書いています。それから僕に対しての「ヘイトスピーチ」という批判に関しては、まあ、僕の本を読んだうえで出直していただけますか、と返す以外にない。

 僕が気になったのは「正義感気取り」という批判。ツイッターのメンション欄を通して、直接送られてきたものです。「正義」という言葉は、これまで僕自身あまり使ったことがありません。でも僕は差別に反対し、差別と偏見を振りまいている人間を批判する正義というのはなくてはいけないと思っている。そこに介在する「正しさ」への信念は、僕もやっぱり抱えていますよ。それをきちんと主張することがなぜいけないのかと思います。

 ネット時代にはそうした相対主義的な批判は絶対来るよね。差別─被差別の関係というものをいわばプロレスのように見ている人が多いわけ。差別の現場をリングの上とか野球場とかテニスコートと並列に扱う人々がいて、メディアは観客席で、あるいは火の見やぐらや給水塔の上で眺めているだけ。こんな現状でいいのかよ、という苛立ちはすごくあります。火の見やぐらから見ているだけ、あるいは給水塔の上から望遠レンズでこの現象を追い続けているだけのメディアには本当に腹が立ちます。首に縄つけて引きずり下ろすか、足首に縄つけてバンジージャンプのように突き落として現実をちゃんと見ろよと迫りたい思いがある。

 ……「その意味で、最近すごく気になっていることがある」と安田は続けて、先日ドローンを飛ばして逮捕された15才の少年の名を挙げた。

 後編(近日公開予定)へ続く。

(インタビュー・構成 松岡瑛理)


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/177.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 与党参考人が安保法案「違憲」 “人選ミス”で異例の事態 野党「痛快」 憲法審査会[産経ニュース]
与党参考人が安保法案「違憲」 “人選ミス”で異例の事態 野党「痛快」 憲法審査会
http://www.sankei.com/politics/news/150604/plt1506040018-n1.html

 衆院憲法審査会は4日、憲法学の専門家3人を招いて参考人質疑を行った。憲法解釈変更による集団的自衛権の行使を含む新たな安全保障関連法案について、与党が推薦した参考人をはじめ全員が「憲法違反だ」と批判した。与党が呼んだ参考人が政府の法案を否定するという異例の事態となり、“人選ミス”で墓穴を掘った。

 自民党や公明党などが推薦した早稲田大の長谷部恭男教授は審査会で、安保法案について「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかない」と明言した。

 これに対し、法案作りに関わった公明党の北側一雄副代表は「憲法9条の下でどこまで自衛措置が許されるのか突き詰めて議論した」と理解を求めた。だが、長谷部氏は「どこまで武力行使が新たに許容されるのかはっきりしていない」と批判を続けた。

 関係者によると、長谷部氏の人選は自民党が衆院法制局に一任したという。ただ、長谷部氏は安保関連法案に反対する有識者の団体で活動しているだけに調整ミスは明らか。「長谷部氏でゴーサインを出した党の責任だ。明らかな人選ミスだ」(自民党幹部)との批判が高まっている。

 審査会幹事の船田元(はじめ)自民党憲法改正推進本部長は、長谷部氏の発言について、記者団に「ちょっと予想を超えた」と釈明。船田氏はその後、佐藤勉国対委員長から「自分たちが呼んだ参考人の発言だから影響は大きい。安保法制の議論に十分配慮してほしい」と注意を受けた。

 一方、野党は衆院平和安全法制特別委員会で「政府・与党の矛盾」を追及する構えだ。審査会で長谷部氏の発言を引き出した民主党の中川正春元文部科学相は党代議士会で「憲法審査会で久しぶりに痛快な思いをした」と満足げに語った。

[産経ニュース 2015/6/4]
http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/178.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 選挙権の年齢引き下げ、全会一致で法案が衆院通過!18歳以上から投票可能に!未成年の選挙違反も成人と同じ処罰に!
選挙権の年齢引き下げ、全会一致で法案が衆院通過!18歳以上から投票可能に!未成年の選挙違反も成人と同じ処罰に!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6715.html
2015.06.04 19:00 真実を探すブログ



6月4日に選挙権の年齢は現在の20歳以上から18歳以上に引き下げる公職選挙法改正案が衆議院本会議で可決されました。


可決は全ての政党が賛成した全会一致で、早ければ今月17日にも参議院で成立する予定です。成立後は来年夏の参議院選挙から選挙年齢が引き下げられる事になります。
今回の選挙権の引き下げは70年ぶりで、18歳と19歳のおよそ240万人が新たに有権者に加わる見通しです。








☆18歳以上に選挙権 法案が衆院通過
URL http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150604/k10010102901000.html
引用: 
6月4日 13時34分
18歳以上に選挙権 法案が衆院通過
選挙権が得られる年齢を18歳以上に引き下げる公職選挙法の改正案が、4日の衆議院本会議で全会一致で可決され、参議院に送られました。
改正案は、早ければ今月17日にも参議院で成立する運びで、その場合、来年の参議院選挙から選挙権年齢が引き下げられることになります。
選挙権が得られる年齢を現在の「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる公職選挙法の改正案は、自民党や民主党など与野党6党などが共同で提出し、4日に開かれた衆議院本会議で採決が行われました。その結果、改正案は全会一致で可決され、参議院に送られました。
:引用終了


☆選挙権「18歳以上」、公職選挙法改正案が衆院で可決


☆選挙権年齢を「18歳以上」に 特別委で可決(15/06/02)


☆選挙権年齢を18歳以上に引き下げる公選法改正案、4日午後可決へ(15/06/04)


☆18歳から選挙権なるか、来年夏の参院選から


☆2/4 争点! 緊急調査〜18歳選挙権は大丈夫なのか?〜


以下、ネットの反応




















ネットを含めてそこまで話題になっていない感じがしますが、内容は物凄い滅茶苦茶重要です!この前の自転車規制並みに社会への影響は大きく、これで選挙戦術や政治家の対応も変化することになるでしょう。


実際に投票する18歳〜20歳の若者は2〜3割程度しか居ないと思われますが、若者も選挙運動に入れるようになることはとても意味があります。
自民党は若者を様々な面で有効活用することも視野に入れて、選挙権の年齢を引き下げたのかもしれません。


既にニコニコ動画を始め、若者の利用者が多いサイトやコンテンツなどはほぼ自民党側が抑えています。この投票年齢引き下げは「勝てると」いう自民党の自信の現れでもあり、野党側は本気で危機感を持って動かないと不味いです。




http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/179.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 野党再編、新党で=松野維新代表(時事通信)
野党再編、新党で=松野維新代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150604-00000125-jij-pol
時事通信 6月4日(木)18時37分配信


 維新の党の松野頼久代表は4日、BS朝日の番組収録で、野党再編に関し、「国民は既成政党の合併を望んでいない。いろんな政党から政策の旗に結集して、全く新しいものを生み出すことを望んでいる」と述べ、幅広い勢力を結集した新党結成が望ましいとの考えを示した。

 松野氏は「何の旗のために集まるか、がなければ数合わせになる」と語り、結党理念の重要性を強調。「徹底して行政コストを下げるというのが一つの旗だ」と指摘した。 



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/180.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 比大統領歓迎晩餐会の天皇陛下のお言葉を安倍夫妻は何と聞く―(天木直人氏)
比大統領歓迎晩餐会の天皇陛下のお言葉を安倍夫妻は何と聞く―(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1smguei
4th Jun 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks


佳子さまの初出席が話題になった比大統領の歓迎宮中晩さん会であったが、


そこで述べられた天皇陛下のあいさつをメディアは軽視してはいけない。


 国賓の歓迎晩餐会の冒頭で、戦後70年に当たる本年に言及し、


過去の戦争に触れて、深い痛恨と犠牲者への深い哀悼の意を述べらたことは、衝撃的だ。


 陪席していたはずの安倍首相は、昭恵夫人ともども、そのお言葉をどういう思いで聞いたのだろか。


 もし天皇陛下がこの国の首相なら、中国や韓国との関係はたちどころに改善するだろう。


 世界に与える平和国家としての日本の印象は揺ぎないものとなるだろう。


 象徴天皇には直接に政治や外交をおこなうことはできない。


 しかしこのあいさつに込められたメッセージは、これ以上ない外交だ。


 村山談話を見直して、


戦後の日本人が築き上げて来た平和国家日本の努力を


水泡のごとく失わせようとする安倍首相に対する、これ以上ない天皇陛下の叱責である。


 その事をメディアははっきり書いて国民に知らせるべきだ。


 なによりもメディアはここまで天皇陛下を苦しめる安倍首相に反省を促すべきである。


             ◇


天皇陛下、比大統領を歓迎 宮中晩餐会でのおことば全文
http://www.asahi.com/articles/ASH6336D4H63UTIL005.html
2015年6月4日00時15分 朝日新聞



フィリピンのアキノ大統領を招いた宮中晩餐会であいさつされる天皇陛下=3日午後7時38分、皇居・宮殿「豊明殿」、代表撮影


 皇居・宮殿で3日夜、フィリピン大統領を招いた宮中晩餐会(ばんさんかい)が開かれた。天皇陛下の「おことば」は次の通り。


     ◇


 この度、フィリピン共和国大統領ベニグノ・アキノ三世閣下が、国賓として我が国を御訪問になりましたことに対し、心から歓迎の意を表します。ここに、今夕を共に過ごしますことを、誠に喜ばしく思います。


 貴国と我が国の人々の間には、16世紀中頃から交易を通じて交流が行われ、マニラには日本町もつくられました。しかし、17世紀に徳川幕府はキリスト教を禁じ、鎖国令を出して日本人の外国への渡航、外国人の入国を禁じました。そのため、キリシタン大名であった高山右近と内藤忠俊は、徳川幕府により、日本人キリスト教徒と共にマニラに追放されました。本年は、高山右近がマニラで病没してから、ちょうど400年に当たります。我が国は19世紀半ば、鎖国政策を改め、諸外国と国交を開くことになりました。20世紀初頭には、多くの我が国の人々が貴国に渡り、両国民の交流は盛んになりました。


 しかし、先の大戦においては、日米間の熾烈(しれつ)な戦闘が貴国の国内で行われ、この戦いにより、多くの貴国民の命が失われました。このことは私ども日本人が深い痛恨の心と共に、長く忘れてはならないことであり、とりわけ戦後70年を迎える本年、当時の犠牲者へ深く哀悼の意を表します。


 戦後、1956年の国交回復から今日に至るまで、両国は、共に手を取り合い、友好関係の増進に努めてまいりました。今や、約1万8千人の日本人が貴国に住み、20万人を超えるフィリピン人が我が国に滞在しております。その中には我が国の福祉施設に勤める人々もあり、高齢化する社会の中で大変重要な役割を担ってくれています。私どもが福祉施設を訪れた時、介護に当たる人々の中にフィリピンから来たと紹介される人もありました。


 我が国の青年海外協力隊は発足した1965年から間もなく貴国において活動を開始し、今までにその総数は1600名近くに達しています。近年、経済、文化、そして人の交流など幅広い分野で両国関係がますます緊密になっていることを、誠に喜ばしく思っています。


 今から53年前、当時皇太子であった私は、ガルシア大統領を国賓としてお迎えしたことに対する答訪として、昭和天皇の名代という立場で、皇太子妃と共に、貴国を訪問いたしました。その時、マカパガル大統領御夫妻を始め、貴国国民から温かく迎えられたことは、忘れ難い思い出となっております。また、カヴィテにアギナルド将軍御夫妻をお訪ねし、スペインとの独立戦争に勝利し、1898年フィリピンの独立が宣言されたバルコニーに将軍御夫妻と共に立ったことは、誠に感慨深いことでありました。


 1986年2月、閣下の母君は、大統領に御就任、その年の11月、我が国を国賓として御訪問になり、私は皇太子として、大統領をお迎えいたしました。その後、1989年2月の昭和天皇の大喪の礼、翌年11月の私の即位の礼にも、御列席いただいたことに深く感謝しております。


 閣下は、2010年の御就任以来、我が国を度々御訪問になっていらっしゃいます。2011年9月には東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市を御訪問になり、復興のための義援金が贈られました。このほかにも貴国からは、緊急物資や医療チームの派遣など、様々な支援を頂いております。また、昨年6月には広島市を御訪問になり、平和記念公園の原爆慰霊碑に献花をなさいました。我が国に対する温かいお気持ちに対し、心より感謝の意を表します。


 閣下が、御就任以来、国民の声に真摯(しんし)に耳を傾け、貴国の平和と発展のため、貧困対策を始めとする諸課題に献身的に取り組んでいらっしゃることに、深く敬意を表します。また、我が国との関係強化に意を用いていらっしゃることを心強く思います。この度の御訪問が、両国の相互理解と友好協力関係の一層の発展に資する、実り多いものとなることを切に願っております。


 ここに杯を挙げて、大統領閣下の御健勝とフィリピン国民の幸せを祈ります。





http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/181.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 民主・後藤祐一氏に禁酒令 「釣り銭受け取る法的根拠は何か!」泥酔してタクシー運転手に難癖、警察沙汰に[産経ニュース]
民主・後藤祐一氏に禁酒令 「釣り銭受け取る法的根拠は何か!」泥酔してタクシー運転手に難癖、警察沙汰に
http://www.sankei.com/politics/news/150604/plt1506040020-n1.html

 民主党の後藤祐一衆院議員が3日未明、泥酔状態で都内の議員宿舎に帰宅し、タクシー運転手と口論するなどして警察官が出動する騒ぎになっていたことが分かった。高木義明国対委員長は口頭で厳重注意を行い、安住淳国対委員長代理は1年間の禁酒を厳命した。

 後藤氏は関係者に「今後このようなことがないように襟をただして身を律し、国会活動に専念する」と陳謝した。後藤氏は当選3回で、現在は安全保障関連法案を審議する衆院平和安全法制特別委員会に所属している。

 民主党幹部によると、後藤氏は2日夜のテレビ番組出演後に飲酒し、3日午前2時半ごろ、タクシーで議員宿舎前に到着した。だが、後藤氏はなかなか降りようとせず、手に負えないと判断した運転手が警察に通報した。後藤氏は釣り銭をめぐって「受け取る法的根拠は何か」などと運転手と“口論”し、その後、転倒して頭を打つなど全治1週間の軽傷を負った。

 後藤氏は議員宿舎内で、騒ぎを聞きつけた自民党など与野党議員らに介抱された。タクシー代は支払っており、運転手や介抱した議員らにけがはなかった。

[産経ニュース 2015/6/4]
http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/182.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 国会で憲法学者3氏が「集団的自衛権は違憲」と表明!自民推薦の長谷部氏も反対!「憲法違反だ。従来の政府見解では説明つかない
国会で憲法学者3氏が「集団的自衛権は違憲」と表明!自民推薦の長谷部氏も反対!「憲法違反だ。従来の政府見解では説明がつかない」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6714.html
2015.06.04 20:00 真実を探すブログ



6月4日に開かれた国会の衆院憲法審査会で、参考人として招かれた憲法学者3名が安保法制や集団的自衛権の行使について、反対を表明しました。招かれたのは早大教授の長谷部恭男氏と笹田栄司氏、慶大名誉教授の小林節氏の3名で、長谷部氏は特定秘密保護法等に賛成していたことから自民党や次世代の党が推薦した方です。


民主党の中川正春議員が「今の安保法制は憲法違反だと思われますか?」と質問したところ、全員が「憲法違反」と回答しました。
長谷部氏は「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかないし、法的な安定性を大きく揺るがすものだ」と述べ、小林氏も「憲法9条2項で軍隊と交戦権が与えられていない。仲間の国を助けるために海外に戦争に行くことは憲法9条違反だ」と指摘しています。
笹田氏は従来の憲法解釈を「ガラス細工で、ぎりぎりのところで保ってきていた」と指摘した上で、集団的自衛権行使を違憲と批判しました。






☆集団的自衛権行使「違憲」=憲法学者3氏が表明−衆院審査会
URL http://www.jiji.com/jc/c?k=2015060400318
引用: 
 衆院憲法審査会は4日午前、憲法学者3氏を参考人として招き、立憲主義などをテーマに意見聴取と質疑を行った。民主党委員から集団的自衛権の行使容認について見解を問われた3氏全員が「憲法違反だ」と明言した。


 招かれたのは早大教授の長谷部恭男氏と笹田栄司氏、慶大名誉教授の小林節氏。長谷部氏は、安倍政権が進める安全保障法制整備について「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかないし、法的な安定性を大きく揺るがすものだ」と批判した。
 小林氏も「憲法9条2項で軍隊と交戦権が与えられていない。仲間の国を助けるために海外に戦争に行くことは憲法9条違反だ」と強調し、9条改正を訴えた。笹田氏は、従来の憲法解釈に関し「ガラス細工で、ぎりぎりのところで保ってきていた」とした上で、集団的自衛権行使については「違憲だ」と述べた。 (2015/06/04-11:09)
:引用終了


☆2015年6月4日 衆議院憲法審査会 集団的自衛権の行使は違憲


☆憲法審査会が専門家から意見聴取 “安保法制は違憲”
削除


更新記事
☆参考人全員が新安保法制は「憲法違反」、衆院・審査会


 政府与党にとって想定外の反応でしょう。衆議院の憲法審査会に参考人として出席した憲法の専門家3人が、いずれも今の国会で審議中の新たな安全保障法制について「憲法違反」との考えを示しました。


 衆議院の憲法審査会に出席した憲法の専門家3人。早稲田大学の長谷部教授は自民、公明など。同じく早稲田の笹田教授は維新。そして慶応大学の小林名誉教授は民主と、与野党それぞれの推薦で選ばれましたが、この質問には・・・


 「今の(国会で審議中の)安保法制、憲法違反だと思われますか」(民主党 中川正春 衆院議員)


 「集団的自衛権の行使が許されるという、その点については、私は憲法違反であると考えております」(長谷部恭男 早稲田大学・法学学術院教授)


 「私も違憲と考えます。憲法9条に違反します」(小林 節 慶応義塾大学名誉教授・弁護士)


 「定義では踏み越えてしまったということで、違憲の考えでたっていると思います」(笹田栄司 早稲田大学・政治経済学術院教授)


 自民党が推薦した参考人も含めて3人すべてが国会で審議中の新たな安保法制は「違憲」との考えを示したのです。


 「ちょっと予想を超えたところがあったと思っている」(自民党 船田 元 憲法改正推進本部長)


 想定外の反応に、自民党の船田憲法改正推進本部長は、佐藤国対委員長に事情を説明しましたが、佐藤氏からは「安保法制の審議に十分配慮を」と釘を刺される事態に。また、野党は・・・


 「議事録を精査して、明日も我が党の議員が本日の憲法審査会での議論を踏まえた質疑をする予定にしている」(民主党 長妻 昭 代表代行)


 政府与党内から法案審議への影響を懸念する声もあがる中、5日の特別委員会での議論が注目されます。(04日16:51)


☆「集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案は違憲である」憲法審査会参考人【長谷部恭男(早大教授)、小林節(慶應教授)、笹田栄司(早大教授)】20150604


以下、ネットの反応




















安倍政権が推薦した憲法学者ですら「違憲」と言っているわけで、これは非常に重大なことだと言えるでしょう。仮に法案が成立したとしても、後に司法判断で引っくり返ることになるかもしれません。
まあ、安倍政権のことなので、その判断も無視して強引に進めそうですが・・・(苦笑)。





http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/183.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 日本年金機構を聴取 安倍・塩崎の隠ぺい破たん(田中龍作ジャーナル)
日本年金機構を聴取 安倍・塩崎の隠ぺい破たん
http://tanakaryusaku.jp/2015/06/00011325
2015年6月4日 19:24 田中龍作ジャーナル



「年金機構から公式説明が1枚も出ていない」。不信感を露わにする山井議員。=4日、日本年金機構 写真:筆者=


 老後の命綱が再び死線をさまようのか。日本年金機構の個人情報漏えい事件は、全容の解明が急がれる。だが明るみに出ているのは氷山の一角のようだ。


 民主党の山井和則議員らが、きょう、日本年金機構(杉並区高井戸)に乗り込んだ。筆者は同行した。


 日本年金機構側は薄井康則・副理事長、阿蘇俊彦システム統括部長らが対応した。


 日本年金機構への聴取の結果、職員が扱う端末PC27台がウィルスに汚染されていて、解析はまだ終わっていないことが分かった。


 解析が進めば、漏えいしたのは125万件以上になる可能性がある。


 塩崎厚労相は「労働者派遣法改正」を今国会で可決したい一心だったのだろう。5月28日に漏えい事件を知りながら、ダンマリを決め込んだ。


 翌、29日に衆院厚労委員会で「派遣法改正」が審議されるからだ。


 だが、漏えい事件の発覚を抑えきれなくなり、やむなく1日に日本年金機構に記者会見させた。



「事実だけを挙げてくれればいい」という民主党の要望に年金機構側は「整理している、捜査中につき」を繰り返した。=4日、日本年金機構 写真:筆者=


 山井議員は「厚労省と日本年金機構による隠ぺいではないか」と指摘する。


 官邸も一枚噛んでいるはずだ。5月8日にウィルスを察知したのが、内閣サイバーセキュリティーセンターだからだ。


 第1次安倍内閣は「消えた年金」で崩壊した。内閣官房長官(当時)は塩崎恭久氏(現厚労相)だった。


 官邸と厚労相が「二の舞は踏まじ」と3週間余りにわたって事態の収拾にあたったが、はじけてしまった。


 日本年金機構は職員もほとんどが旧社保庁からのスライドで、薄井副理事長はじめ幹部は厚労省出身だ。建物は社保庁のまま。まさしく看板の付け替えだけだ。


 筆者が乗り合わせた個人タクシーの老練ドライバーは、「ああ、元の社保庁ね」と言って迷わず連れていってくれた。


 社保庁時代の危機意識なきユル〜イ体質は“健在”だった。「消えた年金」同様、底なし沼の展開となりそうだ。



蓮舫議員「総理には安全保障よりも社会保障をちゃんと見てもらいたい」。=4日、日本年金機構 写真:筆者=


 きょうの聴取で確認された経緯は以下の通りー


5月8日 福岡の職員がウィルス付メールを開封。


内閣サイバーセキュリティーセンター(NISC)が不正アクセスを察知→厚労省に通報。 


年金機構はこの職員のPC端末のみインターネット回線と遮断。ウィルス汚染が広がる。


19日 警察に相談。


28日 警視庁から情報流出の連絡。塩崎厚労相が知ったとされる。


29日 全PC端末とネット回線を遮断。21日間もウィルス汚染が続いた。


同日 塩崎厚労相と厚労省は、上記のトラブルを知りながら衆院厚労委で「労働者派遣法」を審議。


6月1日 日本年金機構が記者会見、125万件もの個人情報漏えいを発表。




http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/184.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 「我々国民も国会質疑聞きながら憲法読んでみたらいい!もう日本語が熔解し死んでることに気が付くはず!」
「我々国民も国会質疑聞きながら憲法読んでみたらいい!もう日本語が熔解し死んでることに気が付くはず!」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17528.html
2015/6/4 晴耕雨読


N Watanabe氏のツイートより。https://twitter.com/peacebuilder_nw

マイナンバーが漏えいしたら年金どころの話ではなく銀行、買い物、医療関係等様々な情報がリンクされる可能性が高く極めて深刻である、そして必ずセキュリティーは破られる。


制度そのものを中止するしかない!


6月2日東京新聞電子版朝刊:



>HOHSHU 判断は「政府裁量」。都合よく「解釈」するのだろう。日本への攻撃意思不明でも行使、これが全てを物語る。


安保法制の議論は誰がどう聞いても現行憲法第9条等からしたら、実質憲法を無視した議論になっている!


世界のだれでも現行憲法を読んだらそう認識するだろう!・・


この議論は憲法改正が先でなければ成立しないものであるし、そしてこれでは憲法改正したとしても憲法の無意味化はそのままである。


まず国会安保法制質疑前に委員会議員全員で憲法9条くらい朗読してから質疑したらいい!


我々国民も国会質疑聞きながら憲法読んでみたらいい!


もう日本語が熔解し死んでることに気が付くはず!


まずは日本語としての言葉を誰にでも理解できる言葉として復権させてからだよ!


マイナンバーのセキュリティーは必ず破られる!


したがって予防原則に従えば、大事な情報は対象にしない事、つまり導入をやめるべき。


情報漏えいはどんなにハード面で強化しようがどれほど強力なファイヤーウォールを築こうと、それを扱う、中の人の問題があり、絶対に漏えいはあるし壁は破られる。




http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/185.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 「与党推薦の参考人も「集団的自衛権の行使は憲法違反」と明言:江川紹子氏」
「与党推薦の参考人も「集団的自衛権の行使は憲法違反」と明言:江川紹子氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17530.html
2015/6/5 晴耕雨読


https://twitter.com/amneris84

与党推薦の参考人も「集団的自衛権の行使は憲法違反」と明言 

→Reading:憲法審査会 全参考人が「安保関連法案は違憲」 NHKニュース http://nhk.jp/N4Ja4Ep7

「全く違憲でないという著名な憲法学者もたくさんいる」と菅官房長官。

だったら、なぜ長谷部氏を推薦??? 

→違憲指摘「全く当たらない」 菅氏、衆院憲法審査会参考人質疑に反論 - 産経ニュース hhttp://t.co/TQbl5dDL4d @Sankei_newsさんから

「たくさんいる」というなら、審議中の安全保障関連法案について「全く違憲でないという著名な憲法学者」を10人くらい挙げてみて欲しい

与党推薦の長谷部教授も「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかないし、法的な安定性を大きく揺るがす」と批判 

→集団的自衛権行使「違憲」=憲法学者3氏が表明―衆院審査会(時事通信) - Yahoo!ニュース http://t.co/TZxO6DLx8x

長谷部氏は、先月24日の朝日新聞で、「そもそも憲法9条は集団的自衛権の行使を認めていません。行使容認に基づく法整備も当然認められない」と明言 

→(考論 長谷部×杉田)安保法制、安倍政権の「話法」から考える - 朝日新聞デジタル http://t.co/Ia0Nl1bW5r

長谷部氏は「日本を、地球上どこでも武力行使できる国に変えようというなら、正々堂々と憲法改正するのが筋です」と。

法案提出前に、安倍首相が米議会で約束したことも批判(長谷部×杉田)安保法制、安倍政権の「話法」から考える - 朝日新聞 http://t.co/Ia0Nl1bW5r

産経新聞も「墓穴を掘った」と。

船田元自民党憲法改正推進本部長は、長谷部氏の発言について、「ちょっと予想を超えた」と釈明 

→与党参考人が安保法案「違憲」 “人選ミス”で異例の事態 野党「痛快」 - 産経 http://t.co/Ts56xV7js6 @Sankei_newsさんから


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/186.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 自公、次世代が選んだ有識者ですら、安保(戦争)法案は違憲と判断(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201506/article_4.html
2015/06/04 22:40

国会の衆議院の憲法審査会で、憲法を専門とする有識者を3名招致し、法案と憲法との整合性について意見を聞いた。自公、次世代が推薦した長谷部早稲田大教授、民主が推薦した小林慶応大名誉教授、維新が推薦した笹田早稲田大教授の3者が、安保法案は「憲法違反」との見解を述べた。

自公が選びに選んだ、自公に有利な見解を述べてくれるはずの推薦者が「違憲」と述べるという、思ってもいなかった事態になった。安倍首相が激怒する事態になった訳である。菅官房長官は記者会見で、今回の戦争法案は今までの政府の考えを超えるものではなく、「違憲」には当たらないと判断していると述べた。それが、違うと言っているのに、ご都合主義の極みである。自分達が考えたものが全て「真」であるということである。

自公の応援団と見なされた推薦者ですら「違憲」と断じたことは、誰の目から見ても、これらの法案は、滅茶苦茶な違憲法案ということである。他の憲法研究者のグループ百七十一人が、三日、違憲だとして廃案を求める声明を発表している。

政府は、国会審議が終われば、数の論理で、どんなに異論が出ようと案の採決を行い、衆参で可決させる魂胆である。しかし、法案が通ったら、全国で法案は違憲であると提訴され、裁判が起こると言われている。そのとき、上記の有識者と同じ結論になるはずであるが、最終的に、どちらかが控訴し最高裁まで行くことになる。

最高裁が腐っていればどうしようもないが、自公推薦の学者ですら「違憲」と言うなら、そのような結論になるはずである。


安保法案 参考人全員「違憲」 衆院憲法審 与党推薦含む3氏
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015060490140427.html
2015年6月4日

 衆院憲法審査会は四日午前、憲法を専門とする有識者三人を招いて参考人質疑を行った。いずれの参考人も、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案について「憲法違反」との認識を表明した。自民、公明両党の与党が推薦した参考人を含む全員が違憲との考えを示したことで、衆院で審議中の法案は憲法の枠内だとの政府の主張に対する疑義が鮮明になった。

 参考人として出席したのは、自民、公明、次世代の各党が推薦した長谷部恭男(はせべやすお)早稲田大教授、民主推薦の小林節(こばやしせつ)慶応大名誉教授、維新推薦の笹田栄司(ささだえいじ)早稲田大教授の三人。

 長谷部氏は、安保法案のうち集団的自衛権の行使を容認した部分について「憲法違反だ。従来の政府見解の論理の枠内では説明できず、法的安定性を揺るがす」と指摘。小林氏は「私も違憲だと考える。(日本に)交戦権はないので、軍事活動をする道具と法的資格を与えられていない」と説明した。笹田氏も「従来の内閣法制局と自民党政権がつくった安保法制までが限界だ。今の定義では(憲法を)踏み越えた」と述べた。

 いずれも民主党の中川正春委員の質問に答えた。法案提出前の与党協議を主導した公明党の北側一雄委員は「憲法の枠内でどこまで自衛の措置が許されるかを(政府・与党で)議論した」と反論した。

 国際貢献を目的に他国軍支援を随時可能にする国際平和支援法案が、戦闘行為が行われていない現場以外なら他国軍に弾薬提供などの後方支援をできるようにした点について、長谷部氏は「武力行使と一体化する恐れが極めて強い。今までは『非戦闘地域』というバッファー(緩衝物)を持っていた」と主張した。

 小林氏は「後方支援は特殊な概念だ。前から参戦しないだけで戦場に参戦するということだ。言葉の遊びをしないでほしい。恥ずかしい」と述べた。

 審査会は、参考人が立憲主義や改憲の限界、違憲立法審査をテーマに意見を述べた後、各党の委員が質問する形で進められた。

 安保法案をめぐっては、憲法研究者のグループ百七十一人が三日、違憲だとして廃案を求める声明を発表したばかり。安倍政権の憲法解釈に対し、専門家から異議が強まっている。

(東京新聞)


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/187.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 「年金で参院選敗戦の悪夢思い出す」 山東昭子氏(朝日新聞)
「年金で参院選敗戦の悪夢思い出す」 山東昭子氏
http://www.asahi.com/articles/ASH6452BYH64ULFA01K.html
2015年6月4日18時26分 朝日新聞


■山東昭子・番町政策研究所会長

 いま政治状況は大変難しいところに来ている。平和安全保障やマイナンバー(の審議)が順調に進んでいた時に、那覇空港で(離着陸トラブル)のようなことや年金の漏洩(ろうえい)問題など、人的ミスということが非常にひっかかる。これによって日本の大事な政策の決断が遅れるということになると心配だ。

 年金というと、安倍総理が前回総理大臣をされたときの年金の処理というか、採決の在り方によって参議院選挙で敗戦したということを悪夢のように思い出してしまう。これからの(国会)運営は大変厳しい状況だが、「せいては事をし損じる」という例えがある。丁寧に、そして本当にコツコツと多くの人に理解される形でやって頂きたい。来年の参議院選挙を前にしてそんなことを感じている。(派閥事務所で記者団に)


http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/188.html

記事 [政治・選挙・NHK186] 「>じゃあ「参考人」に呼ぶなよ、という話で(爆)「違憲との指摘はあたらない」と菅官房長官。:松井計氏」
「>じゃあ「参考人」に呼ぶなよ、という話で(爆)「違憲との指摘はあたらない」と菅官房長官。:松井計氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17531.html
2015/6/5 晴耕雨読


https://twitter.com/matsuikei

>東京新聞政治部 衝撃的なニュースではないでしょうか。衆院憲法審査会で、与党推薦も含めた3人の憲法学者が、安保法案について「違憲」と明言。専門家から、そもそも論でダメだしされた形です。 :安保法案 参考人全員「違憲」 衆院憲法審 与党推薦含む3氏 http://t.co/HLa79jLbqO

そのうち、与党ならびにその支持者周辺から、「違憲かどうかは、学者が決めることではない!」なんぞという声が聞こえてきそうで、今から気が気じゃないよ。


んなことになったら、与党による反知性宣言てことになっちゃうもんなあ。


>きっこ 菅義偉すごいな。衆院憲法審査会で3人の憲法学の専門家が「安倍政権の安保法案は完全に憲法違反」と明言したことについて、ソッコーで会見をひらいて「安保法案はこれまでの政府見解を踏襲するもので、違憲という指摘はまったくあたらない」とノタマッたよ。ドシロートが専門家にイチャモンかよ?


>速報:産業競争力会議で「実社会のニーズに合わせた職業教育を行う新たな高等教育機関制度を創設する」と安倍首相。 http://bit.ly/17n4iz

もーう、いつもいつも思いつきみたいなことばかり口にするなよ。


何事も、よーく考えて、色々と検討してから口にする癖をつけようよ。


支配欲求の強い政権が出てくる事はありうるわけですね。


特にここまで世襲議員が増えると、特権階級による政治になりやすいし、国民という認識を持った事のない議員が多くなるから、そういう政権ができやすい。


でも私が不思議で仕方ないのは、積極的に支配されたいと考える国民がいるて事なんだよなあ。


何を言ってんですか。


年金の資金をどっかにやられた上に、〈最後のお一人まで〉てのすら、いつの間にかチャラにされた国民のほうが、よっぽどひどい悪夢を見せられましたよ。


⇒「年金で参院選敗戦の悪夢思い出す」 山東昭子氏 - 朝日新聞デジタル http://t.co/PSC3qmSB6a

>盛田隆二 「違憲との指摘はあたらない」と菅官房長官。 憲法学者3人全員が「憲法違反だ」と表明したにもかかわらず、これを全否定する菅氏。氏にとっては「安保関連法案」ではなく、「安倍関連法案」なんだろう。 RT @tokunagamichio:



>hisashikun 「審議拒否なら子供でもできる。野党は安保法案に反対なら対案を出せ」と言う人がいるが、もともと憲法違反の法案に対案を出せなんて無茶言っちゃイカンわな。


北側さんのコメント、なんとかならんのか。


お宅様、法曹でしょ? 曲学阿世の徒になりたいのかね?


⇒"@nhk_news: 憲法審査会 全参考人が「安保関連法案は違憲」 http://nhk.jp/N4Ja4Ep7 #nhk_news"

北側さんのプロフィールを見たら、座右の銘が 「学ばずは卑し」になってんなあ^^; 


なるほど、どうやら権力てものは、度しがたい妖怪であるらしいね。


法曹としての見識を捨てさせ、座右の銘にすら背かせるんだからな。


安保法制をやりたいのなら、まず、〈アメリカとの関係が日本にとって一番、大切です。従って我が国はアメリカの戦争に協力する必要があります〉と、包み隠さず説明した上で改憲の発議をし、国民投票でそれが認められてからやればよろしい。


それが唯一の手順ですよ。


日本の最高裁は付随的違憲審査制だとされてるけれども、安倍政権のように意図的に憲法を無視する政権が生まれてしまった以上、抽象的違憲審査制に変える必要がありましょうな。


そうしたところで、現行憲法81条に抵触するわけではないんだから。


>上丸洋一 集団的自衛権の行使がなんで専守防衛なのか。他国に対する攻撃でも日本の存立が脅かされる明白な危険があって、それで武力行使するのは専守防衛って、拡大解釈も甚だしい。逆に、それをしないことが専守防衛でしょう。戦争を平和と言いくるめるのと同じ手口。


人選ミスとか、そんな問題かなあ?


フツーの憲法学者なら、誰もが違憲と判断する、てことが証明されたということでは?


⇒与党参考人が安保法案「違憲」 “人選ミス”で異例の事態 野党「痛快」 憲法審査会 http://t.co/VaOLkLcHYc @Sankei_newsから

先だっては、海外の著名な日本史研究者からのダメ出しがあり、今度は憲法学者からのダメ出しで、つまりはアカデミズムの世界は、現政権を否定してる、という話だよね。


だけどねえ、今回の憲法審査会は潮目が変わる大チャンスなわけだけど、そのおりもおり、安保法制の審議を優勢に進めた後藤議員が大トラ事件を起こすとは、あまりの脇の甘さに慄然としますね。


調子に乗って大酒を食らって、気が大きくなったのかね? よく分かりませんなあ。


>犬丸治 じゃあ「参考人」に呼ぶなよ、という話で(爆)RT @product1954 @tokunagamichio 「違憲との指摘はあたらない」と菅官房長官。



http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/189.html

   

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