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2025年9月21日03時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK298] 大阪万博はもはや「何も見られない」…閉幕まで25日、“駆け込み来場”で激混みの悲惨(日刊ゲンダイ)

大阪万博はもはや「何も見られない」…閉幕まで25日、“駆け込み来場”で激混みの悲惨
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/377721
2025/09/19 日刊ゲンダイ


イタリアパビリオンは「待ち時間3時間以上」…(C)日刊ゲンダイ

 最後の最後まで……、「並ばない万博」とはなんだったのか。

 18日で閉幕まであと25日となった大阪・関西万博。万博協会が予想していたように、来月13日の閉幕が近づいたことによる駆け込み来場で、最近は連日客が殺到。13日には一般来場者数が21万8130人を記録し、過去最多を更新した。

 当然、会場内の混雑が深刻化している。SNS上では<暑すぎるし混みすぎ><入場に1時間かかった>といった声がチラホラ。チケットがあっても入場できない日時ばかりで、万博協会の高科淳副事務総長が15日に「午前中や土日祝日を中心に、閉幕日まで来場予約枠がおおむね埋まっている」と話すほどだ。

 パビリオンの予約合戦も激化しており、1枠も予約できないケースが珍しくない。<せっかく万博行ったのに、リング以外何もみれなかった>との切実な投稿もあった。

 日刊ゲンダイのカメラマンが会場を訪れた12日には、20万8163人の一般来場者が集まった。人気のアメリカ館をはじめ多くのパビリオンで、大屋根リング付近まで延びる長蛇の待機列ができていた。

 特に、万博屈指の人気パビリオンであるイタリア館は、事前予約なしの待機列の最後尾に「待ち時間3時間以上」の看板が掲げられていた。最大で6時間以上並ぶこともあるといった声もSNSには上がっている。

帰りも40〜50分待ちはザラ

 他のパビリオンなら空いているかといえば、そうでもない。バーレーンやトルクメニスタンといった中規模、エジプトなど小規模なパビリオンでさえも、長い列に並ばなければならない。スムーズに入場できる海外パビリオンは、複数の国が共同で出展するコモンズ館くらいだ。グッズショップやフードコートも、人であふれかえっている。来場者数に対し、ハコのキャパシティーが十分とはとてもいえない状況だ。

 そして、帰り道もまた“激混み”だ。2つある入退場ゲートのうち、シャトルバスが発着する西ゲートは今月13日から午後8時以降はバスが完全予約制になった。事前に予約をしていなければ、地下鉄夢洲駅のある東ゲートからの退場になる。だが、こちらも帰宅ラッシュ時にはしばしば入構規制が敷かれ、ゲートを出てから電車に乗れるまで40〜50分待ちはザラだ。

 会期はもう1カ月もないが、「並びまくる万博」に新たな対策は打たれるのだろうか。

  ◇  ◇  ◇

 大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」(全長2キロ)を巡り、新たな活用案が浮上。大阪市が北東200メートルの周辺区域を「市営公園」として管理する案を軸に検討しているとのことだが……。●関連記事【もっと読む】『大阪万博の目玉リング「市民公園」活用案に早くも漂うグダグダ感…コストは維持・管理含め約60億円』で詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/169.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 日本の”みらい”を切り拓く(植草一秀の『知られざる真実』)
日本の”みらい”を切り拓く
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/09/post-888d43.html
2025年9月18日 植草一秀の『知られざる真実』

メディアは自民党の党首選に多大な時間を注ぐ。

しかし、一政党の党首選に過ぎない。

これまで自民党が政権の真ん中に居座り、日本の政治利権を集中的に掌握してきたから、メディアもそのコントロールの下にある。

これがメディア過剰報道の背景。

だが、これこそ旧態依然そのものだ。

「みらい」は開けない。

自民党の党首が変わっても政策運営が変わらなければ国民生活は変わらない。

大事なことは日本国民がどのような政権を樹立して、どのような政策を遂行させるのかだ。

自公の政権与党は衆参両院で過半数割れに転落した。

もはや、自公は政権を担う負託を国民から受けていない。

自公に代わる政権担当能力のある政治勢力が存在すれば、直ちに政権を樹立して新しい政策運営を始動させることになる。

ところが、自公以外の政治勢力がばらばらで、自公が過半数割れに転落しても直ちに次の政権樹立を準備できない。

日本政治は混とん、混迷の時代に移行した。

自民党が新しい党首を選出しても政策路線を刷新しなければ国民の強い支持を回復することはできないだろう。

自民党党首選に名乗りをあげる候補者は1年前の党首選と変わらない。

国民にとって重要なテーマが四つある。

第一は経済政策。

バブル崩壊後の日本は停滞し続けている。

その最大理由は財務省にある。

財務省の政策運営が日本経済長期低迷持続の基本理由と言える。

このことは拙著
『財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』(ビジネス社)


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に詳述したのでぜひご高覧賜りたい。

第二は平和と安定の維持。

2010年から中国の脅威が叫ばれて日本は対中国戦争準備に突き進んでいる。

中国脅威論の是非を明らかにし、日本の対応の是非を明らかにしなければならない。

第三は福島原発事故後の原発政策の是非を明らかにすること。

日本はあやうく国土を喪うところだった。

奇跡が重なり最悪の事態を回避した。

しかし、その経験をその後の政策運営に生かしていると言えるか。

第四は政治腐敗の根絶。

自民党は裏金事件で金権腐敗体質を露わにした。

しかし、政治腐敗を根絶する姿勢を示さない。

これが、自民党が国民支持を回復できない最大の原因だろう。

また、日本の議員報酬は他の主要国と比較しても突出して高い。

国民の賃金水準が停滞を続けるなかで議員だけが法外な高所得を得ている。

公務員の本質は全体の奉仕者。

ところが現実は国民が公務員である議員の奉仕者になっている。

この四つの問題に対する明確な方針。

これが政権の骨格になる。

自民は旧態依然だが、野党が斬新な政権構想を示しているとは言えない。

多くの野党は政治刷新ではなく、自公利権政治への参画を目指しているように見える。

自公政治を変えるのではなく、自公政治への仲間入りを目指す。

維新も国民も立民も同じにしか見えない。

立民幹事長に安住淳氏が就任して自民の森山裕氏と握手を交わした。

これまでテーブルの下で握り合っていた姿を表に出したものだ。

「みらい」を切り拓くには新しい政権の構想を明示することが必要だ。

続きは本日の
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
第4192号
「ほんものの政治刷新を目指す」
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http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/170.html

記事 [政治・選挙・NHK298] ニュース研究:「偏っている」という不毛(高橋清隆の文書館)
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2067493.html
http:/


バックアップ動画URL: https://www.bitchute.com/video/Fpp8CXEr7Rw6

■関連記事





http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/171.html
記事 [政治・選挙・NHK298] お笑い自民党総裁選…「解党的出直し」のはずが「挙党一致」をほざくアホらしさ(日刊ゲンダイ)

※2025年9月19日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2025年9月19日 日刊ゲンダイ2面

お笑い自民党総裁選…「解党的出直し」のはずが「挙党一致」をほざくアホらしさ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/377791
2025/09/19 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


一遍で済ませてくれ(C)日刊ゲンダイ

 どの候補も裏金、企業献金、旧統一教会は頬かむり、「解党的出直し」が聞いて呆れる仲間内の茶番劇。国民から見放されている政党が目くらましの政策論争のバカバカしさ。長丁場の総裁選で自民党はもう一度死ぬ予感。

  ◇  ◇  ◇

 どいつもこいつも、どうして一遍にやらないのか。高市早苗前経済安保相が18日、自民党総裁選に立候補する意向を表明した。

 高市は「自民党が何を目指すのか訴えることができるすばらしい機会。精いっぱい、ベストだと思う政策を訴えていく」と抱負を語ったが、その「ベストの政策」とやらは、19日改めて発表の会見を開いて説明するという。もったいつけた二度手間でしかないのだが、「ポスト石破レース」に名乗りを上げる面々は皆、この面倒くさいパターンを踏襲している。

 18日は林芳正官房長官も国会内で記者会見し、総裁選への立候補を正式に表明した。衆院小選挙区制度の見直しや1府12省庁の再編にも言及し、一律2万円給付の参院選公約も「受け入れられなかった。臨機応変に対応する」と取り下げを示唆。この日朝には「『至誠通天』という言葉が浮かんできた。誠を尽くせば(自分の思いは)天に通じる」と記者団に能書きをたれていたが、林は3連休明けの16日にはとうに出馬の意向を表明していた。会見の数を増やせばメディアに取り上げられる機会も増えるという魂胆なのだろう。

 とりわけツッコミどころ満載なのが、小泉進次郎農相だ。林同様、すでに16日の閣議後会見で立候補の意向を打ち明けたのに、18日は麻生と岸田両元首相に出馬を伝達。19日は陣営の議員らと総決起大会を開き、ようやく20日になって、出馬を正式に表明。政策を発表するというから、引っ張り過ぎだろう。ここまで正式表明を遅らせる理由もバカげている。

不毛な論争をゴマカすフザけた演出

 高市や林の「正式表明」「政策発表」と同じ日に重なれば、注目度が薄れてしまう。おまけに最後となれば「真打ち登場」感にもなる──。進次郎や取り巻きの魂胆はそんなところだ。実に安直な発想だが、他候補の陣営も五十歩百歩だ。

 とにかく総裁候補全員を目立たせようと、まるで示し合わせたみたいに「正式会見」のバッティングを避け、「1日に1人」のペースをかたくなに守る。その順番も思惑含みで調整したかのようだ。

 イの一番に立候補を表明した茂木敏充前幹事長や、16日に出馬会見を開いた小林鷹之元経済安保相は知名度不足。なるべく早めに手を挙げて顔と名前を売る日数を稼ぎたい。世間の認知度に勝り、下馬評で有力視される高市と進次郎は「今か今か」とじらすほどに注目を集める算段だろう。

 いつ出馬表明すれば効果的なのか。そろいもそろって自分の都合や見栄えのことしか考えておらず、メディアを巻き込み、党を挙げた電波ジャックで“お祭り騒ぎ”を盛り上げたいだけだ。国民放置の「仲間内の茶番」を象徴している。

 しかし、こんなフザけた演出で不毛な総裁選をゴマカせるものか。「ポスト石破」レースの“出走馬”は昨年の前回総裁選にも出た代わり映えのしないメンメン。刷新感には程遠く、どの候補も口をつけば「国民の不安を解消したい」などと取ってつけたような言葉しか出てこない。1年そこらで5人の主義主張がガラリと変わるはずもなく、目新しさのない論争が10月4日の投開票日まで延々と続くのは、火を見るよりも明らかだ。

「#変われ自民党」とは悪い冗談が過ぎる


韓国は大騒ぎ(旧統一教会の韓鶴子総裁に逮捕状請求)/(C)ロイター

 小林が若者・現役世代に向け時限的な定率減税をブチ上げ、林が持続可能な社会保障を構築するための工程表作成を提起したものの、目くらましの政策に過ぎない。コバホークは減税分の代替財源を示さぬ無責任。林が見据えるのは、団塊ジュニア世代が高齢期に入る2040年代とまだ先の話だ。いずれも「絵に描いた餅」の域を出ない。

 総裁選で空理空論を競い合う前に、自民党にはもっと議論しなければいけないテーマがあるはずだ。ズバリ裏金事件の反省である。参院選大敗の総括でも、裏金事件を〈国民の信頼を損なう大きな要因になり続けている〉〈不信の底流になっている>と位置づけたのではなかったか。

 ところが、どの候補者も出馬表明では誰ひとり裏金の「う」の字も言いやしない。反省ゼロで昨年の総裁選でも全員、裏金事件の真相解明に向けた再調査を拒否していただけに、君子豹変を求めるだけムダだろう。

 自民の「政治とカネ」にまみれた金権腐敗政治の根っこにある企業・団体献金の見直しにも背を向け続ける。茂木に至っては出馬会見で「政治にはある程度のカネが必要」と居直る始末だ。

 その茂木が幹事長時代に頬かむりを決め込んだ統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着関係だって、いまだ多くの疑念は晴れないまま。韓国の特別検察は18日、「マザームーン」こと、統一教会の韓鶴子総裁の逮捕状を請求。事態は風雲急を告げているのに、まだ知らぬ存ぜぬを続けるのか。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言った。

「韓国の大きな動きは『よその国の出来事』と捨て置けません。韓総裁の逮捕容疑は、尹錫悦前大統領の妻や側近に金品を提供した見返りに、尹政権に教団の事業推進などで便宜を図ってもらった疑いです。カネと票を差し出し、時の政権から恩賞を得る疑惑の構図は、日本のそれと変わりません。安倍政権下で、統一教会の名称変更がすんなり認められたのはなぜなのか。未解明のことはあまたあるのに、なぜ誰も切り込まないのか。世論は『石破首相の続投は支持、自民は不支持』を示したのに、どの候補もその民意に答えを出す気がないのです。不支持の大きな理由は裏金事件であり、統一教会の問題です。国民不信の根源がへばりついたまま、トップの顔を代えても国民から見放されるだけ。参院選総括で『党再生への誓い』に掲げた『解党的出直し』が聞いて呆れます」

党内力学と人気がモノをいう時間のムダ

「世代交代が必要」「今もなお古い自民党の姿が見え隠れしますねぇ。これだと自民党は変わりません」と出馬表明会見で息巻いた小林だが、掲げた5つの主要政策のうち「党改革」は最後の5番目だった。このバカバカしさが、不毛な総裁選を物語る。「解党的出直し」はおべんちゃら。本気で党を変えようなんて、誰ひとりとして思っちゃいないのだ。

 その証拠に、どの候補も裏金、企業献金、統一教会はウヤムヤ。進次郎や高市は今なお党に影響力を持ち、キングメーカー気取りの岸田・麻生詣でに精を出す。党重鎮の一存と「数は力」の党内力学、最後は「選挙の顔」にふさわしい知名度や人気がモノをいう単なる顔見せ興行──。

 18日自民が発表した総裁選のキャッチテーマは「#変われ自民党」ときたから、お笑い草だ。悪い冗談としか思えない。こんな総裁選に国民はもう辟易だ。壮大な時間のムダであり、やらない方がマシ。「国民政党」を名乗るなら、その貴重な時間を喫緊の課題である物価高対策に費やし、国民生活に目を向けるべきだ。政治評論家の本澤二郎氏が言う。

「小泉氏をはじめ、多くの候補が『党をひとつに』とか言って、『挙党一致』を打ち出していますが、『解党的出直し』とは真逆の考えです。それこそ党分裂を辞さない覚悟で自浄能力を発揮すべきだし、そもそも自民がひとつになろうがなるまいが、国民にはどうでもいい話。発想がズレていますよ。直近の国政選挙で2連敗、衆参ともに少数与党に転落しても、国民に見放されている自覚は感じられません。本来、ひとつにまとまるべきは野党の方ですが、いまだバラバラ。自民に『味方』と思い込ませているメディアもだらしないのをいいことに、やりたい放題です」

 今の自民はまさに、ゆでガエル状態だ。長丁場の総裁選で無自覚のまま、もう一度死にゆく運命である。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/172.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 長射程ミサイル、台湾有事…懸念がくすぶる今、安保法で日本は安全になったのか 中谷元・防衛大臣に聞いた(東京新聞 TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/437048?rct=politics





集団的自衛権の行使を一部容認する安全保障関連法が成立してから10年経過した。

9月19日、安保法の廃止を訴える集会が、国会前であったと報道されている。

抗議集会は毎月行われ、今回は118回目だそうだ。

市民団体の不屈の精神とたゆまぬ努力には頭が下がる思いだ。

10年前、国会周辺は安保法制に反対する人、人、人で埋め尽くされた。

今回は、約2300人だったそうだが、「武力で平和はつくれない」との抗議の声は、メディアの力も後押しして、日本全国に発信された。

10年前、当時、国民と共に反対していた国会議員、政党の今はどうなのか・・・。




以下に記事の途中までを転載する。


他国を武力で守る集団的自衛権の行使を可能にした安全保障関連法の成立から19日で10年。抑制的で受動的な戦後の防衛政策を大きく転換させ、日米同盟一体化や他国との連携強化を加速させたことで、戦争に巻き込まれるリスクを高めたとの懸念がくすぶる。違憲立法との指摘はなお根強い。当時、防衛相兼安保法制担当相として200時間超の国会審議に臨んだ中谷元・防衛相に聞いた。(聞き手・坂田奈央)

◆台湾有事をめぐる外交についての意見は

 ──安保関連法で日本は安全になったのか。

 「日米同盟はかつてないほど強固になり、抑止力、対処力が向上した。国民の命と平和な暮らしを守るために必要不可欠なものだ」

 ──どのような状況なら集団的自衛権の行使が認められるのか曖昧なままだ。

 「『存立危機事態』かどうかは個別的、具体的な状況に即して総合的に判断する。武力行使の3要件を満たせば、集団的自衛権の行使も憲法上許されないわけではないと説明してきた」

 ──防衛力強化で念頭にあるのは「台湾有事」だが、回避するための外交努力が不十分ではないか。

 「各国との防...


(これ以降は有料記事のため、私には読むこと叶わず。)


記事の転載はここまで。



まるで禅問答のごとし。


──どのような状況なら集団的自衛権の行使が認められるのか曖昧なままだ。

 「『存立危機事態』かどうかは個別的、具体的な状況に即して総合的に判断する。武力行使の3要件を満たせば、集団的自衛権の行使も憲法上許されないわけではないと説明してきた」


まるでかみ合っていない。

と言うよりは、まともに答えられないのだろう。

情けない。

記者の質問は「『存立危機事態』の具体例を示してくれ」、というものだ。

造語『存立危機事態』の定義

「密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」

『武力行使の3要件』とは次のことを指しているのだろう。

自衛の措置としての「武力の行使」のための「新三要件」

(1)我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること

(2)これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないこと

(3)必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと



こうして言葉の定義を並べてみれば分かり易い。

ちなみに、「武力の行使」のための「旧三要件」はと言えば、

・我が国に対する急迫不正の侵害がある

・これを排除するために他の適当な手段がないこと

・必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと


最も重要なことは、自衛隊の「武力の行使」は、大前提として「日本の主権の及ぶ範囲(領土、領空、領海)内に限られている」ということだ。

それが憲法9条から導き出される日本の防衛理念であり、「専守防衛」だ。

憲法9条は、日本国外での武力の行使を永久に放棄すると宣言している。

安保法制が憲法に違反しているという所以だ。

日米安保条約ですら、日本の憲法に従えば、日本の主権の及ばない範囲では、日本は武力行使はできないという認識があるからこそ、「日本国の施政の下にある領域における・・・」としなければならなかった。

中谷元・防衛相は、

「存立危機事態」を自衛の措置としての「武力の行使」のための「新三要件」に入れたと言っているだけだ。

そのことが憲法違反なのだ。

そして、憲法は集団的自衛権云々以前に、日本国外での武力行使を禁じ、永久に放棄しているではないか。


安保法制を違憲と表明していた立憲民主党は、野田代表になって「現実路線」の言葉とともに「容認姿勢」に転じている。

今や法治ならぬ放置。

何も行動を起こさないまま、既成事実ばかりが積み上がる・・・。

国民の「武力で平和はつくれない」との抗議の声にも水を差す、裏切り行為と断ぜざるを得ない。

立憲民主党 政策集2024の安全保障の章には、

・現行の安保法制については、立憲主義および憲法の平和主義に基づき、違憲部分を廃止する等、必要な措置を講じ、専守防衛に基づく平和的かつ現実的な外交・安全保障政策を築きます。

と明示されている。

立憲民主党 政策集2022の安全保障の章には、

・現行の安保法制については、立憲主義および憲法の平和主義に基づき、違憲部分を廃止する等、必要な措置を講じ、専守防衛に基づく平和的かつ現実的な外交・安全保障政策を築きます。

と明示されていた。


立憲民主党 政策集2021の安全保障の章には、

○現行の安保法制については、立憲主義および憲法の平和主義に基づき、違憲部分を廃止する等、必要な措置を講じ、専守防衛に基づく平和的かつ現実的な外交・安全保障政策を築きます。

と明示されていた。


違憲部分を廃止したのか?

必要な措置は講じたのか?

この10年間で、何をしたのか?

何かしたのか?

立憲民主党。


ここでも憲法違反は放置されたままだ。

それでも国民は「武力で平和はつくれない」との抗議の声を途絶えさせることはない。

これからも、安保法制が廃棄されるまで・・・続く。








http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/173.html
記事 [政治・選挙・NHK298] 自民党総裁選「小泉進次郎vs高市早苗」の一騎打ちにとんだ“伏兵”現る 永田町番外地(日刊ゲンダイ)

自民党総裁選「小泉進次郎vs高市早苗」の一騎打ちにとんだ“伏兵”現る 永田町番外地
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/377837
2025/09/21 日刊ゲンダイ


小泉支持を表明した加藤財務相(C)日刊ゲンダイ

「勝信さんが小泉陣営を応援すると聞いて、驚きました」

 加藤勝信財務相の義姉であり安倍内閣の官房参与だった加藤康子氏が15日に自身のフェイスブック上で放ったこの一言が、自民党総裁選の行方に少なからずの影響を与えそうだ。康子氏については故・安倍晋三元首相の実父、晋太郎元外相がかつて率いた安倍派清和会の四天王と呼ばれた故・加藤六月元農相の“娘”と言った方が永田町界隈、あるいは加藤家の地元岡山では通りがいいかもしれない。六月の次女・周子と結婚した勝信は入り婿である。

「安倍晋三先生に生前、『高市応援』を頼まれました、その時のやりとりを鮮明に覚えています。その言葉を胸に高市勝利を目指してブレずにがんばりましょう!」

 康子氏はこう言って自身のFBを締めくくった。

 康子氏はまた、17日付の産経新聞紙上でも、高市が令和3年9月の総裁選に初出馬した際の安倍とのやりとりについて、「安倍氏は『高市さんを頼む』と。勝信さんにも『頼んでいる』と言っていた」と証言した。

 その勝信が高市ではなく、小泉陣営の選対本部長に就任する。

「康子さんにとっては驚きではなく、怒りでしょうね。安倍家とは家族以上の付き合いでしたし、晋三さんとは幼馴染みで妹のように可愛がってもらった。勝信が重要閣僚を歴任し首相候補とまで言われるようになったのは、一にも二にも晋三さんのおかげ。安倍家との強い結びつきがあったればこそです」(自民党ベテラン職員)

 つまり勝信は、その大恩ある安倍元首相の意向に背を向け、しかも、さかのぼれば晋太郎亡き後、派閥の有力後継候補だった六月に対し、森喜朗と手を組み追い出した小泉純一郎の息子・進次郎の応援団を買って出たわけだ。

「加藤は前回総裁選に出馬したが、推薦人にも裏切られて16票しか取れずに最下位に終わったことから、今回は勝ち馬の進次郎に乗った。幹事長狙いが透けて見えます」(全国紙デスク)

 しかし、その勝信の縁深き安倍-加藤両家に対する裏切りが、かえって安倍後継の高市の政治的求心力を高めることになるかもしれない。

「康子氏の怒りは永田町に瞬く間に広がり、小泉陣営はザワつき、高市陣営にはいい意味の緊張が走っている。康子氏は何なら次の衆院選で加藤勝信氏(岡山3区)の対抗馬に立つとまで息巻いているそうです。実際、知らない関係でもない参政党の神谷(宗幣)代表が興味を示しているようです」(前出のデスク)

 自民党総裁選は週明け22日告示。とんだ“伏兵現る”か。 (特命記者X)

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/174.html

   

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