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2025年10月07日00時35分 〜
記事 [政治・選挙・NHK298] (1)陸自の現地トップが、地元住民を怒鳴りつける異常 日本政府が進める南西防衛のペテン(日刊ゲンダイ)

(1)陸自の現地トップが、地元住民を怒鳴りつける異常 日本政府が進める南西防衛のペテン
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/378485
2025/10/06 日刊ゲンダイ


問題幹部の処分もしない(中谷元防衛相)/(C)日刊ゲンダイ

 台湾有事や中国の脅威を理由に、日本政府が急ピッチで進めている南西諸島の防衛力強化。

 しかし、このまま進めて大丈夫なのだろうか。はたして、地元軽視の態度で防衛力強化はできるのだろうか。

 それを考えさせる事態が宮古島で起きた。陸自現地部隊トップの比嘉隼人1等陸佐が、基地反対派を怒鳴りつけた事件だ。事件が起きたのは、8月6日である。県が管理する観光施設「いらぶ大橋海の駅」駐車場で抗議活動をしていた市民団体に対して、比嘉1等陸佐は「許可を取れ」「早く取って来い」と詰め寄ったという。市民団体は、駐車場で休憩していた隊員に、抗議活動の一環として「皆さん、おはようございます。迷彩服姿のむこうに、きれいな朝日を見るのは残念です」と声をかけたという。

 これは、前代未聞の事態である。相手が反対派でも、隊員は穏当真摯に接するという原則に反している。しかも事態を収める立場の士官、それも指揮官が率先して、事を荒立てたのだ。

 さらに「相手を見て怒鳴ったのではないか」との疑問も湧く。反対派だから怒鳴っても大丈夫、むしろ身内の陸自や防衛族、右派は、強い態度を称賛してくれるはず。そう判断したのではないか。

 比嘉1佐は陸自で最難関のCGS課程を出ており41歳で1佐昇任、昔の軍隊の階級でいえば陸軍大佐のエリートだ。定年が見える50歳を越えて、お情けで1佐にしてもらった「CGSは出たけれど」組ではない。

 その後、比嘉1佐は、市民団体に謝罪している。しかし、謝罪時の服装も疑問を補強する。本来なら正装と呼ぶジャケットとネクタイ着用である。場所も接遇用の公室ないし、士官室とすべきである。だが、謝罪時の服装は略装と呼ぶ開襟シャツ、場所も会議室で、お茶の接遇もしなかった。

 そして、実際に大丈夫で済んだ。中谷防衛大臣は「市民とのやりとりにすぎない」とおとがめなしにした。陸自中央が処分する話もない。

 昔なら左遷はした。処分はともかく誰が見ても閑職に回した。それをもって地元へのケジメとし隊内への戒めとした。

「地元には高姿勢」「身内には甘々」

 だが、今の防衛省はそうはしない。第2次安倍政権以降での辺野古ほかにおける態度が示す通り「地元には高姿勢」「身内には甘々」である。

 これでは防衛強化は進まないだろう。地元の理解がなければ基地の安定利用はできないからだ。それも賛成派の支持を高めるだけではダメだ。反対派にも必要性は理解してもらわなければならない。賛成してもらえなくとも反対の水準を引き下げる。それが本来の地元対策のやり方だ。

 逆に今回は「べからず」を残らずやっている。怒鳴ったのも、形だけの謝罪も、おとがめなしも、そもそも発端となった必須でもない迷彩服着用での市内訓練もそれである。 (つづく)


文谷数重 元3等海佐・軍事研究家

1973年、埼玉県生まれ。早大大学院修了。元3等海佐・軍事研究家

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/249.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 大逆転で高市早苗が新総裁に、その裏側と今後…暗黒の翼賛政治前夜の様相(上)まず幹事長が麻生派から。国民も呆れた旧態依然(日刊ゲンダイ)

※2025年10月6日 日刊ゲンダイ1面


※紙面抜粋


※2025年10月6日 日刊ゲンダイ2面

大逆転で高市早苗が新総裁に、その裏側と今後…暗黒の翼賛政治前夜の様相(上)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/378479
2025/10/06 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

まず幹事長が麻生派から。国民も呆れた旧態依然


裏金議員待望の高市早苗新総裁(C)共同通信社

 小泉が自滅して、裏金議員待望の高市新総裁が誕生したが、「解党的出直し」とは程遠い茶番劇。とはいえ、タカ派首相が新たな連立に成功すれば、永田町の風景は一変するだろう。この先、何が起こるのか、有権者は監視と覚悟が必要だ。

  ◇  ◇  ◇

 自民党総裁選は高市早苗前経済安保相と小泉進次郎農相が決選投票に進み、党員票、国会議員票ともに高市が制し、女性初の新総裁に選ばれた。

 高市が決選投票で獲得した国会議員票は149、小泉は145。議員票では「劣勢」と見られていた高市が逆転できたのは、直前になって麻生太郎最高顧問が麻生派所属の議員に「高市で行け」と大号令をかけたからだ。

 この一事で、今度の総裁選の茶番ぶりが分かる。「#変われ自民党」なんてキャッチフレーズを掲げ、「解党的出直し」なんてうそぶいていたが、最後は従来通り、派閥の大ボスの意向で、結果が決まったのである。

 それも麻生といえば、御年85歳だ。世襲の権化、1年も持たずに政権を追われた首相失格者である。自分は裏金に関係ないような顔をしているが、たまたま時効になっただけで、麻生の秘書だった薗浦健太郎元衆院議員は政治資金規正法違反で起訴されている。

 普通であれば、とっくに引退。相手にされなくなるところだが、そんな麻生に高市陣営は連日のように面会を求め、「(高市政権になったら頼りにするのは)もちろん、麻生先生です」などと持ち上げていたと朝日新聞が書いていた。あり得ないような感覚だ。

「世の中はAIの時代を迎え、とんでもないスピードで変わっている。ところが、自民党だけが1950年代の感覚なのです。つまり、数は力、力は金です。それが分かった総裁選ではなかったか。高市陣営は麻生氏にすがったが、小泉候補の後ろには菅元首相がいて、林候補には岸田前首相がいた。3人の元首相の権力争いに見えました。だって、そうでしょう。5人の候補がマトモに論戦を交わしましたか? 裏金問題はきれいにスルーし『みんな仲良く』でキズをなめ合っていた。そんな薄気味悪い総裁選の裏で、各候補はキングメーカー詣でを繰り返していたんですからね」(政治評論家・野上忠興氏)

 頼られた麻生が高市に乗ったのも国家・国民のことを考えたからではない。

「どっちが勝つかというより、自分が持っている票を乗せたら、どこが勝つのかを見極めていたのだと思います。そうすれば、一番、高く恩を売れますからね」(政治ジャーナリスト・山田惠資氏)

 そこで最後は茂木陣営にも高市に票を回させて、恩を売った。

「小泉に見切りをつけた裏には陣営に嫌いな河野太郎衆院議員がいたからともっぱらです」(永田町関係者)

 こんなレベルの総裁選だったのである。論功行賞の麻生は自派からの幹部登用を約束させたのか、イの一番に鈴木俊一総務会長の幹事長への横滑り起用が固まった。ずいぶん軽量級だが、後ろ盾の麻生が仕切るつもりだ。麻生自身は副総裁なんて、報道もある。バカバカしいったらありゃしないが、こんな猿芝居で国民を欺けると思ったら大間違いだ。

仲間割れで自滅、パペット小泉に「次」はなし


周囲もヒドいが本人もダメダメだった…(C)J MPA

 それにしても、本命と目された進次郎の負けっぷりはヒドかった。先月22日、告示日の出陣式には代理を含め衆参合わせて92人の議員が集まったが、総裁選1回目の議員票は80票。12人が裏切ったわけだ。ペーパー読み上げやステマ問題の影響で、多くの議員に愛想をつかされたのか。

「完全な戦略ミスだ」とは進次郎陣営の関係者だ。

「陣営幹部は『議員票が110に届きそうだ』といった情報を流し、勝ち馬効果を狙いましたが、『勝ちたきゃウチに来い』と“上から目線”に映ったようで、裏目でした。また、選択的夫婦別姓など微妙なテーマへの言及を避けたことで、進次郎さんへの期待感もしぼんでいったようです」

 さらに、陣営で内紛まで勃発していたというのだから、どうしようもない。陣営幹部らは主導権争いを展開。進次郎政権で重要ポストを得るために功を争っていた。その結果、足並みが揃わなかったとみられている。

「ステマ問題の責任を広報班長の牧島かれん衆院議員に取らせていたが、主導したのは小林史明衆院議員の事務所。それに、選対本部長は加藤勝信財務相だ。2人のどちらかが辞めるべきなのに、新内閣でのポストに目がくらんだのか、頬かむりです。陣営の幹部連中は自分のことばかり考えていたようだ」(同前)

 周囲もヒドイが進次郎本人もダメダメだった。決選投票前の最終演説は中身も迫力もなし。「次」はないのではないか。

「党重鎮をバックにつけた進次郎氏は今回、いかにも『軽い神輿』という風情でした。担いでもらうために周囲の話を聞き、世論を二分するテーマへの言及は封印。これでは、次の総裁選も厳しい。特に、歯切れのよさに期待している党員はソッポを向くでしょう」(ジャーナリストの横田一氏)

 自滅したパペット進次郎はもう終わりだ。

自身の発言は根拠レス、言論弾圧にはシャカリキの危険な正体


挙党一致を演出するも、次は何をするか…(C)共同通信社

 進次郎を尻目に党員票を大量にかっさらって勝利した高市だが、言動は危うい。

 特にヒドいのは、奈良公園の鹿を巡る発言。告示日の所見発表演説会で「(外国人観光客の中に)足で蹴り上げる、とんでもない人がいる」と断じたが、2日後の日本記者クラブ主催の討論会で根拠を問われると「自分なりに確認した」とゴニョゴニョ。“訪日外国人はならず者ばかり”とミスリードした格好だ。

 自身の発言は根拠レスなのに、他者には厳しいのが高市流だ。

 特に、メディアへの言論弾圧は見過ごせない。安倍政権下の総務相時代には、放送局の電波停止にまで言及していた。

 さらに、危険な正体が見えたのは、2023年に発覚した総務省の「内部文書」問題を巡る対応だった。立憲民主党の小西洋之参院議員が入手した内部文書には、14〜15年に安倍官邸と総務官僚が「放送法」の解釈改変について協議した経緯が生々しく記されていた。

 TV局に圧力をかけたい意図がミエミエで、高市の〈民放相手に徹底抗戦するか。TBSとテレビ朝日よね〉という発言も記録されていた。

 結果的に、政府は「放送事業者の番組全体を見て判断する」としていた放送法の「政治的公平」について、高市が15年に「一つの番組を見て全体を判断するのは当然」と答弁したことにより、解釈を変えてしまったのだ。

 小西議員が言う。

「あの文書は、放送法の解釈改変による言論弾圧を懸念する総務官僚よる信念の告発でした。それに対し、高市氏は国会で『悪意を持った捏造』と答弁。『すべて部下のせいだ』と言い切ったのです。また、私が『捏造でない場合は大臣も議員も辞めるか』と聞くと『結構です』とも答えました。最終的に文書作成者の3官僚は『捏造などしていない』と証言しましたが、高市氏は何の責任も取っていない。自由と民主主義の根幹を積極的に破壊し、自分の行為に何の責任も持たない人物が行政の最高責任者に就くなど、あってはならない。強い危機感を覚えます」

 次は何をしでかすか。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/250.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 大逆転で高市早苗が新総裁に、その裏側と今後…暗黒の翼賛政治前夜の様相(中)さっそく高市礼賛、大メディアのオメデタさ(日刊ゲンダイ)

※2025年10月6日 日刊ゲンダイ1面


※紙面抜粋


※2025年10月6日 日刊ゲンダイ2面


※2025年10月6日 日刊ゲンダイ3面

大逆転で高市早苗が新総裁に、その裏側と今後…暗黒の翼賛政治前夜の様相(中)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/378480
2025/10/06 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

維新、国民、参政、保守党が秋波を送る高市との一致点


ミギミギ高市早苗・新総裁大好き(C)日刊ゲンダイ

 これだけ危険な政治家をすんなりと首相にしていいのか。衆参両院とも少数与党の状況で、野党が臨時国会の首相指名選挙で団結すれば「高市新総理」の誕生を阻止できるが、野党はてんでばらばら。連立拡大を視野に「こっちを向いて」と言わんばかりだ。

 日本維新の会は「進次郎勝利」を前提に連立協議に備えていたが、手のひら返し。連立協議について、吉村代表が「正式に打診があれば協議するのは当然」と前のめり。積極財政の主張が高市と近い国民民主党も政策協議に前向きの姿勢だ。玉木代表は高市の憲法改正や安全保障政策などの基本姿勢に共感し、「かなり一致する部分も大きい」と言ってのけた。

 排外主義的と批判される政党も高市の味方だ。参政党の神谷代表は「政策が近い。国益にかなう政策には協力を惜しまない」とコメント。日本保守党の百田代表は自身のXに「彼女が前向きに考えている『スパイ防止法』の制定を推し進めるなら、協力を惜しみません」と投稿した。

「高市氏に秋波を送る4党はスパイ防止法の制定で一致し、当の高市氏も『外国勢力から国を守る』と制定に意欲マンマンです。40年前に自民が最高刑死刑の法案を提出。何が『国家機密』で何をもって『情報漏洩』とみなすのか、政府の恣意的な判断が可能で、国民の思想・信条の自由を侵害するとの反発から廃案になった経緯がある。しかも高市氏は日本版CIAと言える『国家情報局』設置も主張。敵国の情報収集や撹乱を目的とする戦争遂行に不可欠な情報機関の創設にまで踏み込んでいます。排外主義をあおる勢力が『自民ノー』の民意を無視して『戦争できる国』づくりに着々。まさに暗黒の翼賛政治前夜の様相です」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

さっそく高市礼賛、大メディアのオメデタさ


安倍流「美しい国」の信奉者(C)共同通信社

 自民党による総裁選電波ジャックにホイホイ乗った大メディア。自民の「形だけ変わったふり」の目くらましに加担しているのだから、どうしようもないが、高市総裁誕生で、ますます、これがエスカレートしそうだ。

「女性初」ということで、高市の若い頃の映像をこれでもかと流し、キャスターだった過去をクローズアップ。趣味はスキューバダイビング、阪神ファンの和製サッチャーなどと、これでもかと「ワイドショー的ネタ」を報じているのだ。この調子だと、連日、高市の話題で持ちきりになりそうだが、おめでたい話だ。

 高市といえば、TVメディアがもっとも警戒しなければならない相手だからだ。総務相時代に「政治的公平性」をうたった放送法4条を拡大解釈し、電波停止の可能性にまで踏み込んだのは周知のとおり。一番、危険な総裁なのである。

 女性初が注目されているが、選択的夫婦別姓には反対し、安倍流の「美しい国」の信奉者。社民党の福島瑞穂党首は「自民党初の女性総裁と言われてもジェンダー平等に背を向けてきた人なのでうれしくない」とバッサリだ。

 それでも高市を礼賛する大メディアの背後には亡霊のような安倍の影がチラつく。

「TV局のトップはどこもかしこも安倍シンパでした。彼らの中には依然として、安倍元首相への郷愁みたいなものがあるのかもしれない。その延長線上で、自称・安倍後継者の高市さんも応援するのだとしたら勘違いもいいところです。安倍政治というのは、メディアによってつくられた虚像です。それどころか、政治とカネや森友問題で政治への信頼を失墜させた。安倍政治を全面的に見直さなければいけないのに、安倍ベッタリ総裁誕生で騒ぐのはいただけません」(野上忠興氏=前出)

 これ以上の電波私物化はやめて欲しい。

サナエノミクスで株価は高騰、インフレ加速、格差拡大


史上最高値更新でも…(C)日刊ゲンダイ

「責任ある積極財政」を掲げる高市に、市場は歓迎ムードだ。総裁選前日の3日、日経平均株価は4万5769円で取引を終え、先月25日以来の史上最高値を更新。アベノミクスの金融緩和・財政出動路線を継承する「サナエノミクス」を意識した「高市トレード」が再来しそうだ。

 高市が打ち出している経済対策は、財政規律を度外視したメニューばかり。中小・小規模事業者の賃上げ補助のため地方向け交付金の拡充を掲げるが、肝心の財源については赤字国債の増発も「やむなし」との立場だ。

 一方、参院選前に掲げた食料品にかかる消費税0%に関しては「選択肢として放棄しない」と言いつつ、消極的な姿勢を崩さない。

「結局のところサナエノミクスもアベノミクスと同様、国民生活よりも企業活動を後押しすることを優先しているのです。円安進行によって収益増を見込める大企業や市場は歓迎するでしょうが、インフレに苦しむ個人をないがしろにしていることに変わりありません。企業が儲かれば国民生活も潤うというトリクルダウンを前提として大規模緩和に邁進してきた結果が、今の『安い日本』です。同じ路線では、円安・物価高の加速は免れません」(経済評論家・斎藤満氏)

 長引く物価高について、高市は「デフレではなくなったと安心するのは早い」と言ってはばからない。日銀の「10月利上げ」に暗雲が垂れ込めてきた。

「物価高の是正に利上げは待ったなしですが、この期に及んでまだ高市氏は低金利策にこだわっています。富める者は株高に沸き、貧しき者はますます物価高に喘ぐことになる。経済格差・分断が深まっていくでしょう」(斎藤満氏)

 高市は「強い日本」と繰り返すが、やろうとしていることは「日本のバーゲンセール」に他ならない。




http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/251.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 首相指名で野党結集呼び掛け 立民「勝てる可能性ある」(JIJI.com)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025100700113&g=pol




「勝てる可能性ある」


いやいや、勝ってるでしょ。

少数与党って、そういうことでしょ。






以下に記事の全文を転載する。


立憲民主、日本維新の会、国民民主、共産、参政、日本保守の野党6党と衆院会派「有志・改革の会」の国対委員長らは7日、国会内で会談した。立民は石破茂首相の退陣表明に伴う首相指名選挙に向け、野党統一候補の擁立を呼び掛けた。国民民主は党内に伝えるとして回答を保留した。

 自民党の高市早苗総裁の就任を受け、自民、公明両党の関係はぎくしゃくしている。立民の安住淳幹事長は記者団に「(野党側からの首相選出が)リアルな話になってくる」と指摘。立民の笠浩史国対委員長も「野党がまとまって対応すれば首相指名で勝利する可能性もある」と語った。

 野党各党は7日の会談で、臨時国会の早期召集を求める方針も確認した。

 政府・自民は当初、臨時国会を15日に召集し、首相指名選挙を行う日程を描いていた。しかし、自民が公明との政権継続を確認し、一部の野党と連立拡大も見据えて協議するのに一定の時間を要するとして、ずれ込む可能性が出ている。


記事転載のはここまで。



未だに政権交代出来ていないのは、野党が「党利党略」に走り、この道を越えれば政権交代だというその横断歩道で、右だ左だと「排除の論理」を振りかざし、あげくの果てには好きだ嫌いだと・・・。

そういうことでしょ?

民意は「政権交代」を望んでいることは間違いない。

それを拒んでいるのは、自公ではなく、明らかに野党だ。

どの党かは言わなくても明らかだ・・・。

そんな野党にも国民は怒っている。

政治の利益は政党が得るものではなく、「・・・その福利は国民がこれを享受する。」

それが、憲法の求める「政治の姿」だ。


そういうことでしょ。







http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/252.html
記事 [政治・選挙・NHK298] 自民派閥抗争の仁義なき戦い(植草一秀の『知られざる真実』)
自民派閥抗争の仁義なき戦い
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/10/post-f7f514.html
2025年10月 7日 植草一秀の『知られざる真実』

「解党的出直し」と叫ばれたが自民党は最終的に解党して出直しすることになる公算が高い。

派閥解消と叫ばれたが派閥は残存している。

名目上も解消しなかったのが麻生派。

それ以外の派閥は名目上解散した。

しかし、実体として残存している。

党首選で高市氏が勝利したのは麻生派が高市氏支持に回ったから。

1年前の党首選では石破氏が高市氏を決選投票で破って勝利した。

総理経験の菅義偉氏、岸田文雄氏が石破氏を推した。

麻生氏が推した高市氏は敗北。

選挙後、石破推しの菅義偉氏が副総裁に就任。

麻生氏は最高顧問に祭り上げられた。

今回は麻生氏が推した高市氏が党首選に勝利し、高市推しの麻生氏が副総裁に就任した。

決選投票で高市氏を推したのは小林鷹之氏と茂木敏充氏。

1回目投票で麻生派から票を回してもらっていた。

それと引き換えに決選投票で小林氏支持勢力、茂木支持勢力が高市氏に投票。

高市氏が当選を果たした。

新体制では麻生氏が副総裁に就任。

党のナンバー2である幹事長には麻生氏の義弟にあたる鈴木俊一氏が就任。

茂木氏は本人が希望する外相への就任が有力視されている。

総務会長には麻生派の有村治子氏が起用され、政調会長には高市氏と政治主張が近い小林鷹之氏が就任した。

選挙対策委員長には麻生氏にも近い古屋圭司氏が就任。

国対委員長の梶山弘志氏、組織運動本部長の新藤義孝氏、広報本部長の鈴木貴子氏はいずれも茂木氏を支援した茂木派議員。

さらに裏金議員の萩生田光一氏を幹事長代行に起用した。

麻生派、茂木派、小林グループが実権を握り、岸田文雄系列、菅義偉系列を徹底的に干す人事が動き始めた。

文字通り血で血を洗う暴力団さながらの派閥抗争が展開されている。

派閥抗争だけでなく政治理念・基本政策においても自民党は寄り合い所帯。

共通するのは対米隷属の一点。

ここで括られているのが自民党。

しかし、政治理念・基本政策では

極右、中道、新自由主義

の三つに割れる。

これに関連して、多くの野党勢力はこの三つのカテゴリーに分類される。

極右の保守と参政。

中道の国民民主と公明。

新自由主義の維新。

立民は中道と新自由主義の寄り合い所帯である。

わずかに対米自立・リベラルの改革勢力が残存している。

政治理念と基本政策で政党分化が行われるべきだ。

自民党を解党して、それぞれを極右と中道と新自由主義の野党と合体させる政党再編が行われれば政治が分かりやすくなる。

今回は自民極右が実権を握った。

しかし、この路線と公明の中道路線との間には乖離がある。

現在の衆院議員構成を見ると

公明、立民、維新、国民の4党で237議席になり、衆院過半数を超える。


公明が連立政権から離脱して立民、維新、国民と連携すると衆院過半数を確保する。

ただし、参院では過半数に届かない。


極めて流動的な状況を生み出す客観情勢にあるが、高市氏は麻生氏の意向を受けて極端な人事を遂行している。

このことが自民党分解を加速させる作用を発揮するかも知れない。

仮に高市首班で政権が樹立されるとしても党内の不満は鬱積し、造反者が野党と連携して内閣不信任案を可決する事態が近い将来に示現する可能性もあるだろう。

自民党が派閥抗争に明け暮れるなら、この党の終焉は一気に前倒しされる可能性が高い。

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