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GLA高橋佳子「世紀末大変動(=ハルマゲドン)」という脅しをかけた『真創世記』黙示編
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投稿者 罰天使 日時 2003 年 12 月 18 日 12:10:09:.cqmwk1ePLJyg

GLA高橋佳子「世紀末大変動(=ハルマゲドン)」という脅しをかけた『真創世記』黙示編

 高橋佳子名義の『真創世記』黙示編には、前2冊と傾向を異にし、ある種「予言編」のおもむきがあります。そこで語られる20世紀末から21世紀にかけての時期について、1977年当時になされた「予言的記述」は、「世紀末・世界終末説」「人類の大破滅と大変革の同時生起説」をベースにしたものです。
 私は、これを「ハルマゲドン」説として、本稿で用いることに致します。

「ハルマゲドン」は、オウム真理教でも用語として使われたので日本全国に有名になった言葉です。オウム事件が起こったあとは、さすがに人前で言いにくくなりました。
 知人の中には「ハルマゲドン」の一語を人前でしゃべったところ、「ハルマゲドン? おまえ、オウム?」と、毛嫌いするような目で見られた人もいたようです。

「ハルマゲドン」は、英語だと「アルマゲドン」と発音し、B・ウィリス主演の映画のタイトルにもなりました。出典は、新約聖書の末尾の書「ヨハネの黙示録」(第16章16節)にあります。詳細は下記ですので、ご参照ください。「ハルマゲドン=世界最終戦争・人類大破滅」のようなオウム真理教的な解釈は、「黙示録」研究のごくごく一面にすぎません。(まあ、世界最終戦争説の方が、刺激的で面白いですが。私も若いころは、そういう解釈しかないと信じてました・・・泣)

ハルマゲドン(アルマゲドン)
http://www.asahi-net.or.jp/~QI3M-OONK/tosyokan/fantasy/w-armageddon.htm
http://www.page.sannet.ne.jp/hayashi-ta/prophet/harumagedon.html
聖書研究「ヨハネの黙示録」
http://members11.tsukaeru.net/lutheran/revelation001.htm


●『真創世記・黙示編』目次内に見られる「ハルマゲドン思想」的表現の見出し
(この目次見出しも平井和正氏の作成によるものでしょう)

・有機的文明の崩壊
・文明が崩壊する日
・警告者
・残り時間、何を為すべきか
・最後の審判
・最後の審判はいつ来る?
・破滅への道
・宇宙の均衡が狂えば
・人の心が呼ぶ大変動
・物質文明の破局

●『真創世記・黙示編』の「ハルマゲドン思想」を書いた本文中の記述

*宇宙文明のピークにたどりつくには、浄化の過程を通過しなければなりません。その洗礼は避けることはできないのです。P40

*自分が長い転生を重ねてきた存在だということを、幼い時分から思い出す人間が今後増えてくるのではないでしょうか。それは自分が霊であることを自覚している人間たちの時代の到来を意味しています。
 そして多くの目覚めていない多くの人々が、幼くして自覚した人間たちを見守っていく時代がやがて来るのではないでしょうか。それにはまだまだ時間を必要とするでしょうが、自己の霊性を認識した人間達が、今後、増加の一途をたどることは間違いありません。P41

*光の天使は次のように語ります。
 これからは、あなたがた人間の心の中に、二つの力の闘いが始まるだろう。愛を行う者もいれば、表面的にのみ愛と慈悲を唱え、心は自己中心の物質的幸せだけを追及する者もいる。心に愛を持つ者と持たざる者が、今後は明確にわかれてくるであろう。P46

*人類がこのままでいくなら、過去に犯したのと同じ大きな過ちを犯すことになるかもしれません。人々が原水爆でこの地球を滅ぼすのより早く、もっと巨大な宇宙の力が、地球に致命的な変化をもたらすことは確実なのです。もうすでに、人の心においても、大きな現象は地上のあちこちに生じています。P123

*人々が想像するよりはるかに長い期間、人類は興亡を繰り返してきて、人類自体の手で滅亡し、あるいは地質的な大変動による断絶を経験してきているかもしれないのです。P129

*現在、人類の築いた高度な科学技術文明が、破壊的な風潮を示しつつ、頂点へ向かいつつあるとき、P130

*文明というのは、加速されたときには、ものすごい上昇ぶりをしめすということです。考えてみれば、現代の科学技術文明も、わずか二百年間で急カーブを描き、急上昇をしています。加速された文明は、急激な崩壊点を用意されます。P144

*神の波動と人間の自己顕示欲の波動は完全に食い違ってしまいます。そして神の細胞である地球の意識との間にブレが生じ、多くの天変地異が起きてくることになります。P145

*地球自体の周期と人間の想念エネルギーが一致したときには、相乗効果というものが現われます。そして、思わぬ結果にいたったことも非常に多いのです。また地球の構造自体もさほど堅牢なものではなく、不安定としかいいようがありません。(中略)自己中心の人間意識と、宇宙意識のギャップが、次々に大きな現象を生み出してゆきます。(中略)
 本音と建前のくいちがいは今後、人類の死活問題になるでしょう。(中略)人々の心が呼ぶ天変地異は、地球の周期的な浄化作用と相まって、次々に各地において大きな変動をもたらしていくでしょう。
 すべては原因があり結果が生じるのです。その因果の法則を、何人たりとも破ることはできないのです。P146-147

*異常気象や、地震による災害が続出しつつありますが、この程度のことではすみそうもありません。P197

*物質文明(中略)について言えば、今後もひじょうに進展を遂げ、そして急激に衰退するような大きな現象が、未来に起きてくるでしょう。(中略)人類が、人間の本質である魂の存在に目覚めなければ、破局は必至といえるでしょう。

*物質文明には限界があり、すべてそれ以上の発展を見ることは不可能です。(中略)いずれも均質化し行きつくところまで行きついたのではないでしょうか。P198

*人類が21世紀の宇宙にはばたくとき、人知では計り知ることのできぬ多くの事柄が、その前途に現われてくるでしょう。今は浄化の過程であり、これより多くの驚異的な諸現象が勃発してくるでしょう。長い歴史の中に造られてきた人々の想念によって。P232

*未来の啓示(これより未来に起こりうること・遠きも近きも)P204-207全文
 靄のような白いものに地球が覆われているのが見えます。世界は二つに分かれると、声が告げています。けれども、これは近い未来ということではないようです。
 この地のうちで、やがて海の底となる地が出てきます。空から白いものが降っています。その白いものは人体に有害であり、それを受けると大きな異変が生じるでしょう。
 各地で大きな火の粉が降り、地が揺れます。大地は裂けて、人々は地中に呑みこまれてゆきます。これは近い未来に起こるでしょう。 
 赤きものと白きものが互いを義となし、傷つけあい、相手に打撃を与えるべく大きな戦闘を仕掛けます。古きものが過去の姿を再び人々の前に姿を現すことでしょう。そして、真の系譜を人々は論争に末、知ってゆきます。
 各地には大津波、公害による災害が連続します。地球の性質、地球の持っている平衡を壊すような、大きな衝撃が地球上に生じた場合、地球のエネルギーの転換が起こります。即座に起こるのではなく、初めは序々に、時間を経るに従って急激に加速されてゆきます。あらゆる困難が連続し、地球は人間たちが恐怖してやまない事態に陥るでしょう。
 地上に多くの魔王が降りて、人々の心を征服し、その者たちは魔の意のままに操られ、彼らはおのが利のままに、民衆を支配してゆくでしょう。しかし、民衆は圧力に抗して立ち上がり、大きな力を打ち破ります。P204-205

 長き想念の磁場である青き星のもと、邪悪なるネロが再び甦り、その力を示してゆきます。幼い者たちは、多くの矛盾した行為をなし、惜しみなくその命を無下に失ってゆくでしょう。人々の心は荒廃し、悲しみの時が訪れるでしょう。その心は愛ではなく、人はみな憎しみの心をもって、無残な殺戮が繰り返されるでしょう。
 高い地位を持った人々が、約束をたがえて、人々の手により、その地位を失うでしょう。北の大陸より、心ない人たちが、自己のために、その手を裏から伸ばしてくるでしょう。最高の文明を誇る都市に異常現象が起こり、冷たい風が吹くでしょう。未確認の遭難事故が起こり、その所在を知ることも不可能でしょう。
 大きな発見がなされ、人々は目を見張るような事実を知るでしょう。それは太古から存在しながら、人々の目にとまらなかったもので、人々はようやくそれに気がつくのです。あらゆる現象が生じてきます。それが現在の人間の想像を超えるもので、宇宙的な規模を持っています。
 多くの人々は信ずべき規範を失い、各国の自己主張は激化してゆきます。心なき動乱の国々には、地震をはじめ多くの災害が起こってゆくでしょう。
 赤きものは白きものを攻め、赤き人は自分たちの力を増大させ、思わぬ手により白き人は追撃されます。やがて科学では説明のつかない現象が起こるでしょう。人々は戦いに疲れ、多くの病と飢えと苦しみを背負う時代がきます。
 その時に大きな力が現われます。かつてなかったように、やがて若者たちが、真の智慧と行動力と勇気をもって立ち上がる時が来るのです。
 そして、宇宙科学と宗教が一体化しうる時がくるでしょう。また、いかなる遠き未来においても、長き苦しみの浄化の時を越えて、光輝ける未来が待っているのです。それは多くの肉を持ちたる人々も、霊として存在する人々にとっても・・・。それは21世紀より大きく幕開けしてゆくことでしょう」 P206-207

●『真創世記』が書かれた時期に、直接の関係者だった平井和正氏の、当時についての証言。

異色対談:平井和正VS犬神明(SFアドベンチャー.1986年8月号/徳間書店)
P53-54の平井和正と南山宏両氏の対談

南山:平井さんは1977年というのは・・・。
平井:ちょうど高橋佳子さんのところで活動をしていたことにあたります。あのときに初めて、ハルマゲドンが地球に起ころうとしていることを教えられ、もう時間がないということで、大変な切迫感があったんです。それがちょうど1977年7月という、7がいくつも並ぶときなんです。
平井:カバラでいうと、1977年7月というのは大変な数になるらしいんです・・・。
  これはぼくもあまり話したくないことだけれども、大変なことが起こるということは、高橋佳子さんが口癖のように言い、もう時間がない時間がないといってせき立てるわけ。こちらがあわをくらっちゃうほど、せき立てられる。『もうほんとに時間がないんです』つまりハルマゲドンに関してですが、もうすでに起こっているということなのね。ところが7月を過ぎてから一言も言わなくなった。不思議なこともあるもんだと今でも思っているんです。
南山:そのとき平井さんがまとめたのが『真創世記』になるわけですね。
平井:それはもう少し前になります。半年ぐらいにわたってやっていた仕事です。
  その7月が過ぎたら、パタッと沙汰やみになっちゃって、なんであんなに時間がないと言われたのかさっぱりわからない」

●「ハルマゲドン思想」で会員や読者の精神に激しい強迫行為(作為的煽動)をおこなった高橋佳子

 これらの「黙示編」における「1977年を現在とした20世紀末から21世紀にかけてのハルマゲドン的予言」の数々のうち、どれだけが「成就」したか、思い返してみてください。
 すでにこれらの「予言」から30年近くの歳月が過ぎ、21世紀に入りました。もはや、はずれまくりの「脅し」「はったり」であることは明白でしょう。
 平井氏のいうように1977年に、なぜこれほど「文明の危機説」をあおりたて、会員のみならず、当時の私のような一般読者まで、焦慮するような文面を書かせたのか、たしかに疑問です。
 しかし、「時間がない」と切迫感を煽ったのが「1977年7月まで」という証言に、佳子の「ハルマゲドン煽動」の理由が見えてきます。
 これまで信次の頓死から佳子の「ミカエル宣言」「ミカエルウィングス」結成にいたるいざこざを、園頭サイトなどを参考に検証してきたことで謎が解けるのです。

 1977年3月に「ミカエル宣言」をおこない、『真創世記・地獄編』発売と同時に「GLA佳子体制」を強化し、旧勢力を一掃せんとする挙に佳子は出ます。何よりも頼りになる作家の平井和正氏がそばにいますし、関、谷口など若手幹部も味方して、母親の一栄や信次よりの幹部連なにするものぞ、とオレンジ色の怪気炎を吐いていたわけです。
 そして、「ミカエル様バンザイ」の3〜7月に、佳子はとにかく自分の陣営に属する者たちを、あらゆる手段を弄してドライブをかけ、焦らせてゆきました。「時間がない」という言い方は、その前に下記の「真意」が隠されていたものと思われます。
 すなわち「信次のGLAから、佳子のGLAにするためには、今のうちしか時間がない」。今のうちに突貫工事ででも「佳子中心体制」にもっていかないと「GLAに大変動が起きる」ということだったんでしょう。カバラもへったくれもありません。
(余談ですが、これはあくまで比較上の表現ですが、1977年7月は日本の元号でいえば「昭和52年7月」「皇紀2637年(旧暦なら6月)」で、カバラもバカラも関係ありません。平井氏の考えすぎです。西暦・新暦ばかりに注目するのはまちがいです。その伝でいけば、西洋の世紀末も、日本の暦法では、世紀末なんぞではありません)
 実際、そののち退会者続出、GLA関西本部の離脱、信次よりの講師たちの連続的な脱会が相次ぎます。また、78年3月に「もうミカエルとはいいません記者会見事件」を引き起こして自殺点を稼ぐなど、苦戦を強いられることになりました。
 78年の事件後の佳子の講演会にいった方の話では、佳子はしょぼくれたように精彩も元気もなかったそうです。そのとき、教祖をやめておけば、こうした徹底批判の矢の雨を撃ちこまれることはなかったんですが、もう手遅れです。

 では、なぜ1977年7月で「時間がない」というのを、ぱたりと言わなくなったか。答えは簡単。『真創世記』3部作の原稿が完成し、翌月には佳子色100%の新機関誌「MICHAEL THE MESSAGE」(GLA誌1977年8月号改題)が出ることが決まったからです。
 つまり、「高橋佳子=ミカエル=『真創世記』」というイメージ戦略、「新教祖による今後のGLA商売の基礎がため」が済んだから、煽るのをやめただけでしょう。根底に、そういう「ビジネス戦略」があったからこそ、まえぶれもなく煽動をやめたとしか思えません。
「黙示編」に書かせた、上記「ハルマゲドン予言」の内容を、佳子自身が心底から本気にしていたかどうかは、非常に怪しいと思います。
 煽られた平井氏はじめ、当時の幹部や会員、一般読者こそ、いい面の皮です。本当は、「GLA内部の会員たちのごく短期の問題」だったのに、それを「世界大の人類規模の世紀末の問題」にして、白髪三千丈的な超絶大誇張で書かせたのが「黙示編のハルマゲドン予言」だったのでしょう。

 要するに「黙示編」の「ハルマゲドン予言」は、「高橋佳子の詐欺的大ボラ@GLAを支配するため」だったらしい、というのが結論です。その証拠に、当該の「予言」には「いつ、どこで、だれが」という具体性が非常に少なく、「何が、どのように」しか示されていません。これは、人の想像や妄想をわざと煽るあいまい性を持たせた表現です。まともな責任感のある人だったら、いくら霊能がらみの予言とはいっても、こんなことは決してしないでしょう。


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