★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用7 > 350.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
「排除の論理」や「言葉狩り」をやっていることに無自覚な“戦争屋は嫌いだ”さん  − 阿修羅は“民主主義社会”なのか? −
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/350.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 1 月 12 日 12:54:22:Mo7ApAlflbQ6s
 


“戦争屋は嫌いだ”さんの『忌むべき「歪んだエリート主義」』( http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/224.html )をめぐるやり取りの私なりのまとめです。

あっしら:『回答ありがとうございます。』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/269.html

戦争屋は嫌いださん:『Re: 回答ありがとうございます。』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/271.html
『Re: 追加』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/276.html


『忌むべき「歪んだエリート主義」』と明示した3つの書き込みを中心に思うところを書かせていただく。
戦争屋は嫌いださんの最後二つのレスをもらって、がっくり力が抜けてそのままにしておこうとも思ったが、かすかな望みに託して今一度書かせてもらう。

■ 戦争屋は嫌いださんの論理はそのままご自身にも跳ね返ることである


私が問題にしてきたのは、実例のありなしに関わらず、戦争屋は嫌いださんが提示された説明で「歪んだエリート主義」というレッテル貼りをする戦争屋は嫌いださんのおかしさであり、それにご本人が無自覚なことである。
(実例があるのならそれを示してもらったほうが話がスムーズなのでそれを求めた)


戦争屋は嫌いださんが提示した論理:

(1)人を雑魚と呼ぶ発想、ここから一寸角を曲ると、「虫けら並のイラク人やアフガン人など爆撃してぶち殺してもよい」まではそう遠くはない道のりである。

(2)特殊学級・精神薄弱児を見下す精神、これの延長上にはナチスドイツによる心身障害者の組織的抹殺がある。

(3)「自分は他者より優れていてエライので法律の制約を受けない」と考える奢り、ネロからアルカポネまで、古今の暴君・独裁者はみんなこれに該当する。

(4)気にくわない奴を除名しろ、そうすれば復帰してやる。(自分の方があいつよりずっと才能があって貢献してるのだから当然だ、どっちが得か天秤にかけてみろ、と集団に迫る陰湿な奢り、除名が事実上死を意味する場合だってある

(5)(例えば)何か気に触るような奴がいたらアラシで何でもありで復讐してやれ、などと考える投稿者がいたとしたら、これはもう、もとてつもなく歪んだエリート主義というより完全に病理学の範疇となろう。

(6)他人の言論が気に入らなかったら破って捨ててしまえ。これはもう参加資格以前の問題となる。(現に最近のケースでは然るべき処分が下された)

(7)すぐに「管理人さん」とか「お上」(が自分の味方だと思っている間だが)を振りかざす態度、大蔵官僚にそっくりだ


戦争屋は嫌いださんが「歪んだエリート主義」の好例として列挙した“このようなこと”は、それに近いレベルでもそのようなことが阿修羅で起きたとは思っていなし、彼が書いている“このようなこと”のなかには、それだけでは彼が言うところの「歪んだエリート主義の好例」と言えないものもあり、“このようなこと”がどういう経緯や文脈で語られたものかを明確にする必要があると考えたのがやり取りの発端である。


戦争屋さんは嫌いださんは、無自覚のようだが、「人を雑魚と呼ぶ発想、ここから一寸角を曲ると、「虫けら並のイラク人やアフガン人など爆撃してぶち殺してもよい」まではそう遠くはない道のりである」・「特殊学級・精神薄弱児を見下す精神、これの延長上にはナチスドイツによる心身障害者の組織的抹殺がある」などいった判断がひとの言動の断片をもって行われるのなら、“民主主義社会”の基礎とされる「表現の自由」を阻害する“言葉狩り”になったり、ある人を安易に危険人物視したり排除する“強制収容所による治安確保”政策にもつながりかねないものである。
(戦争屋は嫌いださんがそういう立場だと言いたいわけではなく、戦争屋は嫌いださん的論理を援用すればということ)

何をもって“見下す精神”と判断したかを説明しないまま、「これの延長上にはナチスドイツによる心身障害者の組織的抹殺がある」とし「歪んだ「エリート意識」」と説明する態度は、権力者がある人の言動を「特殊学級・精神薄弱児を見下す精神」と認定し、「これの延長上にはナチスドイツによる心身障害者の組織的抹殺がある」から反革命分子であったりナチスシンパに違いないと裁断して政治犯強制収容所に送るような政策を生み出しかねないものである。

(最近実際に、雑魚と呼んだ書き込みや精神薄弱児という言葉を使った書き込みがあったのだから、それを書き込んだ人のことなのかなと受け止める読者がいても不思議ではないだろう)

さらに、「気にくわない奴を除名しろ、そうすれば復帰してやる。(自分の方があいつよりずっと才能があって貢献してるのだから当然だ、どっちが得か天秤にかけてみろ、と集団に迫る陰湿な奢り、除名が事実上死を意味する場合だってある」を「歪んだエリート主義」の事例として挙げているが、「(自分の方があいつよりずっと才能があって貢献してるのだから当然だ、どっちが得か天秤にかけてみろ、と集団に迫る陰湿な奢り」は、戦争屋は嫌いださんの独断的精神分析を超えないものであり、それに基づき“陰湿な奢り”だとか「歪んだエリート主義」と述べ立てるのは、多くの人が精神病とされて隔離されたソ連時代の支配者の意識と政策に通じるものである。

(戦争屋は嫌いださんがそのような思想性の持ち主だと言っているわけではない。但し、スターリン時代のソ連や日本共産党が、いわゆる悪意をもって、人々を強制収容所に送ったり、党から除名したわけでもないことは注意すべきだろう)


(1)・(2)・(4)について、『回答ありがとうございます。』( http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/269.html )で、どうしてそうなのかがわかる説明をしているつもりなので参照して欲しい。


それに対して戦争屋は嫌いださんは、『Re: 回答ありがとうございます。』( http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/271.html )で、

「私が「歪んだエリート主義」とし指摘した内容が「犯罪性」を帯びているのか否かは、あくまで読者の健全な常識にまかせたいと思います。それにしても私は何も具体的なケースに言及していないし、そもそも具体的な事例に基づいているかどうかさえ明確にしていない段階で、貴方がブルドッグさんやエンセンさんの過去の事例を引用して、あまつさえ彼らを弁護する立場から議論されているのは実に不思議ですね。
ブルドッグさんに関しては、そういえば「雑魚」を連発していたな、と貴方の指摘で今はじめて思い出しました。
エンセンさんとブッシュ小泉さんの間にそんなやり取りがあったとは初耳です。戦争板は大体カバーするようにしているのですが、雑談板は全部をチェックしているわけではないので。」というレスを書かれている。
(「Re: 追加」で、「エンセンさんとブッシュ小泉さんの間のやり取りがあったことも今やっと思い出しました。最近忙しかったもので健忘症気味で失礼しました。」という補足がされている)


まず、「犯罪性」を帯びていると指摘したのは精神分析的内容を根拠とした(4)の事例のみで、他の列挙事例に関しては説明論理の不十分を指摘しそのような指摘はしていないのに、十把一絡げの対応をされる戦争屋は嫌いださんは誠実さに欠けると思っている。

さらに、戦争屋が嫌いださんが書いた論理がおかしいのではないかと戦争屋が嫌いださんに向けて書いたのに、「あくまで読者の健全な常識にまかせたいと思います」という一見もっともらしい対応で済ましている。
そのようなことはことさら言うまでもなく、読者が二人のやり取りを読んでどのように判断するかはそれぞれの読者に委ねられるものである。やり取りの当事者が、読者を巻き込んでそれに委ねるとする態度は議論の場では無責任だと断ずる。
(「読者の健全な常識」という表現にも私は胡散臭さを感じる)

「それにしても私は何も具体的なケースに言及していないし、そもそも具体的な事例に基づいているかどうかさえ明確にしていない段階で、貴方がブルドッグさんやエンセンさんの過去の事例を引用して、あまつさえ彼らを弁護する立場から議論されているのは実に不思議ですね」には、戦争屋は嫌いださんの議論の場における態度として疑念を呈する。

(具体的な事例を示して欲しいという数度の呼びかけをした後でこのようなレスをもらっことに、予測はしていたとは言え思わず苦笑してしまった)

『回答ありがとうございます。』( http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/269.html )では、戦争屋は嫌いださんが「具体的な事例に基づいているかどうかさえ明確にしていない段階」だったので、事例を挙げるときには、戦争屋は嫌いださんが挙げたというかたちではなく、最近の阿修羅の書き込みのなかから使われた字句が同じものを私が取り上げ、それを一例として使って戦争屋は嫌いださんの論理の危うさを指摘したに過ぎない。

「貴方がブルドッグさんやエンセンさんの過去の事例を引用して、あまつさえ彼らを弁護する立場から議論されているのは実に不思議ですね」と書かれているが、雑魚・精神薄弱児などの単語を含む書き込みをして「歪んだエリート主義」云々というスレッドを立てたのは、他ならぬ戦争屋は嫌いださんであり、その書き込みに関心を持つものがその字句を含む書き込みをここ3週間ほどの書き込みのなかから見出すことは、検索機能も充実している阿修羅の参加者であればことさら不思議とは言えないだろう。
また、戦争屋は嫌いださんは「彼らを弁護する立場から議論されている」と受け止められているようだが、あくまでも、戦争屋は嫌いださんへの批判のネタとして私の解釈をもって使わせてもらっているものである。
(エンセンさんの精神薄弱児という用語の使い方には問題があると指摘もしている)


私の『回答ありがとうございます。』を読めばわかるはずだが、たとえそれらが戦争屋は嫌いださんが想定した事例ではなくとも、戦争屋は嫌いださんの論理の危うさを説明するのに有効な例証だと思っている。
戦争屋は嫌いださんが、私の対応を不思議がったり、自分の多忙による健忘症気味を云々してもかまわないが、それが想定した事例であるかどうかは無関係に私が説明した内容を批判すれば済むかたちになっているのだから、それも行うのが誠意ある態度であろう。

それらが戦争屋は嫌いださんが想定して事例だろうと書いた気ではなく、(1)・(2)・(4)のような論理では、「歪んだエリート主義」云々ということは言えないという説明に援用しただけなのだから...


たかだか阿修羅でのやり取りを読んで感じたある投稿者の精神分析を書きなぐるという態度や自分が主体的に関わっているやり取りの“審判”を他の読者に委ね自分が応えていくという当たり前の対応をしない振る舞いは、戦争屋は嫌いださん・ビルダーバーグさん・WWさん・長壁満子さんに共通して見えるものだと思っている。

■ 阿修羅は“民主主義社会”か


戦争屋は嫌いださんの『忌むべき「歪んだエリート主義」』( http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/224.html )には、阿修羅という場に関する見方でも引っかかることが書かれている。


戦争屋は嫌いださん:「まがりなりにも民主主義社会では、「自分は他人の10倍優れているから10票よこせ」の論理は通用しない。これをやったら有力な人々の権力に歯止めが利かなくなるからである。だから漁師でも総理大臣でも同じように1票が与えられるのである。だから10倍貢献していても10倍の見返りを期待することは許されない。(経済合理性によって運営される企業などのゲゼルシャフトでは話は別だ)」


文字面だけを追っていけば、もっともらしいことが書かれているようにも思える内容である。
しかし、それがここ阿修羅という場に関するものなら、なんの意味もないたわごとである。

まず、阿修羅は「民主主義社会」ではない。
阿修羅は、なんら物事を決める場ではないし、たとえ決める場であったとしても匿名が許され入退場が自由なインターネット掲示板なのだから、そこから離れた参加者の生活や行動を規定する力はなんらない。阿修羅の雰囲気が嫌いになれば、そこから自由に離れることもできる、

「自分は他人の10倍優れているから10票よこせ」の論理は、あれこれ言わなくても、ここ阿修羅では根源的に通用しないものである。
(まさか、参加者の投稿量は平等でなければならないという主張ではないだろう)
管理人さんを除けば、誰にも採決する権限は与えられていないし、誰かの阿修羅での行動を強制力をもって止めることもできない。
阿修羅という場は、物事の是非を決したり、参加者の行動を多数決で律するところではない。

阿修羅は、たとえ参加者のものの見方や判断に影響を与えることがあるとしても、ひとが投稿した内容を読み、自分が書きたいことを書き、人から質問を受けたり批判をされたりする場でしかないのである。

阿修羅としてイラクへの自衛隊派兵に反対しているわけでもなければ賛成しているわけではない。国家破産版を、金融取引的経済社会への批判として読む人もいれば、自分の金融取引で儲けるための情報を得る目的で読む人もいる。
共産主義者であろうが、国粋主義者であろうが、ファシストであろうが、ネオコンであろうが、無条件親米主義者であろうが、軍国主義者であろうが、それ故に排除されることなく自由に投稿できる場である。
なぜそのような政策や目的を是とするかをきちんと説明し、批判にも真摯に応えるのなら、ファシストであれ親米主義者であれ、大いに歓迎される場が阿修羅だと思っている。


また、阿修羅の管理人さんは、戦争屋は嫌いださんも書いているようにほとんど干渉しない構えを通しているし、干渉ができるようなシステムも採用していない。
管理人さんが「〇〇さんは、△△を行うまで投稿禁止」と布告しても、投稿を禁止する装置はないのである。
(同じハンドルネームで投稿を続けることはできない仕掛けはあるようだが、別のハンドルネームを使えば投稿は続けられる)

だから、仮に10倍貢献していると思っている人がおり、そんなものがあるかどうかまたそれが得られる場かどうかは別として、10倍の見返りを期待したとしても、許す許されないではなく、どだい望めない場なのである。

「自分は優れているので組織(管理する組織など実はありはしなくても)を、取り仕切るのが当然だという幻想をもっている人、これも滑稽なだけである」は、どういうことを根拠にするかどうかは別として、阿修羅を取り仕切れると思っている人や誰かに阿修羅が取り仕切られていると思っている人は、滑稽なだけである。

阿修羅は、民主主義社会に擬するよりも、アナーキーな社会に擬したほうがより近いと思っている。

ありもしない事や投稿内容の片言や断片を取り上げて、阿修羅の現状を危惧しているかのように、「これらはすべて歪んだエリート主義の好例である」と言い募る人は滑稽である。

==========================================================================================
【やり取りの経緯】

戦争屋は嫌いださん:『忌むべき「歪んだエリート主義」』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/224.html

あっしら:『相変わらず読者の推論に委ねた書き方をしていますね』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/228.html

戦争屋は嫌いださん:『Re: 相変わらず読者の推論に委ねた書き方をしていますね』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/229.html

あっしら:『自明じゃないから説明を求めている』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/230.html

戦争屋は嫌いださん:『Re: 自明じゃないから説明を求めている』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/240.html

あっしら:『質問や提案について』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/243.html

戦争屋は嫌いださん:『Re: 質問や提案について』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/245.html

あっしら:『せっかちですね』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/251.html

戦争屋は嫌いださん:『Re: 回答です』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/256.html

戦争屋は嫌いださん:『Re: 回答です』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/257.html

あっしら:『回答ありがとうございます。』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/269.html

戦争屋は嫌いださん:『Re: 回答ありがとうございます。』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/271.html

戦争屋は嫌いださん:『Re: 追加』
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/276.html


 次へ  前へ

雑談専用7掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。