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超巨大カルト、バチカン研究:(9)「世界統一神権国家」への道のり(D)ユダヤ主導による宗教の統一
http://www.asyura2.com/0505/cult2/msg/133.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 8 月 18 日 16:42:44: SO0fHq1bYvRzo
 

超巨大カルト、バチカン研究:(9)「世界統一神権国家」への道のり(D)ユダヤ主導による宗教の統一


このバチカン研究シリーズは例のロンドン7・7インチキ・テロ事件と私自身の夏休みのために長期間中断しました。今回はまたしてもユダヤ物ですが、今までの「カトリックのユダヤ化」などからもう一歩進めて、『ユダヤの、ユダヤによる、ユダヤのための統一宗教作り』とでも言えそうなきわどいテーマにしてみたいと思います。

なお、バチカン研究シリーズの過去ログおよび参考資料の一覧は、この投稿の最後にまとめて載せておきます。


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超巨大カルト、バチカン研究:(9)「世界統一神権国家」への道のり
(D)ユダヤ主導による宗教の統一


■前回、私は、『1958年のバチカン・クーデター』とヨハネス23世誕生を画策し第2バチカン公会議への道を開いた最重要人物と見られるユダヤ人イエズス会士マラキ・マーティンについて次のように書いた。

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http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/829.html
超巨大カルト、バチカン研究:(8)「世界統一神権国家」への道のり(C)シヨンから第2公会議へ

【引用開始、前略】

ここで、先日私が別途に投稿した『1958年のバチカン・クーデター』について、第2バチカン公会議との関連でもういくつか重大なことを書いておかねばならない。
(参照)
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/822.html
1958年のバチカン・クーデター:簒奪された「グレゴリオ17世」の教皇位

この年のコンクラーベで「グレゴリオ17世」の教皇位を剥奪されたと伝えられるジュゼッペ・シリ枢機卿はゴリゴリの本来の意味の保守派で(ベネディクト16世ことラツィンガーの偽保守とは異なる)、彼が教皇になったとしたら「カトリックの近代化」など決して許さず公会議召集はあり得なかっただろう。

このシリがいったんは選出された後で、もし彼が教皇になれば共産圏の国々で「カトリック教徒のボグロムが起こるだろう」という情報を入れたのは誰か。シリの支持者たちによると、それは、後に還俗して作家となるマラキ・マーティン(Malachi Martin)であったという。
(参照)
http://en.wikipedia.org/wiki/Papal_conclave%2C_1958
Wikipedia:Papal conclave, 1958より、The mysterious case of 'Pope Gregory XVII'

マラキ・マーティン(1921〜99)はアイルランド出身のイエズス会神父であり、この当時から第2公会議の時期にかけてアウグスティン・ベア枢機卿の私設秘書をしていた。ベアについては『超巨大カルト、バチカン研究:(2)第2バチカン公会議「カトリックのユダヤ化」』でご紹介したが、改宗ユダヤ人の枢機卿と言われておりこの公会議では特にユダヤ人とユダヤ教に対するカトリックの態度を180度転換させた。中には彼を非改宗ユダヤ人、つまりカトリック内のあからさまなユダヤ教徒とまで呼ぶ者もいる。

そしてベアの私設秘書マラキ・マーティンもまたユダヤ人銀行家の子孫であり、ベア枢機卿の卓越したブレインであった。第2バチカン公会議の最重要文書の一つNostra Aetate (教会の非キリスト教宗教に対する関係についての宣言)はマーティン、ベアそしてロンカッリ(ヨハネス23世)によって作成されパウロ6世によって1965年10月に公表された。

【後略、引用終り】

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今回はこのマラキ・マーティンについてもう一段深く掘り下げることから話を始めよう。マーティンは謎の多い人物で、ピオ12世が死亡しヨハネス23世が即位した1958年から第2バチカン公会議の結論がほぼ固まった1964年まで、わずかに6年間だけバチカンの中でイエズス会士として僧職に就き、上にも述べたようにアウグスティン・ベアの私設秘書として公会議の最重要決定の一つである「Nostra Aetate (教会の非キリスト教宗教に対する関係についての宣言)」の作成を中心的に行った。そしてこれによって、カトリック教会のユダヤに対する態度が全面的に改められ、ユダヤ(シオニスト)勢力が表立ってバチカン内部に影響力を行使できることとなる。

マーティンは死海文書の専門家、またエクソシスト(悪魔祓い師)としても有名であり、1964年にパウロ6世の許しを得てバチカンを出てイエズス会を脱会し還俗(ただし生涯を独身で通したが)した後に、1999年に死亡するまで、カトリックの信仰をテーマとする数多くのフィクション・ノンフィクションの作家としても活躍した。

彼は改宗ユダヤ人の家系でアイルランド生まれであり、ベルギーのルーヴァンにあるカトリック大学で神学やセム言語などを学び、オックスフォード大学とエルサレムのヘブライ大学で研鑽を積んだ。
(参照)
http://www.starharbor.com/fr_martin/index1.html
Fr. Malachi Martin


■先ほどの引用にもあったように『1958年のバチカン・クーデター』の際にコンクラーベで選出されたジュゼッペ・シリ枢機卿を脅迫して教皇就任を取り消させたのがこのマラキ・マーティンの一言だとすると、これはとんでもない話になる。当時マーティンはまだ37歳の若造、有力枢機卿ベアの私設秘書ではあってもやっと僧職に就いたばかりの立場で、それほどの大それたことができるのだろうか。

しかしこの男に関しては不可解な点が多い。ローマ教会の中でユダヤ人であることを隠そうともせずにむしろ誕生したばかりのイスラエルでユダヤ教神学を学んでいる。当然のことながら世界ユダヤ人会議(シオニスト)とのつながりがあるだろう。そしてピオ12世が死んだと同時に、いきなりあのスペルマン枢機卿が采配を振るっていたイエズス会の神父として、しかも直接バチカンに入りすぐにコンクラーベに付き添うことができる立場に就いている。通常なら考えにくい話だが、スペルマンといえばオプス・デイやフリーメーソンのユダヤ・ロッジとも言われるブナイブリスと深い関係を持っており、マーティンの背後にただならぬ力が存在していたとしか考えられない。

彼がベア枢機卿と共にバチカン内でユダヤ(シオニスト)勢力の代表として行動でき、この新米の若造の存在がその背後にある巨大な力によってバチカン中枢の脅威となったことは十分にありうる。「西側」の資本家と同様に「東側」の共産主義者もまたユダヤ勢力の手の内にある。マーティンの口から出た「もしあなたが教皇になられたら共産圏の国々でカトリック信徒に対するボグロムが始まりますよ。」という一言は、ジリ枢機卿を震え上がらせるに十分な威力を持っていたのではないか。

そしてこの「バチカン・クーデター」によって登場したのが、今までも申し上げたとおりユダヤ(シオニスト)勢力に付き添われたアンジェロ・ロンカッリ、つまりヨハネス23世である。この教皇がたった5年の就任期間と人生の残りわずかなエネルギーのほぼすべてを第2バチカン公会議の召集と準備に費やしたことは前回までに申し上げたとおり。

一方でマラキ・マーティンのほうはヨハネス23世を誕生させた後わずか6年間の僧侶生活を経て公会議のメドがついた時点でさっさと還俗した。要するに第2バチカン公会議のためだけにバチカンに潜入したのである。彼をシオニストからローマに送り込まれたスパイと見なす人も多い。

(参照)
http://www.collectmyflock.com/CollectMyFlock/pages/02__EMAIL_ABOUT_MALACHI_MARTIN__000.html
“Malachi Martin”より The Passing of a 20th Century Judas


■ここで再度、前回の『超巨大カルト、バチカン研究:(8)「世界統一神権国家」への道のり(C)シヨンから第2公会議へ』から引用しよう。

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【引用開始、前略】

●19世紀末にシヨン運動(シヨニズム)が起こりフランスを席巻しつつあるときに、たまたま偶然だろうが発音のよく似たシオン運動(シオニズム)が、欧州各地の民族主義の隆盛に対抗するように盛り上がっていった。シヨンとシオンを結びつけるものは何か。私の頭は、まだまだ個々の出来事の点と点が想像の中で線を作っている段階に過ぎない。

ただここまでで、まずバチカン内部のシヨンの流れを受け継ぐ集団(反対派からはたいていはフリーメーソンの手先と言われているが)、世界ユダヤ人会議やブナイブリスなどのユダヤ組織、そしてイエズス会が、この流れに直接に絡んでいる可能性が高いことだけははっきりした、と言える。

そしてその背景として『超巨大カルト、バチカン研究:(4)「ユダヤ教カトリック支部」?』で述べたように、19世紀から進行していたローマ教会とロスチャイルド家との関係、ラテラノ条約と1929年のバチカン銀行創設、そこでのユダヤ人銀行家ノガーラの活躍とロスチャイルド家との堅い連携、アニエッリ家やマフィアなどを通しての闇経済への参入、といった「物質的基盤」の変化がある。

第2バチカン公会議で発表されたバチカンの新方針の中で最も大切な「三つの柱」とよべるものが、@Dignitatis Humanae(信教の自由)、ANostra Aetate (他宗教との対話と協調)、BGaudium et Spes (教会の社会との積極的な関わり)であろう。これがすべてシヨンから発して、それが今まで述べたような幾つかの人脈によって、しっかりとローマ教会の中心に根を下ろしたのである。「自然の法則」でこのようなことは起こりえない。ある意図を持った人間集団による明確な見通しと粘り強い意思、強力な実行力の下で、始めてありうる変化であろう。

【後略、引用終り】

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そしてこの間に二つの世界大戦、共産圏の成立と冷戦の開始、ファシズム・シオニズムの勃興とイスラエルの誕生といった大事件が、バチカンを巡る変化と併行して次々と起こっていくのである。ちなみに言えば、この間に同時にオプス・デイの誕生とバチカン潜入、そして冷戦の深化と期を一にする異様な勢力拡張がある。さらに第2公会議の最中に初の米国カトリック大統領ケネディが暗殺され、ベトナム戦争が始まり、それ以後、ロック音楽と若者層への麻薬の浸透による精神秩序の崩壊が進んでいく。

シヨンとシオンを結びつけるものが何か、それはまだ歴史の闇(雲の上?)に隠されている。しかしこの二つの同時進行と第2公会議における見事な結節は決して偶然とは思えないし、ヨハネス23世がこの二つをおおっぴらに結びつける重要な役を果しているのだが、前回も述べたとおり彼の経歴には不可解な部分が多い。また彼を教皇座につけた立役者とされるマラキ・マーティンの経歴にしても不自然極まりない。上の引用でも述べた通り、「自然の法則」でこのようなことは起こりえない。ある意図を持った人間集団による明確な見通しと粘り強い意思、強力な実行力の下で、始めてありうる変化だろう。

『1958年バチカン・クーデター』によって実現された第2公会議でのカトリック教会の変化を、単に「時代の変化」「歴史の流れ」などといった偶然史観の田吾作的言辞で飾ってはなるまい。次のような仮説を立ててみたい。これこそまさに『知的プランによるバチカンの進化』なのだ。マラキ・マーティンはその『知的プラン』の実行者の一人であったろう。

現在、シオニズムの一派と化したプロテスタント右派とカトリック・シオニストたちが生物の進化を「知的プラン」によるものである、と主張しているのは決して気まぐれでも迷信でもあるまい。

(参照)
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/924.html
最も影響力のある枢機卿が教会の進化論への見方を再定義する[NYT 7/9]
http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/605.html
新教皇を支えるシオニスト枢機卿シェンボルン【イスラエルが喜ぶはずだ!】

ユダヤ(シオニスト)勢力(あるいはその背後にある勢力)は現実に「知的プラン」によって世界を「進化」させつつあるのだ。ちょうど勃興期の資本主義の精神を反映させてチャールズ・ダーウィンが新たな自然観を打ち立てたように、「知的プランによる進化論」は彼らの世界観そのものの表現なのだろう。


■上で引用したように、第2バチカン公会議における改革ポイントの三つの柱と呼んでもよいものに、@Dignitatis Humanae(信教の自由)、ANostra Aetate (他宗教との対話と協調)、BGaudium et Spes (教会の社会との積極的な関わり)があるのだが、それぞれ

『@信教の自由』、つまりキリスト教の絶対性の否定と各人間の「良心」に沿った新たな宗教観は、フランシス・スペルマンやその手下のジョン・コートニー・マレーといった米国イエズス会、およびジョゼフ・カルディジンやピエトロ・パヴァンといったシヨン運動の系列によって、

『A他宗教との対話と協調』、つまりキリスト教諸派だけではなくユダヤ教やイスラム教などを受け入れそれらとの間に「一つの共通の舞台」を設定する作業は、今述べたアウグスティン・ベア、マラキ・マーティン、アンジェロ・ロンカッリ(ヨハネス23世)といったユダヤ(シオニスト)勢力によって(またおそらくここにもスペルマンが絡む)、

『B教会の社会との積極的な関わり』、つまり慈善運動だけではなく政治的・社会的な世俗の動きにローマ教会が積極的に働きかける道を開いた方針(オプス・デイと解放の神学派がこれを最大限に利用する)は、カルディジン、パヴァン、ロンカッリといったシヨン運動の賛美者たちによって、

原案が作られ決定されたのである。特に『A他宗教との対話と協調』はローマを共通の場としてさまざまな宗教・宗派、特に西アジアの砂漠に同じ根っこを持つ一神教を束ねていく際に、決定的に重大な意味を持っている。そしてそれをユダヤ(シオニスト)勢力が中心になって作業を進めたことには、いくら注意してもしすぎることはあるまい。ヨハネス23世の誕生を多くのユダヤ資本の下にある米国マス・メディアが祝福し、第2公会議の決定をブナイブリスやADLが絶賛したのは当たり前なのだ。

一神教を束ねていく、とは言っても、もちろん拙稿『超巨大カルト、バチカン研究:(4)「ユダヤ教カトリック支部」?』や『米国指導部にとって、カトリック、プロテスタント、ユダヤ教はすでに「一つ」ではないのか?』でも申し上げたように、それは決して、一つの宗教だけを残して他を滅ぼす、という形ではなく、それぞれの作法や解釈の違いを残しながらなおかつ「共通の神」を拝む、といった、ちょうど様々な形態と生態を持つ生物たちを一つの「知的プラン」に従って進化させるような世界観と自然観に沿った形で、ゆるやかに統一させていくように思える。

その「共通の神」とは、言わずと知れた『金力(自由主義)、権力(民主主義)、情報力(世論操作)の三位一体神』に他なるまい。そしてこの「共通の神」に最も近い者たちこそが、先ほどの諸勢力の背後に控え、米西戦争から第1次、第2次世界大戦、冷戦、そして現在「対テロ世界戦争」をデザインし実行している「知的主体」なのだろう。


■ここで拙稿『超巨大カルト、バチカン研究:(7)「世界統一神権国家」への道のり(B)シヨンからオプス・デイへ』から次の部分を引用しよう。

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【引用開始、前略】

●こういった動きがやがてどのようなものに結実していくのだろうか。ピオ10世のシヨンに対する予言がこれを言い当てているように思える。

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★さらに悪いことには、仕事におけるこの雑多の入り交じりの結果は、この国際人的な社会行為の恩恵は、カトリックでも、プロテスタントでも、ユダヤでもないある一つの民主主義を生み出すほかないだろう。それは、カトリック教会よりももっと普遍的な、天主の国においてついに兄弟、友達となったすべての人々の集うある一つの宗教となるだろう。なぜなら、シヨニスムとは、その頭たちの言うところによると、一つの宗教なのであるからである。
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◇つまり「世界統一宗教」である。これは前回の『超巨大カルト、バチカン研究:(6)「世界統一神権国家」への道のり(A)シヨン運動について』でも書いたことだが、現在カトリックは、次のような道のりを歩んでいるように思える。

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★ローマから離れることによって、私たちの聖職者はますますイギリス、ドイツ、スイス、ロシア、ギリシアの聖職者たちのように変わって行くでしょう。彼らは司祭から「牧師」「福音の僕」になり、ますますラビニスムに近づき、少しづつエルサレムへとあなたを導いてしまうでしょう。
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先ほど引用したThe Origins of Interreligious Dialogueの中から、次の部分をもう一度取り上げよう。

『後にヨハネス23世から賞賛されるシヨンと、後のパウロ6世から高く持ち上げられるキリスト教民主主義、そして後のヨハネ・パウロ2世の資金源となる新興教団オプス・デイとの間にある共通点は、物質的な仕事の世界に心を砕くことであり、進歩であり、そして政治である。それはキリスト教的な粉飾を施したある種の世俗的なメシアニズムであったのだ。』

【後略、引用終り】

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『キリスト教的な粉飾を施したある種の世俗的なメシアニズム』がおそらく今後のキリスト教諸派のたどる「進化」の道筋なのだろう。ユダヤ教にしてもイスラム教にしても『○○教的な粉飾を施したある種の世俗的なメシアニズム』となる。これが欧米とイスラム世界の政治的変化とワンセットで進められ、そしてそのことが「人類の進歩」とされていくことは言うまでもあるまい。

だからこそ殉教、つまりこの世で戦って「あの世での救い」を求める感性をイスラム教の中から撲滅しなければならないのだ。イスラム社会が自主規制によって世俗的な安寧を求める精神で固められてしまわなければならない。そのためにも「テロ」が実に有効に利用されているように見える。

やがて正教とイスラムがカトリック、プロテスタント諸派やユダヤ教に対して無害になった時点で、一神教の統一が完成に向かっていくだろう。そしてその主導権を握っているのはユダヤ(シオニズム)であり、カトリックの中ではオプス・デイである。(オプス・デイの『世俗的なメシアニズム』については次回に取り上げることにする。)

拙稿『米国指導部にとって、カトリック、プロテスタント、ユダヤ教はすでに「一つ」ではないのか?』
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/389.html
でも述べたように、冷戦終結の以後「対テロ世界戦争」の本格化と同時に、米国政治の宗教化(米国国家による総力を上げての一神教統一の促進)が深化し、それと併行して、ユダヤ(シオニスト)による米国国家乗っ取りが救い難く進行している。
(参照)
http://www.asyura2.com/0505/war73/msg/499.html
投稿者 サラ 日時 2005 年 8 月 18 日 00:12:26
AIPACスパイ事件と今後のチェイニーによる対イラン戦争の行方

こうして米国が『世界統一神権国家』の雛形として脱皮させられつつあるように見える。一方では欧州を中心に「アンチセミティズム・キャンペーン」が激化しているのだ。これらのすべての中心にユダヤ(シオニスト)勢力およびすでにそれと一体化したバチカン(=オプス・デイ)が存在する。これは「偶然の重なりによる歴史の流れ」なのか、あるいは「知的プランによる世界の進化」なのか?


■マラキ・マーティンについては次のような面白い情報もある。

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http://www.d-b.ne.jp/mikami/secqa3.htm

『ファチマの聖母マリア』より(原文は日本語)

【引用開始、前略】

マラキ・マーティン神父は、自分は第三の秘密を読んだとわたしたちに告げました。--彼はそのことを、アート・ベルのラジオ番組で述べたのですが、わたしたちはそのオーディオ・テープを持っています。おまけに、多くの質問に対する答えの中で、マラキ・マーティン神父は聖母がスペインのガラバンダルに来られたが、その理由は、聖母が要求なさったように、第三の秘密が1960年に明らかにされなかったからだ、と述べました。

【後略、引用終り】

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80年代に『聖母予言』なるものが流行った事がある。カトリックの神父見習いが「ファティマ第3の秘密」の公開を求めてハイジャック事件を起こす、という茶番劇もあった。この「マリア様の予言」によると、第2バチカン公会議は悪魔の代理人であるメーソンの勢力によって画策されたものであり彼らはローマ教会を乗っ取り世界をハルマゲドンへと導こうとしている、その一方でヨハネ・パウロ2世こそ正当な伝統的カトリックの教皇であり彼は受難を迎えようとしている、ということだったようだ。

こうやってオプス・デイの操り人形で「ユダヤ系」との噂もある「ミスター冷戦」ことカロル・ヴォイティーワの正体を巧妙に隠し、第2公会議の実態をワケがわからないようにさせていたのである。事実の中に嘘を混ぜて全体を大嘘にしてしまう典型的な情報操作の手法だろう。そしてこの『聖母予言』の仕掛け人の中にどうやらあのマラキ・マーティンがいたと見える。こりゃまた、大変なエクソシストがあったものだ。自らが悪魔に他なるまい。

マーティン自身の著作にも聖母マリアをテーマにしたものが多いが、キリストの十字架とは異なり聖母信仰がカトリック信徒だけでなく他の宗教にも受け入れやすい要素を持っている点を見抜いてのことだろう。これらは彼の第2バチカン公会議謀略に対する「アフターケアー」だったのだ。「正統的」あるいは「科学的」な歴史観に飽き足らずこの公会議に対して疑惑の目を向けるような一部の者たちの視線をあらぬ方向にそらすことにまんまと成功したのである。(これがいわゆる「ノストラダムス・ブーム」と期を一にしていることに注目すべきであろう。)

その裏に、世界のさまざまなメディアと出版、カネでどうにでも動くいい加減な作家を動員し、「涙を流す聖母像」などの手品を世界中で数多くでっち上げてネタを覆い隠す組織力と資金力を持った勢力の存在が考えられる。現在でも「エイリアン」や「爬虫類人」などを唱える者達の背後には彼らが存在しているだろう。考えてもみるがよい。本当に「エイリアン」や「爬虫類人」が歴史の背後にいるのなら、大手の出版社がどうして堂々とそのような本を出せるのか。(例の明治天皇の孫とやらもこの類に相違あるまい。)一方ではシオニスト・ユダヤの謀略と悪業を告発する出版物が片っ端から事実上の「発禁処分」となり著者の社会的抹殺が図られているのである。何が真実であり何がそうでないのか、明白であろう。


■最後に、これだけは強調しておかねばならない。日本は島国で外国からの直接の影響を受けることが少なかっただけに、全く意識しなくても日本人には大海に閉ざされたナショナリズムが身に染み込んでおり、「超国家的な集団」に対する感覚があまりにも鈍い。逆に欧州の歴史はまさに「超国家的な集団」の歴史といっても過言ではないのだ。

信仰・カネ・権力の結合体(すなわちカルト)として古代社会以来続いているローマ教会や、その「陰」として成長してきたユダヤ教徒集団はもちろん、中世以来強力に形作られる王侯貴族の「高貴な血のネットワーク」は、現在でも資本による「高貴な血」と結びついて重大な支配力を誇る。また中世には後のフリーメーソンの元になる建築家集団、科学者集団の原型となる錬金術師集団、また絵画や彫刻や音楽などの芸術家集団によるネットワークが欧州史の流れを作る重要な働きを担ったし、近代社会を開いた科学者や哲学者の集団にしてもラテン語という共通言語によって結ばれた「超国家的な集団」であったと言ってよいだろう。国境線に囚われるナショナリズムやそれをベースにした地政学的な感覚では歴史は見えてこない。

近代以降はローマ教会や王侯貴族による支配は一定程度後退するのだが、巨大資本の網がマフィア組織のネットと重なりながら、それらをも包み込んで世界中をしっかりと覆っている。特にローマ教会には「新たな世界秩序」に向けての重要な役割が与えられつつあるようだ。また現在は消えているが共産主義も「超国家的な集団」に他ならなかったし、近年では巨大な諜報機関もまた「超国家的」になっているようだ。「国際テロ組織」なども、巨大諜報機関によって祭り上げられたイリュージョンとはいえ、その影響力に国境は存在しない。

同時にまた、ナショナリズムの立場から「ある超国家的な組織が我が国の転覆を狙っておりその中心がユダヤ人(フリーメーソン、イルミナティ、等々)である」と解く、いわゆる陰謀論は、このような欧州の歴史から必然的に登場してきたと言える。私はナショナリズムとは無縁の人間でありこういった被害妄想的陰謀論の立場はとらない。このようなその根本にナショナリズムを抱える立場からでは「超国家的な集団」の実体は正確に掴めないのだ。

もちろん初めから国境とは無縁で様々な面で能力の高いユダヤ人の存在は極めて重要なテーマであり必ず有力な「超国家的な集団」につながってはいるが、しかしそれは、「超国家的な集団」に注目しその動きを追及する者に対して「陰謀論者=ネオナチ=人種主義者」のレッテルを用いて口をふさぎ現代史の重要部分を隠蔽するための煙幕として利用されている面が強いのではないか。

逆に言えば、だからこそタブーを恐れずにユダヤを突破口にしなければ現代史の真相に迫ることは出来ないのだ。その意味で、今回取り上げた「世界統一宗教」創設への歩みにユダヤ勢力が重要なファクターとなっている点には、何重にも注目しなければならないと思う。


次回の『「世界統一神権国家」への道のり(E)』は題名はまだ決めていないが、オプス・デイの世界戦略を軸にして話を進めていきたいと考えている。


【今までの『超巨大カルト、バチカン研究』シリーズ一覧】
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http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/282.html
超巨大カルト、バチカン研究:(1)第2バチカン公会議「カトリックの米国憲法化」
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/299.html
超巨大カルト、バチカン研究:(2)第2バチカン公会議「カトリックのユダヤ化」
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/351.html
超巨大カルト、バチカン研究:(3)ユダヤ人教皇ヨハネ・パウロ2世?
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/377.html
超巨大カルト、バチカン研究:(4)「ユダヤ教カトリック支部」?
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/444.html
超巨大カルト、バチカン研究:(5)「米国・バチカン同盟」の軌跡とオプス・デイ
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/789.html
超巨大カルト、バチカン研究:(6)「世界統一神権国家」への道のり(A)シヨン運動について
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/819.html
超巨大カルト、バチカン研究:(7)「世界統一神権国家」への道のり(B)シヨンからオプス・デイへ
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/829.html
超巨大カルト、バチカン研究:(8)「世界統一神権国家」への道のり(C)シヨンから第2公会議へ

(参照)
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/389.html
米国指導部にとって、カトリック、プロテスタント、ユダヤ教はすでに「一つ」ではないのか?
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/822.html
1958年のバチカン・クーデター:簒奪された「グレゴリオ17世」の教皇位
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