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B&W なんて買うと 10年後に後悔しまっせ _ 超高性能だけど中高音がキンキンして音楽にならないダメダメ・スピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/955.html
投稿者 中川隆 日時 2019 年 5 月 25 日 05:29:31: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が… 投稿者 中川隆 日時 2017 年 2 月 12 日 17:29:17)


B&W なんて買うと 10年後に後悔しまっせ _ 超高性能だけど中高音がキンキンして音楽にならないダメダメ・スピーカー

B&W 805 D3 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=B%26W+805+D3+++&sp=mAEB

B&W - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=B%26W

B&W HP
http://dm-importaudio.jp/bwspeakers/home/l4/Vcms4_00000177.html


価格.com - Bowers & Wilkins(B&W)のスピーカー 人気売れ筋ランキング
https://kakaku.com/kaden/speaker/itemlist.aspx?pdf_ma=381


amazon.co.jp Bowers & Wilkins スピーカー
https://www.amazon.co.jp/s?k=Bowers+%26+Wilkins+%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC&s=price-desc-rank&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&qid=1558264215&ref=sr_st_price-desc-rank


ヤフオク! -「B&W スピーカー」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?p=B%26W+%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC&va=B%26W+%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC&exflg=1&b=1&n=20&s1=cbids&o1=d


B&W-SOLID 製品一覧
https://audio-heritage.jp/BandW/index.html


スピーカー追求道 B&Wというメーカー 
http://www.diyloudspeakers.jp/5000html/bandw/bw.html


ハイエンドスピーカー B&W 800 D3シリーズ
http://www.ac2.jp/tp/au_bw800d3.html


▲△▽▼


B&Wなんて買うと、10年後に後悔しまっせい。


がははは、今日も、●ユニオンに逝ったら、どこかのお父さんがB&Wとタンノイを切り替えて試聴していました。

B&Wになったとたんに、空気が死んでいましたね。 中域がカンカンして聴くに耐えない。

アタイは詩が萩原朔太郎をもって終わったように、ピュアオーディオは20世紀で終わったと思ってます。その意味は、20年前の音を超える場に出会ったことがない。むしろ映像の世紀としてAVに知恵が流れていくほうが自然に思える。
http://sniperfon.exblog.jp/7395004/


▲△▽▼

B&W のスピーカー


B&W 801 (1979)

B&W 801F (1982)

B&W 808 (1984)

B&W Nautilus (1995)

B&W Nautilus 801 (1998)


B&W 800 D3 (2016) : 425万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000910821/


B&W Silver Signature 25 (1993) : 116万円・ペア/税抜

B&W Signature Diamond (2007) : 260万円・ペア/税抜


B&W 800 D3 (2016) : 425万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000910821/


B&W 802D3 (2016) : 340万円・ペア/税抜
http://www.bowers-wilkins.jp/Speakers/Home_Audio/800_Series_Diamond/802-D3.html#close


B&W 805 D3 (2016) : 88万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/search_results/805d3/?category=0002_0019

___


B&W Nautilus の後継機種

VIVID audio GIYA G1 SPIRIT (2016) : 900万円・ペア/税抜
http://www.stella-inc.com/02vividaudio/lineup.html


▲△▽▼


B&Wのスピーカー、音が硬すぎますね。硬質なJBLより二段階くらい上の硬さです。

スタティックでJBLのような躍動感が無い。ダイナミクスもない。
ジャズやロックは JBL と比較すると悲惨な音がでる。

ハイ上がりで高域がキツ過ぎる。サ行がきついハスキーな女性ボーカル。
かなり時間掛けてエンハンサーCDの信号入れたり、鳴らしこんだりしましたが、音楽を聴くにはいかにも音が硬すぎる。


リニアフェイズ採用、位相特性の見事さ、小口径ウーファーをパラッてバッフルをギリギリまで狭めたデザインなどによる音場感の見事な再現性は他社と比べても特筆すべき優秀さがあるけど、ある程度パワーを突っ込まないと包み込まれるような実感が得られにくいと感じた。

最大の問題点は、JBL よりも繋ぐ機器やケーブルの良さが出ないと感じた事。
なにを鳴らしてもB&Wの音になる。

モニタースピーカーなのになぜ?と思ったけど、実はB&Wのスピーカーは全モデル
コンシューマー用なんだってさ。

鳴らしこみ十分な個体と思うので、これがこのスピーカーの音なんじゃないかなあ・・・・・

確かに高忠実度の音で、ポテンシャルは確かに凄いけど、自分の思うような音では鳴ってくれない。性能は出てるから部屋のせいではないと思う。

分析的に聴く際の解析力はやはり凄い!
しかし音楽鑑賞には使えた物じゃない。


▲△▽▼


この酷い音があの有名な B&W のスピーカーか


私のオーディオ人生-第8回 オーディオの浦島太郎


私が再度オーディオを再開したのは

第1回 過去に苦労したオーディオ
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-001


でご紹介したように百円ショップで買ったたった一枚のCDです。これが私の人生が大きく狂わせたと言っても言い過ぎではない、たった一枚のCDそれはバッハのチェンバロ曲です、

カーステレオで聞いた瞬間、もう一度オーディオをやろうと決意したのが2003年の春です。

一軒のオーディオショップで恐る恐る玄関のドアーを開けて店の中に入った、

店のフロアーには沢山のスピーカー郡が所狭しに並べられアンプも棚に整然と陳列してある。

 よく見ると見たことも聞いたこともないメーカーが沢山あるではないか、過去の人気商品などは一台も見当たらない、

今のオーディオマニアはこのような機器で音楽を楽しんでいるのか、

アンプ類はすべてが半導体ばかりで真空管アンプなど一台もない、心の中で「時代は変わったな」と一人呟いた、

 色んな製品を見ていると中年の店主らしき方が私に「何をお探しでしょうか」と声をかけてきた

「スピーカーは何がご希望でしょうか」

私は奥に置いてある中型のフロアータイプでSPボックスの上に(ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじ)が乗っているような変わったスピーカーを指で指し「このスピーカーで聴かせてください。」と指示した、

そのスピーカーはどこのメーカーなのかわからないにも関わらず音出しを待った、国産?外国製?見たことも無いタイプだがユニークな外観だ、


 出てきた音は確かに流麗で柔らかい響きを伴った個性があまり表に出ない音である、

私は独り言で「これが現代のサウンドなのか」

正直に言って良い音なのか悪い音なのかさっぱりわからんのが本音である、


店員に私は「今、接続してある機器はどの様なラインアップですか?」と質問すると店員はすかさず

「CDトランスポートはOO製の製品で価格は約百万、

D/AコンバーターはOOO製で価格は50万、

プリアンプとメインアンプはジェフローランドの最新モデルでアンプだけで約300万です。

スピーカーは有名なB&Wでトータルが600万ぐらいですねぇ」

とすまし顔、追い討ちをかけるように

「これぐらいオーディオに投資しないと良い音は聴けませんよ」

こんなセリフを簡単に言われると・・・


現代のオーディオマニアはこんな高価なシステムで音楽を聴いているのかと思うと内心腹が立つのを通り越してバカバカしさが先に来た、

こんな高い趣味は他にはない!
オーディオマニアと名が付く連中は異常とも思える、

私は腹ただしさを感じながら店を出た、

 夢を抱いてもう一度オーディオを再開したいと思ったが出鼻を挫かれたような気がしてくる、

外から見たオーディオの世界

ハイエンドとかピュアーオーディオとか言う事を耳にするが簡単に買えないようではオーディオ産業も先が見えてくる、

オーディオフェアーを見学すると各社ブースには新製品を並べてあたかも当社の製品がベストワンと言わないばかりに誇張して宣伝しているが、

本当に自社で生産したアンプなど無く設計開発だけは国内?で行なわれ生産は人件費の安い中国、ベトナムで作っているのであればもっとコストダウンが図られ価格破壊的な安い製品が流通してもよさそうなのに現状は価格がどんどんエスカレートしていく、

今の半導体を採用したアンプ技術は(どんぐり)の背比べで特別な回路を開発して商品化しても音は極端に変わらない、

オーディオは趣味の世界と言えども価格が無限大で上昇するようではもうお金がいくらあっても趣味とは言えなくなる。


オーディオ雑誌等にマニアのシステムがカラー写真で載っているが途轍もない高価な機器を使用している方がお見えだが、持っている人はただ自慢をしたいだけでの自己満足ではないのか、

完成品を個々に組み合わせてオーディオをするのなら金を持っている奴が勝ちのような気がしてくる。


オーディオを再開する前、雑誌等の広告を見ると個々のパーツが途方も無く高い、

現代のアナログプレーヤーのカートリッジが20万〜30万と聞くと(あんなキャラメルみたいな小さな物が)と言いたい、

オーディオにのめり込んでしまうと金銭感覚が麻痺して当たり前になってしまうのだろうか?恐ろしい世界だ、

 CDトランスポート?

横文字で言うから高級感があるけど簡単に言えばデジタル信号読み取り機だ、
一般的に考えればCDプレーヤーと何処が違うのだろう、しかもこんなのが何十万もするとは私には理解がしがたい、

今は、DVDプレーヤーだって10万円も出せば立派な物が買えるのに、たかがデスクを回してデジタル信号を出力するだけなのにどうしてこんなに高価になるのだろう、オーディオマニアは高いは良いと勘違いしているのでは・・・

DVDプレーヤーは音声信号と画像信号をデジタル信号にしてテレビに映し出しているのに音声信号しか用途がないのに価格がべらぼうに高い、それでもオーディオマニアは買う、オーディオに興味がない人から見れば不思議な世界だ、


トータルで何百万も投資してするオーディオもあれば、お金をかけずに良い音を求めるオーディオもある、少ないお金で良い音を出す、これこそオーディオの勝ち組であり醍醐味でもあると思うのですが、

(今までマニアの高額なオーディオシステムを聴かさせて頂いたが良い音で鳴っているのは一つも無い)

少ない予算で考えるオーディオ

オーディオショップのあの店主の態度は(貧乏人はオーディオをするな)と嫌味に感じ取れる、

過去に自分の音が思うように鳴らないためどんどんエスカレートしていくマニアを沢山見てきましたが、そのようなマニアに共通しているのは音に対して自分のポリシーがない人が多い、

過去に苦労したオーディオを踏み台にして遠回りせずに最短で良い音を出すには音作りのノウハウも必要だが、他のマニアの音も聴かせて頂きその人の苦労話やオーディオ哲学に素直に耳を傾けないと(井の中の蛙)で終わってしまう、

オーディオこそ出てきた音こそすべてである。音に問題があれば必ずそれには原因があるはずだ、最初から素晴らしい音が出て自己満足しているようでは進歩はない、

オーディオに限らず自分以上のレベルの高い人は世の中沢山います、その様な方からアドバイスを頂き自分のレベルアップを図る、オーディオに対して謙虚になればなるほど音も比例して良くなるのではないだろうか、

少ない費用でオーディオを楽しむには自作と創意工夫を持ってやる、これが私の(オレ流のオーディオ)かな?
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-008
 


▲△▽▼


49.オーディオ/音楽・ネタ / 蔵 2011/10/25(Tue) 09:05

しかし昔のアルテックやJBL、エレボイの技術力は高かったですよね。
局長曰く

「JBLとアルテックはWEの直系、子どもだから」

だそうです。それに比べると ウィルソンやB&W、アヴァロンなどはゴミに等しいとも言われましたが、同感ですね。

と、嘗て一時期JBLを離れ、B&Wの800シグネイチュアーに走った私は語ります。いえ、それを使ったが為、逆にJBLやアルテックの素晴らしさを再認識した次第です。


1: テツオ 2011/10/25(Tue) 09:16
>蔵さん
ダメですよ、800シグネイチュアーに走っては。(笑)
きんどーさんが

「アンプ依存症のスピーカーなんて欠陥商品だ」

と明言しましたが、その通りだと思います。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/mode/all/49/0


6: 蔵 2011/11/15(Tue) 08:45

友人宅へ。何でも94年に690万円で発売されていたクレルのKASを導入した為です。その友人は私が譲ったB&W800シグネイチュアーを使っていますが、そのKASで真価を発揮。

しかしA級動作、8Ωで350Wのモンスター・アンプでやっと真価を発揮するスピーカーって何か解せません。


7: テツオ 2011/11/15(Tue) 09:23

B&Wの800シグネイチュアーですか。

記憶違いでなければ、ノーチラス801が出た頃、アビーロード・スタジオでノーチラス801を鳴らすアンプとして、クラッセのオミクロンが大量にあったのを覚えています。

ああいう超弩級のアンプでしか鳴らないものなのか、とびっくりしたものです。

こういうスピーカーは果たして本当に正しいスピーカーなのか疑問ですね。ウィルソンもですが。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/page/35


54.音楽&オーディオ・ネタ / きんどーちゃん 2011/11/15(Tue) 21:33

>蔵さん
蔵さんはいつも800シグネイチュアーの話になると話題を変えようとしますよね(笑)。

何かトラウマでも?

蔵さんは800にパスのX600やクラッセのオミクロンMKUを使用なさったそうですが、それでもご不満だったようですね。

クレルのKASで鳴ったのですか。これは、そういうスピーカーは欠陥商品としか言いようがないですね。


2: 蔵 2011/11/16(Wed) 09:18

いえ、何と言ったら良いのか。やはりトラウマでしょうか。

800シグネイチュアー。(苦笑)

800シグネイチュアーを鳴らしきる為に、クラッセのオミクロンMK2まで導入しました。

それでなる鳴るようになったのですが、クラッセ、私の嫌いな音でした。(笑)

それで完全に鳴らなくともいいや、と思いレビンソンの336Lに換え、数年後、こちらに来た次第です。

それまではアルテックの自作スピーカー、JBLの4435のマルチと来て、何故、B&Wに走ったのか、自分でもよく解りません。

多分、新鮮な音に聞こえたんでしょうね。

でも紆余曲折を経て、今のJBLとオートグラフに出会え、嬉しく思っています。


3: マロン 2011/11/17(Thu) 07:57
>蔵さん
クラッセのオミクロンMK2って、評論家の三浦某が使っていた重量100キロ以上のアンプですよね。

すごいですね。


5: 蔵 2011/11/18(Fri) 09:42
>マロンさん
そうです。ただ三浦某氏がウィルソンを鳴らしていたのはMK2化される前のモデルですが。

800シグネイチュアーか・・・・・。私のオーディオ・ライフにおける最大の汚点だな。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/page/30


B&W社のスピーカー


32 :Terry:2007/10/08(月) 09:57:40 HOST:p5012-ipbfp405kyoto.kyoto.ocn.ne.jp

昨年オーディオを再開するとき、いろんなスピーカを視聴しましたが、B&W も Dali もどれも同質の音で「コレでなくっちゃ」というのがありませんでした。

そのときは B&W でなく Dali を購入しましたが、それもいちばん安いの。

あれこれ言わず音楽を聴く分にはそれで十分以上だったのですが、でも半年過ぎたころから飽き初めて、結局は20年前の国産SPに戻ってしまいました。


10 :金持ち人:2006/02/12(日) 09:42:07 HOST:236249078203user.viplt.ne.jp

一見聞くと、B&Wのスピーカーは良い音がするように感じますが、長く使う人が少ない、音に飽きてしまうのでしょう。


11 :S&L:2006/02/12(日) 12:41:33 HOST:softbank218127146034.bbtec.net

>音に飽きてしまうのでしょう。

僕もそうおもいます。

確かに、凄く綺麗な音で欠点がほとんどない感じの音なのですが、どっぷりと漬かってしまうような部分があるんですよね。
一頃は売れに売れてハイエンドの代名詞になってましたが、最近はどうなんでしょう。
ジャズも全然問題なくてオールマイティな印象ありました。
しかし、良いスピーカーであることは確かです。


12 :金持ちの人:2006/02/12(日) 21:11:44 HOST:030229211203user.viplt.ne.jp

失礼なことを言うかも知れませんが、代理店と店が一体となってB&Wを売りまくってきましたが、そろそろ限界にきています。

B&Wの宣伝費に莫大な金を使いました。評論家と言われる方にも沢山・・・・しました。
はじめはユーザーをごまかすことが出来ても、ズ〜とというわけにはいきません。


13 :S&L:2006/02/12(日) 23:45:13 HOST:softbank218127146034.bbtec.net

>はじめはユーザーをごまかすことが出来ても、ズ〜とというわけにはいきません。

そこまで悪いスピーカーとは思わないけどね。(笑)
なんか、スピーカーとは別なところで悪い印象があるだけでないですか?


14 :金持ちの人:2006/02/13(月) 12:43:51 HOST:247229211203user.viplt.ne.jp

B&Wの価格設定が物凄いのです。聞いたらビックリ。
せっかく購入したなら、好きな人は楽しんで使ってください。


16 :金持ちの人:2006/02/14(火) 09:15:11 HOST:247229211203user.viplt.ne.jp

そんなこと言えませんが、常識では考えられない多額の宣伝費を投入しました。
会社一丸となって広告費、店へのリペート、評論家への○○等。

店や評論家が推薦すればたちまち売れますから。ユーザーなんかちょろいちょろい。


17 :株主:2006/02/15(水) 15:56:19 HOST:K118068.ppp.dion.ne.jp

確かにナカミチが代理店をやってた以降は、凄かったですね。

個人的には、技術者の皆さんは好感が持てます。
イギリス系の人の中では、クセのあるシステムや人物と言うよりニュートラルに近い人が、多いかもしれません。・・・ある意味、日本的かも?。 

- アメリカのADSの技術が行ってるかも?・・・。


19 :パルジファル:2006/02/16(木) 18:24:19 HOST:cf01.pref.okayama.jp 

同じ会社が輸入してるヘリコンとかいうスピーカーも人気が高いようですが、やはり宣伝が上手いんでしょうね。

 実際、聴いてみても、どこがいいんだか私には全く解りません。


20 :K.S.:2006/02/16(木) 18:53:52 HOST:ZL059198.ppp.dion.ne.jp

この掲示板の方々はB&Wに厳しい評価の方が多いようですね(私もその一人)。

特に古い?人にとって「昔は箸にも棒にも引っかからなかった?(怒られそう!)」B&Wが特に大きく変わった訳でもないのに、これほどまでに売れる事自体が異常に思える人も多いのではないでしょうか?

しばらく前にインフィニティーが馬鹿売れしましたが今は・・・二の舞か?


21 :金持ちの人:2006/02/16(木) 21:32:40 HOST:241188211203user.viplt.ne.jp

パルジファルさん  
B&Wと比べればヘリコンは大変良心的です。価格設定も大変良心的ですよ。
私がいうのですから間違いありません。ユーザーがどう捕えるかです。


2 :ひまじん:2005/11/14(月) 21:36:01 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net

私は、B&Wのユーザーなのですが、サブシステムに使っていますが、確かに音は良いです。

B&Wは、新素材のケブラーで出来ているわけですが、紙のスピーカーより安定していて湿度などの条件であまり音質が変化しないようです。

今日は、メインに使用の懐古なスピーカーは、天候としばらく使っていなかったせいで、音が好くありません。

B&Wは、イギリス製で、日本国内はもとより世界各国に輸出しているので、どこの国でもある程度評価を得るために、音質も個性的な音ではないようです。

日本のオーディオマニアの中には、音の評価も個性が少ない為に、つまらない音と評価されることも多いようですが、CDプレーヤーとアンプに良い物を選んで使用しますと、音楽が活き活きと鳴ります。

かつて、この掲示板で「B&Wノーチラス」が取り上げられましたが、評価が大変悪い投稿もあったと記憶しています。

今後は、日本のメーカーが日本と言う小さな市場で、本格的なスピーカーを作り続ける事は大変困難だと思います。かつてのオーディオ全盛期とは違い、今は条件が悪すぎて日本のメーカーはスピーカーからは事実上撤退したという状態です。
一部AV用のローコスト製品を作るだけのようです。スピーカーに限らず、オーディオ製品は世界市場で戦える製品を出せるメーカーしか生き残らないかも知れません。

もう一つは、ハイエンド・オーディオの分野で、個性的で高額商品でも買うユーザー層を狙った物も根強い需要があるようです。

B&Wは、800Dのようなハイエンド向けから、AVで使うようなDM600シリーズも出しているわけで、そうした事からも世界戦略をめざしていることが分かります。


4 :名無しさん:2006/01/17(火) 00:48:41 HOST:ZL013003.ppp.dion.ne.jp

確かにジャズを除けば、奥行きの音場感がすばらしくハイパワーアンプ(FET200w以上&400W以上)を使用しますとさらに良くなります。


5 :パルジファル:2006/01/17(火) 13:04:58 HOST:cf01.pref.okayama.jp 

ジャズの場合は、出るべきところで音が前に出てくれないと、らしくないですからね。

 それから、アンプの駆動力をより要求するってのは、ウーハーのダンパーがかなり固いためでしょう。なので、非力なアンプでは初動感度が得られに難いということですよ。

 しかし、「音場感」がウリのスピーカーって、リスニングルームの影響でそのウリの部分が大きく異なってまいりますから、良くも悪しくも誤解されやすいところですね。


22 :金欠:2006/03/19(日) 01:11:25 HOST:ZO157177.ppp.dion.ne.jp

>ウーハーのダンパーがかなり固いためでしょう。

確かにダブルダンパーや固めのエッジのやつは、音量上げないとダメですね。
小音量では聞けない・・・。


6 :名無しさん:2006/01/18(水) 15:06:07 HOST:ZQ082104.ppp.dion.ne.jp

確かにヨーロッパのスピーカーは、部屋の作りがレンガ・石等を想定してるでしょうから、使いこなしに一工夫はやらないとだめでしょうね。


7 :パルジファル:2006/01/18(水) 17:52:04 HOST:cf01.pref.okayama.jp 

壁や床が強固ですと、間接音が増え、音像も手前に張り出して、元気のいい音になりますね。

 その点、強固でない部屋では、SP背後の壁に音像が張り付いたようになることも。

 ま、ウチのボロ家では、背後の壁に張り付くどころか、壁の向こう側に音像が定位しちゃいますけどね。(勿論、調整済みですが。)


8 :貧乏人:2006/01/25(水) 16:00:41 HOST:ZO153092.ppp.dion.ne.jp

多分ジョンバウアーのイメージしてる音は、前に出る音だと判断してます。

例の大型モニターの設計から見ても、そう感じます。
30cmユニット-4発のやつ-


23 :bmw:2006/04/03(月) 23:27:28 HOST:59-190-119-212.eonet.ne.jp

2000年に802を買いました。
本当は JBLパラゴンをツイターを 075→045 に変え、ネットワークなしで
マルチで鳴らそうかとか、コンデンサーで自分の耳を信じながら思考錯誤してました。

そのときのメインスピーカーは ALTEC A7 でしたが、初めて聞く802の凄さはある意味、JBL ALTECを凌ぐものでした。

OLD JBL は確かに鮮やかさと軽さとリアルさを・・・ALTEC はまさにそこで、クリフード・ブラウンがトランペットを吹いてるような錯覚さえ覚えます。

しかし、802の腰の強さはなんとたとえればよいのでしょうか・・・

つい最近 Dタイプの存在を知り、不精になってしまった僕は聞いていませんが、
今の時代にこの SP からオーディオの世界に浸れる人たちが羨ましいですね。


27 :パルジファル:2007/10/06(土) 23:52:08 HOST:wacc2s1.ezweb.ne.jp

私もジジイに近づいたのか、最近は英国製 SP でひっそりとバロックでも聴きたいな〜と考えておりますが、昔憧れたスペンドール BCU だとかハーベ スHL みたいな音のSPが無いですね〜。

去年出逢った BCU のレプリカでも、ツイーターが元気過ぎて、全然音が違ってた。

ま、しかし、あの類いは長持ちしない作りになっているんでしょうナ。
吸音材にスポンジ使ってたりとか。


28 :SX3NW:2007/10/07(日) 11:24:37 HOST:28.19.87.61.ap.yournet.ne.jp

昔、大手家電店の積み上げ試聴室ぢゃスペンドールとかロジャースとかビクターのSXシリーズとかどれもインパクトがないんだよね。

あそこで聴いてインパクトある物は自宅に持ってくると手綱をそうとう締める必要があるんだ(笑)

ハーベスHLも5型やコンパクト以降は元気いっぱいの鳴り方するようになってたね。

B&Wについては、今の国産SPはほとんど擬似B&Wになっちまったようだ。
良く言えばフォロワ〜。逆だと物真似。ま、日本の得意分野だな(笑)


29 :パルジファル:2007/10/07(日) 12:55:58 HOST:wacc2s2.ezweb.ne.jp

装置を買う時には試聴しない方がいいですナ。
下手に試聴しちゃうと買うものが無くなってしまいます。

エイヤッー!と買ってから後戻り出来ない状態になれば、油汗かきながらでもなんとかせざるを得ないので、なんとかなっちゃう。


30 :SX3NW:2007/10/07(日) 21:40:08 HOST:28.19.87.61.ap.yournet.ne.jp

あんな試聴室ぢゃ一番地味に鳴るのがイイんですよね(笑)
部屋持ってくりゃ1/2の距離で聴くことになるんだし。

バッフルぎりぎりサイズのウーファーにメタルドーム2個付きのキンキラ金の国産3ウェイなんかは気をつけなきゃならん。

そういえばB&WのSS25は高能率フルレンジのような鮮度とピントきっちりで
素晴らしい音だったけど、デザインが酷いんだ(笑)


31 :Moon:2007/10/07(日) 23:09:25 HOST:i219-164-18-178.s02.a001.ap.plala.or.jp
>>29
 パルジファルさんの発言に1票!
と云いたいけど、私は『卒塔婆』と呼んでいる現代SP
試聴の前に見ただけで買う物なくなって、20年前のままです。


33 :パルジファル:2007/10/08(月) 13:27:17 HOST:wacc3s2.ezweb.ne.jp

聴かずにエイヤッー!の前提として、十分な予備知識と経験に基づくカンがありませんと、大失敗で冷や汗出っぱなしになってしまいますけどね。

それにしても、Moonさんがおっしゃるとおり、今時いい SPが無いですナ。
音さえ良けりゃ、墓石型でも目玉オヤジ型でも我慢するけどね〜。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1131836376/


▲△▽▼

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/04(火) 06:13:10 ID:omPvYYRn

タンノイユーザーがB&Wは数年で消えると断言 :


304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 20:37:23 ID:IpVKZK9M

乗せられて買うのは一時的もんだろ。
買っても悪きゃ直ぐ放出される。

それを30年繰り返し未だに人気が有り値が付く。
悪い流行物は自然淘汰されていくもんなんだよ。

確かにVLZは万人に向く物でもないし万能でもない。
消えていったスピーカーは5万と有れど生き残ってるには意味がある。

今、B&Wやディナを評判聞いて買うのとは訳が違うんだよ。
30年後に上の2つは間違い無く残ってない。

http://unkar.org/r/pav/1190728028

614 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/09/24(金) 14:19:14 ID:OWkQ/CtL

B&Wは直ぐ飽きるんだな

615 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/09/24(金) 14:41:56 ID:xI8O8Fhw

B&Wのスピーカーを欲しいとは一度も思った事がない

623 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/09/24(金) 21:08:15 ID:QBHoK88W

B&Wは人間のにおいがしないスピーカーだよな。 愛着が湧かない。

153 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/08/07(土) 20:28:54 ID:ReWhNcYY

B&Wの高域のカサつきはなんとかならんものかね

152 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/08/07(土) 20:12:28 ID:7Hq7YkAb

良心的なショップでJBLとB&Wどっちがいいかな?

って尋ねると即答でJBLと返ってきた。 理由を聞くと一生使えるってことだ。
それは音質は勿論だがそれよりも将来に渡りサポート(交換部品等や修理が安価)がしっかりしてるからと言われた。 で、俺は一生もんとしてJBLの4348を買って6年が経過してる。

154 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/08/07(土) 20:47:14 ID:cU/nyzHR

JBLもB&Wも良いとこは当然あるにしても、無難な音で面白くない。

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1260664587/

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/23(金) 00:55:37.00 ID:SQoFElgt

あの音色を退屈でつまらないと思わない訳?
音色を判断出来る耳を持たず雑誌の評価を頼りに選んだ800やら802やら買ったから尚更図星で必死なんだろうね


86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/22(木) 18:22:46.14 ID:ixOWwJkE

同じB&W機種同士での差別のし合い、醜いのうwww

どうもdiamondを以前の800モデルと差別化したい様だが、800diaとなっても、単調でスピーカーに音が張り付いた様な鳴り方しかできない、
空間表現能力皆無、スケール感皆無で「ただ、音が出てるだけ」 であるのは変わらない。

買ってしまったお馬鹿さんはなんて糞耳なんだろうと思うが、本当に他社製と聞き比べて買ったのか?

例えば、激しく高価格帯でなくとも、サシャ、KtemaやG2 GIYAなど(他にもあるが)の上品で、心に響く音色を奏でる、空間表現にも優れた他社SPだってあるだろうに・・・
デザイン性でも800の野暮ったさにくらべ、洗練され勝負にならないレベル。

800買ったお前ら、センスなさすぎw

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/22(木) 20:06:52.54 ID:ZQZ4+OsG
>>86
B&Wは優等生と揶揄されるけど、何でも単調で半端な再生に成ってしまうのは仕方ない所ですね。

音楽のモニターではなくて、音のモニターというか・・・

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/24(土) 00:17:37.96 ID:8y53sbG4

まぁ、800系はモニター系SPであり、音楽を聴くSPで無いことを認識出来ない糞耳所有者しか買わないがw

雑誌の提灯記事をあてにして購入した連中ばかりだから、そりゃ糞耳だよねw

800系はデザインも下品で卑猥な感じだし、購入者のセンスも疑われる...

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/25(日) 00:24:23.59 ID:X04mYplM

800信者って余程の糞耳か、自らの音色の判断で機種選びも出来ないというまさに弱者の癖に、他を認めず、800最強と周囲に宣伝しまくるというまさに精神病患者なのだが、お前らはそれを自覚しているのか?

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/25(日) 01:44:56.05 ID:NUdDEL+I

煽るつもりはないけど実際にストライクに欲しいと思える音で鳴ってる800DやDiaは、ショップも個人宅も経験ないんだよな。

DやDiaは密度や量感が出るのに薄っぺらい粒子感がね。
初めはそれがハイエンドっぽくて良かったんだけど。
気なるけど手が出ないSP。

パワーのないパワーアンプの方が合うのだろうか。

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/25(日) 02:13:06.08 ID:LGWZuOUq
>>133
バカだな。優等生な女性を色気出させるのが良いのではないか。

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/25(日) 02:16:16.21 ID:X04mYplM

何を鳴らしても、音がSPに張り付いた様にしか鳴らない上に退屈でとてもつまらない音色なのに、それを自分で音色が評価出来ないから雑誌の提灯記事を鵜呑みにして意気揚々と購入する糞耳がいて、その癖して800最高とか吹聴してるキチガイが多数いるのが問題

冷静に他社SPと800を比較すれば、音楽聞くのにまともな神経があれば800は普通買わない、デザインも下品だしw

センスのないモテないオッサンが買うSPかな800はwww

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/29(土) 12:28:27.33 ID:/cFYaoel

800シリーズは内部配線がヴァンデンハルの特注OFCなんでエージングに時間がかかりすぎるのが欠点だな。

高域がキレイに抜けるまで1000時間くらいはかかると思う。
昔からヴァンデンハルはそう。長く使えば使うほど馴染む。

鈍いユーザーの中には気付いてない奴もいるだろうが、1000時間くらい使った後、音がさらに良くなってるケースがあると思われる。 高域にほんの少しだけあった腫れぼったさが消えるのがエージング完了の合図。

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1316406070/

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/25(日) 04:52

B&Wは確かに中低域が薄くて中高域がきんきんって言うのはわかるけど単にセッテイングやアンプとの相性がだめなだけじゃないのかな。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/985368592/


 

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コメント
1. 中川隆[-10171] koaQ7Jey 2019年5月25日 05:36:25 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2176] 報告

B&W のモニター用スピーカーはプロが調整すれば物凄い音になるんだけど…


B&W 800シリーズは再生面での一切の誤魔化しが効きません。

旧マトリックスシリーズは現行のノーチラスシリーズと比べると全域に軽快なナチュラルさと穏やかさがあり、トゥイーターが歪んで五月蝿いと感じさせるようなことはあまり無かったのですが、Nautilusへモデルチェンジされ一気に現代的な高い解像度とスピード感を獲得した結果、厳格なモニタースピーカーとして接続される機器や録音の誤魔化しが一切許されない厳しさも同時に兼ね備えてしまった印象があります。そんなB&W 800シリーズのアキュレートなシビアさを目の前にすると、私などは身の丈に合わないと感じてどうしても尻込みしてしまいます。

迂闊にノーチラスに手を出したりすると・・・そのセッティングの神経質さを持て余してコントロール不能に陥り、望んでいたような音質が得られず、結果さじを投げ出したくなるかも知れません。B&Wの上位機種を中途半端なシステムと組み合わせてしまった場合、高域が金属的に耳につく、リラックスできない神経質な音に終始してしまうのです。

B&Wのサウンドは、正にモニタースピーカーの名に相応しい歪みのないアキュレートな広い音場とそこに浮かぶ正確でシャープな音像、強烈な解像感を伴うセンシティブでクールな高域とフラットな周波数特性など、他メーカーのスピーカーとは次元の異なる圧倒的な情報量が特徴です。反面これだけの情報量と引き換えに使いこなしの難しさも第一級。

ノーチラス・ツイーターの応答性の良さが災いし、生半可なクオリティのアンプやケーブルを繋げて音出しをした場合には、高域方向の神経質さが耳につきとても長時間聴いていられない類のキツく耳に痛い音になってしまう状況にしばしば出会います。

かといって分解能の低く高域方向が丸まった甘い音色のオーディオ機器との組み合わせではノーチラスが持つ本来の高解像度を基調とした高性能な持ち味を十分発揮することは出来ません。ノーチラスをそれらしく鳴らすためには、全帯域に於いてハイスピードで情報量が多く色付けを廃しながらも一切の歪み感を感じさせない質の高いアンプ・SACDプレーヤー・スピーカーケーブル・クリーンな電源システムなど、ブランドに惑わされないトータルでの優れたリスニング環境を揃えることが必須になります。

B&W800シリーズは、

艶っぽい個性的な音色を備えた危うい魅力のスピーカーに真空管アンプを繋げて、出てくる音は非現実的だけれども夢のような魅惑の音空間〜♪

的な方向性とは思考回路が全く正反対にあるスピーカーだと云えると思います。
http://www.audiostyle.net/archives/19598366.html


「新生B&W 800dの音に問題あり!?」

2005年3月25日、全国初という店頭展示品のB&W 800dが搬入されました。いつもなら速攻でハルズサークルの皆様に私のインプレッションを配信しているところなのですが、なぜあれから10日間経ってもそうしなかったのか?

それは私が800dの音に納得できず、逆に失望してしまったからなのです。

「なんだか低域の輪郭が見えないな〜? それに以前に802dを聴いた時のように透明感も薄いし、オーケストラの各パートもばらばらみたいにつながりが悪いし…」

私はここでのスピーカーのセッティングでは、これまでの経験から左右のトゥイーター間で3メートル、私の耳から約4メートルという距離でNEOやStradivari Homageなどのリプレースメントをしてきました。そのトライアングルの関係を何も疑うことなく、上手くNEOとStradivari Homageの中間に800dを配置して三者のスピーカーが等環境で聴けるようにしました。

次に気がかりなのはスピーカーケーブルです。YEMANJA BI-WIREはスピーカー側の4本のうち2本だけを長らく使用してきました。NEOやStradivari Homageはシングルワイヤーでの接続なので、残る2本のケーブルはまったく未使用でありバーンインは全然出来ていないものです。私はバーンインが完了している2本を800dの中・高域に、まったく使用していなかった方をウーファー用としてつなぎました。これが第二の要因でした。

セッティング、ケーブル、アンプの相性という三つの要素がまっさら新品の800dに関して私の期待にそぐわない第一声を出してしまったのではないかと推測してしまいました。各々の要素を調和させるためにも先ずはバーンインを進めなくてはと、自分を納得させてPADのシステムエンハンサーをリピートさせることにしました。

              -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

翌日も試聴しましたが昨日の印象は変わりなく、それからの数日間の配信の中でも「これから800dを試聴してみます」と述べていたものですが、大勢に影響なく数日が経過していきました。

そして、次の展開がありました。それは気になっていたアンプの相性ということでNEOの低域コントロールで抜群のドライブ力を発揮していたChord SPM 14000が戻り、この組み合わせでもシステムエンハンサーを三日間徹夜でリピートさせてきた3/31のことでした。

そろそろケーブルのバーンインも進み、これほど強力な制動力を持つパワーアンプを駆使しての800dの音は果たしてどうであったか?

              -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

今度こそは、と期待して試聴に望みましたが、ダメでした。私が色々な曲を試聴しての印象は800dに関する低域再生が以前のS800と比較しても解像度、分解能、ダンピングのされ方、などで極めて不満であり疑問に思うという結論に致りました。
 低域の音像が膨らみます。打楽器のテンションはゆるく不要な響きを残すようです。ドラムやベースに引き締まった質感がなく膨張しています。 ドラムのアタックもゆるくなっていてスピード感もありません。 また微妙に音階が異なるドラムの連打などももったりとして音階が変わる部分が再現されません。

 エレキベースの音も正体不明にブーミーな感じがします。 オーケストラではわかりにくいのですが、ティンパニーなどの音像が大きくなりコントラバスの音は洪水のように溢れてしまいます。

 今日は耳の良いお得意様がNEOと比較されて、800dよりもNEOの方が良いという印象を口にしました。もちろん私は何も言っていませんが、お客様に与える印象がこのようなことでは今後の試聴と接客に自信はもてません。

 返品したいくらいです・・・(-_-;)

 私は深刻に800dの音がこのままであったらどうしようかと色々と悩んでいましたが…!?

「コンポーネントとしては願うべくもないレベルのものが揃っており、ケーブルも次第にバーンインが進んでいる。これらの要素が問題ないとすると消去法で考えると残る可能性はなんだろうか!? そうだ!! これをやってみなくては!! 」

トゥイーター間3メートルと他のスピーカーと同様に整然と並べたものの、待てよ?
Signature 800の時もNautilusの時もトゥイーターの間隔は2.4から2.8メートル程度でベストではなかったか? では私のリプレースメントに間違いがあったのでは!?

早速トゥイーターの間隔を2.4メートルとして私の耳からの距離も約3.6メートルと一回りトライアングルを小さくした。


              -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

先ず最初に低域の打楽器の輪郭がどう表現されるか、重量感とスピード感は両立するのか、というチェックに昨日まで何度もかけていたAudio labの「THE DIALOGUE」から(1) WITH BASSをかけてみることにした。すると…?

「あー!! キックドラムに個体感が出てきた。テンションがふたまわりも引き締められているぞ!!

ウッドベースの輪郭が鮮明になってる!! そうだよ、これだよ!!」

と、あまりの変化の大きさに唖然としながらも、以前の記憶を上回るクォリティーが私のデータファイルを瞬時に更新していく。では次だ。

多用な楽器が背景を埋めてヴォーカルも同時にチェックできるものをと「Muse」からフィリッパ・ジョルダーノ 1.ハバネラをかけることにした。ヴォーカルはもちろんだが、センターでゆったりとならされるドラムの響きがチェックポイントだ。

「うんうん、そうそう、これだよこれ!!」

今まで扁平に広がり緩慢になっていたドラムが明らかに変わっている。拡散していた低音のエネルギーをセンターにかき集め密度感を高めたように濃密で重々しいドラムに変わっているではないか!!

そして、あろうことかフィリッパのヴォーカルはバックコーラスでもセンターでのメインヴォーカルでも両方で鮮度を高め、周囲との色彩感でコントラストを鮮明にしているではないか。なんと言うことか!!

一般的にオーケストラはスピーカーの間隔は広い方が音場感も出やすいと思われているものだが、おなじみのマーラー交響曲第一番「巨人」小澤征爾/ボストン交響楽団で第二楽章をかけた。

「おいおい、うそだろう〜」

左側からの弦楽器のエコー感を右チャンネルが引き継いで拡散していく、逆に右側の弦楽器の余韻感は左チャンネルが引き受けて余韻感を広げていく。私が常々感じていた左右チャンネルの連係による音場感の再現がこの時に達成された。

ヴァイオリンの質感が今までと違って潤いを帯びているのはなぜなんだ!?

金管楽器の解像度が上がりストレスもなくなり聴きやすくなったのはなぜなんだ!?
木管楽器の音色がしなやかに変化したのはなぜなんだ!?

Nautilus以来私はB&Wのスピーカーに関してはクロスセッティングを標準としているのだが、その効用としては三次元的な音場展開と奥行き感の素晴らしさ、そしてセンターに位置するヴォーカルなどの質感と背後の伴奏の対比がある。当然今回の800dでもクロスセッティングを初めからしていたのだが、今日のセッティングの変更からチェックしなくてはと次にかけたのはおなじみの…。
http://www.kkv.no/ 


kirkelig Kulturverksted(シルケリグ・クルチュールヴェルクスタ)
・Thirty Years’Fidelity より

7.トラックでは冒頭のコーラスが始まったところで私の口はしばらくあきっぱなしとなってしまった。昨日までの空間表現よりも三倍くらいの深みがあり、余韻感の浮遊する時間軸は二倍くらい増加したのではと思うくらいに伸びがある。

そして、Ole PausのVoiceはぎゅっと圧縮したように800dのセンターで濃密な質感をたたえ、口元の輪郭がくっきりと浮かぶ。こんなにも違うものなのか!!

10.トラック目では更なる驚きが待っていた。女性ヴォーカリストRIM BANNAがソロで歌い上げる導入部で既に違いがわかる。中空に浮かぶという表現を私は良く使うのだが、昨日までは彼女の口元はピントがずれた写真のように実態感が希薄だった。しかし、今日のセッティングで変化したのはまさにタイトリーフォーカス!! という感じでトレーシングペーパーでなぞれるほどの輪郭を引き立たせているのである。

なんということだろうか!! この一週間というもの私は何を聴いてきたのか!!

              -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

新しい800d、801dと802dに関しては標準仕様のボールスライダーを取り外してB&Wが純正アクセサリーとして供給するスパイクに変更できるという。しかし、私は今までは多数のスピーカーを置き換えてベストポジションに移動するためにスパイクに換装することはしていなかった。

しかし、今日の変化は大きすぎる。セッティングによって誤った評価をしたのではいけないと考え、日本マランツの澤田氏に尋ねるとB&Wは800dだけは無条件でスパイクを取り付けて音出しをしていたと言うではないか。そこで純正のスパイクを直ちにマランツ担当者に発注し、それが来るまではとゴールドムンドのコーンを使って800dをスパイクで三点支持に変更してみた。そうしたら…!?

「あら〜、どうしてオーケストラの弦楽器がきれいになるの!?なぜキックドラムのテンションが引き締まるの!?

なぜヴォーカルはウェットに滑らかになるの!?」

今までテストしてきた曲を次々に聴き直すたびにスパイクのよる変化の大きさが直前までの評価をすべて塗り替えていくではないか!! これは違いすぎるぞ!!
800dを導入して十日目にしてやっと私は本当のパフォーマンスを引き出すことが出来ました。そして、昨日までの状態が続いていたとしたら何と被害甚大なミスを犯すところであったと、セッティングの重要さを今更ながら思い知るところです。

              -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

この段階でさえ仮のスパイク設置にして音質の変化に驚いていたのですが、事実は更に奥深いものがあったのです。それでは、まず下記のリンクをご覧下さい。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/op-pho/bw-spike.html


私が上記にてゴールドムンドのコーンで三点支持で試聴したということは、この写真1においてボールスライダーに引っかからないようにフロント側に二個、リアー側に一個のスパイクを台座の側壁というか写真2で見られる板厚の縁で荷重を支えるような位置にゴールドムンド・コーンをはさんでセッティングしたものでした。
さあ、本日手配しておいたB&W純正のスパイク・キットが到着しましたので、それを早速取り付けることにしたのです。

滅多に見ることが出来ないので800dの台座の底部ですが、これが写真1です。ここに見られるビスを取り外すと写真2のようにネットワークが見られるということですね。

多数のビスを取り外すので電動ドライバーを用意したら、何とこの部分のビスは普通のプラスネジでもヘックス(六角)レンチのビスでもなく、いわゆるスターレンチという特殊な工具で締め込むタイプのものでした^_^;従って一個一個手で取り外しするということになりました。

そして、写真3がボールスライダーを取り外した部分を拡大したものです。
どうですか、この肉厚のある装着部の剛性は!!

四方四辺の板の縁に簡易的にスパイクをはさむように事とは違って、これほど重厚な構造にスパイクを取り付けるのだから更に違いが出るだろうと期待が膨らむ!!
125Kgもある800dを一人で横倒ししてスパイクを取り付けるのは危険なのでお勧めできないが、ピアノ運送で納品された際に業者の手で交換することは可能であるという。

さて、次に注目して頂きたいのは純正スパイクの構造だが、Signature 800に付属していたスパイクのシャフトの太さの三倍程度の太さがあり、それを写真4でまず注目して頂ければと思う。この極太シャフトにかぶせるようにリングがねじ込まれているが、これは高さ調整のあとに固定するためのものです。

ご覧のように床面を傷つけないように合成樹脂の先端を付けたものとスパイクのもの二種類を選択することが出来、更に取り付けたときにシャフトの高さを調整できるようにタッピングが切ってある肉厚の盛り上がりがある方とない方を上下で選択できる。私はここでのセッティングでは写真4の右下の方法で設置しました。
私も多数のハイエンドメーカーのスピーカーに装着するスパイクを色々と見てきましたが、これほど極太シャフトで剛性が高いものを見たのは初めてです。あっ、そうそう、ゴールドムンドのFULL EPILOGUEの一番下に付いているスパイクもこのくらいの太さでした。

いよいよ取り付けが終わったのが写真5です。この状態で直接床にぐさりと置きましたが、この状態で台座の底面は床から6センチまで上がりました。しかし、125Kgの800dが文字通りビクともしない状態を手に感じるとやってよかったと思いました。
腹具合に満足して試聴に入っていくと…!?

なんということか、センターポジションのソファーに歩いていく途中で既に鳴り方が変わっているのに驚いてしまった!!

最初のこの一曲でこけたら、もう次はないと思っている(笑)マーラー交響曲第一番「巨人」小澤征爾/ボストン交響楽団で第二楽章をかけることにしました。
トゥイーター間隔3メートルで、次に2.4メートルにして誤解が解け、次に簡易的にスパイクで三点支持でと、この過程においても800dの中高域の素晴らしさは十分にわかっていたつもりだったのですが、完全に昨日までの音は間違いであったと瞬時に見せ付けられることになってしまいました。

「なんなんだ、このノイズフロアーの低さは!! それが楽音のすべてに予想以上の変化を与えているではないか!! 」

床への設置を確実にすること、メカニカルアースを確立するということが聴感上でのノイズフロアーを引き下げるということは何度も経験したきたはずですが、この時に私の耳が受け取った変化のありようは尋常ではなかった!!
「この弦楽器は最高だ!! 」

冒頭の弦楽器の合奏で瞬間的に感じた一言は私のレベルでこれまで聴いてきた音質の膨大な記憶との照合での感動です。光り輝きながら響くヴァイオリンでありながら刺激成分をまったく含まず、弦楽器の音をスピーカーという存在がここまで浄化してくれるのかと驚きと感動が胸を熱くするほどでした。

そのB&Wの理論を実際の音質に仕上げるために何が必要であったのか?

剛性の高いスパイクで設置することによって表れたのは、800dの周辺に存在する空気の浄化作用に他なりません。今までは微量の霧か水蒸気と例えられるものがあったことに気が付かなかっただけなのでしょう。それは肉眼では気が付かない半透明の白く極薄のベールをふんわりとスピーカーにおおいかぶせていたようなのです。
それが、今日の800dではダイヤモンドの放つ熱い輝きに瞬間的に蒸発されられてしまったように視界が晴れ渡り、鮮明さという言葉を二乗したほどに楽音を明るく浮かび上がらせています。

しかし、このような弦楽器の質感がしなやかで聴きやすいということは、歪み感が究極的に除去されたということかと思いました。すると木管楽器のたおやかな質感も解像度を向上させているので、余韻感に潤いが追加されてきました。逆に金管楽器がエネルギッシュに吹かれる場面では耳に刺さるようなストレスはまったくなく気が付かないうちにボリュームが上がってしまいます。

              -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

これではすべてを聴き直さなければ…、という思いが浮かび迷うことなく次の選曲に進んでいきました。
http://www.kkv.no/ 


kirkelig Kulturverksted(シルケリグ・クルチュールヴェルクスタ)
・Thirty Years’Fidelity より


7.トラックでは出だしのコーラスが始まった瞬間に私の過去の記憶からサーチして以前の音質との相違点を次々と発見し、同時にこれがベストなのではという思いから記憶のデータを瞬間的に上書きしてしまった。

10.トラック目で女性ヴォーカリストRIM BANNAがソロで歌い上げる導入部を耳にした時には予感から実感に変わっていた。

「なんでこんなに色彩感が濃いんだろうか!?」

歌手の発する声質そのものが濃厚になり、私から見てそこにいるだろうという位置関係がことさらに鮮明になっている。今まで聴いたきたこのディスクの情報は例えればトレーシングペーパーをかぶせて透かし見た画像だったようだ。それがなんとしたことか、今日の800dでは一点の曇りもないガラスを乗せて彼らの歌声を見ているように色合いと輪郭、そして色彩が薄れていく余韻感までもがくっきりと描かれるのだから堪らない!! 視覚的にこのように例えられる変化が起こってしまったのだから、もう昨日までの800dの記憶には価値観を見出すことが出来ないほどだ!!

              -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

さあ、次だ!! チェックしたいディスクに交換していくのが加速される!!

たAudio labの「THE DIALOGUE」から(1) WITH BASSをかけてみる。すると…?

「これじゃあ詐欺だ!! 昨日までの800dの低域は何だったんだー!!」

呆れる、というのはこのことか!? 今までは2.4メートルの間隔で再セットしたが、同時に4個のウーファーも2.4メートルの左右の間隔があり、片側の800dの二個のウーファーは高さで60センチくらいの開きがあるので、縦0.6メートル横2.4メートルの長方形の面積で最初の頃の800dの低域は感じられていました。

ところが、今ここで叩かれるキックドラムの音像はそのような横長の長方形に見える音像のサイズから、縦横60センチ四方の正方形に変化して800dのセンターにくっきりと打音のあるなしを表現しているではないか!! この引き締まりようはなんとしたことか!! そればかりではない。

打音の有り無しと表現したのは打撃音のエコー感と感じていたものは、実は不要な共振か何かの原因で録音に入っていないものが現れていたということがわかってしまったのです。つまり、強力なブレーキがかかっている低域なので、打撃音が消え去った後には何も残っていないということを当然のごとく見せ付けるのです。

それがシンバルや金属の鳴り物を叩いた高域の打音についても、上記のノイズフロアー低下という現象を裏付けるものになっており、スティックがヒットした相手の楽器の正面からの投影面積を極めて小型化してしまっています。これは凄い!!

プロゴルファーの愛用のクラブでは打点の一部が中心に集まっているようにキズがあったり、プロテニスプレーヤーのラケットではガットの中心点だけが磨耗しているように、打楽器のスイートスポットを未体験のレベルで絞り込んでいるのです。こんなDIALOGUEを聴くのは初めてです!!

そして、低域の音像が引き締まりながら同時に重みを増していること、高域の打音に関しても音像が小型化してテンションが上がっているというエネルギー感の集中が実現されたということ、こんな変化がセッティングの変更でたちどころに表れるのだから800dの能力が底なしに見えてくるのでした。

              -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

弦楽器とオーケストラ、そしてヴォーカルと打楽器と次々にチェックポイントを新記録で通過していく“今日の800d”で、次にこれをかけてみることにした。
「Muse」からフィリッパ・ジョルダーノ 1.ハバネラをかけることにした。
http://www.universal-music.co.jp/classics/healing_menu.html


これはBRASS SHELLの開発の時にSignature 800で耳が擦り切れるくらい(笑)何度も繰り返し聴いたことを思い出しながら、その冒頭のバックコーラスとフィリッパのセンターに浮かぶメインヴォーカルの対比をチッェクし、そしてセンターでゆったりと鳴らされるドラムに着目し、フォルテで拡散していくエコー感の描写力に目と
耳を傾けてきたものだった。

さあ、本物の800dが何を聴かせてくれるのか!?

イントロのバックコーラスでは実に多彩なハーモニーが展開されていることに驚く。抽選券や宝くじの銀色のスクラッチを思い出してしまった。スクラッチを削るのに細いペン先で削っているように銀色の面に引っかき傷をつけていたようであり、今まではどうやら細い数本の削り跡から何が書いてあるのか文字の一部から想像していたようなのです。

ところが、今聴こえてきたフィリッパのコーラスとセンターに位置するヴォーカルの鮮やかさはどうでしょう!! 幅2.4メートルの全面にバックコーラスが展開するどころか、800dの両翼に更にエコー感を拡散しているのでキャンバスの面積は1.5倍ほども大きくなっている。そのキャンバスには先ず下地として鮮やかなブルーが全面に塗られ、それが乾いてから純白で上塗りしていたようなのです。次にオイルだけを筆先につけて擦るように動かすと、下地のブルーが白といっしょに溶け出してきれいな水色が表れてきます。しかし、白のキャンバスに最初からいきなり水色の絵の具を乗せたものとは周囲のグラデーションのあり方が本質的に違うようです。

白と水色の境目はどうしても見えてしまいますが、下地のブルーと上塗りした白がオイルの量によって水色と化し、オイルがなくなってきた周辺部では溶け合った二色がえもいわれぬ中間色として楽音の余韻感を代弁してくれるようです。真ん中はくっきりと、しかし周辺部では次第に中間色から白へとなだらかな階調の変化を見せるということは、楽音の核心をいかに鮮明に描き出すのかという800dの能力の表れ、そしてセッティングによる潜在能力の開花としか言いようがありません。

冒頭の複数のヴォーカルを聴き始めた瞬間に立ち上るイマジネーションの絶対量は、実は私の想像力の産物ではなく、誰もが体験できる800dという存在の極めて優れた中立性に他ならないのです。無色透明であるからこそ、録音に封じ込めたアーチストのセンスが原色のままで引き出されるという事実はそれほど多くないものです!!

さあ、センターにドラムが一定のリズムで出てくる頃合です。すると…!?

「え〜、どうしてこんなに!?」

先ほどのDIALOGUEで見せた低域の音像が、面積として六分の一になってしまったという例えは見事にここでも発揮されました。しかし、ちょっと背景との位置関係が違っています。

今までは縦0.6メートル横2.4メートルの長方形は左右ウーファーの下半分くらいから床面に裾を広げるように展開していました。ちょうど富士山の白い頂上付近に最初の打音があって、その余韻感がゆったりと裾野を広がっていったというイメージでしょうか? しかし、たった今のこれはなんとしたことでしょう!!

ドラムの打音の最初のポジションは上下二個のウーファーの上側とミッドレンジのユニットがある高さ付近に持ち上がって聴こえるではありませんか!!

何でドラムのような楽器の定位感がこんなにも変化してしまうのか!!

そこで考え始めました。800dのクロスオーバー周波数は350Hzと4KHzです。そして…

新トゥイーターの新しいサスペンションによる低域共振周波数は、現行のものに比べてわずか20%の200Hzです。これによってファーストオーダー(6dB/oct)のフィルターの使用(つまりコンデンサー1個だけ)が可能になりました。
ネットワークに使用する全てのフィルムコンデンサーにはドイツのムンドルフ社製スペシャルコンデンサーを採用しています。特にダイヤモンド・トゥイーターには金含有銀箔コンデンサー(M-Cap Supream Silver/Gold)を採用しています。

もちろん音圧レスポンスのスロープはファーストオーダーではありません。ドライバーユニット自身の特性と合わせて実際には、ほぼセカンドオーダー(12dB/oct)の特性になっています。通常この場合平坦特性を得るにはドライバーユニットを逆相接続することが必要ですが、B&Wはこのような接続をとったことがありません。

それは基音に対してハーモニクスが逆相になるからだと言います。単純に半波長分前に出すことによってシステムは常に正相を保てるわけです。これがノーチラスヘッドに対して今回のダイヤモンド・トゥイーターの先端が以前に比べてクロスオーバー周波数の半波長分前に出た取り付け位置になったことの要因です。

そして低音用ドライバーについて三つの重要な要素があると言います。コーンは非常に強いコーンが必要です。レゾナンス(共振)レゾナンスに対する良好なダンピングが必要です。トランス・ミッション(伝達性)キャビネット内部からの音に対する低い伝達性、つまり遮断性が必要です。

B&Wはロハセル(PMIポリメタクリルイミド独立発泡体)と呼ばれる新素材を発見しました。これがロハセル(サンドイッチ)コーンです。

ロハセルとはドイツ、ローム社のハイテク素材であり(ポリメタクリルイミド独立発泡体)航空機やスペースシャトル、新幹線のボディに使用される軽くて非常に剛性の高い素材です。厚いロハセル(8〜10mm)の表裏にカーボンファイバークロスを貼って(サンドイッチにして)使用しています。軽く、剛性が高く、内部損失が大きく、遮音性が高い。B&Wはこのコーンによって、ペーパーケブラーコーンの三倍の強度を得ました。

さて、この新しいウーファーはクロスオーバー周波数である350Hzから上は18dB/octでハイカットされ、ミッドレンジは上下ともに12dB/oct、そして上記のようにトゥイーターは6dB/octでローカットされています。私の経験上、これらのネットワークにおける遮断特性とスロープのあり方はセッティングによって真価を発揮するもの
とそうでないスピーカーがありました。簡単に言えばシステムの変更やセッティングの変更による音質変化を引き出すためにはネットワークがシンプル、かつパスしていく情報量に欠落があってはいけないということです。

逆説的に言えば、今起こったような低域の反応の素晴らしさがB&Wの純正スパイクによって引き出されたということでネットワークの優秀さを裏付けるものと言えます。セッティングの変化によって低域の楽音の上下の定位感が変化するということは、セッティングを変更する前後でも電気的には同じ仕事をしていたということになり、微細な情報をスパイクなしでも伝送し再生していたということになります。
その微細な情報の伝送ということはウーファーとミッドレンジの連係によってもたらされるものであり、一番大きなエネルギーを消費し、それをキャビネットに伝えてしまう低域の信号だからこそスパイク使用時に大きな変化があったのでしょう。
ここです!! 新素材の採用によって究極の高速反応を得た800dのウーファーは同時にキャビネット内部からのバックプレッシャーを遮音する効果も倍増し、ミッドレンジとの連係作業によって司る低域の定位感にも変化を引き起こしました。それはボディー全体を支持する方法がスパイクの使用によって本性を表したものということ、いやB&Wはスパイクを標準としてこれらの音を作ってきたということなのです!!
              -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

Yo-Yo MaのSimply Baroqueを取り出してきました。

http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/YOYOMA/
10. Concerto in G Major for Cello and String Orchestra, G. 480


この曲は思い返すことが出来ないほど多数のハイエンドスピーカーたちで試聴してきました。その中には800dの数倍にまで及ぶ価格帯のものもあり、音楽CDで座右の銘というものがあるとすれば、私の場合にはこの一枚を手元に置くでしょう。

上記ではウーファーとミッドレンジの連係による低域楽器の再現性を述べましたが、800dが描くチェロはちょうど打ってつけの楽器かもしれません。そんな思いを胸にP-01をスタートさせました。

「あ〜、何と美しいことか。流れるような…、とはこのことだ!! 」

アムステルダム・バロックオーケストラとコープマンのコンビがポッケリーニの名曲を奏で始めました。オリジナル楽器のヴァイオリンの透き通るような音色が左右の800dの中間にほとばしります。さあ、この時に私が感じたことは、先ず以前に数え切れないほどに聴き込んできたはずなのに、ヴァイオリン演奏者の数がこれほどまでにないくらいに大人数に感じるということでした。

ひとりひとりが奏でるアルコはことさら質感に柔軟性を帯びているのに、なぜか凛とした佇まいを見せて各々の輪郭を引き立たせ、一人ずつ独立した奏者であることを自己主張する。それらが幾層のレイヤーとなって800dの周囲に一人ずつ色合いの違う余韻感を発することを800dによって許可されたように、今まで気が付かなかった奏者一人ずつの余韻感の尾ひれが観察できるのです。これはなんと言うことか!!
今まで、これほどの情報量がたたまれてしまってあったなんて!!

導入部でのヴァイオリンが800d周辺の空気に流動感を作り出し、その中に定点としてコープマンのハープシコードがきらめきを定着させる。美観と解像度という感性と物性表現の両者をいとも簡単に同居させるような再生音は始めてだ!!

さあ、3ウェイのすべてのユニットが共同作業で再現しなければならないYo-Yo Maのチェロが入ってきた。それを“見た”私の口から思わず言葉が漏れる…。

「あ〜、チェロが浮かんでいるぞ!!」

軽やかな音色のバロック・チェロに改造したものをYo-Yo Maは弾いているのだが、その音階の変化に応じて定位感がふらつくようなことはない。私の正面3.6メートルの距離にある800dはそれ自体が高さ60センチ程度の小ステージを持っているかのように、床面からすべての楽音を空間に持ち上げ音場感を上へと拡散する。過激な打撃音でウーファーの特性を語るのは以前のB&Wスピーカーで散々やってきたものだが、この時間帯と今の心境からはアグレッシブな再生音は勘弁して欲しいと思われた。

私が800dで強調したいところは3ウェイのシステムでありながら、すべての楽音が音階の移行によって切り離されることなく素晴らしい連続性が得られるということです。それは上記で述べているように打楽器の強烈なアタックでも、そして今この瞬間のYo-Yo Maとコープマンを取り囲むアムステルダム・バロックオーケストラの演奏でも同じことなのです。

それは超高速反応のウーファーによってミッドレンジとの境目をなくしたことで実現できるたものであり、コンデンサー一個という一次フィルターで使えるようになったダイヤモンド・トゥイーターとミッドレンジとの整合性の素晴らしさでもあり、そして3ウェイのユニット三者に共通したテンションと高精度な動作環境として今日の実験で明らかになった純正スパイクという土台の確立という複数の要因が成しえたものなのです。

私は、Simply Baroqueを聴きながら、オリジナルNautilusを思い出し、Signature 800で試聴した記憶を呼び起こし、そしてこれまでに手がけてきた本当に多数のスピーカーたちの個性を再評価してきました。

それは何を意味するのか!!

800dこそ私が過去に体験しえなかった能力を持っているスピーカーだということを今夜認めてしまったということです。  
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/bw800/7f.html


▲△▽▼


「1,600万円のオーディオ装置」 2008.3.28

先日のブログにも書いたことだが、とある友人の紹介でオーディオ輸入業を仕事とされている方のご自宅を訪問させていただき、ご自慢の装置でいくつか音盤を聴かせていただいた。

何とスピーカーや高性能アンプ、CDプレーヤーなどで正味1,600万円ほどだという。地下1階の防音の効いた30畳ほどのリスニング・ルームにどっしりと鎮座している様は誠に神々しい。

あらゆるジャンルの音楽(J-Popから民族音楽風のもの、Jazz Vocal、クラシック音楽など)を耳にしたが、どうやらこのマシーンはオーケストラを聴くために調整してあるらしく、やはりクラシックのしかも管弦楽曲が抜群の音色で鳴っていた。レヴァイン指揮するサン=サーンスの「オルガン」交響曲第 2楽章冒頭やアバド&ルツェルン祝祭のマーラー「復活」冒頭、ドビュッシーの「海」第3楽章終結などなど、まるで目の前で実際に演奏されているかのごとくめくるめく錯覚をおこすほどの見事さであった。その彼曰く、

「世間の人は生演奏で聴くのが一番いいというじゃないですか。
確かに「実演」がベストです。でも、実演が必ずしも良い演奏とは限りません。先日などは3万円も払ってベルリン・フィルを聴きに行ったところ金管の何某がとちったものだからアンサンブルがガタガタになり、最低だったんですよ。
だから、名演を聴くならしっかり調整された最高のオーディオ装置で聴く方が良い場合が多いんです」と。

なるほど、確かにそう言われればそうかもしれない。ついでに彼が言っていたのは
「それまで名演だと思っていた演奏がこの装置で聴くと、特にオーケストラの良し悪しが手にとるようにわかるようになり、がっかりさせられることも多々ある」
ということ。ゲルギエフの「ハルサイ」などはその典型らしい。
へぇ、そうなんだと感心しながらもちょっと腑に落ちないなと感じる。


僕はSP復刻盤といわれる戦前録音された録音レンジの狭いCDを時折聴く。音質が悪いとはいえ感動させられてしまうのだから音の良し悪しを超越するエネルギーがあるのだろう。メンゲルベルクのチャイコフスキー「悲愴」やフルトヴェングラーのベートーヴェンなどはその際たるもので、今の時代に聴いてもその音楽の素晴らしさは最新録音盤を超える何かが確かにある。

「音」を聴きたいのではなく「音楽」を楽しみたいのである。音がいかに完璧に再生されるかに興味があるのではなく、心が震える感動体験がしたいのである。

確かにCD ラジカセじゃ限界があろう。でも、僕は今もっているオーディオ装置で充分だなと正直思ってしまった。そこそこ優秀な装置があれば音楽は「愉悦」を運んでくれる。そして何といっても、多少の瑕があろうと実演・生演奏のもつ波動が一番だ。

こう書くうちに以前柳田邦男氏が、「人生の1枚のレコード」と題するエッセーでメンゲルベルクの指揮するバッハの「マタイ受難曲」に言及し、その感動的な演奏に対する深い想いを書いておられることを思い出した。その中で「追記」された文章があり、それがとても印象的で、僕の今回の体験と何となく同じようなニュアンスを感じたので、その部分を抜粋させていただく。

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メンゲルベルク指揮のマタイ受難曲は、心を病んでいた私の次男・洋二郎も何度となく聴いていたレコードだった。1993年夏、自ら命を絶った洋二郎の遺体を病院から引き取って家に帰った時、偶然にもマタイ受難曲のアリア「主よ憐れみたまえ」がテレビから流れた。

「憐れみたまえ、わが神よ」をテーマ曲にしたアンドレイ・タルコフスキーの映画『サクリファイス』が、まさに終わろうとしていたのだった。私は、立ちすくんだ。それ以後、マタイ受難曲は、私にとって人生全体をゆさぶられるような重い曲となっている。

なお、音楽美学やドイツ音楽史の専門家で国立音楽大学教授の礒山雅氏は、詳細な作品研究の著書『マタイ受難曲』(東京書籍)のなかで、メンゲルベルク指揮のこの演奏を、バッハの基本からはずれていて、とくにテンポの伸び縮みがあまりにも恣意的だと、きびしく批判し、

「聴いていて途方に暮れ」
「うんざりする」

とまで書いている。批判は演奏に対してだけでなく、聴き手に対しても向けられ、

「この演奏に感動して涙する若い聴き手がいると聞くのだが、そういう人はどうやって耳の抵抗を克服しているのか、知りたいものである」

と冷笑している。どうやら楽譜を読みこなす力のない私や息子は、マタイ受難曲を聴くには失格らしいのだが、音楽とは人生の状況のなかでの魂の響き合いではないかと考えている私は、「それでもメンゲルベルク指揮のあの演奏は私の魂をゆさぶる」という感覚をいまも抱いている。
「かけがえのない日々」(柳田邦男著)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/410124913X/250-8550177-4320268?ie=UTF8&tag=opus3asyuracom-22&linkCode=xm2&camp=247&creativeASIN=410124913X
より

http://classic.opus-3.net/column/16002008328/


Willem Mengelberg [Matthäus-Passion]

Johann Sebastian Bach (1685-1750)
Matthaus-Passion BWV 244 (1727)
Willem Mengelberg & Concertgebouw Orchestra - 1939
https://www.youtube.com/results?search_query=Mengelberg++Matthew+Passion+
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9021434

2. 中川隆[-10170] koaQ7Jey 2019年5月25日 05:39:24 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2177] 報告

B&W の様なモニター・スピーカは音楽を愉しむ為には作られていない


モニターの音はどうあるべきなのか!!

大阪のMusic Well studio の○○○○と申します。

私は常に “フラット” な音環境を切望し、そこを追究する事がリスナーの皆様に対しての責任だと日々考えております。目指すは良いものと悪いものをしっかり聴き分ける事が出来るフラットな環境です。その様な着色のない環境での制作を可能にしないと最終アウトプット(流通商品)時点では大変な事になります。

制作初期段階で少しでもピーキーなものが出来上がってしまうと、その後段階での作業で段々としわ寄せが積み重なり、ごまかしごまかしで最終的にはろくなものにはなりません。

制作スタジオに求められるのは限りなくフラットな音響環境です。
決して良い音も悪い音も『立派な音にしてしまう再生環境』ではありません。

Studioで自然に出来た“音の印象”がどの様な再生環境(ヘッドフォン、ラジカセ、カーステ、喫茶店の天井スピーカーそして高級オーディオ等)においても“同じ印象”で聴く事が出来れば、制作環境としては最高の状態と言えます。

歴史的に、あまり良い環境で制作出来なかった頃に“エンジニアの勘”というものが生まれ、そしてそれが重要視されてきた気がします。

フラットな再生環境では無いため“見越”の技術が必要だったんですね。なんとも恐ろしいですね。

“音”が解りにくければ、音楽制作は大変困難になります。
今、目の前では今までに感じた事の無い“素晴しい音”が鳴っております。

しかし、それだけではありません。制作段階では各トラックに色々な補正処理を施します。その中にEQ処理や音圧処理があります。 リニューアル後、特にEQ処理には大きな変化が出てます。パラメーターを動かす幅が大幅に減少しました。変化がとても良く見えるからです。処理後のEQカーブを見ても今までの様に大きくはなりません。なだらかで微妙な曲線です。

“自然に聴こえるまま”で、何の見越も必要なく作業出来ています。不安になるくらい。。。(笑)

これで大正解なのだと思います。大きく変化させる事はピークを生みます。振り返って、今までどれだけピーキーなものを創って来たのかと思うとゾッとします。音をCD-Rに納め、いつもの様に色々な再生環境で聴いてみました。実験です。ここが私にとって “肝” となります。 ドキドキです。
http://www.procable.jp/setting/07.html

オーディオは、プロのレコーディングとは違います。

アルテック612A(銀箱)というモニタースピーカーの名前、アルテック604ユニットというモニタースピーカー用のユニットの名前を出さざるを得ませんでしたが、素人のかた、オーディオのかたは、WEのフィールドスピーカーと同様、これにも近寄らないでください。これによって、いかに多くの熟練したオーディオマニアのかたが泥沼に陥ってしまわれたことか、それはまさしく吸血鬼のごとしです。

一生涯かけてもセッティングできないかもしれない、非常に危険なプロの道具です。

セッティングしきれるのはプロだけと想像します。アルテック612Aというモニタースピーカーは、セッティングしきってこそ、はじめて上記のような、聞いた通りの録音がしていけるものであり、セッティングが不完全ですとかえって混乱してしまうことになります。

あまりにも正確に信号を増幅してくるからこそ、一個のXLRプラグ、一本のケーブル、一個の電源プラグ、アンプ、卓などの選択ミス等、一つも許されません。もろにその間違いを出してきますので、その原因はプロのかたにしか皆目分からないはずですし、オーディオ用のプリアンプやパワーアンプくらいのものでは、とうてい鳴るものではありません

したがって、アルテック612A(銀箱)の本当の音、本当の能力は、オーディオ界では、オーナーであれオーディオ店であれ、ただの一人も知らないはずです。 趣味に使うには、あまりにも過酷で、かつ、デリケート過ぎる、本物中の本物のモニタースピーカーなのです。
http://www.procable.jp/setting/07.html



▲△▽▼

オーディオ も 車 も 女性 も ハイエンドだけは止めておいた方が良い

Western Electric 594A

音響分野の技術研究が最高水準にあった時代、ベル研究所が惜しみなく研究開発費と人材を投入して完成させた、歴史上の頂点に立つドライバー・ユニットWE594A

 このドライバーは追い込めば追い込むほどにその能力を発揮していくという、レーシング・マシン的な色彩を放つ。このドライバーを理想状態で鳴らし、これに低音をマッチングできれば、ウエスタンの一つの峰の頂上に到達できるのではないかと思う。
http://mikami.a.la9.jp/audio/24a594a/24a594a.htm


1933年4月27日に行なわれた、ワシントン・フィラディルフィア間141マイルの電話回線を使用したオーケストラの立体音響伝送実験(オーディトリ-・パースペクティブ)は、ベル研究所が当時の最高水準の技術を結集したエクスペリメントとして歴史に残る。このためのシステムは、膨大なコストと人員が投入された。当時の技術水準と貨幣価値を今日に比較換算するならば、NASA的なプロジェクトと考えてもよいだろう。

このときの再生用のシステムが、幻のフレッチャー・システムであり、おそらくは人類史上最高のシステムと評価できるものだ。すべては、このエクスペリメントのために研究開発された。このスピーカー・システムは、低音部に20インチの巨大な金属振動版を持った折り曲げ低音ホーンと大口径4インチ振動版を持つ中高音用のホーンドライバーで構成されている。中高音ドライバーは、マルチセルラホーンである。このシステムは、当時の映画産業界から劇場用としてのリリースの声が大きかったが、低音ホーンのエコー現象もあり、実際に業務用の装置としては量産されることはなかった。製造された数は、10本に満たないと思われる。

しかしながら、このシステムの中高音用のドライバーは改良を経て、世に出されることとなる。これがWE594A Loud Speaking Telephone 、すなわち今日我々が目にすることのできる、あのWE594Aドライバーである。その生まれからしてただならぬ血統のスピーカーである。このドライバーの性能は隔絶したものである。自動車に例えるならば、F-1レーサーのようなものだ。

WE594Aは、WE555とは異なり、2Wayのシステムとして、あくまで低音用のスピーカーと併用することを前提に作られている。しかし皮肉なことに、このドライバーとつなげられる相棒は、かのフレッチャーシステムの巨大金属振動版低音ホーン・ドライバーだけなのである。これ以外の紙の振動版のウーファーでは、やすやすとはつながらない。WE594Aは、その生まれから、まさに孤高の存在であった。究極の理想を求めて設計され、卓越した性能を発揮するが、それとバランスできるウーファーがないのである。


理詰め

このドライバーは、ベル研究所で研究設計されている。すべて基本設計は理詰めで行われている。そして実際の実験によって検証、評価され、そのフィードバックでさらに煮詰められている。中途半端な相性問題など微塵もない。特定の音色はあるが、システムの音をそのまま過敏に容赦なく出してしまう。

うるさく鳴る場合は、スピーカー以前のシステムの音がすでに"うるさい"のである。生気のない音がする場合は、すでにドライバーに信号がたどり着くまでに生気が失せているのである。ドロンとにごって団子状態になるのは、同様にドライバー以前に問題がある。

このドライバーがきちんと鳴る装置は、他のスピーカーもきちんと鳴らせるだろう。リファレンスというものはそういうものだ。このようなリファレンス装置を追い込むのは、たやすくはない。フィールド電源、ネットワーク、ウーファーとの(音の)繋ぎかた、すべてにわたって、理詰めですすまなければならない。そして最後に耳とと心でバランスをとっていく。このドライバーは、システムの性能が良い方向に正しく向上すれば、それに敏感に反応し、的確に素晴らしい音の世界を現出する。難しく、手こずるが裏切ったりすることがない。


ホーンとウーファー

594Aドライバーは、システムの違いを如実にさらけ出してしまう。それは、ネットワークするウーファーの十倍以上だろうか。つまりある点でバランスしているときに、システムを少々アップグレードすると、ウーファーに対してドライバーが、過敏に反応して音を変えてしまう。そうするとドライバーがイッてしまったバランス点を追いかけて、ウーファーを再バランスしなければならないのである。その労力は当然十倍に及ぶ。

業務用の使い方では、これでは成り立たないので、594Aにレベル合わせと称してアッテネーション(信号経路に直列に抵抗成分を追加する)をして、594Aの生気を殺して、ウーファーが追いつける程度に鈍くして使う。しかしこれは、594Aの真の実力ではない。この状態では、耐入力と最大音圧レベルでは優位だが、WE555一本のほうが魅力的である。

594Aと組み合わせるホーンも難しい。31Aホーンでは、594A単体の魅力を出し切ることはできないが、クロスオーバーを高くとると、ウーファーとのマッチングが容易になるので、スピーカーシステム全体としての性能、バランスも素晴らしいものになる。高音域もかなり伸びるので実に好ましい。ウーファーも励磁型であれば15インチ二発か18インチ一発でなんとかなる。

これが24Aホーンになると、その聴感上の音響エネルギーは尋常ではなくなる。これにバランスさせるためのウーファーは、励磁の18インチをホーンロードを掛けても最低2発は必要だろう。25Aとか26Aホーンになったら、さらにその上を行くわけだから、もう体育館とか劇場に設置して聴くよりほかはない。F-1のようにサーキットに出かけることを思えば、まだまだ大した道楽ではないが。


仲間と巡礼

このような大物を一人で追い込むには、何度も生まれ変わらないとできない。よって、専門分野の異なる仲間と共にいろいろと研究、試行をしながら進んでいくのが好ましいと思う。信頼のおけるショップの助言も有益である。そしてできるだけ多くのいろいろのシステム音と生の演奏を聴くことである。音の求道者は、すべからく巡礼をしている。私も自分の研究や巡礼の成果をホームページにできるだけ公開したい。参考になればよいが、迷いから救うつもりが一層混迷の度を深めることにもなりかねない危惧もある。たかが道楽と一喝するのはたやすいが、私の不徳の至りもあろう。ただひとつだけ言いたいことは、音楽とオーディオの世界は、深く、極めれば極めるほどに感動的で素晴らしいということだ。

最近は、いろいろなところで594Aが鳴っている。しかしその多くは、我々に忍耐を強いるようなサウンドを轟かせている。オーナーは、これがウエスタンのすばらしい音なのだから、この良さが分からない者は、オーディオを語る資格がないといわんばかりの情熱を傾注する。

聴衆も自分の耳に自信がないからか、恐れ入って敬意を持って、いい音だと絶賛する。裸の王様の世界そのままである。

正直な人は、私はこの音を好きになれませんとかウエスタンの音というものはこの程度のものかと思ってしまうかも知れない。

このような悲劇は誰のせいでもない。そもそも本来のウエスタンの音を聴いたことがある人がいないのだ。それはもう70年以上前にこの空間から発して、そして消えてしまい、人々に語り伝えられた、伝説の音なのである。
今日に生きる人々は、当時のシステムを可能な限り再現し、失われた音を復活させようとしているのだ。私は、その情熱に心から協調する。しかし再現された音が、はたしてその本来のウエスタンの音であるかどうかの検証は、とても難しい。

さきに述べたとおり、この"孤高の"594Aドライバーは、そもそも鳴らすのが至難の代物なのだ。よって、やかましい音で鳴っている594Aに出会っても、達観しようではないか。

趣味でF-1レーザーを所有しているようなものだと思えばよろしい。
そしていつの日にか鳴らしきることを生きがいとすれば、これはすばらしいライフワークとなる。
http://mikami.a.la9.jp/audio/we594a/we594a.htm?.tok=bcwjY6SBu.hmxIxe&.dir=/594A&.src=ph

▲△▽▼


885: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/24(月) 15:07:24 ID:gXFhpuhh

ステレオ誌のインタビューで、村井に菅野氏は訪問先でマトモに鳴っているところは2〜3割もないとか書いてた。 菅野氏はラ技やステレオ、レコ芸の方が面白い。


886: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/24(月) 16:10:05 ID:NlHtaPNg
>>885
記事になるときは遠慮してるけど講演会だと 2、3%もないになりますよ。
SSだと全部合格です。


887: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/24(月) 19:48:29 ID:13xIkpFt

演奏家訪問で部屋の広さとスピーカーでマトモに鳴ってるか想像つくよね。
まあ、お金持ちが多いんだろうけどステサンはインテリの宗教だね。


449: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/03/23(日) 17:32:25 ID:Wla7JK6e

     ∧_∧ ミ ギャーッハッハッハッ! 猫に小判!ブタに真珠!へっぽこ☆料理人!
 o/⌒(. ;´∀`)つ 
  と_)__つノ  ☆ バンバン


450: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/03/23(日) 17:37:43 ID:Wla7JK6e

高級ブランド品を自慢して見せびらかすオーヲタの50%は、装置一流、腕前三流という現実。大笑いの恥さらし者ですな。


792: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/16(火) 09:47:17 ID:Je7a/ZAZ

褒めるところがないと、まずは雑談から入るよな
「オーディオはいつ頃から始められましたか?」
とかね
気に入ったところだと冒頭から
「素晴らしい!」とか「いやぁ!」
とか感嘆詞が出るからわかりやすいよな
http://2bangai.net/read/05ba12b399b8ea350fcbbec294a7977277fe6b10e0014ef46534d16d3dc2af87/all


490 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/30(水) 02:34:17 ID:wrlfszBu

名物のレコード演奏家に関しては、当の菅野翁が別の雑誌で、

「他誌でやっている連載でいろいろなシステムを聴く機会が多いが、本人は悦に入ってても実際には聴くに堪えないような装置も多い。」

ってことを語っており、 果たして今回は本当はどうなんだろうっていう目であの連載を読むと結構笑える。

あそこに登場するのがステータスだと勘違いしてネットでも俺を取り上げろとばかり運動しているような人もいるが、登場即音の良さ、オーディオの腕のよさを示すとは、必ずしも言えないようだ。


502 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/01(木) 21:22:19 ID:c8yn/MDN

先日の大阪ハイエンドオーディオショウ2日目の特別イベントでした。
まだ、各社がイベント試聴用機器のセッティング中、マイクを持たれた先生が

「今まで数百人のレコード演奏家を訪問しましたが、いい音で鳴ってたのは一人も無かった・・・」

とおっしゃられたのには驚きました。 で、ステサンを見る限りけっこう先々号などではべた褒め? の方なんかおられたのに過大評価と言うか、どんぐりの背比べ的要素しかなかったのかと?・・・


意外な所で先生の本音? が聞けたような気がしました。

個人個人、性格がそれぞれ違う以上好みの音質も千差万別と言う事を思うとまぁ これも仕方ないでしょうね。 でも、確かな事は先生の音作りに関して言えば万人向き、多くの人がいい音と感じる音作りされてると言う事です。 装置も重要だけど、聴く環境は更に重要ですと最後におっしゃられてました。

音質と同じくらい重要なのが「音量」とも言ったおられました。
音楽再生の時のボリュームには特に神経を使っておられたようです。

ただ、ホテルの大広間と言う特殊な環境下での音量は難しく、なかないい音で聞いていただく分けには行きません、それを納得の上聴いてくださいとのことでした。
レコード演奏時、大切な事は「再生環境」「オーディオ装置」「音量」ことに「再生環境」と「音量」は重要で高額な装置を導入しても宝の持ち腐れになる事が多々有ります、その間違った音質にならない為にも正しい音楽再生を聴いて耳を鍛えて慣らしてください、間違った音質で演奏されていた方が実に多い事に驚かれたそうです。

ライブ演奏や、他のオーディオでの再生音、いろいろな音を聴いてこそベストな音質でレコード演奏できると言っておられました。
http://hifi.denpark.net/1125064884.html


菅野沖彦

「私は幸いなことに、この数十年で、数百人の熱心なオーディオファイルを、日本列島の北から南まで訪ねることができました。 その殆どの方は、その機器の持つ可能性を発揮し得ていなかった...。

そこで得られた現実は、世評の高級なブランドの製品が、その実力に見合った凄い音を出している例は数少なく、皮肉にもその逆が多いということでした。
それよりごく普通の製品を使っているのほうが、熱心に鳴らし込み、素晴らしい音を出しているケースが多かったですね。

技術のない人は、その辺の普通の自動車に乗っていた方がいい。
これは全くオーディオでも同じ事なのです。」

3. 中川隆[-10169] koaQ7Jey 2019年5月25日 05:40:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2178] 報告

スターリングとノーチラス805の聞き比べ
http://www.asahi-net.or.jp/~zh7y-tkyn/s&n.htm

 
なぜこのようなことになったのか、未だに良くわからないが、今まで何もなかった我が家に突然タンノイのスターリング/HEとB&Wのノーチラス805が同居することになってしまった。今まで両者は全く異なる系統の音がするスピーカーだと思っていたが、聴いてみると音楽性と言う意味では共通点も多いような気がする。

上に乗っているのは善本氏の好意により拝借した、300BシングルアンプのModel 1−300B


感想をぼちぼち書きこんでゆくと:

どちらもすばらしいスピーカで良いCDプレーヤーと良いアンプにつなげば良い音する。(当たり前)

スターリングの方はどんなCDプレイヤー、アンプにつないでも、そこそこ聞ける。
それに対し、805の方はつなぐ相手によって極端に音が違う。もう一つは、どう言い訳かわからないが、長く聞いているとどこかおかしいのではないかと気になりだす。

別の言い方をするとスターリングの方は、場所動かしたり、ケーブルを交換してセッティングが終わると、さあ好きな曲を楽しもうと言う気なるが、805の方はいつまでたってもCDプレイヤーかアンプかケ−ブルかどこかが悪いのではないかといじりたくなり、どうも財布が空になるまで続きそうな気がする。こんな感想は私だけか。

極端な話、スターリングの方はミニミニコンポのアンプでも、5Wの300Bのシングルでもそこそこ鳴るが、805は同じことをやると、音が引っ込んでしまってミニミニコンポのおまけのスピーカーと余り変わらなくなる。


この2つは全く対照的なスピーカーなので、エンクロージャーを対比してみた。


        スターリング   N805
1.外部容積      125L    33L
2.内部容積      85L    20L(推定値)
3.重量        23Kg     9Kg
4.密度       0.27    0.45


N805のエンクロージャーは非常の硬く、叩いても手が痛くなるだけで余り音がしない。スターリングとN805では密度が倍近く違う。やはりタンノイはエンクロージャーを軽く柔らかく作り、それ鳴らしているのか。エンクロージャーにマイクをくっつけると測定できるので、エンクロージャーからどんな音が出ているのかそのうちにやってみます。
http://www.asahi-net.or.jp/~zh7y-tkyn/s&n.htm


スターリング/HE

タンノイの嫌いな人に言わせると、高音は出ないし、低音はボケてふやけた音がするという。確かにウーハーのコーンがエクスポネンシャンルという妙な格好をしているし、ウーハーがツイーターのフォーンを兼ねている為にやたら大きくなって高音を出すのには無理がある。測定結果をノーチラス805と比較すると大きな差がある。

サロンスピーカーであるという言い方もあるが、弦の音は美しくゆったり聞けるところが良いところ。
http://www.asahi-net.or.jp/~zh7y-tkyn/s&n.htm

4. 中川隆[-10168] koaQ7Jey 2019年5月25日 05:43:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2179] 報告

B&W 805 D3 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=B%26W+805+D3+++&sp=mAEB


805 D3 スタンドマウントスピーカー Bowers & Wilkins
https://www.bowerswilkins.com/ja-jp/home-audio/805-d3


価格.com - Bowers & Wilkins 805 D3 価格比較

発売日:2015年10月
最安価格(税込):\422,280
https://kakaku.com/item/K0000811523/
https://kakaku.com/item/K0000811522/

805D3購入したものの音質が酷いです。エージング不足?不良品?
2017/04/25 22:49(1年以上前)
スレ主 バッハの宗教曲が好きさん


805D3を購入しました。
説明書には15時間、かつ、7日間のならし運転が必要とかいてありましたので実施しました。

初日〜2日目はかなりひどい音でした。耳が痛くて聴いてられませんでした。
3日目から多少は耳が痛くなくなりましたが、まだまだ聴いていて疲れるキツさで耳も痛いです。
6日目から多少は音質の向上が見られました。

そして1週間が経過しました。20時間程度再生していると思います。

良い点
・箱から鳴っている感が全くない。(スピーカーが消えたと表現する人もいますが)
・音が濃密なのに細やか。

悪い点
・聴いていて気持ちのいい音ではない。
・耳が痛く、疲れる。特に最新録音(クラシック)の鮮明な録音はかなり耳に刺激が入る。聴いていて辛い。
・音の伸びがいまいち

私はB&W CM6S2(エージング完全に完了済み)を所有していますが、
B&W CM6S2もクッキリ系の音色ですが、クッキリ鮮明なのにトゲトゲしさは全くなく、聴いていて本当に気持ちがいいのです。耳も全く痛くなく、耳疲れも皆無です。音の伸びがとてもすばらしいです。
ただ、音の濃密さは805D3に負けます。箱から鳴っている感じも少しします。


私の805D3とCM6S2(エージング完全に完了済み)のどちらがいい音かといえば、CM6S2の方が断然良いです。

ただ、普通に考えてそんな訳ありません。ましてや同じメーカーです。

私はとても悩んでいます。単なるエージング不足なら良いのですが、もしかして不良品だったらどうしよう…。
しかし、一応、説明書に書いてあるエージング期間は終了しました。それでこの音質…。

Linn-2さん
2017/04/26 02:14(1年以上前)


バッハの宗教曲が好きさん、こんばんは。

たなたかたなたかさんが仰る事と被るのですが、80XシリーズはB&Wの最上級ラインですよね。

私見ですが、そんなの、普通に形式通りに鳴らしたって良い音が出る訳がありませんよ。

普通、フラグシップモデルは性能が極めてピーキーに作ってあり(一切の妥協をしなければ必然的にそうなりますでしょう?)、スイートスポットは本当にピンポイントで(何から何まで)セッティングしなければ本来の音質にはなりません。(一部の隙も許されないと言いますか…)

そのピンポイントのセッティングが出来れば本当に夢のような音質になるでしょうし、出来なければ悪夢のような音質かもしれません。出来ない場合の音質はスイートスポットが広くとってあるCM6S2よりも格段に劣るでしょう。(805D3はおそらく不良品では無いと思いますよ)

フラグシップモデルって、そんなもんです。

フラグシップモデルの方が普及価格帯の製品よりもスイートスポットが広いと思われている方もいるかもですが、特にB&Wのような「モニター系」のスピーカーでは欲を言えば「針の穴を通すような完成度のセッティング」が必要になると思われます。(まあ、最終的にはどこで妥協するか、ですが…)

いわゆる、“そのスピーカー”に見合った“使いこなし”ですね。
本来の音質で鳴るまでは数年掛かるのではないでしょうか?
あと、エージングに過度な期待はしない方が良いかと思います。
セッティングが適切であれば、エージングをあまり問題とせずに良い音が鳴ります。

たなたかたなたかさんの書き込みを引用させていただくと、(スピーカーから鳴る音は)
*「スレ主様自身の習得度を問われるる鏡(計り)の様なレベルに為ると思いますよ!」

挑戦あるのみです!頑張ってください!


スレ主 バッハの宗教曲が好きさん
2017/05/01 22:47(1年以上前)


お待たせしました。やっと50時間再生しましたのでレビューします。

以前から問題であった

・高音のキンつきが酷くて耳が痛い
・単純に音質がそれほど良くない

という点から説明します。

キンつきは以前に比べればマシになりましたが、エージング完全完了済みのCM6S2に比べればまだキンつきはあります。
音質もまだまだCM6S2の方が上ですね。

805D3の良い点は音が濃密で細やかな点と箱から鳴っている感が無いという点だけで、
エージング完全完了済みのCM6S2は、音のリアリティのすごさ、明るく立ち上がり、音の伸びも抜群によく、もう購入して1年半ほど経ちますが毎回いちいち感動してしまいます。これで32万円とは脅威のハイコストパフォーマンスです。

805D3は音の伸びが良くなく、音色は暗いです。あと、低音があまり出てないです。CM6S2も低音があまり出ないと評判ですが、それよりもかなり出てないです。
言葉はわるいですが、いわゆる「スカキン」です。現状は。

理屈はいろいろありますが、単純に感動できる音ではないです。

しかし、まだ50時間。まだのびしろはあると思いますが…。

スレ主 バッハの宗教曲が好きさん
2017/05/21 23:46(1年以上前)


みなさまお待たせしました。
100時間のエージングが終了しましたので、その様子をお知らせします。

まず、音質ですが、エージング15時間後からは相当上がりました。50時間後からも相当上がりました。
(これはもう805D3の説明書の記載が誤っているとしか言いようがありません。ひどい説明書です)
でも、CM6S2より上かと言われてばよくわからないですね。それについては後ほど説明します。

キンつきもかなり減りましたね。75時間後でもキンキンしていたんですが。
しかしまだキンつきます。少し疲れる音です。CM6S2は完全にキンつきません。


805D3は非常に細かい音の固い粒が濃密に鳴る感じ。
CM6S2は粒感がぜんぜん無いです。805D3が細密な点画なら、CM6S2は不自然さのない線画です。

まあ線画の方がなめらかですけど、でもこのような点は805D3の方が面白いですね。線画的なSPは安物でも大量にあふれていますから。

上記のようにCM6S2の響きって普通っぽさがあるんですが、805D3は濃い上にキラキラ感があってリッチな感じがします。(キンつきの副産物の可能性あり)
しかし805D3は濃いがゆえに明瞭さに欠けるように感じるときもあります。CM6S2はスッキリしてて見通しは良いですよ。そして音の伸びがいいんです。気持ちがいい音です。


ピアノ曲は805D3の方が正確にピアノの音色を表現しています。これと比べるとCM6S2は音が歪んでいるのがわかります。
逆にパイプオルガン曲だと、とくに低音がCM6S2だときっちり正確に鳴らしているのに対して、805D3は明らかに表現力が足りていません。


805D3は全く色付けのない音色で「これが正しい音です」という感じですが、
CM6S2は「私は面白く鳴ります」という感じです。CM6S2は高音と低音が顔の前まで迫ってくるようなキレの良さヌケの良さがあり、
抑揚の激しい音楽(例えばショスタコーヴィチの交響曲10番、12番とかベートーヴェンの交響曲5番、9番など)は迫力があり、聴いていて爽快です。
それを聴いた後に805D3で鳴らすと物足りなさは感じますね。
しかし、古楽の管弦楽は805D3の方が非常に上品で高貴な鳴り方をするんですよ。


あと、今回は私以外にも評価者がいます。
友人のプロのヴァイオリニストを家に招いて、805D3とCM6S2を聴き比べてもらいました。
(友人は非常に高価な楽器をいくつか持っており、音にはシビアです)


・低音、中音、高音が均等に出ているのは805D3

・聴きやすいのはCM6S2

・(声楽曲で)音がクリアなのは805D3。でも管弦楽を聴いたらどちらも同じ程度に感じる。

・2つのSPは結構音色が違うが、音質がどちらが上かは全然わからない。


私も正直、805D3とCM6S2どちらが音質が上かわかりません。

人間というのは、高額を支払って購入したものを悪いと思いたくないものですよ。無意識に無理矢理良い物だと思おうとするものですよ。

そのプラセボ効果があっても、「正直、805D3とCM6S2どちらが音質が上かわからない」というのは、本当にこの2つのSPが僅差なんだと思います。
私も本当なら「あー805D3買ってよかった」とすんなり思いたいですよ。

一般的な所得の若者はわざわざペア100万円の805D3を買う必要はないんじゃないかと思いますね。


(人によってはエージングは200時間必要と言う人もいますので、200時間後にまたレビューします。)

背中にエンジンさん
2017/05/28 12:30(1年以上前)


スレ主は何がしたいんですかね?
このスレッドより数日前に、某掲示板に以下の書き込みが有りました。


261 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2017/04/19(水) 12:10:13.42 ID:OVcqIAFM

購入したばかりなんだけど、音をきいていて耳が痛いんだけどエイジングが済んだら解消されるのかな?

うちのエイジング済みCm6s2 は全く耳が痛くなく気持ちいい音が出てる


276 名前:261[sage] 投稿日:2017/04/20(木) 14:22:43.49 ID:jPuTj/os [1/8]

今日は805d3とcm6s2の聴き比べをしてみたけど、
スタンドの上の805d3より棚の上に置いたcm6s2の方が格段に良い音するなぁ
つまり、セッティングの問題ではなさそうだ

エージングで改善されなかったら泣くぞオレは


282 名前:261[sage] 投稿日:2017/04/20(木) 15:36:09.40 ID:jPuTj/os [3/8]

デノンのPMA-2500NEだよ
プレーヤーはPCのみ


283 名前:261[sage] 投稿日:2017/04/20(木) 15:38:04.78 ID:jPuTj/os [4/8]
>>281
初日に比べて、耳の痛さはかなり改善されたよ
今日はほとんど痛くなかった
やっぱりエージングのせいだと思う

匿名ですが、まぁ同一人物でしょうね。

向こうでも、こちらでも自分でエージングについて触れているのに、家電大好きの大阪さんに言われると「そんな事は言ってない」と否定するし、こちらでは自分の環境を明かさず(向こうではアンプに触れているが)、あげくに(高級オーディオの価値観を破壊する私の話を絶対に受け入れられない人間もいるでしょう。いいんじゃないでしょうか。すべてに人に信じてもらおうとは思っていません)とか言い出す。

質問でスレッドを立てたのに、ただ自分の意見を言いたいだけのようです。それならば、レビューだけで良いのでは無いですか?


スレ主 バッハの宗教曲が好きさん
2019/01/22 18:12(3ヶ月以上前)

ずいぶん久しぶりにこの場所を覗きましたが、
私がスピーカーを段ボールに載せているとか、AVアンプを使っているとか、
嘘の情報を書いてまで私を中傷したい人たちがいるようです。
ハイエンドスピーカーを購入する人にそういう人間性の人がいるとは悲しいですね。


まあ、お察しというか、
そういう性質の人間と、私と、どちらの言う事が信用できるのか、みなさんのご判断にお任せします。

ちなみに、私がレビュー欄に書いた、805D3の評価文は、支持数NO.1になりました。ありがとうございます。

スレ主 バッハの宗教曲が好きさん
2019/01/22 18:15(3ヶ月以上前)

私の話って高額オーディオの価値観を破壊するわけですが、こういう話をすると高額オーディオ崇拝者の方から

「アンプとプレーヤーが安物だからだろ。高額のSPは同程度の高額のアンプとプレーヤーが必要」

と言ってくると思うんです。

私は「ああ、2017年にもなってまだその話か」と思います。

海外では頻繁にブラインドテストが行われており、アンプとプレーヤーは高額品も低額品も音質は同じ。音色が違うだけ。というのは証明されきっているし、(正確に言えば人間の耳では音質の差異を聞き分けることはできない)

日本でもブラインドテストが行われて「アンプとプレーヤーは高額品も低額品も音質は同じ。音色が違うだけ」という結果が発表されており、
価格.com内でもそのことはすでに語りつくされています。(そこでも高額オーディオ崇拝者の方が執拗に口撃していましたが、相手をする側は気の毒だと思いましたよ。私は争いに巻き込まれるのはゴメンです)

そういえば、ゴールドムンドが超高額ハイエンドプレーヤーを発売して、実は中身は2万円のパイオニアのプレーヤーだったことがありました。

オーディオ評論家も購入者達もまったく気が付かなかったわけです。

これにはもう1つ事実があります。それはメーカーと技術者は「アンプとプレーヤーは高額品も低額品も音質は同じ。音色が違うだけ。だから外側だけ立派にして中身は安物を転用してもバレないから金儲けしよう。ほんと、アンプ、プレーヤー、ケーブル等はぼろい商売だわ」とわかっていることが証明されました。

ここまで話して、まだ高額オーディオ崇拝者の方はこう言ってくると思います。「それって他人の話じゃん。自分で聴いて判断したわけじゃないくせに」

実は、1年前私もブラインドテストしました。SPはELACの50万円ぐらいの物。
アンプはONKYOのフラグシップモデル45万円とONKYOの一番安いアンプ(オープン価格。実売25000円前後)

友人に手伝ってもらって作業しましたが、何度聴き比べても音質の違いが判らない(本来なら、価格差からして一聴してはっきりわかるほど圧倒的に音質差がないとおかしいんですよ)
メーカーが同じなので音色の系列は同じ。似通っている。しかし両方ともフラットな音色であるが、一方とくらべるともう一方のほうが元気がある。多少。
結局最後までどちらが高額品かわかりませんでした。

805D3とCM6S2でも同じことが言えます。

【100万円と30万円のスピーカー。本来なら、価格差からして一聴してはっきりわかるほど圧倒的に音質差がないとおかしいんですよ】


オレンジー色さん
2019/01/22 19:02(3ヶ月以上前)


>バッハの宗教曲が好きさん

スレ主さんこんばんは。
オレンジと申します。
かなり以前より勉強されて?帰ってこられたようですね。別に上から目線という訳ではありませんが、なんか素直にそう感じました。(わたしも若輩者ですから)

いいんじゃないですか?
100万円と30万円のスピーカの音が一聴して違いがなくても。
そして、100万円のスピーカーだから30万円のスピーカよりよいと思いたくても。
しょせん趣味の世界ですからね。
自己満足が私は重要だと思います。

私が個人的に最重要視しているのは当然音ですが、それ以外もかなり重要視しています。
それはデザインや機能性、使い勝手です。

今使っているManhattan DAC2は購入した際に100万円しましたが、正直以前所有していたSonica DAC(10万)と比べても、比較しないとわからないかもしれませんね。

しかしManhattan DAC2の方がデザインの良さ、入出力端子の豊富さはSonica DACとは比べ物になりません。価格差90万を補って有り余ると思いManhattan DAC2を購入しました。

比較試聴してもブラインドで音だけを聴いたら、別に10万のSonica DACでも良かったかもしれませんがね。
所詮私はそんなもんですよ。

私も800シリーズのオーナーですので言わせていただきますが、デザインや満足度でいくと CMシリーズは眼中にもないですね。
(CMシリーズのオーナーには申し訳ないです。そこはあやまります)

以前車に例えましたのでいいますと、軽4にポルシェのエンジン乗ってても違いがわからない可能せいはありますよね。所詮経4ですし。その後、軽4にポルシェのエンジン載せて足回りも、駆動性も安定性もポルシェと同等で価格は150万円でどうだ!って言われても私なら買いませんね。かっこ悪いし、やっぱりポルシェじゃないし。。。

なお、ハイエンドの方を引揚に出されてますが・・・
まだ私はハイエンドクラスを扱えるほどの人間ではないですが、真にハイエンド(またはオーディオフリーク)の方は音が良い・悪い(スレ主さんの言う音質差?)より音が好きか・嫌い化の好みに重点をおいてると思いますよ。
そう言う方々があえて、スレ主さんのレベルまで落としてアドバイスしてくれているの気づかれてますか?

>>ずいぶん久しぶりにこの場所を覗きましたが、
>>私がスピーカーを段ボールに載せているとか、AVアンプを使っているとか、
>>嘘の情報を書いてまで私を中傷したい人たちがいるようです。

→以前アンプを晒すといろいろ言われると言って、使用機器のご説明を頂いておりませんが、それが結果スレ主サンに思わぬ誤解を生んでいますよね。

せめて使用機器ぐらいは、教えていただきたいものですね。


まあ、いろいろご意見あると思いますし、思うところもあるかと思いますが。また200時間のエージング後のご評価を心待ちにしております。

オレンジー色さん
2019/01/22 19:30(3ヶ月以上前)


そうそう、誤解を与えないためにもいいます。

30万のCMシリーズでもいいですし、100万の800シリーズでもいいですが
スピーカを鳴らすためにはやはりエージングもそうですが、トータルシステム、セッティングは最低限必要だと思いますよ。
それは安い・高いではなく805D3を鳴らすための腕や努力・時間ですかね。

一般論で恐縮ですが、お気に入りのスピーカを鳴らすために私はいろいろ機器を購入し、セッティングを繰り返しあーでもないこーでもないとやるわけですよ。
まあ、それが楽しくてオーディオやってるってのもあります。

スレ主さんはエージングという時間以外の努力を感じられないんですよ、これが・・・
異論は認めますけどね。

スレ主 バッハの宗教曲が好きさん
2019/01/22 22:41(3ヶ月以上前)

>オレンジー色さん

申し訳ありませんが、もう私に関わらないでください。

私のオーディオルームを見たこともないのに、セッティングが足りないとか、トータルシステムのダメ出しとか、エージング以外努力していないとか、あなたはどうかしていると思います。

あなたは、私が段ボールに載せているとかAVアンプを使っているとか嘘を書いている人たちと同じです。


赤の他人の人に開口一番「かなり以前より勉強されて?帰ってこられたようですね。」と上から目線で言うあなたの人間性に恐怖を感じます。
あと、この場所は長らく誰も書き込んでおらず、私も数年ぶりに書き込みましたが、50分後に私に中傷してくる早さも恐怖です。


私のレビューは、あなた方高額オーディオ崇拝者の逆鱗に触れる内容かもしれないですが、私は事実を書きました。
そして、それがかなりの差で支持数NO.1になりました。誰が正しいのか結果は出ました。

私はあなたみたな人たちに関わりたくないので去ります。二度と訪れないでしょう。
私のレビューが多くの人たちの役に立ったようでよかったです。
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000811522/SortID=20845826/

▲△▽▼

>日本でもブラインドテストが行われて「アンプとプレーヤーは高額品も低額品も音質は同じ。音色が違うだけ」という結果が発表されており、価格.com内でもそのことはすでに語りつくされています。(そこでも高額オーディオ崇拝者の方が執拗に口撃していましたが、相手をする側は気の毒だと思いましたよ。私は争いに巻き込まれるのはゴメンです)

>そういえば、ゴールドムンドが超高額ハイエンドプレーヤーを発売して、実は中身は2万円のパイオニアのプレーヤーだったことがありました。

>オーディオ評論家も購入者達もまったく気が付かなかったわけです。

>これにはもう1つ事実があります。それはメーカーと技術者は「アンプとプレーヤーは高額品も低額品も音質は同じ。音色が違うだけ。だから外側だけ立派にして中身は安物を転用してもバレないから金儲けしよう。ほんと、アンプ、プレーヤー、ケーブル等はぼろい商売だわ」とわかっていることが証明されました。

解説を加えておくと


アンプや DAC の音色は電源ケーブルとトランスで殆ど決まってしまうので、たとえゴールドムンドの中身が 1万円であっても最終的な音の良さとはあまり関係ないのですね。


詳細は


「マイ電柱」は効果が有るのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/759.html

ケーブル(電線)の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/757

5. 中川隆[-10167] koaQ7Jey 2019年5月25日 05:44:43 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2180] 報告

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/19(土) 23:00:07.87 ID:79IxvzQs
このスレ住人のみんなは、これをどう思う?


配達セッティング・・・蘇れ805 Signatureの巻きです(^^♪
http://dyna-t-center-u.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/805-signature-1.html#more


・・・またまた配達セッティングに行ってスピーカーを曲げて来ました( ̄ー ̄*)V


今回はB&Wの805 Signatureです(^^♪


今回は、お客様が

EsotericのX-03SE、
LuxmanのL-509f SE、
B&Wの805Signature

をお持ちで、アンプとD/Aコンバーターをご購入頂いたのでした(*^_^*)
そもそも、今回は、お店にご来店頂いたお客様から、

どうも音が硬くて疲れるからどうすれば良いか

という観点で相談があったことから始まりました。で、上記の現在のラインアップを聴いて、音楽のお好みをお聞きしたところ、ロックやジャズ、J-Popということだったのですね。


EsotericのX-03SE、LuxmanのL-509f SE、B&Wの805Signature・・・

うーん、これは音がかなりクッキリしていて、一方的に押してくる感じで深みや優しさのないセットなのですね。

でも、まあ、当時はバリバリに売れていたベストセラーモデルで、それぞれ単体としては良いモデルなのです。では、何が問題だったかと言うと、組み合わせなんですね(;^_^A アセアセ・・・
・・・


ということで、今回お客様と話していて、好みの音楽が近いこともあり・・・
店で、805 Signatureの代わりに805Diamondを聴いてもらいながら・・・・
EsotericのX-03SEはトランスポートとしては優れているということ・・・
805 Signatureもスピーカーとしては優れていることからして・・・


お勧めは、ロックの面白さを表現できるD/Aコンバーターということで、たまたま中古品があった GOLDMUND の MIMESIS 21D/USB と、アンプにJeff RowlandのCapri S と MODEL 102S

をお勧めして、いろいろな曲を試聴してもらい、気に入ってもらいました。そして、805 Signatureの特性を活かすセッティング方法をお伝えして、後日セッティングにお伺いするということになったのですね(*^▽^*)

・・・もちろん、単体としてのL-509f SEはけっして悪い機種ではありません。当時のベストセラーですし・・・ただ、

X-03SEがシャープでフラットな出し方で、Luxmanもとてもシャープなので、今回はそれがぶつかって、その音をそのまま805 Signatureが出してしまっていただけなのですね(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
で、配達セッティング・・・


ステップ1・・・

当日お伺いすると、普通通り、805 Signatureはスタンドにネジ止めされて、スタンドはスパイクベースの上にスパイク立てで、真っ直ぐ設置されていました。その状態でアンプを外して、D/Aコンバーターをセットします。この状態で、スピーカーはセッティングをいじらないで音出しをしてみました。(この時、機械は直接ラックに直置きです。)

・・・これだけでも、音がかなり優しく、奥行きと広がり感が出て、中域がぐっと盛り上がって、ロックらしいバランスになって、耳に痛い音ではなくなっています(*^_^*)


 
ステップ2・・・

スタンドの天板と、805 Signatureを留めているネジをはずしました( ̄ー ̄*)V
・・・
このネジを外すだけで、またグンと音がゆったりしました(*^_^*)
最初からするとかなり聴きやすい音になっています。

ステップ3・・・

スパイク受けを外して、スピーカースタンドの下にステレオサウンドを敷いて、スピーカースタンドの前の床にタイルカーペットを敷いて、向きをググっと内振りにします。

そして、あらかじめお客様に買っておいてもらった、カインズホームの防震パッドをスピーカースタンドとスピーカーの底の間に貼ります(*^_^*)
このパッド、丸さの径と厚みと柔らかさが丁度いいのですね(*^_^*)
・・・・
で、出来上がりがこの角度です・・・

これで、一気に音の広がりと奥行き感が出て、さらの低域に弾力性が出て、ベースやドラムスがなかり良くなりました( ̄ー ̄*)V


ステップ4・・・・
そして、得意の、機械の下にステレオサウンドを挟みますΨ( ̄∇ ̄)Ψ
これも、まず、X-03SEの下から1段毎に音出しをしましたが・・・
だんだん、音に厚み感と太さが増して行きますΨ( ̄∇ ̄)Ψ
で、最後にトップのJeffにもステサンを敷いて完成です(^^♪

これで、ばっちり、トータルな音は、もうまったくうるさくなく、小音量でも細部の音がちゃんと細部の音として出しゃばらずに聴こえて・・・
CDソフトに入っている空間情報がしっかり聴こえ・・・

音量を上げてもまったく痛くない音で、演奏やヴォーカルの躍動感や優しさが良く聴こえて・・・

音楽としてロックとしてとても楽しい音楽が聴こえるようになりました( ̄ー ̄*)V
http://dyna-t-center-u.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/805-signature-1.html

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/19(土) 23:21:18.06 ID:Zl/+BUQP

セッティングした店員は自分の趣味を押し付けてるんだろうけど店員が帰ってから自分でセッティングし直してなくて、そのままだったら購入者が耳鼻科行けレベルのただの金持ち。


123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/20(日) 01:52:48.34 ID:oTBCEhR4
>>118
内振りの角度がどれも凄いね
他の記事のほうがもっと凄い

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/20(日) 01:58:33.26 ID:bokzEb0U

FALのセッティング法まねてるんだろうか


125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/20(日) 06:14:19.26 ID:FHFP9wBj

通常の試聴距離なら内振りにする程、左右のセパレーションが悪くなる

これは右SPで左耳、左SPで右耳を狙ってる?ぐらいだから
モノラルで聴いてるような感じで位置情報が減って落ち着くんだろ

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/20(日) 09:10:11.25 ID:qMlPfxpz

内振り過ぎてワロタw
というかもう横向いてるじゃんwww

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/20(日) 14:40:10.43 ID:7MFewiOt

つか、それサラウンドのリアじゃん
バカか?おまえら


129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/20(日) 15:32:58.54 ID:hdEnKz5O

みんな内振りばかりに突っ込んでるけど、SPスタンドの下にStereosound 噛ましているところはスルーなのか?

SPスタンドのねじ止めをはずした時点で低音の解像度が怪しいし、更にあの足元じゃ腰砕けのスカスカ低音だろうに・・・

あと、音像もふらふらふわふわの状態だろう。しかし、それを隠すための内振りか?

しかしねぇ。どう考えてもGOLDMUND MIMESIS 21D/USBはないだろうに・・・
何が何でも売りたかったんだろうけどさ。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1319546215/l50

6. 中川隆[-10166] koaQ7Jey 2019年5月25日 05:45:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2181] 報告

オーディオクリニックの旅 Rosenkranz(ローゼンクランツ)

御影石とスパイク(B&W S800) カイザーサウンド Rosenkranz(ローゼンクランツ)
http://www.rosenkranz-jp.com/kaiser/Visitor_visit%20(Trip%20of%20audio%20clinic)/Visitor_visit%20(Trip%20of%20audio%20clinic)/20050405_js.html


福島に住む。Sと申します

B&W S800を使用していますが なんといっても高音がきつく、疲れてしまいます
貴社のホームページを見てインシュレータを試してみたいのですが可能でしょうか???

 上記のメールを頂戴しました。


 B&W S800は大変重たいので、一人でのインシュレーターの取り付けは不可能です。近い内に岩手県に行く用事がありますので、私が直接伺って試聴のお手伝いと共にクリニックの提案をさせて頂きました。

 朝の4時に東京を出て福島には予定より少し早く9時に着きました。昨年の暮れに新築したばかりですから何もかもピカピカです。Sさんはお忙しい方なのであまり時間が取れません。今日の制限時間が午後の2時までです。

 難題は二つ、その一つは部屋幅一杯に降りてくる140インチのサウンドスクリーン、ようするに音の透過タイプです。この手のスクリーンは私にとって初めての経験ですから興味が湧きます。早速スクリーン越しに出てくるその音を聞かせて頂きましたが、いかに音を通すといえども、やはり何かに遮蔽された感は拭えません。でも映像の音出しですから、一旦映画のストーリーに意識が向きますと意外と気にならないかもしれません。でも出来ることならこの方式は避けるに越した事はないでしょう。

 もう一つが大変なのです。それはスピーカーを置く為に施工されたのでしょうが、奥行き70センチで部屋幅一杯に御影石が床に貼られているのです。その上に純正のローリングキャスターからスパイクに変更されたS800が置かれています。

 実際に鳴っている音といえばキンキンガンガンな音です。あるところのボリューム位置からは耳に矢が突き刺さるような強烈な音に変わります。『これでもサーロジックのパネルを入れて良くなった方なんです』。とSさんは仰るのですが、この音量を上げた時の音は誰も耐えられないでしょう。

 部屋全体はフローリングで壁は4面全てに無垢の杉板張りです。大地に流し込んだコンクリートの上にスピーカーを置くという方式は一つの方法ではあるでしょうが、如何せん奥行き60センチを超えるS800を置くにはギリギリで壁面に当たるほどです。せめてその倍の1.5mでもあればスピーカーの設置場所も良い所を探せるのですが、さすがの私も途方にくれ、息子と二人で座り込んだまま15分近くお互いが考え込んでしまいました。それ位今日のセッティングはウルトラ超難度です。


 二人の出した結論はスピーカーの後ろにまで設置された音響パネルを少し両外に移動させ、その厚み分だけでもスピーカーの位置調整が出来るようにする事です。わずか7〜8センチ生まれたその空間の中でスピーカーの最適位置を見つけるしか方法はありません。それでもカイザーウェーブの青い波(157.5ミリ)の半波長分はありますので何とかなります。

 とりあえずその位置出しをした状態で音を聞きます。粗方の場所は確保出来た音が出ておりますので、これを元にいくつか手を打っていけば何とかなりそうな感触が掴めました。スピーカーのベースの前の部分に座布団をこじ入れそのままうつ伏せにスピーカーを寝かせます。その後ローゼンクランツのB&W専用インシュレーターを取り付けて試聴します。

 今日の問題点の耳に刺す様な音が大分取れ、ボリュームを上げても逃げ出したくなるような音はほとんどしなくなりました。それに伴って周波数バランスも凄く良くなっています。サーロジックのパネルを入れた際に部屋のf特を測ってもらったそうですが、スペクトラム上には特にピークもディップも見当たらないので、部屋としては問題ないでしょうと言われたそうです。強いて上げるなら横の壁面間でのフラッターエコーを指摘されたようです。

 しかし、今こうしてスピーカーの足の変更をすることによって解決が図れたので、横壁間の問題よりも床の御影石とスパイクとの振動の関係が一番大きな原因だったようです。マイクによる音響測定では大雑把な音の調整の参考としては利用できても、聞き苦しさの内容までは判定出来ず、感動を感じる良質なセッティングには自ずと限界があるようです。

____

 福島、J.Sです。

 我が家の音はだいぶ落ち着いた音になりました。 安心して聞いていられます。 中等度の音量までは気持ちよく聞いております。

 私的には2人のプロ(貝崎さんと村田さん)により、 うまく音が生まれ変わったと思っています。

 まだ音量を上げすぎると、 耳につく音が残っているのですが、 これは今後の課題にしたいと思います。
 
http://www.rosenkranz-jp.com/kaiser/Visitor_visit%20(Trip%20of%20audio%20clinic)/Visitor_visit%20(Trip%20of%20audio%20clinic)/20050405_js.html

7. 中川隆[-9541] koaQ7Jey 2019年6月17日 15:01:59 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2937] 報告

ドイツ製ヴィンテージ・オーディオ販売 クラング・クンスト KLANG-KUNST
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/479.html

クラング・クンスト ヴィンテージ愛好家の最新スピーカー試聴記 2016年4月
https://www.klang.jp/index.php?ci=10139


1945年から1983年まで38年間も製造されたオイロダインスピーカー
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/104/10428_801.jpg

 先日、じつに久しぶりに秋葉原に出向き、いろいろな最新スピーカーを試聴したことについて書く。ご存じのように、わたしはオイロパやオイロダインといったクラングフィルムのヴィンテージスピーカーを使っている。ウェスタンエレクトリックも含めると同好の仲間は大勢いて、我らヴィンテージ愛好家はオーディオにおける大派閥だ。そんな連中はB&Wなどの最新スピーカーには目もくれず、「あんなキンキンシャカシャカしたスピーカーはオモチャですよ」といった調子だ。

 だが、古い機器に囲まれて何十年もいると、ふと、「世間は文明化して洋服なのに自分だけ貫頭衣というように、取り残されているのではないか?」、「自分だけ古墳時代?」などと思うことがある。最新スピーカーの宣伝文句には「革新的な進歩」、「これまでにない完璧なサウンド」などという文句が踊っていて、「劣った昔のスピーカーなど粗大ごみにしてサッサと買い替えましょう」と言わんばかりだ。もちろん、アンプにも同様なことがいえるが、スピーカーほど極端な音の差は無いだろう。

 筋金入りのヴィンテージオーディオ愛好家のなかには、装置があまりに大げさなので「それではナローレンジ過ぎませんか?」と心配すると、「どうせ耳が悪いので分かりません」とか、「音楽は聞きませんから」などど豪語する人もいる。わたしも裸の王様になってはまずいので、自分の耳で最新スピーカーを確認してみることにした。若いエンジニアのK君と「肉の万世」前で待ち合わせの約束をして出向くと、そこはコインパーキングになっていた。まったくの浦島太郎だ。「肉の万世」は万世橋の向こう岸に移転していたが、ハンバーグの味は変わっていなかった。

ずいぶんと前にオーディオの街ではなくなっている秋葉原

 試聴には「西脇義訓指揮、デア・リング・オーケストラ」による「英雄交響曲」のSACDと、「フェリシティ・ロット(ソプラノ)」による「シューマン歌曲集」のCDを持参した。最新スピーカーに合わせた新録音と、聴きなじんだ歌という組み合わせだ。「革新的な技術によって歪がなくなったはずのニューモデルは、さぞかしピュアな音を聴かせてくれるにちがいない」と期待しつつ、複数のショップでかなりの数のスピーカーを聴いた。

 大型量販店でぶらぶらしながらJBLやタンノイの小型モデルが鳴っている音を聴いたが、それらは改めて試聴したいと思うほどではなかった。開発中のDAコンバーターを現在のベストセラースピーカーで鳴らすと、いったいどんな音が出るのか確認してみる必要があると思っていたので、まずはB&Wの試聴を申し込んだ。トヨタ車のような絶対的優越性があるとされ、驚くほど売れているらしい。

 まず、安価な600シリーズを聴いたところ、無理して上位機と同じツィーターにしたために中国で製造してもコストに無理があるのか、長岡鉄男流に重量ブロックでも乗せないと箱が厳しいと感じた。だが、それでは都会にふさわしいコンパクトなデザインが台なしになってしまう。いまのように高価で豊富なオーディオアクセサリー製品が無かった昔は、愛好家の必需品といえば重量ブロックやレンガ、ブチルゴムシートなどであった。いやはやダサいが、いまでも効果のあるアクセサリー群だ。

 その上のCMシリーズには重量ブロックが必要なさそうだったが、期待していたようなピュアな音ではなかった。きっとうまくマーケッティングをして、「B&Wの音」を作っているのだろう。無色透明どころか、「下手をするとオイロダインより癖が強いのでは?」と思う瞬間もあった。CM1S2やCM5S2といった2ウェイはとてもコンパクトなので、英雄交響曲で低音が貧弱なのはしかたないが、高音が重要な弦の広がりや管の輝きも「これぞ最新スピーカー!」というほどではなかった。試聴の前にアンプをどれにするか問われたので、「できるだけニュートラルなもので」と所望したところ、LUXMANの純A級動作プリメインアンプL-550AX(たぶん)を使ってくれたが、低能率の小型スピーカーにはパワー不足だったかもしれない。

購入したB&WのCM1 S2

 CM9S2やCM10S2といった3ウェイは箱が大きいので低音は2ウェイよりまともだった。それだけでなく、高音も2ウェイより鮮やかに聴こえた。こういう「これみよがし」の高分解能を最新モデルに期待していたので、「試しに手頃なCM9でも買ってみようか」などと気をよくした。だが、ソプラノを聴いてみると、なんとも人工的な声でがっかりした。それをK君に小声で伝えると、「世の中アニソン(アニメーション漫画のソング)のほうがメジャーですから」と返されてしまった。もう一度2ウェイに戻してもらってソプラノを聴くと、今度は2ウェイのほうが3ウェイよりもまともだった。70センチウーファーを使っているわたしは、「こんなに小さなウーファーでも2ウェイと3ウェイで一長一短があるのか」と感心してしまった。

 ダイヤモンド・ドーム・ツィーターを使用した800シリーズも、2店舗で3機種を試聴した。たしかに歪は少なそうだったが、音の肌触りが異質でなじめなかった。「優れて異なる」ということかもしれないが、先入観も含め、ダイヤモンドの物性が特異であることが音の印象に影響してしまっていた。以上のようにネガティブな評価も正直に書くが、キチガイじみた大型スピーカーを使っている変人の感想なので、関係諸氏には広い心でご容赦いただきたい。

 店員に「B&Wの音はちょっと派手で不自然に感じる」と伝えると、2番目に売れているというFOCALのスピーカーを聴かせてくれた。たしかに音は柔らかかったが、どこか音が薄められているようで中途半端に思えた。DALIなど、ほかに聴かせてもらった売れ筋スピーカーも印象に残らなかった。好みではないが、「なるほど、B&Wの音はうまく作ってある」と感心した。ハズレが続いて疲れたので、懐かしの名機BC IIのおかげで好印象なスペンドールを聴かせてもらった。最小モデルのSP3/1R2でも、どことなくBC IIらしい上品な音がしたので、やはり伝統というものは大切だと思ったが、高音寄りのバランスが気になった。中型のSP1/2R2にしてもらっうと、バランスは少し良くなったが、価格が立派すぎる。

 なかなか思うようなスピーカーは無いものだと思いつつ、売れ筋スピーカーの最後にドイツのELACを2機種聴いた。UボートのソナーとMMカートリッジで有名な老舗の音響機器メーカーだ。ちょっとやかましいところもあったが、「最新スピーカー」らしい分解能があるのに、フェリシティ・ロットの声もギリギリで別人にはならなかったので、「これならアンプやセッティングでなんとかなるかな」と思った。

ELACのBS192

 帰りがけにふらりと立ち寄った試聴室で思わぬ発見をした。イギリスはATCのスピーカーである。今回の試聴で、はじめて「ニュートラルな音」だと感じた。悪くいえばつまらない音かもしれないが、英雄交響曲もロットの声も、これといった欠点なく正確に再生した。聴いたのはペアで200万円以上もする大型のスタジオモニターだったので、気軽には買えない。家に帰って調べてみると、20万円前後の小型モデルもあった。かなり能率が低くて手こずりそうだが、それらATCの2機種とELACのBS192を仕入れてみることにした。また、最も多く聴かせてもらったダイナミックオーディオさんに感謝して、CM1S2を購入させていただいた。B&Wはダイナミックオーディオさんが実績豊富で価格も安い。

 夕食の後、K君の家でクラングフィルムのオイロダインKL-L439を聴いた。「なんと、ATCのスピーカーによく似た音ではないか」と、K君と顔を見合わせた。オイロダインは能率がはるかに高いせいか、高音に抑えきれない冴えがあってATCほど透徹な音ではないが、60年という製造年の隔たりを考えれば、両者は同じ方向を目指して作られたようにすら思える。

 スピーカーの能率が低いということは、非効率な低音に合わせて中高音を下げたりダンプしたりなどで音量を抑えてある状態なので、アンプでいえば負帰還でゲインを下げてあることに近い。同じアンプの無帰還か低帰還版がオイロダインで、高帰還版がATCといえば音の傾向を理解していただけるだろうか

 「オイロダインオーナーのみなさん、安心してください。オイロダインは2016年現在の最新スピーカーと比較しても、十分にバランスのとれた正確な音を出していることが確認できました。いったい、繰り返されたスピーカーの革新的進歩とは何だったのでしょうか?」

 今回の体験で、最新スピーカーの音がけっして無色透明でニュートラルな方向ではないことが確認できた。技術が進歩して歪が無くなれば、どのスピーカーも同じ音になるというわけにはいかないようだ。安価な製品の巧妙なマーケッティングから富裕層向け製品の大げさな演出まで、じつにたくましくやっている。実用的なラウドスピーカーの登場から約100年が経つが、黎明期に科学的であったスピーカー開発が、年々売るための開発にシフトしているといった印象だ。

 とはいえ、全員にオイロダインをお薦めするわけにはいかないし、そもそも入手困難になってしまっている。「もうオーディオは終わった」などというヴィンテージ大家ほどは老いていないつもりなので、いま楽しめる方法を考えてみたい。幸い、小型スピーカーの一部に可能性を見い出せそうなので、それらと手頃なヴィンテージスピーカーの両方を所有することで、オイロダインと同等以上に音楽が楽しめるるかもしれない。その実験がしたくて数機種を手に入れることにしが、ATCは納期が長く、しばらく待たなければならない。

 じつは、オイロダインを戦前の強烈な個性をもつヴィンテージスピーカーと比較すると、まともすぎて平凡に聴こえるくらいだ。そういう立派なヴィンテージスピーカーのオーナーも、最新の小型スピーカーで遊んでみてはいかがだろうか。どっちみちデジタルオーディオで新しい機器と取り組まざるをえないのだから、お使いの出力管1本の価格で買える最新スピーカーで、オーディオの幅を広げるのは悪くないと思う。
https://www.klang.jp/index.php?ci=10139

8. 中川隆[-11015] koaQ7Jey 2019年10月06日 14:30:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1810] 報告

B&W mixiユーザー(id5343821)の日記 2015年11月08日
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1947653694?org_id=1948055955


京都人さんから、B&Wのマトリックス802を落札してみたらとお勧めがあった。
一方で、803D3など、新しいシリーズが出て話題でもある。

私は、ここ半年ほどで、マトリックス801と、ノーチラスシリーズになって以降の802とを、比較的近い条件で聴いている。
この感想は、ちょっと衝撃的なものだった。

あきらかにマトリックスシリーズのほうが、安全な音である。
安全というのは、ジャンル対応が広い。

60年代から80年代のクラシックは、演奏家が黄金期で、レコード会社も気合満々、キラ星のような名盤が一生聴ききれない数揃っている。
ただ、この時代のもののCD化はダメなことが多いので、LPならもっとよいだろうが、とにかく、この時代の録音をリアルに聴きたいと思ったときに、もっとも自然な感じなのがこのスピーカーだ。

最新録音でも、別に不自然ではない。ポップ系の新しいものはややダサくなるが。逆にいえば、ビートルズがダサい分厚いジャケットを着ている感じがこんなに出るなんて、奇跡的だ。
タバコなどのスモーキーな感じまで漂うではないか。

音色的には、同様に自然なものは他にもあるだろうが、オーケストラのスケールなども含め、ほんとに無理がない。
802にサイズダウンするとどうなるかわからないが、10畳ぐらいならもっといい面もあるだろうし、ヴィジュアル用途にも向きそうだ。

問題点は、自然で誇張がなさすぎて、オーディオ的な関心を失う。
音楽ファンになってしまいそうだ。
ドライブ機器に凝りまくるのもおもしろそうだが、安めのものでもよいものならけっこう鳴ってしまうのだった。

一方のノーチラス系は、ビートルズがそれなりにブリティッシュの新しい音になったのは驚いた。さすがアビーロードスタジオに置かれているのがわかる。
また、1990年代以降の優秀録音を聴くと、マイク位置にワープした、もしくはレコーディングエンジニアの机にワープしたかのように超絶的な分解度、楽器はツヤツヤ、ダイナミックで整っていて驚く。
最新のポップ系も凄い。
が、これはもう、最新超高級ホテルのロビーみたいな感じで、ブラームスの響きにまったりと包まれる、みたいなことは不可能になってしまった。

よく長岡スピーカーはソフトを選びまくるから危険みたいにいわれるが(というか、本人がそう書いて信者のハートに火をつけた)、長岡原理主義ですべてを固めていくと、長岡ソフトのLPのみが突出するのはわかるが、そうでなければ、まあいけるところもある。
むしろノーチラス最新のほうが「ソフトを選んで危険かも」と感じた。
世界の多くのソフトがこの系列でモニターして作られているので、新しいものはよいと思うが、これで60年代クラシックのリマスターがされるかと思うとゾッとする。
少なくとも同じ音にはならない。

イギリスに行って、アビーロードスタジオの前にも行ったのだが、感想としては、やっぱり時代は変わってるのかなと。
どういうことかというと、家具とかインテリアとか、オールドタンノイみたいな雰囲気がそこかしこに見られるのだが、最新のファッションなども入ってきている。
デパートのHarrodsなんかは凄いおしゃれで圧倒された。

となると、サウンドも新しくなっていくのはある程度やむをえない。
ノーチラスの方向性はいきすぎとか、思うところはあっても、修整されていくだろう。
そもそも、ポップス系のモニターのほうが、割合がかなり多くなっているのではないか?

もうひとつ、今回6日連続コンサート・ミュージカルに通った中で、いちばんのアタリは、一番安価だった、オラモ指揮BBC交響楽団のシベリウス。
横だが3列目ぐらいで、音は克明にわかった。
これがブリティッシュサウンドか、とよくわかった。
シベリウス初期のマイナーな曲だが、フィンランドも通過はしたこともあって、シベリウス自体も初めて理解できた。
この音は、マトリックスの音色と、ノーチラスのダイナミックさや分解能をあわせもっているが、スケールがさらにでかい。

さて、マトリックス802だが、こいつか801を、ユニットすべて最新に取り替えて、あとはドライブ系を凝って暮らしていけば、オーディオはいわゆる「アガリ」でいい気がする。
もう人生の限界がみえてきたからだ。

ただ、しょうもない話だが、色はブラックがよい。最新のポップ系のときにオールドブリティッシュな感じが邪魔なのである。


コメント


mixiユーザー2015年11月08日 14:41

最近スピーカ後継機の試聴時にたまたま805D3を聴きました。結構前に出るリアルな音像でしたが、60年代Jazzが艶やか過ぎる気はしました。
Matrix801の時代は、今から考えるとリーズナブルな価格で「アガリ」に行けた気がします。


mixiユーザー2015年11月08日 15:58

> mixiユーザー 

クラシックは聴かれますか? クラシックだとその違和感はもっとありそうです。
サイズ的にはどうでしょう? 805は許せますか?


mixiユーザー2015年11月08日 16:37

> mixiユーザー 

クラシックは詳しく無いですが、古いソースは違和感を感じるかもですね。オーディオ的なテンション高めの音で取扱い易いサイズで惹かれましたが高過ぎます…


mixiユーザー2015年11月09日 20:32

Matrix802Vを最近結構聴きこんでいますが、例えばグラモフォンの赤シリーズや黄シリーズをいろいろ聴いていても、録音の違いにあまり耳がいかずに音楽を楽しめます。

これが、コンデンサースピーカーになりますと、○×式に良いものはうまく鳴るが、だめなものはひどい音になります。

HB-X1も録音の違いが良く分かりますが、ダメなものでもあまりひどい音にはならないのが魅力です。私はこれで十分楽しめるのですが、bswanさんに勧めるには値段が気になります。

Matrixシリーズは以前はオークションなどによく出ていましたが、最近はジャンクであったり何らかの問題があるものが増えてきました。良い状態の製品を手に入れることは今後ますます困難となってくると思います。

色については、黒にこだわっておられますが、正面からみればほとんど黒です。

801と802とでは中音以上は全く同じ、ウーファの口径の違いだけです。801の方が耐入力は少し大きいかも知れませんが、ボリウムを少し絞った時の低域の立ち上がり立下りについては802に軍配が上がります。重量があまり重くないのも扱いやすくて助かります。

ただし、手に入れるならシリーズVに限ります。


mixiユーザー2015年11月09日 21:16

Matrix802をいろいろなアンプにつないでみると結構音が変わります。

長くCounterpointの220につないでいましだか、これはこれで適度な艶も出るし音量も十分ですので一つの決定版かなと思っていました。。

最近AudioDesignのアンプにつないでみましたら、情報量が一気に増えるのと同時に低域の制動がしっかりしてピアノの強打のガーンという音が迫力一杯に鳴って来ます。高域ではいかにも木のハンマーで叩いたという感じの金属的ではないカツーンという抜けの良い音になるのが驚きでした。その他空間情報の細かな響きも良く聴こえるので目の前がサッと開けた感じになります。それでいてきつさや神経質な感じがしないのが嬉しい所です。


mixiユーザー2015年11月10日 07:28

どんな道具でもひとつで万能というのは難しいです。
方向性の違うスピーカーを何系統か併用するのが、一番、手っ取り早いと思います。そんなに巨大なものでもないので、matrixと805D、2つとも同時に試したらどうでしょう。
オーディオは趣味でやってるのですから「アガリ」というものはないのでは。


mixiユーザー2015年11月10日 19:50

Matrix 802 と Swan とでは 相当方向性が違いますので、いろいろ楽しめるのではないでしょうか。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1947653694?org_id=1948055955

9. 中川隆[-11014] koaQ7Jey 2019年10月06日 14:44:27 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1811] 報告

ブリティッシュサウンド mixiユーザー(id5343821)の日記 2015年08月25日
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1945434530?org_id=1945449375

たまたま同時期に、B&Wの、801マトリックスと、最近のシリーズとを聴く機会があった。

どちらも、ビートルズや1960〜80年代クラシックをかけてみた。

この体験はなかなかに衝撃的なものであった。

私はひねくれ者なので、「ブリティッシュサウンド」とかいうものいいが嫌いなほうで、しょせん箱にユニットがついてるだけのことやろう、と思っていた。そういう思考をする人は自作系にいきやすい。

ビートルズの「ABBY ROAD」2009年リマスターCDをかけてみると、さすがそのスタジオで新旧モニタースピーカーをしているだけあり、どちらもすばらしい再現なのだが、なにせ「ブリティッシュ」なのである。

なにがどう、というのはいいにくいのだが、少しくすんだ味のある薫り、節度のある鳴り方、知性を感じる。

ずいぶんゆったりとした鳴り方に聞こえる。マイケルジャクソンとか、アメリカのハードなビートが出てくる前は、やっぱり牧歌的なリズムだったんだなという感じがするし、後期の皮肉な歌詞がよく聞き取れる感じがする。

古いアルバムやLPになると、マトリックスの独壇場で、薄暗い木質系のホールで、ダサい厚ぼったいウールのジャケを着た人がうろついていて、煙草やなにやの猥雑な雰囲気も感じる。

最近のB&Wにブリティッシュとか言うのを感じたことはなかったのだが、ビートルズではハッキリと出ている。当時の雰囲気の再現ではないのだが、新しい解釈というか、これはありである。

クラシックにブリティッシュサウンドが全部合うかは議論がありそうだが、ヨーロッパという広いくくりでごまかすなら、やはり日本製よりは合うようだ。
再生機器でキャラクターがつくのはよいことではないのだが、BBCモニター調というのだろうか、そこまで主張してこないし、耳に快いアナログ的なボケ方がうまいし、実際のコンサート会場の雰囲気に近い。ぜんぶぜんぶクッキリ出すのがいいわけではないのだ。

そういう意味では、B&Wの最近のスピーカーは、クッキリ系に移行はしているようだ。
1960年録音のムラヴィンスキーのチャイコ、これはOIBPリマスターでチリチリした音になってしまったが、まさにそういう方向にいってしまう。
超高級ホテルの鏡面仕上げ大理石ロビーで、フロントの美女スタッフに挨拶されたような気後れを感じる。クールなジャズ・ナイトが始まらないといけない。
オレは厚ぼったいダサいジャケを着て、ゆっくりブラームスに浸りたいだけなんや、と内心の声がするのである。

ワタシ的には、B&Wの最新、ということは、宇宙人的なルックスの現代ハイエンドスピーカーでは、手持ちの1940〜80年代クラシックで、聴けないものが出てきそうだ。
であれば、古典ブリティッシュサウンドがよい。

今後の人生、最新ハイエンドスピーカーに投資する出費はおさえられそうだが、夢が失われた気もする。
オールドスピーカーは、劣化と故障のリスクとの戦いとなる。

ところで、旅行にも行くのでポンドのレートを調べていたら、恐るべき乱高下で、2007から9年ぐらいは1ポンド242円あたりまでいっているが、2011から12年ぐらいは134円あたり。
いまは190円ぐらいだから中間ぐらいだが、せめて1から2年前に行けてたらなあというぐらい旅行には不利になっている。

2011年か12年発売のイギリススピーカーはお買い得の可能性が高い。
QUADの11LSinatureのハイCPぶりが一時話題になったが、さもありなんという感じだ。


コメント

mixiユーザー2015年08月26日 10:14

前にも書きましたが、うるさいことを言わなければ Matrix 802Vで十分だと感じています。

お聴きになられたように音楽を聴く上でうまくバランスがとられており、日本製のシステムが台無しにしてしまいがちな弦楽合奏の響きや声の質感なども安心して聴いていられます。同じようなバランスを持つSPとして、やはりブリティッシュサウンドとして有名な古いRogersやSpendorなどがありますが、クラシック音楽の大部分は上手く鳴ります。ただしロックの大音量再生などでは少々苦しいところがあるかも知れません。その点802クラスになると難聴になるくらいの音量でなければ余裕をもって聞かせてくれます。

先日お聴きになった801は大きく重いのと低域をうまく処理しないとダルな感じになりやすいですが、802ではあまり苦労しません。
それでいてサブウーファの必要性は全く感じません。部屋が広く使えるというメリットが出てきます。

ご心配の点について、スタジオでモニターとして使われている負荷に比べれば一般家庭ではその30分の1くらいの負荷になるでしょうから、特に高音の強く入ったソースを超大音量で鳴らし続けない限り、ユニットは長持ちしそうです。

私は10万円くらいで手に入れましたが、非常にお買い得だと思っています。

bswanさんはWellFloatというアイテムもお持ちですし、801か802の出物があれば確保されると音楽を聴く楽しみが大幅に拡がることでしょう。ただし、シリーズVに限ります。

mixiユーザー2015年08月26日 11:40

> mixiユーザー 

以前から言っておられたことがわかりました。
クラシックというより、ビートルズはこれで聴かないと嘘だというぐらいに感じました。

ほんとに音楽ファンのための音で、オーディオマニアは何か足していきたくなるかもしれません。
私はいろいろやってきて、オーディオイケイケではなくなってきたので、これのユニット入れ替えて長く使っても、心安らかに音楽と共存できるかもしれません。
小音量にも強い感じなので、転居の機会があれば検討します。
真空管は合うかな?、とも思います。

アビーロードスタジオは、中にまで入る必要があるかわかりませんが、横は通ってみます。

あとは、人類の遺産というような古典ソフトの録音されたバックグラウンドと、現代スピーカーやデジタル技術とが、けっこうズレてしまっているなとも感じました。もう15年以上、リマスターソフトに文句をつけてきましたが、その原因がみえた感じです。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1945434530?org_id=1945449375

10. 中川隆[-10831] koaQ7Jey 2019年10月15日 10:19:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2010] 報告
音楽を聴くか? 音を聴くか?

モニタースピーカーは何のため?

 一部のオーディオマニアは「プロ用だから」などと言い、スタジオなどで使用されているモニタースピーカーをありがたがる。だが、えらいカン違いだ。

 モニタースピーカーは音楽鑑賞するためのものではなく、業務でモニタリングするためのものだからだ。

 レコーディングスタジオで使われるモニタースピーカーは音楽ではなく「音」をチェックし、修正するために存在する。音楽を楽しむためではなく、仕事で音をモニタリングするためのものだ。

 ゆえに人を感動させる必要などないし、音楽の奥深さを音で表現する必然性もない。もちろん音楽で人生を考えさせることもしない。モニタースピーカーはただひたすら、正確に音をモニタリングできれば用が足りる。

 この「業務に徹した正確さ」という特性を有難がる人もいるが、彼らは音を聴いているのであって音楽を聴いているのではない。

 むろんオーディオでお寺の鐘の音を聴くのは個人の自由だし、それについて他人がどうこう口出しするいわれはない。オーディオで大砲の音を聴こうが、嵐の様子を聴こうが自由だ。

 だがそういう世界は少なくとも私には関係ない。

 それだけのことである。
http://dynaudia.blog26.fc2.com/blog-entry-268.html

11. 中川隆[-10817] koaQ7Jey 2019年10月16日 00:34:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2026] 報告
Music Well Studio さんのコメント: モニターの音はどうあるべきなのか!!
https://procable.jp/setting/07.html


大阪のMusic Well studio の○○○○と申します。

御社の多くのお客様が感想をお送りされていますので、僕もお役に立てれば
と思いメールさせて頂きます。


私は常に “フラット” な音環境を切望し、そこを追究する事がリスナーの皆様に
対しての責任だと日々考えております。
目指すは良いものと悪いものをしっかり聴き分ける事が出来るフラットな環境です。
その様な着色のない環境での制作を可能にしないと最終アウトプット(流通商品)時
点では大変な事になります。

制作初期段階で少しでもピーキーなものが出来上がってしまうと、その後段階での
作業で段々としわ寄せが積み重なり、ごまかしごまかしで最終的にはろくなものに
はなりません。

制作スタジオに求められるのは限りなくフラットな音響環境です。
決して良い音も悪い音も『立派な音にしてしまう再生環境』ではありません。

Studioで自然に出来た“音の印象”がどの様な再生環境(ヘッドフォン、ラジカセ、
カーステ、喫茶店の天井スピーカーそして高級オーディオ等)においても“同じ印象”
で聴く事が出来れば、制作環境としては最高の状態と言えます。

歴史的に、あまり良い環境で制作出来なかった頃に“エンジニアの勘”というものが
生まれ、そしてそれが重要視されてきた気がします。
フラットな再生環境では無いため“見越”の技術が必要だったんですね。
なんとも恐ろしいですね。

“音”が解りにくければ、音楽制作は大変困難になります。
https://procable.jp/setting/07.html

12. 中川隆[-10798] koaQ7Jey 2019年10月16日 20:14:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2047] 報告

プロ用と偽るモニタースピーカー
https://procable.jp/setting/06.html


ずいぶん前からのことと思います。プロが誰も使ってもいないのに、プロ用、モニタースピーカーなどと名乗る商法が、あちこちで目立ちます。下記の項目には、海外レコーディングなどでも活躍されているレコーディングエンジニアのかたからの、「生の証言」を掲載させていただきました。

我々は「音」から、それがプロ用のモニタースピーカーとしては、それらのスピーカーが役に立たないことは知っています。また国内のどのプロスタジオもその種のスピーカーは使っていないことは、レコーディングエンジニアのかたから聞いて知っていましたが、世界の事までは分かりません。世界単位で実際に活躍されているプロのかたの証言を読まれなければ、それが真実であることは、誰にも分からないことと思います。私がいくら違います、プロ用ではありませんと言っても、継続的になされているウソの宣伝効果は、あまりにも深く、皆さんを洗脳しています。

なお、放送局で使われているプロ用スピーカーなどという宣伝は、そのスピーカーが良いことの何の証明にもなりませんので、その種の宣伝も見限ってください。放送局のレベルというのは、放送さえしていればいいところであって、音の良さについての知識など、我々オーディオマニアのレベルと似たようなものです。それが信頼できるプロのレベルのものであるか否かは、プロのレコーディングエンジニアのレベルから見てどうかという問題に絞りませんと、問題の本質は見えてきません。

■レコーディングエンジニアのかたのプロ用モニタースピーカーについての証言

「9.11(注:アメリカテロ攻撃の日)以降、保険料の増加にともない、(本当の理由はさだかではありませんが)海外RECが激減しましたので、私もしばらく行ってませんが、B&W は見た事ないですね。

当時、メジャーだったA&M、ウエストレイク、レコードプラント、等(注:米国のメジャースタジオの名前です)、スタジオでもスモールはほとんど NS10M だった記憶が、、、日本のスタジオでもお目にかかったことはないと思います。」

以上、その証言です。

■レコーディングエンジニアのかたが、なぜ、「スモールモニター、NS10M」と、証言されているのか

現代プロスタジオは、YAMAHA NS10M を代表とする、スモールモニタースピーカー全盛の時代です。それが良いからではありません。使い慣れているものが、それしかないからです。それと、もう一つの大きな理由は(こちらのほうが肝心なことですが)、優れたプロ用のラージモニタースピーカーが、世界中、皆無だからです。

したがって、プロ用とうたわれているラージモニタースピーカーがスタジオにあったとしても、レコーディングエンジニアで、それらの音を信用している人は、ただの一人もいないのだと、知ってください。

優れたプロ用モニタースピーカーが必要であれば、スタジオとて、30年以上前のものを持ってこないといけません。ところで、モニタースピーカーを選んでいるのは、現代では、レコーディングエンジニアではありません。スタジオの経営者側のほうです。

スタジオも、企業化、資本主義化、利益優先型になり、経営者側が、客が多く集まる米国スタジオの真似ばかりしているうちに、ボロいモニタースピーカーばかりになってしまったといういきさつがあります。従って、私の言う生音そうろうのスタジオの音というのは、25年から30年以上も前のことです。ただ、現代でも、それに似た音は、例えスモールでも出しているところはあります。メジャースタジオには、それは期待できません。むしろ、レコーディングエンジニアのかたが、ご自分でセッティングされている個人スタジオのほうが、圧倒的に、信頼できます。

レコーディングエンジニアという人種は、それほど音に対して厳しく、緻密で、能力の高い人たちです。彼らが本気になれば、それが自宅の一室だったとしても、メジャースタジオより音が圧倒して良くなるのは、当然のことです。

■自宅録音をされているかたが気をつけるべきこと

自宅録音をされているかたは、十分注意されてください。新品のプロ用モニタースピーカーに、百万円もかけてはなりません。それよりは、NS10M でいいのでしょう。それだけの価値のある優れたプロ用モニタースピーカーが、新品では一つも無くなってしまっています。

時代をさかのぼって中古から探せば、当然その種のものはあります。それにつきましては中古オーディオ屋さんの詳しいかた、正直なかたに、話を聞かれたうえで入手されるのが正解です。また、スモールモニターでも、YAMAHA NS10M より良いものはあります。レコーディングエンジニアのかたがたが、NS10M を使う理由は、ただ一つだけです。どこに行っても置いてあるため、使い慣れているからです。信用できるからではありません。

注意すべきは、品質低下の現象が起きているのは、スピーカーに限る(特にプロ用スピーカー)ということです。プロ用アンプは今のもののほうが昔のものより良いです(民生用アンプについては論外であり、往年の WE の真空管アンプ、プロ用アンプに、全てことごとく劣ります)。他のジャンルで、超一流品が少なくなってきているものは、小型の高級ミキサーや、チャンネルディバイダー類です。しかしそれらは、超一流でなくとも、それ相応に安価になってきていますから、問題はありませんし、プリアンプなどよりは、優れています。

なお、プロ用と名乗るプロ用でないものは、スピーカーに限らず、アンプ等にもありますので、注意が必要です。

次の項目では、なぜ録音の生命線であって、最重要であるはずのプロ用モニタースピーカー環境が、こんなに哀れな事態にまで陥っていってしまったのか、なぜ、YAMAHA NS10M しか使われないことになってしまったのか、その歴史的背景について知っている事を記述します。
https://procable.jp/setting/06.html


10倍以上の値段の民生用の B&W のスピーカーが3万円の JBL JRX115(PA用のJBL)に大幅に負けたとの報告がありました!

JBL や B&W には、モニタースピーカーという触れ込みの、民生用の商品も非常に多くありますが、真っ赤なウソであり、モニターとして使えるものなど、一つもありませんので、厳重に注意してください!


そもそもスピーカーメーカーというものは、WE、アルテック、EVのプロ用部門のスピーカー(オーディオ屋扱いのものは除外します。この点、JBLにはオーディオ店扱いのボロいものもありますので、話がややこしくなるのです。)は超一流ですから特殊な例外として・・、それ以外のメーカーにつきましては、

1)ろくなチャンネルディバイダー(クロスオーバー)を作る能力もない。

2)超一流メーカーを買収しても、それをダメにしてしまう(これははっきり書きます。JBLです。あの超一流のウーレイ社を買収して、完全にダメにしてしまいました。)

3)バイワイヤーなどという、全く根拠もないデタラメな「よたっている」スピーカーしか造れないメーカーが、ぞろぞろ存在している。


という程度です。

注:)
バイアンプ仕様のスピーカーのほうは、理にかなっていて、プロ仕様の健全なスピーカーです。プロが使う「奥の手」であるバイアンプの、格好だけを真似したものがバイワイヤーであり、「ま・ま・ご・と」です。「ままごと」なのですから、そのような「よたっているもの」ならば、数万円でいいはずです。それが百万円や二百万円なのですから、もはや「異常」としか言いようがありません。

■ダメなスピーカーの特徴を箇条書きにします。

ただ、安ければ構わないでしょう。それでも音は出ますし音楽は楽しめます。それが異常に高額であれば、不審なことではありますが、「デザイン代金」だと考えて納得するしかありません。でないと、買われてしまっていた場合、やりきれません。

1)能率が、やたらと低い(80dB代)。

2)トールボーイ(コストのかかるウーファーが小さいうえに材料も少ないゆえ、安価になるはずです)。

3)ウレタンエッジ(スピーカーの外周がゴムみたいなもの、又はウレタンであるものは、非常に安価なボロ、つまりゴミです)。

4)バイワイヤリング、又は、トライワイヤリングをうたっているもの(格好をつけているだけです)。

5)小型スピーカーで、高額なもの(ほとんどがデタラメだろうと想像します。しかし安ければ問題ないでしょう)。

さて、上記のような程度の低いスピーカーを、「プロ用モニター」などと、偽って宣伝しているのですから、悪質です。本当にタチが悪い。プロに無料でプレゼントして、たった一人でも「セミプロ程度の人」が、自宅で使っていれば、プロ用と宣伝している。レコーディングスタジオに、わざとプレゼントして、使い道もなく置いてあるだけのものを、プロ用と宣伝している。放送局に無料でプレゼントして、たった一組、放送局が使っていれば(放送局に機材の善し悪しは分かりません)、プロ用と宣伝している。この悪質な「風説の流布」、これぞ告発されるべきであり、我々が「オーディオ地獄」に叩き落とされてきた、「元凶」そのものだと言えます。

■バロメーター

カーステレオ用の、16センチウーファーとツィーターが一つになっている、ツーウェイの一発もののスピーカーユニット、能率92dB程度のものさえ、昔から、二個で1万円少々です。これを値段のバロメーターにされるといいでしょう。カーステレオ用もオーディオ用も、スピーカーなど、大差あろうはずがありません。


いづれにせよ、技術的に、スピーカーメーカーは、あまり、あてになりません。我々は入手した後、自分で上手に使う必要性があります。それでも、ここでご紹介する機種は、タフネスさ、能率の高さ、クロスオーバー周波数などから、相当に良いほうの部類のもののはずです。

民生用のスピーカーは、それが一本100万円のものですら、どれもこれも、ボロいウレタンエッジで、10年もするとボロボロになってしまって、音的にも、プロ用レベルのものに較べますと、大幅に劣っているものが大半である。

一方、プロ用スピーカーは、昔ながらのコストのかかる方法、つまり、回りがギザギザになっている、ギャザードエッジというスピーカーで、非常にタフなものです。30年でも40年でも、そのまま使えます。

往年の WE やアルテックに勝るものとは思えませんが、かなり、迫れるのではないかと想像していいます。

それほどのスピーカーが、安価なのに、ボロくて「よたっている」ようなものが100万円や200万円などと、スピーカーの世界も、一体全体どうなってしまっているのか・・・・・、

なお、高域の周波数は、16,000ヘルツまで出ていれば十分と、考えてください。1940年代のJBLの超名機、ハーツフィールドなどは、4インチのドライバーであるため、12,000ヘルツまでですが、生音を再現するに十分過ぎるほど、超高性能なものです。 ただ、モニター用途のものは、昔から20,000ヘルツまで出していますから、そのあたりは、プロのかたがたの検証が必要です。


ということは、10万ヘルツまで出ると音がいいなどというのは、真っ赤な「デ・タ・ラ・メ」だった、ということです。 我々は、コウモリではありません。 いづれにしても、10万ヘルツまで出るはずのものが、iPODに大幅に負けているという証拠が上がってしまっているのですから、その種の「能・書・き」については、相手にしないほうがいいでしょう。

三流の学者の論文を取り上げては(三流の学者はデタラメであろうがなかろうが有名になろうとします)、それが利益になるとみるやいなや、業界全体が無茶苦茶なことを始め、皆さんを、三流論文のデタラメな内容で、洗脳してしまいます。

「オーディオ業界」など、例外はあるのかもしれませんが、そのほとんどが、○○○建築事務所であり、○○○○○などと似たようなものなのかもしれないと、想像してみてください。

無茶苦茶なことばかりしていても「逮捕劇」が起きないのは、人命にかかわることではないからだというだけです。

■「スタジオモニター」という言葉

一体全体、いつからのことなのか、スピーカーメーカー側が、「スタジオモニター」というジャンルに区分けしてスピーカーを売るだけで、ボロいものでも高額に売れることに、気づいてしまった時期があったのだと、思われる節があります。

そのため、使い物にもならない高額なスタジオモニターばかりが、世に、はびこってしまう結果になっています。

さて、それでは、PA用、つまりSR用のスピーカーは、スタジオモニターとして使えるのだろうか、スタジオモニターではないのだろうと、疑問を抱かれるかたも、おられることと思います。

それは、本末転倒であり、錯覚であり、勘違いです。

日本国内で、最良の録音ができていた30年ほど過去の、二大スタジオは、日本コロムビアと、ビクタースタジオでした。これは、日本で最も良い録音がなされていた頃のことです。日本コロムビアは、PA用のアルテックA7を天吊りにして、モニターとして使っていました。ビクタースタジオは、アルテック612Aでした。結局のところ、PA用とスタジオモニターとで、どちらが優れているのか、というような疑問は、全く無意味です。

「どのスピーカーが・・・、完璧なフラットで、最も優れているのか。」

問題は、これに絞られます。というよりも、これだけであって、他に基準はありません。

スタジオモニターと名乗る、非常に高額な「悪質商法」には、重々ご注意ください。

スタジオモニターなどという「ジャンル」にとらわれていますと、スピーカーメーカーの思惑通りに踊らされ、墓穴を掘って、墜ちることになります。


モニタースピーカーの音は、生々しくなくてはなりません。生ライブのCDを再生したときには、目前でライブが行われているのと同等の音が出るくらいに、ちょうどそのくらいでなくてはなりません。目前でベースドラムを演奏しているように、目前に人がいるようにです。シミュレーションのようであって、それで妥協してはなりません。生音そのもののようでないといけません。それではじめて、そのモニターは信用できます。優れたマイクの性能は、我々の想像以上、いや、それよりも遙かに高いものです。それはあたかも、耳のごとしです。

■超重要事項 (基本中の基本事項)

これは非常に重要なことです。いくら良いアンプを使っても、いくら良いスピーカーを使っても、「音の焦点」を合わせなくては、「あてずっぽう」になってしまいます。悪いものを良い、良いものを悪いというような、グツグツの世界、混沌の世界に、彷徨い込んでしまいますし、いくら良いスピーカーを入手しても「宝の持ち腐れ」になってしまいます。音の焦点という「罠」・「縄目」を抜ける方法につきましては、次の項目、28)音の焦点(基本中の基本)のほうに、詳しく記述しております。


■追記致します。

SR用という意味についての問い合わせが多いため、記述しておきます。

Sound Reinforcementの略で、SRです。音の拡大、音の強化という意味であって、サブウーファーだの、リアスピーカーだのというような意味ではありません。

昔はPA用スピーカーと言っていました。PAとは、Public Address の略で、公衆への講演という意味です。

双方とも、同じ用途、ジャンルのもので、言い方が変わっただけです。 アルテックA7やA5は、PA用スピーカーであったわけです。その用途と同じ用途のものを、現代ではSR用スピーカーと言っています。

PA用もSR用も、双方ともコンサートホール、ライブハウス、映画館等、それにて金銭を取る場所で使うためのものですので、「プロ用」スピーカーというわけです。

■ドライバーの使い方(盲点)

重要な基本事項を書き漏らしていました 。

高域を受け持つドライバーは、自分に真正面を向けてはいけません。とかく我々は、直接音を聞いたほうがクオリティーが高いと錯覚しがちです。それは間違いです。ドライバーの場合には、指向性が強く、自分に向けると、もろに高域が襲ってきます。これにより、高域がきつ過ぎる現象が起きます。高域を受け持つドライバーの中心線は、自分の両サイド、又は上部を通過するくらいでいいくらいです。ドライバーの場合は特殊であって、「反響音」を聞かなくてはなりません。反響音のほうが、直接音を聞くよりも、クオリティーは高くなります。これは普通のスピーカーのツィーターなどとは全く違っているがゆえ、この種の強力なドライバーを備えたスピーカーの場合には、「盲点」になりがちです。

■追記いたします。

JBL JRX115もいいのなら、その上位機種の125はどうでしょうかという問い合わせが、当初は、かなりありました。125のほうは、インピーダンス4Ωで、さらに38センチウーファーが二発付いているものです。ということは、ただでさえクラウンD45なり、クラウンD75Aのダンピングファクター400という数字が、200に下がってしまうことを意味します。それで二発の38センチウーファーを駆動しなければならないということは、38センチウーファー一発につき、ダンピングファクター100しか、入れられないことにになってしまいます。400と100の違いですから、その差は、歴然としています。

何を選ぶ時でもそうですが、高いもの、上位機種のほうが良かれというような発想は、「音」に限っては、ことごとく、脳内から、捨て去ってください。

125の用途は、片チャンネルだけで、直列に二台のスピーカーを接続しておいてインピーダンス8Ωにしておいて、左右合計、四発使います。これは、映画館などの用途のものです。自宅では害になるだけだと認識ください。上記の用途は、片チャンネルだけで、1500、2000のダンピングファクターのアンプを使って鳴らすしかないのです。それは、ハイパワーのアンプになりますから、クラウンの一級品とて、よほど音量を上げないと、音質的に、D45、D75Aに、軽く、実にかんたんに、負けるのです。

インピーダンスとダンピングファクターのことにつきましては、一項目づつ設けて、詳しく説明していますので、サイトをしっかり読まれ、ご自分で、その種の判断は「抜け目なく」されてください。400÷2÷2=ダンピングファクター100というだけの計算に過ぎません。

これはどなたも自分でできるはずです。

鬼門コーナーをくまなく読まれれば、ご自分で全て判断できるようにしてあります。一字一句、漏らさず読まれてください。そしてまずは、ご自分で考えてください。

ご自分の身は、ご自分で、守りきってください。


■スーパーウーファー (サブウーファー)

ということは、スーパーウーファー(サブウーファー)も、家庭で使うには、4Ωのスピーカーでは、まったくダメだということです。パンパンに張っている46センチのプロ用スピーカーを駆動するには、ダンピングファクター400が必要です。又は、ドイツ規格による、100が必要です。8Ωのスーパーウーファー(サブウーファー)は、EV(エレクトロボイス)のものにはありますので、スーパーウーファーは、EV(エレクトロボイス)のスピーカーから選ばれてください。
JBLには、4Ωの46センチのスーパーウーファーしかありません。それではダメだということです。

下記のEVのスーパーウーファーがそれです。 能率100dBの、8Ω、46センチウーファーを備えたスピーカーです。

EV(エレクトロボイス)スーパーウーファー TX1181
https://procable.jp/products/ev_tx_1181.html

これは当店でも販売しております。スピコン、配線方法等、詳細に聞いてくださったうえで、お使い下さい。映画館で実際に使われている現物がこれです。最強のスーパーウーファーです。


私にははじめから分かっていたことです。JBLや民生用 B&W などというのは、素人相手の5流品であるということです。

一体全体、スピーカーという世界でも今までどういうことが起きてきていたのか、はじめてご覧になったかたは「ご自分の頭で」考えてみて下さい。
https://procable.jp/setting/27.html

因みに、今迄のプロ用モニタースピーカーで一番評価が高かったのは


Western Electric の映写室モニター TA7388 

でしょうか。 詳細は

Western Electric 20cm フィックスドエッジ・フィールド型フルレンジスピーカーユニット TA-4189
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/971.html


13. 中川隆[-10793] koaQ7Jey 2019年10月16日 20:38:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2052] 報告

- モニタースピーカーの堕落-
https://procable.jp/setting/07.html

■モニタースピーカーは、いつのまにやら、堕落してしまいました。

優れたモニタースピーカーが製造されなくなって、その代わりが出来るほどの優秀なモニタースピーカーが、その後、たったの一つも出てこなかったというのが、その原因です。

1950年代から60年代の、マイルス・デイビスの時代までさかのぼってみます。マイルス・デイビスやジョン・コルトレーンが、レコーディング・スタジオでプレイバックされる音を聞いていた、そのモニタースピーカーは、アルテック(altec)612A(通称、銀箱)です。38センチ口径の604という型番のアルテックの同軸ユニットが入ったモニタースピーカーです。その612Aモニタースピーカーを設計開発したチームの中には、誰もが知る人物がいました。当時、アルテック(altec)社に勤めていた、JBLさん、James B.Lancingさんです。

アルテック社は、WE社、つまり、ウェスタン・エレクトリック社の技術部門が独立して出来たメーカーです。アルテック社内で往年のウェスタンエレクトリックの技術を勉強したJBLさんが、その後アルテック社を退職してから作ったメーカーがJBL社ですが、この話は本論からはずれます。

アルテックのチームとその一員だったJBLさんは、そのとき一点の曇りもない、完璧なスタジオモニタースピーカーを設計することに成功しました。それが、アルテック612Aという604という型番のユニットの入ったモニタースピーカーです。604ユニットは、38センチ口径です。モニタースピーカーには、38センチ口径のユニットが必要不可欠であったということです。

38センチというと、低音を思い浮かべるかたが多いと思います。それは大きな間違いであって、当時のモニタースピーカー用途の38センチという口径のユニットは、中域をしっかり出して、「生音と等身大の音」を出し、間違いのないミックスダウンをするためのモニタースピーカー、つまりそれが、38センチ口径のモニタースピーカーです。勿論、低周波も出す能力もありますので、低域以下の低周波数帯域のミックスダウンにも失敗はあり得ませんが、中域はそれ以上に重要です。中域再生のため、ウーファー部は1500ヘルツ、ボーカル帯域までをも、しっかり出す能力を持っています。

上記のアルテック612Aスタジオモニタースピーカー(銀箱)は、1940年代から使われはじめ、その後長年に渡って米国スタジオの標準となり、その後、日本国内も、それに習って、アルテック612A(銀箱)が標準となりました。米国のジャズのほとんど、その後のロックなども、アルテック612A(銀箱)をモニタースピーカーにしており、それが基準です。1970年代頃までは、米国では、それが続いていたものと思われます。

日本の音楽の黎明期は、それよりずっと遅れてスタートしています。アルテック612Aとそのユニット604のモニタースピーカーが標準になったのは、1960年代後半くらいからでしょうか。604Eか、604-8Gユニットくらいの時代からでしょう。アルテック612Aモニタースピーカーが使われていたのは、1980年代くらいまででしょう。

実は今でもマスタリングスタジオが使っているモニタースピーカーは、アルテック604ユニットであったりします。最終的には、今でもアルテック604をモニタースピーカーにして音を聞いて、マスターを作る段階で、スタジオの間違ったミックスを修正しているというのは、本当のことです。これはマスタリングスタジオにもよるものと思われますが、東京四ツ谷にある、多くのレコード会社が信頼しているマスタリングスタジオは、今もアルテック604がモニタースピーカーに入っていると、そのオーナーさんと仲の良いエンジニアのかたから聞いています。

その後のスタジオモニタースピーカーは、おそらくJBLに移行したものと思われます。別のメーカーも入っていたのかもしれませんが、そのあたりは、詳しくありません。

重要なことは、メインモニタースピーカーの信頼性が、アルテック612Aに比較して、低くなっていったのと併行して、YAMAHA NS10Mがスタジオに入っていったということです。当時、「ラジカセ」というものが、非常に多く使われるようになり、非常に多くの若者はじめ米国国民がラジカセで音楽を聴くようになっていました。NS10Mの役割は、当時、二つありました。

■YAMAHA NS10Mがモニタースピーカーとして使われた本当の理由

1)ラジカセで聞く人たちがいかなる音で聞くのかを、チェックするためです。

つまり、ラジカセの代表、それに近いものとして、割と素直な性質のYAMAHA NS10Mが、それ専用のモニタースピーカーとして選ばれたということです。これがNS10Mがスタジオに入っていった最たる理由です。

2)おおざっぱな音決めのためです。

卓の上に置いて、至近距離でミックスダウンするわけですから、今では二亜フィールドのモニタースピーカーと言われている、この手の使い方は、使いやすいのです。おおざっぱな定位などを最初に決めるため、NS10Mは「簡・易・的・な」モニタースピーカーとして使われました。もちろんNS10Mくらいのモニタースピーカーでは、信頼性が全くありませんので、最後には、ラージモニタースピーカー、ミドルモニタースピーカーなど、いろいろな種類のモニタースピーカーで検証して、音決めしていたものと思われます。

このあたりの時代で、モニタースピーカーを取り巻く環境が、すでに何かがおかしくなってきていることが分かります。というのは、1959年のマイルスやコルトレーンのジャズが、つまり、アルテック612Aモニタースピーカーでミックスダウンされた完璧な録音が、ラジカセでしっかり鳴らないなどということは、あり得ないことだからです。それが鳴らないのであれば、それはラジカセメーカーの責任なのですから、そんなことを、NS10Mなどをモニタースピーカーにしてまでチェックしていること自体、時間の無駄でしかなかったはずです。

モニタースピーカーの品質が落ちていき、メインモニタースピーカーを全面的に信頼できなくなってきていたからこそ、無意味なことでも、せざるを得なかったと言えます。

その後、さらにメインモニタースピーカーの信頼性は、時代とともに低くなっていき、ミドルモニタースピーカーにもろくなものがなくなってしまいました。というより、ミドルサイズには、最初からろくなモニタースピーカーは、一つたりとも、歴史上、登場していないのが実態です。

そして現代に至って、YAMAHA NS10Mだけが、無惨にもスタジオに取り残されてしまいました。役に立というが立つまいが、取り残されてしまった。だからNS10Mなどが(民生用のスピーカーに過ぎないものが)、モニタースピーカーなどと呼ばれていたのです。

■ミックスダウンの課程

自宅録音のかたも、プロのかたも、NS10Mをモニタースピーカーにしてのミックスダウン時には、次の課程を経ているはずです。

1)非常に録音の良い、優れたミックスダウンのイメージ、数枚のリファレンスCDの音が、頭の中にあります。理想とする録音です。それはおそらく数枚のCDでしょう。

2)そのリファレンスCDの音に近くなるように、モニタースピーカーの音を「目を凝らすように神経質に聞いて」、ミックスダウンしていきます。

3)プレイバックして、何度も聞き直し、良く分からなくなった時には、リファレンスCDを、そこでプレイバックしてみて、1枚で分からなければ、二枚のCDをプレイバックしてみて、ボロであろうがなかろうが、とにかくそこにあるモニタースピーカーを通して、どこがそれと違うのかを確認して、リファレンスCDの音に、時間をかけて似せていきます。

上記の方法を、NS10Mをモニタースピーカーに使う場合のミックスダウン時には、100%の確率で、取られていることと思います。頭の中は、音の足し算と引き算で埋め尽くされているはずで、そこにエネルギーの大半が吸い取られていきます。

その作業をしていること、しなければならないことこそ、そのモニタースピーカーが信頼できない品質のものである証拠です。

優れた本物のラージモニタースピーカーは、聞いた通りの音に録音されます。最も音楽が素晴らしく聞こえるようになる、まさにそのポイントに向かって録音するだけで、リファレンスの必要などありません。モニタースピーカーで聞いた通りの音が、マスターに刻まれていくからに他なりません。

また、NS10Mのように、爆音でミックスダウンする必要もありません。普通の音でプレイバックしたときにこそ、生音に近い等身大の音が出てきますから、全く無理がありません。等身大の生音という概念は、ミックスダウンには、非常に重要です。モニタースピーカーから「生音」が出ていれば、それイコール、完全に信用できるという、誰にでも分かる非常に単純なことです。ということは、NS10Mくらいのものではモニタースピーカーとは言えないということです。

そこにある音、人の存在、又は楽器の存在、音楽全体の存在が、よりいっそう気持ち悪いほどに生々しくなるように、さらに音楽が最も魅力的になるように、イコライジングしながらミックスダウンしていくだけです。

そして、その通りの生々しい信号が、マスターに刻まれていきます。それを再現しきれるオーディオ装置の有無などは、関係のないことで、間違いのないミックスダウンこそが最重要です。プロはどなたも最良のミックスダウンを望んでおられます。

ミックスダウン時の失敗や後悔、あそこはこうしておいたほうが良かったかな、というような、あとから来る迷いも、優れたモニタースピーカーさえあれば、一カ所もあり得ないミックスダウンになるであろうことは、プロのレコーディングエンジニアのかたならば、即座に理解されますでしょうし、作業が非常に早く、まったく合理的であることも、理解されますでしょう。

優れたラージモニタースピーカーが、早く出現することを願って止みません。プロのレコーディングエンジニアのかたは、集中力、気力等、並はずれて非常に優秀なかたがたばかりなのですが(今まで出会ってきたプロのかたは例外なくそうでした)、いかんせん、モニタースピーカーの環境が悪すぎます。一億五千万円もするニーブやスチューダーの卓(ミキサー)に、YAMAHA NS10Mしか接続されていないなどということは、異常事態です。

例えスタジオの経営側が、ラージモニタースピーカーは、これこれの46センチウーファーのものを壁に埋め込んで、背後からの反射をも防いでいる、これは米国のどこそこのメジャースタジオと同じであるなどと宣伝していたところで、レコーディングエンジニアのかたがた本人が、それらを全く信用できないものとして見限っており、全くあてにもせず、気分転換にしか使われていないようなことでは、それらは、ろくなモニタースピーカーではなく、使い慣れたNS10Mのほうがまだましだということで、今もNS10Mだけがスタジオに取り残されているのです。

■結論

「多くの人がラジカセだから、それにミックスダウンの音を合わせておこう。」又は、「多くの若者がiPODでイヤフォンで聞いているから、それに合わせてミックスダウンの音を合わせておこう。」

それは、非常に問題のある、「ムダ」、「ムラ」、「ムリ」、トヨタ生産方式で言えば、仕事の三大悪であり、絶対に許されない考え方です。

真のプロフェッショナルのかたは、今まで書いたことから、すでに理解されていることと思います。そのような考え方は、二流の考え方です。

プロフェッショナルは、責任を持って、徹底的に正確な信号をマスターに刻み込むこと、それが最高の仕事であり、最高の結果を生みます。

皆が使う音源、風潮に合わせるなどということは、どうでも良いことです。プロのかたは、100年後にも、その音源が最高の音源であって欲しいはずです。

そのときに使われているものがラジカセなのかiPodなのか、そんなことは分かりません。完璧なフラットが出るものを誰もが使う時代が来ているのかもしれません。そのような時代は来ていないかもしれませんが、そんなことはどうでも良いことです。

最高の録音を再現できないとしたら、それはラジカセ側の責任であい、iPod側の責任、未来の再生機材の責任であるということです。

レコード会社側の、二流の考え方に、プロのかたは妥協してはなりません。それでは二流の録音しかできません。

■さらに、上記の二流録音がもたらす結論を明確にしておきます。

徹底的に正確な信号を録音した一流の音源があるとします。かたや、iPodやラジカセに合わせた録音があるとします。両者をiPod、ラジカセで聞くとします。いづれが良い録音に聞こえるかは、明白なことです。

誰が聞いても前者を選びます。

これで、十分でしょう。

■注意点

アルテック612A(銀箱)というモニタースピーカーの名前、アルテック604ユニットというモニタースピーカー用のユニットの名前を出さざるを得ませんでした。素人のかた、オーディオのかたは、WEのフィールドスピーカーと同様、これにも近寄らないでください。これによって、いかに多くの熟練したオーディオマニアのかたが泥沼に陥ってしまわれたことか、それはまさしく吸血鬼のごとしです。一生涯かけてもセッティングできないかもしれない、非常に危険なプロの道具です。

セッティングしきれるのはプロだけと想像します。アルテック612Aというモニタースピーカーは、セッティングしきってこそ、はじめて上記のような、聞いた通りの録音がしていけるものであり、セッティングが不完全ですとかえって混乱してしまうことになります。あまりにも正確に信号を増幅してくるからこそ、一個のXLRプラグ、一本のケーブル、一個の電源プラグ、アンプ、卓などの選択ミス等、一つも許されません。もろにその間違いを出してきますので、その原因はプロのかたにしか皆目分からないはずですし、オーディオ用のプリアンプやパワーアンプくらいのものでは、とうてい鳴るものではありません。したがって、アルテック612A(銀箱)の本当の音、本当の能力は、オーディオ界では、オーナーであれオーディオ店であれ、ただの一人も知らないはずです。

趣味に使うには、あまりにも過酷で、かつ、デリケート過ぎる、本物中の本物のモニタースピーカーなのです。

オーディオは、プロのレコーディングとは違います。趣味です。趣味として割り切って、誰にでもお勧めできるモニタースピーカーは、能率90dBから93dBほどの、30センチか、38センチのウーファーのPA用スピーカーです。(EV(エレクトロボイス)のTX1152レベルになりますと、性能も高く信頼性も高いPA用スピーカーが、モニタースピーカーとして使える最高のものになります。)

低域のチェックには、38センチウーファーのスピーカーが必要不可欠なのですが、TX1152は、38センチウーファーものです。あら探しには、現代の小型のスモールスピーカーが必要です。それは、プロのスタジオさんなどに、どれがいいかを聞いて下さい。

アルテックは、A7、又はA5のほうが、よほどに安全な部類のものですが、アルテックA7にしたところで、過酷なことになるのは当然だという認識と覚悟がいります。これらもモニタースピーカーとして使えないことはありませんが、EV(エレクトロボイス)SX300や、TX1152などに比べますとモニタースピーカーとしては、クロスオーバー周波数の問題を抱えていますから、モニタースピーカーとしては、電源を良くした場合には、音の焦点の調整が難しいですから、非常に使いにくいです。アルテックA7につきましては、スピーカーの能率という項目でも、触れています。


プロケーブル注:)現代のモニタースピーカーにつきまして(2014/12/29記述)

★現代は、デジタルレコーディング全盛の時代になりました。そして、アナログ時代より音
が良いのではないかというほどのデジタルレコーディングすら可能になってまいりました。

それとともに、モニタースピーカーの環境も、やっと変わってきましたので、追加して、修
正すべきところは、修正します。先の記述と合わせて読まれますと、「モニタースピーカー」
の役割というものが、より理解出来るだろうと考えております。

ラジカセの全盛期の頃のスモールモニターというのは、ラジカセの音をスタジオで確認する
為のものであった事は、前述した通りです。
しかし、現代のスモールモニターは、用途が全く違ってきています。現代のラージモニター
では、優れたものも出て来ております(目から火が出るほど高額ですが)が、そのような
高額なものを買うまでもなく、用途は同じなのですから、EVのTX1152を、低域専用のモニ
タースピーカーにしたほうが十二分どころか、そちらのほうが用途に向いているくらいです。

しかし、TX1152も含めまして、それらのラージモニターで音楽を聞きますと、どれもこれも、
欠点が隠れて、良く聞こえてしまうという、ラージモニターは、ほぼ例外なく、モニターと
しては致命的な欠陥も、同時に持っています。スモールモニターも、プロが使えるレベルの
ものとなりますと、非常に高額です。
信頼性の高い、「パワードモニター」ですと、安いものでも、16センチウーファーもので、
一個7万円、二個で、14万円から、15万円します。これで一番安価なものです。が、安
価でも非常に高性能です。

それらの役割は以前の小型モニタースピーカーとは全く違っており、しかも、皆さんに縁の
あるオーディオ用のものとは種類が全く違うものですので、決してオーディオ用のスピーカー
をモニタースピーカーとしては、使わないで下さい。

(気を付けて下さい!!、オーディオ用と私が書いているスピーカーというのは、JBL のモニタースピーカーという名前で売っているもの、一つ残らず、全てを含みます。
B&Wもそうです。

それらは、単なるオーディオ用に過ぎません。モニターとウソをついているのは、
より多く、販売したいだけの事です。)

何というおそろしいことを彼らはしているのでしょうか!

さて、話題を元に戻します。現代の、本物の、小型のモニタースピーカー(パワードモニター)、
それらは、現代のデジタルレコーディングの「あら探し」に向いているものになります。

勿論、セッティングはきちんと出しておかなくてはなりません。完璧なフラットでないと、
意味が無いのです。

そうしますと、それらのモニタースピーカー(パワードモニター)は、あらを探すのに、適切
なものへと変貌します。そして、よりフラットなレコーディングが可能になるのです。

★このあたり、10Mの時代とは、全く意味が違ってきていますので、注意してください。

そして、超低域だけは、ラージモニターで確認するという、いわば、分担作業です。そうい
う方向へと、レコーディング環境も変化してきております。

あら探しも出来て、超低域の確認も同時に出来る38センチもののウーファーを備えたものが
現代にもあれば一番いいのですが、その種のものは、残念ながら、一本だけで、200万円
前後もします。二本で、消費税も込みで、ざっと400万円でしょう。その価格帯のもので
は、採算の取れるプロのスタジオしか導入出来ないでしょう。

最大注意事項:)パワードモニター(アンプ内蔵のモニタースピーカー)
が、おそらく、共通して持っている特徴につきまして。

現代のモニタースピーカー(パワードモニター)は、あら探しに向いていると書きました。そ
れは、壁コンセントに来ている、通常100Vで接続しておいて、おおむね、フラットにセッティ
ング出来た場合です。

現代のスモールモニタースピーカーの9割までが、アンプ内蔵型、つまりは、パワードモニター
と呼ばれるものであり、音の焦点のセッティングは、一見不可能に見えます。

ただ、抜け道があります。それらのスピーカーを使われる時には、他の
機材には、ダウントランスやダウン&アイソレーションなど、優れた電
源を出来るだけ使っておいて、パワードモニターだけを、壁コンセント
に来ている、通常100Vから取ってあげて下さい。

それで、最善の録音環境が整うと思います。

が、おおむね!、おおむねではありますが、どのみちミックスダウンやマスタリングの作業
というのは、メジャーレコード会社(ソニーミュージックや、エイベックスや、ヤマハなど)
の仕事を請け負っているレベルのプロのエンジニアの力を借りなくては、うまくいく筈が無
いほど、レベルの高い作業です。

ただレコーディングエンジニアというだけではダメです。現役で、ソニーやエイベックスなど
の、メジャーレコード会社の仕事を請け負っているレベルのエンジニアか、専門の会社でない
と、依頼しても満足するものは出来上がりません。

さてその際、出来るだけプロのエンジニアに任せる以前の段階で、優れた音源を作っておい
たほうがいいのは、言うまでもありません。そのほうが、短い時間で、音楽が完成する、す
なわち、コストが安くつくのです。

そして、音の濃さ、デジタルの濃さというのは、自宅でレコーディン
グする時にこそ、決まってしまうのです。

その時には、200Vからの、又はアイソレーション系の、良い電源を使
い、デジタルロスを最小限にしなければ、音を濃くするチャンスは、
いくらプロにその後任せても、もうやって来ないのです。

さらには、意外にも、プロのエンジニアは、音の濃さには全く無関心
なケースが多いのです。ミックスダウン、マスタリングにおいてはプロ
ですが、音の濃さや、音の焦点については、素人さんなんです。

ということは、絶対に(絶対に!!)、録音ルートだけは、パワード
モニターを使ったとしても(パワードモニターは壁コンセントの100V
から取ってください)、他の録音機材全て(録音ルート)には、200V
からのダウン&アイソレーション級の、非常に良い電源を使ってあげ
て下さい。

つまり、ラージもスモールも、最善の「濃い音」の録音には、
「録音ルート」だけは、必ず最善の電源を使って下さい、とい
うことです。


注:)パワードモニターの場合には、モニタールートには、そこまで良い電源を使ってはいけ
ません。録音結果の音の濃さには、関係の無い部分でもあります。

録音ルートと、モニタールート、この違いは、素人さんでも理解出来る筈の事ですので、決し
て混同しないで下さい。そして、理論を、理解してください。この程度の事が理解出来ないの
であれば、自宅レコーディングは最初から無理です。

モニターしている音が薄いからといって、録音されている音が薄いとは限らないでしょう。こ
の基本だけは、必ず理解してください。そして、あら探しの出来るパワードモニターを使って
下さい。

ダウン&アイソレーション級の電源は、あくまでも、録音ルート、そして、モニタールートに
は、通常100V。それで、完璧です。音も非常に濃い音で録音されます。

でないと音の焦点が、キンキンになってしまって、せっかくの良質なパワードモニターが、使
えなくなります。


★その際、モニタールートへの電源は、何でもいい、というよりは、
壁コンセントから取った100Vのほうが、パワードモニターには向い
ている、と、しておきます。

パワードモニターは、アンプ内蔵です。要するに、わざと、内蔵アン
プには、100V電源を、送ってやって、音の焦点が普通になるように、
取りはからって下さい、ということです。

そうするだけで、音の焦点が一発で決まりますし、音源が濃いので、
モニター環境に狂いが生じる事もあり得ません。目的が録音だから、
これは成立することです。

オーディオの場合には、すべての電源を、ダウン&アイソレーション
から取るのが理想ですが、これはレコーディングです。

オーディオとレコーディングは別物です。ただし、録音ルートは、
何度も書きますが、デジタルが欠落してはいけませんので、すべて、
ダウン&アイソレーション級の電源から取ってあげてください。

★要点をまとめます。

自宅録音のかたは注意してください。本当に良いレコーディングをしようと思っ
たら・・・、

最後は凄くハイレベルなプロの力が必要であるということと、モニター
スピーカーには、プロ用、つまり、あら探しに向いている、プロ用のパワードモニターを、
壁コンセントの通常100Vから取っていただくということ、他の機材は、予算が許す限り、
最高の電源(理想は、200Vのダウン&アイソレーション級のトランスなど)から電気を取
るということ、そのあたりが、濃密な音で録音出来て、さらには、モニターで躓かないコツ
です。

そして間違ってもオーディオ用のスピーカーだけは、モニター用として
使ってはならないことだけは、しっかりと、記憶しておいて下さい。

特に、JBL や、B&W などのモニター(と名乗っているスピーカー)
では、全くダメですので、その点は注意してください。

現代の本物のプロ用のパワードモニターは、非常にマニアック
なものです。


プロケーブル注:)ただし、これは録音用、マスタリング用ですので、
オーディオのかたが入手しても、つまらない音だと思うだけでしょう。
オーディオのかたは、安易に、入手しないで下さい。
https://procable.jp/setting/07.html

14. 中川隆[-13921] koaQ7Jey 2020年3月16日 19:06:35 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[960] 報告

◯&◯社(イギリス)のスピーカーについて
https://procable.jp/setting/110.html

さて、ヨーロッパ製のスピーカーの危うさについては、徹底的に暴かせていただきました。

それじゃ、皆さんご存知のメジャーの、◯&◯社のスピーカーは、どうなんだという疑問
を持たれるかたも、いらっしゃる事と思います。

要するに、◯&◯社に限っては、本当のイギリス製であり、詐欺ではないだろうと・・・。

それは正しいです。詐欺ではありません。が、いびつな宣伝方法を、メジャースピーカー
にのし上がる時、つまり、初期に行っており、それが今も日本人全員を(世界中を?)騙
し続けている?、ということをご存知でしょうか?

ご存知だったとしても、それを、鵜呑みに信じておられるようでは、話になりません。


◎ほぼ事実に近いであろう経緯を、箇条書きで、わかりやすいように、説明します。


1)◯&◯社は、ビートルズが録音したことで有名な、アビーロードスタジオで使われて
いるモニタースピーカーであるとの宣伝を、世界中に大々的に、宣伝していました。

2)モニタースピーカーとして、◯&◯社のスピーカーを使っているレコーディング・エ
ンジニアなど、世界中に、一人たりとも居なかったにもかかわらずです。

3)さて、このカラクリです。◯&◯社は、おそらくアビーロードスタジオの中の、どこ
でもいいから、一つのスタジオに、自社のスピーカーを忍び込ませて、目的を達成したの
です。

4)そのために、最も高額な自社のスピーカーを、無料でスタジオに差し出します。

5)スタジオは、喜んで受け取ります。なぜなら、CDになるマスターは、どのスピーカー
でも鳴らなければならないという宿命を帯びているからです。本物のモニターでマスタリ
ングしたものを、カーステレオでチェックし、大型スピーカーでもチェックして、さらに
は、◯&◯でもチェック出来れば、それで良かっただけなのです。◯&◯社のスピーカー
は、チェック用としてしか、用を足さない事くらい、プロならば誰でも知っています。


◎ちなみに!!

今の最上位機種、一本225万円、二本で450万円のスピーカーは、一本が96キロも
あるにも係わらず、能率は、たったの、90dBしか無い!!

という事実には、厳重なる注意、を払ってください。
https://procable.jp/setting/110.html

15. 中川隆[-9129] koaQ7Jey 2020年12月21日 18:06:57 : 3zP1R1s2bc : MG41NHJjem1sTW8=[57] 報告
B&W社のスピーカー
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1131836376/l50

B&Wノーチラスについて
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1123516787/l50

16. 中川隆[-8878] koaQ7Jey 2020年12月27日 22:53:39 : SvGpdeTYew : dC4xOGFPaHFWOEk=[3] 報告

B&Wスピーカーの音の秘密〜B&W802D3 レビュー
公開:2020/04/07  更新:2020/05/11
https://souzouno-yakata.com/audio/2020/04/07/42770/


B&Wのスピーカーは最高峰といわれる。短時間だがB&W802D3を試聴する機会があった。その音について、世間であまり言われてないことを感じたのでご紹介する。


不思議な音場感と音像定位

 試聴場所はハイエンドの商品を扱う専門ショップ。802D3をドライブするのは、エソテリックのハイエンドアンプGrandioso C1+Grandioso M1×2。プレイヤーはGrandioso K1X。

 ジャズのCD (The Dave Brubeck Quartet/Time Out)をかけてもらった。再生が始まると、音場がスピーカーの後背にふわっと立体的に広がる。楽器の音にリアリティがある。噂通りの音だった。



 でも何かおかしい。センターに定位するはずの楽器が、左上から聞こえる。右側の音場が希薄で背景音が少ない。「左右のゲインが違うのか?」そう思ったが再生装置はGrandioso。国産製品だから中身がガラクタとは考えにくい。

正確な音像定位とは
 ステレオ再生の音像定位は下の図のようになる[1]。赤い点は音像を表す。左右のレベル差によって、赤い点はa点からb点を結ぶ線上を移動できる。これが正確なステレオ再生の姿であり、これをその通りに再生できるモノが本当に正確な音の出るスピーカーだ。

音像定位のイメージ図
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/onzouteii.jpg

 ところが実際のシステムでは、この線を外れて上下や前後に音像がズレて聞こえることがある。これはスピーカーユニットから出る音の位相差やレベル差が原因。

 ユニットをバラバラに配した3Wayのシステムはこれが大きい。802D3の背景に広がる広大な?音場の広がりは、まるでDSPサラウンドをかけて聴いているようである。その原因は、どうやら紡錘形のエンクロージュアを使ったセパレートの構成と関係ありそうだ。

これって合理的なデザインなの?

 B&Wは801の時代からスコーカーとツイーターがセパレートの構成になっている。そのエンクロージュアは当初サイコロ形だったが、ノーチラスになってから紡錘形になった。

 このようなセパレートの構成ではいくつかの問題がある。その一つに、音が四方八方に広がり近くにある物体の影響を受けやすいことがある。音が四方八方に広がってしまうのは、バッフル板が無いせい。

B&W302D3の中高域ユニット部分
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/b_and_w.png

 写真のミッドレンジは下のエンクロージュアの天板と、上に配置したツイーターで音が反射・干渉し、音圧特性や位相が乱れることが容易に想像つく。

 これは推測だが、802D3の背景に広がる立体的な音場は、この音の反射・干渉によって生じる位相差やレベル差が創り出したもの。私には不自然に聞こえるが、「鑑賞用」と割り切るなら、このような特性が好ましく解釈できないこともない。いずれにせよ、このスピーカーが作る音場は作られたものであって、ソース本来の音でないことに注意したい。

 ウーファーのバッフルを上に伸ばしてウーファーとツイーターをそこにマウントしていれば、このような問題は起こらない。このようなデザインは、結局のところ合理的な根拠に基づくものではなく、「芸術性」つまり見た目を重視して考えられたものだろう。

 センターに定位するはずのものが違った位置に・・とか音像定位が安定しないことで悩む人は、ウーファーのエンクロージュアの天板に吸音材を貼ると改善できるかもしれない。



802D3を鳴らすのに必要な部屋のサイズは?

 このスピーカーは鳴らすのが難しいという。802D3の音源のサイズは、一番下のウーファーのセンターからツイーターまで約680mm。このスピーカーで良好なステレオ再生をするには、680mmが十分小さく見えるところまで離れて聴く必要がある。

 ではいったいどのくらい離れればよいのか。以前検討した下のグラフによると[1]より3.4m。スピーカーの後ろと自分の後ろに必要な空間を確保すると、長辺で5m以上の部屋が欲しい。部屋のサイズで言うと最低14畳いる。

音源の大きさとスピーカーの距離との関係を示したグラフ
図2.音源の大きさとスピーカーの距離との関係(目安)
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/2018/08/19051201.png


 14畳より狭い普通の部屋にこのスピーカーを入れた場合は、良好なステレオ再生はほとんど望めない。

 こういう指向性が広く音が拡散しやすいスピーカーは部屋の残響や定在波によって音像が崩れやすい。これが「鳴らすのが難しい」と言われる理由だろう。こういうスピーカーを置く部屋は、吸音材をたくさん配置して「デッド」にするのが正解だ。

リアリティのある音像のカラクリ
 802D3の周波数特性[2]をみると、10kHzを中心とした山がある。この付近の帯域強調によって、空気感やリアリティ、解像度を演出しているようだ。3次元的にふわっと広がる音場の中にカリッとした芯が感じられるのは、この帯域を点音源に近いツイーターが担当している為とみられる。

 オーディオショップではスピーカーを切り替えて試聴できる。B&Wを聴いた後で特性がフラットな他のスピーカーに切り替えると、音場の広がりが消えて高域が大人しくなり「ぼんやり」した音に聞こえるはず。そこで

「B&Wはやっぱり違うなぁ」

と感じてしまうだろう。そうやって聴き比べると、B&Wは他のどのスピーカーより「いい音」に聞こえる。決してソースに正確な音ではないが、一般家庭で鑑賞に使うスピーカーとしては、とても良くできた商品だと思う。

 802のクラスは低音もそこそこ伸びているから、高域が強調してあってもバランスよく聴くことができる。しかし低域が出ない同社の下位システムでは、この高域強調がキンキン耳障りに感じるかもしれない。

タービンヘッドとマウンティングシャフト
 他社と違う大きな構造的特徴にノーチラスチューブ、タービンヘッドと呼ばれる逆ホーンのキャビティがある。これは定在波や共鳴を発生させない形でバックキャビティを構成できる形の一つ。この効果は、吸音材を減らせる(もしくは無くしてしまっても大して問題ないようにできる)[3]こと。吸音材を入れてしまうと同じ容積の密閉箱と変わらない。

 こうまでして吸音材を無くすメリットは何か。逆ホーンを付ければ後方に出た音が消え去る、のではなく、ホーンの直径に対して波長の長い音は抵抗として働き低域再生を妨げ、波長の短い音は乱反射を繰り返して表に出てくる(結局吸音材が無い限り音のエネルギーは消えない)。つまり残響のようなものを疑似的に作り出しているわけだ。

 これが前方の音と混じり合って独特のホールトーンを創り出す。忠実再生とは逆行するものだが、鑑賞ではこれがプラス方向に解釈されるようだ。

 マウンティングシャフトはテンションによって音が変わるという。これは単に、フランジ振動の箱に伝わる量が変わるため。フランジと箱との密着度合いによって、ユニットから出る音も変わってくる。この構造で懸念されるのはパッキンの潰れなどによるテンションの経時変化。

 ガッチリしたバッフルにアルミダイキャストのフレーム+多数のボルトで固定していれば、こういう不安定要素は無い。



B&Wは最高峰なのか
 B&Wの躍進は801(1979年)から始まる。多くのレコーディングスタジオに採用されたことで、B&Wは一躍有名になった[4][5]。801の能率は85dBとかなり低かったので、当時私には「能率を犠牲にして特性をフラットにした商品」に見えた。801の名声はクラッシック系のモニターであって、応答が求められるロック・ポップス系は苦手だったかもしれない。

 B&Wがプロの現場で評価されたのはMATRIXシリーズまで。ノーチラス(1995年)というアンモナイトのような奇形スピーカーを発表してから民生向けのハイエンドにシフトしている。

 近年は「見た目」に多大なコストをかけた芸術作品のような商品を作ってる。音もプロの現場で評価された801とは別物。それに802D3の能率は25cm ダブルで90dB、ということは、シングルだと87dBという低能率(低感度)なスピーカーである。どんなにお金と物量をつぎ込んでも87dBのスピーカーからは87dBの音(応答)しか出ない。

 B&Wは最高峰と噂されるが、私には噂されるぼどいいスピーカーには見えない。技術者の趣味で作った数ある奇形スピーカーの一つに見える。

 出てくる音は位相歪による広大な?音場と、キャビティ内部の干渉音が混じり合った独特なもの。それらが巧みなセールストークによってプラス方向に解釈されている鑑賞用のスピーカーである。

結局家電と同じ扱い
 802D3やエソテリックの価格を見るとびっくりする。作りから類推する原価からは想像つかない。音を聴くだけの機器に何百万円もお金を出す人は今時どのくらいいるのだろう。

 カタログを見ても「どこに何を使った」という話ばかりでデータがない。ハイエンドだから音に関係しない部分にコストをかけるのはいいとしても、高額商品には、その価格を説得できる「データ」と、それなりの「長期保証」「メンテ体制」を期待したいところ。ところが、そういうものが見当たらない。保証はテレビや冷蔵庫など家電の長期保証と変わらない。



 すると高額な値付けは何なんだという話になる。高いお金を出して買ったものが、製造終了後8年過ぎると修理不能になる(場合がある)というのは、あまりにも高い買い物ではないか。

https://souzouno-yakata.com/audio/2020/04/07/42770/

17. 2021年3月22日 17:55:48 : X81eBtetkw : cmZoNHAzcUppeHc=[30] 報告
B&Wブランドストーリー 〜一人の老婦人の感動から、B&Wは始まった〜
https://audio.kaitori8.com/story/bw/


ビートルズ最大のヒットアルバムにして、事実上最後のアルバム「アビー・ロード」。そのジャケットはレコードジャケット史上最も有名なものの一つで、ロンドン・EMIスタジオ前の横断歩道で撮影されている。

「EMIスタジオ」と言ってピンとこない方には「アビー・ロード・スタジオ」と言えばわかるだろうか。しかし、「EMIスタジオ」も「アビー・ロード・スタジオ」も同じスタジオだ。実はこのビートルズのレコード「アビー・ロード」がヒットするまでは、「アビー・ロード・スタジオ」は「EMIスタジオ」と呼ばれていた。

このアビー・ロード・スタジオでは、ビートルズばかりでなくクリフ・リチャードやピンク・フロイドも録音しており、さらに「ジェダイの復讐」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「ハリーポッターと秘密の部屋」など、誰もが知っている映画のサウンドトラックも多数製作されている。

世界一の録音スタジオ。

そう評する人も多く、ポール・マッカートニーなどは、アビー・ロード・スタジオの第二スタジオをそっくりそのまま自宅に再現して使用している。そして、そんなアビー・ロード・スタジオが、1988年以降採用し続けているのが「B&W」のスピーカーである。

あらゆる聞き手の気持ちを優雅にしてくれるスピーカーブランド「B&W」。今日はそんな偉大な英国のスピーカーブランド「B&W」について皆さんと語りたい。

目次

1.B&W誕生秘話
1-1 社名の由来
1-2 設立
2.飛躍〜3つの成功〜
2-1.P1の成功
2-2.801の成功
2-3.ノーチラスの成功
3.まとめ

1.B&W誕生秘話
1-1 社名の由来
創設者は、John Bowers(ジョン・バウワース)。1922年生まれ。

第二次世界大戦中の青年時代に王立通信軍団に入団。占領下の欧州にて、レジスタンス諜報員との秘密無線連絡員という特殊任務に就く。ブレッチリー・パーク(暗号名:ステーションX)を拠点に、時には敵陣の背後で過ごすこともあったが、その戦時下に、バウワースは貴重な出会いを果たす。国防軍にいたRay Wilkins(ロイ・ウィルキンス)と出会うのである。

ロイ・ウィルキンス。彼こそがBowers & WilkinsのWilkinsである。

戦後、バウワースはブライトン技術大学で通信技術の資格を取得し、ウィルキンスとチームを結成。ウェスト・サセックス州ワーシングに、Bowers & Wilkins社という小売店をオープンする。それは無線とテレビを専門とする店だった。

しかし、ジョン・バウワースが熱狂的なクラシック音楽のファンだったこともあり、ほどなくBowers & Wilkins社はハイファイ機器の取り扱いも開始する。さらに、バウワースはコンサートの常連客だったこともあって、当時の最高機器が再生するサウンドにほとほと失望すると、自らの手で既存のスピーカーを改良し、音質の改善を考え始める。

1-2 設立
バウワースはウィルキンスと共同経営する電気店の裏で、地元の顧客のためにスピーカー・システムを手で組み立てていた。評判は上々だった。そして、ミス・ナイトという老婦人もバウワースのファンの一人だったのだが、彼女はバウワースのクラッシック音楽に関する造詣の深さと、彼の手掛けるスピーカーの音質の良さに感動し、「バウワースが事業を起こすための資金として1万ポンドを贈与する」との遺書に残す。

これがB&W Electronics Ltd. 誕生物語だ。

まさに文字通り、B&Wは一人の感動から始まった。1966年のことである。その年にB&Wは法人として誕生し、今や多くの人に愛されるブランドへと成長したのである。

2.飛躍〜3つの成功〜
2-1.P1の成功
バウワースはB&Wを設立した1966年、早速同社初となる市販スピーカー「P1」(キャビネットとフィルタはBowers & Wilkins製、ドライバは他社製)を製作する。そして、このP1は商業的に一定の成功を収めるのだが、バウワースはその収益を測定装置に投資する。購入したのは、ラジオメータ発振器やペン記録器など、オーディオ・テスト装置のコレクションだった。

思うに、ここが特筆すべきポイントだ。最初の収益をこうした領域に投資するあたりこそ、B&Wが飛躍した最大の理由であろう。実際、こうした装置が設置されて以降、B&Wが製造したスピーカーには専用の測定証明書が付され、世界中の愛好者からの信用獲得に成功している。

一方で、同社のwebサイトでは、バウワースについてこう書き記している。

「質素な生活を心がけ、利益は事業に再投資することで完璧なスピーカーを作り上げるための研究を続けることをモットーとしていました」

B&Wが世界的な成功を収めているのは、まさにバウワースのそうした人間性があってこそだろう。

さて、1969年になると、Bowers & Wilkinsはその歴史上画期的となるDM70を発表する。クールな曲線を描くボディに、静電式ツイーターを搭載。これには全ての人が同じ意見を持ち、クールな曲線のスリムなキャビネットはスピーカー形状のデザインを永久的に変えてしまい、11個のモジュールで構成される静電式ミッドレンジ/高周波帯域ユニットは大きな発明だったと、批評家は口を揃えることとなるのである。

そしてB&Wは欧州や他の世界マーケットにも参入を果たし、1973年までに製品の約6割が輸出され、産業部門で同社初の英国女王賞を受賞するに至る。

2-2.801の成功


引用:オーディオの足跡

伝説的名機「801」を語る前に、「ケブラー」と「DM7」に触れておきたい。

ケブラーはB&Wが1974年以降選択しているコーン素材である。

「真の音楽的アクションが出現する領域はミッドレンジであり、そのためスピーカーの品質のおいてスムーズな中音域は非常に重要だ」。

それがB&Wの基本方針だが、黄土色のKevlar®ミッドレンジ・コーンはB&Wの特許品の1つとなり、B&W製スピーカーが持つナチュラル・サウンドの品質を証明している。

ケブラーは、まず基本となる織布に硬化樹脂を埋め込み、その後コーンにポリマー・コーティングを施す。これにより繊維は密封され、減衰力は強化。セミフレキシブル・コーンが完成する。

このコーンには既存の材料には見られなかった独特のブレイクアップ動作スタイルがあり、全音域すべての周波数で安定した分散パターンを維持。リスナーに聞こえる音は遅れなど時間によるぼやけが非常に少ないサウンドとなる。

しかし、ケブラーの特徴はクリアなサウンドだけに留まらない。リスナーが多くても、どの人にも同じクリアな音が聞こえるのだ。実際、ドライバー・コーン材料のテストを何度も行ったところ、防弾チョッキに使用されている繊維の1つであるKevlar®は、銃弾を止めると同様に定在波を効果的に分解することが明らかとなった。

一方、1977年、B&WはDM7を発表する。このDM7はトゥイーターをメイン・キャビネットから分離し、最上部に配置するというアイデアを採用。これにより高周波数帯域を自由に開放し、B&Wサウンドの特徴「生き生きとした音」の創造に成功している。

その斬新すぎるデザインに賛否両論あったものの、現在では「最上部配置トゥイーター」技術は大幅に改良され、最新のB&W製スピーカーにも脈々と継承。B&Wの象徴ともなっている。

そして、こうした製品の開発を経て、1979年、801が完成する。

801と言えば、EMI Abbey Road、Decca、Deutsche Grammophonなど、世界中のクラシック音楽レコーディング・スタジオの標準スピーカーとして採用された伝説的名機だ。個別のチャンバーに各々組み込まれたドライブ・ユニットが、これまで聴き取れなかったリアルな音を再現。広帯域で位相特性に優れていて、ダイナミックレンジの広い音にもレスポンス良く追従するスピーカーだった。

そして、この801により、B&Wは世界のスピーカーのトップブランドとしての評価を獲得。以後、重厚なヨーロピアンサウンドではなく、HiFiオーディオとしての先進的ヨーロピアンサウンドを確立したスピーカーメーカーとして認識されるようになる。

そう。まさにこの初代801は、高性能スピーカー・デザインの新時代の到来を告げるものとして、今なおオーディオ史に燦々と輝く名機であると同時に、オーディオファンの憧れ的存在なのである。

2-3.ノーチラスの成功

引用:B&W

1987年、創業者のジョン・バウワーズはこの世を去る。

一般的に、強烈な存在感を示すリーダーを失うと、企業は個性を失い急速に衰退する。しかしB&Wは、そういった意味では普通の会社とは異なっていた。コンピューター技術の積極的な導入を図り、操業当時からの「手作り」方針から一転。180度転回し、ハイテク技術の塊のようなスピーカー・システムの開発が目立つようになる。

しかし、創業者の理念は失われなかった。「優れた製品を世間に浸透させたい」。その想いは間違いなく受け継がれている。そしてその象徴が、1993年に発表されたNautilus(ノーチラス)だ。

「これまで誰も聞いたことがないような最高のスピーカーを作るためならば、異例であろうが何だろうが必要なことは何でもする」。

これがノーチラス開発チームのコンセプトだが、まさにあらゆる先入観を疑問視し、ルールブックを端から破り捨てるというプロセスで設計されたスピーカーだった。

最初の壁は、クリアな高音部とミッドレンジを実現するには、テーパリングチューブが最長3mになる、と導き出したことだった。しかし、テーパリングチューブが3mもあると、キャビネットには当然収まりきらない。そこでエンジニアたちが疑問に思ったことは、スピーカーはボックスでなければならないのだろうか?ということだった。

結果、B&Wは一つの結論へ到達する。自然をモチーフにした螺旋形なら、省スペースの上パフォーマンスも損なわれない。そう。ノーチラスのあの特異な形状は、まずは機能があって、その機能を実現するための有機的デザインだったのである。実際ノーチラスの音に耳を傾ければ気づく。確かに両側の直線が消えたことで、ほぼ全てのキャビネット由来の歪みが解消されている。そして、その音はとてもクリアで、まるで手でふれることができるかのようにリアルなのである。

B&Wのノーチラス。

同シリーズは、紛れもなく世界で最も良い音を響かせるスピーカーの一つである。

3.まとめ
スピーカーの天才はこうも同じ夢を見るものなのだろうか。JBL創設者ジェームス・バロー・ランシングもそうだったが、ジョン・バウワースもまた、真の夢は家庭用スピーカーで美しい音を鳴らすことだった。

そしてその夢は、二人とも叶えている。ランシングはアメリカで、バウワースはイギリスで。

いや、今は世界のどこでも、家庭のスピーカーから美しい音は流れる。しかしB&Wほど、見た目も美しい音はあるまい。

私は祈る。これから先、何十年何百年と、視覚・聴覚に訴える美しいスピーカー造りをB&Wが続けてくれることを。

https://audio.kaitori8.com/story/bw/

18. 2021年9月05日 06:29:46 : FDWt7ypm4M : MW5mNThYUFZaaXc=[1] 報告

audio identity (designing)宮ア勝己 mail
Date: 9月 2nd, 2021
B&W 800シリーズとオーディオ評論家(その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=35486

昨日(9月1日)、B&Wの新しいスピーカーシステムの情報解禁だった。
フラッグシップモデルの801 D4が、ステレオサウンド冬号の表紙になるのか。
もしなったとしたら、また代り映えのしない表紙になるのか──、
そんなことを思いながらも、新しいB&Wのスピーカーにワクワクしていなかった。

今回も、オーディオ雑誌での評価は高いものだろうし、
そのことに異を唱えるつもりはない。

聴けば、前シリーズよりも改良されているのは、きちんと聴きとれるであろう。
ケチをつけるところなんて、ほとんどない出来になっているはずだ。

優秀なスピーカーだし、その優秀性はより高くなっている──、
このことはB&Wの800シリーズに関しては、音を聴かなくてもいえること。

なのにワクワク感が、私にはまったく感じられない。
私と反対に、早く聴いてみたい、という人も少なくないはずだ。

その人たちは、ワクワク感があるのだろうか。
そのワクワク感と私のワクワク感は、どう違うのか。

そこを知りたいと以前から思っているのだが、
私の周りのオーディオマニアで、B&Wの800シリーズにワクワクしている人は一人もいない。

ワクワク感とは、曖昧な表現でしかない。

ワクワクした(しない)──、
このことをきちんと言葉で伝えるのは、なかなかに難しい。

ワクワク感については、項を改めて書くつもりだが、
今回の新しい800シリーズにワクワク感をおぼえないのは、
そこにワクワク感があったとしても、
それはこれまでのワクワク感の延長だからなのかもしれない。

これからのワクワク感がないからなのかもしれない。

このことは800シリーズが、定評あるモデルの改良版から来ることなのか、
他に理由があることなのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=35486


Date: 9月 4th, 2021
B&W 800シリーズとオーディオ評論家(その9)
http://audiosharing.com/blog/


(その8)へのコメントが、facebookであった。

そこには、
いわゆるモニター的な音だと称されるタイプのスピーカーということが、
あまりワクワクしないことにつながっているように感じている──、
そうあった。

かもしれないと思いつつ、
コメントの方は私よりも若い世代だ。

ステレオサウンドは、44号と45号と二号続けてスピーカーシステムの特集を行った。
それだけでなく、46号ではモニタースピーカーの特集だった。
結果、三号続けてのスピーカーシステムの特集である。

しかも、いまのステレオサウンドの特集よりも、
特集に割いているページ数は多い。

この三号のなかで、私はモニタースピーカー特集の46号を、
いちばんワクワクしながら読んだものだった。

44号と45号もワクワクしながら読んだ。
46号は、それ以上にワクワクした。
それはモニタースピーカーということが、大きな理由となっている。

1970年代後半は、ほかの人はどうだったのかはよく知らないが、
私はモニタースピーカーという存在に、モニタースピーカーの音にワクワクしていた。

そんな私は1980年代の終りごろに登場したジェネレックに期待した。
いわゆる卵形のエンクロージュアに、トゥイーターはリボン型で、
リニアフェイズといえるユニット配置。

あのころ、聴いてみたいスピーカーの筆頭でもあった。
でも聴く機会はなかなかなかった。

聴いたことがある、という人がいた。
感想をきいた。
「つまんない音だったよ」という素っ気ないものだった。

このジェネレックのスピーカーシステムを聴くことは、ついに訪れなかった。
けれど、「つまんない音だったよ」は、きっと私が聴いてもそう感じたであろう。

「つまんない音だったよ」は、悪い音、ひどい音という意味は含まれていなかった。
優秀な音だけど、音楽を聴いて楽しいのかという意味での「つまんない音だったよ」だ。

モニタースピーカーの音の傾向は、
ジェネレックのスピーカーの登場前後あたりから変化している、と感じる。

それゆえfacebookのコメントは首肯けるところがある。
http://audiosharing.com/blog/

19. 中川隆[-16526] koaQ7Jey 2021年9月07日 20:39:24 : r5z45lvW9w : b2RKcGJ1YVo0ZE0=[40] 報告
Date: 9月 6th, 2021
B&W 800シリーズとオーディオ評論家(その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=35523


(その9)へのコメントもあった。
(その8)へのコメントと方と(その9)へのコメントの方は、
おそらく世代に的に近いはずだ。
二人とも私よりも若い世代である。

(その9)へのコメントの方も、ジェネレックのスピーカーシステムには、
いい印象は持っておられない、というよりも、何も感じなかった、とあった。

これもわかるなぁ、と思いながら読んでいた。
(その9)の方は、だからといってモニタースピーカーに関心がないわけではない。

その方が鳴らされてきたスピーカーシステムは、
大型ではないモニタースピーカーが多い。

(その9)の方も、B&Wのモニタースピーカーには、何の興味もわかない、とのこと。
けれど、801の初期のモデルには、少しだけ欲しいな、と思ったことがある──、
これを読みながら、世代は違うけれど、共通するところがあるのはなぜだろう、と。

私もB&Wの801の初期のモデルには関心があった。
かなり高かった、といえる。期待もしていた。

それまで聴いてきたB&Wのスピーカーといえば、ブックシェルフ型のDM4/IIである。
別項で書いているように、このスピーカーはセレッションのHF1300を搭載している。

このころのB&Wのスピーカーは、ラックスが輸入していた。
1980年代前半に、ナカミチが取り扱うようになった。
そして801Fが登場した。

801Fの前に801というモデルもあったが、こちらは聴く機会はなかった。
私にとって、最初の800シリーズのスピーカーシステムは、
ナカミチ取り扱いの801Fである。

801Fのスタイリングは、KEFのModel 105と同じといっていい。
瀬川先生が鳴らされた105の音に感銘をうけた私は、当然801Fに期待した。

ステレオサウンドの試聴室でKEFのModel 105を聴く機会はなかったし、
これからもなさそうと思えていた時期ということも重なって、
801Fへの期待は増していった。

http://audiosharing.com/blog/?p=35523


Date: 9月 7th, 2021
B&W 800シリーズとオーディオ評論家(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=35531


試聴室に届いたB&Wの801Fを開梱して、セットする。
中高域のサブエンクロージュアを、ウーファーのエンクロージュア上部に取り付ける。

その際に、こんな簡単(いいかげんな)取り付け方と思ったのを、
いまもはっきりと思い出す。

それまで期待は膨らみ続けていた。
それが一瞬にして萎み始めた。

でも、音は聴いてみないことにはわからない。
音が鳴ってくるまでは、期待はまだまだ残っていた。

801Fを貶めるつもりはまったくないし、悪いスピーカーとも思っていない。
ただこちらが一方的に来たいしていただけのことであり、
その期待が裏切られた、ということでしかない。

私は勝手にKEFのModel 105のスケールアップした音を期待していた。
そういう音が、801Fからは鳴ってこなかった。
それだけのことである。

それでも期待とは違っていても、こちらをワクワクさせる音が鳴ってくれれば、
B&Wに対する私の印象は、ずいぶん変ったはずだ──。

そう思う反面、ほんとうにそうなっただろうか、と思う気持がそうとうに強くある。

801Fを聴いて、KEFの105と似た格好ながら、精度感が足りないと感じた。
音の体温といいたくなるところも、ぬるいと感じた。

KEFの105の音も、音の体温が高いわけではない。
けれど、その体温感を不快とは感じなかった。
つまりぬるいとは感じなかった。

なのに801Fの音はぬるいと感じた。
このぬるいは、あきらかに不快感である。

801で始まったB&Wの800シリーズは、それから三十年以上かけて、ずいぶん進歩した。
最近の800シリーズの音を聴いて、ぬるいとは感じなくなった。
精度感のたりない音とも感じない。

けれど、音に血が通っている感じを、そから感じとれるかというと、
つまり音楽を聴いて、血の通った音と感じられるかとなると、
私は疑問が残ってしまう。

正しい方向に向っているのか、
精確な方向に向っているだけなのではないのか。

http://audiosharing.com/blog/?p=35531

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