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ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html
投稿者 中川隆 日時 2017 年 2 月 12 日 17:29:17: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63 投稿者 中川隆 日時 2017 年 2 月 10 日 20:25:45)


40年も前の安物スピーカー スペンドール BCU の今も衰えない人気の秘密

スペンドール BC-U 発売年月 1975年頃


型式 バスレフ インピーダンス 8Ω

許容入力 100W(Max)

使用ユニット
[スーパートゥイーター] ドーム(STC-4001G)×1
[トゥイーター] 3.8cmドーム(HF-1300)×1
[ウーファー] 20cm特殊コーン×1

出力音圧レベル 90db
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-ii.html

Spendor Speakers BC1 MATCHING PAIR FOR SALE ON EBAY
http://www.youtube.com/watch?v=UBFQ_BwSvnM

SPENDOR AUDIO SYSTEMS LTD
http://www.spendoraudio.com/
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/index.html

トライオード(代理店)
http://www.triode.co.jp/spe/index.html

BC1/BC2用スピーカースタンド ¥58,800(税込)
http://www.phileweb.com/news/audio/201110/19/11354.html

スペンドール BC-T
http://www.troelsgravesen.dk/vintageBC1.htm

スペンドール BC-U
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-ii.html
http://www.google.co.jp/search?q=spendor+bc2&hl=ja&lr=lang_ja&tbo=u&tbs=lr:lang_1ja&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=CODWUOeJC8ihmQXXkYGoCA&ved=0CC4QsAQ&biw=1044&bih=892

スペンドール BC-V
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-iii.html
http://www.google.co.jp/search?q=spendor+bc3&hl=ja&lr=lang_ja&tbo=u&tbs=lr:lang_1ja&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=NODWULynEcbAmQXatIHgCA&ved=0CC4QsAQ&biw=1044&bih=892

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1. 大したスピーカーじゃないんだけど、みんなが絶賛するスペンドール BCII


1) スペンドール BCII は廉価品の造り


スペンドール BCII ¥115,000×2 瀬川冬樹

BCIIのイギリス本国での価格は、日本での定価の半値以下という、ほんとうにささやかなスピーカーだ。スケールの大きな音ではなく、どちらかといえば音量もほどほどにおさえて、まさにコンサートホールで音楽を鑑賞する感じ、というひとつの枠の中で楽しむスピーカーといえる。
http://www.audiosharing.com/review/2009/06/-bcii-4.html

先日、以前から気になっていたスペンドールBCUを Stadio K's で聞いてその可能性に魅せられた。 BCUは極普通の音であるように聞こえるが、英国スピーカー独特の(しかもじんわりと染み出てくる)威厳を感じたのは僕だけではないはず。僕なりに料理をしたらどんな音になるのかと帰宅途中ずっと考えていた。

音質は値段ではないと感じるがまさにBCUはそういう代表的オーディオ機器。 そして広木さんの(BCUでの演奏)講演に使用したソフトも素晴らしいものでオーディオ以上にソフトの知識がある人がレコードコンサートを行うとこれほど違うのか!と納得させられた。オーディオはソフト、ハード両方において知識がないとその半分も実力を発揮できないと僕は考えているが、広木さんのCD、レコードに関する知識は素晴らしく、尚かつ説得のあるものであった。
http://more.main.jp/zakkichou04.html


リアバッフルを開けて中を見たとたん

「なんだこの極細配線は・・・」。

ネットワークも整然と綺麗なつくりでは有るが、ぎぼしの様な差込式の接続、ボイスコイルへの配線の劣悪なこと。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2007/06/bc_5c56.html

しかし作りはかなり荒いですねー。。。
バッフルはベニアをくりぬいて黒を吹きかけただけだし。。。笑 
http://ariajp.cocolog-nifty.com/free_discussion/2007/12/spendor_bcii_0adc.html

エンクロージャの裏板を外し、内部の分厚いスポンジの吸音材を取り去ると、その下にスペンドールBC-Uの美しい姿からは想像すら出来ないグロテスクなベトベトした状態の真っ黒な瀝青(アスファルト)が10ミリの厚さで貼り付けられている。  キャビネットの振動はこの醜い瀝青がダンプニングしていたのだ。

吸音材と瀝青ダンプ材を取り去ったエンクロージャは、たった9ミリ厚の合板だけで造られていた。  バッフル面でさえも薄い9ミリ厚の合板だけだ。  補強材が全くない箱なのでよく響く、響き過ぎる軽い箱。
 
私にだって簡単に作れる、呆れるほどの薄い9ミリ合板の何の芸もないただの箱。

サランネットをはずしたスペンドールBC−Uのバッフル面は、合板の品質が余りにも粗悪、継ぎ接ぎ跡などがあり醜い。 バッフル面を黒く塗装した。塗装を3回繰り返しても合板素地が粗悪なため、綺麗に仕上がらない。
それにしても、このスピーカーキャビネットが、真っ黒なベトベト粘着したアスファルトによってダンブニングされているのを知ったとき、それと薄い合板だけで造られていたことを知らされたとき、呆れ驚ろいたことを今でも思い出します。
http://blogs.yahoo.co.jp/kisokyoku459/1609314.html


___________________

2) しかし、 廉価品から何故か奇跡の音が…


菅野沖彦 「コンポーネントステレオの世界 1979」

「このBCUは、ちょっと他に類をみないほどの、気品とみずみずしさの魅力を備えていると思います。これほどみずみずしい音を聴かせてくれるスピーカーは、高価格帯のものにもほとんど見当たらないほどです。

私は自宅で、もう何十年にも渡ってあれこれ苦労して鳴らしこんできたJBLの大きな3ウェイのシステムを置いていますが、その点では残念ながらこのBCUにかなわないんですよ(笑)

このスピーカーで、とくにクラシックのプログラムソースを、適当な音量で鳴らしたときのすばらしさは、ちょっと比類のないものですね。音の粒立ちがよくそれでいてなめらかで、暖かで、艶があって、端正で、そして中音から低音にかけてはたいへん芳醇です」
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/40174404.html

確かにBCUの音はキレや分解能では古いけど、女性ボーカルの唾液の濡れた感じや耳元で囁かれた時の様に実際に背中がぞくぞくっとするスピーカーは他に経験した事がないからいまだにメインで聞いてる。

浅薄な計算では生まれない、官能を直接刺激する音だよね。
上杉佳郎氏が「世界に数多のスピーカーがある中で最も美しい音」といった音色だけは今も色あせていないと思う。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

タンノイ BerkeleyUをしばらくの間 スペンドールBCUと併用した。38cmユニットの威力で、低音は良く出たが、ボックスの奥行きが浅いせいか、音場の深さ(奥行き)に乏しい印象で、本当には満足できなかった。

弦楽器の高音の繊細な衣擦れ感もスペンドールBCUに及ばなかった。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/56818396.html


139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/19(土) 03:00:39 ID:+U4gRThu

「スピーカーはなにをお使いですか?」

「いや〜。お恥ずかしい。実はBCUなんですよ〜。もう骨董品ですわ。  今のスピーカーもいろいろ聴いてはみるんですけどやっぱり私にはこれが一番しっくりくるんですな〜。

 弦なんかもう、えもいわれぬ音色でね〜。」
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 21:31:40 ID:6YDyLcKW

漏れの20年選手スペンドールBC-Uは、弦ではこれを超える音を聴いたことがない。
NHK-FMのベストオブクラシックなど背筋ゾクゾク。
少なくとも漏れにはウェスタンの電磁コイル型やジーメンスの同軸とかの上を行く。
といってポップ系の打ち物がダメって訳でもない。ロンドンウェスタンのスーパーツィーター積んでるせいかハイハット抜け切ってるし、MISIAやノラ・ジョーンズも艶やかに逝ける。ただし音像は肥大気味w http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1151035118/

俺の好みだとロジャースが一番気持ちがいい。

次はハーベスかな。心地よさで言ったらね。

スペンドールは独特だけど一番英国らしい感じがするよ。
ちょっと暗くてうつむいた感じの音だよね。
そこがたまらない。要するにスペンドールが大好きということ。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1241359028/

私もBCUは使ってます。過去スレにありましたが、「鼻つまり」の様な低域が、独特のハーモニー感を生み出し、それが大きなプラスへと変貌し、長年ファンを引き付けているようにみえます。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1055511858/

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/02(月) 06:19:42.47 ID:gfHZF7CS

BCUの評価が分かれるのはあの独特の鼻つまみ音が好きか否かだろ?
それだってアンプ次第でかなり変わるし、いまどきの音じゃないと言われればそのとおりだしw

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/05(日) 21:18:22.50 ID:6i8UKKJB
>>247
BCUの評価が分かれるのはあの独特の鼻つまみ音が好きか否かだろ
オルガントーンですよね
スペンはロジャースより品が良いよね!
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1055511858/

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2. BCUではオーケストラは鳴らせない?


私は BCU はフルオケには耐えられないなぁという印象を持っています。
http://audioagent.wordpress.com/2010/07/31/spendor-bc-ii/


BC-Uは音量をいくらでも上げれる訳では有りません。意外とボリュームの位置に制限が有ります。ユニットの能力がJBLのユニットには及びません。

ドーム型のユニットを使ったシステムで、小音量で音楽を楽しむように設計されているようですので「真夜中」の小音量再生に力を発揮します。音量を絞っても音痩せしませんし、音色が妙なる音色ですので聴き疲れしません。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2007/09/post_eb1c.html

「BCUで、とくにクラシックのプログラムソースを、適当な音量で鳴らしたときのすばらしさは、ちょっと比類のないものですね。音の粒立ちがよくそれでいてなめらかで、暖かで、艶があって、端正で、そして中音から低音にかけてはたいへん芳醇です」
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/40174404.html

『音楽カフェBlossom』さんをお訪ねして丸2日が経つが、あの音体験は強烈である。

音楽カフェ Blossom BLOG
タンノイ オートグラフ ミレニアム 845シングル/EL156PP真空管メインアンプ
http://cafe-blossom.blogspot.com/2009/08/8.html

いや、音自体はクラシックでは包み込むようなおおらかさで、一方、録音の良いポピュラー系のディスクでは大型モニターを起源とするスピーカーらしい鮮やかさを見せはするが、「鮮烈で耳について離れない」という類の音ではない。音楽の好きな方が、気持ちよく、かつ音楽の生命感を失わずにという方向で、機器と空間との調和をはかってたどりついた音だ。

つまり、聴き手に押し付けをせず、心地よくくつろいでいただこうというホスピタリティーに富んだ音で、カフェというお店の性格に合った音である。記事の通り、機器のというより空間の次元が違いすぎて、我が家の装置と音を比べようとか、どのくらい差があるかなどという下心は最初から持ちようがないのだが、しかし、自宅で聴く音の聴こえ方が変わってしまっていることは否定できない。

今はスペンドールBCUで聴いているが、ステージがやはり縮尺モデルである。このスピーカーは、中型ながらオーケストラの響きをそれらしく聴かせると言われたもので、私自身もイメージで補いつつ擬似演奏会を楽しんでいたが、オートグラフ・ショック以来、ミニチュア・スケールのイメージがぬぐいきれない。この点は、隣家からの苦情を覚悟してボリュームを上げれば、幾分かは改善されるが、それにしても本質的な差は埋めようがない。

もう一点、高音、とくに弦の音に艶が乗りすぎる。この点も、「BCUは、実際以上に美しく聴かせるので、モニターには向かない」などと評する人も多かった元々の特徴なのであるが、これが少々邪魔になるのだ。(一昨日までは、これがたまらない魅力だったのに)

スターリングに戻せば、艶めきは控え目になり、縮尺が1/5から1/3くらいには修正できるかもしれないが、今はそうせずに、この艶をもう少し部屋の響きと調和させる方向を探ってみようと思う。

試みにいつもより聴取位置をギリギリまで後ろに下げて、キッチンの中に半分体を入れて聴いてみた。“空間が鳴っている”感じが出て、オートグラフの試聴感に近づいた。しかし、微細な繊維で織り込んだような、きめ細かな高音は聴き取りにくくなる。この、顕微鏡を覗くような“粒子の細かな、絹のようにやわらかな高音”は、オートグラフにないBCUの持ち味である。私の好きな、英国のスピーカーにしか聴けない美点である。これを捨ててはなるまい。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/55747793.html


20世紀を代表するSPといえば、JBL 4343という人が多いと思うが、クラシックファンなら KEF 104AB や SPENDOR BCU をあげる人もいると思う。いくら 4343 が素晴らしくても、音色の美しさではこの二つにはかなわないだろう。当時私の憧れのスピーカーだった。

KEF は新品で買ったが、BCU はかなり後に中古で購入した。KEF104ab と VICTOR SX3V というSPを YAMAHA NS1000M を買う時に下取りに出し、数年後に BCU を買ったので、自分の家でこの二つを聴き比べたことはない。だが新品で買う時にどちらにしようかと試聴に試聴を重ねたが、何といっても BSU を2本買うと20万を超えるので KEF にした。 

 私が試聴した限りではどちらも美しい音には違いないが、KEF はオールラウンドでオーケストラも何とか鳴るが、BCU は小編成向きだと思う。

ヨーロッパトーンといわれた国産の名機 VICTOR SX-3V と KEF を同時にもっていた時期があるが、やっぱり高音の緻密さ、繊細さでは KEF にはかなわない。ただ SX3V の方が大編成のオーケストラでも破綻なく鳴った.。KEF は大きな音で低音を鳴らすと、下のドロンコーンがバタバタいって音が濁った。おまけにトゥイーターについているヒューズがよく切れたので、怖くて大きい音で鳴らせなかった。そういう意味では KEF も BCU もやっぱり小音量で静かに聴くスピーカーといえる。
 
SPENDOR BCUはソロ楽器から弦楽合奏くらいの室内楽を聴くためのSPだと思う。

KEF はまだJAZZでも上品に鳴るが、BCU はダメだ。ハイハットの音なんかショボくてつまらない。

特殊なSPだが弦楽器を再現させたら今でも史上最高だと思っている。なぜこれを手放したのか不思議だが、多分オーケストラの再生に不満を感じたのかもしれない。

確か買った時より高く売れたと思うが、マンションのローンに追われている時だったから、つい金に目がくらんだというのが正直なところだろう。BCUを手放してから何年か後に、その音を求めて HARBETH LS3/5A を買ったが、BCUより小さい分、奥行きと余韻が出ない。BCUの方が少々暗めだが艶やかで甘い音がしていた。

 もう古すぎて程度のいいのはないだろうが、今欲しいスピーカーは SPENDOR BCU だ。ビクター SX3V や YAMAHA 1000M みたいなSPを作れと言われたら作れるだろう。4343でもユニット単体で売ってるわけだから、同じようなものは作れると思う。でも  104AB や BCU、LS3/5 みたいなのはどうやっても作れない。
http://www.dolcecane.com/opera/kaikoroku%20104.html


97名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/05 22:04:20 ID:1x6NKjK0(1)

久々にスピーカーの買い替えを考えています。
現有SPは古いBCU、Ditton15をメインで使ってます。
弦の甘い美音はこれ以上を求めるものはなく聴き惚れていますのでボーカル・小編成クラシックは現有を継続使用の予定です。 新規導入のスピーカーは主にオーケストラ再生の限界を上げて、現有SPより少しスケール豊かに鳴らせればと思っています。

メインのソースはシューベルトやブルックナーのシンフォニーです。 ハーベスのSUPERHL5かES3で迷ってます。 ES3の世評がかなり高いようですが聴き込んでおられるハーベスファンの方から見て SUPERHL5を選ぶメリットは感じられますか?


101名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/06 14:02:38 ID:akWLtmkG(1)

実はもう10年ほど地元のオーディオショップに顔を出しておらず なんとなく敷居が高く感じて足が向かなかったもので・・・

おっとり癒し方向は小編成弦楽・ボーカルは古いなりにまだまだ現有のBCU・Ditton15共に全く不満が無くDHM50周年50枚セットのCDで聴くチェンバロの美しい音色など微妙な音色変化を鋭敏に描写する様など聞惚れています。 ただあまりにも古い音に慣れきっていて、現行ハーベスを試聴したら目から鱗が落ちる状態かもしれないとも思っていますが・・・

今回はオーケストラを今より少しすっきり見通しよく鳴らす方向のスピーカーを求めていますのでSP HL5が第一候補になりそうです。

102名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/06 17:11:57 ID:L0XNyjTM(3)

ちなみにBCU・Ditton15では同じツイーターを使用していますがBCUはスーパーツイーターが加わるためか生演奏で感じるようなオケの弦が小波の様に立ってホールに拡散する雰囲気が感じ取れます

贔屓目の錯覚かもしれませんが Dittonではそういった錯覚は起きないですね。

JBLの弦は全く受け付けませんが、ピアノ曲でほぼ原寸大と思わせる音圧とスケールで再現できるという一点で手放さないでいます。 最初は客が来てピアノを弾いてると勘違いした嫁が顔色を変えて部屋に入ってきたこともありました。 異常に巧すぎるからどんな客かと(笑)

まあ部屋の外からでもよく聴けば本物ほど浸透力というか重みと芯があるような音は鳴ってないから間違えることはないはずなんですが・・・


103名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/06 20:58:49 ID:8zC7IeGb(1)
>102
Celestion TypeHF1300 ですね。
私もBCIIをADPで鳴らしていますが、手放せないですね。
知人から借りたHyper Eminentで鳴らしてみたら、解像度は相当高いと思いました。

オケでも個々の楽器は明確に鳴りますが、強奏時の弦のユニゾンで不満が出ます。

104名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/07/06 23:26:23 ID:L0XNyjTM(3)
>103
全く同感です、強奏時の弦のユニゾンでやや崩壊気味になりますね。
その部分、あと少し再生の限界が上がって強奏時の音型がクリアになってくれると良いのですがBCUにそれを求めるのは酷なようです。
http://desktop2ch.net/pav/1241957934/


228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/26(土) 00:18:03.09 ID:ySLJkiwh

スペンドールって、カタログ上の低域再生限界控えめですけど
低音弱く感じたりしますか?


229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/26(土) 20:25:37.44 ID:0D1EtlW7
>>228
バスレフと密閉ではちがうと思います。
私はバスレフを使用していますが、低音が弱いとは感じません。

たとえば、Bachの無伴奏チェロ組曲などは十分な迫力で低音が聴けます。
オーケストラのコントラバスは、ホールの後方程度の聴こえ方という感じです。

セッティングでも相当違いが出てきますので、試行錯誤を楽しまれたらどうでしょう。

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/25(火) 22:13:05 ID:m3D8ahfU

確かにスペンはあんまり鳴らん。インシュレーターもゴッツいスタンドも強力なアンプも要る。

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/26(水) 08:44:17 ID:bwPNOQGj

いまどきの軽く鳴るスピーカーとは違うのだね。
ズッシリ重い。それが味か。


409 :401:2011/10/23(日) 22:07:25.95 ID:xdVoEe1V

BCUには、音量のスウィートポイントがある。 結構クリティカル。
やはり大音量になると、音質が変わる。大音量が出ないわけではないのだが。


413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/26(水) 14:02:56.85 ID:7sNJgrOq

だってBCUって、ヴァイオリンの胴鳴りとピアノのフレームの共振を同時に出せるんだもの・・

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/26(水) 17:45:25.63 ID:0Lnfc4rV

BCUは箱を鳴らしているから、大音量になると響き過ぎるんだね。

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/27(木) 00:49:16.51 ID:mLZOSaYG
>>414
隣にアップライトのピアノがあるんで、fffの音量と同じぐらいになるようボリュームをあげてみた。
・・・たしかに、響き過ぎでしたね。

ホールの20列目ぐらいで聴くピアノの音量程度のボリュームがスイートポイントでした。
ダイナミックレンジの広いLP、例えばDECCAのデジタル録音を聴くと、413さんのおっしゃることが実感できます。

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 22:26:28.19 ID:YkF/gJ//

BCIIでは、無響室で測定すると16kHzと20kHzの間には、5dBほどのディップがあります。
BCIでは、このディップは2.5dB程度になっています。BCIIIでは、13kHzから20 kHz にかけてだら下がりです。
(spendor Technical Manual P.8)

このことから、限度を越えた大入力では、硬く濁った高音ということになるのでしょうね。
確かに、電子楽器の強奏が続くような楽曲の場合、そのような聴きづらい状況になります。

ただ、ダイナミックレンジの広いオーケストラでは、強奏時間が短いためか、あまり気になりません。
よいアンプというのは、楽曲の強弱にあわせて、大電流・小電流を瞬時に流せるものではないかと思います。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

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:::::::::|     ,. -v'                  \   まーた変なところに迷いこんじゃったよ…
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1. 中川隆[6672] koaQ7Jey 2017年2月12日 17:48:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7132]

3. サウンドトレール Trail仕様 スペンドールBC‐U

サウンドトレール
http://soundtrail.co.jp/index.html

Mr.トレイルのオーディオ回り道 2010/07/20
Trail仕様(内部配線ルシファー)のSPの販売をします。
対象機種はALTEC#620AとスペンドールBC‐Uになります。SPのみです。

スペンドールBC‐Uはオリジナルでは「くぐもった様な音」で「枯れた音」とたとえられていますが、それは内部配線が「伝送ロスの塊」で有ったからで、エネルギー感の少ないサウンドでした。内部配線を「ルシファー化」して見ますと、JBLのモニターSP並みにエネルギーが出て来て音が前にも飛び出して来ます。

このSPの特徴は「弦楽器」の質感に有ると思います。全体のエネルギー感を上げた上でボーカルや弦楽器の質感が「さざめく」様に出て来ます。 価格はお問い合わせください。セットで5万円ほどです。

SP端子はフルテック製最高級ロジウムメッキ品に交換。
このSPは「趣味」で「ルシファー配線」で作ったものですが(一般的には作る事が難しい)JBLとはまた違った英国の音色でエネルギー感を出してくれます。

元々「音楽表現」の上手いSPにエネルギー感が付加されますとサブスピーカーではなくなります。
38cmクラスのSPと対等なメインSPとしてお使いいただけます。
http://soundtrail.co.jp/p04.html

スペンドール BC‐Uと云うSP - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年08月14日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/94d7c57b826dcf28c6d9f9c815e0c020

私は大きいスピーカーも好きだけど、20pウーハーを使った小型スピーカーも好きです。メインのオリンパスシステムが有っても常に小型のスピーカーを合わせて持っていました。現在でもJBL#D208システムをそばに置いています。ウーハーが20p以下になると低域の再現で物足りなくなるので20p以上にしています。8p、10p、12p、16pのSPも自作して使って見ましたが、あくまでも「おもちゃ」ですね。

10年以上前から「スペンドール:BC‐U」と云うスピーカーを使っていた。他にはタンノイ#VLZ(25pモニターゴールド)自作箱や、ALTEC#408自作箱・サンスイ:SP-LE8T ハーベスHL-MK3等と色々なSPを集めては、聴き比べて楽しんでいました。小型のブックシェルフサイズのSPを好んで使います。あくまでもサブ用として・・・。

サブSPとしてこの10年で一番長く手元に置いていたSPがBC-Uで有った。クラシックの弦楽合奏を小音量で夜中に楽しむ為に使っていました。ヴォーカルも非常に良かったですね。音色的に「艶やかな」質感をユニットが出してくれる処が気に入っていました。ユニット自体は「セレッション社」のユニットでしたが・・・。

特に気に入っていたのが「音楽が聴ける」と云う点です。もっともメーカーオリジナルの状態では個人的に使い物にならないので、内部配線をグレードの高い配線に交換していました。最終ヴァージョンではないが、下記の様な極太配線で鳴らしていた時も有ります。

この配線は、一般に「ブラックスーナー」と呼ばれているモノですが、半田材やSP端子をグレードの高いモノに交換して使っていました。この状態でも非常に良いサウンドを出してくれていました。完実電機の福岡営業所の所長さんが昔販売していた事の有るSPらしくて、私の処のBC-Uを聴かれて、「これ本当にBC-Uですか?」と云われた事を思い出します。メーカーオリジナルの状態では、内部配線がショボすぎて音が前に出て来ませんが、私のBC-Uは音が前に出て来るし、音数が全く違うSPくらいに多いのでビックリされていました。その後もっとグレードの高い配線を開発したのでそちらに内部配線を交換しておりました。

ただこのSPは「耐入力」が低いので「中音量」までしか出ません。サトリのミニアンプで鳴らしてもボリューム10時の方向でツィーターがクリップしてしまいます。いざ本気になって聴こうとするとどうしても「音量不足」で力不足を感じました。

現在当該SPは東北大震災で大型SPや超高級システムを無くされた方が、貸出試聴でこのSPを自宅で聴かれて、「音楽が聴ける」と喜ばれそのまま帰って来ませんでした。


コメント

コメント日が
私の原点です (SEED)2016-08-15 09:08:50
私の原点のスピーカーです
素晴らしいスピーカーですね〜
いまこの音に回帰してシステムを構築しています♪


BC-U (しき(トレイル))2016-08-15 09:23:25
「枯淡の音」として有名なSPですね。でもオリジナルでは物足りません。
自分仕様に作り上げて見ると良いと思います。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/94d7c57b826dcf28c6d9f9c815e0c020

HARBETH H.L.MONITOR MK3 とスペンドールBC-U - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年08月15日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/84630a08864eba72fe41c42bd2d86408

先日のスペンドールBC-Uに続き、英国製のハーベス(HARBETH) H.L.MONITOR MK3と云うSPの思い出話。

20pウーハーがスケルトンで透けて見えます。
箱の作りは非常に丁寧に良い材料で作られています。この辺はBC-Uと遜色有りません。

内部の作りは上述の写真の様になっています。内部配線はオリジナル状態です。
BC-Uも似たような内部配線でした。
ネットワークも丁寧に作って有り、CRパーツが整然と並んでいました。この写真を撮ってから内部配線とSP端子を交換しました。

オリジナルの状態では、内部配線がこの細さですから音数的にはまったく満足できませんでした。しかし、バランスの良いサウンドで、2ウェイながら高域が良く伸びていました。

BC-Uに比べると、パワーが結構ぶち込めて結構な音量で楽しむことが出来ます。
生演奏の雰囲気はこのサイズですから難しいですが、国産の30p3ウェイのSPシステムよりまともな音がしていました。

オーディオを始めたばかりの方は、SPのウーハーサイズが大きい方が良い、2ウェイより3ウェイが良いと思いがちですが、「音楽性」と云う観点で選べば、国産の30pウーハーを持ったシステムより、はるかに高い性能を持っています。聴いて見れば納得できます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/84630a08864eba72fe41c42bd2d86408


2007/06/21
アンプとSPが入荷しました。VT-62PP(10W)モノーラル×2台とスペンドールBC-USPです。
オリジナルの状態(素材)でヒアリングして見ました。

まずSP-Uのサウンド。「枯れた音」とか表現されていますが、情報量が足りません。SP内部で相当音が「伝送ロス」しているようです。フォステクスの10cmユニット1発(Trail仕様品)に負けています。

音色は艶やかそうで良い感じです。穏かな音にも聴こえますがこのままでは私は欲求不満になってしまいます
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ae44e0fd5ab6bbc3160fe3ea21b2668c


スペンドールBC-Uは、古い雑誌で「枯淡のサウンドの名機」と言われていたのを記憶していて、どんなサウンドかと大変期待していましたが、オリジナルの状態で出てきたサウンドは「ショボイ」サウンドで何処が名機なのかサッパリ判らないのが感想です。 国産の10万円クラスの「どうでも良い」サウンドと殆ど変わらない。このサウンドを「名機」と読んだ評論家はどんな耳をしているんだろう。

外観の作りは確かに上品なつくりで良い感じはする。ユニットの作りも良さそうに見える。リアバッフルを開けて中を見たとたん

「なんだこの極細配線は・・・」。

ネットワークも整然と綺麗なつくりでは有るが、ぎぼしの様な差込式の接続、ボイスコイルへの配線の劣悪なこと。
正直言って「まやかしのSP」だと思う。こんなSPでも自分の技術で何とか1級品のサウンドに出来ないかと、部品と配線を交換してみたが、わずかに改善が見られただけ・・・。どうしようもないSPは対策してもどうしようもないサウンドにしかならない。

JBLのLE8Tやアルテック409、タンノイVLZは素晴らしい潜在能力で、「激変」とも云える変化をして1級品のサウンドに化けてくれましたが、このBC-Uはユニットにもたいした潜在能力は無いようです。 自宅でDVD再生専用に使おうかと考えて購入しましたが、サイズ以外は「不合格」でとても私が満足できるレベルでは有りません。音質的にはVLZを持って来たいのだが、スペース的に入らないのです。困った???。
どんなに良い「音質改善」の技術を持ってしても、ユニット自体の再生能力が無い物はどうしようもないことが理解できました。良い勉強になりました。 良いSPの基本は「良いSPユニット」を使って有るシステムでないと良くはならないということです。サウンドの決め手はやはりSPですね。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/0183620edf067fc84144165017ee3a8f


2007/07/24
現在のBC-Uの音を聴くたびに「不満」が噴出す。音数が圧倒的に足りないのだ。

メインの
マッキンC40+自作EL34pp(ムラード球)
+707J箱+D130(16Ω)
+375+H5039
+175DLH
+2405+デッカリボン(#3160+#3105)

の自宅メインシステムと比較してはいけないけれど、私の耳が「メインシステム」の音を基準に判断するので、どうしても「不満」な点が多い。BC-Uも自分なりにオリジナルより遙か上のサウンドが出るように手を加えているのだがまだ足りない。

本当はSP内配線に「化け物ケーブル」を使いたかったのだが、端子類が弱くSK-5のクラスしか使えなかったのだ。今回「化け物クラス」のケーブルが使えるように工夫をして見たい。また現状手を付けていないネットワークにも手を付けてみたいと考えている。


BC-Uからもっと「音数」と「こもりのないサウンド」(詰まった様に感じるのだ)を排除したい。

現在組み合わせているアンプ(サトリのプリ+パワー)も含め手持ちの管球アンプをヒアリングして使ってみようと思案している。どんなにあがいてもメインのシステムには適わないのは判っているが「同傾向」のサウンドに出来ないか(BC-Uの可能性を引き出す)にトライしてみたいと思う。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/fc49b67192d4fa8cc9dd75c8dac194b7

2007/06/22
昨日来たスペンドールBC-Uを本日じっくりと聴き込んでいます。

全くのオリジナル状態での試聴です。昨日着いたばかりの頃のサウンドは音数が少なくてチョッと物足りなかったのですが、1日中鳴らしっぱなしにして聴いていますと、かなりの情報量と独特の質感が有ります。特にクラシックのオーケストラ(モーツァルトのシンフォニー)はなかなか聴かせてくれます。

全く刺激的な音がしなくて弦のさえずりが心地良く つい うとうとしてしまいます。「枯れた音」の意味が少しづつ判ってきました。この質感でこれだけ出せれば通常のマニアの方は充分でしょうね。前のオーナーが大切に使っていたんでしょう。1日鳴らしこんだだけでこんなにも歌いだすんですから。

昨日SPBOXの裏バッフルを開けて内部配線やユニットの作り、ネットワーク、吸音材等をチェックしていまして、何処をどうすればもっと良くなるかは判っていますが、あえてしばらくはオリジナルにこだわって鳴らしたいと思います。SPボックス内の配線の何と細いこと、これでコンだけのサウンドを出しているんですから驚き。またSP端子の貧弱な事が将来の改善対象になります。


このSPにはミニアンプシステムが似合います。肩肘張らずにスーッと「音楽」を聴く事には入れますね。聴き疲れしないことが良いですね。それでいて物足りなさが少ない。それこそ1日中聴き続けられるサウンドです。分解能や活きの良さではフォステクスの10cmフルレンジが上ですが、サイズ的にどうしても物足りませんがこれならかなり満足できます。

このSPももう25年以上立つのですね。古いけどいいSPです。当時1台¥112000円もしていました。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/966f34e4517a9025821931b48bd2ad0f

BC-Uの鳴らし込み 2007/06/29


昨日までは散々BC-Uの不出来を感じていましたが、本日自宅にセットして鳴らし込みに入っています。スペース的なことも有ったのですが、自宅にセットして良かったと思います。

このSPにはJBLやアルテックのSPに求めるサウンドと同一の物を求めてはいけないのだと思います。聴きやすく耽美な音色はこれはこれで良いと感じ始めています。原音再生とは違いますがなかなか品位が高く、鳴らしこむにつれ音数も増えてきています。

BC-Uの音の世界も一つのオーディオの世界です。じっくりとこのSPの良さを引き出して使いこなしたいと思いはじめました。全ての音の角が取れてまろやかに響く様は私にとって新鮮な世界に見えます。くつろいでゆったりと音楽に浸れそうです。自宅のサブ機としてメインとは正反対のサウンドを楽しみたいと思います。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6afbdd1baea9aa041afa4a497d3d1e2d


BC-Uをひたすら鳴らし続けています。非常に面白い音の出方をするSPだと思う。中音のみが抜け出ているんですね。人の声は飛び出してくるんですが上下の音は奥の方にに引っ込んでいます。
BGMとしては抜群ですね。まず嫌な音がしません。しかしどこか詰まったような感覚はいただけませんがボーカルは良いですよ。
まだ鳴らし始めて3日目ですので音質の評価をするのは早計かもしれません。 メインSPと比較すると能力的には到底及びませんが、及ばないところが良いと云う不思議なサウンドです。矛盾しているようで矛盾しない音の世界です。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/9a2e135c4b467a9183fdd9975c83eb5b

不思議な魅力のSP BC-U 2007/08/03


スペンドールのBC-Uを自宅で使い始めて約1ヶ月。不思議な魅力のSPだと思う。

ワイドレンジでもなくレスポンスも早い訳でもなく、音数も・・・・と不満な所がいっぱいなのに、ついつい「まーいいか・・」と聴きこんでしまう。

このSPは「なんともいえない甘い音色」(この手の音色に私は弱いのだ)といい加減なソースをかけてもうまく鳴らしてしまう点だ。メインSPで「録音が悪い」と片隅に追いやったCDがそれなりに聞けてしまう。なんとも不思議なSPだ。

こんなSPは喫茶店なんかに使ったらとても活きるのではないだろうか?
嫌な音を出さないから「お客に優しい」SPだと思う。


BC-Uの最終チェーンナップ 2007/08/08

BC-Uの雰囲気の良いサウンドに浸りながら不満鬱々たる気分を一掃すべく、中途半端なチェーンナップを最終系のチェーンナップに変更した。ネットワークの端子類の強度が心配で大きく重いケーブルを使うことを躊躇っていたのです。しかし、どうしても我慢できなくて行き着くところまでやりました。現在に処これ以上の対策は有りません。

さて、出てきたサウンドは・・・・!!!!。にっこりです。

BC-Uの潜在能力をほぼ引き出しているでしょう。SPの外側に大きく音場が広がります。低音も鈍いながらレンジも伸びて弾みます。中域・高域も充分にのびやかに歌います。詰まった感じがなくなりました。

おかげでヘレンメリルは歌っているスタジオの空気感も感じられるようになりました。また最新録音のソースをかけると「音数」が素晴らしいです。低音の量感を除けばJBL4343が負けてしまいそうです。専用の新型トレールに設置していますので使い勝手も音質も申し分有りません。

それでも自宅メインのSP-707Jシステムの足元にも及びませんが気楽に音楽が楽しめます。707Jシステムは聴く側にも「真剣に聴く」事を要求するような所があります。気力が充実している時はそれでも良いのですが毎日となるとそう云う訳にはいきません。うるささはまったく無いのですが、演奏家と面と向かい合って聴いているような錯覚になるリアリティが有りますので・・・。

その点BC-Uは気楽に聴けます。それでJBL4343と同等以上のサウンドですから。

多分このプログを呼んでいる人は「まさか???」の3連発でしょうが事実です。そもそもオーディオの進化の中でおざなりにされてきた箇所が有ります。しかもその箇所が「音質」の最重要なキーパーソンなんです。SPは50年前に完成の域に有ります。アンプも30年前に達しています。ADやCDPも20年前に達しています。

完成の域に有る商品に手を加えるのは「コストダウン」と「見てくれデザイン」で使い勝手を上げる事くらいです。

私が実施しているのは「基礎技術」の見直しです。「本当にこれでいいのか?」と云う素朴な疑問を検証して行った中で発見したものです。目先を変えた技術(音を追加する装置等)や開発途上の商品には興味は有りません。根本的な「基礎技術」のリファイン(常識が間違っていた)をしているのです。ですから「革新的」な変化をします。

BCUにこの革新的な技術を適用しました。


Mr.トレイルのオーディオ回り道 6
BC-Uのその後 2007/08/13


最終系チェーンナップを完了して馴染んできたみたいです。音数もメインと比較しても聴き劣りしなくなりました。低音から高音までシームレスに繋がっています。反応の早さもいい感じです。

段々メインを聴かなくなりつつ有ります。メインはダイナミックレンジや周波数レンジが広いので使い方を選びます。いつも夜中の11時から12時・1時と聞きますので「ささやくような」音量で聴く時が有ります。こんな時はどうしてもボリュームを絞りますのでメインSPでは小さい音が聴き取りにくくなります。

こんな時はBC-Uの出番です。小さい音量にしても「演奏の姿」が崩れずに聴けます。BBCモニターを手がけていたスペンドールですのでこの辺はさすがです。アンプ等のシステムもサトリのプリ+パワーですので小型で場所も取らずイージーに扱えます。本当に気軽に高性能なサウンドが聴けます。

実際にこのBC-Uのサウンドを聴かれたら一瞬固まってしまうのでは・・・?

BC-Uを過去に使ったことのある方に今度聴いて頂きます。果たしてどんな反応が来るのでしょう?

BC-Uの「音質改善」対策完了 2007/08/31

スペンドールBC-Uの「音質改善対策」が完了しました。 外観はほとんど変わりません。SP端子を大きい物に交換したくらいです。最後まで残っていたウーハーへの対策を完了しました。

さて、出てきたサウンドはと言うと、「低音から高音まで質感と情報量」がそろいました。今までは「低音の鈍さ」が若干気になっていたのですが、ほぼ解消したようです。伸びも良くなっています。

BC-Uの持つ良いところ・・・「バランスの良さと刺激音のないサウンド」はそのままに、「眠たくなるような薄目を開けたサウンド」から「目をパッチリ開いたサウンド」に変わりました。これならLE8Tと遜色ないサウンドです。別の言い方をしますと「厚いベールを被った音からベールが無くなった音」へ変わっています。

これくらい出てきますと私のBGM用に使えると思います。下手なマニアの手の届かないレベルのサウンドになるでしょうか。

何をしたかは秘密です。サウンドを聴いていただくだけです。BC-Uを過去に使った事のある方なら「愕然」とするはずです。「なんで?・・・」と。それくらい良い音が出ています。

私はメーカーを神様の様には考えていません。メーカーに足りない物が判ります。少し手を加えてあげるだけで「激変」します。

サンバレーの「樽アンプ」です。キットを組んで作成しました。ただオリジナルでは低音が膨らみおまけに情報量が足りません。そこで、当社の技術を注入して有ります。サウンドは「別物」クラスに上がっています。

このアンプはプリメインアンプですので「伝送ロス対策」には理想的な形をしています。欲を言えばプリアンプ部も管球式にして欲しかったんですが・・・。

現在樽アンプとBC-Uの組み合わせにSD-9200でセットを組み鳴らしていますがとても品位が高く緻密な情報量と空間再現性をもって朗々と鳴っています。BC-Uで朗々となどとは普通では考えられないでしょうが現実に目の前でなっています。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200708


スペンドール BC-UTrail仕様  2007/09/12

スペンドールBC-Uの為にサウンドトレール第6番目のパテントを具現化しました。

チョッと細身のスタンドなので(LS5/3Aを想定したデザイン)BC-Uのサイズまでが限界のようです。低音はSTM型に負けますが、他は変わらない程度に出してくれます。

現在自宅にはサンスイSP707Jシステム(Trail仕様)とBC-Uの二つのシステムが有りますが、2つのシステム共に同じように2つの新製品を投入して有ります。おかげでBC-Uの出番が多くなっています。アンプもサトリで充分いけます。取り扱いがイージーで気楽に超高音質が堪能できます。メインシステムに聴き劣りしません。

が・・これが有ればメインは要らない?・・・と言う訳には行きません。表現の次元が違います。
メインには圧倒的な緻密な情報量と音色が有ります、スケール感も桁違いですから・・・。

BC-Uからメイン、メインからBC-Uと切り替えるとその差が判りますが、単体で聴くとBC-Uの方が普通の方には判り易いかも知れません。そんな訳でもっぱらBC-Uにべったりです。でも音量をいくらでも上げれる訳では有りません。意外とボリュームの位置に制限が有ります。ユニットの能力がJBLのユニットには及びません。

ドーム型のユニットを使ったシステムで、小音量で音楽を楽しむように設計されているようですので「真夜中」の小音量再生に力を発揮します。音量を絞っても音痩せしませんし、音色が妙なる音色ですので聴き疲れしません。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200709

BC-UのSP端子交換 2009/03/17

スペンドールBC-UのSP端子をフルテックの音質改善品に交換しました。本当はアンプの方も一緒にやりたかったのですが、長さが合わず断念。来月に持ち越し。交換前と交換後では「別物」くらいにパワー感や音数が違います。たった20pクラスの低音とは思えないほど「ズン」と響きます。

音の広がり感も非常に拡大しています。オリンパスに挟まれて中央に固まった位置ですが、音の広がりは前面いっぱいに広がります。まるでHL88の所から音が出ている様に感じます。アンプへの対策が完了すればこれで結構遊べそうです。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200903/1

BC-Uシステムの電源強化 2009/05/11

オリンパスシステムの中にセットしているスペンドールBC-Uシステムで歌謡曲やクラシックの小編成ものを楽しんでいますが、オリンパスやRCA箱システム、D130システムと比べると「音質差」を感じましたので「電源の強化」をして見ました。

内容はすべて「化け物シリーズ」のケーブルですが、機器に接続するのはSCE-43にしていましたが、今日は壁コン〜タップまでのケーブルを旧SCE-44(レビトンL型)からSCE-43にグレードアップしたのと電源タップをオヤイデのR1を使い内部配線を「ルシファー仕様」にした物に交換しました。

結果はてき面で、BC-Uとは信じられない「重低音」と「音の厚み」を獲得しました。これなら安心して聴けるかと思います。普通の家庭(マニア以外)ではメインシステムとして使えます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200905/2


BC-Uシステムの仕上げ 2009/05/12


BC-Uシステムは

CDP + SD-9200 + 自作マランツタイプ2球プリ + 6L6Gシングルパワーアンプ +BC‐U 

で出来ています。 今日はパワーアンプのSPターミナルをフルテックのFP-800B(R)に交換しました。これでパーツ類の交換も完了です。既に内部配線やRCA・XLRソケットはTrail仕様です。ノイズは聴き取れません。


音のキレ・ヌケや音数が格段に上がっていますね。寺島JAZZをかけていますがシンバルのキレや音の伸び等今までこのSPから聴いた事のないサウンドが出ています。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200905/2


2010/04/02

今一番のビックリサウンドは「スペンドール BC‐U」(Trail仕様)です。

このSPのオリジナル状態でのサウンドを知っている方がいたら、現在鳴っているサウンドを聴いたら「信じられない!!!」と思われるでしょう。となりの「RCA箱システム」が鳴っていると錯覚します。

20cm口径の低域ユニットとは信じられない程の低音と、コンプレッションドライバーでないと出ない様なシンバルの質感が出ています。それも小音量ではなく「爆音クラス」の音量で使えてしまいます。ケーブル類はCDP・アンプ周りはルシファー系を使っていますが、SPケーブルはWEの14GAです。自分でもちょっと信じられないサウンドです。ここまでこのSPの潜在能力が有ったのかと感心しています。JBL顔負けの低音と音が前に出て来ます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/201004/3


2. 中川隆[6673] koaQ7Jey 2017年2月12日 17:56:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7133]

4. スペンドールBCU はトランジスター・アンプや小出力の真空管アンプでは鳴らない


スペンドール BC-U
許容入力 100W(Max)
出力音圧レベル 90db
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-ii.html


BCIIはスケールの大きな音ではなく、どちらかといえば音量もほどほどにおさえて、まさにコンサートホールで音楽を鑑賞する感じ、というひとつの枠の中で楽しむスピーカーといえる。

 けれど、このスピーカーは、もう少し出力の大きい高級アンプで鳴らせば、こういうサイズの、こういう価格にしては、意外とも思える堂々としたスケールの大きさを楽しむこともできるし、ホールいっぱいに響き渡るオーケストラのフォルティシモの感じに近い音量が出せなくもない。(ステレオサウンド別冊・1979年秋発行)
http://www.audiosharing.com/review/2009/06/-bcii-4.html


1) BCUはトランジスター・アンプや小出力の真空管アンプでは鳴らせない


spendorについて (スペンV) 2011-07-15 21:42:32

BCUは、英国のBBCモニタースピーカーの中においても、傑作中の傑作です。
ただ、アンプをものすごく選び、まず石のアンプでは『絶対』にまともに鳴りませんし、管も選びます。

EL34のプッシュプルアンプが相性が良いようです。
これがKT88になると、大雑把な音になってしまいます。

40年前のスピーカーですが、電源やケーブルにも敏感で、きっちり詰める事が出来ればピアノのペダル音やボーカルの口唇内音まで再生します。友人にB&WN801をジェフ・ローランドのシナジーとS8で鳴らしている人がいますが弱音再生に関してはひけをとりません。

ATCと並んで、最も鳴らしにくいスピーカーの1つですが、鳴らせれば清水が湧き出るような瑞々しさと生命感が手に入ります。

http://blog.goo.ne.jp/typhoon_1956/e/e6d15c4f89cad5c90f844415772ba4c4

スペンドールBC-Uは、真空管アンプとの相性がとても良く、Voice Audio Fukuokaのパワーアンプ(出力管はテレフンケンEL-34)で素晴らしい音楽が聴けました。BBCモニターとして開発されたBC-Uは、当初、英国でEL-34を使ったアンプで駆動されていた様に記憶しています。

投稿: william_kapell | 2007年12月31日 (月) 09時01分

http://ariajp.cocolog-nifty.com/free_discussion/2007/12/spendor_bcii_0adc.html


スペンドールBC-U、懐かしいです。実は、昔、使っていたことがあるんです。英国紳士的な音、特にチェンバロの音など好ましい再現でした。確かツイーターがITTで、ミッドレンジがセレッション、ウーファーはスペンドールのオリジナルでしたか・・・?専用のアンプも出ていましたね。
投稿: william_kapell | 2007年12月30日 (日) 08時58分


スペンドールBC-Uは、真空管アンプとの相性がとても良く、Voice Audio Fukuokaのパワーアンプ(出力管はテレフンケンEL-34)で素晴らしい音楽が聴けました。BBCモニターとして開発されたBC-Uは、当初、英国でEL-34を使ったアンプで駆動されていた様に記憶していますが、間違っていますでしょうか?
投稿: william_kapell | 2007年12月31日 (月) 09時01分


球アンプとの相性は本当によさそうですね。 実は居間用に小出力の真空管アンプを捜しはじめてます。笑
BBCでBCIIにEL34アンプが使われていた事は知りませんでした.^^;
投稿: vin | 2008年1月 1日 (火) 23時06分
http://ariajp.cocolog-nifty.com/free_discussion/2007/12/spendor_bcii_0adc.html


166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/23(水) 10:51:40.03 ID:icI+rjl0

以前BCUの修理で戸塚に在るSHOPへ持っていった。
そこの店主は真空管好きでトライオードとスペンを強く勧められた。
http://www1.ttmy.ne.jp/audio-koubou/
オーディオ工房というところです。

175 :165:2011/02/26(土) 19:24:28.22 ID:foRInzAJ
>>166
スペンと球アンプ。非常に良いですよ。プリが石ですが、球の濃厚さを味わうことができます。


178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/28(月) 22:29:46.34 ID:YAwHwvBQ

>スペンと球アンプ
yahooのスペンドールグループでも、球アンプ、例えばleakとか、がとっても合うという話題あったぞ。


335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/31(日) 13:52:52.85 ID:5CtUi392

↑こんな喧騒をよそに、今日も300BドライブでBCUを聴いている俺様は勝組。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/


897 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/01(水) 04:07:08 ID:abcjCuVn [1/3回発言]

スペンでピアノならすなら真空管アンプで最低30Wないときつい


898 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/01(水) 17:32:28 ID:YTRRotPO [2/2回発言]

30Wなんて必要ないだろ。3Wで十分。
一般的な音量でも0.5Wくらいしか使わないのに。

899 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/01(水) 20:50:53 ID:abcjCuVn [2/3回発言]
>>898
技術やさんにもそう言われて馬鹿にされたことがある。 でもピアノの音を知ってる人ならわかると思うけど、
低域のドロドロしたスピードの速い輝かしい音や高域のチョピンという音の再現はフォルテシモでなくても、30Wのパワーがなくてはできないと考える。
25Wでは割れて聴こえるし 15Wではそもそも音が薄くなってピアノの音がしない。

あくまでぼくの経験と聴感上の話なので、測定器の話で対抗されてもこまるが。
ちなみに、25wで音が割れるところを他人に聞かせたとき、そのひとはわからなかった。

ちなみにわたしは深夜小音量再生派です


903 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/02(木) 23:05:24 ID:04dkL3/o [1/1回発言]
>>899 同感です。
私も小音量再生派なので、80W→100W→150Wときてようやく満足することができました。
立ち上がりの早いシンバルの音、パイプオルガンの低音などに違いが出てきますね。


904 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/03(金) 22:40:37 ID:xtU9KAIx [1/1回発言]
>>899
高ワットのアンプのほうが電源トランスにお金が掛かってるからそんな違いがでてしまうのでは?
良質のトランスを搭載してA級動作にすればワット数は必要ないと思うけどね。

905 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/04(土) 01:22:15 ID:Xa0Stdhh [1/2回発言]
>>904
俺はA級、B級関係ないと思う。位相特性(特に低域)と余力が重要だと思う。


908 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/06(月) 01:37:23 ID:E6taDDxl [1/1回発言]

英国のスピーカーって低能率だから、出力は要るよね。
高能率スピーカーしか使った事ない人は、LS3/5a鳴らしてみるといいよ。
アンプがクリップするのをみれる。

周波数特性を計ってもらった事あるけど、15Hzまでフラットなはずのスピーカーなのに波うってた。
アンプのパワーが足らない場合は、スピーカーのインピーダンスカーブに引きずられて 周波数特性は、インピーダンスカーブの逆相似形になると本に書いてあってなるほどと思った次第。

低能率スピーカーは出力あんまり低いと、まともに再生すら出来ないそうですよ。
LS3/5aや現代だとATCのスピーカーなどを使い、低出力のアンプを繋いで特性を計るか他のスピーカーと繋ぎかえたりして、レベルメーター見れば解るかと


909 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/06(月) 13:59:58 ID:iH82e+YE [1/2回発言]

もともとはSP3/1R2の話題だったと思うが、SP3/1R2は別に低能率じゃない。どんなスピーカー鳴らすのにも30W必要という話なら理解できる。903氏に至っては 100Wでも満足できなかったとのことだがW数とは違う要因でしょ。


910 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/06(月) 21:46:32 ID:azNvE5lt [1/2回発言]
>>909
>>903氏はトランジスタと思われ


911 : 903 : 2010/09/06(月) 21:58:30 ID:MpXqvX+3 [1/1回発言]
>>909
>>910
あ、すみません。トランジスタです。
いまは、BAT VK-250 withBAT-PAKにしています。


912 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/06(月) 22:28:54 ID:iH82e+YE [2/2回発言]

じゃあお二人の話を総合すると

「スペンドールでピアノ鳴らすなら」
「真空管で30W、トランジスタで150Wは必要」

となるが、ほんとかなあ。 「スペンドール」がとりわけそう言う性質を持っているのか、それとも一般的にそれだけのパワーが必要なのか。


914 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/06(月) 22:36:10 ID:azNvE5lt [2/2回発言]
能率90db以下の低能率スピーカーなら一般的でしょ。

http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/05(月) 22:15:42.06 ID:jw2nzkj6

確かにBCUの音はキレや分解能では古いけど、女性ボーカルの唾液の濡れた感じや耳元で囁かれた時の様に実際に背中がぞくぞくっとするスピーカーは他に経験した事がないからいまだにメインで聞いてる。

浅薄な計算では生まれない、官能を直接刺激する音だよね。
上杉佳郎氏が「世界に数多のスピーカーがある中で最も美しい音」といった音色だけは今も色あせていないと思う。

アンプの吟味は当然だけど ネットの透過率が悪いから外さないと本当の潤いや透明感は出ない。
それだと音が濡れ過ぎと言う人もいるかも知れないけど。


626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/08(木) 20:43:55.21 ID:2YSJ0afa

>確かにBCUの音はキレや分解能では古いけど
ぼくもそう思ってた。でもアンプを奢ったらそういう認識が払拭された


627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/09(金) 10:43:00.25 ID:5hkV+FLk
↑同意。
安易に、英国製のビンテージや真空管アンプを組み合わせてるのが多い。


542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/17(木) 21:41:53.10 ID:dIXCGO3y

真空管じゃないと鳴らないは、思い込み。
スペンドールが一番よく鳴ると言われたアンプはトランジスター式のスペンドールD40

SPENDOR D40(1970年代頃)
ハイパワー化を追求せず、音質重視の設計を貫いたプリメインアンプ。大型のトロイダルトランスを採用しています。パワー段には特性の良く揃ったトランジスタを使用しています。
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/amp/d40.html


8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/03(月) 00:54:42.78 ID:DcMFk7X5

SPNEDORのBCUを鳴らしたら絶品!と言われたアンプのD40です。
落札者がSPENDORスレにいたので、そのうちレポ宜しく!をしときました。

SPENDOR プリメインアンプD40 落札価格 43,000 円


9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/03(月) 02:48:29.21 ID:+3pztueA
D-40を落とした本人です(笑)。そもそもD-40に興味が向いたのは、LS3/5A専用にBBCが作ったアンプHH AM8/12を入手して鳴らしたとき、LS3/5Aが驚異的な解像度とトランジェントで歌い出したからです。
あまりHH AM8/12は、日本では知られていませんがたまにebayに出ています。
どうも当時のアンプ技術には、特有のスピーカーに対して 少しトリッキーなチューニングを施す算段があったようです。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1317539913/l50


102 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 03/07/22 17:08 ID:???

どんなアンプが合うの?


103 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 03/07/22 17:44 ID:???

>>102
俺的には、クオード。


104 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 03/07/23 01:16 ID:yfPyWfOh

しっとりしたミュージカルフィディリティやすがすがしいネイムもまちがいのないところ。
また、これらイギリス製はボーカルが中心に点定位し、一般に日本製は広がりやすい。

やってみたい組み合わせはゴールドムンドゥ。こじんてきに。

また、最初のうちはツィーターやベクストレンコーンがなじまず、はっきりいって相当ひどい音で鳴る。 よってそういう「困った意味での刺激」は多かった。エージングが進んだ後でもスーパーツイーターは結構神経質なので、アンプと音楽を選ぶ。

むかーし、ロジャースのスタジオワンと大いに迷ったが、ロジャースはもっと鳴らしやすく、しなやかだった思いがある。結局、困難そうなBCUを選んだのは音の渋さを予感したからだったような・・・正解だったと、おもう。


105 名前: 101 投稿日: 03/07/23 11:00 ID:???
>>104
そうですね。でも私的には、あまり音楽を選ぶSPには聴こえません。
アンプはメチャクチャ選びますけどね・・・

私もBCUは使ってます。過去スレにありましたが、「鼻つまり」の様な低域が、独特のハーモニー感を生み出し、それが大きなプラスへと変貌し、長年ファンを引き付けているようにみえます。

自分自身が、就職試験の面接官のように、相手(SP)にドシンと構えていると、このSPの魅力はなかなかわかりません。 こちらから聴きに行く姿勢が必要です。そういう意味では、JBL、B&W なんかとは正反対ですね。

http://mimizun.com/log/2ch/pav/1055511858/


317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/02(土) 12:29:38.73 ID:Hev2S5TB

quad33と405でBCUを鳴らしてる。 しばらくはこれでいいな。33かわいい!

LUXMAN L-570ZS 使ってたこともあった。
演出過多な感じだった。化粧が濃い女、みたいな。 悪くはなかったよ・・。

http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

BCUやタンノイなど、英国色の濃いスピーカーとQUADのアンプの相性は定評のあるところですが、我が家ではそのセオリーが適用されないようです。

BCUにはユニットが3つ(3ウェイではなく、2ウェイ+スーパーツィーター)付いていますが、QUADで鳴らすと、スーパーツィーターでない方の高域ユニットが鳴り切っていないような印象で音の豊麗さが不足です。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/38506774.html


437 :432:2008/06/21(土) 11:43:52 ID:ix8o1ahk

QUAD 405Uは以前持ってました。BC-VU繋いでましたがあんまりぱっとしませんね。
ALTEC用の球の128Aってアンプもあるのですがそっち繋いでみると割と良いのですが
音像が大きくなり粗さを感じてしまいます。何より音楽性が合わない気が。


440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 01:09:40 ID:WX1pFLhH

OUADU買っちゃいました。
パワーがどうかなとか思ってたんですが繋いだとたんにそんな事どうでも良くなりました。
低音緩いのかなって想像してたのも全く問題なし。
オーディオの進歩って何なのでしょう?

流石にBCV繋ぐと低音気持ち緩いかなって思いますけどそんな事どうでもいいくらいこっちでも見通しのいい音になります。 405じゃ絶対に出なかった音です。 正直おんなじクォードこんなに音が違うとは・・・

http://mimizun.com/log/2ch/pav/1171701565/


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3) 真空管アンプとトランジスターアンプの音はなぜ違っているか?


@ 増幅素子の強度(響き)の違い。

トランジスターは、個体の金属が増幅素子に使われていますので振動に強く容易には共振しませんが、真空管は金属板と金属線がガラスの筒に納められていますので外部(内部)からの振動に弱く共振します。増幅素子の共振が信号により多くの「響き」を付加する真空管アンプは、音楽(再生音)にエコーをかけたような変調(歪み)が生じます。この響きの多さが真空管アンプ独特の「艶」を生み出します。


A 発生する歪みの違い。

楽器の音は、基音と倍音から構成されます。基音とは音程を司る基本の周波数で、倍音はその倍数(オクターブ)の響きです。倍音が多くなると楽器の音には艶と響きが生まれますが、

奇数次の倍音(1、3、5・・・)が多くなりすぎると音は鋭く(ガラスをひっかくような音)耳障りになります。

逆に

偶数次の倍音(2、4、6・・・)が多くなると、音はまろやかに暖かくなります。

真空管アンプの歪み(高調波歪み)は、偶数次が大きく奇数次が小さいので増幅された音は「まろやか」に感じられます。トランジスターアンプは偶数次よりも奇数次の歪みが多くなりやすく、真空管方式に比べると音が硬くざらついて感じられることがあります。ただし、どちらの方式でも歪みが少なくなれば再生される音は生音のバランスに近づき、方式の違いによる音の差もどんどん小さくなり、突き詰めると差が分からなくなります。


B アウトプット・トランスの存在。

真空管方式のアンプでは特殊な例(OTL方式アンプ)を除いて出力にインピーダンスマッチングトランス(出力トランス)が使われます。出力トランスはその特性上、超低域と超高域を再生出来ません。そのため真空管アンプの周波数特性は、トランジスターアンプよりも劣ります。しかし、同時にアウトプットトランスはフィルターとして働き、可聴帯域以外のノイズを遮断します。また、アウトプットトランス自体の「響き」も再生音に付加され、響きが多く柔らかく暖かい音を生み出します。


トランジスターアンプの長所

真空管アンプには@〜B のようにトランジスターアンプに比べると音質的なメリットがあります。ではなぜ現在、アンプはトランジスター方式が主流になっているのでしょう?


@ 発熱が小さく効率が高い。

真空管アンプは素子を加熱するためのヒーターが必要な上、増幅効率も悪く消費電力と発熱が非常に大きくなります。この問題が軽薄短小に向かう家電製品の進化で切り捨てられる原因となりました。また出力に比例して消費電力と発熱に加え、サイズや重量まで恐ろしいほど大きくなる真空管方式は大出力アンプにも向いていません。トランジスターアンプにも純A級など発熱が悪く低効率の製品も存在しますが、最新のデジタルアンプは非常に効率が高く消費電力も発熱も驚くほど小さくなっています。今後一般的なアンプは、デジタル方式に変わってゆくでしょう。


A ダンピングファクターが高い。

ダンピングファクターとは、アンプに負荷を掛けているときと掛けていないときの出力の差を比率にした数字です。一般的にダンピングファクターが大きい方が、スピーカーのインピーダンス変動(逆起電力)による歪みが小さくウーファーの駆動力・制動力が高いと考えられています。

トランジスターアンプのダンピングファクターは100〜1000が普通ですが、
真空管アンプはそれよりも遙かに低くほとんどが10以下です。

そのためB&Wなどのネットワークが複雑でユニットの慣性質量が大きい(重いコーンを使ったウーファーを搭載)スピーカーは、ダンピングファクターの低い真空管アンプではウーファーの動きに歪みが発生しやすく鳴らしにくいと考えられます。ただし絶対に駄目というわけではなく、相性が良ければトランジスターアンプより良い音が出ることもあります。


B 低音が出る。

アウトプットトランスを搭載せず、DC(直流=0Hz)から再生可能なトランジスターアンプに比べ、アウトプットトランスの変換効率の限界で真空管アンプは周波数が低くなると出力が低下します。特に1〜10Hzのような可聴帯域以下の周波数は、真空管アンプではほとんど再現されません。これが原因で「真空管アンプは低音が出ない」とされています。

確かにアウトプットトランスのサイズが小さいアンプ(価格の安い製品に多い)は、実際に低音が出ないことが多いようですが、良質で大型のアウトプットトランスを搭載する真空管アンプは十分な低音が出ます。

ただし、その低音はトランジスターアンプのような「重厚で密度が高く前に出る低音」ではなく、「ふわりと部屋いっぱいに広がるような低音」として感じられます。真空管アンプは低音が出ないのではなく、真空管アンプとトランジスターアンプは「低音の出方が違う」と考えて下さい。


真空管アンプの音色は何によって決まるのか?

真空管アンプは真空管の種類で分けられます。わかりやすい分類ですが、音質的には間違った分類です。それを説明します。 @、A、B では、トランジスターアンプには発生しない「真空管アンプ特有の響き」について書きましたが、この中で Aは回路や使われるパーツに固有の響きです。B はアウトプットトランスで発生する響きです。残った @ が真空管のそのものでアンプの音が変わる原因です。つまり、真空管アンプは真空管の種類だけが原因で音が変わるのではなかったのです。


@ 真空管で音が変わる理由。

真空管は、カソードとプレート、そしてグリッドから構成されています。真空管で音が変わるのは、真空管そのものの響きが再生音に響き(エコー)として付加されることが原因です。

真空管は、カソードとプレートという「二つの板(筒)状の電極」の間に「グリッド」という「網目状の電極」が入った構造になっています。真空管の増幅(音作り)は、音声信号を「グリッド」に流し「カソードからプレートに流れる電子をグリッドで物理的(電気的)に制御」することで行われます。

このとき、「グリッド」が物理的な作用を受けて「振動」すれば、その振動はそのまま「音声として増幅」されるのです。これを実験で確かめるためには、プリアンプの真空管を指ではじけば「スピーカーからコンコン」と増幅された音が聞こえることでわかります。

つまり、真空管はその「強度」と「振動モード(鳴きの音)」が「そのままその球の音(持ち味)」として、聞き取れる、非常にわかりやすい「物理的なエコーチャンバー(物理的なエコー発生器)」で、振動に対しマイクのように働くことがあるのです。真空管を交換すると、この「真空管で付加される響きが変わる」ため「電源ケーブルの交換などに比べて音が大きく変わる」のです。
http://www.ippinkan.com/unison_research_unico2.htm

真空管が原因で付加される響き(音色)は、真空管のサイズや種類で変わりますが、大体の場合

大型の真空管(大型出力管)は響きが太く長い傾向があり、
小型の場合は響きが高く短い傾向があります。

また、

茄子型(中央が太い)真空管は中域が太くねっとりした音で、
直管型真空管は癖のないさらりとした音の傾向を持っています。

多くの真空管マニアは「300B / KT88 / EL34」など真空管の形式と音質の特徴を直接結びつけて考えますがそれは間違いです。いくつかの真空管を例に挙げて説明しましょう。

KT-88は作られる年代やメーカーによって真空管の形状やサイズが全く異なるため、それぞれの響きが違うことは容易に想像できます。

300Bの場合、見た目のサイズや形状は似ていますがガラスの厚さと材質プレート/カソード/グリッドの材質や構造がやはり年代やメーカーによって全く異なるため、同じ音がするのは特定メーカーの特定時期(特定工場)でつくられた同一ロットに限られます。

300Bが特別扱いされるのはWestern Electricが製造していた300Bを使って作られた真空管アンプにずば抜けて音が良い製品が存在したためと考えられます。

真空管アンプを真空管の形式で分類する習慣によって300Bを使ったアンプは音が良いと誤解され、その結果300Bを使ったアンプは「高くても売れる」製品になったのです。この300B神話が今も残り、300Bを使ったアンプは儲かるので種類が多いのです。しかし、300Bを使っているからといってそれらの音が「良い」という根拠はまったくありません。


A 真空管以外の要因で音が変わる理由。

すでに書いたように(A.回路とパーツ)や(Bアウトプットトランス)でもアンプの音は大きく変わります。私は真空管アンプを自作し製品化した経験がありますが、その経験から

同じ真空管や回路を使っていても、パーツ(特にアウトプットトランス)の質でアンプの音は全く別物のように変わる

ことを知っています。また、回路の種類(帰還、無帰還、三極管接続、UL接続)が同じでも、パーツ(真空管を含む)の選び方でアンプの音は別物になりますから、回路の種類や形式でアンプの音を分類することも間違っています。

真空管アンプを総合的にみた場合、真空管によって音が変わる割合は「1/3」程度でしかありません。また回路構成やパーツも同じでそれが製品の音を決定しているのではありません。どのようなオーディオ製品選びにも通じることですが、「実際に聞いてみなければ分からない」それが真実です。アンプは、聞いて選ぶことが大切です。
http://www.ippinkan.com/2011_08_tubeamplifire_test.htm

要するにトランジスター・アンプや小出力の真空管アンプでは、音量を上げた時にBCUの音が歪んだり、濁ったりしてしまうので、サランネットを外したり、セッティングを工夫したり等の試みが色々となされてきたのでしょうね。

例え、それで音量が少し大きくできる様になったとしても、設計者が意図したBCU 本来の音色は消えて、フツーのスピーカーになってしまうのですけどね:


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5. スペンドールBC-Uは まやかしのSP?

合わないアンプを使うとこういう評価になってしまう


87 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2011/04/30(土) 22:33:35.44 ID:SPW6wS+B

俺はスペンドールとJBLを持っているが、透明感、ハイスピード、高解像力と音場の広さ、中低域の厚さ、緻密さ繊細さ、どれをとってもJBLの圧勝

スペンドールの勝っているのはクラシックに合いそうだという一般的なイメージだけ

世間評なんて所詮はそんなものだ


98 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2011/04/30(土) 23:40:17.18 ID:SPW6wS+B

俺のは不朽の名機とか言われ、瀬川さんとか菅野さんとか 著名な評論家が絶賛していたBCUだけど、まさしく雰囲気だけのスピーカーだ

こういうのがクラシックに合うなんてのは自分で楽器も弾かなきゃ、コンサートにも行ったこともない連中だよ

霞がかかってなんか遠くから品は良さそうだけどガサガサした音が聞こえてくる
これが「クラシックに合う」という形容の意味するものだと思ったよ

正直TANNOYもそれに近いと思っているけどね

http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1303652121/


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1) サランネットを外すとBCUの音にならないんだけど


47 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/18(土) 08:58:10 ID:hWSYKV6A [1/1回発言] >>46

純正のネットはかなり凝ったもので、オリジナルの音は、このネット込みと考えるべきです。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


BCUはネットの透過率が悪いから外さないと本当の潤いや透明感は出ない。
それだと音が濡れ過ぎと言う人もいるかも知れないけど。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

34 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/14(火) 15:52:18 ID:o+9Xi8Qj [1/2回発言]

今度、BCUを購入しました。
サランネットの取り外し方が分かりません。
どなたか、ご教授願います。


35 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/14(火) 17:46:27 ID:lRBujb8H [2/2回発言]

サランネットは、

1.パイプ差込式
2.マジックテープ式 

の2通りあります。 2は外すのが難しい。というか外すことを前提として作られていない気がします。
無理に外そうとして、ネットの骨組み(バルサ材?)を折ってしまったというトラブルも良く聞きます。

どうしても外してたいときは、金尺を差し入るなどして、ゆっくり、傷つけたりネットを折ったりしないよう慎重に外してください。 で、何度も脱着すると、確実にネットを壊します。ですから、出来ることなら 外さない。
それでも毎回脱着して使いたい人は、絶縁テープかなにかをマジックテープの上に張るなどマジックテープを効かなくするなど工夫したほうがよいでしょう。


37 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/14(火) 23:55:08 ID:5oljzCwV [1/1回発言]

マジックテープ式は最初の頃(70年代いっぱいぐらいか?)で、日本の中古のほとんどはパイプ差込式だと思っているんだけど、あってるかな?


38 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/15(水) 00:17:24 ID:9/6yT75k [1/2回発言]

いや。うちのは11000番台、たしか89年頃のものだけどマジックテープだぜ


39 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/15(水) 00:19:49 ID:sf7OUUtr [1/1回発言]

サランネットの枠と箱がキチキチで、金尺とか入りそうにありません。
何を差し込んだらいいでしょうか?
他になにかありますでしょうか。


41 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/15(水) 00:50:50 ID:9/6yT75k [2/2回発言]
>>39
上下は余裕ないけど、横は余裕あるんじゃない?
マイナスドライバーとか。 本体に傷つけないようにね。


43 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/15(水) 02:14:41 ID:6NFydLma [1/1回発言]
>>34
うちのはイボ穴にピンが刺さるタイプだが、70年代のもの。簡単にはずせる。
ネットの裏にリボンを付けて、次にすぐはずせるようにしている。
最初期のものは、マジックテープだったような気がする。


45 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/15(水) 20:13:52 ID:m+9MbLLG [1/1回発言]

俺もたいがい確認するんだが、BCUはあまりに硬くて諦めたよ。
ネット壊してしまっては元も子もないし。


47 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/18(土) 08:58:10 ID:hWSYKV6A [1/1回発言] >>46
それはあとからネットを交換して、エンブレムをくっつけたんでしょうね。
純正のネットはかなり凝ったもので、オリジナルの音は、このネット込みと考えるべきです。

http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


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2) 改造したらBCUの音にならないんだけど


雑誌で評判だったスペンドールBC-U(新品同様)は30年前に私の物になった。しかし自宅に持ち帰り、音を聴いて正直がっかりした。

      こんな音を「充実した中音域」というのか ?  
この音で「高分解能」 ?
      この音が「気品のヨーロッパサウンド」 ?    
「バランスが良い」?

彼のリスニングルームで聴いた時、評判の魅力ある音とは「違う」ということは確認していた。しかし、自分ならばきっともっと上手く鳴らせるハズだと思ったし、なによりスペンドールBC-Uブランドが欲しかったので譲ってもらったのだった。

やはり自分でも鳴らせなかった。彼も評判どうりに鳴らす事ができなかったから、手放したのだ。

私は鳴かないなら、鳴かせてみせると、強引にもエンクロージャのド素人改造。

   設計者の意図 (ブレーシングを排し、瀝青でダンプニングするなど) を拒否。


エンクロージャの裏板を外し、内部の分厚いスポンジの吸音材を取り去ると、その下にスペンドールBC-Uの美しい姿からは想像すら出来ないグロテスクなベトベトした状態の真っ黒な瀝青(アスファルト)が10ミリの厚さで貼り付けられている。  キャビネットの振動はこの醜い瀝青がダンプニングしていたのだ。このベトベト粘着する瀝青の剥がし作業はとにかく難かしい大仕事だった。

   吸音材と瀝青ダンプ材を取り去ったエンクロージャは、たった9ミリ厚の合板だけで造られていた。
   バッフル面でさえも薄い9ミリ厚の合板だけだ。
   補強材が全くない箱なのでよく響く、響き過ぎる軽い箱。 
   私にだって簡単に作れる、呆れるほどの薄い9ミリ合板の何の芸もないただの箱。

   響きすぎるこのエンクロージャを、弦楽器の胴体響板にみたてることにした。
      
   エンクロージャの振動抑制,共振点の分散を図るためのブレーシング(力木)をほどほどに取り付ける。  響きを殺さないようにと念じながら。頼りはド素人の感だけ。弦楽器の魂柱をヒントに、エンクロージャの側板、左板と右板との間に注意深く「魂柱」を固定する。

   なんとしてもストラディウ゛ァリウスのように豊かで深く艶やかな音色を奏でてほしいという想い、スピーカーも楽器であるとの想いを「ブレーシング」と「魂柱」に託した。 「ブレーシング」、「魂柱」の素材は針葉樹でとてもよい香りのするヒバ材。 ヒバ材をきれいに仕上げてから丁寧に取り付けた。

   吸音材なしのままで音を出してみる。 凄くよい、この伸びやかで豊かで繊細な音はオリジナルには出せなかった音だ。  期待出きる、しかしキャビネットが響き過ぎる。

   吸音材には音のエネルギーを殺さない和紙、障子紙とする。 障子紙を細い筒状にして各面にびっしりと貼り、試聴を繰り返し和紙筒の量を決める。

   オリジナルのサランネットは厚い目の詰まった生地なので、極薄い生地に貼り変える。 聴くときは、極薄い生地でも、やはりサランネットを外す。 サランネットなしで、ユニットからの音エネルギーを直接に空間に放射し、 活き活きとした臨場感を体験することができるからだ。

   サランネットをはずしたスペンドールBC−Uのバッフル面は、合板の品質が余りにも粗悪、継ぎ接ぎ跡などがあり醜い。 バッフル面を黒く塗装した。塗装を3回繰り返しても合板素地が粗悪なため、綺麗に仕上がらない。

    完了。  外観はオリジナルのままだが、内部は弦楽器の胴体の様に軽快になっている。

         
   
若かったからやっちゃったのです。ただド素人の感だけでこんな無謀なことを、今思うと馬鹿かと思います。

しかし大成功でした。  オリジナルの音にはなかったぞ。この鮮度感、明るく弾む低音、瑞々しい音、美しい磨かれた音、優しくでしゃばらず上品なキメの細やかな音。
  
これが、30年来の永きにわたり使用している愛器スペンドールBC-Uの改造です。

それにしても、このスピーカーキャビネットが、真っ黒なベトベト粘着したアスファルトによってダンブニングされているのを知ったとき、それと薄い合板だけで造られていたことを知らされたとき、呆れ驚ろいたことを今でも思い出します。


「魂柱」
楽器の表裏板に、固定せずにつっかい棒のように入れるのが魂柱であり、
私の「魂柱」は、裏板を開閉するために表裏板にではなく、左右板に内側から木ネジと接着剤で固定している。 
スペンドールBC-Uは縦長で奥行もあり、側板につっかい棒「魂柱」が効果的であるとの感である。

以上は30年前のことですが、改造メモが残っていますので、つい最近のことのように思い出せました。

スピーカーシステムの心臓部 ネットワークは勿論オリジナルのままです。
スピーカー端子は、金メッキのバナナプラグ型に付け替えました。
スピーカースタンドは、スピーカーシステムを乗せてツィーターが耳の高さになるように、針葉樹で自作。
スタンドに取付けたピンにスピーカーがはまって、双方が振動でズレて動かないように工夫してあります。
演奏中のスペンドールBC−U(改)キャビネットのハンパではない振動をもろにスタンドに伝え、
大地に直結した床にグランディングするように工夫しました。

スピーカーセッティングは後ろと横の壁から離した「フリースタンディング」にします。

コサートホールの演奏会から帰り、演目と同じベートーベンの交響曲をBC−U(改)で再生すると、
ホールの空間の豊かな響感がエレガントにリスニングルームに奏でられます。

現在はサンバレーmodel2 SV−310U SV−91BU SV−mini300Uなどのサンバレー真空管キット自作ラインナップにドライブされ、相棒はいつも ムラタES−105Asuonoです。
特にスペンドールBC−U(改)をSV−91Bで、 suonoをSV−mini300Uでドライブ(バイアンプドライブと言うのかな)するときは最高の贅沢です。 
サンバレーさんの製品には、誠にお世話になっています。


その後 バッフル面にお化粧板を工作して取り付けました やはり綺麗なスピーカーで 美しい音楽を聴きたいものです (2012年2月13-14日に工作しています)
http://blogs.yahoo.co.jp/kisokyoku459/1609314.html


始めまして BCU愛用者64歳、東京住まいです。

私はBCUのオリジナル吸音材を取り去りました。スポンジを剥がそうとしたら、その下にアスファルトが1cmくらい張り付けられ、なかなか取り去る事が出来ませんでしたが、吸音材なしのBCUは、ビックリするほど軽快な音でしたが、余りに響き過ぎます。新たにバッフル・側板・裏板などに補強材と、和紙を工夫した吸音材を入れました。何度も試聴しては補正を繰り返して完成した新BCUはオリジナルとは全く別のフレッシュな英国の音を奏でています。

スポンジとアスファルトの吸音材には呆れました。音の勢いエネルギーを殺してしまいます。

薄い9ミリ板厚のキャビネットも疑問ですがスタイルは好みです。またサランネットも厚くて音を殺し、外した姿も惨めで寂しい姿なので、極薄い布に張替え、それもユニットの影が布越しに綺麗になるように工夫し、もう25年も愛用しています。一生手放せません。

アンプはサンバレーSV−310,SV−91B他を愛用。スピーカーは他にも所有し、曲や気分で切換ます。

2009/12/17(木) 午後 8:07 [ kiki ]
http://blogs.yahoo.co.jp/nao_torachan/57159685.html


SV-310III
形式:トランス出力プリアンプ
使用真空管:LM310A*2,GD/5U4G*1 (LM310Aは曙光製別注品【国内当社専売品】)
http://www.kit-ya.jp/product_info.php?cPath=86_87&products_id=668


SV-91BIII
形式:300Bシングルパワーアンプ
※使用トランスは全て橋本電気製
使用真空管:LM310A*4, Prime300Bver.4*2, GD/274B
定格出力:10W+10W(8Ω、THD:10%)
サイズ(突起部・球含む):W400×D300×H220 , 重量kg:23kg
http://www.kit-ya.jp/product_info.php?cPath=86_87&products_id=667


要するに、10W のアンプではBCUを鳴らすのは無理だというだけでしょうね。


________________


3) ほんのちょっとした事でもBCUの音ではなくなってしまう


399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 04:44:00 ID:uQhrbNBG

余談ですが、息子のわたしもBC2の音が忘れられず、オークションで89年製のBC2を大事に保管していたと称するマニアから落札とたところ、説明どおりの超美個体。

おー。当たりだったと喜んで音ををだしてびっくり。

「なんだこれ?この寝ぼけた音は・・」

家で鳴っていた すかっと抜けた音とほど遠いこもった音でがっかり。ツイーターでも壊れてるのかとテストCDをかけるがちゃんと音が出ている。こんな音だったかなぁと途方にくれ、念のため売主のメールを確認すると、なになに・・?

「使用頻度は1週間に1回小さく音を出す程度、定期的にチークオイルを塗って美観を維持しておりました・・」

チークオイル?家具と間違えてんじゃ・・?
とりあえずセーム皮でオイルをふき取り、乾燥させること・・しばし。
ようやく聴きなれた音が鳴りはじめました。
楽器に変なもの塗るなよ!!(怒)


400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 07:10:43 ID:gJ4wNtyo

Ls3/5aの英語取説にはキャビネットはチークオイル等で手入れしろって書いてありましたから
あながち間違いではないのでは?


404 :398 399:2009/03/31(火) 00:13:34 ID:zDKpRv0S
>>400
そうでしょうね。と言ったらあんなこと書き散らして無責任な、と怒られそうですがw
あくまで我が家でのはなしですが、湿気が楽器やこの種の箱が唄うスピーカーに及ぼす影響が大きいことは経験しております。ピアノの響きは、気候によって大きく違いますし、スピーカーもそうでした。湿度40%以下が最適。ヨーロッパでは湿度30%なんて珍しくないようですね。 私は願い下げですが・・。

湿度とオイルを一緒にできるかどうかわかりませんが、ピアノをシリコンクロスで拭くと途端に音がぼけたという経験もありますので、表面にごく薄い皮膜が形成されるだけでも無視できない影響があるのではないかと思います。

別に痛めるわけではないので、一度だまされたと思ってスピーカー表面(背面や底面も)を柔らかいクロスでよく拭いて音を比較してみてください。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1151035118/


260 名前:パルジファル 投稿日: 2005/11/08(火) 13:15:25 [ cf01.pref.okayama.jp ]

 昔憧れたスピーカー、スペンドールBCUに昨晩出会った。

 四半世紀前に聴いて以来ずっと憧れだった。 その時は、ハーベスHLと比較試聴したが、どちらも箱の響きを上手く活かした柔らかい音で、小音量で聴くクラシック音楽に惚れ込んだものだ。

 ハーベスは2ウエイ、スペンドールは3ウエイ・・・というか2ウエイ+スーパーツイーターの構成からか、スペンドールの方がより広がり感があり好ましいものだった。

 今回は幸いにもハーベス(HLコンパクト7)も試聴できたので、25年前の記憶が更に鮮明によみがえるようだ。 新しいハーベスはウーハーコーンにアルミが含有されており、昔よりも中域に張りがあり低音のキレもよくなった様子。がしかし、低音の柔らかく豊かな感じはこのタイプ特有のものがある。

 しかし、肝心のBCUを聴くと・・・えらくメリハリよくツイーターの音がシャープ。思わず、

「これは、BCUじゃないね。」

と言ってしまった。 聴くところによると、このBCUは、専門店で一度分解〜調整〜組み立て直されたという。

 スピーカなんてものはネジの締まり具合でその鳴り方も大きく異なるもの。おおかた、ネジの締めすぎがシャープ過ぎる音の原因だろう。 自分にもう少し余裕があれば・・・自室で(ネジを適度にゆるめて)柔らかく鳴らせばどんなに幸せだろう・・・と、叶わぬ思いを抱きながらその場を去りましたよ。
http://blogs.yahoo.co.jp/nao_torachan/57159685.html
復刻版のBCUはツイーターがオリジナルと違いますから、復刻版を聴いたのかも知れませんね。


______

4) BCUを鳴らすのは難しい


91 : 89 : 2009/01/04(日) 10:13:53 ID:KYy3treG [1/1回発言]

BCIIのマニュアルには置き方によって、聴取位置での周波数特性の乱れが起きることをグラフ入りで詳しく 説明しています。「壁や床から離せ」というのが基本です。

これを受けた今井商事(当時の代理店)の説明書では

「ウーファーと床、壁面との距離が各々等しいような場所に設置しますと、スピーカーからの直接音と壁からの反射音が干渉し合って、周波数特性を大きく凹凸にする恐れがあります。」

との記述がありました。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/

15 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/11(土) 09:41:40 ID:X1T6dtQY [1/1回発言]

うちのBCUは、買ってから20年たって、ようやく本格的に鳴るようになってきた。
なんせ1〜2週間に1回、2〜3時間しか鳴らさないから。

セッティングで気をつけてるのは、底板からの低音をいかに殺さずに響かせるか。
トロリーのついた純正スタンドは確かにいいけど、ちょっと背が低すぎて、デッドな日本の部屋では低域が緩んだり逆に不足したりしてしまう。

このへんは、石やフローリング(というより角材)の床と畳やベニアの床という住宅事情の相違なのかも。部屋の広さや天井高、壁の材質なんかの違いも大きそうだ。

あと、部屋の乾燥具合で音がぜんぜん違う。これにはもっと早く気がついていれば 良かった。という独り言
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/

今回入手して、スターリング用にも使え、たいへん重宝しているビクターのスタンドに乗せ換えると、張り替えた黒のサランネットも調和して、美しく決まります。高さが増して床からの反射が減り、足元ががっちりした分、音が整理されて、一二歩、現代オーディオに近づきました。持ち味であるスーパーツィーターの繊細な高域表現はそのまま生きていて、悪くないバランスです。

元のスチールパイプの台だと、床に近づく分スケール雄大で、オーケストラ向きにたっぷりと鳴る印象になります。底面の2点と背面上部の2点が支点になり、発売当時何度か聴いている純正の台より、いっそうフリーな感じです。

ハーベスのHLコンパクトの純正スタンドも細い木枠のような構造ですが、このタイプのスピーカーは高剛性追求より、きれいに振動させるというのが本来の音なのでしょう。同じスピーカーでも2パターンの音を出せることが確認できました。

新スタンドでの現状で高さ930mm。高さがわずかに耳の位置より低いので、人工大理石のインシュレーターで仰角を与えると、明るさとキレが向上。キレといっても、間もなく40年目を迎えようかというスピーカーなので、刺激感はまったくありません。(ヘタっているという見方もできますが。(^^; )

印象を変えたBCUは、新しいスピーカーを手に入れたような新鮮な喜びをもたらします。オーディオというのは、いくらでもやることがあるということですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/52070773.html


どうもBCUのあの独特の艶のある高域が、歪に変化してきます。 心地よさが、反対に気になり、心地悪くなってくるのです。 はやり歪んでいるのだと思います。 それで、もうかなり古いスピーカーですので、内部配線を交換することにしました。

 オーディオの部材の中で、ケーブルは安価なものでも、かなり進化していると、先日インターナショナルオーディオショーで評論家の方が言っていましたので、それではちょっと試してみるか、と思い交換しました。

 それも、スーパーツイーター、高域、低域 それからネットワークからスピーカー端子までの4箇所を全て一度に変えるのではなく、面倒でも一つづつ交換しました。

 高域だけの場合は、あまり変わりません。もう少し独特の艶が消えるのかと思っていましたが、そのようなことにはなりませんでした。

 もしかすると、これはスーパーツイーターではなく、ツイーターが悪さをしているのだと思い、次にこれを交換しました。 少し高域に透明度が出て、良くなった感じがします。 間違いなく少しは良くなったのでしょうが、基本的な鳴り方に変わりはありませんでした。

 これは困ったという感じです。

  ネットワークに問題があるのでは?という次のことが見えてきました。

  しかし、低域も変えてみる価値はありそうですので、やってみました。

  これが驚くことに一番の変化になりました。低域の解像度がよくなったのは当然ですが、全ての繋がりが良くなり、高域の艶というか、歪みが少しはありますが、以前とは比べ物にならないくらいに全体観の雰囲気のグレードがあがりました。

  それから最後、ネットワークからスピーカー端子まてのところを交換しました。これも思った以上に空気感がアップしました。 奥行き感も以前よりかなり出るようになりました。奥行き感はあまり期待していなかったのですが、期待以上で、シンフォニーのホールトーンも少しは感じれるようになりました。

   今回の一番の成果は、各ユニット間の繋がりがよくなることで、音がなめらかになったことが一番です。それが高域の歪を低減させたことと大いに繋がりがありそうです。これを一週間聴きこんでも、いやな音が耳につかなくなったらそれは本物でしょう。

  ちなみにスピーカーの内部配線用のケーブルはモンスターケーブルです。

  メーター2,000円台のものです。3mでちょうど交換できしまた。 買値で6,000円弱でこれだけ良くなるのですから、試してみる価値はあります。

http://blogs.yahoo.co.jp/nao_torachan/57159685.html

514名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/01/23 00:03:48 ID:MyhtLNfJ(1)

SPENDOR BCIIだけど、ソルボセインをステンレスでサンドイッチしたインシュの上にセラボールを4点支持でいれている。黒檀も含めいろいろ試してみたけど、箱鳴りを生かすには、いまのところこれがよいと思っている。
なお、ベースは高さ20センチの合板の台を使用。
http://desktop2ch.net/pav/1241957934/


453 :カラジャン:2011/11/03(木) 17:44:11.45 ID:E4oexGma

BCUを購入したのは平成12年9月。
仕事で単身赴任していたアパートでメインスピーカーとして使用。
転勤で自宅に戻ってきたて、マーチンローガンSL-3のサブとなり、SL-3を売却してメインに復帰したのが今年の9月24日。 最終的なセッティングが決まったのが昨日11月5日ですから、かなりの時間を割いて決まったことになります。
特に重視したのは、生演奏の雰囲気をどこまで引き出せるかです。 だから、厳しい音も出てもらわなくてはいけない。
これまで聞いてきた経験から、BCUなら可能だと確信しました。 ただ耳障りの良い音を良しとしません。 保守的な聴き方はせず、BCUの限界点を引き出だせるよう心がけました。


スーパーウーハーを探していたのですが、ヤフオクにて購入、¥5250−。
本日、デンオン(デノン)のスーパーウーハー、DSW-101(15センチユニット×2、周波数特性20Hz〜200Hz、アンプ内蔵55W)が到着し、セッティングしました。

ウエイトとして乗せるTGメタル FG-10(純鉛12Kg)はまだ到着していません。
様々なジャンルのCDをかけて、レヴェルのセッティング中です。
設置場所は、パワーアンプを後ろに下げて、リスニングポジション中央にあえて横倒しで設置。
クロスオーバー周波数50Hz、暫定レヴェルは時計の短針で言う12時半。
重低音の支えがあると、やはり立派に聞こえますね〜。

このBCUの設置角度をいろいろと試してみた。
まっすぐに向けると、ステージが広々とし、中ぬけもしないのは流石だが、高音の落ち込みが気になる。
リスニングポジションに向かって角度を内側に向けると、凝縮感は出るが、ステージが小さく感じられ、広々としたスケールもダウン。
そこで、その中間の角度にすると、これがちょうどよい。 ステージも広いし、凝縮感もある。
これに、前面のバッフル面下に防振ゴムを敷き仰角を付け、スピーカー1本につき天板にTGメタルの2.5Kg×2本をウエイトとして置いている。 どんのように設置されてますか?
これが最終設定。

スピーカーBCUをやや内向きに変更し天板にTGメタル2.5Kgを2本、スーパーウーハーの上にはTGメタルのインゴット(純鉛)12kgを設置。
スーパーウーハーのボリューム位置は12時半とした。
BCUを、ややうち向けに設置することで、密度感UP。
TGメタルを置くことで、再生音の安定・・特に低音に置いて顕著。
スーパーウーハも同様にTGメタルを置くことで、安定感を獲得。
大きな再生音に置いて、効果を発揮している。
http://fx-pininfarina.seesaa.net/


496 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/07(月) 18:17:45.28 ID:GQxJFv+B

涙なくては見ておれん。 ちなみに、泣き所はみっつ。

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/06(日) 17:16:17.25 ID:ERFYFs+V
いいと思っている人を、BCU原理主義者が虐めるスレはここですか?


499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/10(木) 20:08:16.25 ID:Ed9r1MZR

使い方を残念に思ってるだけで、別に誰も批判してないと思いますよ。
ガチガチに固めるなら別のスピーカーでしょ?
と思っても敢えて言わない。 ご自分のものだからご勝手にということで・・

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/11(金) 07:45:08.83 ID:O2/5UTJa

「虐められる方にも問題がある」
悲しいけど、私にも分かった。


517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/12(土) 21:34:09.22 ID:83oTwJ03

方向は違ってもスペンを愛する仲間 仲良くしませう 
他の方の鳴らし方に興味があります 

うちはインシュレーターはアルミナ焼成の振動開放系かなぁ
bcA純正の鉄ローリー足に鉛極小球を詰めて使ってます。
低重心になり安定が良くて地震対策にも一石二鳥

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/13(日) 13:35:04.64 ID:+nMtufQ2
>>517
台がしっかりとしていると、木の響きが引き立ちますね。
うまい使い方だと思います。

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/13(日) 16:11:55.35 ID:Zd8FDvqy
>>517
専用足は底板の響きを活かす優れた足だと思います。
ハーベスにも同じような考えの専用の木製脚がありますよね

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/13(日) 16:29:07.50 ID:NKCj+j8z

TGメタルから急に木の響きに変わったw

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/13(日) 21:00:58.49 ID:+nMtufQ2

TGメタルを設置したのは、木の響きを引き出すためです。
見た目で判断してはいけません。

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/14(月) 17:14:03.20 ID:cA5tUP6R

昔某スレで見かけた積層ドーナツ盤(T=30mm以上)をスピーカーの下に敷くというの効くよ
100hz以下が綺麗に無理なく出る


526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/14(月) 20:10:00.42 ID:BydP0TiP

BCUの台として、ハーベースの木製脚を使用しています。
直に置くとベッタリと着いて、底部の木の響きが損なわれますので、フロント面には防振ゴムを2個、裏側はベルベット状の生地を小さく切って2箇所置き、四隅で支えて底部を浮かしています。

ハーベースの台は、スピーカーを揺するとぐらつくほど”やわ”です。
防振ゴムとベルベット生地でさらにソフトランディングしていますので、これらを密着させ、スピーカーから発せられるエネルギーをしっかりと出して、BCUのキャビネットの木の響きを引き出すために、TGメタルをスピーカー1本につき2.5Kg×2本を防振ゴムで四隅で抑えています。
いろいろ試しましたが、この方法が、一番スピーカーの響きが美しかったです。
なんとかとハサミは使いよう。
TGメタルを使っているからといって、ガチに固めているのではありません。
要は、使い方、テクニックの問題です。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/14(金) 00:39:06 ID:RKlxeUIO

CM1の音聴いて、もうBCUは過去のスピーカーだと思った。
その後アンプとセッティングを変えたら、やはりBCUのほうがいいと思った。
でもそこまでいくのに200万かかった

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/20(木) 00:41:15 ID:SQDWDB3M

あえていうなら振動開放と電気的歪みの排除がミソ。
べつにspenにかぎったことではないですが


66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/21(金) 18:06:33 ID:ZoJeE6xm

定在波対策で、いまどきのスピーカー真っ青のハイハイに化ける


49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/21(火) 23:18:26 ID:FdfJb6U+

BCU使っているけど、インシュをセラボールにして、250Wの強力なパワーアンプを奢ったら
解像度がぐんと上がり、締まった低音が出てきて、現代的なスピーカーに変身した。

スーパーツィーターつき3WAYは、古いからといってあなどれない能力がある。
これが10万以下なんて安い。


64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/20(木) 22:13:14 ID:B03EbId8
>>63
そうですね。
ceraballやserapucなどの定評のあるインシュで4点支持するだけでずいぶんちがいますね。
(いままで、制振ゴム、木片各種、e.t.cといろいろ試してみました)

あと能率が低いので、パワーアンプを強力なものを使うと、音の鮮度がよくなります。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/


3. 中川隆[6674] koaQ7Jey 2017年2月12日 17:58:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7134]

6. BCIIと他のスピーカとの比較


1) JBL、アルテック と スペンドールBCU


「このBCUは、ちょっと他に類をみないほどの、気品とみずみずしさの魅力を備えていると思います。これほどみずみずしい音を聴かせてくれるスピーカーは、高価格帯のものにもほとんど見当たらないほどです。

私は自宅で、もう何十年にも渡ってあれこれ苦労して鳴らしこんできたJBLの大きな3ウェイのシステムを置いていますが、その点では残念ながらこのBCUにかなわないんですよ(笑)
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/40174404.html


20世紀を代表するSPといえば、JBL 4343という人が多いと思うが、クラシックファンなら KEF 104AB や SPENDOR BCU をあげる人もいると思う。いくら 4343 が素晴らしくても、音色の美しさではこの二つにはかなわないだろう。

 私が試聴した限りではどちらも美しい音には違いないが、KEF はオールラウンドでオーケストラも何とか鳴るが、BCU は小編成向きだと思う。

KEF は大きな音で低音を鳴らすと、下のドロンコーンがバタバタいって音が濁った。おまけにトゥイーターについているヒューズがよく切れたので、怖くて大きい音で鳴らせなかった。
 
SPENDOR BCUはソロ楽器から弦楽合奏くらいの室内楽を聴くためのSPだと思う。

KEF はまだJAZZでも上品に鳴るが、BCU はダメだ。ハイハットの音なんかショボくてつまらない。

特殊なSPだが弦楽器を再現させたら今でも史上最高だと思っている。BCUを手放してから何年か後に、その音を求めて HARBETH LS3/5A を買ったが、BCUより小さい分、奥行きと余韻が出ない。BCUの方が少々暗めだが艶やかで甘い音がしていた。
http://www.dolcecane.com/opera/kaikoroku%20104.html

うちの近所の、日頃何にもないリサイクルショップに行ったら、あったんですスペンドールBCU。
別に何の思い入れがあったわけではないのだが、当時スタンド付きで30万はしたこのSPが、¥23800円。
いくら何でもかわいそうになって引き取ってきたのでした。期待もせずに。

わしらはいま小金はあるのでこういう愚挙にはいとまがないのである。

そんで空いていたテクニクスにつないで音を出したらビツクリクリビツ。

私は驚いた。今まで作った真空管アンプとアルテック604の組み合わせはなんだったの?。
NYPとメータのマーラー#5、別に録音がいいと思っていなかったのに、すごいすごい。はじめて家で弦バスセクションの存在を明確に聴き取ることができた。
http://herosia.blog.so-net.ne.jp/2005-08-13


_____________


2) タンノイ と スペンドールBCU

タンノイ BerkeleyUをしばらくの間 スペンドールBCUと併用した。

38cmユニットの威力で、低音は良く出たが、ボックスの奥行きが浅いせいか、音場の深さ(奥行き)に乏しい印象で、本当には満足できなかった。

弦楽器の高音の繊細な衣擦れ感もスペンドールBCUに及ばなかった。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/56818396.html


BCUは元々が、BC-1というBBCモニター機を民生用にマイナーチェンジしたものなので、柔らかな中にも優れた分解能を見せます。こりゃ、B&Wは要らないな〜という感想。

女性ヴォーカルは繊細に艶めいて、どこか厳格なスターリングより、こちらで聴きたくなります。ホールトーンの余韻はきめ細かく散乱して消えていきます。

反面、音量を絞ると明瞭さはやや後退。深夜モードでも音が立っているスターリングに一歩ゆずります。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/52070773.html

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 21:31:40 ID:6YDyLcKW

タンノイVLZモニ金(まあ、赤ってそう無いだろうから)そんなに究極なのか?

漏れの20年選手スペンドールBC-Uは、弦ではこれを超える音を聴いたことがない。
NHK-FMのベストオブクラシックなど背筋ゾクゾク。
少なくとも漏れにはウェスタンの電磁コイル型やジーメンスの同軸とかの上を行く。
といってポップ系の打ち物がダメって訳でもない。ロンドンウェスタンのスーパーツィーター積んでるせいかハイハット抜け切ってるし、MISIAやノラ・ジョーンズも艶やかに逝ける。ただし音像は肥大気味w

でもVLZも昔から気になっている。VLZはBCUとどう違うのか、漏れは満足できるだろうか?マジレスを頼〜む。


380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 09:25:47 ID:r0XQlGQE

マジレ酢するけど。
Vlzなんて、BCUの足元にもおよばない。
今が幸せなら、そのまま行くが吉。


ほんとに、マジレ酢すると。 半信半疑で買わないでくれ。
ただれさえも、良い個体が激減中。
VLzは、すでに何かのめぐり合いで入手するもの
だれかに進められて、ましてや2chで聞いて買うSPではないよ。

それでなくても、馬鹿が鹿皮張って取り返しのつかない固体を最近良く見る・・・・
これは>379氏とは関係ないけどね。 チラ裏御免


382 :379 :2009/03/27(金) 01:14:06 ID:p+bZ0TJL

購入時にイートンとも比較したが、中音域の特に木管楽器が明るくて良い響きと、微弱音が綺麗だった以外は、低域の締り、高域の抜け、特に打楽器のアタック感などBC-Uが上だった。

だがHPD搭載のイートンじゃVLZとは似ても似つかんと言うし。ティアック箱というのも全然違うだろ。
それにタイコ持ち評論家なんかよりちゃねらーには少ないが信用できる人もいるし。 そこんとこヨロシク。


384 :380:2009/03/27(金) 11:57:56 ID:2jULEJiF

イートンとBCUは所有歴なし、中古屋でBCUは購入するか迷った事あり。
MGのVlzとHPD295のVlz Chevening どちらもオリジナル箱入り現有。 

並べて聴いたわけではないのと、BCUは制作期間が長いので何時の物か不明という前提で・・・

BCUの高域は私には合わなかった。あと聴く位置(高さ)がVlzより限定される感があった。 
これは視覚的影響もあるかも。

イートンとHPD入りVlzは比較的近いかもしれないが、MG入りはやはり違うよ。   
ただしいずれも「オリジナル箱」でのお話。
社外箱については、良いとも悪いとも言えない。その箱を聴いたわけではないので・・・
SPENDORもよいSPなので、わざわざVlzに浮気せず、我が道を行けばいかが?


396 :379:2009/03/29(日) 22:58:24 ID:BL1nleud
>>384
パチモン国産箱とは進工舎とかユートピアのこと?
多分VlzオリジナルはBCUと同じような樺材+米松だろう。

一度BCUのウーハー取外して国産中級システムのMDF箱に入れたらまるで死んだ音だった。


386 :341:2009/03/28(土) 09:22:11 ID:VJqbfNzU
>>379
現有レベル差の有る国産箱VLZは、37年前友人の結婚祝いに用意したもの。
それまで彼はワーフデールのスーパー8を使用していた。
しばらくVLZで悩んでいたらしく数年後選んだのがBCUだった。
以上、俺の評価では無いのだが。


388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 12:20:00 ID:aioYTMJ9

ここで言ってしまうとなんだかだが、IIILZなんてパチもんいかないで、ちゃんとコーナーヨーク行こうね。15インチのMG/MRはIIILZなんかとは別次元だよ。

BCIIからアップグレードするなら、12インチか、15インチ以上を御勧めする。


396 :379:2009/03/29(日) 22:58:24 ID:BL1nleud

>>388
アーデンも聴いたけど男性アナウンサーの声が低域と高域に分離して聞こえる。
ボーカル聴く漏れにはこれがダメ。JBL4344もエクス3401とか15インチはみんなそう。
いつも小音量だからスピーカーに音像が貼りつくのもNGだな。
低中域のスケールは小さいし、コセコセした音になるがBC-Uやイートンにはこれがない。
つながりが良いんだな。


390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 14:42:30 ID:aioYTMJ9

IIILZは、普及用廉価版ってこと。値段が格安+小口径ってこと。
10インチユニットはちょっとね・・・・。

確かに、IIILZのキャビネット(エンクロージャ)に12インチが入ってるものもあるにはるのですけど、あの小さい箱に12インチ
というと、音はどうだろうか?

IIILZだと、BCIIからのステップアップにはなりそうにないよね。


391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 15:00:15 ID:BGE0v/H9

大口径コーンと小さいラッパの同軸タンノイの特徴
ゆるゆるだぶだぶ低音
もこもこ不明瞭中音
キンキンギラギラ高音


398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 04:07:22 ID:uQhrbNBG
むー
3LZスレでBC2讃を聞こうとは・・。
うちの親父は、30年前、3LZからBC2に買いなおしたから、BC2でいいんでないですか。
因みにBC2が逝った後は、B&W聴いてますよ。

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 23:03:35 ID:gopBemHU
>>398
うむ。'50年代イギリス最大のレコード会社デッカとEMIのモニタはコーナーヨーク
(銀15インチ)だったが、
ネ申プロデューサー
デッカのジョン・カルショー、EMIのウォルター・レッグ共にタンノイにダメ出し。
解像力の甘さ、ステージ奥行きの表現力の不足、パワーを入れるとすぐサチる当りらしい。
その後EMIはレッグの命令で複合楕円コーンのDLS529などを自社開発し、
デッカはBBCモニターを導入した。その直系がBCUであり、その後B&Wはデッカに正式採用。
これらはタンノイの欠点がほぼ解消されていたのだ。


404 :398 399:2009/03/31(火) 00:13:34 ID:zDKpRv0S
>>402
ああ。むべなるかなですね。3lz〜bc2〜B&Wの方向でどんどんにじみが無くなって行った記憶があります。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1151035118/

______________


3) ハーベス と スペンドールBCU


33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/27(土) 13:27:42 ID:YZm72goV

今ハーベス使ってるんだけど、スペンドールの音ってザックリ言って、
ハーベスが春夏だとしたら、スペンドールは秋冬というイメージでOK?
何かもう少しウォームな方向に持っていきたいんだよね
アンプはMFかQUAD。


35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/28(日) 08:30:29 ID:OxcDp65K

ハーベスも、どのモデルのことを言っているのかは不明ですが、現行のHLーコンパクトはけっこう温度感は低いですよ、初代に比べて。
箱鳴りは相変わらずですが。自分が聞いたときは、スペンの方がホットでしたので、2/3R2を買ったことがあります。真空管アンプが合っているのでは?


55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/28(火) 17:21:37 ID:4tvxplbU

この先生き残るのはスペン?それともハーベス?
ま、BCUとHL−4両方持っているからどうでも良いが。


86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/04(金) 23:00:52 ID:ag1kUefd

ハーベスももちろん非常に良質なSPですよ。
でも、奏でる音の場全体にオレンジ色のような色彩が付いてしまい、特に極地的な瞬間を持つ曲を聴くと違和感を覚える。

スペンは比較すると確かに少し鈍い。 ただ、音の場の色彩的な偏りはずっと少ないので、傾向として似たもの同士だけど、ハーベスではなくスペンを選んで使っている。


88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/04(金) 23:10:31 ID:3GBi9BA7
>>86
オレンジ色かどうかはともかく、言わんとしていることはよくわかる。
全体的に豊潤で、まろやかな音。
一方、スペンは「くすんだ音」とよく言われるけど、ハーベスに比べると、音はピュアというか澄んでいるように聞こえる。 どちらも味のある良い音だと思う。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/

558名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日:2010/02/19 07:55:35 ID:hAWrw1Rh(2)
BCUはHL Compactとくらべてどうよ?


559名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/02/19 20:55:04 ID:SdZ3Wuu7(1)

ちょいすっきりで、深い。
http://desktop2ch.net/pav/1241957934/


350 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/11/04(火) 14:32:59 ID:MdQtEv4/
無印コンパクトとSPENDOR BC2持ってる。
BC2は上品で音が柔らかいよ。
これはこれで良いスピーカー。
http://unkar.org/r/pav/1223102523


296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 00:46:53 ID:1yhup42O

ハーベスのHLとスペンのBCUを持っています。
HL:暖色系 肉付きの良さ
BCU:寒色系 切れ味良し
甲乙付け難し。


141 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/02/04(水) 11:03:52 ID:xRY4KtVB [1/1回発言]
ハーベスは中高域が華やかななだけって印象深みはないね
スペンドールはバランスが良くて深みがある。
聴き比べたらハッキリ好みがでるんじゃないかなあ、でも店頭効果はハーベスの方が意識してる感じがする。


922 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/13(月) 01:41:37 ID:EoBQ9cqH [1/1回発言]

あたたかな音のハーベスよりも翳りを表現するスペンドールの方が好き


926 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/14(火) 00:19:35 ID:102yOVyg [1/1回発言]

ハーベスは、ピアノでも弦でも肉声でもまろやかな音で余韻がたなびくが、
スペンはあまりに素っ気無く、様々な音のコントラストがはっきり聴こえる感じ。
それが明るいハーベス、翳りのあるスペンという表現になるのでは。


927 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/14(火) 02:09:45 ID:t8QBYyvi [1/1回発言]

ところが弦の美しさは天下一品ときたもんだ。悲しみの表現は素晴らしいよ。
S3/5,SP3/1P,SP2/3R2持ってる俺の感想。


928 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/14(火) 09:48:58 ID:jAK6pRRw [1/1回発言]
同感。
小音量でバロック聴いてて通奏低音の中にまぎれているリュートの音がはっきり聞こえる。 ピアノは苦手と言ってもギーゼキングやハスキルの古いMONO録音が典雅に鳴ってくれるし、イーグルスもしっとり聞ける。


930 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/15(水) 00:22:18 ID:agvL2ZJK [1/2回発言]

密閉型3/5がこれまたいい。空気に溶け込んでいくかのような女性ボーカルが素敵。
これできくとしんみり泣けます。


932 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/15(水) 20:48:26 ID:agvL2ZJK [2/2回発言]

スペンドールで聴くピアノの音はダイヤのきらめきではなくて、真珠のそれだと誰かが言っていたのを思い出し、たしかにそうかと。


929 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/14(火) 12:17:46 ID:VzePN/kd [1/1回発言]

SP3/1R2所有
購入時にハーベスとじっくり比較検討しました。 上記レスには全く同感ですね。

ロッシーニの「弦楽ソナタ」、これはハーベスの方が良いと思いました。
でも、モーツァルト晩年の作品に漂う陽気な悲しさ、 シュトラウスが超絶技巧で隠蔽した滅びへの恐れ、
これはスペンの方がひしひしと感じられました。

あと、もう一つの大きな購入理由はサイズですね。 ハーベスにはなぜかこのサイズのSPがありません。


950 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/25(土) 08:40:17 ID:H3FI7kct [2/3回発言]

スペンドールはちょっと曇った詰まったような音がする。

鋼製スタンドにスパイク前一点後ろ二点で内振りにセットし、ニアで聴いてみてごらん。
完全にスピーカーから音が分離して目の前に小さなステージが見事に展開する。

ちょっと曇った音が優しい包み込むような表現をすることも理解できるはず。

ハーベスの高音は嫌に耳につくことがあるけど、スペンはそれがない。
この良さは実際に目の前で聴いているものにしか分からないだろうなあ。


933 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/15(水) 23:44:15 ID:XljaeOXV [1/1回発言]

音量を上げて聴くと、スペンドールは実力を発揮することを3年前に発見した。
かなりお勧めですよー


934 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/09/16(木) 03:52:52 ID:eSECQFuV [1/1回発言]

すかっと鳴るよね。あと湿度40%以下にすると尚よろしい

http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


ハーベス Hlモニター MKV がやって来ました。1990年前後の商品のようです。

楽しみにしていた音出し確認です。スペンドールBC‐Uを持っていますので違いがどの辺になるのかを非常に楽しみにしていました。SPのサイズがほとんどBC‐Uと変わりません。

出てきたサウンドは非常によく似たものでした。ただこちらの方が低域の量感が豊かで高域はそんなには伸びていないようです。

でもオリジナルのBC‐Uよりは数段上をいく音質と思います。音のバランスが良い。


本日ハーベス HLモニター Mk‐VのTrail仕様化が完了しました。このSPはうまく箱鳴りを利用している為か低音の量感が非常に多いです。オリジナルの状態なら文句なくBC‐Uより聴きやすいバランスと音数をしています。

ただ、オリジナルの状態ではユニットの潜在能力を出し切っているとは言えないので、Trail仕様にして聴き比べたいと思っています。ユニットが少ない分配線もネットワークもシンプルで改造しやすいと思ったのですが、ネットワークの配線の取り出しが非常に細く、ひと工夫致しました。これでしっかりした端子受けを作り「化け物ケーブル」で内部配線を完了しました。

内部配線を交換してまず最初に感じたのは「非常に澄み切ったキレとヌケのあるサウンド」になったと感じました。シンバルの打音も余韻まできちんと出せるようになっています。音数はオリジナルとは比べ物にならないほど増えています。やっと鳴らし始めですのでまだ本来の性能は出ていないと思います。これから2週間くらいはじっくりと可愛がってあげないと「良いサウンド」は出してくれません。

個人的にはBC-Uの高域の「艶」とバランスの方を好みますね。ハーベスは可もなく不可もなくの「音色」でBC-Uの様な「トピック」がない様に思います。ユニットが少ない分お金もかかっていないように感じます。

ハーベスはソースに低音が入っていなくても鳴っているような?それに対してBC-Uはソースの情報に正確に反応していて、低音が入っていれば即座に反応し、入っていなければ出てこない。SPとしての「つくり」は文句なしにBC-Uの方が上ですね。


ハーベスのチューニングですが、基本的に障る処は有りませんが不満なのは「低域の過大な量感とゆるい音」ですので、ここは吸音材を使って対策するしかありません。ウーハー部分が隠れるくらいの吸音材をダクトから入れて完了。
たったこれだけで「締まった低音」になり、かなり満足いく質感になりました。低域の量感が減少したため奥まっていた高域とのつながりやバランスも良くなり、個人的には一応使える範疇に調整できました。
同じハーベスを持って居られる方が聴いたら、音の粒立ちは繊細でいてスケール感が大きく、高域の伸びも一回り伸びていますので「別物」のSPに聴こえることでしょう。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/08/hlmk_85c6.html


12 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/10(金) 21:50:05 ID:9x1RrI3E [1/2回発言]

昔、BCIIとHarbethのHL(HLIII)で迷ったあげく、HLを購入したオサーンですよ。
その後SP2/3と、SP3/1Pも入手。
ほかにもフロアタイプの大型機を含めていろいろ使ったんですが、
結局HarbethとSpendorに帰ってきます。


13 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/10(金) 22:04:51 ID:s8xdqrgU [1/1回発言]
>>12
それは一生の不覚でしたね、BCUを選べなかったのは。


14 : 12 : 2008/10/10(金) 22:55:07 ID:9x1RrI3E [2/2回発言] そう言われるとつらいw

当時はオペラばっかり聴いていて、それでHLにしたんですよ。
もちろん、BCIIのオペラがダメだと言うわけじゃないんですが、女声などちょっと可愛くなりすぎてしまうと思えたんですね。
いまはSpendorでは室内楽中心に聴いています。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/

260 名前:パルジファル 投稿日: 2005/11/08(火) 13:15:25 [ cf01.pref.okayama.jp ]

 昔憧れたスピーカー、スペンドールBCUに昨晩出会った。

 四半世紀前に聴いて以来ずっと憧れだった。その時は、ハーベスHLと比較試聴したが、どちらも箱の響きを上手く活かした柔らかい音で、小音量で聴くクラシック音楽に惚れ込んだものだ。

 ハーベスは2ウエイ、スペンドールは3ウエイ・・・というか2ウエイ+スーパーツイーターの構成からか、スペンドールの方がより広がり感があり好ましいものだった。

__________


913 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 22:48:28 ID:JZXTIlJq

ハーベスは、スペンドールと比べるとぱっと聴きにはいいが よく聴くとちゃらちゃらしてて深みに乏しい飽きる音
かといって805ほど研ぎ澄まされた感触もない


916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/06(月) 23:17:47 ID:e5q3lwZG

スペンドールはたしかに深く陰りのある音がするが、ほとんどクラシック専門SP。
ハーベスは、オールラウンドプレーヤー。
クラシックはもちろん、JAZZもロックもいける。特にボーカルは女声、男声問わず絶品。

805はどのモデルを指してるのか知らないけど、どのモデルも共通して明晰だけど腰高。
ダイヤモンドツイータ搭載モデルと比べると、高域に独特のキツさと繊細感がある。
805とES3ならES3を選ぶね。

と、802Dユーザーでもある俺が言ってみる。
疲れてる時は、802Dは聴く気にならないんだよなあ。そういう時はやっぱHarbeth。


919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 00:10:06 ID:rcWiu7z0

>ハーベスはオールラウンドプレーヤー。
丸3年くらい使っていて、そのとおりと思う。
ハーベスのコンセプトは、聴き疲れしない音、人の声が素直に感じれる音、だと思う。
スピーカーによる音の色づけを楽しむなら、スペンドールは面白い選択だろうけど。


920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/08(水) 10:44:07 ID:3LVCptQy

ハーベスの方が高域伸ばして色づけしてる感があるけどな
スペンドールは本当に音作りがうまい。そして流行に流されないポリシーがある。
まあどっちでも好みで選んで損はないスピーカー。


345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 23:44:23 ID:EgzE5F7W

店頭での視聴結果として、

ハーベスは、化粧っけはないけど、ぶっきらぼうでもない、丁寧な音。アクが強くないので、オールマイティに使える。私的には、モニターオーディオの音よりも惹かれる部分があった。

スペンドールは、陰鬱、重い、暗い、おどろおどろ、など、いかにも英国のイメージそのままの音。
部屋を暗くして、ウイスキーを飲みながら聞くには、はまる人がいるかも。


350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 14:32:59 ID:MdQtEv4/

無印コンパクトとSPENDOR BCU持ってる。
BCUは上品で音が柔らかいよ。 これはこれで良いスピーカー。
http://logsoku.com/thread/gimpo.2ch.net/pav/1223102523/

9 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2009/05/15(金) 19:05:21 ID:De3xkHsq

Harbethは高級感のために高域を落としてある。
低域は弱いのでナローレンジスピーカだと思う。
同じ英吉利製ならセレッションSL700の方がよいと思う。
今ならスペンドールの方が良い。 ロックには向かない。

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/15(金) 23:18:45 ID:zj7H4uHg

確かに今ならスペンドールのほうがいい
B&Wを意識しすぎなのか、ハーベスは中途半端にまっしぐら


12 :8:2009/05/16(土) 01:17:23 ID:cD7FOAsM

>>9古いHarbethはナロウらしいですが、ES3は決してそんな事ありませんよ。
しかし、それ故に昔からの個性は薄らいだ、というのが前スレまででの結論のようです。

B&Wとの比較でいうと(高級機器は別、CMシリーズや805S)、ES3の方が、あたりが柔らかく、低音感は805なんかの方が上ですが、オケなんかは広がらず(室内楽は広がる)、ES3の方が空間が出る分イメージが出る感じ。
さっぱり系だけど、やや中高域が張り出して、いろんな音楽を楽しく聴かせてくれる感じです。


13 :名無しさん@お腹いっぱい。[age]:2009/05/16(土) 06:03:14 ID:dvkiEb0h

Harbethは癒し系だからねぇ

最近思うんだけど、ドラムの音はへたくそだなって思います
もっと乾いたドラムの音が出れば・・・って思ったりします


114 :110:2009/07/11(土) 23:21:01 ID:rCLtldIE

最近のAVスピーカーはだいたいアルミホイル色を連想させる音
一方、B&Wの上級機種は優秀で、変な色付けを厳しく退けているようだけど 何となく上質な乾燥竹材のような色がわずかに感じられる
ES3の色はすごく魅力、だけどソースにより邪魔になることがある

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/12(日) 00:08:35 ID:VlvR7cVl

ハーベスとスペンドールだと、どっちが曇り空の音を出してくれますか?

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/12(日) 10:10:21 ID:Ls5Uanzn

曇り空はスペンドールかな。晴れならハーベス。

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/12(日) 13:00:31 ID:n4XcrN/u

ならばスペン買いますか。

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/22(土) 00:25:43 ID:rYUKOJMA

ハーベスは麗らかな春の木漏れ日の音。
スペンドールは陽の傾きかけた秋の木漏れ日の音。
どっちも聴きたい俺は大変態。

159 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2009/08/22(土) 11:28:19 ID:znO8/AA/

ハーベスの初代HLを聞いた時に英国製とは思えなかった。
音が明るいんだよね。でも節度があり、しなやかさもある。
歪っぽさや粗さは殆んど感じないが、ボケた音でもない。

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/23(日) 01:06:09 ID:wpGm6puD

スペンと聴き比べたんだけど6対4でスペンに傾いた俺。
スペンは2台買っちまった。スッペンペン。

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 20:55:37 ID:2xhOpf9a
スペンドールも試聴してみて音は良かったけど、ハーベスと比べて、音が軽やかって感じがしたので、僕の好みの、音の厚みと太さのあるハーベスにしようと思ったわけです。

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 21:35:33 ID:U5azvL33
スペンよりハーベスの方が音が軽やかだったよ。
スペンは陰翳と締まりがあってロジャースは不思議な浮遊感がある。
どちらも中高音の美しさにうっとりする。
俺はスペン(SP3/1P)とロジャース(スタジオ5)を譲ってもらった。
スピーカーに恵まれてるのでハーベスは必要ない。

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 23:35:23 ID:2xhOpf9a
SP2/3Rを試聴したんだけど、ハーベスのMONITOR30のほうが、音にパンチがあって、ピアノの芯の厚みも勝ってた。
うっとり美しさはスペンのほうが感じる。

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 23:42:35 ID:U5azvL33
俺がくらべたのはSP2/3RとHLコンパクト。
スペンの方が音が重厚で締まっていた。

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/09(水) 01:32:04 ID:ytaPvpEh
スペンドールとかロジャースとかハーベスなどの密閉型はブリティッシュロックが合いますよ。
ピアノとかギターの爪弾きとか、ハッとする煌めきも出せるし。
俺はスペンの密閉使ってるけど、ポールのベースがボンボン聴こえて楽しいよ。

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/10(木) 22:30:49 ID:kj1Zz2pt
わたしゃ アキュフェーズ E-350とスペンの SP3/1 ですが、前のB&Wよりずっといいと思ってますね。
ホールトーンが軽やかに広がりつつ、音像が明瞭に感じられる様は、このアンプでは初めての体験だけどね。

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 23:04:29 ID:K9oPb9NF
スペンは締まった感じの音がするというのが一般論ですな。
ロジャースはゆるやかな雰囲気がある。
ハーベスはその中間とか誰かから聴いた気がするな。
どこかのサイトだったかな?
俺はロジャースも持ってるからロジャースがゆるやかというのは間違いないな。


360 :名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]:2009/10/14(水) 04:11:41 ID:t3I2RvZV

ロジャースはゆるやかなの?

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 07:23:05 ID:RIgtVKe9

そうだよ。

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 08:29:22 ID:fAONyZMO

スペンはすっきり端正で、ロジャースはおっとり上品。ハーベスはその中間。

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/23(水) 10:16:45 ID:c3nSiIBo

コンパクトの音は糞と言ってるくせに7ES-3とか最近のスペンドールはいいとか言ってる馬鹿の戯言など参考にならん

誰が製作に関わってるとかで音の良し悪し判断するとかスペック厨以下だわ
スタンド替えたらハーベスのよさが全くでないとか分かってるようなこと言っちゃってるくせにグリル込みで完成した音になるということに気付かずむき出し状態で何年も聴いてるし笑っちゃうね

ハーベスの音は薄い板だからとか半田付けしてるからいい音なんじゃなくて耳で音作りしてるから言い音なの
昔のナローレンジと最新のワイドレンジで音は違うけど音楽性は共通するものがある
昔の物にも良さがあるし最新の物にも良さがある。それがハーベスの偉大なところ

最近のハーベスに見所ないとか平気で書けるということがHL4の本当の良さを理解できてないという証拠
最新のデバイスでチャレンジしながらも伝統を耳での調整で引き継いでるアランショーは立派だよ
http://unkar.org/r/pav/1241957934


__________________


4) スペンドールBCU とイギリスの他のスピーカー


正確な音、端正な音ということなら、KEF104の方が上ではないでしょうか。BCUは、より豊潤な音です。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/40174404.html


405 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/07/01(水) 23:11:28 ID:YpZ9joY8 [3/3回発言]
ハーベ、ロジャー、スペンのどれも持っているけど、一応音は違うね。雰囲気は同じ。

407 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/07/02(木) 17:29:56 ID:aq6bpFY1 [1/1回発言]
雰囲気で楽しむスピーカー達ですから
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


54 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 03/06/29 13:15 ID:??? [38/133回発言]  

確かにハーベスと比べ、いや他のすべてのどのSPと比べても、スペンドールは高域は細〜く、中域は薄過ぎ、低域にいたっては分解能無さ過ぎで、おまけにコモった感じ(鼻ずまりの様な)なんだけど なぜか、それらが一緒になるとなんともいえない高貴なブレンド感を醸し出す。

職人が数字や物理特性だけに捉われず、「耳で追い込んだ音」をこれだけ実感させてくれるのは、他にそうは多くない。


18 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 03/06/23 16:40 ID:hRUDlaIy [1/1回発言]

HARBETH KEFと比べてSPENDORってどんな傾向なの?


19 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 03/06/23 22:33 ID:??? [14/133回発言]

KEF=32歳
Rogers=36歳
HARBETH=40歳
SPENDOR=55歳
http://logsoku.com/thread/hobby5.2ch.net/pav/1119109947/

サンスイ LE8Tに夢中だった頃、あちこちに出かけては高級スピーカーを聴き歩いていた時期があった。
聴いたのはタンノイGRF、JBL4331、JBL4343、アルテックA5、A7、等々

聴かせてもらったのは裕福な友人の実家だったり、ジャズ喫茶だったり、日本橋のオーディオ専門店だったり。そして、名機と呼ばれる高価なスピーカーが必ずしも良い音を出すわけではないことを知った。

その中で印象に残っているのはJBL2397という扁平なホーン。たしか4560との組み合わせだったと思うが、骨太ながらJBL特有の押し出しの強さを感じさせず、落ち着いたピアノを聴かせていた。エキセントリックな形状も相俟って、欲しい!!と思ったけど、JBLのプロ用2インチドライバとのセットなど買えるわけもなく、夢に終わった。

そんなある日、日本橋のオーディオ専門店で中年のおっさんが小型ブックシェルフスピーカー3機種をとっかえひっかえしてクラシックを試聴している場面に遭遇した。タンノイを除いて初めて聞くメーカーだった。さっそく私も無断で便乗させてもらって背後で聴いていたのだが...

1機種目はタンノイのブックシェルフ。弦の音色がシャリシャリしていまひとつ。

KEF LS3/5Aは、バイオリンに関しては最もコントラストの強い美音を聴かせたのだけど、中低音が弱くてバランスが高音に偏った感じ

Spendor BCUは外形が一回り大きいせいか全体にバランスが良く、いちばん気に入った。


ベースの躍動感や打楽器のリアリティはJBLの足元にも及ばないのだけど、この時聞いた美しい弦の音色は絶対にLE8Tからは出ない。JBLとは違う世界がそこにあった。

そして思った。

『イギリスのスピーカー、侮り難し!』

この時から私の中でヨーロッパ製ドライバ、特にツイータに対する畏敬の念が生まれたのでした。私のSEAS Excel Projectの原点はこの時だったのかも知れません。

http://iridium17.blog96.fc2.com/?mode=m&no=157


199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/07(月) 09:24:45.62 ID:/obwCo2k

このHF1300搭載のセットはディットンもロジャースもB&Wでも全部この音がする。
「擦り物」弦楽器ではオールドタンノイも敵わない濡れた艶。


211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 22:21:56.70 ID:1zmEiSXF

俺も弦楽器にはBCUに勝るものは無い、と思う一人なんだが、
やっぱりツィーターの役割が大きいと思うね。タンノイの昔のものよりいい。


212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 23:08:42.74 ID:UsD2X9mV

そう、BCIIの弦楽と声楽は最高だね。


179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/02(水) 01:54:37.84 ID:yrn7Rzll

あぁ、ゆったり静かに浸れるヨーロピアンサウンドがほしい。
気品に満ちた陰影のある鳴りかたを「ヌケがわるいマッタリ音だ」と毛嫌いしてたのに、、


236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/30(土) 19:49:46.47 ID:TN3MBvpv

BCUを美化しすぎてる人が何と多いことか?

http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1303652121/


142 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/02/06(金) 08:03:53 ID:fJGeyi3f [1/1回発言]

B&Wの正確で解像度抜群の音聴くと、BCUの甘くて鈍い音なんか一昔も二昔も前のもんだとしみじみ思います。その差はショックですらあって、しばらくBCUを聴くのが嫌になったりします。
でも得意の弦楽器を奏でさせると、こりゃ他に変えられんと思ってしまう。
そんなこんなで今年でちょうど20年・・たぶんこのまま買い換えないと思う。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/19(土) 09:54:25 ID:20M0WYsP

スペンの音はみんな詰まってる。コンサートホールの糞席のような音。BCUも同じ。
エージング(劣化)すると音は丸くなって余計に詰まった音に聴こえる。
それがスペンのいいところなのでアンプよりその糞耳を取り替えたほうがいい。


247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/02(月) 06:19:42.47 ID:gfHZF7CS

BCUの評価が分かれるのはあの独特の鼻つまみ音が好きか否かだろ?
それだってアンプ次第でかなり変わるし、いまどきの音じゃないと言われればそのとおりだしw

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/05(日) 21:18:22.50 ID:6i8UKKJB
>>247
BCUの評価が分かれるのはあの独特の鼻つまみ音が好きか否かだろ
オルガントーンですよね
スペンはロジャースより品が良いよね!


655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 19:53:15.20 ID:saPHLeUh

オケならロジャース LS5/9
室内樂声楽ならBCU


125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/15(火) 13:27:11 ID:NS7EMgKY

BCU「擦り物」弦楽器はこれ以上ないと言われてるらしいがそうだな。
これ聴くと、オールド丹乃胆はバイオリンが胴間声w
しかし燻し銀とか言われてる通り、音が暗く引込み気味で欝になる。
J-popやらメタルも聴く漏れは、中高域は全く同じで大きさも構成も似てるのに明るくて前に出気味のRogersにしてるが。

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/19(土) 22:55:55.83 ID:z5mwA/OR

それにしても英国の分厚い層は本当にびっくりするな。
スペンドール、ハーベス、B&W、KEF(資本はともかく)、セレッション・・略、
とにかくSPが大好きな国民なのだろう。

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/19(土) 23:24:37.00 ID:79IxvzQs
>>592
イギリスは音楽の「消費」に関しては世界一の国なんだよ


298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/07(火) 09:59:22.52 ID:bW6jUduN

スペンはコンサートホールの後ろのほう。その位置から考えるとバランスがいい。
ハーベスはもっと前のほう。ボーカルや室内楽の弦がリアルに聞こえる。
ロジャースはスペンより前だけど比較的近い。分厚い高音にふにゃふにゃな低音。
ケフは少し焦点が甘く聞こえる。セレッションは意外とはっきりした音も出せる。
タンノイは高音が酷すぎ。干からびた婆さん。
B&Wは貧乏な家で出されたカルピスの味。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1303652121/


4. 中川隆[6675] koaQ7Jey 2017年2月12日 17:59:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7135]

7. BCUの音の秘密


スペンドール BC-U 発売年月 1975年頃

型式 バスレフ インピーダンス 8Ω
価格 \124,000 (1台)
許容入力 100W(Max)

使用ユニット
[スーパートゥイーター] ドーム(STC-4001G)×1
[トゥイーター] 3.8cmドーム(HF-1300)×1
[ウーファー] 20cm特殊コーン×1

周波数特性 40〜20,000Hz
クロスオーバー 3,000/13,000Hz
出力音圧レベル 90db
寸  法 W305×H635×D298mm
重  量 14kg
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-ii.html


●BC-IIはBBCがBCU/8MKIIと呼んでいた20cmのベクストレーン製コーン型ウーハーにセレッションの3.8cmドーム型16ΩトゥイータHF-1300が搭載されていて、これにColesの1.9cmドーム型スーパートゥイータ4001G(これも16Ω)が追加された3ウェイとなっています。

4001GはITT(International Telegraph Companyといって1925年にATTが通信機器を譲渡した会社)傘下だったSTC社製STC-4001スーパートゥイータで、ColesはSTCの製造委託会社のことです。これを3kHzと13kHzでクロスさせています。f特は40〜20kHzとなっています。

 635x300x300oと割と大きめのエンクロージャですが、板厚が薄いのが特徴で、箱鳴りを積極的に取り込んでいますが、適度に減衰させるための工夫がされています。

バッフルとバックパネルは12.3mm厚のバルトプライという材質、側板は10.5mmでバーチ材突き板仕上げが施されており、内部には10mmの軽量アスファルトを染み込ませたパネルが装着されており、これで適度な減衰が得られるようになっています。

発表は1973年で、このBC-IIが日本でも大ヒットで20年の超ロングセラーモデルとなりました、1996年には復刻版も出ています。そこで1975年には30cm口径のベクストレン・コーン型ウーファーを追加して一回り大きくしたBC-IIIが発表となるわけです。
http://audioagent.wordpress.com/2010/07/31/spendor-bc-ii/

最近 居間用にSpendor のBCII 最初期型(おそらく70年代モノ)を購入しました。
BCIIは90年代まで変更を繰り返しながら約20年間生産されたロングセラーです。

Spendor BCIIを購入する時に もう一台かなり後期に製造されたBCIIも同時に売られていてウーハーやバスレフダクトのチューニングも異なる ため店で試聴させてもらいました。その感じでは後期型は低域、高域とも音の出という点ではこれよりは良かった気がします。。音色はまた別の話で私はこの初期型のほうが変に音作りをしていないというか無理をしていない感じの音質で好ましかったで す。。

まあ たたずまいが好きでしたし この年代のUKのスピーカーは独特の個性があった気がして。ゆったり とクラシックをBGMとして聴くには良いかなーと思いまして何気なく気がついたら買っていましたが、たしかに雰囲気がいいですねー。そして聴き込んで行く と思ったより聴き応えもあって、昔はこれに限らず見た目も音も個性的なスピーカーもあって面白かったなーと記憶がよみがえってきました。。。。。個性が強 い=完成度という点では低い のかもしれませんが。。音のたたずまいや味というものが強く残っていた気も致します。ただし16センチウーハーの3wayに しては大きいので邪魔になると家族には不評でしたが。 確かに現代の製品では30センチ3way位の大きさはありますね。笑

ちなみにこのころのUKのスピーカーはB&WではDMシリーズ、RogersではStudio シリーズ、SpendorのBCシリーズがあり ユニットメーカーがKEFしかなくどのメーカーも同じユニットを使っていたと思います。

このころのKEF のウーハーはある帯域でピークが出るため(多分共振するといわれていたような?)ダンプ材を塗っていたと記憶しています。

しかし作りはかなり荒いですねー。。。バッフルはベニアをくりぬいて黒を吹きかけただけだし。。。笑


コメント
スペンドールBC-U、懐かしいです。実は、昔、使っていたことがあるんです。英国紳士的な音、特にチェンバロの音など好ましい再現でした。確かツイーターがITTで、ミッドレンジがセレッション、ウーファーはスペンドールのオリジナルでしたか・・・?専用のアンプも出ていましたね。
投稿: william_kapell | 2007年12月30日 (日) 08時58分
http://ariajp.cocolog-nifty.com/free_discussion/2007/12/spendor_bcii_0adc.html


89 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/01/03(土) 13:53:36 ID:GVy4F3Tp [1/1回発言]
1980年代に購入したBCIIをいまだに鳴らしています。 中高音の響きがとてもよいので、手放せません。

手元にあったマニュアルによりますと
L.F.Units Spendor200mm(40mm voice coil,plastic cone)
H.F.Units Celestion TypeHF1300 and Coles Type 4001G
とあり、クロスオーバー周波数3KHz,13KHz。
Frequency Range 45Hz-25KHz
Frequency Response ±3dB,60Hz-14KHz
Sensitivity 77dB spl@1metre,1V input
Max.Sound Pressure Level 103dBA
といった内容です。

たぶんH.F.UnitsのツイーターHF1300とスーパーツイーター4001Gが倍音をならしているのと、
3KHzという耳に敏感な周波数帯域でのクロスオーバーがなめらがにつながり、3wayが一体の音源として聞こえること、がBCIIの大きな特徴ではないかと思います。 重低音や大音量には対応しませんが、家庭で聴く音楽装置としては過不足のないものと感じております。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


さすがの特性、BBCモニターテーマ: spendor BCU
BBCモニターに使用されるだけあって流石フラットな特性。ユニットは初期のRogersと同じ。
弦楽器の響きが良く、高域は澄み切った感じがします。
ミッドレンジにはアルニコマグネットのユニットで、振動版はフェノールを使用しています。BOXは板厚が薄いぶん内部には共振止めの茶色の樹脂のような物が貼ってあります(写真中央)
http://ameblo.jp/sp3/archive2-200804.html


009/12/1(火) 午後 6:22 [ nao_torachan ]

BCUのオリジナル吸音材を取り去りました。スポンジを剥がそうとしたら、その下にアスファルトが1cmくらい張り付けられ、なかなか取り去る事が出来ませんでしたが、吸音材なしのBCUは、ビックリするほど軽快な音でしたが、余りに響き過ぎます。新たにバッフル・側板・裏板などに補強材と、和紙を工夫した吸音材を入れました。何度も試聴しては補正を繰り返して完成した新BCUはオリジナルとは全く別のフレッシュな英国の音を奏でています。

スポンジとアスファルトの吸音材には呆れました。音の勢いエネルギーを殺してしまいます。

薄い9ミリ板厚のキャビネットも疑問ですがスタイルは好みです。またサランネットも厚くて音を殺し、外した姿も惨めで寂しい姿なので、極薄い布に張替え、それもユニットの影が布越しに綺麗になるように工夫し、もう25年も愛用しています。

http://blogs.yahoo.co.jp/nao_torachan/57159685.html


BCUはネットの透過率が悪いから外さないと本当の潤いや透明感は出ない。
それだと音が濡れ過ぎと言う人もいるかも知れないけど。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/


16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/17(土) 13:07:37.92 ID:AArQndG+
昔のBC2もネットが外れなかった。これはネット外すなと言うメッセージか?(´・ω・`)ヾ


17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/17(土) 14:48:34.03 ID:GZIJeQ1C
ネット付けたまま聴くのがデフォだからね。着脱前提の設計になってない。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1330906898/


47 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/10/18(土) 08:58:10 ID:hWSYKV6A [1/1回発言] >>46

純正のネットはかなり凝ったもので、オリジナルの音は、このネット込みと考えるべきです。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


サランネットをつけて聴くと、スペンドールは一層芳醇に鳴っているが、クオードとマークレビンソンアンプで鳴らせば、一瞬心臓の停まるようなよい音であった。
http://blog.goo.ne.jp/royce7799/

344 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/06/24(水) 23:31:19 ID:u9sRlIF3 [1/1回発言]

スペンの音はあくまでも聴き疲れない自然な音。
ナローレンジも箱鳴りも低解像度もすべてこの音作りのため。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


223 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/05/31(日) 09:03:23 ID:V+abCX2U [1/1回発言]

VnやVcではBCIIを超える音を聴いたことがない。 反面、大出力、大編成音源では混濁の原因になる。
しかし新素材や金属でガチガチに固めると味や艶はサッパリ消える。
ただし、味や艶は国産のダイヤやフォスでは絶対に出せない。


224 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/05/31(日) 10:35:29 ID:cg7rtBSO [1/1回発言]

側板をたたけばボソボソと音がする。 箱の響きを綿密にコントロールした音作りで大音量には向かない。
インシュなんて別になくてもいい設計だと思う。それよりも左右の距離や内向きのセッティングを煮詰めるほうが大事。
カチコチの日本人の感性では絶対にこういった音は作れない。


229 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/06/01(月) 20:48:27 ID:85ikhM/S [1/1回発言]

BCUのバッフルボード叩くと、まるで楽器みたいに乾いた軽い音がする。
同じ樺材でも国産のかちんかちんの硬い音とは全然違う。


238 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/06/02(火) 23:21:01 ID:djYe4h/o [1/1回発言]
箱鳴りをたっぷり計算に入れてるSPの場合、エンクロの木材の品質確保が命。
木材価格の急騰は衆知、良質な木は激減、大型ほど品質管理が難しくなる。


225 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/05/31(日) 17:35:11 ID:bkGRN7lL [1/1回発言]

良質な木材の供給がこれからどんどん先細りになっている今 セールス云々ではなくクラシックシリーズの将来は暗い
このようなタイプのSPは、安価な大量生産品としては早晩供給できなくなる
弦楽器みたいに高価な少数手作りになるか、ブランドだけ残した粗悪品になるか

http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/06(日) 08:05:55.74 ID:MN30DxMS

スペンの良さはポリコ−ンとソフトドームの組み合わせにあると思う。


198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/07(月) 01:58:02.89 ID:Q1B8AGma

いいえHF1300に尽きます>>195


199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/07(月) 09:24:45.62 ID:/obwCo2k
>>198 
そう、不思議だな。
このTW搭載のセットはディットンもロジャースもB&Wでも全部この音がする。
「擦り物」弦楽器ではオールドタンノイも敵わない濡れた艶。

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 22:21:56.70 ID:1zmEiSXF

俺も弦楽器にはBCUに勝るものは無い、と思う一人なんだが、
やっぱりツィーターの役割が大きいと思うね。タンノイの昔のものよりいい。

http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1303652121/


126 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2009/01/18(日) 00:23:46 ID:ZPAVrqAO [1/1回発言]

古いスペンドールの音の秘密は、セレッションHF1300にあります。
BC1→SP1まではHF1300が入手できたのですが、SP1/2からはそれができなくなりました。

独特の中高音は、HF1300を使用しているBCシリーズおよびSP1,SP1Aでのみ聞くことが可能です。
なお、HF1300を使用したスピーカーはDittonシリーズなどにもあります。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


Super Tweeter は心地良い音を創り出すものではなく、十中八九の楽曲に対しては心地悪い音を創り出します・・・十中一二は目的の音が聞こえて感動したりもするのですが、普段は結線を外していました(笑)。

私の場合は BC-II と同じく 13kHz の Cross Over で使っていたのですが、13kHz と言うと楽音の基音限界に対して 4 倍の高さとなり、この辺りの音となると Cymbals の Sizzle 音ぐらいしかありません。

しかも Cross Over Point の 13kHz では Super Tweeter とその下を受け持つ Unit (Tweeter) とが半分ずつ受け持っていますので、13kHz という音自体が非常に小さな音でしかないこともあって Super Tweeter は殆ど鳴っていないと言えます。

13kHz Cross Over の Super Tweeter が威力を発揮するのは 17kHz 前後辺りなのですが、この辺りはほぼ可聴限界になりますので、Super Tweeter 単独で鳴らしても音は聞こえません。

更に高周波は指向性が鋭く、僅かな障害物にも大きく反応して周波数特性が乱れに乱れますので、Recording Studio のように Super Tweeter から聴収位置まで十分な距離 (直接音と間接音が程よく混ざる距離) まで直接音が阻害されず、間接音のバランスも良く吟味する必要があります。

つまり一般家庭では直接音と間接音とのバランスを上手く取ることなど不可能に近いものですので、高周波領域の音があるかないかモニターするために直接音を聴き取るか、超高域の色付けとして乱れた間接音をメインにするかのどちらかしかないわけです。

私の場合は一度直接音を聴いたら後は間接音をメインにするために Super Tweeter をあらぬ方向に向け、それでも嫌な音がする時には結線を外した結果、十中八九は外した状態になっていました。

今では 13kH 以上の音なんて聴こえない歳になってしまいましたので、Super Tweeter は欲しいとは思わず、使うとしても超高域の色付けと言うか空気感の雰囲気創りぐらいでしょうね。


ちなみに STC 社の 4001 は特に有名な Super Tweeter というわけではなく、AT&T 社の技術開発部門が Spin Out して作った会社が設計、Cole 社に製造を委託した Unit を Spendor が採用したというややこしい背景が記憶に残っていただけです(笑)。

有名なのはHF-1300 の方で、これも Spendor 社のものではなくCelestion 社の Unit を採用したものです。

当時は Dome 型 Tweeter の驚異的な特性が注目されていた時代で、日本でも Victor の SX3 や Yamaha NS1000M など Dome Tweeter の全盛期を導いた名器が生まれた時期なのですが、ヨーロッパでは Celestion が HF-1300 が有名になったわけですね。

驚異的なまでに広い周波数域にわたって乱れが少なく広い指向性を保つ特性を示す Dome Tweeter ですが、だからと言って広い周波数域全てを任せてしまっては音色上の粗が出ますので、HF-1300 を最も良い音色で鳴らすためには 13kHz ぐらいから絞った方が良いと判断した Spendor の技術陣が 13kHz 以上を切り捨てるわけにも行かないのでこの領域に特化された数少ない Some 型 Super Tweeter である STC4001 を加えたというのが背景にあるのではないかと思います。

ちなみに Yamaha NS1000M は初めから 3 Way ですし、Victor SX3 も SX5 から 3 Way になりましたから Dome 型とは言え、楽音の倍音域や Sizzle Cymbals 域といった基音域とは異なる音域には Super Tweeter を当てるという手法が当時の技術水準では最良だったのでしょうね。
投稿日時 - 2011-08-25 17:13:05
http://okwave.jp/qa/q6964090.html


636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 19:47:04.99 ID:iZQZXN54

HF1300と4001G間の激しいディップで高域の微細なニュアンスが劣るのはどうしようもない。 良くなったと思っても別の優れたSPを聞けば歴然だ。

そこを何とかしようとするとHF1300の分割振動で硬く濁った高音になってしまう。
もちろん良いアンプであまり意識させないレベルにするのは可能だけどね。

同じユニット組み合わせのB&Wは4001Gのカットオフポイントを下げて特性上はほぼ平らにしてるけど
BCU程の艶や味は無いから難しい。


637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 21:59:37.69 ID:ojVQNwiF
> HF1300と4001G間の激しいディップで高域の微細なニュアンスが劣るのはどうしようもない。

僕の場合クロスオーバー13000hzはぎりぎり聴こえるレベルだから関係ない┐(´д`)┌
てか、スペンの4001Gって中域の倍音対策が主で、高域はあまり意味が無いんじゃないの?
そもそも、楽器の基音の高域周波数なんて4000hzくらいだし


638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 22:26:28.19 ID:YkF/gJ//
>>636
たしかにBCIIでは、無響室で測定すると16kHzと20kHzの間には、5dBほどのディップがあります。
BCIでは、このディップは2.5dB程度になっています。BCIIIでは、13kHzから20 kHz にかけてだら下がりです。
(spendor Technical Manual P.8)

このことから、限度を越えた大入力では、硬く濁った高音ということになるのでしょうね。
確かに、電子楽器の強奏が続くような楽曲の場合、そのような聴きづらい状況になります。

ただ、ダイナミックレンジの広いオーケストラでは、強奏時間が短いためか、あまり気になりません。
よいアンプというのは、楽曲の強弱にあわせて、大電流・小電流を瞬時に流せるものではないかと思います。
626さんがおっしゃっているのは、大出力というよりは、入力に対する追随性に優れたアンプと受け取りました。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/


269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/16(月) 23:38:19.35 ID:hn3cNYB8

スペンが情報を全て再現できるSPだなんて皆思ってないつーの。音楽を楽しむSPでんがな


244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/01(日) 11:12:16.75 ID:wMrbLqCO

アナログ時代の年代物のスピーカーだから性能は低いのは事実だ
解像度も透明度も現代水準でのhifiと呼べるものではない
もちろん入力によって良さを引き出すことはできるがそれはどのスピーカーにもあてはまることだし
安いドンシャリモデルよりはBCUの方がましだと付け加えておくよ
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/


5. 中川隆[6676] koaQ7Jey 2017年2月12日 18:02:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7136]

8. スペンドールの歴史

1) BBCモニターに採用されたBC-I とその改良型 BCU

415 名前:K :2001/07/19(木) 16:26
1971年、最初のBBCモニターの称号を手に入れたのは、KEF社。更にスペンドール(BC IIが有名)、ロジャースと続きます。ロジャースは1978年発売の小さなBBCモニターLS3/5Aが有名。これはBBCのピーター・デンビーにジム・ロジャースが協力、開発したものだそうです。

416 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/19(木) 16:34
チャートウェルはロジャースに吸収合併されています。 あと、ハーベスの会社規模はROGERSやSPENDORに並べるには、はるかに小さいです。創立者のハワード氏もBBCモニターの開発には大きな役割をはたしています。

418 名前:K :2001/07/19(木) 16:55
>>416
1979年までは、「チャートウェル」ブランドでLS5/8が輸入されていましたが、そうですか、吸収合併されてしまいましたか。元々、チャートウェルは独自にユニット製造などを手がけていたわけではない様ですし、設計中心のメーカーだった様ですから、さもありなん。ひょっとしたら、社長が交代してしまったのかも知れませんね。
>あと、ハーベスの会社規模はROGERSやSPENDORに並べるには、はるかに小さいです。
確かにそうですね。東京の下町にある町工場みたいだったと、叔父が申しておりました。
「ハーウッドのおっちゃんと奥さん、それに若いのが2人くらいで、届いた部品を取り付けていた」
そうですから、ま、生産量も知れたものでしょう。

>創立者のハワード氏もBBCモニターの開発には大きな役割をはたしています。
何しろ、チャートウェルを設立したデイヴィッド・W・ステビングスの師匠ですからね。スペンドールもロジャースも聴いていますが、やはり私にはハーベースの音のバランスが一番好きです。Monitor HLの箱の鳴らし方は、どこかタンノイのIII LZにも通じるような気がします。
http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html


Spendor_BC-II 〜ロングセラーの不朽の名作〜


●イーベイUKにて、スペンドールのあのBC-IIを見つけました。当時BBCのエンジニアだったスペンサー・ヒューズ(Spencer Hughes)によって1969年に設立されました。やはりBBCのエンジニアだった息子のデレクさんと奥さんを中心とする小規模な会社で、社名はスペンサー(Spencer)とドロシー(Dorothy)を合わせてスペンドールになったわけで、ハーベスみたいですねぇ(ハーウッド+エリザベス夫人)。

さて、スペンドール社が1969年に設立されたのは、もとは趣味で友人に作ってあげていたスピーカがものすごい性能だったので、回りの人からも注文が殺到し、会社設立となったわけで、このスピーカが名機BC-Iとなり、BBCのモニタとして採用となるわけです。

その後、2001年にフィリップ・スウィフト(Philip Swift)に買収され、伝統的技術に進歩的メーカーの技術がプラスされた現代のスペンドール社に成長することができたという数少ない買収による成功例です。型番のBCというのはスペンサー本人曰く、ウーハーに採用された素材のベクストレーン(Bextrene) のBとトゥイータに採用したユニット供給元のセレッション(Celestion) のCという意味だそうです。

BC-IはBBCモニタースピーカとして有名ですが、残念ながら市販はされていません。市販されたのがBC-IIとなるわけです。英国BBC放送の標準モニターに採用されているスペンドールBC-Iに高分解能バランスの良さや充実した中音域というその持ち味をベースに改良を重ね、改良型にしたのがBC-IIです、さてどんな音色で鳴ってくれるのでしょうか。


●BBCモニタとして有名ですが放送局のモニターとしてだけでなく家庭用としても素晴らしい音楽を提供してくれるスピーカーです。
瀬川さんも大好きだったBC-IIです。菅野氏も、このスピーカーで、とくにクラシックのプログラムソースを、適当な音量で鳴らしたときのすばらしさは比類のないものである、音の粒立ちがよく、それでいてなめらかで、暖かで、艶があって、端正で、そして中音から低音にかけてはたいへん芳醇、と絶賛。弦楽器の再現力は本当にすばらしいものがありますが、私はフルオケには耐えられないなぁという印象を持っています。クラッシックに限らず、ジャズをかけてもその息吹が伝わってくるような味を持ったスピーカーと評価されるあたりはモニタの性格をきちんと踏まえているからでしょう。 ワイドレンジで、全帯域に緊張感がありながら上品な音です。
http://audioagent.wordpress.com/2010/07/31/spendor-bc-ii/


_________


2) スペンドールBCT、BCU 、BCVの違い


BC-IはBBCモニタースピーカとして有名ですが、残念ながら市販はされていません。市販されたのがBC-IIとなるわけです。英国BBC放送の標準モニターに採用されているスペンドールBC-Iに高分解能バランスの良さや充実した中音域というその持ち味をベースに改良を重ね、改良型にしたのがBC-IIです。

BC-IはBBCモニタのため市販されていないのですが、英国にはちゃんとBC-Iとして発売されているものがあります。BC-I、BC-II見た目はまったく同じなんです。違いはというと、ウーハーのボイスコイル径で、BC-Iは26oで、BC-IIが40oとなっています。
http://audioagent.wordpress.com/2010/07/31/spendor-bc-ii/


BC-I は一般市場には販売されていない注文品で、BC-II は BC-I を一般販売化したものです。

見た目は BC-I も BC-II も見分けがつかないのですが、きっと BC-I は 1 本 1 本特性を測って保証書に Spencer Hughes のサインが印刷されていたりするのでしょうね。
http://okwave.jp/qa/q6964090.html

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/27(火) 22:54:41.34 ID:I8RR21MJ

BC1のクロスオーバー。BCUも同じ。
http://www.troelsgravesen.dk/vintageBC1.htm


616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/25(金) 21:26:52.24 ID:DizzzqyM

俺もずっとBCUメインで来てるけど 海外じゃ英国含めて圧倒的にBCTが支持されていてBCUは滅多に見かけない位なのに日本だけちょっとした綾でBCU聖地になってしまったね。

今井商事が輸入開始するに当たって数人の評論家にどちらが良いか試聴してもらった。
そこでBCTはわずかに中域が薄いとの評価があったので輸入しなかったそうだ。
BCUはネットワークでより中域のエネルギーを増してるからね

周知の様にBCTとBCUではウーファユニット、ネットワークとダクトチューニングが異なる。
>>376が同じネットワークと言ってるのは誤り)
BCTはよりワイドレンジ高解像度指向で、スッキリした透明感があるけど
BCUのネットワークに起因する独特のモヤッとしたニュアンス・味わいは少ないので一長一短だね。


618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/27(日) 00:12:42.08 ID:CPiyYIPo

ネットワークは同じ。


619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/27(日) 13:38:14.82 ID:i5MEgf18

海外オクに部品として出品された時BC1/BCU crosspvers等と表示される事があるから
海外掲示板でも両者同じと誤解してる人がいる。

同一基板に大半が同じ部品を使ってるから共用できるというのが本当の意味なんだけどね。
事実は金皮抵抗の数やコンデンサーの容量も一部違う。

同じBC1・BCUでも使われている抵抗やコンデンサーのブランドは時期によりかなり違う。
これは良くない時期の例で音に艶や深みが少ない
http://www.ebay.co.uk/itm/Spendor-BC1-BBC-Speaker-Crossover-Pair-working-condit-Ferrit-Basses-/370559110365?_trksid=p4340.m185&_trkparms=algo%3DDLSL%252BSIC.NPJS%26its%3DI%26itu%3DUCI%252BUA%26otn%3D10%26pmod%3D370531332172%252B370531332172%26po%3D%26ps%3D63%26clkid%3D4482046916256820861


テンプレと比べると良く分かる
http://www.troelsgravesen.dk/vintageBC1.htm

比較的初期ロットでMKTと当時のタンノイ御用達コンデンサーの組み合わせだった頃が最もしっとり艶やかな音を奏でる。


620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/27(日) 16:17:38.13 ID:CPiyYIPo

海外ではBCUがほとんど売られてないだけだよ。
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/


BC-IIの発表は1973年で、日本でも大ヒットで20年の超ロングセラーモデルとなりました。
そこで1975年には30cm口径のベクストレン・コーン型ウーファーを追加して一回り大きくしたBC-IIIが発表となるわけです。
http://audioagent.wordpress.com/2010/07/31/spendor-bc-ii/


BCU と BCVの違い

BCVは4wayでBCIIの低音を強化したというのが売りだった。 構成上の違いは以下。

機種         BCIII                   BCII
super tweeter  Celestion Type HF2000       Coles Type 4001G
tweeter      Celestion Type HF1300       同左
mid range     Spendor 200mm(plastic cone)   なし
low range     Spendor 305mm(plastic cone)   Spendor 200mm(40mm voice coil,plastic cone)

クロスオーバーは3KHz,13KHzは同じだが、BCIIIは加えて700Hzにもある(4-way)。
注意すべきはBCIIIの入力端子が''XLR''3-pinであること。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1223478484/


タンノイと同じ英国で造られたスペンドールBC−Uは、タンノイとまた違った繊細で香気の音を聴かせている。

タンノイの大型装置とは輪郭が違って、ものたりないと思えばV型にするのかもしれないが、それはエンクロージャを大きくしウーハーユニットを加えたもので、やはりU型の音像の延長であり、コントラストが期待の骨太にはならない。

だが、スペンドールの音には、弦のユニゾンやジャズの静かな立体感にゾクッとさせられる。
たまにタンノイを休ませて、隣室でコーヒーでも喫しながらスペンドールを聴いていると、つい聴耳をたてていたりする。

サランネットをつけて聴くと、スペンドールは一層芳醇に鳴っているが、クオードとマークレビンソンアンプで鳴らせば、一瞬心臓の停まるようなよい音であった。
http://blog.goo.ne.jp/royce7799/


____________


3) BCUの復刻版


 ■名前 : パルジファル
 ■日付 : 06/6/20(火) 19:18
 -------------------------------------------------------------------------
しかし、スペンドールBCII・・・懐かしいですね。昔、ずいぶん憧れたものです。

ところが、このBCII・・・最近、私が住む田舎でも程度の良い美品が売りに出されまして、もう手に入れるつもりで聴いてみたんですが・・・(サランネットが若干日焼けしたような色だナと思いながら) 

25年ほど前の記憶との比較とはいえ、あまりにも音が固すぎる。 お店の人に、思わず

「バラしたときにネジでも締めすぎたんじゃないの?こんなのBCIIの音じゃないよ!」

と言ってしまいましたよ。 そうしますと・・・お店の人曰わく

「実はこれ、違うんですよ。」 
「8〜10年ほど前、サンスイがスペンドールに特別に作らせたもので、中国地方ではウチに1本入っただけなんですが、マークIIでもなく、なぜか同じ名前のままになっちゃったんですよね。」

って。 ガックリでした。


 ───────────────────────────────────────
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 06/6/20(火) 21:11
 -------------------------------------------------------------------------
> ところが、このBCII・・・最近、私が住む田舎でも程度の良い美品が売りに出されまして、もう手に入れるつもりで聴いてみたんですが・・・(サランネットが若干日焼けしたような色だナと思いながら)


デフォルトはゴムネットで、オリジナルはゴムの裏のウレタンがボロボロになっていて、真っ当なネットはないはずです。ネットがきちんと貼られていれば、何かしら後から手に入れたのでしょう。

> 25年ほど前の記憶との比較とはいえ、あまりにも音が固すぎる。
> お店の人に、思わず「バラしたときにネジでも締めすぎたんじゃないの?こんなのBCIIの音じゃないよ!」と言ってしまいましたよ。

硬い音というのはおかしいですね。手持ちの真空管アンプ群でもVIOLAでも硬い音にはなりませんから。たまにボイスコイルが断線しているものなどもあるようです。STWは断線していても、わかりにくいところがありますので、3つのユニットが全て音が出ているのか、ネットを外してもらって確認された方がいいですね。WE等の堅牢さには驚くところではありませんが、ユニットのエッジも張り替えることなく、30年もなろうかとするものが堂々と鳴るあたりは、ユニットの設計から的確であったと思います。同じ音楽をガルネリで聴いた後、BCUで聞くと(その逆も)新たな感慨が生まれることがございます。その意味では中古で10万前後で手には入るとすればハイC/Pには間違いありません。


 ───────────────────────────────────────
 ■名前 : シュウ
 ■日付 : 06/6/20(火) 21:51
 -------------------------------------------------------------------------
> ところが、このBCII・・・最近、私が住む田舎でも程度の良い美品が売りに出されまして、もう手に入れるつもりで聴いてみたんですが・・・(サランネットが若干日焼けしたような色だナと思いながら)都内の某店舗ですので、それと同一じゃないと思います。
> そうしますと・・・お店の人曰わく「実はこれ、違うんですよ。」> 「8〜10年ほど前、サンスイがスペンドールに特別に作らせたもので、中国地方ではウチに1本入っただけなんですが、マークIIでもなく、なぜか同じ名前のままになっちゃったんですよね。」って。


8〜10年前ということだと若干時期が合いませんが、1999年にsansuiからの要望で、復刻版の再生産が行われています。

復刻時のうたい文句では、保守用に保存してあったユニット使って忠実に再生産したとのことであったと記憶しています。sansuiは、同時期にAU-111も復刻版を発売しており、これは元機に極めて忠実な復刻版でした。BCUとまるっきり違う音のものをBCUと言って出したとは考えづらいですが、実際に復刻版のBCUを聞いたことはありませんので、なんとも言えません。いずれにしても年数経過したものであれば、保存や使用の状況で、個体差は非常に大きいものとなります。中古や展示処分品を試聴なしで買う人はいないと思いますが、購入時は試聴は必須ですので念のため。
http://audiofan.net/board/log/tree_992.htm

438 :カラジャン:2011/11/03(木) 08:22:20.18 ID:E7egLGWs

メインスピーカーを、マーチンローガン SL-3から、スペンドールBCUに変えた。 このスピーカーの音は素晴らしい。クラシック専門と言う人もいるが、ロックやブルース、ポップスも素晴らしい音で鳴る。
使用機器はCD-PにラックスマンD-06、プリアンプにアキュフェーズのC-260、パワーアンプはアキュフェーズのP-550。

僕の持ってるBCUは、最終限定生産2000年ミレニアムモデル。大きな音、厳しい音でも難無く出してくる。その点では、マーチンローガンSL-3にも引けを取らない。 ただ、バスレフなので、40Hz以下が急減速して重低音だけが不満点。
BCUは、確かに、マーチンローガンSL-3に比べれば、重量感では劣るが、味わいの深さでは決して引けを取らない。
BCUはバスレフなので、周波数特性は40Hz〜20KHz。

低音は40Hzから下はガタ落ちなので、スーパーウーハーが欲しいのですが、BCUに合うのがあるかどうか?
BCUは、小音量で鳴らす。この固定概念は、このスピーカーの能力を過小評価しすぎていると思います。
このスピーカーは、大きな音でも、立派に鳴るのです。このスピーカーの限界点を見極めたいと思います。
僕はやはり、バランス回路を持ったCD-P、セパレートアンプで、このスピーカーの限界点を見極めたいと思います。

スピーカー背面の銘板によれば、BCUの発売30周年アニバーサリー・モデルとなっていますね。
シリアルNo.は、5,6番。
発売時のカタログによれば、「残された最後の部品を使った最終生産世界限定モデル」と明記されたいます。

カタログより。
―――表面―――
spendor BCU Limited Edition
BBC Monitor System
蘇る銘器”スペンドールBCU”最終生産。
1969−30−1999

Pearl Anniversary
デリック・ヒューズ氏からのメッセージ

スペンドールBCUは父スペンサーが最も気に入っていたスピーカーでした。 今回日本の多くのオーディオ愛好家の方からの強い希望と、当社にストックしてあったオリジナルパーツによって、当時と可能な限り同様な商品として復刻できました。 これは創業30周年を迎える当社にとって意義深いものと思います。
どうぞ、BCUのブリティシュサウンドをお楽しみ(ENJOY)下さい。
ジェリー(JOLLY)!スペンドール(SPENDOR)!
敬愛なる日本のオーディオファイルの皆さんへ 1999 春 デリック・ヒューズ


―――裏面―――
<限定>spendor BCU

英国より不滅の銘器、最終生産。限定74セット到着。
BCU 今蘇る復刻版
・BCUへの系譜・・・以下省略
・優れたテクニカルポイント・・・以下省略

BCU
3ウエイスピーカーシステム
74ペア(日本限定生産)
¥440000(ペア)

BCUST
専用スピーカースタンド・・・以下省略
30ペア(日本限定生産)
¥62000(ペア)

日本総代理店 SANSUI 山水電気株式会社


443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/03(木) 11:01:53.09 ID:3ZXfG8Vo
>僕の持ってるBCUは、最終限定生産2000年ミレニアムモデル。

本当のBCUは、94年終了。
おっさんのは最終生産じゃなくて、再生産限定モデル。
ターミナルがバイワイヤリングになってるだろ?

444 :カラジャン:2011/11/03(木) 12:04:26.54 ID:E4oexGma

ターミナルはバイワイヤリングではありません。
最後の部品を使った、最終生産モデルです。


445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/03(木) 12:34:31.96 ID:QQNA5Gy+

世の中には、知らない方が幸せな事もある。。。
。。。のだが、黙っておられん

希望小売価格¥440,000(税込
販売価格¥139,000 (税込)
BBCモニター『BC1』の改良モデルとして有名な銘器 『BCU』の日本限定復刻モデル。
http://www.audiounion.jp/ct/detail/used/51390/


458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/03(木) 23:17:25.81 ID:AS+CGb31

BCUの最終生産モデルはサランネットの取り付けがマジックテープじゃない。
445のは違う気がする・・・裏のシリアルNo見ればわかるだろうけど。

461 :カラジャン:2011/11/04(金) 18:26:42.04 ID:TotPMmH4
>>458
サランネットはマジックテープではなく、凸凹の差し込み式になっています。

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 01:54:31.67 ID:52GJkHY/
>>438
スタンド込みで50万かぁ。ちょっと高すぎ

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 09:16:43.74 ID:7A+pOm/J

ニセモノにしてはね

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 10:40:38.58 ID:HBIj6wHs

ニセモノは言い過ぎ。
再生産、最終生産品

467 :カラジャン:2011/11/05(土) 10:52:52.18 ID:HBIj6wHs
>>464
BCUの最新版がこの値段で手に入るなら、僕は安いと思い購入しました。
最初に、ビートルズのCDをかけて、その素晴らしいサウンドにビックリしました。
もっと高額なスピーカーは世の中にたくさんありますが、これほど素晴らしい音を奏でるスピーカーは、めったにないと思います。
”スピーカーは値段ではない”を地でゆく夢のスピーカーですね。


531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/15(火) 16:28:51.00 ID:DZ4ZBL0i

山水BCUをホンモノと間違えてる。

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 11:05:59.76 ID:A9UL30j4

そう、この世にBCUの最終生産品など存在しない。
あるのは、復刻版だけだ。。。
それを山水は最終生産と偽って売っている。

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 11:45:49.01 ID:HL7Rm9+H

すでに生産終了していたBCUを、メンテナンス用にとっておいたパーツを使って再生産したんじゃね。
最終生産という言葉はずっと継続して生産していた場合には使えるけどね。
この場合はすでに生産やめてたのだから復刻版が正解。

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/05(土) 14:42:12.73 ID:A9UL30j4
>>471
>メンテナンス用にとっておいたパーツを使って再生産

それがね、そうでもないんだ。

まずスーパーツィーターは代変わりしているがぎりぎり良いとして、 ツィータのHF4300が苦しい。
1300と中身がまるで違う。フェライトマグネットだけなら良いのだが、振動板がマイラー。

外側のケーシングだけがHF1300のまんま。
本当にセレッションで作ったのか?

ちなみにHF4300はセレッションのスピーカーシステムに使われたことはない。
ウーハーにいたっては、全くの別物。もともとポリプロピレンコーンのウーハーに、ベクトのコーンに変えただけ。

また、ネットワークもツィータのマイラー化により能率が下がったので、タップ式のアッテネッターではない。

これでは、忠実な復刻とはいえないでしょう。言わば「なんちゃってBCU」


625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/05(月) 22:15:42.06 ID:jw2nzkj6

それ当時残っていた補修部品を集めて組んだセットだろうから最悪だとネットワークはこんな感じかもね。
http://www.ebay.co.uk/itm/Spendor-BC1-BBC-Speaker-Crossover-Pair-working-condit-Blue-Alnico-Basses-/370547808748

これだとオリジナルの音は到底出せない。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/06(日) 02:39:32.09 ID:pZQgpec2

真実とは、残酷なものよのう
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/pav/1287149747/


6. 中川隆[7177] koaQ7Jey 2017年3月19日 09:22:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7648]

耳トレ!


耳トレ!-こちら難聴・耳鳴り外来です。 – 2011/10/3 中川雅文 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E8%80%B3%E3%83%88%E3%83%AC-%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%E9%9B%A3%E8%81%B4%E3%83%BB%E8%80%B3%E9%B3%B4%E3%82%8A%E5%A4%96%E6%9D%A5%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82-%E4%B8%AD%E5%B7%9D%E9%9B%85%E6%96%87/dp/476781202X

                      

大学教授で現役のお医者さんが書いたこの本には「耳の健康」に対する情報が満載で実に”ため”になる本だった。

☆ 日本語は世界一「難聴者」にやさしい言語

どの国の言語にもそれぞれ固有の周波数帯というものがあり、母国の言語を繰り返し聞いて育つうちにその周波数帯以外の音を言語として聞き取る脳の感受性が失われていく。

そのため生後11歳くらいまでには母国語を聞いたり発音する能力に特化した脳が出来上がる。

日本語で頻繁に使われる周波数帯は125〜1500ヘルツで、英語は200〜12000ヘルツと随分と違う。日本語は世界の言語の中でもっとも低い周波数帯の言語で、英語は世界一高い周波数帯の言語である。

したがって、英語民族は高齢になると早い段階で高い音が聞き取りにくくなって不自由を感じるが、日本人はすぐには不自由を感じない。その点で日本語は世界一難聴者にやさしい言語である。

※ これは一人で二か国の言語を操るバイリンガルの「臨界期」が10歳前後と言われる所以でもある。また、英語圏の国で製作されたアンプやスピーカーなどのオーディオ製品には、高音域にデリカシーな響きをもったものが多いが、これで謎の一端が解けたような気がする。その一方で、とかく高音域に鈍感な日本人、ひいては日本のオーディオ製品の特徴も浮かび上がる。

☆ 聴力の限界とは

音の高い・低いを表す単位がヘルツなら、音の強さや大きさ(=音圧レベル)は「デシベル(dB)」であらわす。

人間が耳で聞き取ることのできる周波数の範囲は「20〜2万ヘルツ(空気中の1秒間の振動が20回〜2万回)」の間とされているが、イルカやコウモリなどは耳の形や構造が違うのでこの範囲外の超音波でさえ簡単に聞き取れる。

ただし人間の場合は20ヘルツ以下の音は聴覚ではなく体性感覚(皮膚感覚)で感じ取り、2万ヘルツ以上の音(モスキート音)は光や色として感じ取りその情報を脳に伝えている。

※ 人間の耳は一人ひとりその形も構造も微妙に違うし、音を認知する脳の中味だって生まれつき違う。したがって同じオーディオ装置の音を聴いたとしても各人によって受け止め方が千差万別というのが改めてよくわかる。

自分でいくら「いい音だ」と思ってみても、他人にとっては「それほどでもない」という日常茶飯事のように起こる悲劇(?)もこれで一応説明がつくが、音に光や色彩感覚があるように感じるのは超高音域のせいだったのだ!

☆ 音が脳に伝わるまでの流れ

耳から入った空気の振動は外耳道と呼ばれる耳の穴を通り、アナログ的に増幅されて鼓膜に伝わり、アブミ骨などの小さな骨に伝わってリンパ液のプールである蝸牛へ。そこで有毛細胞によって振動が電気信号に変換され、聴神経から脳に伝わる。これで耳の中の伝達経路はひとまず終了。

この電気信号が言語や感情と結びついた「意味のある音」として認識されるまでにはもう少し脳内での旅が続く。

電気信号が聴神経や脳幹を経て脳内に入ると、まず、大脳の中心部にある「視床」に送られる。ここは、脳内の情報伝達の玄関口となっている。視覚、聴覚、皮膚感覚などあらゆる感覚情報が必ず通る場所で、単純に音だけを聴いているつもりでも、様々な感覚情報とクロスオーバーしている。

また「視床」を通過すると音の伝達経路は「言語系ルート」と「感情系ルート」の二つに大きく分かれる。前者は最終的に「言語野」に到達するが、後者は大脳の一次聴覚野を通らず、いきなり「扁桃体」に直結していて「イヤな音」「うれしい音」というように音を直感的・情緒的に受け止める。

※ 音楽を聴くときにカーテンなどでスピーカーを隠してしまったり、あるいは目を瞑って聴いたりすると、機器の存在を意識しないでより一層音楽に集中できるのは経験上よく分かる。

さらに、直感的なイメージとしてオーディオマニアが音楽を聴くときには主として「感覚系ルート」がはたらき、それ以外の人たちが(音楽を)聴くときには主として「言語系ルート」が働いているように思うが果たしてどうだろうか・・・。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c85e3a32c3aca5331dd2fb7adaf73d2a


7. 中川隆[7178] koaQ7Jey 2017年3月19日 09:59:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7649]

>日本語で頻繁に使われる周波数帯は125〜1500ヘルツで、英語は200〜12000ヘルツと随分と違う。

>日本語は世界の言語の中でもっとも低い周波数帯の言語で、英語は世界一高い周波数帯の言語である。

>英語圏の国で製作されたアンプやスピーカーなどのオーディオ製品には、高音域にデリカシーな響きをもったものが多い。

>その一方で、とかく高音域に鈍感な日本人、ひいては日本のオーディオ製品の特徴も浮かび上がる。

>人間の場合は20ヘルツ以下の音は聴覚ではなく体性感覚(皮膚感覚)で感じ取り、2万ヘルツ以上の音(モスキート音)は光や色として感じ取りその情報を脳に伝えている。

共感覚

共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。

例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。 英語名 synesthesia は、ギリシア語で共同を意味する接頭辞 syn- と感覚を意味する aesthesis から名づけられた。感性間知覚。

音に色が見える共感覚

色聴と呼ばれ、日本にも専門の研究者が存在する。

共感覚者であると確証される現在の海外の人物

共感覚者であることを第三者が確証できるほどの極めて具体的な自らの共感覚の例を掲げた著作・芸術作品などの活動が確認できるほか、大学などの研究機関において被験者として検証実験を受けたり、研究者の著作・学術論文中にて引用・言及されており、共感覚者であると確証するに足る人物を挙げる。


エレーヌ・グリモー (ピアニスト)

アメリカ公共放送PBSとのインタビューで本人が語っている。


Helene Grimaud interviewed by Alexis Bloom for Quick Hits
https://www.youtube.com/watch?v=N_dw9-Bt_sM

いつもCは黒、Bは青、Fは赤、リストの曲は金色がかった色調に感じる。


また、11歳の時にバッハの平均律クラヴィーア曲集Fシャープメイジャー(嬰ヘ長調)のプレリュードを弾いている時に明るい暖かな赤とオレンジの間の色調を感じた。

数字にも色を感じる。2は黄色、4は赤、5は緑。

曲によってはいつも特殊な色の世界を感じる。時によって調性に影響される。

Cマイナー(ハ短調)は黒、Dマイナー(ニ短調)は青。

ベートーヴェンのテンペストソナタは黒、合唱幻想曲は黒、緑、赤、黄色のらせんを感じる。

___

マイケル・トーキー(作曲家)

音階や母音などに色を感じ、その色を主題として題名に取り入れたバレエ音楽『グリーン』『エクスタティック・オレンジ』などを作曲した。インタビューの中で、ひとつの実験として始めたが、特定の趣を押し付け「観客が音楽を楽しめる幅を狭めてしまったのではないか」と心配もしたと述べている。


___


イツァーク・パールマン(ヴァイオリニスト)

パールマンは、G線でBフラットを弾くときは深緑色、E線でAを弾くときは赤を感じる。

____


フランツ・リスト(作曲家・ピアニスト・指揮者)

オーケストラを指揮したとき、「ここは紫に」など、音を色として表現した指示ばかり出し、団員たちが困惑したエピソードが有名[要出典]。


____


女性の高い声を「黄色い声」などと言うように、人類、あるいは特定の環境・文化において複数の種類の感覚を結びつける比喩的習慣が広く存在するが、共感覚はそのようなものと直接は関係しておらず、共感覚を持たない人には感じられない上述の数字に色を見るなどの感覚を、主観的な知覚現象 (クオリア) として生々しく感じている。

共感覚は五感のような基本的な感覚の種別に関してだけではなく、感情や単語や数などに関して起こることもある。 共感覚者の間での複合した知覚の関係に相関は認められていない。 例えば、ある人がある文字を青く感じたとしても、他の共感覚者が同様に感じる傾向があるとは限らない。

共感覚を手がかりに主観的な心の世界と客観的な脳との関係を深く探る手がかりとしようとする研究が継続的に行われている。

赤ちゃんにおいては視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚等の異なる種類の感覚が未分化な知覚を生み出しており、通常その後の成長による感覚の発達にともなう脳の結合の変化によってこうした共感覚は失われていくとされる。この場合、成人して共感覚を保持している人は発達の過程で何らかの理由で脳の異なる部位への結合が保たれ、これらの複合した知覚もそのまま保たれているとする説もある。

共感覚の中でも、音楽や音を聞いて色を感じる知覚は「色聴」といわれる。

絶対音感を持つ人の中には、色聴の人がいる割合が高い。

また、色聴は共感覚の中で一番発生率が高いと報告されている。

色を感じる音にも様々なものがあり、音程、和音、単語、または音楽自体が聴こえることもある。 似たような感覚として「音視」というものもある。これは色に形や音が聴こえるという色聴とは反対の感覚である。

かつては共感覚で感じる知覚というのは共感覚者によって異なるとされてきたが、最近の研究では、多くの被験者を対象にした実験の場合、知覚にいくつかの共通点が見られることが分かった。

例えば、聞こえた音に色が付いて聞こえるサウンド・カラー共感覚(sound-color synesthesia:色聴)保有者の集団実験では、高い音ほど明るい色に見えるという傾向が見られたという。

また黒字の文字を見ても別の色に見えることがあるというグラフィーム・カラー共感覚(grapheme-color synesthesia:書記素色覚)保有者の集団実験では、やはりある文字には似たような色を感じる傾向があるということがわかった。

ところが、ある傾向が見られることは確かだが、あらゆる種類の共感覚があり、いずれの共感覚にしても個人によって誘因や症状の度合いは異なることも分かっている。この多様性のせいで、個人のもつ共感覚を定義するのは容易なことではないし、彼ら自身、自分の持っている感覚に名前が付いていないことに気付いていないことが多い。



色の付いていない文字なのに色が付いて見える人がいる。これを共感覚という。また、音声に色がついて見える人や、円周率の数列に美しさを感じる人もいる。
神経学者のリチャード・E. シトーウィックは、共感覚の診断のために用いる基準を以下のように決定した。


1.共感覚者のイメージは空間的な広がりをもち、はっきりと限定されたロケーション(位置)を特定できることが多い。 [訳註]共感覚者は空間的なイメージの中で、自分の位置している場所がはっきりと分かる。

2.共感覚は無意識的に起こる。

3.共感覚の知覚表象は一貫性がある。

4.共感覚はきわめて印象的である。

5.共感覚は感情と関係がある。

シトーウィックは、空間の広がりを見据えた実験を提言したが、最近の多くの研究はこれを正しくないとしている。例えば、共感覚者の中には文字の色や、単語の味が「わかる」のであり、実際に視覚器や味覚器で感じているわけではないのである。


共感覚者の多くは子供のころに他人とは異なる隠れた感覚に気づく。

そして彼らは自然とその感覚を日常生活に適用させていく。

また、共感覚で人の名前を覚えたり、電話番号を覚えたりすることに使うこともあれば、暗算に利用することもできる。しかし同時に、絵画・映画などの視覚的な作品や音楽を創造する上での困難になることさえある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E6%84%9F%E8%A6%9A


8. 中川隆[7179] koaQ7Jey 2017年3月19日 10:15:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7650]

音に色や温度を感じる 「共感覚」が不思議すぎる! 2016.01.12
http://eye-media.jp/entertainment/%e5%85%b1%e6%84%9f%e8%a6%9a%e3%81%ae%e4%b8%8d%e6%80%9d%e8%ad%b0/


音に色を感じる――。

なんだか詩的な表現のように感じますが、本当に音を色として感じることのできる人々が、世の中には存在しているのです。

こうした特殊な知覚現象を『共感覚』と呼びますが、共感覚を持つ人々にとって、音は単なる音ではなく、また形は単なる形ではありません。今回は、人が持つ特殊な感受性『共感覚』の不思議をご紹介します。

脳による五感の錯綜が「共感覚」を引き起こす?

共感覚は、英語では『シナスタジア』と呼ばれています。シナスタジアとは“感性間知覚”の意味を持つ言葉で、脳に存在する複数の感覚器官が同時に音や形を知覚する現象のことを指しています。

例えば、本来なら脳の一次聴覚野だけで処理される音情報を、視覚野でも処理することで、音から色を感じるなどの感性間知覚が引き起こされます。このように、ある現象に対して、五感の異なる感覚が作用することで起こる主観的なクオリア(感覚質)が、共感覚の原因だといわれています。

これにより、共感覚を持つ人にとっては、数字が特定の色を持つ絵として感じられたり、音を聞けば音階によって色が感じられたりします。こうした共感覚にはさまざまのパターンがありますが、「形に味がついて感じられる」、「人の容姿が色として感じられる」などの例が報告されています。

著名人にも共感覚の持ち主はいる!

中でも発生率がもっとも高い共感覚は“色聴”と呼ばれていますが、この現象は、文字通り「音に色を感じる」というものです。色聴は絶対音感を持つ人に一定の割合で存在するといわれており、ピアニストのエレーヌ・グリモーなど、自ら共感覚者であることを表明している著名人も数多く存在しています。

そして、色聴と逆の知覚現象が“音視”という共感覚です。音視を持つ人にとっては、色が特定の音階として感じられるのだそうです。


実は、私たち全員がかつて共感覚者だった!?


とても不思議な共感覚ですが、実は私たちも、新生児の頃には共感覚を持っていたといわれています。

というのも、生後間もない赤ちゃんは脳の受容器官が未分化なため、複数の器官で感覚を同時に処理していると考えられているのです。

音を色で感じ、形を音で感じる。こうした知覚の不思議を、私たちが考えるよりもずっと多くの人が経験し、記憶しているのかもしれませんね。
http://eye-media.jp/entertainment/%e5%85%b1%e6%84%9f%e8%a6%9a%e3%81%ae%e4%b8%8d%e6%80%9d%e8%ad%b0/


野生のしらべ – 2004/5/11 エレーヌ グリモー (著)
https://www.amazon.co.jp/%E9%87%8E%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%81%97%E3%82%89%E3%81%B9-%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8C-%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC/dp/4270000163

2007年06月28日 狼女=エレーヌ・グリモー


・性別: 女性。
・姓名: エレーヌ・グリモー Helene Grimaud。
・何人?: フランス人。
・何者?: クラシックのピアニスト。
・生年月日: 1969年11月7日生。
・備考: 美人ドキドキ


対称性の強迫

・子供の頃は奇行と奇癖の目立つ問題児。集団生活に馴染めず、いじめられっ子で友達もできなかった。

・幼少時からの対称性の強迫行為。勉強机の上で本の両側に同数の鉛筆が配され、本はノートから等距離に並べられなければならない。靴紐は両足とも同じようになるまで結んでは解いてを何時間も繰り返した(エレーヌ・グリモー『野生のしらべ』p.59)。


・コンサート・ピアニストになってからも強迫行為は暫く続いた。演奏旅行中に投宿したホテルの家具や備品を左右対称に並べ替えないと気が済まない。コンサート後は疲れているにもかかわらず、気を利かせたメイドが凝りに凝った強迫的ディスプレイを元に戻してしまったと確信して、恐れつつ電気も点けずに、ベッドルーム、バスルーム、洗面台と巡り、全てを並べ直して回った(同上。p.59-60)。


・しかし日本を演奏旅行中のある日、ホテルに帰り疲労の極致にあって猶、イルカのプリントされたセーターをその柄が上下左右対称になるよう物差し(!)を使って折り畳んでいた時に、発作的にセーターを窓から投げ捨て、以後強迫症状は止んだ(同上。p.60)。


・楽器の演奏やスポーツ等、完璧の追及が要求される営みには生得的な強迫的性格が必要、とエレーヌ・グリモーは主張する(同上。p.65)。


就眠の儀式

・眠る前にベッドの中で、教理問答で習った祈りを一定の規則で繰り返し声に出して唱える。そうして漸く眠りに就くことができた。言い間違えたり、発音やイントネーションが気に入らないと最初から唱え直し、満足するまで何時間でも続け、時には明け方に疲れ切って眠り込む、ということもあった(同上。p.51-52)。


・後、この儀式は音楽で役立つことになる。音楽学校の試験前夜、課題のシャルパンティエがどうにも退屈で憶える気が起こらず、諦めて床に就いたが、突然祈りの習慣が甦り、無意識的にスキャンされていたシャルパンティエの譜面を全て、かつて祈りを反復したようにリズムとアクセントに満足が行くまで飽くことなく繰り返してイメージ・トレーニングし、翌日試験ではその曲を完璧に弾きこなした(同上。p.52-53)。


自傷行為或いはエンドルフィン嗜癖(?)


・自傷行為が対称強迫の対象となる。6歳の時、母の故郷コルシカの海岸でかかとに傷を負い、麻酔無しで縫合の手術を受けたのだが、その最中に思わず笑みがこぼれるほどの至福感を体験する。たぶんエンドルフィン(*)が大量に分泌されたんだと思う。しかし心配する両親を尻目にめくるめく快感に浸っている自分に対して後ろめたさを感じてしまい、苦痛と涙を装ってことがこじれる。数分後に全ては忘却されたが、これを契機に全ての障害が始まった、とグリモー自身は記している(それが隠蔽記憶でなければね)(同上。p.40-44)。

(*)エンドルフィンについては ↓

「報酬系・ドーパミン・渇望:コルトレーン、ヘロインを断つ その16」
http://ameblo.jp/lm199781/entry-10017910374.html

「練習による依存の適正な代替:コルトレーン、ヘロインを断つ その28」 参照。
http://ameblo.jp/lm199781/entry-10025913975.html


・数年後、砂利道で偶然転んで膝に傷を負い、生を強く実感、エンドルフィン体験が甦る。自傷行為が勃発し、しまいには対称強迫と連動して右手に傷をつけると左手にも傷をつけないではいられなくなる。両手・両膝・両肘に絆創膏を貼った以前にも増して奇妙な子供とグリモーはなってしまう。(同上。p.57-59)。

[覚書: エンドルフィンは自傷行為が習慣化する理由の一つであるかもしれないが、事後的に(或いは発端として)生ずる自罰衝動はエンドルフィンでは説明できない? やはりエンドルフィンだけではタナトスを説明できない? そりゃそうか。]


・7歳の時、情操教育のため(まあ、問題児だったから)両親に音楽教室へ連れて行かれ、女性ピアノ教師が弾くシューマンを聴き、深く魅惑される。

自身の内奥から生ずる魔力、とグリモーは表現するが、それってやっぱエンドルフィンじゃないだろうか(音楽に感動するとエンドルフィンが出ます)。明らかに音楽はグリモーの性に合っていた。以後ピアノにのめり込み、自ら進んで練習する。両親はさらに偏った性格になるのではないかと心配するがもう遅い(*)。音楽という全く別種の刺激に触れて報酬系は新たに賦活され、グリモーを猛烈に駆り立てる。それかあらぬかパリ音楽院に入学した13歳の頃に自傷行為は自然に消えた(**)(強迫性プラス報酬系駆動、というのはコルトレーンの生涯を理解する上でもかなり参考になる)。


(*)この辺はグレン・グールドとちょっと似ている。手袋おやじも子供の頃はむちゃくちゃ練習大好きで、変人になることを危惧した両親から練習時間を日に4時間と制限されていた。そしてグールドもまたグリモー同様友達のできないいじめられっ子だった。しかし性格はちょっと(いやかなり)違う。グールドの場合は強迫じゃなくって分裂病質だとかアスペルガー症候群だとか言われたりしている。ミシェル・シュネデール『孤独のアリア』、宮澤淳一「グールドと精神医学」(KAWADE夢ムック文藝別冊『グレン・グールド』)参照。
(**)『野生のしらべ』p.64, p.59


・エンドルフィン仮説(ドーパミンでもいいけど)をさらに裏付けるのは、くたくたになるまで運動することを好んだ、というエピソード。延々と続く歩行や階段の駆け上り、バーベルや鉄アレイ、ランニング・マシーンを通じての肉体の酷使。この女、疲労を超越した快楽の味を占めているのが見え見えですぜ、ニセ医者の旦那(ちなみに歩行やジョギングといった反復運動はセロトニン神経を活性化する。セロトニンについては後で触れるかも)(同上。p.256-257)。


狼大好き

狼マニア。「狼女」たる由縁の症状。

アメリカ移住後、狼と運命的な出会いを経験、強く嵌り込む。

狼について大学で勉強し、果ては土地を買い込み放し飼いにして狼保護センターを設立するに至る。狼についての生物学的・博物学的な知識は『野生のしらべ』にも惜しみなく投入され、自伝的エピソードのカウンター・メロディを成す。気に入るととことん強迫的(いちず、とルビを振りたい)になるタイプみたいです。狼のために恋人も捨ててしまいました。
http://ameblo.jp/lm199781/entry-10038082588.html


9. 中川隆[7180] koaQ7Jey 2017年3月19日 10:50:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7651]

>人間の場合は20ヘルツ以下の音は聴覚ではなく体性感覚(皮膚感覚)で感じ取り、2万ヘルツ以上の音(モスキート音)は光や色として感じ取りその情報を脳に伝えている。


音色は倍音成分の入り方で決まるので、音色というのは本当に色彩の色なのです

ブラームスは灰色、ドビュッシーは水中の光の色、モーツアルトは 1小節毎に音色が変わる

というのはイメージではなく本当にそういう色が付いているのですね

僕もプリアンプの marantz 7c を使っていた時は音に緑色の色が付いていて不思議だったです


10. 中川隆[-7944] koaQ7Jey 2017年4月29日 12:17:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

数年前までのサブSP - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年04月29日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b407f53e5585f6c8b1ddb0f267706595


数年前までスペンドール BC-UをサブSPに使っていました。(10年近く保有)内部配線は当然交換して使っていました。音のバランスや質感が良かったですね。ただ「音量」をもう少し・・・と望むと頭打ちでした。

こちらはハーベスのモニターMKVです。(5年近く保有)こちらも当然内部配線を交換して使っていました。音のバランスも良く音量もこのサイズのSPにしては良く出ていました。ジャンルは何でもOKな感じでした。まさにモニター。しかし、20p口径のウーハーですので「空気を震わす」様なサウンドは望めません。

まだ他にもタンノイVLZやALTEC 408-16、JBL LE8T等も使って遊んでいました。


11. 中川隆[-7956] koaQ7Jey 2017年4月30日 13:29:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

阿修羅管理人に投稿・コメント禁止にされましたので、本日をもってこのスレは閉鎖します

12. 中川隆[-7859] koaQ7Jey 2017年5月01日 11:39:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


参考に、僕が阿修羅原発板で反原発派の嘘とデマを明らかにした為に、阿修羅で投稿・コメント禁止にされた経緯を纏めました:

これが阿修羅に巣食う電通工作員
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c73


13. 中川隆[-7702] koaQ7Jey 2017年5月09日 12:33:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年05月09日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da2fb86d6eeff815d3d3795c1c2ca6a6


オーディオ仲間のMさんが持参された山水(サンスイ)の「SP30」というスピーカーだが、この名前を聞いて「オッ、懐かしいなあ」と思われる方がいるかもしれない。

たしか40年ほど前のこと、当時オーディオ華やかりし頃に「御三家といわれていたのは「山水」「トリオ」「パイオニア」だったが、今となって生き残ったのはカラオケやカーナビゲーションに活路を求めた「パイオニア」だけになってしまった。

そのパイオニアにしてもブランド名は辛うじて残ったものの3年ほど前に全株式をオンキョーに譲渡してしまった。

栄枯盛衰は世の倣い。

「祇園精舎の鐘の声  諸行無常の響きあり  沙羅双樹の花の色  盛者必衰の理(ことわり)をあらわす  おごれる人も久しからず  ただ春の世の夢のごとし  たけき者も遂には滅びぬ  偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ 」(平家物語)

当時の「山水」(サンスイ)はJBLと提携していて「SP30」や「SP50」などをシリーズ化していた。共通した組格子のデザインが特徴で自分も評判につられて「SP50」を購入したが、そのうち友人に譲ってしまった記憶がある。

さて、先日この「SP30」をMさんが持参された目的は前回登載した「チャンデバ」の実験のためだった。

この実験自体はうまくいったのだが、我が家を辞去される際にMさんが「置いていきますので、しばらく使ってみてください」。

今さら小型スピーカーでもあるまいと正直言って内心思ったのだが、フルレンジとして使い込んでみるとどうしてどうして、小型スピーカーの良さ全開といった趣ですっかり見直してしまった。

まずポイントを列挙してみよう。

1 内蔵のユニット

元々2ウェイ方式の「SP30」だが、内蔵されていたユニットはサンスイ」の純正のものではなくて、松下の「EAS−20PX60」というフルレンジのユニット一発だった。

          

ご覧のとおり堂々としたマグネットが付いている。Mさんによると当時憧れのユニットだったそうで、後日オークションで激しい競り合いの元で落札されたとのこと。

たしかに生き生きとして元気のいい音には目を見張るものがあったが、この図体にとってはエンクロージャーの寸法や容積がチョット小さすぎるような気がした。

そこでMさんが帰宅されたのちに、ユニットの交換をさせてもらおうと電話で了解を求めたところ「エンクロージャーの方は不要ですので差し上げます。煮て喰おうと焼いて喰おうどうぞご随意にしてください。」とのありがたいご返事。

さっそく松下の代わりに手持ちの「ニューゴールデン8」(イギリス:リチャードアレン)を入れ直した。同じ口径20センチのフルレンジユニットだがこちらの方がやや小ぶりなので取りつける寸法にも余裕があった。

胸をワクワクさせながら音出しをしてみたが、どうも冴えない。全体的に音のヌケが悪くて、自分が一番嫌いな「籠っている音」のような感じ。これなら松下のユニットの方がいいなあと天を仰いで慨嘆したが、待てよ〜。

以前、オーディオ仲間のSさん(千葉県)が平面バッフルでリチャードアレンを鳴らされていて「とてもいい音ですよ〜」と仰っていたのを思い出した。

そうだ、裏蓋を外して後面開放で鳴らしてみたらどうだろう、パッと閃いたねえ(笑)。

そこで第2のポイント。

2 エンクロージャーを後面開放で鳴らす

「善は急げ」とばかり裏蓋のネジをすべて取っ払って後面開放で鳴らしてみたところ、これは〜と思わず絶句した。すっかり豹変したのだ!

         

何という爽やかでヌケの良い音なんだろう。しかも低音から高音までまとまりが良くてバランス的にまったく言うことなし。口径20センチのフルレンジのメリットが最大限に発揮されており、しかもイギリス系のユニットによく見られる品の良さや独特の艶みたいなものが中高音域から醸し出されている。

ハーモニーという面では我が家の既存の4系統のスピーカーの中で一番いいかもしれないと、ほとほと感心した。

これで見事に我が家の5系統目のスピーカーの誕生である。

今回の実験で小型スピーカーは大型スピーカーには求められない良さがあることを改めて確認したが、そういえば6年ほど前の記事「シンプルな響きの心地よさ」(2011.10.21)で「リチャードアレン」を登場させていたことを思い出した。(興味のある方は過去記事をめくってみてください。)

歴史は繰り返すんですよねえ(笑)〜。

いずれにしても、大型スピーカーじゃないと出ない音があることは確かだが、「逆もまた真なり」で小型スピーカーじゃないと出ない音がある。

「大は小を兼ねない」

再び気付かせてくれたMさんに感謝あるのみ〜。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da2fb86d6eeff815d3d3795c1c2ca6a6

オーディオ談義〜「シンプルな響き」の心地よさ〜 2011年10月21日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da2fb86d6eeff815d3d3795c1c2ca6a6


20cm口径のフルレンジSPユニット「リチャード・アレン」を取り付けたボックスを作ってから早くも2週間あまり。

我が家の第三システムとして活躍中だが、これまで主流としてきたやや大掛かりなシステムと、こうした小さくてシンプルなシステムとの対比の妙が実に新鮮で、我が家のオーディオにこれまでにない新鮮な空気を吹き込んでいる。

お金のことを持ち出すのはけっして本意ではないが、アンプとスピーカーとを合わせてもわずか10万円足らずのシステムが軽く100万円以上はするシステムと渡り合うのだからほんとうにオーディオは面白い。

もちろん、それぞれに音楽のジャンルによって得手・不得手があるわけだが、低域の量が少ないことによって得られる全体的な(音の)「清澄感」はなかなか捨てがたいものがある。

喩えて言えば、ヘッドフォンで聴く「音」のピュア感といったものに通じており、我が家でますます存在感が増すばかり。

ここで改めて「フルレンジ・タイプ」のメリットを述べておくと、先ず低域と中域のクロスオーバー付近に生じる「音の濁り」が存在しないこと、第二に口径の大きなユニットはそのコーン紙の重さによって音声信号への追従性が悪くなって音が鈍くなるが、その点小さな口径の場合はシャープな音が期待できること。

低域の処理についてはこれまで散々悩んでいろんな対策を講じてきたが、いまだに解決できないので永遠の課題となっている。

ここまで、書いてきてふと思い出したことがある。

昔、昔のそのまた昔、五味康祐さん(故人:作家)の著作「西方の音」の多大な影響を受けてタンノイに傾倒していた時代に、タンノイ(イギリス)の創設者の「ガイ・R・ファウンテン」氏が一番小さなスピーカーシステムの「イートン」を愛用していたという話。

(タンノイG・R・Fという高級システムがあるが、ガイ・R・ファウンテン氏の頭文字をとったもの。)

タンノイの創設者ともあろう方が、最高級システムの「オートグラフ」ではなくて「イートン」を使っているなんてと、その時はたいへん奇異に感じたものだった。

総じてイギリス人はケチで、いったん使い出した”もの”は徹底的に大切にすると聞いているので「この人はたいへんな節約家だ」と思ったわけだが、ようやく今にして分かるのである。

何も大掛かりなシステムが全てに亘って”いい”というわけではなく「シンプルな響き」が「重厚長大な響き」に勝る場合があるということを。

さて、「このイートンの話はどの本に書いてあったっけ」と記憶をたどってみると、「ステレオサウンド」の別冊「世界のオーディオ〜タンノイ〜」(昭和54年4月発行)ではないかと、およそ想像がついた。

                    

手元の書棚から引っ張り出して頁をめくってみると、あった、あった〜。

本書の75頁〜90頁にわたってオーデイオ評論家「瀬川冬樹」氏(故人)がタンノイの生き字引といわれた「T・B・リビングストン」氏に「わがタンノイを語る」と題して行ったインタビューの中に出てくる逸話。

ちなみに、この瀬川冬樹さんがもっと長生きさえしてくれたら日本のオーディオ業界も今とは随分と様変わりしていたことだろうと実に惜しまれる方である。

話は戻ってガイ・R・ファウンテン氏が「イートン」を愛されていた理由を、リビングストン氏は次のように述べられている。

「彼は家ではほんとうに音楽を愛した人で、クラシック、ライトミュージック、ライトオペラが好きだったようです。システムユニットとしてはイートンが二つ、ニッコーのレシーバー、それとティアックのカセットです。(笑)」

(そういえば「ニッコー」とかいうブランドのアンプもあったよね〜。懐かしい!)

「てっきり私たちはオートグラフをお使いになっていたと思っていたのですが、そうではなかったのですか・・・・」と瀬川氏。

「これはファウンテン氏の人柄を示す良い例だと思うのですが、彼はステータスシンボル的なものはけっして愛さなかったんですね。その代り、自分が好きだと思ったものはとことん愛したわけで、そのためある時には非常に豪華なヨットを手に入れたり、またある時にはタンノイの最小のスピーカーを使ったりしました。」

「つまり、気に入ったかどうかが問題なのであって、けっして高価なもの、上等そうにみえるものということは問題にしなかったようです。〜以下、略」

ファウンテン氏のこうした嗜好はオーディオの世界に”とかく”蔓延している「ステータスへの盲信」の貴重なアンチテーゼとも受け取れるが、30年以上も前からこういうことが指摘されていたなんて、今も昔もちっとも状況は変わっていない。

同じタンノイの「3LZ」とか「スターリング」とかの比較的小さなSPをいまだに愛用されている方が後を絶たないのもよく分かる。「音は人なり」とすれば、きっと良識があってバランスがとれた方なのだろう。

さて、我が家のリチャードアレンだがトランジスター・アンプ(出力10ワット)とのコンビで連日、活躍中だが、アンプの前(DAコンバーターの次)に真空管式のバッファー・アンプを挿入したら「石」特有の硬質さが適度にほぐれて一段と聴きやすくなった。

          

また、フルレンジの愛好家で名古屋のYさんからは「リチャード・アレンの前にネットを被せると高域のきつさが取れますよ。これはカーテン生地でも構いません」とアドバイスがあったので、さっそく100円ショップに出かけて行き「絹綿タオル」(身体の洗い用)を買ってきて被せてみると、うまくいった。

                 

SPユニットの前のサランネットは決して伊達ではなく、高域を柔らかくする効果があるがイギリス系ユニットの場合には不可欠のようだ。

とにかく、口径20cm度のフルレンジのユニットの「濁りのないシンプルな響き」には心を癒されるものがあるので、現状の音に「物足りなくなった方」とか「飽いてきた方」にはセカンドシステムとして活用されるといかがだろうか。

身近に比較できる音があるのと、ないのとでは大違いで互いのシステムの欠点が把握しやすいのも大きなメリットの一つ。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da2fb86d6eeff815d3d3795c1c2ca6a6

オーディオ談義〜フルレンジSPユニットの聴き比べ〜 2011年10月28日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/12f18fe300c6b753750512890609680d


オーディオは「スピーカーに始まってスピーカーに終わる」、そして「スピーカーはフルレンジに始まって、フルレンジに終わる」。

と、言いたいところだが、いくらフルレンジの音が気に入ったからといっても、後者については異論続出といったところで「贔屓の引き倒し」になりそうだ。

さて、そのフルレンジSPユニットだがいつぞやのブログに記載したとおり、現在4種類のユニットを持っている。

☆ アキシオム80(16Ω:口径20cm)

☆ リチャードアレン(8Ω:口径18cm)

☆ ジェンセンP8P(16Ω:口径18cm)

☆ アルテック403A(8Ω:口径18cm)

このうちリチャードアレンについては専用のボックスを作って聴いてみたところ想像以上に良かったものだから、調子に乗ってすべてのユニットを入れ替えて聴いてみようと思い立った。

10月25日(火)のことだった。

利用するボックスは以前に作ってもらった北海道産の「楢」材を利用した厚さ5cmのがっちりしたツクリのもので絶対に”箱鳴り”を許さないタイプ。

このボックスは現在、第一システム用としてアキシオム80を片チャンネル2発使用しているもののうちの一つだが、この際、2発使用をアッサリあきらめて流用するもの。置き場所がないので、これもやむなくウェストミンスターの上に載せた。

まずリチャードアレン(写真右側)とアルテック403A(写真左側)から試聴。

ちなみに試聴用機器は、CDトランスポート「ワディア270」、DAコンバーター「ワディア27ixVer3.0」、「真空管2A3シングル・ステレオ/パワーアンプ」。

        

リチャードアレンの音は日頃聴きなれているので、アルテックの方をはじめに鳴らしてみた。

音を目方で表現するのも何だが、実に軽快そのものの音には驚いた。スカッと抜けきっていて、単純明快で隠し事のない音。人生バラ色、悩みなんて一切ありませんという印象がしてまさに典型的に陽気なアメリカ人を思わせる。

これはこれでいいんだろうが、もっと陰影が欲しい気もする。好き嫌いがはっきり分かれそうな音だ。

これに比べるとリチャードアレンはまったく正反対でひとひねりも、ふたひねりもした音。音に適度の湿り気があって陰影がそこはかとなく漂ってくる。人生を慎み深く、そして思慮深く生きていくイギリス人という感じ。

こういう音でないと表現できない音楽もたしかにある。

次に「アキシオム80」(イギリス:グッドマン社)

期待したほどではなかった。中高域の澄んだ音は相変わらずgoodだが、中域から低域にかけてのふっくらとした充実感がもっと欲しい。「アキシオム80」はボックスとアンプを選ぶと聞いていたが、このボックスの形状と5cm厚の材ではうまく鳴らすのは無理のようだ。

イギリス系のユニットは総じてボックスを適度に共振させてやる方がいいと体験的に理解できた。それと「背圧の逃がし方」にもひと工夫が必要で、やはりオリジナルボックス(イギリス製)の域には到底追いつけないようだ。

今後、我が家の第一システムのスペアとして保管しておくことに決めた。

最後にジェンセン(アメリカ)の「P8P」。

1954年製造のビンテージ・ジェンセンで2年ほど前にオークションで購入したもの。そのときの商品説明には「強力なアルニコマグネット、固めのコーン紙とフェノールのセンターキャップによる張りのある中音」とあり、値段の方もかなりした記憶がある。

一聴して驚いた。何という「光り輝く音」なんだろう。

低音とか高音が”どうのこうの”という次元ではなくて、張りがあってスピード感豊かな中音に圧倒的に魅せられた。「もう、これで十分」が口癖になりそうで、まさに「ベスト&ブライテスト」(ハルバースタム著)。

このユニットで「ちあき なおみ」を聴くと「あぁ〜」とため息が出るほどいい。ヴォーカル系には絶対的な強みを持っており、改めて中音がしっかり鳴ってくれることが一番だと再認識した。

以前、オーディオ仲間のM崎さんが、「中音がしっかり出ていたら、ツィーターの必要性は感じないはず」とおっしゃっていたが、その時は半信半疑だったがやっとその意味が実感できた。

とにかくオーディオを長年やってきたが、こんなに”痺れまくった”のは久しぶり。スピーカー技術は50年以上も前にすでに完成していたんだと嫌でも納得させられた。

ふと、こんなに凄いのだったら第一システムの中高域専用に使っている「アキシオム80」と入れ替えてみたらどうなるんだろうという誘惑に駆られてしまった。

2時間もあれば入れ替えが出来るわけだが、さ〜てどうしようか・・・。

P・S(2011.10.28.16:20記)

このブログを読んだ知人のMさんから早速メールが入った。Mさんは海外からの輸入物を中心に古典管など広くビンテージ機器を扱っている方だが「ジェンセンの”P8P”は往年の名器であるウェスタン社の755A(口径20cm)に匹敵するほどの評価」だそうだ。

フルレンジSPユニットの王者とされるウェスタン社のユニットと同列に論じられるなんて、今更ながら「P8P」の高い実力を思い知らされた
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/12f18fe300c6b753750512890609680d


14. 中川隆[-7700] koaQ7Jey 2017年5月09日 13:12:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

オーディオ談義〜テレビ視聴用のスピーカー〜第2弾 2011年10月08日


テレビ視聴用のスピーカーを作ってみようと思い立った日の翌日(5日)はあいにく朝から一日中雨が降りそぼったが、6日(木)は一転して秋晴れ。

9時の開店を待って近くのホームセンターに行って、松の集成材を購入し計算したとおりの寸法にカットしてもらった。

「90p×180cm×1.8cm」と「90cm×60×1.8cm」のパネル2枚をそれぞれの寸法の12枚に小分けするのだからなかなかたいへんだったが、17回のカットで済んで40分ほどで終了。


肝心のSPユニットを取り付けるバッフルの穴開けと開口部のR仕様だけは専門の業者に任せて、翌日の7日(金)の11時ごろに持ってきた。

ようやく組立材料が勢ぞろい。


                  


取り付けるSPユニットはとりあえずリチャード・アレンの「ニューゴールデン8」(1980年5月製造)にした。

以前、試聴したときにはイマイチの感を持ったのだが、容れるボックスが変われば豹変するかもしれないと期待を込めたユニット。形状からしてメカニカル2ウェイだが、高域の繊細さにこだわるいかにもイギリス製らしいユニット。

SPコードを取り付ける端子の部分(赤と黒)がネジ止めになっているが、この”やり方”だと接触箇所が次第に酸化して音が悪くなるので、当然のごとく取っ払って(SPコードを)「半田付け」したのはいうまでもない。

簡単に音を良くする方法の第一番は機器同士の接続箇所を可能な範囲ですべて「半田付け」することに尽きる。

             


木工用の接着剤と長さ3cmのネジを準備していよいよ11時半から組み立て開始。もちろん昼食を抜きにしてかかりっきりでようやく完成したのが15時ごろ。

            

およそ60本のネジをドライバーで締め上げたので、手の皮の一部が擦り剝けてしまった。ドリルドライバーを使うと楽だがネジの締め加減があるのですべて手動というのはやっぱりつらい。

さあ、いよいよ楽しみの音出し。

ハイビジョンレコーダーに4年ほど前に録画したムターが弾く「ヴァイオリン協奏曲」(モーツァルト)を聴いてみたところ「何と、ふくよかでゆったりとした響きなんだろう。ヴァイオリンの艶のある音色が実にいい。不自然な響きがまったく感じられず、もう、これで十分。」

「もう、これで十分」という言葉が口癖になりそうなほどだが、それほど高価なユニットじゃないし、材料代も安くて済んだのに、「これからこんな音でテレビの音が楽しめるなんて」と、うれしさも”ひとしお”。

これまでどおり、ボックスの中には羽毛の吸音材をギュギュウ詰めにしたが、これで「外れた」ことがないのは実に心強い。

作った経緯からして、これも亡き母の置き土産かもしれない。

それと、作る前にはまったく意識しなかったが、ふと、今回のSPボックスの大きさと重さから、ずっと以前に愛用していたタンノイVLZ(口径25cm)を思い出してしまった。当時、「黄金の組み合わせ」と言われたラックス社の真空管アンプ「SQー38FD」でよく聴いたものだった。

VLZは今でも人気があって、オリジナルボックス入りはオークションでもご大層な値段のようだが、音の質は大違いで高域がスッと抜けた爽快さはリチャード・アレンの方が断然好み。

これから、テレビの音楽番組を観る時間がぐ〜んと増えそうだ。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/145e20a585887f4646a1ec3ba340c8d7


15. 中川隆[-7699] koaQ7Jey 2017年5月10日 06:16:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

英国製スピーカー博物館みたいに GRFのある部屋 2011年 06月 10日
http://tannoy.exblog.jp/16109810/


気がついてみると、いつのまにやら部屋の中はスピーカーで溢れかえっていました。

GRF・IIILZ・Rogers 5/8・ "Consequence"・Hertley ・PSD T4。

そして最後に DECCA の DECOLA と何と7セットも!

隣の部屋には UNICORN も!

そして、茅野の家には ESL57 が、何時も待っています。


今日は、その茅野の家に一旦、ロジャース5/8 とタンノイIIILZ を運び入れました。

QUAD のアンプを共通点として、IIILZ も合わせて鳴らしてみようという魂胆です。

でも本当は「GRFのある部屋」が手狭になったのが本音ですね。
なにしろデコラが思ったより遙かに大きかったのです。


こうして列記してみると、如何に英国製の SP が多いのかがわかります。

ハートレーも英国系の音の典型です。

これに LS3/5A が有ればほとんど揃ってきます。

ただ、B&W と LINN はありません。

私の独断ですが、どこか、私の路線の英国SPと路線が違うように思えるからです。


LINN の音は、独特の音がします。イングランドではなくスコットランドの音なのかも知れません。ヴァイキングの血がそうさせるのでしょうか?

ノルウェーやスウェーデンに近い感じがします。デンマークとは少し違うのです。デンマークはオランダの音に近いような気がします。

 
要するに、旧い英国のスピーカーの音が好きなのですね。

スピーカーばかりではなくプレーヤーもアンプもそして、何よりも英国製のレコードの音が!

フランス盤も味のある音がしますが、どこかシュラック盤の音がしますね。

英国盤はヴィニール製のどこか柔らかい音がします。
あたかもそれはテレフンケンの真空管とムラードの真空管の音の差の様です。


どうして、英国製の SPの音が好きなのか、自分でも不思議ですが、細かく見てみると、好みがハッキリしているかも知れません。

例えば、タンノイではゴールド が好きです。

昔からのレコードファンがお好きなレッドの音は、私にはちょっときつく感じます。その硬質な音がお好きな方が多いのです。もちろんカートリッジやアンプとの相性にもよりますが、あの頃のレコードの音が、活き活きと聞こえる工夫がされているのでしょう。

その前のシルバーはモノラルの時代です。ですから、GRFでもオートグラフでもモノラルですから、ステレオで揃えると左右の仕様が異なるのです。

シルバーやレッドの時代は、ネットワークは固定でした。ゴールドからレベル調整が出来るようになったのです。周波数帯域も拡がりました。

ステレオでも音場を重視すると、ゴールド以降になるようです。CDの時代にも対応しています。


しかし、ここまで引かれる英国のSPのどこがいいのでしょうか?

簡単に言うと豊かな低音とメリハリがある高音と言うことになりますが、それではアメリカンサウンドも同じです。高音部の細かさが違うのですが、、、。

私達の世代は、やはり英国盤のレコードの音とのマッチングで気に入っているのだと思います。

アメリカ製のSP、特に西海岸製とは違い、すこし、暗い、どこか湿気を帯びた音が良いのだと思います。

GRF は DECCAレコードの、ESL は PHILIPS の、もちろん Rogers5/8 は BBC のモニターです。

それらのスタジオで標準に使われていた事が、遠因かも知れませんね。


茅野の家に来る度に、ESL-57 の深々とした低音に驚かされます。

ハートレーから流れてくる低音の質と同じです。

静かな音量でも浸透してくるコントラバスの深い音。潮の満ち引きのように気がつくと音に満たされているのです。

マーラーの6番だとこれに大太鼓の太い音が重なります。

この9セットのSP群のなかで、一つだけ選べと言われたら、私はこの ESL57 で充分です。

そう、私の英国製 SP の音の原点はこの ESL57 なのかも知れません。

そういえば、DYNAUDIO を最初に聴いたときに、何と ESL に近い音だと驚いたわけですから。

GRF の鳴らし方も QUAD的な響きだと言われたことがあります。


今度はそれに Rogers の深々とした、ドイツの黒い森のような響きが加わります。
http://tannoy.exblog.jp/16109810/


16. 中川隆[-7698] koaQ7Jey 2017年5月10日 06:29:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第28回 オーディオのパラレルワールド
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-028.html


 今回はオーディオのパラレルワールドになります。テレビで大人気であったドラマ「仁」の中で南方医師が江戸にタイムスリップして現代に戻って来た時にパラレルワールドと云うセリフが出てきました、パラレルワールドとは今の世界と平行したもう一つの世界をパラレルワールドと云います。

オーディオで云うならば皆さんが使っているアルテック、タンノイ、JBLや現代の代表的なスピーカーは一般的な(A)の世界の音ですが(B)の世界はこのようなスピーカーとは隔絶したもう一つの世界の音である。


 私が聴いた限り上手く鳴らされていたウェスタンエレクトリックのカールホーンを使ったホーンシステム、オイロダインやロンドンウェスタン及び直系の音こそ現代のサウンドとは異なる次元の違う(B)の世界と云えよう、

では私が体験したもう一つのパラレルワールドの音の世界をご紹介します。

三上先生宅のウェスタン15Bサウンド

 今迄沢山のウェスタンシステムを拝聴させて頂きましたがすべてウェスタンだから良い音とは云えない酷い音も沢山ありますが三上先生宅で聴くウェスタンのシステムは石川県小松市にお住まいの中さんと双璧のお見事としか云いようの無いパラレルワールドの音がしている。

勿論スピーカーだけでこのようなサウンドが出るのではない、15Bを鳴らすアンプはWE−300BPPウェスタンの86Bのオリジナルと昇圧トランスは618Bがこの音作りに寄与しているのは云うまでも無い、

 私は人様のシステムの音を褒めるタイプではないが三上先生宅で聴かせて頂いたチェロの響きと音色は実態感を伴った電気臭くなく木の香りが漂う素晴らしいの一言に尽きる、このサウンドをじっくり聴くと低域がどうだとか高域がどうだとか講釈を垂れる音ではない、また大型のホーンシステムなのに音像は大きくならずホーン臭さも無い、最近のテカテカした派手な喧しいサウンドとは違いこれぞ大人のサウンドと云える。多分低域用のユニットがエルタスの4181を使用しているからこそこのようなバランスの取れたサウンドになるのではないか、  
 

正面に鎮座しているWE−15Bホーン
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/28-004.jpg

で聴くチェロは現代のサウンドとは全く異なるこれこそパラレルワールドのサウンドであった、

ウェスタン25Aホーン+4181スピーカー

 二つ目のウェスタンは25Aホーンシステムで低域用は4181になります。先程の15Bとは多少音が異なるのがわかる。音は勿論ウェスタンサウンドであるが音の抜けを比較すると好みとしては15Bのが好きかも、このホーンシステムは福井県の万月氏や石川県小松市の中さん宅でいつも聴いていますからそれ程ビックリしないがパラレルワールドのAの世界の音しか知らないマニアが聴けばおそらく言葉が出なく度肝を抜かれびっくりするだろう、25Aホーンを聴くと大変浸透力のある心地よいサウンドだ、

 特に素晴らしかったのは女性ボーカルの歌声が目の前で歌っているような錯覚に捉われた、この25Aの音は小松の中さんと良い音での双璧であるがこのシステムも低域用の4181が寄与している、

 贅沢な注文であるが私の好みからすると後ほど聴かせて頂いたロンドンウェスタンが好みに合うのとこのようなシステムは一般家庭では置けないのが残念だがこの25Aのサウンドもパラレルワールドの音である。

タンノイブラック

 今迄沢山のタンノイシステムを聴いてきましたがこのモニターブラックこそ本来のタンノイサウンドと痛切に感じた、三上先生がおっしゃるにはタンノイはブラックとシルバーがタンノイの音であると云っていましたが私も同感です。シルバーは他で聴くことがありましたがブラックになるとまず聴くことも見ることもできない超が付くレアなユニットになる。

 最近のタンノイのサウンドはこのモニターブラックと比較するとドンシャリ傾向の音になっているのが多い、タンノイのブラック、シルバーのユニットは低域も高域も欲張らず中域から音作りをしているのではないだろうか、特にあの中域の厚みのある心地よい響きと特徴のある音色は最近のタンノイでは聴いたことがない特筆すべき音であった、タンノイブラックを試聴すると現代のタンノイは低域も高域も伸ばしたため中域の薄い(中抜け)不自然な音に感じるがこの音が好みだと云われれば返す言葉も無いが一度でもよいからブラックやシルバーを聴いてみれば私の云っていることが理解できると思う、

 又このモニターブラックも私が愛用しているロンドンウェスタン直系の音と非常に似通った音色が印象に残った、ボックスは多分オリジナルボックスのランカスターを流用されたと思うがユニットとボックスが大変マッチしているからこそ本来のタンノイの響きが出ているのではないだろうか、
 
 

手前に見えるのがタンノイのモニターブラック
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/28-005.jpg


で後方のシステムは珍しいテレフンケンの085aモニタースピーカーでこのシステムは私も始めて見るシステムで音質、音色はカチッと締まった大変心地よいサウンドであった、
 

 

タンノイブラックのボックス内部の写真
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/28-006.jpg


でユニット自体も大変状態の良いもので強力なアルニコマグネットを採用した初代ディアルコンセットリックスピーカーになる。タンノイファンなら一度は聴く価値はある。


 

家庭用のシステムに収めたロンドンウェスタン2080A、2090Aの2Wayシステム
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/28-007.jpg

でこの音を聴くと米国ウェスタンとはベクトルが若干異なるが貴賓と渋さがプラスされた品位の高い音である。音質は一言で云うならば巷でよく耳にする枯れたサウンドとはこの音である。
 

 

ロンドンウェスタンの2080A、2090Aボックス内部の写真でスピーカーは強力なアルニコマグネットが使われている。ボックス内部と可愛いワンちゃんのツーショット写真
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/28-008.jpg

ロンドンウェスタン2080A、2090A

 最後に拝聴させて頂いたのは幻のスピーカーシステムでロンドンウェスタンだ、私が持参したいつもリファレンスで聴いているビバルディのヴァイオリンソナタのレコードが果たして私のシステムの音とどう違うのか本家の音とはどのような音なのだろうか、不安と期待が入り混じっていたのは間違いない、

 自分のシステムと比較した場合まったく異質な音であれば私のユニットはニセモノになってしまうか上手く鳴らせない力量不足になってしまう、

 早速聴かせて頂くと先程聴いたウェスタンの音とは多少音色も異なるのとスケール感も違う、目を瞑ってビバルディのヴァイオリンソナタをじっくりと聴くと音質、音色が同じイメージに重なり自分の家で聴いているような錯覚を覚えた、このロンドンウェスタンの音は言葉では云えない一種独特のサウンドで現代の一般的なHiFiサウンドとは異なりこれこそパラレルワールドの音だ、

 ヴァイオリンの響きは電気臭くない木の香りすら漂ってくるのがわかる。オーディオを追求していくと最後はこの音に魅了されるのは私だけではないはず、

    このロンドンウェスタンのサウンドを聴くと現代のHiFiサウンドは申し訳ないが長く聴いていると時間の経過と共につまらなくなり飽きが来てしまうがロンドンウェスタン系はオーディオマニア、音楽マニアを引き付ける魅力たっぷりのスピーカーと云えよう、ただこのような音を出すには相当レベルの高いアンプと高度なテクニックと肥えた耳を持っていないと上手く鳴らないのではないか、
 


三上先生に想う

 今回はオーディオのパラレルワールドをご紹介しましたが現代のシステムは駄目とは云わないが(B)の世界の音を聴くとオーディオ観も音楽観も変わるような気がする。私もヴィンテージ愛好家ですから先生とは大変意気投合出来たのではと思う、

 三上先生はもうお亡くなりになりました伊藤喜多男先生や池田圭先生と長年交流があったと云われています。またステレオサウンド誌、管球王国などに先生のシステムが紹介されオーディオ評論家も先生宅へ訪問されている。

 三上先生は私より三つ年が上ですが大変(懐の深い)方で私はこの方こそオーディオの師匠、先生、教授と云える「器」を兼ね添えている方だと思う、

 よくネットなどを拝見すると達人とか師匠、教授、先生と呼び名がついているコラム、ブログを時々見ますがこの方たちは本当に音がわかってそのような呼び名でやり取りしているのだろうか疑問に思うこともある。オーディオに関してはレベルの高い方が沢山いますからそのような方が読まれたら馬鹿にされるか笑い者になるだけですからその辺を弁えないと恥ずかしい思いをするのではないだろうか、

 また真空管アンプ等は自由自在に設計製作が出来てオーディオのすべてを知り尽くしてその呼び名が付いているのなら納得する。

 私は小さな「器」しか持ち合わせていないマニアです。先生、師匠、達人、教授と云われている方達がどれ程の「器」なのか見せて頂きたいものである。
 


あとがき

 三上先生宅で特に良かったのは可愛い3匹のワンちゃんが私になつき傍で音楽を聴きながら居眠りをしていたのが音よりも印象に残りました、ワンちゃんも良い音はわかるんですね、

 今回はオーディオのパラレルワールドを題材にしましたが皆さんも是非このパラレルワールドのサウンドを体験されると面白い、

 ヴィンテージショップなどでウェスタンやその他ヴィンテージスピーカーを鳴らして店主は能書きばかりでまともに良い音で鳴っていないのが多いのとすべてヴィンテージスピーカーだからパラレルワールドのサウンドと思ったら大間違いである。やはりマニア宅で上手く鳴らされているのを聴くのがベスト、「百聞は一聴にしかず!」

 確かにオーディオは進歩しているが最終的に判断するのは聴く人の感性と鳴らし方ではなかろうか、またパラレルワールドのサウンドは装置を忘れてじっくりと音楽が聴ける。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-028.html

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第27回 ロンドンウェスタンの試聴
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-027.html

 今回は幻のスピーカーと云われるロンドンウェスタンを題材に取り上げます。  


ロンドンウェスタン

 米国がウェスタンエレクトリックなら英国はロンドンウェストレックス、ドイツはクラングフィルムになります。

一口に云ってロンドンウェストレックス(ロンドンウェスタン)はアメリカのウェスタンエレクトリックとは多少異なります。

初期のロンドンウェスタンはアメリカ本国よりシステムを持ちこんでスタートでしたが英国の国策として海外からの輸入に制限を設けたためこのシアターシステムも対象になりロンドンウェスタンのシステムは自国での設計生産になったと思われる。
 

私が聴いた三上先生のロンドンウェスタンオリジナル
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/27-001.jpg


ロンドンウェスタン直系スピーカー

 初期のロンドンウェスタンは多分米国ウェスタンの改良型を使用したシステムでしたが私の憶測と情報ではその後ウェスタンエレクトリックからのシステムの供給はやめてイギリス本国での製品開発が行われたと推測されます。英国はアメリカと違って大変保守的なお国柄で海外から輸入するよりも自国で開発して販売する方法を取っていた、

 日本や米国と違ってロンドンウェスタンの立ち上げに当たってイギリス国内のスピーカーメーカーの第一線級のエンジニアが集まってロンドンウェスタンをスタートさせたと思われる。当時のスピーカーメーカーと云えばシアター専門のヴァイタボックス、民生用のグッドマン、ローラ、タンノイ、パルメコ等メーカーのエンジニアが共同開発に当たったのではないだろうか、この辺が米国のメーカーや日本のメーカーとは事情が異なる。

 開発終了に伴い英国本土のすべてのシアターに供給するには生産量が問題になってくる。当時はヴァイタボックス社やタンノイ社では絶対数の生産ラインの供給システムがまだ確立されていなかった、

 当時のスピーカーメーカーではグッドマン社が大掛かりな生産ラインを有していたから多分ユニットはグッドマン社が中心となって製造していたのではないだろうか、

 当時の技術集団が開発した初期モデル(1950年代)のスピーカーユニットはすべてロンドンウェスタン直系のスピーカーになるので音質音色は同じである。またロンドンウェスタンのシステムには低域用にグッドマン、高域用はタンノイ、ケリー、ヴァイタボックスなどでの組み合わせによる混成システムが多かったのでは、

 実際ロンドンウェスタンの2080,2090Aのシステムとパルメコ、私が所有しているユニット等は音質や音色は良く似ており私が聴かさせて頂いた三上先生宅のロンドンウェスタンと瓜二つの音に安堵感を覚えた、

 また米国のウェスタンエレクトリックはすべて業務用でしか販売されなかったがロンドンウェスタンは家庭用のシステムも販売されていたがほとんど日本には入って来なかったからロンドンウェスタンを含めてロンドンウェスタン直系のスピーカーは幻のユニットと云える。

 ロンドンウェスタンのスピーカーのサウンドは皆さんご存知のアルテック、JBL、タンノイ等のスピーカーと比較してまったく異なる音質、音色を持っているのがロンドンウェスタンの特徴でもある。私も沢山の英国ヴィンテージユニットを聴いてきたが今回手に入れたロンドンウェスタン直系のユニットはこれらの音とは違っていた、

 ロンドンウェスタンのパルメコは初代BBC放送局のモニタースピーカーに採用されていたが有名なアルテックの604Eと外観的に非常によく似ているが音質音色は全く違う、パルメコはもっと浸透力があり音味は大変美味しいエレガントな音ですがアルテックの604Eは残念ながら上手く調教された音を一度も聴いた経験がありませんので比較するのは無理かも知れません。

 またアルテックやJBLなどアメリカのスピーカーはジャズ向きと云われているがスピーカー開発者にとってこれはジャズ向きこれはクラシック向きとして設計はしていないはずですからやはり鳴らし方に問題がありそう、私の個人的な意見としてジャズが鳴ればクラシックも必ず鳴るはず、クラシックが上手く鳴らないのならジャズも鳴らない、ジャズが本当に上手く鳴れば大人のジャズサウンドになるはずだ、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-027.html


17. 中川隆[-7697] koaQ7Jey 2017年5月10日 06:40:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 00:07:52 ID:hdx0KHRf

イギリスのスピーカー全般を見渡す時、パルメコのデュプレックス・タイプからいかにしてロジャースやスペンドールやハーベス方式に移って行ったのか興味があります。アルテック、パルメコ、タンノイ、ロジャースとなるのでしょうか。

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 17:34:52 ID:PmJnaqQV
>>41
ロジャースやスペンドールやハーベスは、後にKEFを創立したクック氏が開発したBBCモニターLS1(グットマン オーデオム80+セレッションHF1300×2)の系譜に連なるから、バルメコやタンノイとは無関係。

バルメコはVITAVOXと同じく劇場のPA用メーカー。

タンノイはこれらとは無関係で独立した系譜。


あと、イギリスには、グッドマン、DITTONシリーズ以前のセレッション、ステトリアン、ワーフェデールといった家庭用メーカーもあって高級電蓄みたいな「創った美音」を聞かせてくれてましたね。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1140735976/


18. 中川隆[-7696] koaQ7Jey 2017年5月10日 06:49:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋倶楽部 キット屋コラム「私のオーディオ人生」 by Y下
第22回 20pフルレンジスピーカーを鳴らす!
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-022.html


 今回のコラムは私が最近購入した英国の名門スピーカーで20pダブルコーンスピーカー Wharfedale の Super8−RS/DD をご紹介します。
 

フルレンジスピーカーの楽しみ

 このユニットは私が高校生の頃名古屋にあったヤマハのオーディオ売り場で見かた懐かしいユニットの一つです。私の記憶では20pの Super8−RS/DD、GOODMANSのAXIOM−80 は共にアルニコの赤いマグネットが実装された大変魅力的なユニットでウィンドーケースの中に展示してあったのを覚えている。

 当時のマニアはスピーカーと言えばユニット単体だけ購入してボックスを作って楽しんだ方も多いはず、スピーカーの原点はロク半もしくは8インチクラスのフルレンジユニットからスタートして最終的には4Way,5Wayのマルチに発展していくがそれでも悩みは尽きないと思う、

 最近のオーディオは20pクラスのスピーカーが脚光を浴びていると聞く、キット屋さんも20pのフルレンジスピーカーでパンケーキが発売されますがマニアなら絶対買うべき、外観を見ただけでも良い音が出そうな雰囲気を持っている魅力たっぷりなスピーカーだ、

 オーディオの楽しみ方は人それぞれだが今回はイギリスのティストを感じさせるヴィンテージスピーカー、Wharfedale の Super8−RS/DDの悲喜交々のプレゼンテーションです。
 

無理が通れば道理が引っ込む

 前回にも書きましたが大橋氏が店主日記で「スピーカーは20pで始まって20pで終わる。これはスピーカーで苦労されたことがあるマニアであれば十分理解出来る。本格派のマニアのシステムを沢山聴くことがありますが装置が大掛かりになればなるほど悩みとお金が増えて行く、音楽をじっくりと心ゆくまで味あうのであればやはり究極のスピーカーは原点に戻って20pクラスのフルレンジに止めを刺す。このクラスになると奥が深く音に対しての「ワビ・さび」の世界、いかに上手く鳴らすかがその人の感性と技量と耳が問われるのではないだろうか、

 今迄30pクラスのコアキシャルや3WAYのスピーカーユニットで楽しんできたが20pクラスこそ一番バランスのとれた音になるはずです。

 一般論として狭い部屋の場合は20pサイズしか置けないと思うがバランスを考えたらこれで十分、大きな部屋があれば大掛かりなスピーカーシステムをメインで聴いているはずでそのような方は20pクラスの場合はセカンドスピーカー的な使い方になって部屋の片隅に置かれて時々聴く程度になってしまう、

 そこで一つのアイデアが浮かんだ、20pクラスのフルレンジユニットは50〜70リッターぐらいのボックスで鳴らすのが普通だが250リッタークラスの大型のフロアータイプに実装してみたらどんな音になるのか、ひょっとして20pとは思えない30pクラスの重低音が出てきて体全体を包み込むようなスケール感のある鳴り方になるのか、オーディオこそやってみないと結果が生まれない世界、今回はオーディオの定説や概念を捻じ曲げて「無理が通れば道理が引っ込む」の考えを元に阿呆な発想と実験を兼ねたここだけの話、
 

おいらの偽タンノイ

 まずはスピーカーシステムの見て下さい。一瞬タンノイのGRFのように見える外観だが中身はタンノイではなく Wharfedale の20pダブルコーンを実装した偽タンノイです。ボックスの材質は高級なフィンランドバーチの採用とウォールナットのツキ板仕様、ボックスの大きさから見るとユニットは小さく見えるが「山椒は小粒でピリッと辛い」がピッタリな感じである。


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タンノイのコーナータイプのデザインは素晴らしい!音が悪くても部屋のインテリアとしては最高である。


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ネットを外すと20pのワーフェデールのフルレンジが小さく見えますがスピーカーはこのクラスで十分で今はこれが私のメインスピーカーになった

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英国伝統のダブルコーンでセンターにアルミの振動板を使ったメカニカル2Wayと思われる。高域の分割振動を抑えるためサブコーンの周りにスポンジが取り付けてあり緑色のフェルトが美しい、こんな20pのスピーカーでも重低音が出て来るとはびっくりである。


 私は外観がタンノイ風だからタンノイと偽って人を騙す悪趣味的なタイプではない、またオーディオの教授や師匠、先生、先輩と呼ばれるお偉い方には足元にもおよばない低レベルのオーディオ苦労人である。

 自分が欲しい音をつまり「心地よい大人のサウンド」を出したいそれだけを追求している貧乏マニア、残念ながらお金がないからメーカー製の高価なものは何一つ買えずプレーヤー、真空管アンプ、スピーカーまですべて手作りになってしまう、「これがY下だけのサウンドだ!凄いだろう」とは間違っても言えないし思ってもいない、
 


失敗は成功のもと

 昔から言われている格言に「失敗は成功のもと」以前のコラムで紹介したワーフェデールSuper12/RS−DDは私の技量の無さで売り払って大正解、他で平面バッフルに実装して聴いたが自分が失敗した時よりも鳴らし方を知らないから気の毒な音であった、

 今度のユニットは死に気で鳴らさなくては気が済まない、上手く鳴らなければスピーカーの趣味はTHE・ENDにするつもりだ、不思議なものでスピーカーユニットを実装して良い音が出て手放しで喜んでいても時間の経過と共に気になる部分が見え隠れしてくる。此処まで来てしまうとオーディオは泥沼なのか底なし沼なのか、もがいてものめり込んで抜け出せなくなってくる。

 その点、有名なメーカーの既製品の完成されたスピーカーシステムだと失敗するリスクは極めて少なく鳴って当たり前だが完成スピーカーはメーカーお仕着せのサウンドになって面白みに欠けるのとユニット交換等の改造ができない遊び心がないのが不満である。

 話を戻そう、失敗に終わった理由は低域の量感はあるが中低域のふくよかさが出てこない、原因はボックスの内容積、吸音材の量と材質、バスレフポートの開口面積とポートの長さなどが考えられるが内容積は約400リッターもあるからこの部分では問題なさそうだ、次に考えられるのはバスレフの開口面積が足らなかったのではないかと思っても今となってはユニットがないから後の祭り、今回はバスレフの開口面積を可変しながら調整すれば成功間違いなしと構想が浮かんだがフルレンジスピーカーを上手く鳴らせるには相当な耳のレベルとテクニックが必要で難しいのが先に来る。

 今迄の経験でヴィンテージスピーカーを上手く調教するには響きの良いボックスを使って箱鳴りを上手く伴って鳴らす方法が良いみたい、
 

フロアータイプでの音出し

 サブバッフルにユニットを実装して音出しを開始、出てきた音は低域が誇張されて付帯音が付いて回る。これを一言で言うなら「ドンシャリ」だがこれはバスレフの開口面積が大きすぎる原因だ、早速バスレフの開口部に週刊誌を少しづつ入れて耳で聴きながら調整すると音はどんどん変化してくるのがわかる。

手元にある週刊誌で皆さんが愛読されている(週刊実話)を5冊重ねると使った週刊誌が良いのか素晴らしいピラミッドバランスに変身したのだが、まだダブルコーン特有の高域の暴れとタイトな硬さが少しあるのが気になる。これを押さえ込まない限り不満は解消されない、ツィーターを付けて2Wayにすれば簡単に解決するがそれではフルレンジのメリットが無くなる。

この問題を解決された大分県別府市に在住するお互いオーディオの苦労人でメル友のS迫氏にアドバイスをお願いしたら「高域の暴れは吸音材で解決できる。吸音材は羽毛ふとんの中身を使うと効果あり」と教えを頂き早速羽毛ふとんの中身を抜いて木綿の袋に入れて実行に移したらこれが大正解、見事に高域の暴れが取れタイトな音も解消、有り難いアドバイスに感謝している。
 

Wharfedale音

 アンプは私の愛用しているマランツ#7、メインアンプは英国の直熱三極管でマニアの間で名球と言われているPP5−400シングルアンプを使用、音源はいつも試聴で使っているデジタルCDでアンヌ・ケフェレックのピアノでバッハの小品集とマイスキーのバッハ無伴奏チェロ、冨田勲の源氏物語交響絵巻の3枚を使用、

 ケフェレックのピアノ曲の音はエンクロージャーのせいなのか20pとは思えない低域の量感とスケール感としっとり感が見事に出ているのにはびっくり、また源氏物語の冒頭の奥の方から音が展開して聞こえてくる明珍火箸の音や琵琶の音色はアナログレコードでは再現できない細かいニュアンスが十分聴き取れる。

 マイスキーのバッハのチェロも音像が大きくならず小ホールの特等席で聴いているようなホールトーンの効いた奥行き感のある鳴り方は大変グッドである

 アナログレコードの場合は過去の演奏家ばかりで新鮮味に欠けるのと録音の良し悪しが多すぎる。高いオリジナル盤なら音が良いと言うが1枚が5万円とか10万円で流通されていると聞くがそこまでアナログにはまる気は無い、こんな大金があれば私はオーディオに投資する。

 アナログ派は頭からCDは音が悪いと決めつけデジタルCD嫌いの方が沢山いますがそのような方に限ってアナログ機器には莫大な費用をかけるがCDPやD/A関連はお粗末な方が多い、上手く鳴らせばCDもアナログレコードと互角かそれ以上に良い音で鳴るからあえて私はアナログオンリーにならない、
 

スーパーマニアの評価

 私の友人で究極のオールウェスタンとウェストレックスのアンプで楽しんでおられる石川県の小松市に住むスーパーマニアの中さんが久しぶりに名古屋に来られて早速このスピーカーを厳しいウェスタンの耳で評価をして頂いた、

 中さん曰く

「20pのダブルコーンとは思えない豊な響きと枯れた音色が魅力的だ、特にピアノと声楽が素晴らしく他のスピーカーではこの音は出ない、同じイギリスのタンノイとは音色的な傾向と出音は随分違うけどこれこそが紛れもない英国サウンドの音ではないだろうか」

また

「自分が使っているウェスタンに近い音色を持ち合わせているから今後はワーフェデールを見習ってウェスタンも同じようにしっとりとした(いぶし銀)のサウンドを出したい」

とウェスタンレベルの目線で評価して頂いたがやはり当時のワーフェデールもHMV蓄音機やロンドンウェスタンの流れを汲む音色の一端が見え隠れするような気がする。

今回の実験は恥ずかしながら100%とまでは行かなかったが多分80%ぐらい成功したと思っていますがスピーカーユニットとボックスの(DNA)が一致するまでは時間がかかりそうだ、

 スピーカーに関しては今迄色んな英国ヴィンテージスピーカーを購入して聴いてきましたが

現代のハーベスやスペンドール等の同じ英国スピーカーのブックシェルフタイプはどちらかと言えばフロアータイプと比べるとこじんまり纏めた鳴り方で能率も低く個性のない無色透明なスタジオのモニター的な音が特徴ですが

同じ英国のヴィンテージスピーカーは一応に能率が高くメーカーのサウンドポリシーが前面に出て個性が主張されているのが面白い、
 

たかが20pされど20p

 今回は特に手こずった、たかが20pされど20p、ユニットの取り付け方、大きなバッフル板を外して吸音材の交換、サブバッフルの加工とバスレフの調整、内部配線材の交換などで大変体力と神経を消耗したが巷の名器と言われるユニットはボックスにポンと入れただけでは良い音で鳴ってくれない、スピーカーと悪戦苦闘し悩みと苦しみを味わった者だけが名器の片燐を垣間見る事が出来るのではないだろうか、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-022.html  



19. 中川隆[-7682] koaQ7Jey 2017年5月15日 13:03:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第6回


ウェスタンサウンドを考えるとそれ以前のサウンドは蓄音機のサウンドであり、かの有名なビクトローラ・クレデンザがウェスタンの原点ではなかろうか、

実際クレデンザのホーン構造を見ますとウェスタンの12A、15A、のカールホーンに良く似た構造をしています。

(蓄音機の音等は良い音ではない)と思われがちですが、本当に良い音とは電気臭くない音ではないだろうか、生の音を良く聴きますと電気の音はしません、(エレキギター、シンセサイザーは別物)

生の音こそ自然な音です。音はすべてに生が基準になります。


 クレデンザのサウンドボックスを外してウェスタンの555ドライバーを実装して試聴した経験から不思議とクレデンザの音に非常に近い音になります。

その時の印象ではアコースティクな響で現代の音とはかけ離れた音に脅威を感じました、これこそ電気臭くない自然な音なのかも知れません。

 アルテック、JBLはウェスタンから分かれた会社ですが、ウェスタンサウンドを聴きますと両者ともあきらかに音の違いが認められます。永い間アルテックやJBLでオーディオを楽しんでこられた方は最終的にはウェスタンに(はまる)方が沢山お見えでそれだけの魅力があるのがウェスタンかも、

過去のビンテージスピーカーでアルテック、JBLに限らずタンノイ、グッドマン、ヴァイタボックス、などの初期型のスピーカーはウェスタンの音色と音作りに一脈通じる気がします。

皆さんもタンノイのスピーカーをお持ちの方が沢山お見えですがこのスピーカーも原点はウェスタンになります。タンノイでもモニターシルバー実装のオートグラフを私の友人宅で聴きますとウェスタンの香りが漂ってきます。

このように書きますとウェスタンこそがオーディオの源流かも知れません。


M月氏いわく「この音は木の香りがする電気臭くない音だ」と絶賛している。


 確かにこのサウンドは枯れた音であるが、この音色はアルテックやJBLとは違う味のある独特な音を持っている、

間髪を入れずに友人のN氏が

「このウェスタン555Wの音はY下氏のグッドマンの3Wayと非常によく似た音ではないか、グッドマンはもう少しスケールダウンした感じだ、」

確かに目を閉じてウェスタンスピーカーをじっくりと試聴していくとこの音は私の愛用しているグッドマンの3Wayと非常に良く似た音色になっている、

イギリスのグッドマンはどちらかと言うと薄曇的な多少暗い音になるが、ウェスタンは多少明るい開放的な浸透力のある感じがした、

そう思うとウェスタンのスピーカーが無くてもグッドマンのスピーカーで十分である。

グッドマンと言えばAXIOM−80,AXIOM−301が巷では有名であるが、私の使用しているホーンタイプのグッドマンは多少音の抜けや音色がAXIOMタイプとは異なる。

 この点をM月氏に問いただすと

「グッドマンこそウェスタンサウンドに近い、
ウェスタンのツィーターは594よりグッドマンのトレバックス100の方のが相性がある」

と指摘していた、

ウェスタンのレベルを上げて行くとグッドマンと変わらない音になるのか、グッドマンのレベルを上げて行くとウェスタンサウンドになるのか、グッドマンはウェスタンを意識した音作りのように思える。

M月氏はこのウェスタンスピーカーとは別に名古屋の日劇で使用されていたグッドマンのスピーカーを持っている。将来このウェスタンをすべて売却して最後はグッドマンで聴きたいと洩らしていたのが印象に残った、

私が想像していたウェスタンサウンドはもう少しアコースティクな音を期待していたが現実は多少違っていた、しかしこのサウンドこそ紛れも無いシアターサウンドで俗に言うコマーシャル的なサウンドだ、

こんな雄大な素晴らしいサウンドならもっと広い部屋で鳴らせば恐らく感動ものであろう、しかし現実的に日本の家屋では無理だと思う、


管球王国などやオーディオ雑誌でのウェスタン試聴記の記事などを読むとウェスタンサウンドは別格の存在に見られるが、私個人としては別格な存在とは思えない

私はウェスタンサウンドが最高の音とは思っていない、

ウェスタンの10分の1いや20分の1の費用でウェスタンと同等の音は出るはず、それがオーディオの面白さだ!   
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-006.html


20. 中川隆[-7681] koaQ7Jey 2017年5月15日 14:14:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

I藤氏のオートグラフ

I藤氏のリスニングルームは会社の事務所が音楽を聴く場所で広さは約30畳もあろうかと思うぐらい広い場所にタンノイのオートグラフが鎮座してあった、

リスニングポイントはスピーカーから約5mの場所での試聴がベストポジションであった。

オートグラフだけは4畳半や6畳の部屋では鳴らない。

スピーカーシステムは部屋とのバランスも重要ではないか、
大型テレビをかぶりつきで見ているようなものだ。

タンノイのオートグラフは部屋の大きさから見れば小さく感じますが、近くに寄るとその存在感には圧倒されてしまいます。

メインアンプはパーツショップが製作したDA−30プッシュブルアンプです。

この球はナス管と新型管の二種類がありますが、今回はGEC製の新型のDA−30です。この球は私も製作した経験がありますが、英国の球は米国とは多少ニアンスが違います。

予備機はラックス社のMQ−36をお持ちですが、ほとんど使用しないと言っていました。

MQ−36は 6336AのOTLアンプで、巷では有名なアンプです。 

タンノイにはDA−30との相性があるらしくほとんど聴かないと言っていました。

タンノイのオートグラフと言えばタンノイのスピーカーシステムの中では、最上級に属するシステムですが、当時はこの下にGRF、レクタンギュラーヨーク、VLZがあったのを覚えています。
 
I藤氏のオートグラフはモニターゴールドでエンクロージャーはオリジナルではなくユートピア社のボックスですが、音を聴きますとタンノイらしい響きでクラッシック音楽を聴くにはぴったりと思えるぐらい表現力のある力強い音であったと記憶しています。

タンノイはどちらかと言うと繊細感のある音色ですが、この音が日本人好みの音作りかも知れませんが、

英国のスピーカーはどちらかと言うとじっくりと聴くスピーカーで、
米国のスピーカーはダンスホールで聴くようなスピーカーに感じた。


タンノイで聴くクラッシック音楽は上品な英国の貴婦人のような優しい音に聴こえてくるのですが、私の好みとは多少違う音でもあった、

私も当時は年齢も若かったせいでもあるため、貴婦人の音より野生的な音の方が好みではあったが、年を取るとこのような音が好みになるかも。

音楽のソースにもよるが年齢と共に音楽の聴き方も変わってくるはずである、

20代は癒し系よりパンチ力のある(かぶりつきの音)を好む傾向があると思うが、音楽の聴き方も世代によって違うから一概にどちらが良い悪いは言えない。

オーディオも大音量で鳴らせば部屋の響きもプラスされて以外と大味な傾向になるが、適量以下の音量で聴く場合は耳が全身のアンテナになり細かいところの音まで聴き取ろうとする。

I藤氏には悪いが、オートグラフは確かにスケール感があって圧倒されるが細かく音を聴くと、多少荒い部分が見られる、

タンノイオートグラフのオリジナルの音

 1973年ごろのオーディオ仲間は同じメーカーのスピーカーを鳴らしている方は少なかったのですが、タンノイだけは現代とおなじでクラッシックはタンノイで決まりみたいな風潮があります。

I藤氏が知っているタンノイのオートグラフのオリジナル持っている方は私もよく知っている方で年齢は40代後半で名前はA野氏と言います。

 A野氏のシステムはタンノイオートグラフとジェンセンの610Bの2本を所有して主にクラッシック音楽を聴いている、

アンプはメインアンプが森川忠勇氏の製作した2A3プッシュブルアンプでプリアンプとプレーヤーは忘れましたが、カートリッジはオルトフォンであったと思います。

 早速、オートグラフの音を聴かせていただいた。

I藤氏のオートグラフとは多少音の響きが違う、勿論部屋も違えばアンプも違うのだが、

A野氏のオートグラフは音が横に広がる、しかも楽器の響きが甘い音である。
音が平面にならずに奥行き感が増している。
I藤氏のオートグラフとは一味違っていた。

やはり箱の違いで鳴り方まで変わってしまうのがタンノイなのか。

タンノイのスピーカーだけは箱に入って(なんぼ)の世界だ、
ユニットだけ購入して自作の箱に入れてもタンノイの音にはならない。
あの箱の響きと一体になってこそタンノイトーンである。

タンノイだけは本当に神経質になるぐらい難しいスピーカーだ。


元海軍特攻隊のK藤氏

今日はタンノイを上手く鳴らしている方への初めての訪問である。

部屋は12畳の洋室で正面にタンノイV/LZとその横に三菱の2S−305モニタースピーカーが設置してあり左側にプレーヤーとアンプラックが整理されていました。

使用アンプは真空管の2A3シングルアンプ、プリアンプはラックスのCL−35です。

プレーヤーはガラードの301、カートリッジは確かオルトフォンのSPU−Gであったような記憶がある。

レコードはイム・ジッチのビバルディーの四季からの音出しとなった。

I藤氏のオートグラフとは違うタンノイV/LZだ、
果たしてどんな音で聴かせてくれるのか、固唾を飲んで音楽が鳴るのを待った。

 アーヨのバイオリンが鳴り出したとたん、素晴らしい響きで今まで聴いたことのないタンノイを聴かされた、

音のバランスが絶妙である、音がピラミッドバランスになっている。

しかもバイオリンの音色が心地よく聞こえてくる、

タンノイのV/LZを最初はバカにしていたけど、この音は英国の皇室のような音だ。

米国のエレクトロボイスとは品位が違う
この違いは何だろう、お国柄が違うと言えばそれまでだが。
 
オーディオで他人のシステムの音を初めて聴かせていただくときは、必ず音のピラミッドバランスを重要視して試聴します。

このバランスが崩れていると音楽が不自然になってくる。オーディオをやられている皆さんもこのピラミッドバランスを重要視してセッティングしてください。
 
音にうるさいマニアが聴きにきてもピラミッドバランスになっていれば決して悪いとは、言わないはずです。これは大切な音決めの最初の基本ではないだろうか、
 
 I藤氏のオートグラフとV/LZと比較するとスケール感こそないが、絶妙なバランスはさすがとしか言いようがないぐらい素晴らしい。

オーディオショップで聴くV/LZは、ただ鳴っているだけだ。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-003.html


タンノイモニターシルバー
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-007.html


過去にも現代にも私個人としては沢山のオートグラフを聴いて来ましたがT田氏のオートグラフはかの有名なモニターシルバー搭載の究極のオートグラフである。

タンノイのモニターシルバーは日本では40〜50セットしかなく非常に珍しいレアーなユニットでこのユニットを使用したオートグラフは中々見ることも出来ないし聴くのも簡単ではない、

 このユニットを少しご紹介しよう、

タンノイのユニットはデュアルコンセントリックと言うユニットでホーンツィーターが貫通型になって一つのマグネットで低域と高域を受け持つ独特な構造になっているが、考え方を変えればマグネットが二ついらないからケチなやり方のような気がしないでもない、

 私の愛用しているステントリアンのコアキシャルもタンノイと同じような一つのマグネットで受け持たせている、

 今回、試聴したモニターシルバーは1953年にオートグラフに取り付けてニューヨークのオーディオショーに初めて公開された珍しいユニットであり、

フレームが銀色のハンマートン塗装を施した見た目にも綺麗なユニットで、製造は1953〜1957年ごろまで製造されたらしい、

正式名は「LSU/HF15」になります。

それ程台数的には沢山作られていないのが現状でこのユニット単体だけでも非常に高価になっています。


 モニターシルバーが生産終了後にモニターレッドに変わりました、

モニターレッドは1958年〜1967年迄で、その後はモニターゴールドに引き継がれて行きました、

モニターゴールドも1967年〜1974年で生産が終了しています。
 

クラッシックを聴くならタンノイが定番

 イギリスのスピーカーと言えばすぐに頭に浮かんでくるのはタンノイですが、まだ他にも沢山のスピーカーがあります。

ヴィンテージスピーカーではパルメコ、グッドマン、ワーフェデール、ヴァイタボックス、ローサ、ローラ等の沢山のメーカーがありますが、タンノイを除いて当時のスピーカーはボックス付きは少なかったと思います。

タンノイだけはオリジナルエンクロージャーに入った状態で市販されていましたから、タンノイに限っては遊び心があまりなくしかも自作のボックスではオリジナルと比較してあまりにも音が違うので自作するマニアは少なかった記憶があります。

 タンノイのユニットでシルバー、レッド、ゴールドと年代別に試聴した経験を述べますと

シルバーは低域も高域も欲張らない多少ナローな響きになり

レッドになると低域と高域が少し伸ばしたような音になります。その分中域が薄くなる感じです。

ゴールドになると現代のソースに適した現代的な音作りになります。

これは好みと言えば好みですが・・・・・


モニターシルバーで聴くオートグラフ

 早速オートグラフを試聴させて頂きました、使用機器の説明は以下のようなラインナップになります。

CDプレーヤー 不明

プリアンプ A社の半導体アンプ

メインアンプ 自作の管球式45PP アンプ

スピーカー  タンノイモニターシルバー38cmデュアルコンセットリック

スピーカーボックス 進工舎製

試聴用CDは前回ウェスタンエレクトリックで聴いたコジェーナのヘンデルのアリア集のトラック4からである。 

 

モニターシルバーで聴くコジェーナの音

 いつものようにチェロの独奏からコジェーナの歌声が流れ始めた、

前回のウェスタンサウンドに近い音色と響きを伴った音である、

タンノイスピーカーなのに中域のコクと密度のあるビンテージ特有の押し出しの強い音だ、

室内楽、独奏、声楽にはこの45PPアンプの良さがもろに出ている。


 巷ではオートグラフはバックロードホーンのため多少低域が遅れて出てくると言われていますが、測定器で測定すれば遅延時間は確認できるかも知れませんが人間が聴く以上はほとんど無視しても良いのではないでしょうか、

その遅れの分かる高度な耳を持った人なら別ですけれど・・・私は耳が悪いので遅れはわかりません、

 このモニターシルバーの音色は私が所有しているグッドマンとは違う音色で、どちらかと言えばヴァイタボックスに近い感じです。

英国のスピーカーはシットリ感が前面に出てきて多少暗いサウンド志向のような気がします。

 昔からこの45と言う球は小編成などの室内楽にはぴったりである。
全員がうっとりと音楽にハマっているのが良くわかる素晴らしい響きだ、
T田氏が求めているのはこのような音なのかも知れない、

 この後、私が持参したバッハのバイオリンソナタも見事に鳴らしきるオートグラフの実力をまざまざと見せ付けられた、スケール感はさすがにオートグラフです。これが最初に感じた印象だ、


今回の試聴で感じたのは、これだけの素晴らしいシステムですからプリアンプは半導体を使用せず是非とも管球式のプリアンプを使っていただきたい、

メインアンプが真空管ですから半導体のプリアンプは合いません、

それでは半導体のメインアンプにすれば解決かと思われますが、はっきり言って半導体のアンプではタンノイが鳴りません。

また半導体のプリアンプはツルンとした音でゾリゾリ感がなく奥行き感も乏しくなります。

ここは是非良質な管球式プリアンプを導入するか自作で製作していただきたい、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-007.html


21. 中川隆[-7680] koaQ7Jey 2017年5月15日 14:51:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第7回 この酷い音があの有名な B&W のスピーカーか


私が再度オーディオを再開したのは第1回目でご紹介したように百円ショップで買ったたった一枚のCDです。これが私の人生が大きく狂わせたと言っても言い過ぎではない、たった一枚のCDそれはバッハのチェンバロ曲です、

カーステレオで聞いた瞬間、もう一度オーディオをやろうと決意したのが2003年の春です。

一軒のオーディオショップで恐る恐る玄関のドアーを開けて店の中に入った、

店のフロアーには沢山のスピーカー郡が所狭しに並べられアンプも棚に整然と陳列してある。

 よく見ると見たことも聞いたこともないメーカーが沢山あるではないか、過去の人気商品などは一台も見当たらない、

今のオーディオマニアはこのような機器で音楽を楽しんでいるのか、

アンプ類はすべてが半導体ばかりで真空管アンプなど一台もない、心の中で「時代は変わったな」と一人呟いた、

 色んな製品を見ていると中年の店主らしき方が私に「何をお探しでしょうか」と声をかけてきた

「スピーカーは何がご希望でしょうか」

私は奥に置いてある中型のフロアータイプでSPボックスの上に(ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじ)が乗っているような変わったスピーカーを指で指し「このスピーカーで聴かせてください。」と指示した、

そのスピーカーはどこのメーカーなのかわからないにも関わらず音出しを待った、国産?外国製?見たことも無いタイプだがユニークな外観だ、


 出てきた音は確かに流麗で柔らかい響きを伴った個性があまり表に出ない音である、

私は独り言で「これが現代のサウンドなのか」

正直に言って良い音なのか悪い音なのかさっぱりわからんのが本音である、


店員に私は「今、接続してある機器はどの様なラインアップですか?」と質問すると店員はすかさず

「CDトランスポートはOO製の製品で価格は約百万、

D/AコンバーターはOOO製で価格は50万、

プリアンプとメインアンプはジェフローランドの最新モデルでアンプだけで約300万です。

スピーカーは有名なB&Wでトータルが600万ぐらいですねぇ」

とすまし顔、追い討ちをかけるように

「これぐらいオーディオに投資しないと良い音は聴けませんよ」

こんなセリフを簡単に言われると・・・


現代のオーディオマニアはこんな高価なシステムで音楽を聴いているのかと思うと内心腹が立つのを通り越してバカバカしさが先に来た、

こんな高い趣味は他にはない!
オーディオマニアと名が付く連中は異常とも思える、

私は腹ただしさを感じながら店を出た、

 夢を抱いてもう一度オーディオを再開したいと思ったが出鼻を挫かれたような気がしてくる、


外から見たオーディオの世界

ハイエンドとかピュアーオーディオとか言う事を耳にするが簡単に買えないようではオーディオ産業も先が見えてくる、

オーディオフェアーを見学すると各社ブースには新製品を並べてあたかも当社の製品がベストワンと言わないばかりに誇張して宣伝しているが、

本当に自社で生産したアンプなど無く設計開発だけは国内?で行なわれ生産は人件費の安い中国、ベトナムで作っているのであればもっとコストダウンが図られ価格破壊的な安い製品が流通してもよさそうなのに現状は価格がどんどんエスカレートしていく、

今の半導体を採用したアンプ技術は(どんぐり)の背比べで特別な回路を開発して商品化しても音は極端に変わらない、

オーディオは趣味の世界と言えども価格が無限大で上昇するようではもうお金がいくらあっても趣味とは言えなくなる。


オーディオ雑誌等にマニアのシステムがカラー写真で載っているが途轍もない高価な機器を使用している方がお見えだが、持っている人はただ自慢をしたいだけでの自己満足ではないのか、

完成品を個々に組み合わせてオーディオをするのなら金を持っている奴が勝ちのような気がしてくる。


オーディオを再開する前、雑誌等の広告を見ると個々のパーツが途方も無く高い、

現代のアナログプレーヤーのカートリッジが20万〜30万と聞くと(あんなキャラメルみたいな小さな物が)と言いたい、

オーディオにのめり込んでしまうと金銭感覚が麻痺して当たり前になってしまうのだろうか?恐ろしい世界だ、

 CDトランスポート?

横文字で言うから高級感があるけど簡単に言えばデジタル信号読み取り機だ、
一般的に考えればCDプレーヤーと何処が違うのだろう、しかもこんなのが何十万もするとは私には理解がしがたい、

今は、DVDプレーヤーだって10万円も出せば立派な物が買えるのに、たかがデスクを回してデジタル信号を出力するだけなのにどうしてこんなに高価になるのだろう、オーディオマニアは高いは良いと勘違いしているのでは・・・

DVDプレーヤーは音声信号と画像信号をデジタル信号にしてテレビに映し出しているのに音声信号しか用途がないのに価格がべらぼうに高い、それでもオーディオマニアは買う、オーディオに興味がない人から見れば不思議な世界だ、


トータルで何百万も投資してするオーディオもあれば、お金をかけずに良い音を求めるオーディオもある、少ないお金で良い音を出す、これこそオーディオの勝ち組であり醍醐味でもあると思うのですが、

(今までマニアの高額なオーディオシステムを聴かさせて頂いたが良い音で鳴っているのは一つも無い)

少ない予算で考えるオーディオ

オーディオショップのあの店主の態度は(貧乏人はオーディオをするな)と嫌味に感じ取れる、

過去に自分の音が思うように鳴らないためどんどんエスカレートしていくマニアを沢山見てきましたが、そのようなマニアに共通しているのは音に対して自分のポリシーがない人が多い、

過去に苦労したオーディオを踏み台にして遠回りせずに最短で良い音を出すには音作りのノウハウも必要だが、他のマニアの音も聴かせて頂きその人の苦労話やオーディオ哲学に素直に耳を傾けないと(井の中の蛙)で終わってしまう、

オーディオこそ出てきた音こそすべてである。音に問題があれば必ずそれには原因があるはずだ、最初から素晴らしい音が出て自己満足しているようでは進歩はない、

オーディオに限らず自分以上のレベルの高い人は世の中沢山います、その様な方からアドバイスを頂き自分のレベルアップを図る、オーディオに対して謙虚になればなるほど音も比例して良くなるのではないだろうか、

少ない費用でオーディオを楽しむには自作と創意工夫を持ってやる、これが私の(オレ流のオーディオ)かな?
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-008.html


22. 中川隆[-7679] koaQ7Jey 2017年5月15日 18:13:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第9回
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-009.html

以前から私はフロアー型のスピーカーが自分好みでありました。

デザイン的にはタンノイのコーナータイプが部屋の調度品になる素晴らしいデザインですが、タンノイのスピーカーシステムはだけは価格が高く私としては手が届きません。特にあのオートグラフはほしいのだがリビングには置いてもらえない、置いたら私は家を追い出される、


クラッシックファンはタンノイで決まりは今の時代も同じですが、あのタンノイサウンドは下手に鳴らすと高域が多少ソリッド的でヒステリックになり低域がボーボーした傾向がある、俗に言うドンシャリ(上手く鳴らせば素晴らしい音ですが)

中々良いタンノイサウンドには巡り合わない

皆さんが使用しているタンノイサウンドがブリテッシュサウンドの代表と思われているが私は違うと思う、

他にも沢山のスピーカーの名器は有りますが英国のヴィンテージスピーカーでタンノイ以外は不思議と巷ではあまり見かけない、

ヴィンテージの専門店の話によると「イギリス政府が本国のヴィンテージ品は外に出すな」とおふれがあったとかないとか

事実だとすれば非常に残念でもある。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-009.html


キット屋コラム「私のオーディオ人生」第14回 by Y下
これがタンノイだ!
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-014.html


オーディオマニアのみならずタンノイマニア、タンノイファンの憧れであるタンノイ、このタンノイに拘った「ヴィンテージ・タンノイ博物館」をご紹介します。

日本でこのような歴代のタンノイスピーカーを展示してあるタンノイ博物館を私は今まで見たことも聞いたこともありません、今回は沢山写真を撮らせていただきましたのでここで聴くタンノイとホールの作りの良さを皆さんに見て頂きたいためにコラムでご紹介させて頂きます。では早速ご案内しましょう、


ヴィンテージタンノイ博物館

 このタンノイ博物館の建物は総ヒノキ作りの注文住宅のモデルルームになっており外観は日本建築の良さを余すところなく作られております。建物は最近出上がったばかりなのか室内に入りますとヒノキの匂いがプンプン漂ってきます。「これぞ木の香りだ!」

 一般的な試聴室とは違う一軒の建物の中が一つのホールになっており部屋の広さがビックな36畳で天井高が何と7メートルもある吹き抜けになっています。オーナーの松橋氏はここを「ヴィンテージ・タンノイ博物館」と言っています。では写真を見ながらご紹介させて頂きます。

タンノイ博物館の試聴の部屋


 先ほども書きました広さは36畳で左右にタンノイのオートグラフが鎮座しています。部屋が広すぎるのでオートグラフが小さく見えてきます。オートグラフの横にはジャズファンが聴くためのJBLのエベレストが置いてあります。

 オートグラフの左右の間隔は約6メートルで音楽を聴く最適ポジションはスピーカーから約8メートル離れた場所になります。

左側には生演奏用のグランドピアノがあり此処のホールで月に1〜2回はクラッシックの定期演奏会が行われておりこのホールを別名でSHOKO−HALLとも呼びます。またこのホールは2階もあり1階、2階を合わせて70名程の客席がご用意できるそうです。


 このスピーカーはタンノイのオートグラフで、実装していますユニットはモニターレッドになります。

タンノイのモニターレッドとマッキントッシュMC−275の組み合わせは有名な剣豪作家の五味氏も愛用していました。

オートグラフの横はJBLのエベレストですが何となく存在感が薄れてくるほどオートグラフの偉大さを痛感させられます。「何時かはオートグラフ」オーディオマニア、音楽マニアの夢ですね、


JBLのエベレストが小さく見えるほどオートグラフの偉大さを痛感させられます。


ホールの左右にオートグラフの小型版のオートグラフミニです。
このエンクロージャーはユートピア製ですが一般家庭で聴くのならこれで十分、

その横にはオートグラフの後継機と評価の高かったウェストミンスターが展示してあります。

ウェストミンスターの上には10インチのモニターレッドが入ったVLZがさり気なく置いてあります。


ホールの2階から下を見下ろす写真になります。ここのホールは2階席もあり2階からもタンノイを見下ろしながら聴けるようになっています。この2階席で美味しいコーヒーを飲みながらオートグラフを聴けば加山雄三の歌のセリフで「僕は幸せだなぁ〜」の心境にもなる。

別室の2階の12畳の試聴室には有名なタンノイGRFメモリーが整然と置かれている。


同じ部屋にはタンノイランカスターとゴールドが入ったVLZも置いてある。

隣の写真はタンノイのプロ用のロックウッド・メジャーになります。
このスピーカーは放送局用のモニタースピーカーで移動がしやすいようにボックスの横に取手が付いているのとキャスターも付いています。

ランカスターの内部写真です。ボックスの周りに吸音材がびっしりと貼ってあります。ユニットはゴールドになります。


左側のスピーカーはタンノイでも非常に珍しい無指向性のスピーカーシステムで名前は忘れました。

右の写真はユートピア製のタンノイGRFになります。

2階の廊下にこれまた有名なレキュタングラーヨークがさり気なく展示してありました。

2階から客席側の写真になります。試聴させて頂いた翌日はここでコンサートが予定されているので補助椅子が沢山並べられていました。

1階の右後方からのホールの全景です。オートグラフがホールを引き締めているのが手に取るように分かります。


タンノイを鳴らす真空管アンプ、
マッキントッシュのMC−275とプリアンプはマランツ#7の組み合わせです。音源はレコードではなくCDになります。


一階ホールから見上げた天井で高さ7メートルの吹き抜けですが光熱費がかかりそうのような気がしますがこれだけの空間があればオートグラフが芳醇な響きで謳歌するのが良くわかりますね、

ここのタンノイ博物館の館長で松橋氏です。非常に温和な優しい方で初対面でも気さくな人柄で人情味の厚い好感の持てる方で年齢は団塊の世代で私より一つ若い館長です。この松橋館長は昔からスピーカーの浮気もせずにタンノイ一筋の超が付くタンノイマニア、いやタンノイコレクターと呼ぶのが相応しいかな?同じ英国党でも私とは正反対の性格「もっと見習わなければ」、タンノイを使っているマニアは本当に優しい方ばかりです。その点私は浮気者でひねくれ男ですから・・・・
 

タンノイ博物館のオートグラフの音

 これだけの広さがあればオートグラフも水を得た鯉のような気がしてくる。

事実その音は想像を遥かに超えた素晴らしい音で館長の人柄が反映された雄大かつ緻密な響きです。

このホールの木の香りと木造りのコンサートホールはベストマッチングではなかろうか、

私が持参したコジェナーが歌うヘンデルのアリア集は雄大かつ緻密な音で「これがタンノイだ!」と唸らせた音楽性の高い音であった、

クラッシックファンがタンノイを望むのは理解できる。

その後に館長のお気に入りでワーグナーの歌劇を聞かさせて頂いたが大編成にも関わらず音に圧迫感がありません。家庭で聴くタンノイとは世界が違っていた、
 

あとがき

 タンノイを写真付きでご紹介させて頂きましたが、このタンノイ博物館は最近オープンしたばかりで4月からは入場料として一人1,000円だそうですがコーヒーとお茶菓子付きですから音楽喫茶に行くよりも安いのではないでしょうか、

 松橋館長と音楽談義、オーディオ談義に華を咲かせるのも良いのではないか、

是非一度、日本では此処にしかないヴィンテージタンノイ博物館を見学して下さい。場所は三重県になります、キット屋のコラムを見たと言えば暖かく迎えてくれますから気楽に訪問して下さい。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-014.html

タンノイ博物館
http://www.forest-energy.com/tannoy/

入館料
一人 2,000円 (2時間以内) 2時間超えの場合、一律 3、000円。
※日本茶/紅茶/珈琲の内一品付

所在地
〒515-2614 三重県津市白山町伊勢見150-195 青山高原保健休養地


23. 中川隆[-7675] koaQ7Jey 2017年5月15日 20:23:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


キット屋コラム「私のオーディオ人生」

 オーディオの音に関してはあくまで個人の主観になります。

過去の名器でもひどい音の出し方を聴けばそれがそのスピーカーの能力と判断してしまえば大変残念なことになります。

セッティングもデタラメでボックスも簡易型でアンプなら何でも良いではスピーカーが惨めになるだけで、この辺を弁えないと違った評価になってしまう、

今まで色んなマニアの能書きを聞かされて耳にタコが出来たが、よ〜く話を聞いていくと単なる個人の主義主張にしかならない、

世のオーディオマニアは能書きは一流、音は三流になっているのが多い、

オーディオの世界は不思議なもので20年30年経っても良い音がでなければ死ぬまで出ないと思う、

良い音を出そうと思ったら耳より性格を治す事と言いたい、

 又スピーカーに限らずオーディオもそうだが他人まかせの評価を鵜呑みにせずにじっくり聴きこんで決めないと必ず後悔する。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html


マニアの音の共通点とサウンド
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オーディオシステムの音を過去から現代まで沢山のマニアの音を聴かせて頂きましたが一つの共通点が見えくる、

その共通点とはオーディオを長くやっている人ほど音はけして高音質、大音量ではなく音楽を聴かせる音になっている。

しかも真空管を採用したデバィスがほとんどで、半導体アンプや今流行のデジアンプで鳴らした音は良かったことは一度もない、

「電気臭い音の代表」の半導体アンプは音が平板になりスピーカーの回りでしか音が鳴らない、


音に関して熟成したマニアの音は低域も高域も欲張らずバランスの取れたサウンドを聴かせてくれます。

家庭の部屋でコンサートホールと同一の音などは再現することは不可能に近いが真空管アンプを使用すると不思議とコンサートホールの雰囲気感が出てくる、

例えを上げますとかの有名なウェスタンエレクトリックのサウンドは現代から見れば特性は悪いはずですが、真空管アンプで鳴らすと音楽を心地よくリラックスして雰囲気感を大切に聴かせてくれる響きを持っている。

確かに(生の音)とは違う音ですが独特なサウンドで中域に密度がありコクのあるサウンド、現代の上も下も伸ばした中域の薄い貧弱なスピーカーとは方向性が違う、

名器と名の付くスピーカーは「音楽を美味しく聴かせてくれる」楽器の要素が秘められている、

英国のヴィンテージスピーカーもウェスタンに共通した部分が多少感じ取れる。

オーディオを追求して行くと最終的にはクレデンザ、HMVなどの蓄音機などの電気臭くない音を意識するのではないだろうか
(この部分に賛同する方も異論のある方もいると思いますが長い期間オーディオを追求して行くと私の言っている事が理解できると思う、)

オーディオの再出発はスピーカーありき

オーディオを再出発するにあたって一番悩ますのはスピーカーです。
スピーカーの選定でその人の聴くソースのオーディオ人生は決まるような気がする。

1970年代に使用していたスピーカーはエレクトロボイスのユニットを使っていましたが再度同じスピーカーはほしいと言う気が湧きません。(もうコリゴリ)


GOODMANと瀬川冬樹氏

GOODMANの名前をご存知のマニアは昔からオーディオと共に歩んで来られたと人と思われる。私が高校生の頃ある雑誌に瀬川冬樹氏の書いたレポートにこのような文章が書かれたのを今も記憶している。瀬川氏は

「GOODMANを代表する海外のスピーカーは国産と違って音楽性がある」

「海外のスピーカーは一日の長がある」

このようなレポートを読んだとき音楽性?一日の長?

この文章は到底理解できずこの意味は謎であったが最近になってこの意味がわかってきた、

この時代名古屋の納屋橋にヤマハビルの中にオーディオ売り場があり此処で海外の最新のシステムを見ることが出来た。

今も鮮明に覚えているのはGOODMAN AXIOM−80、301、ワーフデールスーパー12RS/DDだ、

特にマランツ#7は雑誌の写真でしかお目にかかったことのない超高級品も展示してあった、このアンプはデザインも素晴らしく音質も第一級の芸術的なアンプで何時かは手に入れたいと夢でも思ったが価格は当時で15万円はした記憶がある。

オーディオマニアなら誰でも手元に置きたい芸術的な逸品ですが、
この#7が発売されたのは1958年もう50年前になります。

展示コーナーの片隅にシュリロ貿易が扱っていたGOODMANのカタログがあり、日本ではスピーカーユニットと言えばパイオニアPAX−20A、コーラル8CX−7、松下8PW1の20cmクラスがマニアの自作の対象であったが、

このGOODMANのAXIOM−80を見た瞬間一度は使いたいユニットの一つでもあった、

真っ赤なアルニコマグネットが印象的でお粗末なフェライトマグネットを採用した現代のスピーカーとは違う、

瀬川冬樹氏こそGOODMAN AXIOM−80とマランツ#7を45アンプで鳴らされてこよなく愛された方でその魅力にハマッた一人ではないだろうか、


GOODMANスピーカー

スピーカーの購入で夢にまで見たGOODMANスピーカーが候補にあがった、

当時のパンフレットを見ますと

「GOODMANスピーカーは音の世界をリードする!」

マニアの心をくすぐる歌い文句だが、今の時代果たしてGOODMANスピーカーは手に入るのだろうか、

1970年代でもまずはお目にかかることは無く音を聴くどころか持っている人も少ない、ヴィンテージショップですら見かけない、

仮にあったとしてもGOODMAN=AXIOM−80、AXIOM−301ぐらいでその他のスピーカーは巷ではまず見かけない

AXIOM−301は一度マニア宅で聴いたことがあるが、鳴らし方が悪いのか、中域が粗く分解能が悪かったのを憶えている、
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GOODMANユニット
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前回のコラムでGOODMANスピーカーを写真でご紹介しましたが、
今回は中音ホーンのみボックスからユニットを外して再度写真でアップしました

 GOODMANの中音ホーンの写真です。

開口部分は200×400で奥行は480あります。このホーンはスロートが長いので低い周波数帯から使用できます。英国のホーンスピーカーはあまり見かけません。



左側はウーファーでAudiam60になります。

フレームを見ますと何となくタンノイのレッドによく似ています。
このスピーカーはグッドマンでも初期タイプのウーファーでこれとよく似ていますのは同じグッドマンのAXiom−150になります。

真ん中の写真はこのスピーカーのネットワークになります。

多少汚い配線ですが色々テストしたため雑になってしまいました、黄色の色の筒状になっているのはHOVLANDのMUSICAPコンデンサーで素材はフィルムになります。

右側の丸いユニットはツィーターで同じグッドマンのTrebax100になります。


ヴィンテージスピーカーは現代のスピーカーと違ってエッヂがフィックスドエッヂを採用してあるため重低音は望めないので、エンクロージャーは出来るだけ大型にして低域を豊かにする。

ヴィンテージスピーカーを上手く鳴らすには箱の容積を大きくしないと低域が弱くなってピラミッドバランスが崩れてしまう、

ヴィンテージスピーカーのほとんどはエッヂがフィックスドエッヂになっているので低域の振幅が少ないため低域が出にくい傾向がある、

それを補うためにはボックスの容積を大きくすれば豊かな低域が望めそうだ、
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キット屋コラム「私のオーディオ人生」第12回 グッドマンスピーカーの音と英国ヴィンテージスピーカー
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html

グッドマンを鳴らす真空管アンプ

 グッドマン3Wayを鳴らすには現代の半導体アンプでは鳴らない、
このようなヴィンテージスピーカーは真空管アンプで駆動するのがベストである。
このスピーカーに合わせて試作した出力管は、チェコで生産されていたKRのPX−25ナス管

 いよいよグッドマン3Wayシステムのユニットを実装しました、
ネットワークは予め製作しておきましたのでスピーカーシステムは完成、

グッドマンスピーカーの音

 グッドマンスピーカーとアンプを接続して少しづつ音量を上げてみる、
出てきた音は言葉では言い表わせない音である。
アメリカのスピーカーとはまったく違う音である、

一言で言うと地味な多少暗さを伴った響きで個性の強い音色でもある。
ホーンスピーカーなのにホーン臭さがなくアルテックのA5、A7とは明らかに音作りが違う、

この答えではグッドマンスピーカーは理解できない、
ここで比較対照できるスピーカーがなければ答えにならない、

 皆さんがお持ちのタンノイスピーカーと比較してみた、

比較対照は私の友人が愛用しているタンノイのオートグラフで内蔵ユニットはモニターシルバーである、

勿論部屋もアンプ違うから絶対的な評価ではないことを付けくわえさせていただきたい、

 タンノイのモニターシルバーの音は上質な木作りのコンサートホールの響きでゆったりとして雰囲気を大切にした音、

それに対してグッドマンは宮殿のホールで聴くエレガントな響きになる、

タンノイもグッドマンも同じヴィンテージスピーカーである以上は音の傾向として似たような色感だ、どちらも優劣を付けられないレアなスピーカーでもある。

タンノイもグッドマンも音の共通点は品位があり中域に厚みとコクをプラスした音になっている。(これが英国の伝統あるサウンドなのか?)

現代のタンノイスピーカーはこれに多少繊細感がプラスされ、上も下も伸ばした音になっているが人によっては中域がうすいと言う人もいる(この部分が日本人好みかも)

音のコクとか味は少なめな感じで料理で言えば薄味的な印象と感じとれるが、タンノイが好きなマニアなら気にもならない、
タンノイもグッドマンも同じ英国製ですから極端には音の方向性は違わない、
なぜだろう?

ヴィンテージマニアにこの点を指摘したら

「タンノイはグッドマンにOEMで作らせていたから似たような音」
「タンノイもグッドマンも同じである」

と言われる

「やっぱり」昔も今も同じなのか、そう考えると必死にタンノイを探さなくてもグッドマンでも十分ではないか、

 同じグッドマンでもAXIOM−80を聴いたことがあるが、多少高域が煌びやかになるぐらいで大きな差はないが、過去に聴いた記憶を紐解いてこちらの3Wayタイプと比較すると、中音ホーンの抜けの良さや緻密さではAXIOM−80とは異なる音色です。

 グッドマンはもう過去の古いスピーカーになってしまったが、今このスピーカーを聴くと現代のスピーカーとは見劣りは感じられないぐらい良いユニットなのだが、一般的には手に入りにくいのとユニットを実装して音楽を楽しむマニアが減少したのも原因ではなかろうか、

中古ショップに出ているグッドマンもあってもAXIOM−301か80ぐらいでその他のユニットはあまり見かけない、売れた本数が少なかったかも知れない、

VITAVOX,DU−120

VITAVOX(ヴァイタボックス)は戦前からある有名なスピーカーでロンドンウェスタン直系のスピーカーメーカーと聞いている。
シアター用が専門ですが家庭用にも素晴らしいシステムも出していました、
特に有名なのはVITAVOX191コーナーホーンとバイトンメィジャーがあります。

191コーナーホーンはタンノイのオートグラフと二分するぐらい素晴らしいのが特徴で、家具の調度品にはピッタリ当てはまるデザインでもあります。

昔私がエレクトロボイスの3Wayでオーディオを楽しんだ時に京都のジャズ喫茶「ヤマトヤ」にこの191コーナーホーンが鎮座してあった、
音は芳醇な響きで非常に奥ゆかしく鳴っていたのを記憶しています。

この音を初めて聴いた時「オーディオは聴かせてくれる音」これこそ自分が求めていた音だったのかも知れません、

その夢は30数年経っても忘れられないぐらい私に強烈なインパクトを与えてた、
VITAVOXと聞くだけで私にとっては未体験な音に感じる不思議と謎の多いスピーカーである。

今回ご紹介するDU−120はVITAVOXではコアキシャルスピーカーユニットで、このタイプ以外にDU−121もあるが、こちらはフェライトのマグネットの 2本しか発売されなかった、

VITAVOX DU-121の仕様 ヴァイタボックス
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/du-121.html

VITAVOX 製品一覧 ヴァイタボックス
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/index.html

このスピーカーの詳細を少しご説明します。

ユニットは多分1950年の後半から1960年の前半に発売されたもので、マグネットは大型のアルニコマグネットを搭載、ツィーターは特殊なポリエステルフィルムの振動板になっておりツィーターの音だし部分はアルミのパンチングで保護されている。

クロスオーバーは2000HZで低域側をカットせずにそのままスルーになっている、

ネットワークはコンデンサー 1本だけで高域のみのカットになっています。
この時代の同軸はネットワークを使用せずにコンデンサーのみでのカットが結構ありましたが、私に言わせればケチな方法と思う、本格的に使うならネットワークもアッティネーターも必要ではないだろうか、

その点タンノイのユニットは高いだけあってしっかりしているが、あのネットワークを収容してあるケースがプラモデルのイメージと重なるので少しマイナスだ、

 ヴァイタボックス12インチのコアキシャルスピーカーでフレームをよ〜く見ますとタンノイのモニターレッドによく似ています。

マグネットは強力なアルニコマグネット

 スピーカーユニットの中心にツィーターが飛び出している。
ツィーターの振動板はポリエステルフィルムで珍しい振動板でもある。


 マグネットカバーにVITAVOX−DU120のシールが貼ってある。
スピーカーからの引出し線は私が一部改造した部分です。


ヴァイタボックスの音

 グッドマンのウーファーを外してこのユニットを実装しての試聴になりました、

出てきた音は「何んだ!こりゃ〜」
こんなスピーカーの音は今まで聴いたことがない!
ひどいのも限度がある、

低音がまるでなく中高音はカミソリを振り回したような鋭い響きで音楽を聴くには耐えないスピーカーではないか、

これがVITAVOXの音なのか!今回の購入は大失敗かも?


言葉が出ない絶句である。

昔はエレボイのスピーカーで苦汁を味わされて泣かされた経験が蘇ってきた、
このスピーカーこそ名器ではなく迷器であるが、考えようによっては良いスピーカーこそテクニックと苦労が必要ではないだろうか、上手く鳴らせば感動ものであるが今の時点では落胆の言葉がぴったりだ、

DU−120の改造

 このスピーカーを宿らせるにはこのままの状態では不可能のなで大手術が必要だ、病院に行ってユニットに点滴を打てば治る問題ではない、手術をすればきっと当時の音が必ず宿るはずの気持ちで早速改造に取り組んだ、

改造はこれに合わせたネットワークを自作するのとボックスを新たに特注で作ってもらう事、吸音材の量を調整しながら耳で確認する方法しかない、
ボックスはグッドマンは米松合板を使用していたから、今回はフィンランドバーチで作っていただくことに決定した、

改造後のVITAVOX.DU−120

 ボックスが完成してユニットを取り付けて音だしで固唾を飲んでヴァイタの音を待った、

出てきた音は最初に聴いた音とは似ても似つかない実に渋い音である。

この時代のスピーカーの開発者は多分この世にはいないと思う、
このスピーカーの本当の音などは私にもわからない、
知っているのはスピーカーの開発者と当時携わった方だけだと思う、

何十年も前のスピーカーに使用してあるカットオフ用のオイルコンデンサーははっきり言って塵である、オイルコンデンサーが当時の状態を維持しているはずはない、

こんな塵コンデンサーでもオリジナル崇拝者は使っていると聞く、
はっきり言って良い音を出す以前の問題では・・・・

これはアンプにも言える、

私に言わせればビンテージアンプもそうですが今の時代からすればパーツはすべて当時の状態ではないのにマニアはオリジナルを尊重している、
これは一種の宗教のようなもので不思議なマニアが沢山いる、


グッドマンスピーカーとの比較

 同じ英国の伝統あるスピーカーなのに音の傾向はずいぶんと違う、

グッドマンはどちらかと言えばふくよかさが前面に出ていたが
このヴァイタボックスはより古典的なドライな音色を持っているが
ボックスの材質も違えば容積も違うから「これがヴァイタの音だ!」とは断言できない、

クレデンザ、HMV、ウェスタンと発展してきた音響技術の延長線上にあるような大変地味な音で、かの有名な191コーナーホーンの音に似た奥ゆかしく暗い響きを伴っている、

大橋氏が日記に書かれた「石作りの教会で聴く音」と表現されていますが的を得た答えだと思う、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-012.html



24. 中川隆[-7674] koaQ7Jey 2017年5月15日 20:28:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」 by Y下

GOODMANS AXIOM−80を鳴らす。
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035.html

 このコラムももう35回目になりました、35回の節目としてマニアの間では究極のユニットとか伝説のユニットと云われているGOODMANS社のAXIOM−80フルレンジスピーカーを取り上げます。

 今回ご紹介するユニットはレプリカではなく1950年製の最初期オリジナルユニットになります。

巷ではAXIOM−80はマニアを引き付ける麻薬的なサウンドで魅力的な音だとかこのスピーカーで聴く弦楽器の再生はこれ以上ない!とか云われ一度このスピーカーの虜になるとタンノイ、アルテック、JBL等では味わうことの出来ないスピーカーと云われていますが果たしてどれ程のユニットなのか実験を行いながら試聴しましたので興味がおありの方は最後までお付き合いください。


http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img35_01.jpg

1950年前後の超レアなユニット、状態も大変よくコーン紙の補修もありません。

AXIOM−80


 AXIOM−80をネットで検索しますと色々な方が評価していますからあえて私が詳しく述べる必要はないのとAXIOM−80に関して自分はそれ程詳しくはありませんが使われた方のコメントを読みますとAXIOM−80は大変気難しく簡単には鳴らないと云われている、

 私のコラムでも以前に書きましたが故瀬川冬樹氏がこのユニットを使っていたと紹介しましたが

このユニットはオリジナルと復刻(レプリカ)があり

その今はないヒノオーディオでヒノ製のボックスに入ったレプリカのAXIM−80を聴いたことがあります。

その時の印象として大変指向性が強よくて高域は耳に付くきつい音でこれが噂のAXIOM−80の音かとがっかりした覚えがある。

 皆さんもAXIOM−80を聴かれた方はオーディオショップがほとんどと思われますがショップの場合は適当にセッティングして展示してあるアンプを繋いでの音出しがほとんどですから本来の実力は見えてこないのとこのような簡易的な鳴らし方ではAXIOM−80が可哀そうに思える。

ショップで鳴らすAXIOM−80は魅力が乏しく他のスピーカーのが良く聴こえて来る。

残念ながら適当に接続してセッティングしたAXIOM80は本来の音とは程遠いサウンドでこれがAXIOM−80の実力かと思われるとこのユニットは哀れである。

AXIOM−80のオリジナルBOXは存在しない!


 色んな方のAXIOM−80のコラムを読みますとAXIOM−80をオリジナルボックスに入れて楽しんでいる方が沢山いますが、GOODMANS社はユニットを装着したオリジナルボックスは存在しません。

当時GOODMANSはシュロリ貿易が輸入元でこのユニットをヤマハがGOODMANS社からライセンスを受けて製作されたと聞いています。

 ヤマハボックスはAXIOM−80の図面を元に後面がコーナーになっていて前面にARUを取り付けて販売されていた、

時々写真で見るオリジナルボックスはすべてヤマハが製作したものですがこのボックスは評判が悪く本来のAXIOM−80の良さが出ないボックスと云われている、


もう一度はっきり云わせて頂くと

AXIOM−80のオリジナルボックスは存在しません。

仮にオリジナルと称して本国からユニットを装着した物が入荷したのであれば英国の箱屋が作ってユニットを入れたものと思われる。

 タンノイの様なオリジナルボックス付きの場合100%失敗はしないがグッドマンズ社の場合はユニットだけの販売では一部マニアでしか使えない欠点がある。

 私が高校生の頃名古屋の納屋橋にありましたヤマハビルのオーディオ売り場にこのAXIOM80がヤマハボックスに収納されて展示してあったのを覚えています。

またシュロリ貿易が出していたGOODMANSの総合カタログがありこれを目に通すと一風変わったユニットが載っていました、これが現代でも幻の名器と云われるAXIOM80で真っ赤なマグネットを装備した見た目にも高級感があったのを覚えています。

当時の販売価格は1本26,000円ぐらいだったと記憶しています。またこのユニットを装着したヤマハボックスに入れたのを聴いていますが当時の耳のレベルでは凄いとは思わなかったが国産品しか知らない私でしたから外国製と云うことで魅力はありました。


http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img35_02.jpg

センターのサブコーンは薄いベークライトのような素材を使ってあるのが本来のオリジナルになります。

AXIOM−80のレプリカ


 オリジナルとレプリカ、確か真空管の名器でマッキントッシュのC−22、マランツ#7もレプリカがありましたね、良質なオリジナルが無い為やむを得ずレプリカを購入された方が沢山いますが、ルックスは同じでも音質的にオリジナルとは似ても似つかない音ですがこれは仕方がないかも知れません。

 AXIOM−80もオリジナルとレプリカタイプが存在しますが、今の時代良質なオリジナルを手に入れることは至難の業かも、

ヤフオクで時々AXIOM−80が出品されていますが、ユニット単体で30〜40万ぐらいで落札されているのを見ますといかにこのユニットの人気があるのか伺えます。

良質なオリジナルが手に入らなければレプリカになりますがこのレプリカも曲者で、外観はAXIOM−80と同じ作りですが音質的にはまったく違います。

またオリジナルの場合も初期型、後期型が存在する事がわかりました、

私が所有していますAXIOM−80は1950年代の初めのユニットですから完全な初期型になります。

AXIOM−80の使いこなし


 今までステントリアン、ワーフェデール、グッドマン、パイオニア、コーラル、ヴァイタボックスなどのフルレンジユニットを使ってきましたが、スピーカー遊びはフルレンジが一番面白いのとボックスに入れれば即鳴るのが魅力でしたが、フルレンジ程上手く鳴らせないユニットはありません。

オーディオはフルレンジ派もいればマルチ派もいます。あるマニアが云っていた事ですがマルチを追求して鳴らしている時に俺は音を聴いているのか楽を聴いているのか自己不信に落ちいって最終的にフルレンジに戻したと云っていましたが、確かに3Way、4Wayの大型ホーンを使ったスピーカーの音を聴いていますと歪感の少ない良い音に聴こえますがじっくり聴きますと音の定位がバラバラで一つにならないのと楽器や人の声を聴きますと音像が大くなり不自然感は拭えません。

音楽を楽しむと考えたらフルレンジ型やコアキシャルスピーカーが自然体で音楽が楽しめる。どちらも一長一短があるからオーディオは面白いのではないだろうか、


 早速ですが私なりにAXIOM−80の使いこなしになりますが、良いスピーカーほど簡単には鳴らない、特にこのユニットは箱を選びアンプを選ぶ傾向があるのがわかった、

ヤマハが販売したGOODMANSの指定箱では正直低域の量感が乏しくバランスがすべて上に行ってしまい高域がきつく疲れる傾向の音になってしまう、

 また解決策として低域の量感を増やす為ウーファを追加して2Wayでやられている方がいますが、理論的には正しいのですがウーファとAXIOM−80の繋がりに問題があるはずです。

AXIOM−80はフルレンジですからこのユニットを低域のみカットして使えば何処かの部分でディップが生じるのと音色が同じでない為不自然になってしまう、

では同じGOODMANSのユニットを低域で使用すれば解決するのかと云えばこれは難しくカット&トライで挑戦するしかない、GOODMANSでもAXIOM−80は特別な音色を持ち合わせていますから音色は一致しない、

 今回は私の所有しているタンノイGRFタイプのボックスにこのユニットを実装して試聴しました、このボックスの容積は約250?、ボックスの材質はフィンランドパーチで板厚は19mmでバスレフタイプなります。

他の方が書かれたブログを読みますと

AXIOM−80はバスレフ、バックロードではスピード感がなく付帯音がくっ付いて鳴らない

と書いてありましたがそれは本当なのか実証してみたいと思いますが、その辺はカット&トライでやって見たいと考えています。


http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img35_03.jpg


マグネットは17000ガウスもある強力マグネットで現代のスピーカーでは考えられない強力なアルニコマグネットを採用しているのは脅威でもある。

AXIOM−80音出し


 早速このユニットを実装しての音出しですが、取りあえずユニットのみ裸の状態で音出ししてみました、

最初に出てきた音はどこにでもある特別な音ではなかったがこれをボックスに実装したらどんな音になるのか胸がわくわくしてくるのがわかる。

世界の名器と云われたユニットが果たしてどんなサウンドを奏でてくれるのかスピーカーマニアならこの気持ちは理解していただけるのではないだろうか、折角鳴らす以上比較対照するものがなければ評価のしようがない、

ここで片側の左側はAXIOM80を装着し右側をVITAVOXのDU−120コアキシャルを取り付けての比較試聴なら私の様な阿呆耳でもはっきりわかるはずだが未知の体験であるがため試聴には慎重にならないといい加減なレポートでは参考にならないとお叱りを受ける。

またこのAXIOM80は真空管アンプを選ぶらしいがWE−300Bを使えばきっと鳴るはずだが果たしてどうなのか、

早速であるが巷では最高の球と云われているWE−300Bシングルで試聴開始した、


試聴のシステム

プレーヤー ヤマハGT−1000
トンアーム GRACE G−565ロングアーム
カートリッジ オルトフォンSPU−GとSL−15E
昇圧トランス ゼンハイザー 1950年代のヴィンテージトランス

ブリアンプ マランツ#7

WE−300Bシングルアンプ、メトロアンプ

試聴レコードとCD ビバルディのバイオリンソナタその他


以上のシステムでの試聴になります。


全体で聴くAXIOM80は高域の透明感は見事なのだがいかんせん低域の量感が薄くバランスが上に持ち上げた音になる。

シングルアンプの場合はトランスの磁化の影響で低音が出にくいのかも
これは300Bアンプが悪いとは思えない、


 答えはこのスピーカーにはシングルアンプは合わないではないか、

250リッターのボックスを使っても低域不足は不満が残るが、中高域の音色はロンドンウェスタン系の特徴のある個性のある音で巷ではこのスピーカーの虜になるのがわかる。

音色を一言で云うならセピアカラーの音とHMVの蓄音器に近い一種独特のサウンドと云える。

特にバイオリン、ピアノの響きと音色は特筆すべき良さが感じ取れる。

ケフェレックのバッハのピアノ曲はスピード感のある付帯音の付かない切れ味の鋭い日本刀のようなサウンドだが長い時間聴いていると低域不足の不満が見え隠れしてくる。


 次にVAITAVOXのDU−120に切り換えると、中高域はほとんど同じ音質と音色だが低域から中低域にかけてAXIOM80では出なかったふくよかさが出て品位の高さで差が出た、

低域の量感は25pユニットでは難しいかも知れないが、AXIOM80はVAITAVOXに劣らず品位の高い音でタンノイ、アルテックでは味合う事のできないマニアを虜にするサウンドだが、大編成のオーケストラの場合は口径が小さい分無理の様な気がするがジャズトリオをかけるとあのクソ喧しい一般的なジャズサウンドとは違うしっとりとしたコクのあるサウンドに変身する、

ジャズもボーカルもグッドだが低域がもう少し出れば文句なしだ、

またバッハなどの室内楽、器楽曲を聴くとこれ以上望む必要がないぐらい味のあるサウンドになる。


サブバッフルを取り付けての試聴


メトロアンプで鳴らすAXIOM80


 WE−300Bシングルアンプで鳴らしたAXIOM80だが、このユニットを使っている方は良質のアンプを繋いで鳴らされていると思うが、プッシュプルアンプを使うとどんな音になるのか、早速アンプを交換して再度試聴を試みた、

 このメトロアンプは前回のコラムで紹介したトランスは

米国製のシカゴ・スタンダード(スタンコア)トランス
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-034.html


を使った自分では最高のアンプと思っているが、AXIOM80はアンプを選びトランスまでも選ぶスピーカーでこんな気難しいユニットは聞いた事が無い、今回は出力管はGECのKT−66に交換しての試聴になる。

接続後最初に出てきた音はWE−300Bでは出なかった低域の量感が豊かになり中高域は刺激のない味のあるサウンドでピラミッドバランスに変身したのは驚きであった、

やはりこのユニットはシングルアンプでは簡単には鳴らないことを痛切に感じた、


多分このサウンドこそ本来のAXIOM80のサウンドかも知れない、

AXIOM80はダブルコーンのため高域がきつくなるのが当たり前ですがこのメトロアンプではトランスの影響で長時間聴いていてもまったくきつくならずに疲れない、

その後VAITAVOXに切り換えて試聴したが、好みとしてはVAITAVOXのが自分には合うように思えるのとVAITAVOXのDU−120は日本には10セットぐらいしか入って来なかったスピーカーですからある意味AXIOM80より貴重に感じる。

 最後に色々切り換えて試聴したがどちらがVAITAかAXIOM80かわからなくなってきた、どちらも特徴のあるロンドンウェスタン系のサウンドでよく似た音には間違いない、


 最後にAXIOM80を上手く鳴らすには

容積の大きなボックスで

材質はフィンランドパーチ、米松合板辺りを使い

吸音材を調整しながらバスレフでの使用がベスト、


またアンプはプッシュブルが適合で出力トランスは有名なトライアッド、ウェスタン、シカゴ、スタンコア辺りを使用すれば本来のAXIOM80の良さが出てくるような気がしますが

国産のトランスを使ったマニアが作った自作のアンプではまずは簡単にならないことをご報告しよう、

名ばかりの国産のトランスではAXIOM80の良さを十分に引き出すのは難しいのと世界の名器に対して失礼である。

あとがき


 今回はAXIOM80を取り上げての試聴でしたが私個人に云わせると巷で云う名器とは思わないのと、このユニットは価格がべらぼうに高くなってしまったがそれだけの価値は無いと思うがAXIOM80に恋こがれた方なら価格の問題ではない、

AXIOM80もそうだが長年英国スピーカー遊びをしてきた私ですから特別凄いとは感じなかったが一般的に見ればこのユニットも名器の一つかも、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035.html


25. 中川隆[-7673] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:29:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

京都 東山 ジャズ喫茶 YAMATOYA _ ヴァイタボックス
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/426.html


キット屋コラム「私のオーディオ人生」第2回


エレクトロボイスのSP−12は当初は不満などなかったのですが、オーディオ仲間から京都に有名なジャズ喫茶「ヤマトヤ」があってここの音を聴きに全国のジャズファンやオーディオマニアなどがこのジャズ喫茶を訪れているらしいと噂を耳にしました、このジャズ喫茶はかの有名な小説家で五木寛之氏がここのお店を題材にしているぐらいで、五木寛之氏もたびたび訪れていると・・・・

 そんな素晴らしいジャズのオーディオが聴けるのなら冷やかし半分でも聴きに行かなければ、自分自身に不満が残る。自分のシステムとの音の違いがどのように違うのかも確かめなければ納得はできない、

 全国からのジャズファンやオーディオマニアなどが聴きにくる音とはいったいどんな鳴らし方をしているのだろう、自分好みでなければノーと言えるのだが・・・


 初めて訪れた京都のジャズ喫茶「ヤマトヤ」の店内は薄暗い感じの場末の喫茶店のような店です。

ここの喫茶店のシステムを見た瞬間、凄いの一言です。

スピーカーシステムは人を驚かすようなバデではなく年輪を感じさせる地味なたたずまいが合うイメージのスピーカーシステムです。

 このスピーカーは今まで噂では聞いているのだが実際に実物を見たのがはじめてである、

そのスピーカーシステムは英国のヴァイタボックス社のクリプシュホーン、正式名は191コーナーホーンで左右に見事にバランス良く鎮座している。

 アンプ類はプリアンプがマッキントッシュのC−22、メインアンプはアムクロンのDC−300を使用、レコードは1950年代のジャズの名盤を主体にかけている。

 英国のヴァイタボックスの音はエレクトロボイスやアルテックとはまったく違う鳴り方だ、この音を言葉で表現するなら、

ホーンスピーカーの心地よい響きと陰影のある独特な音色で非常に地味だが、黒人が奏でるジャズの真髄を聴くような暗い影がただよう音だ、 

レンジ感はそう広くないのに、何かを訴えてくるような感じに聴こえる、 

 アメリカの大陸育ちのスピーカーとは異質で、音を色で例えるなら現代のスピーカーはフルカラーだがこのヴァイタボックスは古き良き時代のセピアカラーの写真のように哀愁に満ちた音である、生らしい音とは程遠いが聴かせる音とはこのような音なのだろう、

 このスピーカーを聴いたときに中音以上はホーンのが、コーンよりも優れているような気がしてくる、エレクトロボイスもダブルコーン一発ではなくホーン型を使った方のが、音抜けは違うのではないかと早くも夢が膨らんできた。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-002.html



26. 中川隆[-7672] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:33:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

名古屋 ジャズ喫茶 Days _ ヴァイタボックス クリプッシュ 5ホーンシステム
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/660.html

第31回クリプッシュホーンが奏でるジャズ喫茶
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-031.html

 1970年代の頃は沢山のジャズ喫茶、名曲喫茶がありましたが今は時代の流れなのかマニアの方がもっと良いシステムと良い音で鳴らされているためなのかわかりませんがジャズ喫茶、名曲喫茶が少なくなってしまったのは寂しい限りであるが1970年代は沢山のジャズ喫茶、名曲喫茶があり此処でコーヒーを飲みながらじっくりと楽しんだ記憶があります。

 当時はオーディオマニアでも持てない高嶺の花であったジムラン、アルテックのホーンシステムで豪快なジャズサウンドを堪能していたはずだが今の時代は裕福になったのかマニアはもっと素晴らしいシステムでジャズやクラシックを楽しんでいるのかも?

 多くのジャズ喫茶のオーナーはジャズレコードに対しては豊富な知識を持ち合わせてはいるがオーディオに関しては無頓着でただシステムを置いてジャズを流している店が多く音に関しての向上心もない、

折角良いシステムを導入してお客様には良いジャズサウンドを心行くまで楽しんでもらうのはわかりますが 立派な装置=良い音 にはならないのがオーディオです。ジャズ喫茶を経営されているのであればオーディオマニア達が上手く鳴らされているサウンドを沢山聴いて自分の店にしかないオンリーワンの音をお客様に聴かせてほしい、

 以前のコラムでも書きましたがジャズ喫茶と云えば京都の「ヤマトヤ」が有名ですが此処で鳴らされているヴァイタボックス 191コーナーホーンはシットリ感のあるジャズサウンドではあるが音量が小さすぎるためジャズを体感したと云う満足感が少ないのが残念でもあるが大音量だとお客様同士の会話が出来ないのは仕方が無いかも・・・・・

 今回ご紹介する愛知県は名古屋市千種区にありますジャズ喫茶 Days はロンドンウェスタン直系のヴァイタボックスを使ったジャズサウンドでテレビや新聞、週刊誌に紹介されたアナログレコードで楽しむジャズ喫茶、

ここで奏でられるジャズサウンドは1950〜70年代の香りが漂ってくる大人のサウンドを堪能することが出来る。

コーナーに鎮座しているのがロンドンウェスタン直系のヴァイタボックスクリプッシュ 5ホーンシステム
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-002.jpg


Days のオーナーは依田氏で この方はいつもカウンターの中にいて一人静かにジャズを聴いていますが大変お話し好きですからジャズ談義、オーディオ談義などが楽しく会話が出来ます。

http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-003.jpg

サンバレーのアンプでVP−3000SE
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-004.jpg


サンバレー VP-3000SE 300Bのプッシュプルアンプ完成品 ¥161,714(税抜)

●使用真空管:6SN7GT-6SN7GT-300B(pp) 
●定格出力:22W+22W 
●周波数特性:10Hz〜90kHz 
●外形寸法:400W×220H×360Dmm 
●質量:23kg
https://www.phileweb.com/ec/index.php?p=17413
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1313/20080127/
http://www.eonet.ne.jp/~jf3hwd-tabito/vp3000.html

現行品は
真空管オーディオ ザ・キット屋
http://www.kit-ya.jp/index.php?cPath=1_22


アナログプレーヤーはヤマハGT−2000、
カートリッジはマスターお気に入りのシュアーM−44−7
を使用している。
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-005.jpg


ヴァイタボックス 191 コーナーホーンとは少し外観が違いますが
ユニットはドライバーがS−2、低音用は38cmのAK−157、オールアルニコマグネットを使い 2Wayで鳴らしている。
ネットワークはオリジナルを使用
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/31-006.jpg

私が推薦するジャズ喫茶

 ジャズを鳴らすスピーカーと云えば JBL、アルテックが定番であるがアメリカンサウンドはどちらかと云えば押し出しの強い豪快なサウンドと乾いた音が特徴だが

アルテック、JBLでも上手く鳴らせば良い音になるのだがセッティングを含めてそのスピーカーに合うようにハードに強くないと一つ間違えると騒々しいサウンドになり聴いているより疲れが先に来る。

今回は私が推薦しますジャズ喫茶 Days は長時間聴いていても疲れずマスターもオーディオマニアであり音に対してのポリシーを持ち合わせているからジャズ好きもオーディオ好きもマスターと談義して楽しめるのではないだろうか、

 システムとしては大変シンプルではあるが Days の自慢はヴァイタボックスのクリプッシュホーンである。

このシステムはオリジナルの 191コーナーホーンとは多少外観が違うが内部構造は同じである。

 マスター曰くこのスピーカーシステムはカナダで製作されアメリカ経由で自分自身が聴くために購入されたと云っていましたが大変マニア好みのスピーカーシステムと云える。

 私もヴァイタボックスのコアキシャルを持っていますがコーナーホーンとよく似た響きと音色を持ち合わせてはいるがホーンタイプは中域の密度とコクと押し出し感があります。

その点私が所有しているヴァイタボックスのコアキシャルタイプはタンノイ同様どうしても中域の密度が薄くなりがちですがこれはコアキシャルスピーカーの宿命かも知れません。

Days の音

 早速 Days の音であるが一聴すると英国の芳醇な響きと味わい深い音はアルテック、JBLで馴らされたジャズサウンドとは方向性がだいぶ異なるのがわかる。

 スピーカーボックスもバスレフやバックロードのボックスとは違うクリプッシュホーンは低域の量感が丸くふっくらとして心地よい空気感のある低音で高域も刺激的な音をいっさい出さない音作りであるが一つ間違えると高域のきつさが前に出てとんでもない酷い音にもなる。

 マスターは長時間聴いても聞き疲れしない音を目指したと云っていたのがよくわかる。

この音を出すにはメインアンプの重要性が大切だ、

サンバレー製の VP−3000SE を使ったことが音作りに貢献しているのではと思う。

VP−3000SE は 300B の PPアンプであるが 300Bのシングルアンプを使えば違った意味での良さが引き出されるのではと思う、

 マニアはすぐに 300B はオールドタイプの WE でないと駄目と云う方が沢山おられるが業務用で使うのであれば WE−300B はリスクが大きすぎるから中国球でも十分である。オールド球の WE−300B などは何時「オシャカ」になるか不安であるから個人的にも業務用にも使えない、  

Days のサウンドは玄人好みのサウンドだが多少の不満点も見え隠れする。

マスター曰く高域の伸びに不満点があると云っていたが このユニットのホーンは500HZ〜20000HZ までだが実際は 12000〜13000HZ ぐらいからなだらかに高域が落ちていると感じる。

元々このスピーカーユニットは劇場で使うのが目的であるから高域は欲張っていない、
 マニアならここにツィーターを足せば細かなニュアンスも再現されると思うのだがこのスピーカーに合うツィーターが少ない、

JBLの 075 では音の繋がりが上手くいかずヴァイタボックスの良さが後退してしまう、

ここはヴァイタボックスの個性を出すためには現状の 2Wayが正解かもしれないのと当時のアナログディスクはヴィンテージスピーカーとの相性が合うのか女性のジャズボーカルを聴かされると違和感なく心地よく聞こえてくる。

 私個人の私見であるが音の分解能が少し暖味になるが多分使用しているプリアンプが影響しているのではと感じている。

この部分を完全にレストアされたマランツ #7 あたりを使えばより美味しい音とホールトーンが出てくるはずだが中古のマランツ #7 は状態の良いのは皆無であるから下手をすると酷い音になる場合もある。

ヴァイタボックスのクリプッシュホーンを使うのであれば現状のプリアンプでは荷が重過ぎる。

またメインアンプをマッキントッシュの MC−60,275 を使うと音はもっと粗くなり大味的な音になってしまうのと面白みに欠ける。

サンバレーの VP−3000SE を使ったのは正解であるのと VP−3000SE は信頼度が高く故障やトラブルも無い、私から見れば大変優秀な優れたアンプで長時間使用に耐えるから業務用としてもお薦め出来るアンプである。

またクリプシュホーンはコーナーに上手く設置しないと良さが発揮できない難点があるがここはマスターのオーディオに対してのノウハウと苦労が上手くいかされているから一般的には大きな不満はない、

あとがき

 ジャズサウンドを派手やかな音を大音量で鳴らしているジャズ喫茶が多いがこのようなサウンドには必ず飽きが来て最後は興味が薄れ行かなくなる。

その点 Days のサウンドは控えめなシットリ感といぶし銀のサウンドが魅力で是非行かれて英国ロンドンウェスタン直系のサウンドを堪能していただきたい、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-031.html


27. 中川隆[-7671] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:35:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

名古屋 名曲喫茶フィガロ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/659.html


VITAVOX CN−191で鳴らす喫茶「フィガロ」
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-039.html

オーディオマニア、音楽マニアも一目置く英国VITAVOX社のCN−191コーナーホーンシステムを使ったクラシックがメインのミュージックカフェ「フィガロ」を紹介します。


  今まで沢山のジャズ喫茶、音楽喫茶、ヴィンテージショップやマニア宅で色んなシステムを聴かせて頂きました、

遠い昔京都の「ヤマトヤ」で聴いた VITAVOX の CN-191 コーナーホーンまた東京は吉祥寺にもありますクラシック専門の音楽喫茶「バロック」でもこの CN−191 コーナーホーンを聴きましたが本来の VITAVOX サウンドとは程遠く中々このスピーカーを上手く鳴らすのは難しい、

真空管アンプなら何でもなると思ったら大違い、このスピーカーはアンプを選びトランス、球まで選ぶ大変気難しいスピーカーシステムだ、

店内の全体の様子
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img39_02.jpg

スピーカーはヴァイタボックスCN−191コーナーホーンが左右に鎮座しています。ヴァイタの横にあるのが珍しいRCAの電蓄で1930年代
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img39_03.jpg


男の隠れ家「ミュージックカフェ・フィガロ」

 中部地方にも沢山のジャズ喫茶、音楽喫茶がありますが今回ご紹介する音楽喫茶「ミュージックカフェ・フィガロ」はオーナー自らオーディオマニアでもありレコードマニアでレコードは3000枚所有とのこと、

また此処のオーナーで夏目店主は音楽も好きでオーディオも大好きな気さくな店主ですから是非行かれてオーディオ談義、音楽談義をされることをお薦めしたい。


 

ここのシステムは凄い

 メインシステムがヴァイタボックス CN191 コーナーホーンでここで鳴らされているヴァイタサウンドはおそらく日本ではトップクラスのサウンドでこのようなシステムが名古屋にあるとは気が付きませんでした、

以前のコラムでご紹介したジャズ喫茶 DAYS もヴァイタボックスのコーナーホーンでしたが同じヴァイタでもこんなにも違うサウンドでフィガロは特にクラシックがメインですがお客様のご要望で歌謡曲ありジャズあり勿論自慢のアナログレコード及びCDを持ち込んで聴かせてくれます。


プリアンプはマッキントッシュ20とマランツ#7を使っている。
モノラルはマッキントッシュでステレオが#7を使い分けている。
下側にマランツ#9が2台あります。
https://www.facebook.com/442145122649162/photos/pb.442145122649162.-2207520000.1475212762./442156832647991/?type=3&theater

プレーヤーはガラードの301が2台でモノラル用とステレオ用
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img39_05.jpg


フィガロのシステム

 メインシステムはヴァイタボックス 191コーナーホーンですがこの隣に設置してある1930年代の HMV蓄音機と同じ1930年代のRCAの電蓄、

 プレーヤーはガラードの301が2台、モノラル用はSMEのアームにオルトフォンのモノラルカートリッジとオルトフォンのアームに同じオルトフォンのSPU−Aが実装されている。

 アンプはすべて真空管アンプでプリアンプはマランツ#7とメインアンプは同じマランツの#9が2台すべてオリジナルとのこと、

MCカートリッジの昇圧トランスは夏目マスターは秘密と云っていましたが私が見たところ一般のアナログマニアでは聴けない WE製○○○○を使って昇圧しているがこのようなシステムを揃えたレベルの高い喫茶店を私は見たことも聞いたこともない、

フィガロのサウンド

私が訪問した時ヴァイタボックスからシゲティのバッハ無伴奏が流れていました、一聴してこのサウンドはロンドンウェスタン系の渋い枯れた音でバッハを聴くならこの音しかない、それだけ素晴らしいサウンドで欠点が中々見当たらない、

またこのお店の雰囲気がヴィンテージシステムにピッタリで壁には色んなアナログレコードのジャケットが並べられている。

トータルで考えるとマランツ#7と#9の実力が発揮されているようだ、

ヴァイタボックスのサウンドこそ英国を代表するサウンド、

タンノイが英国サウンドと云われるが本当の英国サウンドはタンノイではなくこのヴァイタボックスとグッドマンではなかろうか、

私の所有しているヴァイタボックス DU−120 と比較しますと低域の量感は38センチのウーファを使っているためスケール感には差が出るが家庭で使うには30cmの DU−120 で十分である。

ウェスタンエレクトリックの 555 ドライバーを使ったシステムはどちらかと云えばクレデンザの蓄音機の延長線上にある音だがヴァイタボックスはロンドンウェスタンの流れを組む HMV 蓄音機に近い独特な響きは素晴らしい、

次に聴かせて頂いたのは英国の 1930のHMV蓄音機、

レコード盤はすべてSP盤であるがこの音は電気臭くなく先ほど聴かせて頂いたヴァイタボックスによく似たサウンドで蓄音機なのに音圧レベルが高く遠くまで音の浸透力には脅威に感じる。

このようなサウンドを聴かされると現代のハイエンドオーディオは歪み感のない綺麗なサウンドだが必ず飽きが来るはずだ、

特に現代のハイエンドは上も下も伸ばしたため中域が薄くなりがちで不自然に思う、

HMV 蓄音機を聴かせて頂いた後は1930年代の RCA の電蓄だ、

また特に良かったのは美空ひばりの子供の頃のSPレコードでこの歌声を聴くとタイムスリップしたような錯覚にとらわれる。

是非仲間やご夫婦で訪問してください。店内は広いですから時間をかけてヴァイタボックスサウンドや HMV蓄音機の音楽性豊かなサウンドを満喫できます。

フィガロは日本でもトップクラスのサウンドを聴かせてくれますからY下のブログを読んだと云っていただければすぐに打ち解けると思います。

それとここで飲むコーヒーは美味しいですよ、
カウンター越しに夏目マスターとオーディオの話も良し、音楽の話も良し、ゴルフの話も良し、


またフィガロから車で10分ぐらいの所に本山の交差点を北に行きますとジャズ喫茶 DAYSもあります。

同じヴァイタボックスでも音の系統は違います。
二つのヴァイタボックスが聴けますからこちらも訪問すると面白いかも

あとがき

 今回はミュージックカフェフィガロをご紹介しましたが、今まで色んなシステムをマニア宅、ジャズ喫茶などで聴かせて頂きましたが、マニアなら一度は聴きに行くべきです。

マランツ#7とマランツ#9の組み合わせは極上でまったくもって不満は感じないがメインアンプは西部電気の300Bより英国製の直熱3極管を使って良質のアンプで鳴らしたらより英国サウンドが満喫できるように思える。

勿論出力トランスはパートリッジならグットだ、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-039.html


28. 中川隆[-7670] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:41:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/welcome/


山中湖にあるペンションすももの木のオーナーが、25年前から趣味で始めた自作アンプ製作。その腕前は雑誌にもたびたび取り上げられるほどで、現在では「CATTLEA」ブランドとして多くのファンに愛されています。 カトレアの真空管アンプは製作に5つのこだわりがあります。


1.アンプのシャーシーの製作からすべてを手作りで仕上げています

最近販売されているアンプは金属製のシャーシーばかりで見栄えがいいとはいえないと思います。カトレアのアンプはまず渦電流の関係で鉄は使用しません。アルミ製でまとめています。 また、外見は銘木のカリンやチーク 材の無垢で贅沢に作り上げています。仕上げはチークオイルで仕上げた木目がすばらしいです。


2.回路的にはシンプルイズベストがポリシーです

アンプ製作でまずアースラインがベースで電源回路が載ります。この二本柱が良くないといい音がしません。アースラインは経験と制作者のポリシーで配線されます。電源系はレギュレーションの良い電源と、前段と終段の別々に整流回路と電流に見合う構成で作り上げています。このこだわりは特別注文の電源トランスで可能にしています。


3.使用パーツへのこだわり

出力トランスは音質を決める要素の一つで、一流メーカーのトランスを使用したり、手巻きで自作したりとここにもこだわりがあります。抵抗やコンデンサーも音響用やドイツ製のパーツを使用するなどとこだわっております。


4.使用真空管へのこだわり

真空管は古典球から近代球までおよそ2,000本の在庫を持ち、珍しい球でのアンプの制作も可能です。在庫についてはお問い合わせ下さい。アンプとして購入された方は最後までアフターサービスさせていただきます。また古典球が入手不可能な場合は新たに設計し直したアンプとして作り替えも可能です。


5.カトレアアンプの制作場所がペンションすももの木です

真空管アンプの試聴をペンションに泊まりながらゆっくり、じっくりすることができます。店先で数十分の試聴と違い、設計者と制作者であるペンションのオーナーと深くつっこんだ話をすることが可能です。また、特別な仕様の注文をお伺いすることもできます。

真空管アンプを自作したい方のために、ペンションのオフシーズンにマンツーマンでカトレアキットを製作する真空管アンプ製作教室を開催しています。ペンションに一泊するだけで必ず完成できるアンプ作りも楽しいです。詳しくは真空管アンプ製作教室をご覧下さい。

試聴用スピーカーシステム

カトレアが多くのファンに愛される理由の一つに、真空管アンプをじっくり試聴できる点があげられます。ペンションの喫茶スペースには真空管アンプで聴くために試聴用スピーカーが常時2台備えてあります。スピーカーボックスはオリジナル設計のもので バスレフ方式(44L)に小さいバックロード(中域音用)をたした物で、広がりが有りとてもおもしろいです。ボックスの表面は、チークの着き板を一枚づつ貼り合わせたとてもキレイな作りになっています。また、スピーカーの取り替えもでき、スピーカーによる音の違いを楽しむことができます。取り替えは、片チャンネル2分程で出来ます。

ペンションへの宿泊または、喫茶のオーダーをいただいた方は試聴のみも可能です。試聴用アンプはもちろんカトレアオリジナル真空管アンプです。現在試聴可能アンプからセレクトしてください。また、音源はCDに限ります。もちろん試聴用にCD盤を持ち込んでいただいてもOKです。大好きな楽曲を、真空管アンプで聴いてみませんか?

ペンションすももの木では、不定期で真空管アンプ試聴会を行っています。情報は当サイトから随時発信していきます。また、試聴をご希望の方はお問い合わせください。

VITAVOX

試聴用スピーカー バイタボックス

イギリスの名門 劇場用のバイタボックス

1932年創業の英国名門「VITAVOX」社BITONE MAJORです。

この珍しいスピーカーシステムを是非聴きに来て下さい。
アメリカのアルテックより約3dbも能率が良く、反応が良く、音の広がりが最高です。

販売も可能です。価格:80万円
http://www.cattlea.jp/welcome/

2017年02月06日
1940年代のドイツ製スピーカーを聞いて下さい。 山中湖 ペンション すももの木
http://www.sumomo.net/news/info.php?id=108

ドイツと言えばオイロダイン、オイロダインのシステムを作ったのがコンスキ&クリューガーです、この方が作ったユニットを使用して作ったシステムです。

オイロダインは映画館などに使用されたシステムが多く、このユニットは音楽鑑賞用に作られていた物です、日本に数台しかないのでは? いったいお店で鳴っている数は? ぜひ聴きに来て下さいね。詳しくは管球王国83号を見て下さい。

幻のスピーカー KL51

1943年頃のドイツ製で当時ドイツ帝国放送協会で鳴らしていたスピーカーとも言われ、もしかしたらフルトヴェングラーも聞いていたかもしれないユニットでドイツでも100本ぐらいしか作られていない手作りユニットです。音楽性が違いますよ。


コンスキ&クリューガーが作ったユニット

オイロダインもこのユニットをベースに作られたとも聴き、システムを作る気になりました。世界の名品を聞くチャンスです。


イギリス劇場用スピーカー

ドライバーはイギリスバイタボックスの1.5インチS3を使用し。

ツィターはヤマハベリリュームです、このコラボが感動する音になります。

励磁電源 ネットワーク

拘りで励磁電源も整流管を使用し、大型コアを使用したネットワークと、どれも拘りの塊です。
http://www.sumomo.net/news/info.php?id=108


ドイツ戦前のフィールド型スピーカー - 真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/product/speaker.php

価 格 2,400,000円 (値段はステレオの2台分)

サイズ W78 D66 H1360


私が3年間をかけて築いたスピーカーシステムです。

音質はリアル感とスピード感が有る音で、立体感も有るので空間再現性が最高です。

ウーハーは40CMのドイツの戦前に作られたフィールド型スピーカーで190V掛けています。

ドライバーはバイタボックスのS3にバイタボックス製のホーン。

ツィイーターはヤマハのアルニコホーン型のベリリュームです。

ネットワークは大型カットコアとオイルコンで自作しました。

フィールド電源は球の整流でチャンネルごとのモノラル構成です。

この拘り一品を聴いて下さい。
※ドイツ製の励磁型は二度と手に入れることは難しいユニットです

箱はベイマツにカリン突き板仕上げのチークオイル仕上げです。
http://www.cattlea.jp/product/speaker.php


29. 中川隆[-7669] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:43:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

今井商事 ヴァイタボックス CN−191コーナーホーンを再発売


クリプッシュホーン・リプロデューサー“CN-191”コーナーホーン、著名な劇場・ホールで使用された大型純業務用スピーカー“BASS BIN”。

これら往年の銘器を送り出したメーカーとして、多くの方に知られる“VITAVOX”ブランドを、弊社より日本のオーディオファイルの皆様へ再びお届け出来ることになりました。


御存じの通り、1932年ウェストモーランドで創業した“VITAVOX”は、そのプロダクトの実力をもって、スタジオ、放送局、劇場向のプロ用スピーカーの分野で確固たる信頼と高い評価を受ける事になります。その信頼と評価は現在でも語り継がれており、ヴィンテージオーディオマニアの中には、“VITAVOX”のエンスージアストが多く存在しています。


今回御紹介する製品は、15インチコーンドライバーや、高域用ドライバー及びホーンを中心とした、新開発のユニット類を軸に商品展開させて頂きます。具体的な製品情報は、以下をご参照ください。


なお、“VITAVOX”製品については、すべて完全オーダー制にてお取扱いさせて頂きます。製品の価格、納期、入手方法等は、弊社VITAVOX製品担当までお問い合わせください。
http://www.imaico.co.jp/


Vitavox CN-191 CLASSIC “Corner Horn”

▽価格及び納期、ご購入方法、その他につきましては、弊社VITAVOX製品担当まで直接お問い合わせください

▽完全オーダー制の商品につき、御回答にお時間を頂戴する場合がございます
http://www.imaico.co.jp/vitavox/


Vitavox Hifi
http://www.vitavoxhifi.co.uk/main.php

今井商事 Vitavox
http://www.imaico.co.jp/

オーディオの足跡 VITAVOX CN-191 Corner Horn
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/cn-191.html
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/index.html


30. 中川隆[-7668] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:44:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

我が、蹉跌のオーディオファイル#01. 現装置 ヴァイタボックス・システム にたどり着くまで


終戦直後、まだ音楽など聴く余裕は我々国民には無かったが、当時レコードといえばSP、若い諸君にはピンと来ないかもしれないが、78回転でぶんぶん回るレコード盤に竹や鉄の針で音を拾い、ザーザーいう雑音の中から音楽を聴き分ける。超アナログの世界しかなかった。

片面の演奏時間はせいぜい5分だから、頻繁に裏返したりレコードを換えたり、とてもじゃないが落ち着いて音楽を聴いては居られないのだが、この時代にはこれしかないのだから、それを特に不便とも煩わしいとも思わず、音楽鑑賞の妨げになるものは何も感じなかった。適応とはそういうもので、より便利なものを知りさえしなければかなりラフな 環境にも人間はちゃんと順応するように出来ている。

アマゾンやボルネオの密林深く住み着いた人々を不幸と思うのは文明(と云っても多寡が知れているが)の中に居る我々 の思い上がりと勘違いでしかない。

我家にも数枚のSPと電蓄があった。

ワインガルトナー指揮する第9もその中にあり、8枚組だから第9一曲聴き終わるまでに16回立ったり座ったりしなければならなかった。
だから滅多に聴くことはなく、その分聴いたときの感動は何時も新鮮だった事を覚えている。

その後 SP から LP時代に移行した
レコードは一気にステレオの世界に突入した。

巷ではコンソール型ステレオが発売され、やがてコンポーネントステレオで自由に機器を組み合わせることが出来るよう になった頃から今迄は極限られた少数の音キチという奇妙な人種が次第に一般化し始め、互いの持ち物に羨望の眼差しを向け合い、電機メーカーと提灯持ちのオー ディオ評論家達の巧みな話術に乗せられ、悲惨な出費をする者が多発した。僕がこの人たちに担がれてこの世界に巻き込まれたのは昭和48年だった。

オーディオ評論家を信用しなくなったのは彼らが異口同音に誉めちぎる JBL のがさつな音に起因するが、それはさておき、その1年後にはVITAVOX(ヴァイタヴォック ス)CN191、Machintosh(マッキントッシュ)C-22、MC-275、MARANTZ(マランツ)10B,TEACのオープンデッキに換わった。

昼はレストランで御飯だけ頼み、塩をかけて食べた。

やがてマッキンのブワブワした音が気になり始め、色々物色したけれども、これといったものに当たらず、ものは試に本郷の小さな新藤ラボラトリーに飛び込んで実情を話すと、答えは明快で、C-22 と MC-275はそういう音なのだと云う。

VITAVOX CN191もオリジナルその儘では低音がぶわつく傾向がある。

「だからお前は悩むべくして悩んでおるのだ。お気のどくなことだ」だと。

そう云うかい。ならば買おうじゃないか。ということになってこの新藤ラボラトリーの アンプを買った。

それにプレイヤー装置は Garrard(ガラード) 301とOrtofon(オルトフォン)RMG309と SPU-A。

ご飯が小盛りになった。それから35年このシステムを持ち続けた。

このシステムで鳴らすレコードの音は一つの完成をみている事は確かで、大概何処の音を聴いても羨ましいと思ったことは無かった。

この35年の間に、オーディオ界はデジタル時代に突入していて今やレコードなどはすっかりCDに駆逐された。しかし断言してもよいが、その現在にあってまだ、CDの音はレコードの音に遠く及ばない。

我家にあったSPの第九をCD化したものがあったので過日買い求めたが、雑音だらけのSPの方が 遥かに音楽的なのに吃驚したことがある。それ以来CDはずっと敬遠してきた。
http://audio-file.jugem.jp/?month=201007


40年前、オーディオの世界ではJBLが半ば神話の世界に入っていた。

そしてマランツとマッキントッシュ。

オーディオファンの間ではこれらでなければ世も日も明けない一時代があった。アルテックも、JBLと並ぶ大ブランドだった。

一度ブランド品として名が売れて仕舞うと後は楽チンで、一定期間は黙っていても売れてゆく。音楽などは二の次で「何を聴くか」よりも「何で聴いているか」が一義的な問題であったようだ。

VANジャケットが自分に似合うか否かは二の次であったように

「何で聴いてるんですか」

と聴かれて

「JBLです」

と小鼻を膨らませて答えなければ格好にならなった。加えて

「アンプはマッキンです」、

「私はマランツです」

と答える事が出来れば大得意の満点であったのである。そう、マークレビンソンという腐れアンプもあったが、今日では「LINNです」と答えねばならんのだろうか。
今、「JBLです」と答えるマニアは随分減ったのかもしれない。でも換わりに「LINNです」と答えなければならないのなら心理的レベルは進歩していない事になる。どうあれ、カリスマ的な目玉商品を人々に印象付ける事が出来れば流行を造る事が出来る。

2007年以来、LINNはネットオーディオを引っ張ってきたというから、ならば日本の業者や提灯持ちの評論家がカリスマに祭り上げたということかもしれない。そのこと自体ちっとも悪い事ではないし、ネットオーディオも面白いから寧ろ歓迎すべきだが、アンプ一個が数百万円、プレイヤーも数百万円。何から何までLINNで揃えたら軽く1000万円を超えるという事になると、ウェスタン並みのバカバカしさである。

35年前、僕はぷっつりオーディオ雑誌を読まなくなった。

参考にならないからであったが、余りに過激な人達が登場して、全員揃ってパイプを咥えている姿が気持ち悪くて見るのが嫌になったのである。
表現が違っていても云う事が全員同じであるところも気に食わなかった。一人が誉めると全員が誉め、貶すと全員が貶す。そいう事なら評論家など一人で充分だったと思うが、当時はこの仕事が金になったのかゴロゴロいた。

一人の評論家がJBLを誉めると数人の評論家が異口同音に誉めちぎり、其れを読んだ読者が揃って JBLを求める。僕も私もJBLという構図が簡単に出来上がる。斯く云う僕だって僅か半年の間だったとはいえ、一度はJBLを手にした事がある。

今年の7月になって、僕は35年ぶりにオーディオ雑誌を読んだ。評論家のメンバーはすっかり代って往年のパイプオジサン達は一人も登場して来ない。代って彼らの子供か孫くらいの年齢と思しき若者達が評論家として登場している。

それにしても、昔も今も評論と云うのは何故あんなに表現が難しいのだろう。まどろっこしいと云うか、解読には随分な苦労を強いられる。うっかりすると結局何を言っているのか解らない事もある。権威付けでもしたいのなら阿呆な話だ。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=27


その昔、RCAに

フラワーボックス
http://www.youtube.com/watch?v=iG3w-mh5Z9c
http://budjazz.blog82.fc2.com/blog-entry-11.html
http://www.eniwa.co.jp/umeya/audio.html


という一寸素敵なスピーカーがあった。マグネットを使用する現代のスピーカーではなく駆動電源を必要とする所謂フィールドスピーカーというタイプである。

箱の全面と側面に貼られた布に大きく花柄の刺繍がしてあることからこの名が付いたが、正式には、RCA Loudspeaker 106という。

1950年代のモノーラルLPを鳴らすと実に艶っぽい音がする。
これを、GEのバリレラを使って真空管アンプで鳴らすのである。

この時代のアメリカ録音のレコードを聴くには断然バリレラが良い事を、僕はこのフラワーボックスで始めて知ったが、オルトフォンを始め全く他の追随を許さない。普段使う事が無くて引き出しの奥に転がっていたバリレラが敢然と息を吹き返し、フラワーボックスは恰も其処に歌手が居るかのように現実味を帯びて鳴ったのである。再度云うが実に艶っぽい。

こんなものを造る国と日本は戦争をした。端から勝てる相手ではなかったと今更ながらつくづく思った。

モノーラルのレコードの魅力は何と言ってもこの艶っぽさと生々しさにあり、ステレオLPでは終ぞ味わえぬものだ。こうした超アナログ世界の音を貴方が聴いた時、どんな気持ちになるだろう。

言い方を換えるなら、これ等の機器は音は鳴るが、音楽が鳴ってこない。無論、鳴ってくる音にはメロディーがあってリズムがあるから音楽には違いないけれども音から連想するものが違うのである。音楽の価値はそこから何を連想させるかで決まるのだ。

フラワーボックスが奏でる音楽には、つまりアナログ音には血が通っている。だから、連想するものにも血が通っているのである。

PCのサイトでVenetor Soundを検索すると、50年〜60年代のアメリカのレコードを不思議な事に見事なアナログ音で聴く事が出来る。

Venetor Sound Web
http://venetor-sound.com/main/

PCなどという超デジタル機器でどうしてこのような音が出てくるのか解らないが、間違いなく出てくる音は古き良き時代のアメリカンポップスのアナログ音である。この時代のアメリカという国の一端を知る事が出来る。
音楽には常にその音楽が生まれた背景があるから、それを聴き採る事が出来るかどうかがオーディオの評価につながる。

スペックを評価してもオーディオの価値は解らない。オーディオは決して主役ではなくて「主役は飽くまでも音楽にある」という事もこのサイトが教えてくれる。
Venetor Soundという会社は、言ってみれば今モノクロフィルムに注力するローライの姿に良く似ている。人の心に訴える本物の音造りをめざす数少ない会社の一つである。ローライと違う所は老舗ではなくベンチャー企業だという所だが、これからの我が国に必要なのは、中身の腐った某光学機器会社や紙屋の様な企業ではなく、こうした本物を追求してゆく会社である事に間違いない。
一度彼等の造る音を聴いてみる事をお勧めしたい。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=28


40年ほど前、オーディオ界ではどう云う訳かオーディオをネタにして金を盗る人達をオーディオ評論家と呼び、メーカーや出版社そして販売店が重宝し、確かな耳を持たなかった当時のオーディオファンは彼らを神の様に崇め、云われるままに辺りを徘徊して金をばら撒いた。

音を知らないという意味では実は彼らが僕らと変わるところは全くなかったのだが、何でも自信を持って言い切る所に拠所を持たない多くの読者(オーディオファン)が振り回された。

自信の源がメーカーや商社の広報室に有り、マスコミのバックアップにあるのは云うまでもあるまい。彼らの進みたいところに提灯を向ければ良いので、彼らが何を抱えて歩いているかと云う事はどうでもよかったとしか言いようのない発言が続いた。

この人たちは今どうしているのだろう。僕はこの人たちを無視し、オーディオ関係誌も読まなくなって35年になるから現在の姿は解らない。が、少なくとも当時はこういう風だった。

趣味の問題は100%自己責任だから、それで泣いたって本人が悪いに決まっている。僕を含めた多くの彷徨える人々の散財はだから評論家の所為ではない。それは解っているが、35年前彼らに担がれた不快感は未だに払拭されないでいる。

聞いた話で本当かどうか知らないが、ある大金持ちの超マニアが部屋にカーテンを引き、後ろで交響楽団のメンバー数人に演奏してもらい、評論家達を呼んでオーディオ機器の当てっこをして貰ったら、皆口々にこれは何、あれは何としたり顔だったという。おまけにもうちょっと音の粒立ちが良ければ、とか低音を締めたらもっと良くなるだろうとか、色々注文もあったという。

おそらく嘘だろう。だがこの逸話は彼らのあり様を良く物語っている。本当にやったらさもありなんと思う。


僕がヴァイタボックス・コーナーホーン(Vitavox CN-191)を見付けたのは、当時良く通っていたオーディオ店の小部屋であった。まるで隠すように置いてあったのを目敏く見付け「これを聴かせて欲しい」と云ったら何となく渋っていた。

値段を聴いたら156万円だとどういう訳か渋々答え、「買う」と云うと値が張るのでローン会社の信用がつくかどうか、とまた渋った。

僕の誤解かもしれないが、余り売りたくない様子が見て取れ、ローン会社の信用が付くととても残念そうだった。どうしてだか解らなかったが、このVitavox CN-191は最後のUKオリジナル品と後でわかった。
が、兎も角このVitavox CN-191が僕の部屋に安置された。
素晴らしい音だ、とは残念ながら云えなかった。原因がこのスピーカーを鳴らすアンプやカートリッジその他のレベルが低すぎるところに有ることは解っていた。

色々探した結果、最終的に選んだのはマッキン(Mcintosh C22、MC275)だった。当時最高のアンプだと各誌が誉め讃え、評論家も挙ってこれ以上のアンプは無いと絶賛しているから間違いは無かろうと思ったのである。当時の趨勢はとっくにトランジスタに換わっていたのと、このアンプを手放す人が少なかったのか市場には殆ど出回る事が無く、探すのには時間が掛ったが。

何とか見付けて欣喜雀躍音を出したがそれは酷いものだった。
LAXの真空管アンプよりはスケールが大きかったが音質は大差ない。
僕が評論家に疑問を持ったのはこの時である。

プレイヤーはこれも彼らが絶賛するトーレンス(THORENS TD124)。
アームは矢張り先生方ご推薦のSME3012,
カートリッジはエンパイア(EMPIRE 1000ZEX)。

低音がぶかぶかで、音は出たが音楽にならなかった。

プレイヤーが悪いかと思ってマイクロの、巨大なターンテーブルを空気で浮かし、糸で回す奴に買い替えたが、これは一段と酷い物で空気が漏れてターンテーブルが傾きシャーシーに触れて一周毎にゴトゴト音がした。アフターサービスも最悪で新品の欠陥品は結局治らないまま、正常なものとの交換も無かった。当時力は滅法あったので海に投げ込んだ。売るにも売れないし、付け物は家では付けて居なかったし、バーベルなら持っていたのでもういらない。第一見るのも嫌だった。

だが、音の悪い原因がプレイヤーに有る訳ではなかった様だから、ならば原因はアンプしかない事になる。買ったばかりのマッキンを買い替えねばならんとは不愉快の極みだが駄目なんだから仕方あるまい。

とは云うもののどんなアンプがあるか知っているわけではないし、当てがあるわけでもなかった。しょうがないから当時出版されていたオーディオ機器の総目録を隅から隅まで読んだ。巻末のスペック集は論評なしだったから、そこばかり何回も読み直したが、本から音が出る訳でなし決定打が打てる筈も無かったが、藁おも掴む思いで印象に残ったものを拾い出し、それを何回も見比べて最後に残ったものの音を聴いて確認することにした。

最後に残ったのは「RA1474」 とメインアンプの「124D」だった。
メーカーは新藤ラボラトリーとある。聞いたことが無い。
どうせ碌でも無かろうが音が悪けりゃ買わなければいい。
兎も角行ってみることにした。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=4


救世主、新藤ラボ 

新藤ラボラトリー
http://www.shindo-laboratory.co.jp/Front/indexj.html


小さな扉を見付けるのに苦労し、やっと探し当てて開けると狭い階段があって、登り切った所が新藤ラボだった。

音が鳴った。素晴らしかった。

RA1474はフォノ専用のイコライザーアンプ。

124DはWE-350Bプッシュプルのメインアンプで迫力満点、加えて繊細でもあるからVitavox CN-191を鳴らすのには理想的だろうとこの時半ば確信していた。

数日後再度新藤ラボを訪ねた時、体中の全ての輪郭が猛烈にはっきりした人物が入ってきた。その人が新藤さんだった。

新藤さんは好人物であった。嘘を言わず、云った事はやり、出来ない事は云わない人だった。この時の印象は35年たった今でも変わることは無い。メーカーや販売店に有り勝ちな虚飾が一切なく、右だと云ったら左でも中間でもなく徹底して右だから解り易くもあった。

Mcintosh C22,MC275に関してはぼろ糞で、そもそも音全体に締りのないアンプだから、音のバランスを期待する方が間違っている。

「あそう、買っちゃったの」・・・・
「お気の毒」・・・

の一言でちょん。もう少しやさしい言葉はねーのかい。ねーんだなこれが。

RA1474 と124Dはキットで買うことになり週2度程此処に来て自分で組み立てることになった。キットと云っても部品は既に取り付けられており、配線だけすれば良い状態だったから不器用な僕にも出来たのだが、半田鏝と机が用意され、それから一ヶ月半程通った間新藤さんとは随分色々な話をした。

常に明快な人だから解りやすく、物事に対する考え方は良く理解できて、音造りと云うのは要するに人柄だということがこの時良くわかった。

僕は写真をやるが、写真は撮り手の性格が出る。怖いほど出る。
撮った被写体の影に自分が映っているのである。
音造りもやはり造り手の音が鳴っているものだ。

日本人の美に対する感覚は欧米人とはちょっと違って、音でいえば水琴窟や鼓、といった単音に感じ入る様な繊細さを持っている。反面グランドキャニオンの巨大な静けさやナイアガラの爆音の様なスケール感に欠けるところがある。

環境が違うから当り前のことだが、音楽にはこの二つの要素が必要で、新藤さんの音はそれに近かった。最近では新藤アンプは寧ろ海外で注目されているというところが、何やらこんなところにも国情が反映されているようで悲しい。65年の間に我々日本民族が失ったのは、こうした無形の心に拘わる感性ではなかったか。


Vitavox CN-191は見違えるような音で鳴り出した。

結構僕は満足していたが、新藤さんはVitavox CN-191の欠陥を二つばかり挙げ、これだけは直しておこうという事になった。

中高音用S-2ドライバーの裏蓋がプラスティックなので此処で音が死んでいる、従ってこれをステンの削り出しで造り直す。
ネットワークがチャチでここでも音が死んでいるのでしっかりしたものに造り直す。

という2点だった。特性のコイルとオイルコンデンサーを使って造り直し、この2か所の改良で夢の様な音に変身した。
序にスピーカーの内部配線も良質の物に換えた。

これで僕は充分満足だった。有難うを僕は連発したが、まだあった。
これはスピーカーの欠陥ではなく、我家の普請の問題だった。

このスピーカーは部屋のコーナーに嵌めこむように造られていて、裏から見るとだから骨組みだけでがらんどうである。
従って壁が低音ホーンの一部を代用するように出来ているので、理想的な低音を出すには壁がしっかりしている必要がある。我家は2×4の安普請だから、建てるときに気を使って壁に木の板を張り付けていたが充分ではないとのことで、裏蓋を付ける事になった。

これで低音はぐっと締りが付いて、音全体のバランスがぴったりとれた。
序にウーハーを外し、エッジに何やら塗り、乾くとこれで孫の代までエッジがへ垂れることは無いという。

Vitavox CN-191に施した改良は以上である。おそらくこれでVitavox CN-191コーナーホーンの持つ可能性の殆ど全てを引き出すことに成功したと僕は思っている。
新藤さんは何も言わなかったが、おそらく同様に思っていることだろう。それ以降スピーカーについては発言が無い。

これをRA1474と124Dで鳴らし、プレイヤーはGarrard 301のセンタスピンドルを改良してでかいターンテーブルを乗せ、アームにOrtofon RF297に厳選したSPU-Aをチューンアップした眼も眩むようなカートリッジ, という組み合わせが出来上がった。

それから35年僕はこのシステムで音楽を聴いた。オーディオには幾つか頂点があるが、このシステムも一つの頂点だったと思っている。

当然、これ以上の音が存在することを僕は知っているが、果たして家庭に持ち込むに相応しいかどうか聴いてみて疑問を感じたことがあった。


ウェスタンの15Aホーン である。

某所で聴いたがこれは凄かった。
ピアノがピアノよりピアノらしかった。もう桁違いで比較対象の問題ではなかった。

15Aホーンは御承知の通り劇場や映画館用であり、客席は20〜50メートル以上離れたところにあり、且つ天井はビルの数階分の高さがあることを想定して、観客に如何に心地よくしかも巨大なスケール感を味あわせるかという事がコンセプトだったろうから桁違いは寧ろ当然の性能と云ってよいが、それをこの時は距離約4メートル程、天井高2.5メートル程の所で聴いたのだから、それは腰も抜けよう凄まじさだった。

この時ハスキルは正しく男だった。「げー」と僕はのけ反った。僕の大好きなハスキルが。

家に帰っていそいそと僕は同じレコードをVitavox CN-191で聴いた。
紛れもなくハスキル はエレガントな女流ピアニストだった。

ハスキルのモーツアルト、これ程無心で典雅な音楽は無い。Vitavox CN-191ならずともこれがちゃんと聴けるなら、スピーカーは何だっていい。

新藤ラボの音造りは要するにハスキルのピアノをハスキルのピアノで聴かせてくれるのである。

この人に出会わなかったら、僕は未だに迷い続けていただろう。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=5


31. 中川隆[-7667] koaQ7Jey 2017年5月15日 21:50:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム 私のオーディオ人生 by Y下
ウェスタンの OEM のシカゴトランスを使ったアンプで Vitavox DU120 を鳴らす
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-033.html
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-034.html

Vitavox DU120 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=emtUZgmV9NM

Y下さん宅にてメトロ劇場で使われていた古モノラルアンプを見事にリビルド。
シカゴトランス搭載の EL34PP です。
ヴァイタボックスDU120から出てくるサウンドは他では聞いたことがない!見事です。

Vitavox DU120サウンド + METRO AMP EL34PP - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=WN6CfaaWczQ

Y下さん宅にて。METRO AMP EL34PP

このアンプから奏でられるサウンドは素晴らしい趣のあるとても温かなものです。
Vitavox DU120スピーカの中にアコースティックの楽器が入ってるんじゃないかと勘違いするような心休まるサウンドです。
決め手は Cicago Transでしょうか?
またVitavox DU120との相性も抜群!


西山淳
EL34PPのアンプ、メタリック塗装にピカピカのステンレスプレート、トランスカバーといい素敵ですね!
カートリッジはオルトフォン、ガラスターンテーブルシート、
極めつけはとても珍しいヴァイタボックスの12インチコアキシャルDU120ですね。



32. 中川隆[-5803] koaQ7Jey 2017年12月04日 19:34:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

赤帯マグネットに駄作なし - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年11月21日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/4aa33f096b5cefcbf988374d23fe9287


オーディオの華といえば「姿かたち」といい、その機能からいって「スピーカーに尽きる」ことに誰も異論はあるまい。野球でいえばエースであり4番バッターである。

ここがしっかりしていないと組織的にガタガタになる(笑)。

たとえば「しょぼいアンプに豪華なスピーカー」 VS 「豪華なアンプにしょぼいスピーカー」のいったいどちらが絵になるのか、もう言わずもがなだろう。

これまで、SPユニットに対してああでもない、こうでもないと長いこと彷徨ってきたが、事(こと)ここに至ってようやく二つに収斂してきた。

一つは「昔のJBLサウンド」であり、もう一つは「古き良きブリティッシュサウンド」だ。両極端のようだが、実は音質に似通ったところがあると思うのは自分だけだろうか。

さて、ずっと愛でてきた口径30センチのユニットのうち「D123」(JBL)、「AXIOM150マークU」(グッドマン)、そして「フィリップス」の花の3姉妹のうち、ご承知のようにフィリップスを嫁に出したので何だかポッカリと心に隙間ができてしまった。

その空白を埋めるかのようにオークションで目に入ったのが「ワーフェデール」(イギリス)のユニット(口径30センチ)だった。

「ブリティッシュサウンド」ファンにとって「ワーフェデール」と聞いただけで胸がときめく。

先年亡くなられた音楽評論家の「宇野功芳」氏が3ウェイシステムのうちウーファーにワーフェデールを、中音域にAXIOM80を使っておられたことを思い出す。

そのブリティッシュサウンドの代表格ともいえるワーフェデールだが、出品タイトルには「水彩画のような気品あるイングランド・トーン 英Wharfedale12インチ〜希少なアルニコ赤バンのフルレンジタイプ〜」とあった。

    

解説文にはこうある。ちょっと長いが引用させてもらおう。

イギリス Wharfedale社の12インチ ( 30cm )、フルレンジ (ウーハ−)、Super12系のユニット。前期の赤帯のアルニコ・マグネットを背負った希少なユニットです。pair での出品になります。

さすがに、このクラスのユニットになると、重量のあるがっしりとしたフレームが採用され、作りに手抜きは見られません。フルレンジがベースになっているようですが、センターキャップの大きさからボイスコイル直径を想像するに、ウーハ−として使用した方が無難なようです。

ただ、もともとの作りがフルレンジであるだけに、このサイズとしては、高域も比較的よく伸びています。(アメリカ系によく見受けられるワイドレンジ・ウーハ−といった感じです。)したがいまして、クロスもかなり広範囲で選ぶことができますので、2way構成も可能だと思います。

また、ツイーターについても、Super 3やSuper 5が一般的でしょうが、その他、広い範囲から選ぶことができると思います。(フルレンジに近い作りですので、一般的なフルレンジ+ツイーターといった使い方もできます。)

当方では、同じWharfedale社のSuper 5 ツイーターと、クロス3,000Hz前後、ツイーターのローカットのみ、−6dB/Oct.で2way を組んで、後面開放の箱で聴いておりました。

音質的には、水彩画的といいいますか、ウェットでありながらさらっとした音質が魅力的だといえます。自らをあまり主張し過ぎない、当時の、気品あるイングランド・トーンといえるかもしれません。

後期のフェライト・マグネットのユニット(Super12系)と比較すると、切れ味では及びませんが、アルニコ特有の中域の充実とともに、音の柔らかさ、しなやかさでは優れているように感じました。(ツイーターをSuper 3にすると、こちらは強い音質のツイーターですので、また印象が変わるかもしれませんが。)

以上のとおりだが、これだけ熱の入った解説文を記載されるほどだから出品者は相当の愛好家だとお見受けした。

何といってもAXIOM80に代表されるように「赤帯マグネットに駄作なし」で、とてもいい音がしそうですねえ。

実は1年半ほど前にワーフェデールのツィーター(口径10センチ)を手に入れて今でも愛用中である。これも赤帯マグネットだが、図体に似合わぬ大きなマグネットが付いている。

周知のとおり、音の切れ味はマグネット(磁束の量)で決まる。

      

通常のツィーター(金属のダイヤフラム)にはとうてい望めない弦の響きが大いに気に入って、わが家ではダントツの存在感を示しているが、今回のユニット(口径30センチ)を購入して2ウェイにすると「ワーフェデールの純正の組み合わせ」が期待できる。

そう思うと「矢も楯もたまらず」即決欄をポチッ(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/4aa33f096b5cefcbf988374d23fe9287


「好事魔多し」 ⇒ 「禍福は糾える縄の如し」 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
2017年11月23日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/58f727f33cbe37c8e00d6321bce6334a


前回からの続きです。

オーディオ仲間によると「ワーフェデールは古き良きブリティッシュサウンドの代表格ですね」とのことだが、その口径30センチのユニットをオークションで無事ゲットして順調に我が家に到着。

   

さっそく予備の専用のバッフルの穴あけに取り掛かった。簡単な塗装と合わせて2時間ほどかかって完成後の画面がこれ。

    

専用のエンクロージャー(自作:底板にARUを取り付け)には「鬼目ナット」を埋め込み、ネジ穴を合わせて3種類のユニットをバッフルごと入れ替えができるようにしている。

画像の左から「D123」(JBL)、「ワーフェデール」、そして「AXIOM150 マークU」(グッドマン)。

JBLとグッドマンの音は熟知しており、何ら不満はないがワーフェデールからどういう音が飛び出すのかハラハラ・ドキドキ・ワクワク〜。

インピーダンスが前二者は「16Ωと15Ω」だが、ワーフェデールは「8Ω」なのでネットワークの交換が必要になる。

ここで鳴らし方に4つの選択肢が出てくる。

1 フルレンジで鳴らす。オーディオは「音源が一つ」が理想なのでこれが王道である。

2 フルレンジで鳴らしたままローカットしたツィーターを追加して鳴らす。

3 クロスオーバー4000ヘルツ前後(12db/oct)のネットワークを使って2ウェイシステムを構築する

4 低音域だけネットワーク(4000ヘルツでハイカット)を使ってハイカットし、高音域は別途に良質のコンデンサーでローカット(6db/oct)する。この方式は、コンデンサーの容量次第で高音域の音量調整を自由にできるメリットがある

それぞれ一長一短だが、今回は4でいくことにした。1〜3はゆっくりと時間をかけて後日検証することにしよう。

そういうわけで、まずはネットワークの交換(インピーダンス:8Ω用)から始まった。

前回のブログで述べたようにツィーターは同じワーフェデールの口径10センチのユニットなので、今回はまさに「純正の組み合わせ」といえる。

      

ちなみにツィーターのローカット用のコンデンサーには「ブラック仕様」(ウェスタン製)を2個パラって計7μF(マイクロファラッド)前後とした。            

簡単な結線を済ませて、出てきた音を聴いたとたんに「これは素晴らしい!!」(笑)。

出品者様(元の持ち主)が「水彩画のような気品あるイングランドトーン」と評されていたがまさにその通り。

どちらかといえば淡い色調の細身の音ですっきり感が漂う、そして控えめな自己主張の中に何ともいえない気品が満ち溢れており、弦楽器はことさらに艶があって瑞々しい。自分が理想とする「爽やかな風のように吹き抜けていくサウンド」としては満点に近い。

この音を聴くと、グッドマンは濃い色調の油絵みたいに映るし、JBLは現物に忠実な写実的な絵画を思わせる。

いずれも好き好きだが、自分にはワーフェデールが一番相性が良さそうで、これは永遠のシステムになりそうだ。

ところが「好事魔多し」(笑)〜。

そのうち、左のチャンネルから弱音時にガサゴソと小さなノイズが発生するではないか!

いい音がするユニットほど繊細なツクリなので故障しやすいことはAXIOM80の例を見るまでもない。ひたすら故障しないことを目的として作られる工業製品とスピーカー製品との一番の違いはそこにある。

したがって、スピーカーには「ハイリスク ハイリターン」がつきものだ。

すでに出品者に対して「非常に良い評価」(オークション)を済ませているのだが、改めて「片方の1本からノイズが発生します。いかがしましょうか」と、持ち掛けたところ予想した通りとても誠実な方だった。

すぐに返信が来て、次の3つの選択肢を提示された。

1 「契約の解除」 2 「同一ユニットのスペアがあるので交換」 3 「入札額の半分を返還する」

もちろん、2の「スぺアとの交換」を選んだのだが、出品者様が仰るには「ほんのちょっとしたノイズならバッフルへの取り付け角度を変えたら治る場合がありますから試してください」。

そういえば、あのデリケートな「AXIM80」でも似たような経験があったので、バッフルへの取り付け角度を上下逆にしたところすっかりノイズが収まってしまった。これにはうれしい悲鳴。

さっそく出品者様に連絡した。

「お説の通りにしたら治りました。おそらく輸送中の影響でコーン紙に歪みが出ていたのでしょう。かなり繊細なユニットですね。しかし、今後に不安が残りますし音質的には大変気に入りましたので、よろしかったらスペアの分も適価で譲っていただけないでしょうか?」

たいへん虫のいいお願いをすると、次のようなご回答をいただいた。(要旨)

「まずは一安心といったところでしょうか。Wharfedale のクロスエッジは柔らかめですので、12インチとなると、こういうことも起こるんでしょうね。柔らかめのエッジは、Wharfedale 社がエッジに関してはHigh Sensitivityを何より重視していた会社だったからだと思います。

さっそく明日スペアの方を送付しますのでマッチングを試してみてください。お値段はそれからのご相談ということにしましょう。」

もちろん異存はない。ほんとうに稀にみる誠実な出品者様だった。

ちなみに前回のブログを読まれたメル友の「お二人」さんから、相次いでご連絡があって「出品者は〇〇県の〇〇様でしょう。自分も希少なユニットを落札したことがあります。続編がとても楽しみです。」。

ビンゴ!(笑)。どうやら「スピーカー好き」の間ではたいへん著名な方のようだ。

それにしても、ちょっとした故障らしきもののおかげで予備のユニットまでもが手に入ることになったのだから、うれしさもひとしおである。

これこそまさに「禍福は糾える縄の如し」(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/58f727f33cbe37c8e00d6321bce6334a


33. 中川隆[-5755] koaQ7Jey 2017年12月09日 22:14:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

SPユニット「ワーフェデール」の後日談 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年12月09日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/11a3e2f44061b67509efd988f0c8af7d


先日、首尾よくオークションで手に入れた「ワーフェデール」のユニット(口径30センチ)だが後日談を述べてみよう。

    

その前に簡単に経緯を述べておくと、2本手に入れたうちの1本にかすかにノイズが発生し、出品者側(仮に「T」さんとしておこう)から、謝罪の意味を込めて信じられないほどの格安で新たな1本を譲ってもらった。

ほんのわずかな瑕疵なのにと、ご厚意に恐縮の至りだったが、いずれにしろこれでユニットが3本体制となった。

毎日じっくりと試聴しながらワーフェデールはこれまで使ってきたユニットのうちでもトップクラスとも言えるほどで、「やはり赤帯マグネットは素晴らしい。これでようやく理想とする音に出会った。」と、小躍りしているが、オーディオ仲間たちからも絶賛に次ぐ絶賛を浴びている。

となると、さらに欲が出てきた。「もう1本あるとペアが組めるなあ、そうすると希望する仲間に譲ってあげることができる!」

そこで、Tさんに交渉してみた。「たいへん厚かましいお願いですが、残りの1本も適価で譲っていただけないでしょうか。」

すると、「残る1本はボイスコイルのタッチがあってノイズが出ています。ユニットの裏側からスポンジを差し込んで調整中です。半年ほどこの状態を保てればおそらく良くなると思います。そのときはバッフルに取り付けるときに、プラス・マイナスの端子を上側にするといいでしょう。そういうことでよければ〇円でいかがでしょうか。」

これまたほんとうにありがたいお話だった。一も二もなく応諾して、商談成立。すると、Tさんから「スポンジを装着したまま送付しますのでご参考になさってください。」

ほどなく到着したのがこれだった。

   

スポンジの「はさみ方」といっても、聞いただけではどうにも腑に落ちなかったが「百聞は一見に如かず」でようやく納得がいった。なるほど、ボイスコイルのタッチ対策としてこういう矯正方法もあったのかと「目からうろこ」だった。

Tさんに対して無事到着のお礼とともに、「スポンジの件、ブログを通じて広く紹介させてもらっていいでしょうか?」と、お伺いを立てると次のようなご返信があった。

「この方法は、私のオリジナルでもありませんので、どうぞ、ご遠慮なく。自分の気に入ったスピーカーがボイスタッチで鳴らせないでいる趣味家さんにとって、朗報となれば、私も趣味家の一人としてうれしく思います。

ただ、3点ほど補足しておきます。

☆ あくまでも最終的にだめなら専門家に依頼ですよ。(ダメ元の精神で。)

☆ フィックスド・エッジの場合は、コーン紙の方が変形する場合が多いので不向きです。(ロール部分が柔らかければ可能です。)

☆ 持ち上げたい点がフレーム位置の中間にある場合は、その点の左右の2カ所のフレームを使ってスポンジを挟みます。

以上のとおり、Tさんのご理解によりこうして「スポンジのはさみ方」が日の目を見ることになってたいへんありがたい限り(笑)。

とはいえ、世の中の大半のユニットはフィクスド・エッジである。

フィクスド・エッジの場合は周知のとおり頑丈なツクリなのでボイスコイルへのタッチなどはほとんど有りえず、このスポンジ方式はおそらく無用の長物だろう。

そのかわり、音声信号への応答性が悪くどうしても音がこもりがちになって冴えない音になるのがフィクスド・エッジの宿命である。

あの繊細極まりない音を拾える「AXIOM80」は、そもそもエッジが無いツクリだし、ワーフェデールにしても極めて柔らかいロールエッジの持ち主なので、そういうユニットしか繊細な再生は望みようがないのが現実である。

ただし、一方ではエッジが不安定なのでボイスコイルのタッチが生じやすいのも事実なので、見方を変えると、(ボイスコイルのタッチは)「名誉の勲章」とでもいうべきもので繊細な再生ができることの証みたいなものだといえよう。

以前のブログで「SPユニットのツクリはハイリスク・ハイリターン」だと述べたが、そういう意味なのである。日本語で言い換えると「虎穴に入らずんば虎児を得ず」だ。別に鬼の首を取ったように言うつもりはないが(笑)。

その一方、通常の2〜3ウェイシステムはフィクスド・エッジを使ったユニット(口径30センチ以上)の反応の鈍さを補うために、500ヘルツあたりから金属のダイヤフラムを使ったドライバーの出番となるのが一般的だが、これらはどうしても弦楽器の再生が金属的で乾いた響きになってしまうのが通例だ。

その点、柔軟なエッジを持つワーフェデール(フルレンジ型)は4000ヘルツあたりまで持たせても反応が鈍くならないので、赤帯マグネットの威力ともどもこれが愛用する一番の理由である。

以上、作者の特権で勝手に思うところを断定的に述べさせてもらったが、例によって勘違いや思い込みがあることだろうが、どうか悪しからず〜(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/11a3e2f44061b67509efd988f0c8af7d


34. 中川隆[-5751] koaQ7Jey 2017年12月11日 14:14:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋倶楽部 キット屋コラム「私のオーディオ人生」 by Y下
第13回 英国ヴィンテージスピーカー(パートU) 
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-013.html


 第12回は私の愛用していますグッドマンとヴァイタボックスをご紹介させて頂きましたが音を文章にして公開するのは本当に難しい、今回はその続編になりますが私の試聴記はあまりあてにはならなかったと思われますが今回も珍しいユニットの試聴を兼ねたコラムですが退屈せずにお読みください。


なぜ?ヴィンテージスピーカーを選んだのか

 オーディオを再開した頃は別にヴィンテージには拘りはなかった、完成品のスピーカーシステムは高く正直に言って私にはお金がないため買えないのが本音である、システムも無の状態からのスタートではスピーカーだけにコストをかける事はリスクを伴うしオーディオ雑誌の広告欄に目を通すと0が一つも二つも多いハイエンドスピーカーばかりが世を謳歌している、またオーディオにヴィンテージと言う言葉があるとは知らなかった、私の記憶を紐解くと国産ではパイオニア、コーラル、海外ではグッドマンやリチャードアレンの20p等のスピーカーを知って育った私には最新の聞いたことのないスピーカーはタイムスリップしたような感覚すら覚える。どうせやるならユニットを買ってボックスに収容して昔のやり方ですればコストも削減できる、

 グッドマンスピーカーは当時は一世を風靡した有名なスピーカーで高校生の頃は憧れのスピーカーであった、ただそれだけの理由で英国のグッドマンのユニットを選んだ、それが巷で言うヴィンテージスピーカーとは知らず何の拘りもなかった、英国のグッドマンの音を聴き込んで行くと不思議と魅了された、それ以外の当時の英国のスピーカーにも不思議と興味を持つようになってきた、「古き良き昭和の時代」のサウンドを再現して楽しもう、できれば違うスピーカーも手に入れて自分だけの音で音楽を楽しめれば良いではないか、

ワーフェデールスピーカーの由来

 ステレオに興味を持つようになった時、当時のオーディオ技術誌にワーフェデールの特集が写真入りで紹介してあった、このスピーカーはイギリスの片田舎にワーフェ村とデール村がありこの名前を取ってワーフェデールになったと説明してあり当時の写真におばちゃんが手作りでスピーカーユニットを組み立てているのが載っていたのを記憶の片隅にある。

小池レコード店のスピーカー

 Y下のコラムに第4回に小池レコード店のエピソードを書かせていただきました、中部地区では大変ユニークなレコード店でしたがそこで聴く音は確かに一般的なサウンドとはかけ離れた音でもあった、またコラムでも小池レコード店のスピーカーは謎であると書きましたが事実色んなマニアに聞いてもわからないの答えが返ってくる、小池レコードのスピーカーとは?

 このワーフェデールスピーカーユニットをゆずって頂いた西山氏も小池レコード店に通った一人で「ヴィンテージスピーカーのことなら俺に聞け!」と言える豊富な知識を持ち合わせた私よりレベルの高い先輩でワーフェデールのユニットも沢山お持ちで私の愛用しているステントリアンも持っているヴィンテージスピーカーのご本尊です。

 今回写真もお借りしてご紹介しますこのユニットが小池レコード店で聴かされたスピーカーユニットで英国のワーフェデール製、ユニット名はSuper12/RS/DD(30pダブルコーン)です。このスピーカーこそ謎であった小池レコード店が使っていたスピーカーである。(小池レコード店のタイプはこれのアルニコ版)

ワーフェデールSuper12/RS/DD

 このスピーカーはダブルコーンのタイプでボイスコイルにアルミリボン線を採用した当時としては珍しいスピーカーで周波数特性も30HZ〜18000HZまでこれ1本でカバーします。エッジは布製のロールエッジタイプで非常に敏感なユニットでもある、ワーフェデールは私にとっては懐かしいスピーカーの一つでもあり今回分けて頂いたユニットは1966年製の貴重なユニットでコーン紙はほとんど新品同様で40年以上も経過したこんなワーフェデールスピーカーがあるのかと思えるぐらいの素晴らしい保存状態の良いユニットです。

グリーンのフェルトが鮮やかなスピーカーで実装して音を聴くより見て楽しみたいスピーカーだ、


マグネットはフェライトタイプですが17000LINESの超強力マグネットを使っている。フレームはワーフェデールの独特な構造のアルミダイキャスト製を採用、重量は1本が約6kgもある。


正面から見たSuper12/RS/DDです。中心部にサブコーンのあるダブルコーンタイプのスピーカーでこれに良く似たスピーカーはグッドマンのAXIOM−301になりますが音色、音質とも鳴り方も響きも異なります。

ワーフェデールの音

 ユニットをタンノイのGRFタイプのフィンランドバーチで製作したボックスにこのユニットの取り付けることになった、このスピーカーはネットワークやアッティネーターも要らないから気分的に楽で鼻歌まじりの取り付けであるが一抹の不安があるとすればユニットの補正がきかないから手の施しようもない、どうせ上手くならなければ「何とかなるさ」の考えでタカをくくっていた、心の中で「ダブルコーンのスピーカーは全体的に無理があり2Way、3Wayのスピーカーシステムのが音は良い」これはオーディオの世界では定説であるが今持っているコアキシャルや3Wayのグッドマンより良い音がする道理がないし期待すること自体間違っている、

最初に出てきた音

 ワーフェデールスピーカーをRチャンネル側のみ実装して音出しになった、(使用アンプは店主日記でも紹介されたPP5−400)Lチャンネル側はヴァイタボックスDU−120である。最初はヴァイタボックスのみをマイスキーのバッハの無伴奏のチェロで試聴、中々渋い音で心地よく聴こえてくる「さすがにヴァイタだけあって落ち着いた響きだ」音のバランスはピラミッドバランスであまり不満もなく悪くもない、

 自分でうなずきながらプリアンプのバランスコントロールをR側に回して再度同じトラックをスタートさせた、出てきた音はダブルコーンとは思えない繊細かつ定位の良い渋い響きである。欲を言えばもう少し低域が丸まったふくよかな品位の高い音と豊かな響きを期待したのだがボックスの容積が小さいのでこのような音になるのか、ヴァイタボックスに比べて多少甲高な音になっている、スピーカーは適当にボックスに取り付けて即良い音を期待するのが間違いでもっと追い込む必要がある。勿論ユニットが古いので時間をかけてエージングをしないと本来の良さが出てこない、このスピーカーに関してはアンプのDF値が高いとスピーカーが追従できないのではないか、また手元にある米松合板とフィンランドバーチの違いもテストしてみたい、西山氏は400リットルぐらいの容積のあるスピーカーボックスだと低域が豊かになるのではないかとアドバイスして頂いた、

再度挑戦

 ワーフェデールを使いこなすには私なりに考えた、


1. グッドマンのボックスのウーファを外してワーフェデールに交換して見る

2. PP5−400のシングルアンプのDF値を下げてテストしてみる。

  ※ワーフェデールは振動板が敏感であるのでDF値が高いと追従できない
3. 吸音材をもう少し多めに投入するか少なくするかは聴きながら補正してみる。


フルレンジスピーカーを侮るな!

 早速、西山氏のアドバイスで作業に取り掛かり期待と不安で手直し完了になり音出しを待った、いつも聴くマイスキーのバッハの無伴奏チェロからの試聴になった、ボリュームをいつものポジションに合わせて全神経をスピーカーに集中した、

 出てきた音は今まで聴いたことのない素晴らしいの一言、マイスキーが眼前で演奏をしているような錯覚に捉われ臨場感あふれるサウンドで音楽のシャワーが部屋全体を包み込む響きである、次にかけたバッハのゴールドベルグ変奏曲のピアノ盤はピアノの音色、響きは感動もので演奏者の指先の動きまで伝わってくる。「アンプも楽器ならスピーカーも楽器だ」と叫んだ!私が持っている3つの英国スピーカーも個性があるがこのワーフェデールは特別な存在になりつつあり残り3つのスピーカーも自分の子供のように愛着があるから手放せない、

 じっくり聴いて行くとこの音は何処かで聴いたことのあるサウンドだ、そうだ!思い出したぞ、この音は昔高校生のころ通った小池レコード店で良く聴かされた音だ、「小池レコードのスピーカーはこれだったのか」西山氏にこの件を問いかけると「小池さんのスピーカーはワーフェデールですよ」と教えてくれた、たった30センチのダブルコーンのフルレンジが下手な2Way,3Wayスピーカーに負けないぐらい凄い浸透力で鳴るとは、このワーフェデールを一言で言えば「琥珀色のサウンド」という形容詞がピッタリ当てはまる。それだけ素晴らしいユニットだ、

難しいスピーカーこそ挑戦のしがいがある。

 スピーカーは自分が使えないからお蔵入りでは可哀そうだ、上手く鳴らないからと言って駄目スピーカーと烙印を押してしまうのは簡単だ、スピーカーは奥が深いし良いスピーカーこそ鳴らすのが非常に難しいと痛感した、まだまだ問題は山積みであるが時間をかけて解決するしかない、ワーフェデールSuper12RS/DD,グッドマンのAXIOM−80、タンノイのスピーカーも難しさにかけては天下逸品で自分の技量を棚に上げて簡単にこれは駄目だと決めつけるのは考えものである。

 良いユニットを上手く鳴らせばスピーカー同士の優劣はない、また価格が安いからと言ってそのスピーカーを見下すのは如何なものか、価格でそのスピーカーの価値観は決まらない、自分の好みに合えば価格など問題ではない、スピーカーこそ上手くならないから挑戦のしがいがあるのではないだろうか、理屈はそうだが正直に言ってスピーカーは神経衰弱になる。心の中で「もうスピーカーは買わんぞ!」と呟いた、このコラムを読む方なら「もうスピーカーの浮気は止めろ!」と聞こえてきそうだ、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-013.html


35. 中川隆[-5698] koaQ7Jey 2017年12月14日 07:25:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年12月14日


前回のブログと合わせて登場したアンプとスピーカーの組み合わせを整理してみると、

☆ 「PX25」シングルアンプ ⇔ 「ワーフェデール2ウェイ」

☆ 「171A」プッシュプルアンプ ⇔ 「オールJBLの変則3ウェイ」

☆ 「WE300B」シングルアンプ ⇔ 「AXIOM80」

いやはや、こうなると「三つ巴の戦い」というのか「三すくみ」の状態というのか。

広辞苑によると「三すくみ」とは、「ナメクジは蛇を、蛇はカエルを、カエルはナメクジを喰うとあるところから、3者互いに牽制し合っていずれも自由に行動できないこと」とあるので、こちらの方が表現としては適切だろう。

さて、この3つの組み合わせの中でどれが一番「いい音」だろうかと自問自答してみた。

どんなに高価で優秀なスピーカーであっても音楽ソースによって向き不向きがあり、およそ完璧なスピーカーというものはこの世には存在しない。たとえばボーカルの再生に限っては口径10〜20センチくらいのスピーカーが一番いい。歌手の口元がカバのように大きくならないから(笑)。

そこで、「いい音」かどうかは別にして一番「好きな音」となると少しばかり逡巡するがやっぱり「PX25アンプ ⇔ ワーフェデール」になるのかなあ。

ジャズ大好き人間なら一も二もなくオールJBLの「変則3ウェイシステム」にするのだが、根がクラシックファンなので・・・。

ワーフェデールは水彩画のような雰囲気の音の中に何といえない品の良さが漂っていて、ちょっと筆舌に尽くし難い。

ただし、「品の良さって何?」と問われると、ちょっと言葉に詰まってしまう。

どうしても感覚的な表現になってしまうのが辛いところだが、ただ一つ確実に言えることは「聴く人間を内省的にさせて秘めたる感情を揺さぶってくるような音」ということぐらいかな。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi


36. 中川隆[-5771] koaQ7Jey 2017年12月30日 19:10:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年12月30日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/7ac900dd846906519083950d2597b737


オークションで運よく手に入れた「ワーフェデール」(イギリス:口径30センチ)のユニットはまるでヨーロッパの貴族社会を思わせるような上品極まりない音質で大いに楽しませてくれた。

周波数レンジの過不足などのオーディオ的な問題をあれこれ詮索するような音ではなく、ただひたすら「音楽」に没入できるユニットだといえよう。

当初は同じワーフェデールの中高音域ユニット(コーン型)を使って2ウェイで聴いていたものの、クラシック以外のジャンルも聴きたくなったので現在はテクニクスの「EAS−25HH22」(4000ヘルツ〜:12db/oct)と組み合わせて聴いているが、まったく不満はない。

    

金属のダイヤフラムを使ったユニットとも立派に共生できるのでかなり柔軟性のあるユニットだと思う。

これで、中型システムとして「AXIOM80」「変則JBL3ウェイ」そして「ワーフェデールの2ウェイ」の3つになったが「いずれ あやめ か かきつばた」で、バラ色の日々を過ごしている(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/7ac900dd846906519083950d2597b737

音楽評論家 宇野功芳が 50年間ずっと使い続けている装置


スピーカー

Wharfedale スーパー3
Wharfedale スーパー15
Goodmans AXIOM80

エンクロージャー : テレビ音響製9立方フィートマルチホール型


プリアンプ : 米マランツ♯7
パワーアンプ : 英クォードU型モノーラル用2台


宇野功芳

上のアンプとスピーカーは いずれもモノーラル時代あるいはステレオ初期の名品である。 今のものに比べると、周波数レンジは狭いし分解能も悪いが、中音域の美しさ、豊かさ、気品は最高で、使用年数は実に五十年を超える。

他のプリアンプと聴き比べたが、マランツ♯7の音は冷たい位の気品が他のプリアンプとはまるで違う。 清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったが、それが正解だった

QUAD II の音質の暖かさと柔らかさは無類である

QUAD II を QUAD のトランジスター・アンプに変えると、最初は楽器の細部のニュアンスが良く聞き取れて愉しめたが、すぐにうるさくなってしまう。 QUAD IIの暗く沈んだ音は何時間聴いても飽きない、疲れない。


青木周三
Marantz とマッキントッシュの真空管式パワーアンプは音が硬くて音楽を聴くのには向かない。メインアンプは QUADII以外には考えられない

Axiom80 は JBL の 30cmウーハーと組み合わせて、大型のエンクロージャーに入れると真価を発揮する。


____


クラシック音楽の世界に於ける音響的な部分に対する異常とも言える執着は、音楽ホールやオーディオ製品に強く反映している。いづれの場合でも、音楽の核心を確実に聴き手に届けると言うよりも聴き手に"快く感じさせる"ということに重点が置かれる。

音楽評論家であり、指揮者でもある宇野功芳という人は若い人にカリスマ的人気があるらしい。

その人のオーディオの"主治医"の青木周三と言う人は

「分割の良すぎる音より、演奏会場の一番いい席で聴こえる音、実演に近い音」を目指す人だという。

分離が良くない、つまり各声部の音がお団子状に固まって聴こえると言うことはどの様な音楽にとってもプラスの条件ではない、

特に多声的な音楽に対しては致命的なマイナス条件なのだがその様な装置で聴けばゲシュアルトやモンテヴェルディのマドリガルはつまらない曲だと思えるのが当然だ。

しかし元々そんなものは価値のないものだと思っているとすれば自分の装置が真実を伝えて居ないことに気付かずに終わるであろう。


 そして、分離の良すぎない音、つまり、分離の悪い音が良い演奏会場の条件だと言うことになってしまう。

宇野功芳という人は

「名ホールとは演奏を美化する。これが第一条件だ、

舞台上の残響に身を包まれて演奏しているとホールが自分を助けてくれている、という喜びで体を満たしホールに任せる気になる…・・

強い和音が鳴った後に残る長い残響はいつまでもその中に浸っていたいと思う程で……」

と述べている。


私は宇野功芳がクソミソに言う日比谷公会堂や東京宝塚劇場(昔の)でシンフォニー オブ ジ エア、ウィーンフィル、ボストン響、イタリアオペラの数々を聴くことが出来た。

それらの体験は確実に音楽の世界に引き入れてくれたのである。今にして思えば、優れた演奏家は美化される必要がないと言うことだったのだと思う。

美化とは或る意味で歪曲なのだから(それは宇野功芳本人も認めている)なのだ。

昔からタイル張りの風呂場で唄を歌うと、上手になったような気がすると言われてきた。現在のカラオケサウンドもそういう錯覚に基づいているのだ。

残響の長いホールというものは演奏家が自己陶酔に浸る分にはいいのかも知れないが、肝腎の聴衆が音楽の核心を掴むことを妨げる、ということに気付くべきなのではないだろうか。

80年代以降、いわゆる"音響の良いホール"が全国各地に出来たのだが、正にそれに符節を合わせるようにクラシック音楽人気が凋落してきているのは偶然ではないだろう。
http://www.amadeo.jp/kyuukyoku.html

>宇野功芳のオーディオの"主治医"の青木周三と言う人は
「分割の良すぎる音より、演奏会場の一番いい席で聴こえる音、実演に近い音」を目指す人だという。

>分離が良くない、つまり各声部の音がお団子状に固まって聴こえると言うことはどの様な音楽にとってもプラスの条件ではない、


つまり、宇野功芳さんはフルトヴェングラーやブルーノ・ワルターが指揮する19世紀のドイツ音楽にしか合わない装置を特に選んで使っているという事なのですね:


クラシックの核心: バッハからグールドまで 片山 杜秀 (著)

「1970年代以降、マーラーの人気を押し上げた要因の一つは音響機器の発展があずかって大きいが、フルトヴェングラーに限っては解像度の低い音、つまり『音がだんごになって』聴こえることが重要だ。

フルトヴェングラーの求めていたサウンドは、解析可能な音ではなくて分離不能な有機的な音、いわばオーケストラのすべての楽器が溶け合って、一つの音の塊りとなって聴こえる、いわばドイツの森のような鬱蒼としたサウンドだ。したがって彼にはSP時代の音質が合っている。」


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山之内 正の週刊 AVラボラトリー
音楽評論家・宇野功芳氏の試聴室再訪 − 音が激変した理由とは?
2013年 07月 17日 (水曜日)
http://www.infranoise.net/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E6%8E%B2%E8%BC%89%E8%A8%98%E4%BA%8B/


先日、音楽評論家 宇野功芳氏の自宅試聴室を再訪した。

宇野氏と私の共著『音楽と音の匠が語る目指せ! 耳の達人 』(音楽之友社刊)の企画で互いの試聴室を訪ねたのは昨年の秋だったと思う。 ところが、

「最近、再生システムの音がガラリと変わったので、山之内さん、ぜひもう一度聴きに来て!」

とレコード芸術最新号の誌面でご指名があった。それを読んだ私がディスクを何枚か持参し、9ヶ月ぶりに訪問したのである。

宇野功芳氏の愛用システムは数十年変わっていないが、今回プレーヤーとプリアンプ間のラインケーブルを交換した宇野氏の再生システムはどの製品も使用歴数十年以上と、年季が入っている。

マランツ#7、Quard II、ワーフェデールという組み合わせはアナログレコード時代から不変で、CD登場後にスチューダーのD730とラックスマンのD7を追加。

ワーフェデール製ユニットを収めたスピーカーは途中でミッドレンジをグッドマンに変えるなど小さな変更はあるが、こちらは半世紀以上愛用しているという。

再生音については前掲の本に詳しいが、全帯域で分解能が高く、音の速さもよく揃っているので、演奏のニュアンスがよく伝わり、低音と高音のバランスも良好。

空間表現は最新のシステムほど得意ではないが、音数や基本的な情報量では遜色がなく、演奏評にはとても適していると思う。

前回の訪問時に唯一気になったのは、D730 では中高域がやや硬めの音色になることで、それが目立ちにくいラックスマンの D7 をメインにすることをお薦めした。

「音がガラリと変わった」という冒頭の感想は、機器を入れ替えたためではない。

D730 と #7 の間のラインケーブルをインフラノイズの LIBERAMENTE に変え、D730につないでいた同社のクロックジェネレーター GPS-777 との配線も LIBERAMENTE のクロックケーブルに入れ替えたら、音が大きく変わったのだという。

D730 にはインフラノイズのクロックジェネレーター GPS-777 がつながっている。

クロック用ケーブルもインフラノイズの LIBERAMENTE に新調


「以前はD730の音を長時間聴いていると疲れやすく、ある種のうるささがありましたが、ケーブルを変えたらそれが気にならなくなりました」

と宇野氏は説明する。また、システム導入以来ずっと #7 のトーンコントロール機能で低音を 1ステップ下げて聴いていたのが、ケーブルを交換した後はノーマルの位置でちょうど良いバランスになったという。これも実に興味深い話だ。

#7 のトーンコントロールが数十年ぶりにノーマル位置に戻った。

これまでは1ステップ絞った位置で聴いていたという実際にケーブル変更後のシステムで CDを再生してみた。

宇野氏が大阪フィルを振った《フィガロの結婚》序曲(EXTON OVCL-107)を聴くと、以前は硬さが気になっていたオーボエが他の楽器と自然に溶け合う音色に変わり、低弦の旋律と内声のリズムは以前よりも明快な音で耳に届き、細部まで動きがクリアだ。

トーンコントロールをノーマルの位置に戻したことで低音の量感は増しているはずなのだが、中低音はこもるどころか、前よりもすっきりとした響きを獲得している。これはたしかに大きな変化である。

佐藤久成のヴァイオリン独奏(『オード・エロティーク』 Years & Years Classics YYC 0004)は、以前聴いたときに感じた余分な圧力が一掃され、本来の自然なアタックが蘇っている。ブレースやフレージングが以前よりなめらかに感じられるのもその影響だろうか。


次に、最近私が試聴会などで使っている優秀録音盤のなかから何枚か試聴。

まずはレーゼルのピアノ独奏によるモーツァルトのピアノ協奏曲(モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番&第27番 KING RECORD KIGC12)を聴いた。ドレスデンのルカ教会で収録された注目の新録音で、上方に抜ける柔らかい残響と、力みのない音色で緊密な響きを作り出すピアノとオケの見事なアンサンブルが聴きどころだ。

演奏の特徴を忠実に引き出すだけでなく、録音会場の広々とした空間など、立体感の表現にも開放的な伸びやかさが感じられる。

同じシステムなのに以前とはかなり印象が変わった。


次に、グールドが演奏する《ゴールドベルク変奏曲》の石英ガラス CD(StereoSound SGCD02)を聴いた。

数え切れないほど聴いた演奏なのに、いま初めて聴くような鮮度の高い音が澄んだ音色で浸透し、グールドのハミングはもちろん、ブレスまでもリアルに再現、スピーカーの奥にグールドが座っているような臨場感がある。宇野氏も

「これまでは彼の声がない方がいいと思っていたけど、これで聴くと嫌じゃないね。演奏のニュアンスもとてもよくわかる」

と感心していた。


そのほか、ムラヴィンスキー&レニングラードフィルのチャイコフスキー《悲愴》など数枚のディスクを聴き、以前に比べて中高域のきつさが影をひそめる一方、明らかに音色がクリアになっていることを確認した。


「いまのバランスが凄く気に入っている」

という宇野氏の目下の心配事は、「これ以上音が良くなったら困る!」ということ。

なんとも贅沢な悩みだが、その気持ちはよく理解できる。

音の基準が変わったら演奏の評価基準にも影響が及ぶのは避けられないからだ。

しばらくは機材やケーブルを変えず、いまのバランスを維持した方が良いのでは?というのが私のお薦めだ。
http://www.infranoise.net/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E6%8E%B2%E8%BC%89%E8%A8%98%E4%BA%8B/


インフラノイズ (ブランド名 ORTHO SPECTRUM) HP
http://www.infranoise.net/about-us/
http://www.infranoise.net/products/


『「音楽」と「音」の匠が語る 目指せ!耳の達人』 宇野功芳・山之内正 共著 (2013.6.21)

音楽評論家=宇野功芳さんとオーディオ評論家=山之内正さんの2人が、クラシック音楽をより深く楽しむ、というテーマの対談だ。

宇野さんは音楽評論家として半世紀を超えて活躍してきた。

フルトヴェングラーとかクナッパーツブッシュへの偏愛はご存じの通り。

山之内さんは、雑誌『Stereo』などで活躍している。

お互いのリスニング・ルームを訪問するのも楽屋話的な面白さ。

宇野さんの装置について、山之内さんが「年季の入ったものだが、古びた音ではない」と言うのも、なかなか人柄を感じさせますね。


宇野によれば、演奏の良し悪しは最初の30秒を聞けばわかるという。

鑑定人が陶器をぱっと見たときに価値がわかるという感覚だ。

録音が良いというのと、音楽の本質が伝わるかどうかは、別の話。

音のバランスが良ければ、音楽も演奏も十分伝わる。

演奏家の個性もわかるし、もちろん曲の良さもわかる。

昔の旧式なラジオで聴いても十分満足できて感動できたのだから。


山之内は、録音や再生に共通する目的は、ただの音ではなくて演奏であり、その向こうにある作品を聴くことだと言う。

実際には、録音や再生でゆがめられてしまったり、指揮者や演奏家が前面に出てきて、作品にたどり着けない要素がある。

それらを超えて、本来の作品の姿が聞こえてくるのが理想だと。


オーケストラの響きは耳だけで聴いているわけではない。床や椅子からの振動を骨伝導によって身体全体で音を聴いている。耳では聴こえないような低い音(暗騒音)から空間の大きさや遠近感を無意識に感じ取っているのだ。

音から伝わる情報の量と質は再生装置や環境によって大きく変わる。

音域ごとに音の大きさが揃わないという問題がある。

もうひとつは音色や応答性の問題だ。

音色を忠実に再現できない装置でオーケストラを聴くと、フルートやオーボエなど特定の楽器の音色がきつくなったり、逆に沈みがちになってしまう。

応答性(音の立ち上がりと減衰)に問題があると、消えるはずの音が余分に残ってしまう。


再生装置を評価するとき、山之内はまずバランスを聴くそうだ。

オーケストラでいえば、弦楽器と管・打楽器、弦の中では低弦と高弦のバランスを重視する。

ハーモニーが聞こえて来ないと音楽はわからない。

ひとつひとつの音がすべてクリアに出てくるというのは、コンサートで体験する現実の響きとは違うと。


さらに、空間表現がどれだけリアルかということ。

音像の大きさや距離感などが、コンサートホールで聴いているような感覚になるかどうか。

スピーカーが置いてあっても、もっと奥から音が出て、その存在が感じられないこと。

音の立ち上がりが大事。

周波数的に盛り上がっていても、音の立ち上がりが鈍いと、よく聞こえない。

楽器の音色というのは、音の立ち上がりの部分で判別される。


録音技術は飛躍的に進化したが、特に空間再現という点では、実演と録音の間のギャップはまだまだ大きい。

実際の演奏会場では聴き手の周囲すべての方向から残響が耳に届き、楽器の響きや空間の大きさを感じさせる。

聞き取れるかどうかの限界に近い弱音とかオケのフォルティシモの大音圧、どちらも家庭では再現が難しいものだ。
http://www21.ocn.ne.jp/~smart/Mimi-130621.htm


再生音はどこを目指すか


私は生の演奏が好きである。様々な音楽をオーディオだけでなく、生でも聴く。ロックや民謡、浪曲から、クラシック、ジャズまで。音楽芸術が好きなのである。

生の音を聞き、自分のオーディオの音とを比べる。

違和感があれば、どこが違うのか追求する。

録音する際、エンジニアによって音は変わっているということは百も承知である。しかし、広く色々な音楽を聞くうちに、何となく基準となるものが出来上がっている。


私が感じる実際の音楽の特徴は次のようなものだ。


1.音量が大きくても、あまりうるさいという感じはしない。

2.音の出方は前では無く、左右後方、上方に広がる。ホールであれば、エコー成分が良く聞こえる。

3.楽器の音は、オーディオでいわれるほど分離感はなく、全体から聞こえる。

4.聞き疲れしない。

5.ホールなどでは、小さな音でも良く聞き取れる

6.意外と刺激的な音はしない。


どうだろう。

もう一つ、マイクを通した音は聞きづらいことがあっても、オペラやクラシックなどマイクを通さない音は意外と聞き取れることを感じたことはないだろうか。

未経験の方は是非クラシックの演奏会へ行ってみてもらいたい。

小さな音でも良く聞き取れるのである。何が違うのか。

私はこれを“聴感上歪”に起因すると考えている。

物理学など、科学によって求められた低歪の現代のオーディオ機器。

本来歪など無いはずなのに、音量を上げるとうるさい、と感じる方は多くいらっしゃるだろう。

私はこれを聴感上歪と呼んでいる。

つまり、オーディオで音楽を聴く場合、音量を上げてもうるさくならない音。

簡単にいえばこれが、一番重要である。

聴感上の歪が無いのである。

高音から低音まで綺麗に再生されて、それでいてうるさくない音。

ある程度の音量でも会話ができ、音は前にではなく、左右後方上方に広がり、エコー成分(または気配など)が綺麗に再生されること。

スピーカーの存在が消えるなど、オーディオのクオリティが上がれば自然にこのようになっていく。


人間の耳はまだまだ未科学である。科学で、絶対と思って作った製品が必ずしも実際の音と同じように聞こえないのは、エンジニアならだれでも分かっているはずである。

1930年代の頃は原音重視であった。アメリカやドイツは国の威信かけて開発していた。

私は、オーディオ機器はこの時点でほぼ完成してしまったと思えるのである。

そして、現代の技術を加えれば、真空管式アンプやフィールド型スピーカーが最も原音に近い再生音が出るというのは私にとって揺るぎが無い事実なのである。
http://omsound.exblog.jp/15834589/


37. 中川隆[-5723] koaQ7Jey 2018年1月07日 11:39:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

新春早々の「夢の対決」「PP5/400」(最初期版) VS 「WE300B」(1951年製)
「音楽&オーディオ」の小部屋 2018年01月04日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/3f995616c61aae0662c30a23b5137a9f

「どうも明けましておめでとうございます。今日(3日)は午後からいかがですか?」

「はい、おめでとうございます。それではお伺いしま〜す。」と、たいへんありがたいことに一つ返事のオーディオ仲間のYさん(別府市)。

「元旦明け早々にもうオーディオですか!」とあきれ顔のカミさんを尻目に(笑)、「今回はどうしてもYさんの耳が必要なときなんだ!」

経緯を述べてみよう。

前回搭載した「メロンホルン」にすっかりメロメロになってしまい(笑)、さらに意欲が湧いてきていろいろと手立てを講じてみた。

まずはストレートの丸型ホーンに散見される「音のきつさ」を軽減するために、JBLのハチの巣型ホーンを参考にして細い針金を束ねて丸めたものをホーンの開口部にガバッと押し込んだ。もちろん有り合わせの材料である。

   

これによって心なしか「音のタメ」が出来たようだし、高音域のボリューム調整の余裕ができて低音域とのつながりも一段と向上したような気がする。まあ、思い入れも手伝っているのだろうが(笑)。

次の「二の手」は駆動するアンプをさらにグレードアップしてみよう。

ヨシッ、いよいよ「PP5/400」の出番といこうか。

   

我が家の顔ともいえる「PX25シングル」アンプだが、前段管を希少管の「GSXー112」にしたのはいつぞやのブログに掲載したとおりだが、いよいよ組み合わせる出力管を「PX25」から大本命の「PP5/400」(英国マツダ)に換えてみた。

この球の登場はおよそ1年ぶりぐらいかな〜。お値段のことを持ち出すのは少々はしたないがPX25の2倍ほどは軽くいく(笑)。

ちなみに「数ある出力管の中で最も音がいい球となるとPP5/400でしょうねえ。」と回答されたベテランのアンプ製作者を2名ほど存じ上げている。

   

しかも我が家の「PP5/400は画像でご覧のとおりトップマイカが長方形をしており、印字がきちんと残っていることからして、あまり使用されていない最初期の製造品であることがわかる。

いわゆる古典管は最初期に製造された球がツクリ、そして音質的にもベストされており、それ以後に二期、三期以降とわたって製造された球はメーカー側が戦略的にコストダウンを計って開発費を回収していくのが相場と決まっている。

つまり古典管に限っては性能が時の流れと逆行しているのが現実で、代表的な例が「WE300B刻印」であり、また「2A3の一枚プレート」だろう。

この「PP5/400」は3年ほど前のオークションで大晦日のどさくさに紛れて相場よりも格安で手に入れたものだが、当時、「PP5/400」を愛する「S」さん(福岡)を大いに悔しがらせた思い出がある。

(以上、何を書こうが作者の自由とはいえ「自慢たらたら」と受け取られるかもしれませんね。どうかお気を悪くされませんように〜。笑)

使う前にまずは「整流管」を引き抜いて2時間ほどエージングした。

古典管の泰山北斗「北国の真空管博士」によると、新品の場合はゆっくり一晩かけてのエージングをお奨めだったが、一度使ったものであれば2時間もやれば十分でしょうとのこと。

さあ、いよいよ緊張の音出し。どんな音が飛び出してくるか、ハラハラ、ワクワク、ドキドキ〜。試聴盤はウィントン・マルサリスの「バロック・デュオ」。

   

何だか悲しくなってきてしまった。長年愛用してきた「PX25」への信頼が急に色褪せてしまったのである。

低音域から高音域まで全帯域に亘ってまったく情報量が違うし、音の透明感、奥行き感、色艶などがさらに追い打ちをかける。レベルでいえばプロ野球と高校野球との差ぐらいある。

以前に両者を聴いて比較したときはこれほどの差はなかったので、結局、「PP5/400」と前段管「GSXー112」とのマッチングが絶妙だったのだろう。

これなら「WE300B」(1951年製)シングルアンプときっといい勝負を展開するに違いない。

毎回、お見えになるたびに「WE300B」アンプを絶賛されるYさんならこの「PP5/400」アンプを聴いてどういうご感想を述べられるのだろうか・・。

つまり、「PP5/400」(最初期版) VS 「WE300B」(1951年製)の一騎打ちである。

こういうときの自分の耳はいろいろバイアスがかかっているのであまりあてにならない(笑)。

そこで、冒頭のシーンに戻って、Yさんに来ていただくことになったわけだが、その後まったく予想だにしない展開が待っていようとは、そのときは知る由もなかった。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/3f995616c61aae0662c30a23b5137a9f

「PP5/400」 VS 「WE300B」 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/af6ed2e133ff2dd917c983941c492049

前回からの続きです。

3日(水)の午後1時半きっかりにお見えになったYさんにホルン付きの新たなスピーカーを紹介したところ、「エッ、また変えたんですか!」(笑)。   

それはさておき、冒頭にYさんに本日来ていただいた目的を申し上げた。

「実はPX25真空管を大本命のPP5/400真空管に換えましてね。ガラッと音が変わった気がしますが、自分の耳はバイアスがかかっていてあまり当てにできません。そこで、今回はぜひYさんに試聴していただき、お気に入りのWE300Bアンプと比較をしていただきたいと思います。どうかよろしくお願いしますよ。」

すると、ちょっと首を傾げられたYさんだが、きっぱりとこう申された。

「分かりました。しかし、〇〇さんのお宅ではWE300BアンプとAXIOM80との組み合わせの音が耳に焼き付いています。よろしかったらスピーカーをAXIOM80で試聴させていただきたいのですが。」

お客様からこうまで言われると、交代させざるを得ない。まったく予想外の展開となってしまった(笑)。

    

このAXIOM80 (最初期版)の我が家での位置づけを率直に言うと、あまりに音が良すぎて(弄るところが無いため)可愛げのないスピーカーという感じ。ほら、「手がかかる子供ほど可愛い」という言葉があるでしょうが(笑)。

冗談はさておき、どんなに高級なスピーカーと対峙しても必ず部分的にしろ秀でたところがあるスピーカーであることは間違いない。エッジレスなど巧緻極まりないツクリは他のスピーカーの追随を許さない。

我が家の場合、他家と違うところはユニットのフレームの歪を避けるためバッフルへのねじ止め(4か所)を止めてウッドホーンに固定していることぐらい。

さあ、いよいよ乾坤一擲の大勝負である。

       

左側がWE300B(1951年製)アンプ、右側が「PP5/400」(最初期版)アンプ。前段管はそれぞれ「171」と「GSー112」でともに希少なトリタン・フィラメントの持ち主である。

両機とも鬼才「北国の真空管博士」から改造していただいたもので似たもの同士ともいえるが、一方では「アメリカを代表する出力管」であり片方は「イギリスを代表する出力管」なので米英の対決ともいえる。

実はこの両国のお国柄の違いが後々重要な意味を持ってこようとは、その時は知る由もなかった。

初めにWE300Bシングルアンプから試聴に入った。試聴盤はYさんがテスト盤として愛聴されている優秀録音の「ソナス」(女性ボーカル)の第3トラック。

         

「いつ聴いても素晴らしい音ですね。この組み合わせ一つあればもう他は要らない気がしますよ。」と、相変わらず絶賛されるYさん。

1トラックに11分近くもかかるボーカルをひとしきり聴いてから、今度は同じ曲目を「PP5/400」アンプに切り替えて試聴した。

「これも素晴らしい音ですねえ!PX25のときよりも明らかにグレードアップしてますよ。まるで、手を伸ばすと歌手の顔に触れそうなほどクリヤーです。細かい音もよく拾いますし、録音現場の雰囲気感の再現力はWE300Bより上かもしれませんね。」と、これまた大絶賛(笑)。

さあ、いよいよ核心に入ろう。

「この二つのアンプのどちらがお気に召しましたか?」と、お尋ねしたところ次のような回答が戻ってきた。

「ダイナミック感はWE300Bの方が上ですね。開放的というのか音響空間が広くなった印象を受けます。一方、PP5/400は箱庭的な美しさの極致というのか、とても品が良くて人間の内面を深く抉ってくるような感じです。

この両者にはアメリカとイギリスのお国柄の差が如実に出ているような気がします。どちらがいいとか悪いとか 、私にはちょっとおこがましくて判断できません。」

そうですよねえ、つい順番を決めたがるのが私の悪い癖なんです(笑)。

これで本日のメイン行事は終了した感じで、新調した「ワーフェデール+メロンホルン」への関心が急に色褪せてしまったのは仕方がない。

それでも1時間ほど割いて一緒にこのシステムを聴いたが取り立てての感想はないままだった。あまりご興味はなさそうだった。

AXIOM80と比べるのはあまりにも酷だったかもしれないが、自分にとってはまだまだ弄る楽しみがあるので、可愛くてたまらないシステムである。

よしッ、きっとYさんを振り向かせてみせるぞ(笑)〜。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/af6ed2e133ff2dd917c983941c492049


38. 中川隆[-5722] koaQ7Jey 2018年1月07日 12:57:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

オークション情報〜2017.12.19〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年12月19日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d0494f7378a54334ab5e8fcf66590d22

3極出力管 WE300B 刻印 新品元箱入2本組 - ヤフオク!
出品者: cvnumber
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p583546235

オーディオ愛好家にとって今やネットオークションは欠かせないツールの一つになっているが、お互いに顔の見えない同士の取引とあって、どうしてもいくばくかの博打的な要素が伴うのは否めない。

そういう中、「この出品者なら絶対に間違いなし」という定評のある方が居られるが、古典管マニアの間で取り分け折り紙付きなのが関西の老舗のショップさんで、仮に「Eさん」としておこう。

このEさんが出品されたときはアラート登録しているので常にメールで教えてくれるが、いつもスタート価格がリーズナブルだし、品質もたしかとあってたいへん重宝している。

そして、このほど出品されたのが、いわずと知れた泣く子も黙るほどの「WE300B刻印」。画像と解説文を見てみよう。

    

「WE ウエスタンエレクトリックの直熱3極出力管WE300Bです。言うまでもなくWEの代表的銘球で、出品していますのはWE300Bでも最初期の刻印ベースのものです。

どちらも新品元箱入りで、WE300B刻印の未使用品は今では現地でも入手困難になっています。1940年前後頃の製品。

プレート上部側面の3枚のマイカ板が長い長方形になっている点やプレート下部のマイカ板の中央部だけに白いマグネシアを塗布してある点(劣化の進行を防ぐため)など刻印時代の特徴が見られます。どちらも大型のO型ゲッタリングのものです。

内1本(各画像左側)の足ピン表面に多少浮きサビが見られますが、問題になるようなものではありません(もう1本はぴかぴかの状態)。

どちらも新品元箱入りで(片方の元箱には裏ぶたが無くなっているなどいたみやシミが見られます)、WEオリジナルのWE300Bの動作例などが記載されたデーターシートもそのまま残っています(片方のシートにはいたみが見られます)。

特性はTV7/Uにより確認済みです。 測定値は基準値58に対しどちらも77となっています。入札価格は2本セットの価格です。」   

スタート価格は10万円で入札終了日は12月10日(日)を設定。

このEさんは、老舗だけあって独自の輸入ルートがあるとみえ2年ほど前の12月にも300Bの刻印を出品されており、その時の落札価格はたしか100万円近い額だったと記憶している。

同じ「12月」に出品されるというのは偶然かもしれないが、比較的ふところが豊かになる「ボーナス」時期を当て込んでのことかと、つい勘繰りたくなるし(笑)、また落札終了日は誰もがオークションに時間を割きやすい日曜日の設定だし、背後に緻密な計算が垣間見えるような気がする。

何しろ100万円近い取引なんだから、もし自分ならそうする!(笑)

結局、入札結果は激しい競り合いの末「933,000円」で決着をみた。たった真空管2本の値段がそんなにするのかと驚かれる方も多いことだろう。

もはや現代の技術をもってしても再生産が不可能な「300B刻印の人気衰えず」といったところだが、一説には通貨「元」の不安を見越して、高価で安定的な物品に換えておくために投機筋が動いているという噂もあったりして、可能性としてはかなり高いと思う。

趣味の世界に投機が持ち込まれるのは愛好家にとって不幸極まりないが、品物そのものにとっても使われることもなく仕舞い込まれるのは実力が発揮できなくて可哀そうである。

そうはいうものの、300B刻印を100万円も出して買うほど音質的に価値があるのかというと、個人的には首を傾げざるを得ないと思っている。

わが家ではやや「へたり気味の300B」(1951年:せいぜい市価30万円程度だろう)とエレハモ(ロシア製:市価2万円程度)をときどき入れ替えて聴いているが、とてもお値段の開きほどの音質の差は感じない。せいぜい「音に品があるかないか」程度のものである。

ところが「品が一番大切だ!」と言われると切り返す言葉がないが(笑)。

それはさておき、むしろ100万円もあればスピーカーに投資した方がずっと好みの音に近づけるような気がするのも事実。アンプ(真空管)とスピーカーは持ちつ持たれつの関係だが、スピーカーが主人公であり、アンプは召使だという思いはずっと変わらない。

なお、一昨日(17日)の落札日を迎えオークションに出品されていた「PX25ナス管」(イギリス:未使用)をずっと注視していたが、結局お値段が伸び悩んで落札価格が「146,200円」に留まった。

300B刻印とは月とスッポンの差だ。かっては直熱三極管の両雄だと並び称されていたのにどうしてこんなに差が開いたのだろう。

    

PX25のファンとして実力が正当に評価されていないことに一抹の寂しさを覚えるが、まあ、予備球が比較的安く手に入るのは歓迎というところだ(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d0494f7378a54334ab5e8fcf66590d22


39. 中川隆[-5721] koaQ7Jey 2018年1月07日 14:10:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

PX25の各種同等管
http://www3.osk.3web.ne.jp/~euvalve/gallery/px25.html

Left to right PX25
earliest type(Osram), PX25 later type(Marconi), DET5 (Marconi)
, PX25 tubular(GEC), PP5/400(MAZDA) 


 左からPX25旧型(OSRAM),PX25(MARCONI),DET5(MARCONI), PX25新型(GEC), PP5/400(MAZDA)です。

 (PX4のところでも説明しましたが、OSRAM、MARCONI、GECは、それぞれMOV社のサブブランド名で、製造も全てMOVが行っていました。 上記の表示も余り意味は有りません。)

 PX25は、米国の250発売から数年後(一般には1932年と言われていますが、もう1〜2年早かったかも)に登場したMOVのオーディオ用大型3極出力管です。 プレート損失も250と同じ25W(PX4の2倍強)ですが、その完成度と使いやすさでは、250を凌ぐ存在でした。

 左のPX25旧型は、発売当初(1931〜1932年頃)のタイプで、ベースは1920年代のMOV社の旧型をそのまま使用しています。 また、MAZDA社と同じようにガラスの頂部に真空管の型番をプリントしていたのもこの時代の特徴の一つです。(PX4の最初期の物も同様です。)

 右のPX25ナス管と比べますと、電極等のパーツは共通ですが、細部は少し異なり、特にグリッド部分は非常に緻密に仕上がっています。

 右のPX25ナス管は、数年後登場した一般に良く知られたPX25旧型タイプです。 ベースもご覧のようにMOV社の新型ベース(このベースはGT管が登場するまで使用されました)に切り替わっています。 また、ゲッタも新型の物に代わっています。

 なお、PX25は軍用にも多く使用されていました。 この場合、PX25と言う名称は使用せず、NR47または、VR40の各コード番号を記入して軍に納入されました。 (NR、VRは、それぞれ英国海軍および空軍用受信管のコード記号です)

 次のDET5は、PX25から派生した送信管バージョンです。 プレート損失は、同じく25Wですが、プレート電圧は、MAX 600Vとなっています。 構造的には、送信管らしくプレートからのリード線をガラスステム下部から直接引き出しています。 また、グリッドの支持も2本のガラスサポート材を介して両側から(PX25は片側のみ)固定するようになっています。

 ただ、これらの改良は、より高い周波数帯での使用を前提としたもので、オーディオ周波数帯では差違はなく、PX25として当然使用できます。 なお、軍用管としてのナンバーは、NT40(NTは、英国海軍用送信管のコード記号)です。


 次のPX25新型管は、1940年頃に登場する改良版です。 最大の改良点は、プレート損失を30Wに強化したことでしょう。 また、プレート電圧もMAX 500V となり、当然最大出力もアップしています。

 外観的には、MOV独特の通称ドームタイプです。 構造的には、能率を高めるためか、補助グリッドが有り、内部でプレートに接続されております。 また、上下のマイカ板により各電極をしっかりサポートする構造となり、耐震性はかなり向上しています。

 なお、PX25は、PX4と異なりナス管からいきなりドーム管に移行したようで、STタイプの球は、存在しなかったようです。


 最後は、MAZDAのPP5/400で、特性的にはPX25とほとんど同じです。 発売時期は、PX25より若干早かったようです。

 MAZDAは、比較的早くから絶縁材にマイカを採用していますが、まだこの時代はST管の時代のように積極的に電極を支持する使用法ではなく、ご覧の様に各電極の支柱(ピラー)の間隔を一定に保つ為のものでした。

 外観は、PP3/250(PX4系参照)同様ガラス部分の頂部がやや扁平なナス管形状ですが、PP3/250よりかなり大型の真空管です。

 なお、MAZDA社は、PX25の新型管(ドーム管)に相当するタイプは、どうやら生産しなかったようです。 新型管に関して、他社からのOEM品も余り見かけたことがありません。(ただ、PP3/250に関しては、 新型管として、MullardからOEM品(ACO44と同じ)の供給を受けておりました。)
http://www3.osk.3web.ne.jp/~euvalve/gallery/px25.html


40. 中川隆[-5719] koaQ7Jey 2018年1月07日 17:19:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋倶楽部 キット屋コラム「私のオーディオ人生」第26回 by Y下
第26回 300Bの交流点火, ヨーロッパの名球PP5/400対WE−300B
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-026.html

 皆さんこんにちは、前回はコーラルのBETA−10を題材にしましたが第26回は真空管の王様と云われる300Bになります。今回は300Bの交流点火方式のコラムになります。ご興味のある方は是非読んで頂ければ幸いです。
 

外装をステンレスパネルに合うように黒色塗装を施したSV−91Bアンプ
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/26-001.jpg

300Bの本当の音

 名出力管の王様と云えば皆さんもご存じの鳴く子も黙るWE−300Bになります。刻印タイプのWE−300B、オールド管のプリントタイプ、最近まで生産されていたWE−300Bその他に中国製やロシア製、日本製の300Bが沢山あります。

 巷で云われている300Bアンプはフィラメントへの供給は直流点火がほとんどで交流点火の300Bは一部を除いてありません。また再生産のWE−300B、中国製、ロシア製の300Bは音が悪いとケチを付ける真空管マニアの方が沢山いますがその様なマニアは直流点火でしか聴いた事の無い音を判断して評価しているのではないだろうか、

 オールウェスタンを愛用しているスーパーマニアで小松市にお住まいの中氏に言わせると本来の300Bは交流点火で動作するのが本物の音と力説していますが、この件に関しては私も同感ですが残念ながら交流点火の音を一度も聴いた事がありませんから正直わかりません。

 大橋氏の店主日記にヒーターの交流音と直流音の違いの日記が載っていた記憶がある。直流点火は音痩せするが交流点火の場合はゾリゾリ感のある音になるらしい、またハムノイズを嫌ってバッテリー電源でフィラメントを供給すると確かに残留雑音は低下しますが痩せ細った音になるらしい、またすべての300Bアンプを交流点火に変更すれば良いとは云えない、

 雑誌の記事で発表している先生方、俺こそは自作アンプの師匠とか達人と豪語しているマニアでも残留雑音の多さに悩まされるのを避けて直流点火の300Bアンプで製作されるのがほとんどだ、

 その昔、故浅野勇氏が設計された75−76−300B−274B、伊藤喜多雄先生が発表された6SH7−6SH7−300B−274Bはすべてオール交流点火のアンプです。

 かの有名なウェスタンの91Bアンプも交流点火である。確かに300Bアンプを安易に交流点火にすれば膨大なハムに悩まされるのは間違いないと思うが製作の基本を守ってきちんとセオリー通りに組み立てればそれなりに上手くいくのではないだろうか、

 私の聴いた300Bはすべて直流点火になりますから交流点火の300Bは聴いたことがありません。一度自分で組立ながら交流点火の音と直流点火の音の比較をこの耳で確かめてみたい好奇心がある。
 

交流点火の残留雑音

 300Bをプッシュプルにして交流点火で行うとハムの打ち消しで残留雑音は少なくなりますがシングルの場合は打ち消しがありませんから一つ間違えるととんでもないハム音に悩まされます。

 また直流点火方式は上手く作れば残留雑音は0.5mmV以下に抑えることは可能だが交流点火の場合は下手をすると10mmV以上の膨大なハムに悩まされ音楽を聴くどころの騒ぎではなくなるから自作アンプマニアはハムに悩まされるのを嫌がって簡単な直流点火で逃げてしまう、またこのWE−300Bに限ってと思うがこの球はフィラメントノイズの多い球であるのがわかったのとフィラメント電圧が5Vであるがため難しさが先に来る。回路図も読めない、修理や回路変更、改造も出来ないマニアには絶対無理であるから簡単に交流点火方式に改造することは望ましくない、

 今回は自分のノウハウを注ぎ込んでこのWE−300Bを交流点火にして実験を兼ねて挑戦することにした、もし上手く行かなければダイオード、3端子レギュレターを残して何時でも直流点火に戻せば失敗しても気にはならないはずだ、目標としている残留雑音は3mmV以内に抑えれば成功と思う。また比較対象にしているPP5−400シングルアンプは全段交流点火に係わらず残留雑音は1.3mmVに抑えてあるアンプですからこの91Bアンプも全段交流点火方式にすれば完成後に交流点火同士の音の違いを十分比較することができる。
 

テスター1本と耳だけで作る91Bアンプ

 本来は周波数発振器、ミリバル、オシロ、歪率計等の測定器を駆使して調整しながら1台のアンプを仕上げるが91Bの回路は決まっていますから今回は測定器にご厄介にならずテスター1本と永年のノウハウと耳だけで作ることにした、

 お医者様なら聴診器と永年の感だけで病気を当てて治すようなものと良く似ている。また折角今迄使用してきた91Bアンプだが皆さんは自分で完成されたアンプを再度オーバーホールして作り直す阿呆な方はまずいない、完全にオーバーホールするのには勇気がいるがY下は異端者ですからAC点火のためならオーバーホールも苦にならない、
 

91B回路の変更点

 今回は自分の納得のいくパーツを使うことにした、例えば抵抗器はアーレンブラッドレーに統一、カップリングコンデンサーはスプラグのバンブルビー、カソードパスコンは銀タンタルコンデンサー等である。また配線色は多色を使えば誤配線は少なくなるのをあえて同一の線色にして製作したが誤配線の元になる恐れがあるから真似をしないでほしい、

 問題となるフィラメントの供給電圧はSV−91Bの場合は300Bのトランスのタップは7Vですからダイオードブリッジを使って直流に変換後3端子レギュレターで5Vにして供給していますが交流点火にする場合は7Vタップからドロッパー抵抗を入れて5Vに下げないと使えない、また310Aのフィラメント供給電圧は10Vですからこの部分もドロッパー抵抗が必要になってくる。91Bのヒーターのタップはセンタータップが出ていませんからハムバランサーを使わなくてはならないのが少し不利な条件になってくるのと91Bのシャーシースペースが直流点火用の設計であるがため製作は大変困難を要するからパーツ配置、引き回し配線等を十分考慮しないと改造することは難しい、
 

7回も作り直した91Bアンプ

 SV−91Bアンプの回路を変更してフィラメントを交流点火にするのはシャーシースペースが不足しているので無理のような気がする。本来は交流点火にする場合はモノラル2台で作るのが正しいと思う、特に電源部からのノイズの影響もあるので対策を施さずに製作すると失敗してしまう、今回は直流点火に戻したり再度交流点火に変更したり試行錯誤を繰り返して7回も作り直したため人には見せたくない汚い中身になってしまったのだが交流点火には限界があるような気がしてきたがこれが最後と思い電源回路を手配線からプリント基板に作り直すと今迄悩んだハム音が少なくなってきた、

 もう少し抑えれば完璧である。最後は皆さんには教えられないマル秘テクニックを使ってテストをしてみたら自分でも納得のいく雑音レベルまで下げる事に成功した、

 直流点火方式に戻しても91Bアンプはこの状態で聴いているのには何ら不満はない、スピーカーのそばに耳を近づけても微かなノイズしか聞えない、直流点火の場合は残留雑音の少ない優秀なアンプに仕上がるが交流点火方式にすると確かにスピーカーの近くで微かにブーンとハム音が聞こえてくるが2〜3mぐらい離れたポジションで音楽を聴くにはほとんど気にならないぐらい小さいが今回ほど悪戦苦闘するアンプには苦労を通り越して嫌気が刺したのは偽らざる事実だ、

 最後の確認でミリバルを使って雑音レベルの測定をしましたらLチャンネル側は20mmVでRチャンネル側は2.4mmVであった、Rチャンネル側の雑音レベルが高いのは多分電源トランスの磁気の誘導の影響と思われるがこのレベルなら合格である。
 
 電源回路はパターン設計を行い基板で実装、ダイオードが4本実装されているが失敗を考慮して直流点火でも動作させる予定であった、
 

全体の内部配線と部品実装、7回も改造をしたSV−91B
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/26-002.jpg


今回は作り直しが多かったため引き回し配線等は納得いかない
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/26-003.jpg


使用機器と音源

 同じ300Bでも交流点火にしたプッシュプルとシングルとは根本的に出音の表現力が違いますから一概に絶対この音とは云えないのをご理解して頂きたい、
早速スピーカーに接続して音出しを確認した、使用機器と音源は以下の通りです。


アナログ系は

カートリッジ ELAC EMC−1 MCカートリッジ


デジタル系

CDプレーヤー CEC TL51X
D/Aコンバーター  Model2
ライントランス UTC A−21


プリアンプ マランツ#7(改)

スピーカー GOODMANS 3Wayのホーンタイプ、ネットワークは自作、ボックスは米松合板を使った特注品

使用音源は アナログ盤 
ナタリーコール Still Unforgettabie
デジタルCD
マイスキー バッハ無伴奏ソナタ 
以上のシステムと音源を使って試聴


≪試聴ソース≫

ナタリーコールの名盤Still UnforgettabieのLPレコードで録音は大変良く一番のお気に入りだ、CDとは違う温かみのあるアナログらしい音、
 
いつものリファレンス用マイスキーのバッハのチェロ
 


交流点火と直流点火の音の違い

 まずはテスト的に交流点火と直流点火のフィラメントの切り換えは配線を少し変えるだけで分かるように全段交流点火と全段直流点火にした、全段直流点火の音ですが、まったく問題なくいつも聴くWE−300Bらしい音色で中域の厚みと抜けと味わい深い音で油の乗りきった素晴らしいサウンドだ、ナタリーコールの歌声は色気満点で心地よいサウンドでさすがアナログレコードらしく心に響く、

 デジタルCDはマイスキーのチェロの胴鳴りが大変心地よく聴かせてくれる。もうこれ以上は望まないと云えるぐらい良い、自分で納得しながら電源を落としてすぐに配線を変更して再度投入、投入後はブーンとハムが聞こえ始めたが時間の経過と共に無くなっていく、15分後に早速マイスキーの無伴奏チェロをトレーに入れて音出し開始である。不安と期待でこの時ほど緊張した事はなかった、

 チェロが鳴り始めると先程の音とは別な音質と音色を持っているのがわかる。今迄聴いてきたチェロの響きや音色が違うのが一目瞭然で何とも云えない心地よくゾリゾリ感にふくよかさと奥行き感を伴ってしかも不思議と先程の直流点火と違って暖かい響きが特徴だ、

 ナタリーコールは濡れ色的な甘い囁きのある声で男心を燻ぶるのには参った、これがWE−300Bの音なのか今迄聴いてきた音とは違う、直流点火のWE−300Bを交流点火にすると別の300Bに聞こえて来る。WE−300Bの音は交流音と直流音の2種類の系統を持ち合わせている新しい発見でもあった、

 直流点火でも不満はないがマニアの間で評価されているWE−300Bや他の300Bの音は直流点火の音を聴いて良い悪いと評価しているが交流点火の音は言葉では言い表せないもっと奥が深い音に変わるがこれこそ本当の300Bの音なのかも知れない、
 

ヨーロッパの名球PP5/400対WE−300B

 PP5/400はイギリスのEdiswan Mazdaが1920年〜30年代ごろに製造されたオーディオ用の直熱三極管になります。同等管は有名なPX−25があります。このPP5/400も全段交流点火を採用したアンプですからWE−300Bなら相手にとって不足はありません。早速鳴き比べを行いました。使用音源はナタリーコールとマイスキーのバッハのチェロソナタです。

 先にPP5/400を聴いてからWE−300Bに切り換えて聴き比べしました。

 PP5/400は高域の抜け具合、中域の瑞々しい爽やかな透明感のある素直な音質は大変好感が持てて特にマイスキーのチェロの響きは直熱三極管らしくさすが英国の名出力管の面目躍如で音の押し出し感は見事です。次に300Bと比較しますと300Bは高域の抜けも然ることながら音に粘りがあり低域の安定感のある土台のしっかりした音作りと味のあるサウンドになっている。此処まで来ると正直好みの世界になる。

 最近のWE−300Bはオールド管でも新しいタイプでもあまりにも高価になってしまったのでどうしても中国球に頼らざるを得ないが上手く作れば中国球でも十分使えるはずだ、今回はWE−300Bで行ったが中国球で交流点火すれば今迄とは違う顔の表情が出ると思うから一度テストしてみたいものである。PP5/400はウェスタンに負けないヨーロッパの名球の一つでもあるが音質音色これは好みと云えば好みですがこの球も大変希少価値があるのと非常に高価になってしまった、
 

WE−300Bと比較に使用した自作のPP5/400アンプ

左側がヨーロッパの名出力管PP5/400ナス管、右側はウェスタンのWE−300Bになります。


あとがき

 今回のコラムはWE−300B交流点火の音を題材にしましたがWE−310Aを含むすべて交流点火方式を採用した為一概にこれが300B交流点火の音とは断言できないのと前段とドライバー管の310Aのみ直流点火にすれば残留雑音は少なくなるような気がします。

 今回は交流点火を試みたが決して直流点火は悪いとは思っていない、300Bは直流点火のSN比の良さで比較すると点交流点火は惨敗だが暖かみのある特徴もあるからこのコラムを鵜呑みにして無闇に改造しないで頂きたい、一つ間違えるとトランスや大切な球を壊す恐れもあります。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-026.html


41. 中川隆[-5718] koaQ7Jey 2018年1月07日 17:25:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋倶楽部 キット屋コラム「私のオーディオ人生」第37回
門外不出!二管流アンプ武蔵誕生, PP5/400とVT52武蔵との対決
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-037.html


大変大げさな表題ですが今まで沢山の真空管アンプを作ってきましたがこのアンプは最後のフィナーレを飾る相応しいアンプになります。

 今回は私が名付けた二刀流または二管流アンプ「武蔵アンプ」は門外不出の秘伝アンプでこのコラムを読んで頂ける方だけの本邦初公開の真空管アンプになる。

 製作に当たり今後のことを考えてもしお金が必要なことに出くわしたらそれなりの価格で売れるのではと思い妥協せずに作ることにしました、

このアンプがヤフオクに出品されることがありましたら是非入札に参加してくださいね、「Y下が金銭的に困っているから入札してあげよう」と云う気持ちがあるだけで感謝です。


二管流アンプ「武蔵」
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img37_01.jpg


WE−300BとVT52刻印の二刀流アンプ


 WE−300Bは巷では最高に人気がありますがVT52は300Bの陰に隠れて評価はイマイチですがWEのVT52刻印は上手く設計して良いパーツを使えば300B以上の音と云われています。


  音でVT52とよく似た球は同じウェスタンの300A、205Dがあります。

この3種類の球こそウェスタンサウンドの象徴と云えるかも知れません。

近年VT52はヨーロッパ、中国、ロシアでは生産されていませんからこの球を使った既成アンプはほとんど見かけないのと自作マニアでも300Bは製作してもVT52は作ったこともなくVT52のサウンドはほとんどの方は聴いていないと思います。

  今回は300BとVT52との直接対決できるようにそのように設計を行いました。球の聴き比べであれば同一回路と同一のパーツを使わないとまったくと云って意味も持ちません。アンプや回路、パーツが違えばおのずと音は違ってくる。またスピーカーとの相性もありますからこちらのが良いとは一概にも云えません。

  確かにメーカーの違う同等管の球の聴き比べならその違いはありますが真空管アンプは球よりもトランスの変化の方のが大きいですから球の聴き比べに固守するよりトランスの聴き比べをした方のが遥かにその差はでますから是非挑戦してください。
  今まで沢山のアンプを作ってきましたが良いパーツは価格に比例して良い音がします。上級のマニアならどれが良いパーツか熟知しています。今回は長年の経験から良い音のするパーツを選別して使用しました、

  今回の製作に関して真空管アンプの音はトランスが最大のキーパーソンを握っています。出力管の交換は同等管の場合大きな変化はありませんがトランスを交換しますと劇的な変化が認められますが最近は良いトランスがあっても価格が高く手に入れるのは至難の業かも、

  長い間自作マニアをやってこられた方はこの部分に非常に拘りを持っていますから良い音の出るアンプを作るのを知っています。面白い事にトランスにもお国柄がありこの部分の比較も面白いのではと思います。

  WE−300BとVT52の特性を比較しますと共通点が多く見られますから回路を変更すれば簡単に差し替えは可能で300BもVT52もソケットは同じですがプレート電圧、プレート電流、ヒーター電圧、ヒーター電流などの違いがありますから一つ間違えると大切な出力管を駄目にしますから一般的にはお薦めできない上級者向けになります。

  今回は製作途中でVT52と300Bも切り換えて聴けるように改造を施しましたがこれが大変な作業でした。完成後にVT52の音と300Bの音の違いがどのように現れるのか未体験ですから私も含めて皆さんも興味津々ではないでしょうか、
 

ウェスタンのVT52の謎


  ウェスタンのVT52は1940年代の初めごろ軍用機の通信管として開発されたらしくこの球に関しての特性表がありませんが規格の値を守れば超寿命の球の一つです。またヒーター電圧が6,3Vと7,0Vの2種類の規格がありますがどちらも正しいと思われます。

  一説によると航空機で飛行している時は7,0V、地上で待機している時は6,3Vで使われていたと云われていますがヒーター電圧が6,3Vと7,0Vでは必ず音は違うはずです、この部分での比較も考えて報告したいと思います。

VT52は1940年代の初めの頃軍用機の通信システムに搭載されていた、太平洋戦争中に米軍が日本を爆撃する時B−29が無線送信していたのなら好きになれない球ですが多分ヨーロッパ戦線で使用したのでは・・・・・

  自作マニアで特に音に拘りを持っているオーディオの達人なら300BよりVT52のが音は良いといいます。300A、205Dに良く似た音色はVT52と云われこの球も今後は手の届かない価格になると思いますから安く手に入るようであれば購入すべきですが回路図も読めないまともに組み立ても出来ない方は購入しても使いこなせないがコレクションとして持っていればいずれ高価になりますから買っても損はしない、

  近いうちにこの球も手の届かない高価格になるのは間違いありません、測定器をお持ちの方で自作に自信のある中級以上の方はお薦めします。またVT52のウェスタン球のプリントタイプもよく見かけますがどうも偽物臭い感じがあります。

  特にウェスタン球のトップマイカはおむすび型ですからすぐに見分けることが出来ます。VT52の刻印タイプは音が良いと云われますから刻印タイプを求めれば間違いありません。同じVT52もシルバニアや他メーカーでも出ていますがやはり本家のVT52刻印を聴きますと他メーカーのVT52は残念ながら音もさることながら価値観や魅力に欠けるがヴィンテージ管をヤフオクなどで購入される場合は特に注意しないと後で痛い目に合いますから気を付けてください。
 

真空管アンプのルックスとワイヤリング


 自作の真空管アンプこそ芸術であるこれが私のコンセプトです。今回は最後のアンプですから特にパーツと外観には拘りを持って作りました、シャーシーは1.6tの鋼板にステンレスの鏡面パネルを乗せました、真空管アンプのキーパーソンは出力トランスですからこの部分には特に拘る必要があります。ましてや使用球がWE製VT52ですから本来はウェスタンを使いますが今回はドイツのシングルトランスを使いましたこのトランスもほとんど市場に出てこない大変レアなトランスでメーカー名はENGELでテレフンケン、ノイマン、シーメンスに納入している実績のあるトランスメーカーです。 

  今回私も初めて使いますがドイツのサウンドはゲルマン民族らしい真面目で几帳面な音が特徴ですがその点米国のトランスはアメリカ人らしい豪快さがあり多少雑なところを持ち合わせている。

また日本のトランスはビールで云うならコクとキレが薄い、やはりビールもトランスもドイツに限ります。

これはトランスに使用してあるコアと巻き線技術の差だと思う、

その点ヨーロッパ系のトランスは質の良い鉄鉱石が採掘されていますから鉄鉱石の違いかも、WEのトランスは音が良いと云われていますがこのトランスもひょっとしたらヨーロッパのコア材を使っているのではと思いますが詳細は不明です。 トランスもお国柄がありどれが最高とは云えませんが自分がどんな音が好みなのか色々試して聴くのも面白い、

使用パーツと回路構成


 今回は最後の自作アンプですから自分なりに拘ったパーツを採用しました、


出力トランス ドイツENGEL社シングル10W

チョークコイル ヒューレットパッカード社の5H250mmH

抵抗 リケンオーディオ抵抗

コンデンサー カップリング スプラグ ブラックビューティー

カソードパスコン スプラグ 銀タンタルコンデンサー

ヒーター整流 東芝ショットキーバリアダイオード

スイッチ類 日本開閉器 トグルスイッチ

ボリューム アーレンブラッドレー

真空管 初段はテレフンケンダイヤマーク ECC−802S

ドライバー管 NEC 12BH7A

出力管 WE−VT52刻印

整流管 WE−274B刻印


 回路構成は簡単なCR結合3段増幅でNFBは5dBの低帰還になります。NFBなしでもテストしましたが無しの場合は低域が多少ボン付く傾向がありますからここは多少でもNFBを掛ける必要があります。

アンプ内部はラグ板を一斉使わず自分で設計を施したパターン化した自作基板を製作しました、本来はラグ板にCR類を並べてオール手配線で製作しますが「武蔵アンプは」プリント基板がメインでラグ板は一斉使っていません。

難易度はオール手配線を遥かにしのぎます。写真を見てわかると思いますが内部引き回し配線は3D方式の立体配線です。内部レイアウトと基板が出来れば回路を頭に入れれば後は鼻歌交じりでの組み立てです。製作日数は約1か月を要しました、

 アンプの出力は3.5W×3.5Wです。

もう少しIpを上げればPOWERが取れますが球の寿命を考えて低めに抑えて使用、

ヒーター電圧VT52は7V、1.18A,300Bは5V,1.2Aの直流点火にしました、

交流点火も考えたのですが7Vの交流点火ではハムが取れません。

また300Bは私の作ったSV−91Bタイプに交流点火がありますからあえて交流点火にはしませんでした、直流点火にしたWE−300Bは本来の300Bの音とは違いますが今回のメインはVT52が主役です。遊び心で300Bも使えるようにしただけと金銭的に困った時にWE−300Bを予備球として付属してやればそれなりの価格で売れるのではないか、

 一度ヤフオクに出品すると果たしてどれくらいの価格で落札されるのか興味はあります。だいぶ前になりますが私の製作したLUXのSQ−38のパネルを使ったプリアンプをヤフオクに出品したところ本家のSQ−38より高い価格で落札された記憶があります、最近のヤフオクの真空管アンプは人気のある球を使用した自作アンプの場合予想以上の価格で落札されています。また自作の真空管アンプは外観だけでなく内部配線や使用パーツに拘ったアンプでないと評価が低い傾向になる。

武蔵アンプの外観と内部の写真を沢山載せましたが自作マニアには参考にならないかも知れませんがその点をご了承下さい。

武蔵のリアパネル、リアパネルは真鍮をあしらいすべて彫刻での刻印
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VT52とWE−300Bの切り換えモードで操作ミスを防ぐためロック式の
トグルスイッチを採用、これで不用意にスイッチの切り換えが出来なくなっている。
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内部配線及び部品レイアウト、左上のボードはショットキーバリアダイオードを
採用した直流点火ボードで下側はB電圧整流ボード、右側は信号回路ボード
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少しピンボケですがWE−300Bを実装
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ウェスタンの刻印VT52を実装
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ウェスタンのVT52とWE300Bの比較VT52は一回り小さい
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幻の整流管WE−274B刻印
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試聴用システムの紹介


 今回はアナログでの試聴にしました、

アナログ

フォノモーター ヤマハGT−1000
アーム GRACE G−565F

カートリッジ オルトフォン SL−15E

昇圧トランス ウェスタンエレクトリック WE−618B
AWA オーストラリア

ブリアンプ マランツ#7

スピーカー ヴァイタボックス 30cmフルレンジ

試聴用アナログ キースジャレット ケルンコンサート、バッハ、無伴奏チェロの1番

比較アンプ PP5/400シングルアンプ

キースジャレット ケルンコンサート


 すべてのセッティングが終了して早速VT52シングルアンプの電源を立ち上げた、調整中にハムバランサーは最少の位置に設定してありますからスピーカーからはほとんどハムは聞えません。

最初にキースジャレットのケルンコンサートの試聴から開始、出てきた音に愕然、ピアノの粒立ち奥行感を伴ったホールトーンの響きとスピーカーの存在感が消える素晴らしい空気感のある音、音色もこれがウェスタンを強調するようなサウンドには参った!これは使ってあるVT52だけでなくトランスがドイツ製だからアメリカ的な明るいサウンドを抑えて伸びやかに音楽を聞かせてくれる。

 このような音になるのは勿論昇圧トランスのWE−618B、テレフンケンECC−802S高信頼管とWE−274B刻印が寄与しているのは間違いない、次に試聴したマイスキーの無伴奏チェロも奥行感を伴った小ホールで聴く雰囲気たっぷりのあるサウンドになった、
 

WE−VT52は凄い!


 ウェスタンマニアがウェスタンは最高と云っていますがまんざら嘘ではない、

このVT52に対抗できるのは205Dか300Aしかないのでは、

それだけ素晴らしい球なのに情報量が少ないのか音を聴いたことがないのかわからないのか一度体感してみるとその良さがわかるのではないだろうか、

この球こそコクとキレに音楽性をプラスしたサウンドには偽りはない、VT52恐るべき!

VT52とWE−300Bの対決


 「知らぬが仏」と云うことわざがあります。これをオーディオに当てはめると「聴かぬが仏」つまり良いアンプを聴いてしまうと悪いアンプは聴けなくなる。自分のアンプに満足しているのならば聴かない方のが自分の為と思う、

 最初に書きましたように同等管なら差し替えて比較できますが球の種類が違う場合同じ回路同じパーツを使ってこそ球の比較が出来るのですが残念ながらアンプも違えば使ってある出力トランス、回路が別の場合は比較としての意味は持ちません。やはりここは同一パーツと同じ回路を使わない限り正確な答えにはなりません。

 WE−300Bは巷では最高峰の真空管として君臨していますがではVT52と比較したらどんな結果になるのか、今回は私個人の比較試聴とこのアンプを大阪の今田氏宅に持ち込んで聴いて頂いた、

  早速VT52を接続しての試聴です。スピーカーはRCAのLS12フルレンジを使用、このスピーカーは30cmタイプなのに高域が良く伸びています。出てきた音は空気感を伴った懐の深いサウンド、長時間聴いても疲れにくくトップクラスの音だ、RCAはアルテック、JBLとは異なる大変渋いサウンドで私が愛用しているヴァイタボックスとは少し表現力が違いますがジャズもボーカルもOKだ、

  VT52を堪能した後300Bに交換して10分後に同じトラックからの試聴開始、

出てきた音は300Bマニアには申し訳ないがVT52と比較しますと300Bは先ほどの深みとコクが薄くなり少し派手やかな明るいサウンドが特徴で音の渋さが後退してしまう、

それに対してVT52は絵画で例えるなら水彩画を見るようなイメージとしっとり感とシルクの肌触りがありオールド的な雰囲気を持ち合わせている。

WE−300Bも決して悪くない球だがVT52を聴いてしまうと興味が薄れてしまう、


  VT52を聴かずに300Bだけで聴いていますとまったく不満がなくさすが300Bは最高の球だと頷けます。これこそ「知らぬが仏」になります。

  ウェスタンフリークは300Bには関心を示さず205Dや300Aしか興味湧か湧かないのが理解できる。

同聴して頂いた今田氏も300Bにはガッカリ、二回と300Bを聴こうとしなかったのが印象に残こった、

今田氏も大変ショックを受けオーディオ仲間に今回のVT52の良さを話したら仲間曰く300Bでは勝ち目がなく対抗できる球は205Dしかないと云っていた、


PP5/400とVT52武蔵との対決


PP5/400シングルアンプは今田氏に譲ったアンプで回路、パーツ類はほぼ同じものを使っていますがトランスだけは台湾のジェームスです。

ジェームスは台湾のメーカーでトランスのコアは日本製のオリエントHi-Bコアを使ったトランスで大変知名度があり自作マニアが良く使うトランスです。

  早速比較の為に接続を変えて試聴開始、出てきた音は甲高なサウンドであまりにもVT52とは違いなさ過ぎて私もショックだった、英国の名出力管がこんなはずではない、

  違うのはトランスと整流管だけですからトランスを変えれば違った意味での良さが出るはずだがこのアンプをVT52に改造するのは簡単ですが肝心の出力トランスがありませんからこのアンプはこれで良しにすべきと思う、

このPP5/400も以前有名なメーカーの845PPと鳴き比べした時、圧倒的な表現力の差が出た良いアンプであったがVT52と比較すると残念ながらその差歴然だ、

  PP5/400は自分が作ったアンプですからどちらが良くても不満はないがメーカー製のアンプや自作アンプとの鳴き比べはご法度であるのとモラルの問題ですから今後は門外不出にして道場破り、他流試合はやらないことにした、

私が製作した名出力管PP5/400とVT52武蔵アンプ
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/img/img37_09.jpg

6.3Vと7.0Vのヒーター電圧の比較


 VT52のヒーター電圧の違いを比較しました、6.3Vでは多少音の潤い感とハリがなくなり7.0Vにしますと「これがウェスタンだ」と云えるサウンドになりました、今後は変更せずに7.0Vで使い切りますが今は武蔵を聴くのがもったいなくて外野席でお休み中です。


グッドアイデア


 これからは試聴に来られるマニアにはWE−300Bと5U4GBの組み合わせで聴かそう、帰った後こっそりとVT52,274B刻印に戻して自分だけで良いサウンドを楽しもう、マニアには申し訳ないが極上の組み合わせを聴かせるのがもったいない、こんなこと書くとあいつは性格が悪すぎる!汚ねぇ男だ、」性格の悪さを通り越して悪趣味なマニアだ、あんな性格だから病気も逃げて元気なはずだ!都合が悪くなると認知症になる。本当にあいつはタチが悪い、どおりでいつまでも長生きできるはず!何時までもこのように言われたい、


あとがき


 VT52の実力を堪能した、世の中知らないだけでもっと良い球はあるはずです。お金をかけずに良いアンプを作りたいのだがもう自作アンプは卒業してこれからは製作の楽なキットアンプに挑戦しょう、自作アンプは部品集めから始まり穴加工して製作するのだがこの作業は大変でこれからは失敗のないキットアンプのが遥かに楽しく作れます。もう一度初心に帰ってキットアンプの製作の醍醐味を味わいたい、
http://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-037.html


42. 中川隆[-5718] koaQ7Jey 2018年1月07日 19:23:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

真空管アンプ製品情報 真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/welcome/

VT-52 「薔薇 V」 348,000円

回路構成 カソホロドライブCR結合

出 力 2.5W+2.5W

使用真空管 6SL7 VT−52 GZ−34

パワーは小さいけど音質では個人的に300Bや50よりも音が良いと思います この名球を一度は聞いて下さい 新しい1ページが始まります これまでのノウハウをすべて取り入れた電源回路やこだわり配線でチャンネルセパレーションも良いです、アウトトランスがルンダー製に成ります 交流点火で動作させ存在感有るフラットな音質です。
交流点火が可能でバージョンアップしました。
http://www.cattlea.jp/product/?no=61

PX−4 シングルアンプ 350,000円

回路構成 グリットチョーク使用SRPP

出 力 4W+4W

使用真空管 6SL7  PX−4  5U4G

奥行きがあり 派手さが無い大人の音質です 特にクラッシックファンにお勧めするアンプです。パーツはアメリカのマグネクエスト社製のアウトプットトランスを人工大理石のケースに収め振動を抑えたり スーパーパーマロイコアを使用したグリットチョークトランスなどとこだわりました。
http://www.cattlea.jp/product/?no=58


KR PX-25 「the・ヨーロッパ V 」360,000円

回路構成 CR結合 交流点火

出 力 7W + 7W

使用真空管 6C8G 5R4

さらに進化したステップ15の交流点火回路を使用しました。カトレア美学を追究して完成させた「the・ヨーロッパ」ヨーロッパトーンの音質と木目の美しい形にKR製のPX-25とスエーデンのルンダールトランスで鳴らし重心の低い安心感の高い音質になりました。

回路的には電源回路が前段と終段と二回路に分け強力にドライブしています。また貴重な球の寿命を少しでも延ばすためとPX-25の音質を最大限に発揮できるよう交流点火で作りました、交流点火で音楽を楽しめるのはカトレア製だけです。

高級パーツやオリジナルの電源トランス等こだわりのアンプに仕上げています。外見は無垢のマホガニーの木製シャーシーを使用し音質と同じように外見も暖かみのあるデザインにしました。

球なしで販売していますので お好きなPX−25で聞いて下さい。 また別売りで KR PX−25ペア70,000円で販売もしています ※SPは8Ωオンリー
http://www.cattlea.jp/product/?no=11

KR PX−25 トランスドライブ 430,000円

回路構成 トランスドライブ

出 力 6W + 6W

使用真空管 6SN7  KR PX-25   5R4

KRの真空管はとても作りが良く 音質もなかなかの物が多く今回 日本の代理店が変わり 新規入荷が始まりました これを記念し ヨーロッパトーンの音質にこだわり タムラのパーマロイトランスで柔らかく立体感の有る音質を楽しんで下さい。回路的には電源回路が前段と終段と二回路に分け強力にトランスドライブしています。

また、最近生産し始めたKRのPX-25も挿せるように定電圧ヒーター回路で動作させ高級パーツやオリジナルの電源トランス等こだわりのアンプに仕上げています。外見は無垢のカリンの木製シャーシーを使用し音質と同じように外見も暖かみのあるデザインにしました。

特別にヨーロッパの古典球のPX-25を使用したアンプも作れます。
※古典球のPX-25の場合 プラス75,000円です
http://www.cattlea.jp/product/?no=57


「新大陸」300Bの交流点火シングルアンプ 330,000円

回路構成 ダブルチョーク回路

出 力 8W+8W

使用真空管 プスパン300B 6SL7 GZ-34

「新大陸」300Bの交流点方式を使用し、銅パイプのアースライン、ルンダールのアウトトランス、チョークはダブルとここまで拘り、実用新案の回路を載せて(登録第3193415号)究極の300Bアンプを作りました。

別バージョンでさらに電源トランスを大型し電源回路を2回路にした新大陸デラックスも作れます、プラス6万円。
http://www.cattlea.jp/product/?no=71


43. 中川隆[-5717] koaQ7Jey 2018年1月07日 19:36:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年07月09日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/72092f44e94c1c7280b2f73b09dab4eb

東海地方の「I」さんから、このほど「ペンションすももの木の音は素晴らしかった!」というメールが届いた。


真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/


ちなみに「ペンションすももの木」といえば山梨県の山中湖畔にあって老舗の真空管アンプ工房としてもつとに有名。

    

「ペンションすももの木」に行ってきました。お客さんの少なそうな曜日を狙って行ったため、私達の他は家族4人連れの一組だけでしたので、チェックイン後に音を聴かせていただくことができました。

装置の写真がうまく映っていませんが、部屋は24畳のダイニングルームです。

アルテックのヴォイスオブシアターより少し大きな小池さん設計のフロントロードホーンに、

ドイツ製でオイロダインの元になったという励磁型の40pウーファー、
ドライバーはヴァイタボックスのS−3、
これにヴァイタボックスのホーン(クロス450HZ)
ツイーターは、なんとヤマハのJA0506・・・当方の愛好品(クロス4000HZ・・記憶が曖昧です)

以上LCネットワークです。


アンプは300Bの交流点火(よくわからないのですが、全国で小池さんのアンプだけだそうです)。初めにジャズで、カインド・オブ・ブルーとアートペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクションを掛けていただきました。とにかく、シームレスのスムースさです。特上の大型フルレンジを聴いているようです。


Fレンジも、拙宅のを比較に持ち出すのもおこがましいのですが、当家のシステムが、低域が100HZくらいからダラ下がりの限界が60HZくらいとすると、すももの木システムは、50HZまでフラットという感じです。


音色ももちろん素晴らしく、キャノンボール、ペッパーのアルトがなまめかしく響きます。リズムセクションも文句なし! 


クラシックに移り、モーツアルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲(五嶋みどり盤)、弦楽五重奏曲(スーク+スメタナ四重奏団)がほんとにいい音で再生されます。音場もナチュラルで心地いい。


次の展開が驚きでした。ムターの弾くツゴイネルワイゼンの時に、小池さんが「アンプを換えますね」といった後のヴァイオリンの音が絶品でした。


きめが細かく、柔らかく、澄んでいて、伸びやかで、音像の定位もきまっている!! こんなヴァイオリンは初めて聴きました。B&Wの802Dなら出るのかも・・・。


換えたアンプはKRのPX25、交流点火。アンプによる変化にはびっくりしました。ブログで拝見している、〇〇様が楽しんでいる中身が、少し覗けたような気がしました。300Bも素晴らしいと思って聴いていましたが、このPX25のヴァイオリンには思わず拍手でした。


小池さんのお話では、LCネットワークのSPシステムを練り上げて、ジャズには300B、クラシックにはPX25、それと大編成用に大型真空管のアンプと、計三種類のアンプで音楽をカバーするのが楽しいとのことでした。


夕食後、一杯やりながらオーディオの話をしましょうと誘っていただき、ゴロゴロしているドライバーやフルレンジユニットをいろいろ見せていただきました。これも楽しかったです。


今回はいい音が聴けて、本当に良かったです。あの音に、ヤマハのJA0506が一枚かんでいるとは愉快でした。」


44. 中川隆[-5695] koaQ7Jey 2018年1月08日 09:21:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

真空管アンプに関しては


1. 真空管アンプの音質や音色は出力トランスで殆ど決まってしまう

2. 真空管アンプは佐久間アンプみたいに高級なトランスを沢山使えばいい音になる

3. 出力管は出力が小さい程音が良い

4. 出力管は製作年代が古い程音が良い

5. 直列点火より交流点火の方が音が良い

6. CR結合よりトランス結合の方が音が良い


オーディオ史上で最も評価が高かった真空管アンプは

Lowther(ローサー、ラウザー)の真空管アンプ
http://www.lowthervoigtmuseum.org.uk/lowtheramps.html



[12初期非表示理由]:管理人:混乱したコメント多数のため全部処理

45. 中川隆[-5690] koaQ7Jey 2018年1月08日 10:00:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

Lowther(ローサー、ラウザー)以降で評価が高かった真空管アンプは


EAR V20プリメインアンプ

2011年05月17日 21:56
今日はEAR社が世界に衝撃を与えたインテグレーテッド・アンプV20の概要を技術的に論考してみたいと思います。

当該V20の特長は何と言っても ECC83/12AX7Aという、どう考えても電圧増幅にしか使えそうにないハイμ双三極管を出力段に10パラ・プッシュプル増幅にて採用したことです。

ではその無謀なと言いたくなる増幅回路がどのようにして実現できたのかと言いますと、

プラスバイアス領域にアイドリング・ポイントをもってきて低インピーダンス動作として、加えてプレート負荷巻き線と同じ巻き線をカソード負荷にしてAC結合スイングさせた訳です(回路図参照)。

これをEAR社は「エンハンスド・トライオード・モード」と呼んでいますが、つまりグリッドに電流を流してまで低インピーダンス・スイングし、更にプレート・スイングとカソード・スイングを負荷トランスにて加算合成するという手法です。


概算ですが、仮にプレート電圧250V、プレート電流 4mAx10、負荷5kΩとするとスイング電圧360Vp-p前後、更にプレート・スイングとカソード・スイングを加算合成した出力は23W程度となります。

よってカタログスペックの20W+20Wは問題なく保証できる訳ですね。

更にはオーバーオールNFB無しでDF10を実現しているのですから、立派としか言い様がありません。


よくもまあ、このようなことを考えついたものです。その上当該モデル専用にECC83まで特注製造させたとのことですから、パラビッチーニ氏の考察力と情熱には敬服します。

但し、出力管ECC83の経年劣化を考えると、当初の音質性能が何時まで聴けるかは何とも言えません。実際に僅かながら濁りを感じる、という変化も試聴したことがありますので。メーカー発表の推定ライフは8千時間だそうですので、この辺りも考慮に入れておくべきでしょう。


尚、メーカー発表のオリジナル回路は拝見しておりませんので、掲載した回路図はあくまで私個人の推測であり、細かな部分は実際と異なります。が、概略としては近い筈です。

また、ドライブ段(ECC82/12AU7A)にはNESTフィードバック方式なる回路が採用されているとのことですが、これがどのようなものかは不明です。


個人的見解ですけれども、スピーカーのドライブ性能や音楽的エネルギー、音像表現性能という観点からすると、EAR社を超えるアンプ製品は他メーカーにはなかなか存在しないと感じています。

しかしながら同社アンプはベターではあってもベストであるとは申しません。量産製品であるが故の妥協もあるのでしょうから。

私は技術屋としてアンプを完成させた際に特性測定に加えて必ず確認することがあります。

それは音像表現性能なのですが、ウィーンフィルやベルリンフィルの名盤(ステレオ・ワンマイク録音盤)の音像がどのように表現されるかをじっくり観ます。それが理想に近いか否かが私の性能判断基準なのですけれども、この観点からするとアンプ製品の多くは不合格と言わざるをえない状況です。

しかしながらパラビッチーニ氏の作品はすべてではないにしても合格の範囲内に入る製品があり、その好例が前項に挙げたV20である訳です。

それがEAR社アンプ製品をベターであると申す理由です。


またこれまで何度か言及した真空管アンプの放熱についてですが、これから暑い季節を迎えますからメーカーも一般愛好家も是非空冷ファンを活用されますようにと申し添えたいと思います。

最近は技術も進んで大変優れた静音ファンが容易に入手可能です。これを底板などに装備されるだけで真空管に限らずアンプ自体の信頼性や寿命に貢献するでしょうから、機構的に環境的に取り付け可能であれば是非とも。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1008581&id=26531942


EAR V20です…素晴らしいデザインですよね
パラビチーニは「奇才」でもあります(笑)

そりゃぁEARのアンプ群を見れば分かるのですが一番異彩放っている「V20」なんて常人じゃぁ考えもしないデザイン(設計)だと思いますよ…無茶です(笑)


「気品」と「空気感」

こう書くとなんか気高そうですが、言い換えれば「ガッツがない」「蜃気楼的イメージ」な音色でもあります。

「雰囲気上等!」な方には、その造作、デザイン共に「これ以上のものはない」と言わしめると思います。

EARのアンプって美しいですよね…いやぁ、本当に飾りにするなら最高です。

でも、この「はかない」デザインは音にも現れている気がします。

この「儚い立体感のある蜃気楼なような音」がお気に召せば最高のアイテムだと思います。
http://rhrsp.exblog.jp/14656892/

516 名前:K :2001/07/28(土) 14:55

現時点での我が家のシステムは、下記の通りです。

CD12 → Red Rose Music Silver 1(インターコネクトケーブル)
→ EAR V20 → S/A Labs High End Horse3.5(スピーカーケーブル)
→ オートグラフ・ミレニアム


721 名前:K :2001/08/24(金) 21:07

カンタベリー15とEARのV20の、妖艶な組み合わせも捨てがたいものがあります。


485 名前:K :2001/07/27(金) 16:06

EARのV20で鳴らした時の音を聴いてしまうと、もう、後戻りは出来ません。

CD12のお陰もあるのでしょうが、凛として清々しく、透明感(これはSPケーブルのお陰?)あふれるタンノイサウンド……。

どこかで聴いたことがあるようだと思ったら、なんとあの、長野県原村のペンション・ムジカの清々しさに相通じるものがあるんです。もう少し、我が家の方が、低域は出ていますし、V20なら曇らずに、スッと出てくれます。分解能では、圧倒的に我が家の勝ちです。

時代が変われば変わったで、オートグラフで鳴らす音楽の楽しみ方も、新たな展開を見せてくれるものだと、感心した次第です。

それにしても、V20で良いとなると、コニサーや是枝300Bプッシュプルアンプが、宙に浮いてしまいます。コニサーが160万。是枝300Bが168万。合わせたものが、55万円少々のプリメインアンプに敗れてしまったと言うのは、なんとも皮肉な話です。
http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html


21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 20:02:44.75 ID:Ft8kG6Bh
かつて、九州のソナス遣いのお宅にお邪魔した時、エレクタ・アマトールに
EAR V20を組み合わせ聴かせていただいたが、色気ムンムンで、弦の艶っぽい
響きにたまげたことがあった。
今はEAR V12となっているようだが、これなんかはいかが?

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/28(木) 14:26:46.75 ID:WAzqpW2T
>>21
V20初めて聞いたので、ググってみたら凄いアンプですね(汗)
これに繋げたら良い音出るでしょうね
欲しくなりました


24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/28(木) 14:44:44.89 ID:ifrAneP/
>>23
オクに出てるよ。
管の数と寿命のこともあるから補償なしはリスキーだけどね。
高寿命の選別管使用を謳ってはいる。

音質は癖がある。
同じEARなら859(869)のほうが扱いやすいかも。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1339161872/


37 :ヤフオクの詐欺師、denden95でございます。:2008/06/07(土) 16:44:45 ID:w+QT+D9P

EAR はイギリス人のティム・デ・パラビチーニが日本人スチュワーデス吉野をなんぱして、手篭めにしああげく女房にして立ち上げた管球オーディオブランドなのです。

造るやつがエロいので、音のほうもエロいんですが内部の真空管がロシア製なので、エロいアンプが台無しです。

45 : 仙人短 ◆TANPanX3xc : 2008/06/07(土) 17:12:21 ID:UbVbvxUd
>>37
エロいので〜

オーディオにエロさが無くなれば、それはよもや、オーディオではない。
僕等がそれに注目出来る訳は、そこに、理(タナトス)ではなく。感情(エロス)と見ているからです。

魔王「あんたの話も、ようワカランが。つまり?」

閻魔「エロい方が、むしろ正解。オーディオ的には、だけど・・・」

短「閻魔は最近、凄い事言うよね・・・」


58 : 自称ヤフオクのアタナトス帝王、denden95でございます。 : 2008/06/08(日)

EAR MC-4 は買わないほうが良い。あれはティム自身がトランス巻いてないぞ。

どうやら部下にやらせているのだ。

狙い目は初期のMC-3だ。

834P−5 もダメ。5Ωからで2〜3Ωには対応できていないし、下っ端の技術者にトランス巻かせてる。

初期の834P を中古で手に入れて真空管を全て交換するのがベストじゃ。

現行品には手を出さないほうが良い。


859/861/834L/834P/V20 まではティムの本物の手巻きのトランスだ。

それ以降はやめておくことじゃ。

EAR の製品の価値はティムの手巻きのトランスにあるのだからな。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1212015207/

EARのV20 1998年4月

 以前、ダイナミックオーディオ・サウンドハウスで試聴し、好感を持っていたので、さっそくこれも自宅試聴することになりました。

 一聴して、伸びやかな低域と高域、独特の色気と艶、そしてプレゼンスの見事さに引き込まれてしまいました。

 回路に詳しい友人達は、片チャンネルに10本も12AX7を使って、しかも元々、出力管でない真空管をこのように使うこと自体、無理があり、良い音になるはずは無い、と言うことなのですが、あの音を聴いてしまっては、そんな言葉も空虚に聞こえてしまいます。

 このサウンドを一言で喩えるなら、「デカダンス」でしょう。

 かつての名女優デートリッヒの、ちょっとけだるくタバコをくゆらす姿が浮かんでくる様です。

 制作者パラピービッチーニ氏は、きっとこの「デカダンス」がわかるアンプ制作者ではないでしょうか?
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/history99.html

EAR V12は V20の後継機とのことですが、EARでも特異なV20独特な妖艶さは薄れました。

願わくば、V20の独特な艶のある中高域と890のような歯切れのいい低域、861のような濃厚さをを兼ね揃えたパワーアンプを出してほしいです。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3260/20120126/28305/

■ EAR V20 ■
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/V20.html

EARの名を一躍有名にしたのは、同社を主催するティム・ディ・パラビッチーニが1980年に ピンク・フロイドのプライベート・スタジオに同社のプロ用パワーアンプが入ったのに続き、 ポール・マッカートニー所有の STUDER のデッキをチューンしたあたりからでしょう。

知る人ぞ知る、1977年に颯爽と登場した Michaelson&Austin の TVA-1 の回路設計も彼が手がけています。

EAR(エソテリック・オーディオ・リサーチ)は1979年ケンブリッジ近郊のハンティングトンに 設立。日本には1995年発売されたテレビの水平偏向出力管であるEL519/6KG6という真空管を 使用した EAR859 で初登場となります。

技術的にはエンハンス・トライオードモードという回路を使用しているのが特徴。
その彼がお気に入りの真空管 12AX7(ECC83) を片チャンネルあたり10本使って作り上げたのが V20。 日本では1997年年末に初めて紹介されています。

プレート損失1Wのハイμ小型三極管の12AX7を10本パラレルで使用し、プレート損失10W、 プラスグリッド・ドライブのプッシュプル動作として20Wの出力となっています。

出力トランスにはプレート巻線とカソード巻線が同一インピーダンスで4巻線設けてあり、 プレート負荷、カソード負荷を同時に出力トランスに送り込む「バランスト・プッシュプル・サー キット」なる回路技術で作り上げた、正面から見るとミッキーマウスの顔の様で、愛嬌もあり、 見た目にも美しいアンプの一つだと思います。

ちょっと線が細くて、力強さはあまり感じませんが、浮遊感の描写にも長けた、艶やかでしなやか、 美音の極値を聴くことが出来る、数少ないアンプの一つであることは間違いありません。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/EAR/V20.html

パラビッチーニ EAR V20
ハンチングトン Yoshino Ltd


エンハンスドトライオード回路とか使ってる。

そんな事よりパラビッチーニデザインのトランスがEARワールドを築いている感じ
おいおい! 未だビニールがかぶってるじゃん! びりびりっと剥がしてね。
エージングとか講釈抜きで直ぐ音出しましょう。

何でも地べたで作業するので敷いてある安物じゅうたんが写り込んじゃってます。
EAR V20サウンドを堪能するためにプリとか入れません
効率が良く速度型のビンテージ平面バッフルスピーカーで鳴らします。

ピカピカの厚みのあるクロームメッキでしょうか?つまみはゴールド全く傷など有りません。
トランスを止めているネジ類も金メッキされています、とても厚いメッキなのか
組み立て時のスレなども全くありません。

ずらっと並んだ可愛い見た事有る球達のヒーターが点灯しています。
放熱、発熱がとても少なく頬ずりできます。

ソロボーカルからメジャーなJazz、モノ収録のピアノやバイオリン
そして冨田でしょ!
完璧な明るい明瞭系、解像度も高く速度感も良い、全ての音が完璧に出ているその上に・・・・
パラビッチーニが薄笑いしている音です。

美音系なのでしょうかね?? 
解像度を上げるだけ上げてクッキリ系にしたら味も素っ気も無い

だからといって美音を加えるとオペアンプの音が前に出てきてホームセンターで売っているコンポの音になっちゃいます、安い日本製コンポを批判しているわけでは有りません。

表現出来ない域を美音と味で誤魔化していないんです、全て出して更にその上にパラビッチーニが脳を刺激し無限の広がりといつまでも聴いていたい味付け?何かを加えています。

120%の音なんです、20%がパラビッチーノの腕なんですね。
トランスは自分で巻いているという噂も本当だね。

何かが加味された音って病みつきになります、マークレビンソンの音を聞いたときと同じ感動です
決してブランド信仰じゃないんですが偶然体質に合う音でした。
球は音とは関係無しにブランド信仰が先走りしていますけどね。


相も変わらず全く表現力に欠けます、そんな球露屋は自己満足です。
理論や計算は詳しい方にお任せします。
自分が楽しければそれでオーライ そんな調子で迷走中です。
計算や理論など好きな方には鳥肌が立つほど不快なページです。
ココまで見てしまったそんな方にはお詫び致します。
楽しくオーディオしちゃってる余裕な貴殿に見て笑ってもらえれば嬉しいです!
http://www.tamaroya.com/sugoude/V20/EAR_V20.html


無限の宇宙感(観)に腰を抜かす EAR V20 Amp

パラビッチーニの世界を注入


EAR834Lがやってきた


EAR V20でパラビッチーニの世界を知ってしまった。
ESL57をフル制動させるKRELLとパラビッチーニのコラボが目的

バイアンプ仕様の出力も有るのでピオニールアンプも834Lを使えるようにしました。

回路は3段構成の真空管プリ、12AU7は某有名先生が大推薦大推奨する師と球露屋で探し当てた超優れ球に換装済みピアノの音が研ぎ澄まされてます、数秒でわかるもの凄さ

先生も感動した球だけ有りました。

情報が漏れて一時期某ショップが売ってたけど実際に音出ししてなきゃ格好悪いですね。

球露屋は実際愛用アンプに最高の状態でその球が使われています。
師と球露屋で調査入手した球と同じロット品を834Lに使いました。
ビューグルボーイの12AX7にも換装しましたが全然音は変わらす馬鹿に高いだけ
美音を聞いていない証拠かな、球の響きは不要です。


大げさに高低音を強調することなく繊細な伸びる高音は間違いなくParavicini

強力なKRELLで駆動されるESL57からは目を瞑ってもParaviciniとわかる高音に
高精度な低音から湧き出る音は間違いなく初期KRELLサウンドだった、目論み通りな感じ

強力な制動力で締まる音をESLから出す事には成功かな
簡単な構成のプリだけど何か秘密があるのでしょう、繊細でいてボリューム感もあり情報量の欠落どころか増えてるような・・

ピオニールも平面バッフルから出る音に更に締まりが出てタバコ噴かしながら繊細な中高音を楽しむお気楽セットとなりました。

聞き入るのも束の間・・こいつの出番でVR移植改造を行いました。
音が悪ければ戻しますけどね。

結果は見えてるんですね、クリアーさが更にさえました。
パラビッチーニサウンドを消さないために抵抗、コンデンサは変えません。
無限の宇宙感?宇宙観?を感じるパラビッチーニを消さないためです。

マイクロフォニクス対策も何気に施されています、ブチルテープで元に戻して完了です。

今後は球自体のマイクロフォニクス対策をする予定。
その予定は後にしてコンデンサ交換改造が先になりました。

その前に色々球を変えて検聴してからの作業になります。

シンプルなのに皆が認める音がする・・

デ・チューンにならないように注意して・・

左からイギリス製MKP、ロシア製の緑と白のポリコン

以前から素な音を出すロシアのミリタリコンデンサ、気持ちウエット感があり素晴らしいとプロからも評価をもらっているコンデンサ達

猿まねではないのですが。。本当に艶やかに奥行きも更に増し一皮むけたEAR834Lになりました。

もう修理も不可能かな?でも部品パーツは分けてくれるでしょ!
そんな事怖がっていてはパイロットランプ割ったり出来ません(汗)

こんな滅茶苦茶重い一枚物のパネルにも秘密有るかな?
ツマミも削り出しのずっしりした物でした。


気休めお呪いアップグレード

業務用プロ仕様のシリコン製真空管ダンパーを付けました。
音が落ち着いてるのか?換えたコンデンサが正解だったのか??
つけて置いても適度な力で止まっているダンパーは良い事はあっても悪さはしないと思い付けておく事にしました。

大きなMKPをグルーガンで付けちゃいました・・

ついでにダブルクラウンを付けたDACの音も聴きました。
ダブル王冠は伊達じゃないですね、王冠無しでも全く不満はありませんが聴いてしまうと繊細な所が出ている事に気が付き全体的に静寂感が増しています。
でも次期DACは違う物で照準は合っていますロックオン。
検聴が済み愛用のOPAMP無しのDACに戻して

球露屋にはあわないって・・それはないでしょ!
デュトワ指揮 ラ・メール(読み方わからん)を聴いちゃいましょう。
ドビュッシーの再起をかけた威信作見事ですね・あっそうだ

8パラDACの音も聴いてみました。

全部の楽器が一同に前に迫り出しています、特に低音が凄いです。
好きな人にはたまらない迫力です。

自分にはポスターを連想させるような音で何となく綺麗にペターッという感じ
音達が水彩画していないんです?
引くところは引いて出る時は出てと言う感じが欲しいです。

そんなわけで元のDACに戻して再検聴

まだ余熱で熱いグルーガンの上でわざわざ寝なくても良いでしょ!
結構な音量で聞き比べしていても良い音が出てるとそこで寝ちゃいます
これ以上の邪魔は無いと言うところでゴロゴロ言いながら寝てしまいます。
良い検聴スタッフです。
音にうるさい球露屋のロゴにもなっている超老猫は元気です。

どこにでもあるDACだと思い置いてあったDACもEAR834Lが調子が良いので
聞き比べする事にしました。

何だかなぁ〜 艶っぽくて独特な。。。好きな音

IVをトランス処理した奴じゃんタムラの小型トランスが付いています。
良い部品使ってるし音いいわけね。

続いてLITEの真空管バッファー付きDACは球露屋スペシャル!
と言っても球露屋の球にしただけど・・・音の違いが凄すぎです。
十分高級機に迫る繊細な音に”使える”感触

球露屋の球で一皮剥けた可愛い奴になりました。

オペアンプが見えませんね(秘)

フルエンシーDAC FN1242を搭載した"EMISUKE"氏デザインのDACの音を聴いてみました。
EMISUKEさんって凄いね! 数多くの楽しい完成度の高いPCBの配布本当にありがたかったですね。
今は配布を止めている様で残念です、何かあったのでしょうね?何となくわかる気もします。

フルエンシー理論とかそれに準じたデジタルフィルター回路等々
20Kcから上の所を補正している感じなんでしょうかね? レコード耳をお持ちの方に良いとか言われていた様な記憶があります。
講釈は技術のある方にお任せして先へ

おなじみのケースにギッシリとレイアウトされてます。
勿論フタもあり放熱フィン一体型のようなしっかりしたケースに収められています。
同軸入力か光り入力かは基盤上のSWで切り換えます

音は、重厚でウエット感があり艶やかとかそんな感じではなく軽快です。
軽やかで爽快な音でした。
音の違いがしっかり出るDACですね。
好き嫌いはあるでしょうが機会が有れば聞いてみても楽しいDACですよ。

つづいては”お気楽DAC”とか何かそんな愛称が付いている可愛い奴
TDA1545が2発付いたコンパクトなDACです。

EMISUKEさんの物とは違う作りのケースに収められています。

光りは無しの同軸入力のみです。

電源は小型でも電流が流せるスイッチング電源です。
全くノイズとか有りませんよ。

TDA1545のパラとオペアンプはOPA2134のシングルですね。

球露屋のメインDACと少しOUTレベルが低くてあわないのですが聞いた感じは軽い音です。
明瞭感は有りますが奥行き感とか重厚さは余り感じませんがデッキから直接出した
アナログ信号より断然解像度は上だと思います。
正しく愛称通りのお気楽DACでした。

偉そうな事言わせて頂くとDACから出た信号の処理がどれも同じようなんですね。
音の傾向が同じようなのはそんなところからも来ているのかも知れません。
完成度の高い音を出す役目をOPAMPに委ねた事で再現性が格段にアップし手軽に
上質な音を楽しめる様になった事は本当に感謝と敬意を表したいと思います。


アンプとスピーカーが接近してても100円均一のRCAケーブルでも良いじゃないですか
楽しければそれでオーライ
大会に出るわけでもないし・自分も楽しく装置も楽しく喜ぶそんな使い方をすれば
性能以上の音を出してくれますよ。
理論もあるでしょうが球露屋には到底分かりません!

理屈抜きで遊んでいます理屈好きな方理論的な方には不向きな球露屋ページです。
http://www.tamaroya.com/sugoude/EAR834L/EAR834L.html


248 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/09/14 23:28 ID:H02y/roY [1/1回]
聴けば判ると思うよ。
V20はマターリとしたイメージがある。


249 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/09/14 23:41 ID:k0U65/NE [1/1回]
やはりV20はマターリ系なんですかね。
899は少しはしゃっきりしているのかな?


251 : EAR859[...] 投稿日:02/09/23 18:30 ID:???
 久しぶりに、ジュリアフォーダムを聴いたら、うっとりした。


252 : しけーむ[] 投稿日:02/09/27 21:36 ID:OXmFKDR1 [1/1回]
V20はボサノバ聴くのにいい!

254 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/09/28 00:00 ID:???
V20って新品はもう手に入らないの?
生産完了??


255 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:02/09/30 15:37 ID:???
保守させていただきます。
>>254
V20は年間生産台数が限定されているそうです。


8 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/04 13:20
EARのプリメインアンプはそれそれ特徴があって面白いですね。
8L6は真空管の濃い音なのに音がしっかり前に出てきます。
低音にこだわる人、鳴らしにくいSPを使用している人ならこれでしょうね。

146 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/03 09:50
8L6ユーザーがいないですね〜。さみし。
859, 869ではスキーリしすぎで物足りない人はみんなV20に流れてくのかな?
非常に個性的な(マニアックな??)V20よりも、癖の少ないマターリ系として8L6のほうが万人向けのような気がしてます。
ストレートだけど味のあるいい音します。
V20買う前に是非8L6も聴いてみて欲しいです。

余談ですが、私の彼女はV20みて「耳がミッキーみたいでかわいい」といってました。

148 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/03/05 00:01
うちの妹が旦那を連れてきたときは
「なんと言ったら良いのかわからないけど、それ何?」ときかれた。
たしかに圧倒的にへんてこりんな存在感だよV20.

4 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/03 21:40
V-20使っていますがとても満足していますよ。
低域に関してはそんなに出る方ではないですが、高域、中域に関してはあくまでも私見ですがジェフ・ロ-ランドのコンセントラより上ではないかと思っています。
小編成の弦楽、ピアノトリオ、ソナタ、女性ボーカルなどはV-20でなければ出ない世界があると思っています。

12 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/04 23:04
うちもV20を使っています。
使っている部品の点数を考えると正直いって故障は恐怖そのものです。特に正バイアスで球を使っているV20の場合、真空管の動作が保証されている領域外での利用をしていることになりますから、事実上メーカーに球の交換をお願いするより方法がありません。
日本での値段は知りませんがUS$300ぐらいという話しは聞いたことがあります。
しかしそういう話はおいといて満足度は高いです。
869もいいと思いますが個人的には8L6のほうが良いと思います。
音質という観点からの話しではありませんが、869は出力がとれないのでスピーカーで悩むのではないでしょうか。
V20 に Concerto の組み合わせでもときどき物足りなくて12時で私は聴いています。これで869はちょっと不足かなと私は思いました。

417 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:03/04/02 02:08 ID:???
EAR869欲しいです。
一つ心配なのはいままで真空管アンプを使った事がないのです。
スレを読んでるとかなり発熱があるようですね。
取り扱いが難しそうですね


418 : V20信者[] 投稿日:03/04/03 01:01 ID:dxgVkxu0 [1/1回]
>>417
そんなに心配する事はないと思います。
発熱に関しては、通気の悪いラックを避ける事さえ気をつけていればまず大丈夫だと思います。
あと、電源スイッチのON/OFFを頻繁に行わない事。一旦電源を落としたら、次にONにするまで5分ぐらい間隔をあけた方がよい事と、何時間も音楽を聞かないのであれば一旦電源をOFFにする事。
一般的に真空管にとって良くない事を避けていれば、普通の真空管アンプよりEARはロングライフですから意外と取扱いはいいと思いますので、あまり神経質にならなくてもいいと思います。
それより、EARの音の世界を楽しむ方がずっとすばらしいオーディオライフを満喫できると思います。

5 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/03 23:36
V-20って真空管を20本使ってるそうですがメンテナスにお金かかりませんか?
真空管の寿命がきた時かなりの金額になりそうなのですけど。

257 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/01 23:26 ID:U3vzsnr8 [1/1回]
真空管って保守は大丈夫なの?
何年目でいくらかかるとか? その時期には部品が無いとか・・

9 : 1[] 投稿日:02/01/04 14:06
5さんが言ってるように、真空管アンプが欲しいんだけどちょっと・・・、
と考えてる人のほとんどが、真空管が壊れた時のことを考えてるんだと思うけど、寿命とかはどうなんですか?

258 : EAR859[。。] 投稿日:02/10/02 15:59 ID:???
 真空管の寿命は1万時間以上と書いてあったと思うが、詳細不明。
とりあえず、6年以上使用しているが、問題なし。
ただ累積で何時間使ったかはわからない。


259 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/10/03 01:20 ID:ezBSKQkK [1/1回]
1日2時間で13年程度って事?

6 : 4[] 投稿日:02/01/04 10:58
v-20に使用している真空管ですが、EARの創始者ティム・デ・パラビッチーニが真空管メーカーと共同開発して高音質、ロングライフなものになっているようです。


11 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/04 21:38
869のカタログには真空管の2万時間の耐久テストをクリアしたと書いてあった記憶があります。
取扱店なら交換可能だし、1度に全部切れるわけでもないし、EARの音が好きなら、気にするほどのものではないと思います。
気にするべきなのは発熱がスゴイのと、リモコンが無いことぐらいでは?

99 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/04 18:54
V−20の電源入れたときに真空管が「ピカッ!!」て光るのが気になるんですけど・・。


100 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/05 13:27
>>99
あれはオレもコワイ


22 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/05 14:32
V20でクラシックもいいけど、ブルーズとかボサノバのギターもいいよ。
熱くなることについては半端でないです。ボリュームも熱くて触れない(少々大袈裟ですが)くらいです。冬になったらオイルヒーターの代わりにもなります。

58 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/14 14:41
V20 と 8L6 ではどっちのほうが熱くなりますか?


63 : EAR信者[] 投稿日:02/01/16 22:59
>58
店でアンプに手をかざして感じる熱さではそんな差はないと思われるにょ。
(端から見るとあやしい行為だよなぁ〜)


64 : 58[] 投稿日:02/01/16 23:38
>>63 EAR信者様
V20 かっこいいのでほしいんだけど、使ってるSPが6オーム 84dBなので、やっぱ 8L6 の方が適当かなと、でも20wよりは50wの方が熱いかなと、思案してたら、中古でV20があったので注文しちゃいました♪
届くのが楽しみ♪♪
そこで素朴な質問です。インピーダンス6オーム標記のSPはアンプ出力8オームにつなぐべきでしょうか、それとも4オーム??
教えてください。


67 : EAR信者[] 投稿日:02/01/17 22:45
>64
うちのSPも6オームだがお店にきいたら8オームにつないだほうが音いいっていわれた。
でもってうちは8オーム端子につないでるね。
534モノ使いなんでつなぎ返るの面倒で4オーム端子との音質差は試してないなりよん。


68 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/17 23:17
>>64
EARではないですが4オームのスピーカーに真空管アンプ組み合わせています。アンプには8、4、2の端子が付いていますが、8オームが圧倒的に音は良いです。4オームの端子につなぐと、驚くほど平板で広がりのない、かつ周波数レンジ的に上も下も伸びがないつまったような音になります。技術的にあまり詳しくないので理由はよくわかりません。どなたか解説していただけるとうれしいのですが...


72 : EAR信者[] 投稿日:02/01/21 22:12
V20使っておしゃれなセカンドシステム組みたいなぁ。
534の取説みたらステレオ使用の場合、スピーカーのインピーダンスが8オームと16オームになってる^^;。
モノブロック仕様にすると4オームと8オームってことは最初からモノブロック仕様を意識してるなぁ。
もしかして同じパワー段の8L6もそうなのかな。


73 : 58[] 投稿日:02/01/21 22:20
めでたくV20設置♪
心配だったパワーハンドリングの点もおっかなびっくり鳴らしてますが、とりあえずOKみたいです。
出てきた音は、もう、笑いが止まらない♪♪
EAR信者II名乗りたい気分っす。


74 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/21 22:28
わたしも最初に音だししたときの感動は忘れません。
裏蓋開けるときはネジまわしたときに塗装がパリッとゆくので御注意を。
どうでもいいことだがEARのアンプって奥行きが深くて置きにくいです。

76 : V20信者[] 投稿日:02/01/22 22:51
>>73=58
わたしもV20にはまって、はや二年。
この崇高な音を一度聞いたらもう一生手放さないでしょう。

84 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/01/30 13:31
V20報告
冬の低い室温のせいか、心配されたほど熱くなりません。
フロント・パネル、ボリューム・ノブともに暖かいていど。
メイン・トランス・カバー、真空管のカバーはさわれなくはないていどに熱くなってます。
熱くなります。


85 : V20信者[] 投稿日:02/01/30 22:41
私が使いはじめた頃は夏だったこともあって、その熱さにビビッてしょっちゅうウチワで扇いでました(自爆)
今ではクワドラスパイアに替えたこともあって、気にせず使っています。
ただし御存じだと思いますが電源入れたままで音楽も聞かずほっておくのはチューブアンプでは禁物ですが、特にV20においてはとてもよくないと販売店、輸入元からいわれていますので、しばらくの間でも音楽を聞かないのであれば電源のスイッチを切ってやって下さい。


108 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/12 00:37
V−20使ってます。
>>85
いつも、使用後に真空管を冷却するつもりで1時間程度アイドリングしてから電源を切っているのですが、全く温度が下がっていない気がします。
真空管の寿命を考えると、さっさと電源を落としたほうがいいのでしょうか?


119 : V20信者[] 投稿日:02/02/14 03:37
>>108
音楽を聞き終わったらあんまり間を置かずに電源OFFにしたほうがいいですね。
いくらロングライフに特別設計していても真空管ですから寿命があります。
ですから少しでも長く現状の状態で聞きたいのであれば電源は早めにOFFです。


120 : 名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:02/02/14 16:46
>>108
V20はA級アンプだそうなんで、無音時もどんどん電気流します。
http://www.ear-yoshino.com/productdetails.asp?page=1&id=1



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46. 中川隆[-5692] koaQ7Jey 2018年1月08日 10:26:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

EAR - ヨシノトレーディング
http://www.yoshinotrading.jp/products/ear/
http://www.earyoshino.com/


EAR のアンプもパラヴィチーニが自分でトランスを巻けなくなってから色気やオーラの無い平凡な音になってしまいましたが、中古品なら EAR 861とかまだ昔のいいものが残っていますね


ヤフオク! - アンプ - 「Ear」の落札相場 - 新品、中古品(終了分)
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch/Ear/23792/

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47. 中川隆[-5856] koaQ7Jey 2018年1月14日 19:51:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ヤフオク!
英国製 管球パワーアンプ EAR 861 筆舌に尽くし難い美音!極上美品です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k288342919


状態:中古
個数:1
出品者 juntomo1234さん

開始日時:2018.01.11(木)13:13
終了日時:2018.01.16(火)20:13

開始価格:20,000 円
オークションID:

1月14日 14時 57分 時点で
入札件数28
残り時間2日
現在価格 135,000円(税 0 円)
最高額入札者:P*2*I*** / 評価 113

商品説明

英国製真空管パワーアンプ EAR861を出品いたします。

1996年発売のロングセラーモデルで、日本発売当時は 確か480,000円税別で
販売終了直前の価格は 1,280,000円税別まで上昇しました。


使用していたユーザーはセカンドユーザーで、無改造の極上美品を2014年11月に専門店で購入。

その時に出力管はすべて philips/ECG(旧Sylvania)製の40KG6Aの新品に交換してあります。

※この球は生産当時の都合で印刷がありません。


その美音をたいそう気に入っていたため、非常に大切に扱われていました。

この個体は1998年製ですが、メッキ部も腐食等見られずピカピカに光っています。

よくみればスレや小キズ、汚れがありますが、年式を考えたら奇跡の極上品です。


出品にあたり音出しチェックを行いました。

あくまでも聴感上ですが、左右のバランスも良くノイズも感じられません。

音は濃厚で非常に艶っぽいですね。リンダロンシュタットのボーカル最高です!

装備している philips/ECG 40KG6Aと同じ「新品の球を4本」お付けします。

※デットストック品のため、稀に新品不良があった場合はご容赦ください。

将来、輸入元ヨシノトレーディングで出力管の交換メンテナンスに出す場合、同梱すれば使用してもらえます。

そのほかの付属品は電源ケーブルのみです。


出品の品は、コンディションも良く外見も極上美品ですが、あくまでも年月が経過した中古品です。

細かいことが気になる神経質な方や、海外製品に不慣れな方は入札をご遠慮ください。


このモデルの詳細は下記ウェブサイトへ
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-861/


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48. 中川隆[-5855] koaQ7Jey 2018年1月14日 20:03:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ヤフオク! - 「EAR 861」の落札相場 - 新品、中古品(終了分)
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch/ear+861/0/


EAR 861 - ヨシノトレーディング
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-861/

標準販売価格:¥978,000(税込\1,026,900)
※日本での販売を終了致しました。


パラヴィチーニの天才ぶりが発揮された「エンハンス・トライオード・モード」回路を搭載。至高の芸術的感性が炸裂した群を抜く瑞々しさ。


パラヴィチーニが求めるプロフェッショナルな音楽録音/再生への情熱が生んだ、これまでの歴史上、誰もが考えもしなかった斬新なアンプ回路「エンハンス・トライオード・モード」を搭載したインテグレーテッドアンプ「EAR 869」は、その現代的で美しく瑞々しい音色で真空管アンプの新たな可能性を切り開きました。

コントロールグリッドとカソードを結んで同電位とした上に、スクリーングリッドへ信号を入力するという奇想天外な新しい3極管接続は、3極管ならではの美しい音色と高い駆動力を両立するために考案されました。

段間のカップリングコンデンサーを排除し、オーバーオールのネガティブフィードバックも掛けないという大胆な回路設計を有し、またこの回路を美しく響かせるためにパラヴィチーニ自身がデザインしたスペシャルワインディングの広帯域大型出力トランスもこの特異な「エンハンス・トライオード・モード」を完結するために見逃せない重要なデバイスです。

ここで重要なことは、パラヴィチーニは決して斬新な回路設計のアイデアを具現化するための目的でアンプ設計をするのではなく、第1に目指すものは常に「心地良い音」の再生であるという事です。そのブレることなき目指す音に対して、妥協を許さずサーキットやトランスを創造、構築し、欲する音に対して機械/回路側をリファインして理想の音へ近づけて行くのです。

これにより「EAR 869」は瞬く間にEARエンスージアスト垂涎の的となり、世界中に管球アンプファンをも広め、「心地いい音」「心地良い音楽」に対する認識を新たにしたのです。

そして、この「EAR 869」と同じ美しい音色のまま、より高い出力を求める声は日に日に高まり、結果としてパラヴィチーニは「エンハンス・トライオード・モード」をプッシュプルとした32W/ch(ステレオ)、64W(モノ)の出力を放つクラスAパワーアンプ「EAR 861」をここに完成させました。

情感たっぷりにリアルに、そしてミュージカルに唄うヴォーカルや、弦楽器の指板の上を華麗に舞う指さばきをも美しく描写し、また張りのある精彩なタッチのピアノの音色から音楽の持つ素晴らしさを新ためて気づかせてくれることでしょう。

高域がしなやかに伸び、その透明感を伴ったままに奥行き、拡がり、高さを感じさせる「EAR 861」のリッチで瑞々しい音色をお楽しみ下さい。


Specifications:

■パワーアンプ クラスA級 パラレルプッシュプル 

●出力:        32W/ch(8Ω)、64W(8Ω)モノ

●周波数特性:      20Hz-20kHz +0,-0.5dB

●入力感度:      0.9V

●歪率:        3%

●消費電力:      270W

●出力インピーダンス: 4,8,16Ω

●入力端子:       RCAアンバランス1系統、XLRバランス1系統

●使用真空管:     ECC83x2、PCC88x6、EL309x4

●サイズ:      W400×D420×H150(mm)

●重量:         29kg
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-861/


独特の美音を放つEARのアンプは熱狂的なファンが多く、僕もその一人かもしれない。数年前になるが新宿のダイナミック・オーディオで数台のEARを聞く機会がありEAR861のその美音には驚いた。視聴スピーカーのヨーロッパ小型スピーカーとの相性もあったのだろうが、とにかく美しいの一言。

それ以来レビンソンLNP2と合わせたらどうなるのだろう?と思っていたが過去に真空管パワーを使い失敗しているのですんなりと手が出なかった。数ヶ月前、会社近くのオーディオショップにEAR861があったので、相場よりも安いので失敗してもともと、と購入してしまった。サブとして置いてある

ガラード → ML6 → LNP2 → NO.29 →ロジャース LS5/9

に早速、NO.29をEAR861に換え視聴。

ロジャース LS5/9
http://audio-heritage.jp/ROGERS/speaker/ls5-9.html

いやぁ〜マイッタ。今までこのような絶品のLS5/9を聞いたことがない。何とも繊細で甘く美しい音なのだろう。
一つ一つの音の密度感はこのパワー独特のものでありEARのパワーの中では一番「濃い」音で、とてもトランジスタのアンプでは表現出来ないかもしれない。

EARのプリアンプの組み合わせで過去何度か聞いた美音とは別物の美音でLNPとEARの良いところが両方いい感じで出ている。EARは比較的聞く機会が多かったがスピーカーとの相性で時には独特の美音が消えてしまう組み合わせもあった。チョイ聞きでは判断できないアンプである
http://more.main.jp/zakkichou01.html  



[12初期非表示理由]:管理人:混乱したコメント多数により全部処理

49. 中川隆[-5854] koaQ7Jey 2018年1月14日 20:36:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

楠 薫のオーディオ三昧 2017年12月のオーディオシステム System3


私の原点とも言うべき、タンノイのスピーカーの中でも、最も欲しかった スーパーレッドモニターのお目見えです!

アンプはプリがEAR864、パワーがEAR861。

クラシック音楽はもちろん、ジャズも実に気持ちよく鳴らしてくれます。

タンノイではジャズは鳴らない、タンノイはクラシック音楽専用、ましてや畳の へやではジャズは絶対無理、などと言って憚らない方々にお聴かせすると、 目が点になって、絶句するのが楽しくて、ついつい、やり過ぎてしまいます。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/AudioSystem2016/audiohistory20160812.html

EARの EAR864B と EAR 861 は故障することもなく、修理を終えたタンノイのスーパーレッドモニターと共に元気よく 鳴っています。

EAR912 と EAR509 II はKubala・Sosnaケーブルを介してSonus Faber Stradivari Homageを鳴らすと、実にエロティック、 デカダンスの極みのサウンドを聴かせてくれます。

バッハ(Johann Sebastian Bach)のヴァイオリン・ソナタや教会音楽、中でも女性2声によるCouperin 'Motets'には 高貴さを通り越して、禁断の香りが漂います。

Tim de Paravicini氏はまだ健在で、アナログレコードに現在は精力を傾けている模様。
長生きされることを心より祈るばかりです。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/AudioSystem2017/audiohistory20171230.html

■ EAR paravicini 312 & EAR912 ■ 2013.12.3

11月28日の夕方、拙宅に

EAR912
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/

の試聴機がやって来ました。
試聴して、まず、思ったこと。

「やっぱり、Paraviciniの専門は真空管アンプだ」

トランジスターアンプとしては、

EAR paravicini 312
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/312/

は確かにかなり良い出来映えですが、 EAR912は、その上を行くようです。

EAR paravicini 312もトランス接続でParavicini作らしい音作りですが、 それはあくまで最も得意とする真空管プリアンプの延長線上で、最新のトランジスター・アンプならではの音作りまでは至っていないように思います。

あるいは、かつて、EAR paravicini 312とセットで出た Paravicini M100と組み合わせることを前提とした音作りだったのかも知れません。

拙宅で使用しているOCTAVE HP500SE/LEは、いかにもドイツを思わせる堅実な音作りで、 少し引いた感じで客観的に描写しようとするのに対して、EAR912の音は、人肌の温もりが伝わって くるほど演奏者との距離感が近く、吐息や唇の濡れ具合まで目前に迫ってくる感じで、その色気たっぷりのサウンドは、かつて私をとろけさせた、EAR V20の延長線上にあります。

先だって10月25日に試聴したEAR paravicini 312は音が少し硬質で、やや単調になりがちでしたが、

EAR912はバネのようなしなりがあって、それでいて弾ける時はパーンと、勢いよく目一杯弾けてくれます。

その弾け方が色気も伴いながらの、しなって弾力のある、ちょっとエロチックな感じで、やっぱりParaviciniはスケベだなぁ、と改めて感心した次第。

と、ここまで持ち上げといて書くのもなんですが、ダイレクトにLINN Klimax DSからFirst Watt SIT-1に接続、音出ししてみて、思わず唸ってしまいました。

それと言うのも、フルテックの電源プラグ、Fl-50M(R) & Fl-50(R)に換装したAET Evidenceを繋いで、ダイレクト接続では今まで聴いていなかったのです。

そのクリアさ、色彩感の豊かさ、前後感・奥行きの深さ、空間の広がりの見事さ……。

ヴェールがかかっていたのが数枚、取り払われたような感触です。

EAR paravicini 312の時もそうでしたが、プリアンプを繋いだらEAR色のヴェールが かかってしまって、色彩感とか、空間の広がりとかが減弱してしまいます。
ローエンドの出方も、ダイレクト接続に較べて自然な伸びやかさが影を潜め、ちょっと帯域が狭くなったような感じがします。

一方で、EAR独特の色気は加味され、力感は増します。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/ListeningReport/ListeningReport20131203.html


実は、2013年にヨシノトレーディングからプリアンプ EAR912 と

真空管セパレート・パワーアンプ EAR509 MkII
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-509/

を借りて自宅試聴し、EAR912 & EAR509 Mk IIの抱きしめたくなるような色気に惑わされながらも、素直で余裕のあるParavicini312とDan D'Agostino Momentum MONOの組み合わせに一時期、落ち着いたつもりだったのですが、Dan D'Agostino Momentum MONOの、質実剛健で筋肉質のサウンドは、Odinの爽やかで、 ここぞと言うときには凄みすら感じられる低域のスケール感を得た EAR509 II の前に、 僅差で敗れ去った次第。

Dan D'Agostino Momentum MONO、けっこう良い線行っていたのですよ、本当に。
もうちょっと、色気と繊細さがあれば、残っていたのかも知れません。

「そんなに胸、大っきくなくても、あまりまとわりつかず、そっと寄り添ってくれて、弾けるときは思い切り弾けてワクワクさせられ、一緒に居て(聴いていて)楽しいのが 一番」ってことで、決定となった次第。

でも、Odinの、新品のアンプが十分購入出来るほどの出費は痛かった!
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/AudioSystem2017/audiohistory20170503.html

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50. 中川隆[-5853] koaQ7Jey 2018年1月15日 09:46:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

EAR 「912」プリアンプ
定価:¥1,980,000 (税別)受注生産製品
http://www.dynamicaudio.jp/5555/5/osusume_hard_29.html

「音を音楽へ、音楽に深み、艶、潤いをもたらす
EARの技術の集大成の912 」

KING OG TUBE、そしてKING OF ANALOGと言われる
現代真空管アンプ界の鬼才:TIM de PARAVICINIの誇るEAR最高級プリアンプ

素晴らしいプリアンプです。

英国に拠点を置く、オーディオ機器やプロ機などでも多くの信頼や人気のある代表・エンジニアでもあるTim de Paravicini

Tim Paraviciniについてはこちらをご覧下さい。
https://www.yoshinotrading.jp/ear-tim-de-paravicini/

6/10 EAR代表のTIM de PARAVICINI氏が来店致しました!
詳しくはblogに掲載しています。
https://ameblo.jp/5555-5f/entry-11548443441.html

現在、真空管を使用した製品は数え切れない程存在していますが、このEAR 912はその中でも
特徴的であり非常に魅力ある音を聴かせてくれるのです!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

≪スペック≫ EAR912 / Professional Tube Control Center •フォノ入力:RCA x 2系統(MM,MC)

•ライン入力:RCA x 3、XLR x 2
•出力 : RCA x 2系統、XLR x 2系統

•リモコン音量可変

•TAPE出力 : 1系統

•周波数特性 : 20-20KHz + 0-0.3dB

•最大出力 :6V,600Ω 10

•SN : 90dB

•フロントパネル : MUTE,PHONO各種切替,INPUT,VOLUME

•消費電力 : 30VA

•重量 : 13kg

•サイズ : 490W×270D×135H

•使用真空管 : PCC88(7DJ8) x 5


※その他、製品詳細につきましては、

メーカーサイト
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/

より、ご確認下さい。

・・・・・・・・・・・メーカー説明・・・・・・・・・・・・・・・・・

パラヴィチーニがリファインを重ね、進化を続けてきた「真空管ートランスカップリング」というオリジナルのスペシャル回路がふんだんに使われた「EAR 912」。

驚異的な静寂性は、かすかな音の瞬きをも逃さず捉え、楽器の持つ固有のアタックを瞬間的に豊かな音圧で発音し、倍音を艶やかに、豊かに響かせながらナチュラルに減衰してゆくサスティーンを追い続け、 さらには減衰しながら耳に届く残響や反射音、自然なリバーブ感やエコー感が、その音楽が録音された時の部屋の様子までをも目の前に描き出します。

サウンドステージは、あくまでもナチュラルに横方向と縦方向へのパノラマ感を映し出しながらも、圧倒的な奥行きを感じさせるパラヴィチーニ/EARならではの立体的な3Dサウンドが、いつもの愛聴盤から新たな喜びを感じさせてくれることでしょう。

世界最高峰の耳を持つ音のプロフェッショナル達が探し求め、そして録音された超一流の音楽を、ナチュラルに、艶やかに、そしてドラマチックに再生する「EAR 912」。

美しい音楽を、さらに美しく、感動的な音色を、さらに感動的に。

新たな音楽からの衝撃を体感したいミュージックエンスージアストの方々へ贈るパラヴィチーニ渾身の作品です 。


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前回のEAR V12のご紹介でも同じことをご説明しましたが、改めて思う事ですが
“EAR”と言えば、最近でこそCDプレーヤー,DACを始めとしたデジタル製品を手掛けて人気ですが、やはり真空管を採用したアンプでしょう。

その中でも様々なシリーズが出ていますが、プリメインでもセパレートでも、その動作のほとんどが「真空管を採用したA級動作」という共通点が挙げられます。

A級アンプでは、常時フルで電流をかけている為に発熱も多く、比較的大型の製品が目立ちます。近年のデジタルアンプに代表される小型でハイパワーの製品の人気が高まる中、 大型で重量のある製品の需要は少なくなっている様な気もしますが、実は減るどころか増えて来ています。

その理由は単純に、やはり「音」の魅力に尽きると言えるでしょう。


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EARにはカタログを見てもラインナップのトップにはPARAVIINI312というモデルがあります

しかしこのアンプは基本的に生産が終了したM100というパワーアンプと対で使用してもらう事を前提とされたモデルなのです。

またEAR製品は全製品型番の前に「EAR」という愛称がつきますが、312はパラヴィッチーニ本人のPARAVICINI312という位置づけなのです
EARの製品とはまた「違った位置づけなので、EARのフラッグシップとしてはEAR912が最高のプリアンプなのです。

EAR912はEARのこれまでの技術や回路や設計をLINE,PHONO回路にも取り入れEAR至上最高のクオリティを持ち音楽の感動を再現する魅力があります。

912はハイエンドオーディオ多くの物と比較するとすれば、お世辞にもエレガントさを感じるものではなく、良く言えば機械美を感じる、悪く言えば無骨な、という表現をしてしまいますし

私も実際に見た時もそう思いました。 デザインこそ業務機を彷彿とさせます。しかし音を前にするとそれすらも好感に思うほ程の音色のパフォーマンスに大きな魅力を感じたのです

全体的に控え目なブラック仕上げで、ハンドルがついており、メカメカしく一般的に多く溢れるハイエンドオーディオのそれらの外観とは 大きく異なるものです。と、同時に自分たちの主張というのか、機器を通しての思いや意気込みも同時に強く感じるものでもありました。

しかし、結論から言いますがデザイン性は別にしても、パフォーマンスは大いに感動し驚くほどの魅力を味わえる製品でした。

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912はデザイン的にもプロ仕様の流れを強く感じますが、内容には非常に凝っておりEARのフラッグシップの期待以上のパフォーマンスを持ちます。

EARの音質の醍醐味でもあるパラヴィチーニサウンド「真空管ートランスカップリング」の技術が全てに使用されているのです。 この「真空管-トランスカップリング」の可能性を全て引き出すために、 トランスフォーマーのドライブ側とフィードバック側にそれぞれ独立したワインディングが施され、ハイクオリティー、ハイパフォーマンスなサーキットで912は成り立ちます。

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フロントパネル左側がフォノセクションで右側がラインレベルセクションとなります。


そして何とも素晴らしいのがPHONOの音質です

フロントパネル左側にはフォノセクションのMC ADJの20,12,6,3Ωの切り換え
MC,MMの切り換え
PHONO入力1,2の切り換えです

blogにおいてご紹介しましたが、 EARの考えとすれば基本的にプリアンプにはフォノがあり、912も拘ったPHONO回路がありますが、EARとしては最近発売された 868PLのプリアンプは注文時にフォノ内蔵の868PLかラインレベルプリアンプの868Lを選べるのです

基本的にプリアンプでPHONOが必要無いと言う方も多いですし、別途お気に入りのPHONOアンプをお持ちの方も多いですので 近年の考えとしては注文時に選択できるようになっているのです。

912はCD等のプリアンプとしてもPHONOアンプとしても非常に素晴らしい性能を持っています 内部にはフォノアンプの88PBの基本回路(¥689,000)が入っており、フォノの拘りを改めて感じます。
プリアンプを入れるだけで(変えるだけで)ここまで音楽が深く、説得力を持つものかと改めて「プリアンプの存在意義と必要性」を 強く感じます

高域、高域がではなく、音の存在感や説得力・・それが非常に濃く、そしてリッチに再現されるのです
バランスも非常に素晴らしくここまで偏りのない音色も素晴らしく、音の一音一音に生命力と言うのか温度感を感じるのです
声を聴いていても人間の等身大の表現から、僅かな空気の揺れや空気感の描写など克明に描き聴いていて楽しいのです。


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また各部にパラヴィッチーニの考えと拘りが具現化されています。
例えば考えは同じでも912だけに用意された機能として 912のデザインに印象的なこのメーターですが 一見、他のメーカーにもついている単純なメーターに思われますが違うのです。


このレベルは音量が0でも入力される信号に伴い常時反応しています。 これはアナログに代表される各盤によって出力レベルが異なるのを 目視で判断出来るものなのです。
例えばクラシックなどに多くあるダイナミックレンジが広い物などは ピークを越えているならば調節してピークの範囲内でのフォノEQで調節し ベストなレンジで音量だけを調節し、最高の状態で音楽を楽しむことが出来るのです。

CDの多くはLPと異なり、ほとんどがある程度平坦に処理されているので 気にならないかもしれませんが、LPでは盤によって大きく異なるものですので ここで目視で確認出来るものなのです。
つまりこのメーターはただの音量メーターでは無いのです。

パラビッチーニはこの912をただの音量可変と入力切り換えのプリアンプではなく
「コントロールセンター」と位置付けているように、言わばスタジオなどのミュージシャンが演奏したものを 調節したりする「コンソールの機能」をはたしているのです。

ですので、この出力レベルの確認の為に付いているので、このメーターのON,OFFは出来ないのです


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真空管アンプはその構造、動作がシンプルな故に出力トランスの音質の比重が非常に大きく最終的な音を決定づける程です。
OCTAVEを初め、ハイエンドの真空管を採用するブランドの中にはオリジナルのトランスから製造し採用する程に拘りがありますが EARもオリジナルトランスを採用しています。

真空管アンプはもちろんデバイスとして真空管のもつ独特の音色は重要です。
が、一番大事なのはエンジニアのパラヴィッチーニ氏も力説する「トランス」にあるのです。

トランスこそ最終的に音を決定づける最重要なデバイスであるからEARはオリジナルのトランスを使うのです。

真空管、トランジスタ等のアンプのデバイス云々の先入観抜きに、素晴らしい音質を秘めるプリアンプと言えます。912をシステムに入れるだけで音楽が、より楽しく、気持ちよく聴けるのですから大したアンプだと思います。
ハィファイさやレンジの広がりなどに固執することなく、音楽を音楽として脚色なく楽しめる魅力です

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912の試聴デモですが
今回から毎回多くのお客様からご要望を頂いておりますので試聴で日頃頻繁に用いるDISCの一部をご紹介します

・PAT METHENY / What's It All about (CD,LP)
・JACKJOHNSON / In Between Dreams (CD,LP)
・LOU REED&METALICCA / LULU (CD)
・小沼ようすけ / THREE PRIMARY COLORS (SACD)
・O-ZONE (CD,LP)
・CORRINNE MAY / FLY AWAY (CD)
・POSCHER (SACD)
・MABEL GONZALEZ / LA NOCHE DEL RIO DE LA PLATA(SACD)

使用機器は

私が絶大な信頼を置くSPの

MAGICO / Q3
http://www.dynamicaudio.jp/5555/5/osusume_hard_25.html

プリアンプには今回のEAR 912(比較として868L)

パワーアンプにはEARの

EAR 509U
http://www.dynamicaudio.jp/5555/5/osusume_hard_25.html

EAR 861
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-861/

の2機種

CDにはMEITNER AUDIO / MA2 またSACDにはESOTERIC / K-03

アナログにはHANSS ACOUSTIC / T-20 UNIVとカートリッジはPHASEMATION / PP300
フォノアンプは基本的にEAR 912内蔵のPHONO部と単体でのEAR324

オーディオは趣味ですので人それぞれお客様によって好みの音や方向性は人によって異なり、一概に音の良さの定義こそ様々あり一言では言えませんが、人間が聴いていて気持ちのよい音と言うのは共通してあると思います

長時間聴いていても(店頭で一日中聞いていても)聞き疲れすることないどころか、音楽の楽しさや深さを十分味わえるものです。
そして組み合わせをあまり選ばないのも素晴らしいです

店頭ではいくつものアンプを組み合わせますが、やはりというかEAR同士の組み合わせは一番落ちつくと言いますか
お互いの良さを100%生かす能力があります。

プリアンプはコントロールセンターとしての重要な役割がありましす、パワーアンプはそれらを電力としてSPを駆動するものです

当然それらの相性や音の方向性など少なからずありますが、EAR同士は気持ちの良さが何倍も膨らむのです。

EARはV12の記事でも紹介しましたが、真空管アンプであり、真空管アンプ以上の性能を感じます。 つまり構造云々ではなく、音としてのトランジスタの良さと、真空管の良さを高いレベルで兼ね備えています

非常に密度が高く、奥域感がも素晴らしいものでもあるのです
LPとCDの差を縮める事が出来るのです。

それは二つの意味もありCDとLPを比較するとやはりLPの怒涛の滑らかさやLP特有の雰囲気には敵いません

しかしそのLPと聞き比べても912はCDの音が本当に情報量高く、それでいて滑らかで点が線になったような音の繋がりの良さを 感じるのです

またLPと比べるとCDはSNは非常に高く、奥域などはDISC再生の魅了ですが、それらもLPで聞いてもLPの持ち味に加えて DISCのメリットが加算されるのです。
言い換えればCDが上質のアナログ再生の様に鳴り、アナログが上質なCD再生の様に表現されます。 それでいて脚色感や色付けを感じないのですから非常に素晴らしいプリアンプと言えます

EARはSPECやハィファイさやレンジなどではなく、音楽をどっぷり浸かれる素晴らしい音を秘める貴重なアンプと言えます

比較として

868PLプリアンプ
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/

も比較して試聴しましたが、868PL自体も非常に素晴らしく、EASRサウンドを堪能出来、素晴らしい音がするものです。
しかし、暫く聴いた後に912を聴いてみると、世界観というのか、音楽の説得力や深みが数段と上回っているのです。 その違いは、ある意味ではEARサウンドしては多少の違いであるとも言えますし、子供と大人程の違いがああるのです。
そしてパワーアンプをグレードアップしたかのような低域感やスケールが大きく増し、一回りも上手なのです。

組合わせとしましてはフラッグシップ同士の912と509Uのモノラルパワーを組合わせましたが、両者の表現は非常に素晴らしいものですね。

いくつかのブランドでも試しましたが、EARの個性や持ち味を最大限生かすのも509U、もしくは

ステレオのEAR 890
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-861/

が一番相性が宜しいです。

890もEARの中でもパワフルでワイドな音色が持ち味です。509Uとの組み合わせは抜群のセパレーションを前面に包み込まれる様な音色から、怒涛のパワー感まで網羅します。

もちろん単体でのパワーアンプの魅力も十分に推薦出来るものです

どんな音楽も神経質に聴かせずに音楽を音では無く音楽として楽しめ、そして聴き疲れや飽きのこない音で満たされます。

では最先端の音かというとそれは異なり、EARの特徴でもある、ハイファイさとは異なり、主観ですが、むしろそこまでレンジは欲張っていない様に感じます。 しかしワイドレンジやハイSPECとは大きく異なる方向性ですが、音が良い、音楽が細かい事を気にせずどっぷり楽しめる・・それがEARの最大の特徴です。

前回の

V12
http://www.dynamicaudio.jp/5555/5/osusume_hard_26.html

をご紹介し、多くのお客様にお求め頂き、お客様の感想で一番多いのが
「音が良い」ではなく「音楽が楽しい」という声が一番多いのです(もちろん音も非常に良いですよ)

パラヴィッチーニは自信のEARの音を以下の様に表現しました

「ワイドでクリアなサウンド。
更に加えるなら真空管の音でもトランジスタの音でもなく、 真空管のアンプにはトランジスターのフォーリングを、トランジスタアンプには真空管のフィーリングが入っているということ また電気のルールだけでなく、アートの感覚も大事です。だから100%全員にEARを好きになってもらおうとはおもっていない。

ただし音に色付けをしてはいけない。あくまでも自然な音にすべき。それがEARのフィロソフィです

それを既製品の「回路に似せたりするのではなく、あくまでも独自の設計で製品を作るのがモットーであり、それで勝負したいのです」


また製品の話とは前後しますが EARについて、これまでご愛用のお客様を初めにお客様からサポートに関してお問い合わせを頂くので お知らせ致しますが
現在の輸入元のヨシノトレーディングは近年設立された新しい輸入元という存在ですが EAR代表のパラヴィッチーニ氏の奥様の芳野代表が起した会社であり言わば日本支社と言えます

私は製品はお客様に販売してからお客様と繋がりが出来ると思いますので販売後のサポートなども製品を販売する上で非常に 重要にしておりますし、安心したサポートが受けられない製品は推薦いたしません

ヨシノトレーディング以前の輸入元では確かにサポートとに関してはお客様に迷惑をかける事もありましたので 製品の販売自体をしない時期もありましたが、ヨシノトレーディングになってから製品の修理やサポートに関しても安心出来ます

EARはその長いキャリアもあり古くからご愛用頂いているお客様もいますが、今後とも修理やサポートについては 安心してお申し付け下さいませ。基本的には供給パーツが無くなるなどが無い限りこれまでの生産した製品はサポート出来るとの案内を頂いております

どうぞご安心してご愛用下さいませ


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音の良さを最大限に考え機能はあくまでシンプルに、
真空管の良さ、アンプの良さ、機器を所有する面白さ、そして音楽の楽しさ、心地良さ を感じて頂ける製品

高価な製品ですが、それに匹敵する音楽の説得力で訴える魅力の製品として皆様の選択種の一つとして推薦いたします。
http://www.dynamicaudio.jp/5555/5/osusume_hard_29.html

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51. 中川隆[-5852] koaQ7Jey 2018年1月15日 09:49:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

EAR 912 \1,980,000(税別)
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/

EAR社の創立25周年を記念し、またEARのチューブ・テクノロジーの集大成として作られたプリアンプが912です。最高級プロ仕様のMCヘッドトランス付フォノイコライザーを搭載しLINE入力PHONE入力の双方で、最高の真空管サウンドを実現します。


試聴機が届けられる前と届けられたとき、正直これが「198万円」という印象がぬぐえませんでした。

しかし、その音を聞いた後ではその価格が「高い」とは思えなくなってしまいました。

今回のテストではCDプレーヤーとトランジスター・プリメインアンプの間に繋いで音質をチェックした(プリアンプのテストでは、音質がどの程度"失われるか?”を確認するため、必ずこのチェックを行います)のですが、驚いたことにCDプレーヤーの価格が一桁上がった!?のではないかと思えるくらい音が良くなったからです。

単なる音量/音質調整器としてのプリアンプを超えた、「音を良くできる(失われた音を復元できる)」プリアンプ(アナログコンピューター)としての能力を兼ね備えプリアンプが EAR 912です。


912を通すと音が浄化されます。

デジタルとトランジスターの組み合わせでは、避けられない「粉っぽさ」や「とげとげしさ」が完全に消え、高域が透き通ってバイオリンの倍音が美しく伸びてゆきます。響きに潤いが出て、部屋の天井を取り払ったように大きく音が上に広がります。

電気的に感じられた倍音の硬さが取れ、弦楽器の高音がまるで生演奏のようにスムースでスィートになります。

どうすればこんな音が出せるのか?全く理解できませんが、アンプやスピーカーが消えて演奏会場に居合わせているような雰囲気です。

過去に数多くの真空管プリアンプを聴きました。驚くほど音が良い製品も沢山ありましたが、これほど「色づけを感じさせないプリアンプ」は今までに聴いたことがありません。優しく透明で、スムースな音。解像度感も抜群です。


濁っていた響きが整理され、各々の楽器の音がクッキリします。ボーカルの定位が改善し、口元が引き締まります。

ボーカルと伴奏の前後関係が改善し、立体感が増しています。

中でもボーカルの明瞭感の改善は驚くほどで、CDをSACDに変えたくらい音が良くなります。最高の電源ケーブルとラインケーブルを奢っても、これほどまで音質が改善するか?俄には信じられないほど、音が良くなりました。

極端な例えではなく、20万円のCDプレーヤーを200万円のCDプレーヤーに変えたくらい、音が良くなります。

シンバルの切れ味や響きのリアルだけではなく、すべての音の実在感とリアルさが大きく向上します。クラスの違うシステムを聴いているようです。プリアンプだけでこれほど音が良くなるのは、驚きを通り越して衝撃ですらあります。


響きの長さ、演奏会場のサイズがまるで変わります。

楽器の織りなすポリフォニックの構造の精度、大きさ、美しさは912を使う前とまるで別物です。現在使っているCDプレーヤーは58万円のX05/Ultimateですが、このプレーヤーをトップモデルのUX1SE/Limited+Antelope OCXの組み合わせにしても、ここまで音は良くならないかも知れません。

CDで聞き比べましたが、912の音質改善をたとえるなら「CDがSACDになったよう」ではなく、「CDが高音質レコードになったよう」という例えが正しいと思います。すべてにおいて改善が著しいので、どこがどうなどと個別に音を評価できません。

外観は素っ気なく少々安っぽい感じも受けますがその音は素晴らしく、メーカー希望小売価格を遙かに超える価値を感じます。真空管プリアンプでこれほど感動したのは、10年以上前に中古で入荷した Audio Research SP10を聞いて以来かも知れません。

同価格帯あるいは遙かに高額なトランジスター・プリアンプを聴きましたが 912と比べれば、私にはそれがただの「音量調節器」としか思えないほど 912が素晴らしい音に感じられました。


プリアンプはパワーアンプには欠かせない「音量調節器」なので、一般には「音を良くできる」という認識はないと思います。また、CDとパワーアンプの「間に入る」のに「情報量が増える」というのは、理解しにくいことだと思います。しかし、今までの経験から良いプリアンプは確実に音を良くすることがわかっています。

電気的には、プリアンプを使うことで信号のインピーダンスが下がり伝達能力が増すため「伝わりきらなかった細かい信号が消えずに伝わり」情報量が増えると説明されます。実際聞いた感じも説明のイメージに近く、良いプリアンプを使うことで細かい音が出てレンジが広くなります。しかし、 私は、ちょっと違う考え方をしています。それを説明しましょう。

プリアンプではなくケーブルでも音が良くなりますが、プリアンプと同じように電気的に説明すると「ケーブルによって消えていた(損なわれた音)が、良質なケーブルを使うことで伝わるようになる」となります。しかし、それでは「測定器のケーブルを変えると得られるデーターが良くなる(改善する)」という矛盾を抱えることになります。測定器ではケーブルの良否を判断できない、聴感上はあれほど音が変わるケーブルを測定できない。測定器に使われているケーブルは、オーディオ用よりも遙かにお粗末なのに得られるデーターは正しい。この矛盾をどのように解釈すればよいのでしょう。私は電気的な説明と違うことが起きているに違いないと思いました。

聞こえる音が変わるのは、電気的な情報損失ではなく人間側(聴覚)の問題だと考えています。人間の聴覚は類似する音に非常に敏感です。関連がある音の「あるなし」の聞き取りでは、測定器を遙かに超える感度を持っています。しかし、物理的に耳殻の構造を調べても、それほど小さな感度の音を拾えるようには思えません。そこで人間の驚くべき聴覚の秘密は、耳ではなく脳にあると考えました。耳が電気信号に置き換えた「音」が脳の中を広がるとき、信号の強い弱いで伝達速度が変わるはずです。また、類似する信号は重なって強まるはずです。つまり、細胞内を伝わってゆく電気信号の形は、音の大小ではなく「神経刺激の伝達パターン」に大きく左右されると考えられるからです。

ケーブルやプリアンプの中を音楽信号が通過すると、その振動(エネルギー)により、響き(付加振動)が発生します。それによって「特定の音響(神経刺激)パターンが強化される」ということは十分考えられます。つまり電気的な情報の変化よりも、「音響パターンの変化」に注目することで、些細なことで音が大きく変わって聞こえることを説明できると思うのです。

真空管プリアンプ(真空管アンプ)は、真空管という「物理的な響きを伴う増幅素子の存在」によって、物理的に信号に響きを付加します。エコーチャンバーやエフェクターのような働きです。EARはこの「響き」を見事に味方に付けて、失われた音楽信号の「パターン」を復元し、人間がいい音と感じる「パターン」を作り出す(強化する)に違いありません。 そう考えると912の素晴らしい音質を理解できますし、失われた音を復元できる装置(つまり非常に高度なアナログコンピューター)と考えれば、その価格も十分納得できると思うのです。

912は単なるプリアンプではなく、最高の音楽復元装置でした。 以前高価な真空管プリアンプとしてEMT JPA66を聴きましたが、さすがにレコードは超高価な昇圧トランスを搭載するJPA66に敵いませんでしたが、CDの音質に関してEAR 912はJPA66を足下にも寄せ付けないくらい素晴らしい音を出しました。

オーディオ機器を単純な「増幅装置」と考えるのは間違っています。それは失われた「音と音楽」を復元できる非常に高度な装置なのですから。
http://www.ippinkan.com/ear_912.htm


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52. 中川隆[-5851] koaQ7Jey 2018年1月15日 09:55:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ヤフオク! - 「EAR アンプ」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search;_ylt=A7dPDh.6.1tapXsA8BZAPDh8?p=EAR+%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97&aq=-1&oq=&fixed=0&ei=UTF-8&auccat=&slider=0&x=0&y=0

ヤフオク! - 真空管アンプ - 「Ear」の落札相場 - 新品、中古品(終了分)
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch;_ylt=A7dPFlfc.lta.04ASYCuGDx8?p=Ear&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&auccat=2084037423&slider=0&x=0&y=0

[12初期非表示理由]:管理人:混乱したコメント多数により全部処理

53. 中川隆[-5850] koaQ7Jey 2018年1月15日 10:02:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2016インターナショナルオーディオショー感想+おまけ - Innocent Key

EARです。

http://innocent-key.com/wordpress/?p=7036

ここは完全に独自の世界です。個人的に真空管はそれほど好きじゃないのですがEARは聞かせます。好みではないが確かな説得力が有るというのは相当の実力がある証拠です。非常にレベルが上ってくると好みを超越した絶対的な説得力が出てきますがEARはそれを持っています。EARは何を聞いても悪いと思ったことがありません。それだけ圧倒的な世界観を構築しています。

音は明らかに個性的で、原音忠実とか無色透明とは程遠い方向性です。かなり濃厚でどろっとしている雰囲気があります。古いジャズとか艶めかしいボーカルの曲とかが合いそうです。ただし重要な事があります。この説明だけだと典型的な見通しの悪い、濁った質の悪いアナログとか真空管のイメージとかぶってしまうのですが、EARは優れた透明感がありアナログの質感と両立しています。そこは重要な違いです。

現代ハイエンドの典型的な描写がアクリルとかガラスのような硬質なものを透明に磨き上げて風景を見ているイメージなのですが、EARはそうじゃなくて粘性がありながらもかなり透明度の高い液体がゆらゆらゆれている水面ごしに風景を見ている感じでしょうか?表現が難しいです。決して忠実ではないとわかっていてもその音は心地よいのです。

悪い真空管やアナログは水面が不純物だらけで濁っているのですが、EARは真空管でありながらもレベルの低い価格だけのハイエンド機よりおそらく透明度が高いです。なのでEARはオーケストラとかも良い雰囲気でなると思いますが、音数が少ない曲のほうが一つ一つの音色にじっくり集中できていいでしょうね。とにかく理屈じゃない魅力があります。
http://innocent-key.com/wordpress/?p=7036

オーディオ万華鏡(真空管徒然日記) 2016年 03月 02日
http://tubeaudio.exblog.jp/25439473/

プロフェッショナル用のレコーダーやアナログレコードのカッティングマシン、マイクロフォンアンプ、イコライザー等々を含むレコーディング機器のみならず、ハイエンド民生用真空管機器で知られるイギリスの EAR(Esoteric Audio Research)の音をたっぷり聴いてみようということでヨシノトレーディングのKさんにゲストでお越しいただきました。

設計者ティム・デ・パラビッチーニさんの主張やEARの音の魅力を実際自分の耳で聴いて確認できる2時間です。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12344154.jpg


スタジオに登場した最上級真空管プリ

EAR 912
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/


レコーディング/マスタリングスタジオでのプレイバック用にデザインされた多機能プリアンプです。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12343831.jpg


写真に写っているターンテーブルは同じくヨシノさん扱いの Clear Audio。

収録では

ラックスマンのベルトドライブターンテーブル + オーディオテクニカAT33

をリファレンスに使いました。


http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12343687.jpg


最初に登場したのは

EAR V12
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/v12/


EL84 の3パラPPで 50W/chのプリメインです。

面白いと思ったのは電圧増幅段に ECC83(12AX7)が 5本/ch使われていること。

Kさんによれば前作 V20 の回路の名残りとのことでした。

Kさんの指示で単独でなくプリ(912)を使って音出し。
やはりプリは必要なんだよね!という点で激しく同意!!

EAR の音というと暖色系でしなやかさと艶があり、Kさんはこれを”Moist”(湿度感のある)と表現されていましたが、まさにそんな音。

或る意味個性的でありながらも、一度この妖しい音に魅せられると他のブランドのアンプの音では物足らなくなる…そんなコアなファンに支えられている EAR の世界観です。

フワッとしたヴェールを一枚被ったような空気感が独自の世界観を作り上げています。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12343189.jpg


続いて登場は

EAR 890
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-890/


ここからはアッテネータレスのパワーアンプです。

このアンプは KT90 のパラPPでステレオ 70W/モノ140W の切り替えが可能。

EARのアンプは東欧製の現行球を使っていることが多いのですが、ボンネット越しに見える KT90 はJJ製かな?…という感じでした。もちろん EARマーク入りの選別品です。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12342872.jpg


これが上からのショット。

電源トランスが全面中央、出力トランスが背面左右にレイアウトされた独特のデザインです。

これを見るとパラヴィッチーニさんが 70年代に設計した

マイケルソン&オースチン TVA-1
http://audio-heritage.jp/MICHAELSONandAUSTIN/amp/tva-1.html


に共通した何かを感じます。

ちなみにパラヴィッチーニさんは一時期、ラックスに招聘されていたことをご存じの方も多いかもしれませんね。

この 890 はひと言で言えば更に”熱い音”。

ざっくりと大きめの粒立ちを際立たせながら豪放磊落に鳴らすのに向いているアンプと感じました。

日本製の真空管アンプでは決して聴けない何か…それが何かと言っても適当なワードが思い浮かびませんが、ある意味”追い込み過ぎない”良さというか、磨き上げすぎて音ばかりに耳が行ってしまいがちな現代オーディオに一石を投ずる存在としてこのパワーアンプの存在は愉悦的ですらあります。

http://tubeaudio.exblog.jp/iv/detail/?s=25439473&i=201603%2F02%2F85%2Fb0350085_12342262.jpg


そして3機種目は EAR のファーストモデルにして今でもリファレンスとして君臨する

EAR 509
http://www.yoshinotrading.jp/product-details/ear-509/


スタジオユースのために設計された PL519 のモノラルPP(100W/ch)です。

PL519 は元々 TV用の水平出力管。

私もこのアンプを聴くの初めてだったので興味津々でしたが、この 509 は他の EARアンプとは全く違った表情を見せました。


暖炉の前で人々が集うようなリラックスを感じさせる EAR のイメージとは一線を画すシャープでハイディフィニッションな音。

低域の締まり具合も他のモデルとは全く異なります。

スタジオでのモニター用途というだけあって他のモデルよりかなり客観性のある表現で、V12 や 890 からは聴こえてこなかった音のエッジも現代スピーカーとのマッチング上、有利といえます。

初めて Marantz9 を聴いた時のことを思い出しました。
そんなリリシズムを感じさせる表現です。

Kさんとの対談のなかで、EAR というブランドはオーディオ用途以外の真空管をファイナルに使ったり、Enhanced Triode Mode というある種エキセントリックな動作回路を発明したりされていますが、コンベンショナルな回路や真空管はなぜ使わないんでしょうね、300B や 2A3 というタマは決して EAR からは出てきませんね…

という風に水を向けたところ、Kさんが仰るには

既にあるものを焼き直したり改善して何かを良くするという発想ではなく、パラヴィッチーニさんば常に他にないもの、新しいものを指向しているんです…

と仰っていました。ナルホドそれは素晴らしい!
http://tubeaudio.exblog.jp/25439473/



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54. 中川隆[-5849] koaQ7Jey 2018年1月15日 10:10:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

E.A.R|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864431.html

真空管&TUBE AMPLIFIER|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10088558047.html



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55. 中川隆[-5898] koaQ7Jey 2018年1月15日 19:57:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ヤフオク! - 「spendor BC」の落札相場 - 新品、中古品(終了分)
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch;_ylt=A7dPDh_Wh1xaq0cA8xeuGDx8?p=+spendor+BC&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&slider=0&auccat=0&x=0&y=0

ヤフオク! - スピーカー - 「spendor」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search;_ylt=A7dPFlgoiFxalBAA84tM2jp8?p=spendor+&aq=-1&oq=&fixed=0&ei=UTF-8&slider=0&tab_ex=commerce&auccat=23812&x=0&y=0


サウンドトレール Trail仕様 スペンドールBC‐U
http://soundtrail.co.jp/p04.html


56. 中川隆[-5890] koaQ7Jey 2018年1月16日 16:16:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

スペンドール BCUを修理する 1 May 13 2016
http://guri2525.blog.fc2.com/blog-asyuracom-224.html

アナログ専用のサブシステム(そんな大げさなものでもないけど)で使っているスペンドールBCUが最近とても歪っぽい音を出を出すようになり、且つ低音域は場合によってはまともに音がでないこともある状態になってしまった。

これまでもツィーターを英国から取り寄せて新品に取り替えたりと目立って悪いところはコツコツと治しながら使ってきたけど、今回もこのままではスピーカーとして使い物にならないほどの症状。

こういうスピーカーは理屈ではなく出てくる音色を楽しむもので、一度気に入るとなかなか簡単には代わりが見つからないし自作で同じものも作れないので今回も修理を試みる・・


低音がまともに出ないことがあるし、歪っぽい音がするのも低域からなので悪いのは明らかにウーハー。
原因を探るためにウーハーを軽く指で押してみると、ザラザラと擦れたような音がする。
擦れる音がするのはコーンの左がわを押した時だけで、右側を押しても音はしない。
どうもボイスコイルがセンターから傾いたかズレたかでマグネットなどの周囲に当たって擦れてる感じ。


このユニットのエッジはゴム系だけど、そのエッジをよく見ると引っ張られてる部分と弛んでいる部分があってエッジの張り具合が均一でない気がする。
エッジのゴムが劣化してそうなっているのかそれとも駆動部分が悪いのかはっきりと区別できないので、とりあえずエッジのゴムを外してコーンをフレームから解放してみることにした。

いつも作業をする部屋へ移動。


BCUは裏側が蓋になっているので木ねじを外して裏蓋を開ける。


BCUは構造としてはかなり単純で裏蓋とバッフル板は12mm厚程度の合板。それ以外は10mm厚程度の合板で、特に補強材はないので、箱はかなり鳴り響く様に作られている。

バスレフダクトはバッフル板の穴のみ。
このスピーカーでチェロなどを聴くととても心地良いんだけどこの箱の響きが大きく影響しているのは明らか。

こういうスピーカーは理屈ではなく感性で作られているし材質や板厚の微妙な違いも大きく影響するから、ATCなどの様にがっしりしとしたものよりもむしろ微妙で、同じ音がするものを真似して作ることはまず無理だろうと思う。


木材による補強はされていないけど、バッフル板以外の面にはこのようなちょっと密度の高い制振材が張られていて微妙に音作りされている。

吸音材はやや密度の高いスポンジのようなものがバッフル板以外の全ての面に貼ってある。

全体の構造だけを見ると40年以上前で2本で40万円近くという値段はちょっとボッタクリのようにも思えるけど、音を聴いたら40万円でも欲しくなった気持ちは十分理解できるし当時のヒット作かつその後もロングセラーとなったのも納得する。

かっこ良く言えば物体を買うのではなくて音を買うということかな・・


などとあれこれ考察しながらユニットが外れた。
http://guri2525.blog.fc2.com/blog-asyuracom-224.html


スペンドール BCUを修理する2  エッジを剥がす
http://guri2525.blog.fc2.com/blog-asyuracom-225.html


今回の症状(低域の歪や音が出なくなる)の原因は十中八九エッジのヘタリにあると思ってはいるものの断定はできていない。

何れにしても古いものなので自分で治すかユニットごとどこかで見つけて交換するかBCUを諦めるかしかないのでやれることをやってみる。

ということでエッジを外す。
まずはガスケットを剥がす。また使うのでできるだけ原型が残るようにカッターなどを使いながら慎重に剥がした。

ガスケットを剥がし終えたところ。一部剥がれにくかったところはエッジのゴムごと剥がした後にゴムを取り除いた。

コーンが曲がらないように注意しながらエッジをフレームからめくって剥がす。
ウレタンと違ってゴム系なので剥がしやすい。


コーンからエッジをめくって剥がす。カッターで隙間を空けて指でコーンを押さえながら剥がした。


コーンがフレームから解放された。この状態で見る限り外観的には異常がない。
手でコーンを持ち上げて上下させてみてもどちらかだけが擦りやすいということもない。

結果的にはっきりとはわからないけど、恐らくエッジの不均一な劣化によるものだろうと決めつけてエッジを買って貼ってみることにした。


エッジはファンテックさんへボンドとセットで発注。
当然ながら完全に一致するものはないし更にラバーは種類が少ないのでコーンの接着部分とフレームの接着の寸法で一番妥協できるHR08を選定した。

到着次第エッジを張る。
http://guri2525.blog.fc2.com/blog-asyuracom-225.html

スペンドール BCUを修理する3  エッジ張り
http://guri2525.blog.fc2.com/blog-asyuracom-226.html

注文していたエッジが届いた。
ボンドセットで注文したのでエッジ(実際にはもう1枚)のほか、ボンド、ボンド用の筆、そして説明書が同梱してあった。

まずコーンにボンドを塗って少し乾かす。


エッジ側にもボンドを塗る。コーンに付く部分は塗りすぎた気がしたのでこのあと拭って少し減らした。

ボンドは見た目も塗った感じもほぼ木工用ボンドと同じ。プラスチックやゴムにも着く木工用ボンドがあるけど、それと同じものかも。


エッジをコーンに乗せ、コーンとの位置を調整して、あとは指で押さえた。その後エッジとフレームも指で押さえて貼り合わせ完了。


2時間ほどおいて剥がしてあったガスケットを張った。
ボンドはプラスチックやゴムにも着く木工用ボンドを使用した。

エッジ張り完了。このま放置して乾燥。
http://guri2525.blog.fc2.com/blog-asyuracom-226.html

スペンドール BCU(BC2) を修理する4 チェック・試聴
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#cbtm

ユニット取付け。


一番上のスーパーツィーターは中古で買ってしばらくしてから英国のショップから新品を個人輸入して交換した。

40年前のスピーカーのユニットがまだ新品で存在することに驚いた。

今回の修理でウーハーにも手を入れたので手を入れてないのはツィーターのHF-1300だけとなった。

バッフルやユニットなどの取付ネジも錆がひどかったのですべて真鍮ネジに交換してある。

手入れを続ければ一生使えそう。

エッジ交換前と同じように指でコーンを押してチェック。
幸い何処を押しても交換前の様に擦れたような音はせず、原因はやっぱりエッジの不均一なヘタリだったらしい。

押した時の弾力感も交換前とは違う。

もう一本も、それほどひどくは無いもののやはり指で押すと音がする位置としない位置があるので遅かれ早かれだめになるし、左右の音を揃えるためにも張替え。


その後一日放置して昨夜試聴してみた。
低音はしっかり再生されて歪も無くなった。一安心。

じっくり聴いていくと低音は交換前よりも下まで出ている感じ。全体に少し音の重心が下がった様なそんな印象。

交換前の音がいつのまにか正常でなくなっていたものが元に戻ったのか、交換によって音が変わったのかはわからない。
切れはあまり変わってない気がする。

まだ張り替えて初めて鳴らした印象なのでこの先エージングで最終的にどうなるかはまだわからないけど。

何にしてもこれからも使い続けられるのがなによりも嬉しい!
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html#cbtm



57. 中川隆[-5469] koaQ7Jey 2018年3月10日 19:05:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ファンテック スピーカー修理・スピーカーエッジ交換・オーディオパーツ販売
http://www.funteq.com/


ファンテック株式会社

運営統括責任者 代表取締役 緑川 禎志

所在地 〒061-3214

北海道 石狩市 花川北4条1丁目2-110

電話/FAX番号 0133-74-5699

※お電話での対応は行っておりません。
  恐れ入りますがメールまたはFAXにてご連絡ください。

e-mail contact@funteq.com

商品代金以外の必要料金
消費税(表示価格は税別の価格です)
送料(下記参照)
代金引換時の手数料(下記参照)
郵便・銀行振込の場合の振込手数料

送料 全国一律300円(一部商品は110円)
代引手数料 350円
http://www.funteq.com/fqco.htm

JBL S3100を導入。
ウーファーは北海道のファンテックさんにエッジ張り替えに出しました
38cmダブルウーファー長寿命ラバーコーティングウレタンエッジ交換で33,156円。

メールでしかコンタクトが取れないのがネックですが、効率化の為に仕方ないです


58. 中川隆[-5468] koaQ7Jey 2018年3月10日 20:59:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ウーファーエッジ張り替え業者リンク集|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12239486964.html


JBL Project K2 S9500 JBL 1400NDのエッジ交換|禁断のKRELL 2017年01月04日
http://ameblo.jp/507576/entry-12234884892.html


59. 中川隆[-5465] koaQ7Jey 2018年3月11日 08:38:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

戻ってきたグッドマン「AXIOM150マークU」 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年12月24日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d014c88a5852f68f72f7c6150ed58df2

11月下旬のブログで掲載していた修理目前のグッドマンの「AXIOM150マークU」。

         

ご覧のとおり満身創痍にもかかわらず立派な音が出る。オークションで手に入れたものだが、惜しいことにある特定の周波数のときにだけビビリ音が出るので修繕先を探し回ったのは既に記載したとおり。

3本持っている同型ユニットのうちの1本なので、取り立てて急ぐことはないが大のお気に入りなので是非スペアとして持っておきたいところ。こういう古典型に属するデリケートなツクリのユニットを修繕できるところは豊富な経験を持つショップに限る。

仲間たちに当たってみたところ、強い後押しがあってようやく北海道の「ファンテック」さんに辿りついた。


ファンテック - スピーカー修理・修理用パーツ・オーディオアクセサリー販売 北海道 石狩市
http://www.funteq.com/


電話の受け付けはやってないので、メールだけのやり取りになったが、過去の修理履歴をお伺いしたところ、

「過去に Jensen A12 や agnavox 等のフルレンジ系の励磁型ユニットや、Peerless の初期のユニットの歪(ビビり)の改善修理を行ったことがございます。原因はさまざまではありますが、エッジ部分の亀裂の共振が原因であった
事もございます。JBL 150-4 のコーン紙のみの交換も行ったこともあります。」

とのことだった。

複雑な励磁型ユニットの修理を出来るくらいだから「お任せしよう」と意を決して、先方のご了解のもとに厳重に梱包して発送した。

そして首を長くして待つこと1週間、ようやくメールが届いた。

「この度はありがとうございます。フィザーコーンとセンターキャップから歪音の大半が発生しておりました。

フィザーコーンの補強、割れていたセンターキャップの交換を終えましてその後テストを行い、フィクスドエッジの数カ所からも極僅かではありますが歪が確認されました。センターキャップを外した時に判明いたしましたが、コーンの根元に近い所にも僅かな亀裂がございました。この部分は補修いたしました。エッジやコーンの罅割れを拝見しますところ、元々何か外部からの衝撃があったのでしょうか。

エッジの歪箇所にダンプ剤を塗布いたしましたところ、ほぼ完全に歪音がなくなりました。現在とても良い音質で鳴っております。ボーカルは勿論の事、最も歪が判りやすいピアノソナタも濁りの無い音質でございます。

この様な状態までになりましたので、リコーンの必要は無いものと思います。見た目を重視される場合は別ですが、音質の面では、極力オリジナルのフィザーコーンと元のコーンはそのままにされた方が良いのではないかと思います。

今回の修理でございますが、センターキャップの交換、ボビンの内側の清掃、フィザーコーン及びエッジの補修となりますが、14,040円(税込み・返送料込み)という事でお願いしたいと思います。(内センターキャップ交換は 8,650円となっております)。」

以上の内容で宜しければ、修理を完了させていただきます。」

以上のとおりだったが、非常に修理代金が安いことに驚いた!別のショップでは「AXIOM300」のときに同じような修理で倍額以上取られた記憶がある。

北海道からの発送だったので金曜日出発で、我が家に到着したのは20日(火)の午前中だった。

        

見事に補修してあった。エッジ部分には保護のためセロファンが巻いてある。すぐに「無事到着しました。」と報告すると、「素晴らしいユニットですね。末永くご使用頂けることを願っております。」と返事があった。

スピーカーの専門家から「素晴らしいユニット」だと、太鼓判を押してもらったが、これまでいろんなユニットを試してきたがこれに優る好みのユニットにはとうとう出会わなかった。

これで現用中の「AXIOM150マークU・イン・ウェストミンスター」のユニットがいつ故障しても大丈夫、いつも大船に乗った気持ちでいられる。

ただし、小出力の真空管アンプで鳴らしているので入力オーバーなどはおよそ考えられず、たぶんこのスペアの出番はこないと思うが…(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d014c88a5852f68f72f7c6150ed58df2


60. 中川隆[-5464] koaQ7Jey 2018年3月11日 08:56:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ファンテック以外のスピーカー修理店


スピーカー修理工房 軽井沢

YOSHIDA スピーカーリペアサービス
〒389−0206 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4108−1541
TEL 0267−32−6852 

国産 海外製 すべてのメーカーから修理を断られたスピーカーの修理致します。
http://yoshida-speaker-repair.server-shared.com/#

______


Vintage Audio(ヴィンテージ オーディオ) (株式会社サイバーメディア)

1950年代のHiFi Audio販売・修理・レコード販売
1950年代のオーディオ機材/レコード(初期盤)/修理・レストア

取締役 大塚健夫

〒709-1203 岡山県岡山市南区西紅陽台2-58-449
TEL 08636-3-0808
http://vintage-audio.jp/?page_id=3

〒706-0224岡山県玉野市八浜町大崎430-12
TEL : 0863-55-1133
http://vintage-audio.co.jp/

_____


Audio Lab オーディオラボ オガワ スピーカー修理工房

スピーカーの修理、ご相談、お問合せ先

〒997-0032山形県鶴岡市上畑町5-20
専用電話番号:0235-29-1225
オーディオラボ スピーカーサービス部
http://audiolab.co.jp/repairerbunch/
http://d.hatena.ne.jp/tomtom1ono/20120715/1342359961

______


ケンリックサウンド株式会社

ウレタンエッジ交換 1本の費用 15,000円(税込)
〒145-0064 東京都大田区上池台4-2-6 レイクヒル長原106
電話番号:03-5948-6056
http://jbl43.com/?mode=cate&cbid=969637&csid=0
http://JBL43.com/

______

スピーカー 修理 チューニング サウンドデン
〒733-0804 広島市西区山手町27-7
TEL:082-233-7777

・エッジ張替え
・再着磁
http://www.soundden.com/index.html

_____

スピーカーとアンプ修理-リテイルマネジメント
〒552-0007 大阪市港区弁天 3-21-8
電話番号 06-6574-6101 
http://www.labsp.net/


61. 中川隆[-5466] koaQ7Jey 2018年3月11日 16:47:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>>54 に追記

OCTAVE HP700とEAR912を並べて鳴らし比べる機会に恵まれたわけですが、もう一瞬でEAR912の音に惚れ込んだ。魅了された。

鳴らし比べると好みの違いで個人的な機器の優劣は明白だった。

だけどEARでは激しい音が出ないので(ボーカルしか聴けない様なエッジが立たない音)一台ならHP700を買うと思った。


EAR V20はスペック上の実行出力は20wだが、所有していた友人の話では草が生えるほど非力で「本当に20wあるのかこれ?」という製品仕様だったそうです。

Realonの真空管アンプは凄い。10wで89dBしかないスピーカーをピーク100dBまで鳴らし切る。巨大なブロックコンデンサーやトランスが基礎体力を支える


62. 中川隆[-5459] koaQ7Jey 2018年3月14日 09:35:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

デジタルなオーディオ  歌は世につれ世は歌につれ Der Klang vom Theater 
(ドイツ〜劇場の音と音楽)2018/03/13
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-514.html


みなさんご想像の通り、私はデジタルなオーディオに関してはからっきしです

その中で、いくつか不思議に思うことがありました

その1

横浜のTさんが2年ほど前までLUXMANの高級SACDプレーヤーを使っていて
当時は、同じLUXMANの高級セパレートアンプと ソナスの高級スピーカーだった

ご自分の家の音にどうも納得がいっていないらしく

「どうしたら良いですか?」と深夜のロイヤルホストで(青白い顔で)相談を受けたことがある
その時は、案外と軽い気持ちで「少し古いCDPを使って見たら」と答えて、早速REVOX B226という30年も前のCDPを購入し、その余りの音楽の違いに驚愕の声をあげたことがある

https://blog-imgs-120.fc2.com/k/a/o/kaorin27/b226_2.jpg


その時はまだアンプやスピーカーが変わっていなかったのに

「LUXMANの SACDプレーヤーは、音楽にエコーが乗りすぎる」と力説していた
正直、そんなことあるのかなあ?と聞いていたのですが

今年になって、Mさんという方のシステムを一緒に作りましょうという段になって
CDを聞いた時に、とてつもなく嫌らしいエコーが付き纏って、深い霧の中に音楽が埋もれてしまっているように聞こえた

プレーヤーはSONYのSACD機で巷では名機と誉れ高い機種だった

その時、ハタと上で紹介したTさんの言葉を思い出した   ダメもとでCDPを変えてみよう!

そこで、MARANTZの古いCDーRを持ち込んで聞いて見た

https://blog-imgs-120.fc2.com/k/a/o/kaorin27/cdr640.jpg


なんと言う事だろう
濃霧は立ち所に晴れ渡り、裸の音楽がむき出しに出現したので余りのことに尻込みしてしまった

Tさん、ありがと〜


この一件があった後、検証のつもりで幾人かの人に話をして見ました

ある人はLinnのCD12を使っていたが、音に芯が出ないことに我慢がならず今はSTUDERのA730 A727をお使いになっている、もちろん現在は満足されている

https://blog-imgs-120.fc2.com/k/a/o/kaorin27/f0139948_1025288.jpg

さて、ここで考えてしまった

上記の新鋭機は業界ではいずれも高い評価を受けているものだし、ましてエコーが強すぎて音楽が曇るなんていっている人に出会ったことがない

自分には思い当たる節がある
でも、また色々と各方面にご迷惑を掛けてはいけないし、今日は感想は言わないとの思いもあるので詳細には書かないが

現代の思想で設計されたスピーカーやアンプと組み合わせた時に、最新のCDPはマッチした音楽を奏でると言うことだ

これは、音楽収録(録音)現場でも同じことが言える  一例として
1950年頃のピアノのLPと2000年以降の録音を比べてみれば一聴してわかるでしょう

ここに挙げたLUXMANやSONYのCDPがよろしくないと言うことではないのです  当然です
しかし、組み合わせるアンプやスピーカーと、それにも増して聞くCDを間違えると、悲惨な評価になってしまった

残念なのは、多くのオーディオマニアがこの点に対して全くと言うほど無頓着な事です
多くの人が雑誌の評判や、今ならネット上の評価、販売店や先輩の口伝によってなんの根拠もないまま

個々人の好み、イメージ、憧れなどご自身の都合だけで機械を購入し、機械の都合に耳をかさないのであればうまくいかない事が多いと思う

怖いのは自身の選択を信じているから、普段音楽を聞いているだけではエコーの付加を知る事も疑う事も出来ない

前述したTさんはたまたまREVOXと同居して聴き比べたのでおかしいと感じることになったし

次のMさんの場合は、システムを組む相談を頂いていたので忌憚無い処を申し上げたのだけれど
ただ遊びに伺っていたのなら、そんな不遜なことは言う筈もないです


歌は世につれ世は歌につれ  と申しますがオーディオも全く同じで

音楽収録やスピーカーの技術、それを駆動するアンプも全て一本の糸で繋がっているのです

時代があり、そこに生きている人の人生があり全てを包む時代の空気によってです

私の長きに渡るオーディオの時間は
ずーと、そのことの確認の歴史でした、ただの一つの例外もなく
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-514.html


63. 中川隆[-9618] koaQ7Jey 2018年4月13日 21:35:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10270]

ブリティッシュサウンドにメロメロ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1405668065/


1: ジークフリート :2014/07/18(金) 16:21:05 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp ・・って程のもんじゃありませんが・・・音の良し悪しも解らないままオーディオに熱中した若かりしあの頃の熱い思いを胸に秘めながら、歳とともに?陰影たっぷりの落ち着いた音に癒され、空間に消え入る際の響きの美しさに耳を傾ける。
オーディオ装置と悪戦苦闘してきた方もそれ程でもない方も、そろそろ落ち着いてイイ音で良質な音楽を染み染みと楽しもうじゃあぁ〜りませんか?てなスレッドでございます。


2: すってんてん :2014/07/18(金) 16:52:31 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 四半世紀昔から既に、其の境地でゲス。

御免ヤッシャ。

3: 薬漬け :2014/07/18(金) 18:02:22 HOST:s647028.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 新スレおめでとうございます。

しかし私が書くと、落ち着くどころか武闘派になりそうですね。(苦笑)
タンノイスレがあるので、こちらでは80その他で…。

4: ジークフリート :2014/07/18(金) 18:13:42 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉3 新スレ
有難うございます。懐古録に参加して以来十数年目にして初めて立てたスレッドです。

5: くろねき :2014/07/18(金) 21:20:10 HOST:wb92proxy02.ezweb.ne.jp 初スレ立ておめでとうございます。

オーディオ装置と激闘を繰り広げた挙げ句、
その音にロメロスペシャルをキメられた後の
ブリティッシュ・サウンドもまた格別なんでしょうか。
メロメロだけに(略)

こういうのは方向違いかもしれませんが、
例えばアーカムなど、日本にも輸入されている
ベーシックでブリティッシュな機器を
見ているとイイなと思うことがありますね。

6: SAT-IN :2014/07/18(金) 23:07:57 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp ↑(メロメ;)←こんな感じ?

7: ジークフリート :2014/07/19(土) 00:22:55 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉5・6
有難うございます。激闘の挙句?というよな大したもんじゃなく、個人的には装置の取っ替え引っ替えで実際はヘロヘロという方が妥当な線かもしれません。

アーカム・・・別スレでバジェットオーディオ検討中てな書き込みして、安価なケンブリッジオーディオを発注手前まで行ったこともありましたけど・・・かつてのメリディアンとかネイムとかも含め、そんな小粋な装置で英国製スピーカーを上手いこと鳴らせればある種の理想的ブリティッシュサウンドが得られそうな気もしますよね。
ご存知のようにブリティッシュサウンドと一口に言っても、ヴァイタボックス〜ローサー〜タンノイ辺りの本格派からBBC系とかいろいろ(へそ曲がりな私が選んだのは、そういった本流?からはハズレていますが)あって、小粋なアンプ群が似合うものもそうでないものもあるワケですが・・・(デザインだけじゃなく、米国アンプのようにデカさを武器にゴリ押ししないところが最も小粋?)

まぁそれにしても、「果たしてブリティッシュサウンドとは?」てな難しげな辺りはあまり追求せず、気が向けばテキトーに書き込みさせていただこうかな?てな魂胆で「メロメロ」というタイトルにしておりますよ。

8: RW-2 :2014/07/19(土) 07:39:42 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >果たしてブリティッシュサウンドとは?」てな難しげな

「ブリティッシュサウンド」とは、リバプールサウンドと称されるビートルズから始まり、
ハードロック、プログレッシブロック等に発展していった一連の英国ロック(=VOXのアンプ、
セレッションユニットの音)に対する総称のことであって、オーディオ界では、括りとしては
あまり「ブリティッシュサウンド」とは耳にしませんね。

というのは、タンノイ、ローサー、バイタボックス等々、それぞれ主張が違うからでしょか。
しいて「ブリティッシュサウンド」と言うならスペンドール、KEF、ロジャース、ハーベス
あたりのBBCモニター系でしょうか。となりますとパルジさん言われる、陰影たっぷりの
落ち着いた音がまさに当てはまるでしょね〜。BBCモニター型番のBCとはベクストレン・
セレッションの略ですから、結局ここでもセレッションに戻ってしまいましたよ〜 (略)

9: すってんてん :2014/07/19(土) 09:13:42 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >「ブリティッシュサウンド」と言うならスペンドール、KEF、ロジャース、ハーベス
あたりのBBCモニター系でしょうか。

でつね
わかります。

30余年昔々、ディットン25をタンノイアーデン&イートン&クォードESLと
和室に同居させてますた。あまりに暗く重たい音(アメゴム?のドロンコーン)
に殆んど出番無のアリサマ。

英国のブッシュの高級?ラジオのSPはセレッションでゲス。
3台隠匿中・・・・ビバ!ビートルズ&ストーンズ&クリフ・リチャード
レッツ・メイク・ア・メモリー♪

10: ジークフリート :2014/07/19(土) 09:14:19 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉8 それぞれ主張が違う

確かにそうなんですよねぇ。
ただ、ウン十年間アメリカンサウンド(西海岸系)にドップリだった耳で聞くと、やはりブリティッシュサウンドだ!と。(高忠実度再生を目指して調整してきたATCも、ひと段落してみればブリティッシュサウンドの特徴が随所に。嬉しいよな、寂しいよな。)

11: 前期 :2014/07/19(土) 09:43:28 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >>8

てこたぁ 王室放送局サウンドということでつかね?
何しろ海外在住の英人が短波放送のアナウンスを聞き取りやすくするために
あの奇妙な発音を考え出したという説まであるぐらいですし。
無論今は違いますね。BBCもアナの出身地固有の訛りをあえて修正しない時代です。
そのうち英国製スピーカも中身は中国製でブリシナ・サウンドになったりして?

12: RW-2 :2014/07/19(土) 10:16:14 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >暗く重たい音

BBC御用達SPは確かに根暗な音が多いですね〜。霧の都たる文化に根付いてるんでしょか。
米西海岸勢の反対方向の音です。スピーカーのみならず業務用のアンプにしても、アル
テックなんかは単純な回路でストレートな音ですが、英国製のアンプは電源はデカップ
リングだらけ、信号回路には各所に積分回路を入れて発振防止。追試して作ってみまして、
覇気のない暗い音・・・とは書けませんからクラシック向きの安定した音と (略)

13: 前期 :2014/07/19(土) 12:44:29 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >覇気のない暗い音・・・

しからば無帰還にするとエエかといえば今度は元気だが野蛮な響きになり松。
それならってんで6dbぐらいの中途半端な負帰還かけるとどっちつかずのツマ
ラナイ音に。
オデオというのは本当に難しいものです。

14: SAT-IN :2014/07/19(土) 16:43:17 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >「ブリティッシュサウンド」
旧い英国製フルレンジユニットに関しては、ガッチリして重そうなアルニコの円筒形磁気回路がカギのような気がします。

15: ジークフリート :2014/07/20(日) 07:51:42 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉古い英国製フルレンジ〜磁気回路がカギ

ローサー 〜 アキショム80 〜 モジュールユニットなどなど、デカイ音よりも高感度狙いなところに好感度高し。

しかし、80がローサーほど振動系の軽量化を図っていないのは?・・・果たしてその答えがモジュールユニットに見られるか?

16: SAT-IN :2014/07/21(月) 10:57:05 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp ドイツ製フルレンジのマッチ箱のようなマグネットも有ればローサーの壺型マグネットも有ります。
磁気回路が大きければ良いというものでもありませんが、アルニコ時代のワーフェデールやリチャード・アレンやグッドマンのストレートな円筒形からは、どことなくシクラメンならぬブリティッシュ?な“かほり”が漂って参ります。
蒸機で言うとC11でもD51でもなくC51かC53あたりでしょうか?
たかが円筒されど円筒で御座います。

17: ジークフリート :2014/07/21(月) 19:37:57 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉8 しいてプリティッシュサウンドと言うならBBCモニター系でしょうか

BBC系以外はブリティッシュサウンドとは言えないとなると・・・ヴァイタボックスもタンノイも、ローサーも、ジョーダンワッツも英国らしさ無し?では果たして何者なのか?(こんな面倒臭え話はしたくないと最初に書いたはず。米国製でも日本製でもメーカーにより違いがあるのは当たり前。)

18: ジークフリート :2014/07/21(月) 22:32:48 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp クオード303にクオリティを期待しているワケじゃござんせんが、DIN端子にチープなアダプターとか繋ぎたくないし、SP端子にヘタなバナナ突っ込みたくないし・・・てなワケで、手配した303がマトモに動作するか未確認。
数年前に某同軸スピーカーを鳴らしていた303の印象が良かったので、頼りはその記憶のみ。

19: RW-2 :2014/07/22(火) 00:43:16 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >タンノイも、ローサーも、ジョーダンワッツも英国らしさ無し

タンノイはコーンが独逸製ですし、ローサーはケント紙(画用紙)、ジョーダン
ワッツは金属板。売女箱は正真正銘ブリティッシュサウンドでしょ (略)

20: すってんてん :2014/07/22(火) 21:47:43 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >売女箱は正真正銘ブリティッシュサウンドでしょ (略)

でつね

わかります。

21: 前期 :2014/07/23(水) 10:12:41 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp どうなんでしょうねぇ。Bサウンドなるものがあるかどうかわかりませんが
何となくその国の臭いがするような音ということなのですかね。
オデオに限らず工業製品全般に言えると思いますが固有の文化みたいなもの
を感じることは確かにあると感じます。

22: RW-2 :2014/07/23(水) 14:49:12 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >固有の文化みたいなもの

'65年頃〜'75年頃までの三菱郡山製作所のダイヤトーンは盟主たる存在でしたね。
ブランドイメージたるCMをTVでやったのはダイヤトーンくらいでしょ。
ダイヤトーンブランドはステレオ産業の申し子といってよかったと思います。

23: SAT-IN :2014/07/23(水) 17:53:57 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>21
>オデオに限らず工業製品全般

機関車見てるとドイツ型、フランス型、イギリス型、アメリカ型、日本型
それぞれ個性が見受けられます。
製図器には独式と英式の二種類が有って、見た目がかなり違います。
今は英式を作れる職人がイギリスに居ないので日本にしか存在しないのだとか。
ちなみに自衛隊は英式を採用しています。

24: RW-2 :2014/07/23(水) 18:06:55 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp WW2時代の戦車。日本の戦車はヘナチョコでしたがエンジンはディーゼル!
日本とロシアはディーゼルだったそうな。アメリカ、英国、ドイツはガソリン
エンジン。戦車用のディーゼルエンジンを作れなかったらしい。ホントか。

25: 前期 :2014/07/23(水) 18:47:36 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp あまり兵器のことを書きたくないのですが・・・・・

潜水艦ではUボートが有名ですね。正にドイツの精密機械。
一方我が日本には革命的な潜水空母というものがあり、実戦には間に合わな
かったものの敗戦後それを捕獲した米軍はその卓越した独創性を高く評価、
当時敵国になりつつあったソ連に技術がわたることを恐れてハワイ沖で海の
墓場に埋葬したことは有名な史実です。

26: ジークフリート :2014/07/23(水) 22:03:11 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 最近驚いたこと・・・長年オーディオやってそうな人にも「ブリティッシュサウンド」が通じないこと。

27: くろねき :2014/07/23(水) 22:30:49 HOST:wb92proxy15.ezweb.ne.jp >長年オーディオやってそうな人にも「ブリティッシュサウンド」が通じない

あらら。

試しにブリティッシュサウンドで検索すると、
音楽や楽器関係に混じってこのスレも出てきますが(笑)、
ビートルズを気持ち良く聴きたくて
オールブリティッシュなシステムの構築に乗り出したとか、
以前から英国メーカーの製品が好きで、クォードESLで
改めてブリティッシュサウンドの良さを感じたとか、
某ショップがProAcのスピーカーを薦めていたりとか、
結構認識されてる感じですけどね。

長年やってそうでいて、実は正味の経験時間が少ない人だったりして(略)

28: SAT-IN :2014/07/23(水) 23:51:17 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >長年やってそうでいて、実は正味の経験時間が少ない人だったりして

ギクッ!スルドイ!
滞空時間は長かったりして…

29: 薬漬け :2014/07/24(木) 01:02:03 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>26

多分ここ30年ぐらいの間に、機器の「インターナショナル化」が急速に進んだ結果ではないでしょうか。
タンノイの音も最近「燻し銀」の形容とはご縁が無いし、JBLにしても「カリフォルニアの青い空」とは
程遠くなってきています。機器の改良進歩の結果といえばそれまでですが…。
ことほどさように、音における機器の“土地柄”が希薄になってきているのではないでしょうかね。

また以前は、「代表的機器」とかもありました。それが醸す音が「ブリティッシュサウンド」であったり、
「西海岸サウンド」「東海岸サウンド」とされたものですが、様々な機器の台頭により、そうした比較も
相対的になりました。お国柄という大括りよりももっと細分化された音のカテゴリーになってきているの
かも知れませんね。

(熱のあとで頭が回っておりません(汗))

30: すってんてん :2014/07/24(木) 01:13:33 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >最近驚いたこと・・・長年オーディオやってそうな人にも「ブリティッシュサウンド」が通じないこと。

ワロたでつ。

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

オイラ、作日未明に新品のクロノグラフ
触って壊したでつ。


誰かも壊れて松根。

えらそうに・・・・・・・・・・・・・(;一_一)




31: すってんてん :2014/07/24(木) 01:46:36 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ↑
購入金額分「泣きますた」♪

結論

音は英国も半島も日本も同じでつ。

音に代わりは、有馬温泉。


ヤッパシ


相変わらずの上から目線&温泉、草津の湯でも直りません。


美作三湯では火に油・・・・・・・・かも

32: SAT-IN :2014/07/24(木) 02:01:53 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 新品のクロノグラフやってしまった?!
合掌( ̄人 ̄)

33: すってんてん :2014/07/24(木) 02:16:16 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >新品のクロノグラフやってしまった?!
合掌( ̄人 ̄)

月イチのデキゴト&謂わば風物詩でつ。

本日、修理屋に直行でつ。

電池切れに付き動作未確認にすれば良かったでつ。
欲とオクの皮が・・・・・・・

備前辺りで藁人形が・・・

マサカ&多分!?

ヨクオクにメロメロ
&毎日流し聴き10時間のアリサマ・・・・リバプールより市民プール

アビーロードよりオタクの花道 

色違いは日曜日に某オクに見参!(最低落札価格で損失補填)

BBC規格&御用達とブリティテシュサウンドは別物

34: SAT-IN :2014/07/24(木) 02:23:13 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 何処かに「ブリティッシュ・トーン」と書いたハズだと思ったら、これでした。
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1267522956/729
月日の経つのは早いものです。

35: RW-2 :2014/07/24(木) 10:28:32 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 「ブリティッシュサウンド」がオーディオ人に通じないのはそういうカテゴリーが
オーディオ人には浸透してないからでしょう。ひとカラゲで捉えられませんから
西海岸サウンドのように括ることができない。

「ブリティッシュサウンド」と言ったら、ブルース/R&B〜R'n-Rを基礎としたアメリカ
ロックに対する英国ロックのことで、VOXやマーシャルを使ったトーンを指します。
典型的代表なら、英国人バンドによるマーシャル+ギブソンギターサウンドでしょう。

オーディオ人が「ブリティッシュサウンド」と問われれば、BBCモニター系と言うお方も
おれば、タンノイを思い浮かべるお方もおれば、ワーフェデール、グッドマン、EMI等の
フルレンジの音と称するお方もおるでしょう。セレッションやKEFもありますしね。

36: 薬漬け :2014/07/24(木) 13:55:32 HOST:s674133.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>35

S派教授、こんにちは。
(今は病院内なので、熱だしても心配ないや…ってそーゆー問題でないと。ハイ。)

思い出しましたけど、昔、某SS誌に別冊で「British Sound」なるものがありましたね。
おそらくは五味康祐氏のオートグラフへの憧憬の延長線上にあったのではなかったかと
思いますが、マニアの側でも一定のコンセンサスがあればこその企画とも思えます。
(五味氏は機器のみならず、レコードも「made in Great Britain」の“音”に親近感を
覚えておられたようですね。)

してみるとブリティッシュサウンドにもメルクマールがあるだろうとは想像がつく様な
気がするのですね。
もしゴミ山(汗)から当該雑誌が見つかりましたら、一度評論家諸氏のご意見を通覧して
みたいと思っています。

37: SAT-IN :2014/07/24(木) 14:10:43 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>36
薬漬け学長こんにちは。
さて>>35はR様のやうな?・・・

38: 前期 :2014/07/24(木) 14:21:20 HOST:115.165.107.96 得意(?)の横レス失礼します。
我々の年代は1ドル360円なのに1ポンド千円でしたからね、オデオに限らず
英国製品なんて高くて買えやしない。
英国製の洋服生地、英国製の傘(重くて使いにくい)、MGに代表される古風な
オープンカー、英国と名がつけばなんでも高級に思えた時代でした。
庶民が入手できない憧れの的でしたね。
聴いたことなくてもブリティッシュ・サウンドもそういう音のイメージなんでしょう。

39: 薬漬け :2014/07/24(木) 14:28:38 HOST:s576099.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp ご、ご、ご無礼仕りました!!
S派教授様、R尊師様、失礼の段、何卒平にお許しください。(_ _ )/ハンセイ
(やはり熱ボケだった…(大汗))

因みに私目、学長は愕長に等しで、皆様と違いそんな柄にございません。
何卒ご容赦を。(用務員さんなら承ります(略))

40: RW-2 :2014/07/24(木) 14:35:31 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 音楽界のブリティッシュサウンドも当初はリバプールサウンド(日本でしか通用しない
造語)と言われてたでしょ。ビートルズに掛けてそう呼んだんでしょうけど、リバプー
ル出身じゃなくとも、英国出身のバンドであれば当時そう称されていたんですね。

リバプールサウンドから始まった英国ロックは、プログレッシブロック化したり、サイ
ケ化したり、ブルースに回帰したりいろいろと変遷していったわけです。それでも広意
でブリティッシュサウンドと呼ばれるのは、ジャンルではなくバンドの音色(トーン)の
ことですから、括りとしては成り立つんでしょね。

オーディオで言うところのブリティッシュサウンドも、英国セットであれば名乗れるのか、または
相対的にある定まったトーンを指して言うのか、難しいところでしょうね。タンノイをクオードで
鳴らしてるからブリティッシュサウンドなのだ〜と言われれば、そうですね〜としか言いようが
ありませんが、アキュフェーズで鳴らしてたらどこがブリティッシュじゃいと・・・ (略)

41: 前期 :2014/07/24(木) 14:46:18 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp アキュでタンノイを鳴らす? いい音かもしれませんがブリティッシュ・サ
ウンドとは言わないんじゃないでしょうか? どこかイメージがちぐはぐ。

42: 薬漬け :2014/07/24(木) 15:03:53 HOST:s576099.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp アキュをタンノイにつなぐ場合、アキュはプリだけ、それも最新型番でないものがベターと
思います。個人的感慨ですが。(パワーはどうも…。)

(ちなみにSPUをC-280(初期型)のフォノイコを通じて300BPPでドライブしてみたら、
オートグラフがなかなかどうして良く鳴りました。味付けプリとしてのアキュは面白い面が
ーー古い、個性の強い個体として、ですがーーあるように思います。)

なお、アキュの個性が面白いと言ってもそれはモニターレッドとのコラボの結果であり、
基本的にはレッドの音色が支配的ですから、その意味ではブリティッシュサウンドたる
色調を失っていないようには思えます。

43: RW-2 :2014/07/24(木) 16:53:29 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >どこかイメージがちぐはぐ

拙者なんかソニーのアンプで松下やビクターのスピーカー鳴らしてまっせ〜。
「β」vs「VHS」バトル時代には踏絵的組み合わせで口外できなかった (略)

タンノイにはLUXのアンプ。JBLにはサンスイのアンプ。広告やイメージや評論家
によって推奨組み合わせが決まってしまう。タンノイにオーレックス、JBLに
デンオンでも良いじゃないか。ダメか (略)

44: SAT-IN :2014/07/24(木) 17:59:34 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 仮にクォードでアルテックを鳴らしてアメリカンサウンド(本人談)と言っても
でつね!とニッコリ笑ってお茶と羊羮又はコーヒーとケーキをよばれたほうが
世界平和に繋がると思いまつ。
うちへ帰ってから掲示板に正直な感想文を書きまちょう。???

45: 前期 :2014/07/24(木) 18:10:55 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp 44 SAT-INさん、今晩は。

そうそう、それは立派な音かもしれませんがアメリカン・サウンドじゃないでしょうね。
以前にも書きましたが〇〇サウンドと国の名前をつけるなら、そこに固有の臭いがないとイケナイと考えます。
好き嫌いはともかく選択した下着やシーツから臭うヤードレー洗剤の臭い、それがなきゃ英国じゃありません。
薄暗い部屋で再生音を聞くとき、そこに「薄汚く古びた」街角が浮かび上がるような響きこそブリティッシュ・サウンドでしょう。

46: SAT-IN :2014/07/24(木) 18:29:35 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 前期さん、どうもです。
小生ビクターのプリメインが逝ってからガレージメーカーの球やサンスイで
某英国製一発を鳴らし「ブリティッシュ・トーン?」との賜ったヒト科の生き物でして、あまり厳密なことは言えない立場ではあります。
お察しくださいまし。

>薄暗い部屋で再生音を聞くとき、そこに「薄汚く古びた」街角が浮かび上がるような響き

↑蓋し名文でございます。

47: フォルテ :2014/07/24(木) 20:31:55 HOST:203.133.218.92 私のお手軽システムのサウンドを評するならベネチアン・サウンドですね。ベネチアングラスの如く
多彩な色合い(音色)がその特徴でございます。多分諸兄ご自慢の重厚且つ長大なシステムではまず
実現不可能なキャラではないかと鑑みますです。^^

48: ジークフリート :2014/07/24(木) 21:12:19 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉36
薬漬け先輩。例の別冊は手元にあるんですが、モジュールユニットもしっかり(ちゃっかり)掲載されてまっせ〜。

ま、そんなことはどーでもイイんですが・・・今回の冗談みたいなスピーカー導入で、ある種のブリティッシュサウンドの実現と、古レンヂ路線への何度目かの回帰、念願の小口径による高感度追求と、一石三鳥?狙いでございますヨ。

49: 薬漬け :2014/07/24(木) 21:58:56 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>48 ジーク大先輩、こんばんは。

おやおや、そうでしたか。あの雑誌も抜け目が無いなあ(笑)。
どちらかというと、巻頭言あたりでどなたかがどういうイメージを示していたかを再確認したかったの
ですが…。

しかし「冗談みたいなスピーカー」の正体、どういうものなのでしょうね?
とまれ、当方は対抗して?小口径でも大口径でもないAXIOM80を、どのアンプでドライブして幻惑の世界を
現出させようかと思案中です。

50: SAT-IN :2014/07/24(木) 22:15:52 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >冗談みたいな
わっと驚く3本のベリリウム鋼製カンチレバーでNEW-Golden80作って欲しかったな。
たぶん買えませんけど。




51: ジークフリート :2014/07/24(木) 22:38:37 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉50
その次は・・・カンチレバーも無くしちゃって、ニュー・アンコールワッツ?(見事、カンボジアサウンドに?)

52: ディラン :2014/07/24(木) 22:52:01 HOST:FL1-119-241-62-173.kyt.mesh.ad.jp 特性の事は言いたくは無いですけどAXIOM80ってのは凄い特性ですね〜。
能率は如何なんでしょうかね?
ヒノで二発入りを聴かせて貰った時はピンと来なかったが有れは小生の耳の問題か。
その点、ALTECは鳴らし易いな〜。アメリカンウエスタ〜ンサウンドか。

53: SAT-IN :2014/07/24(木) 23:40:38 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 能率ですか?
0.5Wのヘッドホンアンプでもソコソコ聴けるので、かなり高く感じます。
耳につく音域にピークの有る右肩上がりの特性が余計に能率の高さと反応の良さを感じさせるようです。
3Wくらいの球アンプでも充分な気もしますが、矢張ある程度大きいほうが安定感が出ますね。

54: 薬漬け :2014/07/25(金) 00:37:37 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>52

某SS誌の別冊では、特定条件下ということで、97dB/W/mとしていますね。

ディランさんがピンと来なかったと仰られるのは、何となく判ります。
世間では「じゃじゃ馬」と評されることが多いものの、そういう「苛烈な音」が出てくるという
感じではなくて、表情としては(私感では)むしろ逆で、接続相手を一つ間違えたが最後、実に
「しょーもない音」しか出してくれないSPという感じです。
しょーもないから耳や心の琴線に触れることも無いといった感じでしょうか。そういう意味では
実に御し難いワガママSPです。(その別冊では「天上天下唯我独尊」であると。けだし至言?)
あの「麻薬的な音」が出てきていなかったなら、とうの昔にオーディオの歴史の舞台から去って
いたでしょう。

55: ディラン :2014/07/25(金) 08:18:53 HOST:FL1-119-241-62-173.kyt.mesh.ad.jp 薬漬けさん、お早う御座います。

>あの「麻薬的な音」
聴いてみたいですね。条件が揃えば出ると言う事ですね。
その筋では大凡の処は有るんでしょうかね。
箱、アンプ、空間等必要条件も煮詰まっていると素人考えでは思うのですが。
其れもその時々などと為ればう〜ん。??。

56: 前期 :2014/07/25(金) 09:39:23 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >>52 ディランさん、おはようございます。

同感ですね。基本的にアメリカ人というのは気さくでおおらかが取り柄でしょう。
英国人は少々気難しい皮肉やという感じで音にもそういう文化的背景がある
ような気がしますね。「だからアメリカン・サウンドなんてつまらない」とい
う向きもありそうです。

57: RW-2 :2014/07/25(金) 10:11:07 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 一般のユニットはエッジ/ダンパーからフランジ/フレームに振動余波が伝わって
振動板振動を収束させるように働いているわけです。AXIOM80は点接触に近いベーク
ダンパーですからフランジ/フレームへ振動を逃すことができず、振動板内振動
収束となります。ダンプされていない振動板の周波数特性はノコギリ状にピーク、
ディップを繰り返し、さらに振動が収束しないうちに次から次に信号が立て続けに
入ってきますから、一聴コヤカマシイ再生音と感じます。

面白いのは、科学的には正確な音の真反対にある音なんですが、聴感上は非常に
リアルな音と感じられますから一部のマニアには未だ絶大な人気があるんでしょね。

昔流行ったんですけど、ダブルコーンユニット(強力磁気回路の軽量コーンが宜し)の
ダンパーを外し、エッジを切ってコーンを糸釣り式に改造しますとAXIOM80風の音に
なります。打てば響く、スピード感最高ですが大入力に弱いのでバロック向きでした。

58: ディラン :2014/07/25(金) 10:33:12 HOST:nptky402.jp-t.ne.jp >>56
前期さん、お早うございます。私には高能率のアルテックが性に合っている様です。屈託が無い能天気さも良いと思っております。

59: ディラン :2014/07/25(金) 10:45:47 HOST:nptky407.jp-t.ne.jp アキショム80の麻薬的な音でベン ウェブスターのサックスを聴いてみたいです。

60: SAT-IN :2014/07/25(金) 10:59:43 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp AXOM80で聴く
>ベンウェブスター

ミーツ・ジェリー・マリガン or ドン・バイアス
合法魔ヤク痺れまっせ。

61: SAT-IN :2014/07/25(金) 11:15:49 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp モンクの「ラウンド・ミッドナイト」これも文句なしにイイ!
チャーリー・ラウズのサックスが咽び、ジョー・ゴードンの喇叭が突き刺さります。

62: フォルテ :2014/07/25(金) 11:21:19 HOST:baicb85da5c.bai.ne.jp AXIOM80の音が麻薬的かどうかは知りませんが、フリーエッヂ、フリダンパーによって創られる音が
如何様なものかぜひ一度聴いてみたいですね。試聴できるところをご存じの方紹介お願いいたします

63: SAT-IN :2014/07/25(金) 11:30:04 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp A7でブラスバンドも大概ぶっ飛びますが、AXOM80はコーンの位置にマウスピースが有って吹いているようなリアリティーがあります。
Wコーンの魔力?ですかね。

64: フォルテ :2014/07/25(金) 11:59:00 HOST:baicb85da5c.bai.ne.jp ジャズトランペットで息を吹き込む感じをわざと出してるプレヤーがいますが、あんな感じなんでしょうね

65: ジークフリート :2014/07/25(金) 21:51:36 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉54,61,63
80の付帯音を善意に誤解できる方にはそう聴こえるんでしょう。

かつてフルレンジファンは80派とローサー派に割れていたとか。
個人的には、今ならローサーかな?

66: すってんてん :2014/07/25(金) 23:50:13 HOST:122.196.12.44 >善意に誤解

文法を勉強しませう。

善意に「解釈」でつね。
考えが浅い、知恵が足りませんでゲス。

ブリティッシュを語るなら、
ハートレーコンサートマスターY(米国製)。

オリジナルGRF(RED)と遜色無し。多分!?

67: すってんてん :2014/07/26(土) 00:12:49 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >文法を勉強しませう。

訂正
日本語(漢字)を勉強しませう。

68: 薬漬け :2014/07/26(土) 01:04:52 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>65 ジーク大先輩、こんばんは。

「善意に誤解」とは手厳しいですね(笑)。正道音命の大先輩ならではですね。
まさにそうなんですよ。80は制動がやたらめったら難しい一方、いろいろな解釈に堪えられるだけの
キャパシティをもっています。だから普通のSPならば聴いてられない歪の塊が80から発せられると
「美味しい歪」と大化けする。それはSPの挙動ないし音からすれば正道ではないのですが、それを
美しい、得がたい美音と「誤解」する(したがる?)私たちがいる訳です。
(実際、どこかに書いてましたが、演奏家が聴いたら「本物はこんなに美しくない」と言ったとか。)
ちゃんと調整して鳴らせば然るべき音で鳴ることは判っていても、あえてそれを選択しない。

これは80特有の現象というべきか、サテ。
でもやはりあれは罪な「魔性の音」…麻薬的な音です。正道ではないと判っていても、それに惹かれる。
タンノイやその他ではヤイヤイ言いながらチューニングしているくせに…と。
そこは「美味しい誤解」ということで見逃して下さい。(汗)

69: RW-2 :2014/07/26(土) 01:08:24 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >かつてフルレンジファンは80派とローサー派に割れていた

'70〜'80年代のマニアの話しですかね。どこでも買えるシロモノじゃないし。
ラ技やMJ、SS誌等を読んでないすてれおファンは存在も知らなかった。オー
ディオベクターとかTP1あたりは大型オーディオ店でも見たことがなかった。

一般的には国産連合軍 VS JBLでしたでしょう。LE-8Tに追いつけ追い越せ。
そういう意味じゃやはりLE-8Tは影響力絶大でしたね。あの時代の製品として
信じられない程上手く作られておりましたね。

70: SAT-IN :2014/07/26(土) 01:35:41 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >フルレンジファンは80派とローサー派

自分は全く関係ないですね。
ただただ80のあのフォルムから想像される音を具現化したかっただけです。
どこかに誤解や妄想が有るとするならば、実際に使うことで理解へと変わります。

71: RW-2 :2014/07/26(土) 03:57:30 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp フルレンジもシングルコーン派とダブルコーン派はあるかもしれませんね。
ただ、シングルコーンなのにボイスコイルボビン直結キャップのメカニカル
2ウェイもあるからややこしい。この場合はダブルコーン派の仲間なのか?

見掛けメカニカル2ウェイに見えるオンキョーのFR-16Aは実はシングルコーン
だし、シングルコーンに見える再版の三菱P-610はメカニカル2ウェイなのだ。

メカニカル型で困るのはエセ修理屋がキャップを交換すると、ボビンではなく
コーン紙に貼り付ける。これでは動作が変わり音も変わりタマッたもんじゃない。

FOSTEXのキットも付属ボンドでボビン、コーン、キャップ一体で貼り付けた場合と、
ボビンとコーンは軟性ゴム接着剤、ボビンとキャップは硬質エポキシで貼り付けて
メカニカル2ウェイとした場合では音が違う。この辺はオモシロイところですよ〜。

72: ジークフリート :2014/07/26(土) 04:17:23 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉68 美味しい歪(ATC聴きながら爆睡していたらもうこんな時間に)

薬漬け先輩。あの付帯音なくして80の魅惑無し・・・毒か薬か?ビミョーなところなんですよねぇ。(これが755Aやパンケーキ辺りになると明らかに毒なんですが・・)

しかし、コーン紙のカサカサ感と、ベークライトの硬〜いキツさが私を我に返えす。あ、やっぱり毒だわ!と。(あの硬さにチョット疲れる)

まぁそれでも、毒も薬も何にもないよりは面白いんじゃないでしょうかね。

73: SAT-IN :2014/07/26(土) 04:56:08 HOST:s590117.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >シングルコーン派とダブルコーン派

どっちかと言えばダブルコーン派ですね。
何故かわからないけど、厳密な聞き比べをして買う訳でもないので見た目が好きと言うしかないです。
シングルコーンの755に関しては一種の開き直った感がまた魅力でもありますから、物によりけりに落ち着きます。
P-610はチタンドーム?を仕込んだ時点で開き直ってはいませんね。
これはこれでイイ意味での悪あがき感が好きです。(省)

エアコンが古く、小まめな調節は人力になりますから、落ち着いて寝てられない(笑)

74: フォルテ :2014/07/26(土) 10:20:50 HOST:203.133.218.92 皆さん、おはようございます。本日もくそ暑くなりそうですね。熱中症などで救急車のお世話に
ならないよう、お気を付け下さいませ^^

>見た目が好きと言うしかないです

私の場合は聴いた目が好きということになるでしょうか?ユニットの構造とか材質とかは直言すれば
どうでもいいのです。何故ならどんな構造が最良なのか、どんな材質が最良なのか分かりませんからね
もしこの構造が最良、この材質が最良というものがあるなら、世の全てのSPはその構造、その材質で
作られている筈ですからね。

ヴァイオリンであれば重音の怪しい魅力、ピアノなら高域の球を転がすような美しさ、中低域の側板の
響き、ギターだとアルペジオやトレモロの粒立ちの良さ、管楽器やヴォーカルだとその存在感を強く
感じさせるもの、そういった諸々を楽しめるSPならそれで十分ですね。

75: 薬漬け :2014/07/26(土) 11:09:20 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>72 大先輩、おはようございます。目、覚めました??

確かに755Aと比較すると面白いですね。755Aは「正統派」美音ですね。魔性的な要素は余り無い。
ちょうど昨日、シゲティのバッハ無伴奏(米Vanguard-Bach Guild)を聴いていましたが、流石に
見事な鳴りっぷりでした。大らかな鳴り方ではなくて、非常に緻密なというか、音の詰まった鳴り方。
明快であり挑発的でもあるけど、肩の凝る鳴り方ではない音。そんな音で魅了してくれました。

これと比べると、――正道?で鳴らした場合の80はやや大人しい、緻密だけど柔らかい質感の音を
出してくれます。この辺がアメリカン・ブルースカイとロンドンの霧の差になってくるのでしょうが、
一方で80の裏の(実際は表の?)顔である魔性のユニットとしては(そういう鳴らし方をすれば)、
755Aに緻密さにおいて似ているけれども、ご案内の通り特に高音の質感が妖しい。正宗と村正?
どちらも魅力的ですが、やはり80には不健康な魅力を感じますね。(苦笑)

ちなみに大先輩のユニットのベークライトは交換されたものでしょうか。拙宅の個体のベークライトは
フラフラ?で、よく言われる「息を吹きかけるとコーン紙が動く」ような状態で余り硬さは感じないの
ですが…。
その代わり入力レベルには気を使わざるを得ませんね。

76: ジークフリート :2014/07/26(土) 14:07:08 HOST:011019171106.wi-fi.kddi.com 〉75
薬漬け先輩、お早うございます。

当方が使った80は復刻版ですから、もう少し制動が効いていて息を吹きかけてもフラフラしないんですよ。(それでもトランジスタアンプで制動かけながら駆動した方が暴れは少なかったですが・・)

復刻版でも、スペクトラルのアンプで駆動しましたら、惚れ惚れするよな音色で・・・しかし、残念ながら時々ヤハリ我に返る。

まぁ、それにしても、先輩がおっしゃるように、チョット奥ゆかしいところなんかは、ブリティッシュサウンドそのものですね。

77: ジークフリート :2014/07/29(火) 22:04:09 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp オーディオの装置には、使い手に寄り添ってくれるものと、使い手側が寄り添わなきゃならんものがあると思いますが・・・個人的には、強引にでも寄り添ってくれなきゃオサラバだ!てな気持ちで使ってきたので、一つ一つ壁をクリアした段階で、「おっ、まだイケるね!」というような喜びというか安心感あり。

ところが今度のサブシステムの場合、「こちらが寄り添ってあげなきゃにゃならんのだろーなぁ?」てな、初めて感じる諦めといいましょうか、新鮮さと言いましょうか・・・
寛大な気持ちでいつ迄サブのワガママを許すことができるか?
全ては、サブシステムの出来次第です。

78: すってんてん :2014/07/31(木) 11:48:41 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 貴兄の腕前「凄腕らしい」なら100人に聴かせても大丈夫・・・・・鴨。

79: ジークフリート :2014/08/01(金) 18:02:17 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 明日はESL57(ブロンズ)を聴きに行く予定。
ステレオラより良かったらどーしよう?(なぁーんて、実はステレオラに使われているパンチングメタルと「ブロンズ」のパンチングメタルの質感の比較をしたいだけとか)

80: 薬漬け :2014/08/01(金) 19:28:07 HOST:west22-p165.eaccess.hi-ho.ne.jp ブロンズは確か希少種ですね。音の質感が通常のものと違うのでしょうかね。

81: ジークフリート :2014/08/01(金) 21:28:10 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉80 希少種
薬漬け先輩。初期のブロンズの後は塗装仕上げでブロンズほどキレイじゃないんですよね。

ただ、塗装ものでも既に健全な個体が少なさそうですから、今となっちゃ「ブロンズじゃなきゃ・・・」てなこと言ってる場合じゃないかもしれません。

今回の個体は、まだとりあえず振動幕は大丈夫みたいですけど、ESLのように磁性体を振動幕に塗装しただけではないマーチンローガン(磁性体は打ち込み)でさえ既にヤバイ状態ですから・・・

82: すってんてん :2014/08/01(金) 21:34:28 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 英国の音響製品(ラジオ含む)に使われているパンチングメタルは
量産品、普通に流通しているものでつ。

83: すってんてん :2014/08/02(土) 14:05:40 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >>1
>ブリティッシュサウンドにメロメロ

英国製品にへべれけでつがアメリカンも好きな我儘オヤジでゲス。

>>74
ピアノなら高域の球を転がすような美しさ、中低域の側板の
響き、ギターだとアルペジオやトレモロの粒立ちの良さ、管楽器やヴォーカルだとその存在感を強く
感じさせるもの、そういった諸々を楽しめるSPならそれで十分

別板に、イヤミタップリテンコ盛、これ見よがしに貼っときますた。
御心が18歳未満の方、度量と引き出しの少ない殿方の、ご入場&ご閲覧はご遠慮くださいまし・・・

ご気分「逆撫で????」

でつね、ワカリマス。♪(*^_^*

84: 前期 :2014/08/02(土) 14:14:26 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >>83

引出はあるんですけどオンボロで底が抜けており松!?

85: すってんてん :2014/08/02(土) 14:36:33 HOST:122.196.12.44 >ピアノなら高域の球を転がすような美しさ

ハープシコード(チェンバロ)も“らしく”なりまつ。

凸等もクォードESLも・・・

86: ジークフリート :2014/08/02(土) 17:47:45 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉81
ESL57を見て来ました。ブロンズ未だ色褪せず!
ステレオラのパンチングメタルと並べると網目のパターンは同じデザインですが、目の大きさが違いました。
そして、ステレオラはブロンズじゃなく、もう少しゴールドに近い色。

それにしても、今までゴールドムンドのミメイシス2と3で聴いていたステレオラを、本日はジェフローランドのプリ〜45シングルアンプで聴いてみましたらかなりガッカリな状態。(スピーカーだけ50年代のバロンに替えたりしたので余計にそんな感じ)
60年代中盤以降のスピーカーなので、やはりトランジスタアンプがお似合いなのかな?とか、まだ聴いてないクオード303への不安と期待が入り乱れる。

87: すってんてん :2014/08/02(土) 19:24:44 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 約30年昔の記憶が確かならESLもゴールドに近かった、

ふと、そんな気がすて。でつ。

ゴールドムンド・・・・・ヤッパシ

88: ジークフリート :2014/08/03(日) 22:00:50 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 昨日、某所で珍しいものを見かけた。アキショム80(片チャンネル1本)用のネットワーク。(勿論メーカー製にあらず)
中身は、果たして故青木周三さん設計のものや否や?という興味のみですが・・・その朝、友人の80(ウーハー:アキショム301、スコーカー:80、ツイーター:ケリー リボン)やローサーについて話し込んだ後だったので、因縁めいたものを感じる。

89: くろねき :2014/08/03(日) 23:16:19 HOST:wb92proxy10.ezweb.ne.jp ☆ジークフリートさん☆
こんばんは。

>>86
>ジェフローランドのプリ〜45シングルアンプ

という組み合わせがそもそも合ってないような。
片や現代ハイエンド、片や古典的球アンプでは・・・。

プリがパス・ラボラトリーズとかだったらもっと合わなそう。
X0というド級機があって、下流側の機材の音を
全部押しのけちゃうプリだと聞きましたが、
むしろそこを利用するつもりならかえって使いやすい?
というか、ジェフ・ローランドもお持ちでしたか。

90: すってんてん :2014/08/04(月) 01:29:21 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >組み合わせがそもそも合ってないような。
片や現代ハイエンド、片や古典的球アンプでは・・・。

でつね
わかります。

ヤッパシ♪(*^_^*

91: 前期 :2014/08/04(月) 09:50:50 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp 組み合わせと言えば、もう時効でしょうが、昔S先生が雑誌に紹介されたそれ
が多分実際には試していないだろうと噂になったことがあります。
無論 奇想天外な取り合わせが好結果を生むということもあるでしょうから
やってみる価値はあるかもしれませんね。

92: 薬漬け :2014/08/04(月) 10:19:41 HOST:s640177.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 奇想天外までのものかどうか分かりませんが…。
拙宅のレクタンギュラーヨークには、ゴールドムンド・ミメイシス2aに300Bプッシュプルが
結構いい結果をもたらしました。音の渋さと濃さと緻密さが調和したような。
(しかしミメイシス2aでは、もはや現代ハイエンドとはいえませんね。既に温故知新の世界…)

だからという訳ではないですが、大先輩も今一度、ミメイシスで再調整してみられては?

93: RW-2 :2014/08/04(月) 11:49:23 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp マランツ#7イコライザー→デジタルアンプは今や定番。#7プリ出力→デジタル
アンプも定番。前者は繊細クリア、後者はパワフル。なんてったって超省エネ。

94: ジークフリート :2014/08/04(月) 12:58:45 HOST:KD182249240080.au-net.ne.jp 〉89〜93

クオード303に接続する4ピンDINプラグの入荷が遅れている関係で、例の冗談みたいなスピーカーはまだオーディオ店に置いたままでして、支払いは済ませているんですが、上手く鳴るのを確認してから納品してもらう予定なんですよ。
なので、ゴールドムンドもジェフローランドも所有しておりません。

アンプは、一組しか持っていないので、プリアンプ以前はATCとの共用です。

プリアンプ以前の装置は個性の強くないものを選んだつもりですから、まぁ年代の違いはあっても、冗談と303の相性がどうかという辺りを心配する程度かな?と考えとります。

95: くろねき :2014/08/04(月) 19:16:26 HOST:wb92proxy02.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。


☆ジークフリートさん☆
こんばんは。

あ、例のお店にまだ置いてあるんですか。
失礼しました。

しかし、長いお付き合いで店主さんにいろいろ見通されてるようで(笑)。

96: ジークフリート :2014/08/04(月) 21:04:00 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉92,95
ミメイシス3が買えないことも見透かされていたようで・・・

最初期のゴールドムンドの音(分析的に聴かせず、高域に爽やかな艶が乗る = 流石、スイスメイド)に似合うスピーカーがあれば欲しかったんですがねぇ。

(ただ、そういう明らかな着色を個人的には好まないもんですから、サブシステムにしか使えないし・・・と、グズグズしてる間に、トンビに油揚げ。もし買ってたら、このスレッドは「ウインナーサウンド?にメロメロ」だったかも。)

97: すってんてん :2014/08/05(火) 17:25:50 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ミメイシス3が買えないことも見透かされていたようで・・・

でつね
わかります。

どこの誰だか知ってるが♪良い子は皆んなが知らないふり♪

ホラ吹き仮面のおじさんは♪・・略・・

疾風のように現われて ヤバクなると去っていく♪・・・・・略

98: すってんてん :2014/08/07(木) 16:23:25 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 抱腹絶倒危惧種でつ。

99: ジークフリート :2014/08/10(日) 09:19:42 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉77 使い手に寄り添う

只今、ATCのブリティッシュサウンドらしさをチョット緩和しようかな?と、中域辺りのハリとか質感を調節中。
量や硬さは変えることが出来ても、血統?を変えられないのはこのスピーカーでも痛感。

100: 薬漬け :2014/08/10(日) 10:55:47 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp ジーク大先輩、おはようございます。
そちらは台風は大丈夫ですか?

流石にATCといえども、ユニットや構造体の音的特質からは逃げられないとしたもので、そこは
ブリティッシュ・サウンド以上に頑固かも知れませんね。
中域あたりのハリということは、ちょっとヴァイカウントの質感に郷愁があられるのでしょうか。
下衆の勘繰りですが。





101: すってんてん :2014/08/10(日) 11:04:03 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 11号は只今播州赤穂の天空でつ。

綾里旅館「呑海楼の露天風呂」で台風を鑑賞
風流?かも

102: ジークフリート :2014/08/10(日) 11:35:29 HOST:36.52.160.106 〉100
薬漬け先輩、こんにちは。
名機のスレッドに書いたように、もう一度バロンでD130を?てな考えも無きにしも非ず、といったところですが・・・まぁサブシステムの方は冗談みたいなスピーカーで落ち着きたい(多分、音質があーでもない、こーでもないとか右往左往しなくても諦めの境地で居られる)もんですから、堂々巡りをするつもりはないんです。

中域のハリとかを調節しているのは、ソースによっては大人し過ぎる、若しくは控え目過ぎるんじゃないかな?と感じる場合がありまして、正にそれはブリティッシュサウンドの特徴の一つではないかな?とは思うのですけど、違和感を取り除きたいのが先決でして、ここ数週間は対策を施したり元に戻してみたり、対策のバリエーションがまた閃けばまた試したり、という次第です。

103: すってんてん :2014/08/10(日) 12:25:45 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ソースごとに替える

てー変だ!

オタフク 薔薇 ブルドック イカリ カゴメ オリバー 泥・・・・・etc

ボンビーに暇なし

ワカリマス。

104: 覗き人 :2014/08/10(日) 14:12:38 HOST:i114-187-155-19.s41.a017.ap.plala.or.jp 100のじじいっ、
こんなところへ出現しないで、きちんと答えろ。

105: RW-2 :2014/08/10(日) 14:26:09 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >オタフク 薔薇 ブルドック イカリ カゴメ・・・

ヒカリソースいうのが旨いと聞いたんですけどアチコチ探しても売ってないんです。
西日本流通なんでしょか。通販で買うしかありませんね。

106: 薬漬け :2014/08/10(日) 15:11:52 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>104
また場違いな方が来られたようですね。
答えるだけ阿呆らしいと思い放置しておりました。
ただ、貴殿はどうでもいいけど皆さんにご迷惑なので、アチラに書きましょう。

107: SAT-IN :2014/08/10(日) 16:30:30 HOST:s590200.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >ヒカリソース

自然食品を扱う店に置いているケースが多いですよ。
でも探す手間を考えると通販でしょうね。
ソースだけでも、ご飯にかけて食べたくなる味です。

108: フォルテ :2014/08/10(日) 17:33:23 HOST:baicb85da5c.bai.ne.jp >>104
いきなりとても刺激的なレスが目に飛び込んで来て吃驚仰天、いったいなんのこっちゃと
過去レスを遡ってみましたところ、素人評論家のレスにプロの演奏家が噛みついたという
ことのようですが、噛みついたということはつまり放置できなかったからなんでしょうが、
噛みつく相手を間違えましたね。例えるなら子供にからかわれて激怒する大人と一緒だと
思いますよ。

まあ、我慢できなかったんでしょうがそれならそれで洒落っ気のある窘め方をなさった方が
よろしいかと^^

109: すってんてん :2014/08/10(日) 18:36:26 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp とやな〜〜ぁ おったん

110: ディラン :2014/08/10(日) 19:59:05 HOST:nptty303.jp-t.ne.jp ↑
みんなでションベン掛けて火消してもたれ〜。じよ〜じょ〜。鋳かけ屋と言う一席でございましたと。

111: すってんてん :2014/08/10(日) 20:29:54 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp とやな〜〜ぁ おったん

ゲイの為なら・・・

112: ディラン :2014/08/10(日) 20:39:47 HOST:FLH1Act127.kyt.mesh.ad.jp いよっ!春団治。

113: すってんてん :2014/08/10(日) 20:49:20 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 新宿2丁目・・・・・・・・マサカ!??

114: くろねき :2014/08/10(日) 21:17:40 HOST:wb92proxy06.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>みんなでションベン掛けて火消してもたれ〜

インターネット放送で、その仕草を
リアルにやっちゃったのがエガちゃん。

 「消火〜ぁ消火〜ぁ!」

 (ノ▽いよっ!春団治。
>新宿2丁目・・・・・・・・マサカ!??

そういえば桂一門の現役噺家で、
そーゆーキャラの人いたような・・・
そうだ!宮治さんだ。

115: 薬漬け :2014/08/24(日) 00:53:28 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>102 ジーク大先輩、こんばんは。

ブリティッシュ・サウンドとはかつて五味康祐氏も書かれたように「控えめの美」のようなところがあり、
機器もそうですがソースもその性格を引きずっていますね。やはり風土的なものでしょうか。
だからこれはもう心中してその響きをとことん「愛する」か、そうでないかのような感を呈しますが…。

では他はどうなのだというと、独はハードはシーメンス、ソフトはエレクトローラに代表されるとおりで、
度が過ぎれば鼓膜から血が出る?仏はパテじゃないけど少し陽性。米はソフトで行けばどうも少々ダル。
(JBLなどハードはちょっとソフトと路線が異なり、また国内にあって風土的性格が異なりますが)。
ブリティッシュだけでなく、やはり風土性・お国柄というものからは逃れられないようで…。
ある程度、どういう路線を愛するか、という割りきりが必要なのかも知れませんね。

さりとて、全方位対応ということで私のようにヤマタノオロチの9割増を飼えとは申しませんが(略)

116: ジークフリート :2014/08/27(水) 08:24:20 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉115 全方位対応

薬漬け先輩。基本的にATC一組で何でも聴こうとしている当方といたしましては・・・ブリティッシュサウンド若しくはモニターサウンド?に片寄り過ぎることを警戒しておるワケでして・・・

JBLやTADの頃聴けなかったクラシックがアキショム80導入の頃からやっとクラシックらしくなって来て、ATCにしてようやく「ま、こんなところかな?」と思えるようになってきた。
反面、JBL〜TADならではのある種のJAZZ再生で、ATCが果たして使い物になるのか?という心配・・・

スピーカー一組だけで色んなものを聴こうとすると、「落とし所」の判断も要るのかもしれませんが・・・まぁ、自分に似合う(違和感が少ない)装置に出逢えれば、一式でも全方位対応はなんとか出来るんじゃないかな?と思いますよ。

で、今回導入する冗談スピーカーでは、今のところ全方位対応は目指しておらず、思いっきりブリティッシュサウンドへ振ってみようかな?という計画です。(かつて、瀬川冬樹がアキショム80の後に愛用した(メインシステムのスコーカーなどとして)モジュールユニットが、今時どこまで通用するか?という、イヤラシイ興味も無きにしも非ずですが)

117: 薬漬け :2014/08/27(水) 11:34:33 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp 大先輩の、その辺の微妙なバランス感覚には太刀打ちできませんねえ。
私はすべからくその辺がイイカゲンで(汗)。

確かに…TADは使用経験が無いので分かりませんが、拙宅でもJBLでのロックとクラシックというと…
前者のハマリ具合に対して、後者は独特の緻密さで鳴ってくれる一方、「味わい」という点でいくと少々
物足りないのですね。美味しい水をちょうだいと言うには適しているけど、京風吸物ではない。少々変な
喩えですが。
一方で、以前に拙宅のウエストミンスターやオートグラフで試しましたが、タンノイでもロックは朗々と
鳴る。しかしJBLのような“鳴り方”にはならない。
その両者のエッセンスの、全ては無理にしても一部を共有できないか…。相当緻密な音のベクトル管理が
必要になってくるような感じですね。

この辺は、鳴らす音楽のジャンルにも拠る所大でしょうが。(大先輩はレパートリーが広すぎる!)
私もブリティッシュロック、なかんずくプログレ系統…ピンク・フロイドやELPとかあたりでなら、
ウエストミンスターだけで満足しているのかも知れません。

それにしても、その冗談のような(失礼!)モジュールユニットがどの様な英国調の渋さを演出するか、
楽しみですね。

118: すってんてん(借金漬け) :2014/08/27(水) 14:49:27 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >微妙なバランス感覚には太刀打ちできませんねえ。

天才でつ。多分!???
降参しますたでゲス。


>タンノイでもロックは朗々と鳴る。・・・・・

ロックを朗々と?・・・でワロタ

>しかしJBLのような“鳴り方”にはならない。

辺り前田のクラッカーでつ。

SS誌の受け売り押し売り「お断り致します」

119: 前期 :2014/08/27(水) 18:46:22 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp 薬漬けさんの仰ることは痛いほどよくわかります。

なぜならここ2年ほど国際オデオ・ショウのTannoy Boothには英本国から
数名がおしかけエゲレス語でデモしているからです。彼らの目玉はロック
の王様エルビスが自身のプレイバック・モニタに指定していたのがTannoy
だと誇らしげに説明し、その原版を聞かせてくれました。Take One! なんて
彼の声も入っていました。その音は暖かく決して気取ったものではなかった
と申し上げておきます。

120: ディラン :2014/08/27(水) 19:07:49 HOST:nptky403.jp-t.ne.jp 言われて見ればエルビスのレコードにはちょっとエコーが掛けてある物が多々見られますタンノイはあの甘いセクシーボイスを再生するには良かったのかも。

121: ジークフリート :2014/08/27(水) 21:23:39 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉117 ブリティッシュロック

薬漬け先輩。
ロック・・・というと、個人的にはハードロック意外は全部ポップスだと認識していますので、ロックなら私の場合はレインボーとかブラックサバスとかディープパープル辺りでして、大音量でも斬れ味鋭く、しかも低音がかぶらないことが最低条件・・・この辺りが小口径指向の発端なんですが・・

とは言え、リズム主体のアメリカンハードロックとは違ってメロディ重視のブリティッシュロック(今時はそんな垣根も無く、皆ヘビメタとか何かで一緒くたの扱いでしょうけど)の場合は、適切な英国スピーカーを用いれば更にドラマチックに聴かせてくれるんじゃなかろうか?と思いつつ、早くもウン十年経過。
そんなスピーカーには未だ出逢えておりません。(リッチー・ブラックモアのモニタールームで、プロアックのスモールモニターを見かけました。あんなので聴いてみたい!)

122: ジークフリート :2014/08/27(水) 21:26:32 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 意外 → 以外

123: すってんてん(借金漬け) :2014/08/27(水) 22:59:20 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >大音量でも斬れ味鋭く、しかも低音がかぶらないことが最低条件

残念!

イマドキノロックは真逆でつね

ボヨヨ〜〜〜ん&ドン&ジャリでゲス


サントリー RED
ノー チェィサーでお願いちまつ。

>そんなスピーカーには未だ出逢えておりません。

有馬泉でつ。

124: くろねき :2014/08/27(水) 23:57:02 HOST:wb92proxy13.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>残念!

>イマドキノロックは真逆でつね

>ボヨヨ〜〜〜ん&ドン&ジャリでゲス

特に日本のイマドキノロック(ジークフリートさんがポップスに
類別するもの含む)だと、むしろこういうのがありがちなような?

要は安易なマーケティング理論に基づく音作りの
結果であるなど、いろんなことが言われてまつが、
音圧や周波数スペクトラムの時間的変化が少なく、
即ち全体にホワイトノイズに近い。

そして歌詞が聞き取れない、いわゆる「ドンカマ負け」。
コレが何とも!
低音がかぶるというか、ボーカルにそれ以外がかぶるのが問題。

こんな楽曲で「メッセージを受け取って欲しい」
なんて言われた日にゃ(いるかなこういうバンド?)、
すってんてん(借金漬け)さん式に言うと「イテマウド!」。
その前にまずドンカマ負け直せっての。

ボーカルを邪魔しないように演奏を工夫するとか、
ステレオであればボーカルと楽器の音像分離を良くするとか、
方法はいろいろ考えられまつでしょうが、
肝心のボーカルの力量が足りない場合は・・・ガッ、クシ・・・

125: すってんてん(借金漬け) :2014/08/28(木) 01:43:37 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ボーカルを邪魔しないように演奏を工夫

流石でつ。

今宵?はUチューブで佐良直美の「ひとり旅」
島倉千代子の「この世の花」
都はるみの「好きになったひと」なんぞをご鑑賞しますた。

オデオ再生のキメテは日本人のヴォーカルが自然に聴こえること(ラヂオの音)でゲス。

126: つづき :2014/08/28(木) 09:59:49 HOST:d-117-74-15-104.d-cable.katch.ne.jp 16センチフルレンジで西郷輝彦や舟木一夫を聞いていますが
歌詞は良く聞き取れるし良いですねぇ、日本語の歌は・・・。

127: すってんてん(借金漬け) :2014/08/28(木) 11:44:31 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ↑
王道でゲス。

橋幸夫もヨロピク♪(*^_^*

128: SAT-IN :2014/08/28(木) 14:44:35 HOST:s876222.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >16センチフルレンジ

たしか池田圭氏をして思いがけず再生された孫娘の声に一瞬生か?とドッキリさせたのも6半でしたね。
(音の夕映えor盤埃集より)

129: 薬漬け :2014/08/28(木) 15:24:17 HOST:s865076.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 前期さん、ディランさん、こんにちは。

確かに、タンノイのオールドユニット、モニターシリーズはその使用用途においては
“中立”なのでしょうね。
スタジオやPAでも多用されていたようですし。

(DECCAのffrr録音に採用されたということで、何気にクラシックに意識がいきますが、
DECCAといえばローリング・ストーンズなんてのもありますから、ロックが鳴らないでは
済まされなかったでしょうね)。
ただ、やはりそこにタンノイの香気は然るべく漂っていた…。

エルヴィスのタンノイが何だったかは非常に興味が湧きますね。やはりアメリカタンノイの
何れかだったか、それとも特注モニターだったのか。

130: 薬漬け :2014/08/28(木) 15:25:52 HOST:s865076.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>121

ジーク大先輩の分類でいきますと、私のリストでもパープルやツェッペリン、クリーム辺りが
ハードロックで、それ以外はポップスになるかも知れませんね。
(この辺の定義は案外難しいですが。)
私はもう少しロックの外延を広く考えているので、フロイド等はブリティッシュ・ロックの
範疇に入れることになるのですが…。

仰る通りブリティッシュ・ロックのメロディアスなナンバーには、拙宅では結構ウェストミンスターが
良い効果を醸しています。
この場合、少しクラシックの駆動ラインより明晰にするのがミソで、例えば「狂気」「エコーズ」のような
ナンバーには、Ortofon MC30Super〜Cotter MKIIL〜レビンソンML6L〜ML2Lのラインで鳴らすと、
例えば狂気の「TIME」冒頭の目覚時計の大合唱、エレキギターの香気、「虚空のスキャット」の
不気味さと倦怠感、「望みの色を」から「狂気日食」までの音の洪水、各々が絶妙な雰囲気で鳴ってくれます。
ML6Lという“狂気アンプ”が間に挟まっているせいでもないでしょうが(笑)。
(4333Aが入ってからも、考えたらこの辺のナンバーはミンスターでしか鳴らしていませんね。)

探せばーーひょっとしたら大先輩の“冗談スピーカー”などでも、面白い効果が期待できるのでは、等と
無責任な期待をしております(汗)。

131: すってんてん(借金漬け) :2014/08/28(木) 15:34:56 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ロックにオルトフォン&凝ったU・・・・・ワロタ

ロックにはRED&ホワイト&富士山ロック&シュアーM44が王道でゲス。
下品に鳴らしてこそロック!モチのロン ノーチェィサー

132: SAT-IN :2014/08/28(木) 18:18:54 HOST:s876222.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp オーディオを始めた70年代は結構Hi-fi調或いはオーディオ思考のロックが有ったやうな。
なかでもピンクフロイド「The Dark Side of the Moon」等は意思を持ってサラウンド化されているようですから、しかるべき復調器を通して聞いてみるのも一興でしょう。

133: RW-2 :2014/08/28(木) 21:12:24 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 音楽で言うところのブリティッシュ・ロックとブリティッシュ・サウンドは似て非なるなるモノです。

オーディオで言うところのブリティッシュサウンドとはおそらく評論家達の造語であって、コレと
言った正解はないでしょ。昔のタンノイやワーフェデールのように箱鳴りを利用した朗々と鳴るシス
テムを充てる方もおりますし、まったく音の違うクォードを指す方もおります。BBCモニター系を
押す方もありますが、スペンドール、ハーベス、ロジャースそれぞれ音が違います。最近においては
B&Wがブリティッシュサウンドと言ってよさそうですが、往年のファンは納得しかねるでしょう (略)

結局なんのことはない、英国製スピーカーの総称であって、な〜んか国産スピーカーとは違うよな〜。
ってな雰囲気を表したのでしょう。そうは言ってもやはり英国勢は弦楽器の再現には長けております。

134: 前期 :2014/08/28(木) 21:19:25 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >>129 薬漬けさん、今晩は。

エルビスが指定していたタンノイの型番は知りたいものですね。ショウで訊けば
教えてもらえると思いますが、今年は野暮用と重なっているので行けるかどうか・・・・
エルビスという人は録音ではマイクも自社(?)のRCAじゃなくて菱形印を
使っていたそうですから案外欧州趣味の人かもしれません。彼の歌自体もバリバリ
のアメリカンというよりどこか哀愁がありますしご婦人方は母性本能をくすぐられたでしょうね!

135: つづき :2014/08/28(木) 21:39:32 HOST:d-117-74-15-104.d-cable.katch.ne.jp >橋幸夫もヨロピク♪(*^_^*

あ、好きです。良い歌一杯あります。カラオケでも歌います。

あとピンク・フロイドはプログレッシブ・ロックのはしりですね。

136: すってんてん(借金漬け) :2014/08/28(木) 22:01:42 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ハードロック意外は全部ポップスだと認識(;一_一)

オイラの場合はフリーJAZZ&ヒップホップ&現代音楽、さらに
インド&アフリカ&民族音楽以外はPOPS(ポピュラー)でつ。

それにしてもチミは五字分を孤高の人に祭り上げるのがお上手鴨?
ヤッパシ♪(*^_^*

小口径でロック・・・・・(〃^∇^)o彡☆あははははっ

137: RW-2 :2014/08/28(木) 23:01:46 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >エルビスが指定していたタンノイの型番は知りたい

時代的に恐らく製品ではなくてオーダーでユニットを箱入れしたモノでしょね。
当時のアメリカさんのスタジオはスピーカーはJBL、レコーダーはアンペックス、
RCAのコンソール、マイクはシュアー等々、世界の一級品がありましたので他に
依存しなくても良かったわけですが、エルヴィスのハード&メロウのセンスが
発揮され「JBLのほかにタンノイも用意してよ〜」なんてことだったのでは?。
事実だとすればユニットはモニターシルバーでしょね。

138: ジークフリート :2014/08/29(金) 00:00:21 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉130 狂気アンプ

狂気好き?な薬漬け先輩には・・・ジューダス・プリースト辺りは如何でしょうか?
狂気アンプで聴くそれは、サブリミナル効果も絶大かもしれませんョ。

なーんちゃって、それにしてもML6Lの左右ボリュームレベルがちゃんと合うのだろうか?などと今更ながら心配になります。
現行の後継機種では、確かモータードライブのボリュームが連動?で便利になっているらしいですけど、コレはコレで果たしてキカイが信用出来るのか?とか・・・
クレルの最初のプリとか、JC80とかも憧れたもんですが・・・しょせん買えない私のヒガミかぁ〜。(最近チョット試したセータのプリアンプ。フェーダー式ボリュームが、左右レベルが合わなくて・・・不揃いなツマミ達?)

139: すってんてん(借金漬け) :2014/08/29(金) 02:09:40 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp レビンソンの狂気?を語るなら国産ではパイオニアCZ‐1、MZ‐1で充分でつ。

ロックならSAE2500で充分。

五味氏&瀬川氏&長島氏の似非真似よりは・・・・・・・・♪(*^_^*。

ボンビーオデオ「鉄男の方舟」で、2泊3日のご静養を奨める♪(*^_^*

140: すってんてん(借金漬け) :2014/08/29(金) 02:15:08 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 窓際が良いらしい・・・

141: すってんてん(借金漬け) :2014/08/29(金) 12:50:14 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ボンビーオデオ「鉄男の方舟」(誤)

ボンビーオデオの方舟「徹男の部屋」(正)

142: 薬漬け :2014/08/29(金) 13:15:43 HOST:s642222.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>134 >>137

プレスリーが使用したというスピーカーは、タンノイ社がFacebookで公開していましたね。

ttps://m.facebook.com/Tannoy1926/posts/423258861101020

今も個人宅で使われているそうです。
1954年のレコーディング(これはWikipediaの解説とも合致します)と同じ年に、タンノイ本部?と
エンジニアの手によりこのスピーカーが導入されたようです。(そのレコーディングのモニターに
直接使われたかは不明確ですが。)

今手元に資料が無いので、アメリカタンノイのラインナップが不分明ですが、余り見たことの
無い個体ですので、RW-2さんが仰るように特注品かも知れません。
またユニットも、モニターブラックの可能性も捨て切れませんが、年代から見てシルバーの
可能性が高いですね。

143: 前期 :2014/08/29(金) 13:59:45 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >>142 薬漬けさん、今日は。

レスありがとうございます。よく調べられましたね。箱は言所有者が新たに
製作したのかもしれません。Tannoy Goldの記載がありますがそれがユニット
を指すのでしょうか???

144: 薬漬け :2014/08/29(金) 14:13:37 HOST:s642222.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>138

ジーク大先輩ご推奨のそのディスクは、恥ずかしながら存じ上げませんでした。

一般に、ウェストミンスターがモノを言うのは余り効果を強調しないーー純粋にhi-fiに録られた
演奏が合うみたいです。フロイドの「狂気」の英EMIソリッドブルー盤と4ch盤(微妙にミキシングが
異なります。個人的には4chバージョンが好き)、EL&Pの「展覧会の絵」とかがナカナカ。
Michael Honigの「Departure from Northern Wasteland」なんてのも結構聴かせます。

ML6Lは、ボリュームは意外とスッと収まるんですよ。慣れもあるでしょうが、使用経験者は
結構同じ様な印象を持たれるようです。
ちなみに拙宅のML6Lは、悪友からふんだくり借りたままの状態。奴が何も言って来ないので
取得時効を狙っています。(汗)

145: 薬漬け :2014/08/29(金) 14:27:55 HOST:s642222.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>143 前期さん、こんにちは。

このゴールドの由来は分かりません…。
因みにこれとは別に、プレスリーがモニタリングしている姿と共に写真に写っている個体がありまして、
こちらにはモニターゴールドが装着さるているとかのコメントが。
ただこの箱も見た覚えはありませんで、特注品が多かったのでしょうかね。
してみるとプレスリーは結構長きにわたってタンノイを使っていたのでしょうか。

プレスリーの欧州趣味?では、ヒット曲にカンツォーネの「この胸のときめきを」がありましたね。

146: RW-2 :2014/08/29(金) 14:50:56 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp ↑見ましたが、「Paul Deelmanさん」が1954年製のユニットを自作箱に入れた
写真を「Tannoyさん」のラインにupしたんですね。タンノイゴールド称して
いますが間違いでしょう。もしゴールドであれば1954年製記述が間違いでしょね。

それを受けた「Tannoyさん」が1954年製タンノイユニットとあったので、同年時
売り出していたプレスリーを引き合いに出し、タンノイはこの時代からハイク
オリティーで優れており、そんなユニットを使って「Paul Deelmanさん」が
2013年に自作箱に入れたのがコレ・・・ってな説明を付けてシェアしたのでは。

業務で使うような形態じゃありませんものね。センターキャビと一緒にオシャレな
デザインで作ったモノでしょう。

147: RW-2 :2014/08/29(金) 15:53:20 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >プレスリーがモニタリングしている姿と共に写真に写っている

タンノイではなくRCAのLC-1Aですね。オルソン博士作の15㌅同軸マウント。
コブコブウーハーで、真ん中に蝶々がとまってるヤツ。

148: 前期 :2014/08/29(金) 18:12:59 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp エルビス死して謎を残す、というところですかね。Tannoyの歴史書というのが
あるそうで、それにはいろいろ技術的なことが書いてあり専門家向け(素人
には理解できない?)と注釈つきですが絶版なのが残念です。どうせ読んでも
わからないから関係ないか!

149: 前期 :2014/08/29(金) 20:32:43 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp 追伸。面白い記事があります。
www.elvis.com.au/presley/interview_with_elvis_presleys_sound_engineer_bill_porter.shtml

初期のエルビスの録音を担当したビル・ポーターの話が載っています。
タンノイのタの字も出てきませんね。
RCA 6L6 の12ワット・アンプでA7を駆動していたとか。
エルビスほどの大物になればいろいろなスタジオで録音したでしょうから中には
タンノイというのもあったかもしれませんが、オデオ・ショウにおけるデモは
英国一流のジョークかもしれません。

150: すってんてん(借金漬け) :2014/08/30(土) 12:07:36 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ↑
でつね

ワカリマス。

誰かがタンノイ タンノイ と騒ぎすぎ(位置ビリ)ザマス。

エルビスの声なら当時物のアルテック&エレクトロヴォイスがベストマッチ。

151: RW-2 :2014/08/30(土) 13:47:35 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >タンノイのタの字も出てきません

サンスタジオには見あたりません。RCAスタジオでのプレイバックモニターは↓写真左のよに
RCA LC-1A。メンフィスのチップス・モーマンのアメリカンスタジオ↓写真右にはエルビスの
後方にモニターSPが見えますがやはりLC-1A系に見えますね。

ttp://bbs8.fc2.com//bbs/img/_344600/344586/full/344586_1409373429.jpg

152: RW-2 :2014/08/30(土) 16:08:39 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp ちなみに↑のチップス・モーマンは拙者のフィバリットシンガーの一人、ジェイムス・カー様の
「The Dark End of the Street」も作っております。ダン・ペンと共にエルヴィスを復活させ、
かの名盤『エルヴィス・イン・メンフィス』も作りました。

ちなみに「The Dark End of the Street」は数多くのシンガーがカヴァーしておるほどの名曲です。

153: RW-2 :2014/08/30(土) 16:28:52 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp ↑「The Dark End Of The Street」
ttps://www.youtube.com/watch?v=HC3AXQ8dPJM&feature=youtube_gdata

154: 前期 :2014/08/30(土) 17:29:30 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp こうなるとメンフィスに行って確かめたくなるのが人情ですがあの世が近い
爺には無理な相談です。それにサン・ストゥディオは今や単なる観光スポット
に過ぎないという話もありますし。

155: すってんてん(借金漬け) :2014/08/30(土) 23:14:17 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp あの世が近い爺には無理な相談です。

晩御飯からエンゲル係数&ボンビー度を秤にかけますた。

あと50年はダイジョービでゲス。  多分!?

156: すってんてん(借金漬け) :2014/08/31(日) 00:09:17 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ↑
大きな問題は「ボンビー度」と鑑みます。♪(*^_^* 多分!?

157: 前期 :2014/08/31(日) 08:15:00 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp ↑ スルドイ!

158: くろねき :2014/08/31(日) 08:25:32 HOST:wb92proxy11.ezweb.ne.jp ↑もうひとつの問題は「借金する勇気」鴨?

159: すってんてん(借金漬け) :2014/08/31(日) 10:08:52 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ↑
>もうひとつの問題は「借金する勇気」鴨?

勇気はあるが担保がないのでつ。

ガックシ

160: RW-2 :2014/08/31(日) 11:10:25 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 「先週の日曜日寄ったら不在だったね」
 「ああ、ニューヨーク行ってたからね」
「ふ〜ん、豪勢だねェ」
 「出るわ出るわ5箱積んだよ」・・・・・・友人との毎度の会話です (略)

161: すってんてん(借金漬け) :2014/08/31(日) 11:56:11 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp オイラの裏技&特技も「ほんの5グラム」尿淡白でつ。
滞在先は神戸三宮

コレで英国車買いますたでつ。♪(*^_^*

マムシの銀次と呼ばれておりやした。

御免なすって!

162: RW-2 :2014/09/01(月) 13:56:03 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >マムシの銀次

サウス・トゥ・サウスに「むかでの錦三」ちゅう名曲ありまっせ〜。

163: ジークフリート :2014/09/01(月) 14:15:45 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp くだらん雑談がクド過ぎ。

164: すってんてん(借金漬け) :2014/09/01(月) 14:54:09 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ↑チミの似非講釈より読み応え有松。

チミの薀蓄にメロメロ♪(*^_^*

165: 薬漬け :2014/09/02(火) 00:25:52 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>154 前期さん、こんばんは。

私も飛行機に乗ることができないので、メンフィスは無理ですね(笑)。それで、こうなりゃ本丸だと、
タンノイ本社に質問をぶつけてみました。そしたら以下のような回答が来ました。

Dear ****** San,
Thank you for your enquiry. Randy Kling used to do all the mastering on Elvis Presley albums. I think
Randy must have fully retired now as I can’t trace his website that he had which always prominently
displayed Tannoy monitors. We were in touch with Randy many years ago, however, I suspect the trail
has now gone cold (much like Elvis!).
Best Regards
******, Tannoy Support

(仮訳)お問い合わせ頂き有難うございます。
ランディ・クリングが平素、エルヴィス・プレスリーの全てのマスタリングを行っていました。私が思うに、
ランディは今となっては完全に引退し、それゆえ私は彼のウェブサイトを追跡することが出来ません――
そのサイトは何時も非常に目に付く形でタンノイのモニターを映し出していました。
私達は何年も前にランディに連絡をとりました。しかしながら思うに、この追跡は冷たくなってしまった
ように思えます……ずっと、エルヴィスのように!     敬具 タンノイ・サポート
(訳注:回答者名と質問者名は記載がありますが伏せさせていただきました。)

非常に示唆的な回答です。彼の記憶が確かなら、プレスリーのマスタリングがタンノイのモニターで
なされた可能性は周辺状況から非常に高いのではないでしょうか。
ただ、彼が自ら所有したかどうかは言及がありませんし、もう件のエンジニアに聞くこともできない
状態ゆえ、――最後はこれこそ英国人一流のblack jokeでしょうか、「エルヴィスと同じでこの追跡は
死んだよ」と訳せそうな文章には参りました。(Merriam Websterでも調べましたが、coldには
coolのような反語的な意味合いはありませんでした。まさに文字通り。)

ともあれ、確証は得られず、謎的な要素は残ったようです。…ずっと、エルヴィスのように!

166: くろねき :2014/09/02(火) 00:42:38 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp >>165 ☆薬漬けさん☆
こんばんは。

お坊さんが普段言いにくいことを語っているのを
テレビでたまたま観てましたが(笑)、
和式な表現で言うと、事の真相は二人が墓場に持ってっちゃった、
ってとこでしょうかね。

 /Ω<ち〜ん・・・
 (-人-)

167: SAT-IN :2014/09/02(火) 00:48:56 HOST:s1733020.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 日本人のアベックがメンフィスへ行く映画
「ミステリートレイン」
サン・スタジオも出てきますし、メンフィスへ行った気分にさせてくれる映画です。

168: RW-2 :2014/09/02(火) 03:42:07 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp ttp://www.discogs.com/artist/388057-Randy-Kling

エルヴィスが亡くなってから1枚マスタリングしただけみたいですが・・・
ttp://www.discogs.com/Elvis-Guitar-Man/master/193298

169: 前期 :2014/09/02(火) 09:10:55 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >>165 薬漬けさん、おはようございます。

恐れ入りました。これだけの回答を引き出した貴兄の語学力に敬服するものです。
工作員さんのご指摘にもありますがRandyがRCAで多くの仕事をしたことは事実
でしょうが東京におけるTannoyのデモはジョークの類でしょう。
意地悪な見方をすればTannoyイコール・クラの評判が強すぎて日本ではイマイチ
人気がない。そこで「土から土に、灰から灰に」帰った人を持ち出して宣伝
活用したのでしょう。騒ぎ(?)が大きくなったので今年のショウでは自粛すると思いますよ!

170: 薬漬け :2014/09/02(火) 10:13:02 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>169 前期さん、あちらこちらでおはようございます。(笑)

ついでというか、エルヴィスではなくてRandy Klingで検索してみましたら、いくつかヒットしました。
全てを通覧した訳ではないものの、
Randy Klingのディスコグラフィ(マスタリング・エンジニアとしての)にエルヴィスの作品が載って
いること、
これはRandy Klingとは関係がありませんが、ヒットしたビルボード誌を見ていたらマスタリング会社の
広告が出ており、中には使用機材としてNeumannの他にQuadの名も見受けられました。
もちろん餅は餅屋的な選択なのでしょうが、米国製に限ったということでもなく、英国製機器にも
興味はあったのだろうな、という“推察”はできそうです。

今年はもし聞かれたら、担当者はどう言うのやら…。でも、Jokeは言っても嘘は言わないのが英国人。
前期さんが聞かれた「Take One!」はby Tannoyだったと思いたいですね。

171: RW-2 :2014/09/02(火) 11:09:03 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >ディスコグラフィにエルヴィスの作品が載っている

↑にはたった1枚(1980年リリース)ありましたが、↓ではみつかりませんでした。

ttp://www.allmusic.com/artist/randy-kling-mn0000394572/credits

172: 前期 :2014/09/02(火) 11:34:38 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp www.mixonline.com/mixline/kling-mastering-nashville/

どうやらRandy Klingは録音技師ではなくマスタリング屋さんだったようです。
東京のオデオ・ショウにおけるTannoyの説明は嘘ではないまでも飛躍が過ぎると考えます。

173: SAT-IN :2014/09/02(火) 12:38:27 HOST:s1733020.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp エルビスとタンノイ

印象として、リ○バイスの昔のCMでジェームス・ディーンの映像を使ったような感じですね。
実際に彼が映画(理由なき反抗)の中で穿いていたのはLeeのジーンズでした。
ディーンがプライベートでリ○バイス501を穿いてた可能性は勿論あり
その映像も有るらしいのですが、確認は出来ていません。

174: RW-2 :2014/09/02(火) 13:24:56 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp サン時代は年代から考えてもタンノイが使われた可能性は低いと思います。RCAに移ってからは、
レコーディングモニター、ミックスダウン後のプレイバックモニターはRCAのモニターSPが使われ
てるのは写真で判ります。マスターテープがマスタリング屋さんに渡ってからタンノイが使われた
可能性があるということでしょうね。

175: 前期 :2014/09/02(火) 13:41:57 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >>174

同感です。2年間にわたって東京でTannoy本社の連中が苦しいデモ(音は素敵
でした)をしたのは彼らが期待するほど売れていないからでしょう。
オデオ業界の苦しい内情が透けて見えるようです。

176: RW-2 :2014/09/03(水) 12:33:00 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 英国では'50〜'60年代にはタンノイがスタジオモニターとして相当数使われていたと思われます。
米国ではどうだったんでしょね。シアターやホールではWEやRCAやアルテックが使われていたよう
ですが、スタジオモニターとしてJBLやアルテックが入ってきたのは'70年以降と思われます。

それまではスタジオではRCA、EV、ユニバーシティ等が使われていたんでしょか。オクスフォード、
ウタというメーカーもありました。WEに納入していたマグナボックス〜ジェンセンも老舗です。
その時代のスタジオモニターの変遷は興味がありますね。

177: 前期 :2014/09/03(水) 14:37:07 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >>176

なんせあの国ではタンノイが拡声器の代名詞だそうですからね。日本でホチキス
と言えばステープラーのことを意味するようなものでしょう。
岡先生がステサンに書かれた解説では米国では70年以前から604はかなり普及
していたようですね。70年代に入るとAltec,JBL系が大半を占めていた、と解説されていました。
有名なオルソン先生の作品は骨董品になりつつあったのかも?

178: RW-2 :2014/09/03(水) 21:12:55 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 三菱の2S-660が1955年、2S-305が1958年ですが、今でもそこそこ十分な音と解釈すれば
オルソン先生のモニターSPもHi-Fiと言えずとも、味わい深い音がしてるかもしれません。

179: ジークフリート :2014/09/07(日) 20:09:40 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 本日はESL57ブロンズの試聴。
右チャンネルの音圧が低くて左右のバランスを調節してみたものの、やはり右側の抜けは悪いわ高域は出ないわで、もはやジャンク品。
暇つぶしに・・・元ソニー技術者が発売する5wアンプとかシンプルなUSBダックが良いらしいとか・・・◯枝クンの本音やらアンプやらについて地元ならではの考察とかで話しに花が咲く。

ESL57を防塵フィルム無しで聴いてみたい願望が叶うのはいつの日か?
ESL63の防塵フィルム無しは、一度だけ聴きましたか、やはりこれも草臥れていて却下。(あ〜、マーチンローガンが在ったらなぁー、と今更後悔ではありませんが・・)

180: くろねき :2014/09/07(日) 20:28:39 HOST:wb92proxy10.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>ESL57ブロンズ・・・やはり右側の抜けは悪いわ高域は出ないわ

不調の右側は振動膜が弛んでいるか、
あるいは汚れでも付いてるのかもしれませんね。

ESL型では、電極板と振動膜の間に塵があると
ノイズが出るのは知られていると思いますが、
膜の表面に油脂などが付いていると静電気が弱まって、
音が小さくなることがあるようです。

ESL型は、空気のキレイなところで使ったほうが良いのかも?

181: くろねき :2014/09/07(日) 20:45:02 HOST:wb92proxy09.ezweb.ne.jp ↑あ、それと振動膜のバイアス電源関係にも
怪しい箇所があるかもしれませんね。

182: スッテンテン(借金漬け) :2014/09/07(日) 20:53:21 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ESL型は、空気のキレイなところで使ったほうが良いのかも?

わかります。

性根と御心のキレイな・・・(略)追加しとき松。

でつね?♪(*^_^*

183: 薬漬け :2014/09/08(月) 19:28:22 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>179

ジーク大先輩、ESL57の防塵フィルムは“とるべき”ものなのでしょうかね?
日本のスピーカーは確かにユニットストレートの状態で「音作り」がなされていますが、海外製は概ね
サランネットを介した状態で音作りをしていると仄聞します。
してみると、ESL57の音は「防塵フィルム込みの音」ではないのかな、と…。
いらぬお世話であることを恐れます。(汗)

場所があればESLも脳裏にチラチラしているのですが(大汗)、流石に状態が状態…。
聴き終えれば片付ければいいんだから…と、そういう問題でないと(略)

184: 薬漬け :2014/09/12(金) 22:01:33 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp Elvisの話題で先にTannoy本社に聞いてみましたが、もう少し何か分からないかと助兵衛根性?を起こし、
「もう少し何か情報なーい?例えば東京に行ったスタッフが何か知ってるとか?」等と再度ボールを投げて
みました。そしたらTannoyも律儀なもので、次のようなメールを送ってくれました。

Dear ****** San,
To our knowledge, Randy Kling, Elvis' mastering engineer used 15" Tannoy Monitor Gold drivers during
recording sessions with 'The King' but I'm afraid we have no evidence to suggest that Elvis was a
Tannoy user in his own home.
I have attached some information on the Monitor Gold for you. This speaker was used extensively throughout
the 1960's and 70's and some still remain in many major recording studios around the world today.
I have passed this message to our sales manager who covers the Japanese market as he was the likely
speaker at the trade show in Tokyo that day, but he cannot recall any further information than what has
been mentioned already.
I hope this helps.  Best Regards  ****** - Tannoy Support
(仮訳)
私達の知る限りでは、エルヴィスのマスタリング・エンジニアであるランディ・クリングは「The King」の
レコーディング・セッションの間、タンノイのモニターゴールド15インチを使用していました。
ただ私としては、私達が、エルヴィスが彼の自宅においてタンノイ・ユーザーであったと推測させる証拠を
持ち合わせていないということに危惧を覚えます。
私は貴方のためにモニターゴールドに関する幾らかの情報を添付します。このスピーカーは1960年代から
70年代を通して幅広く使用ました。そのうちの相当数は今日でも世界中の多くの大手レコーディング・
スタジオに引き続き設置されています。
私はこのメッセージを日本の市場をカバーするセールスマネージャーに伝えました。何故なら彼が(昨年の)
東京でのトレード・ショウにおける話し手のように見受けられたからです。しかし彼は、既に述べた内容に
付け加えるだけの情報を想起することができずにいます。
これらのことが助力となることを祈念します。  敬具  タンノイ・サポート

やはり謎は残りました。付き合ってくれたタンノイ社員には感謝の一念です。また珍しいパンフレットを
送ってくれましたが、個人的にくれた可能性もあるのでアップはちょっと控えさせて頂きます。
好奇心本位の個人的なアクションでした。シツコイ奴とお笑い下さい。(汗)

185: RW-2 :2014/09/13(土) 08:47:04 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 2007年に英国でリリースされた2枚組ベストCD「The King」においてランディ・
クリングがリマスターの際にモニターゴールドを使ったということでしょうね。

186: 前期 :2014/09/13(土) 11:02:15 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >>184-185

ますます謎が深まりますねぇ。
ところでKlingのKは発音しないのかもしれません。根拠? なんとなくそんな気がするだけで得意のあてずっぽうです(汗)。

187: 前期 :2014/09/13(土) 12:46:32 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp 追伸: ウェブに載っていました。クリングで正解のようです。失礼しました。

188: ジークフリート :2014/09/13(土) 15:41:18 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉180 ゴミでもついて

くろねきさん。あのESL57は電気系に問題があるようですが、よくあるケースは、振動膜に塗布した磁性体の剥離とか、絶縁不良とか。
マーチンローガンなら、ゴミがついても電極ごと水洗いできますけど、ESL57じゃ、そんな乱暴なことは無理でしょうねぇ。

189: ジークフリート :2014/09/13(土) 16:02:58 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉183 フィルムはとるべきか?

薬漬けさん。
個人的にはフツウのスピーカーでもサランネットは外したくない方でして・・・しかし、クオードESLの場合、サランネットどころか、ビニールハウスの中で振動膜が鳴っているような状態で、直接音は全く聴けない。
キレイな言い方をすれば?、オブラートで包んだ音を聴いてるようなもの。(これもESLらしさの基になっているハズですが)

折角の繊細さがオブラートに包まれている?・・・と、一旦オツムにこびりついてしまうと、一度はあのベールを剥がしてみたいという願望がフツフツと。(ビニールハウスがヘロヘロしてるのが視覚的にも気になりますし)

(クロスビー オーディオワークスというところが、ESL63のビニールハウスを取り除いたものを販売していたことがあって、実際聴いて見ましたけど、残念ながら不調で、その実力は未だ味わえず。)

190: RW-2 :2014/09/13(土) 19:38:59 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp パルジさんジャズ好きですから英国サウンドよりやはり米国の老舗が良いんじゃないでしょか。
ジェンセンのH15という同軸。製造は1940年代初頭から中頃。タンノイは604に衝撃を受けましたが
原型としたのはH15でしょう。タンノイと違ってホーン貫通型。よって磁気回路は604のように独立。

実はオーディオ店にたのんで20年探しておりましたが入手出来ず。そのうちビクターのモニター用
同軸を入手したのでH15計画はご法度に。今ならあんがい入手する手立てがあるかもしれません。

191: ジークフリート :2014/09/14(日) 01:45:18 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉190 ジャズ好き

RW-2さん。実は、友人からも「ジャズを聴くならイギリスもんじゃ駄目やろ。やっぱりJBLがないと!」とか言われておりまして・・・では、何を使うか?と、時々想像してみるワケですが、使いたいものが一向に思い浮かばないんですよ。

それから個人的には・・・出逢えるかどうか分からないものを追い求めるより、出逢いを大切にしようとか、ブツにこだわるのはよそう!とか決めたのほいつのことだったか忘れましたが・・

・・その結果、我が家の音は果たして・・・

192: 薬漬け :2014/09/14(日) 09:10:08 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>189>>191

ナルホド。英国的葉隠の美と「リアルネス」の共有ですか。これはなかなか強敵ですね。

ところで、ジーク大先輩はアメリカ“東海岸”系のものは何かお使いになられました?
自分で使わずに言うのも何ですが(汗)

193: ジークフリート :2014/09/14(日) 09:55:58 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉192 東海岸系

薬漬けさん。エレクトロボイスとかボーズのちっちゃいスピーカーは使いましたが、本格的なものは使ったことがありません。
好き嫌いが別れるボザーク辺りが東海岸系の特徴が濃厚と思いますが、巨大ボザークを聴いた際、その音の広がり方がステレオデコラに通ずるものがあるな?と感心したことがあります。(ボザークさんてのは、英国人なんですよね。ただ、英国人が作ったスピーカーでも、米国で作ると陰影が出ない!てな辺りは非常に興味深く思っておりますよ)

194: アラン・ドロン :2014/09/14(日) 15:02:56 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
アメリカ東海岸の会社にはボストン・アコースティックと言うのも
ありますね。

195: ジークフリート :2014/09/20(土) 11:07:43 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp クオード303を導入した後で電源スイッチが無いことに気付く。
しばらくは壁コンセントに直接抜き差ししていたものの、貧乏性ゆえか、なんだか気が引けるので、全て廃止していたテーブルタップを一個だけ引っ張り出して来て接続。
ウ〜ム。低音が汚れる・・・

そこんとこは、メインシステムなら許せなくとも、ま、冗談スピーカーならこんなとこか?てな感もありますが・・・

とりあえず、案外?意外?に冗談スピーカーが強敵なことに気がついたぁ〜。

196: RW-2 :2014/09/20(土) 13:15:28 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 午前中は家人も不在のため堂々と松田聖子ちゃんの名盤「風立ちぬ」(デジタルマスタリ
ング盤)をブリティッシュサウンドで堪能しました〜。青春の名盤。懺悔時代の回想 (略)

ラインナップはマランツ#7イコライザー(カップリングコン全交換済み)→付録デジタル
アンプ(自作高速リニア電源仕様)。プレーヤーはくだんの自作ロクロ型ベルトドライブ
(裏板2月9日)。カートリッジはCECの名も無く価格も無い(付属品だから)名機MC-20 !

スピーカーは全面真っ黒けのミッション700LE   ttp://535.teacup.com/knisi/bbs/5257
音像小さく音場広大。繊細で、透明で、キレが良く、低域は躍動。この時期の聖子ちゃんの
微妙な変声状況が克明に判ります。ちなみにケーブルは5C-FVと切売り100円/mのOFC線です。

197: ジークフリート :2014/09/21(日) 09:29:34 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉音場広大、繊細、透明〜低域躍動

ブリティッシュサウンドの要素の一つとして「内向性」は外せないと考えておりまして・・では、この内向性の「素」は何か?・・・なんてぇのは、長年オーディオやってりゃなんとなく解ってくるハズですが・・・
この「素」をなんとか加減して、内へ内へと奥深〜く、音楽を展開させたい。

近頃、我が家のATCでは、この内向性を忘れフツウのスピーカーに成り下がっておりましたが、チト反省して、加減しているところ。(冗談スピーカーに学ぶ)
この内向性を何処まで広げるかが、目下の課題。

198: RW-2 :2014/09/21(日) 10:22:00 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >ブリティッシュサウンドの要素の一つとして「内向性」

スピーカーの場合は重い振動板、こねくり回したネットワークが素か。拙者の700LEや
アキシオム80はこの対極にありますが、これもブリティッシュサウンド。セレッション
G12系のタイトな低域・輝く中域のマーシャルサウンドもブリティッシュサウンド。

アンプの場合は各段に設けた積分回路、出力端子に入れたCR。すべて発振防止の安全策。
溌剌感が失われますが、陰影が出てクラシックには良いとか。そう褒めるしかないのです (略)

199: 薬漬け :2014/09/21(日) 10:23:09 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>197 ジーク大先輩、おはようございます。

内向性というのは音に触発された個人の内面の心的活動でしょうから、なかなか音には表現し難いものが
ありますね。
拙宅なら4333Aにはそれが感じにくいし、ウエストミンスターならばそれの塊といったところ?
やはりブリティッシュサウンドにはそういう要素が内在していそうな感じですね。

総じてモニターライクにしていくと、音の翳りが少々希薄になる。陰翳礼讃ではないですが音に翳りとか
襞が欲しくなる。ただ余りそちらにシフトすると光が欲しくなる。匙加減は微妙です。

200: でしべる :2014/09/21(日) 11:43:03 HOST:115-179-150-216.east.fdn.vectant.ne.jp 歴史や気候風土のイメージが強く影響しているような・・・
霧の都ロンドン、いい意味で霧がかかった音?

201: RW-2 :2014/09/21(日) 22:21:02 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 昨夜の>>196ではモニター的なスリリングな音をソフトドームの2ウェイで堪能しましたが、
今日は自作の小型ホーン2ウェイで聴いてみました ttp://535.teacup.com/knisi/bbs/5377

プレーヤーはくだんの37mmベースのベルトドライブ。カートリッジはソニーのVM型です。
打って変わって、濡れたビロードのような、艶っぽい、ドキドキするよな美しい歌声です。
HFは1μFのオイルコン1個だけ。おかげで安モノも高級ツイーターのような鳴り方がします。

202: SAT-IN :2014/09/21(日) 23:29:10 HOST:s662169.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>200
同じユニットでも気候風土で音が違うことは有ると思います。
要は平均的な湿度の違いでしょうけどね。

日本でも夏場と冬場・晴天と雨天で変わるとしたら気にしても仕方ないかな?

203: 前期 :2014/09/22(月) 20:02:48 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >>201

確かにユニットさえまともなら箱、ツイータ、ネットワークを細工していろ
いろな音に化けさせることができますからね。
これぞ本当の三位一体?

204: RW-2 :2014/09/22(月) 21:16:55 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 昔のすてれお評論家さんたちはソフトドームはクラシック向き、ホーン型はマニア向き、
ってな解説でしたから、皆さんそのご高配を鵜呑みにしちゃったんでしょね。NS-10Mも粗
捜し用だからリスニングルームにゃ向かないとかね。そんな御方たちが音頭を取りあって、
剛性剛性、重量重量ってな進行で結局はメーカーも潰され、オーディオファンも廃れて
いったんじゃないかと思っております。ケーブル替えるだけで100万のアンプに匹敵とかね (略)

205: ジークフリート :2014/09/22(月) 21:50:34 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉199 個人の内面の心的活動

薬漬けさん。内向性を感じるか否かは気持ちの問題ってことですか?

個人的には・・・スピーカーならば箱の柔らかさだとか、放射パターンとか、籠り具合・・・装着全体ではエネルギーの強さ、音の飛び具合・・・リスニング環境では、ライブ/デッドの按配、直接音/間接音の配合・・とか、そんなことが複合的に絡み合って「内向性」を醸し出すものと考えておりまして、気のせい?じゃなく、聞けば明らかにその度合いは分かりますよ。

因みに、例えばJBLでも、私が使用した#4343Bなんかは、それ以前のJBLに比べれば内向性の度合いは高いと思いますが(陰影なんかは無理ですけど。)・・

てなワケで、内向性てのは、ある程度は操作出来ても、使い手側が手の出しようがない部分もあるんですよねぇ。

206: ジークフリート :2014/09/22(月) 21:54:56 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉200 いい意味て霧がかかった音?

ベールがかかった音にはならないよう留意したいものです。

207: 薬漬け :2014/09/23(火) 01:15:18 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>205 ジーク大先輩、こんばんは。ボルターガイスト退治やっていました。(他スレだと。ハイ)

二つの要素を混濁して書いてしまいましたね。失礼しました。
心的要素というのは、個々のスピーカーの物理的特性を踏まえた上で、以前に書いた評論家の土屋赫氏の
意見(スピーカーに音楽性は無く、それを聴いた人の音楽性が触発されたというのが「オーディオにおける
音楽性」の実体)の延長上で考えたものでした。

しかし大先輩の言葉を反芻するに、「ブリティッシュ・サウンド」の心的要素を因数分解していくと、
構成要素はオーディオ的因子に相当な部分が帰結するのも事実ですね。
ただ何がブリティッシュ・サウンドか、その「感覚」の根源は本人の知覚要素に後天的に内在するもので
あり、それを“くすぐる要素”を有しているのがブリティッシュ・オーディオ機器ということになるので
しょうか。(このa posterioriに体得された感覚=ブリティッシュ・サウンドという側面に力点を置きすぎ
ああいう表現になってしまいました。舌足らずで失礼しました。)
その意味では「気のせい」というよりは実体験や心象体験が音を“触媒”にして、どうフィードバック
されるか、という点も大きいのでは、と考えた次第です。その意味では「操作」の次元を超える部分が
ある事も仰せのとおりだなーと思います。

4343Bの「内向性」は分かるような気がしますね。4343Aなら多分その感覚は希薄になるのでは。
ちょうど拙宅のウエストミンスターに、オートグラフ以下アルニコ・オールドタンノイが未だキャッチ
アップできていない部分…。まさに陰翳礼讃の部分です。(もちろん、逆の意味でオールドタンノイが
持つものをウエストミンスターが保有できないということもありますが。)

ボルターガイスト退治?で血圧上昇気味。支離滅裂お許しを。(汗)

208: すってんてん :2014/09/23(火) 01:34:44 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >4343Bの「内向性」は分かるような気がしますね。4343Aなら多分その感覚は希薄になるのでは。

内向性と云うよりは陰でつね。マイナーな音でゲス。
依ってズージャに合うのでつ。

音の求道士(勿論似非)???○25の講釈、始まりますたでつね(;一_一)

209: でしべる :2014/09/23(火) 04:22:54 HOST:115-179-150-216.east.fdn.vectant.ne.jp 本日、Missionのスピーカーを聴くミッションに
ラックスブースへ行ってきます^^
ゆ〜うらくちょ〜で〜あいましょお〜♪

210: ジークフリート :2014/09/23(火) 07:55:02 HOST:36.52.160.106 〉207 ポルターガイスト退治 〜 他スレ

薬漬け先輩。他スレでゴーストバスターズの助言もらってるから、いろんなとこ確認しなきゃ!って・・・草臥れない程度に。

ま、それにしてもLNP-2Lの圧倒的ゲインは、BBC系のナンパなブリティッシュサウンドにはどうかと思いますけど、硬派なブリティッシュサウンドには似合わないことはないかもしれませんねぇ。

211: RW-2 :2014/09/23(火) 11:14:42 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp LNP-2Lにヴァイカウントの組合せだったらゾクゾクしますね〜。

212: ジークフリート :2014/09/23(火) 11:16:53 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 近頃クラシックを聴くことが多くなっているものの、スピーカーの調節には未だにフュージョンが欠かせない。
特に低域の感触はクラシックじゃよくわからない。

今朝、冗談スピーカーを調節する時間がやっととれたので、「ネイザン 東 イースト」でムチ入れがてらの調節をする。

帯域が広くてエネルギーが強いスピーカーの調節ほど難しくはないハズだけど、ナローレンヂなりの落とし所がつかめればと。

で、ある時点でメインシステムにかなり感触が近づいていることに気づく。
ワザと違いを強調するか?、率直に調節して素性の違いを聴くか?、いずれにせよそれぞれの存在価値はしっかり確保したいところ。

ところでこの「ネイザン 東 イースト」。ヤマハが発売したCDだけあって、アップライトベースやピアノからヤマハ臭がプンプン。

213: ジークフリート :2014/09/23(火) 11:35:01 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉211 ヴァイカウント

もう済んだことに振り返らない!前向きに!
(あのヴァイカウントはパーチクルボードの箱でそれなりの音でしたが、最近出逢ったバロン(おそらく50年代に製造された合板箱にランシングシグネチャーのユニット、バスレフポートは筒なしで、スッキリ綺麗な響きでした)ならば、もう少しは続いていたかも)

214: 薬漬け :2014/09/23(火) 11:54:15 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>210

ジーク大先輩、ご心配いただき有難うございます。まあ無理する体力もありませんので…(汗)

LNPのハイゲインは確かにブリティッシュ・サウンドとは…と一瞬思えるのですが、これが意外に
悪くなかったのです。(近所のお店でアメリカ向けGRFに入ったシルバーを鳴らしていたのを聴いて
そう感じました。)

LNP-2Lは当時でこそハイスピードアンプの代表みたいなものでしたが、今となっては結構味の濃い、
個性的なアンプと思えます。また、音色自体も(これは当時から言われていましたが)必ずしも
アメリカンとは思えない。ヨーロピアン的な性格を持っているように思えます。
そういうことごとが相乗してか、拙宅で試してもタンノイとの相性は(ウエストミンスターは実験済
でしたが)、オールドタンノイでも悪くない感じでした。
特にシルバーやレッドが持つちょっと硬質なキャラクターと、LNP-2Lの濃さとエッジの立ち方とが
今はうまくマッチしています。(ゴールドはユニット自体の味の濃さと相乗して一瞬「どひゃー」と
思いましたが、決してこれも悪くない!)

もちろんこの辺はソフトの性格でも変わってくるでしょうが、その辺は後に控えている諸システムが
分担してくれるでしょうから、…結局LNP-2Lもそういう意味ではone of themなのですが。(苦笑)

215: すってんてん :2014/09/23(火) 13:35:18 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >スピーカーの調節には未だにフュージョンが欠かせない。

ワカリマス

電気の音で常

>ナローレンヂなりの落とし所がつかめればと。

某オクで小銭に替える イチオシでつ。 多分!!!?


人工≒不自然
わかります

久しく(〃^∇^)o彡☆がははははっ

216: 薬漬け :2014/09/23(火) 15:59:56 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>212

やはり面白いところですね。不思議とどんなスピーカーシステムを使っていても、余程意識しないと
知らず知らずのうちに「自分の音」に引きずり込んで行き、最終的にはイコールとは言いませんが、
一寸聴きには似たような音に仕上がってしまう…。
やはり個人個人のチューニング作法があるから、最終的にはそうなるのでしょうね。

こういう時は“気まぐれ”で、他人に楽しませてもらう感じで無責任に?音作りをしていくのも
一つの方向でしょうか。アイツはこんな時こんなことを試していたなあ、とか。

低域の質感は、大先輩はフュージョンですか。
実は私の場合はテストソースとして、ドリカムの「決戦は金曜日」を使っています。ヴォーカルの
自然さとともに、低域の自然な切れを試すことが多いですね。これである程度見えたら次の段階は
カルロス・クライバー=VPOのベートーヴェン第7の第4楽章。これも低域、なかんずくティンパニの
切れを「見ます」。
都度だと飽きてくるけど、テストソースは固定するとチューニングには便利です。

217: ジークフリート :2014/09/24(水) 22:52:52 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉216 低域の切れ

薬漬けさん。個人的には、スピーカー調節の際、低域について確認するのは、骨格と肉付きのバランスや放射パターン、違和感の無さ辺りでして・・・低域の切れ具合については、既にスピーカーの物理的・構造的な面でほとんど勝負がついていて、接地方法以外は使い手の手の出しようがないと思っていますので、あまりチェック対象とは考えておりませんよ。

218: 薬漬け :2014/09/25(木) 00:19:13 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>217 ジーク大先輩、こんばんは。

音を表現するのは難しいですねえ。私の言い方は人格そのもので「大雑把」なんですよね。(苦笑)
その大雑把な人間が表現した「低域の質感、切れ」を因数分解していくと、大体は大先輩が詳細に
説明された中身になっていくと思います。

骨格と肉付きもある意味「切れ」具合に関連しますし、音放射のパターンにより切れ具合も変わってくる。
違和感はある意味質感の対偶ですしね…。私の表現が稚拙でどうもすみません。(汗)

一方で切れ具合ですが、これも私の駄耳がそう受け取っているだけなのですが、真空管アンプスレに少し
書きましたとおり、拙宅はパワーアンプに管球式が多いこともあって、低域のバランスや切れ具合などは
往々にして球で調整することも多いです。(もちろん大枠の骨格が変わる訳ではありませんで、あくまで
微調整ですが)。これにケーブル等の組み合わせで、低域も含め案外「表情」は変わると思っています。

私の駄耳のなせる技ぐらいに流しておいてください。(笑)

219: でしべる :2014/09/25(木) 08:12:47 HOST:115-179-150-216.east.fdn.vectant.ne.jp Missionのスピーカーを聴くミッション失敗
ラックスブースに展示してありましたが音聴けず(ToT)
低価格商品は、インターナショナルオーディオショーには馴染まない?

220: ジークフリート :2014/09/26(金) 00:44:24 HOST:36.52.160.106 〉219
ミッション インポッシブルてやつですかね?

221: RW-2 :2014/09/27(土) 01:40:28 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >Missionのスピーカーを聴くミッション失敗

まだスピーカー作ってたんですね〜。拙者がベタ褒めしとる700LE。2セットめを
寝室用にまで。さらに万が一を考えてユニットだけ2ペア探し出して買いました。

今のミッションも相変わらずウーハー、ツイーター上下逆配置なんですね。にしても
12cm2ウェイとずいぶん小っこくなったものです。700LEは16cm2ウェイでしたから。

222: ジークフリート :2014/09/27(土) 03:59:19 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉216,218

薬漬けさんも、フォルテさんも、低域の確認にティンパニーを聞かれるとか・・・当方は間接音を多量に含んだ録音では、なかなか確認し辛いんですが、クラシック音楽ツウの方はヤハリ違いますねぇ。

薬漬け先輩がおっしゃるように個人個人のチューニング作法があるとともに、確認に使いやすい音源の傾向も人それぞれ。
なので、結果(音)が人それぞれなのも当然ですねぇ。

223: 薬漬け :2014/09/27(土) 11:45:52 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>222 ジーク大先輩、おはようございます。

ティンパニは便利なんですよ。オケマンのスティックの使い分けでソリッドな低域や響きの豊かな
低域など、様々な要素が混じるので、いろいろチェック項目が多いのですね。

あとは、コントラバスがどれだけ旋律を歌ってくれるかとか…。これもまた各人各様でしょう。

ただし私は到底「ツウ」ではありませんので、念のため。(汗)

224: ジークフリート :2014/09/28(日) 02:10:06 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉223 薬漬け先輩、今晩は。

ティンパニがある程度連続して、安定的に出て来る録音が要りそうですね。
最近入手した、アーノンクールのモーツァルト後期三大交響曲集とか聴いてるとティンパニが主役か?てなくらい終始ドンドンドンドン。
調節には使えそうですけども、鑑賞用としては、昔の録音の方かな?とか・・・下手に昔の録音を持っていると比較したくなったり・・・
で、何やってたか忘れちった!てな始末。

225: 薬漬け :2014/09/28(日) 10:33:43 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>何やってたか忘れちった

よくあるパターンですよね。聴き比べてチェックしているうちに、しまいに曲に聴き惚れて、
気がついたら一枚丸ごと聴いてしまっていて何をチェックしていたか忘れていたと。(汗)
本の整理でもよくあるパターン…。

なので、チェックする時は「ここからここまで」と位置と、聴取する楽器を特定して極力
それ以外は聴かないようにしています。いかに集中するか…雑念の払拭ですね。
(陰の声:お前の一番苦手なヤツじゃの。よろず「雑念」の払拭とは?! …ヤカマシワイ!)

ちなみにマーラー5番の最終楽章を使うのは、特にフィナーレの部分で、強奏から弱音の
トレモロ(それもオケの合奏のバックで微妙に消えていく)とかバリエーションがありますので、
チェックにはもってこいと思っています。
モーツァルトの最後もそんな感じだったですかね。ジュピターしか愛聴しないのであまり
気づきませんでした。(苦笑)

226: ジークフリート :2014/10/04(土) 21:07:22 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 一部屋にスピーカーを複数セットした時のヘンな音にガマン出来ず、過去何度も1組だけに戻してきたところですが、懲りたのを忘れたおバカがまたまたの挑戦。
今回は、元凶をそのままにメインスピーカー側で調節出来ないかと今までゴソゴソやって参りましたがヤハリこれも断念。
本日からは元凶側に対策を施すことに。ホントはこちらが当然のヤリ方のはずだが・・・

とりあえずの緩和策は、一聴で効果が確認出来たものの、これで良しとするかどうかは時間をかけて色々聴いてみなきゃ分からない。

今日聴いたのは、ステイシー・ケントにしては駄作のCD。
ま、それにしても、チャップリンの「スマイル」を幾つかの録音で聴きますが、ハズレを引いたことなし。なかなか味のある曲ですナ。

227: ジークフリート :2014/10/05(日) 20:58:42 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp ATCの調整に若干の目処がついたところで、ステレオラで耳休め。
リヒターのヘンデルが艶やかに深〜く鳴って、癒される〜。
メタルコーンらしさをチョット残すくらいがフツウ過ぎなくてよろし。

228: すってんてん :2014/10/06(月) 11:05:53 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 講釈疲れの骨休めも必要鴨???

多分。

229: ワフデル :2014/10/08(水) 16:21:32 HOST:FLA1Abj068.osk.mesh.ad.jp 物置に眠ってたWharfedale Super 8RS/DDを出してきた。
想像と違ってコーン紙やエッジの湿気による劣化はない。
サブコーン裏のウレタンが剥がれ落ちていて付け替えた。
25年ぶりにドリスデイ聴いたが昔と変わらず明るくイイ音。

230: ジークフリート :2014/10/09(木) 02:51:36 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp ワーフデールの20cmフルレンヂを1度だけ聴いたことがありますが、そう言えば、エアデールとやらを未だ聴いたことがありません。

音の広がりを重視したシステムに近頃チョット興味あり。

231: すってんてん :2014/10/11(土) 00:12:55 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp SPを明後日か一昨日の咆哮にに向けて下さいでガス。

232: 薬漬け :2014/10/11(土) 11:36:13 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>226 >>227 >>230

ジーク大先輩、同居作戦はいかがですか。
あまり神経質にならない、97%スタンスが一番ですよ…とは自分のことですが。
何はともあれ「艶やかに深〜く」鳴ってくれるのであれば、以って瞑すべしではないかと。

エアデールはかなり以前に聴いた記憶がありますね。
上品な鳴りっぷり…タンノイと違い角を落としたような音だったような記憶があります。

233: ジークフリート :2014/10/12(日) 08:46:14 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉232 97%?
薬漬けさん。お早うございます。
何%鳴っているか?というのは皆目見当がつきませんが、個人的には、かなり良くても70〜80%くらいが精々じゃないかな?と想像しておりまして・・・
しかし、そーいうことではなくて、良いか悪いか。許容範囲か否か。気にいるか入らないないか。の違いの問題でして・・・備前長船兼光の業物(最上大業物までは未だ未だ)が只のなまくら刀になったような音の甘さ?ボケボケな音に、なんともガマンが出来ない状態なんですよ。

今回ジョーダンワッツを仕入れたオーディオ店主に、今まで何度もこんな事があってサブシステムを諦めてきたことを話しましたら、「そんなこと言うのはアンタだけだ。大概のマニアはブツが入っただけで満足するんですが・・」と、変人呼ばわり。

で、このことは、昔この掲示板にも書かせていただいて、色んな方から御意見をいただいたワケですが・・・にも関わらず未だに似たようなことやってるというレベルの低さに、我ながら呆れたもんだ!てな感じも。

具体的には、おそらくサブスピーカーの「共振若しくは鳴き」と、「吸音体的性質」の問題では?と考えまして、只今、幾つかの対策の組み合わせを試しているところでして・・・兼光の斬れ味を知らなきゃOKかも?てな雰囲気もチョイと感じられるレベル辺りで足踏み状態でございます。

234: 薬漬け :2014/10/12(日) 09:57:10 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>233 大先輩、おはようございます。

大先輩に私のようなペーペーが申し上げるのは畏れ多いことではありますが。
97%とはまさにそういう大先輩の心情のバランスポイントかな、と思ったのです。70%や80%で
納得されるはずもなし、しかし100%しか認めないのでは(つまり備前長船兼光の業物も上物でないと
我慢ならないでは)疲れてしまう…。そのバランス店の「イメージ」ですね。実数に意味はありません。

店主の方は売れればいいのかも知れませんが、本当はそこで「止める」か「口を挟む」ご主人であって
くれればベストなんですけどね。私事、私の近所の店主は私の好みをほぼ知り尽くしてくれていますから
私が興味を示したブツが合わないと感知すると「それはね…」とやんわりとお止めなさいと示唆する。
お店も売るだけで終わりではないと思うんですがね…。それに買ったら終わりではオーディオマニアでは
なくてただのコレクターですしね。買うだけでポン置き、後は放ったらかしというなら音もヘチマも
ないでしょう。(釣道具でも何でもそうですが、飾物でない限り趣味品は買った後が大変なのですから。)

ただ大先輩が私と違うのは耳が鋭過ぎること…。これは喜ぶべきか悲しむべきかですが、私なら平々凡々
聴き逃している点が我慢がならない。これはもうどうしょうもないと諦めるしかないですね。
それを前提として、二者択一(1システムに限定するか、2システム並存時の最大公約数を検出して、
それが仮に85%位でも「自分の思い」を熟知されているならば、同じ事を繰り返さないように以て
瞑すべし、とするか)になるのですが、大先輩の場合は本道は前者でも後者の思い絶ち難しとするならば、
どの位のレベルの音で自分で納得されるかになってくるのでしょうね。

ただ部屋の特性とは魔物ですから、まだまだ「スィートスポット」は隠されているかも知れません。
その可能性を徹底探索するのも――「難儀するのも」またオーディオの楽しみではないでしょうか。
はるかに低次元の“音数を増やすための機器の増設並べ替え”で青息吐息の阿呆もいますし。(汗)

235: ジークフリート :2014/10/12(日) 16:00:31 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉234
薬漬け先輩。毎度優しいアドバイスをありがとうございます。

では果たしてサブシステム導入前が何%鳴っていたか?と言うと、せそんなに大したもんじゃない・・・チョイとイイ感じじゃない?てな場面が時々ある程度で、そんな状態を守ってみたところで、守株待兎なおバカさ丸出しなんじゃないかと思いまして・・・
この際ついでに?スピーカー1組の時よりイイ音が出せないかな?てな陰謀を画策しているところでございますよ。

236: すってんてん :2014/10/12(日) 17:07:24 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >レベルの低さに、我ながら呆れたもんだ!てな感じも。

でしょう

わかります。

237: 薬漬け :2014/10/12(日) 17:47:11 HOST:s642120.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>235

視点を変えてみるのも良いかも知れませんね。
今の視点で同じことをやっても結果は同じでしょうから、少しpoint of view を変えてみると。

大先輩位になれば「良い音」も単線的ではないでしょうから、今度はこんな音もいいかもな…と
やんわりとスタンスを変えてみるのはどうでしょう。
今まで追求してきた音も立派だったけれど、まあ女性の好みよろしく微妙に“求めるところ”を
変えてみるんです。(注:私はモテた事はないので推測で申しております(汗))

ファクター一つ変わるだけでも、調整シロは変化しますから、案外瓢箪から駒が待っているかも
知れませんよ。(陰の声:何時もながら無責任なやっちゃの〜)

238: すってんてん :2014/10/12(日) 20:39:40 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >視点を変えてみるのも良いかも知れませんね。

でつね
ワカリ松

SP&システムを一新したほうが・・・(替える)

多分!?

239: ジークフリート :2014/10/13(月) 09:22:41 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉237 ファクター一つ変わるだけでも

薬漬けさん、お早うございます。
そうなんですよねぇ。オーディオが上手く鳴らないのは、装置のせいにされがちですが、大概は使い方の問題で・・・如何にちゃんと鳴らしてやれるかが我々の経験とウデとセンスにかかっている。
当方が日夜取り組んで来たのは主に環境整備面ですが、いままで棄ててきた数十組のスピーカーも、もしコレが上手くいってりゃイイ音で鳴ってたんじゃないか?と。反省しても後の祭り。
しかし、今の装置が揃うまでにはカナリの犠牲を払ってきましたから、今回はスンナリ諦めるワケにはいきません。

240: ジークフリート :2014/10/17(金) 07:33:11 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 重々しくてたまにしか聴いていなかったバッハのチェンバロ協奏曲(リヒター/ミュンヘン バッハ管)・・・クオード303+ステレオラはコレを聴くための装置では?と言いたいくらいなハマり具合。
現在、0.6mm単線で接続していますが、これをメインシステムと同じリボン型単線に替えればさらにググッとエネルギー感が増して奥行きが出るのでは?とか色んな妄想が次々浮かぶものの・・・何事も、過ぎたるは及ばざるが如し!と肝に命じて我慢我慢。

241: すってんてん :2014/10/17(金) 19:07:33 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 我慢は精神にもお体にも良く有馬泉。

是非変えてくださいでゲス。

結果は・・・・・・言わずもがな鴨。 多分でつ

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

242: すってんてん(借金漬け) :2014/10/17(金) 23:32:58 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 泉替えたけど ヤッパシ

美作3湯よりも草津の湯???

湯アタリして気分はメロメロ

そうじゃ有馬泉こと・・・

243: 薬漬け :2014/10/18(土) 10:55:51 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>240 ジーク大先輩、おはようございます。

システムを変えたら瞬時次々にカット・アンド・トライという行き方もありますが、今は大先輩には
辛抱してその音としばらく付き合ってみるのも一法かと。
よく言いますでしょう、韜晦な作品ほど本質にふれるには何度、何十度と聴き返して、はじめて
良さに分かると。
大先輩のシステムも――現状そうかどうかはともかく、先ずは本質を見極めるためにまずは寄り添って
みてはどうでしょう。気長オーディオも悪くないものですよ。

ではそういうお前はどうなのか?と言われると、…まとめてはワヤクチャにする繰り返しですか(汗)。
(陰の声:悪友の誘いにホイホイ乗っているからの?! …それだけはいわんといてくれ〜(涙))

244: ディラン :2014/10/18(土) 13:17:49 HOST:nptky303.jp-t.ne.jp 私はアルテックが好きでA5に決めてからはひたすらA5に寄り添っていますがツイ−タ−を足したりマルチに走ったりイロイロ遣るのですがA5は良い顔を見せてくれなく標準的な鳴らし方しか受け付けませんでした。今、こんなに素晴らしいスピーカーは無いと改めて思う様に為りました。有りのままに鳴らし込むと言うことの意味が解りました。

245: 前期 :2014/10/18(土) 16:21:33 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >有りのままに鳴らし込む・・・・・・

以下同文です。小生も4320にスーパーツイータ追加したりいろいろ「余計な」
ことをしてみて初めてオリジナルがいかにバランスがいいかわかりました。
無論クロスのCを更新したりアンプを業務用にしたりする必要はありましたが。

246: ジークフリート :2014/10/18(土) 16:33:39 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉243 今は辛抱

薬漬けさんこんにちは。
スピーカーを入手したら先ずはジックリ聴いて素性を確認してから必要な修正をするか、それとも初っ端からあーでもない、こーでもないとヤルか・・・当方の場合は、音に違和感があると落ち着いて音楽に浸れないので、ついつい最初からあーでもないこーでもないとヤってしまいまして、その中で本性らしきものを嗅ぎ分けて修正していくのが毎度の流れになっております。

しかし、音に不満がない時は下手にイジらない方がイイんですよねぇ。

ただ、とりあえず接続した0.6mm単線てのは被覆のない先っぽ辺りでポッキリ折れやすいんですよ。
他のスピーカーを聴く際にはクオード303から一々バナナを引き抜いてショートさせて、てなことやってますから金属疲労でそのうちポッキリいくはずだと思うとどーにも落ち着かないと言いましょうか・・・

それでも、薬漬け先輩ほど色んな装置を所有していないだけに、あーでもないこーでもないてのも、たかが知れている。(寂し〜!侘し〜!

247: ジークフリート :2014/10/18(土) 17:08:35 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉244 私はアルテック

ディランさんはアルテック一筋で、それがディランさんには当たりクジだったてのは、全く幸せな話しですねぇ。
当方が今まで使ったスピーカーは、努力次第でまぁそれなりには鳴りましたけども、今思えばハズレだったのかな?と。(きっと、今ならもっと上手く鳴らせただろうナ?とは思いますけど)

今のATCにしても、ジョーダンワッツにしても、ようやく当たりクジかな?てな雰囲気にはなってまいりましたが、一等クジかどうかは未だ分かりません。(今後の方向性として、ジョーダンワッツ用にクオード33辺りでも充てがうか?とか考えとりますが、最近、日本のガレージメーカーがちっちゃくてノスタルジックな装置を発売しているのを知って、コレも面白いかも?とか・・・どーも私の性格からして流れ者みたく同じ場所には止まれそうにありません)

248: ディラン :2014/10/19(日) 00:58:44 HOST:nptky101.jp-t.ne.jp 今、思うと音の洗礼を受けたのは1965年高校生の頃から1970年位で当時のジャズ喫茶にはアルテックかJBLしか無かった。アルテックはデュプレックスを鳴らしている処は無くA7かA5多分圧倒的にA7が多かったんです。然しながら聞いていた機種はパラゴンやバックロードプラス木製ホ−ンのバリエーション多数とJBLの方が多かったのですが何故かアルテックに行ったんです。あの時JBLに行ってたら随分違った道を歩く事に為っていたでしょうね。DIGではなくLE8Tを最初に買ってたら。ジ−クさんが仰せ下さったように大当りの果報者だと思います。勘違いかも知れませんが、鰯の頭も信心と言いますからね。

249: すってんてん(借金漬け) :2014/10/19(日) 01:48:55 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >有りのままに鳴らし込むと言うことの意味が解りました。

あんたわかっているのね♪
だから言ったじゃないの♪
蟹の板にやってくる
薀蓄誰の云うことを バカね♪
ほんきにほんきにするなんて
まったくあんたは うぶなのね
罪なやつだよ講釈誰♪

松山のお恵ちゃんもヨロピク♪(*^_^*

250: SAT-IN :2014/10/19(日) 01:55:37 HOST:s878209.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 松たか子 & Mey..Jもよろしく。

251: SAT-IN :2014/10/19(日) 01:57:16 HOST:s878209.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp あ、May.Jでした。

252: ジークフリート :2014/10/19(日) 09:05:58 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉248 何故かアルテック

アルテックとJBLは血統は同じでも音の傾向はかなり違います(ロカンシー以降は特に)から、ディランさんには、やはりアルテックだったのでしょう。

当方には、ヤハリ?陰影を出せるスピーカー!(コレなしじゃクラシックを聴く気がしない)

253: すってんてん(借金漬け) :2014/10/19(日) 14:16:02 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >陰影を出せるスピーカー!(コレなしじゃクラシックを聴く気がしない)

クラシックだけでは有馬泉・・・ケッシテ

254: 前期 :2014/10/19(日) 18:33:34 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp もう度々言っていますが・・・・・
クラシック用のシステムとか戦争映画用の装置とかプロは備えているんでし
しょうかね?
だとすれば毎日システムを変更せねばなりますまい。

255: すってんてん(借金漬け) :2014/10/19(日) 18:42:57 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ですね

わかります

模範解答でつ。♪(*^_^*

256: くろねき :2014/10/19(日) 19:10:31 HOST:wb92proxy07.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。


☆前期さん☆

こちらには、クラブDJものけぞる数のターンテーブルを
常備してらっしゃる元プロの方とかもいらっしゃいますし、
そこんとこは穏便に・・・

そこはホラ、こういう掲示板ですから、懐古機器をできる範囲で、
ひとつでも多く手許に置いて愛でる、みたいな・・・。

使い分けが曖昧なのに、メインシステムとサブシステムを
横に並べてるのもここにいますし(汗)。

257: 薬漬け :2014/10/19(日) 19:12:00 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>254 前期さん、こんばんは。

その点は難しいですね。
まさに「プロ」と「アマ」の違いということではないでしょうか。

プロは不特定多数の嗜好を考慮せねばならず、まずは「そのディレクターの音」ないしは会社として
統一的な音作りをしなければならないでしょう。自ずと単一システムになると想像します。それでも
プロデューサー毎の個性が出るのは必然的な帰結で、無味乾燥にはならないものですが。

アマもそういう道を進む方もおられれば、曲想に合わせてシステムを変える方もおられると思います。
そこはオーディオマニア、自主的に判断されて“自分に”最適な方式を構築するのが適切かな、と。
評論家の意見やプロのスタンスを参考にしつつ、私たちは主体的に音作りをしたいな、と思います。

258: すってんてん(借金漬け) :2014/10/19(日) 19:35:07 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >プロは不特定多数の嗜好を考慮せねばならず

じゃんねん

プロは大多数の・・・略・・と適正利益でつ。

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

259: RW-2 :2014/10/19(日) 21:00:23 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >「陰影」を出せるスピーカー

陰も影もどちらも「かげ」ですね。これは『グラデーション』による微妙な変化でしょ。
一般的に低能率なスピーカーシステムが長けておりますね。BBCモニターにもある
渋く、極めるような鳴り。またSX-3系のテカらずに濡れた感じが判り易いでしょね。

対して「明晰」が得意なスピーカーシステムもあります。こちらは『クリアネス』で
表現するタイプです。アルテックや初期のJBLはこちらでしょう。大砲の炸裂音は
独壇場ですが、愛の囁きから虫の声まで明瞭です。ハイスピードでストレートな音です。

どちらにも属さないのが日本製品に多いのです。欧州のスピーカーを聴き、西海岸
スピーカーを聴き、生まれたのが「明暗」で聴かせる『コントラスト』を重視した表現。
繊細微妙に陰影も醸し出しながら、イザという時には炸裂もする。良いとこ取り。
双方満点とはいきませんが万能。NS-690系やNS-1000Mはこのタイプの成功例でしょう。

日本のマニアは未だに舶来品万歳ですが、海外では昔から日本のスピーカーが好まれて
いるところを見ると、外人の方が耳が良いのか、信頼性を買っているのか、安いのか (略)

260: ジークフリート :2014/10/19(日) 22:40:21 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp ステレオラ導入直前のATCは元気良く音が前へ前へ飛ぶ傾向になってしまって、陰影も薄くなったことがちょいと悩みのタネでしたが、ステレオラ導入後の調整やり直しでかなり取り戻せたように思います。
陰影の濃さによって、間接音が多く含まれた録音での音の消え入り際の美しさや、儚さとか気配の表現なんかでかなり違いが出るんですよねぇ。

軽やかでも陰影たっぷりなステレオラに比べるとATCは自在な鳴らし方が可能なだけに、やはり侮れない(テキトーなことでは上手くいかない)なぁ〜と感じた次第。

まぁ、そんなこんなで、転んでもただでは起きない私のしぶとさか?ATCもようやく実りの秋を迎えそう。

261: すってんてん(借金漬け) :2014/10/20(月) 09:56:59 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ATCもようやく実りの秋を迎えそう

と、思った瞬間

天空にわかに駆け曇り「雹に混じって雨霰&ご近所様からもアラレモナイ石ころが」・・・
収穫祭どころか凶作に・・・

可哀相にぺんぺん草が立ち枯れジャンキーに

マサカ????????(;一_一)

心或るままに・・・合掌!

大阪南港「ATCフリーマーケット」から生中継(フィクション&ハクションでつ)

262: ジークフリート :2014/10/25(土) 09:29:50 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉海外では日本のスピーカーが好まれて

日本人には日本の装置の淡白さと言うか淡彩さが気にならないのかもしれませんけど、ロカンシーが指導したTADでさえ淡彩さを発揮していましたねぇ。

263: すってんてん(借金漬け) :2014/10/25(土) 20:12:53 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp JBLの43シリーズも淡彩でガス。

(〃^∇^)o彡☆クェ クェ クェ ♪(*^_^*
ワーイッ♪ヘ(^ω^ヘ)(ノ^ω^)ノワーイッ♪

264: ジークフリート :2014/10/26(日) 09:04:37 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp あるプロトタイプのDACとの出逢い。
ワディア2000スレッジハンマーもそろそろ引退かな?と思わせるほど、「好みの違い」などでは済まされない違いあり。
目新しい?技術は何も用いず、CD再生の原点に立ち戻って根本的なところを丁寧に仕上げただけなのに・・

・・てな出来事があったものの、ブツさえ有れば!てなワケには行かないのがオーディオ。
もう少しワディアで頑張って(誤魔化して)みるか!

265: 薬漬け :2014/10/26(日) 09:49:16 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>264

大先輩の好みがワイドなので的が絞りにくいのは理解できますね。
独断と偏見で言えば、Studer A730あたりを(もし個体があれば、ですが)お試しになられては?と。
古いのでメンテが欠かせないでしょうけど。

266: すってんてん(借金漬け) :2014/10/26(日) 13:49:02 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ブツさえ有れば!てなワケには行かないのがオーディオ。

でつね
わかります

銭がいるのでつ。

世間では等価交換とも称す。

267: ジークフリート :2014/10/26(日) 17:41:01 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉265 A730?
それって薬漬け先輩が試したいキカイでしょ?

好みがワイドてのも先輩のことですね。(M5が似合うスピーカーなんて所有しておられないのでは?と思いきや、そー言えばビクター ゼロなんとか?てぇのがあるんですよね?)

268: 薬漬け :2014/10/26(日) 18:04:37 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>267

まあ誰かが下さるのであれば遠慮なく。(笑)
というか、私の場合はCDはRevox-B225で間に合っているので、あまり執着はないのですね。

まさに独断と偏見で、「ブリティッシュサウンド」という翳の部分を出すのに、ワディアは
眩し過ぎないか…ちょっとそういう要素のあるA730はどうなのかな、と思ってみたのです。

M5はただの預かり物なので放っておいてもいいのですが、「適当に使ってくれた方が機械が
痛まないので助かる」とのことなので周りを見渡しただけでして…。見渡したところで、
タンノイしか無いんですけどね。(苦笑)

ただ当方も“消し忘れのできる”パワーアンプが欲しかったところなので(上記のとおり、
マランツ9はリペアマンから内部部品をいたわる上での限界時間を言い渡されています)、
ならばとたまたま店でシルバーに合わせてみたら、あにはからんやという結果だったと。
上向いて口開いていればボタモチが落ちてくることもあるものらしいです。

ちなみにVictor Zero3Fineはサンキュッパのブックシェルフで、ちょっと回りのスピーカーや
アンプとは今となっては釣り合い難いですね。
(しかし若い貧乏時代はプレステージ〜ウエスギのアウトプットがこれでした。内部を少々
弄って、それなりに奮闘してくれたものでした。懐かしや。)

269: SAT-IN :2014/10/26(日) 18:11:50 HOST:s1436044.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >銭がいるのでつ

ま〜ね〜ブツどころか、戯れ言ひとつカキコするにも銭が要りまつからね〜。
通信料高杉なんだよ!doc○moさん。(省)

270: すってんてん(借金漬け) :2014/10/27(月) 00:35:35 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp でつね

わかります。

271: すってんてん(借金漬け) :2014/10/27(月) 00:40:44 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >マランツ9はリペアマン

おいらは備前の先生とマランツサービスが贔屓でつ。
少々お高いが、安心料でゲス。

このあたりのブツを愉しむなら、それなりの覚悟が要り松。

素人に毛が生えた程度のお方ならば尚更でつ。

272: ジークフリート :2014/11/02(日) 19:10:46 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp スピーカー2組になった時の音の酷さといったら、もうズンドコじゃなかったドン底てな感じでしたが、ようやく復旧か?・・・という辺りで、ヤケに静かで空間感のでるDACに出逢った衝撃・・・一週間も経てば早くもその記憶は薄れ、「うちのワディアでももっと奥行き出しゃイイじゃない?」・・・てな思いで早速その方向へ。

・・・そんなことよりも、カラダは一つ、スピーカーは2組。
2組あっても、ジックリ聴いてやる時間がないのがなんとも不憫!
今のところ、冗談スピーカーは平日の夜用。ATCは休日用てな使い分け方。
4組も5組も持ってる方は、きっと暇過ぎて困ってるんだろナぁ〜。

273: RW-2 :2014/11/03(月) 00:17:13 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp オーディオ店から#2402の美品入ったからどう?と言われたけど、バックロードで4001も1601の
U型も使ったし、今になってパルジさんと経験交流会やってもどもならんのでスルーしてしまった。
ちょっと欲しかったんだけどね〜。あのバームクーヘンのラジアルホーンが (略)

274: くろねき :2014/11/03(月) 02:43:40 HOST:wb92proxy03.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。


☆RW-2さん☆
こんばんは。

例のLo-D HS-400“R-Spec”(←勝手に名付けちゃいますた・笑)
並みに気合い入れたシステムに仕立てて、
そのお店で売ってもらう、という手もありましたね〜。

製作は手間でしょうが、板ネタや楽しみにもなるでしょうし、
賢く売れば結構な酒代に化けたかも?

275: ジークフリート :2014/11/03(月) 09:20:20 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉273,274
アレは音楽観賞用のスピーカーじゃないですから、スルーで正解。
楽器の音触や場の雰囲気が出ない装置が少なくないのは悲しいもんです。

最近、面白いナ?と思っているのが、名機マニアというかコレクターの皆さんの品揃え。
なんで皆さん同じようなものばっかり揃えているんだろう?と。
(実は昨日、ある方から「普段は誰にも見せないんだが・・」なんちゃって、所有品のリストを渡されて・・・見たくもなかったリストを見ると、やはりお決まりの品揃え・・・日頃からそんなリストを持っていることからして、不思議でたまらん!てな感じ。)

276: RW-2 :2014/11/03(月) 10:16:59 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >例のLo-D HS-400“R-Spec”

最近はコレで聴くことが多いです。当初は変哲の無い音だな〜というイメージで冷や飯
状態でしたが改装後メイン昇格。他のSP軍の個性を浮き上がらせる絶対基準でもあります。

>所有品のリストを渡されて・・・日頃からそんなリストを持っている

気色悪ィ〜。あ〜やだやだ (略)

277: アラン・ドロン :2014/11/03(月) 10:34:20 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
RW−2様へ

コイズミ無線のカタログ集に、PYRANDというメーカーのTW47という
ツイーターが、JBL2402と似ております。

278: アラン・ドロン :2014/11/03(月) 10:37:01 HOST:softbank219168067040.bbtec.net 訂正

PYRANDではなく、PYRAMIDでした。

279: すってんてん(借金漬け) :2014/11/03(月) 10:44:58 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >なんで皆さん同じようなものばっかり揃えているんだろう?
>やはりお決まりの品揃え

「うちのワディア」の方向へ。

ワカリマス。

280: ジークフリート :2014/11/03(月) 21:38:15 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 昨晩、新しいワイルドターキーを開封してATCが立ち直った祝杯を挙げたところですが、本日は、あとチョット、奥行き方向の抜け具合と、
音の硬さを調節。
引き締まり過ぎと言うか、音が解れない感じが如何にもモニター調といった雰囲気で、緊張感ばかりじゃデレ〜っとできないし、落ち着けない。

てなワケで、女性ボーカル聴きながらその硬さを解して、仕上げはトラジコメディアの「アンナ・マグダレーナの音楽帳」で奥行きと消え入り方の確認。とりあえずヤレるとこまではやりました!てな感じ。

転んでもただでは起きない性格からか・・・冗談スピーカー導入前より良さげです。

さて、明日からは、冗談スピーカーとの格闘か?(そもそも、メインスピーカーみたくキリキリ調整したくないから選んだ個性派ですが・・・モジュールユニットのメタル臭さを抑えようとすると立体感が減退してしまう症状。これをなんとかいいとこ取りしたいだけ。)

281: すってんてん(借金漬け) :2014/11/04(火) 15:26:42 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ボンビーから立ち直ろうとあがいてみたものの・・・ヤッパシ
開封済みの一番安いジムビームで暫し寛ぐ

マランツの蓄音機型CDP(アンポンタン&冗談SP内蔵)でヘイリー・ロレンなんぞを聴く
仕上げは三菱の610-B(平面バッフル)で青春歌謡を歌う/天童よしみの世界で
貧乏臭さが倍増

「月がとっても青いから」♪「ボンビーに幸あり」♪な秋の夜長でゲス

昨夜も残業・・・・・トホホのホケキョ

282: ジークフリート :2014/11/09(日) 01:41:05 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 近頃あまり語られなくなったが、装置が大編成向きか小編成向きかということが、最近気になっている。

曲者ステレオラは特にそれを意識させる鳴り方で、小編成が不得手というだけではなくて、大編成では音楽の全体像を上手くまとめて聴かせる何かがあると言うか・・大編成だけ聴くならメインスピーカーよりイイんじゃないか?てな感じも。

先週から、曲者ステレオラで何でも聴けるよう修正を始めたところですが、果たして小編成がどこまで鳴るようになるか?

283: すってんてん(借金漬け) :2014/11/09(日) 13:28:34 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ステレオラで何でも聴けるよう修正を始めたところですが・・・・・・・

ナニを修正するので塚?

終生(終世)の塚なら・・・・・・ワカリマス。

284: ジークフリート :2014/11/15(土) 11:16:03 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉264
プロトタイプだった例のDACが製品化されたので本日試聴の予定。
更に音質アップしているというが・・・

透明度高く音場感に優れる・・・って、ある種の個性がそう思わせているのでは?と、意地悪なこの耳にどう聞こえるか?(ミイラ取りがミイラにならぬよう気をつけなくっちゃ!)

285: すってんてん(借金漬け) :2014/11/16(日) 11:18:01 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp すでにミイラ、過去の御仁でつ。

286: 薬漬け :2014/11/16(日) 17:09:04 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>284

ジーク大先輩、こんにちは。

そうですか、製品化されましたか。ワディアとの(イメージングでの)勝負はサテ?と言う所でしょうか。
しかし、リプロダクションである以上、何らかの個性はある…。その多い少ないが問題ではありますが。
それが好ましいものなら、ミイラになるのも一手ではと?!(と、常時ミイラになっている私が言っても
仕方ありませんが。(苦笑))

ちなみに、>>265で大先輩の好みがワイドと言った対象は聴かれる音楽のことで、機器ではありません
でした。舌足らず失礼しました。

ちなみにタンノイ以外のブリティッシュということで、80に持って行くアンプを211シングルにしました。
(ただに置き場所の組み合わせ上の都合ですが(汗))
前の6L6シングルでも大概大編成を平気で鳴らしていましたが、今回も基本的要請は「80」でワーグナーが
聴けること。音は球の差もあり、ちょっとスッキリするかも知れません。

287: ジークフリート :2014/11/16(日) 19:35:09 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉286
薬漬け先輩、今晩は。
例のDAC、2回目の試聴はスピーカーとパワーアンプを替えての実施で・・・音質的にはまだワディアでもイケるかな?って程度のものでした。
しかし、ワディア2000スレッジハンマーも既に20年もののコンピュータですから、電源部の激しい発熱を考えるといつ逝ってもおかしくないシロモノ。(先般、我が家で試聴した初期ゴールドムンドのDACも電源ユニットの変色がヤバそう?と思って返品しましたら、案の定、実際導入した人のところで電源トランスがお釈迦に)

それでも・・・良質な5Wアンプ発売予定のウワサに、ウチのステレオラにどうかな?とか、6台買ってATCを駆動したら?とか・・・かつて愛用した「幻のカートリッジ」再現間近!(既に値段も決まっている)とか・・・接点無しの抵抗切替式プリアンプも発売予定とか・・・気になる情報が色々ありまして、どれに・し・よ・う・か・な?てな感じなんですよ〜。

ところで、ハチマルを211シングルで?
当方も復刻版を845シングルとかで駆動しとりましたが・・・近頃、クオード303が案外使えそうなので、ステレオラ以外も、何かテキトーな古レンヂでも使ってみたいナぁ〜とか、画策中で御座いますよ。

288: すってんてん(借金漬け) :2014/11/17(月) 09:32:51 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >返品しましたら
。。。。。。。


十八番でつね
ヤッパシ・・・・・・(;一_一)

289: 薬漬け :2014/11/17(月) 12:07:04 HOST:s867087.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>287

大先輩も悩み果てしない様ですね。(蔭の声:ソレお前に言われたら終わりだろ?!)
ワディアはそんなに発熱していましたか…。拙宅のREVOXはその辺はしぶとい様ようです。

80は他のアンプも悩んだのですが、シングルが出力的に安心できるし、そうなると現状勢力では
300Bか211ということになるため、300Bはレクタンに行ってもらうことにし、211を80に…という
オチになったものです。
もっともまだ音を出していませんので、聴いた途端にガラガラポンの可能性も否定できませんが(汗)

290: ディラン :2014/11/18(火) 23:01:49 HOST:FL1-119-238-197-44.kyt.mesh.ad.jp 今日は久しぶりにWADIA6でベタですがカラヤンのアダージョを聴きましたが只々泪でした。
拙宅のWADIAはこの数年間電源を切った事が有りませんが熱く為らないし健在ですよ〜。
松金29→300B→A5ですが、中華300Bから何とも言えぬ味が出て来ました。
755Eはアキュのチューナーから中華デジアンが相性が良いです。ネットラジオは便利が良いですが音はチューナーの方が生きますです。

291: ジークフリート :2014/11/22(土) 09:52:40 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉289、290
今度の(って、未だ買ってませんが)DACは、今時なのでUSB端子が付いているんですね。
ウチのオーディオ部屋にもそろそろPC導入か?とか、しかしプラスチックの不細工な物体なんて置きたくねぇし・・・とか、やはり悩みは尽きないんですが・・・

それにしても、ステレオラ導入以来、3つの対策(ステレオラからATCへの影響が三つある・・・共鳴、吸音、反射)を施して来て、「過ぎたるは及ばざるが如し」の領域まで行きましたので、後はそれを加減してテキトーなとこで止めるだけ。
この間、ステレオラは一切聴かず(睡眠時間も1日2〜3時間しか!)に来ましたから、この連休で「テキトーなとこ」を確定して、早くステレオラを聴きてぇなぁ〜。てな感じですが、暫く放ったらかしていただけに、こちらにもまた不安あり。

292: 薬漬け :2014/11/22(土) 11:01:38 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>291 大先輩、おはようございます。

ある程度こなれたスピーカーシステムは、案外簡単に現状復帰すると思いますよ。
おそらく大先輩に相当調教された(失礼!)個体であるならば、――エージングはとうの昔に
終わっているでしょうし、慣らし運転としても時間はとらないでしょう。

(拙宅のウエストミンスターは、私が入院で数ヶ月空けていても、帰ると「お帰り〜」と実に
普通に鳴ってくれています。げに付き合いの長さというか。入院で耳がボケた影響なきにしも
あらずですが。(汗))

293: すってんてん(借金漬け) :2014/11/22(土) 14:36:38 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >未だ買ってませんが
ワカリマス。

>ウチのオーディオ部屋
チョッピリ自慢の箪笥部屋♪(*^_^*

>過ぎたるは及ばざるが如し」の領域まで行きました
マ、マサカ!!!?

>睡眠時間も1日2〜3時間
明日は勤労感謝の日
額に冷や汗、全身寒イボのご努力、痛み入ります。
 
察しますた、だつた。

294: ジークフリート :2014/11/24(月) 09:44:59 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉292
ステレオラの方は未だ鳴らし方を確立出来ていませんから、聴かせていただいてるようなよそよそしさ
があります。(しかし・・・メインシステムみたく練りに練って自分の音にしてしまうより、その方がイイかもしれません。多分、やり過ぎるとブリティッシュサウンドが薄れるんじゃないかな?と考えています。)

295: 薬漬け :2014/11/24(月) 11:36:39 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>294

なるほどですね。何となく雰囲気は分かります。

確かにSPの能力に依存して、ある程度“放し飼い”にするのもいいかも知れませんね。
自分の方向性は一つ持っておきつつ、ユニットにある種野放図に鳴るだけ鳴ってもらったら、
どういう世界が拓けてくるか。それも興味津々ですね。

296: ジークフリート :2014/11/24(月) 14:30:12 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 先日、近所のオーディオ店を訪れましたら、70前くらいのお年寄りが、初期のガラード301(ハンマートーン、グリス仕様)を入手して、本当にシアワセそうな表情で店主と会話していました。

自分も、むかし憧れの装置を入手したときはああだったのかな?と、チョットほっこりした気分。(今や、音が気に入らなきゃ情け容赦なくポイッと・・ガリガリ亡者みたいになってしまいましたが・・)

ただ・・・このお年寄り。DACとプリアンプの機能の違いも知らないご様子。大丈夫かなぁ〜せっかくの301なのに。

(そのおじいちゃんの前じゃ聞けませんでしなが、ガラード301のハンマートーン?がヤケに綺麗だったのは後日店主にしっかり確認しときました。「ぼくも、なんか薄いなぁ〜とは思ったんですが・・・」とかなんとか、抜け抜けと。)

297: すってんてん(借金漬け) :2014/11/25(火) 10:45:03 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ガリガリ亡者みたいになってしまいましたが・・

でつね
ワカリマス。

298: ジークフリート :2014/12/07(日) 08:30:24 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp ひょんなことからステレオラ 〜 クオード303の不健全さ解消。
ジャズもへっちゃらな?ブリティッシュサウンド?に。

その違いを覚えているうちに、若干の不健全さを取り戻すべきか考えよ〜。

299: すってんてん(借金漬け) :2014/12/07(日) 09:54:29 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ジャズもへっちゃらな?ブリティッシュサウンド?に。

まさか&またか&はじまりますた・・・

300: 薬漬け :2014/12/07(日) 10:19:52 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>298

大先輩、おはようございます。

これは憶測ですけれども…。お互いAXIOM80の洗礼を受けた身。多少の音のワルサないしは
媚薬的要素が無いとやはり寂しいとか?!

301: ジークフリート :2014/12/07(日) 11:51:09 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉300 アキショム80の洗礼

薬漬け先輩。ステレオラは80の血族だと思っておりますよ。
モジュールユニットのカンチレバーといい、ユニット背面やバックロードの出口にもARUみたく音響抵抗が仕掛けられていますからねぇ。
再生音も、高域に振動板の固有音が乗ってバイオリンなど聴きますと、チョット似た感触があります。

80と違うのは、小口径アルミ振動板ならではのペコペコする感じ。ペコちゃんとでも呼ぼうかナァ〜、なぁ〜んちゃって。

302: すってんてん(借金漬け) :2014/12/08(月) 02:18:30 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ポコちゃんもヨロピク

303: RW-2 :2014/12/08(月) 10:45:22 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp ステレオラのような反射音と回析音だけで直接音は聴かないシステムは長岡さんも
よく作っておりましたが、ほとんどBGM用でした。センターユニットがずらり並び
ますから中央定位はモノラル的に良さそうですね。

304: ジークフリート :2014/12/08(月) 12:44:37 HOST:KD182249240081.au-net.ne.jp 〉303 反射音と回析音だけ

うちのペコちゃんは、Rさんがご存知のモジュール8発入り国産品とは違って、モジュールが左右1発づつ真正面向いてるんですよ。
横向きにはモジュールとツィーターが一発づつ。ほんでもって、これのバックロードの開口部は背面に開いておりましまて、国産品と共通なのは左右のウイングで反射音を調節できることだけ。
タンノイ劇場ならぬ冗談劇場は、奥行きの展開が得意技です。(劇場に入れてもらえず、ロビー辺りで聴いてる感じかも。)

305: RW-2 :2014/12/08(月) 13:55:25 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp あ、じゃ正面ユニットで中央定位を作ってウイングで指向性を拡げる音場型ですね。
なら天井飛ばし型のような変な音にはならないでしょね。

306: RW-2 :2014/12/08(月) 13:56:18 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 昔、友人が正面サブロク1枚(90cm×180cm)奥行きが35cmの巨大バックロードホーンを
造りました。ユニットがやはりサイドに付いてウイングで音を前に反射させるタイプ。
上に機械を並べられるので以外にスペースファクタが良かった。モジュラーホーンと
名付けてご満悦。機械の重量も乗るのでモノ凄い低音がしましたよ。数年前に家の外
デッキに出されてパーティーテーブルになりました。天下っても役に立っております (略)

307: ジークフリート :2014/12/11(木) 23:35:55 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp ゲテモノすれすれスピーカーも楽しいもんですが、飽きずに何時まで使えるか・・
長持ちしなくても、楽しいと思えるだけまだマシか。

308: すってんてん(借金漬け) :2014/12/11(木) 23:53:55 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp わかります。

心中お察しいたすます。 謹んで合掌!でつ。

309: すってんてん(借金漬け) :2014/12/13(土) 22:05:27 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ゲテモノすれすれスピーカーも楽しいもんですが、飽きずに何時まで使えるか・・

一生ものと鑑み松。

お大事に・・・・・・・キワモノに合掌♪

310: ジークフリート :2014/12/15(月) 09:28:03 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp LS5/9やLS3/6等のBBCモニター やヴァイタボックス191が復刻されるなど、ブリティッシュサウンドの愛好者もまだまだ健在の様子。
ここ数年、隣町にあるらしいLS5/1を聴いてみたいと願っておりますが、未だ叶わず。

311: ジークフリート :2014/12/29(月) 09:12:53 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 新しいDACの入荷が遅れている関係で、年末年始はアナログのみで過ごすことになった。
今度のDACのメーカーは、企画から製作まで一人でやっていて、アンプやプレーヤーまで作ってるもんだから、結構注文が入ってしまうと大忙し。どーも草臥れちまったみたい。
年末納品の約束でしたから、責任を感じて「試聴機を貸し出しましょうか?」とも言ってくれましたが、「まぁアナログがあるから大丈夫!」と、強がってしまいました。

実は、未だステレオラでLPを聴いたことがないので良い機会かな?てな感じなんですが・・

中古レコード屋から届いたダンボール箱を抱えて、昨日レコード洗浄器にかけに行って来たので、年末年始用のネタ(盤)の方も準備万端。

312: ジークフリート :2014/12/31(水) 07:59:58 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp ズラリとキカイが並んでいるのを見るとゾッ(きっと音はそれなりなんだろなぁ〜)とする今日この頃、4個体のワディアが無くなって、かなりスッキリ!
キカイの配置の自由さと余裕が有難い。

313: すってんてん(借金漬け) :2014/12/31(水) 15:46:04 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 塵も積もれば山となる

ワカリマス。

314: 薬漬け :2014/12/31(水) 19:28:12 HOST:s2908165.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>310>>312 ジーク大先輩、こんばんは。

大先輩も、LPが増えておられるのでしたら、洗浄機を一台置いておかれると便利ですよ。

それにしても、レコードで仏SAXFと英SAXを聴き比べるにつけ、やはり英国サウンドの微妙な
翳りに独特の魅力を感じます。(SAXFの明るさも無論捨て難いですが。)

あの質感をとことんまで突き詰めたらCN191になっちゃうのかな?等と勝手な当て推量をしたり
しますが、あそこまで渋くなると個人的には少し…なので私はやはりタンノイということで
落ち着きそうです。(笑)

拙宅は自由度は異様に少ないですが(汗)、それでもウエストミンスターとはまた違った翳りを
各々のタンノイから出してみたい…。来年の宿題になりました。

315: ジークフリート :2015/01/01(木) 17:54:50 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉314
薬漬け先輩。こんにちは。
レコード洗浄器ですか〜。購入もチョット考えたことがあるんですけど、某オーディオ店主が「そんなもん買わなくてもウチでやってあげますょ」と言うし、我が家での置き場所とか、年に何回使うかな?とか考えて、取り敢えず某店主に甘えられる間は甘えようということにしているんですよ。(しかし、いざ買うとなると・・・高価なキカイもありますよねぇ。プレーヤーより高かったりして?)

それにしても、「翳り」と「渋さ」・・・関係なさそでありそな?ブリティッシュサウンドには欠かせないこの二つの要素ですが・・・
例えばCN191とオートグラフは同じ列なのかな?と考えると、どーも別ものなんじゃない?てな気がするんですよねぇ。しかし、同じグループとも思えますし・・・

ブリティッシュサウンドも古いタイプから並べると・・・@アキショム80、ローサー AA)ヴァイタボックス、タンノイ AB)EMI、ワーフデール BBBC系 CセレッションSL6系 DATC、プロアックなど・・・渋さ?もそれぞれと言いましょうか、どれを何列の何番目に並べるか?どのグループか?な〜んて暇そうなこと考えてしまいますねぇ。(実際、正月でヒマなんですが)

316: RW-2 謹賀新年 :2015/01/02(金) 15:09:49 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >ブリティッシュサウンドも古いタイプから並べると

英国製のスピーカーであればブリティッシュサウンドというのであれば、昔は
タンノイだったけれど今じゃB&Wがそれらの代表ってなことになるんでしょか。

しかし拙者はメーカーや機種ではなく相対的な音調だと思うんですよね。アメ
リカンサウンドに比してのブリティッシュサウンドという捉え方ですね。

オーディオでいうところのブリティッシュサウンドを、音楽ジャンルとしての
アメリカンロックに対するブリティッシュロックと同じように対比させたと
しましょう。アメリカンロックは躍動的でクリアで快活な音楽。簡単に言えば
カントリーロックとその波及系ウエストコーストロック。一方ブリティッシュ
ロックは暗く重く太い。=ブルースロックおよび、派生したハードロック。

オーディオにおけるアメリカンサウンド、ブリティッシュサウンドも上記の
ロックと同じような風情になるんじゃないかと思っております。そうしますと
アルテック、JBL VS ヴァイタボックス、タンノイ。これが一番理解しやすい。

尤もアルテックとJBLはぜんぜん違う、ヴァイタボックスとタンノイはぜんぜん
違うという御仁もおられるでしょう。そのような御仁はそもそもブリティッシュ
サンンドなんてな括りはしないでしょうから、御仁のお考えで問題ありません。

317: ジークフリート :2015/01/02(金) 21:51:11 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp アメリカンロックとブリティッシュロックの違いは、個人的にはリズム重視かメロディー重視かの違いだと思いますので、Rさんのおっしゃる「暗く重く太い」辺りがオーディオのブリティッシュサウンドと共通するということには同意しかねます。
いろんな盤を聴いて、例えばスピーカーの段階で、何でもかんでも「暗く重く」されたのでは観賞用には使えませんでしょう。

318: くろねき :2015/01/02(金) 22:14:15 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp 皆様あけましておめでとうございます。

個人的には、アメリカンロックというとCCRのイメージが。
曲調は明るいけど、音はどちらかというと荒っぽいイメージ。

対するブリティッシュロックというと…
やっぱりビートルズとかストーンズが王道でしょうか。
そういえば日本にデー○ン小暮という人(悪魔)がいますが、
(世を忍ぶ仮の)日本人ロッカーの中では数少ない、
正統派ブリティッシュロックの歌えるボーカリストという評価があるとか。

319: RW-2 :2015/01/02(金) 23:45:27 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >リズム重視かメロディー重視かの違い・・・何でもかんでも「暗く重く」
>ビートルズとかストーンズが王道

ブリティッシュロックとブリティッシュサウンドは違うものでしょね。
そこを理解しませんと同じ土俵でお話はできないということでしょう。
本来というか根本的にブリティッシュサウンドとは、オーディオのくくりとしての
ジャンルではないでしょう。
オーディオに関しては英国のメーカーほど音も構成も新規参入も多種多用です。ロー
サーはブリティッシュサウンド。セレッションもブリティッシュサウンド。タンノイも・・・
限が無いでしょ。

ブリティッシュサウンドという語彙の本質はギブソンやフェンダーとマーシャルによる
サウンド。仕方ないので天邪鬼な拙者がオーディオに無理やりかこつけただけですよ (略)

320: ジークフリート :2015/01/03(土) 01:01:07 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 限りが無いって・・・英国製なら全てブリティッシュサウンドだなんて言ってませんょ。
アルテック・JBL対ヴァイタボックス・タンノイが一番解り易いとおっしゃいますが、あまりにも違い過ぎてブリティッシュサウンドの何たるかが解らない方には余計に解らなくなるんじゃないですか。
個人的にはボザーク辺りと比べる方が面白いんじゃないかと思いますがね。

321: すってんてん(借金漬け) :2015/01/03(土) 01:46:54 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ブリティッシュサウンドの何たるかが解らない方には余計に解らなくなるんじゃないですか。

メデタイ正月早々・・・・・・・・・始まりますた(;一_一)

?まさか、BBCモニターの形容詞???・・・・・マサカ

ジパングサウンドも教えてくんろ♪(*^_^*

322: RW-2 :2015/01/04(日) 15:35:45 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >ジパングサウンドも教えてくんろ

ずばり、50年の歴史を誇るフォスター電機(フォステクス)のFE-103と族系。
8mm映写機にも、パチンコ台にも、デパートでも、駅にも、病院でも、教室
でも、体育館でも、教会にも、市場にも、アーケードにも、いたるところに
ひっそりと、隠されて、風雪に耐え、けなげに使われておって、全国民が
聞いている。海外○○ヶ国にまで渡り、生産数○○○万台。もはや文化遺産。

323: ジークフリート :2015/01/12(月) 00:21:26 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 64倍オーバーサンプリング相当のデコーディングコンピューターから16ビットノンオーバーサンプリングの原始的?DACに交換して数日経過。
デジタルケーブルとインターコネクトも併せて交換したので、エージングと言うかバーンインと言うか、只今耳馴らし中。

そんな中で、従来から気になっていた箇所が如何にネックであるかが露わになってきた。
要するに?割れ鍋に綴じ蓋式でたまたま結果オーライだった辺りがギスギスになっちまったワケで、綴じ蓋が無くなった今、そろそろ割れ鍋解消を迫られているみたい。

324: ディラン :2015/01/13(火) 12:01:15 HOST:nptky104.jp-t.ne.jp >>323
CDに納められたデジタル情報をアナログ信号に換えて如何に音、音楽を再生構築行くか。ジ−クさんの執念、熱烈な意思に感服いたしております。
小生は思考停止状態に付き現状に甘んじておりますが、逸れなりに満足感も感じています。
今後の経過を楽しみにしています。ご検討を祈っております。

325: すってんてん(借金漬け) :2015/01/13(火) 16:43:27 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >思考停止状態に付き現状に甘んじておりますが、逸れなりに満足感も感じています。

俗に云う「達観」と云う名の仕業でつ。♪(*^_^*
エライ!流石!!人生は短い!!!

>CDに納められたデジタル情報をアナログ信号に換えて如何に音、音楽を再生構築行くか。

徒労と云う奴でゲス。

石炭は石炭、磨いて万年でもチビルだけ
執念、熱烈な意思(正月早々、始まった 始まりますた)にあきれております。(;一_一)

326: ジークフリート :2015/01/13(火) 23:23:55 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉324
そう言ってくださるのはミュージックラバーのディランさんのみ。
ディランさんこそ、当方なんぞよりも追求しておられると思いますョ。

ところで・・・既に次の宿題が・・

327: すってんてん(借金漬け) :2015/01/14(水) 00:21:41 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ヨイショかも???

マサカ 多分 ヤッパシ・・・・・・・・・・etc

オイラは今年も風任せの浮雲暮らしでゲス。

328: SAT-IN :2015/01/14(水) 15:31:49 HOST:s661206.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >ジパングサウンド

パブリックな音響に配慮するようになったのは比較的近年でしょうか。
昔はただ聞こえりゃいいって感じしかなかったような。

329: すってんてん(借金漬け) :2015/01/16(金) 12:44:37 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 半世紀以上昔でつね

わかり杉。

330: 前期 :2015/01/16(金) 18:08:18 HOST:h115-165-106-028.catv02.itscom.jp >>329
>半世紀以上昔

そうです。帝劇のシネラマの音に腰を抜かした小生は日本の音はどこか抜本的に間違っているのではないかと思ったものです。

331: RW-2 :2015/01/17(土) 00:50:49 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 国力も購買力もないのでみみっちいマグネットしか使えない。
増幅器も非力だったので能率を上げるためにコーン紙は薄く軽くがモットー。
さらに、梅雨時にはグダグダになるのでパリパリに乾燥した硬質のコーン紙。
再生音はカーカーコーコー。日本の夏、日本の音。

332: SAT-IN :2015/01/17(土) 01:19:05 HOST:pl029.mas1901.n-otemachi.nttpc.ne.jp 某商店街としておきますが、有る意味有名な?カステラ屋が在るのです。
とにかく年がら年中店頭のラウドスピーカーが何やらガナリたてている怪しい店で、客が入っているところを一度も見たことがありません。
それは自分が子供の頃から変わらないで続いていたのです。
今思うと音源は主の声を吹き込んだテープでしょうけど、時代からみてレア過ぎる!?

さすがにもう廃業しただろうと調べたら、なんとまだ存在しているらしい。(ガナリは未確認)
これが私の意識するジパングサウンドのルーツです。

333: RW-2 :2015/01/17(土) 02:27:08 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >これが私の意識するジパングサウンドのルーツ

漁港桟橋からその周りのストアにまで響き渡るトランペットスピーカーの
大音響演歌!ホーンスピーカーの正しい使い方です。

334: SAT-IN :2015/01/17(土) 17:20:12 HOST:pl029.mas1901.n-otemachi.nttpc.ne.jp ↑サタデーナイト・フイーバー。

335: SAT-IN :2015/01/17(土) 17:22:37 HOST:pl029.mas1901.n-otemachi.nttpc.ne.jp あ!サタデーミッドナイト?・フイーバーだった・・・

336: 神戸っ子 :2015/01/17(土) 21:51:39 HOST:zaqd37c3787.zaq.ne.jp 332・・・某商店街・・・それって元町商店街ですよね。
半分腐った脳みその記憶ではケネディ大統領の新聞記事が店頭にディスプレイ
されていたような?
今日は天皇陛下の来神で警備が凄かったけど有難いことです。大感謝。

337: SAT-IN :2015/01/17(土) 22:15:59 HOST:pl029.mas1901.n-otemachi.nttpc.ne.jp ↑主は90才くらいらしいです。
一度しっかり覗いて音源を確認してみたい。

意外と渋い名機だったりして?w

338: すってんてん(借金漬け) :2015/01/18(日) 00:31:25 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >今日は天皇陛下の来神で警備が凄かったけど有難いことです。大感謝。

本日、元町に降臨須磨すた。
南京町の某JAZZ喫茶に行きビックラ仰天
テーブルに「店本意の薀蓄掲示物」。

再生音も言わずもがな・・・・・トーシローはコワイ 合掌!

339: アラン・ドロン :2015/01/18(日) 09:12:29 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
JBLやアルテックの歴史と、タンノイや他のイギリスメーカー、
ヨーロッパメーカーの歴史を、ネット等で見ると、アメリカの方が
面白いです。
どうしてだろうかと思います。

340: ジークフリート :2015/01/18(日) 19:55:57 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉323
サブシステム導入とDAC更新のショックからようやく立ち直り、只今サブシステムの要となるプリアンプを検討中。
パワーアンプとお揃いのプリを選ぶか、最新鋭機とするか?てなこと考えている最中、来月辺りに面白そうなブツにお耳にかかれることに。
当初、パッシブプリと聴いて、こりぁダメだと思っていたところ、アクティブに変更されたとの朗報あり。
果たして我が家のブリティッシュサウンドの行方は如何に!

341: すってんてん(借金漬け) :2015/01/19(月) 15:23:21 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >果たして我が家のブリティッシュサウンドの行方は如何に!

行方よりも行く先と其の存在自体が・・・・・

ワカリ松。

342: すってんてん(借金漬け) :2015/01/19(月) 15:52:54 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ↑
行く末も・・・・・・(追加計上)

343: くろねき :2015/01/19(月) 19:38:02 HOST:wb92proxy14.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>>340 ☆ジークフリートさん☆
こんばんは。

検討中が実は一番楽しい時間だったりして?
気付いたらワープしててヒース野のど真ん中で伸びてた、
なんてことになりませんように!

344: すってんてん(借金漬け) :2015/01/20(火) 14:48:13 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 春休み当方漫画祭り!! ドヤ!ェもん『伸びたと薀蓄獣』ロードショー迫る!

前売り券 好評発売中!

345: 前期 :2015/01/20(火) 19:20:15 HOST:h115-165-106-028.catv02.itscom.jp ↑ 売り切れますた。

346: すってんてん(借金漬け) :2015/01/20(火) 20:50:53 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 流石!オデオ界の珍獣 ん? もとい「重鎮」

*下馬評&本場場気配 ×▲▲●
ハナ息荒くイレコミ過ぎて「音の魔術師」メロメロ&ヨイヨイ

ヤッパシ期待通り、予想通り、血統通り・・・・・合掌。

347: すってんてん(借金漬け) :2015/01/20(火) 20:55:44 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 姑息な反則(返品地獄技)がバレ オデオ新春杯 失格!

ズッ ズガ―――ン♪

348: すってんてん(借金漬け) :2015/01/20(火) 21:05:46 HOST:122.196.12.44 追加計上

ライバルめがけパドックで放尿と脱糞 ξ 
条件:アラブ古馬未勝利 10諭吉未満 左巻き800m ダート&障害(諭吉)

349: 薬漬け :2015/01/21(水) 22:48:31 HOST:zaqdb734f70.zaq.ne.jp >>340 大先輩、こんばんは。

大先輩も新年からいろいろと濃いですね。私も別の意味で濃かったですが。(汗)
最近のプリはどういうキャラなのか、ごく一部の機種以外はとんと試聴もしておらず
想像の域を出ませんが…。ともあれ見つかったプリがいい個体だといいですね。

拙宅ではブリティッシュ・サウンドのお古ばかりを平素担当していますが、ちょっと
おニューの英国系が(もちろんSPではなくて(汗))アナログで入ってきました。
Wilson-Benesch Act2 トーンアーム。これとても一昔前ではありますが、何せまわりが
タンノイやSME、QUADでかたまっているので、これでもオニューなのです。(笑)
雑誌や店頭でモノは見ていましたが、間近で改めてしげしげ見ると実にケッタイな風情。

近所のお店でも一度か二度聴きましたが、シャープな音像という印象が強いです。
そこで、タンノイスレでああ書いておきながらまた自分でガラガラポンをする訳ですが、
モニターシルバーの「強靭さ」に、この新鋭英国器の音はどう絡んでくれるか?を、
見極め(聴き極め?)たくなった次第。
シルバーの“味”を出すラインは構築しつつあるので、むしろシルバーを正調「モニター
スピーカーユニット」として扱い、とびきり分解能の高い入力系で同じ英国オリジンの
アイテムを手合せさせてみたら、新旧コラボはどういう音を奏でてくれるか?が関心の
中心です。

こんな相手だからカートリッジも英国製…と思いましたが、たまたま悪友宅に寝ていた
MC-Rohmannを強奪に成功?したので、これが来たら合わせてみようと。
さて、拙宅のほうのブリテイッシュ・サウンドの行方は如何に??
(蔭の声:半ばムチャクチャを楽しんどるだろ?! …アラ、バレました?(汗))

350: すってんてん(借金漬け) :2015/01/21(水) 23:42:14 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp シルバーがマトモに鳴るのは、#7+#8or#10だけでつ。

あくまでも個人の嗜好につき、そこんとこヨロピク。

351: すってんてん(借金漬け) :2015/01/21(水) 23:47:02 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ↑
訂正

>#7+#8or#10だけでつ。(誤)

#7+#8or#9、#10だけでつ。(正)

たとえば、飢えすぎ&アキュならギスギスの・・・・・ダメよダメダメ
お察しくだちゃい。

352: 前期 :2015/01/22(木) 10:05:13 HOST:h115-165-106-028.catv02.itscom.jp >ギスギスの・・・・

確かに日本の音響製品は良く言えば上品、悪く言えば貧血気味な音が多いですね。

353: RW-2 :2015/01/22(木) 13:09:38 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >日本の音響製品

国産品は、舶来品のように蓋隠しすれば(タ○ノイやJ○L等の安物ネットワークやマラ○ツや
Mレビ○ソン等の安物パーツ)ツメが甘いと怒られ、理詰めで作っていくと音が面白くないと
評価される。舶来品は野放図・傍若無人に鳴っても開放的でイキが良いと褒められるが、国産
品は制動不足・時期尚早とタシナメられる。国産のオーディオ用500Wアンプより、舶来の重量
1/2、歪率10倍のPA用500Wアンプの方が音が良いらしい。

ベ○ツやB○Wは手放しで誉めちぎるがク○ウンやレ○サスは何回モデルチェンジしてもいつも
イマイチらしい (略)

354: 前期 :2015/01/22(木) 13:24:08 HOST:h115-165-106-028.catv02.itscom.jp >>353
工作員さん、今日は。

小ベンツはしばらく乗りましたが実によくできた車でしたね。
なんというか運転者の意思がリニアに車輪に伝わるという印象でした。
日本車はおあいう「ダイレクトな」感覚に欠けるのです。
日本製のオデオ機器の音にもそういうモドカシサを感じます。

355: すってんてん(借金漬け) :2015/01/22(木) 14:42:02 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >日本車はおあいう「ダイレクトな」感覚に欠けるのです。
>日本製のオデオ機器の音にもそういうモドカシサを感じます。

でつね
ワカリマス。♪(*^_^*

オイラも英国のスモールリムジンMINIを27年乗っております。
運転者の意のままに、走ります。自然でつ。

景品のテディベア欲しさに、ヴィッツを試乗しました。
ケッタイナ感覚で(;一_一)(;一_一)
オマケにテディベアも貰えずじまい(;一_一)

今回モデルチェンジしたクラウンのヤンキーさにも唖然!
ショッキングピンクの限定車は京阪神に隣接する地域の恥さらし(カッペ)の
御用達に・・・・・ ヤッパシ

356: RW-2 :2015/01/22(木) 14:50:25 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 拙者もちょい乗り用にオペルのちっちゃな2ドア買って転がしてました。
DOHC1.4Lで小気味良く走りました。国産車と違ってゴテゴテ感皆無で殺風景な
室内でしたが、剛性が高いのでカーブでもヨレヨレしません。さすが独逸車。

4年乗って甥っ子の就職祝いにプレゼントしました。今だに使ってるところを
見るとやはりイイ車ではあるのでしょう。くれてやってから娘が私が乗りた
かったとオカンムリ・・・。後でエラい目に・・・(略)
ウインカー、ワイパーが逆なので女子には危ないと思ったのが災い。

357: 薬漬け :2015/01/22(木) 14:58:29 HOST:s664180.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>353 R教授、こんにちは。

相変わらず舶来品がお嫌いなようですね。(笑)
部品の高価廉価でなくて、出てくる音が全てと思いますよ。教授は私などと違い機器の
中身が解るが故のご発言と思いますが、私などは部品のグレードとかは解りませんし、
安物でも音が良ければオーケーなんですよね。(例のバンブルビーの様に。)

ちなみに海外製と言っても最近(も少し以前?)から怪しいですしね。
私のSMEのフォノイコとプリアンプをある人が「あれは良い音ですね。流石は英国の
薫りです」と。その満足そうな顔を見て、設計者が長島達夫氏で大半が東京と大阪の
部品で作られた国産品ですよ、ブランドだけ英国ですけどね、とは流石に言うことは
出来ませんでしたが(略)

358: RW-2 :2015/01/22(木) 15:04:37 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >MINI

RAV4もレガシーも3ナンバー化して憤ってたら、今じゃミニもビートルもゴルフも
皆3ナンバー。ミニだけは止めて欲しかったね〜。タクシーの5ナンバークラウン
なんか未だに走ってるのに (略)

359: RW-2 :2015/01/22(木) 16:10:34 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >相変わらず舶来品がお嫌いなようですね

いや大好きですよ〜。拙者のアンプなんか中覗いたら、アンフェノール、シンチの
ソケット、端子。マロリー、スプラグ、ASCのコンデンサー。デール、オーマイト、
アーレンの抵抗器。ベルデンの配線材。キースターのハンダ。球も舶来、全部舶来。
ディバイディングネットワークもスプラグ、エアロボックス、サンガモが酒池乱立。

ちなみにポールダ○サーもスト○ッパーもあちらさんが好みで・・・ (略)

360: すってんてん(借金漬け) :2015/01/22(木) 16:16:02 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ミニだけは止めて欲しかったね〜。

ワカリマス。

MINIと云うよりは、ドイツ版マーチでつね
面白みの無い大衆車でつ。
MINIの帽子(景品)欲しさにBMWのディーラーで試乗こきますた。
くさい走りっぷりにお坊ちゃまオーデオが浮かびますたでゲス。

361: くろねき :2015/01/22(木) 19:42:32 HOST:wb92proxy06.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>今じゃミニもビートルもゴルフも
>皆3ナンバー。

そこ行くとフィアット500はエラいですよね。
3ナンバーになっちゃったらさすがに
チンクェチェントとは呼べないでしょからね〜。

362: ジークフリート :2015/01/24(土) 10:17:51 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉349 最近のプリはどういうキャラ

薬漬け先輩、お早うございます。
個人的には、キャラを感じさせず、しかし音楽を愉しませるキャラであることを理想としておりまして・・・今使っているヴィオラのカデンツァなんかもその方向なんですが、本日試聴予定のプリアンプはキャラがもっと薄いらしく、デザイン的にもボリュームツマミすら付いていない模様。
一方、もう一つの候補としてクオード303パワーアンプとお揃いものも考えていて、当然ながら濃いキャラで・・・それなりの楽しさと、将来的発展性の無さを併せ持っているワケでして・・・

まぁ、サブシステム用のプリアンプ選びですから、先ずはサブシステムの用途といいましょうか、サブシステムが如何にあるべきかという辺りが明確ならどんなプリアンプを選ぶべきかもハッキリするハズ。

フツウの人ならばメインシステムとは異なるものを選ぶのかもしれませんが・・・ワタシゃフツウの常識的な
人じゃないし・・・実は、結果良ければメインシステムのプリアンプ交代も?などと密かに?思わないでもなく・・・

・・・てな想いを胸に、本日試聴に行ってまいります。

363: すってんてん(借金漬け) :2015/01/24(土) 15:52:47 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ヴィオラ

寒さに強く新春から夏期迄花が楽しめ初心者でも扱安い品種(スミレ科)でゲス。

>家電ツァ???

ガーデニングツアーでは???
違う!!!・・・ヤッパシ

>ワタシゃフツウの常識的な人じゃないし・・・

でつね
わかり松。

364: ジークフリート :2015/01/25(日) 20:58:15 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉362
昨日、例のプリアンプ(未だプロトタイプ)を聴いてきました。
いゃ〜、酷かった。
店主は自慢げに聴かせてくれましたが、低音ボソボソで、ピュア路線にはあるまじき抜けの悪さ。

しかし、アンプの背後に接続されたラメ入り水道ホースのような電源ケーブル(誰かがネットで買ったものを臨時に借用したらしい)を発見。
「こんなんじゃダメでしょ!」と、早速フツウのベルデンに替えてもらいましたら、即座に晴れ晴れとした空間出現と相成りましたが、既に購買意欲は何処へやら。


ところで、ロトのストラビンスキーやヘレベッヘのハイドンを仕入れてきまして昨日から聴いているところですが、DAC更新の後遺症が未だ残っていることが判明。クラシックCD屋のオヤジがソニーのシスコンで鳴らしたストラビンスキーに負けている!

・・・てなワケで本日は修正〜確認で、イイ感じに。
昨年アル・ジャロウが出したジョージ・デュークの追悼盤も即入手しましたが、本日はザ・スタンリークラークバンドが演るブラジリアン・ラブ・アフェアーなど楽しんでおりますよ。

365: くろねき :2015/01/25(日) 23:49:19 HOST:wb92proxy10.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。


☆ジークフリートさん☆
こんばんは。

>ソニーのシスコンで鳴らしたストラビンスキーに負けている!

え゙!!!
せっかく思い切って機材更新したのに!?それヤバいじゃないっスか。
「イイ感じに」なったということはとりあえず解決されたのでしょうが。

そういえばシスコン同士でも、安物のほうが
かえって音がまとまってた、なんてことがあったりしますね。

>いゃ〜、酷かった。
>店主は自慢げに聴かせてくれましたが、低音ボソボソで、ピュア路線にはあるまじき抜けの悪さ。

>早速フツウのベルデンに替えてもらいましたら、即座に晴れ晴れとした空間出現と相成りましたが、既に購買意欲は何処へやら。

↑あらら、お得意さんの購買意欲削いじゃった、あ〜らら。
お店に商品託したメーカーさんカワイソス。
電源ケーブルのメーカーもいい迷惑?
こりゃこの際「こんなんじゃダメでしょ!」と店長を(略)

366: RW-2 :2015/01/26(月) 16:20:55 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >ソニーのシスコンで鳴らしたストラビンスキー

某オーディオ屋さんでは舶来某社の裸ユニットを床に転がしててラジカセか
なんかにつないで音出ししてる。凄いイイ音がするのですよ。エラく感動してね。
でもその時は金がなくて買えない。いつか買おうと心に決める。

10年も経ってやっと買った。で、高級なアンプを使い、どんなたいそうな箱に押し
込んでさえあの時の感動は無し。こうしたりああしたりですてれおライフが続くのです(略)

367: 前期 :2015/01/26(月) 16:44:28 HOST:h115-165-106-028.catv02.itscom.jp >こうしたりああしたり・・・・・

煩悩に惑わされないように業務用機器を購入されることをお勧めします。

368: RW-2 :2015/01/26(月) 16:44:40 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >ラメ入り水道ホース

最初はバイクのプラグケーブルでしたね。名目はロスを減らしてプラグは大火花。
金ラメ銀ラメもビジュアル的に目立つが勝ち。それが車のプラグケーブルにまで
移行。あげくカーオーディオの電源ケーブルやアース線にまで普及。そうしてる
うちにオーディオマニアを侵食。

オーディオマニア様方。バイク乗りに負けてまっせ。ガンバレ〜 (略)

369: ジークフリート :2015/02/01(日) 13:08:38 HOST:144.99.234.111.ap.yournet.ne.jp 最近のゴタゴタで検聴耳になっておりましたが、

370: ジークフリート :2015/02/01(日) 13:38:04 HOST:144.99.234.111.ap.yournet.ne.jp ・・観賞耳に切り替えようと、今朝はモーツァルトのクラリネットクインテット(アルカントカルテット)、午後からはハイドンの四季(ヘレベッヘ)。

先日試聴した安価なプリアンプがウチのプリより良かったら・・・またしてもゴタゴタか?てなことがチラリとオツムをよぎったこともありましたか、どうやらそれは無さそうで、安心安心。

371: 薬漬け :2015/02/08(日) 10:26:01 HOST:zaqdb734f70.zaq.ne.jp >>370 ジーク大先輩、おはようございます。

システムが安定傾向で何よりです。
シスコンは音をそれなりにまとめる方向で設計されているものが大半と思いますから、
こちらのシステムが構築途上で音が“まとまっていない”際には往々にしていい音に
聞こえるものですが、
一たび当方のシステムが能力を発揮してくれば、自ずと差は明らかになるものでしょう。

しかし電源コードも恐ろしい時代になりましたねえ。
拙宅では全てあてがいぶちのコードばかりゆえブランドも判りませんが(勿論太さなど
通常のACコードで知れたものです)、一人悪友に、一時期このテに凝った野郎がいます。
最後は放り出しましたが、理由は「太く硬くて取り回す腕力が無くなった」。(笑)
ケーブルの重要性を無視するわけではありませんが、過ぎたるは…という面もあるので
しょうね。

拙宅のアナログ環境は通院が壮絶で遅々としていましたが、やっとWilson-Beneschの
ATC2をトーレンス124に「半ば強引に」配し?、どうにかMC-RohmannもSMEの例の
ゲージでトラッキングエラーはギリギリに詰めました。
昇圧だけ悩んでいたのですが…最初は出番待ちBenz Micro:PP1をと思っていましたが、
これは別途Rubyにセレクターで充てることとし(これが純正)、その周辺のガラポンで
出てきたPartridge:TH9708にしてみようかなと。ATC2が相当高分解能型であり、相方の
MC-Rohmannもオルトフォンの影を引きずっているとはいえ今の世代。ここは昇圧手段も
ムーディーよりはトコトン型にしてみようということです。

これで頭の中の理屈上は高解像型入力系のできあがり。まだ鳴らしていませんが。(汗)
高解像型にした理由は、またタンノイスレにでも。

372: ジークフリート :2015/02/08(日) 23:16:16 HOST:144.99.234.111.ap.yournet.ne.jp 〉371 安定傾向
薬漬け先輩、お久しぶりです。
安息の日々はもう少し先のようでして、更新したばかりのDACが早くもバージョンアップされることになりまして、来週辺り山梨へ里帰り予定。
それから、念願のプリ〜パワー間のインターコネクトとかサブシステム用のプリアンプを手配中ですから、まだまだバタバタな日々が。

それにしても、本日は、初代光悦のローズウッドと雅スタンダードを聴きに行きまして、我が家のアナログプレーヤーもたまには聴こうかな?と、正月休み以来聴いていない初代ライラが少々不憫に。

373: すってんてん(借金漬け) :2015/02/09(月) 23:14:22 HOST:122.196.12.44 >初代ライラが少々不憫に。

でつね
わかります。

ライラ♪ライラ♪ ライラ♪ライラ♪ライラ♪・・・・・・・・

冬の稲妻♪ 帰らざるアンポンタンの為に・・・

有りそうで なさそうで アリん?ス

不憫と云うよりイタイケでつ。

374: ジークフリート :2015/02/21(土) 12:53:43 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉372
DACのバージョンアップが2項目から5項目になったという知らせがあって、来週辺り試聴してからバージョンアップを頼むことにしました。
良いパーツを使ったので音質アップは必至!とかなんとか言われたって、自作マニアの自己満足じゃあるまいし、そんなイイことばかり有るわきゃない!てな感じ。
しかし、現状でちょっくら気になるところもあるし・・・なんと言っても無償バージョンアップてぇのが有難い。

ところで、我が家のブリティッシュサウンドは暫くお休み中。
どーも個人的に、薬漬け先輩のように色んな装置の個性を楽しみたいタイプではなくて、サブシステムに切り替えるのも面倒で面倒で。(と、言いながら冗談システム用のプリアンプどプレーヤーなど密かに手配していたりはするが)

冗談スピーカー導入の悪影響は、2項目の対策でなんとか回避出来ており、メインシステムの邪魔にはなっていないので、まぁボチボチと整えればイイかな?と思っております。

375: ディラン :2015/02/22(日) 21:42:03 HOST:FL1-60-238-252-28.kyt.mesh.ad.jp ワディアから更に新たな追求を始められたジークさん、楽しんでらっしゃいますね。
小生はレコード以外はずぼら道を追求して居りましてついにUSB DACを挿入致しました。
いやいやいや、青天の霹靂PCのヘッドフォン端子からの音とは天と地の違い。
サブにALTEC755Eを使って居りましたがマタマタ欲望が湧いて来ました。
ALTECとは180度違うSPが欲しく為りました。蛇蠍の様に嫌悪、敵対して居りました最新のSPがね。

376: RW-2 :2015/02/23(月) 12:08:33 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp オペアンプ依存のDACは周囲の数個のCRの精度/性能と電源およびアースラインであらかた音が
決まります。今や音はパーツに依存するしかないのです。良いパーツほど生産中止となり残念。

パーツもチョイスが重要で、数Vしか掛からないところに単1電池のような大きさの600V耐圧の
箔巻なんかをぶら下げてるマニアもいます。チップ抵抗を剥ぎ取って煙草のフィルターより
大きなDALEをぶら下げているマニアも見ました。文系のお方は素直で宜しいのですが、高価格
=良い音なんです (略)

377: RW-2 :2015/02/23(月) 12:47:57 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >蛇蠍の様に嫌悪、敵対して

昔はJBL派、アルテック派、タンノイ派なんてものがあって、信仰を超えた宗教に近いものが
ありましたね〜。他はすべて敵。敵を壊滅しろ!ってな意気込みでした。
新しくウエスタン信仰なんてものもマニアの一部ではあるようですが。

今じゃ、JBLやらアルテックやらタンノイ使ってますなんて言うとあらららとウスラ笑いを
浮かべられる始末。FOSTEXもB&Wもダリもウイーンなんたらもカタログだけは持ってんで〜(略)

378: ジークフリート :2015/02/23(月) 23:04:37 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉375
ディランさん。PCオーディオですか?
当方のDACもUSB端子が付いてますけど、自分のPCが無いので試しようもありません。

新たにスピーカーを導入されるとなると、どんな聴き方をされたいかあらかじめイメージを持っておられるものと思います。(想像つきませんけど)
4ウェイモニター機を使っておられたくらいですから、いざ使って見れば最近のスピーカーもそんなに違和感なく使えるんじゃないですかねぇ。(ゴミみたいなスピーカーを選ばなければ)

当方のサブシステムも、イメージどおり構築できるかどうか分かりませんが、冗談スピーカー、クオード303に続いて、ようやくプリアンプが入ってきそうです。(また4ピンDINプラグが要るのがツラし!)

379: ディラン :2015/02/23(月) 23:36:26 HOST:FL1-60-238-252-28.kyt.mesh.ad.jp 蛇蠍の様に嫌悪、敵対して

ホール設計の第一人者T先生がこれからはハイレゾのような音を目指して
なんて言っている時代ですからね。そりゃ古のスピーカなんか馬鹿にされる訳です。

381: ジークフリート :2015/02/24(火) 22:01:30 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉379 老人は荒野を目指す

ディランさん、ますますクラシックが楽しくなるんじゃないですかね?
ご経験は 、A5の鳴らし方にもフィードバック出来るものと思います。

情報量については触れておられませんが、情報量の欠落を極力避けたシステムでは、「こんな音まで入っていたのか!」と、今更?ながら驚かれるかもしれません。

382: ディラン :2015/02/24(火) 23:11:22 HOST:FL1-60-238-252-28.kyt.mesh.ad.jp ジークさん、有難う御座います。
情報量の欠落が事実上は無い遣り方も仕入れましたので期待はして居るのですが
何分、PCについては不慣れなもんで何処まで遣れるかは?
あと、アンプとの相性とセッティングが難しいSPなので苦戦覚悟です。
今週末には音出しですが久しぶりに年甲斐もなく興奮状態です。

383: RW-2 :2015/02/26(木) 03:11:43 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp これぞ!というシステムにて聴いておっても、もう1〜2組のシステムを設置したがる
のがオーディオマニアの常套であって、マニアたる所以でありましょう。なぜなら
ソフトによる、他機械との組合せの妙による、聴く時間帯(音量の大小)による、体調
による、気分によっても求める音が違いますから、複数システムは有効ですね。

1組ですべてを賄うのが真実かもしれませんが、言う割には1組だけというお方は皆無。
#4343の足元にSX-3があるのは音オンチにならないための常備薬でしょう。

384: ディラン :2015/02/27(金) 21:18:12 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp 今日、鳴らすのが難しい、変なデザインのスピーカーが来ました。
755Eは引き取られて行きました。又逢う事は有るのだろうか良いスピーカーでした。
新入りのSP、最初音出した時、唖然としました、失敗したかな〜と思う程酷い音。視聴時より悪い。
広帯域の筈なのに帯域が狭い、低域が出て無い。
音場感なんて望むべくもない。
スピーカーはアンソニーギャロのリファレンス3です。
今失意の内に悪戦、苦闘中です。(涙)

385: すってんてん(借金漬け) :2015/02/27(金) 22:07:18 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >リファレンス3
リファレンス・・・・・・・
どんなものかは知らないが「名前(ネーミング)」から怪しい・・・

オイラの初期タイプのJBLハークネスのオイシイ情報が有りますた。
いかんせん設置場所&諭吉欠乏症故、断念!

>視聴時より悪い

ワカリマス。
試聴は1分もあれば充分と鑑み松。

386: ジークフリート :2015/02/27(金) 22:55:32 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉384
ディランさん、最初から上手く鳴らないのは当たり前のことですよ。
後はディランさんの耳とウデとセンス次第。
箱が無い(に近い)だけに、今までのジョーシキが通じないところもあるかもしれませんね。

387: すってんてん(借金漬け) :2015/02/27(金) 23:07:49 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >最初から上手く鳴らないのは当たり前のことですよ。

マサカ

388: ディラン :2015/02/27(金) 23:10:25 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp この怪しいSPは何とか為りそうな予感が?してきました。
最初から上手く鳴って貰っては困りますよね。楽しみが無く為りますからね。
絶対諦めませぬと覚悟を決めて居ります。悪戦苦闘は想定内です。
しかし乍ら、小癪なSPです。其の内、大化けさせて遣る。

389: すってんてん(借金漬け) :2015/02/27(金) 23:10:27 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >広帯域の筈なのに

広帯域・・・・・・コレが曲者でつ。

390: くろねき :2015/02/27(金) 23:23:51 HOST:wb92proxy15.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。


☆ディランさん☆
こんばんは。

>アンソニーギャロのリファレンス3

それはまた、アルテックとは随分と方向性の違うスピーカーですね。

RW-2さんの「にょろちらす」みたいな置き方がいいのかな?
サイドウーファーのシステムは、ウーファーを内側にするか
外側にするかでも違ってくるみたいですね。

391: ディラン :2015/02/27(金) 23:34:43 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp くろねきさん、今晩は。
ALTECとは方向性の違う音を目指して居ります。
サイドウーファーは矢張り外向けです。内向けにすると出音が中央に寄りますね。
其れは私的にはマズいのですよ。あくまで指向性は広くかつ楽器の定位はキッチリと。
当分苦闘しますでつ。

392: RW-2 :2015/02/28(土) 02:36:47 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >内向けにすると出音が中央に寄ります

50〜60Hz以下ですと方向感が無くなりますが100Hzですと定位が判別できますから
サブウーハーは難しいんです。ホントは下向きか上向きが良いのですが、床面積が
大きくなりますから横に取り付けたんでしょうね。

393: ジークフリート :2015/02/28(土) 07:20:37 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉391
ディランさん。
スピーカーの指向性の広さと音像定位位地の関係は単純なものじゃなくて、現出する空間の広さや広がり方、音像のサイズ、前後左右及び上下の定位いち

394: ジークフリート :2015/02/28(土) 07:29:06 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp (続き)などは、聴き手側で操作しないことには、想うような音場は展開しませんから・・・音場再生に重点を置いた装置てのは、A5のように、否応なく音像を前へ前へと押し出す装置とは使い勝手がかなり違うところではないでしょうかね。

395: ディラン :2015/02/28(土) 09:16:24 HOST:nptky402.jp-t.ne.jp ジ−クフリートさん、お早うございます。おっしゃる通りの様で今までのやり方では望む再生は出来ない様です。今までの手法は一次忘れて零から一つずつ決めて行かねば為りません、駄耳を頼りに。
然しながら、このアンソニーギャロってのはなかなか面白いスピーカーです、向き、左右間、壁面との距離、どれも少し変えるだけでA5以上に変化が多いです。

396: すってんてん(借金漬け) :2015/02/28(土) 14:50:52 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >向き、左右間、壁面との距離、どれも少し変えるだけでA5以上に変化が多いです。

わかります

イマドキノSPに垣間見れる事象でゲス
広帯域はカバーしているが、全体の能率がバラバラ
(中域が貧弱で高域が元気すぎる?&低域がゴムマリ??)
(大事な中域が滋養不足???)・・・・・・・・・かも

個人的想像でガス。

音決め&SP決めは自己責任の領域。
大いに格闘してチョンマゲ。それも良かれかも???・・・・・

397: ディラン :2015/03/02(月) 22:54:19 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp アンソニーギャロが来て四日目、やっと位置設定も此処と言う場所を見つけた。
平行でウーファーは外向き。
兎に角、今までの音に対して持って居た概念を外して聴かねばこのSPに良さは解からない。
ベタな言い方ですが情報量、スピードが全く違う。艶も有るし、中域抜けも無いですよ。
最初は全く鳴らなかったのが二日目位から唄いだした、疲れる位だったが慣れて来た。
兎に角、楽しい痒い処に手が届く様に全て音が聴こえる。
で、今日A5を鳴らしてみたら改めてA5の鳴り方素晴らしさが解かった。A5は素晴らしい。
だが、此れは比べるべきではないと思う。其々、表現の仕方が違うのだから。
棲み分けが出来る。此れなら2組のシステムを持つ意味もあるというもの。
狙いは当たったが、そのうち又新しいアンプが欲しく為りそうで怖い。

398: ディラン :2015/03/03(火) 08:20:32 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp 小生のDACはニューフォースのUDAC−3と言う安価なモノ。
今朝、中華デジアンを試してみた。RCAケーブルも短い物に換えて。
嫌味な音はしない、クリアーで力感も出ているスタジオライブのアコギは生々しさが出ている。
SPケーブルはベルデンのオレンジ黒の捩り。ストレスフリーです。
音の儚く消えていく余韻が良いです。

399: ディラン :2015/03/03(火) 22:52:12 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp インターネット ラジオは今まで世界のFM等で検索していたのですが
TUNE INを使うとめっちゃ便利です。ジャンル別に世界の局が選べます。
ブルーノート何て局も有ります。
ブリティッシュサウンドにメロメロスレからは逸脱して居りまして申し訳有りません。

400: ジークフリート :2015/03/04(水) 01:20:07 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp ディランさん、こんばんは。
アンソニーギャロとニューフォースの近未来的イメージに似合うアンプは?・・・と考えてみましたが、なかなか思い浮かびませんねぇ。
個人的には、デミアン・マーチン(初期のスペクトラルのデザイナー)が関わっていた頃のニューフォースは聴いてみたかった!

それにしても、メインシステムとサブの棲み分け方というか、使い分け方は人それぞれなのでしょうね。
当方のサブは、ステレオラ 〜 クオード303に加えて、この度33を確保しまして(ブリティッシュサウンドまっしぐらてな感じ?)、後はプレーヤー選び?てな段階で・・・コレ、仕事から帰って時間があまりない時にチョコっと聴くための装置てなイメージでシステム構築中でございますョ。
ホントはメインシステムだけで事足りるので、只のお遊びかナ?・・・お互い、飽きたらポイッてならないよう気をつけましょう。

401: ディラン :2015/03/04(水) 10:01:23 HOST:nptky404.jp-t.ne.jp >>400
ジ−クさん、お早うございます。宛がうべきアンプがねぇ−。金に糸目をつけなきゃ有るのですが、困ったものです。ブリティッシュサウンドは着々と完成ですね、うらやましい限りです。

402: ジークフリート :2015/03/08(日) 09:12:27 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉401 金に糸目

お金持ちでイイ音出している人はおそらく少ないハズだと信じておりますが・・・

403: ジークフリート :2015/03/08(日) 09:57:19 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp (続き)安定的にずーっと音楽が楽しめるほどのクオリティ確保てのは、なかなか難しいもんですねぇ。

只今バージョンアップに出しているDACは、中二日で戻って来るハズが既に一週間経過。
その間には5項目の変更から9項目の変更に変わったというウワサもあり、肝心な音が一体全体どう変わるのやら皆目見当つかず。(もう出しちゃったので後戻りは出来ませんけど、設計者自身がコツコツと丁寧な手作業(しかも無償で!)でやってくれているので、まぁDAC単体レベルでは良くなるものと期待しておきましょう。)

・・・そんなワケでここ一週間は、アナログプレーヤー大活躍・・・と行きたいところながら、現実はそう甘くはないんですねぇ。
暫く放ったらかしたイメディアrpm1は音楽が聴けるレベルではなく、アームの高さや色々調整して・・・今朝、クナのスーパーアナログディスクを聴いて、ようやくホッと出来たところ。

ところで本日は、ダルキストのスピーカーでも聴いてみようかな?と考えております。
アレって、ソウルBマランツ氏が設計に参加したことを今更知りました。まぁ、そんなことは私にゃ全く関係ありませんがね。

404: ディラン :2015/03/08(日) 11:10:00 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp ジークさん、お早う御座います。
>お金持ちでイイ音出している人はおそらく少ないハズだと信じておりますが・・・
如何なんでしょうね?小生には余り関係無いと人は人、自分は自分と割り切っています。(多少の羨ましい気持ちは有りますが)

DACのバージョンアップ、コンピューター技術の追求、進歩は早いですからね。
任せる他有りませんよね。単体レベルで良く為れば全体もOKでしょう。

当方はアンソニーギャロにメロメロでしてCD,PC,AD色々試して居りますが
こういうスピーカーは初めてなので新たな音世界にのめり込んで居ります。
当然、アンプに関心が行くわけでして今日も視聴に行ってきます。デミアン・マーチン作のプリを。

ALTECは既に完成しているのですが新たな入口、アンプでどう変わるかも楽しみに為ります。
レコードプレーヤー、球プリ(もう少しで完治する予定)、300B、A5のラインは終の棲家で手放す事は無いでしょう。

405: ジークフリート :2015/03/08(日) 18:08:03 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp ディランさん、こんにちは。
オーディオがもしお金持さえかければ良い音が得られるようなものなら、我々一般庶民には夢も希望もないし、こんなにツマランことはないでしょう。
しかし、我々でも、センスとウデと努力次第で、案外良い音が聴けて、それなりにウットリできるとなると、オーディオもまだ捨てたもんじゃないな?てな気になるじゃないですか。所詮こんなものか!と諦めたらお終いでしょう。

先般、サブシステムはお遊びだと書きましたけど、音楽を楽しむための色んな可能性を探るには良い経験だと思うんですよ。
ディランさんのアンソニーギャロ導入も、A5の鳴らし方に何らかのフィードバックがあるんじゃないかと期待しておりますよ。

ところで、デミアン・マーチンのアンプって、ニューフォースですか?
当方は、スペクトラルを手離してしまいましたが、お似合いのスピーカーでもあればちゃんと使ってみたいと未だに思っています。(世界最速メガヘルツアンプにはやはりマーチンローガンが・・)

406: ディラン :2015/03/08(日) 18:29:54 HOST:nptky207.jp-t.ne.jp >>405
ジ−クさん、今日は。今日聴いて来たのはお察しの通りニューフォースでした。組み合わせられたパワーはパス、スピーカーはセンモニ。予想以上のパフォーマンスを出しセンモニの欠点も暴き出していました。勿論良い所も。さてと、財布と相談です。

407: ジークフリート :2015/03/08(日) 22:49:49 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉406 ディランさん、今晩は。
早くもプリアンプ決定ですか?アレってデジタルアンプですよねぇ。

当方のプリアンプは、某オーディオ店主が確保はしているものの、ナカナカ引き渡さないので、別の選択肢も考えておりますよ。
本体には電源スイッチしかなくて、セレクターとボリュームはリモコンで操作するというパッシブプリとか、プリアンプにも使えるヘッドホンアンプとか・・・ゲテモノすれすれというか、そのもというか。

408: すってんてん(借金漬け) :2015/03/09(月) 12:33:32 HOST:122.196.12.44 >某オーディオ店主が確保はしているものの、ナカナカ引き渡さないので

ワカリ松

履歴を見れば・・・

ヤッパシ(;一_一)

409: ディラン :2015/03/10(火) 17:12:57 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp ジークさん、今日は。
このプリの増幅回路は、信号系路上に、DCカット用のカップリングコンデンサもDCサーボ回路も存在しないとの事です。
ハイ今、鳴ってます。勢いデスネ。パワーは此れもニューフォースの一寸ランク下のデジアンです。(生産完了の店頭在庫なので格安入手)
アンソニーギャロ(此れも生産完了)は難しいスピーカーだと思います。
低域、高域は指向性が広いのですが中高域はクロスオーバーレス?では有っても矢張り
10センチの目玉スコーカ―も効いて居て設置はシビア―です。
音の調整はSPの位置、インシュレーター、ケーブルでしか出来ないのですよ。
ま〜、私はトンコンやラウドネスは不要と思ってますから良いのですが。
ずぼら道のイコンUDAC3から意外な展開に為ってしまいました。
音楽を楽しく聴く視点が変わりました。

このプリに球パワーを繋ぎA5を鳴らしてみたらなかなかのモノです。
A5は矢張り球デスネ。球プリは何時退院できるのか?

410: すってんてん(借金漬け) :2015/03/10(火) 22:59:45 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >A5は矢張り球デスネ

わかります。

敏感なのでガラクタアンポンタンならガラクタの素性がより強調され松。
名器たる所以。・・・多分!?

でつね

411: RW-2 :2015/03/10(火) 23:45:54 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >私はトンコンやラウドネスは不要

実は銘機と呼ばれてるアンプは知らんぷりして回路に入れてあるんですね。
回路図には書いてませんけど。だから小さい音量でも音が痩せない。
ウエスタンの球アンプも初段に掛けるNFでブーストしてたりします。

拙者なんかは入力でローカットしてSEAで32Hzを上げて使うことも多かったです。
A-5/A-7の場合は高域の8〜16KHzもアップしてました。ぜんぜん違いました。

412: くろねき :2015/03/11(水) 00:09:45 HOST:wb92proxy14.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>NFでブースト

なるほど、定数を見ないとわからないわけですね。

私はラウドネスだけ使う派です。
うちのアンプはラウドネスの低音だけみたいなスイッチがありますが、
スピーカーによってはコレが無いと、という感じです。
オンにすると大変なことになる場合もありまつが(略)

413: 前期 :2015/03/11(水) 09:33:15 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>411
>知らんぷりして回路に・・・・・・

魔金凸朱なんかわざと高域で位相を遅らせるようなことをしてますしね。
始めて彼等の最初のCDPを聞いたときはなんてなめらか〜な響きなんだろう、
さすがマックと感心したものです。
あとで中身はCD34そのもので出口にオペICによる高域カットフィルタを
追加しただけと知ってな〜んだ、の世界でした。

414: ディラン :2015/03/11(水) 11:04:23 HOST:nptky106.jp-t.ne.jp そうなんですか。知らぬが仏、秘すれば花なんでしようがブランド力でぶったくられるのは勘弁ですね。そう言うブランドは駆逐されます。多分。

415: RW-2 :2015/03/11(水) 13:13:19 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >CD34

マランツのCD-34。画期的でしたね。舶来製造なのに5万円台の安さ。初の4倍オーバー
サンプリングなのにDACは2ビットケチって動作の確実性重視。ダイキャストシャーシ。
30年経ちますがまだ使ってるお方がいるんじゃないでしょか。拙者のCDPも30年選手
ですが未だに稼働しております。

416: すってんてん(借金漬け) :2015/03/11(水) 15:11:22 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >そう言うブランドは駆逐されます。多分。

版元&御用評論家&ギョーシャへの毒饅頭で越後屋の呈
悪貨は良貨を駆逐?????

お察しください。

417: ディラン :2015/03/11(水) 16:57:36 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp >版元&御用評論家&ギョーシャへの毒饅頭で越後屋の呈
悪貨は良貨を駆逐?????

すってんてん(借金漬け)さん、勝てば官軍、勝つ為には何でも有りは世の常。
「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴 こそ 新しいものを欲しがるもんでございます。
どこに新しいものがございましょう。 生まれた土地は荒れ放題、今の世の中、 右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。」
と嘆いているのも癪なんですよね。今はネット社会なので嘘はすぐ暴かれるのです。
しかし乍ら、ネットの書き込みも玉石混合、結局自分で確かめるしか無い。

418: すってんてん(借金漬け) :2015/03/12(木) 11:10:01 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >ネットの書き込みも玉石混合

ゴロタ意志が大半と鑑み松。

419: ディラン :2015/03/13(金) 18:09:10 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp バーブ ジュンガ―のディランカバーアルバムとスティーリー ダンのガウチョをハイレゾ音源で送って貰いました。
Iチューンで再生。初めてですが、なかなかの世界です。
好みデスネ此れは。聞こえない位の音が明確に聞こえるのは確かですが余りに咋になるのが良いかどうかは好みでしょうね。
若いのが、ヴィンテージを小ばかにする意味が解りました。やっぱり若いのです。そこはかとないと言う事が良い場合も有るのです。

420: ジークフリート :2015/03/14(土) 11:15:23 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp 焦らすのが好きなのは某オーディオ店主の性癖か?サブシステムのプリアンプが一向に納入されない。(ついでに・・バージョンアップに出したDACも未だ戻らない。)

しかし、プリアンプ設置以前の話しとして、装置の配置とDINケーブルによる接続をどうするか考えるよい機会かも。
プレーヤーをケチってメインシステムと共用するのが当初の計画でしたが・・・どうやらクオード33〜303〜ジョーダンワッツ ステレオラに似合うプレーヤーも段取りした方が良さそな雰囲気。

・・・なぁ〜んて考えていると、リヒターのバッハとかルビンシュタインのショパンが無性に聴きたくなってくるぅ〜。
最近、メインシステムの方ではヴェルディのレクイエムとか時々聴いておりますが、あ〜いうドンパン節は、ブリティッシュサウンドの装置じゃ聴きたくないんだよねぇ。

421: すってんてん(借金漬け) :2015/03/15(日) 00:44:33 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >サブシステムのプリアンプが一向に納入されない。

ワカリ松

決済不履行(踏み倒し)&返品(十八番)がチラついてアタマから離れない

ワカリ松

422: ジークフリート :2015/03/18(水) 12:47:19 HOST:KD182249240069.au-net.ne.jp チョイ聴きですが、昨夜やっとダルキストのスピーカーを聴くことができました。
ESL57のパクり的容姿でも、出て来る音はしっかりアメリカン。

しかし、それより気になったのは、ヴァーサダイナミクス1.0という非常に大掛かりなアナログプレーヤー。
音の安定感の凄さよりも、ハイエンドな方はこんな凄いことやってるのか?と。例えばEMT927もフツウのプレーヤーじゃね?てな感じ。

423: ジークフリート :2015/03/29(日) 08:35:31 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp 相変わらずサブシステムの出番なし。多忙のためサブまで聴く暇がないのと、メインシステムの方もDACのバージョンアップで不安定な部分(音触的に)を抱えているのがどうしても気になるからですが・・・1ヶ月先には遠方からお客様が聴きに来られるかもしれない予定もあり、それまでに少しは安心してお聴かせできるレベルに持っていけるか?非常に不安なところ。

ところで、最近面白いな?と思っているのは・・・
知らぬ間に揃ってしまったモーツァルト後期三大交響曲集が4組(アーノンクールの新旧盤、ブリュッヘンの盤、ムンディ盤)の比較(今のところアーノンクール盤の出番が多い)とか、ロト指揮の春の祭典の不気味さとか・・・
で、今年一番の収穫かも?と思っているのがイスラエル人が演るジャズ。
アヴィシャイ・コーエン・トリオの「フロム ダークネス」てな盤ですが、ゴンサロ・ルバルカバ登場の頃の熱さ(ドラムスによるところ大)が蘇る想い。

424: ディラン :2015/03/29(日) 21:48:08 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp >アヴィシャイ・コーエン・トリオ

ジークさん、今晩は。何時も良いのを紹介して頂き有り難く思って居ります。
って、言っても私は今Uチューブで聞いて居るのですが。最近は素晴らしい音源がアップされています。
バージョンアップされたDACとATCで聴くアヴィシャイ・コーエン・トリオは迫力、スピード、広帯域文句ないんじゃないですかね。

425: ジークフリート :2015/03/31(火) 21:00:22 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉迫力、スピード、広帯域

そういうことを意識させない再生でありたいもんですねぇ。
昨夜から、ステレオラをつないで、フォーレのシシリエンヌやパバーヌなどひっそりと鳴らして実在感を楽しんでおりますが、今夜はラベル。万華鏡を覗くような色彩感。

426: フォルテ :2015/03/31(火) 21:18:41 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>425
>フォーレのシシリエンヌやパバーヌ

バッハのシチリアーノも良いですよね。シチリアーノ、シチリアーナ、シシリエンヌは
同じというかルネサンス期の舞曲のことらしいですね

427: ディラン :2015/03/31(火) 23:38:55 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp ジークさん、今晩は。

〉迫力、スピード、広帯域
こういう事を好んで楽しんで居ります。今までは縁のない処に居りましたもので。

アンソニーギャロは滑らかさも表現致しますのでフォーレのパペーヌ、パッヘルベルのカノン等聴いて眠りに。

428: RW-2 :2015/04/01(水) 12:52:59 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >今までは縁のない処に居りましたもので

やっぱりそうなりますよね。得手不得手はありますから。いくら一つのシステムで
すべてのソースをこなすのが王道と上段に構えても、追い込んだところで、どんな
ソースもそれなりには鳴るでしょうが、それ以上にはなりませんでしょ。

腕が悪いと言われればそれまでですが、素質のないものからそれ以上は引き出せない。

429: ディラン :2015/04/01(水) 13:34:14 HOST:nptky306.jp-t.ne.jp >>428
そうなります。
納得です。

430: アラン・ドロン :2015/04/01(水) 17:54:25 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
メロメロメロドラマ

431: ジークフリート :2015/04/04(土) 13:47:58 HOST:186010171106.wi-fi.kddi.com バッハのシチリアーノは音楽帳に入ってなかったかな?とか

432: 薬漬け :2015/04/04(土) 14:51:25 HOST:zaqdb734f70.zaq.ne.jp 無伴奏Vnソナタ・パルティータの旅とかは如何でしょうか?

しかし、ハーンやクレーメル(旧盤)などの優秀録音でしたら、確かに余り機器を選ばないのかも
知れませんが、シゲティやエネスコあたりの古いものになってくると、古いシステムがじわじわと
威力を発揮してくるような…。妄想かも知れませんが。(笑)

433: フォルテ :2015/04/04(土) 17:22:55 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>431
フルートソナタ第2番 変ホ長調 BWV1031で音楽帳に入っているんじゃないですか?

>>432
>シゲティやエネスコあたりの古いものになってくると、古いシステムがじわじわと
>威力を発揮してくるような

それは言えるんじゃないですか。古い録音には往年の名器が威力を発揮するんじゃ
ないですか?しかし私のお手軽オデオではシゲティは無理でもグリュミオーなら
良い音で聴けるかもしれませんね

www.youtube.com/watch?v=JslmIE41oMY

434: 薬漬け :2015/04/04(土) 17:53:21 HOST:zaqdb734f70.zaq.ne.jp >>433

グリュミオーはもともと優秀録音なんですよ。年代が古い割には。
いわゆる6桁時代の産物で、流石に「HIFI STEREO」は持っていませんが、何とか6桁小豆色は
キープしています。
よく美音調とか軽いだけの演奏のように評されがちですが、この辺の解釈は難しいですね。
ともあれ、フィリップスの録音とマスタリング技術の高さにはいつも感心します。

435: くろねき :2015/04/04(土) 20:09:37 HOST:wb92proxy01.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

フィリップスといえば、波線の上に星が浮かぶマーク。
あれはレコードのスクラッチノイズと、大海の上の星空みたいな
優雅なイメージをかけて図案化してるような気がするんですが、
あれ見てるだけで音良さげなイメージが(笑)。
看板に偽り無し、でしょうか。

フィリップスのオーディオ機器には縁がありませんが、
うちには昔、フィリップスの空気清浄機がありました。

叔父が使っていたもので、直径十数センチばかりの
ファンというよりプロペラで下から空気を吸い込むものでしたが、
小さ過ぎて能力不足だったのか、効いているのかどうか
イマイチわかりませんでした。

436: フォルテ :2015/04/04(土) 21:41:52 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>435
空気清浄器をお使いだったというのは珍しいですね。喘息の患者さんがいらっしゃったとか
ですかね?或いはタバコの煙とか臭いが嫌いだったとか?自分の喫煙は気にならないけど
他人様の喫煙は気になるなんて人もいますからね。(^^)


我が家にはそのようなものはありませんが、ガスファンヒーター使ってますので時折換気します
それと除湿機はオデオに必須なので使ってますね。

437: ディラン :2015/04/04(土) 23:12:51 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp >>433
小生のずぼら道システムでもwww.youtube.com/watch?v=JslmIE41oMYは十分美音で有ります。
バッハ、ブラームス、ベートーベン4時間連続で聴けます。

438: くろねき :2015/04/05(日) 00:06:36 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp >>436
元喘息患者の喫煙者ならいましたね(笑)。

当時としては確かに珍しかったかもしれませんね。
マジレスさせて頂くと、叔父がいつもの気紛れで
買ったのが転がり込んできた、というだけで。
使ってみて手放した理由がよくわかった、と(笑)。

バス通り沿いの、居間からバスの見えるマンションの一室で、
あまり空気の良い場所ではなかったですけどね。
フィルターは汚れるので働いていたことは働いていたと思われますが、
小さな植木鉢くらいの大きさでフィルターも小さかったので、
そんなに効かなかったのかもしれません。

439: フォルテ :2015/04/05(日) 10:35:43 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>437
>バッハ、ブラームス、ベートーベン4時間連続で聴けます

you tubeにUPされているものは結構音質は良いですよね。まあ音質を自慢したいから
UPするというのもあると思いますけどね。それにしても三大B様を4時間ですか?
ちょっと肩こりません?間にエルガーとかフランクとか挟むとかしないと4時間は
とても無理ですね、私には^^;

>>438
ようするに叔父さんは初物食いでしたということですね。当家では父がそうでしたね。
幸い私には遺伝しておりませんが

ところで私事ですが、先日絵を観るために出かけた際にマスクを忘れ、しっかり風邪を
うつされました。鼻水が止まりません。今日は安息日とせざるを得ない状況です(_ _);

440: 前期 :2015/04/05(日) 15:20:34 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>435 くろねきさん、こんにちは。

フィリップスの空気清浄器って上面がやや斜めになっていて専用のフィルター
を使うやつでしょ? いまどきのイオン式と違って古めかしい機械式。
家にもありましたが全然効果がなかったような。

441: ジークフリート :2015/04/05(日) 16:37:10 HOST:159.167.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉432 昔の録音は昔の装置で?
当時の新品を揃えられたとしても、得られるのは「当時のイイ音」レベル。

昔の録音を、現代の高性能機で!・・昔の録音でも、こんな音まで入っていたのか!とか、「今にしてようやく判る昔の盤の魅力」てな面もあると思いますョ。

それにしても、グリユミオーと聴くと、何故かハスキルが聴きたくなる・・・

ところで、昨日、ステレオラからATCに切り替えました。
ついでに、例の悪法で輸入が途絶えてしまった電源ケーブル(2コブ付き)をお試し中。
電源フィルター付きならではのヘンな音。某オーディオ店主には、今朝早速駄目出ししておきましたけど、定評のあるブツですから、暫くバーンインしてどれだけ変化してくれるか?チョット楽しみ。

442: 薬漬け :2015/04/05(日) 16:55:53 HOST:s665097.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>441 大先輩、こんにちは。

だから妄想かもしれないと(笑)。
でなけりゃモニターシルバーにWilson-beneschとMC-Rohmannなどあてがいはしませんですよ。
(あ、MC3000の着け場所忘れてた(汗)。…当面SAEC308SXにするとして昇圧手段がちとばかり
悩ましい…)

443: くろねき :2015/04/05(日) 18:09:27 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。


>>440 ☆前期さん☆こんばんは。

>上面がやや斜めになっていて専用のフィルター
>を使うやつでしょ?

↑それそれ!側が木目のやつ!
不織布で覆ったようなフィルターを底に付けるやつ。
やっぱり効きませんでしたか。

444: 前期 :2015/04/06(月) 20:20:21 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>443

全然駄目でした。 オランダなら効くのでしょうかね?

445: くろねき :2015/04/06(月) 20:51:59 HOST:wb92proxy07.ezweb.ne.jp ☆前期さん☆
こんばんは。

「フィリップスの空気清浄機」で検索してみたら、
あの空気清浄機を平べったくしたようなのが出てきてワロタでつ。

どうも車載用みたいですが、このくらいの空間じゃないと
効かないというのがやっとわかった?

446: ジークフリート :2015/04/12(日) 06:51:18 HOST:d28.Wst16LN10FMBiz4.vectant.ne.jp メインシステムのパワーアンプ用電源ケーブルとして試していたMITのZコード2が、なんとか良さげな雰囲気になってきたことに伴い、クオード303を配置変え。

ステレオラまでの距離が倍になった関係でチョット音が鈍った感があるものの、実はサブシステム用のプレーヤーとプリアンプを設置するための模様替えでもあるので、止むを得ず。

とは言え、果たして斬れ味減退冗談SPが何処まで使い物になるか?
昨夜聴いたマイルスのスティーミン(チェンバースのベースは、今時の録音ではあり得ないドボドボ)くらいは、まぁなんとか雰囲気は出るが・・

447: すってんてん(借金漬け) :2015/04/12(日) 13:03:23 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >パワーアンプ用電源ケーブルとして試していたMITのZコード2が、なんとか良さげな雰囲気になってきた・・・
>ステレオラまでの距離が倍になった関係でチョット音が鈍った感があるものの・・・・・

春の陽気と気のせいでつね? 多分!!!?

448: くろねき :2015/04/12(日) 18:02:33 HOST:wb92proxy07.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>とは言え、果たして斬れ味減退冗談SPが何処まで使い物になるか?

使いこなせるかどうかでオデオのスキルが判る、まさに「ステレオ裸」、なんちって。
案外、サブシステムにしようというようなもののほうが
腕が問われるような気がします。

私は冗談にもならないスピーカーで冗談にもならないことをしてまつ。

449: RW-2 :2015/04/13(月) 12:08:07 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >冗談にもならないスピーカーで

メイン機の天板に乗せている大理石1枚の値段にもならない塩ビ管システムが大活躍。
ユニットの素質も良かったのか中高域の質感も負けてません。あ〜、今まで数十年の
すてれおらいふのアレやコレは何だったのか。ひとり赤面 (略)

この冗談スピーカーを使いこなすにはテクニックも必要です。低域はトーンコーンの
ターンオーバーに250Hzを選びブーストした上で50Hzのローカットフィルターを入れ
ます。高域はターンオーバー5KHzを選びブースト。9KHzのフィルターはソフト次第。
このような選択は多機能プリ/アンプ(TA-2000F使用)でないと出来ませんので、むしろ
グライコの方が仕掛けやすいでしょね。10cm一発ですよ。ホント驚きまっせ〜。

450: ジークフリート :2015/04/20(月) 22:35:44 HOST:d28.Wst16LN10FMBiz4.vectant.ne.jp メインシステムのある部屋から撤収したステレオラのために、三方塗り壁のスペースを確保。ん〜む・・ヤハリこうでなきゃ!てな結果で、ブリティッシュサウンドが艶やかかつ更に重厚に。(たった10cmのフルレンヂなのにねぇ〜)

コパチンスカヤがプレッセンダの弦をガット弦に張り替えて演奏したベートーベンのヴァイオリン協奏曲も、ガット弦らしさがちゃんと出て、リヒターのチェンバロ協奏曲(JSバッハ)なんかハマりまくりでしょ!てな感じ。

それにしても、バッハが小川さんだったとは知らんかった!

451: 薬漬け :2015/04/20(月) 23:14:55 HOST:zaqdb734f70.zaq.ne.jp >>450

ベートーヴェンが「Bachはbach(小川)でなく「大海」と呼ぶべきだ」と言ったという逸話も
残っていますね。

452: すってんてん(借金漬け) :2015/04/21(火) 02:06:32 HOST:zaqb4dd7bd4.zaq.ne.jp バロック様式よりバラック様式でつね?

ワカリ杉松。

453: ジークフリート :2015/04/26(日) 17:23:50 HOST:d28.Wst16LN10FMBiz4.vectant.ne.jp 昔の装着にはケーブルもヴィンテージものが似合うかも?

・・・てなことは、誰でも思いつきそうなもんで、実際やってる方も少なくないハズですが・・・テレフンケンの通信用ケーブルが手に入ったので我が家の冗談スピーカーでも早速試してみた。

結果は・・・雲泥の差で、今まで使っていた単線(スピーカー内部配線用)の方がイイ感じ。
当然ながら、サブシステムとはいえ、イイ音で聴けなきゃワザワザ別室で聴く意味もないので、早速、元の単線に戻す。

454: すってんてん(借金漬け) :2015/04/26(日) 18:57:56 HOST:zaqb4dd7bd4.zaq.ne.jp >昔の装着にはケーブルもヴィンテージものが似合うかも?
>・・・てなことは、誰でも思いつきそうなもんで、実際やってる方も少なくないハズですが・・・

ご冗談でつね!!!?・・・わかり杉松。

>雲泥の差
マサカ!!?

455: 解かって無いディラン :2015/04/28(火) 08:15:29 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp 昨日は、もう夏のような気候で球アンプもさること乍らA5さえも暑苦しく思い
全て別室に収納。アンソニーギャロの1システムのみを配置、アンプはニューフォースのプリ、パワーともう一つのデジパワー。
スピーカーコードはモンスター。
この冗談のようなSPの魅力はストレスの無い広帯域と可成りの緻密さ。
久し振りにエディヒギンスのブラック&ホワイトを聴くとシンバルの広がりやブラシワークとベースの沈み込みが良い。
フォーレのレクイエムが良く響いて満足しました。
夏は此れで行くか?

456: 前期 :2015/04/28(火) 20:25:05 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>455

なるほど、季節によってシステムを変更するというのもアイデアですね。
土台アルテックとかJBLは暑い音かもしれません。

457: 解かって無いディラン :2015/04/28(火) 20:56:03 HOST:FL1-119-242-211-111.kyt.mesh.ad.jp 前期さん、今晩は。

夏システムで聴くのはボサノバや今風のピアノトリオJAZZも良いですね。

458: ジークフリート :2015/04/29(水) 10:18:20 HOST:KD182249240074.au-net.ne.jp 〉457 夏システム

ディランさん、毎年二度は模様替えされるんですか?
毎度、音が変わってしまいそうですが・・・ディランさんのことですから、まぁ、きっとその辺りは記憶を基に上手いことされるのでしょうねぇ。

当方の冗談システムも天然空調室?へ設置してしまいましたから、時候の良いときしか聴けません。(プリアンプとCDPが一応揃いました。後はDINケーブルを調達すれば、とりあえずシステムの出来上がり。)

459: ジークフリート :2015/05/03(日) 07:34:58 HOST:d28.Wst16LN10FMBiz4.vectant.ne.jp CDPが入荷。(と言っても、某オーディオ店にプリアンプとともに預けたままですが)
我が家の冗談システムは、とりあえずマランツCD-34 〜 クオード33 クオード303 〜 ジョーダンワッツ ステレオラという構成になりました。
アナログプレーヤーは、お似合いのものでも見つかれば検討。

・・・てな出来事はあるものの、キョーミの対象は専らメインシステムの音の改善でして、冗談システムの方は「まぁ、そのうち成るように成るさ!」てなヤル気の無さ。(にもかかわらず、先般遠方より来訪の客人2名様は、メインシステムより冗談システムの方に興味津々のご様子)

460: RW-2 :2015/05/03(日) 16:48:54 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >我が家の冗談システム

40年前のアンプと30年前のCDPを使い続けてこそ懐古マニア。
来訪の客人2名様もまた判っていらっしゃる。

461: 前期 :2015/05/04(月) 08:36:30 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>460
>30年前のCDP

CDM-1 の凄さですね。製造元は赤字だったんじゃないでしょうか。
以後あれほど良心的な製品は出ないですね。

462: RW-2 :2015/05/04(月) 09:54:48 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp クオード303はデザインがカッコ良い。画期的でした。当時はホンモノが買えなかったので、
ケースを買って恰好だけ真似して作ったものです。中身はサンケンのパワーパックでモノ仕様!。
実はエニグマのバナナ専用も303からインスパイアされとります。サトーパーツ \(^o^)/ (略)

ttp://bbs8.fc2.com//bbs/img/_344600/344586/full/344586_1430700485.jpg

463: ジークフリート :2015/05/04(月) 11:32:06 HOST:d28.Wst16LN10FMBiz4.vectant.ne.jp 四角いバナナ端子のオレンジ色とパイロットランプ、クオード303の文字がデザインのポイントですが、細いバナナしか使えのがチト不便。

464: RW-2 :2015/05/04(月) 12:20:33 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp クオード303は電源フィルターに2000μF2本という英国的ケチ振りなんですね。
国産の安モノアンプだって10000μFが2本でしょ。デカくすると電源ON/OFFの
ポップノイズが大きくなりますからリレーが必要になります。リレーのコストを
上げたくないのでケチるんですね。ただ、あっちこっちに発振防止や周波数の
ためのCRを仕掛けたりの徹底振りも英国的。なので相対的に音は箱庭的になります。
合理的に単純化したアメリカアンプの豪放な鳴り方との対比は面白いですね。

465: ジークフリート :2015/05/06(水) 12:19:49 HOST:d28.Wst16LN10FMBiz4.vectant.ne.jp 昨日、マランツCD-34の音を確認に行ってきました。
試聴装置は、プリアンプがヴィオラのカデンツァ、パワーアンプはグラスマスター、スピーカーはダルキストDQ-10。
細かい音までは無理なのと、音場が小ぶりだったり、スイングメカの宿命(音が甘い)は仕方ないとして、雰囲気ままずまず。
あわよくば、メインシステムのサブCDPに?てな考えもありましたが、それはよしておいて、サブシステム用に(本命CDPが入手出来るまでは)は案外イイんじゃない?てな感じでした。

466: ジークフリート :2015/05/31(日) 18:04:31 HOST:127.33.236.182.ap.yournet.ne.jp 普段はボックスものをほとんど聴かない(長過ぎて)んですが、本日はバッハの室内楽曲集(ムジカ・アンティクワ・ケルンの5枚組CD)を通しで堪能。
接地方法などを見直したATC(細身のスパイク4本で床に直刺しを止めて3種類のインシュレーターで5点支持)のお陰か?暇な日曜日のお陰か?(平日は仕事疲れで、音楽をかけた途端に爆睡)は分かりませんが、フラウト・トラベルソやヴィォラ・ダ・ガンバをジックリ聴けたのは久しぶり。

467: すってんてん(借金漬け) :2015/05/31(日) 18:26:50 HOST:zaqb4dd7bd4.zaq.ne.jp 普段はズージャLPものをほとんど聴かない(邪魔臭い)んですが、突然の来客が有り
本日はブルーノートを適当に堪能。

接地方法などを気にしたことも無く(ポン置き)のお陰か?暇な日曜日のお陰か?
(毎日遊び疲れで、音楽をかけた途端にウトウト)は分かりませんが
パラゴン&コーナーヨーク&ハーツをジックリ聴けたのは久しぶり。

(〃^∇^)o彡☆がははははっ ホーホケキョ♪

468: 前期 :2015/05/31(日) 18:51:17 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>464

基本的に英国人というのはしみったれですからね。

469: SAT-IN :2015/05/31(日) 19:10:41 HOST:s576007.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >英国人というのはしみったれ

英国的しみったれは嫌いじゃないです。(省)
なんか洒落て見えますね。
といってもオーディオの例を挙げられるほどは親しんでませんが。
侘・寂めいた魅力を感じます。

470: 薬漬け :2015/05/31(日) 19:18:25 HOST:zaqb4dd453f.zaq.ne.jp >>466

歳をとると、なぜかバッハを聴く機会が増えますね。

若いころ、その道の先輩に「必ずカルテットや無伴奏を聴く年齢が来る。そのために今から準備して
おいて損はない」と言われて「そうかねー」と同時は半分右から左だったのですが(但しレコードは
それなりに集めていましたが)、それを実感するようになってしまいました。

471: くろねき :2015/05/31(日) 20:03:58 HOST:wb92proxy01.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

玉○カルテットと相撲甚句・詩吟(←無伴奏)に行った、なんて人いないかな。
どこぞのすってんてんな方とか逝ってそう(略)

そういえば最近、妙な気持ちになったのを
夜中にバッハ聴いたせいにした歌が流行りましたっけ。
そういう作用もあるんでしょうか。彼らはまだ若いですけどね。

472: 前期 :2015/05/31(日) 20:23:55 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>470 薬漬けさん、今晩は。

ドカン派の小生には無縁のバッハですが、なぜか若いころのほうが今より
聴いていました。
プロテスタント教会のオルガン弾きだったんですよね。
主の御許が近ずくとバッハから遠ざかる?

473: すってんてん(借金漬け) :2015/05/31(日) 20:54:11 HOST:zaqb4dd7bd4.zaq.ne.jp >玉○カルテットと相撲甚句・詩吟(←無伴奏)に行った、なんて人いないかな。

地球の上に朝――!が来た
夜がクスクス笑うから  欲オクが恐い♪スッテンテンが恐い(*^_^*

474: フォルテ :2015/05/31(日) 22:31:32 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>466
私もボックスものはめったに購入しないですが、先日オルガンの協奏曲ばかりを
収録した5枚組のボックスを購入しました。夫々のCDから数曲を試聴しましたが、
音質的には良好なのでこれからじっくり楽しめそうです。

ところで面白いお話(人によると思いますが)をひとつ。コンサートで全ての
プログラムが終了して拍手の鳴り止まない中、今までは居なかった楽員がこっそり
舞台に出てくることがありますが、これに気付くとさてはアンコールの曲を何か
用意してるなと分かるもんですが、昨日のコンサートではとても楽器には見えない
小道具みたいなものを持ってこっそり入ってきた楽員が居ました。私にはその
小道具みたいなものが何かさっぱり見当つかなかったのですが、アンコールで
「白鳥の湖」の”スペインの踊り”が演奏された瞬間に、その小道具が何なのかが
はっきり分かりました。実際の映像をご覧あれ↓

www.youtube.com/watch?v=jp5-V9ejLfk

475: ジークフリート :2015/05/31(日) 23:13:18 HOST:127.33.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉470 歳をとると、なぜかバッハ

ガキの頃、FMで「朝のバロック」を聴くのが楽しみでした。
ラジオで聴いたバロックよりイイ音で聴けるようになったのは、つい最近のような気がします。

476: ジークフリート :2015/05/31(日) 23:19:33 HOST:127.33.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉474 スネアのおっさん?

アレもスネアなんですねぇ。
スナッピーは付いていないんでしょうけど・・

477: くろねき :2015/05/31(日) 23:44:51 HOST:wb92proxy01.ezweb.ne.jp >>475
日付がちょっと古いですが…
  ↓

 クラシックはNHK-FM!
 進化し続ける番組の素顔
 www.nhk.or.jp/fm/read/20090205.html

一応、近年のNHK-FMのクラシック関連番組を
ざっと見渡せる資料ということで。
しかし、あの“ベスクラ”のライブ中心スタイルって、
'80年代に入ってからだったんですね。

「あさのバロック」は「バロックの森」を経て
「古楽の楽しみ」として続いている模様。
放送時間は「あさのバロック」時代のまま。

478: 薬漬け :2015/06/01(月) 00:33:04 HOST:zaqb4dd453f.zaq.ne.jp >>472 前期さん、深夜に失礼します。

私もそうした先輩やレコード屋の店主の影響もあってか、若い頃聴いたバッハでは
リヒターのマタイやヴァルヒャのオルガン全集など声楽・器楽系を結構集めていましたが、
一番聴いたのはリヒターの管弦楽組曲(独Archiv)でした。
まだそこまで枯れていなかったということでしょうか。
(第3番の序曲は、ドカン派?の前期さんにもお薦めの名演奏です。)

ところがいつの間にか、無伴奏がえらく集まっていました。不思議なものですね。
この曲、表現も演奏者によって本当にそれぞれ。懐の深い曲なのだあと思います。

479: フォルテ :2015/06/01(月) 11:41:58 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>476
〉474 スネアのおっさん?

スネアのおっさんは関係ないです。そのおっさんはあくまでスネアの演奏家で
紹介した映像ではたまたまタンバリンを叩いていますね。

何やら正体不明の小道具のように見えたのはカスタネットでした。演奏し易いように
あのような形(支持棒の先にとりつけた)になったんでしょうね。紹介した映像では
右後方で演奏してます。

ちょっと説明不足で申し訳なかったです

480: ジークフリート :2015/06/07(日) 19:51:45 HOST:127.33.236.182.ap.yournet.ne.jp カスタネットも奏者が女性であって欲しい楽器の何番めか(1位は当然ハープ)ですが、カスタネットのおっさんが一生懸命やってるの見ると、まっイイか?て感じですねぇ。

ところで、近頃(ATCのスパイクを外す前辺りから)、客観耳から主観耳への切り替えが難しくなっとりましたが・・・本日、フォーレのレクイエム(何枚か持っていますがコルボの2006年盤が好み)〜カインド オブ ブルー(何枚か持っていますが、本日は2006年リマスターの紙ジャケCD。ブルー イン グリーンが特に良いね〜)など聴いてようやく切り替え。

ジョンスコの「ラウド・ジャズ」の爆弾ドラマー、デニス・チェンバースの重量感も辛うじて再現で、TADを棄てて以来封印しているチャーリー・ミンガスの豪腕がそろそろ聴く気になれるかも。

481: くろねき :2015/06/07(日) 20:26:10 HOST:wb92proxy06.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>カスタネットのおっさん

 カ〜ス〜タネット〜のおっじさぁんは〜♪
 仕っ事〜がキ〜ライ〜なワッケじゃ〜ない〜♪
 出て出て休んで休んで…

世代なもんで、つい…


オーケストラではシンバル奏者がよく槍玉に挙げられますが、
実はいろんな楽器を掛け持ってて忙しいんですよね。

ちなみに、休みがちなスポーツ選手のことを「カスタネットおじさん」と呼ぶそうで、
その語源が↑の歌(というかテレビの自虐コント)なんだそうです。

482: フォルテ :2015/06/07(日) 23:08:52 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>480

ハープシコードも女性奏者の方が良いです。逆にティンパニとかトランペットの
女性奏者というのはど〜もですね。

レクイエムと言えば久しぶりにヴェルディのレクイエムを憂さ晴らしに聴きましたが、
返って疲れました。^^;

>>481

カスタネットの出番というのはまあめったにありませんね。シンバルはそこそこに
ありますが、たった一度の出番を長らく待たされると言うシンフォニーもありますね
待ってる間にうとうとしてしまったりしたら大変ですが、いよいよ出番というときの
緊張感は凄いかもですね。チャイコの楽曲などにはシンバルの出番は多いですね。

483: RW-2 :2015/06/08(月) 11:17:25 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >カスタネットも奏者が女性であって欲しい

カスタネットやシンバル一発でもピアノ、バイオリン弾きまくりでも楽団員の
演奏料(日当)は同じと何かのTV番組でいっておりました。ホントなんでしょか。

高級バイオリンだと数百万〜数千万。カスタネットやシンバルはいくらなのか (略)

484: ジークフリート :2015/06/08(月) 21:46:35 HOST:127.33.236.182.ap.yournet.ne.jp パーカッョン奏者の場合は、色んな曲に対応するため色んな道具が要るんでしょうから、結構大変(それぞれ意のままの演奏がちゃんと出来るのかな?と)なんじゃないでしょうか。

それにしても、三大レクイエムくらいは一応揃えました(ヴェルディはムーティのEMI盤)けど・・・レクイエムに限らずイタリアもんは、どーも大袈裟と言いましょうか、騒々しいイメージがあって、あまり聴きません。(土管派?の方がお好きな録音とは別の喧しさ)


ところで、昨年度はカスタネット部下?に往生しました。
辞めてしまえ!と言えないツラさ。

485: フォルテ :2015/06/08(月) 22:21:55 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>484
>ところで、昨年度はカスタネット部下?に往生しました。

ボレロのスネアのおっさん見習え!と一喝なさっては如何かと^^

486: くろねき :2015/06/08(月) 22:40:06 HOST:wb92proxy03.ezweb.ne.jp ↑忘年会でカスタネットマンのコントとか。

 「で、今日は?」
 「わかんない♪」
 「来て!来て!」

487: フォルテ :2015/06/10(水) 22:03:23 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp ブリティッシュな話題ではないですが、ドイツ生まれの作曲家James Lastさんが
お亡くなりになられたそうです。私には全く馴染みのないお方ですがyou tubeで
お目にかかりましたところ、なかなかユニークな(癒し系の)音作りをするお方と
お見受けしました。一枚手持ちに入れとこうかな?

www.youtube.com/watch?v=r_tLTWm4c2w

488: ジークフリート :2015/06/11(木) 12:35:38 HOST:KD182249240097.au-net.ne.jp 癒し系・・・
身も心もフッとチカラが抜けて失禁するくらい気持ちイイ音楽を聴いてみたいもんだと、かねてから願っておりましたが、年齢的に?いろんなところが緩んでくると普段でもヤバいのに、フッとチカラが抜けたりした日にゃどーなることか?と、近頃は心配に。

489: フォルテ :2015/06/11(木) 15:52:07 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>488

数多ある癒し系(作曲家がそれを意識していたかどうかはともかく)のなかで、
私的にはエンヤの'a day without rain'が正に”身も心もフッとチカラが抜けて
失禁するくらい気持ちイイ音楽”ということで最高の癒しになります。


私の場合はジークさんとは反対に、あれもやりたいこれもしたいが寄る年波には
勝てまへ〜んという苛立たしさを慰めてくれるこのような癒しの音楽は無ければ
ならないものですね。もし無ければ?出家するしかない^^;

490: 薬漬け :2015/06/11(木) 16:27:08 HOST:s3507190.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp カタルシスも癒し系に入るかなあ…。拡大解釈?

491: フォルテ :2015/06/11(木) 21:56:00 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>490

カタルシスの後に一杯やれば、その一杯が癒しだと思いますよ^^

492: 薬漬け :2015/06/11(木) 23:11:09 HOST:zaqb4dd453f.zaq.ne.jp アルコールは医者に止められているところがツライところですね。(苦笑)
コーヒーにしておきましょうか。

493: ディラン :2015/06/12(金) 07:07:55 HOST:nptky204.jp-t.ne.jp >>490
時にカタルシスを得る為にレクイエムを聴きます。ハ−ドロックの歳はとうに過ぎました。
癒し系と言う言い方はどんな物かと、段々頑固になるのかハタマタ無我になるのか判りませんね。

494: すってんてん(借金漬け) :2015/06/12(金) 11:05:13 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 天童節「終戦歌謡」天童よしみを聴きませう。

誰か故郷を想わざる♪

495: アラン・ドロン :2015/06/12(金) 17:43:54 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
カタルシス=昇華ですか。

郷ひろみ----若さのカタルシス

496: ジークフリート :2015/06/14(日) 04:00:30 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp 昨日は町内の草刈でお疲れモードの中、スキャットが上手い人大会。
クラーク・テリー(オスピートリオ+1)に始まり、カーメン、マクレエ(シングス モンク)、、締めはフォルテさんがお好きなエンヤからの連想?でボビー・マクファーリン(ボキャブラリーズ)。
遠近感と広がりが感じられるコーラスものが、やはり個人的には癒しというか快感が得られる最右翼か。

・・・とは言え快感なんてのはパッカーンと弾けるスネアの一撃でも感じられるワケで、如何にいろんなものから快感を得られるかはオーディオシステムに頼るところ大なのは言うまでもなし・・
これがまた、自然な音さえ出れば全て良しというワケでもありませんから、そー言う意味で別室に冗談システムを構築しつつあるところでありまして、ここ数ヶ月探していたクオード用の既製品DINケーブルがようやく届く手はずになり、サブシステムがやっと完成しそう。

そんな安堵感からか?安息の日々に縁遠いのか?数日前から、メインのスピーカーもそろそろ替え時かも?と検討中。(取っ替え引っ替えやってるうちにこだわりは次第になくなって、只の道具と化して行く)

497: すってんてん(借金漬け) :2015/06/14(日) 18:09:06 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp ↑
奮闘努力・・・・・・痛み入り松。

安堵の道も一歩から・・・・・・合掌♪

498: フォルテ :2015/06/14(日) 20:25:39 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>496
町内の草刈りボランティアお疲れさんです。我が町内会には草刈りはありませんが、
冬に夜回りがあって火の用心を拍子木に合わせてハモります。その後にお疲れさんの
一杯がありますが、それ目当てに来る人もいるようです。わざわざ断るのもなんですが、
それは私ではありませんので一言申し添えます。

スキャットと言えば日本では由紀さおりさん、あちらではダニエル・リカーリさんが
有名ですが、私的にはスキャットよりも口笛が好きですね。どちらも人間楽器ですが、
口笛の方が気楽な感じで良いんですよ。

ところでスキャットは現代の歌唱法(ジャズのジャンル)のようですが、オペラ魔笛の
「夜の女王のアリア」も一部スキャットではないのかな?但しアドリブ的な要素は全く
ありませんが^^

499: フォルテ :2015/06/14(日) 21:39:18 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp 本日のN○Kの番組「クラシック音楽館」でスネアのおっさんが見れるかもです。
番組表では「レズギンカ舞曲」の演奏が放映される予定なので、そのなかで
スネアのおっさんのショットがあれば見れる筈です。但し91年当時の映像なので
現在と同じ奏者かどうかは不明。

もし放送を待てない人はこれを↓観て下さい。頭から1分23秒ごろにスネアのおっさんの
ショットがあります。その映像の中でスネアのおっさんの左後方でシンバル持ってるのが
過日話題になったカスタネットのおっさんですね。やはりパーカッションの奏者は出番が
少ないので色んな楽器を掛け持ちしますね

www.youtube.com/watch?v=cayGtNPXpG8

500: 薬漬け :2015/06/14(日) 22:42:01 HOST:zaqb4dd453f.zaq.ne.jp >>466 ジーク大先輩、こんばんは。

>>こだわりは次第になくなって、只の道具と化して行く
音と音楽への純化ですか。なかなか簡単なことではないですよね。

当方も平素は「レコードに仕えるパラメーター」などと思っている一方で、個々の機器に対する
思いも捨て難くで、結局は中途半端な要素が残っています。まあ、無理が道理を押し退けてで、
ほどほどに併存を保っていますが。

501: ジークフリート :2015/06/15(月) 12:12:13 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp 昨日から、口笛が聴きたくて未だに手放せないクインシー・ジョーンズの「メロウ・マッドネス」を何度かかけてみたものの、肝心な最期の曲まで気力がもたず、いつしか夢の中へ。(今朝は3時半に気が付いて寝床へ移動)
研究熱心なフォルテさんなら口笛の録音もいろいろ持っておられるのでしょうね。

〉音と音楽への純化?
薬漬け先輩。音だけ聴いて次のスピーカーが決められれば、そうなのかもしれませんが・・・結構気に入っていたランサーを棄てたのは汚なさが我慢できなかったとか・・・昨日は「もうこのコンデンサースピーカーで決定!」と言い放ったものの、素性や傷が気になったりとか・・・棄てたハズの物欲の片鱗は未だ未だ残っているようでして・・・
それでも今回は「最期のスピーカー」を選ぶつもりで、チョット真剣に考えようかナ?と、「しかし昨日のコンデンサースピーカーは・・」と腹黒店主へメールしたところでして・・・良い出逢いがあればイイんですがね。

ところで、昨日からバーンスタインの新マーラー全集を聴き始めました。
昨日は一番好きな5番。本日は今まであまり聴いていない4番(こんなボーイソプラノが入っていたの?とか初めて聴くよな新鮮さ)。

502: すってんてん(借金漬け) :2015/06/15(月) 12:35:19 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp オートグラフ(オリジナル)orザ・パトリシアンWをお勧めしますでつ。

傷は年代を考慮すれば「当たり前田のクラッカー(チーズ添え)」どすえ

503: すってんてん(借金漬け) :2015/06/15(月) 12:44:00 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp ↑   ↑
男の甲斐性も必要でつが・・・・・・多分!?

504: フォルテ :2015/06/15(月) 22:59:04 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>501
>研究熱心なフォルテさんなら口笛の録音もいろいろ持っておられるのでしょうね

結論から申し上げますと持っていません。そもそも研究熱心ではありませんし、
録音の良い口笛協奏曲とか口笛ソナタなんてのは有りませんでしょ?(^^;

マーラーの4番は普通ソプラノですが、ボーイソプラノのヴァージョンもあるんですね
それはどうしてなんでしょう?歌詞が少年をイメージさせるからですかね。詳しい方が
おられたら教えてほしいですね。ちなみに私手持ちのものはソプラノです。

505: 薬漬け :2015/06/15(月) 23:46:52 HOST:zaqb4dd453f.zaq.ne.jp バーンスタインの好みでしょうかね。
以前、「大地の歌」でもアルトをバリトン(フィッシャー=ディースカウ)に差し替えていましたし。

506: フォルテ :2015/06/16(火) 11:39:18 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>505
>バーンスタインの好みでしょうかね

何やらご冗談とも受け取れないじゃないですか^^;

507: ジークフリート :2015/06/16(火) 12:45:20 HOST:KD182249240065.au-net.ne.jp 〉506
無学な私としては・・・聴き手もある程度のバリエーションの中から好きなタイプを選びたいかも?なんて思っておりまして・・・

例えばフォーレのレクイエムでも、ロスアンヘレスのおばちゃんと、若いお姉さん、ボーイソプラノどれが聴きたいかとか・・・ヘンデルのメサイア、今日はカウンターテナーじゃなくコントラルトのバージョンで聴きたいナ?とか・・・個人的には盤を選ぶ時のポイントだったりもしますが・・・

508: すってんてん(借金漬け) :2015/06/16(火) 17:34:25 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >無学な私としては・・・

わかりまつ。

509: フォルテ :2015/06/16(火) 18:36:33 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>507
ジークさんはかなりレベルの高い楽しみ方をなさっておられるようですね。私こそ無学なので
そのような楽しみ方はとても真似できないです。ヘンデルのメサイアやカルミナ・ブラーナなど
カウンターテナーが聴ける曲はカウンターテナーの方を選びますが、それはカウンターテナーが
聴ける曲はそんなに多くないからという単純な理由ですね。

音楽に限らず色んな趣味でもその楽しみ方の幅広い人は良いですよね。凡人(私のことですが)が
及びもつかない楽しみ方をなさっているのを知ると、その趣味の深さを感じますね。

510: フォルテ :2015/06/16(火) 23:01:53 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp カウンターテナーのアリアにどんなものがあるかyou tubeでうろうろと探していましたら
こんなのにぶちあたりました↓

www.youtube.com/watch?v=C4sQlOHcvjI

Lascia Chio Pianga(私を泣かせてください)はヘンデル作曲の歌劇「リナルド」に出てくる
アリアで普通はメッゾソプラノかソプラノで歌われますが、カウンターテナーで歌われているのも
なかなか良いですよね。これなんか夫々の味わいがあってどれを聴こうか迷いますね

511: ジークフリート :2015/06/17(水) 02:06:41 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp 当方は、馬鹿のひとつ覚えでついつい似たようなものを集めてしまいましてお恥ずかしい限りです。
カウンターテナーでしたら、名前を覚えているのはアルフレッド・デラーくらいしかいなくて・・・ムンディ盤「music for a while」(デラーと、ヴィォラダガンバ、ハープシコード、オルガンなど)が具合が良かったので、調子に乗って「キング アーサー」とか「ザ インディアン クイーン」とか箱物を入手したものの、ジックリ聴けるのはいつの日か〜!てな感じです。

512: すってんてん(借金漬け) :2015/06/17(水) 09:09:37 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 遥々聴いたぜ箱だけ♪

「箱館のひと」でつね?
わかりまつ。

513: フォルテ :2015/06/17(水) 10:36:04 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>511
ジークさん、皆さんお早うございます。

you tubeで聴きましたが「music for a while」良いですね。Henry Purcellの作曲には
こういうのもあるんですね。私の手持ちにはtp協奏曲しかありません。

バッハのカンタータも良いですね。キリスト教徒でもありませんがカウンターテナーの
透き通った歌声を聴くと何かしら敬虔な気持ちになりますね^^;

www.youtube.com/watch?v=6fAWqTW1H2s

514: くろねき :2015/06/17(水) 17:44:39 HOST:wb92proxy01.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>大地の歌

ヤッサッサ〜、ヤッサッサ〜♪って曲でしたっけ。

さらに無学な私は馬鹿のひとつ覚えで、同じ「大地」なら断然、
純国産の定番合唱曲「大地讃頌」派だったりしまつ。
「大地」で「歌」ときたらすぐ連想。困ったもんだす(略)

515: 薬漬け :2015/06/17(水) 19:33:28 HOST:s869036.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >>514

>>ヤッサッサ〜、ヤッサッサ〜♪って曲でしたっけ

うーん、第1楽章冒頭がそう聞こえなくもないような…。
第3楽章は、以前に○ン○リーがCMで使って一時ブームになりましたね。

516: すってんてん(借金漬け) :2015/06/17(水) 20:04:47 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp お猿の籠やでつね

わかりまつ。

517: くろねき :2015/06/17(水) 20:43:38 HOST:wb92proxy06.ezweb.ne.jp >ヤッサッサ〜、ヤッサッサ〜♪

↑これ、誰ぞが作った日本語版合唱だったワサ…(汗)

某ウェブ百科に「大地の歌」のアルト・バリトン選択の件が出てましたが、
バリトン選択バージョンの演奏が少ないのは、初演時の指揮者でもあった
マーラーの直弟子ワルターが一度しかやらなかったのも一因だったようです。

ただ、バーンスタイン以外にもバリトン選択演奏の録音を
残している指揮者が何人かおり、クリップス、クレツキ、ラトル、サロネン、
ケント・ナガノなどが指揮した演奏が挙げられるそうです。

518: フォルテ :2015/06/17(水) 21:16:45 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>515
薬漬けさんって真面目なお人なんだなあ・・私も見習わなくちゃ

519: すってんてん(借金漬け) :2015/06/17(水) 21:43:11 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp おぼっちゃまでつから・・・・・・・・

520: ジークフリート :2015/06/18(木) 20:57:16 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp そー言えば、昔、陸上競技をやっていた頃、某大学名物?エッサッサ体操というものを習いまして、面白がって暫くは続けておりましたが・・・今更ながら本場物を見てみますと、やはり迫力が全然違いますねぇ〜。

本場物のカンタータとかモテットなるものも、勿論ナマで見聞きしたことはないワケですが、音楽の場合はCDなりLPなりで雰囲気程度はまぁなんとか味わえているのか?・・・昨夜もフォルテさんに触発されてバッハの「六つのモテット」(カンタータとの違いもよく解っとりませんがかっこ

521: ジークフリート :2015/06/18(木) 21:06:39 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp (送信ミスの続き)を聴きまして、こういう合唱ものの再生の難しさを改めて痛感。
装置のSNの悪さと言うか、ダイナミック型スピーカーの限界?を思い知らされた感じです。

我が家のメインスピーカー交替がほぼ確実となった今、この辺りが次のスピーカーに期待するところですが果たして・・・

522: すってんてん(借金漬け) :2015/06/18(木) 21:14:20 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >そー言えば、昔、陸上競技をやっていた頃、

そーくると、オイラも昔々、相撲、水泳、テーブルテニス(温泉ピンポン)etcを
カジってますたでつ。

バッハのバロックよりバラック&西洋古事記(ルンペン)が郷愁を誘いまつ。
と・・・いっておきまつ。

523: フォルテ :2015/06/18(木) 23:26:07 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>520
>カンタータとの違いもよく解っとりませんが

私も分かっとりませんのでネット参考書で調べたところ、モテットには独立した器楽の
声部がないのでカンタータよりも地味とありました。カンタータですら2枚ほどのCDしか
所持しておりませんので、モテットに食指が動くのはかなり先になると思われます^^;

合唱ものの再生にご不満があるようですが、それはどのようなところなんでしょうね。
単に録音のせいかも知れませんし?

524: ディラン :2015/06/19(金) 00:00:02 HOST:nptky205.jp-t.ne.jp メインスピーカーの入れ替えは相当の不満か、否、替わりのスピーカーに対する想い入れかプレーナ−型ではなく静電型ですか。う〜ん、楽しみですね。ATCに勝るか。

525: すってんてん(借金漬け) :2015/06/19(金) 00:36:16 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >静電型ですか。う〜ん、

女性ヴォーカル&室内楽をメインに楽しむ(特化&特価)ならでつが
でつ。

ATCは大阪都構想の火種でゲス。
ATCはトミカ博限定!?かも

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

526: ジークフリート :2015/06/19(金) 21:29:51 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉520 録音のせいかも

それは大いにあり得ると思います。

527: ジークフリート :2015/06/19(金) 21:51:04 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp (続き)なるべく最近の録音の方が有利かな?と思いまして、リヒターのアルヒーフ盤をお蔵入りさせて、近頃はフィーレーベルのコレギウム・ボカーレ・ヘントなどを聴いています。
ただ、特に、合唱団の喉がビリビリッと鳴る辺りとかで透明感が低下しがちなところなんかは、装置や聴き手側の問題もあるものと考えています。

・・・まぁ、そんなこんなで・・・マーラー全集を聴き始めたのも、既にスッカリ忘れちまってました。

528: ジークフリート :2015/06/19(金) 22:09:38 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉524 スピーカーに対する思い入れか

未だディランさんのように愛着がもてるスピーカーに出逢えておりませんが、

529: ジークフリート :2015/06/19(金) 22:28:25 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp (続き)ATCもワタシのウデでは、今後の伸び代がもうあまりないのかな?と思うようになりまして・・
・・まぁ愛着はもてなくても、面白そうなことがあればやってみようじゃないの?てな考えで、ミニスピーカーなんかも一応候補には入れているんですが、果たして・・

530: ディラン :2015/06/19(金) 23:07:30 HOST:FL1-118-111-160-204.kyt.mesh.ad.jp 出逢いが有れば別れも有る訳で又来る出逢いは何だろう。(寺山修二がその様な詩を詠んだような)
3WAYATCを極められたジークさんの気持ち解かる様な気がします。
私もアルテックに出逢ってそれなりに鳴らした様な気がして居りましてアルテックの呪縛から解かれる時期が来そうです。
一所に定住し過ぎた様な気がします。
何時かジークさんは小生の事をミュージックラバーと仰せでしたがそうなんです。
只、音楽が楽器が好きなだけで其れも移り気で雑食性です。
面白そうな出逢いが有れば寂しいけれどA5とさらばしても良いと思って居ります。

531: すってんてん(借金漬け) :2015/06/20(土) 00:18:15 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オイラの拙い経験では
オーディオに限らず、例えばクルマ道楽?でも
とっかえひっかえされる似非趣味人が結構おり松。

よくよく観察すれば、結局、深層まで行く根性や知識&感性&甲斐性も無く
ただただ流行に敏感で感染されやすくウワズミだけを楽しんでいる
カッペ(個人的見解でつ)?が棲息しており松。

何処で仕入れたのか経験や体感もせず、情報だけを頼りに薀蓄のたまう似非趣味人は
ヨイショこそすれお付き合いは御免させてもらっている今日この頃。

この人種は決まってセコイ&甘党!?でガス。

A5・・・・・入力&アンプの実力が問われる名器でゲス。
多分!!?

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

532: ディラン :2015/06/20(土) 00:56:46 HOST:FL1-118-111-160-204.kyt.mesh.ad.jp すってんてん(借金漬け)様

お言葉をば頂きました。小生趣味人ではござんせん。
深層まで行くなどと言う不遜な了見も持ち合わせて居りません。
甘党結構、軽佻浮薄で結構。、多様な名器を愛でる時間も金ももう持ち合わせて居りません。
頑固で了見の狭い人間で終わりたくないだけです。
反応は致しましたが別に喧嘩を売っている訳でも反発して居る訳でも無い事だけはご理解頂ければ幸いです。

533: すってんてん(借金漬け) :2015/06/20(土) 02:26:26 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp でつね
ワカリ松。

あえてこき松。
スピーカーに完全無欠など有馬温泉。
折角の名器が泣いており祭る。
(石&意志)の上にも10年。
限り有る時間、とっかえひっかえする軟弱な似非マニアの
薀蓄&講釈に「ご用心あそばせ」

着け喰えるならばA5は鳴りっぷりが良すぎるのでつ。
(一例)JazzはJBL ヴォーカルはA5、その他はタンノイと住み分けしませう。

・・・・・合掌

534: すってんてん(借金漬け) :2015/06/20(土) 02:33:34 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 追加計上

あらてのメロメロ詐欺に要注意!

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

535: くろねき :2015/06/20(土) 07:44:44 HOST:wb92proxy07.ezweb.ne.jp 皆さんおはようございます。

まだ「おさらば」が具体化している訳ではないと思いますが、
ディランさんはA5歴何年でしたっけ。
でもまぁ、カネが何とかなることはあっても、
時間というやつだけはどうにもなりませんからね〜。

スピーカーの場合、最低3年は使ったほうが…と以前書きましたが、
10年以上ならば元オーナーとして十分胸を張れるのではと思います。

前向きに未練を断ち切る?という方向性は見習わなければ、と思います。
金策などの退っ引きならない事情無しに、A5のような大物を
手放すというのはなかなかできないことのような…。

536: ディラン :2015/06/20(土) 09:32:41 HOST:nptky202.jp-t.ne.jp >>535
くろねきさん、お早うございます。さて、A5にして何年に為りますかせいぜい3年間前後位でしょうか。ハイ、具体化は未だ未定ですが状態の良い個体があればと考えておりますよ。A5を封印するか手放すかはその時に為らないと判りませんが多分両刀使いはしないでしょうね。場所があれば気分でとイケますがそういう優雅さは持ち合わせて無いですから。
未練、情を持つと機器で満載、音楽どころでは無くなります、私の場合はです。

537: ディラン :2015/06/20(土) 09:35:05 HOST:nptky302.jp-t.ne.jp ↑
新品を買いなさいね。

538: すってんてん(借金漬け) :2015/06/20(土) 09:52:54 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 3刀流「宮本むなし」をお勧め済ますでつ。

音楽が楽しめ松。
オイラはサブを含めると7当流でゲス。(約20〜30年機器は不動)
アレコレいじりまわしません(追い込む???)
そしてポン置き。

オデオの醍醐味&真髄はスピーカーの選択でキマリ

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

私の場合はでつ。

(〃^∇^)o彡☆ぐぅははははっ

539: ディラン :2015/06/20(土) 10:12:07 HOST:nptky102.jp-t.ne.jp >>538
参りました。降参、勘弁して下さいませ。

540: 薬漬け :2015/06/20(土) 10:41:13 HOST:s870039.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp ディランさん、おはようございます。

「ご自分のための」趣味です。ご自分の感性が下した判断を最大限尊重してあげて下さい。

541: アラン・ドロン :2015/06/20(土) 10:58:38 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
=オデオの醍醐味&真髄はスピーカーの選択でキマリ

その通りですね。その他の物は、ある程度気に入ったのをを買ったら、
あとは、スピーカーのみに関心を持つーーーー

これが一番ですね。

542: ディラン :2015/06/20(土) 11:48:49 HOST:nptky302.jp-t.ne.jp 薬浸けさん、お早うございます。お言葉、有難うございます。

アラン・ドロンさん、スピーカーに関する思いは同じです、有難うございます。
この掲示板の皆さんの書き込みはとても楽しくて嬉しいです。
感謝しております。

543: RW-2 :2015/06/20(土) 17:36:37 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >手放すというのはなかなかできない

オートグラフやパラゴン、パトリシアン800みたいのでしたら工芸品に近いのでけっこう後ろ髪
惹かれるでしょが、ステージ用のプレハブ造り塗装モノであればまぁ、以外にサッパリかも (略)

544: すってんてん(借金漬け) :2015/06/20(土) 22:19:26 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >「ご自分のための」趣味です。ご自分の感性が下した判断を最大限尊重してあげて下さい。

でつね
あたり前田の・・・・・・・・・・・・おぼっちゃま


(〃^∇^)o彡☆がははははっ

545: 前期 :2015/06/20(土) 22:27:12 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp さよ、さよ。自分がよければそれでイイのです。但し個人的な感性をもって
普遍性があるかのように言うのはどうかと思いますが。
普遍的な価値観となるとやはりプロの世界でどれだけ普及しているかという
ことになるでしょう。

546: ジークフリート :2015/06/20(土) 23:30:49 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp 本日は、ATCの後釜第一候補を試聴。聴くのは3度目のブツ。
確かにATCより良い面はあるものの総合的には・・・てな具合で、来週辺りで第二候補を試聴することに。

・・・そんなことより、数日前に中古レコード店から届いていた段ボール箱を開封して、VPIでレコード洗浄。いゃ〜、楽チン楽チン。
明日からまた暫くはレコード三昧か。

547: ジークフリート :2015/06/21(日) 08:24:43 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp クオード33のプッシュスイッチ。
押すと隣がロケットパンチみたく飛び出して、嫁の嘲笑を浴びる。

548: アラン・ドロン :2015/06/21(日) 11:01:42 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
大型スピーカーを手放すことは中々出来ないですね。
第一、箱が勿体無いではないですか。

何らかの不都合が起きてユニットを交換しなければならない場合は、
してしまえばいいですからね。

中古品でもいいなら、比較的安く購入できるかもしれませんし。

アルテックA-5ですか。一度部屋に入れたら、家族のように大事に
しなければ?-----です。

549: すってんてん(借金漬け) :2015/06/21(日) 18:36:48 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >「ご自分のための」趣味です。ご自分の感性が下した判断を最大限尊重してあげて下さい。

エライ!

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

税金?贅金??は有効に・・・・・・・

550: すってんてん(借金漬け) :2015/06/21(日) 20:07:53 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >アルテックA-5ですか。一度部屋に入れたら、家族のように大事に
しなければ?-----です。

ますますエライ!

お主タダモノでない!
お坊ちゃまでもない!

551: くろねき :2015/06/21(日) 22:01:30 HOST:wb92proxy03.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>ロケットパンチ

取り付けが緩くなってボタンが飛んだんでしょうか?
それとも銘機渾身のイングリッシュジョーク?
私もワロタでつ。

552: ジークフリート :2015/06/22(月) 00:30:18 HOST:20.166.52.36.ap.yournet.ne.jp ロケットパンチは11発装填されていて、その内3発に昨日ボンドを。
しかし、今日も他の1発が発射された。

553: RW-2 :2015/06/22(月) 13:16:13 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp プッシュ部にマイクロスイッチと電飾仕込んで、押したノブが発光するのがカッコ良いな〜。

554: ジークフリート :2015/06/28(日) 08:33:19 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 冗談システム(マランツCD34 〜 クオード33+303 〜 ステレオラ)は、定在波除去とCD34の振動対策程度で早くもイイ感じに。
昨日からミシェル・コルボのバッハとか聴いとりますが、ヨハネ受難曲の彫りの深さ・・・合唱ものは、やはり奥行きがでてナンボのものなんですよねぇ。

で、頑張ってるサブシステムに比べ、メインシステムはどーもこのところ伸び悩み状態。
てなワケで、ATCの後釜候補第二番を昨日試聴。とりあえず?このスイス製小型スピーカーで決まりです。

555: フォルテ :2015/06/28(日) 11:23:40 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp 合唱がお好きなジークさんにはマーラーの8番などは必須だと思われますが、どうですか?

LPでこれが巧く再生できるようなシステムなら合格だと思いますね^^

556: ジークフリート :2015/06/28(日) 23:55:03 HOST:36.52.161.116 フォルテさん。残念ながらマーラー8番のLPは所有しておりませんが、録音も再生も難しそうな曲ですね。
もしや、フォルテさんがアナログを諦める原因となった盤かも?とか、勝手な想像しておりますが・・・当方が持っているCDでは、これがまた非常に音が悪くて(バーンスタインが亡くなったため、新マーラー全集を完成させるようと、ラジオ用の古い音源で間に合わせたもの)、一応持っているだけの盤となっています。

557: フォルテ :2015/06/29(月) 17:18:03 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>556
>フォルテさんがアナログを諦める原因となった盤かも?

アナログからディジタルに移行した最大の理由はシフォンフォニーを聴いている最中に
盤のA面、B面をひっくり返したり盤を替えたりする必要がないので、こりゃ良いわ!と
思ったからですね。そしてアナログでは音に影響するメカニカルな部分が多すぎるので
それもディジタルに移行した理由のひとつです。

>ラジオ用の古い音源で間に合わせたもの

ディジタルでは録音やその後の加工処理の良し悪しがもろにでますから、半世紀以上も
前の古い録音はそのままアナログで聴いた方が良いと思います。アナログは解像度が
低いのでぼろがそれほど目立ちませんからね。

先日買ったCDのひとつは半世紀以上前の酷い録音の見本みたいなCDで、その音たるや
コンサート会場で盗聴録音したような音質の代物で、即お蔵入りとなりました。^^;

558: ジークフリート :2015/07/02(木) 02:05:46 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉557 アナログは解像度が・・

キチッと調整されたアナログシステムよりも音が良いデジタルシステムを未だ聞いたことがありませんが・・・
CDが何時まで聴けるかな?(もう、ロクなCDPが発売されない)という不安を、最近益々感じておりまして・・・
CD以外のデジタルは知らない(良い音が聴けるとは思えない)し・・・

・・・てな感じで、安息の日々はまだまだ遠い!(メインスピーカー更新後は、パワーアンプ、それからまたDACも?)

ところで、バーンスタインの旧マーラー全集のうち、取り敢えず5番を手に入れました。(未聴)
取り敢えず、と言っても全部揃えるほどの意気込みはありませんがね。

559: 薬漬け :2015/07/02(木) 08:10:48 HOST:s1160097.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 若い頃の、NYP を振っていた頃のバーンスタインはあまり好きになれませんが(ラプソディー・
イン・ブルーは例外)、マーラー全集は流石でしたね。
米Columbia:MS で始まるオリジナルは大体2つ目ですが、3番と4番だけが確か6つ目だったと
思いますのでご参考までに。

アナログは底なし沼的な情報量ですから、それをどう引き出すかが醍醐味の一つですね。

560: すってんてん(借金漬け) :2015/07/02(木) 09:21:46 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >キチッと調整されたアナログシステムよりも音が良いデジタルシステムを未だ聞いたことがありませんが・・・
>アナログは底なし沼的な情報量ですから、それをどう引き出すかが醍醐味の一つですね。

でつね
わかりまつ
たまにでつが、マトモなご意見でつ・・・・エライ!

561: ジークフリート :2015/07/04(土) 21:23:00 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉底なしの情報量

CDはデカい音が得意なのに対して、LPは微細な方向への底なしみたいですね。

しかし、メジャーレーベル等の新譜発売がCDである限り、私ん家ではCDがメインかな。(それも風前の灯火か?)

562: フォルテ :2015/07/04(土) 22:53:04 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >私ん家ではCDがメインかな

CDオンリーの当方としましてはそのようなお方が増えることを期待いたします。
色んなCDの情報が得られるからですね。(^^)

>それも風前の灯火か?

これは音楽配信が将来主流になるのではないかという危惧ですか?私はその心配は
いらないと思いますけどね。将来主流になるだろうと私が思うのは全てこみこみの
一体型アンプというかプロセサー (processor) というようなものだと思いますね。

563: ディラン :2015/07/05(日) 08:46:11 HOST:nptky106.jp-t.ne.jp キ−ス ジャレット−ケルンコンサ−トのLP、CD、配信ハイレゾ音源を現有アルテックシステムで聴く時LPは最も手間が掛かるものの一番音の質感は良い。配信音源をパソコンから鳴らすとなんとも言えない静寂感を得られる。システムとソフトは同期と言うかお互いに良い所を消さないように揃えないとと思います。
最新録音をビニールに落としているのは疑問視しています。
CDは残って欲しいです。
と言うもののニューヨ−クからのブルーノ−トラジオを聞いている時間が多いなあ〜。

564: すってんてん(借金漬け) :2015/07/05(日) 10:33:34 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >現有アルテックシステムで聴く時LPは最も手間が掛かるものの一番音の質感は良い。

当然&必然の帰結でゲス。
あたり前田のクラッカーもヨロピク

565: フォルテ :2015/07/05(日) 11:31:41 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>563
>CDは残って欲しいです

製作コストの回収&儲けを考えればCDは無くならないと思いますよ。それにCDジャケットや
ライナーノーツも配信には無い魅力ですね

566: ジークフリート :2015/07/05(日) 13:53:45 HOST:220019171106.wi-fi.kddi.com 〉こみこみの一体型
玩具みたいなクオードでもセパレートですよ〜。
一般大衆向けには、始めは良いかもしれませんけど、音が良く(音楽が楽しく)なきゃ結局 音楽離れしていくんじゃないでしょうかね。

個人的に心配しているのは、ナイスなCDプレーヤーが発売されない辺りでして、CD盤はあってもPCみたいなもんで聴こうとは思いませんからねぇ。

〉最新録音をビニールに
CD前提の録音ならCDで聴く方が良いのでしょうね。
米国辺りじゃレコードが復活するそうで、レコード前提の録音だったらレコードで聴きたいなぁ。
(てなこと言いながら、実はアナログ時代の貴重な音源がCD化されたらセッセと購入)

567: ディラン :2015/07/06(月) 23:51:48 HOST:nptky107.jp-t.ne.jp >>563
まあ、そんな事でCDリッピングを含めたパソコンから鳴らすのに最適な〔当然ビニールもより良い〕スピーカーを求め、探しておるのですが先日は落とし穴に落ちそうに為りましたが。
近い内に良い玉が有ると聞きましたので遠征試聴して来ます。久しぶりに楽しみです。ルンルン気分で行って来ます。

568: フォルテ :2015/07/07(火) 10:55:12 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>567
CDはやはり評判の良い(データがどうのこうのとは言わない?)CDPで聴かれるのが
よろしいかと。PCの場合にはオーディオボードがどうのこうのと言われる可能性が
ありますね。リッピングの際などに単に音をチェックする分にはOKでしょうが。

CDの再生にはスピーカーユニットのコーンは軽くて剛性の高いものが良いですね。
コーンの口径は許容入力が許す限り、つまり聴く際の必要音圧で破綻しない範囲内で
なるたけ小さい方が良いと思いますね。これは試聴の際、爆音で再生しても音が
つぶれなければOKですね。お店の方は嫌がるかもですが^^

スピーカーの構成は口径の小さな中高域のスピーカーとSWの組み合わせがお薦めですね。
この際SWが中高域を濁さないよう配慮する必要があります。例えばSWを横向きに置くとか?
冗談じゃなく^^

ところでウェールズでは雷の直撃で2名が死亡2名が怪我をしたそうですが、季節柄皆様には
雷にはお気をつけ下さいませ。先ず命より大事なオデオなどの電源は切っておかれた方が
よろしいかと・・

569: ディラン :2015/07/07(火) 11:53:12 HOST:nptky207.jp-t.ne.jp >>568
フォルテさん、アドバイス有難うございます。PCからの再生に関しては未だ試行錯誤中なので仰せのようにCDPが安定しています。然しながら書き込みしました様に海外のネットラジオがドキッとする音を出すんですよ。これは新境地の可能性大と直感しました。
リッピングに関しても試行錯誤中。
スピーカーのウ−ファ−コ−ンの口径は今までは絶対大口径、大エンクロと信じていたのですが私の嗜好が少しばかり変わったのかも知れませんが他も有りと感じます。

570: フォルテ :2015/07/07(火) 13:58:28 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>569
>海外のネットラジオがドキッとする音を出すんですよ

海外のネットラジオを聴いたことがないので、先ほどカントリーとクラシックを聴いて
みましたが音は悪くはないですね。ディジタルデータはノイズに強いので、元の音に
極めて近いものが聴けるからですね。ただトラフィックの影響はあるかも?

>スピーカーのウ−ファ−コ−ンの口径は今までは絶対大口径

私のお手軽システムで使っているSWの口径は20cmそこそこですが、ときおり奈落の底に
落ちるような超低音を感じることが出来ますよ。大口径を否定はしませんが場所取りと
無駄なパワーが必要になりますね。まあ広い所で大音量で再生するなら話は別ですが・・

CDを良い音で再生するには先ずCDPそのものが信頼できるものであることは言うまでも
ないことですが、電源をクリーンにし、電磁波ノイズや振動の影響を受けないように
対策するなどが必須ですね。エラー訂正の頻度が音質に影響するからですね。

アナログでもターンテーブルのモーターからの電磁波ノイズや振動の影響を避けるため
糸ドライブなんてのでモーターとカートを極力遠ざけましたが、それと同じことですね

571: くろねき :2015/07/07(火) 19:49:12 HOST:wb92proxy03.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>>570
>電源をクリーンにし、電磁波ノイズや振動の影響を受けないように
>対策するなど

>エラー訂正の頻度が音質に影響する

↑というより、ドライブのサーボ回路が働く頻度が増えて
そのノイズが回り込んだり、電源ラインのノイズが
出力系に直接乗ったりする影響のほうが大きいでしょうね。

そんな状態で使う人はいないでしょうが、
極端にガタついてたりすると音飛びするでしょうし。

572: RW-2 :2015/07/08(水) 06:05:48 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >電磁波ノイズや振動の影響を避けるため・・・モーターとカートを極力遠ざけ

糸ドライブはモーター振動をターンテーブルへ伝えにくくするためと大慣性質量の
プラッターを使いたかったためで、電磁波ノイズの影響を避けるために遠ざけた
ってなことではないような気がします。

573: くろねき :2015/07/08(水) 06:46:22 HOST:wb92proxy05.ezweb.ne.jp ↑フォノカートリッジの場合、電磁波というより
強い磁場があるとそちらが影響することが考えられますから、
モーターが変に近すぎないほうが望ましいには望ましいんでしょうね。

カートリッジにもシールドがあるのである程度耐性はあるんでしょうけどね。

574: RW-2 :2015/07/08(水) 08:25:42 HOST:59.156.229.159 >電磁波というより強い磁場があるとそちらが影響する

そちらのほうが重要ですね。MMカートリッジからカンチレバーを抜いてプラッター上の
あちこちで挙動を見てください。ベルト機では動きませんがモーターが真下にあるDD機
ですとモーターのマグネットとカンチレバーのマグネットが反応してクルッと廻る場合
があります。

DD機の場合は、モーターが低い位置にある(スピンドルシャフトが長い)、プラッターの
高さのあるものが良いのです。厚みの薄いプラッターやプラッター裏面にマグネットが
仕込まれたタイプはダメなんです。実際にはゴムシート+レコードの厚み距離でなんとか
救われてはいますが。

575: フォルテ :2015/07/08(水) 10:41:58 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>571
レスが遅くなって申し訳ない。

>↑というより、ドライブのサーボ回路が働く頻度が増えて
>そのノイズが回り込んだり、電源ラインのノイズが
>出力系に直接乗ったりする影響のほうが大きいでしょうね。

以前にも同じようなことを書いておられたように記憶しますが、それはあくまで
ノイズの話であって音が良くなる話ではないと思いますが、如何でしょうか?

また、上記の対策として何かやっておられるのであればそれも教えて頂ければ幸いです。

>>573-574
>電磁波というより強い磁場があるとそちらが影響する

磁場と言うのは磁気の影響が及ぶ範囲と理解していますが、その磁気はどこから
来るんですかね?電磁波によって磁場が発生するのではないのですか?
とても初歩的な質問で申し訳ない^^;

576: RW-2 :2015/07/08(水) 12:10:25 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >電磁波によって磁場が発生するのではないのですか

磁場(磁界)が電場(電界)に押し込まれると電磁波(電波)が発生するんでしょね。
モーターの場合は、磁石だけ、またコイルだけでは電磁波は出ないわけです。

577: フォルテ :2015/07/08(水) 15:35:51 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>576
ちょっと出かけておりましたのでレスが遅くなり申し訳ない

>磁場(磁界)が電場(電界)に押し込まれると電磁波(電波)が発生するんでしょね

wikiには”空間の電場と磁場の変化によって形成される波(波動)である”とありますね。

>モーターの場合は、磁石だけ、またコイルだけでは電磁波は出ないわけです

つまり稼働状態でなければ電磁波は出ない、逆に言えば稼働状態であれば電磁波が発生する
と理解しても良いのでしょうか?そうすると”電磁波というより強い磁場があるとそちらが
影響する”の意味が分からないのですが?強い磁場があるとその影響を受けるのであれば
強力な永久磁石をカートに近付ければノイズが発生するということになりますね?

578: RW-2 :2015/07/08(水) 16:46:54 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >強力な永久磁石をカートに近付ければノイズが発生するということになりますね

電磁波より磁場が(オーディオ的に)影響するとの意は、電波ノイズとしてではなく、
カンチレバーの磁石がモーターの磁石に誘因されて、挙動的にスタイラスからの
信号(振動)を妨げてしまうという意味ですね。

DD機のプラッターの上に下敷き乗せてMMカートリッジのカンチレバーを乗せて
あちこち移動してみてくださいまし。カンチレバーが動き、廻るのが見てとれまっせ。

>稼働状態であれば電磁波が発生すると理解しても良いのでしょうか

だと思いますよ。古い大きなモーターが廻わるとラジオにバリバリ音が入るでしょ。モーター
からの電磁波はメガHz帯でしょうから低周波増幅機械(オーディオアンプ)には影響が少ない。
とはいっても、電磁波はやはり防御した方が良いので銅シールド巻いたりアルミ貼ったりですね。

きちんと設計された工業用モーターはコンデンサーやバリスタ等で電磁波対策をしてるでしょう。
近代オーディオで使われるのは整流子の無いブラシレスモーターですからその部分からの電磁
ノイズは出ないでしょう。整流子替わりの半導体のスイッチングノイズはまた別です。

579: くろねき :2015/07/08(水) 19:26:06 HOST:wb92proxy05.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

☆RW-2さん☆

>カンチレバーの磁石がモーターの磁石に誘因されて、挙動的にスタイラスからの
>信号(振動)を妨げてしまうという意味

フォローどうもです。

>MMカートリッジからカンチレバーを抜いてプラッター上の
>あちこちで挙動を見てください

うちのテクニクス機はまさに
「プラッター裏面にマグネットが仕込まれたタイプ」なので
早速やってみましたが、確かに軽く「こてっ」となるところがありますね。

ただしそうなるのは、アームがリターンを始めるポイントよりさらに内側の、
レコードにレーベルが貼られている部分の下であり、当然ではありますが
影響が最小限になるよう配慮はされているようですね。

ちなみにCDプレーヤーでも、実はこんなケースがあるそうです。
というのは、CDのレーベル印刷に磁性のあるインクが使われているケースがあり、
マグネットクランプの磁石などで帯磁するとピックアップレンズの駆動系を
誘引してドライブの動作に影響し、最悪の場合再生できなくなるというものです。

CDの消磁装置というのがありますが、こういう存在理由もあるようです。

580: フォルテ :2015/07/08(水) 19:52:51 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>578
>カンチレバーの磁石がモーターの磁石に誘因されて、挙動的にスタイラスからの
>信号(振動)を妨げてしまうという意味ですね

これはさもありなんと想像できますね。当たっているかどうかは私の知るところでは
ありませんが

>DD機のプラッターの上に下敷き乗せてMMカートリッジのカンチレバーを乗せて
>あちこち移動してみてくださいまし。カンチレバーが動き、廻るのが見てとれまっせ

アナログから離脱した私には確かめようがないですが、しかしこんなことは当たり前の
ことでしょ?よくテーブルの下にマグネットを忍ばせて、テーブルの上の人形をくるくる
躍らせたりする手品もどきはどなたも一度は見たことがあるんじゃないですか?

>モーターからの電磁波はメガHz帯でしょうから

げげ、そんなに高周波の電磁波がモーターごときの機器から出ているとは俄かには
信じがたいですね。電力線からの電磁波は高々60Hzでしょ?

それにしてもこのような議論をしていると大抵一人か二人の横レスが入るものなんですが、
今回は誰一人乱入する人がいなくて実に静かですね。特に最初の言いだっしぺのお方は
どうしたんでしょうね?RW-2さんに丸投げ?^^

581: フォルテ :2015/07/08(水) 19:58:10 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp ↑訂正
>特に最初の言いだっしぺのお方はどうしたんでしょうね?RW-2さんに丸投げ?^^

この部分カットして下さい。^^;

ついでながらくろねきさん、>>575でお願いしたレスはどうなりましたか?

582: ジークフリート :2015/07/08(水) 20:05:18 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp どこのメーカーでも理科のお勉強ができる技術者はゴロゴロしているんでしょうが、音楽が解るセンスの良いヤツがいないのが悩みのタネですね。日本のメーカーは特にですねぇ。

「日本の常識は世界の非常識」てえのが、我々のオーディオかぁ〜。トホホのホ。

583: くろねき :2015/07/08(水) 20:26:00 HOST:wb92proxy01.ezweb.ne.jp >その磁気はどこから
>来るんですかね?電磁波によって磁場が発生するのではないのですか?

コンデンサーモーターの場合は全てコイルですから、
電力が供給されていないと磁場は発生しませんが、
永久磁石を使うDCモーターなら常に磁場がありますね。

いずれにしても、プレーヤーが稼動状態であれば、
モーターから磁場(磁界)は発生していることになります。

>そんなに高周波の電磁波がモーターごときの機器から出ているとは俄かには
>信じがたいですね

AMラジオのそばで工具などの金属類をガチャガチャやるとノイズが入りますし、
FMでもロッドアンテナをドライバーなどでこすったりするとノイズが入ります。

回転しているモーターでも、コミテーターや
回転軸と軸受けなどの金属が常にこすれていますから、
このことを知っていればさもありなんと想像できます。

584: ジークフリート :2015/07/08(水) 20:29:49 HOST:36.52.161.116 〉567
ディランさんがウイルソン5.1を導入されたら、装置も総入れ替えかな?と心配しておりましたが、メインシステム更新の可能性も未だ残っているようですね。

当方も、メインシステムのスピーカーを14cmウーハーのちっちゃなものに替えることに決めておりますが、路線変更ではないので、一緒に替えるのはパワーアンプくらいで済むかな?と・・・これだけでも結構悩ましいんですがね〜。

585: くろねき :2015/07/08(水) 20:40:52 HOST:wb92proxy06.ezweb.ne.jp >音楽が解るセンスの良いヤツがいない

↑今、レコード会社でも似た状況があるそうですよ。

シンガーソングラ.イターなどアウトサイダー系の人材が幅を利かせすぎ、
正規の音楽教育を受けた人材がほぼ皆無だそうです。
作曲家で、J-POP業界は業界の体をなしていないと指摘している人もいます。

586: フォルテ :2015/07/08(水) 21:35:45 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>583
>↑というより、ドライブのサーボ回路が働く頻度が増えて
>そのノイズが回り込んだり、電源ラインのノイズが
>出力系に直接乗ったりする影響のほうが大きいでしょうね

この対策として何かやっておられますかと>>575でお訊ねしたのですが、その件は
どうなっているのでしょうか?有意義なお答えが頂ければ当方もぜひ試してみたいと
思っていますのでよろしくお願いします。

587: ディラン :2015/07/09(木) 11:47:45 HOST:nptky206.jp-t.ne.jp >>584
メインシステムの入れ替えの余地、意志はマグマのように抱えておりますよ。でなければ遠征試聴には行く必要も無い訳でして。
居心地の良い所から荒野をを目指すつもりであります。

588: すってんてん(借金漬け) :2015/07/09(木) 14:08:55 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp わかりまつ

オイラも今日はお久しぶりに2トラ38の爆音を浴びておりまつ。

結論、ダンモズージャはハーツがピッタンコ

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

589: ジークフリート :2015/07/11(土) 11:33:37 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp ここ一週間ほど、ステレオラでショパンの夜想曲(ルビンシュタイン/RCA)をちょくちょく聴いて、まったりとしておりました。
昨夜からは、バッハのヴァイオリン協奏曲集(ムローバ/Onyx)で、深〜い陰翳を。

・・てな感じで、メインシステムの存在価値が危うくなりそな今日この頃。
先般から、次のメインスピーカー用にと考えていた7.5wモノラルアンプがようやく発売になりまして、本日これから試聴の予定。
過去には845シングルとか45シングルなど球の小出力アンプは使ったことがありますけど、今回はトランジスタ式のハイスピードアンプ。
箱も中身もちっちゃなこのアンプが果たしてメインシステムのエンヂン足り得るか?
ちっちゃなスピーカーにちっちゃなアンプを組み合わせて・・・メインシステムとサブシステムの使い分けは如何に?と、我ながらそれぞれの存在意義が更に不鮮明になりそな予感。

590: フォルテ :2015/07/11(土) 17:34:51 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>587
試聴の結果はどうだったんでしょう?差支えなければお聞かせください。

591: ディラン :2015/07/11(土) 17:40:25 HOST:FL1-118-111-160-204.kyt.mesh.ad.jp フォルテさん、今日は。
視聴は明日の約束なのです。行って来ます。

592: アラン・ドロン :2015/07/12(日) 09:22:10 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
菅野沖彦氏は、オーディオ文化と言っておりますが、残念ながら、
文化というレベルには達していなくて、ひとつの趣味です。

オーディオに関心のない人も、認めてこそ文化と言えるのですよね。
彼は、オーディオ界の徳大寺有恒ですね。

その製品が作られた経緯、動機、そういうものを大事にする人ですね。

今やオーディオ評論は、無用ですかね。むしろ、中古オーディオ
専門の評論家が必要ですね。

593: すってんてん(借金漬け) :2015/07/12(日) 10:06:00 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp ↑
核心をスルドク暴露! エライ!

>彼は、オーディオ界の徳大寺有恒ですね。
>その製品が作られた経緯、動機、そういうものを大事にする人ですね。

オミヤが大事、「ごっつあんでつ」の響きを大事にしますでつ。

594: ディラン :2015/07/12(日) 23:07:42 HOST:FL1-118-111-160-204.kyt.mesh.ad.jp 視聴(見て聴く)に行って来ました。
予想を上回るものでした。
ブツは以前聴いた1バージョンアップされたものとはいえ15年前発売の中古です。
プリはアキュとレビンソン、パワーはヴィオラとユニゾンリサーチ、CDPは度忘れしましたが普及品を所望。

590
フォルテさん、今晩は。
行って良かったです、何時も聴いて居るCDを数枚古いJAZZ,新しい録音のJAZZ、
アーノンクールのメサイア、中島みゆき、ディランのローリングサンダーレビュー、など。
絶品は中島みゆきでした、「蕎麦屋」。又アーノンクールは此処まで広がり、緻密だったかと感心しましたが
唯一、欠点を言えば低域が出過ぎる。処理は拙宅ならしなくてもOKと判断、バックのバスレフポートにタオルを詰めて調節も出来ました。
此れなら家で聴いてみたいと思いましたです。

595: すってんてん(借金漬け) :2015/07/12(日) 23:09:31 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >彼は、オーディオ界の徳大寺有恒ですね。

でつね
わかりまつ

「間違いだらけのオミヤ選び」
わかり杉松

596: フォルテ :2015/07/13(月) 10:31:57 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>594
ディランさんおはようございます。

随分沢山のソフトを用意されたんですね。ディランさんの容易ならぬ意気込みが
感じられます。どのような構成のシステムを試聴されたのかは分かりませんが、
とにかく帯域バランスが良くなければいけませんね。

低域が出過ぎに感じられたそうですが多分80〜100Hz辺りに山があるんでしょうね。
おっしゃるようにダンプト・バスレフにしてみるのも一考の余地ありですが、ただ、
今迄聴いておられたシステムでは低域不足だったということも考えられます。

広がりについてはスピーカーの存在を感じさせない、緻密さについては音色の変化の
多彩さとかキレの良さでしょうね。ただそれを診るときにどのソフトを使うかは
悩ましい問題ですね。^^

597: ディラン :2015/07/13(月) 15:40:55 HOST:FL1-118-111-160-204.kyt.mesh.ad.jp フォルテさん、今日は。

低域の出過ぎと言うのでは無くその処理が上手く為されて居なかったということです。
今、家ではコンポの小さな2WAYを繋いでいますが部屋の反響等調整しますと十分な低域が得られます。
ユニット其の物の性能、は変ええられませんが我々はユニットの音、スピーカーの音をだけを聴いて居るのでは無い事が良く解かります。
ですから、優秀な小口径のユニット構成のスピーカーも部屋の環境を考えれば素早しい音が得られると遅まき乍ら再認識致しました。

598: フォルテ :2015/07/13(月) 18:07:31 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>597
>ユニットの音、スピーカーの音をだけを聴いて居るのでは無い

おっしゃるとおりですね。スピーカーの音だけを聞くには無響室でないと駄目ですね。

無響室で思い出しましたが、ピアノの音を収録するのに無響室にピアノを持ち込んで
録音し、それに電気的なリヴァーブを加えてCD化しているようなお話を聞いたことが
ありますが、ピアニストは無響室でまともに演奏できるんですかね?勘狂うというか
異様な感じが否めないんじゃないかと思うんですけどね。

599: ジークフリート :2015/07/13(月) 20:23:00 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp ディランさんがウイルソンのシステム6を?(ハイエンドですねー)
・・となると、やはりカートリッジからアンプ、ケーブルまで総入れ替えになりますねぇ。
どこらへんが良かったですか?

600: ディラン :2015/07/13(月) 21:40:09 HOST:FL1-118-111-160-204.kyt.mesh.ad.jp ジークフリートさん、今晩は。
最終的には総入れ替えに為ると思いますが予算も有りますしね。
何処までの処まで鳴らせるか一寸ずつ遣って行くつもりです。

>どこらへんが良かったですか?
総合的な再現性+密な味わいを楽しめると言う所でしょうか。音楽にのめり込めます。そう言う可能性を感じましたね。
楽しめたのはA5もそうなんですが言葉では言い難いですが極めて曖昧さが無いと言うか。
知る、見る、聴こえる事で脳は真実を知りほんの少し自由と得ると私は思う人間なんだな〜と思います。
満たされると人は幸福感を感じますし希望も生まれます。
何て御託を並べることは出来ますが只音楽をもっと楽しみたいんです。
音楽は深い、オデオも深いですからね。

601: すってんてん(借金漬け) :2015/07/13(月) 22:42:00 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >やはりカートリッジからアンプ、ケーブルまで総入れ替えになりますねぇ。

(〃^∇^)o彡☆あははははっ
(〃^∇^)o彡☆ほほほほほっ
       !!!
Wでワロタ

ハイエンドと云うより「ハイ それま〜〜でよ!」でゲス。

602: ディラン :2015/07/13(月) 23:38:06 HOST:FL1-118-111-160-204.kyt.mesh.ad.jp >やはりカートリッジからアンプ、ケーブルまで総入れ替えになりますねぇ。
今、鳴らして居るコンポの小型2WAYが今のニューフォースのプリ、パワーで本来の性能を発揮している現実を鑑みると
アナログ入口に関してはカートリッジのみターンテーブル、アームに関しては絶対的信頼感を持って居ります。
しかし乍ら、増幅器が変わる可能性は十分あり、今の機器で何処まで性能を発揮出来るかは繋いでみないと解りません。
ケーブルに関しては悩ましい処です。
ハイエンドと言う意識は全く持って居りません。価格でも有りません。

603: ジークフリート :2015/07/14(火) 18:17:51 HOST:36.52.161.116 〉600 〉602 総合的な再現性+密な味わい

ディランさん。静かで信号追従性の良い装置で聴く音楽は、今まで埋もれたり潰れたりしていた微細な部分もちゃんと聞こえるようになって、氷山の一角しか聴こえていなかったことに気づかせてくれますよね。(特にオーケストラものなんか、昔の装置とは全然違うんじゃないですか?)

音楽のヴァイタリティーを確保しながら、整然と、気配までも感じさせる・・・そんな再生が出来るといいですねぇ。

604: すってんてん(借金漬け) :2015/07/14(火) 19:31:45 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >静かで信号追従性の良い装置

ナヌ・・・・・・解せん。

605: ディラン :2015/07/18(土) 18:33:08 HOST:nptky402.jp-t.ne.jp 明日、新しいスピーカーが来ます。インピーダンスが4オ−ムなので300Bのバランスシングルの8オ−ムに繋ぐとまずいんでしょうかね。ニューフォ−スは4からイケますのですのでこちらは問題無いのですが。後、内に有るパワーはケンソニックこれは4から16でスレッショルドの方式だそうなのでこちらもOK。然しながら300Bが使いたい。ボリュームを上げなければ鳴らせるように思いますが不安感は有ります。定番のアンプを使うのが常識でしょうが、繋いで音出ししないとなんとも言えません。

606: すってんてん(借金漬け) :2015/07/18(土) 19:05:56 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >ボリュームを上げなければ鳴らせるように思いますが不安感は有ります。

ボリュームを上げて聴いて臭い。OK!でがす。
自己責任の範疇でゲツ。

浅学で無知なオイラ奈良4Ω何ぞは見向きもしません。多分!?

607: すってんてん(借金漬け) :2015/07/18(土) 19:14:10 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp ↑
今し方、昭和残響伝が似合う下町、新開地の世界長本店より帰還。
本来なら25度の麦焼酎でつが、千年の雫(芋焼酎原酒43度)を「ストレート・ノーセイサー」シデカシマシタ
メロメロになりませんですた。
4Ωor8Ω、・・・・・同じようなものでつ。多分!?

608: アラン・ドロン :2015/07/18(土) 19:30:27 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
4オームは、直列に繋いで8オームにするためにあるですかね。
ツインドライブですが。

それ以外は、私は判りません。博識ならぬ、薄識です。

609: アラン・ドロン :2015/07/18(土) 19:38:48 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
ついでに、思いついたことを書かせていただきます。
テクニクスに30PL-120というウーハーがありますが、周波数特性は
上は、8000ヘルツまであります。フルレンジと言っていいのでは
ないですかね。

それと、ネジを留める孔が開いていないのです。
どうやって、バッフルに取り付けるのですかね。
JBLタイプみたいにクランプ式で留めるしかないですかね。

610: 薬漬け :2015/07/18(土) 20:07:23 HOST:zaqb4dd453f.zaq.ne.jp >>605 ディランさん、こんばんは。

低インピーダンス・スピーカーだと、アンプには辛いかも知れませんね。300Bシングルだと、
何かあった時の保護回路、という訳にもいかないでしょう。
関係が逆だと、まだましなのでしょうが…。

拙宅にR120プッシュプルのアンプがありますが、デフォルトでは8オーム接続になっています。
これをオートグラフやコーナーヨークのいわゆる16Ω組に接続する際は、面倒でも裏蓋を開けて、
トランスへの配線箇所を8Ωから16Ωにハンダ付けし直して使っています。
やはり音のマッチングの面からも、機器への負担感の面からも気にならないですし。

それ自体は簡単な作業ですので、一度裏蓋を開けて中身を観察してみられては。但しコンセントを
事前に抜いて、十分注意して行われてください。

611: SAT-IN :2015/07/18(土) 20:07:36 HOST:pl171.mas1901.n-otemachi.nttpc.ne.jp 真空管アンプは原理的に低いインピーダンスのSPを繋ぐと歪みが増えたり特性が悪化したりする傾向がありますね。
二次側の負荷が変われば一次側も変わって最適なロードラインから外れるからです。
ただしSP自体のインピーダンスは1kHzでの値ですから全体としてみた場合、実際にどうなるのかは不明(ケースバイケースでしょう。

612: RW-2 :2015/07/19(日) 07:10:44 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >インピーダンスが4オ−ムなので8オ−ムに繋ぐとまずいんでしょうか

一般的な球アンプのSP端子には何のために4Ω、8Ω、16Ωがあるかちゅうことですね。
8Ω設計の端子に4ΩのSPを繋ぎますと、トランス一次負荷が見かけ2倍換算となります。
となると結果的にそのアンプの設計者が計算意図したものとは違うデータ、音になります。
8Ω表示SPは実際は6〜7Ωだったりを考えると4Ω表示のSPは3Ω前後の可能性もあります。

ちゅうのが物理的な解釈ではありますが、8Ω端子に4ΩSPを繋いでも音は出ます。SPの
インピーダンスは一定してるわけではありませんしね。音を聴いて不満がなければそれで
良いのです。オーディオとは科学ではなく感性だからです (略)

613: ジークフリート :2015/07/19(日) 11:31:31 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉605
ディランさん、実行が素早いねぇ!
当方なんか、スピーカーは一応決めましたが、お似合いのパワーアンプが見つからないので、おあずけ。
良い条件が揃わなきゃ、今のATCのままでイイや!て感じです。
サブのジョーダンワッツだけでもクラシックからジャズまでイケますしねぇ。

ま、しかし、この冗談システムも、ギャングエラーで不便を感じておりまして、こちらの対策が早い方がイイかも?

614: ディラン :2015/07/19(日) 13:31:29 HOST:FL1-118-111-155-26.kyt.mesh.ad.jp 午前中にセットが終わり約1時間聴いて居ります。このSPは鳴らし易いSPです。
運んで来てくれたお店の人が最初に球で鳴らしてびっくりして居られました、鳴りますね〜。
ニューフォースと比較すると少し緩めかな?位です。5.1を聴いた衝撃が蘇って来ました。
視聴した時とはふた皮剝けた音です、矢張り部屋の環境、電源廻りが違いますから自室で聞かないと駄目ですね。
当分はニューフォースで楽しみたいと思って居ります。

615: すってんてん(借金漬け) :2015/07/19(日) 22:53:39 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >運んで来てくれたお店の人が最初に球で鳴らしてびっくりして居られました、鳴りますね〜。

わかりまつ。

616: ディラン :2015/07/20(月) 08:21:56 HOST:nptky201.jp-t.ne.jp 昨日は深夜まで新しいスピーカーをCD、LP、PCで鳴らしておりました。玩具を与えるられて子供のように。時にハッとしたり、今までと変わらなかったり、然しながら部屋の空気は一変している。さらばアルテック。

617: すってんてん(借金漬け) :2015/07/20(月) 08:39:41 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >さらばアルテック。

まっ まさか!!?


>昨日は深夜まで新しいスピーカーをCD、LP、PCで鳴らしておりました。
>然しながら部屋の空気は一変している。

深夜は外部が静かになるので(小さな音まで良く聴こえる)・・・・・・多分!

618: ジークフリート :2015/07/20(月) 19:25:07 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 一度に冗談システムが聴けるのはCD2〜3枚が限界。早けりゃ1枚目でもうウンザリ。
一聴では気付かない喧しさがヒタヒタと迫ってきて我慢出来なくなるこの感じは、昔味わったことがある・・・原因は多分CDP(CD-34)。
実は既に次の候補はないことはないのだが・・

619: すってんてん(借金漬け) :2015/07/20(月) 22:51:36 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >実は既に次の候補はないことはないのだが・・

幻の名ラジカセ(Wウーハーの底力)、シャープ「ザ・サーチャー」がイチオシ

目の付け所がシャープでつ。

620: くろねき :2015/07/20(月) 23:29:29 HOST:wb92proxy05.ezweb.ne.jp >実は既に次の候補はないことはないのだが・・

国際勢だとソニーやマランツの可変デジタルフィルター
内蔵機か、デノンS10シリーズあたりでしょうか?

同じブリティッシュ勢なら、アナログライクな音が売りの
「RADS」D/A変換システムを内蔵したREGAとか。

621: ディラン :2015/07/23(木) 14:59:03 HOST:FL1-118-111-155-26.kyt.mesh.ad.jp 今日、ケンウッドL−−01Aをウイルソンに繋いでみました。
真に相性とは恐ろしいと思いました。
300B、ニューフォースを遥かに凌駕するパフォーマンスを聴かせてくれてます。
スピーカーが別物に為った様に活き活きと唄います。
こりゃー、大変な事に為りそうな予感が致します。悪魔の囁き(ケンウッドでこれだけ変わるのなら?)
いやいや、L−01Aが良いのである。

622: ジークフリート :2015/07/24(金) 22:04:07 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉621
ディランさん。ケンウッドのアンプでもそれだけイイのなら、音楽鑑賞用のまともなアンプ持ってくりゃ、心臓バクバクもんだと思いますヨ。
当方、TADの頃にマッキントッシュからスペクトラルに替えましたら、ホントにバクバクでした。(せいぜい2日間でしたが)

623: ディラン :2015/07/24(金) 22:25:02 HOST:nptky201.jp-t.ne.jp >>622
ジ−クさん、今晩は。本当にそのように思います。L−01Aに繋ぐと明晰さと豊かさが共存しつつ音場が前後、左右に広がり、イキイキしますし低域は今まで聞いた事がない位深く為ります。方向を決めないとアンプを選べないと思っております。やっと本当に望んでいたSPに出会いました。

624: すってんてん(借金漬け) :2015/07/25(土) 00:18:07 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >ケンウッドのアンプでもそれだけイイのなら

ど素人がメーカーを古馬蟹!!!?・・・
嫉妬からくる「十八番の↑から目線」でつね!!? ヤッパシ

>音楽鑑賞用のまともなアンプ

教えてチョンマゲ

マ マサカ、出入り禁止になっている天敵のKマエストロ???
又は地元のナカクニ痴方の冷やかし中華アンポンタン?

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

625: すってんてん(借金漬け) :2015/07/25(土) 00:44:47 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >TAD&スペクトラル 

ご立派な成金システム(ア○加減が超ワイドレンジ)
羨ましい・・・・・

626: RW-2 :2015/07/25(土) 12:14:52 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp トリオのアンプはチューナーの音の良さに引き擦られて(デザイン合わせで)購入していた
方も多かったと思います。その当時のトリオのアンプはドンシャリ的で賑わったような音と
感ましたが'75頃から変わりましたね。離脱したアキュフーズに取り残された面々方が一念
発起したのか、ワイドレンジでソリッドな音に変わりましたね。ボリュームは中央にドン!。
アンプもトリオの時代到来でしたね。

627: すってんてん(借金漬け) :2015/07/25(土) 13:08:40 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >トリオのアンプはドンシャリ的で賑わったような音と
感ましたが・・・・・

でつね
ワカリ松。


TAD&スペクトラルも○金御用達のドンシャリ&チャリンでつね
ワカリ松。

オイラが惜譲したケンウッドのL-02Tも然りでつ。
潤いの有るL-01Tと艶の有る10Bを残しますたでつ。

628: ジークフリート :2015/07/25(土) 16:20:43 HOST:KD182249240102.au-net.ne.jp 今週はずっと冗談システムの調整でメインシステムはお休み。
クオード33のギャングエラーを使用上あまり気にならない辺りまで持って行けたので、残る問題は音の汚なさ。
今のところ、CDPを替えずに誤魔化す方向でやっとりますが・・・本日、散髪の帰り道で次期候補のCDPを聴きましたら、コレご安物なのにイイ感じ。
冗談システムよりメインシステムのCDトランスポートを替えるべきか、それとも2つとも替えるべきか?・・・てなこと考えていると、メインスピーカー入れ替えの話しも忘れてしまいそう。

629: RW-2 :2015/07/25(土) 16:43:45 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >クオード33のギャングエラー

バランスで左右の音量合わせれば良いだけでは?

630: 前期 :2015/07/25(土) 17:44:07 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>629

そういう風に合理的に考えられないところがマニアなんでしょうね。
そしてギョーシャの餌食に?

631: すってんてん(借金漬け) :2015/07/25(土) 18:30:44 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >ギョーシャの餌食に?

上前を撥ねたりして・・・

恐るべし「備前魂」   ヤッパシ

632: くろねき :2015/07/25(土) 19:30:14 HOST:wb92proxy06.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

ってか、クオード33ってボリュームのギャングエラー調整できましたっけ?
ゲインを調整して左右のレベル差を追い込むのならできるんでしょうが…。

633: ジークフリート :2015/07/25(土) 22:05:33 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉629
Rさんの下衆なお友達のご期待には沿えないかもしれませんが・・・クオード33を使った人なら分かると思いますけど、バランスツマミは、頻繁に微妙な調節をするようなことは想定外の作りだと思っています。

〉632
検索が得意なくろねきさんなら分かっていただけると思いますが、クオード33の背面パネルには、テープアダプターとフォノアダプターのカード(基盤)が刺さっていますヨ。

634: フォルテ :2015/07/25(土) 22:30:33 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>633
ギャングエラーがレベルの大きさで変化するのならバランスつまみをしょっちゅう
弄らないと駄目ですよね。そんなことはジークさんのみならず誰もしたくないですね。

まあお頭の中身を疑いたくなるような方々のご意見はスルーがよろしいかと^^

635: くろねき :2015/07/25(土) 22:44:40 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp ☆ジークフリートさん☆
こんばんは。

>テープアダプターとフォノアダプターのカード

もしかして、テープアダプターのレベルプリセット機能を活用するとか?
選別した素子への付け替えとかもするんでしょうか。

>バランスツマミは、頻繁に微妙な調節をするようなことは想定外

これはクオード33に限ったことではありませんよね。
ボリュームの位置がいつも決まっていれば、バランスつまみや
二重ボリュームで対応するのも容易なんでしょうけどね。

636: RW-2 :2015/07/25(土) 23:20:26 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp クオード33はデザイン有りきのアンプ。バランスはスライド式⇔つまみを回転に変えるような脆弱な
カラクリですから。ギャンググエラーを気にするようなマニア様が使うような仕様では設計されて
ないのでしょう。精度の高い東○光○製にでも替えてしまえばマシになるんでしょうけど。

>ギャングエラーがレベルの大きさで変化するのならバランスつまみをしょっちゅう弄らないと駄目

英国製のミニコンポなので頻繁な微妙な調節なんかまでは想定してないんでしょね。

637: くろねき :2015/07/25(土) 23:42:22 HOST:wb92proxy01.ezweb.ne.jp >バランスはスライド式⇔つまみを回転に変えるような脆弱な
>カラクリ

クランクの部分が折れやすいらしく、チェーンの切れっ端を
利用して補修した事例がとあるブログに載ってました。

スライド式のバランスつまみといえば、
似たようなサイズだったオットーDCA-1400はスゴかったっす。
ボリュームよりもバランスつまみのほうが目立つアンプで、
ストロークも長いんで従姉がバランスつまみで遊んでたっけ(略)

638: 前期 :2015/07/25(土) 23:56:16 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>631

教祖様はいっとき具合が悪いという噂でしたがもう回復されたんですかね?

639: すってんてん(借金漬け) :2015/07/26(日) 00:18:55 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >まあお頭の中身を疑いたくなるような方々のご意見はスルーがよろしいかと^^

真正でゲス。疑う余地無し♪既に壊れており松(*^_^* 仲間入り拒まずの太っ腹!
ワーイッ♪ヘ(^ω^ヘ)(ノ^ω^)ノワーイッ♪

>教祖様はいっとき具合が悪いという噂でしたがもう回復されたんですかね?
同郷の冗談がお好きな似非マニアならオデオで鍛え抜かれた地獄耳ご存知かも?

640: 前期 :2015/07/26(日) 10:16:32 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>639

当方は細腹ですからそこんとこヨロピク。

641: アラン・ドロン :2015/07/26(日) 12:34:59 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
全く関係のない話を2つほどしたいと思います。

タイムドメイン理論がありますが、これは、理論として確立
していないですね。
タイムドメイン社の由井(よしい)社長の文章を読んだことが
ありますが、彼は、今までのスピーカーはフリケンシー理論
(縦軸に出力音圧レベル、横軸に周波数)に対し時間軸を中心に
考えたと言いますが、そういうものは、どういう風に調整
できるのでしょうかね。

彼の理論----にもなっていないですが、小口径の
フルレンジユニットに、箱は、円柱型、卵型、球体のいずれかなら、
全てタイムドメイン理論になります。

これは、単なる変り種スピーカーですけれど。

もうひとつは、JSP方式と言うスピーカーがありますが、あれは、
バッフル面の4隅にバスレフダクトを4つつけただけです。

方式と、呼べるものではありません。マルチポートバスレフです。
正方形に近い箱に、比較的小口径のフルレンジユニット
(20センチ以下)をつけています。

4つあると、ダクトの長さの調整を細かく出来ますけれど、
それだけの事ですね。

それと、見た目が格好悪いです。四隅にダクトが4つですよ。

何だか、批判めいた事ばかり書きましたが、以上です。

642: 前期 :2015/07/26(日) 15:00:22 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >全く関係のない話・・・・・・

これぞブリティッシュ・ジョーク、それとも夏の怪談?????

643: くろねき :2015/07/26(日) 15:56:25 HOST:wb92proxy05.ezweb.ne.jp スレの流れとか、前後の文章よく考えらんないんじゃ?
「考えない」んじゃなくて「考えらんない」。
と言ってみるテスト(略)

しかし暑いですな…。

644: SAT-IN :2015/07/26(日) 16:28:28 HOST:s875149.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp それはそれで何が飛び出すかとw私は愉しく拝見しておりますよ。
一応全く関係ない話とことわっておられますからね〜(省)

しかし、暑い!!!・・・・

645: 前期 :2015/07/26(日) 16:42:43 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp これからもっと怖いお話が出て背筋が・・・・???

646: SAT-IN :2015/07/26(日) 17:09:20 HOST:s875149.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp ↑望むところです。(少しでも涼しくなりたい)

647: すってんてん(借金漬け) :2015/07/26(日) 19:14:57 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 本日は某カフェで水の入ったガラスコップを粗相(ヒッ繰り返しテーブルが水浸し)

帰宅するも、アイスコーヒー×2が客人の面前でお盆の上に転倒(;一_一)、
カーペットにコーヒーが飛散し悲惨な状況に・・・まもなくお盆

お迎えが近いのか?、道連れは誰に???・・・・・・・

合掌♪

648: SAT-IN :2015/07/26(日) 19:21:27 HOST:s875149.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp ↑それは脳の血流関係の警告かも知れませんよ。
もし指先が痺れたり感覚が鈍ったりしたら病院で検査してもらったほうが良いでしょう。

以上全く関係のない話でした。

649: 前期 :2015/07/26(日) 20:13:39 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>647 すってんてんさん、今晩は。

それは「営業妨害」という名前のお化けの仕業でつ。
普段は聖なるギョーシャの墓場というところに潜んでいますが毎年お盆の前に
夜昼関係なく出没いたします。裏飯屋〜 あ、ここもキューリー現象が・・・

650: すってんてん(借金漬け) :2015/07/26(日) 20:30:16 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >それは「営業妨害」という名前のお化けの仕業でつ。

(;一_一)(寒イボ&失禁)・・・・・ヤッパシ。

近くに鎮座中の、本日入札ありの2寅38テープにもう少しでコーヒー飛沫が・・・
クワバラ クワバラ 裏飯屋「冷やかし中華始めますた!」

美作三湯辺りでワラ人形に釘!法螺話に釘!!
「ギョへー」・・・・・・・・・

651: RW-2 :2015/07/27(月) 23:12:38 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >チェーンの切れっ端を利用して補修

昔、拙者に持ち込まれた時は、割れたパーツの型を歯科用印象材で採取して石膏を流し、
熱重合レジンで再生品を作ってレストアしました。まぁ一般の御方は何言ってるのか
判らんでしょうけど、プラモデラーならすぐピンと来るでしょう。石膏型にレジン粉と
溶剤を練って流し込むのです。煮た後取出してバリを取って形成。

もっと力が加わるようなパーツはワックスアップして埋没。炉で焼いた後、金属鋳造
します。ってなことを詳しく説明してもしょうもありませんので割愛。オーディオ界は
レストア屋よりもブランドマニアやケーブルマニアのほうが格式が高いのです (略)

652: 前期 :2015/07/27(月) 23:40:39 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >ブランドマニアやケーブルマニアのほうが格式が高い

ということにしておかないとギョーシャさんがお困りかと。

653: RW-2 :2015/07/27(月) 23:57:49 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp 2000円のトランスを1000円のケースに入れて正体がバレないようにピッチ詰め。1000円で
ハンマートーン塗装。30000円で売ります。買ったマニアはコアのアースなんか知りません
から無くともお構いなし。その音でテレフンケンやらムラードを語るのです。ここに幸あり。

654: くろねき :2015/07/28(火) 00:07:29 HOST:wb92proxy02.ezweb.ne.jp >ワックスアップして埋没。炉で焼いた後、金属鋳造

ロストワックス技法でつね、わかります。

レジンキャスティング(うちの父は「信○シリコーン」を使ってました)にしても、
鉄道模型のスクラッチビルドでよく使われる技法。
レストア屋やるなら模型が必須科目?

655: 前期 :2015/07/28(火) 00:14:00 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>653 Rさん、今晩は。

>ここに幸あり

そんなこと言って後ろから刺されても知りませんよ!

656: RW-2 :2015/07/28(火) 00:58:26 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >レストア屋やるなら模型が必須科目

拙者は電子工学部出身の鋳造屋でした。今は錬金術師を名乗っております。へへ。

>後ろから刺されても知りませんよ!

なのでデュポンケブラーのサラシ巻いております。ちなみにトランクスは30年来
J・プレスですが、ステテコは最近ユニクロであります。はい (略)

657: くろねき :2015/07/28(火) 02:20:43 HOST:wb92proxy07.ezweb.ne.jp >>655-656
刺された後で魂呼び戻されて、鎧みたいのが体になったりして。
あ、「人体錬成」は禁忌ですよ、くれぐれもご注意を(謎&略)

658: すってんてん(借金漬け) :2015/07/28(火) 03:18:57 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >拙者は電子工学部出身の鋳造屋でした。今は錬金術師を名乗っております。へへ。

拙者は某工業高校電気科出身のボンクラでした。
就職先は映画興行が主の総合レジャー産業会社、定年後は極楽トンボで自転車操業中、
スッテンテンでつ。トホホ&ガックシ(;一_一)


>ちなみにトランクスは30年来 J・プレスですが、ステテコは最近ユニクロであります。はい (略)

当方、スーツ&ジャケット類は30年来J・プレス(オンワード樫山)ですが、
若かりしころはVAN&KENTでキメテおり中島みゆき族だつた。
インナー類は10年来ユニクロでつ。はい(大幅に略)

659: RW-2 :2015/07/28(火) 22:07:53 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >魂呼び戻されて、鎧みたいのが体

娘がそのマンガ読んでおりました〜。なので拙者も錬金術師に (略)

660: くろねき :2015/07/28(火) 22:35:04 HOST:wb92proxy07.ezweb.ne.jp  ↑
Σ(°Д°;)娘さん、ハガレン世代でしたか!
しかしあの兄弟、瞬間接着剤のCMに起用すればいいのに(謎)

661: ジークフリート :2015/08/14(金) 10:05:22 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp ジョーダン・ワッツ ステレオラの音もだいたい落ち着いてきて、本日はクリュイタンスのラヴェルやらあー

662: ジークフリート :2015/08/14(金) 10:25:44 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp (続き)アーノンクールのドツレクなどを呑気に聴いておりますが・・・やはり音量高目にすると音の粗さと汚なさが露呈して、CD1〜2枚聴くのが精々なところ。
これって昔のCDプレーヤーの駄目なところがモロに表れているようで、早々に取り替えたいナ?と先頃から考えてはいるものの、その候補さえ我がオツムには全く浮かんでこないのがツライ。

663: ディラン :2015/08/14(金) 19:26:12 HOST:nptky401.jp-t.ne.jp >>662
ジョ−ダンワッツのフラッグシップモデルステレオラの性能を引き出すCDPが存在するか微妙ですね。
ウイルソンシステムはそれなりに鳴りますが性能を引き出すアンプを物色しています。
チェルビダッケのブルックナ−を聴いていて爆睡してしまいました。

664: くろねき :2015/08/14(金) 20:05:38 HOST:wb92proxy02.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

☆ジークフリートさん☆
こんばんは。

>その候補さえ我がオツムには全く浮かんでこないのがツライ

同じブリティッシュモノということで、NAIMとかどうですかね?
妙な開き方のトレイが付いたのがあったと思うんですが。

というのは、同じステレオラを小型プリメインの
NAIT2で鳴らしている人を見つけたから
(しかし、定格出力はまだしも、消費電力も表示しないのは
当時の電取法的に大丈夫だったのかこのアンプ?)。
クオードによく似た接続法のアンプです。

665: ジークフリート :2015/08/14(金) 20:47:03 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉663
ディランさん。ステレオラはしょせん昔のスピーカー。バックロードや間接音、それに箱鳴りなどを駆使?した冗談劇場が聴きどころのものですので、それほどポテンシャルは高くないのです。

一方、ディランさんが入手されたウイルソンは、ハイエンドオーディオの代表格。その計り知れないポテンシャルを引き出すには、努力と耳とウデが必要なんだと思います。
ディランさんほどの情熱があれば、きっと発揮できるものと楽しみにしておりますよ。

ところで当方、ブルックナーはクナかヴァント辺りを聴いておりまして、残念ながらチェリビダッケの盤をまだ所有していません。(ディランさんもクラシックの割合が増えているみたいですね)

666: ジークフリート :2015/08/14(金) 21:09:11 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉664 妙な開き方の

くろねきさん。あのネイムのCDPも確かスイングメカでしたよね。
実は、クオード33+303やCD-34を探す際に、ネイムのCDPやアンプも探したんですが、玉数や価格の関係で今の装置を選択。
ネイムにしておけば、もっとセンスの良いシステムになったのでしょうが・・・(英国製の装置は、昔はDIN端子が多かったみたい)

ところで、同じステレオラ?って、モジュール計8本入りでしょ?
まさか、当方と同じ片側にモジュール2本+ツィーターではないですよねぇ?

667: くろねき :2015/08/14(金) 21:37:36 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp ☆ジークフリートさん☆
666踏ませてしまって申し訳ない。


>ところで、同じステレオラ?って、モジュール計8本入りでしょ?

そうですそうです。
確か2タイプあったんでしたね、ジークフリートさんのは違うほうでしたか。

そうか、NAIMってあんまり玉数出てないんだ…それは残念ですね。
他のブリティッシュ勢なら、もうちょっと入手し易そうなアーカムとか…
NAIMよりずっとコンベンショナルな感じにはなると思いますが。

ミュージカルフィデリティも浮かびました。
横浜駅西口のヨ○バシのオーディオコーナー(私がスタックス買ったトコ)に
ありましたから結構入手し易いのではないでしょうか。
リンもアチラのメーカーですけど、ちょっと方向性が違うでしょうか?

668: すってんてん(借金漬け) :2015/08/14(金) 23:33:05 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp でつね
ワカリ松。

669: アラン・ドロン :2015/08/15(土) 09:16:40 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
瀬川冬樹の音の系譜=彼の最後の著作----
を、読んだら、KEFの#104は、良い音と書いておりました。

1973年発売、定価69000円でした。
20センチウーハー、2.5センチソフトドームツイーター、
横長の楕円形のドロンコーンです。

670: ジークフリート :2015/08/17(月) 21:44:12 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp ワディア2000スレッジハンマーを手放して約8カ月。3日前からATCがようやく好調に。(スピーカー入れ替えのハズだったにも関わらず)

以来、30年間一度も聴かなかったショルティのマーラー3番やら、フルニエのバッハ無伴奏やら、嬉々としていろいろ聴きましたが・・・果たして、この感覚が何時まで続くことやら。(得るものあれば、失うものあり・・・もちろん、全てが良い方向へ向かうことはあり得ませんがね)

671: すってんてん(借金漬け) :2015/08/17(月) 22:23:46 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp ●傾向
ATC/SCM100SLPT、VIOLA/Cadenza、Symphony、CDT/落研、wateahoya2015

●対策
SP後ろに木やガラスの板を置く。
額縁でもチューニングが可能。
SPはスパイクで床に直刺し!!!

★結果
痛み入り松。(;一_一)

672: ジークフリート :2015/08/28(金) 20:08:19 HOST:127.97.234.111.ap.yournet.ne.jp 発注したCDトランスポートの納品が遅いと思いきや、箱がアルミからステンレスへグレードアップ?されるそうで、さらに首長に。
それまでにリモコンを活用し易く配置換えでもしようかな?と今朝から考えとりますが、良いアイディア浮かばず。

673: くろねき :2015/08/28(金) 20:36:47 HOST:wb92proxy01.ezweb.ne.jp ☆ジークフリートさん☆
こんばんは。

>>672
工作用に売っている光ファイバー(三菱レイヨンの「エスカ」という商品が有名)で
リモコンの赤外線を導光するのはどうでしょうか?

本体側は懐中電灯みたいな反射板を付けると良いかなと思いますが、
光を取り込む側をどうするか…本体側同様でもいけるかもしれませんが、
アクリルやガラスの透明な塊で光を集めるのもいいかも。

それを効率良く光ファイバーに受け渡すには…
なんか英国面っぽい仕掛けだなぁ(略&勝手に妄想)

674: ジークフリート :2015/08/28(金) 23:51:16 HOST:127.97.234.111.ap.yournet.ne.jp 〉673
リモコンにメガホン状の反射板を取り付けると、かなり飛ぶとか。
オーディオファンなら?余ったラッパでも使ってみるか?(その効果が試せるほどのスペースが欲しいもんですがねぇ)

675: ディラン :2015/09/01(火) 17:45:57 HOST:FL1-125-198-237-194.kyt.mesh.ad.jp 日曜日の夜もう寝ようかとPCを切ろうとしたらやたら広告にアンプが多い。
PCは賢くて此奴はアンプばかり見たり、検索しとると思ったらこれも有るぞ、あんなのも有るぞーってな具合デスネ。
厭にLINNの広告が多い。
で、結局何時までも仮アンプではと思って探したら2,3か月前に逃したアンプをゲッット!
プリと対に為りました。勿論ですが生産終了の中古です所謂デジアンですネ。
クレル、レヴィンソンなども考えて居ったのですが音出して正解でした。私の好きな音です。
LINNだったらブリティッシュサウンドが混じったのですが残念!!

676: RW-2 :2015/09/02(水) 12:26:56 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >LINNだったらブリティッシュサウンド

昔はアナログオーディオの雄でしたが今じゃデジタルオーディオというかネットワーク
オーディオの雄。すさまじいです。タンノイとは大違い。松下さんにもそのくらい頑張って
欲しかったですね〜。

677: SAT-IN :2015/09/02(水) 12:45:41 HOST:s866054.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp あっ、LINNね、一瞬 LINEかと思いました。
ネットやってるとアナタにお薦めの商品はコレです、とか出ますね。
中にはトンデモナイ逸品まで!?
アブナイ頁にちょっかい出した名残りでしょうか(汗)

678: RW-2 :2015/09/02(水) 12:55:09 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >アブナイ頁にちょっかい出した名残りでしょうか

エラい広告ばかり上がって。他人には見せられませんで〜
酒や時計や模型くらいはイイのですけど・・・ ・・・ ・・・(略)

679: ジークフリート :2015/09/02(水) 20:54:10 HOST:127.97.234.111.ap.yournet.ne.jp 〉675
ディランさん。管球アンプ〜A5からえらい変わり様ですねぇ。現代的というより、近未来的と言った方が良さそうですか・・・
しかし・・・結果(音)は、いずれもディランさんの音に違いなし!とか。

680: すってんてん(借金漬け) :2015/09/02(水) 21:06:14 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp メーカー(機種)のおとでつね

多分?

ワカリ松。

681: ディラン :2015/09/02(水) 22:03:51 HOST:FL1-125-198-237-194.kyt.mesh.ad.jp ジークフリートさん、すってんてん(借金漬け)さん、今晩は。

>いずれもディランさんの音に違いなし!とか。
>メーカー(機種)のおとでつね

ディランが選んだ音ですね。転向した訳です。
しかし乍ら、本当に求めていた音でもあります。

682: ディラン :2015/09/02(水) 22:20:02 HOST:FL1-125-198-237-194.kyt.mesh.ad.jp ↑
クリフォード ブラウンのメモリアルアルバムがこういう風に鳴るのは感動です。
痒い所に手が届く、納得出来るってか。

683: すってんてん(借金漬け) :2015/09/02(水) 23:11:59 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >ディランが選んだ音ですね。転向した訳です。
>しかし乍ら、本当に求めていた音でもあります。

でつね
ワカリ松。

補足する予定ですた。
パクリでは有馬温泉。

残念!

684: ディラン :2015/09/04(金) 10:25:51 HOST:nptky106.jp-t.ne.jp 球アンプとアルテックからデジアンと比較的新しいウイルソンに換えて感じますのはどんな道具を使おうがその出す音に心奪われる刺激、感情移入、魂奪われるかどうかが道具選びなんだと思います。ましてや演奏、録音が星数多有りますからね。アルテックの生々しさとウイルソンの生々しい表現力はやっぱり違うのですがそこが心地好いかどうかで使う道具は変わるんでしょうね。

685: すってんてん(借金漬け) :2015/09/04(金) 10:40:29 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 弘法筆を選ぶ・・・

でつね
ワカリ松。

686: ディラン :2015/09/04(金) 11:04:11 HOST:nptky206.jp-t.ne.jp ↑
手厳しいお言葉、痛み入り末。

687: ジークフリート :2015/09/04(金) 14:40:09 HOST:KD182249240100.au-net.ne.jp 〉684 心地よいかどうかで

ディランさん。心地よ良いかどうかは、経験を積めば(良い音を知れば)違ってくるんですよねぇ。
昔憧れた装置でも、もう今更聴く価値もないとか。面白くもなんともなくなったとか。
心地良さがずーっと続いて欲しいもんですが、ナカナカそうもいかないビミョーな面がありますよね。

688: ディラン :2015/09/04(金) 17:47:35 HOST:FL1-125-198-237-194.kyt.mesh.ad.jp ジークフリートさん、今日は。
仰る通りだと思います。(ー経験を積めば(良い音を知ればーは自信有りませんが)
憧れた往年の名器には興味が無くなりました。大きい、重いが鈍重に結びつきます。

689: すってんてん(借金漬け) :2015/09/04(金) 23:06:10 HOST:211.135.54.6 ↑
異常気象による新種の更年期障害(後年&高年)にみられる
マサカ!??の症状(重症)でつ。

カーオデオや現代オデオの不自然な音etcを浴び続けるとさもコリアン?。

暫くは御用邸で静養、如何でせう。・・・・・ヤッパシ♪(*^_^*

690: ディラン :2015/09/04(金) 23:41:52 HOST:FL1-125-198-237-194.kyt.mesh.ad.jp >カーオデオや現代オデオの不自然な音etcを浴び続けるとさもコリアン?。
この不自然な音と言うのが焦点と思います。
私も其の様に思い感じて居りましたが実に自然な音も出るのでアリマス。
一旦そう感じると今までの音が実に古色蒼然とした佇まいに感じてしまうのでアリマス。
新種の更年期障害、症状であれば世界のオーディオファイルに蔓延しておる様でありますよ。
決してヴィンテージを否定して居るのでは有りません。WEの鮮烈な音、タンノイの豊潤で熟成された音は素晴らしいと思います。
しかし乍ら、オーディオは変化しつ続けるのも確かでありその魅力に魅せられる者も居るのでアリマス。

691: すってんてん(借金漬け) :2015/09/05(土) 01:50:43 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp デッ デキル!(;一_一)

一皮ムケますたでつね???
ワカリ松。

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

ガックシ・・・・・・・・

>不自然な音
エネルギーが足りない、ニオイがしない、空中に漂う、戦艦ポチョ無菌?・・・・
所謂、お坊ちゃまオデオの真髄。

オイラのレスはご冗談が大半(お遊び)
真正直に受け取るとdでもないアリサマに

ココロのスキマ広がり松・・・・・合掌♪

692: くろねき :2015/09/05(土) 08:10:24 HOST:wb92proxy01.ezweb.ne.jp 皆さんおはようございます。

>エネルギーが足りない、ニオイがしない、空中に漂う、戦艦ポチョ無菌?

「今まで全部カレー味だったんだ!」
「クソっ、タップリ○の素が入ってやがった!」
とハッキリ気づいたときが一皮ムケるときかもでつね(略)

693: 前期 :2015/09/05(土) 11:05:19 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp ↑ そうでしょうね。オデオの老舗(たとえば魔金凸朱)は上手に香辛料を使いますが我々はその魔法に痺れるわけでつ。

694: ジークフリート :2015/09/05(土) 19:52:07 HOST:127.97.234.111.ap.yournet.ne.jp 〉690 古色蒼然

古い装置も、今でも通用するものがいくらかは有るんじゃないかナ?と、セカンドシステムはその方向でやっています。
実は、まだ試したい昔のスピーカーもありまして、今の冗談システムがまだ暫くは使えそうなので、更に試すとなれば三組目のシステムが?とか、既に構想も・・・

695: すってんてん(借金漬け) :2015/09/06(日) 01:30:51 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >古い装置も、今でも通用するものがいくらかは有るんじゃないかナ?

名器と呼ばれている一部の機器(OH済み)ならば現在の機器より遥かにマシと鑑み松。
特にスピーカー。

696: 前期 :2015/09/06(日) 08:22:28 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >>695

A5 がそうでつね。ある意味であれほど贅沢なシステムもないでしょう。
あの巨体を置ける屋敷を所有されている方が羨ましいでつ。

697: アラン・ドロン :2015/09/06(日) 08:49:41 HOST:softbank219168067040.bbtec.net >古い装置も、今でも通用するものがいくらかは有るんじゃないかナ?

たくさんあると思います。スピーカーに限らずコンポ全般にです。
私は古い物が好きですね。

698: ジークフリート :2015/09/06(日) 10:04:53 HOST:127.97.234.111.ap.yournet.ne.jp 〉684
・・・とはいうものの、お遊び用サブシステムとしては面白くても、音楽を聴くためのホンネのメインシステムとしては昔のオンボロじゃ無理ですねぇ。

699: すってんてん(借金漬け) :2015/09/06(日) 20:25:17 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >昔のオンボロじゃ無理ですねぇ。

でつね
わかり松。

昔からガラクタは、今もガラクタでござい松。
昔からモノホンは今じゃヴィンテージ。

お察し下さい。  合掌♪

700: すってんてん(借金漬け) :2015/09/07(月) 10:16:27 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >音楽を聴くためのホンネのメインシステムとしては昔のオンボロじゃ無理ですねぇ。

●ー●・ノンフリートさんもATC使いです。SCM100SLPTをお使いで、これをVIOLAのアCadenza、SymphonY
47研のCDT、Wadia2000、それから結局良く分からなかった銘柄のレコードプレーヤー、真空管フォノイコという構成で使われています。
(某ブログ主様の過去ログより、無断引用)

(;一_一)(;一_一)(;一_一)
ワカリ松。

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

701: ディラン :2015/09/10(木) 22:23:49 HOST:FL1-125-198-237-194.kyt.mesh.ad.jp ゲットしたパワーアンプは所謂デジタルアンプではなくD級アンプなんです。
最近はテクニクス、レビンソン、ムンド、LINN等々この方式の新製品を続々と出してます。
拙者がゲットしたのはNUFORCEなんですがバージョンが最新では無いのでバージョンアップの期限は
過ぎているのですが輸入代理店に聞いた処可能性は有るとの事。
でもその担当者はバージョンアップが必ずしも良いとお思いに為るかどうかは解かりませんよとの事。
本人は旧タイプの方が好きだと仰せでした。

702: RW-2 :2015/09/11(金) 13:34:48 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >デジタルアンプではなくD級アンプ

D級アンプ=デジタルアンプなんですよ。A級〜C級はバイアス方式で分類していますが、
D級/E級はデジタルアンプという分類なのです。スイッチング電力増幅方式です。

NUFORCEのSTA-120は電源にはスイッチング方式を使わずにリニア電源を使ってますが、
拙者が裏板で4年前に発表しております。パクられました (略)
ttp://userimg.teacup.com/userimg/535.teacup.com/knisi/img/bbs/0005035.jpg

703: ディラン :2015/09/11(金) 15:39:58 HOST:FL1-125-198-237-194.kyt.mesh.ad.jp RW−2さん、今日は。
DはデジタルのDでは無いんですね。
ニューフォースではアナログスイッチングアンプと言うそうですよ。
良く解からないです。
因みに当方の入手したものはリファレンス9V2と言うものです。

704: RW-2 :2015/09/11(金) 16:45:26 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp アナログ信号をスイッチングで電力制御して送ります。その制御方法が今までの
やりかたと違うということで独自性を出してるんでしょね。

今後のハイクラスアンプはみなデジタルアンプになりそうです。当初は時代の要求
(効率。電力を喰わない、熱を出さない)でカーステレオやAVアンプが関の山と思わ
れていましたが情勢が変わりましたね。聴き続けていますがまったく問題ありません。

705: くろねき :2015/09/11(金) 19:31:59 HOST:wb92proxy01.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

E級アンプは信号レベルに応じて電源またはパワーアンプごと
切り替えるもので、増幅自体は普通のプッシュプルですね。
商品化されているものは2段階切り替えがほとんどではないかと思います。
切り替えには一種のフィードバック回路が必要。

D級アンプは入力信号で電源を直接スイッチングして電力増幅とするもので、
入力信号を電力スイッチング用に変換するモジュレーターが必須。
モジュレーターの方式でいろいろあるんでしょうね。
PWM方式というのが多いですが、これもモジュレーターの一方式
(パルス・ワイズ・モジュレーター)です。

>アナログスイッチングアンプ

オーディオフィジックが「ナユー・デジタル」方式と称した、
似たようなコンセプトのものを出してましたね。

706: ジークフリート :2015/09/12(土) 21:44:03 HOST:110.160.52.36.ap.yournet.ne.jp スピーカーケーブルで音触を操作するのは好まないものの、冗談システムにメインシステムと同じものを使用するのも芸がないかな?と、時々物色。
もしやドイツ軍の通信用だったかも?と言われるテレフンケンの電線も試してみましたけど、ボケボケで役立たず。
今の0.6mm単線よりお似合いのものが果たして見つかるか。

707: くろねき :2015/09/12(土) 21:55:21 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>もしやドイツ軍の通信用だったかも?と言われるテレフンケンの電線

ブリティッシュなシステムに敵国の電線はダメでしょう(略)

ブリティッシュにこだわるなら、ベタなところでは
オルトフォンとか某金婆電線とかでしょうか。

708: すってんてん(借金漬け) :2015/09/13(日) 01:28:45 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >スピーカーケーブルで音触を操作するのは好まないものの
>冗談システムにメインシステムと同じものを使用するのも芸がないかな?と、>時々物色。

??????????????????????????
なんのこっちゃ(;一_一)でせう。

ウマシカでは有馬温泉???と鑑み松。

電線病には電線音頭♪でチューニング
「太閤の湯で湯治」を勧める

重症のばやいは草津の湯&雄琴温泉で泡踊り

709: ジークフリート :2015/09/14(月) 19:41:22 HOST:110.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉707 敵国の電線はダメでしょう

聴いてる本人も敵国人だし。
それにしても、フツウの単線てのは、いつポキッといくか心配がありましてねぇ。

710: ジークフリート :2015/09/19(土) 21:11:35 HOST:110.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 本日、デコラ(グッドマン三発入りモノラル)、LS5/1A(グッドマン入り最初期)とフラゴン(アルミじゃなく焼き物)を拝聴した帰り道で、JSバッハのハープシコード協奏曲(シュタイアー/ムンディ)やらプロコフィエフ(ムローバ/ONYX)やら入手。

リヒターのチェンバロ協奏曲の重厚さに加えて、シュタイアーの盤では更に深い奥行きと濃い陰翳が・・・う〜む、ATCもブリティッシュやねぇ〜て感じ。

711: フォルテ :2015/09/19(土) 23:02:50 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>710
ジークさん、お久です

私手持ちのチェンバロ協奏曲はコープマン、プロコのVn協はスターンの演奏ですが、
チェンバロ協が重厚と言うのは?なんですけどね。どちらかと言えばお気楽な感じ
じゃないですか?

一方プロコのVn協はシュールな感じですね。この曲が好きだと言う人はあまり居ないと
思いますが、ふっとこの曲を聴いて気分転換したくなるような曲ですよね

712: すってんてん(借金漬け) :2015/09/19(土) 23:29:34 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >チェンバロ協が重厚と言うのは?なんですけどね。どちらかと言えばお気楽な感じ
>じゃないですか?

でつね
ワカリ松。

鈍より曇った(篭った)音をブリティッシュと勘違い
ワカリ松。

713: ジークフリート :2015/09/20(日) 11:46:29 HOST:110.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉711
フォルテさん、こんにちは。
コープマンの盤はそんな感じなんですねぇ。
確かにリヒターの盤もチェンバロ協奏曲第2番以降はサロンのBGMっぽくなりますが、第1番は出だしから「なんじゃこりゃ〜(松田優作風に)」てほど重苦しいと思うんですけど、速度や低音楽器の活躍し具合で印象は変わりそうですね。
(個人的には、1番から聴き始めて、2番がかかる頃には既に爆睡中だったりして、2番以降の印象が薄いとか)

プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲は、まだ一回しか聴いておりませんが、聴きやすいですよ。(当方、オーネット・コールマンやチャーリー・ミンガスなども平気で聴きますから?)
それに、このところ、バロック系を聴くことが多かったので新鮮です。

714: ディラン :2015/09/20(日) 21:35:23 HOST:FL1-125-198-237-194.kyt.mesh.ad.jp オーネットコールマンゴールデンサークル、コルトレーンの至上の愛、クルセママ
等を聴いた後のスタンダードのボーカルが又楽しみでした。

715: フォルテ :2015/09/20(日) 21:45:31 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>713
ジークさん、こんばんわ

>このところ、バロック系を聴くことが多かったので新鮮です

音楽には色んな音楽が楽しめるから良いんですよね。物語性のあるものや、時代背景が
偲ばれるもの、魂を奪われるような美しい旋律もあれば、恐怖心を誘うような不気味な
旋律もあります。

はたまたロートレックやモネ、ミレーなどの絵を思い浮かべるものやシャガールやダリの絵を
思い浮かべるようなものもあります。その時々の気分で様々な楽曲のなかからさて何を聴こうかと
沈思するのもまた楽しきかなですね

716: ジークフリート :2015/09/21(月) 12:38:53 HOST:110.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉715
フォルテさん、こんにちは。
お互い、音楽のリアルさを求めながらも、実は連想される色んな情景を楽しんでいるというのは面白いですね。(個人的にはドビュッシー、ラヴェル、フォーレなどが、情景が浮かびやすいです)

音の好みてのは、絵画の好みと共通するところがあるかもしれません。(ベルナール・ ビュッフェとかアルフォンス・ミュシャなんかが好みでして、恥ずかしながら部屋中額縁だらけ)

717: すってんてん(借金漬け) :2015/09/21(月) 15:25:11 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >恥ずかしながら部屋中額縁だらけ

でつね
ワカリ松。

レプリカ(印刷)の水洗?も有ったような・・・・・

718: フォルテ :2015/09/21(月) 18:26:58 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>716
>ベルナール・ ビュッフェとかアルフォンス・ミュシャなんかが好み

なかなかお好みが渋いですね。残念ながら両画家とも作品の実物を観たことが
ありません。アルフォンス・ミュシャの作品はぜひ実物を観てみたいですね^^

私の好みはモディリアーニとかクリムトなんですが、両画家ともその作品の
実物は観たことがあります。クリムトの画はCDジャケを飾っていたりしますね。

719: ジークフリート :2015/09/22(火) 07:39:48 HOST:110.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉718
フォルテさん、お早うございます。
クリムトのジャケットといえば・・・マーラー辺りですかね?
ビュッフェは、リトグラフがエラ・フィッツジェラルドのガーシュイン ソングブックシリーズのジャケットに採用されているんですよ。

最近、チョッと嬉しかったことがあるんですが・・
ベートーベンのピアノ協奏曲1番(アシュケナージ/メータ/ウイーンフィル)のジャケットになっているベートーベンの胸像が、どーも気になりまして裏ジャケをよくよく読みましたら隣街にある大原美術館所蔵のブールデル(ロダンの弟子)の作品でした。
大のデッカが、隣街にある胸像を採用てのが、なんとも嬉しい!

720: ジークフリート :2015/09/22(火) 12:20:19 HOST:110.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉714 オーネット 〜 コルトレーン

今時のサックス奏者のCDは、ほとんど聴きませんけど・・
駄作が多いブランフォード・マルサリスがチョッチ面白いことやってくれました。(独奏)
サンフランシスコのグレース大聖堂でのライブ録音「IN MY SOLITUDE」(OKEh)・・・長く奥行き深い残響に相応しい、ジャンルを超えた演奏。
そんな中でもでもブランフォードがあっち向いて演奏しているのも判るとか、イイとこでサイレンの音が入ったりなんてのは、好きな方は好きかも。

721: フォルテ :2015/09/22(火) 15:00:42 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>719
ジークさん、こんにちわ

>クリムトのジャケットといえば・・・マーラー辺りですかね?

ベートーベンのシンフォニーでアバド指揮:VPOのシリーズものですね。
私手持ちには2,3,7番があります。

www.youtube.com/watch?v=6jf1cHaLju4

>ベートーベンのピアノ協奏曲1番(アシュケナージ/メータ/ウイーンフィル)

私も持ってます。愛聴盤のひとつですね。ちなみにロダンはマーラーの胸像を
作っていますね

722: フォルテ :2015/09/22(火) 22:36:01 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp >>721
>ベートーベンのピアノ協奏曲1番(アシュケナージ/メータ/ウイーンフィル)

今頃気付くのもなんですが、これは5番「皇帝」の間違いです。お詫びして
訂正させて頂きます。m(_ _)

723: ジークフリート :2015/09/23(水) 08:47:26 HOST:110.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉722
フォルテさん、お早うございます。
当方も、何を持っていたかなんて、うろ覚えですから、同じCDを買ってしまったことも何度か。(何故か三枚目てのは未だやらかしておりませんけど)

触発されて、昨夜はアシュケナージの「夜のガスパール」を聴きました。
しばらく聴いていないと、印象も結構違うもので、装置の違いか?記憶の呆けか?・・
ちなみに、当方の「皇帝」は、グルダ/VPO/シュタインのLPでして、コレも印象は記憶の彼方へ。

724: ジークフリート :2015/10/13(火) 00:19:08 HOST:58.99.234.111.ap.yournet.ne.jp 近頃、休日はLP三昧。
・・と言っても、冗談システムでBGM流しながらレコード洗浄機でせっせとLPをクリーニングしておるワケですが・・・既に何日をこの作業に費やしたことか?
とりあえず聴きそなLPをやっつけるには未だ10日くらいかかりそう。

近頃流行りのPCオーディオ?でもやってりゃ、こんな手間はかからないのにねぇ。
CDプレーヤーなんてものも、そろそろ過去の遺物になりそな雰囲気を感じて、ハイレゾでも?と考えてはいるものの、果たして趣味の対象たり得るか?暫くは見極めを。

725: RW-2 :2015/10/13(火) 13:36:18 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp ストーンズの『ライブ・アット・ザ・マックス』 GET! 嬉しい!!!。
DVDじゃありませんで。ブルーレイです。音も凄いが映像の細やかさ、奥行き、
美しさに驚愕。HD化はやはり違いますね〜。VHSやDVDとは雲泥の差です。

726: ジークフリート :2015/10/18(日) 14:37:34 HOST:58.99.234.111.ap.yournet.ne.jp 宣告を受けた知人は直ぐにオーディオ装置やLPを売りに出しましたが、処分が済まないうちに亡くなってしまいました。
遺品を見聞きすると、彼のオーディオがどんなものだったかが偲ばれる。

727: ジークフリート :2015/11/03(火) 20:03:31 HOST:205.221.54.36.ap.yournet.ne.jp 別の知人も宣告を受けていて、こちらは只今やりたい放題。
先日も、一枚もLPを持っていない彼なのに、百数十万円(中古なのに)のアナログプレーヤーを導入。
果たして存命中に何処までのクオリティが得られるか?・・・と考えると、もう健闘を祈るばかり。(そう言えば、肝心なフォノイコやカートリッジは何を選んだのだろーか。)

一方、我が家の冗談システムは・・・何時間でも聴いていたいメインシステムとは違い、半日も聴いてると何故かウンザリ。
多分、昔のCDプレーヤーからヘンなものが出てるんだろーナ?とか予測はしておりますが、ここら辺の原因解明と対策が今後の課題。

728: すってんてん(借金漬け) :2015/11/03(火) 21:47:11 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >何時間でも聴いていたいメインシステムとは違い
まっ まさか!!!?じゃ有馬温泉?

半日も聴いてると何故かウンザリ。
でつね
ワカリ松。

課題は自然と資本の摂理、鴨?
ヤッパシ!

729: 玉の井 :2015/11/05(木) 07:43:53 HOST:ai126249072057.22.access-internet.ne.jp >>727 ここら辺の原因解明と対策が今後の課題

お耳の掃除と聴力検査も是非お試しを
耳掃除の後は高音がくっきり聴こえます。耳鼻科に行くのが

730: 玉の井 :2015/11/05(木) 07:44:44 HOST:ai126249072057.22.access-internet.ne.jp 続き・・・耳鼻科に行くのがお薦めです。

731: すってんてん(借金漬け) :2015/11/05(木) 12:21:47 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >耳鼻科に行くのがお薦めです。

精神科では有馬温泉!!?

732: SAT-IN :2015/11/05(木) 18:53:52 HOST:dcm1-221-170-51-138.tky.mesh.ad.jp >精神科では有馬温泉!!?

定義温泉には「逆上引き下げの湯」というのが有るそうです。
有馬は精神にまで効能は無いでしょう。
リラックス効果は有るかも知れま泉。

733: 前期 :2015/11/05(木) 22:21:49 HOST:h220-215-129-102.catv02.itscom.jp ↑ 何やらコワイ話に・・・・・・

734: すってんてん(借金漬け) :2015/11/05(木) 23:24:44 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >「逆上引き下げの湯」

逆瀬川「宝塚温泉」では有馬線(阿漕電鉄・有馬口乗換え)か???

清く正しく美しく・・・でつね
わかり松。

735: SAT-IN :2015/11/05(木) 23:49:58 HOST:dcm1-221-170-51-138.tky.mesh.ad.jp 定義温泉で検索してみて下され。ここで披露するのは憚れます。「つげ義春」ファンの方ならピンとくるでせう。

一応…当方はリーズナブルな英国製ユニットで鳴らしております。
ブリティッシュ♪ブリティッシュ♪?

736: すってんてん(借金漬け) :2015/11/06(金) 00:14:13 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 紅い花(裕次郎のこぼれ花、地獄花)、鹿児島の長崎鼻、ねじ式(右ネジの法則)・・・

グレート グレート グレート

遂に情緒不安定症候群に・・・・・・

合掌!(〃^∇^)o彡☆がははははっ
合唱♪(〃^∇^)o彡☆ガロ ガロ ガロ

737: 玉の井 :2015/11/06(金) 07:32:54 HOST:ai126249072057.22.access-internet.ne.jp >731 精神科では有馬温泉!!?

たぶん耳鼻科でメチコバールを処方され、精神科では追加でデスパ、マイスリーを処方
されてしまいます。。
それから先は行きつくところ「くすり○け」生活の始まりです。
あな恐ろしや。

738: 前期 :2015/11/06(金) 09:29:39 HOST:h220-215-129-102.catv02.itscom.jp >>735

スレタイにあわせて Wiloughby Institute もヨロピク???

739: すってんてん(借金漬け) :2015/11/06(金) 11:51:59 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >行きつくところ「くすり○け」生活の始まりです。

でつね
わかり松。

タンノイ「命」でつね
健康保険対象害でつね

おぼっちゃまにヨロピク???

740: アラン・ドロン :2015/11/06(金) 17:22:51 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
玉の井様へ

メチコバールは、以前、飲んでいました。赤いパッケージですね。
足のひりひりを緩和する薬です。その他にも用途はありますが。

精神安定剤は、デパスですね。これは有名ですね。
私は、ほぼ同じ効能のエチゾラムを飲んでいます。
一般名もエチゾラムだったと思います。

741: くろねき :2015/11/06(金) 19:34:15 HOST:wb92proxy03.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>定義温泉

って、一般客お断りの湯治場ぢゃあ〜りませんか。
4年前の震災以降、営業再開できてないみたいだし。
アブラゲ喰って帰りましょ〜(略)

ちなみに北海道の登別カルルスなど「心に効く」「あたまに効く」
とされる温泉は全国にいくつかあるみたいでつね。
泉質はいろいろですが温度がぬるめ(人肌くらい)なのが共通していて、
精神医学の方面で古くから温熱療法の効能が
知られているので、ここがポイントとも考えられるとか。

742: 玉の井 :2015/11/09(月) 12:25:45 HOST:ai126249072057.22.access-internet.ne.jp アラン・ドロン様へ

エチゾラムですか、皆さんけっこう飲んでるものなのですね。
オーディオで疲れた頭の神経を癒すのにはいいのでしょう。
デパスは副作用があるとかで服用をやめた過去があります。

743: アラン・ドロン :2015/11/09(月) 17:57:30 HOST:softbank219168067040.bbtec.net 特に副作用はないのですが、依存性が高いですね。
デパスに限らないのですが。精神安定剤に限りませんが、
薬には同じような効能でも効き目が小さい物、中位のもの、大きいもの
というように、3段階位ありまして、デパスは、効きが強いです。

喉が渇くくらいでしょうか。飲みすぎたら頭ふらふらとした感じがします。
最高一日で6錠までです。それを超えて飲んではいけません。

744: 玉の井 :2015/11/12(木) 12:43:36 HOST:ai126250171212.11.tss.access-internet.ne.jp はい、たまに一晩8錠飲んでしまうことがあります。
翌日ぼーっとしてしまいます。

745: アラン・ドロン :2015/11/12(木) 18:09:56 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
私も他に、睡眠薬、ワそラン=カルシウム拮抗薬等、飲んでいます。
一度服薬すると、もうやめられないです。

746: 玉の井 :2015/11/13(金) 07:39:57 HOST:ai126166135034.48.access-internet.ne.jp
実はソラナックも併用しています。夜に2錠。これぞ真のくすり○け。
オーディオに依存する性質の人誰もがその危険性ありということでしょうか。
ソラナックに関しては緊張する場面に遭遇すると分かっている時は、昼間でも使用します。
ストレス緩和に。

747: アラン・ドロン :2015/11/13(金) 17:53:27 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
オーディオに依存とは関係ないと思いますが。
服薬し続けても、何ら問題はないと思いますが、止められないというのが
ありますね。

748: 玉の井 :2015/11/14(土) 19:41:05 HOST:s82.HhokkaidoFL1.vectant.ne.jp
止められない・・・依存では。
オーディオも薬も紙一重の部分が。

749: アラン・ドロン :2015/11/15(日) 08:47:04 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
1978年の高校入学時にパイオニアのシステムコンポを父に
買ってもらって以来、37年が経過しました。

オーディオ製品の中身の事はさほど勉強もしないで年月が
経過しました。

買ってもらったコンポはもうとっくの昔に売りました。
私は物を大事にしない気質だったのです。
今は違いますが。今は、比較的安い製品が沢山部屋にあります。

10年位前からオーディオ誌、単行本は増えてきた感じですが、
いつ頃まで続くのかなですね。

750: アラン・ドロン :2015/11/15(日) 08:59:12 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
最近読んだ、オーディオ本を紹介します。

オーディオ粋学入門---石原俊 著

オーディオ常識のウソ・マコト、続、オーディオ常識のウソ・マコト

751: アラン・ドロン :2015/11/15(日) 09:00:15 HOST:softbank219168067040.bbtec.net 訂正です。
粋学ではなく、粋道でした。

752: 玉の井 :2015/11/16(月) 12:32:23 HOST:ai126155117034.29.access-internet.ne.jp
その昔五味さんの「オーディオ教室」という本がゴマ書房からでていました。
もう一度読みたいと思っているのですが、オク、アマにもありません。
再版されていないですよね。

753: アラン・ドロン :2015/11/16(月) 17:59:48 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
再販はされていないと思います。audio sharingと検索
してみて下さいませ。
そして、ピープルをクリックします。

その中に五味氏のものもあります。全てネットで見れます。

754: 玉の井 :2015/11/18(水) 07:29:57 HOST:ai126144082124.33.access-internet.ne.jp
>747 
ようやくマイスリー日4錠のペースに落とすことができました。
明らかに体調が違います。渇きも激減しました。
その分オーディオに没頭できます。
でも目標は日2錠です。

755: 玉の井 :2015/11/18(水) 07:35:42 HOST:ai126144082124.33.access-internet.ne.jp
>753
情報ありがとうございます。
練馬区役所の五味さんのオーディオ聴いてみたいですね。
駄目もとで応募してみます。

756: 玉の井 :2015/11/18(水) 07:39:53 HOST:ai126144082124.33.access-internet.ne.jp
>748のHOSTがHhokkaidoになっているのは週末仕事で道南に出張ホテル泊したためです。
在住者ではありませんので、念のため。
こちら南関者です。

757: アラン・ドロン :2015/11/18(水) 18:06:35 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
ネットで見ましたが、練馬区役所に五味さんの生前のオートグラフが
あるのですね。

どうして区役所においてあるのでしょうかね
年に4回音楽会を開催していて、抽選倍率は5倍位と
書いてありました。

758: 玉の井 :2015/11/19(木) 07:32:03 HOST:ai126155055121.29.access-internet.ne.jp
>757
先月か今月のSTEREO SOUND誌にこの記事が載っているようです。
モニターシルバー、モニターブラックも置いてあるんだとか。
見てみたいですねえ。

759: アラン・ドロン :2015/11/19(木) 18:31:43 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
五味氏の本は、ネットで見れるやつは全て読みました。
個性が強いですね。ハード面には詳しくないようです。

彼の生前の服装は、テレビに登場するときは和服でした。
当時もそのような服を着ている人はいなく、一種独特の風情でした。

760: 玉の井 :2015/11/20(金) 07:43:30 HOST:ai126155055121.29.access-internet.ne.jp 同意

761: 玉の井 :2015/11/20(金) 07:46:05 HOST:ai126155055121.29.access-internet.ne.jp 女性についても独自の理論がありました。

762: 玉の井 :2015/11/20(金) 07:48:01 HOST:ai126155055121.29.access-internet.ne.jp 色恋エッセイ面白いです。

763: 玉の井(処方箋漬け) :2015/11/23(月) 12:24:46 HOST:113x32x15x182.ap113.ftth.ucom.ne.jp 先日右の手足の先が痺れてきたので脳外科へ。
MRIの結果、末梢神経の炎症と診断。
出てきた薬がメチコバール。耳鼻科と変わらず。
しかしこのMRIの音、高音、低音の生音が耳に響きまっせ。
オーディオ並みのリアルサウンド。

764: ジークフリート :2015/11/23(月) 13:34:34 HOST:233.218.54.36.ap.yournet.ne.jp たまに聴きたくなる無伴奏バイオリン・・・何故かCDが段々たまって・・・と、思いつつ、昨日もイブラギモヴァのイザイと、五島みどりのバッハを入手。
アキショム80に似たある種の固有音を感じさせるメタルコーンで聴くか、フツウのソフトドームで聴くかはその日の気分次第だが・・・
某所で聴き馴染んでいるミニスピーカーを我が家へ導入すればさぞかし・・・などと、想いを巡らす今日この頃。
次はジャパニーズサウンドか?(日本人が作ったスピーカーに魅力を感じたことはほとんどないのにねぇ)

765: すってんてん(借金漬け) :2015/11/24(火) 02:33:35 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp ナカクニ痴呆のお方はナカクニ製がジャストフィット♪

766: 玉の井(処方箋漬け) :2015/11/24(火) 08:41:16 HOST:ai126166041189.48.access-internet.ne.jp
五島みどりのバッハ、いけてますか。
購入しようかちょっと迷っています。

767: ジークフリート :2015/11/24(火) 21:10:53 HOST:233.218.54.36.ap.yournet.ne.jp 〉766
トーシローの私としては、スリーピングビューティほどフツウ過ぎず、クイケンの二度目よりヘンじゃない、塩梅の良さを感じています。
馴染みのクラシック専門店のオヤジに言わせれば、一つの問いに対して十の答えが返ってくる演奏だとか。

768: アラン・ドロン :2015/11/25(水) 17:19:22 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
メチコバールは以前服薬していました。

私には殆ど効かなかったです。腰部脊柱管狭窄症と
腰椎椎間板ヘルニアの手術前でした。MRIは、
独特の変な音がしますね。

工事現場のドリルのような音ですね。
勿論音はそんなにうるさくないですが。
私の病院のは、東芝製です。

私は中枢神経ですからね。末梢神経に関しては日進月歩で
再生医療が進んでいると精神科の医師が言っておりました。

769: くろねき :2015/11/25(水) 19:17:14 HOST:wb92proxy03.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

> MRI

スットンスットンズッダーン…という音がすると、
三谷幸喜の随筆に書いてありましたね。
恐ろしく単調なプログレバンドの演奏みたいだ、と(笑)。

スットンスットンについては三谷氏も質問したようですが、
説明されても理解できなかった様子。
ただ文面から察するに、機器を保護するための
シールド装置か何かの音だったようです。

770: 玉の井(処方箋漬け) :2015/11/26(木) 07:38:29 HOST:ai126155131067.29.access-internet.ne.jp
>768
抹消神経を病んでいると手袋、靴下をつけているとザワザワ感がでてきて我慢
出来なくなります。
オーディオ聴くときは靴下をとり、肌に密着しない服を着て聴いています。
日に3錠の服用。

771: 玉の井(処方箋漬け) :2015/11/26(木) 07:40:20 HOST:ai126155131067.29.access-internet.ne.jp
>767
録音はいかがですか。ぎすぎすしていませんか。

772: ジークフリート :2015/11/27(金) 02:46:01 HOST:233.218.54.36.ap.yournet.ne.jp 〉771
ツヤ(間接音)は多からず。
しかし、いわゆるバロックヴァイオリンほど厳しい音ではないですから、ギスギスか否かは聴き手側の環境にもよるんじゃないないですかね。(耳の穴かっぽじるとか、そんな意味ではなく。)

773: 玉の井(処方箋漬け) :2015/11/27(金) 07:42:19 HOST:ai126197114079.18.access-internet.ne.jp
>772
購入してメチコバール飲んで耳なり抑えて聴いてみます。

774: アラン・ドロン :2015/11/28(土) 09:48:56 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
私は今は、トラムセットという薬を飲んでいます。
トラマドール塩酸塩、アセトアミのフェンと、薬のパッケージの裏に
書いてあります。

775: 玉の井(処方箋漬け) :2015/11/30(月) 07:30:14 HOST:ai126197114079.18.access-internet.ne.jp
>772
発注しました。レコード芸術で特選になっていました。楽しみ。

776: 玉の井(処方箋漬け) :2015/11/30(月) 07:44:30 HOST:ai126197114079.18.access-internet.ne.jp
>774
痛み止めですね。
この季節は中枢神経は寒さもこたえるかも知れませんね。

777: AD :2015/12/02(水) 09:38:57 HOST:61-45-193-229.cust.bit-drive.ne.jp >> 774 さま   >> 775 さま   お大事に
 
「お薬スレ」かと思ってしまいました・・・ (^^)Y

778: 玉の井(処方箋漬け) :2015/12/02(水) 12:33:04 HOST:ai126197114079.18.access-internet.ne.jp >>777さま

ここをご覧になっている方は50歳以上の方がほとんどでしょうから、
皆さん何がしか「お薬」のお世話になっているのでは。

こちら、まず朝にトータルで10.5錠、昼1錠、夜9錠、「お薬」を
いただいています。

779: SAT-IN :2015/12/02(水) 18:28:11 HOST:12.78.239.49.rev.vmobile.jp ブリティッシュサウンドで薬情報に最初は面食らいましたが、元はと言えばワタシの逆上ネタから始まったような訳でして・・・・
キャパシティが広い当掲示板の←(勝手に決めるな?)持ち味でせうね。
ワタシも年が年だけに、せいぜい参考にさせていただき松。

780: くろねき :2015/12/03(木) 06:29:10 HOST:wb92proxy07.ezweb.ne.jp 皆さんおはようございます。

逆上…?ああ、>>732のことでつね。
うちでは私も両親(60〜70代)も、病気などしたとき以外は風邪薬くらい。

昔は母と「ノンパース」(確か葛根湯か何かの漢方薬)
なんて飲んでましたけど、それも随分前でつね。
クロレラやブルーベリーなんかのサプリメントも摂ってましたが、
以前から摂ったり摂らなかったりで最近はご無沙汰。

漢方といえば以前姉が針治療と共に漢方に凝ってましたが、
実はその当時が一番体調が優れなかった模様。
亡くなった祖父(どうやら大きなストレス元だった模様)が
施設に入り、本格的にランニングを始めたら好転しました。
サプリメントはまだやってるかな。
母も昔から体を動かしてますが、鍵を握るのはストレス源除去と運動かも?

781: つづき :2015/12/03(木) 13:30:33 HOST:d-117-74-25-245.d-cable.katch.ne.jp クスリは飲んだことがないし、飲みたいとも思いません。

782: RW-2 :2015/12/03(木) 16:15:59 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp ですね。拙者もまったく神経薬など必要ありません。血圧も血糖値も尿酸値も正常ですから薬は
いっさい使用しておりません。神社の階段をバイクで駆け上がり、境内で刀を振り廻しておる
頑強な肉体と健全な精神には無用なのです。アルコールから活力、ニコチンから安息をという
王道なのです (略)

783: SAT-IN :2015/12/03(木) 17:25:22 HOST:dcm1-125-192-245-99.tky.mesh.ad.jp ワタシはビタミンCを飲んでおります。
まぁ知らぬがパリ、じゃなくて仏で医者に行かないだけですがに。

784: くろねき :2015/12/03(木) 19:40:35 HOST:wb92proxy06.ezweb.ne.jp > 神社の階段をバイクで駆け上がり

↑太ももえぐられたのはその因果だな(略)
皆さんこんばんは。

例えば癌は温存したほうが良いケースもあるといい、
陛下の執刀医で有名な某心臓外科医が「念のため手術」を批判しているようです。

結果論にはなるでしょうが、知らぬがリヨン、
じゃなくて仏が案外正しい場合もあるようです。

785: 玉の井(処方箋漬け) :2015/12/04(金) 10:29:43 HOST:ai126197114079.18.access-internet.ne.jp N○T東日本病院で睡眠導入剤が大量に盗まれたとか。
おそらくマイスリーだと思います。
導入剤の中でも比較的安心な部類のもの。
人気があるので闇で捌かれます。

786: ジークフリート :2015/12/05(土) 22:58:32 HOST:233.218.54.36.ap.yournet.ne.jp 近頃、音楽を聴くだけならクオード33〜303〜ジョーダンワッツ ステレオラだけでも十分かナ?と思うことたびたびあり。
しかし、若かりし頃コレに出逢っていたらどうだったか?

まぁ、一度は15インチウーハーと大型ホーンでドッカンバッシャンやらなきゃ気が済まなかったろうナ?とは想像するが・・・迫力がとりえのオーディオが良いオーディオだと昔は思えたんだから、仕方ない。

787: アラン・ドロン :2015/12/06(日) 08:44:50 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
15インチウーハーと、扇形のホーンスコーカーとツイーター、
もしくは、ツイーターのみは、フォステクスT-90Aみたいな小さいやつ、
こういうのがひとつの理想でしたね。昔は。

T-90Aみたいのは、ショートホーンとは呼ばないのですね。
元々、高い周波数からしか使えないのは、それはそれで
フルサイズのホーンであり、ショートホーンとは、本来の長さを
2/3でカットしたものを言うのですね。

788: くろねき :2015/12/06(日) 23:30:22 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

こちらでも時々話題に上る指揮者のニコラウス・アーノンクールさんが、
5日に引退を表明したそうです。

理由はわかりませんが突然のことで、病気のため先日代役を立てて
休演したウィーン公演のプログラムに自筆メッセージが挟まっており、
そこに引退の意向が綴られていたとのこと。

今日が86歳の誕生日。
そういえば少し前に、アーノンクールさんよりずっと若い
宮本文昭さんが「疲れたから」と指揮者引退を宣言した話をしましたが、
指揮者は肉体労働だそうですから、高齢で病身ともなると大変なんでしょうね。

789: 薬漬け :2015/12/07(月) 00:52:34 HOST:zaqb4dd453f.zaq.ne.jp アーノンクール引退ですか…。確かに激務ですしね。
しかしそうしてみると、ストコフスキーはやはり怪物だった?!

790: 玉の井(処方箋漬け) :2015/12/07(月) 07:31:34 HOST:ai126160003141.39.access-internet.ne.jp 先週全身蕁麻疹を発症
ザイザルを処方されました
全身ザワザワでオーディオにはノータッチ

791: 前期 :2015/12/07(月) 08:37:05 HOST:h220-215-129-102.catv02.itscom.jp >>788
>指揮者のニコラウス・アーノンクール・・・・

引退ですか。ピリオド奏法とやらが大嫌いな小生ですが、それでもロジャー
爺さんよりまともな音楽に聞こえました。

792: ジークフリート :2015/12/07(月) 12:40:07 HOST:KD182249240070.au-net.ne.jp 〉788 指揮者引退

チェロ奏者に戻るか?ウィーンコンツェントスムジクス解散か?それとも別の展開があるか?興味深いところですねぇ。

793: 玉の井(処方箋漬け) :2015/12/08(火) 08:20:18 HOST:ai126160003141.39.access-internet.ne.jp アーノンクール、この人のモーツァルトはいただけない。
ぎすぎあすしていて気持ちが悪くなる。
先日BBCでカラヤン特集の番組をやっていたが、けっこうカラヤンを礼賛していた。
不思議な感じがした。
最近の彼は帝王の振る舞いと似たものがあった。

794: ジークフリート :2015/12/23(水) 19:37:42 HOST:KD182250251007.au-net.ne.jp 昨夜、ローサーPM4を視聴。
ちっちゃなバスレフ箱との組み合わせで、「過ぎたるは及ばざるが如し」の典型的な鳴り。

795: すってんてん(借金漬け) :2015/12/24(木) 10:14:11 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 「過ぎたるは及ばざるが如し」

でつね
わかり松。

自戒と自責
わかり松。

796: ジークフリート :2015/12/27(日) 19:24:18 HOST:KD182250251008.au-net.ne.jp 本日はウィーンコンツェントスムジクスの「四季」やら、イスラエル人のジャズやら聴いて暇つぶし。
ところで、冗談システムを今後如何に深化させようかと画策している矢先、オールドムンドのセットの入手も夢ではないことが解り、ちょっくら悩み中。
しかし・・・初期ムンドの分析的にならず、しかも清々しい・・・コレって結構個性的で、ブリティッシュサウンドじゃなくなってしまうんですよねぇ。
・・てなワケで、DAC(一度我がで試聴したミメイシス10)だけでも?と考えておるところですが、ミメイシス10とクオードって、見た目が全く似合わないんだよねー。
それにベルギー製のCDPの不細工なことと言ったら・・

797: すってんてん(借金漬け) :2015/12/28(月) 00:34:54 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >ベルギー製のCDPの不細工なことと言ったら・・

同居中のドタ福でつね

わかり杉松。・・・・・・・・・・・・マ マサカ!???

798: アラン・ドロン :2015/12/29(火) 17:50:08 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
ベルギー製のオーディオ製品があるのですか。
中身もベルギー製なのでしょうかね。メカ部とか、半導体とか。

799: ジークフリート :2016/01/03(日) 00:20:16 HOST:224.215.54.36.ap.yournet.ne.jp メイドインベルギーのマランツCD-34が発売されたのが1985年。ちょうど30年が経過したワケで、こんな安物がよくもまぁ今まで生き延びたもんだ!と、御神酒でも供えてやりたい気分ですが・・・御神酒は代わりにオイラがいただいて・・・
イヤ〜それにしても、我が家の冗談システム〔CD-34 〜 クオード33+303 〜 ジョーダンワッツ ステレオラ〕の快調なこと。とても10cmモジュールユニット+フィリップスツイーターが鳴ってるとは思えない鳴りっぷり。バックロード様々か。

800: すってんてん(借金漬け) :2016/01/03(日) 00:47:32 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 祝 800GET!

>我が家の冗談システム〔CD-34 〜 クオード33+303 〜 ジョーダンワッツ ステレオラ〕の快調なこと

たしか課題がテンコ盛だつたハズ??????

801: ジークフリート :2016/01/10(日) 07:39:17 HOST:224.215.54.36.ap.yournet.ne.jp たまにチョイ聴きするだけの冗談システム。おとといの夜には、曲によってはボイスコイルが擦れるようなズビズビ音がフと耳について、早くもステレオラとお別れか?と、一晩ガ〜ッカリ。

しかし、よ〜く聞いてみると、忘却の彼方へ飛び去っていたステレオラのパンチングメタルの鳴きなんですねぇ〜。
コレがクオード33のSNの悪さと相まって、モジュールユニットが済んだように聞こえたワケ。

試しにメインシステムのプリアンプからクオード303へ信号を供給してみましたら、ボリュームを上げてもしなやかで、スッとよく抜ける感じがイイじゃあ〜りませんか!・・当然ながらそんなことでパンチングメタル鳴きは解消されないものの、クオード33の固くて糞詰まりのような〔巷ではこーいうのを「濃い音」と言うらしい〕音とは格段の違い。(逆に、僅か数万円で入手したクオード33にヴィオラ並みの再生をされても困るんですが)

・・てなワケで、冗談システムのアンプ探し再開。(CDPも候補は決まっているんですか、フタのないトップローディング式なだけに、使い勝手的にチト悩み中)

802: アラン・ドロン :2016/01/10(日) 10:07:44 HOST:softbank219168067040.bbtec.net ベルギー人

ジャン・クロード・バンダム=55歳
元、ヨーロッパ・マーシャルアーツ・ミドル級チャンピオン

身長178センチ=そんなにありますかね?

803: RW-2 :2016/01/10(日) 10:31:20 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >トップローディング式

友人がCECの新型トランスポート使っております。10万円ちょいだったとか。
超Hi-Fiってなタチではありませんが、なめらかで潤った音でなかなかでしたよ。
ちなみにDACはアキュフェーズでした。この辺は好みですがさすがに破綻しません。

804: くろねき :2016/01/10(日) 11:59:33 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp 皆さんこんにちは。

> ステレオラのパンチングメタルの鳴き

Fo.Qとかで対策できませんかね?
ただ、そこまでやると冗談システムらしくなくなるかな。

805: すってんてん(借金漬け) :2016/01/10(日) 18:55:41 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >冗談システムのアンプ探し再開。

わかり杉松。

栗巣キットのアンポンタンで充分と鑑み松。
この際でつが・・・・・・・

806: ジークフリート :2016/01/10(日) 19:33:22 HOST:224.215.54.36.ap.yournet.ne.jp 〉803 トップローディング
CECのトップローディング式も貴重な存在になってまいりましたねぇ。
当方のメインシステムでは、トップローディング式(CECではない)は3代目になりますが、余計なものが付いていないシンプルさがお気に入り。値段があんまり安いんでセカンドシステムにも充てがおうかナ?てな魂胆ですが、寝床オーディオにハラワタ剥き出しのCDPてのは風呂敷でもかけとかなきゃ中までホコリだらけになるんじゃないかと、まぁそんなくだらん悩みでして・・・

〉814 パンチングネット鳴き止め
ハーツフィールドのゴールドウイングなら075代わりに上手いこと鳴いてくれますけど、ステレオラのゴールドネットは音響的ご利益なし。
木枠で固定しているだけなので外すこともできますが、コレ抜きじゃ見た目のブリティッシュ感半減なんですよ。
ま、どーせ、どこまでも音質を追求するよなシステムじゃありませんから、パンチングネットが鳴く曲は聴かないか、若しくはちっちゃな音で聴くつもりです。(てなこと、言いながら・・・ムクの楓の箱に12cmメタルコーン1発搭載したスピーカーがこの度発売されるとのウワサが非常に気になっていて(プロトタイプは試聴済)、今週末までには試聴の予定。我が家の冗談システムは風前の灯火かも。)

807: すってんてん(借金漬け) :2016/01/13(水) 12:00:21 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >3代目になりますが、余計なものが付いていないシンプルさがお気に入り。
>値段があんまり安いんでセカンドシステムにも充てがおうかナ?

でつね
わかり杉松。

メロ メロ メロンの気持ち♪

余計な者は破門、「がま口組3代目」でつね

風前の灯・・・・・・・・クワバラ クワバラ

808: ジークフリート :2016/01/31(日) 09:04:11 HOST:8.211.54.36.ap.yournet.ne.jp 開けてビックリなんとやら?
ステレオラ不調のため、箱を開けてみましたら、雑誌等で見慣れたモジュールユニット(白いバスケット)ではなく、精悍な?黒いバスケットが。
マーク3ユニットではありますが、初めてお目にかかりました。

もっとも、モジュールユニットを使って色んなシステムを作り上げたジョーダン・ワッツのこと。目的に合わせてユニットのカスタマイズをやっていたことくらい、知っている人なら知っている。
色が黒いからって、どーということはないんですが、なんでフツウのユニットにしなかったのか?どこがどう違うのか?とか、ちょっくらキョーミ深いナ?という程度のもの。

・・と、まぁそんなこともありましたが、不調は難なく解消。
ついでにアルミコーンもキレイにお掃除。気分も響きも爽快爽快。(これくらいなら、CD-34 〜 クオード33+303のラインナップも暫くは安泰か?)

809: 薬漬け :2016/01/31(日) 09:46:14 HOST:zaq31fb5518.zaq.ne.jp >>808 大先輩、まずは不調解消、よかったですね。

で、ここはついでにCDPにメリディアン200シリーズとか、サブアナログにRoksanとかで
ブリティッシュサウンドを拡張されては?!とけしかけてみる(笑)。

810: ジークフリート :2016/01/31(日) 22:44:44 HOST:8.211.54.36.ap.yournet.ne.jp 〉809
ありがとうございます。
セカンドシステムでは、「追求しない、お金をかけない」てなことも課題としておりまして、しかし、雰囲気とある程度の質もやはり確保したいですから、装置選びは結構難儀するんですよ。

本日は、ステレオラ復活を祝して、ちょっくらゴソゴソやっていましたら、スピーカーケーブルが何度目かのポッキリ。(単線なので)
不本意ながらフツウの電線に交換。今までの奥行きは何処へ〜!

811: すってんてん(借金漬け) :2016/02/03(水) 19:21:53 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >「追求しない、お金をかけない」てなことも課題としておりまして

・・・・・「お金をかけない」は納得
・・・・・「追求しない」は過去の履歴は虚偽でつか?

ヤッパシ

812: ジークフリート :2016/02/13(土) 17:59:11 HOST:165.39.236.182.ap.yournet.ne.jp 凝りもせず本日もメタルコーンフルレンヂのスピーカー(プロトタイプ)を試聴してきました。
やはり金属音が鼻について聴く気がせず。
オマケにオーディオ店にトグロを巻いている輩の、知ったかぶり講釈と鼻唄で妨害され、早々に退散。

そんなもんわざわざ聴きに行かなくなくても、我が家にもメタルコーンがあるんですがねぇ。(ブリティッシュサウンド復活しました!)

813: すってんてん(借金漬け) :2016/02/13(土) 20:25:26 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >知ったかぶり講釈

安心してください
聞き覚えの有る声&薀蓄、木霊でつ。

吐いて松。

814: ジークフリート :2016/03/06(日) 06:25:24 HOST:93.216.54.36.ap.yournet.ne.jp 音質に文句無しな我が家の冗談システム。ただ、このところ、かけたCDが傷物(外周付近に薄っすら擦り傷)になっているようで、おそらくCD-34のトレイとの接触が原因ではなかろうか?と想像してCDP更新を検討中。
・・・ではありますが、なんとか傷物にならない工夫をして、症状は幾らか軽減されたもよう。
トレイ式とは早目にオサラバしたいと思いつつ、コレゾ!てなCDPがなかなか無いので悩ましいところ。

815: 薬漬け :2016/03/06(日) 08:57:08 HOST:zaqb4dd4625.zaq.ne.jp >>814

大先輩、やはりルボックスB225か、メリディアン206B(どちらもユニットローディング)
をお勧めいたします。いい個体があれば。

816: ジークフリート :2016/03/06(日) 15:54:29 HOST:93.216.54.36.ap.yournet.ne.jp 〉815
先輩、両機とも誰かさんがお使いのブツではないかな?と思いますが・・・・良い出逢いのないことにはどうにもなりませんので・・・

出逢いと言えば・・・今のところ、他の二つの出逢い(CDPじゃありません)が始まろうとしているところでして、使い物になるか否か、安易な妥協は避けたいなと肝に命じて臨む所存です。

817: 前期 :2016/03/06(日) 18:57:59 HOST:h220-215-129-102.catv02.itscom.jp >>815 薬漬けさん、得意の出しゃばりヒツレイします。

B226 もエエですぞ。CDM-1 が立派です。魔金凸朱の初代 CDP もイイですね、
いずれもメカの魔法ですが、古い機械ですからご自分でメンテできない人は
手を出すと火傷するかもしれません!?

818: 薬漬け :2016/03/06(日) 20:41:31 HOST:west43-p236.eaccess.hi-ho.ne.jp >>816 大先輩、お示しの通りです。(笑)
自分で使っているだけに、お勧めできるだけの実体を備えていることは自信を持っていえますが…。
それにしても、「他の二つの出会い」とは?!!

819: 薬漬け :2016/03/06(日) 20:42:02 HOST:west43-p236.eaccess.hi-ho.ne.jp >>817 前期さん、こんばんは。

B226、いいですね。マッキンのMCD7000も。
単にこれらを推挙しなかったのは、ジーク大先輩の前提(トレイ式とは早めにオサラバしたい)という
点を斟酌したもので、他意はありません。いずれ劣らぬ立派な機器…。そしてそれらが、全てPhilips
メカによってもたらされたものであることは意味深ですね。

820: ジークフリート :2016/03/07(月) 23:35:11 HOST:241.214.54.36.ap.yournet.ne.jp 〉818 他の出逢い

英国製古レンヂのエッヂ交換が終わって、箱の整備中(マグネット部を乗っける棚をこれから作るみたい)なんですが、果たして我が家まで辿り着けるかどうか。
使ってみたい古レンヂの最後の一つですので、上手いこといけば有り難いんですがね。

821: ジークフリート :2016/03/13(日) 09:09:41 HOST:241.214.54.36.ap.yournet.ne.jp 3月6日に亡くなったアーノンクール追悼の意味で、本日はヘンデルのメサイアに始まり、次は一番聴き馴染んだモツレクを。
LPもテレフンケンのダス・アルテ・ヴェルクシリーズを中心に何枚か所有しておりますが・・・まぁ、似たようなものばっかりでは集中力が持ちません。

ところで、メサイアと言えば、無意識のうちにいろんな盤が集まってしまいますが、先日久しぶりに聴いたクレンペラー盤の展開の遅さといったらもう・・・そんな盤もチャキチャキっとハギレの良いフルレンヂで聴けば・・・とか想像しながらローサーPM4の仕上がりを待つ。(ハギレが良いとは・・・言い方を変えればオーバーダンプ丸出しじゃね?って、ワケ知りな方には図星かもしれませんがね)

822: ディラン :2016/03/13(日) 12:21:59 HOST:FL1-27-127-102-185.kyt.mesh.ad.jp ジークフリート様
お早う御座います。今日は何も予定が無く私もアーノンクールのヘンデルメサイアを聴きました。
日々の汚れた心が洗われる様でした。
午後は大文字に登って帰りにレコード屋さんに寄ってみようと思って居ります。

823: ディラン :2016/03/13(日) 22:34:32 HOST:FL1-27-127-102-185.kyt.mesh.ad.jp 結局今日はレコードの掘り出し物は無かったが
コシュナーのヴェルディ ミサ デ レクイエム(モツレクとの2枚組値500円)をゲット。
此れは録音も演奏もなかなかの物でしたスロバキアフィルと有るので「我が祖国」も探してみようと思って居ります。
コシュナーも早くして既に鬼籍の人との事ですが来日は多く彼が指揮すると楽団が活きたらしいです。

824: ジークフリート :2016/03/13(日) 22:56:22 HOST:241.214.54.36.ap.yournet.ne.jp 〉822 心が洗われる

ディランさん、音楽の力ですねぇ。(もちろん、オーディオも良くないと、それは叶いませんね。)
因みに我が家では、一枚しかない「我が祖国」もアーノンクール(ウイーンフィル/レッドシール)です。

825: ディラン :2016/03/13(日) 23:26:46 HOST:FL1-27-127-102-185.kyt.mesh.ad.jp >824 音楽の力ですねぇ。
ジークフリート様、仰せの通りですね〜。
ク―べリック/チェコフィルの「我が祖国」を聴く時はその背景を思う時、熱い物が込み上げます。
とは言う物のここ数十年、政には全く興味を無くし国民の権利も行使して居りません。
イマジンでも聴きます。

826: すってんてん(借金漬け) :2016/03/14(月) 09:07:04 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >(もちろん、オーディオも良くないと、それは叶いませんね。)

そんなカバナ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でつ。

久しくワロた

827: 玉の井(処方箋漬け) :2016/03/14(月) 10:24:02 HOST:ai126249019212.22.access-internet.ne.jp >(もちろん、オーディオも良くないと、それは叶いませんね。)

流行歌を聴いても心は洗われるし、ミニコンポで聴いてもいいものには感動するよ、私は。

要は心の持ち様。

828: ジークフリート :2016/04/08(金) 12:56:04 HOST:KD182250251004.au-net.ne.jp 昨年、冗談システム用にとりあえず入手したCD-34ですが、手配していた後釜1号がオンボロなことが判明。
後釜2号は新品同様らしく、冗談システムになるべくオカネをかけない方針か揺らぎそう。

829: すってんてん(借金漬け) :2016/04/08(金) 22:13:23 HOST:zaq3d2ef3cd.zaq.ne.jp >冗談システムになるべくオカネをかけない方針

わかり松。

猫に慶長
豚にミキモト

わかり杉松

830: アラン・ドロン :2016/04/09(土) 10:09:53 HOST:softbank219168067040.bbtec.net >流行歌を聴いても心は洗われるし、ミニコンポで聴いてもいいものには感動するよ、私は。

=それは、私も同じです。流行歌を、格下に見る人もいますが、
間違いですね。また、日本の歌、楽曲そのものも下に見る人も
いますが、それも間違いですね。

831: SAT-IN :2016/04/09(土) 16:44:56 HOST:3.76.239.49.rev.vmobile.jp どこに自分的な基準を置くかですね。
理屈としては、自覚有る無しに関わらず、どうでもいいようなことを高尚に仕立て上げようとすれば自ずと他を下げるような心理的作用も働くのかと。
まぁ私の知る限り実際にそんな人は居ないようですけど、全く居ないとも言えません。
自覚が無いので私とて注意が必要です。

832: アラン・ドロン :2016/04/10(日) 09:20:00 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
ヨーロッパのクラシックなり、アメリカのジャズが最高で、
日本の流行歌=ポップスを下に見る様な人は、自らの価値を
下げているのだと思います。

だいぶ昔、国語辞典で調べてみるとクラシックと言う意味は、
第一義に古典的な--と言う意味で、第二義は、最高のという意味が
あります。

車、オーディオ製品でも、最上級グレードの物にクラシックと言う
ネーミングを使っているのがあると思います。

833: ジークフリート :2016/04/10(日) 20:23:45 HOST:33.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 録音の古さから、いつまでリヒターのバッハが聴けるか?(聴くに耐えるか?)という幾ばくかの不安はあるものの、やはりリヒター盤で!てな気持ちは強い。
そんな中、チェンバロ協奏曲では、シュタイアーが昨年録音したムンディ盤を聴く頻度が増えている。
そう言えば、リヒター盤はジョーダンワッツ ステレオラ専属、シュタイアー盤はATC専属的な聴き方。

834: ジークフリート :2016/04/29(金) 15:49:40 HOST:33.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 多忙のため一週間ぶりのステレオラ。
ショルティ82年録音のリング。

3月末までには仕上がるはずだった古レンヂを、どこでどう使うか?などと考えながら開いた当掲示板は、何故かスマホに書き込み画面が出て来ず、「まっき

835: ジークフリート :2016/04/29(金) 16:00:31 HOST:33.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 多忙のため一週間ぶりのステレオラ。
ショルティ82年録音のリング。

3月末までには仕上がるはずだった古レンヂを、どこでどう使うか?などと考えながら、開いた当掲示板は、何故かスマホに書き込み画面が出て来ず、「既に末期と思っていた掲示板も、ついに停止して、広告画面になり下がったか?」などとブツブツ言いながら、何度も試してようやく書き込み画面が表示された。
広告はエゲツなく出てくるが、書き込み画面が出ないとは・・・(まぁスマホ側の問題なんでしょうがね)

836: ジークフリート :2016/04/29(金) 16:20:46 HOST:33.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 上記のようなワケで、自分が立てた「スタジオモニターの真髄」にも書き込みが出来なくなっておりますが、まぁ、どーでもいいわ。

837: すってんてん(借金漬け) :2016/04/30(土) 19:23:39 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp >まぁスマホ側の問題なんでしょうがね

違うと鑑み松。

838: ジークフリート :2016/05/02(月) 22:51:39 HOST:33.34.236.182.ap.yournet.ne.jp ツバを付けたローサーPM4。
ユニットの整備は完了。箱の目処もなんとか。

・・・しかし、アンプやプレーヤーは如何に!

839: すってんてん(借金漬け) :2016/05/04(水) 02:25:45 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp >ツバを付けたローサーPM4

>箱の目処もなんとか

肝心の諭吉の目処が・・・・・・

十八番のキャンセルがあるじゃないか!

(〃^∇^)o彡☆がははははっ

840: ジークフリート :2016/05/14(土) 10:38:57 HOST:33.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉810 追求しない、お金をかけない

・・・とは言うものの、ステレオラの低域のゴリつきと漂うようようなフンワリ感のバランスの悪さが、聴き馴染むほどどーにも気になりだした。(ラ・ストラバガンツァのバッハを何度か聴いた辺りから、どーもゴリゴリし過ぎじゃないか?と気がついてしまった。)

てなワケで、ちょっくら改善を!と、今週からまたゴソゴソと。追求はしないが追究はする?なぁ〜んちゃって。
まぁ、要するに気に入らねぇものは聴く気がしねぇ!てんで、上手く行けばステレオラは生き残り、ダメなら処分。(こうやって、何台処分したことか!)

841: すってんてん(借金漬け) :2016/05/14(土) 20:49:53 HOST:218.220.191.196 >(こうやって、何台処分したことか!)

わかり松。

ヘタな鉄砲も数打ちゃ当るの1次方程式でつね

センス=無駄な弾は撃たない

安心して下さい。

842: くろねき :2016/05/16(月) 02:56:57 HOST:wb92proxy02.ezweb.ne.jp > センス=無駄な弾は撃たない

ボ○ビーorケチorヘタレ=無駄な弾が撃てない

「虎穴に入らずんば故事を得ず」なんて言いまつが、
無駄弾撃って火達磨になった上での経験知のほうが聞いてて有り難いでつね。

無駄弾がどうかは結果論に杉間戦死。私はドヘタレなんで出来ませんでつ(略)

843: ジークフリート :2016/05/16(月) 20:56:52 HOST:33.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉840 追求しない、お金をかけない・・・の続き

思いつく対策を幾つか試して、なんとかテキトーな辺りに落ち着きました。(実に33円もの投資!)
が、しかし・・・エラくヌケが良くなりまして、当初想い描いていたブリティッシュサウンドからどんどん掛け離れて行く〜

844: すってんてん(借金漬け) :2016/05/16(月) 21:58:12 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp 傾向と対策・・・・・・わかり杉松。

845: RW-2 :2016/05/19(木) 15:19:43 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp ブリティッシュサウンドがあるならアメリカンサウンドもあります。
端的に言うとブリティッシュサウンドは陰湿で暗い。アメリカンサウンドは
脳天気で明るい。昔はそんな図式でありました。

この違いは何か?。継承文化の違い。気候の違い。それらによる人間性の
歴史的な違い、気質の違いがあるのですから、音楽家も、楽曲も、楽器も、
アンプもスピーカーも違うのは当然で、出てくる音もまたしかり。

クイーンをワーフェデールで聴いてモトリー・クルーをJBLで聴きました。
やはりこちらのほうがよろしい。逆で聴いたらイマイチらしくありません。

846: SAT-IN :2016/05/19(木) 19:03:42 HOST:132.76.239.49.rev.vmobile.jp Axiom80でジャズを聴いて低音の出方以外に不満が無かったのは特異な存在だからでしょうね。
あれはスタックスのイヤスピーカーに対して何処其処サウンド?と問うようなものかと。
リチャード・アランみたいな汎用フルレンジだと、王道思考とは関係なく日本製ともアメリカ製とも違う傾向は感じますね
ははぁ〜成る程ね〜みたいな?普通に聴いていれば何でもそつなくこなし、ジャンルを選ばない半面、ジャズに特化するには多少物足りない部分は残るかも?
ひとつの傾向ですから、どっちが正しいのかはワカリマセン。
これもアルニコとフェライトでは話が変わる可能性も否定出来ませんしね。
今はなきヒノオーディオで聴いたNG-8(フェライト)も圧巻でした。

ワーフェデールは多分リチャード・アランをもっとシリアスにした感じではないかと想像します。

847: SAT-IN :2016/05/20(金) 19:00:47 HOST:181.179.138.210.rev.vmobile.jp リチャード・アランも最近は市場価格が上がってきているようなので無闇に褒めないようにしなくてはね。
安くて良い物のままにしておきたいです。

848: ジークフリート :2016/05/22(日) 20:53:10 HOST:33.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉クイーンをワーフで?

超多重録音が功を奏してか?クイーンの第四作目辺りまでで感じられるブライアン・メイのくすんだ音が英国っぽいなと思います。
個人的には、第6作目辺りからはもうクイーンじゃない!とか。

〉843 の対策は早くも断念。
昨日から、元に戻して843の対策とは対称的な対策で、少し肉付き良く、くすんだ感じにして耳慣らし中。
本日聴いたクナの「ダンスへの誘い」は、まずまずかな?

849: RW-2 :2016/05/23(月) 17:09:59 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >ブライアン・メイのくすんだ音が英国っぽい

日本じゃ5枚目までのファンが多いんじゃないでしょか。なんちゅうか、閉鎖的であり
旋律もハーモニーも美しい。

その後はアメリカナイズというか、世界の音楽情勢を踏まえてシンセ使い始めて、
パンクやファンクや多種多様なロックを展開して黄金時代を築いたのですけど。
それでもやはり英国のバンドらしさは残っておるんじゃないかなと思ってます。

逆に面白いのはグランドファンク。米国のバンドはたいがいブルーズやR'Rのルーツ
からハードロックに成っていくのですが、グランドファンクは英国産ハードロックの
フォロワーっぽい。ハートブレイカーなんか典型なんですが、アメリカンバンドの
ような曲のほうがらしい。しっかしハートブレーカー演ってもやはり米国のバンドっ
ぽさがにじみ出るあたりがまた絶妙。生まれ育った環境や音の作り方でしょか。

850: ジークフリート :2016/05/24(火) 01:37:31 HOST:33.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉日本じゃ5枚目まで
フレディ・マーキュリーが日本語で歌えば、日本ウケはしますわねぇ。
ただ、6作目以降につながる異変が、5作目には現われています。(儲かったどー!てな感じの)

851: ジークフリート :2016/06/11(土) 18:04:22 HOST:37.37.236.182.ap.yournet.ne.jp 行き詰まり感が漂い始めた冗談システム。
要するに、音楽を聴いていても詰まらないと言う、詰まった?感じ。
このままじゃ、そこらへんにゴロゴロしているオーディオに挫折した方と一緒じゃないか?と、とりあえずキャラクターが鼻につき始めた単線スピーカーケーブルを何かテキトーなものに替えて、キャラクター軽減を図る。

852: すってんてん(借金漬け) :2016/06/11(土) 21:16:54 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp ・・・・・・・ヤッパシ・・・・・・不憫・・・・・・・合掌!

853: すってんてん(借金漬け) :2016/06/12(日) 00:03:11 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp >そこらへんにゴロゴロしているオーディオに挫折した方と一緒じゃないか?

第三者がキビシク精査の結果、以下(比較対象外の紛い物)と結論。

座頭市
およしなさい♪無駄なこと♪・・・・・メロ メロ

854: ジークフリート :2016/06/26(日) 18:35:03 HOST:182.236.37.37 発売を待っているCDPのプロトタイプがようやく出来たとの報らせあり。
当方が現在使用中のCDPの上級機だが、果たして
音質も上級か否か。
近頃、ろくなCDPが見当たらない中で、今後しばらくは使い物になるブツであればと祈るばかり。

855: 玉の井(処方箋漬け) :2016/06/27(月) 07:19:16 HOST:ai126154053102.28.access-internet.ne.jp
発売を待っているCDPのプロトタイプがようやく出来たとの報らせあり。
当方が現在使用中のCDPの上級機

メーカーと型番を教えてください

856: すってんてん(借金漬け) :2016/06/27(月) 11:40:24 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp 第三者が厳しく精査した結果、「存在の耐えられない軽さ」のイチモツですた。

違法ではないがガ〇ク〇でつ。

857: ジークフリート :2016/06/27(月) 20:19:00 HOST:37.37.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉855
オッ、玉の井さんもご所望ですか?

858: すってんてん(借金漬け) :2016/06/28(火) 02:45:09 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp マッ マサカ!!!?

859: ジークフリート :2016/07/09(土) 11:21:53 HOST:37.37.236.182.ap.yournet.ne.jp 夏休み用にと注文しておいたレコードの段ボール箱が届き、発売を期待していたCDも幾つか入手したものの、聴くヒマほとんどなし。
爆睡までの僅かな時間でどれだけ集中して聴けるかが肝心なところ。

恥ずかしながら、耳鼻咽喉科のせんせいに耳の穴かっぽじってもらいました。低域の聞こえ具合がチト違うような気もしますが・・・
実は、愛用の手巻時計のロースピードなチクタクが、右耳側だとちょっと聞こえ辛い。コレ、耳の穴かっぽじっても大差なし。

まぁ、そんなこともありますが、今のところ
昔よりも良い音で音楽が聴けている(と思う)ので、ラッキー、ラッキー。

860: ディラン :2016/07/09(土) 12:03:53 HOST:nptky102.jp-t.ne.jp >>859
夏休みが楽しみですね。
私の聴覚は左右で違います。会社の健康診断で簡単な聴覚検査をするのですが結果は悲しいものです。片側の高音が聞こえ難いのです。
その辺りは脳内補整イコライザ−に頼る事にして居ます。

861: ジークフリート :2016/07/09(土) 13:36:54 HOST:37.37.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉860 脳内補正

自分の欠陥を補正するのは仕方ないとしても、装置や部屋の至らないところには、なるべく妥協したくないですね。
聞こえてくる音には正直でありたいもんです。

自分の欠陥て?脳内補正どころか、脳そのものの補正とか?

862: ジークフリート :2016/07/10(日) 07:33:28 HOST:37.37.236.182.ap.yournet.ne.jp 最近のジャズのCDを聴いていて、スネアやシンバルの音が昔よりも変わったナ?という感触あり。
もう少しいろんなCDを聴いて、どう違うのか確かめたいナと、考えております。

863: ディラン :2016/07/10(日) 09:39:13 HOST:FL1-27-127-102-185.kyt.mesh.ad.jp 今までプリの事ばかり考えていたのですがレコードばかり聴く様に為って
フォノイコとターンテーブルの方が先なんじゃないか?と思う様に為って居ります。
フォノイコ付きのプリをあれこれ調べているともう迷うばかりレビンソンの26SLにバランス、フォノ付きなんて
出て来そうに有りません。

ターンテーブルを調べていますと随分進歩していますね〜。
良いフォノイコとターンテーブル、アーム、カートリッジが有れば気に入っているP9でプリを変える必要は無く為る等と考えて居ります。

CDは本当に聴かなくなったのですが上原ひろみのスパーク、アナザーマインドは聴きます。

864: ジークフリート :2016/07/11(月) 16:21:44 HOST:37.37.236.182.ap.yournet.ne.jp 三十数年前に買ったブルックナーの6番(バイエルン/サヴァリッシュ/オルフェオ)をレコード洗浄機にかけて、久々にターンテーブルへ。
当時、DMMマスタリングのレコードには、爽やか過ぎると言うか、冷徹さを感じたものですが、三十数年を経てようやく良さが分かるように?
他のDMM盤も引っ張り出して聴いてみねば!

865: すってんてん(借金漬け) :2016/07/12(火) 10:28:53 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp 〉三十数年を経てようやく良さが分かるように?

でつね
わかり松

補聴器が常備の齢に・・・・・・・合掌♪

866: ジークフリート :2016/07/16(土) 08:22:03 HOST:37.37.236.182.ap.yournet.ne.jp 我が家のATC。最近ちょっと陽性に振りすぎたかナ?と思う節あり。
カラッカラに乾いた音よりも、適度な湿度としっとり感も、個人的には欲しい。(実在感が違う)
・・・と、いうことで、ある部分を若干元に戻す。

867: ジークフリート :2016/07/18(月) 16:44:57 HOST:37.37.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉851
ステレオラ用にと発注したはずのスピーカーケーブルは、某腹黒店主に確認したところ、手配するのを忘れていたそうで、オーディオの機材なんぞは幾ら届かなくても死にゃしないとはいうものの、腹黒店主に頼んだ場合、永遠に入荷しないこともしばしばあり。(多分、高価なものなら素速く届く)

しかし、イタリア人の演るヴィバルディの喧しさ(甲高く耳に刺さる)に耐え切れなくなって、代替策を。

・・・てなワケで、使い古したケーブルの墓場から、今回発注したものと似たような構造のブツを掘り起こし、バナナとスペードを装着。
そもそも自分の持ち物のケーブルですから、その効果に驚きもせず、感心することもなく。まぁ、狙った方向ではあるナ?てな感じ。

本日の収穫は、そんなことよりも、クオード33の入力アダプターが5ピンDinプラグ辺りで断線しかかっているのを発見したこと。
早速、予備のアダプターに交換して、もう一つアダプターを注文しときましたが、果たして入荷するか否か!

ところで、只今、そんな冗談システムで、アート・ペッパーの「SO IN LOVE」というオーディオファイル向けCDを聞いておりますが、オーディオファイル向けレーベルの気持ち悪い音の代表格みたいなCDでして、廃棄すること決定。

868: 薬漬け :2016/07/18(月) 18:05:33 HOST:west43-p230.eaccess.hi-ho.ne.jp 大先輩も奮闘中のご様子、恐悦至極に存じます。
しかし腹黒店主さん、大丈夫なんですかね???

869: くろねき :2016/07/18(月) 22:01:28 HOST:wb92proxy03.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>>867
> 手配するのを忘れていた
> 永遠に入荷しないこともしばしばあり

しょっちゅうだど、発注の一部始終を客が監視しなきゃ
いけませんね、今すぐこの場で発注しろと(笑)。

> オーディオファイル向けレーベルの気持ち悪い音

なんか、空間に不自然に貼りつくようなのありますよね。
配信の試聴音源でそういうのを聴いたことが。

870: すってんてん(借金漬け) :2016/07/20(水) 09:24:59 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp 〉腹黒店主に頼んだ場合、永遠に入荷しないこともしばしばあり。(多分、高価なものなら素速く届く)

店主曰く
費用(売上)vs効果(利益)、高リスク(キャンセル)を鑑みた結果でつ。
ビジネスチャンスでは無く「00Gビジネス機器一発!」ナカクニより愛をこめて・・・

ヤッパシ

871: ジークフリート :2016/07/24(日) 16:48:54 HOST:37.37.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉868,869

個人的には、腹黒店主との駆け引きもチョット楽しんでいる(キャバ嬢との駆け引きと似ているとか?)ところがありまして、入荷しないならしないでいざとなりゃ他を当たれば宜しいので・・・。
当方が買うことになっていたスピーカーなどを、院長先生ら金持ちに何度か横流しされた件や、「もう入るハズですよ!」とか言いながら、何年経っても入らない小物とか・・
そういった恨みはありますが、ある方法でお返しはしておりますから、まぁ今のところ引き分けかナ?と。(当方も腹黒店主以上の腹黒だったりして)

ところで、スピーカーケーブルを交換したステレオラは、良くも悪しくも随分とフツウな鳴り方に。
しかし、メインシステムを差し置いてジックリ聴き込もうかという程の魅力も未だ備えておらず、今後の展開をいかに図るか検討が必要なところでして、アナログ専用システムとしてアナログプレーヤーでも奢るか、メインシステムからCDPを譲るか、いっそ冗談システムは没にするかなどと、画策中で御座います。

872: ジークフリート :2016/07/31(日) 08:44:06 HOST:37.37.236.182.ap.yournet.ne.jp 待っていたCDプレーヤーがやっと発売されたので、箱の色とDAC抜きを指定して、音も聞かず早速発注。(メインシステム用)
オマケの電源ケーブルではヘンテコな音になるハズ(同じメーカーの製品を既に2つ買った経験から)なので、電源ケーブルも別注。

メインシステムのお下がり(CDP)を冗談システムに回すので、マランツCD34にやっとオサラバ出来そう。
ただ、冗談システムを英国製で統一できていないところがチョット心残り。

873: すってんてん(借金漬け) :2016/07/31(日) 09:29:57 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp (〃^∇^)o彡☆あははははっ
(〃^∇^)o彡☆ほほほほほっ
(〃^∇^)o彡☆がははははっ
(〃^∇^)o彡★!!!

猫に小銭

874: すってんてん(借金漬け) :2016/08/02(火) 22:19:40 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp >冗談システムを英国製で統一できていないところがチョット心残り。

ご嫌損を・・・統一デキテオリ松。完全無欠!
流石!!!でつ。完璧主義者でつね。わかり松。

ガ○ク○でメロメロ

((´∀`))ケラケラ ((´∀`))ケラケラ ((´∀`))ケラケラ

875: すってんてん(借金漬け) :2016/08/02(火) 23:32:15 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp >そろそろ落ち着いてイイ音で良質な音楽を染み染みと楽しもうじゃあぁ〜りませんか?てなスレッドでございます。

あれから2年の歳月が・・・・・・・・

いまだに・・・・・・・

虚言癖・・・・・・……
わかり杉松。

876: ジークフリート :2016/08/06(土) 14:29:24 HOST:210.34.236.182.ap.yournet.ne.jp オリンピックの開会式をチラ見したあと、自然な流れで?セルジオメンデス&ブラジル66の「フール オン ザ ヒル」をメインシステムへ。
若い頃のラニ・ホールはやはりイイ声ですねー。ハーブ・アルパートもおそらくあの声に惚れたんでしょうナ?と思うのは毎度のことですが・・・
オーッ冒頭の曲にはこんな深い低音が入っていたのか?とか、今じゃこんな雑な録音あり得んでしょ?とか、懐かしさや不満が渾然一体とオツムの中で渦巻くうちに、スカボローフェアの始まり。

877: ジークフリート :2016/08/14(日) 14:53:24 HOST:210.34.236.182.ap.yournet.ne.jp バスビンやオートグラフ、A5などを使用中の友人が、「ホーン型では音を前に飛ばすだけで奥行が出ない」(岩崎千明が自室のアルテック288を806にサイズダウンした時に書いた文章を読んだらしい)とか言って、小型のボザーク(巨大ボザークは既に所有している)を手配。

えっ?今頃そんな・・・

878: 薬漬け :2016/08/14(日) 14:58:45 HOST:west1-p224.eaccess.hi-ho.ne.jp >>877

バスビンにA5は使ったことがないので何とも言えませんが、オートグラフが奥行きが出ないというのは
どうなんでしょうかね…。

879: すってんてん(借金漬け) :2016/08/14(日) 15:20:47 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp バスビンやオートグラフ、A5などを使用中の友人が、「ホーン型では音を前に飛ばすだけで奥行が出ない」

十八番の創作童話でがす。早々

880: ジークフリート :2016/08/14(日) 21:36:38 HOST:210.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉877の続き

この友人のシステムは、全て70年代初頭で進歩を停止しており、岩崎千明の文章からどれほどの刺激を受けたとしても、音楽の奥行が出せる環境が揃っていないところへ新たな?昔しのスピーカーを導入してみたところで結果は見えていると、個人的には予測しているところだが・・・
現在、小型ボザークに組み合わせるアンプ(クオード33+50E)の整備に手間取っているところ。(コレは当方の冗談システムからの刺激か?)

昔しながらのオツム?の彼の部屋で再生される「奥行」とは、如何なるものか?若干キョーミが無くもないが・・・

881: すってんてん(借金漬け) :2016/08/15(月) 05:32:03 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp ↑
始まりますたでつ。

上から目線!!!

ダサイ&無粋!!

相変わらず、進歩無し&退化でつ。!

〉(コレは当方の冗談システムからの刺激か?)
ワロタ
((´∀`))ケラケラ ((´∀`))ケラケラ ((´∀`))ケラケラ

882: ジークフリート :2016/08/15(月) 09:31:04 HOST:210.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉878
薬漬け先輩。友人のリスニングルームではオートグラフでもバスビン並に前方へ飛ぶんですよ。
それは、しっかりした地面と壁があってこその賜物でして、フツウの木造民家じゃこうは行きません。
生気があってバリバリ鳴りますから、お邪魔したときにはワーグナーかブルックナーでも聴きたくなるところでして、下手に奥行なんか求めるような似合わんことせんでよろしい!てな感じなんですがね。

オートグラフだから、ボザークだからということよりも、まぁ、奥行を出せる環境とウデがあれば、ある程度は可能かもしれません。

883: すってんてん(借金漬け) :2016/08/15(月) 14:04:31 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp ↑

ウデは余分でつ。

884: ジークフリート :2016/09/03(土) 15:03:28 HOST:210.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 本日は、オーディオフィジック往年の大型機を試聴。(実は7年ほど前に我が家へ入っていたかもしれない個体)
自分の目標はやはりこの方向だったかと確認するとともに、ATCの鳴らし方のヒントに。

885: ディラン :2016/09/09(金) 23:36:00 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp 我が家のブリティッシュサウンドはガラ―ド401とタンノイVLZの二つだったのですが
三つめが加わりそうです。レコードプレーヤーです。
未だ内緒ですが、手こずりそうなブツ。何時も中古なので今回は新品をとほぼ独逸物に決めて折ったのですが
ひょんなことから冷やかしのつもりで見に行ったのが瓢箪から駒でした。
マタマタ中古ですが、価格、ブランドに囚われず音に惚れました。
きっとシステム6に合うと思ってます。カートはもうチョイ先に発売の新品です。

886: ディラン :2016/09/09(金) 23:40:15 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp ↑
興奮して間違いました。アメリカ製でした。
スタジオモニターの神髄が1000で書き込みする処が無いのです。

887: ジークフリート :2016/09/10(土) 08:03:49 HOST:182.236.34.210 〉てこずりそうなブツ?

当方も退屈の虫が動き出しましてねぇ。
冗談システム用にアナログプレーヤーを!と、70年代のオンボロダイレクトドライブ機でも手配しようかな?というところでして・・・
ラックスpd131にSME3009シリーズ3が付いた、安さが取り得の、全く手こずりそうにもないブツを準備中。
ほとんど期待なんぞしてはおりませんが、まぁ、これに載っけようとしているグラドのカートリッジがちょっくら楽しみといえば楽しみ。(冗談システムとミスマッチかな?てな辺りも)

888: ディラン :2016/09/10(土) 10:36:46 HOST:nptky205.jp-t.ne.jp >>887
ジ−クフリートさん、お早うございます。物は情報が少ないのですフロートの多少も調整可能なんですが店の人もそれを知らないと言う位なのです。やり方次第で大化けすると踏みましたです。
ア−ムが長めでカ−ボン、これは他のメ−カ−のタ−ンテーブラにも採用されて評価は高いです。
生産国はやはりイギリスでした。

889: ディラン :2016/09/10(土) 11:11:12 HOST:nptky406.jp-t.ne.jp カ−トリッヂはジックスの100が新しくなりカンチレバーがカ−ボンに為るらしい。興味が引かれますね。

890: ジークフリート :2016/09/10(土) 16:10:13 HOST:210.34.236.182.ap.yournet.ne.jp ディランさん、お眼鏡に叶うブツとの出逢いがあって良かったですね。読ませていただいて、当方も、もっとメインシステムに集中した方が?と、考えてしまいました。
タイミングよく、良い出逢いでもあれば有難いんですがねぇ。

それでも、メインシステムの方も・・・発注していたCDトランスポートがようやく出来上がったと、先日報せがありました(シリアルナンバー1番が我が家へ?)ので、まぁボチボチ?てな感じ。

891: すってんてん(借金漬け) :2016/09/11(日) 00:12:41 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp >発注していたCDトランスポートがようやく出来上がったと、先日報せがありました(シリアルナンバー1番が我が家へ?)ので、まぁボチボチ?てな感じ。

ブツじゃ有馬温泉!!?

892: ジークフリート :2016/09/12(月) 08:04:49 HOST:210.34.236.182.ap.yournet.ne.jp メインシステムに使っていたCDトランスポートを冗談システムのCDPとして移植。昔のCDPはお払い箱に。
ついでに、試していたスピーカーケーブル(銀コート多芯)を以前の単線に戻しました。

近頃聴く気のしなかった冗談システムですが、昔のCDPの音の汚なさ、粒子の粗さと、試していたケーブルの抜けの悪さを一挙に解消して、コレで暫くは楽しめるかも。(実は、冗談システム丸ごと売り飛ばして、カートリッジ(幻のカートリッジ雅の血筋)でも買おうかナ?などと企んでいた。良い音を聴かせてくれないオーディオ装置なんてただのゴミですからねぇ。)

893: すってんてん(借金漬け) :2016/09/12(月) 09:25:14 HOST:zaqdadcbfc4.zaq.ne.jp >近頃聴く気のしなかった冗談システム

わかり松。

894: ディラン :2016/09/12(月) 18:04:17 HOST:nptky201.jp-t.ne.jp 件のプレーヤ−迎える間際に問題が発生との事又メンテナンスの目処も不安感有りでオジャンに為ってしまいましたです。〔涙〕
縁が無かったんですね、諦めました。と言う事はやはり独逸製か?

895: ディラン :2016/09/13(火) 12:10:41 HOST:nptky406.jp-t.ne.jp 少し暑さも緩みましたので気を取り直してA級レビンソンパワーを、そう言えば新しいイコライザ−との組み合わせは余り聴き込んでいなかったです。D級の開放的、開けっ広げとは違う冷静な駆動が帰って来ました。ミンシュ/パリ管の幻想は名録音ですね、マイルスグループのTウイルアムスのシンバルの鮮烈さと跡を引く余韻が堪らないです。結構低い音の余韻が残ってる事に気が付きました。先日、安いマイクバランスケ−ブルからベルデンのバランスに変えてますが長年親しんだケ−ブルは安心出来ます。

896: RW-2 :2016/09/13(火) 17:29:56 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >ラックスpd131にSME3009シリーズ3が付いた、安さが取り得の、全く手こずりそうにもないブツ

昔のマニアの定番ですね〜。ラックスにSME3009は相思相愛。雑誌の広告もこのコンビでした。
pd131はデザインが秀逸。デザイン優先ですのでメンテには全く手こずります。ランプは切れ
易いしスイッチも脆弱でした。サーボ基板を取り出すにも一苦労。モーター外さないと不可。

2〜3度メンテしましたが、おそらくモーターは松下製で5万円くらいの製品からの流用かOEM。
そのモーターを使って職人が設計製造したのでしょう。作りはSL1200と逆で、アルミダイキャ
ストの筐体を逆さにした状態に木枠を付けて、上部にアルミパネルを装着という凝った仕様。
なのでSL1200のように裏パネルを取ればすべてメンテできまっせ〜 とはいきませんでした。

デザイン良し、凝った作り、余計なところが豪華というアームレスプレーヤーですが、値段
以上のモノではなく性能的にもSL1200とどっこい。それでも家電メーカーじゃないモノを使い
たいのがマニア心理。拙者もラックス製品はアンプやチューナー、スピーカーまで使いました。
デザイン見てカセットデッキまで購入。そうですK-10です。残念ながらイマイチ。やっぱし。

897: くろねき :2016/09/13(火) 22:38:28 HOST:fpoym3-vezC1pro15.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>>896
> おそらくモーターは松下製で5万円くらいの製品からの流用かOEM

PD131はPD121の廉価版で、121のモーターが
20極60スロットだったのを8極24スロットにしているようですね。

> アルミダイキャ
ストの筐体を逆さにした状態に木枠を付けて、上部にアルミパネルを装着という凝った仕様

木枠にはゴムも付いていて、防振対策でこういう構造にしたようですね。
スプリングをシリコングリスとゴムでダンプしたインシュレーターだったり、
アクリルカバーが貼り合わせの厚いもの(4mm)だったりと凝った設計だったようで。
付属のターンテーブルシートがセーム革なのは音質のゴム臭さ回避?

> デザイン優先ですのでメンテには全く手こずります。ランプは切れ
> 易いしスイッチも脆弱でした

ストロボスコープには回転数の数字が浮かび上がり、
しかも電源周波数の違いで色が変わるという謎のこだわりがあったようですね。
電源スイッチはマイクロスイッチだったそうですが。

898: ジークフリート :2016/09/14(水) 01:49:04 HOST:210.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 〉拙者も・・デザイン見て買いました?

あのメーカーのデザインを好む人もいるみたいですが、個人的には、勿体ぶってスマートさに欠けるあのデザインが嫌いなので買ったことなし。

ただ、よくもまぁデザインだけで何台も・・・なぁ〜んて、いちいち人の話しにケチをつけるネガティヴな発想しか出来ない誰かさんのような書き込みは止めておきましょう。

899: RW-2 :2016/09/14(水) 10:03:21 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >勿体ぶってスマートさに欠けるあのデザインが嫌いなので買ったことなし

あらら。JBLからエクスクルーシブまで歴戦のパルジさんがLUX嫌いだったとは
驚きました〜。拙者なんかオーディオ事始め時代LUXは羨望でしたから。まぁ、
そんなことはどうでも良いのですが、好き嫌い、買う買わないはやっぱしデザ
インなんですね。JBL SG520を#7の隣に並べたいのですが未だに夢かなわず。

901: ジークフリート :2016/09/19(月) 16:30:11 HOST:210.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 今まで何処かに弱い部分があって、バランスをとるためにも、出すのを諦めていたある音が、何かの拍子に出せるように。
その原因は、装置であったり、ケーブルや部屋の音響だったり、また使い手のウデや耳だったりもするワケですが、まぁそれが出せた日にゃ「壁一つ越えたナ!」と、感慨もひとしお。

・・・まぁ、そんなウレシいことは滅多にあるもんじゃありませんけど、攻めないことにはあり得ない。

先週から新しいCDトランスポート(ガレージメーカー製の安価なもの)を導入しまして、ごそごそやっとりますが、まだやっと音がこなれてきた辺りでして、若干の可能性は感じられるものの、さて、どう仕上げるかナ?と、これから考えるところ。
退屈の虫が暫くは騒がないかもしれませんけど、睡眠不足は必至か。(とはいえ、アナログプレーヤーでも新たな展開がありそな雰囲気も)

902: 薬漬け :2016/09/19(月) 17:06:49 HOST:zaqb4dd4539.zaq.ne.jp >>出すのを諦めていたある音が、何かの拍子に出せるように

瓢箪から駒ではなくて、大先輩の経験と勘の帰結でしょう。
しかし、なかなか出ない音は本当に出て来なくて、さりとてその音を再生するシステムは別の処で
何かが足りなかったりする。上手くいかないものです。

905: ディラン :2016/09/20(火) 11:19:53 HOST:nptky201.jp-t.ne.jp 新しいレコードプレーヤ−がお預けされているのですが、昨日レコード店でオ−ティスレディングとプラタ−ズのアメ盤をゲットしました。
この時代の録音は結構作られているのですが実に心地好いです。これらを買うと決めてるプレーヤ−とカ−トで掛けたらと思うと期待と不安が。我が儘な者ですね。
最近出て無かったシンバルが妙に出るように為ってカインドオブブル−のバックにこんなに響いていたのかと、まだまだ溝の音が拾い切れていないのだと思うとLPの素晴らしさをもっと楽しみたいと思います。

906: ディラン :2016/09/20(火) 22:30:40 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp 台風も行ってしまったのですが、今日はUチューブで志の輔の落語を沢山聴きました。
ウイルソンで聴く志の輔は良いですね〜。
失礼致しました。

907: RW-2 :2016/09/21(水) 12:42:20 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >オ−ティスレディングとプラタ−ズのアメ盤をゲット

イイね〜!

>ウイルソンで聴く志の輔は良い

げげげっ。おねげ〜しますから落語はこうぞ、みつまたのたっぷり入った
ダイヤトーンで聴いてくださいまし〜 w

908: ディラン :2016/09/21(水) 14:23:31 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp RW−2さんのツボに嵌まりましたか、良かったです。
R&Bはお好きですからね〜。
志の輔は絵無しの奴なんでやんすが言葉が途切れ客席が期待と緊張に息を呑んでいる様を
想像出来るか否かシステムの力量でしょう。
ねっ、ねえ〜そうですよね。おねげーですからそう言ってくださいよ〜。

909: RW-2 :2016/09/21(水) 15:36:46 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 拙者アメ盤コレクターでしたよ〜。アトランティック、アトコ、スタックス、
モータウン、チェス、チェッカー、キング、サン、RCA。さらにマイナー
なレーベルのシングル盤も新宿の外盤屋さんでせっせと買っておりましたよ。

当時の国内盤も今考えますと凄かった。アトランティックは最初グラモフォン。
すぐワーナーパイオニアに移行。デルマークはトリオレコードで出してました。
コブラレコードが倒産して英国のブルーホライズンが版権を取得したのですが、
日本ではエピックソニーが販売。チェスはフォノグラム、ケントとスタックス
はビクター。みな大メーカーがこぞってリリースしてました。良き時代でした。


※拙者田舎者ですので寄席や演劇には疎いのです。ストリップ小屋なら近所に w

910: ジークフリート :2016/09/24(土) 20:53:06 HOST:210.34.236.182.ap.yournet.ne.jp 友人宅でGRFというかモニターブラック〜シルバー〜レッドの違いなどについてしこたま話し込んだ帰り道、近頃個人的に注目しているトム・ハレル(トランペット&フリューゲルホーン)の新作をCD屋で発見して早速入手。(毎度の企画が面白いので、つい手が伸びる)
そんなCDを、のんびり聴こうと思っていた矢先に、いつもの腹黒店主から「CDプレーヤーやDACの凄いのが入りました。是非・・」との連絡あり。
ざっと、ミメイシスやマイクロメガなど視聴して、結果、キース・O・ジョンソンの「スタジオ リファレンス ディスク プレイバック システム」を借りてきました。響きが一番キレイに聞こえたんです。

こういう場合は、毎度ながらもう買ったつもりで隅々まで磨き上げてから、本格的にシステムに組み込むんですが・・・
電源コネクターが割れているのを発見したり、音質がちょいと私には品が良すぎたりで、明日には返品することに。
CD-M1メカの選別品が使われているいたり、昔のCDPのような音の汚なさがなくて、惜しいブツなんですがねぇ。

(そもそも、こないだ新しいCDトランスポートが入ったはかりなのに、ま〜だCDプレーヤー増やすのかよ〜!という、疑問が我ながらありましたけど。)

911: ジークフリート :2016/09/30(金) 12:51:42 HOST:p250217-ipngn200207okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 先般から、懐かしのCDP(ちょっと欲しかった)を我が家へ持ち帰って試しております(物欲が高じたか?)が、前出のキース・O・ジョンソンの作(当時の定価125万円)に引き続き、今度はおフランスのマイクロメガ社の処女作(当時の定価38万円)。
マイクロメガは、以前、同社のCDトランスポートを使用していた関係で親近感があります。

・・で、どちらも音はまぁキレイなんですが、共通して気になるのが閉塞感。
これが、始めの数日くらいはあまり気にならなくても、気づいてしまうともういけません。
早速、元のCDP(定価は僅か13万円)に戻しまして、「晴れ晴れとして、やっぱりイイわ!」てな感じ。

もし、CD嫌いの方もちょっとはマシなCDPに出逢っていたら・・・オーディオの楽しみも違ったものになっていたんじゃなかろうかなどと、暇そうなことを考えているところです。

912: ジークフリート :2016/10/02(日) 16:38:38 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp フォーレのレクイエムもいろいろ入手しました(多分、何とかの一つ覚えてヤツでしょう)が、近頃出番が多いのはヘレヴェッヘのムンディ盤。
同曲といえば、蕩けるほど柔らかく、伸び伸びしたコーラスで天上の癒しを表現するものというイメージが個人的にはありますが、この盤ではそんな中でも比較的芯がしっかりとして、トロトロに溶けてしまわないんですね。

このような盤を得意とするのがジョーダン・ワッツ ステレオラ。(もちろん、ジャズやポップスもちゃんと聴けますが)
アキショム80で有名なE・J・ジョーダン作のモジュールユニットが入っておりまして、見た目は誠に頼りなさげな10cmアルミコーン。コレが不思議なことに全く金属臭くならず、イイ雰囲気。(瀬川冬樹も一時期愛用していましたね)

先般亡くなったジョーダンさんは、その後もメタルコーンのスピーカーユニットを発売し続けましたが、果たしてその音はどうだったのか?
現在、アジア系のメーカーが似たようなものは作っていて、その音質には非常にガッカリさせられましたけど、ジョーダンさん現役の頃のユニットは聴いておけば良かったナと、今さら惜しんでいるところです。(もっとも、モジュールユニットだって酷い音で鳴っている場合も、当然ながら・・)

913: 薬漬け :2016/10/02(日) 19:47:04 HOST:west43-p2.eaccess.hi-ho.ne.jp >>912

大先輩のステレオラの得意分野ですか、フォーレは…。

まだ試していませんが、80の方でフォーレを鳴らしたら(拙宅は懲りもせずクリュイタンスですが)
どういう雰囲気を醸し出してくれるか、興味のあるところです。

ちなみに、ジョーダン自身は「Axiom80の“開発”には関わっていない」と仰っているようですね。
オリジナルの最初期の年代が1930年代とも言われますから、さもありなんとは思いますが。

914: ジークフリート :2016/10/02(日) 21:54:19 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉913
先輩。昔、ある時期まで80はE・J・ジョーダンさんの作だと言われていましたよね。
実は、バックロードホーンが使えない場合の「指定箱」を設計しただけだったと知れるのは後の話で、当時はアキショム80を作った天才とまで言われたんですから、お気の毒というか、心中お察ししますというか・・
その後、構造的に80の影響が強く現れているモジュールユニットなんか作っちゃったもんだから、よけいに80を設計したに違いない!てな思い込みを誘ったんじゃないでしょうかねぇ。

しかし、どちらもヴァイオリンが得意だとはいえ、同じ人が作ったにしては音的にかなり違いがあり(グッドマン社のユニットでも特異な存在)ますから、信じた人も信じた人というか。

当方のステレオラは、バックロードの出口にARUのようなパンチングメタル(フェルト無し)を嵌めてあったりして、「お〜っ、ジョーダンさんの箱らしいな!」とか、独りで勝手に喜んでおりますが・・・
ところで、80の開発が1930年代というのも雑誌を見れば書いてありますけど、当時どんな姿で何に使われていたのか?・・・せめて、写真か絵でも手に入らなかったのかなと、そんな雑誌を見る度に夜も寝られない!って感じ。(地下鉄じゃあるまいに?)
以前お知らせした、PA用CWホーンに80が四発入りなんてのも、ホントに実際使用されたのか?とかね。

915: RW-2 :2016/10/03(月) 10:59:41 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp オリジナルが30年代というのも凄いですね。当時はマグネチック型からようやく
ダイナミック型に移行してきたあたりでしょ。最初は当然に励磁型でしょうし。

デッカのデコラ含む音声機材は40年代後期まではグッドマンズのユニットを使っ
てたらしいのですがタンノイに変わってしまった。その辺の歴史を紐解きたい。

80が一般的に市販されたのは50年代初頭です。あの形態ですでに40年頃から存在
していたんでしょうか。だとすればWWUでも使われていた可能性が出てきますが。
しかし当時のフイルムや映画等にはまったく出てきません。船内も野外飛行場も
タンノイなんです。現場でユニットが壊れてもすぐコーン紙を交換できるように
あの仕様となったとか真しやかに語られておりますが、あんな微妙な交換を戦場
で一兵卒が速攻でできると思えない。都市伝説の類が多く意外にWWU後の誕生かも。

というのは80があったらタンノイに転換しなくとも間に合いますでしょ。タンノイ
の同軸は47年からです。ちょうどその頃にデッカが転換をしてしまったんですね。

916: RW-2 :2016/10/05(水) 10:21:20 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp ↓ちなみにこちらはデッカスタジオのタンノイ (画像板)

ttp://535.teacup.com/knisi/bbs/6977

917: ディラン :2016/10/06(木) 11:43:11 HOST:nptky402.jp-t.ne.jp 新しいタ−ンテーブルの入荷を待っていましたが先の事に為ると思っていたプリを導入しました。フォノイコライザ−と同じレビンソンの26Lです。ニューフォースP9も良いプリですがレビンソンで統一したかった。ブランドに負けたですと言うよりウィルソンにはこれでしよう。昨日来たので繋いだだけです、電源は入れっぱなしと取説に有りましたので安定するまで時間は掛かるのか。
フォノイコ、プリそれぞれにパワーサプライを宛がっております電源は大事ですからね。
ゲインが無茶苦茶高いです。調整可能みたいなのでメインボリュームはゲインを下げるつもりです。
DL103とDL102を使い分けしますが102は静寂なのに肝心の103に残留ノイズの様なノイズが乗り慌てましたがイコライザの位置を変えると消えました。機器を整理して繋ぎ直す必要有りです。音は凄みと色彩感が有り予想通りです。プリ、パワー間はバランス接続です。CDはバランス入力出来ますが他はレモピンなんて不便。

918: ジークフリート :2016/10/06(木) 21:33:16 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉917
ディランさん。システム総入れ替えが着実に進んでいますね〜。
要のプリアンプが決まれば、他の装置の良し悪しの判断もつきやすいんじゃないでしょうか。

それにしても、ご承知のように、高性能な装置ほどその良さを活かすのは大変。ご健闘を祈ります。

因みに、当方のヴィオラもプリ〜パワー間はバランス接続のみ可能でして、先般やっと純正の銀線ケーブルが見つかり、聴いビックリ。
テキトーなケーブルで誤魔化してきた今までの数年はドブに捨てたようなものだった!と。

919: ディラン :2016/10/06(木) 22:22:12 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp ジークフリート様、有難う御座います。
何とか一寸ずつ想いの音が鳴ってくれる様にに為って来たようですが活かすのは
まだまだですし、段々難しく為って来ますが遣り甲斐が有ります。

920: ディラン :2016/10/07(金) 00:06:55 HOST:nptky101.jp-t.ne.jp ↑
とは言うものの今回のプリ導入は今までと違って飛躍的な変化ですから喜んでおります。

921: ディラン :2016/10/08(土) 09:50:47 HOST:nptky303.jp-t.ne.jp モノラル盤を再生する時モノ針を使いますがプリアンプにステレオ/モノラルのスイッチが有る場合やはりモノラルにする〔左右の信号を合わせてシングルに〕のか針がモノラルだからステレオのままで良いのか?ステレオ盤をモノラルにして聴く為の物か?不思議なスイッチでは有ります。

922: RW-2 :2016/10/08(土) 12:49:26 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >針がモノラルだからステレオのままで良いのか

ステレオのままで良いのです。ステレオ/モノラルのスイッチなんてのは左右の
バランスを取るためのチェック用です。わざわざ入力にモノ信号を用意しなくて
もいいように便宜してるのです。内情は抵抗器入れてインピマッチングさせた
だけの仕掛けです。

ちなみにステレオ信号を上記のモノで使いますと逆相打消しとなって音も変わる
可能性があります。よって音量レベルも変化したりしますので具合が悪いのです。

923: ディラン :2016/10/08(土) 13:22:34 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp RW-2様
そう言うモノでしたかいつもいつもお教え頂き有難う御座います。
何でもご存知なんですね、恐れ入ります。

924: RW-2 :2016/10/08(土) 15:43:36 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp ガキの頃に「初歩のラジオ」読みながら電蓄やらセパレートステレオやら
分解して叱られた賜物でっせ。高じて中学の時にマランツ#7のイコライザ
アンプをコピーしてでっち上げましたよ。パワーアンプはこれまた山水の
トランス使用の自作の6BM8pp。前段にバッファー1段追加しました。そう
しませんとゲインが不足したからです。良い音でした。ほんとは差動型の
6BQ5ppを作りたかったのですが球が高いのと−電源が必要なので躊躇しま
した。あ、当時はリークムラード型と言っておりました。

15年経ってホンモノの#7を入手して、コピーしたシロモノはまったくの紛い
モノと判明。音がぜんぜん違う。その後再度コピりましたがまた玉砕して涙。

925: ジークフリート :2016/10/08(土) 17:33:15 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp ベルリンフィルレコーディングスからLPが発売されるというので楽しみにしておりましたが、ブラームスの全集6枚組で96千円だとか・・・バラ売りは無いのか?・・
で、早速諦めて、本日も中古盤漁り。こちらも高価なヴィンテージ盤は避けて、なるべく新しい安価なものを。

ところで、本日は自宅で試していたCDプレーヤーを片付けて返却してきました。
使って楽しい&見て頼もしいてなCDプレーヤーでもあれば増設も?と思って、ほとんどもう買ったつもりでいたんですが、やはり見栄えだけよくても肝心な音が常用プレーヤーより劣るものは邪魔なだけで、御利益は感じられず。使いもんにはなりませんでした。

しかしそもそも、装置やケーブルを必要以上にゴチャゴチャ置くのは性に合いませんから、まぁ結果は端から見えていたようなものですけど、つい魔が差したてなところ。

926: ディラン :2016/10/09(日) 00:27:41 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp >装置やケーブルを必要以上にゴチャゴチャ置くのは性に合いませんから
>つい魔が差したてなところ
判ります。私もジークさん程では有りませんが色々と。
一時はマッキンMX110,MC240、C29,C34V
アキュM60、チャンデバのウーレイ、クラウン。
レコカットのプレーヤー。
ALTECパンケーキ、極め付けはアンソニーギャロか。
ま〜私の場合は無茶打ちでしたが。
やっとこさたどり着くか?

927: アラン・ドロン :2016/10/09(日) 08:26:57 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
ぶりぶりブリティッシュサウンド

928: ジークフリート :2016/10/09(日) 10:35:12 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉926

無茶打ちとはおっしゃいますが、ディランさんもアンソニーギャロ辺りから路線が定まってきた(若しくは路線変更)ように思いますので、アンソニーギャロ導入は一つのマイルストーンになったと言いましょうか、その意義は大きかったんじゃないですかね。

929: ディラン :2016/10/09(日) 17:48:11 HOST:nptky406.jp-t.ne.jp >>928
そう言われればそうかも知れませんね。でもアンソニーギャロは音も聴かずの衝動買いでA5を手放すとは思いも寄りませんでした。
路線変更のきっかけに為ったかも知れません。
ふと気が付くとシステムは黒一色に為ってしまいました。

930: RW-2 :2016/10/12(水) 10:04:49 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 国内のA5もA7もどんどんお金持ちのいる国に渡航してしまって今は品薄だとか。
昔は初期モノでもペア30万円くらいで買えたのが今じゃ軽く100万円超。

この手のレガシーSPは本家が製造終わってもスペアパーツが底を尽きても、必ず
どこかのメーカーがコーン紙やダイヤフラムを製造してくれますから安泰なんです。

931: ジークフリート :2016/10/16(日) 11:47:55 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 知り合いがやっているモルトバーで飲んでいると、CDやLPいろいろかけて「どうです?イ〜イ音でしょ!」と、しきりに店主が尋ねる。
オマケに、毎度ライントランスやらケーブルやらの御自慢のオンパレードもあって、おかげで?昨日は昼まで二日酔い。
イイッスね〜!とか適当な返事では満足して貰えず、今度は自宅の装置も聴きにきてね!と、お誘いをいただいて、嬉しくもあり辛くもあり。

ところで、先日某オーディオ店主が来たついでに、我が家の二組の装着を聴かせたところ、「ATCの方はもうこのままでよろしい。ヤルこと無し。よくこれだけ調整できたもんですね〜。ジョーダンワッツはヴァイタボックス191のような音がしてますが、もう少し金粉が舞えば完成。」だとか。
もうヤルこと無し(金粉は早速舞わせてみました)なんて急に言われても、夢が無いと言うか、お先真っ暗てな感じなんですが・・・

因みに、近所には別のタイプの店主もいて、この方のモットーは「客を満足させてはならない」だとか。
まぁ、その方が店主はずっと食うには困らないんでしょうし、コチラの夢?も死ぬまで続くとか・・

932: ディラン :2016/10/17(月) 00:38:48 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp ジークフリートさん、今晩は。もうお休みかな。
>ATCの方はもうこのままでよろしい。ヤルこと無し。よくこれだけ調整できたもんですね〜。
流石デスネ。私も聴いて見たくなりました。
2WAYは聴いたことが有りますがビックリしましたから3WAY凄アンプで鳴らすATCはなにおか云わんや。

当方はプリを入れて絶好調だったのですが、入金したターンテーブルが型番違いで入荷したとの事で日本仕様なので独逸から届くのは一か月後、
一か月楽しみが延びたと思っています。
店主は一旦返金しましょうか?これだけ納期がずれればキャンセルもと恐縮されておりますが、簡単に狙ったブツでは無いので一か月位どうってことは有りません。

ワディアの調子がマタマタ、そろそろメンテナンスか?

その点、401+DL103の調子が俄然素晴らしい401のゲイン、103丸バリの実力が身に沁みます。
しかし乍ら、新しいタイプのターンテーブルとカートリッジは新たな世界を見せてくれると信じています。

ボブ・ディランもノーベル文学賞を取った事だし(関係ないか?)

933: ジークフリート :2016/10/17(月) 12:47:40 HOST:KD182250253226.au-net.ne.jp 〉932
ディランさん、こんにちは。

〉聴いてみたくなりました
〉ワディアの調子がマタマタ・・・

もし、こちら方面へいらっしゃる便でもあれば、お立ち寄りください。(騙されたつもりで?)
ちょうどディランさんにオススメしたいCDプレーヤーもありますヨ。(弦楽器のヒダ?までちゃんと聞こえて、生々しい。しかも安い!)

〉新たな世界を見せてくれると信じています

情報量や音場感、静粛性など、103〜ガラードとは全く異なると思いますよ。(良し悪しは別として)
それで、フォノイコに要求するものも一段と高度に。

934: ディラン :2016/10/18(火) 00:24:58 HOST:nptky301.jp-t.ne.jp >>933
お邪魔したい気持ちと怖いと言うのが正直な所です。ジ−クさんの音を聴いて愕然としてションボリと帰途に着いてオデオ止めるてな事に為りかねませんから。
今日のワディアは機嫌が良くクレンペラ−のワグナ−を切々と奏でましたです。ワディア6がDACとして使えれば良いのでしょうけど。ワディアから替えられたCDPは興味が有りますがウイルソンには
合っていると思っているのですよ。
ああ〜ワディアは手放しておられ無かったんでしたっけ。

935: ジークフリート :2016/10/18(火) 20:33:46 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉934
ワディア2000スレッジハンマーは、強力な電源部をもってマッチョで痛快な音を聴かせてくれましたが、残念ながらとっくの昔に手放しました。

ところで、今度のCDトランスポート。
トップローディング式なんですが、ダストカバーの材質によって結構音触が違うみたい。
ADプレーヤーでダストカバーの影響がかなり表れるのはジョーシキとして、CDトランスポートでもか?と、最近認識しつつあるところでして・・・

・・・ならば、オープンが良いのか、閉めるなら閉めるでどんな蓋が良いのか?しばらく試してみようかナ?と、考えております。

936: ジークフリート :2016/10/30(日) 12:33:36 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 昨日はMCアンナ〜ヴォクサティブ(純正箱じゃなく多孔式バスレフ箱入り)でチャイコの5番を聴かせてもらいました。
フルレンジの限界をあまり感じないところなんかは、流石に一本55万円のユニット!
ただ、ローサーのような速さや狂気?などを感じさせない辺りが、現代的と言うか、面白味減退というか・・・

当方が唾をつけたローサーPM4は、業者が箱の調整で難儀して、その後ほぼ諦めた様子。そろそろ導入の話は立ち消えになりそう。(以前も8インチのテレフンケンが立ち消えた)

まぁ、ちょいと遊んでみようなか?て程度の動機ですから、立ち消えになろうが、他所様に横取りされようが別に構わないんですが・・・さて、それでは何か他に面白そうなことでもないかナ?と考えなきゃなりません。
じつは、ほぼ落ち着いた二つのシステムをジックリ聴く暇もあまりないんですがねぇ。

937: 薬漬け :2016/10/30(日) 17:11:39 HOST:west43-p2.eaccess.hi-ho.ne.jp >>936

大先輩もなかなか気が多いですねえ。(陰の声:お前が人様に言えた義理か?? …ハア、確かに?!)
しかしご自宅が精鋭部隊を維持されているのは流石と申しますか。誰かさんのように“大奥”になって
しまうと処置なしというか(汗)

Annaはどういう音なのか、聴いてみたいですねえ。脱オルトフォンなのかどうか。

938: ジークフリート :2016/10/31(月) 08:25:53 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉937 アンナはどうか

先輩がお持ちの初代光悦辺りの方が個性は強いですが魅力的だと思いますよ。

939: 薬漬け :2016/10/31(月) 21:07:45 HOST: west43-p2.eaccess.hi-ho.ne.jp >>938

なるほどですね。お察しです、大先輩。

拙宅の場合、何せ隅から隅までいわば“濃い”面々の集まりですから(汗)、光悦のような多少個性的な
面子のほうが主張できるのかもしれませんね。
――といっても、光悦でも大人しく聴こえるこの環境は何か?

940: ディラン :2016/11/02(水) 22:45:36 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp 約2週間も早く新しいターンテーブルが来ました。
ターンテーブル、トーンアーム其々に取説が付いて居りました。
カートリッジを取り付けるシェルと言ってもアームと枠だけなんですが取り付けた後に
アームにセットして角度を取る奴なんですが1時間半も掛ってしまいました。
取り敢えず103しか無いので聴いて見ましたが心配していた力強さは十分でしたし、解像度、静けさは得難い物でした。
103ってこんなに良いカートリッジだったんだと改めて感じ入りました。
音楽が楽しいのが一番。
新しいタイプのカートリッジにすれば?欲望は限りなく。

941: ジークフリート :2016/11/03(木) 14:46:20 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉940 解像度 〜 静けさ 〜 楽しいのが一番

ディランさん。楽しさとの両立はナカナカ難しい面もありますが・・・カートリッジ交換でそれが更に達成されることを祈ります。

解像度と静けさに、この度は情報量が加わるものと思いますが、お気に入り103の個性を失う覚悟も要りそうですね。

942: ディラン :2016/11/03(木) 16:33:39 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp ジークフリート様、私は楽しいと感じるのですが他の人からすれば冷たいと感じられるかも知れません。
103もきちんと設定すれば情報量も其れなりに有ると思います。しかし乍ら、一寸物足りなさを感じます。
新しい音の世界がドンドン広がっていきます。知らなかったのですね。
まだまだオーディオの奥は有りそうですがもう少し垣間見たい気がします。

943: ジークフリート :2016/11/03(木) 18:08:43 HOST:p187089-ipngn200205okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉942

ディランさん。103に感じる物足りなさこそ最大の特長で、それはやはり放送の送り出し用として神経質になることが許されなかった・・・反面、情報量が犠牲になってしまったものと思いますヨ。

もっとも、103開発当時のオーディオシステムでは、103だけがいくら頑張って情報を掘り起こしたとしても、果たしてそれが再生出来たかどうかは・・

944: くろねき :2016/11/03(木) 21:59:55 HOST:fpoym3-vezC1pro09.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>>940
雑誌のレビューなんかでも「103聴いて考えよう」がお約束みたいになってますよね。
むしろカートリッジ以外の要素をあぶり出すのに103で聴く、みたいな。

103も派生型がいろいろあるようですが、結局オリジナルの103しか
ラインナップに残らなかったところを見ると、情報量がほどほどなのも含めて
あれで完成されている、ということの証左でもあるんでしょうか。

> カートリッジを取り付けるシェルと言ってもアームと枠だけなんですが

ユニバーサル型アームではない、ということでしょうか?
一回取り付けると基本そのままになるタイプ。
だとするとますます103のままになる確率が(略)

ディランさんがご満足なら、とりあえずそのまま聴いて、
飽きたらそのとき考える、でも宜しいかと。

945: ディラン :2016/11/03(木) 23:17:22 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp くろねき様、今晩は。
> カートリッジを取り付けるシェルと言ってもアームと枠だけなんですが

アームの先端が半円の棒状に為って居りまして中央に長楕円の隙間が空いて居ります。
此れにに六角レンチでシェル状のアーム付きの板(此れにカートリッジを取り付けます)を
オーバーハング、トラッキング角度を調整して取り付けるので有ります。
ユニバーサルでは無いのでカートを簡単に着脱出来ません。
リード線はアームから出て居りまして交換時は繋いで上記の調整が必要なので頻繁に変えるものでは無いです。
アジマスも調整可能ですが入荷時に水平に為って居りました。

飽きるのは早いようです。

946: ディラン :2016/11/05(土) 22:53:17 HOST:nptky105.jp-t.ne.jp 今朝ちょっと違和感を知覚いや聴覚か。もしやと信じきっていた回転数をストロボスコ−プで見ましたらあらら若干本当に少しづつ左側に流れてる。出荷時調整済みとの事でしたが駄目ですよね。ストップさせて針を落としたらやっぱりしっくり来るじゃありませんか。
デュトワの幻想の最後の鐘がこんな風だったとは。シェリ−マンのブラシがこんな風だったとは。

947: ディラン :2016/11/06(日) 06:28:54 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp >デュトワ→コリン・デイビス/アムステルダム・コンセルトヘボウの間違いでした。

948: ジークフリート :2016/11/06(日) 07:23:49 HOST:180.27.40.89 〉946

長年オーディオやってても、何が正しい音なのかなんて未だに解っちゃおりませんが、時々、かくあるべし!てな音が聞こえると、おお〜こんな音だったのか!という瞬間がありますよね。(当方はデュトワのCD全て処分してしまいました)

ところで、このところ注目しているガレージメーカーが、電流増幅〜電流伝送可能なDACの発売を予定しているそうで、ちょっと楽しみにしているんですが・・
ただ、果たして従来の電圧伝送とどれほどの違いがあるのやら?形式や肩書きに惑わされがちなオーディオのことですから、暫くは静観。プリアンプ側の備えも要りそうですし。

949: ディラン :2016/11/07(月) 23:10:51 HOST: FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp 今日本屋さんで180gのマイルス/カインド オブ ブルーと言うのを買ってみました。
家のは日本版CBSソニーレコード(SONP50027)なんですがどんな音なのかと興味が有ったので990円でどれだけの音なのか。
ヤッパリNGでした。切れ深みが全然違いました、コルトレーンの音質も。

950: くろねき :2016/11/07(月) 23:48:20 HOST: fpoym3-vezC1pro03.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。

>>949 ☆ディランさん☆
こんばんは。

前にも書きましたが、一口に日本版(国内盤)と言ってもいろいろあるようで、
マスターテープからコピーした音源を使い日本でカッティングしたものと、
製作元のレコード会社が製作した原盤を各国のディストリビューターに
配給していると思われるものがあるようです。

レーベル付近にJISマークが入っているのが前者。
JISマークが無く、カッティングエンジニアの手書きのサイン
らしきものが彫ってあったりするのは後者の可能性があります。

951: ディラン :2016/11/08(火) 00:05:24 HOST: FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp くろねき様、今晩は。
小生のはJISマーク無しの数字のみですね。
本当にレコードってのは1LPでも何種類も有るんですね。

952: RW-2 :2016/11/08(火) 17:21:28 HOST: 94.233.156.59.ap.yournet.ne.jp JISマークが無いということは、ソニーがマスターテープから製造しなかったという
ことなんでしょね。メタルマザーかスタンパーを輸入してプレスしたというわけですね。

昨今のCDなんかは輸入盤を梱包し帯と日本語ライナーを付けただけの輸入盤国内仕様
なんてのもあります。コレクター泣かせ。高いのです。バカバカしい。輸入盤で宜しい。

953: ジークフリート :2016/11/13(日) 19:38:18 HOST:p682231-ipngn200212okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp CDトランスポート(トップローディング)のダストカバーとして良さげなブツを文具屋で発見。早速入手しました!
ステレオラ用のトランスポートには、動作中は使えませんが、ブラウンのイタリアンレザーっぽいもの。ATC用のトランスポートには若草色で同様のもの。
どちらも見た目はイイ感じなんですが、ATC用の方は動作中に使うと材質などによって音触に変化が出ますから、暫くはお試し期間。(ワケあって近々トランスポートが新品交換になるので、それからの判断になりそう)
ダストカバー3種類とオープンな状態を試して、コレが5度目。そろそろ決まりにしたいもんです。

954: ディラン :2016/11/13(日) 23:39:19 HOST:FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp 今日、実は何時も行く店と違う店に行ったんです。
ヴィンテージ物の店なんですが懐かしい憧れていたスピーカー、アンプを見て来ました。
JBL4530BOXに130をカット無しで高域は075をコンデンサー1発で繋いでありました。
いつの日かJBLを迎えるならこういうものが良いな〜と思いました。

955: ジークフリート :2016/11/14(月) 23:35:22 HOST:p682231-ipngn200212okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉954 いつの日か・・・

・・という憧れ?というか、夢?というか、欲望?というか、そういうものが我々の原動力かもしれませんねぇ。(原動力が尽きた人の行方は果たして・・・)

956: RW-2 :2016/11/15(火) 13:58:05 HOST:59.156.233.94 >JBL4530BOXに130をカット無しで高域は075を・・・

拙者が昔やってた懐かしのシステム。最初感動するもすぐ不満。結局4インチの
デカいドライバーを積んでPA用に成り下がりました〜。成り上がったのかもw

957: ディラン :2016/11/21(月) 10:19:17 HOST: nptky302.jp-t.ne.jp 昨日も大阪へ行って来ました〔日曜日は所用で度々行きますが日本橋が目的では有りません〕
所用が早く終わったのでついつい日本橋に足が向きました。H堂にJBLパラゴンが鎮座していて一人の客が真剣な顔付きで店員さんと話をして居るのを何とは無しに聞いているとこれがなかなか面白い。バッハチェロ組曲を聴いて単楽器は良いが交響曲はどうよと客が言い空かさずドボルザ−クの新世界が〔上手い〕掛けられる。店員が客に床に座ってツイ−タ−の位置と耳の位置を合わせさせる。客が生で聴いて居るようで凄いと納得したようで設置場所や価格交渉に為って行きました。
パラゴンって日本に何台あるんだろうか?実は少なくてグルグルと持ち主が変わってるだけなのかなと思ったり致しました。
今日のパラゴンは良く鳴ってたな〜。
帯域は狭めで音場感も明確さに欠けて居てもその様な聞き方をしない人には至上のスピーカーなのでしょうね。
複雑な思いで帰途に着きましたです。

958: ジークフリート :2016/11/21(月) 18:17:40 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉957
若かりし頃パラゴンには大変お世話(ジャズ喫茶で)になりました。今でもたまには聴いています。
JBLの名機郡の中で一番よく聴いているのはC34ハークネスかハーツフィールド(恥ずかしながら全て他人のふんどし)でして、また、JBLでも使ってみるかな?と、時々考えてはみるものの、それじゃぁ何にするか?てな辺りで睡魔が・・

959: ディラン :2016/11/23(水) 00:16:01 HOST: nptky306.jp-t.ne.jp >>958
パラゴン以外JBLには本当に縁が無いです。
パラゴンはJBLの中では異種の様な気がしますが姿が余りにも美しいので何とは無しにJBLの代名詞の様な気がします。若かった頃4〜5年ほぼ毎日聴いて居りました。バイト先のJAZZ喫茶に有りましたからね。

話は変わってこの一年半でシステムが大きく変わり果てましたがブルックナ−やマ−ラ−を聞ける様に為ったのは新たな喜びです。パラゴンで聴いている人は居るのでしょうかね。

960: ジークフリート :2016/11/23(水) 20:18:06 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉959 パラゴンで・・

ホンジツもパラゴンとハーツフィールド聴き比べ。
聴いたのは「タイム アウト」ですが、ダイレクト感がかなり違うというか・・・バスドラも、ポール・デスモンドも・・パラゴンですもん!てな感じで・・

ま、そんなことよりも何よりも、嬉しかったのは、帰り際に毎年恒例の西条の新酒を一本いただいたこと。
晩酌でフツウの三倍いただいてしまいました。

今夜は、昼間に二度かけたビゼー(クリュイタンス)が二度とも睡魔に邪魔されましたので、もーいっぺん聴こうかナ?と思いますけども、果たして新酒の効き目や如何に?

ところで、最近、モノラル用のレコードプレーヤー手配しました。
果たして レトロな盤をメインシステムと上手く調和させてくれるブツがみつかるか?・・楽しみデス。

961: ディラン :2016/11/23(水) 23:48:26 HOST: nptky203.jp-t.ne.jp プレーヤーのプラッタ−がツルツルなのが気になりスタビライザ−を充てがいました。狙いは当たって曖昧さが更に無くなりました。システムはどんどん先鋭な音に為っております。

962: ジークフリート :2016/11/26(土) 16:49:34 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 80年代に買ったショルティのデッカ盤(シューベルトのグレート)を聴こうとして、ジャケットの中にショルティのディスコグラフィが入っていることに今頃気付く。
もう少し、アレやコレや買っときゃ良かったナ?と今更惜しがっても、中古盤屋のパトロールを一層厳重にするしか手立てなし。

さてホンジツもATCとジョーダンワッツを交互に聴く怠惰な一日ですが・・・近頃ちと私の周囲で変化あり。
私がクォード33+303を使い始めてから、オートグラフ使いの友人が33+50Eを使い始め、別の知り合い(ゴールドのVLZとディットン25使用)も球のクォードから33+50Eに変更。
おそらくメカマニアの方には評価されないアンプでしょうが、ミュージックラバーにはコレで結構十分事足りるということかナ。(ただ、ケーブル一本ダメでもすべてが台無しなのは、如何なクォードでも当然ながら。)

963: 薬漬け :2016/11/26(土) 17:26:32 HOST: west43-p2.eaccess.hi-ho.ne.jp >>962
メカマニアという訳でもないですけれども、33の面構えはメカデザインとして結構イイと思いますよ。
何せ毎日見て触る機器なのですから。

964: ジークフリート :2016/11/27(日) 22:53:08 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉963 毎日見て触る機器

デザイン的に泥臭さがまだ残っている辺りが33にもクォードらしさを感じるところで、まぁ人によってはミニコンポかおもちゃにしか見えないかもしれませんけど、人様がどう思おうが関係ないワケで・・・

ところで、本日はATCのシステムからジョーダンワッツのシステムへDACを移植してみたんですが、従来どおりCDP内臓のDACで聴く方が断然良くて、この単体DACの何処がダメなのかが明白になってしまいました。

因みに・・恥ずかしながら、ATC用のDACはその数時間前にミメイシス10に交換したところでして・・
恥ずかしながらというのは、四度目の正直?と申しましょうか、三度借りたことがある個体なのに懲りもせず・・・今回、四度目でようやく正式採用が決定。
その間には別の二名の所有となったり、大規模な修理を受けたこともありましたが、きっと何かの縁があったのでしょう。

965: 薬漬け :2016/11/27(日) 23:40:14 HOST: zaq31fb5653.zaq.ne.jp Mimesis10、きっと大先輩の心の琴線のどこかに引っかかっていたのでしょうね。
縁とは異なもの味なもの。

966: ジークフリート :2016/11/30(水) 01:44:26 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉965 くされ縁?というか・・

今まで何度かミメイシス10の音を聴いて、良い音だな?と思ったことはほとんどなく、ただ、使用していたDACに足りないものがあるのは確かだナという思いで導入したんですが・・・
CDPとかDACなんてのは音の違いが案外大きいので、キカイだけ差し替えればイイてもんじゃないんですよねぇ。
折角整ったと思っていたシステムですが、今度のDACに合わせてこれからまた全体の調整が始まります。

967: ジークフリート :2016/12/03(土) 15:33:34 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉964
ジョーダンワッツのシステムから外付けDACを外してはみたものの、CD数枚聴いたら早くもCDP内蔵DACの雑な性格が顕に。
一瞬は楽しくても、コレじゃ長続きしません。早速、外付けDAC復活!

音質改善した時は気付き難くても、改悪の時は早々に分かってしまうもの。もう後戻りは出来ないナ〜て感じ。
ミメイシス10の下取りに出すはずだったDACをまだ暫く手放せないとなると・・・ミメイシスの支払いは如何に?

968: 薬漬け :2016/12/03(土) 16:06:15 HOST: zaq31fb5653.zaq.ne.jp >>967

アナログもそうですけど、CDも一筋縄ではいかないようですね。
機器の相性その他もろもろ。

それと、やはり変化量は改悪方向の方が端的に分かりますね。本来は双方向にリニアに反応して
くれれば良いのですが。

969: ディラン :2016/12/05(月) 09:19:37 HOST: nptky307.jp-t.ne.jp モノラル再生と言えば太くて分厚い音、熱い音等と言われる事が多いです、まあ〜そのような感じと同時に小生のシステムでは結構ワイドレンヂで繊細な音も聴こえて来ます。昔の世界の佇まいに留まる事なくタイムスリップした様な現実感も感じられますね。
アナログは深いとつくづく思いますし楽しいです。

970: ジークフリート :2016/12/06(火) 20:55:51 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉969 アナログは深い

昔の盤は昔の装置で聴くべし!てな考え方もありますが、一方では、昔の盤が現代の装置で再生されて初めて本領発揮!という面もあると思いますねぇ。
ただ、下手な盤の場合は、どこかのアンテナみたく「見え過ぎちゃって困るのぉ〜」とか。

971: ディラン :2016/12/07(水) 01:21:50 HOST: nptky101.jp-t.ne.jp >>970
ジ−クさん、今晩は。深い故はまり込みます。
もう1時過ぎですが今まで聴いて居りました。カ−ボンカンチレバーのカートが待ち遠しい。
駄目盤が名盤に為る否名盤を鳴らせなかった。

972: ジークフリート :2016/12/11(日) 07:29:08 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp メインもサブも、システムの構成がだいぶ煮詰まってきたところで、またしてもケーブル交換。

メインの方は、長めなベルデンの二重シールド電源ケーブル(硬い!)が手に入ったので、ヴィオラのパワーアンプの純正品(台湾製で、柔らかい)と交換。
ジョン・スコの「ラウド ジャズ」を聴いてみましたが、コレだけでも結構違う(音まで硬い!)もんです。

サブの方では、マトモ過ぎて面白味に欠けるんじゃないか?という感じを変えようと、DAC 〜 プリアンプ間のインターコネクトを、銅単線から手持ちのオーグライン単線(自作用 極細)に交換。
バッハのチェンバロ協奏曲では、リヒターのチェンバロが、秘めたる色気?てな感じなったように思うのですが・・・

まぁ、どちらも、暫く色んなものを聴いてみて違和感が少なければ正式採用の判断です。

973: 薬漬け :2016/12/11(日) 18:21:50 HOST: zaq31fb5653.zaq.ne.jp >>972

シースが固いと音も固いとはよく言いますが、やはりその傾向はあるようですね。

音をしっかり出したいとなるとちょっと固めのケーブルというのは拙宅でも同様ですが、
取り回しに苦労するのが難点です。

974: ディラン :2016/12/11(日) 23:41:24 HOST: FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp >結構ワイドレンヂで繊細な音も
と言う事で更にと言うか前から仮のフォノイコを使って居りましたがやっと
ガラード401/RMG309/DL102のラインに新たなフォノイコ(ターンテーブルと同じドイツ製)が入りました。
今までの一寸誇張した部分が消えモノラル録音の本来の(自然な)再生に手ごたえを感じて居ります。
何れは最新のモノカートをと欲望を持って居ります。

975: ジークフリート :2016/12/14(水) 08:28:15 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 当方のモノラル盤用プレーヤーの導入はいつになることやら?当然ながらフォノイコもそれ相応のものが要りますしねぇ。
ミメイシス10導入で軍資金がなくなってしまいましたので、まぁジックリ案を練るか?・・てな感じ。

ミメイシス10と言えば・・・前オーナーと腹黒店主が昨夜遅くに急遽来襲。
我が家では、大概のお客さんがメインシステム(ATC)よりもサブシステム(ジョーダンワッツ)の方にキョーミ深げで、昨夜もご同様。

腹黒店主は、オーグライン(銀と金とプラチナの合金のインターコネクト)を得たステレオラを聴いて、「音がヌケましたネ。コレでもう完成デスね?」だとか。
今更そんなお世辞に騙される歳でもありませんが・・・ステレオラに限らず、今まで取っ替え引っ替えヤってきた装置は、何故かいつもメインよりサブの方が面白い音が・・・。
きっと、メインの方も、も少し遊び心があった方が良いということなのでしょうが・・
ただ、どこで遊ぶか?・・・そこらへんが今後の展開のカギかナ?と考えておりますけれど、イマドキそんな愉しげな装置なんて、そこらに転がってないんだよなぁ。

976: ディラン :2016/12/14(水) 09:39:55 HOST: nptky106.jp-t.ne.jp 新参者のフォノイコを頂く時、横にチェロのプリ1Kオ−ムが有りました。ある御仁が比べられチェロより良いではないかと言われたと聞き気分は良いが人それぞれの耳がある様な。チェロも迷惑な話しで有ります。
ともあれ昨夜のマイルス、チェットベ−カ−は今までのモノラルのイメージを覆しました、音が粒立っていて妖しいではないか。フォノイコ恐るべし。

977: ジークフリート :2016/12/14(水) 17:54:55 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉976

ディランさん。良さそうなフォノイコが手に入ってよかったですね。
色んなカートリッジに対応するタイプなんですか?(まさかモノラル専用に導入?)
きっと、カーボンカンチレバーのカートリッジにも似合うのでしょうね。

978: ディラン :2016/12/14(水) 18:54:49 HOST: nptky404.jp-t.ne.jp >>977
ジ−クフリート様、モノラル専用に導入しました。取説を読みますと様々なカ−トに対応とありますがMMしか試して居ないのでどうなんでしょうか。40Kオ−ムなのは何故なんでしょうかね47に決まっているらしいのに。MCに繋がないのはレビンソンより良かったらガックリ来ますからね。でもやるでしょ〜ね。カ−ボンカンチレバーのカ−トは今だ入荷しません。
今日、ビ−トルズのモノ盤を聴きましたが癖に為る音です。

979: ディラン :2016/12/14(水) 22:03:33 HOST: FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp >40Kオ−ムなのは・・・・
間違いでした。47KΩ/270pFでした。
40は40dBのゲインでした。

980: ジークフリート :2016/12/14(水) 22:36:17 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉978

ディランさん。そうですか、やはりフォノイコも別系統にされたんですね。
一々つなぎ替えとか、面倒でできませんわねぇ。

ただ、モノラル専用として何処まで別系統にするか?・・・どーせなら、アンプもスピーカーも専用に!てなことになりそうで、ちょっとコワイんですよねぇ。
で、選んだプレーヤーと似合そうなスピーカーと言えば、またしてもJBLとか?古レンヂとか?に逆戻りしちゃったりして。(もう一部屋あれば!)

981: ジークフリート :2016/12/18(日) 10:02:18 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉1 〉972〉973
最近、やっと、何を聴いても違和感が少ない状態になったような感(パワーアンプの電源ケーブルが最後のネックだったみたい)あり。

スピーカーのお陰でもあり、アンプのお陰でもあり、プレーヤーのお陰でもあり、ケーブルのお陰でもあり・・etc

本日は、年末年始のお楽しみ用にと取り置きを頼んでいた20枚程のLPが配達されるはず。

年越しまでには片付けなきゃならない用事が色々ありますが、溢れているCDやLPもまたそろそろ片付けないと(聴く可能性がないものはドンドン処分して、ホントに聴きたい良質なものだけに絞りたい)と思いながらも、なかなかそうも行かず。

棄てるつもりだったものでも、もう一度聴き直してみると、あら!こんなに良かったの?てな具合で・・・未練たらしく再確認などしていてはダメですねぇ。

982: ディラン :2016/12/18(日) 16:21:29 HOST: nptky201.jp-t.ne.jp >>981
おりよっ、こんな良かったのと最近思ったのはアトミックベイシ−、クリフォ−ドウイズストリングスですね。
ムラビンスキーのチャイコフスキーの4番の管も。

983: ジークフリート :2016/12/20(火) 07:56:21 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉おりょ!こんなに良かったの

コレって、ケーブル一本の違いでもあり得る現象で、あの時棄てたあの盤も残していればひょっとして・・などとオツムに浮かぶことしばしば。

しかし、個人的には、聴かないものを置いておくよりは、未だ聴いていない盤を少しでも多く聴きたい気持ちが強いんですねぇ。

984: ディラン :2016/12/20(火) 08:24:46 HOST: FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp 最近は音フェチに為って来たのか音楽全体より音を味わっている様な有様。
昨夜もグレングールドのブラームス間奏曲集を聴いてピアノの余韻を楽しんで居りました。
又、バディーリッチのドラムにも嵌って居ります。

985: ディラン :2016/12/24(土) 00:29:02 HOST: FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp 今日聴いたレコードの中でカザルスのホワイトハウス・ライブ、カーメン・マクレーのアフター・グローが
良かったです。何度も何度も聴いたレコードなのに。
只、ガラード401の回転速度が安定するのに10分も掛る様に為ってしまった。
いよいよフルメンテナンスに出そうと思ってます。アイドラ―、プーリー、吊りバネ、ストラスパッド等の部品交換とモーターの分解。

986: ディラン :2016/12/24(土) 00:44:55 HOST: FL1-118-111-161-251.kyt.mesh.ad.jp >カ−ボンカンチレバーのカ−トは今だ入荷しません。
代理店に聴きましたら国内外からの注文が多く来年の1月末頃とか、さてはてどんな音がするのやら。

987: RW-2 :2016/12/24(土) 12:18:43 HOST: 94.233.156.59.ap.yournet.ne.jp 拙者なんかカンチレバーどころかアームもシェルもカーボン製で統一したプレーヤー使うております。
ADCのアーム使うと結果的にそうなります。カートリッジはオーディオ・クラフトのカーボンです。
ナガオカは昔からカーボンカンチレバーの技術を持ってますから配給モノにもカーボンを使ったモノ
が多数ありますね。東芝やソニーもカーボン系がありましたからね。

炭素繊維をレジン重合や接着剤で固めてるので、ポキッといきそうですが意外に丈夫です。

988: ディラン :2016/12/27(火) 01:08:52 HOST: nptky403.jp-t.ne.jp >>987
昔グラスファイバーからカーボンに換えた時は衝撃でした。軽い、反発力抜群で長いのが苦も無く使えました。高かったです。はい、竿の話しです。

989: ディラン :2016/12/28(水) 00:25:30 HOST: nptky305.jp-t.ne.jp 今日マイルスのBOX入り5枚組を探してたらCD4枚入りのが混じっていました。コロンビアの音源を集めてあるのですが久しぶりに鮮度の有る激しい音が聴けたです、CDも嵌まる物は確かに有りますがこういうのは稀有です。トランスポ−ト、DAコンバータ−を選べば?いやいや雲を掴むような物だと思います。

990: ジークフリート :2016/12/28(水) 23:54:25 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 明日から6日間の休みを如何に過ごすか・・・寝正月というか、いわゆるレコード三昧?といきたいところですが、先ずは大掃除の後半戦。

そして、高校時代の部活のOB会・・・当時憧れていた女性の先輩がブラジルから帰国して、その後初めての再開が果たせる予定ではありますが、キレイな想い出が崩れ去るおそれも。

オーディオにしても、現実はキビシイもので、昔夢中になって聴いていたアノ頃のアノ音は、今となっては出しようもなく、しかしもし出せたとしてもおそらく「へッ?こんなレベルでしかなかったの?」とか、「もう、今更そんなもの・・」とか、たぶんガッカリするのは必定で・・・再開を果たすべきか果たさざるべきか・・・

・・・ところで、つい先日までメインシステムで使っていたDAC。現在は冗談システムで活躍しているんですが・・
そのメーカーが近々バージョンアップ(電圧増幅から電流増幅へ)を行うとか。
もしかすると、先ごろ導入したミメイシス10を押し退けて、再びメインシステムに返り咲く可能性も?
とりあえず、年明けには試聴してみたいナ?と、楽しみにしております。

991: AD :2016/12/29(木) 04:58:58 HOST: 210.227.19.69 ↑ 再会したら、「我一直想・・・」てなこと言わないように(笑)
レコード三昧よりレコード3枚にしといたらじっくり味わえるんでは?
今年中に一日1枚、明けて同じのを聞き返す。
レコード行く年来る年なんてのはいかが?

992: ジークフリート :2016/12/29(木) 07:44:50 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉991
再開じゃなく再会ですよねぇ。(再開て、何を開くのやら?)
それにしても、同じレコードを何度もジックリ聴くとは?・・・針先がトレースしたダメージからLPが立ち直るのに8時間ほどかかるそうですから、CDなら大丈夫なんでしょうが、いずれにしても繰り返し聴くてのは遠慮したいし、まぁミュージックラバーならば、聴きたいレコードは色々あるワケで、正月くらいはバッハかワーグナーのボックスものでも通しで聴いてみたいものです。

993: AD :2016/12/30(金) 01:01:20 HOST: 210.227.19.72 ↑同じレコードを何度もジックリ聴くとは?・・・それはADのサガ・・・
悲しいかな、レコードなんてなかなか買えなかった頃のトラウマです。
今やレコードなんて骨董品というよりもジャンク扱い(リサイクルショップでは)
ですから、針先がどうのとかレコード盤のダメージとかよりも聴きたくてもかなわなかった
頃の反動で・・・。聴き倒す、使い倒す、履きつぶす・・・消耗品的扱いをしています。

オーディオ・マニア?とか通?の人とか、プロの人からすれば・・・なんてことするんだ
ってなるのかもしれませんが・・・。

994: ディラン :2016/12/30(金) 09:41:32 HOST: nptky405.jp-t.ne.jp 昨日レコード店に行き数枚を買って来ました。ア−トペッパー/チェットベ−カーのプレイボーイズ、ボブディランのプラネットウエイブ、パットギャレット-ビリーザキッド、ブルックナ−/クレンペラ−とブェングラ−、ア−トブレーキ−/雨月。プラネットはUSA物であり期待していましたがやはりノイズ入り価格相応でした。プレイボーイズはキング盤でしたがミント状態で掘り出し物。雨月はノイズ入りもクリーニングでOKレベル。ブルックナ−の二枚はミントでクラシックは概ね状態は良いですね、オリジナルは別にして。
店の人にプラネットウエイブの良いのが入ったら連絡をして欲しいと依頼。
三鷹の○○が懐かしい、良い店です。又、機会を作ってまとめ買いに行くか。
オクでセカイモンが出ていますが安くないです。

995: ジークフリート :2016/12/30(金) 20:05:52 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 大掃除がやっと終わって、先日届いた段ボール箱からLPをボチボチと消化。
最も楽しみにしていたのは、ヤナーチェクSQのデッカ盤とスプラフォン盤ですが・・・

どーも聴いたことある演奏じゃね?と、既に所有しているオリジナル盤を引っ張り出して見てみると、ジャケ違いの再発盤で、またやっちゃっちまった〜!てな感じでちょっくらショック。
なんか安価だな?と思ったんですがね〜。

996: ジークフリート :2016/12/31(土) 16:06:39 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 今年はアナログプレーヤーの増設を画策しておりましたが、叶いませんでした。

EDさんにアドバイスをいただいて、導入するつもりだったPD-131も、ツバを付けていたにもかかわらず結局あまり調子の良い個体ではなかったため、某店主が他の人に売り飛ばしてしまったし。

その後、2台目のアナログプレーヤーの導入目的もはっきりして、方向性は定まったものの、それに見合うブツをカートリッジからフォノイコまで揃えるとなるとケツコウ大変そうなので、まっ良い出逢いでもあれば?ってことでイイやと(そんなもん無くったって死にやしない)考えておりますが・・・

そういえば、他にもツバを付けたローサーとかなんとか・・・もうツバは乾いたか?

997: ジークフリート :2017/01/01(日) 17:09:04 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 管理人様はじめ皆様、本年も宜しくお願いいたします。

本日は、正月早々から、メインシステムではウインナワルツ(アーノンクールのニューイヤーコンサート)、セカンドシステムではフォーレのレクイエムを聴いておりましたが、システムの総入れ替えを初めてから約7年でようやく安心して音楽が楽しめるレベルに達したかナ?と感じているところです。

ま、しかし、上には上があるワケで、現在が山の何合めかも分からない状態ですから、引き続き上を目指すしかないなと考えておりますので、今年もさらに自分勝手な書き込みをさせていただくものと思いますので御容赦願います。

998: AD :2017/01/02(月) 00:14:45 HOST: 210.227.19.68 ↑1000完結の準備お願いします。
ところで、音源としての「ブリティッシュサウンド」とは・・・?
ビートルズなんかも入るんでしょうか、英国産無煙石炭使用の蒸気機関車の音とかも
ある意味・・・ブリティッシュサウンドなんでしょうか?

999: RW-2 :2017/01/02(月) 10:01:46 HOST: 94.233.156.59.ap.yournet.ne.jp 狭義での考えですけど、スタイルとしてはビートルズ初期はマージービート。日本呼称
リバプールサウンド。音としては中期まではブリティッシュビートの範疇でしょう。

ブリティッシュサウンドはブルースロック〜ハードロックの路線。イメージとすれば
ギブソンのハムバッカー+マーシャルの音。ユニットはセレッション。VOXもセレ
ッションが入ってますがパワーが小さいので分厚い音の壁ってな感じがしません。
やはりクリームとかザ・フーとかが主役でしょう。

ブリティッシュロックサウンドとすればビートルズもジミヘンもZEPPもパープルも
全部入りますから便利ではあります。

1000: ジークフリート :2017/01/02(月) 11:33:44 HOST: p307158-ipngn200108okayamahigasi.okayama.ocn.ne.jp 〉998 音源としてのブリティッシュサウンドは?

ADさんの場合、どんなところに英国らしさを感じられるかわかりませんが、ADさんがそうお感じになられれば、それがそうだということで宜しいんじゃないでしょうか。

このスレッドは、冒頭にも書きましたように、陰影たっぷりな落ち着いた再生音、やや控えめ目で渋さと典雅さを兼ね備えた、そういうものを個人的にはブリティッシュサウンドだと思っておりますので、そういった再生を楽しもうじゃア〜リマセンカという趣旨で立てさせていただきました。

例えば、バッハのブランデンブルク協奏曲をイムジチが演奏するのとアーノンクールがヤルのでは全く違う演奏になるワケですが、英国人ではないそんな人達が、増してやドイツの音楽を演奏する・・・それでも再生音としては、渋くて深い陰影などからなんとなく英国らしさを感じる。ある種のグッドリプロダクションてヤツでございますヨ。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1405668065/


64. 中川隆[-11465] koaQ7Jey 2018年4月29日 08:39:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-12511]

量産品に関しては、

ファーストロッドが物としては一番立派に造られていて
ロットが降るほど「予告なき改良」と言う名のコストダウンと手抜きが重ねられて行くのは周知の事実です

なのに、最新製品や後継機種に買い換える人が居るのは全く有り難いことです
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-516.html


65. 中川隆[-11810] koaQ7Jey 2018年5月03日 09:20:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-12964]

Quad 66 CD Player は典型的なブリティッシュ・サウンドだった

物理特性や解像度は 2万円程度の最低価格の CDP と変わらないけど、最高のクリームの味わいの超甘美な音だった QUAD 66CD

Quad 66 CD Player - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=QUAD+66+CD


Quad の静電型スピーカーは分解能が異常に高いので、CDP はコンサートホールの残響音の様な倍音成分が沢山入ったQUAD 66CD が一番合うのですね。


QUAD 66CD

定価:180,000円

発売時期 1989年12月
生産完了時期 1993年

■入力:アンバランス(RCA)1系統
■出力:アンバランス(RCA)1系統
■デジタル出力:同軸(RCA)1系統

サイズ W(幅) : 321 mmH(高さ) : 80 mmD(奥行) : 275 mm
重量 3.5 kg

名機 STUDE/A730 と同じマルチビットDAC。スイングアームCDM4メカニズム採用
http://www.audiounion.jp/ct/detail/used/81928/


因みに、Quad 66 CD Player の後継機はすべて NG だった:


QUAD 67CD (QUAD 66CD をコストダウンした劣化版後継機)

定価:220,000円

サイズ W(幅) : 321 mmH(高さ) : 80 mmD(奥行) : 240 mm

重量 4 kg

発売時期 1993年8月

QUAD発のCDプレーヤー「66CD」の後継となるモデル。
18ビット64倍オーバーサンプリングによるデルタ・シグマD/Aコンバーターを採用。
CDドライブ部にも静寂製の高いメカを搭載し小音量再生時のS/N向上が図られています。
http://www.hifido.co.jp/KWp/G2/J/650-50/C11-61630-19798-00/

あこがれの Quad66CD ついに来る 2011-12-30
https://ameblo.jp/ts-voice/entry-11121559101.html

うちでは AirMac Express で音を鳴らすことが多いので、CDはあまり聞かないのですが、それは逆によい音のするCDプレーヤーがなかったということも理由のひとつ。
それでも DAC ほどではありませんがいろいろな機種を試してきました。

今うちにあるだけでも…

Sansui CD-α317R
DENON DVD-2200(ユニバーサルプレーヤー)
Marantz SA8260(SACDプレーヤー)
Philips CDF100

と知らないうちに結構台数が増えてしまいました。

Sansui の機械はMASHというDACを搭載していて、柔らかい音楽を奏でてくれます。ただ、ちょっと線が細いのが難点といえば難点。聞き疲れはしないのでいいのですが、気合いをいれて聞こうとすると、解像度とかセパレーションとかいろいろな点で物足りないのです。

DENON は SACD が聞いてみたいばっかりに安かったので試しに落札してみたもの。届いて1ヶ月くらいでピックアップ不良が起こり、気まぐれにしかディスクを読まないようになってしまいました。肝心の音は、よく覚えていないのですが、なんだかとても普通でガッカリだったのを覚えています。
いまは寝室の滅多に使わないDVDプレーヤーと化しています。

Marantz もなぜか私の中ではDENONと同じ印象。特段いい音がするという気はしません。それでも発売当時の定価は DENON も Marantz も10万円もする機械。日本のメーカーはこんなものかと見切りをつけるきっかけ作りをしてくれた機械たちです。わたしが求めているのが Hi-Fi からはほど遠い音だからなのかもしれません。なんたって Quad派ですから…。

Philips はちょっとおもしろい機械です。

その昔、これと同じ機械がAppleに提供され、Powerbookの外付けCDドライブとして販売されていたという歴史があります。レインボーアップル付きのMacバージョンの方がよかったのですが、それなりの値段がするのでパス。Philipsバージョンのしかも液晶表示が消えかけているという半分ジャンク品を落札してみました。

ただ、この機械、マニアの間では音が良いと評判のPhilipsのスイングアーム方式のピックアップが搭載されていて、音もなかなかのもの。実に音楽性豊かな音を奏でます。私はこれにこれまた偶然手に入れた幻のPhilipsのライントランスL-300をかませてしばらくメインとして使っていました。

スイングアームにこのトランスを噛ませると、CD初期時代の黄金のPhilipsサウンドに近い(勝手にそう思い込んでる)音がでます。

話がかなり横道に逸れました。
そうでした、Quad66CDでした。

この機械も Philips の汎用基盤とスイングアームを搭載したCDプレーヤーです。
なので Philips の機械と同様の音がするんだろうなーと思っていたら、その辺はさすがに Quad。ちょっと違う Quad サウンドに味付けしてあります。

実は強い Quad派の私は、CDプレーヤーも Quad で揃えたいと常々思っており、買うんなら Quad最初のCDプレーヤーである 66CD がいいとずっと思い続けていたのです。

そして念願がかなってついに我が家に 66CD がやってきました。

実は以前にもオークションで落札した(かなり高額でだいぶ無理した)ことがあったのですが、その機械が到着後1時間で機能不全に陥り、やむなく返品したという悲しい過去もあったので、今回はかなりテンションがあがっていました。
ところが…

悲しいことにこの機械も到着後約1時間くらいで不調になりはじめ、2時間経たないうちにまったくCDを読み込まなくなってしまいました。

こと 66CD に関していえば、うちは何か呪われているじゃないかと本気で思いました。

早速出品者の方に連絡をとり、その旨をお話し、修理を試みてもらうことにしました。この出品者の方に修理の技能があることは偶然ブログを発見してすでにわかっていましたので…。

で、1週間後。完全に直って帰ってきました。私の 66CD。
ついに、ついにこの機械を手に入れることができました。
もちろんいまもきちんと機能して、いい音を聞かせてくれています。

この機械、音質こそ少し違いますが、先の Wadia を通したときと同じ水準の音がでます。さすがに CD なので Thorens よりは音が硬めになりますが、それでもレコードにほど近い音でCDを再生してくれるのです。

これで我が家では Mac からでも、CD からでも、レコードからでも同じレベルのハイエンド並みの音で音楽を聴くことができるようになりました。
https://ameblo.jp/ts-voice/entry-11121559101.html

QUAD 66 Pre-Amplifier & Control Panel Ends 〜近代的な音に進化したQUAD〜 2006/1/20

●UKイーベイにてあのQUAD66を見つける。私が現在使用している現役のプリアンプでもある。6シリーズはQUAD衰退期の製品で最後の傑作といえる。1989年の発売なので気がついたら20年近くの製品で骨董品の域に達してしまっている。この後7シリーズ現在の9シリーズへと受け継がれるが外見上は同じような大きさで技術的な革新もあまりないままシリーズ変更がされている。現在は香港資本でワーフデールの傘下にあり創業者も去った後である。66はロス・ウォーカ氏が在籍していたころの製品である。

●66ではDINコネクタが全廃となりRCAに変更、多様なソースに対応できるようになっておりはっきりとデジタル時代を見据えていたことが分かる。66プリは後に66Aにマイナーチェンジされがた何が変わったか、、、リモコンへの供給電源が前面に装備されたそうで私の66Aは確かにそうなっている。あと、リモコン制御のソフトウェアがレベルアップされた。44の機能を継承するかたちで、フィルタースロープ、チルト、バスをリモコンで操作し66の前面パネルにオレンジの液晶表示される。操作性はバツグンで、使いやすいというのはこういうことをいうのである。日本の製品がいかに使いにくいかが良く分かる。英語がよくわからない80才を超えた両親がわけもわからず操作して一度も意図に反したことが無い。ムダなくモレなくとはこういうことを言う。この操作性は77にも受け継がれたようだ。

●以前のQUADにはないレンジの広い音作りであるが、なんとなくあったクセみたいなものがなくなって
44と比べると薄っぺらく感じるかもしれない。帯域が広がって高域のレベルがアップしたのか、明るい音づくりに感じる。それでも周波数レンジは現代機器と比べると狭く感じで、なんとなく懐かしい音楽に聴こえる。家庭でゆったりと高品質の音楽に浸ることを目指していたQUADが昔から大切にしてきた音作りの方針だと思っている。

●£200が開始価格である。程度がよければ、\6万が相場、\2万で即買いと勝手に値付け。まだロッキーインターナショナルにて修理が可能なので、606 とセットで揃えておくのがいいと思う。
https://blogs.yahoo.co.jp/audio_agent/23961409.html


QUAD 67−CD;#66Pre Takayoshi Mashimo December 7, 2004
http://www2.nkansai.ne.jp/sch/kayo-net/av12.htm

市場では姿を見ることがほとんどないプリアンプとCDプレイヤーである。操作もすべてがリモコンに依存するので電源SWオンリーというきわめてシンプルな外観をしている。これは、以前からQUADのFMチューナーやパワーアンプなどにも言えることで、これらには電源SWすらない。だから、プリだけとか、メインだけとかを他社の一連のオーディオ機器と組み合わせて使うユーザーはまれで、蓄音機のようにすべてをQUADで統一して、それらをひとつの音楽再生装置として使ってはじめてその特徴を窺い知ることができるようである。

QUADは、もともとアンプやスピーカーのメーカーなので、CDプレイヤーを出すとは意外であった。アナログの時代なら、ちょうどLPプレイヤーを発売するようなもので、音の入口まで出したからには、QUADのシステムにつないで是非一度聴いてみたかった。

ちょうどギドン・クレメル、クレメラータ・ヴァルティカの演奏を聴いて、シュニトケの合奏協奏曲第1番でのヴィオラの音が記憶の中にあったので、会場で買い求めた「8つの四季」をこれでかけてみて驚いた。(プリは、#44)オーケストラでもクレメラータ・ヴァルティカのような小編成の室内楽団でも第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン群とともに、確かにヴィオラの音は聞こえるはずなのに、再生装置でこれらがはっきり聞こえる装置はきわめて少なく、だだ弦楽器が鳴っていると言う感じのものが多いのである。

「うーん、まさにヴィオラの音だ!」

周波数レンジはフィリップスなどに比べると狭く詰まったような感じがするのに、古いSP復刻版を再生した時のような、なんとも懐かしい音楽が聴こえてくる。これは、QUADが昔から大切にしてきた音だ。

一方、QUAD #66 Preの方はというと、DINコネクタはすっかり姿を消してすべてがRCAピンとなり、入力ジャックがたくさん増えて、いろんなソースに対応できるようになっている。1989年の発売だからもう結構昔のことだが、はっきりとデジタル時代を見据えていたことが分かる。今までのQUADにはない音だが、デジタル機器(MDとかCD)にデジタルソースのソフトを入れるとあまりにも鮮鋭な音で耳がついていかない。むしろ、アナログのカセットとか、LPの再生とかがうまくミックスされていいのではないだろうか。

先日、友人が劣化寸前(一部音が歪んだ箇所があった)の4トラックオープン・テープを持ってきてCD化を頼まれた。アナログをデジタル化するわけだが、このCDなどを再生するとほどほどにバランスの取れたいい音がする。#66のコントロール・パネルは非常に良くできていて、67CDごとコントロールでき使い勝手が素晴らしい。特徴は、#44を世襲するかたちで、フィルタースロープとチルト、バスをコントロール・センターで操作し、その結果はプリの前面パネルにカーブとなって表示される。

QUAD #22から、#33、#44、#66となって音も少し引っ込んだ感じから前面にでるようになったが、#44あたりがその中間、どれがよいやら好みは分かれることだろうが、上述のごとく、QUADは入口から出口までを統一しなければ評価はなかなかむづかしい。
http://www2.nkansai.ne.jp/sch/kayo-net/av12.htm


315 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/12/13 14:48 ID:wrKdUPHi

10年間1万時間以上使った66CDがとうとう壊れました。
某国産CDプレーヤーを替わりに繋いでますが、クォードとの差に愕然。

ひとことで言えば、クォードは芸術的な音・・・10年前の製品なのにヴァイオリンの温もり、ピアノの風格を伝えます。

どこかで修理できませんかねー???
・・・正規ルートでなくていいですから。

誰か教えてください。

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/12/13 15:12 ID:???>>315

サウンドボックスに逝けよ。


317 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/12/13 16:22 ID:wrKdUPHi>>316さん、有り難うございます。

さっそくサウンドボックスの電話番号を調べて訊いてみました。

ところが、「あれはフィリップのメカだけど、もう一部の部品が
品切れなので修理はできなくなりました」とのこと。

ほんと、早く修理しておけば良かった。


321 :ギルビー:02/12/14 11:29 ID:???
>>315さん
66CD、残念ですね。
このCDプレーヤーの美点は他には得がたいもの。
後継機67CDでさえ、音の魅力は引き継げませんでした。


322 :としぼちゃん:02/12/14 17:30 ID:???

ギルビーさん、66CDと67CDの違いはどこらへんですか?。
67は所有しており、66は手に入れなくてもいいかと思っていたのですが、
ギルビーさんの発言なので、気になります。

323 :ギルビー:02/12/14 22:41 ID:???

ご承知かと存じますが、両者の主な違いはDAC。
66はフリップスTDA1541Aによるマルチビット。
67は18ビット64fsのDAC。
67のほうが技術的に進んだDACなのでしょうが、両方聴いてみた上で
私の好みは66だったということです。

手持ちのNEC CD−10、STUDERのA730もTDA1541A
なので、これが自分の好きな音なのだと思っています。


324 :ギルビー:02/12/15 09:11 ID:???

朝起きて自分のカキコを読んだら、DACチップのことにかこつけ、
あまり親切じゃない印象をもちましたので、少々補足します。
66と67は、同時比較したわけではありません。
66とはじっくり付き合っていますが、67はショップの厚意で1週間レンタルしただけです。

QuadのCDプレーヤーは少し地味でナロウな感触の音ですが、
意外とソフトの差もきちんと提示してくれる良さがあります。
物量投入型ではないので、押しの強さは望めませんが、音楽が自然に流れるように感じます。
アンプやスピーカーがマッチしないと地味な印象だけで終わるかも・・・

上記の傾向は66と67に共通として、あえて両者の違いを言えば、
カマボコの66に対し、67は、よりフラット指向の音かもしれません。
私が強く惹かれるのは何故か66のほうだったのです。


325 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/12/15 12:25 ID:???
>>324 ギルビーさん
私も67CDを購入して使っていたのですが、67CDを修理中に友人の66CDを貸してもらい聴いたのですが、その音の違いに驚き、そのまま66CDを譲ってもらった記憶があります。
(残念なことに、その66CDも阪神淡路大震災で壊れてしまいました・・・・)

326 :ギルビー:02/12/15 12:45 ID:???

>>325さん、嬉しいカキコです。同じ感覚をお持ちのようですね。(笑
大震災で・・・そうですか。
惜しい事でしたね。
でも命さえあれば、また何かに感動できますよ。


327 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/12/15 13:38 ID:???
>>317
67CD所有ですが、最近トーレーの出し入れする部分が壊れて吉○苑で部品の交換してもらいました。
66CDの修理は難しそうですが、オーディオショップに電話かけまくるとか。
たまたま補修部品に使える別製品の中古があるかもしれない。


328 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/12/16 17:01 ID:???

そうそう、>>325 で書き漏らしましたが・・・67CDがCDM−9(普通のタイプ)
に対して66CDは、CDM−4でした。(これがまた動作が遅くて、イライラしたものです。)
しかし、元来マルチビット愛好者でしたので66CDの音(TDA1541A)は私の感性にぴったりでした。


329 :ギルビー:02/12/16 20:46 ID:???

66CDの動作ですが、私には苦になりません。
ポイントを押さえた合理的な設計、音楽のツボをうまく掴む表現力、隠れた名機として絶賛したいです。


330 :328:02/12/17 13:16 ID:???

いつ時かSS誌レコード演奏家コーナーにアナログ専門のオーマニが登場したが、
菅ーノがチラッとデジタル機器の話に移したとき、登場したのが66CDだった。
この人曰く、古臭い機器だが私にとってこの66CD以下も以上も有りません。
これほど、レコードマニアに受け入れられたCDPも珍しいと書かれて有りました。


333 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/12/18 11:53 ID:???

私も66CDを高く評価している者の一人です。
現在他に3台のCDPを使っていますが、66CDの奏でる音楽の「深さ」は圧倒的だと思います。
ギルビーさんや >>328 さんのような方達がいることを知り、嬉しく思いました。


370 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/04 22:31 ID:???

この秋、7年来使っている67CDのトラッキング不良となり、ハーマンに問い合わせしました。
代理店を終了していることさえ知りませんでした。
本国送りで6ヶ月9万円と言われ修理を諦めていたのですが、所沢のWLにお願いしたところ、とても親切に修理していただきました。
66Pre、606Aもあと5年も使えばコンデンサーが抜けて来るかな、と心配なこの頃です。
QUAD はハイエンドにはほど遠いけれど、お気楽便利なリモコンで、まったりと音楽を聴くのにはちょうど良いです。
もう少し、ホコリの少ない環境になったらコンデンサー・スピーカーを欲しいと思うこの頃です。

ビンテージ オーディオ専門店:ウエスタンラボ・オンラインショップ
http://westernlabo.net/

有限会社 ウエスタンラボ
http://www.westernlabo.com/
〒359-1133 埼玉県所沢市荒幡513-5
電話:04-2925-5550


371 :としぼちゃん:03/01/05 02:29 ID:???
>>所沢のWL
あそこがQUADの面倒を見てくれるとは知らなかったので参考になりました。


372 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/05 21:30 ID:???

Westernのアンプの修理をしたふりをして、トランスをタムラにいれかえる、あの○エスタ○・○ボですか???


400 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/30 15:56 ID:MxhyXhMK>372
ウ○スタンラボの件。

私も昨日、トラッキング不良66CDの修理見積を依頼しました。
ところがあんた、金額を見てびっくり。
5万円ですよ!調整だけで
ピックアップを交換したら10万かかるんだそうです。

私は66CDを10年前に10万で買ったんだが・・・
足もと見るのもほどがある。


401 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/30 17:46 ID:???
>>400
ラボを擁護するわけでも貶すわけでもないけど、
あなたがいくらで 66CD を買ったかはこの際、まったく関係ない。

技術料というのは、安くないよ。
CDの調整にそんなに時間がかかるとは思わないけど、一定水準のエンジニアを時間拘束するんだから。
ピックアップだって、メーカーから補修部品をとれるのならばともかく、そうじゃない現状では、
以前からこの日のために保管していた部品を取るのか、他の機械からとってくるのか
とにかく、結構大変なはずだよ。

10万円というのは、確かに高いな。とは思うし、>>400 が足元を見られている気はするけどね。


402 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/30 18:12 ID:yCiJtKMd
>>400
ピックアップ交換ならハーマン(旧代理店)で直しても10万はないにせよ 6-7万はとられたと思うよ。
修理っていうのは高いものだよ。

403 :401 = 372:03/01/30 19:57 ID:???

>>402 の言うとおりならば、正規代理店が存在しない今、
正規代理店でもなければ難しそうなピックアップ交換を代理店料金の5割増し程度でやるというのは、良心的だわ。

販売店も霞を喰っていきてるわけじゃないんだよな。


404 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/30 23:20 ID:eIKwhAUw
>>400
あの店は止めたほうがよい。

405 :403:03/01/31 02:21 ID:???

ちゃんとした修理をするのならば、金額はそんなもんだと思うよ。
それを高いとか言ってる >>400 は世間知らず。

ただ、>>372 に書いたような逸話があるからさ。
これは、5年くらい前にMJの売買欄で知り合ったおじいさんからユニットを譲ってもらったときに、そのおじいさんの経験談として聞いた話な。

金額に見合うちゃんとした修理をしているとは到底思えないわけだよ。


406 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/31 08:42 ID:???

多くは語りたくないが、俺もあの店では嫌な経験をした。
>>404 に一票。


408 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/31 17:46 ID:Ugj33q90

66CDのピックアップ交換は一年前にハーマンで3万円前後と言われました。
そのうちできるとたかをくくってたら、いつのまにやら代理店がなくなってた。
あんとき、やっときゃ良かった。

480 :66CD:03/03/10 18:15 ID:wI8F8NVJ

あのー、馬鹿な質問かもしれませんが、66CDを使っていて、66PRE が欲しいなどと思っていますが、やはり44の方が、プリとしては傑作ですか?
何となくリモコンとデザインがそろうというのが気になってまして。
 現在は 66CD、ミッションサイラス2+PSX、Rodgers LS3/5A を使用しています。


483 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/10 19:43 ID:???

66pre入れると606も入れざるをえなくなるのがクワド沼の恐ろしさ


487 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/11 09:43 ID:???
>>480
44プリは自分的には「明瞭」、「精緻」等の誉め言葉を使いたいけど、
ある意味最も「普通」、「無難」なプリではないでしょうか。
66プリ はQuadらしくマターリ系、真空管アンプで良く言う「飴色の艶」があると思う。
エコー成分も多め。
66Aになると 44 に近く、客観的な傾向。
あくまで個人的ではありますが、使ってみての感想です。


545 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/26 22:56 ID:???

405, 510, 606
どれが一番いいのかなあ。 どなたかお教えください。
と、大好きな QUADをageてみる。

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/28 00:32 ID:fUaqPWgA

とりあえず405を買って下さい
もちろんプリは44で


547 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/28 22:49 ID:???
>>546 に同意。
あくまで405だよ。405-2 じゃなくて。
405-2 はコストダウンでトランスがだいぶ安物になっている。
うなりが出やすいのも 405-2 のほう。

端子がDINなので一般的には使いにくいかもしれないが、
くれぐれもRCAに付け直すような美しくないまねはしないように(笑

# 良くオークションに出ているけど、改造じゃなくて、壊してるんだよな。ああいうのは。


550 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/29 00:39 ID:???

405がいいって?
それは意外なお言葉だ。
おれとしては、405は眠いな。
まだ405−2のほうがいいよ。


557 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/29 21:07 ID:???
>>550 に同意。
モデルチェンジと称して手抜きをやるようなメーカーじゃないよ QUAD は、
日本のメーカーならともかく。405-2のほうが良いのは当然でしょ。


559 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/30 02:38 ID:nj102XFA
>>557
その論理から言うと 405-2 より 606 の方がいいという結論になる訳だが。

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/30 02:52 ID:???>>559

606 より 77,さらに 99 がいいわけでつね?


561 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/30 08:22 ID:???

99以外のすべての機種を使い、Quadは古いほど良いなどと得意げにふれ回った時代もあった。
しかし今思うのは、Quadのampは各々にかなり違う個性が持たせてあるということ。
どれが良いなどと短絡に判断しないことをお勧めする。
これは不当に冷遇されている77に至ってもそうだ。
長期に使い、鳴らし方を理解するまで軽々に判断しない方が良いと思う。

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/30 08:29 ID:???

俺は全部を使った訳じゃないが、同様なことを思ったことがある。
>>561 さんのレスは基準にすべきひとつの見識だと思う。

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/01 20:13 ID:???
>>561
さすがにすべての機種は使ってないですけれど
それぞれの機種にそれぞれの良さがあるというのは同意。

上級機を買ったため売ってしまった機種も、しばらくたつとまた聞きたくなって、手放したことを後悔する。
405−2のちょっと細身でマットな質感のある音、また聞きたいよ。

596 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/24 22:57 ID:???

ヤフオクに 606っていうパワーアンプでてたんですが、
定価いくらくらいなんだろ。聴いたことある人いらっしゃいますか?


599 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/25 16:11 ID:???
>>596
買値で20万くらいだったかな?
405に比べると高音の硬質感が無くなって、味わいという点では一歩後退した感がある。
パワーの差もそれほど感じない。

ただ、上にもあるように 405 は結構トラブル多いけれど (私の405もノイズでダウン)、606 は 15年間ノートラブル。
なんやかんや言いつつ、ずっとメインシステムから動かない。

603 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/26 09:49 ID:???
>>596
ヤフオクに出てるのは「606」とあるが、画像見ると後期型の「606A」。
606よりは硬質感があり、405−2にやや近い。
但し、組合わせ方にもよるが 405又は 405−2 の持つ「生命感」のようなものは出しにくいかも。

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/27 15:14 ID:???

Quad 606A昔使っていましたが、まったりしすぎず硬質感がむしろ好きでした。
結構よくキビキビ鳴らしてくれてたなーという記憶があります。

611 :としぼちゃん:03/04/27 20:17 ID:???

606と606Aの外見上の違いは上部の角が直角(606)か、45度カットされている(606A)か。

内部は606がEIトランス、606Aがトロイダルトランス。
また606は最初はQUAD606の文字が灰色で同じ大きさの字体。
のちに今回出品のようにオレンジ色の小さいQUADと大きい606の数字のデザインに変わりました。

なおこの字体は606Aでも同じです。

606の前期と後期は知っている範囲ではデザイン上だけで内部の変更は無かったと思います。


618 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/30 01:31 ID:???

66PRE と 66A PRE を見分ける方法ってあるんでしょうか?(外観やシリアルNOなどで)
どなたかご存知ですか?


620 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/30 20:32 ID:???

確か、66A は入力ごとのアッテネーション、ティルト、フィルター設定をプリセットできたはず。66 はこれがない。

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/02 13:49 ID:???

外観から判断するには製造年月が有効
66Aは93年登場

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/03 14:46 ID:???
>>620
当方66PREは持ってないのですが、ちょっと疑問があります。
過去ログ見ると66のCD入力は特性に若干問題があるようなんですが、
66CDや67CDのような純正の組みあわせでもあまり良好ではないんでしょうか。

66A PREはアッテネーション、ティルト、フィルター設定が設定できるようなので
あまり心配いらないようですけど、66PREってやっぱり避けたほうがいいんでしょうか?
https://hobby.5ch.net/test/read.cgi/pav/1027078311






2008年2月 5日 クォード(QUAD)77CD CDプレーヤーは難しい?
http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2008/02/quad_77cd_cd_da58.html


http://arukunakama.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2008/02/05/quad77cd.jpg


Quad77cd 上段:NEXT BASE NB-656 マルチ・プレーヤー(MPEG4/DVD/VCD/CD/SVCD/KODAK PICTURE/JPEG CD) 中国製 時価3,995ペソ(円価8,000円)

下段:QUAD 77CD CDプレーヤー 1995年発売、240,000円 W32.1XH6.5XD30.0 重量 3.5kg

お勧め度:★★★☆☆、コストパフォーマンス:★★☆☆☆

前回、トリオードのルミナスというDACの関係で上段のNEXT BASEを紹介しましたが、今回は、下段のクォード77CDを紹介します。これは、以前使っていたSONYのCDP−X5000が壊れてしまったので、急遽、2006年12月に日本に帰国したときに中古で100,000円ほどで買った機種です。

さてこのときに、名古屋(地元)のオーディオ専門店をいくつかまわってCDPを新旧を問わず視聴してまわったのですが、意外とこれはという機種に合いませんでした。大学の頃からですからかれこれ20年ほどオーディオファンをやっているわけですが、お店の人に聞いても、ピュア・オーディオ自体が不振だとか、専門オーディオメーカーが経営不振とか不景気な話ばかり。たとえば、CDトランスポートを自社生産するメーカーが2社になってしまったとか、バブルの前の重厚長大なオーディオ機器をみてきた身からしたら、たいした様変わりようでした。

以前のブログでも書きましたが、音楽を聴かせてくれるという意味で言えば、はっきりと海外オーディオのほうが結果として安上がりなのではないのかと思います。それでもこの数年、本格派志向の小さくてもスタイリッシュな性能のいいレシーバー(CD,ラジオなどの一体型アンプ)が、内外のメーカーから発売になったことは非常に喜ばしいことです。

ところで、クォードのCDプレーヤー自体のレヴューをすると、この価格(24万ととるか中古の10万ととるかで変わるかもしれませんが)としては、まあまあのモデルなのではないのでしょうか。具体的にいうと音に濃くがあります。中低音のまったり感と、結構、高音の抜けがよい点、音の分離がよい点、一言でいうと中庸な音がします。

これって当たり前のことのようなのですが、なかなか難しいのです。間違ってもドンシャリではないし、分離の悪い団子の音でもない。適度に音の横の広がりと奥行きが感じられる。派手な音ではありませんが、たとえばシンバルのきらめきやバスドラの音がそのまま聴こえる。この当たり前のことが、なかなかできないんですよね。

同時に試聴した日本のメーカーのCDプレーヤーの音をざっくりというと、繊細かもしれないがどうも音が薄いというか細い感じがする。淡々としすぎていてコクがない。それとは逆に音量を押し出しすぎてすぐに音がかぶってしまったり団子になってしまう。精密機械的な魅力はあるかもしれないが、それは音楽を聴く道具ではないといったところでしょうか。逆に個性というか音楽性を求めると、国産の場合、すぐに30万、50万かかってしまう。

今回、♪pastel piano♪さんが、クリークのCDプレーヤーを新規購入したそうですが、素直にいい買い物をしたなあと思うわけです。(たしか、このとき同時にそのクリークのCDプレーヤーも試聴したと思いますが、国内製品の50万円以上の機種に劣らないような味のある音を出していました。)

http://www.audiostyle.net/archives/51241855.html

あと機械として面白いことも紹介しておきます。@メインパワースイッチが裏面にあって、表にスタンドバイモードがある。つまり電源を入れっぱなしにしておくことを前提にしているようです。Aディスプレイは残り時間表示。つまり1曲の全体が示されて0に向かって減っていく。これはこれで楽しい考え方だと思います。B1曲目の前曲を選択すると最後の曲が呼び出される。つまりループになっているんですね。

77CDになった改良点として、上級機の67CDプレーヤーでは前面スイッチがトレイの開閉とパワーしかない(リモコン利用を前提)のに較べて、77CDでは一応、本体前面のスイッチで一通りの操作ができます。その場合、スイッチが赤いインディケーターで、リモコンを使うとオレンジ色のインディケーターとなります。なんか変なこだわりが人間くさくて面白いです。ところである雑誌にデジタルアウトがあると書いてありましたが、この77CDには同軸も光リンクも、つまりデジタルアウトはついていません。RCAアウトだけなのでご注意を。当時、まだDACの重要性もいわれていませんでしたし、クォードとして完結していたということでしょう。ちなみにクォードリンクの端子はついています。

♪pastel piano♪さんが何度も強調している点ですが、舶来オーディオのおもしろさは、このクォードとかリンとかネイムとか最初から小さなサイズで設計されていること。この77CDも躯体に鋳物みたいな素材をつかっており、なにげに発熱効率を考えたりしているんですね。このような芸の細かさを知ると、なんか造った人の心意気を感じます。無理に大きいものを小さくするのではなく、ミニマム・マックスなものを作ってしまう。図体だけ大きくて中はすかすか(失礼)のものとは考え方が根本的に違います。

あと車の世界でもクラシックカメラの世界でもそうですが、高くてもいいものはなかなか値崩れしません。発売されて10年以上たって半額ちょっとで売れるってことは??

また、高ければ無条件でよいかといえば、そうはいえないところがまた面白いところです^^?

やっぱり日本の社会もこれだけ成熟してきたのだから、せめて5年間はモデルチェンジをしなくてもよいようないいものを作ってほしいですね。

これは安くてよいものを作ろうとする日本の開発モデルを否定するものではけっしてありません。それはそれで必要ですし、安くてよい品質のものが誰にでもあまねく手に入る世界は素敵で幸せなことです。でも、フラッグシップというか、マスターピースというか、ラインアップの中に、ひとつかふたつくらいは値段が高くても、みんなの憧れとなるような夢のある商品があってもいいのではないかと思います。

Quad77cdbose P.S.

NEXT BASEとトリオード・ルミナス1.0の組み合わせと、クォード77CD。

本音をいうと、実は、はるかに安物のNEXT BASEからデジタル(同軸、光リンク)でルミナス(18万円)につないだほうが、いい音がしています。クォードよりも、こちらのほうが音がみずみずしいのです。ルミナスについては、こちらの記事もどうぞ。

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2007/06/luminous_10_da_b97d.html


Triode Luminous 1.0 DAコンバーター
定価:180,000円

16/20/24bit.32/44.1/48/88.2/96KHzサンプリング対応 

光入力2系統、RCA入力2系統
3kg

なんといっても特徴的なのは増幅素子がFETと真空管の2系統の出力回路があり、それぞれ違う音が出るのが魅力です。ソースや気分によって切り替えられます。
http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2007/06/luminous_10_da_b97d.html

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/life_i_love_you/2008/02/quad_77cd_cd_da58.html


66. 中川隆[-11809] koaQ7Jey 2018年5月03日 09:52:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-12964]

Quad 66 CD Player の本当の後継機は Quad の新製品ではなく、EAR Acute Classic だけど、値段が高過ぎ


EAR Acute Classic 
メーカー希望小売価格 890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)


Ear , Acute Classic - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Ear++Acute+Classic

Acute Classic - ヨシノトレーディング

この一台で、DAC/真空管プリアンプがついていて、ヘッドフォン使用も可能なワンボックスデジタルプレーヤー。


CD の販売が落ち込み、CD プレーヤーをラインアップに揃えるオーディオブランドも年々減ってきています。

CD 再生に対する音の追求は、もはや時代遅れなのでしょうか?
CD はもはやその音楽メディアとしての役割を終えようとしているのでしょうか?

全世界のミュージックファンのCD ラックに納まったコレクションは、かつてのアナログレコードのように廃棄の運命をたどるのでしょうか?

「いいえ、そんなことはさせません...」

EAR の主催者でありオーディオデザイナーである「ティム・デ・パラヴィチーニ」は、それらの問いに対して、1つの回答を託したCD プレーヤーをここにリリースすることを決定いたしました。

その名も「EAR Acute Classic」。

これは、SACD でもなく、Blue-Ray でもなく、純粋に「CD」の音を音楽的に追求したCD 専用プレーヤーです。

そして今や貴重な「真空管」を採用するチューブ式CD プレーヤーです。

しかしなぜ「King of Analog」と呼ばれるパラヴィチーニが、このタイミングでCD プレーヤーをリリースするのでしょうか?

アナログが脚光を浴び、多忙を極めるにもかかわらず、あえてデジタル機器でしかもSACD でもなく、CD 専用機を世に問う理由は何でしょうか?

パラヴィチーニは、かつて「EAR Acute」というモデル名でCD プレーヤーをデザインしています。

2005 年にデビューしたAcute はその後、「Acute 3」までバージョンアップしましたが、部品供給が難しくなったことから惜しまれつつも生産が終了していました。

気がつけば音楽を聴くスタイルは、音楽をデジタルコンテンツ化してデータ送信する方式となり、有形なモノとしての音楽メディアの需要は減る一方です。

しかしCD は1982 年の発売開始からすでに34年(2016 年現在)が経過し、アナログ盤が主役だった50年代から80年代半ばまでの期間と同等か、実質的にはそれ以上の長期に渡って、流通量を含め音楽メディアの第1線を走ってきました。

世界に現存する有形音楽メディアとしては最大の枚数が音楽を楽しむ人たちのすぐ手元にあるわけです。

ある意味、もっとも手軽に音楽を楽しめるメディアです。

ダウンロードしたり、パスワードを入力したり、アプリを立ち上げたり、そんな煩わしい作業は一切必要ありません。

電源を入れて、トレイにCD を載せたら、あとは「プレイ」を押すだけです。

これほどまでに普及した音楽ソフトであるにも関わらず、人類はまたしてもアナログの時と同じように、新技術の優位性を謳い文句に CD を過去の遺物として葬り去ろうとしているのでしょうか?

新技術を否定するわけではありません。

まだやるべき事があるはずだ、と言っているのです。

パラヴィチー二がアナログにこだわり続けているのは、まだやるべき事がたくさんあるからなのです。

同じように、CD にもまだやるべき事がたくさん残っているということなのです。

アナログ界の巨匠であるパラヴィチーニが「CD 専用プレーヤー」を、また作ろうと決心した理由は、まさにそこにあるのです。

特にハイエンドのCD 専用機は、各メーカーのラインナップからモデルが姿を消し、安価な普及機以外は なかなか見られない状況になりつつあります。

そんなCD プレーヤーが次々に姿を消していく状況を目の当たりにし、CD が本来持っているポテンシャルを引き出せなくなることが、かつてのアナログが「アナログ=ノイジーで悪い音」という先入観を音楽ファンに根付かせてしまったように、何としてもそれを阻止する必要があったのです。

つまりパラヴィチーニの純粋な音楽に対する熱き想い、そして音源という資産に対する想い、さらには再生装置に対するチャレンジ精神が、今回の「Acute Classic」発表の原動力となったのです。

「King of Analog」の異名を持つパラヴィチーニは、当然のことながらアナログサウンドの響きを愛してやみません。しかしそれは、パラヴィチーニが到達したい「理想のサウンド」という明確な目標があり、そこへ到達するための手段としてアナログが最適だったということが言えます。

つまりパラヴィチーニにとって理想の目標地点に着くためには、デジタル街道を進むよりも、アナログ街道を進んだ方が、やりやすく、尚且つ理想に近づけたわけです。

これが「Acute Classic」の場合、その理想の目標地点に着くためにデジタル街道を歩いていかなければなりません。しかしそれがパラヴィチーニのチャレンジ精神をさらに刺激したのです。 

「Acute Classic」は、デジタルとは思えないほどアナログ感覚に溢れた、アナログ/ デジタルハイブリッドとでも言うべきCD プレーヤーです。

新しくデザインされたエクステリアはEAR のアイデンティティであるクロムフィニッシュのフェシアを奢り(アルミヘアラインブラックフィニッシュも選択可)、モダンでシンプルなスタイルを採用しました。

また、真空管の配置を水平方向の横置き仕様とすることで、これまでのどのモデルよりもシャーシ全体のスリム化に成功し、シャープなイメージを醸し出しています。

最新のモダンなインテリアにもマッチして、美しいコントラストが目を楽しませてくれることでしょう。

回路構成で特徴的なポイントは、デジタル信号は全てパラヴィチーニがデザインしたアナログフィルターを経由して、他のEAR のプロ用オーディオ機器と同様にトランスフォーマーをカップリングしたチューブ式{ ECC88 (PCC88) x 2 } ライン出力段へ送られ出力されます。

この時デジタル信号は、あたかもアナログレコードのグルーブから発せられたような音質に変換されます。

チューブの特性にマッチするように仕立てられたEAR の心臓部である出力トランスは、パラヴィチー二自身が手巻きで納得する音が得られるまで、幾度と無く試行錯誤を繰り返した後に完成させたオリジナルスペシャルメイドのデザインを採用しています。

出力はアナログアウトプット(フローティングバランスXLR、及び同等クオリティーのアンバランスRCA)を備え、アナログアウトにはバランス/ アンバランスともに最大5Vrms の出力を持たせました。

これによりプリアンプを介さずとも、ダイレクトにパワーアンプに接続して駆動する事が可能となり、フロントパネルのアナログ式ヴォリュームで出力をコントロール出来ます。

「Acute Classic」はまた、Wolfson 社製 WM8741 DAC、及びS/PDIF レシーバーを搭載し、3系統のデジタル入力(USB、Coaxial S/PDIF、Toslink Optical S/PDIF)により、PC 等のデジタルセットからのソースで音楽を楽しむことも可能です。

いずれのデジタル信号もパラヴィチーニの理想とするアナログレコードのようなサウンドを奏でるように全てがデザインされています。

昨今、有形メディアとして再びアナログが注目され、その音の素晴らしさに気づいた人々が再びアナログ盤を買い直しているという現象がおこっています。

CD が登場した時にアナログ盤を処分してCD に買い換えたことを思えば、じつに滑稽な話です。

今後、配信やストリーミングを中心とする無形の音楽メディアが主流になっていったとしても、いずれ有形の音楽資産である「CD」にスポットライトが当てられる時がどこかでくるはずです。

なぜなら音が良い/悪いという判断の仕方は、数字や再生の手段で判断されるのではなく、いずれ、好きか/嫌いかという主観に頼るところに行き着くからです。

手段がどうであれ、パラヴィチーニが目指すものは「いい音を届けたい」という信念です。

ゆえにデジタル/ アナログという領域に関係なく、現在のパラヴィチーニの理想に最も近い音を奏でる再生機が、この「Acute Classic」です。

パラヴィチーニの新たなる挑戦を是非お楽しみ頂き、その音の響きを味わいください。


Specifications:

●Playback:
CD 44.1KHz, 16bit PCM 
SPDIF upto 192KHz, 24 bit PCM、 Toslink upto 96KHz, 24bit PCM
USB 2.0 44.1K - 192KH, 16 - 24 bit PCM


●デジタル入力:
1)USB 
2)SPDIF (RCA)
3)SPDIF (Toslink)

●アナログ出力:
1)Phono; 5V rms シングルエンド
2)バランスXLR; 5V rms XLR ピン 2 ポジティブ
3) ヘッドフォン(1/4” ) 16 - 100Ω

●使用真空管:2 x ECC88 (PCC88) / 6DJ8 (7DJ8)

●サイズ( 突起物含まず):W435 x D285 x H65 mm

●重量:8kg
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/acute-classic/

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2016年12月 marantz SA10とEAR Acute Classic 音質比較 (字幕修正版) - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=CvEMKdasY34


オーディオ逸品館 2016年11月 
EAR Acute Classic vs. marantz SA10 音質比較テスト
https://www.ippinkan.com/ear_marantz_sa10.htm


真空管らしい艶やかで滑らかな音質が高く評価された「Acute(アキュート)が、2016年10月「Acute Classic」として、純粋に「CD」の音を音楽的に追求するためのCDプレーヤーとして再登場しましたが、CDプレーヤーの需要は年を追うごとに縮小し、「EARのような小規模メーカーがCDプレーヤーを制作する」には、高いコストとリスクが生じるようになりました。新発売されるAcuteも、非常に簡単なメカニズムしか搭載しないにもかかわらず、90万円近い高価な製品になっています。

他方、Esoteric や marantz(DENON)などの大規模オーディオメーカーは、「自社でメカニズムを作る」という手段を講じながらも企業規模の利点を生かし、販売される製品は高級デジタルプレーヤーとしては、比較的低価格に収まっています。

Acute Classic と対照的に、marantzからは「オリジナルメカニズム」と「オリジナルDAC」を搭載しながら60万円という挑戦的な値付けがなされた「SA10」が新発売され、双方のデジタルセクションや機能などを比較すると「SA10」の最新ないメース時に対して、「Acute Classic」はやや時代遅れとさえ感じられてしまいます。そして、その価格は内容を考えると高額に思えます。

そこで「実際の音」が価格に比例するのか?あるいは、Acute Classicが無為に高い機器なのか?を両機を比較試聴して見極めることにしました。

EAR Acute Classic メーカー希望小売価格 890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)


EARの創始者であり主任設計技師である「パラヴィチーニ氏」は、「King of Analog」の異名を持ほど真空管を使ったアナログサウンドの響きを愛してやみません。しかし、パラヴィチーニ氏は、日本で広く愛された「Musical Fidelity A1」の画期的なトランジスター回路の設計も行うなど、彼は真空管アンプだけではなくトランジスターアンプの設計にも鬼才を発揮できるのです。

このようにトランジスター回路と真空管回路のどちらにも優れた手腕を持つ彼が、CDプレーヤーに「真空管出力回路」を使ったのは、単なる彼のノスタルジーではなく、彼が目標とする「理想のサウンド」の実現には、真空管アナログ回路が不可欠だからです。「Acute Classic」は、最新の優れたデジタル回路と、パラヴィチーニが理想とする真空管アナログ回路が組み合わさった、アナログ/ デジタルハイブリッドと言うべきCDプレーヤーなのです。

「Acute classic」がこれまでのモデルと大きく違っているのは、真空管の配置を水平方向の横置きとすることで、シャーシ全体のスリム化に成功し、シャープなイメージを醸し出す薄型デザインが採用していることです。また、このデザインの実現のため筐体や回路のすべてが新設計されています。フロントパネルには、伝統のハンドポリッシュのクロムメッキ仕上げのパネルが採用され、最新のモダンなインテリアにもマッチして、美しいコントラストが目を楽しませてくれることでしょう。

EAR伝統のチューブ・サウンドをこのモデルにしっかりと宿らせるために、パラヴィチーニ氏は他のEAR のプロ用オーディオ機器と同様にトランスフォーマーをカップリングしたチューブ式{ ECC88 (PCC88) x 2 } ライン出力段をアナログフィルターと出力回路に用いました。そしてチューブの特性にマッチするように仕立てられたEAR の心臓部である出力トランスは、パラヴィチー二自身が納得する音が得られるまで、手巻きで幾度と無く試行錯誤を繰り返した後に完成させたオリジナルスペシャルメイドのデザインが採用されます。

この優れたトランス出力回路は、アナログアウトプット(フローティングバランスXLR、及び同等クオリティーのアンバランスRCA)に備わり、バランス/ アンバランスともに最大5Vrms の出力を持っています。これは一般的なCDプレーヤーの2Vrmsの約2.5倍の高出力ですが、出力を高めたことで音楽のダイナミズムが拡大しています。また、この高出力をフロントパネルのアナログ式ヴォリュームにより音量可変出力することで、「Acute Classic」はプリアンプの助けを借りずに、パワーアンプを良好な音質で駆動することを可能としています。

さらにAcute Classicは、Wolfson社製「WM8741 DAC」とそれに対応するS/PDIF レシーバーが搭載され、USB1系統を含む合計3系統のデジタル入力(USB、Coaxial S/PDIF、Toslink Optical S/PDIF)が装備されています。もちろん、いずれのデジタル入力を使っても、パラヴィチーニの理想とするアナログレコードのようなサウンドを奏でるように音質が整えられています。

手段がどうであれ、パラヴィチーニが目指すものは「いい音を届けたい」という信念です。デジタル/ アナログという音源の違いに関係なく、現在のパラヴィチーニの理想に最も近い音を奏でる再生機が、この「Acute Classic」です。パラヴィチーニの新たなる挑戦を是非お楽しみ頂き、その音の響きを味わいください。

CD:44.1KHz, 16bit PCM

S/PDIF:同軸(RCA) 192KHz, 24 bit PCM、Toslink upto 96KHz,24bit PCM

USB 2.0:44.1K - 192KH, 16 - 24 bit PCM

marantz SA10 メーカー希望小売価格 600,000円(税別)


SA11S3の後継機として発売される、SA-10にはマランツオリジナルのディスクリートD/Aコンバーター「Marantz Musical Mastering(MMM)」が搭載されています。このディスクリートDACは、プログラムしたアルゴリズムでデジタル演算を行える「DSP(Digital Signal Processor)を使用することで、一般的なDACチップが行うすべての処理をmarantzがプログラムしたオリジナルのアルゴリズムと専用設計の回路に置き換えることで、より理想的なサウンドを実現するために開発されました。

DACに必要な機能

デジタル信号をアナログ信号に変換するために使われる「DAC」は、オーバーサンプリング・デジタルフィルター、ΔΣモジュレーター、DAC、I/Vコンバーターで構成されます。

・オーバーサンプリング・デジタルフィルター

DACに入力されるデジタル信号の「細かさ」を向上するための演算ロジックです。
オーディオで使われるPCM信号は、縦軸が音量で横軸が時間に当てはまる方眼グラフ上の交点にデーターが置かれるような変換方式でアナログ信号をデジタルにしています。

PCMデジタル信号をアナログに戻すと、出力される波形はサンプリングされる前の「曲線」ではなく、「階段状の線」として出力されます。オーバーサンプリング・フィルターを使うことで、この「階段の段差」が細かくなり、出力される波形がアナログ信号の「曲線」に近づきます。

このとき「元々なかった点(デジタルデーター)」を作り出さなければいけないのですが、前後のデーターの中間にデーターを追加するだけでは、もとあった曲線の膨らみが再現されません。そこで、前後いくつかのデーターを参照にしながら「元々の曲線により近いデーター」を演算により生成します。

「MMM」には、元フィリップスでアプリケーションラボに所属し、「DAC7」でビットストリームDACの開発を担当、「CD-7」のデジタルフィルタの開発者でもあり、現在はマランツヨーロッパリージョンの音質担当者でもあるライナー・フィンク氏が、そのフィルター演算プログラムの開発に参加しています。


・ΔΣモジュレーター

PCMデーターは、「方眼紙上の点」です。この点は「電圧軸・時間軸」の絶対的な座標を持っているので、マルチビットDACではその座標に従って、定められたタイミング(時間軸のデーター)で定められた電圧(電圧軸のデーター)を連続して発生し「階段状の曲線」を出力します。後にこの「階段の角の部分」をローパスフィルターで削ることにより、元のアナログ曲線が出力されます。

ΔΣ変換とは、あらかじめ「点座標」で供給されるPCMデーターを「連続する点(ビットストリーム)」に置き換える変換です。わかりやすく言うなら、PCM信号をDSD信号に変換するための仕組みです。


・DAC
デジタルデーターから、アナログ信号を作り出す仕組みです。
ここまでの「3つの仕組み」が、「MMM」ではmarantzがプログラムしたDSPで行われます。


・I/Vコンバーター
電流として出力されるDACの信号を、オーディオ機器が扱う電圧に変換するための回路です。SA10ではこの部分にビシェイの高精度・高音質抵抗が使われるなど、一般的なICではなくディスクリート回路で構成されます。


・新世代のオリジナルメカエンジン「SACDM-3」
ディスクドライブには、marantzがピックアップの制御とデコードを行なう回路を新開発し、回路を最短、最小化。余分な電流やノイズの発生を抑えた、最新世代のオリジナルメカエンジン「SACDM-3」が採用されます。

出力回路
アンバランス出力、バランス出力は完全に同等グレードで構成され、バランス出力のHOT/COLDの反転は、信号劣化のないデジタル位相反転機能が採用されています。

アナログ基板
左右のアナログ出力回路はシンメトリーにレイアウトされ、チャンネルセパレーションや空間表現力が高められています。

高音質パーツ
アナログ出力回路には、純銅箔を採用した最上グレードのオリジナルフィルムコンデサ「ブルースターキャップ」や、高音質電解コンデンサなどを投入され、電源トランスには、SA-7S1と同等コアサイズのトロイダルコアトランスが採用され、巻線には高純度なOFCが使われます。

アナログ回路とDAC回路に給電するブロックケミコンには、4,700μFのマランツ専用カスタム品が使われます。

アナログ出力端子には、純銅削り出しのピンジャックが使われます。


ヘッドホンアンプ
フルディスクリートで、HDAM-SA2による高速電流バッファアンプが使われ、3段階のゲイン切り替えもできる。本格的なヘッドホンアンプが採用されています。この回路は、メイン回路を高音質化するためOFFできます。

試聴環境

メーカーから届けられた「Acute Classic」を箱から出して聞いたときは、「やはりEARのような小規模メーカーが、CDプレーヤーを初発売するのは無理がある」と感じました。

音の滑らかさ、雰囲気の良さは感じられるものの、同じ条件で聞いたことのある、marantz SA10と比べて情報量(音数)が明らかに少ないと感じられたからです。

試聴は、その後60時間近く連続で再生してから後に行いました。


 Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand(T3G) 

 AIRBOW PM11S3 Ultimate 

 AIRBOW MSS-i5 MsHD 6.7


試聴したソフトは、いつもの5曲です。これらの曲をダビングしたCD-Rを聞きました。

さらにCDの音とUSB入力の音を比較するため「新世界より」をAIRBOW MSS-i3 MsHD(HQ Player、88.2kHz/24bit出力)と組み合わせて聞いてみました。


2016年12月 marantz SA10とEAR Acute Classic 音質比較 (字幕修正版) - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=CvEMKdasY34




Della
「せせらぎ」

Liza Ferschtman
「BACH VIOLIN SOLO」

Grace Mahya
「Last Live at DUG」

noon
「500 Miles」

DENON
「新世界」


・EAR Acute Classic 890,000円(クロム仕上げ・税別)

 せせらぎ

水の流れる音には十分な高周波成分が含まれ、SACDの助けを借りなくてもすっきりと伸びきったサウンドがCDから再現されます。これは、真空管とトランスを使った良質なプリアンプ「EAR 912」をCDプレーヤーに接続したときに得られる、音質改善と同じです。音の広がりも自然で、手前の水音と近くの鳥の鳴き声、遠くの鳥の鳴き声が、部屋の壁の向こう側から聞こえてきます。

特徴的なのは、音の重なりに一切の濁りがなく、手前の音の向こう側に遠くの音が透けて見えるように聞こえることですが、この透明感の高さにアナログの鬼才と呼ばれるパラヴィチーニの技術が生かされています。

ただ、CDのメカニズムやDACといった「デジタル構成部」は、特別なものが使われているわけではありませんから、marantz SA10のようなぎっしりと音が詰まった密度の高さ、4Kデジタル映像のような緻密さは持ち合わせていません。
フィルム映画を見るような透明感とデリケートな色彩の再現能力を持つ、Acute Classicはディスクに記録された音を「情報」としてではなく、あたかも生演奏を聞く時のような豊かな響きと色彩で「生々しく」再現してくれました。

 バッハ バイオリンソロ

バイオリンから一音が出るその瞬間、弓と弦が触れた音だ出て、それから弦全体が安定した音階で鳴り、それが楽器全体に広がってゆく、その「響きのイメージ」がとても正確に再現されます。今聞いているのは「生楽器の音である」、「生演奏の再現である」ということがダイレクトに伝わってくる音の出方です。

従来のAcuteとの違いは、良い意味でその「響きの乗せ方」にEAR臭さがなく、アナログ回路で「特別な音作りをしている様子」を一切感じさせないことです。

高音はすっきりと伸び、中音は太く響き、低音は豊になる。本当に生楽器をホールで聞いているのと同じような音が出ます。

これこそがEARマジックなのですが、最新のAcute Classicは、本当に自然でその魔法が「見えない(感じられない)」ことが、一番の特徴だと思います。

こういう生々しい音を出すCDプレーヤーは、真空管を使うEARでなければ作れないでしょう。

 モナリザ

ギターの響きが部屋いっぱいに広がります。ボーカルは滑らかで艶やか。レコードを聴くときと寸分違わぬイメージでこの曲が鳴ります。今聞いているのは、ハイブリッドディスクのCD層をリッピングし、今はもうない高音質の「ゴールドCD-R」に焼いたものですが、下手なSACDプレーヤーで聞くSACD層を上回る程高域が滑らかで、高域の倍音もすっきりと伸びています。

驚かされるのは、デジアルのつきものの「ノイズ感」や「粉っぽさ」が全く感じられず、本当にレコードやアナログテープを聴いているのと同じ感覚で、CD(デジタル)が鳴ることです。

こういう音作りに、アナログサウンド30年以上の歴史を持ち、現場でのレコーディングの経験も深い、パラヴィチーニの経験が生きていると思います。

目の前で、人間が、生楽器を演奏している音で、モナリザが美しく鳴りました。

 500miles

ピアノの音と人間の声の違いが、とても良く伝わります。
特にこのディスクでは「ピアノの高い音」がやや硬く、ピアニストのタッチが粗く聞こえがちなのですが、そういう荒々しさは全く感じられません。ピアノの音は滑らかで響きが豊かですが、濁りが少なく透明感たっぷりに美しく響きます。
ボーカルはボディーがしっかり出て、肉付きのよい女性らしい柔らかな音で鳴ります。

驚かされるのはピアノの最低域の基音、そしてペダルを踏む音まではっきりと「生々しく」聞こえることです。今までこれほど深みのある自然な低域をこのディスクから再現するプレーヤーに出会ったことはありません。Acute Classicでこの曲を聴くと、中音が少し前に出てピアノがその後方に位置し、ピアノの高音が上方向に広がり、低音がやや遅れて地を這うような、「音の高低による時間差」が本当に見事に再現されます。

こういう音は、「現場の音」をしっかりと記憶している、パラヴィチーニが「生音に近くなるようなアナログ回路」をAcute Classicに与えたからこそ実現した音で、デジタル回路だけで作られた機器ではとうてい実現できないでしょう。なぜなら、再生時の「響き」がなければ、実現しない音だからです。

私は2016年末発行のDMにオーディオ機器は、失われた響きを再現し、入力される音よりも出力される音をより「生々しくできる」という持論を掲載しましたが、今聞いている音は、まさしくそういう「失われた響きが見事に復元された音」です。

 新世界より

楽曲が始まる部分での、金管楽器の響き、弦楽器の響きの再現が見事です。Acute ClassicはEAR製品全般に通じることですが、「響き」の再現性、その「芸術性」の醸し出し方が実に見事です。

デジタルの音はアナログに比べると、動きが少なく「静止して」感じられる事があるのですが、Acute Classicで聞く新世界よりには「生きた時間の流れ」が感じられます。

演奏が進むにつれて刻々と変化する「響きの変化」に夕日が雲を照らし、刻々とその美しさを変えて行く様子が感じられます。響きの広がりと収束。色彩感の変化。本格的な交響曲ならではの「リッチな時間の味わい」が見事に再現されます。
今聞いているのは「音」ではなく、演奏そのものです。それも、生よりもさらに素晴らしく作り上げられた、再生芸術(演奏)そのものです。オーディオ機器は、生演奏をより美しく、生々しく再現出来るという「事実」をAcute Classicは、聞かせてくれます。

  新世界より(USB入力)

CDに比べるとほんの少しだけ響きが減った分、演奏が落ち着いて感じられます。CD-Rで聞くこの曲が「春から初夏」にかけての雰囲気だとすれば、USB入力で聞くこの曲は「夏の終わりから秋」に欠けての雰囲気です。

音質的にそれほど大きな変化は感じられませんが、雰囲気が一ついて少し「客観的」な部分が醸し出され、普段聞いているこの曲の雰囲気に近くなります。

素晴らしいと思うのは、CDの再生、USBでの再生に関わらず、CD(44.1kHz)にありがちな高域の閉塞感が全く感じられず、高域の倍音がすっきりと伸びていることです。

今聞いている音であれば「ハイレゾ」でなくても、十分アナログに匹敵するサウンドが得られます。少なくとも下手なデジタル機器で聞くハイレゾよりも、遙かに高域ののびは良く、楽器の音が自然に聞こえます。

色彩感も豊かで、この音であればUSB-DACとしても価格相応の価値を十分感じ取っていただけることでしょう。

・marantz SA10 メーカー希望小売価格 600,000円(税別)

 せせらぎ

今までのフラッグシップモデル「SA11S3」では少し気になっていた、高域のざらつきや堅さが完全に消えているところに「MMM」を採用した「SA10の良さ」が感じられます。水の流れる音、鳥の鳴く声は柔らかく、十分な厚みがありますが、すっきりと明快なサウンドで「ぼやけた感じ」が一切ありません。

Acuteとの違いは、水泡がはじけたときに飛び散る「細やかな水しぶき」が伝わる感覚、いわゆる「空気感」が弱いことです。しかし、これはSA10が弱いのではなく、Acuteの「真空管を使った音作り(本来録音されていないものを、あたかも存在するように感じさせる力)」を褒めるべきでしょう。

立体感はスケールが若干小さいですが、それが逆に「空間の密度感を上昇」させることにつながっているので、善し悪しではなく、好みの判断になるでしょう。
PCMのように輪郭が強くなりすぎる事がなく、下手なDSDのように滑らかになりすぎる事もなく、marantzらしい暖かく滑らかな音でせせらぎが鳴りました。

 バッハ バイオリンソロ

Acuteで聞くこの曲に比べると、SA10は表現がやや穏やかですが、細やかな楽器の音の変化や奏法のバリエーションがきちんと再現されるので、演奏にじっくりと耳を傾けたくなります。

Esotericのように堅くなく、LUXMANのように柔らかくなく、Accuphaseのように色が薄くなく、SA10のバランスはとてもニュートラルです。音が滑らかで密度も高く、バイオリンの鋭さと柔らかさのバランスが秀逸です。

Acuteのような「海外製品」と比べると、落ち着いたムードになりますが、フェルシュトマンが自分の音のじっくりと耳を傾けながら、知的にバッハを奏でている様子が伝わります。

プレーヤーで極度に色づけしない「端正な音」が魅力的に感じられました。

 モナリザ

切れ味の良い透明な響きを聞かせたAcuteとは違って、ギターのサイズが一回り大きくなったように、低音の響きが太くなり、その部分の余韻が長く感じられるようになります。けれど、変わるのは低音だけで、中高音の響きの量や余韻の長さは、Acuteと同じです。

ボーカルはギターと分離して聞こえます。この部分、ギターとボーカルの絡みがとても親密に感じられたAcuteとは一線を画します。

質が高く端正な音ですが、Acuteと比べるとやや「艶」が少なく感じられました。

 500miles

Acuteで聞くこの曲は「生演奏を聞いている雰囲気」を持っていました。SA10では「レコーディング現場」が見えてきます。

ピアノとボーカルの立体関係はややあやふやで、音像も肥大します。密度は高いのですが、それぞれの音が出てくる「タイミング」が同一なので、音が空間でかぶっています。

一つずつの音は悪くない、むしろ優れているのですが、音楽表現で重要な「間」が形成されません。

B&Wのスピーカーもそう聞こえますが、B&Wをモニターとして作られたSA10も同じ傾向を感じさせます。

 新世界より

録音の良いこのソフトではSA10の持つ「音の良さ」がしっかりと発揮されます。
PCMをすべてDSDに変換してからD/A変換する良さでしょうか?音が本当に滑らかで、良質なアナログソースを聞いているような「厚み」も感じられます。

金管楽器や弦楽器の音が重なる部分では、それぞれの音が見事に分離し、団子状に重なることがありません。あくまでも、細やかな音が美しく重なり合っているように聞こえます。

演奏の流れはとても穏やかで、不安なく新世界に踏み出していける、希望にあふれた音楽に聞こえます。また、ノイマンの指揮らしい「一糸乱れぬ統一感」も強く出ます。
音の量、厚み、すべてが満足できるレベルです。


  新世界より(USB入力)


S/N感、密度感、低域の安定感でUSB入力はCD-Rを上回ります。

しかし、その差はそれほど大きいものではなく、CD-Rでの再生とほとんど変わらない雰囲気で新世界よりが聞けます。黙って切り替えられたなら、どちらがそれとは言い当てられないほどの差でしょうか。

それでも中低音のハーモニーの厚み、小音量部の音の数、音が消え入る部分の静寂感など、回転していないものからデーターが取り出されているという「安定感」が感じられます。

ダイナミックレンジも少し拡大し、最大音量部の音量がわずかに大きくなっているようにも感じられます。

USB入力でこの音が出るのであれば、CDの再生でディスクにこだわる必要はないと思います。

試聴後感想

試聴レポートの最初に書きましたが、「最新技術を惜しみなく投入した marantz SA10」と「ノスタルジックな真空管を搭載したAcute Classic」では、全く勝負にならないと考えていました。

しかし、比較試聴を追えた今、その考えが全く違っていたことを知りました。

私自身
「デジタル機器はスペックではなく、出てくる音で選ぶべきだ」、
「デジタル機器の音質のキーポイントは、デジタル回路のスペックではなくアナログ回路の優劣だ」

と何度も書いてきていたにもかかわらず、今回はあまりにも違う「スペックの差」に完全に目が曇ってしまったのです。

SA10 はこの価格でよくぞここまで!と賞賛できる音質です。同じ国産製品で比較するならば、その価格は他社製品の1.5〜2倍くらいに匹敵するでしょう。特に、今回はメカニズム、DAC共にオリジナル化してこの価格ですから、その努力の実現は高く評価されるべきです。

しかし、EAR Acute Classicは「音楽の再現性」において、SA10をあっさりと退けてしまいました。

詳しい音質の違いは「試聴レポート」に記述したので省きますが、Acute Classicは「出力回路にEAR 912をおごっている」あるいは「CDプレーヤーと素晴らしいプリアンプが一体化したモデル」と考えなければなりません。

良質なプリアンプをCDプレーヤーとパワーアンプの間に使うと、音質がワンランクあるいはそれ以上アップすることはよく知られています。Acute Classicはまさしくそういう「プレーヤー」です。

このプレーヤーなら、高級なプリアンプを使わずに内蔵のボリュームを使ってパワーアンプに直結したり、あるいはプリメインアンプに繋いでも、100万円以上のプリアンプを使ってそれらを繋いだときと同等の「響きの良さ」が実現するでしょう。そう考えれば、その価格は思わず「バーゲンプライス!」と叫びたくなるほどの価値を持ちます。

少なくともクラシックやバラードなど、じっくり聞きたい本格的な演奏では、私は SA10 ではなく Acute Classic を選びます。

また、USB入力でもそのアナログ的な雰囲気が味わえる Acute Classic は、SA10 を超えるムードの濃さで音楽を再生したのです。

Acute Classic が SA10 を超えたのは、パラヴィチーニの経験が成し遂げた奇蹟でしょう。

聞かなければ信じられない。聞けば虜になる。それが、Acute Classicの魅力です。

逸品館代表 清原裕介
https://www.ippinkan.com/ear_marantz_sa10.htm


67. 中川隆[-11887] koaQ7Jey 2018年5月04日 07:06:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13078]

CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic
メーカー希望小売価格 890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)

チューブの特性にマッチするように仕立てられたEAR の心臓部である出力トランスは、パラヴィチー二自身が手巻きで納得する音が得られるまで、幾度と無く試行錯誤を繰り返した後に完成させたオリジナルスペシャルメイドのデザインを採用しています。
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/acute-classic/

EAR DAcute

真空管アンプで有名なEARです。この DAC はかなりアナログ的で濃い音がするのですが、中身はこんな感じです。

http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=9015

真空管関係はあまり詳しくないので正確なことはさほど言えませんが、真空管とトランスがこのDACの音の秘密だとは思っているのでそれについて書きます。間違ってるところもあるかもしれませんのでこの項目は話半分でお願いします。

正直DAC基板自体はとても平凡な設計です。これだけではまず大した音は出ないです。それ以降のアナログ段に音の秘密があります。EARのパラヴィチーニが発言していたことですが、実は真空管はなんでもよく重要なのはトランスだそうです。トランスは市販品では満足できず元々手巻きで自作していたというお話があります。トランスの特性が音を決めるということですね。

トランスの特性で重要なのはアイソレートとLPFを兼ねていることだと思っています。特に現代のDACの場合はどちらの特性も重要です。現代のDAC基板は音声を作り出す源流でもありますが音声帯域外ノイズ源にもなっています。現在ではほとんどのDACが帯域外ノイズを吐き出すデルタシグマ式です。このDACも例外ではなくWM8741を使っています。DAC素子が直接置かれている基板はDACの動作とクロック信号によって汚れています。なので直接この基板にアナログ回路を接続することは帯域外ノイズの音質的影響が無視できません。この帯域外ノイズは配線を接続しただけでGNDにも伝わりますしアナログ信号路にも伝わります。マルチビットDACだと無対策でもこの帯域外ノイズが圧倒的に少ないことが最大の優位性だと考えています。

そこでトランスの出番です。GNDを物理的に分割できる上に周波数特性も制限されるトランスはこの帯域外ノイズをGNDからも音声信号ラインからも除外する役割を果たします。EARの設計は信号伝達の全段にトランスを挟み込むのが特徴ですが、このトランス段を通過する度に帯域外ノイズを遮断し基板間のノイズ伝達を防ぎます。それが結果として広帯域で見ればSNを向上させることになります(帯域内SNは変わらない)。これがEARの音の良さの秘密その1であると考えます。

次に真空管です。よく真空管は特性が悪いが音は良いと言われますが、真空管の最大の音質的優位性はその動作電圧だと考えています。動作電圧と信号電圧が高いということは外来ノイズや抵抗から発生するノイズを見た目上小さくすることが可能です。真空管では電源が300Vで信号が50Vとかが普通にあります。特に抵抗ノイズは音質的影響がかなり大きいですのでこれは重要です。抵抗は値が2倍になってもノイズ発生量は2倍になりません。真空管をつかうと信号レベルを大幅に上げることができるので半導体アンプと比べて伝達中の信号SNの観点で優位性がある、これが音の良い理由だと思います。

以上のようにEARの優位性は多段トランスと真空管の組み合わせによって広帯域SNの向上と信号帯域SNの確保、この2つの要因によって達成されていると思っています。このような設計なら緻密なノイズ対策や部品選定など一切やらなくてもよくなると思います。だからEARの内部は音が良さそうに見えません。

補足ですが、SNという概念で重要なのが音質では実測ノイズフロアだけが支配的ではないところです。オーディオではノイズ成分にも音の善し悪しがあって脳がノイズNを分離処理できるときは同じノイズフロアでも音質は悪化しません。そういうNは音質劣化の小さいNです。なので一見SN性能が同じように見えてもN成分の由来によってそこには音の善し悪しが発生します。人間の脳はNに埋もれた情報を取り出す能力があります。それは下記記事にまとめています。


人間の聴覚と音質について


帯域外ノイズの半導体への影響についてはこちらの記事に記載しました。


オーディオ小ネタあれこれ
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=8087


要はいかに質の悪いNを排除するか、それが高音質のDAC設計には重要だということです。質の悪いNには帯域外ノイズ成分が含まれることもありますし、帯域外ノイズが半導体によって帯域内に変換されて入り込んでくることもあります。これも重要です。

EARの設計はこの人間的な要求事項に最適化した設計であるからこそ、測定値が悪くても人間が聞いて高音質に感じるのだと思っています。測定至上主義の無意味さは人間が測定器ではないこと=測定器と原理も方式も違うことが理由です。測定データはメーカーの技術力指標として、まともなものを作っているかどうかの最低限の評価にしかならず、それだけで音はわかりません。
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=9015


ティム・デ・パラヴィチーニについては

CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic _ ティム・デ・パラヴィチーニの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/853.html


68. 中川隆[-11999] koaQ7Jey 2018年5月04日 21:36:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13225]
>>67 リンク追記

人間の聴覚と音質について
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=5214


69. 中川隆[-12105] koaQ7Jey 2018年5月07日 08:54:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

EAR は個性が強すぎるので、基本的には QUAD の静電型スピーカーと ハーベス、スペンドール、ロジャース等の BBC Monitor スピーカーにしか合わない様です。

EARは元々安物部品を使った廉価アンプのメーカーだったので仕方ないのですが、

特に、EAR のプリアンプは EAR912 と Acute Classic 以外はすべて NG だそうです。

EAR834L とか音が粗過ぎるのですね。

EAR の 『Acute Classic』は CD も掛けられる USB-DAC付、ハイレゾ対応プリアンプだと思った方がいいです。

値段からしても、音質からしても、EARのプリアンプの中で唯一のお薦め品でしょう


E.A.R|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864431.html

EAR 真空管アンプ 逸品館
https://www.ippinkan.com/ear/ear_page1.htm


▲△▽▼


EAR Acute Classic
標準販売価格: 890,000円(クロム仕上げ・税別)・798,000円(ブラック仕上げ・税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/acute-classic/

EAR 912 【 Professional Tube Control Centre 】
標準販売価格:\1,980,000(税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/912/

Paravicini 312 Control Centre
標準販売価格:\2,980,000(税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/312/

EAR 834L 標準販売価格:Deluxe仕様 
標準販売価格:¥488,000(税別)
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/834l/

EAR 868PL 標準販売価格:¥980,000(税別){フォノセクション付}
https://www.yoshinotrading.jp/product-details/868/

EAR 868L 標準販売価格: ¥738,000(税別)
http://www.yoshinotrading.jp/product-detail/868/

▲△▽▼


2017年11月17日
イギリス・EARのCDプレーヤー『Acute Classic』

『CDは既に過去の物となり、打ち捨てられていく物なのか?』

マーケットを見回せば、確かに多くの高級機メーカーがCDプレーヤーの製造を止め、
ファイル再生プレーヤー(ネットワークプレーヤー等)やUSC-DACにシフトしています。

国内メーカーでも、CDプレーヤーの高性能な高級モデルは、

高級機を主体としたブランドとしてはAccuphase、ESOTERIC、LUXMAN、TAD、
中堅価格帯では、DENON、marantz、YAMAHAに、
後はC.E.C.が頑張ってるところ・・・といった状況。

海外ブランドに関しては、正直著名なブランドとしてはMcIntoshが頑張っていますが、
その他は高級機ブランドの少量生産のハイエンドモデルのみというのが実情です。

と言っても、こちらはかなり製品が絞られてきており、
CDプレーヤー時代には有名だったブランドは、もうほとんど残っていません。


でも、思い出してください。CDの登場は1982年。今から35年も前です。
そしてこの35年、パッケージメディアの王者として君臨し、
今なお大きなマーケットを握っているのは、やはりCDなのです。

アナログレコード(LP)を考えてみると、

モノラルの時代は普及したのが1950年代後半と言われていますから、
10年でステレオ盤LPに役目を引き継ぎました。

そのステレオ盤LPでさえも、マーケットを支配したのは、
オーディオシステムで音楽を聞くのが一般家庭に浸透した1960年代から20年程なのです。

しかもその終焉はあっという間で、現在のCDの様に粘り強くマーケットに残りませんでした。

※近年アナログレコードが再評価され、販売枚数を延ばしているとは言え、

(これはすごい事なのですが)現実的には、そのマーケットシェアは2%弱と言われています。

現在でも世界の音楽マーケットの3割以上はパッケージメディア(主にCD)が、
日本においては約8割のマーケットを実質持っているのです(ともに2016年の統計)。

もちろんこれは、その年に支払われた金額ですから、
いままでの35年間の累計を考えると、いかに多くのCDが皆さんの手元にあるかが想像できます。

そして、その中の多くの音楽が未だに配信されておらず、
また今後も配信される見込みの無い物が多く含まれているのです。

ファイル化しているから大丈夫という方も多いかもしれません。
が、そのファイル形式は何ですか?

iTunesも、WindowsMediaplayerも、デフォルト設定のままでは、
AACやWMA、MP3等の圧縮音源として保存されています。


LPをCDの登場に合わせ処分して後悔した先達と、同じ過ちを犯す必要はありません。

CDがアナログレコードに対して、ただ便利なだけのメディアだったら、
こんなにも長い間、多くの音楽ファンに支持され続けたでしょうか?
皆さん、もう一度、そしてもう少し、CDを見直してみませんか?
35年という時間は、CDの再生クオリティを、

発売当時からは考えられないほど高いレベルへと引き上げています。


『今、あなたが所有しているCDは宝物なのです』


という事で、今回の製品です。

イギリスの真空管アンプブランドであり、フォノイコライザー等アナログ再生にこだわる、EARから発売されているCDプレーヤー『Acute Classic』

※EAR Acute Classic USB-DAC機能搭載CDプレーヤー

D/A変換された信号は、真空管(ECC82)を通過した後、
EARの主催者であるティム・パラヴィチーニ氏自身が、
納得を行くまで試行錯誤を繰り返し完成させた、出力トランスを介して出力されます。

アナログ出力は通常より高めの最大5Vrmsに設定されていますので、
フロントのボリュームを介して、パワーアンプを直接ドライブする事も可能です。
デジタル入力を3系統(USB、同軸、光)装備していますので、
デジタル機器専用のコントロールセンターとして使用する事も可能です。

もちろんそれらの出力は、CDと同様にEARこだわりのアナログ回路を介して出力されます。


通電してから30分絶ってからの、充実したボーカルは一聴の価値があります。
また、弾むような低域は他社の製品ではなかなか聴く事の出来ないサウンドです。

よりサンプリング周波数の高い信号の変換を実現する事を優先する、
高解像度感を優先した最新鋭モデルとは一味違うサウンドがこのモデルにはあります。

スピーカーの前面に音楽を押し出すような再現と、
一つ一つの音が有機的につながるような密度感のあるサウンドは、
このモデルでなくては・・・と強く感じられる方が必ずやいらっしゃるはずです。

現代のD/A変換技術と、真空管の組合せによる充実したサウンドを、
ぜひこの機会にご体験頂きたいと思います。


EAR Acute Classic USB-DAC機能搭載CDプレーヤー

定価890,000円(税別) : クロムバージョン
定価798,000円(税別) : ブラックバージョン

使用真空管 : ECC88*2

アナログ出力(可変) : RCA端子*1系統、XLR端子*1系統

アナログ出力インピーダンス : <60Ω

デジタル入力
 ・USB-B端子*1系統 : PCM系・最大192kHz/24bit
 ・同軸(RCA端子)*1系統 : 最大192kHz/24bit
 ・光*1系統 : 最大96kHz/24bit

ヘッドフォン出力 : φ6.3mm*1系統 / 16〜100Ω

サイズ : W435mm*H65mm*D285mm
重量 : 8kg 
http://nojima-audiosquare.blogspot.jp/2017/11/earcdacute-classic.html


70. 中川隆[-12104] koaQ7Jey 2018年5月07日 09:02:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

最近は、

EAR / V20 / ¥498,000
http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/newpage124.htm

のヤフオク落札価格が40万円前後まで上がってきましたね:

ヤフオク! - 「EAR」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search;_ylt=A7dPDi01WVxa1w8AAiR8WDd8?p=EAR&aq=-1&oq=&fixed=0&ei=UTF-8&slider=0&tab_ex=commerce&auccat=23792&x=0&y=0


71. 中川隆[-12101] koaQ7Jey 2018年5月07日 09:20:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

EAR V20 はスペック上の実行出力は20wだが、所有していた友人の話では草が生えるほど非力で「本当に20wあるのかこれ?」という製品仕様だったそうです。

72. 中川隆[-12100] koaQ7Jey 2018年5月07日 15:13:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13444]

EAR Acute は元々 ARCAM の CDプレーヤーを改造したもので、D/Aコンバータまでを使用し、送り出しの回路をパラビチーニお手製のプリアンプ相当の回路を組み込んだものとなります。


オーディオの足跡 ARCAM アンプ機器一覧
http://audio-heritage.jp/ARCAM/amp/index.html


ARCAM は一時デノンが販売を取り扱っていましたが、現在は中止しています。


March 10, 2005
"ARCAM"アーカム ブリティッシュサウンドのスタンダード
http://www.audiostyle.net/archives/cat_arcam.html

ARCAM(アーカム)は1972年に英国ケンブリッジに誕生したイギリスで最もメジャーなオーディオ・ビジュアル機器専業メーカーです。エントリークラスからミドルクラスにかけてアンプとCDプレーヤーを中心に多くの機種を抱え、英国内で売れるCDプレーヤーの2台に1台はARCAMと呼ばれる程、本国ではコンシューマ向けオーディオ市場に於いて確固たる地位を築いています。日本国内でも数年前から大手オーディオメーカー"DENON"が輸入代理店を努めることで本国との価格差が縮まり、近年では家電量販店などの店頭でも時折見かけるようになりました。

アーカム_ピュアオーディオアーカム製品の魅力は何と言ってもオーディオ機器としての機械的な自己主張が少ない点です。家具としてスムーズに部屋に溶け込みやすいシンプルでモダンなスタイリングと誰にでも使いやすい快適な操作感、国産機とも肩を並べる手ごろな価格でありながら、ミニコンポでは無く、あくまでピュアオーディオとしての十分なクオリティを感じさせる音質と、優れた感性に裏付けられた音楽性の高さが高い次元でバランスしているのがARCAMの魅力です。

ホワイトシルバーを基調にした現行デザインのアーカムは、オーディオ的な作為を感じさせないプレーンで素直な音質が持ち味。個々のCDに録音されている情報を、多くのピュアオーディオ機器にありがちな機器の作り手側の思い入れという色付けや個性的なバイアスをかける事無く、ありのままの姿を素直に引き出してくれる点が特徴と云えるでしょう。それ故に表面的な音質面でどうかとなると、格別ワイドレンジ・高情報量といったハイファイ性を強調するタイプではなく、分解能・実体感・パワーハンドリング・レンジ感など全てが程々にまとまっていて、虫眼鏡でえぐり出すかの如くオーディオマニア的な聴き方をした場合はやや食い足りない印象が残るかも知れません。

筐体の薄さや軽さも、全体に薄味で穏やかさを伴うやや軽い傾向の音質に拍車をかけているきらいがあり(低価格機種になる程この傾向が目立ってきます)、この点は代理店であるDENON製品の日本的でワイドレンジで重い音調とは180度異なるのが興味深いところです。しかし、押しつけがましさのない穏やかで豊かな音場の広がり方や、長時間聴き続けても違和感を感じない耳当たりの優しさ、CDに刻まれた情報を過不足無く引き出す自然なバランス感覚は、オーディオマニアとしてではなく音楽ファンの再生装置として捉えた場合、これ以上他に何か必要でしょうか?と思わせてしまう懐の深さがあるのも事実です。

こういった書き方をすると、アーカムの音質は悪いと誤解されるかも知れません。しかしそれは大きな間違いです。高音質を強調しない=低音質ではありません。多くの人々が高音質を楽しめるようローエンドにもラインナップを広げている分、音質面で他社上位クラスと比較されて低い評価を受ける傾向があるようですが、ARCAM本来のリファレンスモデルであるFMJシリーズに目を向けてみると、実はミドルクラスの英国系箱庭システムの中でもトップクラスの音質を備えています。FMJの広い音場感を伴う現代的な再現性は、管理人が使っているTAG McLaren F3とも互角以上の音質で良いライバル関係にあると感じます。

特に、現行CDプレーヤー FMJ CD33Tの先代機種にあたるFMJ CD23Tは、ハイエンド製品で名高い dCS と共同開発した24bit Ring DACを搭載し、その音楽性豊かで暖かみのある音色は、イギリス製品の質を理解する音楽愛好家の間で根強いファンを獲得しています。(2008/1追記:最新の後継モデルは FMJ-CD36T になります。)

dcs SACD/CDプレーヤー P-8I
¥1,500,000(税抜) 発売:2005年2月16日
●メカニズム:Dual laser、2channel、CD/SACD compatible
●クロックジェネレーション:Precision VCXO
●PCMデジタル出力:AES3、SPDIF(on RCA)
●PCMデジタル入力:AES3×1、RCA(現在は使用不可)
●ワードクロック入力:BNC×1(現在は使用不可)
●ワードクロック出力:BNC×1
●外形寸法:430W×95H×395Dmm
●質量:12kg
●カラー:シルバー、ブラック
https://www.phileweb.com/ec/index.php?p=11981


アーカムは音楽の持つ楽しさ、表現をスポイルしません。音質を誇張してリスナーの耳を機器の"音質"に向けさせるのではなく、聞き手がいつのまにか音楽に聴き入ってしまう誠実な質感です。その意味で、オーディオ機器は"音楽再生"の黒衣に徹すべきという、本来再生装置がそうあってしかるべき姿に忠実なのです。ARCAMは音楽性をスポイルしないより上質で血の通った再生機を、オーディオマニアに限らず音楽ファン一般に向けて、広く普及させることをポリシーとしているように感じます。ですから音質がどうとかオーディオ的にどう?やれケーブルだアクセサリだといったマニアックな視点ではなく、ライフスタイルの中に真のポリシーや美学を求める上質で洗練された価値観を持つ人々に向けてお薦めしたいブランド、それがARCAMなのです。


ARCAM Solo ¥230,000(2005年発売)

スリムボディにアンプ、CD、FM/AMチューナーを一体化したCDチューナーアンプ。
CDプレイヤーのD/A変換部にはWolfson製 D/Aコンバーターを採用しています。
前面にミニジャックの入力端子を搭載しており、デジタルオーディオプレイヤーを簡単に接続できます。

デジタル出力 オプティカル:1系統
アナログ入力 RCA:4系統
ミニジャック:1系統
外形寸法 幅430x高さ79x奥行355mm
重量 6.7kg
http://audio-heritage.jp/ARCAM/amp/solo.html


ARCAM SOLO(ソロ)を店頭で試聴してみましたが、近年のアーカムサウンドを踏襲するあっさりとしたクセのない大人しめの音色で、音場がふわりと素直に出るタイプです。一体型システムで若干アンプのドライブ力に若干不安はありますが、クセのあるスピーカーと組み合わせるよりも、能率が高めで素直な音色のスピーカーと組み合わせて程々の音量で楽しむのに向いたシステムです。音楽に変な味付けをしないので広く音楽ファンに使ってもらいたい逸品です♪

私が最初にARCAMの製品を手にしたのは10年程前に遡ります。Alpha5plus(α5plus)という、当時アーカムがこだわっていたマルチビットと1ビットのハイブリット型DAコンバーターと、PHILIPSのダイキャスト製スイングアームメカ"CDM9"を搭載したCDプレーヤーです。

この当時のARCAMのサウンドは現行アーカムとはまるで音調が異なり、とにかく元気が良く、音像がクリアに描かれ、ともすると下世話な感じで、ブリティッシュロックのライブ再現の為だけにあるといっても過言ではないような独特の歌い回しと再現性は、正直クラシック聴きには手に負えないシロモノでした(笑) 逆に言えば、この音質を気に入った人には他では絶対代用出来ないリアリティと存在感のあるCDプレーヤーだったと思います。

このメーカーは、80年代、90年代、2000年と外観変更の度に音調がガラリと変わっており、現代アーカムの万人受けする個性の少なさは、当時を考えるとずいぶんと様変わりした様に感じます。《2009/03リンク本文修正》
http://www.audiostyle.net/archives/cat_arcam.html


73. 中川隆[-12447] koaQ7Jey 2018年5月13日 16:24:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13936]

イギリス人に特有のSP盤への愛着


EMIがLPを発売するのは1952年からで、それ以前は78rpm盤でのリリースとなり、多くのイギリス人は1960年代前半まで78rpm盤を愛聴していた。

五味康祐「オーディオ巡礼」には、1963年にイギリスを訪れたときのこととして

「英国というところは、電蓄に対しては大変保守的でケチンボな国である。

アメリカや日本でステレオ全盛の今日でさえ、イギリスのレコード愛好家はまだ七十八回転のSP(LPのモノーラル盤ではない!)で聴いている。
市販のカートリッジも、SP・LP両用でなければ売れないという。

ロンドンにも現在シュアーのカートリッジは市販されているが、V15のU型はおろか、V15すら部品カタログに載っていない。高価なV15など誰も買わないからだ。

それほどケチンボな国だ。

オルトフォンはさすがに出廻っている。しかし殆ど月賦販売用である。SPU/GTが二十三ポンド――邦貨にして二万四、五千円見当だろう――それを十ヵ月払いの月賦にしなければ誰も買ってくれない。そういう国民だ。」

と記してある。この点を考慮して、Decca社の高級ステレオ・コンソール Decola が78回転盤でも見事な音を奏でると賞賛している。

 このことは何を示しているかと言えば、百花繚乱にみえる英国オーディオ機器のほとんどは、一部の上流階級か海外向けの特産物であり、イギリス国民のお茶の間に届くことは稀であったということ。

そして多くの人が電蓄(Radiogram)を愛し、RIAAになった後も78rpm盤を大切に聴いていたのである。

QUADでさえ、1967年発売の33型プリアンプ(トランジスター式)に5kHzのハイカットフィルターを装備していたくらいである。

こうしたこともEMIのサウンドについて「霧の向こうのような音」と誤解を生む原因となっていると思う。

イギリス製のオーディオだから英国プレスのレコードを最高の音で鳴らしてくれるだろうと誰もが考えるが、多くのイギリス国民が聴いたサウンドは、SP録音の延長線ともとれる特性が好まれたといえよう。それでも英国プレスが珍重されるのは、既にEMIの魔の手に墜ちているのである。
http://quwa.fc2web.com/Audio-107.html


74. 中川隆[-12446] koaQ7Jey 2018年5月13日 16:25:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13936]

イギリスの戦後のオーディオの歴史


1945年:
Decca ffrr規格発表
LEAK  TL/12 "Point One"アンプ

1946年: EMI  Electrogram 3000 高級電蓄(モノラル)

1947年:
TANNOY  Monitor 15" デュアル・コンセントリック型同軸 2wayスピーカー
Willamson  Williamson回路アンプをWireless World誌で発表
BBC  LSU/10 モニターシステム
Decca  Decola 高級電蓄(モノラル)

1948年: VITAVOX  CN-191 スピーカーシステム

1950年: Decca LP発売開始

1952年:
EMI LP発売開始
Goodmann  AXIOM 80 スピーカーユニット

1953年:
Garrard  301 3スピード対応ターンテーブル
TANNOY  Autograph スピーカーシステム
QUAD  II型アンプ

1954年:
Mullard  5-10 アンプ(EL84使用)
Lowther  TP1 スピーカーシステム

1955年:
BBC FM放送開始
EMI ステレオ・テープを量販

1956年:
GEC  KT88 真空管
Wharfedale  SFB/3 スピーカーシステム

1957年:
QUAD  ESL 静電型フルレンジスピーカー

1958年:
EMI ステレオLP発売
BBC ステレオ試験放送開始(AM2波)
KEF  LS5/1 モニターシステム

1959年:
SME  3009/3012 トーンアーム
Decca  Decola 高級電蓄(ステレオ)
http://quwa.fc2web.com/Audio-107.html


75. 中川隆[-12450] koaQ7Jey 2018年5月14日 09:24:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13960]

タンノイ(イギリス)の創設者の「ガイ・R・ファウンテン」氏が一番小さなスピーカーシステムの「イートン」を愛用していたという話。


タンノイの創設者ともあろう方が、最高級システムの「オートグラフ」ではなくて「イートン」を使っているなんてと、その時はたいへん奇異に感じたものだった。

総じてイギリス人はケチで、いったん使い出した”もの”は徹底的に大切にすると聞いているので「この人はたいへんな節約家だ」と思ったわけだが、ようやく今にして分かるのである。

何も大掛かりなシステムが全てに亘って”いい”というわけではなく「シンプルな響き」が「重厚長大な響き」に勝る場合があるということを。

さて、「このイートンの話はどの本に書いてあったっけ」と記憶をたどってみると、「ステレオサウンド」の別冊「世界のオーディオ〜タンノイ〜」(昭和54年4月発行)ではないかと、およそ想像がついた。

                    

手元の書棚から引っ張り出して頁をめくってみると、あった、あった〜。

本書の75頁〜90頁にわたってオーデイオ評論家「瀬川冬樹」氏(故人)がタンノイの生き字引といわれた「T・B・リビングストン」氏に「わがタンノイを語る」と題して行ったインタビューの中に出てくる逸話。

ちなみに、この瀬川冬樹さんがもっと長生きさえしてくれたら日本のオーディオ業界も今とは随分と様変わりしていたことだろうと実に惜しまれる方である。

話は戻ってガイ・R・ファウンテン氏が「イートン」を愛されていた理由を、リビングストン氏は次のように述べられている。

「彼は家ではほんとうに音楽を愛した人で、クラシック、ライトミュージック、ライトオペラが好きだったようです。システムユニットとしてはイートンが二つ、ニッコーのレシーバー、それとティアックのカセットです。(笑)」

(そういえば「ニッコー」とかいうブランドのアンプもあったよね〜。懐かしい!)

「てっきり私たちはオートグラフをお使いになっていたと思っていたのですが、そうではなかったのですか・・・・」と瀬川氏。

「これはファウンテン氏の人柄を示す良い例だと思うのですが、彼はステータスシンボル的なものはけっして愛さなかったんですね。その代り、自分が好きだと思ったものはとことん愛したわけで、そのためある時には非常に豪華なヨットを手に入れたり、またある時にはタンノイの最小のスピーカーを使ったりしました。」

「つまり、気に入ったかどうかが問題なのであって、けっして高価なもの、上等そうにみえるものということは問題にしなかったようです。〜以下、略」

ファウンテン氏のこうした嗜好はオーディオの世界に”とかく”蔓延している「ステータスへの盲信」の貴重なアンチテーゼとも受け取れるが、30年以上も前からこういうことが指摘されていたなんて、今も昔もちっとも状況は変わっていない。

同じタンノイの「3LZ」とか「スターリング」とかの比較的小さなSPをいまだに愛用されている方が後を絶たないのもよく分かる。「音は人なり」とすれば、きっと良識があってバランスがとれた方なのだろう。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/41192536b1fd39025c0efbf8c17521d9


結構勘違いされている方が多いと思うのですが、通常英国では家庭用スピーカーシステムとしては大型でも12インチ搭載モデルを使用していました。

Tannoy Autograph や GRF などはある意味特殊用途で大きな広間などにおく場合に使われていました。その場合はキャビネットの構造もバックロードホーン型を採用しています。

一般的な部屋の広さでスピーカーシステムからリスナーまでの距離が近い場合は、低域がリニアに出る、バスレフ型か密閉型なのです。

モニター(検聴用)スピーカーにバックロードホーン型なんて存在しないのです。
低音域のリニアリティを求めるなら、バスレフ型か密閉型なんです。

Tannoy Autograph や GRF などバックロードホーン型は家庭用PA に位置付けられます。

スケール感や音場感には優れますが、リニアリティは無理な要求なのです。

Tannoy Autograph や GRF はメーカーのフラッグシップモデルだから良いと言うのは間違いです。リスナーの用途に応じて機材は選択するべきです。
http://vintage-audio.jp/?p=450


76. 中川隆[-12453] koaQ7Jey 2018年5月14日 19:40:47 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13966]

BBCモニター系スピーカー
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto/130906/index.html


英国放送協会(BBC)

1922年(British Broadcasting Company)として放送開始。

1927年国王の特許状にもとづく公共放送「イギリス放送協会」(British Broadcasting Corporation)に組織変更。

1946年クラシック音楽などのハイカルチャーを扱う「BBCサード・プログラム(Third Programme)」開局。夕方6時から6時間の放送。

1955年 FM放送開始。


1960年代から1980年に掛けてのBBCとスピーカー開発者(メーカー)との濃密な関係は他には見当たらないものがあると思われます。


今回はグレード1モニターのお話。


先ずは、1950年代のこちら


@ LSU/10 BBC Studio Monitors


http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto/130906/index.html

Parmeko 15-inch 同軸2ウェイユニットに、Lorentz LPH65ツィーターを加えた3ウェイシステム。

LEAK社製真空管アンプが内蔵され、エンクロージャーは特殊なダブルバスレフと成っており、ワイドレンジを図られたものと思われます。

周波数特性は 40Hz-6000Hz

チーフエンジニアのDELショーターとダドリー・ハーウッド(ハーベス社の創業者)に依る設計とされてます。



A 1960年スタジオ用マスターモニター LS5/1

http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto/130906/index.html

LSU/10に変わるスタジオモニターとして開発されたもの

KEFの創業者レイモンド・E・クックが開発に加わってます。

ウーファーをバッフルの裏から固定し、バッフルの開口部は円にはせずに、横幅18cm、縦30cmくらいの長方形とすることで、水平方向の指向性を改善しています。

ウーファーユニットが、GOODMAN製C129/15pr ツィーターはセレッションHF1300 を二個使用。

周波数特性は40〜13000Hz ±5dB。

ユニットを KEF製に変更されたのが LS5/1A
アンプが内蔵されたのがLS5/1ACです。

この頃から一部民間にも販売されてた様です。



⓷ 1965年スタジオ用マスターモニター LS5/5

http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto/130906/index.html

1963年頃から、DELショーターあとを継いだダドリー・ハーウッドと当時入社したてのデイヴィド・W・ステビングス(チャートウェル社の創業者)に依り開発されたものです。

ベクストレーンコーンの12インチウーファーと8インチミッドレンジにセレッションHF1400ツイーターの構成です。



C 1976年スタジオ用マスターモニター LS5/8

http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto/130906/index.html

年にデイヴィド・W・ステビングスに依り設立されたチャートウェル社と共同開発されたスピーカーです。(チャートウェルの PM450E が元になってます。)

チャートウェル社製12インチポリプロピレンコーンウーファーとフランス・オーダックス製のドームトゥイーターの2ウェイ。

QUAD♯405を内蔵してバイアンプリファイアーを構成してます。

周波数特性は40〜30000Hz 最大SPL:116


当初はチャートウェル社で製造されてましたが、1978年ロジャーズ社(スイストーン)買収された為1979年よりロジャーズ社で製造されるようになります。

1980年 LS5/8 からパワーアンプを除きネットワーク経由で駆動する民生用のの PM510 がロジャーズ社より発売されます。


BBCスタジオ用マスターモニターとしては最終モデルと成り、BBCモニターの完成形と言えるでしょう。

1977年ダドリー・ハーウッドがハーベス社を設立します。

これらの、モニタースピーカー開発の努力の結果、BBCラジオの音楽番組は大変に高い評価を獲ております。
しかし、スピーカー開発者が次々と会社を設立したり、既存のメーカーも含め、共通のユニットが使用されたり、よく似たモデルを作っていたりとやはり普通じゃないと思われます。

ここには、BBC が上質のプログラムをリスナー側でも再生出来るように、オーディオ環境の普及を保守的な英国人に対して促そうとする意図があったのではないかと私は推測しております。


77. 中川隆[-12452] koaQ7Jey 2018年5月14日 20:08:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13966]

BBC Monitor 世界のクラシック向きスピーカー 歴史と音質比較
http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/bbcmonitor.html


@ BBC Monitor LS5/1 1958 


http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/bbcmonitor.html


LSのナンバーが与えられた BBC のスタジオ・モニタースピーカーとして最初の記念碑的モデル。

BBC が KEF社のレイモンド・クックとともに開発したもので、コーン振動板がベクストレン樹脂になったものを 振動板の観点から第一世代と呼ぶならば、その意味でもジェネレーション・ゼロと言える。

ツイーターは後に多くのモデルに使用され、民間用スピーカーにも広がって一世を風靡したセレッションの HF1300。 このツイーターは能率が低かったためだろうと思われるが、ここでは二個遣いされている。

A LS3/5a 1975


http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/bbcmonitor.html


BBCのモニタースピーカーで、小型のもの。

同じ規格で KEF、チャートウェル、ロジャース、スペンドー ル、ハーベスなど、各社が競って作った。小さいのに音が良いと今でも人気がある。

 一方、BBCの放送スタジオでモニター用に使われるスピーカーシステムは厳しい基準を満たしていなければならず、 耐入力だけでなく周波数特性も平坦に整えられていました。

KEFのレイモンド・クックやスペンドールのスペンサー・ヒューズ、ハーベスのダッドリー・ハーウッドといった人たちが開発に関わっていくつものモデルがあり、前のセレッションのページ

Celestion & Spendor 世界のクラシック向きスピーカー 歴史と音質比較
http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/celessionspendor.html

の写真にとりあげた LS3/6 は70年代を代表するものでしたが、メーカーとしては他にもチャートウェル、ロジャースなど、複数のブランドが同じ型番を作る体制になっていました。


たとえば日本に入ってきたもののうち小さい方で有名なのは LS3/5a で、ユニットは KEF製の B110 と T27 でしたが、この小型の移動用モニタースピーカーは箱の規格とユニットこそ決められていたものの、製造するブランドごとに中のネットワークが少しずつ違うということがあったようです。

KEF の優れたツイーター T27 
英国 ICI 社が1950年代に工業化に成功したポリエチレン系 のフィルムであるメリネックスを振動板に用いている。

 KEF B110 14センチのベクストレン・コーンウーファー。
ベクストレンは後にハーベス社を興す BBC の技術者、ダッドリー・ハーウッドが LS5/5用に実用化した振動板材料である。樹脂のものとしては最初の世代。


⓷ BBC Monitor LS5/8 と LS5/9 1985


http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/bbcmonitor.html


 ダッドリー・ハーウッドと、そのチームで働いていて後にチャートウェル社を興したデイヴィッド・ステッピングスがベクストレンに代わって着目した素材、白っぽい半透明のポリプロピレンをコーン振動板材料として用いている。

現ハーベス社の説明によると当初この材料のパ テントを取得したのはダッドリーのようだが、後にステッピングスのものになったようで、ステッピングスは BBC を辞してチャートウェル社を立ち上げ、QUAD のアンプを内蔵 した LS5/8 やアンプなしの PM510 などを世に送り出したものの経営不振に陥ってロジャーズに身売りし、 ポリプロピレンの特許もロジャーズのものとなった。

LS5/8 として民間に売られた多くもロジャーズのブランドで出たのである。

Audax HD13D34H 3.4センチのシルクドームツイーター


ここで少し、ウーファー用のコーンの材料について書きます。

昔からク ルトミューラー社やピアレス社など、コーン紙の専業メーカーがあって独自のノウハウを持ってきたわけですが、湿気等を含めた材料の安定性を模索するなかで、プラスチック系材料のコーンが登場してきました。

BBC でのプロジェクトとしては、後にハーベス社を立ち上げるダッドリー・ハーウッドが中心になって 60年代後半から開発が進められました。

その最初の世代がベクストレンです。

ベクストレンは事実上ポリスチ レン(スチロール樹脂)で、音が良かったけれども今は使われなくなったスチロール・コンデンサーなどと同じ系統の材料です。しかしこの材料はそのままスピーカーの振動板に使うと「アヒルが鳴くような固有振動音」 (アラン・ショー氏の表現)を発してしまうため、木工ボンドで知られている(ポリ)酢酸ビニールの系統のダンプ材、PVAを裏表に手塗りして使います。

前述の LS3/6モニターがその代表で、小型のモニター LS3/5a に使われたKEF製の B110 も同じです。

Spendor SP-1
BBCモニターではないが、70年代のBBCモニター系のシステムを代表するツイーターであるセレッション HF1300 を使った最終世代とも言えるスピーカー。
ウーファーが樹脂振動板のファースト・ジェネレーションであるベクストレンではなく、セカンド・ジェネレーションにあたるポリプロピレンに替わっている。
古い世代のツイーターと新しい世代のウーファーという、いわば過渡期的なめずらしい例。この後SP-1/2となり、ツイーターは別のものになる。


 ベクストレンはしばらく英国製のスピーカーで盛ん に使われますが、ダンプ材を塗ると振動板が重くなるため、さらに良い材料が模索されました。そして70年代も半ばを過ぎて、その仕事もハーウッドが(後にチャートウェル社を興すデイヴィッド・ステッピングス と一緒に)行ったのですが、乳白色がかった透明の樹脂であるポリプロピレンが選ばれます。ダンプ剤を塗る必要のない第二世代の振動板材料です。

このポリプロピレンを使ったスピーカーについて次に述べたいと思いますが、その前に世代の話を駆け足でしてしまいましょう。

ポリプロピレンの次の第三世代の材料としてハーウッドが次に注目したのは、フランスのオーダックス社が振動板への導入を進め ていた TPX という材料です。

ハーウッドがポリプロピレンの特許を手放した事情とステッピングスとの関係はよくわからないのですが、新しく着目した TPX の方は(ポリ)メチルペンテンという熱可塑性の樹脂で、高い温度にするとやわらかくなる性質があり、射出成形が可能でポリプロピレンより軽いのが利点です。

ハーウッドはこれを自身のハーベス・モニターHLタイプ W(後述)に用いましたし、ポリプロピレンとの複合材料としてはウィーン・アコースティックがXPPという名前で採用するなどして広がってきています。

ハーウッドから会社を引き継いだアラン・ショーの新生ハーベスでは再度ポリプロピレンに戻っているようですが、パテントの関係からか混ぜ物をした材料のようです。


TPX系振動板のウーファーを3センチ厚のハードメープル集成材の箱に入れて試してみる。

左はウィーン・アコースティックのウーファーで、右は ProAc 製。

ウィーン・アコースティックの方がマグネットが小さくインピーダンスも低く、フルレンジにして聞くと高域が細身で延びている。

一方 ProAc の方は若干能率が低めでインピーダンスが水平に安定しており、高いところまで行って最後に上昇するようなカーブを描いていた。しかし音の方はコーンからカーンという音に響く帯域に強調があり、その上が急に落ちているように聞こえる。

ツイーターは左が Infinity EMIT、右が Audax TW034。



Rogers DU125 ST-3 ポリプロピレン・コーンのウーファも試してみた。
インフィニティ・インフィニテシマル3やウィーンアコースティックS1 とは違い、ProAc 同様にマグネットが大きいため高域のエネルギーが上がり気味で、ネットワーク素子で上を十分にカットしなければならない。

同じマグネットでもベクストレンのようにダンプ剤で重くなったコーンの場合はハイの落ち方も大きい。

 さて、そんな BBC のモニタースピーカーの中にあって個人的に非常に欲しいと思ったモデルにロジャース製 の LS5/8(PM510)および LS5/9 というのがありました。

これが LS3/6 の次の世代を担う乳白色のポリプロピ レンを振動板に使ったウーファーを採用したモデルです。ポリプロピレンは接着に難があるものの、大変素直でありながら明るさも持たせられる優れた材料です。

ツイーターはフランスのオーダックス製1.5インチドーム HD13D34H で、やや口径が大きいながらも穏やかで素直、かつ弦の自然な艶も出るように調整されていました。

5/8 の方が30センチウーファーの2ウェイで大型であるのに対し、5/9 は20センチ・ウーファーの手頃な大きさで値段も手が届きやすく、何度も試聴して購入を夢見ました。しかし結局ツイーターをユニットで手に入れてロジャースの14センチのポリプロピレン・ウー ファーと組み合わせて自作をする迷妄へと進んでしまいました。

手に入れたユニットはウーファー側が DU125、ツイータが HD13と同型番号違いの TW034X0でしたが、最初 6dB/oct の緩いスロープで組んでみたところうまく行きませんでした。

同じSEAS のフレームに入った ProAc の XPP振動板のウーファーなどに色々変えてネットワークも作り直してみたのですが、マグネットの大きなものは高域が上昇してくるため、LS5/8 や 5/9では感じられなかったような高域のキツさが出てしまって成功とは言えませんでした。

ツイーター側ユニットの f0 近くの暴れも取りきれなかったのかもしれません。

BBCモニ ターの回路にならって18dB/octの急峻なスロープ回路にすると良いバランス点が見つけられました。ただこのツイーター、いずれにしても口径のせいか、同メーカーの1インチドームHD12(ハーベス・モ ニターHL用)よりもハイエンドの繊細さでは若干劣るように思います。

30センチウーファーの 5/8にスー パー・ツイーターとしてインフィニティのEMITでも乗せれば最高のバランスになるのではないかと思いますが。
http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/bbcmonitor.html


78. 中川隆[-12451] koaQ7Jey 2018年5月14日 20:11:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13966]

Harbeth 世界のクラシック向きスピーカー 歴史と音質比較
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Harbeth Monitor HL 1980

http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/harbeth.html

1977年、BBCモニタースピーカーの開発技術者だったダッ ドリー・ハーウッドが引退後に立ち上げたブランドで、日本には モニターHLがタイプV以降のモデルになって入ってきました。

タイプWはウィーン・アコースティックにも使われた透明のXPPと同じ系統の材料TPX材を着色した黒いコーンのウーファーで、ポリプロピレンに材料が移行したときの仕掛け人であるダッドリーがやはり開発に関わっていたものです。

私が持っているのは最初に入ってきたタイプVの方で、 これはBBCモニターのLS5/8や5/9と同じく、ベクストレンに代わって導入された乳白色のポリプロピレンです。

エッジはゴム製のものが使われています。

ツイーターはフランスのオーダックス HD12D25−8(手元の個体はHD12×9D25と印字)という1インチのシルクドームでした。

他にも ハーベスはより小型のモニターである MLも出していました が、日本には恐らく入ってないのではないでしょうか。


 ハーベスモニターHLは私が聞いたイギリスのダイナミック型スピーカーシステムの中では最も気に入ったものです。

BBCの似たような構造のモニタースピーカーとは違い、のびのびした躍動感がありながらナチュラルな響きで、高域も繊細に伸びています。やや中域の張った独特のバランスで明るく感じますが、特定周波数に音圧の凹凸があるわけではなさそうです。

一方で耳に痛いキンキンした帯域とその上のチンチラしたところ(4KHz以上7KHz以下)はフラットで嫌な癖がなく、さらにその上の倍音成分を再現する帯域、細かな音の輪郭に影響する帯域はしっかりと出ています。

BBCは伝統的に男性アナウンサーの声で音合わせをしてきたのだそうですが、このスピーカーの音は生の弦楽器やその合奏の音色を知っている人の微妙な調節によるのだと思えてきます。色づけを感じさせないながら、これほど音色の整えられたものはあまり聞いたことがあ りません。

BBC Monitor LS5/5

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ハーベス社のダットリー・ ハーウッドが BBC 在籍時代に完成させたスタジオ・モニタースピーカー。紙に代わって樹脂のベ クストレンが振動板材料として用いられた。ツイーターは初代のモ ニタースピーカーである LS5/1と同じで、セレッションの HF1300。


 音色の善し悪しは各部の材質よりも作り方に起因するのだと思いますが、とりあえずウーファーのコーン材料であるポリプロピレンは良いもののようです。

ポリプロピレンはダッドリー・ハーウッドと、彼 の下で働いていて後にチャートウェル社を興したデイヴィッド・ステッビングスがベクストレンに代わって着目した材料です。同じマグネットで同じフレーム・バスケットに入ったベクストレンと比べてみたこともあるのですが、紙やベクストレンのコーンに比べて適度に歯切れがよくて透明な明るさを感じさせます。

LF8MKVというこのユニットのフレームはアルミダイキャスト製で、 メイド・イン・イングランドながらロジャースの制作メーカーであるスイストーンのロゴが見えます。

ここではその 20センチのウーファーが十分な大きさのバスレフの箱に入れられていますが、実際、20セ ンチ・ウーファーに1インチ・ドームという組合せは2ウェイのシステムで最もバランスが良いのではないでしょうか。

重低音とは行きませんが、50ヘルツまでは フラットに出ているようで、スケール感も十分です。

ポリプロピレンはその後チャートウェルがパテントを譲り渡し、ロジャースを経て日本のメーカーが買ったらしいという話を聞いた後、スピーカー材料としてはあまり見かけなくなってしまいました。残念なことです。

 

Audax HD12D25-8 tweeter

 ツイーターがまた素晴らしく、色々な1インチドーム型を聞いたなか、適度な湿り気と透明さがあったメリネックス製のKEF−T27(LS3/5aに使われたもの)も良かったですが、倍音が繊細で自然な艶が美しいHD12は今もって最高のユニットだと思います。

  BBC Monitor LS3/7

http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/harbeth.html

オーダックスの優れたツイータ、HD12が用いられた BBC のスタジオ・モニター。

ハーベス・モニターHLは一般市場に売り出されたものだが、BBC に納入されたものとして、モニターHLのルーツの一つだと言えるかもしれない。

Harbeth monitor HL crossover network


ネットワークもまた良くできてい るようで、調べた人によると、ツイーター側のコイルのコア剤にテープレコーダーのヘッドなどにも使われる大変お金のかかった材料が用いられているのだそうで、 材料試験に出してそれがわかったという話です。私は確認してないので材料名は伏せておきます が、バラして見るとフェライトのように黒くはないメ タリック・シルバーの薄板をラ ミネートしたコアであり、目に見えないところに色々とこだわりがあるスピーカーのようです。

schematic diagram
http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/harbeth.html


 回路はツイーター側18dB/oct、ウーファ側12dB/oct の組み合わせスロープ逆相接続で、ツイーター側にはレベル調整の抵抗が入っておらず、ウーファ側は極細の線で巻かれた鉄芯入りコイル(写真右上の青いものですが、私の測定器ではインダクタンス値が計れませんでした。)を加えた変則のインピーダ ンス上昇補正回路が用いられています。

同時期のBBCモニターに用いられたネットワークよりも若干シンプルな回路に見えますが、面白いのはBBC系統には比較的珍しくウーファー側のコイルが空芯であること、また、ツイーター側の フィルターを構成するコンデンサー3個にそれぞれ別の銘柄が使われていることです。

とくに4.4uFの部分は 2.2uFのものが二つ、緑とベージュのITT製フィルムコンデンサーがパラッてあります。

こういうことは新生ハーベスの回路がメタライズド・ポリエステル・タイプによく見かける茶色いキャンディーのようなコンデンサーにすべて統一してあったりするのからすると、なんとも不思議な光景です。音色合わせのためにこうしたのでしょうか。


 キャビネットは薄めの合板で一見安物に見えるながら、内部に黒いダンプ材が貼付けてあります。東急ハンズなどで売っているオトナシートに似た外見のベタッとした薄いものです。

吸音材はスポンジで、ユニットと端子はハンダ付けされています。
音を聞いて作ったと思われる職人の技が随所に見て取れます。

  HARBETH HLCompact 7ES-3 2006

http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/harbeth.html

 さて、このハーベスですが、HLで言えばタイプWまで出たところでハーウッド氏は辞めてしまい、弟子のアラン・ショーに引き継がれました。それが現在商売的に成功している新生ハーベスです。

その交代直後のHLコンパクトはツイーターがアルミ系のハードドームに変わったものの、今でも人気があるようです。 ただ、私はこのハードドームに変わって以降のものは音色が好みではなくなってしまいました。

振動板を硬い金属で作ることのメリットは、周波数が高くなったときに分割振動が出ることが防げるということです。

不規則 に振動板がたわんで部分的に違う周波数を再生するとなると、歪みが生じて特定の音色を生み出しやすいですし、球面波の形も崩れてしまいます。

ただ、理論的にはそうであっても、うまく作らないと 金属の振動板は特定の金属的な鳴きの音を混じらせる場合が多いと思います。それを積極的に音として利用する場合と理論通りに排除する場合とがあると思いますが、 布を成形して弾性剤などを塗ったり靱性のあるプラスチックで作ったりするソフトドームは初めから分割振動を利用しつつも鳴きが耳につきにくい性質があり、耳で聞いてナチュラルな音を追求する場合はソフトドームの方が作りやすいのかもしれません。

振動させないためにアルミ以外にもチタンやベリリウムなどの軽くて強い材料も ハードドームとして作られてきましたが、生楽器の 音を自然にやわらかく伝えるものは少なかったように思います。

それでも現在のモニター 7ES3はなかなか艶めかしい音を出しているようで、モニター HLと並べて聞いてはいないですが、分割振動を可聴帯域外の高い周波数まで追いやった B&W805Sと聞き比べてもよりしっとりしていながら色付けは同様に少なく、評価が高いわけがわかるような気がしました。
http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/harbeth.html


79. 中川隆[-12449] koaQ7Jey 2018年5月15日 13:44:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13978]

Celestion & Spendor 世界のクラシック向きスピーカー 歴史と音質比較
http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/celessionspendor.html


セレッションのツイーター HF1300 を 使ったBBCモニター系統のスピーカー。

http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/celessionspendor.html

一番左は実際にBBC規格で作られ、型式承認された LS3/6 (スーパー・ツイーターは Celestion HF2000)で、

左から二番目がスペンドールのスペンサー・ヒューズが1969年、LS3/6 とほぼ同時期に相前後して完成させた派生品とも言える BC1 (Spendor BC1 /スーパー・ツイーターは Coles STC 4001)。

開発に携わっていたスペンサーがこの頃BBCを引退したのでこういう二種類のシステムが存在することになったらしい。これらはこの時代を代表するモデルとなったが音圧は出ず、88年頃までには現役から退いた。


http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/celessionspendor.html

 右から二番目は1970年代初めにロジャースが LS3/6 を家庭用に改造したイクスポート・モニター(Rogers Export Monitor /オフセットした角形ダクトが特徴で、ウーファーはアルミ・ダイキャストから鉄プレス・フレームのものになった)。

 一番右はイクスポート・モニターから発展した同じくロジャースのスタジオ1(Rogers Studio1/スーパー・ツイーターは KEF T27)。

 どのモデルもウーファーにはベクストレン・コーンを使っており、ツイーターはセレッション HF1300 だった。

スペンドールの 'BC' が表すのは Bextrane - Celestion とのこと。

傑作だったため、同じようなユニット構成のスピーカーは下段のものも含めて多く作られた。


http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/celessionspendor.html

左の2台は BC1の改良型であるスペンドール BC2(Spendor BC2 1973)のサランネットありとなし。

右2つは B&W で、左側がDM4、右側がDM2。

セレッションHF1300 の後期型 (Celestion HF1300U)を使っている。
スーパーツイーターはコールズ4001G (Coles STC 4001G) で、この構成のスピーカーシステムは当時の流行とも言える。

 
イギリスのコンシューマー用スピーカーはタンノイや QUAD を除いても、セレッションや B&W などがありました。

B&W は創業者から代が変わってハイテク の会社になり、現在大変人気がありますので後でふれますが、以前は BBCモニターの LS3/6 の流れを汲む、ツイーターがセレッションの HF1300/U を 用いた小型3ウェイ(DM2とDM4が日本に入って来ました)などを作っていました。

同じようなユニット構成のスピーカーに73年に出たスペンドールBC2 というものもあり、そちらは高域寄りのバランスで線が細く、明るめの音がしていました。しかしそのバランスが意外と人気があり、日本では雑誌等でも高く評価されていたようです。

チークのキャビネットでサランネットが ラベンダー・グレーの複雑な織糸風であり、所有欲を刺激する外観でしたが、音色はちょっと不自然だった気が します。


Celestion HF1300U tweeter


 このセレッションの HF1300/ U、樹脂をしみ込ませた布の円錐形 ドーム振動板にディフューザーキャップが付く独特のデザインで、13キロヘルツまでしか再生しないものの、音はタンノイ のホーンとはまた違った癖のある艶を持っていて魅力的でした。

その後 KEF の T27 やオーダックス製のものなどが英国製システムによく使われるようになりましたが、この当時最も優れたツイーターのひとつだったのではないかと思います。とくに弦の音はきれいでした。

このユニットを手に入れて自分のシステムに組み込んでみたことがありますが、ハイファイというのとは違い、一個遣いでは能率も低かったために結局メインのシステムには採用できず、 ロジャースの LS2 という小型のシステムにツイーターだけ交換する形で別室で使うことになりました。


ロジャースLS-2の箱にセレッションHF1300 Uを入れ、ウーファーにKEFのB110を組み合わせてみた。独特の艶とムードのある音。


http://home.att.ne.jp/delta/myrobalan/celessionspendor.html


セレッション・ディットン25(左)と 66 (Celestion Ditton 25, 66 1975) 大らかに響いて艶があり、うっとりする個性的な音。

 そしてそのユニットを作ったセレッション本家では、BBCモニター LS5/1 に似た構成のディットン25 というモデルにこのツイータが2個使われていました。

その上には ディットン66というモデルもありましたが、若干違うバランスながらどちらも独特の響きを持った魅力的なスピーカーでした。どんなソースもきれいな色で朗々と鳴らしてくれたのです。

とくに 66の方は大きめの箱に入ったややグラマラス なパッシブ・ラジエーターの低音でリアルな音ではないなと知りつつも、ホールのような響きが加わった、それにしかないくつろいだ音に降参してしまいます。

スーパー・ツイーターがついているのでレンジは狭くないのですが、ちょうど昔のクレテンザやエレクトローラといった蓄音機がナローレンジだったにもかかわらず甘く美しい音色を響かせていたのに若干似ているかもしれません。
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80. 中川隆[-12448] koaQ7Jey 2018年5月15日 14:57:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13978]

KEF 世界のクラシック向きスピーカー 歴史と音質比較
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KEF 104aB 華やかさはないものの、良いバランスの音だった。

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LS3/5a のツイーターである T27 を使ったスピーカー・システムで3/5a 以外にもうひとつ、なかなか魅力的なものがありました。

ユニットの親元のKEF製 104aBです。

ウーファーは B200 という、 LS3/5a の B110(14センチ)より一回り大きな20センチの黒いベクストレーン・コーン(紙に代わるプラスチックの振動板で、ダンプ剤を塗って使う)で、さらに B139 という楕円型のウーファーの磁気回路を取り除いた パッシブ・ラジエーター(ドロン・コーンとも言い、バスレフの代わりに低音を拡張できるもの)を備えていました。

比較的小型だったにもかかわらずバランスが良く、同時期の国産スピーカーがどれも癖のある高音で目立ちっ子競走を繰り広げていたなか、生の楽器の音を知った全然次元の違うバランスで驚かせてくれたものです。

KEF の創業者であるレイモンド・クックは前述したように BBC の技術顧問だった人で、彼の作り出すスピーカーはどちらかというと生真面目 な、無機的な意味ではなくフラットで色付けを感じさせないものが多かったように思います。

代表作のように言われたリニアフェイズで階段状の 105 は高域が前へ出るせいか分析的で響きに余裕がなく、あまり好みではありませんでしたが、104aB 以外にも魅力的なス ピーカーがありました。


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KEF Cantata 低域まで伸びた、どっしりしたバランスのフロア型。

当時勤めていたオーディオ店にあったカンタータというもので、ウーファー に B139 という楕円のものを使い、中音ユニットは LS3/5a と同じ B110 でした。フロア型のやや大きな箱 に入っていて、モニターシリーズとは違う家庭向けのラインだったと思います。

高音ユニットが T52 という、T27 より大きな 1.5 インチのものだったこともあり、高い方の倍音があまり繊細には出ませんでしたが、中域が充実していてどっしりとした良いバランスでした。B139の特性か、量感はあまりないものの低域がかなり下の方まで伸びていたのも魅力的でした。

このシステムを手に入れて T27 のユニット(以前は単体で売っていました)に交換することを夢見ましたが、それも貧乏な若者の精神活動に終わりました。

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KEF LS50 最近の英国製のスピーカーの中ではクリアながら音像が前へ出過ぎない。


クック亡き 後、最近のものでは KEF の創業50周年を記念して作られた LS50 というモデルがちょっと気になりました。

それまでの UNI-Q シリーズのスピーカーはどうも好みの音ではなかったのですが、同じ格好をしたコアキシャルのユニットを使っていながら、高域が出しゃばらず癖がなく、楽器の音がナチュラルでバランス良く聞こえます。

最近の流行でウーファー は金属製のコーンなのがちょっと心配でしたが、アルミとマグネシウムの合金ということで、嫌な鳴きはないようです。マグネシウムは内部損失が大きく、金属の中ではコーンの材料として適しているものの、腐食の問題があってむつかしいところがあったようです。ここでは合金にすることでクリアできているのでしょうか。

内部は二次以上のネットワーク回路を使っているようですが、現在のチーフであるマーク・ドットが開発時間に余裕を持って好きなように音を聞いて作ったと雑誌等で書かれていることが十分納得できる音だと思います。

買って家で聞き比べたわけではないのであまり詳しく書けませんが、値段が高くないことも合わせて考えると、かなり良いのではないでしょう か。
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81. 中川隆[-12447] koaQ7Jey 2018年5月15日 15:32:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13978]

BBCモニター系スピーカー グレード2 LS3モデル
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto/131025/index.html


先ずはこちら

@ LS3/1 1958年頃

http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto/131025/index.html

Plessey又は、parmicoの15インチペーパーコーンウーファー 、
ツィーターは、セレッションHF1300を2個使用。

LS3/1Aでは、ウーファーがGOODMAN製C129/15prに変更され、
ユニット構成が LS5/1 と同様になっております。

LS3 と言うモデルナンバーは、スタジオ外での使用を表すようで、
シルバーのハマートーン塗装と、両側に取り付けられた取っ手を見ると、
ラフな場面での使用を目的とされたスピーカーかと思われます。




次は、こちら

A LS3/M 1967年

Goodmans社製 MAXIM スピーカーシステムをモニターシステムとして使用していた時期がある様です。

当時、世界最小の真のハイファイスピーカーと言われたモデル。
小型モニターを求めていたBBCの、後の LS3/5A の原型とも思われるスピーカーです。
BBC仕様では、両側に取っ手が付けられてた様です。




そしてこちら

⓷ LS3/5 1974年

http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto/131025/index.html

SPENDOR社の創業者スペンサー・ヒューズとダドリー・ハーウッドが開発に関わったとされております。

ウーファーが、KEF社B110、ツィーターが KEF社 T27 を使用、デバイディングネットワークは BBC製 FL6/16 というものでした。

BBC研究所内で少量作られた様です。



LS3/5A 1975年

LS3/5 の、ユニットの改良、エンクロージャーの共振の改善、
デバイディングネットワークは、FL6/23に変更され、グレード2モニターとして採用されたモデルです。

製造は、ロジャーズ社、ユニット供給は KEF社で行われました。

取手はこのモデルには付かなかったのですが、専用の小型アンプと共に、アタッシュケースに詰められて、ローケーションなどに持って行かれたそうです。


HH electronic AM8/12


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このモデルで初めて、正式に一般のメーカーにもライセンスが与えられ、ロジャーズ社ほか数社で、製造、販売されます。


1975年から1978年 ロジャーズ、チャートウェル、オーディオマスター 

1979年から1981年 ロジャーズ、オーディオマスター、ラム 

1981年から1983年 ロジャーズ、ラム、スペンドール

1984年から1987年 ロジャーズ、スペンドール、グッドマンズ 

1988年から1993年 ロジャーズ、スペンドール、ハーベス 

1994年から1999年 スペンドール、ハーベス、KEF


以上のように3年から5年の間隔で3社にライセンスを与え、製造されてた様です。

1999年KEF社は、LS3/5A 用のユニットの製造を終了します。

1988年のデバイディングネットワークの変更は(15オームから11オームへの変更)
BBC から KEF への依頼によって KEF社により行われました。
(ユニットも改良されます。T27 SP1032、SP1228 B110)

1990年 KEF よりの提案のデバイディングネットワーク SP2195 への変更とバイワイヤリングを BBC は承認します。

同一モデルで、ここまでのバリエーションがあるスピーカーは、どこを探してもありません、
マニアには、そんな所がたまらないのか、世界中にコレクターがいたりします。

このモデルに影響を受けたこんなスピーカーも生まれます。



JR JR-149

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ジム·ロジャーズ氏に依るこちらの円筒形の小型スピーカー、ユニットは LS3/5A と同じものと成っております。
ユニットが金属棒で宙づりに成ってる所に個人的には興味があります。





HARBETH LS5/12A 1995年

http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto/131025/index.html


BBCモニターの最終モデルと成ったのがこちらのスピーカーです。
LS3/5A に替わる小型モニターとして設計されたスピーカー、

ユニットは Dynaudio社製。


KEF LS50 2011年

http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto/131025/index.html

KEF社50周年記念モデルのこのスピーカー、設計は Mark Dodd氏。

LS3/5A のモダンバージョンとして作られたモデルです。
設計時には、LS3/5A の音をコンピューター解析し、発展させたとの事です。



LS3/5A の事について、私の最大の疑問は、なぜ BBC は複数のメーカーにライセンスを与えたのかと言う事でした。
今回いろいろと調べた結果、その理由は、ユニットの大量生産によりコストを下げるのが目的だった様です。
・・・なるほどです。
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto/131025/index.html


82. 中川隆[-12453] koaQ7Jey 2018年5月15日 20:40:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13996]

2015年7月 BBCモニタースピーカー 比較試聴 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=Pypcte13N2A
https://www.youtube.com/watch?v=iyCdMg0EeSw
https://www.youtube.com/watch?v=xSGWU-C4FKs

BBC License Monitor Speaker 3モデル 音質比較テスト 2015年7月 逸品館代表 清原裕介 
https://www.ippinkan.com/LS35_59_58.htm


Stirling Broadcast LS-3/5a V2
Graham Audio LS-5/9
Graham Audio LS-5/8


BBC(イギリス放送協会)は、日本で言えば NHK のようなものです。
その BBC が放送局用モニタースピーカーとして製作したモニタースピーカーは、日本にも輸入され、オーディオマニア垂涎の名品となりました。

今回はその BBC がライセンス(音質認証)する復刻モデルから、Stirling Broadcast LS-3/5a と Graham Audio LS-5/9、LS-5/8 を聞き比べました。

これらの製品は、オリジナルモデルを生産していた Rogers が廃業(現在の Rogers は名前だけが継承され、当時の人間は在社していない)してしまったために、一度はすべてのモデルが生産完了となったのですが、

生産完了後も世界的な需要が見込める(スタジオだけではなく民生用としても)ことや、これらのスピーカーの音質を愛好するファンが多いことなどから、

Stirling Broadcast社が「LS-3/5a」と「LS-3/6」を、

Graham Audio社が「LS-5/9」と「LS-5/8」を

当時そのままに復刻し、BBC のライセンスを得て新製品として再発売を開始したのです。

オリジナルが日本に輸入されたモデル(LS-3/6 はオリジナルは輸入されませんでした)の発売年度と当時の価格、再発売年度と現在の価格を比較しました。

@ Rogers LS-3/5a
・輸入開始 1976年
・発売時価格 \79,000(1本)

Stirling Broadcast LS-3/5a
・発売開始 2011年
・希望小売価格 \280,000(ペア)


A Rogers LS-5/9
・輸入開始 1985年
・発売時価格 \330,000(1本)

Graham Audio LS-5/9
・発売開始 2014年
・希望小売価格 \650,000〜(ペア)


⓷ Rogers LS-5/8
・輸入開始 1979年
・発売時価格 \790,000(1本)

Graham Audio LS-5/8
・発売開始 2015年
・希望小売価格 \1,700,000〜(ペア)


_____________

LS-3/5a を除いて、意外なほど当時と値段が変わりません。けれど値上がりしているように感じる LS-3/5a も、SEAS社と協同で完全なクローンユニットを作成し、オリジナルをさらに改良し、出荷前に全数がヒヤリングテストを行われている「手間暇」を考えれば、それほど不当な価格とは思えません。そして、その音を聞いてみれば、その価格は望外なほど「安い」と思えるようになるはずです。

この一連の BBS モニターの特長として

「保護グリル付き、ソフトドーム型ツィーター」と「ポロプロピレンコーン採用ウーファユニット」が使われていること、

バッフルの4角が突き出していること、

ウーファーユニットがバッフルに奥まって取り付けられていこと


などが挙げられますが、これらの特長のほとんどは「音を回折させる(悪い反射を引き起こす)」という理由で最新型スピーカーでは廃止されています。

けれども、実際にそれらの音を聞いてみると、むしろこういう「音を悪くする」と考えられていた「無駄(間違い)」がそうではなく、それがあるからこそ「スピーカーがよい音で鳴っていた」と考えられるのです。

音質テスト

PC などによる解析を得ず、人間の耳と手で生み出されたスピーカーには「楽器」に近い味わいがあると思います。現代スピーカーでは失われつつあるその「味わい」を引き出すため、今回の試聴ではスピーカーが生産された当時の「音源」と「アンプ」に合わて、CDプレーヤーには「アナログレコード」に最も音が近い一体型CDプレーヤー AIRBOW CD3N Analogue を選び、アンプにも最新型トランジスターアンプのような「複雑な電子回路(電子ボリュームなど)」を搭載せず、ある程度スピーカーの影響を受けやすい(スピーカーとアンプが共鳴するように動く)シンプルな増幅回路を持ち、さらに「スピーカーを生かせる音色の良さ」までも実現しているプリメインアンプとして、AIRBOW PM7005 Applause を選びましたが、試聴を終えてこのチョイスは正解だったと感じました。


さらに今回、電源ケーブルには「AIRBOW KDK-OFC/2.0m」という普通の電源ケーブルを使いましたが、接続にはイギリス最大の AVケーブル専門メーカー「QED」の最高級 RCAケーブルとスピーカーケーブルを奢っています。

Stirling Broadcast LS-3/5a には、AIRBOWの高音質ジャンパーケーブル「Silver Jumper/VT」を標準のジャンパーに変えて使いましたがこれらの効果も大きく、結果としてそれぞれのスピーカーの音質は最大限に発揮できたと感じています。

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試聴ソフト

Della「せせらぎ」
Decca「Your Best Tunes」
Grace Mahya「Last Live at DUG」
noon「500 Miles」
DENON「新世界」


▲△▽▼


Stirling Broadcast (スターリング・ブロードキャスト) LS-3/5a V2
メーカー希望小売価格 280,000〜(ペア・税別)


音質評価

せせらぎ

まったく違和感のない自然な音が出る。水の流れは滑らか。鳥の声は遠近がキチンと出てリアル。スピーカーのサイズが全く気にならない。

こういう評価はほかのスピーカーでも行っているが、LS-3/5aはそのレベルが飛び抜けて高く。低音〜高音への音のつなぎ目の違和感や、再生限界付近で音が消失する感じ(ここから音が消えているのだろう)が全くない。だから、スピーカーが鳴っているとは思えず、スピーカーの存在感が完全に消える。

唯一不思議に思うのは、TAD R1 Mark2などワイドレンジのスピーカーでせせらぎが完全に鳴ったときは、目の前にせせらぎが出現し、リスナーは川辺に立っているように感じられるのだが、LS-3/5aの「せせらぎ」は川辺の家屋の「明け放れた窓」の向こうを流れているように感じられることだ。つまり音源までの距離を感じる(せせらぎまでの距離が遠い)だけで、それ以外は完全に違和感のない100%自然な音が出てくる。


セレナード

冒頭での弦の厚み、重厚感が素晴らしい。このサイズのスピーカーはともすれば、楽器の数を端折ったように音数が減り、ハーモニーが寂しくなるのだが、
LS-3/5aは良質な弦楽器が、数多く鳴っている事がストレートに伝わってくる。低音も出ていないはずなのに、それがまったくわからない。コントラバス帯域の音階やメロディーもきちんと感じられる。素晴らしく美しく、感動的な音でセレナードが鳴る。素晴らしい生演奏を聴いているような気持ちになる。

モナリザ

ギターの音が鋭く、余韻は甘い。ボーカルの透明感、艶やかさは比類がなないほどだ。もちろん、サイズや価格の影響がないはずはない。けれど、そういうネガティブな点をまったく感じさせない完璧なチューニングが実現している。だから、演奏を、音楽を聞くのに、何ら不足を感じないだけではなく、その美しいメロディーとサウンドに終始心を奪われる。音ではなく、音楽が聞こえる。


500 Miles

イントロのピアノの音が「スッと出る」ことに驚かされる。多くのスピーカーは、このイントロのピアノの立ち上がりが遅く、打鍵感がスッキリしない。また、ピアノの響きも濁りやすい。

ここでピアノの濁りについてわかりやすくするために、少し音階について説明する。「純正律」という音階がある。純正律の音階は、それぞれが完全に割り切れる倍数の関係にあり、複雑に音が重なっても澄み切ったハーモニーが生み出される。しかし、純正律では「転調や移調」が非常に困難になるため、一般的には、1オクターブを単純に12分割して得られる「平均律」が使われる。楽器には、バイオリンのようなフレットを持たない弦楽器のように奏者が音階を自由にコントロールできるものと、鍵盤楽器のように奏者が音階を変えられないものがある。キーに応じて音階(発生する周波数)が決められている鍵盤楽器から複数の音を出したとき、響きには割り切れない周波数の「唸り」が生じる。しかも、ギターのように音源が少ない楽器(ギターの弦は6本)とは違い、ピアノは100本を超える弦(音源)が同時に共振する。ピアノから良い音を引き出すには、それらの響きを「上手く混ぜる」ことが重要になる。ピアニストのタッチでもその響きは変わるし、もちろん会場の温度や湿度でも音が変わる。熟練の調律師は、この「唸り」を絶妙に分散して、それをピアノの「味わい」に変えている。

本来は濁っている音を澄み切った響きとして聞かせているピアノの音をオーディオで再現するときに、スピーカーを始めとする再生系に「よけいな響き(人間に不愉快な響き、楽器のが発生する振動とは違う成分の響き)」が発生していると、その音が「複雑だけど美しい音」から「濁って不快な音」に変わってしまう。

大きなスピーカー(キャビネット)から生まれる響きは大きいが、小さいスピーカーからは小さな響きしか生まれない。LS-3/5aはこの小型スピーカーの利点の大いに生かし、ピアノを濁らせずに再現するという難しい仕事をいとも簡単にこなしてしまう。当然、ピアノよりも響きのシンプルな人間の声も美しさもすばらしい。

LS-3/5aが聞かせる500Milesは、演奏が生きている。アーチストの魂が見えるような音が鳴る。この音を聞いてしまえば、ほかのスピーカーでボーカルを聞きたくなくなるほど、素晴らしい音だ。


新世界

イントロから低音がまったく不足しない。ただステージは原寸大よりも正確に縮小され、ホール最後方か、あるいはホールを覗ける「開け放たれた窓」を通して演奏を聴いているような雰囲気になる。これは弦楽セレナードを聴いたときと同じ感覚だ。

けれどその縮尺のスケールは、一切の狂いがないので、LS-3/5aで音楽を聞いていると、必要な情報はすべて得られる。

演奏のすべてがわかり、すべてが伝わる音。実に知的なスピーカーだ。REVOX G-Miniも素晴らしかったが、LS-3/5aはそれに匹敵、あるいはそれを凌駕する。個人的には、MAGICO Q1よりも素晴らしいと思う。なぜならば、限られたコスト、限られた技術で、Q1と同じような完成された音を聞かせてくれたからだ。

 Carpenters 「Gold」から「Rainbow Connection」を聞きました。

LS-3/5aにマッチした楽曲として、カレン・カーペンターの僅かに憂いを秘めた美しい声、玩具のピアノの感そうな響き、ラストでの子供達とのハーモニーなど、磨き抜かれたシンプルなメロディーの良さを引き出してくれると考え、カーペンターズ「Rainbow Connection」を選んで聞いた。


総合評価・使いこなしのポイント

LS-3/5aは、小型スピーカーの「名機」に名を残すスピーカーだ。今までに数百を超える小型スピーカーを聞き、自分でも作ってきた(AIRBOW IMAGE11/KAI)が、最も欲しい小型スピーカーを3機種選べと言われれば、最初にLS-3/5aを挙げるだろう。次点は、Sonus Faber Minima。そして、IMAGE11/KAIを付け加えよう。LS-3/5aの素晴らしさは、「盆栽」のようだ。音楽のサイズ、演奏のスケールこそ縮小されるが、内包する「宇宙」の深さとサイズは変わらない。こんなスピーカーは、もう二度と現れないかも知れないとさえ思う。LS-3/5aには音楽再生にかける人間の情熱と英知が感じられる。オーディオと音楽の関わりを深く知れば知るほど、このスピーカーの「良さ」が滲みてくる。そういうスピーカーは他にない。

Stirling Broadcast LS-3/5aは「ネット付き」で音質がチューニングされている。試聴時には必ず「ネットを付けて」聞いて欲しい。また、仕上げで若干音質が異なる。お薦めの仕上げは「ウォールナット」だ。


▲△▽▼

Graham Audio(グラハム・オーディオ) LS-5/9
メーカー希望小売価格 \650,000〜(ペア・税別)


音質評価

せせらぎ

LS-3/5aよりも中域に厚みがあり、川の流れがゆったりとしている。ツィーターの口径がかなり大きいが、鳥の声のシャープさはLS-3/5aに勝るとも劣らない。ステージが広がり、家の中(窓越しに)から川辺に降りたった感じがする。

セレナード

S-3/5aよりも音に力があり、中域の音が熱い。ユニット、あるいはキャビネットが共振しているのか、透明感、精密な感じ(精緻さ)では、LS-3/5aには及ばない。LS-3/5aよりもステージ寄りの、前方の座席で聞いているイメージ。

モナリザ

ギターの切れ味の良さはLS-3/5aだが、音の太さ、余韻の甘さではLS-5/9が優れている。ボーカルにも力強さが出て、演奏に余裕とゆとりが感じられる。

それぞれの音を車のエンジンのフィーリングに例えるなら、LS-3/5aが1.6LでLS-5/9が2.4L(どちらも4気筒)のように思える。LS-5/9はトルクフルだが、回り方(回転フィール)がやや雑な感じだ。


500 Miles

バスレフの遅れや、中低音の膨らみは感じられないが、イントロのピアノのアタックがLS-3/5aよりも僅かに丸く、響きも少し濁ってくる。ボーカルはとても力強く、表情も豊かに再現される。LS-3/5aでは感じなかった、ボーカルの息づかいのようなものが伝わってきた。

新世界

中音に厚みとパワーがあり、力強く新世界が鳴る。ツィーターの切れ味は素晴らしく、金管楽器の音がひときわ鮮やかに力強く鳴る。

バランス感覚と正確さでは、LS-3/5aが勝るが、音の濃さや厚み感、力強さではLS-5/9が勝っている。

 Melody Galdot 「My One End Only Thrill」から「Baby I'm a Fool」を聞きました。(このソフトのお求めはこちら)

中域の厚みと力強い表現力が魅力的なLS-5/9にマッチした楽曲として、メロディー・ガルドーを選びました。19歳の時に交通事故に遭い、それを乗り越えて生きている「喜び」と、事故の後遺症による過敏症から来ると思われる独特の「流れるようなメロディー」が心を和ませます。彼女の声は、まるで「楽器」のようです。その流麗なメロディーとボーカルの甘さをLS-5/9がさらに引き立ててくれます。

総合評価・使いこなしのポイント

LS-5/9の総合的なバランスはLS-3/5aに敵わない。たぶんそれは、ツィーターの口径がLS3/5aの19mmから34mmへと大きくなっているのにもかかわらず、クロスオーバー周波数を3kHzと変えていないことが原因だろう。200cm口径のウーファーから3kHzを歪みなく出すのは難しい。ウーファーの高域上限3kHz付近では、コーン紙(ポリプロピレンのユニット)が分割共振を起こしているはずだ。だから中域が濁るのだろう。けれど、大型で厚みのあるユニットで高域を出しているからこそ、その魅力的な中域の厚みが実現する。このLS-5/9の癖を利用すれば、他のスピーカーでは得られない甘美な世界が開けるだろう。女性ボーカルやチェロなど中音が魅力の楽器にはとても良くマッチする。

LS-5/9を「ネット付き」と「ネット無し」で聞き比べると、ネット付きでは音がネットを通過するときネットの繊維が揺れる「サラサラ」という音が聞こえた。LS-5/9はS/N感が向上し、中域の音抜けも良くなる「ネット無し」がお薦め。

▲△▽▼


Graham Audio(グラハム・オーディオ) LS-5/8
メーカー希望小売価格 \1,700,000〜(ペア・税別)

音質評価

せせらぎ

LS-5/8は、LS-5/9よりも寸法が随分大きく、バッフルからの反射の影響も大きいはずなのに、音像は逆にコンパクトにまとまり、小型スピーカー(LS-3/5a)のような自然な音の広がりを実現する。こんなに巨大な「箱形」のスピーカーから、どうすればこんなに優れた立体感が得られるのか想像もつかない、

ピントがシャープで、音像がキリリと引き締まり、川の流れ、鳥の声が原寸大で再現される。スピーカーが大型化したにもかかわらず、LS-5/9よりも自然な(違和感のない)音が出て驚かされた。

精密さやバランスの良さは、LS-3/5aに匹敵するが、LS-3/5aが窓からせせらぎを眺めていたのに対し、LS-5/8では目の前をせせらぎが流れている。

セレナード

LS-5/8よりもLS-5/9の方が中低域に厚みがあり、低音楽器の音は逆にあっさりした。けれどそれは出ていないのではなく、LS-5/9が少し「わざとらしいほど出ていた」ためだ。LS-5/8の低音はさらりとして、見かけほど「ごつい」低音は出ない。

このソフトでも小型スピーカーのような違和感のない音の広がりと、コンパクトでシャープな定位が実現する。このサイズのスピーカーの存在感がこれほど容易く消えてしまうのは驚異だ。LS-3/5aに比べ、チェロの音が魅力的に感じられた。

モナリザ

ギターの余韻の空気感がリアルで、音が会場の隅々に行き渡り、消えて行くのがわかる(たぶん、それはエフェクターで作られたエコーだろうけれど)。LS-5/8の音はLS-5/9よりも自然で上質だ。常にその音質にスピーカーの介在を感じさせる「TANNOY」とは対照的に、LS-5/8はその姿を消し音を鑑賞する邪魔をしない。音楽だけではなく、音質までもがギャランティーされている。BBCがライセンスする「モニター」の面目躍如である。

500 Miles

イントロのピアノの音はLS-3/5aと同じく、「スッと出る」。どういう魔法を使えば、こういう大型のレトロな(最新技術で作られていない)2wayスピーカーから、こんな違和感のない音の立ち上がりと、立ち下がりが得られるのだろう。

再現される曲のバランス、癖の無さはLS-3/5aに近いが、LS-3/5aでは聞こえなかったピアニストがペダルを踏む音が聞こえることで、このスピーカーが大型だと気づかされる。すべてのバランスは保たれたまま、音楽がLS-3/5aの縮尺モデルからLS-5/8では等身大に変わった。


新世界

ステージが原寸大よりも正確に縮小されたLS-3/5aとは違って、その精密さを保ったままホールが原寸大の大きさになる。ホールの空気感や気配感、あるいは空気の揺らぎのようなものまで伝わり、もはや生演奏を聴いている気分にさせられている。

 Keith Jarrett 「The KÖLN CONSERT」から「1曲目を途中まで」聞きました。(このソフトを注文する)

LS-3/8の低音の再現性と、全体の透明感を生かせるソフトとして「ピアノ曲」を選びました。ピアノには100を超える弦が張られていますが、それらは「平均律」という「割り切れない音階」でチューニングされています。そのため複数の音を同時に鳴らしたとき、ピアノの音は必ず「濁り」を生じます。調律とはピアノの音を正確に合わせるだけではなく、この「割り切れない濁り」をどれだけ「味わい」に変えるかが腕の見せ所。それを環境(温度や湿度)と演奏者(ピアニストの好み)に合わせます。けれどスピーカーに濁り(キャビネットやユニットの共振)があると、ピアノの音は不必要に濁り、その美しさが損なわれます。

現代的な高性能スピーカー、TAD R1 Mark2やMAGICOは技術的にこの問題を解決し「共振を極限まで低減」することで美しいピアノを再生します。しかし、そういう技術がなかった当時は「スピーカーの共振を楽器になぞらえる」ことで、美しい響きを生み出していたのです。LS-5/8は共振しますが、その共振は楽器の響きと完全に一体となり、私達には楽器の音とスピーカーの共振を聞き分けることができません。これが、冒頭から言い続けていた「魔法」の正体です。

LS-3/8が「魔法」使って再現する、美しいピアノの音を聞いてください。蛇足ですが、AIRBOWのプレーヤ−、CD3N Analogue、プリメインアンプ PM7005 ApplauseもLS-5/8と同じ「魔法」がかけられています。オーディオ機器の開発に必要なのは、理論、技術、測定を遙かに超える「人間の耳」というのは、今も昔も変わりません。

総合評価・使いこなしのポイント

LS-5/8は見かけの「粗雑さ」とはまった裏腹に、透明でバランスの良い音を聞かせる。LS-5/8を聞いていると50年近くオーディオは「変わっていない」ことを実感する。ハイレゾ、DSDとデジタル技術はどんどん進む。けれど、オーディオの真意は「アナログ」にある。なぜならば、楽器は50年前からそれほど大きく変わってはいないし、マイクもレコード時代とそれほど大きく変わってはいない。変わったのは、制作側の都合による「アナログ」から「デジタル」への変化が最も大きい。けれど、音楽を録音するには「アナログ」の方が適していると最近特に思う。最終的にデジタル化するのはよいと思うが、録音とミキシングまではアナログの音が良い。また、微妙な音量調整などもアナログがやりやすい。デジタルでは割り切れないものがある。技術では、計り知れないものがある。

LS-5/8を聞いていると、オーディオ技術が「忘れてきたもの」を思い出す。そしてそれがどれほど大切なものであったかを実感する。これは、ただの「レトロ」なスピーカーではない。BBC モニターとは、お金に糸目を付けず、国営放送が開発したスピーカーなのだ。それだけの価値は、今もある。

こんなに大きいスピーカーなのに小型スピーカーのように使いやすい。けれどもそれを生かすには、ある程度の部屋の広さが必要になる。15畳程度以上の部屋で鳴らすのがお薦め。ネットは、外して聞いて欲しい。

▲△▽▼


試聴後感想


BBC(イギリス放送協会)が開発したモニタースピーカーが、BBC Monitorと名付けられた4つのモデルです。

イギリスとは面白い国で、古くても良い物は「捨て去らない」という風潮を大切にします。伝統を重んじると言い換得られるこの風潮が、何でも新しいものをありがたがるアメリカ人とは決定的に違います。アメリカ人は新しいものにこだわり、イギリス人は伝統にこだわる。これは、国を出た人たちと、国に残った人たちの「対比」を表しているようです。

そういう「古くても良い物は守る」彼らが、一度は生産が完了になり消えてしまった「スピーカー」をわざわざ現代に蘇らせたのが、今回試聴した3機種のBBC Monitorです。この3モデルに、Stirling BroadcastのLS-3/6を加えた4モデルすべてが復刻され、BBCが再びライセンスを与えました。これがどういうことかと言えば、日本なら、NHKと「個人」が手を取り合って、30年以上前のスピーカを正確に蘇らせるようなものです。

そんなことは、イギリス以外の国ではあり得ないでしょう。また、これほど「こだわりに満ちた」スピーカーが他にあるでしょうか?

間違いなく、BBC Monitor 4モデルは、オーディオの「歴史的財産(ヘリテイジ)」だと言いきれます。オーディオマニアなら、その音を聞かずしてオーディオを語れない。それほどの意味と価値を持つのが、この4つのモデルではないでしょうか。

では、なぜそれほどのスピーカーが日本では「無名」なのでしょうか?最大の理由は、オーディオ雑誌や金に目のない評論家たちは「我田引水」にしか興味がないからです。彼らは褒めても金にならない製品を、褒めたりしないのです。もちろん、昔からそう言う風潮はありました。けれども昔の評論家や雑誌は、「本物」であれば、損得勘定抜きにでもその情報を提供してきました。それが、彼らの見識であり、良心の証でした。けれど今の雑誌社の編集部や評論家連中に、そのような「見識や良心」を求めることが無理です。だいたい、オーディオと音楽についての知識すら怪しいのですから。

もう一つは「オリジナル」を必要以上に珍重する一部のマニアの存在です。音がわからないからこそ、オリジナルにこだわるのです。名機だから、音が良いと盲信する。間違ったことです。本当に善し悪しがわかるなら、オリジナルや何らかのアイコンにこだわる必要などありません。常により良い物が生み出されるからです。それが、進歩であり、本当の意味での技術革新です。

オリジナル以上の音質を実現して、現代に蘇ったBBC Monitor。

復刻されたBBC Monitorとは、そういう「信用できない連中」ではなく、イギリス放送協会がライセンス(認証)を与えた新製品です。BBCが認定していることが、すなわち信頼の証です。

もちろん、その音は現代にもまったく問題なく通用します。

音楽を聞くためのシンプルな道具。プロの道具。それが、BBC Monitorなのです。一度は聞いてみてください。もしかすると、あなたのオーディオに対する考え方が変えられるかも知れないのですから。
https://www.ippinkan.com/LS35_59_58.htm


83. 中川隆[-12498] koaQ7Jey 2018年5月21日 08:29:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14131]



Stirling Broadcast ls-3/6 ls-3/5a v2
2012年1月 逸品館 代表取締役 清原裕介
https://www.ippinkan.com/stirling_broadcast_36.htm

 

Stirling Broadcast LS-3/6 メーカー希望小売価格 ¥700,000(ペア・税別 / チェリー・ウォールナット仕上げ)

Stirling Broadcast LS-3/6 メーカー希望小売価格 ¥750,000(ペア・税別 / ローズウッド・エボニー・ゼブラノ仕上げ)


逸品館がお薦めする "Stirling Broadcast LS-3/5a V2" は、1972年 LS3/5a が誕生してから自社の放送局に導入された LS3/5a のファンとなって以来20余年 LS3/5a を修理してきた DougStirlingさんが、90年代の後半 LS3/5a の生産が停止された後に経験を生かし初期の LS3/5a モデルの構造を継承する新たな製品として開発したモデルです。

"Stirling LS3/5a V2"と名付けられたその製品は、薄壁のエンクロージャー、ネジ留めリアバッフルなど、外観は初期モデルと同じ設計を採用しています。

さらに搭載されるユニットの SB4424 と SB4428 も英国放送局内にしか存在していない LS3/5a の最高峰 BBC 001/002 のユニット(もちろんKEF)の特性をコンピューター解析し、デンマークの Scan-Speak とノルウェーの Seas と共同開発して作り出した 001/002 のほぼ完全なクローンユニットです。

オリジナルを忠実に模したキャビネットとユニットに、Stirling が自社開発した"Super-Spec"ネットワークが組み合わせられ、限りなく BBC 001/002 に近い音質が得られるのが Stirling Broadcast社の"LS-3/5a V2"です。

この"新型"は、名実共に名機 LS3/5a の名に恥じない製品であり、なおかつ低域の伸びやダイナミックレンジが歴代の LS-3/5a よりも優れているとイギリスでは高い評価を受けています。この評価には、私も全く同じ意見です。

このように "Stirling LS3/5a V2" は BBC からライセンスを受けて生産される正真正銘の現行製品であり、すでに海外の多くのスタジオでは、使い古された LS3/5aが "Stirling LS3/5a V2" に取り換えられていると聞きます。 すべての完成品は DougStirlingさん自らがテストしてから市場に送り出しています。

逸品館が注目する、その Stirling Broadcast社から LS-3/5a の上位機種、LS-3/6が発売されました。

届けられたカタログをちらっと見て 3Wayスピーカーと確認しただけで、詳細を見ずとりあえず音を出してみました。3Way と言うことで「細やかな中域」を期待したのですが、出てきた音は 2Way の LS-3/5a とそれほど変わらない音でした。

しばらく聞いていると、LS-3/5a よりも高域が良く伸びていることと、サイズなりの低音が出ることが確認できましたが、PMC のように本格的な中域ユニットを奢っている 3Way に比べて中域の「情報量」がかなり少なく、その音質から 2Way + スーパーツィーターという構成が感じ取れました。カタログで詳細を調べるとずばりその通りでした。

LS-3/6の構成

LS-3/6 はキャビネットの大型化に合わせてウーファーのサイズが LS-3/5a の 85mm から 220mm へと一気にサイズアップされています。このサイズアップに伴う低域の量感と厚みの改善は、十分感じられます。

高域は LS-3/5a と同じ 19mm 口径のツィーターのクロスオーバーツィーターを 3kHz から一気に 13kHz に上げてスーパーツィーターとして使い、新たに LF/3kHz:HF/13kHz を受け持つ 27mm 口径のドーム型ツィーターが採用されています。

聴感上の音質は、このスペック通りに 2Way にスーパーツィーターが加わった感じ本格的な 3Way スピーカーほど中域は細やかではありませんが、LS-3/5a よりも明らかに中域が細かく、高域がスッキリと伸び、厚みのある低域が再現されます。

この期待の新製品、LS-3/6 の試聴テストを行いました。

製品の概要

Stirling Broadcast LS-3/6 

方式 3Way バスレフ

スーパーツィーター 19mm(SB-4436)
ツィーター 27mm(SB−4434)
ウーファー 220mm(SB-4432)

最大入力 150W
インピーダンス 8(オーム)

感度(出力音圧レベル) 87dB/1W/1m

周波数帯域(−6dB) 45Hz-17KHz
クロスオーバー周波数 3000Hz/13kHz

外形寸法(突起部含む) H630×W300×D300mm
質量 18.5Kg(1本)

入力端子 Bi-Wire対応 φ4mm

仕上げ チェリ−、ウォールナット、ローズ、エボニー、ゼブラノ

LS3/6 と LS3/5a のサイズの違い-
https://www.ippinkan.com/stirling_broadcast_36.htm

試聴テスト

最初音が少し硬く低音も出にくかったのですが、連続で 100時間ほど鳴らし続けると中域の音が細かくなり、高域が柔らかくなりました。低域もかなり良く出るようになって、音の広がりも格段に改善されました。テストは、この「初期エイジングが完了したと考えられる状態」で行いました。

 

1) Mariah Carey / マライヤ・キャリー "1's"

ス−パーツィーターが追加されたにも関わらず高音が出過ぎず、まろやかに広がるのが印象的です。かといって、切れ味のない丸い音かと言えば、そうではなく芯の強さと透明感、切れ味が兼ね備わっています。

ボーカルは現代の水準のスピーカーを基準にすると、とても柔らかくニュアンスが細かく深く抜群の説得力が感じられます。音場はスピーカーを取り囲むようにまろやかに広がります。

LS-3/6 の音質は故郷を同じイギリスに持つ、逸品館ベストセラースピーカーのハーベス "HL-5"に似ていますがそれよりも中域が濃く、高域が滑らかでマイルドです。低音は HL-5 と同じくらいか、少し少ない程度です。

HL-5 の良さは 2Wayならではの繋がりの良い滑らかで自然な音質を持ち、聞き疲れしないことでした。

LS-3/6 はそれに非常に近いイメージでマライヤ・キャリーを鳴らしますが、HL-5 より中域が濃くニュアンスが細かいことと、高域の切れ味が少し弱くアタックがマイルドに感じる点が違います。

相対的に LS-3/6 は、HL-5 よりも周波数エネルギーバランスの「かまぼこ形」の山が高く、耳当たりの良い「音楽の美味しいところがより濃く再現される」エネルギーバランスに仕上げられているようです。

直前に Vienna Acoustics The Music (240万円/ペア・税別)という高価なスピーカーで同じアルバムを聴いていたのですが、LS-3/6 に切り替えた途端に色気がグッと増したことに驚かされました。

オーディオ全盛期には、スピーカーの音質を JAZZ 向きのカラリとした「アメリカンサンド」と、クラッシック向きの柔らかい「ヨーロピアンサウンド」に二分していたことがありましたが、LS-3/6 は当時の代表的な「ヨーロピアンサウンド」に仕上がっています。

決して押しつけがましくはないのですが、

「音楽はこうして聞くんだ」
「音楽を聞くには、スピーカーはこうあるべきだ」

LS-3/6は私にそう訴えているように聞こえます。

歴史が育んだ素晴らしい音楽スピーカー LS-3/6 は、肩肘張らずに毎日音楽を聞き続けられる懐の深い音でマライヤ・キャリーを情緒深く鳴らしました。


2) Come away with me Norah Jones

新品の LS-3/6 でノラ・ジョーンズを鳴らしたときは完全に低域が不足し、この音なら LS-3/5a で十分だと感じられました。しかし、100時間ほど鳴らし込むと LS-3/6 の低域はかなり分厚くなり、中域の表現力や高域の解像度もグンと良くなってきました。

ギターやシンバルの切れ味は、高域が 13kHzで 2分割され新たにユニットが追加されたことで LS-3/5a を確実に上回り、アタックもしっかりしています。

音の細やかさ(解像度)も明確増え、LS-3/5a では聞こえなかった「奏者のタッチノイズ」までハッキリと聞き取れるようになっています。

強化された高域の音質に合わせて中域にしっかりとした厚みが加えられ、高音を薄っぺらく感じさせないのはさすがです。この厚みと色気のある中域を支えるように、膨らみすぎない程度の響きが演出されたふくよかな低域が加わり LS-3/6 の音は作られています。

初期エイジングが終わったと考えられる状態でも、LS3/6 の低域はキャビネットサイズを考えれば再生周波数帯域下限はそれほど低くないのですが、人間が低音を豊に感じるボリュームゾーンの 100kHz 近辺が少し持ち上げられているような感じがあって、スピーカーから出た低音がふわりとした響きを少し残しながらすっと消えて行く様は現代的なスピーカーとは違う心地よさを感じさせます。

BBC の基準に沿って音楽を色づけなく再生するために作り上げられた LS-3/6 の 3ユニットが奏でるハーモニーは素晴らしいバランスです。何の抵抗もなく音楽が心にすっと入ってきます。熟練の手によって練り上げられた生演奏との違和感を全く感じさせない老練なサウンドは、オーディオの一つの到達点だと確信します。

 

3) From The New World / Neumann , Czech Philharmonic orchestra

クラシック、中でも交響曲を鳴らすと LS-3/6 は全く別のスピーカーの表情を見せ始めます。

あの小さな LS-3/5a ですら交響曲を聴くとサブウーファーの必要性を感じないほど豊かな「低音感」が得られることに驚かされましたが、サイズがより大きい LS-3/6 は確実にそれを凌駕します。マライヤ・キャリーやノラ・ジョーンズを聞いているときは、低音がやや不足気味なために「素晴らしく自然だけれど、スピーカーが作り出した心地よい仮想現実を聞かされている」という感覚があり、心のどこかにスピーカーで音楽を聞いている感覚が残っていたように思います。ところがソースを交響曲に変えた途端その感覚が完全に消え、まるで現実のコンサート会場に放り込まれたように感じます。

ピアニッシモからフォルトに移行するときの一気呵成な盛り上がり感、透明で見通しの良い空間に弦の繊細な音が漂う感覚、コントラバスが生み出す圧力感、それらが非常に生々しく現実的な音質で再現され、目の前で鳴っているのはリアルなコンサートとしか感じられません。

LS-3/5a が再現する交響曲は、ホールサイズを 100-200人規模にやや縮小した「ミニチュアライク」な演奏でした。

LS-3/6 が再現するホールサイズは 500-1000人規模に拡大され、LS-3/5a で避けられなかった縮尺感覚が完全に消えたリニアなサイズで交響曲を楽しめます。

今までにかなりの数のスピーカーを聞いてきましたが、交響曲を鳴らすことにかけては LS-3/6 の右に出るスピーカーはそれほど多くありません。

また、交響曲に関して LS-3/6 は、ハーベス HL-5 を遙かに超えています。

LS-3/6 は素晴らしく完成度の高い、高度にチューニングされた「楽器」。
この音には、心の底から敬服します。


総評

BBCモニター LS-3/5a を製作したスピーカーメーカーは、Rogers、KEF、Spendor、Harbeth の4社です。

この中で Rogers は一度倒産し、技術の継承がなされていません。

KEF は新しいデザインの製品に移行することで生き残りを図りました。

残された Spendor と Harbeth の 2社だけが、現在も当時の流れを引くスピーカーを作り続けています。

最初にご紹介しましたように Stirling Broadcast社は、1990年代に新しく作られたメーカーで当時の Rogers社とは関連がありません。しかし、設計者の DougStirlingさんが LS-3/5a を完璧に修理できると言うことは、彼が LS-3/5a を作り出せると言う証明です。

BBSモニター LS-3/5a の完璧な復元という挑戦から生まれた Stirling Broadcast LS-3/5a V2 に私はすでに最高級の評価を与えています。

しかし、オークションでは未だに「音の劣化したオリジナル LS-3/5a が考えられない高価な価格」で落札されています。

「コレクション」という趣味を持たない私には、劣化した古い個体が「それより新しい個体よりも価格が高い」ことが理解できません。

オークションにかけられる多くのビンテッジ製品は、当時の面影を留めないほど状態の悪いものが多いか、巧妙に修復された個体が多いにも関わらず、異常な高値で落札されることが少なくありません。

昔名声の高かった製品を「一度で良いから聞いてみたい」という考えは理解できますが、工業製品である限り経年変化による劣化は避けられないことを忘れないように頂ければと願います。

正統派の復刻モデル LS-3/6 は、前回試聴した LS-3/5a に違わず素晴らしい音質でした。音楽、特にクラシックを深く理解するお客様にお薦めしたい、素晴らしいスピーカーです。
https://www.ippinkan.com/stirling_broadcast_36.htm


84. 中川隆[-12494] koaQ7Jey 2018年5月21日 13:01:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14137]

QUAD 11L Signature vs LS-3-5a Rogers stirling 
2011年7月 逸品館 代表取締役 清原 裕介 
https://www.ippinkan.com/quad_11l_signatuer.htm

2004年に日本に上陸した Quad 初のダイナミック型スピーカー「11L」はリーズナブルな価格と高音質が市場で高く評価され、このクラスの製品として爆発的なヒットモデルとなりました。

QUAD11L(Piano Black) メーカー希望小売価格 ¥100,000(ペア・税別)生産完了

2007年には、ツィーターやネットワークなどが改良され「11L2」へと進化を遂げています。

QUAD11L2 メーカー希望小売価格 ¥118,000(ペア・税別)生産完了

このモデルは 11L に比べ明瞭感とレンジ感が拡大し確実に音質が改善されていましたが、価格が若干値上がりしたために「11L」ほどの数は出ませんでした。それでもモデル終了間際には円高還元で実売価格がかなり「11L」に近づいたため、再び当初の人気を取り戻したのです。そして2011年「11L」は、日本限定モデルの「11L Signature」へと進化を遂げました。

QUAD 11L Classic Signature
メーカー希望小売価格 ¥90,000(マット仕上げ・ペア・税別)、¥120,000(光沢仕上げ・ペア・税別)


このモデルから特徴的だったキャビネットの形状が「袴/スピーカー下部の突起」がなくなり、通常のブックシェルフ型に変更されています。また設計者が変わっており、これらによる音質の変化がどのようなものか?興味のあるところです。

この期待の新製品、QUAD 11L Signature の試聴機が届けられたとき、Rogers からオリジナルを可能な限り忠実に再現した新発売レプリカモデルの LS-3/5a が届きました。

LS-3/5a のレプリカというと Stirling Broadcast から発売されている LS-3/5a を逸品館では取り扱っています。この Stirling LS-3/5a は、オリジナルを作った設計者が現代に LS-3/5a を蘇らせたモデルです。


QUAD 11LSignature と LS-3/5a は、価格帯は違いますがサイズは割と似ています。そこで QUAD 11L Signature に、オリジナルの設計者が蘇らせた LS-3/5a と、製造データーなどが残っているかもしれないオリジナルを作ったメーカー Rogers(会社は全く別物です)が復刻した Rogers LS-3/5a を加え3機種のスピーカーの聞き比べを行うことにしました。

Rogers LS-3/5a 65Th Anniversary Edition 市場販売価格 ¥158,000(ペア・税込)

Stirling Broadcast LS-3/5a V2 メーカー希望小売価格 ¥280,000(ペア・税別)

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QUAD 11L2 (Piano Black)
¥118,000(ペア・税別)生産完了しました

ツィーター 25mm(ソフトドーム/テキスタイル)
ウーファー 125mm(ケブラー)
最大入力(RMS) 150W
インピーダンス 6(オーム)
感度(出力音圧レベル) 86dB/1W/1m
周波数帯域(−6dB) 45Hz-28KHz
クロスオーバー周波数 2200Hz
外形寸法(突起部含む) H190×W330×D263mm
質量 6.3Kg(1本)
設計責任者 スティーブ・ヒューレット

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QUAD 11L Signature (Piano Sapele Mahogany)
¥120,000(ペア・税別)
マット仕上げは¥90,000(ペア・税別)

ツィーター 25mm(ソフトドーム/テキスタイル)
ウーファー 125mm(ケブラー)
最大入力(RMS) 300W
インピーダンス 6(オーム)
感度(出力音圧レベル) 87dB/1W/1m
周波数帯域(−3dB) 48Hz-22KHz
クロスオーバー周波数 2200Hz
外形寸法(突起部含む) H190×W310×D263mm
質量 6.3kg(1本)
設計責任者 ピーター・コモー
https://www.ippinkan.com/quad_11l_signatuer.htm

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Stirling Broadcast LS-3/5a V2
(ウォールナット)¥280,000(ペア・税別)

ツィーター 19mm
ウーファー 110mm(ダイキャストフレーム)
85mm(ポリプロピレンコーン)
インピーダンス 11(オーム)
感度(出力音圧レベル) 83dB/2.83V/1m
周波数帯域 78Hz-20KHz ±3dB
クロスオーバー周波数 3000Hz
外形寸法(突起部含む) H300×W188×D168mm
質量 4.9Kg(1本)
備考 バイワイヤリング対応

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Rogers LS-3/5a
65Th Anniversary Edition OPEN価格 (実売¥158,000/ペア・税込)

ツィーター 19mm
ウーファー 138mm
※V2との違いは採寸によるもの
インピーダンス 11(オーム)
感度(出力音圧レベル) 83dB/2.83V/1m
周波数帯域 70Hz-20KHz ±3dB
クロスオーバー周波数 3000Hz
外形寸法(突起部含む) H188×W304×D185mm
質量 4.9kg(1本)
備考 バイワイヤリング対応
https://www.ippinkan.com/quad_11l_signatuer.htm


LS-3/5a V2(以下V2)と LS-3/5a 65Th Anniversary Edition(以下65Th)の正面写真。V2の板厚が65thより少し薄いことが分かります。

ウーファーとツィーターはパット見似ていますが、よく見ると全然違うものが使われていることがわかります。ウーファーの口径はカタログでは随分違いうのですが、実際に計るとほとんど同じで大きさの差はありません。

細かい部分ではサランネット固定用のマジックやツィーター周りのフェルトの配置が違います。

見た目がオリジナルに近いのは65Thです。


 オリジナル の LS-3/5a
https://www.ippinkan.com/quad_11l_signatuer.htm

スピーカー端子も形状は似ていますが、大きさなどが違っています。
また正面の仕上げはほとんど同じでしたが、裏側の仕上げが全く違っていることが分かります。

底板の部分もV2は四隅に小さなゴム足が使われており、65Thには何もついていません。キャビネットのサイズは、ほぼ同一です。

11L Signature と LS-3/5a 65Th のサイズを比べてみました。
幅と高さはほとんど同じですが、奥行きがかなり違っています。
寸法の違いはわずかですが、実際には 11L Signature が一回り以上大きく見えます。

音質テスト


CD/SACDプレーヤー AIRBOW SA15S2/Master

アンプ AIRBOW PM15S2/Master

スピーカー・スタンド Acoustic Design AD-35a


試聴ソフト

forplay
Restless Night
Sheherazade




今回テストしたスピーカーは Bi-Wire に対応していますので、付属品のジャンパーのままでスピーカーケーブルをどの端子に繋ぐと音が良いかをテストしました。結果すべてのスピーカーで、プラスを上、マイナスを下の端子に繋ぐとバランスが良く自然な鳴り方になったため、テストはこの接続で行いました。

Bi-Wire 対応スピーカーにスピーカーケーブルを使うとき繋ぎ方で音が変わるのは、聴感上の「音のタイミング」が変わるからです。

このタイミングの違いを示すのに「位相」という表現が使われますが、この言葉はオーディオとしては正しのですが、医学的には人間は位相を聞き分けられないので「タイミング」と言う言葉が正しいと思いますが、どの端子にスピーカーケーブルを繋ぐかで「低音〜高音」への音のタイミングが変わります。

この「タイミング」とはアコースティック楽器が「物理法則」に沿って音を出すとき、その一連の音の変化が「一定の法則=物理的に正しい動き」をきちんと反映しているか?(タイミングが合っている)あるいは反映していないか?(タイミングがずれている)を指しています。たとえるならTV映像と音声のリップシンクのような感じですが、このタイミングがずれていると音の広がりや倍音構造に違和感を生じ、音が不自然な感じに聞こえます。

タイミングの整合を判断するためには、タイミングがずれていない録音(マイク構成がシンプルなライブ録音などが好ましい)と倍音をきちんと聞き分けられなければなりません。

ケーブルの接続方法の違いで音が変わるのも、ジャンパー線などで音が変わるのも、電気的な理由に加え「物理的な理由」が影響すると考えられます。測定できないほどのわずかな、電気系の振動(ケーブルやネットワークのパーツ)が反映される、スピーカーの音の変化を私たちは敏感に聞き分けられるのは驚きです。

音質評価

それぞれのスピーカーの音質評価は、

サランネット付き
サランネットなし
サランネットなし+AET SCR-Jumper
サランネットなし+NVS-Jumperの4通り行いました。


____

1) (fourplay/1曲目)

(サランネット付き) 

ギターの音色が甘く、透明な響き(濁りのない響き)がとても心地よく感じられます。エンクロージャーの響きは多いのですが、その響きが音を濁らせず楽器のエコー成分(響き)として聞こえるので電子楽器がアコースティック楽器のように響きよく鳴ります。

低音の量感はサイズよりも多く、サブウーファーの助けを借りなくてもベースの音階やリズム感、力強さは十分に再現されます。特にベースの音が中高域と混じらず、きちんと分離して聞こえることにはサイズと価格を考えると驚きです。中高音も従来の11シリーズより明らかに癖が少なくスムースで、ウーファとの繋がりが抜群です。

Signature では、スピーカーとしての基本的な性能である聴感上の音域の広さや、再現される音の細やかさ、立体感などが確実に改善され、またそれらのバランスがグッと良くなって、完成度が非常に高い製品に仕上がっています。

音は明るく軽快で音楽を聴いていることが楽しくなります。若干高域の芯が緩く感じられることがありますが、楽器の音色変化の鮮やかさ、演奏者のタッチ変化の繊細さ、ハーモニーの美しさなど、音楽を一切の不満なく楽しく聞かせてくれるその能力の高さに感銘すら覚えるほどでした。

(サランネットなし) 

ネットを外すと音が一層細かくなりますが、バッフルの反射の影響なのでしょうか?音の広がりに違和感を覚えます。また、それぞれの楽器が奏でるハーモニーもバラバラになりがちで、サランネット付きで感じたあの素晴らしい魅力が半減しました。音の響きや粘り、厚みも後退して、悪い音ではないのですが少し安いスピーカーが背伸びしていい音を出そうとしているように感じられました。


11L Signature は中途半端に HiFi な音を狙わず、このスピーカーの持ち味であるバランス感覚を引き出すような鳴らし方がお薦めです。また、ほとんどの場合はサランネットのあるなしでこれほどまでに印象が変わることはありませんが、11L Signature はサランネットを付けた方が良さそうに思いました。

(サランネットなし) + (SCR-Jumper)

音の密度がグンと上がって HiFi感が増し、低域も深く太くなりますがなぜか高域が弾みません。音質は向上しているのでがそれと引き合えに、11L Signature が本来持っている開放的で明るい感じが後退して、演奏がやや暗く沈んだ感じに変化しました。

しばらく聞き続けているとオーディオ的音質向上による満足感は上がってきますが、11L Signature を最初聞いたときの「いい音で楽しく音楽を聴いている!」という感動は薄くなります。バランスが崩れ、安いスピーカーが背伸びして良い音を出そうしているように痛々しく感じてしまうことがありました。

SCR-Jumper を使うことで音質はかなり向上して楽器の音がリアルになり、演奏も緻密で整ってくるのですがこういう音のスピーカーならPMCなど他にもあり、当然ですが11L Signature はそれらに叶いません。11L Signature は神経質にならず音楽をざっくりと、お洒落に鳴らすことでその持ち味が最大限に引き出せるように思えます。ある程度の鷹揚さ加減で楽しく聞かれることをお薦めします。

(サランネットなし) + (NVS Copper2-Jumper)

ジャンパーを NVS に変えるとネットを付けていたときのように音が上手くまとまります。11L Signature が本来持っている音色の美しさや、優れた立体感、スムースな繋がりの良さは全く損なわれないままに、透明感と音の細やかさがグッと向上します。緻密になった分やや演奏は静か(静的な印象)になりますが、細部の細やかな表現の向上がそれを補ってあまりある改善がもたらせれます。

楽器の音のリアルさ、楽器の操作(タッチ)のデリケートさは、同じスピーカーを聞いているとは思えないほど向上し、低音も低く深くなり、やや芯が甘く薄く感じた高域もきちんと補正されて不満が消えました。うるさいことを言うならば、演奏が少し暗く静かな方向に振られた感じがありますが、fourplay という曲自体あまり快活な演奏ではありませんから、この程度は許容できる範囲でしょう。NVSはSCRほど音質改善効果は大きくありませんが SCR よりも雰囲気が良く、音楽ファン向けの当たり外れの少ないチューニングとしてお薦めできそうな音質だと思いました。


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2) (Restless Night 9曲目)


(サランネット付き) 

fourplay で感じたようにイントロのギターの透明な音色がとても美しく聞こえますが、そうとはいえギターの質感の高さにはやはりスピーカーの価格を感じさせる限界があります。

ボーカルは濁が少なく魅力的ですが、発音の細部が聞こえにくくやや大味な感じがあります。これも価格を考えると粗探しをしていると行った方が良いでしょう、

アコーディオンとギターの音色の違い、ハーモニー部分の掛け合いが正確に描き分けられます。これは価格を考えると驚異的です。さらに驚かされたのは、ベース音が濁らずにきちんと分離して聴き取れることです。このクラスのスピーカーはコストの関係でどうしてもキャビネットが共振するため低い音が濁りやすいのですが、11L Signature はその低い音を濁らずきちんと分離して鳴らします。これは凄いことで、少なくともこのクラスこのサイズのスピーカーではあまり耳にしない質の高い低音を聞かせてくれました。しかし楽器はかなり魅力的に鳴るのですが、ボーカルの質感は楽器ほど高くなく、若干不満が残りました。

(サランネットなし)

サランネットを外すとギターの音は少し荒れますが、不満を感じたボーカルがグッと魅力的になって細かくて聴き取れなかった部分が聞こえるようになります。カーラボノフの声は透明感を増し、女性らしい色気や切なさ、哀しい恋の物語としての説得力がぐっと増します。

アコーディオンとギターの掛け合いも分離感と明瞭さを増し、魅力が大きくなりました。発音も聞き取りやすくなり、男女コーラス部でも分離も明確になりました。この音なら文句はなく聞いていて楽しいスピーカーと言えます。11L Signature は、価格や存在感を忘れて音楽に引き込まれる愉悦を味わえる希有な製品です。

(サランネットなし) + (SCR-Jumper)

これは凄い!ギターの質感が全く変わってしまいました。カーラボノフのボーカルもため息まで聞こえてきそうなほどリアルで繊細、そして何とも言えない色気が出ます。元々静かで暗いイメージのこの曲には、SCR の静かで緻密な感じが抜群にマッチします。その場で演奏が行われているのかと錯覚するほど、すべての音のクォリティーは大きく上がり、分離や解像度・・・、あらゆる部分が素晴らしく向上します。

低音も厚みとエネルギー感を増し、fourplay で不満を感じたのが嘘のようにSCRを使うことで素晴らしい音が出ます。ギタリストが弦をリリースした時のアタックの強さの再現は比べものになりませんし、ボーカルの発音の細やかさも同様に比べものになりません。鳴らす楽曲でこれほどイメージが変わるとは想像していませんでした。今までの経験でもこれほどのドラスティックな変化を経験したことはありません。それほど劇的に音が変わりました。

(サランネットなし) + (NVS Copper2-Jumper)

この曲に関しては NVS は SCR に音質が遠く及びません。しかし、ボーカルの優しさや深みはなかなかのもので、音楽的なまとまりや表現力は十分に高く評価できます。ギターはSCRと比べると輪郭がまろやかですがエコー成分がグッと多くなり、1〜3弦よりも4〜6弦のウェイトが大きくなります。アコーディオンも切れ味よりも響きの成分がより強く感じられますが、ベースは少し肥大して響きが止まりにくくなりました。

総じて中低音の量感が高まり、穏やかで滑らかな音に変化します。刺激感は非常に小さく、システムの音を滑らかにしたいとき、きつさや硬さを軽減したいとき、立体感を補いたいときにこのジャンパーを使うと音がまとまりそうです。


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3) (シェーラザード 2曲目)

(サランネット付き) 

スケールは原寸よりも小さいが、ホールでコンサートを聴いている感じが上手く出ます。音はやや濁り、倍音に曇りを感じますが、こういうウォーミーな音は生演奏でもありがちですから特に嫌な感じはしませんし、別段不満も感じられません。ただし高域の伸びや解像度感が不足しがちで、その部分では SACD を聞いているという満足感はあまり大きくなく、どちらかと言えばレンジ感よりも音の細かさや繋がりの良さ、密度の高さに SACD の良さが感じられました。

バイオリンの音は滑らかで刺激が少なく甘く魅力的です。オーボエの音は切れ込みが少し甘いですが、響きはの再現は秀逸です。金管楽器の高音がやや低級に感じられますが、バランスや雰囲気は問題ありません。

本来、このクラスのスピーカーで交響曲を不満な聞こうというのは無理な注文なのですが、11L Signature はその難題を上手く解決しています。ある程度の枠の中にすべての音を凝縮しバランス良くまとめることで、演奏を自然な感じで再現しスピーカーやコンポの存在を忘れて聞き手を音楽に引き込ませます。これはなかなか絶妙のチューニングです。Quad の名に恥じないスピーカーの音作り手腕の高さを納得させられました。

(サランネットなし)

サランネットを外すとバイオリンの音の曇りが取れて、倍音がすっきりとして透明感が増します。2台のバイオリンの分離感も向上し、ハープやオーボエの音も澄み切って美しさを感じます。後で鳴るコントラバスやチェロも「台数」がかなり増え、交響楽団の人数が倍くらい増えたと感じるほど音の数が多くなりました。

音の広がりも自然で違和感がなく、透明感と自然な立体感が見事にマッチしたPHILIPS録音らしい良さが感じられます。ホールの静寂感もアップし、音楽の表現かより細やかく深くなります。金管楽器は厚みを増し、ネットを付けていたときに感じた軽くざわついた感じが完全に消えました。エネルギー感や躍動感もアップします。

サランネット付きの音も悪くありませんが、サランネットを外した時の澄み切った音の世界を味わってしまうと、サランネット付きには戻れません。Restless Night の試聴で SCR-Jumper を高く評価しましたが、その時に感じたドラスティックな変化が、このソフトではネットのあるなしで得られました。ソフトによって表情や使いこなしが変わる 11L Signature はなかなか奥が深く、面白いスピーカーかも知れません。

(サランネットなし) + (SCR-Jumper)

バイオリンの音が引き締まって、密度がグッと高くなります。各楽器の音の分離も大きく向上し、演奏の質感が一気に高まります。静寂感も向上し、バックグランド(暗騒音)の無駄な音がほとんど消えてしまいました。静かな空間の中に美しい物語が展開する様が素晴らしいのですが、躍動感パワー感はやや減少した感じです。

荒々しいタッチで演奏を描くのが付属のジャンパープレートの音なら、細やかなタッチで繊細かつ写実的に演奏を描くのが、SCR-Jumper の音です。どちらがよいかは好みもあるでしょうが、細やかな部分まできちんと再現される SCR で聞くシェーラザードはより本格的で高度な演奏に聞こえました。

(サランネットなし) + (NVS Copper2-Jumper)

交換することで解像度と透明感が非常に高まった SCR の音は、舞台袖で演奏を聞いている緊張感を伴いました。対して、NVSの音は適度な開放感がありコンサートホールの一番良い席で演奏を聴いているように感じられます。音の生々しさは SCR が優れていましたが、雰囲気の生々しさは NVS が優れているように感じます。

それぞれの楽器の音の質感やハーモニーの音の関係、倍音構造に全く違和がありません。音が立ち上がって減衰するまでの音の変化や、エネルギー(音の大きさの変化)の流れがとても自然で、生演奏を聞いている時と全く同じ感覚で楽器の音が味わえます。自然な感じで生演奏を聴いているような雰囲気がとても心地よく、さすがに音楽家が手作りした製品だけのことはあると感じさせる音です。

音だけではなく音楽的バランスも非常に高く、安心して演奏に浸れます。NVS を使うと 11L Signature はかなり高級なスピーカーにも全く劣らない「雰囲気」と「表現力」でシンフォニーを聴かせてくれます。この懐の深さやチューニングの絶妙さも他メーカーのジャンパーとは一線を画します。音楽の真の深さを聴き取れる音楽ファンにこの音を捧げたいとすら思うほどです。音を止めるのがためらわれるほど、素晴らしい音でシェーラザードが見事に鳴りきりました。


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4) (fourplay/1曲目)

(サランネット付き)

QUAD 11L Signatureの音も良かったのですが、65Th の音はさらに質が高く引き締まっています。ギター、シンバル、ピアノの倍音の質感が高まり、楽器がワンランク以上上質になったように感じられます。中域のエネルギー感も凝縮され、音楽が楽しく弾みます。ベースは音階もリズムも明瞭に再現されますが、量感は少な目です。ウーファーのサイズと密閉型という形式を考えるとこれは目を瞑るべきでしょう。しかし、それを除けばそれぞれの楽器の音の美しさや緻密さは大きく向上していますし、表現も確実にアップしています。

スピーカーを 65Th に変えるとスピーカーが良くなったというイメージではなく、楽器の音質の良さが改善し生楽器の音色の美しさが磨かれる感じに聞こえ方が変化しました。11L Signatureの音も滑らかで絹濾し豆腐の味わいでしたが、65Th の音はそれよりも遙かにきめが細かく、上質なイメージです。しかし、滑らかな中にもきちんと芯があってピアノのアタックやベースのリズムもしっかりと再現されました。

(サランネットなし)

11L Signature で感じたのと同じく楽器の音の質感は上がるのですが、ちょっと荒れてがさつな感じがします。しかし音の広がりは非常に自然で、スピーカーのすぐ側で音を聞いても圧迫感やユニットから音が出ている違和感がほとんどありません。高域の自然な感じはツィーターに被されている金属のカバー(小さな穴が空いた金属製の保護グリル)やツィーターの周囲に配置されたフェルトが効いているのだと思われます。

ネットを外すと不思議と低音の量感が増し、この量感なら特にサブウーファーを欲しいとは思わないでしょう。高域はアタックの鮮烈さや切れ味が向上しますが、引き替えに音の粘りやハーモニーの厚みが少し後退します。しかし、65thでのネットのあるなしは QUAD 11L Signature のように明確ではなく、好みで使い分ければよいと感じる程度でした。

(サランネットなし) + (SCR-Jumper)

ネットを外した事による高音のざらつきやがさつな感じが完全に消えて、音質の向上が快感として感じられるようになります。11L Signature に SCR を組み合わせると、少し暗く元気がなくなったように感じられました。65Thでもその傾向が感じられますが、音質や密度感の向上、細部の再現性の向上、低音の力感の向上などがそのマイナスを帳消しにします。特に低音の力感の向上がめざましく、最初に感じた低音の不足感は完全に消えました。

ギタリストが弦をリリースしたときに生じるアタック感が強くなり、エコーの強さや透明感も改善してギターの「むせび泣く感じ」が高まります。演奏の躍動感はやや小さくなりますが、それ以上に静かな部分が沈み込もことで演奏の奥深さが高まります。ノリノリで聞く音ではなく、演奏をじっくりと鑑賞させるように再現するのが SCR の特徴です。

(サランネットなし) + (NVS Copper2-Jumper)

低音の量感や力感は SCR から後退します。また中音の密度感や輪郭のきちっとした感じもやはり後退します。しかし、滑らかさや響きの良さ、音楽のノリの良さは向上します。低音楽器はややぼけて膨らみますが、不思議とリズムは弾みます。ギターは断弦した瞬間のアタックの力や切れ味は緩くなりますが、サスティン(余韻)部の変化が大きくなって左手で弦に掛けているテンションの変化が明確に伝わります。

音としては緩くなりましたが響きが増え、演奏は弾んで楽しくなります。とても心地よい音ですが、電子楽器的な「響きの少ないドライな感じ」が薄くなって、fourplay がまるで生楽器の演奏のように聞こえました。NVSは音楽を楽しく聞かせますが、モニター的ではないようです。


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5) (Restless Night 9曲目)

(サランネット付き)

ギターの音色は適度に金属的で心地よい感じです。ボーカルはややドライでたどたどしい感じを覚えますが、声の質感や表情には艶があります。低音が若干少ないせいか、ギターの包み込まれるような広がりは 11L Signature ほどではありません。ボーカルも同じで音は立体的に広がりますが、音楽が限られたサイズの空間にぎゅーっと凝縮されたような鳴り方をします。箱庭、盆栽的なこの感覚はオリジナルの LS-3/5a とよく似ています。

アコーディオンの音色は繊細で儚く、この曲の雰囲気にとても良くマッチします。これで高域にもう少し鮮烈さ、アタックの鮮烈さが加われば、申し分のない音になりそうです。

(サランネットなし)

サランネットを外すともう少し欲しいと感じていたアタックの切れ込みの鮮烈さや、超高域の倍音が出て高域の透明感と鮮やかさが増します。ギターは生々しくなり、金属弦を使っているフォークギターらしい味わいが出てきます。5弦6弦の太さも良く出るようになりました。ボーカルは舌足らずさが消えて、成熟した女性の魅力が感じられるようになり、アコーディオンも透明感が増してギターとの掛け合いの部分のそれぞれの音色の変化がよりハッキリと繊細に描き分けられます。

ハーモニーの男性ボーカルがメインボーカルのカーラボノフの声を聞きながら、それを補助してハーモニーの厚みを増すように歌っていることがきちんと伝わります。国産品やHiFi一辺倒のスピーカーを使うと、全部の音がハッキリしてハーモニーの男性ボーカル(脇役)がメインボーカル(主役)に被り、演奏が乱雑(へたくそ)に聞こえることがあります。そんな音を聞いていると音楽のなんたるかを理解できない人が音を作ったのだろうと感じ、いらいらして音楽を聴くのがつまらなくなってしまいます。65thは全くその逆で、音楽を音楽らしく実に上手く再現しました。ただ、エイジングの影響もあるのでしょうが、65Th の音はオリジナルよりも少し硬くドライな感じに聞こえました。

(サランネットなし) + (SCR-Jumper)

ギターの音色は繊細さと色彩感を増し、楽器の質がかなり上がったように聞こえます。5弦6弦の音と1〜3弦の分離感が向上し、低音部と高音部のメロディーの違いがハッキリと伝わります。ボーカルも緻密さを増すのですが、少し元気がなく暗い感じに変化しました。アコーディオンも繊細さを増しデリケートな音になって、ハーモニー部分も美しく繊細になりますが、やはり少しパワー感が足りないように感じます。

11L Signature でも感じたのですが演奏するソフトとの相性で SCR は緻密さと引き替えに、パワー感を損なう傾向があるようです。わずかな投資で上級モデルのSIN-Jumperが入手できますし、SIN-Jumperならこのような副作用は感じられませんから、どうせ購入なさるならSIN-Jumperを選ばれる方が間違いありません。

(サランネットなし) + (NVS Copper2-Jumper)

ギターの音色が開放的で明るくなります。SCR では弦の直接音の変化が主体にギターの音が再現されましたが、NVSではギターの胴鳴りもきちんと感じられるようになります。それと引き替えに低音がやや緩くなり膨らみますが、全体的な音調はSCRよりも魅力的です

カーラボノフの声は発音の細部が聞き取れなくなりますが、雰囲気が良く表現に艶が出ます。アコーディオンの音色は、空中を漂うように響きが大きく広がります。ハーモニー部分では女性と男性がそれぞれの表現を気遣い、まるで恋人が寄り添って歌っているような実に良い感じに再現されました。NVS に変えると SCR よりも躍動感やパワー感が向上して感じられますが、絶対的な「量」はSCRと変化していません。NVS の音が良いと言うよりは、SCR が音を細かく聞かせすぎて演奏がやや神経質に聞こえていたようです。映像の場合、粒子が粗ければ躍動感が演出されますが粒子が細かくなれば大人しく滑らかな画像に変化します。音も全く同じで、音質向上と音楽性を両立させるために細やかさとパワー感のバランスが非常に重要です。


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6) (シェーラザード 2曲目)

(サランネット付き)

バイオリンは適度に硬く適度に柔らかい音が出て心地よいのですが、エイジングが足りないのか高域にやや硬さを感じます。オーボエ、コンサートマスター、伴奏の分離とハーモニーは LS-3/5a の名に恥じない素晴らしさですが、やはりエイジングが足りないのか前後方向への広がりがやや浅いのが残念です。

ベースの音はサイズを感じさせない量感があり、音階の変化もきちんと伝わるのはさすがです。フォルテの部分でも音が団子にならず、金管楽器も混濁せずきちんと一歩前に出ます。演奏全体の組み立ての正確さ(自然さ)や躍動感の演出は価格やサイズの限界を感じさせず不満なく音楽に没頭できます。この絶妙にチューニングされた感覚は、オリジナルのLS-3/5aを彷彿とさせました。

(サランネットなし)

ネットを外すとバイオリンの高次倍音がすっと上に抜けて、若干気になっていた硬さが消えました。オーボエはまろやかさと深みが増しました。コントラバスは音色の深みが増し、位置がすっと後に下がって前後方向に奥行きが深くなりました。ピチカートで演奏されるチェロの分離も向上します。演奏全体の表現の深みが向上し、演奏のスケールも一回り大きくなったように感じられます。

気になっていた音の広がりも改善され、ほとんど不満がなくなります。このサイズ、この価格でシンフォニーをこれほど本格的に鳴らせるスピーカーはそう多くないはずです。復刻とはいえ LS-3/5a の能力は侮りがたいようです。

(サランネットなし) + (SCR-Jumper)

SCRによる各楽器の音質改善は圧倒的で、バイオリンの繊細さハープの音色の美しさが格段に向上します。聞こえなかったホールに反射て戻ってくるバイオリンの音が聴き取れるようになります。オーボエもリードが震える音がきちんと聞こえるようになります。特に弦楽器の数が一気に増え細かな音が怒濤のごとく流れ出してくるのは圧巻でした。

SCR の音質改善に伴うシンフォニーの再現性の向上は相当大きく魅力的です。またカーラボノフで感じられた躍動感・パワー感の減退は、シェーラザードでは一切感じられず、演奏の緻密さや美しさだけが大きく向上しました。各々の楽器の持っている音色の特徴がきちんと描き分けられ、それが実に楽しく音楽を弾ませます。こういう音で聞けなければシンフォニーは面白くありません。

(サランネットなし) + (NVS Copper2-Jumper)

バイオリンの高次倍音は SCR ほどスムースに伸びず、適度にロールオフします。オーボエもリードの音は聞こえませんが、木管らしいリッチな響きが感じられるようになりました。コントラバスの低音は少し量感が少なくなり、音階がやや曖昧になりました。クラリネットもオーボエ同様に響きが多くなるのと引き替えに、輪郭がやや曖昧になりました。高音のメリハリが減少し響きが多くなることで、ホールでの座席位置が少し後に下がったような印象を受けます。

オリジナルのジャンパーより相当音質が改善しているのですが、シンフォニーに関しては先に聞いた SCR の効果があまりにも大きすぎたようで、NVS はやや物足りなく感じます。各楽器の音が SCR よりも混濁し音場が濁ってしまうのですが、音楽全体のまとまりや表現力はなかなか素晴らしく、しばらく聞いていると音質の低下がまったく気にならなくなって、音楽に自然と引き込まれました。

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7) (fourplay/1曲目)


(サランネット付き)

65Th と比べると高域が柔らかくそれが原因で低域も少し膨らみ加減になりますが、各々の楽器の音色の分解能は65Thを明確に凌ぎ音が心地よく分離します。低音も音は少し膨らみますが、リズム感や音程の再現性は抜群で楽曲が実にリズミカルに躍動します。驚くのはエレキベースの低音の再現性で、実際には出ていないはずの低音まで聞こえ、肌が振るえる感覚まで覚えるほどです。

高い音の質感と音色の鮮やかさが素晴らしく、シンバルのメリハリの効いたアクセント感、リードギターの"走る"感じがとても楽しく音楽が弾みます。ピアノの音も非常に美しく響き、演奏者のタッチや感覚がダイレクトに伝わります。下手なスピーカーで聞くと、このアルバムは「それぞれの楽器が勝手に鳴って演奏者の存在感が薄いものとして再現」されてしてしまうのですが、V2の奏でるサウンドは非常に有機的で演奏者の存在感が強く伝わります。低音の若干の緩ささえ許容できれば、V2 で聞く fourplay は満点に近いイメージです。ピアノの音の良さとエレキベースの押し出しの強さが、最後まで耳に残りました。

(サランネットなし)

ネットを外して高域が伸びた65Thと違って、V2 は高域がほとんど伸びません。シンバルの音も鮮烈さを増すはずが、逆に力が抜けてしまったように感じられます。ピアノの音も粘りがなくなって、グランドピアノがアップライトピアノになってしまったように厚みがなくなりました(実際はシンセサイザー・キーボードの音のはずですがそのように聞こえます)。

低音の押し出し感が後退し、演奏全体のパワー感も損なわれました。普通はサランネットを外すと、音は鮮やかさを増し特に高音がすっきりするものですが、V2はそうなりません。非常に不思議なことです。それだけ V2 のチューニング、音作りが雑妙なのでしょう。サランネットを外すとV2本来のまとまりの良さが後退し、魅力が半減しました。V2 はネットを付けて聞いた方が良さそうです。

(サランネットなし) + (SCR-Jumper)

ギターの密度感が大きく向上します。感じられなかった空気感が出て、音が大きく広がります。エレキベースの低音が1オクターブくらい低くなったように太くなり、パワー感が増大します。ピアノも密度感と質感が大きく向上しました。しかし、高域はわずかに重くなったように感じられ、輝きが少し薄れます。ベースもパワー感は向上しましたが、タメが感じられず「空振り」しているように聞こえます。

なんだかな?と思いながら、念のためにサランネットを取り付けてみると、中低音の厚みが増し演奏にタメが出て音楽が非常に楽しくなりました。V2 はネットがなければモニター的な素っ気ない音ですが、その音はモニターとして非常に優秀で素直な音です。ネットを付けると表情が一気に変わり、音楽的で聞いて楽しい音に変化します。もしV2 の制作者が意図して、サランネットのあるなしでモニター・スピーカーと音楽・スピーカーを切り替えられるように作っているとすれば(実際、そのようにしか感じられないのだが)これほど巧妙なチューニングは、他に例がありません。これほどレベルの高い音作りがなされた V2 の素晴らしさを理解できるかどうかが、オーディオマニアの卒業検定になると行っても良いほどこのスピーカーはレベルが高く仕上げられています。恐ろしいほどです!

(サランネットなし) + (NVS Copper2-Jumper)

ジャンパーを NVS に変えると、ギターの音色が太くなります。ギタリストがより甘く、胴鳴り(ボディーの鳴り)が多いギターに持ち替えたように聞こえます。ベースはリズミカルですが分離は SCR よりもかなり悪く、低音も膨らんでメロディーラインとリズムセクションが混じります。ベースプレーヤーが弦を強くリリースしてアタックの高次倍音を強調しリズムラインを明確にしようとする試みがあやふやになって、リズムを刻む正確さと押し出し感(ベースの音が前に出てくる感じ)が失われます。

話は変わりますが、低音が前に出ないから低音に強いアンプに買い換えたいという相談を受けることがあります。しかし、スピーカーから出る低音自体はサブウーファーのようにふわふわしているだけでアンプを変えてもそれはあまり変わりません。重要なのは低音楽器が発する高次倍音をきちんと再現することです。そうすることで低音は前後に広がり、リズムがきちんと刻まれるようになるのです。スーパーツィーターを追加すると低音が変わるのはそのせいです。オーディオの技術者やオーディオマニアは、もっと「演奏者(達人でなければならないが)が楽器の音をどのようにコントロールしているか?」を学んで欲しいと思います。そうすることでより合理的にオーディオの音をチューニングできるでしょう。電気的に音を分析しデーターから音を理解しようという試みは、非科学的で時代遅れです。


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7) (Restless Night 9曲目)

(サランネット付き)

上手く表現できないのですがギターの音色、ボーカルの声が実に「しっくり」きます。違和感が一切ない自然な音で、ただただ音楽に聞き惚れてしまいます。あらゆる音が自然であらゆるバランスが適正。それ以上に表現するべき事は何もありません。素晴らしいV2は人に感動を与えるスピーカーです。耳の肥えた私を感動させる製品などそうそうないのですが、V2は私の耳を遙かに超えた高いレベルでオーディオという製品の底深さ、スピーカーというプロダクツの可能性を見せてくれます。

大金をはたけば音が良く性能の良いスピーカーはいくらでも手に入ります。しかし、V2 のように「作り手の真心」を感じさせてくれる製品は、お金を払っても巡り会えるものではありません。オリジナルの LS-3/5a 以上に V2 を高く評価します。さすがにオリジナルの設計者が復刻した製品です。

(サランネットなし)

この楽曲ではサランネットを外しても V2 の音楽性はほとんど損なわれずサランネットを外したことでよりリアルに一歩音源に近づいたように演奏が再現されますが、ギターは少したどたどしくなりボーカルに緊張感が感じられるようになります。アコーディオンはすぐ側で弾いているかのように、繊細に倍音が分離して聴き取れます。男性ボーカルと女性ボーカルは、マイクの前で歌っているような感じに変化します。結果として演奏に少し力が入りすぎ、ややぎくしゃくした感じに聞こえますがこちらが本当の演奏に近いのかも知れません。

V2 はサランネットを外すとがらりと雰囲気が変わり、レコーディングの状況やマイクが捉えた音がどのようなものであるか?などが非常に細かくかつ正確に伝わるようになります。サランネットを外した音はレコーディングモニター的で非常に精度が高いものです。ネットあるなしの作り分けの見事さにも舌を巻かされます。

(サランネットなし) + (SCR-Jumper)

SCR は V2 のモニター・スピーカーとしての性格をより強めます。解像度は高くなり、楽器のデリケートな音の変化まで驚くほど細やかに再現されます。ただし、ギターの弾き方は繊細になりますが少し力が弱くなり、ボーカルもデリケートになって艶も乗ってきますが、やはり少し元気がなくなります。SCR を使った音を聞いていると、これほど緊張して音楽の内面に向かわず、もっと開放的で楽しく演奏をしても良いのではないか?と感じます。もし、私がレコーディングの現場に立ち会っていたとすれば、ティーブレイクを取って軽い冗談でも言いプレーヤーの緊張を解くように務めるでしょう。

以前、プロの女性フルート演奏家の練習に立ち会ったとき演奏がどうすればさらに良くなるかというアドバイスを求められた事があります。その時私は、聴衆の存在を忘れ虫や花に演奏を聴かせているように無心に吹けないだろうか?とアドバイスしました。するとどうでしょう?演奏ががらりと変わったのです。人間という器を捨て場のエネルギーや地球あるいは宇宙の波動と奏者が融合したとき、とてつもない美しい音が出ることがあります。演奏者がすべての欲を捨てて心の力を抜き、「無心」になったとき楽器は最上級の美しい音を出します。

天上の音楽と言っても過言ではないそういう素晴らしい演奏を再現するためには、オーディオ機器も欲のないバランスの取れた音、癖のない自然な音作りが求められます。

(サランネットなし) + (NVS Copper2-Jumper)

音が出た瞬間にギターの音が、生々しいことに驚きました。ボーカルの質感や表現力も抜群で今回の試聴でこのソフトにベストな音が出たように思います。NVS は SCR よりも音が太く、暖かく、有機的で躍動感を感じますが、V2 がそうであるように NVS も実に丁寧に音楽を聴き作られているのでしょう。

NVS のサウンドは確かに SCR のように明瞭度や解像度が最高に達していませんから、その部分にオーディオマニアは不満を感じるかも知れません。しかし、音楽を表現するのに必要なものは「対比」であって「絶対値」ではありません。熟練した画家なら鉛筆一本でも今に動き出しそうな人物像を描けますが、それは「絶対値」ではなく「対比」によって対象を表現することに長けているからです。オーディオも大切なのは「音作り(絵画の表現力)」であって「音質(絵の具の種類や良さ)」ではありません。音質と音楽性のバランスに迷ったら、V2 から学んで下さい。V2にはオーディオで音楽を再生するために必要なすべてのエッセンスがバランス良く詰まっているのですから。


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9) (シェーラザード 2曲目)


(サランネット付き)

ぱっと聞くと特に感動しない音に感じますが、それはあまりにも自然で普通の音だからです。しかし、曲が始まって1分もしないうちに演奏にどっぷりと聴き入っていることに気づきます。

ハープの美しい響きに乗ってコンサートマスターが表現する、シェーラザード姫の心模様。オーボエがそれを繰り返し、クラリネットが新たな展開を予感させる。シェーラザード姫が舞っているような弦楽器の流暢なメロディーにうっとりしていると、やがてそれぞれの楽器はクライマックスに向けてリズムを早めます。しばらくすると再び静かで儚いメロディーへと回帰する。V2で演奏を聴いているとシーンが目に浮かび、脳裏にドラマが展開します。

言葉がなくても、言葉がないから、より深くそして大いに想像力がかき立てられる。それが交響曲の最大の魅力です。これほどの完成度で再生音楽を味わってしまうと、下手な生演奏では満足できなくなります。

(サランネットなし)

バイオリンの音は繊細ですが、少し細くなります。オーボエも緻密ですが、少しあっさりした音になります。サランネット付きで感じた音場の理想的な球形の広がりが失われ、生演奏を彷彿とさせる音がモニター的で未完成なオーディオの音に変化しました。

オーディオの難しさを「煮込み料理」にたとえて表現するなら、煮込みの「加減」が難しいのだと思います。煮込みが足りないとそれぞれの素材の味がばらばらなままで「煮込みの良さ」が出ません。しかし、煮込みすぎると今度はそれぞれの素材の味が消えてしまい「良質な材料を使った味わの良さ」が消えてしまいます。素材の新鮮さや良さを感じさせる程度に煮込むのがポイントです。この微妙な「煮込みのさじ加減」がオーディオに通じます。

V2 に話を戻しましょう。サランネットを付けているV2は絶妙の煮込み加減で音楽を再現しますが、サランネットを外すとそれぞれの素材の味が強くなり煮込みが少し足りない感じに変化します。素材それぞれの味を確かめたいのならサランネットを外し、完成した料理の素晴らしさを味わいたければサランネットを付ければそれが味わえます。V2 でサランネットを付けたり外したりしながら、それぞれの味わいを確かめると勉強になるはずです。

(サランネットなし) + (SCR-Jumper)

バイオリンとハープの緻密さが大きく向上します。エコー(響き)部分の再現性と解像度が大きく増加し、ホールトーンがほぼ完全に聴き取れるようになります。オリジナルのジャンパーではサランネットを外すと楽器の音が分解されたように聞こたのですが、SCR を使うと解像度が増加しホールトーンが再現されることで演奏にまとまりが感じられるように変化します。結果としてサランネットなしでも、生々しくリアルに生演奏の雰囲気を味わえます。

サランネット付き+オリジナルジャンパーは、生演奏を違和感なく思い起こさせるバランスの取れた音でした。サランネットなし+ SCR は、よい音ですがほんのわずかにオーディオ機器の存在が感じられ、高度にチューニングされた再生システムで生演奏をリアルに再現しているように聞こえますが、ある意味ではこれがオーディオとして到達しうる最高レベルのバランスのように思います。

V2 はネットを付けるとオーディオの限界を超え、オーディオがこれまでに到達したことがないほどの素晴らしいバランスで音楽を聴かせてくれます。V2 の巧みな音作りにリスナーは完全に騙されます。音楽への興味が大きければ大きいほど、オーディオに興味が少なければ少ないほど、V2はその思いに堪えられます。サイズ、価格を超越した素晴らしい音楽性を持つV2の音は、オリジナルの LS-3/5a の伝説に恥じず、それを塗り替える可能性すら感じさせます。

(サランネットなし) + (NVS Copper2-Jumper)

サランネットを外しているのでまだ少しオーディオを感じさせる音が残っていますが、SCR に比べると NVS は遙かに生演奏を聴いている雰囲気に近い音を出します。NVSの最大の美点は楽器の音色の変化や奏者のタッチの違いがきちんと伝わってくることです。NVS を使うと音を通じて演奏者の考え(シンフォニーでは指揮者の意図)が正しく読み取れる(正しく読み取れると感じられる)気がします。

高域が適度に減衰することで中域の厚みが増します。高域の減衰に合わせたかのように低域の量感が後退し、全体のエネルギーバランスは適正に保たれます。何とも言えない生楽器の音色の良さが深まり、ホールトーンの美しさが伝わります。NVS は音楽をく美しく再現し、演奏を楽しく聴かせるV2の味わいを深めます。音楽家はこういう音で演奏を聴いて欲しいのだろう、あるいは聞きたいのだろうと感じさせる音です。NVS のサウンドからは、音楽を何よりも大切にしたいという制作者の意図がハッキリと伝わりました。


___



総合評価


11L Signature は、11L2 を大きく超える完成度の高いスピーカーでした。

音は細かくなり、周波数レンジが広がり、ウーファーとツィーターの繋がりが改善していますが、本来の持ち味である自然で癖のない音に磨きがかかっています。この音ならどんなアンプと組み合わせても、あるいはどんなジャンルの音楽を聴いても素直に追従するでしょう。外観の美しさは変わりませんから、この価格帯ではもっともお薦めな素晴らしいスピーカーに仕上がっていると思います。

Rogers LS-3/5a 65Th Anniversary は、先に発売されたLS-3/5aのあまりの変貌ぶりにその出来映えをかなり心配していたのですが、予想は良い意味で裏切られオリジナルの LS-3/5a に近い雰囲気に仕上がっていることを確認できました。

サイズを感じさせない高い音楽表現能力、こんなに小さなスピーカーなのにサブウーファーの必要性を感じさせない十分な低域再現能力、演奏をコンパクトにまとめ上げて、リスナーに不満を感じさせない能力などは、オリジナルの LS-3/5a を彷彿とさせるものでした。価格も安く(65Thと比べると同クラスのヨーロッパ製品は割高に感じられます=65Thは安くてもライバルよりも音が良いと考えて頂いて大丈夫です)自信を持ってお薦めできるスピーカーに仕上がっていました。

Stirling Broadcast LS-3/5a V2 は、その外観がオリジナルの LS-3/5a と少し違います。しかし、それはオリジナルを超えるために変更されたと考えるべきです。V2 はオリジナルを作った設計者自らが復刻した製品だけあって、外観や音質の変更はすべて「LS-3/5aの正常進化」のためであったと納得させられます。

オリジナルの LS-3/5a も素晴らしいスピーカーでしたが、復刻された V2 はそれを上回るより素晴らしいスピーカーに仕上がっています。オーディオの終着点に相応しい作品、それがこの LS-3/5aV2 ではないでしょうか?

このスピーカーの良さをおわかりいただけるオーディオファンを一人でも増やすことが、オーディオという趣味の厚みを増すことに繋がると思います。しかし、残念なことに V2 はまだわずかしか売れていません。インターネットだけでは、良い商品をお客様に紹介しきれないもどかしさと力不足を強く感じます。Stirling Broadcast LS-3/5a V2 は、歴史に残る素晴らしいスピーカーだと私は確信しています。一聴していただければ、光栄です。
https://www.ippinkan.com/quad_11l_signatuer.htm



85. 中川隆[-12498] koaQ7Jey 2018年5月21日 14:31:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14143]

Rogers 現行スピーカー一覧
http://www.rogers-japan.com/1.html

ロジャース(Rogers )


ロジャース(Rogers)は、英国放送協会(BBC)の研究開発部門にいたジム・ロジャース(Jim Rogers )によって1947年に設立されたイギリスのオーディオメーカーである。1970年代に英国放送協会のスタジオ・モニターに採用されたLS3/5aを始めとするスピーカーでもっともよく知られている。

1993年に香港の企業グループであるWo Kee Hong Groupに買収された後は製品の方向性が大きく変わっており、日本での販売は行われていなかったが、2008年に入りロジャースラボラトリージャパンが設立され、同社製品の取り扱いを開始した。

LS3/シリーズ 小中型のBBCモニター。

LS3/5a(1976年発売) - ロジャースのモニターの中では最も有名である。

BBCの定めた規格に従いハーベス、KEF、スペンドール等からも同型同名のスピーカーが発売されていた。

ツイーターは2cmドーム型、ウーファーは10cmベクストレン(Bextrene )製コーン型。後に別売でスタンド兼サブウーファーAB-1が販売された。


LS3/6 - 中型のBBCモニター。日本には輸入されなかった。

___


LS5/シリーズ 中大型BBCモニター。

LS5/8(1979年発売) - 大型。
クォードのパワーアンプ405をバイアンプで使用する。

ツイーターはソフトドーム型LS2/15ユニット、ウーファーは30.5cmポリプロピレン製コーン型。


LS5/9(1985年発売) - 中型。
ツイーターはソフトドーム型LS2/15ユニット、ウーファーは20cmポリプロピレン製コーン型LS2/14ユニットを使用する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%B9_(%E4%BC%81%E6%A5%AD)


▲△▽▼


2014年4月29日
BBCモニター復活!ロジャース「LS5/9(65th Anniversary Edition)」の魅力に迫る!
http://blog.joshinweb.jp/hiend/2014/04/bbcls5965th-ann-e24b.html


本日は、イギリスBBC(英国放送協会)モニターで有名な老舗スピーカーブランド、ロジャースのスピーカー「LS5/9(65th Anniversary Edition)」の魅力に迫ります。オーディオの魅力や奥深さを知り尽くした方にこそお勧めしたいスピーカーです。


ロジャース 2ウェイバスレフ型スピーカー LS5/9 (65th Anniversary Edition)

■ ロジャース(Rogers)というメーカー

ロジャースは、第2次大戦直後の1947年に設立。紆余曲折を経て、現在は香港の企業グループの傘下にあります。ちなみに、日本国内の発売元は、ロジャース・ラボラトリー・ジャパンとなっています。

BBCのモニタースピーカーの型番には必ず「LS」が付いています。これは「Loudspeaker」を意味し、BBCのモニタースピーカーの規格名になります。続いて、「LS」の次の数字は用途、「/」(スラッシュ)の次の数字は開発順を表しています。ちなみに、LS3はスタジオ用小型モニターのことで、超有名な「LS3/5a」は小型で5番目に開発されたモニタースピーカーの規格ということになります。今回取り上げる「LS5/9」は中型で9番目に開発されたスピーカーであることを意味しています。あくまで規格であるため、過去には多くのスピーカーメーカーから同規格のスピーカーが発売されていました。

■ BBCモニターとは

ここで、BBCモニターの歴史を少し紐解きます。1号機は1958年の「LS5/1」で、ツイーターも後に一世を風靡したセレッションのHF1300が使われていました。その後の「LS5/5」には、ウーファー振動板にスペンドールのBC2などでもお馴染みのベクストレン樹脂が採用されました。

70年代には「LS3/5a」「LS3/6」などの小型モニターが開発されました。特に「LS3/5a」は超小型の移動用モニタースピーカーで、ユニットには有名なKEFの「B110」と「T27」が使われていました。「LS3/5a」は、KEF、ハーベス、スペンドール、チャートウェル、そしてロジャースなど、多くのメーカーから発売されていました。箱の規格とユニットは決められてはいるものの、内部のネットワークは各社で少しずつ違いがあり、実際音も少しずつ違いました。私は、能率が非常に低いながら、音のしっとり感とヌケの良さからロジャースの「LS3/5a」を大いに気に入り、手に入れました。

そして、80年代後半(私がJoshin三宮1ばん館に赴任していた時代)に大ヒットしたBBCモニターが、ロジャースの「LS5/8(PM510ファイブテン)」と「LS5/9」でした。当時の私は、その暖かく柔らかで包容力のあるサウンドに憧れました。たくさんのお客様にご購入いただきました。今回、その「LS5/9」が「LS5/9(65th Anniversary Edition)」として約30年ぶりに発売されたのですから、大注目しないわけには参りません。

■ LS5/9の復刻版が発売に!

「LS5/9(65th Anniversary Edition)」は、1985年頃にBBCの中型モニターとして発売された「LS5/9」の復刻版で、当時と全く同一の仕様となっています。オリジナルの「LS5/9」同様、ポリプロピレンコーンのミッドバスとソフトドームツィーターを搭載した2ウェイバスレフタイプです。ロジャース65周年記念として発売されたもので、オリジナルのエンクロージャーの色は、チークとローズウッドがありましたが、今回の復刻版はシックで落ち着いた雰囲気のローズウッドのみとなっています。大変魅力的で綺麗なデザインです。オリジナルは発売当時、チークよりローズウッドの方が高く、価格は約40万円したとのことですが、今回の復刻版がほぼ同一価格を実現していることは驚異的です。

オリジナル「LS5/9」の特徴はユニットにあり、ツイーターには当時の主流であったソフトドーム(34mm)を採用し、ウーファーには振動板に半透明のポリプロピレンを使った200mmコーン型を採用しています。また現在ではあまり見られないフロントバッフル上部に、大きく口を開いた左右対称配置のバスレフポートも大きな特徴となっています。

復刻版のウーファーのポリプロピレンコーンは、かつてのような半透明ではなく、かなり透明度の高い改良型となっています。ツィーターはオリジナルと同様の34mmソフトドームです。ただグリルは、バッフルのマジックテープが丸見えと言うデザイン的な面だけでなく、音質の面からも取り外さない方がいいようです。

ちなみに、ポリプロピレン樹脂は、初期のBBCモニターや民生用スピーカーに採用されていたベクストレンが、本来その素材が持つ固有の振動音を抑えるために塗るダンプ材により振動板自体が重くなってしまうため、さらに特性の良い材料が研究されました。70年代の半ば過ぎ、ダンプ剤を塗る必要のない乳白色がかった半透明の樹脂であるポリプロピレンが選ばれたのです。これがBBCモニターにおける第2世代の振動板材料であるポリプロピレンというわけです。

■ 魅力的なサウンド

そのサウンドは、BBCモニター特有の懐の深さを持っており、大らかで肉厚な中低域、滑らかで艶っぽい中高域は大変魅力的で、音楽のジャンルを選びません。クラシックでは、大編成のオーケストラは開放感たっぷりに、小編成のストリングスはストレスのない豊かな響きが、ボーカルはその温かくナチュラルな肉質感が、そしてジャズは軽やかで屈託のない開放的なサウンドが魅力的です。近年流行の高解像度スピーカーとは一線を画する別の魅力がありました。

「LS5/9(65th Anniversary Edition)」は、決して現在的なスピーカーではありません。正直、オーディオが最も華やかかりし、良い時代のヨーロッパ系スピーカーの中でのタンノイと並ぶ一方の雄です。いわゆる、JBLをはじめとした米国系モニター系の音とは真逆の、ニュアンス豊かなサウンドに、ゆったり包み込まれるような聴き方にピッタリのスピーカーだといえます。オーディオの魅力や奥深さを知り尽くした方にこそお勧めします。
http://blog.joshinweb.jp/hiend/2014/04/bbcls5965th-ann-e24b.html


86. 中川隆[-12512] koaQ7Jey 2018年5月21日 18:44:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14161]

ハイファイ堂メールマガジン
第660号 「LS3/5A」の「15Ω時代」 京都商品部
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/160923/index.html



さて今回のメルマガでは、前回に引き続き「個人的に愛してやまない」シリーズで、世界中でたくさんのマニアさんがいらっしゃるRogersのBBCモニタースピーカー「LS3/5A」の「15Ω時代」について調査してみました。

発売されたのが1975年で、1999年まで販売されていたようです。(ユニット製造時の金型が破損し、代替の金型を用意する費用の捻出が難しく、断念したのが原因で製造中止になったと言われています。

ちなみに現在も新生 LS3/5A が販売されていますが、ユニットが違うものになっているのでこれはさておき)

約25年もの期間、販売されていただけに途中に幾度かの仕様変更があったようです。

大きいところでは1987年に15Ωから11Ωに変更があった事が有名ですが、この15Ωの中でも幾度かマイナーチェンジをしているので今回はそこらへんを調べてみました。



まずはサランネットのバッジ。
一番初期のものは金バッジだったようです。
相当レアです。

僕もお目にかかった事はありません。
しかも字体も3種類くらいあるようです。
サランネットにベロがついているのも特徴のようです。
海外に所有されているマニアの方をちらほら見かけます。
確認できている分ではシリアル3000番台くらいまででした。

続いては黒バッジ。
これは当社でも過去に入荷がありました。

当時代理店だったオーデックスジャパンさんのカタログにもこの黒バッジ3/5Aが載っています。(冒頭のカタログです)
おそらくシリアル10000番台くらいまでではないでしょうか。

海外ではこの頃までのモデルを「EARLY」や「GoldBagde」と呼び、大変人気があるようです。



続いてはRogersの下にLS3/5aと書いてあるバッジ。
これは金仕様と黒仕様とあるようです。
比較的、金のほうがよく見かけます。

僕の調べでは当社の入荷でシリアル165xx~248xxの頃でした。

海外ではホワイトベリーといって白仕様が主なようです。

最後はお馴染みRogersロゴ。

最終型までこのバッジで販売されていたようです。
当社入荷のもので252xx~500xxまででした。

ただこれらのバッジも変えられてしまっているものもあるため定かでないところもあります。



さて、サランネットをはずして、まずはツイーターT27(SP1032)です。

これも知る人ぞ知る、初期は片側の線が青線なんですね。
調べたところ、当社入荷でだいたいシリアル138xxまではこの青線でした。
以降は両側黒線になるのですが、当初のと後半のとでは振動板周りの板がザラザラしたものになっていました。

18xxx以降くらいからこの仕様になっているように思われます。



続いてはウーファーのB110(SP1003)。

ウーファーなんて見た目で違うとこあるのか?と思うとこですが、よーく見てみると少し違いがあるように思います。

初期に比べシリアル17000以降〜30000頃はセンターキャップ周りの接着剤がやたら厚めになっているものが多いと思います。

そして後半(31000番台後半)になるとコーン紙の質感、エッジの縁幅が変わり、これはおそらく後期に使用されている(SP1228)に変わっていると個人的には推察しています。

そして背面にまわりましてシリアル部。
これも最初期のものは激レアです。
写真は027/028です。

http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/160923/index.html

ネット上で001/002も確認できましたが、このタイプでした。
海外のマニアサイトでは1000番台くらいまではこのタイプが出回っているとの事です。

シリアルも連番で販売されているようです。


http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/160923/index.html


その後は紙素材のユニオンジャック入りのものになりました。
この頃からA、Bをシリアルの後に付け始めたようです。

左右、似てはいますが一番下のMADE BY~というのがあるのとないのと、ビミョーに3/5A周りの字体も変化してますね。

先程の初期シリアルの番号に重複してくるのですが、左側のは400番台後半〜1000番台前半、右のは1000番台前半〜8000番台前半までが確認できております。(調べたところ、およそ1000番台前半で1976年頃の製造と推測されます)



そしてやっとお馴染みのシリアルステッカー。

でもお気づきでしょうか?
この左右で違う所があります。

見づらいかもしれませんが、実は住所が変わっています。

Rogers社の歴史を調べると、1981年にそれまでのロンドンから郊外のサリー州ミッチャムへ製造本拠地を移転しているようです。

ですので、このミッチャムシリアルがだいたい20xxx〜なので、これ以降のものは81年以降の製品と推測出来ます。

ロンドンのほうは当社入荷で81xx~181xxでした。

ただこのステッカー、金色だったり銀色だったりがあるのですが、混ざっていてどういう違いなのかはまだよくわかりません。

そして15Ω最後のシリアルステッカーがこちらもお馴染みですね。
当社の入荷では286xx〜354xxでした。
これも金だったり白だったりします。



そして最後にスピーカーターミナル部分。
初期〜ロンドンシリアル時代はバナナジャックが主だったようです。
たまにXLRのものもあったようです。

お馴染みのシングルになるのはシリアル20000番台頃からのようでした。
シリアルステッカーもこの頃より所在地がミッチャムになっているので、一緒にターミナルも変更になったのかもしれません。

いかがだったでしょうか?
15Ωの時代にこれほどの小変更があったとは。

しかし、ただでさえレアな初期モデルは、まだまだ情報不足ですので不確かな部分もあり、あくまで参考程度でお願い致します。

今回は外観上での年代による変化についてわかる範囲で調べてみましたが、引き続き調査を進め、更なる3/5Aの世界をあらためて報告させていただきたいと思います。
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/160923/index.html


87. 中川隆[-12511] koaQ7Jey 2018年5月21日 18:50:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14161]
>>86
>ちなみに現在も新生 LS3/5A が販売されていますが、ユニットが違うものになっているのでこれはさておき)

まず、“Rogers”について簡単に説明しましょう。

Rogersと言えば、知らない方がいないほど有名な「イギリスの名門スピーカーメーカー」でした。イギリスの国営放送局BBCとコラボレートしてRogersが生み出した、あの LS-3/5A を知らないオーディオマニアはいないはずです。

一世を風靡したRogersですが、やがて深刻な経営難に陥り 1993年遂に香港のファンド会社に買い取られ、イギリスでの歴史を閉じました。

Rogers を買い取ったファンド会社は、その後 Rogers の名前でアジアで作られたスピーカーや真空管・トランジスターアンプの再発売を開始しました。

この新生 Rogers は日本にも“Rogers Japan”を設立し、販売を拡大しましたが(逸品館でも新しい Rogers はそれなりに売れていました)、日本法人を軌道に乗せるほど売れなかったのか?数年で Rogers Japan はなくなりました。このような経緯から、私はRogersはてっきり“消滅した”と思っていたのです。

確かにイギリスの名門“Rogers”は、1993年に香港企業に買い取られた時点で消滅しています。

血筋はそこで一旦絶えていますから、今残っているのは“Rogers”の名前だけと言うことになります。昔の Rogers から引き継いだ技術は、何も残っていないはずなのです。

今回テストする真空管アンプ“E20a、E40a”もRogersの名前は付いていますが、設計はイギリスではありません。それを“Rogers”と呼ぶべきなのか?“Rogers”と呼んで良いものか?どうお考えになりますか?

視点を少し変えてみましょう。人の名前が付いている著名なオーディオ・メーカーは複数あります。

例えば“Mark Levinson”、“JBL(James B. Lansing)”などがそれに当たります。

しかし、現在それらのメーカーに設立当初からの設計者はいませんし、創始者もいません。それらのメーカーの新製品の「音」は、初期のそれとは似ても似つかないものです。同じなのは「ブランドのロゴ(バッチ)」くらいでしょう。

会社こそ潰れたことはありませんが、経営者やオリジナルの設計者がいないのは Rogers と同じです。

皆が知っている「ブランド」とは、そういう曖昧なものなのです。

言い換えるなら「メーカーの宣伝戦略」によって作られた「虚像」がブランドそのものかも知れません。少々強引かも知れませんが、そういう意味では今の“Rogers”も”Rogers”と読んで差し支えがないと私は思います。
https://www.ippinkan.com/rogers_e20a_e40a.htm

新生 Rogers が復刻した LS3/5A


・Rogers LS3/5A BBC モニタースピーカー : ウーファーのサイズ、コーン紙の材質などが新しくなり音質はオリジナルと変わっています。 28.8万円・ペア/税抜
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000003426/BC013500/page1/order/
http://www.rogers-japan.com/1_1.html

・Rogers LS3/5A XLR BBCモニタースピーカー: ウーファーのサイズ、コーン紙の材質などが新しくなり音質はオリジナルと変わっています。28.8万円・ペア/税抜
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000003426/BC013500/page1/order/
http://www.rogers-japan.com/1_4.html

・Rogers LS3/5A (65th Anniversary Edition) (2011) : 16.2515万円・ペア/税抜
http://www.rogers-japan.com/1_5.html
https://www.ippinkan.com/quad_11l_signatuer.htm

・Rogers LS3/5A (70th Anniversary Edition) (2016): 42.984万円・ペア/税抜
http://www.rogers-japan.com/1_250.html


Rogers - LS3/5a(ペア)《JP》
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000003426/BC013500/page1/order/

Rogersの名器“LS-3/5A”を現代の技術で復活させたのが新生 Rogers の LS-3/5a です。

このモデルは入力インピーダンスの11ΩやBi-Wireに対応している点などはオリジナルを守っていますが、ウーファーのサイズ、コーン紙の材質などが新しくなり音質はオリジナルと変わっています。

新生 LS-3/5a は、明るく明瞭度が増して現代的にリファインされていますが、オリジナルの Rogers LS-3/5a が持っていた“翳り”が薄くなっています。

同じ音のスピーカーと言うよりは、違うものと考えて評価されることをお薦めいたします。
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000003426/BC013500/page1/order/


88. 中川隆[-13535] koaQ7Jey 2018年7月01日 13:15:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]


ゲルマン民族であるイギリス人は音楽への豊かな文化があるが吝嗇家で有名で、日本で云うエントリークラスの小型スピーカーと薄型アンプしか売れない。

そうやってコツコツと貯めたお金は長期のバケーションでパーッと一気に使う

英国のハイエンド製品はほぼ輸出用である。国民性による価値観の違い。


89. 中川隆[-13428] koaQ7Jey 2018年7月09日 16:41:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16399]

スペンドール、ハーベスや BBCモニター系スピーカーに合うケーブルは


アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) neumannケーブル
ドイツ・グラモフォン等のヨーロッパ録音の再生用
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/880.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) VITAL VAM-265 
デッカ、EMI等のイギリス録音の再生用 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/879.html

スピーカケーブル BELDEN 8460 (撚線, 18GA, 0.823mm2):推奨距離 片側2m前後
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/885.html

スピーカケーブル BELDEN 8470 (撚線, 16GA, 1.309mm2):推奨距離 片側3m〜4m
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/886.html


でしょうか。


詳細は


音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/881.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) BELDEN 8412 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/878.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) VITAL VAM-265   
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/879.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) neumann ケーブル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/880.html

スピーカケーブル BELDEN 8460 (撚線, 18GA, 0.823mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/885.html

スピーカケーブル BELDEN 8470 (撚線, 16GA, 1.309mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/886.html

スピーカケーブル BELDEN 8473 (撚線, 14GA, 2.081mm2) 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/887.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 18GA (撚線、 0.823mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/882.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 16GA (撚線, 1.309 mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/883.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 14GA (撚線, 2.081 mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/884.html


90. 中川隆[-13432] koaQ7Jey 2018年7月10日 09:21:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16429]

スピーカー・パワーアンプ切り替えにはノイトリック社 スピコンを使おう
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/888.html

91. 中川隆[-13452] koaQ7Jey 2018年7月11日 12:35:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16474]

楠 薫 ■ オーディオ隔離病棟 ■
〜 電線病病棟:スピーカー・ケーブル 〜
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/speaker_cable.html
http://www.kusunoki.jp.net/audio/experiment/ex20130617.html
http://www.kusunoki.jp.net/audio/experiment/ex20130623.html

TANNOY Reveal 601pのケーブル選び


WE-AIW 14GA SP cable

で、JPSの赤黒ケーブルを見ていて、ふと、PRO CABLEのWebにWE(Western Electric)社の 同じような赤黒スピーカーケーブルがあったな、と思い出し、A.I.W社による復刻版の14Gモノを注文してみました。

Webには6〜8mの長さで接続するのに最適な太さ、とありますが、テストなので、2mと長さ的には短くなっています。 お値段は1,900/mと、少々高め。でも、WEを扱うヴィンテージショップでは、3,000円を超える値段で売っていたりします。

そしてこの音!

未だにWE(Western Electric)社を信奉する方々がいらっしゃる理由、わかる気がします。

JPSでも楽しかったのですが、こちらはさらに芯のある、メリハリの効いた音です。逆に言うと、JPSの方が少し高分解能で、 音を解きほぐして聴かせていたのかも知れません

ジャズには本当に良いかと思いますが、拙宅ではJBLのスピーカーターミナルの付け替えは面倒なので、ソナスファベールの ストラディヴァリで試してみました。

すると、ちょっときつめの音で、分解能が現在使用しているAET Evidenceと比べると少々劣るので、クラシック音楽用の 高解像度スピーカー向きではないと思います。でも、楽器の質感が正確に描き出され、芯のある音は、さすが、です。


WE-AIW 10GA SP cable

一度、WEのケーブルで味をしめると、さて、オリジナルの太いタイプはどうだろうか、と気になります。

そこで、PRO CABLEのWebで一番太いWE 10Gモノ、取り寄せてみることにしました。
お値段は2,100/mと、昨今のスーパーケーブルから比べたら、100分の1くらい、です。

これはWebによると13〜16m用とのことですが、テスト用なので、2mで使用しています。

その音ですが、聴いた瞬間、「マッチョだぁ!」と、笑ってしまいました。

音像は14GAに比べて少し大きめ。すべての帯域に渡って芯のある音がします。 さらに低域の力強さは、半端じゃないです。14GAでは低域はこの半分くらいの印象でした。 聴感上は低域の出過ぎなのでしょうが、小型スピーカーを使用しているので、どうしても低域不足が否めず、それを 補う意味でも、この太いタイプのスピーカーケーブルは、「トーンコントロール無しでケーブルだけで低域の量感アップ」を 図ることが出来る、魔法のケーブルと言って良いかも知れません。

でも、本来の使用方法ではなさそうで、ケーブルを長く伸ばした時、低域のエネルギー感が失われていくのを考慮して、 スピーカーケーブルとして10m超える長さを引き回す時に最適にチューニングされているのかも知れません。

ちなみに、10GAのこのケーブル、ぎりぎりReveal 601pのスピーカーターミナルの真ん中の穴を通すことが出来ます。 ただ、少し曲がっていたり、撚れていたり、線がはみ出ていたりすると、駄目です。そういう場合は、再度、ケーブル・ストリッパー 等を使用して、真っすぐ、綺麗に外皮を剥いてやり直してやると、きちんと収まります。

BELDEN 8477 12GA SP cable

安くて音の良さそうなスピーカーケーブルと言えば、PRO CABLE で入手可能なベルデンが思い浮かび、 12GAモノ8477 を取り寄せてみました。700円/mと、かなり安価です。

そしてこの音、どこかで聴いたことがあるな、と考えを巡らせ、思い当たりました。

そう、ベルデンの3芯のインターコネクトケーブル BELDEN8423 の みずみずしく、色彩感豊かで、空間分解能に優れ、楽器の立ち位置、前後感まで手に取るような音。あの音に似通っているのです。

さらに音にスピード感があり、透明感もあって、WE-AIW製10GA の SP cableのように、力業で低域をぶん回すような鳴らせ方はしません。 ただ、それを「低域が軽い」「重量感がない」「高域の芯が乏しい」と感じる方がいるかも知れません。

ジャズのシンバルが派手に鳴ってくれるという意味では、WE-AIW製10GA SP cable に一歩譲りますが、クラシック音楽にはこちらの方が 相性が良いかと思います。それでいて、スピード感、色彩感があるので、個人的にはジャズもけっこう気に入っています。

それからもう一つ、注意しないといけないのは、鳴らし始めは低域が出ないし、出てもモッコリ、切れの悪い、寸詰まりの音です。

AETのEvidence もそうですが、1日目はひどい音でガッカリさせられます。ここは我慢のしどころで、「100時間鳴らしてから評価しよう」 とのんびり構えるくらいにしておかないと、エージングが進んできて音に色彩感が出始めていることに気づかず、ブチ切れてゴミ箱に放り 込まないとも限りません。それくらい、鳴らし始めは、ひどい音です。(笑)

欲を言えば、もう少しローエンドが伸びている感じが欲しい。WE-AIW製10GA SP cable で聴かせてくれたあの低域が耳から離れない せいかも知れません。でも高域のみずみずしさ、分解能は、圧倒的に BELDEN8477。悩ましいところです。


で、最終的にスピーカーケーブルはどれになったかって?

それは、やっぱり「聴いてて楽しいWestern Electric 10GA」。
ミーハーと言えば言えなくもないんですけど、せっかくオーディオやるなら、楽しくないと。

でも、これは高解像度クラシック音楽用システム、ソナスのストラディヴァリがあるから可能な選択と言えなくもありません。
もし、オールラウンドに、となったら 8477 を選ぶ可能性の方が大きいかも知れません。


92. 中川隆[-13449] koaQ7Jey 2018年7月11日 21:47:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16492]

響きの薄い平面的な音が特徴の QUAD ESL63 に BELDEN 8412 を使って、その響きのあまりの激変に驚いたのですが、BELDEN 8412 は低音が全然出ないスピーカーでも凄まじく部厚い、彫りが深いマッチョな響きに変えます。

やはり、 BELDEN 8412 が史上最高のラインケーブルということでしょうか。


93. 中川隆[-13448] koaQ7Jey 2018年7月11日 21:50:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16492]

楠 薫のオーディオ三昧 ■ オーディオ隔離病棟 ■
〜 電線病病棟:インターコネクトケーブル 〜
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/interconnect_cable.html


BELDEN 8412 RCA

PRO CABLEのWeb pageでレファレンスのように書かれてある、 BELDEN8412 RCA 1.5mも入手、試聴してみて、拙宅のJBL DD66000にも通じる、グイグイ押して来る、スタイル抜群のボディコン・アメリカ娘的サウンドだなぁ。 肉感も抜群で、弾け方も並じゃない。 アメリカの録音なら、こういうケーブルが合うのだろう、と感心して聴いていました。

ノイトリックのRCAプラグを使用しています。WBTよりもクリアな感じがするのですが、実際、どうなんでしょうか。


BELDEN 8412 gold XLR 1.5m

ひょっとしたらBELDEN8412もXLRタイプなら印象が違うのかもしれないと思って、XLRタイプでドンシャリにならないよう、 プラグはノイトリックの金メッキタイプを取り寄せてみましたが、高域の鋭さは透明感が少し加わって聴きやすくなったくらいで、 やっぱりBELDEN8412はXLRになっても、BELDEN8412でした。

ほんと、こんなにグイグイ迫られたら、暑苦しくてたまらんわ、なんて思っちゃいました。(^^; 逆に、システムに活を入れるなら、こういうケーブルが合うのかも知れません。


BELDEN 88760 & 88770

赤の外皮が目に鮮やかな、オールテフロン絶縁の左側の写真、 BELDEN88760 や、それを3芯にした右側の写真、 BELDEN88770 もベルデンのケーブルの中では評判が良いようなの で取ってみました。

こちらでは2芯、3芯で音の差がそれほど感じませんでした。88760,88770では音がスピーカーいっぱいに広がり、音像がややボケる傾向にあります。

美音で浮遊感と広がりがあって聴いていて心地良いサウンド、とおっしゃる方もいますが、私、個人としては、実体感が薄れて しまうような楽器の鳴り方には慣れていないせいか、聴いていて気持ちが落ち着きません。


BELDEN 8423 silverXLR 150cm

たまたまBELDEN8412の下に3芯の BELDEN8423 というのがあって、バランス専用とのこと。 拙宅はバランスケーブル を使用することが多く、以前、LINNのDSにバランス接続で聴いたらRCAより透明感があって良い結果だったので、ものは試しと、 プラグはノイトリック・シルバー・タイプ XLR1.5mを取り寄せてみました。

これが驚きで、確かに BELDEN らしい、押しの強さの片鱗はありますが、8412 のような押しつけがましさがそれほどではなく、 高域が色彩感が豊かで、みずみずしく、透明感があります。

低域のモッコリ感もなく、実際はローエンドはEvidenceほどは出ていないようですが、とても伸びやかなように聴こえます。

しかも、しっかと地に足をつけ、実体感のある、音像がクッキリ描き出されるところは、NEUMANNのケーブルにも通じるようです。

ただこのケーブル、バランス専用なので、残念なことにRCA タイプは製作上出来ないとか。


BELDEN 8423 goldXLR 150cm

プラグがノイトリックのシルバーとゴールドではどう音質が違って来るのか興味が沸いたので、金メッキ分も取り寄せてみました。

銀メッキと較べて音の華かさが少し劣るものの、音像が引き締まって、音像がさらに明瞭になった気がします。それが逆に 音がこぢんまりした、と感じる方がいらっしゃるかも知れません。

微妙な違いですが、音が散らない、余韻が広がりすぎないのも銀と金メッキの違いかも知れません。

これは同じ金メッキの7mのロングタイプで聴いても同じ傾向で、長く伸ばしても音がダレたりしない点は秀逸かと思います。

銀メッキにしても後述の NEGLEX2534と較べて華かさの点では一歩劣りますが、音像をキッチリ余韻部分と本体部分を描きわけ、 NEUMANN のケーブルのように質感を正しく表現する点はさすがです。

ケーブルが NEUMANN ほどではないですが、柔らかくて比較的取り回しがし易いのも有り難いですね。

個人的には金メッキの方のキッチリした鳴り方が好きですが、シルバーの伸びやかさも捨てがたく、もう、ここまで来ると、 好き好きですね。

シルバーにせよ、ゴールドにせよ、この8423は、数あるケーブルの中でも白眉と言えましょう。

Evidence ほど情報量はないようですが、ソナスファベールのストラディヴァリほど解像度がないReveal 601aには負担をかけずに、 かえって好都合なのかも知れません。
クラシック音楽用メインシステムのFirst Watt SIT-1はRCA typeだけで、バランス入力がないため、残念ながら試すことが出来ていません。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/interconnect_cable.html


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NEUMANN XLR 150cm

最初にテストしたのは手持ちの切り売りケーブルをWBT WBT-0147 Midline Miniature RCAで自作したものです。

元来はノイマンのU87Aiなど、著名なハイグレード・コンデンサー型マイクロフォンに接続するためのマイクロフォン用ケーブルです。

現在、このケーブルはPRO CABLEで販売、国内入手が可能です。

ちなみにWebでの価格ですが、ノイトリックのXLRのオス・メス金メッキプラグを付けても、\5,400です!

最初のテスト用での音ですが、シンバルの金属的な音がしっかり芯があって、粒立ちが良いのにドンシャリにならず、 低域はそれほど伸びてはいませんが、モッコリ感した寸詰まり感がなく、キッチリ、カッチリした音で素直。 良い意味で、「ドイツだなぁ」と感心させられました。

  Evidenceと較べたら透明感等は落ちますが、値段を考えたら、Reveal 601aクラスの驚異的サウンドかと思います。 音の芯の点では、Evidenceを上回っているかも知れません。

自作出来る方なら、ぜひ、Reveal 601a側がオス、ソース側がメスのXLRケーブル、あるいはRCAで作ってみることをお奨めします。

 メス側:山型に左から2番 青(ホット),上3番 白(コールド),右1番 シールド(グラウンド)
 オス側:山型に左が1番 シールド(グラウンド),上3番 白(コールド),右2番 青(ホット)
前もってケーブル側にも、プラグ側にも予備半田をしておくと形状を整えやすく、半田の流し込み途中で外れることも少なくなります。

  「マイクケーブルの作り方」をご覧になると良いかと思います。
シールド線の保護にはビニールテープより、熱収縮チューブ(スミチューブ)の方が良いと思います。

一説によると、医療用紙テープが一番良いとか。試しましたけど、違いはあまりわかりませんでした。
パーツセンターが近くにある方なら問題ないでしょうが、地方の方には難しいかも知れません。

PRO CABLEから1.5mものにノイトリックXLRプラグを付けたものが上記価格にプラス600円で出来るとのことなので、 取り寄せてみました。自作テスト用と比較してみて、変換プラグが無い分、音が澄んでいて、立ち上がりが急峻です。
1m RCAモノだと\3,900と超格安です。

ちなみに拙宅のメインシステムでは、ソナスのストラディヴァリには自作のRCAタイプで、JBLのDD66000は7mモノで、 どちらも見事に鳴らしてくれました。


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Vital Audio Cable

英国スタジオでは、日本のNEGLEX(MOGAMI)2534のようによく使われている <重心が少し上がった感じで、華やかで高域の伸びはありますが、ドンシャリに感じる時もあります。 音像はやや大きめで、低域はよく出るのですが音がスピーカーいっぱいに広がってしまうので音に芯が無く、時に腰砕け的になるので 、聴いていて落ち着きません。優しい音、と言えば言えなくもないのですが・・・・・・。RCAでもXLRでも印象は変わりませんでした。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/interconnect_cable.html


94. 中川隆[-13456] koaQ7Jey 2018年7月15日 06:52:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16576]

ウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブル 16GA (焦点の長さ 3〜4m)を 2m 買って
QUAD ESL63 に繋ぎましたが話にならない酷い音でした。
前に繋いでいた ベルデン8460(18GA) 2m (焦点の長さ 2m 前後)が正解だった様です。


16GA (焦点の長さ 3〜4m)を 2m 長で使うとプロケーブル社の言う通り

すりガラス越しの音のようになった
高音が全然出なかった
かなり遠くで鳴っている感じ

それから、ウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブルは音が ぶっと過ぎて繊細さが全く無いのでクラシック音楽にも静電型スピーカーにも全然合いません。

クラシック音楽や静電型スピーカーを聴くなら ベルデンのスピーカーケーブルを買ってプロケーブル社の処方に従って焦点が合う様に長さを調整するのが正解です。


僕の経験的結論として

・ケーブルを変えても音は変わらないというのは大嘘で、アンプを変えるよりケーブルを変えた方が音は大きく変わる

・ケーブルは太ければ太い程いい、とか 短ければ短い程いい というのは間違い

・プロケーブル社の焦点の話は正しい

・ケーブルもクラシック用とジャズ用とあって、クラシックとジャズの両方が上手く鳴る装置は存在しない


システムのインピーダンス
= スピーカーのインピーダンス+スピーカーケーブルのインピーダンス+アンプの出力インピーダンス

は直流なら定数ですが、交流では周波数によって変わります。

いい音を出すにはシステムのインピーダンスを可聴範囲のすべての周波数に対して最適化しないといけないのですが、簡単に変えられるのはケーブルの太さ、長さとケーブル・メーカーだけです。

プロケーブル社ではケーブルの太さ、長さとケーブル・メーカーを最適化するノウハウを焦点理論と言っているのです。

ケーブルはプロ用の周波数特性がフラットなものを選ばないと、可聴範囲のすべての周波数に対して最適化できないというのがプロケーブル社の主張なのですね。


95. 中川隆[-13646] koaQ7Jey 2018年9月15日 07:46:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18547] 報告

「音楽&オーディオ」の小部屋


オーディオ意欲が減退する SP ユニット 2018年09月15日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/9c795a8b4ace56ec3221fc45bceb3fd9


口径30センチのSPユニット「トライアクショム」(グッドマン)が我が家にやってきたのは忘れもしない8月31日のことだった。

         

それから2週間、このユニットとじっくり向き合ってきたがおよそ欠点らしい欠点が見当たらないのに驚いている。いや、けっして自慢するつもりはありません。ありのままの感想です(笑)。

オーディオ機器の中でもスピーカーやアンプなどは「あちら立てれば、こちら立たず」みたいなところがあって、長所と引き換えに短所には片目をつぶるのが「我が家における常識」だった。他家でどうかはいざ知らず・・。

とりわけ「音像定位」と「周波数レンジ」はなかなか両立せず、たとえばフルレンジは音像定位にとって理想的だが周波数レンジではどうしても劣るし、2ウェイとか3ウェイシステムは周波数レンジは確保しやすいが音像定位の面でどうしても劣る。

どちらを優先するかはそれぞれの好み次第だが、このトライアクショムは「同軸3ウェイ」だけあって「音像定位」と「周波数レンジ」が両立している。もちろん口径30センチのユニットだから重低音を期待するのは無い物ねだりというもの。

生演奏とは違って電気回路を使ったオーディオ機器に100点満点を期待するのは愚かなことだと、ずっと割り切ってきたつもりだがその常識がまさに覆されんとしている(笑)。

ただし、一方では困ったことが起きている。

これまで我が家では「一つのエンクロージャーで3つのSPユニット」を入れ替えながら楽しんできた。

          

左からJBL「D123」、グッドマン「AXIOM150 マークU」、ワーフェデール「赤帯付きマグネット」だが、それぞれに捨てがたい味があって日替わりメニューのように重宝してきた。

今回、これに4番目のユニットとして「トライアクショム」が加わったわけだが、この出現で他の3つのユニットの出番がまったく無くなってしまったのである。

まあ、気分転換という面では存在価値があるかもしれないが「いい音」の基準とされるあらゆるポイントで凌駕しているのだからどうしようもない。

ちなみに、そもそも「いい音って何?」という方に、とあるオーディオメーカーの主張を載せておこう。異論がある方もいると思うがどうか「ワンオブゼム」として受け止めていただきたい。

「原音に近づく正しい音とは」

1 ボリュームを上げてもうるさくない音で会話が楽にできる。

2 音は前には出ない。後方に広がり自然に消える。

3 音像は左右後方に定位し、左右フラットに定位しない。

4 小さな音でも明瞭度が下がらない。

5 スピーカーの近くでも離れても後方でも音質、音圧の変化をあまり感じない(音は空気の波紋である)

6 音は思っている程、迫力、パワー感のあるものではない。

7 試聴上、歪(物理特性ではない)が小さくなると音像が下がり、音階、楽器の音色が正しくなる。

8 長時間聴いても疲れない。連室でも音が邪魔にならない。

以上のとおり。

しかし、欠点が見当たらないユニットも考えもので、オーディオ意欲が減退して張り合いを失うのも事実である。

これははたして贅沢な悩みなのだろうか(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/9c795a8b4ace56ec3221fc45bceb3fd9


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ゲットした「究極のSPユニット(口径30センチ)」2018年09月06日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/efa3150409eedb9f02cffb5bc0137fef

先日のブログ「一つのエンクロージャーで3つのSPユニット(口径30センチ)を愉しむ」シリーズを連載したことを覚えておられるだろうか。

グッドマンの「棺桶型エンクロージャー」を改造し、3つのユニットをそれぞれ簡単に入れ替えが利くようにしたもので、その再掲画像がこれ。

     

左から「JBLのD123」、「グッドマンのAXIOM150マークU」、そして「ワーフェデールの赤帯マグネット付き」だが、出てくる音質にそれぞれ捨てがたい味があって日替わりメニューのように入れ替えて楽しんでいたが、いよいよ新たな決定版の登場でそれにも終止符を打つ時がやってきたようだ。

長年探し求めていた幻の「TRI AXIOM 」(以下「トライ・アクショム」)(グッドマン)がオークションに出品されたのだ!

             

解説文を見てみよう。

「Goodmans Tri Axiom Model T88 12インチ( 30センチ同軸 3way ) 16オーム アルニコマグネットです。

TRI AXIOM としては初期のもののようでおそらく1960年代後半頃と思われますが定かではありません。

これ以降のものはたまに見るんですがこれと同じものをほとんど見たことがなく十数年前に入手し使っていました。

エッジに補修跡があります、動作には特に問題ありませんが、あまりに細かいところはご容赦ください。しばらく使ってなかったのでツィーター用のアッテネーターはガリありですが回していれば取れてくると思います。」

以上のとおりだが、通常の口径30センチのユニットではせいぜいダブルコーン方式(2ウェイ)までだが、「トライアクショム」は同軸3ウェイとしてツィーターまで付いているのがミソである。

あの中高音域の艶やかさに定評のあるグッドマンだからさぞや素晴らしい音質だろうとはおよそ想像がつく。また、実際に所有しているオーディオ仲間からも「べた褒め」で、耳にタコができるほどその凄さを聞かされてきた。

やはり執念というものは恐ろしい、とうとう「トライアクショム」を見つけ出したのだから〜(笑)。

こういう希少な逸品ともなると、お値段を問う気にもならず「即決」(もちろん常識の範囲内だが)で落札した。さっそく自宅に届いたユニットを並べてパチリ。

           

輸送中の事故も無く致命的なダメージもないようだ。マグネットの形状が明らかに「アルニコ」タイプなのでひと安心。これが「フェライト」タイプになると平べったい形状になる。

そもそも「アルニコ」と「フェライト」とで音質にどのような違いがあるかは有識者の間でも論争があるところだが、我が経験ではこれまで「フェライト」タイプで気に入った音が出た試しがない。

早くバッフルに取り付けて音出しをしたいのでさっそく工作に取り掛かった。こういうこともあろうかと余分なバッフルを2ペアほど準備していたが、本体に取り付けるためのネジ穴合わせ、直径30センチの穴のくりぬき、そして塗装などたいへんだった。

午前9時から作業に取り掛かって、ようやく音出しができるようになったのが昼食をはさんで午後2時頃のことだった。猛暑の中の玄関先での作業だし、やはり老骨には少しこたえた(笑)。

先日お見えになったオーディオ仲間が一連の「SPユニットの工作」を見て「とてもそこまでは”やる気が起こらん。」と仰っていたが、やはり相当な熱意の後押しがないと無理のようですぞ。

          

ご覧のように、グッドマンにはおあつらえ向きの純正の「ARU」(背圧調整器)がエンクロージャーの下部に付いているので「おかしな音」の出ようはずがないが、こればかりは実際に聴いてみないと分からない。

それくらい、周辺機器とのマッチング次第でスピーカーの音は変わるが、取り分けグッドマンのユニットは繊細なのでアンプを選ぶことでも有名である。

さあ、いよいよ待望の音出しだ!

以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/efa3150409eedb9f02cffb5bc0137fef


「トライ・アクショム」 VS 「アクショム80」2018年09月09日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/79b8c46396c68e1860ea86f10c76601a

前回からの続きです。

かねてから憧れの的だったSPユニット「トライ・アクショム」(グッドマン)を手に入れ、所定の作業も完了していよいよ音出しへ〜。

              

こういう瞬間は何とも言いようがない不安と期待が交錯する。おそらくオーディオ愛好家ならこの「はらはらドキドキわくわく」感がきっとお分かりのはずだろう(笑)。

日常生活ではめったに味わえない緊張の一瞬だが、じっと耳を澄ましてみるとノイズはしない代わりにやたらにハイ上がりの音が出てきた。慌てて付属のツィーターのレベル調整器を最低にしたところ、見事にバランスの取れた音が出てくれた。まずはひと安心で、後はじっくりと音楽鑑賞に浸った。

つまるところ「トライ・アクショム」は低音とか高音がどうのこうのというよりも「気品のある音」に尽きるようだ。

けっして舞台で大見得を切るような音ではなく、まるで渋〜いイギリスのゼントルマンを思わせるような音だが、こういう音じゃないと伝わらない音楽があることもたしかだ。

そういえば、同じ「AXIOM80」愛好家のSさん(福岡)から次のようなメールが届いた。

「おめでとうございます。私は、トライアクショムがグッドマンユニットの中においてアキシオム80と双璧だと思います。20年ほど前に、知人がイギリスから持ち帰ったトライアクショムSPをQUAD‖+22アンプで聴かせて貰いましたが、その時に受けた衝撃からブリティッシュサウンドの虜になった事を思い出します。

優雅な猫脚のキャビネットに入ったそのトライアクショムは、その後に肥後細川家次代当主の護光さん宅へ嫁いで行きました。もしも、単体ユニットで音楽を完結させたいのであれば、トライアクショムは史上最高のユニットなのではないでしょうか。〇〇さんは、またまたオーディオの歴史的遺産を手に入れられましたね。羨ましいかぎりです。」

Sさん、無断引用お許しくださいね。

ただし、こういう音が出てくれると他の3つのユニットの出番が当分回ってきそうにないのが悩みの種だ(笑)。

翌日、例によって近くにお住いのフルートの名手「Y」さんに来ていただいて試聴していただいたところ、一聴するなり「音の傾向はAXIOM80(以下「80」)と随分似通ってますね。」との第一声。

「そうなんです、爽やかな雰囲気が実に似てますね。これでもツイーターのレベルは最低に抑えているんですよ。」

次から次にいろんな試聴用のCDをかけたが、Yさん持参のCDの中に「佐藤久成」さんの演奏があった。

先年、亡くなられた「宇野功芳」さん(音楽評論家)が高く評価されていたヴァイオリニストだが、それに関連して話題になったのが可憐な「有山麻衣子」さんの歌声。

これも宇野さん一押しの歌手である。「プロの歌手からは絶対に得られない声」と解説にあるが、まったく心が洗われるような清純そのものの声である。

           

以後、これをテスト盤にしてアンプとの相性探しを愉しんだ。

         

左が「WE300B」(1988年製)シングルアンプ(以下「WE300B」)、右側が「6A3・300B兼用」シングルアンプ(以下、「6A3・300B」)である。

後日のためにアンプの概要を記しておこう。

「WE300B」アンプの前段管は「171」(トリタンフィラメント)、整流管は「274A」(STC)、インプット&インターステージトランスは「UTC」、出力トランスは「PSMプロダクト製」の手巻きによるもの。

次に、「6A3・300兼用」アンプの前段管は「AC/HL」(最初期版:英国マツダ)、整流管は「CV378」(細管:ムラード)、インプット&インターステージトランスは無名の国産もので、出力トランスは「タムラ」(特注品)。

なお、この「6A3・300B」アンプは半年ほど前にアンプ製作歴が40年以上になるKさん(大分市)にお願いして「インターステージトランス」(国産)を組み込んでもらったところ、音の解像力が見事に向上して我が家のエース級に昇格した経緯がある。

総じて我が家の真空管アンプの救世主は「インターステージトランスにある」といっても過言ではないほど。

さて、Yさんのご感想といえば「WE300Bでは有山さんがいかにも18歳の乙女らしい声がしますが、6A3では22歳くらいの少し艶めかしい声がします。どちらがいいとか悪いとかはちょっと判断がつきませんね。」

結局、原音に忠実な音となるとWE300Bアンプに軍配が上がり、音に色気を付け加えて聴きやすい音となると6A3アンプになるということで、いずれも甲乙つけがたし。

ただし、自分の場合は「音に色気が有ること」が「好きな音」の一番の判断基準になっている(笑)。

最後に、原点を確認する意味で「AXIOM80を聴いてみましょうかね」と、スピーカーを交換したところ二人ともアッと驚いた。

音響空間がまるで枠を取り払ったように際限なく広がったのである!

「音の透明度」の向上が如実に感じ取れたので、二人して「こういうシンプルなソースになるとAXIOM80の独壇場になりますね。編成が大きくなるとトライ・アクショムの出番ですから、これら二つのセットがあるともう鬼に金棒!」と、感嘆したことだった。

「トライ・アクショム」と「アクショム80」の両方を毎日愉しめるなんて、もうオーディオ冥利に尽きますわいなあ(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/79b8c46396c68e1860ea86f10c76601a


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魅惑のSPユニット(口径30センチ)の愉しみ 2018年08月02日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/84bbe3e0a68f2541bad87747f0963ffe

前々回のブログで述べたように「AXIOM80」を自作のエンクロージャーに移し替えてから始まったSPユニットの「玉突き異動」に大いに楽しませてもらっている。

最後に行き着くところはグッドマン指定のエンクロージャーにどのユニットを納めようかということになった。

候補は3つあって、いずれも口径30センチの旧いユニットになる。

1 JBLの「D123」(初期型グレイ:16Ω)

2 ワーフェデールの赤帯マグネット付きユニット(8Ω)

3 グッドマンのAXIOM150マークU(15Ω)

これまで口径10センチから38センチのユニットまでいろいろ使ってきたが、耳が肥えた人は口径20センチクラスのスピード感を愛でる人が多いが、自分の場合は口径30センチが好き。

前述の3つはそれぞれブランドによる音の特徴があって「D123」は浅いカーブの形状のコーン紙による反応の速さに優れ、グッドマンはクラシック向きの雰囲気感の再現性に優れ、赤帯マグネットは丁度両者の中間あたりに位置する。

このエンクロージャーはバッフルと本体のネジ穴を鬼目ナットで合わせているので、自由自在にユニットの入れ替え可能である。つまり、一つのエンクロージャーでスピーカー3台分が楽しめることになる(笑)。

ただし、いずれもフルレンジとして聴けないことはないが、高音域がちょっと物足りないので相性のいいツィーターを組み合わせる必要がある。

まずは「D123」を装着してみた。クロス1200ヘルツのネットワークを使った2ウェイ方式である。「JBLのD123+パナソニックのホーン型ツィーター」。

          

これで2日間ほど聴いてみたが明るくて澄んだ音には大いに共感を覚えたものの、クラシックにはもう少し湿り気と情感が欲しいところ。

一抹の未練を残しながら今度はワーフェデールの「赤帯マグネット型2ウェイ」に入れ替えてみた。

         

高音域担当のコーン型ツィーターに1200ヘルツは無理なので、クロスオーバー4000ヘルツのネットワークに変更。

「非の打ちどころがないとはこういう音をいうのだろうか。これ以上欲張ると罰が当たるかもしれない。」と、思うほどの素晴らしい音に感激した。

丁度29日(日)にご近所にお住いのYさんに来ていただいたので、聴いていただいたところやはり赤帯マグネットの音の素性の良さに感心されていた。

「これをウェストミンスターに入れてぜひ聴いてみたいですね、どんな音がするんでしょう。」

「ああ、それなら予備軍としての赤帯マグネットをもう1ペア持ってますよ。無理を言って静岡県のTさんに譲っていただいたものです。惜しいことにボイスコイルのタッチがあってノイズが出ていますが、丁度いい修理屋さん(長野県)が見つかったところです。取り付け用の補助バッフルもすでに作ってありますよ。」

   

これで楽しみがまたひとつ増えたことになる(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/84bbe3e0a68f2541bad87747f0963ffe


魅惑のSPユニット(口径30センチ)の愉しみ〜その2〜 2018年08月04日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1eb0debac31b9b0227ccd76f545b2eae

日頃から懇意にさせていただいているメル友の「I」さん(東海地方)は現在、母屋を改造中とのことでしばらくメールが途絶えていたが、久しぶりに近況報告をいただいた。

「前略。〇〇邸のAXIOM80の木製ホーンが取れてしまったのは少々寂しい気がしますが、システムはますます進化をしているようですね。

ARUについては、どこかの本で「無限大バッフルと同じ効果がある」という解説を見た記憶があります。私も小型ボックスで効果を感じたことがあります。いずれJBL130Aウーファーボックスにも応用したいと考えていますが、でかくて手を付けるのが億劫で・・・

今は、オーディオをいじれる環境にないため、ブログでいろいろな人の記事を拝見しています。ジャズファンのブログも見だしました。

私は「オーディオは人それぞれ」というのが基本なので、ブロガーが何を書かれていても、割と素直に読ませていただくのですが、ことジャズになると話は変わってきます。

贔屓のジャズメンの違いです。

〇〇様には私のジャズの好き嫌いを申し上げても何ら差し支えるものは無いと思って申し上げます。差し支えましたらお詫びいたします。

例えばピアニスト!

当方の贔屓は、年代順にいいますと、バッド・パウエル セロニアス・モンク ビル・エバンス もう少し足すとして ウイントン・ケリー マッコイ・タイナー くらいです。

ジャズブロガーの方で、私の好みとダブル場合ももちろんありますが、なんでこのピアニストをと思うこと多々ありです。その方が多い!

なんでやねんピアニスト達 オスカー・ピーターソン マル・ウォルドロン ハンク・ジョーンズ レッド・ガーランド トミー・フラナガン チック・コリア キース・ジャレット フレッド・ハーシュ等々 何度聞いても魂に響いてこないピアニストの皆さん・・・

薄暗いジャズ喫茶の壁際の席の体験が、当方のジャズライフ及びオーディオライフを今だに支配しているということでしょう。」

以上のとおりだが、当方はジャズに疎いもののパウエル、エヴァンスなどの「自己埋没型」のピアニストの良さは大いにわかるつもりです(笑)。

ところで、文中の「オーディオは人それぞれ」という言葉には大いに勇気づけられた。

実を言うと、日頃からいろいろ好き勝手にブログを書きなぐっているが、あまりの(オーディオに対する)「執拗」さに「この人ちょっとおかしいんじゃない」と、読者から奇異の目で見られているのではないかという意識が常に頭の片隅につきまとっている。

別に変人扱いされても実害はないのだが、少なくとも外聞に無関心ではおられない性質(たち)なのでまったく気にならないといえばウソになる。

したがって、「オーディオは人それぞれ」と気楽に読み流していただくと、当方もそれこそほんとうに気楽になります(笑)。

そういうわけで、またもや同じ傾向のお話を。

さて、前回のSPユニット弄りでは「ワーフェデールの2ウェイ」がバッチリうまくいったのでひと安心だが、やはり気になるのはJBLの「D123」である。

やや乾き気味の音がクラシックにそぐわないとアッサリ廃嫡したが、何とか復活できないものか。実はこういうことを考えるのが、もう楽しくて楽しくて・・(笑)。

そこで、現用中のネットワークがスイッチ一つで「2ウェイ → 3ウェイ」に変更できるので試行錯誤をやってみた。3ウェイの場合のクロスオーバーは「500ヘルツ&4000ヘルツ」である。以下、後日のために実験結果を記録しておくことにしよう。

第1案

〜500ヘルツ → JBL「D123」

500ヘルツ〜4000ヘルツ(スコーカー)→ グッドマンのミダックス

4000ヘルツ〜 → ジェンセンのホーン型ツィーター

手っ取り早く画像の方が分かりやすい。

   

これまで、3ウェイ方式はスコーカー(中音域担当)の調整が難しくて何となく敬遠していたが、実際にやってみると位相調整さえうまくいけば「音のたるみ」が少なくなって予想以上の良さを感じた。

D123(口径30センチ)をクロス500ヘルツでハイカット(−12db/oct)するメリットがたしかにあるようで、このクラスの大きさの箱ならむしろこちらの方が正解かもしれない。

ますます欲が出て今度はツィーターだけ取り換えてみることにした。   

以下続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1eb0debac31b9b0227ccd76f545b2eae

魅惑のSPユニット(口径30センチ)の愉しみ〜その3〜 2018年08月07日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/f367e71a1bedb9e993d0cc2111ed9dd4

前回からの続きです。

「SPユニット(口径30センチ)を愉しむ」シリーズも早くも3回目となった。当初はこんなに続けるつもりはなかったが、「理屈」をグダグダこねるよりも「実践編」の方がグ〜ンと(アクセスが)好評のようでして〜。

どうやら「文章を読む」よりも「画像を見る」方が好きな人が多いらしい(笑)。

前回で示した第2案は次の画像のとおり。

         

この3ウェイの構成を述べておくと、

〜500ヘルツ → JBL「D123」

500〜4000ヘルツ → グッドマンの「ミダックス」(スコーカー)

4000ヘルツ〜 → テクニクス「EAS−25HH22」(以下、「EAS」)

今回の特徴は「EAS」の起用とホーンを取り外したことにある。このEASは1000ヘルツから使える優れものだが、4000ヘルツ以上で使う場合は付属のホーンを外した方がよりクリヤーになって良かった。

ただし、そのままでは音がきつ過ぎるので丸い木製の球を置いて音を拡散してみた。

   

これで、第一案よりもずっとよくなったがまだ十分ではない。やはり弱点はグッドマンのミダックスにある。このスコーカーは500ヘルツ以上を担当しているが、能力自体は700ヘルツ以上からしか使えないのでちょっと無理をさせている。

出てくる音に明らかにその兆候が表れていて、500〜1000ヘルツあたりの音の押し出し感が弱いために全体的に「線の細い」音になっている。ただし、このくらいは好き好きの範疇ではあるが・・。

そこでスコーカーだけ代えて、グッドマンの楕円形ユニットを登場させたのが第3案。

        

もともとフルレンジ用なので500ヘルツ以上の使用はお手の物のはず。ただし、ウーファーの「D123」の音圧レベルが102dbと高いので、その辺がちょっと見劣りするが仕方がない。

ただし「EAS」がすっかりおとなしくなって拡散用の「木製の球」が不要になったのは不思議。

ツィーターとスコーカーは切っても切れない縁があって面白い。

この第3案でアンプをいろいろ試してみた。

すると「6A3シングル」は低音域が出すぎてアウト。「PX25シングル」は比較的低音域が薄いのでどうにか対応できた。

一番良かったのは「71Aシングル」(レイセオンのST管:赤ラベル)だった。前段管に例のヴァルボの「△△△」(ドイツ:バリウム昇華型フィラメント)を使ったやつ・・。何しろ出力1ワット前後だから前二者に比べて低音域がやや薄めだがそれが逆に長所となった。中高音域の抜けの良さは言うまでもないところ。

     

プリアンプのボリュームをぐ〜んと上げられることで低音域と高音域のバランスが見事に取れた。

アンプはスピーカーに助けられ、スピーカーはアンプに助けられの「持ちつ持たれつの関係」であることを改めて痛感した。

それにしても何と「バランスのいい音」だろう。汗水流して獲得した音は格別のようでして!(笑)
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/f367e71a1bedb9e993d0cc2111ed9dd4


魅惑のSPユニット(口径30センチ)の愉しみ〜その4〜 2018年08月09日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/84a1647a9e334db28286e31856f17d3c

このシリーズもいよいよ「その4」へと佳境に入っていく。お天気も暑いがブログも熱い(笑)。

前回の第3案「JBL・D123の3ウェイ」に味をしめて、「柳の下の2匹目のどじょう」を狙ってみた。

「ワーフェデールの赤帯マグネット」を3ウェイに使ってみたらどんな音が出るんだろうか・・・。

思い立ったが吉日ですぐに行動に取り掛かった。そのためにはスコーカーとツィーターにきちんとした箱とバッフルを作ってやらねばいけない。

そこで日曜日(5日)の午前中、猛暑の中を玄関先で「木工作業」に取り掛かった。ドライバドリルとジグソーの大活躍である。

木屑が辺りに飛び散るので家内が嫌〜な顔をしながら「後できちんと片付けておいてね!」、「フン、そんくらいのこと言われんでもわかっとるわい。」(笑)。

素人のずさん工事で採寸ミスがあったりして散々だったが半日ほどかかってどうにか完成した。

         

スコーカー(グッドマンのユニット)の箱は後面開放にし、ツィーター(ワーフェデール)は平面バッフルにして分けてみた。音像定位に有利なのでユニットの配列を「縦一文字」にするのが何よりの狙いだった。

これで胸をワクワクさせながら聴いてみると、ウ〜ン・・・。

2ウェイのときの素晴らしさが鮮明に記憶に残っているので、どうも音の響きにイマイチの感あり。

3ウェイでは音の密度感が増した感じはするものの、肝心の「音の響き」が少なくなってはどうしようもない。そもそもイギリス系のユニットは人間の耳にとってことさら敏感な1000ヘルツあたりまでは振動板の違うユニットを組み合わせないように作られているのかもしれない。

ワーフェデールは2ウェイで聴くに限るようだ。

このことを胸に刻んで、さあ、最後はいよいよグッドマンの「AXIOM150マークU」(以下「マークU」)の登場だ。

    

今回の「魅惑のSPユニット」シリーズの掉尾を飾る真打の登場である。

画像左からJBLのD123、真ん中が「マークU」、その右が「ワーフェデールの赤帯」だが、ご覧のとおりアルニコマグネットの大きさが並外れており、重量は他のユニットの1.5倍ほどある。

このマグネットで悪い音の出ようはずがない!(笑)。

イギリスのユニットなので頭から3ウェイは除外して2ウェイ方式のネットワーク(クロスオーバー:4000ヘルツ)により聴いてみた。

たしかグッドマン指定のクロスオーバーは5000ヘルツだったと記憶しているので準拠しているはず。

   

4000ヘルツ以上を受け持つツィーターはワーフェデールの「コーン型ツィーター」(赤帯マグネット)である。

いやあ、参った!

さすがに旧き良き時代のグッドマン、気品があって深々とした響きがクラシックにはもってこいの音である。

人生の酸いも甘いも噛み尽くしたような老成した音と言っていいかもしれない。ワーフェデール(口径30センチ)が淡いパステルカラーの水彩画のような音だとすれば、この音からは明らかに濃厚な油絵の匂いがする。

「もう言葉は要らない、あとはただひたすらモーツァルトに耳を傾けるのみである!」と、書いたら格好のつけすぎかなあ(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/84a1647a9e334db28286e31856f17d3c


魅惑のSPユニット(口径30センチ)の愉しみ〜その5〜 2018年08月14日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/54dfcf595d156d78471fb7fcf04c286f

連日の猛暑により「ブログにも夏休みをいただこう」というわけで、たっぷりと英気を養わせてもらって5日ぶりの投稿となった

さて、「魅惑のSPユニットの愉しみ」シリーズもとうとう5回目となった。

          

画像左からJBLの「D123」、グッドマンの「AXIOM150マークU」、ワーフェデールの赤帯マグネット」と、いずれも口径30センチの面々で、一つのエンクロージャーでこれら3つのSPユニットを入れ替えながら愉しむという企画だったが、頭で考えるのと違って実際にやってみると想像以上に新しい発見があった。

そのうちの一つが「3ウェイ」方式と「2ウェイ」方式の比較だった。我が家のオーディオ環境ではという限定付きの話になるが、イギリス系ユニットは3ウェイには向かないということが分かった。

そこで疑惑の目を向けたのがJBLの「D123」である。アメリカ系のユニットだが、もしかしてこれも2ウェイの方が向いているのかもしれない。

よし、「D123」に「175ドライバー」を組み合わせて2ウェイにしてみようか。同じJBL同士である。すぐに取り掛かって、ものの10分とかからずに完成。

             

ネットワークのクロスオーバーは1200ヘルツである。

ワクワクしながら音出ししてみると、想像した以上にGOOD!

イギリス系の音ばかり聴いていると、ときどき無性にJBLを聴きたくなってしまうが、澄み切った秋の青空を思わせるような爽快な音で躍動するJBLサウンドに感激〜(笑)。

そこで調子に乗って、ワーフェデールにも「175ドライバー」を組み合わせてみた。

         

興味津々だったが、これは明らかにアウト。両者の響きが合わず、木に竹を接いだような感じでやはりアメリカとイギリスのお国柄の違いがもろに出た。ワーフェデールには純正の「コーン型ツィーター」がベストのようだ。

これで結局「魅惑のSPユニットの愉しみ」シリーズの組み合わせ結果は次のとおりとなった。

1 JBL「D123」+「175ドライバー」

2 ワーフェデール「赤帯マグネット」+「コーン型ツィーター」

3 グッドマン「AXIOM150マークU」+「コーン型ツィーター」

まあ、順調なところかな(笑)。

なお、1のJBLの組み合わせで思い出すのが往年の名器「ランサー101」である。

            

これは「LE14A」(口径36センチ) + 「175ドライバー」の2ウェイ方式だが、もしJBLで本格的にクラシックを聴こうと思ったらこれに限るという話を知人から聞いたことがある。

おそらく、我が家の1の音と「よく似た音だろうなあ」という気がしている。

「ランサー101」について、ネットの記事を詳しく読んでみると「エンクロージャーのトッププレートに大理石を採用することで最低共振周波数を大幅に下げることに成功している。」とあった。

そこで思いついたのが「AXIOM80」を容れている自作のエンクロージャーである。板厚わずか1.5センチなので共振させるにはもってこいだが、もう少し重量を増やしてやると量感が増えるかもしれない。

加える重量の最適バランス点があるのだろうが、そこで実験的に載せてみたのが075ツィーターである。削り出しのステンレスホーン付きなので重さは10kgぐらいある。

          

これで実際に聴いてみると心なしか量感が増えたような気がする。

「ツィーター」を「重し」代わりに載せる例はおそらく世界広しといえども我が家だけだろうが(笑)、まあ、いずれ適当な庭石を見つけることにしよう。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/54dfcf595d156d78471fb7fcf04c286f

96. 中川隆[-13643] koaQ7Jey 2018年9月15日 08:01:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18547] 報告

Goodmans Tri Axiom Model T88 12インチ( 30センチ同軸 3way ) 16オーム アルニコマグネット
- ヤフオク!
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p627510266

即決価格 45,100円(税0円)
入札件数 : 1

商品説明


Goodmans Tri Axiom Model T88 12インチ( 30センチ同軸 3way ) 16オーム アルニコマグネットです。

TRI AXIOM としては初期のもののようでおそらく1960年代後半頃と思われますが定かではありません。

これ以降のものはたまに見るんですがこれと同じものをほとんど見たことがなく十数年前に入手し使っていました。

エッジに補修跡があります、動作には問題ありません。箱は今まで使っていたので撮影していますが参考イメージにてオークションには含まれません。

動作は特に問題はありませんが、あまりに細かいところはご容赦ください。しばらく使ってなかったのでツィーター用のアッテネーターは
ややガリありですが動作には問題ありません。回していればガリは取れてくると思います。


1. 動作の様子はこちらでご覧いただけます。箱に入れて撮影していますが 出品は箱はつきません。箱がご希望の場合は無料でおつけしますが送料が高くなってしまいます。 また箱はやや小さめでダクトチューニングの共振周波数が高めですので低域の量感は少なめですが素性はある程度掴んでいただけるのではないかと思います。変な共振も感じられず素直な質感で細かいところもよく出ると思っていました。置いておこうかと思っていましたが置き場所が苦しいことともう歳ですのでいつまでも持っていてもしょうがないので出品することにしました。

2. 詳細画像は

こちら
https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-bidjgw3yxdjd3q6va3echh34gu-1001&uniqid=289c2169-654c-4f53-8e03-cfaf36ef7f5d


でご覧いただけます。同じく箱は参考イメージで出品はアッテネーター付きスピーカーユニットのみです。

外観では若干のシミ、などが見られます。またエッジの一部が補修されていますのでコレクション向きではなく実用品としてご検討ください。また一個のユニットの裏面のラベルに少々破れがあります。

30センチ3ウェイ(メカニカル 2wayに ホーンツイーターを加えた構造です。ホーンツイーターのおかげで高域不足は感じませんでした。。
もともと ユニットのみ購入してONKYOのE-83Aのユニットを取り外しこのユニットを移植し使っていました。


このスピーカーはコーンが軽く高能率ですので箱は100リッターくらいはあった方がが良いと思います。70リッター前後でしたらバスレフか後面解放が良いのではないかと思っていました。


なお古いビンテージユニットですので普通に歪みなどなく音は出ていますが、細かいところがご容赦いただきましてノークレークでお願い致します。


発送はゆうパック140サイズになると思います。着払いでお願い致します。この価格でしたら十分楽しめると思いますが、いかがでしょうか?

直接引き取りもか歓迎しますが終了から1週間以内でお願い致します。

以上宜しくお願い致します。

97. 中川隆[-13620] koaQ7Jey 2018年9月16日 18:42:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18595] 報告

Goodmans(グッドマン) Axiom 22mk2 VintageAudio  2015/06/01
http://vintage-audio.jp/?p=341

Goodmans最強のフルレンジスピーカーユニットのご紹介です。Goodmans最強と言うことはある意味英国最強と言い換えれるかも知れません。AXIOM(アキシオム)とはGoodmansのダブルコーン型フルレンジシリーズのシリーズ名称の事です。

Goodmansのダブルコーン型フルレンジユニットといえば、国内ではAxiom80やAxiom150(Axiom301)が有名かも知れませんが、Axiom22が最上位機種となります。

1950年代後半のカタログには、Axiom80 は$52.30 Axiom150mk2は$43.50、そしてAxiom22mk2は$65.00ですから価格的にも最も高級ユニットなのです。

例えば同時期 ALTEC 600Bが$60.00ですね。

1930年代から続く構造で強力なマグネット、強靭なフレーム、良質なカーブドコーン紙が特徴です。高域用のサブコーンは特殊な表面加工が施され、まるでベークライトかプラスチック素材の様になっています。これで周波数帯域は30-15kHzとなります。

組み合わせるパワーアンプはLeak等ダンピング特性の高い管球式 HiFi系のアンプが最適ですが、現在の感覚ではナローな感じは拭え切れません。しかし、例えばGoodsellやRogersのウィリアムソン型パワーアンプで駆動してやれば、フルレンジでここまで出るか!?と思えるくらいのHiFiサウンドを奏でます。

ハイダンプ型パワーアンプで駆動するフルレンジの音は、マルチでは絶対に出ないスムーズな音の繋がりが最大の良さであり、ハマる方も多いのです。

個人的にはフルレンジユニットの中では英国だと、このAxiom22mk2、米国だとRCAのSL-12がお気に入りです。
http://vintage-audio.jp/?p=341

__________


Vintage Audio(ヴィンテージ オーディオ) (株式会社サイバーメディア)

1950年代のHiFi Audio販売・修理・レコード販売
1950年代のオーディオ機材/レコード(初期盤)/修理・レストア

取締役 大塚健夫

〒709-1203 岡山県岡山市南区西紅陽台2-58-449
TEL 08636-3-0808
http://vintage-audio.jp/?page_id=3

〒706-0224岡山県玉野市八浜町大崎430-12
TEL : 0863-55-1133
http://vintage-audio.co.jp/

98. 中川隆[-13619] koaQ7Jey 2018年9月16日 18:50:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18595] 報告

GOODMANS「AXIOM22 Mk2」 2014/3/4
https://blogs.yahoo.co.jp/loverysugichan/38211017.html

本日急遽、こばさんに連れて行ってもらいました、秋葉原ですよ!
滅多にすれ違う車なんかない館山道を、車は一路秋葉原はアンディクス・オーディオへ^^

目的はこれ!

https://blogs.yahoo.co.jp/loverysugichan/GALLERY/show_image.html?id=38211017&no=0


銘柄はGOODMANS「AXIOM22 Mk2」(箱入り)という30cmサブコーン付きフルレンジです。
訳あって、さっそく我が家の2階和室に納まりました^^

ユニットは30センチフルレンジなんですが
その音は30センチという、フルレンジとしては少々大柄なイメージは皆無で
女性ボーカルの声の出方は8cmフルレンジを彷彿とさせるもの。
何か聴いていて狐につままれたと言っても言い過ぎではないですね〜

アンディクスのフロアーで鳴っていた音とは違って
我が家の2階の和室6畳間での「AXIOM22 Mk2」の音はタイトな感じです。

和室だからでしょうが、細かい音がよく聴こえます。
ほんとに小口径のような出音で、こういうスピーカーがあるんだな〜というのが
正直な私の感想であります。

こばさんがお帰りになるまでの短い時間の中で、次々とソフトを変えて聴きたくなる
久々に本気モードにさせられたスピーカー、それがGOODMANS「AXIOM22 Mk2」なのです。


コメント


杉ばあさまを魅了したグッドマン!
まさに「グッド」ですね(笑)

大口径のフッレンジってどんなんなんだろうか??
こばさんのレポも楽しみにしておきます*^^*

2014/3/4(火) 午後 9:07男のカワサキ
.

杉さん 今晩は。

本日は急も急、せっかち爺にお付き合いいただき、かつ力仕事まで無報酬でやっていただき、感謝感謝です。

早速、写真並びに出音の特徴をあげていただき、ありがとうございます。

どうか存分に調教願います。(笑)


業務連絡
「GOODMANS」ではないでしょうか。。

2014/3/4(火) 午後 9:07こば
.

たもちゃん、こんばんは〜^^

大口径のフルチン・・いやフルレンジ^^;
おそらく想像もつかない音だと思います。

こばさんは大満足でしたよ^^

2014/3/4(火) 午後 9:14loverysugichan
.

おーなんかすんごいモノを…
これってアルニコの外磁ですよねっ
もしかして買ったんですか…こばさんが

2014/3/4(火) 午後 9:16アイアン主婦
.

こばさん、お疲れ様でした〜^^

今日はほんとに街に出られて幸せでございました。
アンディクスの社長さんのお人柄も特上級で、何故か安堵しました(笑)

無報酬どころか、こんなお付き合いだったらいつでもご遠慮なく!^^
誤字、御詫び申し上げます^^;

2014/3/4(火) 午後 9:20loverysugichan
.

凄いですねぇ〜(^^;) こばさんの行動力には脱帽です。杉さん、小口径フルレンジのような30cmフルレンジ。素晴らしい表現ですね。

2014/3/4(火) 午後 9:21[ le8t ]
.

こんばんは^ ^

良いな〜!秋葉原〜^ ^

グッドマン! 渋いですね〜。 自分も知ってるメーカーですよ。ls3/5aも出しているメーカーの一つだと思います。
変わった形式のフルレンジのようですね!

いいな。いろいろ楽しみが増えすぎて、次はカメラですね^ ^

2014/3/4(火) 午後 9:21[ にっぱー ]
.

鉄さん、今晩は^^

そうなんですよ、こばさん、一目惚れしちゃいまして^^
でも、目に狂いはなかったようです。

アルニコの外磁って、どういうものなのか分からんですが
きっとそのとおりかと思います^^
ユニットの価格、そうとうなもんらしいです。
それだけの音がしてると思いますよ^^

2014/3/4(火) 午後 9:25loverysugichan
.

le8tさん、今晩は〜

^^;、いや、そうとしか言い様がない音なんです。
ありがとうございます。

其方にもいよいよ届いたとの知らせ・・
BACもこうなると、一皮も二皮も剥けたってところでしょうか^^

2014/3/4(火) 午後 9:29loverysugichan
.

にっぱーさん、こんばんは^^

秋葉原、今度ご一緒しましょう!
グッドマンのLS3/5a、それは知らなかったです。
イギリスのスピーカーは、日本人の耳に合ってるんでしょうかね〜・・
良いですよ、このスピーカー^^

こばさん、カメラは買わんと言ってますが分からないですよね〜^^;

2014/3/4(火) 午後 9:34loverysugichan
.

にっぱーさん、雪まるださん、flattwinさん。
ナイス、ありがとうございます^^

2014/3/4(火) 午後 9:35loverysugichan
.

こんばんは^ ^

このユニット、アキシオムシリーズの最上位機種ですね。

どんな音なんでしょう。いつかは聴いてみたいです。^ ^

2014/3/4(火) 午後 10:59[ にっぱー ]
.

にっぱーさん、どうも〜^^

最上位機種でしたか、こばさんも良い耳してますね^^
暫くお預かりしてますので、いつでもどうぞ。

2014/3/4(火) 午後 11:07loverysugichan
.

こばさん…アンディクスに行くたび誘惑されてるみたいですね(爆)

あそこの社長もこばさんを思い浮かべながら仕入れしてるんでしょう(笑)

しかし…これも相当大きなSPに見えますが(爆)

2014/3/4(火) 午後 11:15エディ
.

エディさん、こんばんは^^

あの社長さん、中々良い味出してました。
がに股が又、人柄に通じていそうで良かったです^^

大きいですよ。
VLZとは大違いです。
音も大違い^^、芯のある心地良い音がします。
何でもいけそうです。

意外でしたか?
そう言われると・・・そうですか?(笑)
次は何を狙いますかね。。。

2014/3/4(火) 午後 11:21loverysugichan
.

ひょっとして
一旦そちらで待機ですか?

こんな俺でも
その気持ち
なんとなく分かります!(爆)

2014/3/4(火) 午後 11:56Zジジイ
.

12インチだと301はよくオークションにも出品されてますけど、22とは珍しいですね。

モノラルなんですか?

2014/3/5(水) 午前 0:22おやじ sp.
.

ヘロヘロコーンの恐ろしく鋭い音のするスピーカーですね!
使いこなしが難しいというか、アンプの素性がモロに出てしまいますね!

2014/3/5(水) 午前 6:28[ kumataro845 ]
.

杉ちゃん様
おはようございます。これはまた凄いスピーカーですね。80の上級機種という位置付けでしょうか。きっと深みのある音で、それでも「タイト」というのが良いですね。30cmのフルレンジというのは珍しいでしょうが、バランス良好の優れ物かと思います。ブリティッシュサウンドの魅力の極みと拝察しました。

2014/3/5(水) 午前 6:46[ リラ ]
.

ゼットさん

そうですね、夏ごろまでとおっしゃってましたが
もう少しお部屋の整理がつくまでということでしょう。

ゼットさんはアナログに再チャレンジするしかないだろうと
巷では噂が噂を呼んでますよ〜

2014/3/5(水) 午前 8:17loverysugichan
.

おやじsp.さん

珍しいスピーカーらしいですね。
一期一会で終わらせないところが
こばさんらしいです^^

これはノーマルにステレオです。
モノラルではないです。
すいません、2本一緒に撮れば良かったです。

2014/3/5(水) 午前 8:53loverysugichan
.

くまさん。

何でも聴いてらっしゃいますね^^
くまさんの言われる「鋭い」が私には心地いいです。
でもうるさいとは全く思わないですね。
中音の素晴らしさを教えてくれる銘スピーカーなのでしょう^^

2014/3/5(水) 午前 8:58loverysugichan
.

リラさん。

おはようございます。
さすがにリラさんも良くご存知らしいですね。
私なんか見るもの聴くもの、その多くが新鮮です^^;

出音は非常に好感のもてるものですが
セッティングで追い込めば、可也な高バランスで聴けそうです。

英国製は日本人の耳に合ってるのかどうか分かりませんが
その多くが期待を裏切らないように思いますね^^

2014/3/5(水) 午前 9:05loverysugichan
.

altum さん、リラ1890 さん、ロバートプラント さん。
ナイス、ありがとうございます^^

2014/3/5(水) 午前 9:08loverysugichan
.

こんにちは。

これはこれは、楽しい預かりものですね。

「小口径みたいな鳴り」というのは、新鮮な印象記でした。(*^-^*)

2014/3/5(水) 午後 3:57たっちん
.

たっちん、こんにちは^^

楽しくて大きな預かりものです。
大きいです^^
そのイメージが強烈なので
余計に音がぎゅっと締まって聴こえるのかな〜・・・

たっちんが聴いたら又違うでしょうが
音を鮮烈に感じる今の印象だと「小口径」がぴったりです^^

2014/3/5(水) 午後 4:07loverysugichan
https://blogs.yahoo.co.jp/loverysugichan/38211017.html

99. 中川隆[-13618] koaQ7Jey 2018年9月16日 18:58:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18595] 報告

109.3kg Bell&Howell(Goodman’s AXIOM22)は超ワイドレンジ !! 2018/08/20
https://91683924.at.webry.info/201808/article_15.html




https://91683924.at.webry.info/201808/img1_15.153472838247639526179.html

 (ベル・ハウエルの上にフォステクスT900Aを乗せました。コレが無くてもAXIOM22はすこぶるワイドレンジでしたが !!)

 先日 AXIOM22前駆型をベル・ハウエルの箱に入れた移動式映画館用スピーカーをGetしたことを書きました。

 旧い映画を見るのに使用していますが、ナカナカ良い音です。設置前に机の上において、F特を測ってみましたが、再生周波数は120Hz〜8KHzくらいでした。

 休みを利用して、スツールの上に乗せ、バスビンのウィング、オイロダインのバッフルに後方、側方を囲まれ、サウンドスクリーンの裏側の定位置に設置して再度聴いていますと、もっとワイドレンジに聴こえます。特に低域は下まで伸びているようです。

 半信半疑で再度F特を計測しますとびっくり!!

https://91683924.at.webry.info/201808/img2_15.153472851776428662179.html

 30Hz〜15KHzと表現しても間違いではない驚きのF特です。少なくとも60Hz〜10KHzはフラットですね !!

https://91683924.at.webry.info/201808/img3_15.153472854540336678179.html

 前回、机の上に置いて計測したF特が上のグラフですから、大違いです。

 最初は先でツィーターやサブウーハーを追加しようと思っていましたが、上側のグラフを見る限り、これでもう完成ですね。驚きました。

 さて、これで終了で良いのですが、ツィーターくらい載せてもバチは当たらないでしょう。

 最初は昔手に入れて死蔵している、同じグッドマンのトレバックスを予定していたのですが、AXIOM22の高域がここまで伸びているのなら、トレバックスでは意味がないかもしれません。
 
 先日、ラ・スカラを長期休養としましたので、ラ・スカラに使用していたフォステクスT900Aが余っています。これを乗せてみましょう。

https://91683924.at.webry.info/201808/img4_15.153472858309133016179.html


 AXIOM22はそのままとし、1.5μFの箔巻コン(フォステクス)一個の6db/oct、クロスオーバー13KHzの簡易なネットワークでT900Aを乗せたのが上のグラフです。

 ATTは手持ちのトランス式ATT(フォステクスR100T)、減衰量は−12db、逆相接続です。

 高域が20KHzまで伸び、10KHz以上が滑らかになりましたね。聴いて違いが分かるかなとSACDでいつものR・シュトラウス、ロートローゼンを聴いてみましたが、高域の自然さ、透明感が増したように思います。
 少なくとも悪くはないので、このまま行きましょう。

 それにしても、この小さな移動映画館用スピーカーが、これほどワイドレンジとは驚きました。
 流石にグッドマンもベル・ハウエルも一流メーカーですな。実際の使用条件での音をよく計算して作ってあるんですね。

 いや、AXIOM22はベークダンパー、フィックスドエッジのユニットですから、エージングが進んでレンジが拡大しただけかもしれませんね。
https://91683924.at.webry.info/201808/article_15.html

100. 中川隆[-13617] koaQ7Jey 2018年9月16日 19:04:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18595] 報告

108.2kg 6F6パラp.p.をWE13aシステムへ&LeakアンプをAXIOM22へ(前編) 2018/09/09
https://91683924.at.webry.info/201809/article_10.html



https://91683924.at.webry.info/201809/img1_10.153648830315019790178.html

 (是枝式6F6パラp.p.に足を付け、WE13aに使用しています)

 先日から鳴らしているG.B.-Bell&Howell箱入りのAXIOM22+ALTEC3000Hですが、どう聴いても良いです。

 最初は旧い映画用に、冗談半分でGETしたのですが、音楽がすごく良くなります。
 ビル・エバンスのアルバムを聴いていると、従来聴いた事がないほどの見事なラファロのベース。弾むような音色で素晴らしいです。

 オーケストラは無理だろうとヴァントの未完成ライブを聴いてみましたが、実にバランスが良い。

 ダイナミックレンジや解像度、情報量ならVITAVOX、ロンドンWE、WE13aなどのシアターシステムには敵わないのですが、音楽を一人でジックリ聴くという用途なら、もしかすると一番かもしれません。

 過去40年余のオーディオ歴が否定されちゃいそうで、ちょっと焦っているのですが良いものは良い。

 このスピーカーは江東区のG.T.K.オーディオでgetしたのですが、こうなるとG.T.K.のイチオシ、LEAKのアンプ(varuslopeVプリ+TL10パワー(コメント欄からのご指摘を受け訂正))で鳴らしてみましょう。

https://91683924.at.webry.info/201809/img2_10.153648919265649863178.html

 WE13aの間に収まるのは、Leakのアンプ群とプレーヤー(ガラードT(B)+DECCA XMS)です。これもG.T.K.オーディオの砂入キャビネット装着です。

 入口から出口までG.T.K.オーディオのラインナップ、英国製・家庭用ビンテージで揃えてしまいました。

 音はますます良いですね。太いだけではなく弾んで美しいです。

 我が家のオーディオ評論家も、Bell-Howell+3000Hを見た目でナニこれ、古臭いと馬鹿にしていましたが、聴かせるとビックリ。
 とにかく音楽が鳴ります。

 私は「バランス」だの「まとまり」だのに逃げ込むのは男らしくないっ !!と気張っていましたが、この音をマルチアンプのデカいホーンで出すのは自分には無理です。

 こういう世界も大いに価値を感じますね。 
https://91683924.at.webry.info/201809/article_10.html


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108.2kg 6F6パラp.p.をWE13aシステムへ&LeakアンプをAXIOM22へ(後編)2018/09/09
https://91683924.at.webry.info/201809/article_11.html



https://91683924.at.webry.info/201809/img1_11.153649059021521927178.html
https://91683924.at.webry.info/201809/img2_11.153649060993893973178.html

 (6F6パラp.p.に外装を付けました)


 さて、Bell&Howell箱入り AXIOM22(+3000H)に充てがった LeakのアンプはWE13aシステムのドライブに使用していました。ですからWE13a用のパワーアンプを何か考えないといけません。

 現在手元に有る真空管パワーアンプで、使用可能なものは是枝式6550p.p.と同6F6パラp.p.です。前者は60w、後者は20〜30wですから、後者が安全でしょう。しかしゲインは後者が高いので、S/N比には少々心配もあります。

https://91683924.at.webry.info/201809/img3_11.153649105012258176178.html

 6F6パラp.p.は数年間上の写真の様にセットしていました。なんでこんなヘンな格好かといいますと、実はこのアンプ、横向きにして既製品のシステムラックにセットしていました。

 どこに使っていたかといいますと・・・

 大阪暁明館病院の礼拝堂に収めていたものです。
 5年前に大阪暁明館病院が移転新築したときに礼拝堂も新しくなりました。私は礼拝堂のPA装置を寄付しました。

 スピーカーはタンノイのスーパーレッドモニターの38cmコアキシャルを外して壁バッフルにしました。アンプは既製品のミキサーに、是枝式6F6パラp.p.です。

 しかし1年ほどでパワーアンプが同時に2台壊れてしまいました。パワー管が8本とも一度にパンクしたので、アンプが原因ではなく、AC電源の異常か変な入力が入ったかだと思います。

 是枝さんに修理してもらいましたが、礼拝堂から火事でも出したら大変です。
 新しく既製品の業務用トランジスタパワーアンプを寄付して、6F6パラp.p.は引き取ることにしました。

 そういう訳で、6F6パラp.p.はこんなヘンな格好をしているのです。

 裏に手を入れると感電するし(電源を切っても電解コンがチャージされていますから)、ホコリも入るので、以前から外装を付けようと思っていましたが、この機会にやってみました。


https://91683924.at.webry.info/201809/img4_11.153649182813150637178.html


 別に大したものじゃないです。バーチ合板の端材を丸鋸で適当にカットして組み立て、墨汁で塗装、ホームセンターで売っているゴム足を貼り付けただけです。

 別にテキトーに作っただけで、デザインなんか気にしていなかったのですが・・・

 一番上の2枚の写真、(前編)の冒頭の写真を見てください。
 なんだかえらくカッコイイ。そう思いません?

 W、D、Hのバランスが偶然ですがバッチリ決まりました。

 板取りも塗装も木ネジもいい加減ですが、すこし歪んだり汚れたりしているところが雰囲気出てますぞ。

 アンプを外装の板箱に留めるネジはクラシックなブロンズのマイナスネジが工具箱にありましたので使用、さらにクラシックな感じになりました。

 ちょっとウエスタンエレクトリックのアンプみたいじゃない?言いすぎかw

 プリは是枝式プリを使用しましたが、スケールの大きな美音です。心配したとおり、ゲインが高すぎてノイズが出ましたので、ゴールドポイントのATTを挟んで入力を少しだけ絞るとバッチリです。

 なお、このアンプはAVサラウンドのリアプレゼンススピーカー(シーメンス・コアキシャル)用に使用していたのですが、そこにはBell-Howellを鳴らしていたBOSE 1200W、BTL接続を流用しました。

 板材は木っ端、ネジ類は工具箱からGET、塗料も買い置きの墨汁、ゴム足、ATTも手元にありましたので、コスト・ゼロで完成です。

 週末は雨続きでしたが、たっぷり遊べました(土曜日は岡山大学皮膚科の新教授就任パーティーがあったので、仕事もしましたが)。

 さて、明日からは仕事、頑張りますw

 えっと、礼拝堂のPAアンプが良い音かって?

 なーに、ALTEC1568や1569も駅や飛行場や学校のPAアンプだったそうですから、大丈夫ですよ、たぶんwww
https://91683924.at.webry.info/201809/article_11.html

101. 中川隆[-13354] koaQ7Jey 2018年10月24日 17:00:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19495] 報告

ピンチはチャンス〜前編〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2018年10月22日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0aff4676e310eb9635a420f64d801c7c?fm=entry_awp

オーディオ機器を使っていると残念ながら故障(ピンチ)は付きものだ。

とりわけ我が家の場合は1日で10時間以上は確実に稼働しているのでなおさらだ。たとえば真空管の寿命到来をはじめハンダの劣化による接触不良やトランスの断線など枚挙にいとまがない。

そういうときはほんとうにイライラするしガッカリするが、結果的に振り返ってみると逆に「いい方向」に転ぶことが多いのが我が家の特徴だ。

まことに「ピンチはチャンス」を地でいっている気がしてならない(笑)。

今回もそうだった。顛末を記録しておこう。

「ガリガリ、バリバリ、ギャギャ〜ン」と、真空管アンプ「PX25シングル」のスイッチを入れたとたんにメチャ凄い音がして慌ててスイッチをオフしたのはたしか1年前くらいのことだった。

原因は出力管「PX25」の故障だとすぐにわかった。

急いで我が家の真空管の主治医「北国の真空管博士」(以下「博士」)に送付して診断してもらったところ「管内のエアリークですね。修繕は不可能です。」との冷徹な宣告があった。

自分でいうのも何だが「かなり高価で希少な真空管」を失ってがっくりきたが「どうせ消耗品なので仕方がない」とすぐに気持ちを切り替えた。

そして今度は1か月ほど前のこと、同じ真空管アンプのスイッチをオフしたときにキュイ〜ンという変な音がする。これも出力管が原因だろう。我が家ではPX25真空管は鬼門だなあ!

二度とあのギャア〜という凄まじい音を聞きたくないのですぐに「博士」にご相談すると、「エアリークの可能性が高いですね。使わない方がいいです。波及的に大切なトランス部分などが故障する可能性がありますよ。」

「PX25真空管の音はたいへん気に入っているんですがどうもちょっと”もろい”ようですね。残りがあと6本ほどありますがこの際なので寿命の測定をしていただけませんか?」

すると、「ハイ、いいですよ。まとめて送ってください。それから私が以前に改造したそのアンプですがインターステージトランスにUTC(アメリカ)の「A19」が使ってありますよね。

いいトランスですがPX25にはちょっと規格が小さすぎるように思います。心当たりのトランスがありますので入れ替えるともっと良くなるような気がしますが。」

一も二も無く「ぜひお願いします」と、乗り気になったのは言うまでもない(笑)。

博士は本業の農業のかたわら「ご母堂」の介護、そしてたくさんのバックオーダーを抱えておられているのでご多忙の中たいへん申し訳ない気がするが、このアンプばかりは乗りかかった船として許していただくことにしよう。

そして待つことしばし、測定の結果「真空管はすべてOKでした」とのことでうれしい限り。

ただしアンプの方は紆余曲折があったみたいで、お目当てのインターステージトランスをわざわざ手に入れられて2個ほど試されてみたものの、結局「UTCのA19には及ばず」とのことで「A19をよりよく生かす」方向へと方針変更。

この辺はとてもシビアで安易な方向に流されない博士に心からの信頼感を覚えた。

ほどなくして「裏技回路を含めてありとあらゆることをやってみました。ご要望があったハムノイズの軽減もどうやらうまくいったと思います。まあ、聴いてみてください。」

ようやく1か月ぶりぐらいに戻ってきた「PX25アンプ」に、懐かしさのあまり頬ずりしながら(笑)さっそく試聴に入った。

ここでPX25真空管アンプの画像をと手持ちのデジタルカメラでパチリとやろうと思ったらウンともスンとも動いてくれない。どうやら故障したみたいだ。カメラには興味が無いので安物のデジタルカメラを使っているがもう7年以上くらいになるので寿命かな〜。

そこで以前撮った画像を再掲させてもらおう。

    

このアンプ群のうち上段右側の大型の「ナス型真空管」が挿入されているアンプがそれである。

スピーカーをグッドマンの「トライアクショム」(イギリス)にして、期待に胸を弾ませながらさっそく聴いてみたところ・・・・。

以下続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0aff4676e310eb9635a420f64d801c7c?fm=entry_awp


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ピンチはチャンス〜後編〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/62be7d3077dc396617fe2096d00d0a63


前回からの続きです。

オーディオの愉しみというのは「好きな音楽を好きな音で聴ける」ことに尽きるが、そのほかにも新しい機器を購入したりあるいは改造した後で「はたしてどんな音が出るんだろう」と、興味津々で耳をかたむける瞬間にあると言っても過言ではあるまい。

この心理はオーディオ愛好家であれば手に取るように分かりますよねえ(笑)。

まったく胸がわくわくする瞬間だがその結果、出てきた音に「喜ぶ」かそれとも「哀しむか」の確率から言えば我が家の場合は五分五分といったところだろうか。まことに「丁か半か」の博打みたいなものだといえないこともない(笑)。

その点、今回改造を終えて到着した「PX25シングル」アンプの場合は、博士の秘術を尽くした入魂の作品なので良くなっていることは確実だが、それがどの程度までかというのがハイライトである。

デジタルカメラのご機嫌が直ったみたいなので画像を挙げておこう。

     

前段管は「SX112」(トリタンフィラメント)だから不足はない。トリタンフィラメントのスピード感と情報量の多さは酸化被膜フィラメントがとうてい及ぶところではない。

繋いだスピーカーは「AXIOM80]と並んで我が家の至宝ともいえる「トライアクショム」(グッドマン:イギリス)だ。

     

ここで思うのがオーディオ愛好家には2種類のタイプがあって、期待どおりの好きな音が出てきたときに「笑いが止まらないタイプ」ともう一つは逆に「しんみりして感涙に咽ぶタイプ」(笑)。

前者はネアカ、後者はネクラといったところだが、自分は秘かに後者に分類されると自覚している。

改造後の「PX25シングル」と「トライアクショム」の同じイギリス勢同士の組み合わせを聴いて「やっとここまで来たか!」と思わず涙ぐんでしまった。

ブリティッシュサウンドの神髄とでもいうべきか、音にそこはかとなく気品が漂うのが何よりも素晴らしい!イギリス人というのは老獪というのか、やっぱり一括りに出来ない人種だなあとつくづく思い知らされる。

それに周波数レンジが広くなっており低音域の沈み込みが明らかに違う。また改造前は無音時にごく微かにブ〜ンというハム音がしていたのがまったく皆無となっている。

念のため「どこをどう弄ったのですか?」と博士にお訊ねすると「前段管の切り替え部分の抵抗を整理してシンプルにしたことと、リップルフィルター関連のコンデンサーの容量を3倍にしました。」

エッ、リップルフィルターって何? 素人の悲しさでサッパリ(笑)。

それはさておき、これには後日談があって博士から「実はアンプの裏蓋をつけ忘れてしまいました。そのままだと芸がないので私のお気に入りの「6SN7WGT」(シルヴァニア:クロームトップ)を2本同梱して送付しておきます。」

    

以前、我が家の「6SN7GTアンプをグレードアップしたいのでいい真空管を教えてください。」とお訊ねしたところ「6SN7はピンからキリまでありますが、コスパから考えますとシルヴァニアのクロームトップといったところでしょう。手元に10本以上ありますので2〜3本なら譲ってあげてもいいですよ。」

「ハイ、そのうちお願いします。」で終わっていたのだが、何とタダで手に入ってしまった。

まことに初めから終わりまで「ピンチはチャンス」だった(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/62be7d3077dc396617fe2096d00d0a63

102. 中川隆[-13351] koaQ7Jey 2018年10月24日 20:09:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19495] 報告

ペンション すももの木 _ 真空管アンプ「カトレア」 _ 交流点火の 300B・ PP5-400 コンパチブル モノラルアンプ


ペンション すももの木
http://www.sumomo.net/

真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/

「カトレア」製品情報
http://www.cattlea.jp/product/


〒401-0501 山梨県南都留郡山中湖村山中990-6
電話 0555-62-3411


▲△▽▼


真空管アンプ「カトレア」 交流点火の刻印300B と PP5-400 のコンパチブル モノラルアンプ 2018年08月14日
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=149

交流点火の刻印300BとPP5-400を差し替えで聞くことの出来るアンプを制作しました。

WE製の球で作りました
トランスドライブでキャノン入力です。初段はSTCの310を使用しました。

刻印の300B と PP5-400
元祖300BとPX-25の元祖PP5-400と究極の球で交流点火でオーダー品を作りました。
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=149


▲△▽▼

「新大陸」300Bの交流点火シングルアンプ
http://www.cattlea.jp/product/?no=71

価 格 330,000円

サイズ W430*D280*H200 17kg

回路構成 ダブルチョーク回路

入力感度 1.5V

出 力 8W+8W

使用真空管 プスパン300B 6SL7 GZ-34

シャーシー カリン材の無垢

NFB回路 なし

納 期 1ヶ月


図面
http://www.cattlea.jp/up_img/amp/71/f_01.PDF


「新大陸」300Bの交流点方式を使用し、銅パイプのアースライン、ルンダールのアウトトランス、チョークはダブルとここまで拘り、実用新案の回路を載せて(登録第3193415号)究極の300Bアンプを作りました。

別バージョンでさらに電源トランスを大型し電源回路を2回路にした新大陸デラックスも作れます、プラス6万円。
http://www.cattlea.jp/product/?no=71

▲△▽▼


KR PX-25 「the・ヨーロッパ V 」
http://www.cattlea.jp/product/?no=11


価 格 360,000円

サイズ W440 x D270 x H220

回路構成
CR結合 交流点火

入力感度
1.5V  100KΩ

出 力 7W + 7W

使用真空管 6C8G 5R4

シャーシー マホガニー材

B電源回路 独立二回路

NFB回路 なし

納 期 1ヶ月

図面
http://www.cattlea.jp/up_img/amp/11/f_01.pdf


さらに進化したステップ15の交流点火回路を使用しました。カトレア美学を追究して完成させた「the・ヨーロッパ」ヨーロッパトーンの音質と木目の美しい形にKR製のPX-25とスエーデンのルンダールトランスで鳴らし重心の低い安心感の高い音質になりました。回路的には電源回路が前段と終段と二回路に分け強力にドライブしています。また貴重な球の寿命を少しでも延ばすためとPX-25の音質を最大限に発揮できるよう交流点火で作りました、交流点火で音楽を楽しめるのはカトレア製だけです。

高級パーツやオリジナルの電源トランス等こだわりのアンプに仕上げています。外見は無垢のマホガニーの木製シャーシーを使用し音質と同じように外見も暖かみのあるデザインにしました。球なしで販売していますので お好きなPX−25で聞いて下さい。 また別売りで KR PX−25ペア70,000円で販売もしています ※SPは8Ωオンリー

写真2はオシロスコープの最大感度時のノイズ波形です。
カトレア回路がバージョン20へステップアップしました。ハムノイズは0.7mV以下です
http://www.cattlea.jp/product/?no=11


▲△▽▼

KR PX−25 トランスドライブ
http://www.cattlea.jp/product/?no=57


価 格 430,000円

サイズ W440 x D290

回路構成 トランスドライブ

入力感度 1V 100KΩ

出 力 6W + 6W

使用真空管 6SN7  KR PX-25   5R4

シャーシー カリン材

B電源回路 独立二回路

NFB回路 ナシ

納 期 1ヶ月

PX-25 回路図
http://www.cattlea.jp/up_img/amp/57/f_01.pdf


KRの真空管はとても作りが良く 音質もなかなかの物が多く今回 日本の代理店が変わり 新規入荷が始まりました これを記念し ヨーロッパトーンの音質にこだわり タムラのパーマロイトランスで柔らかく立体感の有る音質を楽しんで下さい。回路的には電源回路が前段と終段と二回路に分け強力にトランスドライブしています。

また、最近生産し始めたKRのPX-25も挿せるように定電圧ヒーター回路で動作させ高級パーツやオリジナルの電源トランス等こだわりのアンプに仕上げています。外見は無垢のカリンの木製シャーシーを使用し音質と同じように外見も暖かみのあるデザインにしました。

特別にヨーロッパの古典球のPX-25を使用したアンプも作れます。
※古典球のPX-25の場合 プラス75,000円です
http://www.cattlea.jp/product/?no=57

103. 中川隆[-13350] koaQ7Jey 2018年10月24日 20:56:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19495] 報告

オーディオン・インターナショナル社「シルバー・ナイト・シリーズ」
PX25・シングル・ステレオ Mk-II   
•ハード・ワイヤー・モデル  標準小売価格 \500,000(税別)


300B・シングル・ステレオ Mk-II   
•プリント基板・モデル     標準小売価格 \340,000(税別)
•ハード・ワイヤー・モデル  標準小売価格 \430,000(税別)
https://soundbox.co.jp/Audion.htm


Audion Silver Night PX25 Mk-II
シングル・エンド・ステレオ・パワー・アンプ
https://soundbox.co.jp/PX25_new_Catalogue.pdf


英国で生まれの真空管に磨きをかけた音ふたたび
PX25(直熱三極管)シングルパワーアンプがMk-IIとして生まれ変わりました

数ある出力管のなかで、米国における直熱三極管の王者がウェスタン・エレクトリック300Bとすれば欧州における直熱三極管の王様は英国で生まれたPX25でしょう。

PX25はその性能・音質については一部のオーディオ・ファンには良く知られており、そのすばらしい再生音は一部の自作マニアの独占物でした。

オーディオン社では現在チェコKR社で製造されている英国生まれの高性能三極管PX25がその特性を余すところなく引き出すべく、最終段にシングル動作で配置、高いレベルのリニアリティを実現しました。

特性よりも音質を重視する設計思想から音楽再生に最も適した純クラスA回路により、スーパーリニアドライブで直熱三極管PX25の特性を余すところなく引き出しています。

入力段から出力段の全てにわたってNFBを全くかけていません。

配線はプリント基板から、音質重視のハード・ワイヤ方式に変更、回路には様々な改良を加え、部品の選定に当たっては長時間にわたる試聴テストを行い、電源部には高品質のポリプロピレン・バイパスコンデンサ、ブラックゲート・コンデンサ、タンタル抵抗等を採用、さらに真空管アンプにとって最も重要な部品である出力トランスはよりコアの容量の大きなものとしています。

繊細で豊かな音楽再生をお約束します。


●主な仕様

定格出力 RMS Class A(1KHz/8Ω):8W+8W

使用真空管:
PX25 2本
6922/E88CC 1本
5687 1本

外形寸法:232(w) x 270(H) x 425(D)
重量:18Kg


____


Audion HP
http://www.audion.co.uk/welcome.html


Audion International
Address
Chez Reynaud
Le Haut Mont
17360, La Genetouze
France
HOURS OF BUSINESS: 9 a.m to 5 p.m. Monday to Friday. GMT + 1 Hr (Central Euro Time)
TEL: +33 (0) 5 46 04 32 82

We are English Speaking and a British Company.
We also speak Danish,Dutch, Icelandic and some French
http://www.audion.co.uk/contact.html

オーディオン社、その歴史
http://www.soundbox.co.jp/Audion.htm
http://www.soundbox.co.jp/Audion/History.htm




104. 中川隆[-13553] koaQ7Jey 2018年11月09日 15:30:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20371] 報告

英国人、今も白黒テレビを視聴 7000世帯超
2018.11.09 Fri posted at 12:59 JST


ロンドン(CNN) 英国の団体「TVライセンシング」は9日までに、国内の7000世帯以上が今でも白黒テレビを利用しているとの調査結果を発表した。英国でカラーテレビの放送が始まったのは50年以上前。

白黒テレビの受信許可証が最も多く交付されている場所は首都ロンドンで、1768枚に上る。これに続きウエストミッドランズで431枚、北部のグレーター・マンチェスターで390枚となっている。

白黒テレビの受信許可証は近年、発行数が落ちている。2000年は21万2000枚だったが、15年には1万枚を割った。

TVライセンシングの広報担当者は声明で、英国内のテレビの半数以上は現在インターネットに接続されていると指摘。これを踏まえると、「白黒テレビでお気に入りの番組を視聴する世帯が7000以上も残っているのは興味深い」と述べた。

英国では、テレビ中継の視聴や録画には許可証が必要となる。カラーテレビの許可証は150.50ポンド(約2万2400円)と、白黒テレビの3倍の額になっている。

105. 中川隆[-10381] koaQ7Jey 2019年5月06日 10:13:09 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1712] 報告
GRFのある部屋 2019年 05月 06日
https://tannoy.exblog.jp/30578455/


二年ぶりに千葉からお越しいただくMyさんは、何時もクォード愛好会の会長のK社長さんと来られるのですが、今回はK社長さんの体調がいまいちと言うことで、お一人で電車で来られました。お越しになる二時間前には、成田を出たとの連絡が入りました。前夜は、マラソン大会の初日だというのに、HarubaruさんとK&Kさんと盛り上がってしまったので、ご連絡いただいてから、また一寝入りしていました。

前回のご訪問の時は、前半がTroubadour80とTW3のホログラフィックな音像と、後半はレコード三昧でデコラまで聴いていただきました。そのDecolaもその年の夏に素晴らしい環境のなかにお嫁に行きました。自分の感覚の中では、ついこの間だと思っているのですが、最近は昨日と一昨日、昨年と一昨年の差が判然としなくなってきました。Myさんも同じだと笑っておられましたから、こればっかりは仕方がないことでしょう。


今回は、やはり和室から聴いていただきました。やはり、Quad-ESL57 や Hartley Concertmaster、そして Decola との音の比較にはなしが向かいます。私自身は、何時までも、ESL57 の音色から逃れられないと感じています。それは62センチの超大型ウーファーを使った Hartley も Decola も同じ音でなっていたからです。デコラとハートレーが同じ音とは、聴かないと信じられないでしょうが、岡山の是枝さんもまったく同感だとおっしゃっています。


その話から、同じ人が、徐々にバベルの塔のような回り階段を登っていくときには、どの時点においても、同じ塔を同じ人が登っていることには変わらないので、究極同じような音がなるのだと思います。目的地が同じならば、どのような舟を使っても、見えてくる景色は同じだからです。オーディオの恐ろしさは、究極その人の歴史、感性、経験からは逃れられないことです。それはすべてのことにも言えるのですが、本人はなかなか気がつきません。

https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=30578455&i=201905%2F06%2F99%2Ff0108399_07541360.jpg


もっとも、最近は高級な時計を次から次へとコレクションしてならべるように、オーディオ装置を金額で評価する人たちも増えてきているようです。そういう人が、中国のお金持ちや中近東の王子様のような買い方をするようです。20年以上前から秋葉原の高級オーディオ店では、お店の入り口に、高級レストランのメニューの様に、本日の価格が書かれています。総額4,800万円とか、6,700万円とかです・・・オーディオ雑誌の広告を見ても、プレーヤーでもアンプでも数百万円のタッグが普通に付くようになっているのです。


もっとも、その光景は、60年以上前の銀座のオーディオ店でもみられました。マランツやマッキントッシュの高級品は、その頃も高価でした。今の感覚から言えば、400万ぐらいでしょうか?とても手が出せる金額ではありません。外国製品が高価だったのは、1ドル360円の固定レートに加え、関税や輸入費用が高かったからですが、今と同じに台数が出ないからでしょうね。マランツは中古になってからベストセラーになりました。


それらの高級オーディオの後を何十年してたどっているのが、ほとんどのマニアの道のようです。ヴィンテージオーディオは、投資する対象を見極めれば、骨董品と同じで価格が下がることが少なく、長い目ではとても安定した趣味なのかもしれません。
https://tannoy.exblog.jp/30578455/

106. 中川隆[-10317] koaQ7Jey 2019年5月19日 14:27:59 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2009] 報告

イギリスのスピーカー

1) 蓄音機・電蓄と劇場用 PAスピーカー


@ 蓄音機

・ Victor Talking Machine Company Victrola Credenza (1925)

・ HMV HMV203 (1930)

▲△▽▼


A 電蓄(All Electric Phonograph)

・ アメリカ ジェネラル・エレクトリック(GE)の Chester W. Rice と Edward W. Kellogg が紙を振動板にしたコーン型スピーカーを考案 (1925)

・ Brunswick Panatrope with Radiola PR-6 (1926-27)
(Rice & Kellogg が世界で最初に考案した6インチ コーン型スピーカーを搭載)
・Decca Decola (1947) : モノラル仕様, スピーカー Goodmans×3, 出力管 PX25(Osram)×2
・Decca Decola (1953) : モノラル仕様, スピーカー Tannoy 同軸型ユニット, 出力管 PX25(Osram)×2
・Decca stereo Decola (1959) : ステレオ仕様, スピーカー EMI, 出力管 EL34(MULLARD)×2

2) 劇場用 PAスピーカーを家庭で使える様に変更したスピーカー(Western Electric LONDON の系統)

・Goodmans Axiom80 prototype (1934) : 軍事施設内での PA用スピーカーユニット
・Goodmans Axiom80 origina (1948) : E.J.Jordan が Axiom80 をオーディオ用に転用する為に ARU付エンクロージャーを開発し、再生産
・Goodmans Axiom80 replica 1 (1970年代) : 補修部品で復刻。オリジナルと同等のコーン紙を使用している。
・Goodmans Axiom80 replica 2 (1984) : オーディオ・ニックスで復刻(約1000本)。 カンチレバーの材質(ベークライト)を変更、コーン紙はオリジナルより厚くしている。

・VITAVOX CN-191 Corner Horn (1947)
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/cn-191.html

・VITAVOX CN-191 Corner Horn 復刻版(2012) : 400万円・ペア/税抜
http://www.imaico.co.jp/vitavox/
https://audiodripper.jp/vitavox-cn191-used


・PARMEKO LS/1


・Tannoy Monitor Black (1947〜53)
・Tannoy Monitor Silver (1953〜57)
・Tannoy Monitor Red (1957〜67)
・Tannoy Monitor Gold (1967〜74)
・Tannoy HPD385 (1974〜76)
・Tannoy HPD385A (1976〜79) :タンノイ最後のアルニコ仕様
・Tannoy HPD315 (1974〜79) :タンノイ最後のアルニコ仕様
・Tannoy DC386 (1979〜 : この時期からアルニコからフェライトへ変更になる
・Tannoy K3808 (1979〜 : この時期からアルニコからフェライトへ変更になる

・Tannoy Corner York 15in (1950)
・Tannoy Corner York 12in (1950年代後半)
・Tannoy Autograph (1953) : 15in
・Tannoy Autograph Millennium (2001) : 500万円・ペア/税抜
・Tannoy Landsdown (1954) : 12in
・Tannoy GRF (1955) : 15in
・Tannoy Canterbury (1950年代後半): 12in
・Tannoy Chatsworth U (1950年代後半) : 12in
・Tannoy V-LZ in Cabinet (1961) : 10in
・Tannoy Rectangular York (1967) : 15in
・Tannoy Rectangular GRF (1968) : 15in
・Tannoy Arden (1976) : 15in


・Lowther TP-1 typeA (1954) : 16cmコーン型(PM3)
・Lowther TP-1 typeD (1968) : 16cmコーン型(PM3)
・Lowther Acousta (1957) : 16cmコーン型(PM6)
・Lowther Audiovector (1958) : 16cmコーン型(PM2mk1、PM4)
・Lowther Dual-position Acousta (1966) : 16cmコーン型(PM6)
・Lowther Mini Acousta (1967) : 16cmコーン型(PM6mk1)
・Lowther Auditorium Acousta (1972) : (前面)16cmコーン型(PM6mk1), (背面)16cmコーン型(PM6)
・Lowther Super Acousta (1972) : 16cmコーン型ラ2 (PM6、PM6mk1)

・Wharfedale Super 15, Super 12, Super 8, Super 3 (1950年代)
・Wharfedale Airedale (1950年代中頃)
・Wharfedale W70 (1950年代後期)
・Wharfedale SFB/3 Deluxe (1960年代)

・Hartley Concert Master VI


▲△▽▼


3) モニター・スピーカー


・QUAD ESL57 (1953) : BBC でモニター・スピーカーとして使用

・QUAD ESL63pro (1986) : Philips でモニター・スピーカーとして使用

・BBC Monitor LSU/10 (1950年代): Parmeko 15in 同軸2ウェイユニット + Lorentz LPH65ツィーター + LEAKアンプ

・BBC Monitor LS3/1 (1958) : Plessey 又は Parmeco の15in ペーパーコーンウーファー, ツィーター Celestion HF1300

・BBC Monitor LS3/1A :ウーファー Goodmans OODMAN C129/15pr, ツィーター Celestion HF1300

・BBC Monitor LS5/1 (1958) : ウーファー Goodmans OODMAN C129/15pr, ツィーター Celestion HF1300

・BBC Monitor LS5/1A (1960) : ユニットを KEF製に変更

・BBC Monitor LS5/1AC (1960) : ユニットを KEF製に変更、アンプ内蔵

・BBC Monitor LS5/5 (1965) : ベクストレーンコーンの (12in ウーファー + 8in ミッドレンジ) + ツイーター Celestion HF1400

・BBC Monitor LS3/M (1967) : Goodmans社製 MAXIMスピーカーシステムをモニターシステムとして使用

・BBC Monitor LS3/6 (1969): Celestion製, スーパー・ツイーターは Celestion HF2000

・Rogers ExportMonitor (1976) : LS3/6 をベースにコンシューマー用として開発されたスピーカーシステム

・Stirling Broadcast LS-3/6 (2011) : 70万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/kaden/speaker/itemlist.aspx?pdf_ma=3748
https://www.ippinkan.com/quad_11l_signatuer.htm

・BBC Monitor LS3/5 (1974) : ウーファー KEF B110, ツィーター KEF T27, デバイディングネットワーク BBC製 FL6/16

・BBC Monitor LS3/5A (1975) : 製造は Rogers, デバイディングネットワークを FL6/23 に変更

・Rogers LS3/5A (1980)

・Spendor LS3/5A pro (1980年代後半頃)

・HARBETH LS3/5A (1987)

・Harbeth Mastering Monitor20 (2006):BBC のグレード2音声モニター用(ナレーションなどのチェック用モニター)に開発された LS3/5A のリプレイス・モニタースピーカー

・KEF LS3/5A Signature Model (1994)

・KEF LS50 standard (2012) : LS3/5Aのモダンバージョンとして作られたモデル, 14.5万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000604179/


・Stirling Broadcast LS-3/5A V2 (2011) : 28万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/kaden/speaker/itemlist.aspx?pdf_ma=3748
https://www.ippinkan.com/quad_11l_signatuer.htm
https://www.ippinkan.com/LS35_59_58.htm


・AIRPULSE A200 (2017) : アクティブスピーカー, Acoustic Energy AE1 と同じ設計者、9.2万円・ペア/税抜
https://airpulseaudio.jp/


・Rogers LS3/5A BBC モニタースピーカー : ウーファーのサイズ、コーン紙の材質などが新しくなり音質はオリジナルと変わっています。 28.8万円・ペア/税抜
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000003426/BC013500/page1/order/
http://www.rogers-japan.com/1_1.html

・Rogers LS3/5A XLR BBCモニタースピーカー: ウーファーのサイズ、コーン紙の材質などが新しくなり音質はオリジナルと変わっています。28.8万円・ペア/税抜
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000003426/BC013500/page1/order/
http://www.rogers-japan.com/1_4.html

・Rogers LS3/5A (65th Anniversary Edition) (2011) : 16.2515万円・ペア/税抜
http://www.rogers-japan.com/1_5.html
https://www.ippinkan.com/quad_11l_signatuer.htm

・Rogers LS3/5A (70th Anniversary Edition) (2016): 42.984万円・ペア/税抜
http://www.rogers-japan.com/1_250.html

・BBC Monitor LS3/7 : Audax製ドームトゥイーター HD12

・BBC Monitor LS5/8 (1976) : Chartwell社製 12in ポリプロピレンコーンウーファー + Audax製ドームトゥイーター + QUAD405アンプ

・Rogers LS5/8(AM8/16) (1988)

・Rogers PM510 (1988) :LS5/8 からパワーアンプを除きネットワーク経由で駆動する民生用


・Graham Audio LS5/8 (2015) : 170万円・ペア/税抜
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000001826/

・BBC Monitor LS5/9 (1985) 

・Rogers LS5/9 (1985)


・Rogers LS5/9 (65th Anniversary Edition) (2011) : 43.2万円・ペア/税抜
http://www.rogers-japan.com/1_7.html

・Graham Audio LS5/9 (2014) : 65万円・ペア/税抜
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000001830/


・Harbeth Mastering Monitor30 (2003) : BBC の LS5/9 のリプレイス・モニターとして開発されたスピーカーシステム。

・BBC Monitor LS5/12A (1995) : BBCモニターの最終モデル, Harbeth社製, ユニットは Dynaudio

・Spendor BC1 (1969) : スーパー・ツイーターは Coles STC 4001

・Harbeth Monitor HL (1980)

・Harbeth HL TypeIV

・Harbeth HL5 (1988)

・Tannoy Windsor (1980)

・Tannoy Buckingham Monitor (1980)

・Tannoy Super Red Monitor (1980)

・B&W 801 (1979)

・B&W 801F (1982)

・B&W 808 (1984)

・B&W Nautilus (1995)

・B&W Nautilus 801 (1998)


・B&W 800 D3 (2016) : 425万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000910821/


・Acoustic Energy AE1 (1990)
・Acoustic Energy AE1 Signature (1996)
・Acoustic Energy AE1 mk3 (2004)
・Acoustic Energy AE1 Classic (2006) : AE1の復刻モデル, 35万円・ペア/税抜
http://www.yoshidaen.com/AE.html
http://www.acoustic-energy.co.uk/

・Acoustic Energy AE2 (1990)
・Acoustic Energy AE2 Signature (1996)


・Acoustic Energy Reference 1 (2013) : 40万円・ペア/税抜
http://www.yoshidaen.com/AE.html
http://www.acoustic-energy.co.uk/

・AIRPULSE A200 (2017) : アクティブスピーカー, Acoustic Energy AE1 と同じ設計者、9.2万円・ペア/税抜
https://airpulseaudio.jp/


・ATC SCM100 (1991)
・ATC SCM100A (1990) : 3チャンネルパワーアンプをビルトインしたアクティブ・スピーカーシステム
・ATC SCM100P
・ATC SCM200 (1991)

・ATC SCM100Tsl (2005): 270万円・ペア/税抜

・ATC SCM100SL PT : 230万円・ペア/税抜
http://www.homeshokai.jp/product/atc.html


・ATC SCM150SL PT: 350万円・ペア/税抜
http://www.homeshokai.jp/product/atc.html


▲△▽▼


4) ソースには入っていない低音、倍音成分や残響音で色付けされた民生用スピーカー


・KEF Cantata (1965)

・KEF Model 104aB(SP1038) (1976)

・Jordan Watts STEREOLA DSP-100 (1967)

・Jordan Watts FLAGON (1974)

・VITAVOX Bitone Major (1970年代前半頃)

・VITAVOX DU-121 (1970年代前半頃)

・Spendor BC-V (1970)
・Spendor BC-II (1973)

・spendor Classic 100 (2017) : 120万円・ペア/税抜
・spendor Classic 1/2 (2017) : 75万円・ペア/税抜
・spendor Classic 2/3 (2017) : 50万円・ペア/税抜
・spendor Classic 3/1 (2017) : 34万円・ペア/税抜
・spendor Classic 3/5 (2017) : 25万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/kaden/speaker/itemlist.aspx?pdf_ma=2685
http://www.triode.co.jp/spe/introduction.html

・Celestion Ditton25 (1975)
・Celestion Ditton66 (1975)

・Harbeth Monitor HL (1980) : 27.6万円・ペア/税抜

・Harbeth HL-Compact (1987) : 23.6万円・ペア/税抜

・Harbeth HL-Compact 7ES-3 (2006) : 最安価格:32万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000221461/

・Tannoy Westminster (1982) : 190万円・ペア/税抜

・Tannoy Westminster Royal-GR (2013) : 600万円・ペア/税抜

・Tannoy Stirling (1983) : 39.6万円・ペア/税抜

・Tannoy Stirling-GR (2013) : 76万円・ペア/税抜

・Tannoy Autograph Millennium (2001) : 500万円・ペア/税抜

・B&W Silver Signature 25 (1993) : 116万円・ペア/税抜

・B&W Signature Diamond (2007) : 260万円・ペア/税抜


▲△▽▼


5) プレーナー型スピーカー

・QUAD ESL57 (1953)
・QUAD ESL63 (1981) : 72万円・ペア/税抜
・QUAD ESL63pro (1986) : 86万円・ペア/税抜
http://www.geocities.jp/soundpoint55/index.html


・QUAD ESL989 (2000) : 150万円・ペア/税抜
・QUAD ESL988 (2000) : 136万円・ペア/税抜
・QUAD ESL2905 (2006) : 180万円・ペア/税抜
・QUAD ESL2805 (2006) : 140万円・ペア/税抜
・QUAD ESL2912 (2013) : 260万円・ペア/税抜
・QUAD ESL2812 (2013) : 210万円・ペア/税抜
http://www.rocky-international.co.jp/quad/esl/esl28122912.html


・QUAD Musikviedergab GmbH ESL57QA (2017) : 130万円・ペア/税抜
・QUAD Musikviedergab GmbH ESL63QA (2017) : 160万円・ペア/税抜
・QUAD Musikviedergab GmbH ESL63 QA Desk Top (2017)
・QUAD Musikviedergab GmbH Braun LE1 (2017)
http://www.soundbox.co.jp/
http://www.quad-musik-shop.com/epages/62919310.sf/en_GB/?ObjectPath=/Shops/62919310/Categories/Elektrostaten


▲△▽▼


6) 現行の人気スピーカー

・Harbeth HL-Compact 7ES-3 (2006) : 最安価格:32万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000221461/

・Acoustic Energy AE1 Classic (2006) : AE1 の復刻モデル, 35万円・ペア/税抜
http://www.yoshidaen.com/AE.html
http://www.acoustic-energy.co.uk/

・Acoustic Energy Reference 1 (2013) : 40万円・ペア/税抜
http://www.yoshidaen.com/AE.html
http://www.acoustic-energy.co.uk/

・AIRPULSE A200 (2017) : アクティブスピーカー, Acoustic Energy AE1 と同じ設計者、9.2万円・ペア/税抜
https://airpulseaudio.jp/


・Rogers LS3/5A BBC モニタースピーカー : ウーファーのサイズ、コーン紙の材質などが新しくなり音質はオリジナルと変わっています。 28.8万円・ペア/税抜
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000003426/BC013500/page1/order/
http://www.rogers-japan.com/1_1.html

・Rogers LS3/5A XLR BBCモニタースピーカー: ウーファーのサイズ、コーン紙の材質などが新しくなり音質はオリジナルと変わっています。28.8万円・ペア/税抜
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000003426/BC013500/page1/order/
http://www.rogers-japan.com/1_4.html


・Rogers LS3/5A (65th Anniversary Edition) (2011) : 16.2515万円・ペア/税抜
http://www.rogers-japan.com/1_5.html
https://www.ippinkan.com/quad_11l_signatuer.htm

・Rogers LS3/5A (70th Anniversary Edition) (2016): 42.984万円・ペア/税抜
http://www.rogers-japan.com/1_250.html


・ATC SCM100SL PT : 230万円・ペア/税抜
http://www.homeshokai.jp/product/atc.html


・ATC SCM150SL PT: 350万円・ペア/税抜
http://www.homeshokai.jp/product/atc.html

・Stirling Broadcast LS-3/5A V2 (2011) : 28万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/kaden/speaker/itemlist.aspx?pdf_ma=3748
https://www.ippinkan.com/quad_11l_signatuer.htm
https://www.ippinkan.com/LS35_59_58.htm

・Stirling Broadcast LS-3/6 (2011) : 70万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/kaden/speaker/itemlist.aspx?pdf_ma=3748
https://www.ippinkan.com/stirling_broadcast_36.htm


・KEF LS50 standard (2012) : LS3/5Aのモダンバージョンとして作られたモデル, 14.5万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000604179/

・Graham Audio LS5/9 (2014) : 65万円・ペア/税抜
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000001830/

・Graham Audio LS5/8 (2015) : 170万円・ペア/税抜
http://ippinkan.jp/shopdetail/000000001826/

・Tannoy Kingdom Royal-GR (2013) : 960万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000608077/

・Tannoy Westminster Royal-GR (2013) : 600万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000584701/

・Tannoy Stirling-GR (2013) : 76万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000584705/

・QUAD ESL2912 (2013) : 260万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000453876/

・QUAD ESL2812 (2013) : 210万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000453875/

・QUAD Musikviedergab GmbH ESL57QA (2017) : 130万円・ペア/税抜

・QUAD Musikviedergab GmbH ESL63QA (2017) : 160万円・ペア/税抜

・QUAD Musikviedergab GmbH ESL63 QA Desk Top (2017)

・QUAD Musikviedergab GmbH Braun LE1 (2017)
http://www.soundbox.co.jp/
http://www.quad-musik-shop.com/epages/62919310.sf/en_GB/?ObjectPath=/Shops/62919310/Categories/Elektrostaten

・B&W 800 D3 (2016) : 425万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/item/K0000910821/


・B&W 802D3 (2016) : 340万円・ペア/税抜
http://www.bowers-wilkins.jp/Speakers/Home_Audio/800_Series_Diamond/802-D3.html#close


・B&W 805 D3 (2016) : 88万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/search_results/805d3/?category=0002_0019

・VIVID audio GIYA G1 SPIRIT (2016) : 900万円・ペア/税抜
http://www.stella-inc.com/02vividaudio/lineup.html

・Monitor Audio  Platinum Series II PL500II (2016) : 320万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/kaden/speaker/itemlist.aspx?pdf_ma=722&pdf_so=p2

・Monitor Audio  Platinum Series II PL300II (2016) : 160万円・ペア/税抜
http://kakaku.com/kaden/speaker/itemlist.aspx?pdf_ma=722&pdf_so=p2

107. 中川隆[-9766] koaQ7Jey 2019年6月07日 21:23:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2679] 報告

BBCモニターとベストマッチな真空管アンプ EAR ですが


ヨシノトレーディング株式会社
EARの製造中止及び休止モデルの修理に関して


EAR859 / EAR869 / EAR861

使用出力管 EL509(519) /6KG6、PL509(519)/40KG6 、またはEL309

※同じ真空管名でも形状が異なる場合がありますのでご注意ください。


EAR890 / EAR899

使用真空管 KT90


上記の使用出力管に関しまして、現在入手が既に非常に困難になっている状況です。このため、弊社にて上記使用真空管の交換を伴う修理は終了とさせていただきます。


ただし、市場に流通している該当真空管を直接お客様側でご用意頂き、お送りいただければ弊社サービスにて交換作業を行うことも可能です。但し、真空管については保証の対象外となりますので予めご了承ください。


※ご注意:EAR 861 の場合は必ず形式の同じタイプを2本セット(例. PL509 x2/EL519 x2)でお送り下さい。(1つのチャンネルに特性の異なるPL509とEL519を取付けることは出来ません。)


尚、現行のEAR509に関しましては、引き続き修理対応をさせていただきます。
https://www.yoshinotrading.jp/customer-support/ear859-869-861-890-899-repair/

108. 中川隆[-8611] koaQ7Jey 2019年8月28日 20:30:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[4141] 報告

2011/10/16
日曜の午後は優雅にJAZZなど聞きながら・・・最新技術でレトロを再現する 
https://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/msgcate11/archive


オーディオマニアはイコライザーの使用を嫌います。

「レコードやCDには生の音源が入っているのだから、手を加えるのは言語同断」という
原音至上主義の方達が多くいらっしゃいます。
最高の録音であれば、良い音源は優れた再生音を生み出してくれます。

ところが実際には「録音」は千差万別です。
クラシックでも酷い録音は存在しますが、それでもバランスは取れています。

これが、80年代以降のロックやポップスやJ-POPSでは悲惨な録音状態です。
CDの登場によってオーディオ機器は小型化し、ラジカセ全盛の時代になりました。

CDを購入する多くの人々が、ラジカセで音楽を聴くので、
当然、録音スタジオではラジカセで格好良く聞こえる様な録音をする様になります。

ミキシングスタジオから大型スピーカーが消え、
YAMAHAの10Mという、白いウーファーの小型スピーカーが大増殖して行きました。
ラジカセは大型スピーカーの様には低音が出ませんので、
ミキシング時に低音を思い切り持ち上げて録音される様になりました。
さらには、小型スピーカーではあまり聞こえない重低音は、
管理されていないような録音も現れ始めました。

80年代前半のアナログレコードに時代までは、
それでも多くの人が大型のオーディオスピーカーを使用していたので、
録音はそれを考慮して、まともなバランスを保っています。

しかし、90年代以降はPOPSやROCKはそれこそ「悲惨」な状況です。

■ 曲毎、アルバム毎にイコライザーカーブをプリセットできるiTunse ■

イコライザーを使用すれば、部屋の音響特性と録音バランスを補正できるのですが、
録音バランスの違うCDにあわせてその都度イコライザーを操作するのは面倒です。

しかし、iTunseには、曲毎にイコライザーを設定する機能が付いています。
iTunesにプリセットされているイコライザーは、派手な演出でクソですが、
iTunseはバンド数が少ないながらも、自分で複数のイコライザーカーブを作って登録できます。

もう、これを使ってしまったら、病み付きになります。
古いジャズも、最新のロックも、最適なバランスに調整する事が出来ます。

■ ルームアコースティックを機材で調整する愚 ■

私は先日、コンクリートにクロス直貼りのマンションから、
ボード貼りのマンションに引越しました。

コンクリートにクロス直貼りの部屋では、低音がだぶ付いて始末に負えませんでした。
iTunseのイコライザーが無ければ、大型スピーカーは絶対に使えません。
ところが、ボード貼りの部屋では、ボードが丁度良いアンバイに低音を吸収してくれます。

これが、木造の和室では、今度は低音が不足するかも知れません。

このようなルーム・アコースティックの違いを機材で調整する事は至難の業ですが、
イコライザーでは比較的容易に調整できます。

■ 大型スピーカーの衰退 ■

AMラジオの様なフルレンジの小型スピーカーは
高音も低音も出ませんが、ストレスの無い聞きやすい音がします。

今な無き長岡鉄夫というオーディオ評論家は、
小さなフルレンジユニットを使って、高効率の自作スピーカーを発表し続け、
一部のオーディオマニアから神的な扱いを受けていました。

長岡鉄夫のファンはらはオーディオマニアと言うよりは、音楽マニアが多く、
高効率のスピーカーからは、生きた音楽が聞こえる来る事を知っていました。

一方、所謂オーディオマニアはJBLのマルチユニットのモニタースピーカーなどに嵌りますが、
これは上手く鳴らす事が非常に難しいシステムで、まともに鳴らした人は少ないでしょう。

大型のマルチユニットではユニット間の繋がりで、周波数特性が乱れ、
さらには日本人はタンスの様な巨大スピーカーを6畳間に押し込んだりしていましたから、
ユニット間の音が混じる事も無く、音場再生などという概念もハナから無視していました。

一時期、録音のワイドレンジ化に伴って導入されたJBLのマルチモニターは、
その後、UREIの同軸2ウェイユニットにその座を奪われます。
ホーン先端の青色のスポンジも鮮やかなUREIのモニターは、
同軸2ウェイ故に、音の繋がりも良く、大型ながら音場再現にも優れていました。

JBLはその後、2ウェイのモニターシステムに移行すると同時に、
UREIを買収して、UREIモニターを市場から消し去りました。(アメリカ人の発想ですね)

ところが、時代はラジカセの時代になり、
大型モニターは少なくなり(当然、楽器個々の録音確認には使用されますが)、
YAMAHAの10Mが大増殖し行きます。

■ 小型スピーカーブーム ■

1985年頃だと思いますが、イギリスのセレッションというメーカーが
SL600という小型密閉方スピーカーを発売します。
(マーシャルのギーターアンプのスピーカはセレッション製です)

SL6という、中級スピーカーのユニットはそのままに、
箱の共振を抑える為に、航空機に用いられていたアルミのハニカム材を
エンクロージャーに用い、レーザー解析で振動を最適化するという
現代的スピーカー設計の原型とも言える製品でした。

SL600は鳴らし難いスピーカーとして名を馳せました。
非力なアンプでは全く鳴らないのです。
ところが、マークレビンソンなどアメリカの純A級のパワーのあるアンプで鳴らすと豹変しました。

スピーカーの存在が消え、そこであたかも演奏していうかの様な空間が生まれたのです。

■ 地獄の一丁目、小型低能率ワイドレンジ・スピーカー ■

SL600の登場までは、スピーカーの効率は90dB以上はありました。
ところがSL600以降は、80dB程度の効率しか無いスピーカーが続々と登場します。

低音が出難い小型のスピーカーなので、
低音の効率に、システムの効率を揃える事で、帯域のバランスを確保したのです。

さらに小型スピーカーで低音を得る為に、ウーファーのユニットは重くなり、
さらに強力な磁気回路の中に設置されました。

これでは、非力なアンプでは、ウーファーから逆流する電流に押されて
まともな再生が出来ません。

さらに、ハイパワーでウーァーを叩き出さなければ、音に勢いが生まれません。

NFBを最小に抑えながらも、出力インピーダンスを小さくして駆動力を稼ぐ為に、
現代の高級アンプは、出力段のトランシスターを多数並列にして、
スピーカーの駆動力を確保しながら、低インピーダンスに対応しました。

小型低能率スピーカーの登場は、アンプの巨大化と高価格化をもたらしましたが、
住宅事情から、大音量の出せない日本のオーディオマニアの多くは、
結局、スピーカーとアンプの実力を出す事なく、買い替えを繰り返していきました。

(この時代のパワーアンプの最高傑作が、初期型KRELLのKSA50やKSA100でしょう。
 2Ωまでを楽々と駆動しながら、繊細で力強く、さらにマッタリとクリーミーな味わい。
 しかしながら、陽炎が立つ程の発熱と、月の電気代が3000円アップに耐えなければなりません。
 エコを目指し、クラーの無い我が家では、半年で売りに出されました。

 でも、人生で最後に聞きたい音を挙げろと言われたら、
 私は間違い無く「初期型のKSA50の音を聞きたい」と答えます。
 スピーカーは・・・SL600・・・いや、APOGEEのフルリボンか・・・)

■ 小型スピーカーが悪いわけでは無い ■

小型スピーカーの先鞭を付けたセレッションですが、
SL3という非常に鳴らしやすい小型スピーカーを発売していました。
今でも実家で使っていますが、FMラジオを聞き流すには最適なスピーカーです。

SL3の上位機種の、SL600の原型であるSL6も素晴らしいスピーカーでした。
小型密閉型のスピーカーですが、低音も結構出たので、
これをどう料理するかが、鳴らす人の腕の見せ所でもありあました。
LINNの黒箱に繋いで鳴らすと、弦楽器は張りがあって、艶やか、躍動感一杯に鳴ります。
又、この組み合わせの、ビートルズは絶品でした。
アメリカのスピーカーでは鳴らし難いビートルズですが、
イギリスのスピーカーとアンプの組み合わせでは、生き生きと鳴ります。

最近ではKEFFのiQ3などは、とても良く出来たスピーカーです。
DALLIのロイヤル・メヌエットも、音楽がとても楽しく聞こえるスピーカーです。

これらの小型スピーカーを使っている内は、オーディオマニアも幸せで居られます。
高音がどうの、低音がどうのと、細かい事も気になりません。

■ 38cm小型2ウェイという選択肢 ■

ご存知の方も多いと思いますが、名古屋のProcableという通販ショップが、
iPodやiTuneのオーディオ活用に一役買いました。

ホームページが強烈なので、アンチ・プロケーブルを量産しましたが、
そこに書かれている事は、技術的には間違いも多いのですが、
結構、従来の常識を外れると、楽しいオーディオライフが返って来る事を証明しています。

先ず、高効率スピーカーを使う事。
問題はほとんどコレで解決します。
生き生きとした音楽が聞こえてきます。

38cmのPAスピーカーを推奨しているので、
私もエレクトロボイスの「Foce i」という比較的小さなPAスピーカーと、
クラウンの25Wの小型アンプD45を購入してみました。

これが意外と素性が良いのですが、
38cmと言えども箱が小さいので低音が出ない。
小型スピーカーよりも低音は少ないのでは無いでしょうか?

ただ、103dBという高効率スピーカーなので、
25Wのアンプで軽快に鳴ります。
とにかく、ドラムなどの音の立下りは早い。
ロックのドラムが、パッシっと決まるのは快感です。

低音を出す秘訣は・・・
私はスピーカーケーブルをステージ用の端子を用いずに
スピーカーのネットワークに直接半田付けしたら、低音のバランスが取れました。

ネットワークとユニットの間も、スピーカーケーブルと同じケーブルで半田付け。
多分、半田の適度な抵抗が、スピーカーに丁度良い負荷になったのではと考えています。
(某サイトでは、電線(Fケーブル)を何百メートルも使ってバランスを取る人も居ましたが、
 単に、それって抵抗じゃなイカ?)
昔からJBLなどの大型SPに抵抗を繋ぐと鳴らしやすいというウワサは聞きます。

因みにスピーカーケーブルはウェスタンエレクトリック社の14Gという錫メッキ線です。
高域が適度にシャラシャラして、ホーンのキツサを抑えてくれます。
クラシックまで聞こうとするならば、錫メッキ線は便利です。

■ BOSEという選択肢 ■

その頃、カフェバーのスピーカーと言えばコレ。

クリックすると元のサイズで表示します

BOSE 301。
白いカフェバーに、白いBOSE。
何となく軟派なイメージがしてヘビーデュティー嗜好の私などは、
あまりBOSEが欲しいとは思えませんでしたが、
友人達の部屋で聞くBOSEは、101も、301も、楽しい音で鳴っていました。

「この高音が」とか、「コンバスの弦の解像度が」などという点ではダメなのですが、
音楽を聴いていて楽しいスピーカーでした。
音楽の「うねり」の様な物を良く表現し、
ボーカルの表情が良く伝わる。

当時を振り返ると、
音楽好きはBOSEや自作フルレンジ(長岡式)を選択し、
機械好きは、国産をカタログスペック重視で選んでいた様に思います。

さて、時代が30年経ち、どちらが優れていたかは自ずと結論が付いていると思います。
国産オーディオはほぼ絶滅の状況にあり、
ミニコンポと一部愛好家向けの高級機だけの市場になってしまいました。

一方、BOSEはホームシアターというフィールドにも進出し、
今でも楽しい音を鳴らし続けています。

■ ハイファイは疲れる ■

私もオーディオに随分と散財しました。
しかし、結局行き着く先はラジオの音。

先日までは、仕事用のデスクトップシステムに、
カナダのスタジオ用のアンプ(BRYSTON B−60)と
イギリスのMONITOR AUDIOの小型スピーカーを組み合わせていましたが、
結局、殆ど使用しませでした。
何故か・・・眼前にミニチュアの音像が並ぶと、煩わしいのです。

そもそも、ステレオ自体が擬似音場でしかありません。
脳は多分、その擬似的な音場を補正して尤もらしく聞かせる為に、
結構な労力を使うのでしょう。

低音も高音も、現実のものとは違います。
すると、脳は又イコライジングでこれに対応しようとします。

ですから、仕事中になまじなハイファイ(死語ですが)を聞くと、
仕事に集中出来ません。

■ yahooオークションで間違って落札したギターアンプ ■

クリックすると元のサイズで表示します

いきなりギターアンプです。
yahooオクでオーディオのアンプのコーナーに間違って出展されていました。

何の気無しに\3,000で入札したら、落札してしまいまいした。
息子にでもあげようと思い、送金したら、商品が届きました・・・。
日本フェンダーの小型のギターアンプです。
5インチのスピーカーが2個搭載されています。
何と、これがセレッションです。

かつて、マーシャルのギターアンプはセレッションを使用していました。
セレッションはイギリスの老舗のスピーカーメーカです。
レーザーによる振動解析を駆使して開発されたSL−600は、
現代スピーカーの原点と言っても過言ではありません。

私もセレッションの音は大好きです。
今でもSL−3を所有していますし、
SL−6とLINNの黒箱で鳴らすビートルズは最高です。

決して鳴りすぎる事が無く、されど聞きたい音は聞こえて来る。
それがセレッションです。

現在は台湾当たりのメーカーに商標を売却してしまって、
名ばかりセレッションですが・・・何となく嬉しい。

109. 中川隆[-8600] koaQ7Jey 2019年8月29日 15:32:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[4152] 報告
2011/10/18 0:08 投稿者:人力
昔からBOSEファンには音楽ファンが多いですよね。基本フルレンジで音楽の美味しい所がしっかりと聞こえるからでしょうか。


2016/6/5 0:49 投稿者:通りすがりの者です
能率(感度)が99〜100dBくらいあり、2kHz前後まで出力帯域を持たせられるSR用38cmスピーカーは鳴り方いいですね。コンプレッションドライバーとホーンの組み合わせは本当に良く出来ている。


2016/6/8 16:23 投稿者:人力
通りすがりの者です さん
高効率のスピーカーシステムって本当に音楽がイキイキと鳴りますよね
低能率スピーカー+ハイパワー低インピーダンスアンプの緻密な描写とは真逆。

どちらも凄いのですが、安価に楽しめる点では高効率なSEスピーカーは半ばオーディオの盲点でした。

尤も、その両方のイイとこ取りをする小型スピーカーも存在する訳で、箱庭オーディオの世界も盆栽同様に奥が深いものが有ります。

ノイズや歪というのは不思議なもので、気持ちの良い歪というのも存在します。ここら辺がオーディオの面白い所で、徹底的に歪を低減した音が心地よい音かと聞かれたら答えはNOとなります。

ローファイの時代から、音の良い器材が有るのは、この歪による味付けの上手い下手が大きく影響している様です。

そもそも、音の入り口であるマイクと、出口であるスピーカーは歪の塊であり、原音などというものは存在しない事を考えると、オーディオは所詮は「好みの音」を再生する趣味という事になります。

そして、オーディオ地獄で大金を失わない為には・・・私はフルレンジスピーカーの音から外れない様に気を付けています。下手に低音、高音を伸張すると・・・大金が飛びます。中域を厚くして、低音・高音は脳内補完・・・これで幸せなオーディオライフが送れるハズ。

2018/9/6 1:20 投稿者:人力

一般家庭ではスピーカーの効率にもよりますが100Wなんてパワーは持て余すかと・・。

スピーカーの箱が小さくなって、効率を犠牲にする事で低音を確保する現在のオーディオ技術は根本的に何か間違っている気がします。出力トランジスターを多数並列にして出力抵抗を下げる方法も、個々のトランジスターの特性の微妙な違いで、音楽の鮮度を下げているだけ。

シングルプッシュフルのトランジスターアンプは素直で良い音がする物が多い。ただ、組み合わせるスピーカが低効率のローインピーダンスのタイプだとアンプの良さが全く生かせません。


2018/9/12 8:18 投稿者:人力

色々不要な接点が増えるからプリアンプは要らないというのはCD時代からの流れですが、実はプリアンプって音色を作る役割が有ったりしますよね。歪が増えているだけなのですが、個人的には「心地よい歪」を付加する装置は大歓迎です。偶数次の歪が増えると音が艶やかになるとの説も。ケーブルにしても、電源にしても固有の歪が付加され、それが音質の変化として認識されます。

結局、オーィオ道って、「自分の好きな歪」を作る行為なのだと私は考えています。「原音」なんて、そもそも存在しないのですから。

ドイツのジャーマンフィジックス社のクリスマスの帽子の様な振動版のスピーカーの音を聞くと、ダイナミック型のスピーカーが発する音が如何に偽物かが良く分かります。静電型やアポジーの様なフルリボン型とも違う、異様なリアリティーを持った音に鳥肌が立ちます。

お金に糸目を付けなければ、泥沼に落ちるのも楽しいオーディオですが、「この程度で十分」と線引きする事で、楽しく音楽と付き合う事の方が大事だと私は考えています。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/551.html#comment

110. 中川隆[-11329] koaQ7Jey 2019年9月21日 09:20:44 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1469] 報告

オリジナル・シリーズ 20 英 GOODMANS/ELAC 杉の無垢材を使用したWE757Aタイプ 特殊スリット型Box《抜群の美しい音質は圧倒的!》
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v651524260

《杉の無垢材を使用したWE757AタイプのBoxにより これまでになかった抜群の美しい音質となった!》


英 GOODMANS/ELAC グッドマン/エラック 楕円(180×100)アルニコ・マグネット フルレンジ WE757A タイプ

特殊スリット型Box スピーカー・システム完動品のペアです

スピーカー・ユニットはヴィンテージ品の中古です

エラックのユニットはグッドマンのスピーカー・システムに搭載されていたものです

Boxはこのグッドマン/エラック用に特殊スリット型を開発し 新たに設計・製作した新品です


《 終生の伴侶となるスピーカー・システムの製作!》

素晴らしいグッドマン/エラックのユニットのために最高のスピーカー・システムを製作したい という

PASSION(激情)が湧いてきたのである

一生ものの最強無敵の 聴けば聴くほど惚れ込むスピーカー・システムを目指し

これまでに蓄積してきたすべてのノウハウつぎ込み 情熱の限りを傾け製作したものである

つい時間を忘れ朝まで聴いてしまう 惚れ惚れするいいものができたと自画自賛している


《使用上のご注意》

Box の素材に無垢材を使用していますので 直射日光の当たるところや

冷暖房機器の冷気や温風の当たるところへの設置は避けてください

秋・冬の乾燥期に除湿機を使用すると割れの原因になります


《試聴》

音質評価をするにあたり 東芝プロ用テスト盤 ポップス ヴォーカル ジャズ クラシックにて試聴した

音楽を楽しみながらの試聴は実に楽しい

これはどう鳴るだろう あれはどうだろうと つぎつぎ聴いていると時間を忘れしまう


《「美音」という文字を見つけたらその出品者は音楽的教養がないと思って間違いない》

出品者がジャズしか聴かない クラシックしか聴かないというのでは偏っていて

音楽的教養がないから正しい音の判別や音質の説明は不可能である

だから「美音」などという貧しい表現しかできないのである


ジャズしか聴かない出品者が「クラシックも抜群とか音楽のジャンルを選ばない」というのはウソである

出品者の説明にはウソ デタラメ 無知によるいい加減なものが 今日もあふれている


《JBL4343 375に蜂の巣 Accuphase は決して使ってはいけない!》

JBLは音の向こうにある音楽が聴こえず 音楽の向こうにある芸術が聴こえない 最低である

Accuphase は屁(へ)の突っ張りにもならない柔な音で使い物にならない


《特筆すべき音質》

□ 杉の無垢材を使用したBox のよさは合板と違い一枚板の無垢材のため濁りのない透明な美しい音である

ヴァイオリンやピアノやヴォーカルの響きや余韻や倍音の伸びが美しい

そして 音の向こうには音楽が聴こえ 音楽の向こうには芸術が聴こえるのである

□ オーディオ・クラブでの試聴会で16畳の大きな部屋で鳴らしたが あたかも大型スピーカーのように

朗々と鳴ったのである

□ 強烈無比! エネルギー感 パワー感が爆発し他を圧倒する凄まじさである

この音を聴くと他はあまりにも柔で聴くに耐えないであろう

爆発するPASSION(激情)のないスピーカーから本物の音楽芸術の表現など無理である

□ 圧倒的超リアリティー スケール 迫力 ハイ・スピードに音が飛ぶ

□ ハイ・スピードに飛ぶ音はここが違う!

WEやSIEMENSの劇場用スピーカーはまず音が矢のように飛ばなければ使い物にならない

なぜなら

最後部の客席まで 例えば大地を揺るがす大砲のとどろきから 恋人のささやきや虫の音(ね)まで

かすかな音も明瞭に伝えなければならないからである

決して大音量で鳴らすためではない

飛ばない音はいくらボリュームを上げても絶対に飛ぶことはない

ボリュームの問題ではないからだ

〈よく飛ぶ音はここが違う〉

よく飛ぶ音は音量を絞ってもつまらない音にならず いい音で鳴る これが最大の特徴である

微細なニュアンスや倍音の伸びなどの微弱信号を楽々再生できるからである

高感度である

アンプから送られてくる電気信号に敏感に反応する

だから能率が高く ハイ・スピードに飛ぶのである

高解像度である

見えないライブ会場の観客の話声や かすかな物音や雰囲気が明瞭に再現できる

いままで聴こえていなかった音まで聴こえるほどである

□ リアリティーを超えた圧巻の真実音である ヴァイオリンは弦に塗った松脂が飛び散るかのようだ

□ ヴォ―カルでは目の前で自分のために唱ってくれているようで手を伸ばすと届きそうな感じさえする

□ ベースはコリッと引き締まりクンクンうなる

ピィッチカートの低音はよく伸びて音程がよくわかる

ベースとベース・ドラムの絡みがよく分離できていて抜群の低音だ

シンバルはツイーターが付いているかのようで 最高のリアリティーである


《抜群の音質の根拠》

@ 相手を寄せ付けないアルニコ・マグネットの『百戦錬磨』の強者(つわもの)の顔である

もうこれで桁外れの抜群の音質が約束されていることが分かる

ユニットを眺めているだけでワクワクする

コーン紙にやさしく触れてみると『最強無敵』の圧倒的強靭さが伝わってくる

この凄まじい強烈無比のユニットのために最高のBoxを製作し『一生もの』といえる

どこにもないスピーカー・システムを造るPASSION(激情)が湧いてきたのである

A 特殊スリット型を開発

フィリップス 英ITT 米アンペックス アルテック等のスリット型を研究し

それらとは まったく違う方式で新たなスリット型を開発した(企業秘密)

軽くフッとでる質のよい低音である

バスレフのような不自然な低音ではない

後面開放型のように のびのび大らかに鳴ります

密閉型のような 詰まった音がしない

特性ではなく 聴感上の低域の伸びに優れている

後面開放型や平面バッフの欠点はこの低域の伸びがないことである

B オリジナル・Box

Boxとして最も優れていると言われている完全プロ用のWE757Aを範として製作した

一般のBoxとはまるで次元が違う別格のものである

形状 寸法 板厚 板の材質 補強 吸音材等を研究

板はよく唱い 質のよい よく乾燥した杉の無垢材を選別 吟味し使用

杉の無垢材の響きのよさを最大限発揮するためツキ板や厚い塗装はしません

内部配線はプロ用としてあまりにも有名な米国ベルデン社製を使用

スピーカー端子はプロ用の一流品を使用

優れたユニットのよさを生かせるかどうかはBoxの出来次第である

Boxについての理論を理解し 高度の木工技術 豊富な経験 多くのノウハウの蓄積と

優れたセンスが身に付いていなければ いいBoxは決してできるものではない

そして

正しい音の判別及びジャズ クラッシック ポップス ボーカル等多くの

音楽を聴き理解している音楽的教養も必要であることは言うまでもない


《とんだ「食わせ物」の自作品》

シーメンスやテレフンケンやRFT のユニットを箱に入れた自作品をよく見る 今も出品されている

これがとんだ「食わせ物」であることが分かった

この自作品を落札者から見せられ相談を受けた

箱にはテレフンケンが入っているが 低音がまるで出ず 音楽が聴けるような音ではない

これはひどい! 箱が悪すぎるからどんなユニットを入れてもダメだ!

ガラクタ同然の単に「音の出る箱」は哀れでさえある

エレクトロニクスや音楽の「知識や教養」がない素人が作るとこうなるのである

375に蜂の巣は音が分かっていないマニアもどきが使いたがるもので それだけでレベルの低さが分かる

箱は強固で重量があると自慢していたかと思うと こんどは軽くて響く箱がよいと言い出したり

都合のよいように主張を変えるいい加減さであっても 恥ずかしくはないのだろう

この出品者の「非常に悪い」という評価を確認すれば それがすべてを物語っている

そして すぐ文章や画像をマネする軽薄さである

メーカーは多額の研究開発費を投入し商品化している

例えると分かりやすい

無謀にもメーカー製のオリジナルという横綱に「食わせ物」が向かっていくようなものである

余程間抜けの初心者でない限り こんなものは相手にしないであろう

ゴミとなる「食わせ物」でドブに金を捨てることになる落札者はお気の毒というほかはない


〔音質評価は個人差があり 客観的に評価をしたものではありません 大げさな表現でもありません

使用する機器によっても音は変わります 演奏や音のよい名盤も必要です〕

盤も必要です〕

【告】 文章や画像のマネ パクリ(盗み) 転載 固くお断りする 〈著作権法違反になります〉


《仕様》

スピーカー・ユニット製造年 1960年代


スピーカー・ユニット寸法(mm) 楕円 180×100


出力音圧レベル(能率) 94dB (推定) 高能率

インピーダンス 3Ω

Box寸法(mm)&仕上げ 300W 250H 100D(天) 160D(底)

クリアー塗装 蜜ろうワックス仕上げ


重量 1.1kg (この重量も音をよくするノウハウの一つ)

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v651524260

111. 中川隆[-15281] koaQ7Jey 2019年11月24日 13:21:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-2362] 報告


スペンドールBC−Uの思い出 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2019年11月24日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1d584876ef29aebc6b332484f332b038

「枯れた音のする名品」と云われたスペンドールBC−Uスピーカー。


ユニット構成は20pウーハーとの2ウェイ+スーパーツィーターの構成。スーパーツィーターの対入力が小さいので大音量再生は無理。スーパーツィーターがクリッピングします。


ミニ管球アンプのシステムで柔らかく静かに奏でるように鳴らすと絶品でした。

最初の「内部配線交換」したときの配線(化け物シリーズ)。最終的にはこの上のグレードの配線に変えて完成させました。出てくる音は「音楽」が聴けました。


専用のSPスタンドに設置して妥協しないようにして鳴らしていました。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1d584876ef29aebc6b332484f332b038

112. 中川隆[-15027] koaQ7Jey 2019年12月23日 16:23:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-2062] 報告

英国 Wharfedale SUPER12 30cm MONITOR REDは38cmだがSILVERやREDと同じチコナルマグネット。

ツィーターはSUPER15でゴールドマグネット、
クラシック向けの音だがジャズも鳴る。ツヤがあるやわらかい音。
天才画家の手による印象派の絵画のようなTANNOY MONITOR REDの

高邁な芸術性には流石に及ばないが、MONITOR GOLDを越えそうな印象もある。
サウンドメイツの故・朝山さん謹製のファインメットのネットワークを搭載。
SUPER12は20年前にNOSで買って元箱に保存していたという。eBayで中古を

ワンペア追加で買ってダブルウーファーでセットアップして鳴らし始めたそうです。

「Wharfedale SUPER12はおそらくRED時代のOEMと思われます。

1本6万円ほどで買えますから、TANNOYと比べると知名度がない分お値打ち品ですよ」

「TELEFUNKENの方が締まった音がするけど、艶があるのはWharfedaleやろうね」

Wharfedaleは意外にも澄んだ音で1960年代の音という感じがまったくしない。

やわらかく快い響きがフワッとやさしく頬を撫でるように空間一杯に広がりますね。

TANNOY MONITOR REDは音がボケるとかモヤ付くという個体差などからも来ている
音の古めかしさが気になるけれど、Wharfedale SUPER12は保存状態がいい

NOSの為かまったく古さが感じられない。ヴィンテージでしか出せない味わいもあって、
透明感も優れているし、ネガティブなところが一切感じられない。

113. 2019年12月26日 14:06:12 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-2040] 報告
新たな「楕円形のユニット」 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2019年12月26日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/171eadf3bdba09fa76a8f577a5a399ae


今や全国のオーディオ愛好家にとって、なくてはならぬものが「ネット・オークション」ではないかと思っている。

不要になったものが簡単に売買にかけられ、それが必要とされる人の手に渡っていく素晴らしい仕組みだ。

我が家も十分な恩恵をこうむっているが、以前のブログでオークション市場で検索するときの「キーワード」としてスピーカーでは「GOODMANS」、真空管では「STC」を挙げていたことを覚えておられるだろうか。

この二つのブランドは他人様はいざ知らず、我が家ではまずハズれた験しがないのでいつも重宝しているが、この度その網に見事に引っかかったのがグッドマンの大型の「楕円形ユニット」だった。

マグネットの形状からしてこれは明らかにアルニコ型ですね。

オークションの解説にはこうある。

「イギリス、グッドマンの大型楕円形フルレンジスピーカー2個ペアの出品です。イギリスを代表するGoodmansのオーバル型で人気の高いスピーカーです。

口径:26.5×16cm(丸形の場合、20pと同等)

ボイスコイル:15Ω、イギリスのスピーカーらしくクラシックに合うような気がしますが、特にピアノの再生は抜群です(私感)。

低音から高音のバランスが良く再生音が自然で聴き疲れしません。試しにレイ・ブラウンのベースを再生しましたが、外観からは想像できない迫力の低音が出てきました。

小出力の真空管アンプでも生き生きと音楽を再生します。ヴィンてーぞスピーカーの特徴である改良コーン紙の奏でるよく弾む低音と透き通った高音のバランスが素晴らしいです。

重たく厚いコーン紙では歪みは少ないかもしれませんが、音が前に出てきません。眠気を催し音楽を聴く喜びが失せてしまいます。(私感です)

円形コーン紙は特定の周波数で必ず分割共振を起こします。分割共振を抑えるためにコーン紙にコルゲーションやリブを入れますが、オーバル形状は分割共振を抑えながら周波数特性を伸ばすテクニックです。

後面開放箱か、平面バッフルでの使用をお薦めします。」

と、以上のとおりだった。

いささか我田引水気味の説明のような気がするが(笑)、その道には相当お詳しい方のようで、これより一回り小さい楕円形のユニットを現用している当方としてもピンとくるものがある。

たとえば軽量コーン紙の持つスピード感、そして円形コーン紙の分割共振についても実際に生々しい体験をしている。

めったに出ない代物だし、お値段も手ごろなのですぐに落札しようと思った。使い道は二つある。

1 ウェストミンスター(改)の現行のスコーカーを入れ替える

2 万一3ウェイにしたときにも500ヘルツ以上を受け持たせられる

気合を入れて通常の予想額よりも2倍の金額で入札し、無事に落札。所定の手続きが済んで商品が届いた。

さっそく、ツィーター用の置台をつくり、裸のまま使うことにした。バッフルへの4か所のネジ止めでユニットのフレームに緊張感を与えたくないのがその理由。

完成後の画像は次のとおり。

   

後面開放の楕円形ユニットの後ろには逆相の音を出来るだけ吸収させるために「羽毛の吸音材」を置いた。

ハラハラ、ドキドキ、ワクワクしながらの音出しだったが、さすがにグッドマンだけあってとても音抜けが良く、より一層透明感に溢れた音だった。明らかに軽量コーン紙の効果だろう。

以前の同じグッドマンの小型楕円形ユニットも優れものだったが、より情報量が増した感じで、ヴァイオリン、ピアノ、ボーカルいずれを取ってみても瑞々しくてこれで十分という出来栄え。

これ以上、欲を出すと罰が当たりそうなので、500ヘルツ以上を担当させる3ウェイ方式は当面延期することにした。

さっそく、近隣にお住いのYさんに聴いていただいたところ、「ウェストミンスター絡みではこれまでで最高の音です。もうAXIOM80は要らないかもしれませんね」と仰るほどの絶賛ぶりだった。

苦節50年、どうやら我が家のオーディオもそろそろ完成の域に差し掛かったような気がするが、はたしてどうかな?(笑)。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/171eadf3bdba09fa76a8f577a5a399ae

114. 中川隆[-13970] koaQ7Jey 2020年2月07日 09:17:58 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-644] 報告

「オーディオの相対性原理」とは
「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年02月07日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/50578857d77fe085218a470ad7c418fb


現在9台のアンプがあるが、1台は外部に発注して改良中、3台はウェストミンスター(改)用として固定しているので残りは5台となる。

この5台を毎日の朝起きぬけに1台づつ取り換えてその日1日中聴くことにしている。

なにしろ機械ものなのでときどき通電してやらないと調子がおかしくなる。

つい最近の5日間の例を挙げてみると次のとおり。

すべてのアンプのタイトルには「出力管」名を冠している

月曜日 「171A」(前段管:AC/HL)シングルアンプ

火曜日 「300B」シングルアンプ

水曜日 「171Aプッシュプル」アンプ

木曜日 「171A」(前段管:A411)シングルアンプ

金曜日 「6098」シングルアンプ

いずれ劣らぬ個性派ぞろいだが、それぞれに長所と短所があって「帯に短し、たすきに長し」で完璧無欠なアンプなんて無いことを常に思い知らされている。

まあ、そもそも単独のオーディオ機器に100点を求めるのは「世間知らずのおバカさん」でしょうよ(笑)。

たとえば、50点同士のアンプとスピーカー同士を組み合わせても相性が良かったら80点以上に変身したりするから、結局は組み合わせ次第でどのようにも変身する。

つまり、オーディオ機器の性能は「組み合わせの妙」に尽きるので、常に相対性を意識する必要があり、我が家では勝手にこれを「オーディオの相対性原理」と呼称している。

話のついでに我が家の4系統のシステムの自己採点をしてみよう。

1 AXIOM80(最初期版)は90点

我が家の羅針盤的なスピーカーだが、ワーグナーやマーラーなど大規模編成の音楽には向かないのが実に惜しい。こればかりは、どんなに相性のいいアンプを持ってきても無い物ねだりというものだろう。

ただし、ユニットを容れる箱の工夫次第では何とかなりそうな気もするところ。

1.5センチくらいの薄い板厚の大きな箱(ARU付き)をつくって、うまく箱を共振させる手があるが、いずれチャレンジしてみたい気もする。それだけの値打ちのあるスピーカーである。

2 3ウェイチャンデバで鳴らすウェストミンスター(改)は85点

低音、中音、高音の各帯域のアンプと各SPユニットの両方の組み合わせにはまだ見直す余地があって、もっと良くなりそうな気がする。

3 「トライアクショム」は75点

つい先日(2日)、大分からオーディオ仲間が2名お見えになったので我が家のシステムを聴いていただいた。それぞれ「アルテックA5」と「オートグラフ」を愛用されている方々である。

聴いていただいた順番は2、3だったが2は大好評だったし、3もそこそこだったので「次はAXIOM80を聴いてみましょうかね」と、入れ替えたところあまりの落差に愕然としてしまった。

「こじんまりとした音の世界では」という注釈付きの話になるが、どんなに創意工夫を凝らしてみても結局「AXIOM80」には敵わないことが判明した。まったく次元が違う音といっていい。

したがって、トライアクショムの3ウェイへの改造は所詮は無駄な抵抗だと悟ったのでお客さんがお帰りになった後で「即解体」の運びとなりました(笑)。

4 JBL「LE8T」は70点

前述の3強に押されてなかなか出番が回ってこないが、口径20センチならではの音のスピード感を楽しめるスピーカーだ。日頃イギリス系の思慮深い音に囲まれる中で気分転換を図るにはもってこいだろう。

と、ここまで書いたところで、前回のブログの末尾にある「小鳥の名前」談義に付随して関東地方の熱烈な「AXIOM80」愛好家の方からとても興味深い示唆をいただいた。

近々、記事にしますのでどうかお愉しみに〜。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/50578857d77fe085218a470ad7c418fb

115. 2020年8月07日 13:45:55 : hHZB9i4vVw : MUkzQ2pkOWZvWkU=[13] 報告

Goodmans maxim

BBCが卓上モニターとして使っていたので有名になった。
アルニコVマグネットの異例の強力な磁気回路を搭載。
精密感が凄いが冷たくならず軽快で柔らかく広がりのあるサウンドで
ウォームな雰囲気。英国スピーカーだが明るい陽気な音色。
甘い口で贅沢な酒に酔うような心地よさがある。
maxim は大変すばらしいですね。こんなインティメートな
雰囲気と味わい深さは現代のスピーカーでは得られないでしょう。
暖かく情緒があって繊細にして優美な音色が素晴らしい。


Goodmans maxim のような音は他の Goodmans では出ないそうだ。
すごくちっさいスピーカーだから大きなので同じ音が出るやつない?
と質問しても 「ない」 との事で残念です。

「復刻のaxiom80持ってたんですが、音が全然違います!」

「それは箱がオリジナルじゃないでしょ?」


「確かにそうでした」

「でしょ?」


Goodmansは現在のFostexのような立ち位置のメーカーで、
事業はスピーカーユニットの供給が主だった。
完成品としてのスピーカーシステムはあまり残っていないのが惜しまれるところです。

116. 2020年8月07日 13:52:34 : hHZB9i4vVw : MUkzQ2pkOWZvWkU=[15] 報告
B.B.C Monitor LS 3/1

鉄仮面風の厳めしい風貌。威風堂々で肺活量がある獅子のように吠える。
賑やかで伸びやかな高域にアクセントがあり、怪鳥音のような戦慄の凄音を轟かせる。

トランペットやホルンのファンファーレがとくに印象的。色彩はモノトーンで
英国のしっとり落ちいた音色だが、ズバッと鮮烈に鳴らしてくる。
メリハリがあり、強弱のダイナミックレンジの広大さに優れている。
38cmウーハーの密閉型で高域ユニットはGEC製ツィーター2個並列搭載だが、
開口部は板で塞がれており音が出るのは外周部分の僅かな所だけ。

音の拡がりやエネルギー感も見事な堂々たる凄烈な鳴りっぷりで度肝を抜かれる。
同じユニット構成の上位モデルであるLS 5/1は瀬川冬樹氏の最愛のスピーカーだった。

117. 中川隆[-11921] koaQ7Jey 2020年8月07日 13:54:25 : hHZB9i4vVw : MUkzQ2pkOWZvWkU=[16] 報告
英国の至宝 Parmeko LS/1 初代 BBC monitor

世界最高のスピーカーとの呼び声も高い。

1949〜1950年に開発された英国パルメコ社製のBBCスタジオモニター。

同社製38cm同軸2ウェイユニット LS/1 を他社製キャビネットにマウントしたもの。

ロレンツ社製 LPH65トゥイーターをLS/1の前面に搭載して3ウェイ構成となった。

スピーカーシステム名はLSU/10。エンクロージャー内部には英国リーク社製

LSM/8アンプが内蔵されている。クロスオーバー周波数は1,200Hz

118. 中川隆[-11918] koaQ7Jey 2020年8月08日 04:30:31 : NVPkmR8WeU : RC9oTE9KbXBXcU0=[1] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
アンプやスピーカーには「性格」が有る
2020年07月24日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/0fb76bde110a480ae54886261a1891da


アンプやスピーカーには「性格」(目的)が有る。個人的に「生の音の再現」を目指すグループと「気軽に音楽を楽しむ」グループとに分かれる様だ。WEの系譜のグループは「トーキーサウンド」も含めて「生々しさ」を追い求めて来た系譜だ。WE→ALTEC→JBL等の流れは眞に「WEの系譜」。私のメインの「オリンパスシステム」は「生音の再現」を目指して来た。

同じJBLのユニットを使っても、組み合わせるアンプを変えて「音楽を楽しむ」システムにしているのが「自宅システム」だ。「生音」のエネルギー感を入れられない環境で、超小音量で音楽を表現できる様に苦心している。

「サブシステム」は「音楽を気楽に楽しめる」システムだと位置づけている。スピーカーのサイズも30cmウーハー以下を使って、機動性(低重量)のシステムにしている。以前は英国製やドイツ製SPも使っていたことが有る。(スペンドールBC-U.ハーベス・タンノイVLZ・テレフンケン等) ヨーロッパのスピーカーは全体的に気軽に「音楽を楽しむ」事に重点が置かれている。(一部バスピンやオイロダインも有るが劇場型でWE系に近いモノは少ない)

アンプでも同じ事が言える。先日取り外したエクスクルーシブのC3+M4の組み合わせは「生演奏型」のアンプで、サブシステムには似つかわしくないと判断した。メインシステムであれば採用したかもしれない。だが既にメインシステムのアンプは固まっている。(出来上がっている)

SONYのアンプはこの辺の「立ち位置」がどの辺なのかを探っている。「気楽に音楽を楽しむ」システムでも使え、「生演奏型」にも使えるのか?

スピーカーもメーカーやサイズ、SPユニットの方式も色々有る。同様にアンプも色々なメーカーや回路方式が色々有る。どれが正解なんてない。結局はオーナーが好みと財政力で決めるしかない。個人的には小さなスピーカーシステムでも「音楽が楽しめる」音質に仕上がっていれば十分だと思う。大艦巨砲主義で大型のスピーカー・大型のアンプでないとは思っていない。雑誌に引きづられない事だ。自分の「目的」をハッキリさせて置くべきだ。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/0fb76bde110a480ae54886261a1891da



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パイオニア パワーアンプ Exclusive M5
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1064.html

パイオニア プリアンプ EXCLUSIVE C7・C7A
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1067.html

ソニー プリアンプ TA-2000・TA-2000F
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1066.html

119. 中川隆[-11916] koaQ7Jey 2020年8月08日 09:34:41 : TmdNAM4qXI : LjVQWUlEZXhZWUE=[2] 報告
WEスピーカーはやたら古めかしかったり、厳めしい音で魅惑的な音がする ALTECと違って正直良くないんですね。

みんながWEの盛名の威光でありがたがり、良い物だと信じ切っている、つまりWE信仰。
日本人の右に倣えだとか、所有欲だとか、やはり骨董品なんですよ。実物は良くない。
古いクラシックの重量盤しか合わない。聴いてみれば分かります。
ただし、WEのアンプ群は本当に素晴らしく最高のものが存在する。
あとはWE755A や ミラフォニックシステムも良い。

Western electric 300B のフィラメントは海底ケーブル用や電話局用の真空管のために開発したもので40,000時間の寿命がある。(24時間付けっぱなしで4年間) 一本、一本、シリアルナンバーを振って管理している。6c33cがロシアを代表する名球でWE300Bがアメリカを代表する名球。


アルテックの館で使っているWE300Bは1988年製の最終生産のもの。
以降はすべて再生産である。1988年は大量にWE300Bが作られており
OEMで他のところで作られたものも混じっており注意が必要なのだそうだ。


アンティークオーディオも古ければなんでもいいわけじゃなくて、
よい物はホンの一握りと言っておられました。


120. 中川隆[-9896] koaQ7Jey 2020年11月17日 05:48:39 : 5htgNXVXzs : emptNUhCTi9ZcGs=[4] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
信頼と安心のブランド 2020年11月17日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/47d94c5abb26e7a75ac08fbae05210d8


これまで、「自分の好きな音で大好きなクラシック音楽を聴きたい」との一心で、幾多のオーディオ愛好家と接しながらノウハウを真似たりご高説を拝聴してきた。

実にありがたいことだし大いに参考にさせてもらってきたが、それぞれの感性も違うし耳の構造も違うことから、一方的に鵜呑みにすることなく自分なりに咀嚼し消化することが大切だったと今にして思っている。

とはいえ、自分の耳に全幅の信頼を寄せているわけでもないので最終的に頼りになるのは常用しているオーディオ機器の「ブランド」かなとも思う今日この頃。

どなたにも衣食住の全般にわたって、「これさえ使っていればひとまず大丈夫」という「信頼と安心のブランド」が何かあるに違いないが、趣味のオーディオもその例に漏れない。

端的に言えば性能と精神安定剤が両立したようなもの、ですかね(笑)。

そこで、長年にわたって使ってきた中でその「信頼と安心のブランド」をさしあたり2点ほど挙げてみよう。ただし、あくまでも個人的な嗜好の範囲での話だからどうか真に受けられませんように〜。

1 赤帯マグネット付きのSPユニット

何といってもクラシックを聴くならイギリス製のスピーカーに尽きると思っているが、それも「赤帯マグネット」付きのユニットにはこれまで期待外れが一つもなかった。

SPユニットの性能のおおかたは「強力なマグネット」と「コーン紙」の軽さで決まると単純に考えているが、そのマグネットのうちでも色が「赤帯付き」になっているものを好んで使ってきた。なにしろ音声信号に対する反応が抜群でそのスピード感が凄まじい。

ちなみに、現用中の物はワーフェデールでは「スーパー12」「スーパー10」「スーパー3」だし、そしてグッドマンでは言わずと知れた「AXIOM80」だ。

次の画像の「スーパー10」(ワーフェデール)は口径25センチにもかかわらず「スーパー12」よりも、もっと大きくて強力な赤帯マグネットが付いている。

度々試聴に来てもらっているオーディオ仲間から「コーン型ユニットなのに音が飛んでくるようです。まるでホーン型みたいな鳴り方をしますね」といつも感心していただいている逸品。

まあ、結局自慢話に近くなるのでこのくらいにして次に行こう(笑)。

2 真空管「STC」ブランド

真空管ではイギリス勢の「STC」「GEC」「ムラード」などの銘柄はすべてハズレがなくて満足のいくものばかりだった。そういえば、古い年代のものばかりでいわゆるヴィンテージものになる。

アメリカ勢となると、言わずと知れた「WE」(ウェスタン)、「レイセオン」あたりかな。

ちなみに、こんなことを書くと顰蹙を買いそうだが「古典管の知識が無いままにアンプづくりをしている人が多過ぎる」と、ある専門家が嘆いていた。

古い文献には「古典管の使い方がきちんと詳述されているのに一向に研究しておらずあまりにも自己流が多すぎる」とのこと。そもそも英語が読めないと無理な話になるのだが(笑)。

余談はさておき、これらの中で現在最も恩恵を受けているのは真空管の「STC」(Standard Telephones & Cables)ブランドである。

別名、ロンドン・ウェスタンとも呼ばれ、ウェスタン社がロンドンに設けた支店のようなものだが、ある真空管専門家から伺った話では本家本元の「ウェスタン」よりもツクリがいい球があると驚嘆されていたほどだ。

もともと通信用の真空管なので故障しないように丈夫に作ってあり、使用者は軒並み「そろそろ飽いてきたので他の真空管に代えたいのだけれど、まったく故障しないし、劣化しないので困る」という嘆き(?)もちらほら聞く。

真空管は所詮は消耗品だが「丈夫で長持ち、そして音もすこぶるいい」となると、まさに「鬼に金棒」だ〜。

ちなみに我が家の「STC」の使用例を挙げてみよう。

左から「CV569」(=ECC35=6SL7)で「6098シングル」の前段管に使っているが、これ以外の球を使うと途端に音に一枚ベールがかかったように曇るのでたいへん重宝している。

左から2番目が「4274A」で整流管として「WE300Bシングル」アンプに使用している。これ以外の球を使うとたちどころに透明感が失われるので絶対に外せない。

ほか、順に「3A/109B」「3A/107B」「3A/110B」でいずれも「PX25シングル」アンプの前段管としてそれぞれ「μ=ミュー」(増幅率)の違いに応じて使い分けしている。

すべての球が故障知らずでおそらく我が命尽きるまで大丈夫でしょうよ。

「秋深き 真空管の次の持ち主は 誰?」と、ときどき物思いに耽ることがある今日この頃(笑)。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/47d94c5abb26e7a75ac08fbae05210d8

121. 中川隆[-9132] koaQ7Jey 2020年12月21日 18:03:27 : 3zP1R1s2bc : MG41NHJjem1sTW8=[54] 報告
オーディオ懐古録掲示板
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/subject.cgi/music/11602/


ブリティッシュサウンドにメロメロ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1405668065/l50

ハーベスHL compactシリーズ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1258727944/l50

ロジャースのスタジオ3
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1143878075/l50

CELESTION SL-6Si の音質
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1302054659/l50

KEFのスピーカー購入検討
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1217171813/l50

QUAD ESL
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1162875343/l50

B&W社のスピーカー
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1131836376/l50

B&Wノーチラスについて
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1123516787/l50

ハートレーについて語ってください
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1484388103/l50

TELEFUNKEN 欧州ビンテージスレ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1301612344/l50

▲△▽▼

TANNOY総合スレ(Part1)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1296285912/l50
TANNOY総合スレ Part2
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1320146185/l50
TANNOY総合スレ Part3
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1345360476/l50
TANNOY総合スレ Part4
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1359120136/l50
TANNOY総合スレ Part5
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1379074819/l50
TANNOY総合スレ Part6
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1397950538/l50
TANNOY総合スレ Part7
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1423704997/l50
TANNOY総合スレ Part8
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1471674499/l50
TANNOY総合スレ Part9
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1515328289/l50
TANNOY総合スレ Part10
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1553521581/l50
TANNOY総合スレ Part11
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1596031365/l50

タンノイがフルレンジ・ファンに与える至福
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1116629073/l50

TANNOY Autograph
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1295264289/l50

タンノイVLZと38年
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1169287259/l50

タンノイ アーデン
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1162729400/l50

JBLとTANNOY
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1110765266/l50

122. 中川隆[-6409] koaQ7Jey 2021年3月23日 22:41:14 : t9J5UnSZJw : Z3pWc3NXMkZ0NDY=[39] 報告
KEFブランドストーリー 〜世界で初めて、デジタル解析に取り組んだスピーカーメーカー〜
https://audio.kaitori8.com/story/kef/


「すべてのアートで、音楽は最も曖昧でありながら最も表現力が豊かであり、最も想像的でありながら最も身近な存在であり、最もはかないようで最も不滅なものです。音楽はワイヤに沿って電子のダンスに変換され、その魂は長く生き長らえます。KEFはそれを音楽としてあなたの耳や心に戻す時、可能な限り最も自然の方法で達成します……これは誇張でもなければ策略でもなく、作り話でもありません」

これはKEF創設者の言葉だが、今日お届けするのは、そんな音とデザインにこだわり続け、欧州で高い人気を誇るスピーカー・メーカー「KEF」のブランドストーリー。
目次

名称
1-1.70~80年代
1-2.90年代後半以降
設立〜60年代のKEF〜
2-1.社名の由来
2-2.創設
2-3.60年代のKEF
2-4.60年代のKEF(まとめ)
世界へ〜70年代のKEF〜
3-1.世界初・コンピューター統合システム設計
3-2.モデル104
3-3.70年代のKEF(まとめ)
Uni-Q開発へ〜80年代のKEF〜
4-1.日本における「最高の輸入スピーカー」
4-2.会社の売却
4-3.LS3/5a
4-4.80年代のKEF(まとめ)
90年代のKEF
5-1.日本における「最高の輸入スピーカー」
5-2.会社の売却
5-3.LS3/5a
5-4.創設者の死
21世紀のKEF
6-1.KEFの研究
6-2.ACE技術
6-3.約2,000万円のMuon(ミュオン)
まとめ

1.名称
「ケーイーエフ」か「ケフ」か。
日本におけるKEFは、しばしばその呼称が議論となる。おそらくそのどちらでも通じるが、しかし実際はどちらが適しているのだろうか。

今回はKEF製品の販売者にスポットを当て、「KEF」の最適な呼称について考えてみたい。

1-1.70~80年代
1970年代〜80年代始めは、KEF製品はBSRジャパンによって輸入されていた。

BSRはブリティッシュ・サウンド・リプロダクションズの略で、1932年に英国で設立されたメーカーだ。オートチェンジャーや高級オーディオプレイヤーなどを主に製造していたが、BSRジャパンはその日本企業であり、国内初の外資100%オーディオメーカーだった。BSRジャパン設立は1972年。その頃は世界市場の70%をBSRのオートチェンジャーが占め、世界中で愛用されていた。

しかし、1980年代始めにBSRジャパンはKEF製品の輸入を中止し、そこで一旦、KEF製品は日本に入ってこなくなる。が、1988年になるとKEF製品は再び輸入され始める。その再開を取り仕切ったのが「ケフジャパン」。つまり80年代後半では、KEFは「ケフ」が正しい呼称だったと推測される。

1-2.90年代後半以降
しかし、ケフジャパンの販売は短期間に終わってしまい、1991年にはラックスが輸入元となる。そしてKEF JAPANへと変更になり現在に至るわけだが、KEF JAPANは、「ケーイーエフジャパン」と登記している。つまりメーカーが期待するKEFの呼称は、今の日本では「ケーイーエフ」が好ましそうだ。

「ケーイーエフ」か「ケフ」か。
呼称は時代によって変動する。しかし、ひとまず2017年1月時点の結論としては、「KEF」は「ケーイーエフ」とするのが最適だろう。

2.設立〜60年代のKEF〜
2-1.社名の由来
KEFは1961年、ロンドン南東のケント州に設立された。
最初に構えた工場は、ケント州の州都・メイドストーンにある金属・鋳物工業の構内。その名称が「Kent Engineering & Foundry(ケント・エンジニアリング&ファウンドリー)」だったことから、その頭文字をとって「KEF」となった。

この感覚は日本人には馴染み深い。
田中は「田の中」、川上は「川の上流」と、地名が苗字になっているケースは多い。

KEFも同じパターンである。

2-2.創設
創設者は、レイモンド・クック。1925年生まれ、1995年没。冒頭で紹介した通り、人間の心と耳に、自然に信号を音楽へ戻す方法を追求し続けた男だった。

レイモンドは英国海軍の無線通信士として活躍した後、ロンドン大学で電気工学の学位を取得。その後BBCの設計部門へ入社。ダッドレイ・ハーウッドやD.E.Lショーターと共に先進的スピーカーの開発に携わる。そして、ワーフェデールでギルバート・ブリッグスのそばで働き、その5年後、最新の素材テクノロジーによりオリジナル・スピーカーを開発するべく、会社設立を決意する。

それがKEFである。

2-3.60年代のKEF
設立した1961年、KEFは早速3ウェイスピーカー「K1」を発表し、世間でいきなり注目を浴びる。発想が非常にユニークだったのだ。駆動部には真空成型されたポリスチレン製ダイアフラムを採用し、T15というツイータはメリネックスのダイアフラムを使用。そして、固定は金属の薄片という画期的構成。さらに翌年、KEFは技術革新により一層の話題を集める。コンパクトな2ウエイで最初の小型Hi-Fiスピーカー「CELESTE」を発表するのだ。

この二機種は商業的にも大成功を収め、KEFは創業数年で軌道に乗る。
が、驚きはそればかりではない。

この二つのスピーカーを含むKEF初期のスピーカーは、B1814やB139など平面ユニットを搭載していた。日本でテクニクスやLo-D、SONYなどの平面スピーカーがブームとなる、実に15年以上も前のことである。

一方、レイモンドはLS5/1Aモニターシステムの生産を独占的に請け負う交渉を成功させ、BBCとの業務提携を再構築。そして、よりクリアな音を出すスピーカー開発のため、合成ゴム製で固有の質感を有するネオプレンを採用し、さらに、これを中音域全体にわたる音質をキープすべくスピーカーダイアフラムの周りに使用した。

また1967年には、「B110(5インチ低/中域駆動部)」と、「T27(B110と共に使用される3/4インチのメリネックス・ドーム型ツイータ)」を発表。さらに、「Carlton」システムを発表すると、1969年には3ウエイの「Concerto」を発売。既存のスピーカー市場を席巻した。

2-4.60年代のKEF(まとめ)
1960年代は、有能な設計・製造開発チームが少人数ながらも尽力したKEF。
ただ、このチームには、後にスピーカー部品の販売会社であるFalcon Acoustics社を設立したマルコム・ジョーンズが在籍し、1968年にはClestion and Goodman社の主任設計者であったローリー・フィンチャムが参加したことが大きい。

いずれにせよ、1960年代はこうした優秀なチームがレイモンドの先見的な理念を実現していった。

3.世界へ〜70年代のKEF〜
3-1.世界初・コンピューター統合システム設計
1970年、KEFは60年代の実績が評価され、本国イギリスで輸出業績に対する二つの女王賞を受賞する。さらにその三年後には、スピーカーセットを0.5db範囲内で一致させ、ほぼパーフェクトなステレオ再現を可能にし、世界初のコンピューター統合システム設計を採用したスピーカメーカーとして、各国で認知されるようになった。

これはKEFにとって、非常に重要なブレイクスルーだった。

そして、こうした技術革新が「モデル104」(英国産初の、放送局用モニタースピーカーの標準機種適合)の開発につながり、1970年代初頭には、KEFは正確な音響特性で名声を得るようになっていた。

3-2.モデル104
モデル104は、文字通り世界を夢中にさせた名機だった。伝統的ながらも高出力であり高感度。そして、並はずれた音響的精密さと、比較的小型であるにもかかわらずクリアな低音特性。さらに、ボイスコイルアッセンブリに螺旋状に巻いた耐熱性ボイスコイルやエポキシ樹脂仕上げのショートコイルを使用。短時間なら最低250℃、連続なら180℃までの耐熱性を実現し、故障による問題をかなり低減。そのため、今でも状態のいいものがしばしば市場に出回ることもあって、人気の高い商品だ。

モデル104。
これはまさに、KEFで最初に製造され、世界に名の知られたレファレンスシリーズだった。

3-3.70年代のKEF(まとめ)
KEFはモデル104発表以降、設計手法を洗練させることに集中。その結果、3年後にはコンピューターによる統合システム設計により、「Corelli」「Calinda」「Cantata」の開発に成功する。

そして、さらにその1年後、1977年にはレファレンスモデル105を発表したが、このモデル105は本当に特異な存在だった。フロアー型スピーカーシステムに求められる技術的ファクターを、オリジナリティ溢れるのデザインに全てまとめあげていた。

まずは低音と中/高音部キャビネットを分離することで、各々の音域のタイムラグを排除。また、全てのオーデイオ周波数にわたる均一の音放射特性と、4次のLinkwitz-Rileyクロスオーバ特性を保持。さらに、音響的機能に最適なデザインだったこともあり、モデル105は英国産スピーカーの新標準となった。

このように、KEFの1970年代はモデル104と105により世界的な称賛を博し、プレミアムReference Seriesを「優れた音響の代名詞」とのブランド化に成功させた十年だった。

4.Uni-Q開発へ〜80年代のKEF〜
4-1.エディンバラ・フェスティバルにて
1980年、エディンバラ・フェスティバル。クラウデイオ・アバドの指揮により、ベリオツ・テ・デユアムの演奏がアッシュアホールで行われた。演奏に使用されるオルガンは、1マイルほど離れたセントメリー教会にあった。そして、そのオルガンの音がBBCのFMラジオを通じて会場へ伝えられたのだが、そのときのスピーカーが105/2。36台あったそのスピーカーは、驚く程正確だった。

そんなKEFのスピーカーのおかげもあって、そのコンサートは大成功。レファレンスシリーズの信望が一層高まるイベントとなり、KEFは幸先のいい80年代を走り始める。

4-2.モデル105/2とモデル104/2
モデル105/2は、コンピューター解析により開発されたリファレンスシリーズだ。しかし、このモデルはコンピューター解析を用いて設計されただけではなく、生産ラインにもコンピューター管理を導入、それぞれのパーツ品質の安定化と均質化を実現し、デジタル解析をいっそう押し進めた製品だった。

一方、1984年に発売されたモデル104/2は、多くの台数が世界中に販売された人気商品だ。モデル104/2には大きな特徴が4つあった。
・大幅に低域特性を高めた空洞結合型低音負荷部。
・駆動部シャーシによる機械的振動がキャビネットに及ぼす悪影響の排除。
・アンプへの電気的負荷の軽減。
・小型キャビネットで、低域特性を拡張させるためのKEF万能低音イコライザ。

こうした特徴が、KEFのレファレンスシリーズの評判の柱であり、KEFの優秀性を維持した技術だった。そして、このようなハイレベルな技術が礎となり、1985年には、104/2システムで開発された空洞結合技術を用い、カーオーデイオ製品を開発。1987年には、60年代のK1,K2のバッフルを開発した起源に立ち戻る「壁埋め込み型のカスタムシリーズ」を発表。他社との差別化が次々と押し進められた。

4-3.Uni-Qシステム
そして1988年。KEFはオーディオ市場で確固たる地位を確立する。その立役者がUni-Qシステムだ。

Uni-Qシステムとは、完璧な位相特性を備えた点音源を可能にしたシステムだ。昔からスピーカーの理想型の一つとも言われている。

そんなUni-Qシステムの要は、1988年にNASAで開発された磁性材料「Neodymium-Iron-Boron」である。このネオジウムマグネットが従来のフェライト磁石の10倍の磁気を持っているため、低音ユニットのボイスコイルの中心部に小さなトゥイーターを取付けることができるようになり、単一の点音源を実現した。

点音源の環境下では、低音部と高音駆動部の位置が離れていることによって生じる垂直方向の音の干渉という欠点がない。つまり、Uni-Qシステムでは高音域の出力が音源の主軸から、たった+/- 10度の範囲に限定されることがないのである。

わかりやすく言えば、Uni-Qシステムはどのような部屋でも最適に音を聴くことができるようになるわけで、この開発により、音を聴くために最適な場所を探すのは過去の話となったわけである。

4-4.80年代のKEF(まとめ)
1961年に英国で生まれ、それまではBBC(日本のNHKに当たる国営放送局)向けモニタースピーカーを作っていたKEF。しかし、1988年に登場した「Uni-Q」によってKEFは大変貌を遂げる。

スピーカーの理想「点音源」。
それを実現したUni-Qドライバー。

1980年代のKEFは、まさに大きな転換期だった。
そして、Uni-Qは以来改良が重ねられ、名実ともにKEFの顔となり、今も他社と差別化を図る上で最も重要なものの一つとなっている。

5.90年代のKEF
5-1.日本における「最高の輸入スピーカー」
1992年、第二世代のUni-Q技術を特徴とする「105/3スピーカー」が、日本の出版界で“最高の輸入スピーカー”と評された。

105/3Sは,一見3ユニットのバスレフ構造に見えるが,実は真ん中が同軸ツー・ウェイ(UNI-Qユニット)で,その上下にミッド・バス・ドライバが配置された,バーチカル・ツイン構造のスピーカーだ。エンクロージャー内部には20cmウーハーが2個,金属棒で連結されツインドライブする構造で、全体としては4ウェイ・6ユニット構造だ。

定位が非常によく,解像度も優れ,スペースファクターも良好。しかし、ウーハーのエッジがウレタンなため、こまめな交換は欠かせない。とはいえ、この105/3は今でも人気が高く、日本に限らず愛好家は多い。

5-2.会社の売却
日本では”最高の輸入スピーカー”との称号を得た1992年だったが、本国イギリスでは、KEFは自社をゴールドピーク社に売却した年となった。しかし、結果的に見れば新しいオーナーのもとでの再出発は、KEFにとっては更なる名声を得るきっかけとなった。

まず、売却した翌年の1993年には、モデル100センタースピーカーを発表。高価格帯の製品であったにもかかわらず、Uni-Qの卓越した音の広がりなどが好評を博し、ホームシアター市場に旋風を巻き起こした。さらに1994年には、その当時としては革新的だった垂直に配置したフロントスピーカーとダイポール周辺機器で構成されたTHXシリーズが話題となった。

5-3.LS3/5a
同じく1994年には、LS3/5a(シグネチャー・モデル)が発表されている。
LS3/5aはイギリスを代表する小型スピーカーとして、1975年から存在する。古くから、ロジャースやスペンドールなどが生産してきた。

そのLS3/5aをベースに、LS3/5、LS3/5aの設計者でありKEFの創設者でもあるレイモンド・クックが監修し、開発したのがLS3/5aシグネチャー・モデル(しばしばKEF LS3/5aのみで表記される)だ。

前身のLS3/5は、中継車内など狭いスペースで人間の声を正確に再現することを目的に、英国BBCの技術部門によって開発された。LS3/5はKEFが開発したベクストレン・ダイアフラムの11cm口径コーン型ウーファーB110と、樹脂系素材マイラードームの1.9cm径のT27トゥイーターを搭載しており、この二つのユニットとネットワークを、スペンドール、ロジャース、ハーベスなどBBCモニターを手掛けるメーカーに供給してきたのである。

しかし、KEFはBBCのライセンス所有していながらも、LS3/5及びLS3/5Aはシステム化していなかった。それを設計者自身の手によって製品化したものがLS3/5a(シグネチャー・モデル)というわけだ。

ユニットはオリジナルに改良を加えたB110CタイプSP1228ウーファーと、T27SP1032トゥイーターを使用。26個のパーツで構成されるクロスオーバーネットワークは、コンピューターシミュレーションを駆使。もちろん、BBC規格とBBCリファレンスLS3/5aの規格に従っている。また、この二つのユニットは左右一対で、スペックを管理し、レベル誤差が±0.5dB以内に収まるよう厳密に管理した上でペアリング。そしてシステム全体の特性も、BBCスペックの±0.25dB以内に管理されている。

リアパネルにはレイモンド・クックのサインが刻印されたゴールド・プレートが添付されている。LS3/5aは、開発者レイモンド・クック自らの直接監修による特別なバージョンであることが伺える、今なお色褪せない名機である。

5-4.創設者の死
そんなLS3/5aを発表した翌1995年、KEF創立者レイモンド・クックは他界する。ちょうど70歳だった。
しかし、KEFは創設者を失っても、創設者が残した価値観“質、誠実、献身、革新”に要約された、堅実に先を歩んで行く主義を全うすることで飛躍を続ける。

同年のことである。第四世代のUni-Qドライブユニットを装備した、レファレンスシリーズのモデル4を発表し、Hi-Fi News紙が“これまでのKEF社の製品のうちで最高のシステムである”と記したりするなど、世界中で賞賛を浴びる。

一方で、1990年代後半には、DVDの発売によりホームシアター市場が拡大しつつあった。そこでKEFは、シリーズのラインアップにセンタースピーカーやサブウーファーを追加。堅調に市場を拡大していき、優位を占める。

KEFにとって90年代は大きなものを失い、しかし大きなものを得た年だったと言えるだろう。

6.21世紀のKEF
6-1.KEFの研究
21世紀に入っても、KEFの技術は着実に磨きがかかっている。例えば、正確な音響システムのモデル化は、以前はかなり困難だったが、今では「Finite Element Analysis(有限要素解析)」により可能である。具体的には、複雑な振動部分のあるドライブユニットなどにおいては、実際に実物を製作する前に様々な条件で徹底的に調べることができるのだ。この機能の成果は、新世代のUni-Qドライバーにも見ることができるし、最新版6.5インチのレファレンス・レンジUni-Qシステムの密閉型懸架部分などにも垣間みることができる。

6-2.ACE技術
2005年、KEFはそれまで企業秘密としてきたACE技術を公開。スピーカー業界の定説「低域特性を広げるためには大きなキャビネットが必要」を真っ向から否定する。

ACE技術はキャビネットの実効容積を大幅に増加させ、いかに小型のキャビネットで低音特性を拡張させるかというものである。具体的には、活性炭によって空気の分子を瞬時に吸着・発散し、容積を実質的に2倍にする技術である。

もちろん、このACE技術はMuon(ミュオン)においても重要な役目を果たしている。

6-3.約2,000万円のMuon(ミュオン)
MuonはKEFのフラッグシップ・モデルである。
2016年11月には「MUON Upgrade」を日本でも発売を開始し、21,000,000円(ペア/税抜)の価格でも話題になった。

Muonのデザインを務めるのは、先進的な英国のデザイナー「ロス・ラブグローブ」。KEFは彼との共同開発により、”究極”のものを創り出すことを主眼にしたプロジェクトのもと「Muon」の開発に取り組んだ。

特にこの2016年の「MUON Upgrade」では、KEFブランド50周年記念モデル「Blade」で新開発したUni-QドライバーをMUON用に合わせて搭載しており、バッフルの最適化や筐体にフィットするようアルミニウム・トリムリングを備え、音の回折がスムーズになるよう設計。感動するほど均一に音を拡散できるとしている。

また、トゥイーターは「リア・ベンティッド構造」を採用し、背面に通気孔を設け歪みを低減。と同時に、2層構造のKEFオリジナル技術「スティフンド・ドーム」により、全体の剛性向上も実現している。

KEFはこれからも、音楽愛好者や熱心なオーディオファンに向け、信じられないほど素晴らしい音質をもたらすスピーカーを作り続けることだろう。

7.まとめ
KEF創設者レイモンド・クックは、人との意見交換には非常に長けていたと聞く。そして、スピーカーの開発ばかりでなく、商品の販路拡大も、自分の行動規範にかかっていると確信していたそうだ。

そんなレイモンドだからこそ、LS5/1Aモニターシステムの生産を独占的に請け負う交渉を成功させ、BBCとの業務提携を再構築する一方で、104の開発に成功できた。

また、レイモンドのオーデイオ業界への努力はとても献身的だった。それは、Audio Engineering Society(オーデイオ開発協会)への援助を見れば明らかだ。

Audio Engineering Societyといってお分かりにならなくても、「AES」といえば聞き覚えがあるのではないだろうか。AES/EBUケーブルの、あの「AES」である。AES/EBUケーブルは、AES(Audio Engineering Society;オーディオ技術者協会)とEBU(European Broadcasting Union;欧州放送連合)の二つのオーディオ団体により企画されたものなのだ。

レイモンドは、そんなAESの会長に1984年に就任し、またそのことで変換器測定装置に対して大いに貢献したことが認められ、1993年に銀メダルを受賞。さらに、レイモンドの広範囲にわたる貢献が認められ、1979年にはクイーンエリザベス女王二世よりOBE(大英帝国第五勲爵士)の称号が与えられている。

1995年、レイモンドは惜しまれつつこの世を去ったが、彼の遺産は自分が創立した会社に生き続けている。彼はKEFの理念をこう語っている。
「私は、より厳密な開発を通じて、スピーカを改良するために、理解できる数々の可能性を実行に移すことを決意した」

Uni-Qシステムを筆頭に、世界中のオーディオファンを魅了し続けるKEF。
間違いなく、今後も科学的に新機軸を打ち出し、実地試験を行い、オーデイオマニアに対して最高のスピーカー製造メーカとして、信用と名声を保ち続けることだろう。

https://audio.kaitori8.com/story/kef/

123. 中川隆[-5709] koaQ7Jey 2021年4月14日 22:01:34 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[48] 報告
audio identity (designing) 宮ア勝己 BBCモニター考

Date: 12月 2nd, 2008
BBCモニター考(その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=270


こんなことがあった。

ステレオサウンドに入ったばかりの頃、試聴室となりの倉庫に、ちょうどロジャースのPM510があった。
もちろん、さっそく聴いてみた。
まず試聴室のリファレンススピーカーの4343を聴いた後、PM510に変えた。
アンプ、プレーヤーはそのままである。

出てきた音に、すくなからず驚いた。音がとても粗い。
なぜ、こんな音がするのか、不思議なほど、特に微小域の音が粗かった。

アンプを、マイケルソン&オースチンのTVA1に変えてみた。
嘘のように、粗さは消えている。
もういちどアンプを戻すと、やはり粗い。

もしかしてACの極性が反対かと思い、反転させてみても音の粗さは変わらず。
当時、世評の高いセパレートアンプの組合せである。
4343にもう一度つなげて聴くと、粗さは感じられない。

カタログ上の音圧レベルは、PM510は94dB、4343は93dB。
ほとんど同じだから、アンプの出力もほぼ同じ領域で使っていたわけだ。
にもかかわらず、4343では聴きとれなかった、というか気にならなかった音の粗さが、
PM510では耳について、気になって仕方がなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=270


Date: 12月 3rd, 2008
BBCモニター考(その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=272

4343で感じられなかった音の粗さが、なぜPM510では感じとれたのか。

スピーカーには初動感度というのがある。基本的には能率が同じならば初動感度も同じと考えていい。
ただし聴感上の初動感度は必ずしも、音圧レベルと一致するとは言えない面も持つ。

たとえば重たい振動板を強力な磁気回路を用意して動かすのと、
軽い振動板をほどほどの磁気回路で動かすとして、出力音圧レベル(能率)が同じなら、
初動感度は同じということになる。

だが実際に聴いた印象では、軽い振動板の方が、敏捷だと感じることがある。

4343とPM510の使用ユニットに投じられている物量は、4343のほうがあきらかに上である。
フレームも磁気回路もしっかりとつくってある。
オーディオマニア心をくすぐるのは、4343である。

イギリスは、4343のようなスピーカーを、この時代はつくらなくなっていた。
それ以前はタンノイのオートグラフ、ヴァイタヴォックスのCN191など、
JBLのパラゴン、ハーツフィールド、エレクトロボイスのパトリシアン・シリーズと並ぶ
大型で本格的なつくりのスピーカーがつくられていたが、
いつのまにか家庭用スピーカーとしての範囲をこえないものになっていった。

いかにもイギリス的といえるが、やはりオーディオマニアとってはさびしい面もある。
PM510もLS5/8も、そういう意味では、コストを惜しまず技術の粋を集めて、
やれるところまでやってつくられたというスピーカーではない。

けれど……、と私は思う。
http://audiosharing.com/blog/?p=272


Date: 12月 4th, 2008
BBCモニター考(その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=280

スピーカーの面構えやユニット構成、それまでのブランドイメージからから判断すると、
ロジャースのPM510よりもJBLの4343のほうが出力音圧レベルは高いように思われるだろうが、
先に書いたようにカタログ上の値では、PM510のほうが0.5dB高い。

スペンドールのBCIIの値は発表されていないが、聴いた感じでは80数dBぐらいだろう。
KEFの105.2が、たしか85dBだった。

LS5/8、PM510以前のBBCモニターのウーファーの振動板の材質はベクストレンで、
この材質の固有の音が、1.5kHzから2kHzで発生するため、
ダンピングのためのプラスティフレックスを塗布しなければならない。
そのせいで振動板質量が重くなり、能率の低下につながっていた。

PM510のウーファー振動板の材質、ポリプロピレンは表面にダンプ材を塗布する必要がない。
このためばかりではないと思うが、能率があきらかに向上している。
ただしエッジとの接着がひじょうにむずかしく、この部分も特許になっているらしい。

LS5/8の最大出力音圧レベルは、116dBである。JBLの4345が120dBということを考えると、
イギリスのスピーカーとしては、かなり驚異的な値といえるだろう。
ちなみにLS3/5Aは95dB/1.5mである。

ただしJBLのスピーカーが、長い時間でも、最大出力音圧レベルぎりぎりの音を出せるのに対して、
LS5/8はそれほど長い時間耐えられるわけではない。

ボイスコイルの発熱をどう逃がすか、そしてコーンアッセンブリー全体が熱にどのまで耐えられるかも、
どこまで耐えられるかの重要な要素である。

スイングジャーナル編集部に在籍したことのある友人Kさんから聞いた話だが、
山中先生が取材でLS5/8を鳴らされたとき、いい感じで鳴ったので、
ついついボリュームをあげて聴いていたら、ボイスコイルの熱によってポリプロピレンが融けてしまったそうだ。
こんなことは、JBLのスピーカーでは絶対に起こり得ない。
http://audiosharing.com/blog/?p=280


Date: 12月 4th, 2008
BBCモニター考(その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=279

4343とLS5/8、同じモニタースピーカーといっても、
使われ方、求められる性能の項目が違うことがあらためてわかる。

JBLのスタジオモニターは、性能ぎりぎりのところで使いつづけても破綻をきたさないよう設計されている。
BBCモニターはモニタースピーカーといっても、大音量で使われることはまずないと聞く。
1970年代にはQUADのESLが、ヨーロッパのレーベル(たしかデッカ)のスタジオモニターとして使われていた。
旧型の ESLがスタジオモニターと通用するくらい、イギリスを含めてヨーロッパのスタジオの試聴音量は、
かなり低いということを書かれた文章を何度か目にしている。

たとえば磁気回路を見ても、BBCモニターはそれほど物量投入の設計ではない。
スピーカーユニットを開発・設計する機会のないわれわれは、
スピーカーの磁気回路の磁束密度は高いほどいいと思いがちだが、
メーカーの技術者に話をきくと、必ずしもそうではなく、
振動板の口径や重さなどとの絡みもあるが、聴いて音の良いポイントがある、といっている。
具体的な数値は教えてくれなかったが、10000ガウスよりも低いところで、ひとついいポイントがあるとのこと。

たしかにKEFのLS5/1A搭載のグッドマンのウーファーの磁束密度は、9000ガウスだ。
たまたまなのかもしれないし、他のBBCモニターの使用ユニットの磁束密度は不明だが、
ユニットそのもののつくりを見る限りそれほど高い値とは思えない。

LS5/8、PM510のウーファーの振動板ポリプロピレンも、スピーカーの振動板に求められる性能──
高剛性、適度な内部損失、内部音速の速さ、軽さの点から見ると、
お世辞にも高剛性といえないし、内部音速がそれほど速い素材でもない。
満たしているのは、適度な内部損失と軽さだけだろう。

もっもとすべての諸条件をすべて高い次元で満たしている素材はないので、
どの項目を優先するかは技術者次第なのだろう。

BBCモニターの設計、つくり方を見て思うのは、ぎりぎりの性能を実現することよりも、
バラツキのないものをつくることを優先しているように思う。
ウーファーの振動板を紙からベクストレン、そしてポリプロピレンに変更していったのも、
性能向上とともに、バラツキのないものをつくれるメリットがあることも大きい。

BBCモニターを、どれでも実際に購入したことのある人ならば、
リアバッフルにシリアルナンバーが手書きで書いてあり、
同じシリアルナンバーで末尾にAがつくものと、Bがつくものとがペアになっているか、
シリアルナンバーが連番になっていることをご存じのはずだ。

4343時代のJBLは、同じ製造ロットのものが入荷してくるのだが、
シリアルナンバーが連番ということはまずなかった。
4341、4343のユニットレイアウトもそうだが、左右対称にはなっていない。
4343はトゥイーターの2405を購入者がつけ換えれば左右対称になるけれど、出荷時点ではそうなっていない。

BBCモニターのライセンスは、要請があれば、公共機関ということもあり、原則として与えるそうだが、
その審査はひじょうに厳しいものらしい。
BBCの仕様に基づいてつくられた製品に対して、サンプルは勿論、
量産品のクォリティコントロールまでチェックした上で与えられるそうだ。

これは言い換えると、ステレオ用スピーカーとして、
左右両スピーカーの性能が揃っていることを重視している、そう言っていいだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=279


Date: 1月 31st, 2009
BBCモニター考(その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=434

JBLの4343のウーファー2231A(フェライトモデルは2231H)は、マスコントロールリングを採用している。
コーン紙とボイスコイルボビンとの接合部に金属製のリング(アルミ製)を装着することで、
比較的軽いコーン紙を使いながらも、振動板のトータル質量を増すことで、f0を拡張している。

マスコントロールリングなしで、コーン紙を厚くして同等の質量とすると、中低域のレスポンスが低下する。
質量の増加を、ボイスコイル付近に集中させているのが、この方式の特徴である。
というものの、やはり振動系の質量は100gをゆうにこえていたと記憶している。
38cm口径のコーン型スピーカーとしても、その質量は重量級といえる。

これを強力な磁気回路で駆動すれば、能率はそこそこ高くなる。

ロジャースPM510の軽量級のポリプロピレンのコーン紙とほどほどの磁気回路でも、
2231Aとほぼ同じ能率を実現している。
理屈の上では、能率が同じであれば、初動感度は等しい。
だが感覚的には同じとは認識しないのではないだろうか。

低能率のスピーカーをハイパワーアンプで鳴らせば、高能率とスピーカーと同等の音圧を得られる。
だからといって、高能率なスピーカーに共通する特質を、そこに聴くことはできない。

数値上でつじつまは合っていても、感覚的なつじつまはどうなのだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=434


Date: 1月 31st, 2009
BBCモニター考(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=437

ステレオサウンドの50号前半の数号にわたって、JBL 4343研究という記事が連載されていた。
詳細は憶えていないが、JBLのスタッフふたりによる4343の鳴らし込みといった内容の回もあった。
彼らが聴感でレベルコントロールを調整した結果(写真)が載っていたが、
左右でレベルコントロールの位置は、多く違っていた。

部屋の影響ももちろんあっての結果であるし、
4343に搭載されているユニットに、多少の音圧上のバラツキもあるのだろう。
それにレベルコントロールに採用されている巻き線式のアッテネーターの精度も、個人的には疑いたい。
意外にも、ここのバラツキが大きかったのかもしれない。

どこにいちばんの原因があるのかは置いておくとして、
少なくとも完成品としての4343は、一台一台すべての周波数特性が、
ある範囲内にぴったり収まっているわけではない。

4343のミッドバス、ミッドハイ、トゥイーターのレベルコントロールは飾りではない。
積極的に、それぞれのユニットのレベルを揃えるために必要不可欠なものだから、ついている。

彼らの調整が終った後、編集部による、
当時話題になっていたポータブル型のスペクトラムアナライザーのIvieの結果は、
左右の4343のレベルが見事に揃っていることを示していた。

BBCモニターに、4343のような連続可変のレベルコントロールがついている機種はない。
工場出荷時には、左右のペアの特性が揃えられていることも、関係していよう。
http://audiosharing.com/blog/?p=437


BBCモニター考(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=438

一度、ステレオサウンド試聴室のリファレンススピーカーだったJBLの4344のレベルコントロールを、
自分なりに徹底的に調整してみようと思い、夜、ひとりで試聴室にこもったことがある。

意外にもミッドハイのレベル差が大きく、少しずつ連続可変のレベルコントロールを動かしては音を聴き、
また席を立ち4344のところに行き、ほんの少しいじる。

あるポイントで、ひじょうにいい感じで、ヴォーカルが鳴りはじめた。
センター定位も、かなり気持ちよく、ぴたっと安定している。
もうひと息だな、とその時、思った。

このときの音は、これはこれで満足度の高い音だったが、直感的にもう少し詰められる、と感じたからだ。

さきほどよりも、さらにほんの少しだけレベルコントロールを触った。
椅子に坐り、音を聴く。先ほどの音が良かった。
ひとつ前の状態に戻した。もどしたつもりだったが、
鳴ってきた音は、もどっていない。さっきの音が鳴ってこない。

もう一度4344のところに行き、いじる。
けれども、レベルコントロールに使われている巻き線による連続可変型のためなのか、
同じ位置にしても(したつもりでも)、けっして同じ音にはならない、そんな気がしてくるほど、
不安定要素(不安要素といってもいいだろう)がある。
http://audiosharing.com/blog/?p=438


Date: 5月 31st, 2009
BBCモニター考(その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=667

そういえば瀬川先生が、ステレオサウンド 56号に書かれていたことを思い出す。

JBLのパラゴンのトゥイーター(075)・レベルについて
「最適ポイントは決して1箇所だけではない。指定の(12時の)位置より、少し上げたあたり、少なくとも2箇所に、それぞれ、いずれともきめかねるポイントがある。そして、その位置はおそろしくデリケート、かつクリティカルだ。つまみを指で静かに廻してみると、巻線抵抗の線の一本一本を、スライダーが摺動してゆくのが、手ごたえでわかる。最適ポイント近くでは、その一本を越えたのではもうやりすぎで、巻線と巻線の中間にスライダーが跨った形のところが良かったりする。まあ、体験してみなくては信じられない話かもしれないが。」
という記述だ。

パラゴンと4344というシステムの違いはあるが、巻線抵抗のレベルコントロールは共通している。
その微妙さ(ときには不安定さ)も共通しているといえよう。

さきほどまでの、いい感じで鳴ってくれた音と、もう少しと欲張り、先に戻せなかった音の、
レベルコントロールの位置の差は、
まさに「巻線と巻線の中間にスライダーが跨った」かどうかの違いだったのかもしれない。

そうやって微妙な調整を経て、音はピントが合ってくるもの。
だから、巻線抵抗のレベルコントロールに文句を言っているように感じられるだろうが、
否定しているわけではない。

BBC モニター系列のスピーカーにレベルコントロールがついている機種は、あまりない。
ついていても連続可変ではなく、タップ切替による段階的なものである。
http://audiosharing.com/blog/?p=667


BBCモニター考(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=668

KEFの105(ことわっておくが、KEF独自の同軸型ユニットUniQを採用した機種ではなく、
1977年に登場した、階段状の3ウェイ・モデルのほうである)は、
−6dB/oct.のゆるやかな遮断特性のネットワークを採用している。

各ユニットの取りつけ位置を前後にずらしていることから分かるように、
105は位相特性の、十分な配慮が特長のスピーカーシステムであるだけに、
位相回転の少ない−6dB/oct.型を採用するのは、当然といえる。

だが105 SeriesII (105.2) のネットワークは、より高次の、基本的に−18dB/oct.型へと変更されている。
ウーファーも新型ユニットに変更され、エンクロージュアの外観も多少変った105.2の音は、
残念ながら聴く機会がなかった。
できれば105と105.2を比較試聴したいところなのだが、なぜKEFは、ネットワークの変更を行なったのだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=668

BBCモニター考(その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=669

ウーファーのハイカットを−6dB/oct.でやる場合、コイルをひとつ直列に挿入すればいい。
トゥイーターのローカットは、コンデンサーをひとつ挿入するだけ。

簡単できることなので、フルレンジユニットでもいいから、適当な値のコンデンサー、
もしくはコイルを直列に挿入した音を聴いてみてほしい。
−6dB/oct.型カーブのゆるやかさが実感できる。
ウーファーならば、特に高域まで素直に伸びているユニットならば、
高域がけっこう出ていること、つまり、あまりカットされていないことに驚かれるかもしれない。

なぜスピーカーシステムをマルチウェイ化するのか。
それぞれのユニットを良好な帯域で使いたいためだが、−6dB/oct.型ネットワークを採用するということは、
使用ユニットそれぞれは、十分な帯域幅をもっていることが前提となる。

狭帯域のユニットだと、−6dB/oct.のゆるやかなカーブでは、分割共振が増えてくる領域までも、
かなり高い音圧レベルで、ユニットから出てくることになる。
同じカットオフ周波数でも遮断特性が−18dB/oct.型となると、分割共振が目立つ帯域は、かなり抑えられる。
http://audiosharing.com/blog/?p=669

BBCモニター考(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=670

KEFの105は、製造ラインをコンピュータ管理していること、
振動板の素材にバラツキの少ない高分子系のモノをつかっていることなどから、
もともと品質・特性のバラツキは少ないスピーカーであったが、
105.2になり、さらにバラツキは少なくなり、KEFの研究所にある標準原器との差は、
全データにおいて1dB以内におさめられているモノのみ出荷していた。

JBLの4344、4343からすると、このバラツキのなさ(少なさというよりもなさと言ってもいいだろう)は、
KEFという会社のスピーカーづくりのポリシー、
そして中心人物だったレイモンド・E・クックの学者肌の気質が結実したものだろう。

出荷の選別基準を1dB以内まで高めたことは、製造時のバラツキの少なさの自信の現われでもあろう。
バラツキの大きいものが作られれば、その分、廃棄されるものも増え、製造コストは増していくばかりだ。

バラツキの少ない素材の選定から製造ラインの徹底した管理などともに、
バラツキを抑える有効な手段といえるのが、ネットワークの高次化ではなかろうか。

特性を揃えるということは、できるだけユニットをピストニックモーションの良好な帯域のみで使い、
分割共振が増してくる帯域はできるだけ抑えることでもある。
コントロールがきかなくなりつつある分割共振の帯域が、レベル的に高いままユニットから出ていては、
スピーカーシステム・トータルの特性もバラついてくる。

もちろんバラツキをなくすためだけに高次ネットワークを採用したわけではなかろう。
それでも高次ネットワークと出荷選定基準の引き上げは、決して無関係ではないと考えられる。
http://audiosharing.com/blog/?p=670


BBCモニター考(その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=671

レイモンド・クック(Raymond E. Cooke)はステレオサウンド「コンポーネントの世界’78」のインタビューで、
これからのスピーカーはコヒーレントフェイズ(Coherent Phase)、
もしくはフェイズリニアになっていく必要がある、と答えている。

それは、やはりステレオ再生用スピーカーとして求められる条件だと、クックは考えていたのだろう。
モノーラル再生で優れた音を再現してくれるスピーカーが、
必ずしもステレオ用として優れているかどうかは断言できない。

モノーラル時代のスピーカーには求められなかったこと、
ステレオ時代のスピーカーに求められることは、左右のスピーカーがまったく同一であることも含まれる。

インライン配置の左右同一か左右対称のユニットレイアウトだけでなく、測定できるすべての項目において、
バラツキがひじょうに少ないこともあげられよう。
位相特性も重要なことだが、フェイズリニアが論文として発表されているのは、
クックによると、1936年のことらしい。モノーラル時代のことだ。
発表したのは、ジョン・ヘリアーという人で、ベル研究所の人物らしい。

コヒーレントフェイズは、クックとKEFの技術重役フィンチャムが、1976年9月、
東京で講演したのが最初だという。
そしてフェイズリニアのスピーカーとして最初に市販されたのは、
QUADのESLで、1954年のことだ、とクックは語っている。

1954年、やはりモノーラル時代のことである。
http://audiosharing.com/blog/?p=671


BBCモニター考(その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=672

現代スピーカー考(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=163

の補足でもあるが、
クックは「105はフェイズリニアのスピーカーではない」といい、リニアフェイズスピーカーというのは、
再生周波数帯域内の位相特性が水平で一直線のことであり、技術的には不可能なこととも言っている。

「日本でリニアフェイズとされて売られているスピーカー」──テクニクスのスピーカーのことである──は、
クックによると、そのスピーカーの再生周波数帯域においてリニアフェイズではなく、
ある特定の帯域のみリニアフェイズだということらしい。
600〜6000Hzくらいの帯域でのみリニアフェイズを実現している、とのこと。

一方105はというと、位相特性のグラフの線は低域から高域にいくに従って下がっていくが、
再生周波数帯域内ではカーブを描いたり、段差がついたりせず、直線だということだ。

水平ではないが、帯域内では直線の位相特性の105、
600〜6000Hz内ではほぼ水平の位相特性だが、
600Hz以下では上昇カーブ、6000Hz以上では下降カーブを描くテクニクスのスピーカー、
どちらがステレオ用スピーカーとして、聴感上優位かといえば、個人的には前者だと考える。
もっとも位相特性をほとんど考慮していない設計のスピーカーでは、帯域内で急激な位相変化を起こすものもある。

クックは、さらに大切なこととして、「軸上だけでなく、軸上からはずれたところでも聴いて、
そのよしあしを判断すべき」であり、「スピーカーの周りをグルッと回って聴くことも必要」だと語っている。
しかも耳の高さもいろいろ変えてみると面白いとつけ加えている。

クックがステレオ用としてのスピーカーのありかたを意識していることが、
ここに伺えるような気がして、ひじょうに興味深い。
http://audiosharing.com/blog/?p=672

BBCモニター考(その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=673

105.2ほどではないにせよ、BBCモニター系列のスピーカーは、
左右でシリアルナンバーの揃っているモノ、続き番号のモノが出荷され、ユーザーの手もとに届く。

4343までのJBLとは、ここが違う。

モニタースピーカーという、同じ枠の言葉で括られてしまうのがおかしいほどに、
JBLのスタジオモニター・シリーズとBBCモニタースピーカーは、違いが多々ある。
JBLの場合、スタジオモニターという名が付くスピーカーだけに、これらを使う者は、
プロもしくはそれに準ずるレベルをもつ人であり、相応のシステムを装備していることを前提としていると思える。

スタジオには多素子のグラフィックイコライザーもあれば、スペクトラムアナライザーもあろう。
だからスピーカー側にも、連続可変のレベルコントロールをウーファー以外のユニットすべてにつけて、
細かく調整可能にしておけばいいと考えではなかったのか。

そうしておけば、少々のバラツキは、使い手側で、ほぼ完全に補正できるからだ。
作っている側もプロなら使う側もプロ、そういう前提を無視して、
あまりにも4343までの、JBLの一連のスタジオモニターについて語りすぎていたのではなかろうか。

そうして4343への誤解が生まれていった。
http://audiosharing.com/blog/?p=673

Date: 7月 12th, 2009
BBCモニター考(その15)
http://audiosharing.com/blog/?p=734

JBLの4343もモニタースピーカーだし、ロジャースのLS3/5AもLS5/8も、やはりモニタースピーカーである。

モニタースピーカーとはいったいどういう性格の、性能のスピーカーのことをいうのだろうか。
コンシューマー用スピーカーとの本質的な違いは、あきらかなものとして存在するのであろうか。

たとえばヤマハのNS1000Mの型番末尾の「M」はMonitorの頭文字である。
だからといって、NS1000Mが、モニタースピーカーとして企画され、開発製造されていたとは思わない。
あきらかにコンシューマー用スピーカーなのだが、1970年代、スウェーデンの国営放送局が、
このスピーカーをモニタースピーカーとして正式に採用している。
そうなると、単なる型番の名称ではなく、「モニタースピーカー」と堂々と名乗れる。

QUADのESLも、純然たる家庭用スピーカーの代表機種にもかかわらず、
レコーディングのスタジオモニターとして採用されていたこともある。

スタジオモニターといえば、大きな音での再生がまず絶対条件のように思われている方もおられるかもしれないが、
モニタリング時の音量は、アメリカ、日本にくらべるとイギリス、ドイツなどは、かなり低めの音量で、
一般家庭で聴かれているような音量とほとんど変らないという。

だから、ESLでも、多少の制約は、おそらくあっただろうが、
もしくはESLで、なんら制約も感じないほどの音量がイギリスでのモニタリング時の一般的な音量なのだろう。
とにかくESLは、十分モニターとしての役割を果していた。
http://audiosharing.com/blog/?p=734


BBCモニター考(その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=735

1990年前後から日本の録音スタジオにモニタースピーカーとして導入され、
知名度を急激に上げていったスピーカーがある。

絶賛する声も、現場では多かった反面、
「このスピーカーでは仕事(モニタリング)ができない」という声もあったときいている。

このスピーカーと、たとえば誰も絶賛しないけれど、誰も「使えない」と全面否定もしない、
いわば可も不可もなく、といったモニタースピーカーがあったとして、
さて、どちらがモニタースピーカーとして優れているのか、
あえて点数をつけるとすれば、どちらが高い点数を獲得するのか。
そんなことを考えてみたくなる。

前者のスピーカーには、ひじょうに高い点をつける人もいれば、
まったく点を与えない人もいるだろう。そうすると平均点はそれほど高くならない。

後者のスピーカーはどうか。高い点は得られないだろう。でも極端に低い点をつける人もいないだろう。
となると平均点は、前者のスピーカーと対して変わらない、ということになるかもしれない。

つまりこのふたつのモニタースピーカーは、ほぼ互角かというと、決してそんなことはなく、
ここがスピーカーの選択・評価の、微妙なところであり、面白さであろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=735


BBCモニター考(その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=736

ずっと以前は、モニタースピーカー・イコール・アラ探しのためのスピーカーと捉えられていたようだ。

いま、そういう捉え方をする人は、ほとんどいないだろうし、そういうスタジオモニターも、
ほとんどないといってもいいだろう。

ならば、モニタースピーカーの定義とは、何なのだろうか。
はっきりした定義は、いまだないように思う。

なんとなく、これはモニタースピーカー、あれは家庭用スピーカーだな、と個々人が、
勝手に、そこに境界線を引いているという、あいまいさが残ったままなのか。

どんなスピーカーにも、かならず、そのスピーカーならではの固有音がある。
固有音、つまり個性・癖がまったく存在しないスピーカーこそ、無色透明のスピーカーとなるわけだが、
いまのところも、これからもさきも、少なくともあと10年、20年ぐらいで、
「スピーカーの音」というものがなくなるとは思えない。

いまのスピーカーの原理であるかぎり、パワーアンプから送られてくる電気信号の、
ほんのわずか数%しか音に変換できない。のこりは熱となって消費されているわけだ。

これが70%以上、そんなにいかなくてもいいかもしれない。
50%程度でも音に変換できるようになれば、スピーカーの音というものは、ずいぶん大きく変容することだろう。

さらに80から90%ほど音に変換できるようになれば、ほとんど変換ロスがなくなってくれば、
スピーカーの音は、かぎりなく無色透明になっていくのであろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=736

BBCモニター考(その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=737

では、いま現在、無色透明な音は存在し得ないのか。

そんなことはないと思う。
スピーカーひとつひとつに固有音がある。アンプやその他のオーディオ機器に固有音がある。
もちろんレコード(録音)にもあるし、アンプやスピーカーを構成するパーツや素材にも、固有音は存在する。

固有音が存在しないものは、いまのところ世の中にはない。
そう、聴き手であるわれわれにも、固有音があるのではなかろうか。
だから、同じ部屋で同じ音を、同時に聴いて、音の評価が大きく異なることがすくなくないのも、
そのことが関係しているのかもしれない。

個々人の耳に、それぞれ固有音があるとしたら、あるとき、ある瞬間だけ、
固有音すべてが相互に関係し合い、打ち消し、補整することで、無色透明の音は存在し得ないとはいえない。

すべて人にとって共通の無色透明は音は、いまのところない。
あるひとにとって、未来永劫、無色透明な音もない。
けれど、すべての条件が、たまたまうまく絡み合ったときに、起き得ないと、だれが言えるのだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=737


Date: 8月 23rd, 2009
BBCモニター考(その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=817

耳の固有音について考えると、もちろん個人差があるし、同じひとりの人間でも、
それまでの体験の蓄積によって、耳も成長し、耳がもつ固有音も変化していくのだろう。

ステレオサウンドの50号ごろからはじまった「スーパーマニア」の連載の初期のころに登場された方々が、
なぜ真空管アンプ(それもシングルアンプが多かったように記憶している)で、
高能率のスピーカーを鳴らされていることに、つよい関心があった。

そういった方々の多くの人は、そうとうな遍歴を経た上で、誌面に登場されたときの装置を選択されている。

そのとき、まだ10代なかばだった私は、関心をもちながらも、その理由についてはまったく想像できなかった。
けれど、耳の固有音の形成如何によっては、それまでどういう音を聴いていたかによっては、
高能率スピーカーと真空管のシングルアンプの組合せが、無色透明とはいかないまでも、
意外にも、それほどつよい個性を感じさせずに、自然と音楽が響いてくる音なのかしれないと、
ここ数年思うようになってきた。

これが歳を重ねるということなのだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=817


BBCモニター考(その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=818

耳の固有音に関係してくるのは、時代と風土も、無視できないだろう。

ほぼ同じだけのオーディオのキャリアもつ人がふたりいたとしても、生れた時代によって、
耳にしてきた音の性格も異る。

アクースティックな蓄音器の時代から、レコードの音を聴いてきた耳の固有音と、
ステレオ時代しか知らない世代の耳の固有音、
それからCD以降の音しか知らない世代が、これからキャリアをつんだときの耳の固有音、
これらは違って当然だろう。

1963年生れの私は、オーディオに関心をもつまでに、もっとも長く耳にしていたスピーカーの音は、
それはテレビに内蔵されているスピーカーの音であり、ラジオのスピーカーだった。
幼いころにあったテレビは、まだ真空管式だったはずだ。
スピーカーは、紙コーンのフルレンジ型。

テレビも音声多重放送がはじまると、フルレンジ型だけでなく2ウェイ構成のものも登場してきた。
ラジカセも、私が学生のころはフルレンジだけだったのが、いつのまにかマルチウェイ化されていった。

テレビ、ラジオといった身近なスピーカーの音も、時代によって変化している。
外に出ればわかるが、いま音楽を聴くのは、
スピーカーよりもヘッドフォン、イヤフォンが多いという人も増えている。

キャリア(時間)が同じだとしても、
ステレオサウンドの「スーパーマニア」に登場した人たちと同じ構成の装置を、
これからの人たちの耳が選択するとは思えない。

これはどちらがレベルが高いとか、センスがいいとか、そういったことではなく、
生まれ育った時代による耳の固有音の形成され方の違いということでしかない。
http://audiosharing.com/blog/?p=818


Date: 4月 29th, 2011
BBCモニター考(その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=4173

少し話がずれてしまったが、無色透明であることがモニタースピーカーの条件ではない、ことはいえる。

1960年から70年にかけてスタジオモニターとして
各国のスタジオで使われることの多かったアルテックの604を収めたスピーカーシステムは、
誰が聴いても無色透明とは遠いところにいる音である。
イギリスの録音の現場で使われることの多かったタンノイにしても、その点は同じである。
音色としての個性は、どのスタジオモニターであれ、はっきりともっていた、といえる。

そういうスピーカーでモニタリングされながら、名盤と呼ばれるレコードはつくられてきた。

いまここでスタジオモニター、といっているスピーカーシステムは、
レコード会社の録音スタジオで使われるスピーカーのことである。

この項は「BBCモニター考」である。「スタジオモニター考」でも、「モニタースピーカー考」でもない。
これは日本だけのことなのかもしれないが、BBCモニター、とこう呼ばれている。

BBCはいうまでもなくイギリスの国営放送局で、BBCモニターはその現場で使われるスピーカーシステムのことで、
型番の頭には、LS、とつく。

ステレオサウンド 46号は、モニタースピーカーの特集号である。
この中で、岡先生が、当時の世界中のスタジオで使われているモニタースピーカーのブランドを数えあげられている。
資料として使われたのは、ビルボード誌が毎年発行している(いた?)
インターナショナル・ダイレクトリー・オブ・レコーディング・ステュディオスで、
この本は世界中の大多数の録音スタジオの規模、設備がかわるもの。

それによると、1975年当時、962のスタジオの使われていたスピーカーのブランドは次の通り。
 アルテック:324
 JBL:299
 タンノイ:91(うちロックウッドと明示してあるのが40)
 エレクトロボイス:60
 ウェストレーク:21
 KLH:17
 K+H:14
 カダック:13
 AR:12
これを国別でみると、イギリスとフランスで圧倒的に多く使われていたのはタンノイで、
イギリスではタンノイ:20/ロックウッド:18、フランスではタンノイ:1/ロックウッド:12。
西ドイツではK+Hとアルテックがともに同数(9)でトップ。

気づくのは、BBCモニターを作っているブランドがない、ということ。
もっとも岡先生があげられたブランドの合計は851だから、
のこり100ちょっとスピーカーシステムの中にはBBCモニターのブランドがはいっている可能性はあるが、
少なくともARの12よりも少ない数字であることは間違いない。
http://audiosharing.com/blog/?p=4173

124. 中川隆[-5695] koaQ7Jey 2021年4月15日 12:07:36 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[13] 報告
audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター考(LS3/5Aのこと)


Date: 6月 17th, 2011
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=4864

今年、ロジャースは創立65周年にあたり、記念モデルとしてLS3/5Aを復刻している。
ロジャースは2008年にもLS3/5Aを復刻している。

このふたつの復刻LS3/5Aは当然おなじものなはずはなく、細部の使用は異っている。
2008年版は、オリジナルのLS3/5Aを範として、現在入手できるスピーカーユニットで再現したもの。
今回の65周年LS3/5Aは、元のユニット、
つまりウーファーはKEFのB110、トゥイーターはKEFのT27そのものをできるかぎり再現したものが、
使われている、とのこと。

それ以上の情報をまだ得ることはできないが、少なくとも写真を見るかぎり、
B110、T27そっくりに仕上がっている、といえる。
B110の振動板のてかり具合も、(あくまでも写真の上ではあるが)見事に再現されている。

2008年版LS3/5Aには興味をもてなかったのに、これは気になっている。
できるだけ早く聴いてみたい、とさえ思っている。

ウェブサイトに公開されている写真を見て、私と同じように思う人もいる一方で、
どうせ中国製だから、と音も聴かずに、関心をもたない人もいるはずだ。

確かに中国製なのだろう。
でも写真のままのLS3/5Aが登場してきたら、そのことはさほど気にすることはないはずだ。
ここまでのものが作れる、という事実に、日本製だろうと、イギリス製だろうと、中国製だろうと、
それは本質的な違いとなって音に現れることなのだろうか。

もちろん中国で作られている製品のすべてが良質なものでないことはわかっている。
ひどいものがある。けれど、素晴らしいものも、やはりある。

たとえばTADのスピーカーシステムは、中国で生産されている。
このことはオーディオアクセサリー誌だったと思うが、記事になっているからご存じの方も多いだろう。

何も知らずにTADのスピーカーシステムを見て、聴いて、中国製だとわかる人がいるだろうか。

心情的にはイギリス製であってほしい、という気持は、これを書いている私にもある。
でも音を聴かずに、実物を見ずもせずに、ただ中国製だから、ということで、関心をなくしてしまうのは、
もったいないこと、というよりも愚かに近い行為だと思う。
http://audiosharing.com/blog/?p=4864


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=5161

BBCモニターの開発過程における試聴プログラムソースに、
音楽だけではなくアナウンサー(主に男性)の朗読も使われていたのはよく知られていることだ。

そのこととLS3/5Aのサイズのことを一緒くたにして、
LS3/5Aというスピーカーはアナウンサーの声のチェック用モニターであって、
音楽を聴くために開発されたスピーカーではない──、
こんなことを言う人が、残念ながらいる。

KEFの創立者であるレイモンド・クックも、音楽以外にアナウンサーの声でチェックしている、と、
音楽之友社から出ている「ステレオのすべて ’75」の中で語っている。
レイモンド・クックは、BBCモニターの開発にも携わっていた人だから、
その開発手法のよいところは、そのまま受け継いでいるからだろうと思われるが、
クックは、音楽を聴いているとマスクされてしまうピーク、あるいはディップといった欠点が、
アナウンサーのスピーチでは聴きとれるからだ、としている。

「ステレオのすべて ’75」の、クックの発言は日本語訳がわかりにくいところがあるうえに、
省略されていると思われるところもある。
だから読み手側でクックの発言を深読み、というか、補うような読み方をしなければならない。

私なりの読み方では、次のようなことだと思う。
音楽がプログラムソースでは、音の強弱がある。ピアニッシモもあればフォルティッシモもあって、
大編成のオーケストラで優秀録音であればダイナミックレンジは広い。
その反対にアナウンサーのスピーチに、音楽のような、広い音の強弱はない。
クックのいうアナウンサーのスピーチは、朗読家による小説の朗読の類いではなく、
おそらくニュース原稿を読むアナウンサーのそれであろう。

それに音楽とスピーチとでは、録音に使うマイクロフォンの数とその使い方が大きく違う。
モノーラルならばスピーチの録音に使われるマイクロフォンの数は1本、
そこに凝った録音手法は使われることはない。

こういう違いのある音楽の音源と、スピーチの音源の両方を使い、
スピーカーシステムの開発を行っている、ということであって、
スピーチ用のスピーカーシステムとして作っているわけではない、ということだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=5161

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=5803

LS3/5A──、私にとってのLS3/5Aは最初に聴いたものも、
そののち手に入れたものもロジャースの15Ωタイプだったので、
私にとってのLS3/5Aといえば、ロジャース製のモノということになる。

ロジャースのLS3/5Aが、
パワーに弱い(音量を上げられない)、低音は出ないなどのいくつかの欠点をもっていながらも
日本では高い評価と人気を獲得したこともあってなのかどうかははっきりとしないが、
イギリスの各スピーカーメーカーからも、LS3/5Aが登場した。
KEF、スペンドール、チャートウェル、オーディオマスターなどがある。
これらすべて同一条件では聴いたわけではないし、チャートウェルのLS3/5Aは聴いたこともない。

同じ規格でつくられてはいても、製造メーカーが異るとLS3/5Aの音も微妙に違ってくる。
LS3/5Aに高い関心をもつ者にとっては、
どのLS3/5Aが音がいいのか、もしくは自分の求める音に近いのかが気になるところだろうが、
私はといえば、それぞれのメーカーの音の差に関心はあるけれど、
それでも私にとってのLS3/5AはロジャースのLS3/5Aであり、
ロジャースのLS3/5Aは他社製のLS3/5Aよりも、多少劣る面を持っていたとしても、
それはそれでいいではないか、と思っているところがある。

私が気になるのは、LS3/5Aそれぞれの音の違いではなくて、
LS3/5Aの良さを受け継いで、あとほんのすこしスケール豊かに鳴ってくれるスピーカーシステムに関して、である。

LS3/5Aの欠点を解消するために、ロジャースからはサブウーファーが2度、登場している。
最初はL35Bと呼ばれるもので、33cm口径のウーファーをW46×H83×D42cmの密閉型エンクロージュアにおさめ、
このエンクロージュア上部の指定された位置にLS3/5Aを置くようになっている。
LS3/5Aとのクロスオーバ周波数は150Hzで、
専用のエレクトロニック・デヴァイディングネットワークXA75にはパワーアンプも搭載されており、
L35BとXA75、そしてLS3/5Aによるシステムを、ロジャースはReference Systemと名づけていた。
1978年の製品だ。

2度目は、1990年代なかばごろに登場したAB1がある。
このモデルはLS3/5AのウーファーB110を採用し、シンメトカリーロデット方式とよばれるエンクロージュアを採用、
このサブウーファーの出力は、B110から直接ではなく、
エンクロージュア上部サイドに設けられているポートから、となっている。
AB1にはLS3/5A用の出力端子が備えられていて、バイアンプ仕様のReference Systemとは異り、
それまでLS3/5Aを鳴らしてきたシステムにそのまま組み込める簡便さをもっていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=5803


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=5805

Reference Systemは一度聴いてみたかった。
XA75に内蔵されているパワーアンプではなく別途、サブウーファー用にパワーアンプを用意すれば、
より高品質な音が得られる可能性は、Reference Systemにはあったことだろうが、
写真でみるかぎりでは、大型エンクロージュアの上に、ポツンとLS3/5Aが乗っかっている感じで、
システムとしてのまとめ方のよさ──
しかもそれがロジャース純正であるだけにそういったことをより強く求めたくなるものだが──、
残念ながら備えていなかったように思える。

LS3/5Aのよさをいささか損なうことなく、スケール感をもうすこし欲することは無理な要求なのだろうか……。
KEFの105(Uni-Qユニット採用の105ではない)は、
それに近い印象を受けていたけれど、LS3/5Aの底光りする品位の良さまでは、
KEFの音は磨きあげられていないようも感じた。
105も、もちろん高品位でこれ単体で聴いている分には、その点に関しては申し分なく感じけれども、
すこし厳格すぎる性格、というか真面目すぎる性格が禍しているのだろうか、
音楽をより魅力的に響かせる方向での音の磨き方ではないようなところがある。

LS3/5Aの音には、私は、磨かれることで底光りしている音は、黒光りしている、とも感じている。
この光りの感じに、私は惚れてきたところがある。

だから、この磨きあげられることで生れてくる光りが音の中にはあり、
あとすこしのスケール感を……、ということになると、
そう難しくはないようなことに思えがちだが、意外に、そういう要求を満たしてくれるスピーカーシステムは少ない。

私がステレオサウンドにいたころ、ひとつだけ出合えた。
メリディアンのM20である。
http://audiosharing.com/blog/?p=5805


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=5826

メリディアンのM20はパワーアンプ内蔵の、メリディアンがアクティヴラウドスピーカーシステムと呼ぶもので、
使用ユニットはウーファーが11cm口径のベクストレン・コーン型、トゥイーターは35mm口径のソフトドーム型で、
トゥイーターを2発のウーファーで挟み込むインライン配置、つまり仮想同軸配置を採用している。
内蔵パワーアンプはウーファー用が70W、トゥイーター用が35Wの出力によるバイアンプ仕様。

見た目はこれといった特徴的なところはない、地味な印象のほうが強いスピーカーシステムだから、
期待はほとんどしていなかった。
だから、音が鳴ってきた瞬間に、M20が醸し出す、いい雰囲気の音に、どきっとした。
LS3/5Aの音をスケールアップした音が、いまここで鳴っている──、
その事実に、とにかく嬉しくなった。

実は試聴の前に、サランネットを外してユニットを見たわけではなかった。
もともと期待していなかったスピーカーシステムだったから、
サランネットを外すことなく音を聴くことになったわけで、だからこそ驚きは大きかった。

試聴が終り、好奇心からネットを外すと、そこにはLS3/5Aで見慣れたウーファーがあった。

ウーファーのメーカーについては発表されていないが、あきらかにKEFのB110である。
LS3/5Aと同じウーファーを奥行きが38cmと、かなり深いバスレフ型エンクロージュアにおさめている。
内容積は、LS3/5Aにくらべかなり余裕をもったものとなっている。

トゥイーターはLS3/5Aに搭載されているKEFのT27ではないが、
これも見た目から判断するとKEFのユニットだと思われる。

KEFの105のような厳格さは、メリディアンのM20にはない。
もっと音楽を楽しんで聴く、という目的のためには、
結果として、わずかな音の演出を認めているようにも聴き手には感じられるM20の音は、
艶っぽく、底光りする音で、品位も高く、LS3/5Aには求められなかったスケール感がある。

そのスケール感は大型フロアー型のようなスケールの大きさではないけれど、
当時(1980年代まで)のイギリス的な家庭で楽しむ音量としては、充分なスケールがあった。

いま、この音を聴かせてくれたM20(現物)を、そのまま持ち帰りたくなるくらい、
私にとってはLS3/5Aの、正しく延長線上にあるスピーカーシステムだった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5826


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=5828

CDが登場する以前、アナログディスクがメインのプログラムソースであったころには、
LS3/5Aを鳴らすコツのひとつとして低域の適切なコントロールがあげられていた。
サブソニックによってLS3/5Aの小口径のウーファーがフラフラしていたら、
ただでさえ耐入力不足のところに、さらに不利な再生条件になってしまう。

ステレオサウンドでの組合せでQUADの405がよくとりあげられていたのも、このことが関係している。
405は大出力になると低域をカットするような設計になっている。
同じことは管球式パワーアンプについても、いえる。
アウトプットトランスを背負っていないOTLアンプは関係ないが、
アウトプットトランスの性格上、管球式パワーアンプの周波数特性をみると、
1W出力時と定格出力時とでは、低域のカットオフ周波数が、定格出力時ではどうしても高くなってしまう。
これはアウトプットトランスの性格上避けられないことでもある。

1982年にラジオ技術別冊として出た「集大成 真空管パワー・アンプ」の巻頭に、
管球式パワーアンプ15機種の回路図と実測データが載っている。
QUAD II、サンスイ AU111、ダイナコ MKIII、ダイナベクター DV8250、テクニクス 20A、40A、
デンオン POA1000B、フッターマン H3、マイケルソン&オースチン TVA1、マッキントッシュ MC275、MC3500、
マランツ Model 98、ラックス MQ36、MQ68C、SQ38FD。
測定を担当されたのは、オーディオノートの創設者、近藤公康氏。

これら15機種のなかでOTL方式なのは、テクニクスの20A、ラックスのMQ36、フッターマンのH3だけで、
残り12機種はすべてアウトプットトランスをもつ。

周波数特性は1W出力時、10W出力時、定格出力時の3つのデータが載っている。
出力に余裕があるアンプ、もしくは設計の新しいアンプでは、
!W出力時と10W出力時の周波数特性はほぼ同じか、すこしだけ低域のカットオフ周波数が上昇する傾向があるが、
小出力のものでは1Wと10W出力時でもずいぶんカットオフ周波数が違うものがあり、
定格出力時では200Hzあたりから低域のレスポンスが下降していくアンプもある。

ソリッドステートの優秀なパワーアンプの周波数特性と比較すると、
なんというひどい周波数特性なんだ、ということになりそうだが、
LS3/5Aのようなスピーカーシステムにとっては、これはむしろいい方向に働くこともある。
http://audiosharing.com/blog/?p=5828


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=5833

CDの登場は、アナログディスクにはつきものであったサブソニックから解放されたことであり、
LS3/5Aにかぎらず、1970年代に開発されたBBCモニタースピーカーに共通してあった耐入力のなさは、
ある程度解消されていった。
あきからにLS3/5Aから得られる音量は、CDによって増していた。
もっとも、増した、といっても、あくまでもLS3/5Aでの話ではある。

CDの普及とともに、LS3/5Aサイズの小型スピーカーシステム用のスタンドがいくつか出はじめたことも関係してか、
LS3/5Aは、CD登場以前とは異る聴き方がされるようになってきた。

それまでは(アナログディスク時代)は、スタンドは使わず、
しっかりした造りの机の上に、手の届く距離に置いて聴く、というスタイルが多かったのではないだろうか。
すくなくとも私は、瀬川先生や井上先生がLS3/5Aについて書かれたものを読んで、
そういう使い方をイメージしていた。

こういう置き方を含め、低域の適切なコントロールなど、
制限された使いこなしの中でうまく鳴らしたとき、LS3/5Aの魅力は最大に発揮される──、
こんなふうにも思っていた。

実際にそうやって聴くLS3/5Aのひっそりとした親密な空気をかもしだす雰囲気は、
聴く音楽も音量も聴取位置も限定されるけれど、そんなことを厭わず鳴らしたときの魅力は、
何度でも書きたくなるほどのものを、私は感じている。

でも、いい変えれば、やや面倒なスピーカーシステムといえなくもなかったのが、
CDの安定した低域によって、すこしばかり気軽に鳴らせるようになった。

いまLS3/5Aをお使いの方は、スタンドに乗せて、という方が多いのかもしれない。
けれども、私にとっては、机の上に置くスピーカーシステムであり、
つまりこのことはスピーカーを上から眺めるようなかたちで聴く、ということでもある。
http://audiosharing.com/blog/?p=5833


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=5843

井上先生は「見えるような臨場感」、「音を聴くというよりは音像が見えるようにクッキリとしている」と、
瀬川先生は「精巧な縮尺模型を眺める驚きに緻密な音場再現」、
「眼前に広々としたステレオの空間が現出し、その中で楽器や歌手の位置が薄気味悪いほどシャープに定位する」、
こんなふうに表現されている。

どちらも視覚的イメージにつながる書き方をされている。
それこそガリバーが小人の国のオーケストラや歌手の歌を聴くのと同じような感覚が、そこにはある。
いうまでもなく、これは正しくLS3/5Aを設置して、正しい位置で聴いてこそ得られるものであって、
いいかげんな設置、いいかげんな位置で聴いていては、このような音場感は得られないし、
そうなるとLS3/5Aはパワーも入らないし、低域もそれほど低いところまでカヴァーできないし……など、
いいところなどないスピーカーシステムのように思われるだろうが、
それは鳴らし方・聴き方に問題がある、といえる。

とにかく、そういうLS3/5Aが小音量時に聴かせてくれる、
「見えるような臨場感」を、私は、LS3/5Aをすこしばかり上から眺めるような位置で聴きたい、と思う。

スピーカーシステムの位置と耳の位置の、それぞれの高さの関係については、
使っているスピーカーシステムによっても、その人の聴き方にも関係してくることであって、
ここには正解は存在しない、といえる。

たとえば瀬川先生は、背の高いスピーカーシステムを好まれない。
というよりも、音楽之友社から出ていた「ステレオのすべて」の1976年版のなかで、
菅野先生、山中先生との鼎談「オーディオの中の新しい音、古い音」でこう語られている。
     *
たとえば見た目から言ったってね、ぼくはご在じの通りね、昔から背の高いスピーカー嫌いなんです。どうしても目の高さよりね、音の出て来る位置が高くなっちゃうとね、なんだか全然落ち着かないわけね。これは本当に、この部屋に入って来て座った時から、見れば見るほど、ますます大きくなっていく感じがするわけね。すごい背が高い。
 ちっとも小さくならない、慣れても。たとえばこういう大きいスピーカーだったらぽくはどうしたって横倒しにしちゃいたいぐらいの感じです。これは横倒しにできないスピーカーだけれども。
     *
ここで語られている「この部屋」とは山中先生のリスニングルームであり、
「横倒しにしちゃいたい」スピーカーシステムは、エレクトロボイスのパトリシアン600のことである。
http://audiosharing.com/blog/?p=5843

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=5845

山中先生は、この点どうかというと、パトリシアン600を使われていることからもわかるように、
背の高いスピーカーシステムに対して、瀬川先生のように拒否されるところはないわけだが、
以前書いたように、QUADのESLを、ぐっと思いきって上にあげて前に傾けるようにして聴くといいよ、
と、ESLを使っているときにアドバイスしてくださったことから、
むしろ瀬川先生とは反対に背の高いスピーカーシステム、
もしくは目(耳)の高さよりも上から音が聴こえてくることを好まれていたのでないか、とも思う。

スピーカーシステムの背の高さ(音が出る位置の高さ)を強く意識される方もいれば、
ほとんど意識されない方もいる。
これはどうでもいいことのように思えても、スピーカーシステムの背の高さを強く意識されている方の評価と、
そうでない方の評価は、そこになにがしかの微妙な違いにつながっていっているはず。

だから、なぜその人が、
そのスピーカーシステムを選択されたのか(選択しなかったのか)に関係してくることがあるのを、
まったく無視するわけにはいかないことだけは、頭の片隅にとどめておきたい。

メリディアンのM20もQUADのESLも、そのまま置けば仰角がつく。
フロントバッフル(もしくはパネル面)がすこし後ろに傾斜した状態になる。
これは何を意味しているのか、と思うことがある。
そして、メリディアンのM20をつくった人たち、QUADのピーター・ウォーカーは、
どんな椅子にすわっていたのか、とも思う。
その椅子の高さはソファのように低いものなのか、それともある程度の高さがあるものなのか。

私の勝手な想像にすぎないが、椅子の高さはあったのではないか、と思っている。
このことはESL、M20がかなでる音量とも関係してのことのはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=5845


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=5876

すこし横道にそれてしまうけれど、
ステレオサウンド 46号に「マーク・レビンソンHQDシステムを聴いて」という、
瀬川先生の文章が2ページ見開きで載っている。

当時、ステレオサウンドの巻末に近いところで、このページを見つけたときは嬉しかった。
マークレビンソンのHQDシステムの試聴記が、ほかの誰でもなく瀬川先生の文章で読めるからだ。

マークレビンソンのHQDシステムについて知っている人でも、実物を見たことがある人は少ない、と思う。
さらに音を聴いたことのある人はさらに少ないはず。

私も実物は何度か見たことがある。
秋葉原のサトームセンの本店に展示してあったからだ。
いまのサトームセンからは想像できないだろうが、当時はオーディオに力を入れていて、
HQDシステムがあったくらいである。
サトームセン本店以外では見たことがない。

ただ残念なことに音が鳴っていたことはなかった。
「聴かせてほしい」といえるずうずうしさもなかった。

ステレオサウンド 46号の記事は、サトームセンで見る3年ほど前のこと。
そのときは実物をみることすらないのではないか、と思っていたときだった。

わくわくしながら読みはじめた。
ところが、読みながら、そして読み終って、なんだかすこし肩透しをくらったような気がした。
だから、もういちどていねいに読みなおしてみた。

でも、私が勝手に期待していたわくわく感は得られなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5876


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=5880

HQDシステムが、非常に高い可能性をもつシステムであることは理解はできる書き方だった。
結局、瀬川先生も書かれているように、そのとき鳴っていたHQDシステムの音は、
マーク・レヴィンソンが完全に満足すべき状態では鳴っていなかったこと、
それでもマーク・レヴィンソンが意図して音であること、
そして瀬川先生だったら、もう少しハメを外す方向で豊かさを強調して鳴らされるであろうこと、
これらのことはわかった。

このときは、瀬川先生が背の高いスピーカーシステムを好まれない、ということを知らなかった。
最初に読んだときも気にはなっていたが、それほと気にとめなかったけれど、たしかに書いてある。
     *
左右のスピーカーの配置(ひろげかたや角度)とそれに対する試聴位置は、あらかじめマークによって細心に調整されていたが、しかしギターの音源が、椅子に腰かけた耳の高さよりももう少し高いところに呈示される。ギタリストがリスナーよりも高いステージ上で弾いているような印象だ。これは、二台のQUADがかなり高い位置に支持されていることによるものだろう。むしろ聴き手が立ち上がってしまう方が、演奏者と聴き手が同じ平面にいる感じになる。
     *
HQDシステムの中核はQUADのESLをダブルスタック(上下二段重ね)したもので、
この2台(というよりも2枚)のESLは専用のスタンドに固定され、
しかも下側のESLと床との間にはけっこうなスペースがある。
HQDシステムの寸法は知らないが、どうみても高さは2mではきかない。2.5m程度はある。
瀬川先生が「横倒しにしちゃいたい」パトリシアン600よりも、さらに背が高い。

これは瀬川先生にとって、どんな感じだったのだろうか。
HQDシステムの背の高さはあらかじめ予測できたものではあっても、
それでも予測していた高さと、実際に目にした高さは、また違うものだ。

HQDシステムの試聴場所はホテルの宴会場であり、天井高は十分ある状態でも、
背の高すぎるスピーカーシステムである。
これが一般的なリスニングルームにおさまったら(というよりもおさまる部屋の方が少ないのではないだろうか)、
見た目の圧迫感はもっともっと増す。それは実物を目の当りにしていると容易に想像できることだ。

瀬川先生がHQDシステムの実物を見て、どう思われたのかは、その印象については直接書かれていない。
それでもいい印象を持たれてなかったことだけは確かだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=5880


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=5892

瀬川先生は、QUAD・ESLのダブルスタックに対して、どういう印象を持たれていたのか。

ステレオサウンド 38号で岡先生がQUAD・ESLのダブルスタックの実験をされている。
「ベストサウンドを求めて」という記事の中でダブルスタックを実現するために使用されたスタンドは、
ESL本体の両脇についている木枠(3本のビスでとめられている)を外し、
かわりにダブルスタックが可能な大型の木枠に交換する、というものだ。

このダブルスタック用のスタンドは、
1977年暮にステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」でも使われている。

「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生したい」という読者の方からの要望に応えるかたちで、
山中先生が提案されたのが、QUAD・ESLのダブルスタックだった。
ここでダブルスタック実現のため使われたのが、38号で岡先生が使われたスタンドそのものである。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
井上卓也、上杉佳郎、岡俊雄、菅野沖彦、瀬川冬樹、山中敬三、六氏が組合せをつくられているが、
この組合せの試聴すべてに瀬川先生がオブザーバーとして参加されている。
つまり山中先生がつくられたESLのダブルスタックの音を瀬川先生は聴かれているわけだし、
その音の印象がどうなのか、「コンポーネントステレオの世界 ’78」の中で、
もっとも関心をもって読んだ記事のひとつが、山中先生のESLのダブルスタックだった。

ところが、何度読み返しても、ESLのダブルスタックの音の印象についてはまったく語られていない。
http://audiosharing.com/blog/?p=5892


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
前年の「コンポーネントステレオの世界 ’77」では読者と評論家の対話によって組合せがつくられていったのに対し、
最初から組合せがまとめられていて、それを読者(愛好家)の方が聴いて、というふうに変っている。
そして、組合せはひとつだけではなく、もうひとつ、価格を抑えた組合せもある。

山中先生による「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生」するシステムは、
QUAD・ESLのダブルスタック(アンプはマークレビンソンのLNP2とQUADの405)のほかに、
スペンドールのBCIIを、スペンドールのプリメインアンプD40で鳴らす組合せをつくられている。

このBCIIの組合せの音については、つぎのように語られている。
     *
ぼくもBCIIとD40という組合せをはじめて聴いたときには、ほんとうにびっくりしました。最近のぼくらのアンプの常識、つまりひじょうにこった電源回路やコンストラクション、そしてハイパワーといったものからみると、このアンプはパワーも40W+40Wと小さいし、機構もシンプルなんだけれど、これだけの音を鳴らす。不思議なくらい、いい音なんですね。レコードのためのアンプとして、必要にして十分ということなんでしょう。ぼくもいま買おうと思っていますけれども、山中さんがじつにうまい組合せをお考えになったなと、たいへん気持よく聴かせていただきました。
     *
この山中先生の組合せの記事のなかで、瀬川先生の発言は、じつはこれだけである。
最初読んだときは、QUAD・ESLの音についての発言を読み落とした? と思い、ふたたび読んでみても、
瀬川先生の発言はこれだけだった。

当時(1977年暮)は、その理由がまったくわからなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=5899

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、他の組合せとは毛色の異る、
異様な(こういいたくなる)組合せがひとつあった。
井上先生が、アマチュア・バンドで楽器を演奏して楽しんでいる読者が、
「楽器の音がもうひとつ実感として感じられない」不満に対してつくられた組合せである。

スピーカーは、JBLの楽器用の18インチ・ウーファーK151をダブルで使い、
その上に2440にラジアルホーンの2355、
トゥイーターは075のプロ用ヴァージョンの2402を片チャンネル4つ、シリーズ・パラレル接続する、というもの。
これだけのシステムなので、当然バイアンプ駆動となり、パワーアンプはマッキントッシュのMC2300を2台、
エレクトロニック・クロスオーバーはJBLの5234、コントロールアンプはプロ用のクワドエイトLM6200R、
アナログプレーヤーはマカラのmodel4824にスタントンのカートリッジ881S、というもの。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」ではこの組合せのカラー写真が見開きで載っている。
もちろんほかの組合せもカラーで見開きだが、そこから伝わってくる迫力は、ほかの組合せにはない。
K151をおさめた、かなり大容量のエンクロージュアが傷だらけということ、
それにアンプもアナログプレーヤーの武骨さを覆い隠そうとはしていないモノばかりであって、
これに対してコストを抑えたもうひとつの組合せ──
こちらもJBLの楽器用のウーファーK140をフロントロードホーンの4560におさめ、2420ドライバー+2345ホーン、
アンプはマランツのプリメイン1250、アナログプレーヤーはビクターのターンテーブルTT101を中心としたもの──、
これだって、他の評論家の方々の組合せからすると武骨な雰囲気をもってはいるというものの、
比較すれば上品な感じすら感じてしまうほど、井上先生が価格を無視してつくられた組合せの迫力は、凄い!

この組合せで、ピンク・フロイドの「アニマルズ」、「狂気」、ジェフ・ベックの「ライブ・ワイアー」、
テリエ・リビダルの「アフター・ザ・レイン」、
ラロ・シフリンの「タワーリング・トッカータ」、それに「座鬼太鼓座」などを鳴らされている。
http://audiosharing.com/blog/?p=5899


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その15)
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2

「コンポーネントステレオの世界 ’78」でつくられた井上先生の組合せは、
それで鳴らされる音楽も、その音量も、その音自体も、
瀬川先生が好んで聴かれている音楽、音量、音質とは大きく違ったものである。

けれど、というべきか、ここには瀬川先生の印象が語られている。
     *
お二人といっしょに聴いていて、この装置に関しては、アドバイザーとかオブザーバーなんていう立場は、いっさいご辞退申し上げたいわけでして(笑い)、これはまことに恐るべき装置ですよ(笑い)。千葉さん(読者の方)のお手紙に対して、こういう回答をだされた井上さんという人は、ものすごいことをなさる人だと、あらためて敬服かつたまげているわけ(笑い)。
ぼくは楽器をなにひとついじらないし、いまここで鳴らされた音楽も、ふだん自宅で楽しんで聴いている音楽とは違うものですから、どのくらいの音量がふさわしいのかちょっと分かりかねるところがあるんだけれど、それにしても、いま聴いた音量というのは、正直いって、ぼくの理解とか判断力の範囲を超えたものなんですね。ただ誤解のないようにいっておくと、それだからといって箸にも棒にもかからないというような、否定的な意味ではありません。ことばどおり、理解とか判断力の範囲を超えたところのものだ、ということなんです。しかし、いま聴いた音というのは、自分の知らない、ひじょうに面白い世界をのぞかせてくれたことも、またたしかです。ただ重ねていいますけれど、こういう音はぼくは好まないし、ぼく自身は絶対にやりませんね。ある意味では拒否したい音だといっていいかもしれません。
ほくは、自分の現在の条件もあるでしょうが、性格的にもあまり大音量で聴くのは好きではありません。どちらかというと、小さめで、ひっそりと聴くほうを好みます。しかし、いま聴いていて、この装置が出した、むしろ井上さんがお出しになったというべきかもしれませんがともかくここで鳴ったすさまじい音は、けっして不愉快ではない。一種の快感さえ感じたほどです。井上さんはよく、音のエネルギー感ということをいわれますが、それが具体的に出てきた、エネルギー感の魅力が十分に感じられたわけで、ぼく自身ただただ聴きほれていたわけですよ。
     *
この井上先生の組合せよりも、山中先生のESLのダブルスタックの組合せがめざした「世界」が、
瀬川先生がふだん接していられた世界と共通するものは多い。
にもかかわらず、ESLダブルスタックの音に関しては、なにもひとつ活字にはなっていない。
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

「コンポーネントステレオの世界 ’78」を読んでいた14歳の私が強い関心をよせていたスピーカーシステムは、
JBLの4343だったり、ロジャースのLS3/5Aだったり、キャバスのブリガンタンであったり、
そしてQUADのESLだった。
他にもいくつかあるけれど、ここでは直接関係してこないので省かせていただく。

当時なんとなく考えていたのは、4343をしっとり鳴らすのと、
ESLから余裕のある音を鳴らすのはどちらが大変か、であって、
ESLにはダブルスタックという手法があることを知り、
ESLの秘めた可能性についてあれこれ思っていた時期でもあるから、
よけいにダブルスタックのESLの音を、どう瀬川先生が評価されているのかが、とにかく知りたかった。

たとえばほかのスピーカーシステムであれば、オーディオ店でいつか聴くことができるだろう。
それが決していい調子で鳴っていなかったとしても、ほんとうに出合うべくして出合うスピーカーシステムであれば、
多少うまく鳴っていないところがあったとしても、そこからなんらかの魅力を感じとることができるはず。
だから聴く機会に積極的でありたい、と思っていたけれど、
ダブルスタックのESLは、それそのものがメーカーの既製のスピーカーシステムではないため、
そのオーディオ店が独自にスタンドを工夫・製作しないことには、聴くことが無理、ということがわかっていたため、
だからこそ瀬川先生がどう、その音を表現されるのかが、読みたくてたまらなかった。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」は、数少ないその機会を与えてくれるはずだったのに……。
山中先生のダブルスタックのESLの記事は12ページある。
けれど、また書くけれど、そこには瀬川先生の発言はなかった。

いまなら、なぜないのかは理解できる。
けれど、当時14歳の私には、ないことは、とにかく不思議なこと、でしかなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=5908

瀬川先生は、ステレオサウンド 43号「ベストバイ」の記事中にこう書かれている。
     *
いまところは置き場所がないから考えないが、もし製造中止になるというような噂をチラとでも耳にしたら、すぐにでもひと組購入するぞ、と宣言してある。部屋や置き方や組み合わせなど条件を整えて聴くときのQUAD・ESLのみずみずしい音質は実にチャーミングだ。最適位置にぴたりと坐ったが最後、眼前に展開する一種独特のクリアーな音像の魅力から抜け出すことが難しくなる。このデザインの似合う部屋が欲しい!
     *
そして、購入されている。
ステレオサウンドだけを読んでいては気がつかないが、当時の別冊FM fanの記事中、
瀬川先生の世田谷・砧のリスニングルームの写真に、ESLが置かれているのが写っている。
ESLは、瀬川先生のお気に入りのスピーカーシステムのひとつであったはずだ。

山中先生は、「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、次のように語られている。
     *
シングルで使っても、このスピーカーには、音のつながりのよさ、バランスのよさといった魅力があって、そうえにオーケストラ演奏を聴けるだけの迫力さえでれば、現在の数多いスピーカーシステムの中でもとびぬけた存在になると思うんですよ。そこでこれをダブルで使うと、とくに低域の音圧が比較にならないほど上昇しますし、音の全体の厚みというか、レスポンス的にも、さらに濃密な音になる。むしろ高域なんかは、レスポンス的には少し下がり気味のような感じに聴こえます。いずれにしても、2倍といようりも4倍ぐらいになった感じまで音圧が上げられる。そういった魅力が生じるわけで、そこをかってESLのダブル使用という方式を選びました。
     *
しかも、この数ページ後に、こんなことも言われている。
     *
このスピーカーはごらんのようにパネルみたいな形で、ひじょうに薄いので、壁にぴったりつけて使いたくなるんですけれど、反対に、いま置いてあるように、壁からできるだけ離す必要があります。少なくとも1・5メートルぐらい、理想をいえば部屋の三分の一ぐらいのところまでってきてほしいと、QUADでは説明しているのです。ただ、ダブル方式で使った場合には、それほど離さなくてよさそうです。そのことも、ダブルにして使うことのメリットといえるでしょう。
     *
ここまで読んできて、ダブルスタックのESLへの期待はいやがおうでも高まり、
瀬川先生の発言を期待してページをめくっていた……。
http://audiosharing.com/blog/?p=5908


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

私が知るかぎり、瀬川先生がダブルスタックのESLの音について語られているのは、
音楽之友社からでていた「ステレオのすべて」の’81年版だけである。

この年の「ステレオのすべて」の特集は、
「音楽再生とオーディオ装置 誰もできなかったオーケストラ再生」であり、
瀬川冬樹、山中敬三、両氏を中心に読者の方が3人、それにリポーターとして貝山知弘氏によるもの。

ここでも組合せがつくられている。
瀬川先生による組合せが3つ、山中先生による組合せが2つ、
そして読者の方による組合せがそれぞれつくられ、
それぞれの音について討論がすすめられている、という企画である。

ここで山中先生の組合せに、ダブルスタックのESLが登場している。
アンプはコントロールアンプにマークレビンソンのML7L、パワーアンプにスレッショルドのSTASIS2。
アナログプレーヤーは、トーレンスのTD126MKIIIC、となっている。

ESL用のスタンドは、ステレオサウンドでの試聴のものとは異り、
マークレビンソンのHQDシステムで使われているスタンドと近い形に仕上がっている。
ただしHQDシステムのものよりも背は多少低くなっているけれど、
ステレオサウンドのスタンドと較べると、下側のESLと床の間に空間がある分だけ背は高い。

2枚のESLの角度は、
ステレオサウンドでの試聴では、下側のESLのカーヴと上側のESLのカーヴが連続するようになっているため、
横から見ると、とくに上側のESLが弓なりに後ろにそっている感じになっている。
音楽之友社(ステレオのすべて)の試聴では、
2枚のESLができるだけ垂直になるように配置されている(ように写真では見える)。

実験はしたことないものの、2枚のESLをどう配置するか、
その調整によってダブルスタックのESLの音が想像以上に変化するであろうことは予測できる。

だから同じダブルスタックといっても、ステレオサウンドでのモノと音楽之友社のモノとでは、
かなり違うといえばたしかにそうであろうし、
それでも同じダブルスタックのESLであることに違いはない、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=5927

音楽之友社別冊「ステレオのすべて ’81」を書店で手にとってパラパラめくったときは、うれしかった。
ここにもESLのダブルスタックの記事が載っていて、その記事には瀬川先生と山中先生が登場されているからだ。

じっくり読むのは家に帰ってからの楽しみにとっておきたかったので、ほとんど内容は確認させずに買った。
そして帰宅、読みはじめる。

誌面構成としては、まず貝山さんがレポーター(司会者)となって、瀬川・山中対談がはじまる。
そして囲み記事として、
瀬川先生の組合せ試案(これはロジャースPM510とマークレビンソンのアンプの組合せ)があり、
そのあとにいよいよ山中先生によるESLのダブルスタックの試案が、これも囲み記事で出てくる。
3000文字弱の内容で、瀬川・山中、両氏の対談を中心に、参加されている読者の方の意見も含まれている。

まず、瀬川先生は、
「やっぱり、クォード・ダブルスタックを山中流に料理しちゃってるよ。
これ、完全に山中サウンドですよ、よくも悪くもね。」と発言されている。

このあとに山中先生によるダブルスタックの説明が続く。
そして、ふたたび瀬川先生の発言。
「さっき山中流に料理しちゃったというのは、ぼくがこのスピーカーを鳴らすとこういう音にならないね。具体的にいうと、ほくにはずいぶんきつくて耐えられなかったし、低音の量感が足りない。だからかなわんなと思いながらやっぱり彼が鳴らすと、本当にこういう音に仕上げちゃうんだなと思いながら、すごい山中サウンドだと思って聴いていたの。」

ただ「低音の量感が足りない」と感じられていたのは、山中先生も同じで、
ステレオサウンドでの試聴のことを引き合いに出しながら、「低域がもっと出なくちゃいけない」と言われている。
音楽之友社での試聴では、低域の鳴り方が拡散型の方向に向ってしまい集中してこない、とも指摘されている。
その理由は2枚のESLの角度の調整にあり、
できればESLの前面の空気を抱きかかえるような形にしたい、とも言われている。

山中先生としても、今回のESLのダブルスタックの音は、不満、改善の余地が多いものだった、と読める。
http://audiosharing.com/blog/?p=5927


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=5937

音楽之友社の試聴室がどのくらいの広さなのか、「ステレオのすべて ’81」からは正確にはかわらない。
けれど50畳もあるような広さではないことはわかる。20畳から30畳程度だろうか。
そこに、「ステレオのすべて ’81」の取材では、
瀬川、山中、貝山の三氏プラス読者の方が三名、さらに編集部も三名にカメラマンが一人、計10人が入っている。
そう広くない部屋に、これだけの人が入っていては条件は悪くなる。
そんなこともあってESLのダブルスタックは、本調子が出なかったのか、うまく鳴らなかったことは読み取れる。
けれど瀬川先生にしても山中先生にしても、そこで鳴った音だけで語られるわけではない。
ESLのダブルスタックは、この本の出る3年前にステレオサウンドの「コンポーネントステレオの世界 ’78」にいて、
手応えのある音を出されているわけで、そういったことを踏まえたうえで語られている。

もちろん話されたことすべてが活字になっているわけではない。
ページ数という物理的な制約があるため削られている言葉もある。
まとめる人のいろいろな要素が、こういう座談会のまとめには色濃く出てくる。

つまり「コンポーネントステレオの世界 ’78」では瀬川先生のESLのダブルスタックに対する発言は、
削られてしまっている、とみていいだろう。
なぜ、削られたのか。しかもひと言も活字にはなっていない。
このことと、「ステレオのすべて ’81」の瀬川先生の音の印象を重ねると、
瀬川先生はESLのダブルスタックに対して、ほぼ全面的に肯定されている山中先生とは反対に、
否定的、とまではいわないもの、むしろ、どこか苦手とされているのではないか、と思えてくる。

「ぼくにはずいぶんきつくて耐えられなかった」と語られている、
この部分に、それが読みとれる、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5937


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=5939

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」の巻末には、
「新西洋音響事情」というタイトルのインタヴュー記事が載っている。
「全日本オーディオフェアに来日の、オーディオ評論家、メーカー首脳に聞く」という副題がついているとおり、
レオナルド・フェルドマン(アメリカ・オーディオ評論家)、エド・メイ(マランツ副社長)、
レイモンド・E・クック(KEF社長)、コリン・J・アルドリッジ(ローラ・セレッション社長)、
ピーター・D・ガスカース(ローラ・セレッション マーケティング・ディレクター)、
ウィリアム・J・コックス(B&Oエクスポートマネージャー)、S・K・プラマニック(B&Oチーフエンジニア)、
マルコ・ヴィフィアン(ルボックス エクスポートマネージャー)、エド・ウェナーストランド(ADC社長)、
そしてQUAD(この時代は正式にはThe Acoustical Manufacturing Co.Ltd.,社長)のロス・ウォーカーらが、
山中敬三、長島達夫、両氏のインタヴュー、編集部のインタヴューに答えている。

ロス・ウォーカーのインタヴュアーは、長島・山中の両氏。
ここにダブル・クォードについて、たずねられている。
ロス・ウォーカーの答えはつぎのとおりだ。
     *
ダブルにしますと、音は大きくなるけれども、ミュージックのインフォメーションに関しては一台と変わらないはずです。ほとんどの人にとってはシングルに使っていただいて十分なパワーがあります。二台にすると、4.5dB音圧が増えます。そしてベースがよく鳴る感じはします。ただ、チェンバー・ミュージックとか、ソロを聴く場合には、少しリアリスティックな感じが落ちる感じがします。ですから、大編成のオーケストラを聴く場合にはダブルにして、小さい感じのミュージックを聴く場合には、シングルにした方がよろしいのではないかと思います。世の中のたくさんの方がダブルにして使って喜んでいらっしゃるのをよく存じていますし、感謝していますけれども、私どもの会社の中におきましては二台使っている人間は誰もおりません。いずれにしても、それは個人のチョイスによるものだと思いますから、わたくしがどうこう申しあげることはできない気がします。
     *
「ステレオのすべて ’81」の特集には「誰もできなかったオーケストラ再生」とつけられているし、
「コンポーネントステレオの世界 ’78」の読者の方の要望もオーケストラ再生について、であった。

オーケストラ再生への山中先生の回答が、ESLのダブルスタックであることは、
この時代(1970年代後半から80年にかけて)の現役のスピーカーシステムからの選択としては、
他に候補はなかなか思い浮ばない。

なぜ、そのESLのダブルスタックの音が瀬川先生にとっては「ずいぶんきつくて耐えられなかった」のか。
http://audiosharing.com/blog/?p=5939


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=5941

瀬川先生の「ずいぶんきつくて耐えられなかった」ということを、
オーディオの一般的な「きつい音」ということで捉えていては、なかなか理解できないことだと思う。

ダブルスタックとはいえQUADのESLから、いわゆる「きつい音」が出るとは思えない。
そう考えられる方は多いと思う。

私も、「ステレオのすべて ’81」を読んだときには、
「ずいぶんきつくて耐えられなかった」の真の意味を理解できなかった。
これに関しては、オーディオのキャリアが長いだけでは理解しにくい面をもつ。
私がこれから書くことを理解できたのは、ステレオサウンドで働いてきたおかげである。

コンデンサー型、リボン型といった駆動方式には関係なく、
ある面積をもつ平面振動板のスピーカーシステムの音は、聴く人によっては「きつい音」である。
それは鳴らし方が悪くてそういう「きつい音」が出てしまう、ということではなく、
振動板が平面であること、そしてある一定の面積をもっていることによって生じる「きつい音」なのだが、
これがやっかいなことに同じ場所で同じ時に、同じ音を聴いても「きつい音」と感じる人もいれば、
まったく気にされない方もいるということだ。

そして、一定の面積と書いたが、これも絶対値があるわけではない。
部屋の容積との関係があって、
容積が小さければ振動板の面積はそれほど大きくなくても「きつい音」を感じさせてしまうし、
かなり振動板の面積が大きくとも、部屋の容積が、広さも天井高も十分確保されている環境であれば、
「きつい音」と感じさせないこともある。

瀬川先生に直接「ずいぶんきつくて耐えられなかった」音が
どういうものか訊ねたわけではないから断言こそできないが、
おそらくこの「きつい音」は鼓膜を圧迫するような音のことのはずである。

私がそのことに気づけたのは、井上先生の試聴のときだった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5941


Date: 9月 23rd, 2011
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=6043

じつは井上先生も、振動板面積の大きい平面型スピーカーの音に対して、
瀬川先生と同じような反応をされていた。
「くわっと耳にくる音がきついんだよね、平面スピーカーは」といったことをいわれていた。

といってもスコーカーやトゥイーターに平面振動板のユニットが搭載されているスピーカーシステムに対しては、
そういったことをいわれたことはまず記憶にない。
もしかするとすこしは「きつい」と感じておられたのかもしれないが、
少なくとも口に出されることは、私がステレオサウンドにいたころはなかった。

けれどもコンデンサー型やアポジーのようなリボン型で、低域まで平面振動板で構成されていて、
しかも振動板の面積がかなり大きいものを聴かれているときは、
「きついんだよなぁ」とか「くわっとくるんだよね、平面型は」といわれていた。

でもアポジーのカリパーをステレオサウンドの試聴室で、マッキントッシュのMC275で鳴らしたときは、
そんな感想はもらされていなかった(これは記事にはなっていない)。
だから私の勝手な推測ではあるけれども、
ステレオサウンドの試聴室(いまの試聴室ではなく旧試聴室)の空間では、
アポジーのカリパーぐらいの振動板面積が井上先生にとっては、
きつさを感じさせない、意識させない上限だったのかもしれない。

それにMC275の出力は75Wだから、それほど大きな音量を得られるわけでもない。
これが低負荷につよい大出力のパワーアンプであったならば、
ピークの音の伸びで「きつい」といわれた可能性もあったのかもしれない。

井上先生が「きつい」と表現されているのも、音色的なきつさではない。
これも推測になってしまうのだが、瀬川先生と同じように鼓膜を圧迫するようなところを感じとって、
それを「きつい」と表現されていた、と私は解釈している。

ただ、この「きつさ」は、人によって感じ方が違う。
あまり感じられない方もおられる。
いっておくが、これは耳の良し悪しとはまだ別のことである。
そして、圧迫感を感じる人の中には、この圧迫感を「きつい」ではなく、好ましい、と感じる人もいる。
だから、瀬川先生、井上先生が「きつい」と感じられたことを、理解しにくい人もおられるだろうが、
これはひとりひとり耳の性質に違いによって生じるものなのだろうから。
http://audiosharing.com/blog/?p=6043


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=6047

直径が大きく異る円をふたつ描いてみる。
たとえば10倍くらいの差がある円を描いて、その円周を同じ長さだけきりとる。
たとえば2cmだけ切り取ったとする。

そのふたつの円周を比較すると、直径の小さな円から切り取った円周は同じ2cmでも弧を描いている。
直径が10倍大きい円から切り取った円周は、もちろん弧を描いてはいるものの、
小さな円の円周よりもずっと直線に近くなっていく。

ある音源から球面波が放射された。
楽器もしくは音源から近いところで球面波であったものが、
距離が離れるにしたがって、平面波に近くなってくる。

だから平面波の音は距離感の遠い音だ、という人もいるくらいだ。

平面波が仮にそういうものだと仮定した場合、
目の前にあるスピーカーシステムから平面波の音がかなりの音圧で鳴ってくることは、
それはオーディオの世界だから成立する音の独特の世界だといえなくもない。

しかもアクースティックな楽器がピストニックモーションで音を出すものがないにも関わらず、
ほほすべてのスピーカー(ベンディングウェーヴ以外のスピーカー)はピストニックモーションで音を出し、
より正確なピストニックモーションを追求している。

そういう世界のなかのひとつとして、大きな振動板面積をもつ平面振動板の音がある、ということ。
それを好む人もいれば、そうでない人もいる、ということだ。

瀬川先生の時代には、アポジーは存在しなかった。
もし瀬川先生がアポジーのオール・リボン型の音を聴かれていたら、どう評価されただろうか。
大型のディーヴァよりも、小型のカリパーのほうを評価されたかもしれない。
そんな気がする……。
http://audiosharing.com/blog/?p=6047


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=6070

誤解のないようにもう一度書いておくが、
瀬川先生はQUADのESLを購入されている。シングルで鳴らすときのESLの音の世界に惚れ込まれていたことは、
それまで書かれてきたことからも、はっきりとわかる。
ただそれがダブルスタックになると、「きつい」と感じられる、ということだ。

おそらくESLは、ごく小音量で鳴らされていたのだろう。
そういう鳴らし方をしたときに、真価を発揮するESLが、ダブルスタックにすると一変する、というのは、
ダブルスタックの音に対して肯定的に受けとめられる人たちだ。

山中先生もそのひとりで、長島先生もそうだ。
長島先生はスイングジャーナルで、ダブルスタックの上をいくトリプルスタックを実現されている。

ESLのダブルスタックは香港のマニアの間ではじまった、といわれている。
その香港のマニアの人たちも、トリプルスタックをやった人はいないかもしれない。

しかも長島先生のトリプルスタックは、ただ単に3段重ねにしたわけではなく、
もともとの発想は平面波のESLから疑似的であっても球面波をつくり出したい、ということ。
そのため真横からみると3枚のESLは凹レンズ上に配置されている。

下部のESLは、ESLの通常のセッティングよりもぐっと傾斜をつけて斜め上を向き、
中央のESLはやや前屈みになり、下側のESLとで「く」の字を形成していて、
上部のESLは下部のESLよりさらに倒しこんで斜め下を向くように特註のスタンドは工夫されている。

聴取位置に対して、それぞれのESLの中心が等距離になるように、という意図もそこにはあったと考えられるが、
長島先生の意図は、疑似的球面波をつくり出すことによって、
平面波特有の音に対する長島先生が不満を感じていたところをなんとかしたい、という考えからであって、
このESLのトリプルスタックを実際に試された長島先生だからこそ、ESL63への評価がある、といえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=6070


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=6072

長島先生の音楽の聴き方として、前のめりで聴かれる。
それに長島先生はオルトフォンのSPUをずっと愛用されてきた。
ただし晩年はリンのカートリッジをお使いだったが。

そのSPUのコンシューマー用のGタイプではなく、プロフェッショナル用のAタイプのSPU-A/Eだった。
これは、Aタイプのほうが、Gタイプよりも、音の形が鮮明だから、ということが大きな理由である。

ジェンセンのG610Bを、タンノイのあとにいれられたのも、
このことがやはり関係しているはずである。

ステレオサウンド 61号で、こんなふうに語られている。
     *
(G610Bの)怪鳥の叫びのような、耳から血がでるような、それだけのエネルギーがでる。そんなスピーカーって聴いたことがなかった。そのエネルギーがすばらしいなって、ぼくはひそかに思ったわけです。〈これはつかっていけばなんとかなる!〉と考えました。それまではタンノイでした。タンノイのやさしさもいいんですが、ぼくにはもの足りなかった。あれは演奏会のずうっと後の席で聴く音でしょう。ところが、ぼくは前のほうで聴きたかった。それはもうタンノイじゃない。そこへ、このものすごいラッパを聴いたってわけです。
     *
そんなG610Bにつないで鳴らされたパワーアンプは、マッキントッシュのMC2105だった。
このMC2105に対して、61号では、「やさしいアンプ」と語られている。
だから力量不足がはっきりしてきて、次に同じマッキントッシュの管球式のMC275にされている。
このMC275についても、G610Bのエージングがすすんでいくにつれて、
甘さが耳についてきて、「その甘さはぼくには必要じゃない」ということで、もっと辛口のアンプということで、
マランツModel 2を導入され、続いてコントロールアンプをマッキントッシュのC26からModel 7にされている。

これらのことからわかるように、長島先生は、そういう音楽の聴き方をされてきた。
だからESLを、
「ナチュラルな音場空間が得られる製品。使いこなしには工夫が必要」(ステレオサウンド 47号)と、
評価されながらも、ESLはスピーカーとして理想に近い動作が期待できる、とされながらも、
もうひとつもの足りなさを感じられたことは、容易に想像がつくことだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=6072


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その27)
http://audiosharing.com/blog/?p=6083

ステレオサウンド 61号には、長島先生による登場したばかりのQUAD・ESL63の詳細な記事が載っている。
1機種のスピーカーシステムに、16ページを割いている。

当然、記事の中でESL63の、ディレイによる球面波の効果についてふれられている。
     *
中域以上で球面波を作りだし、音像定位を明確にする全く新しい独創的な手法がとられていることだ。
いままで一般的に、ESLがつくりだす音像定位とステレオ感には独特のものがあるといわれてきた。これのひとつの原因としては、結果的に広い面積の振動板が一様な動きをするため、つくりだされる音の波面が平面波に近くなることが考えられる。これに対して、ふつうに使われるコーン型のダイナミック・スピーカーでは、波面はあくまでも球面波なのである。
このふたつの波面の違いは、実際に音を聴いたとき、音源までの距離感の違いとなってあらわれる。
点音源を考えたとき、発生する音の波面は球面波になる。この音をリスニングポイントで聴いたとき、音源の位置をどこに感じるかというと、波面と直角に引いた線の交点に音源位置を感じるのである。したがってESLの場合、つくり出される波面の曲率が非常に大きく平面波に近いため、球面波を発生する一般的なスピーカーよりずっと遠くに音源位置を感じてしまうのである。これがESLと普通のスピーカーの大きな違いになっている。
     *
タンノイですら、長島先生は「ずうっと後の席で聴く音」と評され、
前の席で聴きたくてG610Bにされているのだから、ESLはタンノイよりも「後の席で聴く音」になる。

長島先生はスイングジャーナルの別冊の「モダン・ジャズ読本」でESLの組合せを、
’76年度版と’77年度版、2回つくられている。
スイングジャーナルだから、当然、この組合せで鳴らされるのはジャズのレコードだ。
何も奇を衒って、長島先生はESLを使われているわけではない。
ESLの良さを十分認めておられるのは記事を読めばわかる。
だからこそ、ESLで、前のほうで聴けるようになれば、
長島先生にとってESLは理想に近いスピーカーだったのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=6083


Date: 1月 8th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その28)
http://audiosharing.com/blog/?p=12917

ステレオサウンドにいたころ、ESLを買ったことを長島先生に話した時、
スイングジャーナルでのトリプルスタックの音について話してくださった。
そして、こういわれた。

「スイングジャーナルに、まだあの時のフレームがあるはずだよ」

あの時のフレームとは、 QUAD・ESLのトリプルスタック用のフレーム(スタンド)のことを指している。
つまり、私にESLのトリプルスタックをやってみなよ、ということであった。

あのころであれば、まだESLの程度のいいモノをあと二組手に入れるのは、そう難しいことでもなかったし、
費用もそれほどかからなかった。
その面では特に障害はなかったけれど、
さすがにトリプルスタックをいれるだけの天井高のある部屋に住んでいたわけではなかったから、
住居探しをまずやらなければならなくなる。

音は、長島先生が熱く語られていたことからも、良かったことはわかる。
かなりいい結果が期待できる──、とはいうものの、
背の高いスピーカーに対する強い拒否反応はないというものの、
トリプルスタックのESLの高さとなると、話は違ってくる。

天井高が十分にあり、広さも十分にとれる部屋にいたとしても、
トリプルスタックに挑戦したか、というと、なんともいえない、というのが正直なところである。

それでもトリプルスタックの音だけは、一度聴いてみたかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=12917


Date: 1月 9th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その29)
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

演奏会で前の方で聴きたいから、ということで、
タンノイからジェンセンのG610Bにスピーカーを替えられた長島先生にとって、
ESLのトリプルスタックもまた、演奏会での前の方で聴く音だった。

長島先生は前の方で、山中先生の聴き方もそうだと思っている。
だが、クラシックを聴く人のすべてが前の方で聴きたい、と想っているわけではなく、
中ほどの席で聴きたい人もいるし、天井桟敷と呼ばれるところで聴きたい、という人もいる。

いわば音源との距離をどうとるのか。
ここでの音源とは、スピーカーと聴き手の距離のことではないし、
スピーカーのどの位置に音像を結ぶのか、その音像と聴き手との距離のことでもなく、
そういった物理的な距離とは異る、
スピーカーそのものが本来的に持つ鳴り方に起因するところの、音源との距離感ということになる。

1980年ごろまでのイギリスのスピーカーは、概ね、やや距離を置いた鳴り方をする傾向が強かった。
BBCモニター系のスペンドール、ロジャース、KEFなど、
アメリカや日本のスピーカーほど音量を上げられないということも関係して、
ひっそりと鳴る感じを特徴としており、そのひっそりと鳴るということは、
眼前で楽器が鳴っているという感じとは結びつかない。

このことは録音の場における、楽器とマイクロフォンとの位置関係にも関係してくることであり、
ピアノの録音にしてもオンマイクで録るのかオフマイクで録るのか、で、
楽器との距離感には違いが出るのと同じである。
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

Date: 7月 29th, 2017
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その30)
http://audiosharing.com/blog/?p=23235

QUADのESLのダブルスタック、トリプルスタックのことを書いていて思い出したのは、
LS3/5Aのダブルスタックのことだ。

私は試したことがないけれど、
ステレオサウンド 55号に、マラソン試聴会の記事が載っている。
1ページ、モノクロの記事である。写真は九点。
どれも不鮮明な写真ばかりだが、一枚だけ目を引くものがあった。

ロジャースの輸入元オーデックスのブースで、
写真の説明には「ダブルLS3/5Aがガッツな音を聴かせてくれた」とある。

写真は小さく、くり返しになるが不鮮明。
はっきりとは確認できないが、上下二段スタックされたLS3/5Aは、
上側のLS3/5Aは上下逆さまになっているように見える。

サランネットについているネームプレートが、上側のLS3/5Aは左下にあるように見えるからだ。
ユニット配置は、下からウーファー、トゥイーター、トゥイーター、ウーファーとなっているはずだ。

ESLのスタックもそうだが、最大出力音圧レベルの不足を補うための手法である。
LS3/5Aもその点ではESLと同じであり、ESLがダブルスタックにするのであれば、
LS3/5Aも……、と輸入元の人が考えたのかどうかははっきりしないが、
この時のダブルLS3/5Aの音は、取材した編集者の耳も捉えていたようだ。

55号の編集後記の最後に、《小さな一室でLS3/5Aのダブルが良く鳴っていた》とある。
http://audiosharing.com/blog/?p=23235

125. 中川隆[-5684] koaQ7Jey 2021年4月15日 17:47:26 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[26] 報告
audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター、復権か

Date: 10月 30th, 2014
BBCモニター、復権か(その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=15192

LSナンバーをもつ、いわゆるBBCモニターが商品化、市販されるようになったのは1970年代からである。
LS3/5Aは最初はロジャース製だけだったが、
チャートウェル、ハーベス、KEF、オーディオマスターからもLS3/5Aが登場した。
これがBBCモニターの全盛だったようだ。

LSナンバーのBBCモニターは、LS5/9を最後に途絶えてしまった。
BBCモニター、BBCモニターの流れを汲むスピーカーシステムに惹かれてきた私は、寂しい思いをしていた。

LS3/5Aはいまでも人気である。
けれど日本ではBBCモニターの人気が高かった、とは思えない。
むしろ低い。

瀬川先生も嘆かれていた。
私の手元には瀬川先生のメモがある。
その中にロジャースのPM510について書かれたものがある。
三年前にも書いているが、もう一度書いておく。
     *
◎どうしてもっと話題にならないのだろう、と、ふしぎに思う製品がある。最近の例でいえばPM510。
◎くいものや、その他にたとえたほうが色がつく
◎だが、これほど良いスピーカーは、JBLの♯4343みたいに、向う三軒両隣まで普及しない方が、PM510をほんとうに愛する人間には嬉しくもある。だから、このスピーカーの良さを、あんまりしられたくないという気持もある。

◎JBLの♯4345を借りて聴きはじめている。♯4343よりすごーく改良されている(その理由を長々と書く)けれど、そうしてまた2歩も3歩も完成に近づいたJBLを聴きふけってゆくにつれて、改めて、JBLでは(そしてアメリカのスピーカーでは)絶対に鳴らせない音味というものがあることを思い知らされる。
◎そこに思い至って、若さの中で改めて、Rogers PM510を、心から「欲しい」と思いはじめた。
◎いうまでもなく510の原形はLS5/8、その原形のLS5/1Aは持っている。宝ものとして大切に聴いている。それにもかかわらずPM510を「欲しい!!」と思わせるものは、一体、何か?

◎前歴が刻まれる!
     *
一部、判読困難な文字がいくつかあり、数カ所、書き間違えているかもしれないが、
瀬川先生がPM510をどう思われていたのか、そして日本でのPM510の評価も知ることはできる。

私もPM510には惚れ込んだ、だから、このスピーカーシステムも相当に無理して買った。
http://audiosharing.com/blog/?p=15192


BBCモニター、復権か(その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=15197

ロジャースのPM510はいいスピーカーだ。
けれど改良型にあたるPM510IIは、少しもいいとは思えなかった。

PM510の低音はぶよぶよじゃないか、という人たちは、PM510IIの方がずっといい、といっていた。
だが締っている低音が優れた低音ではないし、表現力豊かな低音でもない。
私が聴きたい音楽にとって、PM510の低音は不満となることはなかった。

PM510IIは中途半端に感じてしまう。
PM510の良さが、もう感じられなかった。

PM510IIが、他のスピーカーシステムの改良型であれば、もう少し認めることもできると思うのだが、
惚れ込んだスピーカーシステムの改良型として登場して、
惚れ込んだ男に愛想をつかしてしまう出来のモノを認めることはできない。

今年二月に、ある人のリスニングルームを訪れた。
メインのスピーカーシステムはアメリカ製のモノ。
だが部屋の片隅にPM510が置いてあった。
PM510IIではなく、PM510である。

こればかりは手離せない、ということだった。
その気持はよくわかる。

瀬川先生が《心から「欲しい」》と思われたスピーカーシステムとしての良さは、
PM510にあり、PM510IIにはないと言い切れる。
http://audiosharing.com/blog/?p=15197


BBCモニター、復権か(その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=15199

PM510をいいスピーカーと認めている人は確かに少ない。
それでもいいじゃないか、と思うのだが、
PM510をいいスピーカーとしながらも、PM510IIを改良型として高く評価している人をみると、
この人が感じているPM510の良さと私が感じているPM510の良さは違っているんだな、と思ってしまう。

PM510はロジャースのLS5/8の内蔵ネットワーク版である。
LS5/8は型番が示すようにBBCモニターであり、
QUADのパワーアンプ405にデヴァイディングネットワークを内蔵しバイアンプ駆動するというシステム。
ユニット構成、エンクロージュアはLS5/8、PM510は同じである。

このLS5/8はロジャース(スイストーン)が買収した会社チャートウェルが開発したモノだ。
チャートウェル時代の型番はPM450E(LS5/8)、PM450(PM510)だった。
もちろんチャートウェルのLS5/8も存在している。

ロジャース製とチャートウェル製は、若干音のニュアンスが違う、といわれている。
そうだろう。
同じ規格で作られているLS3/5Aが、各社、音のニュアンスが微妙に違うのと同じである。
チャートウェル製も聴きたいという気持はあるけれど、
ロジャースのPM510に惚れ込んでいたのだから、
どちらがいいのかを判断するようなことは、いまではどうでもよくなっている。

ロジャースからはLS5/8に続いて、中型モニターのLS5/9が登場する。
ちょうどステレオサウンドにいたころだった。
聴く機会は何度もあった。

でもLS5/8とLS3/5Aの間に位置するサイズ。
このサイズにした理由をついあれこれ考えてしまうくらいに、
私には中途半端な大きさに思えたし、そうなると出て来た音もなんとなくそう感じられてしまう。

でもPM510の低音をぶよぶよじゃないか、という人はLS5/9の方を高く評価していた。
http://audiosharing.com/blog/?p=15199


BBCモニター、復権か(その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=15203

1983年にステレオサウンドからTHE BRITISH SOUNDという別冊が出た。
この本に岡先生によるBBCモニター物語という記事がある。
この中で、岡先生が書かれている。
《BBCモニターのことを書くべき最適任者は、故瀬川冬樹さんだったと思う》と。
BBCモニターに関心のある人の多く(すべてといっていい)が、首肯いたことだろう。

瀬川先生によるBBCモニター物語、
きっと瀬川先生自身も書きたいと思われていただろうだけに、
読みたかった……、という気持は募る。

岡先生はBBCモニター物語を書くにあたり、
ステレオサウンド編集部から、瀬川先生が渡英の際に入手されたいくつかの資料を借覧されている。

その瀬川資料の中に、BBCモニターの型番のクラシフィケーションの説明があり、
その資料を元に岡先生がLSナンバーの区分について書かれている。
     *
●LS1/ アッセンブルされたラウドスピーカーで、用途は種主あるが主力にはなっていない(現用正式モデルではない)。
●LS2/ シャーシ・ユニットのみのもの。
●LS3/ アッセンブルされたスピーカー(主として外録その他に使用される。可搬性をもつ小型のもの)。
●LS5/ アッセンブルされたスピーカー(スタジオ用)。
 将来は、LS1/、LS2/、LS5/のクラシフィケーションを用いることになり、外録用のLS3/シリーズもLS5/のコード番号のなかに組み込まれることになる、という注記がある。
     *
LS5/9は20cm口径のウーファーとソフトドーム型トゥイーター、
エンクロージュアの外形寸法はW36.0×H55.0×D36.0cm。
本来ならばLS3/8という型番がついても不思議ではないし、
むしろ、その方が、このスピーカーシステムの性格をはっきりとさせると思うのだが、
岡先生が書かれているとおり、LS3/シリーズはLS5/シリーズに組み込まれたことがわかる。
http://audiosharing.com/blog/?p=15203


BBCモニター、復権か(その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=15219

こういう音が好きなんだ、と実感した最初のスピーカーシステムは、スペンドールのBCIIだった。
瀬川先生が熊本のオーディオ販売店に定期的に来られていた時に聴くことができた。
そのとき、もうひとつスピーカーがあった。JBLの4341だった。

このころすでに4341は製造中止になっていて4343に切り替って二年くらい経っていたはずなのに、
なぜか4341だった。
4341はすごいスピーカーだ、と感じた。
けれどその後に鳴らされたBCIIの音に惹かれた。

スピーカーシステムとしての性能の高さは、はっきりと4341が格段にBCIIよりも高い。
けれどどちらの音に惹かれるのか、といえば、BCIIとはっきりといえた。

BCIIも、このスピーカーをつくっているスペンドールも、BBCモニターの流れを汲んでいる。
つまり、この時がBBCモニターの音との出会いだった。

それから一年くらい経って聴いたBBCモニターはLS3/5Aだった。
その前にKEFのModel 105を聴いている。
この時代のKEFのスピーカーシステムも、私にとってはBBCモニター系列に属する音である。
ややきまじめすぎる印象はあるけれど。

ハーベスのMonitor HLも、しばらくして聴いた。
それからロジャースのPM510を聴いた。

BCIIからPM510を聴くまでに、他のスピーカーシステムも聴いてきた。
その中にはイギリスのスピーカーを代表する存在であるタンノイも含まれる。

同じイギリスのスピーカーであっても、BBCモニター系列の音とは違う。
私が惹かれるのは、この時代はBBCモニターの音であった。
BCII、Model 105、LS3/5A、Monitor HL、PM510、
その音を思い出すと(美化されているのだろうが)、グッドリプロダクションとはまさにこういう音であり、
いまも惹かれていることを感じてしまう。
http://audiosharing.com/blog/?p=15219


BBCモニター、復権か(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=15222

ロジャースのPM510は、ピーエム・ファイヴ・テンと読む。
ピーエム・ゴーイチマルでもピーエム・ゴヒャクジュウでもない。

PM510に惚れ込んだ人に対しては、510(ファイヴ・テン)で通じる。

書いていて思い出した。
以前、PM510をことを話していたら、「ほんとうにファイヴ・テンっていうんですか」と言ってきた人がいる。
揚げ足を取りたい感じだった。
惚れ込んで買ったスピーカーの正しい呼称を間違えるはずがないし、勝手に読み方を考えたわけでもない。

PM510がステレオサウンドに登場したのは56号。
瀬川先生の文章によってだった。

PM510の音を、こう書き出されている。
     *
 PM510は、本誌試聴室と自宅との2ヵ所で聴くことができた。
 全体の印象を大掴みにいうと、音の傾向はスペンドールBCIIのようなタイプ。それをグンと格上げして品位とスケールを増した音、と感じられる。BCIIというたとえでまず想像がつくように、このスピーカーは、音をあまり引緊めない。たとえばJBLのモニターや、国産一般の、概して音をピシッと引緊めて、音像をシャープに、音の輪郭誌を鮮明に、隅から隅まで明らかにしてゆく最近の多くの作り方に馴染んだ耳には、最初緊りがないように(とくに低音が)きこえるかもしれない。正直のところ、私自身もこのところずっと、JBL♯4343の系統の音、それもマーク・レヴィンソン等でドライヴして、DL303やMC30を組み合わせた、クリアーでシャープな音に少々馴染みすぎていて、しばらくのあいだ、この音にピントを合わせるのにとまどった。
     *
音の傾向がBCIIのようなタイプとあったのが、うれしかった。
しかも「グンと格上げして品位とスケールを増した音」である。
BCIIの音に惚れ込みながらも、オーディオマニアとしてモノとしてのBCIIにのめり込めるかというと、
どこが不満というわけではないけれど、もの足りなさをおぼえてしまう。

だからこそPM510の登場と、瀬川先生の文章のこの部分に、待望のスピーカーシステムの誕生(登場)だと思った。

これはもう早く聴きたかった。
実際に聴けたのは一年くらいしてからだった。
http://audiosharing.com/blog/?p=15222


BBCモニター、復権か(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=15228

ロジャースのPM510を聴いたのは、オーディオフェアでの輸入元であったオーデックスのブースだった。
1981年のオーディオフェアは私にとって初めてのオーディオフェアであったし、
オーデックスのブースでは予定では瀬川先生がPM510を鳴らされる、ということになっていた。

オーディオ雑誌に掲載されていたオーディオフェアの予定表を見ながら、
これだけは絶対に聴き逃せない、と思い楽しみにしていた。
けれど直前に出たオーディオ雑誌に載っていた予定表からは、瀬川冬樹の名前が消えていた。
えっ? と思いつつも、以前の予定表と同じように、その日、その時刻にはPM510のデモが行なわれる。

結局、瀬川先生は来られなかった。
あとで知ることになるのだが、このときすでに入院されていた。

よくインターナショナルオーディオショウの条件はひどい、という人がいる。
出展社のスタッフにも来場者にもいる。
けれど、晴海で行なわれていたころのオーディオフェアの条件は、もっと厳しいものだった。

そんなところで音を聴いて、何がわかるの? という人もけっこう多い。
それでもわかることは、はっきりとある。
1981年のオーディオフェアのオーデックスのブースで、私はPM510を初めて聴いた。

いま思えばさほどでもなかったけれど、それでもステレオサウンド 56号に瀬川先生が書かれた音が、
少なくとも私には聴き取ることができた。

どんな条件で聴いても、自分にとって運命のスピーカーといえるモノであれば、すぐにわかる。
そのことを瀬川先生から聞いたことがある。

そういう存在のスピーカーがあることを感じとれるのが、直感であり、
スピーカー選びで大事なことは、この直感だけでしかない。

どんなに試聴環境を整えようと、自宅でいま鳴らしているスピーカーと時間をたっぷりかけて比較試聴しようと、
それで自分にとって正しいスピーカーが選べるとは限らない。
むしろ誤ってしまう可能性を自分で高めているだけなのかもしれない。

そうやって私はPM510を選んだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=15228


BBCモニター、復権か(その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=15230

1981年のオーディオフェアで、もうひとつよく憶えているのはエレクトリのブースだった。
マッキントッシュのXRT20が鳴っていた。菅野先生によるデモだった。
ブースに人がはいりきれないほどで、立って聴いていた。それでも窮屈な思いをしながら聴いた。

この年の6月に出たステレオサウンド 59号の新製品紹介のページで、
菅野先生がXRT20について書かれていた。
その数ヵ月後のオーディオフェアである。
衆目を集めるのは当然とはいえ、オーデックスのブースの人の入り具合がなんとなく悲しく思えた。

本来ならば瀬川先生が鳴らされるはずだったのが無理になったことも重なって、
これが人気のあるスピーカーとさほどでもないスピーカーの違いでもあるという現実だった。

BBCモニター系列のスピーカーシステムは、アメリカのスピーカーシステムからすれば、地味といえた。
それに物量投入という点でも、BBCモニターにはもの足りなさをおぼえていたことは、すでに書いた。
BBCモニターの音に惚れ込んでいる私でもそうなのだから、
BBCモニターの音に魅力を感じない人にとっては、よけいにもの足りなさとなるはず。

それに瀬川先生も書かれているように、クリアーでシャープな音、
いいかえれば最新の音の傾向に馴染んでしまっている耳に、
音のピントを会わせるのに時間が必要だったのかもしれない。

私はそのころは最新の音に馴染む機会はあまりなかったし、
スペンドールのBCIIの音が心のどこかに残っているくらいだったから、
条件的には決していいとはいえない環境で鳴っていたPM510の音に、ピントはすぐに合った。
というよりもとくに合わせる、という意識はなかった。

私には、PM510の音は異色などではなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=15230


BBCモニター、復権か(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=15243

ロジャースのPM510を手離して、それからいくつかのスピーカーシステムを鳴らしたあと、
BBCモニタースピーカーの原点ともいってよいLS5/1を手に入れた。

まだインターネット・オークションはなかった時代だから、
オーディオ雑誌の巻末に載っている売買欄の「売ります」に、LS5/1が載っていた。

そこにはKEF LS5/1Aとあったが、実際にはLS5/1だった。
美品とあったけれど、お世辞にも美品とはいえなかった。
附属の専用アンプのオーバーホール済み(ACバランス、DCバランスともに調整済み)と書いてあったが、
中をみればわかるのだが、いったいどこを調整したの? といいたいくらい状態だった。

LS5/1とPM510の音の傾向はずいぶんと違うところがある。
それでも音が鳴った瞬間、いいなぁ、と反応してしまっていた。
改めてBBCモニターの音には惹かれてしまうことを再確認した。

これが1990年だった。
このころBBCモニターの新製品はまったく登場してこなくなっていた。
BBCの放送局で使用する性格のモノだけに、新製品が毎年登場するわけではない。
それはわかっていても、オーディオ雑誌の誌面にもほとんど登場していなかった、と記憶している。

イギリスのスピーカーといえば、タンノイがあったしB&W、ATCなどもあった。
B&WのスピーカーはタンノイよりもBBCモニターの方に近い、といえなくもないが、
同じとは決していえず、優秀なスピーカーという印象に、私の場合、留まってしまう。

もうBBCモニターの音、その流れを汲む音は忘れ去られてしまっているのか。
ますますそう感じるようになっていっていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=15243


BBCモニター、復権か(その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=15245

忘れ去られていく音(音の良さ)というのは、確かにある。
これについてはいずれ新たに項を立てて書いていきたいテーマである。
BBCモニターの音は忘れ去れていく音に入っていた。

スペンドール、ハーベスがあったことをわすれているわけではない。
だがハーベスもハーウッドからアラン・ショウに代替わりしてからのスピーカーシステムには、
私個人は惹かれなくなっていた。
HL Compact 7ES-3が出てくるまでのハーベスのスピーカーに関しては、そのせいもあって関心が薄かった。

スペンドールもスペンサー・ヒューズから息子のデレク・ヒューズの時代になり、
BCIIに匹敵する傑作が生まれなくなっていた。

この二社が輝いていれば、少しは状況は違っていたのか、というと、
必ずしもそうとはいえない、とも思う。
HL Compact 7ES-3はアラン・ショウのハーベスのスピーカーの中で、もっともいいスピーカーだが、
世評も良かったはずなのだが、BBCモニターの音に対する関心が高まってくるようなことはなかった、と感じている。

だがLS3/5Aに対する関心だけは違っていた。
LS3/5Aが再評価されるようになったのは、この10年くらいだろうか。
中古市場でも人気がある、ときいている。

でも、この現象はBBCモニターが、
というよりもLS3/5Aという特定のスピーカーシステムに対しての現象だと私は受けとっていた。

けれどどうも私が間違っていたようだ。
LS3/5Aだけでなく、LS3/6、LS5/9の復刻版が出ている。
LS3/6を作っているのは一社だけだが、LS3/5Aは三社、LS5/9は二社が作っている。
http://audiosharing.com/blog/?p=15245


BBCモニター、復権か(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=15249

BBCのライセンスが与えられていることをあらわすLSナンバーのつくスピーカーシステム。
現在入手できるのは、ロジャース・ブランドのLS3/5A。
これには通常のヴァージョンの他に、65th Anniversary Editionもある。
それからLS5/9。こちらも型番の末尾に”65th Anniversary Edition”がつく。

ロジャースといっても、以前の体制とは違っていて、いまでは中国で製造されている、ときく。
とはいえ写真で見ても、販売店に並んでいるモノを見ても、少なくとも見た目の雰囲気は、
昔のロジャースのLS3/5Aそのものに感じられる。

同様に中国で生産されていると言われているのが、チャートウェル・ブランドのLS3/5Aだ。

これらとは異りイギリスで製造されているのが、
スターリング・プロードキャストのLS3/5a V2とLS3/6。
それにグラハムオーディオのLS5/9である。

これらの中で、スターリング・プロードキャストのLS3/5a V2の音は、
ハイエンドオーディオショウでたまたま入ったブースで鳴っていた。

LS3/5a V2の真横にもスピーカーシステムが置いてあったし、後にも複数のスピーカーシステムが並べてあったが、
鳴っていた音を聴いて、LS3/5a V2が鳴っていることはすぐにわかった。

これはきちんと聴いておきたいと思い、いちばん前の席がひとつ空いているのを見つけ坐った。
でもすぐにスピーカーが他の機種に切り替えられてしまった。

じっくりとは聴けなかった。一曲のみである。
しかも聴いたことのディスクではあった。

ただ音量が少しばかりLS3/5aには大きすぎていた。
女性ヴォーカルのCDだったが、そこでの張った声がヒステリックになりかけていた。
あきらかにLS3/5aというスピーカーに要求する音量をこえたところで鳴らしているからである。
http://audiosharing.com/blog/?p=15249

BBCモニター、復権か(その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=15254

LS3/5Aはもともと大きな音で鳴らせるスピーカーではなかった。
ウーファーは10cm口径。
昔のステレオサウンド別冊HI-FI STEREO GUIDEを見れば、
このユニット(B110)はウーファーのところではなくスコーカーのところに掲載されている。

しかも以前はアナログディスクで鳴らされることがもっぱらだった。
低域共振の問題をうまく処理しておかなければLS3/5Aのようなスピーカーを鳴らすのは難しい。
ウーファーが余計な信号で揺すられてしまえば、そのだけパワーは入れられなくなる。

CDにはそういった問題はなかった。
低域共振の問題から解放されたLS3/5Aは、意外にもパワーが入れられる。
そうなるとLS3/5Aのセッティングも、以前とは違ったものになってきた。

LS3/5Aを持っている人は割と多い。
そういうところで何度か聴いている。
私がそうやって聴いたLS3/5Aの持主はメインスピーカーは別にもっていて、
あくまでもLS3/5Aはサブ的な使い方(鳴らし方)だった。

ただ皆2mから3mくらい離れたところに置いて鳴らしていた。
そうやって鳴らされるLS3/5Aの音を聴くたびに、
この人もLS3/5Aはいいスピーカーだ、といっているけれど、
私が感じている良さとこの人が感じている良さは、かなり違うようだ、と思っていた。

CDのおかげでパワーの心配をする必要はなくなったけれど、
それでもLS3/5Aはぐっと近づいて聴いてこそ魅力的な世界を展開してくれる。
私が理想とするLS3/5Aのセッティングは一辺が1mの正三角形の頂点にスピーカーと聴き手の頭がくる配置である。

ここまで近づいた時にLS3/5Aの音はある種の密度の高さがあり、
このスピーカーがなぜこれほど高い評価を得てきたのかが瞬時に理解できるはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=15254


BBCモニター、復権か(その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=15260

ハイエンドオーディオショウでLS3/5Aでの鳴らし方、
個人宅でのいくつかのLS3/5Aの鳴らし方、
これらを聴くたびに、私がBBCモニターに感じている良さは違うだけでなく、
個人的なところにつよく関係している良さであることを確認していたように思う。

BBCモニターは万能なスピーカーシステムでは決してない。
欠点も少なくない。
なのに、私の場合、これまで挙げてきたBBCモニターで聴くと、ほとんどストレスを感じない。

ジャズを眼前に鳴っているようには絶対に鳴らないスピーカーである。
PM510はジャズ好きの人が「低音がぶよぶよじゃないか」といっているくらいだから、
強烈な音のエネルギーを浴びるような聴き方にはまったく向いていない。

それではジャズがまったく聴けないのか、というと、そうでもない。
確かに眼前で鳴っている感じはしないし、強い衝撃的な音でもPM510はそのまま出してくることはない。

その意味で不満を感じる人がいるけれど、
そういった音を直接的に表現しないだけで、
聴き手には、いま鳴っている音はその種の音だということは伝えてくれる。
だから、私はPM510でもジャズを聴いていける。

このことにストレスを感じてしまう人もいれば、
私のようにストレスを感じることなく聴ける人もいる。
多くを要求しようとするとBBCモニターのスピーカーには不満が少しずつ生じてくることだろう。

それでも人は多くを求めたくなる。
私だってそうである。
PM510は一本440000円した。

このときJBLの4343はフェライト仕様のBタイプになり、価格も変った。
サテングレー仕上げが720000円、ウォールナット仕上げが730000円(その後600000円、630000円になる)、
アルニコ仕様の4343は、その半年前までは560000円と580000円だった。
http://audiosharing.com/blog/?p=15260


BBCモニター、復権か(その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=15262

JBLの4343が一本560000円だった時期とPM510の登場には半年ほどの間があるというものの、
ほぼ同価格帯のスピーカーシステムとして見られていたことだろう。
そうなると、4343は15インチ・ウーファー、10インチ・ミッドバス、ホーン型のミッドハイとトゥイーター、
しかもマグネットはすべてアルニコ。
PM510は12インチ・ウーファーとソフトドーム型トゥイーター。マグネットはフェライト。
こんなふうに書いてしまうと、4343とPM510はスピーカーとしてのポテンシャルに大きな違いあるように感じる。

実際に大きな違いがあった。
ステレオサウンド 56号の組合せの特集で、瀬川先生がこう書かれている。
     *
 だが、ここにもっと欲ばった要求をしてみる。クラシックも好き、ジャズやロックも気が向けばよく聴く。ニューミュージックも、ときに艶歌も聴く。たまにはストリングス・ムードなどのイージー・リスニングも……。そういう聴き方だから、レコードの録音も新旧、内外、多岐に亘り、しかも再生するときの音量も、深夜はひっそりと、またあるときは目の前でピアノやドラムスが直接鳴るのを聴くような音量まで要求する──としたら?
 これは決して架空の設定ではない。私自身がそうだし、音楽を妙に差別しないで本当に好きで楽しむ人なら、そう特殊な要求とはいえない。だとしたら、どういうスピーカーがあるのか。
 再生能力の可能性の、こんにち考えられる範囲でできるだけ広いスピーカーを選ぶしかない。となると、これが最上ではないが、といってこれ以外に具体的に何があるかと考えてみると、結局、これしかないという意味で、やはりJBL♯4343あたりに落ちつくのではないだろうか。
     *
音とは正直な面があり、広範囲の要求をすれば、
PM510よりも4343に可能性がある、といえる。

PM510よりもすべての点で4343が優っているわけではなくとも、
瀬川先生も書かれているように「再生能力の可能性」ということでは、はっきりとした違いがある。

このことを承知のうえで、私はPM510を買った。
4343も欲しかったスピーカーである。

瀬川先生はKEFのLS5/1AとJBLの4341(のちに4343にされている)を鳴らされていた。
これを目標としていた。
どちらを先に手に入れるか。
迷うことなくPM510だった。

なぜか。
4343よりもPM510のほうが、私ひとりのために鳴ってくれる実感を強く感じたからだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=15262


Date: 2月 18th, 2015
BBCモニター、復権か(その15)
http://audiosharing.com/blog/?p=16362

菅野先生が、ステレオサウンド 70号の特集の座談会でいわれたことを、いまも思い出す。
特集はComponents of the yearで、ダイヤトーンのDS1000が選ばれていて、
このスピーカーについての座談会で発言されている。

《スピーカーというのは、ものすごく未完成ではあるけれど、
ものすごく完結していなくては困るものだと思うんです。》

未完成であるけれど、ゆえに完結していくこることが求められるオーディオ機器が、
スピーカーシステムであることは、
歳を重ね、さまざまなスピーカーシステムを聴き、
スピーカーの進歩というものにふれていると、つよく実感できる。

ロジャースのPM510は未完成なスピーカーシステムだった。
けれど、PM510よりも完成度の高いほかのスピーカーシステムよりも、完結していた。

このことはLS3/5Aについてもいえる。
当時のLS3/5Aは、こまごまとした欠点を抱えているスピーカーではあったが、
ある条件下での完結した音の世界は確実にもっていたスピーカーであった。

そのことがひとりの聴き手のために親密に鳴ってくれる感じを醸し出していたのかもしれない。

昨秋のオーディオショウで聴いたスターリング・プロードキャストのLS3/5a V2は、
その点で疑問を感じている。
広いスペースでの鳴らし方ということもあったし、じっくり聴けたわけでもなかったので、
はっきりしたことはなんともいえないのだが、音色的にはLS3/5Aと感じても、
30年以上前に聴いて、購入したLS3/5Aに感じた良さはかなり薄れてしまっているかのようだった。

スピーカーとしての完成度はスターリング・プロードキャストのLS3/5a V2は高くなっているのかもしれない。
けれど完結しているということに関しては、いまのところなんともいえない。
http://audiosharing.com/blog/?p=16362


BBCモニター、復権か(その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=16368

スピーカーの完成度は高くなり、完結しているのが理想ではある。
けれど完成度を高くすることを目指しているうちに、完結することを忘れてしまったスピーカーもある。

そういうスピーカーシステムのつくり手は、もしかすると完結していることを目指していないのかもしれない。
私は完成度の高さとともに完結していることをスピーカーに求めているけれど、
すべてのつくり手がスピーカーを完結させようとしているとは限らないし、
また受け手(鳴らし手)においても、私と同じように完結していることを求めている人もいれば、
ひたすら完成度の高さのみを求める人もいよう。

だから完成度が高く完結していることを理想とするのは、必ずしも一般的な理想とはいえないのかもしれない。
どちらが正しいということではなく、完結であることを求める人とそうでない人とでは、
スピーカーの評価も違ってくる。

BBCモニターは、いうまでもなくモニタースピーカーとして開発されたモノだ。
モニタースピーカーをどう定義するのかについて、ここで書いていくと、
いつまでも先に進めなくなるので割愛するが、
モニタースピーカーに完結していることは求められるのか。

私がこれまでに聴いてきたBBCモニターに感じてきた完結している良さは、
つくり手が意識していたことなのか、それとも聴き手(つまり私)の勝手な解釈にすぎないのか。

LS3/5A、LS3/6、LS5/9と復刻が続いているBBCモニターをじっくりと聴く機会はないものの、
なんとなく感じているのは、このことである。
なんとなくでしかないのだが、完結しているかどうかに関してのつくり手側の意識はないか、
稀薄になってしまったかのように感じてしまっている。

そこで、BBCモニター、復権か、と考えてしまう。
http://audiosharing.com/blog/?p=16368


BBCモニター、復権か(その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=16370

株、為替といったものは変動することで利益が生れる。
安定してしまっていたら、これらで利益を得ることはできないのではないだろうか。
そう考えると、いまの資本主義においては、変動こそが利益なのかもしれない、と思ってしまう。

だからそれぞれの業界は変動を必要とする。そうも思えてしまう。
ブームがあるのもそのためではないのか。

私はBBCモニターへの思い入れが強い。
BBCモニターが最高のかたちで復刻されるのは嬉しいし、
さらには新しいBBCモニターが開発されること(おそらくないだろうが)も望んでいる。

そうであるから、昨今のBBCモニターの復刻を好意的にみていきたい、という気持は強い。
それでも、復刻が続いている理由のひとつは、
BBCがライセンス料で稼ぎたいということが大きく絡んでいるような気がするのだ。

BBCモニターのLSナンバーを型番に使うには、BBCにライセンス料を収めなくてはならない。
だから当時は、同クラスのスピーカーシステムよりも、
LSナンバーがつくスピーカーは高価だった。
これはいまもそうだと思う。

もしかすると、いまはライセンス料が撤廃されているのかもしれない。
だとしても、最近のBBCモニターの復刻は、こういう世の中で利益を得るための変動要素なのではないか。
そう思えてしまうところがある。

そんなことはない、と払拭しようとしても、そう思える。
これは何もBBCモニターに関してだけではない、
アナログディスクのブームにも、同じような臭いを感じてしまう。
http://audiosharing.com/blog/?p=16370


Date: 1月 14th, 2017
BBCモニター、復権か(その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=21881

(その17)で、BBCモニターのライセンス料について触れた。
そのことがあるから、素直にBBCモニター、復権、とは言い切れないもどかしさがつきまとう。

勘ぐりすぎの可能性もわかっている。
ライセンス料はすでになくなっている可能性も十分あるが、
BBCの経営状況に関する記事を数年前に読んでいるから、そう思えないところが残ってしまう。

BBCモニターの新形がまだ登場していた時代、
BBCモニターとしてのヘッドフォンはないのだろうか、と思ったことがある。

小型モニター、可搬型モニターとしてのLS3/5Aの存在があったにしても、
ヘッドフォンをBBCではまったく使っていなかったのだろうか。

使っていたとしても、簡単なチェックのみで、音質にはこだわっていなかったのか。
それとも既製品のヘッドフォンで優秀なモノを選定して使っていたのだろうか。

少なくともBBCモニターとしてのヘッドフォンの存在はなかったようだ。

BBCモニターとしてのスピーカーシステムには、
loudspeakerの略であるLSから始まる型番がつけられている。
アンプの型番はAMで始まる(amplifierの略だ)。

ならばヘッドフォン(headphone)だから、HPで始まるモニターとしてのヘッドフォンはなかったのか。

ここでふと考えるのは、いまはヘッドフォンがブームである。
となると、BBCモニターを謳うヘッドフォンが登場してくるかもしれない。

もしBBCモニター・ヘッドフォンなるものが登場したら、
やはりライセンス料がいまも……、ということにつながっていく。
http://audiosharing.com/blog/?p=21881


Date: 3月 6th, 2017
BBCモニター、復権か(その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=22259

いまタンノイのLegacy Seriesのことを書いている。あと少し書く予定である。
書いていて、そうだ、タンノイもBBCモニターもイギリスのスピーカーであることを思い出した。

タンノイはひとつの会社であり、BBCモニターはいくつかの会社であり、
会社の規模はタンノイの方が、いまも昔もBBCモニターをつくっている会社よりも大きい。

同一視できないところがいくつもあるのはわかっていても、
なぜ、いまイギリスで1970年代後半から1980年代前半ごろのスピーカーシステムが復刻されているのか。

単なる偶然なのだろうと思う。
それぞれの思惑が偶然重なっただけなのだろう、と思いつつも、
1970年代後半からオーディオに入ってきた者にとっては、
この時代のスピーカーに対する思い入れは、他の時代よりも強いところがどうしてもある。

これはバイアスでもある。
そういうバイアスが私にはかかっているから、と思いつつも、
やはり、なぜ? と考える。

そしてセレッションは?、とも思う。
セレッションからDittonシリーズが登場してきたら……、と考えている。

ここまで書いてきて、もうひとつあったことに思い出す。
ヴァイタヴォックスがそうだ。

ヴァイタヴォックスは、もう少し前の時代のスピーカーではあるが、
ユニットもエンクロージュアも復刻されている。

ムーブメントといえるのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=22259


126. 中川隆[-5683] koaQ7Jey 2021年4月15日 17:48:32 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[27] 報告
audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター、復権か


Date: 5月 5th, 2015
BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=16946

今年の一月だったか、そのくらいの時期、
BBCモニターのLS5/9を復刻したイギリスのグラハムオーディオがLS5/8も復刻する予定だと知った。

LS5/8には日本はチャートウェル・ブランドとロジャース・ブランドのふたつが輸入されている。
前者のLS5/8の輸入量はごくわずかである。
チャートウェルそのものがロジャースに買収されてしまったためだ。

LS5/8は他のBBCモニターと違う点がある。
それまでのBBCモニター、LS3/5AにしてもLS3/6、LS5/5にしても、
BBCがプロトタイプを開発して、それを民間のオーディオメーカーにライセンス料を聴取してつくらせていた。

LS5/8はチャートウェルが独自開発したモデルをBBCが、
LS5/8というスタジオモニターとして採用した初めての例である。
それゆえにLS5/8は、チャートウェルのPM450Eという型番も持っていて、
日本にはノアがPM450Eとして輸入していた。

LS5/8(PM450E)は、QUADのパワーアンプ405のシャーシないのわずかな隙間に、
エレクトロニッククロスオーバーを組み込み、バイアンプ駆動するというシステムだ。

チャートウェルにはこのPM450Eの他に、PM450もあった。
こちらは内蔵ネットワーク仕様モデルである。

これらがロジャース・ブランドの LS5/8、PM510となっていく。
グラハムオーディオがLS5/8を復刻すると知って、この点をどうするのかが気になっていた。
オリジナルのLS5/8を受け継いでバイアンプ駆動とするのか
(当然アンプは405が製造中止なので他のアンプに変更されるだろうが)、
それともPM450(PM510)のように内蔵ネットワークとするのか。

製品として売れるであろうと思えるのは、内蔵ネットワーク仕様である。
けれど仮にもLS5/8を謳っている以上は、バイアンプ仕様とするのか。
この点が気になっていた。

結果、登場したLS5/8は内蔵ネットワーク仕様である。
http://audiosharing.com/blog/?p=16946

BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=16951

ということはグラハムオーディオのLS5/8は、
チャートウェルPM450、ロジャースPM510の復刻といえるのかというと、
写真をみると、そうともいえない点がある。

グラハムオーディオのサイトには、今日の時点ではLS5/8のことは公開されていない。
だがグラハムオーディオのfacebookには、LS5/8の情報と写真がいくつか公開されている。
それを見ると、フロントバッフルには、LS5/8、LS5/9と同じタイプのトゥイーターのレベルコントロールがある。

PM450、PM510にはこのレベルコントロールはない。
つまり今回のLS5/8は、PM450、PM510のLS5/9的モデルとでもいおうか、
BBCモニター的仕様とでもいったらいいのか、
とにかくLS5/8の正確な復刻モデルとも、PM450の正確な復刻モデルともいえない。
その中間に位置するような復刻である。

とはいえ、私は今回のLS5/8は聴いてみたい、と思っている。
LS5/8そのままの復刻でもないし、PM510そのままの復刻をめざしたモノでないからこそ、
聴いてみたい気持にさせてくれる。

グラハムオーディオのLS5/8は、
チャートウェルのPM450に、より近いスピーカーシステムのような気がするからである。

チャートウェルのPM450は、ステレオサウンド 49号に登場している。
瀬川先生が書かれている。
     *
おそらくバイアンプのせいばかりでなく、LS5/1Aよりも音のひと粒ひと粒を際立たせるような解像力のよい、自然な、しかしイギリスの良質のスピーカーに共通のどこか艶めいた美しい音は、聴き手をひき込むようなしっとりした雰囲気をかもし出す。
     *
チャートウェルのPM450E、PM450は、元PM510ユーザーとして、いまでも一度聴いてみたいスピーカーなのだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=16951


BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=16953


チャートウェルのPM450からロジャースのPM510にも、外観上の変更点はあった。
PM450は型押ししたフォーム・プラスチックで、縦に三本のラインがアクセントになっていたのに対し、
PM510では平織りの一般的なサランネットになっていた。アクセントとなる縦のラインもない。

LS5/8はプロ用モニターということもあって、
エンクロージュア両サイドに持ち運びを容易にするための把手があった。
PM450よりもPM510は把手がすこし下がった位置になっている。

今回のグラハムオーディオのLS5/8にも、
トゥイーターのレベルコントロールの他にいくつかの外観上の変更点がある。
まず把手が省かれている。
それからフロントバッフルがツキ板仕上げとなっている。

チャートウェルもロジャースのLS5/8、それに他のBBCモニターも、
フロントバッフルは黒の塗装仕上げである。
このことは、サランネットを装着した状態で聴くことを前提としている。

ところがグラハムオーディオのLS5/8(LS5/9もそうだが)、
フロントバッフルを外の面と同じに仕上げてあるということは、
サランネットを外した状態を、標準としていると見ていいだろう。

それとスペックをみて気づくのは出力音圧レベルに違いがある。
PM510はカタログ発表値は94dB/W/m、グラハムオーディオLS5/8は89dB SPL (2.83V, 1m)とある。
インピーダンスは8Ωだから、測定条件は同じといえるわけだから、
このふたつの発表値を信じるのであれば、5dBほど能率が低くなっている。

このことはトゥイーターのレベルコントロールの増設は関係しているような気がする。
http://audiosharing.com/blog/?p=16953

BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=16960

チャートウェルのPM450、ロジャースのPM510、そして今回のグラハムオーディオのLS5/8は、
どんな違いがあるのだろうか。

PM450は1978年に登場している。日本への入荷数は数ペアだときいている。
PM510は1980年に登場。こちらは私も購入したくらいだし、けっこうな数が入荷していると思われる。
けれどもう30年以上経過しているスピーカーシステムということになる。

いまもロジャースという会社は残っているけれど、
このころのロジャースとは違ってきている。
PM510のメンテナンスをどうしたらいいのか。悩まれている方も少なくないはずだ。

ポリプロピレンコーンは特許をとっている。
その内容のすべてを知っているわけではないが、そのひとつは接着に関することである。
当時ポリプロピレンの接着は非常に難しかった、ときいている。

最近になってやっと日本の接着剤メーカーからポリプロピレンを接着できる製品が登場している。

余談だが、LS5/8、PM510は、当時のイギリスのスピーカーシステムとしては高耐入力だった。
そのためリアバッフルには”WARNING”と書かれたシールが貼られている。
耳の孔に指を差し込んでしかめっ面をしているイラストの横には、
耳を痛めるほどの大音量再生が可能なので、注意、とある。

山中先生がスイングシャーナルの組合せの取材でLS5/8を使われた。
その取材に立ち会った人から直接きいた話なのだが、
たしかにパワーは入る。それで気持ちよく聴いていたら、
ウーファーのポリプロピレンコーンが溶けてしまったそうだ。

ボイスコイルが発する熱がポリプロピレンコーンに伝わりそうなったらしい。

話を戻そう。
PM450にしてもPM510にしても新品同様のモノはもう存在しない。
充分に使い込まれ、鳴らし込まれたモノである。
そういうスピーカーシステムと、
でき上ってきたばかりのグラハムオーディオの LS5/8を並べて聴く機会が仮に得られたとしても、
参考程度にはなっても正確な比較試聴は無理である。

比較は想像の上でしか成り立たないのである。
ならば……、と想像してみよう。
http://audiosharing.com/blog/?p=16960


BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=16962

私が1982年に購入したロジャースのPM510は、
サランネットを外すにはスピーカー本体を仰向けにして、底板前方にあるネジを二本外さなければならなかった。
いわゆるマジックテープ(面ファスナー)で固定されていたわけではなかった。

今回のグラハムオーディオのLS5/8は写真をみるかぎり、
面ファスナーでサランネットを固定しているようだ。
つまりロジャース時代のLS5/8、PM510はサランネットを装着したままで聴くことを前提としている、
そういう見方ができるのに対し、
グラハムオーディオのLS5/8はフロントバッフルもツキ板仕上げとしていることと考え合わせると、
サランネットなしで聴くことを前提としている、
もしくはサランネットなしで聴くことも想定してある、とみていいのではないか。

もちろんフロントバッフルの仕上げの違いによっても音は変化する。
塗装仕上げとツキ板仕上げでは音は違って当然であり、
サランネット装着を前提としていても、
仕上げによる音の違いを考慮してのツキ板仕上げとも考えられないわけではないが、
どちらかといえばサランネットなしを前提としているように思える。
(このへんは実際に音を聴いてみないことにははっきりとはいえない。)

個人的には音の違いがあったとしても、フロントバッフルは黒で仕上げてほしかった。
これはポリプロピレンという乳白色の半透明の素材であるだけに、
ユニットが取り付けられるバッフルは黒い方が、ポリプロピレンコーンが色気を感じさせてくれる。

そんなふうに見てしまうのは私だけなのかもしれないけれど、
フロントバッフルをツキ板仕上げ(つまり木目)にしてしまうと、
ウーファーがそこだけ浮いてしまうように感じる。

これはPM510のイメージが強く残っているからかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=16962


BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=16977

ロジャースのPM510の記事は、ステレオサウンド 56号が最初だった。
瀬川先生が担当された新製品紹介の記事だった。
夢中になって、何度も何度も読み返した。

チャートウェルのPM450はもう聴けないとわかったので、よけいに読み返していた。
この記事の終りに、こう書かれている。
     *
 同じイギリスのモニター系スピーカーには、前述のようにこれ以前には、KEFの105/IIと、スペンドールBCIIIがあった。それらとの比較をひと言でいえば、KEFは謹厳な音の分析者。BCIIIはKEFほど謹厳ではないが枯淡の境地というか、淡々とした響き。それに対してPM510は、血の気も色気もたっぷりの、モニター系としてはやや例外的な享楽派とでもいえようか。その意味ではアメリカUREIの方向を、イギリス人的に作ったらこうなった、とでもいえそうだ。こういう音を作る人間は、相当に色気のある享楽的な男に違いない、とにらんだ。たまたま、輸入元オーデックス・ジャパンの山田氏が、ロジャースの技術部長のリチャード・ロスという男の写真のコピーをみせてくれた。眉毛の濃い、鼻ひげをたくわえた、いかにも好き者そうな目つきの、まるでイタリア人のような風貌の男で、ほら、やっぱりそうだろう、と大笑いしてしまった。KEFのレイモンド・クックの学者肌のタイプと、まさに正反対で、結局、作る人間のタイプが音にもあらわれてくる。実際、チャートウェルでステヴィングスの作っていたときの音のほうが、もう少しキリリと引緊っていた。やはり二人の人間の性格の差が、音にあらわれるということが興味深い。
     *
チャートウェルのPM450とロジャースのPM510の音の違い、
PM450はキリリと引緊っていて、PM510はモニター計としてはやや例外的な享楽派。
同じスピーカーユニット、同じサイズのエンクロージュア、おそらくネットワークも同じか、
違っていたとしてもそう大きな違いはないと思われるのに、
PM450とPM510には共通した音の性格がありながらも、はっきりとした違いがあることがわかる。

リチャード・ロスの写真も、ステヴィングスの写真も見たことがある。
一枚の写真でどれだけのことがわかるのか──、それはなんともいえないけれど、
ロスとステヴィングスの顔つきは、
レイモンド・クックとリチャード・ロスほどの違いはないけれど、やっぱりずいぶんと違う印象を受ける。

となるとグラハムオーディオのLS5/8の音を想像していく上で重要なのは、
開発スタッフの写真ということになる(?)。
http://audiosharing.com/blog/?p=16977

BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=16984

頼りになるのは瀬川先生の文章である。
ステレオサウンド 56号でのPM510の記事、
それからステレオサウンド 54号の特集でのLS5/8の試聴記がある。
     *
 たまたま、自宅に、LS5/8とPM510を借りることができたので、2台並べて(ただし、試聴機は常に同じ位置になるように、そのたびに置き換えて)聴きくらべた。LS5/8のほうが、PM510よりもキリッと引緊って、やや細身になり、510よりも辛口の音にきこえる。それは、バイアンプ・ドライヴでLCネットワークが挿入されないせいでもあるだろうが、しかし、ドライヴ・アンプの♯405の音の性格ともいえる。それならPM510をQUAD♯405で鳴らしてみればよいのだが、残念ながら用意できなかった。手もとにあった内外のセパレートアンプ何機種かを試みているうちに、ふと、しばらく鳴らしていなかったスチューダーA68ならどうだろうか、と気づいた。これはうまくいった。アメリカ系のアンプ、あるいは国産のアンプよりも、はるかに、PM510の世界を生かして、音が立体的になり、粒立ちがよくなっている。そうしてもなお、LS5/8のほうが音が引緊ってきこえる。ただ、オーケストラのフォルティシモのところで、PM510のほうが歪感(というより音の混濁感)が少ない。これはQUAD♯405の音の限界かもしれない。
 いずれにせよ、LS5/8もPM510も、JBL系と比較するとはるかに甘口でかつ豊満美女的だ。音像の定位も、決して、飛び抜けてシャープというわけではない。たとえばKEF105/IIのようなピンポイント的にではなく、音のまわりに光芒がにじんでいるような、茫洋とした印象を与える。またそれだから逆に、音ぜんたいがふわっと溶け合うような雰囲気が生れるのかもしれない。
(ステレオサウンド 56号)

最初のモデルにくらべると、低音域を少しゆるめて音にふくらみをもたせたように感じられ、潔癖症的な印象が、多少楽天的傾向に変ったように思われる。しかし大すじでの音色やバランスのよさ、そして響きの豊かになったことによって、いわゆるモニター的な冷たさではなく、基本的にはできるかぎり入力を正確に再生しながら、鑑賞者をくつろがせ楽しませるような音の作り方に、ロジャース系の音色が加わったことが認められる。低音がふくらんでいる部分は、鳴らし方、置き方、あるいはプログラムソースによっては、多少肥大ぎみにも思えることがあり、引締った音の好きな人には嫌われるかもしれないが、が、少なくともクラシックのソースを聴くかぎり、KEF105IIの厳格な潔癖さに対して、やや麻薬的な色あいの妖しさは、相当の魅力ともいえそうだ。
(ステレオサウンド 54号)
     *
54号の試聴記で最初のモデルと書かれているのはチャートウェルのPM450E(LS5/8)のことである。
ここでチャートウェルのLS5/8には潔癖症な印象があり、
それがロジャース版では楽天的傾向になり、
さらにPM510では享楽派となっていたことが読みとれる。

チャートウェルとロジャースでは、音が違う。
とはいえLS5/8というBBCナンバーで発売するスピーカーシステムであるのだから、
ロジャース版の開発を担当したリチャード・ロスも、そこから大きく逸脱することはしなかった──、
そう思えるし、そんな縛りのないPM510では、より積極的であったようにも読める。

つまりPM510ならではの、あの音の世界はリチャード・ロスによる独自の音の世界だとわかる。
ロジャースのLS5/8は聴く機会があった。
PM510と直接比較ではなかったけれど、たしかに瀬川先生が書かれているとおりの音の違いがあった。

そうなるとグラハムオーディオのLS5/8に、PM510の音の世界は、あまり期待しない方がいいだろう。
グラハムオーディオの開発スタッフの写真は見ていると、
そこにリチャード・ロス的雰囲気の人はいない。
http://audiosharing.com/blog/?p=16984


BBCモニター、復権か(LS5/8の復刻・その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=16995

グラハムオーディオのLS5/8は、ほぼ間違いなくロジャースのPM510ではなく、
チャートウェルのPM450に近い音を出すであろう。

でも、そのことをあれこれ考えて、というよりも、
グラハムオーディオのLS5/8の写真を見た時からわかっていたことかもしれない。

チャートウェルのLS5/8の別の型番はPM450Eであり、
そのパッシヴ型(LSネットワーク仕様)がPM450であるわけだが、
チャートウェルの、このふたつのスピーカーは、実はフロントバッフルの仕上げが違う。

LS5/8はプロフェッショナル用ということもあって、黒の塗装仕上げ、
PM450はグラハムオーディオのLS5/8と同じようにツキ板仕上げである。
PM450は、ウーファーの水平方向の指向特性を改善するために、
ウーファーをフロントバッフルの裏側から取り付け、開口部を丸ではなく矩形にしているのに対し、
グラハムオーディオは矩形ではなく丸である。

ロジャースのモノも初期の製品では矩形だったが、すぐに丸に変更になっている。
ただしいずれもウーファーはフロントバッフルの裏から取り付けている。
つまりウーファーのフレームが露出しておらず、
この部分からの輻射の影響を抑えている。

チャートウェルのPM450の写真は、ステレオサウンド 62号掲載のオーディオクラフトの広告で見れる。
当時のオーディオクラフトの社長であった花村圭晟氏は、チャートウェルのPM450を、
「完全に私の好み」と表現されている。

花村氏のPM450は本来別の人のモノだったが、無理をいって借りて鳴らされていた。
広告にはこう書いてある。
     *
私は森田さんのお宅に伺うたびに、ほれにほれ込んで……といっても絶版ではどうにもなりませんしね。ロジャースの510が登場した時はしめたとばかりに飛びついたんですけどね。しかしオーディオは面白いもんでして、作る人間が変ると同じような技術でも音が違うんですね。確かに同じ系列のスピーカーシステムなんだけど、私はほれた女が悪かった。良すぎたんですね。結局510は現在お蔵入り……。510もいいスピーカーなんですけどね。
     *
花村氏はグラハムオーディオのLS5/8を聴かれたら、なんといわれるだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=16995

127. 中川隆[-5682] koaQ7Jey 2021年4月15日 17:48:59 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[28] 報告
Date: 5月 30th, 2015
BBCモニター、復権か(胴間声)
http://audiosharing.com/blog/?p=17238
BBCモニターの開発において、
指向特性、周波数特性、位相特性、リニアリティ、高調波歪率、混変調歪率、
インパルスレスポンスなどの諸特性が測定されるともに、
耳による試聴も重要となる。

BBCモニターが開発時の試聴には、
ノイズ(ランダムノイズ)、スピーチ、音楽ソースを使い、
多角的に行っている、とされている。

ノイズテストは、二種類のスピーカーをきりかえながら、ノイズのスペクトラムを判断するのが有効であり、
スピーチは男性アナウンサーが使われることは、
ショーターの論文にある、と岡先生が以前書かれていた。

男性アナウンサーのスピーチが使われていることは、
BBCモニターに関心をもつ人ならば当然知っていることであった。

男性アナウンサーのスピーチは、スピーカーに強い共振があれば胴間声になりやすい。
BBCモニターで男性アナウンサーの声を聴いてみると、
決して胴間声になることはない。とにかく明瞭にスピーチが聞き取れることに気づく。

以前ならば、BBCモニターでは胴間声にならないんだよ、といえば通じた。
けれど、いまは「胴間声?」と聞き返されることもある。

胴間声とは……、という説明をしなくてはならないこともある。
胴間声は死語とまではいかなくとも、それに近くなりつつあるのか。

BBCモニターがさっぱり話題にならなくなった時期がある。
胴間声が通じなくなったことと無関係ではないと思う。
http://audiosharing.com/blog/?p=17238

128. 中川隆[-5681] koaQ7Jey 2021年4月15日 17:50:05 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[29] 報告
Date: 6月 9th, 2015
BBCモニター、復権か(音の品位・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=17343
「コンポーネントステレオの世界 ’82」をひっぱり出してきて、
巻頭鼎談「あなただけの音楽を、音を探す旅にでよう コンポーネントはそのための興味ぶかい乗物だ」を
読みなおしていた。
この鼎談は岡先生、菅野先生、黒田先生によるものだ。

この鼎談、いま読み返してみると、やっぱりあれこれ思ってしまう。
この鼎談が行われたのは1981年の秋ごろだろう。
もう30年以上が経過している。

ここで語られていたことは、その後、どうなっていったのか。
そのことを考えながら読み返すことの興味深さは、
当時読んだときには味わえなかったものが、とうぜんのことながらある。

「コンポーネントステレオの世界 ’82」をお持ちの方は、ぜひ読み返してほしい。

この鼎談の中に、音の品位について語られているところがある。
ここには瀬川先生の名前も出てくる。
     *
菅野 これは先日亡くなられた瀬川冬樹さんからきいた話ですが、あるとき、若いファンが瀬川さんに、よく先生方は、この音は品位があるからいいとか、品位が高いとかいわれるけど、その品位という意味がよくわかりません、という質問をされたそうです。ぼくもこれはいろんな意味で、たいへんおもしろい問題提起だと思う。たしかに説明しろといわれてもたいへんこまるし、ひとことで理解させるということは至難の技だと思ったけれど、強いていうとクォリティというのは、そういった意味に近いわけですね。
黒田 ぼくもそうなんです。
菅野 そうですよね。だから、決して物理特性のいいものを品位が高いとはいわない。クォリティを日本語に訳すと、品質ということになるから、これまたこまってしまう(笑い)。それで品位という言葉を使う。だから品位という言葉は、ある意味ではずるくてあいまいで、あやふやなところがある言葉だから、わからないというのはたいへん率直な質問だと思うんです。ただ、そういうものが音楽を聴く場合には大切な要素として存在しますから、あいまいであるけれども、品位という言葉を使わざるをえないわけです。
     *
音の品位。
品位は英語ではdignity、graceとなる。
この鼎談のころは、グレースというカートリッジの老舗ブランドがあった。
そんなことも思い出しながら、dignityとgraceとでは、ここでの音の品位は後者だろうな、と思いつつも、
人によっては前者のほうを思い浮べることはあろう。

音の品位といっても、人によって同じ場合もあれば違う場合もある。
これも「コンポーネントステレオの世界 ’82」で語られている。
http://audiosharing.com/blog/?p=17343


BBCモニター、復権か(音の品位・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=17377

「コンポーネントステレオの世界 ’82」の鼎談では、音の品位に関して、
岡先生が《菅野さんのいっている品位という意味と、瀬川さんのいっている品位というのは、また違うんでしょう》
と発言されている。

菅野先生もそのことは認められていていて、
《違う場合もありますし、同じ場合もあります》と答えられ、続けてこう語られている。
     *
だから品位ということがもし普遍的に理解される概念をもつとすれば、コンポーネントには品位があってしほいわけです。しかしこの言葉は普遍的な概念としてとらえるのはむつかしいですから、何となくクォリティというほうが多少はとらえやすいような気がするんで、クォリティというふうにいっているわけです。
     *
(その1)で引用した菅野先生の発言からわかるように、
この鼎談が行われたのは瀬川先生が亡くなられた直後である。

ここに瀬川先生がおられたら、音の品位についてどう語られたであろうか。

音の品位。
最近のステレオサウンドにはどのくらい登場するであろうか。

「コンポーネントステレオの世界 ’82」のころ、音の品位がわからないと瀬川先生にたずねた若いファンは、
50をこえているであろう。
まだオーディオを趣味としている人なのか。
だとしたら、この若いファンは、音の品位を、その後どう捉え理解していったのだろうか。

たしかに音の品位について明快に語るのは非常に難しい。
もし私が若いオーディオマニアに、音の品位についてたずねられたらどうするか。
音を出して語れるのであれば、
音の品位を感じさせてくれるオーディオ機器(特にスピーカーシステム)を選んで聴いてもらう。

「コンポーネントステレオの世界 ’82」の当時であれば、私ならばBBCモニターを選んで鳴らす。
瀬川先生もそうされたのではないだろうか。
他のスピーカーも選ばれたであろうが、BBCモニターは間違いなく鳴らされたであろう。

だがいまは2015年。
どのスピーカーシステムを選んで鳴らすだろうか。
クォリティの高いスピーカーシステムはいくつも頭に浮ぶ。

でも、ここでは音の品位であって、
クォリティ(品質)とは微妙に、でもはっきりと違う音の性質についてである。

いったい何があるのかと考えると、音の品位については、
昔と今とでは、どちらが理解されていたであろうか、ということについて考えざるをえない。
http://audiosharing.com/blog/?p=17377

BBCモニター、復権か(音の品位・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=17380

音の品位に関して、菅野先生と瀬川先生で違っているところは、どういうところで、どういうことなのか。
このことについての大きなヒントは、ステレオサウンド 60号の特集にある。

60号の特集は「サウンド・オブ・アメリカ」。
1920年代に建てられたという、90uの広さの旧宮邸を試聴室として、
当時のステレオサウンドの試聴室にはおさまっても、
サイズ的に大きすぎるスピーカーシステムを集めての試聴となっている。

この特集にはアルテックのA5、MANTARAY HORN SYSTEMのほかに、A4も含まれている。
他にはJBLのパラゴン、4345、4676-1、インフィニティのIRS、クリプシュのKLIPSCHHORN II K-B-WO、
ウェストレイクのTM3、ESSのTRANSAR III、エレクトロボイスのパトリシアン800などがあり、
マッキントッシュのXRT20もそうである。

このXRT20のページにおける菅野先生と瀬川先生のやりとりこそ、
ふたりの音の品位についての違っているところが、はっきりとあらわれている。

瀬川先生はXRT20の音について、こう語られている。
     *
 ただ、ぼくは今聴いているとちょっと不思議な感じを抱いたのだけれど、鳴っている音のディテールを論じたら違うんですが、全体的なエネルギーバランスでいうと、いまぼくがうちで鳴らしているJBL4345のバランスに近いんです。非常におもしろいことだと思う。もちろん細かいところは違います。けれども、トータルなごく大づかみな意味ではずいぶんバランス的に似通っている。ですから、やはり現在ぼくが鳴らしたい音の範疇に飛び込んできているわけです。飛び込んできているからこそ、あえて気になる点を言ってみると、菅野さんのところで鳴っている極上の音を聴いても、マッキントッシュのサウンドって、ぼくには、何かが足りないんですね。かなりよい音だから、そしてぼくの抱いている音のイメージの幅の中に入ってきているから、よけいに気になるのだけれども……。何が足りないのか? ぼくはマッキントッシュのアンプについてかなり具体的に自分にとって足りない部分を言えるつもりなんですけれども、スピーカーの音だとまだよくわからないです。
     *
瀬川先生が「何かが足りない」といわれているものとは、いったいなんなのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=17380


BBCモニター、復権か(音の品位・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=17451

ステレオサウンド60号で瀬川先生が発言された「何か」については、
菅野先生なりに、JBLの4345とマッキントッシュのXRT20の違いについて語られている。
長くなるので引用は控えておくが、ひとことで言えば、音の輪郭のシャープさである。
ただそれもはっきりとわかる違いとしてではなく、
《ほんの紙一重の違いの輪郭の鮮かさの部分》としてである。

瀬川先生も、このことにはほぼ同意されている。
     *
瀬川 ぼくが口に出すとオーバーになりかねないと言ったところは、ほぼ菅野さんのいうところと似ていますね。確かに輪郭のシャープさ、そこでしょう。
 ぼくに言わせれば、そのシャープさから生まれてくる一種の輝き──同じことかもしれないんですが──それがJBLをキラッと魅力的に鳴らす部分なんですね。それがあった方がいいとかない方がいいとかいう問題じゃない。JBLはあくまでもそういう音なんだし、マッキントッシュはあくまでもあの音なんで、そこがとにかく違いだと。
     *
「何か」のひとつは、音の輪郭のシャープさで間違いない。
けれど、あくまでも「何か」のひとつであって、すべてではない。
他の「何か」とはについて、瀬川先生の発言を拾ってみよう。
     *
瀬川 それから、菅野さんが指摘された弦、木管、これは、4345のところでも言ったように、弦のウッドの音が4345まで良くなって、やはりそれ以上のスピーカーがあるということを思い知らされた。ただ、ぼくにとって、特に弦といっても室内楽の、比較的インティメイトな弦の鳴り方、あるいは木管でもそこに管が加わったりクラリネットの五重奏とか、要するにオーケストラまでいったってそれは構わない、とにかく弦なり木管のインティメートな温かい感じね──なめらかな奥行きを伴った──それは、ぼくはマッキントッシュじゃ不満なんですよ。どっちみちぼくはアメリカのスピーカーじゃその辺が鳴らないという偏見──偏見とはっきり言っておきますが──を持っていますので。ぼくのイメージの中ではそれはイギリス(ないしはヨーロッパ)のスピーカーでなくては鳴らせない音なのです。どうせJBLで鳴らせない音なら、マッキントッシュへいくよりは海を渡っちゃおうという気がする。
     *
この弦の音。
ここにマッキントッシュのXRT20に対する菅野先生と瀬川先生の評価の違いがある。
後少しステレオサウンド 60号から世が和戦瀬戸菅野先生の発言を引用しておく。
     *
瀬川 あなたの家で「これ、弦がいいんだ」とヴァイオリンを聴かせてくれましたね。ところが、ぼくはやっぱりあのヴァイオリンの音はだめなんだ。
菅野 ぼくがいままで、ぼくの装置だけじゃない、常にずうっとJBLを好きでいろいろなところで聴いてきているでしょう。しかし、どうしてもJBLではあそこへはいかないわけ。
瀬川 JBLじゃ絶対いかない。だから、ぼくはそれがJBLで出ると言っているのじゃなくて、いっそのことヨーロッパへいってしまおうと思う。
菅野 確かにヨーロッパにはマッキントッシュに近いものがあるね(笑い)。それと同時に、ヨーロッパのスピーカーで不満なのは、ぼくは絶対的にジャズ、ロック、フュージョンが十全に鳴らせないことなんだ。ところが、マッキントッシュは、一台でその両方が出せる。これが、総合的にマッキントッシュに点数がたくさんついちゃう原因なんですね。
     *
菅野先生と瀬川先生の、音の品位に関して違っているところが、まさにここである。
http://audiosharing.com/blog/?p=17451

BBCモニター、復権か(音の品位について書いていて)
http://audiosharing.com/blog/?p=17453

音の品位について書いている。
音の品位を言葉で表していくことは確かに難しい。

例えば試聴記に「品位」がどの程度出てきて、
どういう意味で使われているのかを探ろうとしても、
さまざまな試聴記を読めば読むほど、わからなくなってしまうという人がいても不思議ではないし、
実のところ、よくわからないという人の方が多いのかも知れない、とも思えてくる。

私のもうひとつのブログ、the re:View (in the past)で、「品位」で検索してみると、
かなりの数が表示される。

文字だけで音の品位について理解しようと思っても、それはそうとうに困難というか無理なことではないのか、
そう思えてくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=17453


Date: 6月 2nd, 2018
BBCモニター、復権か(音の品位・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=25912
(その4)までで引用してきたステレオサウンド 60号での試聴は、
個別の試聴ではなく全員での試聴である。
瀬川先生も菅野先生も、同席されての試聴である。

音の品位は、なにもスピーカーについてのみいえるのではなく、
アンプについても、カートリッジに関しても、他のオーディオ機器であってもいえる。
けれど、もっとも感覚的に捉えられるのは、やはりスピーカーである。

60号の一年半前にステレオサウンドは、スピーカーの試聴を行っている。
54号である。
この時の試聴は、黒田恭一、菅野沖彦、瀬川冬樹の三氏によるものだが、
個別試聴である。
試聴レコードも三氏で違うし、
スピーカーを鳴らすオーディオ機器(プレーヤー、カートリッジ、アンプ)も三氏皆違う。

それに試聴方法も違っている。
スピーカーだから、そのセッティングが重要になるわけだが、
ここも微妙に違っている。

そのうえで、特集の鼎談を読むわけだが、
ここでも音の品位について、菅野先生と瀬川先生とでは、
完全に一致しているわけではない。

たとえばグルンディッヒのProfessional BOX 2500。
     *
菅野 私は、瀬川さんがこのスピーカーに、まあ9点はびっくりしましたが、8点くらいつけるのはよくわかる気がします。瀬川さんは、あるところ非常にハードに厳しいけれど、あるところすごく甘いところがあるように思う。徹底してどちらかにいってしまう。
瀬川 ……(苦笑)。
菅野 引っかかると徹底的にハードを追求し、引っかからないと徹底的にハードを無視してソフトに行くという、そういう性癖がある(笑い)。
 このグルンディッヒはひっかかってきたひとつだと想うのです。まず音が非常に電蓄的ですね。先ほど古いとおっしゃったが、まさにその通りでノスタルジーは感じます。しかし、今日の水準で聴くと、クォリティ面で、特にユニット自体の品位があまり高くないことが露呈してくる。
瀬川 そうですか? 品位は高いと思いますけれど……
菅野 それは全体としてでしょう。バランスはそれなりにとれていると思いますが、たとえば低域は、なかなか重厚といえば重厚だが、よく聴くとボコボコですよ。
瀬川 私が鳴らすとボコボコいわないんてすよ。
     *
編集部によると、Professional BOX 2500での三氏が鳴らす音に、
それほど大きな違いはなかった、とあるが、
三氏がそれぞれに指摘している長所、短所は、同席していて納得がいくともある。

Professional BOX 2500は、60号でのマッキントッシュのXRT20とは反対に、
菅野先生は品位がない、と感じ、瀬川先生は品位があると感じられた例である。
http://audiosharing.com/blog/?p=25912


Date: 6月 4th, 2018
BBCモニター、復権か(音の品位・その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=25931

ステレオサウンド 54号の特集に登場したスピーカーシステムで、
音の品位に関して、瀬川先生と菅野先生の意見が食い違っている機種は、他にもある。

エレクトロボイスのInterface:AIIIとInterface:DIIにおいては、
瀬川先生はInterface:DIIの方を高く評価され、
Interface:AIIIに関しては力に品位が伴っていない、と。

一方菅野先生は、どちらのエレクトロボイスも評価されている。
Interface:AIIIの力に品がないとは聴こえなかった、といわれている。

グルンディッヒのProfessional BOX 2500も、
エレクトロボイスの二機種、どちらも私は聴く機会がなかった。

なのではっきりしたことはいえないのだが、
もし新品に近い状態の、これらのスピーカーシステムを聴くことがあったとしたら、
音の品位に関しては、瀬川先生寄りのところに、私の印象はあるのではないか、と思う。

これが音の品位ではなく、音の品質ということだったら、
あまり食い違いは起こらないはすだ。
なのに品位ということになると、ここに挙げた機種以外にも微妙な違いが感じられる。

それでいて、たとえばスペンドールのBCII。
54号には登場していないが、この素敵なスピーカーに関しては、
菅野先生も瀬川先生も、音の品位に関しては一致している。

あまり古いスピーカーばかりに例に挙げても、
イメージがまったく涌かない、という人も少なくないだろう。

ならばB&Wの800シリーズはどうだろうか。
ステレオサウンドでも高い評価を得ている。
優秀なスピーカーの代表格のようにもいわれている。

私も、優秀なスピーカーだとは思っている。
けれど、このスピーカーの音には、品位があるのだろうか、と思うことがある。
http://audiosharing.com/blog/?p=25931


BBCモニター、復権か(音の品位・その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=26645

音の品位について語ることの難しさがあるのを実感している。
音の品位に関係してくるものに、教養のある音、というのがある。

この表現も、わかったようなわからないようなものだ。
その教養のある音にも、音の品位にも関係してくるのに、いぶし銀がある。

いまでも、音の形容詞として、このいぶし銀は使われているのだろうか。

ステレオサウンド 207号にタンノイのスピーカーは、
EatonとArden、Kensington/GRの三機種が対象となっているが、
その試聴記に、いぶし銀が出てくるのは、和田博巳氏担当のArdenだけだ。

いぶし銀はいつごろから使われているのだろうか、
ということを九年前に「井上卓也氏のこと(その20・補足)」で書いている。

いぶし銀そのもののではないが、
ほぼ同じ意味合いの表現が、五味先生の「西方の音」に出てくる。
     *
アコースティックにせよ、ハーマン・カードンにせよ、マランツも同様、アメリカの製品だ。刺激的に鳴りすぎる。極言すれば、音楽ではなく音のレンジが鳴っている。それが私にあきたらなかった。英国のはそうではなく音楽がきこえる。音を銀でいぶしたような「教養のある音」とむかしは形容していたが、繊細で、ピアニッシモの時にも楽器の輪郭が一つ一つ鮮明で、フォルテになれば決してどぎつくない、全合奏音がつよく、しかもふうわり無限の空間に広がる……そんな鳴り方をしてきた。わが家ではそうだ。かいつまんでそれを、音のかたちがいいと私はいい、アコースティックにあきたらなかった。トランジスターへの不信よりは、アメリカ好みへの不信のせいかも知れない。
     *
音を銀でいぶしたような、という表現で、しかも、むかしは形容していた、とも書かれている。
五味先生のまわりでは、かなり以前から、英国の「教養ある音」のことを表す言葉として使われていたことになる。

いぶし銀とは、硫黄をいぶして、表面の光沢を消した銀のことなのだから、
音を銀でいぶしたような──は、正しい表現とはいえないわけだが、
とにかく英国の「教養ある音」のことであり、
それがいつしかタンノイの音の代名詞のようになっていったのではないだろうか。

とはいえ、この「いぶし銀」でどういう音をイメージするのかは、
そうとうに人によって違うようにも感じている。
http://audiosharing.com/blog/?p=26645


BBCモニター、復権か(音の品位・その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=26648

教養ある音、とひとつ前に書いた。
この「教養ある音」も、わかりやすいようで、
いざ誰かに説明しようとなると、なかなか難しいことに気づく。

目の前にいくつものスピーカーがあって、
その中に、私が教養ある音を感じる音を出すスピーカーと、
その反対に教養のない音といいたくなる音のスピーカーをふくめて、
いくつかのスピーカーが用意されていたら、説明は少しは楽になり、
具体的になっていく。

けれど、いざ言葉だけで、
しかも教養ある音という意味をまったく理解していないと思われる人にどう説明するか。
結局、教養ない音を説明していくしかないのか、と思う。

私の表現力が足りないといえばそれまでであるのだが、
それでも教養ある音を見事に説明している表現に出合っていない。

たとえば別項「オーディオ機器の付加価値(その5)」に登場する人は、教養ある、とはいわない。

知識はいっぱい持っている。知識欲も高い。ついでに学歴も高い。
それが教養ある人じゃないか、といわれると、これの説明もまた困るけれど、
堂々めぐりすることになるが、結局、品がないのだ。

音の品位について書いていて、
そこでいぶし銀、教養ある音を持ち出してきておいて、
それらについて満足に説明せずに、品がない、と言ってしまう。

いいかげんな説明(にもなっていないのはわかっている)だ。
それでも、品がない、のだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=26648


Date: 1月 7th, 2020
BBCモニター、復権か(音の品位・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=31022

大辞林には、教養とは次のように記してある。
(1)おしえそだてること。「父は其子を—するの勤労を免かれ/民約論(徳)」
(2)社会人として必要な広い文化的な知識。また,それによって養われた品位。「—を身につける」
(3)〔英 culture; (ドイツ) Bildung〕
単なる知識ではなく,人間がその素質を精神的・全人的に開化・発展させるために学び養われる学問や芸術など。

教養ある音の「教養」とは、三番目か。
単なる知識ではなく、とある。
スピーカーの音にあてはめれば、単なる情報量ではなく、ということになろうか。

情報量ということでは、
1970年代から1980年代にかけてのBBCモニターよりも、
同クラスの現代のスピーカーシステムのほうが、上であるモノが多い、といえよう。
それに情報量の多さだけでなく、精度の高さでも、上といえよう。

古いスピーカー(に限らず古いオーディオ)をまったく認めない人たちからすれば、
私が教養ある音といっている音を出してくれるスピーカーは、
情報量の少なさを、
教養ある音、という、ひじょうに曖昧な、正体不明の音でごまかしているだけではないか──、
そんな声が挙ってもこよう。

現代の優れたスピーカーの視点からすれば、
足りないところもあったといえるのは、事実である。

1970年代に登場したBBCモニターとその系列のイギリスのスピーカーシステムは、
現在のスピーカーからすれば、制約もいくつかあった。

四十年間に、スピーカーの技術は進歩している。
けれど、音、それも音の品位ということではどうだろうか。

《人間がその素質を精神的・全人的に開化・発展させるために学び養われる》音といえるだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=31022

129. 中川隆[-5668] koaQ7Jey 2021年4月15日 23:15:37 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[43] 報告
BBCモニター復活!ロジャース「LS5/9(65th Anniversary Edition)」の魅力に迫る! 2014/04/29
https://blog.joshinweb.jp/.s/hiend/2014/04/bbcls5965th-ann-e24b.html?yclid=YSS.1000018606.EAIaIQobChMIuYX8h7aA8AIVSWoqCh3dDAXrEAAYAyAAEgK1jvD_BwE


本日は、イギリスBBC(英国放送協会)モニターで有名な老舗スピーカーブランド、ロジャースのスピーカー「LS5/9(65th Anniversary Edition)」の魅力に迫ります。オーディオの魅力や奥深さを知り尽くした方にこそお勧めしたいスピーカーです。

ロジャース 2ウェイバスレフ型スピーカー
LS5/9 (65th Anniversary Edition)

■ ロジャース(Rogers)というメーカー

ロジャースは、第2次大戦直後の1947年に設立。紆余曲折を経て、現在は香港の企業グループの傘下にあります。ちなみに、日本国内の発売元は、ロジャース・ラボラトリー・ジャパンとなっています。

BBCのモニタースピーカーの型番には必ず「LS」が付いています。これは「Loudspeaker」を意味し、BBCのモニタースピーカーの規格名になります。続いて、「LS」の次の数字は用途、「/」(スラッシュ)の次の数字は開発順を表しています。ちなみに、LS3はスタジオ用小型モニターのことで、超有名な「LS3/5a」は小型で5番目に開発されたモニタースピーカーの規格ということになります。今回取り上げる「LS5/9」は中型で9番目に開発されたスピーカーであることを意味しています。あくまで規格であるため、過去には多くのスピーカーメーカーから同規格のスピーカーが発売されていました。

■ BBCモニターとは

ここで、BBCモニターの歴史を少し紐解きます。1号機は1958年の「LS5/1」で、ツイーターも後に一世を風靡したセレッションのHF1300が使われていました。その後の「LS5/5」には、ウーファー振動板にスペンドールのBC2などでもお馴染みのベクストレン樹脂が採用されました。

70年代には「LS3/5a」「LS3/6」などの小型モニターが開発されました。特に「LS3/5a」は超小型の移動用モニタースピーカーで、ユニットには有名なKEFの「B110」と「T27」が使われていました。「LS3/5a」は、KEF、ハーベス、スペンドール、チャートウェル、そしてロジャースなど、多くのメーカーから発売されていました。箱の規格とユニットは決められてはいるものの、内部のネットワークは各社で少しずつ違いがあり、実際音も少しずつ違いました。私は、能率が非常に低いながら、音のしっとり感とヌケの良さからロジャースの「LS3/5a」を大いに気に入り、手に入れました。

そして、80年代後半(私がJoshin三宮1ばん館に赴任していた時代)に大ヒットしたBBCモニターが、ロジャースの「LS5/8(PM510ファイブテン)」と「LS5/9」でした。当時の私は、その暖かく柔らかで包容力のあるサウンドに憧れました。たくさんのお客様にご購入いただきました。今回、その「LS5/9」が「LS5/9(65th Anniversary Edition)」として約30年ぶりに発売されたのですから、大注目しないわけには参りません。

■ LS5/9の復刻版が発売に!

「LS5/9(65th Anniversary Edition)」は、1985年頃にBBCの中型モニターとして発売された「LS5/9」の復刻版で、当時と全く同一の仕様となっています。オリジナルの「LS5/9」同様、ポリプロピレンコーンのミッドバスとソフトドームツィーターを搭載した2ウェイバスレフタイプです。ロジャース65周年記念として発売されたもので、オリジナルのエンクロージャーの色は、チークとローズウッドがありましたが、今回の復刻版はシックで落ち着いた雰囲気のローズウッドのみとなっています。大変魅力的で綺麗なデザインです。オリジナルは発売当時、チークよりローズウッドの方が高く、価格は約40万円したとのことですが、今回の復刻版がほぼ同一価格を実現していることは驚異的です。

オリジナル「LS5/9」の特徴はユニットにあり、ツイーターには当時の主流であったソフトドーム(34mm)を採用し、ウーファーには振動板に半透明のポリプロピレンを使った200mmコーン型を採用しています。また現在ではあまり見られないフロントバッフル上部に、大きく口を開いた左右対称配置のバスレフポートも大きな特徴となっています。

復刻版のウーファーのポリプロピレンコーンは、かつてのような半透明ではなく、かなり透明度の高い改良型となっています。ツィーターはオリジナルと同様の34mmソフトドームです。ただグリルは、バッフルのマジックテープが丸見えと言うデザイン的な面だけでなく、音質の面からも取り外さない方がいいようです。

ちなみに、ポリプロピレン樹脂は、初期のBBCモニターや民生用スピーカーに採用されていたベクストレンが、本来その素材が持つ固有の振動音を抑えるために塗るダンプ材により振動板自体が重くなってしまうため、さらに特性の良い材料が研究されました。70年代の半ば過ぎ、ダンプ剤を塗る必要のない乳白色がかった半透明の樹脂であるポリプロピレンが選ばれたのです。これがBBCモニターにおける第2世代の振動板材料であるポリプロピレンというわけです。

■ 魅力的なサウンド

そのサウンドは、BBCモニター特有の懐の深さを持っており、大らかで肉厚な中低域、滑らかで艶っぽい中高域は大変魅力的で、音楽のジャンルを選びません。クラシックでは、大編成のオーケストラは開放感たっぷりに、小編成のストリングスはストレスのない豊かな響きが、ボーカルはその温かくナチュラルな肉質感が、そしてジャズは軽やかで屈託のない開放的なサウンドが魅力的です。近年流行の高解像度スピーカーとは一線を画する別の魅力がありました。

「LS5/9(65th Anniversary Edition)」は、決して現在的なスピーカーではありません。正直、オーディオが最も華やかかりし、良い時代のヨーロッパ系スピーカーの中でのタンノイと並ぶ一方の雄です。いわゆる、JBLをはじめとした米国系モニター系の音とは真逆の、ニュアンス豊かなサウンドに、ゆったり包み込まれるような聴き方にピッタリのスピーカーだといえます。オーディオの魅力や奥深さを知り尽くした方にこそお勧めします。

https://blog.joshinweb.jp/.s/hiend/2014/04/bbcls5965th-ann-e24b.html?yclid=YSS.1000018606.EAIaIQobChMIuYX8h7aA8AIVSWoqCh3dDAXrEAAYAyAAEgK1jvD_BwE

130. 中川隆[-5606] koaQ7Jey 2021年4月17日 14:56:16 : RSLdzPRb1s : Y0wwMFV6MDlreDI=[33] 報告
瀬川冬樹 その3




故瀬川冬樹氏の晩年の講演会の模様、BBCモニターについて語っています。
131. 2021年6月20日 15:25:26 : hoBgz425ds : SmxoSFFVZFM1czI=[17] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
スペンドールBC−Uをサブシステムとして使っていた
2021年06月19日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/fbdf278e9db647d5a9bdaf6084c7fcd4


自宅で10年ほど前に5年間ほどスペンドールBC‐Uを使っていた事がある。20p口径のウーハーとセレッションのツイーターとスーパーツイーターの組み合わせでした。このSPの泣き所はスーパーツイーターの耐入力の無さで、ヴォリュームを上げると直ぐにクリッピングしてしまう事。大音量を望まなければいいんですけどね。

現在使っているセレッションのDITTON15にスーパーツイーターが付いたぐらいに思ってくだされば理解が早いと思います。BC-Uは「枯れた音」がすると評判でしたが、内部配線が非常にショボイので「シルバースター」シリーズの配線に替えたら、ビックリするくらい表現力豊かなサウンドに変身しました。当時、完実電気さんでBC-Uを売っていた方が見えられ、サウンドの違いにビックリされていたのを思い出します。良い内部配線にするとSPユニットの「潜在能力」を引き出せます。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/fbdf278e9db647d5a9bdaf6084c7fcd4

132. 中川隆[-5210] koaQ7Jey 2021年7月01日 07:52:20 : caVDg0Vgtv : Z2wxMGdxVDhidi4=[3] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
ハーベス markVの思い出
2021年06月30日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/3963f461a1a38969ae42f6bd8e2c4379
ハーベス markVのウーハーは「透けて」います。非常に面白い素材だと思います。それでいてしっかりした低音が出て来ます。

オリジナルの内部配線の状態です。スペンドールにせよ国産のSPにせよ似たり寄ったりの内部配線です。こんな配線でも「音」は出ます。しかし、「音質は?」と云うと、個人的に「全くダメ」の一言です。

内部配線を「極太」の銀メッキ線に交換して使っていました。こちらになるとエネルギー感も音数も質感までも大幅なグレードアップを果たします。別物のスピーカーに生まれ変わります。SPユニットの潜在能力を引き出して使う事が目的です。



▲△▽▼


Mr.トレイルのオーディオ回り道
スぺンドールBC-Uの内部配線交換
2021年07月01日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5e9773c619cc662f45342ec1b93703f0

先日は、ハーベス MK3の内部配線交換を記しましたが、同じ事をスペンドールBC-Uにも実際にやっていました。

オリジナルの内部配線は、前日のハーベスのモノと殆ど変わらない内部配線でした。「まともに音が出ているのかな?」と云う様な音に感じました。そこで、内部配線を交換したら全く別の世界と音数・音の密度が出てきました。表現力が全く違って来ます。配線材の断面積は大きい方が良い表現力を持ちます。

133. 2021年11月21日 11:28:36 : DfWLM8FXvA : a3duYW1jOVYzc2c=[19] 報告
Date: 11月 20th, 2021
JOHN WILLIAMS BERLINER PHILHARMONIKER
http://audiosharing.com/blog/?p=36005

2020年、クラシックのCDで一番の売行きだったのは、
“JOHN WILLIAMS IN VIENNA”のはずだ。

今年(2021年)が、どのディスクだったのかは知らない。
でも来年(2022年)、一番売れるであろうCDは、
“JOHN WILLIAMS BERLINER PHILHARMONIKER”であろう。

ウィーンの次はベルリンである。
“JOHN WILLIAMS IN VIENNA”がそうとうに売れたのだから、
二匹目のドジョウということで企画なのかどうかはなんともいえないが、
来年1月に発売予定である。

先行して、“Superman March”が聴ける。
e-onkyoでも、この一曲のみ先行発売しているし、
TIDALでもMQA(192kHz)で聴ける。

昨晩、寝る直前に聴いていた。
楽しくて二回聴いていた。

オーケストラもスピーカーも同じだな、と改めて感じていた。

瀬川先生が、「コンポーネントステレオの世界 ’80」の巻頭で書かれている。
     *
 現にわたくしも、JBLの♯4343の物凄い能力におどろきながら、しかし、たとえばロジャースのLS3/5Aという、6万円そこそこのコンパクトスピーカーを鳴らしたときの、たとえばヨーロッパのオーケストラの響きの美しさは、JBLなど足もとにも及ばないと思う。JBLにはその能力はない。コンサートホールで体験するあのオーケストラの響きの溶けあい、空間にひろがって消えてゆくまでの余韻のこまやかな美しさ。JBLがそれをならせないわけではないが、しかし、ロジャースをなにげなく鳴らしたときのあの響きの美しさは、JBLを蹴飛ばしたくなるほどの気持を、仮にそれが一瞬とはいえ味わわせることがある。なぜ、あの響きの美しさがJBLには、いや、アメリカの大半のスピーカーから鳴ってこないのか。しかしまた、なぜ、イギリスのスピーカーでは、たとえ最高クラスの製品といえどもJBL♯4343のあの力に満ちた音が鳴らせないのか──。
     *
オーケストラでもまったくそうなのだ。
瀬川先生の例では、スピーカーの格が違いすぎてもそうなのだが、
オーケストラは格においてもアメリカのオーケストラよりも同等、もしくは上なわけで、
そうなると、どうしてアメリカのオーケストラからは、こういう響きが出ないのだろうか──、
と思うことになる。

http://audiosharing.com/blog/?p=36005

134. 2021年12月02日 02:08:52 : sPZpxVrBLy : Zm03RHZCRWZRNGc=[3] 報告
Date: 11月 28th, 2021
ふりかえってみると、好きな音色のスピーカーにはHF1300が使われていた(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=36064


グラハムオーディオのウェブサイトを、
そういえば、あるスピーカーの開発はどうなっているんだろうか……、と思い出すと、
アクセスしている。

今日も、LS5/1の復刻はどうなっているんだろうか、
発表されたのは2020年春だった。
2020年はコロナ禍で、いろんなことが影響を受けている。
LS5/1の復刻も例外ではないのだろう。

とはいえ一年半以上経つ。
そろそろ途中経過を知りたい。
なのでひさしぶりにグラハムオーディオのウェブサイトを見ていた。

そこにはLS5/1はなく、代りにいっていいのだろうか、
LS8/1という新型スピーカーが表示されていた。

BBCモニターにLS8/1という型番のモデルはなかった。
いったいどんなスピーカーなのかというと、
サランネット付きの写真から、すぐにスペンドールのBCIIということがわかる。

フロントバッフルの写真を見ると、まさにBCIIの現代版(グラハムオーディオ版)である。
残念ながら、当然ともいうべきか、
トゥイーターにセレッションのHF1300は使われていない。

製造されていないユニットなのだからしかたない。
気になるのは、その音である。

そのことに関連しての興味深いことは、フロントバッフルにレベルコントロールの銘板に、
“Derek Hughes Signature Edition”とあることだ。

デレク・ヒューズは、スペンドールの創設者スペンサー・ヒューズの息子である。
デレク・ヒューズは、2003年からハーベスに参画していた。

ハーベスのHL Compact 7ES-3には、デレク・ヒューズも関っている。
ならばグラハムオーディオのLS8/1も期待できそうである。
http://audiosharing.com/blog/?p=36064

Date: 11月 28th, 2021
ふりかえってみると、好きな音色のスピーカーにはHF1300が使われていた(その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=36068


デレク・ヒューズの名に期待したい理由は、もうひとつある。
別項で書いているD40の存在がそれである。

スペンドールの唯一のプリメインアンプD40は、1977年に登場した。
ステレオサウンド 44号の新製品の紹介記事で取り上げられている。
1977年暮の「コンポーネントステレオの世界 ’78」にもD40は登場している。

D40というプリメインアンプは、優秀なプリメインアンプとは呼べないだろう。
どんなスピーカーからもいい音を出してくれるわけではないからだ。

スペンドールのBCIIを接いだときにおいて、
どちら(BCIIとD40)も真価を発揮する、といえるほどの鳴り方を示してくれる。

このD40を設計開発したのが、デレク・ヒューズである。
ほんとうのところはなんともいえないのだが、
デレク・ヒューズは、BCIIの良さも欠点もよくわかっている男なのだろう。
そうでなければ、あんな造りのアンプで、BCIIから、
D40よりも立派な構成のアンプではどうやっても鳴らせなかった音は出せないだろう。

グラハムオーディオのLS8/1には、HF1300は搭載されていない。
けれど、もしかするとではあるが、
D40で鳴らしたBCIIの音を、LS8/1から聴けるのではないだろうか──、
そんな期待を、つい持ちたくなってしまう。

1 Comment
Hiroshi Noguchi
11月 29th, 2021
REPLY))
1979年頃に購入したBCIIを今も使っています。元々友人が手作りしてくれた、真空管のアンプで、それが壊れてからはカウンターポイントのSA3をアメリカで安く買ったのと、ラックスのキットを3結で自作して鳴らしていました。その後仕事で実家にそれらを放置して、21世紀になってアキュフェーズのプリメインアンプを買えるようになって、ディナウディオの小さなスピーカーとつないで官舎で聞いて結構満足していました。定年で空き家になった実家に戻り、アキュフェーズをBCIIにつないで鳴らすと、古くてもちゃんと音を出してくれるのですが、どこかもう一つで。BCIIの昔感じていたバッハの無伴奏や、室内楽での弦の高域がしなやかでスーッと伸びていく美しかったことを懐かしんでいます。昔はLPでしたし。

http://audiosharing.com/blog/?p=36068

135. 2022年1月02日 13:11:29 : rkFdnDoh5I : cC4wM08zbU5MNDI=[2] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
スペンドール BC-Uは「枯れた音?」
2022年01月02日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/71b73e652518be445b76cd19dbc9b003


スペンドール BC-Uは面白いスピーカーでした。雑誌では「枯れた音」の名器とオーディオ評論家の皆さんが褒められていました。「枯れた音」て何?と思って手に入れました。2005年頃には手元に有りました。

BC-2の説明は以降のURLを参照ください。「オーディオの足跡 」https://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-ii.html

20cmコーン型と3.8cmドーム型の2ウェイにスーパーツイーターの3ユニットシステム。

2013年音楽部屋のサブシステムの最初のSPでも有りました。内部配線をシルバースターシリーズの配線に交換して使っていました。非常に表情豊かな表現をしていました。これ位で止めておけば良いものを、最近のSPシステムの増殖ぶりは目も当てられないです。そろそろオーディオも卒業ですね。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/71b73e652518be445b76cd19dbc9b003

136. 保守や右翼には馬鹿し[202] lduO54LiiUWXg4LJgs2Ubo6tgrU 2023年6月01日 07:40:01 : tGR9PPTIJI : M2F0Z1FOaTZ5VTI=[1] 報告
<▽35行くらい>
Date: 5月 31st, 2023
STUDER A101 + Pass DIY BA-3(その9)

1977年にスペンドールからプリメインアンプD40が登場した。
ステレオサウンド 44号の新製品紹介で取り上げられている。

小さな筐体に、トーンコントロールすらついていない、
シンプルというよりも素っ気ないパネルフェイス。

大きさといい仕上げといい、
当時15万円ほどしていたけれど、同価格帯の国産プリメインアンプとは比較にならない。
その後、20万円近くにまで値上りしているから、
およそベストバイコンポーネントとは呼べない製品だった。

けれどスペンドールのBCIIと組み合わせた音を聴いたことのある人ならば、
そしてBCIIの音に魅力を感じている人にとっては、
BCIIとD40は、まさしく黄金の組合せといいたくなるほどの音を聴かせてくれるから、
まさしくD40はベストバイコンポーネントと推せる。

私も一度だけ、BCIIとD40の音を聴いている。
聴けば、この組合せが欲しくなる。
同時に、どうしてD40は、こういう音をBCIIから引き出せるのか。
その秘密が知りたくなる。

当時のオーディオ雑誌には、D40の内部写真は載らなかった。
掲載された雑誌があったのかもしれないが、私が知る範囲ではなかった。

インターネットが普及して、ブログ、ソーシャルメディアが普及して、
D40の内部写真を見ることができるようになった。

見たからといって、音の秘密がわかるわけではなかった。
むしろ、なぜ、こんな造りのアンプで、あの音が──、とよけいに不思議に思えてくる。

D40の回路図も検索してことがある。
ずいぶん前にやったし、数年前にもやったけれど、見つけられなかった。

このままわからないままなのか。
そう思い始めていたのだが、昨晩、M50で検索してみた。
http://audiosharing.com/blog/?p=39807

SPENDOR D40 価格不明(1970年代頃)
https://audio-heritage.jp/SPENDOR/amp/d40.html

ハイパワー化を追求せず、音質重視の設計を貫いたプリメインアンプ。
大型のトロイダルトランスを採用しています。
パワー段には特性の良く揃ったトランジスタを使用しています。

定格
型式 プリメインアンプ
実効出力 45W+45W(6Ω)
外形寸法 幅332x高さ96x奥行223mm
重量 6kg


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