★阿修羅♪ > 番外地6 > 339.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
Olasonic NANOCOMPO NANO-UA1 \55,487 USB DACを内蔵したプリメインアンプ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/339.html
投稿者 たけしくん 日時 2013 年 12 月 28 日 00:51:13: IjE7a7tISZsr6
 

(回答先: ヨドバシで再度視聴して、Herbeth HL-Compactに決めた。中古で探そう 投稿者 たけしくん 日時 2013 年 12 月 27 日 22:21:58)

「オーディオの常識に真っ向から挑戦する」、オラソニック「NANOCOMPO」の非常識っぷり (1/2)

「オーディオ&ホームシアター展 2012」の製品発表から半年。オラソニック「NANOCOMPO」(ナノコンポ)の第一弾がいよいよ店頭に並ぶ。その出来栄えについて、東和電子の山本喜則社長に聞いた。

[芹澤隆徳,ITmedia]
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1304/23/news133.html

 2012年10月、「オーディオ&ホームシアター展 2012」の会場で催された新製品発表会。東和電子の山本喜則社長は、小型オーディオコンポの新シリーズ「NANOCOMPO」(ナノコンポ)を発表し、「オーディオの常識に真っ向から挑戦する」と宣言した(→関連記事)。

 あれから半年が経過し、いよいよ製品第1弾のUSB-DAC内蔵プリメインアンプ「NANO-UA1」が店頭に並ぶ。果たしてオーディオの常識を覆すことはできたのか。山本社長に話を聞いた。

ts_olasonicint04.jpgts_olasonicint03.jpg 「NANOCOMPO」と東和電子の山本喜則社長

 NANOCOMPOのコンセプトは明快だ。年々、緩やかな右肩下がりになっているオーディオ市場にあって、近年注目を集めているのはヘッドフォン /イヤフォンなどのモバイル機器、そしてPCオーディオのように手軽に良い音が楽しめるソリューション。市場のニーズは、ハードルの高い大型の高級オー ディオ機器ではなく、小型で場所を選ばず、PCとの親和性の高い製品にあるという。

 もちろん、高級オーディオが“高級”である所以(ゆえん)は、惜しげもなく物量を投じ、コストをかけて音を追求しているからであり、その点で低価 格の小型オーディオが対抗するのは難しい。ただし、この時の発表が真実味を持って受け取られたのは、Olasonicブランドの製品が、最初のPCスピー カー「TW-S7」以来、「見た目からは想像できない」「異様なほど音がいい」など、従来の枠に収まらない製品と評価されてきたからだろう。

非常識な低域

 山本社長は、「NANO-UA1」に英KEFの小型スピーカー「LS50」(2本で11万5500円)を繋ぎながら、小型スピーカーをめぐる“常 識”について話した。「一般的に、小型のコンポにはブックシェルフ型のような小型スピーカーが組み合わされます。しかし、小型のスピーカーというのはもと もと低音が出にくく、能率も低いもの。実力を発揮させようと思えば、本来は100万円クラスのパワーアンプが必要です」(山本氏)。

 アンプを既に持っている人は別として、10万円のスピーカーのために100万円のアンプを購入する人はあまりいないだろう。このため、試聴時にはすごく気に入ったスピーカーなのに、自宅では思うような音が出ないといったことが起きると山本氏は指摘する。

 「お店のデモ機をよく見ると、ブックシェルフ型でも実はかなり良いアンプがつながっているんです。バランスをとって購入したつもりが、実はアンバ ランスだったというのは珍しいことではありません」(山本氏)。われわれ消費者が考えがちな“価格のバランス”と、実際の“音のバランス”は全く違うとい うことだ。

ts_olasonicint05.jpgts_olasonicint06.jpg 試聴中。横にあるシルバーのNANOCOMPOは、昨年の「オーディオ&ホームシアター展 2012」で公開した試作機だ(左)。Mac用の定番ハイレゾ再生ソフト「Audirvana」で設定。といっても出力先をプルダウンで選ぶだけ(右)

 しかし、そうなると7万3500円の「NANO-UA1」は、もっと分が悪いはずだが、実際にLS50が音を出し始めると、不思議なほど豊かな低 域に驚かされた。中高域の解像感や透明感も上々で、ゆったりとした低域が全体の質を高めているよう。素性の良いスピーカーを余裕を持って駆動していると いった印象を受ける。

 「NANO-UA1には、これまでの卵形スピーカーなどと同様、独自のSCDS(Super Charged Drive System)を取り入れています。音楽信号の波形は一定ではないので、小さな波のときに余った電気をキャパシターに蓄え、大きな波が来たときに放出す る。これにより、小さな電源でも大きなパワーが取り出せます」(山本氏)。

 NANO-UA1のカタログには、出力を「ダイナミックパワー」と表記している。それでも26ワット(4オーム時)という数字は決して大きくはないが、100ワットのアンプでも26ワットで駆動する機会は多くないから、リビングルームには必要十分な数字といえるだろう。

 「音楽には抑揚があるのが普通です。その波を利用するSCDSは、いわば音楽に特化したアンプ技術。逆に、信号を入れたらとにかくパワーが出るようになっている従来型のアンプは、“音楽のことを考えていない”といえるかもしれません」(山本氏)。

非常識なこだわり

 オーディオ&ホームシアター展のとき、プレスに公開したNANO COMPOシリーズは、アルミダイキャストの筐体(きょうたい)をそのまま生かしたシルバーのデザインだった。しかし実際の製品は、パールを多く含むホワ イトに塗装され、ボリュームボブやボタン類も全体のイメージに合わせて丸みを帯びたデザインに変わった。個人的にはアルミ丸出しの無骨な試作機も好みだ が、実際に並べると製品版は“洗練された”という言葉がぴったりとくる。

 「初期のデザインは賛否両論でしたが、とくに販売店の方から高級感を求める声が多く、発売を延ばしてデザインをやり直しました。リビングルームに 置くオーディオ機器は、やはり家族も喜ぶデザインでなければいけません」。幸い、製品版のデザインはオーディオ店の評価も上々です」。

ts_olasonicint09.jpgts_olasonicint08.jpg ボディーは分厚いアルミダイキャスト

 デザインはフェミニンになったが、中にはコダワリが詰まっている。例えばボリュームノブは、一見プラスチックに見えるが、実はアルミの削りだし。 メカニカルボリュームの操作感とワイヤレスリモコンの利便性を両立させる「ハイブリッド・ボリウム」は、操作フィーリングへのこだわり(→関連記事)。本体を持ち上げてみれば、アルミダイキャストのずっしりとした重みを感じる。

 さらに底面のビスをゴム足でかくしたり、背面の端子板に鮮やかな赤を採用するなど、細部までこだわった。「でも、やはりシルバーやブラックといった要望もある」という山本氏。カラーバリエーションといったニーズについては「今後、見極めたい」と話していた。

非常識なカタログ?

 「もう1つ、今までにないものを作りましたよ」と山本社長が出してきたのは、店頭に置く製品カタログだ。カタログには、商品説明とともに、NANO-UA1の展開図のようなものが掲載されている。

 「実はこれ、ペーパークラフトです」。

ts_olasonicint01.jpgts_olasonicint02.jpg 写真はカタログの色校(本物はもっと厚い紙を使用する)。ちゃんと折り目にNANOCOMPOの角がくるように設計されている

 カタログから線に沿って展開図を切り抜き、組み立てると実物大のNANO-UA1ができあがる。さらに別ページには「NANO-CD1」のフロント/リアパネルも掲載されており、切り取ってペーパークラフトに貼り付けると、同じく実物大「NANO-CD1」が完成する。

 「カタログが2部あれば、実物大のNANOCOMPOができます。リビングルームで設置場所を決めたり、インテリアと合わせてみたり、生活スペー スの中でそのサイズを実感できるでしょう」。なお、ペーパークラフトは同社のWebサイトでも公開する予定。pdfをダウンロードして、カタログと同じ A4サイズで出力すればいい。

 山本氏によると、このカタログは高度に戦略的なマーケティングツールなのだという。「実際にNANOCOMPOのサイズとデザインを見れば、オーディオに理解のない奥様も前向きに考えてくれるのでは?」(山本氏)。

ts_olasonicint07.jpg ちょっとお店いってくる

 

ソニーより「ソニーらしいオーディオ」?

東和電子のオーディオ・システム「NANOCOMPO」(前編)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20131129/256521/?n_cid=nbpnbo_rank_n&rt=nocnt

a
小さいながら本格的な音を奏でる「NANOCOMPOシリーズ」(写真:深澤明、以下同)

 我々は「軽薄短小」が好きだ。高性能が仕込まれた小さきものには、特別な愛情が注がれる。最近では、さしずめ東和電子の新しいオーディオ・システム、「NANOCOMPOシリーズ」が典型であろう。とても小さな形だけど、品位が高く、ヴィヴットな音を聴かせるコンポだ。

 筐体は幅149×奥行き149×高さ33mm。真四角で、わずかCDジャケット3枚分の大きさ。この形で、まず第一弾としてUSB DAC内蔵のプリメインアンプ「NANO-UA1」を2013年4月に発売、ついでCDトランスポート(デジタル出力専用のCD再生機)の「NANO- CD1」、ヘッドホンアンプ内蔵 D/Aコンバーターの「NANO-D1」、ステレオパワーアンプの「NANO-A1」と、多彩なファミリーが続々と登場している。

 しかも、売れている。東和電子で営業を担当している川崎博愛・Olasonicマーケティング部部長によると、「オーディオ専門店や家電量販店で 扱っていただいていますが、単品コンポの分野ではかなりのヒット製品になっています。発売当初は生産が追い付かず、海外の生産拠点から航空便で送っていま した。インターネットでの評判もよく、マニアや音楽好きな方のブログなどでも、よく取り上げていただいております」。

小さな筐体からこんなにもいい音が!

 近年、オーディオ業界は長期低迷傾向にあった。その1つの原因として、ユーザーの購買意欲を熱く刺激するような革新的な製品があまり出てなかった のではないかということが挙げられる。そう考えるとNANOCOMPOは、とにかく清新さが際立つ。可愛いし、フィニッシュがとてもいい。アルミダイキャ ストによるつなぎ目のないシームレスエッジ。パール・ホワイトの塗装は滑らかで、肌触りが気持ち良い。シンプルなデザインと上質な仕上げの小さな筐体が奏 でる音が、実に本格的だ。

 だいたい、オーディオ業界においてはミニコンポ、システムコンポなど「〜〜コンポ」という名のついたジャンルは「音よりファッション」が重視され、音質は二の次のものが多い。しかし、NANOCOMPOは違う。「〜〜コンポ」の常軌を逸して抜群に音が良いのである。

b
「NANOCOMPOシリーズ」誕生のキーマンたち。左からOlasonicマーケティング部長の川崎博愛氏、社長の山本喜則氏、ソフト・ハード設計部設計部長の森田勉氏

 まず音のスピードが速い。音の立ち上がり、立ち下がりが俊敏で、ヴィヴットな躍動感が聴ける、低音がしっかりとし、音の輪郭に上質な彩りが与えら れる。「〜〜コンポ」という軽佻な名前とは、中身が全く違うのである。剛性の高い精密な音だ。こんなに小さくて音質がいい製品をよくぞ作れたという、感動 がある。

 驚いたのは、世界で一級品と呼ばれるスピーカーを使用すると、NANOCOMPOでは音がよく鳴ることだ。英国KEFの「LS50」もよかった し、ドイツエラックのスピーカーもよかった。特に感動したのがイタリアソナス・ファベールの「Toy」とのコンビネーションだ。25mmソフトドーム ツィーター+110mmコーンウーファーという何の変哲もないユニット構成の小さなスピーカーだが、NANOCOMPOで聴くソナスの音は素晴らしい。音 の実体感や艶っぽい質感、情緒感が特徴の魅力的な溌剌サウンドが聴けた。サイズ感からも、ベストマッチではないか。

 

http://tannoy.exblog.jp/19395958/

小さなアンプ

愛用のSD05が、2009年に製造終了してから、もう四年が経ちました。デバイスの供給中止から、同じコンセプトでのアンプは出て来ていませんでした が、メーカーへ開発技術者などの人材を送っていた東和電子から、Olasonicというブランド名で、同じコンセプトの小型のアンプがでました。

凄 く小さいのです。CDを一回り大きくした、149mm角の39mm高です。これにはボリュームのはみ出し部分を含んでいませんが、小さいですね。重さは 890gだそうです。理由はトランスなどの電源部を小さくしたからだそうです。本来は、PCの隣に置いてPC用の小型のSPを鳴らすのが本来の目的のよう です。入力方法がそもそもパソコン用です。イアーフォーン用のピンジャックがアナログ入力で、後は、デジタルの同軸と光入力、そしてUSBでの入力で、 Windows XP Vista そして7と8に、Macは9.1と10.1以降に対応しています。
a
通 販で買ったので、いつもCDが入っている小さめな箱が来ました。あれ、CDを頼んであったかな?と思いよく見ると「USB内蔵プリメインアンプ」と書かれ ていました。そうかと思い直し、箱を見直しました。空けるともっとビックリ中からハードディスクと同じぐらいのアンプがでてきました。小さいとは思ってい ましたが、実物を見るとびっくり。これで良い音がするのだろうか?という不安も感じます。

早速、SD05からSPコードとデジタル入力を 外し付け替えてみました。曲は、例のハーディングのマーラーの10番・第五楽章です。左側で大太鼓が鳴り響き、同じく左側中央より後方にコントラバスの深 い音が展開する、まさにオーディオファンが大喜ぶようなところです。T4面目躍如の楽章ですが、つなぎ替えて第一声は、おなじような深い低音がそのまま出 て来ます。音量は、半分しか有りませんから、この能率のSPでこの部屋では、ボリュームの位置は、やはり3時頃まで回ってしまいます。その位置で、この大 音量はやはり苦しく、歪みます。そこで二時ぐらいまで音量を戻すと、実用上は充分な音量が得られました。一旦、充電するとそのボリュームを上げても大丈夫 です。
a
小 さくなった秘密は、その電源部にあり、回生ブレーキの付いたハイブリッド車みたいな発想で作られています。すなわち、SD05見たく大型トランスを積む代 わりに、小さなトランスで、小音量の時に、コンデンサーに電気を溜める仕組みになっているのです。大型の電源供給用ポンプを使う代わりに、大型の貯水池を 作って、そこに電気をため込む仕組みです。デジタルアンプの高効率を逆手に取った新しい発想の電源です。最初から大音量、大振幅の信号をいれて、ボリュー ムを回しすぎたから、一瞬歪んだのです。その後、適正な音量でかけ直したときには、電気が溜まっているから大丈夫という、PowerDACの仕組みを作っ た技術者だから出来る発想ですね。

さて、肝心な音ですが、T4が雄大に同じ様な超低音が楽々と鳴り響きました。しかし、SD05でするような広大な音場が全くでません。やはり、周波数特性などはデバイスの進歩で、よくなっているけど、肝心な音場の再生が出来ないのではと、ガッカリました。

電話で、Oさんにその旨を伝えると、やはり電源か、クロックの問題かな〜と言われます。でも、報告の電話を切った瞬間気づきました。今は、簡易的にCDプレーヤーの横に置いただけだと。テーブルがT4の振動を受けてその影響で音が平面的になっているのではないかと。
a

そ こで、フローティングの上に乗っているSD05の上に置き直してみました。小さいですね〜。そして聴いてみると、さすがにSD05と同じとは言いません が、いっぺんに音場が出て来ました。しかし、アンプの重量に比べて、SPケーブルの方が重いので、そのケーブルの引き回し方にも音場の出方が影響されま す。私の部屋では、やはりフローティング型のインシュレーターは必要だと解りました。15センチ角の大きさの超小型アンプには、普通の大きさのフローティ ングボードはいらないし、軽すぎて作動が微妙になります。日曜大工で、小型のフローティングタイプを作るのも、逆に工作も出来て楽しいかもしれません。
a

結 論から言うと、勿論SD05とは、同じ音にはなりませんが、同じ思想で作られているし、繰り返し周波数もSD05の768KHzから1.2MHzまで上 がっていて、時代の進化も感じられます。小さいから出来るところでしょうか?PCコンポ用として開発されていますが、そうだとすると値段が、少し高めで す。PCコンポの超高級機という位置づけでしょう。

しかし、50万円のSD05とも勝負できるアンプが、実勢6万5千円で手に入るのな ら、とてもお買い得ですね。やはりオーディオは、対数的に費用対効果が上がります。最後の一目盛りで、価格は10倍になる典型です。使いこなし方の発見も 含めて、楽しいアンプです。この音を聴いて、PCオーディオの若い世代の人達が、少しでもオーディオに目覚めてくれると良いですね。

小さなアンプ 2

小型の割に、凄い低音が出るアンプを持って、大宮のPSD社に寄り、大山さんに実際にこの小型アンプを聴いて貰いました。値段を伝えると、PC用としては 異常に高いのではといわれました。その通りです。この大きさと軽さから言って、PC専用ならせいぜい2万円以下でしょう。しかし、音を実際に聴くと、20 万でも良いのではと思うぐらいです。しかし、実際にその大きさを見てしまうと、やはり、3万円台かな?と思うのです。とても実勢価格6万5千円には見えま せん。

しかし、この小さなアンプはPSD社の試聴室のT4を驚きの音でならしました。いろいろな分野の曲を何曲か選んで聴いてみました が、みな納得の音がします。SD05に比べ分かりやすい音かもしれません。最後に、結線をSD05に戻し聴いてみると、余裕と柔らかさ、自然さがやはり違 います。当たり前で、これで本当に同じ音がしたら、SD05も立つ瀬がありませんね。

戻ってきてから、大胆にも和室のユニコーンにも繋い で見ました。低域は、真空管アンプより深い音がします。音の拡がりも良いです。入力はCD34改から、普通の細いケーブルのミニジャックを使っての結線し ています。その差もありますから、そのままの比較は出来ないのですが、これだけ聴けばこれでで充分という音がします。しかし、こんな小さなアンプで、これ だけの音がしたのでは、何十年もオーディオを続けて来た意義がないほどの音がしています。困りましたね。
a

しかし、元に戻してみるとこちらも実は相当な差があることが解ります。それは一対比較するからかもしれません。オーケストラの普通の団員のヴァイオリンと、ソリストのストラディバリほどの差はあるのですが、比べてみなければなかなか解らないのが本当のところでしょう。

常用のシステムでは、考えられる中での最適なケーブルを選んでいます。その一本で、この小さなアンプが数台買えるぐらいの差があるのです。その差を、どう解釈するかでオーディオの方向さえ問われるようです。

 

http://tannoy.exblog.jp/19641417/

そんな思いをして、どうして市内にいくというと、プー博士が首を長くして待っているからです。PSDの大山さんから預かったT4を持って、お宅に伺うと、 IIILZ が良い音を出していました。QUAD44+405IIで駆動されています。入力はStuderの730です。オーソドックスな装置ですね。IIILZを部 屋の真ん中で平行法でならされていました。この音も私のお薦めですから、今日のT4には責任を感じますね。そのT4を鳴らすアンプは先日の東亜電子の Olasonicブランドのデジタルアンプです。今日はそれに秘密兵器もあります。

着いたのは、もう七時を回っていましたので、早速、 IIILZを外してT4を設置しました。最初は、IIILZが乗っていたSPの台の上に乗せて聴いたのですが、案の定、低音が出ません。そこで、家と同じ 様な床に直置きして見ました。しっかりとした造りの床なので期待が持てます。SP上向きにする適当なものがなかったので、手品に使われる大きなサイコロを 使って見ました。

a

途 端に家と同じ音場とホールに響く、低音楽器の深々とした音が鳴り始めました。これには、プー博士もにっこり。入力は、HD1のクロック改造機だし、アンプ はOlasonicのパワーDAC、SPも同じT4です。同じ音がしない方が不思議なのですが、やはり部屋の特性が音に出ます。でも、プー博士のお宅は、 16畳以上ある部屋ですから、部屋の中央に置くと家の響きと同じ音がしてきます。
a
連休の後半に、 満員の新幹線に飛び乗ってユニコーンとT4を聴きに来られた甲斐があったというべきです。左右の間隔を動かすと、ホールのスケールが変わります。左右の間 隔はここまで拡げても全く問題が有りません。中抜けせず音で埋まります。家で聴くのと同じように奥行きの再現性が抜群です。アンプも二時ぐらいまでボ リュームは上がっていますが、破綻はありません。先ほどIIILZを鳴らしたときは、12時までは行きませんでしたから、感度は6dbぐらいは違うので しょう。低域の伸びが、普通のアンプではでない領域です。SD05に比べれば余裕と柔らかさは違いますが、同じでは逆に困ります(笑)。
a
こ こで、秘密兵器の登場です。Oさんに急遽改造していただいた、大型のアナログ電源です。ご覧のように超大型のトランスを使用しています。回路上には何の秘 密もありませんが、コンデンサーも目一杯大型です。これは Mac用に作っていただいた電源ですが、今日は端子をOlasonic用に合わせて貰いました。アンプ自体はこの大きさですから、アンバランスこの上ない のですが・・・。
a
音 はやはり変わります。いっぺんに大人の音になりました。これはかなりSD05に肉薄しています。困りましたね〜。反対にプー博士のお顔は、破顔一笑!ニコ ニコです。この装置のコストパフォーマンスは高すぎです。数十万円でいきなり、GRFの部屋の音が再現されているのですから、私の気持ちは複雑でしたよ (笑)。でも、浜松の音楽関係者は一度この音を聴いて欲しいですね。オーディオマニア的な、SPから音が鳴らなくては面白くないというのではなく、SPが 消えてコンサートホールで聴く響きが再現されるのです。音楽愛好家の驚く顔が眼に浮かびます。何しろマジックのように二階席の音が目の前に出現するのです から。
a

このアンプは、置き場所によって音場の出方がかなり変わります。いろいろと試して見てください。電源のACプラグの方向も相当差が出ます。その意味でも、電源を作られるのは、一番効果的ですね。

 

物欲の夏、買って後悔しないアイテムとは? (オーディオ編) (2/3)

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1307/29/news088_2.html

これが今風のオーディオ、Olasonic「NANOCOMPO」

麻倉氏: 次は東和電子が提案する新世代のコンポーネントオーディオ、Olasonic「NANOCOMPO」(ナノコンポ)を取り上げたいと思います。

ts_enmaaudio05.jpg 「NANOCOMPO」(ナノコンポ)

麻倉氏: 東和電子は、以前ソニーのオーディオ事業部長だった山本喜則さんが社長の会社で、その製品からは 「オーディオの楽しさを伝えたい」という熱意を感じます。また、「どんどん新しいものを提案する」という姿勢も昔のソニーとイメージが重なります。最初に 発売した卵形スピーカー(TW-S7) では独自の「SCDS」(Super Charged Drive System)を取り入れ、USBのバスパワー駆動にもかかわらず10ワット+10ワットという出力を実現しました。またデジタルアンプの使い方も秀逸。 ソニーからきた若い技術者ががんばっているのです。

ts_enmaaudio07.jpgts_enmaaudio08.jpg 東和電子の山本喜則社長とアルミダイキャスト製筐体(きょうたい)

麻倉氏: NANOCOMPOは、CDケース3枚分という小さなコンポーネントで、シリーズすべてに同じアルミ ダイキャスト製筐体(きょうたい)を使って統一感を出しています。これにはコストダウンという側面もありますが、ホワイトの塗装も上質で、今風のしつらえ を取り込んだオーディオとして人気が高いようです。

 しかも音がいい。先日も「ビックロ」のイベントで紹介したのですが、英KEFの小型スピーカー「LS50」から、英B&Wの「800 Diamond」まで、余裕で鳴らしていました。デスクトップオーディオのようなニアフィールド(視聴距離が短い)ではアンプやスピーカーの実力が出ますから、素性の良い製品を選びたいところ。その点、NANOCOMPOは、しっかりとした音を聴かせるために作られています。

 従来の単品コンポ視点でNANOCOMPOを見ると、やはりアウトローなのですが(=組み合わせにくいサイズ)、逆にこれまで幅43センチにこだ わって他のサイズを提案してこなかったオーディオ業界の怠慢ではないでしょうか。NANOCOMPOのユーザーはサイズやデザインから入るかもしれません が、サイズを圧倒的に超えた音が楽しめます。今の時代にあったオーディオコンポとえるでしょう。

ts_enmaaudio06.jpg 192kHz/24bit対応DAC兼プリアンプ「NANO-D1」

麻倉氏: 単品コンポの楽しさとは、自分で組み合わせてグレードアップできることです。現在、 NANOCOMPOにはUSB-DAC内蔵のプリメイン「NANO-UA1」とCDトランスポート「NANO-CD1」があり、さらに先日 192kHz/24bit対応DAC兼プリアンプ「NANO-D1」がリリースされました。今後、パワーアンプやDLNA対応のネットワークオーディオプレーヤーも検討されていますから、今後のシステムアップにも大いに期待できます。

 

http://magazine.kakaku.com/mag/kaden/id=1103/

【編集部通信】オーディオファン注目の新モデルを発売前に試してみました 

「NANOCOMPO」の小型プリメインアンプでELACは鳴るか!?

a

2013年4月下旬の発売が予定されている、「NANOCOMPO」シリーズの小型プリメインアンプ「NANO- UA1」。東和電子独自のSCDS回路(Super Charged Drive System)を搭載するDAC内蔵のデジタルアンプです。SCDS回路とは、大容量コンデンサー(キャパシター)を使用して、小信号時に充電し、大信号 時に蓄えたパワーを供給することで、連続して大きな出力を可能にする技術で、同社の「Olasonic」スピーカーでも採用されています。「NANO- UA1」では、26W+26W(ダイナミックパワー、4Ω負荷)の出力ながらも、このSCDS回路により、数値を超えたパワー感が得られるとのことです

a

自宅の引っ越しにともない、リビングのオーディオシステムの見直しを行っている価格.comマガジン編集部デスク担当のmkrです。2012年7月末に引っ越して約半年。「システムの小型化」をテーマに、スピーカーとアンプの買い替えを検討してきました。今回の編集部通信では、筆者の取材とオーディオ機器選びを通して、「これはなかなかいい!」と感じた、東和電子「NANOCOMPO」シリーズの小型プリメインアンプ「NANO-UA1」を紹介させていただきます。


その前に、筆者自宅のオーディオシステム見直しの背景について少し説明させてください。新居のリビングは、10畳程度のスペースでして、旧居よりも 狭くなっています。そのため、スピーカーもアンプも、できるかぎりコンパクトなものにしたいと考えています。5.1chや7.1chなどのマルチチャンネ ルにできればいいのですが、現状ではマルチスピーカーの設置は厳しいので、ステレオ環境でいきます。なお、旧居では、設置スペースに問題がなかったことも あって、スピーカーにはKEFの「iQ30」を、アンプにはHDMI非搭載のハイエンドAVアンプをメインに使ってきました。AVアンプについては、古く て大型の製品であったため、引っ越しのタイミングで思い切って手放しています。「ゼロからやり直したい」という、新居に対するピュアな思い?もあってそう しました(後悔しています)。


オーディオ製品選びのスタートとなるスピーカーですが、自宅リビングには設置上の制限があります。「テレビ台の両サイドの空きスペースに設置する」 というのが、家族(嫁)を説得できた条件なのです。そのサイズは、幅16cm程度。「狭っ!」という声が聞こえてきそうですが、家族の共有スペースである リビングでは、多かれ少なかれ、筆者のようにAV機器に対して制限を設けている(設けられている)家庭も多いのではないでしょうか。


このサイズに設置できるコンパクトスピーカー選びは、正直、かなり難しいです。ただ、スピーカーはすでに決定しています。ELACの小型スピーカー 「ELAC 310 INDIES BLACK」(インピーダンス4Ω、能率86dB。以下、ELAC 310IB)を選択しました。オーディオ・ビジュアル・ライターの野村ケンジさんに聴かせていただき、123(幅)×208(高さ)×270(奥行)mm のコンパクトなスピーカーからは想像できない豊かな音に感動し、ひと目ぼれ。「ELACにしては鳴らしやすいよ」という野村さんのひと言もあって、昨年、 2本で希望小売価格24万円のスピーカーを思い切って購入しました。


この「ELAC 310IB」ですが、野村さんがおっしゃるように、ある程度のアンプでもクオリティ感のあるサウンドを楽しむことができます。ただ、当たり前ですが、野村 さんにセッティングしてもらった時のようにはいかないんですよね…。「ELACのスピーカーは鳴らしにくい。アンプ喰い」とよく言われますが、確かにその とおり。電源やケーブル、設置にまでこだわって、野村さんに聴かせてもらった音が頭に残っているもので、どうしてもハードルが高くなっているのです。エン トリークラスのプリメインアンプや、10万円クラスのAVアンプを試してみましたが、思うようにいきません。特に問題なのは低域の量感。これは、どのス ピーカーでも同じことだとは思いますが、より駆動力の高いアンプでないと、スピーカーが本来持っている能力を出すことはできないのです。ミドルクラス以上 のプリメインアンプか、最上級のAVアンプであれば、ある程度いけるのはわかっているのですが、そうなると予算オーバーになってしまいます。「ELACを 選んでおいてアンプ代をケチるなんて!」というお叱りの声も聞こえてきそうですが、できれば10万円未満で、7〜8万円くらいで何とかしたいと考えていま す。

a a

自宅リビングの写真です。テレビ台の幅16cm程度の省スペースに「ELAC 310IB」を設置しています。「このスピーカーがこんな設置の仕方ではもったいない」という意見はよくわかります。あと、実は、KEF「iQ30」は残 してあります。家族(嫁)からは「なんで残してるの?」と言われますが、ごにょごにょ言ってごまかしています。なお、再生機には、パイオニアのネットワー クオーディオプレーヤー「N-50」を使っています

a

ここにアンプを置く予定です。大型のAVアンプでも問題なく設置できますが、小型のアンプであれば、「棚を2段にして利用できる」という家族(嫁)へのアピールになります

それで、先日、東和電子さんに取材にうかがったときの話に移ります。取材では、「Olasonic」ブランドのテレビ用の小型スピーカー「TW- D5TV」(4月下旬発売。市場想定価格9,980円)にあわせて、コンパクトな単品コンポーネントシステム「NANOCOMPO(ナノコンポ)」シリー ズの第一弾製品であるDAC内蔵プリメインアンプ「NANO-UA1」を試聴させていただきました。4月下旬発売の新製品ですが、以前に「NANOCOMPO」の新製品発表会で、 KEFの「R700」(インピーダンス8Ω、能率89dB)や、ソニーの「SS-NA2ES」(インピーダンス4Ω、能率90dB)をしっかりとドライブ する姿を見てから注目していたモデルです。今回聴いたのは、ほぼ製品版の試作機になりますが、KEFの「LS50」(インピーダンス8Ω、能率85dB) が堂々と鳴る姿に驚かされ、また、以前に聴かせてらったときよりも低音のしまりがよくなり、SN感が向上していることも確認。149(幅)×149(奥 行)×33(高さ)mm(突起部を除く)というコンパクトサイズも自宅リビングにピッタリで、価格は73,500円で予算内。試聴後に、「これならいける んじゃないか」と思い、東和電子の山本喜則社長に「自宅のELACスピーカーと組み合わせて一度使わせてください」とお願いしました。それで、短い期間で すがお貸し出しOKをもらった次第であります(山本社長、ありがとうございます)。

で、本題です。自宅にて「NANO-UA1」と「ELAC 310IB」を組み合わせて使ってみた結果をレポートします。山本社長には「正直に書いていいですよ」と言われたのでそうします。

結論から言うと、「NANO-UA1」は、ELACの「ELAC 310IB」を十分に鳴らすことができました。10万円クラスのAVアンプでは厳しかった低域も豊かに出ます。さらに、これまで試してきたエントリークラ スのプリメインアンプや、10万円クラスのAVアンプと比べると、中高域がよりクリアで解像度感も上がっており、細かい音まで見通しよく聴こえます。ステ レオのセパレーションも明らかによくなり、全体的に音のクオリティがワンランクアップした印象です。普段は、一時的にエントリークラスのプリメインアンプ を接続して聴いているのですが、家族(嫁)も、「NANO-UA1」で音を出してすぐに「あれ?音がよくなった」と言ってきました。「NANO-UA1」 は、ミドルクラスのプリメインアンプかそれ以上の実力を秘めていると言っても過言ではないでしょう。さらに、ハイレゾ音源を試聴してみて感動しました。ス ピーカーのポテンシャルを引き出しているのだと思いますが、ハイレゾ再生時の空気感や立体感が大きくアップしたのです。野村さんに初めて「ELAC 310IB」を聴かせてもらったときの感覚がよみがえった気がしました。

a a

自宅にて、プリメインアンプ「NANO-UA1」、スピーカー「ELAC 310IB」、パイオニアのネットワークオーディオプレーヤー「N-50」で音をチェックしました。NASやパソコンの音源を使っています

音質だけではありません。「NANO-UA1」は、筐体デザインと機能性でも、リビングで使用するのに魅力的なプリメインアンプになっています。デ ザインでは、リビングに設置することを意識して設計されており、149(幅)×149(奥行)×33(高さ)mm(突起部を除く)という超コンパクトサイ ズを実現したのが特徴(※「NANOCOMPO」シリーズで共通のサイズです)。ボディはアルミダイキャストで、ホワイトカラーも高級感があります。この 「小さくて白いボディ」というのは、わかる人にはわかると思うのですが、家族(嫁)を説得しやすい材料でもあります。また、機能性では、リモコンでの各種 操作が可能なのがポイント(これも説得材料になります)。電源のオン・オフだけでなく、音量の調整にも対応しています。「ハイブリッド・ボリウム」という 機能を備えており、筐体のメカボリュームの位置を変えずにリモコンで音量調整が可能となっているのです。これは非常に便利。また、入力は、USB、光デジ タル、同軸デジタル、アナログ(ステレオミニ)に対応しています。USBは96kHz/24bit、光デジタル・同軸デジタルは192kHz/24bit の入力が可能で、ハイレゾ音源も楽しむことができます。アナログRCA接続がないのは、純然たるプリメインアンプとして見るとマイナス点ですが、筐体サイ ズを考慮すると致し方ないところでしょう。

aa a

「NANO-UA1」のボディサイズは149(幅)×149(奥行)×33(高さ)mm(突起部を除く)で、重量は 890g。ボディカラーは、新製品発表会の時のシルバーとは異なり、プラチナホワイトとなりました。このほか、ボリュームノブなどのデザインも変更になっ ています。その理由について山本社長は、「もっと高級感が欲しいという声があって、それに応えました」と説明してくれました

a a

「NANO-UA1」は、一般的なオーディオ機器と比べると非常にコンパクト。自宅では、テレビ台の上に設置することができました。ということは、ラックを使わなくてよくなり、さらなるアピールにつながるというわけです

a a

縦置きにも対応。別売オプションで、縦置き用の木製スタンドを用意するとのことです

a a

入力は、USB、光デジタル、同軸デジタル、アナログ(ステレオミニ)に対応。USBは96kHz/24bit、光デジタ ル・同軸デジタルは192kHz/24bitの入力が可能です。また、TI社製Burr-BrownブランドのRate Converter「SRC-4392」を採用し、すべての入力において、192kHz/24bitへのアップサンプリング処理が行われます。DACは、 Burr-Brownの「PCM1792」で、IV変換回路は、Burr-Brownの「OPA2132」。すべてのデジタル入力に対してジッターフリー 設計となっていて、クロックには温度補償水晶発振器(TCXO)を採用しています。高音質なヘッドホン端子(3.5mmミニ)を備えるのもポイント。な お、背面のデザインも、新製品発表時から変更になっています

a a

付属のリモコンで、電源のオン・オフや入力切り替えが可能。「ハイブリッド・ボリウム」により、リモコンで音量を調整することもできます

なお、余談になりますが、「NANO-UA1」は、電源の極性に敏感なタイプの製品です。取扱説明書にも、電源ケーブルの極性の合わせ方が書いてあ ります。試しに、極性を逆にして聴いてみましたが、音の透明感やステレオセパレーションが悪くなってしまいました。あえて逆にしてセッティングする場合も あると思いますが、「NANO-UA1」についてはストレートに使ったほうがよさそうです。また、スピーカーケーブルは、接続するスピーカーにもよるので すが、クセのあるものよりも、素直に音を伝えるストレートなもののほうがよいと感じました。低域に特徴があるケーブルを使ってみましたが、やや低域のレス ポンスが悪くなり、重たい音になってしまいました。

a

付属のACアダプターと電源ケーブル。取扱説明書には、極性の合わせ方が書かれています

「NANO-UA1」は、「10万円以下」という価格のくくりの中では、現状、これまで試したアンプの中では、筆者の条件にもっともマッチする製品 です。発売が開始される4月下旬までに他製品も試してみたいと思っていますが、「超コンパクトでリモコンが使える」という他にはない特徴があるので、今の ところは「このアンプを選びたい」と思っています。筆者と同じように、リビングでのアンプ選びに悩んでいる方に興味を持っていただきたい製品です。

なお、「NANO-UA1」の詳細レビューは、後日お届けする予定です。野村さん、音質のインプレッションをよろしくお願いします!

a

底面は、ゴム足でネジが見えない仕様に変更になっています(※写真は試作機ですので、製品版とはゴム足の作りが異なっています)

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130226_589232.html

音を聴いてみる

a

 実際に音を聴いてみよう。スピーカーは、KEFのLS50や、卵型スピーカーに雰囲気が少し似ているBlueroom Loudspeakersの「mini pod」を使用した。

 音の前に設置性の印象は非常に良い。CDアルバムのジャケットサイズ程度であるため、ノートPCを置いた机の上でも、左右のスペースに気軽に設置できる。また、縦置きも可能であるため、左右にスペースが少ない場合や、机の奥行きが短い場合でも対応できそうだ。

a
a
a
ノートPCの周囲に設置したところ

 まずCDプレーヤーと同軸デジタルで接続。まず驚かされるのは再生音のクリアさで、 「藤田恵美/camomile Best Audio」から「Best OF My Love」を再生すると、ベースの弦の描写が非常に丁寧。倍音の響きも色付けが少なく、木のぬくもりが感じられる。

 同時に、「ズーン」と胸を圧迫されるような音圧の高さも同居。デジタルアンプとは思えない馬力のある中低域で、「繊細だけれどパワー はそれほどでもないだろう」という先入観が気持よく裏切られる。無音時5W、最大時でも20Wの消費電力とは思えない腰の座ったサウンドで、大容量キャパ シタに充電し、大音量再生時に放電する「SCDS」技術が効いていると感じる。

 「DOES/バクチ・ダンサー」のような疾走感のあるロックも、ドラムのアタックの強さがシッカリ表現され、ヴォーカルとギターなど の背後の音との分離も明瞭。情報量の多さと重心の低いドッシリとしたサウンドが両立されており、ガチャガチャした描写にならず、音が重なって音楽が構成さ れているのがよく見える。

 PCとUSB接続し、foobar2000を使ってWASAPIモードでハイレゾ音源を再生すると、設置したスピーカーの左右を遥か に超える広い音場が出現。そこに明瞭な定位の音像が浮かぶ。ボリュームを上げても像はぼやけずシャープ。腹に響くようなオーケストラの低音を響かせる。約 7万円の手のひらサイズのアンプがドライブしている音とは思えない、堂々とした鳴りっぷりだ。

 サイズや価格、機能の面でPCと非常に親和性が高く、なおかつフルサイズの高級コンポにも負けないクオリティも備えており、要注目の製品と言えそうだ。

 なお、使い勝手の面では、前述のようにボリュームノブ操作時と、リモコン操作時で主導権が移動するのがユニークだ。例えば、ボリュー ムノブで控えめな音量にした後で、リモコンで音量を上げて聴いていると、ボリュームノブに少し触れるだけで小さな音量に戻るため、ミュート機能のような感 覚で使う事もできる。ただ、逆にノブで大音量にして、リモコンで小さくした事を忘れ、ノブに触ると急に大きな音になって驚くので、どちらをメインにするか 決めておいた方が良いかもしれない。

a
a
Olasonicの卵型スピーカー(左)、Blueroom Loudspeakersの「mini pod」(右)とのサイズ比較

 

 

 

http://dime.jp/genre/92718/3/

【ゴン川野の結論】

まずCDジャケットサイズがいい。デスクトップに置けるサイズなのだ。そして白というのも貴重だ。だいたい黒か銀が多いオーディオ機器で白は斬新、これだけで欲しくなる。ボディーはアルミダイキャストで前から見ると繋ぎ目がなく気分はハイエンドオーディオだ。そのスピーカー駆動能力は小型スピーカーにとどまらず、もう少し大きめのスピーカーもラクラクドライブできる。

拙宅で試したのはPioneer『S-33Twin』といういささか古いが10cmウーハー2個と2cmのドームツイーターを使ったバーチカルツインモデル。6Ω/86dB と能率は高くないが、音色はPioneerらしくウォームで密閉型らしい伸びのある低音を聴かせてくれた。ボリューム12時少し過ぎで充分な音量が得られた。JohhBlue『JB3』では、一転して現代的なハイスピードサウンドになり、ハイレゾらしい繊細で粒立ちのいい音になる。低域のドライブ能力があるため、バスブーストボタンに触れる必要はない。インターネットラジオを聴いてもいつもとは明らかに違う音だ。WAV 96kHz/24bit音源として購入した藤田恵美/camomile Best Audio「What a Wonderful World」を再生するとボーカルがピタリと小さくセンターに定位して、自分1人のために彼女がステージで歌ってくれている気分に浸れる。楽器はギターがメインで極めてシンプルな構成のため、その音色や響きが非常にリアルに伝わってくる。

WAV 192kHz/24bit音源のTheBill Evans Trio『Waltz For Debby』を聴くと、とても1961年にヴィッジヴァンガードでライブ録音されたとは思えない音質に驚く。店内のざわめきや観客の咳なども録音されているのだが、それがライブの雰囲気を自然に感じさせてくれた。高音質版のCDとも聞きくらべてみたが、雰囲気はハイレゾの方が出ている。これはデスクトップで楽しめる極上の体験だ。また、ヘッドフォンアンプとしても非常に優秀で実売約6万2000円がバーゲンプライスに見えてくる。ビギナーにもオーディオマニアもオススメの逸品。デジタルアンプってどうよと思っている人にもぜひ聴いて欲しい。

 

a

ハイエンドオーディオのパワーアンプの中身と言えば、こんな感じだ。センターに大型のトランスとコンデンサー。そして両側にパワーMOS-FETな どのトランジスターが大型ヒートシンクにずらりと固定されている。重量は50kgオーバーなのが当たり前。大型スピーカーを大音量で駆動することを前提に していたので仕方ないと言えば仕方ないのだが、待機電力200Wなんていう怪物もいた。

a

こちらが『NANO-UA1』の実測消費電力、やや大きめの音量で聴いて6W、これ以上は近所から苦情が来そうな大音量再生しても8Wだった。サイズだけでなく電力消費も極小なのだ。

a

その中身はどうなっているのかと言えば、小さなコンデンサーが沢山並んでいる。何というかプリアンプにしか見えない。DC駆動のデジタルアンプなの で、トランスや大型コンデンサーなどの電源部がないためスッキリしているのだ。このボディーからすればかなり大容量コンデンサーが積まれており、これが SCDS(Super Charged DriveSystem)と呼ばれる同社独自の給電システムに使われる。

a

リアパネルには各種端子と大型のスピーカー端子がある。バナナプラグ対応なので極太スピーカーケーブルも接続できる。ここだけにネジが2本あるのが残念と言えば残念だ。それから個人的にはアクティブスピーカーが接続できるようにプリアウトを付けて欲しかった。

 

 

http://airoplane.net/2013/04/11/nanocompo-nano-ua1.html

ざっくり説明しますと、このアンプは十分に従来の大きな純アンプの入門機(だいたい10万円前後)と「戦える」アンプです(ちなみにNANO- UA1は定価73,500円税込)。このサイズから想像できないというか、きっと言わなかったら誰もが下のアンプで音を出していると考えるだろう、豊かな 音。小さな音でもしっかりアンプを鳴らしてくれるのは、高品位な機器の証拠でしょう。 そう、大きな音を出せば「鳴らせる」コンパクトアンプこそ多々あれど、小さな音でも「鳴らせる」コンパクトアンプは意外に少ないものです。特にコンパクト 中のコンパクトさであるアンプであればなおさらでしょう。

音質には好みがあると思いますが、従来使っていたA-927が「やわらかくて厚みのある音・クラシックなどが得意」という特徴だったのに対して「元 気があってカッチリした音・生音からバンドサウンドまでオールマイティに合う」という個性があるように感じました。東和電子の山本社長も「何にでもあうサ ウンドづくりを目指した」とおっしゃってましたから、この感想はあながち間違っていないように思えます。

元気があるという印象は、低音から高音までしっかりと音が出せていることに起因しています。エレクトロ系サウンドの深い深い低音も、オーケストラや ピアノが出すきらびやかかつ繊細な高音も、どれもがNANO−U1ではなんの苦労もなく鳴っている印象でした。これをもって、「小さいアンプって鳴らない んでしょ」という僕の先入観はガラガラと崩れたのでした。

また、音のアタックや瞬発力も気持ちが良いもので、これはSCDSの仕組みがかなり効いているように思えました。いったいこの小さな本体のどこにそんなパワーと俊敏性をそなえているのか、不思議で仕方がないというのが正直な感想です。

とにかく「元気で力強い音がする」これが僕のNANO-U1に対する音の印象でした。

 

リビングにおけるオーディオの復権が可能に

さて、若干ですが余談的なことを。僕がこの製品にもっとも期待していたことは、「場所がとれない場所へのオーディオの設置」という、矛盾した難題の解決でした。具体的には、リビングに純オーディオが設置できるのでは無いかという夢を見ていたのです。

結果は以下の通りでした。

NANOCOMPO NANO-UA1
40.0 mm / f/3.2 / ISO 12800 / 1/640 sec

これは「ねーよw」と言われてしまう極端な例ですが、ダイニングテーブルにも今回のセットは設置可能でした。それもそのはず、今回の最小構成は

  • NANOCOMPO NANO−U1
  • AirMac Express
  • スピーカー2本

という、本当に信じられない世界ですから。PCからAirMac ExpressにはWi-Fiでデータを送り、アンプには光ケーブルで入力するため、変なノイズが乗る余地は無いはずです。ケーブルも電源以外にはほとん どないので、ぶっちゃけ、スピーカーを置く面積さえ確保できれば本体なんてどこにでも置けます。ああ、ケーブルが足りないよとか、あの巨大なアンプをどこ に置くんだよとかで悩んでいた世界は終わったんだなあ…と感慨深いものがありますね。

 

NANOCOMPO NANO-UA1
40.0 mm / f/3.2 / ISO 5000 / 1/125 sec

ちなみにスピーカーを置いていた場所は、お茶菓子を置いていたスペースでした。お菓子の箱が2つおけるくらいのスペースで、オーディオ設置が可能です。これを革命と言わずして、なんと言うのか。しかも音質にはある程度のレベルにおいて妥協無しですよ…。

 

NANOCOMPO NANO-UA1
40.0 mm / f/5.6 / ISO 5000 / 1/60 sec

このコンパクトさはあきらかに革命ですね。

 

「大きさ」だけで語るのは失礼なアンプ

ということで、NANO-UA1は想像を遥かに超える満足度を与えてくれました。このアンプは「小さいから」と大きさだけで語るには失礼な製品で、 あくまでも「音で勝負したい」という心意気に溢れていたのが印象的です。10万円以下アンプのランキングには間違いなく入ってきそうで、これはすごい商品 が出てしまったなと思わざるを得ません。そう、このアンプは「たまたま小さかっただけ」なんですよ!

かといって、大きさが素晴らしい個性であるのは、疑いようのない事実です。凄まじいほどのアドバンテージです。設置場所が無いからなくなく純オー ディオをあきらめていた世のお父さんたちが、こぞってこの製品を買い求める姿が目に浮かぶようです。はやくたくさん売れて、組み合わせるのに最適なスピー カーの答えがはやく出て欲しいところ。

 

日本の純オーディオの世界に革命を起こしそうなNANOCOMPOシリーズ、これからも注目なのは間違いないですね…。1日でもはやく、Amazonでも売られますように!→Amazonでもきました!

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/torii/20130425_596692.html

サイズは小型でも音は本格派! Olasonic「NANO-UA1」

24bit96kHz収録。オーケストラ演奏のFFサウンド堪能

20年以上前の記憶が蘇る! FFの音楽世界

 さっそく再生を開始。本ソフトはBDなので、楽曲などはテレビ画面に表示され、ポップアップメニューで好きな曲を選曲することも可 能。この映像も静止画主体の作りではあるが、曲ごとに使用されたゲームタイトルのロゴが表示され、歌詞の表示もあるなどよく出来ている。だが、試聴ではス トイックにテレビの電源をオフ。BDプレーヤーも映像系出力をカットするピュアダイレクトとし、音質に特化して再生している。

 収録された23曲は、基本的にシリーズ順に並んでいて、まずは「FINAL FANTASY 〜 メドレー2002」から始まる。ハープによるクリスタルのテーマのイントロからスタートするが、この音を聴いただけで、ゲームを開始したときの胸の高まり が蘇る。記憶というのは美化されるもので、懐かしさを感じるゲーム音源の原曲よりも、オーケストラ演奏の方が当時の感じが思い起こされる。

 録音は、各楽器の音をかなり鮮明に録ったもので、音色そのものの響きやホールの残響感なども美しく記録している。オーケストラの演奏 を客席から聴いているような、ホール全体の響きや楽器の音が溶け合った様子を聴くというよりも、指揮台に立って音楽を聴いているような音が近い録音だ。

 それだけに、金管楽器の艶やかな音色や木管楽器のしなやかさ、弦楽器の美しい響きとカラフルな音色が楽しめる。NANO-UA1の音 は、ひとつひとつの音がシャープで、楽器の音色を鮮明に描き出す。音の粒立ちも良好で、見晴らしの良い音を繊細に再現する。分解能が高くきめ細やかであり ながら、音の感触はハイレゾ音源らしい音色の柔らかさをしっかりと出し、音が硬くならないのも良い。デジタルアンプらしい勢いの良さ、ストレートな音であ りながら、音が荒っぽくならないのには感心した。

 FF4の「ゴルベーザ四天王とのバトル」は、テンションの高い迫力ある演奏を、力強く再現した。使用するスピーカーは、ELACの FS247SEで、15cmウーファーをスタガー駆動で2個搭載したトールボーイ型スピーカーだ。それを6畳間で鳴らしているわけだが、NANO-UA1 は最大26W+26W(4Ω)という控えめなパワーながら、音量的には昼間でなければ許されない音量レベルまでしっかりと鳴らしきった。より広い部屋で、 アンプ負荷の大きな低能率スピーカーを鳴らすというような過酷な状況でもない限り、音量的な心配は必要なさそうだ。

 この秘密は、大型のコンデンサに電気を貯め込み、必要なときに貯め込んだ電気を放出してパワーを補うSCDS(スーパー・チャージ ド・ドライブ・システム)によるもの。USBバスパワー駆動でありながら、パワフルな再生を可能にしたUSBスピーカー「TW-S7」でも採用されている Olasonicの得意技術だ。

 ここで、試しにアナログ入力に切り換えて、音の違いを確かめてみた。アナログ入力はステレオミニ端子で、手持ちのRCAーステレオミ ニのオーディオケーブルがあまり上等なものではないのも理由だが、音質には少々差がついてしまった。細かい響きが減って音の鮮やかさも色褪せた印象になる し、ゴルベーザ四天王の不気味さを感じさせる低音楽器の響きもやや不足気味だ。アナログ入力、デジタル入力ともにNANO-UA1は内部で 192kHz/24bitにアップサンプリングされ、デジタルアンプで信号増幅されるが、シンプルかつストレートなデジタル増幅の良さを味わうという点も 考えると、本機はデジタル入力主体で使う方が良さそうだ。

解像力の高さとレスポンスの良さが凄みのある音を感じさせる

 続いては、個人的にもシリーズ中で気に入った作品であるFF7のメインテーマをはじめとした3曲。本格的にポリゴンCGを取り入れ、 映像的な演出が一気に進化した作品であるが、音楽の方もかなり壮大なスケールを感じさせる曲が多く、オーケストラ演奏でその良さがしっかりと出ている。 チューバのような低音楽器の太い響き、弦楽器の繊細できめの細かい音色をきちんと描きわけ、表現力の豊かさに感心させられる。

 低音の力強さがとりわけ求められる「片翼の天使」では、大太鼓の低音の響きをレスポンス良く再現。けっして力に満ちあふれた低音感ではないのだが、ドスっとした深い響きとキレの良い鳴り方で曲のテンションを高め、凄みのある演奏になる。

 NANO-UA1は、数値上は決して大出力ではないし、大口径の38cmウーファーをがっちりとグリップして身体を震わすようなパ ワーを感じさせるといった圧倒的なパワーは狙っていないだろう。大型スピーカーでもそこそこ鳴らせる実力はあると思うが、個人的な感覚としては、質の良い ブックシェルフ型スピーカーと組み合わせ、音場感と緻密な音像を楽しむようなスタイルに合うと思う。

 また、低音感の再現については、適度なウォームアップも必要なようだ。特に梱包を開けて電源をつないですぐの音は、低音感が不足して 高域が突出したバランスに感じやすい。これは、SCDSが大型のコンデンサに電気を貯め込む仕組みも関係があると思う。通電してすぐではコンデンサに電気 が貯まりきらず、パワー感が損なわれやすい。実際に使う場合も、常時通電しておくのはもちろん、最初の30分ほどはウォームアップのつもりで適当に音を鳴 らしておくのが良いだろう。

 本機は効率の良いデジタルアンプなので、ボディが熱くなるようなことはないが、天面に手を置くとほんのりと温かくなる程度までウォームアップが進むと、低音の力感が出てくるし、キレ味の良さも味わえるようになる。

 「エアリスのテーマ」は、恥ずかしながらあの場面を思い出すと今でも涙腺が弛むが、せつなくも美しいメロディーを、鮮やかで生き生き と再現した。繊細で品の良い表現を基調としながらも、終盤でぐっと盛り上がってくる部分の壮大なスケール感や音の厚みもしっかりと描き、その高揚感で心が 震える。単に緻密で繊細というだけでなく、必要なところでは十分に力感を感じさせる音作りはさすがだ。

もっとパワー感が欲しいならBASS BOOST。ヘッドフォン出力もかなりの高品位

 次はいくつかあるボーカル曲から、Crystal Kayがうたう「Eyes On Me」を聴いた。声の質感が丁寧な表現で、ニュアンスも豊かだし、優しく歌い上げる感触の良さがよく伝わる再現だ。原曲とは歌い手が異なるので、多少は思 うところもあるが、こちらもなかなか魅力的で、発音がキレイで歌詞がよく聴き取れるぶん、じっくり聴き込める曲になっている。

 クライマックスでオーケストラの演奏にも力が入ってくる部分で、BASS BOOSTを試してみた。これは低音増強の機能で、リモコンでオン/オフが可能。低音の力強さがひときわ増し、オーケストラの雄大さが一回り大きくなる。 それでいて、声の帯域が不自然に太くなったりということなく、中高域の解像感や繊細さへの影響も少ない。わりと低めの帯域だけを増強しているようで、うま くチューニングされていると感じる。大きめのスピーカーや広い部屋で使う場合に、低音のパワーがついてこないと感じる場合に使うといいだろう。

 同時にヘッドフォン出力も試してみた。情報量の豊かさはさらに際立ち、より鮮明な音が楽しめる。カリカリの高解像度ではなく、落ち着 いたトーンの聴きやすい音に仕上げていることが改めてよくわかる。音色をあまり尖らせなくても、レスポンスの鋭さや音のキレの良さでテンションの高さを出 しているので、穏やかな曲は上品に落ち着いた音色で、弦が切れるのではないかと心配するくらい緊迫した曲は凄みと言えるほどのキレ味を出してくる。実に表 情豊かな音だ。

a
付属のリモコンはカードタイプ。入力切替のほか、音量調整やBASS BOOST、MUTEなどの操作が可能。CDトランスポート用の操作ボタンもある

 しかし、本機の魅力という点では、ヘッドフォンで聴くよりも、スピーカーで聴きたいと思う。ヘッドフォンでも広がりや音場の深みは感 じられるが、スピーカーの方が当然ながら音場はより深く、見通しがよくなる。この3次元的なステージ感もNANO-UA1の大きな魅力だと思うので、ぜひ ともスピーカーでの試聴も楽しんで欲しい。

 終盤のFF11〜13は近作ということもあるのか、各1曲ずつ収録。他がおおむね100〜200時間ほどのプレイに対し、オンライン であるFF11だけは、単位違いの200日という時間を費やした僕にとっては、もうちょっとFF11の曲も欲しかった気もする。だが、サンドリア生まれの エルバーンにはうれしい「Ronfare」を収録。牧歌的な雰囲気と、どことなくもの悲しい雰囲気を感じさせる原曲もいいが、より壮大で胸に迫る楽曲に なった収録版も良い。木管楽器による温もりのある旋律を柔らかく再現する音色の表現も絶妙だし、これだけ細やかな表現でありながら、刺激的な音にならない ので、音量を上げてより壮大に楽しみたくなる。良い意味で低音がドスンドスンの力押しの表現ではないので、音量が大きめでもやかましくならないのも良い。

 逆に、小音量で繊細に聴くのも良い。スケールの壮大さには差が出るものの、中身のみっちりと詰まった充実感は小音量でも損なわれず、痩せた音にならない。PCと組み合わせて、比較的近接視聴で楽しむ場合も、上質な音が楽しめるだろう。

 最後のボーナストラックは、歴代シリーズのバトルテーマを集めたメドレー。これまた巧みなアレンジにより、バトルの緊張感や疾走感を それぞれの曲に合わせて描いている。本機のキレ味の良さと色彩感豊かな音色を存分に楽しめるという点でも一番のオススメ曲だ。特に、カザルス・カルテット による「パープル・ヘイズ」のごとく、演奏後は弦楽器の弓がボロボロになっているのではと思うくらいテンションの高いFF7、一度テンションを落としラス トバトル前の不気味さを感じさせる曲を持ってきたFF8、そして、雄壮さと迫力ではシリーズ随一のFF9へと繋がる流れに痺れる。

小型コンポ本格化の予感。この良い音をいつか手に入れて欲しい

 NANO-UA1の実力の高さは見事なもので、これはもう十分に本格派のオーディオコンポと言っていいものだ。少なくとも、これまで のハーフサイズのコンポとは一線を画した音がする。冒頭でも述べたが、いわゆるエントリークラスのモデルと同列に考えるのはやめた方がいい。小さくても歴 とした高級コンポーネントだ。

 こうしたオーディオコンポは1年で次のモデルが出てくるような陳腐化の早い製品ではないし、Olasonicのこれまでの製品展開を 見ても、ラインナップは充実させるとしても、型番が変わっただけでどこが違うのかよくわからない後継機を頻発するようなことはないだろう。つまり、今すぐ 買うのは無理でも、製品はあなたを待っていてくれるということ。話題になっている今買わなければ意味がないという流行品の類でもない。自分が買えるように なったときに自信を持って手に入れればいいのだ。

 NANOCOMPOシリーズは、本機と発表済みのCDトランスポートに加え、USB DAC内蔵ヘッドフォンアンプ、パワーアンプなどの発売が予定されている。僕は個人的にパワーアンプにおおいに期待しているが、NANO-UA1の出来で その期待はさらに高まった。近く完成予定の新居で17畳ほどの防音を施したAV専用室を確保できたので、そこで大型スピーカーを入れ、NANOCOMPO のパワーアンプで鳴らしてやろうと企んでいるわけだ。台数が必要なマルチチャンネル再生用のパワーアンプとして、NANOCOMPOはうってつけだ。

 デジタルアンプの進化を含め、PCオーディオの普及もあって、小型サイズのコンポーネントはすでに増えてきているが、 NANOCOMPOに刺激を受けて、ピュア・オーディオ・グレードの製品もますます登場してくると思われる。そんなこれからのオーディオ時代を予感させて くれる。

 若い頃はかなりやっていたけれど、年齢も重ねた今では大げさなオーディオコンポは大変だしと二の足を踏んでいる方々はもちろん、良い 音には興味があるが、でかくて重くてしかもバカ高いピュア・オーディオなんてナンセンスだという若い人にとっても、NANOCOMPOはぴったりとフィッ トすると思う。

 

 

 

 

Olasonic NANOCOMPO NANO-UA1 \55,487 USB DACを内蔵したプリメインアンプ

http://review.kakaku.com/review/K0000473176/#tab

この大きさで、この満足感

高音質の小型アンプを探し、最近の雑誌等でも良い評判であるこれを択びました。

値段は高価(自分にとって)ですが、非常に満足感を得られるアンプです。

筐体の高級感、操作した際の感触も非常に良い。音も不満無し。

とにかく大きさが程よい感じです。

同シリーズのCDプレーヤーは買えませんでしたが、何とか買って統一感を出したいですね。

これからの展開にも期待です。

レベル
中級者


オーディオの常識が変わる小型で本格的な音質

今まで大型のプリメインアンプを使っていたが置き場所を変えるため小型のアンプを入手した。卵スピーカーと付録アンプでOlasonicを知っていたので 迷いはなかった。音を出してオドロキ、10Kg超えのアンプよりしっかりした低音とクリアな音質は予想以上。友人に聴かせて自慢しているこの頃です。

レベル
中級者


気軽に手軽に こんな製品もっとふえて欲しいな〜

写真@

写真A

ゴールデンウィークに買って4ヶ月近く使用してみたので、レビューしてみます。
発売とほぼ同時に購入しましたが、発売前からあちこちで色々話題になっており、

・超コンパクト
・光、同軸入力対応(DAC対応)
・USBオーディオとして利用可能
・無茶に高くない
・音がいいらしい(大容量コンデンサ・・等の薀蓄)

この辺りに魅力を感じて購入しました。

尚、地方では、試聴するのは難しそうなのと、何十万もするものではないし、新幹線で東京等に見に行く時間とお金を使うくらいなら「えいや」と買ってしまうか・・と、実物を触らずにポチりました。。

購入目的は、寝室におけるPCオーディオの使い勝手改善と、あわよくば音質向上です。(オンキョーA-7VLと比較して)


【総評】

長いので総評から先に、買って満足しています。

音質については、評論家の先生みたく、絶対的な評価はできませんが、相対的な評価(私の家の環境における比較対象のアンプと比較べて)として満足しています。A-7VLと比べて高音質かどうかは自信をもって断言できませんが、少なくとも「より私好みの音色」です。

使い勝手がよく、物としての質感やデザイン含め所有欲を満たしてくれます。
CDプレイヤー等、シリーズでバリエーションが増えていくようですが、できれば上下のシリーズを展開して(個人的には上を)この手の製品を盛り上げていっ てほしなぁと思います。一般人はフルサイズのオーディオ機器を見て、オーディオを体験する以前に「自分とは世界が違う」と敬遠されている気がしているの で。。

思ったより使い勝手も音も良かったので、nano-A1とかも出たら買ってみようかと思い始めています。


以下、各項目詳細

【デザイン】

小さいですが、安物、ちゃち、おもちゃっぽい といった印象は受けません。高級オーディオ機器のような佇まいや、物量を伴う質感はないですが、現代的な精 密感、凝縮感がありホワイトシルバーの塗装もマッチしていると感じます。個人的にはマッドブラックみたいな色も似合うかなぁとは思いますが。


【操作性】

入力切替ボタンがややクリック感に乏しいですが、ボリュームは操作しやすくリモコンはしょぼいものの、そもそもそれほど操作する項目も少ないので悪くない と思います。低音を強調するバスブーストについては本体では操作できずリモコンを使うしかありません。(私はブースト使わないのでいいですけどね)

本体がそれなりに重量があるので、本体操作時に本体が動いてしまって操作しにくい・・って事にはならないのは安物の中華デジアンと違うところです。

【音質】

総評でも書きましたが、私には絶対的な評価はできません。なので、「これは○万円相当の価値のある音だ」とか「あまたのアンプの中で、nanocompo の音質的立ち位置はここだ」なんて事は言えません。なので今回実際に私が持っていて比較できるデジタルアンプ2種、オンキョーA-7VLと、1万円以下で 買ってゲーム機用に使っているSonicImpact Gen2との比較した結果と、私の好みを踏まえた評価です。

比較再生環境は、基本的にはOPPO BDP-95(SACD)→同軸※→アンプ→スピーカー (※Gen2はRCA→Stereo mini)

スピーカーは、3機種で比較
・サイズ Kro Craft mini Speaker SCKCM-1000
・KEF R300
・イクリプス TD510MK2
(それぞれのスピーカーについてはこちらでレビューしているものです)
http://kakaku.com/kuchikomi/review/history/?NickName=%82%a2%82%ae%82%a2%82%ae%82%e7%82%d5%82%bd&CategoryCD=2044

価格帯として比較的近い、A7と比較してわかりやすいのは、音が柔らかいこと、人の声辺りの音を中心に角の取れた暖かい音色だと思います。
これは特に510と組み合わせると、中域の色がでて女性ボーカル等が鮮やかに聞こえます。
R300も変わりますが、それほどA7と差は無い様に感じます。Gen2と交換しながらSCKCM-1000を聞くと違いがはっきりするのは低音の豊かさ で、わずか980円で新品入手したSCKCM-1000が結構ちゃんとしたスピーカー(ブラインドテストすれば9,800円のスピーカーと言われても「そ うなんだ」と疑問をはさまないかもw)に聞こえてくるのが不思議です。

sonic impactは、これはこれで見た目と価格以上にまともに聴けるのですが、流石にUA1/A7と比べると殆どの人が劣ると感じるかと思います。特に明らかなのは低音の再現性ですが、まぁこれは致し方ないのではと思っています。

USBや光入力も使用しましたが、全く問題なく特にUSBをパソコンに繋いで使うのはPCライフを楽しいものにしてくれています。


【パワー】

一般家庭で使う分にはパワー不足は無いと思います。私の持っている上記スピーカーに限れば難なく駆動します。

【機能性】

プリメインアンプとしては必要十分な機能だと思います。

【入出力端子】

USB,光、同軸、アナログ と一通り入れることができます
プリメインアンプとして、アナログ入力が1系統なのはやはり少ないと思います。

【サイズ】

普通ののプリメインアンプを見慣れていると、この小ささは新鮮な驚きを感じるレベルです。

写真@:手のひらサイズ、見た目より重たく中身が詰まってる感じがします。
写真A:CDケースより一回り大きい

レベル
中級者

文句なしの性能です。

【デザイン】
これは、見ての通りです。

【操作性】
迷うことは何もないです。他の方も書かれているように、リモコンでしかできない操作があるので、そこだけ注意です。

【音質】
必要十分というか、想像以上の音を聞かせてくれます。サイズと音(とくに中低音)のギャップに驚かされます。

【パワー】
見かけによらないパワー感です。ただ、スピーカーの効率が悪いのでボリュームが13時の位置まで回っています。

【機能性】
とくに不自由はありません。

【入出力端子】
アナログがミニプラグという点は、サイズ上仕方のないことかもしれませんが、ちょっと残念です。

【サイズ】
「CD3枚」よりは少し大きいですが、とにかく省スペースです。狭い家にはありがたいです。

【総評】
あまりにも小さくて可愛いので、デスクトップで使用しようかと思案中です。スピーカーをどこに置くかが課題になりますが。でかい、重い、というがいいオーディオという常識はなくなりました。

 一点だけ難点を書けば、スピーカーのせいもあってか、すごく発熱が大きいです。設置の際は放熱がポイントになるかもしれません。

レベル
中級者

驚きの駆動力

使っているスピーカーはB&WのCM−5です。CMー5はデザインもきれいですが低音もサイズの割には豊かに出ます。お店で試聴した音は相当のア ンプを持ってこないと出ません。あきらめている人も多いと思いますが、アンプを選ぶことは事実です。メインに使っている100万円クラスのアンプではとて も良い音がしますがバランス的にはデザイン的にも全くあっていません。正直あきらめていましたが、NANO−UA1を借りてきてようやくCM-5を使える ようになりました。すぐにUA1を買いましたが、家で見るUA-1は不思議なことにそんなに小さくないです。CM-5にピッタリです。同じような悩みを 持っている人がいると思いますがUA-1は本当にお勧めです。

この大きさから想像できない低音のパンチ感と高域のクリア感

【デザイン】アルミダイキャストを使用したCASEで高級感もあり、パールホワイトがとても良い!

【操作性】必要最小限と言った操作ボタンが好ましい。

【音質】初めて聞いたときは驚きました。低音の瞬発力の速さが有り気持ち良い低音。ボアボアしたどこかの
ものとは格段の違いでした。中域、高域についても音の輪郭がしっかりとしていて聞いていて気持ちが良い。女性ボーカルを得意としている?

【パワー】表記しているパワーとは思えないパワー感。

【機能性】満足している。

【入出力端子】入力はUSB,COAX,OPTICAL,ANALOGの4系統ですが、まぁ満足。
LINE IN がRCA pin jackではなくミニプラグですがこの機種の大きさからいくとこれが限界だろう。


【サイズ】PCの脇に奥には最適な大きさです。このサイズが欲しかったので大満足。

【総評】実際に使用してみて、エージング後は大変満足する一台となりました。長く使用していきたい。
今後のOlasonicに期待したい。

レベル
上級者

小さくても本物です!

このアンプには驚きました。 CDケース3枚分位のサイズですし、カタログ上のパワーも低いので、デスクトップのパソコンの脇に置いて小音量で聞くための アンプと思っていましたが、ビックロでのデモを聞いてびっくり。 周りのお客さんも同様に驚いていましたが、能率の低い海外ブランドの高級スピーカーを 軽々とドライブしていました。 低音のパワー感とか瞬発力がすごいのは、独特の電源供給方式によるものでしょうか。 リモコンが安っぽいのと、アナログ入 力がミニジャックなのは残念ですが、総合的には◎です。 ボーナス出たら買います!

レベル
上級者

すばらしいのは低音の瞬発力

1.デザイン
実際に手にしないとデザインの良さは伝わらないと思います。写真では大きさもそうですが、質感は分からないです。海外製の高級アンプを凝縮した感じです。 白も金属感のある白と言うか表現が難しいです。ダイキャストも見ただけで重みを感じます。リアのレッドはメタリックのかかった華やかな色で、背広の隠し裏 地の感じでしょうか。リビングに置いても違和感が無く部屋に溶け込みます。家内も許してくれました。
2.操作性
機能がシンプルなので使いやすいです。音量のボリュームの感触がすばらしいです。ハイブリッドボリュームはアイデアものだと思います。
3.音質
音が出た瞬間に誰もが音のすばらしさに気がつくと思います。KEF−LS50を某メーカーの30万円のレシーバーに繋いでいましたが、ようやくLS50の 実力を家で聴くことが出来ました。低音もたっぷりと気持ちよく鳴っています。中高域は透明で、上まで伸びていますが、耳当たりが良く聞きやすいです。(レ シーバーは2CHだけ使ったので不利だとは思いましたが、出力はずっと大きいのに全く鳴りませんでした。)
4.パワー
カタログの数字は意味が無いことを感じます。4Ωで26W+26Wとはとても思いません。LS50は能率が悪いスピーカーだと思いますが、楽々鳴っています。鳴りにくい小型スピーカーを持っている方にお奨めです。本来の良さを聴くことが出来ます。
5.機能性
機能は少ないですが、ドライバーレスでパソコンに繋がるのは便利ですね。リモコンもCDも操作できるものがついていますので、CD1を買ったら便利かもしれないです。
6.入出力端子
USBでパソコンとつなぎ、同軸デジタルはCD1に空けておいて、光デジタルはテレビと繋いでいます。後はアナログがひとつだけです。ぎりぎり合格ですかね。
7.サイズ
本当に小さいです。CDケース3枚分しかありません。アンプは大きいほど音が良いと何十年も信じて来たので、今ここで実機を見ながら音を聴いていますが、それでもこの筐体からこの音が出ているとは信じられません。
8.満足度
小さくなくてもこの音が得られれば満足度大です。期待して買ったスピーカーが朗々と鳴っているのですから。しかもこのサイズは驚異的です。このようなアンプの登場によりホームオーディオの復活に希望を感じます。昔はどこの家庭にもステレオ装置があったのですから。


レベル
上級者

「ナノコンポ」ブームを予感させる力作!!

左は大きさ比較用のCDケース。リモコンも付属。

美しい筐体。ツマミの質感、色使いも品位に寄与。

背面スピーカー端子部。見えない部分の質感も抜かりなし。

メーカーからの貸出機によるレビューです。
本機はCDサイズのコンパクトさと、HiFiオーディオの本格的な音質を目指して開発された、USB-DAC機能も内蔵する極小の2chアンプです。

【デザイン】
外観はアルミダイカストで、全面、天面、側面からは継ぎ目やネジが見えません。キューブ形状で、色使いも文字表示もシンプルで洗練されています。
ボリュームツマミ、背面の赤いパネル、スピーカー接続端子も高級感があり、所有する悦びも味わえるでしょう。デザインも質感も非常に高品位です。

【操作性】
本体での操作は電源ボタン、入力切り換えボタン、ボリューム調整ツマミだけとシンプルで、どなたにも使いこなせると思います。

【音質】
同社のCD1とUSB接続で試聴しました。
このサイズからは信じられない、豊かで滑らかな高音質が楽しめます。
低域は歯切れが良く、ベースの弾むようなリズム感や音程の違いもクリアに再現してくれます。中域から高域は繊細で伸びがありつつ、滑らかで疲れません。
デジタルアンプながら、全体的に厚みと温かみのある音調で快く、旧来のHiFiファンも好感が持てると思います。

【パワー】
独自のSCDS機能を搭載し、小信号時に余る電力を蓄え、大信号時に放出する仕組みで、コンパクトながら、高いスピーカー駆動力を持っています。
実際に聴いてみると、バスドラムのアタックのような低音も立ち上がりが早く、音色がリアルで響きも豊かです。
流石に大音量でガンガン聴きたいユーザーには適しませんが、近隣への音漏れを心配する一般的なご家庭なら、充分な音量と豊かな低音が得られるはずです。

【機能性】
リモコンが付属し、リモコンではMUTEとBASS BOOST機能が操作できます。
USB-DACを内蔵し、パソコンとUSBケーブルで接続すれば、パソコンの音も高品位に聴く事ができます。

【入出力端子】
音声入力は同軸デジタル、光デジタル、USBに対応。音声出力はスピーカー2chとヘッドホン(ステレオ)を備えています。

【サイズ】
CDケースより一回り大きい程度と非常にコンパクトです。スペースを節約したい場合は、縦置きも可能です。
電源はACアダプタ方式で、携行を考えている方は事前に考慮しておきましょう。

【総評】
オーディオ離れが進むと言われる一方、ヘッドホンが大ブームになり、良い音を体験している方も多いと思います。従来の据え置き型オーディオのように重厚長 大でなく、ヘッドホンのように手軽に本格的なオーディオを楽しめるのは、生活に潤いをもたらす観点からも、非常に良いことだと思います。本製品は音質だけ でなく、所有欲を掻き立てる「モノ」としての魅力も持ち合わせているのもポイントです。
今後、本製品のような極小オーディオブーム(ナノコンポブーム)がやってきそうな予感をさせる、魅力的かつ満足度の高い製品です。
スピーカーに何を選ぶかも楽しみですね。KEFのQ300あたりが価格面でも音質面でも馴染みが良さそうです。


http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000473176/#16984416
ヤフオクで一日、500円でレンタル出来るそうです。
NANO-UA1 レンタル 一日500円 試聴 Olasonic NANOCOMPO


また同じような目的でより適したような製品がありますでしょうか?

>TV側を光デジタル、PC側をUSB接続して、スピーカー出力
これも候補に入れた方が良いかもです。
SONY UDA-1
http://kakaku.com/item/K0000580035/
DSD再生にも対応してるんで、いま買うならこっちの方が良いかもです。
試聴して音を聞いてから決めるのが良いとは思いますが、
他の2機種には以下のような差があることも考慮してみてください。
それから、ソニーはアナログアンプ、下の2機種はデジタルアンプという違いもあります。
音的には、スピーカーがわからないですが、どれを選んでも良くなるとは思います。

TEAC AI-501DAとNANOCOMPO NANO-UA1は、それぞれシリーズもので専用DACがあって、
TEAC UD-501
http://kakaku.com/item/K0000429480/
東和電子 Olasonic NANOCOMPO NANO-D1
http://kakaku.com/item/K0000586704/
TEACはアンプのUSBがPCM192kまでだけ、DACがDSDも対応、
OlasonicはアンプのUSBが96kまで、DACが192k対応(DSDは非対応)、
というように、DAC部分に専用DACと差をつけて性能を落としてあります。

TEAC AI-501DA
http://kakaku.com/item/K0000429496/
東和電子 Olasonic NANOCOMPO NANO-UA1
http://kakaku.com/item/K0000473176/

・デジタルアンプとアナログアンプ
デジタルアンプの方が、電源利用効率が高いので省電力です。
音質傾向では、デジタルアンプの方が、音はクール系といわれることが多いですが、
製品差もあるのですべてに当てはまるわけではありません。
試聴して好みの音のものを選べば良いと思います。


>デジタルアンプとアナログアンプ

デジタルアンプの中にはアナログアンプよりはるかに安くて、しかしはるかに駆動力を持つものが多く存在します。例えば10万円のアナアンでまともに鳴らせなかった同じスピーカーが、3万円のデジアンでバリバリ鳴らせる、などという現象はよく見られます。

皆様の意見を参考にしつつ、
NANOCOMPO NANO-UA1
SONY UDA-1 (S)
TEAC A-H01-S
で絞っておりますが

TEAC A-H01-Sは価格帯が上記2種より2万ほど低いですが、性能的にそれほど変わるものでしょうか?
また私が現在使用しているONKYO MA-700Uと比べた場合の性能差など

あとNANOCOMPO NANO-UA1
SONY UDA-1 (S) では
なんとなくPCオーディオの雑誌など読みますと、オラソニックの評価が高いので、同じ技術を使用していると謳ってる
NANOCOMPO NANO-UA1の印象がいいのですが、実際そんな変わり映えしないものでしょうか?


デジタルは消費電力が少なく効率はいいですが、まだ大出力タイプは見かけません。
当方も食わず嫌いで最初はデジタルアンプを敬遠していましたが、使ってみると悪くありません。


> 当方も食わず嫌いで最初はデジタルアンプを敬遠していましたが、使ってみると悪くありません〜

そぉ〜〜なんですよ川崎さん 使ってみると悪くないんですよ

「 NANO-UA1」が不利に思える理由。

「 NANO-UA1」は、「A-H01」の2倍から3倍ぐらい高価ですが。
「 NANO-UA1」は、数値上で最大出力、パワーが少ない。
さらに、仕様には、
周波数特性 : 5Hz 〜80kHz(1W出力時)
と、表記されてあり、出力が小さく、音量が乏しい時は、超感上互角かも
しれないが、音量をあげると音質が変わるのではないか?

そんな場合もあるかもしれないと想像もできますが、実機で比較していない
為、根拠がありません。

そこで、皆さまへ、「 NANO-UA1」の良さを語っていただけたら、
「A-H01」に対して、「 NANO-UA1」のメリットが見えてくるのではないか
と考えました。

是非、皆様が「 NANO-UA1」を視聴された時に感じたご感想を率直にお聞か
せいただけないでしょうか。

はじめまして。質問について早速ですが
NANOUA1の特徴はコンパクトサイズ、省エネです。
では肝心の音はどうかというところですが
解像度もよく素直な音でモニター音といえばそんな感じかもしれません。
逆に言えばスピーカーによってはつまらない音と感じるかもしれません。

ではサイズにコストを費やしすぎてコストパフォーマンスが悪いのではないか?
という質問ですが個人的な感想ですが価格帯なりの音だなぁというのが感想です、

つまり10万円代アンプを越える音かというと流石にそれはない、という感じだしDACの金額を考え3〜4万円程度のアンプのレベルかというとそれ以上の音ではあると感じました。

ただあえて問題があるとすればNANOUA1はデジタル入力に特化しておりアナログ入力が貧弱で、プリアウトもなく拡張性がないという点です。
音の好みはとにかく実際に聞き比べることが大事ですが、ライフスタイル上とにかくコンパクトで5〜7万円程度のアンプくらいいい音がほしいといわれるとまだ比較対照相手がいない気がします。


↓実際に両機を購入して比較された方のブログが参考になるかも知れませんよ。
http://blog.livedoor.jp/mamo_ld/archives/1533457.html

>サイズの小ささを実現する為にコストが掛かり(?)>比較すると、コストパフォーマンスが悪いのではないか
SONYと比べサイズが小さいのは、単純にデジアンだからでは?
SONYやTEACの方が、広告費や営業の数もいますから人件費の方が凄いかもしれません。

フルサイズの方が設計上の制約的には、有利かも知れませんが、きょう体は大きくても中身が伽藍堂のメーカーもありますから、見た目やサイズ、数値のスペックに惑わされるとオーディオ機器の本質見失う気がしますが。

すべて出音次第。
例え数百万円するハイエンドオーディオでも、自分の好みに合わなければ意味がないかと思いますが。

当初僕はティアックのDAC専用機を候補に入れていたんですが、再生中ノイズが乗っかったり、ドライバーが上手く作動しない、というようなクチコミがあり、選択肢からはずしました。
PCあるいは、周辺機器メーカーでない為、そのあたりの詰めが甘いのかなと思います。


Olasonic NANOCOMPO NANO-UA1についてはノーマークでした。
同じパーツ(DACなど)という食材を使っても、料理として出てきた時においしいだろう確率が高いのは、旧来のオーディオメーカーの製品だ、という古風な考えによるものです。
単純に、メーカーについて無知であったということも一因です。


ソニーのUDA-1は、プレーヤー、アンプ、PCなど黒物家電について総合的な生産実績があり、音源という食材の入り口から出口までの調理が上手く、ハイレゾ音源の情報量をちゃんとスピーカーに渡してくれるだろうという希望的観測により、候補に入りました。
また対応フォーマットの広さも、長く使う上で、どうなるかわからない音楽市場の守備範囲が広い点で魅力的でした。


過去の経歴から、個人の将来を推し量るというような感覚に似ていて、試聴によるものではありません。

A-H01

http://www.phileweb.com/review/article/201112/21/408.html
http://av.watch.impress.co.jp/docs/review/review/20120313_517691.html

UDA-1

http://ascii.jp/elem/000/000/828/828313/index-5.html

NANO-UA1

http://www.ippinkan.com/olasonic_nano-compo.htm
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/torii/20130425_596692.html


k・kkさんのご助言のおかげもあり、S-LM2B-LRとバランスがよければ、
A-H01(高音域が雑っぽく聴こえるらしいレビューもあり要検討)または、
AI-501DAあたりに絞りたいと思います。

NANO-UA1も、コンパクトさの面では、もの凄く魅了的ですが、逸品館さんのレビュー
にもありますが、実売価格でAI-501DAが購入出来てしまうことを考え、音質面を気にし
てしまうと、NANO-UA1の購入に、躊躇してしまいます。
NANO-UA1が、実売4万円以内ならば・・・


自分の持っている機種の名前が出ていたので、感じたことを書きたくなったので、書きます。
自宅でNANO-UA1とAI-501DAをTD508mk3で聞いた感想です。

UA1は、芯のある低音とまろやかな中高音。ゆったりと聞いていられる。悪く言うと眠たい音。
501DAは、存在感の薄い低音と硬質的な高音。聞いていると疲れる。

私はUA1の音が好みです。両者の音は、はっきりと違いがあるよう感じます。

私はこのアンプも所有してますが、音色はソフトの音をそのまま引き出す感じです。見た目とは違って、情報量も多く 凄く真面目な音です。この真面目な音が好みかどうかだと思います!例えば、女性ボーカルは綺麗に再生するけど、色気が有るかと言えば ちょっとなぁって音です…この値段を出せるなら、他にも良い製品がたくさん有るかと思います。やはり試聴されるのが1番かと…


現状、判明している情報からだけで判断しますと、まず駆動力の高いSOULNOTEのsa3.0あたりであれば、かなりの確率でお持ちのスピーカーはまと もに鳴ると思います。奥行きが短く、フルサイズとくらべれば小型です。探せば10万と少しで手に入りそうです。メーカーに頼めば自宅試聴もできますから、 お持ちのスピーカーで実際に鳴らした場合の音も確認できます。
http://www.soulnote.co.jp/shop.html#86

■そのほか、もう少し価格を下げたいとすればパイオニアのA-50あたり。(ただし大きすぎかな?)
http://kakaku.com/item/K0000416156/

※どんな音かは、以下をご参考まで。
http://dynaudia.blog26.fc2.com/blog-entry-179.html


■あるいはONKYO A-7VLあたり。
http://kakaku.com/item/K0000232694/

※どんな音かは、以下をご参考まで。
http://dynaudia.blog26.fc2.com/blog-entry-95.html

私が試聴したことのある範囲のアンプで、駆動力が高そうなデジアンはこんな感じです(希望されている「小型」とはどの位の範囲かわかりませんので適当にあ げました)。また、とりあえずこれらを買い、将来、お金ができたら単体の外付けUSB-DACを購入し、音質アップを狙う余地もあります。

あるいはDAC内蔵タイプのアンプであれば、以下の製品もなかなかいいです。いずれにしろ、よく試聴なさってお決めください。
http://kakaku.com/item/K0000416155/

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. たけしくん 2014年1月03日 12:34:31 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0

http://blog.livedoor.jp/mamo_ld/archives/1533457.html
TEACのセットで満足といいながら、卵型スピーカーで気に入っている東和電子のNANOCOMPOシリーズの最初の製品ということで買ってみましたNANO-UA1。

A-H01との比較写真です。
DSCF1999DSCF2001
A-H01も小さいほうですが、並べてみるとかなり大きく見えます。
スピーカー端子はNANO-UA1は一回り小型ですが、普通にバナナプラグが刺さります。(ただバナナプラグだとかなり音が劣化したので、直付けにしてます)

まず音について。
卵型スピーカーと同様に空間表現能力は優れているのがわかります。聴きやすくふんわりした音です。
ただ、まだ初日なのでエージングが進んでいないためか、音のバランスが悪いです。
現段階ではUSB接続、同軸・光接続ともA-H01のほうが押しが強く、リアリティのある音がしています。音の分離と奥行き感だけはNANO-UA1が勝っています。
スピーカーはS-300NEOなので、A-H01のほうがチューニングがあってるかとは思いますが、NANO-UA1もエージングが進めば、もっと良い音になるはずなので、現時点での評価はあまりあてにしないでください。
印象が変われば後日また記事に書きます。
--5/5追記
多少エージングは進みましたが、まだ十数時間だからかあまり印象はかわらないです。
低域はタイトですがわりと出る気がします。ただ中低域が出てこないので豊かな低音とは感じないです。中高域はきれいで声は聴きやすいです。高域はふわっとしていい感じです。
うちのスピーカーだとどれにつないでも印象は変わりません。スピーカーケーブルが同じなので、そちらのせいかもしれませんが。
今のところ音楽を聴いていて楽しいのはA-H01です。
--5/6追記
いろいろ鳴らしながら20時間程度は過ぎたかと思いますが、だいぶバランスが取れてきました。
まだしばらくかかりそうですが、おそらく50時間くらいでだいぶ安定するのではないかと期待しています。
このままエージングが進むとすれば、音にこだわる人にはNANO-UA1のほうを薦めても良いかと思われます。
A-H01と比較して、低域の伸び具合と音の見通しのよさは魅力です。またサイズの小ささと白色にこだわる人にもお勧めです。
約3万円の値段差が大きいと感じる人にはA-H01をお勧めします。こちらのほうがパンチのある音で、十分音楽を楽しめます。また見た目も黒は精悍でいい感じです。
--

外観について。
そもそも自分が高級なものに触れていないので、感覚が当てになりませんが、高級感があるという感じではないです。私にはA-H01のほうが高そうに見えます。
ただ、継ぎ目のない一体成型などよくできたハンドメイド製品にも見えます。
かなりずっしり感じます。実重量はたいしたことないのですが、このサイズでA-H01の半分強の重さがあるので、密度が高いです。

付属品について。
USBケーブルと電源ケーブルはしっとりしなやかで、なかなか良いものだと思います。
リモコンがCDプレーヤーのリモコンも兼ねているので、若干混乱します。一番上のPOWERボタンがCDプレーヤーのパワーのため、何度も空振りしてしまいます。

電力測定です。
 電源OFF時:0.3〜0.4W
 USB再生時:5.1W
 OPT再生時:4.8W
待機電力が若干あります。USB再生時はOPT再生より若干電力を食うようです。


いまのところまだ本領発揮してはいないと思いますが、聴きやすさはA-H01より上なので、育ってくれることを期待しています。
ただ、A-H01のコストパフォーマンスの良さはやはり感じました。以前のエントリーで書いたとおり、たいていの人はそちらで満足するのではないでしょうか。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

▲上へ      ★阿修羅♪ > 番外地6掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧