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ロシア軍Su24M撃墜をめぐる虚実と目的[参考]:「テロとの戦い」の名目で進められる国際大連合による“イスラム改革”
http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/823.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 11 月 29 日 18:55:12: Mo7ApAlflbQ6s
 


「ロシア軍Su24M撃墜をめぐる虚実と目的〜その1〜:“露土衝突”ではなく「露土共謀軍用機撃墜」の経緯と行方」
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/483.html

「ロシア軍Su24M撃墜をめぐる虚実と目的〜その2〜:両国公表内容や流布されている関連映像に見える「露土共謀撃墜劇」」
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/484.html

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 上記2投稿の「序」として書こうとした文章だが、話が長くなってしまうし、テーマも拡散してしまうので取りやめた。参考としてお読みいただければと思う。

 9.11以降、政治的世界史は、欧州が16世紀以降歩んできた宗教と政治に関する歴史を、イスラム世界にもはめ込むことを主要テーマに進んできたと考えている。

 その目的を端的に言えば、欧州がそうなったように、「宗教と統治の分離」いわゆる政教分離を遂げたムスリム多数派諸国家の創出であり、結果として、ヨーロッパ的近代主義で覆いつくされた世界の誕生である。

 現実の近代イスラム世界は、欧州の植民地支配を受けたあと独立したことで、すでに近代ヨーロッパ的概念の国家群に近づいているともいえる。

 イランやサウジアラビアなどは、宗教国家ないし神権統治国家と呼べるのではないかとの意見もあろうが、共同体主義を基礎とするイスラムの本義に従えば、近代主義国家にイスラム的ベールをかぶせたところでそれらの国はまがい物でしかない。
 というより、イランやサウジアラビアなどの政治的支配層は、イスラムを統治の安定や支配力強化の手段として利用しているだけである。
 アラブ世界の政治的支配層は、欧米と結びつくことで、支配の安定した継続と経済的利益の獲得が保証されると考えている反イスラムの不信心者たちである。

 だからこそ、反テロを名目にすることで主旨を隠しながら、欧米支配層がめざす“イスラム改革”に手を貸すのである。

(アフガニスタンのタリバン政権が倒されたのは、本義的イスラムに近いものを目指す可能性や本義的イスラムを信仰するムスリムを増大させる可能性があったことが原因かもしれない)

 また、欧米が作り出し暴れさせているISなどは、欧米が“改革”の対象とする本義的イスラム共同体をいやらしく戯画化した組織である。

 ISなどに口先だけは本義的イスラムに近いことを語らせる一方で、暴虐無尽の振る舞いをさせることで、本義的イスラムが極めて危険で狂気じみた思想であるかのように非ムスリムの人たちが思ってしまうよう利用している。

 テロ事件(偽だが)が起きたときも、「イスラム教が悪いわけではなく、危険でおかしな考えにとらわれている過激派が悪い」といった表現も、近代に同化せずイスラムの本義を志向する考えをいかがわしいものと思わせる仕掛けになっている。

 長くなるので最後にわかりやすく言えば、ムスリムが多数派である国々を、フランス革命後のフランスのようにしたいという動きである。
 キリスト教とは違い本義的に統治と宗教(信仰)を分離できないイスラムを、信仰する人々の心の中だけにとどめておきたいのである。

 政教分離という「宗教改革」はカソリック世界ではうまくいったが、果たしてイスラム世界ではうまくいくのだろうか?

 反近代主義のムスリムにシンパシーを感じる一方で、偽テロの筆頭である9.11以降繰り返されるイスラム世界に対する欧米の恥ずべき暴虐に抗して立ち上がらないムスリムに愛想をつかしているところもある。

 世界史を顧みればわかるように、残念だが、正義や被抑圧者が最後に勝つわけではない。どういう力を行使するかはともかく、ムスリムは暴虐に抗し立ち上がらなければならない。ムスリムを自称する自国の政治的指導者たちをあてにせず...

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 9.11以降、政治的世界史は、自由主義的近代主義と旧共産主義(国家資本主義)的近代主義に加え、イスラム基盤国家の政治的支配層までを含めた大連合による“イスラム改革”が主要なテーマになっているという認識のもと、今回のSu24撃墜劇について考えてみたい。

■ 序

 今なお終息していないウクライナ危機は、欧米主要国とロシアが「欧米銀行救済(ウクライナ債務危機解消)と露クリミア再編入」の“取引”を隠す(円滑に進める)ために起こした合作劇である。

(今ウクライナ危機が終息してしまうと経済危機だけが国民の関心の的になり、ポロシェンコ政権は方向の危機に立たされるという問題もある)

 だでさえ欧州諸銀行の経営基盤が悪化している状況で、ウクライナ政府が公的債務をデフォルトすれば「欧州銀行危機」が一気に再燃する。かといって、ギリシャ救済(これもたんなる銀行救済でありギリシャにとっては末代に及ぶ災難)でさえドイツを中心に北方欧州諸国から激しい非難が起きるほどだから、通常では、ウクライナに金融支援を実行することができない。

 そのため、欧米露宇は結託し、ウクライナにロシアを絡めた“危機”を創出することで、当座120億ドルという金融支援を可能にした。あの凶暴なロシアから軍事的圧力を受けているウクライナを救済するという説明で、融資の目的をみごとにすり替えたのである。
ロシアのクリミア再編入の結果的黙認はその代償である。

(現在の対露制裁理由は、ウクライナ東部における停戦合意の履行不十分であり、ロシアの“一方的”クリミア再編入は、米国でさえ今は触れなくなった問題である)

 ウクライナ危機の過程で昨年7月に起きたマレーシア航空MH17便撃墜事件も、米国国家機関とウクライナ軍の犯行にロシア国家機関が暗黙の協賛をしたことで、「誰かが“誤って”(地)対空ミサイルで民間旅客機を撃墜した」という結論で収束が図られようとしている。

(MH17は、南シナ海で行方不明になったMH370と同じく、遠隔操縦によって死地の上空に誘導されたと考えている。MH17便は撃墜前すでにロシア側管制官とも交信しており、ロシア政府がMH17の墜落時刻を“正しく”公表すれば、撃墜の構図が根底から変わる。マレーシア航空の関連サイトは、“意地”なのか、今なお“正しい”墜落時刻を掲載し続けている。世界の多くの人は、MH17が実際に墜落した時刻より1時間早く墜落したと“信じている”)

 ロシアが艦船で南下し地中海に向かう黒海の出口を「巾着の紐」のように閉めているのがトルコ領のボスボラス海峡であり、陸軍部隊が南下するにしても、黒海とカスピ海に挟まれた地域はオスマン帝国とペルシア帝国が壁となっていた(いる)。

 地政学の研究材料として格好の関係にあるロシアとトルコ(オスマン帝国)は、クリミア戦争やいわゆる露土戦争(1877年〜1878年)さらにはWW1を含め、10数回も戦火を交えてきた。

 クリミア戦争は、ロシアとオスマントルコの争いに、英仏までもがトルコ側に立って(ロシアの南下を抑制するため)参戦したもので、西欧(米)が深く関わってきた近代中東紛争史の幕開けと呼ぶにふさわしい出来事である。
 クリミア戦争は、戦域の広さや全欧州レベルで勢力関係に与えた影響の大きさなどから、第0次世界大戦と呼ぶにふさわしいものと考えている。
 そして、そのような理解が、中東を中心とした現在の国際紛争を解く鍵の一つになると思っている。

(ナイチンゲールはともかく、新聞による時差の少ない戦争報道とナショナリズムを基礎とした“戦争への煽り”も、この戦争から始まった)


● 参照投稿リスト

1)ウクライナ上空で撃墜されたMH17便関連参照投稿

「撃墜時刻は「UTC14時15分」モスクワ時間18時15分:経緯を錯綜させている13時15分説の流布はプーチン政権の策謀!」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/574.html

「「世界を蝕む狂気」:撃墜機の乗客は生きていた?:MH17便はBUKではなくそれほど破壊力が強くない手段で撃墜」
http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/492.html

「OZ214便SFO着陸失敗事故→MH370便南シナ海失踪事件→MH17便ウクライナ撃墜事件という“系譜”」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/488.html

「OZ214・MH370・MH17のパイロットたちは“乗っ取り”をどう感受したのか?:MH17操縦士は“異常感なし”」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/503.html

「アシアナ航空の着陸失敗「機器にも問題」 :サンフランシスコ国際空港:777の機器設計そのものにも問題とアシアナ航空指摘」
http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/396.html


2)ウクライナ危機参照投稿

「デフォルトを嫌う金融家のため、危機を頼りにする軍需産業のため、「東西」の合作で分断と対立を煽られたウクライナ」
http://www.asyura2.com/14/senkyo162/msg/467.html

「ウクライナ情勢の今後:軍事的対応はハナからなしだが、実質的経済制裁も避けたい欧米先進国:焦点はウクライナ東南部地域の“地」
http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/169.html

「ウクライナ危機で問われるNATOの意味:存在意義が自覚される契機になることでNATOを救ったロシアのクリミア併合」
http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/445.html

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※ 関連参照投稿

【世界は「大宗教戦争」のまっただ中にある】 『十字軍』と『魔女裁判』は今なお進行している現実のものである 〈その1〉
http://www.asyura2.com/sora/bd16/msg/587.html

【世界は「大宗教戦争」のまっただ中にある】 『十字軍』と『魔女裁判』は今なお進行している現実のものである 〈その2〉
http://www.asyura2.com/sora/bd16/msg/588.html

【世界は「大宗教戦争」のまっただ中にある】 『十字軍』と『魔女裁判』は今なお進行している現実のものである 〈その3〉
http://www.asyura2.com/sora/bd16/msg/589.html


 

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コメント
 
1. 2015年11月29日 23:30:29 : 8ZbuYP4pTk : v0&d1q9hYdU
>イランやサウジアラビアなどは、宗教国家ないし神権統治国家と呼べるのではないかとの意見もあろうが、共同体主義を基礎とするイスラムの本義に従えば、近代主義国家にイスラム的ベールをかぶせたところでそれらの国はまがい物でしかない。
 というより、イランやサウジアラビアなどの政治的支配層は、イスラムを統治の安定や支配力強化の手段として利用しているだけである。
 アラブ世界の政治的支配層は、欧米と結びつくことで、支配の安定した継続と経済的利益の獲得が保証されると考えている反イスラムの不信心者たちである。

サウジはともかく、イランはイラン革命を経験しており選挙制度も議会もあるので別物でしょうね。
というか、サウジの場合は自らへの不満を外に向けさせるガス抜き機能として、アラブの世俗国家に振り向けているだけで、国家という意識は薄いと思うね。
メッカの太守という意識のほうが今もって強いはず。

それとイスラム教を額面通りにとらないほうがいい、とくに中東アラブは。
大枠でスンニ派とシーア派の対立という面ばかりが強調され、そういう面は確かにあるけれども双方ともに教義や解釈がてんでばらばらの独自の宗派がいくつもあって、同様にキリスト教徒もユダヤ教徒もゾロアスター系の宗派もあるというカオスがあそこにはある。

昔、アラブはひとつなんてうたい文句があったけれども、現実はばらばらでだからイスラムの屋根、つまりはイスラム共同体を標榜したジハードが出てきたけれども、やはりイスラムもばらばらだった・・・というのが中東アラブの現実なので、原理的な動きというのは基に帰るという意味ではムスリムのアイデンティティーをくすぐる言葉を旗に立てればそれなりに共感する者は出てくるけどさ、たとえばカリフとかさ。
でもそれが中東アラブで全体性を獲得できないのはなぜなのかってことを考えるのに適切なのは、共感者は欧州の移民に多い、あるいは高学歴の欧米留学組に多いということだと思う。
エジプトでムスリム同胞団の思想的支柱と言われ、今なお原理主義に駆り立てるムスリムが必読しているサイイド・クトゥブもアメリカ留学組だしね。

辿ればアラブの民族主義革命を訴え、クーデターを利用し政権を握った独裁者は宗主国で留学したか、宗主国の名残りをもつ軍隊で勉強した者たちが多い。

どちらも近代主義といかに向き合うかという点においては、共通しているように思える。
とくに西欧とは。
となると我が国ともけして無縁ではないということは言える。


2. あっしら 2015年11月30日 04:17:09 : Mo7ApAlflbQ6s[620] : 6tHhNSC4YI : MUbQd&xvBS8

8ZbuYP4pTkさん、コメントありがとうございます。

たいへん参考になりました。今後ともよろしくお願いします。


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