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相場に失敗した時に、楽に死ぬ方法教えてあげる
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/407.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 01 日 13:03:58: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: バブル崩壊の歴史 投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 14 日 14:23:33)


相場に失敗した時に、楽に死ぬ方法教えてあげる

無痛で安らかに1分で確実に死ねる『サルコー(Sarco)』と名付けられたマシンが完成した
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/794.html

凍死 _ 厳寒が人体に与える影響
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/795.html

トムラウシ山遭難事故
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/717.html

2006年10月 白馬岳4人死亡 山岳ガイドに有罪判決 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/720.html

2012年5月4日 白馬岳 医師グループ _ 防寒着をリュックに入れたまま「Tシャツに合羽」で 6 名全員凍死
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/721.html

そして5人は帰らなかった 吾妻連峰・雪山遭難を辿る
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/716.html

 

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コメント
1. 中川隆[-13299] koaQ7Jey 2020年3月01日 13:10:35 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[228] 報告

死ぬ前に美味しいお酒を飲もう


カルヴァドス _ 一番香りの良いお酒
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/794.html#c4  

2. 中川隆[-13298] koaQ7Jey 2020年3月01日 13:12:24 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[229] 報告

悪霊

「ぼくのほうは、なぜ人間があえて自殺しようとしないのか、その原因を探求しているんで、それだけのことなんです。でも、こんなことはどうでもいい」
「あえてしないというのは?自殺が少ないというわけでも?」

「非常に少ないですね」

「ほんとうにそうお考えですか?」


彼はすぐには答えず、立ちあがって、何か考えこみながら部屋の中を行ったり来たりしはじめた。


「あなたの考えだと、人間に自殺を思いとどまらせているのは何なのです?」

私はたずねた。


私たちが何を話していたのかを思い出そうとでもするように、彼はぼんやりとこちらを見た。


「ぼくは……ぼくはまだよくわかりません……

二つの偏見が思いとどまらせていますね、二つのこと。二つきりです。

一つはたいへん小さなことで、もう一つはたいへん大きなことです。

でも、その小さなことも、やはり大きなことにはちがいない」


「小さなことというと?」

「痛いことです」

「痛いこと?そんなことが重要ですかね……この場合に?」

「いちばんの問題ですよ。二種類の人があって、非常な悲しみや憎しみから自殺する人たち、でなければ気がちがうとか、いや、なんでも同じだけれど……

要するに、突然自殺する人たちがいます。この人たちは苦痛のことはあまり考えないで、突然です。

ところが思慮をもってやる人たち――この人たちはたくさん考えますね」


「思慮をもってやる人なんかがいるものですかね?」

「非常に多いですね。もし偏見がなければもっと多いでしょう。非常に多い。みんなです」

「まさかみんなとはね」


彼は口をつぐんでいた。


「でも、苦痛なしに死ぬ方法はないものですかね?」


「ひとつ想像しててみてください」

彼は私の前に立ちどまった。

「大きなアパートの建物ほどもある石を想像してみてください。

それが宙に吊るしてあって、あなたはその下にいる。もしそれがあなたの頭の上に落ちてきたら、痛いですかね?」


「建物ほどの石?もちろん、こわいでしょうね」

「ぼくはこわいかどうかを言ってるんじゃない、痛いでしょうかね?」

「山ほどの石、何十億キロのでしょう?痛いも何もあるものですか」

「ところが実際にそこに立ってごらんなさい。

石がぶらさがっている間、あなたはさぞ痛いだろうと思って、ひどくこわがりますよ。

どんな第一流の学者だって、第一流の医者だって、みんなこわがるにちがいない。だれもが、痛くはないと承知しながら、だれもが、さぞ痛いだろうとこわがる」

「なるほど、では第二の原因は、大きいほうは?」

「あの世です」

「というと、神罰ですか?」

「そんなことはどうでもいい。あの世、あの世だけです」

「でも、あの世なぞまるで信じていない無神論者だっているでしょうに?」


彼はふたたび押し黙った。


「あなたは、たぶん、自分に照らして判断されているんじゃありませんか?」

「だれだって自分に照らしてしか判断できませんよ」

彼は赤くなって言った。

「自由というのは、生きていても生きていなくても同じになるとき、はじめてえられるのです。これがすべての目的です」

「目的?でも、そうなったら、だれひとり生きることを望まなくなりはしませんか?」

「ええ、だれひとり」

彼はきっぱりと言いきった。

「人間が死を恐れるのは、生を愛するからだ、ぼくはそう理解しているし」

と私が口をはさんだ。

「それが自然の命ずるところでもあるわけですよ」

「しれが卑劣なんです、そこにいっさいの欺瞞のもとがあるんだ!」

彼の目がぎらぎらと輝きだした。

「生は苦痛です、生は恐怖です、だから人間は不幸なんです。いまは苦痛と恐怖ばかりですよ。

いま人間が生を愛するのは、苦痛と恐怖を愛するからなんです。

そういうふうに作られてもいる。いまは生が、苦痛や恐怖を代償に与えられている、ここにいっさいの欺瞞のもとがあるわけです。

いまの人間はまだ人間じゃない。幸福で、誇り高い新しい人間が出てきますよ。

生きていても、生きていなくても、どうでもいい人間、それが新しい人間なんです。

苦痛と恐怖に打ちかつものが、みずから神になる。そして、あの神はいなくなる」


「してみると、いまは神がいるわけですね、あなたの考えだと?」

「神はいないが、神はいるんです。

石に痛みはないが、石からの恐怖には痛みがある。神は死の恐怖の痛みですよ。

痛みと恐怖に打ちかつものが、みずから神になる。

そのとき新しい生が、新しい人間が、新しいいっさいが生まれる……

そのとき歴史が二つの部分に分けられる――ゴリラから神の領域までと、神の領域から……」


「ゴリラまでですか?」


「地球と、人間の肉体的な変化までです。

人間は神になって、肉体的に変化する。

世界も変るし、事物も、思想も、感情のずべても変る。

どうです、そのときは人間も肉体的に変化するでしょう?」


「生きていても、生きていなくても同じだということになったら、みんな自殺してしまうだろうし、それが変化ということになりますかね」

「それはどうでもいい。欺瞞が殺されるんです。

最高の自由を望む者は、だれも自分を殺す勇気をもたなくちゃならない。

そして自分を殺す勇気のある者は、欺瞞の秘密を見破った者です。

その先には自由がない。ここにいっさいがあって、その先には何もないんです。

あえて自分を殺せる者が神でう。

いまや、神をなくし、何もなくなるようにすることはだれにもできるはずです。

ところが、だれもまだ一度としてそれをしたものがない」


「あのときはまだ自分が幸福なことを知らなかったんです。

きみは葉を見たことがありますか、木の葉を?」

「ありますよ」

「ぼくはこの間、黄色い葉を見ましたよ、緑がわずかになって、端のほうから腐りかけていた。風で舞ってきたんです。

ぼくは十歳のころ、冬、わざと目をつぶって、木の葉を想像してみたものです。

葉脈のくっきり浮き出た緑色の葉で、太陽にきらきら輝いているのをです。

目をあけてみると、それがあまりにすばらしいので信じられない、それでまた目をつぶる」

「それはなんです、たとえ話ですか?」

「いいや……なぜです? たとえ話なんかじゃない、ただの木の葉、一枚の木の葉ですよ。木の葉はすばらしい。すべてがすばらしい」

「すべて?」

「すべてです。人間が不幸なのは、自分が幸福であることを知らないから、それだけです。これがいっさい、いっさいなんです! 

知るものはただちに幸福になる。その瞬間に。あの姑が死んで、女の子が一人で残される——すべてすばらしい。ぼくは突然発見したんです」

「でも、餓死する者も、女の子を辱めたり、穢したりする者もあるだろうけれど、それもすばらしいのですか?」

「すばらしい。赤ん坊の頭をぐしゃぐしゃに叩きつぶす者がいても、やっぱりすばらしい。叩きつぶさない者も、やっぱりすばらしい。すべてがすばらしい、すべてがです。

すべてがすばらしいことを知る者には、すばらしい。

もしみなが、すばらしいことを知るようになれば、すばらしくなるのだけれど、すばらしいことを知らないうちは、ひとつもすばらしくないでしょうよ。

ぼくの考えはこれですべてです、これだけ、ほかには何もありません」


「きみは自分がそんなに幸福だということをいつ知ったのです?」

「先週の火曜日、いや、水曜日です、もう深夜をすぎて水曜日になっていたから」

「どんなきっかけで?」

「覚えていません、自然とです。部屋の中を歩いていて……これはどうでもいいことだな。ぼくは時計を止めましたよ、二時三十七分でした」

「時が静止するしるしにですか?」

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