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2013年5月03日00時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK147] 20130502参議院予算委員会公聴会〜外交・安全保障〜公述人孫崎享氏の冒頭発言部分と田中直紀議員質疑と森ゆうこ議員質疑
20130502参議院予算委員会公聴会〜外交・安全保障〜公述人孫崎享氏の冒頭発言部分と田中直紀議員質疑と森ゆうこ議員質疑部分もあわせて、以下文字起こし。
http://threechords.blog134.fc2.com/blog-entry-1941.html
05/02 21:25  Sekilala&Zowie


20130502参議院予算委員会公聴会〜外交・安全保障〜公述人孫崎享氏


石井一「それでは、外交安全保障について、まず孫崎公述人にお願い致します。孫崎公述人」


孫崎享氏「孫崎享です。よろしくお願いいたします。本日、お招き頂きまして大変に光栄に存じております。


まず最初にTPPの問題に言及いたしたいと思っております。
TPPは日本の将来を決める大きな岐路です。今日の外交問題で最も重要な課題であると言えます。TPPにはさまざまな問題があるがISD条項は国家の主権を揺るがす重大課題です。これまでの経済交渉は国家対国家でした。ISD条項によって、企業が国家を直接訴える。裁判では企業は巨額の資金を投入します。 裁判の基本理念は経済活動で、受け入れ国の法律や制度で期待する利益が得られなかった時に訴えることが出来るというものです。健康、土地活用、政府調達、知的財産権、規制、税等広範な分野が対象になるとみられています。


皆さんに質問します。次のケースをどう考えるか。
(↓続く)
政府が企業に廃棄物処理施設許可を与えたが、有毒物資による近隣の村の飲料水汚染等で癌患者が多数発生する等、危険性が提訴され地方自治体が施設利用の不許可処分にした。有害毒性の指摘がある添加物を持つガソリンの輸入を禁止した。薬品は副作用があり、その調査を十分しなければならないが、新薬の特許申請に対して、臨床実験が十分でないとして、許可を与えなかった。和歌山県の講演では皆当然であるとの反応でした。


ではTPPになるとどうなるか。
NAFTAの例でみてみたいと思います。
(1) Metalclad社がメキシコ連邦政府から、廃棄物処理施設許可をうけて投資、有毒物資による近隣の村の飲料水汚染等で癌患者が多数発生。地方自治体が、施設設立不許可処分、これを企業が提訴。約1,700万ドルの賠償の判決が出ました。
(2)カナダ政府が人体有害毒性の指摘があるガソリン添加物MMTの輸出を禁止すると、同製品生産企業である米Ethyl社は確実な証拠もなくこれを規制しようとしているという主張し、結局。カナダ政府は1,300万ドルを支払い和解。
(3)カナダ政府は米国製薬会社イーライリリー社社して注意欠陥多動性障害治療剤の臨床実験数が不十分であるとして特許を与えず。会社はこれをカナダの最高裁判所に持ち込んだが、カナダの最高裁判所はこれを却下。今度はイーライリリー社はISD条項でカナダ政府を訴え、その額は約一億ドルです。
憲法は国会が最高機関としていますが、ISD条項はこの法律を裁くのです。日本では最高裁の判決が最上位です。ISD条項はこの判決を裁くのです。


次に尖閣問題について、言及いたしたいと思います。
日本にとって棚上げが最も望ましい方向であると思います。日中双方が主権を主張しているなか、日本の管轄を認める。軍事力を行使しないとの暗黙の了解。そして、管轄継続であれば、領有権主張に将来有利に展開いたします。


このなか、最も重要な点は、紛争を回避することにあります。中国は領有権主張を強めていますが、紛争解決策としての棚上げは依然主張しております。1979年の読売新聞社説は、次を述べています。


『日中双方とも領土主権を主張し、現実に論争が存在することを認めながら、この問題を留保し、将来の解決を待つことで日中政府間の了解がついた。それは、共同声明や条約上の文章にはなっていないが、政府対政府のれっきとした“約束ごと”であることは間違いない。約束した以上は、これを順守するのが筋道である』


今日の日本政府の立場は、棚上げの合意はないという見解である。しかし、栗山元外務次官は昨年、アジア時報に次を記述致しました。


『筆者(栗山)は、このような経緯を踏まえると、国交正常化に際し、日中間において、尖閣問題は「棚上げ」するとの暗黙の了解が成立したと理解している』


78年の経緯に触れたのち
『72年の国交正常化の時の尖閣問題棚上げの暗黙の了解は、78年の平和友好条約締結に際して再確認されたと考えるべきであろう』


ちなみに栗山元次官は、日中国交回復の時、条約課長の任に当たっております。


次に尖閣諸島で、武力衝突で日本側が有利に展開することはない。中国は従来より台湾を正面に添え、軍隊を配備してきた。ここでの戦闘機の配備を見れば、尖閣諸島周辺の制空権は中国が握ると考えられる。中国は短距離、中距離弾道ミサイルを配備し、さらにクルーズミサイルを有している。


戦闘になれば、飛行場の滑走路破壊ぐらいは容易であり、軍事的に日本が有利に立てることはないと考えるべきである。在日米軍基地も同じ危険の中にある。このなか、日本がとるべき道は、平和的手段を模索することである。


第一に、相手の主張を知り、自分の言い分とのあいだで、各々がどれだけ客観的に言い分があるかを理解し、不要な摩擦は避ける。今日、日本人で、中国がいかなる法的根拠で尖閣諸島を主張しているかを知っている人は殆どいない。


第二に、領土紛争を避けるための具体的な取り決めを行なう。
第三に、国際司法裁判所に提訴するなど、解決に第三者をできるだけ介入させる。
第四に、緊密な多角的相互依存関係を構築する。
第五に、国連の原則、武力の不行使を全面に出していく。
第六に、日中間で軍事力を使わないことを共通の原則とする。主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵。
第七に、現在の世代で解決できないものは、実施的に棚上げし、対立を避ける事である。あわせて棚上げ期間は双方がこの問題の解決のために、武力を利用しないことを約束する。
第八に、係争地の周辺で紛争を招きやすい事業につき、紛争を未然に防ぐメカニズムを作る。漁業、資源開発。


次に、集団的自衛権の問題。
集団的自衛権は、柳井元駐米大使を座長とする有識者会議の事例を中心になろう。重要なポイントは、日本で討議されている集団的自衛権は、国連の集団的自衛権を想起させるが、これは国連の理念と対立する理念である。


国連の理念は、次を基軸としている。
第二条第四項。すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇、または武力の行使をいかなる国の領土保全、または政治的独立に対するものも国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。
第五十一条。この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して、武力行使が発生した場合には、個別的または集団的自衛権の権利を害するものではない。


つまり、各国は、武力行使を慎む。万一、武力行使をされたら、集団的自衛権が発生するというものである。しかし、今日、米国が行なっている戦略は、国際的安全保障環境の改善のためという名目であって、このとき、相手国の攻撃が実在することを必ずしも必須とはしていないということです。


実は、この戦略は1948年のウェストファリア条約から、今日の国連憲章に繋がる西側の思想の対極にあるものである。この戦略に従って、日本の軍事的参加を求める集団的自衛権の行動が付随的に出てくる。


あくまでも、攻撃は米国及びその同盟国側がスタートすることを前提としている。こうした戦略がいかに間違ったものであるかは、イラク戦争、アフガニスタン戦争が明確に示している。かつ、イラク戦争では、各国がその是非につき、公的機関で検証を行なっているが、日本は、国会を含め、十分な検証を行なうことなく、同じ過ちを課す集団的自衛権に突入しようとしているのは、極めて遺憾な現象であると見られます。


少なくとも、集団的自衛権の推進者は、イラク戦争につき、なぜ間違ったか。明確な答えを示すべきであります。


この関係で、北朝鮮に言及しておきたい。北朝鮮は、日本向けとなりうるノドンを200発から300発、実戦配備しているといわれる。国民を守るという意味で、ミサイル防衛の実効性はまったくない。北朝鮮については、かつてキッシンジャーが述べた外交を展開すべきである。


イ) 核保有国の戦争は、中小国家であっても、核兵器の使用に繋がる。
ロ) 核兵器を有する国は、それを用いずして全面降伏を受け入れることはないだろう。一方で、その生存が直接脅かされていると信ずるとき以外は、戦争の危惧を、危険を犯す国もないと見られる。


無条件降伏を求めないことを明らかにし、どんな紛争でも国家の生存の問題を含まない枠組みを作ることが米国外交の仕事である。今日の日本外交を見るに、中国、韓国、北朝鮮の立場に配慮することなく、いたずらに強硬論をぶつ傾向があるのは、大変危険である。


欧州であれ東南アジアであれ、武力を使わず、平和的解決を行うメカニズムを構築している。相互依存を高めることが武力衝突を避ける最善の策である。


ご静聴、どうもありがとうございました」


(冒頭から15:00まで)


<一部質疑:孫崎氏部分>


・民主党・田中直紀氏
:米中関係について
「二点ご説明させていただきたいと思います。まず第一点、米国は1975年からずっと東アジアでは日本を一番大事だと思って来ました。しかし、2010年ぐらいから、指導者層および国民、両方とも中国を一番重要であると、このような意識の変化があるということが1つであります。
それからもう一つ、アメリカの政策決定の中では、いわゆる軍事派、中国を脅威と見て、これにどう対応しようかというグループ。そして、そのなかで日本の軍事力を使おうとするグループ。これが1つ。


それからもう一つ、G2構想を主張していますけれども、世界が米中という2つで決定していくという方向になるのではないかと、これは金融、それから産業グループだと思います。この2つのせめぎあいがあって、アメリカの対中政策は厳しい路線と柔らかい路線が入り乱れてくると。


しかし、最終的に現状でオバマ政権が、オバマ大統領がどちらを取るかと言いますと、私は軍事対決ではなくて、中国都の関係を持つということだと思います。その意味で、安倍首相が今、いろんな強硬路線を出している。それに対してアメリカ政府が待ったをかけている。これは、アメリカオバマ政権の対中配慮が影響してるものだと思ってます」


:TPPについて(日本に外交力があるか?)
「ないと思います。これは極めて明確であって、これまで合意されている事項について、新たに交渉することはないという原則は成立しております。そして、TPPはもはや最終段階に入り、7月の会議、9月の会議、ここで基本的な合意をするということですから、今まで合意されたことを覆すということはありませんし、したがって、新たにISD条項というような基本原則について、日本が変えられるはずがありません。


このような問題について、あたかも日本が交渉力で変えられるというようなイメージを作ってるというのは極めて危険なことだと思っております」


:尖閣問題について(今後の国家間の関係進展について)
「私は1972年の田中角栄、あるいは1978年の園田外務大臣、この人たちがなぜ棚上げに合意したか、この点についてもう少し現在の日本人は考えてみるべきであろうかと思っております。それは利点があるから。その利点は、紛争をしない。これが一番重要なことだと思っております。その意味で、棚上げをもう一度、真剣に日本国民、そして国会の先生方、ご検討いただければありがたいと思いますし、この問題で、非常に重要なポイントは、棚上げの合意があったにもかかわらず、その当時の関係者があったと言っているにもかかわらず、現在の政府はないと言ってる。歴史を改ざんして行動しようとしている。これは非常に危険なことだと思ってます」


:集団的自衛権について(東アジアの平和と安定に対する影響は?)
「まず重要なことは、日本の領域に対して、外国が攻撃をした時には、日本およびアメリカは各々自国の憲法に従って行動を取るということが日米安保条約で決定されております。したがって、集団的自衛権というのは、イラク戦争、あるいはアフガニスタン戦争、このような問題に日本の自衛隊を派遣すると。このような問題であると思います。


もう一つ、東アジアの状況に関しては、例えば北朝鮮のテポドン、これを準備している段階で先制攻撃をすると、このような考え方に結びつき、反撃ではノドンで日本が反撃される可能性がありますから、この集団的自衛権を東アジアで適用していこうとすることは、日本の安全にとって極めて危険な状況を作り出すと思っております」


生活の党・森ゆうこ氏


森「生活の党の森ゆうこでございます。今日は三人の公述人の先生方、たいへん有意義なお話ありがとうございました。それぞれの先生方のご主張、色々と立場が違い、また視点も違うんですけれども、たいへん興味深く聞き入っておりました。


まず孫崎公述人に質問させていただきたいと思います。先般、主権回復の日ということで式典が開催されました。非常に、これはシンプルな疑問なんですけれども、いわゆる保守論客と言われる人たち。


それから特に、安倍政権、安倍総理をはじめ、日本の独立だ、自立だと声高に言う方たちは、なぜか、これは印象としてなんですけれども、米国に対しては、特にこの間の日米首脳会談も、ここまでおみやげを持っていくのかとか、あまり戦略的に、我が国の国益をできるだけ確保するような主張をされていないのではないかというふうに、何故か保守であるというふうに自らおっしゃっている方に限って、対米追従ではないかというふうな印象を持つような言動というふうに思うんですけれども、なぜそういうふうになるのか。


そうでないと言うならそうでないというふうにおっしゃっていただきたいと思いますし、なぜそのようなことになるのかということについて、先生、もしご見解があれば、お聞かせいただきたいと思います」


孫崎「はい。主権回復の日。これは2つのものがありました。1つはサンフランシスコ条約で、日本が独立するということ。もう一つは、日米安保条約です。そして、日米安保条約とともに、地位協定があった。


この日米安保条約を作るときに、ダレスがどのような事を言ったのか。アメリカの交渉。「我々が望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ持つ」これが今日まで続いているんですよね。


ですから、世界を見渡していただければ、外国の軍隊が、自分たちの思うような条件で居続ける。こんな国はほとんどないですよ。ということで、政治家、役人も含め、日本の国に対して奉仕する者。それは、少なくとも外国の軍隊が不必要に、そして一方的な条件でいるという状況は、少なくとも直していかなくてはいけない。


これが、主権回復の日の、かけている論点だったと思っています」


森「はい。ありがとうございます。いまのご指摘、私も共感をさせていただきたいと思います。まず我が国がどのように自らの主権を守っていくのか。どう考えていくのかということについて、まずは虚心坦懐に米国と話をするというところからスタートしなければならないのかなというふうに思っているところです」


(中略)


森「孫崎公述人、最後に、一言で結構ですけれども、TPPその他、我が国の進むべき外交、一言でと言うのは大変ですけども、これだけは、というのが一言ありましたら、よろしくお願い致します」


孫崎「恐縮です。TPPを含め、実態をしっかり見極める。これが一番重要なことだと思ってます」


森「はい。ありがとうございました」



http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/205.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 日本には憲法9条があるから、戦争への加担を抑制している。改憲などさせてはならぬ。 (かっちの言い分) 
http://31634308.at.webry.info/201305/article_2.html
2013/05/02 23:41 かっちの言い分

自民党は、次期参議院選挙の争点を、TPP、消費税増税、原発、社会保障から逸らして、憲法改正を最も大きな争点にしようとしている。今の日本の社会で憲法改正は緊急の話ではない。しかし、自民党の安倍首相にとっての悲願であるようだ。特に憲法9条である。自衛隊を国防軍にしたくて仕方ないようである。また、集団的自衛権も認めたいと考えている。

NHKで憲法改正の世論調査を行って、改正に賛成が40%で反対が16%であり、圧倒的に憲法改正を望んでいる印象を与えている。憲法改正も憲法の何条を改正したいのかわからない。またどんな設問をしたのかもわからない。

東京新聞が「憲法」について実に良い社説を書いている。


憲法を考える 日本版PKOがお手本に
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013050202000124.html

 日本は憲法の制約から自衛隊を国連平和維持活動(PKO)に派遣しても人道支援に徹してきました。気が付けば、他国のお手本になっていたのです。

 今年三月、ベトナムから六人の陸軍将校団が来日しました。目的は自衛隊のPKO参加のあり方を学ぶこと。ベトナム軍といえば、米軍との間で血で血を洗う激しい戦闘を繰り広げたベトナム戦争を思い起こします。中国人民解放軍と戦った中越戦争もありました。

 米国、中国という二つの大国と戦った国が日本に学ぶ、意外な感じがします。

◆ベトナム軍が研修

 壮絶な戦争を経験したせいか、ベトナムは軍隊の海外派遣に消極的でした。太平洋戦争で三百万人以上が亡くなり、二度と戦争はしないと誓った日本と似ています。近年、日本のPKO協力法に相当する法律をつくり、PKO参加のための準備を始めたのです。

 四日間かけて防衛省や陸上自衛隊で研修しました。その実績からPKO大国と呼ばれる北欧諸国やカナダでなく、なぜ日本なのでしょうか。団長のベトナム国防省軍医局長、ビン少将は本紙の質問にこう答えました。

 「PKOとは何か、実態を知りたかった。日本は武力を使わない国際貢献を積み上げ、PKOでは人道支援に徹しています。日本が定めているPKO参加五原則に強い印象を受けました。いずれもベトナムの国情に合うものです」

 冷戦後、国際貢献のためのPKOに乗り出すうえで、憲法九条との整合性をとるために生み出された五原則。停戦の合意があること、武器使用は必要最小限とすることなどを派遣条件としています。この制約があるから自衛隊は道路や橋の補修といった人道支援に限定して参加してきたのです。

◆九条強調した元防衛相

 海外で一人も傷つけることなく、「まじめで礼儀正しい」「技術力がある」と評価を高めてきた自衛隊。派遣を命じる政治家にも慎重さが求められました。

 北沢俊美元防衛相は今年二月、所属する民主党の勉強会でこう述べています。

 「二年間防衛相をやって、一番心強かったのは憲法九条。中国の動きが激しくなる、米国にもどう対応すればいいのかというはざまで、憲法九条があるから『そこのところまで』となる。憲法九条が最大のシビリアンコントロールだったとしみじみ感じるのです」

 日本防衛の指針である「防衛計画の大綱」を改定したり、是非は別として武器輸出三原則を緩和したりした実力派の防衛相がそういうのです。真意を知ろうとご本人に会いに行きました。

 長野県出身の北沢氏は太平洋戦争当時、小学生。近所の家々から戦死者が出たそうです。「働き手を失った民が困窮し、国が没落した。この歴史は二度と繰り返してはいけない」。そんな思いで政治家を続けてきたというのです。

 防衛相として八回、米国のゲーツ国防長官(当時)と会談しました。「ゲーツ氏が国防長官を辞めるとき『イラクで若い兵士が死んでいくのは耐えがたい思いだ』、そう話したと聞いた。彼も同じように現実の政治の中で悩んでいたのだな、と思った…」

 日本もイラクに自衛隊を派遣しました。米軍との違いは武装勢力と戦うのではなく、非戦闘地域での施設復旧、給水などの人道支援に限定して活動したことです。五千五百人が派遣され、一人の戦死者もいませんでした。北沢氏のいう通り、憲法九条が最後の防波堤になったのです。

 日本は一九七七年、福田赳夫首相が東南アジア歴訪で表明した「軍事大国にならず、世界の平和と繁栄に貢献する」との福田ドクトリン通りに歩んできたのです。

 安倍晋三首相の目指すところは違います。第一次安倍内閣では「戦後レジームからの脱却」を掲げ、保守政権が築いてきた戦後体制を全面的に否定、今では憲法改正を公言しています。憲法解釈を変更して、集団的自衛権行使を容認すべきだとも主張しています。

◆地金見せる安倍首相

 「米国から集団的自衛権行使の解禁を求められたことは一度もなかった。安倍政権のかじ取りは危なっかしくて仕方がない」と北沢氏。タカ派色を抑えてきた安倍首相は「侵略という定義は定まっていない」と国会で答弁するなど地金を見せ始めました。

 ベトナムから視察団が来たことから分かる通り、憲法九条にもとづく戦後体制が築いた平和な日本こそ、世界に誇れる国ではないでしょうか。安倍首相のいう「美しい国」とはどんな国でしょうか。具体的な国家像を示さず、改憲手きを先行させるようなやり方は間違いだ、とはっきり指摘しておきます。


日本は集団的自衛権を封印し、武力を行使しないPKO活動を行ったことから、世界中に日本の立場が理解される。憲法9条があるから、今まで戦争に巻き込まれることなく半世紀以上も平穏だった。安倍首相は自衛隊を国防軍として、集団的自衛権をみとめさせようとしている。権利は義務を伴うとして、日本の国防軍のために「徴兵制度」を敷きたいと願っている。

参議院選挙では、こんな自民党にはご遠慮願いたい。


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/207.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 「2日朝日の世論調査。96条改正に関して、反対54%、賛成38%。当然である:平野 浩氏」 (晴耕雨読) 
http://sun.ap.teacup.com/souun/10794.html
2013/5/3 晴耕雨読


https://twitter.com/h_hirano

2日朝日の世論調査。

96条改正に関して、反対54%、賛成38%。

当然である。

3分の2は厳しいというが、米国になどはもっと厳しい。

何を改正するか中身をいわず、改憲し易い仕組みを先に作るなど言語道断。

自民党はこれを参院選の争点にするという。

過半数なら、権力者の都合で憲法を改変できる。

同じ朝日の2日の世論調査。

集団的自衛権について、行使できぬ立場を維持が56%、行使できるようにするが33%で、現状維持派が多数を占めている。

一方、国防軍創設については反対が62%、賛成31%で極めて評判が悪い。

自民党は、それでも憲法改正を参院選の争点にするつもりなのか。

モーニングバードの「そもそも総研」が憲法96条を取り上げているが、なかなかの内容。

私はこの番組は好きではないが、木曜日だけは見ることにしている。

玉川キャスターの取り上げるテーマはきわめて参考になる。

しかし、自民党はアタマにきているだろう。

TPPのときもブレーキをかけている。

安倍首相は前の政権のときに国民投票法のハードルを大幅に下げている。

そして今回は憲法96条を改正し、時の権力者が憲法を変更し易いようにしようとしている。

これが通ると、日本は世界で一番憲法を改正しやすい国になる。

憲法改正に賛成している学者や文化人も96条改正には絶対反対である。

NHKの憲法改正についての世論調査。

96条改正に賛成26%、反対24%と新聞などとは大きく違う結果。

憲法改正に賛成している人でも96条改正には反対しているという事実を隠し、与党に迎合するよう編集。

「そもそも総研」と同じ小林節氏の意見を聞いているのに、全然違った印象になっている。



http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/208.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 改憲バスに乗る前に  江川 紹子 
            サウジアラビアでスピーチする安倍首相(首相官邸HPより)


改憲バスに乗る前に
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130503-00024690/
2013年5月3日 0時9分  江川 紹子 | ジャーナリスト


安倍首相は、念願の憲法改正に向けてテンションが高まっているらしい。外遊先でも、改憲を夏の参院選の争点にする意向を改めて示し、「まず国民投票法の宿題をやる。その後に96条から始めたい」と述べた。

第96条は、憲法改正の手続きを定めた条文。改正の発議のために必要な「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」を「過半数以上の賛成」にして、改正を容易にしようというのが、今回の改正の狙い。ただ、「96条から」との発言からも明らかなように、これはほんのとば口に過ぎない。では、ゴールはどこにあるのか。

自民党は、昨年4月に「日本国憲法改正草案」を決定している。マスメディアでは、この問題となると、第9条を書き換えて軍隊である「国防軍」を設置することばかりがクローズアップされがち。確かに、それは重要なテーマではあるが、自民党が目指すゴールは、そういうレベルの(と敢えて言うが)ものではない。まさに「革命」に匹敵するほどの価値観の変容を、国民に迫るものとなっている。

■「個人の尊重」が消えて…

まず注目すべきは、「個人の尊重」の消滅。

日本国憲法第13条は、まず最初にこう書かれている。

〈すべて国民は、個人として尊重される〉

一人ひとりの「個人」が等しい価値の存在として尊重される。一人ひとりが、自らの生存と自由を守り幸福を追求していく権利を有する。その権利もまた等しく尊重されなければならないーーこれは、憲法の土台であり出発点であり、憲法全体を貫く価値観と言えるだろう。

これによって、立法その他の国政は、個人の人権を最大限に尊重しなければならない。人権と人権がぶつかり合う場合などは、「公共の福祉」の観点から調整し一部の権利が制限されることはある。だが、それは「個人」より「国家」が優先される、という類の発想とは本質的に異なっている。

ところが、「草案」ではこうなっている。

〈全て国民は、人として尊重される〉

国民は、一人ひとりの違いを認め合う「個人」として扱われるのではなく、包括的な「人」というくくりの中に汲み入れられる。違いよりも「人グループ」としての同質性に重きが置かれる。しかも、その人権には、「公益及び公の秩序に反しない限り」という条件がついた。ここには、明らかに「人権」より「公益及び公の秩序」、「個人」より「国家」を優先する発想がある。

「公益」や「公の秩序」に反すると認定されれば、「個人」の言論や思想の自由も認められないことになる。ツイッターやフェイスブックなどが普及した今、表現の自由は、多くの人にとって、情報の受け手としての「知る権利」だけでなく、発信者としての「言論の自由」に関わってくる。

戦前の大日本国憲法は、表現の自由に「法律ノ範囲内ニ於テ」という条件をつけていた。この旧憲法下で、様々な言論が制約され、弾圧が行われた。曖昧な「公益」「公の秩序」は、国家の方針やその時の状況によって、いくらでも恣意的な規制や制約ができそうだ。

表現の自由に限らず、「個人」より「国家」を尊重する。「人権」は「公益及び公の秩序」の下に置かれる。これが、自民党「草案」の基本。日本国憲法と似た体裁をとっているが、まったく別物であり、その価値観は天と地ほども違うと言わなければならない。

■憲法が国民を縛る

憲法の役割も、180度変えてしまおうとする。現行憲法は国民の権利を謳い、平和主義を宣言し、国の統治機構を定めた後、こう締めくくっている。

〈第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。〉

天皇陛下が即位直後に、「日本国憲法を守り、これに従って責務を果たす」と誓われたのは、この条文を意識されてのことだろう。

憲法は、この条文によって、政治家が法律を作ったり、公務員などがそれを執行する時に、憲法で定めた国民の権利を侵害するようなことがないよう、釘を刺しているのだ。つまり、憲法は、国民を縛るのではなく、政治家や公務員らの行動を縛るために存在していると、ここで念押している、といえる。

では、自民党「草案」はどうか。

これに当たる条文のまず最初に、こう書かれている。

〈全て国民は、この憲法を尊重しなければならない〉

憲法を「国民」の言動を律するものに変えよう、というのである。

ちなみに大日本国憲法は、「臣民」が「憲法ニ対シ永遠ニ従順ノ義務ヲ負フ」としていた。自民党「草案」は、この点でも明治憲法に先祖返りしている。

■戦争ができる国に

そして、平和主義と安全保障の問題。

「草案」によれば、「国防軍」の活動範囲は、自衛のための活動のみならず、相当に広い。一応、「武力による威嚇及び武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない」としているが、「国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動」ならOK。これによって、国連が武力行使容認決議を行っていない多国籍軍に参加し、戦闘行為、すなわち殺傷行為を行うことも可能となる。

また、「軍人」の職務実施に伴う罪や「国防軍」の機密に関する罪についての裁判は、「軍」内部に置いた「審判所」で裁く、とされる。いわゆる軍法会議の復活だろう。これについての問題点は、軍事ジャーナリスト田岡俊二さんの論稿に詳しい。

もう1つ見過ごされがちなのが、「草案」の第9章として新しく設けられた「緊急事態」。「我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律に定める緊急事態」が起きた時に、内閣総理大臣が「緊急事態の宣言」をすることができる、とする。

とってつけたように「自然災害」が加えられているが、東日本大震災のような大規模な(しかも、原発事故を伴う)災害が起きても、日本では「公の秩序」が破壊されるような暴動など起きていない。法律や災害時の対応策をきちんと整備しておけば、憲法でわざわざ「緊急事態」の規定を置く必要はない。また、そのような「内乱」や「武力革命」が起きることも、日本では想定し難い。

要するに、「緊急事態」は戦争を想定した規定なのだ。現行憲法に規定がないのは、戦争をしないのが前提だから。9条の改変に加え、「緊急事態」の規定を入れることで、日本は戦争ができる国へと変貌する。

ひとたび「宣言」が出ると、内閣は強大な権限を持つ。法律と同じ効力を持つ政令を発することができる。つまり、国会抜きで国民の権利を制限することが可能。この「宣言」が発せられると、「何人も…国その他公の機関の指示に従わなければならない」とある。

まさに、総動員態勢で国民が総力を挙げて戦争に協力する態勢を作るための基礎を固めるのが、この「緊急事態」の規定と言える。

■バスに乗る前に必要なこと

第96条改正の問題を考える時には、その先に、このような国家観、憲法観、人権などについての価値観が広がっていることを、まずは知っておく必要があるだろう。それを知ったうえで、自分の意見をまとめたい。

マスコミも改憲ありきの雰囲気になっているし、よく分からないけど96条だけなら変えてもいいかも…という人がいるかもしれない。でもそれは、行き先も確かめずにバスに飛び乗るようなもの。

バスに乗る前に、切符を買う前に、行き先と停まる停留所は確かめよう。
バスの行き先は?(@GhibliMHジブリおもしろ画像より)
http://rpr.c.yimg.jp/im_siggWINEpBD2l8oQalwKcGhJwQ---x280-n1/amd/20130503-00024690-roupeiro-002-8-view.jpg

江川 紹子
ジャーナリスト

早稲田大学政治経済学部卒。神奈川新聞社会部記者を経てフリーランス。司法、災害、教育、カルト、音楽など関心分野は様々。著書『人を助ける仕事』(小学館文庫)、『勇気ってなんだろう』(岩波ジュニア新書)など。



http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/209.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 憲法記念日にあたって(談話) 生活の党代表 小沢一郎 
憲法記念日にあたって(談話)
http://my-dream.air-nifty.com/moriyuuko/2013/05/post-5b5c.html
2013年5月 3日 生活の党 参議院議員森ゆうこ


平成25年5月3日

生活の党代表 小沢一郎


本日、日本国憲法は施行から66年を迎えました。

憲法は国民の生命や財産、人権を守るために定められ、平和な暮らしを実現するために自分たちで決めたルールです。国会の憲法審査会において、改正論議が進行しています。旧来の護憲、改憲論議を超えて、憲法の本質、基本的理念、歴史的経過を踏まえ、根本に立ち返った議論が肝要であります。

 日本国憲法は、大日本帝国憲法の73条の改正規定に則ってできあがりました。実質は改正ではなく、新しい憲法の制定でありました。一種の革命とも言えます。帝国憲法が自らの根幹である天皇主権を否定し、国民主権に大転換をしたからであります。

 現行憲法は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義、国際協調の4つを基本理念、原理としています。96条の改正規定は、両院の3分の2を発議要件としており、これは基本理念、原理を否定する改正は認められないという考え方を示しています。

 憲法改正の議論にあたっては、改正手続きのあり方を先行するのではなく、どのような憲法を想定し、どういう理念で作ろうとしているのかを明らかにすべきであります。現行憲法は確かにいろいろな面で現在の実勢に合わなくなってきており、国民の合意があれば改正することは当然のことであります。

 生活の党は、憲法の4大原則である、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義、国際協調を堅持すべきと考えます。96条の改正規定は憲法の趣旨から現状を維持すべきです。その上で、国連の平和活動、国会、内閣、司法、国と地方、緊急事態の関係で一部見直し、加憲が必要だと考えます。

憲法は国民のためにあります。生活の党は、国民の皆さんがより幸せに、より安全に生活でき世界平和に貢献するルール作りをめざし、皆さんとともに積極的に議論して参ります。

http://www.seikatsu1.jp/activity/declaration/act0000056.html



http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/210.html

記事 [政治・選挙・NHK147] アベノミライ 国民精神総動員
アベノミライ 国民精神総動員
国民精神総動員とは近衛内閣が 行った政策で、

「国家のために自己を犠牲にして尽くす国民の精神(滅私奉公)を推進した」運動

この運動は「八紘一宇」「挙国一致」「堅忍持久」の三つのスローガンを掲げ国民を戦争遂行に協力させようとしたものである。
国民精神総動員 - wikipediaより

戦意昂揚の標語として「贅沢は敵だ!」「日本人なら贅沢は出来ないはずだ!」「欲しがりません勝つまでは」「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」「遂げよ聖戦 興せよ東亜」「聖戦だ 己れ殺して 国生かせ」「石油の一滴、血の一滴」「全てを戦争へ」進め一億火の玉だ等 同- wikipediaより

この運動が大政翼賛会へとつながったとのことですが、この時点では上からのお達しのレベルだった模様です。ですからアベノミライの可能性があります。

国家総動員法の制定と国民生活・産業・農村の統制強化
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/vision/history001/showa005.html

によると
1940年9月には、国民を直接的に教化・支配するための末端組織として『部落会・町内会・隣組』が整備されていき、『政党・労働組合・農民組合の解散』と『部落会・町内会・隣組の組織化』の相乗作用によって、“国民総動員体制・大政翼賛会”を契機とする日本のファシズム(全体主義)体制が強化されていったのです。

であり、生活下部からの国民相互監視翼賛体制になるのは少し先であった様です。          

アベ首相は、歴史を大切にする方なので、諸管理法の次はコレじゃないですか?

既に
"生長のためには、全てを透明化して市場化だ"              

という標語があります。

上手く行かないのは民営化が不充分だからだとの謂われは、例えばマルクス主義的であり、神的です。

所持している金属を拠出しろ、の代わりにお前の持ち物を全て市場に晒せ!!
もう有りませんと言うと、まだあるだろう、お前のカラダが!?
(臓器バイバイなんてベタなことではありませんヨ)
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/211.html

記事 [政治・選挙・NHK147] アメリカの軍産複合体がドジを踏む可能性
アメリカの軍産複合体がドジを踏む可能性が高まっている。

最も大きな過ちは戦後原子力発電所を世界中に作ったことだった。戦後すぐは低線量被曝の影響の大きさが不明だったので、多少の原発事故とそれに伴う放射能漏れは大した影響を地球環境に与えないと考えていたのだが、1986年のチェルノブイリ原発事故で事故後20年を経過してもその影響が衰える兆しがなく、却って疾病を患う人数が増加しているのを見て、改めて核廃棄物の処分方法の無さに途方に暮れている。

それだけではない。世界中に投資した資金が一挙に失われる可能性があるのだ。世界的な地震活動の活発化により、世界中の株や債券が一気に価値を失う可能性がある。

更に問題なことに、国際決済通貨であることが事態をより深刻化させているのだ。世界の多くの国の通貨が下落するたびにアメリカドルを連動して下落させてきたため、あまりに多くのアメリカドルが市場に出回ってしまったのだ。しかも発行した米国債の50%以上は海外が保有しているため、強いドルで米国債の払い戻しをする必要がある。地震保険を売りまくったらたまたま本当に地震が起こってしまった保険会社と同じような状況に陥ってしまったのだ。

本来であればこのような時こそ、アメリカの富の威光が発揮されるときだが、どうも一度手に入れた富を手放したくないという守銭奴が多く、それが問題を乗り越えることを困難にしている。
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/212.html

記事 [政治・選挙・NHK147] TPP設計者は古典的経済学とは全く別次元の領域に住む欲望資本主義のモンスター(神州の泉) 
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2013/05/post-75ba.html
2013年5月 2日 神州の泉


 TPP推進派にも反対派にも論拠としてデヴィッド・リカードの古典的な比較優位論を用いる人たちが多いが、これも注意を要することの一つではないだろうか。TPPを説明する際に、分かりやすく単純化したモデルを使って比較優位論を掲げた言説があるが、これらをぽかんと受け身で聞くと、TPP賛成論・反対論双方にそれなりの説得力があるような気がしてくる。

 ある分野は得意で生産性が高く、ある分野はそれほどでもない国と、もう一つは、その得意・不得意分野を対称的に補完している国があるとするなら、この二国間の交易は理想的な相互利益を得るという説明が、単純化されたリカード・モデルである。

 TPP推進派はこういう比較優位的に単純な国際分業が相互利益になると言い、逆に反対派は国家間の比較優位性から見て、TPPに参加すれば大国が一方的に勝ちを収める方向に傾くという。この両者は、机上論としてはそれなりの説得力はあるのだが、どちらかと言えば反対派がリカード・モデルを示した方に分があるように思う。

 専門家ではないから分かった風なことは言えないのだが、リカードの比較優位論モデルは、『逝きし世の面影』様を参照すれば、条件が完全雇用、為替の完全な固定相場制、人口増加率がゼロであるなど、限定的で形而上学的な条件世界でのみ通用するものであり、非現実的であるという。

 斯様に現代の世界には即していない気がする。なぜなら素人目で見ても、この現実社会はあらゆる要素がノンリニア(非線形)に傾いていて、しかもその要素要素が複雑な係数を持って互いに影響し合いながら全体の動きを決定しているからだ。これはニュートン力学と現代物理学の差異と似ている。

 言わば現代の世界経済は複雑系モデルなのである。現代は、18世紀当時、アダム・スミスがいたころのまだ揺籃期の国際時代とはまったく異なっていて、各国の文明装置が桁違いに複雑化している。だから、このリカード・モデルは多国間貿易のファンクションを説明するには不適当である。もっとも専門家は違う見解を持っていると思うのだが。

 ただ、はっきり分っていることは、グローバル資本という多国籍企業が設計したこの後期TPP(注:前期TPPを4か国のP4体制とするなら、アメリカが加わって主導的立場になったTPPを後期TPPと位置付ける)は、いわゆる複雑系モデルで捉えたとしても、まっとうな国際経済とは全くかけ離れていて、いわゆる常識的な意味における国家間の貿易条約ではない。

 TPPの本質は、国家と国家の間に存在する多国籍企業(あるいは無国籍企業)が、国家同士の垣根を越えて、縦横無尽に狙った国の富を収奪できる枠組み作りである。彼らは一等国が抱えるソブリン・ファンド(SWF Sovereign Wealth Fund)に匹敵する巨大な資金を右から左へ動かせる機動力を持ち、尖兵として強力な弁護士を多く抱えている。こんなものが自由貿易の名で各国に侵襲してきたら誰も勝ち目はないだろう。

 唯一、内国制度や外資規制だけがそれを阻止できるのであるが、TPPの本質がそれら国家主権を担保する内国制度を条約的に破壊できる罠を仕掛けてあることが分かった以上、参加不参加とか言う前に存在論的に認められないものであることははっきりしている。

 グローバル資本は、今まではグローバル・スタンダードを相手国に受け入れさせるために、ロビー活動をしたり、エコノミックヒットマンを派遣したりして、あの手この手の内政干渉を行ってきたが、今ではそのようなまだるっこしい手間暇をかけることを止め、多国間貿易システムの枠組み形成という偽装の中で、ISDS条項、ラチェット規定、NVC条項、 スナップバック条項など、悪魔の毒素条項をたっぷりと盛り込んでいる。

 だからTPPは現代欲望資本主義のモンスターであるグローバル資本が設計した“罠”なのである。多国間貿易の枠組みではなく、ほぼ日本だけを狙った“罠”である。これを古典的なリカード・モデルで賛成論へ導くような手法は幻想中の幻想というか、ほとんど詐欺であろう。


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/213.html

記事 [政治・選挙・NHK147] <国民投票>「18歳」確定へ自民検討 改憲案に先立ち(毎日新聞) 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130503-00000003-mai-pol
毎日新聞 5月3日(金)2時31分配信


 自民党は、憲法改正手続きに必要な国民投票法を改正し、投票年齢を18歳以上で確定させる方向で調整に入った。同法は第1次安倍内閣時代の2007年5月に成立したが、国民投票ができる年齢などが未確定のままで、憲法改正が発議されても国民投票が実施できないとの懸念が出ていた。自民党は憲法96条改正案に先行して国民投票法改正案を早ければ秋の臨時国会にも提出する検討に入っており、憲法改正に向けた動きを加速させる構えだ。【仙石恭】

 安倍晋三首相は1日、訪問先のジッダのホテルで、「まず国民投票法の宿題をやる。その後に96条から始めたい」と記者団に語り、国民投票法を先行して改正することに意欲を示した。

 同法は、10年5月の施行までに整理しなければならない課題を付則に書き込んでおり、「三つの宿題」と呼ばれる。改正議論が進まず、宿題が片付かないまま施行されていた。

 宿題の一つが、成人年齢との関係だ。同法は国民投票の年齢を18歳以上と定めている。一方、付則は施行までに公選法や民法を改正し、選挙権や成人年齢を18歳以上にすることが実現しなければ20歳以上と規定しているが、宿題が片付かないまま施行されたため、投票年齢が定まっていない。このため法改正で付則を改め、公選法などの改正が実現しなくても投票年齢を18歳以上にする。

 与党内では「最高法規である憲法を改正するための法律に瑕疵(かし)があっていいのか」という意見が強まり、宿題を片付けるため法改正の議論をしている。ただ、選挙権などを18歳以上に引き下げないまま国民投票法だけを先行させることには異論もある。

 他の宿題のうち、公務員の政治的行為については、国民投票に限り賛否の勧誘を行うことができるように緩和するか検討している。国民投票を憲法改正以外の項目に広げるかどうかに関しては、拡大しない方針で固まった。

 国民投票法を巡っては、日本維新の会が同様の改正案をまとめており、連休明けにもみんなの党と共同で国会に提出する方向で調整している。

 憲法改正の手続きは、衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成で発議され、国民投票で過半数の賛成が必要と96条で定められている。国民投票法は、発議から60〜180日の間に行われ、有効投票総数の過半数の賛成で承認されると規定している。

 【ことば】国民投票法の三つの宿題

 国民投票法を策定する際に与野党に異論があったため付則を設けた。(1)18歳選挙権(2)公務員の政治的行為(3)国民投票の対象拡大−−の3項目を指す。(1)は国民投票法に合わせて、公職選挙法の投票年齢や民法の成人年齢なども18歳以上に改正し、法整備までは国民投票は20歳以上にすると規定。(2)は公務員でも国民投票の際、賛否についての勧誘などは制限されないよう法整備すると定めた。(3)は憲法改正以外に国民投票を拡大するか検討すると規定している。


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/214.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 北方領土解決への第一歩 日露を「異常」から「普通の関係」へ( WEDGE) プーチン大統領 「日本に北方領土返還へ」
「戸内穂土
プーチン、日露分断を画策する特亜勢力に怒る!
http://t.co/mbkOhoNNgf
これまで反米姿勢を見せていたロシアが方向転換して支那包囲網に加わるなら、支那が焦るのも頷ける。東京謀略組織、いや違った、TBSに場の空気をぶち壊す質問をさせるのも分る気がする。
https://twitter.com/to...10時間前」

ガッテン!ガッテン!ガッテン!


「ダレスの恫喝」以来、北方領土返還はアメリカに邪魔されてきたね。
「尖閣問題」も佐藤栄作が海底資源のアメリカとの共同開発を拒否してから始まった。
さて、在日や部落使って騒ぎを起こし、日露関係、日中関係、日韓関係をぶち壊そうとしているのは誰でしょう?


「マサシロウ
【速報】 プーチン大統領 「日本に3島+択捉島の一部を返還する」 面積で半分、4島返還へ
http://t.co/dQYWxHHc8Z
https://twitter.com/sh...21時間前」


喜ばしいことですが、急にロシアと仲良くするとアメリカに飼われたマスコミや検察に総攻撃を受けて森元首相や鈴木宗男氏の二の舞になります。要注意。


WEDGEから
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130502-00010005-wedge-int


北方領土解決への第一歩 日露を「異常」から「普通の関係」へ
WEDGE 5月2日(木)20時5分配信
 今年4月29日、我が国の安倍晋三首相がロシアを訪問し、プーチン大統領との会談を行った。日本の首相としては10年ぶりの公式訪問であり、メディアでも大きく取り上げられたので、ニュース等で目にされた方も多いと思う。安倍首相は、大統領府直営ホテル「プレジデント」ではなくクレムリン宮殿内の一室(しかもスターリンの右腕で後に最高会議議長となったヴォロシーロフ元帥の居室)を宿舎として提供されるなど、ロシア側の歓迎はかなり手厚いものであったように見える。

■交錯する日露の思惑

 実際、プーチン政権が安倍政権に対して抱いている期待は小さくない。

 現在、ロシアは最大の経済的パートナーである欧州の経済停滞や米国のシェール・ガス革命による天然ガス需要の伸び悩みといった困難な経済的状況に直面する一方、依然として高い経済成長を続けるアジア太平洋地域への参入を国家戦略の重点を位置づけている。その一方、アジア太平洋地域への窓口となるべき極東地域は社会・経済的な発展から取り残され、人口流出が止まらない。ロシア政府はAPECのウラジオストクへの誘致(当初はサンクトペテルブルグでの開催が予定されていたが、プーチン大統領の政治決断でウラジオストクに変更された)、新宇宙基地やLNG(液化天然ガス)基地の建設、極東開発省の設立など、極東振興のための様々な施策を打ち出しているが、極東自身に有力な産業が生まれなければ持続的な発展は望めない。

 そこでカギとなってくるのが日本のカネと技術だ。たしかに極東における経済的パートナーとしては中国の存在感が圧倒的に大きいが(中国は2011年にドイツを抜いてロシアの最大の貿易相手国となった)、産業の育成という観点から見ると中国の貢献度は低い。現状では、ロシアは中国に資源を供給する為の「燃料タンク」に過ぎず、極東の発展には何ら寄与していないとの不満がある。それどころか、このまま極東の弱体化が続けば、かつての不平等条約によってロシア帝国が得た極東の領土に対して中国が再び領有権を主張してくるのではないかとの懸念さえ見られる。

 これに対して日本はエネルギー資源の顧客として有望なだけでなく、極東の産業育成を進める上で有望なパートナーだ。2012年にはウラジオストクにマツダの自動車組立工場がオープンしており、落成式典にはプーチン大統領も自ら出席するなど、ロシア側は日本企業の進出に強い期待をかけている。今年2月にはトヨタの組立工場も稼働を開始した。

 今回の訪露でも安倍首相は120人というかつてない大規模な経済ミッションを同行させ、投資枠組み「日露投資プラットフォーム」の設立で合意したほか、医療、食品、農業、都市インフラ、省エネといった日本が得意とする各分野での協力を話し合った。ただし、日本側が期待していたLNG絡みでの協力については具体的な合意が得られていない。

交錯する日露の思惑
■国民感情に板挟みされた日露両首脳

 領土問題でも、プーチン政権は安倍政権に対して期待するところが大きいように見える。

 2000年代末以降、日本では政局の混乱によって毎年のように首相が交替する事態となり、領土問題の様な国民感情を強く刺激するイシューでの合意は難しい状況にあった。しかも2011年には菅直人首相(当時)が北方領土をロシアが「不法占拠」していると発言したことで、ロシア側の態度は硬化し、交渉自体がストップしてしまっていた。

 これに対して安倍首相は経済の好調を背景として高い支持率を得ており、腰を据えた交渉ができる相手となる可能性がある。今回の首脳会談では、戦後67年が経過したにもかかわらず平和条約が結ばれていない状態を「異常」であるとして、領土問題の解決と平和条約の締結に向けた実務者レベルでの交渉再開が合意されたが、ようやく停滞と混乱を収拾して第一歩を再開できたと評価できるだろう。

 ただし、交渉を再開したところで、何か革新的な解決策が出てくる可能性はほぼ存在しない。これまでの交渉過程において考え得る解決策はほぼ出尽くしており、あとはその中からどれを選択するかという政治決断の領域に入っている、というのが大方の専門家の見解である。

 また、その際、日本が主張してきた四島返還は現実的な選択肢とはなりえないだろう。日本側には「不当に奪われた領土を全て返させるのは当然」とする国民感情があるが、ロシア側はロシア側で「第二次世界大戦の結果による国境変更であり、日本に引き渡す謂れなどない」との国民感情がやはり根強くある。しかも、北方領土周辺はロシア海軍の弾道ミサイル原潜の航路となっており(特に国後水道は潜水艦が潜航したまま航行できるだけの水深があり、原潜部隊の母港であるカムチャッカ半島のルィバチー港からパトロール海域であるオホーツク海を結ぶ重要航路である)、安全保障上の観点から反発する勢力も出そうだ。

 つまり、日露ともに対内的な反発を受けることは覚悟の上で妥協点を選択するほかないが、その妥協点は当然、その時々の政治的状況によって変化することになろう。プーチン政権は近年、支持率の低下に苦しんでおり、2011年末以降には大規模な反政府デモにも直面した。今回の首脳会談で、プーチン大統領は中国やノルウェーとの領土問題を例に「面積二等分」方式に言及したとされるが、ロシア国内では「対等な領土問題である中国・ノルウェーのケースと、敗戦国である日本のケースに同じ方式を適用すべきではない」との声も強い。

 一方、安倍首相は前述のように国内での支持率が高い上、特に保守派の人気を集めているため、領土問題での譲歩を行った場合の政治的ダメージをある程度、軽減できるのではないかとの見方がロシア側にはある(筆者が意見聴取したロシア人日本専門家の見解)。

ロシアによる「対中牽制」は期待できるか?
■ロシアによる「対中牽制」は期待できるか?

 今回の安倍首相の訪露では、防衛・外務閣僚による対話枠組み、いわゆる「2+2(ツー・プラス・ツー)」を立ち上げることも合意された。これまで、我が国は米国及びオーストラリアとの間でこの種の枠組みを立ち上げているが、ロシアは三番目ということになる。かつての仮想敵国であり、現在も米国を中心とする安全保障秩序の外に居る国であることを考えれば、異例といってよいほど緊密な安全保障対話枠組みと言えるだろう。

 ロシアはこれまでにも日米との安全保障協力に積極的な姿勢を示しており、日米露の有識者による年次安全保障対話や、艦艇の訪問・合同演習といった動きを活発化させてきた。また、日米のみならず東南アジア諸国との安全保障協力も増加しており、特にヴェトナムについてはカムラン湾に小規模な海軍の補給施設を建設することも検討されているという。

 こうした中、我が国で最近浮上してきたのが、「ロシアを巻き込んで対中牽制を図ろう」という議論である。前述のように、ロシアは中国に対して領土保全上の懸念を持ち、急速な軍備拡張にも脅威認識を持つ軍事専門家が多い。

 だが、「対中牽制」で日露が提携できるかと言えば、筆者の見解は極めて否定的である。これも既に述べたことだが、中国はロシアにとって最大の貿易相手国であり、2012年の貿易額は過去最高の880億ドルに及んだ。2015年には1000億ドルを突破するとの予測もある。

 これに対して日露間の貿易額は、過去最高であった2012年でも255億ドルに過ぎない。今回の首脳会談で日露両首脳は現状の貿易額が「ポテンシャルに比べて少なすぎる」との認識を一致して示したが、今後、経済関係を相当程度まで深化させない限り、ロシアが巨大な対中貿易の利益を犠牲にして日本とともに「対中牽制」に廻ることは考えにくい。

 また、ロシア自身が対中脅威認識を持っていることは事実であるし、そのような認識の前にロシアの対アジア戦略がはっきりと定まらずにいることも確かであるとは思われるが、再び長大な国境線を挟んで中国と武力対峙するような状況はロシアとしても可能な限り回避したい筈だ。脅威ではあるが、だからこそ刺激したくない、というところであろう。

 最近、モスクワを訪問した際に、筆者はあるロシア人の日本専門家からこんな皮肉を言われた。

 「最近、日本は何を見ても“対中牽制”に見えるみたいですね。ロシアとかオーストラリアとかインドとか・・・中国を怖がるあまり、希望的観測に陥っているのではないですか?」

 もっとも、これはロシアが中国一辺倒の立場を取るということを意味するものではない。今年に入ってから日中間で尖閣諸島を巡る緊張が高まった際には、ロシアはほぼ沈黙を貫いた。中国は対日領土問題でロシアとの共同戦線を組むことを狙っていたと言われるが、あくまでロシアは応じなかったのである。その背景には、これまで述べてきたようなロシア側の日本に対する政治・経済上の期待があったものと思われる。

■「つまらない」けれど「普通の関係」

 まとめるならば、近いうちに領土問題が劇的な進展を遂げることはありそうもないし、ロシアが日本にとって都合のよい安全保障上のゲーム・チェンジャーとなってくれそうな見込みも薄い。また、ロシアは依然として日本周辺で爆撃機や偵察機による哨戒飛行を繰り返しているほか、北方領土駐留ロシア軍も撤退しておらず、軍事的な緊張関係が完全に解けたわけでもない。

 甚だつまらない結論であることを承知で言えば、当面は経済面での実利的な協力を進めつつ領土や安全保障に関する対話や交流を積み重ねていくほかないだろう。

 だが、昨今の中国や北朝鮮との関係は、たしかに展開が激しく「おもしろい」ものの、決して望ましい状態とは言えまい。「つまらない」と感じられるような範囲に日露の関係をマネージしておくことは、両国を「普通の関係」に保つ上での重要な基礎と言えるのではないだろうか。

小泉悠 (財団法人未来工学研究所客員研究員)


<参考リンク>
◆米国のシェールガス生産拡大が、回り回ってロシアの天然ガス顧客を奪う格好になっている
 http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/693.html


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/215.html

記事 [政治・選挙・NHK147] <橋下市長を提訴> 特別秘書の情実採用疑惑で市民ら(アジアプレス)
<橋下市長を提訴> 特別秘書の情実採用疑惑で市民ら
2013年5月 2日 13:05
http://www.asiapress.org/apn/archives/2013/05/02130505.php


◇「勤務実態も不明 600万超の給与支払いは不法」とも


大阪市の橋下徹市長が条例を制定して、自身の後援会幹部の息子を市の職員として雇用している問題が司法の場で争われることになった。2日、大阪市の住民が、この職員の採用は市長の裁量権の逸脱だとして、職員への給与の支払いの停止と既に支払われた報酬629万円余りの返還を求める訴えを大阪地方裁判所に起こしたのだ。(アジアプレス編集部)



奥下秘書問題に関する質問に憮然として答える橋下大阪市長 3月11日 撮影リ・シネ


訴えを起こしたのは大阪市に住む10人。原告が問題としているのは、橋下市長が2012年1月に新たに市の条例を作って採用した特別秘書の奥下剛光氏についてで、ポイントは次の3点。


1市条例を作って特別秘書を雇っているケースは他の政令指定都市ではなく、大阪市だけが行っている極めて異例な措置だ。


2 雇用された奥下氏は橋下市長の選挙を実質的に支える一族の人間であり、採用の根拠も示されておらず不透明だ。


3 報酬が課長職級の給与と高額であるにも関わらず、その勤務実態を示す記録が一切なく不適切だ。
 
裁判所に提出された訴状などから、更に具体的に説明しよう。


1については、非政府組織(NGO)の「政治資金オンブズマン」が全国の政令指定都市を調べたところ、仙台市とさいたま市では同様の条例が制定されているが、実際に特別秘書は採用されていなかった。つまり大阪市だけで行われている措置だという。


2については、大阪府選挙管理委員会に提出されている橋下市長の政治資金収支報告書を調べればわかる。まず、奥下秘書の母親が橋下市長の後援会の会長であることを指摘しなければならない。


それだけではない。「橋下徹後援会」の2008年から2012年までの4年間の政治資金収支報告書を見ると、奥下秘書の親族が3479万円を支出している。これは4年間に集められた政治資金総額の3割ほどになる。


この数字を、奥下氏が秘書として採用される前の2008年から2011年までの3年間で見ると、実にその割合は5割を超える。特別秘書として採用された奥下氏は、橋下市長の最大の後援者なのである。


最後の3は、少し長くなるが詳しく説明する必要がある。これも「政治資金オンブズマン」による大阪市への情報公開請求で明らかになった。請求された文書について大阪市は、「存在しないため」との理由で非公開決定としたのだが、大阪市が「存在しない」としたのは以下の文書だった。


・特別職の秘書の業務内容を定めた文書
・その職に奥下氏を採用した理由などを記載した文書
・奥下秘書の出勤状況を示す文書
・奥下秘書の従事した業務内容を記載した文書
・奥下秘書が参加した会議、行事などを記載した文書
・奥下秘書が関与した活動について記載した文書


※ 詳細資料 (PDFファイル)
住民監査請求書
公開請求に対する大阪市の「不存在による非公開決定通知書」


通常、役所で会議が開かれれば、その出席者は記録として残る。それが無いということは、奥下秘書は大阪市の業務に関わっていないのではないか、という疑いが生じる。


そして報酬だが、これについても、大阪市が「政治資金オンブズマン」の情報公開請求に応じて明らかにしている。


その報酬は課長職のもので、月給は最初の年が毎月40万円前後。賞与は最初の年の夏の賞与が81万円余りで、冬が74万余り。この冬の賞与は選挙に伴う1ヶ月の休職期間を加味しての額だ。


これらの問題と疑惑について住民監査請求が起こされたが、2013年4月5日、大阪市監査委員会は「監査の対象とならず」として訴えを退けている。「調べる必要無し」という判断だ。今回の裁判所への提訴は、監査委員会の決定に納得しない住民が起こしたものだ。


提訴について弁護団長を務める阪口徳雄弁護士は次の様に話している。


「橋下市長は表向き公務員の給与改革と声高に叫んでいるが、実は裏で自分の後援会を支えてくれた幹部の息子を大阪市の特別秘書に採用していた。同秘書への給与は年間600万円余りにのぼるが、その奥下秘書が日常どのような仕事をしているか、全く明らかにされない。本裁判の目的は奥下特別秘書の採用の背景、その秘書の日常の実態を公開の法廷で明らかにすることである」


一方の橋下市長は、3月11日に大阪市役所で行われた会見で「奥下氏が後援会の有力者の息子だから、特別秘書に採用したのではないか?」と問われ、
「全然問題ない。『特別職』だから。秘書としての能力が特に優れていた、それでいいじゃないですか」
と答えている。


また、奥下特別秘書に勤務実態示す出退勤簿(タイムカード)や業務内容を記した文書が一切ないことについて、
「特別職だから必要ない」
と述べていた。



橋下市長の政治金収支報告書。


※ 詳細資料 (PDFファイル)
「橋下徹後援会の政治金収支報告書」 2008年度分
「橋下徹後援会の政治金収支報告書」 2009年度分
「橋下徹後援会の政治金収支報告書」 2010年度分
    
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http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/216.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 安倍晋三首相は、憲法改正に意欲的だが、将来「文民」規定が改正され、「現役軍人」が国防相に就任しないか (板垣 英憲) 
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/8c9266c6df3abb03b8261266065540bf
2013年05月03日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆「急いては事を仕損じる」という言葉があるけれど、安倍晋三首相は、焦っているのであろうか。アベノミクス、セールス外交、そして、憲法改正と、急がしい。政治家が、政治に命を賭けるのは当たり前だが、丸で、「寿命と競争」している感がある。

 安倍晋三首相は、日本国憲法の改正に極めて意欲的である。それも、自民党結党(1955年11月15日)以来、約58年も最大の懸案事項としてきた「第9条」(戦争の永久放棄と戦力不保持)」だけの改正ではなく、「第96条」(改正手続き)から入るという。これを成し遂げた後に、「第9条」を含む「全文」の改正を図るという「2段構え」で目的を果たそうとしている。

 憲法改正発議には、「衆参両院の各議院の3分の2以上の賛成」が必要な現行の「硬性憲法」を「過半数の賛成」で発議できる「軟性憲法」に改正し、そのうえで、「全文」を改正するという作戦である。

 国民議論が、2分して激突する「第9条」よりも、議論が曖昧模糊とする可能性のある「第96条」を、いわば「飲みやすいオブラート」にして「苦い第9条改正」を後で飲ませようとしている。悪だくみに長けた海千山千の政治家が並み居る自民党の「巧妙な作戦」である。しかし、何か姑息で実に嫌らしい。武士らしくもっと正々堂々正面からぶつかって改正すればよいものをと思う。

◆というのは、すでに自民・公明連立与党は、衆院で3分の2を超える勢力を確保していて、7月21日の参院議員選挙で、圧勝して、「改憲勢力」が3分の2以上になる可能性があるからである。そうなると、わざわざ第96条を改正するまでもなく、「改正の発議」ができる。ならば、余計な手間暇をかけずに、一気に発議すればよい。2段構えなどと余計なことをしていると、元の木阿弥になってしまいかねない。

 安倍晋三首相は、次期参院議員選の最大の争点として「第96条改正」を掲げると明言している。だが、「二兎を追う者は、一兎を得ず」という言葉があるように、折角、「アベノミクス政策」で高い支持率を獲得しているのに、「第96条改正」を持ち出すと、国民有権者が引いてしまう危険がある。

それは、朝日新聞が5月2日付け朝刊「1面」で「96条改定し改憲手続き緩和」「反対54%、賛成38% 本社調査」「9条改定反対52ぉ%」という見出しをつけて、世論調査の結果を報じているのが、暗示している。ひょっとしたら、「第96条改正」を争点にすると、折角の高支持率に水をさすことになる危険がある。そして、これが参院議員選挙大圧勝を損なうことにもなる恐れがあるのだ。

孔子は「過ぎたるは及ばざるが如し」(論語)と言っているが、やりすぎるのは、よくない。徳川家康は、「及ばざるは、過ぎたるより優れり」と遺訓の最後で教えている。

◆さらに苦言を呈すれば、改正発議要件を「過半数」にすると、憲法改正が容易になると、軽々しく考えている者が多いけれど、その副作用もよく承知しておく必要がある。

 それは、第66条第2項の「文民」規定である。現行憲法は「内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない」としているのを、自民党改正草案は「内閣総理大臣及びその他の国務大臣は、現役の軍人であってはならない」としている。だが、「軟性憲法」により、憲法が改正しやすくなると、「現役の軍人であってはならない」と言う文言が削られたり、書き換えられたりする可能性が大となる恐れがある。いまのところは、そんな改正が行われるとは、考えにくいかも知れないけれど、世界や近隣の軍事情勢が変われば、再び「軍国化」への道が開かれないとも限らない。「いつかきた道」に、いつでも逆戻りできるのだ。自民党の憲法改正推進本部起草委員会の委員長が、防衛大学校出身の中谷元元防衛庁長官だというのも、不気味である。


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/217.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 屈辱的対米隷属実態を隠すためのタカ派姿勢 (植草一秀の『知られざる真実』) 
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-e1b4.html
2013年5月 3日 植草一秀の『知られざる真実』

いまから66年前の今日、日本国憲法が施行された。

そこで5月3日が憲法記念日とされ、国民の祝日とされた。

安倍晋三首相は日本国憲法がお嫌いのようである。

5月3日よりも4月28日の方が好きなのだろう。

4月28日は沖縄を切り捨てることによって日本が主権を回復した日。

沖縄にとっては「屈辱の日」である。

この「屈辱の日」に記念式典を実施するというのは、筋金入りの沖縄迫害主義者、沖縄差別主義者である。

沖縄はいま、県をあげての抗議と怒りに包まれている。


サンフランシスコ講和条約は第6条に、日本の主権回復の後の、速やかな駐留外国軍隊撤退を定めている。

しかし、敗戦から67年が経過したいまも、占領軍が依然として日本に駐留し続けている。

サンフランシスコ講和条約とともに吉田茂が日米安全保障条約に署名したからである。

日米安全保障条約というのは、サンフランシスコ講和条約第6条が定めた駐留外国軍隊の撤退条項を無効にするものである。

サンフランシスコ講和条約第6条には但し書きが書き加えられており、この但し書きを有効にするべく、日米安全保障条約が締結された。

したがって、4月28日の持つ第一義は、日米安保であり、米国による日本支配である。

日本の主権回復は表向きの偽装看板であり、看板のなかに隠れている真相は、米軍の日本駐留継続であり、日本の属国化である。

つまり、4月28日を日本の新たな記念日にするとの提案は、日本が米国に「臣下の礼」を取ることを意味している。

米国に対して「恭順の意」を示すことに他ならない。


その一方で安倍氏はタカ派の本性を剥き出しにし始めている。


安倍内閣の閣僚による靖国参拝に対して近隣諸国から反発が示されると、「いかなる脅しにも屈しない」

とのメッセージが発せられる。

近隣諸国からは、それはこっちのセリフだという言葉が聞こえてくる。

安倍氏はネット選挙のイベントでは、迷彩服をまとって戦車に乗り込んでアピールする行動まで示している。

米国に対する隷従と近隣諸国に対する高圧的な姿勢は、一種の倒錯であるが、日本近現代史研究家でオーストラリア国立大学名誉教授のガバン・マコーマック氏はこの点を次のように指摘する。

「安倍晋三首相は戦前の価値観に回帰する憲法をつくるため、国家に『誇り』を持つよう歴史の修正を試みてきた。自衛隊の国防軍化や愛国心教育の推進、国旗掲揚や国歌斉唱の義務化などの動きを続けている。」

「日本はジャパン・ハンドラーを通じて米国の国益にかなう政策をくみ取り、実行してきた。一方でその屈辱的な国の在り方は正当化せねばならず、安倍首相は勇ましい姿勢や国歌賛美の姿勢を通し、実態を覆い隠そうとしているのだろう。

『ねじれ国家体制』を最も体現していると言える。その結果が今回の(主権回復)式典だ。」

(琉球新報社によるガバン・マコーマック氏インタビュー記事より抜粋)


そのうえで、マコーマック氏は、4月28日の式典強行実施に対して日本政府に異議を申し立てる沖縄県民の行動について次のように論評する。

「県民の奮闘には偉大な価値があり、現代史の支えになるほど重要だ。民主主義、立憲主義、真実の追求のため力を注ぎ続ける県民から、私は多くを学んでいる。」

(上記琉球新報社インタビュー記事より転載)

マコーマック氏の指摘は正鵠を射るものだ。

安倍首相は「屈辱的な国の在り方」という実態を覆い隠すために勇ましい姿勢や国歌賛美の姿勢を示している。

これをマコーマック氏は「ねじれ国家体制」と表現している。


近隣諸国に対する高圧的な姿勢は、米国に対する卑屈な隷従姿勢の裏返しの行動なのである。

弱い者は、強い者にひざまずく一方で、相手を下と見ると高圧的に対応する。

真に強い者は、強き者に対してもひるむことなく振る舞い、弱き者に対しては敬意をもって対応するものだ。


安倍首相はメディアが安倍政権を絶賛する風を活用して参院選を乗り切り、憲法改正を一気呵成に実現することを目論んでいる。

このなかで参院選争点として掲げられているのが96条改正である。

憲法改正要件を定めた条文だ。


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/218.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 憲法改正で大はしゃぎしているのは安倍首相だけじゃないのか (天木直人のブログ) 
http://www.amakiblog.com/archives/2013/05/03/
2013年05月03日 天木直人のブログ

 きょう5月3日は憲法記念日だ。だからきょうの各紙は憲法改正についての記事で溢れている。

そんな中で私が笑ったのは読売新聞の「改正論議の高まりを生かしたい」という社説だ。

その社説はこういう書き出しで始まっている。

「安倍政権下の国会では憲法改正をめぐる論議がいつになく活発だ・・・」。 

こう書けば憲法改正問題は国民の関心が高い一大政治問題であるかのようだ。冗談じゃない。

憲法改正についてはしゃいだのは安倍首相だ。

それにつられて、国会議員が憲法改正を参院選や政界再編がらみで騒いでいるだけだ。

国民にとっていまどき憲法改正などどうでもいい話だ。

そんな事より、早く景気をよくしろ、賃金を上げろ、税金を安くしろ、国会議員は税金泥棒をやめろ、だ。

憲法改正にうつつを抜かすような国会議員は全員不要だ、落選させろ、である(了)。


       ◇

憲法記念日 改正論議の高まり生かしたい(5月3日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130502-OYT1T01473.htm

◆各党は参院選へ具体策を競え◆

 安倍政権下の国会では憲法改正を巡る論議がいつになく活発だ。

 夏の参院選の結果次第で、安倍首相が公約に掲げる憲法改正がいよいよ現実味を帯びてくるだろう。

 きょうは、日本国憲法が施行されてから67年目の憲法記念日。日本の内外情勢は激変したにもかかわらず、憲法はまだ一度も改正されていない。そんな憲法の在りようを考える機会としたい。

 ◆まずは発議要件緩和を◆

 憲法改正論議の根底にあるのは安倍首相が指摘するように、「日本人は自身の手で憲法を作ったことがない」という事実である。

 戦前の大日本帝国憲法は天皇の定めた欽定きんてい憲法だ。現行憲法は占領下、連合国軍総司令部(GHQ)の草案を基に制定された。

 国民自ら国の基本を論じ、時代に合うよう憲法を改正するという考え方は、至極もっともだ。読売新聞の世論調査でも1993年以降、ほぼ一貫して憲法改正賛成派が反対派を上回っている。

 憲法改正の核心は、やはり9条である。

 第2項の「陸海空軍その他の戦力は保持しない」は、現実と乖離かいりしている。「自衛隊は軍隊ではない」という虚構を解消するため、自衛隊を憲法に明確に位置付けるべきだ。

 憲法の改正要件を定めた96条も主要な論点に浮上してきた。

 自民党だけでなく、日本維新の会やみんなの党も96条の改正を公約している。参院選後の連携を図る動きとしても注目される。この機を逃してはなるまい。

 96条は、憲法改正について衆参各院の総議員の「3分の2以上」の賛成で国会が発議し、国民投票で過半数の賛成を得なければならないと定めている。

 世界でも改正難度の高い硬性憲法と言えるだろう。GHQは、日本で民主主義が確立するには時間がかかると考えたようだ。

 自民党の憲法改正草案は、96条の「3分の2以上」という要件を「過半数」と改めている。

 国会が改正案の発議をしやすくなるだけで、最終的にその是非を決めるのは国民投票であることに変わりはない。

 民主党は改正手続きよりも、どの条項を改めるかという内容の議論が先だと言う。だが、自民党などは既に具体的な改正方針を国民に示している。民主党こそ憲法改正について論議を尽くし、党としての見解を明らかにすべきだ。

 ◆必要な衆参の役割分担◆

 衆院と参院の役割を見直すことも、喫緊の課題である。

 衆参ねじれ国会の下で、「強すぎる参院」の存在がどれほど国政を停滞させてきたか、与野党とも痛感しているはずだ。

 解決策の一つが、59条2項の改正だ。参院が衆院と異なる議決をした法案は、再び衆院で「3分の2以上」の多数で可決すれば成立する、という現行の規定を「過半数」に改めればよい。再議決による法案成立が容易になり、衆院の優位性もより明確になる。

 自民党の憲法改正草案がこれに言及していないのは疑問だ。

 2000年に参院議長の私的諮問機関が、衆院での再議決要件緩和のほか、参院の首相指名権の廃止など憲法改正も伴う改革案をまとめた。

 参院の権限を縮小し、政権から距離を置く。今でも十分、検討に値する。

 「1票の格差」是正のための選挙制度改革も、衆参の制度を同時に見直すべきだろう。

 衆院と参院がどういう機能を分担すればよいか。望ましい政権を形成するためには、どう民意を集約するか。そうした観点から選挙制度を検討する必要がある。

 今年の憲法記念日は、先の衆院選での「1票の格差」を巡る訴訟で高裁による「違憲」判決が相次いだ直後に迎えることになった。秋にも最高裁が判断を示す。

 ここに至った以上、立法府として最低限、0増5減の区割り法案を成立させるのが筋である。

 ◆定数削減競争は避けよ◆

 民主党など各党は国会議員も「身を切る改革」が必要だと主張し、定数削減を競っている。これは改革を装ったポピュリズム(大衆迎合)と言うほかない。

 日本は、人口当たりの国会議員数では国際比較でも決して多くはない。国会議員の人件費を減らしても財政削減効果は限定的だ。かえって立法機能が低下しよう。身を切るなら、歳費や政党助成金をカットすればよいではないか。

 憲法に関しては、緊急事態対処や環境権などを規定すべきだとの主張もある。重要な視点だ。

 参院選に向け、各党とも積極的に論戦を展開してもらいたい。


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/219.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 社説:憲法と改憲手続き 96条の改正に反対する  毎日新聞
 上映中の映画「リンカーン」は、米国史上最も偉大な大統領といわれるリンカーンが南北戦争のさなか、奴隷解放をうたう憲法修正13条の下院可決に文字通り政治生命を懸けた物語だ。彼の前に立ちはだかったのは、可決に必要な「3分の2」以上の多数という壁だった。

 反対する議員に会って「自らの心に問え」と迫るリンカーン。自由と平等、公正さへの揺るぎない信念と根気強い説得で、憲法修正13条の賛同者はついに3分の2を超える。憲法とは何か、憲法を変えるとはどういうことか。映画は150年前の米国を描きつつ、今の私たちにも多くのことを考えさせる。


 ◇「権力者をしばる鎖」

 安倍晋三首相と自民党は、この夏にある参院選の公約に憲法96条の改正を掲げるとしている。かつてない改憲論議の高まりの中で迎えた、66回目の憲法記念日である。

 96条は憲法改正の入り口、改憲の手続き条項だ。改憲は衆参各院の総議員の「3分の2」以上の賛成で発議し、国民投票で過半数を得ることが必要と規定されている。この「3分の2」を「過半数」にして発議の条件を緩和し、改憲しやすくするのが96条改正案である。

 憲法には、次に掲げるような基本理念が盛り込まれている。

 「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪え、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」(97条)

 「この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない」(98条1項)

 その時の多数派が一時的な勢いで変えてはならない普遍の原理を定めたのが憲法なのであり、改憲には厳格な要件が必要だ。ゆえに私たちは、96条改正に反対する。

 確かに、過半数で結論を出すのが民主主義の通常のルールである。しかし、憲法は基本的人権を保障し、それに反する法律は認めないという「法の中の法」だ。その憲法からチェックを受けるべき一般の法律と憲法を同列に扱うのは、本末転倒と言うべきだろう。

 米独立宣言の起草者で大統領にもなったジェファーソンの言葉に「自由な政治は信頼ではなく警戒心によって作られる。権力は憲法の鎖でしばっておこう」というのがある。健全な民主主義は、権力者が「多数の暴政」(フランス人思想家トクビル)に陥りがちな危険を常に意識することで成り立つ。改憲にあたって、国論を分裂させかねない「51対49」ではなく、あえて「3分の2」以上の多数が発議の条件となっている重みを、改めてかみしめたい。

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 外国と比べて改憲条件が厳しすぎる、というのも間違いだ。

 米国は今も両院の3分の2以上による発議が必要だし、59回も改憲している例として自民党が引き合いに出すドイツも、両院の3分の2以上が議決要件となっている。改憲のハードルの高さと改憲の回数に因果関係はない。問われるべきは改憲手続きではなく、改憲論議の質と成熟度だ。改憲してきた国にはそれがあった。日本にはなかった。


 ◇堂々と中身を論じよ

 改憲案は最後に国民投票に付すことから、首相や自民党は、発議要件を緩和するのは国民の意思で決めてもらうためだと言う。こうした主張は、代議制民主主義の自己否定につながる危うさをはらむ。

 普遍的な原理規範である憲法を変えるには、まず、国民の代表者の集まりである国会が徹底的に審議を尽くし、国民を納得させるような広範なコンセンサスを形成することが大前提だ。それを踏まえた発議と国民投票という二重のしばりが、憲法を最高法規たらしめている。

 国民代表による熟議と国民投票が補完しあうことで、改憲は初めて説得力を持ち、社会に浸透する。過半数で決め、あとは国民に委ねる、という態度は、立憲主義国家の政治家として無責任ではないか。

 衆院憲法調査会が8年前にまとめた報告書には「できるだけ国民の間に共通認識を醸成し、その民意を確認する手続きとして国民投票が行われるという過程になるように、国会議員は努力する責任がある」「たとえ政権交代があった場合でもぶれることのない、一貫した共通のルールを作る視点が大事であり、そのためには国会で幅広い合意を得ることが重要だ」などの意見が盛り込まれている。改憲を発議にするにあたって、国会が果たす役割と責任を強く自覚する姿勢である。

 そうした声は今、手っ取り早く憲法を変えようという動きにかき消されつつある。憲法が軽く扱われる風潮を危惧する。

 私たちは、戦後日本の平和と発展を支えてきた憲法を評価する。その精神を生かしつつ、時代に合わせて変えるべきものがあれば、改憲手続きの緩和から入るのではなく、中身を論ずべきだと考える。国会は堂々と、正面から「3分の2」の壁に立ち向かうべきである。

End


http://mainichi.jp/opinion/news/20130503k0000m070110000c.html?google_editors_picks=true
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/220.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 真の独立を目指さなければ改憲も護憲も国を危うくする (陽光堂主人の読書日記) 
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-966.html
2013-05-03  陽光堂主人の読書日記

 今日は憲法記念日ということで、新聞各紙は憲法に関する記事を載せています。今夏の参院選は、自民党が改憲を争点とすると表明しているので、いつもより憲法論議が盛り上がっています。

 今の自民党の勢いからすれば、改憲も不可能ではなく、第9条を中心に改正が行われるのではないかと思います。この国も他の多くの国々も、裏権力によって事が決められて行きますから、国民の意思とは関係なく彼らの思う方向に動かされてゆくことでしょう。

 裏権力は遣り口が巧妙で、大衆のコントロールに長けています。資金力もありますから、反対勢力を分断することも容易です。覚醒する国民が増えても、連携さえさせなければ大丈夫と判断しています。悔しながら、こうした支配構造を覆すのは難しい状況です。(身も蓋もない書き方ですが…)

 自民党も、裏権力の意思に従っているだけで、別に主義主張があって改憲を進めようとしているわけではないと思います。昔から自民党は改憲を目指していますが、これまで本気で取り組んで来ませんでした。ここに来て、改正するように指示されたということです。(改憲推進派の日本維新の会も同様です)

 東京新聞(中日新聞)は護憲の立場ですから、憲法9条の意義を称揚しています。「第9条があるから、これまで平和が保たれた。だからこれを変えてはならない」というわけです。

 我国が戦後、直接的に戦争に巻き込まれなかったのは事実で、第9条が存在するが故に派兵を断ることができました。しかし、第9条があるから平和国家を築くことができたとは言えません。

 事実を言えば、日本は米国に占領されていたから、他国に侵略されなかっただけの話です。世界最強(最凶)の米軍が「ここはオレのものだ」と言っている国を敢えて侵略しようとは誰も思いません。

 嫌な言い方をすれば、第9条死守を叫ぶのは、奴隷がその境遇から開放されるのを拒否しているようなものです。新聞社側は当然そうした矛盾を承知していますから、東京新聞などはガス抜きの役割を果たしているのでしょう。

 仮に我国が碌な軍備もなく、他国と同盟を組むこともなく独立を果たしたら、あっという間に占領されたことでしょう。露骨な軍事占領という形ではなくとも、その国の属国とされたことは間違いありません。それはロシア(ソ連)かも知れませんし、中国かも知れません。(かつての護憲派はこれを狙っていました)

 どこかの国と同盟を組む必要があったのですが、幸か不幸かそれが米国だったのです。米軍のによる占領は評判が悪いのですが、戦争放棄条項を盾に片務的な同盟関係を築こうとしたら、相手がどこの国であれ同様な結果になっていたことでしょう。程度の違いはあったでしょうが…。

 米国が隆盛を誇っている内は未だよかったのですが、破綻に瀕するようになると従来通りにはゆきません。被保護国のはずの日本が世界一の債権国などとふざけたことを言っているではありませんか。それなら応分の負担をしてもらおうということに当然なります。

 米国の身勝手や苛烈な収奪は目に余りますが、彼らはそんなことは意に介しません。生意気なヤツらには鉄拳制裁を加え、金があるのなら奪い取るだけです。真に解りやすい人たちなんです。

 しかし今の米国には、そんなことをする余裕すらありません。日本にも防衛に関して応分の負担をして貰いたいわけですが、問題なのは米国が自衛隊を米軍と一体化させ、世界戦略の駒として利用しようとしていることです。これは阻止しなければなりません。

 米国は、強引な手法で国益を追求していますが、その過程で各国から大変な恨みを買っています。その片棒を担がされたらたまったものではありません。「協力できるのはここまで」と一線を引ければよいのですが、安倍政権にそれができるとは到底思われません。どこまでも米国と運命を共にしようとすることでしょう。

 というわけで、憲法9条が平和を守るという主張には賛同できませんが、さりとて改憲して米国のような戦争国家とするのは論外です。現状維持が一番ということになりますが、もうそういう甘えは通用しない状況です。

 我国は今、重大な岐路に差し掛かっています。それなのに事の本質を見ないまま不毛な憲法論議が行われています。(為政者たちの論議はポーズだけで、結論は既に出ているのですが…)

 マスコミは憲法改正のアンケートを行ったりしていますが、憲法の意味も改憲の中身も知らない人たちに聞いても無駄で、改憲に向けてアリバイ作りをしているに過ぎません。国会議員もマスコミの記者たちも、憲法について無関心かつ無知なのですからどうしようもありません。

 今後の展開は国民にとって過酷なものになるでしょうが、一直線には進まないことでしょう。それまでの間に少しでも事態が改善されることを願わずにはいられません。


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/221.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 「日本から独立したい」安倍首相の天皇陛下万歳に沖縄が激怒している←ソースは朝鮮日報+プロ市民
「ホホ〜。これが「プロ市民」と「国民不在のマスコミ」か。この手口もうバレバレ。 ソースが韓国じゃ日本国内に潜伏する手先を晒す効果しかないだろ。バカだなぁ。 【沖縄】「日本から独立したい」安倍首相の天皇陛下万歳に沖縄が激怒している fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-850…

Twittermo8tmp (mo8tmp) - 16時間前」

「沖縄独立など日本人は考えません、一部のプロ市民と在日が言っているだけだwww RT在日が「社民党が沖縄領有権を放棄する異常事態に韓国マスコミが歓喜」 沖縄県民の2割が日本からの離脱を支持 u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50399…

Twitternnn544uzp (新之助) - 12時間前」

中国の「沖縄領有論文」に合わせ、「プロ市民」=「在日+部落極左」が騒いでいる。
東アジアの協力を妨害する「プロ市民」=「アメリカの手先」


http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-8501.html

1 名前:そーきそばΦ ★:2013/05/02(木) 17:21:05.22 ID:???0
 今月28日に日本政府主催で執り行われた「主権回復の日」を祝う行事で、安倍首相をはじめとする参加者らが日王(原文ママ)の前で「天皇陛下万歳」を叫び問題となっているが、これについて1日付の東京新聞は「沖縄住民に戦争の悪夢を思い起こさせた」と報じた。同紙によると、かつて日本とは別の王国だったにも関わらず強制的に併合された経験を持つ沖縄では、この問題をきっかけに日本から独立を目指す動きが触発される可能性もあるという。沖縄選出で社民党所属の照屋寛徳・衆議院議員は「(安倍首相らが)日章旗を背景に日王に向かって万歳を叫んだことに対し、沖縄県の住民は怒っている」と主張した。

 この問題で沖縄県の住民が過敏な反応を示す理由は、「天皇陛下万歳」という声により、第2次大戦中に起こった沖縄での集団自殺事件などの悪夢を思い起こすからだ。当時、米軍が沖縄に上陸した際、現地では10カ所以上で1000人以上の住民が「天皇陛下万歳」を叫びながら集団自殺したことが知られているが、実際に事件を目の当たりにした沖縄県の住民は「自殺は日本軍の強要によるものだった」と証言している。これに対して極右勢力は「住民の自発的な自決だった」「日本人の崇高な精神を示す誇り高い出来事だった」などと主張している。第2次大戦当時、沖縄は日本で唯一、地上戦が行われた場所であり、民間人の死傷者数は10万人以上に達している。

ソース:朝鮮日報日本語版 5月2日(木)8時59分配信 (朝鮮日報日本語版)
万歳三唱した安倍首相に怒り心頭の沖縄「独立したい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130502-00000466-chosun-kr

・・・・・


4 名前:名無しさん@13周年:2013/05/02(木) 17:21:51.16 ID:hASDpkkx0
県外から沖縄に来た人が怒っている

6 名前:名無しさん@13周年:2013/05/02(木) 17:22:15.39 ID:km4yk1rcO
勝手にしやがれプロ市民!!

7 名前:名無しさん@13周年:2013/05/02(木) 17:22:25.24 ID:N9gPJKth0
日王???

9 名前:名無しさん@13周年:2013/05/02(木) 17:22:33.49 ID:vWaMnI640
たかが数十人の反日が、沖縄の総意かのように振る舞う

11 名前:名無しさん@13周年:2013/05/02(木) 17:22:37.45 ID:Q8+pNLS/0
ソースが

23 名前:名無しさん@13周年:2013/05/02(木) 17:23:44.61 ID:36YbjLZ50
どこの沖縄タイムズかと思ったら朝鮮日報かよ

・・・


<参考リンク>
普天間基地野嵩ゲート前のプロ市民!車道に飛び出し、走行中の車に向かって罵詈雑言!警察はそれらを黙認!!⇒okkt.ti-da.net/e3629143.html【マスコミが伝えない沖縄】,

Twittersimozi62 (しもじ) - 15時間前

普天間基地野嵩ゲート前のプロ市民
http://www.youtube.com/watch?v=Yf1T7fq_zy4&feature=youtu.be


県外の人がわざわざ沖縄でオスプレイ反対・反米デモをするのは、「沖縄=親中、琉球独立、沖縄は手放すべき」というイメージを植え付けることで、沖縄を自分のものにする中国共産党の作戦。

TwitterHurriphoon (熱帯颶風(放射脳に注意!)) - 3日前


沖縄に住んでる人が実際に言ってた話 テレビなんかで写し出される映像で、デモに参加している沖縄県民はごく一部の人々。あのデモ参加者のほとんどが県外から来る左翼や人権派の活動家とか、くだらない活動家ばっかり。あの映像を見て、デモが沖縄県民の総意と勘違いされたら本当に迷惑だと言ってた。

Twitterperfumekawaee (perfumekawaee) - 4日前


◆反天連デモ
 http://www.youtube.com/watch?v=esawWQ3wa8s


◆反天連(反天皇制運動連絡会)ブログ
 http://hanten-2.blogspot.jp/

 「講和」・安保・天皇制を問う! 4.29反「昭和の日」行動
・・・・

呼びかけ団体:アジア連帯講座/国連・憲法問題研究会/立川自衛隊監視テント村/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会/靖国・天皇制問題情報センター/連帯社/労働運動活動者評議会

・・・・

2・11反「紀元節」集会

2月11日、日本キリスト教会館で「安倍改憲政権を許すな!反『紀元節』行動」が行われた。主催は同行動実行委員会。
・・・


◆日本キリスト教会館

4月21日(日)14:00〜「オキュパイ大飯から1年、再稼働はさせない!東京集会」 場所:早稲田 日本キリスト教会館   ◎川崎ニ男(オキュパイ大飯で逮捕) ◎後藤政志「再稼働させない根源的理由」 ◎園良太「2.9竪川弾圧裁判、 関西大弾圧」

Twitteryamada3da (yama3go) - 4月21日 2時59分



http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/222.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 毎日新聞世論調査:憲法96条改正 反対46% 賛成42% 「憲法を改正すべきだと思う」60% 
          96条改正の賛否についての毎日新聞世論調査の結果


毎日新聞世論調査:憲法96条改正 反対46%
http://mainichi.jp/graph/2013/05/03/20130503k0000e010141000c/001.html
毎日新聞 2013年05月03日 08時58分(最終更新 05月03日 10時16分)


 毎日新聞が4月20、21日に実施した電話による全国世論調査で、憲法96条に定められた改憲発議に必要な衆参両院での「3分の2以上」の賛成を、「過半数」に引き下げることの是非を聞いたところ、反対は46%で、賛成の42%を上回った。「憲法を改正すべきだと思う」は60%で、「思わない」の32%を大きく上回った。憲法改正を必要としながらも、改憲手続きの緩和には慎重な意見も根強い。

 調査の方法が異なるため単純に比較はできないが、毎日新聞の09年9月の世論調査(面接)では改憲賛成が58%、12年9月の調査(同)では65%で、改憲賛成が多数を占める状況が続いている。今回、憲法9条についても「改正すべきだと思う」は46%で、「思わない」の37%を上回った。

 一方、「憲法を改正すべきだ」とした人の59%が、改憲の発議要件の引き下げに賛成、37%が反対と答えた。また、「9条を改正すべきだと思う」とした人では、63%が引き下げに賛成し、35%が反対した。

 安倍晋三首相は、96条改正を参院選の争点とする考えを示しているが、自民支持層でも改憲の発議要件の引き下げに賛成したのは約5割にとどまった。公明支持層で賛成したのは約3割。民主支持層で賛成したのは約4割、維新支持層では約5割だった。【青木純】



http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/223.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 「先の衆議院選挙で日本国民は、ブラック企業の席巻する世界を選択してしまった:兵頭正俊氏」 (晴耕雨読) 
http://sun.ap.teacup.com/souun/10793.html
2013/5/3 晴耕雨読


https://twitter.com/hyodo_masatoshi

【ブラック企業】

ブラック企業とは、グローバル化した新自由主義の、弱肉強食の経済のもとで、若者の労働力を人間的に扱わず、モノとして扱い、退職に追い込み、過労死や過労自殺に追い込む企業のことである。

ユニクロ柳井正会長兼社長は、TPP参加後に、世界を支配するグローバルエリートの本質を体現している。

それは、「Grow or Die(グロウ・オア・ダイ)(成長か、さもなければ死か)」の世界である。

ユニクロ柳井正会長兼社長は、「世界同一賃金」を主張する。

「社員は、どこの国で働こうが同じ収益を上げていれば同じ賃金でというのが基本的な考え方だ」。

この思想の帰結は、賃金が高い国に下方圧力がかかり、低い国の賃金に均一化される。

これが国籍のないブラック企業の哲学だ。

ユニクロ柳井正会長兼社長は、将来は、年収1億円か100万円に分かれて、中間層が減っていく、と語る。

「仕事を通じて付加価値がつけられないと、低賃金で働く途上国の人の賃金にフラット化するので、年収100万円のほうになっていくのは仕方がない」

ブラック企業の純化された形は、若者を大量に新規採用し、過酷な労働条件の下で大量に辞めさせ、さらにまた大量に新規採用し、その循環の中で低賃金を実現することである。

ブラック企業にとって、新規採用の若者など取り換え交換のモノにすぎないのである。

先の衆議院選挙で日本国民は、ブラック企業の席巻する世界を選択してしまったのである。

自分の首を絞め、自分を不幸にする政党に投票するか、あるいは投票そのものを棄権することで、『Grow or Die』といった1%の大金持ちたちのための、奴隷の道を選択したのだ。



http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/224.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 普天間飛行場ゲート前 伝えられぬ「クリーン活動」(産経新聞)
「普天間飛行場ゲート前 伝えられぬ「クリーン活動」
2013.4.18 12:37

 前日までの陽気さが失(う)せ、一転して肌寒い一日となった14日。沖縄県宜野湾(ぎのわん)市野嵩の米軍普天間飛行場の野嵩ゲート前に早朝から、老若男女が集まり出した。全員、カッターナイフとポリ袋を手にしている。米軍関係者の姿も。

 「そろそろ始めましょうか」

 午前9時前、そぼ降る雨の中、全員が飛行場を取り巻くフェンスにへばりつくようにして、フェンスに巻き付けられている赤いテープを剥がし始めた。

 昨年、同飛行場にオスプレイが配備されて以降、市民グループらがフェンスに赤いテープを巻き付け、オスプレイ配備反対と同飛行場の閉鎖を訴える抗議活動を展開している。

・「反対派のやり方許せぬ」

 この日集まったのは、こうした市民グループの運動に異を唱える住民たちだ。フェンスクリーンプロジェクト。昨年9月に若者が独自にテープの撤去を始めたが、ツイッターやフェイスブックなどで活動は口コミで広がり、メンバーは50人から60人に。昨年末、正式にプロジェクトとして活動を始めた。今では、毎週末、清掃を続けているという。年齢層も20代から60代と幅広い。

 主宰者の一人の女性翻訳家(46)はカッターナイフでテープを剥がしながら「フェンスに巻き付けられた赤いテープは景観を損ねることも問題だが、それにもまして反対派のやり方が許せない」と話す。

 彼女によると、赤いテープの中にガラス片や針金が巻き込まれていることがあり、剥がすときに手を切ってけがをすることも多いというのだ。

 雨脚が強くなってくるが、住民の数は減らない。米軍関係者と家族の姿も多い。同飛行場の司令官、ジェームス・フリン大佐は「市民のボランティアを知って参加するようになった。フェンスは宜野湾市民のもの。自分は責任のある立場。市民と一緒に清掃するのは意味がある」と話した上で、こう続けた。

 「反対派の抗議活動は激化している。(米兵の)通勤時間帯を狙って集まり、車に砂や土を投げつけたり、道路に寝そべったりして、暴力的、攻撃的な嫌がらせ、通行妨害などの行動に出るものもいる」

・米兵への“攻撃事件”

 “事件”が起きたのは3月27日午前10時半ごろ。同飛行場の警備を担当しているパトリック・アダムス氏(50)が、野嵩ゲートで反対派の活動をチェックしていたところ、2人の男性が突然、走り寄ってきて、1人がいきなりアダムス氏の左胸をめがけて殴りかかってきた。同氏は反撃せず、全治1週間のけがを負った。

 「抗議をするのは自由だから構わないが、暴力は絶対にだめだ。自分に手を出した男は、以前にも、警察官や海兵隊に攻撃的な行動に出ている。それは写真も動画も撮影している」

 アダムス氏は診断書をつけ警察に被害届を出したが受理されていないという。“事件”は一切報道されなかった。

 アダムス氏によると、反対派の過激な行動は頻繁に起きるという。

 「信号で止まっている車の窓からメガホンを突きつけて、怒鳴りつけたり、プラカードで車をたたいたり、フロントガラスに押し付けたり…」

 関係者によると、米海軍兵士が同飛行場から国道に出ようとしたところ、反対派の通行妨害に遭い、視界を失い、追突事故を起こしたこともあるという。

 同飛行場ゲート前で展開される抗議活動は大きく伝えられる。だが、同時並行で展開されているクリーン活動や米兵に対する過激な抗議活動は伝えられることはない。沖縄が持つ語られざる顔である。(那覇支局長 宮本雅史)」
http://sankei.jp.msn.com/politics/print/130418/plc13041812400013-c.htm

この記事を読んで疑問に思ったことがあります。この「パトリック・アダムス氏」は兵士なのでしょうか?司令官を「ジェームス・フリン大佐」と記載しているから、兵士であれば階級も書いてあるはずだと思うのですが。
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/225.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 改憲世論調査が花盛り そもそも96条改正と云う姑息な手段が武士の魂を歪めている (世相を斬る あいば達也) 
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/162a7666d3f30aaa8e7c04dcf7143798
2013年05月03日 世相を斬る あいば達也

 朝日、読売、日経、NHKと矢つぎ早に(或る側面連動して)改憲に関する世論調査を、それぞれ切る口を変えて、さも分業体制に則ったような世論調査を行っている。当面のとば口が憲法96条の改正により、硬性憲法から軟性憲法への改変である。つまり、憲法も他の法律同様に、過半数ですべてを決するようにしようと云う事だ。筆者の場合、もうこの正々堂々とした態度の微塵も感じない、テクニカルに走る政治家の姑息さを感じてしまう。“我こそは安倍晋三なり!主権は国民にあるが、その主権は国家の主権に勝ることはない”安倍が言いたいのは、そう云う事だ。朝日は、以下のように高揚感を隠しきれない安倍晋三の会見の模様を報じている。正直、ナショナリストであるなら、威風堂々と改正手続きの話ではなく、どこに向かう船なのか明確にすべきである。途中で下船しようにも、太平洋のど真ん中では、海の藻屑となってしまう。

≪「憲法96条改正、参院選公約に」 安倍首相が表明

 【ジッダ=鈴木拓也】安倍晋三首相は1日、「憲法改正は自民党立党以来の課題で、昨年の衆院選でも公約としてまずは96条と掲げていた。当然、今度の参院選においても変わりはない」と述べ、7月の参院選で憲法96条の改正を公約に据える考えを表明した。訪問先のサウ ジアラビアのジッダで記者団に語った。
 96条は改憲発議には衆参で3分の2以上の賛成が必要だと定めているが、改正して過半数に緩めることを目指す。首相は「国民投票法の宿題をやる」とし、18歳以上が投票できる国民投票と民法や公職選挙法との整合性をつける作業などを先行させる必要性を指摘した。
 そのうえで「3分の2の勢力を衆参でそれぞれ形成していく努力をしていく」と述べ、参院選後に日本維新の会などと連携することに意欲を表明。一方で「96条改正は国民的な理解を得られている段階ではない。公明党の立場もよく理解している。誠意を持って議論を進めていきたい」と、慎重論にも耳を傾ける姿勢を強調した。中国、韓国など周辺諸国との関係については「我が国の憲法なので、いちいち説明していく課題ではない」と述べた。
 基礎的財政収支(プライマリーバランス)の赤字比率を2015年度までに半減する財政再建目標の国際公約をめぐり、菅義偉官房長官は見直しを示唆したが、首相は「目標は変わりない」と明言。7月の参院選にあわせて衆院を解散する可能性については「適切な時期をとらえて解散したい」と述べるにとどめた。≫ (朝日新聞)

 各社の世論調査の数値を取り沙汰する気はないが、これらの世論調査に応じた人々は、自民党が昨年4月に作り上げた「日本国憲法改正草案」を読んだことがあるのだろうか。九分九厘読んでもいないし、解説すら聞いていないだろう。NHKの憲法改正の是非を問う設問には「時代が変わって対応できない問題が出てきたから」と云う報道自体の擦り込みが効力を発揮している。「国際社会での役割を果たすために必要だから」も誘導的質問に過ぎない。9条の改正に関しては、ほぼ同率だったが、賛成と答えた人々の多くが「自衛力を持てることを憲法にはっきりと書くべきだから」の玉虫色選択肢を選んでいる。二番目の理由も「国連を中心とする軍事活動にも参加できるようにすべきだから」となっている。しかし、自民党の改正の目的は米軍と運命共同体の集団的自衛権を行使するよ、と云うことであり、国連中心の軍事活動などと云うのは方便にすぎない事実をまったく理解していない。硬性憲法と軟性憲法の区別すら定かでない人々が大多数なのである。

 この調査の実態からも判る事だが、憲法改正の意味合いも、どこに向かう船なのかも国民は殆ど知らずに、“時代の流れで、多少は変えた方が良いのかな?”くらいの情緒的認識を持っている事が判ったくらいの話である。また、“GHQ統治下(米国主体)において定められた憲法だから、独自憲法を作りたい”と云う、これも情緒に負うところが多い考えである。日本の平和憲法は、大戦後世界に平和が訪れるであろうことを念頭に置いた、理想的民主主義国家とは、このような国家だと云うマッカーサーらの、試みの案であった可能性はある。だから悪いと云うより、理想的民主主義憲法なのだから、守れるなら守った方が良いのだ。70年は、曲がりなりにも守れたのだ、今後守れなくなるとしても、正々堂々と何処に向かう船か、明確に語るべきで、まぁ安くしとくから、先ずは乗ってみなさいよ!では、歌舞伎町のポン引きと変わらない。

 しかし、ルーズベルトの急死により、急遽大統領に就任したトルーマンが、異様に連合国であるにも関わらず、ソ連をヘイトしていた。その前に、このトルーマンが日本に原爆を落とした大統領である事も周知の事実である。この偏狭な人物は、深くは判らないが、戦中戦後を通じて「ソ連包囲」にいたくご執心だった。その結果、東西冷戦構造が顕著な姿を現したわけだが、トルーマンによって、マッカーサーらが理想的民主主義憲法のテストケースとして考えた、日本国憲法の精神は時代と共に歪められて行ったと言えるのだ。この大統領の意志が、CIAを通じて、今の自民党の原型を作り上げたのである。憲法は改正する前に、憲法を起草した精神(理想的民主主義憲法)に戻るところから、議論は始めるべきである。少々、大雑多だが(笑)。

 それにしても、日本の国民は、自分の身の回りの生活以外、殆ど関心を持たない性癖を持っている。“お上は100点の仕事はしないが、65点くらいの仕事はしてくれる”このような考えは、或る意味では、日本人の美徳でもある。特に、鎖国的国家体制においては、そのくらいの認識が平和共存に深く貢献していた。そして、お上の目の届かぬシチュエーションで、生活をエンジョイ出来れば、それで良かった。しかし、覇権国家アメリカの衰退は、パートナーの財布に手を突っ込まずにはいられない状況になり、TPPと云う正体不明の「ロシア・中国包囲網、そして同盟国収奪機能」に突き進む情勢になっている。

 こうなると、自国のお上が、よしなに計らうに違いないと云う、日本人の性癖は、完全に仇になる。あまりにも、自分の身の回り以外に興味を示さない国民は、生活と云う次元の思考経路だけが発達し、政治、国家経済、社会問題に関しての思考経路は、後進国レベルになってしまう。日本リサーチセンターの調査によると、我が国の「マスコミ鵜呑み度」は70%に達し、“インド60%、ナイジェリア63%、中国64%、フィリピン70%”等と肩を並べる。ちなみに先進国と思われる各国の「マスコミ鵜呑み度」は英国14%、米国26%、ロシア29%、イタリア34%、ドイツ36%と云う結果が出ている。このこの調査は2000年に公表されているので、上記後進国の数値は、FBやツイッターの発達で、現在はもっと%が下がっているに違いない。そして、日本だけが「マスコミ鵜呑み度」70%を堅持しているような気がする。

 このような傾向が強い国民が、垂れ流されるテレビ・新聞の報道や政府統計を、其のまま鵜呑みにするのだから、国民の意識を操作するなど“朝飯前の仕事”なのだろう。しかし、グローバル経済と対中、対露冷戦構造の再構築、TPPによる国家体質の改変など、身の回りに衝撃的事件を誘発するリスクが高まっている時代である事に気づかなければならない。実際問題、今の日本は自らの意志で、あらゆる問題を解決し得る能力を失いかけているのだ。そして、その機能不全は一層深まる事実を認識すべきだ。


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/226.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 230人超出馬へ=参院選の前哨戦に−都議選
 東京都議選(6月14日告示、23日投開票)は、告示まであと1カ月余りとなった。今年は12年ぶりに参院選と同じ年に行われるため、与野党は夏の参院選の前哨戦と位置付け、国政選挙並みの態勢で臨む。定数127議席(42選挙区)に対し、これまでに4年前の前回(221人)を上回る234人が立候補を予定、さらに増える見通しだ。
 都議会の現有勢力は民主党43、自民党39、公明党23、共産党8、日本維新の会3、地域政党の生活者ネット2、みんなの党1など。
 前回は過去最低に並ぶ38議席と惨敗した自民党は、国政での政権復帰と安倍内閣の高支持率を追い風に57人を擁立、50議席台を回復し第1党への返り咲きを目指す。党本部も「都議選の勝利なくして国政選挙に勝てることはない」(石破茂幹事長)と全面的に支援する方針だ。公明党も候補者23人の全員当選を目標に掲げ、自公両党で過半数獲得を狙う。
 前回、54議席を獲得し躍進した民主党は、国政での野党転落と支持率低迷が影響。「歯を食いしばって頑張らなければならない」(海江田万里代表)と公認候補を絞り込み、前回より14人少ない44人を擁立したが、苦戦を強いられそうだ。
 都議選初挑戦となる維新は35人の候補者を決定。20人が出馬するみんなの党と定数3以下の選挙区で候補者調整を行い、両党合わせて第1党獲得を目指す。ただ、維新は4月の兵庫県伊丹、宝塚両市長選で公認候補が敗れるなど、地盤である大阪以外の地域への支持拡大が課題となっている。
 全選挙区に候補者を擁立する予定の共産党は、これまでに39人を決定済み。生活者ネットは現職ら5人を公認、みどりの風と議席復活を目指す社民党はともに1人を擁立している。 

(2013/05/03-14:01)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013050300220

http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/227.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 安倍・麻生両氏が「中国包囲網」 二人三脚で周辺国外遊(朝日新聞) 
http://www.asahi.com/politics/update/0503/TKY201305030003.html
2013年5月3日14時42分 朝日新聞


 【コロンボ=田伏潤】麻生太郎副総理が2日午前(日本時間同日午後)、スリランカのコロンボでラジャパクサ大統領と会談し、両国の協力を強めることで一致した。同日夜からはインドを訪問。ロシア・中東をめぐる安倍晋三首相と二人三脚で、中国を取り囲む外交を展開している。

 スリランカ訪問は麻生氏の強い希望で実現した。長年にわたり日本が最大の援助国だったが、2009年に中国が逆転し、企業進出などで中国に後れを取る危機感があった。麻生氏は会談で「スリランカは極めて重要な海洋国家で、日本は沿岸警備隊への研修などを提案している」と伝えた。

 第1次安倍内閣の外相だった麻生氏は06年に「自由と繁栄の弧」構想を打ち出した。アジア諸国の民主主義体制への移行や経済発展を支援する内容で、中国を牽制(けんせい)する。麻生氏は2日、「民主主義で市場経済、法による支配などを確立している国との関係は極めて重要だ」と記者団に語り、スリランカ訪問も構想の一環という認識を示した。

 自由や民主主義などを共有する国と連携する「価値観外交」を掲げる安倍首相も1月中旬に東南アジア、3月末にモンゴルを訪れ、中国を取り巻く国との関係強化を進めている。

 一方、中国とは関係改善の糸口もつかめていない。中国を牽制する政権トップ2の外交戦略が今後の日中関係に与える影響は不透明だ。


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/228.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 今日は日本国憲法が実施された国辱の日(神州の泉) 
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2013/05/post-c6cc.html
2013年5月 3日 神州の泉


 1947年5月3日は、祝日法(国民の祝日に関する法律、昭和二十三年七月二十日施行)によって、現行日本国憲法が実施された日である。この憲法の公布及び施行時には、我が国には主権がなく、連合軍の軍事占領下にあり、総司令官マッカーサーが我が国に君臨していた。我が国は、昭和二十年九月二日、ポツダム宣言を受諾して降伏文書に調印した。

 憲法を現実に書き(この憲法を起草し)、占領下の日本政府に押し付けたのはアメリカ軍将校たちであり、マッカーサー総司令官に従属した彼らは、その指揮命令下でこの憲法を起案・起草したということである。外国人が起草した憲法を後生大事に記念することは、国際的にも日本国民としても最も恥ずかしいことである。

 なぜなら憲法は国家の柱となる最高規範であり、それは純粋に日本人の樹立精神によって、日本人自らの手で行われるのが正統だからである。しかるに現行日本国憲法に最も大事なその精神が皆無である。

 憲法と法律ではそれぞれが向いている対象がまったく異なる。法律は国民を対象にしていて、国民自身が規定される法体系だが、憲法は国家を対象にしていて、国権が国民に対して暴走・濫用されないように監視する重石となる。

 しかし、憲法の精神はそれだけではなく、その国の名誉、国柄、国家自主権に基づく統治秩序を規定する最も大事なものであるから、樹立時に外国人が主導することは憲法精神を根底から踏みにじるものである。

 国民を守るものは国民ではなく国家であり、そのために洋の東西を問わず、国民は国家に帰属し強大な権限行使能を国家に与えている。民主主義の最大原理は多数決原理であるが、国家がこの民主主義の原理に即して権力を行使するなら、多数決原理から排除された少数者は棄民の憂き目にあう。

 これを防ぎ国権行使が少数者に濫用されないように国家を監視するものが憲法である。憲法は民主主義の原則からも超然と存在した国民精神の統合規範であるから、その樹立は純粋に日本人の発意だけで行われる必要がある。ここが最も肝要な点だ。

 憲法制定時の事実に基づいて判断すれば、現行憲法は決して有効ではない。憲法前文の最初の部分には「日本国民は・・・主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」と、主権在民の精神がはっきりと書いてある。ならば、1947年5月3日に独立していなければおかしい。

 ところが、わが国はこの後も1952年(昭和27年)まで軍事占領が続いている。主権のない期間に主権在民の憲法が発行されるという、矛盾した成立経緯を内包したまま、現在に至っている憲法に正統性は微塵もない。

 中学校では、国民が制定する憲法を民定憲法で君主が制定する憲法を欽定憲法と教えている。大日本帝国憲法を欽定憲法、日本国憲法を民定憲法と教える。しかし、これは真っ赤な嘘であり、現行憲法は民定憲法ではなくマッカーサー欽定憲法である。(西村眞悟談参照)

 また、前文には「日本国民は・・・平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我等の安全と生存を保持しようと決意した」とあるが、これもマッカーサーの決意が明文化しただけであり、当時の日本人の心の反映ではない。

 そもそも、世界の現実において、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼できる状況だったとすれば、昭和16年(1941年)以前、日本とそれなりの友好関係(底腹はともかく)を保っていたアメリカが、同年の8月、突然、対日石油輸出禁止令を出し、欧米列強の先頭に立って石油を中心とする必要物資の兵糧攻めを行ない、同年の11月26日に、それまでの友誼を前提とした良好な日米交渉から完全に断絶した最後通牒であるハル・ノートをなぜ突きつけたのだろうか。

 1941年からのABCD包囲網がじわじわと日本経済を締め付けていた中にあって、このアメリカの日本に対する歴史的な豹変自体が、憲法前文のまやかしを十分に物語っているではないか。

 日本国憲法の第九条を以てして、世界の平和憲法の先駆けだと絶賛する人々は、歴史認識が甘く巨大な錯誤に陥っている。この九条はアメリカによる我が国の完全武装解除の意味以外はない。アメリカによる日本の刀狩りである。

 大日本帝国憲法は功罪があり未熟な憲法であるが、これこそが日本人本来の自生的・自立的憲法であって、完全な正統性を保っている。これに比して現行日本国憲法は他生的・他律的憲法であり、日本国の正統性は皆無である。

 従って、現行憲法の護憲派も改正派も正統性のないまやかし憲法に存在の根拠を与える大罪なのである。純粋な意味において現行憲法の改正はあり得ない。やることは現行憲法を廃憲・廃棄して大日本帝国憲法に回帰することである。だから安倍首相が九条改正を念頭に置いた憲法改正の動きは根本思想が誤りである。自衛隊を国軍に昇格し、国家の危急存亡時には交戦権を発動できる状態は、自生的憲法に復帰した上で行う作業である。

 米国が作った憲法上で交戦権を回復すると、米国の思想上における戦争行為と同レベルで日本が交戦権を行使することになる。イラク戦争やアフガン戦争で米国が行った正当性のない戦争行為がどれほど、恐ろしことか分るだろう。大東亜戦争は自存自衛の戦争ではあったが思想戦でもあった。これによって欧米植民地を解放した歴史的な偉業は憲法精神に反映されねばならない。

 この意味で、神州の泉は自衛隊の国軍昇格と交戦権保持は必須であると思うが、現行憲法上でそれを実現することは、米国の軍事的な世界戦略に組み込まれるから反対である。日本が国軍を回復する要件は、絶対的な自主憲法上において行われなければならない。

 だからこそ、現行憲法は廃棄し、帝国憲法に回帰した上で、国民全体の議論を経て必要なものを改憲すればよい。これ以外に「真の日本国憲法」の正統性を得る手段はない。孫崎享氏の「戦後史の正体」では、GHQ占領時代に情報担当部局(G2)とGHQ民政部門(GS)の内部抗争があり最終的にはG2が勝ったとある。そのできごとが戦後体制の性格付けに影響したことは確かだが、現行日本国憲法の正統性の有無には全く関係のないことである。

 GHQ押しつけの現行憲法の首魁は民政局(GS)のケーディス大佐というユダヤ人であった。彼はマッカーサー草案に最も協力的であり、欺瞞の平和憲法造りの中核にいた。GHQが共産主義排撃の思想に転換してから、彼は放逐されるように本国に帰ったが、GHQ内におけるこの方向転換と現行憲法の存在理由の正当性を問うことは無関係である。

 南出喜久治弁護士によれば、大日本帝国憲法下の政治形態の欠陥は、絶対君主制を徹底することもできず、かと言って立憲君主制を確立することもできないという、搖動的な中間状態に置かれ、どちらの方向にも振幅しうる不安定な法体系に置かれたという。そういう意味では帝国憲法は未成熟な憲法であったと言えるだろう。

 その未成熟な憲法こそ日本本筋の憲法なのである。それを改正して十全なものに近づけて行くことがわれわれ日本人に課せられた責務であって、現行日本国憲法を恒久的な不磨の憲法として後生大事に仰いでいくことは日本に対する不義そのものである。

 現行日本国憲法を肯定し重要なものだと考えている人たちは、占領期以前から占領期以後の変化をフランス革命と同等なできごとだという歴史認識があり、占領期以前をアンシャンレジームとして全否定する錯誤から成り立っている。

 日本の戦前・戦後をフランス革命前夜と事後に比定するという考え方自体が言語道断の大間違いである。なぜかと言えば、それこそが東京裁判の思想的な戦略にすっかり意識を操られているからだ。この錯誤に囚われている人々は、わが国の戦前をマルクスの階級闘争史観で捉えて全否定を行うという日本人にあるまじき罪深い誤謬を犯している。

 これこそが許されざる先祖棄損であり、対米隷属の淵源的深層心理なのである。さて、言いたいことは数多くあるが、神州の泉は折に触れて憲法の存立問題や歴史観を考えて行こうと思っている、今日5月3日は属国憲法が発動された『屈辱の日』である。


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/229.html

記事 [政治・選挙・NHK147] アベノミックス“デフレ脱却なくして財政再建なし”の嘘
投稿者関口博之
http://d.hatena.ne.jp/msehi/

<span class="deco" style="color:#006600;">日本では日銀による金融緩和宣言で、2割超える円安を通して瀕死の貿易産業が息を吹き返すだけでなく、一時的にしろ景気の風が吹き始めている。
しかも日本のメディアはネガティブな現実や都合の悪い事実を追求しないことから、アベノミックスによって希望的未来が切り開かれるような幻想を与えている。
しかしこのシリーズの初回にも述べたように世界のメディアは批判的であり、特にドイツのメディアは厳しく、全く財政再建策ないことに呆れると同時に、日本の財政破綻を危惧している。
4月7日のシュピーゲル誌は「金融危機への危惧・・ドイツ連銀総裁バイトマンは日本の金融政策を批判する」という見出しで、日本の金融緩和政策を批判していた(注1)。
そこでは最近のキプロス金融危機を取り上げ、借金を返すということが金融ルールの基本であることを強調し、2014年末までに日銀によって銀行の現金通貨と預け金からなるマネタリーベースを2倍にする金融緩和政策を厳しく批判していた。
現在の日銀による金融緩和政策は、サブプライムに発する金融危機克服のために採られているFDAによるアメリカ金融緩和政策を拠り所としているが、そのアメリカも債務増大で限界に達し、その見直しが迫られている。
すなわちサブプライムバブルが始まった2000年初めのアメリカ債務は6兆ドルほどであったが、2008年には10兆ドルを超え、さらに金融緩和政策で拍車をかけ、2012年には16兆7082億ドルへと増大している。
こうした債務肥大を共和党は危機と捉え、共和党が多数を占める下院はこの3月に2014年度の予算決議で財政再建を強く求め、これまでの2040年までに財政赤字を解消する政策を変更し、2023年までに解消する財政再建を決議した。
このような決議は直ちにオバマ政権で実行されるわけではないが、下院への妥協なくしては行き詰まることから、アメリカの金融緩和政策に終止符が打たれたと言っても過言ではない。
確かに16兆7082億ドルの国家負債は日本よりも巨額であるが、GDP比では106パーセントほどであり、日本の230パーセントを超える負債に比べれば半分以下である。
しかも日本の過激な金融政策は始まったばかりであり、どこまで国家債務を肥大させるか想像すらできない。
そうした視点から見れば、日本のノーマルは、世界のアブノーマルとも理解できよう。
これほど債務が肥大しているのに、具体的な財政再建策が建てられず、“デフレ脱却なくして財政再建なし”と豪語するアベノミックスは、全く世界から信用されていない。
私見を述べれば、デフレ脱却を掲げること自体、私の2007年から2010年までの消費税19パーセントのベルリン暮らしの体験から大いに疑問である。
既にこのブログで書いていることであるが、ベルリンの物価は家賃から食料品や生活必需品に至るまで日本の3分の1ほどであり、海外で暮らしたことのある人にとって恐ろしく高いと言えよう(注2)。
そうした価格差は食料品などに莫大な関税をかけても、グローバル化の追求で関税を免れる様々な加工で安く輸入されてくることから、日本の物価が少しづつ下がるのはむしろ当然である。
それを2パーセントのインフレターゲットでお金を市場に溢れさせても、庶民には無関係で、電力などの石油関連は値上がりしても、その他のものはさらなるグローバル化進行で少しづつ下がることから、インフレターゲット達成は不可能に近い。
強いてインフレターゲットが達成される時を言えば、日本国債が信用を失い円売りが加速される時であり、それは日本の財政破綻する時を意味し、日本丸がタイタニック号となることに他ならない。
何故日本の内需商品が高くて国際競争力がないかは自明であり、工業製品輸出を最優先するために、犠牲となる農業などの内需産業を莫大な将来世代の負債で助成してきたからである。
そのような助成のやり方が負債を肥大させていき、原子力ムラで象徴される巨大な利権構造を生み出しているのだ。
そこでは適正な競争がなされないばかりか、目先の利益だけが追求され、かつての大本営の如く、将来世代への責任感が皆無である。
そのよい例が、国際的視点からも既に破綻している核燃料サイクル計画の継続である(注3)。
2月10日のNHKスペシャル「核のゴミどこへ・・・検証・使用済み核燃料」(注4動画)で30分頃から述べられているように、日本の核燃料サイクル計画は、提言書を出した経済産業省の若手官僚たちだけでなく、核燃料サイクル計画を政策した当時の官僚たち、さらには当時の電力会社幹部たちさえ、安全性だけでなく、経済的にも完全に破綻していることを認めている。
しかもその経費は巨額であり、経済産業省の若手官僚の提言書では、「再処理工場建設費の3倍を超えた前例をみれば、総額で50兆円を超えることもある」と明記されている(注5)。
それにもかかわらず政府が核燃料サイクル計画の続行を決めたのは、福嶋原発事故後の23回に渡る原子力委員会の秘密会議であり、会議に出席した鈴木達治郎委員長代理は先の番組で、「今の自分たちの属している団体や組織の利害というものが、今のサイクル政策にやはり、え・・直結しているという事で“やっぱり事業に影響がでるから止めて欲しい”・・・」と述べていた。
それはまさに、破綻している事業の継続理由が“利権”である、と述べていることに等しい。
こうした利権構造の財源は、将来世代を担保とした国債だけでなく、高速道路建設のための5兆円にも及ぶガソリン税、地方の空港建設を加速させてきた空港燃料税、リニアや新幹線建設を永続させる新幹線使用料担保、農業土木を含めた公共事業の自由自在に引き出せる特別会計財源、原発建設を推進させてきた電源開発促進税、箱物介護施設などで湯水のように使われる巨額な社会保障費などである。
確かに2030年まで休止を噂される高速増殖炉「もんじゅ」の日々1億円近くの維持管理費は、1000兆円に比べれば目くじらを立てる額ではないかも知れない。しかしそのような無駄な利権が積もり積もって、巨大な山をなしていることは明らかである。
したがってタイタニック日本を避けるためには、こうした利権構造を解体し、前回述べた学術会議の提言書に見るように抜本的に変えていかなくてはならないことは、誰の目にも明らかな筈だ。
しかし日本のメディアは真摯に追求することはなく、むしろ揶揄していると言っても過言ではない。
何故ならメディアも、利権構造に組み込まれているからだ。

(注1)4月7日シュピーゲルオンライン「金融危機への危惧」(下記全訳)
http://www.spiegel.de/wirtschaft/angst-vor-waehrungskrieg-weidmann-kritisiert-japans-geldpolitik-a-892980.html

(注2)アパート代は、ベルリン都心の広くて綺麗な2DKで370ユーロ(光熱費、家具、19パーセントの消費税込み。アレクサンダー・プラッツまで地下鉄で3駅)の安さだった。また買い物はドイツのどこにでもある大手スーパー「アルディー」で購入していたが、野菜や果物、そして牛乳や乳製品などの安さは驚くものがあった。
例えば大玉レタスが0,5ユーロ、人参1キロ0,45ユーロ、ジャガイモ2キロ1,2ユーロ(トルコ人の多いノイケルンまで行けば、5キロ0,99ユーロ)、大玉メロン0,8ユーロ、牛乳1リットル0,5ユーロ、バター250グラム0,8ユーロ、そして大きな1,2キロのライ麦パンが0,75ユーロ(マイスターのパン屋でもその日の特売を買えば、750グラムで1ユーロほど)。

(注3)2013年1月23日ツァイトオンライン
http://www.zeit.de/zeit-wissen/2013/01/Plutoniumluege

「世界を毒する遺産」を見出しに掲げる記事では、原発産業が将来プルトニウムのリサイクルできるだろうと期待して、何トンものプルトニウムを蓄えているが、これは誤った考えであり、まさに世界は今、恐るべき毒の遺産を抱えていると警告している。

(注4)動画http://www.dailymotion.com/video/xxeu27_yyyy-yyyy-yy-yyyyyyy_news?start=7

(注5)経済産業省の若手官僚たちが2004年春に出したPDF文章。
http://kakujoho.net/rokkasho/19chou040317.pdf</span>

Angst vor Währungskrieg
金融危機への危惧

Weidmann kritisiert Japans Geldpolitik
バイドマンは日本の金融政策を批判する
Japan setzt auf billiges Geld - und erntet dafür harte Kritik. Bundesbank-Präsident Jens Weidmann warnte die Notenbank des Landes davor, einen Abwertungswettlauf zu beginnen. Auch die deutsche Regierung ist besorgt.
日本は恐ろしく安い円の金融緩和政策に着手し、それに対して激しい批判を受けており、ドイツ連銀総裁は国の発券銀行が平価切下げ競争を始めることを警告した。同様にドイツ政府も懸念している。
Berlin - Bundesbank-Präsident Jens Weidmann hat den Kurs der japanischen Notenbank kritisiert. Man sei sich einig gewesen, zur Lösung der Probleme nicht mit einem Abwertungswettlauf zu beginnen, der am Ende nur Verlierer kenne, sagte Weidmann am Sonntag im Deutschlandfunk. Die Probleme des Landes lägen gerade nicht in einer mangelnden Versorgung mit Liquidität. Schuld an der Deflation seien vielmehr die demografische Entwicklung und die hohe Staatsverschuldung. "Und da muss meines Erachtens eine sinnvolle Politik ansetzen."
ベルリン発。ドイツ連銀バイトマンは日銀の方針を批判した。平価切下げ競争を始めることは問題の解決とならず、最終的に敗者であることを知るだけだろう、という意見では一致している、とバイトマンは日曜のドイツフンクの放送で述べた。国の問題は支払い能力の供給不足にあるのではない。デフレの責任は、人口統計学の推移と高額の国家債務にある。私見によればそこにこそ有効な政策を投入しなければならない。
Die japanische Notenbank hatte Donnerstag angekündigt, bis Ende 2014 die Geldbasis zu verdoppeln, die sich aus Bargeld sowie den Einlagen der Banken bei der Notenbank zusammensetzt. Dazu pumpt sie binnen zwei Jahren umgerechnet 1,4 Billionen Dollar in die Wirtschaft, vor allem über den Ankauf von Staatsanleihen, börsengehandelten Indexfonds und Immobilienfonds, um die Wirtschaft zu stimulieren.
日本銀行は木曜日(4月4日)に、2014年末までに日銀によって銀行の現金通貨と預け金からなるマネタリーベースを2倍にすることを伝えた。それで2年以内におよそ1兆4000億ドルが市場に供給され、経済を活性化するためにとりわけ国債や日本株指数連動証券、不動産証券の購入にあてられる。
Der Kurs ist international hoch umstritten, weil die Notenbank damit auch den Wechselkurs der japanische Währung, des Yen, schwächt - und damit japanische Exporte verbilligt. Das ist ein Nachteil für andere exportstarke Länder, wie etwa Deutschland.
そのやり方は国際的に大いに異論の余地がある。何故なら日銀が日本通貨円の為替相場を弱め、貿易品を安くするからだ。それはドイツのような輸出国にとって問題である。
Die Bundesregierung mahnte bereits am Freitag, dass sich Japan an die Verabredungen der G-20-Staaten halten müsse. Danach solle die Geldpolitik nicht eingesetzt werden, um sich "irgendwelche wirtschaftspolitischen oder exporttechnischen Vorteile" zu verschaffen.
既にドイツ政府は、日本がG20の取り決めを守るように勧告した。それによれば、いかなる経済政策的に、及び輸出技術的に有利にする金融政策を採るべきでない。
"Banken müssen abgewickelt werden können"
銀行は弁済されなければならないだろう
Weidmann mahnte im Deutschlandfunk zudem Konsequenzen aus der Zypern-Krise an. "Ich glaube, es ist wichtig, aus Zypern die Lehre zu ziehen, dass Banken auch abgewickelt werden können", sagte der Bundesbank-Präsident.
バイトマン総裁はキプロス金融危機に対して、「キプロス危機から、銀行は弁済しなくてはならないという規律を示すことが重要だと思う」と強調した。
Zypern sei zwar keine "Blaupause" für andere Länder, weil der Bankensektor außergewöhnlich groß sei und sich seine Finanzierungsstruktur von anderen Ländern unterscheide. Grundsätzlich befürworte er aber die Idee, ein "Abwicklungsregime" für Banken im Euro-Raum zu entwickeln: "Es geht darum, dass wir Banken, die in Schieflage geraten sind, nicht immer mit dem Geld der Steuerzahler retten müssen, sondern dass die Banken auch verursachergerecht abgewickelt werden können, ohne eine Gefahr für das Finanzsystem darzustellen."
確かにキプロス危機は他の国とって青写真ではないだろう。何故なら銀行部門は際立って巨大であり、他の国の金融構造は異なっているからだ。しかし本質的にユーロ圏で銀行の弁済という理念が拡がることを恐れている。我々銀行が不均衡に陥り、税金のお金で常に救出されるのではなく、金融システムの危機を作ることなく、引き起こした者の司法責任で弁済されるということが重用である。
Ähnlich hatte sich am Freitag die Präsidentin der Finanzaufsicht BaFin, Elke König, im Interview mit SPIEGEL ONLINE geäußert: "Unser Ziel muss es sein, marode Banken nach marktwirtschaftlichen Regeln abzuwickeln. Das heißt: Wer die Gewinne erhält, muss auch das Risiko tragen", betonte Deutschlands oberste Finanzaufseherin.
同様にドイツ連邦金融サービス監督庁(BaFin)のエルケ・ケーニッヒ長官女史はシュピーゲル誌のインタビューで、「我々の目標は、零落した銀行が市場経済の規則に従って弁済されなくてはならないことである。すなわち、利益を得るものはリスクを担わなければならない」と強調した。</span>
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/230.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 権力者は「9」のつく憲法条文がお嫌い?――9・19・59・90・92・94・96・97・99条  水島朝穂
4月28日、安倍首相は「主権回復の日」なるものを強引に開催した。たくさんのしこりと沖縄県民の深い怒りを残した。

 安倍首相はまっすぐな人である。空気が読めないのではなく、見えない(KYではなくKM)。いまのような局面では、まともな政治家なら自分を抑制し、党内をまとめ、とにかく参議院選挙までは経済優先でいくだろう。だが、この人は無邪気に自分の言い分を押し通す。例えば、北朝鮮問題で各国の連携・協力が必要な場面にもかかわらず、靖国参拝問題で中国・韓国をことさらに煽るような強い言葉を発してしまう。やることなすこと「アベコベーション」そのものである。「主権回復の日」(「わが歴史グッズの話」(32)参照に至っては、「傲慢無知」の極みである。沖縄県民がなぜ怒るのかについて想像力が及ばないだけではない。天皇・皇后を悩ませる結果になったことについても理解できないようである。「国民統合の象徴」(憲法1条)が、沖縄県民の多数が反発・拒否している式典に出ること自体が問題である。47都道府県のうちの21府県知事が欠席するという異様さである(『琉球新報』4月27日付)。何らかの力学が働いて天皇の「挨拶」はとりやめになったが、少なくとも「統合の象徴」を政治利用した内閣として重大な問題を残した。

 ゴールデンウィークが始まった。私は4月29日の福島を皮切りに、5月2日札幌、3日岡山、4日水戸と、4都市で講演する。これ以降も7月まで全国各地をまわる。依頼されるテーマは「安倍内閣と憲法96条」である。かつては「9条」について依頼されたが、今年は圧倒的に「96条」が多い。

 自民党は、安倍首相の強い意向で参議院選挙の公約にその96条の改正を掲げた(4月27日付各紙)。「3分の2を過半数に」という公約を掲げることがどんなに恥ずかしいことなのか、わかっていない。そもそも安倍首相の改憲論の驚くほどのシンプルさ(『論座』2004年3月号の拙稿参照)は9年前に批判したが、その後まったく進歩がない。いやむしろ、短絡的な思考が進化を見せている。「国民の手に憲法を取り戻す」という表現がその一例である。過半数にハードルを下げて、誰から、何を取り戻すというのか。まったく意味不明である。

 『読売新聞』4月16日付の「首相単独インタビュー」(全文は17日付11面)によれば、こういう論理らしい。(1)世論調査で5割以上の人が改憲に賛成している、(2)改憲発議を国会議員の3分の1で阻止できるのはおかしい、(3)「占領軍の手によって閉じ込められた鍵を開けて、国民の手に憲法を取り戻す。それが96条改正だ」、というわけである(『産経新聞』4月27日付首相インタビューも読んだが、『読売』とほぼ同じことが繰り返されていた)。

 彼の思考回路では論理的につながっているのかもしれないが、私にはまったく理解できない。世論調査の「5割以上」というのはかなり曖昧な数字であり、それと、国会における発議要件とは何の関係もない。また、憲法何条をどう変えるか具体的ではない改憲賛否の世論調査は無意味である。何より、「占領軍」って、この人にとっては1952年までしか日本に存在しなかったかのようである。今も日本各地に基地を置き(沖縄に74%)、危険な低空飛行訓練を自由勝手に行い、「おもいやり予算」で本国よりも快適な生活を謳歌している米軍は「占領軍」ではないのか。米国は自衛隊を参戦させたかったが、常に壁となったのが憲法9条だった。憲法施行66年の歴史そのものが、この憲法がこの国の発展にとって重要な役割を果たしてきたことを示している。「取り戻す」というのは、おじいちゃんができなかった改憲の思いを取り戻すというだけのことではないか。

 そもそも、安倍首相の憲法に関する基礎知識もかなり怪しい。それを国会での審議を通じて国民は見てしまった。「憲法を知らない人間が改憲を言っていいのか」という厳しい指摘がネットにも飛び交った。

 3月29日、参議院予算委員会。民主党の小西洋之議員は、憲法13条についての首相の認識と理解を問うた。メディアでは、3人の著名な憲法学者の名前を質問して、安倍氏がまったく答えられなかったことばかりが注目された。「クイズのような質問」「憲法学の権威でもありませんし、大学でもやっていません」と懸命にかわそうとしていたが、安倍氏が法学部の学生(行政学のゼミ生)だった頃は、宮澤俊義・清宮四郎の教科書がスタンダードだったから、芦部信喜の名前は知らなくてもいいというような「通」の話ではない。現在、憲法を論点にする者が、代表的な憲法学者を知らずに話をしてしまうのは驚きである。3人のうち、佐藤幸治・京大名誉教授は、司法制度改革審議会(1999年7月、内閣設置)の会長で、2001年7月に答申を出すまで在任した。その間、森・小泉両内閣の官房副長官を務めたのが安倍氏だった。内閣の主要な審議会の会長名を失念するはずがない。答えられないというのは、驚くべきことである。これは単なる知識や、石原慎太郎氏が安倍氏に欠けているという「教養」(『朝日新聞』4月5日付石原インタビュー)の問題だけではない。

 小西氏がさらに問題にしたのは、自民党憲法改正草案の「公の秩序」理解の危うさだった。ここでも、安倍氏は質問をはぐらかすだけだった。憲法とは何かについての問題意識や自覚がまったくない人が、やたら人権を制約する文言を憲法に過剰投入してくるのだから、これは本当に危ないと思う。この予算委員会でのやりとりは質問の仕方の稚拙さもあって、茶化して伝えるメディアもあったが、存外重要なことが明らかになったと思う。『朝日新聞』4月7日付コラム「天声人語」が注目していたが、憲法13条という個人の尊重の核心的規定の意味を、一国の首相がまったく理解しないで改憲を急いでいることの深刻さである(直言「権力者が改憲に執着するとき」参照)。

「まず96条から改正しよう」という言説や、改憲を叫ぶ国会議員の「憲法96条研究会」についてはすでに述べた。いま、政治家たちが改憲を表立って叫ぶ条文には、96条に加えて、なぜか「9」のつく条文が多い。

 改正ターゲットのご本家、9条については、石破茂自民党幹事長が4月13日の「読売テレビ」で、「96条の改正は、将来的な9条改正を視野に入れたもの」と、衣の下から匕首をギラリと見せている。

上述の13条を軸とする人権の諸条項(納税の義務を除く29ヶ条)を、総じて「公益及び公の秩序」を盛り込むことによって薄めようとする改正草案である。文言を見ても一例を挙げれば、19条、多様な個々人の「思想及び良心の自由」は、「侵してはならない」から単に「保障する」に薄められようとしている。権力者に都合のいい特定の思想が押し付けられるおそれがある。

 ほかに政治家たちが改正を叫ぶものに、90条(決算、会計検査院)、92条(地方自治の本旨)、94条(地方公共団体の権能)がある。この点では橋下徹氏が饒舌である。「勝ち負けと損得勘定」が判断基準(丸山和也弁護士)というから、ツイッターでの速射砲のような言葉の乱射も実に軽い。だから、憲法改正についても直観的である。59条があるでしょ、92条、94条も変えましょうと議論をふっかけてくる。学生に教えてもらったツイートに、こんなのがあった。ちょっと抜き出してみよう。

橋下徹のツイート


(4月16日8時1分)
「維新の会は、地方公共団体を地方政府に作り直し、道州制を日本の統治機構にするための92条改正、地方政府の立法権充実のための94条改正、衆参ねじれを正すための59条改正、国の決算を責任あるものとするための90条改正を軸に据える。統治機構改憲」


(4月16日8時18分)
「96条改正だ。96条は、国民の判断を問うこともできない規定になっている。憲法改正する権限は国民主権そのもの。憲法96条は国民主権を制限し過ぎだ」


(4月16日8時25分)
「日本の統治機構を、中央集権打破、地方分権型、地方政府樹立、道州制に改めるには、憲法92条、94条の改正が必要であり、この点国民的議論が必要になるので、まずは96条を改正しておく。国会議員の過半数の発議で、国民の判断を求めることができるようにする。中央集権打破、道州制改憲」

 まず、憲法59条2項とは、「衆議院で可決し、参議院でこれと異なった議決をした法律案は、衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で可決したときは法律となる」という規定である。橋下氏は「衆参のねじれを正すため」に過半数に変えるということらしいが、あまりに不勉強である。法律案、予算と条約の承認、内閣総理大臣の指名の各場面で、憲法は「衆議院の優越」を違った形で制度化している。予算や条約承認、総理大臣の指名については、最終的に衆議院だけで国会の議決となる。だが、法律については、両院での可決が原則である。参議院が異なる議決をしても、予算案のような形で自動的に衆議院の可決が国会の可決とはならない設計である。あえて憲法改正に次ぐ、「出席議員の3分の2以上」という高いハードルを要求することで、法律が両院で可決されることを促している。もし過半数に下げれば、再可決の意味がなくなる。これは参議院の無意味化を促進しかねない。むしろ「確信犯」的に、そうやって一院制を狙うということかもしれないが。

 90条についてはまったく意味不明である。「地方自治の本旨」(憲法92条)は住民自治(93条)と団体自治(94条)からなる。橋下氏はやたら「地方分権」や「道州制」など、94条の団体自治をいじることばかり言うが、地方自治の発展は、住民の意思をより反映した住民自治の面も重要なはずなのだが、この点に触れることはない。「つぶやき」の乱射のなかから見えることは、自分が親分になって、国からもまわりからも妨害されることなく仕切りたいという、地方専制ボスの願望なのだろうか。

 なお、橋下氏は、砂川事件で田中耕太郎最高裁長官が米側にご注進していた事実について、「今の時代、最高裁長官がアメリカ側に配慮したというのであれば大問題だが、現行憲法施行から10年〔12年の間違い:水島注〕、敗戦から12年〔14年:同〕くらいの状況で、そりゃ最高裁の長官もアメリカ側に配慮することもあるでしょ。裁判官だって人間だ」(4月19日7時50分)などとつぶやいている。「裁判官も人間だ」なんて陳腐な言葉で、戦後史の重大な問題を片づけてもらいたくない。「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」(76条3項)べきである。最高裁長官の対米追随的行為が、安倍首相が祝った「主権回復の日」の7年後のことであったことも知るべきだろう。

 『自民党憲法改正草案』(2012年4月)には、たくさんの条文が削除ないしは改変されているが、とりわけ97条(基本的人権の尊重)の削除は象徴的である。憲法の最高法規の章にある条文を削除することによって、この草案が目指すものが、基本的人権を軸とした憲法ではないことを正直に語ってしまった。99条の変質はこの草案の致命的な問題点である。現行の憲法99条が憲法尊重擁護義務の主体に国民を含めなかったことの積極的意味を台無しにする。すなわち、公務に携わる者に対してのみ制限して憲法上の義務を課す「立憲主義」の本質的後退がここに見られる。

 参議院選挙で「3分の2を過半数に」という志の低い公約を掲げて選挙が行われる。何とも情けない風景である。フジテレビ「国民的憲法合宿・96条」の結末と同様、権力者が積極的になっている改憲に対しては、そもそも「憲法とは権力者を制限するものでしょう」という疑問をぶつけていくべきだろう。

 そのための素材として、憲法研究者が自民党改憲草案を徹底的に分析し、批判する本を緊急出版する。奥平康弘・愛敬浩二・青井未帆編『改憲の何が問題か』(岩波書店)である(5月28日発売)。自民党草案の条文を一つひとつ取り上げ、体系的にかつ詳細に検討している。私も98条と99条(緊急事態条項)を担当した。書いていて情けなくなった。あまりにレヴェルが低いからだけではない。憲法を変えるということの意味もわからず、変えることについての確固たる信念も怪しく、かつ変える内容についてわかっていないことがわかったからである。出版されたらお手にとってお読みください。


http://www.asaho.com/jpn/index.html
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/231.html
記事 [政治・選挙・NHK147] 軍法会議復活めざす自民党憲法改正草案の時代遅れ(ダイヤモンド) イラク戦争の反省もできないのが日本の正体

軍法会議復活めざす
自民党憲法改正草案の時代遅れ
――軍事ジャーナリスト 田岡俊次
【第330回】 2013年5月2日


自民党はもし今年7月の参院選で大勝すれば、憲法改正に進む構えだ。私は自民党が昨年4月に決定した「日本国憲法改正草案」のなかで、軍法会議の設置を想定していることは、草案中の重大な問題点の一つ、と考える。

軍法会議の問題点


自由民主党はもし今年7月の参院選で大勝すれば、まず憲法96条の改正手続を改定し、現行憲法で、「各議員の総議員の3分の2以上」の賛成で国会が発議するとしているのを「過半数の賛成で」と変え、そののち憲法9条を含む大幅な憲法改正に進む構えだ。いまや憲法改正は相当の現実性を帯びており、その際には自民党の憲法改正推進本部が昨年4月27日に決定した「日本国憲法改正草案」がそのままか、あるいは若干の修正を加えて、憲法になると考えられる。

 メディアではその草案のうち「日本国民は国旗および国歌を尊重しなければならない」(3条の2)とか「国防軍を保持する」(9条の2)など「分かりやすい」条文に焦点を合わせがちだ。

 だが私は9条の2の5に「国防軍に属する軍人その他の公務員がその職務の実施に伴う罪又は国防軍の機密に関する罪を犯した場合の裁判を行うため、法律の定めるところにより、国防軍に審判所を置く。この場合においては、被告人が裁判所へ上訴する権利は、保障されなければならない」として、軍法会議の設置を想定していることは、憲法草案中の重大な問題点の一つ、と考える。「審判所」と名付けても「裁判を行うため」としているから、これが軍法会議であることは疑いの余地がない。


軍法会議は軍人・軍属の非行、過失、怠慢を裁くため軍隊内で開く裁判で、国によっては、軍に対する民間人の行為を裁く場合もある。戦前の日本でも諸外国でも、被告より階級が上の将校たちが裁判官となり、検事は法曹資格を持つ法務将校、弁護人は一般の将校である場合が多い。軍法会議は軍人を一般の司法制度の外に置く一種の「治安法権」を認めるものであり、

@身内の裁判であるため「仲間かばい」や「組織防衛」(すなわち上部の保身)が露骨に反映され、国民の不信を招く

A兵卒や叩き上げの下士官など下級者には厳格だが、高級将校の責任は不問となる例が多く、規律の乱れの元となる

B軍法会議を開けば世間に事実が知れて軍の威信を損なったり、監督責任が問われるような場合、捜査も憲兵隊(自衛隊では警務隊)が行うからもみ消しが横行する

C被告の同期生や、思想に同調する将校らが救援活動を行い、集団で軍上層部や軍法会議に圧力をかけたり、法廷で上官である判事に暴言を浴びせるなど下剋上の風潮が生じるなどの弊害が起きがちだ。

米軍法会議も身内かばい


 2001年2月、ハワイのオアフ島沖で漁業練習船「えひめ丸」が急浮上した米原潜グリーンヴィルに衝突されて沈没、9人が死亡した事故では潜水艦側に全責任があるのは明白だったのだが、米海軍は査問会議(予備審問)で艦長ワドル中佐を不起訴とし、その半年後の10月に除隊とする、との行政処分ですませた。

 すぐに退職させなかったのは、米国の会計年度末の9月までワドル中佐が在籍すると、年金受給資格が付く勤続年数に達するためと聞き、その温情裁定にあきれた。これでも一応査問会議を開いたのはまだしもで、1981年4月に米弾道ミサイル原潜ジョージ・ワシントンが鹿児島県甑島列島沖で貨物船「日昇丸」に当て逃げし、同船の乗組員はゴム製いかだで一昼夜漂流、2人が死亡した事件では査問もせず、艦長資格停止だけだった。


1994年4月、米海兵隊の電波妨害機EA6がイタリア・アルプスでロープウェイの鋼索の下を潜(くぐ)ろうとして接触、切断したためゴンドラが落下し、20人が死亡した際には軍法会議が開かれたが、米軍の航空地図にロープウェイが載っていなかったことを理由に、操縦士は事故自体については無罪となり、その模様を撮影したビデオテープを破棄した証拠隠滅で禁錮6ヵ月となった。地図に出ていなくても、目でロープウェイを見てその下を潜る冒険をし、記念撮影をしていたのだから、「地図になかった」とは、海兵隊将校仲間の判士たちがなんとか罪を軽くしてやりたくて付けた理屈だろう。

 イラク、アフガニスタン戦争では誤爆、誤射で多数の地元民間人が死傷しただけでなく、外国の外交官や記者、米軍軍人にも犠牲者が出たが、軍法会議は開かれず、地元政府は米国等の軍人に対する裁判権を放棄していた。イラクのアブグレイブ刑務所での恒常的な捕虜虐待、拷問事件では看守の2等軍曹以下7人を起訴。最長で10年の禁錮となったが、上官らが「尋問前に軟らかくしておけ」と指示していたため、実行者の下士官、兵は罪の意識を持たず、卑猥、サディスティックな行為の写真まで撮って、仲間に回覧していたから発覚した。だが、そうした指示をした疑いのある少将以下の上官の責任は追及されなかった。

裁判長に草履投げる中尉


 日本の戦前の軍法会議の弊害は米軍の例とは比較にならない。1923年9月の関東大震災の際、無政府主義者として監視対象としていた大杉栄と内妻、六歳の甥の3人を憲兵司令部で絞殺、井戸に捨てた憲兵大尉・甘粕正彦と憲兵曹長・森慶次郎は軍法会議にかけられたが、士官学校の同期生らが、「甘粕母堂後援会」を作って救援活動を行い、在郷軍人会を通じて65万人もの減刑嘆願書を集めた。判決は甘粕大尉に懲役10年、森曹長に同3年という3人殺害に対しては軽い刑で、森は1年、甘粕は3年で出所、のち満州映画協会理事長になった。

 軽い刑でも有罪判決に右翼の青年将校達は不満で、休暇を取り和服で傍聴していた中尉が裁判長の歩兵第1連隊長・岩倉正雄大佐に草履を投げ付ける事件まで起きた。ほかの思想がらみの事件の軍法会議でも、傍聴人や弁護側証人の若手軍人らが、上官である判士や検事役の将校に暴言を吐いたり、テロの犠牲者である陸軍省軍務局長、永田鉄山中将を証言で「毒蛇」と罵るなど、軍規の乱れは顕著となった。

1928年6月には首相・田中義一陸軍大将が、満州の権益確保に利用しようとしていた満州軍閥の首領・張作霖の列車を、関東軍の高級参謀・河本大作大佐が首謀者となって爆破させ、張を殺す事件が起き、憲兵隊は首謀者も実行犯も突きとめていた。田中首相は昭和天皇に責任者の厳重処罰を秦上したが、陸軍は「天下に非をさらし軍の威信にかかわる」と起訴に反対、河本大佐は退役ですまされ、陛下に食言をとがめられた田中首相は辞任、間もなく死亡した。

勝手に戦争を始めても処罰なし


 軍規の乱れはついに出先の軍人が勝手に戦争を始めるまでに至った。1931年9月に関東軍高級参謀・板垣征四郎大佐、同参謀・石原莞爾中佐ら数人の将校は参謀本部、陸軍省、関東軍司令官に対しても秘密にして計画を立て、鉄道を爆破し、それを口実に部隊を出動させ満州全域を占領した。これに呼応して朝鮮の平壌に駐屯していた第39歩兵旅団と飛行部隊は満州に出動した。日本の一部だった朝鮮から、外国領の満州へ出兵するには天皇の命令が必要だが、この部隊は東京の参謀本部の制止を振り切って越境した。関東軍将校らが天皇の統帥権を公然と無視したのは、河本大佐が軍法会議にかけられなかったのを見て増長したと考えられる。

 この前後、軍人のクーデーター計画が事前に発覚した例は少なくとも3件あったが、憲兵隊が反乱予備罪で検束した将校達は留置所ではなく料亭に収容され、将官たちがなだめて中止させるとか、軍法会議にかけた場合も、犯罪とせず停職と転勤ですませた。1932年5月の5・15事件は計画がついに実行に移されたもので、海軍中尉・三上卓、同古賀清志など海軍将校10人、陸軍士官学校生徒11人と民間右翼が首相官邸などを襲い、犬養毅首相と警官1人を射殺、1人に重傷を負わせた。

 陸軍の軍法会議は11人の士官候補生全員を禁錮4年の軽い刑にした。海軍の軍法会議では、三上ら3人の将校に法務官が死刑を求刑したところ、部内での反発が激しく海軍省法務局長が辞表を提出するという理不尽なことも起きた。判決は最高の三上で禁錮15年、反乱を起し首相を殺したにしてはあきれるほど軽い罰で、三上は5年で出所した。1936年の2・26事件は1400人余の兵力を21人の皇道派陸軍将校が率い、内大臣・斎藤実海軍大将、蔵相・高橋是清ら4人を殺した大反乱で「以前の処置が甘すぎたためだ」との批判が強く、軍人17人と民間右翼2人が死刑となった。だが青年将校を扇動、支持した将官は処罰されなかった。

もっとひどい例は、東条陸相の陸軍次官だった富永恭次中将だ。在フィリピンの陸軍第4航空軍司令官だったが、米軍が上陸すると、山下奉文第14方面軍司令官に無断で、部下を置き去りにし、参謀らと輸送機で台湾に脱出。台北近郊の北投温泉で発見されたが軍法会議は開かれず、予備役に編入され、終戦直前に第139師団長に補された。兵、下士官が戦地から逃亡すれば当然死刑だ。

医療過誤は医師会で裁判するか


 今の自衛隊(あるいは「国防軍」)が2・26事件のような大反乱を起す可能性はまずないだろうが、一部の偏狭な思想を抱くものが5・15事件型の行動に走る可能性は否定できない。どの国の軍人にとっても仲間を見捨てないことは職業倫理の一つだから、その場合でも隊内で救援活動が起き、軍法会議への圧力になることは考えられる。

 すでに自衛隊でも大規模な業務上過失致死事件では、被告支援のために隊内で募金活動が行われた例がある。自衛隊幹部たちは「専門的知識のない警察官や検事、判事らが取り調べ、裁くのはけしからん」と言うが「それなら医療過誤事件は医師会で裁くべきか」と問うと黙ってしまう。「軍法会議の無い軍隊はない」との説もあるが、ドイツでは憲法上は設置可能でも、現実には設けておらず、オランダ、ベルギーは軍法会議を廃止している。

 現実に国防軍の審判所で裁判をしようとすれば、裁判官に指名された将校は刑法、刑事訴訟法、判例等をにわかに勉強せざるをえず、世間の注目を集める事件、事故の裁判長には部内で信望があり、社会的常識も豊かな優秀将校を選ぶ必要がある。だが刑が軽ければ被害者、世間から「仲間かばい」と非難され、その後は表に立つ要職につけにくくなる。一方、重ければ「世論に媚びた」などと内部で指弾されて孤立するから、あたら最優秀将校を潰し、内部での反目が残る結果になりそうだ。

軍法会議は過去の遺物


 軍法会議は、封建時代の領主が持っていた「領主裁判権」が起源とされる。諸侯が家臣、領民を率いて出陣すれば裁判権もついて回ったのは自然だ。それが現代まで残ったのは、ごく近年まで交通、通信が不便だったためで、例えば米軍が第2次世界大戦でヨーロッパに出動し、そこで罪を犯す者が出ても、本国へ送還して裁判することは困難だったから、現地で裁判まがいの審判をするしかなかった。

 だが航空機、インターネット、ファックス、衛星電話が発達した今日では、仮にPKOで海外に出た隊員が事件を起した場合、警務隊が調べて日本に報告、輸送機の次の便や旅客機で送還し、日本の検察庁へ送致し、一般の裁判所に起訴することは、裁判所、検察庁の管轄権などに関する法令や自衛隊法の若干の手直しで可能だろう。その方が効率が良く「市民社会の中の軍」の原則にも合致する。軍法会議は過去の遺物と言えよう。また自民党の草案では「職務に関する罪」だけを国防軍の審判所で裁く、としているが、業務上過失事件だけではなく、収賄や武器の不正使用、政治的行為なども「職務上の罪」に当り、これらも一般の捜査、司法の範囲外になる可能性は高いだろう。

 その一方で、草案は76条では現行憲法とほぼ同様に「すべて司法権は最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する。特別裁判所は設置することができない。行政機関は最終的な上訴審として裁判を行うことができない」としている。国防軍の審判所は76条で禁止される「特別裁判所」に当るはずだ。

 またそこでの判決に不服の被告人(軍人・軍属)は一般裁判所に上訴できるが、甘い判決に不満の被害者側は検察官が上訴することを期待できないから、軍人・軍属に一方的に有利な規定で、国民の軍への反感が高まる場合もありそうだ。自民党憲法草案には他にも問題点が少なくないが、9条2の5の国防軍の「審判所」は、76条の「司法権」と矛盾するうえ、実務上もほぼ有害無益、鎖の最も弱い環ではあるまいか。

http://diamond.jp/articles/-/35306
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/232.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 芸能人大好き安倍の軽佻浮薄な言動が支持率を失う! (ハイヒール女の痛快日記) 
Author:東京ルミックス 自称、東京オシャレガール。東京杉並区に在住。井の頭沿線。
超主観的立場から、さまざまなジャンルの出来事を私流にメッセージします。文中は基本敬称略としています。


芸能人大好き安倍の軽佻浮薄な言動が支持率を失う!
http://tokyolumix.blog60.fc2.com/blog-entry-1179.html
2013.05/03  ハイヒール女の痛快日記


はじめまして!東京ルミックスです。
ハイヒールからペタンコ靴に履き替えたら姿勢が悪くなった!


次のリストはゲンダイから引用だが、GWに外遊という名に借りて、国民の血税で海外旅行に行くメンバーだ!お気楽というか、役得は全部使ってやるという悪賢い連中だ。まあ、外遊という言葉は、外で遊ぶと書くから、それはそれでいいのか?

こうなれば、勝手に税金を使いまくって遊んできなさいよ!

・安倍首相/ロシア、サウジ、UAE、トルコ
・麻生財務相/インド、スリランカ
・岸田外相/メキシコ、ペルー、パナマ、米
・新藤総務相/インドネシア
・下村文科相/米、アイルランド、英
・林農相/ベトナム、インドネシア
・茂木経産相/米、コロンビア、ブラジル
・小野寺防衛相/米
・根本復興相/ウクライナ
・古屋拉致担当相/米
・山本沖縄北方相/米
・甘利経済再生相/ベトナム、シンガポール

さて、近い将来のことだが確定していることがある。それは民主党が参院選で6議席程度しか獲得できず、そのまま解体消滅することになるということだ。3年前に小沢一郎氏の手腕で圧倒的な支持で民主党は政権に就いたが、

野田首相の手によって一夜にして壊滅状態になってしまった。

大敗すると分かっていたのに、なぜ解散したのか?解散時の党首討論を見ていたが、即、解散の流れにはなっていなかった。安倍も一瞬「野田さん、それでいいのかい?」とたじろいたような顔をしていた。それが、予想外の出来事だったのか、予定調和だったのか。

若しくは、解散を言い出すタイミングが間違っていたのか?

確かに、野田の方から強引に解散に持って行ったような感覚がした。民主党内の野田降ろしに先手を打って解散したのではなく、闇の巨大権力に何かを約束されて、解散に持って行ったのではないか?その権力が誰だったのか、約束が何だったのかも分からない。

何れにせよ、2大政党制が定着すると期待したが、全てが振り出しに戻った。

その後は見ての通り、自民党・安倍政権に移り、一過性のアベノミクス効果を拠りどころに、消費税アップ、原発再稼働、憲法改正と好き放題デタラメ放題だ!もはや、国民のための政治というより、

以前の失敗を取り戻し、功名を立てんがために先を急いでいるのだ。

ロシア訪問もその一環なのだろうが。お陰で安倍の能力が高いように映り、支持率も高くなっているみたいね。しかし、気をつけた方がいい。自民党を支持してる国民がいつまでもそのまま支持し続けるなんて思わない方がいい。

メディアに洗脳されたバカ国民だって、そのうちハッと気づくでしょ。

桜を見る会でのアイドルとのイカレポーズ、スッキリのテリー伊藤らとのアホポーズ、エクザイルコンサート見学のミーハーぶりなど、芸能人大好き安倍の軽佻浮薄な振る舞いは不愉快極まりない!そのうち嫌気がさしてくるの決定的だわ。

民主党を反面教師にしなくては、正真正銘のアホじゃん。

そもそも、安倍の吃音矯正をしたかのような喋りは極めて耳触りが悪い。っていうか、少なくとも政治番組やニュース以外で、声も聞きたくないし、顔も見たくない!っていうか、私の中ではとっくにゴミ箱に入れて消去しているけどね。



http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/233.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 国民投票「18歳以上」に=憲法改正へ法整備−自民(時事通信) 憲法違反選挙で選ばれたのは無視

国民投票「18歳以上」に=憲法改正へ法整備−自民


 自民党は3日、憲法改正の際に必要な国民投票に関し、投票資格年齢を「18歳以上」とするため、必要な法改正を行う方向で検討に入った。安倍晋三首相(党総裁)は改憲手続きを定めた96条の改正に先立って国民投票に関係する法整備に取り組む意向を表明している。同党は、参院選後の秋の臨時国会への国民投票法改正案提出を視野に検討を進める。
 これに関し、自民党憲法改正推進本部の中谷元事務局長は3日、都内で開かれた改憲派の会合で、国民投票の年齢について「18歳(以上)にする」と明言した。
 2007年5月に成立した国民投票法は、投票年齢を本則で18歳以上と規定。一方、付則では民法の成人年齢や、公職選挙法の選挙権年齢を現在の20歳から18歳に引き下げるまでは、国民投票の資格年齢は20歳以上としている。 
 ただ、民法改正などには相当な時間と労力を要するとみられる。このため同党は、成人年齢などは20歳以上に据え置いたまま、国民投票は本則通り18歳以上とする方針。
 同党憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)は10日にも会合を開き、国民投票法改正案に関し協議、法案の提出時期などについて意見交換する。
 国民投票に関して首相は1日、訪問先のサウジアラビアのジッダで記者団に対し、「まず(改憲手続きを定めた)国民投票法についての宿題をやる」と語り、必要な法整備を急ぐ考えを示していた。(2013/05/03-17:48)


http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013050300329
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/234.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 猪瀬発言:「イスラーム初」か「アジア初」か
http://www.newsweekjapan.jp/column/sakai/2013/05/post-673.php
猪瀬発言:「イスラーム初」か「アジア初」か
2013年05月02日(木)12時58分

 猪瀬都知事の発言が原因で、オリンピックの東京招致に影が差している。

 「イスラム国はけんかばかり」という侮蔑的表現が取り上げられることが多いようだが、その発言を弁解するときに「雑談のつもりだった」と言った、「イスラム圏初ってそんな意味あるのかなあ」という発言のほうが、筆者は気になる。なぜなら半世紀前に東京でオリンピックが行われたときの、最大のウリが「アジア初のオリンピック」だったからだ。

 そこで思い出したのが、1964年の東京オリンピックの際のゴタゴタである。

 問題が起きたのは、オリンピック開催まであと2年強となった1962年8月、インドネシアで開催されていたアジア競技大会でのこと。この大会に、イスラエルと台湾の参加がインドネシアによって拒否されたのである。インドネシアは、インドのネルー首相やエジプトのナセル大統領と並んで、1955年以降アジア、アフリカ諸国を席巻していた非同盟諸国運動の中核だった。当然、1956年の第二次アラブ・イスラエル戦争では、アラブ陣営を支持していた。宗教的にも、アラブ諸国とインドネシアの間には、「イスラーム教徒の国」という共通点がある。主催国インドネシアは、反イスラエル姿勢でアラブ諸国に連帯を示した。

 これが国際オリンピック委員会(IOC)の逆鱗に触れた。IOCは「政治とスポーツを分離すべしとの原則に反している」として、アジア競技大会を正式競技大会としては認めないとし、インドネシアをIOC会員停止処分とした。

 困ったのは、開催国日本である。アジア初の東京オリンピックに、アジアの大国インドネシアが参加しないのは困る。なにより第二次大戦期にインドネシアを占領していた日本が、インドネシアと平和条約を結んだのは、つい4年前のことだ。問題の舞台となったアジア競技大会は、その四年前に日本が開催国となっていて、オリンピックの東京招致のために大いに利用した大会でもある。

 大臣やIOC委員でもあった都知事が駆け回り、スカルノ大統領とIOC会長の仲介に奔走するなど、日本政府はぎりぎりまでインドネシア参加の道を模索した。今から振り返れば、驚くべき粘り腰外交である。だが、「イスラエルを拒否したせいでインドネシアがオリンピックから拒否されているなら、我々こそオリンピックを拒否すべき」とばかりに、アラブ諸国がこぞって不参加の姿勢を表明、参加国がどんどん減っていく。

 その後紆余曲折、二転三転し、インドネシア、IOC両者の歩み寄りが見られなかったのが、開催半年前、IOCが突然、折れた。インドネシアの資格停止を解いたのである。そのときにインドネシア代表が出した声明が、こうだ。「日本、メキシコ、アジア・アフリカ諸国の好意に報い、アジアで最初のオリンピックを成功させるためにインドネシアは参加する」(朝日新聞、1964年8月3日)。

 結果的には、インドネシアは開会式に参加したものの、実は翌日には選手団を引き上げざるを得なかった。IOCとの関係悪化に怒ったインドネシアが、63年に独自に「新興国競技大会」を立ち上げていたため、国際水連や陸連などが、そこに参加した選手はオリンピックに参加させない、としたためだ。

 当時の報道や資料を読むと、オリンピック成功のために日本政府がアジアと欧米中心の国際組織との間をなんとか取り持とうと、必死だった様子がよくわかる。「アジアの一員として」が、日本の国際社会進出の鍵だった。もし今回の騒動を超えて、東京がオリンピック開催地に選ばれたとしたら、50年前のスピリットをもって運営できるだろうか。
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/235.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 「表現の自由」って何だ ヘイトスピーチを考える  在特会デモ 知識の仕入れ先はマンガ「嫌韓流」  朝日新聞
 【石川智也】憲法が保障する「表現の自由」とは何か――。差別的なヘイトスピーチ(憎悪表現)デモが問題化するなか、そんな議論が高まっている。街角やネットで在日韓国・朝鮮人への侮蔑を繰り返す若者と、「市民」としてそれに抵抗する男性とに、話を聞いた。

■「公益と秩序のため」

 「劣等民族」「害虫」「奴隷の子孫」……。画面に不穏な言葉が並ぶ。

 茨城県南出身で今は都内に住む20代の会社員男性は、主に韓国や北朝鮮、在日コリアンについての「所感」を、3年前からツイッターで発信するようになった。竹島や朝鮮学校の高校授業料無償化、歴史問題などにテーマが及ぶと、さらに言葉が激しくなる。知識の仕入れ先は、高校生のころに読んではまった「嫌韓流」という漫画という。

 「ネットだから遠慮はいらない。日本人はお人よし過ぎる」

 仕事を終えた夜には、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)のデモの動画を見て、視聴者コメントを書き込むこともある。2006年に結成され、朝鮮学校などへのデモを繰り返している団体だ。

 男性は会員にはなっていない。しかし、「行動しなければ意味はない」とのネット仲間の声におされ、自らデモに加わるようになった。これまで10回以上は参加したという。

 デモでは「国へ帰れ」「殺せ」など、聞くに堪えない罵声が飛ぶ。なぜこうした言葉を使う必要があるのか。男性は「抗議活動だって表現の自由。気にくわないなら表現の自由で対抗すればいい」と平然と語る。

 昨年の衆院選では、自民党に投票した。改憲に意欲を燃やす安倍晋三首相について「日本人の誇りを取り戻せる憲法にすると言っている。評価しない理由がない」。

 自民党の憲法改正草案には、21条の表現の自由について「公益及び公の秩序」の下で制約する条文も加えられているが、男性は意に介さない。

 「俺たちは公益と秩序のためにやっている」

■「野放しのままでいいのか」

 土浦市の岡美徳(よしのり)さん(40)は7年前から、在日韓国・朝鮮人の支援活動に取り組んでいる。

 きっかけは、映画「パッチギ!」だ。日本人と在日コリアンとの交流を描いた作品で、監督の井筒和幸さんが「売国奴」などとバッシングを受けていると報道で知り、衝撃を受けた。

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の仲間5、6人と、在日問題の歴史を解説するページを立ち上げた。「在日は特権を得ている」と言っている人の多くが「バスに無料で乗れる」「納税していない」などと不正確な知識しか持っていなかった。強制連行や朝鮮学校の無償化問題についてのページも設け、支援集会にも出席するようになった。

 以来、「日本から出て行け」などとネットで罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びることは日常茶飯事だ。それでも岡さんは「ここ最近の負の感情の増幅は、異様さを感じる」と話す。京都の朝鮮学校の周囲では、生徒や親が身の危険から朝鮮語を使うのを控えるようになったという。

 新大久保などでのデモには、抗議の意思を示す対抗デモの動きが広がっている。こうした「市民」の自発的行動を評価し、ヘイトスピーチの法規制には慎重姿勢を訴える弁護士や学者も多い。岡さんも「傍観者でいるのではなく、国民の多くがこんな行為は許さないという意思を示すことが重要」と話す。一方で、在特会などのデモは限度を超えている、とも思う。

 「こんなことが野放しのままでいいのだろうか」

■法規制の必要性、本格的に議論を

 《前田朗(あきら)・東京造形大教授(国際人権法)》 欧州の多くの国ではヘイトスピーチ規制法がある。法規制と表現の自由は対立概念ではなく、逆に表現の自由を守るために差別的言説を処罰するという発想だ。背景には、国家権力が表現の自由を抑圧する一方で、その名の下でユダヤ人を迫害した歴史がある。在特会は集団での威嚇、差別・迫害の扇動をしており、国際法の世界では人道の罪にあたる。戦後日本では表現の自由は最大限尊重されるという考えが主流だったが、法規制の必要性を本格的に議論しなければならない状況を迎えている。


http://www.asahi.com/national/update/0502/TKY201305020408.html
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/236.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 孫崎享、右翼であることを自ら認めていた(kojitakenの日記)
2013-05-02
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20130502/1367504519

こんなの見つけた。メモっておく。孫崎享の2013年2月3日のTwitter。


https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/297865956733120512

https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/297866080796409856

https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/297866258693648384


右視点との一致:

多分、私と“真正”右派とに共有する部分がある。対象は単に言論界だけでない。政・官・財、日本の権力機構の全てに蔓延してる。

正論3月号小堀桂一郎「占領によって言論機関は“自国に対する忠誠義務から解放され”、外から日本国を動かす或る強大な異国の権力に忠実を誓って能動的な活動をする敵性情報宣伝機関になった。GHQの意向に迎合し、忠実に努めている限り、そこから加えられる庇護と勧奨は絶大。それによってえられる特権的利権は占領利権。一度その旨味を覚えると、最早それを手放す気にはならず、利権供与者への迎合とその権力の借用がやがて利得権者の体質となる。江藤(淳)氏は“日本のジャーナリズムの隠微な自己検閲システムは不思議なことに平成改元以来再び勢いを得はじめ、次第にまた猛威を振るいつつある”との観察を記している」右翼だったら日本社会の占領継続体制の糾弾が最も重要だろう。


孫崎享って小堀桂一郎や江藤淳に共鳴するんだ。生粋の右翼じゃん。

http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/237.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 「誰より先にイスタンブール万歳」首相がトルコにエール 五輪招致 
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130503/plc13050319100012-n1.htm
2013.5.3 19:09  産経新聞

 【アンカラ=半沢尚久】安倍晋三首相は3日午前(日本時間3日午後)、アンカラ市内で開かれた日本トルコ経済合同委員会の会合に出席し、「イスタンブールが五つの輪を射止めたら、私は誰より先に『イスタンブール万歳』と言いたい」と述べ、2020年夏季五輪招致を東京と争うトルコ・イスタンブールにエールを送った。

 東京都の猪瀬直樹知事がイスタンブールを批判する趣旨の失言をしたのを意識したとみられる。首相は「東京が五つの輪を射止めたら誰よりも早く万歳と叫んでいただきたい」とも述べ、両国の友好ムード演出に努めた。


       ◇

都知事発言カバー?首相、五輪でトルコにエール
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130503-00000567-yom-pol
読売新聞 5月3日(金)18時50分配信

 【アンカラ=松浦篤】「もしイスタンブールが五つの輪を射止めたら、私は誰よりも先に『イスタンブール万歳』と申し上げたい」

 安倍首相は3日午前(日本時間3日午後)、アンカラ市内で開かれた日本トルコ合同経済委員会であいさつし、2020年夏季五輪の招致を日本と争うトルコにエールを送った。

 あいさつの終盤で「イスタンブールと東京の話をさせていただきたい」と切り出した首相は、トルコへのエールに続き「もし東京が射止めたら、どうかトルコの皆さん、世界の誰より早く『万歳』と叫んでほしい」と呼びかけ、会場から盛んな拍手を浴びた。

 五輪招致を巡っては、猪瀬直樹東京都知事のイスラム諸国を批判する発言が波紋を広げており、首相としてはトルコへの配慮を示すことで、両国間のしこりを払拭する考えがあったとみられる。



http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/238.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 自民、維新、みんなは96条改正で一致  民主、共産、生活、社民、みどりは反対 
自民、維新、みんなは96条改正で一致
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130503/plc13050319200013-n1.htm
2013.5.3 19:19  産経新聞

 憲法記念日の3日、与野党はNHKの討論番組で、安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正の発議要件を緩和するための96条の先行改正について、自民党、日本維新の会、みんなの党などは賛同し、推進する立場を表明した。逆に、民主党は96条改正反対で意見集約する方針を示した。

 自民党の中谷元憲法改正推進本部事務局長は、発議要件を衆参の「3分の2」の賛成が必要と定めた96条の規定について「2分の1に緩和することに賛同してくれる政党もあるので、まずはそこ(96条)から実現をはかりたい」と述べた。

 維新の浅田均政調会長は「要件を緩和し、国民投票で国民の意見を聞きやすくすべきだ」と応じ、みんなの江口克彦最高顧問も「96条の高い壁で国民と憲法を遮断すべきではない」と同調した。新党改革の舛添要一代表も「大変結構だ」と賛意を示した。

 これに対し、自民党と連立を組む公明党の北側一雄憲法調査会長は「硬性憲法の性格は維持すべきだ。先に96条改正をするというのはどうか」と述べ、先行改正に慎重な考えを重ねて示した。

 民主党の前川清成憲法調査会事務局長は「多数決で憲法を変えてはならない。その方向でまとめることができる」と述べた。

 共産、生活、社民、みどりの各党も「9条改正のためにハードルを低くしようとする話だ」(共産党の笠井亮憲法部会長)などと反対を表明した。


        ◇

憲法改正論議 96条巡り各党議論
動画http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130503/t10014349911000.html
5月3日 12時12分 NHK

NHKの憲法記念日特集で、国会が憲法改正を発議する要件を定めた憲法96条について、自民党や日本維新の会などが、改正して要件を緩和すべきだという考えを示したのに対し、民主党は、反対の方向で党内の意見をまとめる考えを示しました。
一方、連立与党の公明党は、具体的な改正の中身と合わせて議論すべきだとして、慎重な姿勢を示しました。

この中で、▽自民党の中谷憲法改正推進本部事務局長は、憲法96条で、国会が憲法改正を発議するためには、衆参両院それぞれで、すべての議員の「3分の2以上の賛成」が必要と定めていることについて、「各種の世論調査ではおよそ6割の人が憲法改正の必要があると答えているが、国会から改正のチャンスが与えられていないということで国民も疑問を呈している。96条の改正要件を2分の1にすることに賛同する政党が出てきたので、そこから実現して、自民党の憲法改正案の実現を図りたい。国民にチャンスを与えることが主権国家として国民本位の憲法制定につながるのではないか」と述べました。

▽民主党の前川憲法調査会事務局長は「2005年の党の憲法提言で、96条の改正は必要ないという結論に至っている。多数決で何でも決めていいわけではない。憲法は、平和主義や基本的人権の尊重など、王様でも総理大臣でも奪ってはならないことを定めており、法律の改正より厳しい要件を課すのは世界の常識だ。もう一度、党内で議論して最終的な結論を出すが、96条改正には反対の方向で確定できると思う」と述べました。

▽日本維新の会の浅田政務調査会長は「国民の声を聞き、国民投票をしやすくするためにも96条は変えるべきで、憲法改正を容易にするために96条を変えるわけではない。参議院で法案が否決された場合などに衆議院での再可決に3分の2以上の賛成を必要とする59条の改正などとセットで、96条を改正していきたい」と述べました。

▽公明党の北側憲法調査会長は「『3分の2』に必ずしもこだわらないが、『過半数』による発議は一般の法律と同じなので、どうなのかと思う。また、96条の改正を先にやろうというのはどうかなと思う。96条はしょせん、手続き論であり、中身と一緒に議論すべきだ」と述べました。

▽みんなの党の江口最高顧問は「国会議員の3分の2が賛成しないと、国民が憲法をどうするかについて考えることもできないという96条は、国民を愚弄している。国民を信頼して、憲法について考えてもらうようにすべきであり、96条の高い壁で国民と憲法を遮断すべきではない」と述べました。

▽生活の党の畑総合政策会議副議長は「96条の改正には反対であり、維持すべきだ。過半数の賛成で憲法を改正できるならば、政権与党だけで発議が可能になり、統治権に対する制約としての憲法の意味がなくなってしまう。国民のコンセンサスを最大限とって憲法改正は行われるべきだ」と述べました。

▽共産党の笠井憲法部会長は「96条改定のねらいは、9条改定に向けてハードルを低くすることだ。96条は、時の権力の都合で勝手に憲法を変えられないようにしており、これを変えれば憲法が憲法でなくなってしまう。立場の違いを超えて、96条改定反対で力を合わせたい」と述べました。

▽社民党の照屋憲法改悪阻止闘争本部事務局長は「96条は単なる手続きの問題ではなく、それを変えてしまうと憲法の性質が破壊されてしまう。憲法の改正権は主権者である国民にあり、憲法に縛られている側の安倍総理大臣が96条改正を言い出すのは、改憲のための姑息(こそく)な手段だ」と述べました。

▽みどりの風の亀井幹事長は「民主主義はプロセスが大事だ。国民主権に基づき、国民が主導して憲法を改正すべきであり、政府主導はそもそもおかしい。96条改正が持ち出された背景として、自民党は9条を改正し、自衛隊を国防軍にしたいからであり、注意しなければならない」と述べました。

▽新党改革の舛添代表は「改正要件を『3分の2』から『2分の1』にするのは大変結構だが、これだけ突出してやるのが賢いかどうかは問題だ。『環境権や知る権利、犯罪被害者の権利などを早く実現するために3分の2から2分の1にしましょう』という形であれば通ると思う」と述べました。


http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/239.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 憲法第96条改正に絶対反対する!
  憲法第96条改正に絶対反対する!

最近まで、憲法第96条についてまったく知らなかった。安倍政権は第96条を改正し、現行の「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」を「過半数以上の賛成」にして、容易に憲法の改正をできるようするということを次の参議院選挙の争点にするということを昨日の民放のニュースで詳しく解説がされていた。憲法改正には賛成している大学教授が出演していたが、この改正には反対すると述べていた。国会議員の過半数で憲法の改正の発議が可能となると、憲法改正が時の政権の思いのままに改正される危険性が大いにあり、憲法が不安定になり、国が国民の権利を制約する方向に向かってしまうことを危惧している。自民党の改正案では
「公共の福祉」が「公益及び公の秩序」に置き換えられている。「秩序」ということ言葉は戦前の治安維持法を連想させる。

昨日の中日新聞夕刊で、映画監督の想田和弘氏の論評が掲載されていた。中日新聞と讀賣新聞を購読しているが、中日新聞だけにしようと思う。中日新聞の報道姿勢は中立的であり、納得できる内容が多い。

人権を制限する自民党改憲案 民主主義「崖」への行進―憲法記念日を前に

この論評を読んで愕然とした。

[現行憲法] 第二一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
[自民党改憲案]第二一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。ニ 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的とした結社をすることは認められない。
筆者は次のように述べている。

 例えば、今僕が書いているこの文章が「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動」に当たると判断されれば、政府は僕の文章や『中日新聞』を違法とすることができるであろう。そして関係者を逮捕し新聞社を閉鎖することもできる。少なくとも、戦前・戦中に「政治犯」を取り締まった治安維持法のような法律を制定することは、憲法違反でなくなるのだ。(中略)

 「憲法なんて自分の生活に関係ない」などとタカをくくるなかれ。これは誰にとっても、極めて実際的な問題だ。例えば、ツイッターやフェイスブックをやっている人は、政府への批判や不満はおろか、皮肉さえ書けなくなる。脱原発デモやTPP反対デモなどに参加するなら、逮捕・投獄されることを覚悟せねばならない。(中略:国民の生存権や幸福追求権、財産権の制限など述べている)

 僕は、これほどの重大事が一部のメディアを除いて、ほとんど話題になっていないことに不可解を通り越して不条理を感じている。一方で、自民党や日本維新の会が第九六条の憲法改正発議要件を両院の「三分の二」から「過半数」に緩和しようとしていることに危機を感じる。

 厳しい改正発議要件は、国家権力の暴走を食い止めるための安全装置である。それを憲法に縛られている当の権力者たちが外したかっている。しかし、そのことに気づいて警鐘を鳴らしている人や言論機関があまりに少ない。そして改憲を争点とした参議院選は刻々と近づいている。

 日本の民主主義は、そうとはほとんどの人が気づかぬまま、いま崖に向かって行進しているのではないか。くどいようだが、これは決して誇張ではないのである。(引用終了)

http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130503-00024690/

改憲バスに乗る前に

江川 紹子 | ジャーナリスト2013年5月3日 0時9分

安倍首相は、念願の憲法改正に向けてテンションが高まっているらしい。外遊先でも、改憲を夏の参院選の争点にする意向を改めて示し、「まず国民投票法の宿題をやる。その後に96条から始めたい」と述べた。
サウジアラビアでスピーチする安倍首相(首相官邸HPより)
第96条は、憲法改正の手続きを定めた条文。改正の発議のために必要な「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」を「過半数以上の賛成」にして、改正を容易にしようというのが、今回の改正の狙い。ただ、「96条から」との発言からも明らかなように、これはほんのとば口に過ぎない。では、ゴールはどこにあるのか。

自民党は、昨年4月に「日本国憲法改正草案」を決定している。マスメディアでは、この問題となると、第9条を書き換えて軍隊である「国防軍」を設置することばかりがクローズアップされがち。確かに、それは重要なテーマではあるが、自民党が目指すゴールは、そういうレベルの(と敢えて言うが)ものではない。まさに「革命」に匹敵するほどの価値観の変容を、国民に迫るものとなっている。

「個人の尊重」が消えて…

まず注目すべきは、「個人の尊重」の消滅。

日本国憲法第13条は、まず最初にこう書かれている。

〈すべて国民は、個人として尊重される〉

一人ひとりの「個人」が等しい価値の存在として尊重される。一人ひとりが、自らの生存と自由を守り幸福を追求していく権利を有する。その権利もまた等しく尊重されなければならないーーこれは、憲法の土台であり出発点であり、憲法全体を貫く価値観と言えるだろう。

これによって、立法その他の国政は、個人の人権を最大限に尊重しなければならない。人権と人権がぶつかり合う場合などは、「公共の福祉」の観点から調整し一部の権利が制限されることはある。だが、それは「個人」より「国家」が優先される、という類の発想とは本質的に異なっている。

ところが、「草案」ではこうなっている。

〈全て国民は、人として尊重される〉

国民は、一人ひとりの違いを認め合う「個人」として扱われるのではなく、包括的な「人」というくくりの中に汲み入れられる。違いよりも「人グループ」としての同質性に重きが置かれる。しかも、その人権には、「公益及び公の秩序に反しない限り」という条件がついた。ここには、明らかに「人権」より「公益及び公の秩序」、「個人」より「国家」を優先する発想がある。

「公益」や「公の秩序」に反すると認定されれば、「個人」の言論や思想の自由も認められないことになる。ツイッターやフェイスブックなどが普及した今、表現の自由は、多くの人にとって、情報の受け手としての「知る権利」だけでなく、発信者としての「言論の自由」に関わってくる。

戦前の大日本国憲法は、表現の自由に「法律ノ範囲内ニ於テ」という条件をつけていた。この旧憲法下で、様々な言論が制約され、弾圧が行われた。曖昧な「公益」「公の秩序」は、国家の方針やその時の状況によって、いくらでも恣意的な規制や制約ができそうだ。

表現の自由に限らず、「個人」より「国家」を尊重する。「人権」は「公益及び公の秩序」の下に置かれる。これが、自民党「草案」の基本。日本国憲法と似た体裁をとっているが、まったく別物であり、その価値観は天と地ほども違うと言わなければならない。

憲法が国民を縛る

憲法の役割も、180度変えてしまおうとする。現行憲法は国民の権利を謳い、平和主義を宣言し、国の統治機構を定めた後、こう締めくくっている。

〈第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。〉
憲法が縛るものは…
天皇陛下が即位直後に、「日本国憲法を守り、これに従って責務を果たす」と誓われたのは、この条文を意識されてのことだろう。

憲法は、この条文によって、政治家が法律を作ったり、公務員などがそれを執行する時に、憲法で定めた国民の権利を侵害するようなことがないよう、釘を刺しているのだ。つまり、憲法は、国民を縛るのではなく、政治家や公務員らの行動を縛るために存在していると、ここで念押している、といえる。

では、自民党「草案」はどうか。

これに当たる条文のまず最初に、こう書かれている。

〈全て国民は、この憲法を尊重しなければならない〉

憲法を「国民」の言動を律するものに変えよう、というのである。

ちなみに大日本国憲法は、「臣民」が「憲法ニ対シ永遠ニ従順ノ義務ヲ負フ」としていた。自民党「草案」は、この点でも明治憲法に先祖返りしている。

戦争ができる国に

そして、平和主義と安全保障の問題。

「草案」によれば、「国防軍」の活動範囲は、自衛のための活動のみならず、相当に広い。一応、「武力による威嚇及び武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない」としているが、「国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動」ならOK。これによって、国連が武力行使容認決議を行っていない多国籍軍に参加し、戦闘行為、すなわち殺傷行為を行うことも可能となる。

また、「軍人」の職務実施に伴う罪や「国防軍」の機密に関する罪についての裁判は、「軍」内部に置いた「審判所」で裁く、とされる。いわゆる軍法会議の復活だろう。これについての問題点は、軍事ジャーナリスト田岡俊二さんの論稿に詳しい。

もう1つ見過ごされがちなのが、「草案」の第9章として新しく設けられた「緊急事態」。「我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律に定める緊急事態」が起きた時に、内閣総理大臣が「緊急事態の宣言」をすることができる、とする。

とってつけたように「自然災害」が加えられているが、東日本大震災のような大規模な(しかも、原発事故を伴う)災害が起きても、日本では「公の秩序」が破壊されるような暴動など起きていない。法律や災害時の対応策をきちんと整備しておけば、憲法でわざわざ「緊急事態」の規定を置く必要はない。また、そのような「内乱」や「武力革命」が起きることも、日本では想定し難い。

要するに、「緊急事態」は戦争を想定した規定なのだ。現行憲法に規定がないのは、戦争をしないのが前提だから。9条の改変に加え、「緊急事態」の規定を入れることで、日本は戦争ができる国へと変貌する。

ひとたび「宣言」が出ると、内閣は強大な権限を持つ。法律と同じ効力を持つ政令を発することができる。つまり、国会抜きで国民の権利を制限することが可能。この「宣言」が発せられると、「何人も…国その他公の機関の指示に従わなければならない」とある。

まさに、総動員態勢で国民が総力を挙げて戦争に協力する態勢を作るための基礎を固めるのが、この「緊急事態」の規定と言える。

バスに乗る前に必要なこと

第96条改正の問題を考える時には、その先に、このような国家観、憲法観、人権などについての価値観が広がっていることを、まずは知っておく必要があるだろう。それを知ったうえで、自分の意見をまとめたい。

マスコミも改憲ありきの雰囲気になっているし、よく分からないけど96条だけなら変えてもいいかも…という人がいるかもしれない。でもそれは、行き先も確かめずにバスに飛び乗るようなもの。

バスに乗る前に、切符を買う前に、行き先と停まる停留所は確かめよう。

ニューロドクター乱夢随想録
http://marugametorao.wordpress.com/

http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/240.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 「「自民党の憲法改正案についての鼎談 第7弾」の実況ツイート:岩上安身氏」 梓澤弁護士、改憲草案第36条に怒りと涙の訴え
「「自民党の憲法改正案についての鼎談 第7弾」の実況ツイート:岩上安身氏」 
http://sun.ap.teacup.com/souun/10795.html
2013/5/3 晴耕雨読


■ 出演 梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士、岩上安身

このアーカイブの完全版は、IWJ会員のみ閲覧・視聴ができます。


https://twitter.com/iwakamiyasumi


本日の怒りと涙の憲法鼎談。以下、連投。


2013年5月2日(木)14時から、「自民党の憲法改正案についての鼎談 第7弾」の実況ツイートを行います。


岩上「最初に告知なのですが、5月23日(木)に新宿ロフトプラスワンで、梓澤先生がお出になられる、自民党憲法改憲案についてのトークイベントがあります」


梓澤統一郎弁護士「よろしくお願いします」


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岩上「最近の憲法改正を巡る動きですが、5月1日に安部総理は、7月の参院選で憲法96条の改正を公約に据える考えを表明しました」


澤藤和幸弁護士「4月29日には、韓国の国会がある決議をしました。…」


澤藤「…これは、『日本の閣僚などの靖国神社参拝と侵略戦争を否定する妄言を糾弾する決議案』という名前のものです。これに対するマスコミの扱いが小さすぎると思います。この決議の重さをかみ締めなければなりません」


澤藤「明日は5月3日、憲法記念日です。こうしたときに、自民党憲法改正案の目的を考えてみると、大きくは今の資本主義社会の中で、最も資本にとって住み心地の良い政治体制をつくりたいということだと思います」


澤藤「…しかし、これをやると社会は壊れるわけです。格差は広がり、貧困は現象化してきます。こうしたことを明日まとめてみようかなと思います」


梓澤「先日、BSのある番組の中で、自民党の石破茂さんが改憲についてお話されていました。石破さんは、国防軍について、今の自衛隊法では、命令に反する行動をした兵に対して、7年の懲役しか与えられない。しかし、…」


梓澤「…本当に国を守るためには、そうした兵士に対して死刑や懲役300年というのを考えなければならない。それが国防軍なのです、というようなことをおっしゃっていた。ものすごい提案です。まさに軍事国家です」


梓澤「2004年に、立川テント村事件というものが起こりました。反戦ビラを撒く目的で自衛隊官舎に入った方たちが捕まり、有罪になった。国に逆らう人たちの表現の自由が圧殺される」


岩上「大企業の支配というのはまさにその通りで、保守の一部は『独立』を盛んに言っていますが、独立というのは、周辺国と友好関係を築かなければならないのに、日本は隣国と争ってばかりいる。そして、その後ろには米国がいる」


岩上「サンフランシスコ体制というものは、日本も米国も望んでいたものです。先日インタビューをした三浦陽一教授は、日本が徹底的な戦争追及を行い、周囲と友好関係を築いてしまったら、…」


岩上「…原爆を投下し、空襲で無差別殺戮をした米国もまた、戦争犯罪の追及をされてしまう。だから、米国は日本の戦犯追及の手を緩めたと。日本の支配層は自ら進んで米国に従属していった。日米の支配層は共犯の関係にあるというのです」


澤藤「今、憲法審査会が行われていますが、その議事録が公開されているので、是非ご覧いただきたい。自民党、日本維新の会、みんなの党は改憲推進。公明党と民主党は非常にマイルド。…」


澤藤「改憲反対は共産党議員一人だけ。公明党と民主党に生活の党を加えた中間の3党が、改憲の鍵を握っていると思います。参議院ではまだ議論がほとんど進んでいませんが、衆議院は議論に入っているので是非ご覧いただきたい」


岩上「逐条の議論に入ります。本日は第33条(逮捕に関する手続きの保障)からです」


梓澤「34条も一緒にいきましょう」


岩上「はい。34条は(抑留及び拘禁に関する手続きの保障)です」


「これは、どういうふうに影響が出るのですか?」


梓澤「概略は変わっていないと思います。しかし、変わっていないということが大事。公権力がある人を逮捕するときに、その人は直ちに弱者に転化する」


梓澤「こういう事件を思い出します。あるイスラエル人が自分の泊まっている民宿で、警察官が宅配の格好をして荷物を運んできた。その中には大麻が入っており現行犯逮捕された。その女性にはまったく身に覚えがない。…」


梓澤「…日本国内の話です。しかし、彼女には完全なアリバイがあった。こういうものは弁護士が勝手に作ったと疑われるから逆に危ないのですが、しっかりと供述録取を取って検察官に出した。結果、起訴されませんでした」


梓澤「私が別の外国人の弁護をした際に、『なぜ弁護士、弁護士と騒いだのですか?』と聞くと、『学校で、捕まったときはとにかく弁護士と教わった』と。これは憲法上の権利として妨害できないのです」


澤藤「何かで捕まったときは、『当番弁護士をすぐに呼んでくれ』というのがいい」


梓澤「これを言われた警察官は、弁護士会に通知をして、弁護士を呼ばなければならないという取り決めがある」


澤藤「当番弁護士は全国にいます」


梓澤「こういう手続きを動かしてはいけないように、憲法は固く固くつくってある。この仕組みが33条と34条に書いてあるのです」


梓澤「自民党改憲草案でさえ、ここ(=33条、34条)を大きくはいじれないわけです。だから、(憲法改正発議に必要な議員数は)3分の2でなければならず、過半数ではいけないのです」


岩上「黙秘権の話。先日、ボストンマラソンでテロ事件がありました。この容疑者の取調べに対して、黙秘権の告知がされなかった。しかし、日本のメディアでは、『黙秘を認めない』と伝えられた。…」


岩上「…おそらく中身を理解した上でこう伝えている。日本のメディアが誤報をしているということです。このことを先日テレビで言ったときに、『黙秘権を認めなくてもいい』と言った方がいらっしゃいました。…」


澤藤「私の理解では、黙秘権というのは、『国家権力 対 個人』という構図のとき、その個人の人権は守られなければならないという宣言だと思っています。どんな人でも人権や尊厳があり、それは守られなければならない」


澤藤「…場合によれば、死刑よりも、意に反して喋らされるほうが屈辱であると私は思います。実際に憲法ができる前の刑事手続きはどうであったか?…」


澤藤「自白を強要し、拷問までやり、場合によってはリンチで殺したこともある。こうしたことの反省。36条では拷問を禁止しているのですが、自民党案は『絶対に』という言葉をわざわざ取っている」


澤藤「…拷問の可能性を残しているとしか思えない。文明社会では絶対にあってはならないこと。人間に例外はない。刑事手続きにおける原則は誰も同じように適応しなければならない」


現行憲法38条「何人も、自己に不利益な供述を強要されない。A 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。…」


現行憲法38条「…B 何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない」


梓澤「黙秘権というのは、被疑者が公権力に対峙する主体的な存在ということを保障する権利です」


梓澤「小林多喜二の言葉を紹介したい。殺される6ヶ月前、あるバイオリニストの演奏を聞いた後に、目に涙を浮かべながら、『生きる喜びを感じた』と。その6ヵ月後に、…」


梓澤「…小林多喜二は3時間にもわたる拷問を受けた。母は傷だらけの息子の体を抱きかかえながら『それ、もう一度立たねか、みんなのためもう一度立たねか!』と叫んだ。…」


梓澤「こうしたひどいことがあった。なぜ、自民党案36条では『絶対に』という言葉を抜くんですか!!許せないですね、私は!!」


梓澤弁護士、涙で声をつまらせる…。


澤藤「10年ほど前に、寺西和史という裁判官がおられた。当時、盗聴法を作るということが話題になっていた。寺西さんはこれを批判するコメントを朝日新聞読者欄に投稿。裁判長から厳重注意を受けた。…」


澤藤「…その後、仙台で盗聴を可能とする法案に関する集会にパネリストとしての参加を求められたが、裁判所からは『戒告するぞ』と言われた。…」


澤藤「…悩んだ末、寺西さんは一般参加者として出席し、『戒告する』と言われたという旨を集会で説明し、問題となった。結局、寺西さんは戒告処分を受けた」


現行憲法36条「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」


自民党案36条「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、禁止する」


澤藤「36条の『残虐な刑罰』という中に死刑が入るのかどうか、ということが世界的に注目されています。進歩の趨勢の中で考えると、死刑の廃止を中に盛り込んでもいいかもしれない」


梓澤「35条について。私生活というものは、公権力が基本的に入ってはいけない。憲法13条で保障されています。あるとき、警察官が怪しいと思った家の横に隠しカメラをつけた。令状を取らずにです。…」


梓澤「…多くの憲法学の学説では、13条の中に私生活領域確保の自由、つまりプライバシーの自由が保障されると読み込んでいます。先ほどの隠しカメラの件では、これが証拠として採用されてしまった。…」


梓澤「…私的領域は『公益及び公共の秩序に反しない限り』犯してはならないとされているが、捜査という全体利益がある場合には、容易に入ってきてしまう」


岩上「通信や私的な会話というものの自由に公権力が入れる、ということになれば、ときにはその乱用が行われます。本当に恐ろしい」


梓澤「米国では今、ユタ州にすべての私人の会話を盗聴できるようなシステムが建設中というんです。テロ対策という名目の下に。こうしたことが自民党憲法改正草案の13条にはあると思います」


澤藤「公共の福祉というのは、人権対人権の調整原理として解される。それを明確に『そうではない』と言っているのが自民党です。憲法審査会でも、平沢勝栄さんがそう言っている」


岩上「三浦先生のインタビューを行ったときに、栗栖弘臣さんが国防軍について書かれている書籍がありました。そこには、国防軍は国民を守らない、守るものは国柄であるというようなことが書かれていました」


「憲法37条について。裁判は公開であるということは非常に重要なことだと思います。ここでは、刑事被告人の権利だとされています。民事あるいは法人間の紛争や行政相手の裁判において、…」


岩上「…その公開性が失われるのは重要な問題だと思います。というのは、TPPにはISD条項というものがあります。海外に進出した大資本が、その国を訴えることができる」


岩上「ここでは、公開ではなく秘密であったり、上級審がなかったりします」


澤藤「それは裁判ではなく、仲裁手続きになるわけです。確かに非常に問題がある。しかし、…」


澤藤「…問題があることを知りながら、ISD条項を含む条約を締結すれば、遵守する義務が憲法上生じる。事後的に争うことは非常に難しい」


岩上「ちょっと飛びますが、質問したいことがあります。現行憲法98条(憲法の最高法規性等)のところ、第2項に『日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする』とあります。…」


岩上「…ここをもって、講和条約や日米安保、地位協定が日本国憲法よりも上位に来てしまう仕組みになっているのではないか。自民党改憲草案でも同じです。…」


岩上「米国に従属し、肥大した軍産複合体やグローバル資本の利益に貢献するような社会体制になっていっているのではないか。右翼の人ほど理解しなければならない。…」


澤藤「仰るとおりだと思います。誰が見ても売国的な政策をやっていると見て間違いない。これは明治初期の条約改正問題を彷彿とさせます。岩上さんが仰られた問題は有名な砂川判決で触れられています。…」


澤藤「98条には、条約が入っていません。これは、条約まで入れてしまうと、相手国のほうでも、日本の司法が相手国の条約の効力までも証明させることができるように読まれては困るから抜いていると考えるのが普通」


澤藤「…砂川事件では、1審の伊達判決では、刑事特別法の罰則が憲法違反だとして、全員無罪になりました。それに米国が跳躍上告を勧めて、日本はこれを受け入れた」


梓澤「現行憲法の82条に裁判公開の規定があります。こことTPPの問題を論ずると、ニューヨークで行われる仲裁裁判は、裁判にはあたらない。よって裁判ではないから公開しない」


澤藤「岩月浩二弁護士のレジュメを読みました。その中に『人権を語る弁護士は経済を知らないし、経済に関心を持つ弁護士は人権にまったく関心を持たない』とあった。まったくその通りです」


参考【岩月浩二弁護士インタビュー記事(http://t.co/DckXGQv4He)】【インタビューのテキスト記事(http://t.co/gDnGa2Adnd)】


岩上「先日、法律事務所の講演会に呼ばれて、TPPについて話させていただきました。そのときに、岩月先生のお話を紹介し、『何条が違憲です。何条も違憲です。…』と話したら、爆笑が起こった」


澤藤「いや、深刻な話ですよね」


岩上「最近、TPPに慎重な国会議員らが訪米団を結成し、調査に行きました。20の議員のオフィスを回り、USTRのトップにも会ってきた。米議員の誰も日本との間に重要品目があることを知らない」


       ◇


2013/05/02 「加害者の側が人間じゃなくなる」 梓澤弁護士、改憲草案第36条に怒りと涙の訴え 〜自民党の憲法改正案についての鼎談 第7弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/77025
IWJ Independent Web Journal


 「なぜ、自民党案では『絶対に』という言葉を抜くんですか!許せないですね、私は!」。自民党が作った憲法改正草案に対して、梓澤和幸弁護士が怒りをあらわにした。

 憲法記念日の前日となる5月2日、梓澤弁護士と澤藤統一郎弁護士、そして岩上安身の3人が自民党の憲法改正草案について議論する鼎談の第7回目が行われた。この日の議題は、第33条「逮捕に関する手続の保障」から第38条「刑事事件における自白等」までである。

 拷問の禁止を定めている第36条について、自民党案は現行憲法の「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」という条文から「絶対に」という文言を削除している。梓澤弁護士は、警察による拷問で殺された作家・小林多喜二の最期を紹介しながら、「(拷問は)屈辱の中で人の命を奪う。それなのになぜ、自民党案では『絶対に』という言葉を抜くんですか!許せないですね、私は!」と目に涙を浮かべながら、自民党改憲案を激しく批判した。



http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/241.html

記事 [政治・選挙・NHK147] アベノミックス成長戦略は国民へのタカリだ!
投稿者関口博之
http://d.hatena.ne.jp/msehi/

アベノミックスの成長戦略は6月の公式策定を目指し、産業競争会議で検討作成されているが、会議のメンバーからして新自由主義色が強く、攻めの農業政策でもまったく戦略的裏付けや展望も見られないように、これまでの7回の議会では抜本的な戦略転換と具体的目新しさが感じられない(注1)。
確かに2002年小泉新自由主義政権から2006年の安部第一次政権では、その間行き詰まっていた日本の貿易輸出額は、2002年の52兆円から2007年には6割増しの84兆円に増大した。
しかしこの間国の負債総額(国債及び借入金残高)は、2002年の582兆円から2007年の832兆円へと巨額に膨らんでおり、莫大な公共投資、大企業の大幅な減税だけでなく利益の内部留保を容認し、様々優遇措置で海外進出を後押ししたからである。
それは、日本産業が復活したのではなく、将来世代を担保とする莫大な支援で一時的に勢いを取り戻したと言っても過言ではない(注2)。
国民の平均年収は、2002年の389万円から2007年の367万円に下がり、雇用も派遣社員などの劣悪化が進み、年収200万円以下の相対貧困者が1100万人を超えた。
またこの間高額所得者の税金は大幅に減税されるなかで、国民全体の税金は5兆円増加し、さらに健康保険を含めた社会保障費も5兆円増加した。
すなわちこの間大企業には莫大な富がもたらされたが、小泉劇場での激情を持って語られていたことに反して、その富の雫は下に滴らないだけでなく、国民の暮らしを著しく悪化させたと言えよう。
それ故に2006年9月に発足した第一次安倍政権は1年も持たずに、2007年8月に終焉したのだ。
2009年の衆議院選挙ではその反動として、産業利益よりも国民利益優先を求める鳩山民主党政権が誕生した。
鳩山政権は現実的な戦略もなく正面から公約を実現しようとしたことから、既存のコンクリートに関与する利権構造と激突し、メディアを通して引きずり下ろされたと言えよう。
そして鳩山政権の退陣を機に、民主党政権は国民を裏切り、国民利益よりも産業利益優先に反転した。
何故なら、大企業組合や官公庁組合は既に新自由主義に絡め取られており、産業利益を最優先するようになっているからだ。
そうした民主党の公約違反で、誕生した安倍政権の復活は、産業側の戦略と安倍晋三の“美しい日本”というナショナリズムが一致するからに他ならない。

本来ならば成長戦略は、福島原発での安全神話崩壊、シャープやソニーで見られるような量産神話崩壊を生かして、ドイツのように2050年までに脱原発だけでなく脱化石燃料という輝く未来への目標を掲げ、新しい産業を湧き起こして行くなかで、行き詰まりの原因である巨大な利権構造をスクラップ・アンド・ビルドで解体し、再生する方向で立てらるべきである。
またこれまでの日本の技術蓄積を生かし、途上国や新興国のインフラ整備を住民の幸せと平和への貢献を世界に宣言して、強力に推し進めていくべきである。

しかしアベノミックスの成長戦略では、現在の日本を行き詰まらせている巨大利権構造に全くメスを揮うことなく、無謀にも世界に突出して新重商主義の国家戦略で突破しようとしているのである。
実際産業競争会議を取り仕切っているみずほ総合研究所のリポートを読めば明らかであり(注3)、年頭のリポートでは、「今年は草食系日本が新重商主義に変わる年」と位置づけている。
重商主義とは、15世紀半ばから18世紀までのヨーロッパにおける植民地政策時代の経済思想であり、貿易を通して富を蓄積することにより、国富を増大する目標を掲げている。
そして新重商主義は、第二次世界大戦後先進国が経済ナショナリズムの姿勢に立ち、貿易収支の黒字を追求してきた重商主義の国家政策である。
すなわち現在の日本に当てはめれば、国家が日本産業の売込み等で積極的に関与するだけでなく、輸出産業が最大限の利益を獲得できるように、円安、法人税引き下げや特区による税制優遇、さらには雇用や教育から防衛に至るまで、産業への奉仕を強いる政策である。
この新重商主義は、国家の介入を必要最小限にし、あらゆる規制撤廃を求める新自由主義と相反するように思えるが、コインの裏と表であり全く同一と言えよう。
すなわち産業が外側へ進出する場合、国営企業の民営化を含めてあらゆる規制撤廃が求められるが、一旦獲得支配された内側では鉄の規制が求められるのである(注4)。
そしてこの新重商主義を守り、推進するために、憲法改正によって海外に自由に派遣できる普通の軍隊を求めているのだ。
このようなアベノミックスの成長戦略は、本質的に国民へのタカリであり、国民に犠牲を強いるものであるばかりか、世界に突出した新重商主義は著しく危険であり、戦前のように必然的に世界戦争へと導くものであり、核戦争によって人類の生存さえ脅かすものである。


(注1) 産業競争力会議
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/kaisai.html

(注2)しかしそのような海外進出支配も、既に“もの”が溢れる時代の到来で継続するものではなく、2008年の金融危機後は消費が冷え込み、トヨタに見られるように世界への肥大が逆に危機を招いていた。2008年以降の日本の輸出額は60兆円台に落ち込み、2011年からは貿易赤字が鮮明となっている(2011年輸出65,5兆円、輸入68,1兆円、2012年輸出63,7兆円、輸入70,7兆円)。

(注3)2013年1月25日みずほ総合研究所リポートPDF
『安部政権で何が変わるのか(経済政策10分野での提案とマインド転換への10のポイント)』
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/urgency/report130125.pdf

(注4)ドイツの電力自由化では4大巨大企業が企業買収などで電力業界を支配すると、新規参入企業を阻む様々な法案を政府も巻き込んで実施し、電力料金の市場独占支配で、電力自由化当初30パーセントほど値下がりしていた電力料金は、現在では当初の2倍以上に値上がりしている。またこうした4大巨大企業は東欧のEU加盟で、電力の民営化、自由化を迫り、東欧の国々の電力を支配した。しかしドイツの脱原発選択で、こうした企業も2050年に向けて大きな転換が求められている。
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/242.html

記事 [政治・選挙・NHK147] 《憲法記念日》 26年を経て“蘇る”赤報隊 現実味帯びる改憲 (田中龍作ジャーナル) 
テロ事件の首謀者を礼賛するデモ。公安がベッタリと張りついた。=3日、東銀座界隈 写真:山田旬=


【憲法記念日】 26年を経て“蘇る”赤報隊 現実味帯びる改憲
http://tanakaryusaku.jp/2013/05/0007064
2013年5月3日 21:10  田中龍作ジャーナル


 「赤報隊義挙支持」のノボリを見てギョッとした。このノボリを先頭に立てたデモ隊は、銀座を抜けて築地の朝日新聞本社まで練り歩いたのである。衝撃のダブルパンチだった。

 26年前のきょう(5月3日)、護憲勢力を震え上がらせる事件が起きた。猟銃を持った男が朝日新聞阪神支局に押し入り、記者2人を殺傷したのである。後に犯行声明を出したのが『赤報隊』だ。

 この年(1987年)朝日新聞は、東京本社の窓ガラスに散弾が撃ち込まれ、名古屋本社の社員寮も銃撃されるなどしている。

 当時の朝日新聞は今からは想像もできないほど尖がっており、護憲のオピニオンリーダーでもあった。憲法改正の頭目だった中曽根首相(当時)に対する最大の批判勢力が、朝日新聞だった。

 26年を経て朝日新聞に限らず新聞・テレビはなべて丸くなり、権力批判のポーズさえとらなくなった。だが政治権力は当時と気味が悪いほど似ている。

 中曽根政権安倍政権ともに対米関係重視で軍備拡張路線をとる。小泉政権時、採用はされなかったが、中曽根氏は日本国憲法の前文を起草した。核武装を唱えるタカ派で鳴らした。

 安倍氏は憲法96条の改正を、7月の参院選の争点にすることを明言している。「国防軍を創設する」と勇ましい。両氏とも改憲論者、軍国主義者なのだ。


観光バスと右翼の街宣車。安倍政権の高支持率を受けて右翼も勢いづいているようだ。外国人観光客の目にはどのように写ったのだろうか。=日比谷交差点 写真:山田旬=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/2013/05/2453817362fd0881443f1d3518da0256.jpg


 朝日新聞阪神支局を襲った『赤報隊』は犯行声明文のなかで「反日朝日」という表現を使っていた。きょう朝日新聞本社にデモをかけた『新社会運動』はHPで「反日朝日に天誅を」と言葉を極めている。「反日」は両組織をつなぐキーワードだ。

 『新社会運動』の桜田修成代表は次のように話した―

 「占領憲法を押し付けた日に(朝日新聞阪神支局襲撃事件は)起きた。犯人が誰であろうと大打撃を受けたのは朝日。政財界は皆粛清すべきだが、最も悪いのはマスコミ。朝日・毎日は反日新聞。読売は売国新聞。支那・朝鮮の走狗と化し、日本のすべてと戦っている奴らとの戦争だよ」。


ポスターに込められた意味は「青いシルエットは自衛隊員。集団的自衛権の行使が認められるようになったら米国(星条旗)のために戦わなくてはならない」。=日比谷公会堂前 写真:山田旬=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/2013/05/5b0115a67e65946aec92d6f76bbdf9c8.jpg


   〜「戦車に乗る安倍首相を批判するメディアがない」〜

 安倍内閣の高支持率とマスコミの合唱。参院選の結果しだいで憲法改正は現実味を帯びる。施行66年を経て迎えた最大の危機と言ってよい。

 護憲集会が開かれた日比谷公会堂は満席となり、溢れた人が特設のオーロラビジョンでゲストのスピーチに耳を傾けた。

 昭和17年(1942年)生まれの女性(埼玉県在住・年金生活者)は、「防空壕に入ったことや灯火管制で電燈に黒い布が巻かれていたことを記憶している」と話す。

 「これまで政治に関心になかった28歳の娘が“憲法96条を変えられちゃ危ないわね”と言う。やはり変えてはいけない」と言うなり彼女は口を真一文字に結んだ。

 連れの女性(都内在住・保育士=50代)はさらに危機感をあらわにした。「“改憲”をマスコミが煽っているのではないか。どこを見ても同じ。安倍首相が戦車に乗っている写真を流して、それを批判するメディアもない。真っ直ぐに突き進んでいる感じ」。

 不況は長引き生活は一向に上向かない……。時代を覆う閉そく感が、他民族への攻撃に転化される。新大久保、鶴橋で吹き荒れるヘイトデモも安倍政権の対中朝強硬姿勢も、根は同じだ。

 軍拡まっしぐらの戦前と雰囲気が似てきたと思うのは筆者だけだろうか。



http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/243.html

   

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