http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/63936053.html
★「天木直人氏の視点ー(2013/05/04)」★ :本音言いまっせー!
長島茂雄が打ち松井秀喜が投げる。それを受ける捕手を原辰徳巨人軍
監督がつとめ球審は安倍晋三首相。それをナベツネの読売ドームで行なう。
これが国民栄誉賞のセレモニーであると早々と流したのはスポーツ紙
だった。
それを知った時、悪い冗談だと思ったが、ついに読売新聞が5月3日
の紙面で堂々と書いた。
読売巨人軍と読売新聞社は5月2日、5月5日の巨人・広島戦前に
国民栄誉賞の表彰式と松井秀喜の引退セレモニーの概要を発表したと。
ご丁寧に、すでに国民栄誉賞を受けている王貞治と衣笠祥雄が
花束贈呈役を果たすという。
いくらなんでもこれは国民栄誉賞を利用した読売グループという
一私企業の興行ではないのか。
何よりも一国の首相が球審役を買って出て読売グループの興行に手を
貸すなどということが許されるのか。
その他のメディアは批判してもおかしくないのになぜ沈黙するのか。
そう思っていたら同じ日の5月3日の毎日新聞が、そっくりそのまま
読売新聞の発表と同じ記事を流していた。
こりゃダメだ。
この国のメディアは安倍首相とナベツネの思いのままだ。
国民もまた鈍感だ。
5月5日子どもの日に国民はこの興行を喜んで観戦するに違いない。
それにしても国民栄誉賞をみずから発表して以来、ここまで国民栄誉賞
を私物化し、自らの人気取りに使った首相はいなかった。
このところ安倍首相の衆愚パフォーマンスが連続して目立つ。
それはそのまま安倍首相の政策における行き詰まりの裏返しでもある。
衆愚を頼んだ捏造した高支持率に頼るしかないのである。