★阿修羅♪ > アーカイブ > 2014年4月 > 14日00時08分 〜
 
 
2014年4月14日00時08分 〜
記事 [政治・選挙・NHK164] 大病院初診で1万円を徴収へ!医療制度改革で厚労省が検討!紹介状がない場合、支払いを求める方向!
大病院初診で1万円を徴収へ!医療制度改革で厚労省が検討!紹介状がない場合、支払いを求める方向!
http://saigaijyouhou.com/blog-asyuracom-2261.html
2014/04/13 Sun. 19:00:14 真実を探すブログ



4月11日に厚生労働省が、大病院の初診時に一万円の支払いを求める方向で検討に入りました。政府の検討案によると、紹介状がない場合、初診時に通常の窓口負担とは別に一定額の支払いを要望するとのことです。まだ、確定ではありませんが、この時に支払う金額は1万円程度となります。
また、政府は上記の件と同時進行で、入院患者の医療機関に支払う食費の自己負担額(1食当たり原則260円)も大幅に引き上げる方向で検討を開始しました。


これは事実上の医療費の大幅削減とも言え、「消費税増税で増えた税収は医療・福祉に使います」と言っていた安倍政権の約束とは矛盾している政策です。アメリカで似たような事を実行した結果、お金が払えなくて亡くなるような事例が発生しました。国は国民の最低限の健康を守る義務が有るわけで、憲法と照らしあわせても、今回の医療制度改革は大問題だと言えます。


☆大病院初診「1万円」案も検討 医療制度改革で厚労省
URL http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014041101002021.html
引用: 
 厚生労働省は11日、入院患者が医療機関に支払う食費の自己負担額(1食当たり原則260円)を大幅に引き上げる方向で検討に入った。全額自費の在宅患者との公平性を図る狙いがある。社会保障審議会の部会を月内にも開き、公的医療保険全体の制度改革に向け、具体的な議論を進める。


 混雑しがちな大病院の外来についても、軽症患者の受診抑制を促す。紹介状がない場合、初診時に通常の窓口負担とは別に一定額の支払いを求める方向だ。政府の社会保障制度改革国民会議の議論では、1万円を徴収する案が出ていた。
:引用終了


☆初診受付の手順(紹介状なしの場合)



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/217.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 原発再稼働に「木内みどり」「東京新聞」「赤旗」それぞれの安倍批判。いいね!(ハイヒール女の痛快日記)
原発再稼働に「木内みどり」「東京新聞」「赤旗」それぞれの安倍批判。いいね!
http://tokyolumix.blog60.fc2.com/blog-entry-1322.html
2014.04/14 ハイヒール女の痛快日記



はじめまして!東京ルミックスです。
ハイヒールが桜の花びらで埋まった。素敵!?!


女優の木内みどりさんがイギリスで、原発再稼働を決めた安倍政権を「また事故起きる」と激しく批判した。


この記事を掲載したのは東京新聞だ。当然、朝毎読はボツネタで一切報じてないようだ。原子力村からの圧力に屈して、長い物には巻かれろ推進中の朝毎読は、とうの昔にマスコミとして体はなしてないからどうでもいいが。しかし、なんだかんだ言っても東京新聞は偉い!その内容を以下抜粋転載する。


女優の木内みどりさんが、ロンドンで行われた脱原発集会でスピーチし、日本政府が同日の閣議決定で事実上、原発ゼロを撤回し、原発再稼働を進めるとした政府のエネルギー基本計画を批判した。木内さんは東京電力福島第一原発事故後、脱原発運動に積極的に参加。


木内さんは英語で「私の人生は福島の事故後に完全に変わり、脱原発のためにできることはすべて行おうと決心した。誰も事故の責任を取らず、原因を追及もしない日本に対し私は怒っている」と述べた。基本計画にも触れ、「国民が事故のことを忘れたり、事故から逃げていてはまた事故が起きる」と訴えた。


彼女はすごく素敵な人だね。招かれたにしても、わざわざロンドンまで行ってスピーチするのだから行動力もある。


しかも、女優が原発反対を表明するのは仕事を干される可能性もありリスクも大きい。さらには英語でスピーチしたとあるから教養もあるしリベラル係数も高いのだろう。自分の意見すら表明出来ない人が女優になっても、役者として演技表現も出来ないでしょうが。まあ、旦那さんも西武デパートの社長を務めた著名人だし、女優の仕事がゼロになっても政治家の道もあるだろうしね。共産党支持者だから嫌いという人も多いが、その共産党の赤旗もスクープが多い。


政敵だから当然だけど、安倍が財界の走狗だということをスッパ抜いてる。


自民党、公明党がエネルギー基本計画案を了承した夜、紀尾井町の料亭で経団連の今井氏、奥田氏、御手洗名誉会長などの財界人と会食し「川内原発の再稼働を絶対応援する」安倍晋三首相は居並ぶ財界人を前に川内原発を突破口に再稼働を一気に進める狙いを語ったという。今井氏は原子力産業協会の会長だ。


しかし、安倍はどんだけ財界の番犬ポチに成り下がっているのだ。


更には自民党の議員連中はその安倍の番犬以下の存在になっている。福島原発が未だに汚染物質を垂れ流して、国民の健康を著しく損ねている現状を放置しての原発再稼働に対して、反対の意見を唱える議員は皆無だ。木内みどりではないがまたメルトダウンが起きる。日本の政治家は何考えてんのよ!人の命はお金をどれだけ積まれても買えないはずだ。政治家は本来なら国民の忠犬ハチ公として奉仕するのが務めでしょ。


ツーか、識字率100%の時代に字もロクに書けない安倍に、そんな基本的なことすら期待する私がバカだったわね。


            ◇


木内みどりさん英で政府批判 「また事故起きる」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014041202000110.html
2014年4月12日 東京新聞



11日、ロンドンでの脱原発集会で、行動を訴える木内みどりさん(中)=石川保典撮影


 【ロンドン=石川保典】脱原発を訴える女優の木内みどりさんが十一日、ロンドンで行われた脱原発集会でスピーチし、日本政府が同日の閣議決定で事実上、原発ゼロを撤回し、原発再稼働を進めるとした政府のエネルギー基本計画を批判した。木内さんは東京電力福島第一原発事故後、脱原発運動に積極的に参加。この日、在英日本人でつくる反原発団体や英国の反核グループが毎週金曜日に日本大使館前で行っている集会に招かれた。


 木内さんは英語で「私の人生は福島の事故後に完全に変わり、脱原発のためにできることはすべて行おうと決心した。誰も事故の責任を取らず、原因を追及もしない日本に対し私は怒っている」と述べた。基本計画にも触れ、「国民が事故のことを忘れたり、事故から逃げていてはまた事故が起きる」と訴えた。


 木内さんは反核を訴える英国の著名なファッションデザイナー、キャサリン・ハムネットさんと三十一年前に日本の雑誌で対談した際にもらったという反核メッセージのTシャツを着て参加。ハムネットさんも集会で「再稼働は、日本や世界の民主主義に対する破壊行為だ」と批判した。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/218.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 籾井NHK会長、「慰安婦発言」視聴者におわび:ああいう個人的見解を持つ人が理事に辞表まで出させ君臨というのが異常状況

 NHKの籾井勝人会長は、しぶといというか恥知らずというか、辞める気はないようだ。
 
 「不慣れななか、NHK会長の立場と個人の立場を整理しきれないまま発言してしまった」とか「公式の場で個人的な見解を述べたことは不適当、不適切だった」と説明しているようだが、いわゆる従軍慰安婦問題について籾井会長が述べた個人的見解は、売春そのものが問題になっているわけではなく、政府や軍組織が直接関与していたかが問題になっていることだから、まったくピントがズレている。

 さらに、籾井氏が「政府が右というものを左というわけにはいかない」という考えなら、河野談話を継承すると表明している政府に従うか、自分の信条に殉じてNHK会長の職を辞するか決めるべきである。

 「私の個人的な意見を放送に反映させることは断じてない」といっても、理事に日付のない辞表を提出させるような会長の個人的見解がわかっていれば、部下たちは会長の気持ちを考慮したかたちで番組の制作に動くだろう。籾井会長に要求されて、日付のない辞表を提出したくらいの人たちだから...

 籾井会長を一喝して辞めさせる人はいないの?


※ 参照投稿

「NHK籾井会長会見の主なやりとり:「従軍慰安婦」は売春が悪ゆえの問題ではない」
http://www.asyura2.com/14/senkyo160/msg/168.html

NHK籾井新会長の会見詳報
http://www.asyura2.com/14/senkyo160/msg/224.html

====================================================================================================
籾井NHK会長、「慰安婦発言」視聴者におわび[日経新聞]
2014/4/13 12:00

 NHKの籾井勝人会長は13日、総合テレビの朝の情報番組に出演し、従軍慰安婦を巡る発言など一連の問題について「公式の場で個人的な見解を述べたことは不適当、不適切だった」として視聴者に謝罪した。また、放送法を尊重し、公平公正な番組作りに努める姿勢を強調。「私の個人的な意見を放送に反映させることは断じてない」とした。

 籾井会長が出演したのは総合テレビで13日午前11時から放映された情報番組「とっておきサンデー」。番組の冒頭に流れた収録映像で、籾井会長は「不慣れななか、NHK会長の立場と個人の立場を整理しきれないまま発言してしまった」と釈明。3月末に国会で承認された2014年度予算と事業計画について説明した後、「ご心配をおかけし改めておわび申し上げます」と謝罪した。

 籾井会長は1月の就任記者会見で、従軍慰安婦について「どこの国にもあった」と発言したほか、「政府が右というものを左というわけにはいかない」と言及。公共放送の中立性に疑念を抱かせる発言が波紋を呼び、国会で「視聴者に直接説明したい」としていた。
 NHKにはこれまで視聴者から2万件以上の批判的な意見が寄せられているほか、籾井会長は国会にも繰り返し招致されて釈明を迫られ、NHKの中立性を反映して全会一致が慣例だった予算承認では、野党6党が反対し、慣例が崩れた。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1300F_T10C14A4000000/?dg=1



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/219.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 安倍晋三という政治家の持つ暗い影と不吉な日本の未来
安倍晋三がカルト狂いであることはよく知られ、いかがわしいカルト集団と密着しており、それは既に多くの指摘が行われている。その代表例が炎の行者と慧光塾であり、利権がらみのカルトコネクションを見事に示している。
http://kaleido11.blog.fc2.com/?no=1981
しかも売国行為と結びついているのであり、日本の政治を韓国の諜報機関と結びつきを持ち、KCIAの手先として働いている安倍は、自民党と創価学会の二人三脚で、日本を地獄に連れて行こうとしているのだ。安倍の野蛮なたくらみと売国行為の背景には、彼を背後から操る統一教会の日本支配の魔の手が働いている。しかもその証拠として、それは最近の統一教会の機関誌に、安倍が顔写真や意見を掲げていることを見れば、卑劣な狙いのほどはよくわかるのである。
http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/721.html
一国の首相が外国の諜報機関の下部組織に密着しているのはゆゆしいことだが、安倍は統一教会から丸抱えされていかに日本を裏切っているかは、すでに多くの識者によって指摘が行われている。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-140.html
安倍が若かったころに外国の諜報機関と結びつき、その手先として要請されていたという事実は、その後に日本の首相になって権力を握り、一国の運命を左右できるようになるならば、これは危険極まりないということになる。
http://ameblo.jp/wayakucha/entry-10016860176.html
これだけ汚れきった過去を持つ政治家が復活して、権力を握ってしたい放題ができるのは、国民が忘れっぽいということだけでなく、いかに政治に無知だということを証明するものである。またマスコミも実にいい加減であり、そういう過去の経歴について頬かむりして権力に追従し、国民が知るべきことを報道しないところに、こうした放埓なことが横行している原因があるので、それを改めない限り日本は同じことを何百回も繰り返すだけだ。
http://www.asyura2.com/0601/senkyo26/msg/479.html
こんな記事もあり、安倍の背後にいる闇勢力は巨大である。
http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-92eb.html
しかし、安倍がいかに日本に対しての裏切り者であるかはもとより、無能であるかについての詳細な分析に関しては、すでに六年前の第一次安倍政権の段階で出版されていた本に、徹底的に調べつくした形で発表されていた。そうであるがゆえに、自公体制が崩壊したという歴史が残っているし、安倍は仮病を使って内閣を投げ出し、病院に入院したという恥ずかしくも破廉恥な首相の記録を打ち立てたのだった。
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2009/07/post-fe55.html
安倍の軽率さと幼稚さを象徴するものとして、世界中に広まったこの愚かな写真は、日本人がいかに浅ましい男を国家の代表にしたかを世界に知られ、この国は救いがないということを徹底的に印象付けたのであった。
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/e0516e05dd33a346fe1136b7669ba9a8

http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/220.html
記事 [政治・選挙・NHK164] 自民党次期幹事長に浮上の人物 実現すれば最大のサプライズ(週刊ポスト)
自民党次期幹事長に浮上の人物 実現すれば最大のサプライズ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140414-00000008-pseven-soci
週刊ポスト 2014年4月25日号


 安倍晋三政権の強硬路線に不満を抱く自民党議員も多いとも関係者からは囁かれている。だが、大物議員がこぞって息を潜めるのは、今夏に予定される内閣改造を見越しているからだろう。

 安倍首相との不協和音が伝えられる石破茂幹事長や懐刀の菅義偉官房長官の処遇が注目されているが、ここにきて党の要といわれる幹事長候補に、意外な人物が浮上してきているという。小渕優子氏(40)である。

「まだ若く、しかも女性ですから、女性活用を掲げる安倍首相の意にも適っている。実現すれば内閣改造の最大のサプライズになる」(大手紙政治部記者)

 小渕氏は首相在職中に倒れ、非業の死を遂げた小渕恵三氏(享年62)の二女。成城大学卒業後、TBSに就職。2000年5月に父が脳梗塞で死去すると、同年6月の衆院選に後継者として立候補。当選時は弱冠26歳だった。33歳で第一子を出産。麻生内閣時に内閣府特命担当大臣(男女共同参画、少子化対策)に就任すると、在任時の2009年2月には閣僚として初の妊娠を発表した。

「(ママさん政治家として)主婦ウケがいいのは自民党議員としては貴重な存在」と政治評論家の浅川博忠氏が語るように、応援演説では小泉進次郎氏(33)に次ぐ党内の人気者である。

 当選5回、40歳での幹事長就任は「まだ早い」という声も強い。しかし安倍首相にはこんな思惑があった。

「安倍氏が意図するのは、要職から外すことで党内のライバルの総理の芽をつぶし、“次の次”の政治リーダーを育てるというもの。長期政権を目論む人事案として“小渕幹事長”は理に適う。小泉首相が何の実績も残していない安倍氏を2003年に幹事長に据えた手法と酷似する。安倍氏が幹事長になったのは当選3回の時でした」(前出・政治部記者)

 小渕氏なら安倍首相の当面の敵にはならず、女性の積極活用や若返りのプラスイメージから、内閣支持率上昇も期待できる。さらに安倍首相は、今年11月に控えた沖縄県知事選への影響を見据えているという。

「恵三氏は沖縄と縁が深い。早稲田の学生だった頃、総長の大濱信泉氏が沖縄出身だったこともあって、まだ返還前の沖縄に幾度も渡って返還活動をしていた。その当時からの幅広い人脈があるうえ、沖縄サミットの実現にも尽力したことで、沖縄での“小渕人気”は今でも根強い。

 優子さんが重要ポストについて応援に入れば、“あの小渕さんの娘さんなら”と県民感情が和らぐのでは、との算段もあるのでしょう」(永田町関係者)

 普天間飛行場の辺野古移設に反発が強い沖縄では、さしもの安倍首相も強い逆風にさらされる。そうした流れを変える役割を、小渕氏に期待しているというのだ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/221.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 読者をたぶらかし、危険な道へ誘う読売新聞(生き生き箕面通信)
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/0a9169f967aa695a0e3b4d96a72fa739
2014-04-14 07:50:36

 読売新聞の論調の異常な偏よりが、とくに目立ってきました。原発は「いけいけどんどん」、集団的自衛権も「いけいけどんどん」、普天間米軍基地の辺野古移設も「いけいけどんどん」です。本当は、「憲法改定を積極的に進めよ」と考えています。

 以前は、サンケイ新聞の「右翼偏向」が最右翼でしたが、最近の読売はサンケイのお株を奪ってしまいました。安倍首相の「偏向政治」とぴったり息を合わせて、まざしく大本営発表新聞になってきました。問題は、読売が依然としてわが国最大といわれる1000万部ほどの部数を維持しているらしいのです。

 日本で最も影響力の強い報道機関は、NHKだと見られています。そのNHKが、安倍首相のお友達の籾井勝人という男を会長として押し付けられたように、偏向報道機関へ化すのは時間の問題です。

 NHK以外の民放テレビの論調が偏向しているのはご承知の通りです。リベラルな論調を許さないスポンサーに頭を抑えられています。広告収入が民放経営の命ですから、そこをスポンサーに握られていては、権力側を批判する論調はどだい無理。とくに、電通という巨大広告会社が広告費を振り分ける権限を握っており、テレビ局側は平身低頭で広告費を「おもらい」しているのが実情です。

 読売新聞の場合は、毎月の購読料収入が経営の根幹の大きな部分を占めていますが、読者から右寄り論調に対する反発を受け購読拒否にあったとしても、やっていける経営体質へ変えていきつつあります。不動産業に力を入れ、従来からの巨人軍など副収入も強化して経営を支える態勢を急いでいます。

 つまり、読売は報道に基礎を置く情報機関として、日本人の頭を右寄りに作り変える役割を自ら買って出ているのです。安倍政権とも、歩調を合わせた世論操作、つまり大本営発表型広報機関の役割です。

 安倍政権の政治がもたらす結果は、間違いなく日本の転落でしょう。読売新聞もその片棒を担いで、転落への道へ誘(いざな)っています。

 かつて、日本が太平洋戦争に突っ込んでいった時、日本の新聞は大喝さいして見せました。国民もちょうちん行列で、「ハワイ真珠湾攻撃」を歓迎しました。国民をそこまで洗脳していたのです。あれから73年。敗戦の悲惨な記憶が薄れるにつれ、同じような道を歩み始めました。いまは、読売新聞が旗を振って、危険な道へ導いています。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/222.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 全員実名で告発! 袴田巌さんの罪をデッチあげた刑事・検事・裁判官(週刊現代)
全員実名で告発! 袴田巌さんの罪をデッチあげた刑事・検事・裁判官
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38938
2014年04月14日(月) 週刊現代


48年もの間、死と隣り合わせで生きる恐怖とはいかばかりか。矛盾だらけのシナリオを成立させるために結託したエリートたちには、到底わかるまい。人の命はそんなに軽いものではない。

■「捏造された疑いがある」

当たり前のことが、当たり前に論じられない。それが有罪率99%を誇る日本の司法の実態らしい。

3月27日に再審開始が決まった元死刑囚・袴田巌さん(78歳)のケースはその典型だ。大々的に報道されているので詳細は省くが、事件が発生したのは1966年6月。犯人は静岡県清水市内に住む味噌製造会社の専務宅で夫妻と次女、長男をメッタ刺しにしたうえ、放火して逃走。8月、静岡県警清水警察署(当時)は味噌製造会社の従業員だった袴田さんを逮捕した。

「袴田さんは無実を主張し続けましたが、9月上旬に突然、自供。その背景には一日平均12時間、最長17時間にもおよぶ過酷な取り調べがありました。後に弁護団が入手した県警の捜査資料には『取調官は、犯人は袴田以外にない、袴田で間違いないと本人に思い込ませろ』という一文があったのです」(全国紙社会部記者)

公判でも袴田さんは一貫して無罪を主張したが、下された判決は死刑。控訴、上告ともに棄却され、'80年に死刑が確定した。袴田さんは翌'81年、静岡地裁に再審請求をしたが、こちらも認められることはなかった。

袴田さんを有罪とする根拠は強引な取り調べで得た自白と、犯行時に着ていたとされる5点の衣類―スポーツシャツ、ズボン、半袖シャツ、ステテコ、ブリーフのみ。今回、静岡地裁が再審を決めた理由は、

「5点の衣類は袴田元被告のものでも、犯行時に犯人が着ていたものでもなく、後日捏造された疑いがある」

というものだった。

最終ページの表はそんな脆弱な証拠を頼りに袴田さんを死刑にしようとした警察、検察、裁判所の面々をまとめたものだ。

48年もの拘留によって、袴田さんは衰弱。糖尿病、認知症を患っている可能性があるため、地元・静岡の病院で静養する予定だった。だが、「長時間の移動に耐えられる体調ではなかったので、都内で治療しています」と語るのは「無実の死刑囚・元プロボクサー袴田巌さんを救う会」(以下、「救う会」)の門間幸枝氏だ。

「拘置所で袴田さんは『毒が入っている』と薬を飲まなかったり、『袴田はもう死んだ』と言ってみたり、普通の精神状態ではなく、治療ができなかったというのです。しかし、48年も死の恐怖とともにあったのだから、正気でいるほうが難しい。袴田さんに再審開始を伝えても『ウソだ!』となかなか信じてもらえませんでした」

事件当時、現在のような高度なDNA鑑定技術が存在しなかったのは事実である。だが、問題の本質はそこではない。捜査そのものが、当初から矛盾だらけだったのである。

■みんなグルだった

「最大のポイントが『5点の衣類』であることは周知のとおりですが、発見された経緯からしておかしい」

そう指摘するのは20年以上、袴田事件を追い続けているノンフィクション作家の山本徹美氏だ。

「事件発生から1年2ヵ月後、急に味噌製造会社の味噌タンクで発見されるのですが、こんな誰でも思いつく隠し場所から事件当初に見つかっていないことがまず不自然。しかも、それまで犯行時の着衣は『血染めのパジャマ』だったのに、唐突に『5点の衣類』へと変更され、その後、間をおかずにズボンの共布(予備の布)が袴田さんの実家で発見されるのです。ズボンは袴田さんが絶対にはけない小さいサイズだったのに」

救う会の幹部はこの共布を発見した静岡県警の元警部補から、こんな興味深い証言を得たという。

「家宅捜索責任者の松本久次郎警部に『袴田の実家のタンスを探せ』と指示されたとおりに捜索したら、共布が出てきた。自分は県警本部から応援組として派遣されたんですが、『なんで公判中の事件のガサ入れに付き合わねばならんのだ』と思っていました」

松本警部(当時、以下同)は最も多く袴田さんの取り調べを行った捜査班長。証拠を応援組に発見させ、客観性を持たせようとしたとすればあまりに姑息だ。

救う会幹部が続ける。

「共布は味噌に漬かっていなかったから変色していない。それなのに松本警部はすぐに『タンクで発見されたズボンの共布だ』と指摘した。なぜ即座に見分けがついたのか?」

矛盾はまだまだある。

捜査班は「カネに困った袴田さんが強盗目的で専務一家を襲った」というシナリオを描いたが、専務のスーツのポケットに入っていた財布などが物色された形跡はなかった。

「すると今度は5万円が入った差出人不明の封筒が清水郵便局に届くわけです。ご丁寧に1万円札のシリアルナンバーが焼き消されていて、『袴田に送るよう頼まれた』という証言者の女まで現れた。しかし、この女は袴田さんと親しくない人物だった。この一件も警察によるデッチあげだったことが公判で判明しています」(前出・山本氏)

この証言者の取り調べを行ったのが、捜査班の住吉親警部補である。

袴田弁護団の村崎修弁護士は一昨年、静岡で住吉氏本人と接触したが、「話したくない」「覚えていない」と面談を拒否されたという。

「袴田事件では、裁判や捜査に都合のいい証拠がタイミングよく出てくる。きわめて幼稚なやり方なのに、裁判所は疑問の声すら上げなかった」(村崎氏)

逃げ惑う一家4人をつかまえ、メッタ刺しにしたうえで放火。まさに阿鼻叫喚の現場のはずが、凶器とされたのは小刀1本のみ。壁と壁がわずか40cmしか離れていない隣家の誰も悲鳴を聞いていない―など、他にもおかしな点を挙げるときりがない。

証拠がこれほど脆弱ななか、検察が死刑求刑のよりどころとしたのが、袴田さんの自白だった。

長時間の取り調べが問題になったためか、松本警部らが作成した調書45通のうち、44通は証拠として採用されなかった。

ところが、上告趣意書で袴田さんが「支離滅裂な悪魔のような男」と忌み嫌っていた吉村英三検事に、なぜか袴田さんは突然心を許して犯行を自白したことになっている。しかも、警察作成の自白調書と異なり、吉村調書は唯一証拠採用されているのである。

「吉村調書は警察の取った調書とほとんど同じ内容。犯人しか知りえない秘密の暴露はひとつもない。それどころか、『パジャマで犯行に及んだ』など矛盾だらけ。私は吉村氏こそ、この冤罪事件を生んだ『主犯』だと考えています」(救う会メンバーの後藤挙治氏)

ちなみに吉村検事はその後、長崎地検佐世保支部長、東京高検検事、甲府地検次席検事、仙台地検検事正と順調に出世。'02年春の叙勲で勲二等瑞宝章を受章している「エリート検事」だ。

東電OL殺人事件で無罪判決が下ったゴビンダさんに対する、検察の勾留要請を退けたことがある、元東京高裁判事で弁護士の木谷明氏が解説する。

「これまでの経験から言って、警察や検察の捜査官は証拠の捏造やすり替えをやりがちです。そこを裁判所がもっと、しっかり認識しなければなりません。もしも捜査官が100%信用できるのならば、裁判官は要らないわけですから。ところが、司法の現場では捜査官、とくに検事に対する裁判官の信頼は大きい。『検事という立場にあるものが証拠の改竄などするはずがない』と平然と言う裁判官もいます」

袴田事件の場合、裁判所は検察の不正を見抜けなかっただけでなく、積極的に協力しているフシまである。

「袴田さんの実家から共布が見つかった翌日に、地裁はなんと臨時公判を入れている。そしてそこで検察は見つかったばかりの共布を提出。その日の午前中にはズボンが売られていた店まで割り出して調書をとっています。どう考えても不自然です」(前出・山本氏)

裁判所が警察・検察とグルになって、袴田さんを殺人犯に仕立て上げた構図が浮かび上がる。

■異を唱えた裁判官

司法が暴走するなかで、たった一人、職を賭して異を唱えた男がいた。

死刑判決を出した静岡地裁の裁判で左陪審(判事補)を務めた熊本典道元判事その人だ。

当時30歳で、一審担当の裁判官の中で最年少だった熊本氏は「こんな証拠で死刑にするなんて無茶だ」と訴えた。だが、石見勝四裁判長、高井吉夫右陪審に押し切られた。

良心の呵責に耐え切れなくなった熊本氏は死刑判決の翌年、裁判官を辞めた。

「その後、弁護士になったものの袴田事件の後悔から酒浸り。一時は自殺も考えたそうです。'07年に熊本氏は先輩裁判官2人が亡くなったのを機に、『救う会』と接触。『心にもない判決を書いた』と、タブーを冒して、3人の裁判官の評議内容を暴露したのです」(救う会メンバー)

検察は、本人が罪を認めているというのに毎日10時間を超える取り調べを行っている。最も重要な証拠だった犯行時の着衣が、逮捕から1年後に違うものになっている……。

若き熊本氏が感じた疑問を、その後の高裁、最高裁の裁判官たちは揃いも揃って無視した。

極めて不自然な証拠であるズボンを「被告人のものと断定できる」、他の衣類も「被告人のものである疑いが強い」とし、吉村調書の矛盾点は「大筋であっている」と問題視せずにスルーした東京高裁の横川敏雄裁判長は控訴を棄却した翌年、札幌高裁長官に栄転。後に早大法学部客員教授を務めた('94年に死去)。

「原判決に事実誤認はない」

と上告を棄却した宮崎梧一最高裁裁判長は'86年秋の叙勲で勲一等瑞宝章を受章している('03年に死去)。

13年も待たせておきながら、弁護団が要請した証拠調べや証人尋問もせずに、最初の再審請求を棄却した静岡地裁の鈴木勝利裁判長は東京高裁判事に出世。

即時抗告からやはり10年も待たせておきながら、

「確定判決の証拠は相当に強固で、事実認定に疑問は生じない」

と棄却を決めた安廣文夫東京高裁判事。彼は、袴田弁護団から「裁判記録や証拠を見ずに棄却決定をした」として懲戒申し立て請求をされながらも、定年まで勤め上げて中央大学法科大学院教授に就任した。この安廣氏が、村木厚子現厚生労働事務次官を冤罪に陥れた郵便不正事件の検証アドバイザーに選ばれているのは、皮肉と言うほかない。

「5点の衣類は長期間、味噌の中に漬け込まれたことは明らか」「共布の発見に証拠の捏造をうかがわせる事情は見当たらない」

と袴田さんの足かけ27年におよぶ再審請求を棄却した最高裁の判事にしても、今井功裁判長と中川了滋裁判官がともに旭日大綬章を受章している。

だが、司法は遅ればせながら自らの過ちに気付く。

2人の元最高裁判事が叙勲を受けた'11年の夏、静岡地裁は「5点の衣類」のDNA再鑑定を決定。その結果、証拠能力が否定され、再審開始が決まった。

冤罪が確定すれば、刑事補償法により一日最高1万2500円が支払われる。袴田さんにはざっと計算して2億円近い額が払われることになるが、台無しにされた48年の人生はカネで贖えるものではない。

「刑事や検事、裁判官たちは何の罪にも問われないのか。死刑が確定した事件でほかに冤罪はないのか、冤罪なのにすでに死刑が執行されてしまったケースはないのか。それらの問題と併せて検証すべきです」(『絞首刑』の著書があるジャーナリストの青木理氏)

前出の救う会・門間氏が、最後にこう語る。

「冤罪事件は国家による犯罪です。組織的に継続的に証拠を捏造していたのだとすれば、故意犯です。少なくとも彼らは謝罪しなければならない。熊本さんは『許されるとは思っていませんが、直接謝りたい』と言っていました。自身もがん、脳梗塞と大病を患って大変な状況ですが、熊本さんのような良識ある裁判官がいたことが唯一の救いです。捏造に加担した捜査関係者は自ら名乗り出て謝ってほしい。それが人間として、最低限の義務ではないでしょうか」

「週刊現代」2014年4月12・19日合併号より



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/223.html

記事 [政治・選挙・NHK164] NHKスペシャル いま集団的自衛権を考える/限定論は「アリの一穴」 認めれば逆に無限定に広がっていく





NHKスペシャル いま集団的自衛権を考える
2014年4月12日(土) 午後9時00分〜10時29分
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0412/

いま、「集団的自衛権」をめぐる議論が熱を帯び始めている。歴代政権は憲法9条との関係で、武力行使を日本が直接攻撃を受けた場合に限って認め、集団的自衛権は“行使はできない”という憲法解釈を踏襲してきたが、安倍総理大臣は、憲法解釈を変更して“行使を容認”することに意欲をみせる。安倍総理大臣は、北朝鮮による核やミサイルの開発、中国の軍事力増強や海洋進出など、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増していることを“行使容認”を目指す理由にあげる。しかし安倍総理大臣の方針に対しては、野党だけでなく、連立与党の公明党からも、「国民の理解は得られない」「憲法規範が揺らぐ」といった慎重や反対の声があがっている。戦後日本の安全保障政策の大転換ともいえるこの問題に、私たちはどう向き合えばいいのか?番組では、集団的自衛権の行使は必要か否か?憲法解釈の変更によって行使を容認することの是非は?そしてスタートした与党協議の焦点などのテーマについて考える。全国で取材した市民の声や各党へのインタビューなどのVTRもまじえ、政府の代表、憲法や安全保障の専門家6人が、1時間半にわたって徹底討論、生放送で伝える。

--------------------------------------

山下芳生参院議員・日本共産党書記局長が番組内(動画Aの16分付近)で「限定論を認めれば、『アリの一穴』で、そこからどんどん穴が広がっていく」と述べたことが、この議論の真理を言い当てている。自民もそこを狙っている。解釈の小さな穴(自由度)は、どんどん広がっていくだろう。

【主張】「集団的自衛権行使 「限定」とは逆に無限定になる」

2014/04/10(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-04-10/2014041001_05_1.html

同様の指摘はこちらにも ⇒

安保をただす 集団的自衛権 限定論は「アリの一穴」

信濃毎日新聞 4月12日(土) 社説
http://www.shinmai.co.jp/news/20140412/KT140411ETI090014000.php

 集団的自衛権の行使を限定的に認めようとする動きが政府、自民党内で加速している。


 抑制的な運用を印象付け、反対論や慎重論を抑えたいのだろう。


 事例を限定するとしても、行使を認めれば、これまでの憲法解釈は土台から覆される。限定容認が「アリの一穴」になり、なし崩しに広がる恐れがある。


 自民党は、安倍晋三首相(党総裁)の直属機関として「安全保障法制整備推進本部」を設け、議論を本格化させている。初会合では高村正彦副総裁が、限定的に容認すべきだとの考えを示し、出席者から賛成意見が相次いだ。


 政府も限定的に認める案を準備している。憲法解釈上、許容される「必要最小限度の自衛権」に集団的自衛権の一部が含まれる―とする考えだ。日本領域や公海上での行使に限定し、他国領域では認めない方向で検討する。


 従来、自衛権の発動は▽わが国への急迫不正の侵害がある▽他に適当な手段がない▽必要最小限度の実力行使にとどまる―の3点を要件としている。日本が攻撃された場合についてさえ、抑制的な姿勢を取ってきた。


 集団的自衛権は、自国が直接攻撃を受けていないにもかかわらず武力を行使できる権利だ。米国など密接な関係にある国が攻撃された場合、日本への攻撃と見なして自衛隊が反撃できる。これを認めることになれば、自衛権発動の前提条件が一変する。


 政府は、憲法解釈の変更を閣議決定する考えだ。その場合、自衛隊の活動範囲や集団的自衛権行使の具体例は明記しないとみられている。いったん容認したら、政府の判断で「必要最小限度」の範囲が次第に広がりかねない。


 現に、自民党の石破茂幹事長が活動範囲を限定すべきではないとの考えを示している。テレビ番組で「地球の裏まで行くことを完全に排除はしない」とした。


 限定論は、行使容認に慎重な公明党に配慮したものだ。特定秘密保護法や武器輸出を広げる新原則などに続き、今回も公明党が政府の案を受け入れるようなら、存在意義をさらに厳しく問われる。


 与党協議で公明党側は、政府が想定する行使の事例について「個別的自衛権や警察権の範囲で対応できる」と主張した。ぶれることなく問題点を指摘し続けるとともに、国会での野党を含めた議論を政府や自民党に迫るべきだ。

--------------------------------------

砂川判決「引用は無理」 集団的自衛権で宮崎氏
中日新聞 2014年4月12日 23時45分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014041201001962.html


 第1次安倍政権で内閣法制局長官を務めた宮崎礼壹氏は12日夜のNHK番組で、集団的自衛権の行使を限定的に容認する論拠として自民党内で挙がっている砂川事件をめぐる1959年の最高裁判決に関し「(限定容認の根拠として)引用するには無理がある」と疑問を呈した。

 同時に「判決が(個別的自衛権に)限定していないから、集団的自衛権を容認しようという議論は聞いたことがない」とも述べた。


(以下略)


--------------------------------------


いま集団的自衛権を考える(NHK総合[NHKスペシャル]) - JCC
http://jcc.jp/news/8229321/

==============================================

【関連記事】

内閣法制局、行使容認へ転換=「放置なら侵攻」に厳格限定−集団的自衛権で素案
時事通信社 2014/04/13-05:32
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201404/2014041200174


 安倍晋三首相が目指す集団的自衛権の行使容認をめぐり、内閣法制局が行使要件を「放置すれば日本が侵攻される場合」などに厳格に限定した素案をまとめたことが12日、分かった。憲法9条を理由に認めてこなかった従来見解からの大転換となる。ただ、公海上での米艦防護などは個別的自衛権の延長で対応すると整理。公明党の主張と重なる部分が多く、自民党からは要件拡大を求める声が上がる可能性がある。集団的自衛権に関する今後の与党内調整にも影響を与えそうだ。 
 
内閣法制局はこれまで、憲法9条で認められる自衛権について「わが国を防衛するため必要最小限度にとどまるべきであり、集団的自衛権行使はその範囲を超え、憲法上許されない」との立場を堅持してきた。しかし、首相が憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に強い意欲を示し、法制局トップに外務省出身の小松一郎氏を起用したことを受け、法制局として内部検討を進め、素案をまとめた。
 素案では、「必要最小限度」の自衛権に、集団的自衛権の一部が含まれるとの見解を打ち出した。行使を認めるのは、ある国が日本の近隣国を攻撃、占領しようとしており、放置すれば日本も侵攻されることが明白な場合などに限定。自衛隊が出動し、他国と共同で実力行使することを可能とする。
 自民党や、首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」で検討している(1)日本近海での米艦防護(2)米国に向かう可能性のある弾道ミサイルの迎撃−などは「個別的自衛権や警察権の拡大で対処可能」として集団的自衛権の対象外とした。

(以下略)

--------------------------------------

クリックすると紙面拡大 ↓


(「しんぶん赤旗」 2014年4月13日 日刊紙 3面)






http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/224.html
記事 [政治・選挙・NHK164] 「当選回数の少ない議員の政治活動」よりも「被災地の人の生活」を考えるのが政治家の務めだろう。議員歳費2割カットは何のため
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-c826.html
2014年4月14日 くろねこの短語


「当選回数の少ない議員の政治活動」よりも「被災地の人の生活」を考えるのが政治家の務めだろう。議員歳費2割カットは何のためだったんでしょうねえ、石破君。


 いやはや、桜花賞のハープスターは凄かった。フクノドリームの大逃げで、かつての魔の桜花賞ペースを彷彿とさせるハイペースになったから、おそらく4コーナー回った時点でも15、6馬身はあったでしょう。それを、32秒台の末脚でまとめて差し切っちゃうもんなあ。ディープインパクトの牝馬としては、ひょっとしたら最高傑作かもしれない。対抗、単穴に押した、ホーライアキコとヌーヴォレコルトは、それぞ4着と3着。レッドリヴェールが割り込んでこなければ・・・って、タラレバ言っても始まらないか。

 ところで、1日の消費税増税以降、時たまTVで消費税増税のための政府広報CMが流れるんだが、これがまるで傷口に塩を塗られるようで、なんとも不愉快なんだね。八百屋かなんかで「消費税分負けてくれない」ってお願いするおばさんの横から、「消費税は社会保障のために使われるのよ、私たちのためなんだから」って出しゃばりおよね(古すぎか)が横槍入れてくるっていう、なんとも舐めたプロットなんですね。

 よくもまあ白々しく「私たちのため」なんて言えたもんだが、そんな政府広報流しておいて、では国会議員は身を削っているかっていうと、これがとんでもないことになってます。

 そもそも、消費税増税にあたっては、国会議員の定数削減などの身を切る政策っていうのがセットになってたはずなんですね。もっとも、くろねこは定数削減には反対で、歳費削減がまず最初だと思うんだが、それはさておくとして、定数削減は遅々として進まないどころか、4月末が期限となっている東日本大震災の復興財源を確保するための歳費2割カットが元に戻されるらしい。

 消費税増税したばかりで、なおかつ身を切る政策もままならないっていう現状で、ま、心ある政治家センセイなら自ら望んで2割カットの延長をするものです。それが、延長の議論をすることもなく自動的に元の歳費に戻そうってことらしい。

 娘が東電のアンポンタン幹事長・石破君は、「当選回数の少ない人たちの議員活動をどう考えるかだ」なんてわけのわかんないことほざいてます。当選回数がどうだろうと、そんなことは知ったこっちゃありません。議員活動は決められた歳費でやればいいだけのことで、これだけの額がなければできないなんてもんじゃないはずだ。

・歳費削減延長に二の足=月末期限切れ控え与野党
 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014041100913

 それに、忘れちゃならないのは政党助成金だ。3000億円以上のベラボーな税金が共産党を除く各党の懐に入ってるんですからね。いったい、政治家ってのはどんだけ金があれば満足するってんだろう。アジェンダ渡辺君の「政治活動には金がかかる」っていう言い訳を、腹の底では「その通り」と拍手送ってるんだろうな、こやつらは。

 歳費2割カットは、いったい何のため、誰のためのものだったのか。もう一度、その原点に思いを馳せるべきなんだね。そうすれば、アンポンタン幹事長のような身勝手な発言はできないはずで、当選回数の少ない議員の懐具合を心配するなんてもってのほか。「当選回数の少ない議員の政治活動」なんかより「被災地の人たちの生活」をどう考えるかが問われているんであって、それここそが政治家の仕事だし、そのための議員歳費2割カットなのだということをもう一度かんがえてみるこった。この唐変木めが。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/225.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 9条がノーベル平和賞の候補に&9条の解釈改憲を阻止を。決め手は女性の力!(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/21889864/
2014年 04月 14日 

JRA桜花賞は、ハープスターwith川田が、4角最後方から直線上がり32秒台の豪脚を繰り出し、全馬を抜きさって優勝。(*^^)v
 川田いわく、さすがに馬もGIだとわかってか(?)、初めてチョット本気の走りを見せてくれたです。(^^) (マジに走っていた時に、目がキッとなって、ウォッカっぽい顔になっていた感じが。凱旋門賞まで無事に育って欲しいな〜。(・・)>

 ステイゴールドっ娘の小っちゃいレッドリヴェールも、休み明けながら、よく頑張ったんだけどね〜。<この子は、もともと勝気そう。>
 あと初参加の横山和(ノリの息子)が、最低人気のフクノドリームで大逃げを打ったのは、評価したい。やっぱ若手は、思い切ったことをしないとね。(++)

 豪脚と言えば、前日の阪神牝馬Sで優勝したスマートレイアー(withユタカ)の直線での走りもめっちゃ迫力があって、スゴかった〜。豪脚というより鬼脚という感じで、久々に大興奮させられたです。(@@)
<大阪杯のキズナに続いて、スゴイ追い込みを見せたユタカ。最近は、腰の状態がよくないのか、前傾での追い込みがイマイチだな〜と思っていたのだけど。昨日は、最後は、外国人騎手みたいに、片手で手綱を短く持ってクビを押す感じの追い方をしていたのが印象的だったです。(・・)>

 でもって、やっぱ、今年のJRAも、牝馬(女性)が主役かな?"^_^"

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜

 話は変わって・・・先週、いいニュースが一つあった。
 何と憲法9条(=日本国民)がノーベル賞平和賞の候補として受理されたという。"^_^"

『戦争放棄を定めた憲法9条をノーベル平和賞に推そうと市民団体がインターネットなどで呼び掛け、趣旨に賛同した大学教授らがノーベル賞委員会(ノルウェー)に推薦状を送ったところ、候補として受理したとの連絡があったことが11日、市民団体への取材で分かった。

 市民団体「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会(相模原市)によると、ノーベル賞委員会から9日夜に受理を知らせるメールが届いたという。
 実行委は神奈川県座間市の主婦がインターネットで呼び掛け、共感が広がって発足。平和賞は個人や団体に贈られるため受賞者は「日本国民」とした。(共同通信14年4月11日)』

 今年は、過去最多の278の個人と団体を候補者として受け付けているとのこと。平和賞は10月10日に発表されるという。

* * * * *

 まず、mewは、この主婦の活動は、超ファインプレーだと思ったし。協力者も合わせて、大きな拍手を送りたいと思うです。(*^^)//

 しかも、今まさに安倍首相が、9条の平和主義の核となっている「不戦の誓い」&「専守防衛の原則」をブチ壊さんとして、集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲を行なおうとしている時だけに、実にグッド・タイミングだな〜とも思ったです。(・・)

 いつも書いているように、mewは日本の現憲法、特に9条の平和主義の理念には、大きな誇りを持っているし。<世界に誇れるものだよね。(^ー^)>
 (曾)祖父母、父母の世代が、戦後約70年、それを守り続けて来たことにも、誇りと感謝の念を抱いているのだ。m(__)m

<第二次世界大戦後も、アチコチで大きな戦争が起きている中で、日本の自衛隊が、この9条の存在のお陰で、70年近く、一度も武力の行使をせず。ひとりも殺さず。ひとりも殺されずに来たのは、本当にスゴイ&誇らしいことだと思いません?(**)>

 それゆえ、mewたちの世代も、9条の平和主義を含め、この憲法理念をしっかりと守って、次の世代に受け渡したいと。このブログを05年に立ち上げて、「平和が一番!」をテーマに、8年半も続けているのも、ある意味では、そのためだと言っても過言ではないわけで。
 mewは、この活動を応援したいと思っている。(・・)

<ちょうど05年秋に、自民党が改憲草案を発表する準備を進めていた&9条案は「集団的自衛権の行使」を認める内容になっていた+αで、9月の郵政総選挙の最中にこのままじゃマジに「日本がアブナイ!」って強い危機感を抱いたのよね。(@@)>

* * * * * 

 mewは、9条がノーベル平和賞の候補になったのを機に、日本の国民にもう一度、9条の存在を意識して、その意義について考えて欲しいと思うし。
 憲法改正云々の前に、まずは、今まさに安倍首相がこの夏にも実行に移そうとしている「集団的自衛権の行使容認」の「解釈改憲」をストップすることを考えて欲しいと強く願っている。(・・)
 
 何故って、憲法9条は、「集団的自衛権の行使」を認めていないからだ。(**)

 だから、もしどうしても集団的自衛権の行使をできるようにしたいなら、主権者たる国民の理解を得て、その意思を問うた上で、憲法9条を改正する必要があるのだ。(@@)

 これは、安倍祖父の岸信介下首相も含め、自民党政権下の歴代の首相&内閣も、何十年にもわたって踏襲して来た解釈だし。憲法や司法関係の専門家も含め、ほぼ全ての人たちが唱えている「定説」とも言うべき解釈なのである。(++)

 安倍首相らも本当は、9条の下では集団的自衛権の行使を行なうことは許されないと知っているのだけど。<実際、安倍首相も周辺も、本来なら、憲法9条の改正をすべきだと言っているんだよね。>
 でも、彼らは、9条の改正は難しいし、時間がかかると考え、国民の意思を問うことなく、内閣の中だけで勝手に解釈改憲を行なって、憲法9条をなきものにしようとしているわけで。(-"-)

 mewは、ひとりの国民&主権者として、首相が勝手に9条の改憲を行ない、自衛隊に国外で武力行使をさせるようなことは、絶対に国民の手で、阻止しなければならないと考えている。(・・)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 ちなみに、このノーベル平和賞の候補に「憲法9条」を推薦するという活動を始めたのは、ひとりの主婦だった。

『今は小学2年と1歳半の子育てに追われる日々。「子どもはかわいい。戦争になったら世界中の子どもが泣く」。家は空けられないので集会やデモには参加できない。自宅でできることを考えた。(中略)
 ノーベル平和賞は、理想に向かって頑張っている人たちを応援する意味もあるんだ。日本も9条の理想を実現できているとは言えないが、9条は受賞する価値がある」と考えた。

 昨年1月、インターネットで見つけたノーベル委員会に、英文で「日本国憲法、特に第9条に平和賞を授与して下さい」とメールを送信。その後も計7回送ったが、返事はなかった。
 友人にやり方を教えてもらい、5月に署名サイトを立ち上げると、5日で約1500人の署名が集まった。ノーベル委員会に送信すると、すぐに返事があり、ノミネートの条件がわかった。推薦締め切りは毎年2月1日。国会議員や大学教授、平和研究所所長、過去の受賞者らが推薦できる。受賞者は人物か団体のみ。憲法は受賞できない。

 考えた末、(略)受賞者を「日本国民」にした。「9条を保持し、70年近く戦争をしなかった日本国民の受賞に意味がある。みんなが候補として平和を考えるきっかけになれば」・・・(朝日新聞14年4月2日)』

 彼女は、協力者と共に「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会と設立。(facebookコチラ)協力者の助力を得て、正式な形で推薦書類を送付し、今月9日夜に、「ノーベル委員会は2014年ノーベル平和賞の申し込みを受け付けました」というメールが届いたという。"^_^"

<mewは、この活動のことをちらっと目にしていて。そのうち、ちゃんと調べて、ブログで紹介したいと思いつつ、忙しさにかまけて、そのままになってしまっていたです。すみません。m(__)m
 
* * * * * 

 政治や社会に関して、色々と思うことはあれど、仕事やら家事、子育てやら、介護やら、身体的な問題などなどの事情があって、なかなか外部で活動するのは難しいという人は、たくさんいると思うのだけど。(mew,too.)

 でも、今はネットというスゴイ文明の利器があるわけで。こうして家にいても、ネットを使って、自分の思いを何とか具現化しようと考え、ついには多数の協力者を得て、それを成し遂げたこの主婦には、心から敬意を評したいし。
 mewには、そんな大きなことはできないけど。これからも、微々力ながら、このブログ+αを通じて、「平和が一番!」「日本がアブナイ!」と叫び続けて行きたいと、改めて思ったりもした。(・・)

 残念ながら、政治系のネットの世界では、ブログにせよ、掲示板や動画にせよ、超保守系のいわゆるネトウヨが活発に活動して、大きな勢力を占めているのが実情で。<政治ブログのランキング上位も、9割がたはネトウヨ系のブログだもんね。(>_<)>
 彼らの方が、うまくネットという武器をうまく活用しているな〜と変な意味で、感心させられるところもあるのだけど・・・。(~_~;)

 mew周辺や世論調査の結果などを見る限り、mewは日本人の大多数は、日本の「平和主義」を大切にしているという確信があるし。
<しかも、世論調査の結果を見ると、女性の方が9条改憲や集団的自衛権の行使&解釈改憲に反対している人の方が、ずっと多いんだよね!"^_^">

 安倍政権のように、超保守ウヨ系の首相や閣僚が、9条を含めて、戦後憲法を壊すことを目標にして、国政を進めている今日この頃・・・。
 今こそ、平和志向の国民が、ネットも含め、様々な形で大きな声を上げて行かなければならないのではないかと。そして、特に女性の頑張りが、このアブナイ流れを変える原動力になるかも知れないな〜と思ったりもしているmewなのだった。(・・)

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜

 他方、早期の憲法改正を目指す安倍自民党は、12日にから改憲の国民運動を起こすための対話集会をスタートさせたという。(~_~;)

『自民党は12日、憲法改正の機運を高めるため、全国対話集会を宇都宮市内でスタートさせた。
党所属の国会議員が講師役となって改正の意義を支持者らに説明するもので、今後2年間で47都道府県すべてで開くことを予定している。

 この日は、栃木県内外の約400人を前に、党憲法改正推進本部の船田元本部長と中谷元本部長代理が、党の憲法改正草案などを解説した。中谷氏は、改正の手続きを定める国民投票法改正案が今国会で成立する見通しになったことで、「憲法改正が現実的なものになり、どう改正するかという論点に進む」と語った。船田氏は、改正手続きに関する96条は「衆参の3分の2以上が賛成しないと国民に発議できずハードルが高い。2分の1でできることにしたい」と訴えた。

 中谷氏は、集団的自衛権行使に関する憲法解釈見直しについて、「憲法改正が筋だが、実現するまでは今の憲法の中で容認できるところはするべきだ」と理解を求めた。(読売新聞14年4月12日)』
<ほ〜ら、中谷くんも、集団的自衛権行使は、憲法改正が筋だ」って言ってるでしょ!(・・)>

* * * * *

 ちなみにmewは、絶対的な護憲派ではなくて。憲法改正自体を容認している立場なのだけど。(憲法自体が、改正条項を設けているし。憲法の基本原則をより実現するために&主権者たる国民の利益になるような改正は、容認されるべきだと思うので。>
 
 ただ、自民党の改憲案は、安倍首相らの戦前志向の国家主義的な思想に沿って、現憲法の「平和主義」や「基本的人権の尊重」(特に「個人の人権」)の精神を壊すことを目的に作られたものゆえ、このような憲法改正を認めることは、絶対に反対だし。<「国防軍」&「国民の国防義務」創設。「個人」の言葉を削除し、人権の制限を許容するなんて、絶対にダメ!改憲要件を下げて、どんどん憲法改正を進めようなんていうせこい考えもアウト!(-"-)>
 
 安倍自民のアブナイ憲法改正を実現させないためにも、みんなで「現憲法&9条を守るぞ!」の国民運動を起こして行けるといいな〜と思うmewなのだった。(@@)

                          THANKS



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/226.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 捕獲数を減らし自滅、調査捕鯨訴訟で完敗 国際司法裁判所が「科学目的ではない」と指摘(週刊東洋経済)
捕獲数を減らし自滅、調査捕鯨訴訟で完敗 国際司法裁判所が「科学目的ではない」と指摘
http://toyokeizai.net/articles/-/35247
2014年04月14日 



調査捕鯨は日本沿岸でも行われている(写真:ロイター/アフロ)


判決は日本にとって予想外に厳しいものだった。国際司法裁判所(ICJ)は3月31日、日本が南極海で行っている第2期調査捕鯨について、中止命令を下した。


日本は1987年に第1期の調査捕鯨を開始。今回の裁判は2005年度からの第2期調査が実質的な商業捕鯨であるとして、10年に反捕鯨国のオーストラリアが提訴。日本は国際捕鯨取締条約第8条で認められた調査捕鯨だと反論したが、ICJは同条が規定した科学的研究のため、とは認められないと判断した。


ICJは一審制で上訴できない。菅義偉官房長官は「国際法秩序および法の支配を重視する国家として、判決には従う」との談話を発表。水産庁は今年の年末に予定していた次の南極海での調査も取りやめる方針を示している。


主な敗因は、クジラの捕獲数を意図的に削減したことにある。日本は第2期調査で、南極海でのミンククジラの捕獲数を、それまでの440頭から850頭プラスマイナス10%(765〜935頭)へ拡大し、ザトウクジラやナガスクジラも新たに捕獲対象に加えた。筆者は国際捕鯨委員会代表代理のときに、この計画策定の陣頭指揮を執った。


捕獲枠拡大の目的は3つ。@自然死亡率や妊娠率など生物学的な特性値の把握、A餌をめぐる鯨種間の競合関係の解明、B捕鯨の再開に必要なクジラの系統群情報の把握、だ。そのために必要な頭数を科学的に算出し、捕獲枠を決めた。



ところが実際の捕獲数は、06年度以降、捕獲枠に届いていない。ミンククジラは05年度こそ853頭と目標どおりだったが、06年度は505頭、12年度はわずか103頭にとどまっている。ザトウクジラはオーストラリアの反対に屈して一度も捕獲しておらず、ナガスクジラも捕獲枠50頭に対し、捕獲しているのは年1〜2頭だ。環境保護団体による妨害の影響も一部あるとはいえ、この捕獲数では鯨種間競合の調査をすることはできず、生物学的な特性値を把握することも難しい。


実は、日本が捕獲数を減らしているワケは、科学を無視した“需給調整”のためだ。国内の鯨肉需要は低迷しており、在庫も00年末の約1900トンから06年末は約3900トンと積み上がっていた。科学的に算出した捕獲数を毎年捕っていれば、データを分析することができ、科学的な調査であると胸を張って言える。それを果たしていないのだから、実質的な商業捕鯨と批判されても仕方がない。


今回の裁判は、あくまでも南極海での調査捕鯨が対象だ。日本は北西太平洋でも調査捕鯨を行っており、日本から鯨肉がなくなるわけではない。ただ北西太平洋でも科学的根拠をないがしろにして、捕獲数を減らしている。南極海調査捕鯨の批判はそのまま北西太平洋での調査捕鯨にも当てはまり、ここにも影響が出る可能性がある。


■商業捕鯨モラトリアムが焦点に


では、日本は今後どうすればいいのか。ICJの判決は、調査の目的と実施が適切であれば、調査捕鯨は合法という内容だ。それに合わせて、調査捕鯨のやり方を早急に組み替える必要がある。


一方で、ICJの判決にも疑問がある。南極海での第2期調査捕鯨を事実上の商業捕鯨と認定し、国際捕鯨取締条約の付表10条e項に定めた「商業捕鯨モラトリアム」などに違反するとした点だ。


商業捕鯨モラトリアムとは、国際捕鯨委員会が1982年に定めたもの。大型鯨類13種を対象とした商業捕鯨を事実上、禁止している。制定された当初は、1990年までに包括的な評価をしてモラトリアムを見直すという条件があったが、国際捕鯨委員会は反捕鯨国が多数を占め、科学的根拠を無視しており、現在も見直されていない。


そもそも、国際捕鯨取締条約の前文は「鯨族の適当な保存を図って捕鯨産業の秩序のある発展を可能にする」とうたっている。同5条では科学的根拠に基づく資源の持続的利用を定めており、モラトリアムはこれに反している。


国際捕鯨委員会によれば、南極海にいるミンククジラは約52万頭。大型鯨類の年間増殖率は4%といわれており、これに当てはめると年間約2万頭増える計算になる。濫獲しないかぎり、持続的に利用することは可能だ。モラトリアム撤廃のために、日本が反捕鯨国を相手に訴訟を起こす手段もある。


将来的な商業捕鯨の再開に向けては、低迷する鯨肉需要を喚起することも重要だ。長い間、鯨肉は供給が少なかったため、在庫がある現在も珍味として高価格で販売されている。購入するのは、小さい頃に鯨肉を食べていた中高年層が中心で、世代が若くなるほど、なじみは薄い。まずは鯨肉の供給を安定的に増加させ、価格も引き下げて、消費者との接点を多くすることが必要になる。


今回のICJの判決では、日本の対応のまずさが浮き彫りになった。今後汚名を返上するのか。このまま、なし崩し的に後退するのか。商業捕鯨再開への本気度について政府の姿勢が問われる。


(週刊東洋経済2014年4月19日号〈4月14日発売〉 核心リポート01に一部加筆)



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/227.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 制裁緩和の了承取り付けのために急きょ訪米させられた斎木外務次官  天木直人
制裁緩和の了承取り付けのために急きょ訪米させられた斎木外務次官
http://www.amakiblog.com/archives/2014/04/14/#002938
2014年04月14日 天木直人のブログ


 斎木外務事務次官が急きょ訪米することになった。

 報道はこれを4月のオバマ訪日の為だと報じているが本当の理由は北朝鮮問題だ。

 いまの安倍首相は外交的に八方塞がりだ。

 頼みの対ロ外交もウクライナ情勢で吹っ飛んだ。

 もはや人気取り外交は拉致問題の進展しかない。

 ところが米国は北朝鮮の核・ミサイル問題を最優先し、北朝鮮が挑発を続ける中で日本だけが制裁緩和を進める事に警戒感を隠さない。

 それでも安倍首相は制裁緩和と引き換えに北朝鮮に拉致問題の再調査を求めようとしている。

 あわよくば電撃訪朝しあらたな拉致被害者の何人かを連れ戻そうとしている。

 ここでも安倍首相はオバマ大統領の不信を買うことになる。

 果たして斎木次官はどのような結果を持って帰ってくるか。

 メディアはその事を正しく国民に知らせなければいけない(了)



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/228.html

記事 [政治・選挙・NHK164] ヘイトデモほかの民族差別行為は歴史修正主義ならぬ歴史捏造(or改竄)主義が生んだもの!

















<参照>

「しんぶん赤旗」 2014年4月13日(日)

きょうの潮流
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-04-13/2014041301_06_0.html

 お遍路は、空海(弘法大師)ゆかりの四国八十八カ所の札所をめぐり、静かに自分と向き合う旅でもあります。巡る人々が足を休める遍路小屋で、ある張り紙
が問題になっています
▼「『大切な遍路道』を朝鮮人の手から守りましょう」。不穏当なよびかけの主は、「日本の遍路道を守ろう会」とあります。さらに「礼儀しらずな朝鮮人達が気持ち悪いシールを四国中に貼り回っています」「見つけ次第、はがしましょう」と続きます
▼張り紙が問題にするシールとは、矢印に日本語とハングルをまじえた道案内のこと。昨年、参拝者を導く「先達」に初の外国人女性として公認された韓国の崔象喜(チェサンヒ)さん(38)が、許可を
得た家などに張ったものです
▼彼女は4年前、父の供養のためネットで知った四国遍路の旅に出ました。地元の人らが巡る人を気遣い、援助する「お接待」にふれました。「人はだれかに支えられて生きていることに気づいた」と感動し、韓国に伝える活動を始めました
▼そんな善意をあだで返す行為にやるせない思いが募ります。張り紙は、施設管理者や自治体も「差別的」としてはがす措置をとっています
▼この地と縁の深い弘法大師は、唐に渡り密教を学び、日本に持ち帰り
ました。近隣の国々との深い交流があって日本の文化が形作られています。弘法大師はある言葉を残しています。「人を思いやる気持ちと、人に利益をもたらす
行動をすることが全ての根本である」。こんな言葉もかみしめつつ今回の一件を考えたい。




http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/229.html

記事 [政治・選挙・NHK164] TPP交渉の茶番劇(日々雑感)
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-4005.html
2014/04/12 06:33

 今月下旬のオバマ米大統領訪日までにTPP交渉を仕上げるための猿芝居が演じられている。いかにも農業五品目の関税撤廃を要求する米国と聖域として死守する日本が鬩ぎ合っているようだが、実際のところは適当な落とし所を探っている。
 日本は自動車に関して即時関税撤廃を米国に譲歩している。米国内自動車産業の強い圧力により向こう二十五年間、現状の税率を下げるものの完全撤廃をしないことで妥協した。だから農業五品目にしても完全撤廃ではなく引き下げで妥協を図ろうとしている。

 落とし所としては例えば牛肉では現行の30数%を10%に近い一桁台とすることで決着を図るようだ。そして日本は国内に「関税ゼロではなく関税存続を勝ち得て、聖域を死守した」と宣伝し、米国は30数%から日・豪決着の20%台ではなく「一桁と限りなく関税撤廃に近い」として国内を慰撫するつもりのようだ。
 そしてTPPの枠組みの構築に成功すれば、日本の消費税と同じように、一旦3%で導入すれば後に税率を上げる障害は新規に導入するよりも遥かに低い、というのと同じだ。米国は日本と妥協を図ってでもTPPを締結することにより、将来の完全撤廃は成ったも同然という考えだろう。

 一旦結んだ包括的国際条約を破棄するのは困難だ。二国間条約と違って、参加国全体との問題が出てくるからだ。TPP条約は後戻りできない一方通行だといわれる所以だ。
 しかし将来の日本は政権を自・公から取り戻して、TPP破棄へ向かって努力しなければならなくなるだろう。TPPで怖いのは関税撤廃だけではなく、非関税障壁とISD条項だからだ。

 安倍政権が珍チクリンな「戦略特区」構想を打ち出しているのは、非関税障壁に基づくISD条項発行に対する備えだといわれている。つまり米国流の「正社員」=「限定正社員」を日本に根付かせる一里塚にするつもりだろう。様々な規制撤廃も米国流の自由社会を「戦略特区」内で実現して「日本は世界基準へ変革しようと努力している」との実証例に使おうというのだ。
 そうして日本の労使慣行も伝統的な企業風土もすべて破壊し、投資と効果を厳しく企業に問う株主優先の企業経営を日本にも持ち込もうというのだろう。そうした動きに早くも反応して「グローバル企業」を標榜するファストりティいリングなどが「限定正社員」の大幅導入を発表した。

 パートや派遣が「限定正社員」になることは昇格かもしれないが、今後採用するはずだった正社員までも「限定正社員」として採用するとなれば格下げだ。それどころか企業内で社員が企業の全体を把握し勉強する機会でもあった「転勤」がなくなり、社員は生涯社員でしかなくなる。
 投資家は投資家であり続け、企業経営者は企業経営者であり続ける。そうした米国流の社会が日本に浸透し定着することが日本国民の最大幸福に繋がるのだろうか。いやその前に、使い捨てられる社員の企業が地域や日本に貢献するのだろうか。グローバリズムの波に乗り、海外へ出た日本企業は日本企業たりえるのだろうか。その企業は日本国民から雇用の場を奪い、日本国内の投資資金を海外へ持ち出すだけではないだろうか。

 安易なグローバリズムの囃しや太鼓を叩く日本のマスメディアは日本国民のためのマスメディアなのだろうか。本当に日本国家の繁栄を願うジャーナリズム精神を持っているのだろうか。
 いや、そうした観点こそが日本一国繁栄を希求する「姑息」な態度なのだというのなら、私は姑息な愛国者になろう。日本と日本国民の繁栄に繋がらないあらゆる選択に反対し続けよう。だからTPPには賛成できない、グローバリズムを信奉する人たちは投資家など1%の人たちに奉仕する売国奴だと批判し続けよう。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/230.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 室井佑月 母親はスーパーマンではない〈週刊朝日〉
室井佑月 母親はスーパーマンではない〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140414-00000006-sasahi-soci
週刊朝日  2014年4月18日号

 埼玉県富士見市のベビーシッターの事件から見えてきた、働く母親の過酷な現実。自身も働きながらの子育ての経験がある、作家の室井佑月氏は、その大変さを次のように話す。

*  *  *

 春休みで地方の寮のある学校に通っている息子が帰って来た。なにかごちそうを作ってやろうと思い、嫌がる息子を連れてスーパーへいった。たくさん買い過ぎて、荷物は五つになった。あたしのぶんも荷物を持ち、さっさと歩き出す息子の後ろ姿を見て、涙ぐんだ。いつの間にかあたしより大きくなっちゃって。

 息子が生まれたばかりで離婚してしまったあたし。貧乏な親もいるので、仕事を辞めるという選択肢はなかった。結婚したままであっても、相手は莫大な借金を抱えていたので、仕事は辞められなかった。

 息子は1歳になる前から保育園に預けた。それが当たり前になっていたから、あいつは仕事にいくあたしの後を追ったことはない。膵臓に腫瘍ができ、その摘出手術を受けたときは、仕事と育児が両立できず、泣く泣く田舎にいる親に息子を8カ月間預けた。

 身を切られる思いとは、そういう時のことをいうのかもしれない。先週、某新聞社から、「子供を預け働く親を、室井さんがルポする形で記事にしたい」という仕事がきた。たぶん、埼玉県富士見市で起きたベビーシッターによる男児遺棄事件があったからだろう。担当の記者は女性で、

「母親の辛い立場を、少しでも記事にできたらいいと思う」

 そういっていた。もちろん、あたしはOKした。今日から3日間、その記者と共に、子供を預ける現場、子供を預けて働くお母さんなどを取材してまわる。少しでも親の辛い立場を、世の中に広められたらいいと思う。

 以前、「(母親になったら)産休を当然の権利だという甘えを捨てて会社を辞め、貧乏暮らしをしてでも、子供と一緒にいなさい」などと乱暴なことをいう女性作家がいた。こういうことをいい出す人が出てくると、あたしたち子供を預けて働かなきゃいけない母親は、精神的に追いつめられる。子がいても働かなきゃならない女がいることぐらい、想像力を働かせればわかるだろうに。

 あたしはまだまだ世間は女に厳しいと思う。3月26日付の東京新聞によれば、特別養護老人ホームへの入所を希望しているのに入所できていない「待機者」と呼ばれるお年寄りが全国で約52万2千人いるという。

 少しずつ改善されてきているとはいっても、認可保育所へ入れない待機児童はたくさんいる。そして、政府は配偶者控除を縮小・廃止したいらしい。少子化だから子供を産めといったり、この先、社会保障制度を維持できないから女も働けといったり。介護と育児、その上、稼ぎまで当てにされるって? 女はスーパーマンではない。

 そうそう前出の女性作家だが、彼女は政府の審議会の委員などをしている。安倍政権の教育再生実行会議の委員もしていた。こういう人が女の立場を語って困る。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/231.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 安倍首相のゴルフ「問題ない」=菅官房長官(時事通信)
「安倍首相のゴルフ「問題ない」=菅官房長官
時事通信 4月14日(月)12時15分配信
 菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、安倍晋三首相が熊本県内での鳥インフルエンザ発生確認後もゴルフを続けたことについて、「全く問題ない。熊本県と連携を取りながら、非常に迅速な対応ができている」と強調した。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140414-00000050-jij-pol

あれ、じゃあ森元総理のえひめ丸事故の時も問題は無かった事になりませんか?
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/232.html

記事 [政治・選挙・NHK164] したたかな中国の世界戦略に打つ手なしの安倍政権(森功のブログ)
http://mori13.blog117.fc2.com/blog-entry-1524.html
2014-04-14

 昨日会った政界事情通によれば、1週間ほど前、ある中国要人が来日し、自民党の額賀福志郎さんと会ったそうです。中国側としては安倍政権に期待できないので別のパイプを探しているようですが、実際、中国は今年に入って日本企業の誘致を再開。以前同様、日本の中小企業に声をかけているそうです。

 元を国際通貨にする方針を掲げたように、中国はこのところまるで世界の覇権を握るべく、戦略を打ち出しているかのように見えます。先の事情通によれば、ダボス会議に対抗し、海南島でポアオアジアフォーラムを開催。そこには福田康夫元首相や二階俊博元国交相が出席してきたが、これからは額賀さんを通じた日本戦略を展開しそうだといいます。旧来、中国外交は田中派が独占してきただけに、さもありなん。したたかな中国戦略に安倍政権の打つ手は見えてきませんが。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/233.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 首相、鳥インフル指示後もゴルフ 官房長官「問題ない」(朝日)-「国民に無用な不安を与えない事も危機管理の一つ」
「首相、鳥インフル指示後もゴルフ 官房長官「問題ない」
朝日新聞デジタル 4月14日(月)12時35分配信
 菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、安倍晋三首相が鳥インフルエンザ発生への対応を指示した後もゴルフを続けたことについて、「全く問題ない。熊本県と連携を取りながら非常に迅速な対応ができている」と述べた。

 菅氏は理由として、今回、検出されたウイルスが中国で人への感染が確認された型ではなかったことなどをあげたうえで、「国民に無用な不安を与えないようにすることも危機管理の一つだ」と話した。

 首相は12日から山梨県に滞在しており、13日午前8時、首相秘書官を通して迅速な防疫措置を取ることなどを指示。午前8時半には首相官邸危機管理センターに情報連絡室を設置した。しかし、午前11時の関係閣僚会議は、ヒッチンズ駐日英大使や日枝久フジテレビ会長らとゴルフをしていたため欠席。午後5時前に首相公邸に戻り、農林水産省から報告を受けた。」
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/234.html

記事 [政治・選挙・NHK164] NNNドキュメント 袴田事件 拘禁48年の果てに
NNNドキュメント 袴田事件 拘禁48年の果てに

放    送:4月13日(日) 25:50〜
ナレーター:松野芳子

制    作:静岡第一テレビ



1966年、現在の静岡市清水区でみそ製造会社の専務一家4人が惨殺された。みそ会社の従業員で元プロボクサーの袴田巌(78・当時30)さんが犯人とされた、いわゆる「袴田事件」だ。その後1980年に死刑が確定したが、厳さんは無実を訴え続け、弁護団が裁判のやり直し=再審を求めてきた。そしてこの3月27日。静岡地裁は「重要な証拠が、捜査機関にねつ造された疑いがある」と指摘した上で再審開始を認めた。さらに、厳さんの釈放を認める異例の決定を下した。姉・秀子さん(81)はすぐに東京拘置所に向かい、約3年半ぶりに姉弟の面会が実現。その後、厳さんは釈放された。死刑判決確定から34年、逮捕から実に48年…拘禁48年の果てに見えてきたものはいったい何なのか?

==============================================

次の一文は2012年、求めに応じて私が国民救援会の支部機関紙に書いた記事である。このとき袴田ひで子さんは高齢を押して袴田支援の輪を広げ、巌さんを取り戻すため全国をまわっておられたのだ。

えん罪・袴田事件  無実の死刑囚・袴田 巌さんの姉、袴田ひで子さんのお話を聞く


http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/23011.jpg  9月22日の午後2時から、日本キリスト教団・明石教会で、無実の死刑囚・元ボクサーの袴田巌さんの姉、袴田ひで子さんのお話を聞く会が催された。 主催は人権問題に取り組んでいるアムネスティ・インタナショナル日本。

  支援団体の「浜松 袴田巌さんを救う会」事務局の寺澤暢紘さんから、事件の経過、取り調べや証拠品の問題点、第2次再審請求の現状などについて説明があった後、ひで子さんの話があった―。

  事件のあった2、3日後に会った時には、特に変わった様子もなく普段通りの巌だった。4人も人を殺してあんな風には絶対にいられない。

 巌が逮捕されて過酷な取り調べを受け、自供させられてからというものは、家族は無言の圧力を受けて世間が狭くなった。

 それでも見知らぬ人が「この事件はおかしい」と言ってくれることもあって母は喜んでいた。

 死刑が確定してから面会に行くと、巌は「昨日死刑執行があった…」と一気にしゃべり出し、そのショックからか、精神状態が少しずつおかしくなり出し、今では「自分は再審で勝った」なんてことまで言っている。

 それでも第1審の熊本元裁判官が「自分は無罪だと思っていた。今も無実を確信している」と告白した時には、巌は「あの人はいい人だった」と思い出した様子だった。

  巌は、とうとうこの2年ほどは「自分には姉はいない」と面会を拒否するようになってしまった。それでも盆も正月もひたすら巌のことを考えて頑張っている。

  これまで頑張ってこれたのは支援者のみなさんのおかげです。本当に感謝しています。

http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/235.html
記事 [政治・選挙・NHK164] 国家戦略特区に斬りこんでいる奈須りえ氏に注目しなければならない理由(神州の泉)
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2014/04/post-873e.html
2014年4月14日


昨日4月13日、岩上安身氏主宰のIWJでは「国家戦略特区」について、午後一時半からパネルディスカッションも含めて3時間半の実況中継があった。

これは「危ない国家戦略特区 雇用・医療・暮らしはどうなるのか ―奈須りえ氏ほか」と題され、前大田区議員の奈須りえ氏が国家戦略特区についての基調報告を行ない、各分野から首都圏青年ユニオン青年非正規労働センターの河添誠氏、佐久総合病院の医師である色平哲郎氏、弁護士であり前日弁連会長の宇都宮健児氏、立教大学教授の郭洋春氏などが貴重な報告を行った。(社会活動家の安倍芳裕氏にも参加していただきたかったのだが。)

司会をつとめたのは、昨年、TPP交渉会合の実態を精力的に伝えていただき、貴重な情報をたくさん届けていただいたPARC(アジア太平洋資料センター)事務局長の内田聖子氏だった。久々にお見かけした。今の日本で、彼らのように貴重な情報を発信する有識者が一堂に会するのは滅多にないことなので、興奮の面持ちで実況中継を食い入るように見ていた。

非常に内容の濃い3時間半だったので、いろいろと得ることがあった。神州の泉の知る限りでは、「国家戦略特区」の胡散臭さ、国家的な危険を最初に嗅ぎ取った有識者がこの講演会の主導的な立場にあった前大田区議会議員の奈須りえ氏である。昨年、安倍政権に疑念を持っている目立った有識者が誰も国家戦略特区の危険を俎上に上げていない中で、唯一奈須りえ氏だけが、突破的にこの特区に食らいつき、その本質的な姿を浮き彫りにし始めたのだ。

この先駆的な取り組み方は、経済学者の植草一秀氏が小泉政権のマクロ政策の糾弾と、りそなインサイダー疑惑を指弾した行動と同じである。植草一秀氏はそのために時の政権筋や官僚、アメリカ政府筋(おそらくCIA)に睨まれ、冤罪(国策捜査)という政治的な言論弾圧に直撃されている。それほど、植草氏の言説は売国政策を推し進める小泉政権や官僚、日本に内政干渉していた米国政府筋にとって都合の悪いものだったことになる。

神州の泉は無力な一介の市民に過ぎないが、植草氏の濡れ衣事件については少し悔しい思いもある。それはもう少し早く植草氏の政治言動に気づいていれば、つまり2004年の品川駅事件以前から、植草氏がどういう姿勢で小泉政権を糾弾していたかをウォッチしていたら、ブログやその他で彼の政策言動を紹介して、少しでも国策捜査の刃(やいば)を防ぐことができたかもしれないという思いである。

植草事件は竹中平蔵氏が推し進める売国政策によって生じた、権力による大弾圧事件であることは間違いない。この弾圧は小沢一郎氏に降りかかった権力弾圧と同質の文脈にある。より具体的に言うなら、日本の権力装置の中には、植草氏を痴漢冤罪の罠にはめた「痴漢冤罪創出専従班」という、特殊なチームが存在していることは疑いない。これは彼の裁判を傍聴して確信したことである。

神州の泉は、一時、ネットで「チーム品川」と揶揄された「痴漢冤罪創出専従班」が動いて、NHKの森本健成元アナウンサーや週刊「東洋経済」元編集長の三上直行氏を毒牙にかけたのもこの専従班だと思っている。植草一秀氏、森本健成氏、三上直行氏、彼らは三人三様の別々のジャンルに属するが、共通していたのは非常に鮮明な政治的背景を持ち、その筋の権力に睨まれる位相にあったということである。

彼らがそれぞれの専門において、国民に知らせようとしたことは、国民を欺いて既得権益体制と対米従属体制、官僚経済体制を維持し、強めて行くという勢力にとっては我慢のならない言論表現だったのである。

大きく言うなら、今の日本はグローバル経済と官僚経済の二段構えの同時進行で国政力学が生じているのであり、この趨勢は国民生活を圧迫し、痛めつける属性しか有していないのだ。この真実を国民に広く知らせ、その趨勢からの脱却を図ろうとする有識者が腐った国家権力の餌食となるのである。だから、今の日本で汚名を着せられる有識者はまず間違いなく本物の救国意思を持った人たちである。

さて、以上のことを踏まえて、奈須りえ氏が国家戦略特区に特化して警鐘を鳴らし始めた有識者であることに留意してみれば、彼女の政治言説をTPPや国家戦略特区の推進計画上、権力筋が非常に厄介なものとして認識していることは容易に推測できるのである。

つまり我々国民が奈須りえ氏の言動にきちんと向き合って、「国家戦略特区法」を日本国民全体の問題として受け止めておかなければ、奈須りえ氏も権力筋の毒牙にかかってしまう危険は非常に高くなる。

特定秘密保護法が実施される時に、有識者であろうと一般庶民であろうと片っ端からしょっ引くことは可能であるが、今の日本では世論を騒然とさせるような目立った逮捕劇は行わないように思う。特に知名度の高い有識者をこの弾圧法制でしょっ引いてしまえば、「ほら見ろ!やっぱり我々の懸念どおりになったじゃないか」ということになり、世間の憤怒に火を注いでしまうことになる。

権力官僚はその手のリスクは極力避けるのである。だからこそ、現政権批判を行う知識人は、植草氏が遭遇したような国策捜査に見舞われる危険性がいまだに非常に高いことになる。

国民は、奈須りえ氏を東京都の局部的な問題を発信する地域限定的な言論者としてではなく、日本全体の行く末に影響する巨大な政治言論を発している人物として見守っていく必要がある。奈須氏の言動は、東京都民に限られたものではなく、日本全体の国民一人ひとりの明日の生活を重く左右する大きさを持つと認識することが大事なのである。

その観点から奈須りえ氏を多大な関心を持って注目する必要がある。くりかえすが、国家戦略特区は、対日収奪戦略として竹中平蔵氏を媒介にしてこの日本に展開されつつある、グローバル資本による巨大なプロジェクトなのである。これが彼らの思うように展開されたら、この日本は確実に終焉を迎えてしまうのだ。

それほど国家戦略特区法は日本の未来にとって、祖国存亡の危機に直結する“やばすぎる”国家プロジェクトなのである。奈須りえ氏一人だけにこのような重い批判を任せてはならない。多くの人たちが彼女に続いて国家戦略特区に対して「NO!」を叫ぶ必要があるのではないのか。


http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/236.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 鳥インフル対策よりゴルフを優先させた安倍首相の“非常識”(日刊ゲンダイ)
鳥インフル対策よりゴルフを優先させた安倍首相の“非常識”
http://gendai.net/articles/view/news/149472
2014年4月14日 日刊ゲンダイ



たっぷり7時間/(C)日刊ゲンダイ


 熊本県の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザ(H5型)が発生し、13日は朝から大騒ぎだった。


 熊本県はすぐに2養鶏場のニワトリ11万2000羽の処分を開始し、隣接する宮崎県など九州の自治体でも相次いで対策会議が開かれた。


 政府も農水省に対策本部、官邸内の危機管理センターに情報連絡室を設置。午前11時には、関係閣僚会議が緊急招集された。


 3年前の鳥インフル発生時は9県に感染が拡大。180万羽が処分され、鶏肉に対する風評被害も広がった。今回も、これからGW明けごろまで渡り鳥の移動時期のため、感染拡大が懸念されている。


■緊急招集「関係閣僚会議」は安倍首相不在


 そのため、緊急の閣僚会議には総務相、農相、国交相、国家公安委員長らが出席、「政府一丸となって、感染防止拡大のため万全の対応を取る」ことが確認されたのだが、これを仕切ったのは菅官房長官だった。“政府一丸”なのに安倍首相は不在。なぜなら、山梨の別荘近くで大好きなゴルフに興じていたからだ。


 首相動静によれば、安倍は別荘を午前7時16分に出発し、同20分に「富士桜カントリー倶楽部」に到着。ヒッチンズ駐日英大使や日枝久フジテレビ会長らとゴルフをたっぷりフルで楽しんで、ゴルフ場を出たのは午後2時44分だった。


 本人もさすがにマズイと感じたのだろう。ゴルフ場出発直前の記者団の取材に、「午前8時に秘書官を通じ、政府として情報を収集するよう指示した」と早期対応を力説したうえ、「この後、再び農水省から報告を受けたい」とわざわざ強調していた。だが、午前8時に対応できたのなら、そこでゴルフを中断して帰京すれば、午前11時の緊急の閣僚会議には十分間に合ったはずだ。


■JR東海のリニア売り込み


 この週末の安倍は、JR東海のリニアモーターカーの売り込みで、ケネディ駐日米大使と実験線に乗車し、山梨の雪害を視察、別荘に1泊して、翌朝ゴルフというスケジュールだった。


「インフラ輸出という金儲けのため、“お友達”の葛西敬之・JR東海名誉会長のためなら自ら出ていく。しかし、養鶏業者にとって死活問題であり、食の安全にも関わる鳥インフルは後回し。<命よりカネ>の安倍首相の姿勢がよく出ていますよ」(野党議員)


 安倍のゴルフは2週連続だ。先週は突然の雷とみぞれでちゃんとホールアウトできなかったから「今週はよっぽどやりたかったんだろう」(自民党関係者)という皮肉まで聞こえてくる。


 政治評論家の野上忠興氏がこう言う。
「日曜に<緊急>の閣僚会議を開くのです。自分の配下の大臣を緊急招集するのですから、せめて会議に遅れたとしても、ゴルフを途中で切り上げて駆けつけるのが、総理大臣のあるべき姿です。最高指導者としてのモラルの問題。<指示をしてあるから大丈夫。文句あるか>という姿勢ですが、ゴルフが全部終わった後に格好をつけても仕方ありません」


 こんな非常識首相に国民はいつまで高い支持率を与え続けるのか。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/237.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 4月末に見込まれる日銀追加緩和効果は一時的(植草一秀の『知られざる真実』)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/4-ead1.html
2014年4月14日

安倍政権が発足して間もなく1年半の時間が経過するが、安倍首相がアピールするほど日本経済は改善していない。

2007年に安倍首相が総理の職を放り出して以来、内閣総理大臣の交代は年中行事と化してきた。

毎年首相が交代してきたのだ。

それが、2007年以降では初めて、2013年は首相交代のない年になった。

最大の背景はねじれの解消である。

安倍晋三自民党は2013年7月の参院選で勝利した。

これによって、衆参ねじれが解消したのである。


2006年に民主党が解党の危機に直面して、小沢一郎氏が民主党代表に就任した。ここから民主党の大躍進が始まり、自民党支配の政治にくさびが打ち込まれた。

小沢氏が率いる民主党が2007年7月参院選に勝利して、参院で与野党逆転が生じた。

そして、小沢−鳩山民主党は、既得権益の激しい攻撃を跳ね除けて、ついに2009年8月総選挙に勝利し、政権交代を実現させた。

この小沢−鳩山政権が2010年7月参院選に勝利していれば、小沢−鳩山政権の下でねじれが解消し、日本は名実ともに新しい時代に突入したはずである。

逆に言えば、日本の既得権益勢力は、その実現だけは何としても阻止しなければならなかったのである。

彼らは目的のためには手段を選ばぬ行動を取り、小沢ー鳩山政権は卑劣な猛攻撃を受けて政権転覆に直面し、クーデター政権である菅直人政権が2010年7月参院選に大敗して、日本政治刷新の機会が失われたのである。

こうして、安倍晋三氏が首相だった2007年に自民党が参院選に大敗して発生して生まれたねじれ現象が、6年間にわたって持続してきた。

ねじれの下では、参院で与党が追及を受けると政治が停滞する。

政権は追い込まれ、退陣に追い込まれる。


2007年の安倍首相退陣以来、2012年の野田首相退陣まで、実に6人の首相が毎年退陣に追い込まれてきた。

日本の既得権益勢力は小沢−鳩山政権による安定政権樹立を阻止したうえで、状況の大転覆を画策した。

民主党の中の既得権勢力に寝返った勢力に政治権力を奪わせ、この傀儡政権に消費税大増税の汚れ仕事を押し付け、その消費税大増税によって、政権を再び自民党側に奉還させたのである。

そして、メディア情報を操作することによって、2013年7月参院選でも安倍自民党の勝利を誘導し、状況を大転覆させての「ねじれ解消」を強引に誘導したわけである。

2013年7月参院選に際して、メディアは「ねじれの解消」を前面に掲げた。

ねじれさえ解消してしまえば、政権が何を行おうが、厚顔無恥に政権に居座れば、長期政権を実現できる。

振り返ってみれば、小泉政権も失策続きの政権であったが、国会がねじれていなかったために長期間、政権を維持できたのである。

私が昨年7月に『アベノリスク』(講談社)を上梓したのは、この点への警戒感に基づくものだった。

参院選で安倍晋三自民党が勝利すると、ねじれが解消し、安倍政権が日本の重大問題を独断専行で決定してしまい、主権者である国民がその決定に口をさしはさめぬ状況が生じる。この現実を警戒したのである。

残念ながら、この懸念が現実のものになった。


安倍政権の政権運営は極めて多くの問題を有しているが、与党が衆参両院を支配してしまっているために、すべてのものごとが、ごり押しで通されてしまう状況が生まれている。

公明党が自民党にブレーキを掛けるそぶりを示すが、本当のところは疑わしい。

自民党元参議院議員会長の村上正邦氏は、著書

『だから政治家は嫌われる』(小学館)

で、公明党の政権批判は「やらせ」であると指摘している。

安倍政権の政権運営に対する世間の批判を和らげるために、公明党が「やらせ」で安倍政権の暴走をけん制する「ふり」を示しているだけなのではないか、と指摘する。

公明党は与党でいることに価値を置いていると見られ、結局は「下駄の雪」のように、自民党に追従してゆくことになるのではないだろうか


安倍政権がいまも飛行を続けている原動力は、政権発足後の半年に実現した株高である。

これをメディアが絶賛し、その「慣性力」で安倍政権はいまも飛行を続けている。

しかし、薄っぺらなメッキは剥がれ、アベノリスクの醜悪な現実が姿を現し始めた。

労働者の所得は増えず、物価は上がり、ここに消費税の巨大な負担増が乗せられる。

頼みの綱の株価上昇も、年初来、株価下落に転じている。

安倍首相は4月中に日銀総裁と会談すると報じられているが、4月30日に予定されている日銀の政策決定会合で追加金融緩和政策を打ち出すための「出来レース」である。

この会談を受けて日銀が追加金融緩和政策を決定し、安倍首相の指導力を演出しようというわけだ。

瞬間的には市場が反応するだろうが、大きな効果を期待できない。

安倍政権の政策失敗は徐々に明らかにされてゆくが、国会がねじれていないと、政治のねじれが解消されない。

私たちは「ねじれの効用」を見直すべきである。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/238.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 解釈改憲は八百長以上=自民・村上氏[jijicom]
時事ドットコム記事
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014041300222

 自民党の村上誠一郎元行政改革担当相は13日夜のBS−TBSの番組で、安倍晋三首相が憲法解釈の変更により集団的自衛権の行使容認を目指していることについて、「行政府と立法府がやるべきは、最高裁から違憲だと判断されない法を作って運用することだけだ。自ら解釈(変更)すれば八百長以上のものだ」と厳しく批判した。
 その上で「集団的自衛権の行使が必要なら、正々堂々と改憲を主張して徹底的に国民に説明して議論すべきだ。閣議(決定)による憲法解釈(変更)で決めるのは禁じ手だ」と強調した。(2014/04/13-22:35)

http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/239.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 「集団的自衛権は「必要最小限度」を超えるから認められないのではない。:深草 徹氏」(晴耕雨読)
「集団的自衛権は「必要最小限度」を超えるから認められないのではない。:深草 徹氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/13900.html
2014/4/14 晴耕雨読


https://twitter.com/tofuka01

防衛省・自衛隊のホームページには、 憲法第9条の下において認められる自衛権の発動としての武力の行使についての要件、通常自衛権行使三要件と言われるもの、と集団的自衛権は認められないことが、従来からの政府見解として明記されている。

是非ご覧いただきたい。

自衛権行使三要件とは以下のとおり

@わが国に対する急迫不正の侵害があること

Aこの場合にこれを排除するために他に適当な手段がないこと

B必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと

集団的自衛権とは、自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、実力をもって阻止する権利。

国際法上、このような集団的自衛権を有していることは、主権国家である以上当然であるが、憲法第9条の下において許容されない。

 集団的自衛権が、憲法第9条の下において許容されなり理由は次のとおり。

自衛権の行使は、わが国を防衛するため必要最小限度の範囲にとどまるべきものであり、他国に加えられた武力攻撃を実力をもって阻止することを内容とする集団的自衛権の行使は、これを超えるものである。

 集団的自衛権が憲法9条の下で否定される理由は、自衛権行使三要件

@わが国に対する急迫不正の侵害があること

Aこの場合にこれを排除するために他に適当な手段がないこと

B必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと

の@に該当しないから。

必要最小限を超えるからではない。

「(81年政府見解は)歴代政権による集団的自衛権の答弁を整理し、憲法9条で許される自衛権の行使を『わが国を防衛するため必要最小限度の範囲』とした。その上で『集団的自衛権を行使することは、その範囲を超えるもので、憲法上許されない』とした。」

これは3月7日の「朝日」の記事。

3月7日の「朝日」の記事の誤りにお気づきになられたであろうか?

「朝日」記事は、政府見解のもってまわった言い方にひきずられたのであろう。

集団的自衛権は「必要最小限度」を超えるから認められないのではない。

外国への攻撃は、「わが国に対する急迫不正の侵害」ではないからなのだ。

集団的自衛事態への武力行使を認めようと躍起になっている安保法制懇の北岡伸一氏、安倍首相、高村自民党副総裁、これらの人は、みんな「必要最小限度」の範囲であれば認められると言って隙間さがしをしている。

しかし憲法9条の下で集団的自衛権を排除しているのは自衛権行使三要件だ。

隙間はない。


http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/240.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 福田元首相が安倍政権にブチ切れる!福田元首相「安倍晋三は日本をメチャクチャにするつもりか」 真実を探すブログ




福田元首相が安倍政権にブチ切れる!福田元首相「安倍晋三は日本をメチャクチャにするつもりか」 真実を探すブログ
http://saigaijyouhou.com/blog-asyuracom-2269.html

http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/241.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 世界権力は、食料や水、資源を抑え込もうとしていますが、手羽先の暴力団が大阪市水道民営化だそうです
水道事業民営化、約2300億円で運営権利売却へ 大阪市が基本方針決定だそうです。




以下引用


大阪市水道事業:30年運営権の最低売却 2300億円に
毎日新聞 2014年04月09日 12時52分


 大阪市は9日、来年度中の民営化を目指す水道事業について、30年間の運営権の最低売却額を約2300億円とする基本方針をまとめた。市が全額出資する新会社に売却する。市の予測では、必要な水道管の耐震化や料金値下げを今後しても、民営化後30年間は黒字を確保できるという。


 市によると、水道事業が抱える債務約2000億円と利息約300億円などを新会社に負担させる方針に基づき、最低額を決めた。売却価格は、30年間の事業収入見込みから運営経費などを除いて計算する。


 2044年度時点の経常損益は、運営主体が公営企業なら22億円の赤字となるが、民営化すれば人件費や設備維持管理費の削減などで13億円の黒字と予測した。


 水道料金は基本料金(月額950円)を100円値下げし、使用量10トン以下の月額料金に従量制を導入する。水道管の耐震化は更新ペースを、現在の年約55キロから年80キロに上げる。


 民営化関連議案は今年度中に市議会に提案する予定だが、野党が多数を占めており可決されるかは不透明だ。


以上引用
mainichi.jp/select/news/20140409k0000e020182000c.html




もうひとつ


以下引用


水道事業の上下分離民営化案 大阪市が決定
2014年4月10日
 水道事業の民営化を目指す大阪市は9日、上下分離方式による基本方針案を幹部会議で決定した。将来の料金引き下げや配水管の耐震化などのサービス向上策や、水質管理をはじめとする運営会社との契約策定などが柱。今年11月をめどに実施計画を策定し、2015年度中に新会社に業務を引き継ぐ。




水道事業民営化を議題に話し合う橋下市長ら幹部職員=9日午前、大阪市役所
 市は昨年6月、府内の42市町村でつくる大阪広域水道企業団との統合が頓挫したことから方針を転換。11月に、市が100%出資する運営会社に事業のみを引き継がせる上下分離方式での民営化方針を打ち出していた。


 方針案は、新会社との事業契約期間を30年に設定。経常収支シミュレーションによると、事業費の圧縮などで30年後の44年度には13億円の黒字になると試算している。人事制度をめぐっては職員1600人のうち一部を除き転籍させる方針。同意を得られない場合は大阪市職員基本条例を適用し、分限処分の対象にする。


 橋下徹市長はこの日の定例会見で「国家戦略にもかなっており、これに勝る制度はない。どこまで議会がレベルの高い議論をしてくれるかだ」と述べ、実現に自信を見せた。


 市は14年度中に関連議案を提案する意向だが、審議は予断を許さない状況。市議会は昨年5月、同企業団との統合について「市民にメリットがない」として否決している。


以上引用


nnn.co.jp/dainichi/news/140410/20140410025.html






当ブログでも、散々やってきましたが
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/cat/water/


世界権力は、食料や水、資源を抑え込もうとしています。


水と食料だけは、絶対に売り渡してはなりません。




ボリビアの水戦争
http://rothschild.ehoh.net/truth/column/part1_23.html
引用:
1999年、世界銀行はボリビア政府にコチャバンバの市営水道会社を民営化するよう勧めました。民営化すれば効率的な運用が可能になり、適切な料金で適切なサービスが提供されるというのです。おまけに民営化を実施すれば600万ドルの多国間債務を免除するという好条件付きです。


ボリビア政府は『飲料水および衛生法』という法律をつくり、補助金も打ち切って、水道は民営化されました。
新しい水道会社は米国最大の建設企業ベクテル社の子会社でしたが、すぐに水道料金を200%以上も値上げしました。最低月額給与が100ドルに満たない町で、水道の請求書は月額20ドルに達したのです。20ドルは5人家族が2週間食べる食費に相当する金額。


当然、支払えない人たちが大勢出てきましたが、その支払不能者には容赦なく供給を停止しました。


人間は水がなければ生きていけません。
高い水道水を飲めないので、不衛生な水を飲み、病気になる者も現れました。
ことの深刻さに、2000年1月「水と生活を防衛する市民連合」が結成され、大衆動員によって市は4日間閉鎖。1ヵ月たたないうちに何百万というボリビア人がコチャバンバに行進。ゼネストが始まり、交通機関がすべて停止。集会で、国民すべての水の権利を守る要求である「コチャバンバ宣言」が出されました。


政府は水道料金を下げると約束しましたが、その約束は守られませんでした。
2000年2月、市民連合は「水は神の贈り物であり商品ではない」「水は命だ」というスローガンを掲げ、新法の撤回を要求し、平和的デモ行進をおこないました。


2000年4月、IMF、世界銀行、米州開発銀行に援助停止の圧力をかけられた政府は、戒厳令を布いて抗議の鎮静化を図り、活動家が逮捕。
抗議する者は殺され、メディアに報道管制が行われました。4月と9月の騒乱により死者9名、重度の負傷者約100名、また数十名が逮捕されました。


しかし、この弾圧も長くは続かず、結局、市民が勝ちました。新水道会社とベクテル社はボリビアを出て行き、政府は水道民営化法を撤回。


水道会社は労働者と市民に借金つきで渡され、2000年の夏、市民連合は公聴会を開き、民主的経営計画と経営陣を決めました。しかし、これで戦いが終わったわけではなく、ベクテル社はボリビア政府に対し2500万ドルの損害賠償請求を起こし、ボリビア政府は市民連合の活動家たちに嫌がらせや脅しを続けています。
:引用終了


以下過去記事から引用




コチャバンバ水紛争(こちゃばんばみずふんそう)は、ボリビアのコチャバンバで2000年1月から4月にかけて発生した一連の抗議行動。




コチャバンバでは、1967年より水道事業を担っていた SEMAPA(市営上下水道サービス公社)が世界銀行の主導によって民営化され、民間会社であるロンドン国際水供給会社(International Waters Limited of London : IWL)が上下水道事業の40年間のコンセッション契約を受注した。IWL社は米ベクテル社(Bechtel Corporation)の完全子会社で、コチャバンバでは「トゥナリ水供給会社(Aguas del Tunari)」と称した。




世界銀行のボリビアに関する1999年6月の報告では、上水道の使用料金を低く抑えておくための公的補助金を中止することが求められていた。




地元紙の記事には、水供給公社の契約は競争入札により行なわれたが、一人の応札者しか現れず、数百万ドルの価値が見込まれる上水道システムがわずか2万ドル以下で売却されたと報じられた。




トゥナリ水供給会社がコチャバンバの上水道設備を手にした数週間後に、ミシクニ (Misicuni) ダムの建設の資金調達のためとして水道料金の大幅な値上げを行なったところ、抗議行動が発生した。最低月収が100ドル以下であるこの地において、20ドル以上の水道料金は多くの住民の家計を直撃した。




1月の中旬、新しくできた労働者同盟、人権問題指導者たちの先導で4日間連続のストライキが発生し、コチャバンバの町は活動を停止した。政府は水の価格を元に戻して2週間以内に収拾を図ることを約束せざるを得なかった。これにより、抗議行動はひとまず収まった。


3月に6万人以上の住民に調査を行ったところ、90% の人が「トゥナリ水供給会社は撤退して水供給は公社に戻すべきである」と答えた。民営化反対論者たちはブエノスアイレスの上水道民営化の例を引き合いに出し、その時は7,500人もの労働者が解雇された上に水道料が上がったとして、上水道施設の民営化がなぜ良くないのかを主張した。


4月4日には再びコチャバンバは機能停止に陥った。IWL社は、コカ絶滅作戦に反対するコカ生産農家たちの煽動により暴動が悪化していると主張した。


デモが4日目に入った時、ボリビア政府は戒厳令を発令した。警察は反乱指導者たちを深夜急襲して逮捕し、地元ラジオ局を閉鎖。武装兵士が町を監視した。


4月10日、水道会社の民営化撤回を迫るため、数千の人々がコチャバンバでデモ行進を計画した。しかし、ウゴ・バンセル・スアレス大統領は武力でこれを鎮圧しようとした。バンセルはかつて1970年代に独裁政治を行なった事がある大統領である。彼は警察に指示して2日間に渡りデモ隊に催涙ガスを浴びせ続け、6人の死者と175人の負傷者を出した。この負傷者の中には失明した2人の子供も含まれる。


この騒乱はラパスにも飛び火し、チチカカ湖周辺の住民も道路封鎖などの抗議行動を起こす。4月8日にはボリビア軍により17歳の少年が顔面を撃たれて死亡。逆に農民がボリビア軍大尉を撲殺するという事件も起こる。


ラパスやサンタクルスなどの大都市では、警官や消防士などの中に反対運動に賛同するものが現れ始める。また、ボリビア中央労働者連盟(Central Obrera Boliviana : COB)の呼びかけに応じて教職員組合が無期限ストライキを始めた。


4月12日にトゥナリ水供給会社は事業撤退を表明。ボリビア政府も最終的に抗議者たちの主張を全て受け入れることを表明した。世界銀行は援助停止の形で圧力をかけた。


現在は新生 SEMAPA のもと、公営で民主的な水道運営システムを構築すべく努力が重ねられている。このプロセスにおいて、上記水紛争で牽引的存在となった市民団体「コチャバンバ水と生活を守る協議会」 (Coordinadora en Defensa del Agua y de la Vida, Cochabamba) の貢献は大きい。




以下宣言文


私たち、ボリビアとカナダとアメリカ合衆国とインドとブラジルの市民たち: 農民、用水番、労働者、先住民、学生、専門家、環境論者、教師、非政府組織メンバー、年金生活者たる私たちは、今日、大切な水の権利を守るため、力を結集し一致団結した。




私たちはこの地、組織や政府による虐待に立ち向かった市民の行動・勇気・犠牲によって、商業主義が握りつぶそうとしていた権利を取り戻したこの地、世界に輝けるこの地において、私たちの自由と尊厳に基づいて、次の宣言を行なうものである




: 生きる権利に基づき、また、自然と私たちの祖先と私たちの土地の習俗に対する尊敬に基づき、大地から与えられた水の使用については未来永劫侵されざる以下の権利があることを明らかにしなければいけない。




1.水は大地と全ての生物のものにして神聖にして犯す事ができないものであり、全世界の水資源は温存され、営繕され、保護されて子孫に伝えられ、その自然の状態が尊重されなければならない。




2.水は人間の基本的な権利であり全ての政府機関によって公共性が保証されなければならない。すなわち、金儲けの手段になったり、民営化されたり、商業的に取引されてはならない。


この権利は全ての政府機関で尊重されなければいけない。特に国際的な協定においてはこの原則に異論を挟む事は全く許されない。




3.水は地域社会と地域住民によって守られることが望まれ、この地域住民は水の保護と調整の上で政府と同じ重要性を持たされなければならない。世界の中の地域住民こそ、地球の民主化を促進し、水を守るための原動力なのである。


wikipedia




以上引用
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/04/25/6790053




国鉄民営化もそうでしたが、『赤字解消』という名目がそもそもおかしいのです。


公共サービスというのは、私たちがある一定料金を支払うかわりに、全ての人にメリットがあるような仕組みを作ることこそが、そもそもの目的なのですから。


水道の場合、それは、私たちが安心して水道の水を飲んで生きていけることです。






がん登録推進法案の裏側
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/10/20/7017154


41か国、330都市でモンサントへの抗議活動と従軍慰安婦 左側へのパス
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/05/28/6825719


実際に水道民営化した(フランスのヴェオリア社)松山市はどうなったのか?
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/05/22/6818342


麻生太郎の弟の会社『株式会社アソウ・ヒューマニーセンター』が、選挙の出口調査の派遣をやっている
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/04/30/6794956


麻生太郎財務大臣兼副総理が、CSISの講演で、『日本の水道を全て民営化する』と発言
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/04/24/6789154




世界権力は、食料や水、資源を抑え込もうとしていますが、手羽先の暴力団が大阪市水道民営化だそうです velvetmorning blog
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2014/04/10/7271938

http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/242.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 麻生派パーティー、首相が激励「麻生氏は政権の中核だ」(産経)
為公会のパーティで、2014年度ミス日本グランプリの沼田萌花さんから花束を受け取る麻生太郎会長=14日夜、東京・赤坂(原田史郎撮影)(写真:産経新聞)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140414-00000553-san-pol
産経新聞 4月14日(月)22時0分配信


 自民党の麻生太郎副総理が率いる麻生派(為公会)は14日夜、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。安倍晋三首相が駆け付け、麻生氏との蜜月関係を改めて印象づけた。会場には平成26年度「ミス日本コンテスト」でグランプリに輝いた沼田萌花さんも登場し、花束を贈られた麻生氏は最後まで上機嫌だった。

 首相はあいさつで「安倍政権の中核が麻生氏であり、為公会だ」と持ち上げた。「4月から多くの企業に賃金を上げていただいた。設備投資やさらなる賃金の上昇につなげるべく、景気の好循環を生み出していきたい」とも述べた。

 これに先立ち麻生氏は「為公会は政権のど真ん中にいる。アベノミクスを成功させて、自民党を政権に復帰させてよかったと思われるよう頑張る。デフレ脱却まであと一歩だ」と強調した。


http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/243.html

記事 [政治・選挙・NHK164] それでもベストセラー「作家」 曽野稜子
それでもベストセラー「作家」(『週刊金曜日』20141.24号より転載)
http://keybow.co/sataka/sonoayako.html

曽野稜子というチッポケ

長年、保守論壇で活動する曽野綾子氏の著書「人間にとって成熟とは何か」がべストセラーになっている。なぜ、誤読と説教をふりまく曽野氏の言説を多くの日本人は受け人れてしまうのか。そもそも「曽野稜子」とは何なのか。
長年、同氏を批判しつづけてきた佐高信が改めて「曽野綾子」を切る。
 
        佐高 信
                               
 いまから15年ほど前、『噂の眞相』に連載した「タレント文化人筆刀両断!」を含む時評集を出そうとしたら、講談社では司馬遼太郎と曽野綾子の双方が引っかかって、光文社では曽野批判が困ると言われて削除せざるをえなかった。無削除のものを『タレント文化人100人斬り』(現代教養文庫)として『噂の眞相』の連載だけでまとめて、すぐに出したので、そちらは妥協した。

それだけに、曽野の『運命は均(なら)される』(海竜社)の次の箇所を読んで私は笑ってしまった。
 ある時、曽野は司馬について書いた原稿を直してほしいという電話を「大阪新聞」から受けたというのである。
「故司馬遼太郎氏の講演内容に対して少し反対意見を書いただけでその部分を直せというのだ。前々から私の動物的な勘が、氏に対するマスコミの不自然な神格化を感じていたけれど、それは錯覚だろうと思っていた。しかしこうなってみると、勘は正しかったのだろう。神格化は、崇めたがる方の弱さの結果である。
 私は司馬氏の人格や私生活を貶めたわけではない。ただ内容の一部に異論を(それも署名原稿で)唱えただけで、担当記者が東京まで飛んで来て改稿を迫るという異常反応ぶりは、昭和天皇のご不例の時の自粛という名の自主規制を思い出させる」
 司馬と同じように自分も「神格化」ならぬ「タブー化」していることを曽野は知らないのである。それとも、私の曽野批判は、曽野の司馬批判と違って、「人格や私生活を貶め」ているということか。

「動物的な勘」だけで行動

 ともかく、「動物的な勘」がご自慢の彼女も、自分に対してはそれがまったく働いていないことに気づかないのである。鈍感の極みと言うしかないだろう。曽野が知性や理性とは無縁な「動物的な勘」だけで行動していることは次の発言からも明らかである。
「もし息子が罪を犯したとき、世間が何といおうと、あたしは、絶対息子がいいと言おうど思っている。子供が困ったとき、支持できるのは母親だけ。盲目的に支持していい人が、ほかにないでしょう。父親だって、ちょっと困る。母親が一番愚かしく、盲目的になっていい……。親というものは、子供にとって辱しい困りものにちがいないでしょ。親は、困りものであっていいんじやないかしら。あたしは、息子に吋して親というものは不法な、理くつの通らぬものなんだから、覚悟しろといった構えでいる」
 こうした偏愛的情念の持ち主であるがゆえに、曽野は「日本の『学園紛争』の時、学生は一人も死ななかった。それに対して警官は何人も殉職した」などと誤ったことを平気で書く。曽野の息子は死ななかったかもしれないが、少なからぬ学生が死んだのである。
 そんな曽野を、主に『噂の眞相』で何度か批判したが、1997年2月号の次の批判に内容証明便が舞い込んだ。
〈「意見の対立はあっても、お互い自由に仲よくお話しして笑ってと、そういうのがいいですね」
 曽野綾子はハマコー(浜田幸一)との『週刊読売』1995年新春ビックリ対談で、こう言っている。しかし、ウソをつくのが作家とはいえ、「だれとでも仲よくならなければいけません」と強調している曽野は、私が申し込んだ対談を「考えが違うようですから」と断ってきた。
 ハマコーとは「仲よく」対談するが、私などからは逃げるということらしい。(中略)
 前掲の対談で曽野はハマコーの、「子や孫の時代に、日本が世界に対して十分な責任を果たすため、私たち日本人はどのような心構えでいればいいのでしょうか?」
という問いかけに、「簡単に言いますと、まず損をすることができるような人間になることです」
と答えている。
 笹川良一の後を継いで、日本船舶振興会改め日本財団のアタマにおさまった曽野らしい答えとも言えるだろう。「損する」人間がいなければ、そもそも競艇など成り立たないからである。ラスベガスですって、そのツケを小佐野賢治(おさのけんじ)にまわすハマコー はもちろん「損をすることができる」人間ということになる)
 曽野からの内容証明便は『噂の眞相』と私宛てで、糾問(きゅぅもん)は次の2点だった。
「だれとでも仲よくならなければいけません」と発言したように書いているが、出典を示せとか、「黒い金を白い金にし」と書いているけれども、現在の日本財団のお金のどこが黒いのか、出すお金はどうして白いのか、というのである。
「ご返事いただかない場合は推測と判断し、それなりの対応をいたします」とある。
 それで、発言は浜田幸一との対談からの引用だし、「黒い金、白い金は解釈の違いでしょう」と答えた。
 それにしても「それなりの対応」とは名誉段損で訴えるといったことだろうが、言論人としては、これだけで失格ではないか。己の言論に自信がないから権力の助けを借りるということだからである。

「憎む相手からも……」と言いつつ、対談を新る姿勢

そして私は、曽野の『人間にとって成熟とは何か』(幻冬舎新書)がべストセラーになっているのを機に、『サンデー毎日」の2013年11月l0日号で、何度目かの曽野批判をした。
「憎む相手からも人は学べる」と言っているけれども、私との対談は断ったではないか。
 あなたには憎む相手から学ぶ勇気などないのだから、自分を素材に『人間にとって未熟とは何か』を書くべきだった、「成熟」を書くとはおこがましい。
 自分を知らないあなたは"お嬢さん婆さん"だ、と。
 これに対して曽野は同誌の11月24日号に反論を寄せ、対談せよというのは「ストーカー」の論理だ、と居直った。
「もちろん私は自分がストーカーされるような魅力ある女性だと思ったことはないから、その点は誤解なきように願いたい」とぃう注釈付きである。
 私は12月8日号で再反論し、自らが大江健三郎の「沖縄ノート」(岩波新書)を誤読して不当な言いがかりをつけ、ストーカー行為を働きながら、ストーカー呼ばわりは笑止千万と一蹴した。
 考えの違う西部邁(にしべすすむ)や櫻井よしこ、 こぅ幕まさたか
あるいは江藤淳(えとうじゅん)や高坂正堯(こうさかまさたか)も、私との対談は断らなかったので「敵ながらアッパレ」と思ったが、あなたは「敵ながらチッポケ」だと椰楡(やゆ)したのである。
ある作家は曽野を"少女のミイラ"と評したらしいが、ミイラのままに彼女は亡くなるのだろう。
(文中一部敬称略)
 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
    さたかまこと・本誌編集委員、評論家。
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/244.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 「総理、なかなか一貫性があるよね。雪害の時に天ぷらを食ってたのと同じだもの:松井計氏」(晴耕雨読)
「総理、なかなか一貫性があるよね。雪害の時に天ぷらを食ってたのと同じだもの:松井計氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/13921.html
2014/4/15 晴耕雨読


https://twitter.com/matsuikei

でもなあ、写真というのは怖いものだね。

ヘイトスピーチの連中、いくら立派な理屈をでっち上げてみたところで、写真を見れば単なるDQNだというのが一目瞭然。

思想行為でも政治行動でもなんでもないことがはっきりと分かるね。

TVのニュースでは今、「まず、○○の容疑で逮捕し、△△についても知っていると見て、尋問中です」なんて平気で言うんだね。

これは別件逮捕ということだから、普通の事として報道するのは不味いんじゃないの?

総理、なかなか一貫性があるよね。

雪害の時に天ぷらを食ってたのと同じだもの。

彼は結局、こういう事には関心がないんだよね。

雪害時の教訓が生かせないんだから、やっぱり莫迦なんだろう。

⇒鳥インフル対策よりゴルフを優先させた安倍首相の“非常識” http://t.co/5laYAc6khN

-----------------
http://t.co/5laYAc6khN
鳥インフル対策よりゴルフを優先させた安倍首相の“非常識”

2014年4月14日 掲載

たっぷり7時間/(C)日刊ゲンダイ

 熊本県の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザ(H5型)が発生し、13日は朝から大騒ぎだった。
 熊本県はすぐに2養鶏場のニワトリ11万2000羽の処分を開始し、隣接する宮崎県など九州の自治体でも相次いで対策会議が開かれた。

 政府も農水省に対策本部、官邸内の危機管理センターに情報連絡室を設置。午前11時には、関係閣僚会議が緊急招集された。

 3年前の鳥インフル発生時は9県に感染が拡大。180万羽が処分され、鶏肉に対する風評被害も広がった。今回も、これからGW明けごろまで渡り鳥の移動時期のため、感染拡大が懸念されている。

■緊急招集「関係閣僚会議」は安倍首相不在

 そのため、緊急の閣僚会議には総務相、農相、国交相、国家公安委員長らが出席、「政府一丸となって、感染防止拡大のため万全の対応を取る」ことが確認されたのだが、これを仕切ったのは菅官房長官だった。“政府一丸”なのに安倍首相は不在。なぜなら、山梨の別荘近くで大好きなゴルフに興じていたからだ。

首相動静によれば、安倍は別荘を午前7時16分に出発し、同20分に「富士桜カントリー倶楽部」に到着。ヒッチンズ駐日英大使や日枝久フジテレビ会長らとゴルフをたっぷりフルで楽しんで、ゴルフ場を出たのは午後2時44分だった。

 本人もさすがにマズイと感じたのだろう。ゴルフ場出発直前の記者団の取材に、「午前8時に秘書官を通じ、政府として情報を収集するよう指示した」と早期対応を力説したうえ、「この後、再び農水省から報告を受けたい」とわざわざ強調していた。だが、午前8時に対応できたのなら、そこでゴルフを中断して帰京すれば、午前11時の緊急の閣僚会議には十分間に合ったはずだ。

■JR東海のリニア売り込み

 この週末の安倍は、JR東海のリニアモーターカーの売り込みで、ケネディ駐日米大使と実験線に乗車し、山梨の雪害を視察、別荘に1泊して、翌朝ゴルフというスケジュールだった。

「インフラ輸出という金儲けのため、“お友達”の葛西敬之・JR東海名誉会長のためなら自ら出ていく。しかし、養鶏業者にとって死活問題であり、食の安全にも関わる鳥インフルは後回し。<命よりカネ>の安倍首相の姿勢がよく出ていますよ」(野党議員)

安倍のゴルフは2週連続だ。先週は突然の雷とみぞれでちゃんとホールアウトできなかったから「今週はよっぽどやりたかったんだろう」(自民党関係者)という皮肉まで聞こえてくる。

 政治評論家の野上忠興氏がこう言う。
「日曜に<緊急>の閣僚会議を開くのです。自分の配下の大臣を緊急招集するのですから、せめて会議に遅れたとしても、ゴルフを途中で切り上げて駆けつけるのが、総理大臣のあるべき姿です。最高指導者としてのモラルの問題。<指示をしてあるから大丈夫。文句あるか>という姿勢ですが、ゴルフが全部終わった後に格好をつけても仕方ありません」

 こんな非常識首相に国民はいつまで高い支持率を与え続けるのか。


http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/245.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 解釈変更「やぶさかでない」=容認可能性に言及−公明幹部/いつもの「下駄の雪」パターンね



「踏まれても蹴られてもついていきます下駄の雪」とはよく言ったものだ。しかし雪なら暖かくなると溶けて消えてしまうが、いつまでもひっついたままなので「下駄の石」という方がよいと言う意見もある。

http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/246.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2014年4月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。