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2016年5月03日23時09分 〜
記事 [憲法3] 憲法と安全保障を問う 対談 木村草太・首都大学東京教授、井上達夫・東京大大学院教授
 非武装平和主義の下でぬくぬくと経済的繁栄を享受してきた一人としては、次の世代に御国を守る為武力行使に参加せよ、と言うような体制への変更は認められる立場にない。けれど、議論をしないのは思考停止だ、との誹りを受けかねないので、論点をまとめる為の記事を貼る事は有意義だとも考える。
 
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憲法と安全保障を問う 対談 木村草太・首都大学東京教授、井上達夫・東京大大学院教授
毎日新聞2016年5月3日 東京朝刊
http://mainichi.jp/articles/20160503/ddm/004/070/010000c
*憲法論議を交わす井上達夫・東大大学院教授(左)と木村草太・首都大学東京教授
(*写真略)

 憲法9条をどう扱うかは戦後日本が抱えた大問題だ。昨年、政府が進めた安保法制をめぐる解釈改憲論争もその延長線上にある。9条を将来どうしていけばいいのか。発展的な議論とは何か。リベラリズムの立場から護憲派憲法学者を批判している法哲学の重鎮、井上達夫氏と、集団的自衛権行使容認反対の立場で活発な発言を続けている気鋭の憲法学者、木村草太氏が討論した。【聞き手・冠木雅夫、まとめ・及川正也、写真・中村藍】

●個別的自衛権、9条維持で 木村草太・首都大学東京教授
「9条削除」で発展的議論を 井上達夫・東京大大学院教授

−−憲法9条=1=をどうみるか。解釈からうかがえますか。

 井上 私は護憲派の憲法学者を(自衛権を認めていない)原理主義的護憲派と(自衛権を認めている)修正主義的護憲派に分けていますが、私の憲法解釈は原理主義的護憲派と同じです。私の考えは、9条1項では自衛権は否定していない。つまり、国際紛争や国益追求の手段として戦争はしないが、自衛のための戦力の保持・行使は禁じていない。

 しかし、2項により自衛のためでも一切の武力行使を禁止している、というものです。従って、個別的自衛権の枠内なら自衛隊と日米安保は許されているというのは、まったく詭弁(きべん)だと思う。自衛隊は世界有数の武装組織です。戦力ではないと言い張ることはあり得ない。米軍は世界最強の戦力であり、日米安保のもとでは日本が侵略されたときは自衛戦争を共同で戦うわけで、これを交戦権の行使ではないというのもあり得ない。

 木村 私も9条の解釈はまったく同じ。違うのは、9条の例外を定めた条文が憲法にあると考えるかです。例えば医者が手術でおなかを切るのは刑法の傷害罪の構成要件に当たるが、例外として正当業務行為を認める規定があるので犯罪にならない。安倍政権を含めて従来政府は9条の例外を認める根拠として憲法13条=2=を挙げている。国民の生命、自由、幸福追求の権利を保護する義務が日本政府にあるから、それに必要な最小限度の実力を持てる。私はこの解釈は成り立つと評価をしている。ただし、集団的自衛権は日本への主権侵害の着手がない段階での武力行使なので、生命などへの具体的な危険がなく、13条では根拠付けられません。

 井上 それは無理な解釈でしょう。刑法第1編総則の35条は、「法令または正当な業務による行為は、罰しない」として、医療行為などは、第2編の各犯罪規定の適用除外になることを明言している。憲法13条には、「9条2項の定めにかかわらず、国民の生命、自由、幸福追求の権利を保護するために必要な場合には戦力を保有し、行使できる」なんて書いていない。戦力の保有・行使の禁止という重要な憲法規範の適用除外を、明文にはないのに勝手に13条に読み込むなんて、法解釈論としては暴論です。こんな解釈が許されるなら集団的自衛権行使だって13条で許されるという解釈もできるでしょう。憲法解釈はこじつけ合戦になって、あらゆる憲法の条項は政治の都合で骨抜きにされちゃう。

 木村 国民の生命などへの侵害の程度が具体的危険か抽象的危険かは、とても重要だ。具体的危険となる侵略を放置することは、13条に反するでしょう。これに対して外国の防衛に協力する義務を定めた憲法条文はなく、国民の生命などへの抽象的な危険を理由に反撃することは13条では許されないから、集団的自衛権行使は違憲でしょう。

−−井上さんは9条全体で個別的自  衛権も否定されている。木村さんは9条では否定されているが、憲法13条の「例外」で個別的自衛権までは認められると。井上さんから言うと木村さんは修正主義的護憲派ですね。ただし、井上さんは自身と同じ解釈の原理主義的護憲派も批判している。

 井上 60年安保闘争までは「自衛隊反対、安保廃止」と真剣にやっていたが、60年安保で敗北し、70年安保は大規模な国民的運動にならなかった。その後は、建前上は「自衛隊、安保は憲法違反」と言いながら、政治的には本気で取り組まず、専守防衛の枠内なら自衛隊・安保は政治的にオーケー、違憲のまま存続させろという姿勢に変わった。はっきりこれを主張する憲法学者も出てきた。こんな主張は、立憲主義をないがしろにするものだ。違憲事態の固定化を望む護憲派って、あるのか。自衛隊を憲法上認知しないまま、「侵略されればおれたちを守れ」というのは、許し難い欺瞞(ぎまん)だと思う。

 木村 自衛隊の存在自体を違憲だと考えるなら、改憲を訴えるか、自衛隊の即時解散を求めるべきだというのは、その通りでしょうね。

●「存立危機」条項は無効−−木村氏
 護憲派の「平和」は欺瞞−−井上氏

−−井上さんは、木村さんら修正主義的護憲派や政府の解釈はおかしいと。そこで9条削除論を提案しているわけですね。

 井上 私の9条削除論の趣旨は誤解されています。もともと侵略戦争は現在の国際法で禁止されているから、あり得ない。ただ、自衛といっても、非暴力抵抗手段に限定する非武装中立なのか、武装中立なのか、個別的自衛権の枠内か、集団的自衛権行使か、国連の集団安全保障への参加を認めるのか。こうした基本的な安全保障政策の選択は、立法過程で行うべきで憲法で固定すべきではない。

 ただ、「もし戦力を保有するなら、その組織編成と行使手続きはこれこれの条件に服すべし」という戦力統制規範は、法律でなくて憲法の中で定めなければならない、という議論です。

 木村 井上先生は、軍隊を持つのであればシビリアンコントロール(文民統制)や、徴兵制も加えなければとおっしゃっている。

 井上 政府が(自衛権を)乱用した場合、国民が一番悲惨なリスクを負うという状況に置いておかなければ、国民が無責任な好戦感情にかられたり、政府が非常に危険な行動をしても無関心になってしまったりするからです。9条が戦力を縛っているというのはウソです。9条により戦力は憲法上存在しないことになっているから、戦力統制規範をいまの憲法に盛り込むことが不可能になっているんですよ。

 木村 私は従来の政府解釈の筋でいけると考えるが、集団的自衛権を行使するなら武力行使に関する条件付けを憲法に盛り込むべきだという点では、同じ考えです。ただ、9条削除論という名前はセンセーショナルなので。9条を削除しても、軍事権を政府に授権する積極的な規定がなければ、軍事権を行使できるようになるわけではありません。

 井上 「9条のおかげで戦後日本は平和国家になった」という護憲派伝説の欺瞞を暴く狙いが私にはあります。これには二つのウソがある。まず、戦後日本は他国を侵略しなかったというけれど、ベトナム戦争やイラク戦争で米国の侵略戦争に、軍事拠点を提供することで加担してきた。最大の問題は、日本が侵略されなかったのは9条のおかげではなくて、自衛隊と日米安保のおかげだ。その事実を直視しようとしない。安全保障の問題は、実質的に議論されないといけない。9条を守っていれば私たちは平和でいられるというのは欺瞞だ。ショック療法的に目覚めてもらうためにも9条削除論を主張している。

 私の9条削除論が過激過ぎるなら、次善の策が「新9条論」です。個別的自衛権の範囲ならば自衛隊と日米安保はオーケーだと憲法に書き込む。かつ、戦力統制規範も入れる。いずれにせよ、自衛戦力保有を可能にする憲法明文改正をした上で、行使については一定の条件付き制約を憲法に明記することが必要です。

 木村 国民的議論を有意義なものとするには、9条の政府解釈について理解することが前提条件でしょう。そうでなければ、議論は混乱して、悪口合戦になってしまいます。安保法制の議論も、これまでの政府解釈の論理構造をしっかり把握していなければ、どこがどう変わったのか理解できません。イメージだけで対立する意見の人の悪口を言っても、対立が深まるだけで議論は深まりません。

 私は従来の9条の政府解釈がわかりにくいという主張については、疑問に思う。しかし、日本の防衛の範囲を超えた集団的自衛権などの部分についてもっと議論し、もし行使するなら一定の条件設定を憲法に定めるべきだという主張は納得できます。私は今回の安保法制で改正された自衛隊法の「存立危機事態」条項は、条文自体が曖昧不明で違憲・無効という立場です。集団的自衛権行使をやるならやると明記する、個別的自衛権の範囲でしかやらないなら元の文言に戻すべきです。

 井上 集団的自衛権を明記した改憲発議を提起し、国民投票で国民の審判を仰ぐという案はどうですか。

 木村 そういう政治勢力が衆参両院の3分の2をとって発議するのであれば、国民的な議論をして国民投票すべきだと思う。

 井上 国民投票法では発議後、最短2カ月、最長6カ月で国民投票だけど、これは国民的熟議を保障するには短すぎて、ちょっと危ない。

 木村 1年ぐらいはかけた方がいいですね。

●基地建設、特別法で−−木村氏
 地位協定、見直しを−−井上氏

−−9条や安保では沖縄の問題を切り離せません。

 井上 沖縄の人は日米安保のコストを沖縄に集中転嫁している本土に怒りを持っている。沖縄への米軍基地集中は戦略的合理性によるよりむしろ、日本の主権回復後も米軍施政権下にあった沖縄には基地を押しつけやすかったという政治的都合による。

 木村 米軍普天間飛行場の辺野古移設を、沖縄県民はもちろん国民代表の国会すら意思表明できないまま、内閣の決定だけで進めるのはおかしいと思います。米軍基地建設は自治権の制限を伴うが、憲法92条=3=は自治権の制約は法律で決めなければいけないとする。

 さらに95条=4=は特定の自治体にのみ適用される法律に住民投票が必要だとする。特別法を制定し、住民投票を経ることで、国会と住民の意思をしっかり反映すべきでしょう。

 井上 それは賛成です。地位協定の見直しも必要じゃないかと思う。(2004年8月の)沖縄国際大学での米軍ヘリ墜落事故は、米軍施設外で起きたのに米軍は大学関係者だけでなく日本の警察も消防隊員も排除した。地位協定の拡大解釈だと批判されたけど。

 木村 まさにあの事件によって、自治権が制限されていることが明らかになりました。自治権制限は92条の法律事項だから、日米地位協定という一種の条約で制限するのはおかしい。地位協定については国内法の観点から再検討すべきです。

 ◆明確な線引きなく

安保法制
 自国への攻撃を排除するために武力を行使できるのが個別的自衛権。集団的自衛権は自国が攻撃されていなくても、同盟国など密接な関係にある国が攻撃された場合に、要請に基づき武力行使できる権利。政府は従来、憲法9条では個別的自衛権は認められるが、集団的自衛権は「権利はあるが行使は禁止されている」と解釈してきたが、2014年7月に解釈変更を閣議決定し、安全保障関連法に盛り込んだ。

 自衛権行使には従来(1)日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある(2)その危険を排除するために他に適当な手段がない(3)必要最小限度の実力行使−−の「3要件」を前提条件としてきたが、(1)の前提として自国への武力攻撃に加え、新たに「日本と密接な関係にある他国への攻撃」も発動要件とし、集団的自衛権行使に道を開いた。これは「新3要件」と呼ばれ、新3要件の(1)を「存立危機事態」と定義した。しかし、この適用は明確な線引きはしていない。

 一方、集団安全保障は、侵略行為をした国を国連加盟国が制裁する体制。武力行使を伴う場合は多国籍軍などが編成される。国連憲章は集団的自衛権について、安全保障理事会が必要な措置をとるまでの過渡的な対応と位置付けている。

 ◆「必要な自衛」容認

9条解釈
 学説では、1項で「永久に放棄する」と定める範囲について、(1)あらゆる戦争と武力行使を放棄している(2)「国際紛争を解決する手段としては」と条件付けていることから、侵略目的では戦争と武力行使は禁止されているが、自衛のためには認められる−−という二つの説がある。そのうえで、2項で一切の「戦力」の保持を禁じているため、(2)も否定されるという説がある。

 政府は、1項の解釈では(2)の立場をとり、2項でも戦力保持を否定していると解釈しているが、自衛隊については合憲としている。国家固有の権利として自衛権があり、備えとして「必要最小限度の実力」は認められ、その範囲の防衛力である限り、「戦力」にはあたらないという解釈だ。これには最新鋭装備を整える自衛隊の実態にそぐわないとの指摘もある。

 また、2項冒頭の「前項の目的を達するため」を引いて自衛目的の戦力保持は可能との解釈(芦田修正論)もある。

 自衛権行使について政府は、9条の文言から「武力の行使を一切禁じているように見える」とする一方、憲法前文(国民の平和的生存権)や13条(幸福追求権)を踏まえ、緊急時には「必要な自衛の措置」を行うことを認めている。この解釈は2014年の閣議決定でも踏襲されている。

 ■ことば

 ◆戦争の放棄

1 憲法9条
 (1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 (2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 ◆国民の権利及び義務

2 憲法13条
 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

 ◆地方自治

3 憲法92条
 地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める。

4 憲法95条
 一の地方公共団体のみに適用される特別法は、法律の定めるところにより、その地方公共団体の住民の投票においてその過半数の同意を得なければ、国会は、これを制定することができない。

 ご意見、ご感想をお寄せください。 〒100−8051毎日新聞「オピニオン」係opinion@mainichi.co.jp

 ■人物略歴

きむら・そうた

 1980年生まれ。東京大法卒。憲法学者。著書に「集団的自衛権はなぜ違憲なのか」(晶文社)、「憲法の創造力」(NHK出版新書)など。現在の憲法の下での集団的自衛権の行使は違憲だと指摘している。メディアでの活動も多く、将棋愛好家としても知られる。

 ■人物略歴

いのうえ・たつお

 1954年生まれ。東京大法卒。法哲学者。「共生の作法」(創文社)でサントリー学芸賞受賞。「リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください」「憲法の涙」(ともに毎日新聞出版)の2部作で護憲派を批判し、論議を呼ぶ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)
 本来の憲法改正を問うのであれば、9条と引き換えに造られた「天皇制・廃止」から先に議論すべきと思うのだが。


http://www.asyura2.com/09/kenpo3/msg/447.html

コメント [原発・フッ素45] ママが死んじゃう異色の絵本「ママがおばけになっちゃった! 」が大ヒット中 魑魅魍魎男
9. 2016年5月03日 23:14:53 : UGQuMte32s : nt@Z@AsYasY[5]
幼児には残酷すぎる、と思ったら同じ意見の人がいた。
こんな絵本を読んだら、どうかするとすぐ「ママが死んだらどうしよう・・」という思いが頭をよぎるにちがいない。
結果、「いい子でいなくちゃ」とか余計な気を使うようになるかもしれないからかわいそうだ。
小さい子は縁起でもないことにびくびくしないでのんきに生きなくちゃ。


売れているから良いの?「ママがおばけになっちゃった」ショックを受けて泣く子どもがいる事実!
Column
2016.04.13
http://spotlight-media.jp/article/262829334644373434

話題になった「ママがおばけになっちゃった」

〜略〜

私が「ママがおばけになっちゃった」を知った映像を見た正直な感想は
「これって、ママ向けの絵本であって子どもにとっては残酷でしかない」
です。

〜略〜

私が受けた衝撃的な印象を持つ人が結構います。
ママの大切さを教えるには他にも伝え方があり、死で表現するのはおかしいと感じます。

〜略〜


http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/602.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK205] 日本政府が台湾政府に遺憾の意を発動!沖ノ鳥島を巡って岸田文雄外相が申し入れ! 赤かぶ
2. 2016年5月03日 23:17:27 : kOCtcECrcU : JSJDEDxXGsk[2]
書くまでもないけど後2週間で政権を去る与党国民党勢力が親日的な次の政権につく民進党をカタにハメているわけですな。まぁ見苦しい事この上ないw

ところで中国国民党だが、有名な親米右翼勢力です。敗戦後日本は元軍人を顧問として派遣したり無傷の駆逐艦をプレゼントしたり、台湾国内で有力な反政府勢力に成り得る台湾人を日本で学者として雇って帰国しないように協力したり、もちろん経済協力もと至れり尽くせりのサポートをしてあげましたが、そのお返しが日本を政争のおかずにする今回の一件ですよね。これでもまだ親米右翼の正体が分からないようならもう国として生き残るのは無理でしょう。

http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/457.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK205] これは小池晃共産党書記局長の失言ではないのか  天木直人 赤かぶ
8. 増税反対[1309] kZ2QxZS9kc4 2016年5月03日 23:19:21 : GhpOzZ7C1k : tntKnxremsk[33]
小池晃さんに直接なり間接的なりに、真意を聞ける程度の

パイプすら無いのかこのオジサンは。

 共産党ならあんたのような口だけのお方でも、親切に答えてくれる

と思うので、少しは頑張ってくださいね・・・
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/476.html#c8

コメント [原発・フッ素45] 福島事故後、余分な腕・足を持って生まれた赤ちゃんが急増・原因は放射能・多くは中絶・死産の高い数(ENENews) ナルト大橋
33. 2016年5月03日 23:21:51 : Y39wSRqLeI : 3bT_bLdiPpU[89]
稽留流産はDNA欠損や破損と関係有りません。
https://excefk.com/01_funin/keiryuryuzan/

>壊れた細胞は 正常なら アポトーシスによって 死ぬのが正しいが 100個に>一個は 壊れずに生き残る
> これが 癌だと言える

癌は生き残った細胞のDNA配列が変化したもので。壊れたら癌になるは違うって。
遺伝子は約3万種類有る訳だが、その中の自己修復遺伝子もしくは自己融解遺伝子
に当たった時のみです。

>1個欠損で4199億9999万9999個
> このDNAは正常と言えるのだろうか?

細胞によって全部の遺伝子が機能してるわけでは有りませんよ。
遺伝子配列にはグループによって機能が有るんです。
また、生まれるまで機能してそれ以上機能しない物や、眠っているものなど
も有ります。それは人間の細胞の多様性を見れば理解できると思います。
胃壁の細胞は胃壁の細胞に、肝臓細胞は肝臓の細胞に、皮膚は皮膚細胞に
と言う様になってますが、遺伝子配列は同じです(DNAキメイラを除く)
それは、DNA配列を選択するからこそできる技ですよ。
また、遺伝的に欠損しているものも有りますが病気に繋がらない欠損も有ります。
だから、DNAに正常異常は存在しないとも言えます。


http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/610.html#c33

コメント [経世済民108] どうしたのか日本人の精密さ(ひとみの消滅) (GLOBAL EYE) 赤かぶ
6. 2016年5月03日 23:22:04 : kOCtcECrcU : JSJDEDxXGsk[3]
ラ王は結構美味かったけど塩分が多過ぎですよね。

http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/235.html#c6
コメント [経世済民108] プエルトリコが3度目のデフォルト(GLOBAL EYE) 赤かぶ
1. 2016年5月03日 23:23:38 : 91avpxHHG1 : 26HlK1e07MM[69]

 金融が存在する限り デフォルトはなくならない

 プエルトリコの 8兆円の金融は ゼロになる => 金融は崩壊する運命だ
 
 ===

 愛は デフォルトをなくするのか vs 金融をなくするのか って質問をしています

 ===

 金融がなくなれば デフォルトもなくなる 誰も 金融を無視すればよいだけなのだ

 プエルトリコが どれだけ破たんしても ギリシャが どれだけ破たんしても

 「見て見ぬふり」をすることだ 

 破たんしても 破たんしても お金を使い続ける(消費を続ける)ことが 世界経済を潤す

 ===

 破たんした ギリシャに「天罰を与える」などと子供みたいな 駄々をこねないことだ

 ギリシャが破たんすることは ドイツの金融機関が破たんすることだし 現に破たんしている

 ドイツの現実に破たんした銀行を「見て見ぬふり」するのが 大人の対応だ!!
 
http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/251.html#c1

コメント [原発・フッ素45] 8,000ベクレルの除染土、全国バラ撒き(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
9. 2016年5月03日 23:23:51 : 6GVly0QAUE : mMx33YtmcX4[4]

反対している政党はあるのかな?


http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/613.html#c9

コメント [雑談・Story41] ペトロ(ペテロ)とユダ 「この中に私を裏切る者がいる」 −それは一人を指す言葉のはず− Air−Real
82. 中川隆[2365] koaQ7Jey 2016年5月03日 23:27:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2590]

修行のあほらしさに気付いてさっさと止めたシャカは賢かった


釈迦は森林に住まう修行者の群に身を投じ、教えを求め、様々な師を訪ね歩きます。 しかし、満足することはできず、6年間の激しい苦行の生活を行います。死にギリギリまで近づき、断食で皮と骨だけになるほどの修行でした。 釈迦は限界まで苦行を極めましたが、結局は苦行では悟りは開けないことを知り、苦行を捨てることにします。

釈迦は当初、2人の仙人のもとで思想を学んだが、どの教えも彼を満足させず、釈迦は5人の修行仲間と共に苦行に突入した。 しかし、体を痛めつけたり断食をしても悟りに至る事はなく、“何事も極端に走るのではなく中道が肝心”と苦行の無意味さに気づき、35歳で6年続けた苦行を止めた。 他の苦行者は彼を脱落者として嘲笑した。
http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/haka-topic24.html


ブラフマン・アートマンの世界を体験した人は向こうの世界から帰って来れなくなるから気を付けてね:


信仰というのは怖いもので、最初正気ではじめたのが信仰がすすむにつれていつしか強信ならず狂信の世界に突入する。やがて拝んでいるうちに祈祷性精神病になる。

教祖が”気違い”の場合その信者は確実に”気違い”になる。”気違い”はウイルスよろしく伝染する。オーム真理経の麻原彰晃、人民寺院のジム・ジョーンズ(1978年11月18日900名以上集団自決)一人一殺の血盟団の井上日召(1886〜1967)いずれも、教祖の狂気が伝染し弟子を殺したのである。

ゲーテの若き「ウエルテルの悩み」という小説が流行した時に多くの若者が主人公よろしく黄色いチョッキを着て自殺したらしいが、是も狂気のあらわれであろう。

真言密教の坊主には頭の狂ったのが圧倒的に多いがその理由は不思議な超能力を身につけるべく行う、求聞持聡明法・日輪観・月輪観・加持祈祷などにある。祈りをかけて祈りを叶えようとすると、祈りが叶えばそれでよいが、もし叶わざる場合には自分が壊れてしまうのだ。

熱心に祈り続けると、あるとき突然にお客様が”おいで”になる、そうすると一人で泣き出す者、飛び跳ねる者、にやにや笑い出す者、もうあっちの世界に飛んでしまったのだ。こっちの世界にそれでも、もどれる者もいるが戻れなくなる者もいる。

禅の修業でも勝手に座禅などやると、現実と空想の区別がつかなくなり、あっちとこっちの世界の間に彷徨うことになる。これを空病という。導師とはこのことを良く知り、現実に引き戻してやるための存在なのだ。現実に戻さないでさらに背中を押してあっちの世界に追いやるのが悪の宗教であり、邪教なのだ
http://blog.livedoor.jp/nakasugi_h/archives/53904826.html



http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/354.html#c82

コメント [経世済民108] プエルトリコが3度目のデフォルト(GLOBAL EYE) 赤かぶ
2. 2016年5月03日 23:27:58 : 91avpxHHG1 : 26HlK1e07MM[70]

 日本にだって 生活保護者はいる 

 お前は 破産したから 生活保護 受けてるんだろうと 追及したところで何になるのだ

 ===

 生活保護者が パチンコに行くのも 大目に見ようではないか!!

 「見て見ぬふり」が 21世紀の生き方で 21世紀のモラルというものだ
 
http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/251.html#c2

コメント [雑談・Story41] ペトロ(ペテロ)とユダ 「この中に私を裏切る者がいる」 −それは一人を指す言葉のはず− Air−Real
83. 2016年5月03日 23:28:31 : 997LfkWEio : kk3C4J@jRgY[2]
79です。

参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/354.html#c83

コメント [政治・選挙・NHK205] 憲法記念日に考える(安倍首相の性急さを戒めた中曽根元首相)ー(天木直人氏) 赤かぶ
6. 2016年5月03日 23:28:52 : 6GVly0QAUE : mMx33YtmcX4[5]

天皇陛下万歳日本共産党のボケ茄子
世も末ネ


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/483.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK205] 市民のチカラを見よ!〜東京・憲法集会に5万の人波(レイバーネット日本) 赤かぶ
1. 2016年5月03日 23:35:11 : vcI1LWtMEw : 3oq78tP9eLA[17]
安倍君が憲法改正(悪)を主張するたびにその危険な内容がばれてきた。これで1人区が与野党対決になれば自公は大敗する。そうさせる。

まだ民進党内にいる自民党別働隊は早く出て行きなさい。
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/492.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK205] 松山千春、妻が学会&安保肯定の応援演説+新党大地の基礎票(日本がアブナイ!) 笑坊
5. 2016年5月03日 23:36:00 : yQAsopSZjw : JprQU6aPkAs[13]
やっぱりねちねちした恋愛の歌しか歌わないから根性無いのだねぇ


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/417.html#c5

コメント [雑談・Story41] ペトロ(ペテロ)とユダ 「この中に私を裏切る者がいる」 −それは一人を指す言葉のはず− Air−Real
84. 中川隆[2366] koaQ7Jey 2016年5月03日 23:36:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2591]

修行のあほらしさに気付いてさっさと止めた釈迦は賢かった

ブラフマン・アートマンの世界を体験した人は向こうの世界から帰って来れなくなるから気を付けてね 2 :


CIA洗脳実験室―父は人体実験の犠牲になった

作者: ハービー・M.ワインスタイン, Harvey M. Weinstein, 苫米地英人
出版社/メーカー: デジタルハリウッド出版局 発売日: 2000/04


「洗脳」は、Brain washの直訳で、朝鮮戦争で中国の捕虜となったアメリカ兵が、共産思想を植え付けられて帰ってきたことから、一般的になったのだけど、この実験を 国家レベルで民間人を実験台にしていたという内容が本書だ。

洗脳というとわかりやういけど、ここで行われていることは、大学の心理学概説には必ず出てくる実験の応用なのだ。いわゆるパターンおよびデ・パターンについての実験。被験者をベッドに横にして、目、耳、指先、など知覚できる器官を覆い放置すると、パターン認識が崩壊して、人の言うことを受け入れやすくなるという実験。この実験を考案した学者は、数日であまりの効果におそろしくなってやめたが、それを何年も断続的に続けた科学者がいた。

 カナダの認知心理学の権威である彼は、軽いうつの患者を無理矢理、被検者にして感覚遮断=洗脳の実験をした。その結果、何人もの人間が廃人となり、家族が崩壊した。作者もその一人である。彼は父の崩壊する様子をなすすべも無く、治るようにとマッド・サイエンティストのもとへ父を通わせていたのだ。

 この不条理な状況がカナダ精神医学界の重鎮がおこない、アメリカの情報機関CIAが資金援助していた事実。しかも、効果はあげられずプロジェクトは終了し、科学者も裁かれることなくこの世を去った。

 まあ、話を敷衍すると、この感覚遮断=洗脳の方法っていまや、自己開発セミナーとか、宗教儀式に緩用されているんだよね。 「あたらしい自分を見つけた!」なぞほざく前に、こういう歴史をよく見といたほうがいい。脳を洗う恐ろしさを。
http://www.ryotsunoda.net/?p=512

この本は、父親が精神科医のキャメロンの治療を受けてボロボロ状態になった苦闘の歴史と、やがて著者であり、息子であるハービー・ワインスタインが精神科医になり、ある日、情報公開法に基づき、機密文書を入手したライターの記事を目にして、父親が人体実験されたことを知り、立ち上がる。

しかし、相手はカナダ政府であり、アメリカのCIAであるために、筆舌に尽くしがたい苦労と妨害、裁判や弁護費用などの困窮と戦いながら、最後に和解し、不十分ではあるが補償金を得るまでの記録です。

○私(藤森)の深層心理の研究に、良くも悪くも参考になる部分や私の考えが裏付けられた部分が多かったために、人体実験の強烈な部分を多く掲載しました。少々衝撃的なために、気分が悪くなったら、途中で止める準備をしながらお読みください。

●「はじめに・・・・・苫米地英人(この本の翻訳者)」

・・・・本書に登場するユーイン・キャメロンという精神科医の異常な医療行為は、我々日本人にとって、決して絵空事の出来事ではない。宗教の皮を被ったテロ組織、オウム真理教(現・アレフ)の内部でも同様の行為がなされていたからだ。

それが行なわれた理由として、オウム真理教付属医院の医師であった林郁夫は、自著「オウムと私」(文芸春秋刊)の中で、信者の記憶を消す方法を考えろという麻原教祖の命令から、「拷問と医者」(ゴードン・トーマス著、朝日新聞社刊)というユーイン・キャメロンにつて記した本を参考に、信者に電気ショックを与えたと記している。

オウム真理教で行なわれていた医療的洗脳行為は、「拷問と医者」に書かれた内容より、はるかに詳細なレベルで再現されていた。また、CIAの洗脳手法と○○○の洗脳手法には類似点が多い。○○○は夫婦でデトロイトに出張していたそうだが、洗脳テクニックについての関連本を入手するためだったのかもしれない。

いずれにせよ、○○○における洗脳テクニックは、たんに○○が信者をコントロールする方法として利用していただけでなく、○○自身がLSDによって人格崩壊したことを考え合わせても、○○○の○○○○が一つの洗脳実験室であったような、○○○全体が、キャメロンの運営していたカナダの病院であり、信者一人一人が実験台にされた患者であったような印象も受ける。それほどキャメロンの実験と、○○○の洗脳テクニックは、類似点が多い。

・・・・・これもまた、キャメロンの「デパターニング(パターン崩し)」という、チオペンタールと電気ショック(ECT)を組み合わせたテクニックと酷似している。この方法も当時、思考や行動パターンを変更させるために被験者の記憶がなくなるまで、あるいは、反抗心が完全に除去されるまで、繰り返し行なわれていた。

キャメロンはこういったテクニックのほかに、「感覚遮断」についても実験を重ねていた。人は何もない真っ暗な部屋に長時間拘束されていると、聴覚、視覚、触覚、味覚、知覚を遮断され、変性意識状態に陥り洗脳されやすくなる。○○○だけでなく自己啓発セミナーなどでもその方法は応用して使われており、長時間同じ部屋に参加者をずっと座らせておくことで、変性意識状態にトレーナーが導いている。

また、○○○信者がよく被っているPSI(Perfect Salvation Initiation)と呼ばれる電極付きヘッドギアも、「根絶治療」と呼ばれるテクニックの変形であると考えられる。その治療は、イタリアの精神科医ルシオ・ビニによって開発された。彼は、食肉処理される豚が頭部に電気ショックを与えられ従順になる様子を見て、それを患者に実験し、同様の効果があることを発見した。PSIも、一定の電流を頭部に流すことで、信者を従順にする効果を狙っているのだと考えられる。また脳の側頭葉への強い電気ショックは、記憶を消去させる。キャメロンも当時、これらのテクニックを実験に導入していた。

キャメロンは様々な洗脳手法の情報を収集し、患者を試験台にしてそれらを一つの体系にまとめあげた。それをそのまま日本人に対して実験したのが、○○○○○教の医師たちであった。被験者は三千人以上、、おそらくキャメロンをはるかに凌ぐ数字であろう。

アメリカでは、究極の洗脳薬とされるLSDを使ってバッドトリップさせ、地獄を見せると、どんなに意志の強い人間でも子供のようになってしまうことが知られている。○○○は、明らかにその情報をどこからか仕入れ、応用したのではないか。・・・・

私(訳者)が気になるのは、○○○の内部で精神医学や薬物を使った最先端の非倫理的な洗脳が行なわれていたという事実が、いつのまにか社会のなかで、忘れ去られてしまっていることである。最近の報道(注:この本の出版は2000年4月)も、ごく普通の宗教的な「マインド・コントロール」と呼ばれるような行為を行なっていたにすぎない団体のように○○○を表現しているし、法廷でもそんなレベルの組織として捉えられ、話が進められているのではないかと感じる。

それは間違いである。どんなカルトよりも、もっと具体的で危険な洗脳が行なわれていたという事実を、読者の皆さんには再認識していただきたい。また、それをきちんとした形で記録に残しておく必要がある。

さらに危惧すべき点は、○○○の狂気的な洗脳テクニックが、過去カナダの病院でキャメロンが行なった洗脳実験に似ている事実に、ほとんど誰も気づいていないことである。これは歴史的事実として、多くの日本人に知ってほしい事柄である。

最後になるが、これは冷戦時代(1950年代半ばから60年代前半)の出来事である。現在でもなおCIAが、このような実験や研究を行なっているとは考えがたい・・・・・私のしるNSA研究員たちは、皆きわめて正義感が強く信頼できる人物で、もしかりにそのような事実があるとするなら、そのような行為を彼らは絶対許さないだろう。

●「序文・・・・・ロバート・ジェイリ・リフトン(医学博士)(強制的説得と全体主義の研究の第一人者>

・・・・・アメリカの最初の核兵器開発計画であるマンハッタン・プロジェクトは、ナチの脅威に応えるかたちで始まった。キャメロンが精神操作に興味をもったのも同じ理由からだ。

医師は、政治力と結びついた破壊的図式にとくにはまりやすい。ナチの医師はその極端な例だが、ほかにも例はある。

死亡証明書を偽造し、公然と行なわれている残虐行為を隠蔽するのに手を貸した南アフリカの一部の白人医師。

アムネスティ・インターナショナルによって最近報告された、チリで拷問を行なっている医師、

南米ガイアナの人民寺院に協力して毒(シアン化合物を粉末の清涼飲料水に混ぜたもの)を用意し、自殺他殺合わせて九百五十名もの人々を死に至らしめた理想主義者の若い医師・・・・・。

医師は、生と死に神秘的な力をおよぼすというある種のシャーマニズム的な遺産を受け継いでいて、それは政治に熱中する人々にそくざに提供され、利用される。

●「プロローグ・・・・・・以下著者」

人間の行動を変える方法を探るという、アメリカ中央情報局(CIA)の(MKウルトラ>と名づけられたプロジェクトには、1957年から61年にかけ、カナダのモントリオールにあるマッギル大学付属アラン記念研究所のユーイン・キャメロン博士によって実施されたサブプロジェクトも含まれていた。

(MKウルトラ>計画は、1940年代にCIAの前身によって始められた仕事のいわば副産物で、尋問を迅速に行なえるようにする薬物、いわゆる自白薬の開発を含んでいた。それがのちに、人々の思考や行動の仕方を変えるという試み、いわゆる洗脳へと発展していったのだ。

モントリオールで実施されたプロジェクトでは、さまざまな理由で入院した精神科の患者に対し、試薬の処方、強力なショック療法、感覚遮断、数週間にわたる強制睡眠、そしてテープレコーダーに録音された声を何時間も聞かせるといった一連の行動改革処置がほどこされた。

しかし、これらの処置は患者に新しい人生をもたらすどころか、それまでの人生を破壊したにすぎなかった。なかにはこれらの処置によって人格が一変してしまい、親しい人たちにはまったく別人としか思えなくなってしまった人々もいた。
私(著者)の父もそのひとりだった。


●「4.歌を忘れた(アル・ジョルソン>」
・・・・・・・・

その後の五年間、精神医学療法の世界を覗き見て、私(著者)はさまざまな言葉を学んだ。

ショック療法は、ページ=ラッセル療法もしくは集中的電気ショック療法と言われる強力なものも含め、私の生活と切り離せないものになった。時がたつにつれ、ほかの言葉も耳にするようになった。患者を何週間も眠らせたりする睡眠療法。患者が考えたり、話したり、人間らしい振舞いをいっさいできないようにするデパターニング(非パターン化)。

そしてサイキック・ドライビング(精神操縦)と呼ばれるもの。これは、患者はテープに録音された(ドライビング・メッセージ>もしくは(ドライビング・ステートメント>と呼ばれるもの、すなわち患者の考え方や生き方を変えるためのメッセージを何週間かぶっつづけに聞かされるものだ。

●「8.実験」
・・・・・・
インシュリン昏睡療法は、オーストリアのマンフレート・ザーケルによって1928年に開発され、長いあいだ、重度の精神病患者の興奮状態を抑えるのに使用された。ロボトミーは1935年に、ポルトガルのエガス・モニスとアルメイダ・リマによって初めて行なわれた。これは、情緒を司ると思われる脳の部分の神経線維を切るもので、こうすると情緒反応に著しい変化が見られ、緊張が蓄積しなくなり、行動異常がなくなるのだ。

ECTは、1938年にイタリアのU・ツエルレッティとL・ビニによって考案された。ECTは、少ない副作用でインシュリン昏睡療法をより効果的なものにするための試みだ。具体的には、七十から百三十ボルトの電圧で0.1秒から0.5秒、脳に通電する。
・・・・・・・

こうした身体的治療法の多くは、今では野蛮に思えるが、1930年代、40年代には抗精神病薬がまだ登場していなかったことを忘れてはならない。

・・・・・精神科医はそうした人々をなんとか助けようと、よい治療法があると聞けばそれを試そうとした。今世紀前半においては、身体的治療法は最高の治療法だったのだ。
だが、知識の増加と、最初の抗精神病薬クロルプロマジン(ソラジン)の登場で、こうした過激な治療法は急速にすたれてしまった。

1956年、キャメロンは「サイキック・ドライビング(精神操縦)」と題する論文のなかで、1953年以来開発していた技術について初めて報告している。・・・・・

ひとつは自己サイキック・ドライビングで、患者は自分の声を聞く。もうひとつは他者サイキック・ドライビングで、患者が示唆した感情的内容に基づき、他人が録音したものを聞く。・・・・・・

またキャメロンは、患者の心的防衛を弱め、メッセージを聞かせるようにするには、患者を脱抑止する必要があるとしている。具体的には、アミタール、刺激薬(アンフェタミン)を投与して患者を長時間眠らせたうえで、一日十時間から十二時間のドライビングを十日間から十五日間行なう。

なにより驚くべきことには、その間、患者は心理的に孤立させられる。暗い部屋におかれ、ゴーグルをはめられ、よけいな音が聞こえないようにされ、身体への刺激をいっさい奪われる。
脱抑止を起こすための手段として、最後にキャメロンはLSDを挙げている。・・・・・・

その後、キャメロンはドライビングの技術を改良した。まず、ヘッドフォンを使うようになった。こうすると患者は自分の頭のなかから声が聞こえてくるような錯覚を覚える。・・・・・・・

さらにひどいのは、こうしたきわめて侵略的な方法は重症でない患者にも用いられたことだ。以前は最後の手段だった治療が、キャメロンのもとで、またたくまに現場の最前線で行なわれるようになったのだ。
・・・・・・・・

・・・だが、このころキャメロンは、マッギル大学の心理学科から生まれたある方法を応用した。
世界的に著名な心理学者D・O・ヘッブは、当時、マッギル大学心理学科長だった。彼の研究グループは、感覚の刺激が動物の成長、とくに精神的成長と学習能力にもたらす影響に関心を示し、一連の実験が行なわれた。それはいかに人間が環境からの刺激、すなわち環境によってもたらされ、人間の精神作用を活性化させる刺激に頼っているかを調べるものだった。この研究は、感覚遮断研究時代の幕開けとなるある実験へとつながった。

一日二十ドルの報酬で有志の大学生がつのられ、部分的に防音装置がほどこされた小部屋に入れられた。彼らはベッドに寝かされ、目を半透明の(光りはわかるが、物の形はわからない)プラスチック製のシールドで覆われ、手は触覚が使えないように筒のなかに入れられ、耳にはイヤホンをさせられた。イヤホンからはつねにブーンという音がし、頭と耳をすっぽり包むU字形のフォームラバーのクッションが枕代わりに使われた。学生たちは、食事とトイレに行くとき以外はこの状態におかれた。

ほとんどの学生が二、三日しかもたず、最高でも六日だった。
実験は二十三名の男子学生に対して行なわれ、結果は驚くべきものだった。最初は退屈していたのが、しだいに落ち着きや集中力がなくなり、問題解決能力が損なわれ、幻視や身体意識障害が起こるようになった。自分の体から離脱しているような感じ、つまり(離人症>が表れた。
(まさに被験者のアイデンティティが崩壊しはじめた>とヘッブは記している。

その後の研究で、この状態におかれた学生は、ふだんならばかにして聞かないようなこと、たとえばオカルトに関することに耳を貸そうとすることがわかった。
こうした奇妙な事柄への関心がずっと失せなかった被験者もいる。

感覚遮断に関するさらなる研究は、おもにアメリカ合衆国でつづけられた。アメリカで関心が高かった理由は、宇宙飛行がパイロットに与える影響が懸念されていたこと、人工呼吸器が取りつけられ刺激に乏しい患者の問題や、尋問において感覚遮断をどのように利用できるかが議論されていたことなどがある。

アメリカ空軍の宇宙飛行会議のために用意された1960年5月付けの論文のなかで、キャメロンは、隔離に関する初期の研究が、アラン記念研究所の彼のグループによってどのように応用されたかについて述べている。


それによれば、三種類の実験が行なわれた。

ひとつは目、耳、手による外部の刺激を減らす実験。

二つ目は、感覚受容器(外界からのメッセージを受け取る神経単位の末端器官)から脳へ刺激が伝わるのを阻止することで、感覚の入力を減らす実験。

三つ目は、患者が刺激に反応しなくなるよう、患者の意識の程度をさげる実験だ。

第二の実験は、体内での刺激の伝達を抑えることに焦点をおいている。この研究では、試薬のセルニールが使われた。結果は、無感情、不安、身体像障害、非現実感、離人症、思考障害、組織崩壊、幻覚、妄想症、
緊張病などだ。


・・・・キャメロンはまたしても意味深いコメントをしている。

(ある種の宗教や政治体制に見られるような、瞑想、自己批判、評価の形態との相似が表われはじめている>

このコメントは、中国共産党が1949年に大陸を支配して以来、国民の意識・行動変革に利用していた方法のことを言っているとしか思えない。

また、朝鮮戦争の最中に、アメリカ人捕虜が無理やり嘘の自白をさせられたときに使われた技術のことを言ってもいるのだろう。とにかく偶然の一致とは思えない。

・・・ある会見のなかで、キャメロンの元同僚のひとりが言った。

「大勢の人間がナンセンスだと感じていた。だが、我々はどうすることもできなかった」

彼はこうも言っている。
「(キャメロンは)いい治療と、お粗末な治療の違いがわかっていなかった・・・・。ドクター・キャメロンは、たまにひらめくことはあっても、基本的には恐ろしく凡庸な人間だった・・・・」

キャメロンの研究についてよく知っているほかの元同僚は、「反対意見はたくさんあった・・・・が彼の前では言わなかった・・・・。誰もキャメロンに面と向かって意見を述べようとしなかった」と述べている。
・・・・・・・

マッギル大学の精神医学史についての1982年付けのある論文で、キャメロンの後任のR・A・クレッグホーンはこうコメントしている。
(キャメロンの起業家的手腕は、教育施設や訓練施設では遺憾なく発揮されたが、研究にはあまり向かないものだった>

D・O・ヘッブは、1985年夏の最後のインタビューでこう語っている。

(キャメロンは無責任で・・・・犯罪的なまでに愚かだった・・・。なんらかの成果が得られたとはとても思えない・・・。彼は有名になりたかった。だからあんな無鉄砲なことをしたのだ・・・。知りたかったのではない。ひたすら地位が欲しかっただけだ>


●「9.需要と供給」

・・・・・本来機能すべき対処装置が機能しなくなるほど不安にさせられた捕虜は、人格の分裂から逃れたいと思うあまり、尋問者を友人、救済者として見るようになる。捕虜を独房へ監禁し、眠らせず、情報を与えず、そのうえ巧みな尋問を行なうと、ほとんどの場合、望みどおりの結果が得られる。この方法は当初ソ連で開発され、中国ではさらに手が加えられて集団の圧力という要素が加わる。

ある仲間集団(ピアグループ・・・年令・地位などが等しく、同じ価値観をもつ集団)の物の見方に順応させるというのは、中国共産党が本土掌握以来行なってきた国民思想改造計画の一環をなすものだ。この技術はアメリカの捕虜に対してきわめて効果的であったことがのちに判明する。

●「19.その後」

・・・・私たちは医師にも弱点があることに気づいている。そのことに気づくということは、医学の世界も開かれ、進歩してきたということだが、それでもまだ医学の世界はかなり権威主義的だ。昔から医学には、指導者や研究者を高い地位におき、必ずしもそうでないのに賢人、高潔な人間として崇めたてまつる傾向がある。当然、下っ端の医師は意見を差し控えるだろうし、異議は出ないだろう。

哲学者や神学者など医学関係でない学者が、バイオエシックス(生命倫理)の研究に深く関わっている理由のひとつに、医師が伝統的な父権主義から脱却できないということがあるのかもしれない。カナダ精神医学会がキャメロンの研究を否認したがらなかった理由は、それ以外に説明のしようがない。

有名なアメリカの精神医学者に手紙を書き、協力を訴えたとき、キャメロンは偉大な指導者であり、キャメロンを否定するようなことはなにも言えないという返事をもらった。それも同じ理由からだろう。

●「対談・・・洗脳実験の病理が潜む日本社会」(苫米地英人(脳機能学者)・宮崎哲弥(評論家)>


苫米地・・・電話で精神を操作することは、もちろん技術的に可能。「洗脳原論(苫米地著、春秋社)」では、それはアンカーと呼んでいる手法ですが。

エリクソンの本を読むと、何十年も経ったアンカーが効いている例というのがあります。自分の女学生の弟子に、「将来、握手したら眠る」というアンカーをかけておいた。その後何十年かして、その女学生が有名な先生になったときに、あるとき学会でエリクソンと会って握手したら、本当に寝てしまったということです。だからエリクソン級のうまい催眠は、それぐらいの長さで効くわけです。

それどころか、日本のある有名なカルトは、同じような手法を使っているんではないかと。あるとき某国から指令が下ると、その信者が一斉蜂起して、自殺的な攻撃に出ることも考えられます。

もっと言えば、反カルト団体を装って、じつはそのカルトがコントロールしているという例がアメリカではある。信者自身は解けたと思わされて、実際信者を脱会させたかもしれない。でもアンカーを解かずに表面だけ脱会させて一般市民に戻しているとしたら、アンカーを作動させるような指令が出たとき、いきなり過激な行動に出たりしても不思議ではないですね。

苫米地・・・・・「洗脳原論」のひとつの結論として、とりあえず日本では、メジャーレリジョンである仏教を信じたらどうだろうかと思いました。宗教の世界には、それなりに縄張りがありますよね。・・・日本は今、ほとんどロシアのように宗教的縄張りがない状態に等しい。

宮崎・・・・・そこに力の空白があるわけですね。ヴァキュームになっているから、カルトでもオカルトでも何でもかまわず吸引してしまう。だから、その真空を別のもので充填してしまえばよいのです。

苫米地・・・・・じゃあ何で充填しようかというときに、・・今の日本社会では精神科医よりも、お坊さんのほうがその役割を果たせると思いますね。変なお坊さんもなかにはいるから、一概には言えないけど。

宮崎・・・・・文化の伝承性や親和性を考えれば、やはり仏教が有望でしょうね。日本人の行動様式や行動文法の基本は、やはり仏教的世界観です。まあ仏教といっても、私の信奉する「縁起と空の仏教」というよりは、「山川草木悉有仏性(さんせんそうもくしつうぶっしょう)」的なアニミズムと無常の時間観念が主流ですけどね。

苫米地・・・・・いちばん怖いのは、宗教の空白。それを埋めるものであったら、社会の伝統宗教のなかで、メジャーなものを受け入れることに何の問題もありません。

宮崎・・・・・まあ仏教でいえば、やはり根本に立ち戻れ、開祖ブッダや大乗八宗の祖ナーガールジュナにかえれ、というのが私の立場です。
そのうえで、個々人の精神の中核に生じた空洞を埋めていくことができれば、やがて社会を安定状態に導くことができるのではないでしょうか。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/jikokaifuku/kotoba36.htm



http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/354.html#c84

コメント [原発・フッ素45] 昭和19年、奇しくも福島県未成年者に匹敵する学童40万人が集団疎開し、助かった彼らは戦後日本の発展に貢献した 魑魅魍魎男
4. 2016年5月03日 23:37:32 : r7YaGOplEI : _cIxiqvnFik[-4]
スレ主もレスする人間も低能ボケ老人ばかりが湧いてくるwww

逆効果で無意味な介入を繰り返す低能ネトウヨ管理人

「★阿修羅♪ すべての虚構を暴き、真実に到達しようとしている 」
???

事実を見ろよこれがあんたの望んだ掲示板の姿なのかよwww


http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/615.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK205] 熊本地震を放っておいて外遊に行く安倍首相の顔がトロンとしてヤバい件。 赤かぶ
17. 2016年5月03日 23:38:05 : XPWrlAqKRE : 2T_sAo5hhx0[3]
顔なら小沢も岡田もひどいもんだよ
こんなやり口は乗れないね
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/443.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK205] 市民のチカラを見よ!〜東京・憲法集会に5万の人波(レイバーネット日本) 赤かぶ
2. 2016年5月03日 23:38:36 : 6GVly0QAUE : mMx33YtmcX4[6]

5万の人、しかも4党が並んでたったその規模――ーそんな程度のことで浮かれ記事を書いているから橋下なんぞに笑われる、、、ボケもいいとこ

戦後翌年・初のメーデーは50万人・戦争犯罪人天皇を処罰しろー、財閥解体しろーと、その数ヶ月後の食糧メーデーも30万人、、
それに驚いて、アメちゃんマッカーサーがデモを禁止した、、、スケールがちっちゃいネ


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/492.html#c2

コメント [経世済民108] 軽自動車「販売急減」の真相 〜あの一大ブームはすでに終焉を迎えたのか?(週刊現代) 赤かぶ
5. 増税反対[1310] kZ2QxZS9kc4 2016年5月03日 23:39:02 : GhpOzZ7C1k : tntKnxremsk[34]
いくら税金がちょっとだけ安いとはいえ、ちっちゃいボディにか弱いエンジン

、ぶつかった時には被害甚大な上にちょっと元気良く走らせようものなら、

たちまち燃費が悪くなる軽自動車を、150万から200万円近く出して

買う意味なんて、全く無いんじゃないのかな。
http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/228.html#c5

コメント [経世済民108] どうしたのか日本人の精密さ(ひとみの消滅) (GLOBAL EYE) 赤かぶ
7. 2016年5月03日 23:39:49 : 1T8FU53QCE : 0Aj3bklGvjA[2]
海外工場で生産したんでしょ?

日本の溶接職人は死滅したよね 
時代遅れの、仕事できない、人間のクズ、と罵られて
路上で死んだんだよ

http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/235.html#c7

コメント [経世済民108] アジア覆い尽くす中国の鉄道ネットワーク計画、魅力はあるが経済的負担大きい―独メディア 赤かぶ
1. 2016年5月03日 23:40:45 : vcI1LWtMEw : 3oq78tP9eLA[18]
大きな投資効果、潜在力を持った事業と思う。日本は武器や原発を輸出しているときではない。鉄道の建設その適切な運行は今後成長が見込める地域では必要でかつ効果的な投資だ。完成すれば移動に要するエネルギーも少ない。

皆さんも一度、バンコク、マニラ、ジャカルタの交通事情を見てきなさい。
http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/252.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK205] 2016参院選 全選挙区「当落予想」 改憲勢力で3分の2どころか…自民まさかの現有50議席割れも(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. 名阪神高速浪速[116] lryN45BfjYKRrJhRkaw 2016年5月03日 23:42:47 : 4s5m68Y9WU : kXfdFOIUTD0[7]
なんで、大手新聞やTVという、「大本営発表」を信用する>>7のようなアホな人がこのsiteに投稿できたのか、理解出来ません。
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/461.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK205] 芸能人が「憲法9条を守れ」と主張し始めた! 鶴瓶、たけし、坂上忍、中居正広、渡辺謙、山崎まさよしも…(リテラ) 赤かぶ
7. 低所得症候群[1] kuGPipO@j8eM84xR 2016年5月03日 23:46:34 : g795vkWG7Y : 8IPYehwgKmA[1]
それぞれがそれぞれの言葉で平和の尊さを訴えている。勇気付けられます。
日本の国土を不当な侵略から守ってくれるのは、或る特定国の武力などではなく、日本に好意を寄せてくれる国々の国際世論の包囲網ではないかと思います。外交の究極の目的は、そのような国際世論を盤石なものにし続けていくことではないかと思います。
或る特定国におもねる(圧力に屈する)(懐柔される)ことで侵略を抑止できると主張するのは、外交努力放棄を取り繕うための詭弁に過ぎないように思えるのです。
「情は人の為ならず(その人のためだけではなく、翻って自分のためでもある)」転じて「国際貢献は他国のためならず(その国のためだけではなく、翻って自国のためでもある)」という深謀遠慮のもとに、諸国との外交関係を構築していってもらいたいものです。

http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/490.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK205] サンモニ・岸井氏「豪への潜水艦輸出失敗して良かった。武器や原発を、自動車等に代えて輸出産業の中心にするのは間違いだ」 赤かぶ
22. 晴れ間[1021] kLCC6orU 2016年5月03日 23:47:46 : xni5yVaf3k : Fxfse0RTtHo[143]

「資本」には、平和主義も軍国主義もない。資本の論理があるだけ。日系企業が口先で何と言おうと、状況次第で言動は変わると思っておく方がよい。


日本での報道についてもオーストラリアの政情についても詳しいことは私は知らないが、前首相アボットの時にアボットから安倍に潜水艦の話は持ち込まれたらしい。同時に、武器を納入するアメリカも背後から関与していて、アメリカは当初日本を推していたらしい。しかしアメリカは途中から態度を中立(不干渉)に変えたというから、極右政治家安倍を見放したのかもしれない。そのときからフランス有利になった。
http://www.lemonde.fr/entreprises/article/2016/04/26/le-francais-dcns-remporte-un-megacontrat-de-sous-marins-a-34-milliards-d-euros-en-australie_4908510_1656994.html
(※なお、ルモンドのこの記事が「国際政治」欄ではなく「経済/企業」欄に載っていることが、フランスでの軍需産業の位置づけをよく表している。)


日系企業が武器輸出に関心をもたないのであれば、それはそれで大変結構。早い話、日系企業は民生品でやっていけるということだ。(平和主義ではなく、ソロバンの問題。)

フランスがなぜ武器輸出に熱心かと言えば、冷戦期に旧西ドイツや日本に輸出産業で遅れを取り、負け組になったからだ。他に有利な輸出品目をもたないフランスは、武器の製造輸出に活路を見い出した。

フランスが軍備産業に力を入れる理由は、二つ。一つ目は、上記の通り、他に有利な輸出品がないから。二つ目は、先端技術の開発にとって重要な分野だと考えられているから。(この分野ではアメリカ依存を避けたいから。)

戦闘機ラファルもそうだが、今回の潜水艦も売上高は数兆円規模に上る。たとえオーストラリア現地生産でも、製造元企業とその関連会社には数千人規模の雇用が生まれる。
武器輸出が成功したときのフランスのニュースは、いつも「売上高〇〇〇億ユーロ、雇用△△千人分」といった表現になる。平和か戦争かではなく、雇用・経済問題になる。つまり、現代先進国における武器生産はすぐれて「公共事業」になっているということだ。

日本社会にまだ生きている平和主義は素晴らしい。が、平和を語るだけの生活のゆとりがあるからでもある。フランスのような若年失業率25%の国とは違う。(ただし、日本の失業率は統計のトリックで低くなっているだけであって、統計の取り方をフランス並みにすれば、決して低くはない。)

日系企業に武器輸出をさせないためには、日本は米国からの独立(即ち日米安保条約破棄) を視野に入れて、国防と軍備を自前で行えるようにする必要がある。武器の製造も国産化すべきだ。カネはかかるが、それは「公共事業」だと割り切るしかない。(「人を見たらオオカミと思え」が国際社会の鉄則。平和を唱えるだけではダメだ。武器は使わずとも威嚇と抑止の効果があることを知るべきだ。) しかし自国民に武器を向けかねない安倍極右政権の下では、それは危険極まりないことでもある。国内では民主化、国外では友好こそが最大の防御と平和。

平和を守る国家、善隣友好の国、国民主権の国を作らねばならない。
そのために私は、憲法9条に固執する考え方は取らない。天皇制を廃止することが、9条改変と同時に必要なことだ。「憲法9条」と「対米従属」と「天皇制」は三位一体の関係にある。いずれも「平等と民主」の原則に反する。天皇制に従順な国民がいる限り、宗主国アメリカも日本の財閥、財界も、枕を高くしていられるだろう。「愚民国」とはまさにそのようなもの。


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/430.html#c22

コメント [経世済民108] どうしたのか日本人の精密さ(ひとみの消滅) (GLOBAL EYE) 赤かぶ
8. 2016年5月03日 23:48:43 : 1T8FU53QCE : 0Aj3bklGvjA[3]
「日本の技術力」って、ステマですからね
これは詐欺ではないのか

技術力は現実に生産をしている場所で育まれるものです
日本に技術力が生まれる余地はない

http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/235.html#c8

コメント [経世済民108] 日経1万6000円割れ 金と銀が上がり始めた(黄金の金玉を知らないか?) 赤かぶ
2. 2016年5月03日 23:53:22 : vcI1LWtMEw : 3oq78tP9eLA[19]
そろそろアベノミクスで儲けたやつがいなくなってきたかな。大半が含み損を抱えてきた。


http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/250.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK205] 仲間からも否定 櫻井よし子氏「緊急事態条項があれば熊本地震もパッと対応できた」百地章・日大教授「今回は法律で対応できた… 赤かぶ
16. 2016年5月03日 23:54:42 : M6P7nhoK5E : Np5dffau2SU[178]
キチガイに刃物
アヘちょん達に権力www
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/477.html#c16
コメント [原発・フッ素45] 福島事故後、余分な腕・足を持って生まれた赤ちゃんが急増・原因は放射能・多くは中絶・死産の高い数(ENENews) ナルト大橋
34. 気まぐれな風[971] i0OC3IKuguqCyJWX 2016年5月03日 23:55:10 : VutfWS0cbA : cy2Q3EoiGdo[1]
機能してない、と、なぜ君が決められる???


 君の知らないところで

 君の知らない機能を有しているかも知れないじゃないか。

 君は生命の神秘の全てを解読してるのか?

 まだ解読していない神秘の鍵は

  機能していない、と、考えられている中に、

  ある、とは、考えないのか?


DNAに正常異常は存在しない、だと???

  
   随分手抜きなスピンだな。

   もうちょっと軟着陸の手間かけろよ。

   あまりにずさん過ぎる。


http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/610.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK205] 改めて、憲法は、「非改憲」が朝日新聞です。「改憲」は読売新聞です(生き生き箕面通信) 笑坊
4. 忍穂耳の垢[408] lEWV5I6ogsyNQw 2016年5月03日 23:55:31 : iEkJphSerf : VLJGZMeO0GQ[9]
>なにしろ、憲法は、「国を縛るもの」です。国民を縛るものではありませんよね。それを、自民党は、「国民を縛るもの」として律しようとしています。

これはこれは(笑)
国民が国を縛ると言うのなら、この際、もっとしっかりと国を縛る法律に変えた方がよいのではないかな。
そうして、はじめて、国民がなす、国を縛る憲法だろうに。
ところが、そうは決してならないだろう。

それには、理由がある。

これは「不改常典:かはらずのつねのり」の精神性が、いまも生き続けているということ。
憲法が変えられないのは「天なる神」つまり、天皇が定めた憲法は変えられない、という太古からの精神性故なのだよ。

好むと、好まざるとに関わらず、
旧憲法と同じく、内閣が推し天皇が定めたものは同じ。
だから今も、変えられない。それだけ。

先の、旧憲法もそう。ほぼ変えられずに敗戦まで至った。
そうしたことも知らず、今の左巻きの諸君は、それに乗っかっているだけのこと。

もし、そうでないことを証明したのなら、どうぞガチガチの非武装憲法に替えてみたらいい。(笑)
出来るのなら、だがね。


こうした経緯を、自覚しているかどうかはは定かでは無いが。
はてさて、戦前を忌み嫌う諸君よ。これで良いのかな。(笑)
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/471.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK205] 芸能人が「憲法9条を守れ」と主張し始めた! 鶴瓶、たけし、坂上忍、中居正広、渡辺謙、山崎まさよしも…(リテラ) 赤かぶ
8. 2016年5月03日 23:56:44 : xQoZn42Pr2 : 2ydlNWODHRI[374]
過去の発言ばっかりか
今発言してるなら評価できるんだけど
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/490.html#c8
コメント [カルト15] 新潮・読売の押し紙40%超、毎日70%超。公取は、ゴミ売りと創価毎日も摘発必要、再販制度も記者クラブも廃止です。 小沢内閣待望論
12. 歯磨き右近高山[674] jpWWgYKriUWL342CjlI 2016年5月03日 23:58:21 : 4s5m68Y9WU : kXfdFOIUTD0[8]
ネット化が進むと広告収入が激減するから、既存の死nbun社は「紙」にしがみにいているんだよね。

しかし、週刊東洋経済やAERA、NewsWeek日本…そして新書色々、と本屋で買う紙媒体も読んでいる人間だからこそ、「紙の新聞の原則廃止」を切望します。本、雑誌に比べて使い勝手が悪過ぎますよ。

浅卑、魔位日、塵売、斬頸、憎刑が消えて、東京中日だけ、「紙の新聞「が残ればいいんじゃないかな?
http://www.asyura2.com/15/cult15/msg/898.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK205] 安倍晋三首相は、伊勢志摩サミットを大過なく終われば、衆参ダブル選挙に打って出る可能性が大だ(板垣 英憲) 笑坊
3. 2016年5月03日 23:58:39 : VH6MePe1Og : uqfUiHO0J4Y[1]
>>2
とネトウヨ様が願望をおっしゃって狂いまくってますwwww
氏ねや
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/462.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK205] 野党4党の党首訴え 安倍政権下での改憲認めない:民進党を“戦術的護憲”派にしたのは安倍政権の戦術的勝利 あっしら
2. 2016年5月03日 23:59:51 : VH6MePe1Og : uqfUiHO0J4Y[2]
また下僕野郎あっしらの間接アへヨイショかwww
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/488.html#c2

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