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フェイク・ニューズが氾濫する情報戦
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1533.html
投稿者 中川隆 日時 2022 年 3 月 18 日 09:19:11: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 「バイデンはウクライナをプーチンに渡す」米露の“密約”をジェームズ斉藤が暴露! 危機は出来レースだった!? 投稿者 中川隆 日時 2022 年 2 月 25 日 17:22:56)


2022年03月16日
フェイク・ニューズが氾濫する情報戦
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68891330.html


フェイク・ニュースが氾濫する現代

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  今、世界中で注目されているウクライナ紛争には、たくさんの偽情報や政治プロパガンダが流れている。ロシアと歐米諸国の間で白熱する情報戦だから仕方ないけど、アメリカのCNNやABC、ブリテンのBBC、フランスのAFP、ドイツのZDFなどは常軌を逸しており、政治宣伝を普通のニュースに混ぜたり、公平な姿勢を見せながら偏向報道を差し挟んでいる。信じられないけど、本当にタチが悪い。こんな世論操作をしていると、一般国民は"まとも"な戦争報道でさえ信じられなくなってしまうだろう。たとえ、どんなに深刻な事件が起きても、「これって、またフェイク・ニュースじゃないのか?」と怪しんでしまうのだ。

  先週、ウクライナのマリウポリで戦争の悲劇が起こった。「ロシア軍」と思われる部隊から病院に対する砲撃がなされ、何名かの死亡者や怪我人が出たという。その被害者の中には、妊婦のウクライナ人女性が混じっており、彼女の映像がSNS上で大変な話題となった。3月9日の水曜日、臨月を迎えたマリアナ・ポドルスカヤ(Marianna Podgurskaya)は、"偶然"病院に居合わせたことで負傷する。彼女は顔の左側、眉毛の部分に破片か何かがぶつかったようで、血を流しながら階段を降りてきた。


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(左 : 化粧品の宣伝をするマリアンヌ / 亭主と一緒に映るマリアンヌ / モデルとしてのポーズ / 右 : 病院の外で撮影された写真 )

  一方、攻撃に曝された病院には、フリーランス・カメラマンのエウゲニー・マロレカ(Evgeniy Maloletka)が駆けつけており、彼は建物から出てきたマリアナの写真を偶然撮ったようだ。彼が激写した映像は、瞬く間にインターネットやマスコミで取り上げられ、ウクライナの美しい妊婦が砲撃によって命の危険に晒された、という衝撃的な事件となった。

  ところが、英国のロシア大使館は、この写真に疑念を抱いたようで、ツイッターなどで彼女の素性を暴露した。そして、疑い深いロシア人は「ヤラセ報道じゃないのか?」と仄めかす。ロシア大使館の職員は、この不審なマリアンナに注目し、彼女のインスタグラムを紹介た。これにより、歐米諸国の一般人は、彼女が影響力を持つ、人気のブロガーであるとわかったらしい。ロシア大使館はマリアンナのインスタグラムを添付し、「"負傷者"を演じているのでは?」との疑問を附け加えた。(Berbie Latza Nadeau, 'Russia Says Injured Pregnant Woman Is a Crisis Actor. She's Actually a Bregnant Blogger', The Daily Beast, March 10, 2022.)

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(左 : 怪我をして階段を降りてくるマリアンヌ / 右 : その後、偶然撮影された写真 )

  確かに、マリアンナのような若くて美しい女性が被害者になれば世間の同情を引くし、お腹の大きな妊婦ともなれば、更なる同情と心配が寄せられるだろう。それゆえ、プーチン攻撃を目論む組織が、ロシア軍を非難するために彼女を利用しても不思議じゃない。"負傷"したマリアンナが、「血糊」を顔面に附けた「仕込みの女優」というロシア側の非難は、常識的に考えれば、言語道断の誹謗中傷でしかない。通常、素人感覚の庶民なら、「民間人しかいない病院を狙って砲撃するなんて酷い ! ロシア軍は虐殺者だ !」と考えてしまうだろう。歐米人のみならず、一般の日本国民だってロシア大使館に反撥し、「そんな"言いがかり"は、ロシアの蛮行を誤魔化すための偽情報だ !」と見なす。

  ただし、アメリカ人の一部は、ロシア大使館の疑念に頷いてしまうだろう。何しろ、アメリカの政府機関は過去、何度も詐欺的行為を働いているからだ。例えば、9/11で披露された八百長テロや、ベトナム戦争時のトンキン湾事件、イラク戦争の原因となった大量破壊兵器のガセネタ、ケネディー大統領の暗殺事件、反トランプの偏向報道などである。したがって、愛国的なアメリカ人だと主流メディアの報道を信じていないから、「もしかしたら、マリウポリの件もヤラセ報道なのかも・・・」と怪しんでしまうのだ。

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(左 : 砲撃を受けた病院の建物 / 右 : 担架で運ばれる妊婦)

  そもそも、本当にマリアンナは砲撃のトバッチリで負傷したのか? 階段を降りてくる時の写真を見ると、着ていたパジャマには血が付いていなかったし、傷口をハンカチや布で抑えずに平然と降りていた。普通、若い女性が大切な顔に切り傷がつげは大騒ぎになるし、出血が気になって傷口を布か何かで押しつけるはず。それに、彼女は負傷した眉毛の部分を手で押さえつけたり、血を拭った跡が見られないのは奇妙だ。妙に血の乾燥が早くて、何となく不自然。滴り落ちた血が衣服に付くのが普通じゃないのか?

  幸い、マリアンヌは顔の怪我だけで済み、攻撃の翌日、無事に女の子を出産したそうだ。帝王切開で産まれた娘は「ヴェロニカ」と名付けられ、マリアンヌが新生児を抱きながらベッドで横になっている写真も公開された。彼女が何処で出産したのか判らないが、赤ん坊と一緒に寝ている姿は人々に安らぎを与えるものである。しかし、この写真に映るマリアンヌの顔を見ると首を傾げたくなる。なぜなら、昨日に負傷した眉毛の部分が綺麗に治っているからだ。通常、爆発の破片が当たって血が噴き出したのであれば、傷口の周辺は膨れ上がり、翌日になっても腫れが引かず、その部分は紫色か色黒くなっているはずだ。

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(左 : 出産前のマリアンヌ / 右 : 出産後、赤ん坊を抱きながらベッドに横たわるマリアンヌ)

  それに、金属かコンクリートの破片が当たったか突き刺さったかの傷であれば、翌日も何らかの痕跡というか、痣(あざ)みたいなものが残っているだろう。たとえ、医者が傷口を治したとしても、消毒して絆創膏を貼るくらいだから、1日で傷口が塞がるなんておかしい。もしかして、インターネットで出産後の姿を公表することになったから、化粧品のファンデーションで傷の跡を消したのか? とにかく、写真を拡大して彼女の顔をジッと見つめていると、何となく不自然に思えてくる。真相はよく判らないが、もしかすると、彼女の怪我は大した傷でもなかった、とも考えられるし、ロシア側が指摘するように、特殊メーク・アーティストによる血糊の傷と演技だったのかも知れない。もし、プロパガンダ部隊にリクルートされた「女優」なら、戦争が終わっても真実を話さない可能性がある。まさか、命を賭けて約束(隠匿の契約)を破ることはあるまい。

歐米メディアの素早い予防策

  マウリボリでの一件は、ロシア側からのイチャモンかも知れないが、BBCといった大手メディアは、事前にロシアからのプロパガンダ攻撃を予想していたようだ。見事なくらい、BBCは偽情報の攪乱作戦を予期しており、「とんでもない言いがかりが展開されるぞ !」と警告を発していた。(Shayan Sardarizadeh and Olga Robinson, 'Ukraine invasion : False claims the war is a hoax go viral', BBC News, 9 March 2022.)

fake news blood 11( 左 / ドラマで血糊を付けた俳優)
  例えば、「"クライシス・アクター(crisis actors)"という嘘を信じてはならない !」との注意は興味深い。つまり、ロシアは戦争におけるウクライナ人の被害者(死体)を指して、「あれはクライシス・アクターだ !と評するから気をつけるように」と釘を刺していた。一般人が血塗れで倒れている男女を映像で見れば、必ず「戦争の犠牲者」と思ってしまうが、ロシアの工作員は"本当らしい嘘"を流して西側の民衆を騙そうとする。ロシアの工作員はセンセーショナルな暴露記事を流し、「あの遺体はみんな役者で、本当は死んでいないんだ。これは西側のプロパガンダがが創り出した嘘(hoax)。死人を演じる"クライシス・アクター"なんだぜ !」と囁く。(ただし、制作・拡散したのがロシア人とは確認できない。)

fake body bags 99( 左 / 死体袋に入って抗議をする活動家)
  もう一つ別の偽情報というのは、「動く遺体袋」という映像だ。ロシア側はこの遺体が「役者」であると指摘する。しかし、話題となった動画は「Friday for Future」という環境活動家団体が作った映像で、炭素ガスの排出が人間に害を及ぼす、という宣伝をするために死体を演じたらしい。だから、BBCはロシア側のプロパガンダであるという。

  この他にも、様々な偽動画があるようで、ロシアのプロパガンダ要員は「木製の銃をもったウクライナ人」という写真を掲載し、ウクライナでの戦闘を「嘘」と言い放ったそうだ。別の偽情報はもっと馬鹿らしい。何と、キエフの攻略に俳優のスティーヴン・セガール(Steven Seagal)が参加している、というのだ。確かに、セガール氏はロシア人に合気道を教えたことで、シベリアだけじゃなくモスクワでも人気が高い。そして、格闘技が縁になったのか、プーチン大統領とも親しくなった。そこで、セガールは2016年にロシア国籍を授与されたという。

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( 左 / アクション映画のシーンを「フェイク・ニュース」に利用されたスティーヴン・セガール / 右 : 木製の銃で軍事訓練をするウクライナ人)

  たぶん、セガール氏はアメリカ国籍を保持したまま、ロシア国籍を持っているのかも知れない。だでも、『沈黙の艦隊(Undersiege)』や『暴走特急』といったアクション映画じゃないんだから、彼が戦闘に参加することなんて有り得ない。映画の中では"お得意"の合気道を使って大勢の悪人をやっつけるが、本当に強いわけじゃなく、彼の天下無敵は映画の中だけ。もしUFC(アメリカの総合格闘技団体)に出場したら、即座にノックアウトだ。言うまでもんく、エメリアエンコ・ヒョードルの方が遙かに強いぞ。

  BBCはロシアの偽情報やプロパガンダ映像を具体的に紹介し、「こんなのは嘘ですよぉ〜! 騙されないでください !」と警告するが、こんな情報をまともに信じる奴の方がおかしい。だいたい、こうしたレベルの低い偽情報を信じる者が本当にいるのか? それに、こうした捏造写真をインターネットで流した人物が、宣伝係のロシア人とは限らない。単に注目されたい奴が作った動画かも知れないし、話題作りのためか銭儲けの場合だってある。広い世間には、他人をペテン掛けて喜ぶ奴もいるから、案外、オタク族的人物が捏造作品をバラ撒いた可能性だってある。

  もっと"ひねくれた見方"をすれば、西側諸国の誰かが金で雇われ、「ロシア人の仕業」に見せかけて馬鹿らしい動画や合成写真を作ったのかも知れないぞ。仮に、ロシアの諜報機関や潜入工作員が、歐米諸国やウクライナにとって"都合の悪い"暴露記事を拡散したら、これをインターネット上で食い止めるのは、ほぼ不可能だ。そこで、前もって色々な暴露記事やガセネタをSNS上で拡散し、スキャンダルになりそうな報道を"中和(あるいは抹殺)"しようとする予防策もある。インターネットの暴露記事は規制が難しいから、それならインターネットの言論を下劣にし、その信用度を貶める方がより効果的だ。たとえ、モスクワの諜報組織が惜しげもなく秘密ファイルを公開しても、偽情報が蔓延するネット空間では馬鹿にされるだけだ。実際に特ダネが流れたとしても、「どうせまたフェイクだろう」と思われてしまうのがオチである。

  ただし、本当の爆弾記事が流れてきたら騒然となってしまうだろう。いかがわしい事をやってきた西側の連中は、スキャンダル記事を目にして「ヤバイ !」と顔面蒼白になるはずだ。こうなれば「ダメージ修復班」の出番となる。火消し役の連中は冷静沈着な解説者を装い、「これは"いつも"の偽情報です !」と言いふらす。すると、さっきまで暴露記事に驚いていた一般人も、「何だ、ガセネタかぁ〜」と呟いてガッカリする。一旦、「フェイク・ニュース」の烙印を押された記事や映像は、二度と真剣に扱われないから、やがて人々の記憶から消えて行く。謀略戦や心理戦に疎い一般人は、自分自身で話題となった記事を調べ、様々な角度から吟味することはから、まんまと大衆操作に引っ掛かる。一般人が矢鱈と専門家や権威者に弱いのは、検証訓練を受けたことがないからだ。日本の優等生というのは、教科書を暗記することに長けた人で、鋭い観察力や判断力を有する人じゃない。

  普通の人間は他人から馬鹿にされたくないので、友達の前では教養人を演じるし、「俺は偽情報に騙されるようなアホじゃない !」と自分に言い聞かせる。専門的な勉強をしたことがない者だと、自分の知識や見識に自信が無いから、どうしても主流メディアの報道を信じてしまうし、番組に招かれた評論家の解説を鵜呑みにする。よく、酒場や食堂で専門家みたいに政治や経済、金融、外交、軍事などを熱心に語る奴がいるけど、そうした知識の仕入れ先ときたら、週刊誌か新書の類いだ。しかし、エセ知識人の中にはもっと間抜けな奴が居w、あの池上彰やNHKの特番で聞きかじった知識を披露する。こんな程度の国民が大半だから、世界的に有名なBBCやCNNが「フェイク・ニュースです !」と報道すれば、それを疑わずに信じるてしまう人が居ても不思議じゃない。

木村太郎の的外れ評論

Kimura Taro 921( 左 / 木村太郎)
  ロシア軍の進撃やウクライナ軍の応戦については、ほとんど正確な情報が伝わってこないので、日本に住む我々には、"まとも"な情勢判断など滅多にできない。新聞やテレビのニュース解説者だって、情報源の大半は歐米の主流メディアだろう。筆者は実際に観ていないんだけど、2月27日の「Mrサンデー」に出演した 木村太郎は、「戦闘が10日続けばロシアは破産する」と喝破したそうだ。でも、未だに戦闘は続いており、ロシアは木村氏が予測したような「破産状態」にはなっていない。
  
  これ以外にも木村氏の解説はあった。「ロシアが相当な損害を被っている」のは確かなようだが、それは「ウクライナ市民の士気が高い」からじゃないだろう。むしろ、アメリカやブリテンが高性能の武器を供与したり、極秘の特殊部隊や傭兵部隊を現地に派遣したからじゃないのか。木村氏によれば、「ゼレンスキー大統領が避難しないで、ずっとキエフに残ったまま、投稿ビデオを通じて色んなメッセージを出している」から、「これが効いている」という。こんな解説を聞くと、筆者はアホらしくなって、「えぇぇ〜」と苦笑してしまうが、どうやら、このお爺ちゃんは真剣に語っていたようだ。

  ベテラン解説者の木村氏は、ウクライナ国防総省の試算を引用し、「ロシアは1日に150億ドルの戦費を使っている。10日続くと戦費がなくなっちゃう。だから10日頑張りゃいいんだ」と言い出している。「そうしたらロシアは完全に破産しちゃうし、弾薬もなくなっちゃうと言っている」と紹介した。また、決定的なのは「死亡ロシア兵の帰還」らしい。木村氏曰わく、「アメリカのベトナム戦争でも死体の兵隊たちが帰ってきて、それがきっかけになってドンと、反戦ムードが巻き起こった。ロシアでもボディバッグ(遺体)が帰りだしたら、相当プーチン大統領への反発が高まるのでは?」と。

  まぁ、大勢のロシア兵が戦場で亡くなり、その遺体が祖国へ送還されれば、大勢の人々が嘆き悲しむだろう。しかし、戦争で軍人が犠牲になるのは当たり前。大量の戦没者を以て「プーチン政権の打倒に発展する」と予想するのは、ちょっと無理がある。ロシア専門家の中には「政府内のクーデタにより、プーチンの失脚も有り得る」と推測する人がいるけど、本当にクーデタが起きるかどうかは分からない。むしろ、クーデタを画策した者が拘束され、「国家叛逆罪」で処刑される可能性の方が高い。日本の主流メディアでは様々な情報が飛び交っているが、根拠や出典が曖昧なものも多く、どれを信じていいのか判らない。一般の日本人は時が経ってからじゃないと本当の事は摑めないと思う。

http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68891330.html  

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コメント
1. 2022年3月18日 09:22:48 : SruyHYNJ8U : TVdiVVlTQXpnZzI=[9] 報告
バイデン スキャンダルを必死で隠すマスコミ
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/335.html

ニュースは最初からすべてマスコミを経営する資本家が流すフェイクだった
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/308.html

YouTube の言論弾圧について
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/386.html

CIAとメディア
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/347.html

日本を支配した電通の影響力と凋落
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/526.html

2. 中川隆[-13493] koaQ7Jey 2022年3月18日 09:26:09 : SruyHYNJ8U : TVdiVVlTQXpnZzI=[12] 報告
広告会社 ヒル&ノールトンはイラクへの軍事侵攻を正当化するための偽情報を広めた
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1132.html

3. 中川隆[-13488] koaQ7Jey 2022年3月18日 10:13:50 : SruyHYNJ8U : TVdiVVlTQXpnZzI=[17] 報告
 『ウクライナ・ゲート』(著・塩原俊彦)にみる米国仕込みの偏向報道に躍るメディア 
書評・テレビ評2022年3月17日
https://www.chosyu-journal.jp/review/22989


https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%80%8C%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%93%8D%E4%BD%9C%E3%81%A8%E9%87%8E%E6%9C%9B-%E5%A1%A9%E5%8E%9F%E4%BF%8A%E5%BD%A6/dp/4784515305


 ウクライナ問題をめぐる新聞やテレビの一連の扇情的な報道はおよそ客観的とはいいがたい。それは、ウクライナ現地で記者がみずから調べ歩いて確かめた記事がなく、情報のほとんどがAPやAFPなどの欧米通信社の配信記事の転載、CNNやBBCの画像の横流しで、その発信源はアメリカであることに示されている。

 このように、現実にはアメリカによる世界を股にかけた情報統制がやられているのだが、テレビのニュース解説に見るようにロシアの通信社やメディアからの情報は「プーチンの統制を受けた偏向報道」として、端から信用できないと突き放す滑稽な光景がくり広げられている。

 ウクライナをめぐる西側のこうした偏向報道は今に始まったものではない。それは東欧政変・ソ連邦解体当時はもとより、以後東欧から始まったカラー革命(ウクライナでは2004年の「オレンジ革命」)や2014年のウクライナ危機の報道でも猖獗(しょうけつ)を極めた。

 経済学者の塩原俊彦・高知大学准教授(ロシア経済論)は、『ウクライナ・ゲート――「ネオコン」の情報操作と野望』(社会評論社・2014年)で、当時のウクライナ危機からロシアのクリミア併合にいたる過程で、混乱をもたらしている元凶がウクライナのナショナリズムとその「過激派」を背後で操るアメリカのネオコン(新保守主義者)にあることを具体的な証拠をもとに浮き彫りにしている。そして、ウクライナ危機はオバマ大統領が仕掛けた「ウクライナ・ゲート事件」ともいえるとのべている。

 ウクライナの「過激派ナショナリスト」はジョージ・ソロス基金やNGOから資金を受けとる数十のグループを創設し、数百万jの資金を流して、インターネットやテレビや無人機といったハイテクを武器に反政府活動をおこなうことができた。その運動にヌーランド米国務次官補や駐ウクライナ米国大使が直接指図していたことも暴露されている。その過程で、アメリカに抱えられた彼ら「過激派」がウクライナ政府に副首相をはじめ複数の閣僚として入りこむことができた。

 こうしてもっとも得をしてきたのがアメリカの軍産複合体である。本書から、当時から欧州市場を狙うアメリカのガス会社が「ロシアを悪者に仕立て上げ、ロシアへの過度なガス依存の危険性を欧州諸国に周知させる」という計画を持っていたことを知ることができる。

 塩原氏はそのうえで、ウクライナ危機をめぐって「米国を批判する論調はまったく見られない」こと、アメリカのこうした介入に目をつむって平然とウソを書いてごまかし、「ウクライナ危機の元凶はロシアにあるという結論ありきの論調」で染め上げる世論操作を踏み込んで批判している。「エコノミストやニューヨークタイムズといった世界の言論リード機関が米国政府あるいは軍産複合体の意向を強く受け容れているのでないか」と。

 塩原氏はまた、「ロシアの言論の自由の欠如を言い立てることで、いかにも自分たちは正しいという姿勢」で身の証をするような風潮の危険性を指摘している。そして塩原氏自身、元『日経』と『朝日』の記者であり、『朝日』のモスクワ特派員でもあった経験をもとに、次のようにのべている。

 「社説には政治力学そのものが大きく反映されている。ゆえに本当は各社の外報部とか外信部と呼ばれる直接の担当者が間違えたからというようには思わない。……どこの会社も外報部や外信部の力は弱い。つまり、彼らがウクライナ危機の一端を知りえていたのに、社内力学で政治部の意向が強く働き日本政府よりの社説が書かれることになったのでないか」と。

 塩原氏のような客観的報道を求める発言に対して、「親ロシア派」「プーチンに利用されている」などと攻撃する風潮が盛んなこの頃である。だが、同氏の他の著書、たとえば『プーチン20』(東洋書店)などでプーチンとロシアのオリガルヒ(新興財閥)の癒着と腐敗のなまなましい実態を明らかにしていることからも、それはまったくのお門違いである。

https://www.chosyu-journal.jp/review/22989

4. 2022年3月27日 08:17:30 : w9zqAH6tzo : T1BSZC9WNWNTZmM=[1] 報告

2022.03.27XML
ハリウッド的な話が語られるウクライナで広告会社がプロパガンダ戦で活躍
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202203270001/


 ウクライナ情勢だとしてハリウッド的な話が西側では流れているが、そのウクライナでは広告会社がプロパガンダ戦を展開している。この戦いに参加している会社の数は150社以上だという。イギリスのBBCは3月17日、ロシア軍が16日にマリウポリの劇場を空爆したと伝えたが、それを伝えたオリシア・キミアックは広告の専門家だ。

 そのマリウポリから脱出した住民はカメラの前で、​劇場を破壊したのはアゾフ大隊​だと語っている。産婦人科病院への攻撃についても、その前に医師や看護師などスタッフ、そして患者は追い出され、戦闘員が入って要塞化されていたとしている。

 病院についてはオンライン新聞の​「レンタ・ル」​もマリウポリから脱出した別の人物から同じ証言を得ている。その記事が掲載されたのは現地時間で3月8日午前0時1分。マリウポリからの避難民を取材したのだが、その避難民によると、2月28日に制服を着た兵士が問題の産婦人科病院へやってきて、全ての鍵を閉め、病院のスタッフを追い払って銃撃ポイントを作ったとしている。

 ロシア軍が攻撃目標を軍事施設に集中しているとする指摘がアメリカ軍の内部から聞こえてくる。例えばニューズウィーク誌によると、軍の情報機関​DIAは長距離ミサイルが攻撃しているターゲットは軍事施設だと説明​し、住民が狙われているとする話を否定している。

 また、ウクライナでもアメリカ政府はシリアと同じように生物化学兵器による「偽旗攻撃」が宣伝されているが、​アメリカ国防総省の高官はロシアによる化学兵器や生物兵器の攻撃が差し迫っていることを示す証拠はないと語っている​。

 バラク・オバマ政権がネオ・ナチを使い、ウクライナでクーデターを成功させ、ビクトル・ヤヌコビッチを倒したのは2014年2月のこと。ヤヌコビッチの支持基盤だった東部や南部の住民はロシア語を話す人が多く、クーデター勢力と対決したり、ロシアに助けを求める人も少なくない。マリウポリもヤヌコビッチの支持基盤で、住民はロシアに親近感を抱いていた。

 そのマリウポリへキエフのクーデター勢力は5月9日に戦車部隊を突入させ、銃撃で住民を死傷させている。その際、住民が逃げずに集まり、兵士に抗議、その様子は携帯電話で撮影され、世界に発信されたが、西側では住民を助けようとせず、大多数の人びとは沈黙していた。

 その後、マリウポリを拠点にしたのが親衛隊の中核である「アゾフ大隊(またはアゾフ連隊)」。親衛隊はネオ・ナチを中心に編成された内務省の武装組織である。クーデター後に西部地域から移住した人でなければ、住民が恐れているのは親衛隊だろう。

 戦争にプロパガンダはつきものだが、アメリカが広告会社を盛んに使い始めたのは1990年代以降だろう。例えば、1990年8月にイラク軍がクウェートへ軍事侵攻した際、アメリカ下院の人権会議でイラク軍の残虐性を涙ながらに少女「ナイラ」は訴えた。

 しかし、この少女は駐米クウェート大使の娘。現場にはいなかった。アル・イダー病院でイラク兵が赤ん坊を保育器の中から出して冷たい床に放置、赤ん坊は死亡したという話は真っ赤の嘘だったのである。この「証言」を演出したのがPR会社のヒル・アンド・ノールトンだ。

 1999年3月にNATO軍はユーゴスラビアを先制攻撃、破壊と殺戮を展開し、国を解体する。その前にセルビア人を悪魔化するための宣伝が繰り広げられた。その仕事を請け負ったのはルダー・フィン・グローバル・コミュニケーションという広告会社。1991年に「民族浄化」を行ったクロアチア政府がこの会社と契約している。

 1999年にはアメリカのメディアにとって重要な出来事があった。アメリカ陸軍第4心理作戦群の隊員が2週間ほどCNNの本部で活動したのである。「産業訓練」というプログラムの一環で、編集に直接はタッチしていなかったというが、心理戦の部隊を受け入れると言うこと自体、報道機関としては許されない行為だ。その後、CNNはプロパガンダ機関色が濃くなる。アメリカ軍の広報担当、トーマス・コリンズ少佐によると、派遣された軍人はCNNの社員と同じように働き、ニュースにも携わったという。(Trouw, 21 February 2000)

 2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された際にも有力メディアは政府の宣伝機関として動き、侵略戦争に合意するよう人々を誘導した。リビアやシリアでも嘘のオンパレードだったことは本ブログでも繰り返し書いてきた。

 日本でも広告会社が政治に果たす役割が高まっているようだ。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202203270001/

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