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[番外地8] そもそも日本のキャッシュフローは一貫して増え続けているので、流通している貨幣が少ないという事は有り得ません。単に分配に… 中川隆
1. 中川隆[-11892] koaQ7Jey 2020年8月13日 06:11:23 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[1]

そもそも日本のキャッシュフローは一貫して増え続けているので、流通している貨幣が少ないという事は有り得ません。単に分配に問題が有るだけでしょう。

日本のキャッシュフローが増加し続けているのに名目賃金が増えないというのは大西つねきさんが問題にしていますね:

いま220兆円を配らなければいけない理由:大西つねきからの緊急告知と拡散のお願い - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=dawE3Kjgmbg
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/189.html#c1

[リバイバル3] 音楽家とオーディオマニアは音楽の聴き方が違うか? 中川隆
17. 2020年8月13日 06:20:41 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[2]
雑記帳 2020年08月13日
人間のネットワークの同調性

 人間のネットワークの同調性に関する研究(Shahal et al., 2020)が公表されました。これまでの研究では、小規模な人間集団における同調が調べられてきましたが、こうした実験では、ネットワークの動態を支配するパラメーターの制御が不充分でした。この研究は、ネットワークを構成するプロのバイオリン奏者間の関係を制御することで、奏者間の同調を調べました。この研究は、16人のバイオリン奏者に1つの音楽フレーズを繰り返し演奏させました。それぞれのバイオリンからの出力が集められ、各奏者への入力は、ノイズキャンセリングヘッドホンを介して制御されました。それぞれのバイオリン奏者からは、他の奏者が見えませんでした。この研究は一連の実験で、バイオリン奏者が自分のバイオリンの音を聴いてから他の奏者のバイオリンの音を聴くまでに遅れが生じるように調節し、バイオリン奏者の組み合わせと遅れの長さを変えながら同様の試験を繰り返しました。

 その結果、バイオリン奏者は、テンポを3倍まで変化させて、他の奏者と同調できる、と明らかになりました。また個々の奏者は、フラストレーションのたまるシグナル(たとえば、同じグループにテンポの合っていない演奏者がいるなど)を無視して、安定した同調を実現できることも明らかになりました。このようにネットワークの構造と関係の変化に適応する能力は、以前のモデルでは予測されていなかった、同調性を実現するための新たな戦略を生み出す可能性があると考えられます。バイオリン奏者は同調性を維持するために色々な戦略を用いており、同調を記述するために用いられている現行のモデルが人間には適用できない、と示唆されました。これらの知見は、交通管理や感染症のエピデミック(地域的流行)の管理や株式市場の動態などの研究分野にも影響を与える可能性があり、進化の観点からも注目されます。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


人間行動学:バイオリン奏者が人間のネットワークの同調性に手掛かりをもたらす

 複雑なネットワークを構成する人々の同調について、バイオリン奏者が参加した一連の実験結果を報告する論文が、Nature Communications に掲載される。この研究から、バイオリン奏者が同調性を維持するためにいろいろな戦略を用いることが判明し、同調を記述するために用いられている現行のモデルが人間に適用できないことが示唆された。今回の知見は、交通管理、感染症のエピデミック(地域的流行)の管理、株式市場の動態の研究などの分野にも影響を与える可能性がある。

 これまでの研究では、小規模な人の集団における同調が調べられてきたが、こうした実験では、ネットワークの動態を支配するパラメーターの制御が不十分だった。

 今回、Moti Fridmanたちの研究チームは、ネットワークを構成するプロのバイオリン奏者間の関係を制御することで、奏者の間の同調を調べた。Fridmanたちは、16人のバイオリン奏者に1つの音楽フレーズを繰り返し演奏させた。それぞれのバイオリンからの出力が集められ、各奏者への入力は、ノイズキャンセリングヘッドホンを介して制御された。それぞれのバイオリン奏者からは、他の奏者が見えなかった。一連の実験の中で、Fridmanたちは、バイオリン奏者が自分のバイオリンの音を聴いてから他の奏者のバイオリンの音を聴くまでに遅れが生じるように調節し、バイオリン奏者の組み合わせと遅れの長さを変えながら同様の試験を繰り返した。その結果、バイオリン奏者は、テンポを3倍まで変化させて、他の奏者と同調できることが分かった。また、個々の奏者は、フラストレーションのたまるシグナル(例えば、同じグループにテンポの合っていない演奏者がいるなど)を無視して、安定した同調を実現できることも明らかになった。このようにネットワークの構造と関係の変化に適応する能力は、以前のモデルでは予測されていなかった、同調性を実現するための新たな戦略を生み出す可能性があると考えられる。


参考文献:
Shahal S. et al.(2020): Synchronization of complex human networks. Nature Communications, 11, 3854.
https://doi.org/10.1038/s41467-020-17540-7


https://sicambre.at.webry.info/202008/article_17.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1009.html#c17

[近代史4] 新型コロナウイルス肺炎は「間質性肺炎」で致死率100% ? 中川隆
76. 2020年8月13日 06:24:44 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[3]

米女優アリッサ・ミラノ、頭髪抜ける動画を投稿 「コロナのせい」
2020.08.12 Wed posted at 10:27 JST

アリッサ・ミラノさんが新型コロナに感染し、頭髪が抜け落ちる症状があることを明らかにした/Alyssa Milano from Instagram

(CNN) 米女優で活動家のアリッサ・ミラノさんは12日までに、新型コロナウイルスの抗体検査で陽性反応が出た後、頭髪が抜け落ちる状況が発生していることを明らかにした。

ミラノさんは3月に発熱や頭痛を感じて以降、新型コロナの症状に悩まされている。9日に自身のツイッターへ「新型コロナで頭髪がどうなるかを見てもらおうと思った」「どうか深刻に受けとめて」と投稿した。

添付された動画の中でミラノさんは濡れた髪にブラシをかけ、大量の頭髪が抜ける様子を説明。「一度のブラッシングでこれだけの髪が抜ける。新型コロナのせい」としたうえで、マスクを着用して感染抑止に取り組むよう呼び掛けた。

5日には、発症から2週間後の4月2日に撮影した姿だとして呼吸補助用のマスクを着けた自身の写真をインスタグラムに投稿してもいた。

現在は回復しつつあるものの、先週のCNNとのインタビューではこの段階で取るべき行動の指針がないことへの不安を表明。「心臓や肺の検査を受けた方がいいのかどうかわからない。血管系についての心配もある」と打ち明けた。

インタビューに同席した感染症の専門家は、この後の段階でなすべき行動がまだ確立されていないとする一方、ミラノさんのように依然として症状のある人は誰であれ、主治医の診察を受け続けるべきだとの見解を示した。
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35158030.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/741.html#c76

[近代史4] 中川隆 _ テレビ・ドラマ関係投稿リンク 中川隆
9. 2020年8月13日 07:29:00 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[4]
昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 藤木直人・上戸彩 高校教师 (TBS 2003年)
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/1001.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/195.html#c9
[番外地8] 自衛隊とか公共事業として営業してるだけだろ 中川隆
1. 中川隆[-11891] koaQ7Jey 2020年8月13日 09:02:22 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[5]

77 7
5 分前(編集済み)
自衛隊とか公共事業として営業してるだけだろ
北海道や沖縄が取られたら経済制裁すればいいんだよ
中国やロシアくらい簡単に崩壊させられるよ
公共事業としてならともかく真面目に戦闘する事に意味は無い
どうしても何かしたいなら核武装するのが一番安上がりだな
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/191.html#c1
[近代史3] 昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 藤木直人・上戸彩 高校教师 (TBS 2003年) 中川隆
3. 中川隆[-11890] koaQ7Jey 2020年8月13日 11:50:28 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[6]
ドラマ 新 高校ヘ師신 고교교사 第03話



http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/1001.html#c3
[近代史5] 中国人留学生は全員中国のスパイ 中川隆
1. 2020年8月13日 13:08:38 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[7]
米国「出て行け」 中国「来るな」…不安深まる中国人留学生
8/12(水) 14:39配信

中央日報日本語版
「どうすることもできない」。他国での生活はつらいが、故郷に戻るのも難しい。学びに来た国からも、故国からも歓迎されない。

米国に滞在する中国人留学生のことだ。米国では「中国スパイ」、中国では「ウイルス伝播主犯」扱いだ。過去にないほど深まった米中間の対立、終わらない新型コロナ感染拡大が中国人留学生をこうした環境に追い込んだ。

米国で留学中の中国人留学生は昨年基準で約36万人。米国で中国人留学生を眺める視線は良くない。中国人留学生の多くは中国政府の指示を受ける「スパイ」扱いを受けている。

英BBCは「米国政府は中国人留学生の一部は米国の先端技術を盗むスパイ行為をしていると考えている」とし「彼らは他の中国人留学生を監視する役割も担っているとみている」と報じた。

米国政府はこうした見方を行動に移した。6月初め、トランプ大統領は中国政府の支援を受ける中国人留学生と研究者の米国滞在資格を取り消した。「中国政府が軍事目的で学術機関と研究施設で米国の技術と知識財産権を不法に取得するのを防ぐため」というのがポンペオ米国務長官の説明だ。この措置で約3000人の中国人留学生のビザが取り消しになった。

このほか米国国内の反中ムードも中国人留学生を追い出している。米国で活動中の中国系作家リウウォンさんはBBCに「今年、米国でコロナ感染が拡大して以降、生命の危機をを感じて、銃を買って携帯している」と話した。

ジョンズ・ホプキンス大学で環境科学を専攻するティエスジョンさん(21)もBBCに「米国の反中感情が強まり、ここで過ごすのが怖い」とし「米国で博士学位を取得して定着する考えだったが、修士課程を終えれば中国に戻らなければいけないようだ」と語った。問題は中国も留学生の帰国を歓迎していない点だ。

米国は新型コロナ感染者が世界で最も多い。今も感染拡大が続いている。中国政府が米国から帰国する留学生を「リスク」と見なす理由だ。

留学生の帰国は原則的には認められるが、事実上難しい。中国行き国際線航空便は非常に少ない。中国政府がコロナウイルスが国内に流入することを憂慮し、便数を制限しているからだ。

莫大な帰国費用も事実上、個人が負担しなければいけない。香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)によると、在米中国大使館は4月に緊急帰国する人たちのためにチャーター機を準備しながらも、航空料と中国到着後14日間の義務隔離費用は自己負担だと案内した。

SCMPは「中国政府がコロナウイルス逆流入リスクを避けるために留学生に帰国を延期させ、米国に滞在するよう説得している」と伝えた。ティエスジョンさんは「米国は私たちを追い出すが、中国は帰国を認めない」と話した。

留学生に対する中国内部の視線も厳しい。BBCは「中国ソーシャルメディアでは米国で留学中の中国人に対し『激しい国内競争を避けて逃げたろくでなし』という見方をしている」とし「『今になってコロナウイルスを持ち帰る』という不満の視線もみられる」と伝えた。

「米中両国のサッカー試合であちこちに跳ねるボール」。エモリー大学に通うアイリス・リさん(20)は自嘲しながらこのように表現した。

◆米国・欧州では安心できない…中国人留学生が韓国に?

状況が変わる兆しは見えない。米中間の溝はさらに深まっている。米国の新型コロナ感染状況は事実上、第2波レベルだ。

こうした対立は、米国の次に中国人留学生が多い欧州やオーストラリアなどに広がる雰囲気だ。新型コロナ事態が長期化し、これら地域でも中国人を眺める視線が以前とはかなり違う。

こうした中、逆説的に韓国の存在が浮き彫りになっている。韓国で学位を取得した中国人博士の言葉だ。「中国人留学生のコミュニティーで韓国に対する関心が高まった」。

理由はこうだ。米国と欧州では中国人に対する差別が恐ろしく命を心配しなければならないほどだ。さらにこの地域に広がったウイルスも心配だ。それに比べて韓国は同じアジアであるうえ、新型コロナの危険も相対的に少なく、安心して過ごすことができる。現在のところ最も現実的な代案だ。

米国、欧州でなければ関心も向けなかった優秀な中国人学生の視線が韓国に向かっているという。新型コロナがもたらした逆説的な状況だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d12f46ded9b2e511e22d587872cf1d0e88e37ce
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/249.html#c1

[お知らせ・管理21] 2020年08月 困った時、意見、提案、相談などなんでも。管理人が24時間以内に必ず見るスレ 管理人さん
60. 2020年8月13日 16:17:12 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[8]
阿修羅掲示板でデマを撒き散らしている頭がおかしい投稿者のリスト

に パレオリベラル氏を追記

・パレオリベラル
・オリハル
・お天道様はお見通し
・魑魅魍魎男
・日高見連邦共和国
・けろりん
・BRIAN ENO
・櫻井ジャーナル 櫻井春彦
・てんさい(い)= 東海アマ
・小野寺光一
・仁王像
・西岡昌紀
・木村愛二
・こーるてん
・taked4700
・HAL
・ポスト米英時代=小沢内閣待望論
・佐伯まお=おおたこうじ=シノブ


阿修羅掲示板の中国工作員
・赤かぶ
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/609.html#c60

[お知らせ・管理20] これが阿修羅に巣食う電通工作員 中川隆
286. 中川隆[-11889] koaQ7Jey 2020年8月13日 16:17:49 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[9]
阿修羅掲示板でデマを撒き散らしている頭がおかしい投稿者のリスト

に パレオリベラル氏を追記

・パレオリベラル
・オリハル
・お天道様はお見通し
・魑魅魍魎男
・日高見連邦共和国
・けろりん
・BRIAN ENO
・櫻井ジャーナル 櫻井春彦
・てんさい(い)= 東海アマ
・小野寺光一
・仁王像
・西岡昌紀
・木村愛二
・こーるてん
・taked4700
・HAL
・ポスト米英時代=小沢内閣待望論
・佐伯まお=おおたこうじ=シノブ


阿修羅掲示板の中国工作員
・赤かぶ
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c286

[近代史3] 昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 藤木直人・上戸彩 高校教师 (TBS 2003年) 中川隆
4. 中川隆[-11888] koaQ7Jey 2020年8月13日 16:58:41 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[10]
ドラマ 新 高校ヘ師신 고교교사 第04話



http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/1001.html#c4
[近代史5] 北朝鮮からの脱出1945 僅かな判断ミスが生存を分けた 中川隆
1. 2020年8月13日 17:46:03 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[11]
2019年12月16日
在韓米軍の足跡 韓国建国前史から半島撤退まで

最初の反米運動は1945年の「解放」直後から


引用:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/fe/Anti-Trusteeship_Campaign.jpg/640px-Anti-Trusteeship_Campaign.jpg


1945年9月8日から韓国(南朝鮮)を守ってきた米軍が、ついに撤退する日が近づいている。


文在演大統領側近の大統領補佐官は「韓米同盟を破棄して中国の同盟国になり守って貰えば良い」と驚きの発言をしています。


米軍撤退後の事は分からないが、朝鮮半島における米軍の歴史を振り返ります。


米軍の恩恵を受けた地域ほど米軍を憎む謎


韓国で2002年に女子中学生2人が在韓米軍の装甲車にひかれる事故があり、全国的な反米デモが巻き起こった。


半島人の特徴としてこういう時は、客観的に物事を考えず、アメリカを悪魔や侵略者として厳しく糾弾します。

1990年代にフィリピンやアジア、欧州から次々に米軍が撤退し、撤退ブームと言うべき状況があった。

特にフィリピンの場合は民衆が一斉蜂起して反米運動を起こし、米軍を追い出すというドラマチックな展開だった。


米軍が撤退したフィリピンは非武装中立国家になり、西側の領海の殆どを中国に占領されたが、それはずっと後の事である。


不思議な事に反米運動で米軍撤退を迫っているのは、フィリピン、沖縄、韓国と米軍無しでは成り立たない地域ばかりでした。

米軍に最も恩恵を受けた地域の住民ほど反米意識が強い。


日本本土、ドイツやイタリアなど、米軍が居なくても自力で守れそうな地域ではそれほどでも無い。


現実世界で米軍への依存が強いほど、それを認めたくないという意識が働くのかも知れない。

フィリピンは植民地時代からずっと米軍が駐留していたが、裏を返すとフィリピンは世界最強の軍隊から無料で守ってもらっていました。

沖縄も同じことで米軍が駐留している限り、最強の無料用心棒を雇っているのと同じなのです。


韓国などは朝鮮戦争で一度は負けて国土の95%を北に占領されたが、米軍に奪還してもらったのが現在の領土です。

こうした米軍依存の国や地域ほど「米軍は必要ない。米軍には迷惑している」と言いたがるのは不思議です。

日本軍の半島撤退


意外というか当然というか、米軍は1945年に朝鮮半島南部を占領していた日本軍から、朝鮮の統治を引き継いだ。

韓国という国が出来る前、既に在韓米軍は存在していて後から韓国と韓国軍が創設されました。


1945年8月9日にソ連が日ソ不可侵条約を破棄して日本に宣戦布告しきました。


対する満州や朝鮮の日本軍は局地戦をしながら後退し、最後に本土へ帰還する計画を立てた。

日本に帰還するには海を渡らねばならないが、アメリカの海上封鎖で海路を塞がれていました。


この帰還作戦は日本がアメリカに降伏し、海上封鎖が解かれ兵士と居留民は帰国し、入れ替わりに米軍が朝鮮に上陸する事に期待していた。


そうならない場合には朝鮮半島の日本軍はソ連には降伏せず、ソ連軍と決戦し玉砕する事になっていました。

ソ連参戦が8月9日で昭和天皇が降伏を決めたのが8月10日過ぎ、終戦の詔勅(玉音放送)が録音されたのは8月14日だった。


8月13日に中立国を通じてアメリカには15日の降伏が伝えられていて、14日には目立った戦闘はなく、15日の玉音放送をもって日本軍は停戦した。


8月6日に広島、8月9日に長崎原爆投下し、米軍機は8月15日にも東京を爆撃している。

まさに一日を争うタイミングで、数日遅れたらソ連軍が北海道や朝鮮南部に襲い掛かってくるのは確実でした。


この時日本にとって切羽詰った問題は、米軍機による民間人への空襲を止めさせる事、米軍によってソ連軍を食い止める事でした。


大本営と関東軍は米軍の到着が早ければソ連に占領されずに済み、日本は分割を免れやがてまた独立できると計算した。

米軍の到着が遅ければ満州と朝鮮の日本軍と民間人数百万人が玉砕し、北海道や東日本はソ連の領土になってしまうでしょう。


9月8日に最初の米軍が仁川に上陸するまでの約1ヶ月間、弱体化した日本軍守備隊は強大なソ連軍と38度線で対峙した。


ソ連軍が攻めてくればソウルは一日で陥落し、1週間で朝鮮半島全体を占領されただろうが、何故か最後まで攻めてこなかった。

この1ヶ月間の空白は物資と軍隊を欧州から輸送するためという意味もあったが、ソ連首脳は特攻や玉砕を恐れない日本軍が兵力以上に強いと思い込んでいた。


アメリカは日本軍と本土で戦えば100万人以上の犠牲が出ると試算したし、ソ連軍もそうした見方をした。


特攻・玉砕はソ連軍を恐れさせ、食い止めたという意味はあったのかも知れない。

米軍の上陸によって日本軍は海路で帰国することが出来、韓国の統治権を米軍に引き渡した。

朝鮮戦争の米軍


日本軍の停戦は1945年8月15日だが、米軍が朝鮮に上陸したのは9月8日だった。

9月9日に朝鮮総督府がアメリカ軍への降伏文書に署名し、朝鮮半島で第二次大戦が終わった。


日本は満州も米軍に占領してもらいたかったのだが、軍に余裕が無いという理由で拒否されている。


1945年9月7日、米軍は南朝鮮に軍政を宣言し、1982年まで戒厳令を敷いた。

因みに「サウス コリア」(南朝鮮)をそのまま英語の国名として現在も使用している。

9月11日には軍政庁を作って統治を始めたが、中身は朝鮮総督府の朝鮮人役人達だった。


1948年8月15日に朝鮮総督府を公式に韓国政府とし、大韓民国を建国した。

即ち現在の韓国政府は、朝鮮総督府を韓国人に入れ替えた組織である。


独立2年後の1950年、米軍への反発や朝鮮半島の軽視から、米軍は韓国から撤退してしまっていた。


1950年6月25日、北朝鮮は突如として国境線を突破し28日にソウルを占領した。

頼みのアメリカ軍は、韓国の反米活動で「出て行け」と言われたので、韓国ではなく日本に居た。


米軍は最初日本からの空爆でお茶を濁したが、国連軍を結集して日本で準備している間に、韓国の大半を北に占領されてしまっていた。


北朝鮮軍は朝鮮半島の最南端の釜山まで快進撃を続けたが、そこには日本からの補給を受けた米軍が陣取っており、ようやく止まった。

北朝鮮軍が釜山を包囲したのが8月15日ごろで、9月15日に米軍が仁川上陸作戦を決行した。


北朝鮮軍は補給線が延びきったところで強力な敵に遭遇し、背後から上陸されて挟撃され、絵に描いたような大敗を喫した。


連合軍は38度線を突破して、中朝国境まで北朝鮮軍を追い込んだ。

ソ連軍と中国軍は「参戦しない」と言いながら参戦し、アメリカ軍は中国軍によって再び38度線に追い返された。

司令官のマッカーサーは中国への原爆使用を要求したが、大統領は将軍を解任し、中国と取引して停戦した。

これが朝鮮戦争で、韓国人は99%までアメリカ軍のお陰で命拾いをした。

戦後の在韓米軍


アメリカ軍のお陰で国土を守った事から、韓国における米軍の権限は強大な物になった。

韓国人は米軍によって抑圧的な生活をさせられていると感じ、反発を強めていった。


韓国人は米軍に感謝するどころか、敵とみなして反対運動を再開しました。


韓国政府は日本に対してもそうしているように、国民の敵意をアメリカ軍に向けさせ、政権への不満の捌け口に利用しました。

例えば韓国軍と韓国政府は朝鮮戦争の期間中、100万人以上の韓国人を「スパイ」として粛清していた。


だが米軍がもっと少数の韓国人を、同様の容疑で処分した方を大々的に宣伝して、自らの犯行を隠しています。


米軍による犯罪や交通事故も、韓国政府の犯罪を隠すために煽っている側面が強い。

米軍向けの慰安婦問題も、韓国政府が怒りを米軍に向けさせる為に煽ったのだが、意に反して国民の怒りは韓国政府に向った。


韓国では政府が批判され国民が不満を持つたびに、日本と米国を「いけにえ」にする事で批判をかわしています。


また韓国では米軍の存在で北と対立しているとか、統一の障害になっているという批判もされている。

たしかに北朝鮮が韓国を統治するには米軍は障害になっていて、文在演は米軍撤退を強く望んでいます。

2016年には規模縮小という名目で、韓国から在韓米軍は撤退する事になっていました。


撤退後も空軍の一部と、少数の陸軍は残る事になっているが米韓連合軍の指揮権は韓国に移譲される予定でした。


だが北朝鮮によるミサイル発射や核開発危機があったので、韓国は急に「撤退するな」と言い先送りになった。


今度はまた韓国が「撤退しろ」と言い出していて、アメリカもいい加減うんざりしている。
http://www.thutmosev.com/archives/35719532.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/264.html#c1

[近代史5] 北朝鮮からの脱出1945 僅かな判断ミスが生存を分けた 中川隆
2. 2020年8月13日 17:47:39 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[12]
2019年08月15日
終戦直前 韓国・北朝鮮を生み出した関東軍とソ連軍の駆け引き
ソ連軍が近づくと関東軍は戦わず、民間人を見捨てて逃げ出した。

画像引用:https://www.jiji.com/news/handmade/topic/d4_mili/sov808-jlp02617204.jpg

瀬戸際の駆け引き

現在の私たちは朝鮮半島の真ん中で北朝鮮・韓国に分かれた地図を当たり前に見ています。

だが1945年夏の朝鮮半島は現在とはまったく違う世界で、その後数が月の偶然によって韓国と北朝鮮が誕生した。

ほんの少し違っていれば半島すべてが共産主義の朝鮮民主共和国になったかも知れないし、一つの大韓民国だったかも知れない。

またソ連の領土の一部や、中華民国や共産中国の「朝鮮自治区」になっていた可能性がかなり在った。

全ては日本陸軍関東軍とソ連軍のかけひきによって進み、たまたま両軍が止まったのが地図上の「38度線」でした。

この38度線も関東軍の将校らが、たまたま地図上の線を目安に、ここを防衛線にしようと決めたのに過ぎませんでした。


始まりは1941年から45年の対米戦で、圧倒的優勢な米軍に対処するため、中国大陸や半島から優秀な将兵を太平洋戦線に移動させた。

優秀な人は太平洋に移動し玉砕したので終戦末期に大陸に残っていた兵士は、あまり戦力にならないと考えられたような人達でした。

こういう事情だったので関東軍上層部はソ連と戦う自信がなく、攻めてきたら逃げるという作戦を立てました。


日本の軍中枢である大本営は敗戦を確実視し、100万人以上いた日本人移民を全員見捨てて、関東軍だけが日本に帰国せよと命令しました。

1945年8月9日にソ連が日ソ不可侵条約を破棄して、日本軍が居ない場所を狙って前進してきました。

関東軍はあらかじめ少し後退していて、ソ連軍も日本軍が居ない場所だけ前進するという暗黙の合意が成立していました。


全ては僅かな偶然で決まった

ソ連軍はドイツを倒すため欧州戦線に全力を投入していて、極東の日本軍には勝てないとスターリンは考えていました。

欧州戦線のソ連軍を極東に移動させるには数か月かかり、その間日本軍と交戦してはならないと指示していました。

戦力としては極東ソ連軍の方が関東軍より優勢だったが、1939年のノモンハン事件では同じく劣勢だった日本軍に苦戦したからでした。


ノモンハンの戦闘で日本軍は弾薬が尽きても刀や槍で襲い掛かり、兵器や人数では圧倒的に優勢だったソ連軍の方が大きな損害を出していました。

関東軍は安全に撤退するため100万人の日本人移民には「ソ連軍と戦いに行く」と言って騙し、朝鮮半島まで撤退しました。

軍に見捨てられた日本人移民はソ連軍と中国軍らに襲われるのだが、これは本題ではないので省略します。


関東軍は将兵らの動揺を抑えるために、軍人の家族だけをこっそり38度線まで移動させ、8月15日までに主力部隊は38度線まで撤退しました。

関東軍は朝鮮半島南部を最終決戦の地と定め、もしソ連軍が38度線を越えて進軍したら、全軍が民間人とともに玉砕する計画でした。

と同時に関東軍はアメリカ軍が早く上陸するよう催促し、結局米軍は8月25日にソウルに到達しています。


ここで重要なのは「8月15日」は日本軍が勝手に停戦しただけで、ソ連軍が襲い掛かる脅威は続いていたのです。

関東軍はソ連軍を騙す事もしていて、広島長崎の原爆投下後に「日本の半分をソ連軍に引き渡す」という密約をしていました。

この約束は結局果たされず、自分が生き残るために日本を裏切ったのか、ソ連軍を足止めする高度な駆け引きだったのかは不明なままです。


中国や満州や北朝鮮に取り残された日本人100万人以上は、現地で大変な目に遭い、ソ連軍に捕らえられた日本兵のほとんどがなくなりました。

そしてたまたま関東軍が停止した38度線以南を米軍が占領し、そこが韓国になりました。

ソ連は北朝鮮を独立させる気はなかったが、韓国との対抗上なりゆきで北朝鮮を建国した。
http://www.thutmosev.com/archives/80699739.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/264.html#c2

[近代史5] 終戦時満州に取り残された日本人 ソ連兵と中国人は何をしたか 中川隆
1. 2020年8月13日 17:49:19 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[13]

終戦後 満州・朝鮮での「接待」とは

満州からの帰国者は被害者なのに加害者扱いされた

引用:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/007/257/52/N000/000/011/135139922049213111794_IMG_0002_NEW_20121028134020.jpg


日本人を捨てて逃げた皇軍

最近第二次大戦終了後の満州などで行われた「接待」が問題視されています。

この問題が特異なのは事件が1945年8月15日つまり終戦後に発生し、被害者の日本人は「加害者」に仕立て上げられた点です。

順に説明すると1945年8月、敗戦を確信した関東軍(日本陸軍の満州駐留軍)は大本営の指示を受け密かに全軍を南朝鮮に移動させた。

8月9日にソ連軍は満州に侵攻したが、本格戦闘には至らず「日本軍が下がった分だけソ連軍が前進」する戦略を取った。

極東のソ連軍は弱く、満州の日本軍が本気を出せばまだまだ強敵なので、日本軍が下がるのを待ったのでした。

8月9日に関東軍は満州脱出を開始したが、「我々はソ連軍と最後の決戦に向かう」と日本人をだまして夜逃げしました。


満州国の首都新京では数十万人の日本人居留民が日の丸の旗を振って送り出したが、実は朝鮮半島まで我先に脱走したのでした。

騙された日本人居留民100万人は押し寄せる中国人やソ連兵におそわれ、30万人から50万人が現地でなくなりました。

この時残された日本人居留民は中国人やソ連兵に命乞いするために、自分の娘を差し出して「接待」をさせました。

ソ連兵に日本人の女を差し出した

ソ連兵の規律は悪く、居留民の全てを奪ったので、カメラを没収され終戦後の満州の写真も残されていません。

それでも大勢が集まっていた新京では居留民が協力して大きな被害はなかったが、農村や朝鮮半島北部は深刻でした。

関東軍は黙って逃げ去ったので日本人はどうしたら良いか分からず、38度線まで逃げれば良いのに途中でとどまった人が多かった。


38度線の南側はまだ日本軍が駐留し規律が守られていたが、北側は無政府状態になった。

やはりソ連兵に命乞いをするため、避難民の中の年頃の娘を差し出しました。

また朝鮮人もソ連兵の気に入られようと、日本人をおそって金品を奪って差し出したり、娘をさらってソ連兵に差し出したりした。


そうしてソ連のお気に入りになった人間が後に北朝鮮で要職を占めることになった。

命からがら日本まで逃げ帰った人々は、戦後GHQの方針で「侵略者」と定義され加害者扱いされることになった。


このように接待をやらされた人や日本人居留民たちは、被害者であるにもかかわらず加害者のレッテルを貼られることになった
http://www.thutmosev.com/archives/78224941.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/265.html#c1

[近代史5] 北朝鮮からの脱出1945 僅かな判断ミスが生存を分けた 中川隆
3. 2020年8月13日 17:51:56 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[14]
1945年8月15日は昭和天皇の終戦の詔書がラジオ放送された日で、日本が連合軍に降伏した事になった。
終戦の詔書は8月14日に内閣が作成し、同日天皇が裁可し発布され、翌15日正午にNHKでラジオ放送された。

内容はポツダム宣言を受諾する事と、日本軍への停戦命令で、大本営は14日には全軍に積極的な戦闘停止を命令し、米軍側にも翌日の降伏を知らせた。

米軍は15日になっても、おかまいなしに本土空襲を実施し犠牲を出したが、この日を境に戦争は収束に向った。


これが当たり前だと多くの人は考えているが、天皇の命令で戦争が終わるのは、世界的に考えて例外と言っていい。

ドイツは降伏を許されず「本土決戦」のうえ全滅し、イタリアは大混乱の末に政府が転覆して軍が降伏した。

いずれにしろ、降伏する側の元首の都合で「今日で戦争やめる」と言い出したからといって、勝つのが分かっている戦勝側は同意しない。


ローマとカルタゴの戦争でカルタゴは廃墟にされたし、負ける側の都合など、勝つ側は少しも配慮してくれない。

ポツダム宣言で日本に降伏を勧告していたといっても、勝つ側は約束など守る必要がない。

戦争に負けた側は約束を破ったら罰せられるが、勝った側を罰する者など誰も居ないからです。

朝鮮総督府の最後

何故米軍が天皇の命令で戦争を辞めたのかは、一つには米国内でもソ連の脅威に備えて対日戦は終戦にしたいという意見が存在した。

終戦に積極的だったのは米国務省で、ルーズベルトやトルーマン大統領も、早期に終戦したいと考えていたようです。

米国は戦勝が決まっていたといっても、4年間の戦争でかなりの犠牲を出し、兵士や国民にも終戦への期待が高まっていた。


そしてソ連の脅威は現実になりつつあり、欧州の半分を占領し朝鮮半島や北太平洋にも進出していた。

アメリカ側にも「そろそろ終戦にしたい理由」があったから8月15日で戦争が終わったが、そうでなければ中東戦争のようにずっと続いたでしょう。

日本の外務省は中立国スイスで米側代表と交渉し、日本が提示した降伏条件を概ね受け入れるという言質を得ていた。


8月15日に戦争を終結させると決めた日本帝国は、日本が占領していた領土の保存に取り掛かった。

戦争が終われば日本軍は本土に撤退するが、その前に帝国から独立させて、日本の影響力を残したいと考えた。

まずタイは日本の同盟国だったのだが、日本軍が無理やり戦争に巻き込んだ事にして、急遽戦勝国にしてしまった。


朝鮮半島の北側はソ連が占領したが、南側は関東軍(日本軍)が守っていたので、これも独立させる事にした。

8月15日に朝鮮総督府は独立準備委員会をつくるよう独立運動家に命令し、タイのように独立させるつもりだった。

8月17日に独立運動家に施政権を名目上引き渡したが、米国側が拒否したので、翌18日に再び朝鮮総督府を復活させた。

アメリカは米軍が到着するまで、日本軍と総督府が統治するのを望み、その後は米国が信託統治するつもりだった。

http://www.thutmosev.com/archives/66414398.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/264.html#c3

[近代史4] 中川隆 _ アンティーク・オーディオ関係投稿リンク 中川隆
14. 2020年8月13日 18:26:53 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[15]
アルテックの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1070.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/109.html#c14
[リバイバル3] アルテックの世界 中川隆
1. 中川隆[-11887] koaQ7Jey 2020年8月13日 18:36:30 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[16]
アルテックのスピーカーが聴けるジャズ喫茶


仙台市 ジャズ喫茶カウント _ アルテックA5 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/407.html

福島市 ジャズ喫茶 ミンガス _ アルテックA5 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/410.html

長野市 ジャズ喫茶 シルバー・ビート _ アルテック 820A 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/613.html

道玄坂 ジャズ喫茶 JBS _ アルテック カーメル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/415.html

横浜 JAZZ喫茶 down beat _ アルテックA7
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/411.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1070.html#c1

[リバイバル3] アルテックの世界 中川隆
2. 中川隆[-11886] koaQ7Jey 2020年8月13日 18:56:02 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[17]
兵庫県 ALTEC システム Y様宅訪問記 | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12448858078.html

神戸市 アルテックの館を再訪問 | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12613158406.html

岡山県 Vintage Audio 店訪問記 ALTEC 604 | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12616010035.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1070.html#c2

[リバイバル3] アルテックの世界 中川隆
3. 中川隆[-11885] koaQ7Jey 2020年8月13日 19:09:20 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[18]
スピーカーの歴史

1) 蓄音機・電蓄と劇場用 PAスピーカー

@ 蓄音機

・ Victor Talking Machine Company Victrola Credenza (1925)
・ HMV HMV203 (1930)

▲△▽▼

A 電蓄(All Electric Phonograph)

・ アメリカ ジェネラル・エレクトリック(GE)の Chester W. Rice と Edward W. Kellogg が紙を振動板にしたコーン型スピーカーを考案 (1925)
・ Brunswick Panatrope with Radiola PR-6 (1926-27)
(Rice & Kellogg が世界で最初に考案した6インチ コーン型スピーカーを搭載)
・Decca Decola (1947) : モノラル仕様, スピーカー Goodmans×3, 出力管 PX25(Osram)×2
・Decca Decola (1953) : モノラル仕様, スピーカー Tannoy 同軸型ユニット, 出力管 PX25(Osram)×2
・Decca stereo Decola (1959) : ステレオ仕様, スピーカー EMI, 出力管 EL34(MULLARD)×2

▲△▽▼


⓷ 蓄音機の系統の劇場用 PAスピーカー

・ Western Electric WE551 Driver
http://mikami.a.la9.jp/audio/551/551.htm

・ Western Electric WE555 Driver (1926)
http://mikami.a.la9.jp/audio/starplayer/starplayer.htm
http://mikami.a.la9.jp/audio/we555_r1/we555_r1.htm
http://mikami.a.la9.jp/audio/we555_r2/we555_R2.htm
http://mikami.a.la9.jp/audio/expr2023/expr2023.htm


・ G.I.P.Laboratory GIP-555 - 555W : WE555 ドライバーのレプリカ
http://www.gip-laboratory.com/seihin555.html

G.I.P.Laboratory Western Electric WE555 のレプリカ・ドライバーを使ったスピーカーシステム

@) G.I.P.Laboratory GIP-12A horn system : Western Electric WE555 のレプリカ・ドライバー使用
片チャンネル寸法: W:1143 × H:1715 × D:1194, 片チャンネル重量 92kg
http://www.gip-laboratory.com/seihin12system.html

A) G.I.P.Laboratory GIP-30154 horn system : Western Electric WE555W のレプリカ・ドライバー使用
片チャンネル寸法: W:1735 × H:1336 × D:660, 片チャンネル重量 280kg
http://www.gip-laboratory.com/seihin30154hornsystem.html

▲△▽▼

C 劇場用 PAスピーカー

・ Western Electric 594A Driver (1933)
http://mikami.a.la9.jp/audio/we594a/we594a.htm?.tok=bcwjY6SBu.hmxIxe&.dir=/594A&.src=ph
http://mikami.a.la9.jp/audio/24a594a/24a594a.htm
http://mikami.a.la9.jp/audio/freqadjust/freqadjust.htm

・ G.I.P.Laboratory GIP-594A : WE594A ドライバーのレプリカ
http://www.gip-laboratory.com/seihin594.html


G.I.P.Laboratory Western Electric WE594A のレプリカ・ドライバーを使ったスピーカーシステム

@) G.I.P.Laboratory GIP 7396 system : Western Electric WE594A のレプリカ・ドライバー使用
片チャンネル寸法: W:1735 × H:1336 × D:660 , 片チャンネル重量 280kg
http://www.gip-laboratory.com/seihin7396system.html


A)G.I.P.Laboratory GIP-7331 system : Western Electric WE594A のレプリカ・ドライバー使用
片チャンネル寸法 : W660 × H1130 ×D950, 片チャンネル重量 100kg
http://www.gip-laboratory.com/seihin7331system.html


B) G.I.P.Laboratory GIP-7003 system : Western Electric WE594A のレプリカ・ドライバー使用
片チャンネル寸法 : W1410 ×H1150 ×D1097
http://www.gip-laboratory.com/seihin7003system.html


C) G.I.P.Laboratory GIP-5003 system : Western Electric WE594A のレプリカ・ドライバー使用
6〜10畳のリスニングルーム用
http://www.gip-laboratory.com/seihin5003system.html

・ ALTEC LANSING The Voice of the Theater A5system (1945)
・ ALTEC LANSING The Voice of the Theater A7system (1954)
・ ALTEC LANSING 615B (1968)
・ Western Electric LONDON 2080-A、2090-A
・ VITAVOX BASS BIN (1980年)

・ KLANGFILM Early systems (1928 - 1931)
http://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10392&i=10505

・ Klangfilm Europa (early version, 1932) 
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10392

・ Klangfilm Eurodyn (1945)
https://www.klang.jp/index.php?ci=10392&i=10396

・ Siemens Wide Angle
http://audio-heritage.jp/SIEMENS/speaker/c70233-b5016-a11.html
https://www.hifido.co.jp/sold/?KW=&G=0201&LNG=J&O=0&L=10&C=08-38901-24205-00


適合アンプは Western Electric, Westrex, Klangfilm, Telefunken の真空管アンプ

▲△▽▼

2) 劇場用 PAスピーカーを家庭で使える様に変更したスピーカー

@ Western Electric の系統

・Western Electric 755A (1947) : インピーダンス 4Ω, フィックスドエッジ, 列車の車内放送用として開発, 建物の壁や天井に埋め込んで使用する
http://mikami.a.la9.jp/audio/we755a/we755a.htm

・Western Electric KS-14703 (1950) : インピーダンス 4Ω, フィックスドエッジ, ALTEC でアッセンブルした 755A 同等品
http://www.jupiteraudio.com/2145/2145.html

・ALTEC LANSING 755A (1954) : KS-14703 でインピーダンス を 4Ω から 8Ωに変更

・ALTEC LANSING 755B (1954) :インピーダンス 8Ω, 755A のフィックスドエッジからフリーエッジに変更

・ALTEC LANSING 755C (1963) : インピーダンス 8Ω, 755B のアルニコマグネットをフェライトマグネットに変更

・ALTEC LANSING 755E (1968) : インピーダンス 8Ω, フリーエッジ, フェライトマグネット
通称”パンケーキ”
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/c003aa45613620602ef65da5e4ed65f5

・ SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋) LM 755A (2012) : Western Electric 755A の粗悪なレプリカ, 12万円・ペア/税抜
中国 Line Magnetic社製
(WE755A が KSランドセル(KS12046)ボックスと組み合わされた事は過去には無い)
https://www.kit-ya.jp/products/detail/723

・JENSEN G-610B Triaxial (1950年代頃)
・Electro-Voice Patrician 800 (1950)
・Electro-Voice Georgian (1950年頃)
・Electro-Voice Baronet (1952)
・JBL D130(1948)
・JBL LE15A (1962)
・JBL LE8T (1962)

・ JBL Hartsfield D30085 初期型 (1954) : 2 wayシステム, ドライバー 375SIG + ウーファー 150-4C
・ JBL Hartsfield D30085 中期型 (1959〜1963) ; 3 wayシステム, ドライバー 375SIG + ウーファー LE15A + トィーター 075
・ JBL Hartsfield D30085 replica 1 (1970年頃) : 外見だけ同じで中身は別物
http://island.geocities.jp/umanose8818/harts/hartsfield.html

・ JBL Hartsfield D30085 replica 2 (2017) ケンリックサウンド復刻版 : 630万円・ペア/税抜
http://jbl43.com/?pid=57641713

・JBL Paragon D44000 (1957)
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/paragon.html
http://fukuroo3.com/paragon1.html
http://fukuroo3.com/paragoninfo.html
http://fukuroo3.com/paragon55.html

・ JBL Paragon D44000 replica (2013) ケンリックサウンド復刻版 : 548万円・税抜
http://jbl43.com/?pid=49469572

・JBL Olympus (1960年)
・BOZAK B-410 Moorish The Concert Grand (1951)
・BOZAK B-4000 Symphony No1 (1966)

適合アンプは Marantz, Machintosh の真空管アンプ

▲△▽▼

A Western Electric LONDON の系統

・Goodmans Axiom80 prototype (1934) : 軍事施設内での PA用スピーカーユニット
・Goodmans Axiom80 origina (1948) : E.J.Jordan が Axiom80 をオーディオ用に転用する為に ARU付エンクロージャーを開発し、再生産
・Goodmans Axiom80 replica 1 (1970年代) : 補修部品で復刻。オリジナルと同等のコーン紙を使用している。
・Goodmans Axiom80 replica 2 (1984) : オーディオ・ニックスで復刻(約1000本)。 カンチレバーの材質(ベークライト)を変更、コーン紙はオリジナルより厚くしている。

・VITAVOX CN-191 Corner Horn (1947)
http://audio-heritage.jp/VITAVOX/speaker/cn-191.html

・VITAVOX CN-191 Corner Horn 復刻版(2012) : 400万円・ペア/税抜
http://www.imaico.co.jp/vitavox/
https://audiodripper.jp/vitavox-cn191-used


・PARMEKO LS/1
・Tannoy Monitor Black (1947〜53)
・Tannoy Monitor Silver (1953〜57)
・Tannoy Monitor Red (1957〜67)
・Tannoy Monitor Gold (1967〜74)
・Tannoy HPD385 (1974〜76)
・Tannoy HPD385A (1976〜79) :タンノイ最後のアルニコ仕様
・Tannoy HPD315 (1974〜79) :タンノイ最後のアルニコ仕様
・Tannoy DC386 (1979〜 : この時期からアルニコからフェライトへ変更になる
・Tannoy K3808 (1979〜 : この時期からアルニコからフェライトへ変更になる
・Tannoy Corner York 15in (1950)
・Tannoy Corner York 12in (1950年代後半)
・Tannoy Autograph (1953) : 15in
・Tannoy Autograph Millennium (2001) : 500万円・ペア/税抜
・Tannoy Landsdown (1954) : 12in
・Tannoy GRF (1955) : 15in
・Tannoy Canterbury (1950年代後半): 12in
・Tannoy Chatsworth U (1950年代後半) : 12in
・Tannoy V-LZ in Cabinet (1961) : 10in
・Tannoy Rectangular York (1967) : 15in
・Tannoy Rectangular GRF (1968) : 15in
・Tannoy Arden (1976) : 15in
・Lowther TP-1 typeA (1954) : 16cmコーン型(PM3)
・Lowther TP-1 typeD (1968) : 16cmコーン型(PM3)
・Lowther Acousta (1957) : 16cmコーン型(PM6)
・Lowther Audiovector (1958) : 16cmコーン型(PM2mk1、PM4)
・Lowther Dual-position Acousta (1966) : 16cmコーン型(PM6)
・Lowther Mini Acousta (1967) : 16cmコーン型(PM6mk1)
・Lowther Auditorium Acousta (1972) : (前面)16cmコーン型(PM6mk1), (背面)16cmコーン型(PM6)

・Lowther Super Acousta (1972) : 16cmコーン型ラ2 (PM6、PM6mk1)

・Wharfedale Super 15, Super 12, Super 8, Super 3 (1950年代)

・Wharfedale Airedale (1950年代中頃)

・Wharfedale W70 (1950年代後期)

・Wharfedale SFB/3 Deluxe (1960年代)

・Hartley Concert Master VI

適合アンプは Lowther, Leak, Tannoy, QUAD の真空管アンプ

▲△▽▼


3) アメリカのモニター・スピーカー

・Western Electric TA7388 (1930年代) :  映写室用モニタースピーカーシステム , フルレンジスピーカーユニット TA4189 + TA7355メタルキャビネット + WE95A アンプ
https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/660c449fabb8b587763c63e6ac6199f9
http://www43.tok2.com/home/temasumo/article/2006/r-tec0601_(03)WE398A-single-monitor-power-amp_AtarashiT.pdf

・G.I.P.Laboratory GIP-225 system : フルレンジスピーカーユニット TA-4189A のレプリカを使った2ウェイ 2スピーカー・フロントロードホーンシステム
片チャンネル寸法 : W:480 × H:940 × D:460
http://www.gip-laboratory.com/seihin225system.html


・ALTEC LANSING 601 (1943)

・ALTEC LANSING 604 (1945)

・ALTEC LANSING 604E (1967)

・ALTEC LANSING 605B (1967)

・ALTEC LANSING 601-8D (1970)

・JBL 4320 (1971)

・JBL 4350 (1973)

・JBL 4343/4343WX (1976)

・JBL 4344 (1982)

・JBL 4348 (2002)

・JBL 4311B/4311BWX (1979)

・JBL 4312 (1982)

・UREI 811B (1984)

・UREI 813 (1984)
・Westlake Audio TM-1 (1971)

・Westlake Audio TM-2 (1974)

・Westlake Audio HR-1/HR-2/HRV-2 (1979)

・Westlake Audio TM-3/TMV-3/TM-4 (1981)

・Westlake Audio TM-1/TM-2mkII/TMV-2mkII (1982)

・Westlake Audio TM-6 (1982)

・Westlake Audio HR-7F (1982)

・Westlake Audio BBSM-6 (1982)

・Westlake Audio BBSM-10 (1984)

・Westlake Audio BBSM-15 (1990)

・Westlake Audio Referenceシリーズ Tower SM-1 : 4100万円・ペア/税抜

・Westlake Audio Referenceシリーズ SM-1F

・Westlake Audio Referenceシリーズ TM-3
http://www.avseartron.com/Referencer_series.html


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1070.html#c3

[リバイバル3] ハイエンド・スピーカーの世界 中川隆
151. 中川隆[-11884] koaQ7Jey 2020年8月13日 19:22:14 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[19]

アルテック(Altec)A7、A5 という往年のプロ用スピーカーを例にします。

世界中のコンサートホール、映画館用のスピーカーで、今も、あちこちのホールで使われているものです。アルテックA7、A5の能率は、105dbにも及びます。90dbと比較すると、15dbも違いますから、3dbが5回分です。能率90dbのスピーカーとの音量差は、32倍です。能率の計算は、2×2×2×2×2です。

32倍も音量が違うということは、能率90dbのスピーカー、YAMAHA NS1000Mで、100Wのアンプを使わなければ鳴らせなかった場所でも、能率105dbのスピーカーさえあれば、たったの3W程度で、同じ音量で鳴るということを意味します。

ウエスタン・エレクトリックという迷路


欧米のハイエンド製品を手にしても満足が得られなかったユーザーは、次に禁断の世界に入り込みます。

ご承知の通り米国の頂点、ウエスタン・エレクトリック(WE)の扉を開くことになります。

この時、この道を歩む人は冷静さを失っていました。なぜならば、WEの機器を使用している環境や背景を全く考慮していなかったからです。

この時代の米国には優れた業務用の機材がたくさんあります。1920年以降米国の優れたエンジニアは通信や映画産業に関わりをもちます。その結果WEのみならずRCAやランシング、アルテック等がすばらしい製品を生み出しました。しかしこれらのポテンシャルが如何に優れていても映画館や大きいホールで発揮されるものです。

少なくとも50畳以上の部屋があればある程度本来の能力を発揮するとは思いますが、こうした恵まれたリスニングルームを所有できる人は例外中の例外ではないでしょうか?
私もかつては、音楽再生ではWE594Aを上回る最高級ドライバーといわれるランシングのドライバーに、ウーファーの最高傑作の一つであるRCAのユニットをダブルで使用しました(もちろんフィールド型ユニットです)。 ベートーベンのシンフォニーをかけると30m離れた隣地のテニスコートで、街の雑音に打ち消されることなく明確に聞こえ驚きました(駆動アンプは300Bシングルで最大出力は7Wです)。

なんと家の中よりはるか離れた外の方がしっかり聞こえるのです。ここにWEの業務用機器の本質があるのではないでしょうか?

多量の空気があって初めて素晴らしく聞こえるのです。

また、現存するこれらの機器で良品は少なく、その上相当高額です。家一軒分をつぎこんでも多くの人はオーディオのターミナル(終着駅)とは感じないようです。 日本人特有の舶来信奉とWEという究極のブランドがそうさせるのかも知れません。

http://www.rrltd.co.jp/rrplaza/episode/vol04.html


スピーカーの能率


■能率の低いスピーカーは鈍感でボロいものしかありませんから、騙されてはなりません。

■80db台の低能率の「ボロい」スピーカーなどに数十万円も支払っていてはなりません!

■高能率スピーカーはレンジが狭いなどというデタラメがあちこちに書き込まれています(要注意!)。


スピーカーの能率は、オーディオの最も重要な基本事項であって、まず最初に知るべきことです。スピーカーには、「能率」という表示がされています。それは、「db」という単位で表示されています。ごく普通の能率のスピーカーは、その能率は、90dbくらいでしょう。ヤマハのNS1000MやNS10Mあたりのスピーカーで、能率90dbです。

能率が3db違いますと、音量が、2倍違います。87dbの能率のスピーカーは、能率90dbの、NS1000Mに比べて、同じワット数を入れても半分の音量しか出ません。逆に、能率93dbのスピーカーは、同じワット数を入れても、能率90dbのYAMAHA NS1000Mあたりのスピーカーの、2倍の音量が出ます。

さて、ここから先が重要です。能率が6db違っていますと、2×2=4倍違います。9db違いますと、2×2×2=8倍の音量の差になります。

アルテック(Altec)A7、A5というような往年のプロ用スピーカーを例にします。世界中のコンサートホール、映画館用のスピーカーで、今も、あちこちのホールで使われているものです。アルテックA7、A5の能率は、105dbにも及びます。90dbと比較すると、15dbも違いますから、3dbが5回分です。能率90dbのスピーカーとの音量差は、32倍です。能率の計算は、2×2×2×2×2です。

32倍も音量が違うということは、能率90dbのスピーカー、YAMAHA NS1000Mで、100Wのアンプを使わなければ鳴らせなかった場所でも、能率105dbのスピーカーさえあれば、たったの3W程度で、同じ音量で鳴るということを意味します。

スピーカーの品質、能率は、時代とともに、どんどん落ちているかのようです。ひどいスピーカーですと、能率がたったの84dbしかない小さなスピーカーが、50万円や100万円近い値段であったりします。その84dbという能率と、105dbという能率で、再計算してみます。

2×2×2×2×2×2×2=128倍の音量差です。

能率84dbのスピーカーで普通に聞くのに、50Wのアンプが必要だとします。能率105dbのアルテック A7、A5というようなスピーカーには、たったの、0.4Wのアンプがあれば十分です。1Wもいらないです。

1930年代頃のWE(ウェスタンエレクトリック)の38センチや46センチ口径などのフィールドスピーカーというような類のスピーカーの能率は、実に、115dbもあります。こればかりは、あまり知られていません。

115dbー84db=31dbの能率差です。

2を10回かけた数字より上ですから、1024倍よりも上で、1200倍くらいでしょうか。仮に、3万ワット×2のステレオアンプがなければ、84dbのスピーカーでは、武道館でのコンサートは出来なかったとします。しかし、能率115dbのフィールドスピーカーを持ってくれば、たったの25W×2のステレオアンプで、つまり、クラウンD45で、武道館ですら鳴らせるということを意味しています。コンサートホールだから大きなアンプが必要なわけではなく、スピーカー次第、全くもって、スピーカーの能率次第です。

数字が大きすぎて分かりにくいかもしれません。能率84dbのスピーカーに100Wのアンプをあてがうとします。115dbのフィールドスピーカーに、0.083Wのアンプをあてがうのと、全く同じ音量です。0.1Wもいらないことになります。

このことを知っているか知らないかによって、アンプの選択は、根底から変わってしまうと思います。スピーカー次第で音量が簡単に100倍以上、場合によっては、1000倍以上も違ってしまうのですから、50Wのアンプか100Wのアンプかなどという選択など、まったく無意味であることは、誰にでも分かることです。

また、能率90dbのスピーカー、ヤマハのNS1000Mなどで10Wもあれば十分過ぎるほど十分な爆音が出ます。したがって家庭での使用に300Wや500Wなどのアンプなどは、全く不要であり、音も悪いので、使う意味があるとは思えません。

ただし、能率115dbというような、WE(ウェスタンエレクトリック)のフィールドスピーカーの本物は、あまりにも高性能過ぎて、非常に危険なものであるうえ、非常に高額です(誰が本物のF1マシンを運転できましょうか?)。絶対に近づかないでください。

あまりにも鋭く敏感であるゆえ、セッティングできるはずがありません。この種のものを使い切るには、クラウンD45など、プロ用の中でも、小型の、超高性能アンプが、まず第一に必要ですが、それだけでうまくいくとは思えません。近づかないほうが無難です。

オーディオやスタジオモニターには、100dbくらいの超高性能ではあるが、危険というほどでもないという程度のスピーカー、100dbというのは、そのギリギリのラインですが、そのあたりこそが理想的でしょう。


プロの中のプロのレコーディングエンジニアが低能率スピーカーを斬る!


○○○のスピーカーはモニターには不適切です。 音の輪郭は出ていますが音楽の表現が薄い状態です。

理由は簡単で能率が88dbのスピーカーでは音楽の微妙なニュアンスは表現出来ておりません。その具体的な例を書きます。

高能率のスピーカーでは例えばリバーブの消えて行く様子が最後まで聞き取れますが、低能率のSPではあるレベルまで小さく成るとストンと消えてしまいます。そうとう大きな音で再生しなければ繊細で微妙な弱音まで聴こえず、大きな音は部屋の影響も大きく、多くのその他の問題が生じます。今回、貴殿に送ったCD「b-flat」高能率のSPと低能率のSPでは聴こえ方が全く違います。ぜひ同じ音量で聞き比べして下さい。


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Bさんのコメント: 能率88dbのスピーカーでは、本当にダメだった!

実は、小型スピーカーを「○○○○sch ○○-51?」に買い替えまして能率の違いに驚いているところです。


今までは88dbでしたが、今度は92db。その差は4db。音量の差もさることながら音の濃さが全然違う。

88dbでは「リバーブが消える。」と書いてあった記憶がありましたが、まさにそうですね。


ネットで見た「スピーかーの能率の差」という事で面白かったのが、低能率のスピーカーでは「さっきの音は無かった事にしておこう。」とありました。

つまり、その情報に音として反応出来ない。低能率スピーカーはまさに鬼門ですね。

聞き比べると、全く面白くない。全然音楽じゃないです。ゴミというのがよくわかります。

スピーカーの能率が90dbを超えないとアンプの性能の比較は出来ないんじゃないでしょうか?

88dbという低い能率のスピーかーですと音が薄くて判別が難しい。92dbあると細かい音がよく出ます。非常にリアルで、分解能力にアンプの限界すら感じます。

とにかく、出てくる音が段違いで楽しいです。

http://www.procable.jp/setting/03.html

個々の機器は小さな原子核反応炉のようなものであり、それが相互に結びつくと、大きな反応体として動作していると想像してみてください。 私自身の体験からいって、反応炉どうしが反応し合わなければ、いかに大型フロアスピーカーでも、ラジカセ並みの音しか出ません。 

デッカアーク型スピーカーを例に挙げてみましょう。 キャビネットに組み込まれているグッドマン社製20cmフルレンジユニットのマグネットは、500円硬貨より少し大きい位で一見非力なスピーカー。 それに極めて小さな出力(1Wそこそこ)のパイ社製ブラックボックスアンプリファイアーを接続すると、50畳あまりのオフィスいっぱいに良質な再生音で満たされるます。 それを一度聴いていただければ、たちどころに反応力というものを理解していただけます。 現代の数百ワット出力アンプリファイアーを使用して低能率スピーカーを駆動するのとは、まったく異なったスタイルで動作しているとしか考えられません。 

ここに電気信号再生の本質的な問題の根源があります。 ヴィンテージオーディオの時代、電気信号の伝達に使われる電流の量は、質的なものを伝える為だけ有れば十分でした。 電気信号という船を浮かべ進めるだけの水量があれば、それ以上必要はなく、それ以上あると、かえって反応力を損なってしまうのでした。 それゆえにむやみな大出力アンプは製造されませんでしたし、必要もなく、当時のスピーカーに接続しても良い成果は決して得られません。 例をあげてみましょう。 今日のヴィンテージオーディオファンであればどなたでも御存じである、WEのトーキー用スピーカーで説明してみます。

WEシアターサプライスピーカーは、基本的に低域、高域にホーンロードをかけています。 そのため巨大なものになり、初期の555レシーバーをフルレンジに使ったシステムでも長大なホーンロードと開口部が必要です。 のちのTA4181Aと594A型ユニットを搭載したミラフォニックシステムは、さらに巨大な仕掛けのものになります。
 
スピーカーは大きいのに、アンプリファイアーの出力はとりわけ大きなものではなく、555レシーバー専用アンプリファイアーであった41、42、43アンプリファイアーでも、今日のトランシスターアンプ出力から考えれば、特別大きな出力ではありません。 そうした比較的小出力で劇場での使用に耐え、なおかつ効果的な広告が可能です。
 
WEのトーキーシステムの中で働いている、電気信号自体の性質が、現代のオーディオとは全く別の力を保持しているのです。 それこそが核反応的な連鎖であり圧縮、拡張と言うやり取りの後に、再生結果として提示されるのです。 ただアンプリファイアーが連結して圧縮、拡張を行っていっても、そのままでは核反応を発生させることは出来ません。 問題は電気信号の圧縮と拡張が、何のために行われているかです。 

今日のオーディオでは、この圧縮と拡張は利得を得る為であるとか、アンプリファイアーの出力の増大として解釈されていますが、この時代のシアターシステムはそうではありません。 それは電気信号の加工に使われたのです。 加工され、可変された電気信号は、アンプリファイアーの出力という船に乗って、スピーカーに送り届けられ確実に爆発します。 しかしこれだけでは核反応爆発力を長続きさせることは難しい。 確実に誘爆させ、それを連続的爆発に導くには、スピーカーを臨界に保ち、いったん電気信号が入ったらそのまま臨界点に達する様にしなければなりません。 

そこでコンシューマーユースホームオーディオとは、全く別の仕掛けを持った機材が必要になってきます。 WEのアンプリファイアーがその大きさの割に出力が小さいのは、ここに仕掛けが施されているからです。 出力より反応力の方に重きを置いたアンプリファイアーだったのです。 アンプリファイアーに限らず、光学式サウンドトラックフィルムの入力から、終段のスピーカーシステムに到るまで、あらゆる個所に反応する仕掛けが仕込んであります。 つまりWEのトーキーシステム全体が反応体の固まりであり、そのシステムブロックの一個一個が原子核反応炉みたいなものです。 こうした仕掛けがあるからこそ、小さな出力であっても大規模な拡声が可能です。 逆にいえばWEのスピーカーシステムの優秀さの証しでもあります。 

およそWEのトーキーシステム全体を見渡し、その反応力の値を考えた場合、もっとも強力な力を示すのはスピーカーです。 WEに関わらずRCAやヴァイタヴォックス、BTH、アルティック等のシアターシステムのスピーカー能率は大変高く、標準的には1W入力あたり105〜110 dbほどになります。 これはコンシューマーユースのものと比べればかなりの高能率であり、音圧も出るのですが、それはあくまで1W入力時の話です。 劇場で使用する際は、もちろん1Wで済むはずがありません。 当然もっと多くの入力信号を送ることになりますが、さて、ここで能率と音圧の秘密をお話ししなければなりません。

WEのトーキースピーカーは、入力信号の上昇に対してリニアに追従して働きます。 入った分だけ音圧が大きくなるのです。 なんだそれは当り前ではないかと思われるかもしれませんが、失礼ですがそう思う方は真のトーキー用スピーカーの何たるかを知らず、ちゃんと聴いたことが無い方です。 何故ならWEだけでなく真のトーキー用システムが、圧縮、拡張、反応力の三つの力を総動員して、核反応力を発生させたなら、人間はそのすさまじい音圧にリスニングルームに座っていることすら不可能です。 トーキーシステムとはその様なものです。

 スピーカー自体の入力信号に対する変換効率、能率がコンシューマーユースのものとはまったく別物であることを意味しています。 WEトーキーシステムにとってスピーカーの能率とは、再生音における最低保証値であり、1W入力−105/110dbという値は、アイドリング時のエンジン回転数と同じ状態にあるのです。 

ところがこの値はコンシューマーユースにあってはこの値はむしろ、最大音圧レベルに近いものであり、これを考えると両者のIW入力−105−110dbという値は業務用の場合は最低値を示し、コンシューマーユースは最高値であると言うことになります。 そして反応力という立場からみると、両者の能率、音圧レベル特性値とは、1W入力に対する反応力の値であるということに思い当たります。 これがマジックです。 

私達はこのことを知らずに来てしまった。 

確かに能率という面から見ればシアター用スピーカーは1Wでも鳴ります。 しかしそれは反応力がなければ、ただ鳴っているだけです。 シアタースピーカーシステムを鳴らすには、たとえ1Wでも確実に核反応を発生させるアンプリファイアーでなくては、シアタースピーカーの真の能力を示すことは出来ません。 しかしシアタースピーカーを家庭で使用する場合、そのほとんどが核反応力が殺されているのが現実です。 そうでなければ、すさまじい音圧レヴェルでレコードを鑑賞することになり、これは劇場かそれに準じるスペースを確保されている方にのみ許されることです。 

たとえ、そうした空間で映画を上演するならまだしも、レコードを再生するとなると、それは家庭で鑑賞するために制作されたレコード本来の音質とは程遠いものであるのは、ユーザーご自身が良くわかっていることでしょう。 それでは反応力で動くスピーカーが、他の様式で動作して生み出される再生音は、どうでしょうか。
 
シアターサプライ用システムを開発した会社は、家庭での音楽の繊細な表現に用いるためのコンシューマーユースも研究開発しました。 シアターシステムを家庭でそのままレコード再生に使用するとなると単なるPAにすぎなくなり、ホームユースオーディオシステム全体が難聴患者のための拡声機となってしまいます。 したがって転用するにあたって、シアター用とはまた異なる仕掛けが必要になってきます。 特にフォノイコライザーとその後のラインプリに重きを置き、多種多様な可変機能を付属させていきます。 それはレコードという音楽媒体に対して反応させるものです。 一時流行した入力信号を可変させないプリアンプが、大出力パワーアンプと組み合わされた時、拡声機的な再生音となることを思い出していただきたいのです。 

こうした拡声器的再生音は、ヴィンテージ時代のハイフィデリティではまずありえないものでした。 信号とは可変されるもの、というのがポリシーだったからです。 

それではここでシアターシステムスピーカーを汎用転用して、ホームユースとして製造されたモデルについて書いてみましょう。  これらの品は生まれはPAですが、ホームユース品として販売され、なおかつ評判も良いスピーカーシステムです。 米国JBL・ハーツフィールド、パラゴン、エレクトロヴォイス・パトリシアン、英国ヴァイタヴォックスコーナーホーン型等がざっと思い当たります。 アルテック、A7、A5を入れなかったのは、これらは完全なPAであるためです。 又独オイロダインもPAの部類に入るので書きません。 

上記のスピーカーシステム群における共通点は、クリップシュ型の変形コーナーホーンを採用していることです(パラゴンはフロントロードですが。 これらのスピーカーシステムは、一見1Wあたりの入力をコンパクトなボディで、シアターシステム並の音圧レベルを得る為のものにみえますが、実際にPAとして使うと問題が生じます。 PAにとって必要欠かさざる音の到達距離がより短いのです。 確かに家庭用としては他の形式のものより、格段に音は飛びます。 しかし、純粋なシアターPAと比べるとかなり落ちるのです。 

私はこれを試したことがあります。 アルテック1570Bアンプリファイアーで音圧レベルは小さな劇場並みで実験したのですが、10mまではヴァイタヴォックスコーナーホーンもロンドン・ウエストレックスホーンシステムも、音圧と浸透力いずれも変わりません。

 15mを過ぎると途端にヴァイタヴォックスの方が落ちてきて、20mを過ぎると完全にウエストレックスによる再生音が到達してきます。 これは1570Bの入力ボリューム目盛6くらいのポジションでのことで、ゲインをもっと開放するとその差はさらに広がります。 これがクリップッシュ型コーナーホーンの特性で、ハーツフィールド、EVパトリシアン、英ヴァイタヴォックス各社が、コーナー型クリップッシュホーンを用いたのは、業務用機のPA臭を取り除き、ホームユース用に仕立てる為、絶妙なる仕掛けを仕込んだからです。
 
これらはいずれもコーナー型である為、中高音用ホーンがリスナー正面に向くことはなく、中高域を反射させてきつくなるのを避けています。 それでもコンプレッションドライバーの再生音は、他のコンシューマーユースのモデルと比較すれば相当エネルギーは強いのです。 そこで製作者は、中高音ホーンをキャビネットでカバーしたのです。

 ヴァイタヴォックスコーナーホーンや、EVパトリシアンの中高音ホーンがキャビネットに内蔵されているのは、ただ全体としてのデザインを考慮しただけではなく、それなりの理由があります。 ヴァイタヴォックスコーナーホーンの中高音カバーを取り去ると、再生音は途端にPAくさくなります。 そして低音ホーン開口部面積と、中高音ホーンの開口面積比率にも念入りに計算された意味があります。 中高音ホーン開口面積に対し、低音ホーンの開口面積はかなり大きくなっており、それはとりもなおさず、ホームユース的に豊かな低音再生を狙ったがゆえなのです。
 
反応力という観点から見れば、反応力自体をコントロールしていることにもなります。

 それは事実であり必要なことでもあります。 ホームユースは最大音圧というものが限定されているからです。 それは慎重に製作者側の意図する所によって音響デザインされており、シアター用スピーカーをホームユースに使われる方がしばしば陥る音優先のシステムとは異なるのです。 なぜなら、これらのスピーカー群はレコード再生に必要な音色とゆたかな音楽性を備えています。 全ては有能なエンジニア達が音楽の為に考案製造したシステムであり、反応力の抑制は音楽の女神へ捧げられた供え物でもあったのです。

http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51748646.html
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51749181.html
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51749261.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/697.html#c151

[リバイバル3] アルテックの世界 中川隆
4. 中川隆[-11883] koaQ7Jey 2020年8月13日 19:23:39 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[20]
アルテック(Altec)A7、A5 という往年のプロ用スピーカーを例にします。

世界中のコンサートホール、映画館用のスピーカーで、今も、あちこちのホールで使われているものです。アルテックA7、A5の能率は、105dbにも及びます。90dbと比較すると、15dbも違いますから、3dbが5回分です。能率90dbのスピーカーとの音量差は、32倍です。能率の計算は、2×2×2×2×2です。

32倍も音量が違うということは、能率90dbのスピーカー、YAMAHA NS1000Mで、100Wのアンプを使わなければ鳴らせなかった場所でも、能率105dbのスピーカーさえあれば、たったの3W程度で、同じ音量で鳴るということを意味します。

ウエスタン・エレクトリックという迷路


欧米のハイエンド製品を手にしても満足が得られなかったユーザーは、次に禁断の世界に入り込みます。

ご承知の通り米国の頂点、ウエスタン・エレクトリック(WE)の扉を開くことになります。

この時、この道を歩む人は冷静さを失っていました。なぜならば、WEの機器を使用している環境や背景を全く考慮していなかったからです。

この時代の米国には優れた業務用の機材がたくさんあります。1920年以降米国の優れたエンジニアは通信や映画産業に関わりをもちます。その結果WEのみならずRCAやランシング、アルテック等がすばらしい製品を生み出しました。しかしこれらのポテンシャルが如何に優れていても映画館や大きいホールで発揮されるものです。

少なくとも50畳以上の部屋があればある程度本来の能力を発揮するとは思いますが、こうした恵まれたリスニングルームを所有できる人は例外中の例外ではないでしょうか?
私もかつては、音楽再生ではWE594Aを上回る最高級ドライバーといわれるランシングのドライバーに、ウーファーの最高傑作の一つであるRCAのユニットをダブルで使用しました(もちろんフィールド型ユニットです)。 ベートーベンのシンフォニーをかけると30m離れた隣地のテニスコートで、街の雑音に打ち消されることなく明確に聞こえ驚きました(駆動アンプは300Bシングルで最大出力は7Wです)。

なんと家の中よりはるか離れた外の方がしっかり聞こえるのです。ここにWEの業務用機器の本質があるのではないでしょうか?

多量の空気があって初めて素晴らしく聞こえるのです。

また、現存するこれらの機器で良品は少なく、その上相当高額です。家一軒分をつぎこんでも多くの人はオーディオのターミナル(終着駅)とは感じないようです。 日本人特有の舶来信奉とWEという究極のブランドがそうさせるのかも知れません。

http://www.rrltd.co.jp/rrplaza/episode/vol04.html


スピーカーの能率


■能率の低いスピーカーは鈍感でボロいものしかありませんから、騙されてはなりません。

■80db台の低能率の「ボロい」スピーカーなどに数十万円も支払っていてはなりません!

■高能率スピーカーはレンジが狭いなどというデタラメがあちこちに書き込まれています(要注意!)。


スピーカーの能率は、オーディオの最も重要な基本事項であって、まず最初に知るべきことです。スピーカーには、「能率」という表示がされています。それは、「db」という単位で表示されています。ごく普通の能率のスピーカーは、その能率は、90dbくらいでしょう。ヤマハのNS1000MやNS10Mあたりのスピーカーで、能率90dbです。

能率が3db違いますと、音量が、2倍違います。87dbの能率のスピーカーは、能率90dbの、NS1000Mに比べて、同じワット数を入れても半分の音量しか出ません。逆に、能率93dbのスピーカーは、同じワット数を入れても、能率90dbのYAMAHA NS1000Mあたりのスピーカーの、2倍の音量が出ます。

さて、ここから先が重要です。能率が6db違っていますと、2×2=4倍違います。9db違いますと、2×2×2=8倍の音量の差になります。

アルテック(Altec)A7、A5というような往年のプロ用スピーカーを例にします。世界中のコンサートホール、映画館用のスピーカーで、今も、あちこちのホールで使われているものです。アルテックA7、A5の能率は、105dbにも及びます。90dbと比較すると、15dbも違いますから、3dbが5回分です。能率90dbのスピーカーとの音量差は、32倍です。能率の計算は、2×2×2×2×2です。

32倍も音量が違うということは、能率90dbのスピーカー、YAMAHA NS1000Mで、100Wのアンプを使わなければ鳴らせなかった場所でも、能率105dbのスピーカーさえあれば、たったの3W程度で、同じ音量で鳴るということを意味します。

スピーカーの品質、能率は、時代とともに、どんどん落ちているかのようです。ひどいスピーカーですと、能率がたったの84dbしかない小さなスピーカーが、50万円や100万円近い値段であったりします。その84dbという能率と、105dbという能率で、再計算してみます。

2×2×2×2×2×2×2=128倍の音量差です。

能率84dbのスピーカーで普通に聞くのに、50Wのアンプが必要だとします。能率105dbのアルテック A7、A5というようなスピーカーには、たったの、0.4Wのアンプがあれば十分です。1Wもいらないです。

1930年代頃のWE(ウェスタンエレクトリック)の38センチや46センチ口径などのフィールドスピーカーというような類のスピーカーの能率は、実に、115dbもあります。こればかりは、あまり知られていません。

115dbー84db=31dbの能率差です。

2を10回かけた数字より上ですから、1024倍よりも上で、1200倍くらいでしょうか。仮に、3万ワット×2のステレオアンプがなければ、84dbのスピーカーでは、武道館でのコンサートは出来なかったとします。しかし、能率115dbのフィールドスピーカーを持ってくれば、たったの25W×2のステレオアンプで、つまり、クラウンD45で、武道館ですら鳴らせるということを意味しています。コンサートホールだから大きなアンプが必要なわけではなく、スピーカー次第、全くもって、スピーカーの能率次第です。

数字が大きすぎて分かりにくいかもしれません。能率84dbのスピーカーに100Wのアンプをあてがうとします。115dbのフィールドスピーカーに、0.083Wのアンプをあてがうのと、全く同じ音量です。0.1Wもいらないことになります。

このことを知っているか知らないかによって、アンプの選択は、根底から変わってしまうと思います。スピーカー次第で音量が簡単に100倍以上、場合によっては、1000倍以上も違ってしまうのですから、50Wのアンプか100Wのアンプかなどという選択など、まったく無意味であることは、誰にでも分かることです。

また、能率90dbのスピーカー、ヤマハのNS1000Mなどで10Wもあれば十分過ぎるほど十分な爆音が出ます。したがって家庭での使用に300Wや500Wなどのアンプなどは、全く不要であり、音も悪いので、使う意味があるとは思えません。

ただし、能率115dbというような、WE(ウェスタンエレクトリック)のフィールドスピーカーの本物は、あまりにも高性能過ぎて、非常に危険なものであるうえ、非常に高額です(誰が本物のF1マシンを運転できましょうか?)。絶対に近づかないでください。

あまりにも鋭く敏感であるゆえ、セッティングできるはずがありません。この種のものを使い切るには、クラウンD45など、プロ用の中でも、小型の、超高性能アンプが、まず第一に必要ですが、それだけでうまくいくとは思えません。近づかないほうが無難です。

オーディオやスタジオモニターには、100dbくらいの超高性能ではあるが、危険というほどでもないという程度のスピーカー、100dbというのは、そのギリギリのラインですが、そのあたりこそが理想的でしょう。


プロの中のプロのレコーディングエンジニアが低能率スピーカーを斬る!


○○○のスピーカーはモニターには不適切です。 音の輪郭は出ていますが音楽の表現が薄い状態です。

理由は簡単で能率が88dbのスピーカーでは音楽の微妙なニュアンスは表現出来ておりません。その具体的な例を書きます。

高能率のスピーカーでは例えばリバーブの消えて行く様子が最後まで聞き取れますが、低能率のSPではあるレベルまで小さく成るとストンと消えてしまいます。そうとう大きな音で再生しなければ繊細で微妙な弱音まで聴こえず、大きな音は部屋の影響も大きく、多くのその他の問題が生じます。今回、貴殿に送ったCD「b-flat」高能率のSPと低能率のSPでは聴こえ方が全く違います。ぜひ同じ音量で聞き比べして下さい。


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Bさんのコメント: 能率88dbのスピーカーでは、本当にダメだった!

実は、小型スピーカーを「○○○○sch ○○-51?」に買い替えまして能率の違いに驚いているところです。


今までは88dbでしたが、今度は92db。その差は4db。音量の差もさることながら音の濃さが全然違う。

88dbでは「リバーブが消える。」と書いてあった記憶がありましたが、まさにそうですね。


ネットで見た「スピーかーの能率の差」という事で面白かったのが、低能率のスピーカーでは「さっきの音は無かった事にしておこう。」とありました。

つまり、その情報に音として反応出来ない。低能率スピーカーはまさに鬼門ですね。

聞き比べると、全く面白くない。全然音楽じゃないです。ゴミというのがよくわかります。

スピーカーの能率が90dbを超えないとアンプの性能の比較は出来ないんじゃないでしょうか?

88dbという低い能率のスピーかーですと音が薄くて判別が難しい。92dbあると細かい音がよく出ます。非常にリアルで、分解能力にアンプの限界すら感じます。

とにかく、出てくる音が段違いで楽しいです。

http://www.procable.jp/setting/03.html

個々の機器は小さな原子核反応炉のようなものであり、それが相互に結びつくと、大きな反応体として動作していると想像してみてください。 私自身の体験からいって、反応炉どうしが反応し合わなければ、いかに大型フロアスピーカーでも、ラジカセ並みの音しか出ません。 

デッカアーク型スピーカーを例に挙げてみましょう。 キャビネットに組み込まれているグッドマン社製20cmフルレンジユニットのマグネットは、500円硬貨より少し大きい位で一見非力なスピーカー。 それに極めて小さな出力(1Wそこそこ)のパイ社製ブラックボックスアンプリファイアーを接続すると、50畳あまりのオフィスいっぱいに良質な再生音で満たされるます。 それを一度聴いていただければ、たちどころに反応力というものを理解していただけます。 現代の数百ワット出力アンプリファイアーを使用して低能率スピーカーを駆動するのとは、まったく異なったスタイルで動作しているとしか考えられません。 

ここに電気信号再生の本質的な問題の根源があります。 ヴィンテージオーディオの時代、電気信号の伝達に使われる電流の量は、質的なものを伝える為だけ有れば十分でした。 電気信号という船を浮かべ進めるだけの水量があれば、それ以上必要はなく、それ以上あると、かえって反応力を損なってしまうのでした。 それゆえにむやみな大出力アンプは製造されませんでしたし、必要もなく、当時のスピーカーに接続しても良い成果は決して得られません。 例をあげてみましょう。 今日のヴィンテージオーディオファンであればどなたでも御存じである、WEのトーキー用スピーカーで説明してみます。

WEシアターサプライスピーカーは、基本的に低域、高域にホーンロードをかけています。 そのため巨大なものになり、初期の555レシーバーをフルレンジに使ったシステムでも長大なホーンロードと開口部が必要です。 のちのTA4181Aと594A型ユニットを搭載したミラフォニックシステムは、さらに巨大な仕掛けのものになります。
 
スピーカーは大きいのに、アンプリファイアーの出力はとりわけ大きなものではなく、555レシーバー専用アンプリファイアーであった41、42、43アンプリファイアーでも、今日のトランシスターアンプ出力から考えれば、特別大きな出力ではありません。 そうした比較的小出力で劇場での使用に耐え、なおかつ効果的な広告が可能です。
 
WEのトーキーシステムの中で働いている、電気信号自体の性質が、現代のオーディオとは全く別の力を保持しているのです。 それこそが核反応的な連鎖であり圧縮、拡張と言うやり取りの後に、再生結果として提示されるのです。 ただアンプリファイアーが連結して圧縮、拡張を行っていっても、そのままでは核反応を発生させることは出来ません。 問題は電気信号の圧縮と拡張が、何のために行われているかです。 

今日のオーディオでは、この圧縮と拡張は利得を得る為であるとか、アンプリファイアーの出力の増大として解釈されていますが、この時代のシアターシステムはそうではありません。 それは電気信号の加工に使われたのです。 加工され、可変された電気信号は、アンプリファイアーの出力という船に乗って、スピーカーに送り届けられ確実に爆発します。 しかしこれだけでは核反応爆発力を長続きさせることは難しい。 確実に誘爆させ、それを連続的爆発に導くには、スピーカーを臨界に保ち、いったん電気信号が入ったらそのまま臨界点に達する様にしなければなりません。 

そこでコンシューマーユースホームオーディオとは、全く別の仕掛けを持った機材が必要になってきます。 WEのアンプリファイアーがその大きさの割に出力が小さいのは、ここに仕掛けが施されているからです。 出力より反応力の方に重きを置いたアンプリファイアーだったのです。 アンプリファイアーに限らず、光学式サウンドトラックフィルムの入力から、終段のスピーカーシステムに到るまで、あらゆる個所に反応する仕掛けが仕込んであります。 つまりWEのトーキーシステム全体が反応体の固まりであり、そのシステムブロックの一個一個が原子核反応炉みたいなものです。 こうした仕掛けがあるからこそ、小さな出力であっても大規模な拡声が可能です。 逆にいえばWEのスピーカーシステムの優秀さの証しでもあります。 

およそWEのトーキーシステム全体を見渡し、その反応力の値を考えた場合、もっとも強力な力を示すのはスピーカーです。 WEに関わらずRCAやヴァイタヴォックス、BTH、アルティック等のシアターシステムのスピーカー能率は大変高く、標準的には1W入力あたり105〜110 dbほどになります。 これはコンシューマーユースのものと比べればかなりの高能率であり、音圧も出るのですが、それはあくまで1W入力時の話です。 劇場で使用する際は、もちろん1Wで済むはずがありません。 当然もっと多くの入力信号を送ることになりますが、さて、ここで能率と音圧の秘密をお話ししなければなりません。

WEのトーキースピーカーは、入力信号の上昇に対してリニアに追従して働きます。 入った分だけ音圧が大きくなるのです。 なんだそれは当り前ではないかと思われるかもしれませんが、失礼ですがそう思う方は真のトーキー用スピーカーの何たるかを知らず、ちゃんと聴いたことが無い方です。 何故ならWEだけでなく真のトーキー用システムが、圧縮、拡張、反応力の三つの力を総動員して、核反応力を発生させたなら、人間はそのすさまじい音圧にリスニングルームに座っていることすら不可能です。 トーキーシステムとはその様なものです。

 スピーカー自体の入力信号に対する変換効率、能率がコンシューマーユースのものとはまったく別物であることを意味しています。 WEトーキーシステムにとってスピーカーの能率とは、再生音における最低保証値であり、1W入力−105/110dbという値は、アイドリング時のエンジン回転数と同じ状態にあるのです。 

ところがこの値はコンシューマーユースにあってはこの値はむしろ、最大音圧レベルに近いものであり、これを考えると両者のIW入力−105−110dbという値は業務用の場合は最低値を示し、コンシューマーユースは最高値であると言うことになります。 そして反応力という立場からみると、両者の能率、音圧レベル特性値とは、1W入力に対する反応力の値であるということに思い当たります。 これがマジックです。 

私達はこのことを知らずに来てしまった。 

確かに能率という面から見ればシアター用スピーカーは1Wでも鳴ります。 しかしそれは反応力がなければ、ただ鳴っているだけです。 シアタースピーカーシステムを鳴らすには、たとえ1Wでも確実に核反応を発生させるアンプリファイアーでなくては、シアタースピーカーの真の能力を示すことは出来ません。 しかしシアタースピーカーを家庭で使用する場合、そのほとんどが核反応力が殺されているのが現実です。 そうでなければ、すさまじい音圧レヴェルでレコードを鑑賞することになり、これは劇場かそれに準じるスペースを確保されている方にのみ許されることです。 

たとえ、そうした空間で映画を上演するならまだしも、レコードを再生するとなると、それは家庭で鑑賞するために制作されたレコード本来の音質とは程遠いものであるのは、ユーザーご自身が良くわかっていることでしょう。 それでは反応力で動くスピーカーが、他の様式で動作して生み出される再生音は、どうでしょうか。
 
シアターサプライ用システムを開発した会社は、家庭での音楽の繊細な表現に用いるためのコンシューマーユースも研究開発しました。 シアターシステムを家庭でそのままレコード再生に使用するとなると単なるPAにすぎなくなり、ホームユースオーディオシステム全体が難聴患者のための拡声機となってしまいます。 したがって転用するにあたって、シアター用とはまた異なる仕掛けが必要になってきます。 特にフォノイコライザーとその後のラインプリに重きを置き、多種多様な可変機能を付属させていきます。 それはレコードという音楽媒体に対して反応させるものです。 一時流行した入力信号を可変させないプリアンプが、大出力パワーアンプと組み合わされた時、拡声機的な再生音となることを思い出していただきたいのです。 

こうした拡声器的再生音は、ヴィンテージ時代のハイフィデリティではまずありえないものでした。 信号とは可変されるもの、というのがポリシーだったからです。 

それではここでシアターシステムスピーカーを汎用転用して、ホームユースとして製造されたモデルについて書いてみましょう。  これらの品は生まれはPAですが、ホームユース品として販売され、なおかつ評判も良いスピーカーシステムです。 米国JBL・ハーツフィールド、パラゴン、エレクトロヴォイス・パトリシアン、英国ヴァイタヴォックスコーナーホーン型等がざっと思い当たります。 アルテック、A7、A5を入れなかったのは、これらは完全なPAであるためです。 又独オイロダインもPAの部類に入るので書きません。 

上記のスピーカーシステム群における共通点は、クリップシュ型の変形コーナーホーンを採用していることです(パラゴンはフロントロードですが。 これらのスピーカーシステムは、一見1Wあたりの入力をコンパクトなボディで、シアターシステム並の音圧レベルを得る為のものにみえますが、実際にPAとして使うと問題が生じます。 PAにとって必要欠かさざる音の到達距離がより短いのです。 確かに家庭用としては他の形式のものより、格段に音は飛びます。 しかし、純粋なシアターPAと比べるとかなり落ちるのです。 

私はこれを試したことがあります。 アルテック1570Bアンプリファイアーで音圧レベルは小さな劇場並みで実験したのですが、10mまではヴァイタヴォックスコーナーホーンもロンドン・ウエストレックスホーンシステムも、音圧と浸透力いずれも変わりません。

 15mを過ぎると途端にヴァイタヴォックスの方が落ちてきて、20mを過ぎると完全にウエストレックスによる再生音が到達してきます。 これは1570Bの入力ボリューム目盛6くらいのポジションでのことで、ゲインをもっと開放するとその差はさらに広がります。 これがクリップッシュ型コーナーホーンの特性で、ハーツフィールド、EVパトリシアン、英ヴァイタヴォックス各社が、コーナー型クリップッシュホーンを用いたのは、業務用機のPA臭を取り除き、ホームユース用に仕立てる為、絶妙なる仕掛けを仕込んだからです。
 
これらはいずれもコーナー型である為、中高音用ホーンがリスナー正面に向くことはなく、中高域を反射させてきつくなるのを避けています。 それでもコンプレッションドライバーの再生音は、他のコンシューマーユースのモデルと比較すれば相当エネルギーは強いのです。 そこで製作者は、中高音ホーンをキャビネットでカバーしたのです。

 ヴァイタヴォックスコーナーホーンや、EVパトリシアンの中高音ホーンがキャビネットに内蔵されているのは、ただ全体としてのデザインを考慮しただけではなく、それなりの理由があります。 ヴァイタヴォックスコーナーホーンの中高音カバーを取り去ると、再生音は途端にPAくさくなります。 そして低音ホーン開口部面積と、中高音ホーンの開口面積比率にも念入りに計算された意味があります。 中高音ホーン開口面積に対し、低音ホーンの開口面積はかなり大きくなっており、それはとりもなおさず、ホームユース的に豊かな低音再生を狙ったがゆえなのです。
 
反応力という観点から見れば、反応力自体をコントロールしていることにもなります。

 それは事実であり必要なことでもあります。 ホームユースは最大音圧というものが限定されているからです。 それは慎重に製作者側の意図する所によって音響デザインされており、シアター用スピーカーをホームユースに使われる方がしばしば陥る音優先のシステムとは異なるのです。 なぜなら、これらのスピーカー群はレコード再生に必要な音色とゆたかな音楽性を備えています。 全ては有能なエンジニア達が音楽の為に考案製造したシステムであり、反応力の抑制は音楽の女神へ捧げられた供え物でもあったのです。

http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51748646.html
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51749181.html
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/51749261.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1070.html#c4

[リバイバル3] アルテックの世界 中川隆
5. 中川隆[-11882] koaQ7Jey 2020年8月13日 19:31:57 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[21]

妖刀アルテック 612Aモニター(銀箱)には、絶対に近づいてはならない。

別の箱に604ユニットが入ったものは、その限りではありません。
612A(銀箱)オリジナルには、WE同様、絶対に近づかないでください。
612A(銀箱)オリジナルも、上記の能力が全く同レベルで必要な「妖刀」、「化け物」です。鳴らしきれるはずがありません。


- 記憶に残る人(重体患者からのメール)-

記憶に残る人を1名あげてくださいと言われれば、私は次のかたをあげます。

個性的なかたがオーディオには不思議と多く、印象に残っている人ばかりなのですが、このケースだけは、少し事情が違っていました。

あまりにも、おそろしい余韻が、今も残っています。

氏名も定かではありません。住所も、何も知りません。たった2通、舞い込んできたメールでした。私が全く知らないかただからこそ、書けることです。それはそれは、今思い出しても、おそろしい内容だったと思います。それ以上おそろしい状況に陥っていたかたは、他には知りません。

ある日、メールが来ました。次のようなメールでした。


「ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーを鳴らしていますが、困った状態になってしまっていますので、アドバイスしてくださいますでしょうか。」


短いメールでした。私の返答は、下記の短い内容でした。
「ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーを鳴らされているほどのかたでしたら、私のアドバイスなど必要ないでしょう。私のサイトをくまなく読まれて、もしヒントがあれば、それを生かしていただいて、あとは、ご自分でセッティングされていかれればいいのではないでしょうか。」


二週間ほどして、再度、短いメールが来ました。


「本当に困っているのです。オーディオで、良いと言われるものを、次から次へと買い集めた結果、どうにもならない状態になってしまったのです。どうしていいか、全く分かりません。お願いします。」


これで状況の全貌がつかめました。想像以上に、深い「オーディオ地獄」に陥っておられるかただということが、分かりました。ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーは、尋常な価格ではありません。それだけでも相当の金額ですが、そのレベルと同等の金銭感覚で、良いというものを次々に買い漁ってきたとなると、およそ我々には想像できないほどの、大金が動いていたと思われます。

私はそのとき、純粋に、まったく「音」のことしか、考えていませんでした。

そして、次のようなメールを送ってしまったのです。


「了解しました。事情は分かりました。機材はあとでいいですから、まずは、今、持っておられるオーディオ屋で勧められて買われたケーブル、または、ご自分で買われた高額なケーブル類を、全部、ゴミ箱に捨ててください。または、売却されてください。とにかく一本残らず処分されてください。それからでしたら、本格的に、ご相談に乗ります。その後、再度メールください。」


でした。その後、二度とメールは来ませんでした。
私の書いたことの意味が、分からなかったのでしょうか。


今にして思うに、私はうかつだったのかもしれません。相手は、おそらく重症の患者だったのです。自分自身で身動きすら全く不可能なほどの、緊急の大手術が必要なほどの、救急車で搬送しなくてはならないほどの、重体の患者だったのです。
「一体全体、どれくらいの大金を、ゴミにつぎ込んだんだ!!」
今思い出しても、はらわたが煮えくり返るほどの、気持ちにかられます。


ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーに、お金をつぎ込むほどのかたは、尋常ではありません。


どこでそんな大それたものの知識を得てきたのかも、定かではありません。

普通の中古オーディオ屋さんは、いくらなんでも、そこまでのものは、勧めないものです。

つぎ込んだお金の総額は、五千万円なのか、七千万円なのか、一億円なのか、家族は? 家庭は崩壊していないのか? その後、破産してはいないのか?


次から次へと、疑問が沸いてきます。
「ケーブルを全部ゴミ箱に捨てろ。」などではなく、もっと徐々に、正常な軌道に戻してあげることは、自分にあの時、出来なかったのだろうかと、今も、ふと思うことがあります。あまりにも短いメールでしたので、そのかたの状況、その奥の奥まで見通すことが、そのときには、出来なかったのです。

今にして思うと、このかたの声は「肥溜め」から発せられていた「救助」を求めるSOSの声だったのです。肥溜めに落ちてしまい、どうあがいても這い上がれず体中をウジ虫が這い回り、死を待つしかないという状況、あれこそは悲痛なる「うめき声」だったことが、今でこそ分かるのです。
■これを読まれるかたは、はっきりと、認識されておいてください。私は断言します。


ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーなど、本物のF1マシンです。

クラウンD45の商品説明で記述している通りの、本当に、戦国時代の「妖刀」そのものです。


100万円の、ゴミケーブルごときレベルのもので、鳴らせるわけがありません。

500万円の、ゴミアンプごときレベルのもので、鳴らせるわけがありません。


スピーカーとアンプ、又は、ケーブルとの相性が合うだの合わないだの、低いレベルの話を、いつまでも言っていてはダメです。

F1のレベルは、「品質と技術の絶対的な高さ」だけです。ただそれだけです。徹頭徹尾、それが要求されています。F1レースの世界と全く同じです。

そして・・、

例えケーブル類が全て、第一級品のプロ用であって、健全なものだったとしても・・・、

アンプは? 

ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーの設置角度、高さ、奥行き、場所は?、

一ミリ単位で、全てその音から逆算していって、本能的に計算できるでしょうか?、

部屋の音響処理は?、

そして、たった一個のプラグが音に与える影響まで、この箇所は金か銀か、全ての箇所を、一つも間違えずに、音から、一つの前後の狂いもなく、全プラグの正解を逆算できますでしょうか?


音響処理グッヅなど、さらに混乱を招いてしまうだけに終わり、ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーの前では、害悪になるのみで、これもまたゴミに過ぎません。全く役にも立たないどころか、足を引っ張る程度のものばかりなのです。

自分の耳で、目で、肌で、部屋の中を徘徊している音の複雑なルート、それが全て明瞭に見えているだけの「能力」がなくてはなりません。同時に、周波数特性の計測装置より正確に、全てのケーブルと機材の特性が、耳で把握できなくてはなりません。

ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーとは、それほどまでに恐ろしいものだと認識されてください。

そこまでは無理だと、誰でも思われるでしょう。そう思われるのであれば、「妖刀」には、絶対に近づいてはならないという「印」です。

それが、し・る・し、です。
又は、音の修行僧として、一生涯を送るかです。

選択は、二つに一つです。例外はあり得ません。

もう一種、同程度に恐ろしいものを書いておきます。アルテック612Aモニター(銀箱)のオリジナルです。別の箱に604ユニットが入ったものは、その限りではありません。612A(銀箱)オリジナルには、WE同様、絶対に近づかないでください。612A(銀箱)オリジナルも、上記の能力が全く同レベルで必要な「妖刀」、「化け物」です。鳴らしきれるはずがありません。

あのメールのかたが、ご家族のかたと、今も幸せに暮らしておられることを、心から祈っている次第です。
http://www.procable.jp/setting/17.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1070.html#c5

[リバイバル3] アルテックの世界 中川隆
6. 中川隆[-11881] koaQ7Jey 2020年8月13日 19:47:59 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[22]
アルテックの様な PAのスピーカーはモニター用、リスニング用とどう違うのか

PAとはパブリック・アドレスの略です。直訳すると「公衆伝達」になりますが,通常は電気を利用して大人数に音声を伝達する手段、装置のことを意味します。

デパートや駅の案内放送もそのひとつですが、コンサートの音響システムが代表です。コンサートの場合、スピーカー、アンプ、エフェクター、ミキサー、歌が入る場合はマイクロフォンという構成になります。

スピーカーはステージ上に置かれるステージ・スピーカーと、演奏者の近くに置かれるフット・スピーカー、モニター・スピーカーがあります。PA用のスピーカーも、基本的な構造と原理はほかのスピーカーと同じです。

いちばん大きな違いは、大出力を長時間続けられる耐久性です。インピーダンスは回路を流れる電圧と電流の比を表す数値ですが、PAではハイ・インピーダンスという数値が大きいスピーカーが使われます。オーディオ用はロー・インピーダンスです。数値はΩで表されます。オーディオ用は最大16Ωですが、PA用は、大きなものでは1キロΩというものもあります。コンサートのPAで必要な電力は、観客1人あたり1ワットと言われていますが、大音量を特徴とするロック・コンサートでは2倍、3倍になります。

持ち運びや設置はかなり乱暴な作業になりますから、頑丈さが必要です。また故障の際に短時間で交換、修理ができるメンテナンス・フリーも要求されます。ケーブルとつなぐコネクタは、ワンタッチで着脱できるキャノンプラグとも呼ばれるXLR端子というコネクタです。

PA用スピーカーはオーディオ製品ではなく、楽器のカテゴリーになり、販売は電気店ではなく楽器店になります。大仕掛けのものはプロが担いますが、近年は街コンで使う、1人で持ち運びできる小型のPAシステムも販売されています。

PA用スピーカーのメーカーは、JBL,ALTEC,BOSEが代表です。

BOSEのスピーカーはPA用と割り切った設計をしているようですが、JBL、ALTECはリスニング用とあまり違いはありません。

PA用スピーカーの古くからのベストセラー、ALTEC−A7「ボイス・オブ・シアター」は重量が80キロ、サイズもかなりの大きさですが、これを家に持ち込んでリスニング用に使用している人もいます。
https://sdroxx.com/pa_speaker/

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1070.html#c6

[リバイバル3] アルテックの世界 中川隆
7. 中川隆[-11880] koaQ7Jey 2020年8月13日 19:55:26 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[23]
ALTECでクラシック・・・・・・・ 2017年04月11日
https://blog.goo.ne.jp/8417chiharu/e/8737c6c70f123d2b7baf68012b98f5de


ALTECでクラシック

素直な一般人なら
大きなスピーカーで聴くクラシック音楽いいですねー

と、なるはずだが

ところがどっこい、昔からのオーディオマニアはそうはいかない


へっ

ALTECでクラシック?


はっ
鳴るわけない

弦楽器の繊細さ、ホール感の響きの良さ、

クラシック音楽を奏でられるスピーカーはTANNOYさ

まあB&Wも悪くないけどね・・・・・


こんな回答が一般的であろう


なぜこう唱えるオーディオマニアが多いのだろう


歴史?
ヨーロッパでクラシックが発展して

アメリカでは
ジャズだったから?

本当の理由はわからないがオーディオ業界では昔から、

クラシック音楽を楽しむならタンノイ
ジャズを熱く聞くならJBL
ALTECは単なるPA用

これが定番の意見


・・・・・・・

私は大人になりましたから、最近は否定しません!


温厚な程良い磁力のマグネットを使い

ぶっとい線を、ぶ厚くグルグル巻いたい重いコイルのおかげで


ゆ〜ったりと鳴るユニットを使い
前後にロードをかけてホール感を出す素晴らしい技術を使ったスピーカー


いやー、朗々と鳴って素晴らしい

マグネット一つで、低域・高域の同軸ユニットを駆動するせこ〇、

もとい、合理的な設計のユニット(一部)、

しかも、なんとコンプレッションドライバーの空気抜き穴まであるという、斬新な先進機能付き!


だから近くで聴いても音の質感が素晴らしい!


セコ・・・・・、合理的な定位の良いユニットで、ストレスゼロの滑らかな高音質


いやー素晴らしい!

奥〜のほうまで楽器を押しやって広がる、奥行きあるホール感・・・・・
クラシック音楽はこうでなくっちゃねー

どうせ、あたしンどころはALTEC
所詮PA用のスピーカーで・す・ん・で・ね〜

奥行き感、ホール感、豊かな響きの重低音なんざ無縁の

あっけらかん音質PA用スピーカー


ん?

いや、別に今日嫌なことなっか無いですよ〜、

新妻ともケンカしてませんよ、ご心配なく〜


ちょっと毎晩帰りが遅いので・・・・


まあ、今宵はちょっと暇なので、楽しもう・・・・と

タンノイの賛辞で十分楽しめたが

PA用アルテックの悲惨なクラシック音楽の話を少し・・

魔笛
言わずと知れたモーツアルトを代表する楽曲だが、

なぜか私はこの何度解説を読んでも理解のできないオペラが好きだ

どうせ学も無く、内容を理解しようとしても訳が分からず、字幕付きのLDや、日本語版も持っているが

それらを聴くと余計訳が分からないので


やっぱりレコードがいちばん!

しかも余計な日本語の解説が無いのが一番ストレス無し!

※(大きなお世話ですよ、言われなくても無知無教養は自負していますから)


私は詳しくないので、音楽的にどうのこうのは分からないが

オーディオ的にはMONOはカラヤン

STEREOはショルティイ盤

この、夜の女王のアリアは素晴らしい


PA用スピーカーの、ホール感も奥行き感もない


ただそこの、


我が家のステージで歌っているかの様な、

リアルな叫び声が大好き

この歌声を(叫び声)聴くとなぜだか俺はストレスが発散される


今宵も我が家に鳴り響くドイテコムの美声

うーん、コーヒーが美味い!

https://blog.goo.ne.jp/8417chiharu/e/8737c6c70f123d2b7baf68012b98f5de
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1070.html#c7

[リバイバル3] アルテックの世界 中川隆
8. 中川隆[-11879] koaQ7Jey 2020年8月13日 20:05:24 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[24]
ALTECとJBL ・・・・ 2016年02月21日
https://blog.goo.ne.jp/8417chiharu/e/e37a2b07fc9b4bd9e306e27ae09ae6b3

JBL と ALTEC 共にアメリカンサウンドを奏でるメーカーだが
その奏でる音は全く違った世界

JBLとALTECが両方好きと言う人は、まれかもしれない

私自身は、もともとJBLが好きであった
スピーカーと言えばJBL
そんな世代である

ガツン、ドスン、ドッスン、カーン、キーン
音の緻密さと低域の力強い量感などはJBL独特の世界で
楽器の再現能力、特に打楽器を奏でると、
JBLに勝るものは無いとも思えた


ある意味(注、ある意味ですから)楽器以上の迫力の音楽を奏でることもある


過去において私もその力強い音に魅了され、究極の#4343鳴らし込みを行ったことがある

色あせてしまったが、20年間に4343を徹底的に鳴らしこんでみようとした時の写真

なかなか笑える写真ですよね、もちろん知人たちからかき集めてきた機材です。


思えばJBLにほれ込み、4343以外にも様々なJBLを使ってきた

もちろんJBL意外にも様々なスピーカーを使ってきた

だが

その頃、一番嫌いなスピーカーは、

実は


ALTEC


だった(笑)

あの軽い低音、


楽器を演奏すると、すかすかな中域

かすれたような高域

重厚なJBLサウンドにほれ込んでいた私には、耐えられない


軽い音

そうJBLで音楽に慣れた人には、あの軽快さは許せないものなのだ!


劇場で音を、特に声を遠くへ飛ばすスピーカー


だから、飛ばない重低音と
消えちゃう高域は
最初から再生ない、スピーカーだと思っていた


JAZZ喫茶などでも使われるのはJBL、ALTECは殆ど使われなかった


オーディオマニアには縁が無いメーカーで、
かなりの物を(音域)を故意に捨てたPA用スピーカーだと思っていた
だからALTECは嫌いだった


・・・・・・


時が過ぎてある日突然ALTECが好きになった(笑)


これはオーディを一時やめてかなりの物を処分し、10年後このブログと共にオーディオを再開した時


WE91BレプリカとALTECをつないで初めてその良さに気がついた

きずくのにずいぶんと時間がかかったものだ

前置きが長かったが


なぜか突然JBLを鳴らしてみた

こんなL220なコンプレッションドライバーも使っていないスピーカーは、ジムランじゃない!

と、お怒りになる方もいらっしゃると思いますが


落ち着いて聞いてくださいね


JBLはこれで十分なんです〜


ドッスンな低音
シャリーンな高音

どこをとっても最高のJBLサウンドです!

嘘です


そこそこのJBLサウンドです、よ

このそこそこの、JBLサウンドを奏でるL220を鳴らしてみたんですが

このL220の時代背景はソリッドステート トランジスターアンプの時代のスピーカーです

豪快に鳴らすとかなりの物ですが、

WE91Bの僅か8ワットのアンプで鳴らしてみてもなかなか楽しいい


ALTECとは違い温度感は低くなるが、


図太く力強いアメリカンサウンドもたまにはいい


JBLは楽器はやはりいいとお思う

だが
いまいち、歌わないような〜気がする

作られた、音の質の楽しさはJBLがいいのだが

何と言うか音楽の楽しさ

・・・・

ALTECの良さはやはり明朗で軽快な音質で

生演奏の歌声や楽器の演奏
その演出がALTECのほうがうまいのかな


いまは、ALTECのほうが全然楽しいです


コメント


ホーンについて (春山 勝男)
2018-10-03 18:22:54
初めまして ブログ拝見いたしました
お話しできますか
よろしくお願いいたします


Re:ホーンについて (8417chiharu)
2018-10-03 18:27:53
春山様こんにちは
どのようなお話でしょうか?


ホルンホーン (春山 勝男)
2018-10-03 22:24:14
ご連絡ありがとうございました
私最初 MJで拝見しました 
ミラフォニツクBOX自作は初めてです
私はエルタスのナイヤガラBOX使用
以前は46cmx4でしたが今は38cmx4にしました あとJBL4520にALTEC802Dx2
サブsALTEC25cmx2 804Aに自作の楽器のホルンを改造しましてJBLお化けホーンやALTEC511など 処分しまして
今は375 291A 802D 
804A806Aにはすべてホルンホーン使用中です
あたしの家は少音量派で
そちらの大音量にわ不向きかもしれませんが
288用のホルンホーンお貸しますので一度テストしてみてはいかがでしょう もし興味がなく胡散臭いとお思いでしたら
あまりにも軽く1Kgと直径30cmでやはで貧弱です
このホーン 九州のJAZZ喫茶
順刻堂さんでA−7で使用してます
指向性と音像はすばらしいです
よろしく

Re:ホルンホーン (8417chiharu)
2018-10-04 05:47:43
春山様おはようございます、
あまり私機器を入れ替えを行いません、ありがたい申し出ですが次にやりたいこともありますので、申し訳ありません


主観的感想 (AJ)
2019-06-12 23:21:25
ALTECは、演奏そのものの肌触りで、ぞくっとさせる
JBLは、オーディオ的な色気で、ぞくっとさせる


Unknown (8417chiharu)
2019-06-13 08:04:45
なるほど〜


Unknown (AJ)
2019-06-13 09:06:45
昨晩投稿させていただいたもののあくまでも主観的なものだと思います。
たまたま今の状態で自らがそう感じているだけで人が聴いたら違うかもしれません。
ALTECでもJBLでも構成によっては、そうであったりそうでなかったり。
ただいろいろやってきて、一言で表現するとどうなのかと考えて出来てきた言葉でした。


Unknown (8417chiharu)
2019-06-13 09:16:21
それでいいと思います^_^


迷える隠居 (穂高 秀樹)
2019-10-26 16:54:55
40年ほど前初めて聞いた4343、4333がジャズなのだとまるで鳥の雛が初めて見た物を親と思うように刷り込まれてしまった。 今、A7を288Dで聴くボーカルの何と艶やかな事 アーデンで聴くクラシックも味がありJBL、ALTECで聴く事は殆どありません。 然し昔の音を忘れる事が出来ず、4333Bを買ってしまいました。それぞれの個性に合った音を出してあげる。 63歳の今、その様に思うのです。


迷える隠居 (穂高 秀樹)
2019-10-26 17:20:37
最近オートグラフ(レッド)、ハーツフィールド、銀箱(グリーン)を立て続けに聴く機会がありました。勿論昔のマッキンの真空管アンプを接続してです。AGの信じられない空気感、ホーンの伸びやかな低音 正にクラシックそのものでした。銀箱のボーカルは、目の前に歌手が立っていると言っても過言ではありませんでした。以外だったのは、HFのボーカルの声が現代のJBLとは、まるで世界が違いました。浅学ながら言わせて頂くとAGのように聴こえるのです。 複雑なホーンの伸びやかな低音、艶やかな声、どうしてこれが今のような音の傾向に向かったのかと思いを巡らせるのです。


Unknown (8417chiharu)
2019-11-01 09:18:21
コメントが遅くなってすみませんでした
4333ですかいい物をお求めになりましたね
確かにクラシックはタンノイの方が雰囲気が良いですよね
曲によって、スピーカーを変えて楽しむのもいいですね^_^


Unknown (8417chiharu)
2019-11-01 09:26:39
確かにオートグラフもハーツフィールドもモノラルで、コーナーと壁を使って広い部屋全体に音楽を響かせようとしたのは同じですから
雰囲気は似てるのかもしれませんね
確かにおおらかに部屋全体に音楽を響かせるスピーカーは今は少ないですね

https://blog.goo.ne.jp/8417chiharu/e/e37a2b07fc9b4bd9e306e27ae09ae6b3
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1070.html#c8

[リバイバル3] アルテックの世界 中川隆
9. 中川隆[-11878] koaQ7Jey 2020年8月13日 20:07:27 : BhNOqxhm4w : SWloTGRSTW5rYms=[25]

2014-08-10
アルテックとJBLサウンドの違い

千葉のIさんはアルテックでウエスタンスピリッツはJBLである。いつも試聴のたびに思っていた。

アルテックサウンドはやはり中音重視で、低域も膨らまずフワッとしている。私もアルテックA7をオリジナルを含め三台使った事がある。正に中音重視の打撃音の少ないフワッとした音だった。

再びJBL4560BKに戻るとJBLは打撃音があり、中音がアルテックに比べ、薄い事が分かった。その中音の薄いところが私には、違和感なく全体的にワイドレンジに聞こえるのだと思う。しかし、今は中音の薄いところも改善された。

そしてアルテックは低域が薄味で、あまり前に出て聞こえない。JBLは低域が前に出て分厚く聞こえるのである。

低域が分厚く色濃い感じになるのは、アルテックよりエッヂの折り込みの数が少なく、コーン紙の動作が重く制御が難しく、付帯音(分割振動)がついてしまう為と思われる。

でも上記が双方の音色の選択肢となり、魅力なのだろうと思う。

アルテックは穏やかで朗らかな紳士。JBLは筋肉粒々の力強い戦士。癒しの鳴りかたと対決姿勢の鳴り方、こんな風に例えるのはいけないことだろうか。

アルテックを好きな方は、どうしても力でねじ伏せる様な、JBLの鳴り方は強すぎる。JBLを好む方は、アルテックの穏やかさやまろやかさが聞いてて物足りない。

同じアメリカのスピーカーでも各々全く違う鳴り方になる。昔からアルテックはロックで、ジャズはJBLと言われて来たが、双方共に本当はクラシックも違った意味で、しっかりと鳴らす事が出来る。

でもA7と4560BKの音は似て非なるものである。どちらが優れているかは問題ではない。貴方の求めているのは、中音重視の穏やかなフワッとした朗らかなアルテックか、力強いワイドレンジに感じる睨みをきかせたJBLかである。

どちらも全く違いすてがたい。

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