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2013年4月16日00時21分 〜
記事 [政治・選挙・NHK146] 「TPP交渉という売国過程まで、官僚に任せるところに、自民党の実態がよく表れている。:兵頭正俊氏」 (晴耕雨読) 
http://sun.ap.teacup.com/souun/10630.html
2013/4/16 晴耕雨読


https://twitter.com/hyodo_masatoshi

安倍晋三は、甘利明経済再生担当大臣を本部長とする「TPP政府対策本部」を設置した。

このなかで「国内調整総括官」に佐々木豊成前内閣官房副長官補を、「首席交渉官」に鶴岡公二経済担当外務審議官を充てた。

佐々木豊成と鶴岡公二というふたりの官僚が、これから具体的に売国の実務を推進してゆく。

TPP交渉という売国過程まで、官僚に任せるところに、生誕の初めから官僚支配下に置かれてきた自民党の実態がよく表れている。

官僚には選挙がない。

したがって責任を落選という形で取らされることもない。

気楽に、そして軽薄に、自分のことだけ考えて売国を進められるわけだ。

TPP交渉をやる、日本のふたりの官僚が現在考えていることは、いかに国民から情報を隠蔽するかということに尽きる。

売国のプロセスで米国系グローバル企業のエリートと接触する。

交渉するように見せかけて、すぐに譲歩し、恭順の意を表する。

売国実務のノウハウを身につけ、TPP参加後に備える。

TPP参加後に、具体的な売国の仕上げが始まる。

宗主国にとっては、売国のプロセスに関わった日本官僚が、もっとも信頼できる。

グローバルエリートたちに引き立てられ、交渉にあたった日本の官僚は、日米双方の天下り先から引っ張りだこになる。

安倍晋三と甘利明は、ふたりとも福島原発事故に決定的に責任を負っている政治家である。

知られているように2006年12月13日に、第一次安倍内閣に対して、共産党の吉井英勝元衆議院議員が、質問主意書をだした。

この内容は、地震・津波によって、内部電源が破壊されるというものだった。

2006年12月13日、第一次安倍内閣に対して、共産党の吉井英勝元衆議院議員が、質問主意書をだした。

このとき、安倍内閣に真剣に国民の生命と生活を守る気があったならば、福島原発事故は防ぐことができたのである。

そして今日の放射能汚染の惨状は未然に防げたのである。

しかし彼らは無視した。

安倍晋三・甘利明には、深刻な状況に対する洞察力、危機管理能力、未来への政治的想像力がない。

ふたりはそれを著しく欠いた無能な政治家である。

第一次安倍内閣でも、自分さえよけよけりゃ、日本なんかどうなってもいい、でふたりはやり過ごし、原発事故を呼び寄せた。

それが今度は売国に結びつく。



http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/480.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 「今の民主と手は結ばない」 みんな・渡辺喜美代表 
http://www.asahi.com/politics/update/0415/TKY201304150410.html
2013年4月15日22時27分 朝日新聞


■渡辺喜美みんなの党代表

 民主党は解体過程にある。いずれ消えてなくなる。あるいは社民党化する。ただ、民主の中にも我々と近い考えの人は結構いる。例えばネット選挙解禁法案を民主と一緒に出した。なんで、民主がぼろ負けをしたのか。国民に約束してない大増税法案を通しちゃった。これに国民はあきれはてた。民主党はいずれ解体するでしょ。しかし、民主のなかで志を同じくする人たちは民主を割るかなんかして政界再編につながっていくのではないか。したがって、今のまんまの民主と手を結ぶことはない。戦略的に1人区で自民、公明の過半数を阻止しようとすれば、民主を入れたすみ分けをやらないとうまくいきませんよと言っているだけだ。(明治大学での講演で)



http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/481.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 参院選まで残り100日弱 維新失速、野党誤算 自民は超安全運転
2013.4.16 00:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130416/elc13041600100000-n1.htm


 参院選の投開票日として有力視される7月21日まで100日を切った。自民党大阪府連は15日、元衆院議員の柳本卓治氏(68)の選挙区への擁立を決定。これで選挙区の全候補の顔ぶれが固まり、悲願の「ねじれ」解消を目指す態勢が整った。一方の野党は、民主党で候補予定者の辞退が相次ぎ、日本維新の会も最近の地方選で苦戦が続く。巨大与党に対抗する野党共闘も足踏み状態だ。

  × × ×

 「自民、公明両党の過半数割れ」を合い言葉に、参院選での共闘関係の構築を目指してきた野党各党は、ここにきて抜本的な戦略の見直しを迫られている。

 最大の“誤算”は、日本維新の会の失速だ。

 14日投開票の兵庫県宝塚、伊丹両市長選では、維新公認の候補がそろって惨敗。党内からは「安倍内閣の支持率がこれだけ高いと、政策が似ているだけに維新の影が薄くなってしまう…」(衆院議員)との声が漏れ、自民党大阪府連会長の竹本直一衆院議員からは15日、「大阪は維新が強いが、最近はそれほどでもない」と断言された。

 維新は選挙協力の相手をみんなの党のみに絞り、31ある改選1人区のうち12選挙区で統一候補を擁立することで合意。改選2〜5人区の多くでも、みんなの候補とのすみ分けを行い躍進をもくろむが、両党とも全国的な浸透に大きな課題を抱えたままだ。

 一方、野党第一党の民主党は「野党共闘」路線から独自候補を全選挙区で擁立する方針にかじを切った。維新から選挙協力を露骨に拒まれ、党分裂まで仕掛けられたためだ。

 ただ、候補者の擁立作業は難航している。それどころか、公認を内定した候補予定者が相次いで離党するなど、戦う前から“苦戦”を強いられる有様だ。

 すでに、党内からは「(協力断念は)自公両党が喜ぶだけだ」(前原誠司前国家戦略担当相)、「協力は幅広くやるのが重要だ」(高木義明国対委員長)との声が出はじめ、独自候補擁立方針はなし崩しになる気配も漂う。(坂井広志、原川貴郎)

 戦略に迷いがみられる野党に対し、与党の安全運転は徹底している。

 空前の高支持率を誇る自民党だが、選挙区で複数の候補者を擁立するのは、東京(改選数5)と千葉(同3)のみ。昨年の衆院選で小選挙区議席の79%を制した同党だが、実は得票率は43%にとどまっている。このため、参院選では「石橋を叩いても渡らない」作戦をとろうとしている。

 勝敗のカギを握る31の改選1人区は、ねじれ解消のためには、少なくとも25議席は確保したいところ。そこで欠かせないのが、1人区に候補者を擁立しない公明党との共闘だ。

 自民党は、現職を擁立する埼玉選挙区(同3)で、公明党の新人を推薦するという異例の措置を選択した。1人区での公明党の支援をあて込んだ「バーター取引」なのは明らかだ。

 ただ、安全運転をとる以上、議席の大幅増は期待できない。比例代表の候補者も現時点で24人で、前回と比べ11人少ないにとどまっている。(小田博士)


http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/482.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 「政治家・小沢一郎の思想と外交論」(EJ第3528号) (Electronic Journal) 
             小沢訪中団(2009年12月


「政治家・小沢一郎の思想と外交論」(EJ第3528号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/355467826.html
2013年04月16日 Electronic Journal


 小沢一郎という政治家と中国の関係といえば、小沢氏が政権交
代後の2009年12月10日、143人の議員を含む630人
の大訪中団を編成し、彼らを引き連れて中国に行き、議員たちに
は胡錦濤国家主席(当時)と写真を撮らせるという派手なパフォ
ーマンスを演じたシーンがおそらく目に浮かぶと思います。
 メディアはこれを「小沢の中国詣」と称し、中国に媚を売る政
治家として批判し、報道したのです。しかし、この中国訪問は、
小沢氏が田中角栄政権の頃から続けているもので、政権交代した
ので、舞い上がって実施したものではないのです。例年は数人で
訪問するのですが、政権交代を果たした2009年に応募を募っ
たところ、この人数に達したに過ぎないのです。
 これについて、小沢氏の側近の一人である平野貞夫氏は自著で
次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 そもそも小沢さんは基本的に対中外交と同様に対米外交も非常
 に重視している政治家だ。それと同時に、権力者同士が互いに
 仲よくしただけでは外交はうまくいかないということも見抜い
 ていた。だから常日頃から「草の根市民レベルでの友好関係が
 大事だ」と説き、実際に20歳前後の若い中国人を日本でホー
 ムステイさせたりなど、個人レベルでも友好関係を築こうと努
 めていた。現に、中国共産党の幹部・李克強氏は、かつて岩手
 の小沢邸にホームステイした経験がある。そして中国から招い
 た彼らと現職国会議員が議論をする。私も西村眞悟氏らと一緒
 に彼ら中国人と尖閣問題や台湾問題を論議したものだ。
       ──平野貞夫著/『小沢でなければ日本は滅ぶ/
    「政治の悪霊」と戦い続ける男』/イースト・プレス刊
―――――――――――――――――――――――――――――
 この本が発行されたのは2012年11月ですが、その後李克
強氏は、ナンバー2の首相に就任しています。田中角栄元首相は
外交というのは、トップ同士の関係だけではなく、政治家たるも
の、草の根レベルの交流を行う必要があることを説いたのです。
小沢氏はそれを万里の長城にちなんで「長城計画」と名付け、ラ
イフワークとして1989年からやっているのです。
 もちろん中国だけでなく、米国に対しても行っています。米国
については多くの政治家が行っていますが、米国にも小沢氏の知
己は多く、けっして中国べったりの政治家ではないのです。
 今でも小沢氏は、ワシントン在住の元米紙記者で元新進党国際
局長の岡孝氏に、米国政治について、とくに米国の権力構造につ
いて定期的に情報を送ってもらっています。これは米国を重視し
ている証拠です。現在、岡孝氏は英語で「小沢一郎の外交論」を
執筆しているそうです。
 李克強氏が小沢邸にホームスティしたことについては、元小沢
氏の秘書の石川知裕氏も自著で次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 中国の次期首相が有力視されている李克強は、自民党と共産主
 義青年団が交流していた時に岩手・水沢の小沢の自宅にホーム
 スティしたことがある。(小沢は)彼とも、くっついたり離れ
 たり。野党時代は李克強もあまり会いたがらず、小沢の「知恵
 袋」の一人である中塚一宏さんに確認してもらうと「ちょっと
 おかしいですね」と報告を受けることもあった。2007年に
 小沢が民主党代表になり、参院選で勝つと李克強はまた近寄っ
 て来た。こちら側も習近平が頭角を現すと、その側近に連絡を
 取った。それでも李克強とは中塚さんを通じていまでもパイプ
 を保っている。そもそも、中国は誰か特定の人間とべ夕べタ付
 き合うということはしない国だ。      ──石川知裕著
         『悪党/小沢一郎に仕えて』/朝日新聞出版
―――――――――――――――――――――――――――――
 小沢氏が幹事長のときに湾岸戦争が起きていますが、自衛隊派
遣をめぐって小沢氏は官僚の壁にぶつかっています。これによっ
て彼が官僚支配の政治構造(官僚主権)を打破し、日本を改造し
なければならないと痛切に感じたのです。それに関してはEJの
「小沢対官僚機構対立の原点/小沢一郎論」をご一読ください。
―――――――――――――――――――――――――――――
 EJ第2738号「小沢対官僚機構対立の原点」
 http://electronic-journal.seesaa.net/article/138995647.html
―――――――――――――――――――――――――――――
 軍の派遣は国のかたちが問われる基幹の問題です。ところが日
本の外務省は、もはや世界と時代の変化について行けなくなって
いるのに、政治の究極の決定事項まで自分たちでやれると勘違い
している──小沢氏はこのことを痛感したのです。
 これについて政治ジャーナリストの渡辺乾介氏は次のように述
べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 小沢は派閥の部屋住みの身から自民党幹事長になって、初めて
 官僚支配の壁に突き当たった。仮にである。「小沢総理大臣」
 が実現したら、優先度の高い政策として外務省改革に取り組む
 だろう。湾岸危機の自衛隊派遣をめぐつて、外務省が「韓国、
 中国、アジア諸国が反発する」と震え上がって派遣に反対しな
 がら、イラク戦争では日米同盟重視に転じて自衛隊派遣に方針
 転換するまでの、省内の政策協議の全過程を検証し、国民に情
 報開示するべきなのである。自衛隊=軍隊を海外にまで動かす
 ということに何の原則もなく、一握りの官僚集団に事実上の決
 定権が振られている国家のあり方であっていいはずがない。国
 の進路を左右する政策決定に重大な誤りがあったとするなら、
 内容によっては抜本的な業務の見直しと大規模な組織の改変ま
 でやるべきなのだ。            ──渡辺乾介著
             『小沢一郎嫌われる伝説』/小学館
―――――――――――――――――――――――――――――
 このように小沢一郎氏は、外交に通じたベテランの政治家なの
です。また、彼は日朝の交渉にも通じている政治家であるといわ
れています。            ── [新中国論/26]

≪画像および関連情報≫
 ●日米中正三角形に対する疑問/中西輝政氏
  ―――――――――――――――――――――――――――
  あゝ、やっぱりこういうことだったのか。2009年12月
  民主党の小沢一郎幹事長に率いられた総勢600人以上(う
  ち国会議貝は約140名)の訪中団が大挙して北京を訪れた
  のである。日本のTVニュースでは連日、中国の胡錦濤国家
  主席とのツーショット写真の撮影に列をなして順番待ちし、
  一瞬のショットに収まる民主党国会議員たちの姿を映し出し
  ていた。一方、そのころ東京では、沖縄の米軍・普天問基地
  の移設問題の紛糾が連日ニュースで伝えられ、11月の日米
  首脳会談で合意を見たとされる「年内に結論を出す」という
  期限が迫っているのに、鳩山政権はなぜこれほど先延ばしを
  繰り返すのか、といぶかる声が日米双方から、しきりに発せ
  られていた。そこへ次のような報道が日本に伝わってきた。
  一足先に韓国経由で帰国した小沢氏と別れ、訪中団の団長を
  務めていた山岡賢次国会対策委員長は、上海市で開かれたシ
  ンポジウムに出席して次のように語ったという。「日米関係
  が基地問題で若干ぎくしゃくしているのは事実だ。そのため
  にもまず、日中関係を強固にし、正三角形が築けるよう米国
  の問題を解決していくのが現実的プロセスだと思っている」
  山岡氏はこう語ったあと、さらに続けて、「12月10日の
  小沢幹事長と胡主席との会談でも確認されたが、日中米は正
  三角形の関係であるべきだ。それがそれぞれの国と世界の安
  定につながる」と強調したという。
  http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/adagio/nakanishi-ozawa.htm



http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/483.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 安倍晋三首相、下村博文文科相は、姑息な文部科学官僚に騙されていて、「いじめ事件」は完全撲滅できない (板垣 英憲) 
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/48ead860b88e8880c82698f6bac10ded
2013年04月16日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆「犯罪空間」と化している全国の小中高校で多発している「いじめ事件」は、教育委員会制度を改めれば、完全に撲滅できるのか。できると考えているとすれば、「見当違い」も甚だしい。「いじめ事件」とは、「児童・生徒に対する侮辱、名誉毀損をはじめとする基本的人権侵害事件」を含めて、「暴行、傷害、傷害致死、殺人など」の刑事事件のことだ。これは、もはや教育委員会制度の範疇の問題ではない。警察・検察の事件捜査にかかわる問題である。何か考え違いをしていないか。

 「いじめ事件」を完全に撲滅しようとするならば、戦前、各学校に軍事教練のために「配属将校=軍人」を配置したように、「配属警察官」(退職者でもよい)を常時配置して、事件の予防、防圧、捜査、被疑者の司直への引き渡しなどの業務に当たらせるしかない。加えて、児童・生徒の基本的人権を守るために、「弁護士」の配置も不可欠である。

◆にもかかわらず、政府の教育再生実行会議は、教育委員会制度の改革に向けて、地方自治体の教育長を教育行政の責任者と位置づけ、自治体の長が議会の同意を得て任命と罷免ができるようにするなどとした提言を取りまとめ、15日、安倍晋三首相に提出したという。NHKNEWSwebが4月15日午前11時44分、報じていた。

 教育長を教育行政の責任者と位置づけて、自治体の長が議会の同意を得て任命と罷免ができるようにすれば、本当に、「いじめ事件」は、完全に撲滅できるのか。これは、かなりおかしい。

 まず、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」(1956年<昭和31年>6月30日公布、教育委員会の設置関係規定施行)は、それまで地方教育行政に関する制度の中核を定めていた教育委員会法を廃止した上で施行された。教育委員会法は、教育委員会の委員を住民による公選としていたが、この法律では、地方公共団体の首長が地方議会の同意を経て任命することに改められた。

教育委員は、議会の承認により首長によって任命され、委員の互選により教育委員会代表者であり教育委員会会議主宰者である教育委員長が選出される。教育公務員であり教育委員会事務執行責任者である教育長が、教育委員会から1人任命される。教育委員長と教育長は、兼任することができない。

 政府の教育再生実行会議は、この教育長を「自治体の長が議会の同意を得て任命と罷免ができるようにする」というのだ。つまり、教育長の任命権を一般行政から独立している「教育委員会」から奪おうということだ。これは、「文部科学省の教育委員会に対するコントロールも強くすることを意味している。

文部省は戦前、内務省の下請け機関として全国の学校の思想統制の任を務めてきた。戦後は、米国流の教育委員会制度の導入により、文部省は、「支配地」を失い、単なる「指導助言機関」にされてきた。「いじめ事件」多発を奇貨として、このドサクサに紛れて、「失地回復」を図ろうとしている。政府の教育再生実行会議は、この文部科学官僚の姑息な術中にスッポリと嵌められているのである。従って、「いじめ事件」の完全撲滅には、何の効果も生まない。

政府の教育再生実行会議は、「いじめ事件」の完全撲滅にどの程度効果があるのかを証明する必要がある。

それとともに、むしろ、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」(1956年<昭和31年>6月30日公布)に伴い廃止された教育委員会法の復活、すなわち、教育委員を地域住民による選挙で選ぶ、いわゆる「教育委員公選制度」を復活させて、教育の民主的コントロールを強化するよう提言することが、先決ではないのか。形骸化しているいまの教育委員会制度を根本的に改めるのだ。

【参考引用】NHKNEWSwebが4月15日午前11時44分、「再生会議『教育長を責任者に』というタイトルをつけて、以下のように報じた。

 「政府の教育再生実行会議は、教育委員会制度の改革に向けて、地方自治体の教育長を教育行政の責任者と位置づけ、自治体の長が議会の同意を得て任命と罷免ができるようにするなどとした提言を取りまとめ、15日、安倍総理大臣に提出しました。政府の教育再生実行会議は、15日、総理大臣官邸で会合を開き、学校でのいじめを巡る問題が全国で相次いだことなどを受けて、教育委員会制度の改革に向けた提言を取りまとめ、座長を務める早稲田大学の鎌田薫総長が安倍総理大臣に提出しました。提言では、現在の教育委員会制度について、『責任の所在の不明確さ、審議などの形骸化といった課題がある』と指摘したうえで、地方自治体の教育長を教育行政の責任者と位置づけ、教育委員会に代わって自治体の長が、議会の同意を得て任命と罷免ができるようにするとしています。
一方、教育委員会は、教育行政の方向性を示し、教育長をチェックする機関に改めるなどとしています。安倍総理大臣は『教育委員会は、今の制度になってからすでに半世紀が過ぎ、問題が指摘されながらも抜本的な改革には至らなかった。提言は、教育行政の基本構造を大きく転換するもので教育再生の基盤が築かれると確信している』と述べました。
下村文部科学大臣は、来週にも中教審=中央教育審議会に提言の内容を諮問し、来年の通常国会に必要な法案を提出したいとしています」


http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/484.html

記事 [政治・選挙・NHK146] いつのまにか消え去った北方領土問題 (天木直人のブログ) 
http://www.amakiblog.com/archives/2013/04/16/
2013年04月16日 天木直人のブログ

 4月13日の毎日新聞が小さく報じていた。

 ロシアのロゴジン副首相が11日北方領土返還を求める日本について「(第二次大戦で)無条件降伏したのだから、今日においてあらたな(領土)要求をするのは無意味だ」と述べたと。

 4月末から予定されている安倍首相の訪露を前にしてこれは物凄い挑発的な発言だ。

 果たして安倍・プーチン首脳会談で北方領土問題はどのような結論になる見通しなのか。

 しかしメディアはこのロゴジン副首相の発言をまったく取り上げようとしない。

 北方領土問題の見通しについて書かない。

 そう思っていたらきょう4月16日の読売新聞が報じていた。

 安倍首相は今度のロシア訪問に100名にも及ぶ大企業のトップからなる過去最大の経済ミッションを帯同して日ロ経済交流に弾みをつけるという。

 その記事には北方領土問題についての言及は一切ない。

 北方領土問題はいつの間に消えてしまったのだろうか。

 しかしそれはそれで私はいいことだと思っている。

 領土問題で無用な並行論を繰り返すより経済交流で実をとったほうがはるかに皆が喜ぶ。

 しかしそれならメディアは安倍首相に方向転換についての説明責任求めなければいけない。

 なし崩しの変更はゴマカシである。

 政治指導者が一番やってはいけないことである(了)


http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/485.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 小沢、堀茂樹対談4/5(4)対等な同盟、志とは(もうすぐ北風が強くなる) 
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-1716.html
2013-04-16 もうすぐ北風が強くなる


   ちょっと硬派な対談 Live Talk【6】 <未定稿> 文字起こし「銅のはしご」氏から
   http://4472752.at.webry.info/201304/article_17.html

4月15日追記◇ 重要な参照
堀茂樹のブログ、あるいは不敬の義務
2010年12月31日(金)
「日本・中国・米国 ー E・トッドの見解、私の見解」
http://irrespect.txt-nifty.com/blog/2010/12/post-3670.html
以上に限らず,ド・ヴィルパン氏の発言の翻訳など貴重な論考が揃っています。

 2013年4月5日 (金)17:00〜 
小沢一郎の超硬派対談「政治とは生活である」

生活の党代表・小沢一郎 衆議院議員 と堀茂樹 慶應義塾大学教授 対談

   第2部 D堀茂樹vs.小沢一郎

小沢一郎 ; そう,そう。民主党政権の失敗,もの凄く,皆さんに申し訳なく思っているんですけどね。
 自民党政権では,時代の変化に対応できない。官僚支配では,本当に国民の暮らしに目を向けた政治ができない,と言って,多分,民主党を選んだんですね。あの時は。3年半前は。

堀 茂樹 ; そうですね。 はい。

小沢一郎 ; それが何で,民主党ダメだったから自民党になるのか。気持ちは分かるけれども,自民党に返したっちゃったんじゃあ,同じこっちゃないですか。また元の木阿弥で。そこが僕はちょっとねえ。

堀 茂樹 ; だから政治主導ってのをやる筈だったのが,実際には出来なかったんでしょうけども,民主党の政権運営ってものが,あれが政治主導だというふうに思われてしまったんじゃないですか。

小沢一郎 ; いや。政治主導だと思っている国民の皆さんは,いないんじゃないですか。

堀 茂樹 ; はああ。

小沢一郎 ; やっぱりあれは,自民党以上に官僚の言う通りだと。

堀 茂樹 ; それは,そうですね。

小沢一郎 ; (そう)思った所に,何だと,民主党はこんなもんかと言う意識に国民皆さんなっちゃって。ですから(昨年の衆院選)10%以上棄権ですね。

堀 茂樹 ; はい,そうですね。

小沢一郎 ; それで我々の責任なんだけど,自民党と新たなのと,勢力が分かれちゃったと言うような事もあったりして。まあ,僕等の責任大きいんですけれども。 
 しかし,僕はもう,1回民主党に任せたけど,ダメだったから,まあ元でいいんだというのは,ちょっとあまりにもね,情けない。

堀 茂樹 ; だからなんかねえ,私は市民としてはね......周りには(いらっしゃる)。 雰囲気として,政治家に任せても,何かスッタモンダでゴタゴタ,ゴタゴタするから,優秀な官僚かなんかに任せといた方が“おまかせ”の方が結果は良いんじゃないかって言うね......

小沢一郎 ; そこに行っちゃうんですよ。日本人って。

堀 茂樹 ; うん。そこに行っちゃってますよ。

小沢一郎 ; だからいつまで経っても,同じ繰り返しになっちゃうんです。一回失敗したから,これでもうダメだと。元のあれで以って(元の木阿弥で)役人に任してりゃ良いんじゃないかっちゅう議論は......
 僕はね,これは,自立した国民,自立した民主国家とはちょっと思えないですね。

堀 茂樹 ; 私ね,何故こうなのかって言う事を,ほんと,ずうっと考えてて。ちょっと私の大胆な説なんですけどね。これ,日本はやっぱり「いざ」という時に自分が直面しようと言う気概がないんじゃないかと。
 つまり簡単に言えば,安全保障ですね。国防ですね。勿論アメリカと同盟を組んで安保条約で,私は良いと思うんですけど,基本はね。
 しかし,日本人が自ら腕まくりして,自分達の,その国民の生活の安定・安心を守るためには国家を守るしかない訳ですから,それに踏み出そうとしないって言うんですかね。
 勿論アメリカとの関係,色々難しい事がありまして,アメリカもどうなんだ,あのジャパン・ハンドラーとか言われている,ああいう連中は何を言ってるんだと,私は腹立てますけれども。
 しかし一方で,日本人の方が,こう「まあ,アメリカに任せときゃいいや」とか,戦後これで平和にやって来たんだから官僚に任せ,アメリカに任せ「何とかなるんじゃないの」 非常に怠惰な依頼心って言うんですかね。それも問題ですよ。

小沢一郎 ; 自立してないんですよ。だから僕(の見るところで)は,ある程度,日本の国家と日本民族の形成の歴史を見ますとね,ほとんど争いがなく平和なんですね。

堀 茂樹 ; 確かにおっしゃる通りです。

小沢一郎 ; 蒙古襲来があったくらいで。

堀 茂樹 ; それは大陸や(他国との争い)?

小沢一郎 ; 大陸や他国では,ちょっと油断すりゃあ皆な殺されちゃうわけですから。

堀 茂樹 ; はい。

小沢一郎 ; そういう事は全くなしに,しかも日本の弥生時代からずっと,大陸や朝鮮半島からいっぱい人が渡って来てる訳ですね。現実,これは立証されてる訳ですから。

堀 茂樹 ; はい。

小沢一郎 ; だけども,ほとんど国内で争いがないんですね。普通だったら外国の物が入って来たら,血みどろの戦(いくさ)になる話しで。

堀 茂樹 ; そうです。

小沢一郎 ; (戦に)ならずに仲良く暮らしてんですね。ですから,それほど平和でね,日本は大陸なんかより遥かに非常に豊かだったと言われていますね,古代は。
 そういう自然の恵みと,たまたま海に囲まれた日本列島と言う事で,僕は非常に幸せな,平和な国家を作って来たんだと思うんです。

堀 茂樹 ; 甘やかされたボンボンみたいなもんですか?(笑)

小沢一郎 ; 幕末,黒船が来るとね「たった四杯で夜も眠れず」っつう話しになっちゃう。そして交渉も出来ないから,不平等条約でみんなアメリカの言う通りになっちゃう。それをダメだと言って明治維新が起きて,本当に自立した独立国家を目指して頑張ったんだけど,
 また何時の間にかダメんなっちゃって,戦争・敗戦っちゅう事に......

 結局もうダメだ,お上に任せとけと。外国は,もうアメリカの言う通りにしてりゃあ良いと。何か言われたときゃあカネ出しゃあ良いと。いうような意識がやっぱり国民の皆さんの中に,どっかにあるんだと思うんですよ。

堀 茂樹 ; うーん。私それ,いわゆる親米右翼とかだけじゃなくてね,いわゆる平和主義とか左翼のほうにもね,あると思うんですよ。

小沢一郎 ; 両方そうですよ。だから,その意識を捨てないと,アメリカでも「安保ただ乗り論」というのありますよね。日本人は自分で国を守ろうとしない,平和を守ろうとしないで,アメリカに全部任せてカネだけ出しゃあいいやと言う事に対して物凄くアメリカ人も日本に対して「信用」してないですね。 
 日米同盟なんて言いますけど,日米「同盟」なんて言うような関係じゃないですよ,日本とアメリカは。同盟というのはね,対等な国同士でしょ。それが同盟者でしょ。

堀 茂樹 ; はい。契約関係ですからね。

小沢一郎 ; 何もアメリカと同じ軍事力・経済力を持てと言う意味じゃなくて。人間と人間が対等であるように,独立国家である以上,国と国が対等でなきゃならない。

堀 茂樹 ; はい。

小沢一郎 ; だから,その同盟者として,同盟国として,きちんと日本は主張し責任を負わなきゃならない。ところが,主張し責任を負うっつうのは辛いから,アメリカの言う通りにすりゃあ良いと,こうなっちゃってますから。
 絶対アメリカは日本の事なんか全然頭の隅にもない位ですよ。彼等は日本人は言う通りすると,何でも言えばついて来ると。そう思ってるから(日本を飛び越して),もう全部中国とですよ。これは本当,大変ですよ。

堀 茂樹 ; そうなんですよ。イラク戦争の始まる時にね,安保理で,ドイツ・フランス・ロシアが,まだ査察を続けるべきだと言いました。私は自分のサイトにも翻訳をして載せてるんですが,当時のフランス外相ドミニク・ドゥ・ヴィルパンって,こんな(腕を上げ天を指差し)背の高い男なんですが,安保理で有名な演説をしてね,しかも礼儀正しく,しかし非常に厳しくアメリカに対抗したと。
 あん時に一時はね,アメリカでも「フランスけしからん」と「全部ボイコットだ」と言うような事が起こったんですが,フランスは人口から言うと日本よりずっと小さい国ですよね。

 しかし振り返って見ると,今私は推測するんですが,アメリカの政権が「この国は,自分達の方針に対してどういう態度を取るか」と。この時に,気にするのはフランスじゃないかと思うんですよ。日本は,何を言っても付いて来てくれますね。

小沢一郎 ; はい。

堀 茂樹 ; それじゃあ尊重される訳がない。だからこれ何とか自分達の自立のための,貢献って言うか,代償も払いつつ,もう少し一国としての見識を以ってアメリカとも対応して,そして友好関係やれば良い訳なんですねえ。

小沢一郎 ; そう思います。ですから今アメリカはひたすら中国の事ばっかりですね,注意を払ってるのは。

堀 茂樹 ; はい。そんな感じがします。日本と中国とのイザコザなんかについても,オバマさん(オバマ 第44代・米大統領)も。そんな感じですね,気がしますね。

小沢一郎 ; そうアメリカの態度も非情なんですよ。

堀 茂樹 ; 安倍(晋三首相)さんに,どっちかって言うとヨシヨシじゃないですね。

小沢一郎 ; だから,ドンパチされても困るし,だと言って日中仲良くされても困るし,っちゅう,まあ,アメリカのエゴですけどね。

堀 茂樹 ; はい。まあ,それは当たり前ですよね,外交関係なんだから。

小沢一郎 ; そう,そう。自分の国の利益を守るっつう意味では当たり前なんです,アメリカの態度はね。それに対して,日本はきちっと言やあ良いんですよ。

堀 茂樹 ; はい。

小沢一郎 ; ただ,言うと,責任を取らなくちゃいけないから,言わないっちゅう事ですね。(笑)

堀 茂樹 ; ちょっと時間も(迫って来た)ので,1度,民主党政権の時に,鳩山さん(鳩山由紀夫 第93代・内閣総理大臣)の外交方針があって,それを,一国の首相がある外交方針を持っている時に,外務省の高級官僚は,アメリカに「鳩山さんの言う事は聞かなくて良い」というふうな事を言ったと,ウィキリークスで暴露されておったりするんですね。
 これ,日本の高級官僚のね,まったくの背信行為だと思うんですね。
 その官僚が,鳩山さんの外交方針を正しいと思っていようと間違っていると思っていようと,仕えるべきは日本国の首相なんだから。 そして日本国の首相は,民主的正当性を担っている訳ですから。これは,仕えなきゃいけないと思うんですね。
 たとえ百歩譲って,鳩山さんの方針が何かまずい選択であったとしても,そういう事が平気で行なわれておって,ウィキリークスで暴露されてもですね,何か日本ではあまり問題にならないという,
 何か当たり前のような事で済んでいるって言う,こういう,これ本当に大変な話しだと思うんですね。

小沢一郎 ; ですから,官僚もそういう体質というか,意識で以って仕事をしてますし。
 そして,そういう事(官僚が政治を牛耳る事があったりする事)なんだよって言っても,国民から批判が起きないんですよ。これが,問題なんですよ。
 けしからんと言う大きな声が起きて良い筈だけど,起きないですよ。やっぱね,お上の言う事を殆ど批判しないですよ。蔭ではゴチョゴチョ言うけども。
 だから結局これが正に彼等の跳梁跋扈を,支配を許してる元だと,僕は思いますよ。

堀 茂樹 ; そうです。この話しになって来ると,宮内庁の話しも本当はしたいんですけれども。

小沢一郎 ; え?

堀 茂樹 ; この間,宮内庁長官が......ありましたでしょ。

小沢一郎 ; ああ!!

堀 茂樹 ; それをやり出すと長くなるので。あれもね,私は腹立ったんですけどもね。それはいいんですが。

小沢一郎 ; ああ,あははは。 習近平の......

堀 茂樹 ; で,今うかがって来てですね「政治という営みを人々の生活のためにやる」という事で,非常に「国民の生活に対して政治的リーダーは責任を負う」という考え方を出しておられて,抽象的な正義を追及するのでもなく,
 それから,国民から切り離された国家を,なんか盛んにすれば良いとか言うのではなくてですね,非常に新しい考え。非常に,実は,新しい考え。
 日本独特なんじゃないかって仰ったけれども。話しが長くなるので控えますけれども,ヨーロッパ辺りではですね,新たなそう言う考え方が出て来てるんですね。新たな,批判を経た,ヒューマニズム。

小沢一郎 ; はああ。(感心したように)

堀 茂樹 ; 新たな,批判を経た,ヒューマニズム。いっときのヒューマニズムに対する批判を越える,ヒューマニズムというものが出て来ておるんですね。

◇ 参考

総務省(2012年12月17日午前)発表  衆院選の確定投票率
小選挙区 59・32%  比例代表59・31%

以下Wikipedia などより
元寇(げんこう)
文永の役1274年11月4日―19日 (文永11年10月5日―20日:至元11年10月5日―20日)  場所:九州北部
日本の鎌倉時代中期に、当時大陸を支配していたモンゴル帝国(元)及びその服属政権となった高麗王国によって二度に亘り行われた対日本侵攻の呼称である。一度目を文永の役(ぶんえいのえき・1274年)、二度目を弘安の役(こうあんのえき・1281年)という。蒙古襲来とも。主に九州北部が戦場となった。
弘安の役1281年6月9日―8月21日(弘安4年5月21日―閏7月7日:至元18年5月21日―8月7日   場所:九州北部

蒸気船たった四杯で夜も眠れず
江戸時代の狂歌(滑稽,ユーモアなどを旨とし,風刺的にトピックなどを詠み込んだ短歌や和歌)

安保理UNSC=国際連合安全保障理事会 United Nations Security Council
「常任理事国Permanent members」が5か国=米・英・中・仏・露 & 国連加盟国の中から総会で選挙(任期2年)される「非常任理事国(non-Permanent members)」10か国の計15か国。
日本が,非常任理事国だった年(10回選出され計20年)
1958〜1959,1966〜1967,1971〜1972,1975〜1976,1981〜1982,1987〜1988,1992〜1993,1997〜1998,2005〜2006,2009〜2010年

イラク戦争  2003年3月20日開―2011年12月
ドミニク・ドゥ・ヴィルパンDominique Marie François René Galouzeau de Villepin  1953年11月14日〜   日本ではドビルパン氏という表記が多い。
Wikipediaより
 2002年フランスのラファラン内閣の外務大臣に就任。イラク戦争開戦を強行しようとしたアメリカに対して強く反対した。アメリカの国防長官ドナルド・ラムズフェルドから「(開戦反対の)フランスとドイツは古いヨーロッパだ」と皮肉られると、国連安保理で「フランスは古い国だからあえて反対する」と切り返した。その外交姿勢はド・ゴール主義にとても近いといわれている。折から高まっていたイラク反戦の世界的な世論に、ド・ビルパンの国連での演説は強くアピールし、シラクの側近官僚というイメージから、一躍大統領候補として注目されていくようになった。

習近平 中華人民共和国 第7代国家主席 〔 任期 2013年3月14日〜〕
2009年11月26日天皇陛下との会見を中国政府が外務省を通じ打診。だが宮内庁長官が「天皇陛下と外国要人の会見は,1か月前までに申請を行うという政府のルールがある」と「応じかねる」と回答した。

   堀 茂樹vs.小沢一郎 Live Talk【7】/小沢を発見せよ  <未定稿> 文字起こし「銅のはしご」氏から

   第2部 E  堀茂樹 vs. 小沢一郎

堀 茂樹 ; で,今伺って来てですね「政治という営みを人々の生活のためにやる」という事で,非常に「国民の生活に対して,政治的リーダーは責任を負う」という考え方を出して来て頂いて,抽象的な正義を追及するのでもなく,それから,国民から切り離された国家を,なんか盛んにすれば良いとかじゃあなくてですね。
 非常に,実は,新しい考え。日本独特なんじゃないかって仰ったけれども。
 話しが長くなるので控えますけれども,ヨーロッパ辺りではですね,新たなそう言う考え方が出て来てるんですね。

堀 茂樹 ; 新たな,批判を経た,ヒューマニズム。いっときのヒューマにズムに対する批判を越えるヒューマニズムというものが出て来ておるんですね。
 それはまた,次の機会と致しますが,最後に「志を持て,日本人」と言う事でね,これは若い人に向けてのメッセージになってるんですね。
 で“ Boys, be ambitious ! ”
これを,「野心」じゃなくて「志」と「大志」と訳すと。

小沢一郎 ; ガールズでも良いんですけどね。(笑)(会場・拍手・笑)

堀 茂樹 ; ガールズでも良いです。そうです。(笑)

小沢一郎 ; 最近はガールズの方が,ボーイズはちょっと頼りないから,(笑)(会場・拍手・笑)

堀 茂樹 ; おんなの人は根性入ってますからね。

小沢一郎 ; 日本は女性で成り立ってんですね。そう思いますね。神代の昔から。(笑)

堀 茂樹 ; 私も,これぞと思って翻訳した文学の作家は全部中年の女性なんです,ほとんど。(笑)

小沢一郎 ; ああ,そうですか(感心して) (両氏・笑)

堀 茂樹 ; なんかね,こう,防御姿勢がないんですね。信じたら命を懸けて来る,自分の命を懸けて,やって来る。

小沢一郎 ; ですからね,自分の今の仕事の事になりますが,選挙で候補者を選ぶ時もね,女性には色々な日本社会での社会的制約がありますから,色々色々考えるの当たり前なんですけれども,考えて結論出したら男より遥かにビシッとしてますね。

堀 茂樹 ; そうなんですか?(笑)。

小沢一郎 ; 男は一度良いって言ってからまたダメだと,何だかんだ(手を左右に揺らして)言うんですけどね。
 女性は,それは決めるまでは考えると思いますけども。国会議員も女性のクォーター制を作んなきゃならないと言う人がいますけどね,本当にそういう意味で僕は,実力から言って,もっともっと増えて来ると思いますよ。

堀 茂樹 ; 増えて当然。(議員の)50%は(女性で)当然なんですが,社会的な環境がね,日本ではなかなか整っていないので。そういう問題もあると思います。

小沢一郎 ; はい。

堀 茂樹 ; 「志」というのは「野心」と違うんではないかと,私思ってますけどね,これについて何かちょっとお伺いしたい。

小沢一郎 ; “ ambitious ”を「野心的」というような訳し方を
する場合多いんですけど,“ Be ambitious ! ”を「大志を抱け」と言う訳は,とても良い訳だと僕は思います。
 それで「志」は,何でも良いんですけれども,その根底にいわゆる仏教用語で言うと「利他の心」ですか。他人のために,人のためにと言う。

堀 茂樹 ; はい。「利他の心」です。

小沢一郎 ; 仁徳天皇の逸話にあるような,そう言う前提の意識を持ちながら「志」を大きく持つ事が,僕は大事だと思います。
 何も社会的地位や,色んな,経済的地位(成功)や,大きい,小さいの話しじゃなくて,自分自身として人生を志を持って,利他の精神を秘めながら生きて行くのが大事じゃないか。。

堀 茂樹 ; はい。それは社会階層を問わず総ての人に,可能性として開かれているものですよね。

小沢一郎 ; はい。(頷きながら)

堀 茂樹 ; 今,端的に「利他」と仰ったけれども,「利他」を売り物にするのはあまり虚栄っぽくて好きじゃないですけれども,しかし,良く考えると,かつては国というものが,国家というものがを命をかけて守るべきものだったかも知れない。
 或いは或る人々にとっては革命だったかもしれない。或いは自分の思う処の正義だったかも知れない。

 色々あると思うんですが,やや抽象化された観念化された「愛国心」ではなくて,具体的な掛け替えのない人生を送っている,具体的な人々が大勢いる,その国民を目的とする政治を行なうという愛国的な政治って言うんですかね。
 そういう処がね。私は感じまして。

小沢一郎 ; はい。僕は本当に仰る通りだと思います。国家って個人じゃないですね。
 さっき,国家の成り立ち・社会の成り立ちは,それぞれの人達が,人それぞれの個人が,お互いのために社会を作り,国家を作って,やろうと。
 それがより自分達のためだと言う事で,社会・国家と言うのは出来て来たと。
 いう事が自然な人類社会の成り立ちだと,僕は思います。

堀 茂樹 ; はい。

小沢一郎 ; もう一ついいですか?

堀 茂樹 ; はい。まだ時間あります。

小沢一郎 ; ものすごく良い映画があるんです。ずっと前の映画ですが『戦場に架ける橋』って。(テーマ音楽が)「クワイ河マーチ」。戦争(第2次大戦)中にビルマで日本人が橋を作る能力もない事を揶揄してやった事だと言う人もいますが,そんな事はどうでもいいんですが。
 あの中で英国人の捕虜が「クワイ河マーチ」を口笛で吹きながら,整然として,捕虜になりながらも整然としてやって来るんですね。日本軍の司令官が(英国)将校にも苦役労働をさせるとしたんですね。
 そうしたら将校は「絶対これはジュネーヴ協定違反だ」将校は労働に絶対使わないという事で決まってあると。「ふざけんな,お前は捕虜じゃないか」っつてね,小さな暑い所でトタンの所に閉じ込めて1週間も置いてあるんだけど,将校は絶対それはダメだと「ジュネーヴ協定,皆で決めた協定の違反だ。俺は絶対それは受けられない」と言って1週間か10日経って出て来る。そうすると,全員が拍手して迎えるんですね,兵隊さんが。
 これ,本になってますがね,日本の敗戦の時に,世界に軍規を誇った皇軍が敗戦と同時にメチャクチャになっちゃってね。捕虜になればもう,秘密も何もベラベラ喋る。

堀 茂樹 ; はい。会田雄次さんの本です。

小沢一郎 ; そういうことは何故か? イギリス人が捕虜になっても階級をきちっと守る,ジュネーヴ協定も守れと言って抵抗する。何故かと言うと彼等は,自分で自分達の契約で,自分達の議論の中で約束で作った軍隊なんですね。組織なんですね。それで自分達がちゃんと認めている女王陛下なんですね。
 だから,どんな状況になろうとも,自分達で作ったルールは守って行く。捕虜になっても。イギリスっていうのは民主主義の最大の先進国。僕は非常にもう......あまりイギリス人好きではないですけれども......

堀 茂樹 ; (笑)なるほど。(笑)

小沢一郎 ; そういう所は本当に偉いと思う。日本人はそこをきちっと分かんなきゃだめなんです。

堀 茂樹 ; それねえ,私はそれ,近代精神だと思いますね。

小沢一郎 ; ああ,ああ。

堀 茂樹 ; つまりねえ,階級があるのが良いか悪いかと言うその問題ではなくて,階級や社会制度というものも,人間が組織するものであると。
 自然に与えられていて,自然に「身分」が違うんだって言うんじゃなくてね。いったん同じ人間という立場に立った所で作った人為的な制度であると。

小沢一郎 ; 自分達が約束した(人為的なもので)組織であれ,ルールであれ。だから,それは尊重しないと,もはや民主主義の国の一員じゃないっちゅう事になるんじゃないですか。

堀 茂樹 ; ええ,ええ。だから,原則ですよね。原則を尊重すると。まあ,それは非常に小沢さんらしいって言うかね。

小沢一郎 ; 僕は今でも(映画を)覚えてますね。やっぱこうじゃなきゃいかんと。

堀 茂樹 ; ええ,そうですね。そういう強さっていうものを,そういう意味の強さっていうものを日本人が,ちょっと温和な温室の中でずっと歴史をやって来たけれども,ここで身に付けないと今後は危ないんじゃないかと言う。

小沢一郎 ; もう少し人間として強くなんないとだめだという事ですね。自分自身がしっかりとしないと,と僕は思いますね。

堀 茂樹 ; しかし小沢さんは非常に強いから(笑)

小沢一郎 ; いえ,いえ(笑)

堀 茂樹 ; 大分長くなりましたが,最後に「志」っていうのは利他である。
 つまり自分の外部に存在するものに対して,それのために生きてるんだって言うような所が必ずあるんだと,私思うんですね。
 どんなささやかなレヴェルであっても。それに対して敢えて比較すれば「野心」の方は自分が偉くなりたいと言う事ですので,

小沢一郎 ; 「利己」の方ですね。

堀 茂樹 ; で,そこで私思うに,先ほど言ったパフォーマンス(=偶然的結果をもとめるような演技)の政治。
 権力を握れば良いと,そして技術的に政略的に成功すれば,新聞や何かの解説記事で「見事にやった!」とか言って報道され,どっちの方向へ,左へ行くのでも右へ行くのでも,兎に角,成功する事に政治の成功があるのかと。
 政治の成功は,そうではなくて,やはり政治行為の外に目的があって,その目的を如何に何処まで達成するか,という事だと思うんですね。

小沢一郎 ; そうだと思います。だから,政治の権力というのは,どんなに強大な物であっても何でも,それは国民の皆なの命と生活を守るために,国民から与えられた権力です。
 その意識を持たないで,ただポジションだけを占めていたっつうんでは,これは政治になんないですね。

堀 茂樹 ; はい。ですから,そういうパフォーマンス(政治)に憧れるような風潮に,私は非常に反発を覚えてですね,そういう意味で敢えて名前を出せば,小泉純一郎さん,まあすごい,5年間も政権を維持した人だったけれども。それからまあ今日人気になっている橋下徹さんもですね。どうも,言ってる事がコロコロ,コロコロ変わってね。
 「政策守らなくても良いじゃないか」って小泉さん言った事ありますけども。(両氏・笑)

小沢一郎 ; ええ,「公約を守らなくても良い」っつってね。(両氏・笑)

堀 茂樹 ; はい。そういうね,これ1つの技術のための技術。難しい事言うと,ハイデガーが「技術の世界」っていう事を言ったんです。道具的理性とフランクフルト学派が言ったりした事があるんですが。
 そういう自己目的化した技術としての政治というものが台頭し始めておって,
 これに対して,それをちゃんと見極めて,そして自己目的化しない,自らの外に目的を持っている政治というものを尊重して行かなければいけないと,私は思うんですね。

小沢一郎 ; はい。そうです。

堀 茂樹 ; で,そういう意味で今,もうハッキリしたと思うんですが,本当に訳分かんないんですが,逆にね,世間では小沢さんが政略の人だと。

小沢一郎 ; ははは。(笑)

堀 茂樹 ; もうね,政局のための政略をやってるのが小沢さんだと......
 もうね,全然(腹立たしそうに)違うだろうって,私思うんですね。(小沢氏・礼をする)ですので,これを我々きちっと見極めて,政局のための政治家と,政策のための或いは政治目標のための政策,そして政策のため政局と。政局が悪い訳じゃないんですから。

小沢一郎 ; そうです。そうですね。

堀 茂樹 ; そういう姿勢を持ってらっしゃる小沢さんを,国民皆なに,発見してもらいたい,と。
 こう私は呼びかけまして(会場・大きな拍手が湧き上がる)(小沢氏・礼)
 そして,こういう姿勢を持った若い政治家の方々が続々と,小沢さんに続いて出て行く事を祈念します。
 念願して,きょうの対談のお仕舞いにしようと思います。
 どうも本当に有り難うございました。

小沢一郎 ; 有り難うございました。(立ち上がり深く礼)どうも有り難うございました。

(会場・拍手。両氏,ステージで両手で握手。拍手大きくなり,続く)


http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/486.html

記事 [政治・選挙・NHK146] OECD加盟34カ国で大学授業料が有料で給付型奨学金のない国は日本だけ(KABASAWA YOUHEI BLOG)

OECD加盟34カ国で大学授業料が有料で給付型奨学金のない国は日本だけ
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-11511862458.html


4/14付の赤旗日曜版の記事に驚くべき記事が展開されてました。
放射能問題ではないですが、子ども達の未来を考えるうえでは極めて重要な問題であると感じます。

なんと大学授業料が有料で、しかも給付型奨学金のない国は日本だけという事実。OECD加盟34カ国中、17カ国は授業料が無料。32カ国には返済必要がない給付型奨学金があります。日本の大学の初年度納付額は国立で82万円。私立で131万円と高額です。公的奨学金はすべて貸与制でその7割有利子です。学生が卒業と同時に数百万円の借金を背負い、利払いに追われる。こんな異常な国は日本だけと伝えてます。


http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/13454.jpg


奨学金 まるでサラ金 こんなの日本だけ


世界一高い大学学費。一方、家計収入は減少の一途。その中で日本学生支援機構の公的奨学金を受ける人は年々増加し、いまや学生の半数近くに上ります。ところが、日本の公的奨学金はすべて貸与制、つまり借金です、その返済に多くの若者が苦しめられています。

埼玉に住むAさん(28歳、女性)は、月々3万円余を20年かけて返済しています。大学・大学院で有利子、無利子あわせて678万円の奨学金を借りました。有利子分の利息は55万円にもなります。大学院を卒業して嘱託職員になった当時のAさんの手取りは13万円。うち3万円を奨学金の返済に充てると生活費が足りず、ダブルワークを余儀なくされました。現在は結婚し、子どもが生まれました。奨学金の返済は、出費の多い子育て中の生活を圧迫しています。Aさんはせめて「利息がなかったら」と話します。


別の女性、Bさんは大学4年間、毎月3万円の奨学金を借りました。卒業後、就職した会社でリストラにあい失業、生活困難に。毎月1万円余の奨学金返済は連帯保証人の父に肩代わりしてもらうしかありませんでした。その後、父母が離婚したきっかけに奨学金の返済をしていた父と連絡がとれなくなりました。派遣の仕事などで何とか生計を立てていたBさんに、ある日突然、学生支援機構から一通の郵便が元金が約130万円残っており、その利息と年10%の遅延損害金約90万円の一括支払いを求める通知でした。

Bさんは父親も返済を続けられなくなったことに驚き、機構の相談窓口に連絡。事情を話して返済猶予と遅延金の減免を願い出ましたが、認められませんでした。その後、Bさんは苦労しながら月1万円を払ってきました。それでも払っても払っても損害金に充てられるばかりで元金はそのまま残ってしまいます。・・・・

授業料が有料で、しかも給付型奨学金のない国は日本だけ。OECD加盟34カ国中、17カ国は授業料が無料。32カ国には返済必要がない給付型奨学金があります。日本の大学の初年度納付額は国立で82万円。私立で131万円と高額です。公的奨学金はすべて貸与制でその7割有利子です。学生が卒業と同時に数百万円の借金を背負い、利払いに追われる。こんな異常な国は日本だけ。

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つい先月のニュースでドイツ全州で大学授業料が廃止されることが決定的になったと伝えられます。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-02-28/2013022806_01_1.html

ドイツでは州レベルで、学生に大学授業料を課すかどうかや授業料の額などが決められますが、全16州のうち大学授業料を徴収していた2州で相次いで廃止の方針が明らかになりました。
南部のバイエルン州では、学生たちが長年、大学授業料の無償化を要求していました。今年1月には、州政府に無償化を求める国民請願署名に取り組み、短期間に有権者の14・4%にあたる署名を集めました。

バイエルン州の場合は、大学授業料の無償化にとどまらず、職業教育に通う学生に年1000ユーロ支給することや、保育料の減額なども含まれます。

 ドイツでは1960〜70年代に、社会的弱者にも教育の機会を与えるよう求める学生や青年の運動が高まり、72年から大学授業料は無償化されました。ところが2005年に憲法裁判所が学費徴収を全国一律に禁止する法律を無効と判断したことから、授業料を徴収する州が一時は半数近くになりました。

 授業料徴収の流れを変える力になったのが、グローバル化や政府の構造改革によって広がる格差と不公平感を背景に盛り上がった国民の運動です。バイエルン州では、学生や労組を中心に大学授業料廃止同盟がつくられ、住民運動が広がりました。

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日本もいつまでもミッシングリンクをつなげろなどと高速道路やハコモノを政治に求めるのはやめにすべきときだと感じます。昨今のグローバル化で世界に通用する人材をというならば、なぜもっと教育へ国はお金をかけないのか。学びたい人が経済的問題で諦めたり、奨学金借りても借金まみれになったりで何が美しい国なのでしょうか。私たちは自助だけを押し付け、政府の公的役割を投げ捨て、切り捨てていく今の風潮にNOと言わなければならないのではないでしょうか。生活保護費を削り軍事費拡大。アメリカでは奨学金返済できない若者が生きる為に軍隊に行くという例が増えてるとの実態もあります。教育格差が貧困の連鎖へと密接に繋がっていくことを考えれば、こうした給付型奨学金の必要性や大学学費無償化などもっともっと多くの国民が関心を持ち、要求し、行動し、変えていく努力をしなければならないと感じます。

http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/487.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 早くも息切れを示し始めたアベノミクスマジック (植草一秀の『知られざる真実』) 
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-1f0c.html
2013年4月16日 植草一秀の『知られざる真実』

アベノミクスの前途に早くも暗雲が広がり始めている。

安倍政権が順風に支えられてきた最大の要因は株価上昇である。

昨年11月13日、8661円だった日経平均株価が本年4月11日には13549円にまで上昇した。4888円、56.4%の上昇を記録した。

株価が上昇すると時の政権には順風が吹く。

経済の明るさが認識されるためである。

株価が上昇しても直接利益を得る者は限定される。

賃金労働者や年金生活者が潤うわけではない。

しかし、株価上昇は経済全体の改善予想から生じる場合も多く、また株価上昇が資産効果などを通じて支出活動を促進する効果を持つため、株価上昇は一般的に歓迎される事態である。


昨年11月以降の株価上昇の第一の要因は、それまでの株価が安すぎたことである。

野田政権は経済の浮揚にまったく取り組まず、増税まっしぐらの政策路線を選択した。

このために、日本の株価は著しく低い水準に留め置かれていた。

安倍政権の幸運の第一は、前任の野田政権の経済政策が稚拙に過ぎた点にあった。

この点は、2001年から2006年の5年半持続した小泉政権が、その前半期に最悪の経済政策で株価を大暴落させたために、後半期に経済の自律回復、株価の自律反発が生じて幸運を得たことと類似している。


第二に、昨年11月から本年4月にかけて株価が急上昇した直接の背景は円安の進行である。

『金利・為替・株価特報』には両者の関係を詳しく示しているが、最近の経済現象の大きな特徴のひとつとして、為替レートに連動する株価推移をあげることができる。

http://www.uekusa-tri.co.jp/report/index.html

昨年11月以来、安倍政権の誕生が予想され、安倍政権が樹立されれば、強力な追加金融緩和政策が実施されるとの予想が働いた。これが円安が進行した第一の要因。

この予想に誘導されて円安が進行し、この円安が株価上昇を引き起こすとのメカニズムが働いたのである。


他方、円ドルレートの変動は昨年11月まで、米国長期金利に連動する動きを続けてきた。

米国長期金利が上昇すると米ドルが上昇する。米国長期金利が低下すると米ドルが下落する。この関係が観察されてきた。

米国では2013年、財政緊縮策による景気悪化が懸念されていたが、議会と大統領府との協議により、いわゆる「財政の崖」を圧縮する協議が重ねられてきた。

このため、米国経済の悪化が緩和されるとの見通しが広がった。

また、シェールガスの大量産出の見通しが米国経済に大きな所得増大効果を生み出すとの期待が拡大したことも、米国経済の見通しを改善させる要因として作用している。

これらの事情から、米国経済悪化観測が緩和され、米国長期金利がやや強含みで推移することになり、これも米ドル上昇を支える要因になってきた。これが、円安が生まれた第二の要因。

さらに、日本では追加金融緩和実施の観測が広がり、長期金利が大幅に低下した。日本の長期金利低下は日本円下落の要因になる。これが円安を生んだ第三の要因。米国金利の強含みと日本金利の低下が相乗的に作用して円安・ドル高が強まったのである。


ところが、この状況に変化の兆候が表れ始めている。

三つの変化を指摘できる。

第一は、米国経済指標に弱めのものが相次いで発表されていることだ。

米国経済の改善鈍化は米国長期金利の低下要因になる。これが米ドルの上昇力を鈍らせ、米ドル反落の要因になる。

第二は、日本長期金利の反転である。4月3、4日の日銀による金融政策決定会合の後、金融緩和措置が打ち出されたが、この政策発表後に日本の長期金利は低下していない。

この政策決定を契機に債券市場では高値大波乱の様相が強まり始めている。

金利は低下するどころか、むしろ、反転上昇の兆しを示し始めている。

第三は、金融緩和政策に「材料出尽くし」の空気が生まれ始めていることだ。

安倍首相と黒田東彦総裁、岩田規久男副総裁の鼻息は荒かったが、早くも金融緩和政策の効果に息切れ現象が示され始めている。


ここに、ボストンでの爆発事件が発生した。

米国はイラクへの戦争を仕掛ける出発点に9.11の同時多発爆発事故を位置付けた。

米国政府は「同時多発テロ」としているが、これが米国政府による自作自演であったとの見方も消えていない。

真相が明らかになるには時間が必要だと思われるが、米国はこの9.11をきっかけに、アフガン戦争、イラク戦争に突き進んでいった。

北朝鮮の動向に関心が寄せられるなかで、ボストンで爆発事件が発生し、これがまた、新しい戦争の発火点になる可能性も否定はし切れない。

この場合、もっとも大きな脅威にさらされる国は日本ということになる。

日本の株式市場には下落圧力として作用しやすくなる。

アベノミクスのマジック効果の弱体化が早くも露見し始めている。


http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/488.html

記事 [政治・選挙・NHK146] いよいよ日本でも解禁!小額寄付による低所得者層の政治参加を後押し、オバマ政権誕生を支えたアメリカのネット選挙  堀 潤 
いよいよ日本でも解禁!小額寄付による低所得者層の政治参加を後押し、オバマ政権誕生を支えたアメリカのネット選挙
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35504
2013年04月16日(火)堀 潤 :現代ビジネス


 次期参議院選挙から、インターネットを使った選挙運動が解禁となる見通しが強まった。今月中に国会で法案が可決される見込みだ。

 Facebookやtwitterなど、いわゆるSNS・ソーシャルネットワークを使った候補者本人や政党による情報発信が、選挙期間中も可能になる一方で、メールを使った発信は、受け取った個人による転送を禁じるなど制限も加わっている。

 一度インターネット上に出回った情報を制度によってコントロールするのは難しい。それぞれの個別事例が選挙違反になるのかならないのかといった判断も必要になり、運用に関してはグレーゾーンも多い。

しかし、それでも、有権者と政治の現場を結びつけるうえでは大きな一歩だ。

 インターネット先進国でもある、アメリカではすでに1992年からメールを使った選挙運動が行われるなど、この20年で独自の発展を遂げている。

「堀潤の次世代メディアへの創造力」では、インターネットの活用で、政治とメディアがどう変わるのか、これから3回シリーズでお伝えしたい。

■ビヨンセからの手紙。

先日、アメリカ人歌手のビヨンセからメールをもらった。

近々ニューヨークで食事をするので一緒にこないか、という誘いのメールだ。

しかもその食事会には、オバマ大統領とファーストレディのミシェル夫人も参加するので絶対に来た方がいいと書いてある。

ホテル代金は気にしなくていいし、友達を連れて来ても構わない、だから来て!と、興奮気味に続き、さらにこう書いてあった。

「もしこれそうだったら、今夜深夜までに、25ドルかあなたが払いたいと思う金額をここに送って欲しいの」

 示されたリンクをクリックしてみると、オバマ氏の選挙や政治活動を支援する公式サイトに繋がった。
https://contribute.barackobama.com/?source=donatebutton-HP

ネット選挙運動を制し大統領の座を勝ち取った、いかにもオバマ陣営らしいやり方だ。

後日、確認できたが、ビヨンセやオバマ大統領との食事会は実際にニューヨークで開かれ、サイトを通じて寄付した何人かがその場に招待されたという。

オバマ氏の政治活動を支える公式サイト http://www.barackobama.com/ 
閲覧しようとすると、まずメールアドレスと郵便番号の入力を求められる。

入力が終わると寄付のページに。15jから200jまでの金額が書かれたアイコンをクリックすると、クレジットカードの登録フォームが立ち上がり、カード番号の入力を求めてくる。

一旦、カード情報を登録すると、その後はサイト内の指定のアイコンをクリックするだけで自動的に5jという小額寄付を行えるようになる。

■アメリカの民主主義を支える小口献金

オバマ氏自身、facebookやtwitter、Google+、Linked in、など10以上のSNSアカウントを所有し運営している。登録ユーザーの総数は併せて、のべ5000万人を越える。

オバマ氏の訴えが瞬く間にSNSを通じて世界に拡散されていく仕組みだ。

2012年の大統領選挙でオバマ氏が集めた献金額は、およそ8億j。そのうちの6割が、実はこうしたインターネットを入り口にした小口献金だった。

大金を寄付できない低所得の支持者であっても、手軽にオバマ氏へのサポートが行えることもあり、最大で1時間で5000万円以上が集まることもあったという。

結果的に、オバマ氏を支持する層は、所得格差や人種の壁を越え、拡大していった。

ネットをつかった小口の寄付制度が、市民の政治への参加感を高め、米国の民主主義を支えている。

 日本でも、ようやく、インターネットを使った選挙戦が全面的に解禁される運びとなりそうだ。現行の公職選挙法では、選挙期間中にfacebookやtwitterで発言をしたり、Youtubeで動画を流したりすると違反となるおそれがあるが、制限付きで一部が解禁になる。

 元々、公職選挙法は、候補者の誰もが平等に選挙運動が行えるようにする理念を掲げ施行されたものだ。インターネットからの発信が制限されてきた背景には、この平等主義が背景にある。高齢の候補者と若手候補者とでは明らかにデジタルスキルに乖離がある。また、資金力の違いによって、それぞれの発信力には差が出てくるという懸念もあった。

■強力なスタッフと巨額の資金が支えたオバマのweb選挙

もう一度アメリカに目を向けてみよう。

このサイトを時間があったらゆっくり眺めてみて欲しい。

Democracy in Action

2005年から独自に選挙関連の情報を発信し続けて来たこのメディアがまとめた、オバマ陣営の全容がここにアップされている。それを見ると、SNS戦略をはじめとした、IT/Digital関連のチームには100人以上が投入されているのがわかる。

デザイン、広告、分析、マネージメント、開発、撮影、などチーム内を専門分野に分け、それぞれ第一線で活躍する優秀な人材が、オバマ陣営のスタッフとして集められている。

 このメンバーだけで、一つの上場企業が創り出せそうな強さだ。企画、立案、開発、運営、PRまで、すべてを彼らが自前で行い、しかも成功させている。

 これらのスタッフを維持しようと思うと、相当な資金が必要なことは容易に想像がつく。今回の参院選でも資金力の強い候補が、独自のITチームを組み、有権者への発信を効果的に進めていくことが予想される。

 米国では1992年の民主党大統領候補予備選挙で候補者のブラウン氏が、はじめて電子メールを使った選挙運動を行ったと言われている。その後も4年毎に、新しいテクノロジーを駆使した選挙運動が各候補によって実践され、温められた卵は、オバマ氏を孵した。結果的には、小額寄付という文化が、低所得者層の政治参加を後押しするきっかけにもなっている。

日本における、ネット選挙解禁は、民主主義が機能するきっかけになるのか。
それとも、特定の政党や候補者に風を吹かせるだけなのか。有権者の力量も問われる。

次回は、SNSの活用で、選挙を伝えるメディアはどうかわるのかを、米国の事例から。



http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/489.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 4月16日 最高裁、マスメディアは反論をして下さい!『「小沢検審」を架空議決と結論付けた7つの理由』(一市民が斬る!!)
http://civilopinions.main.jp/2013/04/4167.html
2013年4月16日 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]


 調査を続け証拠を集め、2年前から「小沢検審は審査員がいない、架空議決」と当ブログで書き続けてきた。
 昨年末には「一市民の行動の記録」として『最高裁の罠』を上梓した。
 週刊ポスト4月5日号『小沢一郎を「刑事被告人」にした「検察審査会」新たな重大疑惑』と題し署名記事を掲載した。
 「世紀の最高裁大スキャンダル」、「最高裁は犯罪集団」と書いた。
 なのに、最高裁は一向に反論しない。
 その通りだから反論できないと言った方がよい。
 言い訳もできない。
 何か発言したら火に油を注ぐように「架空議決」が広がっていく。
 黙って話題が収まるのを待つばかりだ。

 見え見えの架空議決なのに、はっきり理由付けて「架空議決だ。最高裁の犯罪だ」と大きく叫んでいるのは一市民Tひとりだけだ。
 
 なぜそうなってしまうのか。
 最高裁が情報を秘匿しているからだ。
 マスメディアが、検審議決のおかしさを報道しないからだ。
 報道しないどころか、おかしさを打ち消すような嘘報道をしている。
 議員も識者も、とばっちりを恐れ、最高裁のことを何も追及しないからだ。
 
 「小沢検審は架空議決」を少しでも多くの国民にわかってもらうため、一市民Tは発信を続けていく。

 
 今回は『「小沢検審は架空議決」と結論付けた7つの理由』を報告する。


 <「小沢検審は架空議決」と結論付けた7つの理由>

理由1:9月8日「これから審査が本格化」とリークしたが、9月14日議決まで一度も審査会議なし

理由2:斉藤検察官は議決前に検審に説明に行かなかった

理由3: 「審査員日当旅費支払手続き」のバラツキと支払の極端な遅れ

理由4:最高裁・検審事務局は、検審・審査員情報を一切開示しない

理由5:検審は偽造文書を提出してアリバイ作り

理由6:審査員の声が全く聞こえない

理由7:東京第三検審で審査・議決された「二階俊博議員の西松ダミー献金事件」も「架空議決」
 
 次回に詳しく説明をする。


 これだけの「架空議決の根拠」があるにもかかわらず、何故「審査員がいた」と考えられるのだろうか。



http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/490.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 憲法違反の選挙制度で選ばれた国会議員の手で憲法を変えるってか!
正常な頭脳の持ち主なら、憲法違反の選挙制度で選ばれた国会議員の手で憲法を変えること自体が、大問題だと思うはずなのだが…。

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Shoko Egawa @amneris84 1時間


1)安倍首相、読売新聞の単独インタビューで憲法改正を夏の参院選の柱とする考えを表明。憲法を変えるための発議要件を「2分の1に変えるべきだ。国民の5割以上が憲法を変えたいと思っても、国会議員の3分の1超で阻止できるのはおかしい」と。これは実に重大な発言。というのは…


2)国民の過半数の意思を国会議員が阻止している、すなわち日本が国民主権ではなく国会議員主権になっていると首相が明言したわけだから。この憲法違反の状態を改めることが急務。まずは人口比例の選挙で国民の多数が国会議員の多数となるようにすべき。96条に手をつけるとすれば、その後だろう


3)私自身は、国民の過半数が改憲を望んでいるという前提には懐疑的だが、それはともかく、国会が国民主権を謳った憲法に反する状態になっていると首相自身が自覚しながら、それを放置することは許されない。裁判所に憲法違反の判断をされた選挙で選ばれた違憲国会。まずはこの違憲状態を解消すべき


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<参照>

安倍首相、憲法改正「まず96条」…発議要件(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00001266-yom-pol
http://megalodon.jp/2013-0416-1141-37/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00001266-yom-pol

首相、憲法改正へ事実上の「工程表」示す(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00001270-yom-pol
http://megalodon.jp/2013-0416-1140-02/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130415-00001270-yom-pol



http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/491.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 異次元緩和で米国債買い増しの動き (陽光堂主人の読書日記) 
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-948.html
陽光堂主人の読書日記

 アベクロミクスの目的は幾つかあるのですが、その主なものは次の通りです。

 @ 意図的にインフレを引き起こして来年4月からの消費増税を正当化する

 A インフレ傾向を加速させて実質増税とし、政府の債務を目減りさせる

 B 低金利を加速させ、機関投資家に米国債を買わせることで米国の赤字を補填する

 C 円安株高を演出して、大企業・富裕層に便宜を図る

 D 大規模な公共事業を復活させ、かつての利益誘導・利権配分型の自民党政治を取り戻す

 いずれも既得権益層を益するもので、一般国民には無関係です。インフレになると預貯金が目減りしますから、明らかに庶民イジメです。

 そうした批判が起きることを政府は承知していて、今年度の税制改正として、500万円を非課税とする日本版ISA(非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置)を創設するそうです。

 インフレになっても、株式などに投資していればその影響を受けにくいのですが、もちろん損失を被ることもあります。余裕のある人しか手を出せないでしょう。政府は、税制面からも株高を演出しようとしているのです。

 上記のアベクロミクスの目的の内、看過できないのがBの米国債の購入で、残念なことに既にそうした動きが生じています。昨日付の「日刊ゲンダイ」には、これに関する記事が掲載されています。やや長くなりますが、よい記事なので全文を引用します。
(関係箇所に下線を付しました。http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8530.html)

   国債乱高下が始まっている 最悪の結末が予想される事態

さすがに、日銀の黒田東彦総裁(68)も慌てているらしい。日銀が「次元の違う」金融緩和を決定した途端、「国債」の価格が乱高下し始めているからだ。

日銀が「市場に流すカネの量を2年間で2倍にする」と次元の違う金融緩和を決定したのは、4月4日のこと。民間銀行が保有する国債を毎月7兆円分、バンバン買い上げることで市場にカネを流すと発表した。7兆円は、国が発行する国債の7割に相当する。

すると、前日まで0・550%だった国債の金利は、翌5日の午前中いきなり史上最低の0・315%まで急落。ところが、午後になると一転「売り」が殺到して金利は2倍の0・620%まで急上昇してしまった。

その後も、相場は「売り」と「買い」が激しく交錯。国債の先物市場では、値幅制限を超えて価格が乱高下したため、1週間で5回も売買停止の「サーキットブレーカー」が発動される異常事態になっている。

「相場が動揺するのは、当たり前です。日銀の大量買いが市場を壊してしまった。日銀が7割も買い占めたら、市場のメカニズムは働かない。日銀は“池の中のクジラ”のようになっている。これでは適正価格は見つけられませんよ。市場では『こんなに価格変動が大きくては、国債を持っていられない』という声も飛んでいます。黒田総裁は人為的に市場を操作しようとしているのでしょうが、この乱高下は市場の警告だとみるべきです」(債券ディーラー)

日銀は、国債を買い占めることで人為的に「金利」を下げ、企業が借りやすいようにするつもりだった。ところが、相場が混乱した結果、貸出金利は、これまでより0・05%高い1・20%へと1年7カ月ぶりに上昇に転じるというアベコベの事態になっている。

◆外国ファンドが「国債暴落」を仕掛けてくる

まさかの事態に真っ青になった黒田総裁は、力ずくで市場の動揺を押さえ込むつもりだ。
週明けのきょう(15日)、4兆3000億円もの資金を市場に供給すると先週、宣言している。1日の供給規模としては、3・11直後以来の規模である。国債相場の乱調に黒田総裁は手を焼いている。

それにしても、国債価格の乱高下ぶりは異常だ。これは国債が“暴落”する前兆なのではないか。

それでなくても日本は、GDPの2倍を超す財政赤字を抱え、毎年、予算の半分を国債で賄っている状態だ。いつ国債が暴落してもおかしくない、と以前から指摘されてきた。

ヤバイのは、日銀が「国債暴落」に火をつけかねないことだ。日銀は、国債の7割を引き受けると宣言している。もし、市場に「日銀は札を刷りまくって財政赤字の穴埋めをしている」「日本は財政規律を守る気がない」と判断されたら、日本の国債は信用を失い、一斉に売られ、暴落するのは間違いない。

どの国も「財政規律」を守るために、中央銀行の「国債」引き受けにはタガをはめている。
「日本は国債の90%を国内で消化しているので暴落しないという見方があります。しかし、ここ数日の乱高下をみれば分かるように楽観しすぎです。これまでも日本は、何度となく外資系ファンドに“日本国債売り”を仕掛けられてきた。絶妙のタイミングで仕掛けられたら、どうなるか分かりませんよ」(東海東京証券チーフエコノミスト・斎藤満氏)

黒田総裁は「財政赤字の穴埋めをする気はない」「財政規律は守る」と釈明しているが、このままでは、ほぼ全額、国債を引き受けることになりかねない。

「これまで国債が暴落しなかったのは、運用先のない金融機関が、せっせと買っていたからです。しかし、金利が0・3%まで下落すると逆ザヤになるので買わなくなるでしょう。すでに生保などは日本国債ではなく、米国債を買い始めている。となると日銀は、その穴埋め分も買わなければならなくなります。日銀の国債引き受けは、発行額の8割、9割と際限なくなっていく可能性があります」(斎藤満氏=前出)

黒田総裁は「次元の違う金融緩和だ」と胸を張っているが、日本は非常識な政策によって「国債暴落」という最悪の危機に直面している。

◆ハイパーインフレで庶民の預貯金もパー

もし、国債が暴落したらどうなるのか。

金利はハネ上がり、円は暴落し、ハイパーインフレが起こる。国の借金はハイパーインフレによって実質的に帳消しになるが、庶民が貯めた預貯金もパーだ。キプロスのように「預金封鎖」も行われるだろう。財政が破綻するから社会福祉も大幅にカットされる。

大手メディアは「アベノミクス」を絶賛しているが、こんな危険でバカな政策は、いますぐやめさせないとダメだ。

そもそも、民間銀行が保有する「国債」を日銀が買い上げ、カネをジャブジャブにすれば景気がよくなるという発想が間違っている。黒田総裁は、「円安」と「株高」にすれば、デフレ不況から脱出できると信じているようだが、勘違いもいいところだ。

2006年後半〜2007年前半の安倍内閣の頃、日経平均は1万7000円、為替は1ドル=120円だった。だが、小売販売額は年間135兆円と、昨年の138兆円よりも低かった。「円安」「株高」でもデフレ不況からは脱出できなかったのだ。経済評論家の広瀬嘉夫氏が言う。

「日銀は国債の購入によって、資金供給量を2倍に増やすと言っていますが、大事なことは、どこに資金需要があるのかということです。すでに民間企業は270兆円もの内部留保をため込んでいる。カネはあるのです。問題は、設備投資するマインドがないことです。日銀がカネをバラまいても、企業に資金需要がなければ、実体経済には回らず、株だ、不動産だ、とマネーゲームに使われるだけです。いま政府がやるべきは、成長戦略を掲げることです。なのに、いっこうに提示しようとしない。これでは、実体経済はよくならず、資産バブルを引き起こすだけです」

時事通信の調査によると、景気回復を「実感する」はわずか23%、「実感しない」は68%だった。アベノミクスを進めても、庶民の生活は絶対によくならない。いったい黒田総裁は、誰のために「異次元」の金融緩和をしているのか。


 黒田日銀が異次元緩和したので、逆ザヤが発生しているのです。銀行は、預金者に支払う金利より国債の金利の方が高かったのでこれまでせっせと国債を買っていたのですが、これが逆転すると買う意味がありません。

 この点は生保も同じで、顧客から集めた掛け金を運用するにの国債では利益が上がらず、相対的に金利の高い米国債へ資金が流れているのです。しかし米国は実質破産していますし、円高に転じたら莫大な損失を被ることになります。(現に円高が進んでいます)

 記事では、たまたま米国債購入の動きが出て来ているという感じで書かれていますが、実際には政府・日銀はそれを見越して金融緩和しているんじゃないかと思います。そういう裏取引がなければ、日本の円安誘導に対して米国は直ぐ様噛み付いたことでしょう。

 円安株高傾向は一直線には進まず、一進一退を繰り返しながら、夏の参院選までは続くと見られています。それまでは政府はあらゆる手を使って好景気を演出するでしょうが、金の価格も暴落しており、先行きは楽観できません。

 グローバル化により、世界の片隅で起こったことが大きな影響を与えることがあります。周到に計画したつもりでも、思わぬ展開になる可能性が大です。

 誰も先のことを見通せない厄介な時代ですが、逆に救いでもあります。大自然の摂理に反した企みは貫徹できず、最後には頓挫すると思われますが、無辜の人たちが犠牲にならないよう願いたいものです。


http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/492.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 門真市で維新を撃沈せり!親ザイトクの維新府議宮本一孝を市長選出馬表明44日で出馬断念に追い込んだぞ!
 ザイトクや維新と断固闘う「革命21」所属・鮮烈左翼、大阪府門真(かどま)市議
の戸田からの現地報告です。(6日ばかり遅くなってすみません。)
 大阪ではいまだ「本質が分かっていない人々」から人気の高い極右利権屋ペテン集団
の維新の会は、北河内7市のうち門真市に隣接する守口市と四条畷市で「維新の会市長」
を既に誕生させ、門真市以外の6市に「維新の会市議」を持ち、今度は7月参院選直前の
6月門真市長選に「維新の会府議」を立てて門真市支配を狙ってきた。

 その候補者がザイトク凶悪犯罪人=荒巻靖彦と「黒い交際」を続け、
 http://www.youtube.com/watch?v=YoUJpyN_8gE
看板不正行為を3年10ヶ月も続け、
 http://www.hige-toda.com/_mado04/miyamoto/index.htm
「門真市消滅直結の大阪都構想」を掲げる宮本一孝という2世府議(42才)だった。
 
 戸田は2/24の宮本出馬表明以後、直ちにHPで「宮本出馬糾弾!維新一派の門真市長則りを許すな!」
の大宣伝を開始し、3月議会で宮本一孝の実態を暴き批判する大弁論を展開し、それの報告ビラの配布と
「門真で維新を撃沈する市民の会」(略称:「維新撃沈!市民の会」)結成に着手してきた。

 そうする中で、「迂回寄付による税金還付」問題が起こり、当初は現職園部市長の側近自民党市議批判とし
て仕組まれたものが、「宮本一孝も自民党府議時代に同じ事をやっていた」ことが即座に発覚し、市長候補予
定者たる宮本一孝府議への逆風が吹いて、維新の橋下や松井が4/10(水)に急遽、「宮本を公認しない」と決定
した事で、宮本本人も4/10(水)夕方に「市長選出馬断念の記者会見」をせざるを得なくなった。
 ウソつき常習者の宮本一孝は記者会見でも「維新が公認せずを決めた事に主に影響されたのではない」と
見栄を張っていたが、実際には4/10朝には戸田に批判演説をカマされる中でも門真市駅前でやる気満々で
宣伝活動していたのであり、午後に維新幹部に呼ばれて公認せずを通告されて初めて断念したのである。
  ↓↓↓
  ☆☆アハハ、4/10(水)夕方に宮本が出馬断念と記者会見!ちんけな「政治生命」やのう!
      戸田 - 13/4/11(
   http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=7732;id=#7732

 形の上では「迂回寄付による税金還付問題による不公認決定と出馬断念」で、マスコミ報道もそういうも
のとしてしか報道していないが、実状としては、
 1:橋下が「自民党との違いを強調して参院選挙に臨むための機敏な損得計算」をしたこと
   (維新の会が「政党」になったのは昨年9月末、石原らが合流して今の形になったのが昨年11月後半
    であって、橋下らが「政党特権」を使う間もなく「迂回寄付による税金還付」問題が大々的に報道
    されたので、これの批判派になって自己宣伝を図ったに過ぎない。)
と、
 2:反維新反ザイトクで市議の戸田が強烈に反宮本一孝宣伝をしている門真市で、宮本一孝公認で進めば
  「戸田と橋下が街頭やネットでガチンコ対決!」にならざるを得ず、それが得策と思えないと判断した
  であろうこと。

の2点があったと、戸田は分析している。
 
 実際、「宮本一孝」でネット検索すれば、1〜3位が
  ・大阪府議会議員 宮本一孝 WEBSITE
  ・大阪府議会/宮本一孝 (府議会HP)
  ・宮本一孝@大阪維新の会 (Miyamoto_Kazu) on Twitter
で出てくる以外は、

  ・不正看板府議=宮本一孝糾弾! - 戸田ひさよし
  ・大阪維新府議宮本一孝 ザイトクの荒巻と親密関係 証拠動画/門真市議 ...
  ・宮本一孝大阪府議の不正続報:門真市議時代の看板の違法使用もしてた ...
  ・宮本一孝府議はそれでも自民党偽装看板を直さない!:7:37..mpg ...

などの戸田HPでの宮本一孝批判記事が続々出てくる。
 こんな男を維新の会公認の市長候補として抱えて、戸田が
  「いま門真市を守るには園部市長継続しかない! 大阪府内で3・11以後にPPS電力導入したのは門真
   市のみ! 脱原発や情報公開等では先進施策続ける園部市政の継続を!」
と大宣伝して「9年前の合併阻止闘争の再来を!」として「郷土愛住民ナショナリズム」をかき立て、自公
民とも戦術共闘し(左派とはもちろん共闘し)、「門真で維新を撃沈する市民の会」を盛り立てる門真市に橋
下らが乗り込んで選挙戦を闘う事が得策かどうか。

 今まで橋下は、戸田のような「街頭演説でも橋下とがんがんやり合える能弁な闘士」とやり合う事を回避
して、「常に自分が優位に立てる場所と相手を選んでケンカ勝利して人気を高める」手法を使って来たに過ぎ
ない。
 維新がザイトクら極右差別暴力勢力とも親しい政治ゴロ集団である事をバクロされ、6月門真市長選敗退
で7月参院選を迎える事は絶対に避けねば・・・・・。
 そういう政治判断が、4/10の「宮本一孝公認せず」決定の根底にあった、と戸田は分析する。
 「言うことを二転三転させる」、「自分の言動には責任を持たない!」のが常道の橋下維新が、「6/9市長選
公示」まで2ヶ月もあるのに、早々と「宮本一孝公認せず」決定をした背景には、そういう判断があったと
思うのだ。
 
 しかし、維新はまだ「門真市長選に維新候補は出さない」とは明言していない。
 「選挙の常識」としては可能性は低いが、「常識を破る維新」の事だから、今後美男美女の有名人を持って
きて出馬させる可能性もあるので、反維新陣営としてはまだまだ武装解除は出来ない。
 当初予定通りに<4/20「門真で維新を撃沈する市民の会」発足集会> を開催していくし、5月末か6月
冒頭には <「維新を撃沈する市民決起大集会> を開催していく。
 全国のみなさんの注目を呼びかける。

★門真(かどま)市では親ザイトクの維新府議宮本一孝を市長選出馬表明44日で出馬断念に追い込む、とい
  4/10大勝利を勝ち取った!
  4/14の「宝塚市長選、伊丹市長選で維新をボロ負けさせた」大勝利も勝ち取った!

★今後とも利権とペテンの極右政治ゴロ集団=「日本維新の会」への追撃打撃を進めよう!
 門真市での「門真で維新を撃沈する市民の会」結成と運動展開に引き続き、関西と全国の至る所で「維新
 撃沈!市民の会」運動を拡げよう! 

 (こんな宮本一孝のようなヤツが「門真市体育協会の会長」を兼任している(!!)のは恥ずか
  しい限りだが、これは体育協会がいまだに「旧東市長の集票マシン」のボス支配下にあるため)
 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■戸田HPでの「6月門真市長選特集」
   (議員や候補予定者らの顔写真付きの「門真市長選の勢力関係図」もあり!
 http://www.hige-toda.com/_mado04/13kadomasityousen/13kadomasityousen.html
■「門真市長選で戸田はなぜ園部市長を支持するのか?」
  テキスト http://www.hige-toda.com/_mado05/2013/03gikaiippan_q_a02.html#06
●共産党のギマンと緑風クラブを痛烈批判! 「議員政治倫理条例」に対する戸田の討論
  2013年3/22本会議を締めくくった20分間の大演説!
  http://www.hige-toda.com/_mado05/2013/daienzetu03gikai.htm

 「ちょいマジ掲示板」http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=tre;id=
での市長選関係記事のタイトル紹介
   ↓↓↓
▼ 6月市長選:ザイトク荒巻と仲良し不正看板府議・宮本一孝(維新)が2/24出馬表明 戸田 13/3/5(火) 8:23
【あの不正看板疑惑の宮本一孝が門真市長になるだと!?】ぽぽんぷぐにゃんラジオ 戸田 13/3/5(火) 8:28
■親ザイトクの宮本への側面支援?ザイトクらが「3/6門真市役所見学」を予告宣伝! 戸田 13/3/5(火) 9:06
アハハ。ザイトクが急遽「門真市役所見学」中止発表!「宮本支援に逆効果」と思った? 戸田 13/3/5(火)

◆園部市長が2/26市議会で3選へ出馬表明。「維新の都構想批判」とマスコミも報道! 戸田 13/3/5(火)
★これが維新型政治に強い批判打ち出した出馬表明たる園部市長の2/26所信表明だ! 戸田 13/3/5(火)
★4/10(火)朝、門真市駅前で宮本と戸田が対決!厚顔宮本+大倉議員を戸田が徹底批判で 戸田 13/4/10(水)
・・・↑ゴメン!上投稿の「4/10(火)」は「4/10(水)」の誤りです。読み替えて下さい 戸田 13/4/11(木) 7:43

▲クソーッ、写真撮っとくんだった!まさかこれが「最初で最後の対決」になるとは! 戸田 13/4/11(木)
●門真市柳町5−1グランドムール門真302号に住む宮本は、戸田のご近所さんだった! 戸田 13/4/11(木)
■宮本一孝は府議選の時離婚していたのに「妻は外国に留学して不在」と近所に大ウソ! 戸田 13/4/11(木)

●これもウソじゃないか?「党支部解散してるため税金納付できない」との宮本説明は! 戸田 13/4/11(木)
☆☆アハハ、4/10(水)夕方に宮本が出馬断念と記者会見!ちんけな「政治生命」やのう! 戸田 13/4/11(木)

★宮本撃沈!正式発足前に勝利した「門真で維新を撃沈する市民の会」!4/4に準備協議 戸田 13/4/11(木)
◆油断せず、ルミエールでの4/20「門真で維新を撃沈する市民の会」発足集会へ! 戸田 13/4/11(木) 15:50
▲反維新・反ザイトクの戸田がいる門真で市長になれると思った宮本らの愚劣さを嗤う! 戸田 13/4/12(金)
◎ぷふっ!宮本の「華やかな選挙戦と当選を夢見た日々」と断念の落差を思うとメシうま 戸田 13/4/12(金)

▲残念なのは「門真市長選で維新府議1人消滅」が出来なくなった事。宮本の卑怯者め! 戸田 13/4/12(金)
◇やれやれ宮本降参で戸田ビラが一挙に情勢遅れに。傷に塩塗るよう宮本地元でまくか! 戸田 13/4/12(金)

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これまでの橋下問題の主な戸田投稿
2012年
・4/3:橋下維新の増長に危惧を持つ全ての人々へ。茨木市長選(4/8投票!)で維新を負かす闘いに加わっ
    て欲しい! http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/481.html
・4/3:茨木市長選動画を一挙13本アップ!(3/9山下支援集会と4/1出発式)戸田が桂むつこ氏を
    一喝する場面もあり! http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/482.html
★3/31:4/8投票の茨木市長選は維新粉砕の闘い:本格左派の山下氏断固支持!変節厚顔市民派の
    桂むつこ氏も出馬で混戦か  http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/344.html
・3/31:選挙構図:維新派内紛で左派の山下氏に勝機。そこへ市長議案に賛成100%の「御用派」
    =桂氏出馬の理由は・・ http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/345.html
・3/31:KB君へ〜公人の責任ということ(桂むつこ氏を批判しない「市民派」の一つの典型的意見に
    対する戸田反論) http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/346.html
.3/31:「市民派」とは何ぞや? 戸田がズバリ語るその形成経過と一部の著しい変質と
    「仲間内では批判論議無し」体質   http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/347.html
2011年
・ 11/27:「現職府議で住之江競艇から無競争の随時契約で儲ける会社の社長」→そして府知事目指す松井。
     それはいかんだろ  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/777.html
・ 11/28:(良質ブログから)橋下が超「ファシスト・新自由主義者」である本質こそ完全暴露しなければ
・     橋本の逃げ得当選に  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/779.html
・11/27:橋下維新のペテンと危険性をズバリ演説の戸田動画12本を追加アップ!維新事務所との対決場面
      などもあり!  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/762.html
・ 11/27:震度3地震を巨大地震と強弁し140億円浪費に責任取らない「1%側人間」を救世主とあがめる
     B層達が橋下支持  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/767.html
・ 11/20:この愚かで危険な利敵行為〜第4インターの「大阪府知事選では共産党候補に投票せよ」論を
     徹底批判する!  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/537.html
・ 11/20:較べて欲しい「戸田HPの反独裁共同戦線10月アピール」と第4インターの11/14声明
     :全文を紹介  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/538.html
★11/5:大阪市長選で渡司候補取り下げの共産党の英断を高く讃える!:反独裁統一候補求める世論の強さ
    を正しく評価  http://www.asyura2.com/11/senkyo121/msg/687.html
★11/5:大阪に現代版ミニナチ政権樹立の危機!今は非常時だ!だからチャーチルの故事に倣う戦術をとる
    べし  http://www.asyura2.com/11/senkyo121/msg/691.html
2008年
・7/23:大阪での奮闘:橋下の賃下げ・解雇攻撃に反対し、教育合同労組が断固とし7/15ストと府庁前
     集会を決行! http://www.asyura2.com/08/senkyo52/msg/127.html
・7/16:ふざけるな橋下!議会中に「公務中」と偽り公用車でジム通い。この自己中男は!
      http://www.asyura2.com/08/senkyo51/msg/898.html
★3/20:【ジャンヌ支援】戸田の激烈演説:「民間出羽の守」のヘタレ共を嗤い、粉砕し、改心せしめよ!
       http://www.asyura2.com/08/senkyo48/msg/569.html
・2/15 【 大阪府知事選挙総括 】私の考えを動画1で述べます:今の府民過半数のダメさ加減、
       主体姿勢、ウソ問題等  http://www.asyura2.com/07/ishihara11/msg/369.html
・2/15:【動画と内容説明】戸田が語る府知事選挙総括2:選挙では大敗北、HP闘争は大勝利!
       http://www.asyura2.com/07/ishihara11/msg/370.html
・2/15:【動画と内容説明文】戸田が語る府知事選挙総括3:「誠実な空理空論」に陥ってはならない
         http://www.asyura2.com/07/ishihara11/msg/371.html
★2/15:ワヤクチャさん初めみなさんに。私はこう考えますが、橋下打倒運動のための総括・方針論議を
         http://www.asyura2.com/07/ishihara11/msg/372.html
・2/14:【動画】戸田が語る府知事選挙総括1:今の府民過半数のダメさ加減、主体姿勢、ウソ問題等
          http://www.asyura2.com/08/senkyo47/msg/304.html
・2/14:ワヤクチャさん初めみなさん、橋下打倒運動のために真剣な総括・方針論議を広めていきません
     か?   http://www.asyura2.com/08/senkyo47/msg/307.html
2007年
・12/14:「選挙中も断固ネット活用」議員から提言;橋下自公粉砕のネット大運動を投票日夜まで
     継続を! http://www.asyura2.com/07/senkyo45/msg/187.html
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◎戸田ひさよしHP http://www.hige-toda.com/
◆橋下批判特集 http://www.hige-toda.com/_mado04/oosakafutijisen/hasimototo-ru.htm

■東日本震災特集 「人間やめますか?原発やめますか?」
     http://www.hige-toda.com/_mado04/gennpatu/index.htm
◆総特集!市民が知らない「ホントの議会改革」。「真剣議員」戸田が事実とデータに基づき訴え解説する
  数々! http://www.hige-toda.com/_mado04/gikaikaikaku_sp/index.htm
★「裏金不正・冤罪・証拠ねつ造・検察審査会の異様な小沢起訴など検察問題」特集
   http://www.hige-toda.com/mitui_yoobousyo/mitui_yoobousyo.html
  ・検察マスコミ批判でもなどの記事も載せている「自由論争掲示板」
           http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=tre;id=01
■他では見れない動画が満載!「戸田のYUチューブコーナー」
          http://www.youtube.com/user/todajimusho
■在特会や三井さんほか動画各種はこちらでも
   「絶対面白い動画コーナー」 http://www.hige-toda.com/_mado05/movie/  


http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/493.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 米国の命令を実行すると ご褒美がもらえるのだ ー砂川事件の田中耕太郎最高裁長官―   孫崎 享 
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/63905587.html
★孫崎享氏の視点ー(2013/04/16)★ :本音言いまっせー!


すでにブログで紹介したように「砂川事件」を巡る裁判で、
田中最高裁裁判長が米国と密接な連絡を取っていたことが明らかになった。

「昭和32年にアメリカ軍基地を巡って起きたいわゆる「砂川事件」の裁判で、
「アメリカ軍の駐留は憲法違反」と判断した1審の判決のあとに
当時の最高裁判所の長官がアメリカ側に1審の取り消しを示唆したとする
新たな文書が見つかった。

 当時の最高裁の田中耕太郎長官が最高裁での審理が始まる前に
レンハート駐日首席公使と非公式に田中長官は、
「裁判官の意見が全員一致になるようにまとめ、世論を不安定にする
少数意見を回避する」などと語っている。 
凄いことである。
「裁判官の意見が全員一致になるようにまとめ、世論を不安定にする
少数意見を回避する」とは、各裁判官の自主的判断を許さないということである。

 この田中耕太郎氏と米国との関係がどうなっていたか、見てみたい。
この情報は知人が提供してくれたものである。

 出典鈴木武雄編『田中耕太郎 人と業績』、
下田武三(外務次官、駐米大使、最高裁判事)

 昭和28年対日平和条約の発効後、初代の大使として赴任した諸外国の
大使は各界の指導者との交際を念願していたところ、熱心なクリスチャンであり、
西欧的な教養を身につけられた田中最高裁長官ご夫妻は在京外交団の引っ張り
だことななられ、頻繁に大使館のディナーへの招待を受けられた。
(注:最高裁長官という微妙な立場にいるものは、通常、外国の工作を排除する
ため、こうした交流を出来るだけさせる)

 政府は国際司法裁判所への日本からも裁判官の選出を図る方針を決めた。
外交官出身の栗山判事が出馬したが2度国連選挙で選ばれなかった。
田中長官の出馬が決まり、ワシントンの公使をしていた私も早速国務省当局に
対して指示要請を行った。米国要人中にも知己の多い田中先生に対する米側の
反応は極めて好意的であった。

 先生は翌年36年の春着任されたが、隣のベルギーに着任した私は時々
遊びにくるようにお願いした。ブラッセルには東京でお知り合いの
マッカーサー米大使もその頃転院しており、同大使を交えてのディナーに
お招きした。

 鶴岡元国連大使

 「選挙戦ではインドのパル判事(東京軍事裁判の判事)とパキスタンの候補
(再選めざす)をアジア地域に割り当てられている一つの椅子を争う三つ巴の
戦いであった。「パの候補が絶対優勢だ」「日本は早く引っ込めて次を狙った
方が日本のためになる」と国連事務局法律部の連中まで言いふらす有様
だった。」

 田中耕太郎氏が米国の積極的支持を得て当選したことは間違いない。

 それはある意味、「砂川事件」裁判の論功勲章のようなものである。
 砂川裁判は極めて異例な裁判である。

@ 全員無罪の判決を下した東京地方裁判所に対して、検察側は直ちに
最高裁判所へ跳躍上告した。

これは極めて重要なポイントで、裁判で、想定される十分な審議するという
手続きを省くということで、これを受理することは最高裁判所の意向が十分に
反映されているとみなしてよい。

A 少数意見がなかった、

米側とのやり取りをみても、ここでは田中氏の指示が強く反映されていると
みられる。

B「日米安全保障条約のように高度な政治性をもつ条約については、一見して
きわめて明白に違憲無効と認められない限り、その内容について違憲か
どうかの法的判断を下すことはできない」として判断を放棄した。

この論は米国が国際関係でしばしば使う論理である。例えば核兵器の使用禁止
を国連で決定しようとする際にも、審議になじまないという形で排斥している。

これらは米国側と密接な関係を持って実施された。

裁判所は公平であるという一般の認識と全く異なる動きをした。

田中耕太郎氏はその成功報酬が国際司法裁判所の判事というポストを
米国の支援で獲得したのである。ここに米国に協力する者と、米国の対応が
現れる典型的ケースがみられる。

 裁判官や検察に米国の影響力が及んでいると多くの人は考えている。
 しかし、ここにもしっかり影響力が及んでいる。
 それを田中耕太郎氏のケースが示している。



http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/494.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 4/20(土)に「門真で維新を撃沈する市民の会」発足集会!ザイトクと維新の仲良し関係示す証拠動画も上映!
 宮本一孝出馬断念は大きな勝利だが、維新が宮本に替わる落下傘候補を立てて市長選
に臨む可能性は全然消えていない。
 だから我々は決して「武装解除」する事は出来ない。
 「門真で維新を撃沈する!」という戦闘精神と戦闘態勢は赤々と掲げ続けるべきである。
 それがまた、橋下維新に対して「門真では反維新活動が相当に激しく、市長選勝利は難
しい」、という情勢判断を強制し、「悔し涙を飲んで6月門真市長選への候補擁立断念」に
導いていく力にもなる。
 そういう戦略的・戦術的判断に立って、我々は、当初予定通りに、
<4/20「門真で維新を撃沈する市民の会」発足集会>を開催し、5月末か6月冒頭には
<「維新を撃沈する市民決起大集会> を開催していく。

 以下に、<4/20「門真で維新を撃沈する市民の会」発足集会>の要綱と、
【維新による門真市支配を許すな!4/4緊急市民会議】レジュメを紹介する。
  ※「門真で維新を撃沈する市民の会」の特色は、門真市民と門真市外の反橋下活動家とが共同して、
   目的意識的に「地域において維新を撃沈する運動」を作っていくところにある。
    そのために、戸田が代表となり、副代表には門真市民の他に「パナソニック請負問題原告」など非
   正規労働者問題や反原発も闘ってきて多くの活動家人脈を持つ大阪市民の吉岡力(つとむ)氏を据え
   た。
  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  <4/20「門真で維新を撃沈する市民の会」発足集会>

日時:4/20(土) 午後2時〜5時
場所:門真市ルミエールホールの3F第1会議室
    大阪府門真市末広町29−1 (京阪電車:古川橋駅南へ徒歩4分) 電話:06-6908-5300
    HP http://npotoybox.jp/lumi/
    アクセス:http://npotoybox.jp/lumi/access/
入場料:無料
問い合わせ先:「門真で維新を撃沈する市民の会」事務所
        門真市新橋町12-18 三松マンション207
        TEL;06-6907-7727 FAX;06-6907-7730 (戸田事務所と同じ)
 
  ※ 席数20だけの会議室なので、大勢の人数は入れないが、みっちりと実務的な発足会議集会としてい
   くので、維新の人、門真市の存続発展を求める人は、門真市民はもちろん、他市の市民であってもぜ
   ひ参加して欲しい。
   (もちろん、ザイトクや権力側のスパイや妨害分子が紛れ込まないよう、参加者チェックを行ない、
    そういう輩は断固排除する。)

主な内容:
  ・「門真で維新を撃沈する市民の会」の正式な発足の確認
  ・ 代表:戸田ひさよし
    副代表:辻勲(いさお)(五月田町)
      吉岡力(つとむ)(パナソニック請負問題原告など)
   ら役員や会員からの発言
  ・「門真で維新を撃沈する市民の会」ブログの映像紹介
  ・これまでの情勢と今後の見込み、「維新撃沈!市民の会」の活動予定
 
  ◆特製動画上映:(仮題)「宮本一孝ら維新の会とザイトクの実態」
       ・宮本と懇意な「ザイトク荒巻靖彦」のおぞましい活動実態
       ・宮本の看板不正事件やその他のウソのバクロ 
       ・差別暴力集団「ザイトク」のおぞましい活動実態 
  ◆特別報告:守口市議の三浦さん:「維新が市長になっての混乱の実態」
                   〜維新の西端市長と3人与党の守口市の実態
  ・その他
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★宮本撃沈!正式発足前に勝利した「門真で維新を撃沈する市民の会」!4/4に準備協議
          戸田 - 13/4/11(木) 9:35 -
    http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=7733;id=#7733
 公表が遅れていたが、実は戸田は「門真で維新を撃沈する市民の会」を結成して「維新・宮本から門真市
の存続を守る大運動」を展開する事を構想して、4/4(木)に有志に呼びかけて、準備会合を行なっていた。
 その時に「戸田の臨時通信(2013/3/23作成)」  
    http://www.hige-toda.com/_mado04/13kadomasityousen/13kadomasityousen.html
をとりあえず1200部配布分担して、翌日から有志が配布開始している。
 
 4/4会議では、
  代表:戸田ひさよし
  副代表:辻勲(いさお)(五月田町)
      吉岡力(つとむ)(パナソニック請負問題原告など)
http://yoshiokatsutomu.jimdo.com/%E5%90%89%E5%B2%A【URL短縮沸:C-BOARD】8

と役員を決め、4/20(土)午後にルミエールホール3Fの第1会議室で、「4/20「門真で維新を撃沈する市民の会」発足集会」を行なう事も決めていた。
 そろそろ全面公表して宣伝せねば、と思っていた矢先の「宮本の出馬断念」だった。
 戸田がどういう考えと構想を持っているか、以下にレジュメを公表する。
  (氏名は一部伏せ字)
   ↓↓↓ 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【維新による門真市支配を許すな!4/4緊急市民会議】 レジュメ

戸田呼びかけ:(順不動)TDさん・Aさん・Bさん・Cさん・浦木君・辻さん・Tさん
      吉岡君(パナソニック請負問題原告・非正規労働者闘争、反原発、反橋下運動など)
               ※Bさん・Cさんは体調不良で欠席

1:門真市長選の意味:右翼全体主義ペテン集団=維新の会が宮本一孝を立てて市長を狙う!
  ★2002年初頭〜2004年秋の「門真市消滅の合併策動」の時に次ぐ、「門真市消滅」の危機!
    (大阪都構想は門真市消滅に直結するから)
    合併阻止闘争は2年半の闘いだったが、今度は2ヶ月半(4月〜6/19投票)の超短期決戦!

2:戸田の分析と考え:・・・・詳しくは戸田の議会演説パンフに
                 ↓↓
   http://www.hige-toda.com/_mado04/13kadomasityousen/13kadomasityousen.html
   要点:橋下維新・宮本粉砕! 選挙で園部市長を断固支援する。
       園部を勝たせないと維新支配→門真市消滅の大阪都構想推進

   ●宮本は 1)門真市消滅の大阪都構想を推進
        2)差別暴力の凶悪右翼「ザイトク」荒巻との「黒い交際」重ねる
        3)看板不正を長年続け、説明責任も果たさない。〜公人としての資質ダメ!
        4)2011年府議選時は離婚していたのに「嫁は海外留学中」と破廉恥なウソ!
        5)その他悪評が今後も出てくるだろう。

3:維新の会の「大進撃」

 2011年4月:統一地方選挙後半戦において、吹田市長選挙で公認候補の井上哲也が現職の阪口善雄を破っ
      て当選。同党初の首長選挙当選。
      (その後企業との「不適切な関係」がばれて、2012年10月31日に維新の会を離党したが)
       ※大東市長は「大東維新の会」で、「大阪維新の会」とは無関係(自民党の看板替え)
 2011年8月:守口市長選挙で同党推薦の西端勝樹が、民主党、自民党、公明党、共産党、社民党が推薦・
       実質支援する前教育長の藤川博史を破って当選。 (西端支援市議はたった3人なのに!)
 2011年11月:党幹事長の松井一郎が大阪府知事選挙に、党代表の下徹が大阪市長選挙に当選した。
 2012年4月:茨木市長選挙で大阪維新の会いばらき支部推薦の木本保平が当選。
 2012年:7月:羽曳野市長選挙で大阪維新の会羽曳野支部推薦の麻野佳秀が現職の北川嗣雄に敗れる。 
         (しかし、この敗戦は維新の政治ダメージはならなかった)
 2013年1月:四条畷市市長選挙で土井一憲が当選した。

4:維新・橋下は全力で門真市に襲いかかってくる!

 「自公の票も大いに喰って議席拡大し、右翼連立政権つくり」を目指す維新にとって、7月参院選直前の
 大阪で、自民党現職に負けたら、政治ダメージ大きい。
 「守口、四条畷で維新派市長になり、大東も親維新市長、門真で勝てないはずがない」 
  一方、自民党にとって7月参院選直前の 大阪で、維新に負けたら政治ダメージ大きい。

5:6月門真市長選は、「維新に初めて大打撃を与え、維新の参院選勝利を阻止する大チャンス」だ!
   橋下維新に怒り心頭の広範な人々の力を門真に結集して、「維新撃沈」を成し遂げよう!
     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  【 これまでの門真市長選の結果 】

2001年: ○東 潤        24,614
     ひろせ和臣(共産党推薦) 9,826
       計         34,440   投票率(%)32.69
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2005年:○そのべ一成       20,774
      東 潤         12,742
     河原林まさき(共産党推薦)8,339
計         41,855   投票率(%)40.02
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2009年:○そのべ 一成      23,942
     佐々木よしと(共産党推薦) 9,922
        計         33,864   投票率(%)33.40
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ※1:「保守分裂」なら投票率が上がり(40%台に)、2万票強で当選。
  2:「保守系対共産党」の一騎打ちなら、投票率は30%台低めで、2万3000程度で当選。
  3:共産党候補は、97年河野登美子さん以外は1万票に達しない。
  4:今まで共産党が候補を立てなかった事はない。
  5:共産党の最大限得票力は、市長選の時は市議選時総計を1〜2割上回る。
     2011年市議選では6500票に減っている。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ★★「門真で維新を撃沈する市民の会」(「維新撃沈!市民の会」)を作って闘おう!

1:前回の合併阻止闘争は、2年9ヶ月の闘いで門真を守ったが、今回は今からわずか2ヶ月半の超短期決
  戦だ。(6/9公示→6/16投票)
2:ほかでは橋下の「宣伝上手・猛攻撃宣伝」に押されっ放しだったが、門真には戸田がいる!
   戸田と橋下の街頭演説激突、ネットでの激突が実現する!
    ・・・・・これは必ず、マスコミやネットでの注目を受ける。

3:「門真市存続を願う門真市民」と、「橋下維新をどうかしてやっつけたい!」と願う門真市以外の市民・
  活動家の力を合わせて、「門真で維新を撃沈する!」を合い言葉に闘おう!
   これには、維新ファシズムの伸張を阻止する重大な意義がある。

4:活動・宣伝方法:
   1)当面、4月末までに戸田ビラを5万枚配布。その後「維新撃沈!市民の会」ビラも作成配布
   2)駅頭や街頭での宣伝演説やビラまき
   3)ネット宣伝。 「維新撃沈!市民の会」ブログも開設
   4)「超党派で反維新・反宮本」のシンポや集会を何回かやる
   5)宣伝カーでの宣伝
   6)街のあちこちに宣伝看板を
   7)門真市内で反維新・反宮本」のデモも。宮本に公開質問状を出す。
   8)それぞれの人脈で「市長選では宮本落とそう!門真を守るために園部投票を!」呼びかける
   9)大阪市内等での反維新や反原発・反弾圧の集会に出向いて「維新撃沈!市民の会」の宣伝をし、
     「門真市に結集して維新を倒そう!」と訴える。
   10)「維新撃沈!市民の会」の会員・協力者を拡大する

5:4月20日前後に、ルミエール会議室で「門真で維新を撃沈する市民の会」の結成会
  議を行なう。
   20人程度、門真市内外から結集。 ・・・記者会見も?
   荒巻・宮本動画の再生、守口市議員の報告、反維新の活動家からの報告なども

6:5月後半か6月冒頭に、ルミエールレセプションホールで「「維新撃沈!市民の会」の決起集会をやる。
7:選挙本番(9/12〜6/18)の間に、そのべ陣営を援助。弁士参加も。
  また、「維新撃沈!市民の会」招請でのそのべ演説会もどうか。

8:「維新撃沈!市民の会」の組織体制
  代表:戸田、
  副代表:門真市民1人、(活動に時間割ける人で、差し障りの少ない人で)
      吉岡君:各種宣伝も担当する。運動人脈で門真への結集呼びかけ、
          また非正規労働者市民への呼びかけも。

  役員と有志会員で定期的に会議をして、分担して活動を進める。

9:スケジュール 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これまでの橋下問題の主な戸田投稿
―――――――――――――――2013年―――――――――――――――――――――――――――
★4/16:門真市で維新を撃沈せり!親ザイトクの維新府議宮本一孝を市長選出馬表明44日で出馬断念に
    追い込んだぞ!  http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/493.html
―――――――――――――――2012年―――――――――――――――――――――――――――
・4/3:橋下維新の増長に危惧を持つ全ての人々へ。茨木市長選(4/8投票!)で維新を負かす闘いに加わっ
    て欲しい! http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/481.html
・4/3:茨木市長選動画を一挙13本アップ!(3/9山下支援集会と4/1出発式)戸田が桂むつこ氏を
    一喝する場面もあり! http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/482.html
★3/31:4/8投票の茨木市長選は維新粉砕の闘い:本格左派の山下氏断固支持!変節厚顔市民派の
    桂むつこ氏も出馬で混戦か  http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/344.html
・3/31:選挙構図:維新派内紛で左派の山下氏に勝機。そこへ市長議案に賛成100%の「御用派」
    =桂氏出馬の理由は・・ http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/345.html
・3/31:KB君へ〜公人の責任ということ(桂むつこ氏を批判しない「市民派」の一つの典型的意見に
    対する戸田反論) http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/346.html
.3/31:「市民派」とは何ぞや? 戸田がズバリ語るその形成経過と一部の著しい変質と
    「仲間内では批判論議無し」体質   http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/347.html
2011年
・ 11/27:「現職府議で住之江競艇から無競争の随時契約で儲ける会社の社長」→そして府知事目指す松井。
     それはいかんだろ  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/777.html
・ 11/28:(良質ブログから)橋下が超「ファシスト・新自由主義者」である本質こそ完全暴露しなければ
・     橋本の逃げ得当選に  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/779.html
・11/27:橋下維新のペテンと危険性をズバリ演説の戸田動画12本を追加アップ!維新事務所との対決場面
      などもあり!  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/762.html
・ 11/27:震度3地震を巨大地震と強弁し140億円浪費に責任取らない「1%側人間」を救世主とあがめる
     B層達が橋下支持  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/767.html
・ 11/20:この愚かで危険な利敵行為〜第4インターの「大阪府知事選では共産党候補に投票せよ」論を
     徹底批判する!  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/537.html
・ 11/20:較べて欲しい「戸田HPの反独裁共同戦線10月アピール」と第4インターの11/14声明
     :全文を紹介  http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/538.html
★11/5:大阪市長選で渡司候補取り下げの共産党の英断を高く讃える!:反独裁統一候補求める世論の強さ
    を正しく評価  http://www.asyura2.com/11/senkyo121/msg/687.html
★11/5:大阪に現代版ミニナチ政権樹立の危機!今は非常時だ!だからチャーチルの故事に倣う戦術をとる
    べし  http://www.asyura2.com/11/senkyo121/msg/691.html
2008年
・7/23:大阪での奮闘:橋下の賃下げ・解雇攻撃に反対し、教育合同労組が断固とし7/15ストと府庁前
     集会を決行! http://www.asyura2.com/08/senkyo52/msg/127.html
・7/16:ふざけるな橋下!議会中に「公務中」と偽り公用車でジム通い。この自己中男は!
      http://www.asyura2.com/08/senkyo51/msg/898.html
★3/20:【ジャンヌ支援】戸田の激烈演説:「民間出羽の守」のヘタレ共を嗤い、粉砕し、改心せしめよ!
       http://www.asyura2.com/08/senkyo48/msg/569.html
・2/15 【 大阪府知事選挙総括 】私の考えを動画1で述べます:今の府民過半数のダメさ加減、
       主体姿勢、ウソ問題等  http://www.asyura2.com/07/ishihara11/msg/369.html
・2/15:【動画と内容説明】戸田が語る府知事選挙総括2:選挙では大敗北、HP闘争は大勝利!
       http://www.asyura2.com/07/ishihara11/msg/370.html
・2/15:【動画と内容説明文】戸田が語る府知事選挙総括3:「誠実な空理空論」に陥ってはならない
         http://www.asyura2.com/07/ishihara11/msg/371.html
★2/15:ワヤクチャさん初めみなさんに。私はこう考えますが、橋下打倒運動のための総括・方針論議を
         http://www.asyura2.com/07/ishihara11/msg/372.html
・2/14:【動画】戸田が語る府知事選挙総括1:今の府民過半数のダメさ加減、主体姿勢、ウソ問題等
          http://www.asyura2.com/08/senkyo47/msg/304.html
・2/14:ワヤクチャさん初めみなさん、橋下打倒運動のために真剣な総括・方針論議を広めていきません
     か?   http://www.asyura2.com/08/senkyo47/msg/307.html
2007年
・12/14:「選挙中も断固ネット活用」議員から提言;橋下自公粉砕のネット大運動を投票日夜まで
     継続を! http://www.asyura2.com/07/senkyo45/msg/187.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎戸田ひさよしHP http://www.hige-toda.com/
◆橋下批判特集 http://www.hige-toda.com/_mado04/oosakafutijisen/hasimototo-ru.htm

■東日本震災特集 「人間やめますか?原発やめますか?」
     http://www.hige-toda.com/_mado04/gennpatu/index.htm
◆総特集!市民が知らない「ホントの議会改革」。「真剣議員」戸田が事実とデータに基づき訴え解説する
  数々! http://www.hige-toda.com/_mado04/gikaikaikaku_sp/index.htm
★「裏金不正・冤罪・証拠ねつ造・検察審査会の異様な小沢起訴など検察問題」特集
   http://www.hige-toda.com/mitui_yoobousyo/mitui_yoobousyo.html
  ・検察マスコミ批判でもなどの記事も載せている「自由論争掲示板」
           http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=tre;id=01
■他では見れない動画が満載!「戸田のYUチューブコーナー」
          http://www.youtube.com/user/todajimusho
■在特会や三井さんほか動画各種はこちらでも
   「絶対面白い動画コーナー」 http://www.hige-toda.com/_mado05/movie/
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/495.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 嘘八百な自民TPP オバマの一喝に、配られたカードを切らず、首を盾に振っただけ (世相を斬る あいば達也) 
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/38ed9526001f88c3cc07cc3ccb727c16
2013年04月16日 世相を斬る あいば達也

 TPPが事実上、推進されるであろうと云う事実が近づいた以上、日本の農林水産業に関して、様々な角度から、国民の一人として、考えざるを得なくなった。正直、食べるのが専らな筆者には苦手な分野だが、様々な情報に触れ、調べ、考えてみようと思う。 無論、筆者はTPPには反対だ。TPPによる関税撤廃問題が浮上し、野田民主のシロアリ退治と裏切りの消費増税が政権を瓦解させた実例を目の当たりにしていながら、自民党は選挙中、反TPPを叫びながら政権与党を掠めとった。野田民主とまったく同じ裏切り行為をしようとしているのだが、自民党もマスメディアも気づいていないのが面白い。どんな強弁をしようと、選挙公約と真逆のことを行えば、次回の選挙でしっぺ返しを受けるのは当然なのである。ここ10年は、支持母体にもイデオロギーに裏打ちされた頑迷さはないので、いついかなる時でも寝返る資質を備えている。まして、一般の有権者は、更に激しいブレを見せるのが常識である。

 自民党が寝首をかかれる心配はないと高枕でいられるのは、対抗する野党がバラバラで足の引っ張り合い。到底まとまりようがない現状を見越してのことだろう。しかし、日本維新の会がどうにもならないヌエ政党である事が明白になっただけに、今後の野党間の連携には一縷の望みが、ないわけでもない。

 15日、小沢一郎は記者団に対し、自民と維新(みんな?)は同一勢力と云う認識を明確にし、夏の参議院選挙においては、「民主党、社民党、みどりの風と、われわれが連携すれば、地方では結構ないくさができる。維新の会の勢いは下火になっており、われわれが連携すれば、自民党以外の票の受け皿になる可能性がある」と風向きの変化に意を強くしているようだ。

 「晴天のとら日和」さんが以下のように語っている。いつも、いつもの口の悪さ(賞賛の意)だが、切り口は鋭い。
≪…「自民党の推薦が付けば勝ち」みたいな状況でない結果だらけだな。青森・郡山・宝塚・丸亀・日南と自民推薦や自民党系候補がぼこぼこ落選して、宝塚や丸亀のように社民系、青森のように革新系、民主に人脈の近い郡山、政党の影の薄い若手の日南みたく「予想外」の結果が多い。自民党はことごとく地方選で負けてるんですね。決して安泰な自民政権ではないんですね。
 このことから、小選挙区制が如何に歪な選挙制度だということが分かるね。 二大政党制の時代なら小選挙区制の活用は面白いものがあると思うけれど、取り入れるのが早すぎたと思うね、これは。今、この選挙制度で国民自身が自分で自分の首を〆てる状況になってるからね。小沢さんが導入したのは早すぎた、 で、小沢さんの大失敗だと思うわ。 そもそも、。。。日本に二大政党制って根付くのかしらね?私は、それは難しいように思ってる。先のことですからどうなるかわかりませんが、小選挙区制の導入は早かったってこれだけは言えると思う。私は、なんでもかんでも小沢さんのことなら良いなんて思わないですもん。…≫(晴天のとら日和)

 筆者も、とら日和さんが語っている、前半も後半も同意。まぁ後半の小沢一郎の小選挙区の判断のところは、間違いというより、国民意識の成熟を信じた結果なのだろうが。国民を信じて政治をしていた小沢一郎の思ったような日本人が育っていなかった、そう思うわけ事だろう。昔、TPO(TPPじゃなく)“時と場所、場合に応じた方法・態度・服装等の使い分け”って和製英語があったが、お洒落にいえばマーケッティングようなもの。小沢一郎は、当時、否、現在も含めた国民のマーケッティング概念が少なかったのだろう。つまりは、善人過ぎた(巷は真逆な印象の罠に嵌っているが)と云うことなのではないだろうか。

 今のところ、マスメディアが20%前後下駄を乗せた世論調査の数値を垂れ流しているが、各新聞社等の数字は20%引き算して眺めると、納得出来る数値が現れる。最近起きている地方選の現象とも一致する。と云うことで、自民党への風向きはまだ順風だが、もう維新は逆風だな、と結果が出はじめたので、乗せていた下駄を外した。まもなく1%の支持率を世論調査に載せるに相違ない。このような自民党、維新の会がTPP推進論なのだが、実際問題、オバマは安倍のイニシアチブは一切認めず、二人の対局というより、オバマが一方的にカードをめくり「やった!俺、ロイヤル・ストレート・フラッシュ!」と叫び、“アメリカアズNO1やネン!”と白い歯を剥きだした。ただそれだけの話で、安倍は配られた手持ちカードを見つめるだけで、一度も新しいカードに手を伸ばすことを許されなかった。

 まぁそう云う事なので、自民党のTPP対策委員会による説明会など怒号の連続で、委員はまさに、針の筵状態に置かれていた。本来なら国家を二分する問題の自民党対農業従事者の討論なのだから、ニュースバリューは充分だが、まったく報道らしい報道をしない。なにせ聞けば聞くほど、反対論の正当性が証明されるだけで、推進論が正当化する文言を失っている。彼らに向かった、長谷川幸洋風に「日米軍事同盟とセットだからさ、農民は我慢する、補助金獲得にシフトした方が…」などと言える筈もなく、ただガン首を晒しに並んでいるようなものである。

 嘘つき自民党の面目躍如な一幕だが、面白いとばかり笑ってもいられない。おやおや、本題の農林水産業の問題に入らないうちに、眠くなってきた。それでは、筆者が農林水産業とTPP問題を掘り下げてみようと思ったキッカケの東京新聞の社説を紹介して、明日以降、横道にそれずに本題に踏み込んでみようと思う。

≪ 週のはじめに考える 攻めの農業と言う前に

 環太平洋連携協定(TPP)の不安をかき消すように“攻めの農業”が叫ばれます。だがその前に、農家と消費者が守るべきものがあるはずです。  愛知県半田市の北村真也さん(24)は、一年間の研修期間を終えて、間もなく地元で就農します。
 サラリーマン家庭の長男。祖母が家庭菜園で育てた野菜を食べて「おいしい」と感じたのをきっかけに、市内の農業高校から東京農大へ進み、有機野菜を育てるサークル「緑の家」に所属した。四年生になる前に一年間、南ドイツの農場で働いて、「大丈夫、農業で食べていこう」と決めた。

◆必要とされる存在に

 研修に通うのは、同じ愛知県の江南市にある佐々木正さん(66)の農園です。
 佐々木さんは元教師。四十五歳で専業農家に転じ、十五年ほど前から新規就農希望の研修生を受け入れて、農薬や化学肥料を使わない有機農業の栽培技術を教えています。「自立すること。現場で工夫することを教わりました。もう何も不安はありません」と北村さんはこの一年を振り返る。
 農林水産省の青年就農給付金などを元手に、近所のつてで二反(二十アール)の畑を借りられるめどがついています。一年に何度も収穫できる軟弱野菜(葉物)から始め、五年後には一町歩(一ヘクタール)に広げ、法人化をめざす。できた野菜は宅配します。
 身の丈を超えた大規模化には反対です。一人で一町歩耕して百二十世帯に売るよりも、二人で五反ずつをよく活用して、百四十世帯によいものを届けるべきだと考えます。
 日常に食べられるものを作る。地域に必要とされる存在になる。安全安心を求める地元消費者と結び付く。地域の農業者同士がネットワークを結んで支え合う−。これが、北村さんの“農業”です。
 「今農業に必要なのは、人づくり。そして、消費者との関係づくり。人のつながりを強くして地域の農業を守ること。攻めの農業?あまりピンと来ませんねえ」と、佐々木さんは苦笑します。
 畑の隅でブロッコリーが黄色い小さな花をつけ、ミツバチとモンシロチョウがとまったり、離れたり。穏やかな春の午後でした。

◆救世主にはなれない

 そもそも、“攻めの農業”って何だろう。まず例に挙げられるのが輸出です。農水省の資料には、こうあります。
 <今後十年で倍増が見込まれる世界の食市場に、日本の農林水産物・食品が評価される環境を整備し、日本の「食文化・食産業」の海外展開と日本の農林水産物・食品の輸出促進を同時に推進する>
 政府は、例年五千億円前後で推移している農林水産物の輸出額の倍増を考えました。もちろんそれ自体、容易ではありません。
 一昨年の輸出額四千五百十一億円のうち約半分が加工品、四分の一が盆栽や真珠といった非食料品でした。食料品の多くは、サケ、マスなどの水産物が占め、純粋な農産物は百八十億円分しかありません。農業の救世主とは言い難い。
 農地を集約し、経営の大規模化を図るにしても、地平線のかなたまで続く大農園に飛行機で種をまくような国々に、結局は太刀打ちできません。
 TPPという名の黒船は、こと農業に関して言えば、成長至上主義の終焉(しゅうえん)を告げに来たのかもしれません。
 作り手は規格にあった品物を効率良く育てて淡々と送り出す。買い手の側は値段の安さをひたすら求め、消費する。その繰り返しでは農業の持続可能性が、もう保てないということを。
 二月の終わり、第七十二回中日農業賞授賞式のあいさつで、審査委員長の生源寺真一・名古屋大学教授が言いました。  「世界一鋭敏だった日本人の食べる力、味わう力が、衰えているような気がします」
 農学者が消費者の心配をしています。

◆持続可能性の問題だ

 食べる力、良いものを選ぶ力が弱まれば、食べ物を作る力も衰える。埼玉県の面積に等しい耕作放棄地があることは、よく知られるようになりました。 それを除いても農地の利用率は約九割にとどまっています。
 手入れのよい水田や畑がつくり出す景観美は、確実に衰退しています。
 勇ましく海外へ打って出るのもいいでしょう。だがその前に守りを固める必要がありそうです。
 環境、防災、水循環、それにエネルギーなど食料生産以外の機能も含め、地域に不可欠な農業という価値をどうやって維持していくか。総合的には持続可能性が実現できるかどうか、に帰着するでしょう。農家、消費者それぞれに、考え直す時なのです。≫(東京新聞:社説・週のはじめに考える)

 日本の農林水産業を衰退産業だと決めつけている部分からして、嘘なのではないか、と筆者などは思う。戦後工業化を急ぐために、意図的に農業や林業従事者を工場地帯に送り込むことから始まった人口移動が原因だったのだろう。その時点で、重農主義から重商主義への移行をバランスを持って行っていれば、このような過疎地域の増加や似非都市化による、金太郎飴のような町が、日本中にばらまかれる事はなかっただろう。いまや、その工業、商業をベースとする産業体制が壊れかけた時点が、農林漁業産業の巻き返しに向けられるべきで、「攻める農業」等と云う嘘八百なキーワードではなく、地に足のついた政策として姿を表すべきなのである。


http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/496.html

記事 [政治・選挙・NHK146] サラリーマンは全員アルバイトになる 首切り法案 戦慄の中身と進行状況 (日刊ゲンダイ) 
サラリーマンは全員アルバイトになる 首切り法案 戦慄の中身と進行状況
http://gendai.net/articles/view/syakai/141966
2013年4月16日 日刊ゲンダイ


 閣僚答弁を信じちゃいけない 

 高支持率に浮かれている安倍内閣がとうとう、悪魔のような正体をあらわにしてきた。サラリーマンいじめの首切り法案が着々、進行中なのである。カネで首を切る「金銭的解決」だけでなく、いわゆる解雇の4要件、(1)経営上の必要性(2)解雇回避に向けた努力(3)合理的選定基準(4)労使協議の必要性――もなし崩しにしようという動きが急ピッチで進んでいる。こんなものを見逃していたら、サラリーマンは全員、アルバイトにされて、経営者の下僕にされてしまう。

 15日の衆院予算委員会の分科会。首切り法案を徹底追及する山井和則衆院議員(民主党)が30分間にわたって甘利経済再生相を攻め立てた。

 この間、山井がしつこく聞いたのは「安倍内閣は解雇4要件の見直しを成長戦略の中に入れる可能性があるのではないか」ということだ。産業競争力会議や規制改革会議で、こうした解雇ルールの見直しが公然と議論されているからである。

 甘利は国会答弁で「使用者側の勝手な都合で金銭の支払いによって解雇することは検討しない」と言っているが、いつもこうやって、「使用者側の勝手な都合で……」みたいな“条件”付きで答える。果たして、15日も明確な否定答弁はなかったのだが、その裏では、えらいスピードで首切り法案の議論が進んでいる。

 それが資料で裏付けられている。例えば、第4回、産業競争力会議で配られたペーパーにはこうある。

〈現状では大企業が人材を抱え込み、「人材の過剰在庫」が顕在化している。大企業で活躍の機会を得られなくても、他の会社に移動すれば活躍できるという人材も少なからずいるはずであり、「牛後となるより鶏口となれ」という意識改革の下、人材の流動化が不可欠である〉〈雇用維持型の解雇ルールを世界標準の労働移動型ルールに転換するため、再就職支援金、最終的な金銭解決を含め、解雇の手続きを労働契約法で明確に規定する〉

 労働者を「過剰在庫」呼ばわりだから、ヒドイ話だが、規制改革会議のペーパーも露骨だ。

〈勤務地や職種が限定されている労働者についての雇用ルールの整備〉が「優先的検討事項」として書かれているのだ。

 正社員ではなく、限定社員という新概念を導入しようというものなのだが、「雇用ルールの整備」と言いながら、この文章のタイトルはズバリ、「解雇ルールのあり方」とある。つまり、正社員を限定社員にして、首切りをしやすくしようというたくらみなのだ。

 15日明らかになった規制改革会議の雇用ワーキンググループの第1回会合の議事録にもあきれ返った。

 3月28日の会議の議事録が今頃出てくること自体がフザケているのだが、中身を見たら民間の委員が「解雇規制のあり方とか、こういう表現でいいのか。労働契約のあり方とか働き方のあり方とかと変えて出した方がいい」なんて言っていて、要するに最初から「首切り法案をいかに、ごまかすか」に腐心していたのである。

「結局、この内閣は大企業のための内閣なのですよ。産業競争力会議に入っているのは経営者だけですからね。甘利大臣は労働問題を話し合うときは労働者の代表を入れるべきだ、と言っていましたが、だったら、すぐにやって欲しい。それをやらずに解雇のルールづくりを話し合っている。いまは慎重答弁ですが、参院選が終わったら、首切り自由な国になってしまう可能性があります」(山井和則衆院議員)

 庶民も株高に浮かれ、安穏としていると、とんでもないことになる。



http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/497.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 北海道9市のTPP説明会は、政府にとって極めて不都合な結果になったのでは!?(神州の泉)
「北海道9市のTPP説明会は、政府にとって極めて不都合な結果になったのでは!?

 自民党TPP対策委員会の幹部は、安倍首相のTPP交渉参加表明を受け、4月6日に旭川市に出向き、地元住民たちと意見交換する懇談会を開いた。これを皮切りに全国行脚をすると発表し、北海道では4月15日までに都合9市でその懇談会が開催された。

 6日には小里泰弘・党農林部会長が「農業のほか、多分野で国益を損なう可能性がある。(関税撤廃の対象外とする)聖域を守れなければ、交渉から脱退すればいい」と、従来からの政府方針を説明して参加者の理解を求めたらしい。

 そもそも「TPP対策委員会」とは、安倍首相が掲げる「競争政策」や「治安・テロ対策」などの重点分野を踏まえ、1月10日頃に新設した9調査会の一つ、「外交・経済連携調査会」の下に配置されたTPP対策専門の組織である。だが、これが発足した後の経緯を眺めてみると、どうやら“外交・経済連携”への対策チームというよりも、TPPに反対する国内勢力の鎮圧が主な目的ではないかと思えてくる。

 その意味で、今回、TPP対策委員会が突然始めた全国行脚(各地懇談会)は、反対派、慎重派を宥(なだ)め、ごまかす目的の「ガス抜き行脚」であることは目に見えている。以下に説明する二つの出来事を指摘するだけでそのことは証明される。

その1
 3月11日、TPPの交渉参加をめぐり自民党・厚生労働関係会合で、西川公也TPP対策委員長と尾辻秀久元厚生労働相が怒鳴り合うという非常に興味深い一幕があった。報道は両者の激高した怒鳴り合いをピックアップしていたが、神州の泉は両者の応酬で、尾辻氏の問いかけに対する西川TPP対策委員長の“ある物言い”に着目した。

○尾辻前参院副議長「今のこの日程についてさ、これだけ党内に議論があるのに、何でこんなに急ぐんです?ね?」(冷静な口調)

○西川TPP対策委員長「どこでも聞くから、ここでやるべき話じゃない」(続けて)「あんたも静かにしろよ!」(不自然に激高)

 西川氏は「ここでやるべき話じゃない」と普通の口調で言った後、間髪置かずに「あんたも静かにしろよ!」と爆発しているが、尾辻氏は冷静に質問していたので、決して怒鳴る場面ではない。つまり、この場面では西川氏が尾辻氏の怒鳴りに反応したのではなく、「これだけ党内議論が沸騰している中、どうしてこのように拙速に進めるのか?」という、当然の質問内容に対して怒りでごまかしたのである。

 お分かりだろうか。両者の応酬は一見、ありふれた感情の対立のように見えるが、西川公也氏が思わずポロリと吐いた「ここでやるべき話じゃない」は、TPP対策委員会の設立真意が如実に表れている。要するに、このような会合を拙速に開催している理由は、反対派をあの手この手でごまかし、ガス抜きをして鎮圧することが目的なのである。だから、西川氏はその真意を悟られないために、激高したふりをしてその場を繕ったのである。

その2 
 3月20日頃にマスコミが発表した世論調査は、安倍内閣を持ち上げるマスコミのご祝儀的なお手盛りがあったとしても、あまりにも実態とかけ離れた露骨な大嘘だった。さすがに米官業トライアングルはこの捏造世論調査をやり過ぎだったと思ったことだろう。それは自民党議員が過半数反対、国民も7割以上反対の中で、納得のいく審議を尽くさないままに安倍首相は3月15日にTPP交渉参加を早々と表明したが、多くの国民や議員はこの判断を拙速で異常だと感じていた。

 ところが、この直後に出されたマスコミの世論調査は、多くの国民や国会議員の意識と完全にかけ離れた実に驚くべきものだった。3月24日に共同通信は世論調査結果として、TPP交渉で一部農産物を貿易自由化の例外とする日本の主張が認められない場合でも「主張が認められるまで交渉を継続すべきだ」との回答が71.8%に上り、安倍内閣の支持率は71.1%だと報道した。

 この世論調査に関しては、CSIS直属の日経新聞が最も強烈な大嘘を書いていた。日経の電子版読者はTPP交渉参加の決断を87.6%が「評価している」と伝えた。

 以上、二つの出来事だけを見ても、政府がTPP交渉参加に対して、世論が支持しているという大嘘(洗脳報道)を広めていることが見える。この視点から、TPP対策委員会が北海道を手始めとする、懇親会・意見交換会と称するガス抜きキャンペーンを行うのは、反対意見の封じ込めと、説明責任は果たしましたよという政府のアリバイ作りを同時に行い、TPP参加が既成事実化することを狙っているのである。

 ところが、いざふたを開けてみたら、政府の思惑とはまるで違っていて、北海道9市の現地会場は熾烈な反対意見や怒号が飛び交ったというわけである。冷静に考えると分かるが、北海道9市会場に見えた現地住民の反応こそが偽らざる世論そのものである。この真性世論が大手メディアから流された場合、全国各地の住民はこれこそ我々が感じていることではないかと、燎原の火のようにTPP反対論が熱風を起こす。

 だからこそTPPを推進している売国勢力は、この事実を大手マスコミで報道できないのである。何度でも言うが、自民党TPP対策委員会とは「政府は必ず嘘をつくプロジェクトチーム」なのである。」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2013/04/post-6fd1.html

関連
「安倍政権、自民党は売国奴。米国の子飼い。確実に騙された」とJA筑前あさくらの組合長が非難!
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/474.html
投稿者 暖佳 日時 2013 年 4 月 15 日 20:45:58: GWAjUoTrVafQo
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/498.html

記事 [政治・選挙・NHK146] TPP交渉「断固反対」 自民が全国行脚開始、旭川は批判一色(北海道新聞)-その他北海道各地の懇談会記事
まず、最初の旭川です
「TPP交渉「断固反対」 自民が全国行脚開始、旭川は批判一色(04/06 16:26)

 【旭川】自民党は6日午前、安倍晋三首相の環太平洋連携協定(TPP)交渉参加表明を受け、党TPP対策委員会の幹部が全国各地に赴いて意見交換する懇談会を旭川市を皮切りに始めた。同党がTPPについての情勢を地域住民に説明する全国行脚だ。

 旭川での懇談会は自民党道連の主催で自由参加。道内では15日まで9市で開く。

 6日の懇談会では小里泰弘・党農林部会長が「農業のほか、多分野で国益を損なう可能性がある。(関税撤廃の対象外とする)聖域を守れなければ、交渉から脱退すればいい」と参加者の理解を求めた。地元選出の国会議員や道議らも同席した。

 これに対し、農協関係者ら約120人は「断固反対」と書かれたはちまきを締めて参加。上川地区農協組合長会の大西昭男会長は、TPP交渉参加表明に対する声明を読み上げ、交渉参加からの脱退を求めるとともに「農業者らは裏切られたと感じるのは当然。自民党への不信感は拡大している」などと批判、自民党との溝は埋まっていない。

 6日午後は岩見沢市でも地元選出の国会議員らが同席して開催する。今後の日程は、7日函館市、8日釧路市、13日稚内市、14日北見、帯広両市、15日札幌、苫小牧両市。<北海道新聞4月6日夕刊掲載> 」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/455615.html
次に岩見沢です。
「「撤退できるのか」 TPP交渉、岩見沢で懇談会 自民に不信感(04/07 09:42、04/08 10:44 更新)

 【岩見沢、旭川】自民党道連は6日午後、安倍晋三首相が参加表明した環太平洋連携協定(TPP)交渉について1次産業関係者らと意見交換する懇談会を岩見沢市で開いた。道内9地区の皮切りとなった午前中の旭川市での開催に続いて、出席者から参加表明に批判が相次いだ。

 岩見沢では空知、留萌管内の農協幹部や首長ら約400人が参加し、空知管内奈井江町の北良治町長は「国益が守れないときに撤退も辞さないというが、本当に撤退できるのか」と指摘した。空知の農協組合長も「(参加表明は)裏切り行為と言わざるを得ない」と怒りをあらわにした。<北海道新聞4月7日朝刊掲載> 」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/455752.html
そして札幌です。
「「TPP米国のため」 札幌 自民懇談で不満続々(04/15 15:33)

 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題をめぐる自民党道連主催の懇談会が15日午前、札幌市内のホテルで開かれた。JA北海道中央会の長谷川幸男副会長は「TPP参加なら道内農業は崩壊する。TPPは米国による米国のための協定だ」と述べ、政府の交渉参加方針を批判した。

 1次産業団体や道医師会の幹部、自民党国会議員ら350人が出席。党TPP対策委員会の西川公也委員長は12日の日米合意について「農業については米国に何も取られていない。日本に交渉力があるということだ」と理解を求めた。

 懇談会は今月6日から道内9地区で開かれており、15日午後の苫小牧で終了する。

 14日には帯広、北見両市で開催。帯広では十勝農協連の山本勝博会長が、TPP反対を掲げて初当選した道11区の中川郁子衆院議員に「謝罪はないのか」と詰め寄り、中川氏は「関税撤廃の例外5品目を守ることができない場合は(交渉から)脱退するという気持ちで闘う」と釈明した。」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/458230.html

そして、苫小牧の懇談を終えた後の記事がこれです。
「TPP交渉参加 自民へ批判の嵐 道連懇談会終了 農業団体の不信拭えず(04/16 09:37、04/16 10:04 更新)

 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に関する自民党道連の懇談会が15日、札幌、苫小牧両市で行われ、全道9地区での開催が終了した。昨年の衆院選で道連は交渉参加の「断固阻止」を掲げており、農業関係者らが「公約違反」への激烈な怒りの声を浴びせ、自民党側は農産物の重要5品目を関税撤廃の例外措置とする「聖域」死守を繰り返す構図が各地で続いた。

 「米国の米国による米国のためのTPPだ」(長谷川幸男JA北海道中央会副会長)

 「甘受できない。日本のためにやっている」(西川公也・自民党TPP対策委員長)

 札幌会場では中央会や道央圏の農協幹部の批判の大合唱に対し、西川氏のほか地元衆院議員らの釈明が続いた。町村信孝衆院議員(道5区)は「思いは皆さん方と同じだ。交渉脱退も辞さないということを党で認めている」と訴えた。<北海道新聞4月16日朝刊掲載> 」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/458384.html

北海道新聞は社説で「TPP交渉 参加の意義見当たらぬ」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/457499.html
とも書いている新聞なのですが、これらの記事はむしろ抑え目にも思えます。しかしながら、全国には放送できない状態だった事は伝わってきます。しかしながら、農業のみに焦点を当てるのはむしろ目くらましである、という事も留意しておくべきでしょう。
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/499.html

記事 [政治・選挙・NHK146] PC遠隔操作事件:猫の首輪の重大な謎3とベネズエラ総選挙に一言 (八木啓代のひとりごと) 
http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-683.html
2013-04-16  八木啓代のひとりごと


 江川紹子さんに寄せられた情報で、また、新たなる事実がわかった。捜査陣が猫を捕まえる前に、別の女性が猫の首輪をつけ直していたということだ。
 http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130413-00024379/
 
 しかし、私は、この女性が首輪をつけ直した4日には、すでに首輪は、裏返しではなかったと考える。なぜなら、もし、この段階で首輪は裏返し(つまりSDカードが露出した状態)であったとすれば、その時点で、この女性は首輪が裏返しであったことに気づいたと思うからだ。
 人間の無意識の知覚というのは馬鹿にならない。裏返しに首輪がつけられていたなら、はずしたときにも、違和感を感じたはずだ。それがなく、つけ直すときに、SDカードに気づいたというなら、やはりSDカードは内側に、つまり、この時点で、首輪は表向けについていたのだと私は思う。
 もうひとつ、犯人がSDカードのついた首輪をつけたときには、SDカードを内側に着けたと思う理由は、もし、犯人の言葉を信じるならば、「犯人は雲取山で失敗している」からだ。
 たとえ、雲取山のUSBメモリがダミーであったとしても、事情は同じことである。
 今度また猫が見つかって、首輪に何もついていなければ、犯人は、完全に「狼少年」扱いにされる。確実にSDカードを警察に回収させるためには、犯人は万全を期したはずである。わざわざSDカードを外側につけ、江川さんも指摘されているように、猫が首でも掻いたりしたときに剥がれ落ちる可能性の高いことをあえてするとは考えられない。まして、首輪がきつめになっていたのだとしたら、猫が苦しがって首筋を壁などにこすりつけたりすれば、カードは剥落する。犯人にとって、何のメリットもないことを敢えてする必要はない。
 むしろ、私は、首輪を表向けに着けておきながら、首輪を4日付けの神奈川新聞の上に乗せた写真と、首輪が裏返しであることがはっきりわかる猫の写真を送りつけたことに、犯人の重要な意図を見る。

 それともうひとつ、この件において、検察は取調べの可視化を頑なに拒否している理由がはっきりしない。可視化すれば取調に応じると言っている被疑者に対して、可視化を拒否する理由は、むしろ、検察より、法務省の圧力なのではないか。つまり、この件で、片山氏の要求を受け入れることで、なし崩しに、被疑者の要求によって取調べの全面可視化へとつながることを恐れている法務省が、ストップをかけているのではないかと思われる。

 上記二点とは関係ないが、南米ベネズエラの大統領選は、チャベスの後継者であるマドゥロ氏に決定した。チャベスほどのカリスマ性を持たないだけに、接戦であったようではあるが、しかし、実際には、対立候補のカプリレスはユダヤ系大富豪で、しかも両親はベネズエラ有数の大富豪でマスメディアをほぼ支配している家族である。この選挙戦の間中、徹底したマドゥロに対するネガティブ・キャンペーンが行われていたことを考えれば、この僅差は、実は、チャベス派(改革派)の支持の堅さを物語るものと言っていいだろう。
 ちなみに、ベネズエラの選挙では、各国からの選挙監視団も招かれている。日本の選挙よりはるかに民主的であることは間違いない。

ベネズエラのチャベス革命は続くか? マドゥロが大統領選に接戦で勝利
http://democracynow.jp/dailynews/13/04/15/1



http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/500.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 中西モナ 路チュー元恋人を戦慄させる”政界転身説”

今年3月にタレント復帰した中西モナ(37)。彼女は’10年8月に青年実業家と結婚を発表、’12年7月には女の子を出産。その彼女が、政界出馬に興味を持っているという。

「ここ最近、自民党の総務会長である野田聖子議員が党の関係者の集まりで『私が(モナを)立派な政治家に育てあげる!』と、話したそうです」(自民党関係者)

婚姻届の証人でもある野田議員から、全面支援をうけているというモナ。出馬は次期衆院選が考えられているという。

「ですが、解散がなければ次の衆院選は3年後の’16年。そのため『次の7月の参院選の候補としてぜひモナさんに出馬を!』と根強く推す声も党内にあるそうです」(別の自民党関係者)

そんな自民党の動きに戦慄しているのが、元恋人の民主党・細野豪志幹事長(41)だという。モナとの”路チュー”不倫現場をフライデーされたのは’06年10月のことだった。

「民主党政権では大臣も経験して、ようやく”モナの元カレ”というありがたくないニックネームで呼ばれなくなってきました。しかし、彼女が自民党から出馬すれば過去の醜聞が再びクローズアップされ”党の顔”でもある細野幹事長と民主党へのダメージは、相当大きなものになるでしょう」(民主党関係者)

女性自身 4月16日(火)0時0分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130416-00010001-jisin-ent
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/501.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 北朝鮮問題で核心突かない大手紙、「朝鮮半島の非核化」の米中合意は日本の核武装阻止 (Shimarnyのブログ) 
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11512695398.html
2013-04-16 21:20:31NEW !  Shimarnyのブログ

本日は、大手紙の社説がほとんど北朝鮮問題で独自色を出しながら主張している。

読売新聞:ケリー長官来日 対中朝で日米連携を強化せよ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130415-OYT1T01230.htm

産経新聞:ケリー氏来日 「対中観」を聞きたかった
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130416/plc13041603210006-n1.htm

日経新聞:北朝鮮の核放棄確約が対話の大前提だ
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO54019090W3A410C1EA1000/

朝日新聞:北朝鮮問題―米中は連携を深めよ
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1

読売新聞は対中朝で日米連携を強調して、産経新聞は対中で日米連携を強調して、日経新聞は北朝鮮の核放棄を強調して、朝日新聞は米中連携を強調した。

しかし、対北朝鮮で大手紙の不文律は「もし北朝鮮の核開発が完成して核爆弾が実践配備されたら」という最悪のシナリオを想定すること無かれである。

どの新聞も従来の日米連携、米中連携、日米韓連携で対話による解決だけである。
その先の見通しには、口を噤んで国民に意識させまいと語ろうとしないのである。

この危機感を煽ることを放棄した結果が、北朝鮮の実績に繋がっているのである。
実にこの20年もの間で、北朝鮮は核開発で下記の実験を実行してきたのである。

●北朝鮮のミサイル発射実験と核実験の経過
1993年 5月29日 ミサイル発射実験
1998年 8月31日 ミサイル発射実験
2006年 7月 5日 ミサイル発射実験
2006年10月 9日 核実験
2009年 4月 5日 ミサイル発射実験
2009年 5月25日 核実験
2012年 4月13日 ミサイル発射実験
2012年12月12日 ミサイル発射実験
2012年 2月12日 核実験

これらを踏まえて、各紙社説を分析すると日本で報じられない内幕が見えてくる。

読売新聞では、ケリー米国務長官の訪日での講演や会談での発言をベースにして、対北朝鮮と対中国において日米が緊密に連携するように主張している。

特に北朝鮮に対して「米国は実現性のある真剣な非核化交渉の用意がある」の強気な発言を紹介したが、これは前文にあるケリー米国務長官が中国に前向きな責任を果たすよう何かしらを働きかけを行ったということである。

この点では、産経新聞も「カギを握る中国側がどのような具体的な方策に触れたのか、日本側との会談で多くは明らかにされなかった」という記述である。

さらに、日経新聞も「北朝鮮への圧力を強める姿勢を、中国がどこまでみせたのかは、明らかになっていない」、朝日新聞も「習主席らとの会談で、長官は中国が北朝鮮への説得を強めるよう求めたものとみられる」である。

つまり、ケリー米国務長官の中国訪問により米国が中国をどのように説得して「朝鮮半島の非核化」を目指すことで両国が合意できたのか不明なのである。

さらに、なぜ「北朝鮮」でなく「朝鮮半島」の文言となったのか不明なのである。

もっと言えば、北朝鮮はミサイル実験と核実験からノウハウが蓄積されて核開発の完成が間近であるのに、「非核化」の文言となったのか不明なのである。

これに加えてケリー米国務長官が、最初に韓国を訪問、次に中国を訪問、最後に日本を訪問という訪問順序も考慮すれば、まず次のように考えられる。

米国は、最初に韓国で「韓国の非核化」を合意させて、次に中国で「北朝鮮の非核化」を合意させて、最後に日本で「朝鮮半島の非核化」を伝えたのである。

つまり、日本に韓国も北朝鮮も非核化させることを伝えるため歴訪したのである。

そのように考えれば、米国が中国を説得した会談内容も、大手紙が不明とする会談内容も、大手紙が報じない核武装シナリオも、全てに合点がいくのである。

そして、米国は中国に「朝鮮半島を非核化しなければ日本が核武装する」と日本の核武装する脅威を伝えることで「北朝鮮の非核化」を説得したのだろう。

もし、北朝鮮が核武装したとなれば、韓国も核武装することになり、極東アジア全てが核武装すれば最終的に日本も核武装せざるを得なくなるのである。

おそらく、万が一にも日本が核武装すれば、ロケット技術と核技術から北朝鮮や韓国など相手にならず、中国を超える核大国になる可能性が高いだろう。

そうなれば、アジアで圧倒的なプレゼンスを誇ることとなり、世界のパワーバランスが崩れ、国連の常任理事国を凌ぐ発言権を持つことになるだろう。

この世界秩序を脅かす事態を、中国はもちろん米国も絶対に阻止したいのである。
そして日本に危機感を抱かせないため「朝鮮半島の非核化」で合意したのである。

そして、この文言を掲げることで、たとえ北朝鮮や韓国が核武装しても、日本には米国と中国が朝鮮半島の非核化するから核武装するなと説得できるのである。

このように眺めれば、米国と中国は対日本においてある意味の同盟を結んでいる。

現在の日本が残念であることは、このような多様的な外交ができないことである。
対中国において日米同盟があるのだが、対米国において対抗軸が皆無なのである。
日本は今後も「日米同盟が全て」と心中することが正しいのか考えるべきである。


http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/502.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 生活小沢代表、民主、社民、みどり、生活が共闘すれば、参議院選挙で成果を出せると直言 (かっちの言い分) 
http://31634308.at.webry.info/201304/article_16.html
2013/04/16 21:38  かっちの言い分


維新公認の宝塚市長、伊丹市長候補が、大阪での勢いもなく惨敗した。今、地方の首長選挙において、勢いのあった維新、自公も含めて、昨年末の衆議院選挙の勢いに陰りが見えてきた。


この現象を、選挙のプロである生活の小沢代表に直接聞いた反応を見られる動画が、生活の党から配信されている。小沢代表は小平市長選挙の事も挙げて、国民は維新の本質を見抜いた結果こうなったと述べた。維新が自民党の補完勢力でしかないと見抜いていると言っている。それに続いて、非常に重要な内容を話している。世の中は、維新の本質、自公の憲法改正の動き、議員のほとんどがTPP反対といいながら公約違反をしていること、原発推進など、前回選挙の公約と明らかに違っていることに対して、有権者の意識が変わってきていると述べている。


この状況を捉えれば、維新、自公に失望した票の受け皿を心ある野党が作れば、確実にそれなりの票が取れると述べた。具体的には、民主、社民、みどり、生活が共闘すればいいと述べた。なぜこんなことが民主党はわからないのかと述べた。


小沢代表は野党第1党の民主党が声を掛けるべきと述べて、その協力依頼があればやると述べている。傍から見ていると、これの一番の障害は旧民主党執行部の一派であろう。みんなの渡辺代表は、民主党はいずれ溶解すると述べている。それは正に、上記グループと生活、社民、みどりに近いグループに分裂するしかない。なぜなら、自公と消費税で組んで公約違反したグループとは、本質的に考えを異にしている。民主党の現執行部は、何もしないで惨敗するなら態勢を組み替えて、もう一度民主党に政権を与えてくれた有権者に期待するしかないだろう。


以下の動画を見てよく考えろと言いたい。


【2013年4月15日】小沢一郎代表 千葉での記者会見



http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/503.html

記事 [政治・選挙・NHK146] 「都道府県や市町村ではなく、市民がノーと言っているのでは?維新:公認の2氏が惨敗:江川紹子氏」 (晴耕雨読) 
http://sun.ap.teacup.com/souun/10638.html
2013/4/16 晴耕雨読


https://twitter.com/amneris84

「維新と大阪都構想から兵庫を守ろう」との声に維新惨敗。

両市の市民は大阪都構想拒否の意思表示 →維新:公認の2氏が惨敗 伊丹、宝塚市長選 http://t.co/HlQeWkaGQV

この選挙結果が明らかになって、橋下市長は「憲法改正から道州制を実現する」との連続ツイート。

「道州制ほどの大改革をやるのに、都道府県や市町村の同意を全て取り付けるなど不可能」だから、と。

都道府県や市町村ではなく、市民がノーと言っているのでは?「道州制になれば大阪も京都も兵庫も関係ない。西で一つにまとまろうということだ」と橋下氏。

必要な時に必要に応じてまとまるのと、常に1つの屋根の下にいるのとは違う 

→朝日新聞デジタル:維新、兵庫2市長選で敗北 「橋下氏の名だけで勝てぬ」 http://t.asahi.com/ahei

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内田樹氏https://twitter.com/levinassien

伊丹と宝塚の市長選と市議補選で維新の会が全敗しました。

維新ブームも翳りが見えたということでしょうか。

選挙運動でビラを受け取ってもらえなかった、橋下代表の名前を出すと反発が強いので困ったという候補者の言葉が印象的でした。

大阪都構想も、道州制も、首長公選制も、カジノも、改憲も、次々とぶち上げるだけで、具体的な案はひとつも出て来ません。

政策は具体的なものになればなるほど反対者が増える。

「総論賛成各論反対」というのは当たり前の話です。

反対されない効果的な方法は「具体案の提示を先延ばしにする」(大阪都構想の区割りがそうです)、「反対が多いとみるとすぐに撤回する」(最低賃金制の廃止がそうでした)ことです。

でも、「具体案を提示したら反対が多かった」場合にはどうするんでしょう。

いや、ほんとに。

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http://t.co/HlQeWkaGQV

維新:公認の2氏が惨敗 伊丹、宝塚市長選

毎日新聞 2013年04月15日 00時58分(最終更新 04月15日 11時15分)

 任期満了に伴う兵庫県伊丹市長選と同県宝塚市長選が14日投開票され、伊丹市は藤原保幸氏(58)=自民、民主、公明推薦=が3選、宝塚市は中川智子氏(65)=民主支持=が再選を果たし、いずれも現職が勝利した。日本維新の会が大阪府外の首長選で初めて公認候補を擁立。今夏の参院選と同県知事選の行方を占う選挙としても注目されたが、惨敗した。

 維新は、伊丹市長選に岩城敏之氏(52)、宝塚市長選に多田浩一郎氏(40)と、いずれも前市議の2新人を擁立。橋下徹共同代表が告示日の7日と投票前日の13日の2度にわたり両市に応援に入り、公務員批判を展開し市役所改革を主張した。両市は大阪のベッドタウンで、昨年の衆院選比例代表でも維新の得票率が30%前後でトップ。大阪府外への支持基盤の拡大を目指す維新は、勝利の可能性が高い地域とみて力を注いだ。

 しかし、他陣営からは、橋下氏が大阪(伊丹)空港の廃港を主張してきた点を批判された。さらに、選挙前に維新幹部が阪神地区や神戸市を「特別区」にする将来構想を披露したところ、維新と大阪都構想から兵庫を守ろうとするキャンペーンを展開されて、防戦に追われた。

 投票率は伊丹市41.92%、宝塚市45.94%。【森本宗明、山田毅】

 確定得票数は次の通り。

 ◇伊丹市長

当41267 藤原 保幸<3>無現=[自][民][公]

 13041 岩城 敏之 維新=[み]

  7510 阪上 聡樹 無新

  3194 服部 好広 無新=[共]

 ◇宝塚市長

当43347 中川 智子<2>無現=[民]

 23561 多田浩一郎 維新=[み]

  9748 樋之内登志 無新=[自]

  6106 渡部  完(1)無元

   997 山田 利恵 無新



http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/504.html

記事 [政治・選挙・NHK146] TPPを国家百年の計という安倍首相の道化ぶり(永田町異聞) 
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-11512392441.html
2013年04月16日 永田町異聞


多国間のTPP交渉に日本が参加するのに、なぜか米議会という閻魔大王の許可を得ねばならぬらしい。

大王にお目通りさせてもらうのに貢物が必要というわけで、日本政府は、これから先も自動車の不公平関税に耐え続ける約束を泣く泣く差し出した。

そのかいあって、米政府と合意文書を交わし、日本のTPP交渉参加を認めるかどうか米議会に諮ってもらえることになったが、「TPPは国家百年の計だ」と手放しで喜んでみせる安倍晋三首相は、とんだ道化を演じていることに気づいているのだろうか。

強大な軍事力を背景に、他国の関税や規制を都合よく取っ払わせて、自国のグローバル企業の海外戦略を後押しする米国の新帝国主義にねじ伏せられ、誰がどこから見ても、米国の言いなりとしか思えない日米の合意文書を発表した。

その4月13日、甘利経財再生相は記者会見で「参加が遅れた分だけ交渉相手国も多く、主たる交渉国である米国の注文も多い」と、言い訳がましい感想を述べたが、これも嘘っぱちだ。

民主党政権で参加への合意が交わせなかったのは、最初から米側の注文が多かったからであり、遅れたから注文が増えたわけではない。

そのことは、前政権で中枢部にいた政治家がよく知っている。

野田政権当時の民主党政調会長、前原誠司は、3月11日の衆議院予算委員会で、「あまりにも米国側の要求が不公平だったから交渉参加を表明できなかった」とTPP事前交渉の中身を披瀝した。

「車の関税をすぐにゼロにしないで猶予期間を設ける、安全基準は米韓FTAのように枠を設ける、保険ははじめは、がん保険等だけかと思ったら、学資保険の中身を変えるなどと、いろいろ言い出した」

日本においては、完成車に対する輸入関税はゼロだが、米国では乗用車で2.5%、トラックだと25%もの関税がかけられている。だから、ピックアップトラックで稼ぐフォードなどは日本のTPP参加に強く反対してきた。

日本政府と米通商代表部による事前協議は昨年2月以降、水面下で続けられ、乗用車への2.5%の関税を5年超、トラックの25%はなんと10年も残すことを米側は要求してきた。

こうした要求に対し、野田政権は「イエス」と言わなかったと前原は言う。ところが安倍政権はこれを受け入れ、このたびの下記の合意にいたった。

「米国の自動車関税がTPP交渉における最も長い段階的な引き下げ期間によって撤廃され、かつ最大限に後ろ倒しされること、及び、この扱いは米韓自由貿易協定(FTA)における米国の自動車関税の取り扱いを実質的に上回るものとなることを確認する」

これまでの参加各国のTPP交渉で「10年以内の関税撤廃」という方針がほぼ固まったという。それから判断すると、「最も長い引き下げ期間」「最大限に後ろ倒し」という文言によって、10年間、米国の自動車輸入関税は据え置き、あるいはそれに近い条件となることを日本側が呑んだと考えられる。

自動車での譲歩は本来なら、交渉の本番にそなえ、いざという時の取引カードとして大切にとっておくべきものだろう。その重要な武器を入り口で取り上げられたのでは、丸腰で戦いにのぞむようなものだ。

米側の言い分はこうだろう。とりあえず、うるさい米議会のお許しが出るように、自動車の件だけは譲歩してくれないか。あんたところのコメなどを高関税のままにするということになると、議会はよけい強硬になって、どうにもならない。だからそれは、今後の交渉のなかで話し合おうじゃないか。

経済にはいたって貪欲な日本人を侮ると痛い目にあうことも米国人は十分に知っている。軍事こそ在日米軍による占領状態を続けても、貿易では摩擦を繰り返してきた。だからこそ、規制緩和、市場開放を要求する構造協議を必死になって続け、小泉構造改革という果実も得たのである。そして最後の仕上げがTPPということなのだろう。

日本という国をアメリカ型ルールの押しつけで、ようやく社会まるごと再占領するチャンスが訪れたといえるのではないか。

自由貿易交渉で米側の要求に屈した身近な先例は米韓のFTAであろう。簡単に言うならFTAは2国間、TPPは多国間の協定で、いずれも物品だけでなく、金融、投資、政府調達、労働、環境など幅広い分野にわたって自由な経済交流にとっての障壁を取り除き、連携するのが目的だ。

韓国がどれだけ不利な条件をのまされたかは、米韓FTAの内容を仔細に分析すれば明らかだが、2012年11月に韓国メディアで報道された事実は、米韓FTAの実態を韓国国民が実感するのに十分すぎるほど衝撃的だった。

韓国政府は、CO2排出量が少ない軽・小型車の購入者に50万〜300万ウォンの補助金を支給し、排出量が多い中・大型車には逆に50万〜300万ウォンの負担金を課すという制度を2013年7月に導入する計画だったが、米韓FTAが禁じる「貿易の技術的障害」(TBT)に該当するという米側の指摘により、2年後に先送りした。

あえて言えば日本の「エコカー減税」に似た制度だが、CO2排出量の多い米国車が「負担金」を課せられるのを嫌がり、米国側がFTAのなかの条項を持ち出したかっこうだ。

その結果、韓国は、車の排出量や安全の基準について米国の方式を採用しなければならなくなった。つまり、環境や安全を自国の基準で守ることができなくなったのだ。

それにしても、この制度を「貿易の技術的障害」(TBT)とする判断がよくわからない。低炭素の自動車を普及させる政策は良いことであり、それが市場アクセスの障害だというのは、米自動車業界の自己中心的なソロバン勘定による屁理屈に過ぎない。

こういうことで、国の主権が制限されるとしたら、「自由貿易協定」という美名に隠された米国の新たな植民地政策と言っても差し支えないのではないか。これとほぼ同じような協定がTPPという名で結ばれようとしているのだ。

この「低炭素車協力金制度」に対し、米国側が米韓FTAの投資家対国家紛争解決条項(ISD条項)に基づき、制度の停止・変更、または損害賠償を求める訴えを起こす可能性も指摘されていた。

ISD条項は、ある国家が制定した政策によって、海外の投資家が不利益を被った場合に、世界銀行傘下の「国際投資紛争解決センター」という第三者機関に訴えることができる制度を定めている。

審理の焦点は「政策が投資家にどれくらいの被害を与えたか」という点に絞られ、「政策が公共のために必要かどうか」は考慮されない。

この条項は、米国、カナダ、メキシコの「NAFTA」(北米自由貿易協定)でも導入されているが、公益と投資家の利益が真っ向から対立し、矛盾を露呈している。

たとえば、カナダでは、PCB廃棄物を米国に運んで処理していたアメリカ系企業がカナダ政府の廃棄物輸出禁止措置で事業を継続できなくなった。企業はこの措置で不利益を被ったとしISD条項を盾にとって提訴した。仲裁廷はカナダ政府に賠償を命じた。

メキシコでは、アメリカの企業が、ある市で廃棄物処理施設の建設許可を得ていたメキシコ企業を買収した。 市民の建設反対運動が起きたため、市は建設中止命令を出した。 操業停止に追い込まれた米企業は提訴した。 仲裁廷は、市の対応が国際法に違反しているなどと認定しメキシコ政府に賠償を命じた。

TPPにこのISD条項をねじ込めば、米国は自国企業と株主が訴訟を武器として利益をはかる仕組みをつくることができる。

TPP交渉の中身はつまびらかにされておらず、多国間の協定でもあり、米韓FTAやNAFTAと必ずしも同じようになるとは限らないが、これまでに米国が結んだ自由貿易協定の経過や実態を見る限り、主導権を握る超大国アメリカの企業に有利に運ぶことは避けられそうにない。

  新 恭  (ツイッターアカウント:aratakyo)


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