[引用]http://okada.ldblog.jp/archives/31837072.html
2013.8.23 岡田高明の中国ビジネス最前線:中国から見た日本の「国家戦略特区」構想
19日付の産経新聞の記事によりますと、政府が成長戦略の柱の一つとして「国家戦略特区」を計画しているようです。
内容は、羽田空港のリニューアルに伴って発生した空港跡地を利用して、中小企業支援、クールジャパン、先端医療の3つの分野を集積し、海外からの投資を呼び込み、経済の底上げをしようするものです。
私は、これを読んで正直情けなく思いました。
まず、最も大きな問題は、この国家戦略特区構想がどういう国家ビジョンに基づいて策定されたのかというのが全く見えません。単に中国のマネをすればいいというものではありません。中国の場合、全ての戦略特区が中長期の国家ビジョンに基づいて策定されています。そして見習うべきことは、必ず資金投入規模を明確にし、ひつこいほど新聞やテレビ等のメディアを使ってPRされています。
次に問題なのは、内容に独創性がありません。特に「クールジャパン」というような言葉は、イギリスのブレア政権の「クールブリタニア」の二番煎じで、インパクトがありません。霞ヶ関の公務員がいやいやながら仕事をしているような印象を受けます。
三番目に立地が問題です。東京の中心部に特区をつくっても狭苦しいし、将来の発展性もありません。風水的に見ても、周辺部にもっとエネルギーを分散させるべきです。中国の場合、特区は大都市の中心部に立地することは絶対にありません。中国の特区は将来必ず、大きな都市に発展しています。日本の国家戦略特区が、僅か35万uというのは恥ずかしき限りです。こんなミミッチイ特区は止めて欲しいと思います。日本の恥です。現在マカオの隣に「横琴新区」という経済特区の建設が進行中ですが、面積は10600万uです。ちなみに広州トヨタの面積は、240万uです。
結論は、安倍首相が自らの頭で国家ビジョンを策定することです。これができれば、霞ヶ関の公務員は頭がいいですから何とか力を発揮できると思います。国家ビジョンがなければ、どうしても現在のような幕の内弁当になってしまいます。
更に大事なことは他の国のマネをしないことです。他国のいいものを参考にするのは構いませんが、日本の独自性が必要です。
私は、最近ブログの中で日本の将来について提言していますが、私の国家ビジョンは、「活性化エネルギーの地方分散」と「世界一の高齢者福祉国家の構築」です。この国家ビジョンは、そう遠くない将来に、「地球ビジョン」になるでしょう。なぜなら、前者は地球環境の問題、後者は世界全体の高齢化問題に対し必要不可欠なテーマとなるからです。
http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/850.html
2020年夏季五輪の招致をめざす東京の招致委員会が23日、決起集会を開いた。招致機運は高まっているが、マドリード(スペイン)、イスタンブール(トルコ)と混戦のなか、世界に示す開催理念を決めかねている。国際オリンピック委員会(IOC)は開催理念を重視し、これまでも明確に掲げた都市が勝ってきた招致レース。9月7日、ブエノスアイレス(アルゼンチン)で開かれるIOC総会での開催都市決定まで2週間、東京は最後の詰めに入る。
2016年夏季五輪には「南米初」を掲げたリオデジャネイロ(ブラジル)を選び、18年冬季五輪には、それまでの冬の大会が欧米に偏ってきたことを指摘して「新しい地平」「アジアにも光を」と訴えた平昌(韓国)を勝たせた。両都市とも地域バランスの不公平さを強みに変えた。 
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。