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2016年5月03日00時01分 〜
記事 [政治・選挙・NHK205] 「選挙に不利になることは選挙が終わってから。姑息そのものです。:金子勝氏」
「選挙に不利になることは選挙が終わってから。姑息そのものです。:金子勝氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/19934.html
2016/5/3 晴耕雨読


https://twitter.com/masaru_kaneko

【選挙のためなら何でもする】保育士の賃金格差是正を打ち出した政府は、男性保育士もいるのに、女性だけを対象にした数字を使う。

男女とも対象にすると、保育士の平均月収は全職種より11万円少なくなるが、政府が格差是正を強調しやすいからだ。https://t.co/cgcmraoety

安保法で可能となった集団的自衛権行使などの新任務を反映させた他国(主に米国)との共同訓練を、夏の参院選後に先送りする方針を固めた。

選挙に不利になることは選挙が終わってから。

姑息そのものです。https://t.co/qqUtJk7kpP

【嘘は破綻する】企業最高益というが、毎日新聞の主要企業121社の景気アンケートによれば、景気の現状について、70%(85社)の企業が「踊り場にある」と回答。

「緩やかに後退している」という回答も10%(12社)に上り、今年1月より増加。https://t.co/lRuulfujqR

アベの目指すは改憲。

そのために「経済最優先」の嘘をついてきた。

だが、アベノミクスの物価・成長率目標も、新3本の矢も嘘が次々とバレてきている。

有効求人倍率や企業最高益や保育士の賃金格差是正など、数字のゴマカシで対応。

メディアが垂れ流す、これらの成果も嘘だらけです。

熊本大地震は多くの被害を生み出したが、東日本大震災もそうだったように、これからの対応策次第で震災関連死が増えてしまう。

エコノミー症候群も深刻だが、ストレス、栄養の偏り、運動不足に始まり、障害者や病人など災害弱者への取り組みが大事になってくる。

救える命を大切できる社会か否かが問題。


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/450.html

記事 [政治・選挙・NHK205] ≪驚き≫新聞の購読者は高所得者だった!年収1000万円以上の92%が新聞を購読!若い世代と低所得者層は新聞離れ!
【驚き】新聞の購読者は高所得者だった!年収1000万円以上の92%が新聞を購読!若い世代と低所得者層は新聞離れ!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-11292.html
2016.05.02 12:00 真実を探すブログ



☆若い世代の新聞離れが進む中、年収1,000万円以上の92%は新聞を購読
URL http://moneyzine.jp/article/detail/214457
引用:
 年収と新聞を読む人の割合に関する調査結果も行われた。株式会社キャリアインデックスが4月13日に発表した「CareerIndex年収・転職 実態調査」の結果によると、年収1,000万円以上の人の92%が新聞を読んでいると回答した。年収別に新聞を読んでいる人の割合を見ると、700万円以上1,000万円未満で74%、500万円以上700万円未満で54%、300万円以上500万円未満で56%、300万円未満で55%となり、年収700万年を境に回答が大きく分かれる結果となった。
:引用終了


☆「新聞」に関するアンケート
URL http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2016/160414/






以下、ネットの反応




















新聞やテレビの「景気は良い。アベノミクスは効果的」という報道を信じている人が多いのも、購読者が高所得者で裕福なのが大きいのかもしれませんね。


データを見ると、年収700万円以上と高齢者層の大部分に新聞の購読者が固まっています。少子高齢化の影響でこの層が日本の人口の半分も近くあり、ここを握っている限りは新聞業界が潰れるということは無さそうです。


ただ、若者や低所得者層は昔と比べて新聞離れが顕著化している傾向が見られ、この世代間の情報格差が近い将来に何らかの形で爆発することになるとも考えられます。
いずれにせよ、所得だけではなく、見ているメディアや情報源が二極化しているのは気になるところです。



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/453.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 「安倍政権が有事の際に何を優先し、何を後回しにするのかが明瞭に浮かび上がります。:山崎 雅弘氏」
「安倍政権が有事の際に何を優先し、何を後回しにするのかが明瞭に浮かび上がります。:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/19932.html
2016/5/3 晴耕雨読


https://twitter.com/mas__yamazaki

熊本・大分の震災と安倍晋三首相の「激甚災害指定」の遅延について(Togetter)http://bit.ly/1X3fqll  表題に関連するツイートをまとめました。

震災という非常事態に際して、首相やメディアがどう対応したのか。


諸々の問題を考える材料にしていただければ幸いです。


熊本・大分の震災と川内原発稼働継続という政府の判断について(Togetter)http://bit.ly/1X3fzVN  表題に関連するツイートをまとめました。

近隣県で大地震が頻発する状況でも、原発を停止しない理由は何なのか。


諸々の問題を考える材料にしていただければ幸いです。


熊本の震災被災地への米軍MV22オスプレイ投入について(Togetter)http://bit.ly/1SlRYdu  先日作成したまとめにいくつか追加しました。

これら三つの事例を重ね合わせて見ると、安倍政権が有事の際に何を優先し、何を後回しにするのかが明瞭に浮かび上がります。


オスプレイ支援を追及 井上議員 自衛隊で対応できた(赤旗)http://bit.ly/1W1eHl1

「米軍オスプレイは18〜23日の間に、南阿蘇村白水公園に36トンの支援物資をのべ12機で輸送しました」


「井上氏は、オスプレイの積載量は9トンなのに、その3分の1しか運ばなかったと指摘。自衛隊は大型輸送ヘリCH47を70機保有しながら、18機しか派遣していないとして、『自衛隊のヘリ能力だけでは不十分というが、実際には自衛隊で対応できたのではないか』と追及」


「中谷氏は『確かにCH47はたくさん積める』と認めた一方、『一度に大量に運ぶのではなく、頻繁に送り届ける必要もある。米側が支援可能だと調整もしたので支援をお願いした』などと述べました」


「井上氏は、オスプレイの活動実績づくりのために『自衛隊の能力は不十分』とごまかすものだとして『震災の政治利用は被災者にも現場の自衛隊員にも大変失礼な話だ』と厳しく批判しました」


オスプレイ熊本派遣「災害の政治利用」社民・照屋氏が批判(沖縄タイムス)http://bit.ly/1NNyMZr

「熊本地震でMV22オスプレイが物資を輸送した件で、政府は28日、全国に自衛隊の輸送機などは約310機あるが、オスプレイが派遣される前に、被災地で災害活動に携わっていたのは74機だったとする答弁書を閣議決定した」


「照屋氏は『自衛隊保有の輸送体制に余剰があったことがわかった。オスプレイの安全性をアピールするパフォーマンスで、災害の政治利用だ』と批判した」


保有する機体の全てを常時使えないのは当然だが、4分の1以下というのは不自然だろう。


熊本地震で死亡した49人のうち、少なくとも4分の1にあたる12人が、先月14日の地震でいったん避難したあと自宅に戻り、その後の16日の地震で建物の倒壊などに巻き込まれて亡くなったことがNHKの取材で分かりました(NHK)http://bit.ly/1ToMxKx

「熊本地震では熊本県内で49人が死亡し、1人の行方が分からなくなっていて、NHKは死亡した人たちの状況について、遺族や知人、警察などに取材しました」


「その結果、先月14日の地震でいったん避難したあと自宅に戻り、その後の16日未明の地震で死亡した人が、少なくとも全体の4分の1にあたる12人に上ることが分かりました。このうち10人は倒壊した家屋の下敷きになって亡くなり」


NHKの報道は、首相が4月15日の朝の会議で「屋外にいる被災者を今日中に屋内に避難させるよう指示」した事実には一切触れていない。




http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/454.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 「電通・政府・企業・宗教・ネトウヨ」悪の五芒星を断て!(simatyan2のブログ)
「電通・政府・企業・宗教・ネトウヨ」悪の五芒星を断て!
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12156320929.html
2016-05-02 22:51:09NEW ! simatyan2のブログ



熊本地震災害でリーダーシップを発揮することも出来ず、連休に
なった途端、早々と外遊に出かけた安倍晋三。


新幹線でさえ地震が起きれば数時間時間程度の監視目的の停止
はするのに、川内原発を強震の下でも運転を続けさせた安倍晋三。


景気を回復させることもできず悪化させることばかりの政策を
実行する安倍晋三。


こんな普通なら総理として役立たずで無能な男でも総理が務まる
のは、他でもない後ろから押し上げる勢力があるからです。


今ここで安倍にずっこけられては困る勢力、と言い換えてもよい
と思います。


それが電通であり、経団連であり、統一協会や創価学会あるいは
幸福の科学などの宗教とネトウヨなのです。


上の五芒星の紋所を本社玄関に掲げているのが電通です。



僕が広告代理店にいたころから電通は日本一でした。


今は世界一、二を争う広告代理店になっています。


一歩中に入ると世界を見通す目と金色に輝く間に圧倒されます。




電通が目指すのは世の混乱。


その混乱に乗じて稼げるだけ稼ぐのです。


電通の有名な基本的戦略十訓。



これ以外に「鬼十則」「裏の鬼十則」「サイレントテロ十訓」
などがあります。


この手法を電通に学び、いち早く政治に取り入れたのが世耕弘成
官房副長官です。



そして世耕官房副長官は近畿大学理事長でもあるので、部下の
青山繁晴近畿大学客員教授に、テレビで安倍政権をヨイショ
する発言を事あるごとにさせています。



さらに安倍昭恵(首相夫人)も電通で社員として戦略を学んで
おり、夫の広報活動を抜け目なく行っています。


また安倍晋三はフジテレビに甥を入社させ、日枝会長とゴルフや
会食を毎月のようにしています。



サンケイ社会部は下のように、民主党さんの思うとおりにはさせ
ないぜ、などとツイートを発信させたりしています。



元読売テレビの辛坊治郎(シンクタンク代表)も月曜から金曜
間での早朝、土曜の『ウェークアップ!ぷらす』 と、日曜の
「そこまで言って委員会」で毎日安倍政権の広報活動を行って
います。



これでどうしてネトウヨが言うように、安倍政権とマスコミが
対立してると言えようか?


これだけでもネトウヨが世論誘導工作をしているのは明らかです。


しかし末端のネトウヨは、世耕の大まかな指示を理解できずミスを
犯す時もあるようです。



上は滋賀で県議が、違法駐車に注意したことをサヨクと勘違いした
ようで、自民の県議とわかって後の慌てようが情けないですね。


また韓国人を装って佳子様を脅迫したものの、ネトウヨとバレて
慌てて在日認定したりしています。



最近ではSEALDs=共産と憶測して、左翼デモは日当制だと罵倒し
ながら、対抗して高校生会議を作るも、募集蘭に「お金出ます」
とか「政府施設で総理大臣杯授与」がはっきり書いてあったり
してるんですね。



豊富な資金を使ってもやることが雑なときもあります。


複数の美女アイコンが、一斉に同じ内容の安倍賛美ツツイートなので
自動投稿がバレバレですね。



あるいはDMYという企業を使って、民主の地盤で自民議員を勝た
せたことも企業広告に載せられてバレています。



こういう失敗をするのは、末端が金で雇われた企業であったり、
創価学会信者や幸福の科学信者の寄せ集めだからなんですね。



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/455.html

記事 [政治・選挙・NHK205] ドイツのメルケル首相が日本にNATO加盟を提案!安倍首相「もしかしたら将来的に」
ドイツのメルケル首相が日本にNATO加盟を提案!安倍首相「もしかしたら将来的に」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-11319.html
2016.05.03 00:35 真実を探すブログ



☆メルケル首相 日本にNATO加盟を提案
URL http://jp.sputniknews.com/politics/20160502/2061713.html
引用:
「ジャパン・ニューズ」によると、メルケル首相は安倍首相に、「日本がNATOに加盟して何が悪いのか?私は英国のキャメロン首相とフランスのオランド大統領を説得できる」と述べ、安倍首相は、「失礼にならないよう」にするため、「もしかしたら将来的に」という趣旨の返事をしたという。


続きを読む http://jp.sputniknews.com/politics/20160502/2061713.html#ixzz47UuLZDox
:引用終了


以下、ネットの反応














この提案は昨年のドイツ訪問時に飛び出た物ですが、今年のゴールデンウイークの訪問でも同じような提案が出て来るのか注目したいところです。


仮に日本がNATOに加盟したとしても、日米同盟みたいな感じで日本が都合の良いATMになるだけでしょう。極東アジアから軍事力を派遣するのも遠すぎて期待が出来ませんし、ATMとして維持費の提供を期待しているだけだと思います。
流石に安倍首相も合意するとは思えませんが、フランスやイギリスからも同じ提案があるとヤバイかもしれません・・・。


メルケル首相「ドイツの日本との関係について」


ドイツ・メルケル首相が来日 安倍総理と会談へ(15/03/09)


関連記事
メルケル首相 日本にNATO加盟を提案(Sputnik)
http://www.asyura2.com/16/kokusai13/msg/583.html



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/456.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 日本政府が台湾政府に遺憾の意を発動!沖ノ鳥島を巡って岸田文雄外相が申し入れ!
日本政府が台湾政府に遺憾の意を発動!沖ノ鳥島を巡って岸田文雄外相が申し入れ!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-11314.html
2016.05.02 23:00 真実を探すブログ



☆台湾に「遺憾」申し入れ=岸田外相
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160502-00000073-jij-pol
引用:
 【バンコク時事】台湾当局が漁船保護を目的に沖ノ鳥島の周辺海域に向けて巡視船を派遣したことについて、岸田文雄外相は2日、台湾側に「遺憾だ」と申し入れたことを明らかにした。
 訪問先のタイ・バンコクで記者団に語った。
:引用終了


以下、ネットの反応






「遺憾」よりも「いまさら何言うとんねん」でどないやろか。--台湾に「遺憾」申し入れ=岸田外相(時事通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/Niugdvyqih
— Yosuke Inukai 犬飼 陽介 (@inukai1969) 2016年5月2日














日本政府の伝家の宝刀である「遺憾の意」が遂に発動ですね(苦笑)。今まで具体的な効果を実感したことが無いですが、外交問題で不満があるという意見表明にはなっていると思います。


ただ、沖ノ鳥島の問題は領土が絡んでいることから、お互いに引くことは出来ないでしょう。国において一番重要な物が領土だと言われているくらいで、今後も沖ノ鳥島の論争は続きそうです。


沖ノ鳥島巡り台湾、強硬姿勢 拿捕抗議の巡視船(16/05/01)


沖ノ鳥島めぐり抗議活動をする台湾漁民ら


関連記事
台湾、漁船保護のため巡視船を沖ノ鳥島に派遣、緊急事態には3000トン級の軍艦出動も辞さない姿勢―台湾・海巡署
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/651.html


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/457.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 野田佳彦と小沢一郎。あるいは鳩山由紀夫、藤井裕久、野田佳彦、そして小沢一郎の接点。  山崎行太郎
野田佳彦と小沢一郎。あるいは鳩山由紀夫、藤井裕久、野田佳彦、そして小沢一郎の接点。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20160503
2016-05-03 哲学者=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』


すでに引退宣言をしていた藤井裕久を復帰させるべく「比例区立候補」を勧め、政界に呼び戻したのは鳩山由紀夫だった。鳩山は、小沢一郎の力で、「首相」のポストを手に入れたわけだが、心中では「脱小沢」「小沢斬り」を画策していた。その手駒として利用されたのが、藤井と野田だった。


首相と幹事長。鳩山と小沢の間には微妙な対立と相克があった。小沢一郎を党に封じ込め、藤井や前原等を閣僚ポストに据える。自分の政治的能力を過信した鳩山は、以後、尻尾の切れた凧のように、きりきり舞いを始め、やがて自滅する。

鳩山首相辞任会見のとき、「やったぞ!」とでも言うように親指を立てる事件があった。私は、「小沢斬りに成功したぞ!」というサインのように理解した。小沢一郎に「油断」があったとすれば、その時だけである。あの時、小沢一郎は、「幹事長」を辞任するべきではなかった。

小沢一郎以外の民主党の政治家たちは、「民主党政権」や「政権交代」について深く考えているひとはいなかったということである。鳩山や藤井や野田の脳内には、目の上のタンコブである「小沢一郎潰し」の一念しかなかった。


小沢一郎は、すぐ子分や身内が離れていくとか、裏切られるとか言われる。そして、その原因として、小沢一郎に「人徳がない」かのように言われる。私見によれば、それは、全く違う。「小沢一郎潰し」を狙っている勢力が、小沢一郎の身辺に手を伸ばして来るからに過ぎない。


小沢一郎の身辺にいる二流、三流の雑魚たちは、「蝶よ、花よ」(笑)と、敵陣営からおだてられて、身の程もわきまえず、勘違いするのである。そこで、小沢一郎から離れて、独り立ちを試みる。それが運のつき。誰一人成功した人はいない。雑魚の雑魚たる所以である。

鳩山も藤井も野田も雑魚か雑魚以下である。小沢一郎の側にいたから、小沢一郎という太陽の光を浴びて輝いていただけである。たとえば、鳩山にも野田にも、あるいは藤井にも、もはや出番はない。出番があるとすれば、小沢一郎を批判する時か小沢一郎の足を引っ張る時だけである。


(続く)


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/458.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 療養のはずが…甘利前大臣は元気に選挙運動&飲み会三昧(日刊ゲンダイ)


療養のはずが…甘利前大臣は元気に選挙運動&飲み会三昧
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180482
2016年5月3日 日刊ゲンダイ



甘利氏が支持者に送った手紙(左)/(C)日刊ゲンダイ


「国民に恥じることをしていなくても、秘書に責任転嫁することはできない」――唇を噛みながら辞任の理由をこう絞り出した甘利明前経済再生担当相(66)。1月28日の辞任会見から3カ月以上過ぎたが、睡眠障害で「自宅療養中」なんて理由で、国会を欠席している。


 本紙は神奈川・大和市の甘利氏の自宅マンションを訪ね、インターホンを鳴らしたが返答はなかった。同じマンションの一室に住む住民は、「週刊文春の報道後、姿を全く見なくなった」と話した。一体どうしているのか。


■大手メディアの記者たちと飲み会


「3月に入ったころから、議員宿舎内での目撃情報が少しずつ出てきています。ある政界関係者は、エレベーターホールで白いキャップにマスク、白いジャージーの上下の“白装束”に身を包んだ甘利さんを見かけたそうです。健康管理のため宿舎の周辺でジョギングしていたなんて話も出ています」(政界事情通)


 健康管理のかいもあってか、今ではすっかり飲み歩くまでに体調が回復しているようだ。


「睡眠障害? いやいや、本人は元気そのものですよ。最近は地元周辺で、関係者たちと一杯やっているというし、都内でも大手メディアの記者たちと飲み会三昧だそうです」(永田町関係者)


 さらに、4月22日には甘利氏を支援する議員21人からなる「さいこう日本」の勉強会が開催された。


「『さいこう日本』のメンバーが、失脚した甘利さんをいくら支援しても大臣ポストが回ってくるわけもなく、メリットは小さい。甘利さんは当日、欠席でした。このタイミングで勉強会を開いた理由がよく分かりません」(メディア関係者)


 3月ごろから体調が回復した甘利氏が、徐々にうごめきだしたのには理由があるらしい。


「当時はダブル選挙の機運が高まっており、自民党内も浮足立っていた。解散に備え、選挙事務所の確保に動きだす衆院議員もいたほどです。甘利さんも相当、焦っているのでしょう」(前出の政界事情通)


 本紙の元には、甘利氏が3月と4月に支援者に送った2通の手紙がある。共に内容はほぼ同じで、〈初当選以来の私の33年間の歩みを信じて頂き、引き続きご支援を頂ければと切に願う次第です〉と呼びかけている。金銭授受問題の説明責任を棚に上げ、選挙運動に邁進とは、すっかり睡眠障害は治ったようだ。



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/459.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 米スティグリッツ教授が安倍首相と黒田総裁に迫ったこと(日刊ゲンダイ)


米スティグリッツ教授が安倍首相と黒田総裁に迫ったこと
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180487
2016年5月3日 日刊ゲンダイ



問題の本質は消費増税の是非ではない(スティグリッツ教授=右と宇沢達氏)/(C)日刊ゲンダイ


【特別寄稿】名古屋大教授・宇沢達氏


 消費税を上げるか上げないか、今議論がなされているところである。安倍首相はノーベル経済学者でコロンビア大学のスティグリッツ教授らから意見を聞き、スティグリッツ教授が「先送りを提言した」と新聞に大々的に報じられたのは記憶に新しいところだ。しかし、こうした「切り取り」報道は偏っている。教授の真意について書いてみたい。


 スティグリッツ教授は私の父親(宇沢弘文東大名誉教授、2014年没)の教え子、研究仲間で、ともに経済成長の問題に取り組んだ。


 その縁で、3月16日、国連大学で開かれた「宇沢弘文メモリアルシンポジウム」にも参加いただいた。安倍首相が教授に面会したのは、ちょうど、このタイミングである。教授は日銀でも講演し、黒田総裁とも話をした。私はずっとご一緒させていただいたので、教授が黒田総裁に何を語ったかも承知している。


 それを紹介する前に、教授が「消費税増税に反対している」との新聞報道があふれた背景には、経済学に対する誤解があるように思う。


 経済という現象は、いろいろな立場の参加者がいて初めて成立する。大きな船みたいなものである。全員が一方の側に移ったらその船は沈没するしかない。フリードマンをリーダーとする規制緩和、自由市場に任せろ、という議論は極端すぎるものであり、リーマン・ショックが起きたひとつの理由は、彼らの考えが無効であるからではなく、極端すぎて、さまざまな安全弁が外れたからだ。


 経済学は増税に是か非かという○×クイズではないのである。市場万能主義者の主張は近似的には正しいが、それが成立するためには条件がある。その理論的解明に取り組んだのがアロー(1972年ノーベル経済学賞)らであり、その共同研究者である父であり、スティグリッツらなのである。


 アロー、父親、アカロフ(2001年ノーベル経済学賞)、スティグリッツらは市場経済がどのように機能するかについて優れた研究成果を残した。こうした経済学者がフリードマンに代表される無差別な市場信奉に批判的なのは印象的である。


■問題視しているのは「格差」


 市場の機能は人間の体に似ている。自然といろいろな調整をして健康な状態を保とうとする。そのような状態にある限り、介入の必要はない。しかし、病気やけがをすれば、介入が必要になる。


 スティグリッツ教授は「現在の世界の経済状況は深刻な状態にある」という認識に立っている。とりわけ、問題視しているのが格差である。


 彼は「格差が拡大していることにより、持てるものは消費を拡大せず、持たないものは消費を控えることにより、『需要』が冷えていることが問題である」と訴えた。そのうえで、「実体経済に対する投資を喚起するために消費税を現在上げるより『炭素税』といった『悪いもの』に課税し、法人税も減税せずに企業による研究開発投資に対し減税した方がいいだろう」と語った。この発想の原点は公益の視点に立ち、市場機能を通じて格差の問題を解決しようというものである。


「真のグローバル化とはGDPを信奉するのではなく、貧困、病、老い、といった人類に共通の問題に立ち向かう地球的な認識を持つことである」というのが彼の持論であり、私の父も同様だった。経済成長とは単に車やパソコン、テレビを増やすことではない。


 スティグリッツ教授は黒田総裁に、「金融効果は限定的であり、必要なところ、特に中小企業に資金が回っているかどうかは疑問だ」と金融政策の限界について述べた。スティグリッツの次の質問は私の心に刺さった。


「80年代の日本の企業は雇用を保障し、そのことが人的資本への投資を可能にしていたはずである。現在では非正規雇用をアメリカでも例がないほど増やしている。何が変わったのか?」


 黒田総裁は明確に答えなかったが、この30年間でいかに新自由主義的な考えにより日本が変化したかを実感させる質問だった。



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/460.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 2016参院選 全選挙区「当落予想」 改憲勢力で3分の2どころか…自民まさかの現有50議席割れも(日刊ゲンダイ)


2016参院選 全選挙区「当落予想」 改憲勢力で3分の2どころか…自民まさかの現有50議席割れも
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180475
2016年5月3日 日刊ゲンダイ



安倍首相は悲願達成を狙うが…(C)日刊ゲンダイ


 7月10日が有力視されている参院選。すでに政界は“選挙モード”に突入している。国会の会期末までまだ1カ月もあるのに、議員は地元に張りつき、国会はガラ〜ンとしている。


 参院選の行方を占う試金石として注目を集めた北海道5区補選は、大接戦の末、自民党候補が辛勝した。自公VS野党統一候補という選挙戦の構図は、32ある参院選の1人区と重なる。この結果は参院選にどうつながっていくのか。


「与党側が競り勝った大きな要因は、熊本の地震です。有事の際はどうしても政権与党に求心力が働きやすい。もし、地震が発生していなかったら、違う結果になっていたかも知れない。安倍政権は、今後も復旧支援に具体的な手を打ち、参院選に向けてポイントを稼いでくるでしょう。政権与党の強みを発揮して、勝つために何でもやってくるはずです」(政治評論家・浅川博忠氏)


 自民党が考えている勝敗ラインは、単独過半数を得られる57議席と、参院で改憲勢力が3分の2を得るために必要な78議席の2つあるという。しかし、3分の2どころか、自民党は現有議席の51を割り込む大惨敗をしかねないという衝撃的な予測も出ている。


■自民党への不満も大きい


 自民党の選対関係者が言う。


「自民党が単独過半数(122議席)を得るためには、改選される51から6議席の上積みが必要です。大手メディアは、単独過半数は当然とみているようですが、正直、確信が持てない。野党が支持されていないのは確かです。でも、自民党に対する不満も大きいからです。それがハッキリ表れたのが、北海道5区の補選です。本来、あの選挙は圧勝しなければならない。亡くなった町村信孝さんの弔い合戦でしたからね。なのに、最後まで苦しめられた。やはり、アベノミクスの恩恵が届いていない地方は、安倍政権への批判が強いのでしょう。心配なのは、1人区を中心にTPPへの反対が強まっていることです。TPPに反対する農協関係者が、民進党から出馬するというのだから驚きました。比例は最悪、14議席にとどまる恐れがある。1人区で取りこぼしがあれば、現有51議席割れもあるとみています」


 自民党関係者が不安を強めているのは、安倍自民党が3連勝している過去の選挙(12年衆院選、13年参院選、14年衆院選)とは、まったく違う選挙戦になりそうなことだ。


 過去3回は、アベノミクスの成果を訴えるなど、攻めの選挙だったが、この夏の参院選は守りの選挙戦になりそうだという。「SEALDs」など学生や市民が先頭に立って野党を支援することも過去、なかった。本格的な野党の選挙協力も今回、初めてである。自公VS野党の戦いはどうなるのか。32ある1人区の野党共闘が成功するのかどうか、それがカギになってきそうだ。



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/461.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 安倍晋三首相は、伊勢志摩サミットを大過なく終われば、衆参ダブル選挙に打って出る可能性が大だ(板垣 英憲)
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/6a77ad91f0d0f515c0bed19c92cef11e
2016年05月03日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 「自爆覚悟で日本国憲法改正を7月の参院議員選挙の争点にできるか」―安倍晋三首相は、最大の支持母体「日本会議」(椛島有三事務総長、田久保忠衛会長=杏林大名誉教授)から強烈な突き上げを受けて、重大決断を迫られている。何しろ、安倍晋三首相は2012年12月26日から在任3年4か月になるのに、いまだに内政外交とも「結果らしい結果」を出していない。アベノミクス政策、地方創生、地球儀を俯瞰する外交のことごとくが、空回りしているからだ。しかし、G7伊勢志摩サミット(5月26日、27日)で議長国役を大過なく終われば、「慢心」から「勝算あり」と情勢判断して、6月1日衆院解散断行、7月の衆参同日=ダブル選挙に打って出る可能性が大だ。負けず嫌いの性格が、吉と出るか、凶と出るか?



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/462.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 安倍、中曽根が改憲に意欲but自民・二階も公明党も慎重、民進も反対(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/24349650/
2016年 05月 03日

 5月3日、憲法は施行日から数えると、69回目の誕生日を迎える。(*^^)v祝

 安倍首相の悲願は、自らの手で憲法改正を実現させること。党総裁の任期(18年9月)まであと2年半のうちに、できれば改憲の発議、国民投票まで実行に移したいと考えている。<ただし、安倍首相の任期を2020年以降まで延ばそうとする動きがある。^^;>
 
 憲法改正をライフワークにして、97歳の今も改憲議連の会長を務め続けている中曽根御大(中曽根元首相)も、安倍首相には大きな期待を寄せている様子。
 この他にも様々な改憲派や(超)保守系の団体が、「今度こそ改憲実現を」と会合を重ねて、改憲機運を高めるべく、様々な形で国民へのアピール、国民運動を展開し始めている。^_^;

 ただ、mewは、よほどのことがない限り、安倍氏が首相を務める間は、憲法改正は実現し得る可能性は極めて乏しい(ゼロに近いかも)と考えている。(**) <実際、安倍政権が始まってから、憲法改正に賛成する人の割合が減っているしね〜。(参考・コチラのグラフ)>
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20160502004087.html 

 mewは、安倍政権は、改正発議にもたどりつけない可能性が大きいと思っている。(-"-)

 まず、仮に自公+αで衆参2/3の議席をとったとしても、安倍政権を支えるべき自民党幹部や公明党幹部の中に、ここで急いで憲法改正を行なおうとすることに反対or慎重な人が少なからずいるし。どの条項を改正するかという点でも、また各条項の具体的な改正案に関しても、考えがバラバラだからだ。^^;
 
 それに万一、改憲の発議に成功したとしても、幸いに改憲をなすには、国民投票で過半数の賛成を得なければならないわけで。mewは、安倍政権下での改憲発議が国民投票をクリアするのは、ことは極めて難しいと考えている。(・・)

 それこそ、安倍首相&改憲派の仲間たち、とりわけ超保守派がアチコチで自分たちの考えを主張すればするほど、一般国民は、安倍自民党政権の下で憲法改正を行なうことに慎重になって行くことだろう。
 一般国民は、安倍首相らの戦前志向&国家主義的な(国民よりも国家が優先する)考え方を知って(or直感的に感じるものがあって)「この人たちに憲法改正をさせるのはアブナイ」と思うようになっているからだ。(++)

* * * * *

 とはいえ、油断は禁物だ。(@@)

 安倍首相&仲間たちは、mewはあり得ないと思うことを、次々と実行に移している。(-"-)
 
 内閣法制局も公明党も(党内の反対派も)うまく抱き込んで、国民の声などそっちのけで、集団的自衛権の行使容認を閣議決定だけで決めてしまった上、安保法制も強引に成立させてしまったし。
 しかも、メディア(特にTV)への支配を強化していることから、一般国民に大事な情報や自分たちに反する見解がどんどん伝わりにくくなっている今日この頃・・・。

 護憲派の人たちはもちろんだけど。mewのように「改憲に絶対に反対ではないけど、近現代の憲法のあり方や日本国憲法のことを理解、尊重していない安倍政権にだけは憲法改正をさせてはならない」と考える人たちも含め、多くの国民の力を合わせて、絶対に安倍改憲を阻止したいと思うmewなのである。(**)

* * * * *

 まずは、今年にはいって、国会答弁でも、在任中の改憲実現への意欲に燃える安倍首相の発言を・・・。

『安倍晋三首相は28日の参院予算委員会で、憲法改正について「自民党の政権公約にずっと入っている。党として示していることを任期中にやらないということ自体がおかしく、政治家として不誠実だ」と述べ、在任中の実現に改めて意欲を示した。

 首相は「2012年に政権を奪還したときの衆院選も、13年の参院選も、14年の衆院選もずっと(公約に)書いている」と指摘。「私の任期中にもちろん目指していく。私が示している全ての政策を目指していくことと同じだ」とも強調した。

 9条については「自民党の憲法改正草案で(戦力不保持を定めた)2項を書き換えていくことを示している」と改正の必要性に言及する一方、「世論調査等の結果を見ると、9条の改正については(国民の)理解と支持を得ていないと認識している」と述べた。社民党の吉田忠智党首への答弁。(毎日新聞16年3月28日)』

* * * * *

 安倍首相は、4月末に出演したテレビ番組でも、9条を含む改憲に強い意欲を示していた。(@@)

『安倍晋三首相は29日に放送された日本テレビ番組(28日収録)で、憲法9条の改正に関し「これからもずっと後回しにしてよいのか、思考停止している政治家、政党に考えてほしい」と述べ、改正に否定的な民進党など野党の姿勢を批判した。首相は「政治家がやらなければならない仕事は沢山あるが、(憲法9条の改正を)ずっと後回しにしてきた」とも述べた。

 首相は憲法改正に向けた議論が進まない現状について「もっと憲法審査会で活発な議論をするべきだ。指1本、触れてはならないという考え方はおかしい」と指摘。「今を生きる政治家として責任を放棄している」と主張した。

 その上で、「国民も憲法をどう考えるかについて、まだ1票を投じるチャンスを与えられていない」と述べ、現憲法下で国民投票を通じた改憲が一度も行われていない状況を強調した。

 また、夏の参院選で憲法改正を発議できる3分の2以上の議席確保を目指すかとの質問には「私たちだけで3分の2を取るのは、ほとんど不可能に近い」と述べた。(産経新聞16年4月29日)』

『安倍晋三首相は29日に放送された日本テレビの番組で、憲法9条の改正に意欲を示した。「自衛隊を憲法学者の7割が違憲と言っている状況のままでいいのか、真剣に向き合わなければいけない」と述べた。首相は「政治家には(改憲以外に)やらなければいけない仕事がたくさんあると言って、これからもずっと後回しにしてよいのか。思考停止している政治家、政党の皆さんに真剣に考えてもらいたい」とも話し、野党を批判した。(毎日新聞16年4月29日)』

* * * * *

 以前にも書いたと思うのだが。安倍氏らの超保守派は「GHQの作った憲法を改正しなければならない」「ともかく憲法改正(自主憲法制定)ありき」だという硬直した考え方、思想に凝り固まっているわけで。mewから見ると、彼らの方が思考停止しているように思えるし。<しかも、戦前思想をベースにした思考で止まっているから、困るのよね〜。(~_~;)>

 また、安倍内閣は、憲法学者の9割以上が集団的自衛権の行使は「9条に反して違憲だ」と、もし認めるなら「解釈変更ではなく、9条を改憲する必要がある」と言っているにもかかわらず、それらの違憲を無視。内閣の閣議決定だけで、集団的自衛権の行使を容認して、実質的に解釈改憲を行なってしまったわけで。
 自分たちに都合のいい時だけ「憲法学者の7割が・・・」などと主張するとは、よくも「そんな身勝手な&えげつないことができるな〜」「一体、どのツラ下げて・・・」と呆れてしまうし。それで、国民の共感を呼べるとは思えない。(ーー)

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜

 さて、昨日2日、恒例の「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)の会合が開かれたのだが。今月末には98歳になる中曽根元首相は、安倍政権下での改憲実現に大きな期待と意欲を示していたという。(・・)

『超党派の新憲法制定議員同盟(会長・中曽根康弘元首相)は2日、東京都内の憲政記念館で「新しい憲法を制定する推進大会」を開いた。あいさつに立った中曽根氏は、「内閣は憲法改正への意欲を示し、実現のために取り組もうと挑戦しており、われわれは大いに評価、支持し、また期待する」と強調した。(時事通信16年5月2日)

『27日で98歳になる中曽根氏はあいさつで「新憲法実現に向けてさらに運動を展開していきたい」と改憲に重ねて意欲を示した。
 中曽根氏は、在任中の改憲を目指す安倍晋三首相を支持し、「(世論は)憲法改正の必要性は受け入れつつ、ちゅうちょもあり、壁の厚さを感じざるを得ない。一層の説明と説得で道を切り開くことを期待してやまない」とエールを送った。(毎日新聞16年5月2日)』

* * * * *

 尚、この会合には自民、民進、公明、おおさか維新、こころなどの改憲派の議員も出席。各党の議員が挨拶を行なった。^^;

『自民党の小坂元文科相は「私ども自由民主党は、ご存じの通り、新憲法制定を党是としている党でございます。国民投票において、有効投票過半数の賛成を得られるような条文を制定し、皆様に発議をさせていただきたい」と述べた。

 民進党の松原元国家公安委員長は「憲法は、私は改正されなければならないというふうに、確信しております。憲法の前文の問題がある。私は、憲法改正をするべきだということで、党内においても、同友の志を募りながら、これから頑張っていく」と述べた。
 また、おおさか維新の会の江口参院議員は、「教育無償化、憲法裁判所の設置、統治機構改革の3項目を、まず国民に訴えていきたい」と述べたほか、日本のこころを大切にする党の中山代表は、「敗戦後の日本は、現行憲法に縛られて、日本国の国土を守る、日本国民を守るということをしてこなかった」として、憲法改正の必要性を強調した。(NHK16年5月2日)』

<ちなみに松原くんは、日本会議所属の超保守っ子なのよね。(-_-;)>

* * * * *

『一方、公明党の斉藤幹事長代行は、これまでの憲法に、新たな条文や条項を加える「加憲」が望ましいとの考えを示したうえで、「国民分断の国民投票にしてはいけない。国民合意の国民投票にしたい」と述べた。(NHK16年5月2日)』

 公明党の斉藤選対委員長は、「与党だけではなく、野党第1党も一緒に合意するという幅広い国民合意が大切ではないか。国民分断の国民投票にしてはならない」と述べ、改憲実現には民進党との協調が必要だと指摘したとのこと。(時事通信16年5月2日) 
 
 しかし、公明党の山口代表も現時点での改憲推進には慎重(反対?)の立場だし。民進党の岡田代表は、安倍政権下での改憲に強く反対している。(・・)

『憲法記念日を前に、公明党の山口代表が、憲法改正議論に、くぎを刺した。
山口代表は「政党だけで、政治家だけで多数を形成して、国民にそれを押しつけても、本物の改正には至らないと思います」と述べた。

公明党の山口代表は、憲法記念日を前に、東京都内で行った演説の中で、「国民の皆さんの理解がともなわなければ、政治家が独り歩きしても、本当の主権者が望む改正にはならない」と述べたうえで、「憲法を変えなければ、当面の課題を乗り越えられないときは、加憲をするべきだ」として、あらためて憲法改正に慎重な考えを示した。夏の参院選を前に、憲法改正に意欲を見せる自民党に、くぎを刺した形。(FNN16年5月2日)』

『民進党の岡田代表は福岡市内で記者団に対し、夏の参議院選挙で安倍政権のもとでの憲法改正の阻止を主要な争点に据える考えを重ねて示しました。
 この中で岡田代表は夏の参議院選挙について、「与党内には憲法改正は参議院選挙の争点ではないという意見もあるが、安倍総理大臣は周りが何を言っても3分の2の議席を取れば改正に取りかかってくる」と指摘しました。
 そのうえで岡田氏は「立憲主義を理解せず、憲法9条と平和主義を変えようとしている総理大臣のもとでの議論は、よほど気をつけないといけない。参議院選挙に向けて、9条の改正や平和主義を変えることの是非を国民に判断してもらいたい」と述べ、参議院選挙で安倍政権のもとでの憲法改正の阻止を主要な争点に据える考えを重ねて示しました。(NHK16年5月2日)』
<民進党の改憲に対する考えについては、後日、詳しく取り上げたい。>

* * * * *

 しかも、自民党の重鎮、二階総務会長もこんな発言を繰り返して、安倍首相らの改憲派を牽制している。(・o・) 

『憲法改正は党是、自民党の宿願でもある。だけど、今日やらなきゃ日本国がどうかなるということではない。静かに、そろそろ憲法改正の時期に来たんじゃないかということの呼びかけは大事だが、今やらなきゃならんという必然性は何もないんじゃないか。やれればいいんだけど、今日やらなきゃいけないということではない。(自民党のインターネット番組で)<朝日新聞16年2月24日>』 

『韓国を訪れている自民党の二階総務会長は同行の記者団と懇談し、今後の政権運営に関連して、「自民党が、しゃにむに憲法改正の旗を振るような姿勢を示せば参議院選挙には勝てない」と指摘したうえで、今後も議論を積み重ねる必要があるという考えを示しました。

 この中で二階総務会長は、今後の政権運営に関連して、「国民は必要性は認めていても慎重に考えている向きがあり、『憲法だ、憲法だ』と言うのは得策ではない。今の状況で自民党が参議院でも3分の2の議席を取ると言って、先頭に立ってしゃにむに憲法改正の旗を振るような姿勢を示せば、参議院選挙には勝てない」と指摘しました。
そのうえで二階氏は、「参議院選挙でも、憲法改正を巡る問題がテーマに上ることは間違いないが、議論を積み重ねることで機は熟してくる」と述べ、今後も議論を積み重ねる必要があるという考えを示しました。(NHK16年5月2日)』

<自民党内には、だいぶ減ったものの、今でも二階氏らのような改憲慎重派もいるし。あと改憲には積極的だけど、超保守派主導で作った12年発表の改憲草案には賛成できないという人が少なからずいる。(今の草案にめっちゃ賛成という人は、党内でも半分以下しかいないかも?^^;)>

 それに、これはつづきの記事で取り上げたいのだが。近時の改憲に関する世論調査の結果を見ると尚更に、安倍政権下での憲法改正の実現可能性は乏しいのではないかな〜と思うmewなのだった。(@@)

  THANKS


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/463.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 安倍昭恵さん 有権者の声を聞かぬ政治家は失格(女性セブン)
                「日本死ね!!!」ブログについて語る安倍昭恵さん


安倍昭恵さん 有権者の声を聞かぬ政治家は失格
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160503-00000011-pseven-soci
女性セブン2016年5月12・19日号


 2011年の東日本大震災後は子供の未来を奪われる危機感から脱原発デモが盛んになり、昨年は安倍政権が進める安保法案に反対するデモが全国各地で行われ、多くの女性が参加した。

 また、「保育園落ちた日本死ね!!!」と書かれた匿名のブログからの広がりから、安倍政権は保護者の都合で一時的に子供を預けられる「一時預かり」を充実させるなどの緊急対策をまとめた。まだまだ不充分といわざるを得ないが、長く放置された待機児童問題がほんの一歩でも前に進んだのは、女性が声を上げて訴えたからだ。

 民進党の政調会長である山尾志桜里衆議院議員(41才)が言う。

「ブログを書いたお母さんがいて、それを拡散したお母さんがいる。署名活動を呼びかけるお母さんや国会で静かなデモをしようというお母さんが現れ、“じゃあ私はプラカードを作る”“私は国会で立ってみる”と母親の輪がどんどん広がっていきました。私は首相に質問をするお母さんの役割を全うしただけです。ママたちの声が幾重にも積み重なって政治が動いたことは、女性にとってものすごく大きな希望だと思います」

 フェイスブック上の女性グループ「全日本おばちゃん党」の代表代行で大阪国際大学准教授の谷口真由美さん(41才)はこう語る。

「一部の女性のための運動で終わらないようにしないといけない。でないと、それ以外の女性に伝わらず、むしろ女性同士で敵対して、その陰で既得権を持つオッサンがほくそ笑む。この先は、普通の女性イコールおばちゃんが女性の問題に取り組むべきです。

 政治に期待できないと思う気持ちは理解できますが、政治家の姿は私たちの社会の映し鏡です。女性政治家が少ないのは、それだけ社会で女性が軽んじられているからなんです。“どうせ政治なんて…”と諦めたら、ハイおしまい。お任せ民主主義ではなく、自分から責任を引き受けることが大事なんです」

 そうした女性の声は、首相公邸からも上がっている。安倍首相夫人の安倍昭恵さん(53才)、その人だ。

 第2次安倍政権の誕生後、昭恵さんはフェイスブックで脱原発を主張したり、東北沿岸部の高さ14.7mの防潮堤建設に異を唱えるなど、独自の活動を続けている。これまでと違うファーストレディー像を求める昭恵さんは一部から批判を受けながらも発信を続けている。

「10年前の第一次安倍政権時代に発信したらさらに厳しいご指摘をいただいたかもしれないですが、今は女性が前に出て発信していい時代になりつつあります。2回目があると思っておりませんでしたので、天命と信じて私にできることをしようと心がけています。“もっと総理夫人らしく”とも言われることもありますが、私は別に怖いものもなく、言うべきことは言おうと考えております。

 上り調子が終わって成熟した社会に変わる時は、多様な意見が取り入れられるべきですし、新しい社会をつくるうえで、女性の能力を充分に発揮していただきたいと思います」(昭恵さん)

──「日本死ね!!!」というブログは政府への絶望を綴ったものです。あのブログについてどう思いますか。

「“日本死ね!!!”のお母さんは憤りをどこへ届けてよいかわからず、追いつめられて匿名ブログで発信されたのかもしれません。でも本当は、あの声を政治家がきちんと受け止めていれば、と思いました。有権者の声を聞かない政治家は議員として失格だと思いますので、政治家の事務所に連絡してどんどん陳情していただきたいと思います。

 国会議員のハードルが高ければ、都議会や区議会、市議会や町議会など、地元と密接につながっている人に声をかけてほしいです。主人の事務所も後援会とは密接につながっていて、そこからの声が上がってきます。今はホームページなどもあり、昔よりアクセスしやすいはずです」(昭恵さん)

撮影■玉井幹郎


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/464.html

記事 [政治・選挙・NHK205] ≪信じます(棒)≫安倍総理「解散の『か』の字も考えていない」
【信じます(棒)】安倍総理「解散の『か』の字も考えていない」
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/16522
2016/05/03 健康になるためのブログ



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160502-00000528-san-pol

欧州5カ国を歴訪中の安倍晋三首相は2日午前(日本時間同日午後)、夏の参院選に合わせた衆参同日選の可能性に関し「解散の『か』の字も考えていない」と同行記者団に強調した。


以下ネットの反応。






















僕は安倍総理の言う事を信じます(棒)


関連記事
政界地獄耳 選挙はみんなが「ないない」なら解散アリ(日刊スポーツ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/297.htm



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/465.html

記事 [政治・選挙・NHK205] ≪誰を信じれば?≫おおさか維新が不倫騒動後に乙武氏に出馬打診し固辞されていたと産経が報じる!松井代表は誤報だとするも…
【誰を信じれば?】おおさか維新が不倫騒動後に乙武氏に出馬打診し固辞されていたと産経が報じる!松井代表は誤報だとするもスポニチにも記事が・・
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/16536
2016/05/03 健康になるためのブログ



http://www.sponichi.co.jp/society/news/2016/05/02/kiji/K20160502012512490.html

おおさか維新の会が4月、「五体不満足」の著者で作家の乙武洋匡氏(40)に夏の参院選東京選挙区(改選数6)での出馬を打診し、固辞されていたことが2日、同党関係者への取材で分かった。自民党も乙武氏の擁立を検討したが、週刊新潮で不倫問題を報じられ見送りを決めた経緯がある。おおさか維新の働き掛けはその後だった。


党内では乙武氏を擁立すれば、かえって世論の反発を招きかねないと懸念する声もあったが、松井一郎代表らが「不倫問題で、これまでの活動や実績が否定されたわけではない」と判断した。周辺によると、乙武氏はおおさか維新に対し「出馬は考えられない」と4月中に返答したという。




以下ネットの反応。


























おおさか維新・乙武氏・産経、みんな嘘つきばかりなので誰を信じていいのかわかりません(笑)。ただ、本当にウソなら松井氏は産経に記事の訂正を求めるべきですよね。それをしないとなると・・・


 



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/466.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 政界地獄耳 樽床はグループ同様自民入り!?(日刊スポーツ)
政界地獄耳 樽床はグループ同様自民入り!?
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1641182.html
2016年5月3日8時46分 日刊スポーツ


 ★先月30日に、民主党政権下で総務相だった樽床伸二が、民進党大阪府連に提出していた離党届が了承された。樽床は12年12月に民主党の政権運営について「優・良・可・不可でいえば『良の下』ぐらいで合格点だ。こういう状況の中でよく乗り越えてきた」とコメントしていたものの、今回「民主党は政権運営に失敗し、国民の期待を裏切り、信頼を失った。過去を1度清算し、初心に帰り無所属として再スタートしなければならない」との談話を発表した。

 ★樽床は当選5回。松下政経塾を経て日本新党を振り出しに新進党、元首相・細川護熙を党首としたフロムファイブ、民政党、民主党、民進党と歩んできた。「総務相になったものの2カ月で解散総選挙となり、12年、14年の選挙では落選していた」(民進党同僚議員)。選挙区の大阪12区は「一票も浮動票がない」といわれるほど厳しい選挙区で展望が開けなかったのだろうか。

 ★旧民主党時代は13年に元外務副大臣・山口壮が「民主党の中で一生懸命やってきたが限界を感じた」と離党。党は除籍。また15年は元外相で樽床グループの幹事長を務めていたこともある松本剛明が「安倍政権をただ批判するだけの徹底的な野党路線に変わった党とは進む道が重ならない」と山口に誘われるように離党。山口が現在自民党二階派入りしていることから松本も自民党入りが言われている。そうなれば樽床も同様か。(K)※敬称略


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/467.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 憲法記念日にあたって  代 表 小 沢 一 郎
憲法記念日にあたって
http://www.seikatsu1.jp/activity/declaration/20160503-1.html
2016年5月3日 生活の党と山本太郎となかまたち


平成28年5月3日
代 表 小 沢 一 郎

 本日、日本国憲法は施行から69年を迎えました。

 日常生活を送っていく上で、「自由」も「権利」も空気のように、当たり前にあるものとして感じている人も多いように思います。しかし、それは我々人類の歴史において、先人たちの不断の努力によって今日まで獲得されてきたものです。そして、その根拠・裏付け・番人として「憲法」があります。

 この日本においては、大日本帝国憲法下で自由や権利が奪われ、戦争という悲劇を生むことになりました。この反省から1946年、大日本帝国憲法73条の憲法改正手続に従い、帝国議会の審議を経て現在の日本国憲法が制定されました。実質は憲法改正ではなく、新憲法の制定でした。

 ところが、いまの政権は、憲法はGHQのおしつけだとして、戦前の世の中に戻すかのような勢いで、現行憲法改正への強い意欲を示しています。

 確かに現行憲法はGHQの監督下で草案が作成された経緯があります。しかし、憲法前文で謳っている「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」「国際協調」という4大原則は、現在においても守るべき人類普遍の考え方であり、引き続き堅持すべきものであります。

 いまの政権は、昨年の安保法制の強行採決からもわかるように、目指すところは自衛隊の海外派兵です。これは平和主義を根本から覆す大変危険なものです。その実現のための憲法改正は決して許されるものではありません。

 もちろん時代の変遷、世界情勢の変化に伴い、現在の実勢には合わなくなってきているところがありますから、国民の合意があれば改正することは当然、行われてしかるべきだと思っておりますが、いまの政権の目的は違います。
 
 私どもは、国民がより幸せに、より安全に生活ができ、日本が世界平和に貢献するためのルール作りを目指し、国民皆さんと積極的に議論してまいります。そのためにも、憲法記念日というこの日を、再び憲法と立憲主義の成立の原点に立ち返り、その現在的意義を考える大切な機会とすべきです。

 自由や権利、平和のためには、我々国民一人ひとりがしっかりと考え、行動していく必要があります。全ては国民一人ひとりの判断にかかっているのです。


憲法記念日にあたって(PDF)
http://www.seikatsu1.jp/wp-content/uploads/20160503.pdf

http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/468.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 安倍首相と日本会議がふりまく「日本国憲法はGHQの押しつけ」は真っ赤な嘘だった! 歪められた白洲次郎の発言(リテラ)
                左・自由民主党HPより/右・日本会議公式ウェブサイトより


安倍首相と日本会議がふりまく「日本国憲法はGHQの押しつけ」は真っ赤な嘘だった! 歪められた白洲次郎の発言
http://lite-ra.com/2016/05/asyuracom-2208.html
2016.05.03. 「押しつけ憲法論」は真っ赤な嘘だ!  リテラ


 憲法記念日の今日5月30日、全国各地で日本会議による改憲大集会が行われている。

 前回の記事では、それらの集会で上映される“憲法改正ドキュメンタリー映画”について、製作総指揮の百田尚樹がばら撒いた“憲法デマ”ついて解説した。日本国憲法制定に携わった人たちの発言を“捏造”してまで、憲法への憎悪をむき出しにする百田センセイ。まさに“ウソ八百田”“捏造作家”と呼ばれるのも頷けるわけだが、もちろん、これは彼だけの問題ではない。


 そもそも、改憲タカ派の最大の虚偽は、“日本国憲法はGHQが無理やり日本人に押しつけた”という、いわゆる「押しつけ憲法論」に集約される。後編では、日本会議の“改憲映画”のなかでもさんざん展開されているこの押しつけ憲法史観について検証してみたい。

前編であらかじめ言っておいたが、だいたい、連中が喧伝する“日本国憲法=GHQ憲法”という認識自体、先人を冒涜している。まず、GHQ案が出てくる前に日本政府が作成した憲法草案(幣原喜重郎内閣の国務省・松本烝治らによる「松本案」)は、当時の日本国民にも支持されていなかった。これは歴史的事実だ。

 日本会議の“改憲映画”ではほとんどネグられているが、そもそも、日本政府が敗戦にあたり受諾したポツダム宣言には「民主主義的傾向の復活強化」「基本的人権の尊重」「平和的傾向」などが記載されていて、これを日本政府が受け入れた以上、明治憲法の改正は不可避だった。

 しかし、マッカーサーが日本政府に作成を示唆して出来上がった松本案は、《第二条 天皇は君主にしてこの憲法の条規に依り統治権を行う》という天皇主権がそのまま残り、国民の人権もほとんど考慮されていないなど、実際には明治憲法と大差ないものだった。当然、ポツダム宣言の内容に沿うものではない。

 そして、当時の国民から見ても、松本案は新憲法としてふさわしくなかった。この松本案をスクープした毎日新聞1946年2月1日の社説では、このように評されている。

〈かかる天皇の地位を明文化しておく必要がある。そうでなければ将来天皇が独裁政治を企図するものによって利用されるを保し難いのである。〉
〈英国はその不文憲法において、即ち国民的常識において、国王の「君臨すれども統治せざる」立場が確立している。我が国の成文憲法において英国の式を採ろうとするならば、この実質的不統治の原則を何等かの形で憲法に明らかにして置く必要があるだろう。もし英国式形態を採らずして、天皇の自由意志を認めるということであれば、それは明らかに民主主義に逆行することになる。〉

 また、毎日新聞同年2月4日付には、民間研究者による世論調査の結果が掲載されている。これは現在と比べて回答の母数(2400通)こそ少ないものの、当時の世論を推測する上では貴重な調査だ。たとえば天皇制については、〈政治の圏外に去り民族の総家長、道義的中心として支持〉(45%)、〈君民一体の見地より政権を議会と共に共有する体制において支持〉(28%)に対して、〈現状のままを維持〉はわずか16%という結果だった。

 ようするに、少なくとも、天皇制をほぼ明治憲法のまま維持する松本案は国民にとって受け入れられるものではなかったのだ。

 しかし、改憲タカ派は、あたかも、GHQが民意を顧みずに草案をつくり、それがそのまま日本国憲法になったというふうにミスリードする。これも経緯をきちんと検証すれば、事実でないことは自明だ。

 毎日新聞による松本案のスクープの2日後、マッカーサーは、ポツダム宣言の内容に一致する別の草案の作成をGHQ民政局に命じ、そして、2月13日に日本政府に提示した。その上で日本政府が修正した草案が3月6日に閣議決定を経て翌日発表、続いて4月10日に衆院の総選挙が行われたのちに国会議員らによる審議・修正がなされて、10月7日に確定した。

 つまり、GHQ案はそっくりそのまま日本国憲法になったわけではなく、戦後初の男女普通選挙で選ばれた議会での議論を経由して制定されているのだ。そして、その事実こそ、日本国憲法が、当時の日本国民の意識に大きく影響されていることを意味している。

 たとえばここで、昭和史研究の第一人者・半藤一利の弁をひいてみよう。1930年生まれの半藤は、作家・北康利との対談のなかで、その“実感”からこう述べている。

〈でも、国民全体が望む憲法というのは、日本ではあり得ないわけですよ。GHQ案を見た日本側が抵抗しようとすると、アメリカは「では、日米両案のどちらをとるか、国民に投票させよう」といいましたね。それに対して、日本側が尻込みしてやめちゃう。ぼくは当時まだ子どもでしたけれど、あのころの国民の心情からすると、GHQ案のほうが勝ったと思います。残念ながら、日本国民は日本案を選ばなかったと思います。〉【脚註1】

 半藤が言及している「国民投票」には歴史資料が存在する。先に述べた通り、日本政府側にGHQ案が手渡された2月13日には、すでに幣原内閣には総選挙の構想があった。アメリカ側の公式記録にも、GHQ民政局局長だったコートニー・ホイットニーが、GHQ案を踏まえた草案を内閣が国民に提示しない限り〈最高司令官は、この憲法〔草案〕を成立させる機会が国民に与えられるよう、直接国民にこの憲法〔草案〕を示して、間もなく行われる選挙戦でこの件を主要論点の1つとするでしょう〉という発言をしたと記されている【脚註2】。

 また、幣原喜重郎内閣の厚相だった芦田均が残した記録、通称「芦田メモ」には同年2月19日の閣議での一幕が記されているが、これもまた半藤が語る「国民の心情」を裏づけている。

〈自分はこの時発言して、もしアメリカ案が発表せられたならば我国の新聞は必ずやこれに追随して賛成するであろう、その際に現内閣が責任はとれぬと称して辞職すれば、米国案を承諾する連中が出てくるに違いない、そして来るべき総選挙の結果にも大影響を与えることはすこぶる懸念すべきであると。〉【脚註3】(引用者の判断で一部を新仮名遣いに改めた。以下同)

「芦田メモ」によれば、松本烝治国務相と副島千八農相もこの芦田の発言に賛同したという。ようするに当時の内閣は、GHQ案が公になれば国民はそちらを支持し、自分たちがこれを拒否すれば予定されている総選挙で落選するのではないか、と危惧しているのである。

 この日本政府側の認識こそ、当時、間接的に「民意」が憲法の制定過程に反映された証拠だと言える。事実、毎日新聞による世論調査では、象徴天皇制の「支持」が85%、戦争放棄条項の「必要」も70%という結果が出ている(1946年5月27日付)。

 それでも、連中は「憲法は密室でつくられた」として「押しつけ論」に執着する。では訊くが、仮に国民が日本国憲法制定にあたって“直接的に”条文に介入していないことをもってして「押しつけ」とするならば、松本案だって「押しつけ」に違いなく、ましてや欽定憲法である明治憲法も「押しつけ」になる。

 もはや連中の論理は破綻しているわけだが、ようするに、百田や日本会議が主張する「GHQが押しつけた憲法」は、せいぜい、当時の日本政府の“保守的な姿勢”に対する「押しつけ」でしかないのだ。

 では、ここで日本会議の“改憲映画”の内容に戻ってみよう。映画のなかでは、GHQとの交渉にあたった白洲次郎が〈「今に見ていろ」ト云フ気持抑ヘ切レズヒソカニ涙ス〉(外交資料館所蔵「白州手記」)と書き残していることを強調する場面がある。

 しかし、これは白州の全体像を無視し、ひとつの記録を改憲に援用する典型的なフレームアップの手法だ。実のところ、当の白州は日本国憲法について「諸君」(文藝春秋)1969年9月号でこう書いている。

〈始めから、新憲法を押しつける決心であったかどうかは別として無理のない事情もあった。それは松本烝治博士による日本政府最後の憲法修正案も天皇主権であったからだ。終戦直後においても事態の認識はあまかったようだ。この認識のあまさが、戦争自体を誘発したともいえるが。〉【脚註4】

 つまり、白洲でさえ、松本案が明治憲法と大差なかったと認識しており、これではGHQから別の案を出されてもいたしかたがなかった、と言っているのである。さらに、昨今の「押しつけ論者」が最大の標的にする憲法9条については、白洲は極めて高い評価を下しているのだ。

〈しかし、その(引用者駐:新憲法の)プリンシプルは実に立派である。マックアーサーが考えたのか幣原総理が発明したのかは別として、戦争放棄の条項などその圧巻である。押し付けられようが、そうでなかろうが、いいものはいいと素直に受け入れるべきではないだろうか。〉【脚註4】

 また、1968年、同じく70年安保の時代では、法学者・鵜飼信成によるインタビューのなかで、憲法9条が日米関係において日本を有利にする武器になると述べている。

〈こういう状況になってみると、「戦争放棄なんてこと、自分で書いたんじゃないか」と言われると、向こう(引用者駐:アメリカ)が困りますわね。だから僕は憲法調査会にでも、「憲法というのはアメリカ側が日本側に紙に書いて押しつけたものであるということを主張しなさい」と言っているのですが、これは国の将来の利害関係を考えた時にはあまり大きな声で言えないことですけれども、実際は、自分で「やってはいけない」ということを言っておいて、今度は、「兵隊を作ってどうかしろ」と言うのは、話がおかしいではないかということが一番大きなことだとぼくは思いますね。日本人が勝手に書いたのなら、「今度は軍備出来るように直せ」ということは言えるかもわからないけれども。〉【脚註5】

 白州は吉田茂の片腕として働いたが、吉田内閣をはじめとする戦後の親米保守内閣は、対米追従を利用しながら日本の国益を守ってきた。そして、白州も語っているように、吉田茂は憲法を盾にして朝鮮戦争への出兵を拒み、それが日本の経済復興を導いた。

 対して、2016年現在の日本国首相・安倍晋三はどうか。安倍は、しきりに憲法は「アメリカに押しつけられた」という。

「制定過程(が問題だ)。大東亜戦争に負けて、日本が占領下にあるときにですね、これは進駐軍がつくった憲法ですね」(2011年、BS番組で)
「みっともない憲法ですよ、はっきり言って。それは、日本人がつくったんじゃないですからね」(2012年、ネット番組で)

 安倍は、吉田のように対米外交上のしたたかな戦略から「押しつけ論」を語っているのではない。逆だ。祖父・岸信介の悲願であった改憲を、自分の手で成し遂げるために、戦争すら認める。それが安倍晋三なのだ。事実、安倍はアメリカに軍隊を出せと言われ、安保法制を強行し、集団的自衛権を解釈改憲によって可能にしてしまった。

 この“なにがなんでも改憲したい”という安倍の欲望が、日本会議の思惑と混ざり合う。その究極の理念は「国家神道」や「国体」思想と変わらない。改憲を許せばなだれ込む。いま、この国は確実に“戦前回帰”へと向かっている。

 日本会議の“改憲映画”のチラシにはこう書かれていた。〈日本国憲法の衝撃の事実と現実を描いたこの作品で、これからの日本国憲法を考えてみましょう〉〈全国1,741の市町村、20,000の小学校区で啓発映画の上映会を開催しましょう。皆様も上映運動にご協力ください〉。「上映協力金」として1口1000円でDVD1本を贈呈するとある。どうやら、日本会議は極右界隈だけでなく、全国の小学校でも上映会を目論んでいるらしい。

 憲法の改正自体は、現行憲法に改憲の条件が記載されているように、タブーではない。だが、歴史を捏造し、デマを振りまいて、子どもたちまで洗脳しようとする日本会議のやり口は、下劣としか言いようがない。そして、国民の要望などまったく顧みずに、自らの欲望のまま憲法を変えようと暴走する安倍首相。こんな連中が仕掛ける戦前回帰のキャンペーンに、決して騙されてはいけない。
(梶田陽介)


■脚註・出典
【1】半藤一利・編『日本史はこんなに面白い』文春文庫、2010年
【2】高柳賢三、大友一郎、田中英夫『日本国憲法制定の過程I』/有斐社、1972年
【3】芦田均『芦田均日記』(第1巻)岩波書店、1986
【4】白洲次郎『プリンシプルのない日本』所収、ワイアンドエフ、2001年
【5】東京大学法学部図書館所蔵文書/『白洲次郎』増補版所収、文藝春秋、2016年


前回記事
百田尚樹・製作総指揮の「改憲PR映画」がトンデモすぎる! 幣原喜重郎の発言を捏造していた嘘つき作家(リテラ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/447.html



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/469.html

記事 [政治・選挙・NHK205] すごい!労働者の声と政治家の認識が何一つ噛み合ってない!←マルキストにとって民衆は将棋の駒に過ぎない、支配者は党幹部
twitterから
https://twitter.com/ks_aya/status/726956443358744576

烏谷 文希
@ks_aya
すごい!労働者の声と政治家の認識が何一つ噛み合ってない!

https://pbs.twimg.com/media/CharB52VEAEh4wz.jpg
https://pbs.twimg.com/media/CharB6MU0AABBKr.jpg
https://pbs.twimg.com/media/CharB_5UgAAqN9L.jpg
https://pbs.twimg.com/media/CharB6AU4AIPMff.jpg

つくる会の田中英道さんの本読んでるが、マルキストにとって民衆は将棋の駒に過ぎない。

知識人のみならず国民を虐殺したポル・ポト。
自らの権力闘争のため子に親を殺させた毛沢東。
ライバルを次々粛清したスターリン。

日本のソ連攻撃を回避するため、アメリカ、日本の政権に送り込んだスパイにより、日米戦争に日本を戦争に引きずり込んだマルキスト。

ソ連やフランクフルト学派に操られたGHQによる最も成功した社会主義国家「日本」

マルキストは日本を文化を人間を破壊し、権力で支配するのが究極の目的。

世界で一番人間を殺したのは共産主義者。

<参考リンク>

■【嘘字幕】マスゴミの異常な安倍叩きをドイツのテレビが報じたようです
https://www.youtube.com/watch?v=L_8G1ZOGHow


■【田中英道】OSS日本計画
https://www.youtube.com/watch?v=f2d2TARSASk


■【田中英道】戦後日本を狂わせた左翼思想の正体
https://www.youtube.com/watch?v=Wf2bIstmwqw


■反日・反皇室思想の源泉は朝鮮系左翼
https://www.youtube.com/watch?v=xYdzCz6jo7w


■脱、反原発団体は反日だった!デモや賛同者に左翼有名人や在日韓国人が多い理由が売国奴過ぎワロタwww
https://www.youtube.com/watch?v=1m0piG3mmQU

http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/470.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 改めて、憲法は、「非改憲」が朝日新聞です。「改憲」は読売新聞です(生き生き箕面通信)
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/4406b84dfeb5d25aa9a9b217d9d112d8
2016-05-03 09:14:18

 日本国憲法は、改めていうまでもなく施行から来年が70周年です。そして、今も憲法9条が争点です。安倍晋三氏は、「憲法改定は、自民党の党是です」といい、近くあるはずの衆院選では党を挙げて戦うつもりです。それに合わせて、読売新聞も同調します。

 一方、朝日新聞は、「断固、反対」です。本日5月3日の朝刊一面でも、「改憲不要55%、必要37%」と、同社の世論調査を掲出しました。なかでも、「9条改正 反対68%」と、圧倒的多数です。

 この日の社説でも、「歴史の後戻りはさせない」と掲げ、「それを許してしまえば、『普遍の原理』を社会に根付かせてきた歴史の歩みを、後戻りさせることになる」と、決めつけています。もちろん、今の憲法にも多くの齟齬がありますが、それを除いてまでも憲法9条に踏み込む必要はないといえます。

 民進党の枝野幸男幹事長は、「憲法を政局的テーマから外すべきだ」と唱えています。これに詳しく論ずると、民進党のほころびが露呈してくるという思惑のようです。そんなバカげたことがあるか。野党第一党なら、あくまでも受けて立つべきです。敵陣から出されてきたボールをしっかりと受け止めてこその野党でなければならないはずです。ましてや、憲法論議をしっかりと受け止めてやれるほどなら、いままでもやりました。

 なにしろ、憲法は、「国を縛るもの」です。国民を縛るものではありませんよね。それを、自民党は、「国民を縛るもの」として律しようとしています。

 本日、憲法について、改めて考えてみるべきではないか。


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/471.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 憲法記念日に改めて思う・・・「みっともない憲法」と口にしてはばからない愚か者の存在自体が憲法違反だろう。(くろねこの短語

http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-7d30.html
2016年5月 3日 


 快晴の憲法記念日。そして、今日はお袋の命日でもある。そう言えば、8年前の今日も抜けるような青空だった。果たして、これからもこの国の憲法は 今日の青空のように元気溌剌でいられるだろうか。

 「みっともない憲法」と口にしてはばからない男が国の舵取りをしている現実に、もっと危機感を覚えなくてはいけない。その発言自体が憲法遵守義務違反の疑いすらあるということを、どれだけのひとが真剣に捉えているだろうか。ペテン総理がゾンビのごとく権力の座に居座ってからというもの、現行憲法をないがしろにする発言を当たり前のように政治家が口にする。

 「国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう」なんて発言が白昼堂々とまかり通る時代になったのだということに、一般大衆労働者諸君はもっと危機感を持つべきなのだ。時代あっという間に変わるし、そんな悠長なことを言ってるうちに時代はもはや変わってしまっているかもしれないのだから。

彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は共産主義者ではなかったから。

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。

彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。

そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

 ドイツの神学者マルティン・ニーメラーの言葉を噛み締めつつ、世界に冠たる平和憲法を破壊しようとする自民党憲法草案の愚かさ、不気味さをしっかりと認識したい今日この頃なのだ。

・自民党改憲草案
 https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf

・自民党憲法草案の条文解説
 http://satlaws.web.fc2.com/

http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/472.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 国民が思考停止の日本社会 報道の保身が国を滅ぼす(世相を斬る あいば達也)
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/618d8da0e7f3c6efe40651200b76c8e0
2016年05月03日

常々思うことだが、幾ら島国だといっても、他の国々が月や火星ほど離れているわけではないのだから、出来たら、アースに足をつけた思考経路を持って貰いたいものだ。これは、現安倍自民党政権に、緊急提言のように言えることだが、返す刀で最大野党らしい民進党にも言えることだ。もっと厳しい言い方をすれば、エスタブリッシュ層にも言いたい。いや、もっと厳しく言えば、日本人全体にも提言しておきたい思いだ。

猫も杓子も、中身を知ってか知らずか、“グローバリズムの時代だから”と日常的に常とう句のように口にする。その割には、世界の動きに、驚くほど鈍感だ。一対一の戦国武将の陣地取りの話には喰いつくが、興味のない地域の情報や、聞きたくない情報から遠ざかる傾向が強い。地球上で何が起きているか、興味の埒外にある。まあ、どの国でも、そのような傾向はあるだろうが、どうも日本は異様に、その傾向がある。

政治と言えば、国内の些末な生活に関わる政策にだけ目が向く。安倍政権の基本的な経済政策全体の問題点や外交政策により、今後日本がどのような問題を抱えるか、気の回らない人が多すぎる。エスタブリッシュ層には、立場主義と云う保身の動機があるので、不愉快ではあるが思考経路は理解出来る。筆者が奇妙だと思うのは、社会の中間より下の層に追い込まれた人々も、エスタブリッシュ層と同様の思考経路になっていると云う不思議な現象を見ることが多い。

なぜ、このようなマゾヒズムな国民が生まれてしまうのか。おそらく、答えの8割方は、報道による影響だと、理解できる。ある程度の国民であれば、“メディア・リテラシー”と云う言葉を聞いたり、話したりしているのだが、己のメディア・リテラシーの欠如に関しては無関心なようである。全国紙の新聞や、NHKや民放各局のニュースやニュースバラエティだけを見聞きしていたら、間違いなく、ユートピア的の異国の情報を入手することになってしまうだろう。過去の内閣総理大臣に比べ、安倍晋三と云う総理の顔や声が、テレビの画面に登場する回数は異様に多い。サブリミナル効果かどうか別にして、言動を毎日テレビ画面で流すことにより、安倍首相が一所懸命であると宣伝している。この演出は、やはり一種のプロパガンダ報道なのだろう。事実の報道だが、視聴者を洗脳していることも事実だ。

テレビの画面で日常的に目にする人間に対して、心理学上、親近感を憶えてしまうのは当たり前で、日本のエスタブリッシュ層ではない人ほど、この宣伝効果の罠に嵌り易い。まあ、メディア・コントロールを意図的に実行し、報道機関に恫喝まで加えるわけだから、選挙期間でもなければ、常に、この手法は合法的だ。「歪んだ合法性」の象徴のような安倍政権なのだから、中々対抗する手立てがない。中流以下の人々までが、エスタブリッシュ層の利害一致の同調圧力に参加したがるのだから、手のつけようがない(笑)。

NHKなどは、ホワイト・プロパガンダの典型で、事実を伝える。つまり、政権は、都合の良い事実を連発すれば、それを報じる。首相の政策の達成率など検証する解説を省くのが、報道の自由だと思っているようだ。全国紙の多くは、グレー・プロパガンダも多用する。政府関係者によると云々なわけだが、匿名性には、常に捏造情報が含まれている。共産党恐怖などはネーム・コーリングと云う手法で、所謂レッテル貼りによって、国民に恐怖を植え付ける。カード・スタッキング(自らの主張に都合のいい事柄を強調し、都合の悪い事柄を隠蔽、または捏造だと強調する)と云う手も多用される。政権寄りの報道機関の世論調査などはバンドワゴン効果(寄らば大樹のかげ)に当て嵌まる。

Wikipediaを覗いて確認してみたら、ヒトラーやゲッペルスの言葉が引用されていた。

≪ アドルフ・ヒトラーは、 宣伝手法について「宣伝効果のほとんどは人々の感情に訴えかけるべきであり、いわゆる知性に対して訴えかける部分は最小にしなければならない」、「宣伝を効果的にするには、要点を絞り、大衆の最後の一人がスローガンの意味するところを理解できるまで、そのスローガンを繰り返し続けることが必要である。」と、 感情に訴えることの重要性を挙げている。ヨーゼフ・ゲッベルスは「十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう」(=嘘も百回繰り返されれば真実となる)と述べた。≫

まさに、安倍政権は、未だに「経済は好転している」「経済成長は確実に進み、GDP600兆円が達成できる」

まあ、このような状況下で行われている世論調査なのだから、NHK、朝日であろうが、読売、日経であろうが、プロパンガンダ報道をした上で、世論調査をするのだから、謂わば、自社の報道効果がどのように立証されるかと云う、編集幹部たちのマスターベーションである可能性は大いにある。結局のところ、民主主義を操る国民には、自ら、ニュースの信ぴょう性や、首相などが発言した政策の達成状況など、事実に即して冷静に分析する気力がなければ、愚衆と舐められるだけと云うことだ。参考までだが、朝日の世論調査を掲載しておく。


≪ 改憲不要55%、必要37% 朝日新聞世論調査  

憲法記念日を前に朝日新聞社は3月中旬から4月下旬にかけ、憲法に関する全国世論調査(郵 送)を実施し、有権者の意識を探った。それによると、憲法を「変える必要はない」が昨年の調査の48%から55%に増え、「変える必要がある」は昨年の 43%から37%に減った。大災害などの際に政府の権限を強める「緊急事態条項」を憲法に加えることに「賛成」は33%で、「反対」の52%が上回った。

 憲法改正については、2014年の郵送調査から「必要はない」が「必要がある」を上回っており、その差は今回さらに開いた。

 憲法を「変える必要はない」と答えた人に理由を三つまで選んでもらったところ、「平和をもたらしたから」の72%が最多だった。「変える必要がある」理由では「国防の規定が不十分だから」の52%が最も多かった。

 憲法9条も「変えない方がよい」が昨年の63%から68%に増え、「変える方がよい」の27%(昨年は29%)を大きく上回った。安全保障関連法に「賛成」は34%、「反対」は53%で、安保関連法に「反対」と答えた人の93%が憲法9条を「変えない方がよい」と答えた。

 緊急事態条項については、安倍晋三首相が「極めて重く大切な課題だ」と強調。熊本地震を受けて菅義偉官房長官も同様の主張をしている。調査では、緊急事態条項を「憲法に加えるべきだ」という意見と「法律を充実すれば対応できる」という意見があることを紹介した上で賛否を尋ねると、内閣支持層や自民支持層では「賛成」がそれぞれ50%、51%だったが、無党派層では「反対」が61%に上った。

 さらに、「賛成」と答えた人に盛り込んでよい内容を複数回答で選んでもらったところ、「首相や内閣の権限を強める」48%▽「国や自治体の指示に従うように、国民に義務をかす」40%▽「国会議員の任期を延長できるようにする」20%の順だった。

 国民の間で憲法を変えるかどうかの議論がどの程度深まっているか尋ねると、「深まっている」は、「かなり」1%と「ある程度」15%を合わせて16%。「深まっていない」は、「あまり」57%と「まったく」25%を合わせて82%に達した。

 安倍政権のもとで憲法改正を実現することには「賛成」25%、「反対」58%。第1次安倍内閣時代の2007年4月に電話調査で同じ質問をした際は「賛成」40%、「反対」42%でほぼ並んでいたが、今回は「反対」に大きく傾いた。  ≫(朝日新聞デジタル)


≪ 世論調査―質問と回答〈3・4月実施〉

(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。特に断りがない限り、回答は選択肢から一つ選ぶ方式)

◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。  支持する 43支持しない 49

◆前の質問で、「支持する」「支持しない」を判断した際に考えたものに、いくつでもマルをつけてください。
 甘利明・前経済再生大臣の現金授受問題20
 安全保障関連法54
 慰安婦問題についての日韓合意19
 「1億総活躍」を掲げた経済政策38
 沖縄県の米軍普天間飛行場移設を巡る問題27
 株価の動き15
 北朝鮮の核実験・ミサイル発射21
 消費税増税時の軽減税率導入42

◆いま、どの政党を支持していますか。
 自民33▽民主党と維新の党が合流してできる党9▽公明4▽共産4▽おおさか維新の会3▽改革結集の会0▽社民1▽生活0▽日本のこころ0▽元気0▽改革0▽その他の政党0▽支持政党なし45▽答えない・わからない1

◆次にあげる安倍内閣の政策の中で、評価する政策にいくつでもマルをつけてください。
 景気・雇用36
 社会保障・福祉19
 消費税増税12
 財政再建13
 TPP(環太平洋経済連携協定)26
 震災復興22
 原子力発電・エネルギー8
 教育・子育て16
 外交・安全保障25
 憲法8

◆次にあげる安倍内閣の政策の中で、評価しない政策にいくつでもマルをつけてください。
 景気・雇用33
 社会保障・福祉37
 消費税増税50
 財政再建23
 TPP(環太平洋経済連携協定)16
 震災復興28
 原子力発電・エネルギー45
 教育・子育て40
 外交・安全保障25
 憲法37

◆次にあげる政治家や政党が、好きですか。嫌いですか。
「とても好き」な場合を1、「とても嫌い」な場合を7、「ちょうど中間」を4とすると、どこにあてはまりますか。(7択。左端が「とても好き」、右端が「とても嫌い」)
 安倍晋三首相5 9 15 35 15 8 12
 自民党4 8 14 40 15 9 8
 民主党と維新の党が合流してできる党1 2 6 38 20 13 15
 公明党2 2 4 35 21 15 18
 共産党2 1 5 33 20 16 19
 おおさか維新の会2 4 8 36 20 13 13

◆次にあげる政策について、どの政党が一番期待できると思いますか。
 景気対策  自民41▽民主党と維新の党が合流してできる党9▽公明3▽共産3▽おおさか維新の会4▽改革結集の会0▽社民1▽生活0▽日本のこころ0▽元気0▽新党改革0▽その他の政党0▽期待できる政党はない35▽答えない・わからない4

 政治改革と行政改革  自民26▽民主党と維新の党が合流してできる党13▽公明4▽共産4▽おおさか維新の会9▽改革結集の会0▽社民1▽生活0▽日本のこころ0▽元気0▽新党改革0▽その他の政党0▽期待できる政党はない37▽答えない・わからない6

 医療、年金など社会保障  自民26▽民主党と維新の党が合流してできる党11▽公明10▽共産7▽おおさか維新の会3▽改革結集の会0▽社民2▽生活1▽日本のこころ0▽元気0▽新党改革0▽その他の政党0▽期待できる政党はない35▽答えない・わからない5

 外交・安全保障  自民45▽民主党と維新の党が合流してできる党8▽公明3▽共産3▽おおさか維新の会2▽改革結集の会0▽社民1▽生活0▽日本のこころ0▽元気0▽新党改革0▽その他の政党0▽期待できる政党はない32▽答えない・わからない6

 憲法  自民29▽民主党と維新の党が合流してできる党11▽公明5▽共産7▽おおさか維新の会2▽改革結集の会0▽社民3▽生活0▽日本のこころ0▽元気0▽新党改革0▽その他の政党0▽期待できる政党はない37▽答えない・わからない6


◆いまの政治にどの程度関心がありますか。
 大いに関心がある14
 ある程度関心がある51
 あまり関心はない28
 まったく関心はない4

◆これまで選挙の投票に、どの程度いっていますか。
 ほぼ毎回いっている60
 いくことのほうが多い19
 いかないことのほうが多い11
 ほとんどいっていない6

◆選挙のときのあなたの一票に、政治を動かす力が、どの程度あると思いますか。
 大いにある8
 ある程度ある31
 あまりない44
 まったくない14

◆今年の夏に参議院選挙があります。仮にいま、投票するとしたら、比例区では、どの政党またはどの政党の候補者に投票したいと思いますか。
 自民39▽民主党と維新の党が合流してできる党23▽公明6▽共産8▽おおさか維新の会8▽改革結集の会0▽社民2▽生活1▽日本のこころ0▽元気0▽新党改革0▽その他の政党2▽答えない・わからない11

◆今度の参議院選挙で投票先を決めるとき、次にあげる政策の中で、重視する政策にいくつでもマルをつけてください。
 景気・雇用67
 社会保障・福祉65
 消費税増税35
 財政再建27
 TPP(環太平洋経済連携協定)13
 震災復興31
 原子力発電・エネルギー27
 教育・子育て49
 外交・安全保障36
 憲法29

◆前の質問で選んだ政策のうち、一番重視するのはどれですか。
 景気・雇用30
 社会保障・福祉22
 消費税増税8
 財政再建4
 TPP(環太平洋経済連携協定)1
 震災復興3
 原子力発電・エネルギー4
 教育・子育て9
 外交・安全保障6
 憲法8

◆政権交代が今後も繰り返されるほうがよいと思いますか。そうは思いませんか。
 繰り返されるほうがよい41
 そうは思わない51

◆日本の首相は、何年ぐらい続けるほうがよいと思いますか。
 1年1
 2年5  
 3年25
 4年36
 5年以上26

◆いまの日本の景気をどのように感じていますか。
 とてもよい0
 ややよい26
 やや悪い49
 とても悪い21

◆安倍内閣の経済政策をどの程度評価しますか。
 大いに評価する2
 ある程度評価する45
 あまり評価しない38
 まったく評価しない12

◆安倍内閣の経済政策で、あなたの暮らし向きはどうなりましたか。
 よくなった4
 悪くなった21
 変わらない72

◆では、安倍内閣の経済政策で、今後、あなたの暮らし向きはどうなると思いますか。
 よくなる7
 悪くなる27
 変わらない62

◆厚生年金や国民年金などの公的年金制度を、どの程度信頼していますか。
 大いに信頼している5
 ある程度信頼している38
 あまり信頼していない39
 まったく信頼していない16

◆今度の参議院選挙で一番大きな争点は、憲法だと思いますか。ほかに重要な問題があると思いますか。
 一番大きな争点は憲法だ32
 ほかに重要な問題がある60

◆憲法を変えるには、衆議院と参議院でそれぞれ3分の2以上の議員が賛成して提案し、国民投票で過半数が賛成することが必要です。今度の参議院選挙の結果、憲法改正に賛成する政党の議員が参議院全体で3分の2以上を占めたほうがよいと思いますか。それとも、占めないほうがよいと思いますか。
 占めたほうがよい39
 占めないほうがよい51

◆以下は、憲法第9条の条文です。(憲法9条条文は省略)憲法第9条を変えるほうがよいと思いますか。変えないほうがよいと思いますか。
 変えるほうがよい27
 変えないほうがよい68

◇(「変えるほうがよい」と答えた27%の人に)それはどうしてですか。
 国際平和に、より貢献すべきだから26〈7〉
 今の自衛隊の存在を明記すべきだから35〈9〉
 日米同盟の強化や東アジア情勢の安定につながるから30〈8〉

◇(「変えないほうがよい」と答えた68%の人に)それはどうしてですか。
 戦争を放棄し、戦力を持たないとうたっているから52〈35〉
 今のままでも自衛隊が活動できるから35〈24〉
 変えると東アジア情勢が不安定になるから11〈7〉

◆集団的自衛権を使えるようにしたり、自衛隊の海外活動を広げたりする安全保障関連法に、賛成ですか。反対ですか。
 賛成 34
 反対 53

◆安全保障関連法が、憲法に違反していると思いますか。憲法に違反していないと思いますか。
 違反している50
 違反していない38

◆いまの自衛隊は、憲法に違反していると思いますか。違反していないと思いますか。
 違反している21
 違反していない69

◆憲法第9条を変えて、自衛隊を正式な軍隊である国防軍にすることに賛成ですか。反対ですか。
 賛成 22
 反対 71

◆テロや大災害などに対応するため、政府の権限を強める「緊急事態条項」をいまの憲法に加えるべきだ、という意見があります。一方で、法律を充実すればいまの憲法でも十分対応できる、という意見もあります。いまの憲法に「緊急事態条項」を加えることに、賛成ですか。反対ですか。
 賛成 33
 反対 52

◇(「賛成」と答えた33%の人に)「緊急事態条項」として盛り込んでよいものにいくつでもマルをつけてください。
 国会議員の任期を延長できるようにする条項20〈7〉
 首相や内閣の権限を強める条項48〈16〉
 国や自治体の指示に従うように、国民に義務をかす条項40〈13〉

◆憲法で国家権力の濫用を防ぎ、国民の権利を保障する「立憲主義」という考え方があります。「立憲主義」に共感しますか。共感しませんか。
 共感する77
 共感しない13

◆憲法は、簡単に変えないほうがよいと思いますか。それとも、柔軟に変えるほうがよいと思いますか。あなたの気持ちに近い方を選んでください。
 簡単に変えないほうがよい62
 柔軟に変えるほうがよい31

◆いまの日本の憲法は、全体として、よい憲法だと思いますか。そうは思いませんか。
 よい憲法67
 そうは思わない23

◆いまの憲法を変える必要があると思いますか。変える必要はないと思いますか。
 変える必要がある37
 変える必要はない55

◇(「変える必要がある」と答えた37%の人に)どういうわけで変える必要があると思いますか。(三つまで選択)
 国防の規定が不十分だから52〈19〉
 アメリカからの押しつけで、日本の国柄が反映されていないから34〈12〉
 利己主義の風潮が生まれたから7〈3〉
 福祉の考えが強すぎるから5〈2〉
 いまの憲法に明記されていない権利を加えたいから24〈9〉
 国会の仕組みに問題があるから28〈10〉
 変えると世の中がよくなる気がするから15〈6〉
 古くなったから43〈16〉

◇(「変える必要はない」と答えた55%の人に)どういうわけで変える必要はないと思いますか。(三つまで選択)
 平和をもたらしたから72〈40〉
 国民に定着したから37〈21〉
 個人の尊重を重んじているから38〈21〉
 福祉の考えをうたっているから11〈6〉
 権利の保障を十分うたっているから23〈13〉
 軍事の分野の代わりに経済の発展に力を入れられたから18〈10〉
 変えるほどの問題はないから29〈16〉
 内容は古くないから6〈3〉

◆安倍首相は憲法改正を目指すことを明言しています。安倍政権のもとで憲法改正を実現することに、賛成ですか。反対ですか。
 賛成 25
 反対 58

◆国民の間で、憲法を変えるか変えないかについての議論が、どの程度深まっていると思いますか。
 かなり深まっている1
 ある程度深まっている15
 あまり深まっていない57
 まったく深まっていない25

◆憲法は、男女の平等を保障するとしています。これはどの程度実現されていると思いますか。
 ほぼ実現されている6
 ある程度実現されている47
 あまり実現されていない37
 ほとんど実現されていない8

◆女性の国会議員がもっと増えた方がよいと思いますか。
 増えた方がよい53
 そうは思わない37

◆法律を改正して、夫婦が、同じ名字でも、別々の名字でも、自由に選べるようにすることに賛成ですか。反対ですか。
 賛成 47
 反対 46

◆男性どうし、女性どうしの結婚を、法律で認めるべきだと思いますか。認めるべきではないと思いますか。
 認めるべきだ46
 認めるべきではない40

◆憲法は、集会や言論など表現の自由を保障するとしています。これはどの程度実現されていると思いますか。
 ほぼ実現されている16
 ある程度実現されている58
 あまり実現されていない20
 ほとんど実現されていない3

◆放送法は、「表現の自由の確保」という目的のほか、「政治的に公平であること」といった基本方針を定めています。この放送法を理由に、テレビ局の報道内容が政治的に公平かどうかを政府が判断して、電波停止などを命じるのは妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。
 妥当だ18
 妥当ではない75    

  ◇  

〈調査方法〉 全国の有権者から3千人を選び、郵送法で実施した。対象者の選び方は、層化無作為2段抽出法。全国の縮図になるように338の投票区を選び、各投票区の選挙人名簿から平均9人を選んだ。3月16日に調査票を発送し、4月25日までに届いた返送総数は2077。無記入の多いものや対象者以外の人が回答したと明記されたものを除いた有効回答は2010で、回収率は67%。  有効回答の男女比は男47%、女52%、無記入1%。年代別では20代8%、30代14%、40代18%、50代16%、60代21%、70代16%、80歳以上7%。  ≫(朝日新聞デジタル)

http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/473.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 2016参院選 全選挙区「当落予想」 参院選徹底予想 注目の「1人区」野党に勝機の“12選挙区”(日刊ゲンダイ)


2016参院選 全選挙区「当落予想」 参院選徹底予想 注目の「1人区」野党に勝機の“12選挙区”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180476
2016年5月3日 日刊ゲンダイ 文字お越し



政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏の獲得議席予想(C)日刊ゲンダイ


 参院選の最大の注目は全国に32ある1人区の勝敗だ。2013年の前回は自民党の29勝2敗(1人区は31)、10年の前々回も21勝8敗(同29)と与党の圧勝だった。


 しかし今回はガラリと様相が変わる。与党VS野党の一騎打ちの構図に持ち込むため、野党4党(民進、共産、社民、生活)が共闘して統一候補を擁立する動きが進んでいるからだ。とりわけ、これまで1人区で独自候補を立ててきた共産が共闘に参加することで、野党の統一候補に票が集中するのは間違いない。


 すでに22選挙区(5月1日現在)で野党統一候補が決定。その他の1人区でも水面下の調整が加速している。最終的には32の1人区全てで統一候補となる可能性が高い。


「自民党が『野合』批判をするのは、野党共闘に脅威を感じていることの裏返しです。1人区は農村地帯が多く、TPPに批判的。政府が国会に黒塗りの文書を出してきたり、西川元農相の“暴露本”が問題になったりと、TPPを巡って自民党に対する不信感が高まっています。農家の現場の不満は根強い。特に東北地方の1人区が厳しいでしょう」(政治評論家・野上忠興氏)


 現状で野党陣営が優勢とみられるのが、山形、新潟、山梨、長野、三重、沖縄の6選挙区。さらに、青森、宮城、福島、滋賀、岡山の5つの選挙区も健闘している。野党の11勝21敗が視野に入る。やや劣勢の奈良、徳島・高知、大分も逆転の可能性は十分あり、そうなれば14勝18敗だ。


■島尻沖縄北方相の地元評判はイマイチ


 個別の選挙区情勢を見ていこう。2人の大臣、福島の岩城光英法相と沖縄の島尻安伊子沖縄北方相は地元の評判もイマイチでかなり厳しい。


 青森は自民・山崎力氏が当選3回のベテランだが、07年に落選経験があるうえ、民進・田名部匡代氏は元衆院議員でその父親も元参院議員と地元で知名度があり支持を広げている。新潟も生活・森裕子氏の知名度が高く、離党した旧民主と協力関係が構築できれば強い。


 山梨と岡山は、引退する民進の重鎮が後継の当選に全力を挙げていることもあり、いい戦いになっている。


「輿石東参院副議長の後継の山梨の宮沢由佳氏は、社会福祉法人の理事長で保育士の資格もあり、昨今の保育園問題など女性票の受け皿になりそうです。岡山の黒石健太郎氏には江田五月最高顧問がぴったり寄り添って地元回りを続けている。相手の自民・小野田紀美氏は地元出身とはいえ元東京都北区議で知名度ゼロ。自民県連内の評価も微妙ですから、野党に勝機はある」(民進党関係者)


 自民が1人区で苦戦すれば、全体の情勢も大きく変わってくる。


■参院選当落予想


北海道(改選数3) 
○長谷川岳 45 自現
△+柿木克弘 48 自新
○徳永エリ 54 民現
△−鉢呂吉雄 68 民(新)
 森英士 38 共新


青森(改選数1)  
△−山崎力 68 自現
△+田名部匡代 46 民(新)


岩手(改選数1)  
▲田中真一 49 自新
 吉田恭子 35 共新
△未定     無新


宮城(改選数1)  
△−熊谷大 41 自現
△+桜井充 59 民現


秋田(改選数1)  
○石井浩郎 51 自現
 松浦大悟 46 民元


山形(改選数1)  
▲月野薫 60 自新
△舟山康江 49 無元


福島(改選数1)  
△−岩城光英 66 自現
△+増子輝彦 68 民現
 熊谷智 36 共新


茨城(改選数2)  
○岡田広 69 自現
○郡司彰 66 民現
 小林恭子 65 共新
 武藤優子 51 お維新


栃木(改選数1)  
△上野通子 58 自現
▲田野辺隆男 56 無新


群馬(改選数1)  
○中曽根弘文 70 自現
 堀越啓仁 36 民新


埼玉(改選数3)  
○関口昌一 62 自現
△−西田実仁 53 公現
△+大野元裕 52 民現
△+伊藤岳 56 共新


千葉(改選数3)  
○猪口邦子 63 自現
△+元栄太一郎 40 自新
○小西洋之 44 民現


△−水野賢一 49 民現
 浅野史子 45 共新


東京(改選数6)  
○中川雅治 69 自現
△未定     自新
○竹谷とし子 46 公現
○蓮舫 48 民現
△小川敏夫 68 民現
○山添拓 31 共新
 増山麗奈 39 社新
▲松田公太 47 元現


神奈川(改選数4) 
○三原じゅん子 51 自現
△+中西健治 52 自推現
○三浦信祐 41 公新
○金子洋一 53 民現
△−真山勇一 72 民現
▲浅賀由香 36 共新
▲丹羽大 39 お維新
 森英夫 44 社新


新潟(改選数1)  
▲中原八一 57 自現
△森裕子 60 生元


富山(改選数1)  
○野上浩太郎 48 自現
 道用悦子 50 無新


石川(改選数1)  
○岡田直樹 53 自現
 柴田未来 45 無新


福井(改選数1)  
○山崎正昭 73 自現
 横山龍寛 51 無新


山梨(改選数1)  
▲高野剛 67 自現
△宮沢由佳 53 民新


長野(改選数1)  
▲若林健太 52 自現
△杉尾秀哉 58 民新


岐阜(改選数1)  
○渡辺猛之 48 自現
 小見山幸治 53 民現
 高木光弘 56 共新


静岡(改選数2)  
○岩井茂樹 47 自現
○平山佐知子 45 民新
 鈴木千佳 45 共新


愛知(改選数4)  
○藤川政人 55 自現
○里見隆治 48 公新
○斎藤嘉隆 53 民現
△伊藤孝恵 40 民新
▲須山初美 37 共新
 平山良平 68 社新
 井桁亮 46 こ新
▲奥田香代 51 減新


三重(改選数1)  
 山本佐知子 48 自新
○芝博一 66 民現
 釜井敏行 34 共新


滋賀(改選数1)  
△−小鑓隆史 49 自新
△+林久美子 43 民現


京都(改選数2)  
○二之湯智 71 自現
○福山哲郎 54 民現
 大河原寿貴 39 共新


大阪(改選数4)  
○松川るい 45 自新
○石川博崇 42 公現
△+尾立源幸 52 民現
△−渡部結 35 共新
○浅田均 65 お維新


兵庫(改選数3)  
○末松信介 60 自現
△+伊藤孝江 48 公新
△+水岡俊一 59 民現
 金田峰生 50 共新
△−片山大介 49 お維新


奈良(改選数1)  
△+佐藤啓 37 自新
△−前川清成 53 民現
 和泉信丈 32 共新
 吉野忠男 57 お維新


和歌山(改選数1) 
○鶴保庸介 49 自現
 由良登信 63 無新


鳥取・島根(改選数1)
○青木一彦 55 自現
 福島浩彦 59 無新


岡山(改選数1)  
△−小野田紀美 33 自新
△+黒石健太郎 32 民新


広島(改選数2)  
○宮沢洋一 66 自現
○柳田稔 61 民現
 高見篤己 64 共新
 灰岡香奈 32 お維新
 中丸啓 52 こ新


山口(改選数1)  
○江島潔 59 自現
 纐纈厚 65 無新


徳島・高知(改選数1)
△+中西祐介 36 自現
△−大西聡 53 無新


香川(改選数1)  
○磯崎仁彦 58 自現
 岡野朱里子 42 民新
 田辺健一 34 共新


愛媛(改選数1)  
△山本順三 61 自現
▲永江孝子 55 無(新)
 小路貴之 73 共新


福岡(改選数3)  
○大家敏志 48 自現
○高瀬弘美 34 公新
○古賀之士 57 民新
 柴田雅子 32 共新
 竹内信昭 63 社新


佐賀(改選数1)  
○福岡資麿 42 自現
 未定      民新
 上村泰稔 50 共新


長崎(改選数1)  
△金子原二郎 71 自現
▲西岡秀子 52 民新


熊本(改選数1)  
△松村祥史 52 自現
▲阿部広美 49 無新


大分(改選数1)  
△+古庄玄知 58 自新
△−足立信也 58 民現
 山下魁 39 共新


宮崎(改選数1)  
○松下新平 49 自現
 読谷山洋司 52 無新


鹿児島(改選数1) 
○野村哲郎 72 自現
 下町和三 56 民新
 萬田正治 73 無新


沖縄(改選数1)  
▲島尻安伊子 51 自現
△伊波洋一 64 無新


○当選圏内
△優勢
△+拮抗でやや優勢
△−拮抗でやや劣勢
▲劣勢
予想は政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏


(新)は元衆院議員、未定は擁立予定あるも調整中


関連記事
2016参院選 全選挙区「当落予想」 改憲勢力で3分の2どころか…自民まさかの現有50議席割れも(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/461.html


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/474.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 安倍政権の改憲扇動は空振り? 世論調査で「憲法改正が必要」の意見が激減! NHKの調査でも42%から27%に(リテラ)
                安倍晋三公式サイトより


安倍政権の改憲扇動は空振り? 世論調査で「憲法改正が必要」の意見が激減! NHKの調査でも42%から27%に
http://lite-ra.com/2016/05/asyuracom-2209.html
2016.05.03. 憲法記念日特別企画◉改憲勢力のインチキを剥ぐ!  世論調査で「憲法改正派」が激減 リテラ


 昨日からの憲法記念日特別企画では、急加速している安倍政権の憲法改正の動きについて指摘してきた。実際、安倍首相の発言は最近、明らかに前のめりになっており、極右団体と連動した改憲の国民運動が様々な場所で展開されている。そして、これに呼応するように、マスコミでも、ネット上でも、憲法改正の勇ましい声ばかりがあふれている。

 ところが、国民の意見はこうした動きとまったく逆の方向に向かっているようなのだ。改憲ありきの安倍政権やマスコミとは裏腹に、世論調査では「憲法改正すべき」という意見が急激に減少、「憲法を守ろう」という意見が増加しているのだ。


 NHKが先月4月15日から3日間実施した全国電話世論調査で改憲の必要性を聞いたところ、「改正する必要があると思う」が27%、「改正する必要はないと思う」が31%、「どちらともいえない」が38%だった。一見、両者は拮抗しているように見える。

 だが、実はNHKは2007年から今年で5回同じ質問をしているのだが、「改正する必要はないと思う」の割合が一番高かったのが、今年の調査だったのだ。

 たとえば、第一次安倍政権時の07年のNHK世論調査では、「改正する必要があると思う」が41%で、「改正する必要はないと思う」の24%を大きく上回った。また第二次安倍政権が本格始動した13年調査でも、“必要”42%に対し“必要ない”がわずか16%だった。ところが、14年以降、“必要”が大きく割合を落とし28%、“必要ない”が26%と拮抗、15年もほぼ同じ数字が出た。そして、今年の調査ではついに“必要ない”が僅かながら“必要”を上回ったのである。

 こうした結果が出ているのは、NHKの調査だけではない。たとえば、朝日新聞が今年3月から4月に実施した全国郵送世論調査では、憲法を「変える必要はない」が昨年3月調査の48%から55%に増えた一方、「変える必要がある」は昨年の43%から37%に減少。また、共同通信社が4月末に実施した全国電話世論調査でも、安倍晋三首相の下での憲法改正に「反対」が56.5%で「賛成」の33.4%を大きく上回っている。

 ようするに、安倍政権が、解釈改憲によって強行した安保法制など、その打ち出すタカ派の政策の数々、そして「任期中に着手する」として一方的に改憲へと邁進していることに、国民は明確に危機感を募らせているのだ。それは、立憲主義を無視した暴挙を繰り返す安倍政権への、従来の“護憲派”の枠を超えた国民のアンチテーゼでもある。

 これはなにも9条の議論だけにとどまらない。安倍政権と日本会議が打ち出す緊急事態条項の新設についても、これは国民の要望から生まれたものではない。毎日新聞が東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の42自治体に尋ねたところ、回答した37自治体のうち「緊急事態条項が必要だと感じた」としたのは、わずか1自治体だけだった(4月30日付朝刊)。

 しかし、安倍政権はこうした世論調査や自治体の意見に耳を貸すことはないだろう。国民がいくら憲法改正に反対しても、議会で3分の2をおさえてしまえば、そのまま一気に改憲に着手するはずだ。

 改憲の動きを止めるためには、ただ反対を口にしているだけでは足りない。7月の参院選では、他の政治的課題をいったん棚上げし、改憲勢力をひとりでも多く落選させる必要があるだろう。

(編集部)


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/475.html

記事 [政治・選挙・NHK205] これは小池晃共産党書記局長の失言ではないのか  天木直人
これは小池晃共産党書記局長の失言ではないのか
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/05/03/post-4470/
3May2016 天木直人の公式ブログ


 きょう5月3日の毎日新聞が小さく報じていた。


 すなわち共産党の小池晃書記局長がきのう5月2日の記者会見で、夏の参院選一人区での野党選挙協力について、次のように語ったという。


 「共産党候補を統一候補にする県が一つも生まれていないのは残念だ」と。


 「(共産党は公認候補を)全部降ろすとは言っていない。(民進党は)欲張り過ぎはないか」と。


 驚いた。


 本当にこんな発言を小池氏はしたのだろうか。


 私はてっきり共産党は一人区はすべて譲って、そのかわり比例区で大幅増を狙っているものばりと思っていた。


 それが、経費を無駄遣いすることなく議席数の大幅アップを目指す共産党の深謀遠慮だと思っていた。


 ところが、この小池発言は、一人区でも何人か当選させようとしているということなのか。


 これは本音をつい口にしてしまった小池晃書記局長の失言ではないのか。


 それとも、本気で民進党を批判して、一人区の人選交渉で主導権を握ろうと巻き返しをはかったということなのか。


 それはそれで、この時期の書記長の発言として適当とは思えない。


 そんなことは記者会見で言うのではなく、民進党との交渉の場で話すことだろう。


 一体民進党と共産党の選挙協力はどうなっているのか。


 今後の野党選挙協力の行方から目が離せない(了)


            ◇


<共産>「欲張り過ぎでは」 参院選1人区の野党選挙協力
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160502-00000051-mai-pol
毎日新聞 5月2日(月)19時37分配信


 ◇小池氏「共産党候補を統一候補、一つもないのは極めて残念」


 共産党の小池晃書記局長は2日の記者会見で、夏の参院選「1人区」(改選数1、32選挙区)での野党選挙協力について「共産党候補を統一候補にする県が一つも生まれていないのは極めて残念だ」と述べた。


 既に民進、生活、社民3党と協力で合意した選挙区では、統一候補はいずれも民進党か無所属になっている。小池氏は共産党候補への一本化を期待する選挙区名を挙げるのは避けつつ、「(公認候補を)全部降ろすとは言っていない。欲張り過ぎではないか」と民進党をけん制した。4党の調整が続いている選挙区で主導権を握る狙いとみられる。【朝日弘行】











http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/476.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 仲間からも否定 櫻井よし子氏「緊急事態条項があれば熊本地震もパッと対応できた」百地章・日大教授「今回は法律で対応できた…
【仲間からも否定】櫻井よし子氏「緊急事態条項があれば熊本地震もパッと対応できた」百地章・日大教授「今回は法律で対応できた、櫻井先生は専門ではないので・・」
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/16552
2016/05/03 健康になるためのブログ



http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0426/jc_160426_2962020828.html

ジャーナリストの櫻井よしこ氏ら早期の憲法改正を求めるグループが2016年4月26日、都内で記者会見し、「緊急事態条項」の制定に向けた憲法論議を改めて求めた。特に櫻井氏は、仮に緊急事態条項があれば、熊本地震は「最初から国が前面に出て」「事態に対処することができたであろうと思われる」と主張。現行憲法が災害対応の妨げになっているとの持論を改めて主張した。


だが、会見に同席していた百地章・日大教授は、熊本地震は現行の法律内で対応できたとの立場を表明。登壇者間の温度差も浮き彫りになった。


「熊本県は本当に一生懸命やったが、やっぱり全体の状況が把握できなかったのが事実。そういうことも含めて、緊急事態条項というものがあれば、最初から国がそこにパッと行って対処できるということが、おそらく大きな違いなんだろうと思う」


と話したが、県より国の方が迅速に対応できる根拠などは示されなかった。


この回答に記者が「櫻井さんの話とは若干違うような気がする」と突っ込むと、百地氏は


「例えば緊急事態を発動、宣言するような事態であれば、そういうことをすることによって国民の意識を喚起する、といった効果はあると思う。正直、私は今回は法律で対応できることだと思っていますし、櫻井先生、ご専門ではありませんので…」


と答えに窮しながらも、考え方の違いを否定しなかった。


櫻井よしこ氏、憲法改正して「緊急事態条項」を 「熊本地震」に触れつつ「国がパッと対処できる」


以下ネットの反応。




















また戦争・改憲バ〇アが暴走モードに突入しているようです。歳は綺麗に重ねていきたいものです。


関連記事
改憲派のリーダー・櫻井よしこは「言論人の仮面をかぶった嘘つき」だ! 憲法学者・小林節が対談を捏造されたと告発(リテラ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/440.html



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/477.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 安倍首相もインターネットで自分の悪口を見ていた!安倍晋三氏「だんだん、免疫ができましたけどね(笑)」
安倍首相もインターネットで自分の悪口を見ていた!安倍晋三氏「だんだん、免疫ができましたけどね(笑)」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-11321.html
2016.05.03 12:00 真実を探すブログ



☆『ワイドナショー』安倍首相、ネットで自分の悪口を見ていた!「免疫ができましたけどね」
URL http://news.aol.jp/2016/05/01/widna-show/
引用:
そして指原は「見ます?インターネット」と安倍首相に直接質問すると、「見ます。私の悪口も山ほどあります。全部は見ませんですけど、相当厳しい意見もありますよ。中には当たっているぞってのもあります」と自身もネットも見ることを告白した。
:引用終了


ワイドナショー 2016年5月1日【安倍首相VS松本人志】


安倍首相
「見ます。私の悪口も山ほどあります。全部は見ませんですけど、相当厳しい意見もありますよ。中には当たっているぞってのもあります」


「自由な空間というのは基本なんですが、ただ指原さんの言ったように、批判とか誹謗中傷は、今でも取り締まることはできますし、例えば『殺してやる』とかコレは絶対ダメですね。それは確かに問題あると思います」


「インターネットで悪口を書くのは、これはもう日本中に書くものですから。やっぱり相手を傷つけるんだ、ってことを認識してもらいたいです」


「意味のある批判ってのはありますけども、意味のないただの批判。そういうのを見ながら、これに影響されてはいけないと、思うことが大切ですね」


以下、ネットの反応












稀に内閣府からアクセスが有るのもひょっとして(汗)。ネット規制をするという話だったら私も猛反発ですが、ワイドショーの番組を見る限りは普通にネットを見ている感じでしたね。


首相として国民の考え方に触れているという意味で好感が持てますが、同時に何処を見ているのかとても気になるところです。前に自民党の片山さつき議員が2ちゃんねるに書き込んでいる事が発覚しましたが、堂々と本名を名乗って議論に参加して欲しいと個人的に思っています。


ワイドナショー 2016年5月1日 3/4 安倍総理に質問




http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/478.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 松井久子監督作品#不思議なクニの憲法(5月21日公開)、予告編が出来ました。ー(孫崎享氏)
松井久子監督作品#不思議なクニの憲法(5月21日公開)、予告編が出来ました。ー(孫崎享氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sokt0j
2nd May 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks


映画と予告編が出来ています。見てください。


松井久子監督「不思議なクニの憲法」の予告編ができました。


映画の製作にご協力いただいたサポーターの皆さま、


ご出演の皆さま、たくさんの人びとの思いが一人でも多くの方に届きますように。


https://youtu.be/ZQ_N-iqId0E
「不思議なクニの憲法」トレーラー


以下再掲載


憲法には「私はどう生きるべきか」が書いてある。


この映画は、憲法論議が政治によって進められるのでなく、


主権者である私たち国民の間に広がることを願ってつくられたものです。


国のかたちをきめる憲法に、誰もが当たり前に関心を持ち、正しい知識を得、


そして理解を深めるために、


歴史的事実を重んじながら 「意見」よりも日常に根ざした「人びとの声」に耳を傾けます。


怒りや憎しみから出発する議論は広がっていきません。


対立よりも冷静な選択を―。


私たち一人ひとりが個として大切にされる自由な社会を守りたい。


映画にメッセージがあるとすれば、その一点の「希い」のみです。


<映画の内容>


●立憲主義って何? ●歴史に学ぶ(敗戦から日本国憲法の成立まで) ●Peopleを主役に(国民主権)


●侵されてはならぬもの(基本的人権の尊重) ●封建的家族制度からの解放(男女平等)


●進む憲法の空文化(9条・戦争放棄をめぐって)


●戦後の日米外交史 ●沖縄は憲法を手にしているか ●未来に向けて―18歳選挙権と若者の政治参加


●そしてあなたは何を選ぶのか?(自民党の改憲案・護憲派の主張・護憲的改憲派からの提案)
菅官房長官、熊本地震に関連し憲法に緊急事態条項新設を極めて大切な課題と指摘。
災害には「災害対策基本法」が合ってちゃんと体制整備済み。憲法に入れる必要さらさらない。


『ユキエ』『折り梅』『レオニー』『何を怖れる』の松井久子監督が


今だからこそ世に問う


ドキュメンタリー作品第二弾!


過去の作品で長年にわたって各地で自主上映会を重ね、


全国にたくさんのサポーターを持つ松井久子監督の、


「憲法の未来は私たちが決める」との呼びかけからスタートして約一年。


今回もまた日本中の市民たちから寄せられた募金によって映画の完成にこぎつけることができました。


「日本国憲法」を手にして70年―。


その間当たり前のように平和を享受してきた私たちに、今こそ国の未来を選択する時がやってきました。


 経済的には世界三位の大国ながら、


アメリカ追随一辺倒で独立国の主体性について考えてこなかった国家(政治家と官僚たち)も、


権力におもねるばかりの大手メディアも、そして、無関心をきめ込んでいっこうに動こうとしない国民も、


この日本はすべてが世界でも稀にみるほど不思議な国。


松井監督は「ちょっとした皮肉をこめて、タイトルを『不思議なクニの憲法』とした」と言います。


この映画を観ることで憲法問題が「自分ごと」となり、観客の手でひろげられていくことを願っています。


声をあげる 私たち


瀬戸内寂聴、孫崎享、長谷部恭男、赤松良子、三浦陽一、伊勢崎賢治、船田元 、


カレル・ヴァン・ ウオルフレン


元山仁士郎、竪十萌子 、原田謙介、水野スウ(母)、中西万依


齋藤優里彩、日比野和真、土屋聖子、 辻仁美、月股美子、月股可菜子。


高塚愛鳥、安積遊歩長井鞠子、小林照子、松本侑壬子、宮崎絢子、安積宇宙


上映予定


東京 渋谷シネパレス    5月21日〜


横浜 シネマリン       6月11日〜


名古屋 シネマスコーレ  6月4日〜6月17日


京都 立誠シネマ      6月4日〜6月17日


大阪 シアターセブン    6月11日〜


神戸 アートビレッジ    6月11日〜6月17



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/479.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 人権否定、戦前回帰の自民党・改憲草案はなぜ生まれたのか? 憲法調査会に巣食うグロテスクな世襲議員たち(リテラ)
                    『「憲法改正」の真実』(集英社新書)


人権否定、戦前回帰の自民党・改憲草案はなぜ生まれたのか? 憲法調査会に巣食うグロテスクな世襲議員たち
http://lite-ra.com/2016/05/asyuracom-2210.html
2016.05.03. 憲法記念日特別企画◉改憲勢力のインチキを剥ぐ! 自民党憲法調査会に巣食う世襲議員たち リテラ


 安倍首相は、先日4月29日放送の『news every.』(日本テレビ)で単独インタビューに応じ、憲法改正について熱弁を振るった。

「国民のみなさんが憲法はどうか、どう考えるかということについて、まだ一票を投じるチャンスが与えられていないんですね」
「まさに自衛隊のみなさんは日本人の命や幸せな暮らしを守るために命をかけてくれる組織なんですね。そのみなさんに対して憲法学者が7割違憲だと言っているという状況のままでよいのかどうかということに、真剣に向き合わなければいけないと思います」
「政治家には(改憲以外に)やらなければいけない仕事がたくさんあると言って、これからもずっと後回しにしてよいのか。いま、思考停止している政治家、政党のみなさんに真剣に考えてもらいたい」


 ……いや、いまは熊本大地震の復旧・復興や、国民から怒りが噴出している待機児童の解消など、改憲以外にやらなくてはいけない仕事が山ほどあるじゃないか、と言いたいが、安倍首相にとって改憲は悲願中の悲願。だからこそ今回、安倍の腹話術人形と化している日本テレビ報道局解説委員・政治部副部長である青山和弘氏の単独インタビューというかたちをとって、憲法改正の必要性を強調したのだろう。しかも、既報の通り、熊本大地震が起こったいま、安倍首相は改憲の入口として考えている緊急事態条項の新設を訴えるのに絶好のタイミングだと捉えているのは明白だ。

 だが、緊急事態条項を含め、安倍首相が押し進めようとする改憲内容は、この国が一変して戦時体制に舞い戻るかのような、とんでもないものである。

 安倍首相の改憲内容──それは自民党が2012年に発表した「日本国憲法改正草案」として発表されているが、そもそもこの改憲草案を、ある憲法学者はこう評する。

「この「自由民主党 日本国憲法改正草案」なるものは、明治憲法への回帰どころではない。慶安の御触書ですよ」

 自民党改憲草案は憲法以前のもの。そう話すのは、憲法学の権威であり、“護憲派の泰斗”と呼ばれる樋口陽一・東京大学名誉教授だ。樋口氏は、改憲派として長く自民党のブレーンとして活動してきた小林節・慶應義塾大学名誉教授との対談本『「憲法改正」の真実』(集英社新書)で、改憲草案を「憲法とは呼べない」と断罪、小林氏もそれに同意している。

 護憲派も改憲派も口を揃えて批判する改憲草案。ふたりがもっとも驚愕したというのは、「「個人」という概念がこの草案では消されてしまっている」(小林氏)という点だ。

 たとえば、現行の日本国憲法の第13条は、《すべての国民は、個人として尊重される》と書いてある。しかし、改憲草案では、《全て国民は、人として尊重される》となっており、「個人」ではなく「人」に変更されている。いわば、それぞれがもつ「個性」を否定し、「犬・猫・猿・豚などとは種類の違う生物」程度の扱いになっているのだ。

 憲法上で「個人」が「人」に置き換わることの意味。自民党は改憲草案のQ&Aのなかで、こう記している。

《人権規定も我が国の歴史、文化、伝統を踏まえたものであることも必要だと考えます。現行憲法の規定の中には、西欧の天賦人権説に基づいて規定されていると思われるものが散見されることから、こうした規定は改める必要があると考えました》

 天賦人権説とは、人は生まれながらにして人間としての権利、つまり「人権」をもっているとする考え方。自民党は改憲によって、この人類普遍の原理さえ奪おうとしているのだ。これでは北朝鮮と同じような国になるだろう。

 ブレーンとして自民党の「改憲マニア」たちと付き合ってきた小林氏は、自民党の“言い分”をこのように解説する。

「国民が個々に好き勝手しているから、共同体が崩れ、モラル・ハザードが起きたんだ、というわけです。その主張には、一見、非常に説得力がある。彼らはこう言うんですね。最近、妙な殺人事件が多いでしょう、子が親を殺し親が子を殺すでしょう、それは「個人」などと言って、子供に勝手をさせるからです。家族がバラバラだからです、それは、「個人」を主張しすぎる憲法が悪いんですよと。
 実際のところ、凶悪事件の件数は戦前より減っていますから、そこからしてなんの根拠もないんですがね」

 詭弁を弄して個性ある存在としての「個人」や「人権」の考え方を排除しようとする自民党だが、恐ろしいのはこれだけではない。彼らは同時に、「国民に多くの義務を課そうと躍起」になっているのだ。

「自民党の勉強会では、こんな話

を議員たちからたびたび聞きました。「国民は自分の権利ばかりを主張して、公のためを考える気持ちを忘れている」「日本国憲法のなかには『権利』という言葉が二十数回、出てくるのに、国民に課せられる義務は三つだけじゃないか」「国会議員には、憲法擁護義務などという面倒なものもある」」(小林氏)

 事実、改憲草案12条には、《自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し》という文言が追加されている。だが、憲法における「権利と義務」というものは、「権利があるなら義務もあるはずだ」というような代償的な関係にはない、と小林氏は指摘する。

 たとえば、金銭の貸し借りでは、貸した人には返してもらう「権利」が生まれ、借りた人には返す「義務」が生まれる。「権利をもっている人と義務を負う人は別の人」となる。だが、自民党の主張では、権利をもつのも義務を負うのも国民。「どうして国民が権利を得るために、国民に義務が発生するのか。自民党の説明は説明になっていない」のだ。

 そもそも、前述したように自民党は「人権」は生まれながらにあるものという考え方を否定している。このことと合わせて平たく言えば、「お前らには生まれつきの権利なんかないのだ。国家様に尽くした奴にだけ権利を渡してやっているんだ、勘違いするな」(小林氏)と自民党の改憲草案は言っているのである。

 まさに“オレ様”憲法と呼ぶべき横暴なものだが、〈戦争の放棄〉を捨て、〈国防軍の保持〉を明記した改憲草案の9条は、まさにその危険を予感させるにふさわしいものだ。とくに9条の3「領土等の保全等」の項目には、こうある。

《国は、主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない。》

 ポイントは「国民と協力して」という部分。この「協力」は、単に「義務」に置き換えられる、と樋口氏は言う。「国民の防衛協力の延長線上に、じゃあ、兵隊足りないよ、お前らなんで協力しないんだ、と。過去の政府見解は知らんが、現政権はこれを理不尽な苦役だとは解釈しないよ、などと言えてしまう余地がある」のだ。

 緊急事態条項では緊急時には基本的人権を制限することを明記し、一方、前文では《国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り》《和を尊び、家族や社会全体が助け合って国家を形成する》などと全体主義を煽る。その上、《活力ある経済活動を通じて国を成長させる》という一文が唐突に登場するのだが、これは「いわゆる新自由主義が国是になってしまう」(樋口氏)ことを意味する。事実、改憲草案ではさまざまな権利に制限をかけるわりに、なぜか経済的領域にかかわる22条や29条だけは「自由を拡大」している。この点は「まさに財界向けの草案」(小林氏)となるのだ。

「新自由主義と復古主義をつなぐものは、個人の自由を否定する権威主義です。この三つが同居する改正草案前文は、キメラのように不気味です」(小林氏)

 だいたい憲法というのは、権力の暴走を防ぐために国家を縛るもの。そうした立憲主義をこの自民党の改憲草案は根底から覆している。到底、21世紀の憲法とは思えない、世界から見たらトチ狂ったトンデモ憲法でしかない代物だ。こんな粗悪なものを胸を張って発表する時点で自民党の政治レベルを疑わざるを得ないが、逆にいえば、現在の自民党からこの改憲案が出てくることは必然でもあった。

 というのも、自民党内で憲法議論を進めてきた族議員の多くは、「地盤の強さだけで勝てる世襲議員」(小林氏)。それは「憲法というのは、他の分野と違って、利権が絡まないので、票にも金にもな」らないからだ。さらに、2009年の選挙で大敗を喫したことで自民党の憲法調査会は「二世どころか、三世、四世といった世襲議員と不勉強なくせに憲法改正に固執する改憲マニアだけが残ってしまった」という。

「これがなにを意味するかと言えば、現在、自民党内で憲法について集中的に考えている議員たちのほとんどが、戦前日本のエスタブリッシュメント層、保守支配層の子孫とその取り巻きであるという事実です」
「彼らの共通した思いは、明治維新以降、日本がもっとも素晴らしかった時期は、国家が一丸となった、終戦までの一〇年ほどのあいだだった、ということなのです。普通の感覚で言えば、この時代こそがファシズム期なんですがね」(小林氏)

 現行憲法は、多くの犠牲を生む戦争を放棄し、人としての権利、一人ひとりが幸福を追求する権利を保障した。この国に生きる人びとは、新たに生まれた憲法によって、さまざまな自由を手にしたのだ。だが、“生涯政治家”一家に生まれた世襲議員たちにしてみれば、自分たちの手足を縛る現行憲法は疎ましい。そうして自分たちにとって都合の良い憲法を追求した結果、このグロテスクな改憲草案を生んだのだろう。ほとんどの憲法学者たちから“憲法の体も成していない”と指摘されるのも当然の話だ。だってこれは、たんなる“私利私欲”の塊なのだから。

 しかし、熊本大地震を利用して菅義偉官房長官がすかさず緊急事態条項新設の必要性をもち出したように、安倍政権は今後、グロテスクな本質をオブラートに包んで改憲を訴えていくだろう。そんな詐欺的行為に騙されないためにも、ぜひ護憲派・改憲派の立場を越えて改憲草案の危険性を問う樋口氏と小林氏の言葉に目を通してみてほしい。同書を読めば、これから安倍首相が吐きつづけるだろう嘘を、簡単に見破れるはずだ。

(水井多賀子)



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/480.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 最高裁が謝罪 ハンセン病法廷の罪深さ:ハンセン病隔離法廷、最高裁長官が謝罪 「深くおわび」:反発を受け重ねて謝罪の最高裁

2016年04月25日 (月) [NHK総合]
「最高裁が謝罪 ハンセン病法廷の罪深さ」(時論公論)
橋本 淳 解説委員

最高裁判所が誤りを認めて異例の謝罪をしました。かつてハンセン病の患者の裁判が隔離された場所で開かれていた問題です。最高裁は25日、調査報告書を公表し、「患者の人権と尊厳を傷つけた」と自らの過ちを反省しています。人権を守るべき裁判所が差別を助長した、その罪深さを取り上げます。
 
ポイントは3つです。まず、最高裁の検証は遅きに失した面が否定できません。また、謝罪したものの、検証の内容は踏み込み不足と言わざるを得ません。そして、関係者の名誉回復を図る必要があるということです。
 

最初に経緯を振り返ります。ハンセン病は感染のおそれがあるという理由で、戦前から平成8年までおよそ90年にわたって隔離政策がとられました。患者たちは人里離れた各地の療養所に強制的に収容され、その数は1万1000人にも上りました。療養所から外出を禁止されて仕事に就けず、結婚しても子どもをもうけられないなど人権を制限され、激しい差別や偏見にさらされました。戦後になって特効薬が実用化され、感染力が極めて弱いことがわかったあとも隔離政策は続き、その後の裁判で「憲法違反だった」とする判決が確定しています。


こうした背景を踏まえ、最高裁の司法行政部門の事務総局が自ら検証したのが、昭和20年代から40年代にかけてハンセン病を理由に特別な法廷で開かれた95件の裁判手続きです。そのほとんどは患者が被告となった窃盗や強盗などの刑事事件で、通常の裁判所ではなく隔離された療養所などに設けた特別法廷に裁判官が出向いて審理しました。

これについて最高裁の報告書は、「ハンセン病が確実に治るようになった遅くとも昭和35年以降、特別法廷を設ける手続きは違法だった」と誤りを認めています。特別法廷は、裁判所で法廷を開くことが難しい場合に各地の裁判所から申請を受けて最高裁がその必要性を判断し、極めて例外的に設置することができます。ハンセン病の場合、申請があった96件のうち申請が撤回された1件を除く95件すべてで特別法廷が認められました。これに対して、結核などハンセン病以外を理由に認められたのは61件の申請のうち9件にとどまっています。報告書は「ハンセン病では必要性を具体的に検討しないまま形式的に特別法廷の設置を認めており、差別的な取り扱いだった疑いが強い」としています。その上で「偏見や差別を助長し、患者の人権と尊厳を傷つけたことを深く反省する」として、最高裁の事務方のトップである事務総長が異例の謝罪をしました。

最高裁が過去の過ちを率直に詫びたことは一定の評価ができると思います。しかし、対応は余りにも遅かったと言わざるを得ません。隔離政策が廃止されてから今年で20年、憲法違反の判決を受けて政府と国会が謝罪してから15年にもなるからです。11年前の平成17年には、国が設けた検証会議の報告書で特別法廷の問題が取り上げられ、「不合理な差別だ」と指摘されていました。にもかかわらず、最高裁は平成25年に元患者などの団体から要請されるまで自ら検証作業に動こうとしませんでした。「問題を放置したのではないか」との声も出ていましたが、今回の報告書では、なぜ対応が遅れたのかという疑問への具体的な説明はありませんでした。

そしてもう1つ物足りなさを感じたのは、特別法廷を開く手続き的な誤りとは別にそもそも憲法に違反していなかったのかというより本質的な問題の議論です。最高裁が今回の検証にあたって設置した学者や弁護士などの有識者委員会は、ハンセン病の患者を一律に特別法廷で裁いたことは差別的で憲法が保障する平等の原則に違反するとしていました。また、特別法廷は社会から隔離された場所で開かれたので実質的には非公開のケースが多かったのではないかという見方があり、有識者委員会は「憲法が定める裁判の公開に反していた疑いもある」と指摘していました。しかし、最高裁は報告書に委員会の意見を併記したものの、当時の資料が十分に確認できないといった理由で憲法違反とまでは認めませんでした。憲法違反を認めなかったことについて、元患者からは「検証が不十分だ」と失望の声が上がっています。元患者の団体は「単に運用を誤ったというのであれば司法の責任がまったく不問にされたに等しく、到底受け入れられない」と批判しました。私も、憲法の番人たる最高裁にしては腰が引けていると言われてもしかたがないように思います。特別法廷の違憲性にもっとしっかりと向き合うべきだったのではないでしょうか。


さらに特別法廷の最も重大な問題は、差別意識が蔓延する中できちんと審理されていなかったのではないかという中身の公正さへの懸念があることです。かつて特別法廷に立ち会った弁護士は出版した書物の中で、「当時は伝染病だと思っていたので早く審理を終えたいという気持ちが強かった。裁判官や検察官も同じ気持ちだっただろう」と記しています。また関係者によりますと、特別法廷の書記官を務めた人は、「誰もが差別と偏見をもって裁判にあたり、被告を人間ではなくぼろ雑巾にように扱った」と悔やんでいたといいます。ところが最高裁は、今回の調査対象を手続き論にとどめ個別の裁判の内容までは検証しませんでした。

元患者たちが感じる検証の不十分さもそこにあります。最高裁が個別の内容に踏み込まなかったのは、「裁判官の独立」への配慮があったからです。裁判官の独立とは、裁判の公正さを保つために外部からの介入や圧力を排除するという考え方で、裁判所の行政部門の幹部が確定した裁判の善し悪しを論じることも
これに抵触するとされています。この考え方が、今回の対応の遅れにつながったのではないかとの見方も出ています。私は、裁判官の独立というのは適正な司法手続きが守られてこそ尊重する理念であって、ましてや審理の公正さに疑問が投げかけられている時に最高裁が裁判官の独立を持ち出すのはお門違いのように思います。

特別法廷の中にはえん罪の可能性が指摘される事件もあります。例えば、昭和27年に熊本県で起きた殺人事件では、ハンセン病とされた被告が無実を訴えたものの死刑判決が確定し10年後に刑が執行されました。この被告が公開の法廷に立つことは一度もなく、弁護団は十分な証拠がないまま予断に満ちた捜査と裁判が行われたと指摘してきました。裁判所は「人権を守る最後の砦」と言われています。特別法廷の過ちを自ら認めた以上、法廷で何が行われていたのか、その実態を直視し、元患者や家族が望めば、再審=裁判のやり直しを速やかに行って名誉回復を図る責務があるのではないでしょうか。

ハンセン病は、いわれのない差別によって患者や家族の人生が大きく狂わされた根の深い問題です。救いを求める声が今なお絶えません。司法も加担したこの課題を解決に導くには、社会全体で改めて責任を問い直す必要があるように思います。

(橋本 淳 解説委員)

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/243235.html
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ハンセン病隔離法廷、最高裁長官が謝罪 「深くおわび」
朝日新聞デジタル 5月2日(月)18時54分配信

 最高裁の寺田逸郎長官が3日の憲法記念日を前に記者会見を開いた。ハンセン病患者の裁判を隔離された「特別法廷」で開いていた問題について、「裁判所のあり方を深くおわび申し上げなければならない」と謝罪の言葉を述べた。

 特別法廷をめぐっては、最高裁が4月25日、調査報告書を公表。司法行政を担う事務方トップの事務総長が、特別法廷を認めた裁判所の運用が裁判所法違反だったとして、謝罪した。

 寺田長官は会見の冒頭にこの問題に触れ、「最高裁として自らを省みて二度とこのようなことを繰り返すことがないよう決意する。裁判所の対応に、差別の助長につながる姿勢があったことは、痛恨の出来事だ」と話した。

 調査の過程で、特別法廷が憲法の「法の下の平等」に反すると有識者に指摘されたにもかかわらず、報告書で認めなかったことについては「違法と結論づけたので、それ以上に憲法違反かどうかの判断は法律的には必要ない」と説明。「事務総局が(憲法判断を)躊躇(ちゅうちょ)したのは、理解できる」と繰り返した。

 特別法廷が実質的に「非公開」で、憲法の保障する「裁判の公開」に違反するとの指摘に対しては、「資料が乏しい中で、『公開の法廷』を意識した設営作業がみられた」と発言。「調査によっては個々の裁判の判断に影響を与えることにもなりかねず、調査の限界を踏まえたのだろう」と語り、「裁判官の独立」への配慮を強調した。

 調査を要請した元患者らが要望している再発防止策については「人権意識の向上のために、新たな研修プログラムなどが求められるのではないか」と述べた。

 また、参院選でも争点の一つとなる憲法改正については「国民的な議論をもとに、国会や社会全体で決めることだと思う」との見解を示した。安保関連法の国会審議などで、集団的自衛権と憲法をめぐる議論が高まったことについては「憲法の柱となる民主主義のあり方について、社会で議論が進むのは大変望ましいことだ」と話した。(市川美亜子)

最終更新:5月2日(月)21時27分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160502-00000037-asahi-soci


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/481.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 「G7版三本の矢」を放つ必要ある、安倍首相まだ言ってるよ(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2016/05/post-e298.html
2016-05-03


三本の矢、新三本の矢、新三本の矢強化版、に続き、安倍首相
またまた言い出した。

今度はG7版三本の矢だ。

好きだよね。。。。。矢を放つのが。

何本飛ばしたら気が済むのか、ほとんど的を外しているのだが。

毒矢が当たって散々な目にあっているのが一般庶民という図で。

>安倍首相、「G7版三本の矢」を放つ必要ある 伊で内政懇
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160502-00000049-mai-pol                 
                  毎日新聞 5月2日(月)19時28分配信

>欧州を歴訪中の安倍晋三首相は2日朝(日本時間同日夕)、
「主要7カ国(G7)が世界経済の持続的かつ力強い経済成長を
けん引しなければならないという認識を共有したい」と述べ、今
月のG7首脳会議(伊勢志摩サミット)で世界経済の安定化に
向け、明確なメッセージを出すことに意欲を示した。イタリア・フ
ィレンツェの宿泊先ホテルで同行記者団に語った。

>首相は「金融、財政、構造改革といった政策手段を駆使して
『G7版三本の矢』を放つ必要がある」と強調。「世界経済の成長
実現のため、日本としてどのような貢献をしていくべきか世界の
リーダーたちと議論を尽くし見極めたい」と語った。

>夏の参院選と同時に衆院選を行う衆参同日選に踏み切るか
に関しては「解散の『か』の字も考えていない」と従来の発言を
繰り返した。

日本で散々言い尽くした3本の矢。

最初の三本の矢も検証しないで、言ったもん勝ちの世界で次か
ら次へと華々しい発言をする。

ホント、ヤフーコメントではないが、この首相は中身が伴わない
キャッチフレーズやお題目が好きなのだ。

女性の輝く社会とか、一億総活躍とか、地方創生とか。。。

誰が考えているのか知らないが、何か一つでも成果が上がった
のか。

それでも懲りない首相は、海外からはとうの昔にアベノミクスは
失敗ではないかと言われて来て、国内でも3年以上たっても成
果がないと少しずつ疑念を抱かれつつあるのに、今度は外遊
に出た先でG7版と言い出した。

海外で言い出すのではないかとは思っていたが、やっぱり自画
自賛をしてしまった。

日本の政治家は能もないのに、最高責任者やらトップリーダー
やら、大自慢大会か?

世界の主要市場で日本市場だけが一人負け状態で低迷を続け
ているのに、自称最高責任者が、世界経済の成長実現と大見
え切っても、説得力ゼロだ。

手を変え品を変え、アベノミクスの三本の矢を自慢したいらしい
が、もうこの三本の矢は使いまわし過ぎじゃないか。

ハイハイ……もういいから。

それにしても、わざわざ海外に出てまで、失敗作のアベノミクス
G7版まで持ち出さなくても。。。

何でそこまで、的外れなんだろう。

ところで、安倍首相、衆参同時選挙について問われると相変わ
らず、解散のかの字もないと言っているが、息を吐くように嘘を
付く人間がどれだけ、かの字もないと言っても信じる人はいない
だろう。

野党は寝首を書かれないように、用意するところは用意して備
えておいた方が良い。



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/482.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 憲法記念日に考える(安倍首相の性急さを戒めた中曽根元首相)ー(天木直人氏)
憲法記念日に考える(安倍首相の性急さを戒めた中曽根元首相)ー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1soktct
3rd May 2016 3rd May 2016


超党派の国会議員でつくる新憲法制定議員連盟がきのう5月2日に憲政記念館で開かれ、

会長の中曽根康弘元首相があいさつし、

「新憲法制定に向けてさらに運動を展開していきたい」と声を張り上げたという。

 しかし、私が注目したのは、その後に述べた言葉だ。

 すなわち中曽根元首相はこう語ったという。

 国民は憲法改正の必要性は受け入れつつも、躊躇もあり、壁の厚さを感じずにはおれない、と。

 この中曽根元首相の発言は、各紙が報じる憲法9条に関する直近の世論調査にもよく表れている。

 つまり憲法9条改正についての国民的世論は分かれたままなのだ。

 かつて中曽根元首相は憲法9条改憲についてこう語ったことがあった。

 大多数の国民が憲法9条改憲に賛成するようにならなければ難しい。

国民の意見が分かれている時に強行すると、血なまぐさい事になる、と。

 憲法9条改憲に政治生涯をかけて来た中曽根元首相にして始めて言える慧眼である。

 そしてそれはまた同時に、

自分の任期中に改憲をしたいと公言する軽薄な安倍首相に対する戒めであると私は受け止めた。

 無理をして強行すれば、出来るものもできなくなる、

 禍根を残すような事を急いでするな、中曽根元首相は言っているのだ。

 憲法9条はいま正念場を迎えている。

 しかし安倍首相はそれ以上に正念場を迎えているということである。

 すべてはこれからの政治の攻防にかかっている(続く)


            ◇

<中曽根元首相>改憲に意欲を示す 新憲法制定議員同盟
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160502-00000079-mai-pol
毎日新聞 5月2日(月)22時48分配信

 超党派の国会議員らでつくる新憲法制定議員同盟(会長・中曽根康弘元首相)は2日、東京都内の憲政記念館で会合を開いた。27日で98歳になる中曽根氏はあいさつで「新憲法実現に向けてさらに運動を展開していきたい」と改憲に重ねて意欲を示した。

 中曽根氏は、在任中の改憲を目指す安倍晋三首相を支持し、「(世論は)憲法改正の必要性は受け入れつつ、ちゅうちょもあり、壁の厚さを感じざるを得ない。一層の説明と説得で道を切り開くことを期待してやまない」とエールを送った。【飼手勇介】


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/483.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 舛添東京都知事の資質・姿勢に対する根本的な疑問(郷原信郎が斬る)
舛添東京都知事の資質・姿勢に対する根本的な疑問
https://nobuogohara.wordpress.com/2016/05/03/%e8%88%9b%e6%b7%bb%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%83%bd%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e8%b3%87%e8%b3%aa%e3%83%bb%e5%a7%bf%e5%8b%a2%e3%81%ab%e5%af%be%e3%81%99%e3%82%8b%e6%a0%b9%e6%9c%ac%e7%9a%84%e3%81%aa%e7%96%91/
2016年5月3日 郷原信郎が斬る


舛添東京都知事が、海外出張でのスイートルームでの宿泊等の高額の支出や、毎週湯河原の別荘の往復に公用車を使用していた問題等で批判を浴びている。

橋下徹氏は、公用車使用の問題などで舛添氏を厳しく批判する一方で、「早く有能な舛添さんに戻って!」などと舛添氏の政治家としての能力・手腕を評価しているような言い方もしている。

一方、人気ブロガーの木走正水氏は、【舛添氏の政治家としての真の問題点 http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20160502】で、舛添氏の政治家としての姿勢や組織のトップとしての資質についての問題を厳しく指摘している。

私は、木走氏の意見に全面的に賛同する。

舛添氏の政治姿勢はパフォーマンスそのものであり、組織のトップとしての姿勢に重大な問題がある。同様にパフォーマンスの塊のような政治家である(であった?)橋下氏が、舛添氏を政治家として評価するのも、もっともだと思える。今回の公用車問題が「舛添氏らしくない」という見方も、橋下氏ならでは、と言えよう。

私は、舛添氏が厚生労働大臣であった2008年に、社会保険庁の不祥事の調査に調査委員会の委員として加わった経験から、同氏の組織のトップとしての姿勢に重大な疑問を持ち、著書等でも指摘してきた。

当時、私は、厚生労働大臣直属の調査委員会の委員として、いわゆる「年金改ざん問題」(標準報酬月額遡及訂正問題)の調査に加わった。その調査の過程で、その問題によって社会保険庁職員が世の中から大きな誤解を受け、不当なバッシングを受けていることを知った。その誤解に基づくバッシングの原因となったのが、問題発覚当初から、事実関係を十分に確かめることもなく、社保庁職員を「犯罪者扱い」してこきおろし、大臣直属の調査委員会を立ち上げたことを大臣室にテレビカメラまで入れてアピールする、という「人気取りパフォーマンス」だった。

もちろん、私も、数々の不祥事を起こしてきた社保庁の組織や職員に問題が多々あったことは否定しないし、全体として擁護する気持ちはない。しかし、少なくとも、厚生年金記録の「改ざん問題」に関しては、世の中には重大な誤解があり、社保庁職員に対する非難の多くが、的外れなものだった。

そして、そのような誤解と不当な非難の大きな原因となったのが、社保庁を含む厚労省という組織のトップの地位にあった舛添厚労大臣の対応だった。日経ビジネスオンライン(NBO)の記事【「年金改ざん」批判は根拠のない「空中楼閣」 バッシングの元凶は舛添厚労大臣の「人気取りパフォーマンス」http://ur0.work/tEzj】、および著書【思考停止社会 「遵守」に蝕まれる日本 http://ur0.work/tEzm】で指摘したとおりである。

私は、その後、2010年4月に、「総務省年金業務監視委員会」の委員長に就任し、委員会の場でも、折に触れて、この「年金改ざん問題」に関連して、中小企業に対する厚生年金の適用・収納の問題について発言してきた。その際の厚労省側とのやり取りからも、「年金改ざん問題」についての上記の著書等に書いた私の理解・指摘が決して間違っていなかったこと、逆に言えば、年金改ざん問題での社保庁職員に対するバッシングが不当なものだったことは明らかだ。

第一次安倍政権は、「宙に浮いた年金記録問題」などの年金の問題で、世の中から厳しい批判を受け、国民の支持を失った。しかし、その中でも、厚労大臣であった舛添氏だけは、一貫して人気を維持してきた。それは、世の中の風向きを見てバッシングに同調し、批判されている当事者を情け容赦なくこき下ろすというパフォーマンスが巧みだったからであろう。

一方で、このような舛添氏のパフォーマンスによって、同氏が所属していた自民党政権は「年金問題」による傷口を一層広げていくことになり、結局、政権を明け渡すことになった。

2009年の総選挙で惨敗し、政権を失った後の自民党からは、沈みゆく船から逃げ出すように離党者が相次いだ。もはや、再び政権に返り咲くことはないだろうと思える状況になった時に、真っ先に自民党を見捨てて逃げ出したのが舛添氏であった。

「人気取りパフォーマンス」を得意とする舛添氏にとって、自民党に留まったのではパフォーマンスを発揮する場がない、と考えたのであろう。

それから4年余り経過した後、猪瀬直樹氏が、徳洲会からの献金問題で辞任に追い込まれ、急遽、都知事選挙が行われることになった。その選挙に、舛添氏が立候補し、自民党は、その舛添氏を支持した。それに対して正面から異を唱えたのは、「除名された人を応援することに『大義』がない」と言って批判した小泉進次郎氏ぐらいだった。

今回の舛添氏の問題は、東京都の規程に違反するものではない。まさに「法令遵守」的には問題のない行為である。また、舛添氏が言っているように、理屈上、正当化する余地が全くないわけではないかもしれない。

舛添氏が、自分自身のパフォーマンスや損得勘定を抜きにして、本当に都民のために働き、都民からの信頼を大切にして、都知事としての職務を行っていたのであれば、今回のようなことが問題にされることもなかったかもしれない。「自分は都知事として、東京都のトップとして立派な仕事をしているのだから、相応の待遇を受けるのが当然だ」という「傲慢さ」が、舛添氏の弁明から見え隠れすることが、厳しい批判が行われることにつながっているのであろう。

海外出張の旅費の金額、スイートルームでの宿泊、湯河原の別荘への公用車の使用の是非などということ自体は、いずれも小さな問題である。それ以上に重要なことは、それらの行動に表れた舛添氏という人物の資質・姿勢が、本当に東京都知事という職に相応しいものなのかどうか、改めて考えてみることではなかろうか。


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/484.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 京都3区補選‐続報‐下方修正された期日前投票の謎(先住民族末裔の反乱)
京都3区補選‐続報‐下方修正された期日前投票の謎
http://blogs.yahoo.co.jp/nothigcat2000/27971897.html
2016/5/3(火) 午前 5:59 先住民族末裔の反乱


 衆院京都3区補選の投票率は、前回2014年衆院選から19・10ポイント下がり、 30.12%で 衆院補選での戦後最低記録を68年4カ月ぶりに更新したとされるが、これは果たして不正が介在しない正しい数字なのであろうか。
  以前から私が主張し続けているように、少なくともデータで確認できる平成17年以降は不正選挙が行われており、平成21年の民主党が勝利した政権交代選挙も例外ではない。当該選挙後の代表選の闇に始まり、マスコミ挙っての言われなき小沢バッシング、前原・野田ら松下政経塾出身者による自公傀儡売国政治といった一連のシナリオが事前に用意されていたと私は考えている。そして反映せざるおえなかった70%超の投票率で膨らみすぎた民主党得票数の受け皿として、みんなの党、維新の会という実体のない自公別働隊でバブル票数を吸収した後は各粛清を行い、一方60%程度に抑えた投票率を背景に、マスコミとネトウヨ工作員を用いて、自民公明の一定数の基礎票という仮想現実を吹聴し国民の印象操作に至っている。
  こうした経緯に鑑みれば、京都3区補選の投票及び得票数も全て、今後の辻褄あわせを見据え、人為操作された数字であると考えるべきであろう。
  この前提に立って本選挙における投票結果を分析してみたい。

  まず期日前投票に関して、先日、本ブログで伝えた「削除された速報」を確認し直すと再公表されていた。ところがこの速報値には幾つかの問題点が存在する。

http://www.pref.kyoto.jp/senkyo/documents/hp0421.pdf


@前回比(12,791/36,277)が67.99%と表示
 ⇒正しくは35%。単なるケアレスミスとは思えず、削除前の残存数字か?

A本速報再公表前に長岡京市及び大山崎町が独自公表した数字が変更され減少
 ⇒長岡京市 3,991→2,326、大山崎町 748→439
修正前前回比 長岡京市 3,991→58.84%、大山崎町 748→56.33%  

  これにより速報値が一時、削除された理由が推理でき、期日前投票数何らかのトラブル、連絡の不徹底により、期日前投票数の数字が事後修正された可能性が高い。
  それでは次に期日前投票数の有効投票数に占める割合の推移をみてみよう。
   
  期日前投票率(期日前投票数/有効投票者数)

 H28補欠選挙・・H26衆議選・・ H24衆議選・・ H21衆議選・・ H17衆議選

・12.34%・21.43%・17.05%・17.04%・11.04%
  

 この数字を見る限り、今回補選では期日前投票数激減していることになるが、不思議なことに、前回期日前投票率に今回と前回の投票率で按分すると、

 30.12% ÷ 49.22% × 21.43% = 13.10%

 ほぼ今回の期日前投票率になる。
 この傾向で捉えれば、投票率が伸びれば、期日前投票率も相対的に増大することになり、過去の投票率の減少に関らず期日前投票率がアップしたトレンドとは、明らかに矛盾する。
 そもそも投票率の多寡と期日前投票数とは、常識的に考えれば無関係であろう。
 つまり今回の補選では異常に低い投票率とされるが、自公の組織票6万票弱が反映されていないことを暗示したいのであろう。

 最後に今回補選の自治体別期日前投票と過去の衆議選挙との比較を行い、これを
グラフ化してみた。これら対象間の相関係数は0.999〜1.000で統計学上は同値である。投票率は史上最低とされながら、自治体ごとの期日前投票行動パターンは同じという「理論的に存在しえない怪奇現象」がここにも存在するのである(笑)。明らかに人為的操作が行われている。
なお詳細な補足データはメルマガにて参照いただきたい。

 
https://docs.google.com/spreadsheets/d/12RZWt17aa5sRn9i-IQFZANqLSNDjyQtFm1N3qRqAfdM/pubchart?oid=83243218&format=interactive

http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/485.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 憲法記念日、自公と準与党の談話+改憲推進団体&百田の改憲PR映画(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/24350290/
2016年 05月 03日

 憲法記念日に各党が憲法に関する談話を発表した。(・・)

 ここでは、自公与党+改憲にも賛成している準与党の談話をアップしたい。

 自民党は、時代に即した憲法への改正を求める国民の声が高まっていると言っているのだが。前記事でも紹介したように、安倍二次政権が始まってから、9条改憲はもちろん、憲法自体を改正することに賛成する人が年々減少し、反対する人が増えている。(~_~;)

 それもあって、自民党幹部の中には、参院選で改憲を争点にすることに慎重、反対の姿勢を示す人が増えている様子。あの超保守マドンナの稲田朋美政調会長までもが、今は経済政策が大事なので、改憲はメインの争点にならないと言い始めているほどだ。(・o・)

 公明党は、自民党と連立する際にとりあえず改憲自体には反対しないが、既にある条文は変えず、国民の要望に応えて新しい条項を加える分にはOKという姿勢をとっている。
 ちなみに、学会員には、安保法制に賛成したのも、自民党の暴走や戦闘参加を阻止するため&9条を改正しないためだと説明しているらしいのだが。そのうち改憲にも賛成するのではないかと疑っている学会員が増えていることから、今回の談話も懸命に「加憲」の方針を念押しするものになったのではないかと察する。(・・)

 おおさか維新の議員の多くは、安倍首相と同じ超保守派orタカ派なので、自民党の改憲にも賛成の立場なのだが。法律顧問の橋下徹氏+αが、安倍首相らの考えに沿った9条や96条改憲に消極的なので、とりあえず橋下氏がOKしている3つの分野に限って、改憲をアピールすることにしたようだ。^^; 

 こころは、まさに安倍首相の超保守仲間(の生き残り?)で作られている政党で。安倍首相が言えないことを代弁するために存在すると言っていい。^^;
 
憲法記念日、各党の談話全文 改憲めぐる見解に言及
2016年5月3日00時00分 朝日新聞

 3日の憲法記念日にあたり、各党が談話を発表した。全文は次の通り。

■自民党「憲法改正原案の検討・作成を目指す」

 本日、憲法記念日を迎えました。

 現行憲法が施行されて以来、わが国は着実に平和と繁栄を築き上げ、国民主権、平和主義、基本的人権という普遍的価値は国民のなかに定着しています。一方で、時代の変遷や国内外の情勢の変化に伴い、現行憲法で足りない部分や対応できない課題も生じており、時代に即した憲法への改正を求める国民の声が高まっています。

 わが党は結党以来、一貫して自主憲法の制定を党是として掲げ、現行憲法の国民主権、平和主義、基本的人権の3つの基本原理を継承した「日本国憲法改正草案」を公表しました。

 憲法改正国民投票法や公職選挙法が整備され、憲法改正のための国民投票は、現実に実施できる状況にあります。今後は、衆参両院の憲法審査会や各党との連携を図るとともに、あらゆる機会を通じて国民各層の理解を得つつ、憲法改正原案の検討・作成を目指してまいります。

 憲法は、国民自らの手で、今の日本にふさわしいものとしなければなりません。憲法改正を推進するため、自由民主党は全力で取り組む所存です。これからも、わが党の主張を真摯(しんし)に訴え、国民の皆様と共に議論を進めてまいります。

 引き続き国民の皆様のご理解をお願い申し上げます。

* * * * * ☆

■公明党「現行憲法を維持した上で条文付加する加憲を」

 日本国憲法は本日、施行から69回目の憲法記念日を迎えました。憲法に基づき日本は、民主主義を定着させ、平和を守り、国際社会からの信頼も確実に広げてきました。

 公明党は「人類普遍の原理」というべき、国民主権主義、基本的人権の尊重、恒久平和主義の3原理を骨格とする憲法を、優れた憲法であると積極的に評価しています。3原理は将来とも変えるべきではありません。この憲法の精神を具体化するため、公明党は真剣に努力を続けてまいります。

 公明党は、5年が経過した東日本大震災の復興について「一人として置き去りにはしない」との決意で被災者に寄り添い、「人間の復興」へ全力で取り組んでいます。この姿勢は、この度の熊本地震の復旧復興でも変わりません。

 また、国民主役の政治の実現では、公明党の長年の主張であった18歳選挙権が今夏の参議院選挙からいよいよ実施されます。若者の声を政治にしっかり反映させてまいります。

 核廃絶でも、公明党がかねてから提案してきた世界の政治リーダーによる被爆地訪問が、4月に広島市で開催されたG7外相会合によって一歩前進しました。核保有国と非核保有国の外相が共に平和記念資料館を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花し、原爆ドームを視察した意義は大きく、公明党は「核のない世界」に向けてさらに努力をしてまいります。

 3月には平和安全法制が施行されました。平和安全法制の目的は、憲法9条の下、専守防衛の基本理念に則(のっと)り、厳しい安全保障環境の下で国民の生命と平和な暮らしを守ることです。もっぱら他国防衛のための集団的自衛権の行使は、公明党が訴え、法律に明記された「自衛の措置の新3要件」があるため許されません。また、国際平和への貢献に関しても、人道復興支援や後方支援の分野で協力を進めます。

 非核三原則、他国に脅威を与えるような軍事大国にはならないとする戦後日本の平和主義の理念も変わっておらず、しっかり堅持されています。平和安全法制は日本の抑止力を高め、日本らしい国際平和貢献のあり方を明示しました。その上でさらに、他国との外交・対話を一層促し、紛争を平和的に解決できるように取り組んでまいります。いわば平和外交の推進力の裏付けとなる法整備です。

 公明党は、憲法も法規範である以上、新しい時代に対応した改正があってしかるべきとの立場です。憲法の施行時には想定できず、憲法改正しか解決方法がないような課題が明らかになる可能性もあります。公明党は改正について、現行憲法を維持した上で、改正が必要になった場合に新たな条文を“付け加える”形の加憲という方法を主張しています。

 公明党は加憲のテーマとして、環境権などの新しい人権、地方自治の拡大などを党内で議論してきました。今後、何を加憲の対象にすべきかについてさらに党内論議を深めるとともに、衆参両院に設置されている憲法審査会を中心に政党間の合意形成に努め、国民の理解を深めてまいります。

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

■松井一郎・おおさか維新の会代表(大阪府知事)「国民が必要性納得するテーマで改憲を」

 日本国憲法制定が施行されて69年目となる。この間、現行憲法の3原則により、国内で自由主義、民主主義、基本的人権の尊重が定着し、経済成長が促され、国際社会での日本の地位が高められる一助となった。憲法の3原則をはじめ、良い部分は当然守っていくべきである。

 一方で、現行憲法制定当時は想定していなかった種々の問題が生じており、時代にそぐわない部分もある。こうした部分については、変えていくべきである。我が党は、国民が必要性を納得できるようなテーマについて、国民的議論を深め、憲法改正を進めるべきと考えている。

 以上のような考え方で、おおさか維新の会は、今年3月に憲法改正案を発表し、保育園・幼稚園から大学まで教育の無償化、道州制の実現を目標とする統治機構改革、憲法裁判所の設置について、改正案を示した。今後、国会の発議に向けて、各党との協議を行い、国民に理解を訴えていく。日本国憲法が国民にとって一層良いものになるよう、国民とともに努力していく

* * * * *

■中野正志・日本のこころを大切にする党幹事長「自主憲法制定に邁進する」

 日本のこころを大切にする党は、結党以来、国民の手による新しい憲法、自主憲法の制定を党是として、掲げて参りました。

 憲法は国の最高法規ですが、時代の要請や国際情勢の変化に応じて修正することも必要です。そして何より、GHQ占領下で作られた憲法をいつまでも押しいただくのではなく、日本固有の歴史や思想、文化を踏まえ、日本国民の手によって制定されるべきと考えます。

 日本のこころを大切にする党では、自主憲法起草委員会において議論を深めており、参議院選挙前を目指して自主憲法草案を策定する予定です。日本のこころを大切にする党は国民の皆様と共に、今後とも自主憲法の制定に邁進(まいしん)して参ります。

■新党改革「幅広く憲法のあり方を議論する」

 国民の皆様と共に、平和主義を守りつつ、私たちの生命や人権等を守るために、さらにどうあるべきかを真剣に検討し、幅広く憲法のあり方を議論して参ります。

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 ちなみに改憲派を強力にバックアップしているのが、桜井よし子氏と日本会議などのメンバーが主導している「美しい日本の憲法をつくる会」(HPはコチラhttps://kenpou1000.org/)だ。<ど〜しても「美しい」日本を入れたいのよね。(~_~;)> 

 前回の大会では、安倍首相もビデオで出演。百田尚樹氏が、改憲運動拡大のための映画を作ると予告していたのだが。<『改憲集会に安倍や側近、超保守仲間が参加+百田は改憲啓発映画を制作』 

 その映画のDVDにして販売しているほか、上映会を行なうところを募集している。<ナレーターが津川雅彦氏だし〜。^^;>

「世界は変わった 日本の憲法は?」〜憲法改正の国民的議論を〜
総指揮:百田 尚樹 監修:櫻井よしこ、百地 章 語り:津川 雅彦 製作:美しい日本の憲法をつくる国民の会

 百田氏の新たな著書「カエルの楽園」も、憲法改正や安保外交政策の転換などの必要性を考える材料にすることを意図したものだという。(-_-;)

『安住の地を求めて旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトは、平和で豊かな国「ナパージュ」にたどり着く。そこでは心優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律を守り穏やかに暮らしていた。ある事件が起こるまでは―。平和とは何か。愚かなのは誰か。大衆社会の本質を衝いた、寓話的「警世の書」。』

 「美しい〜」は、5月3日にも各地で集会を行なう予定であるとのこと。何か興味深いネタが出たら、またブログでも取り上げたいと思うのだが・・・。
 彼らの思うほどには、改憲運動は広がらないのではないかな〜と思う(願望込み?)mewなのだった。(@@)

 THANKS


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/486.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 参院選・争点隠しにだまされるな 改憲派「まず緊急事態条項を」(田中龍作ジャーナル)
参院選・争点隠しにだまされるな 改憲派「まず緊急事態条項を」
http://tanakaryusaku.jp/2016/05/00013539
2016年5月3日 19:45 田中龍作ジャーナル



櫻井よしこ代表。この髪型を維持するのに毎朝、専属の美容師にセットしてもらっているという。=3日、砂防会館 撮影:田中=


 憲法記念日のきょう、改憲派が集会を開いた。今年のテーマは「緊急事態条項」だ。


 東京・砂防会館で行なわれた集会には1200人近くの参加者が集まり、改憲に賛成する国会議員、憲法学者などが顔を揃えた。(主催:民間憲法臨調 / 美しい日本の憲法を作る国民の会)


 閣僚を辞任後、自民党総裁特別補佐として政権近くにいる下村博文議員や民進党の松原仁議員、日本のこころを大切にする党の中山恭子代表らが出席した。


 まず、主催者代表の櫻井よしこ氏が「内の危機、外の危機。今のままでは日本国を守ることができない。一日も早い憲法改正を求めています」と切々と訴えた。


 内の危機とは大地震だ。櫻井氏は東日本大震災で弱者を救えなかった元凶が憲法にあると断じた。財産権があるから車を動かせなかったからだという。


 「首都直下地震があると専門家が言っている。起きたら日本国の存亡に関わる」。櫻井氏はこう述べた上で、「各政党が最大公約数としている緊急事態条項から出発するのがよいと思う」と結んだ。


 次に外遊中の安倍首相が自民党総裁としてビデオメッセージを寄せた。メッセージの中で安倍総裁は「憲法改正に向けてともに頑張りましょう!」とこぶしを振り上げた。



民進党に出向中の松原仁議員。口調は勇ましいのだが、何を言っているのだか理解できなかった。=3日、砂防会館 撮影:田中=


 登壇者らは異口同音に「7月の参議院選挙は改憲発議が可能な3分の2を占めるのかどうかが問われる。戦後史を画する重大な政治選択がなされる国政選挙だ」と強調した。


 変だ。今日のNHKテレビに出演した自民党の高村副総裁は「改憲は参議院選挙の争点にならない」「国民が経済と言えば経済が争点」と否定したではないか。


 彼らは仲間内の改憲派集会でだけ本音を明かしたのである。本当の争点は改憲か否かだ。そして改憲の突破口は緊急事態条項だ。だまされてはいけない。


 下村議員は「96条の改正は今日の各紙でも賛否(両論)。だが、想定外のことが起きる緊急事態条項はだれもが反対しないだろう」とタネ明かしした。


 集会は3人の改憲派憲法学者の一人、百地章・日大教授が声明を読み上げて散会した。「緊急事態条項が現行憲法にないのは、憲法の根本的欠陥以外の何物でもない」と。


 独裁政治を招きかねないと懸念されている緊急事態条項をどうして憲法に盛り込む必要があるのだろうか。今日の集会では、必要性ばかりが強調され、議論はひとつも出て来なかった。


 たとえ改憲派の集会であっても、一般市民には緊急事態条項の真の目的はまだ明かされていないように見えた。


 〜終わり〜



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/487.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 野党4党の党首訴え 安倍政権下での改憲認めない:民進党を“戦術的護憲”派にしたのは安倍政権の戦術的勝利

何度か書いてきたが、安倍首相が改憲派であることは確かであっても、従米政治家である安倍首相は、占領時に制定された第1章天皇や第9条戦争放棄といった憲法のコア条項を改正できないことを承知しており、口先では改憲を唱えても本気でそれを実現する気はない。(改憲にリアルなまともな政治勢力なら、多数がとうてい受け入れないあんな自民党憲法草案を公表するはずもない。できないとわかっているからこそ、あのような国家主義的内容を打ち出し右派愛国主義者に媚びを売るネタとして利用している)

 自民党草案は“見せ金”と同じお話しレベルのものだが、憲法について、一つの条項を変更したり加えたりするにしても、参議院の構成を考えれば、民進党が発議に加わられなければうまくいかない。

 民進党が安倍政権下での改憲認めないと表明したことで、安倍首相の改憲を阻害しているのは民進党を代表とする野党ということになり、本気で改憲に動く気がない安倍首相ではあっても、「改憲は口先だけ」、「肝心なことはできないヘタレ」といった非難を免れることができる。

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野党4党の党首訴え 安倍政権下での改憲認めない[NHK]
5月3日 16時29分

民進党や共産党など野党4党の党首が、憲法を守る立場の団体が東京都内で開いた集会であいさつし、安倍政権の下での憲法改正は認められないとして、夏の参議院選挙に向けて、政権と厳しく対じしていく考えを強調しました。

この中で、民進党の岡田代表は「安倍総理大臣が目指しているのは参議院選挙で多数を得て、憲法9条の本丸に切り込んで改正することだ。限定された集団的自衛権どころか、限定のない集団的自衛権の行使をやり抜くのが、安倍総理大臣の魂胆であり、力を合わせて阻止しよう」と述べました。

共産党の志位委員長は「自民党の憲法改正草案を許してよいのかが、参議院選挙の大争点だ。憲法で権力を縛るのではなく、憲法によって国民を縛りつける道を断固拒否しよう。変えるべきは憲法ではなく、憲法をないがしろにする政治だ」と述べました。

社民党の吉田党首は「これまで憲法が1字も変えられていないのは、国民が変えることを望まなかったからだ。憲法の理念を実現する政治を勝ち取るため、安倍政治を終わらせる戦いをしなければならない」と述べました。

生活の党の小沢代表は「憲法の理念や理想を守ることや、安全保障関連法の廃止を実現するためには、選挙に勝たなければならない。安倍政権を退陣に追い込んで、国民のための政治を実現しよう」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160503/k10010507911000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/488.html

記事 [政治・選挙・NHK205] ≪これは凄い!≫「戦争法廃止を求める署名」1200万筆到達!!ちなみに2014年衆院選で自民党に投票したのは1765万人
【これは凄い!】「戦争法廃止を求める署名」1200万筆到達!!ちなみに2014年衆院選で自民党に投票したのは1765万人です
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/16561
2016/05/03 健康になるためのブログ



以下ネットの反応。
















「憲法守れ」とデモ行進 憲法記念日で集会


総理「新時代の憲法を」 野党「安保法制廃止を」(16/05/03)






署名数と選挙の投票数を比較するというのはおかしいかも知れませんが、署名1200万人のうち有権者数1000万と考えるとものすごい大規模な組織票と言えるのではないでしょうか。素晴らしいですね。民進の岡田代表が「参院選の争点は9条」と言ってしまった気持ちもわからないではありません。


ネットでの署名もできますので、戦争法反対の人はぜひ署名と記事の拡散をしましょう。まだネットの方は9000人しか署名してません。


【知ってました?】「戦争法の廃止を求める2000万人統一署名」ネットでも署名できることが判明!6ヶ月経ってまだ8600人の署名・・(リアルでは500万署名以上)
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/16040


しかし、こういった署名をした方がもう少しずつでもアクティブに動けば、すぐに安倍政権なんてなくなるのにな〜と夢想してしまいます。何回でも言いますが、アメリカ大統領選で泡沫候補だったサンダースやトランプが旋風を巻き起こしたのはネット(主にツイッター)の影響力です。今からでも遅くありません、1200万人はすぐにツイッターを始めて、このブログの記事をつぶやきまくりましょう!

http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/489.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 芸能人が「憲法9条を守れ」と主張し始めた! 鶴瓶、たけし、坂上忍、中居正広、渡辺謙、山崎まさよしも…(リテラ)
左・笑福亭鶴瓶公式サイト「つるべ.net」/中・山崎まさよし OFFICIAL WEBSITE/右・アヴァンセプロダクション・スクールHPより


芸能人が「憲法9条を守れ」と主張し始めた! 鶴瓶、たけし、坂上忍、中居正広、渡辺謙、山崎まさよしも…
http://lite-ra.com/2016/05/asyuracom-2211.html
2016.05.03. 「憲法9条を守れ」と主張する芸能人  リテラ


 安倍政権による憲法改正の動きがいよいよ具体的になってきた。しかも、メディアへの圧力やダミー団体を使った世論の扇動によって、権力に弱いマスコミは次々に陥落している。ジャーナリストや評論家を見渡しても、憲法改正に賛成しているか沈黙しているかどちらかの人間しかいない、という状況になっている。

 しかし、そんななか、意外な人たちが、この安倍政権の動きに抗し、護憲のメッセージを発し始めているのをご存知だろうか。それは、これまで政治的発言をタブーとしてきた芸能人や、政治と距離を取ってきたミュージシャンたちだ。


 たとえば、その典型が笑福亭鶴瓶だろう。昨年放送された『戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅』(東海テレビ)のなかで、鶴瓶は安保法制の問題とともにこう語った。

「これ、へんな方向に行ってますよ。そら変えなあかん法律はいっぱいあってもね、戦争放棄っていうのはもうこれ謳い文句で、絶対そうなんですが9条はいろたら(いじったら)あかんと思うんですよね」
「こんだけね、憲法をね、変えようとしていることに、違憲や言うてる人がこんなに多いのにもかかわらず、お前なにをしとんねん!っていう」

 その面持ちは、いつもの目を細めて笑う表情からは想像もつかない、深刻なものだった。言うまでもなく、鶴瓶はこれまで政治とは一線を画して活動してきた。だが、一昨年頃から、メディアで強い反戦の気持ち、そして9条への思いを語るようになったのだ。

「僕らの世代が戦争に行くことはないでしょうけど、僕の孫の世代が戦争へ行かされるなんて道理に合わない。日本は絶対憲法9条をなくしちゃいかんと思います」(しんぶん赤旗14年11月30日付)

 鶴瓶だけではない。お笑いビッグ3といわれていたお笑い界の大物たちも、彼らなりの言葉で戦争への危機感を表しはじめた。

 とくに驚いたのは、明石家さんまだ。さんまは、14年2月15日放送の『さんまのまんま』(関西テレビ)で、こんなエピソードを語った。

「ぼくは昔、日本からアメリカに、戦争のためにアメリカに寄付するということがあったとき、さすがに怒って国税局に行ったんですよ」
「俺は戦争のためとか、人殺しをアシストするために働いてるんじゃないって。そのために税金を納めてるんじゃないって言いにいったんです」

 ノンポリとして知られるタモリも、昨年の正月に放送された『戦後70年 ニッポンの肖像 プロローグ 私たちはどう生きてきたか』(NHK)で、「『終戦』じゃなくて『敗戦』ですよね」「『進駐軍』ではなく『占領軍』でしょ」と語ったことが大きな話題を呼んだ。番組のなかでタモリは、1964年の東京オリンピックの話題では閉会式がもっとも印象的だったとして、こうコメントしている。

「閉会式は各国が乱れてバラバラに入ってくるんです。あれは東京五輪が最初なんです。(中略)それを見てた爺さんが一言いったのをいまだに覚えていますけどね。『戦争なんかしちゃだめだね』って」

 ご存知のとおり、タモリもさんまも、これまで政治的発言とは完全に距離をおいてきた人たちだ。そんな二人が、抑制的ではあったとしても反戦・護憲を意識させる言葉を漏らしたのは、安倍政権による改憲機運の高まりを感じているからに他ならないだろう。

 また、政治的発言はするが、保守的な印象が強かったビートたけしもまた、安倍政権による改憲にストップをかけるような発言をした。14年6月30日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日)で、たけしはこのように語ったのだ。

「ふと国の平和を考えたときに、アメリカと日米安保全部含めてやるよりは、貧しくとも憲法を守る平和な日本を、みんなで頑張ってやるべきだと、そう思う」

 今、旬のバラエティタレントからも、護憲メッセージが飛び出している。そのひとりが、タレントの坂上忍だ。昨年9月18日の『バイキング』(フジテレビ)で、こうはっきりと言い切った。

「いまの世界情勢など見てると、(安保関連法は)必要なのかなって気にもなりがちなんだけど、日本も一時、戦争があったときに『お前ら金だけ出して何もやんないのか』って叩かれたときもあったし、でも、逆に言ったらいまだからこそ、武器持たないで憲法9条持ってりゃいいんじゃないの? だって、被爆国なんだから。被爆国にしかできないことあるわけで、いまだからこそ、武器持たない日本でいてほしいなっていうのが強い想いですかね。どちらかと言うと」

 飄々と語っているように見えるが、カットのきかない生放送、しかも自分の看板番組での発言は、坂上の確かな覚悟を表していた。

 さらに、トップアイドルからも、護憲、戦後の平和主義の価値を評価する声が飛び出した。

 メインコメンテーターの松本人志をはじめ、“右倣え”のムードが充満している『ワイドナショー』(フジテレビ)。その15年8月9日放送で、安保法制の反対デモを「平和ボケ」とくさす松本に対し、ゲストの中居正広がこう切り込んだのだ。

「でもね、やっぱり松本さん、この70年間やっぱり、日本人って戦地で死んでいないんですよ。これやっぱり、すごいことだと思うんですよ」

 中居の言葉の行間からは、明らかに憲法9条に対する高い評価がにじみ出ていた。アイドルというのは芸能界のなかでもいちばん制約が強い立場。事務所の方針でほとんどのアイドルが政治的発言を封印している。そんななか、ギリギリの発言をした中居の姿勢はあっぱれと言うしかない。

 お笑い芸人やバラエティタレントだけでなく、大物俳優からも、こうした声は高まり続けている。たとえば女優の大竹しのぶ。安倍政権を前にして、反戦と9条への思いを何度も吐露している。

「あの戦争も、人々が『変だよね』と感じているうちに始まってしまったのではないのか」(共同通信インタビュー、13年12月29日付)
「唯一の被爆国として、ノーベル平和賞の候補にもなった『憲法9条』をこんなに簡単にないがしろにしていいものなのかということも、誰もが思うことだと思う」(朝日新聞15年9月18日付夕刊)

 また、俳優の渡辺謙は昨年、ツイッターでこのように呟いて、大きな話題になった。

「一人も兵士が戦死しないで70年を過ごしてきたこの国。どんな経緯で出来た憲法であれ僕は世界に誇れると思う、戦争はしないんだと!複雑で利害が異なる隣国とも、ポケットに忍ばせた拳や石ころよりも最大の抑止力は友人であることだと思う。その為に僕は世界に友人を増やしたい。絵空事と笑われても」

 役者ではこれまでも西田敏行や市原悦子、吉永小百合らが、護憲の立ち位置をはっきりと明言し、9条を変えることは許されないと、強いメッセージを発信してきた。あるいは近年逝去した菅原文太、愛川欽也もそうだ。

「やはり憲法9条は死守していかなければならない。広島や長崎に原子爆弾が落ちたのも、普天間の問題がくすぶっているのも、そもそも戦争がなければなかったことですからね」(菅原文太『日本人の底力』宝島社)

「憲法を素直に読んでごらんなさいよ。これ、誰がこさえたか、最初が英文だったとか、そんなことはどうでもいいんだ。立派なもんだよ。『戦争放棄』、つまり武力でもってよその国と争うことはしないなんて言っちゃう憲法なんてね、ちょっと嬉しくない?」(愛川欽也、カタログハウス「通販生活」Webサイト掲載/2012年8月21日)

 こうした演劇人・映画人たちが9条について発言すると、ネット右翼たちはすぐに「アカ」とか「共産党の回し者」とかいうレッテル貼りをする。しかし、言うまでもなく、彼・彼女らの護憲への思いはそんな低レベルではない。たとえば女優の渡辺えりは、第一次安倍政権が発足する直前のインタビューで、このように9条と護憲のひとつの本質をついている。

「憲法9条について、『単なる理想にすぎない』って改憲論者は言うけれど、そんなことはない。9条の精神が、世界規模に広がっていけばいいと思う」
「私の演劇は反戦色は濃くありません。演劇は娯楽だと思ってますから、辛気くさいのは嫌いなんです。でも、ピカソだって『ゲルニカ』を残しています。芸術家はみんな反対ですよ。縛られるの、やだもんね。人間が好きだからやってるわけで、人間が殺されるのを指をくわえて見ている芸術家はいないと思います」(朝日新聞06年6月24日付)

 政治権力や戦争という拘束に縛られていては、表現者として生きることはできない。彼・彼女らが目指すのは政治的な「理想」を超えた、人間個人としての生き方、そのものだ。

 そして、こうした9条に関する発言としてもっとも強烈に改憲勢力を批判したのは、あの美輪明宏だろう。昨年の憲法記念日に『美輪明宏 薔薇色の日曜日』(TBSラジオ)で、美輪はこう語った。

「そんなに安倍さんって、自国の国民を、若い男の人やね、お父さん、お兄さん、そういう人たちを前線に送って殺したいのですかねえ。アメリカの軍隊のためにね、どうぞ日本の若い人たち死んでくれ、と言っているようにしか思えませんね。何を考えているのかしら、と思いますよ。非国民もいいとこですよ」
「憲法だってね、世界一の素晴らしい憲法ですからね。じゃあね、それ(集団的自衛権行使容認)に賛成した国会議員の、自民党の方も公明党の方も、他の与党の方もね、まずご自分から戦いに行っていただきたい。そして、息子さんもご兄弟もお孫さんも、みんな前線に一緒に手に手をとって鉄兜かぶって、戦いに行ってください。自分たちが行くつもりじゃなくて、そんなこと言っちゃいけないですよ」

 ミュージシャンたちも黙ってはいない。さまざまなインタビューでの発言はもちろん、護憲の思いを込めた音楽をつくっている者も少なくない。

 たとえば、山崎まさよしは、2013年に発表したアルバム『FLOWERS』に、「#9 story」という楽曲を収録している。これはすべて英語の詞の楽曲だが、その背景として、「週刊SPA!」(扶桑社)13年10月1日号のインタビューで、安倍政権や改憲派の詭弁を強く批判している。

「“自国の軍隊を持たないで子供を守れますか?”みたいなことを言う人がいるじゃないですか。そんな事態になったら犠牲になるのは子供なのに、子供を引き合いにだすのがおかしいんですよ。未来のある子供を、先に死んでいくおっさんやおばさんが切り捨ててどないするねんと」

 実は、山崎の祖父は先の戦争で亡くなったという。

「祖父は零戦に乗っていて戦死しました。僕らの世代は戦争を経験していないけど、不安感とか危機感っていうのは、DNAとして上の世代から受け継いでいると思うんです。日本が兵役のある国にはなってほしくないし、子どもをそんなことには巻き込みたくない。若い世代って戦争から感覚的に遠くなってしまっているけど、日本が戦後復興し、ここまで発展したのって憲法のおかげな気がするんです」(朝日新聞15年8月15日付広島版朝刊)

 役者も、タレントも、ミュージシャンも、それぞれが自分たちの言葉で、憲法を語っている。彼・彼女らの言葉に共通するのは、自分たちが享受してきた日本国憲法が70年もの間、直接戦争に向かわせず、一人も殺さずにやっていけたこと、そのことに対する誇りだ。そして、この戦後の平和主義を捨ててまで、今、政府主導の改憲を行う意味がどこにあるのか? そのことを問いかけている。

 それは、「アメリカから押し付けられた憲法」だとか、「新しい時代に新しい憲法を」とかいう、安倍政権が持ち出す詐術をはるかに超えた説得力を持っている。

 これから先、政権からの圧力は強なり、マスコミはますますだんまりを決め込んでいくだろう。そして、機を見るに敏なジャーナリストや評論家たちは、あたかもそれが「大人の現実的選択」であるかのような顔をして、憲法改正を肯定し始めるはずだ。

 そんななか、彼らの言葉は、人々の心のなかにある茫漠とした不安を、たしかなかたちにしてくれる。政治権力に対して、おかしいものはおかしいと言う勇気をあたえてくれる。そして何より、沈黙こそ最大の愚行だということを、すべての人に教えてくれる。だからこそ、本サイトは、彼らを心から応援したいと思うのだ。

(編集部)



http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/490.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 安倍首相悲願の憲法改正も、「緊急事態事項」のような蟻の一穴から始まる。(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201605/article_3.html
2016/05/03 22:46

今日は憲法記念日である。今、日本の憲法の最も大切な根幹が危機に瀕している。今日のTV番組で、60才以上の世代で9条関連の憲法改正は必要ないというパーセテージは50-60%を超えるが、何故か30才、40才代では、必要ないという割合が40%程度に減少する。また、「よくわからない」という割合は、年齢が低くなる程大きくなる。こんな傾向を見ると、安倍首相の悲願である憲法改正も、あながち夢でないようにも思える。日本憲法、特に9条は、太平洋戦争の教訓から得られたもので、例え米国からの押し付けであろうが、素晴らしい条文である。

今、安倍首相は9条の改憲を目指しているが、それを発議するのは難しいとして、安倍首相は「緊急事態条項」を新設しようとしている。

自民党の憲法改正草案には、第98条として「内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる」となっている。そして、「国会の承認」は「事前又は事後」と書かれており、必ずしも「事前」に国会の承認を得なくても良いとしている。

 第99条には、「緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない」と書かれている。


この緊急事態が宣言されると、国のトップである内閣総理大臣が全権を握ることが出来る。国会の承認もなく内閣総理大臣が全権を握るというのは、民主主義の考えからすると、かなり危険である。総理大臣が緊急事態と宣言すれば戦争も出来るわけで、かつての軍部、ヒットラーのように、独走も可能である。それをさせないためには、何らかの歯止めが必要である。

最近、防衛省の制服組が官邸に呼ばれているという。その理由は、文官と武官が対等の位置にあるからだ。安倍首相のような人物に、「緊急事態条項」を与えていけない。アリの一穴という言葉がある。憲法改正も実質「緊急事態条項」の一穴から、憲法がなし崩しにされる惧れがある。


http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/491.html

記事 [政治・選挙・NHK205] 市民のチカラを見よ!〜東京・憲法集会に5万の人波(レイバーネット日本)
市民のチカラを見よ!〜東京・憲法集会に5万の人波
http://www.labornetjp.org/news/2016/0503kenpo
2016-05-03 22:26:37 佐々木有美 レイバーネット日本



→動画(むのたけじ渾身の訴え 6分)
5.3憲法集会・むのたけじ渾身の訴え


 5月3日、東京・有明防災公園で憲法集会が開かれた。5万人が集まり、人また人で会場は埋め尽くされた。この集会は、昨年横浜での5・3統一集会から始まっていた。3万人余りを結集した市民の力は、夏の安保法反対の大闘争を経て、参院選での野党共闘を生み出し、北海道5区参院補選の接戦に結実した。市民の力が政党を動かし、今日の集会につながった。安保法廃止の2000万人署名は現在1200万筆に達したと報告された。



 集会ゲストの、菅原文子さん(辺野古基金共同代表/写真)は、「どういう国にしていくか決めるのはわたしたち。北朝鮮が挑発的と報道されているが、挑発しているのは米韓ではないか。おいつめられれば国家でも個人でも爆発しかねない。中国が6カ国協議を提案しているのは当然。わたしには夢がある。いつの日かピョンヤンでオリンピックが開かれることを」と語った。



 むのたけじさん(101才、ジャーナリスト/写真)は車椅子で登壇し、「戦争は、相手を殺さなければこちらが死に、死にたくなければ相手を殺せという世界。戦争は決して許されない。憲法9条こそが人類に希望をもたらす。70年間、戦死させず、他国民の誰も戦死させなかった道はまちがっていなかった」と話し、満場の拍手を浴びた。



 奥田愛基さん(SEALDs/写真)は、「70年の不断の努力が憲法を支えてきた。こんなところで終わるはずがない。憲法はまぎれもなくわたしたちのことばだ」と話した。
 参加者一人ひとりが思いを一つにした集会だった。この力が社会を変えていく。



↓「安倍退陣」に向けて野党4党ががっちり手をつなぐ
















http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/492.html

   

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