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2016年6月07日00時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK207] 安田純平さんを自由に(田中龍作ジャーナル)
安田純平さんを自由に
http://tanakaryusaku.jp/2016/06/00013788
2016年6月6日 20:09 田中龍作ジャーナル



安田氏は軍事に詳しいが、アラブの民の目線から取材報道を続けている。=6日午後6時ごろ、官邸前 撮影:筆者=


 きょうほど記事にしてよいものかどうか、悩んだことはない。


 平和団体が今夕、シリアで反政府武装勢力に拘束されている、フリージャーナリスト・安田純平さんの解放を求める集会を官邸前で開いた。


 安田さんに近いジャーナリストたちは、こうした集会に否定的だ。「かえって安田さんの身を危険にさらす」「本人が『助けて下さい』と思っていない」などの理由からである。


 彼らは現地の情勢に詳しく、安田さんが置かれている状況もよく知っている。確かに説得力がある。


 迷いに迷ったあげく田中は官邸前まで行き、記事にした。


 沈黙していたら官邸が後藤健二さんの時のように おざなり の対応をするのは目に見えている。さらにはマスコミを使って自己責任論を喧伝するだろう。


 田中もよく中東取材に出かけるので、現地で拘束される可能性がある。安田さんのことが他人事には思えないのだ。


   〜終わり〜



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/365.html

記事 [政治・選挙・NHK207] “ずるい”選挙で三度目の勝利を狙う安倍自民党 「増税しません」で国民の信を問うというおかしな理屈(JBpress)
参院選で安倍首相はまた大勝できるのか?伊勢神宮の入り口に架かる橋を歩いて渡るオバマ米大統領と安倍首相(2016年5月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/Doug Mills〔AFPBB News〕


“ずるい”選挙で三度目の勝利を狙う安倍自民党 「増税しません」で国民の信を問うというおかしな理屈
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47021
2016.6.7 筆坂 秀世 JBpress


 6月22日公示、7月10日投票で参議院選挙が行われることになった。今度の参院選は、なかなか見どころが多い。

 1つは、安倍首相の下でこれまで2回の国政選挙が行われ、いずれも安倍自民党が大勝を収めてきた。三度大勝を収めることができるかどうかだ。

■“増税しません”で「国民の信を問う」という変な理屈

 消費税の税率は、もともと2015年10月に8%から10%に引き上げることになっていた。ところが安倍首相は、これを2017年4月まで先送りすることを決め、これへの判断を国民から仰ぐとして2014年12月に、衆議院を解散して総選挙を行った。そして自民党291議席、公明党35議席で衆議院において3分の2以上の議席を獲得することに成功した。

 安倍首相は、今回もまた同じ理屈を持ち出してきた。6月1日の記者会見で安倍首相は、次のように述べている。

「国民生活に大きな影響を与える税制において、これまでお約束してきたことと異なる判断を行うのであれば、まさに税こそ民主主義であります、であるからこそ、まず国民の皆様の審判を仰いでから実行すべきであります。

 信なくば立たず。国民の信頼と協力なくして、政治は成り立ちません。『新しい判断』について国政選挙であるこの参議院選挙を通して、『国民の信を問いたい』」

 増税で信を問うというなら、まだ理屈は通る。“増税しません”で信を問う必要などまったくないのではないか。

■野党も国民多数も増税に反対している

 そもそも増税中止など、選挙の争点にもまったくならない。すでに民進党の岡田代表は、党首討論でも現下の経済状況からして、消費税増税の先送りを提案していた。すべての野党が増税中止を求めているのである。各種の世論調査でも、ほぼ7割の回答は「増税中止に賛成する」というものだった。信を問うまでもないのだ。

 これまで“増税しません”を公約に掲げ、国民の信を問うなどというへ理屈を並べた政権などない。

 確かに、財政再建や社会保障財源の確保から、消費税増税の先送りを批判する声もある。だが大多数の国民は、税負担が少ない方が良いと思っている。安倍首相は、「まさに税こそ民主主義」と述べているが、これは使い方が間違っている。「税の民主主義」というのは、それが公正なものか、否かということである。パナマ文書でも問題になっているタックスヘイブンを使った税逃れを許さないことや貧富の差を緩和するため所得の再分配を適切に行うことである。

 これで三度目の大勝を狙うとすれば、それはずるいでしょう、と言うしかない。

■“1つの内閣で二度の増税はきつい”

 安倍首相が、“1つの内閣で二度の増税を行うのはきつい”という趣旨のことを語ったという報道があった。確かに、その通りであろう。

 2014年4月に消費税率が5%から8%に引き上げられた結果、民間最終消費支出の落ち込みは、リーマンショックよりも小さかったが、東日本大震災よりも大きかった。今年度の第一四半期では、民間最終消費支出は、消費税引き上げ前よりも12兆円も落ち込んでいる。

 これについて、リーマンショックや東日本大震災の影響は一時的だが、消費税率の引き上げは継続的にその影響が出るという指摘もあるように、個人消費は低迷したままである。これでは来年4月からの増税など、できるはずもなかったのである。

 安倍首相は先の会見で、「世界経済がリスクに直面する今、ロケットが大気圏から脱出する時のように、アベノミクスのエンジンを最大限にふかさなければなりません。デフレからの『脱出速度』をさらに上げていかなければなりません」と語った。

 そして構造改革やTPP、労働法制など多くの課題を語ったが、それがはたして上手くいくのかは、まったく見えてこなかった。アベノミクスでこれまで目立ってきたのは、異次元の金融緩和など、金融政策だけである。しかし、これだけでは個人消費を増やすことも、デフレからの脱却もできないことは、もはや明らかである。

 前回総選挙では、安倍首相は「アベノミクス解散」だとも言っていた。今度の選挙も、結局はそういうことなのだろう。6月3日に稲田朋美自民党政調会長が発表した自民党の選挙公約には、有効求人倍率の改善や企業収益の増加などの「実績」が強調されている。野党の「アベノミクスは失敗」という批判を想定したものだ。

 だが、はたして柳の下に2匹目のどじょうはいるのだろうか。今回は、それほど単純にはいかないだろうという気がしてならない。

■分かりやすい「自公対民共対決」

 参議院の32の一人区すべてで野党統一候補が立つことになった。32の内訳は無所属が16人、民進党公認が15人、共産党公認が1人となっている。共産党の志位委員長も述べているように、「想定外」に上手く進んだということだろう。

 私は、大変、結構なことだと思っている。巨大自民党に対して、野党がバラバラでは、話にならないからだ。2014年の総選挙の投票率は、52.66%であり、戦後最低であった。帰趨の決まった選挙に、国民が関心を持てなかったからである。この責任は、与党よりも野党の側にあった。国民の半分しか投票しないような選挙で、この国の行く先が決められるなどというのは、本来あってはならないことだ。民主政治の基盤が崩れていると言わなければならない事態である。

 だが1人区で野党の共同がなったため、選挙が非常に分かりやすいものになった。今回の選挙では、18歳以上の選挙権が初めて実施に移される。若者が投票に向かうためにも、与野党ともに活発な論戦をしてもらいたい。

■自民党はなぜ改憲を前面に押し出さないのか

 自民党の公約では、憲法改正は公約の末尾になっている。6月4日付産経新聞は、「自民 改憲は及び腰」という見出しで、「憲法改正については、踏み込み不足が否めない。掲載も公約の末尾にするなど、『改憲の機は熟していない』とする公明党への配慮がにじむ」と指摘している。

 これには、二階俊博自民党総務会長が、「(憲法改正について)国民は慎重に考えている。こちらが憲法、憲法というのは得策ではない」と述べているように、憲法改正について安倍首相や二階氏らとの間に温度差があるからである。

 だが安倍首相は、「自分の内閣で改憲をする」ことを公言してきた。選挙にとって「得策」か否かで論争点を外すいうのは、堂々たるやり方ではない。ましてや憲法改正である。本気でやろうというのであれば、正面から改憲を争点に押し出すべきであろう。

■野党は19歳の学生の声に耳を傾けよ

 5月26日付朝日新聞の投書欄に、19歳の大学生の投書が掲載されていた。投書は、「私は、夏の参院選で初めて選挙に参加する。そんな人間がこう言っては失礼かもしれないが、参院選で野党が訴えようとしている政策の方向性に疑問を抱いている」という書き出しから始まっている。

 では、なぜ野党の訴えようとしている政策に疑問を抱くのか。投書は、次のように指摘する。

「野党はみな安全保障関連法の廃止を大きな争点に据えたいようだが、それだけでは多数の有権者の支持は得られないと思う。また、安保法廃止に固執すれば、景気対策や社会保障など他の政策を訴えてほしいという人たちの投票意欲をそぐ」と言うのだ。

 そして投書は、次のように締めくくる。「今の野党の状態を見ると、多数の国民を置き去りにしているのは与党ではなく野党の方ではないだろうか」と指摘する。野党には、この声に応える努力を求めたい。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/368.html

記事 [政治・選挙・NHK207] ≪蔵出し≫元関電副社長「歴代総理らに年間数億円を献金」 (2014報ステ・6分)
【蔵出し】元関電副社長「歴代総理らに年間数億円を献金」 (2014報ステ・6分)
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/17821
2016/06/06 健康になるためのブログ



元関電副社長「歴代総理らに年間数億円を献金」


以下ネットの反応。
















こんなことがあったとは知りませんでしたのでご紹介しておきます。


関連記事
関電、歴代首相7人に年2千万円献金 元副社長が証言(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/172.html



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/369.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添要一、その腐敗した精神構造…経営者を狂わす「交際費・秘書・個室・車」特権(Business Journal)
             政治資金の私的流用疑惑について釈明する舛添要一東京都知事(「AP/アフロ」より)


舛添要一、その腐敗した精神構造…経営者を狂わす「交際費・秘書・個室・車」特権
http://biz-journal.jp/2016/06/post_15387.html
2016.06.07 文=新将命/国際ビジネスブレイン代表取締役社長 Business Journal


 為政者や権力者がややもすると陥りがちな「コヒコクの陥穽」というものがある。交際費、秘書、個室、車といった経営者や政治家に許された特権とでもいうべきいくつかの付加給付(コヒコク)が危険だということである。これらの特権は蜜の味がする。大方のビジネスパーソンや政治家にとって、これらはある意味では目標であり夢である。組織のなかで出世の段階を昇っていくことは、取りも直さず、これらの特権を手中に収めることとなる。

「コ」とは交際費の「コ」である。交際費を使うことのできる特権を我がものにするにつれ、次第に使うのに慣れてしまう。最後には感覚が麻痺し、私金と公金の区別がつかなくなる。公私混同が生じる。身を誤る危険性をはらんでいる特権となる。

「ヒ」は秘書の「ヒ」である。自分自身は何もやらずに秘書任せにしてしまうので、自分では何ひとつできなくなる。コピー1枚自分では取れず、新幹線の予約も自分ではできなくなる。皮肉なことだが、秘書が有能、優秀であればあるほど、上に立つ人間は世情に疎くなる。権力の座についている間はよいのだが、ひとたびその座から離れたときのもどかしさと淋しさは耐えがたい。従って権力の座にしがみ付いて、離れようとはしない。

 次の「コ」は個室の「コ」である。為政者や権力者は個室に入ると本音の情報が入ってこなくなる。入ってくるのはほとんどが「後追い加工情報」である。入ってくる頃には鮮度が落ちている。伝達プロセスを経る間に、不当に拡大されたり、縮小されたりする。時によっては歪曲され、最悪の場合は遮断される。

 個室に籠っていればいるほど新鮮な生野菜が食べられなくなる。現場から離れた世界であるためどうしても情報を提供する側の人にとって都合のよい、脚色された情報だけが入ってくるようになる。そのときから為政者や権力者は裸の王様となる。

 最後の「ク」は車の「ク」である。年は足から取る、というが、年がら年中運転手付きの公用車に乗っていると歩く機会が減る。足が弱り老化が始まる。

「コヒコク」に代表されるステータス・シンボルというのは、すべて諸刃の剣である。私は権力の座などというものは、所詮、浮世の義理であり、仮の約束事だと思う。権力の座についている人は、心して「コヒコクの陥穽」にはまり込まないように心と身を律する必要がある。

■「権力は腐敗する」

 このところ連日のようにマスコミに報道されている舛添要一東京都知事の騒動の顛末を追うと、まさに「コヒコクの陥穽」にどっぷりとはまり込んだ人であるという気がする。交際費の乱用(これは本人も部分的には認めている)、公用車の私用車としての乱用(これは認めていない)等のケースを挙げれば、またかまたかとばかりにその乱脈ぶりが目に見えてくる。論語には「信なくば立たず」とあるが、この知事に対する都民の信は90%以上崩壊している。

「権力は腐敗する、絶対的に権力は絶対に腐敗する」(ジョン・アクトン)という言葉がある。東京都知事という権力の座に就いている舛添知事は「公正な複数の第三者による厳しい評価」を待つまでもなく、とっくに腐敗した精神構造の人である、というのが私の正直な見立てである。この人に残された唯一の救いは謝罪と共に潔く身を引く、ということのみなのだが、どうやらそんな気配はない。あくまでも醜態を満天下に晒している姿は見苦しいの一言に尽きる。

(文=新将命/国際ビジネスブレイン代表取締役社長)

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/370.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 決断増税先送り:消費税増税の必要性について「次の選挙より次の世代」という妄言

 消費税(付加価値税)及びその税率引き上げは、1970年代までの成長期=設備投資拡大期には一定の国民経済で国際競争力を維持するためにそれなりの有効性を持っていた租税政策だが、「長期停滞」論さえ浮上している現状では通用性や妥当性をまったく失っている。

 設備投資が拡大する時期は、生産性が上昇するだけでなく賃金も上昇するので、稼いだ付加価値に課される税率が数%引き上げられても、消費税(付加価値税)支払後の営業利益を増加させることができ、国内専業の事業者も一般消費者もそれほど痛手を被らずに増税を乗り切ることができた。

(一般消費者も、物価上昇率(消費税・付加価値税増税分を含む)よりも高い賃上げを獲得していれば、増税があっても、実質の生活レベルがアップするので許容できる)

 しかし、日本を含む主要先進国でマイナス金利政策が採られていることでわかるように、現在の先進国経済は、設備投資の低迷と実質賃金の低下(非上昇)が大きな問題になっている。
 このような経済環境で、グローバル企業により多くの利益を供与するために付加価値税(消費税)の税率を引き上げれば、税負担の増加を販売価格に転嫁できないか、売上数量を減少させるかによって、消費税(付加価値税)支払後に残る営業利益を減少させる企業がほとんどになる。

 日本は、バブル真っ盛りの1989年に消費税(付加価値税)を導入した。
 それは、1985年の「プラザ合意」で飛躍的に高くなった円レートの悪影響を緩和したいという思いで進められたが、成熟期を迎えた日本では適合しない政策だったのである。
 バブルの崩壊そのものは避けられなかったと思うが、現実にバブル崩壊の引き金を引いたのは消費税導入だったのである。

(消費税は、稼いだ荒利から返済する借り入れ元本や支払い利子の実質負担を大きくする。100万円の債務返済を行うためには、消費税として徴収される分を考慮して108万円程度の荒利を稼ぐ必要がある。消費税の導入や消費税増税は、借金や支払い利子の負担を一気に膨らませることになる)

 何より、付加価値の60%ほどは人件費に支弁されるものだから、手元に残る付加価値が削られる消費税増税は賃金引き下げ圧力となる。
 また、直接雇用の人件費は消費税支払後の付加価値を原資としなければならないが、派遣労働者向けに支払う人件費には消費税が課されないので、消費税増税は、派遣労働者の割合を増加させる誘因となる。
 90年代から現在に至る非正規労働者の増加には、消費税導入や消費税増税も大きく寄与している。

 12年に「社会保障と税の一体改革」と称して消費税増税のために「三党合意」を主導した野田元首相などは、安倍首相の消費税増税延期判断に対し、次の世代のことより次の選挙のことを優先する誤った政策と非難している。
 しかし、次世代がきちんと安定した生活をおくれる条件は、財政の健全性ではなく、供給力(経済力)の確保である。

 断言するが、供給活動に打撃を与える消費税税率引き上げこそが、現世代の生活をより厳しい困窮に向かわせるだけでなく(というかそれゆえに)、次世代の生活条件をも根底から崩壊させてしまう愚策なのである。

 転載する日経新聞の記事は、財務省などが消費税増税にこだわったトーンが貫かれているが、今回の消費税増税延期については財務省幹部も安倍首相と同じ考えである。

 その一方で、円高など、いつかまた消費税増税を必要とする(今の時代では錯覚だが)状況がやってくる可能性を考え、「消費税増税は必要!」という洗脳を続けているのである。

※関連参照投稿

「アベノミクスの傷隠す 海外要因に転嫁 課題は成長戦略:消費税増税延期:「軽減税率」でお預けをくらった新聞社の歯ぎしり」
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/328.html

「日本はもっと活力のない国になる、子どもに割くお金はない:それはウソ、社会保障財源を消費税増税の人質にしているだけ」
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/234.html

「増税再延期を問う:経済成長が軌道に乗ろうとも増税が否応なく必要になろうとも消費税増税は国を衰退させる最悪の選択肢」
http://www.asyura2.com/16/hasan109/msg/493.html

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[迫真]決断増税先送り

(1) 際立つ「安倍1強」、火種も

 首相の安倍晋三(61)が再び消費増税の延期に踏み切った。伊勢志摩サミット後、わずかな期間で異論を押し切った決断は「安倍1強」を際立たせた一方、今後の火種をのぞかせた。

 5月28日夜、首相公邸。副総理兼財務相の麻生太郎(75)は激していた。「消費税は予定通り上げるべきだ」。安倍が首を縦に振らないと畳みかけた。「それなら当然、衆院解散をするんでしょうな。前回増税を延期した2014年は解散した。筋が通らない」。盟友の指摘に安倍は「いや、それは……」と口ごもった。

 重苦しい場に自民党幹事長の谷垣禎一(71)と官房長官の菅義偉(67)が加わった。谷垣は「延期なら解散を」と麻生に加勢する。菅が「同日選は公明党が反対だ」と異を唱えると、麻生は「公明党に気を遣いすぎだ」と一喝した。

 安倍の面前で、安倍の専権事項である解散権を巡って、政権中枢がやり合う異例の事態。麻生、菅とともに安倍を支えていた前経済財政・再生相の甘利明(66)が抜け、麻生と菅の対立が先鋭化したとの観測も流れた。政権にきしみをもたらしたのは、盟友にさえ耳を貸さない安倍の独走ぶりだ。
□   □
 増税延期の調整は官邸のごく一部で進めた。「財務省は信用できない。言う通りに増税していたら大変なことになっていた」。こう漏らす安倍の意を受けたのは首相秘書官の今井尚哉(57)。昨年12月、古巣の経済産業省幹部らと増税延期を理由に同日選に踏み切るシナリオを描き始めた。

 悩んだのは「リーマン・ショックのような重大な事態でない限り予定通り増税」としてきた安倍の言葉との整合性だ。「『嘘つき』と言われるのを相当、恐れていた」という安倍は年が明けると側近の一人に「延期するにはどうしたらいいだろう」と相談している。

 その「解」になったのが世界経済の変調だ。年明けから円高・株安が進み、2月の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が財政出動の必要性を確認すると「米国が日本に消費増税の延期を求めている」との情報が官邸に伝わった。

 5月のサミットで財政出動で合意し、延期の理由にする戦略が今井を中心に固まった。「サミット次第だ。それまでに延期の調整を始めたら国会で追及される」と首相周辺は語った。
□   □
 官房長官の菅は、パイプのある公明党とその支持母体・創価学会との関係を気にしていた。学会幹部が「同日選なら自民党を応援する態勢はとれない。避けてほしい」と頼んできたからだ。

 公明党は軽減税率と消費増税にこだわっていたが、同日選回避の方がはるかに重要だ。菅は増税して同日選を回避する案も模索。「増税延期なら同日選になる。2つはセット。だから増税延期はダメという考えもあった」と菅周辺は解説する。

 だが4月中旬の熊本地震がセット論を崩した。与党や安倍周辺から「被災者がいるのに政権の都合で同日選なんてできない」との声が上がった。さらに自民党の参院選情勢調査で単独過半数をうかがえる結果が出た。「参院選で確実に勝つために同日選を」とのダブル論はしぼみ、官邸は与党幹部に「同日選は見送り」と伝えた。

 同日選が消え、増税延期と切り離されると、菅は増税延期に動いた。

 大型連休明けの5月上旬。首相官邸を財務次官の田中一穂(60)らが訪ねた。「予定通り増税するなら、増税分は全額、当面の消費刺激策に使います」。10兆円規模の経済対策を16年度2次補正予算として組む案だ。

 安倍は何も答えなかったが、別途、説明を受けた菅は厳しかった。「よくわかった。今度は増税を延期する場合の経済対策を持って来てくれ」。公明党につながる菅を増税の援軍とみていた財務省は動けなくなった。

 菅はこの頃、すでに学会に延期の可能性を示していた。学会には民進党と共産党の連携で「公明党は増税推進と言われる」との懸念が広がり、延期容認論が出ていた。首相周辺も一部の与党幹部に延期を伝達。5月中旬までに学会も「同日選回避なら延期はやむを得ない」と官邸に伝えた。

 孤独な決断の重圧は経験者しかわからない。安倍は30日、都内で3時間、麻生と酒を酌み交わした。「俺も首相をやったから孤独なのは分かる。だからこそ何でも連絡してほしい」。こう話す麻生に安倍は「申し訳ない」と口にした。(敬称略)

[日経新聞6月2日朝刊P.2]

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(2)次の世代より次の選挙

 増税先送りを首相の安倍晋三(61)が表明した1日夜。首相公邸に幹事長の谷垣禎一(71)ら自民党役員が顔をそろえた。「批判も含め、参院選で審判を受けたい」。安倍がカリフォルニアワインを振る舞いながら上機嫌であいさつすると、出席者の一人は「こういう説明もあるのかな」とつぶやいた。

 谷垣らが増税延期を正式に聞いたのはこの数日前。党幹部は「すでに決定事項で議論の余地はなかった」と話す。しかし安倍が早くから増税延期に含みを持たせる中、党側に議論する時間がなかったわけではない。
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 2月、安倍から消費増税の先送りを考えていると打ち明けられた首相補佐官の衛藤晟一(68)は、同じ安倍側近の政調会長の稲田朋美(57)に「安倍さんの思いは増税延期ですよ」と伝えた。

 稲田が主宰する党財政再建特命委員会。2月の会合で園田博之(74)は「増税から逃げたら社会保障を含め予算を切るしかない。この場で増税の是非を議論すべきだ」と稲田に迫った。だが同調する声は出ず、特命委が増税延期を議論することは最後までなかった。

 自民党税制調査会も5月31日、幹部会合を開いたが増税延期は議論しないまま終わった。幹部の一人は「官邸が決めた以上、何もできない」。ポピュリズムに陥らず増税も唱えてきた税のプロの姿はそこにはない。

 同じ31日の政調全体会議も、政策決定のあり方には異論が出たものの、増税延期自体には目立った反対はなかった。

 理由は単純だ。参院選を控え、増税を訴える選挙は勝てないと肌で感じているからだ。政党交付金と選挙の公認を握る安倍には刃向かえない。だが不満はくすぶる。

 「増税を先送りするような安倍政権だ。我々がもっと頑張らなければいけない」。6月1日夜、都内で開いた額賀派会合。消費税を導入した元首相、竹下登を兄に持つ前復興相の竹下亘(69)はこう訴えた。

 同じ頃、近くで開いていた岸田派会合では、名誉会長の古賀誠(75)が「首相は芯がない。何をしたいのかわからない」と日本酒を口にしながらぶちまけた。ポスト安倍候補の外相、岸田文雄(58)は受け流したが、出席者から「安倍政権の終わりの始まりだ」「官僚は官邸しか見ていない」と不満が漏れた。

 こうした声が公の会議で出ず、遠ぼえにしか聞こえないのが今の自民党だ。自民党会派を離脱した前参院幹事長の脇雅史(71)は「権力に弱く、言論空間としての国会が死んでいる」と話す。
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 2月17日の自公党首会談。安倍が「増税はもちろんやります。ただ経済情勢も注視しますが……」と話すと、公明党代表の山口那津男(63)は「経済は生き物ですからね」と応じた。安倍は「山口さんも経済次第で延期はやむを得ないと考えている」と受け取った。

 山口は谷垣とともに2012年、社会保障と税の一体改革で消費増税を決めた民主、自民、公明3党合意の当事者。だが前回14年の増税先送りに続き、今回も延期を認めざるを得なかった。痛みを分かち合う時代の政治の知恵とされた3党合意はかすむ。

 3党合意のもう一人の当事者が民進党の前首相、野田佳彦(59)だ。野田は2日、参院副議長の輿石東(80)に電話で安倍批判を展開した。「19年まで延期なんて誰も信じません。世界経済のリスクなどと言ったら絶対にできない」。その野田も苦しい立場にある。

 「安倍さんは必ず延期すると言いますよ。その前にこちらが表明しないと機会を逸します」。民進党の発足間もない4月上旬、代表代行の江田憲司(60)は代表の岡田克也(62)に促した。

 先手を打って延期を表明すれば、安倍が増税する場合、争点にできる。安倍が延期を表明すれば「アベノミクスの失敗」と訴えられる。こう踏んだ岡田は5月18日の党首討論に照準を定めた。

 党首討論の前週、野田は岡田から「2年延期を打ち出したい」と相談を受けた。岡田は野田の下で一体改革に取り組んだ間柄だ。野田は不満を抱きつつ「代表の足を引っ張ることはしない」と岡田を立てた。

 野田も安倍と同様、衆院解散時の消費税発言を問われる立場にある。解散した12年の記者会見で「民主党は次の選挙より次の世代を考えた候補者がそろう」と話したからだ。自民党の重鎮の一人は嘆く。「今の政治は与党も野党も、次の世代より次の選挙しか考えていない」

(敬称略)

[日経新聞6月3日朝刊P.2]

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(3)凍結でなくてよかった

 「東日本大震災やリーマン・ショック級の出来事が起きない限り、予定通り引き上げます」。来年4月に予定した消費税率引き上げを延期すべきだ、と首相周辺から聞こえ始めた春先。次官の田中一穂(60)ら財務省幹部が真意を確かめるたび、首相の安倍晋三(61)は国会答弁で使う決まり文句を繰り返した。

 「オレは安倍さんを信じている」。第1次政権で安倍の首相秘書官を務めた田中は周囲に語っていた。そう言いつつも消せない不安を埋めるため、財務省もなりふりかまわぬ姿勢を見せた。
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 4月上旬、財務次官室の田中を主計局長の福田淳一(56)、主税局長の佐藤慎一(59)らが囲んだ。内密に話し合ったのは一時的に所得税率を引き下げる大型減税だった。消費増税による家計への負担は4兆〜5兆円と見込まれた。負担増を和らげるために所得税を活用しようという発想だ。

 だが所得税は社会の構造変化に対応させる本格見直しに取りかかったばかり。つまみ食いのように減税すれば改革機運に水を差しかねない。省内の一部から「あまりに筋が悪い」と猛烈な反対の声が出て、お蔵入りになった。幹部たちが奇策に手を伸ばすほど財務省は焦っていた。

 増税延期ムードが政府内外に広がってからも、表だった抵抗は封じられていた。理由は安倍の言葉にある。「首相が『上げる』と言っているのに役人が『上げるべきだ』と説いて回るわけにはいかない」(主計局幹部)

 省内の若手からは「首相の本音が延期だとすれば、財務省は建前しか話してもらえていない。我々は野党と同じ扱いか」とため息が漏れた。

 財務省が表向き沈黙を守ったもう一つの理由は、前回の消費増税先送りが決まった2014年秋の“失敗”への反省だ。安倍が「すごい勢い」と表現した財務省の根回しは結果的に不調に終わった。やり過ぎると逆効果かも――。押してダメなら引いてみるといった体の戦術転換だった。
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 日銀も相似形の変化を見せた。「政府は財政再建を進めることを約束している」。財務省OBの日銀総裁、黒田東彦(71)は5月末に北海道函館市でインタビューに答えていた。与党が最終調整していた増税先送りにそれとなく懸念を示した。

 1年半前に比べるとトーンダウンは明らか。黒田は14年9月の記者会見で「増税しない場合、政府の財政健全化の意思や努力に市場から疑念を持たれる事態が起こると、政府・日銀としても対応のしようがないことにもなりかねない」と強い調子でけん制。増税予定を1年後に控えた10月に追加金融緩和に踏み切った。言葉と行動で増税実施を促したと受け止められたが、安倍には届かず11月に先送りが決まった。

 日銀は今回も増税予定を1年後に控えた4月に金融政策決定会合を開いたが追加緩和は見送り。市場の一部で高まっていた期待を裏切る形になり円高が加速した。「円安に支えられたアベノミクス効果に陰りが見える」という景気悲観論に拍車をかける結果を招いた。

 黒田がかつて懸念していた増税先送りによる市場の恐怖も鳴りを潜めている。「債券市場はまるでしかばね」(みずほ証券の上野泰也)。マイナス金利政策でゼロ近辺に張り付く長期金利は、増税延期が伝わってもほとんど反応しなかった。

 舞台回しは首相官邸が独占した。安倍が5月26日、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で示した「参考データ」。商品相場や新興国景気をリーマン・ショック時と並べ危機のリスクを訴えた。増税延期の布石だ。財務省の国際会議担当が察知したのは開幕の数日前。内閣府幹部は「字体もグラフの作り方も内閣府と違う。誰が作ったのか」と首をかしげた。

 ある関係者がコンピューターのデータから資料の経緯をたどると、首相秘書官の今井尚哉(57)が作成に関与した記録に行き着いた。その記録によると、資料の作成が始まったのは大型連休明けの5月11日だった。

 財務相の麻生太郎(75)はじめ財務省幹部が官邸を訪れ、内々に消費増税の必要性を説いたのが同10日。この時すでに先送りの流れはできていた。「延期にはなったが凍結にならずによかった」(財務省の課長クラス)。敗北の淵から漏れた安堵感が財務省の今を象徴している。

(敬称略)

 佐藤理、中山真、上杉素直が担当しました。

[日経新聞6月4日朝刊P.2]


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/371.html

記事 [政治・選挙・NHK207] そして首相は何をする

 安倍首相は、アナクロじゃないかとまで思わせるほど強硬な愛国右派の仮面をかぶったリベラルな政治家である。

安倍首相の右翼に見せる仮面はリベラルな政策を実現するための防波堤であり、アベノミクスが国民生活改善や経済成長に資することがなかったことへの反省を踏まえ、今後は所得再分配政策の強化などリベラルな政策へと舵取りを行うことになる。

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[大機小機]そして首相は何をする

 安倍晋三首相が2017年4月に予定していた消費増税の2年半先送りを決めた。衆院解散も見送った。首相にとって、もともと気乗りしなかった消費増税を再び延期するのは想定どおり。誤算は、熊本地震などの影響で、7月の参院選にあわせた衆参同日選ができなかったことだろう。

 ダブル選挙には、自民党の集票力をフル回転させ、憲法改正の発議に必要な衆参両院でそれぞれ3分の2の議席を、自公両党など改憲勢力で確保する狙いがあった。悲願である改憲にむけて一世一代の勝負をするチャンスは消えた。

 「安倍さん、参院選で3分の2をとれなかったら何をするの?」。永田町や霞が関からは、気の早い声が聞こえてくる。増税から解放された首相が、本気で取り組む課題は何か。それは安倍氏が持つ「3つの顔」のどれが表に出てくるかによる。

 一つは理念的な保守政治家の顔だ。従軍慰安婦問題を巡る河野談話の見直しに意欲を示したり、首相就任後に靖国神社に参拝したりしたときの安倍氏だ。だとすれば、参院選後はやはり憲法改正。民進党保守派など改憲勢力の糾合にあの手この手を考えるだろう。保守の枠にはまらないかもしれないが、北方領土や北朝鮮による日本人拉致問題の解決も優先課題になる。

 安倍氏には、意外と現実主義者の顔もある。従軍慰安婦問題で「おわびの気持ち」を表明した昨年末の日韓合意などがそうだ。靖国神社にも一度参拝したきりで「毎年参拝」にこだわった小泉純一郎元首相とは違う。こちらの顔が前面にでれば「政権運営に最も必要なのは脱デフレにむけた経済再生」に落ち着く。

 気になるのは、ときおり安倍氏がみせる昔ながらの自民党政治家の顔だ。かつて郵政造反組の議員を復党させて言った言葉は「おかえりなさい」だった。優しさがあだになって非情になれない。選挙優先で業界団体への配慮がちらつく。アベノミクスのカギを握る規制改革がいまひとつ、迫力がないのはこのためだ。

 衆参同日選をしても両院で3分の2を超す保証はなかった。それでも解散を探った理由を、ある自民党議員は「安倍さんは選挙好きでケンカ好きだから」と言っていた。ケンカならデフレを相手に思う存分、やればいい。

(ペン尻)

[日経新聞6月4日朝刊P.17]


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/372.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 「宰相かポピュリストか」首相が押し切った増税延期判断(ロイター)
消費増税延期の決断は「宰相か、ポピュリストか」と迫る盟友を押し切った安倍晋三首相の強い意思が働いた。写真は都内で1日撮影(2016年 ロイター/Thomas Peter)


「宰相かポピュリストか」首相が押し切った増税延期判断
http://diamond.jp/articles/-/92639
2016年6月7日 ロイター


[東京 6日 ロイター] - 消費増税延期の決断は「宰相か、ポピュリストか」と迫る盟友を押し切った安倍晋三首相の強い意思が働いた。「安倍一強」の構図が今後も政権運営を左右するのは必至の情勢で、今回見送った衆院解散をめぐる思惑を伴いながら、大きなうねりがどのような波紋を広げるのか、予断を許さない。

■首相、歴訪後に増税延期を決断

 こんなものを出すな──。洞爺湖サミット以来8年ぶりに、日本が主要国首脳会議の議長国となった伊勢志摩会合。初日の5月26日午前、財務省内に怒号が飛んだ。

 声の主は、安倍首相の盟友・麻生太郎副総理兼財務相。引き金となったA4用紙4枚の参考データには、要約すれば原油や食料、素材価格などの下落幅に加え、新興国への投資伸び率の低迷ぶりが「リーマン・ショック級」との説明がある。

 麻生氏は、国際会議の場での資料提示をやめるよう電信を送ったが、その助言が生かされた形跡はなかった。複数の政府関係者によると、増税延期のシナリオは極秘裏に描かれた。安倍政権発足から3年半。安倍首相は当初から「2度の増税はない」と周辺に漏らし、年初から増税延期の腹を固めていた。

 問題だったのは「リーマン級の事態が生じない限り増税を実施する」と、繰り返してきた発言との整合性をどう取るか。

 そこで、政府の意思決定機関である閣議を通さずにすむ国際会議を選んだ。その舞台をサミットにしようと画策したのは、首相側近の今井尚哉秘書官とされる。

 首相は、5月初旬の欧州歴訪後に増税延期を最終決断した。今井秘書官は11日からリーマン資料の作成に着手し、最終案が印刷されたのは19日だったが、資料の存在は直前まで伏せられていたという。

■曲折した増税延期の理由

 参考資料に加えて、サミットの合間に示された首相の発言にも政府関係者の多くは首を傾げる。

 サミット首脳宣言では、原案にあった「危機に陥るリスクに直面している」との記載を見送った。経済産業省を中心に、危機を前面に出した表現で国際協調を狙ったが、サミットで「『危機目前』とする日本の主張に同調したG7首脳はひとりもいなかった」(財務省幹部)ためだ。結局、安倍首相は増税延期の理由について「新たな判断」と語った。サミット時、世界経済に関する首脳間の議論について「リーマン前に似ている」とする安倍首相の発言を紹介した世耕弘成官房副長官は31日に「そうした発言はなかった」と釈明し、発言そのものを打ち消した。

 リーマン級資料の作成者を含むすべての情報について、菅義偉官房長官は箝口(かんこう)令を敷いたと、複数の政府関係者は打ち明ける。安倍首相が、政府・与党の限られた幹部に2年半の増税延期を伝えたのは、5月28日夜の首相公邸。その席で、麻生財務相は「(ポピュリズムに陥らず増税を唱える)宰相になるか、ポピュリストとなるかだ」と質したが、安倍首相は盟友の指摘に耳を傾けなかった。

 自民党の谷垣禎一幹事長も「増税延期なら衆院を解散して信を問うべきだ」と加勢したが、あっさり退けられた。

■なおくすぶる衆院解散説、年内なら「違憲」

 増税を見送るプロセスの中で、永田町関係者があらためて認識したのは首相の「ツルの一声」の重さだ。安倍一強と表現されるニュアンスよりも、その強大さは鮮烈と言える。自民党税制調査会は5月31日に幹部会合を開いたが、増税延期の議論はなかった。幹部の1人は「官邸が決めたのだから、仕方ない」と力なく話すしかなかった。今回の増税判断では、事前に取りざたされていた同日選は見送られたが、永田町では「衆院はいつ解散されてもおかしくない。憲法改正を狙うなら、いつまでも公明と一緒に、というのは嫌なはず」と、首相の胸のうちを忖度(そんたく)する。

 最高裁が違憲状態とした衆院選挙制度改革では、1票の格差を是正する改正公選法が成立。新しい選挙区の区割りが効力を発揮するのは来年夏以降だが、裏を返せば、それ以前の解散は「違憲」状態であることに変わりない。「何でもありだ」──。増税延期の決断前夜、盟友にも耳をかさない安倍首相の「独断専行」ぶりに、きしむ政権内部を懸念する声が、政府部内からも出ている。

(ポリシー取材チーム 編集:田巻一彦)



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/373.html

記事 [政治・選挙・NHK207] なぜ同日選は消えたのか:年内には新経済政策を掲げて解散・総選挙に踏み切るという説

[風見鶏]なぜ同日選は消えたのか


 首相が「衆院解散は頭の片隅にもない」と言えば、じゃあ頭のど真ん中にあるのかと裏読みする。「解散の『か』の字も考えていない」と繰り返せば、ますます怪しいと思う。永田町は駆け引きと権謀術数が渦巻く世界である。

 前回の衆院選から1年余りで衆参同日選が浮上したこと自体が驚きだった。最終的に消費増税の再延期の是非は7月の参院選で国民に信を問う方向になった。それでも安倍晋三首相は年末から来春にかけた衆院解散の可能性をまだ捨てていないように見える。

 そもそも季節はずれの解散風がここまで吹き荒れたのはなぜだろう。

 ベースにあるのは「今なら勝てる」という自民党内の空気だ。衆院の1回生議員は3月にこう語った。「参院選に向けて各種団体との会合を全部セットした。もし衆院解散になってもタスキをかけて参院候補の横に並ぶだけで済む。この際、同日選がいい」

 大した争点もなく、何度も衆院を解散されてはたまらない。参院選だけでも経費が約600億円。衆院選は約700億円かかる。野党も容認する増税延期への民意をあえて同日選にして聞く必要はなかった。

 首相の狙いは微妙に変化した。最初は憲法改正の発議に必要な3分の2の勢力を参院でも確保する「勝つための同日選」。しかし情勢はそう甘くなかった。次は衆院議員をフル稼働させて参院の議席を底上げする「負けないための同日選」。自民党関係者は2つの分析結果が解散断念の決め手になったと話す。

 「衆院選は現有290議席を20前後減らしかねない。参院選の上積み効果は予想ほど大きくない」

 「参院選は単独でも改選50議席から1割程度の上積みが期待できる」

 同日選で相乗効果を上げるには後援会の組織力が前提だ。党幹部は「当選1〜2回の衆院議員の地元での活動ぶりはほとんどが落第点だ」と顔を曇らせた。

 与党が僅差で勝った4月の衆院北海道5区補選は無党派層の7割が野党候補を支持。過去の同日選は投票率が高く無党派層の投票が増えたが、それは自民党に有利でないことが分かった。熊本地震も解散見送りのダメを押した。

 景気回復の足取りは重く、3月に発足した民進党と共産党の話し合いで野党共闘はかなり進んだ。与党が最小のリスクで選挙に勝てる構図は変化している。

 それでも首相が早期解散を模索するのは、長期政権への戦略が絡んでいる。首相周辺は「2020年7月の東京五輪・パラリンピックの開会式は誘致に成功した安倍首相にぜひ現職として出てほしい」と語る。

 首相は18年9月に自民党総裁の任期が切れ、3選はできないルールだ。党則を改正するには高い支持率を維持したまま、18年の総裁選前後に衆院選の日程を重ねて続投への党内の期待感を膨らませる必要がある。

 18年に解散する戦略の自由度を高めるには、その前に一度、衆院選を済ませておくのが得策だ。年内解散なら大型経済対策を掲げて選挙に臨む形になる。

 とはいえ、まずは7月の参院選である。首相が勝敗ラインとした「改選議席の過半数」(与党で61議席)は高いハードルではないが、必ず超えられると楽観できる水準でもない。

 長丁場の通常国会は同日選騒動もあり成果が乏しかった。会期中に最も印象に残ったのは5月のオバマ米大統領の広島訪問ではなかったか。内閣支持率は上昇し、自民党中堅議員はなお悔しげだ。「衆院解散はいつやるのか。絶好の機会を逃したのではないか」

(編集委員 坂本英二)

[日経新聞6月5日朝刊P.2]


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/374.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 諮問会議を司令塔役に 元経済財政相 竹中平蔵氏:安倍政権は「経産省内閣」:消費税増税延期をめぐる安倍Vs麻生はお芝居

諮問会議を司令塔役に 元経済財政相 竹中平蔵氏

 ――安倍政権の経済政策の決定過程をどう評価しますか。

 「経済財政諮問会議を司令塔としてもっと活用してほしい。政策会議はたくさんあるが、法律で位置づけたうえで首相が議長を務めるのは経済財政諮問会議と国家戦略特区諮問会議だ。諮問会議の存在感が低下しているのはもったいない」

 「いまの政権はよくも悪くも『経済産業省内閣』。ミクロ政策に強く経済活性化に貢献した一方、マクロ政策や金融をもっと強化する必要がある。消費増税の是非や軽減税率の設計を巡る議論は重要な話なのに、諮問会議でほとんど議論されなかった。首相の政治判断を重視するあまり、議論していないのではないか」

 ――安倍政権の政策会議は多いです。

 「政策会議が多いと、首相の時間がとれなくなる。大事な政策を首相のもとで議論して、首相が決めるスタイルが重要だ。首相が議長を務める経済財政諮問会議のもとに各種の政策会議を分科会のように位置づけて運営するのがよい」

 ――安倍晋三首相と財務省の関係をどう見ますか。

 「小泉純一郎政権の経済財政諮問会議は、財務省の主張も俎上(そじょう)に載せていた。民間企業や経産省の言い分も議論して最後は首相が決断した。いまは諮問会議がそうしたクッションの役割を果たせず、結果的にいきなり首相官邸と財務省の対立のように映ってしまう。諮問会議というオープンな場で異なる議論の対立を国民に見せる方がよい」

 ――成長戦略は力不足ですか。

 「一層のブレイクスルーが必要だ。成長戦略をつくる産業競争力会議の運営は経産省の影響が強く、ミクロ政策に力点が置かれている。国が制度をつくっても自治体の首長が及び腰なのにも問題がある。国家戦略特区で企業の農地所有を進めた兵庫県養父市の市長のような方がもっと出てきてほしい」

 ――消費増税の再延期を巡って首相と麻生太郎副総理・財務相の意見が食い違う場面がありました。

 「必ずしもぎくしゃくしたとは思っていない。消費増税できる経済情勢でないのは明らかだ。麻生財務相が増税延期に反対意見をひととおり述べたことで収まった面は大きい。本気で対立していたら財務相の辞任に発展していただろう。ある意味で、自民党の知恵だと思っている」

 たけなか・へいぞう 東洋大教授・慶応大名誉教授。1973年に日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)入行。慶応大教授などを経て、2001年に小泉純一郎内閣で経済財政相。和歌山県出身。65歳。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/375.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 乱立 安倍会議  目立つ短命・開店休業…政策の重点、様変わり

※ 関連記事:一部を特別に取り出し単独スレッド

「諮問会議を司令塔役に 元経済財政相 竹中平蔵氏:安倍政権は「経産省内閣」:消費税増税延期をめぐる安倍Vs麻生はお芝居」
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/375.html

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[永田町インサイド]乱立 安倍会議
目立つ短命・開店休業…政策の重点、様変わり

 歴代の政権は政策を実現するために有識者を加えた会議を活用してきた。国民に政策を分かりやすく伝えるためでもある。安倍晋三首相の場合はどうか。経済政策「アベノミクス」の重点に応じて会議は乱立。めくるめく政策会議の舞台が変わり、短命に終わったり開店休業に陥ったりする会議も目立つ。

 「世界経済の持続的で力強い成長をけん引するため力強いメッセージを出していきたい」。首相は5月19日、首相官邸で開いた国際金融経済分析会合の最終回で、5月下旬の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に向けた決意を強調した。

 合計7回の会合で12人の有識者が招かれ世界の経済情勢を語った。焦点が当たったのは、2017年4月に予定していた消費税率引き上げの是非。首相が増税延期に踏み切る環境をつくる狙いがあった。有識者の見解が割れたのは想定通り。結局、増税を19年10月まで2年半延ばす判断につながった。会合は約2カ月の短命だったが、首相の思惑通り役割を果たした。
□   □
 安倍政権は6月2日、消費増税の延期を前提とした「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2016」を閣議決定した。盛られた政策メニューは新鮮味に乏しい。当初は17年4月の消費増税を前提とした文言を盛り込んでいたが、経済財政諮問会議ではほとんど議論のないまま、首相の延期表明を受けて削除した。

 骨太とともに閣議決定したのが「ニッポン一億総活躍プラン」だ。秋の臨時国会に提出する16年度第2次補正予算案の柱になるとみられていたが、目玉は保育士と介護職員の賃金増ぐらいで約2000億円の予算にとどまる。担当部署からは「財源がなく思い切った政策ができなかった」との声が漏れる。具体策を議論するため15年10月末に設置した一億総活躍国民会議は約7カ月で終了となった。

 成長戦略を話し合う産業競争力会議は創設した13年に14回開いたものの、経済財政諮問会議との合同会議を除いた単独開催は15年に4回。16年は3回にとどまる。今年まとめた成長戦略は市場ではほとんど材料視されなかった。

 規制改革会議は農業改革に取り組む予定だったが、先送りされた。参院選を前に関係団体の反発を警戒したとみられる。

 政府は5月20日、貧困や飢餓の撲滅に向けた「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」を立ち上げた。これも本部長を務めるのは安倍首相で、会議は減らない。
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 12年12月に再登板した安倍首相は経済政策に力を入れた。その重点は経済情勢に応じて様変わりしている。13年は成長戦略に重点を置き、産業競争力会議で具体策を連発していく作戦を取った。

 14年は経済の好循環を進めるうえで企業の賃上げが焦点になった。安倍政権は経団連、連合と「政労使会議」を開き、賃上げに向けて3者が取り組みを進めることで合意した。15年には、首相や経済閣僚と経済界が参加する「官民対話」に変え、労組が加わった枠組みの政労使会議は役割を終えた。

 15年は経済財政諮問会議で検討した財政健全化計画が注目を集めた。経済成長と財政再建の両立をめざした。

 12年末の第2次安倍政権の発足以降、経済政策決定の中心メンバーは「3A+S」と呼ばれた。安倍首相、麻生太郎副総理・財務相、菅義偉官房長官、甘利明前経済財政・再生相の頭文字を取ったものだ。

 今年1月に「政治とカネ」を巡る問題で甘利氏が退き、後任に石原伸晃氏が就いたが、甘利氏ほど目立たない。消費増税の再延期に向けた調整で麻生氏と菅氏が対立し、中枢メンバーの結束力に陰りも見える。

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歴代内閣は会議どう利用? 小泉氏、郵政民営化の原動力 橋本氏、元首相招き族議員けん制

 歴代内閣は政策会議をどう使ったのか。

 2001年に就任した小泉純一郎首相は経済財政諮問会議をうまく利用した。慶応大教授だった民間人の竹中平蔵氏を経済財政相に充てた。まずは民間議員が連名で「民間議員ペーパー」を提出し、問題を提起。議論がもつれると司会役の経財相が論点を整理し、まとめる。論点が出尽くしたところで首相指示を下す流れをつくった。

 終了後は当日中に内閣府ホームページに討議資料や経財相の記者会見の内容を掲載する。3日後には議事要旨も公表する。「抵抗勢力」と名付けた反対派の主張が分かり、政策決定のプロセスを見えやすくした。04年には小泉首相の悲願だった郵政民営化の基本方針をまとめ、改革の原動力になった。

 1996年発足の橋本龍太郎内閣は「財政構造改革会議」を設置。中曽根康弘、竹下登、宮沢喜一の元首相を知恵袋として担ぎ出し、族議員らを抑え込もうとした。小泉氏がフル活用した諮問会議を作ったのも、橋本政権時代の「橋本行革」だった。

 大平正芳政権は学者や文化人らのブレーンによる9つの研究会を立ち上げ国家ビジョンを打ち出した。80年には「田園都市国家構想」「環太平洋連帯構想」など日本の将来像を提唱した。

 80年代の第2次臨時行政調査会(臨調)の焦点は日本国有鉄道、日本電信電話公社、日本専売公社の3公社改革だった。臨調第4部会は破産状態にあった国鉄に「分割・民営化」策を突きつけた。

 中曽根康弘内閣の83年6月、国鉄再建監理委員会が発足。委員だった加藤寛氏は国鉄経営陣の入れ替えを中曽根氏に進言した。中曽根氏は受け入れ、分割・民営化の実現にこぎつけた。

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〈記者の目〉政策会議の「選択と集中」を

複数の政策会議に出ている経済閣僚は「会議の議論は消化不良」と漏らす。分刻みのスケジュールを迫られる首相が出席できる時間は限られる。あらかじめ作った筋書きにそって結論を導くだけの場面も目立つ。官邸主導をうたい文句に政策決定は「何でも官邸」になりがちで、激論は見られない。国民に政策を理解してもらうための工夫が必要だ。形式的な会議はいらない。政策会議の選択と集中が求められている。

(羽田野主)

[日経新聞6月5日朝刊P.12]


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/376.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 高島弁護士と神原弁護士のヘイトスピーチデモを巡る応酬 しばき隊界隈が騒がしい
野間氏のアカ凍結やら有田ヨシフ氏のシットイン、カウンターデモ。
しばき隊のリンチ。。。。

SEALDSやしばき隊の仲間内には「人権弁護士」が多いわけですが、リンチや道路交通法違反、表現の自由の弾圧についてどう思ってるんでしょう?

舛添さんの擁護で有名になった「弁護士業」ですが、その実態ってどうなんでしょうか?

★しばき隊リンチ事件と関西の大学教授
http://togetter.com/li/977309

<リンチ画像>
http://blog-imgs-91.fc2.com/t/o/r/toriton/shibakiCjyxP--UoAEGPsW.jpg

ここから本題

twitterから
https://twitter.com/search?q=%E9%AB%98%E5%B3%B6%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%A3%AB&src=typd

生島マリカ @MaMaZ_marika 7時間7時間前
キャンバラ元弁護士は煙幕をまき高島弁護士の前から姿をくらました。全速力で自分の部屋へ逃げ帰り、リツイート埋め埋めの術を使い、先ほどの恐怖体験を記憶から消そうと努力する様子が健気である。誰か健闘したキャンバラ元弁護士にお花がアロマオイルでも送ってあげてくださいまし。よく頑張ったね。


高島章(弁護士) @BarlKarth 6時間6時間前
一方的批判を楽しみにしていたのだが私に対する批判が展開されていない。まぁ、神原元 弁護士もお忙しいのだろう。「高島弁護士と神原弁護士のヘイトスピーチデモを巡る応酬」


boyakky @boyakky2 7時間7時間前
#坂本秀樹 新潟日報事件や #しばき隊リンチ事件 摘発で名を馳せた高島弁護士の忠告だ!

威力業務妨害や道交法違反の有田ら在日こそ逮捕されることが重要w

@aritayoshifu 警察が二度も「違法デモ」と警告を発したことが重要
https://pbs.twimg.com/media/CkRoLwoXEAE6yOa.jpg



はすみ としこ @hasumi29430098 12時間12時間前
はすみ としこさんが高島章(弁護士)をリツイートしました
野間アカ凍結なの?確かにこれからも愉快なツイートをして欲しかったな。本物の左翼である高島弁護士に賛同します。

<参考リンク>

★高島弁護士と神原弁護士のヘイトスピーチデモを巡る応酬
http://togetter.com/li/984453#c2783104

高島章(弁護士) @BarlKarth 2016-06-06 22:58:44
私に対する批判・非難として、「立派な口を利きながら、犯ヘイトのため高島は何もやっていない」というものがある。そういう批判者は「お前らこそ新潟水俣病のために何かやってくれたのか」という反批判が突き刺さるだろう。人生は有限であり、職分には限界がある。


要するに、弁護士には日常の仕事があり体力の限界があり、得意分野・苦手分野があると言うことだ。私が当面取組むべき仕事は、水俣病であり、刑事弁護(やくざ・ガイジン・過激派)である。「道端に落ちているごみも拾わないで何が弁護士だ」といわれても困る。

まして私は法律家だ。法律家である以上ヘイトスピーチ・ヘイトデモに関して、知ったかぶりしたうかつなことは言えない。まして、法律的装飾を施してカウンターを擁護するような見解を表明できるものではない。


弁護士神原元 @kambara7 2016-06-06 23:22:19
知ったかぶりして、いろいろ発言されてましたが? twitter.com/BarlKarth/stat…


高島章(弁護士) @BarlKarth 2016-06-06 23:23:38
@kambara7 例えば、どのような発言でしょうか?

弁護士神原元 @kambara7 2016-06-06 23:24:12
@BarlKarth 川崎のカウンターを批判されてましたが。


弁護士神原元 @kambara7 2016-06-06 23:25:32
@BarlKarth 公園の不許可についても、書いてるね。

・・・

弁護士神原元 @kambara7 2016-06-06 23:29:56
@BarlKarth いいですよ、一方的に批判を繰り返します!ヘイトスピーチ問題に言及しながら、解決に何もしない無責任な弁護士だってね!


・・・
高島章(弁護士) @BarlKarth 2016-06-06 23:45:58
@kambara7 私への批判は、これだけでピリオドですか? どうぞ私への批判を繰り返してください。


★警官の制止を振り切ってシットインする有田先生への質問です。「北朝鮮系工作機関の洗脳合宿」暴露はヘイトですか?
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/331.html

★野間易通 (@ kdxn) crac  アカウント凍結!
http://togetter.com/li/984252


★しばき隊リンチ事件(いわゆる十三ベース事件)〜高島章弁護士からの主張
http://togetter.com/li/974584


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/377.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 安倍、メディアを抱き込み&国税のムダにも関心を+参院選無視で、舛添叩き?(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/24439855/
2016-06-07 07:04

 さあ、7月10日投開票の参院選まであと1ヶ月チョイ。(**)

 1日に国会が閉会。安倍首相も参院選に向けて、消費税増税の再延期などの新公約を宣言する大きな記者会見を開いたし。TVのニュース&ワイドショーも、そろそろ参院選モードにはいっていいはずなのだけど・・・。

 昨日も朝から、政治ネタは舛添都知事のことばかり。参院選に関係ありそうな沖縄の県議選とか米兵の交通事故のこと、甘利氏の復帰会見のことなどは、(特にワイドショーは)ほとんど扱っていなかったのではないかと思われる。(-_-) 

* * * * * 

 このブログでは、安倍官邸&自民党がメディア支配を強めて、自分たちの都合のいい方向にTVを中心とした報道を導こうとしていることを強く問題視していて。アレコレ書き続けている。(-"-)

 国政選挙が近づくと、ふだんは政治にあまり関心を持っていない人も、ちらほらとニュースやワイド・ショーを見て、その情報やコメントを参考にする機会が増えるのだけど。安倍官邸&自民党としては、あまり自分たちの都合の悪いことは知られたくないところ。^^;

 そこで、14年11月に解散総選挙を行なった時も、安倍自民党はTV関係者を呼び出して、「公正な放送を(=安倍自民の批判は控えろ)」と圧力がけを行なったのである。(-"-)(『メディアの監視、支配に走る安倍自民〜選挙前に先制パンチでだまらせる?』)

 これを受けて、(情けないことに)アレコレ難クセをつけられるのが面倒になったTV局は、衆院選に関する報道はあまり扱わないようにしようという方針をとることに。その結果、衆院選に関する番組の放送時間が、12年衆院選の1/3に減ったのだ。(>_<)(『TVが選挙ネタを逃げる〜何と放送時間が前回の1/3に激減&安倍自民の監視、支配に屈する』)

 そして、今回はと言えば・・・。安倍首相は1日に、国会閉会を受けて、参院選に向けての記者会見を行なった後、翌2日の夜に、早速、TVや新聞の解説(orその方針決定)担当のエライさんを呼んで、「先制パンチ」ならぬ「先制抱き込みの接待」を行なっていた。(・o・)

『(午後6時)41分、東京・京橋の日本料理店「京都つゆしゃぶCHIRIRI」。石川一郎・BSジャパン社長付、小田尚・読売新聞論説主幹、粕谷賢之・日本テレビメディア戦略局長、島田敏男・NHK解説副委員長、曽我豪・朝日新聞編集委員、田崎史郎・時事通信特別解説委員、山田孝男・毎日新聞特別編集委員と食事。9時36分、東京・富ケ谷の自宅。』

<他の新聞は2人ぐらいの名しか書いていなかったけど。朝日新聞は、自分のとこの編集委員の名も含め、全員の名を出していたです。評価したい。(・・)>

* * * * *  

 安倍自民党としては、もちろん、今回の参院選もうまく乗り切りたい。(@@)

 特に今回は、14年の衆院選の前に「消費税率引き上げの再延期はしない」と断言したのに、その公約を「新しい判断」とかやらで破ることになるし。アベノミクスが失敗していることを隠すために、その「新しい判断」も、安倍首相&仲間たちが「リーマン前と同じ」という都合のいい資料に基づいて行なったもので、世界から批判を浴びているし。社会保障や子育て、一億総活躍何たらの政策を実現するための財源もないし。

 それに、本当は、憲法改正をマジで目指していて、それも公約に入れているのだけど。公明党が不快感を示すので、できるだけオモテに出さないようにしているし。高市総務大臣の電波発言、甘利前経済再生大臣の口利き疑惑をはじめ閣僚の言動や事件など、問題が山積みの参院選なのだけど。

 でも、安倍自民党としては、「あ〜、何かよくわからないけど、消費税が上がらずに済んでよかった」と、とりあえず満足や安堵をしている一般ピーポーがTVなどを見て、「何、そんな問題があることをやってるの?」と安倍批判に走るのだけは避けたいわけで。

 それで、「今国会もお世話になりました。今後もよろしく」と微笑んで会食をしながら、言葉に出さずとも、やんわりと協力を要請(=圧力がけ)を行なったのではないかと察する。(-"-)

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 舛添都知事は、昨日6日に弁護士と共に記者会見を開いて、「第三者による厳しい目」で調査してもらった結果を報告し、自分なりの対応を説明したとのこと。(・・)

 元検事の弁護士は「違法性はないが(政治資金としては)不適切な」14件、440万円の支出を指摘。舛添氏は、そのうち約114万円の支出を返金することを表明したが、自ら辞職することは否定。
 今日7日から始まる都議会の質問に答えることで、説明責任を果たして行く意向を示した。(~_~;) (詳しい報道、弁護士の指摘した内容は*1に)
 
『東京都の舛添要一知事は6日、政治資金の私的流用疑惑などについて記者会見し、元検事の弁護士に依頼していた調査の結果を公表した。調査報告書は家族旅行の宿泊費や美術品購入など複数の支出を「不適切」と指摘しながらも「政治資金の使途に制限はなく違法性はない」と結論づけた。舛添氏は「皆さんにさまざまな心配をかけ申し訳ない」と謝罪した上で「都政のために粉骨砕身して働きたい」と改めて辞職の意向がないことを強調した。(中略)

 ◇舛添氏会見発言 骨子

・都民はじめ多くの人に、心からおわびする

・政治資金の使い方に違法な点はないが、公私の区別が曖昧で不適切だと厳しい指摘があり、大変恐縮している

・指摘を受けた宿泊費や飲食費の支出については個人資産から返金し、慈善団体などに寄付したい。美術品は都の病院や福祉施設に飾ってもらい、政治団体解散時に美術館などに寄付したい

・神奈川県湯河原町への公用車利用で大変な心配をかけている。湯河原の施設(別荘)を売却することで自らのけじめをつけたい

・都政のために粉骨砕身して働きたい。生まれ変わった気持ちで尽くせるよう都議会で都民への説明責任を丁寧に果たしていく』

<舛添氏は、問題にされた湯河原の別荘を売却することや、外遊の際にスイートを使わないことなども語ったらしいのだけど。mewは、そういうことじゃないって思うんだけどね。^^;>

* * * * *

 でもって、TVを中心としたメディアは、参院選の公示まであと2週間しかないというのに、今日以降も、まだまだ舛添バッシングを続けるのだろうか?(@@)
  
 ワイドショーは、猪瀬前都知事を追い込んだ時みたいに、都議会のやりとりの映像を詳しく流して(大事な国会の映像はろくに流さないくせに)、専門家やコメンテーターを呼んで、ああでもない、こうでもないと何十分もやるのだろうか?(ーー) <どうせなら舛添氏の会見での発言をわざわざ文字にして、一つ一つツッコンでいるみたいに、安倍首相の会見での発言も、同じようにチェックしてよ。(++)>

 ともかく舛添問題やその他の芸能、社会問題を引っ張るだけ引っ張って、国民が何が争点なのかよくわからないうちに、参院選の投票日を迎えるというのが、安倍官邸の意向(だとメディアが忖度すること)なのだろうか?(・・) 

 いや、mewは決して、舛添知事の問題が重要ではないという気はないのだ。(++)

 でも、そもそもこれはmewも含めた東京都民が関心を抱いて、追及して行かなければならない問題なわけで。<かつて国会議員だった頃の支出も問題になってはいるのだけど。> 
 安倍政権の問題や国政選挙の争点などに比べたら、朝から昼、夕、夜まで、全国の方々に大事な電波や紙面を大量に使っていただくほどのことではないと思うのだけど。いかがなものだろう?^^;

<全国ネットであるとはいえ、関西や東海がメインのミヤネ屋やゴゴスマが、毎日のように、あんなに熱心に舛添問題を扱っているのか不思議。視聴率がとれるのかな〜?(~_~;) 今日から、新しい不倫ネタがはいったし、アモーレもあるし。少しはそっちに動くかな?・・・てか、それより国政ネタもやってよ。(-"-)>

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 ちなみに、安倍首相や閣僚の外遊の費用について、こんなニュースが出ていたのだけど。何故、TV局や国民は、その費用が適切なのかどうか、チェックしようとしないのだろう?(・・)

『政府は31日の閣議で、安倍晋三首相が2012年12月の第2次政権発足以降、41回の海外出張を行い、うち決算または精算済みの40回分の費用は総額約87億7400万円に上ったとする政府答弁書を決定した。
 民進党の井坂信彦衆院議員の質問主意書に答えた。

 答弁書によると、首相はこれまでに延べ92カ国・1地域を訪問。訪問日数は計204日、随行人数は延べ4643人だった。1回当たりの最高宿泊額と宿泊先は「警備上、外交上の観点」から明らかにしなかった。
 首相外遊の1回の平均費用は約2億1900万円。答弁書は、首相外遊について「国益確保とともに、国際社会の平和と安定の寄与に指導力を発揮することは大きな意義がある」と説明。「節約に努めており、経費は適正」と強調した。(時事通信16年5月31日)』

『また、第2次安倍内閣発足以降、安倍総理大臣以外の閣僚で、最も外国訪問の回数が多かったのは岸田外務大臣の44回、次いで、麻生副総理兼財務大臣の31回、茂木元経済産業大臣と甘利前経済再生担当大臣の22回などとなっています。

 さらに、安倍総理大臣を除いて最も経費の総額が多かったのは岸田外務大臣の13億8700万円、次いで麻生副総理兼財務大臣の7億7500万円、茂木元経済産業大臣の5億5600万円などとなっています。
 答弁書は「同行者を必要な人員に絞ったり、宿舎などの経費を最小限に抑えるなどの節約に努めている」としています。(NHK16年5月31日)』

* * * * *

 たとえば、伊勢志摩サミットの際に、たった3日だけ使われるために設けられた国際メディアセンターの「別館」の建設費に28億、解体費に3億円をかけることに、国民は何の問題も感じないのだろうか?(・o・) 

『5月に開かれた伊勢志摩サミットで、各国報道陣の取材拠点となった国際メディアセンター。その横に約28億5000万円かけて建てられた「別館」が、10月までに解体される。解体費は約3億円だ。

 「アネックス」と呼ばれるこの別館には、日本食を提供するダイニングや、日本の技術、伝統文化の展示、三重県の魅力を発信する情報館などが設けられていた。外には、日本庭園もあった。外壁や内装には三重県産の杉や国産の檜が使われ、海外メディアに日本をアピールした。

 5月25日朝から28日正午まで使われたこの施設には、33の国と地域から約5千人の報道関係者が詰めかけた。中でもダイニングでは無料で食事が提供され、取材に訪れた記者が太るほどのおもてなしがあったという。
 サミット取材に参加したBuzzFeed Japanの古田大輔編集長に聞くと、「サミット期間中は、会見の取材したり、記事を書いたり。ご飯は食べるけれど、展示をゆっくり見る暇はなかったし、見学スペースに立ち寄る人はそれほど多くなかった」と話す。』

『熊本地震で被災した南阿蘇鉄道の復旧に必要な費用や、JR九州がつくった豪華列車「ななつ星」の製作費とほぼ同額だ。場所によっては、病院をひとつ建てることもできる。
 ただ、担当者が説明するように、サミットには、海外に日本をPRするという重要なミッションもある。それなのにプレハブやテントで済ますわけにはいかないだろう。ちなみに、サミットの総額予算は約600億円。そのうち警備関連費が約340億円を占めている。』(BuzzFeed Japan16年6月4日)』

 やれ舛添氏が、外遊でここぞとばかり贅沢していたとか、やれ家族旅行の費用や子どもの漫画本の購入費まで政治資金で出していたときけば、実に「せこい」と思うし。問題だとも思うけど・・・。
 自分たちの税金を億単位で無駄遣いされても、それに気づかず。まともにチェックも批判もしようともしないメディアや国民が増えて行くようでは、日本は本当にアブナくなるぞ(マジで破綻しちゃうかも〜?)と言いたいmewなのだった。(@@)

  THANKS


「不適切支出」114万円返金=宿泊・飲食、別荘は売却−辞職否定・舛添都知事

 東京都の舛添要一知事は6日夕、自らの政治資金問題をめぐり、第三者として調査を依頼した元検事の弁護士2人と共に記者会見を開き、調査報告書を公表した。報告書は、家族とのホテル・旅館の宿泊費6件と、家族らとの私的な飲食費14件を「違法性はないが政治資金の支出として不適切」と指摘。舛添氏は、約114万円の支出を返金する意向を表明したが、辞職は否定した。

 調査は主に、2009年から14年まで舛添氏が参院議員時代に代表を務めた政治団体の収支報告書の支出を対象とした。舛添氏本人や秘書らから事情を聞き、必要に応じ関係資料を入手するなどして調べた。
 報告書は、いずれの支出も政治資金規正法などの法令違反はないと結論付けたが、舛添氏は「けじめをつけたい」として、インターネットのオークションを通じて政治資金で購入した絵画など多数の美術品を美術館などに寄付するとともに、公用車を使って頻繁に訪れていた神奈川県湯河原町の別荘を第三者に売却する考えも示した。
 その上で、舛添氏は「公私の区別を明確にし、信頼を少しでも取り戻すべく、粉骨砕身、都政運営に努めていきたい」と述べ、知事職を続ける考えを改めて表明した。 

政治資金問題をめぐる調査結果公表の記者会見で謝罪する舛添要一東京都知事(右端)。左奥は森本哲也、左から2人目は佐々木善三両弁護士=6日午後、東京都新宿区の都庁
 報告書が不適切な支出と指摘したのは、舛添氏が参院議員だった08年11月〜14年8月の「宿泊費」19件のうち6件計約80万円。14年1月の千葉県木更津市内のホテルをはじめ、いずれも盆や正月に家族同伴で宿泊しており、「家族旅行と判断するしかない」とした。14年1月の同市内での宿泊に関し舛添氏は、相談相手だった出版社社長を招き、都知事選出馬について相談したと説明したという。
 飲食費でも、09年1月から14年8月までの65件のうち自宅近くの天ぷら店や別荘近くの回転ずし店などでの14件計約34万円を「私的な食事であった可能性が強い」と指摘。美術品については「合計金額が多すぎる」などと、不適切支出に位置付けた。
 一方、舛添氏がかつて代表だった政党支部から政党交付金の一部を自らの資金管理団体に移したり、世田谷区の自宅兼事務所の家賃(月額約44万円)を妻が代表を務める会社に支払っていたりしたことについても違法性はなく、不適切な部分はないとした。
 舛添氏をめぐっては、一連の問題について都民からの批判が高まっており、都議会各会派は、報告書の内容を踏まえ、7日の代表質問や8日の一般質問で舛添氏を厳しく追及する構え。総務委員会に知事を呼び、一問一答方式の集中審議を行うことも視野に入れている。

◇政治資金問題の報告書骨子
 一、新党改革の支部から、政治資金を自らの政治団体に移動させたことに問題はない
 一、政治団体から妻が代表を務める会社に支払っている事務所費の額は、相場と比べ割高でない
 一、飲食費は全65件を調査。家族らとの私的な食事である可能性が高い14件は不適切
 一、宿泊費は全19件を調査。家族同伴だった6件は不適切
 一、子ども向け漫画本や料理レシピ本などの購入は不適切
 一、美術品の購入は点数も金額も多く不適切
 一、書の購入は、書道が趣味と政治活動を兼ねていることから適切
 一、海外での一部民芸品の購入は不適切

◇舛添氏の政治資金問題をめぐる動き
【2016年】
4月    高額な海外出張費をめぐる問題を週刊誌などが報道
4月27日 公用車で神奈川県湯河原町の別荘に毎週末通っていたとの報道を受け「ルー
      ル通りやっている。全く問題ない」とコメント
5月 9日 別荘への移動に公用車を使わないと表明
  11日 政治資金の私的流用疑惑を週刊誌が報道
  13日 政治資金収支報告書の記載に一部ミスがあったとして、45万円余を返金す
      る意向表明。辞職は否定
  19日 代表を務めていた政党支部の解散直前に、政党交付金 429万円を自らの
      資金管理団体に移していたことが発覚
  20日 一連の問題について第三者への調査依頼を表明
  25日 第三者調査で、元検事の弁護士2人を選任
6月 1日 東京都議会の所信表明で一連の問題を陳謝。海外出張で航空機のファースト
      クラス、ホテルのスイートルームを使わないと表明
   6日 調査結果を公表

◇舛添都知事の政治資金調査の主な結論
            適法か  適切か
政党交付金        ○    ○
新党改革からの組織対策費 ○    ○
事務所賃料        ○    ○
飲食費          ○  14件×
宿泊費          ○   6件×
自動車購入        ○    ○
書籍購入         ○  一部×
美術品購入        ○    ×
「書」購入         ○    ○

(時事通信2016/06/06)


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/378.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 参議院選挙の争点は憲法違反の「戦争法」だ。(日々雑感)
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-5491.html
2016/06/06 11:55

 安倍氏は6月1日の全国放送された記者会見で「参院選の争点は消費税の再延期だ」と、いかにも消費増税を二年半再延期したことが安倍氏の正しい政治判断であるかのように胸を張って見せた。

 しかし消費増税の再延期はアベノミクスの失敗の結果、日本経済が総需要不足に陥りデフレ化していることに対する処方箋に過ぎない。つまり自分がコケて、自分で立ち上がろうとしていることを「正しい選択」か否かを国民に問う、という滑稽な猿芝居をこの国のマスメディアが「争点だ」と煽り立てているに過ぎない。

 今回の参院選の最大の争点はあらためて言うまでもない「戦争法」そのものだ。安倍自公政権が強行した憲法違反の解釈改憲と、それを土台とした「戦争法」こそが国民に信を問うべき争点だ。

 安倍氏はその争点ズラシを策して「消費増税再延期」が争点だと叫んだが、それはアベノミクス失政の尻拭いに過ぎない。デフレ化経済下において減税をし、財政支出するのは経済学のイロハだ。当たり前のことを「私は正しい判断をした」と胸を張られても、それ以外の経済政策が滅茶苦茶だっただけの話だ。

 政治家は憲法に従って政治を行うべきで、それが立憲主義だが、安倍氏は憲法は政治の都合によってどうでも良い、という立場のようだ。解釈を変えれば憲法第九条の規定があろうが、自衛隊を世界のどこへでも派遣していつでも戦争できる国にする、というのは常軌を逸している。

 日本国民の悪弊「喉元過ぎれば熱さ忘れる」を返上して、一年前のことを思い出して、参議院選挙に臨まなければならない。日本はいつまでも米国のポチではない。

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/379.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 連敗なら安倍政権“退陣”も 参院選の命運握る重大20選挙区(日刊ゲンダイ)


連敗なら安倍政権“退陣”も 参院選の命運握る重大20選挙区
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182926
2016年6月7日 日刊ゲンダイ



苦戦、激戦が予想される20選挙区(C)日刊ゲンダイ


 参院選の勝敗ラインを「自公で改選過半数(61議席)」とした安倍首相。4日、勝敗ラインに達しなかった時の責任を問われるとムニャムニャと逃げたが、公明党の漆原良夫中央幹事会会長は「(改選過半数を獲得できなければ)安倍政権は退陣しなければいけない」と断言していた。


 公明党は13議席前後が堅いとみられている。自民党が48議席前後を割り込めば、安倍首相は間違いなく追い込まれることになる。


 そこでその可能性だ。高い政党支持率から、自民党は「勝敗ライン超えはそう難しくない」とみているようだが、過去5回の参院選で自公が61議席を超えたのは、2001年と13年の2度だけ。04年と10年は自公で60議席にとどまり、第1次安倍政権だった07年は、自民37、公明9の46議席に沈んでいる。


「9年目のジンクスもありますからね。1989年の宇野内閣、98年の橋本内閣、07年の安倍内閣と自民党は9年おきに参院選で敗北して、時の政権は退陣しています。07年の安倍内閣は7月の参院選直後こそ続投しましたが、9月に退陣した。今年16年は、あれから9年目なのです。安倍首相が勝敗ラインの責任を明確にできないのは、退陣のトラウマがあるからでしょう」(政治評論家・野上忠興氏)


 安倍政権の命運を左右しそうな注目選挙区は、別表の20選挙区だ。


 自民党が重点区や準重点区に指定しているところで、つまり苦戦や激戦が予想される選挙区である。野党の一本化で統一候補が立つ1人区はもちろんのこと、複数区でも、自民党が候補者を2人擁立した北海道、千葉、神奈川は「2人目がボーダーライン」(自民党幹部)。この20選挙区で自民党が連敗するようだと、いよいよ安倍退陣が現実味を帯びてくる。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/380.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 安倍首相の心を乱した衆参ダブル選「事前シミュレーション」驚きの数字(週刊現代)

安倍首相の心を乱した衆参ダブル選「事前シミュレーション」驚きの数字
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48828
2016年06月07日(火) 週刊現代 :現代ビジネス


伊勢で各国首脳を出迎えた安倍総理の表情には、まだ逡巡が見て取れた。ギリギリまで決められなかったのも無理はない。判断を誤れば、積み重ねてきた全てが無に帰すかもしれないのだ。「決断」の内幕。

■「やりたい」が本音だった

衆参ダブル選をやるべきか否か。そして、消費税を予定通り上げるべきか否か—この二つの問題をめぐって、不測の事態が次々に生じ、わずか数日で空気が一変する。安倍総理にとって、この1ヵ月あまりは、人生で最も「先の見えない」日々だったに違いない。

今や政界の先行きは、安倍総理の「決断」ひとつにかかっている。とりわけ、伊勢志摩サミット直前の5月第4週には、総理は何度も心変わりし、もはや側近にすら、一寸先の状況も読めなくなった。総理に近い自民党ベテラン議員が言う。

「総理自身が、『ギリギリまで判断を下さない』と決めたんです。本来、ダブル選は衆参の相乗効果で圧勝するのを狙ってやるわけですが、今回はそれだけじゃない。

近くで見ていて感じるのは、とにかく安倍さんの中で『野党にアベノミクスは失敗だ≠ニ言われるのは腹が立つ』という怒りが日に日に強くなってきている。だから、サミット直前には『まだ隠し玉がある』という話が党内で流れました。5兆円規模の財政出動を決めて、アベノミクスの『再起動』を国内外にアピールし、選挙になだれ込む。サミットの最中にも、総理はそんなプランを抱いていたわけです」

このとき、安倍総理の頭の中にはある「数字」が強く刻まれていた。5月17日にもたらされた、自民党選対による非公開の世論調査結果である。

ダブル選実行の判断材料とするために、自民党はゴールデンウィークの前後、2度にわたる調査を行っていた。これは党としても異例のことだ。

最初の調査はふるわなかった。「ダブル選をやれば、自民党は30~40議席減らす」。官邸は暗いムードに包まれた。

だが、休みが明けて2度目の報告が飛び込んできた時、安倍総理と側近たちは色めきたった。

「『衆議院は10議席減の280議席、参議院は55議席』という結果だったんです。『衆議院がたった10議席減で何とかなるなら、むしろダブル選をやって、参議院の議席を伸ばせるだけ伸ばすべきだ』というのが、この報告を受けて官邸での一致した見解になった」(官邸スタッフ)

■「これなら、やれる—―」

一時は弱気になっていた安倍総理は、この「数字」を目にして、再びダブル選への意欲を燃え上がらせていったのである。

安倍総理自身は、どちらかと言えば、これまでも一貫して「ダブル選も消費税増税延期も、やれることなら両方やりたい」というのが本音だったはずだ。

しかし、最後までその両方に反対し続けた勢力があった。ひとつは、安倍総理の盟友でありながら、今や「財務省の先兵と化した」とも評される、麻生太郎財務相である。

伊勢志摩サミットが目前になっても、安倍総理と麻生氏の間には険悪な雰囲気が流れていた。サミット本番に先立って、5月21日に仙台で開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議では、麻生氏は改めて「消費税増税は予定通り実施する」と断言している。

実は、これには「前哨戦」があった。

「5月2日から、麻生さんは黒田(東彦日銀総裁)さんとドイツを訪れ、アジア開発銀行年次総会に出席しました。そこで麻生さんが述べた『(消費税増税をしなければ)世界で最も進んだ社会保障制度は維持できない』『改革(=増税)には痛みが伴う。反対があるのは当然のことだ』という増税断行発言は、麻生さんの完全なスタンドプレーだったんです。

麻生さんが、立場の上でも信念の上でも、『消費税増税は予定通りやるべき』派なのは総理も知っている。でも、海外であれほど堂々と言うとは思っていなかった。増税断行を国際公約するに等しいですからね。この発言の前後、安倍総理と麻生さんは消費税増税について何度も『激論』を交わしています」(前出・ベテラン議員)

■身内が敵ばかりに

消費税増税先送りは、安倍総理にとってダブル選を打つための最も重要な手札である。しかし麻生氏は、その後の自派閥の会合でも一貫して「ダブル選はない」との見解を示し続けた。「増税先延ばしでダブル選をやるなんて、オレは認めない」ということだ。

「麻生さんは、オレの手足を縛るつもりか—」

安倍・麻生・甘利の「トリプルA」と呼ばれた体制は、この5月で完全に崩れてしまったのである。総理をして、不安を抱かせるに十分な痛手だった。

安倍総理にとって、もうひとつの大きな抵抗勢力が、公明党だ。

「ここにきて公明党が、『ダブル選をやれば、ウチの選挙組織は衆院まで手が回らない。自民党は(衆院で)100議席減らすことも覚悟してもらいたい』と再三官邸に警告を送るようになった。

公明党としては、参院選のほうが衆院選よりもはるかに優先度が高い。公明党はあえて衆院選の準備を一切しないことによって、総理に対して『無言の反対』を示し続けました。総理のほうも、山口那津男代表が官邸を訪ねてきても、ダブル選については一切情報を流さない、という対応に出た」(全国紙政治部デスク)

自民党内では、「公明党はやる前にはうるさく反対するが、いざやるとなれば口をつぐんで付いてくるはずだ」という見方も少なくなかった。過去の解散総選挙のことを思えば、それはあながち間違いでもあるまい。

■「見送り」報道のウラで

ただ、安倍総理の不安を真にかきたてたのは、官邸で公明党との折衝役を引き受ける菅義偉官房長官までもが、あからさまにダブル選に難色を示し始めたことだった。

「菅さんは最近になって、ダブル選について半ば公然と『私は総理に何か言える立場にはない。ただ……』と言葉を濁すようになった。何しろ人手を差配したり根回しをしたり、実務をやるのは菅さんですし、おまけに『公明党の説得もやれ』『財務省への根回しもやれ』と言われる。ダブル選の地ならしは、全部菅さんに押し付けられるわけです。

『議席を減らすと分かっていて、選挙をやる意味があるのか』『疲れた』などと、グチに近いことを漏らしている、との話も聞いています」(前出・官邸スタッフ)

足元がおぼつかないようでは、党も選挙組織もフル稼働させなければならないダブル選は、とても戦えない。総理の頭の中には「もしダブルをやって、身内の裏切りやサボりに遭い、負けてしまったら」という思いが渦巻いていたのだ。

4月24日に投開票された、衆院北海道5区の補選では、自民党候補は最終的に勝ったとはいえ、世論調査で野党統一候補にいっとき逆転を許した。直前に発生した九州の大地震で、大々的な選挙応援を自粛せざるを得なかったことも逆風となった。公明党のアシストがなければ、負けていてもおかしくなかった選挙だ。

この補選で自民党に協力した、新党大地・鈴木宗男氏との絡みも、総理の悩みのタネとなった。

「北海道が苦戦になるということで、伊吹(文明元衆院議長)さんが宗男さんに支援をお願いした。宗男さんとしては娘の貴子(衆院議員)さんを自民党に入れてほしいから引き受けたのですが、彼女は一昨年の総選挙で比例復活だったから、このままでは入党できない。だから宗男さんは、総理に(衆院選を)やってくれ、とハッパをかけてきたんです」(自民党中堅議員)

ダブル選をやってもやらなくても、誰かしらの恨みを買うことになる。このひと月、安倍総理の心は千々に乱れていた。だが、国民にそれを気取られるわけにはいかない。「解散のカの字も考えていない」とだけ語り、新聞各紙も「ダブル選はある」「やっぱり見送る」と報道を二転三転させた。

迷いに迷い続ける心の裡を、決して誰にも気取られぬように抑えてきた安倍総理。まもなく、その命運が決する選挙がやってくる。

「週刊現代」2016年6月11日号より

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/381.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 自公都議も追及の姿勢へ 舛添知事「リオを花道」に辞任か(日刊ゲンダイ)


自公都議も追及の姿勢へ 舛添知事「リオを花道」に辞任か
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182931
2016年6月7日 見えてきた辞任Xデー(C)日刊ゲンダイ



見えてきた辞任Xデー(C)日刊ゲンダイ


「事務所に抗議電話が殺到」「このままでは参院選にも影響する」――。舛添問題で様子見を決め込んでいた都議会与党の自公が焦りだした。


 記者会見と都議会の所信表明で謝罪しても、舛添都知事に対する世論の批判はやまない。そこで、自公は自らへのトバッチリを警戒して、この先は“徹底追及”ポーズに転じるという。


「自公は7日の代表質問だけでなく、8日の一般質問でも厳しく疑惑を問いただす予定です。6日、第三者の弁護士2人による調査結果を公表しましたが、世論の批判が収まることはないでしょう。10日もしくは13日に総務委員会で集中審議が行われる見通しです。ただし、疑惑の内容が多岐にわたるため、1日ではとても終わらない。しかし、今回の定例会は15日が最終日で、参院選があることから延会手続きは取られないでしょう。そこで、総務委は継続審議という形を取り、閉会中審査で集中審議を続けることになるかもしれません」(都議会関係者)


 自公が舛添知事に引導を渡すのかどうかは、世論の動向次第。参院選が終わっても舛添知事への批判が収まらなければ、次のヤマ場はリオ五輪直前だ。2020年東京五輪のホストとして、都知事はリオの閉会式で大会旗を受け取ることになっている。リオ五輪の閉会式は8月21日、パラリンピックの閉会式は9月18日だ。


「リオ五輪という世界のひのき舞台で次の開催地のトップが旗をもらいに行く。都知事にとって大仕事のひとつです。バッシングの中で舛添さんがその大仕事をした時、都民はどう受け止めるのか。それまでに都民が舛添さんへの信頼を回復していればいいが、そうでなければリオへの出発前にさらに批判が高まるでしょう」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)


 リオ前後が舛添辞任のXデーになる可能性が高い。想定されるシナリオは4つ。(1)舛添知事がリオに行くのはおかしい、となって出発前に辞任(2)自公と協議の上、リオを花道として、帰国後に辞任(3)自公や世論を振り切ってリオへ出発(4)世論の批判が収まって、堂々とリオへ出発。


 シナリオ(3)も帰国後、総スカンとなって、結局辞任に追い込まれるだろう。つまり(4)以外には、舛添知事が都知事を続けられる道はないということだ。


 都議会周辺からは、「4年後の都知事選が2020年東京五輪の後になるようなスケジュールになればいい」というホンネも聞こえてくる。9月以降の都知事選なら問題ないわけで、いよいよ舛添辞任カウントダウンだ。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/382.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 〔甘利氏現金授受問題〕「睡眠障害がこんなに都合良く治る人はあまり見たことない。非常に珍しい症例」 
〈b>医師の共産・小池晃書記局長が甘利明前経済再生担当相に皮肉



 

【甘利氏現金授受問題】 
医師の共産・小池晃書記局長が甘利明前経済再生担当相に皮肉

産経新聞 2016.6.6 17:31
http://www.sankei.com/politics/news/160606/plt1606060040-n1.html

 医師免許を持つ共産党の小池晃書記局長は6日の記者会見で、睡眠障害を理由に長期療養していた甘利明前経済再生担当相が、現金授受問題で不起訴となった直後の同日に政治活動の再開を表明したことについて「睡眠障害がこんなに都合良く治る人はあまり見たことがない。非常に珍しい症例なのではないか」と皮肉った。「甘利さんには甘利さんの事情があるのかもしれない」とも述べた。

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/383.html
記事 [政治・選挙・NHK207] 「麻生の乱」を封じ込めた、安倍首相の巧みな人心掌握術(現代ビジネス)

「麻生の乱」を封じ込めた、安倍首相の巧みな人心掌握術
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48842
2016年06月07日(火) 田崎 史郎「ニュースの深層」 現代ビジネス


■「君子豹変」の理由

戦前の日本で最大の炭田と言われた筑豊地域で、石炭の輸送ルートだった遠賀川周辺に住む人たちを「川筋者」と呼ぶ。気性は荒いが、義理、人情を重んじる。この気風が育まれた福岡県直方市、飯塚市などを選挙区とする副総理兼財務相・麻生太郎が「筋が通らない」と話す時はかなり重みがあると言える。

「今の状況でわれわれとしてはもう一回消費税を延ばす延ばさないという話をするんであれば、(2014年11月の衆院解散で)延ばすということで信を問うているから、今回は必ず上げるとはっきり申し上げて選挙を当選してきたんだから、延ばすならもう一回選挙して信を問わないと筋が通らんのではないかというのが、私や谷垣さん(禎一自民党幹事長)の言い分だ」(5月29日、自民党富山県連政経文化セミナー)

首相・安倍晋三にこれほど厳しく注文を付けた麻生が翌30日夜、安倍と東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急内のレストラン「ORIGAMI」で約3時間会食すると、消費再増税延期も、衆院解散見送りもすんなりと受け入れた。麻生がいとも簡単に君子豹変したのはなぜか−。

■麻生氏を縛るトラウマ

麻生は財務官僚の期待を一身に背負って安倍や官房長官・菅義偉と対峙した。財務官僚は表だって動けなくなっていたからだ。

財務官僚は昨年12月、消費再増税の際の軽減税率導入案を決める際、生鮮食品のみにとどめようとして自民党幹事長・谷垣禎一を取り込んだが失敗。一昨年11月には消費増税を予定通り15年10月から実施しようと広範囲に根回しし、安倍や菅の逆鱗に触れた。

その轍を踏まずと、財務省は安倍官邸に情報が漏れそうな人物には説明せず、極力動きを控え、麻生の力を頼った。企業経営者だった麻生は社員に当たる財務官僚の声に耳を傾け、財務官僚の意見を実現しようとした。

もう一つ、麻生の行動を分析する上で重要なことは、麻生は首相時代に解散時機を逸した悔いが残っていることだ。08年9月に首相に就任した麻生はすぐに衆院解散に踏み切ろうとした。

しかし、当時自民党選対副委員長だった菅に、自民党が行った衆院選選挙情勢調査を基にいさめられ、解散を断念。その後は、漢字が読めないなど麻生自身のミスも重なって解散時期を逸し、結局、衆院議員の任期満了ぎりぎりの解散に追い込まれた。

このために、麻生は解散時期について人一倍敏感だ。麻生が「解散できる時機はそうない」と言って安倍に早期解散を迫ったのは、「首相時代に解散時機を逸したトラウマがあるからだろう」(安倍周辺)とみられている。

■安倍の巧みな人心掌握術

麻生は先月28日夜、首相公邸で行われた安倍、谷垣、菅との会談で、消費増税の予定通りの実施を求め、さらに延期する場合には衆院解散に踏み切るよう進言した。その内容を翌日の講演でひれきした。政権内部の協議内容を講演で大っぴらにするのは異例のこと。新聞は30日朝刊で「増税再延期 きしむ政権」(朝日)、「同日選巡り政権内に溝」(毎日)、「官邸・与党 際立つ対立」(産経)と報じた。

四者会談で、菅が公明党・創価学会との関係維持を優先するため同日選に反対し、麻生と対決する形となった。だが、麻生は同日夜、安倍と会談し、一転して再増税延期も衆院を解散しないことも受け入れた。約3時間行われたこの会談で、消費再増税や解散について話し合われたのは30分程度。残り2時間半は祖父の元首相・吉田茂や岸信介の話や党内情勢についてざっくばらんに話し合ったという。

なぜ、麻生がすんなりと降りたのか。ここに、安倍の巧みな人心掌握術がひそんでいる。

安倍は麻生に、再増税を延期する理由を丁寧に説明した後、こう言った。

「私たち二人の関係があって初めて、安倍政権は成り立っているんです。最初からそうじゃないですか。総裁選に出た時から」

12年9月上旬、安倍が総裁選に出馬するかどうかの相談を持ち掛けたのは麻生だった。麻生は安倍に全面的に協力することを約束した。安倍の殺し文句は総裁選当時を振り返り、「私たち二人」と強調した点にある。

■麻生・菅は留任濃厚か

安倍官邸を動かしているのは安倍と菅の二人であることは広く知られている。にもかかわらず、安倍は麻生との関係を政権運営の要と位置づけた。そして、別れ際、安倍は麻生にこう告げた。

「これからやるべきことをまだまだ私たち二人でやっていきましょう」

こうした安倍の言辞によって、麻生の自尊心は満たされた。しこりはそれほど残らなかった。「消費増税延期政局」できしんだかに見えた安倍、麻生、菅は再び手を握った。今年9月に行われる見通しの内閣改造でも、麻生、菅は留任するだろう。

異なる意見を持つ人たちをまとめていくのが安倍の政権運営術の一つだ。政治を動かしているのは政治家という人間なのだから、その能力を過小評価しない方が良い。(敬称略)



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/384.html

記事 [政治・選挙・NHK207] (甘利氏現金授受問題)「睡眠障害がこんなに都合良く治る人はあまり見たことない。非常に珍しい症例」
医師の共産・小池晃書記局長が甘利明前経済再生担当相に皮肉



 

【甘利氏現金授受問題】 
医師の共産・小池晃書記局長が甘利明前経済再生担当相に皮肉

産経新聞 2016.6.6 17:31
http://www.sankei.com/politics/news/160606/plt1606060040-n1.html

 医師免許を持つ共産党の小池晃書記局長は6日の記者会見で、睡眠障害を理由に長期療養していた甘利明前経済再生担当相が、現金授受問題で不起訴となった直後の同日に政治活動の再開を表明したことについて「睡眠障害がこんなに都合良く治る人はあまり見たことがない。非常に珍しい症例なのではないか」と皮肉った。「甘利さんには甘利さんの事情があるのかもしれない」とも述べた。




http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/385.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 民進との共闘を小林節氏が拒否 連合会長と協議決裂  (東京新聞) : 小林節は 反・自民票を「共産・民進 野合」から奪う
          
       
[私のコメント]
        
> 連合の神津里季生会長は六日、政治団体「国民怒りの声」代表を務める小林節慶応大名誉教授と東京都内のホテルで会談し、参院選比例代表での民進党との共闘を提案した。
        
> 神津氏は会談で「全野党が一つになって戦うべきだ。民進党の名前に結集してくれないか」と打診した。これに対し小林氏は「政策を打ち出せない民進党と一緒にやっても意味がない」と述べ、協議は決裂
     
     
これで小林節の立ち位置がはっきりしてきました。

共産党・民進党の野合連合とは組まない。
独自で行く。

これはつまり、小林節が出る前ならば共産党・民進党に流れたであろう反自民の票を、小林節が奪うことを考えていることがわかります。

小林節が自分以外、どのような有名人を立候補させるのか、そこがポイント。

小林節はもしかしたら、「共産党・民進党の野合連合」潰しを考えているのかもしれません。


[記事本文]

 連合の神津里季生会長は六日、政治団体「国民怒りの声」代表を務める小林節慶応大名誉教授と東京都内のホテルで会談し、参院選比例代表での民進党との共闘を提案した。民進党の比例名簿に小林氏らを登載し、比例票の底上げを図る狙い。小林氏は「民進党とは目指すところが違う」として拒否した。複数の出席者が明らかにした。


 出席者によると、神津氏は会談で「全野党が一つになって戦うべきだ。民進党の名前に結集してくれないか」と打診した。これに対し小林氏は「政策を打ち出せない民進党と一緒にやっても意味がない」と述べ、協議は決裂したという。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016060702000108.html
   
    
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/386.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添はチンケな出歯ハゲ 安倍政権と法務官僚の闇取引(世相を斬る あいば達也)
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/27305d9f7a48a2b41a94fe2242061a49
2016年06月07日

舛添都知事については、先日も書いたが、異様な吝嗇で、殆ど精神障害に近いシロモノ、あまり叩いても意味がない。NHKも舛添叩きは、官邸から命令でも押し頂いたように、声高に報道している。つまり、庶民が、舛添叩きに付和雷同することは、安倍官邸の思う壺と云うことだ。いまや、何故かなどと、官邸の腹の底を読みたければ、NHKが政治外交、事件事故、裁判経過などを、どのような扱いをしているかを見極めるだけで、政権与党に有利なモノと悪いモノの区別が可能になっている。あまりにも、報道統制が行きわたると、サルでもわかる政府の本音と云うことだ。くれぐれも、舛添出歯叩きは程々に。

それにしても、甘利の扱いは、余りにもあまりだろう。東京地検特捜部の矜持こそ、余りと言えば甘利だ。ただ、ひとつ大きな疑問は、告発した人々が「あっせん利得処罰法違反罪」で告発したのだろうかと云う点だ。「政治資金規正法違反」など、もう少し検察が立件しやすい罪状で告発できなかったのか、幾分、個人的には引っかかっている。まあ、自民党幹部や安倍官邸幹部たちを司法の場に引き出すことは、法務省、検察庁、最高裁の人事権をあからさまに振り回すわけだから、民主党の甘ちゃんとは違い、検察の奴らも、御身大切なら、自分の懐が痛んだ話ではないので、組織ぐるみで「悪い奴ほどよく眠る」の世の中に加担するのだろう。

金を貰って、係争中の相手方に口をきいてやるのは、日常的政治活動の一環であり、政治活動とも認識できる。つまり、甘利側が「権限」があったか、乃至は現実に権限の行使に当たる議会質問とかがあったかどうかが、「あっせん利得処罰法違反罪」成立の要件なので、甘利の場合、酷く言動が曖昧で、権限自体も、存在が充分に証明できない。尚且つ、この口利き事件の顛末には、甘利に罠を掛けたような面も見られるので、検察も二の足を踏んだ嫌いがあるようだ。産経新聞が告発当初から、あっせん利得の成立は危ういと報じていた。

≪ 「影響力行使」難しい証明 あっせん利得処罰法

 現役閣僚が辞任に追い込まれた疑惑。道路工事をめぐる土地トラブルで「口利き」の関与が取りざたされ、あっせん利得処罰法違反罪などで刑事告発された甘利明前経済再生担当相に対し、東京地検特捜部は同法での立件を見送り、不起訴とする方針を固めた。

  「結局、口利きなんて常時、永田町界隈(かいわい)でやっている話。権限に基づく影響力の行使というのがすごくネックになっている」。ある検察幹部が打ち明ける。国会議員や秘書が公務員などへの口利きの見返りに報酬を得ることを禁じた「あっせん利得処罰法」での立件は、当初から極めて難しいとの観測が出て いた。

 都市再生機構(UR)から巨額の補償金を受けた建設会社「薩摩興業」。同法は口利きの対象を行政との契約や処分に限定しているが、検察幹部の一人は「今回は補償契約に関わっており、その要件は満たしていた」との見方を示した。 では何が立件のハードルとなるのか。それが「権限に基づく影響力の行使」だ。議員や秘書が「何とかしてほしい」と言った程度では「影響力の行使」とはいえず、「何とかしてくれなければ議会で取り上げる」といった強い言動が伴わなければ困難とされる。

  口利きで公務員に不正な行為をさせた場合に成立するあっせん収賄罪に対し、あっせん利得処罰法違反罪は不正行為の有無にかかわらず、口利きで報酬を受ける行為を処罰できるのが特徴だったが、この要件が壁となり、平成13年の施行以来、立件されたのは地方議員の8件のみ。国会議員や秘書への適用例はない。

 当初UR側から薩摩興業側に約1億8千万円の補償金額が提示され、その後、補償額は2千万円ずつ2段階で増額。最終的には約2億2千万円で合意に達した。提示額の上積みや補償額そのものが適正だったのかどうか、疑問は残る。

 難航していた補償交渉が甘利氏側の接触後に進展していることから、特捜部も不透明な交渉経緯や口利きの有無などについて慎重に捜査を進めてきた。 用地取得に伴う補償額は用地対策連絡協議会(用対連)で損失補償基準が定められ、それに基づき、事業者が独自の補償基準を設けている。ただ、「補償 交渉の内容と金額は当事者と会計検査院以外、分からない」(用対連関係者)のが現状だ。「補償対象の調査漏れが2度重ならなければ、公共事業で補償額が2段階で増額されるケースは考えられない」(業界団体関係者)との指摘もある。

 だが、薩摩興業との補償交渉に関わったURの幹部は産経新聞の取材に、口利きの影響は「あり得ない」と断言。別の関係者も基準から大幅に逸脱した補償額ではないとしていた。  ≫(産経新聞)


適用罪状にも無理があったようだ。この記事を読んでいて、係争中の「美濃加茂市長事件」を思い出した。一審無罪で、そのままケリがつくとばかり思っていたが、検察は恥も外聞もなく控訴した。「美濃加茂市長事件」では、犯罪者が、刑期その他で検察と司法取引(当時認められていなかった)をしたらしく、市議時代の市長に現金を渡した、受け取らないの「押し問答」(受け取ってはいないと云う目撃証言まであるのに)無理やり起訴、控訴しているのだから、検察が二の足を踏むほど難しい「事件」だと云う検察ブリーフィングが書かれている産経記事も怪しい。

参議院選も近いことから、国政に影響しない配慮もあり、嫌疑不十分で不起訴処分と云うことになったのだが、小沢一郎は、同じような衆議院選直前に、疑わしいから、突然逮捕をしたのは、北朝鮮検察だったか?FBIだったか?忘れもしない、東京地検特捜部ではないか。公正公平に見て、与党自民党と日本の司法に関わる、検察庁、最高裁の三権の一つは、法務省と云う行政権の出先機関になっている。今回の甘利事件では法務省の官房長に黒川弘務が深く関与されていると聞く。小沢事件の時の大鶴検事と佐久間特捜部長の顔が浮かぶ。こんなことなら、江戸時代の封建幕府支配や室町時代の群雄割拠の方が、時代としては、人間らしかったとさえ、思ってしまう。野蛮であっても、権謀術策と姑息よりは、気分が紛れる。最後に、専門家として郷原信郎氏のコラムを参考掲載しておく。


≪ 特捜検察にとって"屈辱的敗北"に終わった甘利事件

東京地検特捜部が、甘利元経済再生TPP担当大臣とその秘書のあっせん利得処罰法違反事件について、すべて「嫌疑不十分で不起訴」という処分を行った。

・特捜検察にとって、"屈辱的敗北"であり、まさに「検察の落日」である。

・週刊文春で報道された今回の事実関係は、ほとんどが録音記録等に基づくもので疑いの余地がない。秘書が、URに対して、再三にわたって、補償金の支払・増額を迫り、多額の政治資金を受け取ったり、個人で現金をもらったり接待を受けたり、甘利氏自身も、そのような業者から大臣室で現金を受け取る。そのようなことを平然と行えるのは、まさに、権力の一極集中の下での政権与党の有力閣僚の「驕り高ぶり」そのものである。

・そのような事案に対して、捜査の着手も大幅に遅れ、ようやくURへの強制捜査着手で、若干の期待をもたせたかと思えば、あっさり全員不起訴で決着。このような捜査の経過と結果は、過去には「日本最強の捜査機関」と言われた東京地検特捜部にとって"屈辱的敗北"以外の何物でもない。

・時の政治権力に屈することなく、「厳正公平、不偏不党を貫く」というのが、検察の矜持だった。その検察を象徴する存在であった「東京地検特捜部」の看板は、地に堕ちたと言わざるを得ない。

・検察が世の中の期待に応えられない場合の常套手段として、処分に先立って「前打ち報道」が行われ、そこで検察の内部情報に基づく「不起訴の理由」が説明される。

・今回の場合、その典型が、不起訴の当日の毎日新聞朝刊の記事【「影響力行使」難しい証明 あっせん利得処罰法】だ。

・そして、不起訴処分の公表の際には、検察当局は不起訴理由について何も説明しないという方法を採る。今回も、「構成要件に該当することの証拠は得られなかった」という決まり文句だけだった。

・不起訴の「地ならし」に使われた毎日新聞の記事には、

・UR は甘利氏側と初めて面会した同6月以前に薩摩側に移転先の建物の設計図を示すなど交渉を本格化させていた。事業は国から2分の1、県から3分の1の補助金が支給される「特定公共施設工事」として1978年に始まったが、制度の見直しで14年度以降は負担額が変わる可能性があった。UR関係者は「13年度中 に契約を結ぶために交渉を急いでいた」と話し、甘利氏や元秘書が交渉に与えた影響を否定した。 などと書かれている。

・「検察の裏スポークスマン」が、検察が最も強調したい「不起訴の正当化理由」をマスコミに説明したのであろう。

・しかし、どう見ても、余りに「見え透いた言い訳」に過ぎず、一般的には、検察内部でも通用するはずのない理由だ。 ・少なくとも、「薩摩興業側」にとっては、なかなか交渉が進展せず補償が払われないから、甘利事務所に「口利き」を頼んだことは明らかだ。それが2013年6 月、そして、「当初UR側から薩摩興業側に約1億8千万円の補償金額が提示され、その後、補償額は2千万円ずつ2段階で増額。最終的には約2億2千万円で合意に達した。(産経)」という経過で、2回の増額の末、約2億2千万円の補償が支払われたのが、同年8月20日。そして、その日に、謝礼として秘書に 500万円が渡された。

・「14年度以降負担額が変わる可能性があった」としても、7か月以上も先のことであり、この補償額の決定とほとんど無関係であることは明らかであろう。 【甘利問題、検察捜査のポイントと見通し@(あっせん利得処罰法違反)】でも述べたように、甘利氏の政治家としての経歴に照らせば、「権限に基づく影響力」を認定する余地は十分にあるが、その「行使」があったか否かは微妙ではある。

・しかし、その点について証拠収集を徹底するために、敢えて、URへの捜索という強制捜査に踏み切ったのではなかったのか。少なくとも、秘書については、「権限に基づく影響力」についても徹底した捜査で最大限の証拠を収集して起訴し、後は裁判所の判断に委ねるというのが、検察がとるべき姿勢ではないのか。

・それまで、収賄罪であれば、国会議員の職務権限、つまり、議会での質問や国政調査権の行使等に関連して対価を受け取る事案に限られ、事実上、野党議員が主たる摘発対象となっていた。それを、同僚議員等にも影響力を持つ「与党の有力議員」で「口利き」で対価を受け取る悪質な行為も処罰できるようにするために制定されたのが、あっせん利得処罰法である。

・今回のような「絵に描いたようなあっせん利得事件」が不起訴で決着すれば、もはや、この法律は、有力な国会議員による悪質な口利きと対価受領の事案に対して全く使えないことになってしまう。要するに、与党議員ならやりたい放題だということだ。

・今回の不起訴の直前の 5月24日に、法務省にとって最大の懸案だった「日本版司法取引」「盗聴の拡大」等を内容とする刑訴法改正案が成立したことと、今回の甘利事件の不起訴処分との関係にも疑いの目を向けざるを得ない。 私が得ていた情報では、昨年夏の通常国会で成立せず、継続審議となっていた刑訴法改正案は、少なくとも、甘利問題が表面化した1月末の時点では、夏の参院選を控え、審議で揉めそうな法案は審議に入りたくないという与党側の意向があり、今国会での成立は極めて難しいと見られていた。

・ところが、予算審議の間、私が【甘利問題、検察が捜査着手を躊躇する理由はない】と述べていたのに、検察は甘利氏問題について捜査の動きを全くみせず、無事予算が成立するや、「刑訴法改正案の審議入り、今国会での成立の見込み」が報じられ、そして、その直後に、遅ればせながら、特捜部がURに強制捜査に入り、刑訴法改正案が成立した直後に、甘利氏のみならず秘書までも不起訴になったのである。

・大阪地検の証拠改ざん問題や、陸山会事件での虚偽捜査報告書作成事件等で、社会の信頼を失った検察は、今回の不起訴で、微かな「社会の期待」も失った。

・ロッキード事件で活躍した堀田力弁護士が、1月30日放映のTBS報道特集で、 難しいような話が流されている感じもしないでもないですが、これって典型的な斡旋であり、絶対にお金をもらってはいけない行為でお金をもらっているわけだから、これがやれないならば、何の為にあっせん利得罪を作ったのだろう。

・やっぱり、あれで失った国民の信頼をこんなに取り戻せないのか。じゃあ、それまで果たしてきた役割をどこかが果たしてくれるのかと言うと、それはまだない。やっぱり検察はここで頑張らなきゃいけないと私は思います。 と述べている(【1月30日放映TBS「報道特集」東京地検特捜部元検事、堀田力弁護士インタビュー】)

・「特捜検察」に格別の思い入れを持ってきたOB諸兄にとって、このような特捜部の「みじめな姿」は耐え難いものであろう。 しかし、検察の捜査は"屈辱的敗北"で決着しても、この事件は、決して、これで終わりではない。

・この事件については、弁護士らが告発を行っており、不起訴処分に対して、当然、検察審査会の申立てが行われるだろう。少なくとも、秘書について、「権限に基づく影響力の行使の要件を充たさない」という検察側の説明が、裁判所の判断に委ねることなく事件を決着させることの理由として、一般市民に納得できるものではないことは自明である。

・また、【甘利問題、「あっせん利得罪」より、むしろ「あっせん収賄罪」に注目 〜検察捜査のポイントと見通しA】でも述べたように、実は、今回のような事件については、1990年代前半のゼネコン汚職事件での「検察の暴走」の副産物として出された中村喜四郎議員のあっせん収賄事件の最高裁判決からすれば、甘利氏本人についてもあっせん収賄罪が適用できる可能性は十分にある。

・しかも、甘利氏への現金供与の目的とその際のやり取りなどは、既に週刊文春で報じられている薩摩興業側の総務担当者の話からも相当程度明らかであり、検察の手に寄らなければ犯罪の成否が判断できないというわけではない。 検察の屈辱的敗北が、「検察の落日」だけではなく、公正さを亡くした「日本社会の落日」とならないよう、今後の展開を期待したい。

≫(ハフィントンポスト:ブログ・【2016年6月1日「郷原信郎が斬る」より転載】)


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/387.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添要一知事は、辞職する意志はなく、東京都民はじめ全国民から「潔くない」として新たな非難を浴びる(板垣 英憲)
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/a7e7e0b7050c1f820786c8c2a0a1c92f
2016年06月07日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 東京都の舛添要一知事は6月6日日午後4時から東京都庁で記者会見し、政治資金を私的に流用したとの疑惑について自身が第三者として調査依頼した佐々木善三弁護士(元東京地検特捜部副部長)と元検事の森本哲也弁護士(元さいたま地検検事)の2人が同席して、調査結果を公表した。それによると、政治資金で美術書や美術品を購入していた件について「知識を政治活動に生かすために、不適切でも違法でもない」という結論付けたものの、千葉県木更津市や山口県下関市、大阪市などの宿泊6件について「家族旅行が主目的と認めるのが合理的」として、私的な宿泊で不適切と判断、家族が同伴した東京都世田谷区の自宅近くや、神奈川県湯河原町などでの会食14件も「不適切」とされた。だが、舛添要一知事は、「生まれ変わった気持ちで新たに都政に尽くしていきたい」「ご批判を胸にしっかり刻み、信頼を取り戻すべく、粉骨砕身、都政運営に努めてまいりたい」「知事の職務に専念する」として辞職する意志はなく、東京都民はじめ全国民から「潔くない」として新たな非難を浴びることになっている。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/388.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 甘利氏の政治活動再開だけは許してはいけない  天木直人
「活動再開」を表明した甘利明・前経済再生相=6日午後0時5分、神奈川県大和市、恵原弘太郎撮影 :朝日新聞


甘利氏の政治活動再開だけは許してはいけない
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/06/07/post-4683/
7Jun2016 天木直人のブログ


 あれほどあきらかなあっせん利得処罰法違反であったのに、東京地検はあっさりと不起訴処分で終わらせた。

 そして、待ってましたとばかり、きのう6月6日、甘利前経済再生大臣は、政治活動再開宣言をした。

 ウソのような話だが、きょうの各紙を見ると、雲隠れしていた甘利氏が堂々と記者の前にあらわれて本当にそう宣言している。

 もっと驚いたのは、菅官房長官が記者会見で語った言葉だ。

 「甘利氏は安倍晋三政権において極めて大切な政治家だ。ご本人が早く一線で活躍してくれる状況になればいいなと思う」と。

 野党と国民はここまでなめられているのだ。

 どうりで舛添叩きが大騒ぎになるはずだ。

 ここまで舛添が叩かれ、世論の反発が舛添に向かえば、甘利の事など皆忘れてしまう。

 メディアの若造記者は、舛添には容赦なく質問をぶつけるが、菅官房長官には決して甘利追及の質問はしない。

 まさしく安倍政権一強の現実そのものだ。

 安倍政権のメディア支配そのものだ。

 野党が安倍政権を倒したいのなら、いますぐ甘利氏を国会に証人喚問して徹底的に追及すべきだ。

 甘利氏の現金授受疑惑問題を再燃させ、国民の怒りを安倍政権に向けるのだ。

 それが出来ないようでは選挙に勝てない。

 安倍暴政を阻止することなど、夢のまた夢だ。

 野党はいますぐ甘利疑惑を徹底追及し、安倍政権打倒の本気度を国民に見せよ(了)


            ◇

甘利氏が「活動再開」表明 「あっせん、一切ない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160606-00000022-asahi-pol
朝日新聞デジタル 6月6日(月)12時57分配信

 現金授受問題で1月下旬に閣僚を辞任した甘利明・前経済再生相は6日、神奈川県大和市の地元事務所で「活動再開」を表明した。閣僚辞任直後から「睡眠障害」を理由に国会を欠席していたが、この日は「多大なご迷惑とご心配をおかけし、地元と国民の皆さんに深くおわび申し上げます」と記者団に語った。

 甘利氏と元秘書は、あっせん利得処罰法違反などの疑いで告発され、東京地検特捜部は5月31日に甘利氏と元秘書2人を不起訴処分(嫌疑不十分)にしたと発表した。

 甘利氏は「(問題は)寝耳に水だった。あっせんに該当するようなことは一切したことはない。不起訴処分になったが、今回のようなことが二度と起こらないように事実関係を把握する必要がある。調査再開を弁護士にお願いした」と強調。「(調査結果について)最終的な報告があれば、適切な時期に説明させていただく」としたが、具体的な時期は示さなかった。

 甘利氏はこれまで、「睡眠障害」を理由に約4カ月にわたり国会を欠席。野党は国会での説明を求めていたが、応じていなかった。


            ◇

菅義偉官房長官「安倍政権に極めて大切な政治家」 甘利明氏の政治活動再開に期待
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160606-00000548-san-pol
産経新聞 6月6日(月)17時56分配信

 菅義偉官房長官は6日の記者会見で、現金授受問題で不起訴となった甘利明前経済再生担当相が約4カ月ぶりに政治活動を再開したことに関し「甘利さんは安倍政権において極めて大切な政治家だ。ご本人が早く一線で活躍してくれる状況になればいいなと思う」と期待を示した。

 甘利氏に対し、民進党が国会で説明責任を果たすよう求めていることについては「弁護士による調査を再開し、適切な時期に説明すると述べている。甘利氏自身がしっかり説明責任を果たすと思う」と述べた。


関連記事
元TPP大臣の一件。これだけで今この国がいかに異常であるかがわかる。おぞましい政治を象徴的に表している 小沢一郎(事務所
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/362.html


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/389.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 野党統一候補の前川きよしげ(民進党)さんの訴えが「しんぶん赤旗」に載っとるぞ。
「しんぶん赤旗」記事から。






 

 

  

 


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/390.html
記事 [政治・選挙・NHK207] 政界地獄耳 沖縄県民の戦いは人の歴史(日刊スポーツ)
政界地獄耳 沖縄県民の戦いは人の歴史
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1659351.html
2016年6月7日9時15分 日刊スポーツ


 ★5日、沖縄では米軍普天間基地の辺野古への移設計画を巡って政府と対立する県知事・翁長雄志の県政の評価と今後を占う沖縄県議選が投開票され、知事与党が大勝した。告示直前に起きた、元海兵隊で米軍属の20歳の女性殺人遺棄事件や、軍属覚醒剤密輸事件、投票日には綱紀粛正で外出禁止や基地外での飲酒が禁じられていた米兵が飲酒運転で逮捕されるなど、県民感情を逆なでする事件が相次いでいる。知事への評価がストレートに表れた格好だが、県内野党の自民党には参院選を前に厳しい結果となった。

 ★しかし、この結果は簡単に導き出されたものではない。3日、沖縄の大衆運動をリードし続けた元県会副議長・県議・玉城義和が死去した。92年、県議選に初当選し7期のベテラン議員だったが、95年の米兵暴行事件に抗議する県民大会では事務局長を務め、県内の新基地反対派らを「島ぐるみ会議」を発足してまとめ上げた。今回の選挙は体調不良で勇退していた。「オール沖縄」の土壌も95年の米兵の事件からだった。

 ★前民主党代表はフェイスブックに「玉城義和沖縄県会議員の死去を悼む」と記した。「初めて会ったのは、お互いにまだ20代前半の頃でした。沖縄が本土復帰して間もない時で、沖縄初の国政選挙で当選した参議院議員・喜屋武真栄の秘書をしていた沖縄の古波津さんの紹介でした。同い年ということもあり、すぐに肝胆相照らし、ずいぶん2人で議論もしたし、飲み歩きもしました。玉城さんは熱血漢で、私の友人と一緒に飲んでいて、議論が高じて、友人と取っ組み合いのケンカをしたこともあります」と思いを語っている。県民は長い戦いを強いられている。それは人の歴史でもある。(K)※敬称略


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/391.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 「しんぶん赤旗」から おおさか維新・松井代表が共産党を攻撃するが結局は全面降伏に追い込まれる。/志茂田景樹さん「20歳で
戦死した兄の悲願」。


本日(2016年6月7日)の「しんぶん赤旗」から。



 



 



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/392.html
記事 [政治・選挙・NHK207] 不適切だが違法性はないから辞任もしない都恥事・マキゾエと不起訴になってよく眠れるようになったから政治活動再開のワイロ甘利
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-1697.html
2016年6月 7日 くろねこの短語


不適切だが違法性はないから辞任もしない都恥事・マキゾエと不起訴になってよく眠れるようになったから政治活動再開のワイロ甘利。舐めくさるのもたいがいにしやがれ!!


 タイトルにあるように、口汚く罵ってしまえば、「舐めくさるのもたいがいにしやがれ」ってなるんだろうね。不適切だが違法性はないから辞任もしない都恥事・マキゾエと不起訴になってよく眠れるようになったから政治活動再開のワイロ甘利のことだ。まあ、どちらも面の皮が厚いだけのろくでなしってだけの話で、こんなのが片や日本の首都のトップで、片やペテン政権の中枢に陣取っていた閣僚だったってんてだから、この国は発展途上国なみの政治風土ってわけですね。

・舛添知事支出「一部不適切」 宿泊、飲食「20件は私的」
 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016060790070145.html

 それにしても、都恥事・マキゾエの事の発端というのは正月の温泉旅館における会議疑惑だったはずなのに、「クレヨンしんちゃん」がどうたらこうたらとか、何か焦点がぼやけてやしませんか。今回のヤメ検弁護士の調査では「出版会社社長を客室に招き今後について相談した」ってんだが、これが本当なら「客室で事務所関係者らと緊急かつ重要な会議をした。政治活動だ」って言い訳は嘘ということになる。しかも、「全体として単なる家族旅行と理解するほかない」とまでヤメ検弁護士はいってるんだから、これは立派な虚偽記載で政治資金規正法違反にひっかかるんじゃないのか。

 でもって笑っちゃうのが、この出版会社社長にヤメ検弁護士は直接聞き取りしてないんだってね。そのあたりを記者に追及されて逆切れしてたのも、さすが「俺様」のヤメ検弁護士だけのことはある。さらに笑えたのが、「シルクの服は書道の時に着ると筆が進む」って言い訳で、これをまたヤメ検弁護士は「シルクの服に墨がついていた」「説得力があった」ってフォローしてるんだから、これじゃあまるでコントだね。さすが、ドリル小渕の政治資金規正法違反の第三者委員会委員長だっただけのことはある。

 そもそも、今回の調査にあたった弁護士は二人というところに問題があるんだね。日本弁護士会の第三者委員会のガイドラインでは、「委員は三人以上で構成し、会計士を含める」とあるんだとか。てことは、二人の弁護士の調査というのは第三者委員会なんてものではなくて、ただの私的な弁護士調査でしかないってことだ。しかもその費用はマキゾエがポケットマネーで出してるんだから、ハナっからお手盛りってことです。

・佐々木弁護士は小渕氏側の事件も担当 森本弁護士は旧エンブレム調査の外部有識者
 http://www.sankei.com/affairs/news/160606/afr1606060016-n1.html

公私混同疑惑 舛添都知事が調査結果を公表(2016年6月6日)


 マキゾエの調査報告というパフォーマンスのおかげで、ワイロ甘利の政治活動再開発言がなんとなく影が薄くなっちまったんだが、マキゾエのセコイ税金ドロボーなんかより、こっちの方がとんでもなく悪質なんだね。不起訴になったとたんに睡眠障害が改善したってのもわかりやすくてなんとも舐めた話なんだが、ワイロ甘利に関してはふたつのグループが検察審査会に異議申し立てしてるから、そう簡単に逃げおおせるとは思えない。地元ではワイロ甘利を「落選させる会」が発足したそうだから、まだまだ安眠なんかさせませんよ、ったく。

・甘利氏 政治活動再開 野党側 追及強める構え
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160607/k10010548311000.html

・“真っ黒”な甘利明を検察はなぜ「不起訴」にしたのか? 官邸と癒着した法務省幹部の“捜査潰し”全内幕
 http://lite-ra.com/2016/06/post-2301.html



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/393.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 民進との共闘を「国民怒りの声」小林節氏が拒否!連合会長と協議決裂 「政策を打ち出せない民進党と一緒にやっても意味がない」
民進との共闘を「国民怒りの声」小林節氏が拒否!連合会長と協議決裂
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/17827
2016/06/07 健康になるためのブログ



http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016060702000108.html

連合の神津里季生会長は六日、政治団体「国民怒りの声」代表を務める小林節慶応大名誉教授と東京都内のホテルで会談し、参院選比例代表での民進党との共闘を提案した。民進党の比例名簿に小林氏らを登載し、比例票の底上げを図る狙い。小林氏は「民進党とは目指すところが違う」として拒否した。複数の出席者が明らかにした。


 出席者によると、神津氏は会談で「全野党が一つになって戦うべきだ。民進党の名前に結集してくれないか」と打診した。これに対し小林氏は「政策を打ち出せない民進党と一緒にやっても意味がない」と述べ、協議は決裂したという。


以下ネットの反応。










連合はホント今さらですね。しかも、民進の比例名簿なんかに入ったら一緒に沈むのは明確じゃないですかね。世間が待っているのは民進の下に集う事ではなく、民進が変化して国民のために政治をする政党に変わることですよね。こんな提案が受け入れられるわけがありません。





http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/394.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 赤塚不二夫が語っていた戦争と差別…終戦時の満州で助けてくれた中国人、日本に帰って受けたイジメと差別(リテラ)
                    『赤塚不二夫120%』(小学館)


赤塚不二夫が語っていた戦争と差別…終戦時の満州で助けてくれた中国人、日本に帰って受けたイジメと差別
http://lite-ra.com/2016/06/post-2314.html
2016.06.07. 赤塚不二夫が語っていた戦争と差別  リテラ


『おそ松くん』をアレンジしたアニメ『おそ松さん』(テレビ東京系)のブームは、番組の放送が終了した今でもまったく衰える様子を見せず、また、タモリがエンディング曲を歌っていることでも注目されたドキュメンタリー映画『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』も現在公開中。亡くなってから8年近くの時が経っても、赤塚不二夫は話題を振りまき続けている。

 人々が赤塚作品を愛し続けているのには、色々な理由があるだろうが、そのなかの一つとして大きいのが、彼のつくる物語の根底に流れる「優しさ」だろう。赤塚不二夫の担当編集をしていた武居俊樹氏は、赤塚不二夫『赤塚不二夫120%』(小学館)の解説でこのように綴っている。

〈小説家の井上ひさしが後に言っている。
「文部省が赤塚漫画を『道徳』の副読本にしないのは理解できない」と。
 ある意味で、赤塚の作品は道徳的だ。
 例えば、暴力シーンはいっぱい出てくるが、弱虫でチビのハタ坊がいじめられるシーンは決して出てこない。喧嘩も、対等か、強い者に逆らう時に起きている。チビ太が一人で六つ子に挑んでいくような時だ〉

 弱い者いじめはしない──赤塚作品で貫かれているこの姿勢は、彼の子どもの時の体験によってできあがったものであった。

 赤塚不二夫は、1935年9月14日、満州にある古北口という、旧満州国と中国の国境沿いの町で生まれた。父親は、特務警察を務めた後、奉天で消防分署の署長を務めていた。現地の中国人たちを監督する立場の人間である。尊大な態度を取り、徹底的に彼らを痛めつけたとしても誰からも文句は出ないし、実際にそうしている日本人はたくさんいた。しかし、赤塚不二夫の父の行動は、それとは真逆のものだった。

〈終戦直前におやじが奉天(現在の瀋陽市)の鉄西区の消防分署の署長になった。部下はみんな中国人。彼らがミスしたとき、朝の六時ごろ、籠に卵をいっぱい入れて持ってきたり、砂糖とかいろんなもの持ってくるの、謝りに。でも、おやじはぜったいに受け取らなかった。
「いらない、そんなもの。おまえたちが食べろ」って。
 ボクはまだ子どもながらも、なんか騒がしいなと思って起きて見にいったら、そうやってるわけだ、おやじと部下が。
 そしたらうちのおふくろが、「もらっとけばいいのに」。子どもたちに食べさせたいと思うわけだよ。そうしたら、おやじ怒った。「ふざけるな」って。
 そういうことがずっと続いていたから、終戦のとき中国人が、「おくさんお米あるかあ、砂糖あるかあ」って持ってきてくれて助けてくれた。
 学校では先生から、中国人を蔑視した教育を受けていたけど、ボクは学校から帰ってくると、おやじの部下の中国人の子どもたちと、官舎のまわりで犬コロみたいに遊んでいた。中国語で、みんないっしょになって生活してたわけだから、「おまえは日本人なんだからエリートなんだぞ」なんてことはおやじは言わなかった。だから、ボクは中国人に対して差別とかそういう気持ちをもったことはなかった〉(中国引揚げ漫画家の会編『ボクの満州 漫画家たちの敗戦体験』亜紀書房)

 物資の少ない状況下、赤塚不二夫の父だって、付け届けは喉から手が出るほど欲しかったはずだ。しかし、それを受け取ってしまえば、渡しにきた中国人たちが飢えに苦しむことになる。それを分かっていたから、頑として受け取らなかったのだ。また、赤塚不二夫の父にはこんなエピソードもあると言う。

〈砦には時々、さまざまな物資を積んだトラックが到着した。おやじはその物資をよく村人に分けていた。
「敵も味方も同じ人間じゃないか」
 何か見返りを期待したわけじゃない、こちらに真心さえあればそれは必ず相手に通じるはずだ──これがおやじの人間観だった〉(赤塚不二夫『これでいいのだ 赤塚不二夫自叙伝』文藝春秋)

 こういった行動は、実際に相手に伝わっていた。赤塚の父の首には当時の金額で2千円の賞金がかかっていたが、誰も父のことを密告したりはしなかった。どころか、敗戰の混乱時には赤塚家を周囲の中国人が守ってくれたのだ。

 そして、終戦後は、なにかと面倒を見てくれたり、日本人の集まっている安全な場所まで部下だった中国人たちが送り届けてくれたという。

 戦時中にいばっていた日本人のなかには、終戦の混乱のドサクサに紛れ中国人に惨殺された例もある。実際、近所の中田さん一家は戦中に恨みを買っていたため、殺されてしまったという。その話を聞いた当時の心境を赤塚不二夫は〈いつも部下の中国人を可愛がっていたおやじが、ぼくたち一家を救ったと思わないわけにはいかなかった〉(前掲『赤塚不二夫自叙伝』)と振り返っている。

 弱い者いじめをするのではなく、助け合って生きていけば、今度は自分が困ったときに助けてくれる。小学生の赤塚不二夫は父の行動からそのことを学んだのだという。

 しかし、小学校6年生のとき、引き揚げて母の郷里である奈良県の大和郡山で新しい生活を始めると、今度は「差別される」立場に置かれることになる。ほとんど戦災を受けることもなく、古くから住んでいる地元の住人ばかりの土地にとって、満州から引き揚げてきた家族は「よそ者」以外のなにものでもなく、冷たい扱いを受けたのだった。

〈ある時、配給があるから鍋持って集まれという回覧が回った。ぼくが鍋を持って行って並んだ。ところがぼくの番になったとき、
「あ、満州か、お前はダメだ」
 と断られた。あの時は悲しかった〉(前掲『赤塚不二夫自叙伝』)

 当然、学校でもイジメの対象となってしまうのだが、そんなとき、かつて父が現地の中国人に対して親切に接したように、イジメられている赤塚不二夫に親切に接してくれる人物が現れた。学校で番長を張っていた奥村という同級生の男である。彼との出会いはこのようなものだった。

〈僕は子供の頃から、絵が得意だった。「よーし、あいつが俺のこと、そんなにイジメるんだったら、漫画を描こう」って、藁半紙16枚くらいを糸で縫って、そこに鉛筆でマンガを描いたのだ。確か「寿司屋のケンちゃん」ってマンガ。その頃、お寿司屋さんなんか行ったことなかったのに、どうしてそんなマンガを描いたんだろう。それがわからない。でもとにかく、描いたわけだ。それを番長に、「僕の描いたマンガです」って差し上げた。番長はしばらく、パラパラめくって見てたよ。
「これ、ほんとにおまえが描いたのか?」
「ほんとです」
 それからみんなを集めて、
「いいか、今度なぁ、赤塚イジメたら、俺が承知しないぞ」
 って。それから見事に、イジメにあわなくなった〉(前掲『赤塚不二夫120%』)

 この後、奥村と仲良くなった赤塚不二夫は柿畑から柿を盗んで売り警察の厄介になるなど、数々の悪行に手を染めることになるのだが、そんな悪ガキの奥村は一方で、まわりから差別される立場の人間に対して優しい態度をとる一面もあった。イジメを受けている赤塚不二夫を助けた他に、こんなエピソードもあると言う。

〈クラスに一人、重度の小児マヒの子がいた。性格のとてもいい子だった。運動会の日がきたが彼は参加できない。窓から外を見ているだけだ。その日、ボス奥村はぼくに命じた。
「お前残って、あいつと一緒にいてやれ」
 しかたなくぼくも運動会に出ないで、二人で教室に残った。グランドではワーワーみんな楽しそうにやっている。窓からそれを見ている彼に、「面白いか?」と聞くと、嬉しそうに「うん」と答えた。
(中略)
 それにしても奥村という男も大したものだと思う。ただ体がでかくて腕っぷしが強いだけではなかった。ハンデを背負った友達の気持がわかり、ぼくに運動会を休んで付き添わせるという、教師ではできない対応をやってのけたのである〉(前掲『赤塚不二夫自叙伝』)

 このように奥村が面倒を見ていた子たちは赤塚不二夫の心に深く刻まれており、彼らが一緒に遊んであげていた当時3歳の男の子は『おそ松くん』に登場するチビ太のモデルにもなっている。

 父、そして、ガキ大将の奥村。彼らが見せてくれた、弱い者を守り、決して差別しない態度は、漫画家となった赤塚不二夫にも受け継がれ、それが赤塚作品の根底に流れる「優しさ」にもつながっている。

 周知の通り、先日、ヘイトスピーチ対策法が成立したわけだが、そんな法律をつくらねばならないほど、現在の日本社会は急速に寛容さを失い、多様性を認めることができない社会になりつつある。それは、赤塚不二夫が作品のなかで描いていた世界とは真逆のものであり、そのような社会になってしまったことは嘆かわしいことである。どんな人間も差別を受けなければいけない必然性などないし、社会はどんな人の個性も受け入れることができる多様性を持つべきだ。赤塚不二夫は生前、こんな言葉を残している。我々がいま、赤塚不二夫のマンガから学ぶべきことはたくさんある。

〈僕は、この世の中に「いい人」だけの人なんて、いないと思っている。同じように、「悪い人」だけの人もいない。世の中って、正しいことも悪いことも、美しいことも汚いことも、恵まれている人もハンディを背負っている人も、金持ちも貧乏人も、おバカも利口も、賛成も反対も、糞も味噌も、ぜーんぶごちゃ混ぜになってるのだ。それが世の中ってぇものだからね。それでいいのだ!!〉(前掲『赤塚不二夫120%』)

(新田 樹)


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/395.html

記事 [政治・選挙・NHK207] ≪不起訴⇒全快!≫元医者の共産・小池書記局長「睡眠障害がこんなに都合良く治る人はあまり見たことがない。非常に珍しい症例
【不起訴⇒全快!】元医者の共産・小池書記局長「睡眠障害がこんなに都合良く治る人(甘利氏)はあまり見たことがない。非常に珍しい症例なのではないか」
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/17830
2016/06/07 健康になるためのブログ



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160606-00000546-san-pol

医師免許を持つ共産党の小池晃書記局長は6日の記者会見で、睡眠障害を理由に長期療養していた甘利明前経済再生担当相が、現金授受問題で不起訴となった直後の同日に政治活動の再開を表明したことについて「睡眠障害がこんなに都合良く治る人はあまり見たことがない。非常に珍しい症例なのではないか」と皮肉った。「甘利さんには甘利さんの事情があるのかもしれない」とも述べた。


以下ネットの反応。














不起訴が薬になって睡眠障害が治っちゃったと言う話なのでしょうか?政治家も司法もメディアも国民も・・日本は滅ぶべくして滅ぶということでしょうか?


 



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/396.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 最大の問題は、安倍が総理大臣になることが可能な「仕組み」ではないだろうか。
大体いつも、その時の総理大臣はあれこれ批判されるが、そういう人間が総理大臣になることができたという、その環境が有る限りその時の総理大臣がやめても似たような環境が続く。

自民党が政権を取っていて、その中で今は安倍が総理大臣になっている。

いくらなんでもこんなのを選ぶくらいだから、自民党っていう組織は
こんなのを選ぶことが普通にできる組織なわけで。

普通に考えて何かがおかしい。

その自民党が政権を取るってんだから、普通に考えて何かがおかしい。

もしかしたら、普通に考えることがまちがっているのか?
本当は今の状態が正しいのか?

私の知る限りやっぱり何かがおかしいと思うんだが。

それは、安倍だけが一番異常、ということではなく、
安倍が総理大臣になるというその仕組みが異常なんじゃないだろうか。

仕組みは普通には見えてこないのでやはり批判の対象はその時の総理大臣、というのが今後も続くんでしょうかね。

仕組みの批判をしようとしても、よくわからないしね。

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/397.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 飲酒禁止を徹底すれば在日米軍は沖縄から出て行くー(天木直人氏)
事故を起こした米軍嘉手納基地所属の海軍兵の車両=沖縄県嘉手納町の嘉手納警察署で、2016年6月5日午後0時27分、川上珠実撮影:毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160605/k00/00e/040/120000c


飲酒禁止を徹底すれば在日米軍は沖縄から出て行くー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sooud6
7th Jun 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks


女性殺害事件のつぎは酒酔い運転による交通事故だ。

 しかもただの酒飲み運転ではない。

 泥酔状態による国道逆走の末の相次ぐ衝突事故だ。

 さすがに米政府も、

「日本との重要な同盟を危機にさらす不正行為を断じて許さない」とあわてて、基地内外の飲酒を全面禁止した。

 そんなことよりも、基地をなくせ。

 沖縄住民からはそういう疑問や批判が出ている。

 その通りだ。

 しかし、基地をなくすということは日米安保体制を見直すということだから、容易ではない。

 それよりも、米兵の行動規制を強化・徹底することによって米兵を追い出す事のほうがより現実的かもしれない。

 今回の飲酒禁止措置は、新聞記事をよく読むと、「当面の間」となっている。

 しかも米海軍兵に限るとなっている。

 もし飲酒禁止を恒常的に禁止して行けばどうか。

 そして、海軍に限らず、すべての在沖縄米兵に適用される措置とすればどうか。
 
 さらには、飲酒に限らず、その他の行動も厳しく制限して行けば、どうか。

 そのうち在日米軍勤務を拒否する者たちが続出するだろう。

 翁長知事の沖縄は、日米地位協定の改正を求める一方で、

在日米軍兵士の行動規制を厳しく求めて行くべきだ。

 日米地位協定の見直しに日米両政府が応じないならば、

翁長知事の沖縄は、その代わりに、在沖縄米兵の行動規範について徹底した強化を求めるべきだ。

 米政府は断れなくなるだろう。

 沖縄から米兵を撤退させる方法は、翁長知事の沖縄がその気になればいくらでもあるという事である。


            ◇

沖縄米兵が酒酔い逆走 容疑で逮捕、日本人2人重軽傷
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016060602000122.html
2016年6月6日 東京新聞

 沖縄県警は五日、道交法違反(酒酔い運転)の疑いで、米軍嘉手納(かでな)基地(嘉手納町など)に所属する海軍二等兵曹の女を現行犯逮捕した。アイメ・メヒア容疑者(21)で、国道を逆走して車二台と衝突、日本人二人が重軽傷を負った。沖縄では、女性遺棄事件を受け、米軍は基地や自宅以外での飲酒を禁止する綱紀粛正策を実施中で、実効性が問われそうだ。

 県警によると、メヒア容疑者の呼気から基準値の約六倍のアルコールが検出された。当初は容疑を一部否認していたが、その後容疑を認め「読谷村(よみたんそん)の友人宅で酒を飲んだ」と供述。北谷町(ちゃたんちょう)に一人で暮らしていると説明しているとされる。県警は、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いもあるとみて調べる。

 沖縄県は、女性の遺体を遺棄したとして元海兵隊の軍属が逮捕された後、綱紀粛正や再発防止策を要求。在沖縄米軍は沖縄に住む全ての米兵に対し、二十四日まで基地と自宅以外での飲酒を禁止、午前零時までの帰宅も義務付けており、メヒア容疑者はこうした措置に違反しているとみられる。

 逮捕容疑では、四日午後十一時四十分ごろ、嘉手納町水釜(みずがま)の国道58号で、酒に酔った状態で乗用車を運転したとされる。

 メヒア容疑者は国道を逆走し、軽乗用車二台と相次いで正面衝突。最初にぶつかった車に同乗していた名護市の女性会社員(35)が胸の骨を折る重傷を負い、別の車を運転していた北谷町の男性会社員(30)も腕に打撲を負った。メヒア容疑者にけがはなく、警察官が駆け付けた際、泥酔状態だった。

 現場は嘉手納基地の目の前。片側三車線で中央分離帯があり、県警は逆走の経緯も調べている。

◆外相 米大使に強く抗議

 岸田文雄外相は五日、沖縄県内で米兵が酒酔い事故を起こしたことを受け、ケネディ駐日米大使に「女性遺棄事件を受けて綱紀粛正に取り組む中での事故で、極めて遺憾だ」と強く抗議し、早期に実効的な再発防止策をまとめるよう求めた。

 ケネディ氏は「極めて遺憾で、謝罪したい」と応じた。在沖縄米軍が基地外での飲酒を禁止した「哀悼期間」中の事故であることに触れ「非常に怒りを感じる。米政府として捜査に全面協力する」と強調した。

 中谷元・防衛相も訪問先のシンガポールで「防衛省沖縄防衛局から在沖縄米海軍に、極めて強い遺憾の意を伝え、強く抗議した」と記者団に明らかにした。今後の対応に関し「米軍関係者一人一人が法令を順守することが第一だ。日本の法律を守る意識を持ってもらうようにさらに申し入れ、徹底したい」と述べた。


            ◇

在日米海軍が禁酒令 飲酒事故受け
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=171997
2016年6月7日 05:00 沖縄タイムス

 在日米海軍は6日、第7艦隊を含む、日本に駐留する全兵士を対象に、基地内外での飲酒を禁じ、勤務時間以外の行動は保育施設への送迎や、自宅と勤務先の往復など生活に必要な外出に制限すると発表した。

 米軍嘉手納基地所属の海軍兵が道交法違反(酒酔い運転)容疑で現行犯逮捕されたことを受けた措置。

 発表では制限措置の期限を設けず、飲酒は「各自の振る舞いが日米同盟などに与える影響について、全ての将校、兵士が確実に理解できたと司令官が確信できるまで」、行動は「司令官らが兵士へ対面訓練を実施するまで」としている。

 第7艦隊司令官のジョセフ・アーコイン中将は「日本との重要な同盟を危機にさらす不正行為を断じて容赦しない」とのコメントを出した。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/398.html

記事 [政治・選挙・NHK207] ≪壮絶選挙区に迫る≫参院選、自民危うし 「1人区」は32 「与党18、野党系14」の激戦予測(ZAKZAK)
【壮絶選挙区に迫る】参院選、自民危うし 「1人区」は32 「与党18、野党系14」の激戦予測
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160607/plt1606071140001-n1.htm
2016.06.07 夕刊フジ



参院選が迫り、安倍首相の演説にも熱がこもる



野党も共闘で巻き返しを狙う



小林吉弥氏




 夏の参院選(6月22日公示、7月10日投開票)では、32ある「1人区」の勝敗が最大の焦点となる。今回、自民、公明与党に対抗して、民進党と共産党など野党4党がすべての1人区で候補者を一本化した。気になる「与党vs野党系」の勝敗はどうなりそうか。緻密な選挙予測で定評のある政治評論家の小林吉弥氏によると、現時点で「与党18、野党系14」の激戦だという。

 定数2で、改選数1の1人区。自党候補が当選すれば、対立党候補は落選するため、ここでの勝敗が選挙全体の鍵を握る。

 2007年の参院選では、民主党が当時29あった1人区で「23勝6敗」と圧勝し、09年の政権交代につなげた。10年の参院選では、野党時代の自民党が「21勝8敗」と圧倒し、12年に政権奪還を果たした。

 今回の参院選、小林氏による注目の1人区予測は別表の通りだ。

 まず、与党は、北関東や北陸、四国、九州で優位に戦いを進めている。いずれも、自民党が伝統的に強い地域だが、優勢は18にとどまっており、伸び悩んでいる。

 一方、野党系は東北や近畿で健闘している。民進党の支持率は1ケタ台にとどまっているが、優勢は14と意外に善戦している。

 小林氏は「民進、共産両党の共闘は、一定の成果が出そうだ。4月の衆院北海道5区補選では、野党統一候補が惜敗したが、『民共共闘』の効果はかなりあった」と説明する。

 これに対し、自民党については厳しくみている。

 小林氏は「国会会期末、消費税増税や衆参同日選などをめぐり、自民党内の結束が乱れ、『安倍一強』が揺らいだ印象がある。安倍晋三首相は、自民、公明両党で改選議席の過半数である『61』を目標に掲げたが、それほど簡単ではない」と語る。

 1人区は風の影響を受けやすく、オセロゲームのように議席がひっくり返ることがある。

 小林氏は「青森や岩手、秋田、山形、山梨、長野、滋賀、奈良、岡山、大分の10選挙区で激戦だ。今後、情勢が変化する余地がある」と指摘した。

 個別の選挙区も注目される。

 生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表のおひざ元である岩手では、生活の現職が突然引退を表明し、新人対決となっている。

 野党系は、小沢氏の元秘書で、岩手県の達増拓也知事の秘書も務めた元県議の木戸口英司氏(52)に一本化した。

 これに対し、自民党は、元慶応大ラグビー部監督の田中真一氏(49)を擁立。前回13年の参院選で、同選挙区で圧勝した平野達男元復興相が支援する。

 小林氏は「木戸口氏がやや優勢だ。岩手はかつてのような『小沢王国』ではなくなったが、小沢氏の勢力はまだ根強く残っている」と分析した。

 全国で唯一、共産党候補が野党統一候補となった香川では、再選を目指す自民党の磯崎仁彦元経産政務官(58)と、共産党の田辺健一県常任委員(34)が激突する。

 小林氏は「民進党が本気で共産党候補を推せるかがポイントだ。与党に勝つのは難しいのではないか」と分析した。

 与野党が激しく競り合う長野では、2期目を目指す自民党の若林健太参院農水委員長(52)に、民進党から元TBSキャスターの杉尾秀哉氏(58)が挑む。

 小林氏は「長野は共産党票が約10万票ある。これが決め手となる可能性が高い。民進系候補がやや優勢だ」とみる。

 安倍首相は3日、参院選に向けた全国遊説をスタートさせ、真っ先に1人区の福島に入った。「1人区の攻防」は激しさを増している。


関連記事
連敗なら安倍政権“退陣”も 参院選の命運握る重大20選挙区(日刊ゲンダイ)
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記事 [政治・選挙・NHK207] “口利きワイロ”調査先送り 甘利氏すまし顔で「政界復帰」(日刊ゲンダイ)


“口利きワイロ”調査先送り 甘利氏すまし顔で「政界復帰」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182984
2016年6月7日 日刊ゲンダイ



地元事務所で“青空会見”の様相(C)日刊ゲンダイ


 睡眠障害で“自宅療養中”だった甘利明・前経済再生担当相(66)が6日、約4カ月ぶりに公の場に現れた。神奈川・大和市の地元事務所の駐車場で会見し、“口利きワイロ”問題もなんのその。すまし顔で「政界復帰」を高らかに宣言してみせた。

 定刻通り正午に現れた甘利氏は、報道陣50〜60人を前に不敵な笑みを浮かべ、「僕はどこに立てばいいのかな」と一言。睡眠障害を患っていたとは思えないほど表情は明るく、しっかりとした足取りだった。

 会見では、「ご迷惑をおかけしたことについて、国民の皆さんに対し深くお詫び申し上げます」と謝罪したものの、1月の辞任会見で約束した“口利きワイロ”についての調査報告は一切なし。というのも、東京地検特捜部の調査を理由に、第三者の弁護士に委ねた調査を中断していたのだ。甘利氏は続けた。

「辞任会見で申し上げた通り、今回の一件については“寝耳に水”のこと。捜査当局に対し、あっせん利得処罰法に抵触するような事実はないと、真摯に説明してきました。そこへ先日、私と元秘書が不起訴処分になったとの発表がありました。捜査当局には、説明を受け止めていただけたのかなと思っています。『不起訴』との判断を受けたので、改めて調査を再開するよう依頼した。報告については、しかるべき時期にと考えています」

 何だか、捜査を報告先送りの口実にしているように聞こえる。こうして5分ほどしゃべった後、甘利氏は報道陣との質疑応答の場を設けたが、2、3問に答えたところで強制打ち切り。秘書が「次の日程があるので」と言うと、甘利氏は報道陣の制止を遮り、そそくさと用意された車で去っていった。

 第三者による調査報告を棚に上げ、“復帰宣言”とは一体どんな了見なのか。秘書に見解を求めるとこう返答した。

「甘利氏本人が説明した通り、調査にはまだ時間がかかります。以前から、一部メディアから『復帰の際はコメントを』と要請されていた。本人はまだ体調が回復していませんが、医者から『6日は外に出てOK』と許可を得たので、何とか会見の開催に至りました」

 自身の病状について甘利氏は「午前3時くらいにならないと眠れない」と会見で打ち明けていたが“復帰宣言”の前にやるべきことがある。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/400.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 上から目線のプロ第三者 舛添氏調査“マムシの善三”の実績(日刊ゲンダイ)
           舛添知事の調査を担当した佐々木善三弁護士(C)日刊ゲンダイ


上から目線のプロ第三者 舛添氏調査“マムシの善三”の実績
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182986
2016年6月7日 日刊ゲンダイ


 確かに目つきはやけに厳しかった。舛添都知事が「厳しい第三者の目」に選んだ元特捜検事の佐々木善三弁護士(63)。6日の会見では報道陣の質問に常に「上から目線」で対応し、「関係者は関係者ですよ!」「あなたは事実認定というものをご存じない!」などと、しばしば「逆ギレ」とも受け取れる答えを連発していた。

 岩手県出身で、検事任官は中大卒後の1979年のこと。東京、大阪両地検の特捜部に長く在籍し、リクルート事件や住専事件などを手がけ、執拗な仕事ぶりで「マムシの善三」の異名を取った。東京地検特捜部の副部長時代には、鈴木宗男元衆院議員の汚職事件を指揮した。2012年に退官すると、猪瀬直樹前都知事の徳洲会からの現金5000万円受領事件で弁護を担当。刑事処分を略式起訴にとどめた。

「昨年、トヨタを揺るがせた米国人女性役員による麻薬密輸容疑での摘発事件でも経営陣のアドバイザー役を務め、古巣の動きを見透かしたように当初から『起訴の可能性は低い』とトヨタ側に断言していたと報じられました」(司法関係者)

 過去にはプロ野球の統一球変更隠蔽問題を検証する第三者委員会の委員、さらに小渕優子元経産相の政治資金問題の第三者委の委員長を歴任。「小渕氏の関与なし」との結論をまとめ、問題は幕引きが図られた。

 現在も、東電の福島原発事故の第三者検証委員会の委員を務める「第三者のプロ」。この日の質疑応答で「疑惑を抱えた本人から第三者に依頼するというのは、客観性は確保されるのか」と問われると、色をなして「第三者委員会とは基本的にそういうものです!」と反論したのも、プロの誇りの成せる業だろう。

 ただ、あまりに高圧的な態度がネット上の反発を買っている。都民の怒りの炎にマムシが油を注いでしまった形だ。



































http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/401.html

記事 [政治・選挙・NHK207] ≪参戦!≫仏教・キリスト教・イスラム教などの宗教者・信者全国集会、参院選で「戦争法に賛成する議員には投票しない」呼び掛け
【参戦!】仏教・キリスト教・イスラム教などの宗教者・信者全国集会、参院選で「戦争法に賛成する議員には投票しない」呼び掛けを全国に広げていくことを決定!
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/17835
2016/06/07 健康になるためのブログ



http://www.christiantoday.co.jp/articles/21052/20160604/shukyosha-shinjya-zenkokusyuukai-1.htm

仏教やキリスト教・イスラム教など、主催者発表で300人を超える宗教者・信者が、5月31日午後2時より、築地本願寺(東京都中央区)で「『戦争法』廃止・憲法改悪阻止をめざす宗教者・信者全国集会 『殺さない 殺させない』―今こそ、宗教者・信者として―」を開催した。参加者らは、7月10日に投開票が行われる参議院選挙で「戦争法に賛成する議員には投票しない」ことを呼び掛ける運動を全国に広げていくことを確認するアピールを採択した(本記事の最後にその全文を掲載)。


「戦争法」廃止・憲法改悪阻止をめざす宗教者・信者全国集会 アピール


この国は「今」、危機にある。


それは、70年の長きにおよぶ一人の戦死者を生み出さなかった歴史が、安保法制施行によって奪われようとしている「今」である。


それは、「過ちは二度と繰り返しません」と誓った先人たちの祈りを、憲法改悪への道筋によって踏みにじられようとしている「今」である。


それは、「経済成長」という虚妄を装いながら、実は敗戦の呪縛から自立しえない一部の政治家たちの都合によって、平和を愛する全ての人々の深い願いに応えようとしない「今」である。


しかしそれ以上に大きな危機は、この国の人々の沈黙である。


憶えば、私たち宗教者は過去の戦時下において、為政者が掲げる「正義」を称賛し、「人間の愚かさ」に目覚めさせる宗教的使命をかなぐり捨て、いのち奪われた人々の戸惑いを国策に従うことに振り向け、人々を沈黙させてきた。まさに日本の宗教界は、言葉を失うほどの恥ずべき歴史を生きてきた。その歴史を生きるからこそ今改めて、私たち信仰を持つ者は、「人間の愚かさ」とは何かに思い至らねばならない。


人は、身近に一人の戦死者が生まれた時、「殺られたらやり返せ」という微かな声に身を委ねてしまうほど誰しもが弱く、善悪を超えた深い闇に引きずり込まれていく存在なのだ。その時、人は過去を忘れ、同じ過ちを繰り返す。しかし同時に、その「人間の愚かさ」を超えて、怒り悲しむ声がある。


だからこそ今、信仰を持つ私たちは、一人の戦死者が生まれる前に、その「人間の愚かさ」を超えて、怒り悲しむ声をもって、人々の沈黙を破らんと思う。


その一歩として今、


「戦争法」廃止・憲法改悪阻止をめざす宗教者・信者全国集会に集うた私たちは、来る参議院選挙において、「戦争法に賛成する議員には投票しない」ことを呼びかける運動を、一人一人の宗教的活動の現場から全国に広げていくことをここに確認する。


2016年5月31日
「戦争法」廃止・憲法改悪阻止をめざす宗教者・信者全国集会 参加者一同




まっとうな宗教者や信者の人たちが参院選に積極的に参戦する決意を表明しました。一方では日本会議=自民党=神社ライン、創価学会=公明党ラインなども存在しています。


今後の日本の行く末を決定づける参院選を前に、宗教・神道などの立ち位置・関係性をよくよく考慮・研究する必要性がありそうです。


 

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/402.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 参院選へ向け、市民連合と野党4党による政策協定調印  小沢一郎代表


参院選へ向け、市民連合と野党4党による政策協定調印
http://www.seikatsu1.jp/activity/diet/20160607.html
2016年6月7日 生活の党と山本太郎となかまたち




6月7日、国会内で野党4党に対し、市民連合より政策要望書が渡された。市民連合からは立憲デモクラシーの会、SEALDs、ママの会等の代表者、野党からは小沢一郎代表をはじめ、民進党・岡田克也代表、共産党・志位和夫委員長、社民党・又市征治幹事長が出席した。

会では冒頭、市民連合の山口二郎氏(立憲デモクラシーの会)から経過報告と方針の説明があり、その後政策要望書の説明がなされた。

野党4党は市民連合からの要望を確認の後、全党合意の上署名するに至った。

最後に4党の代表がそれぞれ決意を述べ、小沢代表は「野党で過半数獲得が目標だ」と表明した。

本日署名された要望書の内容はこちら
野党4党の政策に対する市民連合の要望書(PDF)






























http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/403.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添都知事に新疑惑か、「階数」が示した矛盾(TBS)/4階で買ったのに1階の領収書!共産党が追及

 

舛添都知事に新疑惑か、「階数」が示した矛盾

TBS 6月07日17:58 
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2791782.html 

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2791782.html

 共産党は、舛添知事の政治資金をめぐる新たな疑惑が見つかったとして質問を行いました。その疑惑は、収支報告書に記録されていたある店の「階数」から明らかになりました。

 舛添知事の政治団体・「泰山会」の政治資金収支報告書です。一昨年5月から10月にかけて、東京・新宿区の画材・文房具の専門店「世界堂」で、合わせて5回、およそ39万円分の商品を購入したことになっています。領収書にはどのような品物を買ったのかを示す「但し書き」が記されていませんが、収支報告書には「事務所用品」と書かれていました。

 舛添知事側が「事務所用品」を購入した「世界堂」は、6つのフロアに分かれていて、ここでは各フロアごとに領収書が発行されます。舛添知事の政治団体の収支報告書に添付された領収書を発行したのは、「世界堂」の4階。ところが、世界堂の4階で扱っているのは、主に絵の「額縁」。文房具など事務用品を販売しているのは1階です。

 共産党都議団は、但し書きがない領収書を添付している点や、別の商品を購入したにもかかわらず、事務所用品として政治資金で処理したのではないかとして、政治資金収支報告書の記載に疑問を呈しているのです。

 「あなたが代表者となっている 『泰山会』が出した収支報告は、政治資金規正法に違反しているのではないか」(共産党 和泉尚美都議)

 「適切な領収書を徹底する」(舛添要一 都知事)



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/404.html
記事 [政治・選挙・NHK207] ≪参院選≫ 「民進党の名前を浸透させる」と岡田代表 統一名簿に消極的(田中龍作ジャーナル)
【参院選】 「民進党の名前を浸透させる」と岡田代表 統一名簿に消極的
http://tanakaryusaku.jp/2016/06/00013795
2016年6月7日 15:41 田中龍作ジャーナル



政策合意・調印式。小沢代表のペンのインキが出なかったため、岡田代表が自分のペンを差し出した。選挙協力もこんな調子で行かないものだろうか。=7日、参院会館 撮影:筆者=

 32の1人区で野党共闘が実現したことを受け、4野党党首と市民連合がきょう、政策合意の調印式を行った。

 合意項目のなかに「改憲勢力が3分の2の議席を獲ることを阻止する」とある。

 民進党の岡田克也代表は「安倍さんの本当のねらいは憲法改正。(改憲勢力が)3分の2を獲るのを阻止する」と豪語した。

 野党が統一候補を立てた32の1人区で、勝つ可能性が残っているのは「青森」「岩手」「宮城」「福島」「山形」「新潟」「長野」「山梨」「三重」「滋賀」「奈良」「岡山」「大分」「沖縄」の14選挙区だけだ。幾つ勝ち星を拾えるだろうか。

 複数区と比例区は惨敗である。改憲勢力は改選議席に17議席を上積みすれば、改憲発議に必要な3分2を確保できる。

 野党は1議席でも多く獲らなければならない。改憲阻止を切望する有権者に配慮するのであれば、死票を減らす必要がある。比例区を統一名簿にする他はないのだ。

 「民進党が統一名簿に踏み切らない理由は?」田中は岡田代表に質問した。

 岡田代表は「民進党という党名を浸透させる必要がある」と答えた。

 党の利益を最優先した結果、野党はバラバラとなり、強固な選挙協力体制を敷く自公に連敗してきた。岡田代表は「失敗に学ぶ」ということを知らないようだ。


「みんなのための政治を・・・」。市民連合の願いが空しく映る。=7日、参院会館 撮影:筆者=

 マスコミの政治部記者が生活の党の小沢一郎代表に「統一名簿を最後まで模索するのか?」と尋ねた。

 小沢代表は不機嫌な顔で答えた。「他の野党が消極的では(統一名簿は)できない。(その質問は)他の野党の人に聞いて下さい」と。

 共産党の志位和夫委員長をはさんで同席する岡田代表は、表情を憮然とさせた。

 野党共闘の接着剤となった市民連合と民進党、共産党、社民党、生活の党の間で合意した政策は―

 「安保法制の廃止と立憲主義の回復 / 改憲勢力の3分の2議席確保を阻止」「個人の尊厳の尊重」「格差の是正」などだ。アベ政治からの全面脱却である。

 このまま参院選に突き進めば、「アベ独裁」を完成させることになる。

    〜終わり〜


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/405.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 民進党公認で岡山の野党統一候補の黒石さんと山口二郎さんの二連ポスターが共産党の事務所に貼り出されるなんて!すごい!





http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/406.html
記事 [政治・選挙・NHK207] 選挙前につき安倍首相のマスゴミ工作が頻繁に、6月2日に続き6月6日も(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2016/06/post-0f51.html
2016-06-07


欧米の先進国と呼ばれている国は、権力を持っている方と権力
を批判する方の癒着を疑われないように、マスメディアと一線を
画すように心がけていると聞くが、安倍政権の場合、まったく正
反対で、マスメディアと会食を頻繁にするわ、ゴルフはするわ、
首相と会食をした本人が、公共の電波で得意げに吹聴するわで
安倍首相も,報道に携わる方の人間も、どういう神経をしている
のか。。。。。。

こんな状態で、日本が先進国の仲間入りしていると言えるのか。

G7の世界首脳の前でデマを飛ばしてまで、消費税増税延期を
正当化した安倍首相だったが、これは戦略的には失敗して世界
から非難を浴びて、国内メディアもさすがに安倍首相の手法に
懐疑的な報道をしていたが、選挙前につき、これは拙いと思っ
たのか、またまた寿司友連合を手なずけにかかっている。

6月2日の各報道機関の例の寿司友仲間との会食に続き、6月
6日にも、

>首相動静―6月2日
 http://www.asahi.com/articles/ASJ626DKDJ62UTFK01B.html

>41分、東京・京橋の日本料理店「京都つゆしゃぶCHIRIRI」。
石川一郎・BSジャパン社長付、小田尚・読売新聞論説主幹、粕
谷賢之・日本テレビメディア戦略局長、島田敏男・NHK解説副委
員長、曽我豪・朝日新聞編集委員、田崎史郎・時事通信特別解
説委員、山田孝男・毎日新聞特別編集委員と食事。

>首相動静―6月6日
 http://www.asahi.com/articles/ASJ6666QJJ66UTFK00R.html

>7時3分、東京・赤坂の中国料理店「赤坂飯店」。内閣記者会
加盟報道各社のキャップと懇談。

さもしい奴らだ。。。

大体が、批判する方とされる方が、同じ席で仲良く会食する図
は、誘う方も誘う方だし、誘われる方も誘われる方で、のこのこ
出かける神経が分からない。

政権の批判をしたり暴走を抑える役目の報道機関が、この体
たらくでは筆が鈍るのも頷ける。

マスゾエについては、微に入り細に入りセコイ金の使い方を糾
弾しているが、自分たちこそセコイ話じゃないか。

誘う方もマスゾエ同様、自腹じゃないのだろうし、誘われる方も
この時とばかりに、普段食べられないような所での会食はずい
ぶん美味しいだろうし。

それで報道人としての魂や矜持まで売ってしまっているのに気
づかないのだから情けない話だ。

断固、断るような気骨はないのか、日本を代表すると言われて
いるような位置にいるこの、ジャーナリストもどきたちは。

それにしてもマスゴミ幹部と会食をし、次は記者クラブキャップ
と更に親交を深める?

政権に取って上層部を抑えてしまえば鉄板じゃないか。

参議院選挙まで、これで政権有利な報道をして貰えるのだろ
うし、貰うために仲良くしているのだろうが、この国はすごい国
になったものだ。

マスゴミと平然と会食している首相は、法律には触れなくとも
不適切な関係には間違いない。

マスゾエと五十歩百歩だ。

マスゾエは叩きに叩かれ、日本で一番権力を持っている人間
に対しては皆がお追従の嵐で。。。。。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/407.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 米諜報機関:日本で盗聴してきたし、今もしているし、これからもする(Sputnik) :国際板リンク
米諜報機関:日本で盗聴してきたし、今もしているし、これからもする(Sputnik)

http://www.asyura2.com/16/kokusai14/msg/177.html


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/408.html

記事 [政治・選挙・NHK207] ≪危ない≫宮城県教育委員会が集会で発言した教諭に「政権批判の言葉に気をつけるように」と注意していたことが判明!
【危ない】宮城県教育委員会が集会で発言した教諭に「政権批判の言葉に気をつけるように」と注意していたことが判明!
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/17839
2016/06/07 健康になるためのブログ



http://www.asahi.com/articles/DA3S12396586.html

宮城県教育委員会が、校外での集会に参加して発言した県立高校教諭に対し、参加前に「政権批判の言葉に気をつけるように」と注意していたことが分かった。県高校・障害児学校教職員組合は6日、「思想・良心の自由や言論・表現の自由を踏みにじる」として県教委に抗議した。


以下ネットの反応。
























「お上には逆らうな」「すべて穏便に」という意識から来る発言なんですかね。こんな人たちが教育委員をやっている宮城県は悲劇ですね。絶対に許してはなりません。


 

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/409.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 問題は安倍晋三個人の資質ではなく、明治クーデタ派の支配が150年も続くのを許していること。

以下の本投稿は、他の方の投稿記事へのコメントとして書き始めたものであるが、多少長くなったので、ここに独立させて投稿する。


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安倍政治に関して、安倍ひとりを批判しても始まらない。安倍のような人間が首相になるような、この国の政治的後進性が問題なのだ。今では有力な海外メディアで「日本会議」や「電通」が論じられるようになっているくらいだから、ネトウヨ首相アベの人となりとその背後関係、アベの「歴史修正主義」の背景は広く国際社会でも知られるところとなっている。

アベを好むと好まざるとにかかわらず、アベが「合法的に」日本国の首相に選ばれている限り、G7でも欧米の各国首脳は「アベだから日本には行きたくない」とは言えないわけだ。それは外交上の儀礼なのだ。しかしこういう人物が日本の首相では、選挙でそれを許す日本国民が世界から尊敬を得られないのも当然だ。それも全ては日本国民の責任なのだ。

問題の根本は、近年の日本が自己の問題、とりわけ社会経済問題を解決できないのは、日本の政治体制が時代に合っていないことを示している。日本には「近代民主主義」が根付いていない。日本は「天皇制と世襲議員」の国なのだ。そのどこに民主主義があるというのか。
確かに日本は、米国に従属している。しかしその米国と米軍を引き留めることに必死になっているのは、外ならぬ世襲議員と皇室自身だ。
日本は、皇室と世襲議員と財閥と官僚に支配されている。米国(米軍)も加えて、この五者が日本という国と国民を支配している。電通とマスゴミは彼らの洗脳・広報機関であり、政府は彼らの統治機関、米軍は彼らの「傭兵」(本質は武力=暴力装置) なのだ。
そしてその中核に「明治クーデタ派」の末裔たちがいる。主要財閥は明治クーデタ派のオリガルヒであり、官僚機構の中枢も含めて、彼ら四者は150年間にわたり閨閥や縁戚関係で支配階級を形成してきた。アベや麻生が低学力・低人格にもかかわらず政府の要職にあり、皇室とも縁続きであり、自民党と財閥と官僚機構が一体なのも、そういう150年にわたる人脈的・家系的要素があるからだ。


植民地支配というのは、支配(の対象である)民族の一部の者だけを優遇し(あるいは内部対立を利用し)、彼らを手先として用いることで、支配を容易にするのが常道だ。米国も対日政策において、この常道に沿って行動している。それに呼応しているのが皇室と世襲議員、そして官僚だ。
電波を特定業者に独占させ、記者クラブ制を維持し、電通にマスゴミを支配させているのは、米国と世襲議員等の国内従米勢力が、一般日本人を洗脳支配し続けたいから。
選挙の供託金制度を維持して貧乏人が立候補できないようにしているのは、議員職、特に政府閣僚職を世襲議員が占有し続けるため。
天皇制が維持されているのは、日本国民の意識と心理を前近代状態に押しとどめ、「お上」に逆らわない従順な「臣民」として効率的に統治するため。米国にとっては「間接統治」を容易にするため。
天皇がことある毎に「平和」を唱えるのは、明治憲法下で引き起こされた太平洋戦争の記憶を遮断して、「現在の皇室は違う」と印象づけたいから。また「国民のみなさん」への「深き心」(大御心?) を表明するのは、革命等が起きて天皇制が廃止され、財産や特権を奪われ、亡命等に追いやられたくないから。
米軍が銃(核ミサイル) を向けているのは、中国やロシアに対してだけでなく、日本国民に対してもそうだということは、民主党政権下で示された米軍と外務官僚の態度でも証明されている。そしてその米軍を引き留めているのは、やはり天皇と世襲議員と官僚だ。

このカラクリと矛盾が今日ほどあからさまになったことはない。それらは過去長い間見えなくされていたが、ネットのおかげで大衆の前に広く知られることになった。だから、現体制を存続させ自分らの特権を守ろうとする彼ら支配層も必死なのだ。国民が「覚醒」すれば、特権の維持が難しくなるからだ。


日本人は「井の中の蛙」だから、憲法が変えられるとは思っていない。日本の憲法は「硬性憲法」だと、学校でも教えられなかったか。だから、憲法、特に憲法九条を変えさせまい、と必死になる。それが平和を守るための唯一の方法だと信じている人も多い。
しかし、彼ら「支配階級」はそう考えないだろう。世界を見れば、体制が変わり、憲法が変わる国はいくらでもある。それを知っているから、日本の皇室は「日本国憲法を守り.....」と繰り返すのだ。現憲法は皇室を安堵しているから、それが皇室の生き残る道なのだ。
それを知っているから、アベら極右は、日本を過去の大日本帝国のような、個人の人権よりも国家主義の国に戻したい、と考えている。
それを知っているから、財界は黙っている。カネ儲けさえできれば、資本主義さえ維持できれば、政治体制などどうでもいいのだ。

しかし考えてもみよ。明治維新(1867年を採るとして) から第二次大戦敗戦(1945年) まで、78年間だった。終戦から今年(2016年) までで、71年だ。通算すれば、明治クーデタ以来、149年が過ぎた。一国の興亡としては十分過ぎるほどの長さだ。
この間、政治体制の大きな断絶はあったか? 確かに憲法が変わったり、米国の支配下で農地改革等の戦後改革も行われた。しかし今露呈されているのは、日本の政治が相変わらず「明治クーデタ派」に支配されていることではないか。皇室と政商(財閥) と世襲政治家の支配は、(明治憲法下の軍事支配に代わり) 今では米国(米軍) によって補強されている。そしてこの体制の下では、日本は直面する困難に対処できないということだ。(なお、国家論のイロハで言えば、階級間で「政治権力の移行」がない限り「革命」はない。つまり近代日本では歴史の断絶はなかった。)

先のG7でも、日本の経済成長率が最下位で「突出」しているという事実が明らかになった。国民生活が圧迫されているから、貧困化が進み、内需が縮小・停滞したままなのだ。アベノミクスでトリクルダウンなど起きず、格差社会化と国民大衆の窮乏化、少子化が進んでいることは、誰にも否定できない。
世襲議員に、貧困や社会格差等の社会問題を解決できると考えること自体、根本的に間違っている。妄想ないし空想以外の何ものでもない。

しかし全ては「国民の責任」なのだ。自民党ではない野党議員にも、「天皇制を否定する共産党とは一緒にやりたくない」と公言する議員は少なくない。自分は「天皇制を支持する穏健派」だと主張することで何が言いたいのか。「保守的な国民」の受けをよくしたいのか。
阿修羅には「陰謀論」を唱える者、あるいは陰謀論に引き寄せられる脳弱者が大勢いる。両者に共通するのは、「世界は強者に支配されている」「強い者は強いのだ」「強者には逆らえない」「政治を変えることはできない」「運命は変えられない」という「弱者の敗北主義」だ。(「憲法九条死守」という袋小路に逃げ込んでいる人もいる。)
陰謀論者はフランスでテロが起きると条件反射的に「偽テロだ!」と叫ぶ。しかしフランス人が自らの政治運動・社会運動で革命や社会改革を幾度も行ってきたことを知っている私は、「偽テロではない!」「偽デモではない!」と言い続けてきた。彼らと私の違いは、「井の中の蛙」とそうでない者との違いだ。日本で陰謀論が蔓延るのは、日本の民主主義が弱すぎることの証左だ。陰謀論は「仮想の敵」を作り出して、「本当の敵」から人々の目を反らさせる役目を果たしている。

明治クーデタ派の世襲政治とその中心にある天皇制を廃止するために、心ある人は起ち上がるべきだ。闘いの照準は、憲法九条ではなく、現下の政治支配体制(/構造) そのものだ。日本を米国から独立させ、明治クーデタ派の手から奪い返し、憲法をアベらの意図とは真逆の方向に変えねばならない。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/410.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 批判噴出 「安倍1強」は崩れ始めたか 金子勝の「天下の逆襲」(日刊ゲンダイ)


批判噴出 「安倍1強」は崩れ始めたか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183015
2016年6月7日 金子勝 慶応義塾大学経済学部教授 日刊ゲンダイ 文字起こし



同友会の小林喜光代表幹事(左)と日商の三村明夫会頭(C)日刊ゲンダイ


「2017年4月には必ず増税する」――という公約を破って安倍首相が消費税増税の再延期を決めた。1年半前「増税できる経済環境をつくる」とタンカを切った、あの約束はなんだったのか。


 アベノミクスの失敗を認めないために、G7サミットで「リーマン・ショック」を持ち出したが、国際メディアに徹底的に批判された。


 さすがに、これまで安倍批判を控えてきた財界やメディア、さらに政権内部からも批判や不満が噴出している。


 たとえば、日商の三村明夫会頭は「残念だ。次に上げられなければ、日本は財政的に破綻する」とコメントし、同友会の小林喜光代表幹事は「この国はスローガンだけ掲げて、ちょっと悪くなると、やめたということを何十年もやっている」と苦言を呈している。自民党内でも麻生財務相と谷垣幹事長は、増税延期を巡って安倍首相と対立したという。“潮目”が変わりかけているかもしれない。


 批判が噴出し始めたのは偶然ではないだろう。安倍首相の手法は限界に達している。安倍首相は政策が失敗に終わっても、「挑戦」と銘打って、失敗を検証させないために、次々と新しい政策を上書きしてきた。「アベノミクス3本の矢」の後、「新3本の矢」を持ちだしてきたのが典型例である。しかし、この手法が3年も通じるわけもない。多くの国民もアベノミクスの失敗に薄々気づき始めている。


 実際、安倍政権が掲げたスローガン、政策はほとんど実現していない。たとえば保育園問題である。安倍政権は3年前に「待機児童解消プラン」を打ちだしているが、実現していない。なのに、性懲りもなく「1億総活躍プラン」として再び、保育園問題を解消するとしている。


 だが、財源はどこにあるのか? 安倍首相は、増税を延期するだけでなく、法人税減税も行う。安倍首相は経済成長で財源を捻出し、2020年のプライマリーバランスは実現させるとする。だが、この二十数年、1度もなかった3%台半ばの名目経済成長率を続けないかぎり、2020年にGDP600兆円に達しない。無理だろう。


 安倍首相の嘘を一つ一つ、大手メディアが検証していけば、“潮目”は本当に変わっていくはずである。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/411.html

記事 [政治・選挙・NHK207] ミスター共産党・不破哲三が、野党連合、アベノミクス、天皇制を語り尽くす(サンデー毎日)
ミスター共産党・不破哲三が、野党連合、アベノミクス、天皇制を語り尽くす
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2016/06/19/post-923.html
サンデー毎日 2016年6月19日号


倉重篤郎のサンデー時評 連載99

 独裁色を強める安倍政権に対して、いち早く野党共闘による選挙協力を訴えて、政局の鍵を握る存在となった日本共産党。元委員長で、党の理論的支柱でもある不破哲三氏(86)に、「サンデー時評」倉重篤郎が迫る。

▼アベノミクスの失敗を世界経済のせいにするのは卑怯
▼安倍暴走に抗する市民運動が野党共闘を後押しする
▼天皇ご夫妻は憲法と節度を心得ている
▼大企業本位の安倍政治では、格差・貧困は当たり前に

 安全保障環境の激変時には、必ず国内政治勢力の再編が起こる。

 と、これまで何度か本誌で主張してきた。冷戦開始時には保守合同と左右社会党合体による55年体制が発足し、冷戦終焉(しゆうえん)時には自民党分裂、55年体制の崩壊、連立時代への突入があった。そして、今また、中国の台頭、米国の後退という安保新局面は、日本政治に新しい変化をもたらしている。

 一つは、安倍晋三首相率いる自公政権が過去の保守政権の枠を超える右傾化だ。集団的自衛権行使容認、秘密保護法制定、武器輸出自由化......。これら一内閣一課題級の軍拡政策を一気に強行したにもかかわらず政権は求心力を保ち、国民からも一定の支持を受けている。

 今一つは野党再編である。中間政党が分裂、合体を繰り返し、民主党が民進党に切り替わるといった変化が進展中である。ただ、最大の変数は日本共産党にある。安保法制が成立した2015年9月19日、いち早く会見で野党共闘による「国民連合政府」樹立、選挙協力を打ち上げ、以来一貫して野党再編政局の主導権を握ってきた。

 私が政治記者として見てきた共産党は、ある意味唯我独尊政党であった。自分たちだけが正しくて、非妥協的にあらゆる政策に批判を向ける原理原則の政党であった。そこが大きく変身した。天皇臨席の国会開会式に初出席、国会活動も原則より連携に配意した。何よりも選挙である。同党最大の資産である組織的集票力を野党共闘のため惜しみなく使いつつある。

 その結果何が起きたか。衆院北海道5区補選では保守地盤であるのに自公候補に1万余票差にまで肉薄した。参院選では32の全1人区で野党共闘を成立させた。安倍首相がダブル選に踏み切れなかった一因に、この共産党軸の野党共闘への警戒心があったと臆測する。

 政局とは無縁と思われていた共産党がなぜこの局面で動いたのか。不破哲三氏に聞きたいと思った。「ミスター日本共産党」と呼ぶべき人物である。党中興の祖・宮本顕治氏から引き継ぎ1982年から24年間委員長、副議長、議長と党中枢をつとめ、現委員長・志位和夫氏へのバトンタッチ以降も党中央委常任幹部会委員として党運営に関与してきた。取材は5月30日代々木の党本部で行った。

―まずはサミット評価を。

「三つある。現世界経済をリーマン・ショック時と同列に論じた件はアベノミクスの失敗を世界経済に転嫁するもので、各国の同意も得られなかった。ひどすぎる。国家神道の総本山・伊勢神宮に各国首脳を連れて行くのも日本国首相のすべきことではなく、日本会議(神社本庁をはじめとする多数の宗教団体が関わる右派運動団体)のやる企画だ」

「オバマ大統領の広島訪問は大きな一歩として評価する。今後残された任期の中で核廃絶に向け前向きな態度を取れるか否か、そこに広島訪問の価値が試される」

「三つ目は沖縄の(女性殺害)事件への対応だ。安倍氏は一応抗議めいたことは言ったが、辺野古(基地新設)の方針は変えない、という。大統領も『深い』はつけたが、遺憾の意に留(とど)めている。沖縄問題の深刻さを認識していないことが露呈した。今の沖縄の事態は、ちょうど復帰前の60年代後半の沖縄の状況に近い、それを超える所まで来ていると思う」

 ◇「オール沖縄」から始まった野党共闘

―その安倍政権に対抗するための野党共闘が進んでいる。

「野党共闘が32選挙区(1人区)で全部できた。我々もこんなにできるとは思わなかった。民進党の内部事情は複雑だし、いろいろ困難もあった。その中で粘り強くやり、結果的に筋が通った。大きな力になる」

―なぜ共闘を主導したのか?

「客観条件と主観条件がある。客観条件は、1980年から2014年まで日本政界を支配していた『共産党を除く』という動きが、安倍氏暴走と市民運動によって崩れたというのが一つの要素だ」

 不破氏はここで戦後の野党共闘史を俯瞰(ふかん)した。60年安保前後の社共統一戦線、美濃部亮吉都政をはじめとした革新首長全盛時代があった。73年以降は国会での共闘も始まり、70年代後半には両党の首脳会談で革新統一戦線を目指す合意を何度も交わした。ところが、80年の社会・公明の連携合意以降、共産党が野党戦線からはずされる歴史が続いた。

「80年代は自社2党支配。90年代は自民対非自民という対立構図。2000年代は自民、民主両党によるいわゆる2大政党時代。これが一番(共産党にとって)きつかった。その中で我々は無党派との共闘を軸に運動を進めてきた」

―その中央政界における共産党はずしがどこで変わったのか?

「最初に党派を超えた共闘が実現したのは沖縄だ。辺野古問題で名護の市長選(2014年1月)、知事選(同11月)、総選挙(同12月)があり、オール沖縄の団結を旗印に共闘ができあがった」

「私も議員引退後は選挙応援に行かなかったが、その時だけ沖縄に行った。1区では共産党候補を元自民党基幹勢力から財界までが皆応援する。そこが危ないとなると他はいいから1区に行けという調子で、そんな団結が沖縄にできあがった」

「これで共産党を除く、との壁が崩された。その後に来たのが戦争法だ。名もなき市民が戦争反対のために起(た)ち上がり、野党を共闘させる一番大きな背景になった」

「それにしても、あの運動の起こり方はサプライズだった。仏や伊では街頭に出て活動するのが身についている。だが、日本にはそれがなかった。60年安保は労働組合組織中心の運動だった。私は鉄鋼労連だったが、動員をかけていた。今回は動員する司令部はなかった。集まってきた人たちの中から学生組織が生まれ、ママさん組織が生まれ、地域組織が生まれた。マイクを持ったことのない人がマイクを持ち、プラカードを持ったことのない人がプラカードを持った。日本で初の市民革命だという声も広く上がった」

「30年余にわたる共産党を除くというアレルギー体制を社会の流れと運動が打ち破った。それには安倍氏の暴走が貢献した。彼がいい政治をしたらこうはならない」

―主観条件はどう整えたのか? 2004年の不破議長時の綱領変更で、天皇制と自衛隊を容認したことが大きい、といわれる。

「憲法の天皇条項は君主制条項ではないとの解釈を明確にした。国政への権能を持たない君主はありえない。それを保障された英国に比べ、天皇は象徴だからその権能がない」

 ◇憲法9条を生かした外交を

―昭和天皇時代とは違う?

「だいぶ違う。昭和天皇は憲法を守ってない。講和・安保問題では米政府に何度もメッセージを送り、交渉に直接介入し、政府に交渉経過の『内奏』も要求した」

―それに比べて現天皇は?

「節度を持っている。今の憲法とその精神を心得ているご夫妻だと思う」

―9条についてはどうか?

「なかなか難しい問題だった。我々は自衛隊違憲論を持ってはいるが、それを実現するため安保条約を無くした後でも、自衛隊の解消で国民多数の合意を得るには過渡的段階が必要になる。9条の評価は国際的に高い。私も驚いたことだが、米国の在郷軍人会が9条を高く評価する声明を出している。9条を全面的に生かした外交で、アジア諸国との関係改善も含め、平和的体制確立の主導力になることで道を開いていくことを綱領に明記した」

―04年綱領から12年。長い苦節が今の粘りと主導力を生んだ。

「選挙での野党共闘の成立は大前進だが、これは新しい政治への第一歩だ。国民連合政府の問題は横に置いた。ただ、国会で多数を取っただけでは戦争法の廃止はできるが、集団的自衛権を合憲とした閣議決定は生き残る」

―政権入りを相当意識した?

「だから、国民連合政府を提案した。政権問題で前向きの合意ができるよう追求する」

―これまで政権に入って物事を変えていこうというスタンスはあまりなかったのではないか?

「国民連合政府を21世紀の早い時期に実現しようというのが我々の大目標だ。かなり幅のある形で目標を立てている」

―政権入りで政策を自己実現した公明党に触発されたことは?

「ない」

―今回の共産党の変身に公明党が相当警戒している。

「公明の反共攻撃にはいろいろ経緯がある。昔は野党としての地位争いがあった。今は自民党との与党になり、国民本位という従来の主張と矛盾する立場に落ち込み、それを防衛するための反共攻撃になっている」

―他党に組織票を提供する決断は難しくなかったか?

「自民議席を減らし、戦争法廃案のため全力を挙げることには何の問題もない。我々が踏みこむと有権者全体に喜ばれるし、推薦しただけのことがあったとこっちも喜ぶ。統一候補陣営は非常に元気だ」

―アレルギーがなくなった?

「ここにくるまでアレルギーということも言われた。ただ、全部解決して32選挙区で統一ができたのだから、アレルギー問題というのはその中で試されて乗り越えてきたんじゃないか」

 ◇戦争が美しいものに見えてしまう安倍首相

―参院選の最大テーマ。安倍政治とは何だったのか?

「自民党政治には昔から対米従属、大企業中心、憲法軽視という体質があったが、最も強引に極端化した政権だ。致命的なのは戦争観。日本人にとって、戦争体験はつらいことだが、あの時代が美しい時代に見えてしまう。サミットの持ち方一つにもそれが出る」

「安倍さんの自立論は米との軍事同盟の中で自分の役割を大きくしたいだけで、その従属体制に手を付けるものではない。司令部はいつも米だ。日本が独自に戦略たてて行動する力はない。それに甘んじて、もっと軍事面での役割で米に評価されることをやろうというのが今回の戦争法だ」

―中国の台頭と北朝鮮の無謀にどう対応するか?

「中国は、その行動に問題点がいろいろあるが、外交的にきちんと対応するのが道だ。尖閣問題でも日本は外交交渉しないという方針だ。これでは日本にいる外国人記者団が皆中国の主張になびく」

「北朝鮮問題でも軍事対応の悪循環が一番危険だ。相手側だって怖い。日本が国連決議の実行をはじめ、外交活動の先頭に立つべきだ」

―日本はなぜ外交力がない?

「歴史的背景がある。戦争中は軍部依存の外交で、戦後は米依存の外交だ。だから自分がない」

―アベノミクスはどうなる?

「今、すでに行き着く先に来ている。これだけ格差、貧困問題が日本社会で当たり前のように横行している。一度底に落ちたら浮かび上がれず、非正規への差別が厳然としてある。そういうことが当たり前の社会になってしまった。今までの自民党政権も大企業本位だったが、表向きは、所得倍増、列島改造という別の看板を掲げた。安倍氏は大企業さえ儲(もう)ければうまくいくとの看板を初めから掲げ政策の中心に据えている」

―共産党主導の政局は続くか?

「主導権を握ったのではなく問題提起した。それを粘り強く進めようとしているというのが正確だ。誰も主導されたと思ってない」

「共闘は相手があるからわからない。だが、かなり持続し前進できるんじゃないか。戦争法廃止から出発したが、地域によって課題はさまざまだ。沖縄がいい例だ。今度の沖縄の事件では県議会が海兵隊の撤退まで言い出した。そういう変化がジワジワ起きている」

 1時間半のインタビューは終わった。以下は私の感想である。今回の共産党の変身には長い準備期間があった。ただ、それが顕在化するきっかけはやはり安保環境の変化だった。安倍氏が示した選択肢、つまり一連の軍拡路線に対する国民の違和感、反発がうねりとなり、その時代要請が共産党に新しい役割を与えたように見える。

 だが、果たして野党共闘の中から安倍路線に代わるきちんとした選択肢が出てくるか。その一つのカギは不破氏の言う外交力の強化をどうするか、にあると思う。

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 ■人物略歴
 ◇ふわ・てつぞう
 1930年東京都生まれ。日本共産党前中央委員会議長。元衆院議員。130冊以上の著書があり、共産党の政策・理論をリードしてきた。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/412.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 米軍は沖縄から海兵隊の全軍引き上げるべき時に来た。 海兵隊は緊急展開部隊で沖縄に居なければならない部隊ではない。(孫崎
米軍は沖縄から海兵隊の全軍引き上げるべき時に来た。海兵隊は緊急展開部隊で沖縄に居なければならない部隊ではない。
沖縄県議会全会一致(自民退席)で全軍引き揚げ要求の決議ー(孫崎享氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1soottv
6th Jun 2016  市村 悦延 · @hellotomhanks


私は、沖縄県の女性が強姦され、

事件の発覚を恐れて殺害された事件を受けてからの連の流れを見て、

@米軍兵、同軍属による犯罪は綱紀粛正のような措置で解決は出来ない、

A海兵隊は緊急展開部隊で沖縄にいなければならない必然性はない、

などより沖縄から、海兵隊の全軍が引き上げる時に来たと考える。

A:最近の一連の動き

1:沖縄県の女性(20)が遺体で見つかった事件で、

米海兵隊員の軍属、シンザト・ケネフ・フランクリン容疑者(32)が

「強姦し、発覚を恐れて殺害した」という趣旨の供述をしている(5月22日毎日新聞)

2:沖縄県議会は5月26日の臨時会で、

元米海兵隊員で米軍属の男が逮捕された女性遺棄事件に抗議する決議案を可決した。

決議では、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設断念とともに、

初めて沖縄の全ての米海兵隊の撤退を求めた。

採決では県政野党の自民党が賛否を示さずに退席し、他の出席議員はすべて賛成した。

討論では、各議員から沖縄に基地を集中させている日本政府への怒りの声が相次いだ。

決議は米政府、米軍宛てで、在日米軍の法的地位を定めた日米地位協定の抜本改定も求めた。

3安倍晋三首相や菅義偉官房長官は協定自体の見直しには慎重で、

運用面の改善に取り組む姿勢を示している。

4:5月25日、日米首脳会談後御、安倍首相は次のように発言した。

安倍首相「私も強い憤りを覚えています。

被害にあわれた方の、そのときの恐怖と無念さを思うと言葉もありません。

身勝手で卑劣きわまりない犯罪者に対して、わが国の裁判権の下、

わが国の法律にのっとって厳正な捜査を行います。

厳正な捜査については、オバマ大統領から全面的に協力をしていくという約束を頂きました。

 今回の事件に日本全体が大きな衝撃を受けています。

オバマ大統領には、こうした日本国民の感情をしっかりと受け止めてもらい、

実効的な再発防止策の徹底など、厳正な対応を求めました

日米地位協定については、一つ一つの問題について、目に見える改善を着実に具体化し、

しっかりと結果を積み上げます。

そうした中で、日米双方が努力を重ね、地位協定のあるべき姿を不断に追求していきたい。

 今回の事件を受けて、沖縄の皆さんが治安面で強い不安を感じています。

犯罪を抑止し、沖縄の皆さんの安全、安心を確保するための対策を徹底的に講じる考えです。

早急に検討するよう、菅義偉官房長官に指示をしました。

 日本国民の命と財産を守るのは、総理大臣である私の責任であります。

その責任を果たしていくため、二度とこのような悲惨な出来事を起こさないために、

あらゆる手を尽くしていく決意です」

6:在沖縄米軍は5月27日、服喪と綱紀粛正の一環として沖縄に滞在する全ての米軍人に対し、

午前0時以降の外出禁止や基地以外での飲酒禁止を命じた。

米軍属にも同様の対応を求めた。来月24日までの措置。

7:4日夜、沖縄県でアメリカ軍の兵士の女が酒に酔って車を運転したとして逮捕された。 

4日午後11時半すぎ、沖縄県嘉手納町の国道で逆走していた乗用車が軽乗用車2台と衝突し、

軽乗用車の2人がケガをし、このうち女性1人が胸の骨を折るなどの重傷。

乗用車を運転していたのは、

嘉手納基地所属でアメリカ海軍二等兵曹のアイメ・メヒア容疑者(21)で、飲酒運転の現行犯で逮捕された。

メヒア容疑者からは基準値の約6倍のアルコールが検出され、警察の調べに対し容疑を認めているという。

 沖縄では先月、元アメリカ兵の男が女性の遺体を遺棄したとして逮捕された事件を受け、

アメリカ軍は沖縄駐留のすべての兵士と軍属に、今月24日までの間、基地の外での飲酒などを禁じていた。

8沖縄県で米軍嘉手納基地所属の海軍兵が酒に酔った状態で交通事故を起こし、

逮捕された事件で、在日米軍のドーラン司令官とケネディ駐日大使、

ハリス太平洋軍司令官は5日、電話で緊急会議を開き、

事件撲滅のためにあらゆる措置を講じる方針を確認した。

米海軍第7艦隊と在日米海軍は6日、国内すべての海軍兵に対し、

基地内外での飲酒を即時禁止としたことを発表した。

B;評価

・メヒア容疑者の起こした事件の特色は、

1. 日米両国首脳が強姦殺人事件を重くみて、
事件を起こさないよう最大限の努力をすると述べた直後に起こっていること

2. 在沖縄米軍は5月27日基地以外での飲酒禁止を命じた中で起こったことである。

 政治的判断や、命令が犯罪防止に何らの実効性を持たないことを示した。

・沖縄海兵隊基地の役割は沖縄と言う地域の防衛にあるのではない。

主たる任務は緊急展開で、米国本土でも、ハワイでもグアムでも豪州でもどこでもいい。

・海兵隊が沖縄に駐留することによって出てくる日本に対する安全保障上の利益と、

海兵隊の駐留による基地周辺の人々に対する害を比較した場合、圧倒的に後者が大きい。

 日本国民は御子縄県民の決意に耳をかし、海兵隊の撤退を求める時に来ている。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/413.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 麻生太郎副首相がアベノミクス批判に反論!麻生氏「訳の分からないことを言っている。どこが間違いか」
麻生太郎副首相がアベノミクス批判に反論!麻生氏「訳の分からないことを言っている。どこが間違いか」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-11905.html
2016.06.07 17:00 情報速報ドットコム



アベノミクス継続を 麻生副総理が高知県で支持訴え
https://www.kochinews.co.jp/article/26566/

麻生氏は「高知県の有効求人倍率は戦後初めて1・0倍を超えた。安倍内閣以降の大きな変化だ」と強調。野党などのアベノミクス批判を「訳の分からないことを言っている。どこが間違いか教えてもらいたい」と退けた。


 安倍晋三首相の消費税増税再延期の判断には「党内でいろいろ意見は分かれたが、総理の最終決断が下りれば、みんなでやる」と述べ、党内結束をアピールした。


以下、ネットの反応
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1465222077/

8 : 急所攻撃(北海道)@\(^o^)/:2016/06/06(月) 23:10:57.43 ID:7sWbLKjgO.net
消費税増税。


9 : ファイナルカット(SB-iPhone)@\(^o^)/:2016/06/06(月) 23:11:09.58 ID:+x6G8xSq0.net
中川のことかああああああ!!!!


10 : アイアンクロー(兵庫県)@\(^o^)/:2016/06/06(月) 23:11:32.59 ID:2OcLGg0O0.net
若者の雇用改善なんて間違いだわ


その人件費を現役世代に回して実質賃金を上げるのが正しい政策だろ


もう共産党しかないわ!


11 : 張り手(チベット自治区)@\(^o^)/:2016/06/06(月) 23:12:00.83 ID:rKfPbHSy0.net
中小企業はみぞうゆうの倒産ラッシュです


12 : 膝十字固め(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/06(月) 23:12:21.76 ID:WAUWfHVZ0.net
高知県って今そんなに景気がいいのか


13 : 河津掛け(空)@\(^o^)/:2016/06/06(月) 23:12:22.00 ID:l4HbkUwB0.net[2/3]
だいたいレーガノミクス成功と思ってるヤツ世界中誰もいないだろw
そもそも根本から間違ってるからw


14 : サッカーボールキック(香川県)@\(^o^)/:2016/06/06(月) 23:12:42.29 ID:YeqISAR/0.net
ブサヨさんが失敗失敗うるさいし風刺画を間違えても謝らないせいで、
実は成功していて素晴らしい政権なんじゃないかと錯覚を起こしてしまう。


15 : エルボードロップ(家)@\(^o^)/:2016/06/06(月) 23:14:41.30 ID:xBlaxUm80.net
共産w まさかまさかw


まぁ確かな野党として政府追求の駒にするのは賛成
自民独裁を許した結果がこの経済崩壊少子化地獄


16 : バックドロップ(庭)@\(^o^)/:2016/06/06(月) 23:14:43.57 ID:h0WlxPnh0.net
漢字ドリルやってからブチギレしろ


156 : ショルダーアームブリーカー(catv?)@\(^o^)/:2016/06/07(火) 00:13:16.63 ID:YbMPGBaL0.net[2/3]
え! アベノミクスで日本経済の再生がっ!?


157 : ジャストフェイスロック(dion軍)@\(^o^)/:2016/06/07(火) 00:13:16.93 ID:WpveK2FY0.net
むしろどこがあってるんだ?それを教えるのが政治家の役割だろ


158 : 断崖式ニードロップ(庭)@\(^o^)/:2016/06/07(火) 00:13:42.34 ID:tdnvbnfp0.net
ネット民は阿呆支持だろ
俺は大嫌いだ


170 : ムーンサルトプレス(埼玉県)@\(^o^)/:2016/06/07(火) 00:30:18.01 ID:n+6v6i+o0.net[1/4]
アベノミクス成功したの?
じゃあ予定通り消費税上げろよ
なんで上げないの?
アベノミクス成功したのに消費税上げない理由教えて


具体的なデータや数字を提示して間違えを指摘しても、この人は「訳の分からないことを言っている」と言いそうです(苦笑)。


アベノミクスを支持している人達はこのような考え方をしている人ばかりで、格差を容認しているような印象すらも感じます。貧困層対策は放置状態になっていますし、このままアベノミクスが続くと日本はもっと息苦しい国になるかもしれません。


暴言・失言・ギャグ連発!麻生太郎・副総理が演説会 2014 12 03


記事コメント


これはこれは水道民営化して外資に売り飛ばしたい麻生さんじゃあーりませんか。
自民党、頭おかしいのばかりなり。
[ 2016/06/07 17:04 ] 名無し [ 編集 ]


> 「訳の分からないことを言っている。どこが間違いか教えてもらいたい」


マジに感動した。
日本国民に欠けているのはこの姿勢だ。


麻生先生は「自分は頭が悪くて分からないから教えてくれ」と正直におっしゃって教えを乞うている。
この謙虚さを国民一人一人が学ぶべきではないだろうか?


池上彰をはじめとするマスゴミや、ネトウヨまとめサイト
さらには極右カルト宗教のお仕着せを鵜呑みにし、
知ったかぶってわかったフリしてる奴より麻生のほうが数億倍マシ。


いやこれはマジでな。
[ 2016/06/07 17:06 ] 名無し [ 編集 ]


やっぱりなぁ安倍の周りがそういう雰囲気出してるんだろうな
安倍よ味方を選べ


[ 2016/06/07 17:11 ] 名無し [ 編集 ]


ゴマ菓子がうまい。
セイジ家のは、特にうまい
[ 2016/06/07 17:11 ] 名無し [ 編集 ]


経済音痴が批判アベノミクスはデフレからの脱却であり経済政策じゃないのを理解できない提灯評論家
[ 2016/06/07 17:15 ] 名無し [ 編集 ]


アベノミクス、特に“みぞうゆう”の超金融緩和は止めるに止められないんだよね。
[ 2016/06/07 17:18 ] 名無し [ 編集 ]


こんな馬鹿議員を支持する馬鹿な自民党信者
[ 2016/06/07 17:19 ] 愛国者 [ 編集 ]


麻生財務相も、アメリカCIAのエージェントだもん。日本の国益なんか考えてませんよ。
[ 2016/06/07 17:20 ] あ [ 編集 ]


これが「アベノミクス」の超破壊力だ!
【要拡散】 これが「アベノミクス」の超破壊力だ!
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12129306960.html

・かっぱ寿司50店閉鎖
・神戸らんぷ亭全店舗閉鎖
・ワールド500店舗閉鎖
・ローソン260店舗閉鎖
・小僧寿しが100店舗閉鎖
・ヤマダ電機42億円の赤字60店舗閉鎖
・コジマ63億5000万円の赤字50店舗閉鎖
・マクドナルド190店舗閉鎖
・イオン100店舗閉鎖
・ユニー50店舗閉鎖
・イトーヨーカドー40店舗閉鎖
・東京チカラめし100店舗全滅
・西武・そごうを40店舗閉鎖
・サーティワンアイス、40年ぶり赤字
・東芝10000人超リストラCMOSセンサー白色LED事業から撤退、白物事業も売却
・ソニー本社売却モバイル2100人削減
・シャープ本社売却3200人削減
・横河電機1105人削減
・サンヨー消滅
・田辺製薬 2550人に早期退社
・日立建機 35歳以上に早期退社
・JT 1754人削減
・アシックス350人削減
・あいおいニッセイ同和損保400人削減
・損保ジャパン200人削減
・KADOKAWA・DWANGO232人削減
・ニッセン150人削減
・ホンダ系部品のケーヒン、早期退職400人募集


[ 2016/06/07 17:20 ] 名無し [ 編集 ]


ユダヤ多国籍大企業や在日大企業や日本の支配層を儲けさせるためのアベノミクスだから!あちら側には大成功なんだから!麻生は本音を言ってますね!
[ 2016/06/07 17:21 ] 名無し [ 編集 ]


安倍を降ろしてこの人をと思ったがこりゃぁ無理だな。
まあ、支えるならこうでも言わないとしょうがないが。


高知は働き手が県外に出てしまい、人手不足になったから県内の企業の有効求人倍率が1・0倍を超えただけだろ。


数値だけでアベノミクス批判を批判しようとするから はるこ.inc みたいになるんだな。
[ 2016/06/07 17:27 ] 名無し [ 編集 ]


>安倍を降ろしてこの人をと思ったがこりゃぁ無理だな。


頭大丈夫?
[ 2016/06/07 17:28 ] 名無し [ 編集 ]



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/414.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添騒動で一番喜んでいるのは甘利である。最後の望みは見識ある検察審査員だ。(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201606/article_6.html
2016/06/07 21:48

舛添知事の公正なる第三者の検証は、正に舛添氏の金で雇われた弁護士の、検証ではなく弁護報告であった。元検事の郷原氏がテレビで見解を述べていたが、刑事犯罪の元検事として一番のポイントであるとわかる、木更津のホテルで面会していた関係者を直接確認していないのは、逆に最も触れられたくなかったからと言っていた。このポイントが、虚偽記載として唯一、違法性を問われるからだ。

それにしても、この舛添氏の騒ぎで最も喜んでいるのは、甘利議員であろう。彼が屋外で記者会見していた顔は、全く不眠で苦しんだ痕跡もない。医者からやっと許可を得たという。舛添氏が随分叩かれているが、本来、利得斡旋処罰法のど真ん中で叩かれるべきは甘利氏である。ロッキード事件で田中元総理を逮捕した堀田検事は、今回は実際にお金を渡した人物の録音(証言)があり、これを起訴しないのは、ありえないと述べていた。

甘利議員は、検察審査会に告訴された。これから審査員が選ばれる。小沢氏の場合は、検察審査委員が意図的に選ばれたとされている。また審査会に出てきた検事も、意図的に小沢氏が真っ黒だと誘導した。今回は強制起訴を免れるため、逆の意味で審査員を操作されないかと心配だ。今の安倍政権なら何をやるかわからないと思っている。甘利氏が、舛添事件の騒ぎの陰に隠れて逃げ通すなら、本当に日本には法がないと思わざるを得ない。何とか、検察審査会の2回の起訴で強制起訴して、法廷に引っ張り出してほしい。

甘利氏も今回の事件で第3者に検証してもらうと言っている。それが、今回の第三者の弁護士であるヤメ検マムシの佐々木善三氏なら、これは喜劇である。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/415.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 調査報告は“焦土作戦” 舛添知事が企てる逃げ切りシナリオ(日刊ゲンダイ)


調査報告は“焦土作戦” 舛添知事が企てる逃げ切りシナリオ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182985
2016年6月7日 日刊ゲンダイ



“適切な支出”の根拠は謎だらけ…(C)日刊ゲンダイ


 力ずくでの幕引きに不信感は増す一方だが、言い逃れもここまでくるとアッパレだ。政治資金流用疑惑で火ダルマになっている東京都の舛添要一知事が6日、元検事の弁護士による調査結果を公表。“適切な支出”の理由付けはムリ筋の羅列で、会場からは失笑が漏れるほどだった。

 5日に舛添氏に提出されたという全63ページの「調査報告書」が配布されたのは、会見開始10分前。調査を担当した佐々木善三弁護士と森本哲也弁護士が報告書を40分間にわたって読み上げ、質疑はたった20分だった。

「主たる目的は家族旅行」「家族での私的な食事」との理由で、不適切とされた支出は計約440万円。千葉・木更津の正月旅行など宿泊費6件や飲食費14件などで、相当分は舛添氏とは無関係の慈善団体に寄付するという。

 舛添氏がヒアリングで「ネットオークションを利用すると安く購入できることから、つい買いすぎた」と弁明した106点の美術品は大量すぎ、購入した政治団体が解散して所有権がアヤフヤになっているため、都立の病院や福祉施設などで活用。公用車通いでクローズアップされた神奈川県湯河原町の別荘は、ケジメとして売却するという。

 スッテンテン覚悟の“焦土作戦”に加え、黒いカネをクリーンなカネに変える手口は、まるで新手の資金洗浄。自分の地位を守るためなら、何でもありだ。

 元特捜検事で、政治資金規正法事件を多く手がけた郷原信郎弁護士はこう言う。

「適切か不適切かでまず支出を線引きし、適切と判断した支出についてのみ、舛添氏本人と関係者に法的に必要な範囲でヒアリングしたという印象です。舛添知事が〈家族で利用した〉と認めた支出の中でも特にグレーなものは不適切に分類し、それ以上は突っ込んでいない。疑惑の核心である木更津の正月旅行について解明されておらず、『第三者調査』の意味がまったくなかった」

■中国服の“シロ”判定に会場失笑

 “適切な支出”の根拠も疑問だらけだ。似顔絵入りまんじゅう(792箱=約36万円)は親交のある会社に一部転売した会計処理に問題があるものの、残りは海外要人などに配り、おおむね政治活動に役立ったのでシロ。

「ピザ窯・パン窯の作り方」などピザやそば打ち関連の書籍5冊は、手作りピザを支援者らに振る舞ったり、政治家とそばを打ちながら政治談議をしたことからシロ。3・11翌日に上海国際空港でシルク製中国服などを購入した件(約14万円)については、「書道の際に着用すると筆をスムーズに滑らせることができる」と説明していた。書道は政治活動に役立つ上、「具体的で説得力がある」とシロとされた。

 “お墨付き”を得た舛添氏は人を食ったような態度を復活。そのくせ、給与の自主返納について問われると、「(7日から始まる)都議会の代表質問、一般質問で真摯に答える。その過程で対応を考えたい」とムキになった。1日に確定した“夏のボーナス”約380万円は、今月末に支給される予定だ。

「支給が確定した後の返納は公職選挙法の規定で、選挙区への寄付行為にあたると判断される。そのため、給料カットは事前に条例を制定する必要があります。自公与党も含めた議会の厳しい追及を受けた舛添知事が給与の一部返上を申し出、議会と一緒になって条例をつくる。『厳しい公正な第三者』の指摘で身を切り、議会からもペナルティーを食らう。自公のメンツを立てる“手土産”を忘れず、十分に処罰を受けたというシナリオで逃げ切る算段なのです」(都政関係者)

 恐ろしいほどウソを塗り固めるツルセコ知事も、容認する議会も異常。全員退場させなければダメだ。
















http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/416.html

   

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