福島第1原発事故、国と東電に責任 「予見・回避可能だった」前橋地裁が賠償命令
http://gansokaiketu.sakura.ne.jp/fukushimagenpatujiko-ni-karamu-soshou-saibanto-wakaino-shintenjyoukyou--1-naiyou.htm#2017-03-17-fukushima-dai1-genpatujiko-kunito-toudenni-sekinin-yoken-kaihi-kanoudatta-maebashitisaiga-baishou-meirei
福島第1原発事故、国と東電に責任 「予見・回避可能だった」前橋地裁が賠償命令
http://www.sankei.com/affairs/news/170317/afr1703170026-n1.html
東日本大震災の津波に伴う東京電力福島第1原発事故をめぐり、事故が起きる危険性を知りながら対策を取らず、事故を招いて住民に損害を与えたとして、福島県から群馬県に避難した45世帯137人が、東電と国を相手取り、1人1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、前橋地裁であった。原道子裁判長は「原発事故の予見や回避は可能だった。国は原発事業者に対する規制権限を果たさなかった」と指摘。国と東電に、原告計62人に対し、連帯して7万〜350万円の賠償を命じた。ほかの原告の訴えは棄却した。
原発事故の法的責任追及で、予見・回避可能性を認める判決は初とみられる。原発事故による損害賠償を求める集団訴訟は全国で約30件起こされており、原告数は計約1万2千人に上る。集団訴訟の判決は今回が初めてで、今後の各地裁の判断に影響を与える可能性がある。
主な争点は、(1)東電と国は、原発事故が起きる危険性を予見しながら、対策を怠っていたのか(2)原発事業者に対する国の監督・規制は十分だったか(3)国の賠償指針に基づいた東電の賠償額は妥当か−など。
原告側は「事故以前に、従来想定を超す津波が発生して原発事故が起きる可能性を示したデータがあり、対策を取っておけば事故は防げた。賠償額も不十分」と主張。東電と国側は「データは未検証の仮説の一つに過ぎなかった。事故の予見や回避は困難だった」と請求棄却を求めていた。
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/676.html