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★阿修羅♪
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元々はそれほど深入りするつもりはなかった事件だったが、みごとに風化していく経緯を見て深入りするようになってしまった（笑）
茨城大女子学生事件は第２の「世田谷一家惨殺事件」になるのではないかと思っている。
茨城大女子学生事件では「怨恨犯行説」と「行きずり犯行説」が交錯している。
「世田谷一家惨殺事件」も「怨恨犯行説」と「行きずり犯行説」が交錯したが、今なお事件は未解決である。
茨城大女子学生事件は、犯行の惨たらしさを考えたとき、事件に関する報道があまりにも少なすぎる。
「福岡一家殺害事件」もそうだが、いったん報道された重要情報のフォローもなさ過ぎる。
被害者の家の近くで目撃されたとされる三重ナンバーのワンボックスカーは？遺体遺棄現場近くで目撃された白いワンボックスカーは？青い軽自動車は？被害者が出掛けるときに残したとされる置き手紙の文面は？自転車の鍵と一緒だった被害者のアパートの鍵は？遺体の検死情報は？
被害者の交友関係情報は配慮もあるだろうが、事件解決に重要な手掛かりになると思われる既出の物的情報さえきちんとフォローされていない。
事件の構図として「行きずり犯行説」を考えてみた。
● 「行きずり犯行説」の場合の事件の構図
「行きずり犯行説」なら、被害者が自主的に家を出て自転車に乗っている途中で被害に遭ったことになる。
そして、自転車廃棄現場と遺体遺棄現場が離れていることから、犯人（たち）は自動車を利用したと判断できる。
「行きずり犯行」なら「転寝クン」は無実だから、「転寝クン」もいる部屋を襲ったということはなく、被害者は出掛けた途中で襲われたと考えるしかない。
（「転寝クン」の証言はほぼ真実ということになるから、出掛けようとした被害者の動きに気づいたくらいの浅い眠りなら、玄関先で騒動や重いもの（被害者）を運ぶ足音には気づくだろう）
また、「行きずり犯行」なら、被害者の自転車を後からわざわざ廃棄する意味はない。（複数の自転車が自転車置き場に置かれていたのならどれが被害者の自転車かもわからないだろう）
「行きずり犯行」なら、犯人は、自転車に乗っていた被害者を制圧した後、遺体遺棄までの犯行を行ったはずである。
そして、被害者を制圧した場所は、自転車が廃棄されていた空き地からそれほど離れていないはずだ。
（わざわざ自動車に積んで運び、あの空き地に着いてから降ろして廃棄するという危険なこと（目撃機会の増加）をする意味が見当たらない。自分（たち）がしたいことだけをしたら、できるだけ早く事件を起こした場所から離れたいと考えるはずだ）
さらに、「行きずり犯行説」は、被害者が制圧された（事件に巻き込まれた）時刻が推定できることになる。
「転寝クン」の供述はほぼ真実ということになるから、被害者が自宅を出たのは午前零時頃で、自転車を用意し、自転車が廃棄されていた空き地（２．６Ｋｍ先）に到達する時間を加算すればいいはずだ。
そうであるなら、被害者は、遅くとも午前零時三十分までには事件に巻き込まれていると推定できるのではないだろうか。
このような推定ができるのなら、その時刻にその付近を走行ないし歩行していた人たちを探し出すことやＮシステムを活用した不審車両の割り出しが重要な捜査テーマとなる。
（２チャネルなどへの近くに住んでいる人らしき人の書き込みによれば、茨城県警は、そのような視点での目撃者探し（呼びかけの立て看板やチラシなど）をしていないようだ）
「行きずり犯行説」も二つのパターンが考えられる。
一つは地域を棲家としている人（たち）による犯行、もう一つは、地域外の人（たち）による犯行である。
地域の人（たち）による犯行であれば、遺体遺棄現場を中心にして数キロの範囲内の建物内か自動車のなかで遺体損壊が行われたはずである。
地域外の人（たち）による犯行であれば、廃屋ないし夜間未使用の建物を予め物色していてそこを使ったか、自動車のなかということになるであろう。
（周辺に棲家を持たない人（たち）が使える場所があるのかどうか、あるのならそこに痕跡があるのかないのかは重要な捜査である。土地鑑があるところに運んだのなら、わざわざ戻ってくる愚は犯さないと思う）
● 「行きずり犯行説」と考えたときの動機と奇妙さ
被害者があのシチュエーション・あの携行物・あの姿そして事後に被害者に訪問を受ける心当たりがある人物が出てきていないことなどを無視して、とにかく、被害者はなんらかの目的で外出したのだと考える。
そして、被害者は、対象が自分である必要はなかった犯罪に巻き込まれたとする。
では、犯人（たち）は、どういう目的であのような犯行をしでかしたのだろうか？
強姦（生前・死後を問わず）の形跡は匂わせる報道はあったが確定的ではない。
だから、あったかもしれないし、なかったかもしれないとしておこう。
大事なことは、たんなる強姦目的ではないということである。
一応明確にわかっていることから推測すると、目的の一部は、「殺して死体にえげつない傷を付け全裸にして遺棄したかった」ということになる。
犯行場所が車内であったにせよ、検問や目撃者に遭遇することはあるのだから、ターゲットと長時間一緒にいることは危険である。
強姦が目的で発覚を恐れて相手を殺害したのなら、遺体遺棄現場まで運ぶことは理解できても、わざわざ遺体を損壊するような手間はかけなかったはずだ。
「行きずり犯行」なんだから、人目につかない場所で遺体を遺棄してとっとと遠くに離れればいい。（自転車を廃棄した空き地でもかまわない）
遺体の発見を遅らせるより、犯行現場からできるだけ早く逃げ去る手立てを講じるほうが重要だ。
もう一つ気になるのは、どうも、遺体が早く発見されることを意図して遺棄したように思われることである。
清明川の流れはほとんどなく、風向きなどによっては逆流するとも言われている。
そして、重りを付けるなど遺体を沈めようとした工作も行っていない。
（遺体に損壊を加える手間は惜しんでいないのに．．．）
遺体の発見を遅らせたいのなら、深い草むらに捨てたり、山の中に捨てるほうがまだましであろう。
犯人（たち）は、「殺して死体にえげつない傷を付け全裸にして遺棄したかった」だけではなく、「そのような遺体を早く人目に晒したかった」という目的も持っていたと推測できる。
あの事件は、行きずりの犯罪であったしても、たんに若い女性を襲って情欲を満たしたというものではなく、“切り裂きジャック”事件に近い「儀式殺人」だったと思われる。
あの事件は、たんなる「怨恨犯罪」やたんなる「行きずり犯罪」ではないと考えている。
「若い女性を殺害し、その遺体を無惨に傷付け、発見されやすい場所に全裸で遺棄する」という極めて悪質で自己目的的な事件を迷宮入りにしてしまってはならない。
茨城県警は、事件をできるだけ早く解決するために、収集している情報をできるだけ公開し、そこからさらに情報を集める努力をしなければならない。
第２、第３の原田実里さんを出さないためにも．．．．
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★ 参照書き込み
『事件は“迷宮入り”の匂い：複数犯説に傾きつつあります。』
（http://www.asyura2.com/0401/nihon11/msg/664.html）
『事件の経緯を再度見直します』
（http://www.asyura2.com/0401/nihon11/msg/686.html）
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。