★阿修羅♪ > 環境・自然・天文板6 > 598.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
《見てはいけない!!だが2012年から北極の氷は40%も増え続けている!》可能性の排除は、論理的考察を旨とする科学の放棄
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/598.html
投稿者 お天道様はお見通し 日時 2017 年 11 月 05 日 10:58:21: I6W6mAZ85McLw gqiTVpO5l2yCzYKojKmSyoK1
 


《見てはいけない!!だが2012年から北極の氷は40%も増え続けている!》可能性の排除は、論理的考察を旨とする科学の放棄



権力におもねる阿呆工作員共は、科学の真髄である可能性の探求を捨て、初めからある決定事項に反する論議を徹底誹謗中傷する。 それは、STAP細胞禍でも、あった。 小保方さんを貶めた挙句、こっそりそれに関する特許を我が物とした。((速報)STAP細胞国際出願、米国への国内移行が判明 BLOGOS) まぁ、これについてのポイントはそれだけじゃない可能性が高いんだろうけど。(STAP細胞つぶしは米国への約束


地球の気象動向についても全く同じ。 権力がそれにのっかったビジネス及び大多数より徴収する炭素税の正当化と、その裏で起こっている、本当に深刻な放射能禍(≪放射能フリー空間の地球が発狂:画像多数≫大自然のしっぺ返しが全生物個体と環境に対して始まり、本当の終末が近づいている!原子力エンジニア: 福島は“世界史上最悪の産業上の大惨事… 想像出来る限りの地獄… 机上で論理破綻を見抜けなかったツケ)や、石油化学工業がもたらす地球規模の汚染(ようこそ病気の海へ : 広大な海域一面が廃棄プラスチックで覆われたカリブ海のシ…海のプラスチックごみは化学物質のカクテル)を矮小化するために、全てをありもしない人為的地球温暖化をでっちあげている。(≪スクープ≫地球温暖化はCIAによる”でっちあげ”であるとエドワード・スノーデンが暴露-面倒くさがる自身を急き立て遂に完成


以降の記事も先月アップされた、温暖化を否定する事実に関する記事である。


Don’t look now, but Arctic sea ice mass has grown almost 40% since 2012 Natural News
見てはいけない!! だが2012年から北極の氷は40%も増え続けている!



(以下、英語記事本文と、投稿者本人による意訳)
(Natural News) One of the most popular pieces of “evidence” that climate alarmists just love to bring up to prove the global warming narrative is the “all the ice is melting in the Arctic and the polar bears are dying” line. We’ve all seen the documentaries where a polar bear is desperately clinging to a tiny piece of ice and you just know he’s going to die soon. But is any of it really true? What does the latest science really say about the ice in the Arctic circle?
温暖化論者が地球温暖化の寓話を論証することで喜ぶ評判の良い証明の一つが、北極の全ての氷が溶けてシロクマたちが死んでいくという事だ。 それは、小さな氷塊にしがみついているシロクマが、時を待たずして死んでいくといったようなドキュメンタリーなどで、私たちもよく知っているやつだ。 が、しかし、その全ては本当なのだろうか? 極地帯の氷に関し、最新の科学が伝えようとしている真実は何なのであろうか?


Earlier this month, Climate Depot reported that the latest figures from the National Snow and Ice Data Center, located at the University of Colorado, show that sea ice extent has increased by 40 percent since 2012.
コロラド大学にある、国家氷雪センターの最新のデータによると、北極部における海氷は、2012年から40%の増加が認められたというレポートが今月初めに報告された。


The Danish Polar Portal, which monitors ice and climate in the Arctic, reported on the 12th of September this year:


There has been quite some discussion about Greenland in the climate blogosphere this year. Heavy snow and rain in winter with a relatively short and intermittent summer melt season have left the Greenland ice sheet with more ice than has been usual over the last twenty years – in fact we have to go back to the 1980s and 90s to see a year similar to this one in terms of snow fall and ice melt, though perhaps not for iceberg calving. …


If we rank the annual surface mass balance since 1981 from low to high, the lowest on record was 2011-2012 (38 Gt) and this year is the 5th highest out of the 37 year record. The highest on record 1995-1996 had an end of year SMB of 619 Gt in our records. [Emphasis added]


北極部分の氷と気象をモニタリングしているデンマーク極地センターの今年の9月になされた報告:


本年度、気象ブロガーの間で、グリーンランドについてのいくつかの議論があった。 比較的短期間続いた大雪と大雨と、夏の間の断続的な溶解は、過去20年間にあったそれよりも、より多くの氷をグリーンランドの氷床にもたらした。 - 事実、この件に関して、降雪と、おそらく(溶解による)氷山分離によるものではない氷解といった、1980年代、あるいは90年代のこれと似通った事象を見返す必要があるだろう。


もし、1981年以降の氷床の毎年の表面残留量を低いものから高いものまでランク付けすれば、最も低かったのは2011−2012年(38滴《指標》)で、今年のそれは、過去37年間で、5番目に高いものであった。 そして、最も高かったのは、1995-1996年のもので、619滴《指標》であった。


In fact, Greenland experienced a 10 times higher level of surface ice than it did five years ago. And confirming that this is not a fluke occurrence taking place in only one year, Greenland’s most well-known glacier – the Petermann Glacier – has been growing slowly and steadily for the past five years.
事実、グリーンランドでは、5年前の最低レベルのそれに比べて10倍もの高い氷床表面を指し示している。 そしてそれは、一年こっきりの偶然などではなく、そこで最も広く知れ渡っている Petermann氷河などは、過去五年間、ゆっくりだが着実に拡張し続けている。


As you can see from the chart below, the sea ice growth for 2016 – 2017 is much higher than the mean from 1981 – 2010:
2016-2017年の海氷増加は、1981-2010年平均値より高いことが、下図より覗える


Meanとは平均値のこと。


This has been the pattern in the Arctic over the last few years. Back in 2015, BBC News reported that Arctic ice had grown by a staggering 30 percent after what they called an “unusually cool summer” – unusual indeed, if the global warming narrative is to be believed. That trajectory continued into 2014, and the increases in ice for those two years exceeded all recorded losses in the preceding three years.  (Related: Mercury pollution contaminating Arctic wildlife, causing death and reproductive problems among bird populations, studies show.)


北極では、氷床増加をし続けているのがここ2,3年の傾向である。翻って2015年、英BBCニュースは、”いつにない冷夏”の影響で、しぶしぶながらも北極部の氷が30%増加したことを伝えた。-もし、温暖化童話が未だに信じられているとすれば、それは全く、異常だ。 その動向は2014年から続いており、その二年で増えた氷は、それより先にあった(氷床が縮小していたという事実を)打ち消すほどのものであった。(関連記事:鳥類の死と生殖問題の原因となっている水銀汚染が、北極部の生命を危険にさらしているのではないかという研究)


That 30 percent constituted a massive amount of physical land area – the Daily Mail reported at the time that a cooler Arctic summer had left over 530,000 additional square miles of ice than the previous year.
その30%の氷床増加は、極地での冷夏が、前年に比し、53万マイル平米もの、膨大な面積の物理的な陸地を形成したと、デイリーメールは当時報道している。


Astoundingly, the mainstream media, in spite of having this information at their fingertips, continues to spout the same old global warming nonsense.
驚くべきことに、このような(温暖化を否定する)完全な事実があるにもかかわらず、主要メディアは、ありえない地球温暖化を相変わらずとうとうと報道し続けている。


In the very same BBC article cited earlier, for example, the writer immediately insisted that “2013 was a one-off” and went on to stress that the Arctic region had warmed more than most other places on Earth over the past three decades. (Related: Discover the truth at ClimateScienceNews.com)
それは、例えば、(温暖化を否定するような事実を渋々認めた)同じBBCが、(そのしたくなかった報道の)すぐ後に、2013年の(温暖化を否定するような)出来事は、一回こっきりであり、北極は過去30年間他のどの地域よりも温暖化しているという記事をでっちあげている。(関連記事:真実の発見《気象科学ニュース》)


It’s understandable that a trend of continuous heating for 30 years would raise concerns, but by the same token, a continuous cooling trend over the last five years must also be taken into consideration. Scientists are supposed to go where the evidence takes them, not try to keep editing the evidence to fit a predetermined outcome.
過去30年間に起こってきた継続的な温暖というトレンドが考慮されるべきだあるのは理解できるが、であれば、同様に最近五年間起こっている寒冷化の流れも思慮されるべきである。 科学者達はそういったあらゆる事象を、その証明に使うべきであって、最初から決定づけされたような結果にみあったものだけを採用すべきではない。


It’s like scientists, governments and the mainstream media have all decided that the Earth is warming, and now there’s no turning back. No matter what the physical evidence shows, they’re all just going to save face by insisting that they were right all along.
それは、科学者、政府、そして主要メディアが、地球は温暖化していると決めつけ、決してそれを翻さないようなことである。 どのような科学的事実が浮かび上がろうと、彼等は彼等の面目を保つために、彼等の言うことが全て正しいと主張する愚かなことである。



人為的要素が温暖化の主要部分を占めているのであれば、人類による二酸化炭素排出が継続のさなかに、寒冷化を担保する事象自体が起こり得ようはずがない。 これは、言い換えれば、人為的CO2排出が大自然のそれと比して、比較対象の必要性のないほど瑣末である証左に他ならない。


そのような、瑣末な、どうでもよいことよりも、我々が真摯に、しかも早急に考えなければいけないことは、フクイチをはじめとする放射能禍であり、石油化学工業からの脱却である。



似非地球温暖化


トランプの大統領就任後に気象変動のページがなくなるパリ協定も中断?原発推進の口実だった地球温暖化フィクションが完全に終了


地磁気逆転に向かう地球 trendswatcher

北米の地球温暖化をNOAAが誇張か trendswatcher

最大の地球温暖化スキャンダル: NASAやNOAA系列のデータ管理機関による「公式気温の大規模な改ざん」を英国テレグラフ

「地球温暖化調査」のために打ち上げられた観測衛星が明らかにした「 2012年から 50パーセント増えた北極の氷」

南極大陸の氷、「実は増加していた」 NASA

その温暖化阻止どころか実は温暖化を促進している原発

未だに地球温暖化人為説に対して危機感を煽る4人の科学者が、安全な原子力の開発こそ必要であると世界にだした公開書簡




 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年11月05日 14:07:14 : 3E5d2h6VWQ : eHnFFADRH3Q[158]
温暖化により極氷が直接融けるよりも、海水温が上昇して降雪が増えることの影響の方が大きい。つまり温暖化必ずしも極氷の減少を意味しない。
極氷が増加するから温暖化が嘘とは言えない。
温暖化は大きな気象サイクルの中で怒っているから、それ自身は嘘ではない。
しかし、炭酸ガス排出が温暖化の原因と言うのは嘘である。これは炭酸ガス排出が原因として、これに制限を掛けることにより、既存パラダイムを転換しようという考えが裏にある。
残念ながらその目論見は、今のところ、裏目に出ているんだが・・・

2. 2017年11月06日 10:51:52 : 4tBUqYXtDY : Y9AGnmStsRo[179]
小保方氏のこと以外について、掲載を感謝します。IPCCの論拠はこれからもどんどん崩れていくことでしょう。

小保方氏についてはすでに嘘データであったことの客観的な評価は、ほぼ定まっており、その評価を覆すような事実は、ほとんど見られていない。仮に現象が起こるとしても、彼女の言っていたこととは全く別のことで、作用するものも別の要素であろう。


3. 2017年11月06日 14:41:45 : dSChLUGkWY : inU511ZgPSA[3]
次は福島の放射能汚染かな?
存在しない汚染で騒いでいたと結論が出るだろう
国や東電がなぜ反論しないのか
これらが明らかになったら面白いだろうな
なぜなら地震・津波に疑問を抱くから


4. 2017年11月06日 15:17:32 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[4359]

笑える

http://jp.reuters.com/article/usa-climate-idJPL3N1NC2BW?il=0
2017年11月6日 / 14:26 / 7分前更新
気候変動はほぼ人類の活動が原因、米政府科学者がリポート
1 分で読む
[ワシントン 3日 ロイター] - 米環境保護局(EPA)や米海洋大気局(NOAA)など政府機関の科学者50人超から成るチームが3日、急速な気候変動はほぼ確実に化石燃料の燃焼など人類の活動が原因との見解を報告書で示した。

この報告書は、議会の要請で4年毎に作成されている。今回の内容は、世界の科学者の大半が近年出している結論と一致するとともに、気候変動はでっち上げとするトランプ大統領と政権の主張と真っ向から対立する形となった。

報告書では「過去1世紀の温暖化に関して、観測事実に裏付けられた説得力のある説明がこれ以外に存在しない」と指摘した。

EPA当局者らはコメントを控えた。

報告によると、過去115年間で地球の気温は1度上昇、平均海面は約17.78センチ上昇した。また報告は、気温上昇に伴い海面は「今後15年間で少なくとも数インチ上昇する」との見通しを付け加えた。

https://science2017.globalchange.gov/chapter/executive-summary/
https://www.yahoo.com/news/white-house-oks-report-warning-climate-change-caused-194323870.html

White House OKs report warning climate change caused by humans
AFP
Jean-Louis SANTINI, with Kerry SHERIDAN in Miami
,AFP?November 4, 2017
US government report warns climate change is real
US government report warns climate change is real
Yahoo News Video
Scroll back up to restore default view.
Washington (AFP) - The US government released Friday a major scientific report that says climate change is "extremely likely" to be caused by human activity and will get worse without major cuts to carbon emissions.
The findings of the federally mandated report were approved by the White House, even though they are starkly at odds with the position of President Donald Trump, who has labeled global warming a Chinese hoax and named fossil fuel ally Scott Pruitt to head the Environmental Protection Agency.
Related Searches
Climate Change FactsCauses Of Climate ChangeWhat Is Climate ChangeClimate Change Report 2017Trump Climate Change
The Climate Science Special Report spans more than 600 pages and is part of a larger report known as the Fourth National Climate Assessment, which is being issued in draft form for public comment.
Based on "a large body of scientific, peer-reviewed research," global annually averaged surface air temperature has increased by about 1.8 Fahrenheit (1.0 Celsius) over the last 115 years (1901?2016), it says.
"This period is now the warmest in the history of modern civilization," said the report, available at science2017.globalchange.gov.
Since the last report of its kind was issued in 2014, "stronger evidence has emerged for continuing, rapid, human-caused warming of the global atmosphere and ocean," the text said.
"It is extremely likely that human activities, especially emissions of greenhouse gases, are the dominant cause of the observed warming since the mid-20th century has been the dominant cause of the observed warming since the mid-20th century," the report added, noting there "is no convincing alternative explanation."
It was compiled by the National Oceanographic and Atmospheric Administration, with contributions from NASA, the Department of Energy and other federal agencies. Co-authors included more than 50 scientists from government agencies, universities and the private sector.
"I am quite confident to say that there has been no political interference in the scientific messages from this report," co-lead author David Fahey, director of the chemical sciences division at NOAA, told reporters on a conference call.
"I think whatever fears we had were not realized," he added.
"The word interference might have been a threat, but it never materialized. This report says what the scientists wanted to say."
Related Video:

- Worse effects ahead -
After examining long-term climate records and data going back thousands of years, the report said that in the modern era, "average temperatures in recent decades over much of the world have been much higher, and have risen faster during this time period than at any time in the past 1,700 years or more."
By the end of the century, "without major reductions in emissions, the increase in annual average global temperature relative to preindustrial times could reach 9 Fahrenheit (5 Celsius) or more," it said.
Sea level can be expected to rise "several inches in the next 15 years," and one to four feet (30 to 120 centimeters) by century's end, it said.
A global "rise of as much as eight feet by 2100 cannot be ruled out."
And Americans are already experiencing the effects of climate change through heavier rainfall, coastal flooding, drought, more frequent heatwaves and wildfires, and earlier snow melt.
- 'Not new' -
The findings came as no surprise to climate scientists.
"This isn't new," said Peter Gleick, president-emeritus of the Pacific Institute and a member of the US National Academies of Science.
"This is news only because Trump couldn't censor it," he said on Twitter.
The Trump administration has repeatedly denied or downplayed the role of fossil fuels in global warming.
EPA chief Pruitt shocked scientists earlier this year when he argued in a media interview that carbon dioxide was not a primary contributor to global warming.
However, the White House cleared the report for release, NOAA said.
NOAA said the report "serves as the foundation for efforts to assess climate-related risks and inform decision-making about responses."
The findings do not contain policy recommendations, but serve to inform future strategies.
The Union of Concerned Scientists senior climate scientist, Rachel Licker, said "the American public must hold legislators and policy-makers accountable for taking action commensurate with the problem."
Democratic Senator Al Franken of Minnesota and eight of his colleagues this week sent a letter to Trump asking "what safeguards are in place to ensure that the National Climate Assessment and the Climate Science Special Report give fair and accurate summations of the latest climate science without political interference."
The senators also asked how the Trump Administration plans to address the report's findings.


5. 2017年11月06日 23:08:23 : Ts8z9dA2f2 : nMgunTWZqVM[89]
@二酸化炭素の水に対する溶解量(mg/l)

10℃ 0.83
20℃ 0.61
24℃ 0.54
25℃ 0.53
26℃ 0.51
27℃ 0.50
28℃ 0.48
29℃ 0.47
30℃ 0.46
31℃ 0.45

海水温の上昇→水中二酸化炭素溶解量の減少→大気中二酸化炭素濃度の増加(←ではない!)

A小保方氏は、英雄であるが故に偽ユダヤに抹殺された。
田中角栄と同様である。

小保方氏は正真正銘の『魔女』である
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/210.html


6. 2017年11月08日 21:46:54 : cMJN2Mvwt2 : LOzBRsqepCA[6]
>5さん

二酸化炭素の海水への溶解度の数値を載せてくれてありがとう。

温暖化の実態は100年で1℃程度とされています。
1℃の上昇による溶解度変化は、この表からはせいぜい1〜2%程度です。大気と二酸化炭素をやりとりする表層海水100m程度の海水の持つ二酸化炭素と大気中の二酸化炭素の量は同程度ですから、大気中二酸化炭素の増加も1〜2%程度でなければなりません。しかし、南極氷床コアの分析や直接観測から、この100年の間に大気中の二酸化炭素は、300ppm以下から今年あたりでは400ppmに達しています。つまり、30%以上も増えていて、温度上昇による溶解度低下で放出される二酸化炭素よりはるかに多くの二酸化炭素が実際に観測されています。

また、化石燃料を燃やしてできる二酸化炭素増加には酸素の減少がともないますが、海水温上昇による二酸化炭素には酸素が付随しません。

この海水温上昇による効果も含めた二酸化炭素と酸素変化の詳細な分析がIPCC報告で論じられて、大気中二酸化炭素の増加のほとんどは化石燃料燃焼によるものと結論付けられています。しっかりとお読みいただければと思います。



7. 2017年11月09日 15:52:29 : Ts8z9dA2f2 : nMgunTWZqVM[90]
>>6 さん

≪南極の氷床は十分に低温で、広範囲にわたる表面の融解は起こらず、むしろ降雪が増加するためその質量は増加すると予測される。≫【IPCC】

かなり怪しい組織のようですね。2つ程論拠を挙げます。

@「キーリングは、より詳しく気温とCO2濃度の前後関係を比べました。 その結果は、気温の変化がCO2濃度の変化よりも1年ずつ早く生じていることを見つけて、発表しました。 気温が原因でCO2濃度は結果なのです。」

「CO2地球温暖化説」は間違い
http://tabemono.info/report/report_14.html

二酸化炭素地球温暖化脅威説
http://www.sukawa.jp/kankyou/f008.gif
http://www.sukawa.jp/kankyou/ondan3.html

A>大気と二酸化炭素をやりとりする表層海水100m程度

これは確実でしょうか?

a)海洋中層の温度分布を見ると中層水からの二酸化炭素供給の可能性はあります。

深海の海水温度
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Deep_Sea_chart_-2(Temp)_NT.PNG

b)深層水の循環による二酸化炭素供給は未解明の領域が多い。

「圧倒的な体積を占める深層水塊は、大気の二酸化炭素濃度にも影響を及ぼしている可能性がある。」
熱塩循環
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E5%A1%A9%E5%BE%AA%E7%92%B0

c)深海では堆積物中の炭酸カルシウム分解による二酸化炭素供給が考えられます。

pH・アルカリ度・CO2・Caの関係
http://www.littlewaves.info/marine/wq_c_equilibrium.htm

炭素貯蔵量(億トン)
・大気 7,500 (1)
・海洋表層(〜200m) 8,400 (1.1)
・海洋中層(〜1000m) 97,000 (13)
・深海(〜10000m) 260,000 (35)
・堆積物 900,000,000 (120000)


8. 2017年11月10日 13:07:16 : 14gawquy4E : HMNivhvV@a0[7]
そもそも、2012年は 異常なまでに海氷が溶け出した年であるから ここを基準にする事じたい
都合の良い部分だけを切り取って見せるオカルト論者の常套手段、詐欺のようなものである
もっと長期的な視点で見れば やはり北極の海氷は減ってきている事に変わりは無い

https://woman.mynavi.jp/article/140427-17/

とは言え、南極の氷は 増えているようだが、これまた温暖化の影響で説明が付く

https://style.nikkei.com/article/DGXKZO95487740U5A221C1W12001/


温暖化か 寒冷化か それを決めるのはあくまでも 実際に積み重ねられた『気温データ』である
氷の量をもって 「寒冷化が来た」 などといっている様では 温暖化詐欺の逆バージョンみたいなものである
実際の気温データを示せない限り 妄想カルトの域を出ません 4さんに笑われるのも致し方ない事。


9. 2017年11月11日 00:43:59 : LM7AxVozig : NZKxARVGnd8[3]
人為的に温暖化しようという目論みが在るのも事実で、可能性としてこれを否定できる根拠もないね。
それで水面が上昇するのも致し方ない。防ぎ様がないね。
周期的に寒冷化するということも事実で、当然否定できないよね。
そういう論法で話をされてもなんら意味をなさないね。

10. 2017年11月11日 21:49:09 : A3vi7f7MBE : QE04zZM_hPo[14]

うんむむ!西澤潤一教授の光ファイバーの展開。

今度の大統領は、何持って帰った?

  電磁推進機研究者断


11. 2017年11月12日 13:34:50 : M6P7nhoK5E : Np5dffau2SU[920]
地球温暖化サギね
もう石油じゃ儲からないから、新たな利権を探そうって魂胆でしょ、わかりますw

これはヒドイし、ダサイ
こんなの日本でマネしたら、街中が電線と電柱だらけになるね
田舎だって特有の景観が台なしになるし
まあ電線、電柱利権屋はウハウハだろうけどさ

https://jp.sputniknews.com/science/201711124267483/


12. 2017年11月12日 13:41:47 : M6P7nhoK5E : Np5dffau2SU[921]
連投スマソ

利権を探そう ×
利権を(一般人に)押し付けよう ○

ですたwww


13. 中川隆[-5819] koaQ7Jey 2017年11月22日 08:34:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

温暖化しているから、南極の氷が増えた。
2015/12/29 日本経済新聞 プラスワン


■南極の氷、温暖化の中でなぜ増えてるの?

スーちゃん 地球温暖化が進んでいるのに南極の氷は増えているの? そんな話があるって聞いたよ。北極の氷は減っているんでしょ。なんでそんなことが起きるのかな。南極は温暖化していないの?

■発生した水蒸気が高い山で冷やされるんだ

森羅万象博士より 米航空宇宙局(NASA(ナサ))が11月に人工衛星が観測した情報を分析した結果を発表した。それによると南極は氷が増えている。

 南極の氷といっても陸地にある氷と、海がこおった氷がある。人工衛星の画像をみると、南極大陸のまわりの海には氷が広がっている。南極大陸の氷は厚さが平均で3000メートルくらいある。氷の大部分は陸地にあるんだ。

 北極には陸地がないから海の氷だ。1970年代から続く人工衛星の観測で、北極の氷は減り続けているとわかっている。2012年9月には氷の面積が最小になった。

 南極大陸はオーストラリア大陸よりもずっと大きい。かなり広いから、場所によって氷の様子がちがう。例えば、S字の形に細長く伸びた南極半島や西側の西南極では氷が減っている。陸地から海に向かってせり出す巨大な氷がくずれる様子をニュースで見たことがないかな。これは主に西南極で起きているんだ。

 これに対して、南極点や日本の昭和基地がある東南極では氷が増えているんだ。NASAのチームは西側の減少分よりも東側の増加分が多く、全体としては増えたと結論づけた。1992〜2001年の平均で年に1120億トンずつ増え、03〜08年では毎年820億トン増えた計算だ。

 南極では温暖化が止まったのかな。そうではない。実は温暖化しているから、氷が増えたといえるんだ。

 海の水温が上がると、雲のもとになる水蒸気がたくさんできるようになる。水蒸気を含む空気は軽いから上空にのぼる。それが南極大陸へ流されると、とても寒いから雪になって降る。雪が積み重なって圧縮されて氷になるんだ。

 でも北極では同じことは起きていない。南極の方がより寒いからだ。


 南極の氷は海からの高さが3000メートルくらいある。しかし、北極の氷の厚さは10メートルくらいしかない。高い山の方が気温が低いことは知っているよね。もうひとつは南極は大陸で、海よりも冷たくなりやすいんだ。

 南極では、雪はしんしんとは降らない。空気中の水蒸気はこおって小さな氷のつぶになって地上に落ちてくる。晴れて日の光が当たるとキラキラと光るから「ダイヤモンドダスト」と呼ばれている。

 雪は暴風雪になることもある。これが「ブリザード」で、風は秒速50メートルを超すような大型台風並みになる。沿岸部でよく発生して、雪を内陸の奥深くへ送り込む。

 実は、南極では陸地だけでなく海の氷も増えている。日本の南極観測船「しらせ」は12年と13年に分厚い海の氷にじゃまされて昭和基地の沿岸にたどりつけなかった。人工衛星の観測で、14年9月には最も氷の面積が大きくなった。南極の海の氷が増える仕組みはよくわかっていない。

 ただ、陸地の氷の増加ペースはにぶっていて、この先も増え続けるのかはわからない。そのうち減少に転じるかもしれないんだ。

■海面上昇、体積増加も原因

博士からひとこと 地球温暖化によって海面が上がると心配されていることは知っているかな。国連機関の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、世界の海面は1971〜2010年に平均で8センチメートル上がった。
 陸地の氷がとけることが原因のひとつといわれている。グリーンランドの氷やヒマラヤのような高い山にある氷河は気温が上がって大きく減っているからね。
 でも、最も大きな要因は温度が上がって海水そのものの体積が増えることなんだ。IPCCの専門家はこの40年間に海面が上がった8センチメートルのうち4割が海水の体積が増えたためだと分析しているよ。

(取材協力=藤田秀二・国立極地研究所准教授)


[日経プラスワン2015年12月26日付]
https://style.nikkei.com/article/DGXKZO95487740U5A221C1W12001/

[32初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数、規定違反多数により全部処理

14. 中川隆[-13555] koaQ7Jey 2018年11月10日 15:45:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20437] 報告
発電をすべて原子力にしなければ地球温暖化で地球の気温は250℃になる

「地球の気温は250度まで上昇し硫酸の雨が降る」ホーキング博士
2017年7月4日(火)19時01分 ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士 Toby Melville-REUTERS

<アメリカのパリ協定離脱を批判したホーキング博士が、地球の「金星化」を予言。さらにこれを裏付けるデータも>

著名な理論物理学者スティーブン・ホーキング博士が、人類に警告を発した。地球上の気温はいずれ250度まで上昇し、このままだと手遅れの状況になる可能性があるという。

7月2日に母校のケンブリッジ大学で行われた75歳の祝賀記念講演でホーキング博士は、アメリカの「パリ協定」からの脱退が原因で、地球上の気温上昇が加速するとの見方を示した。人類にとっての最善策は、他の惑星を植民地化することだと語った。

ホーキング博士は「地球温暖化は後戻りできない転換点に近づいている」と指摘し、ドナルド・トランプ米大統領によるパリ協定脱退の決断がさらに地球を追い詰めることになると非難した。気温は250度まで上がって硫酸の雨が降るという、まるで金星のように過酷な環境だ。

さらにこれを裏付けるような調査結果が出た。アメリカ気象学会の衛星データから地球表面と地球全体の温度が連動してどんどん暑くなってきていることが確認されたとワシントン・ポストが報じた。

【参考記事】イーロン・マスク「火星移住は生きている間に可能だと知ってほしい」
【参考記事】リッチな人々の火星移住は近い

不可逆的な状況になる前に

トランプは6月1日にホワイトハウスで声明を読み上げ、パリ協定から離脱すると発表した。同時に、自ら離脱するにもかかわらず「(パリ協定に署名する194カ国と)再交渉を始めて公正な協定を結びたい」とも提案。これを受け、ドイツ・メルケル首相とフランス、イタリアの首相は即座に連名で声明を発表。「パリ協定は再交渉できない」とトランプの提案を拒んだとニューヨーク・タイムズなどが報じた。

トランプの掲げるアメリカ第一主義に則って、離脱は「米国の雇用を守ることにつながる」と主張したが、アップル、フェイスブックなどの企業から批判を浴びる結果になってしまった。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はツイッタ―で、「パリ協定脱退は間違った決定」だと投稿した。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/250-1.php


地球の温度と温室効果
http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-kankyo-3-1.htm

人間が作り出すエネルギーが大きくなりすぎてX点を超えてしまうと、地球は熱暴走を始め、海水はすっかり蒸発、石灰岩もすべて分解して、やっとD点(細かくいうとD点より少し温度の高いところ)で釣り合うようになる。そのとき地球の大気圧は水蒸気270気圧、二酸化炭素30〜50気圧の合計300〜320気圧、温度も200℃を越えるだろう。実際に、金星がこの状態である(図のE点)。金星は地球の90倍(90気圧)の大気を持ち、またその95%以上が温室効果ガスである二酸化炭素であるために、その温度は460℃〜480℃にもなっている(※2)。


 地球の温度は、大きく見れば太陽からの放射エネルギー(地球が受け取るエネルギー)と、地球からの放射エネルギーが釣り合うところで決まる。物体が放射するエネルギーは、物体の表面積が一定ならば、その物体の表面温度(絶対温度)の4乗に比例している。これをステファン・ボルツマンの法則という。式で書くと

  E(J)=σT4  ここで、σシグマはステファン・ボルツマン定数=5.67×10-8(J/秒・m2・K4)

 地球の位置での太陽放射(太陽定数)は1.37×103J/秒・m2、それを地球全体に平均するとその1/4(1・2の(1)参照)、また地球の反射能(アルベド)は0.3だから(吸収しているのは0.7だから)、地球(地表と大気)が吸収している太陽放射は結局1.37×103J/秒・m2×0.7=2.40×102J/秒・mである。地球もこれと同じだけのエネルギーを放射しなくてはならない。この値をステファン・ボルツマンの法則に代入すると、

 2.4×102(J・s-1・m-2)=σT4   σ=5.67×10-8(J・s-1・m-2・K-4)
 T4=4.23×109(K)
 T=255(K) (0℃=273Kだから255K=−18℃)

地球の温度は255K(−18℃)となる。これは実際の地表の温度より約33℃も低い。

 なお、この詳しい計算についてはこちらも参照。
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/taikitoumi/taikitotaiyoenergy.htm


また、

<1・2 食料>
http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-shokuryo-1.htm

で用いた太陽エネルギーは、地表が吸収しているエネルギー(地表に到達するエネルギー)で、上で用いている太陽エネルギーは

地表+大気(対流圏の大気)
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/taikitoumi/taikinokouzo.htm

が吸収しているエネルギーであることに注意。

 地球の温度が単純な計算値より高いのは、地球の大気には水蒸気や二酸化炭素、さらにはメタン、窒素酸化物、オゾン、フロンガスなどの温室効果ガスが含まれているためである。温室効果ガスは、太陽からの放射エネルギー(おもに可視光線)は通すが、地球から宇宙に出ていこうとする放射エネルギー(赤外線)を抑えるのである。そのために熱がこもって、ステファン・ボルツマンの法則から期待される温度よりも高い温度になってしまう。

※ 物体が放射する電磁波の最大強度の波長はその物体の表面温度で決まる(ウィーンの変位則)。太陽のように表面温度が6000℃(5800K)の物体の最大強度は460nm(ナノメートル、黄色に見える)で、そのまわりの波長の電磁波が可視光線。そこで、太陽の放射エネルギーは大部分は、可視光線として放射されている。一方、地球程度の温度(-18℃であろうが、15℃であろうが)では、放射エネルギーは赤外線となる。


図6-3 温室効果

 これをもう少し詳しく見てみよう。大気がない場合の地球(つまり月(※1))の放射エネルギーはステファン・ボルツマンの法則に従い、表面温度の4乗に比例する。このとき、太陽放射と釣り合う温度(図6-4のA点=約マイナス18℃)が月全体の平均温度であり、地球に大気がなかった場合の地球の温度ともなる。


図6-4 地球の温度と地球からの放射エネルギーの概念図:自然の数理(筑摩書房、数理科学シリーズ、1975年)などから作成

 しかし、地球には海水として水が大量にあるし、さらに石灰岩も温度が上昇すると分解して二酸化炭素になる。つまり温度が上がれば上がるほど、大気中の水蒸気や二酸化炭素はどんどん増えて温室効果が強くなる。そのため温度が上がるとかえって放射エネルギーが低くなる。だが、すべての海水が蒸発し、またすべての石灰岩が分解すると、それ以上は温室効果は強くならないので、温度が上昇すると再び放射エネルギーは大きくなる。そこで、放射エネルギーのグラフは図の青線のようにいったん右下がりになったあと、再び上昇することになる。このグラフで、太陽放射と釣り合う温度は3カ所あるが、地球の温度はB点(約15℃)になる。

 もし、太陽の放射がいまより少し(10%くらい)大きくなったり、あるいは人間が作り出すエネルギーが大きくなりすぎてX点を超えてしまうと、地球は熱暴走を始め、海水はすっかり蒸発、石灰岩もすべて分解して、やっとD点(細かくいうとD点より少し温度の高いところ)で釣り合うようになる。そのとき地球の大気圧は水蒸気270気圧、二酸化炭素30〜50気圧の合計300〜320気圧、温度も200℃を越えるだろう。実際に、金星がこの状態である(図のE点)。金星は地球の90倍(90気圧)の大気を持ち、またその95%以上が温室効果ガスである二酸化炭素であるために、その温度は460℃〜480℃にもなっている(※2)。

 いくら人間が無限の、しかもクリーンなエネルギー源を開発しても、それを地球で使えば最終的には熱になる。熱暴走を起こさないためには、太陽エネルギーの10%以下に抑えなくてはならないこともわかる。実際には、こんなに使う前に地球の環境は完全に破壊されるであろう。

※1 月のアルベド(反射能)は0.07なので、これを使って計算すると月の温度は276K(3℃)になる。

※2 金星のアルベドは0.78もあり、地球よりも太陽に近いのにもかかわらず吸収している太陽エネルギーは地球よりも小さい。

 

補足:安定な平衡と不安定な平衡

 図6-4で、地球放射と太陽放射が釣り合う点が3つある。B点とD点は、地球の温度が上がれば太陽放射より地球放射の方が大きくなり、出ていくエネルギーの方が大きくなるので温度が下がる。逆に、地球の温度が下がれば太陽放射より地球放射の方が小さくなり温度は上がる。ここは、負のフィードバックがかかっている。つまり、この点は地球の温度がちょっと変動しても必ず元に戻る。このような平衡を安定な平衡(釣り合い)という。

 一方、C点はちょっとでも地球の温度が上がると、出ていくエネルギーの方が小さくなるのでますます温度が上がり、逆に温度が下がると出ていくエネルギーの方が大きくなるのでますます温度が下がる。ここは、正のフィードバックがかかっている。このような平衡を不安定な平衡(釣り合い)という。

 安定な平衡、不安定な平衡は、坂に球(ボール)を止めることを考えるとわかる。右図の青い球は谷底と頂上で止まる。その青い球は、谷底では位置が少しずれても谷底に戻るが、頂上では少しでも左右にずれると坂を転がり落ちてしまう。谷底が安定な平衡のイメージ、頂上が不安定な平衡のイメージである。
http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-kankyo-3-1.htm
 


▲△▽▼

主要35地域の動植物、気候変動で半数が絶滅の危機 WWF
2018.03.14 Wed posted at 15:32 JST

気温の上昇がこのまま続いた場合、35地域の動植物の半数が絶滅の危機に陥る可能性があるとの報告書が発表された


(CNN) 世界の気温上昇がこのまま続いた場合、地球上の生物多様性に富んだ地域に生息する動植物のうち、約半数の種が絶滅の危機にさらされるとの研究結果が新たに報告された。

国際NGOの世界自然保護基金(WWF)が英イーストアングリア大学、豪ジェームズクック大学と共同で報告書をまとめた。

報告書はアマゾンの熱帯雨林やガラパゴス諸島、オーストラリア南西部、マダガスカルなど、世界でも生物多様性に富んだ35の地域に着目。そこに生息する動植物のうち約8万種近くは絶滅する恐れがあるとして、温暖化対策の必要性を訴えている。

WWFの専門家は「高い気温や長引く干ばつ、大型の暴風雨が常態化して、世界中の生物に影響を及ぼし始めている」と指摘する。

産業革命前からの気温上昇が4.5度に達すると、アフリカゾウは飲み水を失い、インド・スンダルバンス国立公園のトラの繁殖地は96%が水没する恐れがある。

一方、2015年に温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」が目標に定めた2度の上昇にとどめることができれば、絶滅種の割合も25%に抑えられるという。

WWFは報告書の中で、「特定の場所に生息する特定の種が消えるというだけの問題ではない。何億人もの人々の命を支える自然生態系全体に深刻な変化が起きるかどうかの問題だ」と強調している。


_____


人類史上最低レベルの海氷量を記録:海に消え行く北極と南極の氷
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180224-00028058-rolling-ent
Rolling Stone Japan 2/24(土) 8:30配信

NASAの研究チームが発表した南極における氷解写真:撮影2017年(Photo by Mario Tama/Getty Images)


2018年2月、我々の住む惑星が新たな転機を迎えた。現在の海氷の状態は、人類の文明が始まった約1万2000年前以降で最低のレベルにある。

今懸案の新事実は、海氷の量が、人類の文明が始まって以来で最低のレベルにあるということだ。最近は気温上昇が、地球で最も寒い極地に継続的な変化を与えている、という兆候がみられる。新たな最低記録は、地球の気候システムが、比較的安定していた時期から変化してきたことを示している。安定していた時期には、都市が発展し、商業が栄え、現在の我々の生活様式の成立に貢献していた。

2018年に入って今までのところ、両極地とも著しく気温が高い。人が恒久的に居住する北限とされるノルウェーのスヴァールバル諸島では、ここ30日間の平均が通常よりも6℃以上高い。2018年1月、1隻のタンカーが砕氷船の助けを借りずに初めて冬の北極海を横切った。一方の南極海では、夏の風が近づくにつれ、海氷が3年連続でほとんど消滅している。

極地の海氷の減少は長い間、地球温暖化による最も重要な転換点のひとつとみなされてきた。明るい白色の氷が溶けると、熱を吸収しやすく反射の少ない海水が表面に出る。さらに残念なことに、温暖化の新たなサイクルを促進してしまう。

2017年秋に発表された研究によると、そのサイクルは、北極の氷の溶解を助長する主原因だと思われるという。つまり、永久的な海氷の終焉の始まりを示している。気候や生態系の極端な変化など広範囲に渡る変動は、既に遥か北極の地で捉えられている。

現在地球上は1600万平方キロメートルの海氷で覆われているが、1990年代の同時期と比較して約260万平方キロメートル減少した。最低を記録した2017年から、さらに数万平方キロメートル少ない数字である。地球の両極の状況は、比較的新しく始まった宇宙からの観測により、詳細に知ることができる。両極をモニタリングしている衛星は、1978年以降の海氷データしか記録していないが、このように記録的な海氷の量の少なさは、長い間見られなかったことは間違いない。

地球の歴史上見られなかったペースで温暖化が進んでいる

北極の海底で発見された微細な化石を分析したところ、北極海の海氷量はここ数世紀、或いはもっと長い間で最低レベルにあることを示している。また、カナダの北限地域で発見された植物の化石からは、北極が現在のように温暖だったのは少なくとも4万4000年前まで遡ることがわかった。一方で南極の海氷は、より変化しやすく、古代からの確かな証拠なども存在しない。もっとも、12万8000年前の海氷量は今よりも少なかったという確証はあるが。そして約1万2000年前、最後の氷河期の終わり頃に気温が安定し、中東地域で農耕が始まった。

例年2月中旬は、地球上の海氷量が1年を通じて最も少ない時期だ。土地の量の少ない南極は、いつでも北極より氷の量が多い。しかし近年は、両極で通常よりもより氷の量が減少している。北極と南極は、地球の気候システムにおいてほぼ別々の役割を担っている。しかし現在は両極の状況が同期しており、研究者を悩ませている。

カリフォルニア大学アーバイン校の海氷研究者ザック・ラベによると、いくつかの理由が考えられるという。北極の海氷は、この数十年間で急激に減少しているが、ラベら研究者たちは、人類がもたらした地球温暖化によるものだと確信している。

一方、2016年から減少し始めた南極の氷は、気候の自然な変化によるものと考えられている。「現在見られる南極の氷の減少が、新たな減少傾向を示すものだと決めつけるには時期尚早だ」と、ラベは言う。

海氷の減少は懸念事項であるが、全体的な変化のペースはより悪くなっている。地球全体の気温は、最近の地球の歴史上見られなかったペースで上昇を続けている。つまり、現在の記録もまた破られるに違いない。

※本記事は、米国ローリングストーン誌と提携するGrist誌に掲載された記事である。

Translation by Smokva Tokyo

Eric Holthaus

_____

北極圏で冬季の最高気温記録 例年を30度上回る
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/639.html

米航空宇宙局(NASA)が撮影した北極圏の海氷。NASA提供(2018年2月27日入手)


AFPBB News
2018/02/28 09:02

AFP=時事】欧州に厳しい寒波が襲来する中、真冬の北極圏で記録的な高気温が観測されている。北極点では最近、例年の同じ時期の水準を30度上回り、0度を超える気温が記録された。海氷に覆われた範囲は、50年余り前に観測が開始されて以来、最小となっている。

 一連の高気温は、「成層圏突然昇温」と呼ばれる現象によるもの。

 米独立研究機関バークリー・アース(Berkeley Earth)の主任科学者ロバート・ローデ(Robert Rohde)氏はツイッター(Twitter)への投稿で、今回の高気温について、平年を30度上回っていると説明した。

 北極点には常設の計測器はないが、米国と北欧諸国の気象当局は、同地の気温は2月25日に最高に達したと報告している。

 ノルウェー北極研究所(Norwegian Polar Institute)の気候科学者、ロバート・グラハム(Robert Graham)氏はAFPに対し、「冬季に北極点付近の気温が0度を超えた例は、1980年から2010年までの間に4回あったと考えられている」と説明。それが「今や最近の過去5回の冬のうち、4回で発生している」と述べている。

 科学者らは、蓄積されたデータは、気候変動が冬季の異常気象の一因であることを示していると指摘した。


______

北極で「真夏並み」の暖かさ、世界の異常気象の原因に
2018.02.28 Wed posted at 12:26 JST

(CNN) まだ冬の真っただ中のはずの北極で、気温が急上昇して真夏のような暖かさになる異常気象が観測されている。

北極は今、1日24時間太陽が昇らない極夜の闇に包まれている。ところがデンマーク気象庁によると、気温は今週に入って零度を超え、同地の冬としては観測史上最高を記録した。 世界最北の陸地にあるモリスジェサップ岬測候所の観測では、グリーンランド東部と北極中部の2月の平均気温は、平年を約15度上回った。

デンマーク気象庁によれば、北極の気温は数十年前から上昇を続けているが、ここ数年は特に極端な変化が起きている。過去20年の間に2月の気温が零度を超えたのは、2011年と17年、今年の3回のみだった。

特に今月のような異常な暖かさは前例がなく、過去最長の9日連続で零度を上回る状況が続いているという。

ノルウェー北極研究所の専門家によると、北極の「熱波」の原因は、南からの暖かい風と海氷の後退、海面の上昇と温暖化にある。

北極に流れ込む暖かい風は、例年であれば海氷によって冷却されるが、海氷が後退したために南風が暖かいまま北上を続けた。海面の上昇と温暖化も続いているため、暖かい風は北極海を覆い、北極点に達している。

北極の異常気象は悪循環を生み、欧州全土やアラスカにも影響が及んでいる

アラスカのダイオミード島は、例年であれば2月は海氷が押し寄せる季節だが、今年は流氷に代わって波が海岸に打ち寄せ、沿岸部の地形も変化した。

長年北極の観測を続けている米国立測候所の専門家によると、2017年は観測史上初めて、アラスカ沖の海上で海氷が1度も観測されなかったという。

1月〜2月にかけての北極の海氷は、1980年以来、縮小を続けている。米国立雪氷データセンターによると、2018年1月から2月にかけては記録的な激減が観測され、昨年の海氷減少は過去最悪だった。

一方、北極の温暖化とは対照的に、欧州は異例の寒波に襲われている。「東から来た野獣」と呼ばれるこの寒波は、シベリアからの寒気が欧州全土を覆ったことによる。

氷河に詳しい専門家のジェイソン・ボックス氏は、北極の寒気が通常停滞している場所から押し流されたと解説する。この寒気が、イタリア・ローマのように通常は温暖な場所にも異例の積雪をもたらした。

北極は地球の空調装置の役割を果たし、中緯度地域の気温調節や気象パターンの調節を担っている。そのバランスが崩れれば、異常気象が発生する。

_____


2018.3.2
最強寒波襲来と食糧不足の原因になる「北極温暖化」の深刻
『北極がなくなる日』
http://diamond.jp/articles/-/161802

北アフリカのサハラ砂漠で
積雪が観測された!

 この冬、最強寒波が世界各地を襲っている。日本の北海道・東北・北陸地方では記録的な豪雪となっているし、世界各地でも年初よりアメリカ北東部やロシアの東シベリアは猛烈な寒波におそわれている。ついには北アフリカのサハラ砂漠にて異例の積雪が観測されたという。いったい全体、何が起こっているのか。


『北極がなくなる日』
ピーター・ワダムズ著、武藤崇恵(訳)、原書房、308ページ、2400円(税別)
https://www.amazon.co.jp/dp/4562054441?tag=yosuke0419-22&ie=UTF8

 どうやら北極の温暖化がその原因のようである。北極の海氷が溶けたことが中緯度北部地域(特に東アジアと米国東部)の異常な寒冷化現象に繋がっていると、科学者の間では論じられているのだ。北極が温暖化することによってシベリア寒冷高気圧が強大化したことに加え、上空のジェット気流も南北に蛇行しがちになるので、寒冷高気圧が日本や韓国などにもが南下しやすくなるという。

 北極なんて遠い世界の話、と思っていたら意外と私たちの身近に影響を与えているようだ。北極の氷が溶けたら北極海航路による貨物輸送が増えるし、北極圏の資源開発が進んで世界経済が潤う、なんてのんきなことを言っていられない状況になってきた。

 ただ冬に寒くなるだけであればなんとかそれに適応すればいいのだが、一番厄介なのは北極の温暖化によって影響をうける北半球の中緯度地域が、地球全体にとって農作物の高生産性地域であることだろう。異常気象が農作物生産量に影響をおよぼし、世界全体でみれば食料価格が上昇してしまうリスクが高まることになる。貧困国では飢餓の発生が避けられなくなると予想されている。


北極の温暖化は
なぜ起こっているのか

 ではこの北極の温暖化はなぜ起こっているのだろうか。「そりゃあ、二酸化炭素排出量の上昇による温暖化だろう」と安直に思い込みがちだが、最新の研究によるとどうやらそれだけではないようだ。二酸化炭素の数十倍以上の温室効果があると言われるメタンガスの放出というより深刻な問題が指摘されている。

 北極の海氷は2005年頃より溶け始めているが、時を同じくして北極海大陸棚海底の永久凍土も溶け始めている。永久凍土は数万年間メタンハイドレートを地中にとどめる蓋の役割を果たしていたが、この蓋が溶けたことによって、現在では大量のメタンガスが海底から大量に放出されているのだ。本書『北極がなくなる日』の口絵には、気泡ブルーム状のメタンガスが海底から噴出している異様な写真が載っており、まるで地球が怒っているかのようなぞっとする光景である。

 かつては800平方キロメートルあった夏期の北極海水は、いまやその半分以下へと面積が縮小し、厚さもどんどんと薄まった。「ティッピング・ポイントをすでに超えてしまった」と著者は評価する。40年以上に亘って極地の海氷量の変化を計測・観測してきた第一人者の言葉は重く読み手に突き刺さってくる。


海氷はまだまだ
解明されていないメカニズムが多い

 本書は、北極のダイナミズムを解説するサイエンス本であると同時に、著者であるピーター・ワダムズ博士の長年にわたる海氷研究の挑戦を綴った本でもある。北極から南極まで地球のあちこちを飛び回る博士は、これまで海氷研究に新たな視点を常に取り入れ続けてきた稀有な研究者の一人だ。本書ではその長年の経験をもとに読者に自然環境メカニズムの解明作業に向かう科学者たちの臨場感を存分に味あわせてくれている。

 著者の経験談の中でも最も臨場感が溢れるのは、著者の十八番である潜水艦を使った海氷研究の場面だろう。世界に多くの海氷研究者がいるといえども、潜水艦で自ら氷の下を訪れた人は世界広しといえどもそうそういない。本書で紹介されている海氷の下を潜水中に潜水艦内で起こった事件についてはぜひ本書を手にとって確認してほしい逸話だ。

 海氷はまだまだ解明されていないメカニズムが多くあるという。特に2000年以降は科学者の追随を許さぬかたちで急速に変化が起きており、世界中の科学者がその解明を試みている。本書はそのダイナミックな変化を追う科学者達の奮闘記ともいえる一冊である。

 また、本当はあまり声を大にして宣伝したくないのだが、ジオエンジニアリングを活用した地球環境ビジネスのアイデアが豊富に掲載されている。ビジネスマンにとっては恰好のネタ帳の役割を果たすことは、ここだけの話だ。





2. 中川隆[-5462] koaQ7Jey 2018年3月17日 09:20:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

▲△▽▼

CO2濃度、過去80万年の最高記録を更新 WMO発表 2017.10.31
CO2濃度の急増に国際機関が警鐘を鳴らす

(CNN) 世界気象機関(WMO)はこのほど、地球温暖化の原因とされる大気中の二酸化炭素(CO2)の濃度が昨年、過去80万年の最高記録を更新したと発表した。

WMOは原因として人間活動と、東太平洋の海水温が上昇する「エルニーニョ現象」の影響を挙げ、「ここ70年でみられた大気の急激な変化は前例がない」と強調している。

WMOのターラス事務局長は「CO2など温室効果ガスの排出量を素早く削減しない限り、今世紀末までに危険な気温上昇が起きる」「将来の世代が受け継ぐ地球ははるかに住みにくい場所になる」と警告した。

WMOによると、過去にCO2濃度がこのレベルまで上昇したのは300万〜500万年前。当時の気温は現在よりさらに2〜3度高く、海水面は10〜20メートル高かったとされる。

これとは別に、世界環境計画(UNEP)は31日、世界各国の温室効果ガス排出量に関する報告書を発表する。

UNEPのソルハイム事務局長はWMOの報告を受け、「数字はうそをつかない。我々のCO2排出量はまだはるかに多すぎる」と強調。「過去数年で再生可能エネルギーの導入が大きく進んだが、こうした技術の発展に向けて努力を強化する必要がある。問題に立ち向かう解決策はすでにたくさんある。今必要なのは、世界が政治的意志と新たな緊迫感を持つことだ」と指摘した。

_______


大気中の二酸化炭素が増えると、まず寒暖の差が極端な異常気象になって、最終的にはこうなります:

古代の南極には森林が? 2億8千万年前の化石を発見
2018.01.21 Sun posted at 19:21 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35113051.html


写真特集:南極で発見された化石の数々

(CNN) 現在の南極は厚く固い氷に覆われた不毛の地だが、2億8000万年あまり前には木々が生い茂っていた――。米ウィスコンシン大学などの研究者が、そんな可能性を示唆する化石を発見した。

地質学者のエリック・ガルブランソン氏らは前回の南極の夏、これまで南極で発見された中で最古の森のものとみられる化石に遭遇した。最初の恐竜が地上を闊歩(かっぽ)する以前の時期のものだ。

研究チームは現在、かつての南極で森が繁茂するに至った経緯について手がかりを見つけるべく、再び氷の地に足を踏み入れている。

2億8000万年前の南極は今日よりもはるかに温暖だった。当時の南極はまだ、現在のアフリカや南米、アラビア半島、インド、オーストラリアを包含する「ゴンドワナ大陸」の一部だった。

ガルブランソン氏によれば、大陸の南端は当時、高さ40メートルまで伸びるシダ種子植物に覆われていた可能性がある。こうした樹木は4〜5カ月ほどに及ぶ真っ暗闇の時期を生き延びることができていたようだ。

南極における化石探しでは、大陸を東西に分ける南極横断山脈の一部を登る場面もある。

しかし零下の気温や強風の中で氷河や雪原を横断するのは簡単なことではない。ガルブランソン氏らのチームは登山用ハーネスでお互いの体を結び、靴に鉄のスパイクを装着。氷河の割れ目に転落するのを避けるため氷の亀裂を探した。

化石探索が始まるのは、研究チームが山頂にたどり着いた時からだ。手がかりを求めて岩を探る。「樹木の化石を見つけるのは特に難しい。岩の中に溶け込んでおり、若干目立たなくなっているためだ」

ウィスコンシン大学ミルウォーキー校教授であるガルブランソン氏は専門家らのチームとともに、7年間にわたり南極の化石を探してきた。13種類の樹木の化石などを発見したのは2016年11月〜17年1月の旅でのこと。「予想だにしていない驚きの発見だった」という。

化石はボートで5カ月をかけて運び、世界のさまざまな研究所に送られた。現在では各種専門家が植物の部位を継ぎ合わせたり、葉の化石や幹、年輪を調べたりする作業に当たっている。

大きな課題の一つとなっているのは化石の年代特定だ。ガルブランソン氏は、2億8000万年というのは大まかな推定に過ぎないと説明。前後に2000万年のずれがある可能性もあるとしている。

森の大体の年代については、付近で見つかった葉の化石や、堆積岩内に保存されていた植物花粉の年代を特定することで判断した。

今回の旅では、正確性で上回る放射性年代測定のため火山灰から「ジルコン」と呼ばれる鉱物を抽出する計画。この種のウラン・鉛年代測定法により、約1万年という誤差の範囲でより正確な年代把握が可能になる見通しだ。

研究チームはまた、こうした南極の森を「新しい」木の化石と比較し、大量絶滅の期間中に南極の生態系がどのように変化したかを調べたい考え。

2億5000万年前に起きたペルム紀末の大量絶滅では、南極の森を含め生物種の90%以上が地上から姿を消した。

ガルブランソン氏によれば、大量絶滅の原因については正確に分かっていないが、20万年間にわたり大量の二酸化炭素が大気中に流入したことに要因を求める理論もある。結果として、地球規模での気温上昇や海洋の酸性化が起きたという。

大量絶滅後には大気中の二酸化炭素量が減少する一方、常緑樹や落葉樹の多様性は拡大し、生態系もはるかに安定したという。

ガルブランソン氏は自身の研究について、現代の気候変動の影響を理解するうえで一助になる可能性もあると指摘。「大気中のガスの集中と、将来予想される環境面での地球の状態との間に一定の関連がありそうなことは分かっている」と話す。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35113051-3.html


温暖化で平均気温8℃上昇の予測、北極が熱帯に
化石燃料を燃やし尽くし、氷河期が終わる「最悪のシナリオ」2016.05.26
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/052500185/


科学者らは、もしこのまま化石燃料を使い続ければ、温暖化によって極地の氷が解け、「大地がむき出しになって極地地方の熱吸収が活発化し、それがさらなる温暖化を促すだろう」と指摘する。(Photograph by DIANE COOK AND LEN JENSHEL, National Geographic Creative)


 これまでの研究では、とりわけ深刻な予測をしているものでさえ、今世紀末には地球温暖化の速度は緩やかになっていくだろうとされてきた。しかし、カナダの学者らによって5月23日付けの学術誌『Nature Climate Change』に発表された論文には、そうした楽観的な言葉は一切ない。気温は二酸化炭素排出量とともに確実に上昇し、石油の最後の一滴、石炭の最後のひとかけらが消費されるまで続くだろうと書かれている。

 この論文によれば、もし地球上のすべての化石燃料が燃やされたなら、地球の気温は2300年までに産業革命以前の水準と比べて平均8℃上昇し、大気中には5兆トンの炭素が増加。北極の平均気温は17℃も上昇するという。

 これらの数値は、従来の研究で示されてきたものよりも数℃高い。

 専門家らは、本当にこの気温になったら、温室効果ガスの働きによって地球規模で食料が激減し、人間が住めない場所が増え、多くの動植物が絶滅するだろうとしている。

 英オックスフォード大学の気候ダイナミクスグループの代表者、マイルズ・アレン氏は、氷河期が終焉を迎えるために必要な気温上昇は6℃であることを指摘し、「ここで議論されている変化とは、それほどに深刻なものなのです」と述べている。(参考記事:「気候変動 大特集 地球を冷やせ!」)


アラスカにヤシが繁り、北極でワニが泳ぐ

 8℃の気温上昇というのは、昨年、パリで各国が合意した「世界の平均気温上昇を2℃未満に抑える」という目標をはるかに上回る数値だ。(参考記事:「【解説】COP21「パリ協定」勝ち組になったのは?」)

 これだけ気温が上昇すれば、アラスカにヤシの木が繁り、北極でワニが泳いでいた5600万〜5200万年前の始新世初期の気候に近い状況になるだろう。(参考記事:「気候変動 瀬戸際の地球 薄氷の北極海へ」)

 哺乳類は始新世という高温の時代を生き延びた。初期の霊長類が現れたのはこの頃だ。しかし一部の馬は、暑さや炭素のせいで変化した食料事情に適応するため、イエネコほどのサイズに小型化した。米スミソニアン研究所の化石植物の学芸員であるスコット・ウィング氏は、現在の生物や生態系は、この先200〜300年という短い期間で起こる気温上昇に適応できない可能性もあると語る。

 ウィング氏はまた、始新世の気温上昇が始まったとき、地球の極地は現在のように氷に覆われてはいなかったと指摘する。「気温の上昇によって氷床が解ければ、大地がむき出しになって極地地方の熱吸収が活発化し、それがさらなる温暖化を促すでしょう」(参考記事:「世界各地で氷河が融解」)

 極地の氷の融解は海水位を上昇させ、そうなれば世界人口の40パーセント以上にあたる海岸地帯に住む人々は大混乱に陥る。(参考記事:「海面上昇は予想を上回るペース、NASA」)

 新たな論文は、熱帯太平洋では降水量が4倍になる一方、南北アメリカでは最悪3分の1にまで、またオーストラリア、地中海、アフリカ南部、アマゾンの一部では2分の1にまで減少すると予測している。

 アレン氏によると、熱帯雨林のシステムは崩壊し、さらには南欧や北米で起こる干ばつによって「農業が壊滅的な打撃を受ける」可能性があるという。

 今回の論文を執筆したカナダ、ビクトリア大学の研究者であるカタジナ・トカルスカ氏のチームは、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)による報告書が触れていない重要な問題を指摘するため、新たにモデリングを行った。IPCCが提示した最悪のシナリオは、2100年までに増加する累積炭素量を最大2兆9000億トンとして計算したものだ。トカルスカ氏のチームは新たな研究において、もし既知の採掘可能な化石燃料資源がすべて消費された場合には何が起こるのかを考察している。

排出量の累積に上限を

 IPCCの最悪のシナリオでは、2100年までの気温上昇は2.6〜4.8℃とされており、それより先の未来を予測した数少ない研究はどれも、濃度が高くなった時の温室効果ガスの物理的特性によって、温暖化は減速するだろうとしている。トカルスカ氏のチームは、そうした予測においては、地球の複雑な炭素循環システムが考慮されていないと指摘する。なにより深刻な問題は、海が――ちょうど水がいっぱいに染みこんだスポンジのように――熱や炭素を吸収する能力を失うことだ。そうなれば、熱や炭素はもう大気中にとどまるしかない。

 もちろん、人類が石油や石炭をすべて使い切るまで燃やし続けるかどうかはわからない。しかしクリーンな代替エネルギーの価格が下がり、世界中で使われるようになるまでは、化石燃料の使用継続は事実上避けられないだろうと専門家は見ている。

 パデュー大学およびニューハンプシャー大学の地球科学者、マシュー・フーバー氏は、IPCCによる期間を限定した予測は、大きな誤解を生む原因となると述べている。(参考記事:「目標「気温上昇2度以下」は無意味?」)

「2100年までに何が起こるかを決まったことのように述べるのは有害であり、より長いタイムスケールで検討した場合に見えてくる重大なリスクを無視しています」

 フーバー氏自身は、北極が熱帯化するほどの変化は、極地の気温が、新たな論文で指摘されているよりも10℃以上上昇しなければ起こらないと考えている。

 それでも、気温の上昇は人口が密集する地域に殺人的な熱波を引き起こすだろうと彼は言う。

 今回の論文の執筆者らは、彼らの研究が、気候政策に「炭素予算(累積排出量の上限)」の設定を組み込む動きを後押しするだろうと考えている。

 アレン氏もまた、パリ協定では炭素予算についての言及を避けたが、科学が政策の方向修正をするよう働きかけるべきだと指摘する。

「ゼロエミッションを実現するためにまず必要なことは、それを達成しなければならないと我々が認識することです」(参考記事:「温暖化対策の切り札が地球にとっては逆効果?」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/052500185/


CO2減少が氷河期や地球寒冷化の原因

石炭紀末の寒冷化

石炭紀(せきたんき、Carboniferous period)は、地質時代の区分のひとつ。古生代の後半で、デボン紀の後、ペルム紀の前の時代を指し、これはおおよそ現在より3億5920万年前から2億9900万年前までの時期にあたる。この期間はデボン紀末の大量絶滅からペルム紀直前の数百万年に及ぶ氷河期で区切られている。

名前の由来はこの時代の地層から多く石炭を産することによる。この地層から石炭を産するのは当時非常に大きな森林が形成されていたことの傍証となる。

陸上では、シダ植物が発達し、昆虫や両生類が栄えた。
巨大なシダ類が繁栄し、中でもリンボク(レピドデンドロン)は大きいもので直径2m、高さ38mのものが存在し、このような巨大なシダ類が湿地帯に大森林を形成していた。これらの巨木は標準的なものでも20m〜30mの高さがあった。

末期には数百万年に渡る氷河期が到来し多くの生物が死滅した。


石炭紀で多くの地域は年間を通して季節の変化はあまりなく、1年中湿潤な熱帯気候であったといわれる。

一方で南極では氷河が形成されるなど、寒冷化が進行しつつあった。

石炭紀には木材のリグニンを分解できる菌類が十分に進化しておらず、森林の繁栄により大量の炭素が石炭として固定化され、ペルム紀初期の大気中の酸素濃度は35%に達したといわれる(現代は21%)。このことが動植物の大型化を可能にしたと考えられている。

また、植物が繁栄したことで大量の二酸化炭素が吸収され、その多くが大気中に還元されずに石炭化していったため、大気中の二酸化炭素濃度が激減した。これが寒冷化と氷河の発達、ひいては氷河期の一因とされる。

巨大な陸塊であるゴンドワナ大陸の南部が南極にあったこともあり、ここには大規模な氷河(氷床)が形成されていき、終盤に氷河期が訪れた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E7%82%AD%E7%B4%80

地質時代と地球環境[geologic period and globalenvironment]

  植物は成長・繁殖する際に自身の光合成産物を使うのであるから,光合成生産は子孫の存亡を左右する.すなわち光合成は植物の進化にも大きく関与する.また光合成が地球環境の変化をもたらすこともあった.

シアノバクテリアなどの原核光合成生物が誕生したのは今から約30億年前の海中で,約9億年前に真核光合成生物(植物)が誕生した.これらの生物の光合成によってつくられた酸素が大気中に蓄積していき,ついにはオゾン層が形成されるに至った.

オゾン層には紫外線を吸収する効果がある.約4億年前には,オゾン層の発達によって地上の紫外線量が生物の致死量以下になり,陸上植物が誕生した.

その後,中生代白亜紀の終わりまで地球は全体に温暖湿潤であったので,植物はよく茂り巨大化した.特に約3億年前には,巨大シダが密林をつくり,枯死体が分解されずに堆積して分厚い石炭層をつくったので,石炭紀と呼ばれる.

 植物の誕生以来中生代まで,C3光合成を行うC3植物のみであった.これに対してC4ジカルボン酸回路を有するC4植物は,中生代から新生代第三紀にかけて進化したものと考えられている.

この進化には,大気中の二酸化炭素濃度の変化が大きく関与しているとされている.

現在の地球の大気中の二酸化炭素濃度は約370 ppm, 酸素濃度は約21%である.

しかし地球誕生から光合成生物の誕生に至るまで約15億年間は,地球の大気中には酸素はほとんどなく,二酸化炭素濃度は約3%と,現在の100倍もあった.

原生代以降,大気中の酸素濃度は上昇を続け,二酸化炭素濃度は,火山活動期以外はほぼ一貫して現在の濃度の3〜4倍程度であった.

ところが中生代白亜紀から新生代第三紀にかけて,二酸化炭素濃度は低下し,新世代第三紀の氷河期には, 180 ppmと現在の約半分程度になることもあった.

低二酸化炭素濃度下では,C3植物は光呼吸によってATPやNADPHを消費し,しかも二酸化炭素を放出してしまうため,高い光合成生産を行うことができない.一方C4植物では,光呼吸がほとんど起こらないため,光合成は二酸化炭素濃度の影響を受けにくい.すなわちC4光合成系は,二酸化炭素濃度の低下に対応して進化してきたと考えられている.C4植物は葉内の細胞間隙の二酸化炭素濃度が低くても高い光合成生産をあげることができるので,一般に気孔開度を小さくして気孔コンダクタンス(気孔抵抗の逆数)を低く抑えている.このため蒸散による水の消費量が少なく,乾燥にも強い. CAMは,乾燥地帯のC3植物から,乾燥化に対応して進化してきたとする仮説がある.

 地球の平均温度と大気中二酸化炭素濃度の変化には,地質年代的にみてたくさんの変動があるが,これらは同調的に起こってきた.すなわち,

温度の高い時期には二酸化炭素濃度も高く,逆に温度の低い時期には二酸化炭素濃度も低かった.

最終氷期以降,2万年前から,地球は一貫して温暖化し,二酸化炭素濃度は増加してきた.増加がおさまったのが1万年くらい前で,過去の周期からすれば,現在は気温も二酸化炭素濃度も増加期ではなく,むしろ低下期にあるはずであった.

ところが産業革命以降,人類による化石燃料消費量の激増に伴い,わずか160年ほどで二酸化炭素濃度は280 ppm から370 ppm に増加し,地球の平均温度も1℃近く上昇した.

「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の2000年度報告書では,21世紀中に二酸化炭素濃度が最大で700 ppm を越え,地球の平均温度がさらに最大で6℃近く上昇する可能性が高いとされている.このような急激な地球環境変化は,過去に起こった変化の100倍以上も早く,地球史上かつてないものである.
http://photosyn.jp/pwiki/index.php?%E5%9C%B0%E8%B3%AA%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A8%E5%9C%B0%E7%90%83%E7%92%B0%E5%A2%83




3. 中川隆[-5454] koaQ7Jey 2018年3月19日 11:02:52: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

▲△▽▼


Stephen Hawking's Favorite Places - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=boMwraPxQIo

温暖化で移住先の惑星を探している「異星人との交信は慎重に」
ホーキング博士が最新動画で警告(2016年09月)

「地球の気温は250度まで上昇し硫酸の雨が降る」ホーキング博士 2017年7月4日
著名な理論物理学者スティーブン・ホーキング博士は母校のケンブリッジ大学で行われた75歳の祝賀記念講演で、アメリカの「パリ協定」からの脱退が原因で、地球上の気温上昇が加速するとの見方を示した。人類にとっての最善策は、他の惑星を植民地化することだと語った。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/250-1.php


宇宙物理学者スティーヴン・ホーキング博士はこれまでも、そしてこれからもこう言い続ける。異星人からシグナルがあっても応えてはいけない、少なくとも慎重に考えなければならない。

ホーキング博士はストリーミングサイト「キュリオシティ・ストリーム」で新しい短編動画『Stephen Hawking’s Favorite Places』を公開した。この動画では、ホーキング博士と共に宇宙を巡ることができる。博士はコンピューターで作成した架空の宇宙船に乗って旅をする、そしてブラックホールと地球に似た太陽系外惑星で科学者たちが生命体の存在を信じている「グリーゼ832c」のシミュレーションを垣間見ることができる。


『Stephen Hawking’s Favorite Places』の紹介動画

グリーゼ832cは第2の地球になる可能性はほとんどない。科学者たちは8月、太陽から一番近い恒星プロキシマ・ケンタウリの周りを周回する「プロキシマb」が、液体のまま水が存在し生命が居住できる気温を持つと発表した。

しかし、もしこのような星からシグナルを受けた場合、ホーキング博士は、むやみに交信してはならないと警告している。

USAトゥデーによると、ホーキング博士は「応答することについては慎重に考えなければなりません」と語っている。「高度に発達した文明と出会うのは、アメリカの先住民がコロンブスと遭遇したことに似ています。彼らは結果的にあまりうまくいきませんでした」

この見解は、ホーキング博士がこれまで何度も表明してきたものだ。地球外の知的生命体を信用してはならない理由として、人間を例に挙げてきた。

博士は2010年、タイムズ・オブ・ロンドン紙に「知的生命体が、私たちが遭遇したくないものに発達している可能性だけは考慮しなければなりません」と語った。「彼らは母星の資源をすべて使い果たし、巨大宇宙船の中で生活している可能性があります。このように高度な文明を持つ異星人は放浪するようになり、行ける範囲の惑星ならどこへでも行き、征服し、植民地化しようとするでしょう」

なるほど。NASAのみなさん、ぜひこの話を聞いてください。
https://www.huffingtonpost.jp/2016/09/25/stephen-hawking_n_12187028.html 





4. 中川隆[-5471] koaQ7Jey 2018年3月20日 21:21:10: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

▲△▽▼

気候変動が起因の移民、50年に1億人超 世界銀行
2018年3月20日 13:16 発信地:ワシントンD.C./米国


凶作に見舞われた南スーダンで赤十字国際委員会(ICRC)から配給された作物の種を運ぶボランティア(2017年4月11日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Albert Gonzalez Farran


【3月20日 AFP】世界銀行(World Bank)は19日、気候変動を放置し続けた場合、30年後には凶作や干ばつ、海面上昇から逃れる移民が大量に発生すると警告する報告書を発表した。気候変動に起因する移民問題の報告書は初という。

 報告書によると、2050年までに1億4300万人の生活が脅かされ、移動を余儀なくされるという。アフリカのサハラ以南で8600万人、南アジアで4000万人、中南米で1700万人となっている。

 途上国の人口の半数以上がこれらの地域に居住しており、住民の2.8%が気候変動リスクにさらされる恐れがあるという。

 世銀のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ(Kristalina Georgieva)最高経営責任者(CEO)は声明の中で、気候変動が止めようのない移民を生み出す力となり、個人や家族、さらには地域社会全体が生存可能な地を求めての移動を余儀なくされると警告。その一方で「温室効果ガスの削減や将来を見据えた開発計画といった世界的な行動を起こせば多くの気候移民を減らせる」と強調した。

 報告書によると、2050年までにエチオピアの人口が2倍になる一方で、作物の収穫量が減少し移民が増加するという。バングラデシュでは国内避難民の中で気候移民が占める割合が最大となる。また、メキシコでは居住が困難になった地域から都市部への人口流入が加速するとみている。(c)AFP




5. 中川隆[-11253] koaQ7Jey 2018年4月24日 18:33:38: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-12190]

▲△▽▼

中国、CO2削減で9万4000人の早死救える 米研究
2018年4月24日 14:20 発信地:北京/中国


中国・北京の天安門広場でマスクを着用して歩く女性ら(2013年11月5日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / WANG ZHAO


【4月24日 AFP】中国が地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」に基づいて
二酸化炭素(CO2)削減目標を履行した場合、12年間で約9万4000人の早死を防ぎ、医療費3390億ドル(約37兆円)を削減できるとした米大チームによる研究論文が23日、英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)に掲載された

 中国はCO2排出量を遅くとも2030年までにピークアウトさせ、単位GDP(国内総生産)当たりのCO2排出量を2005年比で60〜65%削減すると公言しているが、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームによる論文は、中国が期間内に目標を達成するにはCO2排出量を毎年4%前後、削減する必要があるとしている。これにより大気汚染が改善され、およそ9万4000人が早死から救われるという。

 また、CO2削減目標の達成に必要な予算の4倍もの医療関係費を削減できると試算。論文共同執筆者のノエル・エックリー・セリン(Noelle Eckley Selin)MIT准教授は「大気浄化がもたらす健康面の有益性は温暖化対策にかかる費用を上回るので、実際のところ黒字になる」と説明した。

 国際エネルギー機関(IEA)によれば、国内総エネルギーのおよそ4分の3を石炭火力発電で賄ってきた中国は世界最大のCO2排出国だが、火力発電からの移行に苦慮している。政府は低炭素エネルギーの使用を積極的に推進しているが、中国国家統計局(National Bureau of Statistics)によると昨年、国内の石炭消費量が2013年以来初めて上昇した。(c)AFP




6. 中川隆[-12004] koaQ7Jey 2018年5月04日 18:41:16: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13225]

▲△▽▼


二酸化炭素濃度、初の410ppm突破 ハワイ観測所
2018.05.04 Fri posted at 18:02 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35118686.html?tag=top;mainStory


マウナロア観測所が測定した大気中のCO2濃度は、4月の平均で410ppmを突破


(CNN) 地球温暖化の筆頭原因とされる二酸化炭素(CO2)の濃度が、ハワイにあるマウナロア観測所の測定で初めて410ppmの大台を超えた。

マウナロア観測所が測定した大気中のCO2濃度は、4月の平均で410ppmを突破した。60年以上にわたる観測史上、410ppmを超えたのは初めて。

米スクリップス海洋学研究所のラルフ・キーリング氏は、「このままのペースが続けば、あとわずか16年で450ppmに達し、その20年後には500ppmに達する。そうなれば気候系にとって危険な領域に踏み込む」と危機感を募らせる。

同氏の父チャールズ・キーリング氏がマウナロア観測所で観測を始めた1958年、CO2の濃度は315ppmだった。以来、ハワイで観測されたCO2濃度の変化を示す「キーリング・カーブ」は急激な上昇を続けている。

ただ、大気中のCO2濃度上昇は、1950年代よりずっと前から始まっていたことが分かっている。


CO2濃度は産業革命前も自然現象によって変動を続けていたが、過去80万年で300ppmを超えたことは1度もなかった


産業革命前は、自然現象によって何千年もの間、CO2濃度は変動を続けていた。それでも過去80万年で300ppmを超えたことは1度もなかった。

キーリング氏はCO2の上昇について、「化石燃料の燃焼によって大量のCO2が放出された直接的な結果」と指摘する。

2015年に採択された地球温暖化に関するパリ協定(米トランプ政権は2017年に離脱を表明)は、温暖化ガス排出削減のための行動計画を打ち出し、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して2度未満に抑えるという目標を打ち出した。

キーリング氏は、「化石燃料に代わって風力や太陽光といった再生可能エネルギーが使われるようになり、(CO2上昇のペースが)10年以内に減速へ向かうことを期待する」と話している。




7. 中川隆[-12442] koaQ7Jey 2018年5月18日 17:23:19: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14023]

▲△▽▼


地球の気温、400カ月連続で平均上回る 米海洋大気局
2018.05.18 Fri posted at 12:33 JST


温暖化にはエルニーニョやラニーニャといった自然現象も関係する


(CNN) 米海洋大気局(NOAA)がこのほど発表した4月の世界気象報告書によると、今年4月の平均気温はNOAAが1880年に統計を取り始めて以来、3番目に高かった。

地球の気温が平均を上回るのは、これで400カ月連続になる。つまり、温暖化が33年以上にわたって続いていることになる。

気温が上昇を続ける主な原因として、NOAAの専門家は人間の活動による温暖化を挙げ、「気候変動は現実であり、今後も世界の気温は上昇し続けるだろう」と予測する。

温暖化にはエルニーニョやラニーニャといった自然現象も関係する。「人間の要因を取り除いても変動はある。ただ、上がったり下がったりになるだろう」と専門家は話す。

観測史上、最も暑い年になった2016年は、エルニーニョ現象が活発だった。

気候学では、気温の変動を20世紀の特定の月や年の気温と比較して調べている。つまり、「平均を上回る」気温とは、1900〜2000年までの100年間の平均よりも高い気温を意味する。

気温が記録的に高かった上位19年のうち18年は2000年代だった。自然現象も関係しているものの、全般的な傾向は間違いなく人的要因に起因するとNOAAの専門家は指摘している。




8. 中川隆[-12542] koaQ7Jey 2018年5月24日 19:19:30: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14293]

▲△▽▼

コメに温暖化の「壊滅的」影響、栄養価低下の恐れ 研究
5/24(木) 15:20配信 AFP=時事


【AFP=時事】化石燃料の燃焼に起因する二酸化炭素(CO2)の増加に伴い、コメに含まれる一部のタンパク質とビタミンの量が減少するとの研究結果が23日、発表された。結果として数百万の人々が栄養失調の危機にさらされると、研究は警告している。
.

 米科学誌「サイエンス・アドバンシズ(Science Advances)」に掲載された論文によると、コメの栄養素量の変化は、コメが毎日の食事の大部分を占めている東南アジアで特に悲惨な結果を招く恐れがあるという。
.

 論文の共同執筆者で、米ワシントン大学(University of Washington)のアダム・ドレブノフスキ(Adam Drewnowski)教授(疫学)は「地球温暖化、気候変動、そして特に温室効果ガスのCO2が食用植物の栄養素量に影響を及ぼす可能性があることを、今回の研究は示している」と話す。
.

「これにより、摂取エネルギーの約70%と栄養分の大半がコメによってもたらされているコメ消費諸国に壊滅的な影響が及ぶ可能性がある」
.

 タンパク質とビタミンの欠乏は、発育不全、出生異常、下痢、感染症、早死などを引き起こす可能性がある。
.

 コメの消費量が最も大きく、国内総生産(GDP)が最も低い水準にあるミャンマー、ラオス、カンボジアなどの国々が最大の危機に直面すると、ドレブノフスキ教授は指摘した。
.

 今回の研究結果は、日本と中国で実施された野外実験の結果に基づいている。実験は大気中C02濃度が今世紀後半までに到達すると予想される値の568〜590ppmを再現した環境で行った。現在の大気中C02濃度は400ppm強とされる。
.

 実験では、品種が異なる18種のコメを露地で栽培した。栽培地の中の特定の区域を幅17メートルの八角形のプラスチック配管で囲み、ここからCO2を放出して大気中濃度を上昇させた。
.

 論文の共同執筆者で、東京大学(University of Tokyo)の小林和彦(Kazuhiko Kobayashi)教授によると、今回の実験は温室栽培よりも精度を高めるように設計されており、今世紀の数十年後に農業従事者が実際にコメの栽培を行うのと同じ条件で栽培されている植物に対して、CO2濃度の上昇が及ぼす影響を調べることが可能になるという。


■ビタミン含有量が減少

 実験の結果、CO2濃度が上昇した条件下で栽培されたコメでは、鉄、亜鉛、タンパク質のほか、体が食物をエネルギーに変換するのを助けるビタミンB群のB1、B2、B5、B9などのすべてが減少していることが明らかになった。
.

 論文によると「ビタミンB1(チアミン)濃度が17.1%減、ビタミンB2(リボフラビン)の平均濃度が16.6%減、ビタミンB5(パントテン酸)の平均濃度が12.7%減、ビタミンB9(葉酸)の平均濃度が30.3%減となった」という。
.

 現在の大気中CO2濃度の条件下で栽培されているコメに比べて、タンパク質含有量が平均で10.3%減、鉄が8%減、亜鉛が5.1%減となった。
.

 ビタミンB6とカルシウムには影響がみられず、ビタミンE濃度は大半の品種で上昇した。
.

 このような変化が起きた理由は、CO2の上昇がコメの構造と成長に及ぼす影響により、植物内で炭水化物含量が増加し、タンパク質とミネラルの含有量が減少する仕組みに関連していると、論文は説明している。
.

 また、CO2濃度上昇により植物の窒素への暴露が減少するが、このことがビタミン含有量にも影響を与えている可能性があると、研究チームは指摘している。
.

 栄養価については、コメのあらゆる品種で同様の低下がみられたわけではない。この結果により、農業従事者が大気の変化により耐性のあるコメの品種を開発するのに、今後の研究が助けとなる可能性があるとの期待が高まっている。【翻訳編集】 AFPBB News




9. 中川隆[-12541] koaQ7Jey 2018年5月24日 19:20:49: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14293]

▲△▽▼

小麦など主要穀物3種、温暖化で収量減不可避 研究
2017年8月16日 16:52 発信地:マイアミ/米国

  

【8月16日 AFP】気候変動によって、小麦、コメ、トウモロコシなどの主要農作物の収穫量が減るのは避けられないとする研究結果が15日、米科学アカデミー紀要(PNAS)で発表された。これまでに行われた地球温暖化と農業に関する研究70件を再検証した結果だという。

 専門家チームは、さまざまな手法が取られた過去の研究を対象に再検証を行った。これらには、気温の変化が世界的/局地的規模で農作物に与える影響のシミュレーション、天候と収穫量の過去データに基づく統計モデル、人工的に温暖化を発生させる実証実験などが含まれていた。

 その結果、「気温上昇が、小麦、コメ、トウモロコシなどの世界の収穫量に悪影響を及ぼす可能性が高いことが示唆された」という。

 論文では「世界の平均気温が1度上昇するごとに、小麦の収穫量が平均6%減少すると推定される」と指摘された。コメでは同3.2%、トウモロコシも同7.4%の減少となるという。一方で、大豆では有意な変化はみられなかった。

 人類が生き延びる上で極めて重要なこれら4種の農作物は、人が摂取するカロリーの約3分の2を占める。

 研究によると、一部地域では、気温の変化により収穫量の増加が見込めるが、地球規模では減少することが考えられるという。そのため、増え続ける世界人口の食糧供給を確保する上で、温暖化への対策は必須としている。(c)AFP




10. 中川隆[-12651] koaQ7Jey 2018年5月31日 18:04:33: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14590]

▲△▽▼

CO2濃度が過去最高に
国内3カ所、「歯止めかからず」
2018/5/31 17:41 一般社団法人共同通信社

 気象庁は31日、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度について、国内の地上観測点3カ所の2017年の年平均値がいずれも過去最高となったと発表した。CO2は地球温暖化の原因とされ、担当者は「増加傾向に歯止めがかかっていない」としている。

 気象庁によると、地上観測点3カ所は岩手県大船渡市、小笠原諸島の南鳥島、沖縄県の与那国島。17年の年平均値は407.7〜409.5ppmで、前年比は2.0〜2.8ppm増。

 気象庁では1987年から岩手県大船渡市で計測を始め、その際は351.4ppmだった。濃度は各地点で年々増加している






11. 中川隆[-12694] koaQ7Jey 2018年6月01日 20:38:54: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14650]

▲△▽▼

温暖化で河川洪水確率4倍「甚大な被害の恐れ」
6/1(金) 16:42配信 読売新聞


 地球温暖化で降雨量が増えることにより、1級河川で洪水が起きる確率がどの程度上がるのかを国土交通省が試算したところ、今世紀末には平均で4倍になるとの結果が出た。

 堤防やダムが現在のままなら甚大な被害が出る恐れがあるとして、同省は全国の河川整備計画を見直す検討を始めた。

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の推定では、温室効果ガスがこのまま排出され続けると、今世紀末には地球全体の平均気温が産業革命前より4度上昇するとされる。この場合、洪水が起きる可能性も高まるとみて、国交省は、国が管理する全国109水系の1級河川について、初めて試算を行った。




12. 中川隆[-12891] koaQ7Jey 2018年6月05日 07:34:14: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-14935]

▲△▽▼

石炭・石油で発電した電気を使うEVは、ガソリン車より環境に悪い…CO2は削減されない
http://biz-journal.jp/2018/06/post_23573.html
2018.06.04 構成=横山渉/ジャーナリスト Business Journal


 フランスやイギリスが将来的にガソリン車の販売を禁止する方針を発表し、中国もその方向で検討している。スウェーデンのボルボは2019年以降に発売する全車種をEV(電気自動車)またはHV(ハイブリッド車)にするとし、ルノー・日産自動車連合やフォルクスワーゲン(VW)もEV比率を大幅に高めるとしている。EV、HV、PHV(プラグインハイブリッド車)などエコカー市場の未来を探るべく、昨年6月にノルウェーで調査した京都大学大学院経済学研究科の塩地洋教授に話を聞いた。

■ノルウェー、電源構成の98%が再生エネ

――なぜ、ノルウェーなのか。

塩地洋教授(以下、塩地) ノルウェーはエコカー比率が世界一高いから。なぜ、エコカー比率が高いかといえば、電源構成の98%が再生可能エネルギーで、電力コストが安いからだ。なかでも水力発電の比率が高く、94%が水力だ。風力が2%、バイオマスが1%、太陽光が1%。再エネ以外の2%は天然ガス。

 水力は夜中の余剰電力で水を高いところに上げる揚水発電だから安い。ノルウェーでは石炭も石油も原発も使わないので、二酸化炭素(CO2)を出さない。電力産業を国家戦略として位置づけており、電力をドイツなどに輸出している。北海油田で石油が採掘されるので、それも輸出している。

 中国やインドもEV推進と言っているが、第一の目的は排気ガスを減らすことではないだろうか。それに、中国やインドでは、CO2はあまり減らないといわれている。インドは石炭火力が76%、中国でも60%。これに石油火力を足すと、インドは80%、中国は70%。化石燃料を燃やして電気をつくって、その電気でクルマを走らせている。CO2は減らないし、省エネで考えても効率が悪い。

 EVは再生可能エネルギーでない限り、エネルギーの節約にはならない。石油に関していえば、石油を燃やしてつくった電気を使うよりも、石油をそのまま燃やしてクルマを走らせたほうが効率がよい。ノルウェーのような状況は、世界中どの国でも見られない。

――ノルウェーのエコカー比率はどのくらいなのか。

塩地 2016年のデータだが、EVが16%、PHVが13%、HVが11%、合計で40%になる。17年の推測値では、EVが18%、PHVが16%、HVが14%、合計で48%になる。このエコカーへのシフトは2012年以降、急激に起きたことだ。ガソリン車は12年に19%だったのが、16年に30%まで増えた。しかし、ディーゼルが64%から29%まで減った。この2つを合わせると83%から59%まで減ったことになる。

 動きとしては、最初はHVが伸び、次にEVが伸び始め、最後にPHVが伸びてきた。12年はHV、EV、PHVの順番だった。今はEV、PHV、HVの順番で、PHVがEVを抜きそうな勢いだ。EVは中所得者や低所得者、PHVは中所得者以上で売れている。EVのほうが、小型車が多いという理由もあるだろう。EVのSUV(多目的スポーツ車)は見当たらないので、向いていないと考えられる。

 16年にノルウェーで一番売れたエコカーは、三菱自動車「アウトランダーPHV」、次がトヨタ自動車「RAV4」のハイブリッド、以下、VWの「e-ゴルフ」「ゴルフGTE」など。売れ行きは混戦状況で、EVの保有でいえば、17年5月時点で日産「リーフ」が2万7500台で圧倒的だった。次が「e-ゴルフ」で1万6000台なので、やはり先行者が強い。

 ただ、今後はPHVが広がる可能性もあるので、EVだけではどうか。HV中心のトヨタは、ディストリビューターに話を聞くとEVが欲しいと言っていた。

■エコカー普及の決め手

――ノルウェーでエコカーの普及率が圧倒的に高い理由は、電力コストが安いからだけなのか。

塩地 ノルウェー政府がかなりのインセンティブを出したために、EVが普及した。付加価値税(VAT)は25%だが、電動車ではゼロにしており、登録税(日本では自動車取得税)もゼロにしている。高速道路は無料。フェリーも無料。道路税はほかのガソリン車に比べて15%安い。都市部の駐車場は無料。公共の駐車場にある充電設備も無料。カンパニーカーの税金は半額。

 充電設備でいえば、17年時点で国内に1819カ所ある。1カ所に複数の機器があるので、全部で7872台分。そのうち、7027台が公共の充電機器なので無料だ。新車を買うのは20代後半からだが、若者が維持費のことを考えて、本体が高くても電動車を選んでいる。国民が電動車を選ぶようになって、国内のガソリン使用が減り、政府は北海油田で採掘した石油を以前よりも輸出できるようになった。

 例外は、雪の多い山岳地方で、馬力の大きいクルマが必要なので、EVは難しい。豪雪地帯もHVかPHVのようだ。ノルウェーでは2030年までに、エコカーが80〜90%になるだろう。

■CO2削減策は一つではない

――CO2の排出量を考えるとき、「Well to Wheel」(井戸から車輪まで)という概念がよく用いられる。ガソリン車なら、油田から油をくみ上げ、精製してガソリンをつくりだし、クルマの車輪を動かすまでを意味する。そして、このすべての過程で発生するCO2を合計して排出されるCO2を算出する考え方だが、この概念についてどう思うか。

塩地 CO2の排出量だが、どうやって計算するのか、よくわからないところがある。数式を尋ねても誰からもはっきりした答えが出てこない。石炭火力発電といっても、日本と中国では全然違うだろう。

――ノルウェーから学ぶべきは、日本もエコカーを増やすと同時に、再エネを増やす必要があるということなのか。

塩地 日本は再エネの発電コストがまだ高いといわれているので、なかなかうまくいかないのが現状だ。しかし、CO2を減らすというゴールにたどり着く道は一つではない。HVの燃費をもっと良くする方法もあるだろうし、それが今までは効果的だった。普通のガソリン車の燃費を良くするのも一つだ。走るクルマをEVのみにするだけが解決策ではない。策はいくつもあって、それを総合的に進めていくべきだ。

 中国やインドのあとを追うのではなく、日本の得意な技術を生かせば良い。例えば、クルマが走れば走るほど街中の空気がきれいになるような発想があっても良い。



13. 中川隆[-13274] koaQ7Jey 2018年6月16日 19:05:52: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-15667]

▲△▽▼

温暖化で洪水のリスクが4倍に
21世紀末、国交省試算


大雨で決壊した鬼怒川(右上)の堤防=2015年9月、茨城県常総市

 地球温暖化の影響を受け、主に国が管理する全国の1級河川で洪水が起きるリスクは21世紀末、現在に比べ最大で4倍程度に達することが16日、国土交通省の試算で分かった。降雨量や集中豪雨の増加に伴い、一度に多量の水が河川に流れ込むことが響く。

 国の治水計画では、温暖化は考慮すべき要素に含まれておらず、国交省は堤防の整備などに取り組む際、どのように影響を盛り込むか検討を開始。堤防の効率的な強化方法や整備手順についても協議し、2018年度内に方針を示す考えだ。

 温暖化による洪水などの被害を減らす気候変動適応法が6日成立した。




14. 中川隆[-13563] koaQ7Jey 2018年6月25日 08:09:35: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16153]

▲△▽▼

EVが普及すると電力需要が少なくとも現在の1割は増加し、瞬間的には2倍にもなります。
多くのEVが一斉に充電しても良いようにするには、自然エネルギーだけではとうてい足りず、原発は必須になります。

化石燃料を増やせず太陽光や風力にも限りがあるので、EVを増やすには原発を増やすしかありません。


こういう時代が10年後に予想されています。
http://www.thutmosev.com/archives/76627363.html



15. 中川隆[-13451] koaQ7Jey 2018年7月11日 08:01:07: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16459]

▲△▽▼

内田樹 2018年07月07日 敗北主義について
日替わりで行政の不祥事が報道されているので、この記事が新聞に出る頃に日本の政局がどうなっているのか皆目見当もつかない。だが、どちらに転ぼうとも「行き着くところまで行く」という流れに変わりはないだろう。

「行き着くところまで行く」というのは、言い換えると「このままの方向に進むととんでもないことになるということがわかっていても、手をつかねて何もしない」ということである。「最悪の事態が到来するまで何もしない」というのは日本人の宿痾である。

組織的危機の到来を警告する人間は日本社会では嫌われる。

事故を起こした原発でも、コンプライアンス違反や法令違反を犯した企業でも、「こんなことを続けていると、いつかたいへんなことになる」ということを現場の人間は知っていたはずである。自分たちがやるべき手順を抜かし、守るべきルールを守らず、定められた仕様に違反していたことは現場にいる人間は知っている。知らないはずがない。でも、それを上司に伝えると「嫌な顔」をされた。ここでそれを指摘すれば、経営陣はこれまでそれを放置してきたことの責任を問われる。壊れたシステムの補正のためにはそれなりのリソースを割かねばならない。仕事が増えるし、利益が減るし、外に漏れれば会社の評判に傷がつく。だったら「見なかったこと」にして、先送りした方がいい。人々はそう考えた。

いずれ「たいへんなこと」が起きるだろうが、その時には自分たちはもう満額の退職金を手に退職した後である。短期的に自己利益の多寡だけを見れば「見なかったこと」にする方がたしかに賢い生き方である。現に、「今すぐ非を認めて補正した方がよい」と諫言する人たちは嫌われ、排除され、「全く問題はありません」と言い募る人々が出世を遂げていった。

でも、そうやって、ある日気がついてみると、どれほど危機的な事態に遭遇しても、何もしないで先送りして、ますます事態を悪化させることに長けた人々ばかりで日本社会の指導層が占められるようになった。それが現状である。

「最悪の事態が到来するまで何もしない」というのは、日本の組織に限って言えば、実はそれなりに合理的な解である。そのことは残念ながら認めなければならない。

というのは、日本人は「最悪の事態」について考えると、とたんに思考停止して、絶望に陥り、使い物にならなくなるからである。

ほんとうにそうなのだ。

人口減少についてのデータに基づいて「これから経済成長を望むのは不可能だ」と書いたらたくさんの人に叱られた。「そういう衰亡宿命論を口にするな」「国民を悲観的にさせるな」と言うのである。

別に私は衰亡宿命論を語っているわけではない。私を個人的に知っている人はご存じのとおり、気質的にはたいへん楽観的な人間である。だから、人口が減り、超高齢化した日本でも、それなりに愉快で豊かな生活はできるはずだから、その手立てについてみんなで知恵を出し合おうではないかと申し上げているのである。

なのに「そういう話はするな」と言われる。それよりは原発再稼働とか五輪万博招致とかリニア新幹線とかカジノとか、そういう「景気のいい話」をしろ、と。

そういう話をしたい人はすればいいと思う。

でも、そういうのが全部失敗した後の「プランB」について私が考えても誰の迷惑にもなるまい。

だが、日本人は「今のプランAが失敗した場合のプランBを用意する」ことを「敗北主義」と呼ぶ。そして「敗北主義が敗北を呼び込む。景気の悪い話をする人間が景気を悪くするのだ。この後日本が経済成長しなかったら、それはお前の責任だ」とまで言う。

なるほど、悲観的になると思考能力が低下するという真理は夫子ご自身のそのご発言からあからさまに知れるのである。
http://blogos.com/article/309501/




16. 中川隆[-13450] koaQ7Jey 2018年7月11日 08:01:52: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16459]

▲△▽▼

◆ハザードマップと重なった浸水域、それでも犠牲者防げず 7月10日 朝日新聞
住宅地が大規模に冠水した岡山県倉敷市真備(まび)町は、過去にも同じ河川が繰り返し氾濫(はんらん)していた。危険を知らせる洪水ハザードマップは、今回とほぼ同じ浸水域を想定しており、河川改修も計画していた。予測していた災害で、なぜ30人近い犠牲者を出したのか。

【写真】河川の付け替え工事の予定と被害状況


■真備町、水の流れにくい河川

 「一挙に水が出た。急激な水位上昇があった」

 8日夜、倉敷市防災危機管理室の河野裕・危機管理監は、想像以上の速度で河川の水位が上がっていった状況を記者団に語った。

 真備町は1級河川の高梁川へと注ぐ支流の小田川流域にある。住宅地や田んぼが広がるが、堤防の決壊で地区の約4分の1にあたる1200ヘクタールが浸水した。倉敷市はほぼ半数の住家が床上浸水したとみている。

 倉敷市は6日午前11時30分、真備町を含む市内全域の山沿いを対象に「避難準備・高齢者等避難開始」を発令。午後10時には真備町全域に「避難勧告」を発令した。地域防災計画では、小田川の氾濫(はんらん)危険水位に達することなどが発令基準になっているが、見回りに出ていた市職員や消防団の情報から、早めに発令することにした。すぐにエリアメールや防災無線などで住民に情報を伝えた。

 しかし、その後も水位の上昇が続き、7日午前0時47分には国土交通省が小田川右岸で水流が堤防を越えたとの緊急速報を出した。倉敷市では、その約40分後までに真備町全域に避難指示を出した。国交省が堤防の「決壊」を把握したのはその約4分後だった。

 真備町は地区の東側を高梁川、南側を小田川に囲まれている。

 岡山大の前野詩朗教授(河川工学)によると、今回の決壊は、高梁川と小田川の合流地点付近が湾曲して水が流れにくくなっているため、上流側の水位が上昇する「バックウォーター現象」が起きたことが原因とみられる。流れなくなった水は勾配が緩やかな小田川の方にたまりやすく、決壊したという見方だ。

 国交省の資料によると、二つの河川の合流地点付近では、1972年や76年などにも大規模な浸水が発生していた。国交省は湾曲部分よりも下流側に合流地点を付け替えて水を流れやすくする工事を計画し、今秋には工事用道路の建設を始める予定だった。

 一方、倉敷市は洪水時の地区ごとの浸水域を色分けして示したハザードマップを作成していた。今回の水害後、国交省がドローンを飛ばして上空から確認すると、地区内の浸水被害は想定とほぼ重なっていた。倉敷市は全戸にハザードマップを配っていたが、住民の男性(48)は「そんなものがあったとは、知らなかった」と言う。

 想定されていたはずの災害。倉敷市の担当者は9日夜、「命を落とした方がいるということは本当に残念だ」と述べたものの、原因について問われると、「その質問に答えるにはまだ早すぎる」と語った。


■ハザードマップ、1300市町村が公開

 浸水が想定される区域や避難場所などを住民に伝える洪水ハザードマップは、市町村が作成する。

 国や都道府県などの河川管理者が、流域に降る雨の量や堤防が切れる場所などを想定して浸水想定区域図をつくり、市町村が避難場所や経路を記入して完成させる。昨年3月時点で約1300市町村が公開している。倉敷市もその一つだ。

 約7万戸が浸水した2000年9月の東海豪雨やその後の水害で、多くの住民が避難場所を知らなかったことが問題になり、水防法が改正されて、大きな被害が予想される川について作成が義務づけられた。

 東京都荒川区は2016年、荒川で最大規模の洪水が起きた際の浸水想定を国土交通省が公表したことを踏まえ、ハザードマップを改定した。区内の11万5千世帯のうち、9万世帯が最大5メートル以上の浸水被害を受けると想定している。

 15年の関東・東北豪雨では、茨城県常総市を流れる鬼怒川の堤防が決壊した際に、多数の住民が自宅に取り残され、ハザードマップが避難行動に結びつかない実態が明らかになった。国交省は16年に手引を改め、「早期の立ち退き避難が必要な区域」も設定することを盛りこんだ。

 荒川や入間川が流れる埼玉県ふじみ野市では、昨年3月からハザードマップにこうした区域を明記している。担当者は「ただマップをつくるのではなく、中身を住民に知ってもらい、水害のリスクを実感してもらうことが重要」と話す。

 ただ、作成が義務づけられているのは一定規模以上の河川が対象で、中小河川では浸水想定区域図がなく、危険性が示されていない場合がある。昨年7月の九州北部豪雨では、浸水想定区域として示されていなかった筑後川の支流があふれて多くの犠牲者が出た。


(私のコメント)

今回の西日本大水害は、130名を超える死者を出す大災害となりましたが、警報や勧告が出ていても犠牲になられた方は避難することをしていなかった。4年前にも広島では大災害が出ましたが、その広島でまた大水害が出てしまった。山を切り崩して造成された団地に土砂が襲いかかって犠牲者を出してしまった。

災害というのは起きる直前までは、なんともないから大丈夫だろうと思うのでしょうが、それで予想以上の大きな人的な災害になってしまった。事前に水害が予想されてハザードマップも作られていたが、住民の関心は薄く、ハザードマップは配られても多くの住民はそれを知らなかった。

テレビのニュースを見ても、4年前の広島の土砂災害と同じ光景が繰り返されてしまっていた。土砂災害は防ぎようがなく、山を全部コンクリートで固めるわけにも行かない。砂防ダムなどを作っても効果はないだろう。集中豪雨があれば土砂崩れの危険性があるから、居住禁止にすべきですが、それができない。

今回も1000ミリ以上の雨が降ったのだから、山は崩れ川が溢れかえることが予想できたのに、大丈夫だろうといった判断が逃げ遅れる原因になった。毎年のように集中豪雨は発生するようになり、東京でもゼロメートル地帯が有り、堤防が決壊すれば同じように家は水没して逃げ遅れるといったことも考えられる。

東京もたびたび集中豪雨があり、神田川などが氾濫しますが、巨大なゆう水槽を作って川の氾濫を防いでいる。地方の中小河川でも、氾濫する可能性のある川には遊水地を作って、非常時にはそこに水を貯めるようにすべきだろう。用地がなければ農業耕作地を遊水地にして、住宅への被害を防ぐべきだ。

しかしすぐにできる対策といえば、避難所を作って避難することであり、年に一度くらいは避難訓練をして、高齢者なども所在を確認しておくべきなのだ。東日本大震災も、津波に対する訓練をしていたところは全員助かったが、大川小学校のように避難訓練をしていない小学校は大きな犠牲を出してしまった。

原発にしても避難訓練くらいはすべきだったが、やったというようなニュースを聞いたことがない。面倒だと思っても万が一にあった時にはそれが役に立つはずだ。大阪でも大きな震災がありましたが、神戸大震災や東日本大震災の教訓が生かされずに交通が大混乱してしまった。

7月8日にも書いたように、日本人は最悪の事を考えるという事はせず、思考が停止してしまう。最悪のことを考えてそれに対する訓練をしておけば大災害は防げるはずだ。東北では万里の長城のような防潮堤が作られていますが、それよりも避難所を整備して避難訓練をしたほうが、早いし費用もかからない。

しかしいかんせん日本人は最悪の事は考えたがらないから、今回のように130名以上もの犠牲者が出てしまう。ハザードマップも作られて配られていても、それを元に避難訓練をしなければ意味がない。避難をして何もなければ訓練だったと思えばいいのではないだろうか。

大東亜戦争の時も、ドウリットルの空襲があったときは、何の迎撃もできませんでしたが、空襲があるとは予想しておらず、訓練もしていなかったから日本中がパニックになってしまった。それで急遽ミッドウエイ作戦が行われることになりましたが、図上訓練では上手くいかず、それを無視して実行したら、実際にはその通りになってしまった。

東京でも北朝鮮からミサイルが飛んできた時の訓練をすべきなのでしょうが、日本人は最悪のことは考えたくないから訓練は行われない。おそらく近い将来、関東大震災が再び起きるのでしょうが、避難訓練も何もしていないから大災害で多くの犠牲者が出るだろう。
http://2013tora.jp/kabu412.html




17. 中川隆[-13827] koaQ7Jey 2018年7月21日 09:02:31: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17134]

▲△▽▼

未知の日本 2018-07-21
『関電、他社から電力融通=5年ぶり、猛暑で供給力の98%
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018071801041&g=eco

 関西電力は18日、気温上昇による冷房需要などが増加したため、電力広域的運営推進機関を通じ、同日午後4時から5時まで、他社から電力の融通を受けたと発表した。関電が融通を受けたのは2013年8月以来約5年ぶり。

 関電によると、この時間帯の電力需要が2870万キロワットと、供給力(2915万キロワット)に対し98%まで上昇する見込みとなったための措置。東京電力パワーグリッドや中部電力、北陸電力、中国電力、四国電力から計100万キロワットの融通を受けた。』


 連日の「命の危険がある猛暑」の影響で、冷房需要が増大。関電の電力需要が供給能力の98%にまで上昇しました。


 すなわち、予備率2%。


 以前も書きましたが、「予備率3%」の時点で、
「ジャンボジェット機が海面すれすれを飛んでいる」
 と表現できるほど危険な状況です。関電は、予備率が3%をも下回ってしまったわけです。


 無論、他の電力会社に余裕があれば、関電に出力を融通することもできます。とはいえ、何しろ現在は「全国的な猛暑」なのです。


 電力の予備率低下が全国的に広まってしまうと、ブラックアウトの危険性が高まってしまいます。


 原発再稼働が遅々として進まない中、電力需要が高まる。日本のエネルギー安全保障は、壊れつつあります。


『「今年の熱波は未体験ゾーン」 救急医学会が緊急提言
https://www.asahi.com/articles/ASL7N6422L7NULBJ012.html

 連日の猛暑を受けて日本救急医学会は20日、熱中症予防に関する初の緊急提言を発表した。特に子どもや高齢者は熱中症になりやすいとし、水分をこまめに取ることや涼しい場所への誘導、周囲が互いに注意し合うことなどを提言する。横田裕行代表理事は「熱中症は怖いが、注意すれば防げる」と対策の徹底を求めた。

 同学会の熱中症に関する委員会の清水敬樹委員長によると、勤務する東京都立多摩総合医療センターの救命救急センターでは今年は熱中症による救急搬送患者が多く、特に重症者が多いという。清水さんは「今年の熱波は未体験ゾーン。危機的状況にある」と語った。(後略)』
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12392238550.html



18. 中川隆[-13927] koaQ7Jey 2018年7月24日 09:22:18: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17293]

▲△▽▼

世界各地で異常な猛暑=米で気温52度、北極圏でも30度超え―国連機関
7/24(火) 6:51配信 時事通信

 【パリ時事】国連の世界気象機関(WMO)によると、今年6〜7月は北極圏を含め世界的に気温が上昇し、異常な猛暑に見舞われている。

 カナダで熱波の影響で多数の死者が出るなど、日本と同様、世界各地で被害が相次いでいる。

 欧州北部では高気圧の停滞のため、平年より3〜6度高い気温が続く。雨が降らず水不足も深刻で、農作物への影響が懸念されている。

 ノルウェーとフィンランドの北極圏で7月、気温が33度に達した。スウェーデンでは約50件の森林火災が発生した。

 1913年7月に56.7度の世界最高気温を記録した米カリフォルニア州デスバレーでは7月、52.0度を観測。このほか同州ロサンゼルス近郊チノで48.9度、アルジェリアのサハラ砂漠で51.3度に達するなど、世界各地で異常な高気温となった。

 カナダでは東部のケベック州で熱波に加え湿度も上昇し、高齢者ら数十人が死亡した。一方で東部のニューファンドランド島では6月26日に雪が降り、地元メディアによれば約2センチ積雪した。

 WMOは異常気象について「温室効果ガスの増加による長期的な地球温暖化の傾向と関係がある」と分析している。 




19. 中川隆[-13893] koaQ7Jey 2018年7月26日 05:39:09: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17314]

▲△▽▼

北半球で記録的暑さ伴う異常気象、気温50度超える
7/25(水) 6:28配信 TBS News i
 世界各地も異常な猛暑に見舞われています。WMO=世界気象機関は、今月に入り北半球で記録的な暑さを伴う異常気象が相次いでいると発表しました。

 WMO=世界気象機関によりますと、アメリカ・カリフォルニア州のデスバレーでは8日、52度に達し、北アフリカ・アルジェリアのサハラ砂漠でも5日に51度を観測しました。また、ノルウェーの北極圏では17日に7月としては観測史上で最も高い33.5度を記録し、18日には夜間の最低気温として観測史上最も高い25.2度を観測したということです。

 このほか、WMOはスウェーデン国内50か所以上で今月半ばに森林火災が起きたと明らかにし、スカンジナビアとバルカンの両地域で高温と乾燥による森林火災の危険性が高まっていると警告しています。

 WMOは今月上旬に中国の福建省を襲った台風とそれに伴う豪雨や、西日本の豪雨災害にも触れ、これらを含めた世界規模の暑さを伴う異常気象について、「温室効果ガスの増加による長期的な地球温暖化の傾向に合致している」としています。(24日20:10)




20. 中川隆[-13870] koaQ7Jey 2018年7月27日 09:35:16: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17326]

▲△▽▼

北半球各地で記録的熱波 北極圏で30度超を観測
2018年7月27日 5:48 発信地:パリ/フランス [ フランス, ヨーロッパ ]  

【7月27日 AFP】北半球ではここ数週間、北極圏やスカンジナビア(Scandinavia)半島から米カリフォルニア州、日本、北アフリカに至るまでの広い地域が異例の熱波に席巻されている。各地で史上最高気温を更新するとともに、干ばつや森林火災が発生。気象学者らは、熱波は気候変動の結果だとしている。

 北欧は特に異例の状況で、北極圏の気温が30度に到達した。ノルウェーの気象機関によると、同国北部では先週、通常を15度余り上回る33度を観測し、過去最高を更新。またフランス気象局(Meteo France)によると、北極圏に近いスウェーデンのクビックヨック(Kvikkjokk)で今月17日に32.5度、フィンランドのラップランド(Lapland)で18日に33.4度を記録した。

 さらに米海洋大気局(NOAA)によれば、ロシアのシベリア(Siberia)では、トンポ(Tompo)で9日に37.2度、バナバラ(Vanavara)で先月26日に35.5度が観測されている。

 日本では猛烈な暑さの中で数十人が死亡。公式統計によれば、今月23日には熊谷で国内観測史上最高の41.1度が記録され、東京都内でも史上初めて40度を超える気温が観測された。

 国連の世界気象機関(WMO)によると、アルジェリアのサハラ(Sahara)砂漠では5日、気温が51.3度まで上がった。これは「信頼の置ける機器で観測されたものとしてアルジェリア史上最高」とみられている。フランス気象局は、信頼の置ける統計が取られ始めて以降のアフリカ大陸史上最高気温である可能性が高いとしている。

 米国では、カリフォルニア州を猛烈な熱波が襲っている。モハベ砂漠(Mojave Desert)のデスバレー(Death Valley)にあるファーネスクリーク(Furnace Creek)では8日、気温が52度に達した。同地では1913年7月10日に世界最高気温とされる56.7度が観測されているが、一部の専門家はこの記録を疑問視している。(c)AFP






21. 中川隆[-13770] koaQ7Jey 2018年8月01日 19:07:40: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17440]

▲△▽▼

ソウルで観測史上最高39.4度
韓国の猛暑長期化の見通し

 【ソウル共同】韓国気象庁によると、ソウルで1日、気温が上昇し、1907年からの観測史上最高となる39.4度を記録した。北東部の江原道洪川で全国の観測史上最高の40.6度となったのをはじめ、多くの地域で35度超を記録。同庁は猛暑が長期化するとの見通しを示し、熱中症や農作物などの被害に注意を呼び掛けた。

 気象庁によると、これまでソウルの観測史上最高気温は94年7月の38.4度だった。40度以上は、42年8月に南東部大邱で40.0度を記録したのがこれまで唯一だった。




22. 中川隆[-13767] koaQ7Jey 2018年8月02日 07:45:18: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17440]

▲△▽▼

「最低気温」が42.6度、観測史上最高を更新 オマーン
2018.06.29 Fri posted at 12:31 JST


(CNN) 中東オマーンの町クリヤットでこのほど、一日の最低気温が42.6度を記録し、観測史上最高を更新した。

クリヤットは人口5万人ほどの町で、26日に42.6度の最低気温を記録した。気象専門家によれば、最低気温は24時間単位で観測されたものだというが、51時間近くにわたりこうした暑さが続いた。

以前の世界記録を保持していたのもオマーンで、クリヤットの北方600キロあまりに位置するハサブ空港での記録だった。

CNNの気象専門家、ブランドン・ミラー氏はオマーンの気温がこれほど高い理由について、複数の要因が絡んでいると指摘する。

クリヤットとハサブはいずれもオマーン湾に沿った位置にある。オマーン湾の海水温は世界有数の高さで、水温が30度に達することも多いという。

ミラー氏は「アラビア半島の炎暑に加え、オマーン湾からも温かく湿った空気が流れ込む」と説明。これらの要因が重なると、極端に高い体感温度になると指摘する。湿度の影響で夜もそれほど空気が冷えないことから、夜間の最低気温も極めて高くなるという。

ミラー氏によれば、多くの人は訪問先を決める際に最高気温しか調べないが、最低気温の方が大きな問題になる場合もある。夜になっても建物や人体が冷えないためで、日中の最高気温よりも夜間の最低気温の方が危険になりうるとして警鐘を鳴らしている。




23. 中川隆[-13766] koaQ7Jey 2018年8月02日 07:46:23: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17440]

▲△▽▼

中国・華北平原の暑さ、2070年には生存の限界に達する恐れ
2018.08.01 Wed posted at 17:42 JST

(CNN) 中国の中でも人口密度の高い華北平原は、2070年までに人間が生存できる限界の暑さに達するとの研究結果がこのほど発表された。

米マサチューセッツ工科大学で水文学と気候科学を研究するエルファティ・エルタヒル教授らが、温室効果ガスの大幅削減が実現しないまま気候変動が続くと仮定して予測した。

この研究には気温だけでなく、汗の冷却作用も考慮した「湿球温度(WBT)」という指標が使われている。WBTが35度に達すると、健康な人でも屋外に6時間以上いれば生命に危険が及ぶ。

研究チームによると、華北平原は2070〜2100年の間に、この限界を超える熱波に数回襲われると予想される。

首都・北京を含む華北平原の人口は4億人。屋外で働く農民が多数を占める。

華北平原では灌漑(かんがい)が盛んに行われ、その水が蒸発して湿度が上がりやすいために、気候変動の影響が増幅されるという。

この地域では50年前から、すでに強い熱波が明らかに増えていると、エルタヒル教授は指摘する。

研究チームは、将来の熱波による生命の危険を避けるため、環境の変化に合わせた有効な対策を立てる必要がありそうだと警告している。




24. 中川隆[-13766] koaQ7Jey 2018年8月02日 17:35:56: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17470]

▲△▽▼

月間平均気温42度、デスバレーで世界最高記録 4日連続で52度
2018.08.02 Thu posted at 13:03 JST

デスバレーの月間平均気温が42度を記録した


(CNN) 米国立公園局は2日までに、米カリフォルニア州デスバレー国立公園の月間平均気温が華氏108.1度(セ氏約42.2度)を記録したと発表した。認定されれば月間平均気温としては世界最高となる。

7月は4日間連続で最高気温がセ氏52.7度を上回り、最低気温は夜になっても37度を下回らない日が10日あった。

過去最高の月間平均気温は、やはりデスバレーで昨年7月に記録した41.8度だった。

今回の記録は暫定的な数字であり、まだ世界記録として正式には認定されていないという。

地球上の人の住まない場所や気温が測定されていない場所では、もっと気温が高い可能性もあると専門家は指摘している。

公園局によると、デスバレーでは7月半ば、猛暑のためにハイカー1人が死亡した。また、フランスの観光客2人は険しい地形に阻まれ、猛暑で脱水症状を起こして救助された。

被害は野生生物にも及んでいる。「一見したところ外傷のない動物の死骸が10匹以上見つかった」「記録的な暑さが続いたために死んだのではないかと推定している」。公園管理当局者はそう語る。

当局はデスバレー国立公園の入場者に対し、人通りや交通量が多い場所から離れないよう促している。もしも車が故障したとしても、同公園の大部分では携帯電話はつながらないという。

さらに、水分を十分にとり、エアコンのない屋外での活動は控え目にすることも呼びかけた。




25. 中川隆[-13868] koaQ7Jey 2018年8月05日 19:39:10: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17653]

▲△▽▼


2018年8月3日
ブログ:乾く大地を上空から眺める、豪州襲う干ばつ被害
https://jp.reuters.com/article/australia-drought-idJPKBN1KO0M9


[ガネダ(オーストラリア) 1日 ロイター] - 地上から見ると、オーストラリアの干ばつは、単調で埃っぽい茶色の風景だ。だが上空から見ると様子は一変し、灼熱の太陽の下でひび割れる大地の様子は、多様な色彩と質感をたたえた、芸術的な眺めになる。


土を耕すプラウが通った乾いた円形の跡は、先住民アボリジニが点描で描いた、古い時代の神話を表す同心円に似ている。空腹の牛がエサを求めて並ぶ様子は抽象画のようだし、地面に伸びる牛の長い黒い影は、シュールレアリズムの映像のようだ。

だが農家のアッシュ・ホイットニーさんにとっては、美の要素は微塵もない。ひどい干ばつで牛のエサの調達に苦労し、最後の頼りのクラジョングの乾いた枝を切っていた彼にあるのは、血と汗と涙だけだ。

「ずっとここに住んでいるが、この干ばつは、しばらく続く感じがする」と、失望をにじませながらホイットニーさんは言う。彼の農場は、ガネダの町の近くのリバプール平野にある。いつもは肥沃なこの平野は今、平均降雨量が30年近くで最低となり、すっかり乾き切った状態だ。

近年記憶に残っている限りで最悪の干ばつがオーストラリア東部の一部を襲い、農家を追い込んでいる。将来への不安を口にする農家も多い。


畜産農家のトム・ウォラストンさんは、いま暮らしている自宅で70年前に生まれた。2300ヘクタールある農場は、ウォラストンさんが「ブーツを脱ぐ(引退する)時」に子供たちが引き継ぐ予定だが、ウォラストンはこの干ばつが子供たちにとって、何を意味するか心配している。

「ただエサをやって、農場を切り回していく以上のことは何もできていない。干ばつは、いつも私の一歩先を行っているようだ。最後まで戦うが、皆にとって重荷だ」と、ウォラストンさんは言う。

妻のマーゴさんは、干ばつは家族だけでなく、ニューサウスウェールズ(NSW)州北西部タムワース周辺の農業コミュニティー全体に大きな悪影響を及ぼしていると話す。

「干ばつは、少しがんに似ていると思う。だんだんと私たちをむしばみ、乾燥が進んでさらに深刻になっていく。そして、生活にひどい影響を及ぼすようになる」と、マーゴさんは語り、「自宅と庭をきれいに、緑豊かに保とうと頑張っている。そうすると、夜も眠れるから」

メイ・マキューンさん(79)は息子のジミーさんとNSW州北西部ウォルゲット近郊の農場で暮らしている。2010年以降、雨がほとんど降っておらず、将来を非常に心配しているという。


「私の曽祖父が1901年にこの土地に移り住んだ。曽祖父が、向こうの牧草地から牛を移動させなければいけなくなったことは一度もなかった」と、マキューンさんは西の方角を指差して言った。

「でも私たちは、エサをやりやすいように牛を全部自宅に近い方へ移動させなければならなかった」と、彼女は話した。

近年は農場経営ではほとんど収入が得られず、あと数カ月で干草が尽きた後は、干草価格の高騰で、この100年超で一家が1度も経験したことがないような経済状況に追い込まれるという。

オーストラリアの農業生産の約4分の1(金額ベース)をNSW州が担っており、州政府は農家向けの10億豪ドル(約820億円)超の緊急支援策を打ち出した。7月30日に、最新の5億豪ドル分を発表したばかりだ。

オーストラリア気象局は、2017年12月から2018年2月にかけての夏は、一部地域で史上2番目の高温を記録し、3月─5月にかけての秋は、有数の乾燥した暖かい秋だったとしている。

NSW州の95%に干ばつをもたらした乾燥気候が終わる気配は、まだ見えない。


(撮影、文:David B Gray)
https://jp.reuters.com/article/australia-drought-idJPKBN1KO0M9




26. 中川隆[-13888] koaQ7Jey 2018年8月07日 19:11:51: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17737]

▲△▽▼

北極圏から日本まで覆った熱波、今後はいっそう頻繁に 専門家が警告
2018年7月28日 16:03 発信地:パリ/フランス [ フランス, ヨーロッパ ]


【7月28日 AFP】ギリシャで発生した大規模な山火事を拡大させる原因となった強烈な熱波。地球温暖化によって、このような熱波は世界各地でいっそう頻繁に発生するようになると専門家が警告している。

■最近の熱波は例外的?

 この数週間でノルウェーから日本に至る北半球の各地で記録的な高温が観測された。ギリシャではうだるように暑い夏は毎年のことだが、今年は史上最悪の森林火災に見舞われ少なくとも82人が死亡した。

 欧州北部では最近の熱波のような現象は例外的だ。国連の世界気象機関(WMO)は、8月上旬までアイルランドからスカンジナビア諸国、バルト海沿岸諸国に至る範囲で例年の平均気温を上回る暑さが続くと予想している。スウェーデンでは今年、少なくとも過去250年間で最も暑い7月を記録した。日本では高温のため数十人が死亡し、米カリフォルニア州チノ(Chino)では最高気温48.9度を記録した。

 ドイツ・ポツダム気候影響研究所(Potsdam Institute for Climate Impact Research)のアンダース・リーバーマン(Anders Levermann)教授は「一般的に熱波は地球の一部分で発生する」「しかし現在は北半球全体が暑い。驚くべきことだ」と述べた。

■気候変動が原因?

 フランスの気候学者ジャン・ジュゼル(Jean Jouzel)氏はAFPに対し、「それぞれの個別の現象を直接、人間の行動に帰するのは非常に難しい」と述べた。しかしエレナ・マナエンコバ(Elena Manaenkova)WMO事務局長補は、「ここ数週間の高温は、温室効果ガスの排出が引き起こす気候変動によって発生する私たちが考えていることと一致している」と述べた。

 昨年12月に米気象学会紀要(Bulletin of the American Meteorological Society)が掲載した論文は、2016年に記録された世界平均気温の過去最高値更新やアジアの猛暑などの原因は、地球温暖化の進行だとする以外に説明がつかないと結論づけた。(c)AFP/Amélie BOTTOLLIER-DEPOIS




27. 中川隆[-13884] koaQ7Jey 2018年8月07日 22:51:09: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17737]

▲△▽▼


2018年8月7日
地球は「温室化」のリスク、温室効果ガス削減では不十分=報告書

[ロンドン 6日 ロイター] - ノルウェーやデンマークなどの科学者グループは6日に公表した報告書で、世界が「ホットハウス」(温室)状態に突入するリスクがあるとの見解を示した。気候変動を食い止める国際条約のもとで温室効果ガスの削減目標が達成された場合でも、気温は摂氏4―5度上昇する見通しだという。


この報告書はストックホルム・レジリエンス・センター、コペンハーゲン大学、オーストラリア国立大学、独ポツダム気候影響研究所の科学者らがまとめた。

欧州では今年、猛暑により一部で気温が40度を超え、干ばつや森林火災が発生。ギリシャでは7月にアテネ近郊で森林火災が発生し、91人が死亡した。

2015年には、世界の産業革命前からの気温上昇について、2度を「大幅に下回る」水準にとどめる「2度目標」を掲げた新たな枠組み「パリ協定」が採択された。世界約200カ国が合意した。

だが、世界の気温が産業革命前から2度程度上昇した水準に安全に「固定」できるかどうか、また温室効果ガスの排出が抑制された場合でも、この枠組みが温暖化につながるような他のプロセスを引き起こす可能性があるのか、明確ではないという。

現在、世界の平均気温は産業革命前から1度上昇しており、10年ごとに0.17度上昇している。

報告書によると、気温が重要な基準を突破した場合、突然の変化につながるいくつかの転換点が見られる可能性が高いという。これには海底からのメタン水和物の減少、陸上や海中での二酸化炭素吸収量の減少、北極圏・南極圏の海氷や極域氷床の減少などが含まれる。

報告書の著者の1人は「これらの転換点は、ドミノ倒しのようなものだ。地球全体を、次のドミノが倒れる方向へ向かわせる」と指摘。「ドミノの全部の列が倒れることを防ぐのは非常に困難であり、不可能に近いかもしれない。『温室化した地球』が現実となった場合、地球上には住めなくなるだろう」と述べた。


さらに、温室化を防ぐには温室効果ガスの排出規制だけでは不十分であり、たとえば森林・農業・土壌管理の改善、生物学的多様性の保護、大気中から除去した二酸化炭素を地下へ貯蔵する技術などが必要だと主張した。




28. 中川隆[-13781] koaQ7Jey 2018年8月15日 06:12:51: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17878] 報告
▲△▽▼

地球は「温室」化の瀬戸際 人が住めなくなると警鐘
2018年8月7日 13:16 発信地:タンパ/米国 [ 米国, 北米, ヨーロッパ ]
  


【8月7日 AFP】化石燃料による大気汚染がこのまま続けば、地球は危険な「温室」状態が永続することになりかねない──。欧州などの研究者らが6日、そう警告する論文を米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表した。環境保護と経済成長を両立させるグリーン経済への転換を地球規模で早急に実現する必要があると訴えている。

 デンマークのコペンハーゲン大学(University of Copenhagen)やドイツのポツダム気候影響研究所(Potsdam Institute for Climate Impact Research)、オーストラリア国立大学(Australian National University)などの研究者がまとめた論文によると、このまま極地の氷が解け、森林が伐採され、温室効果ガスの排出量が増え続けていくと、地球は転換点となるしきい値を超える。そうなれば気温は産業革命前よりも4〜5度上昇し、海面は現在よりも10〜60メートル上昇する。

 21世紀末までに各河川は氾濫し、沿岸地域は暴風雨にさらされ、サンゴ礁は消滅。地球の平均気温は過去120万年間のどの間氷期よりも高温になるという。

「温室化した地球(Hothouse Earth)」が現実のものになれば、地球は人が住める場所ではなくなってしまう」。論文の共同執筆者であるスウェーデンのストックホルム・レジリエンス・センター(Stockholm Resilience Centre)所長、ヨハン・ロックストローム(Johan Rockstrom)氏は危機感をあらわにする。

 論文は、地球の気温が産業革命前比で2度上昇すると、この転換点を迎える可能性があると指摘する。すでに1度上昇しており、10年間に0.17度の割合で上がり続けている。

「平均気温が2度上昇すると重要な転換要素が活性化され、気温がさらに上昇する。これによって他の転換要素がドミノのように次々と活性化されていき、地球全体がさらに高温になる」。研究チームはそう予測する。

 論文の共著者でポツダム気候影響研究所の所長を務めるハンス・ヨアヒム・シェルンフーバー(Hans Joachim Schellnhuber)氏は、こうした連鎖が起きるようになれば「地球というシステムの全体が新たなモードに入ることになりそうだ」とみる。

 論文の予測は、地球の転換点に関する先行研究を基にしている。ほかにも、二酸化炭素(CO2)濃度が現在と同じ400ppmだった500万年前の鮮新世などの状況も参照した。

 論文は、地球の世話役として人間は今すぐにでも生活スタイルを変える必要があると強調。化石燃料を、最終的に廃棄物をゼロにする「ゼロエミッション」のエネルギー源で置き換えていくことや、植林のようなCO2吸収に関する戦略をさらに考え出すことを提言している。

 シェルンフーバー氏は「地球の気候が産業革命前から2度上昇のぎりぎり手前で安全にとどまっていられる保証はない」と警鐘を鳴らしている。(c)AFP/Kerry SHERIDAN



29. 中川隆[-13723] koaQ7Jey 2018年8月21日 16:04:02: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17998] 報告
▲△▽▼

温暖化で猛暑や豪雨悪化の恐れ、気象変化鈍り長期化=研究
8/21(火) 12:44配信 ロイター


[オスロ 20日 ロイター] - 科学雑誌ネイチャー・コミュニケーションズに、地球温暖化により一定の気象パターンが同じ場所でより長期に持続するようになり、北半球で夏季の猛烈な熱波や豪雨が一段と極端になっていくとみられるとの研究が掲載された。

研究では、既存の科学文献を検証。作成した科学者らは、人類が排出する温暖化ガスが高層の偏西風の一種であるプラネタリー波(惑星波)を包み込んで妨害し、北米、欧州および一部アジア地域で「極端な極端気象」が発生する恐れがあるとしている。

研究を指導したディム・クームー氏はロイターに、「夏季の天候はより執拗となる可能性が高く、乾燥して暑い時期がより長引き、また雨季も長引いていく可能性がある」と指摘。どちらも猛暑や干ばつ、森林火災、洪水などにつながる可能性があると述べた。

今年は北半球の多くの地域で猛暑となり、米カリフォルニア州やギリシャで山林火災が発生、欧州の北極圏でも気温が摂氏30度を超えるなどしている。

こうした気象パターンの持続で、食料生産に脅威が生じる可能性があるという。

科学者らは、地球の気象を動かす風の主要な原動力は北極と南の気温差だが、その差が縮小していることで風速が落ち、熱波や降雨がより長期化すると説明。気象変化の鈍化は、北極の温暖化が全地球平均の2倍以上の速度で進んでいることと関連があるとしている。



30. 中川隆[-13572] koaQ7Jey 2018年9月19日 06:50:39: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18625] 報告
▲△▽▼

2014年07月10日
生命を産んだ史上最大の台風
http://blog.livedoor.jp/archon_x/archives/7764547.html


7月としては最強クラスと言われた台風8号が本日関東に接近。
だいぶ勢力は弱まっているようですが、些か心配なところですね。

http://livedoor.blogimg.jp/archon_x/imgs/4/1/416a4cb3.jpg


さて、7月最強と来れば、では史上最強の台風はどんなもんだったのかと来るのがお約束。
と言うことで、本日は最強の台風についてのお話をさせて頂きましょうか。

まず、日本に上陸した台風で観測史上最強と言われているのが第二室戸台風。
1961年9月16日、室戸岬に上陸し、主に近畿地方に大きな被害を出した台風です。

その中心気圧は918hPa、最大瞬間風速はなんと 84.5m/s以上。
以上ってなんやねんと言う感じですが、実は風が強すぎて観測機器が壊れてしまい、それ以上計測できなかったと言う凄まじさなのです。
この台風による被害は死者194名、行方不明者8名、負傷者4,972名、住家全壊15,238棟、半壊46,663棟、床上浸水123,103棟、床下浸水261,017棟にも及びました。
被害の方も半端ないですね。流石観測史上最強なだけはあります。


因みに日本以外では昨年11月、フィリピンを襲い6000人以上もの犠牲を出した台風30号が史上最大の台風だったと言われています。
上陸時の中心気圧は895hPa。最大瞬間風速はなんと90メートルに達し、ミンダナオ島中部に壊滅的な損害をもたらしました。
最近のことですから、記憶に新しい方も多いでしょう。

しかしこれは上陸時の記録。
海上ではもっと勢力が強かった台風もあります。
その名は昭和54年台風20号。
最低気圧は驚異の870hPaで日本近海のみならず、世界の気象観測史上最低気圧、つまり全てのハリケーンやサイクロンも凌駕する最強のタイフーンだったと言うことです。

因みに台風20号はその後本土に上陸し、各地に大きな被害をもたらしました。
私は当時品川のNTTでアルバイトをしていたのですが、この時品川駅の港南口がスッポリ冠水し、東海道線が運休したのをよく覚えています。(その後品川駅は地下道から高架に建て替えられました。

それにしてもせっかくの世界一なのに。台風20号などと言う平凡な名前だったのが悔やまれるところですね(笑)
さてこうした超強力台風のうち、地上での風速が67メートルを超えるものをスーパー台風と言います。
今のところスーパー台風のまま本土に上陸した例はないのですが、今後気候の温暖化が進み、海水温がもう2ー3度高くなると、日本でもスーパー台風がそのままの勢力で首都圏に上陸するようになるのだそうです。
風速70メートルだとか80メートルも風が吹き荒ぶ東京を考えると、一体どんなことになるのか想像するに、恐ろしくなってきますね。

しかし上には上があると言うのがこの世の中の定理。
数十億年の地球の歴史を考えると、この程度の台風はほんのそよ風に過ぎないのです。
地球史上最も猛烈な台風(?)は約6億年前に起こりました。

2014-07-10-23-23-47この時地球は2度目の全球凍結時代を迎えていました。
全球凍結とは読んで字の如く地球全部が凍りついてしまった時代と言うことです。
この時地上には2000メートルもの氷が覆い、海も水面下1000メートルまで凍りついていたと言われます。

春の訪れは突然やってきました。
火山活動によって大気に放出された二酸化炭素は、海がないために水に溶け込むことなく大気に留まり続け、その濃度が現在の数百倍に達したところで、一気に気候の温暖化が始まったのです。
地表の氷は次々と氷解し、露わになった地表は太陽の光を吸収、更に蒸発した水蒸気と海中に溶け込んでいたメタンガスによる温室効果で、爆発的に気温は上昇しました。
僅かな間に、零下50度だった気温は逆に50度まで100度も上昇したといいます。

今まで凍てついた死の世界だった地表の様相も一変しました。
かつて見たこともないような猛烈な嵐が沸き起こったのです。

この超巨大台風をハイパーハリケーンと言います。

その中心気圧はなんと300hPa!暴風圏は数千キロに及び、最大風速に至っては300メートル以上。
その猛烈な暴風で、引き起こす波の高さは優に100メートルを超えたと考えられているのです。
それこそ現代にこんなもんが起こったら人類の文明は丸ごと消滅するに違いありません。

しかしこのハイパーハリケーンこそが、実は現在の人類に繋がる進化のキッカケをつくった僥倖だったのです。

全球凍結時代、僅かに生き残った生命は火山活動が生み出した温泉などで、細々と生きていました。
しかしハイパーハリケーンによって、海底に蓄積されていた豊富な栄養分がかき混ぜられ、一気に世界に拡散したことで、絶滅寸前だった生命は風と波とともに、一躍地球全土に広がって行ったのです。

栄養豊富な暖かい海では、シアノバクテリアと呼ばれる菌類が大繁殖しました。
彼らは大量にある二酸化炭素を太陽光を媒介に酸素に変えて行きます。
これが光合成の始まりです。

こうして大気中に1%あまりしかなかった酸素は20%あまりにまで増加する一方、生命に新たな進化の可能性を提供することになりました。

単細胞生物が多細胞生物に進化し、そして更に大型化して行くためには細胞と細胞を繫ぐ物質が必要になります。
そして多くの生物ではこの役割をコラーゲンと言うタンパク質の一種が担っています。
そうです、実はお肌ツルツル、美容の味方として知られるコラーゲンこそ、生物の進化の鍵を握る物質なのです。
現に人間の体内タンパク質の三分の一はコラーゲンによって構成されています。

この時ハイパーハリケーンによってもたらされた豊富な栄養素と、新たに生み出された大量の酸素を糧として、体内でコラーゲンを生成し、従来の数万倍にも大型化する生物が出現したのです。
これらの新たな生物たちを、エディアカラ生物群といいます。

思えば地球誕生から数十億年。
地球は二酸化炭素とメタンガスが多くを占める有害な大気の中、僅かな真核生物が済むだけの死の星でした。
しかし、全球凍結とハイパーハリケーンという悪夢のような大災害によって、まさに現代の生物に直接繋がる生物達が生み出されたのです。

生命の進化というのは、なんと神秘深いことだと思いませんか。
http://blog.livedoor.jp/archon_x/archives/7764547.html

31. 中川隆[-13535] koaQ7Jey 2018年9月28日 07:55:54: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18883] 報告
▲△▽▼

長かった夏の終焉 GRFのある部屋 2018年 09月 28日
https://tannoy.exblog.jp/30073469/

今年の夏の暑さは、異常気象がますます強くなり、異例ずくめの夏でした。特に梅雨が短く、六月の二十日前後に開けてから八月のお盆で少し下がるまで、ほぼ二ヶ月間連日の猛暑日で、東日本では平年値を三度以上も上回る異常な状況が続きました。八月のお盆で少し涼しくなりましたが、暑さはぶり返し九月中旬までつづきました。ほぼ、三ヶ月間猛暑だったわけです。

https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=30073469&i=201809%2F22%2F99%2Ff0108399_09492925.png


地球規模で異常気象は発生し、ハリケーンや台風はどんどん凶暴になっていきます。60年以上なかった昭和二十年代におそった室戸台風や伊勢湾台風規模の超大型台風も発生して、今年は台風でも異常な年となりました。超巨大な台風22号は、日本には来ませんでしたが、フィリピンや中国大陸で猛威を振るいました。しかしその前の20号、21号とも同じような針路を持って関西地方に襲来、高潮で関空が水没、強風で流されたタンカーが、唯一の連絡口の橋にぶつかり、脱出も出来なくなりました。第一期工事のターミナルは、地盤沈下が進み、海水が浸入してきて施設も相当な被害を受けたのです。


先週末、17日ぶりに空港が再開されましたが、海外からの関空利用者は、成田に迫る700万人にも達しています。その主要空港が二週間以上、完全に泊まった影響は大変大きな物があります。あの台風の時は、高潮も発生しました。淀川の堤防だって、あと少しで決壊するところでした。本当に危なかったのです。

f0108399_23514222.jpg

その酷暑の中、どこにも行けず、壊れかけたクーラーをだましだまし使って、この夏は暑さにひたすら耐えました。40度を超える気温は、まったくどうかしています。この夏中、どこへも行けず、仕方なくテレビにかじり付いていたのです。

今年はまだ台風が来ると思っていたら、今度は超大型の24号が接近中です。今回も見事に列島を縦断するコースに入ってきました。大阪には、三回台風がおそってくるようです。関西に上陸した後、急速に速度を速めて東北での風の影響が心配されます。果実が落ちるでしょうね。

今日の段階では、沖縄に接近中ですが、大阪はまだ台風前の快晴です。でも、明日からは、前線を刺激して大雨になるでしょう。この晴れ間を縫ってこれから東京まで走ります。


32. 中川隆[-13347] koaQ7Jey 2018年10月15日 11:13:57: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19204] 報告
▲△▽▼

地球温暖化の影響は想定より深刻、IPCCが警告
1.5℃上昇で状況は大幅に悪化、2030年には1.5℃に達する可能性も 2018.10.11
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/101000436/

地球温暖化を食い止めるために、森林破壊を防ぐべき場所として、新しい報告書はブラジルが鍵となる国のひとつだという。(Photograph by John Stanmeyer, National Geographic Creative)


 世界の平均気温が産業革命前と比べて1.5℃上昇した場合、その影響と負担はこれまでの想定をはるかに超えるものになるだろうと、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が警告を発した。6000件におよぶ調査研究に基づいたこの「1.5℃の地球温暖化に関する特別報告書」は、韓国の仁川で開催されたIPCCの総会で10月8日に公表された。

 世界の平均気温はすでに産業革命前から1℃上昇している。この10年間には、世界中の国や地域が、記録的な嵐や森林火災、干ばつ、サンゴの白化、熱波、洪水に見舞われてきた。報告書によれば、気温の上昇が1.5℃に達した場合、状況は大幅に悪化するという。2℃に及ぶとすれば、さらに深刻だ。

 また、気温が上昇する幅は、早ければ今後11年以内に1.5℃に達する恐れがあり、二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に削減できなければ、20年以内に1.5℃上昇するのはほぼ確実だという。しかも、仮にCO2削減に今すぐに取り組み始めたとしても、1.5℃上昇の時期を遅らせることはできても、防ぐことはできないと予測している。

危険になり続ける地雷原にいるようなもの

 室温が0.5℃上昇しても気づく人はあまりいないだろうが、地球規模で平均気温が0.5℃上昇すれば「相当な」結果を招き、その影響は生態系から人間社会や経済にまで幅広くおよぶだろうとIPCCは警告する。

「気温上昇を2℃ではなく1.5℃以内に抑えれば、生態系や人々の健康、福祉を難しくするような影響を軽減できるでしょう」と、プリヤダルシ・シュクラ氏は声明の中で述べている。同氏はインドにあるアーメダバード大学の環境エネルギー・グローバルセンター長で、今回の報告書の共同執筆者だ。ここでいう影響には、従来よりも強烈な嵐や異常気象、危険な熱波、海面上昇、社会インフラや動物の移動パターンへの大規模なダメージなどが含まれる。(参考記事:「より遅く危険になる台風、上陸後の速度は30%減」)

 報告書に盛り込まれた科学的な発見は「政策立案者向け要約」として34ページにまとめられ、米国を含む加盟国195カ国の代表によって承認された。

 2015年に採択された「パリ協定」では、気温の上昇を2℃以内に抑えることで各国が合意したが、国土の海抜が低い国などは、それより大幅に厳しい目標を求めていた。現行のCO2排出削減目標では、2100年までに気温が少なくとも3℃上昇すると見られている。そうなると、永久凍土が広範囲にわたって融解する気温を超えてしまい、ひいては地球温暖化が制御不能なレベルで進行してしまう恐れがある。米国のトランプ政権は昨年、パリ協定からの離脱を表明している。(参考記事:「洪水で水源消滅、多くの島が数十年で居住不能に?」)

 まるで危険になり続ける地雷原にいるようなものです、と気候学者で米ペンシルベニア州立大学地球システム科学センター長のマイケル・マン氏は言う。「進めば進むほど、地雷を踏んで爆発させてしまう可能性は高まります。上昇する気温は、3℃よりも2.5℃、2.5℃より2℃、2℃よりも1.5℃のほうがより安全です」。なお、氏は今回のIPCCの報告書には関与していない。(参考記事:「2100年、酷暑でアジアの一部が居住不能に」)

「とはいえ、温暖化を1.5℃で抑えることは、現時点では不可能とは言わないまでも非常に困難だと思いますが」


前代未聞の努力が求められている

 今回IPCCが公表した特別報告書には、温暖化を1.5℃に抑えるさまざまな方策が列挙されている。どの方策においても、化石燃料の使用を15年以内に半減させ、30年以内にはほぼ完全にやめるという、前代未聞の努力が求められている。つまり、家庭や企業や工場でのガス・石油による暖房をやめ、ディーゼル車やガソリン車はなくなり、石炭・天然ガス発電所は閉鎖され、石油化学産業はすべてグリーンケミストリー(有害な物質をなるべく使わず、生み出しもしない化学産業)になり、鉄鋼・アルミ製造業をはじめとした重工業では炭素フリー燃料の使用、あるいはCO2回収・封じ込め技術を採用するといった具合だ。(参考記事:「カナダのCO2回収貯留施設が1周年、普及の鍵は」)

 それに加えて、CO2排出削減のスピードにもよるが、2050年までに100〜700万平方キロの土地をバイオ燃料の原料となる農産物用に転換し、1000万平方キロ分の森林を増やす必要があるかもしれない。しかも、それですら不十分だと報告書は警告する。過去100年の間に排出されたCO2は、今後数百年にわたって大気中で熱を封じ込めるだろう。そして、2045年ないし2050年ごろまでは、大気中に留まるCO2がそれでも多すぎるため、気温上昇幅を1.5℃に抑えるには、森林など何らかの方法でCO2を回収する必要があるという。

 特別報告書の内容は、医師からひどい診断書を突きつけられたようだと、米テキサス工科大学の気候科学者であるキャサリン・ヘイホー氏は表現する。「あらゆる検査を行いましたが、結果は思わしくありません、と医師であるIPCCから言われ、複数の治療計画を提示されています。患者である私たちは、治療方法を決めなければなりません」

 気温の上昇を2℃以内に抑えるのは大変だ。化石燃料を使った施設を閉鎖して、非化石燃料に転換し、大気中から大量のCO2を回収する必要がある、と話すのは、ノルウェーの国際気候環境研究センターのグレン・ピーターズ氏だ。「気温の上昇を1.5℃未満に抑えるには、2℃に抑える場合よりも、より速く、より広くやらなければなりません」

 だが目下のところ、私たちは誤った方向に進んでいる。CO2の排出は2017年に1.5パーセント増えてしまい、今年も増加が続くとみられている。「技術的にも社会的にも政治的にも、総力を挙げて取り組まない限り、1.5℃はおろか、2℃の上昇に抑えることさえ難しいでしょう」(参考記事:「温暖化対策の主導権が中国へ?トランプ大統領令で」)

 1.5℃以内に抑えるには、現状の方針を大きく変えなければならないと、世界資源研究所グローバル気候プログラムの上級参与であるケリー・レビン氏も認める。その上で同氏は、IPCCは比較的安価な解決策を優先して提示しており、CO2排出削減の方法は他にもあると言う。

 例えば、世界中の人々が肉食やモノの消費を減らせば、排出は大幅に減らせるだろう。また、新たな技術の開発についての予測は控えめであり、太陽光発電や電気自動車の効果を過小評価しているとレビン氏は言う。テスラ・モデル3の価格は同種の従来型ガソリン車の2倍以上だが(しかも納車に時間がかかる)、米国内での9月の月間販売台数で4位となっている。(参考記事:「ソーラー道路の開発進む、仏は5年で1000kmに」)

ギャラリー:豪雨、竜巻、雷、台風…異常気象の衝撃写真13点(写真クリックでギャラリーページへ)

「スーパーセル」と呼ばれる巨大積乱雲による雷雨がサウスダコタ州を襲う。スーパーセルは非常に激しい気象現象をもたらし、強風やあられ、時には竜巻を伴うこともある。 (PHOTOGRAPH BY JIM REED, NATIONAL GEOGRAPHIC)

[画像のクリックで別ページへ]

もっと森林を

 CO2の削減には、森林がもっと大きな役割を果たす可能性もあると、米バージニア大学の森林の専門家であるデボラ・ローレンス氏はインタビューで述べている。「森林は現在、大気中のCO2を約25パーセントも吸収して、温暖化防止に大いに貢献しています」

 植林をして、森林の管理を改善すれば、2030年までに必要とされる削減量の18パーセントを森林が担ってくれるとローレンス氏。氏によれば、ブラジル、中国、インド、メキシコ、オーストラリア、米国、ロシア、EU(欧州連合)は、大きな経済的負担なしに、しかも食料生産に悪影響をおよぼすことなく、森林を増やせる。そのおかげで何十億トンものCO2の削減が期待できることを、今後の研究で示す予定だと話す。とりわけ熱帯雨林の保護と拡大はきわめて重要だという。大気を冷やし、食物の生育に必要な降雨をもたらしてくれるからだ。(参考記事:「世界はアマゾンを救えるか、はびこる闇と負の連鎖」)

 老齢林を家具や建築資材として使えば、CO2を長い間その中に封じ込めることになる。そうした考えのもと、米オレゴン州のポートランドでは2019年に木造12階建てビルが完成する予定で、オーストリアのウィーンでは木造24階建てビルの建設が進んでいる。

 森林科学者らは合同声明を発表し、温暖化を防止するために現存する森林を保護すべきだと警告した。その声明には、現在利用できる石油や天然ガス、石炭よりも、世界の森林のほうがより多くの炭素を含んでいると書かれている。

「地球の未来の気候は、森林の未来と密接につながっているのです」

文=Stephen Leahy/訳=吉村裕子




33. 中川隆[-13339] koaQ7Jey 2018年10月15日 22:05:21: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19204] 報告
▲△▽▼

閲覧室|地球温暖化

http://windofweef.jp/library/globalwarming/skepticism/skep1.html

ホッケースティック曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E8%AB%96%E4%BA%89

検証|地球温暖化懐疑論

 正直言って難しい。体験、経験と今風に言うところの固有のDNAでしか(?)生活できなわたし(たち)にとって、特別ななど信じられないというに依拠している。さらに、を過去のデータ、記録に依拠して判断するとしても行為であるこという思いを抱いて生きている。その様に、と無縁に近いというのがわたしといものだろう。これまでの経験からして、今日の気象現象は異常事態だという思いは消し去ることはできないと。そこを原点として、地球温暖化問題を懐疑しつつ、ことの真相を明らかにしたい。


地球温暖化論への懐疑とは

  地球温暖化に関しては、国際連合の下部機関であるIPCCが発行した報告書がこれまでの学術的知見を集約しているとされている。その最新の報告書は、IPCC第4次評価報告書である。この知見は、政治の分野を中心に国際的に広く認められており、気候変動に関する世界の動きもこれを主軸としつつある。地球温暖化や気候変動の研究に関わる多くの学術団体や科学者・研究者も、この知見を支持しているとされている。その一方、IPCCなどがまとめた学術的知見、1つ1つの学術的なデータや論文、学術的知見に関するコンセンサスなどに対して、懐疑論や異論・誤解も存在する。

  主な懐疑論は次の4つのである。

1.過去あるいは将来の温暖化のうち、人為的な要因が占める割合はもっと低い、あるいは人為的な要因は無いと主張するもの

2.温暖化の原因が、人為的な二酸化炭素の増加によらないとするもの

3.(気候モデル等による)再現や予測の不確実性を批判するもの

4.学術論文、学術的知見、コンセンサス等が陰謀に基づいていると主張するもの


  温暖化の原因は、二酸化炭素を主とした温室効果ガスの濃度増加が主因だとされているが、これら学術的知見に対して、さまざまな懐疑論がある。また、温暖化によって、気温の上昇、氷河融解、海面上昇、動植物の生態の変化、気象の異常といった諸現象が発生するとされているが、これらの諸現象が温暖化によるものであることを示す学術的知見に対してさまざまな議論がある。

温暖化の「象徴」にもなったとされるキリマンジャロ山の氷帽の縮小


気温上昇に対する議論

懐疑論の中には、観測データの信頼性を疑うものがある。

1.マイケル・マンらによる古気候復元(ホッケースティック曲線)の信頼性への疑問※1→マンらの間違い
は引用の誤記であり、結論には変わりがないとされる。

2.観測地点の変化と平均気温の間に高い相関が見られることなどから、データの不均一さや品
質に対して懐疑的な意見もある。 →個々の観測点にはそれぞれ観測機器の更新や観測場所
の変化に伴う誤差が発生し得るが、物理的考察や変化前後の同時観測による補正、周囲の観
測点との気温差が年々増大している観測点を除くなどの対応が取られている。観測点の分布に
はかなりの偏りがあるものの、海洋上やアマゾン奥地などにもある程度の密度で存在し、観測の空
白域は面積的にもさほど大きくはない。※2

3.2009年〜2010年にかけての冬は寒かった。これは地球温暖化が止まることを示唆しているに違
いない。→世界全体では、記録的に寒かったのは一部の地域に限られる。世界平均気温で見れ
ば2009年は年平均気温でも観測史上3位、2010年1月でもやはり観測史上3位の高さであった。
また海洋の温度まで含んだ統計において、2010年の3月は観測史上もっとも高温であった。※3


地球表層の平均気温の1961〜1990年の平均に対する変化 スペガッツィーニ氷河の崩落、ロス・グラシアレス国立公園にて。温暖化を象徴する写真として用いられることがある。崩落自体は氷河の流下に伴う自然現象であるが、温暖化でそのペースが速まることが問題とされる。


温暖化の原因に関する議論

温暖化の原因は、二酸化炭素を主とした温室効果ガスの濃度増加が主因だとされているが、これら学術的知見に対して、太陽活動の影響、宇宙線の影響、地球内部の活動、磁気圏の活動などを原因とする異論がある。

  近年の温暖化は人為的な温室効果ガスの排出が原因とすることはできず、自然要因の影響の方がはるかに大きいのではないか。その他にも二酸化炭素を主因とする地球温暖化説に対する疑問もある。具体的には以下のような議論がある。 その他、「温暖化は人為的なものであるとは断言できない」とする論者がいる。

  これまでに観測されている温暖化は自然起源強制力のみでは説明できず、人為起源強制力も考慮して初めて再現できる。また、他の仮説ではこのような定量的な整合性を合理的に説明できるものが無い。

水蒸気

  二酸化炭素よりも水蒸気の方が影響が大きい。二酸化炭素は大気の約0.04%に過ぎず、水蒸気のほうがはるかに多い。水蒸気は広い波長に電磁波の吸収特性を持っており、二酸化炭素のそれよりも温室効果への影響度が高い。二酸化炭素と水蒸気が吸収特性を持つ電磁波の波長は一部で重複している。

  水蒸気は温暖化を増幅しているが、その引き金を引いているのが、二酸化炭素を始めとする人為起源の温暖化ガスである。水蒸気の温室効果は気候モデルでも考慮されている。水蒸気だけでは、温暖化傾向を継続させることはできない。※4

地表(黒)および大気上端(赤線)における赤外線スペクトル(単位波長・面積・時間あたりのエネルギー流出量)。黒線と赤線の差が大気による赤外線の吸収、すなわち温室効果の強度を表す。図中のH2O, CO2, O3 は、それらの分子による赤外線吸収が起こる波長領域を示す。右枠の数字は、晴天時(雲がない場合)での寄与。Kiehl and Trenberth (1997) Earth's Annual Global Mean Energy Budget. Bulletin of the American Meteorological Society, 78, 197-208. (c)Copyright 2007 American Meteorological Society (AMS)


太陽活動

  ヤヴォロスキ(Zbigniew Jaworowski)は氷床コアに見られる二酸化炭素濃度の変化が必ずしもその時代の二酸化炭素濃度の変化を反映していないと主張し、二酸化炭素ではなく、太陽活動が原因であると主張した。

  Jaworowskiらのこの主張は、複数の間氷期の氷床コアデータの比較結果などとの矛盾を指摘され、否定されている。

  太陽活動によって地球の平均気温が変化する可能性は十分考えられるが、20世紀半ば以降の太陽の活動はほぼ横ばいか減少傾向を示しており、太陽活動が活発化しているのが原因とは考えられないと指摘されている。※5


宇宙線・紫外線・太陽風

  可視光よりも変動の大きい紫外線や太陽磁場が気候変動に少なからず影響を及ぼしているのではないか。宇宙線に誘起され形成される地球を覆う雲の量が変化して間接的に気温の変動をもたらしている(スベンスマルク効果)。また2009年1月、M.F.Knudsenらは中国とオマーンで発見された石筍と鍾乳石の分析から、磁場の強さと熱帯地方の降水量の間に強い相関が見られるとの調査結果を発表し、その原因はスベンスマルク効果で磁場が宇宙線の到達を妨げているためである可能性を示唆している。

  スベンスマルクらによる2005年の実験では宇宙線が水蒸気を巻き込んで小さな水滴をつくることは証明されたものの、宇宙線量の変化が雲の量にどれだけ影響するのか、雲量データの解析の精度は十分なのかといった不明な点があり、証拠不十分と評価されている。

→こうした宇宙線の変化が温暖化を引き起こしているのではないかとの仮説は、その後複数の研究結果によって否定されている。2008年4月にJ.E.Kristjanssonらにより、雲量の観測結果に宇宙線との関連性が見られないとの調査結果が発表され、「これが重要だという証拠は何もない」としている。A.Seppalaらは宇宙線の影響が極地方に限定され、全地球規模での影響も限られると指摘した。さらに2009年2月にはCalogovicらにより、Forbush Decreaseと呼ばれる宇宙線の変化現象に対する雲量の応答を調べた結果「どのような緯度・高度においても、対応する雲量の変化は見られない」と報告されている。※6


ドリル掘削機で得られた氷床コア


小氷期からの回復過程

  産業革命前から昇温は起きていて、小氷期からの回復過程(自然由来の因子)が、まだ続いている可能性がある。そのようなスケールの日射量変動は理論的に計算でき、それだけでは現在観測されている地球温暖化は説明できない。20世紀後半からの温暖化は人為的な温室効果ガスの増加を考慮しなければ、説明できない。※7


地球寒冷化説

現在みられる温暖化は過去にも自然にみられた寒冷期と温暖期の繰り返しの一部ではないかとする主張も見られる。

1.21世紀中ごろにかけて、約200年周期で変動している太陽活動が極小期を迎え、その前後数十
年間は小氷期のように寒冷化の時期が訪れるという説もある。※8
2.自然現象には科学的に解明されていない部分があるため、温室効果ガスの増加が主因とはい
えない。過去にも完新世の気候最温暖期、中世の温暖期など温暖化があった。
そのような氷期と間氷期の繰り返しは主として地球が受け取る数万年単位の太陽エネルギーの量
の変動に起因すると考えられ、理論的に計算可能である。近い将来に氷期が始まるとは考えられ
ない。また、それだけでは近年の地球温暖化
は説明がつかない。


二酸化炭素の温室効果についての議論

1.現在既に地球放射エネルギーのうち95%は吸収されてしまっている(飽和状態に近い)ため、これ
から二酸化炭素が増え続けたとしても、大気の窓領域と重なる波長は限られており、それほど気
候に変化は起きない。
→二酸化炭素が温暖化を促進する効果を持つことには、十分な物理学的な証拠がある。


2.二酸化炭素が原因だとすれば、気候モデルの予測結果では非極地方に於いて対流圏中層の
温暖化率は地表のそれより高くなるはずであるが、衛星のデータを処理した結果では大幅に異な
り、逆に地表の方が高くなっている。→この大幅な違いは気候モデルや人為説の信頼性に疑問を
投げかけるのに利用されたが、計算方法を訂正した結果、このような大幅な違いはもはや存在し
なくなった(this significant discrepancy no longer exists)。衛星データの計算方法に誤りがあり、
それを考慮した計算結果では対流圏中層の温暖化率は地表のそれより高く、衛星の観測データ、
および気候モデルによる予測結果とも良く合致すると指摘されている。なおUAHのBob Carter
はSkeptical Scienceの取材に対して計算方法の誤りについて「恥ずかしく思う」と述べたが、
その後も誤りを認める前と同じ主張を続けているとされる※9。


(a)もしも温室効果がなかったら地表は太陽エネルギーのみをうけとる(矢印の線の太さがエネルギーの量を表す)

(b)実際は温室効果があるので地表は大気からのエネルギーもうけとる

(a)二酸化炭素分子は、赤外線を吸収するだけでなく放出する

(b)赤外線を吸収・放出する二酸化炭素分子の量が増えれば、地表に届く赤外線は増える


炭素循環に関する議論

二酸化炭素のミッシング・シンク

  森林やジャングルなどの木々や、海中に生息するサンゴを構成するために固定される炭素量、雨などに溶け込んで地下に浸透したり海中にとけ込むなどして、大気から離脱する二酸化炭素もある(二酸化炭素シンク)。これにより、排出された二酸化炭素と実際に大気中に残留する二酸化炭素の量に差が生じる。しかし初期の気候モデルでは、二酸化炭素の増減にかかわる数値を合算した結果が実測結果と整合せず、一部の二酸化炭素の行方がわからなかった。この不整合分を指してミッシングシンク(missing sink)と呼んだ。

  その後データが増えて解析が進展することにより、この不整合分は主に陸上生態系による吸収分として説明がつくようになり、1995年発行のIPCC第2次評価報告書(SAR)からはこのミッシングシンクという表現自体が消えている。しかしSAR以降も、これを利用して温暖化予測の不確実性を喧伝する者が見られた(地球温暖化の過去の版など)。

  火山活動、落ち葉の腐敗、生物の呼吸や、海水からの二酸化炭素の排出量の方が、排気ガスや工場などの人為的な排出量を上回っている(人為的排出は全体の約3%に過ぎない)。
→ 二酸化炭素は自然界において常時排出され、また吸収されながら循環している。そこへ人為的に二酸化炭素などの温室効果ガスを増やしてきたことが、地球温暖化の原因となっており(IPCC第4次評価報告書#第一作業部会報告書:自然科学的根拠)、海洋は二酸化炭素を放出したのではなく、正味で吸収してきたと考えられている。※10


[図1]1751年〜2004年の二酸化炭素の正味の発生と吸収

[図2]太平洋上の大気で観測された二酸化炭素の炭素同位体比の減少トレンド(凡例の数字は緯度[プラスが北緯、マイナスは南緯]を表す)


二酸化炭素の海洋による吸収

  海洋が吸収する量の方が大きいことを理由に、人為的な影響に対する疑問も見られる。海洋への炭酸ガスの吸収と放出サイクルの時間の長さが不明である。海洋が吸収する量に対して人類が放出する二酸化炭素の量は微々たるものであるから影響は小さいはずではないのか。

→海洋が吸収・放出する量との比較でなく、人為的な放出によって海洋の吸収・放出のバランスが崩れることが問題である。※11


二酸化炭素の濃度変化は温度変化の結果とする説

  温室効果ガスの増加が地球の気温を上昇させているのではなく、地球の気温が上昇した結果二酸化炭素が増えているとの主張がある。

1.二酸化炭素以外の原因によって地球が温暖化したことの影響として、海水温が上昇した結果、
二酸化炭素の海洋への吸収が減り、大気中の二酸化炭素濃度が高くなっている

2.短期的な変動に関しては、温度変化よりも二酸化炭素の濃度変化の方が半年から1年遅れて
いる

3.20世紀全体を見渡した長期の変動においても、急激な温度変化が二酸化炭素の変化に対し
て先行して起こっている

4.さらに数万年規模の変化に対して、氷床コアによって過去三回の氷期を調べた研究によれば、
気温の上昇の方が二酸化炭素の上昇よりも600(±400)年先に生じて起こっている


  これらに対しては、下記のように反論がなされている。

→上記の槌田敦や近藤邦明らが示したグラフでは、時間微分と同様の操作などを施すことによって二酸化炭素の長期変動を見えにくくしている。彼らのグラフで気温の変化が追従しているように見えるのは自然変動によるものである。近藤の用いているグラフもよく見れば対象となった全期間を通じてCO2が増加しており、彼ら自身の主張と矛盾する。
→氷床コアなどによる測定結果から近年の二酸化炭素濃度は過去40万年にはなかった規模で増加していることが判明している。もしも槌田や近藤らの主張が正しければ、それに対応する5〜6℃の気温上昇が1850年からの現在までの約150年間で既に発生していなければならないことになり、観測事実と矛盾する。※12


予測内容に関する批判


  地球温暖化の原因や影響の予測には不確実性が伴い、科学的理解が不足する項目や専門家間での意見の不一致が残る項目がある。人為説は主に気候モデルの結果から導かれているが、モデルの不完全さを批判する意見も見られる※13


気象の予測と気候の予測の違い


予測精度に関するもの

  気候モデルと実際の気候変動の整合性や妥当性を問うものなど様々な批判が存在する。たとえば、メッシュが粗すぎるため小規模の気象現象を表現できない。理解度が低い現象の影響は、過小・過大評価されたり、除外されたりしているとの批判もある。

1.1週間先の天気予報があまり当たらないのに、何故数十年以上先のことが予測できるのかという
疑問。
→天気予報と温暖化の予測では、必要とされる精度が全然異なる。ヤカンを火に掛けた時に例え
るならば、「どこからあぶくが出てくるか」を正確に予測しようとするのが天気予報、「約何分後に
沸騰するか」を大雑把に予測するのが気候モデルである、と説明されている。

2.ベンジャミン・サンターは、南半球の気温変化を示すグラフにおいて1963〜1987年のデータの
みを抜き出し、シミュレーションの予測と温暖化の現状が一致すると主張し、IPCC第2次評価報
告書の手直しを行った。しかし、サンターが排除した
1950年代と1990年代のデータを付け加
えたものには南半球の気温変化に有意な上昇傾向が示されていなかったため批判の的となった。※14


温暖化の影響に関する議論

氷河融解と海面上昇

  南極やグリーンランドなど陸上には氷河、氷床などの形で大量の水が蓄積されており、これらは降r>雪と融解が均衡した状態ではほぼ一定量を保つが、この均衡が崩れると海水準変動に繋がる。地球の平均気温が上昇すると融解(減少)が速まることで海面上昇の要因となる一方、同時に海水の蒸発量を増すことで結果、降水量(降雪量も含む)の増加ももたらすとされる。これに関しては、下記のような議論が見られる。

1. 海面水位上昇に関する議論

2. 南極大陸を含む陸上の氷(雪を含む。海に浮かぶ氷は除く)側にシフトして均衡することで、海
水の熱膨張を考慮しても相対的に海水量(海水の全体積)は減り、むしろ海面は下がるのでは
ないかという者もいる。→地球の平均気温とは点で測るものではないため、たとえいくつかの観測
点で下がっていても全てが下がっている訳ではない。IPCC第4次評価報告書などが集約した地
球全体の観測結果からは、地球全体としてみれば気温は上昇しているとされる。
→IPCC第4次評価報告書では最終的には南極の気温も上昇すると予測され、2008年には実
際に気温上昇とそれに伴う異変が報告されるようになった。
→さらに、IPCCの現在のモデルでは取り入れられていないものの、西南極やグリーンランドの氷河
の流出速度が加速することで海面上昇量を顕著に増大させる恐れが指摘されており、近年の各
国の衛星の観測結果からも南極氷床は明らかに減少傾向を示していると報告されている。

3. IPCCのヒマラヤの氷河の消滅時期に関する記述に誤りが見つかった(IPCC第4次評価報告
書を参照)。→(ヒマラヤの氷河群を含む)世界の氷河群が後退していることに変わりはない。報
告書の結論は揺るがない。海面上昇の例として頻繁に取り上げられるモルディブやツバルでは、
長期的に海水面が変動していない、あるいは低下しているとの主張もある。
→地質学的に安定な23の潮位観測点で計測された海水準。年約2mmずつ上昇している。 世界中の地質学的に安定な観測点のデータは明らかな上昇傾向を示している。温暖化の影響を否定する方向の論調のものが見られる一方で、温暖化の影響に関するAR4の記述が弱すぎるとの主張も見られる。

4.AR4の海面上昇量の予測には、当時の知見不足を理由として、氷床等の流下速度の変化が
織り込まれていない。しかし氷床の融解はIPCC第4次評価報告書(AR4)記載の数値よりも急速
に発生する可能性があり、IPCC評価報告書の記述が楽観的すぎると指摘されてきた。実際に
AR4以後は予測より速い融解を示唆する観測結果の報告が相次いでおり、海面上昇量がAR4
に書かれた値の倍以上になる危険性も指摘されている。※15


IPCCに対する批判

コンセンサス主義に対する批判

  IPCC第4次評価報告書では、数千人の専門家の見解を勘案して、その時点で最も確からしいと思われる結論を記している(このため参加した専門家間でも見解の相違やばらつきがあり、報告書でも断りがある)。このような合意(コンセンサス)形成方法に反発する意見もみられる。また、異論のある人物を集めて合意が形成されていないと主張する例も見られる。

懐疑論者として知られる米国上院議員のJames M. Inhofe は、異論を唱えている人物のリストとしてノーベル物理学賞受賞者やIPCC所属の科学者らを含む数百名のリストを挙げ、温暖化人為説は政治的な目的で作られ科学的な合意は得られていないと主張している。
→彼は何度も同様の主張をしているが、そのリストには明らかにその分野の専門家ではない人間が多数見つかっている。また内容的にも、彼の主張は既に反論された懐疑論の蒸し返しであると指摘されている。※16

イースト・アングリア大学―クライマティック・リサーチ・ユニット(CRU)の建物:CRUメールハッキング事件

CRUメールハッキング事件

  2009年11月にイギリスにあるイースト・アングリア大学(UEA)の気候研究ユニット(CRU)がクラッキングされ、地球温暖化の研究に関連した電子メールと文書が公開され、懐疑論者達によって地球温暖化を人為だとするための国際的陰謀の証拠であるとして取り上げられた。懐疑論者達はクライメートゲート等と呼んで攻撃した。
→英国議会による調査により、具体的な不正や誤りの証拠は見当たらないと報告された。また科学者の団体からは、懐疑論者達の攻撃はでっち上げであると指摘されている。 ※17


対策に関する懐疑論

地球温暖化に関する論争影響・対策に対する疑問を参照。

メディアに関する懐疑論

地球温暖化に関する論争・メディアに対する批判を参照。

陰謀説
 
地球温暖化説が唱えられるようになった1980年代は、ちょうど軍事産業が低迷した時期と重なっている。軍事ビジネスに変わるものとして環境ビジネスがターゲットとなり、地球温暖化がその理屈作りに利用されたのではないか。

気候学者はIPCCのメンバーの三分の一にしか過ぎず、政治的に任命された非気候学者、非科学者がはるかに数で勝っており、さらにIPCCの報告書は極端な気候変動を主張するものを偏重して採用している。

フレッド・シンガー(Fred Singer)、ロジャー・レヴェルらは地球温暖化に対処するために直ちに行動は起こす必要はないとする論文を発表したが、その論文の再掲の話が上った際、レヴェルが論文に発表した内容との矛盾が指摘される『地球の掟』を記したアル・ゴア議員は、知り合いの科学者に頼みレヴェルの名前を論文から削除するよう求めたが、シンガーがそれを断ると、シンガーがレヴェルに強制し名前を載せたとのネガティブ・キャンペーンが張られた。ゴアがシンガーの信用を貶めようと圧力をかけたりメディアを利用したことは、テッド・コッペルのナイトラインという番組において後に明らかにされた。
→その一方、フレッド・シンガーは「ライプツィヒ宣言」の主宰者であるが、石油業界からの資金供与が判明している。
なお、支持派・懐疑派双方に見られる陰謀論は本質的な議論を遠ざけてしまうと懸念する意見もある。※18


原発産業に関する陰謀説

  二酸化炭素による地球温暖化説が広まった背景には、原発産業による意向が強く働いていたのではないかとの見方がある。原発産業による陰謀論が生じてしまう背景には、次のような要因があげられる。

  チャールズ・キーリングによる二酸化炭素の観測は軍事予算や原子力予算の転用による支援によって行われており、さらに原発業界は各国政府に働きかけることによって、CO2温暖化説の科学者に研究費を出させた。

  IPCC第4次評価報告書の第2作業部会の統括執筆責任者をつとめたスティーブン・H・シュナイダーは過去に地球寒冷化説を唱えており、地球温暖化説に変説する以前に原発の推進を唱えていた。

  IPCC第1次評価報告書には、原子力エネルギーの利用を図った場合のシナリオが温暖化の抑制効果が高いとされ[79]、IPCC第2次評価報告書には地球温暖化の対策オプションとして「原子力エネルギーへの転換」という項目がある。それらの結果を踏まえ、電力中央研究所は、「日本の温暖化対策の大きな柱は原子力発電の拡大であり、2010年で原子力約6600〜7000万キロワットの目標」を掲げることとなった。

  「火力発電所に比べ二酸化炭素の排出量が少ないとの宣伝を行ってきた原子力発電所の建設推進派による陰謀である」との主張がある。※19


石油業界に関する陰謀説

  上記のように原発産業の陰謀とする説がある一方で、懐疑論への石油メジャーなどの関与が指摘されている。

  「オレゴン嘆願書(Oregon Petition)」と呼ばれる文書と共に論拠として論文が配布されたが、これは著名な学会(米国科学アカデミー)の論文に見かけが酷似しているものの、実際に掲載された論文ではなく、学会側が正式に抗議する事態となった。また、嘆願書に賛同したとされる人物のリストにも疑惑が指摘されている。またこれに似た文書として、「ライプツィヒ宣言(Lepzig Declaration)と呼ばれるものもある。 「地球温暖化科学に関して公衆を混乱させようとする」団体に約18億円を提供した。またIPCCから特定の科学者を解任させるようにブッシュ政権に要求し、実現させた。

反論および学術的評価


  地球温暖化の懐疑論については、その傾向はいくつかに絞られており、概ね否定できるもの、または信頼性に乏しいと考えられているものである。また2007年7月に米国石油地質協会(AAPG)がその意見を変えて以来、近年の温暖化に対する人為的影響を否定する国際的・公的な学術組織は無いとされる。

  日本語での反論も為されており、国立環境研究所によって"「Q&Aココが知りたい温暖化」とのサイトも作製されている。

  前東京大学総長で三菱総研理事長の小宮山宏は、「全てについて反論は用意されている」「温暖化懐疑論が問題になっているのは日本だけ」と述べている。

  海洋研究開発機構の近藤洋輝は、NatureやScienceなどの著名学術誌に採用されていない異論が、メディアに安易に取り上げられることに懸念を表明している。
学会会長でSF作家の山本弘は著書において、武田邦彦や槌田敦らによる懐疑論に関して、誤った解釈や信頼性の低い論拠などの問題点を指摘した上で「素人の印象を信じるな。専門家の言うことに耳を傾けろ。」と述べている。

  数学者イアン・スチュワートは『数学の魔法の宝箱』で地球温暖化詐欺 (映画)における気温と二酸化炭素のグラフに関する誤解を取り上げ、幼稚な推論が原因であるとして数学的に解説している。※20


各国における状況

  アメリカ
懐疑派のサイトとして "The Week That Was" (TWTW)、支持派のサイトとして "RealClimate" などが挙げられる。両者とも各国の論文を集めているが、前者の論文は減っているとされる。世論は2008年5月の調査では平均約7割が地球温暖化が実際に起こっていると回答したが、支持政党によって大きな違いが見られた。また現政権は環境・エネルギー分野への投資を戦略の柱の一つに据え、環境保護に積極的な人材の登用を決めている。

   ヨーロッパ
懐疑論は10年以上前から見られ[92]、今でも『地球温暖化詐欺』のような映画が作成されたりしている(その他の懐疑論については上記を参照)。 このような懐疑論に対し2008年5月、欧州議会は「科学に不確実性はつきものであるが、気候変動の原因や影響に関する科学的な研究結果を、科学に基づかずに不確実もしくは疑わしいものに見せかけようとする試みを非難する」と表明している。世論は対策を支持しており、長期目標として気温上昇量を2℃で安定化することを掲げている。2008年12月には2020年までに温室効果ガスを1990年比で20%削減することを可決するなど、対策を進めている。

  日本
  2007年頃から懐疑論が目立ち始め、関連書籍はセンセーショナルな内容で売れ行きをのばした。そのような議論では海外の当該分野学術誌に発表していない「専門家」を名乗る人物などにより、温暖化の否定、CO2原因説や人為説の否定、リサイクルなど対策の有効性の否定が主張されている(この項目で上述した内容、および武田邦彦を参照)。一方、そうした懐疑論に関してはその信憑性に関して様々な問題点が指摘され、また反論もなされている(反論および学術的評価を参照)。このような「遅れてやってきた」懐疑論が目立つ状況について、そのような主張はまともな議論とはみなされず、国際的にも通用しない、との危機感が表明され、行政・公的機関・専門家らによる懐疑論への反論サイトが相次いで設置されている(外部リンクを参照)。また専門家チームによる「懐疑派バスターズ」などの取り組みも行われている。※21


感想

2010.11.17:'Wikipedia'の「地球温暖化に対する懐疑論」を中心にすえ、この膨大な労力つまり経費をかけ、伝わってくる情報を、かなり端折ってであるが、はじめて曲がりなりに俯瞰した。信じうるに耐えるか? 簡潔に吐露すると、派であり派ということになる。当面はこの線上で情報整理してい行こうと思う。

脚注


※1:明日香壽川、河宮未知生、高橋潔、吉村純、江守正多、伊勢武史、増田耕一、野沢徹、川村賢二、山本政一郎 『地球温暖化懐疑論批判』 東京大学 IR3S/TIGS叢書 2009年

※2:Ross R. McKitrick and Patrick J. Michaels "Quantifying the influence of anthropogenic surface processes and inhomogeneities on gridded global climate data", Journal of Geophysical Research, 112, D24S09 (2007) 、Victor Goldschmidt "Global warming and CO2: Highlights of differing perspectives", Ingenierias, 10(37), pp.38-47(2007) 、「地球全体の平均気温の求め方」ココが知りたい温暖化、国立環境研究所

※3:温暖化科学の虚実 研究の現場から「斬る」!、江守正多、2010年3月 、Global Temperatures Push March 2010 to Hottest March on Record, ScienceDaily, 2010.4.21

※4: Jack Barrett, "Greenhouse molecules, their spectra and function in the atmosphere." Energy and Environment 16(6), pp. 1037-1045 2005、「水蒸気の温室効果」ココが知りたい温暖化、国立環境研究所 、A. A. Lacis, G. A. Schmidt, D. Rind, R. A. Ruedy. Atmospheric CO2: Principal Control Knob Governing Earth's Temperature, Science, 330 (2010) p.6002.

※5:Zbigniew Jaworowski, "Solar Cycles, Not CO2, Determine Climate", 21st Century Science & Technology, Winter 2003-2004, pp.51-65(2003) 、矢沢潔 『地球温暖化は本当か? 宇宙から眺めたちょっと先の地球予測』技術評論社 2007年1月 、Raynaud, D., J. Jouzel, J. M. Barnola, J. Chappellaz, R. J. Delmas, C. Lorius, 1994, The Ice Record of Greenhouse Gases, Science, 259, 926-934. 、「太陽黒点数の変化が温暖化の原因?」ココが知りたい温暖化、国立環境研究所


※6:Solar_variation(wikipedia英語版) 、Henrik Svensmark and Eigil Friis-Christensen "Variation of cosmic ray flux and global cloud coverage a missing link in solar-climate relationships." Journal of Atmospheric and Solar-Terrestrial Physics 59, 11 pp.1225-1232 、Mads Faurschou Knudsen, Peter Riisager, "Is there a link between Earth's magnetic field and low-latitude precipitation?" Geology 37, p.71-74(2007) 、IPCC Climate Change 2001 Working Group I "The Scientific Basis: Cosmic rays and clouds"(2001) 、Cosmic rays, cloud condensation nuclei and clouds ? a reassessment using MODIS data、More doubt on cosmic climate linkBBC、2008年4月18日 08:48の記事 、Calogovic, J., C. Albert, F. Arnold, J. Beer, L. Desorgher, and E. O. Flueckiger (2010), Sudden cosmic ray decreases: No change of global cloud cover, Geophys. Res. Lett., 37, L03802

※7: Syun-Ichi Akasofu, "Is the Earth still recovering from the 'Little Ice Age'? A possible cause of global warming", 2007年3月、Dave Hoopman, "The Faithful Heretic ",Wisconsin Energy Cooperative news. 2007年5月、「寒冷期と温暖期の繰り返し」ココが知りたい温暖化、国立環境研究所

※8:Russian scientist says Earth could soon face new Ice Age ロシア通信社、2008年1月22日

※9:「二酸化炭素の増加が温暖化を招く証拠」ココが知りたい温暖化、国立環境研究所 、 John Cook, "Satellite show little to no warming in the troposphere"

※10: Spencer WeartBiosphere: How Life Alters Climate , Discovery of Global Warming, 2007年6月、「炭素循環国際研究集会」地球環境研究センター ニュース 6(1) 1995年、SGW 「ミッシングシンクはいつなくなったか?」 JANJANブログ, 2006年6月30日、Channel Four Television Corporation,"The Global Warming Swindle", TV番組,2007(参考 Wikipediaの記事) 、「海から二酸化炭素が排出された? 」ココが知りたい温暖化、国立環境研究所

※11: 「海と大気による二酸化炭素の交換」ココが知りたい温暖化、国立環境研究所

※12:槌田敦『CO2温暖化説は間違っている』ほたる出版、2006年、槌田敦『環境保護運動はどこが間違っているのか?』宝島社新書、2007年、H. Fischer et al.,"Ice core records of atmospheric CO2 around the last three glacial terminations", Science, 283(5408), p.1712, 1999、明日香 壽川『地球温暖化 ほぼすべての質問に答えます!』岩波書店

※13:Hendrik Tennekes, "A skeptical view of climate models""SEPP" 、 Robert Balling, "The increase in global temperature:What it does and does not tell us", Marshall Institute Policy Outlook, 2003年9月.

※14: List_of_scientists_opposing_global_warming_consensus(英語版wikipedia) 、Peter A. Stott, Gareth S. Jones, John F. B. Mitchell "Do models underestimate the solar contribution to recent climate change?". Journal of climate, 16(15) pp.4079-4093 (2003). 、 「コンピュータを使った100年後の地球温暖化予測」ココが知りたい温暖化、国立環境研究所

※15:安井至「地球温暖化はエセ科学か」(市民のための環境学ガイド)、 「南極異変、色づく夏 気温上昇、藻が氷河染める」朝日新聞、2008年4月6日 、 「南極大陸で異常事態 大規模な融雪判明 温暖化の影響か」朝日新聞、2007年 5月27日 、 「南極でもやはり気温上昇、英研究」AFP、2008年10月31日 、 近藤洋輝「北極・南極の氷をめぐる危機・長期安定化に向けた対応の緊急性」 日経エコロミー(2008/01/28) 、 「世界最後の日」のシナリオ、南極で氷床の融解が加速」AFP、2008年01月14日 、Attacks on the Intergovernmental Panel on Climate Change Obscure Real Science, Union of Concerned Scientists、、Global Glacier Changes: facts and figures 国連環境プログラム(UNEP) 、Nils-Axel Mo¨rner et al. "New perspectives for the future of the Maldives" Global and Planetary Change, 40, p.177-182(2004) 、Vincent Gray"The truth about Tubalu",103 (2006.6)、IPCC AR4, Figure 10.33 、J. E. Hansen "Scientific reticence and sea level rise" Environmental Research Letters 2 (2007). 、江守正多 『地球温暖化の予測は「正しい」か?』化学同人、 Antarctic glacier thinning fast, BBC, 13 August 2009、M.Vermeer, S. Rahmstorf, Global sea level linked to global temperature, PNAS

※16:List_of_scientists_opposing_global_warming_consensus(英語版ウィキペディア)、Warmed Over CBS News 2005/1/11、Global Warming 'Consensus' in Freefall - Inhofe Speech (米国上院環境・公共事業委員会)2009年1月8日、 "Inhofe's last stand", RealClimate, 2006/12/7、"Inhofe recycles long-debunked denier talking points ? will the media be fooled (again)?" ClimateProgress, 2008/12/11、Who's Who on Inhofe's List of 400 Global Warming Deniers the daily green, 2008.11.1、 Andrew Dessler, "The 'Inhofe 400': Busting the 'consensus busters'"Grist, 2007/12/27、"650 List" ,2009/1/2

※17:Climate change scientists face calls for public inquiry over data manipulation claims 、英国議会(庶民院)による調査報告書の要約 2010年3月、Attacks on the Intergovernmental Panel on Climate Change Obscure Real Science, Union of Concerned Scientists

※18:森田・日垣・有村「今年は異常気象ですか?」 サイエンス サイトーク, TBSラジオ, 2004年10月3日、マイケル・ガフ編著 『アメリカの政治と科学―ゆがめられる「真実」』昭和堂、山本弘『環境問題のウソ"のウソ』楽工社、ロバート・L. パーク『わたしたちはなぜ科学にだまされるのか』主婦の友社 2001年

※19:S. I. Rasool and S. H. Schneider"Atmospheric Carbon Dioxide and Aerosols: Effects of Large Increases on Global Climate" Science 173, 138;141(1971)に"However, by that time, nuclear power may have largely replaced fossil fuels as a means of energy production." 、IPCC『地球温暖化レポート―「気候変動に関する政府間パネル」報告書サマリー』中央法規出版 1991年、環境庁地球環境部監修 『IPCC地球温暖化第二次レポート』 中央法規出版 2006年、電力中央研究所 『どうなる地球環境―温暖化問題の未来』エネルギーフォーラム 1998年 ISBN 4885552338、 〈対談〉明日香壽川×神保哲生「温暖化懐疑論に向かいあう」科学、2007年7月号

※20: "Climate change: A guide for the perplexed" (New Scientist)(英語)よくある懐疑論への反論をまとめている。題の和訳は「懐疑論に迷う方のために」(温暖化いろいろ 2007-06-05)にある、Position Statement(AAPG) 、Petroleum Geologists Award to Novelist Crichton Is Inappropriate (AGU)、 参考:en:Scientific opinion on climate change 、安井至「環境問題のウソと正解」、日経エコロミー、2007年7月

※21:「小宮山宏・三菱総研理事長(前東大総長)に聞く」日経エコロミー、2009年4月6日 ^ 近藤洋輝『地球温暖化予測の最前線』成山堂書店、2009年9月、ISBN 978-4-425-51172-3、The Week That Was、RealClimate、石井孝明「温暖化とケイザイをめぐって」2008年9月11日、三菱東京UFJ 銀行、ワシントン情報(2008 / No. 18)、2008 年5 23日、オバマ次期米大統領、エネルギー閣僚発表 環境投資で雇用創出、日本経済新聞、安井至「温暖化懐疑本の論理構造」市民のための環境学ガイド、2008年7月20日、European Parliament, 21-05-2008、地球温暖化を巡る国際交渉−その現状と課題−(国立環境研究所)、欧州議会、温暖化対策包括案を可決、AFP BB News、2008年12月18日、[http://jp.reuters.com/article/jpEnvtNews/idJPJAPAN-32338020080619 環境特集:日本は温暖化対応で中期目標掲げるべき=元環境相、Reuters、2008年6月19日、 温暖化異聞、読売新聞、2009年2月23日

http://windofweef.jp/library/globalwarming/skepticism/skep1.html


34. 中川隆[-13332] koaQ7Jey 2018年10月15日 23:17:56: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19204] 報告
▲△▽▼

武田邦彦の主張
地球温暖化問題

海面上昇に北極は関係しない
北極は、陸地が無く全て氷の塊である。北極の「氷床」(原文ママ:下の問題点を参照)はアルキメデスの原理があるから、海面水位の上下には関係がない[6][7][注釈 1]。

南極の氷は温暖化で増える
南極は、温暖化によって海水の温度が上がれば、より多くの水蒸気が発生し、それは雪となって南極に降り積もる。南極はマイナス数十度なので多少温暖化しても氷は解けず、結局温暖化によって南極の氷は増える[6]。

環境省は誤訳している
日本の環境省の環境白書は、20年にわたってIPCCの発表データを反対の方向に「誤訳」し、日本国民をミスリードしてきた[6][8]。


朝日新聞の記事が温暖化騒ぎの発端である
気温が上がると極地の氷つまり北極や南極の氷が溶けて海水面が上がるという朝日新聞の記事が、その後の「地球温暖化騒ぎ」の元になった[9]。


持続性社会を作るためは二酸化炭素を増やすべき
温暖化も日本にとって良いことばかりで悪いことなどほとんどなく気にしなくてよい[10]。現在は平安時代や縄文時代よりかなり寒い。生物が地上に繁栄するために二酸化炭素を増やすべきだ[11]。


____


武田邦彦の悪質な嘘


温暖化問題に関しては東北大学教授・明日香壽川ら[18]が、資源保護問題に関しては国際連合大学副学長・安井至[19]が、『環ウソ』に関してはと学会会長・山本弘が著書『“環境問題のウソ”のウソ』[20]などで批判している。


海面上昇に北極は関係しない
明日香壽川らは「“極地 (polar region)”に関する定義を“極地=南極大陸と北極海のみ”と解釈して論を進めているのが根本的な欠陥であり、すべての間違いがここに起因している」と指摘している[18]。また海に浮かんだ氷を「氷床」としているが、誤用である[21]。


海面上昇の要因
IPCCの報告書に記述されていないことを「報告している」と述べており、明日香らは「率直に言って、この文章はかなり問題である」と指摘している[18]。


環境省は誤訳している
環境白書の記述では、「気温の上昇は、海水の膨張、極地及び高山地の氷の融解を引き起こし、その結果として海面の上昇を招きます」[22]とある。明日香らは「「極地」という言葉を正確に把握する限りにおいて、極地の氷が海面上昇に与えるプラスの影響に関するIPCC と環境省との見解に齟齬はない」[18]と、誤訳ではないとしている。


朝日新聞の記事が温暖化騒ぎの発端である
山本弘は『環ウソ』における朝日新聞の記事への批判について、武田が2034年1月1日付のフィクション記事[注釈 2]を本物の記事であるかのように取り上げていること、当該記事には「北極」との記載は一切なく「極地」との記載があるにもかかわらず「北極」と記載されていると虚偽の主張をし、さらに「極地」の範囲を誤って解釈していることで、「存在しない文章を捏造し、「誤報」に仕立て上げた」と批判している。また山本は、「北極の氷が溶けて海面が上昇」との間違った報道が続いている、との武田の主張に沿う記述は1984年〜2006年に9件に過ぎないと指摘している[20]。


明日香らは、武田の説に代表される温暖化懐疑派の主張は根拠や出典があいまいなものや、すぐに間違いとわかるものが多く、また大部分の懐疑派は、気候科学や地球科学を専門とする研究者ではないとした上で、地球温暖化懐疑論を通説と平等に扱えば、地球温暖化懐疑論が専門家の間で大きな勢力となっている印象を視聴者に与える可能性があると指摘している[18]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E9%82%A6%E5%BD%A6


35. 中川隆[-13346] koaQ7Jey 2018年10月18日 22:20:36: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19336] 報告
▲△▽▼

地球温暖化で熱帯雨林の昆虫が激減して生態系全体に大きな影響を与えている
https://gansokaiketu-jp.com/newsindex5-3-naiyou-4.htm#2018-10-17-%E5%9C%B0%E7%90%83%E6%B8%A9%E6%9A%96%E5%8C%96%E3%81%A7%E7%86%B1%E5%B8%AF%E9%9B%A8%E6%9E%97%E3%81%AE%E6%98%86%E8%99%AB%E3%81%8C%E6%BF%80%E6%B8%9B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%80%81%E7%94%9F%E6%85%8B%E7%B3%BB%E5%85%A8%E4%BD%93%E3%81%AB%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%82%92%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B
地球温暖化で熱帯雨林の昆虫が激減して生態系全体に大きな影響を与えている
https://gigazine.net/news/20181017-massive-insect-loss/

熱帯雨林は生物学的な多様性に富む地域であり、特に昆虫や節足動物が多く生息しているといわれています。近年、昆虫や節足動物の数が激減するかもしれないという研究が発表されていますが、実際にプエルトリコの熱帯雨林では40年間で昆虫が激減していることが判明。さらに、昆虫をエサとする鳥類・は虫類・両生類などの数も激減するなど生態系にも大きな変化が表れていて、その原因は温暖化による気候変動だと論じられています。

Climate-driven declines in arthropod abundance restructure a rainforest food web | PNAS
http://www.pnas.org/content/early/2018/10/09/1722477115

‘Hyperalarming’ study shows massive insect loss - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/science/2018/10/15/hyperalarming-study-shows-massive-insect-loss/

国際生物学者チームは、2014年に「過去35年にわたってカブトムシやミツバチなどが45%減少した」と推定しています。また、ヨーロッパでは「農業の強化」と「生息地の断片化」によって昆虫が近い将来激減し、生態系全体に大きな影響を与える可能性が示唆されています。

レンセラー工科大学の生物学者ブラッドフォード・リスター氏は、1970年代からプエルトリコで熱帯雨林に生息する昆虫を研究してきたとのこと。リスター氏は、1976年・1977年に熱帯雨林に生息する鳥類・両生類・は虫類・昆虫・食虫植物などの個体数を計測して記録していたそうです。しかし、40年後にメキシコ国立自治大学の生態学者であるアンドレス・ガルシア氏と一緒に再びプエルトリコの熱帯雨林を訪れたところ、鳥やチョウの数が明らかに減っていることがわかりました。

リスター氏とガルシア氏は、森林に生息する昆虫や無脊椎動物、節足動物を粘着性のトラップで捕獲し、調査しました。すると、2012年に捕獲した無脊椎動物の乾燥重量が40年前に比べておよそ4分の1から8分の1と、大幅に減少していたとのこと。また、トラップに生物が引っかかる確率も1977年1月に比べて60分の1に低下していました。リスター氏とガルシア氏は、この急激な生態系の変化は気候の変化に起因すると考えています。熱帯雨林の平均気温は1970年代から40年でおよそ2度上昇しました。昆虫には体内の熱を調整する機能がなく、熱帯雨林の気温が上昇してもその変化に適応することができないため、昆虫は人間よりもはるかに大きな影響を受けることとなります。

さらにリスター氏は、熱帯雨林に生息する「グリーンアノール」と呼ばれるトカゲに注目。グリーンアノールは昆虫やクモなどの節足動物を捕食する肉食のは虫類なのですが、リスター氏によると1970年代に比べて30%以上も減少しているとのこと。昆虫や節足動物が劇的に減少したせいで、それをエサとするグリーンアノールの生息数も減ってしまったというわけです。グリーンアノールの一部の仲間に至っては、熱帯雨林から発見することもできなかったそうです。

また、別の研究では、プエルトリコの熱帯雨林に生息する鳥類をかすみ網で捕獲してその生態を調査した結果、2005年の捕獲率が1990年代に比べて50%も減少したことが報告されています。

世界の商品作物の35%が、ミツバチなどの昆虫による受粉を必要としているといわれており、昆虫の減少は生態系だけでなく、人類の生活にも大きな影響を与えると考えられます。コネチカット大学で無脊椎動物保護の専門家であるデヴィッド・ワグナー氏は、「今回の研究は、昆虫の減少がより大きく、多くの生態系に及ぶかもしれないということを示しています。これは私が今まで読んだ中でも最も不安をあおる論文です」と語っています。



36. 中川隆[-13513] koaQ7Jey 2018年11月06日 23:19:03: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20215] 報告
▲△▽▼

海は想定の1.6倍熱吸収、気候変動影響か 研究
2018年11月2日 19:56 発信地:パリ/フランス

【11月2日 AFP】海が過去25年間に吸収した熱の量はこれまでに考えられていたよりも1.6倍多かったとの研究論文が、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。気候変動に地球がより影響を受けやすくなっていることをうかがわせる内容だ。

 海は地球表面の3分の2を占めており、生命維持に極めて重要な役割を果たしているが、国連(UN)の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の最新の評価によると、人間が排出した二酸化炭素によって上昇した気温の熱の90%を海が吸収している。

 しかし、今回ネイチャーに発表された研究は新しい海水温の測定方法を用い、海がこの25年間、世界の発電量の150倍に相当する熱エネルギーを毎年吸収してきたと指摘。これは以前の研究で示されてきた数値よりも1.6倍高い。

 従来の研究では温室効果ガス排出により生じる余剰熱を測定していたのに対し、今回の研究に参加した米国拠点の研究チームは自然界に存在する酸素と二酸化炭素に着目。

 どちらの気体も水に溶けるが、水温が上昇するにつれて溶ける量は減少する。この特性から、大気中の酸素と二酸化炭素の量を毎年測定することで、海が吸収した熱を地球規模でより正確に推定することができるという。

 論文の主執筆者で米プリンストン大学(Princeton University)のロール・レスプランディー(Laure Resplandy)助教授(地球科学)は、「1991年以降(海水温が)10年ごとに6.5度ずつ上昇していると私たちのデータは示している」と指摘した。この数字はIPCCが推定する上昇温度の4度より2.5度高い。

 レスプランディー氏によると、人類は原材料調達から廃棄・リサイクルまでに排出される温室効果ガスの排出量を二酸化炭素の量に換算した「カーボンフットプリント(CFP)」を見直し、排出量を従来の推計より25%下げなければならないという。

 今世紀末までの気温上昇を1.5度以内に抑えるため、IPCCは思い切った措置が必要だと警鐘を鳴らしている。しかし、世界の二酸化炭素排出量は2017年に過去最高を記録した。(c)AFP/Patrick GALEY



37. 中川隆[-13562] koaQ7Jey 2018年11月10日 11:24:13: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20428] 報告
▲△▽▼

2018年11月10日【竹村公太郎】地球温暖化の足音
From 竹村公太郎@元国土交通省/日本水フォーラム事務局長
https://38news.jp/economy/12587

氷河の融解

地球温暖化の議論は難しい。温暖化の虚実、特に温暖化の原因につては難しい。しかし、原因はどうであれ地球規模の温暖化は進んでいる。

10数年前、私が温暖化に関して初めて衝撃を受けた写真がある。あるシンポジウムで登山家であり医学ドクターの今井道子のプレゼンテーションでの写真だった。今井さんが若いころヨーロッパ・アルプスへ行った時の氷河の(写真−1)と再訪問した時に撮った(写真−2)であった。女性の今井さんに「若い頃って何歳ですか?」と年齢は聞けなかったので、推測では40年前ぐらいでだろう。

半世紀たつか経たないうちに、(写真―1)の氷河が消えてしまっている。(写真―2)の〇の中に見え点が人間である。約400mもの厚さがあった氷河がなくなっている。何万年、何千年の間に徐々に滑り落ち、固い岩に氷河が付けた削り跡も見える。

この氷河の融解は螺旋を描いて進行していく。今まで氷河の白が太陽光をはね返していた。ところが、少しでも氷河が融け、その下の黒色の岩が出てくれば、岩は太陽の熱を吸収していく。温度を持った岩盤が、今度は下から氷河を温めてしまう。
ひとたび氷河が融けだすと、氷河は螺旋を描いて融けていってしまう。氷河の融解はもう止まらない。

永久凍土の融解

シベリアやアラスカの凍土も溶けだしている。年平均気温が0℃以下になれば、地中の水が凍って凍土になり、年平均気温が−5度になると永久凍土となる。永久凍土は北半球の大陸の20%を覆っている。

近年、このシベリアとアラスカの凍土に融解が頻繁に報告されている。この凍土の中にはメタンや二酸化炭素が含まれているため、融解に伴い大気に放出され温室ガスの増加に寄与してしまう。その大気温の上昇によってさらに凍土の融解が促進されてしまう、という説が有力である。

ナショナルジオグラフィックの2007年12月号では、アラスカの岩石氷河が融解して、岩石交じりの氷が森林をなぎ倒していく写真が公表された。その流れ出す氷は年間2mという速度で、森林を潰していっているという。その迫力には鳥肌が立ってしまった。

この凍土の融解も螺旋を描くように進展していく。凍土が融ければその周辺は太陽に直接さらされ、地中の温度は上昇していき、凍土の融解は促進していく。


日本の温暖化

地球規模の気候変動の影響だけではない。日本列島でもその影響は数多くみられようになっている。特に日本列島は南北に3500qと長い。この日本列島での現象を丁寧に見つることで温暖化の進展が見えてくる。特に、南の九州から北海道への生態系の遷移が、温暖化を実証していくこととなる。

小学生の頃、ミカンの産地は熊本、愛媛そして静岡と習った。しかし、21世紀の今、新潟の佐渡でも出荷している。

日本に稲作が伝わってきたのは南のアジアからであり、日本の稲作は温暖な西日本を中心にして発達した。東日本や東北は冷害に苦しめながら品種改良を繰り返しどうにか生産を確保してきた。

しかし、寒冷帯に近い北海道はそうはいかなかった。20世紀中末まで、北海道の米は収穫されても美味しくなく、政府買い上げのコメの中で、厄介道米(やっかいどうまい)と嘲笑されていた。しかし、21世紀になると様相が変わってきた。北海道のコメが関東や東北のコメ価格を上回ってしまったのだ。
北海道のコメの冷害は格段に減少した一方、本土のほとんどの府県で高温障害が拡大しているという。

昆虫の生息域の遷移も著しい。国土交通省の河川管理者が実施している「河川水辺の国勢調査」でも、昆虫の生息域の北へ遷移が報告されている。(図―1)は、ナガサキキアゲハの生息の北限を示している。この10年間で近畿地方から中部地方にまで移動している。


このようなデータを見ると、温暖化が足音を立てて近づいてきていることが分かる。


不思議な海水温の上昇

本年、ナショナルジオグラフィックのニュースでは、衝撃的な海の異変が報じられた。2018年1月、オーストラリアのグレートバリアリーフでの異変である。生物学専門誌「Current Biology」に発表された調査研究の結果、海水の上昇によってアオウミガメが99%メス化していた。

アオウミガメの性は卵にいるときの温度できまる。海水温が上昇しているのである程度予測をしていた研究者たちも、その深刻な結果に驚愕している。
しかし、この海水温の上昇はあまりにも激しい。大気温ならともかく、海水温がそのように急激に上昇するものだろうか?
https://38news.jp/economy/12587



[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

▲上へ      ★阿修羅♪ > 環境・自然・天文板6掲示板 次へ  前へ


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 環境・自然・天文板6掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
環境・自然・天文板6掲示板  
次へ