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2014年2月11日00時02分 〜
記事 [政治・選挙・NHK161] インタビュー断っていた…舛添氏も“逃げた”池上彰の聞く力(日刊ゲンダイ)
                 政治家はタジタジ(C)日刊ゲンダイ


インタビュー断っていた…舛添氏も“逃げた”池上彰の聞く力
http://gendai.net/articles/view/geino/147861
2014年2月10日 日刊ゲンダイ


 ジャーナリスト池上彰(63)の前では、圧勝したはずの舛添要一(65)もタジタジだった。

 9日に投開票された東京都知事選挙。結果は周知の通りだが、舛添のニヤケ面に一太刀浴びせたのが池上だった。TOKYO MXの都知事選開票速報特番「首都決戦2014」に出演した池上は、スタジオから都知事の仕事、都議会との関係、東京が抱える諸問題などについて解説。

 見せ場は冒頭すぐに訪れた。8時の時報と同時に当確が打たれ、しばらくすると舛添がMXのインタビューに登場。当初は進行役のキャスターが感想を聞いていたが、途中から池上が参戦。その途端に舛添の顔色が変わった。

 池上は、過去に自民党から除名処分を受けながらも今回、自民の支持を受けた舛添に対して「都政を運営する上で借りをつくったということは?」と直球勝負。すると舛添は「借りとかそんなのは意味がない。過去より先を見て東京をどうするかだ」とシドロモドロになりながら論点をすり替え。「政治家はそれぞれいろんな経歴がある」と気色ばみ、自身の変節まで認める混乱ぶりだった。

 正体見たりという気になるが、池上がフルっていたのはこのインタビューの直後だった。なんと、「舛添陣営は池上のインタビューを受けないと事前に断っていた」という驚きの内幕を暴露したのである。

 耳が痛いことを聞くジャーナリストの質問は受け付けないつもりだったということらしい。上智大学の碓井広義教授(メディア論)はこう言う。

「事前に断られていたからこそ、インタビューには飛び入り参加したのでしょう。その内幕まで話すとは、池上さんらしい視聴者サービスです。池上さんは他にも石原伸晃さんに“勝てる人に乗ったということですよね?”と尋ねて“探したけどいなかった”という言葉を引き出した。ゲスト出演した松沢成文さんには前回の都知事選出馬のドタバタ劇について“だまされたようなものです”と言わせた。これは池上さんにしか引き出せなかった興味深い言葉です。翻って、情けないのはMX以外の他局です。都知事選は国政への影響も大きく、一地方の首長選とはワケが違う。にもかかわらず、開票特番を放送したのはMXだけ。もちろん、MXが東京ローカルという特殊性はあるにせよ、他局が通常番組を放送し、都知事選を過小評価する中で特番を組んだ姿勢が素晴らしい。拍手を送りたい」

 快刀乱麻の“池上大明神”は、日付が変わってからはテレビ東京の都知事選特番に登場。自民党の石破幹事長を相手に丁々発止の議論を繰り広げ、視聴者は大いに留飲を下げた。

 池上自身は政治家になるつもりはないと公言しているが、都知事になってほしい候補ナンバーワンなのも大いにうなずける。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/269.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 山本太郎議員「バッシングよりも都知事選は辛かった。自分自身に不甲斐なさを感じる。次の選挙では一つになろう」
山本太郎議員「バッシングよりも都知事選は辛かった。自分自身に不甲斐なさを感じる。次の選挙では一つになろう」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1780.html
2014/02/10 Mon. 23:30:11 真実を探すブログ 


東京都知事選では投票率を上げるために演説などをしていた山本太郎議員ですが、彼のブログにアップされた最新記事には『今回の都知事選、苦しかった。今まで経験した自分の選挙やネガティブキャンペーンとは比べものにならない程、心身共に苦しかった』、『自分の中では、一つになって初めて、選挙選に突入する事が「最低条件」だった。ひとつになって闘えない「戦」に対して自分は、「投票率アップキャラバン」以外の答えは出せなかった』と書いてあり、都知事選ではかなり辛い心境だったことが分かります。


また、記事の後半で『これから行われる全国の選挙では、「ひとつ」になろう。でなきゃ、望む世界は遠い』とも彼は支持者たちに呼び掛けました。
やはり、山本太郎議員の立場では、「投票率を上げる」という形でしか支援をすることが出来なかったようですね。私は山本太郎氏の立場では、このような行動しか出来なかったと思います。


下手に断言をしてしまうと、脱原発勢力を今以上に分裂させてしまう可能性が高く、一本化が失敗した時点で、彼は特定の候補者に肩入れすることは不可能でした。山本太郎さんは宇都宮氏と細川氏のどっちでも良かったようですが、おそらくは、細川氏に一本化をしなければ、勝てなかったと私は見ています。


都知事選の結果では宇都宮氏が90万票以上を獲得していますが、内訳ではその半数が共産党の組織票となっているのです。共産党の組織票は約60万票前後と言われているので、宇都宮氏が獲得した浮動票は40万前後となります。


そのため、200万票以上を獲得した舛添氏を倒すためには、細川氏に一本化をして、舛添VS細川という構図にするべきでした。そうすることで、多くの方が盛り上がり、投票所に行くことになったでしょう。郵政民営化選挙や民主党が政権を取った選挙と同じで、日本国民は分かり易い構図だと投票に行きます。


山本太郎議員が言っているように、次の選挙からは絶対に皆で一つにまとまるようにしましょう!それが自民党政権に勝つための一番の近道です。


☆今回の都知事選について
URL http://ameblo.jp/yamamototaro1124/entry-11768915243.html
引用:


今回の都知事選、苦しかった。


今まで経験した自分の選挙やネガティブキャンペーンとは比べものにならない程、心身共に苦しかった。


「ひとつ」になれば勝てる。


けど、「ひとつ」になれない。


何故?


候補者を立てる前に対話が必要だった。


今回、効果的な動きが出来なかった自分自身の不甲斐なさを感じる。


消費税、特定秘密保護法や数々の悪法が強行採決された昨年の国会や、名護市長選で学んだ事は?


「ひとつ」になって向き合う、突破するしかない、って事だった。


「広瀬隆さんや三宅洋平や支持者の間で股裂になってのダンマリ」
って想像してた人もいたけど、それぞれの判断を認め合う関係性なのでそのイメージは全くのハズレ。


割れた状況で◯◯さんを支持しろ、と言われても無理。


一つにならなきゃ勝てない闘いに割れて突入するなら「想いを伝え、その世界をめざす会」だ。


それが悪いって言ってる訳じゃない。
自分も基本、その会の会員だ。


過酷事故がいつ起きてもおかしくない状況で、沢山の人々に現状を伝える機会は大切。


それが大きな共感を得れば、ミラクルは起こる。


何より、投票する人が意志を表明できる候補者は必要。


そして今回、参加した候補者は間違いなく、多くの人々の心を動かした。


「ただ」今回は、


自分の中では、一つになって初めて、選挙選に突入する事が「最低条件」だった。


ひとつになって闘えない「戦」に対して自分は、


「投票率アップキャラバン」以外の答えは出せなかった。


「ひとつ」にならなきゃ厳しい状態を知りながら、それぞれに闘うと決め、自らハードルを上げて挑んだチャレンジャーたちの実力、心意気と使命感は、素晴らしいものである事は間違いない。


もっと早い段階で、候補者決定の前に、原発再稼働無し、社会保障など数々の問題を溶け合わせた魅力的なチームを市民中心に提案出来れば、勝てる選挙だと再認識した。


そこを補うのは、情報の共有、風通しの良さしかない。


それが、候補者擁立のずっと前から情報の共有、風通しの良いコミニュケーションが出来ているのが必勝条件とするなら、


もう始まってる、次の都知事選。


これから行われる全国の選挙では、「ひとつ」になろう。


でなきゃ、望む世界は遠い。


でなきゃ、実現する前に、絶えるかも。


これから、イニシアチブは、市民が。


政党の協力は「勝手連」で。


政局をコントロールするのは市民だ。


候補者のメドはつけても対話で一本化できる柔らかさも持てよ自分、と言い聞かせる。


政策協議でお互いの足りない部分を補える場を作れ、と自分に言い聞かせる。


候補者の発表はそれからでも遅くないだろ、と自分に言い聞かせる。


自分自身への総括って、大事。


次の選挙から自分たちの想いを伝えてくれる代表を「ひとつ」にして


熱く、厚く、次の選挙に挑むぞ、と自分自身に誓う都知事選になった。


方向性が180°違ったとしても、選挙に関わった全ての皆様、お疲れ様でした。


次に備えましょう。


自分自身への戒めも込め、書かせて戴きました。


:引用終了


☆山本太郎 「選挙に行こう」街頭演説 20140202池袋



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/271.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 「田母神さんの票、思っていた以上」社民・吉田氏
2014年2月10日23時01分
http://www.asahi.com/articles/ASG2B6DGFG2BUTFK12G.html


 ■吉田忠智・社民党党首

 20、30代の若い方々が田母神俊雄さんに投票している。ネットでも呼びかけている。かなり安倍晋三首相に考え方が近く、日本の右傾化、ナショナリズムの台頭を象徴しているのではないか。大変怖い気がする。ある意味で安倍政権の今の高い支持率と通じているところがある。

 田母神さんの票は私たちが思っていた以上に出た。それは去年の参院選、一昨年の衆院選で自民党や改憲を志向する野党に支持がいっていることと通じる点があると思う。これから警戒をする必要があると思います。(国会内で記者団に)


http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/272.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 石平氏 田母神氏中心の「救国保守政党」立ち上げ提案
2014年02月10日 13時07分
提供:アメーバニュース/政治・社会
http://yukan-news.ameba.jp/20140210-97/


 2月9日に投開票された東京都知事選で、舛添要一元厚労相(65)が211万29279票を獲得し当選した。

 脱原発を訴えた宇都宮健児前日弁連会長(67)は98万2594票、細川護煕元首相(76)が95万6063票、日本維新の会の石原慎太郎共同代表が支持した田母神俊雄元航空幕僚長(65)が61万865票という結果となり、舛添氏が大差で初当選。最終投票率は46.14%で、2012年に行われた前回の都知事選を16.46ポイント下回り、過去3番目の低水準となった。

 この結果を受け、田母神氏の支持を表明していた中国出身の評論家である石平氏はツイッターで「東京都内だけ、思いを同じくする我らの同志は61万人もいることに驚喜した!田母神閣下の善戦は大いなる未来につながるのである」とコメント。

 また、田母神氏に投票した61万人の思いを未来に繋げる方法として、田母神氏を中心にした「救国保守政党」の立ち上げを提案。「改憲、自虐史観からの脱却、国防体制の強化などを掲げて、ポスト安倍の愛国保守派の受け皿となり、若い世代への浸透によって日本の未来を背負う一大政治勢力と成ろう!」と呼びかけている。


http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/273.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 小沢氏、都知事選「負けてない」
2014年2月11日00時31分
http://www.asahi.com/articles/ASG2B65M2G2BUTFK12D.html?iref=comtop_list_pol_n01


 生活の党の小沢一郎代表は10日の記者会見で、生活が支援した細川護熙氏が都知事選で敗れたことについて「本当は負けてない。万全を期して戦いに臨めば勝てた」と述べた。

 小沢氏は、脱原発を掲げた細川氏と宇都宮健児氏の得票について「二つを合わせれば(舛添要一氏と)似たような数字だ。最初から一本だったら、2人を足した以上に勝てる。本人たちも含め、選挙の捉え方、認識が甘かったのではないか」と指摘。「せっかくのチャンスを。残念だ」と悔しがった。

 小泉純一郎元首相が「脱原発」という単一の争点で臨んだことは「間違いではなかった。(細川、宇都宮両氏で)200万票近いんだから」と評価。その上で「脱原発で負けた。だから(その機運が)しぼんじゃうというのは早計だ」と語った。


http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/274.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 東京都知事選にて、小泉元首相はなぜ、堂々と安倍自民党に逆らったのか:核武装主義の安倍政権潰しのシナリオが始動しているから
東京都知事選にて、小泉元首相はなぜ、堂々と安倍自民党に逆らったのか:核武装主義の安倍政権潰しのシナリオが始動しているから?
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/33248101.html
新ベンチャー革命2014年2月10日 No.855


1.細川氏はアンチ安倍政権の国民の意思を代表したのに、残念至極

 2014年2月9日、東京都知事選が行われ、舛添氏が勝利しました。前回の総選挙に続き、今回もムサシの選挙マシンが使用されたようですから、不正疑惑は残ります。全国の自治体がムサシの機械を使用する限り、不正疑惑を払拭することはできません。現在の日本は米国の後追い国家であり、米国と同様に重要な選挙はことごとく、ときの権力者の思い通りに選挙結果は出せるわけです。

 今回の都知事選では細川氏が小泉氏の応援にて出馬した点にもっとも意味がありました。細川氏は安倍政権の戦前回帰志向を非常に危惧した結果、老骨に鞭打って、出馬を決めたというのが本音のようです。都知事選は地方選挙なので、細川氏は安倍政権の右傾化批判を表立った公約にしづらかったので、やむを得ず脱原発を公約にしたと思われます。

 同じくアンチ安倍政権の左翼系野党候補である宇都宮氏の得票と細川氏の得票を足すと、舛添氏の得票と拮抗しています。この結果から、安倍自民党に対する支持層と不支持層はまさに拮抗していると言えます。

2.国論が二分されたままだと、日本の国際競争力は強化できない

 今の日本では国論が二分され、その対立が際立っていますので、国民パワーのベクトルを合わせられない不幸な状態です。これでは、日本の国際競争力は復活しないでしょう。

今の安倍政権は、超党派の右翼政治団体・創生「日本」(注1)と連携しているとみなせます。なぜなら、創生「日本」の会長は安倍氏だからです。彼らの本音は核武装主義ですから、アンチ安倍政権の細川氏が脱原発を唱えて都知事選に立候補したのは首肯できます。

3.なぜ、日本人の戦後政治思想は真っ二つに割れているのか

 上記のように、今の日本は国論が二分されていますが、その対立の原点には、戦前日本を肯定するか、否定するか、という二項対立が存在します。

 戦後の日本において、この対立が起きているのは、日米戦争の勝者・米国戦争屋による戦後日本の統治戦略に起因するとみなせます。

 さて、本ブログでは日本をステルス支配する米国戦争屋のウォッチをメインテーマにしていますが、彼らは日本を常時監視しており、創生「日本」の存在も、その実態も把握しているでしょう。

なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。

 今の米戦争屋は創生「日本」を中心とする自民右派を巧みに利用しています。米戦争屋は極東分断統治戦略をもっており、彼らの企む中東戦争が欧州寡頭勢力に邪魔されて実行できないときの代替戦略として、極東戦争を仕掛けようと常に準備しています。その観点から、安倍氏や石破氏など自民右派を牛耳って、日中対立、日韓対立、日朝対立を背後から扇動しています。

 しかしながら、彼ら米戦争屋の本音では、戦後日本は依然として、潜在的仮想敵国であり、日本に核兵器をもたすことは許容していません。その観点から、自民右派の戦前回帰思想(好戦思想)を一定程度、許容しつつも、暴走しないように、慎重にコントロールしています。

4.創生「日本」をつくった中川昭一氏はなぜ、不審死させられたのか

 上記、創生「日本」を2007年に起ち上げたのは故・中川昭一氏ですが、本ブログでは、同氏は米戦争屋ネオコンCIAから危険人物(ペルソナ・ノングラータ)と認定され、結局、消されたとみなしています。彼が米戦争屋からマークされたのは2006年に彼が発した反米発言『米国(米戦争屋)による対日原爆投下は犯罪だ!』が発端ではないかと本ブログではみなしています(注2)。

 ところが、今回、安倍氏と思想の一致するNHK経営委員・百田氏が都知事選で、創生「日本」と同じ思想を持つ田母神氏を応援し、上記、中川氏と同じく、堂々と反米発言を行ったのです(注3)。

 そして、米国務省はこの発言に対し、即、批判コメントを発表しています。

 このように百田氏や田母神氏は創生「日本」の本音の思想を堂々と公言し始めたのです。つまり彼らは安倍氏の本音の代弁者とアメリカ様からみなされているでしょう。

日本の右翼がものごとを論理的に考え始めたら、当然の帰結として、百田氏や田母神氏のように反米右翼にならざるを得ないのです。その意味で、ネトウヨに代表される親米右翼の思想は矛盾を内包しているということです。つまり、ネトウヨが田母神氏を支持するのは厳密に言うと間違っているわけです。

5.安倍政権はアメリカ様から睨まれ始める

 さて、安倍氏が会長を務める創生「日本」は核武装主義とみなせますが、日本の核武装を認めないのは米戦争屋ネオコンのみならず、現行のオバマ政権も同じです(注4)。

 安倍氏がいくら隷米主義を貫いても、安倍氏の本音の思想を共有する百田氏や田母神氏やNHK会長の籾井氏の言動を野放しにしておくと、ネトウヨを含む親米似非右翼が徐々に、反米右翼化するのは間違いないでしょう。そうなれば、まず、米戦争屋の対日戦略に狂いが出てきます。これまで、反中・嫌韓・反朝であった親米右翼が目覚めて、一転、反米右翼化する可能性が出てきました。

 そうなると、安倍政権二期目は、2007年の安倍政権一期目と同様に、米戦争屋の謀略部隊の工作によって、またも潰される可能性がでてきました(注5)。

 世間では、安倍政権一期目は、安倍氏の持病悪化で辞任を余儀なくされたことになっていますが、本ブログでは、安倍政権を追い込んだのは、米戦争屋ネオコンCIAの謀略部隊だったとみなしています(注6)。

6.小泉氏のアンチ安倍政権の行動はアメリカ様からお墨付きを得たものか

 以上のように、過去の安倍政権一期目の顛末を振り返ると、小泉元首相が、堂々と安倍政権に逆らっているのは、実は、米戦争屋のみならず、欧米戦争屋からも、お墨付きをもらっているからではないかと思われます。

 2006年、ポスト小泉の政権に安倍氏が座れたのは、当初、安倍氏は米戦争屋エージェントであった岸信介の孫だからと、米戦争屋が安倍氏を買い被った結果であると本ブログはみています。しかしながら、米戦争屋は小泉氏と安倍氏を比較して、総理になった後の安倍氏の評価を一転させたのです。

 米戦争屋の本音、それは、徹底した米戦争屋および欧米銀行屋のロボットであった小泉氏に準ずる真性隷米人物を小泉氏の後継総理に据えたかったと思われます。ところが、安倍氏の本質は反米右翼であることを米戦争屋は安倍氏が小泉氏の跡を継いですぐに見破ったのです。

今回、安倍氏はオモテムキ、必死で隷米総理(オバマ政権ではなく、米戦争屋に隷属)を演じていますが、支持率が高いので図に乗って、彼は本性を現し始めたのです。そこで、米戦争屋とオバマ政権を支援する欧米銀行屋は、密かに、小泉氏に政界復帰と総理再登板を打診しているのではないでしょうか。

 一方、小泉氏は個人的に総理に返り咲く気は毛頭なく、小泉二世にバトンタッチしようと思っているのではないでしょうか。小泉氏に限って自民党政治家には珍しく、舛添氏などと違って、権力欲や名誉欲はあまりないように見えます。だから、彼は売国奴であるにもかかわらず、不思議にも国民人気が高いのでしょう。

 小泉氏の本音が上記の通りであれば、彼が平気で安倍自民党に逆らうのは首肯できます。

 いずれにしても、安倍政権がこのまま続くのはわれら日本国民にとって非常に危険ですから、一刻も早く、安倍政権は潰れて欲しい、戦争を知らない好戦派ほど危険な存在はありません。

注1:創生「日本」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%B5%E7%94%9F%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%80%8D

注2:ベンチャー革命No.214『本間税調会長辞任と中川反米発言』2006年12月21日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr214.htm

注3:産経ニュース“百田氏発言「非常識」 米、東京裁判批判に反論 「地域の緊張あおる」”2014年2月8日
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140208/amr14020812330008-n1.htm

注4:本ブログNo.854『隷米・極右の安倍政権の暴走を止めるのは能天気日本国民ではなく、皮肉にもアメリカ様の過激派勢力かもしれない』2014年2月
8日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/33239235.html

注5:ベンチャー革命No.243『ついにさじを投げた安倍首相』2007年9月12日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr243.htm

注6:ベンチャー革命No.233『安倍政権を攻撃しているのは何者?』2007年7月8日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr233.htm

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html


http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/275.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 2014/02/10  東京都知事選 生活・小沢代表「勝てた選挙」――生活の党・小沢一郎代表 定例会見 IWJ
2014/02/10 【東京都知事選】生活・小沢代表「勝てた選挙」――生活の党・小沢一郎代表 定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/124612
IWJ Independent Web Journal


【2014年2月10日】小沢一郎代表 記者会見


 「都知事選、負けてないんだよね」――。


 東京都知事選から一夜明けた2月10日、生活の党の小沢一郎代表が定例の記者会見を行い、都知事選で支持を表明していた細川護熙氏が敗れたことについて、「体制を整えれば絶対勝てた選挙、残念に思う」と語った。


 「(宇都宮氏・細川氏の)二つを合わせれば、(舛添氏と)ほぼ似たような数字になる。政府・自公じゃない側が別れちゃっているんだから、勝てるわけがない。選挙の捉え方・認識が甘かったのでは」と都知事選を総括した。


 細川氏が訴えた「脱原発」について小沢代表は、「間違いではなかった。二人合わせれば200万近い票になっている。原発の問題が都政と関係ないという議論はおかしい」と語り、「今回の都知事選、本当は負けていない。非常にいいチャンスを逸した」と、「脱原発」陣営に勝機があったことを強調した。(IWJ・石川優)



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/276.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 超国家主義的思想の田母神氏、都知事選で大健闘  WSJ
東京都知事選は日本で超国家主義的な政治が台頭する前触れになるのだろうか。

元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)はそう期待している。極めてナショナリスト的な見解で知られる田母神氏は9日投開票の都知事選で驚くほど広い支持を集めた。自衛隊の幹部として培った能力で都民の「命と財産を守る」とうたい、16人の候補の中で4番目の得票数を獲得した。

中国・韓国から大手マスコミ、自由貿易協定などをターゲットに急激に勢いを増す愛国主義者のグループを主導する田母神氏は、約61万1000票を獲得した。安倍晋三首相の後押しを受けて当選した舛添要一氏と反原発を訴えて選挙戦を展開した知名度の高い候補者2人に次ぐ得票数だ。桝添氏の得票数は210万票で、反原発を訴えた候補2人のそれぞれの得票数は100万票に満たなかった。

田母神氏は9日夜、結果を受けて記者団に対し「組織がないなかで一定の票が入ったことは成果があった」と述べ、「これを機会に保守の政党を誕生させるべく、政治活動を展開していきたい」と語った。

こわもての田母神氏は2008年、大東亜戦争は侵略戦争ではないとする論文を発表し、航空自衛隊幕僚長を解任された。

田母神氏に集まった支持の多くは若者からのもののようだ。選挙陣営によるソーシャルメディアの広範な活用が奏功したとみられる。朝日新聞が行った出口調査によると、20代の24%が田母神氏に投票したと回答しており、この年齢層で36%と最も多くの票を獲得した桝添氏に次ぐ得票率だった。30代と40代の田母神氏の得票率はそれぞれ17%と14%だった。

この出口調査の結果は、一部の政治家や政治学者の見方とも一致している。彼らは、領有権や第二次大戦の歴史的解釈をめぐる中韓との争いが長期化し、ますます熱を帯びる中で日本でナショナリスト的感情が高まりつつあるように見えるとし、その背景に若い世代の存在があると指摘している。

田母神氏は、保守派の議員や有識者、著名人らとの密接な人脈を活用して支援を取りつけ、創造的で機能的な選挙戦を展開した。

陣営は若い有権者に照準を合わせ、ツイッターを積極的に活用。田母神氏の動向を豊富な写真や動画と共に逐一投稿した。投稿の多くは「田母神ガールズ」と呼ばれる魅力的な若い女性スタッフの一団によって行われた。また、自称「愛国ラッパーshow-k」さんが「HEYLAS 田母神Remix」という曲を作り、その動画が田母神氏のツイッターアカウントで繰り返し投稿された。その歌詞の一節は次のようなものだ。

「危険レッテルばりを軽くKO!!いなし堂々主張。右右もっと右曲がれ 君気にちょっとなってきたね。(左は)汚ねぇ事ばっかだな だから何だ!?バッカだな」

日本の主要報道機関は田母神氏を非主流派の候補者と軽くいなし、同氏の選挙活動にほとんど注意を払わなかった。田母神氏は、安倍首相の金看板政策である「アベノミクス」に倣い、「タモガミクス」と称するポピュリスト的経済政策を掲げて選挙を戦った。9日の選挙での田母神氏の健闘については、日本の主要紙も10日の朝刊でわずか数行しか触れなかった。

マサチューセッツ工科大学(MIT)国際研究センターの研究員で日本政治を専門とするマイケル・クーチェック氏は「ニュースメディアは彼に挑むことをせず、田母神氏の経歴や同氏の支持者の排外主義的な見方について有権者に注意喚起することを尻込みした」と述べた。

日本の保守派の著名政治家も田母神氏の応援に駆けつけた。その1人が2年前、日中で領有権争いが生じている東シナ海の尖閣諸島(中国名:釣魚島)購入を試み、二国間を急速に緊張化させた石原慎太郎元都知事だ。石原氏は「東京の命を田母神さんに預けたい」と都民に訴えかけた。田母神氏の街頭演説にたびたび訪れたもう1人の人物が、神風特攻隊をテーマにした小説「永遠の0(ゼロ)」の作者で最近NHK経営委員に任命された百田尚樹氏だ。百田氏は応援演説で米軍による1945年の原爆投下や東京大空襲を「大虐殺」と批判し、米国主導の第二次大戦後の東京裁判をそうした残虐行為をごまかすための手段だったと発言した。

こうした見解は田母神氏が08年に民間企業主催の懸賞論文で提示したものと類似している。自衛隊でのキャリア終わらせることになったこの論文で田母神氏は、日本が第二次大戦で果たした役割について自らの考えを長々と論じ、日本軍の行為を軽く扱い、日本を自ら望まない戦争へと追い込んだのは米国と蒋介石率いる中国政府だと非難した。

田母神氏は論文で次のように述べている。

「日本が中国大陸や朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争に突入し3百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かない過ちを犯したという人がいる。しかしこれも今では、日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している」

原文(英語):Ultranationalist Candidate Gets Strong Support in Tokyo Vote
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/02/10/ultranationalist-candidate-gets-strong-support-in-tokyo-vote/?mod=wsj_nview_latest/


http://realtime.wsj.com/japan/2014/02/10/%e8%b6%85%e5%9b%bd%e5%ae%b6%e4%b8%bb%e7%be%a9%e7%9a%84%e6%80%9d%e6%83%b3%e3%81%ae%e7%94%b0%e6%af%8d%e7%a5%9e%e6%b0%8f%e3%80%81%e9%83%bd%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e9%81%b8%e3%81%a7%e5%a4%a7%e5%81%a5%e9%97%98/?mod=WSJJP_hpp_RIGHTTopStoriesFirst

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「ニュースメディアは彼に挑むことをせず、田母神氏の経歴や同氏の支持者の排外主義的な見方について有権者に注意喚起することを尻込みした」

そりゃ都知事候補者だから彼が選挙運動でそう主張したなら別だが、報道機関がそういうことを行なうことはできない相談だ。

それは別として20代〜30代の間ではかなりの支持を得ているのは事実だから。これは早めに潰しておかなければならない。
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/277.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 都知事選の裏でファシストが原発推進候補(?)をほめごろし<街宣車同乗ルポ> (日刊SPA)
http://nikkan-spa.jp/586004
http://nikkan-spa.jp/586203
http://nikkan-spa.jp/586205


◇「こんな国もう滅ぼそう原発で 原発推進派(舛添&田母上)ほめご(※)大絶賛キャンペーン by元東京都知事候補 外山恒一」(※正しくは「ほめご」に取り消し線)

 黒字に白い文字でそう書かれた看板を車上に掲げた白いバンが、この2週間、タイマーズの「原発賛成音頭」を流しながら、「我々テロリストの標的である原発を奪わないでください。我々は原発推進派候補を勝手に応援します」と過激な街宣をしてまわっていたのをご存じだろうか? 昨日、舛添要一新都知事の誕生で幕を閉じた東京都知事選では各陣営が苛烈な選挙戦を繰り広げていたが、その裏で、この謎のキャンペーンを行っていたのは、活動家・政治結社九州ファシスト党「我々団」臨時総統・前衛芸術家・文筆家・元東京都知事候補などさまざまな肩書を持つ外山恒一氏(43歳)だ。2007年の東京都知事選の政見放送で政府転覆を訴えたことで一躍有名になった人物で、今は自らをファシストと名乗っている。


街宣車の外観(撮影日2014年1月23日)写真提供/秋山理央氏


 だが、外山氏は普段は一貫して反原発の立場を取っている。高校時代に反管理教育運動をきっかけに政治に目覚めた頃にチェルノブイリ事故があり、当時日本で盛り上がった反原発運動の影響を受けたのだという。

「去年の参院選と、今回の都知事選のとき以外は反原発です」と笑う外山氏だが、実は外山氏が選挙戦のときに、勝手に原発をテーマに街宣して回るのは今回が3回目。一番最初は2012年12月、自民党が圧勝した衆院選のときに九州各地の原発推進候補をショパンの「葬送行進曲」を大音量で流しながら追い回し、「原発を選挙戦の争点にしましょう」、「前を走っている人は原発推進派です」と告知していくという「原発推進派懲罰遠征」を決行した。

 選挙妨害で捕まりそうな話だが、当時の外山氏のツイッターによれば「逮捕覚悟」でありながらも、「相手の演説の邪魔にならない音量で、ただ相手が原発推進派という事実を告知しているだけ」というやり方で直接的な反原発の意思表示をしていたのだ。ちなみに、公選法上は選挙管理委員会に政治団体として登録していると、選挙期間中は街宣ができないが、外山氏は「九州ファシスト党」という政党を率いているものの、政治団体としての届け出をしていないので、「プロレスやキャバクラの宣伝カーと同じ扱い」(外山氏)なのだそうだ。


早稲田大学の大隈講堂前を街宣(撮影日2014年1月23日) 写真提供/秋山理央氏


 ところが、昨年7〜8月の参院選で外山氏は「選挙戦の期間限定で原発推進派に転向する」と宣言し、「自民党ほめご…いや大絶賛キャンペーン」と称して、今回と同様の「ほめごろし」を新潟、仙台、札幌などで行った。

「僕は同じことを何回も繰り返すのは好きではないので、2012年の『原発推進派懲罰遠征』で選挙戦中の街宣という活動は終えるつもりだったんですけど、ある右翼青年から『右翼の世界には“ほめごろし”という手法もあって、それも違法じゃないんですよ』という話を聞いて、それは目新しい、だったらやってみようか、と(笑)」(外山氏)

 だが、同じことを繰り返すのが嫌いな外山氏が、なぜ今回の都知事選は前回の参院選での街宣と同じ活動をしているのだろうか?

「ほめごろしも前回の参院選でやってしまったので、今回はまったくやる気はなかったんですよ。ところが、都知事選が“小泉マジック”により、3.11以降、初めて選挙で原発が主要な争点のひとつになった。それを見て、やってもいいかなと思ったのと、もう一つは同じことをやるんだったら、街宣の参加者を一般から募って、ほめごろしを体験してもらおうと。その人たちが味をしめて(笑)、今後、僕がやらなくてもその人たちが勝手にやってくれるようになるっていうのを一番期待しているんですよね」(外山氏)

⇒【動画】カメラマン・秋山理央氏による街宣初日の模様(http://www.youtube.com/watch?v=jPiSBqhR_SQ


◆街宣車に乗ってみた!


高円寺の集合場所に「原発推進音頭」を流しながら登場した外山氏の街宣車(撮影日2014年2月6日) 撮影/編集部
 外山恒一氏は都知事選が始まってから、毎日、一般参加者を募りマイクパフォーマンスのコツを教え、20時以降は高円寺で街宣車に乗れなかった人たちとも一緒に集会を開いていた。ツイッター上でその集会のことを知り、どんな人が集まっているのかと都知事選も後半戦にさしかかった2月4日に潜り込んでみたところ、大変なカルチャーショックを受けた。
 
 世間的には右翼と呼ばれる政党に属している若者(維新政党・新風の広報担当、山本和幸氏)と、ゴリゴリの左翼学生運動をしているという学生がにこやかに談笑している一方で、画家の青年が政治について熱い意見を交わし合っている。さらにその脇では、スピリチュアルな話に華が咲いている。まさにカオスだ。

 右翼青年・山本氏に「田母神さんをほめごろしている人のところで飲んでていいの?」と聞くと、ニヤリと笑って「いや、ここは田母神さんをほめている人たちの集まりですよね。何が問題なんですか」とスカされる。山本氏と談笑していた左翼学生に「彼とはケンカにならないの?」と聞くと「いや、考え方が違いすぎて思想の話はしないですから。まあ、いずれ世界革命のために殺し合うこともあるかもしれませんが」とこれまたスカされる。


五反田にて街宣車の中から中指を立てるファシスト・外山恒一氏(撮影日2014年2月6日) 写真提供/秋山理央氏


 本気なのか、冗談なのか判別がつかない。だが、いたって穏やかに、しかし真面目な政治談義や翌日の街宣マイクパフォーマンスのアイデア出しが朝まで続く(外山氏は翌日の街宣があるので、途中で帰ったが)。

 このわけのわからなさは何なのか? 俄然、興味が膨れあがり、外山氏の「ぜひ街宣車に乗ってみてくださいよ」という勧めもあり、2月6日に取材者として街宣車に同乗させていただくことにした。

 朝10時、集合場所である高円寺南口公園で待ち構えていると、「原発賛成音頭」を流している白いバンが登場。同じく公園で待っていた金髪の若者と一緒に乗り込むと、挨拶もそうそうに、外山氏が「まず、1時間ぐらい私が街宣をしますから、それを聴いて参考にしてください。それとこれは選挙活動ではないから、選挙関連ワードはNG。また、特定候補に投票しようとか、投票するなといった呼びかけもダメです」と若者にレクチャーすると、車は高円寺を出発。早速、外山氏がマイクパフォーマンスを始める。


新橋付近でマイクを握る外山氏。その語り口調は威圧的なものではなく、いたって穏やか(撮影日2014年6日) 撮影/編集部


「原発賛成。こんな国、滅ぼしましょう、原発で。原発推進の舛添氏を勝手に応援しています」

「私たちはテロリストでございます。アルカイダの友達の友達ぐらいでございます。私たちテロリストの標的である原発を残していただける舛添氏を勝手に応援しています」

 道行く人々の反応はまちまちだ。笑う人、顔をしかめる人、手を振る人。手を振る人たちの中には、外山氏の活動を認知して笑っているような人もいれば、本当に舛添氏の応援だと勘違いしている人もいるのかもしれない。

 だが、舛添氏は自身を「私も脱原発派」と語り、エネルギー政策について問われると「(原発は)少しずつ減らしてゼロにする」と回答している。

「舛添さんは原発推進派ってことで街宣していいんですかね?」と尋ねると、外山氏は「舛添要一さんは『ずっと脱原発』と経歴詐称してますが、騙されてはいけません。過去にはさまざまなメディアで原発推進派としてコメントしていましたよ」という。

 この件について、ますぞえ要一選挙事務所に問い合わせたところ、「質問はFAXで送ってください」とのこと。質問状を送ったが、残念ながら設定した締め切り日までに回答は得られなかった。

 車が出発してしばらくすると、パトカーがこのバンの後ろについた。街宣車に初めて乗る私と金髪の若者が「尾行ですかね?」と話していると、外山氏が「別に僕たちの車を追っているわけではないですよ」と笑う。果たして、すぐにパトカーはいなくなった。その後も交番の前を何度も通ったが、警官たちはこちらに注意は払うものの、声を掛けてくることもない。おそらく外山氏のことを認識しているのだろう、笑っている警官も何人も見かけた。

 この日のバンには、外山氏を密着取材している反原発カメラマンの秋山理央氏も同乗しており、「外山さん、今日は舛添さんのことしか言っていませんね」と指摘する。このほめごろし活動を開始したときは、舛添氏と田母神氏を「応援します」と言っていたそうだが、世論調査で舛添氏優位が伝えられたあとからは、舛添氏だけを標的にしている、とのことだ。

「僕の街宣が選挙結果に影響を与えるとは1mmも思っていないんですが(笑)、僕のあとに続く人たちに対して、少しでも有効な方法を伝えたほうがいいと思って、舛添一本に絞ったんですよ」(外山氏)

 さて、車は新宿方向に向かい、外山氏が金髪の若者に「そろそろやってみますか?」とマイクを回す。慶応の学生で外山氏に興味があって参加したという彼だが、緊張からかどうもたどたどしい。しばらく若者に任せていた外山氏だが、「ちょっといいたいことを紙に書いてまとめてみましょう」とアドバイス。メモをつくった若者が再びマイクパフォーマンスを始めると、見違えるように上手なしゃべりになっている。


今回の「ほめごろし」は一般参加者がマイクを握ったのが新しい試みだった(撮影日2014年2月6日) 写真提供/秋山理央氏


「アドリブでやろうとすると失敗するから。僕だって、アドリブでやっていないんだから。あと、走っている最中は短いフレーズを繰り返し、信号で停まっているときは、少し長めでいつでも終わらせられる言葉を組み立てておくのがコツ。さらに言うと、街中の人たちを笑わせないと意味がないから。威圧的になったりすると怖がられるから、優しく語りかけるように」(外山氏)

 この日の街宣車は高円寺から新宿へ抜けて原宿、新宿と山手線沿いに新橋まで向かう。どこを街宣するかはその日の朝に決めるそうで、新橋で金髪の若者が降りたあとは、次の参加者を迎えに四谷、高田馬場へ。彼らも街宣をするのは初めてだそうで、最初の金髪の若者と同様の指示をし、彼らにマイクパフォーマンスをさせながら、車は上野、神田へと向かうこととなった。

 これまではひたすら原発推進派をほめごろしてきた外山氏だが、神田へ向かったのには別の目的がある。前衛芸術家という側面も持つ外山氏は、2つのビルの前でこんな街宣を始めたのだ。


「『ユリイカ』を発行している青土社はどこだ」と探し回った末、多分ここだろうというところで「威力営業」を行う外山氏の街宣車(撮影日2014年2月6日) 写真提供/秋山理央氏


「『美術手帖』編集部の諸君! なぜ『美術手帖』は外山恒一特集をやらないのか! 芸術を名乗らないと芸術のアンテナにひっかからないようでは、美術ジャーナリズムはつとまりませんぞ! 猛省を促します。ただいま原発推進派ほめご……いや、大絶賛キャンペーンを展開中の外山恒一でございますが、思うところあり、『美術手帖』編集部に説教をしにまいりました。『美術手帖』は外山恒一を特集せよー! (声色を変えて)特集せよー!×シュプレヒコール2回。よろしくお願いします」

「さまざまな美術特集を掲載されている『ユリイカ』編集部の皆様。なぜ外山恒一特集号を出さないのか。私たちはとても不思議に思っております。芸術を名乗らないと芸術のアンテナにひっかからない。そんなことでいいんでしょうか? 『ユリイカ』編集部は外山恒一を特集せよー! (声色を変えて)特集せよー!。よろしくお願いいたします。」

 これは、高円寺での集会で外山氏が思いついた「威力営業」だそうで、ジャンルは違えど同じ出版業界に身を置く者として、こんな街宣が来たらいやだなー、と思いつつ、16時に街宣車を降りた。

 この間、6時間、一切の食事休憩とトイレ休憩なし。ひたすらストイックに車の運転とマイクパフォーマンスを続けた外山氏。あとで聞いたところによると、20時まで何も食べずに街宣を続けたそうだ。その集中力には頭が下がる思いだ。

⇒【動画】今回の街宣では外山氏以外の参加者もマイクを握った。画像は活動家のマイクだが、学生から社会人までさまざまな人が参加した。(撮影/秋山理央氏)


◆投票日当日も街宣活動


舛添氏の自宅前で街宣をしたのち、すぐに警察に職務質問を受ける外山氏(撮影日2014年2月9日) 写真提供/秋山理央氏
 都知事選投票日である2月9日、朝8時頃。前日の大雪が残り辺り一面真っ白な、ある閑静な住宅街に外山恒一氏の街宣車がゆっくりと現われた。

 突如響き渡る、『ルパン三世』のテーマ。そして、外山氏がマイクでしゃべり始める。

「舛添さーん、おはようございます。舛添さん、いらっしゃいますか? 元東京都知事候補、過激派の外山恒一でございます。舛添さん、長い長い闘い、お疲れ様です。舛添さんは今日はゆっくり休まれると聞きました。大変、お疲れなんでしょうね。でも、ご安心ください、舛添さんに代わって、今日も一日中、不肖・この過激派、外山恒一が、舛添さんがこれまでも、そしてこれからも危険な原発を推進してきた、推進していく、ということを都民の皆さんに全力でお伝えして参りますから、舛添さんは安心してお休みください。特に今日は、やはり未来を担う子供たちに舛添さんのことを知っていただこうと、主に都内の公立の小学校、中学校をたくさん回って、舛添さんは原発推進派だと大声で伝えて参りたいと思います。原発再稼働で、スリル溢れる日本を取り戻しましょうね」

 なんと、舛添氏の自宅の前で街宣を行ったのだ。これは大迷惑だ。こんなことが許されるのだろうか? しかも、投票日当日に?

 だが、外山氏の活動は選挙運動とは無関係。しかも冒頭に書いたように政治団体ではないので、投票日当日も街宣をしても問題ないのだ、と外山氏は主張する。このあとすぐに私服警官に職務質問されたものの、逮捕されることもなく投票所を狙った街宣を続けたらしい。


投票日当日も街宣を続ける外山氏(撮影日2014年2月9日) 写真提供/秋山理央氏
 さて、結局この日は20時を回るとすぐに舛添氏の当確が出たが、外山氏は今回の活動をどのように総括するのだろうか? 再び、20時から行われた集会に参加し、直撃した。

「選挙結果については、舛添さんが我々の力でなんとか当選して、原発推進派としてはうれしい限りです(笑)。まあ、今日まで原発推進派なんでね。我々のおかげときっと舛添さんもわかってくれていると思います(笑)」

 なるほど、選挙自体はどのような結果になろうと「外山恒一の勝利」と言えるような構えになっているわけだ。もし舛添氏が落選していたら、それは「ほめごろし」が功を奏したと言うこともできる。だが、実は外山氏は前述したように選挙自体に影響を与えようとはさらさら考えていない。

「今回の『ほめごろし』キャンペーンは、一般からの参加者を募集しましたが、さすがに東京だと『一緒に乗りたい』という人が多くいました。開始してから3日目ぐらいから2人ずつぐらいの参加者が同乗してきて、後半に入ってからは毎日定員(6人)ギリギリ。入れ替えなきゃいけないぐらい乗っていたので、『ほめごろし』を体験していただいて個別の活動に移ってもらうという面では成功しました」

 実際に、外山氏たちとは別に、新宿や原宿などで、路上でメガホンを使って歩きながら同様のアピールをした人たちも現われたという。外山氏は次のような言葉でインタビューを締めくくった。

「多分、僕はもう『ほめごろし』をやらないので、僕がやらなくても皆さん勝手にやってください(笑)」

<写真提供/秋山理央 取材・文/織田曜一郎(本誌)>
― 街宣車同乗ルポ【3】 ―

http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/278.html

記事 [政治・選挙・NHK161] PC遠隔操作:12日初公判 間接証拠めぐり対決  毎日新聞
 ◇片山被告と事件を結びつける直接証拠なく

 2012年に男性4人が誤認逮捕されたパソコン(PC)の遠隔操作事件で、威力業務妨害罪などに問われた元IT関連会社社員、片山祐輔被告(31)の公判が12日から東京地裁(大野勝則裁判長)で始まる。片山被告と事件を結びつける直接証拠がないとされる中、間接証拠の積み上げで有罪立証を図る検察側に対し、弁護側は全面的に無罪を主張する。

 「(捜査当局が)誤認逮捕に学ばず、暴走した事件だ。片山さんの無実を明らかにしたい」。10日夕、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した主任弁護人の佐藤博史弁護士はこう強調した。この日にあった公判前整理手続きで、16人の証人尋問を実施することが決まったという。

 片山被告は昨年2月に逮捕されてから一貫して否認を続けている。検察側が請求する証拠は約640点に上るが、弁護側は「証拠は脆弱(ぜいじゃく)でいくら積み重ねても有罪には届かない」として、全て証拠採用することに同意した。

 検察側が最重要視するのは、PCなどに残されていたデジタルデータだ。事件では「iesys.exe(アイシス・エグゼ)」と呼ばれる遠隔操作ウイルスが使われており、片山被告の職場のPCにウイルスを作成したことを示す文字列などが残っていたとされる。

 さらに、神奈川・江の島の猫の首輪からウイルスの設計図が保存された記憶媒体が見つかっているが、このことが公になる以前に片山被告が携帯電話で「江の島 猫 首輪」と検索したことも確認されたとしている。

 これに対し弁護側は▽片山被告のPCは遠隔操作されていた可能性がある▽片山被告はウイルス開発に必要なコンピューター言語を使えない−−などと反論する方針だ。

 片山被告は12年6〜9月、ウイルス感染した他人のPCから、殺人などを予告するメールを送ったなどとして起訴されている。【山本将克】


 ◇片山祐輔被告が起訴された遠隔操作事件一覧

予告日   犯行予告の内容       利用されたPC使用者

6月29日 ★横浜市の小学校無差別殺人  東京都の元大学生

7月29日 ★大阪市の商店街無差別殺人  大阪府の男性

8月 1日  日本航空の旅客機爆破      〃

   9日  東京都の漫画イベント襲撃  愛知県の会社

  27日 ★東京都の幼稚園襲撃     福岡県の男性

  同日  ★子役タレント殺害        〃

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  29日  アイドルグループ襲撃    神奈川県の男性

9月10日  東京都の携帯電話販売店襲撃 三重県の男性

  同日  ★伊勢神宮爆破          〃

※予告日はいずれも2012年。★は誤認逮捕があった事件


http://mainichi.jp/select/news/20140211k0000m040076000c.html
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/279.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 2007年東京都知事候補 外山恒一 政権放送 2008年外山恒一アメリカ大統領選 出馬声明 
2007年東京都知事候補 外山恒一 政権放送


2008年外山恒一アメリカ大統領選 出馬声明 



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/280.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 小泉氏はその慧眼で不正選挙までも視野に入れていた?(ハイヒール女の痛快日記)
小泉氏はその慧眼で不正選挙までも視野に入れていた?
http://tokyolumix.blog60.fc2.com/blog-entry-1304.html
2014.02/11 ハイヒール女の痛快日記


はじめまして!東京ルミックスです。
ハイヒールを下卑たスダレ頭に投げつけた?!


小泉氏の公式ツイッターで以下のような興味深いツイートがなされている。この彼の言葉の真意は彼に聞くしかないが、通常の彼の率直な言葉から想像するに、マスコミの世論誘導はもちろん、不正選挙の可能性も視野に入れていた気がする。このツイートは、私たちに発信したカタチをとって、

実際はマスコミと政府に発信した警鐘なのではないだろうか?

@J_Koizumi_Japan: 新聞の調査結果にびっくりした。街頭の反応と全く違う。まだ、1週間ある。気迫と使命感で必ず巻き返す。とにかく皆さんのお力をお貸しいただきたい。この日本の方向を決める重大な選挙、どうしても勝たねばならない。
2014/02/03 10:44

@J_Koizumi_Japan: 今日の荻窪・八王子・町田の街頭もスゴかった。だけど、街頭の反応と世論調査とどうしてこんなに違うのか。何度も選挙をし、街頭演説をしてきた僕から見るとこれなら圧勝のはずだが、調査結果は一位ではない。おかしい。
2014/02/05 20:22

@J_Koizumi_Japan: 今の話だけど、このところ、テレビや新聞の都知事選報道が限定的、時には一方的だと感じるのは僕だけだろうか。原発の争点隠しにも見える。この壁を突破するには街頭で出会った人、ネットを見てくれる人の力にすがる他はない。皆さん、この壁を必ず突破しよう!
2014/02/05 20:31


2月3日の最初のツイートは小泉も半信半疑でいたはずだ。街頭の反応が世論調査にリアルタイムで反映するとは思っていないだろうし、実際に選挙戦には出遅れが生じていたからだ。しかし、2月5日の最初のツイートを見る限り、その時点で不正選挙絡みも視野に入れていたようだ。引退したが選挙に関しては海千山千の全てに熟知している政治家だ。

その小泉が「圧勝のはずだが、調査結果は一位ではない。おかしい」と断じた!

当然である。局地的に一箇所だけが凄い数の聴衆ならいざ知らず、行く先々で立錐の余地がないくらいの聴衆を集めているのだ。これが世論調査に反映しなければ、マーケティングそのものが意味をなさなくなる。否、マーケティングという学問自体が必要なくなるのだ。

さらに、次のツイートはマスコミに対しての世論誘導を完璧に指摘している。

ハッキリと「報道が限定的、時には一方的」と言及している。小泉は今までマスコミを上手に使ってきた。大手マスコミが御用新聞化していることは十分承知している。その彼が、マスコミを上手く使うことを諦めたのだ。「街頭で出会った人、ネットを見てくれる人の力にすがる他はない」という言葉にそれが現れている。想像だが、小泉はこの時点で、

安倍政権がマスコミや選管ムサシにまで手を回していることに気づいたのだ。

そして確信した。小泉は2月5日にツイートして、翌6日に自分のツイート効果がどう出るか確認しているはずだ。効果どころかマスコミはますます細川小泉連合隠しに直走っていた。テレビはNHKを筆頭に、細川小泉連合の演説時の聴衆ビデオを使い、舛添の聴衆のように見せかけている。御用マスコミはまったく以って何をかいわんやである。

選挙結果は投票時間の締め切りとほぼ同時に舛添の当確が打たれた。

不正選挙の疑いを証明することほど超絶難しいことはない。不正選挙が暴かれると民主主義が根底からひっくり返ることになる。要はインチキ選挙の結果なのだから、国家自体の存在が否定されることになる。いくら、大人しい日本人でも暴動が起きるのは目に見えている。究極は内戦状態になって日本国破滅にもなり兼ねないのだ。国家権力が強大な力で阻止するのは目に見えている。各地で行われている裁判がいい例である。

通常の告発手続きや少々の暴露では不正選挙が暴かれることはない。

今朝、小泉が都知事選の結果について問われ、「やっぱりね、総理だった時と、総理を辞めて、引退して、過去の人になった時との違いだよ」と答えている。成る程!意味深でストレートだが、私的にはその行間に不正選挙も含めた都知事選の流れが示唆されている気がした。

元首相の小泉も国家権力から離れれば触れられない深い闇があるのだ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/281.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 安倍政権が戦前に回帰するしかない理由 (uedam.com)
http://8706.teacup.com/uedam/bbs/12737

2014年 2月11日(火)00時29分33秒

(略) 

 話題を2つ。

 1 

 ムサシの選挙管理について、非御用学者さんもつぶやいていました。
  https://twitter.com/Fibrodysplasia

 * 「Fibrodysplasia ?@Fibrodysplasia ? 8時間
 実態のない組織票で、政府の息のかかった人を当選させる仕組みについては、引き続き調べてみたい。不正の手口は、必ずしも、不正バーコードだけではないようだ。併せ技が使われている。こういう問題は、一時の関心とするのではなく、関心をもったら10年以上、関心を持ち続けるのがポイント」

 * 「Fibrodysplasia ?@Fibrodysplasia ? 1時間
 マジックインキで書いた票が、見当たらない。捨てられた。QT>from @nekojapan 氏:だから、代わりにここにアップした。昨日の選挙の開票立会人をして見つけた不正選挙の疑惑だけど。7)のその1を見て下さい。」

 その1のサイト。
 http://www.marikadance.com/m/tochiji1.html

 興味を覚えて、私もざっと拝見したのですが、なかなかよく調べているなあ、と感心しました。

 私は、選挙には当分、期待しません。
 当分がどのくらいの期間になるかは、今の時点では予想できません。
 ですが、ターニング・ポイントが、やがてきます。
 それは、推進派が、それをついに隠し切れなくなる時点です。

 「それ」、ですよ、皆さん。


 2  

 世一良幸さんが絶賛していますが、新井信介さんの今月の動画メッセージが面白いです。
 http://www.k2o.co.jp/blog2/


 安部政権になってから、日本が急に、戦前に回帰しようとしている、と。
 日本が、というより、安倍政権が強引に、です。

 新井さんの分析を見ると、今の日本の状況がよくわかります。
 関心のある方は、ご覧なってください。

 で、それを見たことを前提にして、話を進めます。
 なぜ安倍政権は戦前に回帰するのか?

 というと、私の考えでは、戦前の国体体制以外に、日本人を一つにまとめる理念がないから、です。

 えっ、戦後の日本人は、そんなものがなくても、一つにまとまっていたのではないのか? と疑問に思う人もいるでしょう。
 確かに。
 ただし、戦後の日本人の一体化は、経済成長での一体化でした。
 敗戦によって貧乏になった日本人は、一億総一丸となって、復興・成長しました。
 それが終わったのが、自民党の最後の将軍と呼ばれた宮沢喜一政権でした。

 宮沢さんが言いましたよ、「私たちはテーブルに向き合って、コーヒーを飲みながら、こういうしかない。『経済成長はした。もうやることがない』と」。
 バブルはすでに破裂していましたが、誰もまだその実感がなかった頃でした。

 代わって誕生したのが、細川政権でした。
 細川さんの、当時の趣旨では、自民党に代わる政権を担える政党を作ること、でした。
 たった一人で、日本新党を立ち上げました。
 これに同調したのが小沢一郎でした。彼は、宮沢・自民党を見限って、自民党を出ました。

 その時、細川さんが新党立ち上げの論文を「文芸春秋」でしたか、発表したのを、私は覚えています。
 ざっと読みました。
 そこで細川さんは、「道徳」を強調していました。と思います。

 しかし、現在の私の用語を使えば、自然理性のセンスに達していない、と私は思いました。
 これでは、続かないだろう、と。

 何が言いたいのか、というと、日本国のこれからを、経済も含めて、政治も、文化も、教育も、何から何まで、戦前の国体に代わる、新しいものにするのであれば、自然理性によるしかない、ということです。
 これに失敗しているので、安倍政権が戦前に復帰するしかない、と私は考えます。

 天皇のために、国民よ、イノチを投げ出せ、と。

 ふざけるな。
 と私は反応します。そんなことを言われたら。
 新井さんが述べているように、平成天皇自身、そんなことを口にしないでしょう。

 安倍政権も、本当は、困っているのですよ。
 律令理性に代わる日本国の理念が見つからないので。

 そうだしても、戦前に戻ることを私は許容できません。
 ばかばかしい限りです。

 とはいえ、安倍政権を批判するつもりはありません。
 時間とエネルギーの無駄です。
 もうすぐ、世界からも、日本国民からも、見放されるでしょう。
 あまりのガラパゴスさゆえに。

 それよりも、今、私たちに必要なのは、どうしたら日本人が自然理性人になれるか、です。
 人口が3分1まで達するまでに、これに成功しなければなりません。
 そうでないと、単に、人口が減少するだけのことになってしまいます。
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/282.html

記事 [政治・選挙・NHK161] <日本列島を舞台に最後のせめぎ合い?!・・・自らが中心となって新しいものをつくろう (京の風)


http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/283.html
記事 [政治・選挙・NHK161] 中国周辺地域や尖閣諸島など西太平洋での無謀な覇権を対日本で覆い隠す中国・・「戦勝国側」外交に躍起 「日本脅威論」訴え−英
中国周辺地域や尖閣諸島など西太平洋での無謀な覇権を対日本で覆い隠す中国・・「戦勝国側」外交に躍起 「日本脅威論」訴え−英仏ロに「共闘」促す
http://www.sky.hi-ho.ne.jp/kaiketuashura/chugoku-shuuhen-tiikiya-senkakushotou-nado-nisi-taiheiyoudeno-mubounahakenwo-tai-nippon-de-ooikakusu-chugoku-senshokokugawa-gaikouni-yakki.htm

【北京時事】中国が歴史問題で対立する日本を念頭に、第2次世界大戦の「戦勝国」に戦後秩序の堅持を主張する外交を展開している。安倍晋三首相の靖国神社参拝など最近の日本の動きを「戦後の国際秩序への挑戦」と捉える中国には、歴史問題で自らの正当性を訴え、日本への国際的な圧力を強化する狙いがある。

【特集】日中韓で建造相次ぐ「空母型」艦艇

中国の劉暁明駐英大使は1月の英紙への寄稿で靖国参拝を非難した上で、「中英は共に第2次大戦の戦勝国だ。両国には国際社会と協力して、戦後の平和的な合意の破棄や国際秩序への挑戦を狙った発言や行動に反対する共通の責務がある」と訴え、英国に「対日共闘」を促した。


王毅外相が1月にフランスのファビウス外相と会談した際も中国側は、「第2次大戦の結果と(戦後の)秩序を維持していくことで一致した」と発表。習近平国家主席は今月6日にロシア・ソチでプーチン大統領と会談し、来年に「反ファシズム戦争・抗日戦争勝利70周年」を祝う活動を中ロ共同で行うことを決定したと発表した。中国側の発表ではプーチン氏も「ナチスのソ連などへの侵略と日本軍国主義の中国国民らへの深刻な犯罪行為は忘れられてはならない」と同調したという。ただロシア政府はこうした発言を発表しておらず、中ロの「温度差」が感じられる。

中国は対国連外交でも歴史問題を持ち出している。習氏は潘基文事務総長とソチで会談した席で「国連は反ファシズム戦争の勝利の成果だ」と強調。さらに「隣国との友好実現には正しい歴史観を堅持し、戦後の国際秩序を強固にしなければならない」と日本をけん制した。

中国は安倍政権の憲法改正などの動きも踏まえ「日本脅威論」を国際社会に宣伝し、日本の孤立を図る戦略を描く。中国メディアでは「日本の軍国主義復活を容認すれば、際限なく悪い方向に進み、最終的に世界平和の大きな災いになる」(人民日報海外版)などと国際社会に警鐘を鳴らす論調が目立っている。華春瑩・外務省副報道局長も10日の記者会見で、中国の外交攻勢と関連し「中国は他の戦争被害国や国際社会と共に歴史の正義を断固守り、第2次大戦の結果と戦後の国際秩序を維持していきたい」と語った。(2014/02/10-17:32)
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/284.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 東京新聞「原発即ゼロの細川票と宇都宮票を足すと193万票 舛添氏の211万票と拮抗している」
舛添と田母神を合わせたら300万票。

東京新聞さん、これは「民意」っていわないんですか?


「厳選 韓国情報」から
http://gensen2ch.com/archives/3308726.html


1: ◆CHURa/Os2M @ちゅら猫ρ ★:2014/02/10(月) 20:08:14.57 ID:???0
★原発「即ゼロ」193万票 舛添氏得票211万票に迫った 2014年2月10日夕刊

九日投開票された東京都知事選で、原発「即ゼロ」を訴えた前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(67)、元首相の細川護熙氏(76)の合計得票は約百九十三万八千票となった。初当選した元厚生労働相の舛添要一氏(65)の得票数に十七万票差に迫り、ほぼ拮抗(きっこう)した。原発再稼働に前向きな安倍政権に「待った」をかけたい民意が意地を示した形だ。

都選管が十日未明に発表した投票率の確定値は46・14%で、衆院選と同日になった前回二〇一二年十二月より16・46ポイントの大幅減。開票作業が進む中で墨田、品川両区で不在者投票数を二重計上するミスが見つかるなどしたため、当初発表値を訂正した。

元厚労相の舛添氏には少子高齢化など身近な暮らしの課題解決への期待が大きく、支援を受ける自民、公明両党の組織票を積み重ね、二位の宇都宮氏に百十三万票差をつけた。原発政策をめぐっては、再生可能エネルギー活用を進め原発依存度を徐々に減らす考えを示し「即ゼロ」には否定的な見解を示している。一方、宇都宮氏の得票数は約九十八万二千票、同じく原発ゼロを訴えた細川氏は約九十五万六千票。

二人を合計した原発「即ゼロ」支持票は有効投票数の39・81%を占め、舛添氏の43・39%と約3ポイント差だった。

舛添要一氏は、当選から一夜明けた十日朝、選挙戦で原発「即ゼロ」を訴えた候補者二人の合計票を約十七万四千票上回っての勝利に「福祉や他の分野に加え、原発を少しずつ減らしていくとの政策が評価された」と力を込めた。(以下略)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014021002000212.html

舛添要一 2,112,979 票
宇都宮健児 982,594 票
細川護熙 956,063 票
田母神俊雄 610,865 票
家入一真 88,936 票
ドクター・中松 64,774 票 
マック赤坂 15,070 票 (以下略) 
http://www3.nhk.or.jp/shutoken2/senkyo/

2: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:09:04.31 ID:yRXSZbay0
じゃ再稼働ということで

3: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:09:19.58 ID:4UZOs1e4P
田母神の票はなぜ無視されるんだ

6: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:09:55.52 ID:7P95hrrp0
>>3
で終わった

218: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:31:30.86 ID:+EAXkB7J0
>>3
だよなwww
マスゴミはいつも都合良い情報だけ抜粋してんじゃねーよwアホかw

248: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:35:27.26 ID:XImb06eN0
>>3
計算しない自由

267: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:37:53.47 ID:GCk/uM8H0
>>3
さっきのテレ朝も田母神完全無視
原発を使うなんて意見は認めないってさw

364: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:50:39.10 ID:IlKO6b9cP
>>3

270万票 対 193万票 じゃ勝負にならないから。

5: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:09:46.22 ID:dqcxLqLO0
合わせても舛添一人にすら届かないんじゃ話にならんやろw

7: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:09:58.50 ID:t+c439xg0
舛添vs即ゼロって意味がわからんw
どうしてそんな比較を

8: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:10:02.06 ID:zdcizK0t0
なんで足すんだよ

9: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:10:09.20 ID:6g/rKbd10
>>1
こういう記事が絶対出ると思ったわ
舛添<宇都宮+細川 だったらもっと素直に「反原発が民意」ってはっきり書きたかったんだろうけどw

543: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 21:23:02.82 ID:zdK29poe0
>>10
マスゴミの連中ってほんとせま〜い業界の中だけで生きている奴らなんだよな
だから一般人よりも情弱なんだ

あの朝日新聞社員 今や世間から総バッシング寸前の・・でさえ、
『え? 僕たちってネットで嫌われてるんですか?』 と真顔で返してくるほど

まして東京新聞あたりじゃ、本人だけその気の自称エリート『どやっ!』レベル

11:名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:10:53.75 ID:BES1mPRRP
ちょっと迫ったところで結局負けてんだから否定されてんのはオマエラ

16: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:11:14.52 ID:WNZ6Gh4u0
それなら舛添の票に田母神と中松の票も足さなきゃいかんだろ
東京新聞は足し算すらできなくなったか

669: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 21:44:54.43 ID:gMlRglEo0
>>16
( ⊃A⊂)

17: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:11:28.04 ID:eB7kgVGW0
でも都知事の席に2席目はないんですよ

18: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:11:35.80 ID:j34zq1O/P
マスゴミの印象操作、ミスリードって
こんなに下手くそだったっけ?w

19: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:11:44.85 ID:wYToYouoO
新聞屋の脳の劣化が深刻だ

20: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:11:47.61 ID:onnQfY990
おいそれ言うならマスゾエに田母神票足せよ

21: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:11:57.77 ID:+GgUdSDK0
民主主義否定かよ

22: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:12:03.68 ID:I7qrPOsQ0
じゃ原発温存派が勝ったってことでいいのけ?
都知事選挙だったんだけど、そういうことにしていいなら
そうするけど?

35: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:13:48.07 ID:9hMSVIJt0
田母神さんの60万票って反日左翼から見ると多いのかな少ないのかな?

38: 名無しさん@13周年:2014/02/10(月) 20:13:59.94 ID:EQ0IsUvn0
もう原発争点の選挙は国政で2回、
都政で1回結果出たんだから次は無いよねさすがに。。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/285.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 舛添氏の勝因「特養待機老人対策」は間違いだ。(日々雑感) 
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-3903.html
2014/02/11 07:16

 このブログでは都知事選挙の最大の争点に「脱原発」を掲げて論理を展開してきた。それに対して投票者の上げた争点の最大のものは福祉問題だった。そのズレがどうしても気になって今朝のブログに取り上げた。

 東京都の老人福祉の問題は深刻な待機老人問題は特養待ちの老人は減少して、介護サービス待ちの老人が増えている実態を知らなければならない。そして特養待機老人の内でも特養施設側から見ると待機老人で真に入所が必要な老人は申し込み老人の1割程度だという。

 特養施設に入所しなければ対応できない老人は減少し、むしろ在宅介護で老後を過ごす方がより高い生活の質を得ることが出来る。2012年当時に在宅介護者数が320万人で介護施設に入所しているのが98万人余りだが、2025年には在宅介護が必要な老人は447万人で介護施設入所者数は164万人と予測されている。つまり在宅介護者数が約120万人も増加すると予測されている。

 東京都で特別養護老人ホーム(特養)への入所申込者数は約42万人だが、その内で要介護1から3の人は24万人で、更にその内訳は在宅の人が13万人で在宅でない人が11万人となっている。現在介護施設に入所している老人数が98万人だから特養側から見た真に施設介護の必要な待機老人はそれほど膨大な数字ではない。もちろん放置していて良くないのは論を俟たず、老人問題は急速に高齢化する東京都の深刻な問題だ。

 むしろ在宅介護支援制度を充実し、介護職の待遇を改善する方が必要だ。東京都は介護職員の待遇改善策を「東京都介護職員処遇改善等臨時特例基金」を設置して自治体で独自に講じているが、まだまだ十分な額とは云えず、介護職員の確保に介護現場では困難をきたしているのが現状だ。

 しかし東京都が単独で介護職の待遇を改善するのは果たしてどうなのかという問題もある。それは国として国全体で取り組むべき問題ではないのか、それよりも東京都は巨大な団地がある一方で老朽化した家屋が密集する地域もあり、地域密着型サービスと同時に広域型施設の充足も必要ではないだろうか。それもまた国・厚労省が大枠の制度設計を行って予算措置をして、実施に際しては地方自治体のある程度の裁量を認めることが必要だ。

 少子高齢社会はこの国が長年人口問題を放置してきたツケが回って来ている国家的な大問題だ。現在の老人問題を苦々しく思う若者たちは自分たちが年老いた時に「お荷物」とされるだろう。老人問題はすべての国民の問題だという認識が必要だ。世代間問題に矮小化してはならない。

 東京都の特養待機老人は減少傾向にある。それよりも在宅介護の充足の方が待ち望まれている。その現実を知らなければマトモな老人問題の処方箋は出来ないだろう。かつて厚労大臣だった舛添氏は自分が所管していた官庁がいかに怠慢で地方を見捨てて来たかを知るだろう。

 地方自治体の行政実態を知れば高額年金受給者を維持するよりも、最低年金の嵩上げと一律支給の方が緊急に必要だと知るだろう。少なくともいかなる年金であろうとマトモに公的年金の掛け金を掛けた老人が生活保護費以下の給付で困窮するのはマトモな年金制度とは云えない。そして年金支給額が善勤労者平均年収を上回る人がいるのもマトモな「負担と給付」のあり方とは思えない。そうした議論を一切しなかった厚労大臣の舛添氏に困窮する自治体の老人たちの実態を直視し、解決策を策定できるのだろうか。しかし東京都民は彼を都知事に選任した。すべての責任は都民・有権者にある



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/286.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 都知事選“舛添圧勝”で安倍首相「原発再稼動」に前のめり(日刊ゲンダイ)
都知事選“舛添圧勝”で安倍首相「原発再稼動」に前のめり
http://gendai.net/articles/view/news/147884
2014年2月10日 日刊ゲンダイ


 都知事選での舛添圧勝により政府は“一旦停止”していた新しいエネルギー計画の策定を急ぐ。原発再稼働についても、原子力規制委員会の審査で安全が確認されたものから順次進める見通しだ。

 安倍首相は10日午前の衆院予算委員会で、策定中のエネルギー基本計画について「現実を見据え責任を持って実現可能かつバランスの取れたものを取りまとめていく」と発言した。将来の電源構成についても「再生可能エネルギーの導入状況や原発再稼働の状況を見極め、ベストミックスの目標を設定する」と答弁。原発再稼働は完全に“既定路線”だ。

 エネルギー基本計画の経産省の原案では、原発を「基盤となるベース電源」と位置付けている。原案は昨年12月に発表され、政府は当初、速やかに閣議決定する予定だったが、都知事選で原発が争点となったため、先送りしていた。細川―小泉が敗北し、宇都宮の得票との合算でも舛添の得票を下回ったことから、政府は原案を大きく修正せず、月内にも閣議決定するとみられる。

「原発が再稼働しないと経済成長しない」と訴える財界をバックに、安倍政権は、福島の事故がまるで“なかったこと”のように、日本中で原発を元通りに動かすのか。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/287.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 投票日も雲隠れ 目撃された猪瀬前知事の聴取前“やつれ顔”(日刊ゲンダイ)
                 一期全うせず/(C)日刊ゲンダイ


投票日も雲隠れ 目撃された猪瀬前知事の聴取前“やつれ顔”
http://gendai.net/articles/view/news/147864
2014年2月10日 日刊ゲンダイ


 この男が徳洲会マネーでつまずかなければ、今回の都知事選はなかった。東京都の猪瀬直樹・前知事(67)が辞任を表明したのは昨年12月19日。それから2カ月近く、公の場に姿を見せていない。
 
「辞任後も五輪招致の舞台裏や都知事選の感想など、取材依頼は相次いでいますが、すべて断っています」(知人)

 知事時代は頻繁に更新していたツイッターは辞任当日から“つぶやき”が消えた。フェイスブックには今年の元日に〈妻ゆり子が亡くなり、2014年の元旦は静かに家族とすごしています〉と記し、亡き妻の名前にちなんで「百合の花」の写真を添付していた。

 先週5日にフェイスブックを久々に更新したが、中身は2年前に逝去した政治評論家・三宅正之氏の三男が出したばかりの回想録の感想だった。猪瀬の書き込みは常に「死」がつきまとう。

 実は都知事選の最中にも「猪瀬本人が自殺を図った」という未確認情報が何度も流れた。「睡眠薬と酒を一緒に飲み、病院に運ばれた」という内容で、そのたびメディアは確認に奔走したが、「どの社も完全に“ウラ”が取れず、取材は中断したままです」(民放記者)という。

 猪瀬は今どこで何をしているのか。1月中旬に東京・赤坂で猪瀬の姿を目撃した人物がいた。

「目の前で急に車が止まり、中からコートの襟を立て、帽子を目深にかぶった小柄の男が現れました。何かの拍子で帽子が落ちて顔がチラッと見えたのですが、間違いなく猪瀬さんでした」

 表情はやつれきっており、帽子を拾うと、恰幅のよい男性に囲まれながら、建物の中に消えていったという。

「数日後、猪瀬さんが東京地検特捜部に任意で事情聴取を受けたという報道が出ました。私が目撃した恰幅のよい男性は特捜部の関係者だったのでしょうか」(目撃者)

 日刊ゲンダイ本紙は都知事選の投票日に町田市にある猪瀬の自宅を訪ねたが、何度、呼び鈴を鳴らしても応答はない。家の玄関と2階の廊下の明かりはつけっ放し。郵便受けに配達物はたまっていない。居留守だろうか。前日から降り積もった雪に玄関を出た足跡はなかった。自分の後任を決める選挙の投票に行っていないのか。次に公の場に現れるのは、特捜部が逮捕に踏み切る瞬間かもしれない。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/288.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 御用組合連合体の「連合」は、解体して出直しを――都知事選の総括2 (生き生き箕面通信) 
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/b010d27a0b03e873a9b562d29911a47e
2014-02-11 07:45:56

 あまり話題に上っていませんが、都知事選ではあけすけな正体暴露がありました。働く者の連帯の証しである労働組合の連合体が、働く者をはっきりと裏切ったのでした。

 連合は、舛添要一候補の支持を決めました。連合が支持する政党、民主党は細川護熙候補を支援することを決めたのですが、連合は自民党が推す候補を応援することにしました。

 連合が細川候補を嫌ったのは、細川候補が「脱原発」を前面に打ち出したからでした。細川候補を拒否することは、連合が「原発再稼働」であることを表にさらすことになるのですが、それもいといませんでした。

 連合は以前から御用組合化していると陰口を叩かれていましたが、今回の知事選では、自民党が推す舛添要一候補を支持すると公式に決め、働く者の多くが求める「脱原発」をはっきりと裏切り、経営者側の立場に立ったのでした。

 連合の裏切りは、連合東京によって主導されました。連合東京の会長は、東京電力労組出身の大野博氏です。東電労組は、これまた御用組合の典型であり、会社側の意向をくんで原発については再稼働の立場です。つまり、原発維持です。

 東電労組は、電力総連の主労組であり、電力総連は連合の主単産という形で、連合の意志を決める力を持っているのです。

 連合は、それまでの総評、同盟、新産別、中立労連の労働4団体が全国統一する形で、1989年11月に「日本労働組合総連合会」を発足させたもので、連合はその略称です。組合員800万人と豪語し、働く者の地位向上、生活改善に大きな影響力を発揮すると期待されたものでした。

 ところが、当初から「労使協調路線」を掲げており、もっぱら経済的な要求だけに絞った交渉方式でした。労働者の力の源泉であるストライキ権は、当初から実質的に放棄した御用組合だから、経営者側の団体である「経団連」に押されるばかり。

 経団連側が、「景気が悪く企業の経営状況は苦しいから、賃上げはできない」と言えば、素直に「ハイ、そうですか」と引き下がる。今年の春闘にしても、安倍首相が経団連のトップに、「賃上げをしてほしい」と要請し、その後ろから、ようやく連合も「賃上げ要求」を出す始末。

 連合発足後の20年以上の間に、戦後労働者が勝ち取ってきた労働者のさまざまな成果は、経営者側に取り戻され、正規雇用すらも破壊され、非正規地獄に落とされてきました。労働時間も、サービス残業が当たり前のようにまかり通る労働環境に激変されました。

 先の特定秘密保護法に対しても、何の動きもありませんでした。

 そして、今回の原発を維持しようとする舛添候補を支援するという裏切り。都知事選の総括にあたっては、この労働団体のあり方を問うことが欠かせません。

 といって私たちは、巨大組織には手も足も出ません。正直なところ、なす術なしです。

 だから、脱原発、原発ゼロ社会を実現するには、わたしたち草の根の地道な取り組みをより広くしっかりと全国に広げていくほかありません。あきらめず、粘り強く、一人ひとりがいま居る場所で、できることをコツコツとやっていきましょう。

本日2月11日は、建国の日とやら。皇紀とやらで数えると、今年は2674年にあたるとか。この2千何百年の時をかけても、私たちの民主主義はこの地点です。でも、この地点を後退させないように、そして少しずつ鍛え直して、少しでもいい「国の形」にして次代に引き継ぎましょう。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/289.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 目先の利益と未来の利益  田中 良紹 
目先の利益と未来の利益
http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakayoshitsugu/20140210-00032552/
2014年2月10日 23時25分 田中 良紹 | ジャーナリスト


東京都知事選挙は投票率が50%を切る過去3番目の低い数字となった。一昨年の衆議院選挙と昨年の参議院選挙に続いてまたもや有権者は政治に背を向けた。私はそこに09年政権交代の失敗に懲りて、国家のありようを変えることへの恐れと、その反動で目先の利益に走る有権者の心理を見る。

東京都知事選挙での自公戦略は、アベノミクスの「第四の矢」ともいうべき東京オリンピックを前面に押し出すことであった。評判の悪い「第三の矢」をそれによってカバーし、国民に経済成長の期待感を持続させるためである。それにはソチ・オリンピックが開催されている時期、国民がオリンピックのテレビ中継に目を奪われる時期に投票日を設定する必要があった。

徳洲会から猪瀬前知事への裏金を検察がメディアにリークした時、私はオリンピック組織委員会会長の座を巡る猪瀬氏と森元総理の確執が背景にあると思った。オリンピック招致が決まってからの猪瀬氏は安倍政権から邪魔扱いされ、それが組織委の人事を巡る対立に発展していたからである。

かつて特捜部を取材した経験で言えば、特捜部の捜査の背景には必ず政治権力の意図が存在する。検察のリークは猪瀬氏の排除を目的としていた。しかしすぐに猪瀬氏が都知事を辞職されても困る。都知事選挙の日程をソチ・オリンピックに合わせなければならないからである。絶体絶命となった猪瀬氏は権力側からの要請を受け入れ、汗を流して無様な答弁を繰り返しながら、投票日をオリンピック期間に合わせられる時期まで辞職を踏みとどまった。私にはそのように見えた。

自民党が推薦した舛添要一氏は自民党が除名した人物である。それを自民党が担いだのは公明党・創価学会対策である。国政に於いて公明党を引き付けるため、自民党は公明党の意中の候補である舛添氏を担ぐことにした。

こうして舛添氏は森元総理がオリンピック組織委会長に就任する同じ日に東京オリンピックを前面に出馬表明を行うシナリオとなった。その日のメディアは自公の意図通りに「第四の矢」を国民に印象付ける報道をする筈であった。ところが現実はそうならなかった。

小泉元総理がその日に合わせて細川元総理と会食し、記者団の前に現れてツー・ショットの映像を撮らせ、事実上の出馬表明を行ったからである。これは明らかに自公の戦略に戦いを挑むものである。だから森元総理は不快感を露わにした。

私には細川氏の出馬を知って小泉氏が支援を表明したのではなく、小泉氏が細川氏を口説いて出馬に踏み切らせたように見えた。この選挙は細川対舛添の選挙ではなく、小泉氏がもう一度「自民党をぶっ壊し」、安倍政権が進めている政治を根底から覆す選挙である。自公は相当の衝撃を受けたはずである。激しいネガティブキャンペーンが始まると私は予想した。

実際にネガティブキャンペーンは他の候補には向かわずに細川氏を狙い撃ちに、「政治とカネ」や高齢などを材料とする攻撃が行われた。また無党派層を狙う細川陣営に対し、選挙を盛り上げさせない戦略も採られた。メディアはこの選挙をあくまでも地方選挙とし、選挙争点を多角化し、国家のありようを変える選挙になるとは言わなかった。

細川氏と小泉氏が二人並んでメディアの前に立った1月14日までは、この選挙が首長選挙の枠を超え、国家のありようを根底から問う選挙になる可能性があった。細川・小泉連合が勝利すれば安倍政権は行き詰まり、政治の世界は流動化する。そして日本は本腰を入れて再生可能エネルギーと省エネ技術の開発に取り組まざるを得なくなる筈であった。

それは決して非現実の話ではない。焼け野原から戦後復興が始まったように、覚悟さえ決めればゼロからでも挑戦し、成果を上げる力が日本人にはある。ところが14日の直後からなにやら様子がおかしくなった。およそ1週間にわたって細川氏の国民への発信がなくなり、「政治とカネ」の問題で表に出れないとか、支援者間で内紛があるとかの報道が相次いだ。

残念だがそれで細川・小泉連合の選挙は終わったと私は思った。妙な話だが選挙は始まる時には終わっているというのが日本の選挙である。世界に例のない珍奇な日本の公職選挙法は、他国のように選挙をお祭り騒ぎにすることを禁じている。選挙は始まる前が勝負で、始まった時には終わっているのである。

こうして私が「前に進むか、後ろに戻るか、その第一の岐路」と位置付けた東京都知事選挙は自公の推す舛添要一氏が当選し、細川氏は3位に終わった。自公は胸をなでおろしたに違いない。結果が思ったほどではないと思ったのか、自民党の中からは「小泉神話は終わった」とか「過去の人」という声も聞こえてきた。

そして各社の出口調査では有権者の関心が「景気、雇用、福祉」などに集中し、「原発、エネルギー」には向かわなかったと言われている。それが事実なら日本人は目先の利益に目を奪われ、未来の利益を見通す力を持てなくなっているという事だ。それは今回敗れた二人の老人に再びやる気を起こさせる。

老人には日本の姿が俯瞰で見える。そして目先しか見えない人間を導くのは老人の役目だと思っている。未来の利益に向けた戦いの準備を老人たちはまた始めると思う。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/290.html

記事 [政治・選挙・NHK161] <NHKラジオ ビジネス展望>「原発再稼働のコストと事故リスク」(案)

赤旗政治記者
@akahataseiji

至極当然の提起。みんなが考えていること。公衆の前の議論を封じたとしか考えられない。(津)
〈NHK側にテーマ自体の変更を求められ放送中止。「知事選中は原発問題はやめて」と言われたという。原稿案を紹介する。中北教授に依頼し提供を受けた〉

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<NHKラジオ ビジネス展望>「原発再稼働のコストと事故リスク」(案)
中北 徹(東洋大学経済学研究科)
http://astand.asahi.com/magazine/wrbusiness/special/2014013000010.html

 NHKの朝のラジオ番組に出演予定だった中北徹・東洋大教授が、30日放送予定だった番組内で脱原発をテーマに取り上げようとしたところ、NHK側にテーマ自体の変更を求められ、放送が中止になった。今後の出演などにはついては現在のところ不明。「都知事選中は原発問題はやめてほしい」と言われたという。

 番組は月〜金曜の午前5〜8時のラジオ第1放送「ラジオあさいちばん」。中北教授は「ビジネス展望」というコーナーに20年来出演しており、30日朝も「原発の再稼働のコストと事故リスク」をテーマに出演する予定だった。だが、前日に原稿案を見せたところ、ディレクターに「テーマを変えてくれ」と言われたという。

 いったいそれはどのような内容っだったのか。WEBRONZAはその原稿案を紹介する。一連の報道を受け、中北教授に依頼し、提供を受けた。以下がその全文だ。

(以下略)



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/291.html
記事 [政治・選挙・NHK161] 都知事選 進次郎氏も対象? 舛添氏応援名簿の未提出者に「おとがめある」(産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140211-00000505-san-pol
産経新聞 2月11日(火)8時0分配信


 自民党の萩生田(はぎうだ)光一総裁特別補佐は10日夜、BSフジの報道番組で、東京都知事選で舛添要一元厚生労働相を支援するため、党が所属国会議員(都連所属除く)に提出を求めた「都内在住者名簿」の未提出者について、「もし出していない人がいれば、小泉進次郎内閣府兼復興政務官に限らず、きちんとしたおとがめがあると思う」と述べた。

 進次郎氏は、かつて党を除名された舛添氏について「応援する大義はない」と述べ、支援を拒否していた。


http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/292.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 宇都宮氏が、他の候補者のように著名人の応援がほとんどない中で、2位という結果を残したことは、無名の庶民が主役となる社会運
https://twitter.com/yujinfuse/status/432912385154637824

布施 祐仁
@yujinfuse

よりましな政治を実現するために、小異をいったん置いて大同に就き、候補者を「一本化」するということはあることだ。しかし、片方が「原発ゼロ」以外に政策も出していない段階で、政策のすり合わせもできないのに、一方的に「元首相の方が勝てるから降りろ」というのは、あり得ない話だった。

しかも、それをこちら側が断ったら、「一本化」を求めて動いた人たちは細川支持を表明した。細川氏は基本政策すらまだ発表していなかったにもかかわらず、だ。このころの彼らの宇都宮氏に対する言葉は失礼なものが多かった。一言でいうと「知名度のない宇都宮では勝てない」ということだった。

僕は、この言葉は宇都宮氏だけでなく、無名の我々にも向けられていると感じた。「無名なやつらは出る幕なし」と馬鹿にされているような気持ちになった。これで闘志に火が点いたのは宇都宮氏だけではなかった。でも僕だって悩まなかったわけじゃない。舛添を勝たせないために何がベストか真剣に考えた。

しかし、一般論としてどんなに一本化が望ましくたって、基本政策での一致なき一本化はあり得ない。それに、そもそも細川氏に一本化の意思はまったくなかった。理由は、小泉と組みさえすれば空中戦だけで勝てると考えたことと、共産党が推薦する宇都宮とは組めないということだったと僕はみている。

細川氏に一本化の協議をする意思がない、つまり政策のすり合わせをする意思がないにもかかわらず、一本化を求める人たちは一方的に宇都宮では勝てないから降りろと言った。これまで長年、社会運動をやってきた人たちがこういう行動をとったことに、正直、驚きを禁じ得なかった。

告示日前夜に細川氏が出馬会見をし、基本政策の中に国家戦略特区の活用や規制緩和の推進が入っているのを確認した時、細川氏との一本化などそもそもあり得なかったのだと理解した。一本化を求めた人たちは、これまでこうした新自由主義的政策に反対してきた人たちだ。

彼らは、宇都宮氏に降りろと言うだけでなく、細川氏に、こうした新自由主義的政策を取り下げるように働きかけたのだろうか。社会運動をやってきた立場で一本化を目指すというのは、そういうことではないか。それもなく、勝手連として細川氏の応援に乗り出したことに、さらに驚きを禁じ得なかった。

「新自由主義がどうだとか、言ってる場合じゃない」という鎌田慧氏の発言に象徴される、脱原発の都知事が実現さえすれば、あとは何でもいいという立場を、我々が共有できるはずがなかった。国家戦略特区や新自由主義の問題はまさしく、原発と同様、命の問題だからだ。

あと、細川氏が知事になることが「安倍政権を倒す最後のチャンス」的な言説もまったく理解できなかった。確かに、自公が推す舛添氏が敗れれば安倍政権にとっては打撃にはなるだろうが、それで政権が倒れるわけではない。それに、細川都政が安倍政権と対峙するのは原発政策だけの可能性もあった。

これでは、安倍政権にとって、政権崩壊につながるほどの打撃にはならないだろう。仮に宇都宮氏が知事になっても、それで政治の潮目に変化をつくれたとしても、すぐに安倍政権が倒れるわけではない。結局は、世論と社会運動の圧力がなければ、任期前の政権打倒は実現しない。

安倍倒閣運動には、脱原発、消費税増税反対、改憲反対、社会保障改革反対、TPP反対、辺野古移設反対など様々なイシューの社会運動が合流する必要がある。本当の「チャンス」は、この運動の中にこそある。運動の力を信じていれば、選挙が「最後のチャンス」という言葉は出てこないはずである。

宇都宮氏が、他の候補者のように著名人の応援がほとんどない中で、2位という結果を残したことは、無名の庶民が主役となる社会運動のパワーと可能性を示したとも言える。僕たちは、ここに依拠して、前を向いて進んでいくしかない。社会を変えるのは、著名人ではなく、僕たち一人ひとりの行動なのだ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/293.html
記事 [政治・選挙・NHK161] 脱原発を大きなうねりに! 「いま日本は、原発なしで発展していくか否かの分岐点に立っている」 細川護熙 
https://twitter.com/morihirotokyo/status/432862021516677121

細川護熙‏@morihirotokyo
細川もりひろよりご挨拶 「選挙を終えて」 http://tokyo-tonosama.com/download/message.pdf … #細川護熙 #都知事選

http://tokyo-tonosama.com/download/message.pdf


 脱原発を大きなうねりに


 このたびの都知事選では、多くの都民の皆様から熱いご支持、ご支援をいただきました。特に先頭に立って支援して下さった多くの同憂の志の皆さま方に、まずもって深く感謝の意を表する次第です。

 今回は私の力が及ばず、残念な結果となりました。出馬への逡巡があったために準備期間が短かったこと、脱原発が争点としてなかなか取り上げられなかったこと、つまり原発の問題を争点とさせまいとする力が働いたこと、その他にもいくつか要因があったと思います。日々感じていた街頭での熱気と、本日判明した選挙結果との落差の大きさに、改めて努力が不足していたことを痛感するとともに、熱心に応援して下さった皆様方のご期待に沿えなかったことを、誠に申し訳なく思っております。

 今回出馬してわかったことは、私が想像していた以上に、東京の将来、日本の先行きに危機感をいだいている方が多かったということです。3・11 の東日本大震災は、私たちにいくつもの大きな課題を突きつけました。私は原発の再稼働をやめて、自然エネルギーとエネルギーの効率化によってあらたな成長をうながしていくことが、日本の将来にとってベストな選択だと訴え続けてきました。実際世論調査でも、原発を「ただちにゼロにする」「近い将来ゼロにする」という人が74%を占めています。まさにいま日本は、原発なしで発展していくか否かの分岐点に立っていると、私はそう確信しています。

 そしてまた、今回の選挙は、私にとって脱原発を実現する戦いであるとともに、戦前の日本に戻すかのような流れに立ち向かう戦いでもありました。

 今回の結果は結果として受けとめながら、いま、この時から、私は今回一緒に立ちあがっていただいた志を同じくする方々と幅広く連携し、脱原発の活動をこれからも自分の信念としてしっかりと次の世代につなげていくつもりです。脱原発はイデオロギーの問題ではありません。私はまさに覚悟の問題だと思っています。

私とともに連日街頭で運動を支えてくださった、小泉元総理にここに改めて深い感謝と敬意を表するとともに、励ましていただいた多くの応援団、ボランティアの皆様方にも心より御礼と感謝を申し上げます。

 有難うございました。

                               平成26 年2 月9 日

                                    細川護熙


 小泉元総理は、2 月9 日の開票時に、「これからも原発ゼロの国造りを目指して、微力ですが努力を続けてまいります」とコメントを寄せていただきました。皆さま方におかれましても引き続き、脱原発に向けて、ご協力、ご声援をいただきますよう、心よりお願い申し上げます。

 今後の活動につきましては、概要が固まり次第ご報告させていただきます。


関連記事
目先の利益と未来の利益  田中 良紹 
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/290.html



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/294.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 三笠宮の言葉「偽りを述べる者が愛国者とたたえられ、真実を語る者が売国奴と罵られた世の中を、私は経験してきた。……それは過
去のことだと安心してはおれない。」


https://twitter.com/jomaruyan/status/432881606471077888

上丸洋一
@jomaruyan
昭和天皇の弟で歴史学者の三笠宮崇仁は、建国記念の日の制定を「紀元節」の復活とみて反対した。「国が二月十一日を紀元節と決めたら、せっかく考古学者や歴史学者が命がけで積上げてきた日本古代の年代体系はどうなることでしょう。ほんとうに恐ろしいことだと思います」→続

続)三笠宮の言葉「偽りを述べる者が愛国者とたたえられ、真実を語る者が売国奴と罵られた世の中を、私は経験してきた。……それは過去のことだと安心してはおれない。もうすでに、現実の問題として現われ始めているのではないか。紀元節復活論のごときは、その氷山の一角にすぎぬのではあるまいか」

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https://twitter.com/tart_k/status/432990264768987136

黒蜜タルト
@tart_k

また大ウソ、完全な植民地化に邁進。 「私たちの愛する国、日本を、より美しい、誇りある国にしていく責任を痛感し、決意を新たにしています」【首相、建国記念日で初メッセージ 「誇りある国に決意」】


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https://twitter.com/GAKU_IZ/status/432898662373416961

GAKU
@GAKU_IZ

もう東京新聞来た…
pic.twitter.com/oQMeFeiprx


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https://twitter.com/naoyafujiwara/status/433024671944949760

藤原直哉
@naoyafujiwara

田母神氏、選挙が終わってからウォールストリートジャーナルが大々的に紹介。記事の一番下に本音が書いてある。「超国家主義的思想の田母神氏、都知事選で大健闘」

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田母神氏は論文で次のように述べている。

「日本が中国大陸や朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争に突入し3百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かない過ちを犯したという人がいる。しかしこれも今では、日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している」



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/295.html
記事 [政治・選挙・NHK161] 「舛添要一が有権者に寄付行為」で刑事告発・元検察官三井環氏2/9岩上安身氏インタビュー(一部文字起こし) 
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3555.html
2014-02-10(11:40)  みんな楽しくHappy♡がいい♪


2014/02/09 【東京都知事選】
当選の舛添要一氏に公職選挙法違反疑惑が浮上
〜刑事告発した元大阪高検公安部長の三井環氏を岩上安身が直撃


岩上:
私は今「市民連帯の会」代表の三井環(たまき)さんのオフィスの方にきております。
三井さんは「市民連帯の会」の代表を務めておられますけれども、もともとは大阪高検。
検察ですね、高検の公安部長をお勤めになっておられた、もともとは検察官の方です。

三井さんがこの度、ま、今夜ですね、明らかになりましたけれども、
当確がうたれました都知事選、舛添要一さんが都知事におなりになることがほぼ決定的になった。

三井:当選確率になったんですか。

岩上:そうですね。

三井:ああ。

岩上:
8時過ぎてすぐに当確がうたれて、舛添さんの事務所ではご本人が記者会見を行って、
我々も今、中継をしてたところだったんですけれども、
これで間違いなく舛添要一知事が誕生する訳ですけれども。
しかしこの舛添さんに疑惑があるという事で、刑事告発を行ったと。
2月8日に刑事告発を行っているということですね。

25
告発状というものがここにあります。
2月8日とハッキリ書いてあります。
これ、ネットで公開されているんですよね。


三井:全部公開します。

岩上:すごいですね。

三井:私の「市民連帯の会」のホームページでも、会員にも全員に送付していますからね。

岩上:これは住所、電話番号、

三井:
私の場合は全部そうなの。猪瀬さんの場合も全て書くから。
他の人は猪瀬の人事権でも告発をしているけれども、隠れたまま作っているからね。
住所も電話番号も、責任があるでしょうな、告発するというのはね。

岩上:
告発は責任ありますよね。
小沢さんの事件なんかはそうでしたね。
告発者が最後の最後まで明らかにならなかったですね。

三井:そうでしょ、

岩上:
こういう告発者というのは責任があるから、全部自分の住所も電話番号もさらすんだということで、
大変堂々と公開して告発をされている訳ですけど、
これはどういう事なのか?
そしてなぜ告発に至ったのか?
これをきっかけを含めてお話しいただければと思います。

三井:この文の告発ですか?舛添の?

岩上:はい。

三井:
これはね、最初は日刊ゲンダイの記事。
最初は、出発点は。
7日だったかな?日刊ゲンダイの記事をみたのが最初の出発点だったんですよ。
ある舛添の講演会の、田町ですか、田町で講演会を開いて、5000人ぐらい集まったらしいけれども、

岩上:町田で

三井:
ホテル・ザ・エルシィ町田だね、はい。
法定ビラと一緒に東京五輪の特製バッジ、バッジもなんか、日刊ゲンダイに写真が出ていましたよね。
まだ私は現物を見ていないんですけれども、ま、3000円相当らしいけれども「配った」ということですから、
これは明らかに寄付行為に該当しますよね。

岩上:寄付行為。3000円相当のバッジを

三井:
500人に配ったとすると、1500万。一つの会場でね。
たまたまある人物がその会場に行って法定ビラと一緒にバッジを貰ったらしいんですよ。
それがこの事件のきっかけなんだけどもね。
まぁ、他のところでも当然やっているわけで、

岩上:他の会場でも、

三井:
どれだけ講演会を開いたかは私は把握していません。
それは捜査したらすぐわかる事やから。
どれくらいの金額になるのか、全部講演会の会場を調べて、そして代表者を調べれば全部計算できるからね。
だから、金額は大きいんですよ。
1つのバッジは3000円位かもしれないけれどね、規模が大きい。

岩上:10か所でやったとしても同様の規模だと1500万位になると、

三井:そうだね。

岩上:
そうするとこれは、寄付行為という言葉になっていますけれども、
有権者を買収している事に相当するという事なんですか?

三井:それもあるし、買収というか

岩上:本来は有権者にそのような形で物品を提供しちゃならない。

三井:
提供しちゃならんというのが規定ですよね、公職選挙法のね。
それが買収になるかどうかは別にして、物品をプレゼントしたらいかんという事は
禁固1年以下でちょっと低いけどね。

岩上:そうするとこれは何処に出されて、どういう成り行きになっていくと?

三井:警視庁の捜査2課宛てですよ。

岩上:
なるほど、警視庁捜査2課。
捜査2課の方に出して、「捜査をして下さい」と。

三井:そうです。

岩上:これは受理して捜査されそうなんですか?

三井:それは分からない、私は知らないから。

岩上:
わからない。
しかしまァ、このようなものを出されたという事を公開している訳ですから、
警視庁が全く握りつぶしてしまうとか、見て見ぬふりとか、できないだろう・・・、ということを

三井:
と、思いますけどね。
ただ舛添が知事に当選確実という事になると、あそこは警視庁の上やもんね。
でね、わたしね、特捜部にやろうかという、最初気持ちがあったんですよ。

岩上:東京地検特捜部

三井:
ええ。
特捜部だったら、舛添でも関係ないからね。
捜査2課といったら舛添と強い関係があるからね。
でも「そちらの方が面白いんじゃないか」って思ったんですよ。

特捜部なら、これを当然受理しますよ。
捜査2課だったらね、まだこの時には舛添が知事になるという事は分かってないけども、
もし知事になった時には(捜査2課とは)強い関連性があるじゃないですか。
だから「不受理にする」とかね。
「そうなったらまた面白いな」と思って出したんですよ。


岩上:
「面白い」というのは、「不受理」というのはあからさまだろうと。
「自分の上長については捜査をしない」というのはあまり公正ではない。
そういう結論を警視庁は出すのか?と。
挑戦しているんですか?


三井:
もしね、そういう事をやるんだとすればね、
まずは無いと思うけどね。

岩上:「無い」というのはどういう事?

三井:「不受理」にすることはまずないと思うけどね。

岩上:「受理」して、捜査はする。その後、送検するかどうか?ですね。

三井:ま、捜査をすれば送検せざるを得ないからね。

岩上:送検せざるを得ない。

三井:捜査が曖昧であればね、ま、そこは問題だけれども。

岩上:
そうするとこの後の流れとしては、
1.不受理にするか、
2.受理して捜査して送検するか、このふたつだと。

三井:ふたつですね。

岩上:
仮に捜査は形式的でもなんでも、ま、行ったとして、
あと今度は判断は、検察の判断になると。

三井:そう、そう、そうです。

岩上:これ、受理、不受理の答は何時出るんですか?

三井:わからないですよ

岩上:
これはわからない。
あるいは、告発人のところに連絡がある?

三井:そういう規定はない。

岩上:そういう規定はない?

三井:ええ。
告発するでしょ、これは警察でも検察でも同じだけど、
「受理しました」とか「しない」という様な通知は無い。

岩上:発表するんですか?

三井:ないない。

岩上:発表もしないんですか?

三井:
ない。
あるのは「処分通知書」はきます。
これは、文書でね。
それは規定があるから、処分通知書は必ずきます。
で、くればね、内容が不服なら検察審査がもう一度できるじゃないですか。
そのために文書がくるんですよ。
ただ、告発してそこで回答、「受理しました」「受理しませんよ」という事は一切ありません。

岩上:じゃあ「処分通知書」って言うのには何を書いてくるんですか?

三井:捜査して、たとえば起訴しました、不起訴にしました、って言う事でね。

岩上:
ああ。じゃあ送検して後の事は、起訴か不起訴は通知があるけれども、
それ以前の受理、不受理は黙っている

三井:一切ありませんよ。

岩上:
じゃあ分からないですね。
どの段階で三井さんは、「これは不受理にしたな」と判断するんですか?

三井:これはしばらく時間が経過したらわかるでしょう。捜査してもらったら。

岩上:その段階でどういうアクションを起こすんですか?

三井:
「不起訴」という通知があればね、たとえば警察審査会というアクションを起こす事が出来るんだけども、
なにもしなかったら、何もできませんよ。(笑)

岩上:
(笑)なんにもしないっていう事が出来るんですか?
そういう、警察、検察のサボタージュっていうのもあるんですか?

三井:通常はあり得んと思うけどね、通常はね。

岩上:通常はあり得ない。

三井:ちゃんと犯罪事実を書いて告発すればね、

岩上:これは犯罪事実が書かれている、きちんとした告発状であると。

三井:そう思っています、私は。

岩上:
思ってらっしゃる。
これは自信を持って、元大阪高検公安部長が言われている訳ですからね。
一般の法律に疎い素人ではありませんからね。
大変重みがあるんじゃないかなと私は思ったりするんですけど。
警視庁にこれを突き付けた。
警視庁が動かないと、どうなるんだろう?と非常に気になるんですが、
他方おっしゃった、「特捜部の方にも出す」という事は無いんですか?

三井:
その動きによってね、警視庁の捜査の動きによってはね、
全くしなかったらそちらに出さざるを得ないじゃないですか。

岩上:全くやらないという事は異例中の異例というか、おかしい事なんですか?

三井:
そうそうおかしい。
特に舛添が知事になったとするとね。
そのことを念頭に置いて警視庁2課に出したんだから。

岩上:ちょっと意地悪な出し方をしたわけですね。

三井:
そうそうそう。
最初はね、特捜部宛てにしようかと思ったんです。
ただ、事件そのものがね、禁固1年以下の事件やからね。
それもあるけれども、もしかして知事になった場合、強い関連性があるじゃないですか。
警視庁はね。
だからその方が面白いかなと思って。

岩上:
なるほど。
あの、たぶんまだあまりお詳しくはないと思うんですけれども、
実はこの告示期間中にですね、赤旗が報じ、その後週間文春と日刊ゲンダイが追随して追った
「2億5000万円の政党助成金を不正使用したのではないか?」という案件があります。
こちらの事はまだ詳しくはご存じないと、

三井:いま岩上さんから一部の資料をもらっただけやからね。

岩上:
要するに告示期間中という事でですね、メディアもみんな黙っていた訳です。
しかし、各メディアとも、もう選挙が終わったわけですから、
これを全く無視するという事はいくら何でもないだろうと。

三井:これは、赤旗はもう選挙前に書いている訳ですよね。

岩上:書いていますね。

三井:週刊文春も。

岩上:
週刊文春と日刊ゲンダイは出しました。
しかし他の、いわゆる大メディア。
大新聞と、それからテレビ、そういうマスメディアは全く黙殺をした。
告示期間という事もあったんでしょう。
しかし、もともとこの都知事選が行われたというのは、猪瀬さんの5000万円の受領がおかしいということから、
つまり政治とカネの問題でスタートしている訳ですよね。
で、その5倍の2億5000万というお金が、

三井:
仮にね、政党助成金のこの2億5000万の金が、なんらかの犯罪に該当するとなると、
5000万とは全然違うからね。
うーん、5倍だからね。

岩上:
これは大きな問題になるかもしれません。
その場合は、しかしずーっと誰も何も言わないでいたら、また、三井環さん、これ告発を。

三井:
少しこれは勉強せんとね。
メディアの動きも、どういう報道をするかね。
また資料を取り寄せて、検討して、「犯罪が成立する」のであれば私がしますよ。

岩上:
なるほど。
これはきちんと法律家の目で見て、元検察官の目で見て、
いろいろ疑惑はあるけれども犯罪が成立する、あるいはその構成要件があると言いきれない場合がある。
その場合はできないけど、
これは明らかに抵触しているなと思ったら、告発をすると。

三井:
そう。
告発というのはね、皆さん誤解しているかもしれないけれども、
告発段階で確実に●●●は、まずというか、絶対にないんですよ。

岩上:え?

三井:それは捜査機関じゃないからね

岩上:捜査機関じゃないから

三井:
だから絶対にこれは立証できる、確実に立証できるという様な事ではないんです、告発という事はね。
告発というのはある犯罪事実があると考えられた場合に、
「こういう観点で捜査をして下さいよ」というのが告発ですからね。

岩上:なるほど、なるほど。

三井:その段階で法律の証拠があるという事はできません、捜査機関じゃないんだから。

岩上:だからこれはかなり疑わしいから捜査して下さいと、

三井:この(舛添の)寄付の行為?これは完全に間違いないでしょう、事実そのものはね。

岩上:
これは物証もあるわけだし、沢山の目撃者もいるという事で、
まぁ微罪なのかもしれないけれど、しかし、けしからんではないかということですよね。

これによって知事が辞任するなんていう事はあると思いますか?

三井:この案件だけではないでしょう。

岩上:この案件だけではない。陳謝して終わりと。

三井:こちら(2億5000万)だよね。

岩上:
これは大きいですよね。
禁固1年といっても実際に禁固1年になる事はあまりないんですよね?罰金とかですまされると。

三井:
まぁ、どれだけ配ったかね。
1000万超えちゃったら大きいわね、これね。

岩上:ご本人の関与があったかどうかとか、そういうことも大きい。

三井:それはある。

岩上:なるほどね。

三井:それは関与がないことは無いわけでね、演説しているんだから。

岩上:
目の前で見ているんだから。
ま、気付いていたという事はあるという事ですね。
これから成り行きを見ていきたいと思いますし、
あと三井さん自身のこれからの動き方というものも我々は注目していきたいと思っています。

15:43
三井:
「市民連帯の会」って今まで建設問題ばっかり告発してきたじゃないですか。
会員の方もね、「今度は猪瀬直樹をやったんですか、建設問題ばかりじゃないんですか」と、
「いや違いますよ」と。
「不正義があったらどういうところでもやるんですよ」と。
だから猪瀬もその一つの場面ですよと。

岩上:猪瀬さんの件は、例の5000万の件を「これを捜査して下さい」ってやったんですか

三井:そうそうそう。

岩上:それはどうなったんですか?その刑事告発は。

三井:まだこれからじゃないですか、それは。

岩上:まだ、まだ。でも告発状は出したんですか?

16;21〜猪瀬の件 http://youtu.be/0PivMexbWWs?t=16m21s

23:36〜
岩上:三井さんの方に一般紙とかは、この件で取材にきているんですか?
三井:4社
岩上:まだ出てないけれども、
三井:そうそう、これから。来週、来週。
岩上:まだ出てないけれども4社ほどは仕込みの取材をしているそうです。

有権者に寄付行為 市民団体が舛添氏を選挙違反で刑事告発
http://gendai.net/articles/view/news/147845
日刊ゲンダイ 2014年2月8日 掲載

当選でも猪瀬の二の舞
 
日刊ゲンダイ本紙が7日報じた都知事選・舛添要一候補の選挙違反疑惑が市民団体の告発に発展した。

「市民連帯の会」(代表・三井環元大阪高検公安部長)は、個人演説会で来場者に「五輪バッジ」を配っていたとして、舛添本人と演説会の受付スタッフを、公職選挙法違反(寄付の禁止)の容疑で、8日警視庁に告発状を送付したという。

告発状によると、今月5日、東京都町田市のホテルで開催された個人演説会で、舛添本人と受付スタッフ数人は約500人の来場者に対し、選挙用の法定ビラと一緒に東京五輪の特製バッジ(時価3000円相当)を配布して、同額を寄付したとしている。

公選法199条2の寄付行為の罰則は、1年以下の禁錮または30万円以下の罰金。舛添がたとえ都知事になったとしても、猪瀬同様、公選法違反容疑で追及される可能性が出てきた。

有権者に五輪バッジを配布…舛添氏に「選挙違反疑惑」が浮上
http://gendai.net/articles/view/news/147802
日刊ゲンダイ 2014年2月7日 掲載

都知事選もいよいよ大詰め。土壇場に来て、モーレツな逆風が吹き始めた。舛添要一元厚労相(65)の過去の女性蔑視発言を問題視する市民団体「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」が発足。6日都内で緊急記者会見を開き、「舛添だけは都知事にさせない」「舛添だけは落選させる」と怒りのシュプレヒコールを上げた。

<女は生理のときはノーマルじゃない。異常です><カネを持っている“奴らジジババ”からカネを取るため消費税を上げろ>……。日刊ゲンダイの既報通り、舛添の女性や高齢者に対する蔑視発言は、枚挙にいとまがない。

さすがに、女性の怒りに火がついた。6日の会見では<女性蔑視、老人蔑視、弱者蔑視の舛添要一は都知事にふさわしくありません>と書かれたポスターが壁に張られ、女優の木内みどりさんや都内外の主婦ら駆けつけた賛同者が1人ずつ、「舛添を都知事にしたくない理由」について発言。

「女性蔑視が(都の)政策に反映されたら大変」「舛添さんは(選挙で)世界一という言葉を使っているが、舛添さんを選んだら世界一恥ずかしい都民になる」「高齢者や弱者に非常に冷たい舛添さんが都知事になったら大変」「女性は舛添さんだけには入れちゃいけない」などと訴えた。

活動はネットでも拡散されていて、直木賞作家の中島京子さんもシェアしている。

身から出たサビとはいえ、よくまあ、これだけ嫌われたものだ。一昨日に発足したばかりの会だというのに、同会サイトのアクセス数は6日までに7万5000件、賛同者も3000人に迫る勢いだという。

■演説会の来場者に五輪バッジをプレゼント

本気になった女性は怖いが、舛添への“逆風”はこれだけじゃない。公選法違反疑惑が浮上しているのだ。

5日午後6時半から東京・町田の「ホテル ザ・エルシィ町田」で開かれた舛添の個人演説会でのこと。

「受付のスタッフが、来場した有権者に、法定ビラと一緒に東京五輪の特製バッジを配っていたんです」(関係者)

バッジは非売品だが、ネット競売で3000円ほどで売買されているレア物だ。

「経緯はどうあれ、ビラ以外の物品を配った場合には、公選法199条にある候補者の『寄付の禁止』に抵触する恐れがあります」(都選挙管理委員会)

これまで何度も選挙を経験してきた舛添が、そんな初歩的なことを知らないわけがない。王手をかけているからと、ナメてかかっているんじゃないのか。舛添事務所に事実関係を問い合わせてみたが、6日までに回答はなかった。

元側近議員が怒りの告発! 舛添氏「税金で借金返済」疑惑
http://gendai.net/articles/view/news/147778
日刊ゲンダイ 2014年2月6日 掲載

「公金である政党助成金が(舛添氏らの)不透明な借金返済に消えた疑いがあります」――。都知事選に立候補している舛添要一元厚労相(65)の元側近議員が怒りの“告発”だ。舛添の「政治とカネ」疑惑を日刊ゲンダイ本紙に激白したのは元参院議員の矢野哲朗氏(67)。10年に舛添が立ち上げた「新党改革」の代表代行だった。元側近が暴露した舛添の正体は、都知事の資質どころか人間性すら疑われる。

新党改革時代の舛添の不透明なカネの動きが発覚したのは1月下旬のこと。大新聞・テレビは一切報じないが、新党改革が銀行から借りた2億5000万円について、いずれも税金が原資の政党助成金や、所属議員の数に応じて支給される「立法事務費」で違法に返済したのではないか、という疑惑だ。

さらに舛添は、代表を務める複数の政治団体事務所を自宅に置き、「家賃」として妻が社長の「舛添政治経済研究所」に3年間で総額約1500万円を支払っていた。

一連の疑惑について、矢野氏はこう憤りを口にするのだ。

「すべて報じられている通りです。もとは国民の税金なのにひど過ぎる。振り返れば、反民主、非自民で国民の期待に応えようと新党立ち上げに協力しましたが、純粋な思いを大きく踏みにじられた感じがします。一体何のために新党をつくったのかという思いですよ」

矢野氏が続ける。

「そもそも新党改革は結党以来、一度も総会を開かなかった。党の活動実態もほとんどありませんでした。(代表代行として)代表の舛添氏に口頭で『党の方針を決めるべき』と何度も総会の開催を求めたのに、まったく聞く耳を持ちませんでした」

■当選しても猪瀬前知事の二の舞い

その後、党役員会の承認もないまま、党が2億5000万円もの巨額のカネを借り入れていたことや、不透明なカネの流れが判明したという。

「堪忍袋の緒が切れましたね。党の私物化ですよ。公金なのだから、きちんとした表の場で使途を明らかにしないといけないと思いました。そこで昨年2月から6月にかけ、複数回にわたって内容証明を送って党大会の開催や会計の公表を求めたのですが、舛添氏は一切応じませんでした」

いやはや、こんな男がかつて「総理に一番近い男」と呼ばれ、都知事の座に「王手」をかけているとは許せない。

「(舛添の都知事選立候補は)何を考えているのかと思いますね。仮に都知事になったら、この疑惑は都議会で必ず追及されますよ。前任者(猪瀬直樹)と同じ事態にまたなるわけです」

舛添事務所に、この問題の見解をあらためて聞いたが、何の回答もなかった。
今からでも遅くない。都民は賢明な判断を下すべきだ。


政党助成金くるくる回ってオレのカネ  舛添要一氏 
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3535.html
赤旗の記事



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/296.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 時時刻刻 田母神氏60万票の意味 「ネット保守」支持 都知事選  朝日新聞
 9日投開票の東京都知事選で、田母神俊雄氏(65)が60万票余りを獲得した。支援者らは、従来の保守層よりも過激な傾向があり、愛国的なネットユーザーたちである「ネット保守」が予想を超える善戦を生んだと沸き立つ。これまで実態が見えなかった新たな保守層が、田母神氏の「基礎票」になって現れた、との見方もある。

 9日午後8時半過ぎ、東京・市谷の選挙事務所に姿を見せた田母神氏には、悔しさがにじんでいた。

 報道各社が舛添要一氏(65)の当選確実を伝えた直後に記者会見に臨んだ田母神氏は、はじめこそ「組織票がない中で一定の成果はあった。満足すべきかなと思う」と選挙戦を総括した。しかし、敗戦のショックからか、その言葉には次第に悔しさが募っていった。「やっぱり組織票は強いんだなあと実感した」。会見を10分余りで終えると、事務所を去った。

 だが、午後9時を過ぎて開票が始まると、事務所の雰囲気は一変した。当初は「30万票は堅い」(陣営幹部)と見ていた得票を大きく上回る伸びを見せたからだ。支持者らは沸き立ち、陣営幹部は「負けた気がしない。戦後日本の欺瞞(ぎまん)、偽善にうんざりしている人たちがこれだけいる。新しい政治勢力の誕生だ」と興奮を隠さなかった。

 選挙に初めて立候補した田母神氏の陣営はすべてが手探りだった。日本維新の会の石原慎太郎共同代表が応援にかけつけたものの、特定の政党や業界団体の支援は受けず、頼りはタカ派としての知名度とネットでの人気。告示前のラジオ番組のネット投票では、4万近い投票のうち約8割を獲得した。

 ただ、陣営はネット人気に頼っては当選は望めないと判断。景気対策、防災・福祉政策など、幅広く訴えた。街頭演説では、これらの内容に3分の2程度の時間を割いた。支援者に日の丸を振るのをやめさせ、丸の内のオフィス街では「私は本当にいい人なんです」と笑顔で練り歩いた。

 それでも演説が盛り上がったのは、強気の保守色を前面に出したときだった。選挙戦最終日の8日、JR秋葉原駅前の演説には大雪の中でも約200人が集まった。田母神氏が「侵略戦争、南京事件、従軍慰安婦、全部ウソだ」と訴えると、大きな拍手が湧いた。さらに、田母神氏は「外国人参政権には反対だ」「靖国神社に参拝して誇りある歴史を取り戻す」と主張。別の日の演説では、スピーカーの調子が悪くなると「中国の妨害電波が入りました」と冗談を飛ばし、笑いを誘った。

 ■強さ共感、新勢力の兆し

 田母神氏の演説の聴衆は、中高年の男性が中心だが、若い有権者の姿もあった。男性会社員(26)は「歴史の真実はわからないが、田母神氏のように考えれば誇りが持てる」と語り、女性会社員(25)は「平和を守る気持ちを維持するため、靖国神社を参拝すべきだ」。田母神氏に一票を投じた男子大学生(21)は「ぶれやすい政治家が多い中、強さを感じた」と語った。

 陣営は共産、社民両党が推薦する宇都宮健児氏(67)に肩を並べる得票を目指した。宇都宮氏には大差をつけられたものの約12%の得票率で60万票余りを得た。

 今回の結果は、保守勢力の歴史に新たな一歩をしるしたのか。選挙対策本部長を務めた保守系CS放送元社長の水島総氏は「『ネトウヨ』(保守、愛国的なネットユーザー、ネット右翼)という言葉は嫌いだが、彼らが支援のコアになった」と分析。立候補賛同人で「ネット右翼の逆襲」などの著書がある評論家の古谷経衡(つねひら)氏も「これまでネット空間で匿名の存在だった『ネット保守』『ネトウヨ』の実態は判然としなかった。しかし、今回の選挙は投票率が低く、実勢に近いネット保守の基礎票が明らかになったのではないか。新たな政治クラスター(集団)として顕在化したと言える」と語る。

 昨年夏の参院選の比例票では、共産党が約515万票、社民党は約126万票を獲得した。自民党の業界団体出身候補の得票数は郵政約43万、農協約34万。これらに匹敵する新たな政治勢力が、田母神氏の選挙結果に表れた可能性もある。

 ただ、今回の数字がそのまま「ネット保守」の基礎票と断定するには早いと、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は語る。「田母神氏がメディアから主要4候補として扱われたのも大きい」として、過激な傾向のネット保守だけでなくより幅広い保守層を取り込んだ結果だと指摘。「ネトウヨを中心に60万票取れるとは思えない」(秋山惣一郎、岡田昇)

 ■20代の24%が投票 都知事選、本社出口調査

 朝日新聞社の出口調査によると、田母神氏は20代と30代の若年層に浸透していた。また、原発を「ゼロにはしない」という人や、政策で「環境・防災」を重視する人の支持も集めた。支援した石原慎太郎氏が共同代表を務める日本維新の会の支持層を集め、自民党支持層の一部も獲得した。

 年齢別では、20代では、田母神氏に投票したのは24%に上り、舛添氏の36%に次いで2位だった。30代でも田母神氏は17%で、細川護熙氏の15%を上回った。男女別では、田母神氏に投票した割合は、男性が女性の1・7倍に上った。

 原発については「ゼロにはしない」という人のうち、29%が田母神氏に投票し、舛添氏の53%に次いだ。投票の際に最も重視する政策として「環境・防災」を選んだ人は、35%が田母神氏に投票した。舛添氏の42%に迫った。

 支持政党別にみると、維新支持層のうち25%が田母神氏に投票。舛添氏の36%に次いだ。自民支持層も16%が田母神氏に投票した。

 都知事選の投票率は46・14%で、過去3番目の低さだった。(鶴岡正寛)

 ◆キーワード

 <田母神(たもがみ)俊雄氏> 1948年生まれ。防衛大学校を卒業後、航空自衛隊に入隊。統合幕僚学校長、航空総隊司令官などを歴任し、2007年の第1次安倍政権下で航空自衛隊トップの航空幕僚長に就任。翌年、「我が国が侵略国家だというのはぬれぎぬだ」と主張する論文を発表し、更迭された。以後、保守派の論客として活躍し、保守や愛国的なネットユーザーから支持を受けた。


http://digital.asahi.com/articles/DA3S10973005.html

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投票した20代の24%が田母神に入れたということは共産党並みの得票率。相当に危険な状況と言える。
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/297.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 東電が舛添当選を歓迎+小泉パパは健在・進次郎は処分?+森がソチでも失言大魔王に (日本がアブナイ!) 
http://mewrun7.exblog.jp/21671774/
2014-02-11 09:16

 都知事選が終わって一夜明けて。昨日10日には、小泉元首相(76)が自宅付近で取材に応じ、カメラの前で、元気な姿を見せていた。(・・)

 小泉氏は、連日、細川護煕氏と共に街宣活動を行なって、「脱原発」を主張し続けていた上、最終日は風説の中で応援演説を何度も行なっていただけに、かなり疲れが出ているかな〜と懸念していたのであるが。声も枯れておらず、改めて「原発ゼロ」の国づくりに意欲を示していたです。(@@)

『小泉元首相は「いい経験だったなぁ。人間ね、年をとっても、やるべきことを見つけるとね、元気が出るもんだよ。うーん、まあ残念な結果だけどね。これから、やはり『原発ゼロ』国づくり、大事だからね。これからも続けていきますよ」と述べた。
小泉元首相は、「もう選挙戦をやることはない」としたものの、講演活動などは続けていくという。(FNN14年2月10日)

 また息子の小泉進次郎氏も、笑いながら「きのうも横須賀の実家でご飯を食べたんですけどね。いやぁ、元気でしたね。『これからも原発ゼロで頑張る』って言っていましたから、全く落胆ゼロでしたね」と語っていた。(同上)

* * * * *

 もしかしたら、「細川・小泉タッグが勝つことになったら、どうしよう?」と、最も戦々恐々としていたのは、東京電力だったのではないかと思うのだけど。<細川氏らは、知事になったら、東電の原発再稼動を認めないと宣言していたしね〜。(~_~;)>

 その東電の幹部は、(臆面もなく?)、舛添氏の当選を歓迎し、同氏への期待に示していたという。(>_<)

『舛添要一・元厚生労働相が初当選した東京都知事選から一夜明けた10日、東京電力など電力業界の関係者は安堵(あんど)の表情を浮かべた。「脱原発」を唱える細川護煕元首相らが当選すれば、各社が待ち望む原発再稼働が遠のく恐れがあったからだ。

 東京都は東京電力の株式1.2%を保有する大株主とあって、都知事の影響力が強い。東電幹部は、舛添氏をこう評した。
 「建設的な議論ができる人という印象だ」

 舛添氏も「脱原発」を唱えるものの、細川氏の「原発即ゼロ」路線とは一線を画しており、電力業界では「閣僚経験者として、現実路線を重視する人」とみられているからだ。
 猪瀬直樹前都知事は、値上げに強硬に反対したり、昨年には都立施設の電力調達先を東電から中部電力系に切り替えたりと、ことごとく東電と対立してきた。

 東電関係者は「本来、株主は株価を上げるために企業価値を高めようとするはずなのに、猪瀬さんは当社の足を引っ張っていた」と打ち明ける。
 「舛添氏は理詰め」との評もあるが、電力業界関係者からは「それでも、猪瀬さんよりきちんと話を聞いてくれそうだ」と期待の声が上がっている。(産経新聞14年2月10日)』

<そうそう。前記事で、猪瀬氏は、東京五輪の利権族に嫌われていたという話を書いたのだけど。
原発ムラにも嫌われていたので、早期退任に追い込まれたのではないかという話もあるのよね〜。(~_~;)>

 こうして東電が喜んでいるというような記事を見ると、「う〜ん、やっぱ都知事選に勝ちたかったな〜」という悔しさが、ふつふつと湧き出て来ちゃったりもするのだけど。(-"-)

 でも、世論調査や投票行動などを通じて、今でも都民&国民の6〜7割が、原発ゼロを支持して、再稼動に反対していることは確認できたし。少なくとも東電の柏崎刈羽原発の再稼動だけは、国民の力で何とか阻止したいと、改めて強い意欲を抱いたmewなのである。(**)

* * * * *
 
 話を小泉父子のことに戻すなら・・・。

 進次郎氏は、脱原発に関しては、当初から「父は父、私は私」として、父親と連携して活動することを否定。<昨日も、今後、連携することを否定していたらしい。>
 また、昨日は舛添氏に関して問われ、「都民が選んだ方だから、これからの健闘を祈る」とエールを送っていたのであるが。

 ただ、自民党が、都知事選で同党を除名された舛添氏を支援することに決まった時には、「大義名分がない」と批判し、選挙で舛添氏の応援活動をすることも拒否したことから、党内で物議をかもすことに。^^;<関連記事・『進次郎が舛添支援を拒否・・・』>
 
 安倍首相&周辺は、自民党の総裁&首相を務めた父の純一郎氏が敵方の支援に回った上、現に同党に所属する進次郎氏まで反旗を翻したことには、かなり不快感を覚えていたようで。
 昨日は、安倍側近の萩生田総裁補佐が、TVで小泉父子に対する不満をあらわしていたとのこと。また、進次郎氏が処分される可能性もあるという。^^;

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

『自民党の萩生田光一総裁特別補佐は10日夜、フジテレビのBS番組に出演し、東京都知事選で小泉純一郎元首相が党の方針に反して細川護熙元首相を支援したことに関し、「まな弟子の安倍晋三首相をサポートしてほしい。愛党の思いを持っていただいているなら、後輩たちの面倒を見てもらいたい」と不満を示した。

 小泉元首相の次男、進次郎内閣府政務官が党本部による舛添要一氏支援を「大義はない」と発言したことに関しても、「党としてプロセスを踏んでいる。組織人として全体を見る目を持ってもらわないといけない」と注文した。(時事通信14年2月10日)』

『自民党の萩生田光一筆頭副幹事長は10日夜、東京都知事選で所属国会議員に求めた支援者名簿の提出に応じなかった議員にペナルティーを検討していることを明らかにした。党が支援し当選した舛添要一元厚生労働相に対し「応援する大義はない」と明言した小泉進次郎復興政務官も提出していないもようで、対象となる可能性がある。
 萩生田氏は「何らかのけじめをつけることを検討している」と都内で記者団の質問に答えた。(河北新報14年2月10日)』

* * * * *

 そうそう。実は1月28日に、こんな記事が出ていたのだ。

『自民党の石破茂幹事長ら党幹部が、東京都知事選に出馬した舛添要一元厚生労働相を支援するため全所属議員(都連所属除く)に求めた「都内在住者名簿」の回収率が約4割(計145人、衆院108、参院37)にとどまったことが28日、分かった。
 石破氏は今月中旬、27日を提出期限に議員1人当たり100人の名簿を集めるよう要請。ところが、マスコミによる世論調査で「舛添氏優勢」の報道が相次いだこともあり、名簿提出を見送った議員が多かったとみられる。
 こうした状況に石破氏は憤慨。党は28日、未提出者に対し「自らの選挙との自覚のもと、全党を挙げて戦い抜く」とする名簿の督促文を送付した。(産経新聞14年1月28日)』

 産経新聞は、名簿を提出しない人が多かったのは、「舛添氏優勢」の報道が出たからだとしているのだが。
 上の「進次郎が舛添支援を拒否」にも書いたように、自民党議員の中には、安倍前政権や同党をさんざん批判しまくっていた上に、下野してすぐ同党を離党した舛添氏に不快感&嫌悪感を抱いている人がかなりいたので、消極的に舛添氏の応援や名簿集めをしようとは思わなかった人も少なからずいたように思うし。
 また、超保守派の中には、同じ思想を持つ田母神氏をひそかに支援していた人もいた様子。^^;

 石破幹事長も、舛添氏の除名処分の解除には消極的な姿勢を示していたという。

『自民党の石破茂幹事長は10日の記者会見で、東京都知事に当選した舛添要一氏に対する除名処分の解除について、「わが党の歴史の中で除名処分になった方が回復された例はない。本人や党内から意見があれば全く考えないわけではないが、そういう動きは承知してない」と述べ、消極的な考えを示した。(時事通信14年2月10日)』 

 mewは、その舛添氏に対する「しこり」は容易に消えないのではないかと思うし。今後、自民党の本部や都議団と舛添氏がぶつかるようなことがあった場合、その「しこり」がオモテに出て来るのではないかな〜と思ったりもしている。(~_~;)

* * * * * 

 当の舛添氏はと言えば、早速、自民党の役員会に顔を出して、安倍首相や党幹部に当選御礼のご挨拶を行なったとのこと。

『東京都知事選に初当選した舛添要一元厚生労働相は10日、国会内で開かれた自民党役員会に出席し、安倍晋三首相(党総裁)ら同党執行部に対し、選挙支援に対するお礼のあいさつを行った。
 安倍首相は「当選おめでとう。(東京で開催される)2020年のオリンピック・パラリンピックを成功させなければいけない。国としても支援したい」と述べ、東京都との連携を改めて呼びかけた。
 舛添氏も「東京が牽引(けんいん)役となって経済(の再生)も、東京五輪・パラリンピック成功も前に進めていきたい」と応じた。(産経新聞14年2月10日)』

 昨日も書いたように、安倍首相が党内の反発を押し切って、舛添氏を支援することに決めたのは、東京五輪絡みの利権を確保するためだったわけで。
 舛添氏には、安倍自民党や森元首相が率いる大会組織委員会(with財界)と協力して、何が何でも東京五輪を成功させるという使命があるのだ。(~_~;)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 舛添氏は、昨日、ソチ五輪を視察中の大会組織委の森喜朗会長とも電話で話して、早くも都知事として、ソチ五輪の閉会式に出席することを決めたとのこと。(@@)

『2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会のレセプションが10日、ソチの五輪公園内で行われ、森喜朗会長は東京都知事に当選した舛添要一氏から電話があったことを明らかにしたうえで「『生涯をかけて成功に努力する』と話していた。安倍晋三首相や私とも考え方も合っている」と紹介。同氏がソチ五輪の閉会式に出席する見通しを示した。

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長、ロゲ前会長、準備を監督する調整委員長のコーツ副会長らを含め、国内外から285人が出席。バッハ会長は「日本は五輪精神をよく理解している。ともに成功に向けて努力していきたい」と祝辞を述べた。(毎日新聞14年2月10日)』

<舛添くんも、こうして、だんだん(ズブズブと?)世界に広がる五輪利権の輪の中に、取り込まれて行くのね。(~_~;)>

* * * * * 

 森元首相は、五輪組織委員長として、ソチ五輪の開会式にも出席。大会期間中は、ずっと現地で視察を行なったり、IOCや各国の委員などと交流を深めたりして、東京五輪の準備活動に意欲的に取り組んでいるようなのだけど。<個人的に親しいプーチン大統領とも会談を行なったとか。>

 ただ、森氏の76歳という年齢に関しては、国内外から問題視されており、「オール・ジャパン」ならぬ「オールド・ジャパン」と揶揄されているとか。(~_~;)

 まあ、70〜80代になっても、mewより元気に活躍している人はた〜くさんいるので、年齢だけでは決められないところがあるのだが。森氏自身、先月には、6年半後の五輪の準備を行なうというのに、自ら「あと5〜6年しか生きられない運命だ」と発言しているだけに(これを聞いた時には「じゃあ、引き受けるなよ」と思わずツッコンだmew>、尚更に不安を覚える人もいるのではないかと察する。

「森喜朗元首相(76)は14日、都内で開かれた共同通信きさらぎ会で講演し、2020年開催の東京五輪について「私なりに協力する」と述べ、大会組織委員会会長に就任する意向を表明した。
 同時に「会長になりたいと思っているわけではないが、頼まれると手伝ってやろうかなと思っているうちに中にどんどん入れられてしまう。今年77歳だ。うまくいってあと5、6年しか生きられない運命だ。最後のご奉公だ」と強調した。(共同通信14年1月14日)』

* * * * *

 また、森氏は今週、ソチで海外メディアを対象とした会見を行なったのだが。その際に、森氏を含めて役員がみんな高齢である上、女性がひとりもいないことや、語学力に乏しい森元首相が組織委を率いることに疑問を呈する声が出ていたとのこと。^^;
 しかも、森氏は早速、「英語は敵国語だったから理解できない」などと失言大魔王ぶりを発揮したという。(~_~;)

『2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が9日、ソチ五輪のメインプレスセンターで記者会見して国内外のメディアに「国の力を示すのでなく平和大国としての姿や(東日本大震災からの)復興で世界に感謝を伝えるとともに日本のたくましさや強さを示したい」と6年後の五輪像を語った。

 森会長は組織委の名誉会長にキヤノンの御手洗冨士夫会長、副会長にトヨタ自動車の豊田章男社長ら6人が内定したことを明らかにした。国際オリンピック委員会(IOC)が目指す女性や若い世代の登用がないことを海外メディアに問われ「理事で配慮できると思う。適材適所でやりたい」と説明した。

 また森会長は日本語での会見だったため、語学力を問われ、「私の世代はよほど特別に勉強しないと、英語が理解できない。(第二次世界大戦中の)かつては敵国語で、外国とはつきあいもなかった」と語った。(毎日新聞14年2月9日)』

『2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が9日、ソチで記者会見し、森喜朗会長(76)ら執行部が高齢で語学力に乏しいことなどについて厳しい質問を受けた。森氏は第2次大戦に触れ、英語は「敵国語だった」などと説明した。
 英語力について、森氏は「昔はボール、ストライクも『よし』『駄目』と日本語を使わされて野球をやっていた。私の世代はよほど特別に勉強した方じゃないと外国語をよく理解しない」と話した。出席者からは「敵国語とは不快な表現だ」(英国人記者)「ジョークだと言えば笑い話で済んだが、そうではなかった」(米国人記者)と当惑する声が聞かれた。 (共同通信14年2月10日)』

 別に森氏が英語ができないことを批判する気は、さらさらないのだが。ただ、森氏と同じ年代の人でも、英語ができる人はたくさんいると思うので、戦争のことは言い訳にならないし。<まさか「鬼畜米英」がどうのとまでは言わなかったんでしょうね。^^;> 

 何分にも森元首相も、安倍首相と同じような超保守思想の持ち主で(日本は「神の国」とか言ったこともあるぐらいで)、現代的な人権意識や民主政の感覚に乏しい人ゆえ、そのうちトンデモ発言をして欧米メディアから不信感を抱かれるおそれも十分にあるだけに、「何だか先が思いやられてしまうかも〜」と懸念しているmewなのだった。(@@)
                          
                         THANKS



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/298.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 田母神への61万票は極めて危険な兆候だ。タカくくっていると取り返しのつかない時代がやってくるだろう。 
田母神への61万票は極めて危険な兆候だ。タカくくっていると取り返しのつかない時代がやってくるだろう。
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-70ae.html
2014年2月11日 くろねこの短語


 都知事選の最終的な得票数が出た。舛添211万2979、宇都宮98万2594、細川95万6063、田母神61万865。2、3位連合の総数が193万8657か。これは、けっして少ない数ではない。舛添の211万に肉迫したと言ってもいいだろう。もっとも、勝たなくてはいけない選挙だったんだから、敗北の総括ってのはしなくちゃいけない。宇都宮君も細川君も、落胆してる暇なんかありません。一刻も早く敗北の落とし前をつけて、「脱原発」の旗を立てて歩き出す責任がありますから。

・原発「即ゼロ」193万票 舛添氏得票211万票に迫った
 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014021090135800.html

 最終の得票数の中で、とても危険な匂いがするのが、ダボガミ君への61万票だ。20代、30代、40代の多くが投票したという結果が出てるそうだが、なかでも20代はそれこそ一朝事が起きたら戦場へと駆り出される年代なんだね。若者の右傾化って言えばそれまでだけど、じゃあ、何故20代の若者がダボガミ君のようなネジ曲った歴史観に共感しちゃうのか。その背景には何があるのか。

 おそらく、非正規が40%を超えるという過酷な格差社会の中で、漠然とした将来への不安がいつのまにか確信となって、澱のように積み重なったそのブレッシャーに押しつぶされそうになっているんだね。でも、そんな怒れる若者たちの思いを掬い取ってくれる場がないものだから、他者に対してどんどん攻撃的になるって寸法です。

 そこへもってきて、レレレのシンゾー一派の乱暴な言葉使い、粗雑な思考回路なんてのを目の当たりにしちゃうもんだから、さらに過激化して排外主義的になっていくんだね。これはとても危険な兆候だ。ダボガミ君への61万票は、そんな状況への警鐘でもあるわけで、これをたかが61万表とタカくくってると大変なことになりますよ。

・田中龍作ジャーナル
【都知事選】 「舛添に入れて子供が徴兵されても泣くんじゃないぞ」
 http://tanakaryusaku.jp/2014/02/0008753



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/299.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 秘密法検討時 法務省が懸念 過失の処罰「慎重に」/政府 法成立まで隠す 入手資料で判明(しんぶん赤旗)
「しんぶん赤旗」 2014年2月11日(火)
秘密法検討時 法務省が懸念 過失の処罰「慎重に」
政府 法成立まで隠す 入手資料で判明

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-02-11/2014021101_01_1.html


 昨年12月、自民、公明両党が強行成立させた秘密保護法は、ミスや予期しないトラブルでの過失による情報漏えいまでも処罰対象としています。これに対して法務省が法案検討時に「慎重に検討する必要がある」と処罰対象が際限なく広がることに、懸念を表明していたことが10日、本紙が情報公開で入手した資料で判明しました。秘密保護法案について政府内に慎重論があったことがわかったのは初めてです。(矢野昌弘)


 秘密保護法案の作成をめぐって、政府は2011年に「秘密保全のための法制の在り方に関する有識者会議」を開催し、法案の骨格づくりをすすめました。


 この会議は同年8月に報告書をまとめています。報告書づくりにあたっては、法務省や防衛省などの各省庁と会議を取り仕切った内閣情報調査室で文案についてやりとりしています。


 本紙はこれまで、こうした省庁間のやりとりについて情報公開請求をしてきましたが、多くの文書が“墨塗り”で隠されてきました。


 今回、秘密保護法成立後の昨年12月中旬に、改めて本紙が請求した資料でやりとりの一端が判明しました。


 11年5月に法務省が内閣情報調査室に提出した文書によると、有識者会議が、過失による情報漏えいまで処罰することが「適当である」としたことについて、法務省は「考えられる」と表現を弱めるよう求めています。


 その理由について、法務省は「過失犯処罰規定が置かれると、その処罰範囲は相当程度広くなり得る」と指摘しています。


 その一例として、「マニュアル違反を犯した末端の者だけでなく、マニュアルの不備により漏えいした場合にそのマニュアルを制定した者など」と処罰対象が際限なく広がることを挙げています。


 その上で、「慎重に考える必要」「過失犯処罰規定を置くことを相当と結論づけることは危険である」とのべています。


 秘密保護法では、過失による情報漏えいについて「2年以下の禁錮または50万円以下の罰金」と定めています。


 また法務省は、「法律案を作成する場合、本報告書(案)の記述にかかわらず、罰則に関する規定について法務省刑事局と十分な時間的余裕を持って協議する必要がある」と指摘。秘密保護法案が刑罰法規として運用上の問題が多数ある点に懸念を表明しています。


 この有識者会議をめぐっては、議事録がなく、会議参加者がメモを破棄したなどとして、作成過程が明らかになっていません。


提出前公開なら審議違っていた
自由法曹団秘密保護法対策プロジェクトチーム責任者
田中隆弁護士


 「過失でも罰せられる」と威嚇されれば“秘密”にかかわる公務員などは、萎縮せざるをえません。過失犯処罰規定は、この法律の中核部分です。この点を法務省が、「慎重に検討すべき」としたことは注目すべきです。


 秘密保護法審議の国会議事録を私が読んだ限り、法務省が指摘した「マニュアル」のようなことが論点になることはありませんでした。


 昨年の法案提出前に、この事実が明らかになっていれば、国会審議や反対運動は違っていたはずです。安倍政権が検討過程を隠してきたことは、重大だと思います。



(写真)過失犯処罰規定に懸念を表明する法務省の文書

http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/300.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 橋下市長出直し選、反対56% 朝日新聞・朝日放送、大阪市民調査  朝日新聞
 朝日新聞社と朝日放送(ABC)は8、9日両日、大阪市民を対象に電話による世論調査を実施した。大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長(44)が表明した出直し市長選=3月9日告示、23日投開票=の実施については反対が56%で賛成の34%を上回った。

 政令指定市の大阪市を廃止し、複数の特別区に分割する「大阪都構想」をめぐり、橋下氏が出直し選に立候補する考えを表明したことを受けて実施した。

 橋下氏の支持率は46%、不支持率は41%だった。市長に就任した2011年12月以降の大阪府民を対象にした世論調査で、大阪市民に限った数字で比べた場合、昨年11月の支持率は50%で、5割を割ったのは今回が初めて。今回、無党派層に限ると、不支持は45%で支持の35%を上回った。大阪都構想の賛否は賛成36%、反対44%だった。

 <調査方法> 8、9の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、大阪市内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1616件、有効回答は1018人。回答率63%。


http://digital.asahi.com/articles/DA3S10972974.html?ref=pcviewer
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/301.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 小泉元首相「もう選挙戦やらない」 脱原発訴えは継続も…   (スポニチ)  : さすがは小泉 小泉元総理の作戦勝ち

最初に私のコメント、次に記事本文を記載します。


[コメント]


>今後のことは「ゆっくり考える」としたが、講演活動などを続け、脱原発を訴えていく意向。
>ただ、「もう外に向かって選挙戦をやることはない」とし、今回のように選挙で脱原発候補の応援弁士を務めることはないと明言した。


このように小泉元総理は、もう脱原発候補の応援弁士をすることはないと断言。
任務完了ということでしょうか(笑)

やはり今回の都知事選も、小泉元総理にまんまとしてやられたようです。
担いだみこしが失言、スキャンダルまみれで軽かったのも小泉の作戦だったのでしょう。

宇都宮陣営が地団駄踏んで悔しがる光景が目に見えるようです。


[記事本文]

 東京都知事選の投開票から一夜明けた10日、元首相の細川護熙氏(76)と二人三脚で戦った小泉純一郎元首相(72)が「もう選挙戦はやらない」と終戦を宣言した。開票結果は同日未明に確定し、細川氏は次点どころか、3位だった。

 小泉氏は神奈川県横須賀市の自宅前で報道各社の取材に応じ「残念な結果だけど、原発ゼロの国造りは大事だから、これからも続けていきますよ」と吹っ切れたような表情で話した。

今後のことは「ゆっくり考える」としたが、講演活動などを続け、脱原発を訴えていく意向。ただ、「もう外に向かって選挙戦をやることはない」とし、今回のように選挙で脱原発候補の応援弁士を務めることはないと明言した。

 これに先立ち、開票から2時間後の9日午後10時ごろにはツイッターを終了すると宣言。「本当に有難う。皆さんのご健勝を祈りつつ、これでツイッターを閉じさせていただきます」と、つぶやいた。さらに「“原発ゼロ”の国造り目指して微力ですが努力を続けてまいります」とする自筆のメッセージの写真をアップした。

 一方、都知事選の無効票の中に小泉氏の名前が書かれた票があったことが都内の自治体への取材で分かった。「小泉純一郎」とフルネームが書かれたものや、「純ちゃん」と書かれた票も。また、「安倍晋三」「石原慎太郎」のほか、前知事の「猪瀬直樹」の票もあったという。

 細川氏が3位という結果に終わり、有権者からは「脱原発以外の政策が見えなかった」との声が上がった。調布市の男性会社員(40)は細川氏を支持しなかった理由として「東京五輪がある2020年に80歳を超えるようでは難しいと感じた」と高齢への不安を挙げた。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/02/11/kiji/K20140211007563100.html

http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/302.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 新幹線工事談合業者 自民議員らに計300万円/森元首相、北村・馳衆院議員、岡田参院議員… 地元石川で献金(しんぶん赤旗)
https://twitter.com/akahataseiji/status/433048114052612096

赤旗政治記者
@akahataseiji

【今日の赤旗】新幹線工事談合業者 自民議員らに計300万円 森元首相、北村・馳衆院議員、岡田参院議員… 地元石川で献金




記事本文はこちら ⇒

 東京地検特捜部が強制捜査に乗り出した北陸新幹線の融雪設備工事をめぐる談合事件で、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで公正取引委員会の強制調査を受けた業者が2011年と12年に、森喜朗元首相ら石川県選出の自民党国会議員や県議に300万円近い献金をしていたことがわかりました。

 問題となっているのは、15年春に開業予定の北陸新幹線の長野―金沢間に、線路の雪を溶かす温水パネルなどを設置する工事。鉄道建設・運輸施設整備支援機構東京支社が11年3月〜12年11月に発注し、条件付き一般競争入札が13件実施されました。

 同機構の公表資料によると、11年3〜8月の入札5件の落札率は平均約85%ですが、同年夏ごろに十数社の担当者が開いた会合後の同年10月〜12年11月の8件は平均約98%と急上昇しています。

 政治資金収支報告書によると、自民党の政治家が支部長を務める各自民党支部に献金していたのは、昨年9月に公取委の強制調査を受けた柿本商会(金沢市)とダイダン(大阪市)。ダイダンは、談合を取り仕切る「幹事社」3社の一つで、今回、地検特捜部の家宅捜索も受けました。

 12年12月の総選挙で引退した森元首相は、ダイダンから12万円ずつ計24万円、柿本商会から11年に50万円を受け取っていました。

 ほかに、北村茂男衆院議員(前総務政務官)は、柿本商会から50万円ずつ計100万円。馳浩衆院議員(元文部科学副大臣)は、同社から12万円ずつ計24万円、岡田直樹参院議員(元国土交通政務官)も同社から6万円ずつ計12万円。

 県議では、山田省悟県議が柿本商会から11年に30万円、12年に20万円の計50万円、木本利夫県議は同社から12万円ずつの計24万円を受け取っていました。

 一方、自民党の政治資金団体「国民政治協会」には、ダイダンが11年に6万円を献金しているほか、公取委の強制調査を受けた三機工業(東京・中央区)が11年に40万円、12年に20万円を献金していました。



関連キーワード





http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/303.html
記事 [政治・選挙・NHK161] PC遠隔操作実験、ネットカフェ2店 被告、同じ時間に在店  朝日新聞
 他人のパソコン(PC)を遠隔操作し、爆破や無差別殺人などの犯罪を予告したとして、威力業務妨害罪などで起訴された元IT会社員片山祐輔被告(31)が、犯人が使ったとみられる東京都内のネットカフェ2店を、その時間帯に利用していたことがわかった。12日の東京地裁での初公判で検察側は、この入店記録を被告の犯人性を示す「重要証拠」として提出する。

 一連の事件では2012年6〜9月、警視庁や大阪府警、神奈川県警、三重県警が男性4人を誤認逮捕。真犯人を名乗る人物から犯行声明が届き、片山被告が昨年2月に逮捕された。

 関係者によると、12年7月、都内のネットカフェ2店のPCを使って何者かが「遠隔操作ウイルス」の動作実験をしたことが、接続履歴から判明した。

 この実験は、一連の犯行に用いられたサイトに接続することによって行われており、検察側はこの実験をした人物が犯人とみている。2店の入店記録によると、接続のあった日時に2店舗を利用していた客は片山被告だけだったという。

 一方、片山被告は初公判で全面無罪を主張する方針。弁護側は「被告は真犯人によって犯人に仕立て上げられた」としており、「真犯人はハッカーで、片山被告のPCも遠隔操作されていた」と訴えている。


http://digital.asahi.com/articles/DA3S10973076.html?ref=pcviewer
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/304.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 本澤二郎の「日本の風景」<公明・大田大臣の安倍すりより靖国答弁><公明・創価学会に支えられる神道過激派内閣>など
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52061742.html

<公明・大田大臣の安倍すりより靖国答弁> 

 2月10日に久しぶりにハンドルを握った。退屈まぎれにラジオをつけると、普段はろくでもない番組ばかりでお茶を濁しているNHKが、国会の衆院予算委員会審議を生放送していた。舛添新都知事の2億5000万円疑惑でも取り上げているかもしれないと思って聞く事にしたのだが、民主党質問では触れなかった。代わりに安倍の靖国参拝や集団的自衛権などを追及したので、最後まで聞いてしまった。靖国問題では公明閣僚にも発言を求めたので、この時は耳をそばだててしまった。はっきりと「靖国NO」というのであろうと大田答弁を待っていたが、ついに聞く事はできなかった。

<信濃町から離反?> 

 公明党は「右翼にブレーキをかける」と内外に宣伝してきた。しかし、公明党は平成の治安維持法に率先して成立に走って、欧米からアジアのマスコミに衝撃を与えた。その犯人を大田と勘ぐる向きもあったので、特に彼の答弁に注目したのだが、彼から「靖国NO」というコメントはなかった。
 大田は安倍に擦り寄って、あいまい答弁でごまかした。質問する民主党議員もいい加減だから、さらなる追及をしなかった。まるで八百長レースではないかと感じてしまった。答弁する方も質問する方もいい加減すぎる。政治の劣化を印象付けていた。
 いえることは「大田は信濃町から離反してしまっている」という政界すずめの観測を裏付けていた。

<第2の矢野か> 

 大田が学んだ京都大学の先輩に矢野がいる。彼と竹下登の仲を、箱根のゴルフ場で見た事がある。彼は公明党の離反者となったのだが、大田も矢野を後追いしているのかもしれない。
 昔の社会党や民社党の幹部も与党化して、自民国対の料亭政治に呑み込まれると、だいたい狂うものだ。自民党も百も承知でゴルフやマージャン、料亭で釣り上げるのだが、おおむね100%成功する。
 純真な信濃町の信仰者は何も知らずに、腐敗した公明党幹部の話をありがたく聞いて、無報酬で選挙応援してきている。いじらしい。
 靖国参拝は欧米・アジアがNOである。国際社会が、戦争・侵略神社への首相参拝に強く反対している。それを公明党が代弁すればいいのだが、それができない。信濃町も、腐敗した議員を追放しなければならなくなっているのかもしれない。安倍・神道過激派の改憲軍拡に重大な懸念を抱いているのだから。

<安倍の集団的自衛権ぐにゃぐにゃ答弁> 

 民主党の集団的自衛権追及も、実に紳士的で「責任野党」そのものだが、答弁する安倍の日本語が、聞いていてよく理解できない。安倍の言動をそのまま活字にするといいのかもしれない。
 論理構成がまるでなっていない。質問に答えていない。何度質問しても同じなのだ。あきれるような日本最高の論戦が、ぐにゃぐにゃしていてわからない。それでも委員会が止まらない。不思議な委員会なのだ。
 ロシア・ボケなのだろうか。妙に安倍に同情したくなってしまった。彼は政治家に向いていない。こんなやり取りを聞いていると、日本は本当に「戦争する国」になってしまうのではないか、と恐ろしくなってしまった。

<公明・創価学会に支えられる神道過激派内閣> 

 安倍はことさらに「時代は変わった」と力説する。確かにアメリカの衰退と中国の台頭である。世界が不況経済に追い込まれていて、そこから混乱が芽吹いている。
 日本はどうするか。米中関係の軍事的緩衝帯としての役割が出てきている。日本はさらに中国との友好に励んでいけば、東アジアの平和と安定に貢献できる。
 3・11を契機に自然エネルギーによる経済構造に転換できる機会を手にしている。原子力村を退治する好機でもある。
 実際はどうか。こうした方向と逆の航海をしている。極右政策に突き進んでいる。それを可能にしている公明党・創価学会ということになる。この紛れもない事実に、日本国民とアジアは向き合わされている。
 不思議な日本の今である。

2014年2月11日11時11分記

http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/305.html

記事 [政治・選挙・NHK161] NZ外相「非礼だ」と批判、日本捕鯨船が排他水域へ(中国船が侵入、ではないと)
 学術調査であれば、何ら非難される事は無い。他国の排他的経済水域であろうと、許可を取れれば進入は可能だ。
 問題があるとすれば、学術調査と称して事実上の商業捕鯨を行うこと。毎度ニュースになる中国船の場合と比較してみれば、なんとなくわかるだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(引用ここから)
NZ外相「非礼だ」と批判、日本捕鯨船が排他水域へ

http://www.xinhuaxia.jp/1131335791
2014年02月10日

 国外メディアによると、ニュージーランド当局は10日、調査捕鯨を行っている日本の捕鯨船がニュージーランドの排他的経済水域(EEZ)に入ったとして、「極めて非礼だ」との声明を出し、ニュージーランド駐在の日本大使をも召喚したとのことだ。中国新聞網が伝えた。
 ニュージーランドのマカリー外相によると、7日にニュージーランド日本大使館の副大使を召喚し、日本の捕鯨船がニュージーランドの排他的経済水域に入ったことを強く批判した。
 日本の捕鯨船はニュージーランドの排他的経済水域に入る資格を取得していたが、ニュージーランド当局はそれを歓迎しない態度を表明した。9日に発表された声明の中で、ニュージーランド側は、日本の捕鯨船が当局の意見を無視した行為に対し、「極めて非礼」、「深く失望」と批判した。
 声明によると、日本の捕鯨船と環境保護団体の生態系保護船との間でトラブルが起こったとのことである。
 マカリー外相によると、ニュージーランドの関係当局は日本外務省に不満を伝え、日本の捕鯨行為に強く反発し、新たな措置を取る可能性があるという。

(翻訳 劉英)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(引用ここまで)
関連:
◆ケネディ大使を批判した菅官房長官の衝撃  天木直人 
http://www.asyura2.com/14/senkyo159/msg/774.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 1 月 22 日 00:03:00: igsppGRN/E9PQ
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/306.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 調査捕鯨は合法=菅官房長官(国際社会で生き残れるか?)
 もちろん、調査は合法だろう。言うなれば、人工衛星をロケットで打ち上げるのと同様、何ら違法性はない。
 ただし、その目的について違法性を感じさせるようであれば、十分な理解が得られるようせねばなるまい。さもなければ国際的に孤立していった前大戦の轍だ。
----------------------------------(引用ここから)

調査捕鯨は合法=菅官房長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014021000658

 菅義偉官房長官は10日午後の記者会見で、調査捕鯨を行う日本の捕鯨船がニュージーランドの排他的経済水域(EEZ)を航行したとして同国政府が「失望感」を表明したことに対し、「わが国の調査捕鯨は国際捕鯨取締条約に基づき行っている合法的なものだ」と述べ、理解を求めた。
 菅長官は、実際にニュージーランドのEEZを航行したのは水産庁の監視船だと説明した上で、「国連海洋法条約上、全ての国には他国のEEZにおいて航行の自由が認められており、国際法上は何の問題もない」と強調した。 (2014/02/10-17:38)

----------------------------------(引用ここまで)


http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/307.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 超国家主義的思想の田母神氏、都知事選で大健闘
都内の公園で行われた反中国デモで演説する田母神俊雄氏(2010年10月2日)

2014/02/10 9:55 pm .
http://realtime.wsj.com/japan/2014/02/10/%E8%B6%85%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E7%9A%84%E6%80%9D%E6%83%B3%E3%81%AE%E7%94%B0%E6%AF%8D%E7%A5%9E%E6%B0%8F%E3%80%81%E9%83%BD%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E9%81%B8%E3%81%A7%E5%A4%A7%E5%81%A5%E9%97%98/


By YUKA HAYASHI


東京都知事選は日本で超国家主義的な政治が台頭する前触れになるのだろうか。

元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)はそう期待している。極めてナショナリスト的な見解で知られる田母神氏は9日投開票の都知事選で驚くほど広い支持を集めた。自衛隊の幹部として培った能力で都民の「命と財産を守る」とうたい、16人の候補の中で4番目の得票数を獲得した。

中国・韓国から大手マスコミ、自由貿易協定などをターゲットに急激に勢いを増す愛国主義者のグループを主導する田母神氏は、約61万1000票を獲得した。安倍晋三首相の後押しを受けて当選した舛添要一氏と反原発を訴えて選挙戦を展開した知名度の高い候補者2人に次ぐ得票数だ。桝添氏の得票数は210万票で、反原発を訴えた候補2人のそれぞれの得票数は100万票に満たなかった。

田母神氏は9日夜、結果を受けて記者団に対し「組織がないなかで一定の票が入ったことは成果があった」と述べ、「これを機会に保守の政党を誕生させるべく、政治活動を展開していきたい」と語った。

こわもての田母神氏は2008年、大東亜戦争は侵略戦争ではないとする論文を発表し、航空自衛隊幕僚長を解任された。

田母神氏に集まった支持の多くは若者からのもののようだ。選挙陣営によるソーシャルメディアの広範な活用が奏功したとみられる。朝日新聞が行った出口調査によると、20代の24%が田母神氏に投票したと回答しており、この年齢層で36%と最も多くの票を獲得した桝添氏に次ぐ得票率だった。30代と40代の田母神氏の得票率はそれぞれ17%と14%だった。

この出口調査の結果は、一部の政治家や政治学者の見方とも一致している。彼らは、領有権や第二次大戦の歴史的解釈をめぐる中韓との争いが長期化し、ますます熱を帯びる中で日本でナショナリスト的感情が高まりつつあるように見えるとし、その背景に若い世代の存在があると指摘している。

田母神氏は、保守派の議員や有識者、著名人らとの密接な人脈を活用して支援を取りつけ、創造的で機能的な選挙戦を展開した。

陣営は若い有権者に照準を合わせ、ツイッターを積極的に活用。田母神氏の動向を豊富な写真や動画と共に逐一投稿した。投稿の多くは「田母神ガールズ」と呼ばれる魅力的な若い女性スタッフの一団によって行われた。また、自称「愛国ラッパーshow-k」さんが「HEYLAS 田母神Remix」という曲を作り、その動画が田母神氏のツイッターアカウントで繰り返し投稿された。その歌詞の一節は次のようなものだ。

「危険レッテルばりを軽くKO!!いなし堂々主張。右右もっと右曲がれ 君気にちょっとなってきたね。(左は)汚ねぇ事ばっかだな だから何だ!?バッカだな」

日本の主要報道機関は田母神氏を非主流派の候補者と軽くいなし、同氏の選挙活動にほとんど注意を払わなかった。田母神氏は、安倍首相の金看板政策である「アベノミクス」に倣い、「タモガミクス」と称するポピュリスト的経済政策を掲げて選挙を戦った。9日の選挙での田母神氏の健闘については、日本の主要紙も10日の朝刊でわずか数行しか触れなかった。

マサチューセッツ工科大学(MIT)国際研究センターの研究員で日本政治を専門とするマイケル・クーチェック氏は「ニュースメディアは彼に挑むことをせず、田母神氏の経歴や同氏の支持者の排外主義的な見方について有権者に注意喚起することを尻込みした」と述べた。

日本の保守派の著名政治家も田母神氏の応援に駆けつけた。その1人が2年前、日中で領有権争いが生じている東シナ海の尖閣諸島(中国名:釣魚島)購入を試み、二国間を急速に緊張化させた石原慎太郎元都知事だ。石原氏は「東京の命を田母神さんに預けたい」と都民に訴えかけた。田母神氏の街頭演説にたびたび訪れたもう1人の人物が、神風特攻隊をテーマにした小説「永遠の0(ゼロ)」の作者で最近NHK経営委員に任命された百田尚樹氏だ。百田氏は応援演説で米軍による1945年の原爆投下や東京大空襲を「大虐殺」と批判し、米国主導の第二次大戦後の東京裁判をそうした残虐行為をごまかすための手段だったと発言した。

こうした見解は田母神氏が08年に民間企業主催の懸賞論文で提示したものと類似している。自衛隊でのキャリア終わらせることになったこの論文で田母神氏は、日本が第二次大戦で果たした役割について自らの考えを長々と論じ、日本軍の行為を軽く扱い、日本を自ら望まない戦争へと追い込んだのは米国と蒋介石率いる中国政府だと非難した。

田母神氏は論文で次のように述べている。

「日本が中国大陸や朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争に突入し3百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かない過ちを犯したという人がいる。しかしこれも今では、日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している」

原文(英語):Ultranationalist Candidate Gets Strong Support in Tokyo Vote
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/02/10/ultranationalist-candidate-gets-strong-support-in-tokyo-vote/?mod=wsj_nview_latest/


http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/308.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 鯨肉:イスラム教徒向けOK 天国の聖なる食材 調査船で加工、日本で認証(調査捕鯨の目的とは?)
 科学的な調査の手段として必要であれば、調査捕鯨は正当となる。ただし現在行われているのは、「調査」の結果生じた肉を食用販売して、資金を調査費用と職員給与に充てる特殊な調査と言える。
 最近、国内の鯨肉需要が減少して、調査費用が賄えなくなる事態が進んでいると聞いた。
---------------------------------------------------------------(引用ここから)

鯨肉:イスラム教徒向けOK 天国の聖なる食材 調査船で加工、日本で認証
http://mainichi.jp/area/news/20140204ddf041040021000c.html
毎日新聞 2014年02月04日 大阪夕刊

 大阪茨木モスク(大阪府茨木市)の関係者で作る国際イスラム交流支援協会(IICA)が、調査捕鯨船「日新丸」で船内加工したクジラ肉について、イスラム教の戒律に沿った食べ物と認めるハラール認証をした。クジラはイスラム教で聖なる食べ物だが、今のイスラム教国にクジラ食はほぼない。IICAによると、今回の認証で、日本はおそらく世界唯一のイスラム教徒がクジラを食べられる国になったという。

 国内在住のイスラム教徒は約20万人。さらに、2011年のビザ発給要件緩和で、イスラム教国からの入国者はインドネシアが前年度比63・9%増(12年度)など急増中だ。そこで、みそやおかきなどのハラール認証も相次いでいる。

 IICAは、昨年11月に日新丸のクジラ肉を認証した。日新丸を所有する共同船舶(東京都中央区)の所英樹取締役(59)は「イスラム教徒が安心して食べられる食品が日本に少ないと聞き、認証を受けた」と言う。

 IICAは今後、1キロあたり8000〜4300円で国内のイスラム食材店や飲食店に卸す予定だ。

 コーランと並ぶ聖典ハディースは、クジラを人間が天国で最初に食べる聖なる食材とするが、同モスクでも今回初めて食べた人ばかり。刺し身で試食し、「牛肉よりうまい」と好評だったという。

 同モスクのイマーム(聖職者)は「これまでイスラム教徒が食べられる機会はほぼなかったが、今後広く食べられるだろう」。マズンデル無田春・同モスク代表役員(60)は「捕鯨批判は承知しており、資源保護に留意しつつ食べたい」と話していた。【鈴木英生】

==============

 ■ことば

 ◇ハラール

 「イスラム法で認められた(もの)」との意味のアラビア語。イスラム教が禁じる豚肉や豚肉由来の成分、アルコールなどを使っていないことを聖職者が認証する。製造過程にも厳格な基準がある。


---------------------------------------------------------------(引用ここまで)



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/309.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 売国奴はお前の方だと反撃できれば村山元首相もたいしたものだ (天木直人のブログ) 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/02/11/
2014年02月11日

村山富市元首相がきょうから韓国を訪問するという。

韓国の招待で12日に講演するという。

講演では、アジア諸国に対する植民地支配と侵略への反省とおわびを表明した「村山談話」の意義について話すという。

この村山元首相の言動については、右翼からはお決まりの「売国奴」という非難の声が浴びせかけられるだろう。

それに対し、村山元首相が、「売国奴はお前らじゃろう」と正面から言い返すならたいしたものだ。

自民党に担ぎ出されて首相になり、日米安保条約をあっさり認めて社会党を潰した村山元社会党党首を私はさんざん批判してきた。

しかし、もしここで、間違った歴史認識を盲信して日本を国際批判にさらすお前たち右翼こそ、日本の国益を害する売国奴だと反撃できるなら私は村山元首相を見直す。

おりから小泉元首相が脱原発を掲げて打倒安倍自民党を叫んで立ち上がった。

それを見て、小泉元首相をさんざん批判してきた私は小泉元首相を評価した。

小泉氏にしても村山氏にしても、もはや失うものは何もないはずだ。

今度はあんたがガッツを見せる番だ。

そう村山元首相にはハッパをかけたい。

売国奴から売国奴呼ばわりされてさぞかし右翼の連中は腰を抜かして怒り狂うだろう。

それを見てみたい(了)


http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/310.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 放射能は、確実に関東圏の人々を蝕んでいます!(とある原発の溶融貫通(メルトスルー))
放射能は、確実に関東圏の人々を蝕んでいます!
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7542090.html
2014年02月11日11:26 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)


以下は,高山清洲・世界平和 人類みんな兄弟さんからの引用です。

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関東地方の都庁、県庁、区役所、市役所が地域内でかなり細かく空間放射線量の測定を進めており、各役所のホームページで公開している。

実態がかなりわかってきた。

数値を見ると、想像以上に高い地域があり、放射能雲(プルーム)が風に乗って関東平野に到達し、雨とともに放射性物質が地上に降下し、放射線を出し続けていることがわかる。

各自治体が公表している数値を見ながら地図を見ているが、慎重にマッピングされた精緻なものである。

関東平野の状況については新聞やテレビも先週から、今週にかけて断片的に報じているが、数値を書いているだけで要領をえないし、結論もない。新聞を読むのはムダである。

独自に計測したデータを見ると、傾向は自治体の観測結果と同じだった。

放射線量の地域的な頂点は千葉県柏市、流山市あたりで、ついで松戸市、茨城県守谷市である。

東京都東部や茨城県南西部、千葉県北西部の数値が高い。

一方、福島県中通りから南へ、栃木県北部、群馬県西部も高く、風と雨によって関東平野の一部が相当程度汚染されたことがわかる。

平常時は、関東地方の放射線量はだいたい0.05μSv/h前後だから、5倍から20倍は高い。

福島原発の事故は、国際原子力事象評価尺度(INES)でチェルノブイリ原発事故並みのレベル7に引き上げられた(4月12日)。

放射性物質の総量が未発表なのでなんとも言えないが、原子力安全・保安院と東京電力の記者会見を報じた各紙記事によると、放出された放射性物質の量は数十万テラベクレル(保安院と原子力安全委員会の推計で差がある)で、チェルノブイリの520万テラベクレルに対して10%だということだ(1テラベクレルは1兆ベクレル)

レベル7は1−3号機に関する評価であり、4号機は核燃料プールの事故だから含まれていないが、全4機の内部に存在する放射性物質の総量はチェルノブイリより多いのは当然で、4倍から数倍だろう。           

1号機の爆発前から放射性物質は外部に出ているので、津波ではなく、地震によって原子炉のどこかが破損し、放射能が漏れたことになる。

その後、津波によって冷却装置が動かなくなり、燃料棒は1、2、3号機とも短時間で全面的に溶融(メルトダウン)したと推定されている。

つまり、大量の放射性物質が、環境に放出される最悪の事故」はすでに起きていたことになる。

チェルノブイリとの違いは、大爆発による大飛散か、小爆発による飛散かの違いだけだ。

大と小の差が10分の1ということになるが、大気中に放出された放射性物質よりも、現在、汚染水10万トンのなかにある放射性物質は72万テラベクレルと、こちらのほうが大量にある。

うまく処置しないと本当にチェルノブイリ並みの事故になってしまう。

いま、福島第一原発のニュースが減り、原発全体が落ち着いているように思えるが、実態はどんどん悪化している。

現場で作業している方々には感謝の言葉もないが、私たちはよく情報を収集し、生活に役立てるよりほかはない。

国民は、関東一円どころか日本全国に放射能が降り注いでいると考えたほうがいい!

また、現場作業員や、近隣の除染作業員の数が減少しており、関係者間に危機感が蔓延している!

安全な公共事業が、景気回復のために発注されだしたからである!

2014-02-09 23:29:30 | 放射能被害
http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/52525bb733cbe60349b9a4fd0aa846ef

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※ nori ※ @n0ri_tiki
https://twitter.com/n0ri_tiki/statuses/432725676689747968
*"放射能は、確実に関東圏の人々を蝕んでいます!-gooブログ"
http://buff.ly/1f7I7nt
脱原発の人でもこれを知らないか、私は大丈夫と過信している人が多い。この記事にホットスポットのマイルストーンとなる場所の写真も出てますが、それにすら文科省の隠蔽が。
2014年2月10日 1:00 PM


※ nori ※ @n0ri_tiki
https://twitter.com/n0ri_tiki/statuses/432881307073265664
✴︎ちなみに表参道の河合楽器の手前で今工事をしている角のビル、その辺の側溝は恐らく6万Bq以上はある。でも工事という除染で助かってるかな。都内なんてそんな場所ばっかりだよ。測ってないから見つかってないだけ。
2014年2月10日 11:18 PM



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/311.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 東京都知事に当選して(舛添 要一) 
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38349
2014年02月11日(火) 舛添 要一

■勝因は都内全域で街頭演説を多数こなしたこと

2月9日に投票が行われた都知事選挙で、2,112,979票(有効投票者数の43.4%)を獲得し、当選することができた。私を支持して下さった方々に心から感謝申し上げたい。大雪のせいで、投票所に行くのが困難な方もおられたのであろう、投票率が46.14%と低かったのは残念であった。

残念なことと言えば、テレビ討論の機会がほとんどなかったことである。しかも、候補者同士が議論し合うクロス討論が全くできなかった。これは候補者の中に、それを行うことを拒否する者がいたからである。テレビは公器であり、その場を借りて、候補者が自由に論戦を交えることは、有権者に投票の判断材料を提供する絶好のチャンスである。

一昨年末の総選挙でも、政党の党首間でクロス討論が各局で行われた。私も党首として参加したが、熾烈な選挙戦を一日戦った後のテレビ番組出演なので、大変に疲れた。しかし、これはリーダーとしては、当然の義務である。今回討論を拒否した候補者が、「代理なら出す」と言ったときには、怒りよりも、あきれてしまって言葉も出なかったくらいである。

テレビ討論がほとんどできなかったこともあって、街頭演説を多数こなしていった。また、三多摩地域を含め都内全域をくまなく歩き回った。足を延ばした地域、接した有権者の数では、私は、他のどの候補よりも多かったと思う。これが勝因の一つであろう。

そして、何よりも、多くの分野にわたる政策を掲げて、それに賛同を求めて、自分の政策の正しさを訴えたことが、有権者によって高く評価されたのだと思う。

■防災でも、治安でも、経済でも、東京を世界一の都市に

まず、私の政策ありきであり、それに自民党都連、公明党東京本部、連合東京をはじめ、多くの団体が賛同してくれた。当選確実が出た後のインタビューでも、まだ「自民党から除名されたのに・・・」といった類の質問をする記者やキャスターがいたが、選挙戦を通じて結束して戦った自民党、公明党、連合の皆さんとは、政策も都政にかける意欲も一致しており、自民党の中で、過去のことをあげつらう者はいなくなっている。

政策については、「東京を世界一の都市に」というスローガンで戦ったが、具体的に言えば、まずは、福祉である。厚生労働大臣時代の経験を生かして、「揺りかごから墓場まで」、しっかりと都民の生活を守っていきたいと思う。

具体的には、現在8100人いる待機児童を4年間でゼロにする。これは、都議会自民党、公明党も賛同しており、スクラムを組んで前に進めていきたいと思う。同様なことは、待機高齢者についても言えることであり、特養などの老人介護施設の整備も喫緊の課題である。

この問題への取り組みは、様々な切り口がある。たとえば、多摩ニュータウンなどでは、老朽化した集合住宅の建て替えなど再開発が課題である。高層化に伴って、スペースが拡大するので、1〜2階部分をショッピングモールにするとともに、保育所や特養を設置するようにしたいと思う。また、都有地で有効活用されていないものを、廉価の賃料で提供する仕組みをつくりたいと思っている。

保育所については、厚生労働大臣のときも待機児童ゼロ作戦を展開してきたが、省庁間の予算の取り合いなどで、十分な成果をあげることができなかった。大臣としては、国の立場で認可保育所の整備をすすめてきたが、東京都はすでに認証保育所の試みを行っている。簡単に言えば、認可保育所の基準に満たなくても、設置を許可し、保育需要に応えようとするものである。

さらには、保育士や介護士の養成も急務である。問題は、彼らの賃金の安さであり、またキャリアパスがきちんと明示されていないことである。私は、大臣のときに、彼らの給料を上げるように手を打ったが、それでもまだ改善しなければならない。国の施策に加えて東京都のレベルでも、何らかの補助手段を考えてみたいと思っている。

その他、防災でも、治安でも、経済でも、東京を世界一の都市にしたい。そして、何よりも2020年の東京オリンピック・パラリンピックを、「史上最高」と評価されるように、全力をあげたい。問題は山積しているが、全身全霊を傾けて東京都、そして日本国のために働きたいと思っている。都民、国民の皆様のご支援をお願いしたい。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/312.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 永続敗戦論からの展望  白井 聡 2013年9月20日 「オルタ」
http://www.alter-magazine.jp/index.php?%E6%B0%B8%E7%B6%9A%E6%95%97%E6%88%A6%E8%AB%96%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E5%B1%95%E6%9C%9B%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80%E7%99%BD%E4%BA%95%E3%80%80%E8%81%A1

永続敗戦論からの展望 白井 聡 2013年9月20日

 本年三月に、私は『永続敗戦論――戦後日本の核心』(太田出版)と題する著作を上梓した。本書が提起する「永続敗戦」という概念が着想されるにあたり、「二つの起源」を挙げることができる。

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■『永続敗戦論』の執筆動機
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 ひとつには、二〇一〇年の鳩山由紀夫政権の崩壊劇である。普天間基地を国外ないし沖縄県外に移そうとして政権は倒れた。この事件は、本質的に言えば、「アメリカの意思」と「日本国民の意思」のどちらをとるか取捨選択を迫られて、前者をとらざるを得なかった、ということだ。アメリカによって間接的に解任されたと言ってもよい。ところが、鳩山政権の末期、メディアはひたすら鳩山氏の政治手法の拙劣さや性格に攻撃を集中させていた。

 鳩山氏の人格が実際のところどうであれ、この国ではメディアを筆頭に国民が「我が国の首相は外国の圧力によってクビになった」という出来事の客観的な次元を全く認識しようとしないということ、これが退陣劇において露呈した事態にほかならなかった。つまりは、誰が政権を担おうが、米国の意向という枠内から逸脱するような「政権交代」は土台不可能であるという厳しい現実、この客観的次元を見ないようにするために、政治家の人格云々というお喋りに、人々はうつつをぬかしていた。

 この誤魔化しは、八・一五を「終戦の日」と日本人が呼び慣わしていることと全く同じである。「敗戦」を「終戦」と呼んで敗北の事実を曖昧化する。「敗北の否認」である。そして、鳩山政権崩壊以後、菅政権、野田政権と続いたが、政権交代直後に掲げられた諸政策は次々に後退し、あれほどの期待がかけられた「政権交代」の意味は、不明瞭になってゆく。

 これもまた、「政権交代の不可能性」の露呈にほかならないが、そこで国民の憤懣はこの不可能性をつくり出しているものに向かうのではなく、民主党の非力・無能力へともっぱら向けられた。そしてついには、「大多数の国民の意思」は蔑ろにされ敗れたという事実は自覚されないまま、自民党へと政権は戻って行った。かように「政権交代の失敗」は、「敗北の否認」に浸透されている。

 第二のきっかけは三・一一、とりわけ福島原発の事故だった。原発の重大事故に際して電力会社がひどい振舞いをするということは、私にとって想定内だった。「想定外」だったのは、「安全神話」を守るための努力すらもきわめて不十分であったこと、そして国家と市民社会の事故への反応であった。国家の次元に関して言えば、SPEEDIのデータを国民には秘密にしながら米軍には流していたということをはじめとして、要するにこの国の体制は「国民の生命と安全を守る」ということに基本的に関心がない、ということがわかった。大江健三郎は、中野重治の言葉を引いて「私らは侮辱のなかに生きている」と語ったが、この言葉は全国民の置かれている状況を的確に言い当てたものであろう。

 この国の権力構造は、まさしく「侮辱の体制」であることが明らかになった。ところが、怒っている人は少ない。絶対数では少なくはないが、相対的には少ない。東京でのデモの参加者は、大規模なものでは10万人以上にも上るといわれているが、首都圏の人口は全部で3000万を軽く超えている。自分の生命をほとんど直接的に脅かされた――風向き次第では首都圏は深刻な放射能汚染に見舞われたはずである――というにもかかわらず、行動によって抗議の意思表示をしている人はたったこれだけ(人口の1%にも届かない)なのである。

 私はここに、日本人の生物としての本能の破壊を見る。しかも、原子力がこれだけの不祥事を起こしてしまった、「王様は裸だ」と誰もが知ってしまったのに、いまだに原発批判はかなりの程度タブーであり続けている。芸能界はその典型である。大学も大差はない。財界については言うに及ばず、脱原発を掲げる経営者もそれなりの数がいるものの、経団連をはじめとする主流派は、臆面もなく引き続きの推進を求めている。つまり、腐敗しているのは国家だけではない。市民社会もまた同じである。

 「三・一一以後の光景」を体験してわかったのは、この国の国民は奴隷の群れだということだ。このことがわかったとき、震災前から考えてきたことと震災後の光景が一貫したものとしてつながった。「敗戦」を「終戦」と呼び変えることによって、一体何が温存されたのかが見えてきた。

 あの戦争の時代、国民は全体として軍国支配層の奴隷にされたわけだが、その構造は基本的なところで持続してきたということが見えてきた。このことは、大部分の日本人にとって、主に冷戦構造と戦後日本の経済的成功のおかげで見ないで済むようになっていた。この構造を私は「永続敗戦」と名づけた。敗戦の事実を誤魔化しているがゆえに、敗戦をもたらした体制が延々と続いている。

 現在の社会・政治情勢を語る上で第二次世界大戦における敗戦という出来事を引き合いに出すのは、何とも迂遠な議論に聞こえるかもしれない。しかしながら、あの敗戦を総括できなかったことが、現代日本社会の在り方、この社会の権力の存在様態を現実的に、かつ強力に規定していることは厳然たる事実である。その意味で、敗戦は「過ぎ去らない過去」であり、この点を清算しない限り、この社会に良き展望が開けることは絶対にあり得ない。

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■「永続敗戦」の構造
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 「敗戦の終戦へのすり替え」がなされなければならなかった最大の理由は、敗戦の責任を有耶無耶にし、敗北必至とあらかじめ分かっていた戦争(対米戦)へと国民を追い込んで行った支配層が、戦後も引き続き支配を続けることを正当化しなければならないという動機であった。

 この策動は、玉音放送において「降伏」や「敗北」といった表現が慎重に避けられたことから早くも開始され、東久邇宮内閣の「一億総懺悔」という標語の提示に見られるように、明確な意図を持って推進されたと言えよう。こうした流れの果てに、敗戦したことそのものが曖昧化され、「敗戦ではなく終戦」というイメージに、日本人の歴史意識は固着してゆく。そもそも敗戦していないのであれば、誰も責任を問われる道理がなくなるのだから、実に見事な(!)論理である。

 こうしたからくりは、言うまでもなく、日米合作によって成立した。非常に限定された形でしか戦争責任を追及せず、戦前の支配層を戦後の統治者として再起用する一方、左翼をはじめとする批判者勢力の力を抑制するという方向性は、「逆コース」以降顕著になるアメリカによる「民主化」の基本方針であり、それは、明瞭なかたちをとり始めた冷戦構造における日本の位置づけによって必然化されたものであった。

 こうした経緯を経て戦後日本の権力中枢が再編成されたことを鑑みれば、その体制が対米従属を基幹とする、半ば傀儡的なものとなったのは当然の事柄であった。保守合同による自民党結成(1955年)におけるCIAの資金提供という事実に典型的に見て取れるように、戦後日本の保守政治の根本は半傀儡的政権を通した間接統治であった。

 CIAの援助によって成立した政党がほぼ一貫して政権を握り続けてきたという一事をとっても、「敗戦」は今現在に至るまで継続している。ゆえに「永続敗戦」という概念こそ戦後という時代を指し示すのに好適であると私が確信する所以があるが、問題は、このことが大多数の国民にとって意識の外にあるということである。

 こうした忘却ないし無意識化を可能にした第一義的なファクターは、戦後日本の経済復興・高度成長という経済的成功であっただろう。ソ連や中国といった連合国=戦勝国よりも明らかに高い生活水準を達成した戦後日本人にとって、あの敗戦は「負けるが勝ち」のエピソードと化す。これによって「敗戦」の「終戦」への転換は国民の意識にとってリアリティそのものとなった。

 しかし、いかにこのすり替えが意識における現実となったとしても、欺瞞は欺瞞でしかない。その代償が、際限のない対米従属である。すでに述べたように、戦前からの連続体としての戦後の支配層は、米国の許容と承認のもとに統治してきた以上、太平洋の向こうに頭が上がらないのは当然である。かつ、彼らは親分への隷属を否定してみせなければならない。

 隷属こそは敗戦の証拠なのだから、敗戦を有耶無耶にするためには、隷属の事実が否認されなければならない。「真の独立」だの「戦後政治の総決算」だの「戦後レジームからの脱却」だのといった似たり寄ったりのスローガンが同一の政治勢力から飽きもせず繰り返し発せられるのは、以上の事情からである。これらの勢力から一線を画していた鳩山由紀夫元首相ですら、首相辞任にあたって「私は外圧により敗れた」とは言わなかった。「われわれは、負けたのであり、負け続けてきたのであり、負けている」という憂鬱な真実は、戦後日本政治において公言できないトラウマにほかならない。

 かように戦後日本社会は「敗戦」を意識の外へと追い遣ってきたが、このことを裏書きしたもう一つの要素は、対アジアへの姿勢である。対米関係において敗戦の帰結を無制限に承認していることと引き換えに、対アジアに対する敗戦は全力で否認されなければならない。このことが、戦後補償や歴史認識の問題をめぐって繰り返し軋轢を引き起こしてきた。ゆえに、対米従属とアジアでの日本の孤立という二つの事柄は、コインの両面であるとみなされなければならない。アジアにおける米国の最重要パートナーという地位があるからこそ、アジア世界では孤立していて一向に構わないという態度が可能となる。

 しかしながら、この体制はすでに限界に直面している。以上の構図は冷戦構造とアジアにおける日本の経済力の突出性によって可能になったものにほかならないが、北朝鮮問題を除いて冷戦構造はとうに崩壊し、経済は衰退した。そのとき、敗戦の誤魔化しによって封じられてきた問題が、すべて吹き出てくる。

 その代表が領土問題であり、沖縄の米軍基地問題にほかならない。尖閣諸島をはじめとする領土問題に解決の目途が全く立たない理由は、その本質が国民に、否、外国当局者においてすら理解されていないという事情に求められる。その本質とは、現代日本の抱える領土問題が第二次世界大戦の敗戦処理の問題であるという事実である。

 ゆえに、これらの領土問題の処理は、カイロ宣言、ポツダム宣言、サンフランシスコ講和条約といった日本が受け入れた(敗戦により受け入れざるを得なかった)諸外交文書の文言によって原則的に規定される。この事情から見れば、日本政府が掲げる「固有の領土」論には相当の無理があるとみなさざるを得ないのだが、このことは敗戦を意識の外に追い遣った国民には、ほとんど理解されていない。こうした現状は、敗戦を否認し、「あの戦争は負け戦ではない、単に終わったのだ」という歴史意識を国民に刷り込んできたことの結果にほかならない。

 だが、冷戦構造の崩壊以降、構図は全面的に変化した。アジアにおける日本の経済力の突出性は相対化され、それに伴い、アジア諸国が以前はグッと呑み込んでいた日本への不満を隠さなくなった。そして、米国にとっての日本の位置づけも当然大きく変更されるこことになった。もはや、日本は無条件的に庇護されるべき第一の同盟者ではない。むしろ、TPP交渉において見て取れるように、自身が衰退するなかで、収奪すべき対象へと新たに位置づけられるのは当然の趨勢である。

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■戦後の終わり
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 こうした事柄はすべて、「戦後の終わり」を告げている。無論、「戦後の終わり」という観念は新しいものではない。これまでも、多くの知識人が説得力のある論理で、「戦後の終わり」を論じてきた。しかし、それらが本当に大衆的な感覚として根づいたかといえば、かなり疑問が残る。これはある意味で「気分」の問題であって、知識人の議論は、それが鋭いものであっても、「気分」自体を変えられるわけではない。

 やはり、「戦後」が決定的に終わってきたのは、ゼロ年代あたりから、つまり「格差社会」がしきりに指摘され「一億総中流」が明白に崩れてきた時代においてである。というのは、「戦後日本」を形容する最も支配的な物語は「平和と繁栄」であったからだ。ゼロ年代から「繁栄」に、明白に翳りが見えてきた。言い換えれば、「みんなの気分」がはっきり変わってきた。

 そしてそのあと隣国との対外的緊張が高まりを見せ始め、もう一つの「平和」の方も危機へと向かうに至る。東日本大震災はこうした状況下で発生したのであり、「関東大震災によって大正時代は実質的に終わった」という歴史を思い起さずにはいられない。

 つまり、震災と原発事故によって、いよいよ気分としても「戦後」が終わった。なぜそう断言できるのか。それは、ひとつには「戦後民主主義」の虚構性がはっきりと暴露されてしまったことが挙げられる。すでに述べたように、この国の政府は「民主政府」ではない。国民主権は、建前としてすら存在しない。

 こうなると、「戦後とは民主主義と平和を大事にしてきた時代だ」という国民の大部分が同意してきたコンセンサスが崩れてくる。ゆえに、社会が急速に「本音モード」に入ってきて、「平和と繁栄」の物語によって覆い隠されてきたこの社会の地金が表面に噴出してくることになる。それを代表するのが、原子力基本法やJAXA法への「安全保障」の文言の取り入れであり、その先には憲法第九条の実質的な廃止があるだろう。

 それでは、その「覆い隠されてきた地金」、日本社会の本音とは何なのか? それこそが、「俺たちはあの戦争に本当は負けたわけじゃないんだ」という「敗戦の否認」にほかならない。これまでは、敗戦国だということを一応建前としては認めてきた。「お前らは戦争に負けただろって言われて本当は違うと思うけど、まあいいいか。俺たちは平和で豊かだし。負けたからには押し付けられた民主主義を一応信奉しているふりもしなけりゃいけないなあ」。この建前は、「繁栄」が崩れれば、一挙に崩壊する。「まあいいか」では済ませられなくなって、「本当は違う」という本音が爆発的に噴出し、「民主主義を信奉するふり」もかなぐり捨てられることになる。

 こうした「気分の変化」には、大局的な背景がある。いま述べてきた「戦後の終わり」は、国民の意識や感情といった領域の問題であり、国民の主観的次元に属する。これとは次元を異にする客観的次元での「戦後の終わり」がある。それは、先にも簡単に触れたように、国際的関係のなかでの日本国家の立ち位置にかかわる。この次元において、二つの意味で「平和と繁栄」の時代としての「戦後」はすでに終わっている。

 ひとつには、「繁栄」を支えてきたアジアにおける日本の突出した経済力が、中国の台頭によって相対化されたことが挙げられる。かつての中国は、日本の「敗戦の否認」に対し、不快感を持っても、国力差への配慮からそれを表面化させることを控えてきた。今日こうした遠慮をする必要はなくなった。

 もうひとつは、すでに二〇年以上が経過したが、冷戦構造の終了である。これによって、日米関係の真の基礎は変更された。冷戦構造があったからこそ、日本の高度経済成長は可能になったことを鑑みれば、この構造こそは戦後の根幹をなしていた。そして、冷戦が終わった以上、アメリカは日本をアジアにおけるほぼ無条件のパートナーとして庇護してあげる必要はもはやない。

 ゆえに、アメリカにとって日本は、助けてあげるべき対象というよりもむしろ収奪する対象に変ってくる。そのことを露骨に告げているのがTPP問題である。それにもかかわらず、冷戦崩壊以降、「日米関係のより一層の緊密化」というスローガンが結局のところ優ってきて、今日ますますそうなっているのは、異様な光景である。真の基礎は変わっているのであるから。

 こうして真の基礎が変わるなかで、「暴力としてのアメリカ」の姿が、見える人にははっきりと見えてきた。あの戦争で日本を打ち負かしたところの「暴力としてのアメリカ」である。戦後直後、一九五〇年代には砂川闘争に代表されるように、「暴力としてのアメリカ」の姿は、多くの国民の視界に入って来ざるを得ないものだった。しかし、その後、六〇年安保という危機を乗り越えて、「アメリカ的なるもの」は国民生活のなかに広く深く浸透しつつ、その過程で暴力性を脱色されて文化的なものへと純化されてゆく。だからと言って、アメリカそのものが暴力的でなくなったわけではない。依然として「暴力としてのアメリカ」であった。

 ただし、その暴力が日本へと向くことはなく、ベトナムやイラクへとそれは向けられていた。ゆえにわれわれは、それを見ないで済ますことができてしまった。「ウチに向かってくるんじゃないからいいや、さあどうぞ、大人しく基地も提供しますから、よそのどこかで暴れてきてください」、という態度を日本はとり続けた。「暴力としてのアメリカ」の「暴力」が日本に向けられるかもしれないということはそれこそ「想定外」であり、そのために、そのような事態が現実に起こっているのにもかかわらずそれを認識できないのである。

 無論、いま述べた構図に当てはまらないのが沖縄である。そこでは復帰以前も以後も一貫して「暴力としてのアメリカ」のプレゼンスがはっきりとしていた。ゆえにいま、沖縄は日本の本土に対する強烈な批判者になっているのと同時に、唯一物事の客観的次元を把握できる立場にいる。これに対して、日本社会の大勢は、沖縄のメッセージを理解していないし理解しようとしてすらいない。よくて、「可哀そうに」とか「申し訳ない」くらいにしか思っていない。つまり、他人事なのだ。ここで見落とされているのは、今日の沖縄の姿は、明日の本土の姿であるということにほかならない。

 このように、「戦後」を支えてきたものは、客観的に変わってしまった。にもかかわらず、この国の社会は、この「終わり」を受け止めることができていない。「敗戦の否認」を代表するような政治家を選挙で首相に推しあげて、「成長神話よもう一度」の夢に酔っているのだから。ある意味で、永続敗戦の構造はいま純化しつつあるのだといってもよい。だがそれは、「終わりの始まり」に直面した社会が示している一種の痙攣的な反応だ。結局のところ、いつかは受け止めるほかない。それがソフトランディング的に実行されるか、破局的事態を通じてなのか――それが問題である。

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■またしても「敗北の否認」
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 現代の情勢分析として以上のような議論を『永続敗戦論』では展開したが、本書刊行前後から現在までで目についた本論に関わる事態を、いくつか指摘しておきたい。いずれの事象も本書で私が示した構図が真実を抉ったものであることを証明している。その意味で、私の分析家としての力量は証明されたと言えるわけだが、そのことを喜ぶ気には到底なれない。なぜなら、これらの「証明」は、永続敗戦レジームが依然として継続しているだけでなく、純化さえしており、出口を見つけることが全くできていないことを、物語っているからである。

 最初に挙げたいのは、2月の安倍首相訪米である。迎えたオバマ大統領の冷遇ぶりは際立っており、ほとんど嫌悪感を隠さなかったと言ってよいだろう。『永続敗戦論』において私は、安倍の掲げる「戦後レジームからの脱却」が本気で追求されるならば、米国は「傀儡の分際がツケ上がるのもいい加減にしろ」という強烈なメッセージを送ってくることになるだろうという趣旨のことを書いたが、果たしてその通りとなった。

 加えて、6月に行なわれた習近平・オバマ会談は、長時間に及び、実に対照的なものとなった。この米中首脳会談についての日本の大メディアの報道ぶりは、「永続敗戦レジーム健在なり」を見事・無残なまでに証明するものであるように、私には見えた。すなわち、会談の詳細な内容を知る術はないにもかかわらず、米中の利害・政策対立の表面化を盛んに言い立てる報道が目立った。「米中は永遠に対立していなければならない、そうでなければ日本が米国のナンバーワン・パートナーであり続けられないから」、という報道ならぬ主観的願望の吐露が各紙の紙面を覆った。哀れと言うほかない。

 第二には、排外主義の跋扈である。いわゆる「在特会」の活動が先鋭化し、東京・新大久保、大阪・鶴橋といったコリアンタウンでの示威活動が日常化するという状況が現出した。ヘイトスピーチを堂々と行なう彼らの姿は、醜悪極まりなく、衝撃的でもあるが、彼らが戦後日本社会の必然的な鬼子であることは強調されるべきである。戦前の日本において、朝鮮半島出身者をはじめとする植民地出身者は、暗に差別してよい存在であった。現在、彼らもまた同等の人権を認めなければならないのは、敗戦の結果である。

 ゆえに、レイシストたちの行動は、実に端的なやり方による「敗戦の否認」なのだ。同等な存在として在日コリアンが存在していることは、日本の敗戦の「生きた証拠」である以上、彼らはそれを全力で否定しようとする。「われわれは負けてなどいない、だから奴らを差別する、そうする権利をわれわれは持っている」。これが、彼らのヘイトスピーチにおけるメタ・メッセージにほかならない。そして、恐ろしいことに、このメッセージの最初の部分、「われわれは負けてなどいない」という部分は、国民のマジョリティに浸透した意識である。

 ゆえに、レイシストが自分たちの運動を「国民運動」と称していることは、根拠なきことではない。したがって、単なるリベラリズムやヒューマニズムによってはこの運動を解体することはできず、批判者は「戦後の核心」としての敗戦の問題に遡る必要がある、と私は考える。

 最後に、福島原発事故の処理とオリンピック(2020年)招致の問題を挙げておく。汚染水の処理問題という事故処理の初歩の初歩が、すでに事故処理を破綻の淵に追い込んでいる。『永続敗戦論』のなかで、この国の「無責任の体系」がこの未曾有の事故を処理できるのか疑問である、という危惧を表明した。不幸にも、この危惧は的中してしまった。この不安を覆い隠すように、オリンピック招致の空騒ぎが演出され、しかもそれは実現してしまった。「永続敗戦」の基本は、「敗戦の否認」であり、「失敗・敗北を認めないこと」にある。要するに、当事者たちは、いまだに原発事故の深刻さを観念的に否定したがっているわけである。こうした意識に基づく実践の帰結がどのようなものとなるのか、私は考えたくもない気分にしばしばとらわれている。
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/313.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 田母神俊雄候補が61万票を得た現象は一考に値する 10年遅れのネオナチ運動 (世相を斬る あいば達也) 
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/4de682ca465dad9c9aafd7e01abf4743
2014年02月11日

 田母神候補が2,30万票は取るかも?と思っていた筆者にとっても、61万票は目が点になる選挙結果だった。田母神候補の主義主張の」中には、歴史事実認識において、そこそこ“本当は、そういう側面もあった”と云う印象を筆者も抱いている。対極的立場の孫崎亨氏の著書「戦後史の正体」の中にも、田母神候補と似た歴史認識の部分がある。このような現象をみても判るように、歴史が作られていく過程や、その結果生まれる様々な現実の事象には、複雑な原因が絡み合っているわけで、一面的解釈で済むはずはない。

 宇都宮候補(日本共産党、社民党など推薦)の持つ組織票グループが98万票に対して、無組織で61万票なのだから、誰が考えても、今回の都知事選で新たなムーブメントの萌芽があったと捉えることは間違いではない。ただ、この現象が大きなムーブメントになる可能性は少ないだろうと筆者は考えている。2000年頃から抬頭したネオナチに類似する部分が多い現象だが、概ね10年程度の賞味期限で下火になる。しかし、このような社会現象がわが国でも起きたことは、興味深い。まぁ「オキュパイ東京」の右向き変形バージョンで、1%と99%への怒りの表現の場だと考えられる。

 多くの場合、この現象が起きる社会的構造には特長がある。「寄る辺なき人々」の存在が、一定の社会現象を引き起こすレベルで社会に存在している事実を証明していることになる。このような“寄る辺なき人種層”の人々は、日常的な不安定な生活を通して、鬱屈と不満が醸成される傾向があり、「感情の劣化と徳の劣化」が、著しい形として表現される。嫌韓、嫌中、ヘイト・スピーチのような社会現象も生み出す。このような国民層においては、ほんの些細な感情のフックに釣り上げられ、「寄る辺」を見出す傾向があり、幻ではあるが、一時の「寄る辺」と「アイデンティティ」の確保に寄与する。簡単に言ってしまえば、「1%と99%問題」の変形バージョンであるが、海外メディアは、この田母神現象に強く興味を持つようである。WSJは以下のように報じている。


≪ 超国家主義的思想の田母神氏、都知事選で大健闘

 東京都知事選は日本で超国家主義的な政治が台頭する前触れになるのだろうか。

  元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)はそう期待している。極めてナショナリスト的な見解で知られる田母神氏は9日投開票の都知事選で驚くほど広い支持を集めた。自衛隊の幹部として培った能力で都民の「命と財産を守る」とうたい、16人の候補の中で4番目の得票数を獲得した。

  中国・韓国から大手マスコミ、自由貿易協定などをターゲットに急激に勢いを増す愛国主義者のグループを主導する田母神氏は、約61万1000票を獲得した。安倍晋三首相の後押しを受けて当選した舛添要一氏と反原発を訴えて選挙戦を展開した知名度の高い候補者2人に次ぐ得票数だ。桝添氏の得票数は 210万票で、反原発を訴えた候補2人のそれぞれの得票数は100万票に満たなかった。

  田母神氏は9日夜、結果を受けて記者団に対し「組織がないなかで一定の票が入ったことは成果があった」と述べ、「これを機会に保守の政党を誕生させるべく、政治活動を展開していきたい」と語った。

 こわもての田母神氏は2008年、大東亜戦争は侵略戦争ではないとする論文を発表し、航空自衛隊幕僚長を解任された。

  田母神氏に集まった支持の多くは若者からのもののようだ。選挙陣営によるソーシャルメディアの広範な活用が奏功したとみられる。朝日新聞が行った出口調査によると、20代の24%が田母神氏に投票したと回答しており、この年齢層で36%と最も多くの票を獲得した桝添氏に次ぐ得票率だった。30代と40代の田母神氏の得票率はそれぞれ17%と14%だった。

 この出口調査の結果は、一部の政治家や政治学者の見方とも一致している。彼らは、領有権や第二次大戦の歴史的解釈をめぐる中韓との争いが長期化し、ますます熱を帯びる中で日本でナショナリスト的感情が高まりつつあるように見えるとし、その背景に若い世代の存在があると指摘している。

  田母神氏は、保守派の議員や有識者、著名人らとの密接な人脈を活用して支援を取りつけ、創造的で機能的な選挙戦を展開した。 陣営は若い有権者に照準を合わせ、ツイッターを積極的に活用。田母神氏の動向を豊富な写真や動画と共に逐一投稿した。投稿の多くは「田母神ガール ズ」と呼ばれる魅力的な若い女性スタッフの一団によって行われた。また、自称「愛国ラッパーshow-k」さんが「HEYLAS 田母神Remix」という曲を作り、その動画が田母神氏のツイッターアカウントで繰り返し投稿された。その歌詞の一節は次のようなものだ。

 「危険レッテルばりを軽くKO!!いなし堂々主張。右右もっと右曲がれ 君気にちょっとなってきたね。(左は)汚ねぇ事ばっかだなだから何だ!?バッカだな」

 日本の主要報道機関は田母神氏を非主流派の候補者と軽くいなし、同氏の選挙活動にほとんど注意を払わなかった。田母神氏は、安倍首相の金看板政策で ある「アベノミクス」に倣い、「タモガミクス」と称するポピュリスト的経済政策を掲げて選挙を戦った。9日の選挙での田母神氏の健闘については、日本の主要紙も10日の朝刊でわずか数行しか触れなかった。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)国際研究センターの研究員で日本政治を専門とするマイケル・クーチェック氏は「ニュースメディアは彼に挑むことをせず、田母神氏の経歴や同氏の支持者の排外主義的な見方について有権者に注意喚起することを尻込みした」と述べた。

 日本の保守派の著名政治家も田母神氏の応援に駆けつけた。その1人が2年前、日中で領有権争いが生じている東シナ海の尖閣諸島(中国名:釣魚島)購 入を試み、二国間を急速に緊張化させた石原慎太郎元都知事だ。石原氏は「東京の命を田母神さんに預けたい」と都民に訴えかけた。田母神氏の街頭演説にたびたび訪れたもう1人の人物が、神風特攻隊をテーマにした小説「永遠の0(ゼロ)」の作者で最近NHK経営委員に任命された百田尚樹氏だ。百田氏は応援演説で米軍による1945年の原爆投下や東京大空襲を「大虐殺」と批判し、米国主導の第二次大戦後の東京裁判をそうした残虐行為をごまかすための手段だったと発言した。

  こうした見解は田母神氏が08年に民間企業主催の懸賞論文で提示したものと類似している。自衛隊でのキャリア終わらせることになったこの論文で田母神氏は、日本が第二次大戦で果たした役割について自らの考えを長々と論じ、日本軍の行為を軽く扱い、日本を自ら望まない戦争へと追い込んだのは米国と蒋介石率いる中国政府だと非難した。 田母神氏は論文で次のように述べている。

  「日本が中国大陸や朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争に突入し3百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かな い過ちを犯したという人がいる。しかしこれも今では、日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している」

原文(英語):Ultranationalist Candidate Gets Strong Support in Tokyo Vote http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/02/10/ultranationalist-candidate-gets-strong-support-in-tokyo-vote/?mod=wsj_nview_latest/
 ≫(WSJ電子版)


*参考 ≪ ネオナチのイデオロギーは、外国人排斥・同性愛嫌悪・共産党敵対が柱である。教会などによる地域社会への帰属感を持たず、旧ナチスシンパを標榜することをアイデンティティとし反社会的行動を行っている。極左的アナーキズム(無政府主義的)としての傾向から内部に特定の指導者を立てることができないため、同じ国粋主義であっても旧ナチスやイスラム圏の原理主義運動のような組織性を持てず、計画的な行動も取れないケースが散見される。 彼らは信奉するナチスに習う形でナチズムを己の思想として掲げ、ファシズム的な強権政治、民族主義、人種差別(白人至上主義)、外国人追放など排他的な主張を行っている。しかしながら旧ナチスがアーリア人を至上とするアーリアン学説などに代表される白色人種、特に北方人種の優越論を支持し、民族面でもゲルマン系民族を特別視して他民族を見下すなど、発祥国ドイツを中心とした思想として構築されていた(ただし人種に関しては当時からドイツ国民の人種構成の実態と矛盾していた)のに対し、ネオナチはそうした「ドイツ中心主義」から脱して国際色を深めている点で大きく異なる。 ≫(ウィキ参照)



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/314.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 時代を読む〜若手論客に聞く(1)社会思想・政治学者=白井聡さん「平和と繁栄の終わり」2014年1月2日(カナロコ)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1312310019/

=転載開始=

 敗戦を直視せず、米国に従属し、戦後日本は平和と繁栄を享受してきた。その時代が本当に終わりつつある。これまでの物語にしがみついて生きるのか。それともまだ見ぬ世界に踏み出すのか。社会思想・政治学者の白井聡さん(36)は、私たちの覚悟を問うている。

 ■「終戦」の意味

 戦後、日本人は敗戦を実感せずに生きてきた。もちろん1945年8月の段階では、そこら中が焼け野原で、負けは誰の目にも明らかでしたが、復興し、経済成長を遂げた。V字回復です。

 70年代以降、戦勝国であるソ連や中国と比べて生活水準にはっきりと差が出て、どちらが敗戦国か分からなくなった。むしろ「負けてよかった」という意識を日本人は持ち続けてきたのではないでしょうか。

 そのとき、日本の支配層が引いておいた「伏線」が見事に生きてきた。

 8月15日は「敗戦の日」ではなく「終戦の日」です。なぜこの日か。連合国に対してポツダム宣言を受け入れると通知した14日でも、ミズーリ号の上で降伏文書にサインした9月2日でもよかったのに。

 終戦の日は用意周到に誘導されたのです。8月15日は、死者が帰ってくるお盆に当たる。普通の死者と戦争の死者を一緒にして、戦争が天災のようなものになった。開戦の判断や降伏のタイミングなど、もっと合理的な政治判断があれば避けられた犠牲があいまいにされた。

 玉音放送だってそう。「降伏」とか「敗戦」といった言葉が出てこない。玉音放送で国家による「敗戦のごまかしプロジェクト」は始まり、経済成長によって完成した。

 では、なぜ敗戦を否認してきたか。戦前の指導者層の権力を戦後も温存するためです。

 普通に考えれば、「なんでまたあいつらが偉そうな顔をしているんだ」という話。でも、そもそも負けていないなら誰も責任を取る必要はない。

 敗戦の否認を可能にしたのは冷戦構造です。米国としては、日本が社会主義陣営に走らないよう、豊かになってもらわなければならなかった。

 米国にべったりと従属して冷戦の最前線を台湾や朝鮮半島に押しつけ、日本は平和と繁栄を享受してきた。この戦後のレジーム(体制)を僕は「永続敗戦」と呼んでいます。

 ■歴史認識映す

 冷戦が終わってこのレジームは崩れたはずでした。でもしがみついてきた。

 平和と繁栄の時代が本当に終わったと社会が実感したのは東日本大震災のときです。あの光景を見れば納得できる。

 特に原発事故は大きい。日本のエリート層に対する社会の信頼が揺らいだ。優秀と思われてきた官僚機構が実は相当にスカスカだった。素人向けについた「安全神話」といううそに、彼ら自身がだまされていた。ここまでずさんで、うかつな人たちだったなんて、それこそ「想定外」です。

 それでも敗戦の否認は今も続いています。在日コリアンの排斥を主張するヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)にも、明瞭に表れている。

 大日本帝国においては朝鮮人は二級市民扱いされ、半ば公然と差別していい対象だった。敗戦の結果、同等の基本的人権を持つ存在として尊重することになった。

 それを、現実に差別的発言をすることで「本当は負けてない」という気分になれる。敗戦を認めずに済む。

 怖いのは、現に声高に叫ぶ彼らは少数者だが、実はマジョリティーということ。だって戦後の日本人は敗戦を否認してきたじゃないですか。その歴史意識を非常に極端に煮詰めた、僕たちの自画像なんです。

 ■成長神話崩壊

 アジアとの関係がうまくいかないのは、米国の後ろ盾を前提に付き合おうとするからです。つまり「ドラえもん」でいうところのスネ夫。米国というジャイアンの陰に隠れて、「のび太のくせに」ならぬ「アジアのくせに」と指をさす。アイデンティティーは「家が金持ち」ということ。

 経済成長が止まって、近ごろスネ夫のアイデンティティーは崩壊しつつある。だから安倍政権は経済成長を取り戻そうと死に物狂いです。

 それにしか価値を見いだせないのは、経済成長を実現する限りにおいて戦後の保守政治は支持され、戦争責任が免罪されてきたから。その系譜を継ぐ安倍政権が経済成長を続けられなければ、その正当性は消滅してしまいます。

 けれども親分であるはずの米国は丸々と太った子豚を放ってはおかない。TPP(環太平洋連携協定)のように強い収奪の姿勢をみせてきている。傀儡(かいらい)保守政権がこれに抵抗できないのは当然。これこそ永続敗戦の帰結です。

 日米同盟基軸論者は米国が日本を守ってくれることを前提にしているが、日米安全保障条約だって、日本を守ることが米国の国益になる限りにおいて日本を守るかもしれないというだけです。その意味で自主防衛以外に道はない。ただし、自己保身のために戦争を続けた末に多くの国民を死なせた人たちの継承者に国防を語る資格はありません。

 ■語られぬ政治

 新年だから明るい話題? そうですね、唯一の希望は沖縄独立の動きでしょうか。元外務省主任分析官で作家の佐藤優さんは「絵空事ではない。沖縄の政治エリートたちがその気になれば、短期間で独立できる」と長年強調しています。

 そういう動きは本土に大きな刺激を与える。「そういうことをしていいんだ」って。

 先日も三浦市で米軍ヘリの不時着事故があった。艦載機の飛行ルートを米軍に問い合わせても教えてもらえない。日米地位協定があるからです。沖縄や神奈川だけでなく、日本中どこも同じ。「それでいいのか」という声が、大きくならなければいけない。

 「仕方ない」とやり過ごす国民に問題がある。主権者という意識がない。憲法に書いてあったって、主権者たろうと努力しない限り主権者たりえない。

 こういう話は必ず波風が立つ。日本政治の専門家が論じるべきだけど、空気を読んでいるのか、誰も言わないから僕が言いました。若者が政治に興味を持たないと言うけれど、当たり前。生臭い政治問題を語る教育者や学者が少ないからです。

 何が起きたらこの国民は正気に返るんでしょう。原発事故で殺されかけたのに。首都圏で今こうやって生活できるのはたまたまだと、なぜ気付かないのか。政府が演出するクールジャパンとか絆じゃなくて、本当に守るべきものを僕らは持っているのでしょうか。
×  ×

=転載終了=
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/315.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 特集ワイド:東京、そして(毎日新聞) 「現実の否認」を絶て−−白井聡さん
http://sp.mainichi.jp/m/f/elc/news.html?cid=20140204dde012010002000c&inb=mo

-選挙-

特集ワイド:東京、そして/中 社会思想家・白井聡さん

◇「現実の否認」を絶て−−白井聡さん(36)

 白いストライプが入った鮮やかな青のスーツに、黒の山高帽。まるで映画のスクリーンから飛び出たようなしゃれたいでたちだ。「服飾系の学部に個性的な服の学生が多いから、合わせてるんです」。社会思想家で、文化学園大助教の白井聡さん(36)は、そう言って照れくさそうにほほ笑んだ。それにしても、この人はこんな格好でデモに通っていたのだろうか。

 官邸前などでの脱原発のデモにたびたび参加し、数万人に上った群衆に交じって白井さんは「原発反対!」と叫んできた。そして、ふと気付いた。「東京にも放射能は降り注ぎ、危険にさらされたのに、なぜこんなに参加者が少ないのだろう。首都圏人口が3000万人だから何十、何百万人が来てもおかしくないはずだ」

 昨年中国・上海で開かれた政治思想関係の国際学会では、韓国人学者にこう聞かれた。「日本のデモはなんであんなに小規模なんだ? もし韓国で同じ事故があったら、何十万人規模のデモになる。そうすれば政権なんて吹っ飛んでしまうよ」。「その通りだ」としか言えなかった。

 怒りの声を上げる国民が少ないのはなぜか。「私は『現実の否認』という日本人のメンタリティーが根底にあると考えています。しかもこれは今に始まったわけではない。戦時中も戦後もそうでした」

 「現実の否認」って、何なんだ?

 政治思想を研究してきた白井さんは、昨年3月「永続敗戦論 戦後日本の核心」(太田出版)を出した。「戦後日本は敗戦を終戦と呼び替えることで敗北の事実をなかったこと、つまり否認した。さらに東西冷戦下で米国の保護下にあり、経済大国化に成功したため、敗戦の責任を考えずに済んだ」。この構造を「永続敗戦」と名付けた。同著は論壇で大きな反響を呼んだ。

 執筆の動機は福島第1原発事故だ。事故発生後「この国の政府は、国民の生命と安全を守ることに関心がない」と感じた。緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)のデータを米軍に流しておきながら、国民には当初公開しなかった。線量が高い地域に多くの人々が避難し、被ばくした。100億円以上を費やした装備がこんな使われ方をされたのに誰も責任を取っていない。

 「人命軽視は戦時中の日本と全く同じです。戦争末期は国体の護持(つまり天皇制の維持)にこだわり過ぎて、早期の戦争終結に動かず犠牲者を増やした」。1945年7月のポツダム宣言をすぐに受け入れず、原爆が投下され、膨大な人命が失われた。

 戦中戦後の政府と原発事故収束に手をこまねく現代の政府は、「敗戦」や「原発事故」という重大な現実を全力でごまかし、否認する点で全く同じだった。そう気づいて「はらわたが煮えくり返るくらい」の怒りがこみ上げた。

 「東京五輪招致は『現実の否認』の象徴です」。昨年9月、国際オリンピック委員会(IOC)総会で、安倍晋三首相は「汚染水の影響は福島第1原発の港湾内で完全にブロックされている」「状況はコントロールされている」と堂々と宣言した。しかし汚染水の流出は止まっておらず、制御されているとは言い難い。「権力側は原発事故の現実から今も目をそらしているとしか思えない」と言い切る。

 しかし、この人の指摘は、政府と権力者による「現実の否認」にとどまらない。

 「五輪招致は、都合の悪い現実を否認したいという国民の欲望が、政策として結晶されたものだと思います。原発事故の状態を冷静に考えれば、五輪招致にかまけている場合ではない、という結論に至るのではないでしょうか」

 「原発事故は収束した」「被害はたいしたことない」「事故はもう起こらない」……。そんな希望的観測に私たちは逃げていないか。

 白井さんと会った文化学園大は都庁からほど近いオフィス街にある。20階にあるギャラリーの窓からは、そびえ立つ双頭の都庁ビルが見えた。知事選は中盤に入り、この新宿でも候補者たちが日々主張を訴えている。

 今回の都知事選では複数の候補者が脱原発を争点に掲げる。「原発政策は国政マターだ」と争点化をけん制する声が少なくないが、白井さんは「原発事故以降の国政選挙で主な争点にされなかったから、今回議論されるのは自然なことです」と言ってのける。2012年の衆院総選挙では民主党政権の是非が問われた。昨年の参院選では安倍内閣への信任の有無が焦点で「自民党は原発を再稼働したいとの意思が透けて見えたし、民主党も完全に脱原発を掲げていなかった」と解説する。

 「『原発推進か脱原発かの二項対立は意味がない』との主張がありますが、私に言わせればこんな主張をする人は大ばか野郎です。二項対立でしか答えのでないケースもある。それがまさに原発。推進か止めるかの二者択一しかない。都政に多くの課題があるのに原発のワンイシューに絞っていいのかという意見もあるが、原発問題を他と同列に扱うほうがおかしい。原発は国民生活に直結するだけではなく、核兵器への転用の可能性がある。まさに国家の中核にかかわる大問題で、すべてのイシューに関連している」

 言葉に力をこめた。

 「このままでは『恥ずかしい国』へまっしぐらですよ」。冷戦は終わったのに、安倍政権は、安全保障面で米国依存を強めている。しかし現実は、靖国神社参拝で米国に突き放され、領土問題を抱える中韓とは摩擦が拡大している。

 「安倍首相がダボス会議で『英独は大きな経済関係にあったが、第一次世界大戦に至った』と発言し、騒ぎになったでしょう。政府は『誤訳だ』と釈明したけれど、欧州メディアは『日本は軍事衝突の準備をしている』と受け止めた。ならば、中国が同じ『誤解』をしても仕方がない。今後、偶発的に日中が軍事衝突する可能性は十分ある」と、深いため息をつく。

 白井さんは都民ではなく、都知事選の投票権はない。しかし、その言葉はますます熱くなっていった。「原発を推進してきた世代を『今さら脱原発なんて無責任過ぎる』と批判したくなる気持ちはよくわかります。でも私たちは将来を担う世代だから、『現実の否認』を絶たねばなりません。それには、福島の原発事故について、私たち個人に刑法で問われるような責任はないけれど、他ならぬ自分たちが起こしたんだ、という当事者意識を持つべきなんです」

 この人の怒りは、未来への責任感からきている。取材後、「大ばか野郎だ」の一言が、頭の中で何度も響いていた。【江畑佳明】
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/316.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 暴走・安倍ネオリベ路線は「ひのもと」を地獄に叩き落とす(神州の泉)
「暴走・安倍ネオリベ路線は「ひのもと」を地獄に叩き落とす

若い人たちは、我々が生まれ育ったこの日本の異称を「日の本(ひのもと)」と呼ぶことを知らない人が多い。
タイトルにある「ひのもと」というのは「日本」の雅語である。
通説としてよく知られているが、飛鳥時代(7世紀)のはじめごろ、聖徳太子が「日出ずる處の天子、書を日沒する處の天子に致す。恙なきや」が含まれる書簡を遣隋使・小野妹子に託し、この文面を見た隋王が激怒したとある。(「隋書」倭国伝)
隋の王が、この書簡の「日出ずる處」にカチンと来たのか、あるいは「天子」に僭称(せんしょう=身分を越えた称号を名乗ること)と感じたのか分からない。

そのことはさておいて、我々日本人が日本のことを「ひのもと」「にほん」「にっぽん」と呼ぶようになったのは、この書簡にある「日出(い)ずる處(ところ)」が元になっている可能性が高い。
その時代、覇権大国・隋(古代中国)は、日本を「倭(わ)」と呼び、日本でも「大倭(ヤマト)」などと名乗っていたようだ。
だが、7世紀後半になると朝廷はこれをいつの間にか「和(わ)」という文字に置き換え、「大和(ヤマト)」になっていて、日本の国号は現在の「ひのもと」という意味の「日本」になっていた。

先祖たちがどういう思惑で日本という国号を定めたのか分からないが、少なくとも前述の小野妹子が隋王に渡した書簡にある「日出ずる處」が国号「日本」の下地になっているように思われる。
「日出ずる處」とは太陽の出没という意味ならば、単に地理的に東の場所にあるというほどの意味であり、「日沒する處」とは西の場所ということになり、両国の相対的な位置関係である。
これを国家総体の国力や品格という意味でとらえれば、常識的には、「日の出」はこれからの勢いであり、「日没」は没落を示すから、隋王が小国の「倭」風情が何という大それたことを言うのかと感じたのも無理はない。

もしも聖徳太子が「日出ずる場所」と「日没の場所」という対置表現に、我が国だって中国(隋)に負けず劣らず一人前の国家であり、対等な立場で臨んでいるのだよという意味を込めているのなら、当時の華夷秩序を考えるともの凄い根性だと言わねばならない。
(※華夷秩序:かいちつじょ=中国一辺倒のパラダイムのこと)

福岡県のあまりにも有名な民謡である「黒田節」にも「日本一(ひのもといち)のこの槍を」という歌詞が出てくる。

今から千年以上も前のわが国の為政者たちは、周辺諸国を冊封(さくほう)体制に置いて、全てにわたって睥睨していた巨大国家に対しても、ひるむことなく対等に渡り合おうとしていたようだ。

それに比べて、戦後の歴代政権のトップにある為政者の矜持のなさ、自存自立心のなさは目に余るものがある。(田中角栄は例外的。)
1990年代の橋本政権の金融ビッグバン辺りから日本はグローバリズムの潮流に押し流され、それは小泉政権で完全に表層化した。
日本が新自由主義に付け込まれるということは、逆説的には日本らしさを喪失していることになるので、国家・国民のアイデンティティの部分でも崩壊の危険が迫っている。

この話は、戦後の日本人がアメリカの自由主義に憧れるとともに、伝統的なアイデンティティが薄れてきたという素地があり、そこへ米国的な新自由主義(ネオリベラリズム)が付け込んできたという見方がある。
もう一つは、GHQ統治以来、マスコミを中心とした東京裁判を基調にした報道や戦後教育などの刷り込みが、日本人の精神から徐々に伝統的な心性を解体していった。
その結果、三島由紀夫が憂慮したように日本人の心の隙間に無国籍状態が蔓延し始めた。

そこへ米コーポラティズムの新自由主義が浸透してきたという見方もある。
戦後日本人に生じた精神位相の変遷を眺めると、おそらく両者の要素があるのだと思われる。
安倍首相の最大の自己矛盾は、戦後レジームからの脱却と言いながら、対米従属を強化していることにある。

戦後レジーム(体制)とは、米国の直接・間接統治状態であるから、脱却するというのであれば、米国の支配力からの脱却以外にはありえない。
簡単に言えば、米国の直接統治とは米駐留軍がいる現実であり、間接統治とは米政府関係者や軍関係者による内政干渉である。
この現実に向き合わず、安倍政権のやっていることは、対米隷属を日米同盟の強化と言い換えて自家撞着し、やっていることは宗主国の命令通りに国政を運営しているだけである。」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2014/02/post-c277.html
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/317.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 東京ゆりかご総括(兵頭に訊こう)
東京ゆりかご総括
http://m-hyodo.com/election-37/
2014年02月11日 兵頭正俊 兵頭に訊こう


最近は時の経つのが早い。まるでジェットコースターに乗っているように時間が過ぎてゆく。

わたしがいっているのは状況の時間だ。この都知事選の総括でも、今日・明日くらいが限度で、明後日ではもう発表が遅すぎる。新たな問題、新たな状況が生まれていて、それと取っ組み合わなければならない。

特にネットの住民、ソーシャルメディア村の感度は鋭いので、先にいかないとすぐにおいていかれる。

今回の都知事選は激しかった。小泉純一郎の最後のツイートは、次のようなものだった。


2月7日

「過ちを改むるに憚ることなかれ。これが僕の座右の銘。原発の安全神話、低コスト神話、クリーン神話を信じて疑わなかったのは大きな過ち。これを黙っていることはできなかった。しかし、僕は自分の不明の責任を認め、過ちを改め、原発ゼロに向かって全力を尽くすため敢えて立ち上がった」

「今日は寒かったなぁ。新橋にちょっと早く着いたからその辺を走っちゃったよ。まだ体力があるんだな。細川さんは4つ上だけど元気だね。明日は東京や日本の運命がかかってるから死に物狂いでやる」

2月8日

「いよいよ最終日。細川さんは朝から雪の中で街頭に立っている。今は池袋東口のはずだ。僕は細川さんと合流して、15時から銀座数寄屋橋、19時に新宿東口アルタ前。最後のメッセージを現場で、或いはインターネットを通して是非是非聞いて欲しい」

「打ち上げの新宿はすさまじかった。上から見ていると雪で覆われた傘、傘、傘。その傘がどんどん増えて東口の外を埋め尽くした。猛吹雪の中での街頭演説。こんなことが過去にあっただろうか。生涯忘れられないものとなった。細川さんも力が入るし、僕も張り切った」

「最後は、聴衆からホソカワコールが起きて、胸が熱くなった。駅前に集まった幾千もの皆さんがこれで一体となった。このエネルギーが明日の投票日に爆発することを信じる。皆さん、ホントにご声援ありがとう!」

2月9日

「写真は僕が記者さんに配布した都知事選の結果についての自筆のコメント。慣れないツイッターを続けることができたのは皆さんの励ましやスタッフの協力のおかげ。本当に有り難う。皆さんのご健勝を祈りつつ、これでツイッターを閉じさせていただきます」


これで、小泉純一郎はツイッターを去った。最初から選挙期間中に限定したツイッター開設だった。

都知事選は、投票率46・14%の低水準で、2012年の前回(62.60%)を大幅に下回り、過去3番目の低水準だった。これには、次の4つのゆりかごが影響している。

1 「都民の関心の薄い都知事選」というマスメディアの棄権誘導

2 マスメディアの「脱原発」の争点隠し

3 舛添要一圧勝というマスメディアによる選挙中の世論操作

4 8日から9日未明にかけて降り続いた大雪

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その結果、組織票が堅い舛添要一が当選し、宇都宮健児が次点、組織(政党)に頼らない選挙を展開した細川護熙は、3位だった。

宇都宮は連続しての都知事選立候補だったにも関わらず、共産党と社民党の組織票に上乗せしたのは微々たるものである。いかに魅力のない、敗北必至の候補者であるかを、またぞろ証明してしまった。

かれに降りることを勧めた市民活動家たちの見識が、まったく正しかったことも証明された。

本日(2月11日)の『日本経済新聞』によると、宇都宮は「元首相連合に勝った。達成感がある」と語ったという。

これは勝ちに行った人の言葉ではない。最初から2位狙いの、都民を欺く動機を物語るものだ。負けて「達成感がある」とはよくもいったものだ。

細川の場合、上に挙げた4つのゆりかごの影響をもっとも強く受けてしまった。ただ、政党の推薦を断り、2週間だけの闘いで100万票近くとったのは、驚異的といわねばならない。せめて雪さえ降らなければ、と悔やまれる。もちろん雪のゆりかごで投票を止める都民が悪いのだが。


開票結果は以下の通りである。

舛添要一(無所属・新)、当選、211万2979票

宇都宮健児(無所属・新)、98万2594票

細川護熙(無所属・新)、95万6063票

田母神俊雄(無所属・新)、61万865票

家入一真(無所属・新)、8万8936票

ドクター・中松(無所属・新)6万4774票

マック赤坂(諸派・新)、1万5070票

鈴木達夫(無所属・新)、1万2684票

中川智晴(無所属・新)、4352票

五十嵐政一(無所属・新)、3911票

姫治けんじ(無所属・新)、3727票

内藤久遠(無所属・新)、3575票

金子博(無所属・新)、3398票

松山親憲(無所属・新)、2968票

根上隆(無所属・新)1904票

酒向英一(無所属・新)、1297票

鈴木達夫のような優れた人物が、1万2684票というのには、ぞっとする。ほとんどの都民が、日々、ゆりかごのなかで眠り、何も考えていないことがよくわかった。

以下、今回の都知事選の問題点を3点に絞って採り上げてゆく。

1 メディア

都知事選では、犬HKからIWJにいたるまでメディアの堕落が深刻化した。

この国の不幸の中心にはマスメディアがいる。これが24時間、365日、国民を既得権益支配層の利権擁護のために洗脳し、誘導し続ける。

そこにカウンターとしてのIWJの存在理由があり、リベラル左派の、良心的なネット住民の支持もあった。

しかし、今回の都知事選で状況は一変した。IWJは「脱原発」陣営が分裂選挙に及ぶと、明確に社・共といった政治権力の側に就き、宇都宮健児を支援し、細川護熙を攻撃した。

うかつなことだが、選挙に入っても、わたしは「うつチャンネル」という言葉を知らなかった。これは今や完全に宇都宮健児大本営と化したIWJを揶揄した言葉だったのである。

それから注意深く岩上安身を見るようになったが、揶揄はまったく正しいことがわかり、少なからぬショックを受けた。

IWJの岩上は、ご存知のように、しきりにIWJが危機的である、経営資金が底をついた、と支援をネットで呼びかけてきた。

かれを数少ない日本のジャーナリストと評価していたわたしは、乏しい年金を割いて会員になって応援していた。それで現在の偏向した報道姿勢には、すっかり幻滅してしまった。

メディアに放送法が求めているのは「放送の不偏不党」と「政治的公平」である。「なりふり構わぬ」というのは、選挙期間中のIWJの姿をこそいうものなのだろう。

IWJはまったくの社・共の御用メディアと化してしまっていた。

選挙期間中に、岩上の宇都宮健児へのインタビューを見たが、これで他の立候補者は、もう絶対にIWJには出ることはない、と思った。岩上は、宇都宮健児を盛んに持ち上げて他の候補者への批判を誘導していた。これは犬HKでもやらないことだ。

これなら、宇都宮健児以外の候補者は出てこない、と思った。岩上が自分で出てこれなくしているのである。候補者にもメディアを選択し、司会に公平を要求する権利がある。出て来ないからと、岩上にいきり立つ資格はないのだ。

名護市長選で、なぜ「ストップ・ザ・アベ」が成功したか。健全で、金のために魂を売らないメディアが存在したからである。

東京のメディアは、犬HK(自民党)からIWJ(社・共)まで、政治権力と結託し、「放送の不偏不党」と「政治的公平」をかなぐり捨てていた。

選挙期間中に、IWJの岩上が、わざわざ関西にまで行って、小出裕章にインタビューした動画も見た。そこでは小出を巧みに誘導して宇都宮健児支持をいわせていた。

著名人を利用して、メディアが特定候補を支援する。これは犬HKよりひどい偏向報道である。これなら他の候補者がIWJに出演する筈がないのである。もはや、それも承知で、岩上安身は突っ込んでいた。

今後、岩上安身には「記者クラブ」批判など語る資格はないだろう。

「記者クラブ」は、本音は原発推進の舛添要一支援だった。岩上安身は「脱原発」の宇都宮健児支援である。

どちらのメディアにも公平・中立がない。だから討論会を呼びかけても警戒される。

IWJの岩上は、自民党を監視すると同時に、社・共も監視しなければならなかったのである。それがメディアが権力を監視するという意味であり、ジャーナリズムの使命なのだ。岩上は、古い社・共のゆりかごで眠ってしまった。

岩上安身はツイッターで、大量に会員が減るかもしれないとツイートしている。そうなのだろうか。わたしは辞める会員よりも新規会員の方が多いのではないかと想像している。ぜひとも会員には報告してほしいところだ。

もはや日本のメディアに立候補者を呼んで議論をさせる資格などはない。立候補者は街頭で、ネットで、集会で、直接に国民に訴える時代になったようである。

2 「脱原発」の分裂、あるいは制度としての古い左翼


『しんぶん赤旗』(2013年8月1日付)は、「参院選躍進 国会が変わる 共産党 広がる活動の舞台」と題して、次のように伝えている。


「参院選で躍進した日本共産党が11の常任委員会すべてに委員を配置し、予算委員会と決算委員会、憲法審査会には各2人の委員を出せることが31日、確実となりました。

あす(2日)召集される臨時国会で確定します。日本共産党は、参院で11人となったことで議案提案権を獲得しており、国民の声を国政に反映させる発言力と活動の舞台が広がることになります。

また、内閣、農林水産、経済産業、環境の四つの常任委員会で理事を獲得。憲法審査会では幹事を得ることになりました。委員会や審査会の運営を協議する場に正規のポストを得たことは重要です」


参院選では、「脱原発」を掲げて闘った「生活・社民・みどり・新党大地」などは惨敗した。共産党だけが躍進を果たした。

余勢を駆って、共産党が一本化に乗る筈はなく、2年半後の衆参選挙に狙いをつけて、都知事選を党勢拡大の絶好の機会と捉えたことは想像に難くない。

共産党は、その目的通りに一定程度の成果を上げたものと思われる。しかし、深刻なのは社民党である。

社民党は大失敗した、というのが、わたしの見方だ。第一、参院選の比例区で1議席と惨敗した社民党が、躍進した共産党と「脱原発」で組めば、共産党のひとり勝ちになる。社民党は食われるだけだ。

民主党の菅直人、野田佳彦、自民党の安倍晋三と悪政が続けば、庶民の期待は共産党にゆく。社民党には決して向かわないのだ。

それを参院選と同じ「脱原発」のテーマで共産党と組んでしまった。しかも担いだ宇都宮健児は敗北必至の候補者だった。人間的な魅力がないのだ。それで前回の都知事選で、都民は4倍差で猪瀬直樹を支持した。

これなら参院選で惨敗し、責任を取って党首を辞任した福島瑞穂の純化になる。代わった党首の吉田忠智の存在理由がない。

この宇都宮推薦の間違いは、社民党のみならずにリベラル左派の分裂をもたらしてしまった。

細川護熙支持に回った部分の、社民党との決別を招いたことは深刻である。かれらは、社民党にとっては虎の子であり、もっとも良質でコアな社民党支持者たちであった。この離反は決別といっていいほどの決定的な意味をもっている。それほど今回の分裂劇が激しかったからである。

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社民党の、選択間違いの罪の深さは、まさにそこにある。社民党さえ細川護熙の、勝手連的な支援にまわっていたら、リベラル左派の分裂と対立はほとんどなかったと思われる。

社民党が宇都宮の推薦に回ったために、細川支持のリベラルとの激しい論争と対立を招いてしまった。

これは修復不可能なような激しい対立だった。

共産党は新党員の獲得など、多くの成果を得ただろう。社民党はいったい何を得たのか。失ったものばかりではないか。戦略なきゆりかごのなかで、何か得たものがあれば、ぜひとも教えてほしいものだ。


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http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/318.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 経済板: 米国の偽(ニセ)の景気回復 ―「標準以下の」米国経済とFRBの限界 ―
経世済民85

米国の偽(ニセ)の景気回復 ―「標準以下の」米国経済とFRBの限界 ―
http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/574.html


http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/319.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 本澤二郎の「日本の風景」(1532) <公明・大田大臣の安倍すりより靖国答弁> 
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52061742.html
2014年02月11日 「ジャーナリスト同盟」通信

<公明・大田大臣の安倍すりより靖国答弁>

 2月10日に久しぶりにハンドルを握った。退屈まぎれにラジオをつけると、普段はろくでもない番組ばかりでお茶を濁しているNHKが、国会の衆院予算委員会審議を生放送していた。舛添新都知事の2億5000万円疑惑でも取り上げているかもしれないと思って聞く事にしたのだが、民主党質問では触れなかった。代わりに安倍の靖国参拝や集団的自衛権などを追及したので、最後まで聞いてしまった。靖国問題では公明閣僚にも発言を求めたので、この時は耳をそばだててしまった。はっきりと「靖国NO」というのであろうと大田答弁を待っていたが、ついに聞く事はできなかった。

<信濃町から離反?>

 公明党は「右翼にブレーキをかける」と内外に宣伝してきた。しかし、公明党は平成の治安維持法に率先して成立に走って、欧米からアジアのマスコミに衝撃を与えた。その犯人を大田と勘ぐる向きもあったので、特に彼の答弁に注目したのだが、彼から「靖国NO」というコメントはなかった。

 大田は安倍に擦り寄って、あいまい答弁でごまかした。質問する民主党議員もいい加減だから、さらなる追及をしなかった。まるで八百長レースではないかと感じてしまった。答弁する方も質問する方もいい加減すぎる。政治の劣化を印象付けていた。
 いえることは「大田は信濃町から離反してしまっている」という政界すずめの観測を裏付けていた。

<第2の矢野か>

 大田が学んだ京都大学の先輩に矢野がいる。彼と竹下登の仲を、箱根のゴルフ場で見た事がある。彼は公明党の離反者となったのだが、大田も矢野を後追いしているのかもしれない。

 昔の社会党や民社党の幹部も与党化して、自民国対の料亭政治に呑み込まれると、だいたい狂うものだ。自民党も百も承知でゴルフやマージャン、料亭で釣り上げるのだが、おおむね100%成功する。

 純真な信濃町の信仰者は何も知らずに、腐敗した公明党幹部の話をありがたく聞いて、無報酬で選挙応援してきている。いじらしい。

 靖国参拝は欧米・アジアがNOである。国際社会が、戦争・侵略神社への首相参拝に強く反対している。それを公明党が代弁すればいいのだが、それができない。信濃町も、腐敗した議員を追放しなければならなくなっているのかもしれない。安倍・神道過激派の改憲軍拡に重大な懸念を抱いているのだから。

<安倍の集団的自衛権ぐにゃぐにゃ答弁>

 民主党の集団的自衛権追及も、実に紳士的で「責任野党」そのものだが、答弁する安倍の日本語が、聞いていてよく理解できない。安倍の言動をそのまま活字にするといいのかもしれない。

 論理構成がまるでなっていない。質問に答えていない。何度質問しても同じなのだ。あきれるような日本最高の論戦が、ぐにゃぐにゃしていてわからない。それでも委員会が止まらない。不思議な委員会なのだ。

 ロシア・ボケなのだろうか。妙に安倍に同情したくなってしまった。彼は政治家に向いていない。こんなやり取りを聞いていると、日本は本当に「戦争する国」になってしまうのではないか、と恐ろしくなってしまった。

<公明・創価学会に支えられる神道過激派内閣>

 安倍はことさらに「時代は変わった」と力説する。確かにアメリカの衰退と中国の台頭である。世界が不況経済に追い込まれていて、そこから混乱が芽吹いている。

 日本はどうするか。米中関係の軍事的緩衝帯としての役割が出てきている。日本はさらに中国との友好に励んでいけば、東アジアの平和と安定に貢献できる。

 3・11を契機に自然エネルギーによる経済構造に転換できる機会を手にしている。原子力村を退治する好機でもある。

 実際はどうか。こうした方向と逆の航海をしている。極右政策に突き進んでいる。それを可能にしている公明党・創価学会ということになる。この紛れもない事実に、日本国民とアジアは向き合わされている。

 不思議な日本の今である。

2014年2月11日11時11分記



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記事 [政治・選挙・NHK161] どうなる小泉神話 都知事選で旋風起こせず 「このまま終わらない」(神奈川新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140211-00000002-kana-l14
カナロコ by 神奈川新聞 2月11日(火)4時0分配信


 小泉神話は終わったのか−。「脱原発」を旗印に、東京都知事選で細川護熙元首相を全面支援した小泉純一郎元首相。郵政民営化の単一争点で、民意を総ざらいしたような旋風を巻き起こすには至らず、細川氏を押し上げることはできなかった。「小泉神通力の終焉(しゅうえん)」「もはや過去の人」。同じく脱原発を掲げた候補者の後塵(こうじん)すら拝する結果に、政界からはそんな声も聞かれる。しかし、本人は今後も脱原発の活動に身を投じることを宣言。「このまま終わるはずがない」。周囲の見方も一致している。

 「これからも原発ゼロで頑張る」。細川氏落選が伝えられた9日、小泉元首相は落胆した様子も見せず、横須賀市の自宅で息子の進次郎復興政務官にそう語ったという。

 細川氏も同日夜、敗戦の弁を述べる中で小泉元首相のメッセージを紹介。「これからも原発ゼロの国造り目指して微力ですが努力を続けてまいります」。自筆でそうつづられていた。

 前回都知事選に出馬したみんなの党の松沢成文氏は「都知事選で脱原発の単一争点はなじまなかった」と民意を喚起できなかった要因を分析。「国政選挙なら面白い」とし、「次の総選挙に向かって(脱原発)新党をつくるくらいまでしないと無責任だ。小泉さんの世直しはこれからでしょう」と今後は国政を見据えるだろうと展望した。

 郵政選挙で初当選した自民党の若手も「神通力は衰えたと言わざるを得ない。過去の人なのかな」としつつも、「国政(挑戦)の可能性はある。いずれにしても第2幕がある」。

 ただ、共産党の小池晃政策委員長は「かつてのパワーは感じられなかった」。社民党の福島瑞穂副党首も「脱原発の一点では連携もあるが、消費増税が迫る中、社会保障や雇用問題も問われた選挙。都民が小泉劇場に酔えるわけがない」と指摘した。

 1月23日の告示から選挙戦最終日の2月8日まで、寒風吹きすさぶ中、細川氏とツーショットの街頭演説を34回重ねた小泉元首相。「原発ゼロ社会は実現可能な夢」などと、名指しはせずとも一貫して、原発再稼働を視野に入れる安倍政権に政策転換を迫り続けた。

 東北大大学院の河村和徳准教授(政治意識論)は、ともに脱原発を訴えた細川、宇都宮健児両氏の得票が当選した舛添要一氏に一定程度迫ったことから、「脱原発に関心のある都民は多かった。小泉元首相が国政課題である原発政策を都知事選の争点とした功績はある」と分析。「最終的には国政に向かうだろうが、神奈川はじめ再生可能エネルギーの普及に熱心な首長との連携も考えられるのでは」と予想する。

 さらに「細川支援」でなく、「反安倍」の視点で小泉元首相の行動を捉えた場合、自民党内にもたらす影響は小さくないと指摘する。「除名した舛添氏を支援し、盾突いた小泉元首相の処分もできない。安倍政権の路線に不満がありながらも、高支持率で物が言えない党内リベラル派に奮起を促す結果にもなるのではないか」



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/321.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 〔14.02.11〕安部総理が外遊するとき同行した企業・団体リスト(佐々木憲昭 奮戦記)
https://twitter.com/shirosoil/status/433071361024466944

佐谷史郎

@shirosoil

@sasakikensho 国民よりも大企業側を向いている安倍首相の姿勢が、くっきりわかります。他国に原発勧める日本の首相には福島は忘却の彼方です。現実から遊離して浮ついています。


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【14.02.11】安部総理が外遊するとき同行した企業・団体リスト
佐々木憲昭 奮戦記
http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/140211-105721.html 

 安倍総理は、トップセールスに力を入れていますが、外遊の際に大企業の代表を同行させる場合が多いのが特徴です。以下の一覧表は、安倍総理の主な外遊時に同行した企業です。目的の中には原発輸出も含まれます。
 安倍総理は、どのようにして同行者を選んでいるのでしょうか。1月29日の「日経新聞」にその手法の一端が紹介されています。
 「今度の首相外遊に御社の社長に同行してもらいたい。誰にも相談せずに、返事は私のこの携帯にお願いしたい」と、「ある商社の渉外担当は、経済産業省幹部からこんな勧誘を受けた」と。
 以前は経団連がメンバーや段取りを整える窓口だったが、いまの安倍政権では「首相補佐官の長谷川栄一(61)が企業のリストを練り、経産省が対象者を『一本釣り』で勧誘する」というのです。
 自分の好みの人々だけでことを進めようという安倍総理のやり方が、この面でも発揮されているようです。

 ●安部総理外遊時に同行した企業数・人数――総括表



●2013年4月28日〜5月4日 ロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、トルコ

 安倍総理が、ロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UEA)、トルコを訪問した時(2013年4月28日から5月4日)に、同行した企業・団体のリストです。経団連会長やJBIC総裁ら118企業・団体、383人。
 このうち、日本原子力学会の賛助会員は11社にのぼります。――IHI、大林組、大成建設、東芝電力システム社、東洋エンジニアリング、日揮、日立GEニュークリアエナジー、日立製作所、日立造船、三菱電機、三菱マテリアル。
 この安倍総理の原発売り込み外交には驚きました。UEA、トルコと原子力協定で合意し、サウジアラビアと交渉に合意したのです。
<2013年>
4/28 東京国際空港 発 → ロシア(モスクワ) 着
4/29 日露首脳会談など
4/30 ロシア(モスクワ) 発
5/ 1 サウジアラビア(ジェッダ) 着
   日・サウジ首脳会談など
   サウジアラビア(ジェッダ) 発 → アラブ首長国連邦(アブダビ) 着
5/2  日・アラブ首脳会談など
   アラブ首長国連邦(アブダビ) 発
5/3  トルコ(アンカラ) 着
   日土首脳会談など
5/4  トルコ(アンカラ) 発 → 東京国際空港



●2013年5月24日〜26日 ミャンマー

 安部総理が、昨年(2013年)5月24日〜26日に、ミャンマーを訪問した時に参加した企業・団体のリスト。 経団連日本ミャンマー経済委員会委員長ら43企業・団体、117人。

●2013年8月24日〜29日 バーレーン、クウェート、カタール

 安部総理が、昨年(2013年)8月24日〜29日に、バーレーン、クウェート、カタールを訪問した時に参加した企業・団体のリスト。経団連会長や中東協力センター会長ら92企業・団体、210人。



●2013年10月28日〜30日 トルコ

 安部総理が、昨年(2013年)10月28日〜30日にトルコを訪問しときに参加した企業・団体のリスト。経団連会長や日土合同経済委員会委員長ら10企業・団体、35人。

●2014年1月10日〜14日 コートジボワール、モザンビーク、エチオピア

 安倍総理が今年1月10日〜14日まで、アフリカのコートジボワール、モザンビーク、エチオピアを訪問したときに、参加した企業リスト。経団連サブサハラ地域委員会委員長ら47企業・団体、121人。建設、石油・化学・資
源、金融機関が目立ちます。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/322.html
記事 [政治・選挙・NHK161] 小沢氏が消費税容認にシフト 民主接近の布石?(産経) 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140211-00000550-san-pol
産経新聞 2月11日(火)19時39分配信


 生活の党の小沢一郎代表は11日、都内で行われた自らが主宰する政治塾で講演し、民主党から集団離党する決定打となった消費税増税について「消費税そのものを否定するわけじゃない。消費税は景気に左右されず税収が上がる。個人としてはカネを使わない選択ができる」と述べ、姿勢を軟化させた。

 低所得者対策については「軽減税率は無理。低所得者(対策)は歳出でみるべきだ」と語り、公明党が支持する生活必需品などの税率を低く抑える軽減税率ではなく、民主党が主張する給付付き税額控除を支持する考えを示した。影響力の低下が著しい小沢氏は、消費税増税容認にかじを切ることで、民主党に接近したいとの思惑がありそうだ。

 集団的自衛権について、小沢氏は「個別的であれ集団的であれ、日本に急迫不正の侵害や周辺事態が発生した場合のみ、自衛権行使が許される」が持論で、講演でも「行使できる」と述べた。

 ただ、安倍晋三首相が目指す集団的自衛権行使容認については「日本と直接関係ない紛争地で武力行使できるようにしたいという考えだ。憲法9条がある限りは憲法違反だ」と語った。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/323.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 田母神元空自幕僚長に戦場ジャーナリストが噛みつく−本当の戦争の悲惨さ知らないネトウヨ親父は引退すべき(志葉玲)

https://twitter.com/reishiva/status/433116157210411008

志葉玲
@reishiva

タモさんが61万票も得た今だからこそ、もう一度読んでもらいたい。 RT 田母神元空自幕僚長に戦場ジャーナリストが噛みつく−本当の戦争の悲惨さ知らないネトウヨ親父は引退すべき(志葉玲) - Y!ニュース

「本当の戦争の悲惨さを知らないネトウヨ親父は大人しく引退しなさい」

ということだ。田母神氏は、元空自幕僚長という経歴やその過激な発言から一部のネット右翼に人気であるようだが、本当の戦争というものを経験していないという点では、彼の支持層と同じ「ネトウヨ親父」にすぎない。血と膿と死臭の混じった吐き気のする臭い、降り注ぐ爆弾の下での阿鼻叫喚、いつ殺されるかわからない前線兵士の恐怖、罪の無い市民を殺してしまったが故の兵士達の葛藤……私が戦争取材で実際に経験し、見聞きしてきたことのどれも、田母神氏は経験したことがなかろう。当然だ。彼も含め自衛隊は、戦争を禁じた平和憲法に守られ、直接の戦闘を経験しないで済んできたからである。それにもかかわらず、田母神氏が「集団的自衛権の行使を認めるべき」などを繰り返し主張しているのは、もはや滑稽にすら映る。集団的自衛権の行使」は、結局のところ「米国の戦争への巻き込まれ権」だ。米国が攻撃を受けた際、日本が攻撃を受けていなくても、米国と一緒になって戦闘行為を行う、ということである。私は自衛官や元自衛官達に取材したことがあるが、彼らは「日本の人々を守るために自衛官になった」と言う。断じて、米国の戦争の片棒担ぎをしたいわけではない。

田母神氏は自らの講演で「徴兵制こそ日本再生に必要」「男とは闘って女を守るもの」とも発言している。だが、勇ましい発言をする権力者らが実際の有事の際には、自分たちのみ安全を確保しながら号令をかけ、若者たちをムザムザと無駄死にさせてきたのは、歴史の常である。そもそも田母神氏自身に「闘って女を守る」覚悟があるかも疑わしい。2012年10月16日に在日米軍兵士による集団強姦事件が発生した際、田母神氏は自身のツイッターに

「沖縄女性暴行事件でテレビが連日米兵の危険性を訴えるが、この事件が起きたのは朝の4時だそうです。平成7年の女子高生暴行事件も 朝の4時だったそうです。朝の4時ごろに街中をうろうろしている女性や女子高生は何をやっていたのでしょうか。でもテレビはこの時間については全く報道しないのです」

出典:https://twitter.com/toshio_tamogami/status/259433401663246338

と投稿した(同月20日)。夜中に歩いていれば米兵にレイプされても仕方ないと言わんばかりの神経自体が噴飯ものだが、平成7年の沖縄米兵少女暴行事件の発生時刻は朝4時ではなく夜8時であり、女子高生ではなく女子小学生である。当時、田母神氏には、「セカンドレイプの上にデマまで流すのか」などと批難が殺到したが、田母神氏は未だ弁明も謝罪もしていない。田母神氏に是非聞きたいのだが、「男は闘って女を守る」のではなかったのか。それとも、沖縄の女性や子どもは例外で、米軍犯罪から守らなくても良いということなのか。こうした矛盾は、田母神氏の支持層にも共通する。口を開けば「愛国」「日本を守る」と息巻くくせに、いざ、米軍犯罪が発生すると、被害者よりも加害者に味方するのだ。何が「愛国」「日本を守る」なのか、全く意味不明である

政治家の資質として最も重要なことの一つは、持てる全ての能力を使って、戦争だけは絶対に避け、話し合いで解決するという姿勢の有無だ。あまりに安易に戦争やその被害を語り、戦争を行うことを躊躇しないような人物は政治に関わるべきではない。というか、そういう政治家こそ、人々にとっての最大の敵だ。戦争で傷つくのは、結局普通の人々、最も罪がなく、弱い立場の人々なのだ。だから、田母神氏には政界進出などという野望を持たず、大人しくご隠居生活を送ることをオススメする。先の戦争に関する歴史認識から、事実上、懲戒処分されたにもかかわらず、7000万円もの退職金を得たのだから、それ以上のことを望むべきではない。

そして、本稿をお読みの読者諸氏に警告しておきたい。田母神氏よりスマートな物言いをしているが、本質的に同類であるばかりか、権力者という点で比較にならない程危険であるのは、他でもない安倍晋三首相。安倍政権は「今年4月にも集団的自衛権についての憲法解釈見直しの素案をまとめる」としている。冗談でも比喩でもなく、リアルに「軍靴の音」はすぐ側まで迫っているのだ。

パレスチナやイラクなどの紛争地取材、脱原発・自然エネルギー取材の他、米軍基地問題や反貧困、TPP問題なども取材、幅広く活動する反骨系ジャーナリスト。「ジャーナリスト志葉玲のたたかう!メルマガ」 http://bit.ly/cN64Jj や、週刊SPA!等の雑誌で記事執筆、BS11等のテレビ局に映像を提供。著書に『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共編著に『原発依存国家』『母親たちの脱被曝革命』(共に扶桑社新書)など。イラク戦争の検証を求めるネットワーク(http://iraqwar-inquiry.net )の事務局長。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/324.html
記事 [政治・選挙・NHK161] 小沢氏、皇室と韓国の関係で事実誤認

産経新聞 2月11日(火)19時40分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140211-00000551-san-pol


 生活の党の小沢一郎代表は11日、都内で講演し、皇室と韓国の関係を引き合いに日韓関係について、日中関係とともに「非常に異例な状況になっている」と述べた。だが、事実誤認が相次ぎ、説得力を欠いた。

 小沢氏は「紀元節(建国記念の日)は神武天皇のご即位なさった日だ」と述べた。その流れで「桓武天皇のお后は朝鮮半島の百済の王女様とのことだ」との認識を示した。

 「今の天皇陛下がお話しになったことがある」と根拠に挙げ、「半島との縁は誰も否定できないほど」などと述べた。

 天皇陛下は平成13年12月、翌年の2002年サッカー・ワールドカップ日韓共催に関連し「桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると続日本紀に記されている」と述べられた。

 小沢氏は「生母」を「后」、「王の子孫」を「王女」と2カ所言い間違えている。百済は桓武天皇誕生の70年以上も前に滅亡しており、天皇陛下は平安時代に編纂(へんさん)された「続日本紀」を引用されたにすぎない。

http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/325.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 村山元総理は河野談話同様に、必要のなかったアジア女性基金設置で日本を貶めたことを反省すべきではないか それを性懲りもなく
村山元総理は河野談話同様に、必要のなかったアジア女性基金設置で日本を貶めたことを反省すべきではないかーそれを性懲りもなく未だ土下座外交を繰り返す体たらくだ
http://www.sky.hi-ho.ne.jp/kaiketuashura/murayama-motosouriha-kounodanwa-douyouni-hituyouno-nakatta-ajia-jyosei-kikin-no-settide-nipponwo-otoshimeta-kotowo-hanseisubekideha-naika.htm

【ソウル聯合ニュース】韓国の革新系野党、正義党の招きで11日から3日間の日程で来韓中の村山富市元首相が旧日本軍の慰安婦被害者らと面会した。

村山氏は11日、社民党の照屋寛徳衆院議員や村山氏の娘である中原由利氏などと共に国会議員会館で正義党の金霽南(キム・ジェナム)議員主催で開かれた「日本軍慰安婦被害ハルモニ(おばあさん)作品展示会」を訪れ、慰安婦被害者のカン・イルチュルさん、イ・オクソンさん、パク・オクソンさんと面会した。

カンさんらは「日本は謝罪して私たちに賠償しなければならない。私たちを他の国まで引っ張って行った」と話した。村山氏は通訳を通じて被害者の主張を聞いたがそれに対する返答はなかった。

カンさんらは面会後、2004年に死亡した慰安婦被害者のキム・スンドクさんが描いた「咲ききらなかった花」という絵を村山氏に贈り、「慰安婦被害者を花に比喩したもの」と説明した。

村山氏は展示作品を見ている間、言葉が出ないと言ってため息をついていたと正義党の議員が伝えた。 

また、村山氏は正義党の議員との懇談会で、韓国と日本がなぜ今のような状況になったのか考えてみたと述べ、両国は多くの共通点を持っているので、互いに信頼できるように心のこもった対話をしてほしいと提言した。 

村山氏は12日、韓国の超党派議員が主催する国会内での講演で「正しい歴史認識のための韓日関係確立」を主題に話す。 

来韓最終日の13日には鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相と会談し、故金大中(キム・デジュン)元大統領の李姫鎬(イ・ヒホ)夫人とも面談を行う予定だ。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
村山さんよ、元慰安婦に謝罪と賠償を求められてなぜ黙り込むだよ???。このボケナス爺さんよ。アジア女性基金はあんたが設置したんだろ。だったらそこから金をもらうよう言えばいいだろう。元慰安婦に大好きな土下座してな。 



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/326.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 事件板リンク:〔PC遠隔操作事件〕初公判を前に、片山祐輔氏インタビュー(江川昭子)
〔PC遠隔操作事件〕初公判を前に、片山祐輔氏インタビュー(江川昭子)
http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/271.html
投稿者 gataro 日時 2014 年 2 月 11 日 20:50:48: KbIx4LOvH6Ccw


http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/327.html

記事 [政治・選挙・NHK161] なぜ小泉純一郎は細川を担いだのか?その野望と誤算(simatyan2のブログ)
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11769689751.html
2014-02-11 09:31:58NEW !


前回の記事の補足も兼ねて都知事選を総括したいと思います。

結論から言うと今回の都知事選は官僚とアメリカが仕組んだ
シナリオ通りの展開になったということですね。

猪瀬直樹が辞任せざるを得なくなった時からの・・・。

つまり猪瀬辞任、舛添立候補、細川立候補、田母神立候補、
そして最終的に舛添大勝利まで、これは巧妙に仕組まれた罠
だったと考えられます。

ただ田母神が予想外に票が伸び悩んだこと、宇都宮氏の票が
逆に伸びたこと、新たに脱原発支持の人が増えたことは官僚
とアメリカにとっての想定外だったと思うのです。

その証拠に田母神氏は記者会見で拍子抜けした表情を見せて
いたのを覚えておられるでしょうか?

普通初めての選挙で60万票も取れれば、たとえ当選しなく
ても嬉しい表情を見せるはずです。

それが60万票では不足だ、と言わんばかりの表情で記者に
答えていましたよね。

これはつまり、当選しても不思議じゃない、あるいは今回は
トップは無理でも次点候補者として、次回への足がかりに
でもと、そう考えていたからじゃないでしょうか。

少なくともシナリオではそうなっていたのだと思います。

そもそも都知事選の発端となった猪瀬前都知事の辞任劇は、
前の衆院選挙から9ヶ月以上も経ってから、5000万円の
公職選挙法違反が騒ぎになったんですね。

普通なら地元警察が動くべきところを検察が動いたことも
不可解極まります。

ではなぜ検察が動いたのかと言うと、医療改革を訴え、日本
医師会や厚労省とことごとくぶつかって来た徳洲会を締め出
す目的があったとしか考えられないのです。

そして猪瀬の変わりに、かつて厚生労働大臣を務め、消費税
増税にも賛成で、官僚政治に従順である舛添洋一を都知事に
据えると官僚は考えたんでしょうね。

では今回の小泉純一郎の役目はなんだったのか?

舛添が決まっているなら小泉の出る幕などなかったはずです。

それも隠居していた細川氏を担ぎ出してまで負けてますね。

しかし、あの負けても清清しい笑顔を見ましたか?

普通なら自分の推した細川氏が3位で落選したら、もっと
悔しがって当然なのに・・・。

なぜ?

それは小泉が見事に自分の役目を演じきったからです。

そもそも稀代の詐欺師である小泉純一郎が、なぜ今になって
脱原発を言い出したのか、ということです。

本人は放射性廃棄物が増えるばかりで処理場すら決まって
いないことを憂いてのことらしいですが、たぶんそれは
間違っていないし本心だと思います。

ただ小泉がそれだけのことで動くはずがないんですね。

今、アメリカ経済が首をつなぐ生命線は世界一豊かな日本人
のお金と、もうひとつがシェールガスだと言われています。

そこでアメリカのために日本とのパイプ役で知られる小泉に
登場してもらおうとなったわけです。

http://blog-imgs-46.fc2.com/d/e/l/deliciousicecoffee/20131119044556fd6.jpg

つまり小泉に「脱原発」をPRさせることで、エネルギーを
アメリカのシェールガス輸入に向けるよう仕向けるのです。

ただ普通なら自分が出馬すれば話が早いのに、細川氏の支援
に回ったのは詐欺師特有の言い逃れのためです。

その証拠に小泉は演説の時にも、記者からの質問の時でも
「脱原発」を主張しながら、代替エネルギーの確保について
は一切言及してなかったですね。

それは初めからシェールガスを口に出せばセールスマンが
バレてしまうからですね。

だから細川氏が勝てば脱原発後の代替エネルギーについて
話を進めるつもりだったのです。

でも3位で負けました。

負けても笑顔なのは、官僚とアメリカが2重3重に張り巡ら
した策略の一つを無事に済ませたからです。

もともと本命は舛添で、万一舛添が危なくなった時の保険の
役目が田母神と小泉だったんですから。

その意味で小泉は95万票も獲得できたことに満足している
はずです。

田母神と小泉支援の細川氏は舛添のようにアメリカが100%
操れるとは限らないので2番手3番手になったと思われます。

そこで僕は細川氏に懸けて見ようと思ったのですが、結果は
宇都宮氏以下でした。

もし宇都宮氏が勝っていたら全ては水の泡に消えた可能性は
ありますが、日本では左翼アレルギーと言うのが根強くあり
ますから、現時点では100万票が限界だと思います。

ただ右傾化に憂慮する人達が左翼アレルギーを徐々に溶いて
いく方向にはあるのは確かですね。

ネット右翼たちが声高に叫ぶのが逆効果を招いているのです。

学校に例えるとクラスで1人や2人は必ずいる乱暴者と一緒
で、声が大きいからクラス全体の質が低下しているように
見えるだけです。

大半はおとなしいものなんですね。

それと同じでチーム世耕など一握りの工作員が暴れれば世論
まで動いているように見えるのです。

過去記事に書いたようにネットの書き込みは政府関係筋や専門
請負人が大半で、一般人はそれに振り回されているだけなんです。
掲示板データ流出で判明した政府とマスコミの世論操作!
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11600713097.html

もしチーム世耕を駆除できたならネトウヨの大半は行き場を
失うか消えてなくなるんじゃないでしょうか。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/328.html

記事 [政治・選挙・NHK161] やっぱり、今回の宇都宮氏は何か変だ!都知事選直後の宇都宮氏「元首相連合に勝った。達成感がある」 
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1781.html
2014/02/11 Tue. 12:00:47 真実を探すブログ


前回の都知事選では素晴らしい政策を揃えた良質の候補者であった宇都宮氏ですが、今回の都知事選を振り返ってみると、彼の発言や行動には強い違和感を感じてしまいます。


そもそも、彼は脱原発候補として出馬を検討していた落合恵子氏を押し退けて、フライングをする形で出馬を表明してしまったようなのです。宇都宮氏もこの件について「一部の市民グループが、落合さんのところにそういう話を持って行ったというのは、私、知っているんです」と肯定しています。


また、放射能被曝を掲げているのに、赤ん坊を1時間前後も引き連れて行進したことにも、私は強い違和感しか感じていません。そしてトドメは、都知事選直後に彼が発した「元首相連合に勝った。達成感がある」というコメントです。
「細川陣営が脱原発票を割りに来た」という言葉をネット上で見かけますが、本当は宇都宮陣営が脱原発を割りに来たのではないでしょうか?


今回の宇都宮さんを支援している共産党は瓦礫処理に賛成し、福島県産の食べ物を平気で配るような政党です。しかも、過去にはネット規制などを盛り込んだACTA条約などで、自民党と一緒に賛成票を投じたりもしています。「宇都宮健児」という人間のことは好きですが、共産党が絡んだ宇都宮健児候補はあまり好きにはなれません。少なくとも、上記の問題点について、しっかりとした説明をするべきだと私は思います。
*フライングの件などはかなり前から知っていましたが、都知事選が終わるまでは書きませんでした。しかしながら、今回の宇都宮氏のコメントで馬鹿らしくなって、このような形で感じたことを全て書くことにしました。仮にも同じ脱原発を目指している仲間なのに、こんなコメントを公の場でしたことが腹ただしいです。


☆民主は反省、共産「大健闘」 都知事選を総括
URL http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1003N_Q4A210C1PP8000/
引用:
民主党の海江田万里代表は10日、東京都知事選で実質支援した細川護熙氏の落選について「もっと早い段階でオーダーが来ていればいろんなことができた」と述べた。出馬表明が遅れたこともあり十分な支援ができなかったとの反省だ。幹部は支持団体の連合と足並みがそろわなかったことに触れ「関係修復が今後の課題になる」と語った。


 共産党の志位和夫委員長は10日、同党が推薦した宇都宮健児氏と党本部で会談し「大健闘だ」と総括した。宇都宮氏は「元首相連合に勝った。達成感がある」と伝えた。
:引用終了


☆さらに疑惑が深まった落合恵子出馬打診問題 - 矛盾する両者の証言
URL http://critic20.exblog.jp/21636690/#21636690_1
引用:
2/3に行われた「脱原発都知事選候補に統一を呼びかける会」の席上、出席した落合恵子に出馬打診の件で記者から質問があり、本人がそれに回答する場面があった。落合恵子の証言の中には、実に衝撃的な内容が含まれていて、1/30の宇都宮健児による説明と全く食い違っていて驚かされた。


まず、宇都宮健児がこの事情をどう語っているか、あらためて確認することにしよう。例の1/30の岩上安身との対談の中での証言である。辞退を迫る者が深夜に自宅を訪問した件を非難した直後、この問題に触れている。証拠となる動画(01:01:15)は、選挙期間中は公開されているが、選挙後は閉鎖される可能性が高い。以下、検証する。


岩上:「ところが、この<世に倦む日日>、まだ続けてましてですね。今度は、宇都宮さんが出たのはフライングだったんだと、本当は落合恵子さんに話を持って行っていたのに、わざと先に飛び出したのだと何だのという話をしています。これは事実なんでしょうか」。


宇都宮:「それはですね。一部の市民グループが、そういう話を落合さんとこに持って行ったというのは、私、知っているんですよ。ただ、落合さんが出る意思があったかどうかは分からないし、そのことによって私の意思が拘束されるような立場ではないと思うんですね」
:引用終了


☆ACTA参議院における投票結果
URL http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%BD%E9%80%A0%E5%93%81%E3%81%AE%E5%8F%96%E5%BC%95%E3%81%AE%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8D%94%E5%AE%9A
引用:
9月6日の衆議院本会議において野党が審議拒否のため欠席する中、賛成多数で可決され、日本がACTAに批准する最初の国になった[33]。ACTA参議院における投票結果 日本共産党 ACTA賛成6人 ACTA反対0人
:引用終了


☆「甘い梨で疲れ癒やして」原発作業員を激励 福島 住民と共産党議員
URL http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-10-19/2013101901_07_1.html
引用:
「作業員の皆さん、今日もありがとう」「いわき産の甘い梨で疲れを癒やしてください」―東電福島第1原発事故の廃炉・収束に取り組む作業員を激励する会が18日、福島県の前線拠点であるJビレッジ(双葉郡楢葉町・広野町)で行われました。


 激励したのは2011年の「3・11」事故直後から作業員の労働・生活相談などに取り組んできた日本共産党の渡辺博之いわき市議と住民有志でつくる「原発労働者を励ます会」のメンバーら8人。
:引用終了


☆北九州瓦礫受け入れ問題、全会一致で可決も傍聴席は大荒れ
URL http://www.data-max.co.jp/2012/03/13/post_16439_dm1913_1.html
引用:
自民党市議団を中心にまとめられ、8日に市議会に提出された、北九州市に対し速やかに被災地の瓦礫受け入れを表明するよう強く求める決議案が、12日、全会一致にて可決された。


 議場に訪れた傍聴人は、子ども連れの女性らを含めて40名弱。ほとんどが反対派の市民と見られるが、なかには筑豊から駆けつけたという人や、横浜から避難してきた女性の姿も見受けられた。賛成派とみられる傍聴者は少なく、作業着姿の男性が市議と傍聴席から挨拶を交わしていた。


 採決自体はものの数分で終了。全会一致で速やかに可決されたが、傍聴席の反対派住民からは異論が続出した。不安から泣き出す女性の姿に報道陣がテレビカメラを向ける姿が見受けられたほか、傍聴席から唯一「賛成!」との声を上げた作業着姿の男性が、反対派の抗議に対して「非国民」との罵声を浴びせるなど、傍聴席は一時騒然とした雰囲気に包まれた。
:引用終了


☆前略 色々考えましたが、日本共産党員を辞めさせて頂きます。
URL http://85358.diarynote.jp/201302111646565149/
引用:
脱党届。‏


宛先:
 日本共産党中央委員会,
 日本共産党北海道委員会,
 赤旗編集声,


日本共産党中央委員会 様


前略 色々考えましたが、日本共産党員を辞めさせて頂きます。


* 2012年2月末日をもって退党とさせて下さい。


* 合わせて、しんぶん赤旗(日刊紙・日曜版)の購読も、
  今月いっぱいで終わりにして下さい。


理由は、


日本共産党の原発政策 について


1 ガレキ焼却に反対せず、汚染を広げていること。


2 食品や水の汚染について、報道していないこと。


3 大阪の脱原発運動で不当逮捕者が出ているのに、
  無視して、救援していないこと。


などです。(他にも色々あります。)


被災者を支援すると見せかけて、被爆地からの脱出を阻害している行動、民青員を危険地帯でボランティアさせる等、


人権侵害、目に余ります。


「なんでも書ける赤旗」とか言いつつ、多くの情報が隠されている。


老人はだませても、ツイッタ世代は赤旗を信用しないと思います。


15年間ほどの幽霊党員でしたが、他にも文句kは多々、ありますが、色々勉強にもなりました。


お世話になりました。


 ガレキ焼却による人体被害や、


 フクシマ、関東からの避難が必要という事実、など、


 きちんと真実を 伝える党に


 生まれ変わってくれるよう


 祈っております。


 さようなら。


:引用終了


☆東京都知事選 宇都宮健児氏「敗戦の弁」1(14/02/09)


☆2014年2月2日宇都宮けんじさんとベビーカー大行進@銀座60分



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/329.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 東京都知事選挙の細川・小泉氏の活動が、やはり国政を決める関ヶ原であった。(かっちの言い分) 
http://31634308.at.webry.info/201402/article_11.html
2014/02/11 23:19

毎日新聞によれば、安倍内閣の支持率は昨年12月以来、初めて5割を切り49%で、「支持しない」とした人も前回調査から8ポイント上がって発足以来最高の34%になったということである。特定秘密保護法に対する懸念が影響したとみられるとしている。個人的にはまだ49%もあるのかという感じであるが、特定秘密法案もあるが、集団的自衛権、原発再稼働も影響していると思っている。

その政府が、知事選挙の結果が出るまで閣議決定を保留していたエネルギー基本計画を決定するという。このエネルギー基本計画の目玉は、原発を重要な基本エネルギーとして復活させることだ。今月中に閣議決定する。再稼働のお墨付きが出されるということである。夏以降、各地で再稼働が始まる。いつ起こるかわからない東海地震の地震源の上にある浜岡原発も再稼働申請が出されたので、また福島の二の舞を覚悟しなければならない。これで事故が起これば、東京に人は住めなくなるかもしれない。福島などとは桁違いに人口密度が高い。

この張本人の安倍氏が死んだ頃に起こるかもしれない。日本人は本当に忘れやすい民族である。寛容は美徳にはならない。逆に悪である。こと原発は一度事故が起こると破滅する。やはり、今回の知事選挙は国政に影響する、天下分け目の関ヶ原であったということが実証された。

本来、このような動きをマスコミが批判すればいいが、最大発行部数の読売新聞は、原発は争点ではないと無視し続けた。それなのに、細川氏・小泉氏の原発ゼロが負ければ、細川・小泉氏を批判する。これも予想はしていたが、あまりに当たるので笑ってしまう。読売新聞の不見識な文章を以下に抜き出した。


東京都知事選 無責任な「原発ゼロ」信任されず(2月10日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20140209-OYT1T00903.htm

 国政に関わる原発・エネルギー問題を首長選で争うのは、無理があったのではないか。

  細川氏は「原発以外の政策は、誰が知事でもそんなに変わらない」として原発を主要争点に位置づけながら、代替電源の柱とする再生可能エネルギーの確保策について具体的に語らなかった。無責任に過ぎる。

 原発を代替している火力発電の燃料費がかさみ、電気料金の上昇が続く。二酸化炭素の排出増による環境への影響も心配だ。こうした点を考慮せず、観念的に原発ゼロを唱えても説得力はない。


相変わらず、原発・エネルギーは国政の話とバカのような話をしている。細川氏、小泉氏は、原発こそ地方都市が考えなければならない話と述べている。首長はその自治体の住民の命と生活を守るのが最も重要と言って良いのではないか?今、再生可能エネルギーを進めるには、地方自治体が最前線で動かなければならない。

こんなバカなことを書いている、(書かされていると思うが)サラリーマン社員は、自分の考えと正反対の記事を書かなければとしたら実に悲しいだろう。再生可能エネルギーの確保について語らなかったと言っているが、これも小泉氏、細川氏が街頭演説で何回も述べている。火力発電費がかさむというが、原発の廃棄物の貯蔵も確保出来ないのに、何を言っているのか。政府ご用達のマスコミが、こんなくだらない社説を書いているようでは日本も浮かばれない。



http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/330.html

記事 [政治・選挙・NHK161] 英セラフィールド原発の核燃料廃棄物処理費急増 11兆円にも 英議会で問題化(FGW)原発の経済合理性に疑問高まる
阿修羅の他の記事のコメントとして引用されていたものです。なお、この記事の最後に少し気になったことを書いてあります。つまり、再処理工場の除染費用が大部分である可能性があり、日本の六ヶ所村再処理工場を本格稼働させれば、同様に10兆円以上の除染費用が掛かる可能性があるということです。

http://financegreenwatch.org/jp/?p=40961

英セラフィールド原発の核燃料廃棄物処理費急増 11兆円にも 英議会で問題化(FGW)原発の経済合理性に疑問高まる

2月 11th, 2014 | ◆◆◆

英国原発セラフィールドの使用済核燃料等処理がコストアップで行き詰まり状況にあるという。英紙ガーディアンによると、同原発の処理費用は当初見通しを大きく上回る700億ポンド(11兆7000億円)以上に跳ね上がるという。英国も安倍政権と同様に原発推進だが、原発が経済的に非合理的であることが英国でも明らかとなり、政治問題化している。

英国会の財政委員会の報告によると、英セラフィールドの廃棄物処理は米国企業が主導するコンソーシアムが担当して事業を実施している。しか処理自体の遅れと費用のコスト増で、当初の英国政府との契約を大きく逸脱した状況になっており、処理コストは700億ポンドを超えそうという。

A「目標の達成遅れ、コストの急増、弱いリーダーシップが原因」と国会報告書は厳しく指摘している。事業を担当しているコンソーシアムはNuclear Management Partners (NMP)で、6年前に英政府の廃炉担当庁の Nuclear Decommissioning Authority (NDA)から、改善を指摘されていた。 NDAは昨年10月にNMPとの契約を延長しており、報告書は事態の改善がなされていないのに延長したのは不適切と指摘している。

委員会の座長であるMargaret Hodge議員は,「廃棄物を貯蔵するサイロだけで当初計画の倍の7億2900万ポンド(1217億円)に跳ね上がっており、それ以外の処理作業は6年遅れて2023年に延長された」と指摘。「事業者の活動をしっかり監視し、改善が見られない場合は契約を解除すべきだ」としている。

NDAは、NMPが契約最初の5年間で遅れが出るとは予想できなかった、と言い訳しているが、NMPのマネジメントに問題があったことは認めている。単に事業が遅れただけでなく、コンソーシアムは廃棄物処理専門家に多額の費用を支払っているなどの問題も浮上している。つまり放射性廃棄物処理が専門企業に「食い物」にされている懸念があるという。

NMPは米企業のURSのほか、フランスのアレバ、英国のAmecなどで構成する。NDAにとって厳しいのは現在のNMPと契約解除しても、議会が要求するような適正コストの処理を引き受ける他の企業連合が現れるかどうかが不明な点だ。.原発処理コストは日本の福島原発事故後に世界的に急増しているが、そうした事故防止コスト増だけではなく、廃棄物処理を安全かつ長期にわたって実施する技術が不在なことが高コストにつながっているとみられる。

ガーディアンの記事:http://www.theguardian.com/environment/2014/feb/11/sellafield-consortium-cost-clean-up
**************
以下、ウィキのセラフィールド の記事の引用;
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89

セラフィールド (Sellafield) は、原子力廃止措置機関 (NDA) のもと、イギリスのセラフィールド社が管理する原子力施設。
イギリス北西部の一角に位置してアイリッシュ海に臨む核燃料再処理工場群からなるこの施設は、その操業開始からというもの、北欧にまで至る広域的な海洋汚染や、幾度もの事故を背景とした周辺住民らへの深刻な健康被害などから論争を引き起こしてきた[1]。
20世紀後半頃からは受け入れ使用済み核燃料の全収容量の4分の1近くが日本からのものに想定されていたほど日本との関わりが深く[2]、2010年からは中部電力との独占契約状態にあった[3]。 その中部電力の管理下にある浜岡原発の2011年における全面停止に伴い存続の危機が指摘されている[4]。
目次 [非表示]
1 歴史
1.1 ウィンズケール
1.2 セラフィールド
2 関連項目
3 参考
4 外部リンク
歴史[編集]

セラフィールドはもともと王立の軍需工場であり、第二次世界大戦においてはTNT爆弾などの砲弾を製造していた。
ウィンズケール[編集]
1947年、核兵器の材料となるプルトニウムの生産を行うため、ウィンズケール原子力研究所が着工された。近くにあるプレストン市のウラン処理工場 Springfields と名前が似ていることから、混乱を避けるためにセラフィールドではなくウィンズケール (Windscale)[5] の名前を採用した。こちらも付近の村の名前に由来する。
1954年、英国原子力エネルギー機構(UKAEA: United Kingdom Atomic Energy Authority、現在は AEA Technology plc.)が設立されるとともに、ウィンズケール原子力研究所より所有権が移動された。
1956年10月17日、ウィンズケールに隣接するコールダーホール原子力発電所が、マグノックス炉の方式で世界初の商用発電を開始し、名称も「ウィンズケール・アンド・コールダー研究所」 (Windscale and Calder Works) となった。なお、世界初の原子力発電所は旧ソビエト連邦のオブニンスク発電所である。
1957年10月10日、ウィンズケール火災事故が起きる。この事故は世界初の原子炉重大事故となった。英国北西部の軍事用プルトニウムを生産するウィンズケール原子力工場(現セラフィールド核燃料再処理工場)の原子炉2基の炉心で黒鉛(炭素製)減速材の過熱により火災が発生、16時間燃え続け、多量の放射性物質を外部に放出した。避難命令が出なかったため、地元住民は一生許容線量の10倍の放射線を受け[要出典]、数十人がその後、白血病で死亡した。現在の所、白血病発生率は全国平均の3倍である。当時のマクミラン政権が極秘にしていたが、30年後に公開された。なお、現在でも危険な状態にあり、原子炉2基のうち一基は煙突の解体が遅れている状態にある。2万キュリーのヨウ素131が工場周辺500平方キロを汚染し、ヨウ素(ヨード)の危険性を知らせたことで有名である。また水蒸気爆発のおそれから、注水に手間取った。
1971年、核兵器の研究および生産拠点としての操業終了に伴い、新たに設立された英国核燃料公社 (BNFL: British Nuclear Fuels Limited) に生産部門が吸収統合され、ウィンズケールの施設の大半が BNFL の管理下となった。
1973年、天然ウラン燃料生産用B204棟で大規模漏洩事故が発生。31名の労働者を被爆させ閉鎖となる。
セラフィールド[編集]
1981年、ウィンズケール・アンド・コールダー研究所は施設の再編成に伴い、セラフィールドと改名した。
UKAEA に残された施設は、戦後の核兵器の開発のために構成されたもので、現在もウィンズケールと呼ばれている。また、ウィンズケール原子炉は、改良型ガス冷却炉の原型となった。
2003年、施設自体が老朽化していたこと、また英国内における電力自由化などの影響で採算が取れなくなっていたことも重なり、閉鎖が決定となる。
2007年9月29日、コールダーホール原子力発電所の4つの冷却塔が爆破解体された。
セラフィールドは当初より、使用済み核燃料の再処理工場も多く保有していた。再処理が施されることにより、例えば日本の高速増殖炉もんじゅなどに利用されるMOX燃料の製造にプルトニウムを用いることが出来る。他にも、ガンマ線照射用の線源としてセシウム137の抽出を行うなど、核分裂生成物を再利用するための努力も行なわれてきた。

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上のウィキのセラフィールドの記事を見ても分かるように、「再処理工場」がどうなっているのかが不明確なままになっている。つまり、元記事の「セラフィールド原発の核燃料廃棄物処理費」となっている部分がコールダーホール原子力発電所の核燃料廃棄物処理費なのか、それもとも、「再処理工場」、つまり、MOX燃料製造に伴う廃棄物の処理費用、そして、ウラン燃料の純粋な再処理とその結果のガラス固化体などの廃棄物の処理費用を含んでのことなのか、または単に工場設備の除染費用なのか、そういった情報がない。そもそも、高レベル核廃棄物については処分のしようがないわけで、その費用見積もりが出来るはずがない。だから、普通に考えると単に工場設備の除染とその解体処理費用となるが、それでも、単なるコールダーホール原子力発電所の除染と解体処分なのか、再処理工場を含んだものなのかで11兆円の中身が異なる。

だから、この記事自体がとてもおかしな記事だと思える。

なお、
http://www.theguardian.com/environment/2013/dec/01/sellafield-nuclear-clean-up-cost-rises
に昨年末の記事があり、こちらは、同じような金額を上げ、その対象がコールダーホール原子力発電所と再処理工場の除染と解体処分だとしている。
The cost of decommissioning the Calder Hall reactor plus a magnox fuel reprocessing plant at Sellafield has been rising steeply, but the biggest task comes from "ponds" and "silos" filled with old equipment and deteriorating, highly toxic waste.

ということは、六ヶ所村の再処理工場もその閉鎖には、もし本格的な運転をしてしまうと10兆円を超える費用が掛かるということのはず。六ヶ所村の再処理工場は本格運転をするべきではないということ!
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/331.html

   

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