★阿修羅♪ > アーカイブ > 2016年6月 > 14日00時02分 〜
 
 
2016年6月14日00時02分 〜
記事 [政治・選挙・NHK207] 「狂った法案を拒否する理由は「狂った法案を通したくない」だけで十分です:小田嶋隆氏」
「狂った法案を拒否する理由は「狂った法案を通したくない」だけで十分です:小田嶋隆氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/20170.html
2016/6/13 晴耕雨読


https://twitter.com/tako_ashi

五輪終 楽しめ他界と 森が言う RT @ForcebewithUs @tako_ashi オリンピックの宴のあとは五輪終ですね 

「反対するなら対案を出せ」のバリエーションとして、「候補者にダメ出しをするなら自分が立候補しろ」「公共事業を否定するなら道を歩くな」「現政権がイヤなら移民しろ」などがあるわけだが、この種の「〜なら〜しろ」「〜なら〜するな」式の決めつけ方を「クソリプ話法」と呼んでいきたい。

そもそも「反対するなら対案を出せ」という言い方は、「反対すること自体が対案になっていること」を無視している点で、はじめから欺瞞的な語法です。

狂った法案を拒否する理由は「狂った法案を通したくない」だけで十分です。

「そんなに日本が嫌いなら日本から出て行け」という人には、「そんなにオレが嫌いならこのオレが生きている現世から旅立て」ということをお伝えしたい。

腐った法案の可決を拒否するために別の腐った法案(まあ、腐っていなくても良いわけだが)を提出せねばならない国があるのだとしたら、その国のラーメン屋の客は、まずいラーメンを拒否するために、ラーメン屋のオヤジに寿司を投げつけなければならないだろう。

「あの、ちょっと、ウニの軍艦巻きにケチャップ塗るのやめてもらえませんか?」

「反対するんなら対案出せよ」

「……じゃあ、ピーナツバターで」  って、こういうのが望みなのか?

何も塗らない選択肢をどうしてあらかじめ排除するんだ?

醤油塗れや、というリプがいくつか届いてるのですが、何を塗ったところで、私はウニは食べません。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/702.html

記事 [政治・選挙・NHK207] ≪世論調査≫参議院選挙の投票先、与党系候補が26%に!6.1ポイントも減る!野党系は20.8%に増加!
【世論調査】参議院選挙の投票先、与党系候補が26%に!6.1ポイントも減る!野党系は20.8%に増加!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-12007.html
2016.06.13 22:00 情報速報ドットコム




自民、参院選の比例27%で堅調 民進は11.7%、電話世論調査
http://this.kiji.is/115001350177818105
 参院選の選挙区での投票先を問うと、「与党系候補」との回答は前回比6.1ポイント減の26.0%、「野党系」は1.4ポイント増の20.8%。内閣支持率は前回比1.6ポイント減の47.8%、不支持率は2.2ポイント増の43.5%。


以下、ネットの反応




















これは大変興味深い数字で、政党単位だと最大野党の民進党は11.7%しか支持率が無いのに、野党全体になると自民党に迫る20%超まで上昇しています。
つまり、野党に対する支持はあっても、最大野党の民進党が国民から見限られているということです。


また、与党の方は内閣支持率が先月のサミットからジワジワと低下中で、同時に自民党の数字も伸び悩んでいます。良く言えば堅調ですが、悪く言えば伸びない状態です。
舛添都知事の問題でも自民党の支持に影響が出ているようで、来月の投開票前にガクッと落ちる可能性もあると言えます。


「民進党」支持率 合流前を下回る ANN世論調査(16/03/28)


野党と市民の結束で森ゆうこ予定候補の勝利必ず


サミット後の安倍内閣支持率の急落について。- 2016.06.02



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/705.html

記事 [政治・選挙・NHK207] ≪注目≫「国民怒りの声」が小林こうき氏を東京選挙区で公認へ!郵政民営化反対で自民党追放された人
【注目】「国民怒りの声」が小林こうき氏を東京選挙区で公認へ!郵政民営化反対で自民党追放された人
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/18049
2016/06/13 健康になるためのブログ




【参院選2016】 国民怒りの声 小林興起 参院選候補予定者発表 記者会見


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E8%88%88%E8%B5%B7

2002年には第1次小泉内閣で財務副大臣を務めた。2003年に4選。

2005年7月、郵政民営化法案採決で反対票を投じ、郵政法案反対派の急先鋒として各種メディアで認知度が高まるが、同年9月11日の第44回衆議院議員総選挙では自民党からの離党を余儀なくされ、代表代行をつとめる新党日本から出馬。自民党公認の「刺客候補」として兵庫6区から鞍替えした小池百合子らと戦い、小選挙区で敗北した上、比例東京ブロックにおいても届かず落選した。

2005年10月に自民党から除名された。

2012年、内閣総理大臣の野田佳彦が消費税増税などを含む社会保障・税一体改革関連法案の提出を表明した際には、法案の内容を批判した[注釈 1]。衆議院本会議における社会保障・税一体改革関連法案の採決では反対票を投じ、党員資格停止2か月の処分を受けた。同年8月9日、民主党に離党届を提出し、国民の生活が第一などが提出した内閣不信任決議案に賛成した。


http://www.asagei.com/excerpt/5746

郵政民営化法案の見直しをしながら、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)へ参加しようとしているのは、結局、政府が何も反省していないことが明らかです。TPPも当初の郵政民営化法案と同じで、世界帝国たるアメリカの巨大企業が外国に出て大儲けするという厚かましい要求が根底にある。それを甘んじて受け入れるなんて、何としてでも阻止しなければなりません。北朝鮮が日本のことを「アメリカの植民地」とバカにしますが、言われてもしかたのない一面がこの国にはあるのです。


淳と隆の週刊リテラシー(2015/09/26)ゲスト:小林興起 4−1


淳と隆の週刊リテラシー(2015/09/26)ゲスト:小林興起 4−2


淳と隆の週刊リテラシー(2015/09/26)ゲスト:小林興起 4−3


淳と隆の週刊リテラシー(2015/09/26)ゲスト:小林興起 4−4


以下ネットの反応。









経歴や記者会見を見ても筋を通しているまっとうな政治家だと思います。こういったまともな政治家は1線から外されていき、イエスマンばかりが残っているから、この国はおかしなことになってるんでしょうね。厳しい戦いですが、断固応援!





http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/706.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添氏、ネットID悪用の大量シューマイ事件訴えるも「確認していません」

舛添氏、ネットID悪用の大量シューマイ事件訴えるも「確認していません」

デイリースポーツ 6月13日(月)22時24分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160613-00000084-dal-ent

 高額出張費問題および公用車問題に端を発し、政治資金の私的流用疑惑が噴出している東京都の舛添要一知事に対する、東京都議会の集中審議(総務委員会)が13日午後に開かれた。

 音喜多駿都議(かがやけTokyo)は、舛添氏が大量の美術品などを落札したヤフーオークションのIDを、問題発覚後に削除した件を追及。舛添氏はID「ymasuzoe」が問題発覚後に悪用され、大量のシューマイなどが東京都庁宛に発注されたと説明しており、この日も同様の答弁で「お店の方にも迷惑をかけた」と述べた。

 しかし音喜多都議がは「本当にIDが使われたのか」と問うと、都庁の担当局長が答弁に立ち「確認していません」。この説明の食い違いを追及されると舛添氏は「どの職員だったか忘れたが、そのような報告を受けた。アマゾンから本も届いたのでIDが使われたと判断した」と主張した。

 この発言を受け、ネット上ではヤフーとアマゾンのIDは別ではないかとの指摘も出ている。

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/707.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 貧困者と奨学金の大卒者が自衛隊入隊→戦地の動きが現実に起きている!(Business Journal)


貧困者と奨学金の大卒者が自衛隊入隊→戦地の動きが現実に起きている!
http://biz-journal.jp/2016/06/post_15477.html
2016.06.14 構成=林克明/ジャーナリスト Business Journal


 4月30日に早稲田大学で行われた「学生と戦争 - 経済徴兵制をぶっ潰せ! -」の第2弾は、『経済的徴兵制』(集英社新書)の著者であるジャーナリストの布施祐仁氏による講演だ。


 軍隊が貧困や経済的格差を利用し、徴兵制のように安定的に兵員数を確保するシステムが「経済的徴兵制」である。アメリカではかなり進み、貧しい若者が入隊してアフガニスタンやイラクの戦争で犠牲になってきた。


 日本でも、自衛隊発足当初から所得の低い階層や地域から多くの若者が入隊してきたが、今後は安全保障法制によってその意味合いが変わっていく。この点を、自衛隊内部文書や自衛官と元自衛官を多数取材した経験を踏まえ、布施氏が語った。以下、布施氏の講演を紹介する。


■安倍首相の「徴兵制にはならない」は信用できない


 昨年、安保関連法が成立したことで、実際に海外で戦死者が出れば自衛隊への入隊志願者が大きく減り、将来は日本に徴兵制が導入されるのではないかという不安が持ち上がってきました。一方、政府は「徴兵制になることは絶対にない」と否定しました。


 安倍晋三首相は、日本が徴兵制にはならない理由のひとつとして「憲法に書いてあるから」と言っています。憲法の解釈を変えた人が、「憲法に書いてある」と言っても安心できません。


 さらに安倍首相は、「現代の戦争は非常にハイテク化されているため、徴兵で素人をたくさん集めても使えない」とも述べています。では、自衛官募集の実際を見てみましょう。


 2014年度の自衛官の採用者数は、一般幹部候補生292人、一般曹候補生4457人、自衛官候補生8239人。自衛官候補生というのは、自衛隊における有期雇用、非正規雇用といっていいでしょう。基本は任期制で、2〜3年で勤務は終わりますが、その後に継続することもあります。


 それに対して、一般幹部候補生と一般曹候補生は、定年まで自衛隊に勤めるプロのコースです。素人の兵隊が不要であるならば、6割を超える自衛官候補生を集める必要はないはずです。


 かつての戦争とは形態が変わったとはいえ、軍事作戦にはプロの「職業軍人」だけ
でなく、若い「兵隊」が絶対に必要なのです。


 しかし、若い兵隊の確保は、これから極めて厳しくなるといわれています。その一番の理由は、少子化です。自衛隊は、このまま少子化が進めば近い将来には採用目標が達成できなくなるという危機感を持っています。その上、安保法制の施行が加わると、より自衛官の募集は厳しくなるでしょう。



■自衛官の出身分布と貧富の差


 そこで浮上してくる案が、経済的徴兵制です。アメリカがその典型として例に挙げられますが、実は日本でも自衛隊が創設された当初からそうでした。農家の二男、三男が自衛隊に入るケースは多く、経済的な理由から自衛隊に入る人がいるという事実は、長い間指摘され続けてきました。



 上の表は、自衛隊入隊者と貧困率の関係について調べた結果です。高校卒業後に入隊した都道府県別の上位15県は、圧倒的に東北、北海道、九州が多く、この傾向は長年変わっていません。


 貧困率と一人当たり県民所得を見ると、自衛隊入隊率が高い上位15県のうち13県の県民所得は、低い方から15位以内に入っています。


 さらに、この年の全国の高卒自衛隊員のうち、貧困率上位15県の出身者が52%も占めています。これら15県の高校新卒者は全国の26%という人口比率に照らしてみると、ほかの地域に比べて入隊率は2倍も高いといえます。


■自衛隊を就職先とする人、入隊後に夜間大学をめざす隊員


 従来、任期制隊員は高卒がほとんどで、大卒は幹部候補生など将来幹部になる人が多かったのです。ところが、最近は大卒で任期制隊員になる人が急増し、ここ10年間で約2倍になり、任期制の入隊者の約4人に1人が大卒という状況です。


 その大卒自衛隊員は、奨学金を返済するために入隊した人が多いようです。奨学金を借りると、大学を卒業するまでに何百万円もの借金を背負うことになります。今や大学を卒業しても正社員になれないことも多く、非正規社員では収入が低く奨学金を返せなくなるリスクがあります。


 現在、大学生の2人に1人は、なんらかの奨学金を借りており、卒業時の借金額は平均313万円、返済期間は14年強です。大学院まで進んだ人のなかには、1000万円以上の借金を抱えるケースもあり、多くの人が“奨学金地獄”で破綻している。


 逆に、大学に入るために自衛隊に入る人もいます。「大学に入るための自己資金が足りず、奨学金を借りようと思ったがリスクになることが怖かった」との理由から自衛隊に入り、数年後には働きながら夜間の大学に通い始めた人がいます。


 また、母子家庭で育った人が「大学に行けば親に負担をかけることになるが、自衛隊は衣食住がタダだから、親に仕送りができて親孝行ができる」という理由で自衛隊に入った例もあります。


 自衛隊もそのような実態を理解しており、民間の雇用環境が悪化するなか、相対的に自衛隊が魅力的であるとアピールしています。


■「ネイリストの資格も取れる」とアピールする自衛隊



 上図は、自衛隊が任期制隊員を勧誘するための資料です。自衛官とサラリーマンの給料の比較をしています。


 自衛隊なら駐屯地の生活なので、家賃、食費、衣服、生活費はかかりません。毎月手元に6〜7万円残るので、仕送りをしたり貯金をすることができます。実際に、母子家庭で育った方が親へ仕送りをしている例も少なからずあります。


 民間の企業へ就職するとお金に余裕がなく、いざ病気になった場合に医療費の心配もしなければならないと不安を煽り、自衛隊は部内の病院や医務室で原則無料の治療が受けられるので、民間企業よりも自衛隊に入隊することを勧めています。


 また、自衛隊に入れば、辞めた後の再就職サポートも充実しているとアピールしています。代表的なのは、資格や技術の取得です。フォークリフト、移動式クレーン、危険物取扱者、衛生管理者、溶接、パソコン基礎などの資格を取ることができます。女性限定の資格として、医療事務、ブライダルプランナー、ネイリストも取れます。



自衛隊で取得可能な資格


 少子化で今後募集が困難になるため、女性隊員も集めなければ採用目標が達成できなくなります。そのため、女性にとっても魅力的な自衛隊であることを訴えるために、このような資格も用意しているのです。


 自衛隊は10年以上前から、来る募集難時代に備えた対策を検討しています。そのひとつが、民間企業とタイアップしたインターンシップ制度です。民間企業に就職が内定した新入社員を自衛隊が1〜2年預かり、立派な社会人に育てるというシステムです。


 企業側のメリットは、自衛隊で鍛えられ、指示すれば的確に動くような“体育会系人材”を一定割合で確保できるという点です。防衛省側のメリットは、厳しい募集環境のなか、若くて有能な人材を毎年一定程度確保できることにあります。


 また、元陸将の廣瀬誠氏が2015年9月2日付朝日新聞の記事の中で、「進学したいのにお金がない若者を支援するため、自衛隊に入れば入学資金を得られるような制度も考えられるべき」と語っています。これはまさにアメリカのように、自衛隊独自の奨学金制度をつくることで隊員を募るという考え方です。


 現在も、将来の自衛隊の技術系幹部を養成するための「貸費学生」という独自の奨学金制度があります。医学系、理工学系の大学3年生以上を対象に毎月奨学金を与え、その代わり卒業したら自衛隊に入ってもらうというものです。自衛隊で何年間か務めると、返済の必要がなくなる奨学金です。「国には給付型奨学金がないが、自衛隊にはある」とアピールしているわけです。自衛隊は、この貸費学生の枠を拡充しようとしています。


 さらに、14年5月26日には、当時経済同友会専務理事だった前原金一氏が文部科学省の「学生への経済的支援の在り方にかんする検討会」のなかで、インターンシップ制度をモデルにして、「奨学金返済を延滞し、職のない若者に1〜2年自衛隊に入ってもらえば、その給料で奨学金の返済もでき、さまざま資格も取れて自立につながる」と提案しています。


■大学生を予備自衛官補に勧誘


 有事の際に、元自衛官などを召集して任務につかせる予備自衛官制度に、自衛隊経験のない一般国民を予備自衛官として育成する「予備自衛官補」という制度を拡大しようとしています。


 これは3年間で50日間訓練に参加すれば予備自衛官になれる制度で、従来は社会人が募集の主な対象でした。しかし、今は大学生向けに予備自衛官補を募集しているのです。その漫画形式のフライヤーには、このような会話が掲載されています。


 自衛隊「アルバイトは社会に出る予行演習です。よく考えて自分にプラスになるアルバイトを選びましょう」


学生A「自分は体力を活かせるバイトをしたいッス!」


学生B「受験勉強ですっかり虚弱になりました。バイトよりジムに通いたいです」


学生C「カテキョーとかコンビニとかフツーのバイトは俺、ぜってー無理」


学生D「やっぱバイトって出会いが一杯で! すてきな彼氏とか! つくりたいし!」


自衛隊「なるほど、そんな君たちお薦めのバイトは・・・これです!(中略)まずは試験を受けて予備自衛官になりましょう」


 自衛隊が学生の予備自衛官補への募集に力を入れ始めた背景には、単に予備自衛官の充足率を高めようというだけでなく、卒業後の進路選択につなげる狙いがあると考えられます。


■国益追求のための自衛隊


 今年の防衛大学校の卒業式でも、「事に臨んで危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努めにあたる」と卒業生は宣誓を読み上げました。卒業式で安倍首相は、「これまでと同様、自衛隊にはリスクがある。そのリスクとは、国民のリスクを避けるためのリスクだ」と訓示しました。


 しかし、これまでのリスクは、専守防衛で日本が攻められたときに侵略を排除するためのものでした。それが、これからは日本が攻められていなくても海外に出て、アメリカの戦争に参加することになります。しかも、その目的も変わります。


 自衛隊の海外派遣は1990年代に始まりましたが、その目的は国際貢献とされてきました。しかし最近は、国際貢献ではなく「国益のため」といっています。2009年1月、第2代中央即応集団司令官の柴田幹雄陸将は、次のように訓示しています。
「中央即応集団は、海外における国家目的や戦略的利益を追求するためのツールもしくは手段として使用される」


 本来、自衛隊は専守防衛で、外国からの侵略を排除するための実力組織だったはずです。それが、いつの間にか上の訓示のように我々国民が知らないところで自衛隊の目的が勝手に変えられ、海外での国益を追求するためのツールとされてしまっているのです。


 それを象徴しているのが、現在安倍政権が進めようとしているアフリカのジブチに自衛隊が置いている基地の恒久化です。もともとは海賊対処活動のためにつくった基地ですが、去年の海賊の出没はゼロでした。目的が消滅したにもかかわらず、ジブチの基地を恒久化し、自衛隊活動の海外拠点にしようとしているのです。


 その背景には、アフリカの豊富な資源へのアクセスやこれから著しい経済成長が予測される市場への進出を目指していることがあります。そのためのツールとして、自衛隊を使おうとしているのです。


 確かに、日本はエネルギーを海外に依存していることもあり、シーレーンを守ることも政府の大事な仕事のひとつでしょう。しかし、そのために自衛隊を海外に送り、場合によっては自衛官の命が危険にさらされることも仕方ないという姿勢は間違っているのではないでしょうか。


 少なくとも、日本は戦後70年間、海外での経済的利益や国益追求のために軍事力は使わない国として歩んできました。それを180度変えようとしているのが安倍政権です。国益追及のためなら自衛官の犠牲が出ても仕方ないなどという国にはなってほしくありません。


 経済的徴兵制の最大の問題は、海外での国益追求のために、経済的に厳しい若い人たちの命を消耗させることです。アメリカはずっとそれをやってきました。日本も同じような道をたどっていいのかということが問われているのです。


(構成=林克明/ジャーナリスト)



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/708.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 自民、公明 「#マスゾエを応援したのは私だ」










http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/709.html
記事 [政治・選挙・NHK207] 「最近、ちょっと面白い話を聞いた。:toriiyoshiki氏」
「最近、ちょっと面白い話を聞いた。:toriiyoshiki氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/20173.html
2016/6/14 晴耕雨読


https://twitter.com/toriiyoshiki

最近、ちょっと面白い話を聞いた。


官邸=葛西敬之JR東海名誉会長のラインで起用された籾井NHK会長だが、ここのところ官邸と距離を置き始めたという。


側近とされた板野放送総局長と対立し退任させたのも、板野氏が官邸に近すぎるからだという話。https://t.co/thUKqX3cwG


きっかけは官邸がNHK・籾井会長のあまりの評判の悪さに嫌気がさし、籾井おろしを図ったことにあるという。


籾井氏としては“自衛”のために政権と近すぎる記者出身の幹部を外し、政治とは距離がある番組制作ディレクター畑の出身者を重用し始めた…。


この春の管理職人事で、籾井サンの安倍離れが明確になったというのだが…。


政権べったりの幹部が粛清されたのはとりあえずメデタい話だが、NHK内部の権力闘争はこの先どこに向かうのだろうか?…俺には想像もつかぬ。


サンデー毎日にはこんな記事も出ていたようだ。


もともと「そういうこと」には疎いタイプとはいえOBの俺も知らなかった話だから、なかなかディープなところに情報源を持っていると覚しい。…


NHK籾井会長体制に異変 理事人事巡りバトル勃発かhttps://t.co/dPWlyBZfpe

ま、人事や権力闘争の行方はどうでもいいのだが、籾井サンが(動機はどうあれ)NHKと政権との近すぎる距離を是正する役割を果たすとするなら、これはなんとも皮肉な話だという他ない…。


きのう福島第一原発の視察に行った安斎育郎さんら専門家の先生たちから、「肝心なものはシートに覆われて見せてもらえなかった」「垣間見えたのは東電の体質」との連絡あり。


さすがにカンニング竹山氏のようには甘くはない。


体調の悪いのを押して見に行くほどのことはなかったと慰められた格好である。


ある先生は「[視察]はおそらく『政治家仕様』な印象で著しく[非科学的]でした」と報告されていた。


そういえば昨夜、3.11当時ニューヨークで暮らしていた人物(同業者)と話す機会があった。


NHKニュースが「メルトダウンは起きていない」と伝える一方で、アメリカ政府は独自の情報を基に原発80km圏からの退避を指示。


アメリカのメディアはメルトダウンを前提とした報道を続けていたという。


いったい福島で何が起きているのか、自国のメディアから正確な情報を得られないニューヨークの日本人社会はパニック状態に陥っていたという話。


影響(混乱)を懸念する政府の意を受けて報道を控えるという日本のメディアの体質は大きな問題だというのが結論。


ぼくも全く同感である。


別に謝ることないやろ。


俺もできることなら一度でええから不倫してみたいわ。


噺家に品行方正を求めるなんて、つまらん世の中になってきたもんだ。


…三遊亭円楽さん:不倫認め謝罪「軽々しく考えていた」 - 毎日新聞https://t.co/Cm3MZ8xNm1

修身の教科書から湧いて出てきたような振る舞いを噺家に期待するようになったら世の中おしまいやで。


それなりにキャリアを積んだ落語ファンとして、そう思うわ。


>準公人なので、世間の影響も考えるべき。 オリラジのあっちゃんがベッキーの時に言ってたのと同じ意見です。


こういうご意見の方が結構いらっしゃって、テレビのワイドショー文化を支えているのだろうと改めて納得したのだった。


>佐々木譲 根室の市民から「根室にいるロシア人はみなスパイ」説ってのを聞かされた。でも、根室市には悪いが、根室の路上にはスパイを送り込まねばならぬほどの国家機密は漂っていないと思うぞ。


佐々木さんが正しい…w


レポ船の昔から、売り渡していたのはビニ本などの“国家機密”だったりしたw


中学生の頃だったか、なぜかトイレに「生長の家」のパンフレットが置かれていた。


母が信者だったとは思えないが、友人にでも信者がいたのだろう。


…目を通すとどうしようもない時代錯誤の極右路線でうんざりした。


その「生長の家」もいまは様変わりだ。https://t.co/lqGeH20HTg

「生長の家」がかつての極右路線を転換したことは、菅野完さんの「日本会議の研究」で初めて知ったのだったが…。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/710.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 良識の府 再興を 引退議員、思い託す:輿石氏、消費税増税をめぐる小沢氏と野田氏の最終対立は景気条項を本則か付則か

 転載する日経新聞の記事で、民主党の元幹事長輿石氏が、12年の民主党分裂の原因になった消費税増税政策について、次のように語っている。

「 ――党幹事長時代に消費増税を巡って党が分裂しました。

 「小沢一郎さんは民主党が政権をとったマニフェスト(選挙公約)に消費税を上げるなんて書いてないからやめろと主張した。野田佳彦首相は今苦しくても消費税を上げないと財政が破綻して、ギリシャのように国が大変なことになると言った」

 「僕は3回、小沢さんと話した。話せば分かると思った。景気が悪くなった場合は増税を延期できるような条項を入れようと相談した。小沢さんは景気条項を法律の本則に入れてくれと言ってきた。野田首相は付則でどうかと言った。小沢さんはそれを受け入れなかった」

 ――安倍晋三首相は再び増税先送りの方針を表明しました。

 「新しい判断でリスクがあるから先送りだというが、リスクは常にある。そんなことを言ったら、いつまでも消費増税はできない。経済は生き物だ。経済的なリスクを理由に一回決めたことをやらないと言い出したら、永久にやらないということになる」」

 元民主党の幹部たちが財務省の消費税増税キャンペーンにすっかり乗せられていることがよくわかる発言である。
 岡田代表の消費税増税延期発言について、政治的にはそう言うしかないとは思うが、既定方針通りに増税すべきだったと主張する民進党政治家は少なくない。

 小沢氏が12年に採った消費税増税反対運動は支持するが、民主党を分裂に導いた“離党”騒動については支持できない。
 輿石氏の話がどこまで事実かは別として、消費税増税を政府の判断で中止できる景気条項を本則に入れるか付則で済ますかで対立し“離党”にまで進んだというのなら、小沢氏の行動は論外である。
民主党内にとどまって多数派形成ができない政治勢力が、新政党で多数派を形成できると考えるのは妄想でしかない。


※参照投稿

「民主党主流派と自民党が揃って“大連立”に進む絶好機として仕掛けている小沢派大量離党を小沢支持者までが望む“異常事態”」
http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/898.html


 記事では、自民党参議院議員の脇雅史氏が12年の民主から自民への政権交替について面白い秘話も開陳している。


「 ――国会対策担当を長く務めてきました。

 「18年間の議員生活のうち、国対は13年。国対委員長に就いたのは野党の時だった。自民党総裁だった谷垣禎一氏に『与党国対と野党国対は警察官と泥棒くらい立場が違う。やるべきことは政権奪還だ。死に物狂いでやるほかない』と話した。民主党政権を倒すのが最大の務めと思っていた」

 ――2010年の参院選で潮目が変わりました。

 「10年参院選で民主党の過半数を阻止したのが政権奪還のポイントだった。それでも衆院で自民、公明両党で過半数をとるのは難しいとみていた」

 「衆院選でどこも過半数がとれない事態が生じたら、自民と民主有志で手を組もうと政策集を準備していた。民主側は当時、国対委員長だった羽田雄一郎さんや、桜井充さんらだ。12年衆院選で自民党が大勝ちしたから世に出なかった。幻のシナリオだな」」


===========================================================================================================================
良識の府 再興を 引退議員、思い託す


 7月10日投開票の参院選を終えると、かつて日本政治を動かした重鎮らが静かに表舞台から去る。政局の舞台裏や後進への思いを引退議員に聞いた。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
自民 脇雅史氏 国会の言論、死んでいる

 ――国会対策担当を長く務めてきました。

 「18年間の議員生活のうち、国対は13年。国対委員長に就いたのは野党の時だった。自民党総裁だった谷垣禎一氏に『与党国対と野党国対は警察官と泥棒くらい立場が違う。やるべきことは政権奪還だ。死に物狂いでやるほかない』と話した。民主党政権を倒すのが最大の務めと思っていた」

 ――2010年の参院選で潮目が変わりました。

 「10年参院選で民主党の過半数を阻止したのが政権奪還のポイントだった。それでも衆院で自民、公明両党で過半数をとるのは難しいとみていた」

 「衆院選でどこも過半数がとれない事態が生じたら、自民と民主有志で手を組もうと政策集を準備していた。民主側は当時、国対委員長だった羽田雄一郎さんや、桜井充さんらだ。12年衆院選で自民党が大勝ちしたから世に出なかった。幻のシナリオだな」

 ――安倍晋三首相の政権運営をどうみますか。

 「政界全体がダメになっている。言論、言葉を大事にしていない。国会は言論空間だ。言葉をバカにしたら成り立たない。一番の例は、なんか変なことをいうと『取り消せ!』ということ。言論空間で取り消しがありだったら議論にならない。言ったら責任をとる。辞めるんだったらやめる。それが本来の姿だ」

 ――自民党では「物言えば唇寒し」と言う人もいます。

 「言論空間としては死んでいる。力の前では弱い。選挙で公認しないぞ、と言われたくない。閣僚や役員にしないと言われるのが嫌だということなんだろう。スケールが小さい話だ。それだと権力者の言いなりになる」

 ――今回の参院選から隣接県を1つの選挙区にする「合区」が2つの選挙区で導入されました。

 「違憲状態とした最高裁判決に応えるには、改革案とともに合理的な理由が必要だ。今回の見直しには合理的理由がない。これでは再び違憲判決は免れない。理屈が通らない人とは仕事ができないと思い、自民党会派を離脱した」

 ――参院のあり方は。

 「今いる参院議員が、参院として何をなすべきかをよく考えてやればいい。それだけのことだ」

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
民進 輿石東氏 野党は1つの塊になれ

 ――印象に残るのは。

 「2009年の政権交代だ。だが3年3カ月で終わってしまった。経験不足と、最後はひとつにまとまって結束していくという文化が民主党に不足していた」

 ――党幹事長時代に消費増税を巡って党が分裂しました。

 「小沢一郎さんは民主党が政権をとったマニフェスト(選挙公約)に消費税を上げるなんて書いてないからやめろと主張した。野田佳彦首相は今苦しくても消費税を上げないと財政が破綻して、ギリシャのように国が大変なことになると言った」

 「僕は3回、小沢さんと話した。話せば分かると思った。景気が悪くなった場合は増税を延期できるような条項を入れようと相談した。小沢さんは景気条項を法律の本則に入れてくれと言ってきた。野田首相は付則でどうかと言った。小沢さんはそれを受け入れなかった」

 ――安倍晋三首相は再び増税先送りの方針を表明しました。

 「新しい判断でリスクがあるから先送りだというが、リスクは常にある。そんなことを言ったら、いつまでも消費増税はできない。経済は生き物だ。経済的なリスクを理由に一回決めたことをやらないと言い出したら、永久にやらないということになる」

 ――今の民進党に注文はありますか。

 「バランスと緊張感がなければ、権力は腐敗する。権力が横暴になる。今はバランスがよくない。野党が弱すぎるからだ。野党はまとまり、一つの大きな塊にならないといけない。野党第1党の民進党がしっかりしないといけない」

 「二大政党が拮抗していれば、バランスもとれて片方が暴走できなくなる。今回の参院選では共産党も含めた協力で1人区で野党統一候補を多く擁立した。方向性は間違っていない」

 ――参院の役割が問われています。

 「参院は地域代表なのか職能代表なのかを含めて考えるべきだ。職能代表をもう少し重視してもいいと思う。もう少し学者、文化人も入れるようなイメージだ」

 ――今後の活動は。

 「政治活動は続ける。中国の子どもたちとの教育交流など、平和な社会をつくる努力をしたい」

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
公明 荒木清寛氏 政権運営、ブレーキ役に

 ――60歳での引退は若い方です。

 「公明党は余力を残してバトンタッチする内規がある。ルールに従って後進に道を譲るのが公明党議員としてあるべき姿だ。新たなステージで党勢拡大のための応援もするし、弁護士として社会貢献したい」

 ――最も印象的なことは。

 「1999年、法務委員長として通信傍受法を含む組織犯罪対策3法を成立させたことだ。当時野党だったが、公明党以外の民主、社民、共産各党が猛反対した。本会議で委員長解任決議案も出され、徹夜国会になった」

 ――公明党は今後どう歩むべきか。

 「国会議員、地方議員一人ひとりが『大衆とともに』という立党精神を毎日振り返りながら活動すれば、針路は間違えない。連立政権の一角を担うようになり、ますます仕事ができる立場に置いてもらっている。後輩はその責任を自覚し、いかに大衆のための政治が実現できるかに心血を注いでもらいたい」

 ――安倍政権に注文を付けるとすれば。

 「支持率が高く、国民の評価を得ている。しかしそれに驕(おご)って、強引な政権運営になってはいけない。その時は公明党がブレーキをかけないといけない」

 ――参院のあるべき姿は。

 「選挙制度までさかのぼって見直すべきだ。地域ブロックごとの大選挙区制にすれば、中小政党、無所属の人も出られる。二大政党制を志向する衆院とは少し異なった構成にすれば、衆院の行き過ぎをチェックする本来の役割を果たしうるのではないか」

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
自民 岸宏一氏 「地方代表」明確に

 安倍晋三首相が就任してから外交面で日本の地位が上がった。2015年10月に議員連盟でブルガリアを訪問した際に、同国の大統領、副大統領、議長からそろって安倍首相のブルガリア訪問を要請された。「安倍首相は世界のリーダーの一人だ」と。1年ごとに首相が変わる体制ではなかったことだろう。あえて運営に注文をつければ、自民党内の手続きは丁寧にしてもらいたい。

 憲法を改正し、参院議員は地方代表だということを明確にしてほしい。合区は廃止すべきだ。参院の独自性を示すことができるし、国民的な理解も得られる。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
民進 江田五月氏 「鳥の目」を大事に

 民主主義の議論には(1)情報の共有(2)発言の自由(3)相互浸透(4)多数決(5)少数意見の尊重――の5つの原則がある。安倍晋三首相に欠けているのは相互浸透。相手の意見に影響される気持ちがまるでない。敵対意識を持たず、泰然として人の意見をよく聞いてもらいたい。そうでないとどこかで大間違いをすることになる。

 後進に「もっと遠い先をみたらどうか」と伝えたい。与野党とも目の前のことだけで右往左往している。政治は理想に向けて現実に一つ一つ改革を加えていく営みだ。虫の目も大事だが、鳥の目も大事だ。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
民進 北沢俊美氏 野党巻き込んで

 (1992年初当選時の)私がいたころの自民党は野党に最大限、国会で発言の機会を与えた。野党転落を経験してゆとりがなくなり、議会を軽視する風潮が強まっている。第2次安倍政権以降は顕著だ。安倍晋三首相は議会をもっと大切にし、謙虚な姿勢で臨んでほしい。憲法はもちろん、外交や安全保障政策は野党第1党を巻き込んでまとめるのが王道だ。

 若い人には国民に選ばれた自覚をもち、国民への奉仕を1番に据えてほしい。党が政策をまとめる際、時には自説に沿わぬ内容でも大きな枠の中で許容する度量をもつことが大切だ。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
民進 直嶋正行氏 安倍政権は「強権」

 安倍政権は強権政治、新重商主義だ。経済格差と国民の間の溝が広がっていく。安倍晋三首相は強引にやらずに、もっと国民合意をしっかり取るべきだ。特に憲法改正など重要な問題は国民の合意を得ないと、亀裂が残ってうまくいかなくなる。

 政治は参院から変わる。2007年は野党だった民主党が圧勝して、09年の政権交代につながった。10年の敗北は2年後の民主党政権の下野につながった。国民の信頼を回復させることが一番大切だ。「チーム民進」で思い切ってやってほしい。改革の精神は忘れてはいけない。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
お維 江口克彦氏 保守の野党必要

 パナソニックの創業者、松下幸之助氏の考え方を永田町に注入したいという思いがあって国会議員になった。民進党の野田佳彦前首相をはじめ、松下政経塾出身の政治家の多くは松下氏の考えを軽視したやり方で政治活動をしている。その姿をみて残念に思った。もう一度、松下氏の考え方を心で勉強してほしいと言いたい。

 70歳で政界に入った。与野党の議論はすれ違いばかりだ。お互いに言いっ放しになっている。革新野党ではなく、保守の野党が必要だ。天国にいる松下氏には、政経塾を始めるのが遅すぎたと伝えたい。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
進む世代交代

 参院選で改選の対象となる議員の任期は7月25日までで、20人が引退や不出馬の見通しだ。民進党では輿石氏や江田氏ら旧民主党で中枢を担ったベテランが引退し、世代交代が進む。広田一、安井美沙子両氏は次期衆院選の小選挙区にくら替え出馬を予定する。

 共産党の市田忠義副委員長は今期限りで引退する方針だったが、その後に撤回。野党間協力が重視される中、13年にわたり書記局長を務めた経験に頼らざるを得なかったようだ。自民党では小坂憲次元文部科学相が出馬を見送った。病気治療に専念すると説明。政界引退は否定している。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
選挙改革、骨太の議論期待 

 引退する議員から異口同音に漏れたのは、参院のあり方を問う警鐘だ。7月の参院選から合区が導入されるが、あくまで暫定措置。次々回の参院選に向けて仕切り直しの選挙制度改革議論が始まる。議員の死活問題に関わる改革はどうしても数合わせに走りがち。「良識の府」のはずの参院をどう形づくるか。今度こそ骨太の議論を期待したい。さもなくば、参院不要論がいよいよ現実のものとなる。

(黒沼晋)

[日経新聞6月12日朝刊P.12]


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/711.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添都知事、せめてリオ五輪は欠席してください [日経新聞]

舛添都知事、せめてリオ五輪は欠席してください[日経新聞]
編集委員 北川和徳
2016/6/10 6:30

 テレビのワイドショーなどで一方的な批判にさらされている人を見ると弁護したくなる性分だ。新聞記者として、好き嫌いや怒りの感情はできるだけ排除して客観的に物事を見るよう心がけてもいる。そんな自分でも、この人に関してはそんな気持ちにまったくなれない。「厚顔無恥」「ひきょう」「さもしい」。悪口ばかり浮かんでくる。政治資金の「公私混同」で猛烈な批判を浴びている東京都知事、舛添要一氏のことである。知事は本当に8月のリオデジャネイロ五輪の閉会式で、次回大会のホストシティーの代表としてオリンピック旗を受け取るセレモニーに登場するつもりだろうか。

■知事の後ろには大会エンブレム

 先日会った2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の関係者が嘆いていた。「知事の会見のたびに、後ろには大会エンブレムが映っているんですよ」

 6日の知事の会見も突っ込みどころが満載だった。疑惑の調査を担当したという元検事の弁護士2人が同席したが、渦中の本人が自分で選任した弁護士を厳しい目の「第三者」とすることから無理がある。「自分は信頼を失っている」と自覚する舛添氏の言い分を、代わって主張してくれる代理人と考えるべきだろう。

 その調査報告書を読んでも、主に知事と秘書の聴取と簡単に入手できる資料によって事実関係を判断している。当事者である知事の説明を信頼している印象が強い。第三者の証言などによる裏取りはほとんどない。調査件数が多すぎて時間がなかったのは分かるが、これでは元特捜検事の肩書が泣いている。

 疑惑の焦点となる13年、14年正月の家族同伴での千葉県木更津市のホテル宿泊の際の会議については、両年とも元新聞記者の出版社社長と会談したと初めて明らかにされた。もっとも、この社長への聴取はない。どうやってそれを事実と認定したのか。そもそも知事は以前の会見で、会議参加者は事務所関係者らと説明していたはずなのだが、その食い違いを追及した様子もない。

 よく分からないのが、絵画の購入は「違法ではないものの不適切」なのに、書の購入は「不適切とまではいえない」となっている点。どちらも舛添氏の趣味であるが、絵画は「政治活動と関わりがないとはいえない」、書は「政治活動と関わりがある」との微妙な違いで、「数が多すぎる」という指摘は同じだ。どこで線引きしたのだろう。舛添氏が「(絵画は)インターネットオークションだと安くて、つい買いすぎた」と認めたからだろうか。政治資金で購入した美術品はどこかに寄贈するというが、それには書も含まれるのか。書については手元に残したいのではないかと、勘繰ってしまった。

■人間の品性が問われている

 もっとも、知事の代理人ともいえる弁護士の調査ですら、私的流用で「不適切」と認定するケースがいくつも出てきた事実は重い。問題の本質は違法性の有無ではない。

 税金が含まれる政治資金を、家族旅行でも家族での食事でも、自分の趣味にでも、「政治活動に関係がある」ことにして平気で使ってしまう人間の品性が問われている。自分のお金にはシビアだが、自分が使える公金には遠慮なし。公用車の使い方も超高額な出張経費も根っこは同じだ。似たような公私混同をしている政治家はほかにもきっといるだろうが、そんな人間に税金の分配を決める行政のトップを任せられるわけがない。

 説明責任を果たせといわれているが、もはやそんな段階ではないと思う。知事自身も「常識から外れていた」「極めて恥ずかしい行動」「汗顔の至り」と反省の言葉を繰り返している。それなら、自分の弁護士の調査結果を受けてさっさと職を辞すのが筋だろう。

 いくら居座ろうとしても、できるわけがないはず。ところが「今辞められると、4年後の五輪のときに知事選をやることになる」というのが、延命を許す大きな理由の一つになるから悩ましい。警備や行政事務の負担を考えれば、避けたいのは確かだろう。

 その五輪に関していえば、心配なのがリオ五輪の閉会式でオリンピック旗を国際オリンピック委員会(IOC)会長を介してリオ市長から東京都知事へ引き継ぐセレモニーだ。IOCは政治家のプロパガンダや国威発揚に五輪を利用されるのを嫌い、開閉会式など式典のルールを厳格に定めている。ホストシティーの首長でも、式辞などは許されない。唯一の晴れ舞台がこのセレモニーなのだ。リオでは東京をPRするパフォーマンスも披露される。世界の注目を東京に集める場の主役として、知事もやる気満々という。

■20年大会には致命的ダメージも

 この状況で舛添氏がオリンピック旗を受け取り、誇らしげにアピールなどしたら、国民や都民はしらけるばかりだろう。テレビのワイドショーは連日、舛添氏をたたき続けている。知事を追及する都議会のネット中継にはアクセスが殺到し、一時視聴できなくなったそうだ。みんながどんな気持ちで知事が責められる姿に注目しているかと思うと怖くなる。こんな言い方は申し訳ないが、今の知事は「信頼を失っている」というレベルではなく、大半の人々から「軽蔑されている」のだと思う。都民は「恥」だと思っている。その最悪のイメージが五輪と重なる。20年大会にとって致命的なダメージになりかねない。

 ルール上は、旗を受け取るのは次期開催都市の首長と決まっているが、リオでは開会を宣言するはずのブラジル大統領も職務停止中で副大統領が代役で行うことになりそうだ。ここは東京も「今の知事では五輪の価値を損なってしまう」と説明して、交代を願い出たらどうだろう。IOCもきっと了承してくれる。

 問題は誰が知事に欠席するように説得するか。新国立競技場の旧計画もパクリ疑惑にさらされた大会エンブレムも白紙撤回となったが、その最大の理由は「国民みんなに祝福してもらえる大会にするため」だった。五輪・パラリンピック担当の遠藤利明大臣に聞いてみた。「今の知事の状況で、国民みんなが祝福する大会など可能ですか」。回答は「都民が納得できるように知事には説明責任を果たしてもらいたい」。危機感がまるでない。

 組織委の森喜朗会長でも安倍晋三首相でも都議会議長でも構わない。誰か知事に「リオ五輪は諦めなさい」と引導を渡してもらえないでしょうか。


http://www.nikkei.com/article/DGXMZO03401530Z00C16A6000000/?dg=1



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/712.html

記事 [政治・選挙・NHK207] (舛添氏追及)公用車で巨人観戦「野球が五輪種目になるかも。スポーツ振興だ」

【舛添氏追及】公用車で巨人観戦「野球が五輪種目になるかも。スポーツ振興だ」

デイリースポーツ 6月13日(月)17時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160613-00000065-dal-ent

 高額出張費問題および公用車問題に端を発し、政治資金の私的流用疑惑が噴出している東京都の舛添要一知事に対する、東京都議会の集中審議(総務委員会)が13日午後に開かれた。

 3番手で質問に立った曽根はじめ都議(共産党)は、舛添氏が公用車を使って、家族同伴でプロ野球の巨人戦観戦に出かけた問題を追及。舛添氏は「(指摘されている)3回でなく2回だ」と認めたが、主催者でない団体から「知事として家族同伴で来て欲しいとお招きいただいた」と説明した。

 曽根都議は、プロ野球観戦がどう公務と言えるのかと追及すると、舛添氏は「野球が2020年のオリンピックの種目として加えられるかもしれない。文化政策、スポーツ振興のためだ」と釈明。しかし、招待者に関しては「政治家の信義として明かせない」と拒んだ。

 曽根都議は「都合が悪くなると、何でも相手のプライバシーか」と批判した。

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/713.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 気をつけよう、安倍のえげつない野党批判&安倍にはもれなく改憲がついて来る(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/24456765/
2016-06-14 06:51

 安倍首相(&自民党総裁)は、首相としての仕事はほとんどやらず。参院選の選挙活動のために全国を飛び回っている。(・・)

 しかも、「民進党にもれなく共産党がついてくる」「気を付けよう、甘い言葉と民進党」などとしょ〜もないフレーズを使って、野党共闘の批判を展開しているという。(-_-;)

 安倍総裁が特に力を入れて回っているのは、32の全ての選挙区で野党共闘が調った1人区、そして複数区でも野党候補が優勢と言われている選挙区だ。(@@)

 先月末の時点では、この参院選も自公が絶対的に優勢だと見られていて。安倍首相もそれを信じて、衆参同時選挙を実施するのは控えたのであるが。<公明党も大反対していたしね。>

 しかし、ここに来て、アベノミクスに期待が持てそうにないことを示すような経済状況が続いている上(円高株安、給料やボーナス上がらず。デフレ回帰(値下げ)ムードが広がっているなど)ニュースが多い上、自公推薦だった舛添都知事への批判が、特に自民党へのイメージダウンにもつながっているようなところがあって。官邸や党幹部は、自民への逆風(=野党への追い風)を感じて始めているようなのだ。(~_~;)

『共産党の小池晃書記局長も記者会見で「舛添知事を辞職に追い込んでいく」と強調。「首相も公明党の山口那津男代表も舛添氏と一緒に演説に立った。自民、公明両党の責任もしっかり追及していきたい」と指摘した上で、「参院選の大きな焦点になるのは間違いない」と訴えた。

 野党が「舛添問題ではなく安倍問題だ」(枝野幸男民進党幹事長)と攻勢を掛ける中、自民党側でも「舛添氏が分かりにくい説明をぐずぐず続ければ、参院選に影響がないとは言えない」(中堅議員)と危機感が高まりつつある。(時事通信16年6月13日)』
 
<東京は自民党が2人、公明1人当選を狙っていたが。自民2人めの朝日健太郎氏は(候補選定にも問題があると思うけど)、当選がやや厳しい状態だとか。また、前回の参院選では自民党が29勝した32ある一人区も、今回は野党候補がほぼ5分5分まで迫っているなんていう予測も出ていたりするです。(・o・)>

* * * * *

 そんな逆風に対する焦りもあるのかも知れない。^^;

 安倍首相は「人の批判はするな」と言われて育ったはずなのに、今年にはいって、国会でもネトウヨに近いような節操のない&えげつない野党批判を繰り返しているのだけど。
 哀しいことに、今回の参院選の街頭演説では、さらに「一国の首相として、みっともない&恥ずかしいと思わないのか」とお説教したくなるほどの野党批判、特に民共批判を展開している。(~_~;)

 でも、新聞はこのような安倍首相の暴言をちょこまかとは伝えてくれるものの、TVは全くと言っていいほど、国民が興ざめするかも知れないような安倍首相の発言を伝えようとはしない。^^;


『参院選 首相「人の批判はするなと育ったが今日は批判する」 民主党政権VS安倍政権

 安倍晋三首相(自民党総裁)は12日、夏の参院選(22日公示、7月10日投開票)を前に長野県塩尻市で街頭演説を行った。

 首相は、野党が批判するアベノミクスをめぐって「私は母親から『人の批判はするな』と言われて育ちました」と聴衆の笑いを誘うと、「しかし、今日は分かりやすいから批判させていただく」と語り、民主党政権時代の経済状況を皮肉った。

 首相は、民主党政権時代に雇用が10万人減ったことを指摘した上で、「私たちはそこから110万人増やした」とアベノミクスの成果をアピール。「アベノミクスは決して失敗していない」と訴えた。
 そして首相は「私たちがやるべきことは、この道をしっかりと、もっと力強く前に進んでいくことだ」と強調。「アベノミクスのギアを上げてエンジンをもっと力強く回していくことだ」と呼びかけた。(産経新聞16年6月12日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 安倍首相&仲間たちは、野党共闘に共産党が参加していることから、共産党自体や同党との選挙協力を批判すれば、国民が野党に投票しないと思っているようで。ひたすらその点をアピールしている。(@@)

『安倍首相が講演 「民進党にもれなく共産党がついてくる」

 安倍首相は「野党統一候補というものではなくて、共産党、民進党の統一候補。民進党には、もれなく共産党がついてくる」と述べた。
 安倍首相は11日、愛媛・松山市で講演し、アメリカのオバマ大統領の広島訪問や、北朝鮮の弾道ミサイル発射への対処などにふれ、「助け合う同盟は絆を強くした。日本の安全は、より確かなものとなった」と強調した。
 そのうえで、自衛隊解散を訴える共産党とともに、民進党が安全保障法制の廃止を訴えているとして、「日米同盟を根幹から揺るがし、絆と信頼を断ち切る」と述べ、民進、共産勢力に、力を与えないよう呼びかけた。(FNN16年6月11日)』

『「気を付けよう、甘い言葉と民進党」安倍首相“犯罪防止”標語で民共路線を批判

 「気を付けよう、甘い言葉と民進党」。安倍晋三首相は13日、参院選の応援遊説で、犯罪防止の標語をもじって民進党を“危険視”するような発言で「民共」路線を牽(けん)制(せい)した。

 首相は大分市内の演説で、民進党が自衛隊解消を党綱領に掲げる共産党と参院選で野党統一候補を擁立することを踏まえ、「統一候補といえば聞こえはいいが、だまされてはいけない。『気を付けよう、甘い言葉と民進党』だ。忘れてはならない」と述べた。

 聴衆を盛り上げたが、安倍政権打倒を掲げる民共勢力を意識し過ぎたのか、発言もやや前のめりになったようだ。岡田克也代表は都内で記者団に「まるで非合法政党みたいな扱いだ。極めて遺憾だ」と反論した。(産経新聞 16年6月13日)』<産経にまで、前のめりの批判を受けるとは。^^;>

『「気をつけよう。甘い言葉と民進党」。首相は13日、大分市内のホテルに集まった自民党立候補予定者の支持者約200人を前に声を張り上げた。昨年成立し今年3月に施行された安保関連法によって「日米同盟は絆を強くし、日本の守りや抑止力は確かなものになった」と強調。北朝鮮の弾道ミサイル発射にも日米で連携して対応できたことを訴えた。そのうえで安保関連法の廃止を求める民進、共産両党などを「無責任」と非難した。

 また、大分にも大きな被害が及んだ4月の熊本地震で自衛隊が救命救助や復旧活動に当たったことに言及。「その自衛隊の解散を綱領に書いているのが共産党だ」と訴えた。8日に始めた全国遊説で首相は日米安全保障条約破棄や自衛隊解散を訴えてきた共産党に触れたうえで、日米同盟を重視する民進党が共産党と選挙協力していることを「野合」と批判する演説を繰り返している。(毎日新聞16年6月13日)』

* * * * *

 この「気をつけよう。甘い言葉と民進党」という言葉や過度な共産党&野党共闘への批判には、岡田代表も呆れた様子。

『「首相、共産を非合法政党みたいな扱い」民進・岡田氏

 ■岡田克也・民進党代表 (安倍晋三首相が野党統一候補を、「実態は共産党と民進党の統一候補。気をつけよう、甘い言葉と民進党」と述べたことについて)総理大臣の言葉なのかと思ってしまいますね。
 なんて言うんでしょうか、共産党に対する、ご本人の非常に大嫌いだという気持ち、ご自身はお持ちなのかもしれませんが、わたくしは非常に公党に対して失礼だというふうに思います。ちょっと度が過ぎていますね、総理の言い方は。まるで(共産党は)非合法政党みたいな扱い方。わたくしは極めて遺憾だというふうに思っています。(13日、羽田空港で記者団に)<朝日新聞16年6月13日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 確かに共産党は、「自衛隊は違憲な存在」だと。また「日米安保条約は廃止すべき」だと主張しているのであるが。
 今回の選挙協力に当たっては、野党4党で「安保法案の廃止」などの共通政策は決めたものの、共産党幹部も言うように、「我々は野党共闘に日米安保条約廃棄や自衛隊解消は求めない」のである。(・・)

『首相の発言に対して、民進党の岡田克也代表は13日、東京都内で記者団に「共産党に対して失礼だ。まるで非合法政党みたいな扱いだ」と批判した。共産党の小池晃書記局長も記者会見で「共産党が付いていると怖がるだろうというお粗末な認識だ。時代遅れのレッテル貼りはやめた方がいい」と突き放した。

 今年2月に4党(当時は民主、維新など5党)は、安保関連法の廃止法案を共同提出し、安倍政権批判で歩調を合わせる。一方で党内に保守系議員を抱える民進党は「現実路線」も訴える。領域警備法案など3法案を対案として同月に提出した。個別的自衛権の範囲内で日本周辺の有事に備えるほか、安保関連法でなくした「周辺」の概念を復活させ、自衛隊の海外活動に歯止めを掛ける内容だ。また10日には岡田氏ら党幹部がケネディ駐日米大使と面会し、「(安保関連法の廃止は)昨年の法成立前に戻るだけだ。日米同盟は非常に重要だ」と伝えた。

 共産党も安保関連法廃止の一点共闘を強調しており、小池氏は「我々は野党共闘に日米安保条約廃棄や自衛隊解消は求めない」と民進党に配慮を示した。(

『民進党の岡田克也代表は「(安保関連法の廃止は)3月の施行前の状態に戻るだけだ。日米同盟が根底から崩れるというのは事実に反する」と反論。岡田氏ら民進党幹部は10日にケネディ駐日米大使と東京都内で面会し、こうした考えを伝えた。

 ただ、安保関連法を巡っては当時の民主党内で意見の取りまとめが難航した経緯がある。今年2月に4党(当時は民主、維新など5党)は安保関連法の廃止法案を共同提案。一方で、保守系議員を抱える民進党(当時は民主、維新)は同月、領域警備法案など3法案も対案として提出した。個別的自衛権の範囲内で日本周辺の有事に備えるほか、安保関連法でなくした「周辺」の概念を復活させ、自衛隊の海外活動に歯止めを掛ける「現実路線」を訴えてきた。

 また、共産党の小池晃書記局長は13日の記者会見で「我々は野党共闘に日米安保条約廃棄や自衛隊解消は求めない」として安保関連法廃止の一点で共闘する考えを強調。首相発言を「共産党が付いていると怖がるだろうというお粗末な認識だ。時代遅れのレッテル貼りはやめた方がいい」と批判した。(毎日新聞16年6月13日)』

* * * * *

 それに、今回は参院選のみなので、政権を担当する政党を決める選挙ではない。(**)

 もし自民党が07年の安倍政権の時のように参院選で大惨敗したとしても、自民党&公明党が政権与党を続けることに変わりはない。ただ参院で野党多数のねじれ状態になるか、または限りなくねぎれに近い状態になるだけだ。(・・)

 でも、そうなれば、安倍自民党の一強多弱状態を崩して、安倍内閣が勝手に国や国民にとって重要なことを閣議決定だけで勝手に決めたり、自公が好きなように国会運営&法案成立をしたりすることを防ぐ・・・つまりは安倍政権の暴走を阻止することができるのである。<さらに惨敗すれば、安倍総裁の責任が問われる可能性も出て来る)
 
 しかも、この件は近日中に取り上げる予定なのだが。安倍自民党は今回の参院選は「経済政策(アベノミクス)が最大の争点だ」と主張し、安倍首相はあえて憲法改正に触れないにしているのだけど。(もし改憲を前面に出すと、公明党支持者(特に学会の婦人部?)が造反するおそれがあるらしい。)。でも、安倍首相&自民党が、早期の憲法改正を目指していることは明らかなわけで・・・。

 今、日本がこのまま安保でも経済でもアブナイ方向に進んで行くのかを決める大きな岐路を迎えているだけに、今回の参院選は、本当に大事な大事な選挙だし。どうか多くの有権者が参院選に関心を持って、投票率もアップさせて欲しいと。切に願っているmewなのだった。(@@)

  THANKS


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/714.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添三昧で参議院選挙の争点隠しをするマスメディア。(日々雑感)
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-5505.html
2016/06/14 05:20

<東京都の舛添要一知事の公私混同問題で13日、都議会総務委員会の集中審議が行われた。世論の批判の高まりを受け、公明が集中審議で「辞職すべきだ」と迫ったほか、自民は辞職要求する方向に傾き、知事与党内で辞職論が強まりつつある。野党3会派は14日に不信任案を提出する予定。舛添氏は集中審議で進退について、今夏のリオデジャネイロ五輪・パラリンピック終了までの「猶予」を求めたが、15日の議会定例会閉会に向け事態は緊迫してきた。

 集中審議で都議会自民党は「今後も真実の解明を行っていく」と追及の手を緩めない姿勢を示した。関係者によると、都議会自民党幹部は集中審議後、「これ以上、知事を続けていくのは難しい」との見方を示した。一方、都議会公明党の長橋桂一幹事長は集中審議後、「不信任も十分に検討していく」と踏み込んだ>(以上「毎日新聞」より引用)


 公私混同を平然と行っていた舛添氏は都知事辞任は時間の問題だろう。しかし、マスメディアがこれほど騒ぐほどの問題だろうか。粛々と都議会が追求するだけで良いだけの話ではないだろうか。

 それよりもこの国の未来を決める「立憲主義」を揺るがす安倍自公政権の解釈改憲こそが大問題で、告示日が迫った参議院選挙で国民が真摯に考えるべきことだ。舛添氏に関して紙面を割き、テレビ放映時間を割くよりも「戦争法」の大義について賛成・反対論者の意見を連日流す方が日本の未来にとってどれほど大事だろうか。

 舛添氏問題はザル法の政治資金規正法と公職選挙法を抜本改正しない限り、今後ともこうした似たような不心得者が似たような問題を引き起こすだろう。何よりも「必要だ」ということで潤沢に支給される政党助成金や議員歳費はいかがなものだろうか。

 確かに政治にカネは必要かもしれないが、それは贅沢三昧をするためのものではない。国会議員や都道府県知事になったことで何か勘違いしてはいないだろうか。選挙で当選しても任期の間だけ、あくまでも国民に奉仕するために国民から権利を付与されているに過ぎない。

 TPPは米国のみならず、参加国の多数で批准されない可能性が出てきた。参加国の多くの国民が非関税障壁が内政干渉まで行う条項を内包していることに危機感を覚えているようだ。

 ただ特定秘密保護法やマイナンバー制度など、安倍自公政権により日本は大きく戦前への道を歩みだしている。それを参議院選挙前に報道しない理由として舛添氏の公私混同問題を連日延々と報じ続けているとしたら、国民はマスメディアによる争点隠しを批判すべきだ。安倍自公政権がこの三年有余の間に一体何をしてきたか、国民は冷静に思い返すべきだ。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/715.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 都有地への韓国人学校誘致「地元の理解なく進めぬ」と断言 都市外交には「外務大臣のまねごとしたかっただけでは」と批判も
2016.6.13 16:20更新

【舛添知事追及・集中審議(3)】

都有地への韓国人学校誘致「地元の理解なく進めぬ」と断言 都市外交には「外務大臣のまねごとしたかっただけでは」と批判も
http://www.sankei.com/affairs/news/160613/afr1606130022-n1.html

 《東京都の舛添要一知事の政治資金「公私混同」疑惑をめぐる東京都議会総務委員会の集中審議は、鈴木隆道委員(自民)の質問が続いている。鈴木氏は繰り返し舛添氏の知事としての資質を問い、「自らの言葉で正直に答えてほしい」と訴え、議場からは「しっかり答えろよ!」などのやじが飛んでいる》

 《質問は、都市間外交や韓国人学校の都有地の貸し出し問題にも及んだ。舛添氏は、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領からの依頼に従い、保育所不足に悩む新宿区の都有地を韓国人学校の増設用地として貸し出す方針を打ち出している》

 鈴木氏「われわれも都市間の友好を否定するものではありません。ただ、地方自治体のトップが行うべきは企業の誘致など地域に密着した課題のはずあり、外交の補完まで都民が知事に求めているでしょうか。多額の出張を繰り返し、友好交流の枠を超え、外交に成果を残したと胸を張る知事の言葉に違和感を禁じ得ません。知事、あなたは外務大臣のまねごとをしたかっただけではありませんか。外交は国益を損なうこともあります。まねごとのような姿勢で政府の専権事項に口を挟むことは慎むべきと考えます。さらには都有地への韓国人学校の誘致の問題です。この問題においても知事の偏りがあらわれていると思います。地元への説明は十分つくされ、理解は得られているのでしょうか。このような状態で学校が完成しても、皆が祝福するでしょうか。都有地の活用策について、都民の声に十分耳を傾け、地元の理解なくして事業を進めることはないと約束すべきと考えますが、お答えを求めます」

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/716.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 口撃するほど票が逃げる 安倍首相の“反共”ネガキャン演説(日刊ゲンダイ)


口撃するほど票が逃げる 安倍首相の“反共”ネガキャン演説
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183415
2016年6月14日 日刊ゲンダイ



政策論争はどうした…(C)日刊ゲンダイ


「民進党には、もれなく共産党がついてくる」─―。安倍首相が参院選の全国遊説で「野合批判」を強めている。とりわけ目立つのは共産党に対する“口撃”だ。安倍首相は国会質疑でいつも共産議員にコテンパンにやり込められている。だから「共産憎し」に力が入るのだろう。とはいえ、総理大臣であり、かつ巨大与党の党首が、選挙演説で少数野党を繰り返し批判するなんて前代未聞だ。

「また共産批判だよ。ウンザリだね」

 12日、長野・飯田市で行われた安倍首相の街頭演説。「共産や民進の無責任な勢力に託すのか」と叫ぶ姿に市民のひとりは呆れた表情でつぶやいた。

 安倍首相の演説パターンはこうだ。最初に候補者を紹介した後、アベノミクスの“果実”とかいうインチキ数字を並べ立て、最後は野合批判で締めくくる。決まって批判の矛先は共産だ。

 そもそも安倍自民は、選挙前から共産を異様に“敵視”してきた。「野党共闘」の動きが現実味を帯びてきた3月、安倍政権は「共産党は破防法対象」なんて仰天の政府答弁書を閣議決定。公党をテロ組織扱いするなんて、マトモな政府の対応じゃないが、呼応するように自民も「民共合作」のビラを作製し、共産へのネガキャンを展開してきた。安倍首相の頭の中には、一昔前の有権者の共産アレルギーの印象が強く残っているのだろう。それで調子に乗ってネガキャン“口撃”を続けているワケだが、効果は全く期待できない。

「野党で今、最も勢いのあるのが共産です。昨年の統一地方選では、県議がいなかった7県すべてで議席を獲得し、党史上初めて全国都道府県議会に議員が誕生しました。昨年1年間で、共産の地方議員は146議席も増え、議席占有率は8%強と過去最高です。参院選で野党統一候補の動きが加速したのも、共産が早々に独自候補擁立を見送るなどしたため。有権者はちゃんと理解していますよ。若い世代なんて、アレルギーどころかシンパシーを感じている人の方が多いくらいです」(野党クラブ担当記者)

 ジャーリストの横田一氏がこう言う。

「4月末の衆院北海道5区の補選でも、与党は今と同じような共産ネガキャン“口撃”をしていました。しかし、結果は野党が票を伸ばし、ほとんど影響はありませんでした。参院選も同じだと思います。安倍首相が共産批判ばかりするのは、政策論争で勝つ自信がないからでしょう」

 安倍自民が共産批判に使う「民共合作」の造語は、戦前の国民党と中国共産党が大日本帝国に対抗して結成した「国共合作」を真似たのだろうが、大日本帝国はその後、敗北した。安倍政権も同じ運命をたどる可能性は大だ。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/717.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 次の都知事に櫻井翔の父浮上 本人も首を縦に振るとの見込み
次の都知事に櫻井翔の父浮上 本人も首を縦に振るとの見込み

2016.06.14 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20160614_420521.html

 政治資金の公私混同問題で“第三者”の検証が火に油を注ぎ、都議会では舛添要一・知事への厳しい追及が続く。舛添氏の辞任は不可避とみて「次の都知事」を巡る情報が錯綜する中で、思いがけないシナリオが検討されているという。

 前回の都知事選で推薦を出した自民党都連の議員からも、「あまりにセコい。セコすぎる」と問い詰められ、さらなる追及のための集中審議開催も決まった。崖っぷちに立たされる舛添氏だが、自民党都連関係者は「6月中に辞任する可能性は低い」と説明する。

「後任探しが難航している。自公で推薦を出すには、野党候補に知名度で負けず、スキャンダルと無縁の人間でなければいけない。猪瀬(直樹・前都知事)、舛添と2人続けて醜聞辞任が続くから、手を挙げる人も少ない。

 いずれにせよ7月10日の参院選前に辞められると選挙にマイナスなので、舛添氏には8月のリオ五輪閉会式出席を花道に辞めてもらうのが一番だ。それまでに後釜を決める」

 そうした中で永田町・霞が関で浮上しているのが、総務省の事務方トップである桜井俊・次官をポスト舛添に担ごうとする動きだ。

 桜井氏は1977年に東京大学法学部卒業後、旧郵政省に入省。総合通信基盤局長、総務審議官(郵政・通信担当)などを経て昨年、事務次官に就任した。

 桜井氏の次官就任は、普通なら霞が関人事を取り上げないワイドショーでも大きく紹介された。桜井氏がジャニーズ所属の人気アイドルグループ「嵐」のメンバー・櫻井翔の父親だからである。女性週刊誌でも「翔くんのパパ」として何度も取り上げられ、女性も含めた知名度は霞が関ナンバーワンといっていい。

 その桜井氏の名前が、なぜ次期都知事候補として挙がっているのか。

「金銭スキャンダルで見苦しい言い訳をする知事が続き、都民には“次は派手さはなくていいから、地道に政策に取り組んでくれる人がいい”という心理が生まれている。その意味で、次の都知事選では官僚出身という経歴が有利に働く。だから関係者の間で、霞が関官僚でとくに知名度が高い桜井氏の名前が挙がり、自治事務次官から都知事に転じた鈴木俊一氏のような安定した都政運営が期待されているのでしょう。

 息子の櫻井翔も人気タレントというだけでなく、慶應義塾大学経済学部卒で日テレの『NEWS ZERO』でキャスターを務めるなど、知的で真面目なイメージがあるからプラスにはたらく」(政治評論家・小林吉弥氏)

 しかも、「8月舛添辞任」ならタイミングはぴったりだ。安倍政権は6月に入って、霞が関の各省庁の幹部人事を固めているが、「桜井氏の後任も佐藤文俊・総務審議官に決まった。今月中には桜井氏が退任の運びとなる」(大手紙政治部記者)という状況だ。

“桜井出馬情報”が関係者にリアリティを持って受け止められているのは、「桜井氏は現職官僚の中でも安倍官邸とのパイプが太い」(前出・小林氏)というポイントもある。

 とくに内閣の実力者である菅義偉・官房長官の評価が高いとされる。

「菅氏は官邸に新設した内閣人事局を通じて、霞が関の各省幹部の事実上の人事権を掌握しているが、とくに第一次安倍政権(2006〜2007年)で大臣を務めた総務省は“菅カラー”が強い役所。菅氏の覚えがめでたくなければ、桜井氏が次官になれるはずがない。

 また、桜井氏は総務省の中でもとくに通信行政の畑を歩んできており、NTT出身の世耕弘成・官房副長官もその手腕を評価していた」(前出・大手紙記者)

 総務省にとっても「OBからの都知事」は悲願だ。

 戦前の官選知事制度(※)のもとでは、旧内務省出身者が首都・東京の首長ポストを牛耳ってきた。戦後も総務省の前身・自治省出身の鈴木氏が4期(1979〜1995年)にわたって都知事を務めている。「桜井次官は旧郵政省入省組だが、ポスト舛添の椅子に座れるとなれば、省をあげての悲願達成であることに変わりはない」(総務省中堅官僚)という。

【※官選知事制度/都道府県知事を選挙ではなく、国や省庁の任命によって決めていた制度。旧内務省の地方行政部門の官僚が各地の知事になる仕組みが1947年の地方自治法施行まで続いていた】

 総務省大臣官房秘書課は、「まだ(次官を)退任することも発表されていません」と答えるのみだが、エリート官僚としての評価に加え、自公の組織票、そして“息子の知名度”が加われば、「当選圏に届くのは間違いない。本人もクビを縦に振るはずだ」(前出・総務省中堅官僚)とみられている。

※週刊ポスト2016年6月24日号
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/718.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 万策尽きた日銀 決定会合で“参院選向けサプライズ”あるか(日刊ゲンダイ)
           4月は「現状維持」だった(C)日刊ゲンダイ


万策尽きた日銀 決定会合で“参院選向けサプライズ”あるか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183416
2016年6月14日 日刊ゲンダイ


 安倍政権の応援団と化している日銀の金融政策決定会合が15、16日に開かれる。黒田総裁が悪評フンプンのマイナス金利を導入してから3回目だ。

 三菱東京UFJ銀行は国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー)の資格返上に動き始め、長期金利は過去最低のマイナス0.155%まで下げた。アベクロの経済政策にノーを突きつけられたままでは、参院選は戦えない。サプライズはあるのか、ないのか。ついに「黒田バズーカ4」を放つのか。

 経済評論家の斎藤満氏はこう言う。

「結論から言えば、日銀はまったく動けないでしょう。安倍政権を後方支援したくても、万策尽きている。マイナス金利は業界が猛反発しているし、国民も戸惑っている。銀行株が下落傾向にあるなど、副作用が出ていますから、マイナス金利の深掘りはできません。国債の買い増しも厳しい。購入量は年80兆円に達していて、総発行額の3分の1を占めている。市場に歪みを生じかねません」

 ETF(上場投資信託)の購入拡大をやれば、株価は上がる。しかし、選挙対策とはいえ露骨すぎるために見送られる公算だ。

「株価が上がっても物価は上昇しないし、景気も回復しない。異次元緩和から3年余りですが、効果はまったく出ていない。消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く)は2カ月連続マイナスでした。さすがのアベクロも金融政策の限界に気づき、財政政策へのシフトを図っています。秋の臨時国会で第2次補正予算を組み、赤字国債を買い増しする形で日銀が引き受けるシナリオ。ヘリコプターマネーの始まりです」(前出の斎藤満氏)

 日銀を引受先にした国債をじゃんじゃん刷って、日本中にカネをバラまこうというのだ。そんなことをすれば、いずれ国債は暴落し、日本企業の株価にも影響する。安倍首相にも黒田総裁にも退場願わないと、本当に取り返しがつかなくなる。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/719.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 参院選、衝撃の「全議席当落予想」と見所ぜんぶ教えます!東京選挙区トップは蓮舫、自民は沖縄を捨てた…? 一覧表付き


参院選、衝撃の「全議席当落予想」と見所ぜんぶ教えます!東京選挙区トップは蓮舫、自民は沖縄を捨てた…?【一覧表付き】
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48874
2016年06月14日(火) 週刊現代


島尻沖縄担当相、松田公太が落ちる。渡辺喜美、田中康夫、今井絵理子、朝日健太郎も黄色信号?


■東京の「6人目」がカギ


自民党幹部議員が言う。


「東京選挙区は、過去まれに見る混戦です。これまでの5人から6人に枠が増え、各政党が独自候補を次々投入している。


乙武(洋匡)さんが自民党から出られなかったので、トップは民進党の蓮舫で堅いでしょう。自民現職の中川雅治は、都連が全面支援しているので大丈夫。あとは公明の竹谷とし子。共産の山添拓も、最近は党勢が伸びているから、当選する可能性が出ている。残りの2枠を、自民党の2人目、おおさか維新、弁護士の小林節さんが作った政治団体『国民怒りの声』などで争う構図になる。


現在、おおさか維新は元長野県知事で作家の田中康夫さんを擁立するという話になっています。もし彼が出れば、知名度では圧倒的ですが、東京でどれくらい票が取れるか未知数ですね。


ウチ(自民)の2人目の候補者は複数の女子アナ、元サッカー女子日本代表キャプテンの澤穂希さんなどに声をかけて断られ、迷走の末に元ビーチバレー選手の朝日健太郎に決まったと言われていますが、都連幹部は『もう組織は全部中川に付けている。面倒見るのは厳しい』『ポスター貼りくらいなら手伝う』と投げやりなことを言っています」


その他には、元女優で現在は「ナチュラリスト」として活動している高樹沙耶氏が新党改革から出馬を表明しているが、「メインの政策が『医療大麻解禁』ということもあって、ちょっと厳しいのでは」(前出・自民党幹部議員)。


元みんなの党で、現在「日本を元気にする会」代表の松田公太氏は、所属政党をいまだ検討中とのことだが、無所属で出馬する可能性も小さくない。有名候補の多くがひしめき合う東京選挙区は、やはり参院選最大の見どころになるだろう。


自民党が独自に行っている選挙予測によれば、「全国に32ある1人区は、『(自民党の)18勝14敗』が最低ライン。最終的には、全国で最悪でも55議席は取れると見ている」(自民党中堅議員)。


ただ、本誌の予測では、自民党の議席数は思ったほどの伸びを見せなかった。後述する野党統一候補や、有名候補者の苦戦で、現有の116議席をわずかに超えるに留まるだろう。「自公で過半数」という低すぎるハードルはクリアできるが、現状維持で、「圧勝」とは言い難い。


他ならぬ「自公の兼ね合い」で波乱が予想される選挙区もある。改選定数3の埼玉・兵庫選挙区、そして改選定数4の愛知選挙区だ。前出の自民党中堅議員が言う。


「埼玉と兵庫は、以前から公明党候補の苦戦が予想されている重点選挙区で、自公の県連が揉めている。下手すると、共倒れになるかもしれません。


特に兵庫は、前回('13年)自民党とおおさか維新が2枠を分け合っていたのが3枠に増えた。実は、一番強いのはおおさか維新の片山大介。彼は片山虎之助(おおさか維新の会共同代表)の次男ですし、関西では維新というだけで勝てますから。つまり、残りの2枠を自民・公明・民進・共産で争うわけです。これで民進と共産の共闘なんてことになれば、自公のデスマッチになってしまう。


愛知では、1位が自民、2位・3位が民進。残り1枠が共産か公明ですが、『愛知には与党議員を2人作らなければならない』ということで、(自民)党本部から『衆院の各小選挙区から公明党候補に1万票ずつ分けろ』という指示が下りました。


これに地元の支持者から『なんで公明党に入れなきゃならないんだ』と批判が出ているんです。『今公明を支援することが、次の衆院選で役立ちますから』と説得しています。自民党の広報誌にも、公明党候補者の実績を載せて配っている」


■SPEEDだけど失速


自民党が半ば「諦めている」という特殊な選挙区—それが沖縄である。


沖縄では、自民党が圧勝をおさめた一昨年末の衆院選でも、4つの小選挙区すべてで野党候補が勝利。今回の参院選では、現職の島尻安伊子・沖縄北方領土担当相の苦戦が予想されている。


「4月に起きた米軍関係者による女性強姦殺人事件の影響で、一気に暗雲が垂れ込めている。島尻さんは不安になって、いきなり『日米地位協定の改定を要求しなければならない』と反米感情にアピールし始めましたが、こればかりは付け焼き刃ではどうにもできない。安倍総理は『沖縄は捨てている』とも聞きます」(前出・自民党幹部議員)


沖縄出身の元SPEEDボーカル・今井絵理子も、比例区の候補ではあるが、「福祉の充実を公約にしているのに、そもそも自民党から出たことに失望した」と、リベラルな県民の視線は冷たい。それに加えて、沖縄自民党では「選挙区は島尻、比例は公明」という取り決めも交わされているらしい。知名度だけで楽々当選、とはいかないようだ。


当初は全国32の1人区のうち、25選挙区ほどで成立するとみられていた民進・共産などの野党統一候補擁立は、予想を超えて全32選挙区で実現した。中には、野党候補が自民党候補を脅かすところも出てきている。


「長野では元TBSキャスターの杉尾秀哉(民進党)が善戦しています。彼は兵庫の出身ですが、もともと知名度はきわめて高いですし、記者時代に長野が地盤の羽田孜元総理の番記者だった関係で、地元組織もしっかりしている。千葉では猪口邦子と新人の弁護士(元榮太一郎氏)が自民党同士で票を食い合ってしまう懸念があり、調整が難航しています」(前出と別の自民党中堅議員)


一方、紆余曲折を経て全国比例から神奈川選挙区に鞍替えが成った三原じゅん子は、早くも「安泰」との見方が大勢だ。


「国会議員は同じく神奈川から無所属・自民推薦で出る中西(健治)さんの応援に付いているので、三原さん本人は『どうして私には応援がいないの?』と少し不安がっていますが、県連はちゃんとついているし、マジメに街頭に立つ姿も評判なので、大丈夫でしょう」(同・自民党中堅議員)


比例区でも、注目候補が出馬を決めている。


一昨年に「8億円の借入金問題」が明るみに出て以降、みんなの党の崩壊、衆院選落選、妻との不和など、いいことのなかった渡辺喜美氏。おおさか維新の会から出馬を表明して、すっかり「政界復帰」したつもりでいるようだが、そうは問屋が卸さない。全国紙政治部デスクが解説する。


「『おおさか維新は、やっぱり橋下徹(前大阪市長)がいないとどうにもならない』『少しでも有名人が必要だ』と、松井一郎(党代表)氏も気づいた。しかも維新内部では、下地幹郎政調会長が選挙に乗じて勢力拡大を図っている。下地氏が、喜美氏や田中康夫氏を引っ張ってきたわけです。


当初は喜美氏を東京選挙区で出すということでしたが、彼は地元の栃木では地盤があっても、東京ではおぼつかない。そこで2人目の有名人として、田中氏を誘った。要するに、維新の幹部も『喜美氏一人では票が取れない』と見ている」


もう一人、動静が注目されるのが「ヤワラちゃん」こと谷亮子氏。彼女は生活の党所属だが、同党代表の小沢一郎氏が「野党統一名簿構想」を諦めていないために、いまだにどの党から出馬できるか分かっていない。


「宙ぶらりんの『最後の大物』です。本人も『名簿ができれば……』と言っていますが、民進党が参加を渋って事実上頓挫してしまった。自民党が一度は入党を誘ったものの、橋本聖子(参院議員、元スピードスケート選手)さんが彼女をライバル視して、移籍話を潰したらしい」(元生活の党議員)


比例ではその他、前述した小林節氏の政治団体「国民怒りの声」から、俳優の宝田明氏の出馬も囁かれている。


■そして「抜き打ち解散」へ


本誌の予測では、今回の参院選で、自民党は51議席を獲得するとみられる。単独過半数にはわずかに届かないが、それでも公明党と合わせて140議席に達する数字だ。


「憲法改正」の発議要件である全242議席の3分の2、つまり162議席までは残り20議席強。かねて憲法改正に賛意を示しているおおさか維新の会を合わせると、150議席を超えるのはそう難しくない。


残り10議席をどうするか—前出の自民党幹部議員によれば、「策はある」という。


「むしろ、『与党+維新だけでは3分の2に少し足りない』くらいの結果がちょうどいい。民進党内部にも、憲法改正に賛成している議員が少なくないことは周知の事実です。『憲法改正の是非』を軸に論戦を挑めば、ただでさえバラバラな民進党は容易く割れるでしょう」


世間では、「与党が参院で3分の2を取るなんて、到底ムリだ」という見方が今は大勢だ。しかし、そもそも「3分の2の賛成が得られればいい」のである。賛成する議員が与党か野党かは、憲法改正の実現には関係がないということを、多くの国民が忘れている。


「秋には最大10兆円の超大型補正予算も組まれる予定です。しかも9月の臨時国会で、安倍総理は消費税増税見送り法案とともに憲法改正を提起する可能性がある。そうなれば、『憲法改正の是非について、国民に信を問う』として解散総選挙に踏み切る。安倍総理にとって、圧勝が見込める2回目の『年末解散』です」(前出・自民党幹部議員)


増税延期によって、安倍総理を縛る枷は外れた。政権と野党の、真の「勝負の時」が来るのは、まだこれからだ。







http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/720.html

記事 [政治・選挙・NHK207] アベノミクスは“危険水域”、政権にやり遂げる意思はあるか(ダイヤモンド・オンライン)
アベノミクスは“危険水域”、政権にやり遂げる意思はあるか
http://diamond.jp/articles/-/92971
2016年6月14日 安東泰志 [ニューホライズン キャピタル 取締役会長兼社長] ダイヤモンド・オンライン



Photo:首相官邸HP


 安倍首相は、G7サミットの後、来年4月に予定されていた消費税増税の延期を表明すると共に、一部で囁かれていた衆参同日選を否定した。これにより、安倍政権は、6月22日に公示され、7月10日に投開票される参議院選挙で国民の信を問うことになる。そこで、これまでの安倍政権の経済政策に的を絞り、その成果と課題を考えてみたい。


■幾つかの大きな変遷を経ている
 安倍政権の経済政策


 第二次安倍内閣は2012年12月に発足した。それから約3年半、安倍政権の経済政策は幾つかの大きな変遷を経て今に至っている。まずはそれをおさらいしておきたい。


◆表1:アベノミクス推移


 表1は、政権発足以来の金融・財政・成長戦略を大くくりにまとめたものだ。安倍首相は、いわゆる「3本の矢」として「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」を掲げ、デフレ脱却を目指すとしていた。


 そこで、発足早々の13年1月に「日本経済再生に向けた緊急経済対策」として約20兆円の財政出動を決め、13年4月には、就任早々の黒田総裁の下で日銀がいわゆる「異次元緩和」に乗り出した。一方、初めに打ち出された成長戦略は13年6月に発表された「日本再興戦略」であった。


 これらのうち、財政出動と量的緩和はインパクトが大きく、13年前半のGDPを押し上げ(図表1)、外国為替相場は政権発足前の80円台から徐々に円安に向かい、日銀の量的緩和後には一気に1ドル=100円を突破する(図3)。14年4月からの消費税の3%引き上げに備えて政府は様々な経済対策を打つが、13年12月には再び19兆円近い財政出動を行っている。


◆図表1:実質GDP推移

出所:住友商事グローバルリサーチ、2016年5月12日


◆図表2:円相場と株式市場

出所:住友商事グローバルリサーチ、2016年5月12日


 消費税増税前の駆け込み需要とこの経済対策が相俟って、13年末から14年3月までの個人消費、そしてGDPは大きく伸びたが、14年4月以降、その反動減が発生しマイナス成長に陥る(図表1・2)。それに対し、公表以来今一つ評判が悪かった「日本再興戦略」の改訂版として「日本再興戦略2014」が14年6月に公表され、コーポレートガバナンス改革や公的・準公的資金の活用戦略などが織り込まれた。


 そして14年10月には日銀が国債買い入れ額を増額するなどの「サプライズ緩和」に踏み切り、外国為替市場では、翌15年、一気に1ドル=120円まで円安が進んだ(図表2)。それから間もなく安倍首相は15年10月に予定されていた消費税増税を17年4月まで延期するとし、それについて国民に信を問うとして衆議院の解散・総選挙を行った。


■為替が円高に振れた以降
 株価も冴えない相場が続く


 ところで、図表2で明らかなように、為替相場と株価にはかなり相関がある。日銀のサプライズ緩和・衆議院選挙の後、1ドル=125円近辺まで円安になる局面で、日経平均株価は2万円を超えることになる。


 しかし、その後世界経済情勢の不安などによるリスクオフで為替相場が円高に振れた今年に入ってから、株価も一時1万5000円近辺まで売り込まれ、現在も冴えない相場が続いている。


 そんな中、15年秋、安倍首相は「新・3本の矢」としてGDP600兆円、出生率1.8、介護離職ゼロを掲げ、アベノミクスの第2ステージを宣言した。しかしその間も消費支出は回復せず(図表3)、GDPの伸び率も極めて低い状態となった(図表1)。先述のように円高に伴い株価も低迷し、手詰まり状態の中、今年2月に遂に日銀はマイナス金利の導入に踏み切ったが、かえって円高に振れ、株価へのインパクトも小さかった。そして今月、安倍首相は、来年4月に予定されていた消費税の増税を延期すると発表し、現在に至っている。


◆図表3:個人消費の推移

出所:住友商事グローバルリサーチ、2016年5月12日


■「ヘリコプターマネー」の領域に入った!?
 財政・金融政策の実情


 日銀の黒田総裁は13年4月の異次元緩和で国債を年間50兆円買い入れるとし、14年10月のサプライズ緩和ではこれを80兆円に増額した。今や日銀の国債購入額は330兆円を超えており、国債発行額の3分の1に達している。異次元緩和が始まった当初は、市中銀行が持つ日銀当座預金の増加を通して、マネタリーベース(日銀が金融部門を含めた経済全体に供給する通貨量)を拡大すれば銀行融資等が伸びてマネーストック(金融部門から経済全体に供給される通貨量)も伸びるという、いわば古典的な経済理論に則って金融政策が行われていたものと思われる。


 しかし、実際には、この両者の相関は、全くないとまでは言えないものの、非常に弱かったことがわかっている。すなわち、どんなに日銀が銀行から国債を買って日銀当座預金を増やしても、実体経済にはさほど回らなかったということだ。結果的にGDPは期待したほど伸びず、当初「2年で2%」と宣言していた物価上昇の目標も、4年目を迎える現在も1%に満たず、仮に食料品やエネルギー価格の影響を除いたベースでも1%程度にとどまっている。


 日銀は半ば追い込まれるような形で2月にマイナス金利を導入したものの、そもそも量的緩和とマイナス金利は相性が悪く、このこと自体が量的緩和の失敗を認めたようなものだ。昨今は、日銀が引き受ける償還期限のない国債で財政拡大をする、いわゆる「ヘリコプターマネー」の可能性まで議論されているが、連載第68回「物価を上げるのは国民さえ同意すれば、じつは簡単だ」で詳述したように、これはハイパーインフレーションの可能性について、国民の理解がないままに進めてはならないことであり、危険な賭けになる。


 しかし、実際、財政に余裕がない中、安倍首相は消費税の増税を先送りし、かつ、補正予算を組むとしており、これらが実態的に日銀引き受けによる国債で賄われるのであれば、すでに、ほぼヘリコプターマネーの領域に入ってしまっていることになる。


■銀行収益を圧迫する
 マイナス金利政策


 マイナス金利政策はイールドカーブのフラット化(長短金利差の縮小)を通して銀行収益を圧迫している。すなわち、銀行の資金調達は短期であり、それを長期運用することで通常は長短金利差の利鞘(スプレッド)を取っているのだが、そのスプレッドが取れなくなっている。


 そして、銀行の融資金利は、調達コストに、貸し倒れリスクに見合う信用スプレッドを上乗せしているのだが、景気が低迷する中、これ以上融資を増やそうとすると、信用力が低い企業への融資が増える結果、貸し倒れリスクを信用スプレッドでカバーできなくなる恐れもある。すなわち、マイナス金利政策は、全体として銀行収益を圧迫することになるばかりか、民間企業への資金還流が進むとは限らない。


■安易に決められた感がある
 今般の消費税増税の延期


 財政規律の問題も深刻だ。日銀の金融政策により、市中金利は極めて低く抑えられている。そのため、現在、政府は低コストで大量の資金を調達することが可能になっている。そのような状況であるため、政府には、常に、先述のような「ヘリコプターマネー政策」を取る誘惑がある。


 実際、過去数年間の経済成長を見ると、実際には大きな財政出動があったアベノミクス前半に高いGDP成長が実現していることからも、今後も消費税増税凍結や財政出動の要請などがなされるだろう。現に、後述するように、今回の自民党の参議院選挙の公約では、低金利を利用した財政拡大が正面から謳われている。


 しかし、今のような状況で財政を拡大していけば、仮に将来日銀が現在の量的緩和政策を転換しようとしたとたんに金利が跳ね上がり、日銀のみならず民間金融機関の財務も大幅に毀損する恐れがある。国の財政も破綻しかねない。例えば、金利が年3%上がったと仮定すると、約1000兆円もある国の借金の利払いは毎年30兆円も増える。


 もちろん、これは現在の国債が借り換えられるたびに実現するので、すぐに発生するコストではないかもしれないが、仮に30兆円もの追加財政支出を要するとなれば国の財政が持続可能なはずがない。


 今般の消費税増税延期も安易に決められた感がある。そもそも、低迷する消費を喚起するためには、国民の将来不安を減らした方がいいという考え方もあるはずだ。


 消費税の増税延期で2兆円台の税収が失われる一方、それによって消費が伸びて経済成長して得られる税収は恐らく減収となる消費税分を埋められないのではないだろうか。2020年までにプライマリーバランスを黒字化するという目標は遠くなるばかりだ。


■総花的でインパクトに欠けた
 「第3の矢」の成長戦略


 政権発足から半年で公表された「第3の矢」である成長戦略は、デマンドサイドを意識したと思われる総花的なものでインパクトに欠けていた。潜在成長率を高めるためには、よりサプライサイドに焦点を当てる必要がある。それは2014年の成長戦略の改定で構造改革、特に産業の新陳代謝のためにコーポレートガバナンスの向上やベンチャー支援などが明確に掲げられ、また法人税改革などが出てくるまでよく見えていなかった。


 筆者は、それらを貫徹することがまさに成長戦略だと考えていたが、昨年6月の改定では、地方創生やローカルアベノミクスなどが掲げられ、焦点がボケはじめた。さらに、その直後の9月には、従来の3本の矢ではなく、「一億総活躍」を謳い、GDP600兆円・出生率1.8・介護離職ゼロという新・3本の矢を打ち出してくるなど、そもそもアベノミクスがどこに向かっているのかよく見えなくなっている。しかも、「一億総活躍関連予算」として、低所得の年金生活者への一律3万円のバラマキを行なうなど、施策の効果に結びつかないであろうものまで紛れている始末だった。


 政府は、産業競争力会議で成長戦略をフォローアップしてはいるが、これまで成長戦略が乱立していたため、そのKPI(成果目標)だけで136項目もある。実は、政府はこれらのうち60項目近くを「達成しつつある」と評価している。しかし実際には、就業率などの雇用関連指標のように、景気循環によって短期的に達成されている例もあり、必ずしも恒常的な成果に結びついていないものもある。


■既に危険水域に入りつつある
 日本の金融・財政政策


 6月3日、自民党は参議院選挙に向けた公約を発表した。今回の公約は「アベノミクスのエンジンを最大限にふかすことでデフレからの脱出速度を更に上げる」と強調し、名目国内総生産(GDP)を戦後最大の600兆円に押し上げると明記。


 具体策として、「低金利を生かした」財政投融資で、リニア中央新幹線の大阪開業前倒しや整備新幹線の建設推進など、今後5年で官民あわせ30兆円規模の事業を確保するとした。また、最低賃金1000円、同一労働同一賃金の実現、保育の受け皿を50万人分増加、訪日外国人観光客数4000万人(2020年)・農林水産物の輸出額1兆円(同)という目標の前倒し実現も掲げた。


 さらに、「デフレ脱却をより確実なものとするため」として、消費税率の10%への引き上げを2019年10月まで2年半再延期する方針を正式に表明する一方、「赤字国債に頼ることなく安定財源を確保し、可能な限り社会保障を充実させる」として、経済再生と財政健全化を両立させる姿勢を鮮明にした。


 しかし、以上の政策は、結局のところ、消費税増税延期を含む財政政策に大きく頼るものだ。日本の財政事情を考えれば、これ以上の財政拡張は、実質的にはほぼ日銀の国債引き受けに頼るしかなく、既に述べたようなヘリコプターマネーに近いものになる。公約では「低金利を生かした」財政出動だと言う。確かに今は日銀による国債買い入れで金利が低く抑えられているものの、それがいつまでも続く保証はないことも既に述べた通りだ。日本の金融財政政策は既に危険水域に入りつつある。


■メリハリをつけた
 徹底的な構造改革が必要だ


 一方、これまで乱立していた成長戦略は今回も整理しきれていない。そもそも成長戦略は、サプライサイドの構造改革による生産性向上によって潜在成長率を引き上げるものでなければならないし、それによって経済成長率を上げなければ、いつまでたっても財政金融政策頼りの危険な政策が続けられることになる。これまで幾多の成長戦略を経ても、日本の潜在成長率が明確に上がっていないのはなぜなのか、もう一度冷静に分析をした上で、重要なものとそうでないもののメリハリをつけて徹底的な構造改革に取り組むことこそ、今の日本に必要な政策だ。


 例えば、筆者は、「一億総活躍」というキャッチフレーズは好きになれないものの、人口減を成長の制約と捉える視点は正しいと考えている。そのために労働生産性を上げる改革を徹底的にやるのは賛成だ。成長戦略の中でも、コーポレートガバナンスを向上させ、また、産業の新陳代謝を進めるというのも非常に重要な視点だろう。


 総花的な成長戦略ではなく、これらに的を絞って、必ずやり遂げる意思が政権にあるのかどうか、それこそが今般の選挙で厳しく問われるべきだと考える。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/721.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 安倍総理「増税延期」は文句なしに正しい!麻生、谷垣、朝日の痛すぎるズレっぷり 議論すべきはむしろ「消費減税」だ
           麻生氏は総理と「激論」。谷垣氏と一緒の講演でも増税を主張した〔PHOTO〕gettyimages


安倍総理「増税延期」は文句なしに正しい!麻生、谷垣、朝日の痛すぎるズレっぷり 議論すべきはむしろ「消費減税」だ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48873
2016年06月14日(火) 週刊現代 :現代ビジネス


「1年半後、絶対に増税する」という約束を、安倍総理が破ったと言う人がいる。しかしそもそも、約束を守る必要があるのか。予定通り実行すれば、日本経済に止めを刺すことになっていたのだから。

■金持ち・麻生にはわからない

「こんな時に消費税増税なんてやったら、大変なことになっていたでしょう。景気は一気に落ち込み、積み上げてきたものが全て崩れ去る。増税延期は当たり前の判断です。

もっとも、いつも増税したくて仕方ない財務官僚たちは、今頃歯ぎしりしているでしょうね。安倍総理は『公約違反は承知の上で、それでも国民の生活を考えて延期する』と述べましたが、こう言われると、グウの音も出ない。向こう数年間は、増税に関する議論さえ封じ込められるのですから」

こう断言するのは、元財務官僚で経済学者の橋洋一氏である。

通常国会が閉会した6月1日の夕方、安倍総理は記者会見を開き「消費税増税の再延期」、そして「衆参同日選実施の見送り」を表明した。

確かに'14年12月、安倍総理は「消費税増税を一度限り延期したい」「'17年4月には、必ず消費税を10%に上げる」「ついては、国民に信を問いたい」と言って解散総選挙に踏み切った。「総理は公約を破った責任を取るべきだ」という声も上がっている。

ただ、少なくとも「増税延期」の政治判断そのものについては、安倍総理は文句なしに正しい。

総理の出身派閥でもある、自民党細田派の中堅議員が証言する。

「会見前日の31日夜に、築地で派閥の慰労会があって、安倍総理も10分ほど顔を出していました。印象的だったのは、滔々と増税延期を説明していたこと。『個人消費の落ち込みがやはり戻っていない。中国経済もさっぱりよくない。だから延期を決めた』と、細かい数字を挙げて話していた。

こうも言っていました。『2年半後に増税するなんて、総裁任期が切れた後だからおかしいと言う人もいる。でも、そもそも(民主党政権の)野田総理は、自分の任期終了後(に実施される政策)だったのに、消費税増税を決めたじゃないか』」

「増税推進派」たちは、一昨年に続いて、またしても安倍総理に敗北した。

数々の国際会議で「予定通り消費税は上げる」と勝手に言いふらしてきた麻生太郎財務相。'12年に自民党総裁として増税を容認した張本人で、今回もギリギリまで「増税すべき」「進むも地獄、退くも地獄だ」と主張していた谷垣禎一幹事長。社説で「またも逃げるのか」と見出しを打ち、紙面をフルに使って「増税延期反対」キャンペーンを展開した朝日新聞――。

もちろん、彼らの背後で糸を引いていたのは、財務省である。

財務省は、前回の消費税増税延期の際、あの手この手を使ってこれを阻もうとした。政治家やマスコミ各社に「増税しないと日本はもたない」と「ご説明」に回り、何とか情勢を有利にしようとした。これが、安倍総理と官邸の逆鱗に触れた。

今回はこの教訓を生かして、財務省自体は沈黙を守り、代わりに安倍総理の盟友である麻生財務相を抵抗勢力の急先鋒に仕立て上げることに腐心した。しかし、それも失敗に終わった。

「麻生さんは結局、安倍総理の覚悟に勝てなかったんでしょう。麻生さんに安倍さんほど、政権担当者としての責任感があるわけではないからね。

党内にも、まだ増税延期を批判している人はいますが、これだけ大きな決定なのだから、本気で反対なら離党・脱党していてもおかしくない。そうした動きがないということは、むしろこの増税をめぐる闘いを通して、安倍総理の政権基盤はより強くなったとも言えます」(自民党閣僚経験者)

■景気は「気分」だから

解せないのは、この期に及んで「増税しないと社会保障の財源がなくなる」「日本国債の信用がなくなり、暴落する」と騒ぎ立てる増税推進派たちの心理だ。そのズレっぷりは、もはや目の前の現実をあるがままに見ていない、としか思えない。前出の橋氏が言う。

「社会保障の財源確保は、そもそも経済成長によって実現すべきなんです。もし増税に踏み切って、その影響で経済成長が止まってしまえば、財源が足りないという以前に、社会保障の仕組み全体が吹っ飛びかねない。本末転倒です。世間には『増税しても景気は落ち込まない』と言うエコノミストも少なくありませんが、嘘っぱちですよ」

消費税とは、「庶民に厳しく、カネ持ちに優しい」税金である。誰もが日ごろ必ず買っている食料品や日用品の値段は、庶民でもカネ持ちでも大して変わらない。ということは、所得が少ない人も、カネ持ちとほとんど同じだけ消費税を払っているということ。税率が上がれば上がるほど、庶民の負担は相対的に重くなってゆく。そのため、公明党は軽減税率の導入にこだわっているのだ。

経済学者の田中秀臣氏も、安倍総理による増税延期の決断を支持したうえで、こう述べた。

「いくら軽減税率の制度を整えようと、現時点で消費税が10%になったら、所得の低い人ほど大きな打撃を受けることは間違いありません。『消費税を財源にして、社会保障を充実させ、弱者を救うのだ』と言いながら、実際には社会的・経済的弱者を痛めつけるという、わけのわからない状況に陥ってしまうのです」

富裕層と庶民の格差が広がっているといえども、日本経済という自転車のペダルを漕いでいるのは、いまだ大多数を占める庶民のほうである。そのサイフのヒモがより固くなれば、日本経済そのものが失速し、やがてフラフラと蛇行し始める。

ただでさえ、まだ熊本での大地震の影響も落ち着いていない。回復軌道に乗るか乗らないかの踊り場にある日本経済の足腰を、あえて痛めつける消費税増税が、自らの体力を顧みない「愚策」だったことは明らかだ。

総理の増税延期表明の後、即座に各界からは歓迎の声が上がった。

〈 予定通り増税となれば消費者の購買意欲は一層冷え込む。今回の決定は歓迎したい 〉(セブン&アイ・ホールディングス・井阪隆一社長)

〈 総理の決断を評価したい 〉(サントリーホールディングス・新浪剛史社長)

〈 県内では景気回復の実感はまだまだ持てない。安堵した 〉(山形県・吉村美栄子知事)

■5%に戻しなさい

もし予定通り10%への消費税増税に踏み切ることを決めていたなら、前出の橋氏は「小売企業を中心に打撃をモロに受け、大変な事態になっていただろう」と言う。

一昨年4月に消費税が5%から8%に上がった時には、その直後こそ「大して影響はないのではないか」と思われたが、少し遅れて夏以降に、消費と景気は一気に下降線をたどっていった。

百貨店やアパレル、飲料メーカー、外食チェーンなどは軒並み売り上げ減少に苦しむようになった。確かに税収は年間で7兆円も増えたが、それまでプラス成長を続けてきたGDPは増税後2四半期連続でマイナス成長となり、「このまま消費税を10%に上げてしまえば、いったいどうなるのか」と誰もが思った。解散総選挙での安倍自民党の圧勝にも、そうした国民感情の表れがあったはずだ。

日本経済の基礎体力は、前回の増税時よりもさらに貧弱になっている。このまま「税金を上げるか、上げないか」という議論ばかりに終始していては、永遠にデフレから脱することは叶わないだろう。

むしろ、われわれ国民がこれから真剣に考えるべきは、「消費税率の引き下げ」ではないか。前出の田中氏もこう指摘する。

「消費税増税の先送りをしても、以前5%から8%に上がったときの悪影響が消えるわけではありません。消費税率が1%上がれば、税収は年間で約2兆円増えます。つまり現状でさえ、消費税5%のときに比べると、本来は市場で消費にまわるはずだった6兆円ものカネが、みすみす国に巻き上げられているという状況なのです。

この悪影響を払拭するには、消費税を5%に戻すしかないと思います。こういうことを言うと、必ず『社会保障の安定財源はどうするんだ』と批判する人が現れる。しかし答えは簡単で、『経済をしっかりと安定させてから、増税の議論をすべき』なのです。実質経済成長率2%を達成し、デフレを脱却したと言えるようになった段階で、初めて消費税増税を視野に入れるべきです」

「税率増えて、国滅ぶ」では、本末転倒である。安倍総理の下した「決断」は、今回ばかりは正しかったのだ。

「週刊現代」2016年6月18日号より


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/722.html

記事 [政治・選挙・NHK207] “リーマン前夜”の火消しに躍起な世耕官房副長官…サミット後の自画自賛から一転(週刊新潮)
“リーマン前夜”の火消しに躍起な世耕官房副長官…サミット後の自画自賛から一転
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160614-00509525-shincho-pol
「週刊新潮」2016年6月16日号 掲載


 高揚感は人を饒舌にさせるが、それは政治家にとって諸刃の剣である。

 伊勢志摩サミットで記者向けのスポークスマンを務めた世耕弘成官房副長官(53)。5日、さるラジオ番組に出演した世耕氏は“良いサミット”だったと自画自賛していた。実は、サミット直後も、興奮して、かように嘯(うそぶ)いていたという。官邸関係者が言う。

「周囲に“これで支持率が上がらなければどうやって上げればいいんだろう。ダメだったところ、あったかな。ブリーフで出せるものは全部出したんだから”と、自信に満ち溢れていました」

 さらに、玉木雄一郎衆院議員を中心とする、民進党のサミット関連調査チームについても、

「財務省出身の玉木さんを“官僚のうちにも入らない”と一刀両断。調査チームも“あのチームはなんだ。民進党が嫉妬心に狂っているとしか思えない。サミットは政治だよ”と怒り心頭でした」(自民党関係者)

 口は災いの元とはよく言ったものだが、副長官としてミソをつけてしまったという。政治部記者の話。

「世耕さんはサミットのブリーフで“安倍総理が経済状況をリーマン前に似ていると発言した”と説明。それがリーマン前夜報道に火をつけたのですが、5月31日に、“言葉足らずだった”と突如、釈明したのです」

 なぜこんな事態に――。

「“リーマン前夜発言”に批判が高まり、30日、総理が“そのような発言はしていない”と語った。さらに、民進党の調査チームが、総理発言と世耕氏のブリーフ内容が矛盾している、と外務省の担当者を追及。その結果の“火消し”でした。後ろめたいのか、釈明後の先週末も、記者に弁解していた」(先の官邸関係者)

 言葉は“過ぎても”足をすくわれる。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/723.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 政界地獄耳 舛添後の候補立てる立場か自公(日刊スポーツ)
政界地獄耳 舛添後の候補立てる立場か自公
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1662868.html
2016年6月14日8時51分 日刊スポーツ


 ★政治家の出処進退について「自身で決めるもの」であるといわれる。理由は有権者に選出されたものであることから、他に引きずられるものではないという考えからだ。しかし政党がよかれと思い支援した候補者が適任者ではないということが分かった時の対応も、公党として問われることになるはずだ。

 ★「いろんな方々を傷つけてきたということはあったと思う」と妻の出産直前の不倫を認め、会見で複数の不倫関係も認め、議員辞職したのは自民党衆院議員・宮崎謙介。今年の2月の話だ。4月に行われた衆院選補欠選挙に自民党は候補者を立てなかった。いや立てられなかったといってもいいかもしれない。有権者に自民党としての、わびの気持ちもあったろう。

 ★都知事・舛添要一は前任の猪瀬直樹が辞職した後に出馬。それ以前に自民党は舛添を除名していたが、適当な候補者が見当たらず、除名していたものの異例の推薦を決定した。14年2月、首相・安倍晋三は銀座での応援演説で「私たち自由民主党、公明党、連立与党、全力で舛添要一さんの応援をしているんです。皆さん、舛添要一厚生労働大臣を誕生させたのは私であります。私が任命して舛添さんは厚生労働大臣になった。そしてその後の福田政権でもその職にとどまり、そして麻生さんも舛添さんしかいない、舛添さんにお願いをしました」と持ち上げた。

 ★自民党を除名され新党改革を作り、ずさんな政治資金の運用をしていたことはこの間の報道の通りだ。勝てる候補者だからといって甘い身体検査で持ち上げて、今更「舛添要一知事は辞職すべきだ」と言い出す公明党や自民党の対応も随分とご都合主義だ。舛添後の候補者を立てる立場にあるのだろうか。(K)※敬称略


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/724.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 沖縄県議選の知事与党勝利は事件のおかげではない〈AERA〉
沖縄県議選で当選を決め、カチャーシーを踊って喜ぶ県政与党の女性候補。議席を減らしたのは「中立」会派だった/6月5日 (c)朝日新聞社


沖縄県議選の知事与党勝利は事件のおかげではない〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160613-00000237-sasahi-pol
AERA 2016年6月20日号


 沖縄でまた「新基地拒否」の民意が示された。沖縄県議選で県政与党が勝ったのは、相次ぐ米軍関係者の事件事故への反発だけが理由なのか。

 6月5日に投開票された沖縄県議選(定数48)は、翁長雄志知事を支える県政与党が改選前を上回る27議席を獲得し、過半数を維持した。安倍政権が進める米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設阻止を訴える翁長知事の基盤は、揺るがなかった。

 それでも、政府与党は強気の姿勢を崩していない。選挙翌日の会見で、菅義偉官房長官は「政府の考え方に変わりはない」と述べ、辺野古移設計画への影響を否定。7月の参院選で改選を迎える自民党参院議員の島尻安伊子沖縄北方担当相(沖縄選挙区)は記者団に、「(自民は)1議席伸ばしたのだから、一定の評価を受けた」と強調した。

●日米の事件対策 県民には既視感

 実際はどうなのか。

 自公が支えた稲嶺恵一知事時代の1999〜2006年、沖縄県政策参与として基地行政を担った政治アナリストの比嘉良彦氏はこう見る。

「ここ2、3年の県内世論の状況を踏まえれば予想通りの結果です。米軍関係者による事件や事故は反発を増幅したとは言えますが、選挙結果を左右したわけではありません」

 米軍属によるレイプ殺害容疑事件を受け、政府や米軍は県議選前に「対策」を打ち出した。

「綱紀粛正」を宣言した在沖米軍は5月27日〜6月24日を服喪期間として、沖縄の全ての米軍人・軍属とその家族に基地外での飲酒を禁止。6月3日には、政府の「沖縄県における犯罪抑止対策推進チーム」が、警察官100人増員によるパトロール強化や街路灯・防犯カメラの増設などを決定。翌日にシンガポールで開かれた日米防衛相会談では、日米地位協定で特権を保障されている米軍属の適用範囲などの運用の見直しを議論した。

 これらの「対応」を、比嘉氏はこう切り捨てる。

「政府の対応や対策は場当たり的で、県民の反発と反感を増幅しただけ。県民には既視感しかありません」

 95年10月、沖縄本島で起きた米兵3人による少女暴行事件に抗議して開かれた「県民総決起大会」。当時、琉球大学教授で会場にいた江上能義・早稲田大学大学院教授(政治学)は、予想を超える8万5千人(主催者発表)という参加者の多さに息をのんだという。

「沖縄の人々の基地に対する怒りが、残酷な事件で噴き出すのを目の当たりにしました」

 95年の県民大会から20年余が経過しても、状況はほとんど変わっていない。

 地位協定は「運用の改善」が図られたが、米軍関係者の事件事故はとどまることがない。96年に日米政府が合意した普天間飛行場の返還は、「県内移設」がネックとなり、立ち往生したままだ。再発防止策や綱紀粛正は一時の「気休め」程度にしか機能していない。

「95年の事件の教訓を十分に生かせず、また今回のような悲惨な事件が起きてしまった。対策と言っても、米軍基地を撤去しなければ根本的な解決にはつながらない、という思いが県民の頭をよぎるのも無理はないでしょう」(江上教授)

●海兵隊撤退決議 自民反対できず

 沖縄県議会は5月26日、事件に抗議し、「在沖米海兵隊の撤退」を求める決議を可決した。県政与党ではない公明党も賛成。自民党は退席したものの、反対までは打ち出さなかった。

 沖縄の公明党関係者はこう打ち明ける。

「うちは元々、基地反対の支持者が多い。基地問題では自民党とは違うんだという独自性を示すことができたのは、ポイントの一つになりました」

 これも奏功したのか、県議選で公明党は公認候補4人が全員当選した。逆風の中、よく踏みとどまった、との認識だという。

 前出の比嘉氏は、県議会での海兵隊撤退決議について、「県議たちの思惑を超えるかもしれない」と予測する。辺野古新基地建設に反対している翁長知事が一気に在沖米海兵隊の全面撤退要求にかじを切る可能性もある──と言うのだが、その行方を占う上でも重要なのが参院選だ。

「今の沖縄では安倍政権に連なれば政治生命の危機を招きかねない。こうした沖縄の民意を築いたのは政府自身なのです」(比嘉氏)

(編集部・渡辺豪)

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/725.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 「9条を守ることが1条を守る」と喝破した柄谷行人の慧眼  天木直人
「なぜ日本に9条があるのか、どうして改憲できなかったのか、誰もが一度きちんと考えてほしい」=早坂元興撮影 :朝日新聞


「9条を守ることが1条を守る」と喝破した柄谷行人の慧眼
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/06/14/post-4724/
14Jun2016 天木直人のブログ


 9条の存在意義を認め、9条を守れと提言する一人に、柄谷行人(からたにこうじん)という哲学者がいる。

 その柄谷氏が、きょう6月14日の朝日新聞オピニオン面で、なぜ日本に憲法9条ができたのか、そしてそれが今日まで変えられなかったのか、誰もがそのことを今一度きちんと考えてみるべきだ、と語っている。

 そのインタビュー記事の中で私が注目したのは次の言葉だ。

 きわめて重要と思われるので、少し長くなるがそのまま引用したい。

 「憲法の制定過程を見ると、次の事がわかります。マッカーサーは次期大統領に立候補する気でいたので、何をおいても日本統治を成功させたかった。そのために天皇制を存続させることが必要だったのです。ただ、当時、ソ連や連合諸国だけでなく米国の世論でも、天皇の戦争責任を問う意見が強かった。その中であえて天皇制を存続させようとすれば、戦争放棄の条項が国際世論を説得する切り札として必要だったのです。だから、最初に重要なのは憲法1条で、9条は副次的なものに過ぎなかった。今はその地位が逆転しています。9条のほうが重要になった。しかし、1条と9条のつながりは消えていません。たとえば、1条で規定されている天皇と皇后が9条を支援している。それは、9条を守ることが1条を守ることになるからです」

 まさしくその通りである。

 もし日本国民がこの事を正しく認識するなら、政治が憲法9条を変えようとしても、国民投票によって必ず否定されることになる。

 きょうの朝日新聞の柄谷氏のインタビュー記事は、参院選を前にしたいま、国民必読の記事である(了)


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/726.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 共産の署名活動 児童怖がらせ「平和」とは (産経) : 共産党が小学1、2年生を脅して署名を書かせる 共産党は謝罪

[私のコメント]


■ 共産党が 児童(小学1、2年生)を脅して署名を書かせる  共産党は謝罪したが謝罪で済むことではない

> 共産党の運動員が、東京都足立区で安全保障関連法への反対署名を求めるため、区立小学校の複数の児童に話しかけ、学校側から抗議を受けて謝罪した。

> 「お父さんやお母さんが戦争で死んだら困るでしょ」「爆弾が落ちてきたら嫌でしょ」などといたずらに不安をあおり、約10人の児童に署名を求めた。中には応じた児童もいたという。

>児童は主に1、2年生で、国政の課題への理解力が十分に備わっているとは言い難い。
両親が亡くなると聞かされ、帰宅後、怖くなって泣いた児童もいた。


以上のように、共産党が偏った思想で小学校1〜2年生、つまりは児童を脅し、署名をさせていた事実が発覚しました。
共産党は謝罪をしましたが、謝罪をして済む話ではありません。

集団的自衛権は、国連がすべての国が有する当然の自衛権であると認定し、世界中のほとんどの国家が自衛のために採用しているものです。

それを戦争で親が死ぬ、爆撃を受けると短絡的に結び付け、大人ならまだしも、小学校1、2年生の児童に対してそう言って脅し、署名をさせる共産党。

とてもまともとは言えません。


■ 他にも不当な活動が指摘されている共産党  殺人テロを起こし謝罪すらしないできた過去とも繋がる

> 共産党の区議は、今回の問題について「署名を集めたいという気持ちが高じてやってしまったのだと思うが、やり過ぎだった」と釈明している。それで済まされる問題ではあるまい。

口先だけの謝罪では何の意味もありません。


>共産党の不当な署名要求は、昨年6月に福岡県の女性町議によっても行われ、5、6年の女子児童が対象になった。町議は「保護者に心配をかけた」と釈明した。

>教育現場でも、埼玉県の市立中学校で、男性教諭が安保関連法の反対デモを取り上げた党機関紙「赤旗」のコピーをクラスに配った例がある。


以上のように今回の事件以外にも、共産党は不当な活動を行い、謝罪を行っています。
ここでも行われたのは口先だけの謝罪だけでした。
だからこそ、今回の事件発生となったわけです。

共産党は戦後民主主義となった日本でも、殺人テロを起こしてきました。
練馬事件、白鳥事件、曙事件(被害者重症)などなど。

共産党はこれらのテロについて反省、謝罪、再発防止を公表していません。

不当行為の大小はあっても、共産党の本質はあまり変わっていないようです。


[記事本文]

共産党の運動員が、東京都足立区で安全保障関連法への反対署名を求めるため、区立小学校の複数の児童に話しかけ、学校側から抗議を受けて謝罪した。

 運動員は昨年6月、「お父さんやお母さんが戦争で死んだら困るでしょ」「爆弾が落ちてきたら嫌でしょ」などといたずらに不安をあおり、約10人の児童に署名を求めた。中には応じた児童もいたという。

 児童は主に1、2年生で、国政の課題への理解力が十分に備わっているとは言い難い。両親が亡くなると聞かされ、帰宅後、怖くなって泣いた児童もいた。

 区教委が「一定の知識を持った段階になってから是非を判断させるべきで、子供への署名活動には配慮してほしい」と批判したのは当たり前である。

 共産党の区議は、今回の問題について「署名を集めたいという気持ちが高じてやってしまったのだと思うが、やり過ぎだった」と釈明している。それで済まされる問題ではあるまい。

 相手の気持ちを考えない言葉遣い、児童への働きかけなどは、極めて常識から外れている。そもそも年少者に署名を求めるのは、将来的に支持層に取り込む意図があるからではないか。

 民主主義の下で、団体や個人が自ら掲げる主義・主張への賛同者を募ることは広く認められる。もちろんそれは、相手方がその主張をきちんと理解し、自主的に賛同するのが前提となるべきだ。

 児童に恐怖や悲しさを与えるような署名活動を展開する人たちが、平和や反戦を口にしている。そういう現実に、保護者も厳しい目を向ける必要がある。

 共産党の不当な署名要求は、昨年6月に福岡県の女性町議によっても行われ、5、6年の女子児童が対象になった。町議は「保護者に心配をかけた」と釈明した。

 教育現場でも、埼玉県の市立中学校で、男性教諭が安保関連法の反対デモを取り上げた党機関紙「赤旗」のコピーをクラスに配った例がある。

 本当に行き過ぎだと思っているのか。クレームがなければ、さらに拡大を図ろうとするのが活動の本質ではないか。そうでないというなら、不当な宣伝活動の一斉中止を徹底すべきだ。

 一連の問題に関し、志位和夫委員長の率直な見解を聞きたい。

http://www.sankei.com/politics/news/160614/plt1606140004-n1.html
  
  
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/727.html

記事 [政治・選挙・NHK207] ペーパー読むだけの無能議員と解散チラつかせて脅す都知事の猿芝居。(くろねこの短語)
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-3ede.html
2016年6月14日


 別に期待していたわけではないが、昨日のマキゾエのセコイ税金ドロボーに関する集中審議における自民党の鈴木なんたらとかいう無能な議員の質問には、TV中継観ながら失笑、冷笑しちまった。さすがに、日テレ『ミヤネ屋』ですら批難ごうごう。一問一答の審議だってのにペーパー読みながら「報道によれば」の連発で、独自の調査なんて何もしてやしないんだから、恥さらしなこってす。自民党にはこんなテイノーしかいなかったのか。それとも、ただのセレモニーだからって、都民を舐め腐った結果こうなったのか。いずれにしても、やる気がないことは確かだ。

 それに比べりゃ、辞職を突きつけた公明党の方がまだましってもんだが、ひれだって自民党と公明党にはマキゾエ都知事の製造責任ってもんがあるんだから、ある意味同罪なんだね。そこをねぐって、いくらマキゾエを追求したところで、免罪符にもなりはしません。

 そしまた、マキゾエもマキゾエだ。不信任案提出をチラつかせられて、「可決されれば選挙になる。時期がリオ・オリンピックに重なる。2020年東京大会にとってマイナス」って言いやがんの。解散ほのめかして脅してるわけね。オリンピックについて言えば、こんなセコイ都知事の存在こそがマイナスだってもんだ。

・舛添要一知事、給与全額カット提案 「不信任案、猶予を」都議会の集中審議【発言詳報】
http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/13/masuzoe-congressional-debate_n_10435878.html

 それにしても、TV各局の昼のワイドショーのマキゾエ叩きは凄まじいものがある。水に落ちた犬は打てってんで、ほとんど袋叩き状態。確かにセコイ税金ドロボーだけど、ワイロ甘利のあっせん利得疑惑に比べれば可愛いもんなんだね。それなのに、いまや政界復帰なんて不埒なことまでしてるってのに、ワイロ甘利はお咎めなし。そんなアンバランスなメディアの姿勢こそが問題だ。

 ひょっとしたら、マキゾエもその辺のところはちゃんと計算していて、自らが人身御供になってワイロ甘利の疑惑隠しに協力することで、何かしらの見返りを要求してたりして・・・なんて妄想に耽りたくなる火曜の朝であった。


【速報】舛添都知事 6月13日 集中審議 その1


【速報】舛添都知事 6月13日 集中審議 その2


【速報】舛添都知事 6月13日  集中審議 その3


【速報】舛添都知事 6月13日  集中審議 その4



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/728.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 有田芳生(ヨシフ)の正体と「週刊金曜日」言論弾圧事件。  山崎行太郎
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20160614
2016-06-14 哲学者=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』


有田芳生(ヨシフ)の正体と「週刊金曜日」言論弾圧事件。有田は、「言論弾圧」と「秘密警察国家」を目指す「スターリン主義者」のようだ。有田某こそ、民主主義国家=日本にとって危険人物ではないのか?



(上の写真は、鈴木邦男、上祐史浩、有田芳生。いつ頃の写真だろうか?「オウム真理教事件」の頃か?ネットで拾ってきた写真だが、有田の「素性の怪しさ」を象徴する、かなり怪しい写真だ。)

有田は、「週刊文春=写真公開事件」や「ヘイトスピーチ法事件」だけではなく、「『週刊金曜日』言論弾圧事件」まで起こしていたようだ。私は知らなかったが、「週刊金曜日」を相手に、「有田は、刑事訴訟法改悪と取引してヘイトスピーチ法案法制化に成功した(?)」という記事の内容に絡んで、最近、「言論弾圧事件」も引き起こしていたらしい。

有田は、「ヘイトスピーチ法案を成立させるために、バーターで、刑事訴訟法改悪に賛成した(?)」という「週刊金曜日」の記事に激怒=抗議して、「週刊金曜日」購読を停止したと宣言、それをツイッターで公言しているらしい。小林よしのりの「月刊日本」購読中止宣言と同じである。

小林よしのりは、曽野綾子応援団として、「沖縄集団自決裁判」に介入、私が「月刊日本」で、「沖縄集団自決裁判」に関連して、「小林よしのり批判」をやると、抗議文を「月刊日本」に寄せ、最後に「『月刊日本』購読中止宣言」を行い、「『月刊日本』潰し」を広く呼びかけた。残念ながら逆効果で、以後、小林よしのりの社会的信用は急落、論壇から消えたのであった。

有田の「週刊金曜日潰し」とおぼしき購読中止宣言だが、それよりも、有田が、ヘイトスピーチ法とのバーターとはいえ、「刑事訴訟法改正」に賛成したという話に驚く。有田が、市民社会の自由と人権を守る側ではなく、それを弾圧し、妨害する「刑訴法改悪」側の人間であることが、よく分かる話だ。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/729.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 安倍政権の終りの始まり?(ニュースソクラ)

安倍政権の終りの始まり?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160614-00010000-socra-pol
ニュースソクラ 6月14日(火)11時50分配信


■露呈した「安倍1強」のきしみ 麻生氏、菅氏とぎくしゃく

 国会会期末に勃発した消費増税再延期と衆参同日選を巡る政局。安倍晋三首相が政権中枢の反対を押し切る形で決着したが、政権内の微妙な人間関係のきしみや先行きへの不安材料も露呈した。永田町では「安倍1強」が曲がり角に差し掛かったとの見方がささやかれる。

 「この選挙戦の最大のテーマは経済政策です。アベノミクスはまだ道半ば。エンジンをフル回転させていく必要があります」
 7月10日投開票の参院選まで約1か月。安倍晋三首相は早くも遊説を本格化し、各地で消費増税を2年半先送りした自らの判断やアベノミクス推進への理解を訴えている。

 6月1日の増税先送りの正式表明以降の各種世論調査では見送りを支持する割合が大きい。内閣支持率はオバマ米大統領の広島訪問効果もあり、軒並み跳ね上がっている。

 安倍首相にとって追い風が吹く展開だが、その心中は決して穏やかではないはずだ。消費増税先送りと衆参同日選を巡る今回の騒動で、「安倍1強」と称されてきた権力基盤の内情や軋みが表面化してしまったからだ。

 まずは一連の経緯をおさらいしておこう。景気腰折れや不人気政策の実施による支持率低下を懸念した安倍首相は、今年に入り、中国経済の失速に端を発した急速な円高・株安を目の当たりにし、増税先送りへの環境整備に着手した。

 最も障害となったのが、2014年11月に増税先送りを決めた際「再び延期することはない」と断言した自らの発言との整合性だった。しかも、前回の先送り時に財務省や自民党の財政再建派から猛烈な抵抗を受けたことは記憶に新しい。

 増税派の巻き返しを警戒した安倍首相は、今井尚哉首相秘書官ら首相官邸の数人の側近と極秘に議論を重ね、「アベノミクスは失敗していない。だが、世界経済が危機に陥るリスクに対応するため、あらゆる政策を打つ」との論理をひねり出したのだ。

 おぜん立ての舞台に選んだのが、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)だった。サミット議長を務めた安倍首相は、現在の世界経済の状況がリーマンショック前に似ていると説明するための参考資料を駆使し、各国首脳に力説した。

 各国の報道機関からは「増税先送りの狙いが明白」「あまりに芝居がかっている」などと酷評された。とはいえ、首脳宣言には狙い通り「新たな危機に陥ることを回避する」「すべての政策手段を個別にまた総合的に用いる」との文言を盛り込むことに成功した。オバマ米大統領の歴史的な広島訪問も予想以上の反響を呼び起こし、安倍首相は上機嫌で帰京した。

 この時、既に安倍首相はもう1つの懸案である衆参同日選については見送る意向を固めていた。安倍首相の自民党総裁任期は2018年9月まで。同日選で勝利すれば政権基盤を再強化できるうえ、「総裁任期満了までにもう一度衆院解散を仕掛ける可能性がある」と解散カードを保持することで求心力を維持できる−−。こうした思惑から安倍首相が検討を重ねてきたのは事実だ。

 4月14日発生の熊本地震の影響もあったが、最終的には自民の情勢分析などを基に、衆院選は20議席超減らす公算が大きい一方、参院選は自民の単独過半数も十分うかがえると判断したのが見送りの理由だった。

 後は増税再延期と同日選見送りの考えを政権中枢に伝えるだけ。安倍首相は単なる通過儀礼のように考えていた節があるが、思いがけない展開が待ち受けていた。

「宰相になるか、ポピュリストになるか、どちらかですよ」

 5月28日夜、安倍首相と向き合った麻生太郎副総理兼財務相はこう言い放った。菅義偉官房長官、谷垣禎一自民幹事長が協議に加わると、麻生氏は「前回、総理は国民に2017年4月に必ず上げると約束しましたよね」と畳み掛けた。公約を守らない以上、解散して国民に信を問うべきだと迫ったのだ。

 これに谷垣氏も同調。菅氏が公明党が同日選を嫌がっていると安倍首相に助け舟を出したところ、麻生氏は「公明党の言うことばかり聞くな」と不快感を示したという。

 昨年、軽減税率の導入を巡る議論が沸騰した際、対象品目をできるだけ絞る考えだった谷垣氏や麻生氏を「公明への配慮」を錦の御旗にした菅氏がねじ伏せ、公明の主張に沿って決着したことは記憶に新しい。これ以降、麻生氏と菅氏の関係はぎくしゃくしている。この日の麻生氏の発言には菅氏への複雑な感情が率直に表れたと言える。

 翌日、麻生氏は講演で「衆院を解散して信を問わなければ筋が通らない」と持論を展開。永田町では安倍首相と麻生氏の役割分担との解説も流布したが、実態は違った。

 「平場」で公然と異論を唱える麻生氏に対し、安倍首相は親しい関係者に麻生氏への疑念を吐露。「どうして麻生さんはあんなに解散にこだわるのか?」と首をひねった。

 もっとも、麻生氏の怒りは自分への根回しがなかったことや、筋が通らないことに対する不満が大半だった。サミットに先立って行われた主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議は世界経済について「過度の悲観はやや後退した」との認識で一致していた。議長を務めた麻生氏からしてみれば、自分のあずかり知らぬところで無理筋のデータを作成してまで「危機」をあおった安倍首相と側近の手法に納得がいかなかったのだ。

 前回の増税先送り、軽減税率論議に続いて「3連敗」となる以上、簡単に振り上げたこぶしを下ろすわけにはいかない事情もあった。「後で説明すればわかってくれるはず」と気楽に考えていた安倍首相にとっては大きな誤算だった。

 結局、安倍首相に頭を下げられた麻生氏は「先に相談してもらえば、もっといい説明ができたはずだ」とトーンダウン。最終的には「総理の判断を尊重する」と矛を収め、谷垣氏らも従った。「終わりよければすべてよし」とある閣僚は語るが、一連の騒動の影響は決して小さくはない。

 まずは、「安倍1強」の内実があぶりだされたことだ。第2次政権発足以降、安倍首相は菅氏、麻生氏、甘利明元経済財政・再生相の3閣僚を軸に政権を運営し、基本方針を決めてきた。

 「俺と、菅と、甘利がしっかりしている限り、この政権は大丈夫だ」。麻生氏は親しい自民議員らにそんなセリフを口にしていた。

 だが、緩衝剤として重要な役割を果たしていた甘利氏が金銭授受疑惑で辞任し、政権内のパワーバランスは大きく変化した。前述のように麻生氏と菅氏の関係は冷え込み、麻生氏、菅氏はともに甘利氏の後任に就いた石原伸晃経済財政・再生相と不仲なことは政界関係者の間では公然の事実だ。

 さらに、安倍首相と菅氏の関係の変質を指摘する向きも少なくない。安倍首相は昨年から重要な政策決定や党役員・閣僚人事などで菅氏の意向を聞かずに独断で決める場面が増えている。このところ、安倍首相と菅氏の会話の機会が減っているとの証言もある。今回の件でも、安倍首相が側近とだけで「増税先送り・同日選見送り」のレールを敷き、菅氏は距離を置いていたと関係者は明かす。

 安倍首相にとって「盟友」と称されることが多かった麻生氏。お互いに相手を立てながら、いい距離感を保ってきた二人についても、「そこまで親密に物事を話す間柄ではなかったことが明らかになった」と自民のベテラン議員は話す。

 また、安倍首相の経済運営が実は行き当たりばったりで、戦略性に乏しいことも浮き彫りになってしまった。

 「地方創生の次は一億総活躍で野党の主張をつぶすなど、巧妙だが、選挙に勝つための仕掛けに終始している。2度の増税延期も、自分の任期にはもうやりたくないというだけだ」。民進党のある幹部はこう喝破する。

 安倍首相の経済政策に批判的な自民議員は「どんなに言い繕ってみても、アベノミクスは金融緩和と財政政策頼み。サミット以降の無理筋の説明を見ても、政策の継続性や透明性は軽視され、次にバトンタッチする人間にすべて押し付けてしまう腹積もりだろう」と話す。

 3つ目に挙げられる影響は、実は最も深刻かもしれない。同日選に踏み切らなかったことで、「安倍首相の勢いに陰りが見え始めた」との声が急速に自民や公明内で広がり始めたのだ。

 参院選は与党に対し、野党が1人区で野党統一候補を擁立する展開となっているが、自民の選挙対策関係者は「現時点では大勝はしないが、大敗もしない見込み。うまくいけば単独過半数もありうる」と漏らす。

 参院選を勝利に導けば安倍首相の党内基盤がすぐに揺らぐようなことは考えにくい。だが、自民の中堅以上の議員の間からは「解散は遠のいた。安倍首相はもう解散を打たない可能性がある」との声が相次いでいる。

 増税先送りというカードを手放し、今度こそ解散の大義名分がないとの見方が1つ。さらに、衆院選挙制度改革のスケジュールも解散戦略の幅を狭めそうな事情もあるのだ。

 衆院選挙区画定審議会は衆院小選挙区の「0増6減」を柱とする改正公職選挙法の施行を受け、今後1年以内に区割りの改定案を首相に勧告する。政府は内容を反映した公選法改正案を国会に提出。成立後、理論上は約1カ月間の周知期間を経て、それ以降の衆院選で新たな定数と区割りが適用される見通しだ。

 ただ、自民の中からは「定数削減は議員の生き死に関わる問題なうえ、区割り見直しの影響は小さくはない。勧告後、来年中に解散するのは難しいのではないか」との声があがっている。そうなると、現実的には今年後半から2017年前半まで、または2018年の前半ぐらいしか安倍首相が解散に打って出るタイミングはないことになる。

 「総裁任期延長を実現できる情勢であれば勝負するはず。そうでなければ、総裁任期満了で退任し、解散総選挙は後任首相に託すシナリオが有力だろう」。安倍首相に近い自民議員は安倍首相の胸の内をこう読んでみせる。

 果たして参院選を無事通過後もレームダック(死に体)化を防ぎ、悲願の憲法改正や経済再生への道筋をつけることができるのか。それとも、ポスト安倍レースの号砲が今度こそ鳴ることになるのか。

 国会会期末に勃発した今回の騒動。後になってみれば、盤石とみられた安倍1強体制の「終わりの始まりだった」と評されるのかもしれない。

鮎川 誠二 (ジャーナリスト)


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/730.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 「仕事のできない」民進党には、やはり任せられない --- 井本 省吾(アゴラ)
「仕事のできない」民進党には、やはり任せられない --- 井本 省吾(アゴラ)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160613-00010002-agora-pol&pos=4

舛添知事批判のキモは「都民のために働いていない」ことにある。働いていれば、政治資金の使い方に多少のお手盛り、公私混同があっても有権者は気にしない。

前回のブログ(http://agora-web.jp/archives/2019634.html)でそう書き、石原慎太郎・元都知事だって、危なっかしい点が見られた。都への出勤だって、しばしばサボっておりその点、舛添氏と甲乙つけがたい。

そう書いたら、「あの石原氏の姿勢は今も許せない」という女性が相当いるという。「そうだろう」とは思うが、では、石原氏を都知事の座から引きずり下ろしたか、となると、今回の舛添知事よりもそういた声はケタ違いに低いと思われる。前回、書いたように、都知事としてそれなりに汗をかいて仕事をしていたからだ。

この人間に任せれば安心かどうか。究極的にはそれで決まる。あれほど汚職、政治資金問題で騒がれた田中角栄・元首相を今、石原氏は高く評価している。

1974年当時文芸春秋で「君、国売り給うことなかれ――金権政治の虚妄を排す――」と田中氏を強烈に批判した石原氏は、最近田中氏の生涯を一人称で描いた「天才」を上梓、大ベストセラーとなった。

カネにまつわるマイナスの問題以上に、国家と国民のために仕事をして来たことを再評価したのだ。

極論すれば、汚れた政治資金問題を抱えていようが、国益のためにそれをはるかに上回る仕事をしているかどうかで、政治家の評価は決まるのだ。家族と食事した費用も政治資金で支払うといった「不適切な公私混同」。そんな「みみっちい」ことなど、本当はどうでもいいのだ。

国民が本気になるのは「こいつらに任せて大丈夫か」と不安になる時である。然り。2009年から2012年にかけて、民主党が政権をとったとき本当に「危ない!」と思った。

初代内閣安全保障室長を努めた佐々淳行氏は2011年1月に「彼らが日本を滅ぼす」(幻冬舎)、同7月に「ほんとに彼らが日本を滅ぼす」(同)と、半年の間に2度も危機の書を書き下ろしで書いた。

それほど、焦燥感に駆られていたのである。私も同書を読んで全く同感だった。政治が機能しなくなり、あらぬ方向に向かうと、国家は衰亡の道をたどる、と実感した。

その民主党(現民進党)の岡田克也代表は昨日、ケネディ駐日米大使と会談し、安全保障法案の廃止を求める民進党の立場について「法が通る前に戻るだけだ。日米同盟は非常に重要と考えている」と説明したという。

これを米国がどう受け取るか。「今さら何を言っているのだ!」としか思わないだろう。米軍事予算が削減の道をたどり、もはや東アジアでは日本との集団的自衛権を強めない限り、中国や北朝鮮の攻勢に耐えられないだろう。これが日米の安全保障当局の共通認識である。

岡田代表はそれをまったくわかっていない(風情である)。「集団的自衛権は違憲の疑いが極めて濃い」とケネディ氏に伝えたという。そんな論法が米国に通用すると本気で思っているのだろうか。

同じ日の新聞に中国海軍の艦船が尖閣諸島周辺の接続水域を初めて航行し、日中間の緊張が高まっていると伝えている。イザという時に日本は備えねばならない。今、その危機の只中にある。

こうした現状を民進党と岡田代表はどう考え、どう対処しようとしているのか。仕事ができない――。民主党政権時代の悪夢は消えていない。やはり彼らに任せたら「日本を滅ぼす」としか思えない。

「リーマンショック級の経済危機が来なければ必ず消費税を10%に上げる」と約束していたのに消費増税の再延期を決めた安倍首相の政策を、私を含む多くの有権者が危ういと感じている。財政再建をどうするのか? 税収増が期待できるのか? 社会保障政策は大丈夫か?

多くの不安が頭をよぎり、その分、7月の参院選の成果は不透明になりつつある。だが、それでも民進党に任せられるか。やはり安倍政権「一強」は続くのではないか。

危ない点を抱えているのに、ほかに交代する政権がない「一強」状況は本当は良くないと分かっているのだが。

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/731.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添氏辞職、自民も要求=公明代表「不信任案提出の方向」(時事通信)
舛添氏辞職、自民も要求=公明代表「不信任案提出の方向」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160614-00000075-jij-pol
時事通信 6月14日(火)12時48分配信

 舛添要一東京都知事の政治資金流用など公私混同問題をめぐり、自民党都連は14日午前、会合を開き、舛添氏の辞職を要求する方針で一致した。

 会合では舛添氏の自発的な辞任を促す方向でおおむねまとまったが、公明党が不信任決議案を出す場合、「乗らざるを得ない」とする意見も出たという。一方、公明党の山口那津男代表は同日、記者団に「わが党としては不信任案を出す方向で進めていくだろう」と述べた。

 自民党内では、参院選への悪影響を懸念し、「もう持たない」と舛添氏の辞職論が高まっている。山口氏は「自民、公明両党で足並みをそろえるようにいろいろ交渉している」とも語り、早期辞任に向け自公両党の調整が加速するとみられる。

 同日午後には、都議会野党の共産党や民進党などが議会運営委員会に舛添氏の不信任案を提出する方針。15日の会期末に向け、舛添氏をめぐる状況は緊迫してきた。

 不信任案の可決には、3分の2以上の議員が出席し、4分の3以上の同意が必要。可決されると知事は10日後に失職する。ただ、対抗手段として知事は議会を解散することができる。 















http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/732.html

記事 [政治・選挙・NHK207] もしサンデル教授が「これからの舛添問題の話」をしたら? 

社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭
【第158回】 2016年6月14日 竹井善昭 [ソーシャルビジネス・プランナー&CSRコンサルタント/株式会社ソーシャルプランニング代表]
もしサンデル教授が「これからの舛添問題の話」をしたら?

舛添氏が都知事の仕事を全うするためには、いったいどうしたらいいのか? Photo:Natsuki Sakai/Aflo
「第三者の厳しい目で収支を精査」したはずの報告会で「不適切ではあるが、違法性はない」と、マスコミと全国民にわざわざケンカを売るような「結論」を報告して、ますます大炎上中の舛添都知事。

 また、報告会に同席した弁護士も、質問した記者に対して「あなたは事実認定というものをご存じない!」と、これまたマスコミにわざわざケンカを売るような物言いをする。

 どうしてこの人たちは国民の怒りを買うような言動をわざわざするのだろうと、テレビを見ていて不思議に思う。試合に勝つ気がないのか、試合のルールが全く分かってないのか。舛添氏もそうだが、たぶんこの佐々木善三氏という弁護士も、自分が誰と戦っているのか、勝つべき相手は誰なのかがまったく理解できていないのではないだろうか。

 佐々木弁護士は、前都知事・猪瀬直樹氏の徳洲会からの金銭授受問題で略式起訴をゲットし、衆議院議員・小渕優子氏の政治資金収支報告書問題では不起訴処分、違法薬物の密輸容疑で逮捕されたトヨタの女性役員については起訴猶予を勝ち取るなど、辣腕の弁護士というイメージもあるが、これらの事件はいずれも法律村での話。刑事事件では、無罪や起訴猶予や不起訴や執行猶予を取れれば、それは弁護士としても勝利となるが、今回の舛添問題においては、勝負の場はそこにはない。裁判とは試合のルール、勝ち負けの意味が違うのだ。佐々木弁護士はそのあたりのことがどうも理解できてないようだ。

問われているのは
「違法性」ではなく「適格性」

 今回、舛添氏が国民から問われていることの本質は、「違法性」があったかなかったかということではない。政治家として都知事としての「適格性」の問題だ。たとえ違法性がなかったとしても、不適切であればそれは知事として不適格だと国民は言っている。それがいま起きている舛添問題の本質だが、そこが理解できていれば「不適切だが違法性はない」などという、誰が聞いても「なんじゃ、そりゃ!?」と思うしかない結論は出さないだろうし、記者会見でも、法律村の論理で押し通せばマスコミも黙らせられる、と言わんばかりの発言にはならなかっただろう。もっともその法律村の論理に対しても、佐々木弁護士と同じくヤメ検である住田裕子弁護士は、舌鋒鋭く批判している。

以下、「デイリースポーツオンライン」より引用

「ざっくり言いまして、ご本人の言い分を聞いてそれを裏付けもしないまま法律的にまとめあげた。しかも自分たちの元検事としての権威をお付けになっただけ。事実調査が極めて不十分。甘い」

 また、佐々木弁護士と同じく、元東京地検特捜部副部長という経歴を持つ若狭勝衆議院議員も、自身のブログで、若き検事時代には「事実がはっきりしていないのに評価を下してはいけない」と厳しく指導されたと述べ、佐々木弁護士らの報告に対しては、下記のように指摘している。

以下、「若狭勝氏ブログ」より引用

私の経験から言えば、今回の調査報告も、発表するまでに、本来であれば、少なくとも2ヵ月ないし3ヵ月程度の期間を要すると思われますが、実際には、わずか2週間程度しかかけられてないようです。こんな短期間では、どう考えても2人の弁護士では、時間不足だったことは否めません。

 にもかかわらず佐々木弁護士は、調査報道が本業であるジャーナリストに対して、「あなたは事実認定というものをご存じない!」と言い放ち、自分こそ調査のプロだと大見得を切ったわけだが、後輩である元検事たちから次々と「事実調査が甘い」と指摘され、そのことがさらに舛添氏に対する批判を増大させる結果となっている。

 弁護士というのはその名のとおり、「依頼主を弁護して守ること」が仕事のはずだが、その意味では、佐々木弁護士の今回の仕事は大失敗だったと言えるだろう。ともあれ、舛添氏といい、佐々木弁護士といい、なぜにこの人たちはこうも人の怒りを煽るような言動をとるのだろうと不思議に思うが、まあ人間は自分と似た価値観を持つ人間を好むものなので、世間を敵に回すような言動が得意な人は、同じような人を弁護士として選んだのかもしれない。

「法律の範囲を超えたところ」に
存在する公益

「不適切ではあるが、違法性はない」という結論に納得している国民はいないが、この「不適切」という言葉にこそ、今回の舛添問題の本質がある。仮に舛添氏に違法性がなかったとしても、不適切であるという点で、「都知事不適格」で辞任すべきなのである。なぜか。それは、知事や総理大臣といった行政のトップのあるべき姿が、違法性のありなしと関係がないからだ。

 もちろん、違法な行為はそれだけで論外だが、違法でなければ何をしても良いというものではない。そしてこれは、単なる庶民感情の話でもない。そもそも行政というものは「公益」が仕事なのだから、その行政の長である都知事にも、公益の視点と姿勢が求められる。そして、公益というものは、「法律の範囲を超えたところ」に存在しているものなのだ。

「法律に違反していなければ、何をやってもいいのか?」ということに関しては、かつて日本でも大ブームを巻き起こしたハーバード大学のマイケル・サンデル教授も提起していた問題だ。サンデル教授は、その著書『それをお金で買いますか 市場主義の限界』において、「違法性がないからといって、何でもかんでも売ったり買ったりしていいのか?」と問うている。例えば、アフリカのある国では、金さえ払えば絶滅危惧種であるクロサイを撃ち殺す権利を買うことができるという。これはその国においては合法だが、それは正しいことなのか、という問題提起だ。

 今回の舛添氏の問題もまさに正義の話、つまり何が正しいことなのか、という話である。仮に(佐々木弁護士らが報告したように)政治資金で家族と温泉旅行に行くことに違法性がないとしても、それは政治家として正しいことなのか、という議論だ。問われていることは、政治家として正しいかどうかの話であり、それは都知事になる前のことかどうかは関係ない。

 行政の長に法律を超えた正しさを求めることも、単なる庶民感情ではない。世界的なトレンドである「社会的責任」の話である。近年、企業に対しても、社会的責任を求める流れはますます強まっているが、この「企業の社会的責任」、つまりCSRとは、そもそも「法律の範囲を超えたところで、社会的責任を果たそう」という精神のものだ。したがって、違法性がなくても不適切であれば、CSR的にはNGである。

 例えば、日本のメーカーが途上国の工場に部品や製品を発注したとして、その工場が児童労働を行っていたとする。この場合、日本のメーカーを罰する法律は日本にはない。つまり合法だ。しかし、それは企業として正しいことなのか。いまのCSR的な考え方ではもちろん正しくない。

 また日本では、「コンプライアンス」をCSRの範疇で考えている企業もまだまだ多いようだが、CSRとコンプライアンスは全くの別物だ。コンプライアンスは法律を守っていることが要件だが、CSRとは「企業が自発的に、正しい行いをやること」なので、その意味でも「違法性がないが不適切」なことは不適格なのだ。今回の舛添問題を企業に例えて言えば、コンプライアンス的にはOKだが、CSRとしてはNGではないのか、という問題である。

 都知事の問題にCSRは関係ないと思う人もいるかもしれないが、そうではない。そもそもCSRとは、行政の力だけでは解決できない社会問題を企業の力で解決しよう、というところから出発したものだ。したがって、CSRの遂行には企業と行政の連携が重要になる。そもそもの成り立ちからして、行政はCSRと深く結びついているのだ。

 だから近年、行政は世界的にCSRとの関係性を深めている。その一例が、行政による「CSR調達」で、これはCSRをちゃんとやっていない企業には、行政の事業への入札ができなくするという制度だ。ヨーロッパでは欧州員会がはっきりとこの方向性を打ち出しているし、日本でも地方行政の間でこの動きが広まっている。

 東京都の場合、CSR調達も含め、CSRに対する取り組みに目立った動きがないようだが、世界に誇る一流の都市をめざすなら、東京都はもっとCSRというものに対して深く関わっていくべきだ。そうでなければ、東京という都市が世界からリスペクトされない。

見えてこない、舛添氏がめざす
「世界一」の中身

 舛添氏は記者会見で、「東京を世界一にするために都知事になった。お許しをいただき、もう一度仕事をするチャンスをいただきたい」と発言しているが、社会的責任というものを理解していない人物が、どうやって東京を世界一にするつもりなのだろう。舛添氏が言う「世界一」の中身が何なのかは分からないが、一般的に「世界一」と言う場合、そこには「世界中からリスペクトされる」という意味合いが含まれるはずだ。CSR的視点だけでなく、例えばハリウッドスターやロックスターや富裕層といった世界のセレブが、「どのようにして自分たちの社会的責任を果たすべきか」ということに意識が向いている時代である。

 そうした空気感のなかで、社会的責任というものを全く理解していないように思える舛添氏が、どうやって東京を世界のセレブからリスペクトされるような「世界一の都市」にしようとしているのか、これまでの言動からは全く見えてこない。

 ちなみに舛添氏は、「本当に都民のために全力を挙げて、『東京に住んでいてよかったな』と、そういう東京にしたいと思っております」とも記者会見で述べている。「都民」の定義はいろいろだが、舛添氏が東京都知事である根拠は、有権者から選挙で選ばれたということなので、ここでは「都民」=「東京在住の有権者」と定義しておく。となると、その文脈で考えれば、舛添氏はなぜ、都民から強い要望のある保育所よりも、(選挙権がないという意味では、都民ではない)韓国人学校の増設を優先したのか。本当に「都民のため」に仕事をしたいと考えているかどうかは、疑問である。

 念のために言っておくが、僕は、在日外国人を無視していいと言いたいわけではない。ただ、都知事が「都民のため」と言うときは、まず東京在住の有権者の意向や要望を優先すべきだろう。でなければ、有権者はなんのために舛添氏を都知事に選んだのか。そこをきちんと考えていないから、今回のような問題も起きる。記者会見で舛添都知事は、「待機児童とか高齢者の問題も、厚生労働大臣の経験を生かして、ある意味で国より一歩先んじてやってきたつもりでおります」と述べているが、この一件からもその言葉が真実ではないことは明白だ。

 結局、今回の舛添問題の本質は、「違法性はないかもしれないが、政治家としては不適切」だということ。社会的責任の文脈から言えば、「不適切」であることは「不適格」なのだ。国民から不適格と判断されれば、「辞めろ!」コールが巻き起こるのは当然のことだ。

 ちなみに、「舛添問題は都知事の問題なので、他府県の人間がとやかく言うべきはない」という発言もあるようだが、そうではない。いうまでもなく東京は日本の首都であり、都知事は首都の長である。だから他府県の人間にとっても都知事の問題は他人事ではないし、関係ないわけではない。他府県の人間が舛添氏に対して怒っているのは、首都の長として不適格だと言っているわけで、決して「他府県の人間は関係ない。黙ってろ」とは言えないのである。

 しかし、舛添氏が今回の件で本当に真摯に反省していて、「どうか、もう一度チャンスをいただければ、本当に頑張りたい。それがいまの私の偽らざる気持ちです」という言葉が本当なのだとしたらここはひとつ、舛添氏が「正しいことを行うチャンス」を都民としても与えるべきだと思う。たとえ罪を犯した人間でも、反省と更生のチャンスを与えるのが近代国家としての筋道。であれば、不適切だが違法性のない(かもしれない)舛添氏に対しては、なおさらチャンスを与えるべきだろう。

 ではこの場合、舛添氏が取りうる「正しいこと」とは何か。それは、「腹を斬る」ことだ。昔から日本では、不祥事を起こした時の責任の取り方とは、腹を斬ることだと相場は決まっている。つまり、辞任だ。都議会から不信任案を突きつけられて退陣するというような無様な道ではなく、潔く自分で腹を斬ることを選ぶ。そう、辞任こそが、舛添氏に与えられる唯一の「正しいことを行うチャンス」なのだ。

 舛添氏は「都知事の仕事を全うできなければ、死んでも死に切れない」と言うが、都知事の仕事を全うするためには「正しいことを行う」ことが必要だし、それはこの場合、辞任しかないだろう。そのうえで、「都知事としてやり残した仕事がある。どうしても都知事をやりたい」と言うのであれば、都知事選に再出馬すればいい。マスコミを通して「続投させてくれ」と言っている暇があれば、とにかく辞任して再出馬し、都民に直接「続投したい」と訴えるべきだ。それが政治家としての「正しい行い」だと思う。
http://diamond.jp/articles/-/92970

DIAMOND,Inc. All Rights Reserved

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/733.html

記事 [政治・選挙・NHK207] マイナス金利、利払い圧縮分を「新財源」に 政府内で脚光 
マイナス金利、利払い圧縮分を「新財源」に 政府内で脚光

ロイター発 World&Business
2016年6月14日 ロイター

金融機関には評判の悪い日銀のマイナス金利政策が、政府内で新たな財源探しの「切り札」として脚光を浴びている。都内で2013年2月撮影(2016年ロイター)
[東京14日ロイター] - 金融機関には評判の悪い日銀のマイナス金利政策が、政府内で新たな財源探しの「切り札」として脚光を浴びている。マイナス金利の結果、予算計上されている利払い費が圧縮でき、その分を補正予算の財源に充てることが可能なためだ。

安定財源の確保が困難な「子育て支援」などの新たな財源としても検討が始まる見通しだが、マイナス金利を長期間あてにできるのか、民間の専門家の間でも賛否が分かれている。

マイナス金利で国債費異例の減額

「日銀のマイナス金利導入は、財政に大きな恩恵をもたらしてくれる」──。安倍晋三首相が打ち出す「1億総活躍プラン」関連の政策に安定財源が見い出せない政府関係者にとって、マイナス金利は「打ち出の小槌」に映っているようだ。

熊本地震から1カ月後の5月13日に組まれた7780億円規模の2016年度補正予算。財源は今年度利払い費の減額を先取りしたものだ。

前年度の決算が発表されていないため、繰り越される剰余金を充当できなかったが、利払い費の圧縮分を充ててしのいだ。年度途中の補正予算での国債費の減額は異例のことであり、財務省関係者は「マイナス金利だからこそできた」と説明している。

ゴールドマン・サックス証券・シニアエコノミスト、太田知宏氏の試算によると、16年度利払い費は当初1.6%の国債金利を前提に組まれた9.9兆円から大幅に減額され、7.3兆円程度で収まる見込み。

この試算では2.6兆円の節約となり、16年度補正の7780億円をここから支出しても1.8兆円程度は残る計算だ。

複数の政府関係者によると、安倍首相が今年秋に取りまとめるとみられる「大胆な経済対策」では、利払い費の節約分を2次補正予算の財源に充当する可能性が高まっている。

増税延期を補って余りある成果

安定財源確保ができていない「子育て支援」も、この手法で財源手当てする公算が大きい。

2017年度予算案に計上される見通しの保育人材確保のための処遇改善費や、保育施設などのハード面の拡充対策に「利払い費削減分が有力な財源となる」との声が政府内で浮上している。別の政府関係者も「17年度予算編成の場で、必ず議論となる」と明言している。

本来は「安定財源」を確保して実施すべき「子育て支援」に、利払い費減額分を財源に充てる案が浮上したのは、過去3年間の「税収増」の活用に待ったがかかっているため。

16年度の企業業績見通しは、過去3年と異なり、増益企業と減益企業が混在すると予想され、アベノミクスの果実の大きな部分である法人税の増収が、期待通りになるのか不透明感が高くなっている。「安定財源」と言えるのか政府内でも疑問の声が多い。

GSの太田氏は、日銀が長期間にわたってマイナス金利を続けた場合、17年度─19年度の3年間で5.5兆円の利払い費節約となると試算。「新たな税収源を得たことになる」と見ている。

SMBC日興証券・チーフマーケットエコノミスト・丸山義正氏の試算でも、マイナス金利が継続されれば22年度ごろには利払い費はマイナス、つまり利得を稼ぎ出す見込みとなる。このため公債残高は、25年度には消費税増税延期による11兆円超の残高増加額をはるかに上回る22.5兆円の圧縮効果があると分析している。

マイナス金利活用、本予算織り込みにハードル

財務省の予算編成では、利払い費の前提となる金利を実勢よりも高く設定。利払い費の圧縮分を減額補正し、余った「お金」を補正予算に回している。

こうした事情を踏まえ、一部の政府関係者は「実勢に近い金利で設定すれば、利払い費はもっと少なくなるはず」と指摘し、補正でなく本予算の段階から活用できると話す。

しかし、財務省は別の論理で反対している。国債金利の前提は、過去数年間のトレンドを踏まえ金利上昇に備えたバッファー分を上乗せして作成しており、最初からマイナス金利という実勢金利を前提にはできないという立場だ。

このため、利払い費減額を「子育て支援」などに活用する場合でも、あくまで補正予算という形での年度途中での計上となるという。

さらに重要なのが、日銀はいつまでマイナス金利政策を継続するのか、という問題だ。日銀は経済・物価動向を踏まえ、独自に判断することになっているため、「安定財源とは言えないもので、本予算計上するにはなじまない」と財務省は説明する。

SMBC日興証券の丸山氏は「資金不足主体である政府部門が助かっている分、資金余剰主体である金融機関などがダメージを被っている、という側面も見逃してはならない。また、マイナス金利政策の長期化が、消費増税や歳出削減など基礎的財政収支黒字化に向けた取り組みを阻害するリスクにも注意すべき」として、その危うさを指摘している。

(中川泉編集:田巻一彦)


DIAMOND,Inc. All Rights Reserved.
http://diamond.jp/articles/-/93060
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/734.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 安倍首相は今世紀最も高い水準の賃上げを実現というが、実質賃金は四半世紀で最低!
安倍首相は今世紀最も高い水準の賃上げを実現というが、実質賃金は四半世紀で最低!
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-12170542845.html
June 14, 2016 かばさわ洋平


実質賃金が四半世紀で最低!

安倍政権は「今世紀最も高い水準(2%水準)の賃上げを3年連続で実現」(自民党参院選公約)したと言います。しかし、実質賃金は2011年度から15年度まで5年まで減り、統計をさかのぼれる1990年度以来、最低に落ち込んでいます。今世紀最高どころか、四半世紀最低です。アベノミクスという金融緩和と大企業減税という政策のツケは実質賃金低下で家計消費2年連続マイナスという戦後初の停滞につながっています。さらにアベノミクスをふかすというのは、私からみると戦中の戦争に負けてるなか、国民に勝ってると嘘の大本営発表とかぶってみえてなりません。



赤旗 6/14

今世紀最大の賃上げ根拠となっているのは、厚生労働省による春季賃上げ集計や連合の春闘回答です。厚労省がまとめているのは、資本金10億円以上かつ授業員1000人以上の大企業で、労働組合があり、妥結状況を把握できた300社あまりだけです。連合の春闘回答は4700余りの組合が得た回答の平均です。いずれも380万社ある日本の企業のごく一部にすぎません。しかも、ベースアップだけでなく定期昇給分を含む数字です。

物価変動の影響を除いた実質賃金指数(2010年平均=100)は、15年度平均で94.8。1990年以来最低です。5年間で5%も下落しました。年収400万円程度の労働者なら年間20万円もの目減りです。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/735.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 「赤旗」ピンチで財布も赤い「日本共産党」が資産を大量売却(週刊FLASH)


「赤旗」ピンチで財布も赤い「日本共産党」が資産を大量売却
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/POL/24261
週刊FLASH2016年6月21日号


「全国32の1人区で、野党統一候補が実現しました。すべての選挙区で、自公に打ち勝つ決意です!」

事実上、参院選の号砲が鳴った6月1日、日本共産党の志位和夫委員長は、街頭演説でこう訴えた。2月に志位氏が1人区での独自候補取り下げを表明して以降、共産党は野党共闘の主導権を握る。

2013年参院選では議席を倍増。2014年衆院選でも8から21へと議席を大幅に増やした。今夏の参院選でも躍進が確実視されている共産党だが、その裏では、重大な問題が進行していた。

ジャーナリストの高橋篤史氏が言う。

「2001年の約350億円をピークに、2014年には約224億円にまで党収入が激減しているのです。共産党は政党助成金の受け取りを拒否しており、収入の約85%を機関紙『赤旗』に依存している。部数減が党収入に直結するのです」

「赤旗」の公称部数は、日刊紙と日曜版を合わせて124 万部。とりわけ苦しいのが日刊紙だ。

「戦後、共産党は新聞収入をメインに置く政党として成功し、一時は自民党を凌ぐ財政基盤を誇りました。しかし、2011年7月、月額500円の値上げに踏み切った時点で、毎月2億円の赤字を垂れ流していました。当時の日刊紙の部数は24万部で、今では約20万部にまで減っています」(高橋氏)

「赤旗」の収入減を穴埋めするように、共産党はここ10年間で、次々に不動産を売却している。2007年に死去した宮本顕治元議長の自宅は、多摩市の閑静な住宅街にある。その敷地は、死去の翌年から、少なくとも3度にわたって切り売りされ、1億8000万円以上になった。

共産党にとって頭痛の種が、供託金の没収だ。たとえば、衆院の選挙区で候補を立てるには、1人あたり300万円が必要。有効得票数の1割を獲得できなければ、没収される。

「1人区の候補擁立を取り下げた背景には、この供託金問題があるとみられています。党広報によれば、過去10年、6回の国政選挙における供託金の没収総額は約21億円。2005年の郵政選挙では、一度に6億7000万円を失っていますから」(高橋氏)

郵政選挙の翌年の2006年には、旧国会議員団東京事務所を約8億8402万円で売却。直近の2015年には、代々木駅に隣接する東京都委員会ビルを13億円で売却し、豊島区北大塚に移転先ビルを建設中だ。

それを知れば、“躍進”の下馬評も薄寒く聞こえる。共産党本部に問い合わせると、「参院1人区での候補取り下げは(党の財政事情とは無関係で)野党共闘成功のためであり、それ以外の意図はありません」。不動産売却は、赤旗の部数減とは関係なく、あくまでも「党本部ビル建設にともなう整理・統合」との回答だ。

今後も政党助成金を受け取らないという気概が党勢拡大の源だが、収入拡大の道は見えない。



















http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/736.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 狭まる包囲網…自公も舛添都知事「不信任決議案」提出へ(日刊ゲンダイ)
           もう後がない(C)日刊ゲンダイ


狭まる包囲網…自公も舛添都知事「不信任決議案」提出へ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183544
2016年6月14日 日刊ゲンダイ


 舛添都知事に対する包囲網が一気に狭まっている。

 14日午前、自民党都連は会合を開き、都選出の国会議員や都議会議員らが対応を協議。都議会自民党と公明党が不信任案を出すことも視野に調整を進めている。

 公明の山口那津男代表は「わが党は不信任決議案を出す方向で進めている。15日がひとつのヤマ場だ。自民党と足並みをそろえるよう、いろいろ交渉している」と話した。

 野党各会派は14日午後、議会運営委員会に不信任決議案を提出し、会期末の15日に審議される見通し。都議の3分の2以上が出席し、4分の3以上が賛成すれば可決される。議会の3分の2近くを占める自公が賛成に回れば、一巻の終わりだ。


           ◇


舛添知事の不信任決議案 自民も提出の方針
動画⇒http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160614/k10010556101000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
6月14日 15時24分 NHK



東京都の舛添知事の政治資金などを巡る一連の問題で、都議会では、15日の本会議に向けた対応を協議する委員会の理事会が開かれ自民党が不信任決議案を提出する方針のほか、これまでにほぼすべての会派から不信任決議案が出されました。一方、自民党は舛添知事に対して15日の本会議を前にみずから辞職するよう求めているということです。

東京都の舛添知事の政治資金などを巡る一連の問題で、都議会は13日、集中審議を行い、自民党を除く5つの会派が、辞職を求めたのに対し、舛添知事はリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックが終わるまで不信任決議案の提出を猶予してほしいという考えを示しました。

都議会は15日の本会議を前に、14日議会運営委員会を開いて対応を協議する予定で、これに先立って各会派の幹部による理事会が行われています。この中で、自民党が不信任決議案を提出する方針のほか、これまでにほぼすべての会派から不信任決議案が出されたということです。

一方、舛添知事は14日午後、自民党の川井重勇都議会議長と会談し、15日の本会議で不信任決議案が提出される前にみずから辞職するよう促されたのに対し、「応じられない」という考えを伝えたということですが、自民党は引き続き舛添知事に対して速やかに辞職するよう求めているということです。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/737.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 岸井成格氏「報道番組のジャーナリズム精神は失われつつある」(女性セブン)
                ニュース番組の在り方について語る岸井成格氏


岸井成格氏「報道番組のジャーナリズム精神は失われつつある」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160614-00000014-pseven-ent
女性セブン2016年6月23日号


 私たちが日頃、見ているニュース番組の周辺が何かと騒がしい。「圧力」「電波停止」「キャスター降板」…そんな言葉がこのところ、“ニュース”として報じられている。参議院選挙を直前に控えた今、私たちが知るべき情報は本当に伝えられているのだろうか。『NEWS23』(TBS系)のアンカーだった毎日新聞特別編集委員の岸井成格さんが、ニュース番組について語る。

 * * *
 事実を伝えるだけなら、人工知能にだってできること。事実があり、その裏側にはこういう意味があるという“解説”までできなければニュース番組ではありません。

 古今東西、権力は必ず腐敗し、時に暴走してきました。特にその権力が、多数決で圧倒的な力をもっていると暴走しやすくなります。これにストップをかけるのがメディア、とりわけジャーナリズムです。本来、報道は、政府による権力の暴走を止める役割も持っているのです。決して政府の広報局ではありません。

 安保法案についても、単に政府の発表を放送するだけなら、良い法律のように見えてしまう。でも、その裏には危険な思惑があることをしっかり解説して問題を投げかける責任が、ニュース番組にはあります。

 その点で、日本のニュース番組のジャーナリズム精神は失われつつあります。政府や権力に甘く見られ、圧力をかければ屈すると思われてしまっているのです。別に権力に反抗したからといって、番組を止められるわけではありません。

 テレビ局のトップ、そして現場で番組作りに携わる人にはどんどん声を上げてほしいと思いますね。報道機関の使命を再認識してほしいです。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/738.html

記事 [政治・選挙・NHK207] アベノミクスの毒矢が中小企業を直撃(きっこのブログ)
アベノミクスの毒矢が中小企業を直撃
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2016/06/post-2f9d.html
2016.06.14 きっこのブログ


3日前の6月11日、共同通信が配信した次のニュースが、いろいろなメディアで取り上げられた。


「企業の利益格差、過去最大 大手と中小、19兆円」(2016年6月11日)
安倍政権の経済政策アベノミクスが始まった2013年から大手企業と中小企業の業績格差が急拡大し、経常利益の合計額の差は15年に19兆円と過去最大になったことが11日、大手シンクタンクの試算で分かった。12年の差は10兆円だったが、大手の利益の増加率は中小を大きく上回っており、15年の差は2倍近くに膨らんだ。売上高合計も大手が12年より増加した一方、中小は減少し、勢いの違いが鮮明だ。大規模金融緩和による円安で輸出中心の大手は収益が伸びたが、中小は原材料の輸入コスト増が重荷となった。政権が進めた法人税の実効税率引き下げや投資減税は、大手への恩恵が大きかった。(共同)


民主党政権時の2012年には、大手企業と中小企業の経常利益の合計額の差は10兆円だったけど、安倍政権に代わってアベノミクスが始まってから、わずか3年間で2倍近い19兆円に格差が拡大した、というのだ。ま、安倍政権は株価を吊り上げて景気回復を演出するために日銀を使って円安を進めたんだから、輸入原材料に頼る企業は、大企業であれ中小企業であれ、同じ比率でダメージを受けただろう。ただし、大企業は製品の輸出による恩恵が受けられ、製品を大企業に納入してる中小企業は何の恩恵も受けられなかった、ということだ。

もちろん、中小企業の中にも、自社製品を輸出していたり、大企業の下請けじゃなくて独自に販売してる会社もあるけど、日本の中小企業の大半は、大企業の下請けや孫請けだったり、それに準ずるような位置づけだ。だから、いくら円安の進行で輸入原材料が高騰したからといって、取引先の大企業に納入単価の引き上げなど言えるワケがない。そんなことを口にしたら、その瞬間に契約を打ち切られてしまうからだ。

どんなに輸入原材料が高騰しても、今まで通りの単価で部品を買上げ、その部品を使って製品を作り、その製品を国内で販売したり輸出したりしている大企業は、法人税の大幅減税とあいまって、そりゃあ経常利益が増えるだろう。そして、円安や消費増税のダメージをそのまま受けている中小企業との格差が、加速度的に拡大したのは当然だと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、未だに「アベノミクスの失敗」を頑として認めない安倍晋三首相は、先日の伊勢志摩サミット後の6月1日の会見で、来春の消費税再増税の先送りを宣言したけど、その理由が意味不明だった。前回の先送りの時には、「再度の先送りは絶対にない。それまでの3年間に3本の矢でアベノミクスを成功させ、消費増税できる環境にすることをお約束する」と断言していたから、消費税再増税の二度目の先送りは「アベノミクスの失敗」を意味する。でも、絶対に「アベノミクスの失敗」だけは認めたくない安倍首相は、「アベノミクスは成果をあげているが、これまでとは違った新しい判断で消費税再増税を先送りする」というトンチンカンなことを言い出した。

民主党政権時の2012年には、日本のGDP成長率はプラス1.7%だった。それが、安倍政権に代わってアベノミクスが始まったら、2013年はプラス1.4%と下がり、2014年はマイナス0.0%とさらに下がり、2015年は何とかプラス0.5%に持ち直したけど、一度たりとも民主党政権時の数値には戻っていない。世界のGDP成長率が、毎年プラス3%以上と右肩上がりを続けていることと比較しても、アベノミクスが何の成果もあげていないどころか、日本経済の足を引っ張っていることは明白だ。

それなのに、この期に及んでも「アベノミクスの失敗」を認めないどころか、未だに「アベノミクスの果実」だのと寝言を繰り返し、成果を強調する安倍首相、まるで、宿題をやらなかったくせに「やったけど家に忘れてきた」と言い張っている小学生のようだ。だから、6月1日の会見で、ドヤ顔で語った「アベノミクスの成果」に関しても、宿題を忘れた小学生レベルの嘘が満載だった。たとえば、安倍首相は、次のように述べた。


「昨年、正規雇用は26万人も増えました」


もちろん、この数字は間違っていない。統計局の労働力調査を見ると、次のように書かれてる。


「2015年平均の役員を除く雇用者5284万人のうち、正規の職員・従業員は、前年に比べ26万人増加し、3304万人。非正規の職員・従業員は18万人増加し、1980万人」


でも、この前年、そのまた前年、そのまた前年と、民主党政権時の2012年までさかのぼって見てみると、アベノミクスの実体がよく分かる。


「2014年平均の役員を除く雇用者5240万人のうち、正規の職員・従業員は、前年に比べ16万人減少し、3278万人。非正規の職員・従業員は56万人増加し、1962万人」

「2013年平均の役員を除く雇用者5201万人のうち、正規の職員・従業員は、前年に比べ46万人減少し、3294万人。非正規の職員・従業員は93万人増加し、1906万人」

「2012年平均の役員を除く雇用者5154万人のうち、正規の職員・従業員は、前年に比べ12万人減少し、3340万人。非正規の職員・従業員は2万人増加し、1813万人」


たしかに、昨年2015年には正規雇用が26万人増加しているけど、アベノミクスが始まった2013年には46万人も減少していて、翌2014年にも16万人も減少している。つまり、アベノミクスが始まって2年間で、正規雇用は62万人も減少したことになる。安倍首相はドヤ顔で「正規雇用は26万人も増えました」とノタマッたけど、アベノミクスが始まってからの3年間をトータルで見れば、正規雇用は36万人も減少しているのだ。

それに、なんでもかんでもリーマンショックのせいにするのが大好きな安倍首相は、「リーマンショック以来、減少が続いていた正規雇用が、8年ぶりにプラスに転じました」と、これまでの正規雇用の減少が、あたかも「リーマンショックが原因」かのようにノタマッていた。だけど、民主党政権時の2012年は、東日本大震災の翌年だというのに、正規雇用は12万人の減少で済んでいる。それが、安倍政権になってアベノミクスが始まったとたん、2013年には46万人の減少、民主党政権時の4倍近い悪化だ。これは、どう考えてもリーマンショックとは関係ないだろう。そして、どう考えてもアベノミクスが原因だろう。

そして、何よりも注目してほしいのが、非正規雇用の増減だ。民主党政権時の2012年には、非正規雇用はわずか2万人の増加だったのに、安倍政権に代わったとたん、2013年は93万人の増加だ。翌2014年も56万人の増加、翌2015年も18万人の増加、この異常な非正規雇用の増加数を見れば、竹中平蔵が会長をつとめる人材派遣会社の最大手「パソナ」が、さぞかし儲かっているだろうと想像がつく。

ようするに、安倍政権になってアベノミクスが始まってからの3年間をトータルすると、正規雇用が36万人も減少した一方で、非正規雇用は167万人も増加しているのだ。これが事実なのに、都合のいい数字だけを持ってきて「正規雇用は26万人も増えました」とドヤ顔でノタマッた安倍首相、これじゃあ詐欺師の手口と何も変わらない。

その上、民主党政権時の2012年よりも減少したのは、正規雇用の人数だけじゃない。中小企業の総売上も減少したのだ。安倍首相はアベノミクスの成果のひとつとして、これまたドヤ顔で「中小企業の倒産件数は減少しました」とノタマッていたけど、逆に、倒産する前に廃業してしまう「隠れ倒産」が急増している。2013年の「隠れ倒産」は2万8943件と過去10年で最多を記録し、翌2014年も2万6999件と過去10年で3番目に多かった。倒産件数は年間に約1万件なので、その3倍近い数の会社が「隠れ倒産」し続けていることになる。

大企業だけがアベノミクスの恩恵で内部留保を増やし続けている裏で、アベノミクスの毒矢によって倒産や廃業に追い込まれている中小企業、この構図のどこが「トリクルダウン」だと言うのだろうか。安倍首相は選挙になると、未だに「アベノミクスの暖かい風を日本全国、津々浦々へ届けます」などと寝言を繰り返しているが、このセリフを聴くたびに、あたしは、日本全国、津々浦々の庶民がいっせいに「寝言は寝て言え!」と総ツッコミを入れている画を思い浮かべる。


‥‥そんなワケで、アベノミクスが始まって3年、日本のGDPはほとんど成長していない横ばい状態なのに、大企業だけは経常利益が増加して中小企業との格差が民主党政権時の2倍近くに拡大した。生産が増えていないのに大企業の利益が増加したのは、冒頭の共同通信の記事にも書かれているように、輸出による円安の恩恵と、法人税の大幅な引き下げによる恩恵だろう。そして、もうひとつは、正規雇用をリストラして非正規雇用に代えたことによる人件費の削減だ。こうして総合的に見てみると、安倍政権の政策は、税制にしても、雇用にしても、経済政策にしても、すべては大企業のための政策だということがよく分かる。そして、庶民は誰ひとりとして見たこともない「アベノミクスの果実」という幻のスイーツを味わっているのは、経済のピラミッドの頂点あたりにいる、ほんのひと握りのお金持ちだけなのだとよく分かった今日この頃なのだ。


関連記事
安倍首相は今世紀最も高い水準の賃上げを実現というが、実質賃金は四半世紀で最低!
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/735.html

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/739.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添氏公私混同疑惑 不信任案成立へ全会派が賛同、舛添氏「辞職」を受け入れず:都議会選→都知事選で五輪前後にもダブル選か

 今辞めたほうが死にきれると思うが、今辞めたら死んでも死にきれないとのたまう舛添都知事だから、議会の解散を選択する可能性も否定できない。

 そうなると、全会派での不信任案決議提出(可決)だから、都議会選後に再び都知事不信任案が提出され可決されることになる。(選挙後の議会で再び不信任決議案が提出された場合、出席議員の過半数の賛成で成立する。そして、都知事(首長)は議長から通知があった日に失職する)

 となると、夏のあいだに都知事選も行われることになる。

 これは、4年後の8月に開催される東京オリンピックの前に都議会選そして前後に都知事選が行われることを意味する。

 舛添氏がすんなり辞任すると、7月に都知事選が行われ、東京オリンピックの前に都知事選が行われるスケジュールになる。

==============================================================================================================================--
舛添氏公私混同疑惑 不信任案成立へ 全会派が賛同、舛添氏「辞職」を受け入れず
産経新聞 6月14日(火)15時22分配信

 東京都の舛添要一知事の政治資金「公私混同」問題で、都議会自民党は14日、舛添氏の不信任決議案を提出することを決めた。都議会の全会派が不信任に賛同しており、不信任案が成立する。都議会が閉会する15日の本会議で審議される見通し。舛添氏は不信任案の可決後、10日以内に辞職か、都議会解散の選択を迫られ、解散しない場合は自動的に失職する。

 自民党都連は同日朝、国会議員や都議が都内のホテルで対応を協議し、参院選への影響を懸念して「早期の辞職が必要」との考えで一致した。

 当初は不信任案の提出には慎重だったが、関係者によると、議会運営委員会に先立ち、川井重勇議長(自民)が14日午後、舛添氏に自ら辞職するよう促したが、舛添氏は受け入れなかったといい、不信任案の提出に踏み切った。

 この日は、公明や共産などが舛添氏の不信任案を提出する意向を示しており、最大会派である自民党の対応が焦点となっていた。

 地方自治法によると、不信任案は本会議で都議の3分の2以上が出席し、4分の3以上が賛成すれば可決される。知事は10日以内に辞職か、議会解散の選択を迫られる。解散しない場合、知事は自動的に失職。解散した場合は、改選後の都議会で過半数が賛成して不信任案が可決されれば、失職が決まる。

 舛添氏は就任以降に力を入れた「都市外交」に関し、海外出張費が「高額すぎる」と批判を集めたことをきっかけに今年3月以降、公金の使い方に厳しい視線が注がれるようになり、神奈川県湯河原町の別荘にほぼ毎週末、公用車で通っていた問題などが次々と発覚した。

 政治資金では、家族旅行のホテル代や私的な飲食費を収支報告書に計上。大量の美術品を購入し、自宅に多額の事務所費を支払うなどの公私混同ぶりが批判を浴びた。舛添氏は「私は都民の信頼を失っている。厳しい専門家の目で調べてもらう方がいい」とし、5月25日に元検事の弁護士2人に調査を依頼。「不適切だが、違法ではない」などとする結果を公表したが、理解は得られず、都議会で厳しい追及を受けていた。

最終更新:6月14日(火)15時22分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160614-00000537-san-soci



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/740.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 週刊金曜日編集後記/刑訴法・盗聴法改悪法案に賛成した有田芳生議員にお詫び申し上げます
2016年06月03日
http://www.kinyobi.co.jp/from/20160603.php

▼本誌5月27日号4頁の記事「刑訴法・盗聴法改悪法案が成立」に、民進党の有田芳生参院議員がネット上で批判している。記事中の「ヘイト・スピーチ規制法案を通す見返りに、本法案に賛成するという取引があったからではないか」との見立ては「事実無根」。また、足立昌勝氏のコメント「『今度の改選でぜひ落選してもらいたい』」をそのまま掲載したのは、「特定個人の狙い撃ち」を編集部が「肯定した」としています。
 ヘイト・スピーチ規制法成立に尽力された有田氏には編集部としても敬意を抱いており、「金曜アンテナ」担当者として当該コメントの掲載には慎重であるべきでした。刑訴法・盗聴法改悪法案については、反対していた民進党がなぜ直前で法案に賛成したのかが明らかでなく、筆者・林克明氏の見立てに沿ったものですが、編集部の責任で関係議員への追加取材もした上で掲載すべきでした。
 関係者にお詫び申し上げるとともに、今後、事実関係を精査していきたいと考えます。(山村清二)

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/741.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 「民進にもれなく共産ついてくる」 だから怖いのね安倍ちゃん(笑)(世相を斬る あいば達也)
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/31f9032b0ee40d248257df27a3f03c75
2016年06月14日

安倍は、周りが全員味方だと認識すると、調子にのる軽輩なのだろう。武士階級で言えば、足軽どころ、雑兵階級の、半分追剥ぎ武士なのだろう。まあ、長州下級武士階級命と“尻ペタ”に入れ墨シールが貼ってあると云う噂は本当かもしれない(笑)。NHKや共同通信の世論調査によると、安倍自民の参議院選大勝利は、既に既定の事実化プロパガンダがたけなわである。にも拘らず、野党の悪口三昧に明け暮れているのだが、ただのバカなのか、悪口が趣味なのか、はたまた、どこかでビビッているのか判断がつかない。

筆者の推測が正しければ、日本経済数値が悲鳴と云うレベルに到達していない故の、愚民の鈍感さに救われている安倍内閣の支持率だが、世界的潮流になりかけている、“円高株安”は、米フロリダ銃乱射事件や英国のEU離脱の可能性などに加え、米大統領に“ヒラリー・サンダース政権”が誕生した時、英米覇権の構図が崩れるので、世界はひっくり返る。まあ、現時点では安倍自民が二馬身リードを保っているが、「共民社生野党連合」にも、追い風が吹く気象予想図になっている。今日も株価は1万6千円割れしていた。産経フジのTVニュース報道は、以下のように報じている。

≪ 安倍首相が講演 「民進党にもれなく共産党がついてくる」

「民進党には、もれなく共産党がついてくる」と述べ、野党共闘を皮肉った。 安倍首相は「野党統一候補というものではなくて、共産党、民進党の統一候補。民進党には、もれなく共産党がついてくる」と述べた。  安倍首相は11日、愛媛・松山市で講演し、アメリカのオバマ大統領の広島訪問や、北朝鮮の弾道ミサイル発射への対処などにふれ、「助け合う同盟は絆を強くした。日本の安全は、より確かなものとなった」と強調した。

 そのうえで、自衛隊解散を訴える共産党とともに、民進党が安全保障法制の廃止を訴えているとして、「日米同盟を根幹から揺るがし、絆と信頼を断ち切る」と述べ、民進、共産勢力に、力を与えないよう呼びかけた。 ≫(FNN)


到底、一強他弱政権として、我が世の春を満喫している内閣総理大臣とは、到底思えない。おそらく、虐められることを怖れて、虐める側の集団に、常に身を置く性癖があるようだ。そして、ジャイアンの後ろ盾で、「オマエの母ちゃんデベソ!」と叫んでいる“骨川スネ夫”のキャラと重なる部分が多い。安倍は、強者だからジャイアンだろうと云う短絡的見方もあるが、冷静に安倍を観察していると、“スネ夫”のキャラと被る点が目立つ。Wikipediaによると、スネ夫は、
 ≪ナルシストかつイヤミ、口が上手く虚言癖の持ち主。強者には徹底してへりくだる虫のいい選択しかしない。父親は会社社長で家庭が裕福であり(小学生でありながら月の小遣いが1万円)、度々自慢話を吹聴してのび太を憤慨させたりうらやましがらせたりする。ごく初期にはメインの悪役になることが多くジャイアン以上に威張っていたが、間もなくジャイアンの子分としての立場を確立した。≫
と解説されている。


明らかに、安倍晋三はスネ夫である。さしずめ、ジャイアンの役は、「アメリカ」、或るいは「米軍」と云うことになる。先回のG7サミットで見せた世界レベルの醜態の内容を吟味しても判るが、狂言癖があり、権力者だと思っている自分自身の存在に酔いしれている。勇気の欠片すらない言論人や報道各社の幹部どもを、へりくだらせ、威張り散らし、代々の政治屋稼業で得た政治資金を懐に入れ、家柄が良いお坊ちゃん風を装う。長州長州、松下村塾を自慢気に語るが、ただの田舎侍にしか過ぎない。常日頃、常道や正論を語る人々を憤慨させ悦に入っている。

しかし、内心、まったく自分で築き上げた「力」がないので、常時不安に苛まれている。朝から晩まで、自己催眠を掛けながら、精一杯の嘘を撒き散らしていないと、怖くて怖くて、腹が痛くなってくる。つまり、自己暗示で平常心を保った積りになっている“スネ夫”なのである。大所高所から眺めると、何とも哀れな男に過ぎない。しかし、世界に「アベシンゾウ」のキャラは、完全にバレバレになっている。吐き出す言葉は、妄言、夢想であり、データまでつまみ食いして捏造する。しかし、怖ろしいことは、世界は知っているのに、日本には、勘違い族が半数近くいると云うおぞましさだ。

経済学的に見ても、クソノミクスは崩壊している。どんな僥倖が日本経済に起きても、安倍と黒田の政策で、消し去ってしまう程、惨憺たる悪政である。円高趨勢は、止まるところ知らずに接近中だ。ウッカリ、英国のEU離脱が決定した場合、一瞬で対ドル100円を切ってしまう。長期金利もマイナス0.16%なのだが、0.2%になっても不思議ではない。庶民の預貯金にも、マイナス金利が適用される日も近いだろう。持ち株残高が2000万円あるから等と思って、良い気になっていると、1000万円目減りすることも覚悟した方が良い。内需は冷え込むレベルから、フリーズと云う状況を呈するだろう。

現状、ジャイアンである、アメリカ及び米軍は、「米国史上最悪のフロリダ銃撃事件」で、恐怖と怒りと憎悪が入り交じった、複雑な社会問題に突入してゆくことになる。これは、ジャイアンの変身であり、“安倍スネ夫”にとっては、青天の霹靂となる。日本の報道の不自由度から察するに、一般ピープルが、アメリカの大転換に気づくには、数年を要する。つまり、見ている聞いているようで、嘘情報塗れになるので、()つきの「国際社会」においては、数少ない開かれているようで「閉ざされた言語空間」国家に当面向かうので、周回遅れで情報を理解する。しかし、中央集権国家機能は盤石なので、「いつか来た道」に突入する危険は増大している。

冒頭の“安倍スネ夫”の講演中の発言「民進党には、もれなく共産党がついてくる」だが、実は、昔の民主党政権とは、今度は違うとも受けとめられる。つまり、下手を打つしか能がなく、正しい道筋を主張する小沢と鳩山を追い出し、野田に至って、自民党に民主党を売り払ったような政権ではなくなる保証がついたと云う言い方も可能だ。野党共闘の意味合いが、そう云う意味でも、骨ある野党になれるわけで、“安倍スネ夫”の軽口は、実は言い得て妙である。最後に、古賀茂明氏が、一般ピープルに向けて、参議院選後になって、「聞いてないよ!!!」と叫ばないように気をつけなと云う趣旨のコラムを書いていた。コピペが出来ないので(笑)、要旨をランダムに書きだしておく。


○「投票してから、知らなかったでは済まされない!」参議院選で安倍自民が勝利した場合、速攻で出てくる政策が5っある。

★残業代ゼロ法案。所謂、ホワイトカラーエグゼンプションとか言うやつだ。既に閣議決定していたが、評判が悪いので、参議院選後に法案化する計画で着々準備が整っている。

★カジノ法案。個人消費は冷え込んだままで、蘇生は期待できない。新産業を開拓出来るほどの国力も失った。ここは、治安が悪くなろうがどうなろうが、手っ取り早く新産業を誕生させたい。それが「博打産業である」。黒い金も白い金も、皆でやろう丁半博打。タックスヘーブンで世間も騒がしい。お金持ちさん、マネーロンダリングとしても有効でっせ!そうそう、貧乏なアナタも、カジノでリッチになれるかも?

★配偶者控除は廃止法。これは切実なサラリーマンが多いことだろう。シコシコ源泉徴収されているリーマン君、実入りは確実に減るからね。この法案、手ぐすねを引いてしまったのは、日本会議や右派系言論人が「専業主婦論」を主張しているので、選挙後に法案化を狙っている。まあ、右巻きさんの手前、選挙前には出せなかったようだ。

★生乳農家への補助金、JA介在を廃止法案。生乳農家にJAを通して補助金を出していた制度から、JAを排除して、自由市場化を目指す。支持母体と思われている農協の反発を怖れ、選挙後に法案化か?

★悪名高い「もんじゅ」夢の(永遠に実現しない夢)高速増殖炉、所謂“もんじゅ様”の継続決定。利権塗れで二進も三進もだが、選挙には不利、選挙後に公表しよう!プルトニウムを隠し持っているとの悪評もある(笑)。

以上だが、残業代ゼロ、カジノ法、配偶者控除廃止は、自公政権を揺るがしかねないから、あきらかに選挙後だね。まあ、こうやって、選挙に有利か不利かで、舛添問題まで、気が回るのだから、政府が、まっとうな政策を秩序だって実行できないのは、民主主義の弊害だとも言える。悩ましいもだね、デモクラシーのピュアな実践には程遠い。

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/742.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 「憲法9条を実行するなら、すぐ常任理事国になれます」と、柄谷行人さん(生き生き箕面通信)
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/c7a31ae1af5fa26dce3e3f48acacb468
2016-06-14 17:14:04

 「9条をもった日本だけにできる平和の世界同時革命です」ともいう。柄谷行人さんは本日6月14日の朝日新聞で、「9条の根源」と題してコラムを書いています。

 安倍首相がいくら国会で3分の2を取っても、次に控える国民投票があるから、かならず負けてしまう。国民はたとえアメリカ占領軍に押し付けられたとしても、国民投票があるから9条の偏向はできない。もし、9条が憲法で残り、解釈改憲だけで「海外派兵」できるとしたら、訴訟だらけになってしまう。9条は、アメリカが「朝鮮戦争」のときに変えようとしたけれど、結局、できなかった。アメリカの強い要請を断って、再軍備を封じ込めた。この時に、9条は日本の自発的なものになったのです。

 哲学者、柄谷さんは、朝日の紹介によると、著書に新刊「憲法の無意識」のはか、「世界共和国へ」「世界史の構造」などがあるそうです。 


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/743.html

記事 [政治・選挙・NHK207] ≪選挙情報≫創価学会員の女性「仲間10人と話して、投票先を共産党に決めた」 「公明党はもはや平和の党ではなく、自民党」


【選挙情報】創価学会員の女性「仲間10人と話して、投票先を共産党に決めた」
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/18064
2016/06/14 健康になるためのブログ




以下ネットの反応。




















安保法の審議過程はメチャクチャでしたし、内容もひどいですから、少し”自分で”勉強すれば「おかしい」ということに気付きますわな。公明党言ってること変だし。


 
関連記事
≪迷走≫神奈川の公明党ポスターが謎すぎると話題に!「党首は誰?」「創価学会の人はこれでいいの?」の声
http://www.asyura2.com/16/senkyo204/msg/895.html

7.10参院選 全選挙区「当落予想」 ≪埼玉≫安倍首相ツーショットにすがる公明の“トラウマ”(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/454.html



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/744.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 「生活の党」応援サイトが、「広島・長崎原爆の真犯人は天皇」という特集記事を掲載。クレームが出ている
■「生活の党」応援サイトが、「広島・長崎原爆の真犯人は天皇」という特集を掲載している。

その応援サイトは2つあり、サイトの主旨は双方とも次の通り。
「このままじゃ、日本が無くなってしまう。みんなに知らせて下さい。期日前や不在者投票をせず、油性ペンで当日投票する!-不正選挙に対抗するには鉛筆書きの票は静電気で無効票に出来る。期日前・不在者投票は鍵があれば何とでもできる。黒の油性ペンで当日投票する」
http://trjp.net16.net/
http://ri4jp.web.fc2.com/

■一方、同サイトに対するクレームや、同サイトから転載した阿修羅の投稿記事にもクレームが出ている。その内容を次に転載する。

【1】「生活の党」応援サイトに対するクレーム
ツイッタラー:本物黒酒@honest_kuroki
https://twitter.com/honest_kuroki/status/742624288197353472?lang=ja
ツイート:
生活の党応援サイトが「広島・長崎原爆の真犯人は天皇」という特集を掲載➡http://ri4jp.web.fc2.com/page39.html  http://trjp.net16.net/page39.html
私のツイートや翻訳12件を転載した記事だが、出典掲載が無いのはなぜ?http://www.asyura2.com/acas2/lrTiopQORes.html

【2】「生活の党」応援サイトから転載した阿修羅の投稿記事
タイトル:広島・長崎原爆の真犯人は天皇
投稿者:お天道様はお見通し
投稿記事のURL:
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/827

【3】上の阿修羅の投稿記事のコメント欄にクレーム
コメントした人:本物黒酒
コメントのURL:
http://www.asyura2.com/acas2/lrTiopQORes.html
コメント内容:
お天道様はお見通しさんへ
貴方様のこの投稿記事に、下の私のツイートとツイッター添付の翻訳文や図説が含まれます。
阿修羅掲示板の投稿規定に従って、URLを明記ください。
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/297.html
引用した記事を確認することができるURL(存在するときは必ず)
https://twitter.com/honest_kuroki/status/702744192317960194
https://twitter.com/honest_kuroki/status/708943273490915328
https://twitter.com/honest_kuroki/status/708948917623238656
https://twitter.com/honest_kuroki/status/692253073759150081
https://twitter.com/honest_kuroki/status/708936752640032768
https://twitter.com/honest_kuroki/status/708664132959019008
https://twitter.com/honest_kuroki/status/664659980239269888
https://twitter.com/honest_kuroki/status/648216148798894080
https://twitter.com/honest_kuroki/status/708696261495357440
https://twitter.com/honest_kuroki/status/708701174044631040
https://twitter.com/honest_kuroki/status/708228233607557120
https://twitter.com/honest_kuroki/status/648217206283567104

■不正選挙への対抗手段を宣伝して「生活の党と山本太郎となかまたち」を応援しているようだが、他人の著作物をパクっているサイト自体に大きな不正が生じていることがわかる。
そこで、「生活の党と山本太郎となかまたち」事務所に同サイトとの関係を問い合わせてみた。
「知りません」とのことでした。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/745.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 山本太郎議員が街頭記者会見で発表! ミュージシャンの三宅洋平氏 東京選挙区から無所属で立候補!改憲を止める!



【参院選】三宅洋平氏が無所属で東京選挙区から立候補表明!前回は落選した候補者の中で最多票を獲得!




山本太郎 記者会【参院選2016】2016年6月14日



















































http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/746.html

記事 [政治・選挙・NHK207] (速報)舛添、泣く(画像あり)
http://hitomi.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1465897504/l50


1 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 8386-0553)

2016/06/14(火) 18:45:04.69 ID:ykqAhJOt0

?2BP(2001)


テレ朝
http://www.yahoo.co.jp/

<a href='http://vsc.send.microad.jp/delivery/ck.php?n=ac34e9f4&cb=INSERT_RANDOM_NUMBER_HERE' target='_blank'><img src='http://vsc.send.microad.jp/delivery/avw.php?zoneid=11437&cb=INSERT_RANDOM_NUMBER_HERE&n=ac34e9f4&ct0=INSERT_CLICKURL_HERE&snr=2' border='0' alt='' /></a>


2 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (アウアウ Sa3f-jNGR)

2016/06/14(火) 18:45:22.48 ID:+liVGrPta

http://i.imgur.com/FQuAZiY.jpg


3 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW eb52-jNGR)

2016/06/14(火) 18:45:28.07 ID:CToKlw170

ハゲの涙に免じて許した


4 :

日本人の性欲は異'常 ◆8Pm7eIQS9na/ (アウアウ Sa97-jNGR)

2016/06/14(火) 18:45:29.68 ID:Vsu6xjYba

子供かよ


5 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ f7e9-1atY)

2016/06/14(火) 18:45:39.71 ID:/tHnJL9j0

キャプくらい・・・


6 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 9faf-YdMk)

2016/06/14(火) 18:45:53.37 ID:mYkdtWOO0

泣くことねえだろw


7 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 8b48-AHtr)

2016/06/14(火) 18:45:57.41 ID:0leAoknp0

       /           ヽ
       ////// ,|     \
     //         / iヽ
     /////////  |ヽ     ',
     //////    ヽ \    !
    {|/////            \ \ |
    ,!|//'   彡ミヾ ノ {、,,,_  ヽ   ;
    ハV|   ≧=イ{  jK二 ≦ ∨/
    ヾ〈'i!       ,ノ  ( ` ̄ `´ |/   ウア゛アアアアアアアアアアアアアーーー!!!
    し!::    /(r 、_,、)、    iノ   アウアウ……
     {::  / _,,,..、_,、 ヽ  :::
          | 《_` ' -'-'=ヽ |  :/
      >. ヾ` ミエエiソ // /\ _
   _,, /∧、 ,. ─-、 //!  \`ー- 、_
_,.-''"/  |  ≧、,,,_,,// /    \     ̄` -
  /   |  \_  _/   /     /
         /⌒\  /     ヽ


8 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 4f2e-7xHu)

2016/06/14(火) 18:46:02.23 ID:jQjOH67F0

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org340577.jpg


9 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW ebc6-jNGR)

2016/06/14(火) 18:46:11.54 ID:fsIbfSGh0

首がもげたら許してやるよ


10 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (アウアウ Sa97-YdyY)

2016/06/14(火) 18:46:14.13 ID:EkiUnmuba

早く死んで、どうぞ


11 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ ebc8-3x4T)

2016/06/14(火) 18:46:16.19 ID:kBOsSzMc0

はよ死ね


12 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 07f8-AHtr)

2016/06/14(火) 18:46:21.85 ID:CHLw96fV0

マジかよ
許した


13 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ササクッテロ Spd7-AHtr)

2016/06/14(火) 18:46:23.91 ID:mfbhCZF9p

野々村超えたわ


14 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ササクッテロ Spd7-oU5x)

2016/06/14(火) 18:46:27.79 ID:5RCwC5nnp

まあ集団いじめだよね、見てて楽しいけど


15 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (スプー Sd4f-9w6r)

2016/06/14(火) 18:46:28.74 ID:POfSe54Vd

泣けば良いと思ってる議員多いよな
まんこかよ


16 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 3b0c-jNGR)

2016/06/14(火) 18:46:30.67 ID:kNqpvR1v0

ハゲは泣くもんだ


17 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW eba7-AHtr)

2016/06/14(火) 18:46:44.18 ID:ZdWAh7+n0

ハゲでも流す涙があるんだ…


18 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (スプー Sdcf-jNGR)

2016/06/14(火) 18:46:46.26 ID:YN/MdgGUd

こんなん俺だったらストレスでハゲそう


19 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (アウアウ Sa97-jNGR)

2016/06/14(火) 18:46:48.09 ID:aWj1uJg3a

いい年こいたおっさんが公の場で泣くか?


20 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ササクッテロ Spd7-AHtr)

2016/06/14(火) 18:46:55.12 ID:5WkLoVz7p

こいつも野々村リスペクトかよ


21 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 234c-7xHu)

2016/06/14(火) 18:46:55.17 ID:6k0BMq2M0

>>1
どこのカッペ地方だよ

うちの地元の天気予報やってるぞ


22 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 23bc-+Mpy)

2016/06/14(火) 18:46:56.31 ID:T+h5EXgc0

泣く前に頭丸めろよ


23 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW efbe-jNGR)

2016/06/14(火) 18:46:57.91 ID:HTxFKdpW0

子供がいじめられてるから都知事続けまぁす!!!!!!!!!!!


24 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ガラプー KKb7-Dr+b)

2016/06/14(火) 18:47:01.99 ID:j7j2TIiwK

ハゲのくせに泣くなよ


25 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 6f30-iLHn)

2016/06/14(火) 18:47:03.44 ID:tFcJ9/7N0

とりあえず頭丸める位の誠意見せろよ


26 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 83bd-jNGR)

2016/06/14(火) 18:47:03.64 ID:HhGprPcH0

面白すぎるww


27 :

 

2016/06/14(火) 18:47:07.96

許した


28 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 234c-7xHu)

2016/06/14(火) 18:47:12.13 ID:kcsjU2Uj0

そんなに都知事やりたいか


29 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ eb5b-7xHu)

2016/06/14(火) 18:47:12.16 ID:ghvH1Uo+0

泣くなよワロタ
ほんと小物だなぁ


30 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 6fd9-jNGR)

2016/06/14(火) 18:47:14.21 ID:imlq7jtu0

今までどんな実績があっても末路がこれじゃなぁ


31 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 6f6f-7xHu)

2016/06/14(火) 18:47:16.64 ID:CtTvM1F60

これがネトウヨの誇るいじめ大国です


32 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (アウアウ Sa97-oU5x)

2016/06/14(火) 18:47:17.21 ID:28+6/yLga

>>16>>17

ののたん…


33 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 5749-jNGR)

2016/06/14(火) 18:47:17.37 ID:pcMG8ZuO0

泣いたからって許されるものではない
悪意を持ってやったことだろ?


34 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (アークセー Sxd7-MmTj)

2016/06/14(火) 18:47:19.17 ID:F9BbwXeUx

橋本こい


35 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 8b48-F6yH)

2016/06/14(火) 18:47:20.56 ID:+Usbvxqw0

取り返しがつかんと泣く


36 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 076f-oU5x)

2016/06/14(火) 18:47:20.83 ID:Wt/NIzaQ0

何が何でも泣かすのはいかんわ


37 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 1b3a-jNGR)

2016/06/14(火) 18:47:24.99 ID:PLddcpM/0

いつ死ぬの?


38 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (スプー Sd4f-jNGR)

2016/06/14(火) 18:47:29.51 ID:uUdzIdHVd

さっさと辞めりゃいいのに
辞めて外から同じようなことやってる奴ら糾弾せえよ


39 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW a340-AHtr)

2016/06/14(火) 18:47:31.74 ID:5FFE/0ZR0

陰湿リンチ国民


40 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 9b4b-jNGR)

2016/06/14(火) 18:47:32.82 ID:1GX5xul10

日本人の陰湿さは世界有数


41 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (スプー Sd4f-jNGR)

2016/06/14(火) 18:47:33.47 ID:XzK9q4u3d

涙がでるくらい美味しい思いしてきたんだろ


42 :

アザラシ伍長 ◆n3FrWDzmJGlV (アウアウ Sa97-RZoD)

2016/06/14(火) 18:47:34.48 ID:aiI2oTXsa

?PLT(21018)


>>2
かわいい


43 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW d7b2-B2rs)

2016/06/14(火) 18:47:36.37 ID:9tNu9INJ0

ブチギレ解散くるで


44 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 238d-oU5x)

2016/06/14(火) 18:47:36.68 ID:UKhiyYWG0

>>22
もう丸めてるだろ!ハゲいじめはもういい加減にしろ


45 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 53aa-jNGR)

2016/06/14(火) 18:47:49.61 ID:6sCTCuUr0

自分のせいだぞ


46 :

番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ブーイモ MMb7-jNGR)

2016/06/14(火) 18:47:55.84 ID:4PAxXQ2aM

給料返金したら俺だって泣くわ
可哀想だから安らかに死んでくれ
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/747.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添都知事「リオオリンピックまでやらせてほしい」/「子どももいじめられているので辞められない」と涙ながらに訴える
舛添都知事「リオオリンピックまでやらせてほしい」

TBS系(JNN) 6月14日(火)18時39分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160614-00000075-jnn-soci

 舛添都知事ですが、議運の理事会にごく短時間入ったように見受けられました。そこで一体何を話したのでしょう。

 舛添都知事ですが午後5時50分頃、理事会室に入っていき10分ほどで、その理事会室から出てきました。そして午後6時頃にまた再び、理事会休憩であると発表されました。だんだんと理事会で舛添知事が何を話したのか、伝わってきましたが、リオオリンピックまでやらせてくれということを涙ながらに訴えたということです。そして、そのほかにも、「知事は本当は辞めたい。でも今は辞められない。子どももいじめられているので辞められない。辞めたいが今、辞めると都政が混乱するので辞められない」このように話したとのことです。

 10分の理事会の再開だったわけですが、14日は午後3時頃には自民党も不信任決議案を提出する方針であるということがわかり、各会派が出そろった時点で知事が自ら辞職を申し出るように説得が今も続けられているものとみられています。その理事会、いつ再開するのか、わかっていません。(14日18:20).
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/748.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添氏、涙流し訴え「9月まで都知事続けたい」

舛添氏、涙流し訴え「9月まで都知事続けたい」
テレビ朝日系(ANN) 6月14日(火)18時43分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160614-00000044-ann-soci

 都議会の議会運営委員会に出席した議員によりますと、舛添都知事は「子どものことを考えると今すぐにでも辞めたい」と言って涙を流しながら、「9月まで都知事を続けたい」と訴えたということです。

 舛添知事は「これまで耐えてきたのはリオで東京が笑いものにならないようにするため」としたうえで、「オリンピックを前にして都知事が辞めるのは国益にとってマイナスだ。都政の混乱を避けたい」と話したということです。.
最終更新:6月14日(火)18時43分

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/749.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添叩きは何処に決着?自公までもが不信任では舛添も万事休すか(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2016/06/post-0ddd.html
2016-06-14


舛添叩きが収まらない。

都民も、マスゴミも、テレビの中でもみながヒステリックに喚きた
てる。

舛添は悪い、舛添はセコイ、舛添は辞めろ・・・・・・

確かに政治資金を私的に流用していたのは悪いし、使い方が
セコ過ぎるが、都議会ではあの舛添を応援していた自公の議員
までもがヒステリックに糾弾していた。

まるで江戸時代のお白洲に引っ立てられた犯罪者のようだ。

都議会は公開処刑場か?

それをライブで見ているマスゴミの例のコメンティター達は鬼の
首でも取ったように、居丈高に舛添の態度を糞ミソに言う。

都民や都議会議員や、コメンティター達は頭に血が上っている
だろうから気が付かないようだが、傍から見ているとまるで集団
リンチを見ているようで、とても異様だ。

今度は卵サンドが出て来た。。

中国服で書道が上達するかとか、出版社の社長は生きている
のか死んでいるのかとか、コメンティター達は名探偵になったつ
もりか、推理をしたり箸の上げ下ろしにまでこき下ろす。

前の選挙で応援していた自公議員までもが、舛添が居座る事
で参議院選挙に勝てないからと、不信任案を提出するそうだ。

舛添も徹底抗戦とか。

選挙と保身のぶつかり合いってか?

5000万円の金銭授受で都知事を辞めた猪瀬まで出てきて、
舛添批判をしている。

猪瀬が出てくる筋合いか?。恥を知れだ。

それで舛添を辞めさせたら、皆がすっきりするのだろうか。

今では、早くもポスト舛添が話題になっている。

あの橋下は
>自分に厳しく、嘘をつかなそう

そのまんま東は
>県知事時代しっかり仕事をしていた、裏表がない
だって(笑)

櫻井パパまで候補に挙がっている。

都知事選は、仕事できる関係なく知名度・人気者投票か?

舛添は、バナナのたたき売り宜しく、別荘は売ります、給料は
半額から全額カットを申し出てきている。

これだけ衆人環視の中では、これからそうそう悪いことはで
きないだろうし、政治資金の使い方もピシッとするだろうし、都
民の受けを良くするために仕事はバリバリするだろうし、この
人をコキ使った方が都政はより良くなるだろうと思ったり。。。。

今までの都知事の中で、一番クリーンな都政になる事、間違
いないのに、次の人気者投票に移り、巨額な選挙費用を使う
のか。。

なんだかもったいない気がするのは私が部外者たる所以か。

でもこれ言うと、総袋叩きかも。。。。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/750.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添都知事をギロチンにかけよと熱狂する民衆(小林よしのり)
2016.06.14(火)

舛添都知事をギロチンにかけよと熱狂する民衆
http://yoshinori-kobayashi.com/10452/

舛添都知事をギロチンにかけよという民衆の声が静まらない。
都議会でもマスコミでも、集団リンチが続いている。

たまごサンドを買ったのか?
中国服は書道に有効か?
出版社の社長は来たのか?
公用車で巨人戦や第九コンサートを見に行ったのか?
ケチな追及を政治家や民衆が大真面目にやっている。

自公が参院選への影響を恐れて不信任案を提出するかも
しれないそうだ。
選挙のためなら集団リンチに加わるという。

舛添都知事は給料ゼロで働くと言う。
タダ働きすると言ってるのに、それでも民衆は処刑台に
上れと言っている。

次の都知事にはだれがふさわしいかと都民に尋ねたら、
東国原とか橋下徹とか言っている。
面白そうだからとか、大阪で頑張ってたから東京でもとか
言っている。
こんなバカどもが巨額の費用を使って、また面白いか否かの
判断基準でリーダーを選ぼうとしている。

まさに『民主主義という病い』だが、この多数派の暴動を
個人で止める術はない。
テレビに識者で出てくる者も、辞任の必要はないなどと
言おうものなら炎上して、次のテレビ出演はないだろう。
そもそも集団リンチに加わらない識者などメディアには
声もかからない。

「レ・ミゼラブル」のエピソードに倣って、コソ泥には
銀の食器を与えよ、反省して死にもの狂いで働くからと
言っても、聞く耳を持たない。

誰もが追及しやすいケチな金額だったことが舛添のミス
だった。
石原元都知事のように、週3日しか都庁に出て来なくて、
舛添とは比較にならないほどの公私混同の贅沢三昧をして、
新銀行東京の設立に都税1400億円を突っ込んで
失敗しても、民衆は全然怒らない。
民衆とはそうした愚昧な連中なのだ。

『民主主義という病い』はもう脳髄に達していて、
治療不可能である。

http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/751.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 小池晃共産党書記局長は岡田民主党代表をもっと活用せよー(天木直人氏)
小池晃共産党書記局長は岡田民主党代表をもっと活用せよー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sopog1
14th Jun 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks


きょう6月14日の朝日新聞が、13日の「発言録」という一段の小さなコラムで教えてくれた。

 小池晃共産党書記局長がきのう13日の記者会見で次のように語ったと。

 すなわち、公的年金積立運用成績の結果は、

これまで遅くても7月頭にはだいたい発表されている。

ところが今年は7月29日に発表するという。

その理由は、その日が「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の発足10年だから」

というわけのわからない事を言っている。運用成績はすでに出ているはずで、

選挙結果に影響を与えるから発表を先送り先延ばししているわけだ。

安倍政権の無責任ぶり、情報隠ぺい体質を見事に物語るものではないか、と。

 さすがに共産党の小池晃書記長だ。

 目のつけどころが鋭い。

 これは許しがたい国民への裏切りだ。

 しかし、そんな重要な事でも、共産党が言うから国民に届かない。

 メディアに相手にされないからだ。

 朝日新聞ぐらいしか書かないからだ。

 その朝日新聞でさえも、一段の小さな記事どまりだ。

 日本共産党と小池晃書記局長は、岡田民進党代表を立てて、

自ら調べた安倍政権攻撃のネタを、岡田民進党代表の口から言わせたらどうか。

 そうすればメディアはもっと大きく書く。

 メディアが書けば国民はもっと注目する。

 そして、安倍政権けしからん、となる。

 民共協力は何も選挙の候補者選びだけではない。

 安倍政権の攻撃になるものであれば何でも協力すべきだ。

 そして、その場合、日本共産党が前面に出るのではなく、

岡田民進党代表を活用、利用し、岡田民進党に代弁させるのだ。

 もっとも、いまの民進党とその代表である岡田氏が、

その期待通りに、打てば響くように対応しない、できないことも事実だ。

 民共協力のジレンマはまさに民進党にある。

 共産党の苦労がよくわかる。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/752.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 厚顔ゲス舛添知事 ようやく辞意示唆までの茶番劇と舞台裏(日刊ゲンダイ)



厚顔ゲス舛添知事 ようやく辞意示唆までの茶番劇と舞台裏
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183504
2016年6月14日 日刊ゲンダイ 文字お越し



往生際の悪さは史上最低(C)日刊ゲンダイ

製造物責任がある自公が一転、引きずり降ろしに回ったのはなぜなのか

 13日の都議会の集中審議。4時間の長丁場の最後に、舛添要一都知事は「委員長!」と手を挙げると、こう切り出した。

「(不信任決議案の提出は)少し猶予を頂きたい」

 不信任案が可決されれば、知事は辞職するか、議会を解散するしかない。いずれにしても選挙になるわけで、「選挙がリオ五輪の時期と重なるのは次期開催都市の東京にとってマイナス」と説明。そのうえで、こう続けた。

「知事の座に連綿としてしがみつくということはない」

「リオ五輪後、知事にふさわしくないと都議会が判断すれば、不信任案を出していただければと思う」

 一連の公私混同騒動の勃発から約2カ月。ようやく居座り知事が初めて進退に言及した瞬間だった。

 集中審議での舛添は「記憶にございません」「政治の機微に関わる」などとこれまで通りの逃げの答弁の繰り返し。怒る都民が納得できるような内容ではなかった。

 それがラストに将来的な辞意を示唆する発言である。一体、何があったのか。

 そもそも舛添与党の自公は、都議会が始まる前まで、世論の舛添批判が激しくなっても様子見ムードだった。「いま知事選になっても次がいない」というのが最大の理由で、自公は“徹底追及ポーズ”で乗り切る算段だった。

 ところが先週末、空気が一変したという。

「舛添問題に対する世論の批判の矛先は、知事個人から『議会は何をやっているんだ』『自公はなぜ知事を擁護するのか』に変わってきた。参院選への影響が避けられなくなり、慌てたのが官邸と自民党本部、つまり安倍首相と谷垣幹事長です。

 先週金曜の知事会見の後、自民党都連に対し、『今すぐに対応しろ』と指示が出たようです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

 参院選への影響を嫌がったのは公明も同様。創価学会婦人部の反発が激しくなり、支援者向けにも知事に厳しい態度を取る必要に迫られていたのだ。

 15日の閉会日には野党が不信任案提出を準備している。自公がこれを否決すれば、「舛添を守った」との批判を招き、ますます党のイメージは悪化する。その前に“舛添辞任”のムードをつくる必要があった。製造物責任のある自公が、引きずり降ろしに転じたのには、そうした身勝手な事情があったのである。

■参院選への影響を恐れ気も狂わんばかりだった安倍首相

 とにかく安倍首相は今度の参院選では弱気だ。全32選挙区で野党の候補者一本化が成立した1人区では「14敗」の可能性を見据え、連日、全国の激戦区を遊説して回っている。

 そんな苦しい選挙戦に舛添問題が追い打ちをかけるのだから、安倍はたまらない。東京に限らず、全国の自民党議員の事務所に抗議電話がかかり、「参院選では応援しない」と罵声が飛ぶ。このまま放置すれば、1人区だけでなく、比例の票も激減してしまう。安倍官邸の危機感は相当のもので、「もはや野党の不信任案に同調しようが、知事選や都議選が参院選とのダブルになろうが、どうでもいい。とにかく舛添を辞めさせろ」というけんまくだったようだ。

「13日の『猶予』発言は、都議会の自民党と舛添氏が話した結果だと思います。参院選への影響を何としても避ける。それが目的です。本来の『政治とカネ』の問題はどこかへ飛んでしまって、参院選で有利か不利かが判断基準。それは野党も同様で、舛添問題は完全に政局になってしまったのです」(鈴木哲夫氏=前出)

 こうした裏舞台を知ってしまうと、たとえ舛添が辞任する方向になったとしてもすべてが茶番に感じてしまうのだ。

■NHKまで生中継、舛添ショーの裏で株価暴落

 13日午後2時半に集中審議が始まると、NHKまで生中継。民放各局とも時間を割いて舛添“追及”ショーをタレ流していたが、その裏で東京市場は大暴落だ。平均株価は前週末比582円安と1万6000円割れ寸前で終えた。

 先月末に為替は1ドル=111円台、平均株価も直近高値の1万7251円をつけていたが、6月1日に通常国会が会期末を迎え、いざ参院選モードに突入すると、流れは一変。急ピッチで円高が加速し、平均株価もたった9営業日で1232円も値を崩した。

 米国の銃乱射テロや英国のEU離脱リスクなど、メディアは「世界市場の不安連鎖」に円高・株安の要因を求めるが、決定的な理由を見落としている。特に海外投資家の間で先行き不安が渦巻く中、判断が一致しているのは「すでにアベノミクスは失敗した」ということ。

「ただでさえ、割高感のあった日本株が『アベノミクスに未来なし』とばかりに売り込まれている印象です。GWの欧州歴訪の際、英紙が安倍政権の経済政策を酷評したのを皮切りに、海外のアベノミクスへの厳しい評価は定着しつつある。海外ファンドは日本株を買う際、為替ヘッジのために円売りをセットで行います。この円安・株高をもたらした流れが、海外勢の失望売りによって巻き戻し。大量の円買いも同時進行し、円高・株安が加速しているのです。この流れは、首相がアベノミクスの失敗を認めない限り、基本的には続くでしょう」(経済評論家・斎藤満氏)

 直近の円高・株安こそ、アベノミクスの失敗の証明。失政を招いた安倍の責任こそ来る参院選で問われるべきだが、世論がゲスな都知事の糾弾にかまけているうちに、見逃されつつある。

 まるで舛添は安倍にとっての人柱。失政隠しの狂騒に、いつまでメディアも加担する気なのか。


問われ続ける製造者責任(C)日刊ゲンダイ

世紀の厚顔・舛添を追い込んだ決定打はこの疑惑

 舛添が免罪符にしている検事出身の弁護士らの調査もデタラメだった。集中審議でも「2日間にわたり10時間のヒアリングを受けた」と胸を張ったが、質問に立った民進党の西沢圭太都議が「調査報告書」で「シロ」とされた似顔絵入りまんじゅうの大量購入について領収書の日付の食い違いを指摘すると、態度が一変。泡を食って「説明できる人に確認します」とガラケーを取り出して何者かに連絡し、弁護士の記載ミスが判明した。

 これまで舛添は疑惑を追及されるたびに強弁を繰り返し、発言を変えてきたが、さすがに限界だ。突っ込まれるほどボロが出る。見苦しいまでに知事の座にしがみついていた舛添を追い込んだ決定打は、「会議費」名目で計上した「龍宮城ホテル三日月」の宿泊代だ。政治資金で処理した正月の家族旅行の真相は少しも解明されていない。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。

「核心は政治資金規正法が禁じる虚偽記載にあたるのかどうかです。宿泊したホテルの客室で知事選への出馬を検討する会議を開いたのか。相談相手だという匿名の〈出版社社長〉は訪問したのか。その社長は実在するのか。舛添知事は氏名公表を拒み、面談に至った経緯を問われても〈記憶にない〉を連発し、主張を裏付ける答弁は何もしなかった。ここをハッキリさせない限り、国民は納得しません」

 なぜ舛添はここまでかたくなに社長の名前を隠すのか。

「これまで〈故人であり、死人に口なし〉という競馬雑誌の元編集長が有力でしたが、ここへきて別の人が浮上しています。公明党関連の出版社の社長だというのです。公明への配慮から名前を出せないのではないか」(都政記者)

 これを裏付けるかのように、公明は集中審議でホテル疑惑について触れなかった。「自民党が質問するから」と説明していたらしいが、出版社社長と公明は関係があるのか。舛添が気を回しているとしたら、延命が頭にあるからか。

■早めの辞任示唆でも自公への逆風は変わらない

 参院選の公示日まで、あと1週間ほど。選挙戦の本番前に舛添が辞任を示唆したところで、ゲス知事を生み出した自公両党への逆風は収まりっこない。

「自公両党にすれば、国民を意識して“ここまで舛添知事を追い込んだ”という実績をつくったつもりかも知れませんが、単なるアリバイ工作にしか見えません。自公両党とも参院選の準備で手いっぱい。舛添知事の後任探しなんて、真っ平ごめんがホンネ。ところが、想像を絶する世論の反発に不信任案への賛否を決めかね、ニッチもサッチもいかず、都議会の自公はハムレットの心境に追い込まれていた。舛添の辞任示唆が自公との妥協の産物であることは、有権者もお見通しです」(政治評論家・山口朝雄氏)

 自公両党が舛添のリオ五輪終了までの命乞いを許せば、閉会式での五輪旗を受け取るセレモニーへの派遣を認めることにもなる。

「都民の大半は舛添知事に“今すぐ辞めて″と求めているのです。自公がリオ五輪まで続投させれば、今度は『厚顔知事を世界の桧舞台に送り出すのか』『恥ずかしい』という批判が巻き起こりかねません。自公にとって『五輪花道論』はマイナスでしかない。参院選への悪影響は必至です」(山口朝雄氏=前出)

 舛添がきっぱりと「クビ」を差し出さない限り、メディアの狂騒劇は静まらない。有権者も納得できないはずだ。


左から時計回りに、長島昭久衆院議員、桜井俊事務次官、石原伸晃経再相、谷亮子参院議員、東国原英夫元宮崎県知事、小池百合子元防衛相(C)日刊ゲンダイ

事実上の公金横領なのに辞めれば一件落着なのか、捕まらないのか

「どうせ辞めるなら、自分の罪を素直に認めてからにしてもらいたい。辞任を示唆して追及逃れなんて許されません」

 そう憤慨するのは神戸学院大の上脇博之教授。先月19日、舛添らを政治資金規正法の虚偽記載などで東京地検に告発した市民団体「政治資金オンブズマン」の共同代表を務める。こう続けた。

「少なくとも『会議費』として計上した『ホテル三日月』への2年連続の正月旅行は間違いなく虚偽記載にあたる。舛添知事は自ら『家族と過ごすためにホテルを予約した』と言い訳しています。出版社社長と本当に会談したかはともかく、知事自身が『部屋で会った』と説明しているのですから、会議にかかった費用は恐らくゼロ。実態は家族旅行の宿泊代なのに、それを『会議費』と計上するのは、立派な虚偽記載。検察も動くべきですよ」

 舛添の「不適切な支出」の数々は、民間にあてはめれば業務上横領や背任罪に相当する。それだけの罪を犯した男が「辞意」を示唆した途端に、無罪放免が許されるなら、この国に「法の下の平等」は存在しない。

「舛添知事の“命乞い”発言を聞いても、あくまで進退は都議会の判断任せ。『いつ何時に辞める』とキッパリ明言しない以上、“口から出まかせ知事”の辞意示唆を真に受ける気持ちにはなれません」(上脇博之氏=前出)

 辞意示唆で世論も追及の手を緩めれば、ゲスの極み知事はニンマリ。リオ五輪が終わっても、「私自身の口から“辞める″とは一度も言っていない」と再び居直りを決めかねない。

■都知事選はいつになるのか、誰が出るのか

 ますます高まる世論の批判を収めようと、自民党幹部たちが「将来的に舛添知事の辞職は避けられない」と盛んに流している。自民の思惑通りにコトが運べば、舛添が集中審議の最後に「リオ五輪後、知事にふさわしくないとの判断なら、不信任決議案を出していただければ」と口にした通りになるだろう。9月18日のパラリンピック閉幕式に出席し、五輪旗を受け取るのが舛添の最後のハレ舞台となる。

「自公にとって、参院選を乗り切るのが至上命令。自民が描いている青写真は、早ければ9月末に舛添知事を辞任させ、10月にも都知事選をやるスケジュールです」(永田町関係者)

 舛添が退場すれば、自公が支えた知事は2人続けて「政治とカネ」で辞めることになる。次の候補こそ本当にクリーンな顔を選ばないと、戦えない。その事情は野党も変わらない。

「民進党は参加賞なら海江田万里前代表、勝ちにいくなら蓮舫代表代行の線でしたが、蓮舫は次の参院選の改選組。仮に当選した直後に都知事選に打って出るのは、さすがに節操がない。そこで浮上しているのが長島昭久衆院議員です。所属は民進ですが、もともとは石原伸晃経再相の公設秘書。思想信条は自民党に近く、自民と相乗りで推薦できるという都合の良い話も持ち上がっている。親分で都連会長の伸晃の名前も挙がってはいるものの、本人は〈総理の目があるから名前を出さないでほしい〉と言っているようです。候補常連の小池百合子元防衛相のほか、総務省の桜井俊事務次官の名前も浮上している。ジャニーズの嵐の桜井翔のパパで、今月中の退任が決まっていて、人柄は申し分ないといいます」(都政関係者)

 2011年に出馬し、石原慎太郎元知事に負けたものの、約170万票を得た東国原英夫元宮崎県知事も色気を見せているという。舛添問題をめぐってテレビで猛批判を展開して上り調子だが、女性トラブルが尽きず、スネ傷の身だ。ダークホースは生活の党からの不出馬を決めた谷亮子参院議員。「金メダリストだから東京五輪の顔にピッタリ」なんて声が聞こえるが、政治家としての実績はゼロに等しい。また人気投票になってしまったら、同じことの繰り返しになるだけだ。



http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/753.html

記事 [政治・選挙・NHK207] ≪東京選挙区≫三宅洋平が出馬 山本太郎の67万票がどう動くか(田中龍作ジャーナル)
【東京選挙区】三宅洋平が出馬 山本太郎の67万票がどう動くか
http://tanakaryusaku.jp/2016/06/00013843
2016年6月14日 18:03 田中龍作ジャーナル



「自民党もびっくり、マスコミもびっくり、アイツが選挙に行った。そんな選挙にしたい」。三宅洋平は抱負を語った。=14日、渋谷ハチ公前 撮影:筆者=

 田中康夫(おおさか維新公認)の参戦までは凡戦に終わりそうだった参院東京選挙区。公示一週間前になって動きが出た。

 ミュージシャンの三宅洋平(37歳)が無所属で出馬することをきょう午後、表明した。三宅候補予定者は、友人の山本太郎参院議員に付き添われる格好で記者会見を持った。

 記者会見の場所は渋谷ハチ公前。前回の選挙フェスなどでおなじみの場所だ。三宅は出馬の動機、選挙への抱負を次のように語った ―

 「次の選挙があるか(どうか)分からない。今回がラストチャンス。70年前、緊急事態条項で選挙がなくなったことがある。先の戦争だった。(今度の選挙は)勝ちに行きます。

 なんとか(暴走する)国会を止めて、なんとか野党共闘をもう一度。今回ばかりはヤバイらしい。選挙に行ったほうがいい、と火付け役になりたい」。

 三宅の危機感は本物だ。言葉だけが躍るどこかの候補と違って、三宅の言葉は聞く者の胸にストレートに飛び込んできた。

 東京選挙区は改選議席が一つ増えたことによりボーダーが下がる。60万票弱で当選する可能性もある。選挙戦は山本が参謀役を務める。前回(2013年)山本が獲得した67万票がどう動くか。(敬称略)


「3年前から山本太郎を一人にしてはいけないという一念だった」。=14日、渋谷ハチ公前 撮影:筆者=

 〜終わり〜



















http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/754.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 第24回参議院議員通常選挙 公認・推薦候補者発表 ≪小沢一郎代表 記者会見≫
第24回参議院議員通常選挙 公認・推薦候補者発表
http://www.seikatsu1.jp/activity/party/20160614.html
2016年6月14日 生活の党と山本太郎となかまたち

6月14日、小沢一郎代表が国会内で記者会見を開き、第24回参議院議員通常選挙の公認・推薦候補者を発表しました。

既に推薦が出ていた候補予定者以外は全て本日(6月14日)付の決定で、同時に次期衆院選における、岩手2区畑浩治元衆議院議員の推薦も決定いたしました。



第24回参議院議員通常選挙公認・推薦候補一覧(PDF)

記者会見動画はこちらから→YouTube生活チャンネル


【2016年6月14日】小沢一郎代表 記者会見


               ◇


2016参院選 生活・小沢一郎代表の「美人運転手」が比例代表に出馬へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160614-00000559-san-pol
産経新聞 6月14日(火)20時29分配信


  小沢一郎・生活の党と山本太郎となかまたち代表=14日、東京・永田町(大西正純撮影)(写真:産経新聞)


  北出美翔氏

 生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表の運転手を務め、「美人秘書」として週刊誌などで脚光を浴びた北出美翔(みか)氏(30)が、夏の参院選の比例代表に出馬することが14日、明らかになった。小沢氏が同日の記者会見で明らかにした。

 北出氏は、北海道函館市出身で、函館白百合高から慶大に進み、平成21年に小沢事務所の門をたたいた。小沢氏が東京地検から事情聴取を受けていた22年春ごろ、小沢氏の車の運転手としてメディアに頻繁に登場し、その美貌から注目を集めた。24年の衆院選では、小沢氏が当時在籍していた日本未来の党から北海道8区に出馬している。

 小沢氏は14日、参院選比例に北出氏を含め計5人の候補者を発表。青木愛氏(50)と姫井由美子氏(57)の元職2人も含まれた。両氏は旧民主党時代から小沢氏に重用された「小沢ガールズ」としてしられる。ほかに、いずれも新人の末次精一氏(53)と日吉雄太氏(47)を公認した。




http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/755.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添氏によって、政治資金規正法が完全なザル法であることと、舛添氏本人の品性が明らかになった。(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201606/article_13.html
2016/06/14 22:04

舛添氏という男は、一般常識では測れない人物である。集中審議での返答で、詭弁を弄すれば弄する程、都民というよりは国民の反発を買い、自分の政治生命をどんどん棄損している。舛添氏は最低な男だと、自分の行動で国民に擦り込んでいる。

今まで舛添氏を庇っていた自民党も、不信任案を提出することを決めた。これを受けて、議会の議長が舛添氏に辞任を勧告したが、リオのオリンピックが終わるまで待ってくれと要求した。この心理が全く分からない。これだけ国民の不興を買っているのに、リオに行き、次期開催都市代表としてオリンピック旗を受け取るということは、恥ずかしくて普通は出来ない。それを何としてもやりたいとは、国民の大きな迷惑である。

舛添氏は不信任決議をすれば、無用な政治の混乱を引き起こすと言っている。普通に考えれば自発的に辞任するはずであるが、今までの常識外れの行動を見ていると、これは議会を解散することを言っているように思える。しかし、これをやれば、死に体の舛添氏のせいで、壮大なる無駄な選挙をやることになる。

舛添氏の騒動で、最も喜んでいる男が甘利である。マスコミも舛添一色で、甘利の「あ」の字も出て来ない。違法性の重さから言って、甘利の事件の方がはるかに重大である。それにしても、政治資金規正法とは、出金の内容は全くのざる法で、何に使っても規定がなく、政治に使ったと言えば全て通ってしまう。利口な舛添はそれを最もよく理解していたため、あらゆるものに使ったと思われる。国民も舛添によって、政治資金規正法のザル性を学んだ。


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/756.html

記事 [政治・選挙・NHK207] 舛添が公私混同で辞任なら安倍首相も…政治資金でキャバクラ、ウニの爆買い、コスメにジュエリー、ガリガリ君(リテラ)
                自由民主党HPより


舛添が公私混同で辞任なら安倍首相も…政治資金でキャバクラ、ウニの爆買い、コスメにジュエリー、ガリガリ君
http://lite-ra.com/2016/06/post-2337.html
2016.06.14. 安倍も政治資金の公私混同が次々判明  リテラ


 舛添要一東京都知事がいよいよ正念場に追い詰められた。一時はこのまま逃げ切ると思われたが、自民党までが不信任案を提出する構えを見せ、舛添都知事は辞職か解散しか選択肢がなくなった。

 たしかに、舛添都知事の一連の政治資金私的流用はセコくて、批判されるのも当然だが、一方で、舛添ひとりが集中砲火を浴びていることは、不思議でならない。

 というのも、いま、舛添氏が追及されている程度のことは、みんなやっているからだ。安倍政権の閣僚や自民党の政治家たちも同じように政治資金を使って私的な旅行を楽しみ、趣味の品や嗜好品、日用品を購入し、飲食店やクラブに通ってどんちゃん騒ぎを繰り広げている。

 なかでもセコくてひどいのが、誰あろう総理大臣、安倍晋三だ。その政治資金収支報告書を見ていくと、まさに、舛添以上の公私混同と思われる支払いが山ほど出てくるのだ。

 安倍首相の公私混同といえば、有名なのが、庶民のささやかな嗜好品の代表的氷菓たる、あの「ガリガリ君」を政治資金で賄っていたことだ。

 この問題は、日刊ゲンダイが1万円以下の支出に関わる「少額領収書」の開示請求を行ったところ発覚したものだが、2012年9月5日に発行された「セブンイレブン衆議院第一議員会館店」の領収書には、こう記載されている。

1日分のビタミン炭酸 @168×2 \336
ユンケルローヤルD2 @1,000×2 \2,000
赤城ガリガリ君コンポタージュ @126×2 \252

 ……事務所スタッフが「ガリガリ君」をおやつとして買ったのか、はたまた安倍氏本人が齧り付いたのかはわからない。

 しかし、この領収書が発行される5日前である8月31日の安倍氏のFacebookには、秘書が〈安倍さんはコンビニで大好きなアイスを購入。秘書にも「ガリガリ君」買ってくれました(^.^)〉と綴っており、これも同様のものと考えて間違いないだろう。

 小学生だってお小遣いから捻出して自腹で「ガリガリ君」を買っているというのに、大物政治家が政治資金で落としているとは……。たかが252円と笑って済ませてはいけない。わずか252円のものまで政治資金で買っているということは、ほかのもっと大きな買い物でも同様のことをやっていると考えるべきなのだ。

 実際、探していくと公私混同はいくらでも出てくる。たとえば、安倍氏は大のお気に入りだという例の“若返りの水”も政治資金で購入していた。

 安倍氏が「ダメだ。あの水じゃなくちゃ、ぜったいダメなんだ」と言う程に愛飲しているのは、「神立の水」なる天然温泉水。この水の販売元の社長およびその父の経営指導は“「お告げ」や「悪霊ばらい」を行うなどオカルトじみていた”(日刊ゲンダイ15年1月17日付)といい、安倍首相は以前にこの水の広告塔を務めるほどに安倍家とは深いつながりをもっていた。この怪しげな水について、安倍氏は10年の事務所費として計3万1920円分を計上している。

 安倍首相が若返りたいのか何なのか知らないが、一般社会では会社員が「美容のためにコントレックスじゃなきゃダメ」と言って経費でそれを落とすことなどできるはずがない。

 自分で飲む水くらい自腹で買えよ……と思うが、安倍氏の支出はこのようにケチなだけではない。いわゆる夜の店、キャバクラやスナックといった女性が接客する飲食店での支出も政治資金から出していたのだ。

 安倍首相が代表を務める「自由民主党山口県第四選挙区支部」は、10年4月12日は福岡の歓楽街・中州にあるクラブ、同年6月5日には北九州市のキャバクラなどの費用を政治活動費の「交際費」「渉外費」として計上。こうしたクラブやキャバクラ、スナックでの支出は、09年から11年の3年間のあいだで〈少なくとも59回、計126万2150円〉(しんぶん赤旗13年1月29日付)にものぼる。

 しかも、不適切な支出ではないかと指摘を受けて、その後、収支報告書を訂正したものの、〈少なくとも10回分、17万7,000円を訂正せず、支出項目に計上し続けている〉(同前)という。つまり、キャバクラやスナックでの飲み食いは政治活動だと“正当化”したのだ。舛添氏を「恥知らず」と呼ぶなら、安倍首相だって結構な鉄面皮である。

 疑惑はまだある。安倍氏の政治資金管理団体「晋和会」の近年の収支報告書を見ると、地元・山口県の水産加工会社から高額の購入を行っているのだ。その水産物の会社は複数にまたがるが、いずれも「ウニ」を売りにした会社。こうした会社から、11年は14万6060円、12年にいたっては75万5695円分も「贈答品」として買い上げている。まさに“ウニの爆買い”である。

 また、ウニ以外にも、「贈答品費」「慶弔費」として、11年には真珠で有名なジュエリーメーカー「ミキモト」で9万7020円、デンマークの高級陶磁器メーカー「ロイヤルコペンハーゲンジャパン」では11年に計51万5869円、12年は計75万5920円、13年は計26万2500円を支出。そのほかにも、女性に人気のフランスコスメブランド「ロクシタン青山本店」でも購入の記載(6万7200円/12年)がある。いずれも安倍氏の妻・アッキーこと昭恵夫人が好みそうなブランドばかりだ。

 さらに、安倍氏の山口県萩市の伝統工芸である萩焼も“お気に入り”のようだ。窯元・岡田窯からは、11年に計74万5397円、12年は計85万265円、13年は計88万9787円、14年は計75万946円分をお買い上げ。なんと4年間で約324万円分も陶器を買い求めているのだ。

「贈答品費」「慶弔費」での物品購入は禁止されていないが、ウニや萩焼の爆買い、ミキモトのジュエリーやロクシタンの化粧品が本当に政治活動上に必要な「贈答品」「慶弔費」なのか。これって、小渕優子・元経産相の政治資金疑惑報道の際、地元名産の「下仁田ネギ」約60万円分をはじめ、ストールやベビー用品などを「贈答品」として政治資金で購入していたことが発覚したのとまったく同じ疑惑ではないか。

 このようなカネ遣いなのだから、「会合費」という名の飲み食いでは湯水のように政治資金を投入。「晋和会」の計上だけで、11年には合計で757万2723円(1回1万円以上の「会合費」の合計。以下同)、13年は469万2053円、12年はなんと1407万6874円もの大金が飲み食いで消えている。

 当然、1回の支払いで10万円超えなんてザラ。収支報告書の支払先の欄には有名ホテルに高級フレンチ店、高級焼肉店の名前が並ぶが、とくに目に余るのが12年9月10日の支出先だ。

 この日、「会合費」として支払われている先は、まず、安倍首相がよく利用する高級シティホテルのANAインターコンチネンタルホテル東京を運営する「パノラマ・ホテルズ・ワン」(当時)に計42万4698円、安倍首相御用達の銀座のワインバー「アムルーズ」に4万68円、高級寿司店で有名な「銀座久兵衛」に6万9300円、フレンチレストラン「FOREST」で2万9436円、さらに三國清三シェフが腕を振るうオテル・ドゥ・ミクニの運営会社「ソシエテミクニ」に7万2300円、ダメ押しは高級フレンチの最高峰とも呼ばれる「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」で16万2786円。1日で使った金額は締めて79万8588円だ。

 この店のラインナップには思わずバブル世代のミーハーな感覚を感じて薄ら寒くなるが、どんな一流企業の接待族だって一日でこんなに高級店ばかり回ることはないだろう。時期的に考えると、この日は総裁選告示の4日前。票固めのために高級店接待でも行っていたのかもしれないが、そうだとしたら尚更、党内政治のために血税が使われていることに怒りを覚えずにいられない。

 しかも姑息なのは、この豪遊の翌日11日、安倍氏の秘書がFacebookにこんな投稿を行っていることだ。

〈晩ご飯を食べていないのに気づいた安倍さんが『お腹すいた…「天や」行こう!』と言い出し、みんなで近所の「天や」で深夜の天丼!! …カロリーが気になります^^〉

 前日には政治資金でこれだけの高級店で飲み食いしておいて、ワンコイン天丼チェーンで写真を撮って庶民アピール……。もはや詐欺的行為である。

 また、安倍首相は、以前、本サイトで言及した麻生太郎副総理の「愛人」と一部報道で噂された会員制サロンバーを運営する女性の会社にも、12年に2回、計15万円を支出している。麻生副総理も政治資金からこの会社に13年には798万円も支払っており問題視されているが、同じように政治資金でお友だちが懇意にする女性の会社にお金を落とすなんて、安倍首相はなんと副総理思いなのだろう。

 とまあ、納税者にとっては暴挙としか思えない、安倍首相の政治資金の使いっぷり。安倍首相は舛添都知事の疑惑に対し、「公私混同という厳しい指摘がなされている以上、政治家は『信なくば立たず』であるので、しっかりと説明責任を果たしていくことが大切だ」と述べているが、国民からの信頼が大事だと言うのなら、総理自ら、政治資金で「ガリガリ君」を買うことの正当性から説明していただきたいものだ。

 しかも、安倍首相の政治資金疑惑は、使い途だけではない。その集金にも、かなり怪しげなものがいくつもある。そのへんは後編でお届けしよう。

(田部祥太)


http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/757.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2016年6月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。