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2013年2月06日23時14分 〜
記事 [マスコミ・電通批評13] 「CIAの対日工作について、ここまで調べ上げたジャーナリスト、研究者はいない。:岩上安身氏」 (晴耕雨読) 
http://sun.ap.teacup.com/souun/9951.html
2013/2/6 晴耕雨読


https://twitter.com/iwakamiyasumi

CIAの対日工作について、ここまで調べ上げたジャーナリスト、研究者はいない。

以下、連投。

2月5日(火)、春名幹男氏インタビューの模様を実況します。

岩上「尖閣事件以降、日米中の関係がこじれた。石原前都知事が米国のヘリテージ財団で尖閣購入宣言した。しかしヘリテージ財団にはチャイナマネーが流れているというが」

春名氏「当初、WTOに中国が加入することをヘリテージ財団が反対していた。パパ・ブッシュ政権に入ったエレーン・チャオ氏がヘリテージ財団の上級研究員に。その人物が江沢民と関係が深かった」

春名氏「チャオ氏は父親のコネクションを使って中国本土で集金活動した。チャオ氏の夫はマコネル氏。この人も保守的な人だが中国から金が入っている。中国の新しい外務大臣はブッシュファミリーの友人」

春名氏「韓国も米国と親しい。オバマ大統領が挙げた『親しい首脳トップ5』に李明博大統領が入っている。G20の開催を当時の麻生総理は東京でと頼んだが無視された。結果、ソウルでの開催に」

春名氏「核セキュリティサミット。オバマ大統領はパーティーの席で当時の鳩山総理と会談した。大変失礼な態度。米国の意にそぐわない人物には非常に冷たい態度に出ることが分かった」

岩上「外務省の官僚が米国に『鳩山さんに冷たくするように』と伝えていた」

春名氏「ウィキリークスが暴いたんですよね」

岩上「日本が属国だという構造になっている」

春名氏「鳩山さんにも苦言を呈したい。彼は東アジア共同体の具体的なビジョンを持っていなかったと思う。米国が反発することを分かっていなかった。李明博は『脱米入亜』と米国に告げ口した。十分な準備や戦略が無かった」

岩上「在米韓国人、在米中国人の数が増えている。チャイナロビーがイスラエル・ロビーに肉薄しているのでは」

春名氏「米国の人口構成が劇的に変わっている。大統領選でオバマには黒人、ヒスパニック、アジア系の票が大量に入った」

春名氏「オバマはリベラルに完全に舵を切った。アジア系は教育熱心で進学率が高い。収入もアジア系が高い。1位が中国で2位がインド人、3位がフィリピン人。日系人議員も、中国系、韓国系の支持を取らないと当選出来ない」

春名氏「2000年、米国で日本帝国政府公開法というものが出来た。日本は冷戦構造の中で戦争犯罪を追及して来なかった。米国でこのような動きがあることを日本のメディアは全く報じていない」

春名氏「かつてシーファー大使が『従軍慰安婦』という名称はおかしい、あれは『性奴隷』だと言った」

岩上「冷戦時と状況が変わっている。日本の保守は鈍感極まりない」

春名氏「かつて麻生外務大臣が『核武装を検討する』と。するとライス国務長官が飛んできて『米国は日本を守る』と」

岩上「日本が核武装すると韓国が武装する。東アジアのバランスが決定的に崩れる」

春名氏「2012年8月16日、尖閣に対する米国政府の方針が変わった。オバマ政権は、あえて『守る』と言わないようにした。これを共同通信がスクープ。この件を国務省の報道官は『変わっていない』と」

春名氏「しかし米国の会見は違う。記者がどんどん突っ込むと、変わったことを明らかにした。あの漁船事故は、米国の方針が本当に変わったのか、中国側がテストしたのではないか」

岩上「ヘリテージ財団が出したクリングナー論文というものがある」

春名氏「おお、まだ読んでいません」

岩上「アーミテージレポートと同じで厚かましい内容。石原氏に会見で聞いた。筋書き通りではないか、と」

春名氏「安倍総理がオバマ大統領に電話したが訪米を断られた。本音をぶつけあって議論する関係にない。オバマ大統領は『野田さんとは上手くやった』とわざわざ言ったりしている。これは大変な嫌味だ」

岩上「安倍さんは親米色が強い。しかしなぜ米国に突き放されるのか」

春名氏「やはり歴史認識。安倍さんの言い方も『村山談話を踏まえる』とかなり変わっている。”狭義の強制性”の否定は従軍慰安婦の存在を否定していること」

岩上「米国の下院に日本の右寄りの団体の人たちが”電凸”した。すると、(米国の)議員に圧力と受け取られ、かえって反発を買ってしまった」

岩上「日本国内の歴史修正主義や歪んだナショナリズム、こういうのを米国はすべて分析している」

春名氏「日本はかなり遅れている。情報を集めて分析するというシステムを急いで作らなければならない」

岩上「オバマが首脳会談で集団的自衛権行使容認の話を持ち出さないでくれ、と言った。中国に配慮したもの。これは安倍さんも外務省も衝撃なのでは」

春名氏「憲法改正反対では内政干渉になるのでこういう言い方になったのでは」

春名氏「米国の圧力に抗して『出せない』と言える政治家は今の日本にはいない。集団的自衛権は結果として行使することになると思う。9条2項を改正せよとは言わない。解釈でいけるだろう、と」

岩上「自民党の改憲案。これが実現すると日本は近代民主主義国から脱落する」

春名氏「日本が強いのは、本音と建前の使い分け」

岩上「戦後民主主義国家という建前を使っていくべき」

春名氏「その通り」

岩上「アベノミクスについて」

春名氏「バーナンキはじめ、米国側は相当頭にきていると思う。『エコノミスト』は日銀の独立性が失われると痛烈に批判した」

岩上「戦前の昭和恐慌が想起される。イギリスで反日感情が高まり、それが米国にも飛び火した。黄禍論の高まりにもつながった」

春名氏「メルケルも日本を非難している。外交には戦略が必要。総理が人間的な関係をいかに築けるか。我々は『日本人』を打ち出さなければならない。オバマ大統領は韓国系アメリカ人を政権で重用している」

春名氏「日本人は本来嫌われていない。日本が右傾化した、と外国から散々叩かれている。平和国家を売っていかなければならない」

岩上「右傾化していると全く報じられていない」

春名氏「ワシントンの特派員に仕事をしてほしい」

岩上「大日本帝国が最初に作った紙幣が神功皇后。朝鮮半島を侵略しようという意志があった。今、過去を過剰に美化しようという動きがある」

以上で実況を終了します。アーカイブはこちらから御覧ください。→http://t.co/DkvZ3l2e



http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/637.html

コメント [日本の事件30] 時速60キロ超で電柱激突 京都・祇園19人死傷事故 (ANN) 衝突までの暴走動画  赤かぶ
県が大気汚染の測定結果を公表 中国からPM2.5と呼ばれる大気汚染物質の飛来が懸念される中、鹿児島県は、県内4か所の測定機で観測したデータを6日正午から県のホームページで公開を始めました。
中国では東部や内陸部を中心に、車の排気ガスなどに含まれるぜんそくや気管支炎を引き起こすPM2.5という極めて小さな粒子の濃度が高くなり、大気汚染が深刻な状態が続いていて、県内でも汚染物質の飛来を懸念する声があがっています。これを受けて、鹿児島県は、鹿屋市、霧島市、薩摩川内市、それにいちき串木野市の4か所に設置している自動測定機で観測したPM2.5のデータを6日正午から県のホームページで公開を始めました。観測されたデータは1時間ごとに更新されます。県によりますと、先月の県内のPM2.5の濃度は、いちき串木野市を除く3か所の測定機で、1日の平均が国の環境基準をわずかに上回る日が2日間あったということですが直ちに健康に影響があるレベルではなかったということです。また、PM2.5の測定は、鹿児島市も市内の3か所で行っていて、県では今後鹿児島市のデータについても県のホームページで公表することにしています。

02月06日 15時17分

http://www3.nhk.or.jp/kagoshima/lnews/5055326501_m.jpg
http://www3.nhk.or.jp/kagoshima/lnews/5055326501.html

暴力団排除活動で連携強化へ

暴力団の排除活動を県民あげて推進しようという会合が6日、佐賀市で開かれ、参加した佐賀県内の自治体や企業の関係者らが連携を強めながら暴力団排除に取り組むことを申し合わせました。この会合は佐賀県警などが開いたもので、警察や自治体、それに民間企業などの関係者が参加しました。6日は佐賀県弁護士会の永尾竹則弁護士が講演し、暴力団から不当な要求を受けた場合の対応について話しました。この中で、永尾弁護士は、要求に対しては断固拒否するというきぜんとした態度で臨むこと、また、即答せずに「持ち帰って上司と協議します」と返答することなどをアドバイスしました。このあと、参加した人たちはそれぞれ取り組んでいる暴力団の排除活動について報告したほか、今後も連携を強めながら暴力団排除に取り組むことを申し合わせました。佐賀県警によりますと佐賀県では平成18年以降、暴力団どうしの対立が激しくなり一般の男性が暴力団関係者と間違えられて射殺される事件も起きています。


02月06日 18時45分

http://www3.nhk.or.jp/saga/lnews/5085290831.html

PM2・5観測態勢強化

中国で公害問題を引き起こしているPM2点5と呼ばれる大気汚染物質の観測値が先月県内で一時的に上昇した問題で、蒲島知事は
「国レベルで中国との交渉を進めるためにも正確なデータを観測する必要がある」として観測態勢を強化する方針を示しました。
中国では、車の排気ガスなどに含まれるPM2点5という大気汚染物質の濃度が高まる深刻な公害問題が起きていて、県内でも先月、濃度が平常時より高い日が10日間あった上基準を超える日もありました。
この問題を受けて、蒲島知事は
記者会見で、「熊本県だけで中国に対策を申し入れることは難しいが、中国と国レベルでの交渉を進めるためにも、自治体が正確なデータを観測する必要がある」と述べました。
その上で、県内に設置している大気汚染物質の観測地点を来月中に新たに7か所増やし、今後は16か所で観測していく計画を明らかにしました。
また、福岡市の高島市長が観測した汚染物質のデータをもとに市民に注意を呼びかける予報を出来るだけ早く始めたいという考えを示していることを受けて、蒲島知事は「福岡市の状況も参考に、観測したデータを見ながら予報を行うかどうか検討したい」と述べました。
大気汚染物質をめぐっては、県は、これまでのところ健康への影響が心配されるレベルではないとしています。
    

02月06日 11時58分

http://www3.nhk.or.jp/kumamoto/lnews/5004966611.html

県が大気汚染観測値公表 中国で大気汚染が深刻化する中、県内への「PM2.5」と呼ばれる汚染物質の飛来を心配する声が出ていることから、県は県内2か所で測定しているPM2.5の値を公表することになり、6日から県のホームページへの掲載を始めました。
中国では、先月初めから東部や内陸部を中心に車の排気ガスなどに含まれる「PM2.5」という
極めて小さな粒子の濃度が高くなり、大気汚染が深刻な状態が続いています。
こうした中、県では住民の間で中国からの汚染物質の飛来を心配する声が出ていることから、おととし4月以降、都城市と延岡市の合わせて2か所で測定しているPM2.5の速報値を公表することを決め、1日1回の更新で6日から県のホームページへの掲載を始めました。
PM2.5については、1日平均で1立方メートル当たり35マイクログラム以下という国の基準がありますが、測定を始めてからこれまでに基準を超えた日数は▼都城市で20日ほど、▼延岡市で30日ほどで、このうち1月は▼都城市で3日、▼延岡市で1日だということです。
大気の環境変化に詳しい九州大学の竹村俊彦准教授は「汚染された大気は春に国境を越えてくるが、日本に来る途中で濃度がかなり低くなるので、健康な人であればほとんど問題はないようだ」としています。

02月06日 20時26分

http://www3.nhk.or.jp/miyazaki/lnews/5065307392_m.jpg
http://www3.nhk.or.jp/miyazaki/lnews/5065307392.html

コメント [政治・選挙・NHK143] 参院選後も政権安定は無理(上)(五十嵐仁の転成仁語) 判官びいき
02. 2013年2月06日 23:15:19 : Pj82T22SRI

>国民の支持が少ない安倍政権は、じきにジレンマに陥る

まあ、これもいつものことだが

民主うんざり効果を、鶏国民が忘れれば、4年後には自民もバラバラになる可能性は高い

しかし、日本の政党は単なる選挙互助会だから、元々、政策的にはバラバラみたいなもので

実は、冷戦終了・バブル崩壊後、ほとんど状況は、変わっていないし、基本政策も多少のブレはあっても変わっていないのが現実


コメント [政治・選挙・NHK143] 参院選後も政権安定は無理(上)(五十嵐仁の転成仁語) 判官びいき
03. 2013年2月06日 23:15:37 : Pj82T22SRI
4年=>2年
コメント [日本の事件30] 時速60キロ超で電柱激突 京都・祇園19人死傷事故 (ANN) 衝突までの暴走動画  赤かぶ
平戸市が原発事故備え防災計画
一部の地域が佐賀県の玄海原子力発電所から30キロ圏内に含まれる平戸市は、6日開いた防災会議で、原発事故の際の住民の避難先などを示した地域防災計画を決定しました。
ただ、この計画などには、離島の住民の移動手段などについての具体的な対策が盛り込まれず、課題を残す形となっています。
平戸市は、一部の地域が佐賀県の玄海原子力発電所から30キロ圏内に含まれており、市では、万一の原発事故に備えて地域防災計画の「原子力災害対策編」を、6日、市の防災会議で決定するとともに、避難先や手順などを定めた避難行動計画も示されました。
新たな計画などでは、▼田平町の住民は佐世保市へ▼平戸島のうち大久保半島の一部の住民は島の原発から30キロ圏外の地域に避難するとしています。
これらの住民の避難は自家用車の利用を原則とし、自家用車が利用できない場合は市が準備する車両などで避難するとしています。
また、離島の的山大島と度島の住民はフェリーや漁船などを使って島の外に避難するとしていますが、▼フェリーにどのくらいの人数を乗船させるのかや▼島にある漁船をどのように使うのかなどについては具体的な対策が盛り込まれず、課題を残す形となっています。
これについて、平戸市の黒田成彦市長はNHKの取材に対し「まだまだ不確定要素があり、国や県との協議も踏まえながら対応を進めていきたい」と話し、今後さらに検討を加えていく考えを示しました。

02月06日 20時04分

http://www3.nhk.or.jp/nagasaki/lnews/5034888921.html

コメント [戦争b10] 中国、軍部が暴走か 次は威嚇の模擬弾発射の可能性! レーダー照射 (ZAKZAK)  赤かぶ
03. 2013年2月06日 23:17:10 : CvQdXOJnNs
領海侵犯されても日本が実力行使しないんだから、中国人の考え方からすると
さらにもう一歩進めてくるのは当然。
中国人は相手との妥協点を探るときに、まず一歩進めて相手の反応が弱いと
さらに一歩進める。そして、相手が強い反応をしたときになってやっと、
妥協点がそこまでは無理なのだと考える。
こういうことはネットの日中の歴史についてのものに詳しく載ってる。
ところが政治家も外務官僚もこういうことを知らないらしいんだな。
それとも怖くて度胸がないのか、あるいは買収されてるのか。
今回も口先だけの抗議なら、中国はまたまたもう一歩進めてくるだろう。

コメント [原発・フッ素30] 美浜町民代表「再稼働を」 関電幹部と懇談会 (中日新聞) ナルト大橋
07. 2013年2月06日 23:17:36 : YxpFguEt7k
【参考】

上野千鶴子氏
「原子力規制庁。旧保安院の看板をつけかえただけであることが暴露された。民主政権が指名した田中委員長の国会同意人事が自民党「原発事故戦犯」内閣のもとで承認される動きは、田中氏が原子力ムラの住民であることの証明だろう。恥知らずなひとびと。」
https://twitter.com/ueno_wan/status/299154218290388992

だそうです。

コメント [戦争b10] 北朝鮮 朝鮮統一のための開戦を警告 (The Voice of Russia)  赤かぶ
22. 2013年2月06日 23:18:05 : GVYsLuFuCE
IRIBイランイスラム共和国・国際放送ラジオ日本語では、北朝鮮の動きについて伝えています。

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/35032-

(転載開始)

2013/02/06(水曜) 21:26
北朝鮮が制裁に対して核実験を上回る措置を示唆


北朝鮮が制裁措置に対する反応として、核実験を上回る措置をとると発表しました。

ロイター通信によりますと、5日火曜、北朝鮮は「国際的な制裁措置に対する反応として、核実験を上回る措置をおこなうだろう」と発表した、ということです。

北朝鮮は「当局は最終的に、わが国への敵対的な制裁措置に対して、1回の核実験よりも確固たる一歩を踏み出す結論に達した」と強調しました。

これ以前に、4日月曜、国連安全保障理事会の議長を務める韓国のキム・スク国連大使は「北朝鮮が核実験を行なった場合、安保理は北朝鮮に対して強力な措置をとる」と警告しています。

これと同じ時期に、北朝鮮駐在のロシア大使は、朝鮮半島の安全保障に関する会議を開催する必要があると強調しました。

中国外務省の報道官も4日、北朝鮮の核実験の用意が整っている可能性に触れると同時に、韓国とアメリカの合同軍事訓練が朝鮮半島の平和を脅かすものであると警告しました。

北朝鮮は国連安保理の制裁決議が発表された後、「国連安保理は西側の数カ国によって遊具に変えられており、今後、北朝鮮は朝鮮半島における核兵器廃絶のための6カ国協議の席につくことはないだろう」と正式に表明しています。

北朝鮮の政府高官は新たな核実験を行なうと脅迫する中で、「アメリカにある数千個の核兵器などの世界の核兵器の廃絶なしでの、北朝鮮の武装解除は意味がない」と語っています。

(転載終了)

●核実験を上回る措置とは何だろうか。

コメント [政治・選挙・NHK143] 陸山会事件、検察が自分たちの妄想によるでっち上げと証言 広野ただし副代表、代表質問に立つ (生活の党)  赤かぶ
69. 米犬 2013年2月06日 23:18:09 : PUHl6PtDGaXFs : 4Q80R8Zler
>62 おじゃま一郎様

小沢信者の方々は何でもアメリカCIAとか陰謀とかそんな言葉が好きなんですよ! 
私達朝から晩まで働きづくめで一分の暇すらない人生とはかけ離れていて・・・
一日中暇だそうです。

そもそも教組小沢一郎氏が人民解放軍日本総司令部代表ですからね。チェックされて当り前化も・・・

コメント [政治・選挙・NHK143] 安倍首相の国会での中国非難を聞いて、ますます安倍首相の言う方向と違う方向に進むと感ずる。 (かっちの言い分)  笑坊
03. 2013年2月06日 23:18:11 : JfFbs5hoTk

タカ派なのは中国ではないか、なにを馬鹿いってる。

電波照射、アメだったら、即ミサイル発射らしいぞ。

抗議したからタカ派とか、馬鹿じゃなかか。

  
一方的に悪いのは中国、他国の領土を取りに来てるのだぞ。

コメント [原発・フッ素30] 欠陥指摘の炉で深まる疑惑(東京新聞:特報) みょん
05. 2013年2月06日 23:18:20 : E55ZeyXtp2
鮫川村は原子力村の毒まんじゅうを食らったのか?

福島県が8000Bq/kg以下の廃棄物を農産物の肥料として使い、農産物を販売する (まっちゃんのブログ) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/157.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 05 日 16:07:00: igsppGRN/E9PQ

http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11463858060.html
2013-02-04 22:53:36 まっちゃんのブログ

コメント [政治・選挙・NHK143] 中国のレーダー照射攻撃に正しく対応するにはどうすればいいか (天木直人のブログ)  笑坊
21. OVNI43free 2013年2月06日 23:20:38 : IhyfVrYJsi8bA : naqg8RX3ao
 中国側の意図としては、01.日高見さんと同意見です。軍の暴走であるという言い訳の余地を残してはいるが、この段階でそんな脇の甘いことでは逆に中国恐るるに足らずということになってしまう。
 日本側の発表がなぜこんなに遅れたかということについては、@自民党議員のスキャンダル隠し、A16.さんの「先月の事件で在りながら日本側の発表が遅れたのも、自衛隊側が既に総ての電子情報を解析し終えた事が理由でしょう」ということに加えて、BTVである解説者も言っていたことだが、実はアメリカと対応を協議していて今回の発表はそれを受けてのものだった、とも考え得る。

それにしても山口訪中は一体何だったんでしょうね。(ばっかみたい〜)

コメント [政治・選挙・NHK143] 衝撃 射撃レーダー照射 ヤバイぞ中国軍 エスカレートする挑発行為どこまで本気なのか (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
05. 2013年2月06日 23:21:16 : jUDtwEz5V2
>>03
それは、投稿記事にするほど価値があるね

そのとおり
日米中、ある勢力がむしろ得をしている

意地の張り合いですらないだろう
出来レース過ぎて、笑ってしまう

コメント [経世済民79] 日本は円安で黒字の大企業、海外から注文殺到する中小企業(1)  赤かぶ
10. 2013年2月06日 23:22:00 : P7vtoKYyPA
円安で赤字企業の存在を徹底スルー
コメント [カルト10] アマによると岩手から長野までアウト、左遷官僚と地方上級はストロンチウム調査と37県への移住法案を準備すべきである。 ポスト米英時代
08. 2013年2月06日 23:22:25 : CguaaZQiFK
私らはフリーエネルギーの理論面を3年位前から折に触れ考えて来ました。今現在は結論に達しています。それを此処に書きます。地球の上空には電離層が有り、電流が流れています。また太陽表面も同様です。またこのようなものが宇宙全体に散らばっています。私達の身近の空間のベクトルポテンシャルはこれらの電流からの影響の総和です。これは時間平均すると0だけれど精密に測ると激しく震動します。空間はベクトルポテンシャルのエネルギーで充満しているということです。これを利用すればフリーエネルギーが得られます。例えば大政龍晋氏の大政ガスは、水に震動を与えた時軽い水素原子が酸素原子よりも速く運動しベクトルポテンシャルから力を得ます。このようにして水素と酸素が半分分離したような水が、ベクトルポテンシャルのエネルギーを借りて、少ないエネルギーで作れるのだと思います。また佐藤亮拿氏のアーク放電を水中で行うと
同じような現象が起こるようです。その水は活性水と言われ飲むと健康にも大変良い水に変わるそうです。また佐藤亮拿氏のアーク放電を使うと放射能除去が可能で、また
鉄とアルミの合金を作ることも可能だそうです。
コメント [政治・選挙・NHK143] 参院選後も政権安定は無理(上)(五十嵐仁の転成仁語) 判官びいき
04. 2013年2月06日 23:22:25 : Pj82T22SRI

>小泉政権下の2002〜07年の「いざなぎ超え景気」

この時は、まさに円安欧米バブル景気

ただし、競合するアジア諸国が台頭してきたのに、規制改革は進まず

産業や社会保障の構造改革も進まないから、実質賃金が伸びるはずもなく

下層だけがリスクを抱え込むことになった

それでも、このミニ改革と景気回復がなければ、もっと早く、日本経済は、厳しい衰退局面へと落ち込んでいただろう

それが多少、先延ばしになり、一部の老人たちは死に逃げができたということだ

コメント [戦争b10] 中国船が海自艦船に射撃レーダー照射 政府、厳重抗議 (産経新聞)  赤かぶ
18. 2013年2月06日 23:22:31 : I4MG0LkNXQ
軍事衝突だと、笑わせるな。 先に攻撃した方が世界を相手に戦争することになるということか。日本と中国のどちらか滅びるという選択肢を何故とりたがる馬鹿がいるのだろうか。どちらも世界が相手では勝ち目がないだろ。アメリカは手出しはしないはずだ。馬鹿馬鹿しいだろ。衝突する日本も中国も。尖閣問題は既に虚構となっている。
コメント [政治・選挙・NHK143] オバマ米国にハシゴ外された安倍政権 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
52. 朝から晩まで暇人...JohnMung 2013年2月06日 23:23:23 : ZB.aPkIM0ZxCc : GfP4iuTpms
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ジョセフ・ナイのインタビューを上げている方もいるが、ジョゼフ・ナイはネオコンの仲間
つまり、産軍複合体の手のものである
当人が、オバマ政権は、産軍複合体でないと述べており、その点は誰もが認めるだろうが、政権の動向を探るためネオコンのジョセフ・ナイの発言を挙げることは矛盾する


オバマ政権の考え方とは違うが、アメリカ政界の空気を代表する意見のひとつとして参考にする程度というのが妥当だろう
.

.
それにしても、ここからの舵取りは非常に難しい。

無策無能の朝鮮系民主には、無理。

外交音痴・政治音痴の小沢では、お話にもならない

経験豊富な政治のプロにしか務まらない=ド素人には、理解不能。

安倍や有力次候補を見渡して、適任はいないが、安倍・麻生あたりがマシか....石原・前原・小泉ではどうしようもない
石破は未知数


安倍の民族主義政策は、日増しに支持率を上げている。
有権者が、右傾化しているのである

しかしアメリカは、1)円安政策は、米産業界の反対が根強く、米政権も容認できない
更に、2)慰安婦を認め、謝罪した河野談話を見直すとした事を、受け入れがたいと強く反発している

2013年1月29日 ニューヨーク州議会は、いわゆる従軍慰安婦問題について、旧日本軍による強制連行だったとして、事実上、日本政府を非難する決議案を全会一致で採択した。

同様の趣旨の決議案は現在、ニューヨーク州に隣接するニュージャージー州議会にも提出されている

2007年の安倍内閣当時も、安倍が慰安婦問題は事実無根として突っぱねていたが、アメリカが反発し、7月に連邦下院が「慰安婦」問題で日本政府に謝罪を求める決議を採択している。

安倍政権は、再びアメリカを逆なでしている訳であるが、この件は仮に他の首相であったとしても譲れないだろう。

韓国・朝鮮に日本を売ろうとした売国奴小沢以外は........

.

コメント [政治・選挙・NHK143] 不正選挙「見ざる、聞かざる、言わざる」の腑抜け政治家たち! (ハイヒール女の痛快日記)  赤かぶ
28. 2013年2月06日 23:23:59 : EXSn8KFxJo
26の続きです。

一票の格差を是正せずに選挙したのはおかしい?
→これはおかしい。問題。ただ、是正してたとしても結果は大きく変わったわけではないと思われる。

投票所が早くしまったところが多いのはおかしい?
→まず、予告なしに早くしまったのなら、おかしい。予告ありなら違法ではないかもしれないが、経費節減と有権者の便益のバランスをどうとるかという問題で、各地域で有権者の要望が強ければ改善すべき。日曜の夜に行く人がどれくらいいるか、不在投票もあるし、要望がどれくらいあるかはよくわからないが。ただ、これも是正してたとしても結果は大きく変わったわけではないと思われる。

三原じゅん子のツイッターでは自民党厳しいと書いてたのに、勝ったのがおかしい?
→19で書いたように、自民党の比例の得票率は大敗した2009年選挙から大きく伸びてないから、厳しいといえばそうだし、投票締切30分前のようだから自民支持者への投票呼びかけかもしれない

コメント [政治・選挙・NHK143] 不正選挙「見ざる、聞かざる、言わざる」の腑抜け政治家たち! (ハイヒール女の痛快日記)  赤かぶ
29. 2013年2月06日 23:24:09 : XJntkhSWO9
OCRで筆記体は無理なので
ICRで活字体なら、なんとか
未来の話でしょうか
人工知能も馬鹿馬鹿しいが
おもちゃは多いほど遊べるね
ソフトはサブルーチンの塊
メインルーチンに秘密の番号を入れて
ROMを焼いたら、番号を知らなければ
ROMのソフトは動きません
MS-DOSの時代ですがね

コメント [政治・選挙・NHK143] 衝撃 射撃レーダー照射 ヤバイぞ中国軍 エスカレートする挑発行為どこまで本気なのか (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
06. 2013年2月06日 23:25:16 : QEiCUpFAKA
シナは本気で尖閣どころか沖縄、九州を取りに来ている。射撃用レーザー照射で驚くアホ政府の方が驚きだ !
売国安倍は、数少ない虎の子艦艇、航空機を撃沈されも驚いてろ!
コメント [政治・選挙・NHK143] 徳田毅議員準強姦疑惑事案の背後にある重大問題 (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
09. 2013年2月06日 23:26:26 : P7vtoKYyPA
もう20代半ばになってひっそりて暮らしているであろう
被害者が再びセカンドレイプに晒されるのは避けなければならない

しかし、この鬼畜レイプ野郎をたかが1000千万円の示談金だけで済ますわけにもいかない。

コメント [政治・選挙・NHK143] 参院選後も政権安定は無理(上)(五十嵐仁の転成仁語) 判官びいき
05. 2013年2月06日 23:27:39 : Pj82T22SRI

>企業が儲けても労働者の賃金が下がれば、購買力は回復せず、不況下で物価が上がるスタグフレーションになる可能性がある。整合性がない「バラマキ型の利益政治」「新自由主義的規制緩和」「右翼タカ派政策」の三拍子揃った「ワーストミックス」

基本的には、カンフル剤による見かけの景気が現状だ

このままいつものように構造改革ができなければ、確実にインフレのマイナス効果が国民を襲うことになる

とは言え、欧米も中国・新興国も、皆、脛に傷を抱えている、
どの国もアップダウンを繰り返しながら、政治と国民、企業が頑張る国と、そうでない国とで、相対的な地位が変わっていくことになる


コメント [政治・選挙・NHK143] 長谷川幸洋『政府はこうして国民を騙す』〜情報操作は日常的に行われている〜:小沢報道でメディアが犯した罪 あっしら
22. 2013年2月06日 23:27:43 : FWrqxSoNwc
記者が、キャリアを警察番から始めるって、なんか最悪。

記者は、すべからく、警察の犬ってことでしょ。


あほらしい。


しょうもないローカルルールは壊してほしいもんです。

コメント [政治・選挙・NHK143] 陸山会事件、検察が自分たちの妄想によるでっち上げと証言 広野ただし副代表、代表質問に立つ (生活の党)  赤かぶ
70. 2013年2月06日 23:30:37 : NQMStJQKRw
>49. おじゃま一郎
>生活の議員はなんかピントがずれてるな。

>原発だって事故処理し収束し、
>被災地の対策は済だ。こんな過去のことばっか言って何になる。

福島原発事故は収束したのですか?
あなたの仰る収束とは何をもって収束となるんでしょうか?
あなたの方がピントがずれているのではないですか?

コメント [雑談専用40] 話し言葉としての「ヘブライ語」の復活 矢津陌生
13. 聖書フリーク 2013年2月06日 23:31:26 : ur6qn/fzG5bFA : DsyruJaNCY
11>
> ヘブライ語はイブラヒム語とも呼ばれ、すなわち預言者アブラハムの話していた言葉です。アブラハムの時代はバベルの塔の崩壊よりも後の話なので、バベル以前の言葉ではない筈です。なーんて言ってもユダヤの皆様は聞く耳も持たないでしょうが。

 バベルの塔の舞台がユーフラテス川より東のバビロニアやシュメールなので、バベル以前の世界共通の言葉とはおそらくバビロニアかシュメールの言語なのでしょう。バベルの塔の言語の乱れの後でも、この共通の言葉を保っていたのが古代ヘブライ語なのでしょう。「エデンの園で神と話すのに用いられた人類共通の言語がヘブライ語だ」とユダヤ教のラビ達は主張してゆずらないでしょうね。

>カバラは拝金主義と黒魔術の融合です。触らぬかバラに祟りなし、くわばら。
 カバラにはヘブライのカバラと中世以後のクリスチャン・カバラがあり、黒魔術と関係のあるのはクリスチャン・カバラのほうだそうです。本当のタルムードは拝金主義そのものらしいですが、世に出回っているタルムードはゴイム専用だそうです。カバラ自体はタルムードのような拝金主義でないはずです。

コメント [政治・選挙・NHK143] 週刊現代 - 「安倍表見首相の巨額脱税疑惑」 (のんきに介護)) 運否天賦
35. 2013年2月06日 23:33:14 : 7TwXJGF6OQ
>>32. 朝から晩まで暇人
>体調不良により APEC の諸行事に出席できない状況となり、晩餐会前の演奏会
>を欠席した
>2007年9月12日午後2時(JST)、「内閣総理大臣及び自由民主党総裁を辞する」>と退陣を表明する記者会見を行った

えっ?そうなの・・・・・病気のせいだったの?

巨額脱税が発覚しそうになって大あわてで総理を辞したんじゃないの?

こんな記事を読んだ事が有るんだけど・・・・・

【転載はじめ】
週刊現代9月29日号
緊急ワイド
史上最低の「無責任な官邸」全真相

突如辞任を発表、翌日には緊急入院―「安倍首相をここまで追い込んだ」と、発売前から永田町、メディアを騒然とさせたのは、本誌のこのスクープだ。


週刊現代9月29日号 P26〜30
(1)本誌が追い詰めた安倍晋三首相「相続税3億円脱税」疑惑
     亡き父・晋太郎の「遺産」6億円と“出資者不明”の巨額献金
                   ジャーナリスト 高瀬真実と本誌取材班

発売前から永田町は騒然

「なぜ参議院選挙大敗の責任を取らなかったのに、内閣改造のおわったいま辞任
するのか」
「インド洋の給油活動延長に職を賭す、といっていたのに逃げではないのか」
「所信表明をした直後で辞めるのは前代未聞」
                     (長いので以下省略)
【転載おわり】

とりあえず渡部恒三政界のご意見番がTVで言ってますよ。
「政治家は何もしていなくても無実でも疑われたらおしまいだな!もう辞職するしかないな」って。
だったら安倍晋三様、おしまいです!疑われましたから!もう辞職するしかないです、ハイ!


コメント [政治・選挙・NHK79] 【軍産学者メディア複合体:スパイ天国にようこそw】日本で蠢いているCIAのスパイたち 官からアメリカ人へ
05. 2013年2月06日 23:34:05 : v1sT66hi02
◇アメリカ国防総省並びに内外の関連組織は活動を止め謝罪と損害賠償に応じよ◇

下の文書は以前から集団ストーカー黒幕組織の活動マニュアルとして投稿されていますが、
宗教ではなく▲ダヤ秘密組織が背後にいるCIA及び傘下組織ネットワークが実際に行っていることであり全て事実です。
集団ストーカー犯罪というのは手口の俗称で、アメリカ国防総省など主導の国家的な作戦です。
死傷者も多数出ていますから真相究明と謝罪、被害者や遺族への慰謝料や損害賠償を勝ち取らなくてはなりません。
組織には莫大な資金や内部留保がありますから賠償は可能です。

------------------------------------------------------------------------------------------------------

以下の文書は×××会内部から流出した集団ストーカー活動のマニュアルです。
洗脳された会員達は、迎合しない者=敵対者 とみなし、集団で攻撃を始めます。  
それが ×××会の 集団ストーカー(組織的謀略活動)なのです。

【内部文書 各地域の敵対者排除/躾】
a)×××会への強固な敵対者に対しては、将来的に考えてもその子息子女を落とす必要がある。 
 子息子女の不幸により折れる可能性も高い。
 子息子女へは×××会へ反発しないよう躾る。
 敵対者の子息子女の結婚は潰す必要がある。
 会員の子息子女の敵であってはならない。
b)会員の商売敵を排除することは資金確保の上で重要である。
 商売敵の子息子女も、将来を見据え落とす必要がある。
 会員の子息子女の敵であってはならない。
c)敵対者が地域で高評を受けぬよう計らう。
d)各会員が連帯し、【自然と不幸になったように落とす必要がある。くれぐれも会員が疑われてはいけない。】
e)敵対者の言に信頼が集まらないよう計らう。
f)敵対者の安定につながる者らも落とす必要がある。
g)常に経済的/心理的に圧迫させる必要がある。


コメント [リバイバル3] old JBL の世界 _ JBL に憧れるのは日本人だけ 富山誠
03. 中川隆 2013年2月06日 23:34:52 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

    |〃、 ii  川 ヾ  レ'/::::::::::〃爪::::::川::::::::||:::ヽ::::i::::::::::::i!\ \::::::::::
 ノ  ,/  |! i||  iiハ  | //::i:::::::::||:::| |i:|:::||!i::::::::::|i::::ヽ:::::|!:::::::::||:::\ \::::::
 / /ノi  | i!  |i川  | i::|:::|:::i::::::i!::| |ili:|:::||ヾヽ::::|i!:::::ヽ:::|!:::::::::||:::::\:::\:::
 //ノ i!│!| |!i |川ii  |i::!:::|:::|::::::|:::| i !ト!::| !ヾ゙i:::::|i!::::::ヽ:|!:::::::::|!::::::::\::::\
 //i! | | |_,,i,,L|ト!ilハ ||:|::::|:::|l::::||:i:| i ゙!゙ト、,i_ 'i,::!::|ii:::::::::i,:|i::::::::|!::::::::::::ヽ:::::
  /il i!| ‐''|´! | ハ!| | |i!::i:::|:::||::::|::::| !ヾ!:i`''‐i,,::::||!::::::::::||::::::::|::::::::::::::::ヽ::::
 i i!i | | | i/ / | /  ii | |ト、i:|!:::!゙!::|::::| ゙i ゙、ヾ'、 ゙、‐|、i:::::::::||:::::::|::::::::::::::::::ヽ:::
/i/|ii!//|!/!i/´i/   .|i |/ノi\i!゙、:iヽ|:::|  ヽ 'i  ! ヾi |'!ヽ::::||::::::/:::::::::::::::::::::ヽ
i i 川i!ハ/" _!   | │川 ヾ:ii ゙'∨     |    ゙ヾiヽヽ;||:::::i':::::::::::::::::::::::::
ノ ノ/リ,,,,,,二三テ=''" ヽノル |ノノヽヾ ノ  、,,,ノ,、     iヽ:::||:::::i'::::::::::::::::::::::::::::
 /   ̄ ´~~゙''''    ゙''‐- ..,,_,, ‐'    `゙ヾミッ、,,   ヽ::|::::/::::::::::::::::::::::::::::
,,イ|                i'"         `'‐='   `'|/i!:::::i::::::::::::::::::::::::
 i | :::::::ヽ::::ヽ::::::ヾ::    ゙、      〃:::::       i//::::ハ::::::::::::::::::i:::
  i i \\\\\ヽ    入       ′′′   / /:::::/:::::::::::::::::::|::::
!  | i            ,,ィノ(         :::: :    /:::::/:::::::::::::::::::/::::
i!  i i!            /i/  \             /:::::/:::::/::::::::::::/:::::
゙i!  | i          /⌒' y'⌒゙i           /::::::/::::::/::::::::::::/::::/i
 i  i ゙!         ん、,,ノ,__,,,r''          /:::::::/::::::/::::::::::::/:::://
゙、ii! ゙| i           ノ  。 `i          //:::::/:::::/::::::::::::/::::::/:::
ヾ!トl ゙iU          i     |         //::::::/::::::/::::::/:::/:::::i!::::::
 iiミ! ハ             i °  ゙、       //::::://::::/::::::/:::::/::::i::::ii::
 i!ヾ!i ゙、!         , '     |゙ヽ......,.,.,.,,,///://::://::::/::::://::::i::::リ::
 !ヽヾi  i゙、  ___,,,/      レWノ'レi/、//::/:://:/:::/::/:::ハ:i |::
、、iヾミヽ ヾ''~川リ i i゙、           "  ∨ノ / i/::///:/ .|:i i:::
! | i ヾ、゙、 ヽ、!i i|ヾ ゙、゙、゙、              /i  ,ニニ--..,,/ |! !ノ::
ヾ ! ヾ、ヽ ゙ヽi |!iヾ、ヽヽヽ              ,,!r''~      `~゙'''''ヽ、

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8. Olympus (1960年発売)
S508(D50S8R)\610,000(1台、1975年頃)

『オリンパス』
http://www.youtube.com/watch?v=xV9PwAqNET8

◆最美◆ JBL C50 OLYMPUS オリンパス S7 連番◇初期ユニット
http://www.youtube.com/watch?v=SsbDKtcLGSY

◇最高峯◇ JBL C50 OLYMPUS オリンパス S8R方式 ペア
http://www.youtube.com/watch?v=tD_12369opo

JBL OLYMPUS C50 SPEAKERS ACCUPHASE P 300 AMP C 200 PREAMP T 100
http://www.youtube.com/watch?v=eWD1LVolSdo


Olympus を使っているジャズ喫茶

ジャズ喫茶 「JAZZ OLYMPUS!」
東京都千代田区神田小川町3−24 昇龍館1F
TEL.03-3259-0055
http://www7.plala.or.jp/JAZZ-OLYMPUS/
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13094943/
http://jazzangya.jugem.jp/?cid=42 


ジャズ喫茶「マイルストーン」
東京都新宿区高田馬場 1-23-9 イガリビル 1F
TEL. 03-3200-4513
http://www.youtube.com/watch?v=aswEYKK_YT4
http://jazz-milestone.net/
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13033015/
http://blogs.yahoo.co.jp/kt90jp/48040519.html


JBLの音響技術と木工技術の結晶として誕生したスピーカーシステム。

スピーカーユニットの組合せは販売時期によって異なり、最終的に7つのバリエーションがありました。また、D50S8については1964年以前は2ウェイ構成で、1964以降は3ウェイ構成となっています。

エンクロージャーの仕上げには手彫りの格子グリルと布製グリルの2種類のバリエーションがありました。

これらのモデルの違いは型番で表記されており、格子グリルは型番の末尾が-2、布グリルは型番の末尾が-1となっています。

D50S8R 定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・パッシブラジエーター方式・フロア型

ユニット構成
低域用 LE15A、PR15
中域用 375+HL93
高域用 075

エンクロージャー C50 Olympus

クロスオーバー周波数 500Hz、7kHz
インピーダンス 8Ω
音圧レベル(新JIS) 95dB
許容入力(連続プログラム) 125W
外形寸法 幅1,020×高さ670×奥行510mm
重量(梱包時) 82kg
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/olympus.html


パラゴン、ハーツフィールドとともに、Old JBLの銘機とうたわれている、OLYMPUS。

1962年に「D50SM/S8」スタジオモニターを開発。当初はLE15A,375,075+HL93の組み合わせでした。その後、S8Rとなり、ツィーター 075、ドライバー 375、ウーハー LE15A、パッシブラジエター PR15という組み合わせになります。

一体型のパラゴンとは異なり、格子模様の美しさもさることながら、LRのスピーカー・エンクロージャーのセッティングの自由度があり、低域はパラゴンよりさらに出るパッシブラジエター採用。メインのLE15Aとの組み合わせで、LE15単体に較べて、理論上1.41倍口径相当の低域再生能があるというのは魅力的です。もっとも、エンクロージャーの容量との兼ね合いで、なかなかそこまでは行きませんが、やはり低域の再生能力があるというのは、重要に思えます。
http://k-d.jpn.com/audio/JBL/JBL_OLYMOPUS/JBL_OLYMPUS.html


JBL C50 Olympus(1958年11月発売)

外形寸法 幅1,020×高さ670×奥行510mm
\190,000(1台、1967年頃)、 \149,200(1台、1973年頃)

Olympus専用に設計されたエンクロージャー。
外観はウォルナット仕上げとなっており、手彫り格子のフロントグリルを採用しています。
http://audio-heritage.jp/JBL/unit/c50olympus.html

JBL C60 Sovereign I \200,000(1967年発売)
外形寸法 幅980×高さ670×奥行510mm
\149,200(1台、1973年頃)、\279,500(1台、1974年頃)
Sovereign I専用に設計されたエンクロージャー。
内部はC50 Olympusと同じ構造となっています。
外観は美しい彫刻が施されており、前面には布製フロントグリルを装備しています。
http://audio-heritage.jp/JBL/unit/c60sovereigni.html


JBL_Olympus 〜芸術といえる美しさ〜 2007/7/1(日)


●イーベイUSにてあのJBLのオリンパスを見つけました。

オリンパスはランシングの死から11年後の1960年に発表されたモデルです。

オリンパスという名前はC50というエンクロージャにつけられたものなので、オリンパスといってもいくつかのユニットの組み合わせがあります。

更に、あまり知られていませんが、エンクロージャもC50とC60とあるんです。今回はC60ですね、こちらがあまり知られていない方で、オリンパスではなくてサブリンという名称です。サブリンはオリンパスと同じものが選択可能で、仕上げが異なっているだけです、確かにフロントのデザインがあのオリンパスの木格子ではありません。

オリンパスは、当初38cmウーハーとホーン型トゥイータの2ウェイでしたが、C50は38cmを収めるには小型であることから十分な低域が確保できない課題がありました。1965年ころに、ドロンコーンという磁気回路を持たないユニットを使った低域増強の方式が流行し、JBLでもPR15が開発され、C50、C60で選択可能なユニットとなりました。

末尾のS8Rというのはユニット構成の名前でLE15Aウーハー、PR15ドロンコーン、375+HL93ミッドレンジ、075トゥイータからなる3ウェイを意味しています。

プロ用のユニットを惜しげもなく家具のような美しいエンクロージャに収めてしまうところはいかにもJBL的で、ユニットが力を持て余しながら鳴り響く様が見て取れます。


●オリンパスは奥行きがあまり無いのに375という大型のホーンを必要とするドライバが搭載されており、かなり無理な構成で、しかもドロンコーンを使っています。これは、C50、60は今では大きく見えますが、当時のエンクロージャーの容積としては不足だったからです。

バスレフでは容量不足となるため、エアサスペンション方式を意識した密閉型を採用したようですが、結果としてはS7もS8も低音の伸びがなく、つまった感じとなりました。そこで、パッシブラジエータ方式の出番となって、低域が改善されましたがそれでも不満を言うユーザが少なくありません。


ドロンコーンとは、見た目は普通のウーハーなんですが、ボイスコイルのないコーンだけのユニットで、自分で能動的(アクティブ)には動作せず、ウーハーとセットで使います。ウーハーの背圧を利用して、コーンの共振点でコーンを動かす、つまり受動的(パッシブ)な動作をするナマケモノなコーンなので、ドロン(ナマケモノ)コーンっていいます。ドロンコーンは印象が悪いため、JBLではこれをパッシブラジエータ(PR)方式と呼び、ドロンコーンの型名はPRが付くことになりました。

ドロンコーンは共振を利用してコーンを駆動して低域を増強させるもので、foはコーンに取り付けられたオモリで調節することになります。ボイスコイルで動くのではなく箱の内部の音圧を受けて、共振点で位相が反転され同相にして利用するものなので、低域共振付近にのみ適用できる理論です。

そうはいっても、重さのあるユニットを音圧で駆動させることになるので、応答性が悪くしまりのない低音になりやすいためチューニングが難しいです。ウーハー自身が十分にダンピングできる磁気回路を持ってくれば、構造が単純でコストも安く応答も速いバスレフポートが主流になっていくのは当然の流れだと思います。

私は個人的には、ドロンコーンという構造が好きで、密閉の容量を上手く設計できれば、ウーハーの背圧をダンピングでき、ローエンドまで締まった低音を実現できるのでは?と思うのですが、なかなかそうはいかないようですね。


●JBLのスピーカというのは、ARやボザークなどのイーストコーストと比較して、からっと晴れたウェストコーストサウンドと表現される事が多いです。私は、各ユニットのポテンシャルが高く、有り余った使い方をしており、パワーを入れると、どんどん音が前に出て行くような、躍動感のある音になる傾向があることから、そういわれているのだろうと思っています。

オリンパスは聞いたことがありませんが、JBLは渋さというより陽気で明るい元気のいい音という印象があります。PRを搭載してからは、低域のダンピングが効いており、バスドラの音が歯切れのよいと評価する人と、低域不足と評価する人と別れているようです。いずれにしてもドロンコーンによる低域補正の音は、応答性の悪さからクリアさが欠けるのですが、そのようなものがないというのはやはり箱が小さくて低域が詰まってるように思います。

更に、中域は375をむりやり押し込めていますが、そこは375であり声楽の美しさや生々しさには、ぐっとくるものがあります。高域の075はいわずと知れた名トゥイータでシンバルの歯切れがありながらもパワフルさを感じさせます。弱いトゥイータではこうは鳴りませんねぇ、高域までシャリシャリと伸びてはいますが、ハイハットなどが薄っぺらく感じてしまいます。ぶあつくジャーンと鳴ってくれないものです。

いずれにしても、当時のJBLの音は、現代のものほど特性が平坦でなく、クラシックの繊細な響きを表現しにくかったようで、ジャズといえばJBL、クラシックでJBLは疑問という評価はこの頃の製品のことを指しているのだと思います。


●現在価格は$3,000(≒\38万)となっています。年代ものでもあるので、\40万が相場、\20万で即買いと勝手に値付け。今回は、C60なので人気はいまいちといったところです。

コメント

オリンパスはかつて吉祥寺のJAZZ喫茶「メグ」にあったシステムです。
開放的でパワフル。JAZZのエッセンスをストレートに伝えてくれます。
特に075のつんざくような高域は圧巻。

今でも「メグ」はありますが「アバンギャルドDUO」というスピーカーを使っていてパルシブ音は強そうですが残念ながら楽器の音色が出ない印象です。

当時の「ファンキー」のアルテックA7とともにいいものはやはりいいですね。
2007/7/1(日) 午後 7:18 [ k_am ]


私もメグにはわりと行くほうです。私はアバンギャルドになってからのメグしか知りません。オリンパスあったんですかぁ、もっと早くいっとけばよかったです。
それにしても075ってすごいですよね、なんであんな凄いトゥイータ作れたんでしょう、、。
2007/7/1(日) 午後 9:40 [ オーディオエージェント ]



私もアバンギャルドの「メグ」しか知りません。
そこで高田馬場の「マイルストーン」でオリンパス&蜂の巣ホーンで聴いた時はトキメキました。また「マイルストーン」に行きたいです。
2007/7/2(月) 午前 10:44 [ kt9*jp ]


マイルストーンの場所がわからないんですぅ〜、どのあたりにあるのですか。蜂の巣も聴いたことないんです、

菅野沖彦氏が、あんなの計算なしで作ったんだろうけど、すっごくいいんだよ〜、って言ってたのを思い出しました。
2007/7/2(月) 午後 8:12 [ オーディオエージェント ]



おはようございます。昨日、逸る気持ちを抑えられなくて「マイルストーン」さんへサボりに行っちゃいました〜
場所は「マイルストーン」さんのHPでご確認下さい。
http://jazz-milestone.net/
2007/7/3(火) 午前 10:16 [ kt9*jp ]




オリンパス、ソブリンはリビングに設置しても絵になるSPと思います。
しかしながら音は375の存在感が圧倒的で、且つ低域の足が遅いため375のスピードに追従するのが難しく自宅導入を諦めた経験があります。537-500を乗せて聴かれている方が多いのも分かるような気がします。

それにしても低域の再生は難しいですね。
私は未だにコーン型のウーファから満足のいく低音を再生できておりません。
2007/7/7(土) 午前 3:07 [ ケロリン ]


どうも、375の影響大なようですねぇ。
菅野沖彦氏は上にドーンとでっかいのを乗せていましたけど、どうやってもウーハとの繋がりは難しそうですね。
2007/7/9(月) 午前 8:33 [ オーディオエージェント ]
http://blogs.yahoo.co.jp/audio_agent/49895990.html

この写真のオリンパスS7Rはオリジナル状態を保っています。鹿子模様の木製組格子姿が美しい秀麗なデザインの名器でした。多くのジャズファンに支持され、使いやすいシステムスピーカーでもあった。

低音ユニットはLE15AウーファとパッシブラジェーターPR15を使用。

3ウェイのオリンパスはS8Rと呼ばれ、375ドライバー・HL93ホーン・075ツィーター入り。
2ウェイのS7Rの構成はLE85ドライバーとHL91ホーンでした。

S7Rのほうがまとまりがあって良かったように思う。Oympusは銘器として後世に語り継がれるであろう。また、JBLヴィンティージとして現代に通用するのは、このクラス以上の製品と思う。

fukuroo3にとって無粋なデザインのプロシリーズはJBLとは認めがたい。よって4343や4350は掲載対象外。

上の写真のオリンパスは3ウェイ機のS8Rで、音響レンズを外してあり、ホーン開口部が見えます。

当時 新宿の宝ビルにあった山水ショールームでもオリンパスはジャズの再生に威力を発揮し、上級機のパラゴンよりも良い音で鳴っていた。来客もほとんどがオリンパスでの再生を希望していました。
fukuroo3は持参のLPをパラゴンで聞かせてもらったが、低音も高音も出なくてカラスのようにカァーコォーと鳴くパラゴンには閉口した。
これはいけません、もういいです、オリンパスで鳴らしてください、と、頼んだ記憶がある。かほどにパラゴンは難物中の難物であった。


JBL製ホーンには音響レンズが付き物でした。LE85ドライバーにはHL91ホーンと合致するレンズというように、それぞれのドライバーとホーンとレンズの組み合わせがありました。

オリンパスの箱型番はC50です。オリンパスの発売時期は1960年なので1958年発売のパラゴンよりも2年新しく、ほぼ同時代。
JBLolympusの写真を、もう一枚、上に追加しておきます。裏面とネットワークの様子などが解る写真です。
下に掲載した写真は、JBL DELPHI(デルフィ)というキャビネットで、オリンパスやアポロとセットで使用するもの。
デザインやサイズが合致するように作られている。右の2枚写真は木製蓋を開けた状態で、アンプが取り去られ、LPプレーヤーのみが残っている。
http://fukuroo3.com/jbl2.html

JBL OLYMPUS S50S8R 2005/10/16(日)

正直それまでJBLのスピーカーに感心したことは一度もありませんでした。

僕が聴いた機種の多くは、豪快ではあっても高音のところどころに神経質さを覗かせたり、あるいは足取りの重いどんよりとした低音だったりと、聴くに値しないようなものばかりでした。だから、オリンパスの中古品が入荷してきたときも、まったく期待してはいませんでした。もちろん有名なスピーカですので雑誌で写真は見たことがありましたが、どうせまたスタジオモニターの43なんたらかんたらと同じだろう、と馬鹿にしていました。

しかし、そこから発せられる音は、想像とはまったく違うものでした。確かに聴き覚えのあるJBLの音です。確かにそうなのですが、そこには豪快さの中にも深みや、慈しみや、悲しみといった人生の裏側まで表現してくれる器があったのです。現在の多くのスピーカーほど聴きやすくはなく、オールマイティーでもないのですが、そのリアリティ、浸透感、そして渋みは今までに経験したことがないものでした。

貧乏大学生にははっきり言って身分に不相応すぎる買い物でしたが、遂に往年の名機を手に入れてしまったのです。

スピーカーに全てのお金を費やしてしまった為、当然オリンパスに合ったアンプを買う予算などありません。しかたなくそれまで使い続けてきたアンプを使用したのですが、オリンパスが拒否反応を示すのです。

そこで鳴っていたのは昔から聴き慣れた「キツイ、タルイ」JBLの音だったのです。

初めて視聴し、心を奪われたときの組み合わせはマッキントッシュのC20とMC60というコンビでしたが、この組み合わせでは50〜60年代のジャズには素晴らしくフィットするとしても、それ以降の音楽に対してはやや時代掛かり過ぎている感が否めません。よってやや現代的なアンプと組み合わせようと考えたのですが、これが大きな誤算で、やはり神経質さが顔を出してしまうのです。

足回りにも気を使いました。ウッドブロックで浮かせたり、ベタ置きにしたり、厚手のコルクをかませたり、ユニットの位置も内側にしたり、外側にしたり、トゥイーターとウーファーを離してみたり、またくっつけたり、075を砲金ホーンに変更したり、元に戻したり…。その度に60kgも70sもあるスピーカーを持ち上げたり、移動させたりするのです。

結局アンプ、セッティング等である程度満足がいくようになるまでには5年の月日が必要となりました。苦労の甲斐あって今はかなりいい具合に音を奏でてくれます。例えれば、それはしっかりとしたデニム地のGジャンに身を包んだ逞しい男性のようであり、また夜の酒場で片肘を突きながらグラスを傾ける大人の女性のようでもあり。「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる価値がない」というフィリップ・マーロウの台詞を体現したような、芳醇なアメリカを感じさせる音なのです。

稀代の名機と言われるドライバー375、存在感のある高音を鳴らすトゥイーター075、グリップのしっかりした低音のウーファーLE15AとPR15、とユニット構成も当時の実質的なフラッグシップに相応しい最高の組み合わせです。
(パラゴンという超怒級のシステムがありましたが、あれは別格ですので)

雑誌等で低音の遅れを指摘されることも時々ありますが、セッティングを追い込めば量感と質感が上手くブレンドしたグルーヴィーな音が出ます。beach boysの'surfer girls'ではそのコーラスの力強さと美しさに頭がクラクラします。古いアーティストだけではなく、例えばjack jonsonの朴訥として味のあるボーカルと、アコースティック・ギターのグルーヴに身体が震えます。
http://blogs.yahoo.co.jp/goodvibrations1114/14110218.html


JBL OLYMPUS S8R 2009.08.02 Sunday

長いこと付き合っているせいか、あるいはその風貌のせいか、既に家具の一部のように透明になって部屋に溶け込んでいる。このスピーカーを相棒に選んで良かったとつくづく思う。

しかしながら世間一般の評価はイマイチ(仕上げ違いのサブリンも含め)、という気がするのは僕だけでしょうか?
第一声では名機ともてはやされつつも、二言目には

「ただし、低音がもたつく・・・」

と揶揄されたりとか、やたらと改造されやすい(つまりメーカー純正に満足できない)、とか。そこで躍起になって、

そんなことはない、純正のJBLオリンパスS8Rは素晴らしいんですよ!

と勝手に弁護してみよう。


皆さんご存知のようにオリンパスにはいくつかのバージョンがある。しっかりと鳴っている状態を聴いたことがあるのはS7RとS8Rのみだけれど、このふたつにしたって出てくる音の印象はずいぶんと違う。使用ユニットも構成も違うから当然と言えば当然だけど、その時点でまず混乱を招く。

ものすごく単純に言うと、

S7Rはすごく優しい、そして鳴らしやすい。中域の美味しいところがギュッと詰まっていて嫌な音が出ないし、組み合わせるアンプのパワーもそんなに要らない。

それに対してS8Rはジャジャ馬、すごく慣らしにくい。ひとつ間違えば、高音シャカシャカの低音ボヨンボヨンになってしまう。しかしすべてが上手く噛み合ったとき、実に押し出し良く開放的な音楽が鳴る。

時々見かける375+蜂の巣ホーンをキャビネットの上に載せるセッティングは、両者の中間を狙っている。純正S8R、もしくは往年のパラゴンやハーツフィールドが好きな人とは別の方向じゃないかな。

逆に375+ゴールドウィングはノーマルS8Rを推し進めた方向。
見た目がゴツくなるので僕はやりませんが。


話をS8Rに戻すと、僕にとっては昔のJBLの味を残しつつ、現代的なソースにも対応する理想的なスピーカーなのだ。

昔のJBLとはいわゆるスタジオモニターシリーズが席巻する前の、先ほども言及したパラゴンやハーツフィールドの流れを汲んでいる音色のこと。

個人的な(あくまで個人的な)感覚では、70'S後半以降のJBLにはどうしても馴染めない。所有されている方には申し訳ないけれど、本音です。
そういえば70'S後半以降は、興味を持てるソフトも極端に減ってしまう。両者の間には少なからず相関関係がある。

ある時期以降のJBLからは、それ以前のモデルにはあった牧歌的とでも形容できるような「遊び」が希薄に感じてしまうのだ。

近年の製品はまた印象が異なるけれど、それは過去のJBLとは一線を画して滑らかで現代的な言わば「第3期」。

まあ何も持ってない状態でどちらを選ぶかと訊かれれば、やはりS8Rを選ぶけど。

僕のようにロック主体のリスナーにとっては、これより前のモデルもちょっと厳しい。
電子楽器の音(特にベース)があまりにも古めかしく聴こえてしまうからだ。

S8Rはそのバランス感覚が実にいい。
もう一組のメインスピーカーであるB&W SS30と比較すると、はっきり言って再生帯域は上も下も伸びてない。075の上限はたかだか15KHz程度だし、LE15とPR15の低音も量感はあるけどそれほど下まで伸びていない。しかしいったん鳴らせば過不足なく聴こえるから不思議なものだ。
(ちなみにSS30のカタログスペックは30Hz〜26KHz(-6db)です)

もちろんJBLに限ってみても、製品としての「格」が上の製品は数多くある。けれど今まで述べてきた理由でオリンパスS8Rが僕にとって理想的なスピーカーなのだ、と気づいたのは実はここ数年の話で、導入から3〜4年はこの鳴らしにくいスピーカーをどうしてくれようかと悩んだものだ。セッティングや組合せで少しずつ改善はされたが、根本的な不満は解消されなかった。

劇的に進歩、というか進化したのは思い切ってメインアンプを交換してから。つれなかった美女が突然微笑みかけてくれたような、今までの苦労を吹き飛ばす喜びだった。

ちなみに、しばらくの間弟のところに嫁に行っていたロジャースのE40aという、見た目は貧弱でとにかく熱くなるプリメインアンプで鳴らしたときもなかなか良かった。組合せって難しいもんです。


オリンパスの改造については今までも、そしておそらく今後もしないと思う。
例えばネットワークに手を加えると、その瞬間からまったく別の音色になってしまう。
かつてスピーカーを自作したときにも感じたが、音なんてものはコンデンサーひとつ、抵抗ひとつでコロコロと変わってしまう。

しかし前にも言ったように、僕が好きなのは60年代前後の雰囲気を残したJBLなのだ。現代的な音を聴きたいのなら別のスピーカーを買えばいい。

直感を信じて最後まで追及しなければ本当のところはわからないし、わかったつもりになっていても実はその一面しか見えていない。とにかく行動しなければ何も見えない。これってオーディオに限った話ではなくて、僕自身の価値観というか人生観というか、とにかく深いレベルにまで根を下ろしている。そんな得がたい経験をさせてくれただけでも、このスピーカーには感謝しなくちゃ。
http://asmallgoods.jugem.jp/?eid=126


その頃の憧れのSPが「オリンパス」でした。渋い菱組み格子の箱を眺めているだけで「良い音がでるんだろうなあ???」と雑誌を眺めてはため息をついていました。確かセットで100万円くらいしていたと思います。(当事の給料の2年分)

その後30年して「オリンパス」を購入して鳴らしだしましたが、「悪戦苦闘」の2年間でした。

オリジナルのままでは上手くなってくれません。
LE15Aの低音は「粘る」し、
#375は「殺人マシンの如く」吠えまくり、鼓膜がおかしくなるのでは?
ツィーターも強烈にキリの様に突き刺してきます。

10分と聴いていられませんでした。
美しい菱格子の箱も箱鳴りがひどくて一時は放り出そうかとも考えましたが、蜂の巣ホーンを買ってからは「もう後戻りは出来ない」と身を死地に置いたつもりで格闘して来ました。

その気になると出来るものですね。「じゃじゃ馬のオリンパス」も自分好みのSPにしてしまいました。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/05/jbl_907f.html

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JBL 3大ホーンシステムの音質改善活動 2009/01/29

26歳の時にJBL#4343を購入して、その後時間の経過とともにアンプをマッキンに(C29+MC2500)、CDPをルボックスに、ケーブルを某有名ブランドの8Nケーブルで統一してと、雑誌やオーディオ評論家のお勧め品を物色して音楽を楽しんで来ましたが、「今一 満足なサウンドが出ない??」と悩んでいました。

何故なら、古い録音がさっぱり駄目、ソプラノが「金切り声」と来てはとても安心して音楽に浸れません。それでも毎日2時間ほどは聴いていました。結局「良く鳴るソース」に偏って楽しんでいた様に思います。

そんな中、熊本県阿蘇郡西原村の「オーディオ道場」さんの処でJBLの2インチドライバーの音を久しぶりに聴かせていただいて(ハーツフィールド)
「原寸大」の再生音に近いな!と思いました。
ハーツフィールドやCN191ホーンを聴かせていただいて、自宅の4343の音を聴くと「端正」で、高域が伸びているが、「リラックスして音楽を楽しむ」サウンドではないと感じました。1インチのドライバーではどうしようもない事です。

一念発起して、30年前、最高にあこがれていた「JBLオリンパス」とサンスイ「SP-707J」を購入しました。


最初の印象は


1)「オリンパス」・・・・音がびんびん飛んできて5分と耐えられないサウンドでした。

2) SP-707J・・・・・・眠たくなるような音で古い時代に戻ったような・・・

取りあえず「オリンパス」を使えるように(聴けるように)しないと、買った意味が有りません。どうしたら「うまく鳴らせるだろうか?」と云う事で 3ウェイのマルチアンプにして見ました。

「オリンパス」はもう新品では手に入りませんので必然的に「中古」の程度の良いモノを購入しました。付いていたユニットは

LE15A+ガウス HF-3000+H93 

の2ウェイでした。このままでは高域が不足しますので、

075と2405を購入、#375+HL88も購入しました。

ガウスとJBLの2インチの音比較をしますと、音の魅力で#375に決定しました。

#375・・・音のエネルギーが大きく、音質が明るい

ガウス・・・音が奥まったように感じるのとサイズの割にエネルギー感が#375より下に感じる。 音質が暗く感じられました。


これで「オリンパス」の基本ユニットが揃いました。
LE15A+#375+HL88+075(2405)のラインが出来ました。


次にSPのセッティングです。

これは#4343で既に技術を獲得していましたので「専用トレール」を作って、自分が目指す「理想のセッティング」を作り上げました。低音のこもりがないばかりか「低音の響き」がとても素直で活き活きとして豊な音で特に不満点は有りません。
オリジナルの袴の床置きセッティングでは音が死んでいました。

その後雑誌で紹介されていた有名アンプを次から次に入れて、音出し確認をしては出て行きました。最後に残ったのはアキュフェーズのアンプでした。
M-100のパワーアンプにはあこがれがありましたので、すべてのアンプをアキュフェーズで統一しました。

これで「音色」が揃いました。(その後管球アンプに移っています)

「オリンパス」を鳴らすにあたってテーマを作りました。「CDの中に入っている情報をすべてSPから出す」と云う事です。この時点でオリンパス購入後既に1年が経過していました。綺麗なユニットやアンプを獲得するのも骨の折れる事です。その後、ケーブル探しが始まります。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/01/jbl31_780d.html


JBLオリンパスを導入。それは苦難の始まり 2009年01月30日

JBLオリンパスを導入したのは良いけれど、LE15Aと#375+H93、075 をマルチアンプで鳴らし始めたが、「咆哮」の洗礼を受けてしまいました。ボリューム9時の方向で5分と聴いては居られません。 耳をつんざくサウンドが体をボロボロにするくらい「飛んで」きます。

以前からオリンパスオリジナルでは「じゃじゃ馬」でまともにならない事は知っていましたが、 ここまで「厳しいとは!!!」と思いました。

ウーハーの箱鳴りはすごいし、#375のエネルギーをH93ホーンでは拡散し切れていません。 どだいホーンがあまりにも短すぎて、 オリンパスのデザイン上やむを得ず使って有るようなホーンなので、 仕方なしに他のホーンを探しました。

オリンパスと云えばHL-88(蜂の巣)ホーンがデザイン的に合いそうです。 評論家の菅野氏のJBLシステムを何度も写真で見ていましたので迷いは有りませんでした。HL88を使ったサウンドは放射状に音の拡散がされて非常に聴き易くはなりました。しかし、他の要因でしょうが「ピーキー」な音は依然として出ます。

ウーハーのLE15AもシリアルNo20000番台のユニットが付いていましたが、「粘るような低音」と「反応の遅さ」が気になり出しました。ユニットをじっと見ていたら、

「このユニットは1970年代の生産だよな?」

と思い出しました。 この時代は「鉛半田」しかなかった時代だ。 モー線の部分の半田付けを「鉛レス半田」に入れ替えれば電気が良く流れるだろうと思い交換したところ、「反応」が別物クラスに良くなりました。

その後LE15AはシリアルNo80000番台や60000番台のユニットを聴く事が出来ましたが、新しいユニットは総じて「味が薄い」印象を受けました。そのうちにシリアルNo8000番台のユニットを繋いだ瞬間「品位」が違う事に気付きました。 今まで使っていた20000番台のユニットがいっぺんに「バタ臭い音」だった事が判りました。

結局JBLと云うメーカーは50年以上の歴史が有りますので 同じ型番でも何らかの形で「コストダウン」をやっているんだと思いました。 企業である限り「コストダウン」は避けて通れない道なのかも知れません。

ウーハーはプロ用ユニットの2205Aや2205B、2215、ガウス、515B等も試しましたが8000番台のLE15A(16Ω)には勝てないようでした。 515Bは非常に良い音がしますが、パワーを入れないと鳴ってくれません。 通常使うパワーが0.5W前後に対し、2W以上入れないと使えません。 所詮、トーキー用に開発されたユニットですので家庭で使えるようにはなっていないようです。

同時並行して「ケーブル探し」もやっていました。 初めはインコネにベルデン#8412をRCAケーブルで統一して SPケーブルにWEの14GA撚り線でドライブしていました。 SPケーブルは日立やベルデンや平行線等色々やりましたがこの時点ではWEの14GAが一番しっくりきました。 安くて良いSPケーブルだと思います。 この状態では「ピーキーな音」が沢山ありました。 その後#8412をXLR化させましたが、お金の無駄でした。


電源ケーブルも色々試しました。 AA誌で有名になった荒川さんから藤倉のケーブルを使ったものを直接購入したりしていましたが値段の分だけですね。

そんな時、インターネット掲示板の「アキュフェーズ同好会」のマリオさんから「スーナーケーブルは良いよ」と教えていただいたのでした。試しにヤフオクに出ていたものを購入して聴いてみたら「ビックリ」しました。

この時聴いたのは、Φ11oのブラックスーナーRCA仕様のケーブルです。今まで色々聴いたけどここまで「音数」や「鮮明さ」の出るケーブルは無かったです。 ケーブルの作りを見るとまだまだ「改良の余地」が有りそうで、自分の「半田付け技術」を投入すれば更に良いモノが出来ると確信しました。

そうやって色々と構造や半田材を変えて試作を繰り返して 自分のサウンドのケーブルを作り出して行きました。そうやって出来上がったのが現在のSCR-11(Φ6oブルースーナーW)です。ここからスーナーケーブルのハイグレード化が始まり今日に至っています。


コメント

LE15A、#375、075の組み合わせと言えば、パラゴンの使用しているユニットと同じなのでしょうか。 高校の頃に近くにジャズ喫茶があり、良く聴きに行ったものです。パラゴンですので、耳をつんざくサウンドではありませんでしたが、「粘るような低音」は今でも覚えています。

ライブな環境のジャズ喫茶では、このような粘る低音も趣があったと記憶しています。私の印象は「ねっとりした音」で今このような音を出そうとしても中々出せそうにはありません。

音無館さんがパラゴンをお使いなので聞いてみようかと思いました。昔の機材には昔の良さがあり、今の機材には今の良さがあると感じています。
byヒジヤン at2009-01-30 19:09



このユニットの組合せはパラゴンの後期型と同じユニットになります。
LE15Aの「粘るような低音」は特徴的ですが、これはウーハーのコーン紙が重くて俊敏に動けない為に出るようです。現在ではD130とまではいきませんが515B程度の軽さで低音が出せるようになっています。低域が伸びている分だけ重い低音がでます。

JBLの古いユニットはプロ用では失われたサウンドがします。 音数が多いです。
byしき at2009-01-30 20:09


S8R、久しぶりに見ますねぇ〜。
もっとコンパクトですが、同じフロント柄のSPを持っています。
購入して、36年になります。・・・・・イヤー、37年かぁ!
私の現行の家では、こんなデカイ物、、、置けません。
byログハウス at2009-01-30 22:54

私のオリンパスは元々がC50 S6の箱で最初期型のシングルウーハー仕様です。オリンパスの箱は容積がそう大きく有りませんし、ドロンコーンの音ははじめから敬遠しています。少しは勉強してから購入しています。後でユニットをS8仕様プラスにしています。

(同じフロント柄のSPを持っています。> との事ですので「アポロ」をお持ちのようですね。 こちらの方がSPとしてはバランスが取れているのかも知れません。

もうSPはセッティングもケーブルも完成の域に達しています。後は、余裕が出来ましたら「部屋」を作ってやる事くらいですね。
byしき at2009-01-30 23:18


私が所有しているSPは、ランサー101です。・・・・・・柄がチョット違うようでしたね。

私もコイツ(ランサー)をうまく鳴らせるようになるまで、苦難の道のりでした。
ネットワークに手を加え、SPケーブルはWEの12GA、RCAケーブルもWEのオールド物に変え、やっと本来の音が出るようになりました。
もちろん、アンプ類も試行錯誤の末、決定に至り。

メインシステムと一味違った、、、サウンドになりました。

残るは、部屋です、、、、、、、、コイツが一番の難題で、決め手ですね!
byログハウス at2009-01-31 11:42


L-101がSS誌の表紙を飾った頃は

「なんてきれいなSPなんだ!!」

と非常にあこがれました。これでサウンドが良い訳ですからうらやましい限りです。当時あこがれたのは良いのですが買えるはずもなく、L-100センチュリーをやっとの事で導入したものでした。

私にとっては当時のSP達が「憧れ」でした。性懲りもなくまたその頃のSPを集めて、現在の技術で生まれ変わったようなサウンドを奏でさせています。その頃のユニット達は素晴らしい「潜在能力」を持っています。

PCオーディオはまだまだ使い勝手も悪いし機器の完成度も低いのでしばらく静観を決め込んでいます。 LPからCDと1枚を聴くスタイルで来ていますので、これが崩れる事はないだろうと思います。
byしき at2009-01-31 13:44
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2051/20090130/9871/


私の「オリンパス物語」その1 2011/12/04

1973年(20才頃)からのあこがれのSP 「JBL オリンパス」 を手に入れて7年、ようやく自分のイメージしていたサウンドが出せるようになった。この7年の間は機器の入れ替え、ケーブルの入れ替えが年中茶飯事で、心休まる暇もなかった様に思います。

当初 「JBL LE15A+ガウスHF-4000+H93+レンズ」(ネットワークLX5)で入手したオリンパス。京都のオーディオの先輩から譲り受けたものです。

初めての音出しの時は「HF-4000の咆哮」に殺されるかと思いました。
その後#375+HL88(蜂の巣)のセットと#2405・#3105購入し、3ウェイにしました。

この時にHF-4000と#375とをHL88に取り付け、2つのドライバーのサウンドを確認しました。エネルギー感はサイスの小さい#375の方が大きく、前面に「吹っ飛んで来る」印象が有ります。これに対してHF-4000はやや奥行き方向を表現する様な傾向を感じました。

音色は#375が明るいのに対してHF-4000はやや暗めな印象を持ちました。「原音再生」を目指す上で、音色が明るくエネルギー感の強い#375の方が「潜在能力」が高いと判断しました。HF-4000も非常に性能の高いドライバーだと思います。後日JBL#2440や2441も試しましたが、HF-4000の方が音数も多く、性能は上なのではないか?と思いました。(現在でもクラシック用にHF-4000も手元に持っていたいと考えています)

この年はオリンパスと並行して他にも大型SPを購入してサウンドの確認をしています。ALTEC A7、タンノイ レクタンギュラーヨーク、サンスイ SP-707J。A7やレクタンは1年足らずで手放してしまいました。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2011/12/1_7d07.html


私の「オリンパス物語」その2 2011/12/05

昨日はユニットをLE15A・#375・HL88・#2405にした所まででした。
オリンパスには次のようなユニットの組み合わせタイプが有りました。


1)S6システム・・・130A+175DLH
2)S7システム・・・LE15A+LE85
3)S8システム・・・LE15A+#375+#075
4)S7Rシステム・・・S7システムに+パッシブコーン
5)S8Rシステム・・・S8システムに+パッシブコーン

オリンパスと云えばS7RやS8Rのパッシブコーンの付いたシステムが広く知られています。

私はS6システムの箱(C50)を手に入れてましたので、S8システムの仕様にユニットを合わせるようにユニット集めをしました(LE15A・#375・H93・#075 /LX5・N7000)

使うユニットを「どれ(型番)にするか?」を検討を始めました。高域の#075と#2405では甲乙が付けがたく、高域が伸びている2405にしました。他にもLE85,#2420、175DLH、#075(16Ω)、2402等も購入して比較しています。

ユニットの組み合わせも決まり、しばらく聴いて見るとどうも10000Hz付近に違和感を覚えました。#375(中域)と#2405(高域)の間が上手く繋がりません。そこでLE85を追加で入れて見ましたら、良い繋がりをしてくれたようでした。8000Hz以上を高域に持たせていますので、高域で#2405とLE85を並列に接続して使う様にしています。

上の写真が最終形態ですが、リボン型のユニットも追加して使って、高域の再生帯域を100KHzまで伸ばす様にしています。高域は出てる音としては非常に少ないのですが、「空間再現」と「定位」の面では、使って見て判る事ですが非常に大切だと認識しました。この場合、インピーダンス整合も考えましたが、中・高域はアンプにかかる負担が少ない様に感じます。

このユニット群の組み合わせで一番悩んだのは「中域」です。ドライバーは#375、ホーンはHL88。この状態ですとホーン特有の直進性の音が飛んで来ます。高域のユニットのパラレル化で効果を確認していましたので、この中域にもそれを応用しようと考えました。中域の帯域(375の帯域)は500Hz〜8000Hzにしていますので、この帯域をカバーするユニットを探していました。

ようやくハイルドライバーのユニットが使えそうだと判りいざ繋いで見ると、「音数」は非常に増えるのですが、「表現の仕方」がこれまで一般のSPとは違う表現になり、何度も外しては取り付けを繰り返して試聴を繰り返しました。「どちらが原音再生に近いのか?」で決めるしかないと思いました。その結果、#375とハイルドライバーを並列で使用する事にしました。「オンの音」と「オフの音」が有るのだなあ・・・とこの時に感じました。どちらも有ってこそ「原音再生」に近くなると思います。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2011/12/2_71f3.html

私の「オリンパス物語」その3 2011/12/06

オーディオで一番大切なのはSPだと思っています。オーディオ装置は結果として音を出して音楽を聴かせます。電気信号を「音変換」してくれるのはSPだけです。このSPの性能で「音楽表現力」の可能性が決まります。出せない音があったらいくらアンプにお金をつぎ込んでも出てきません。

40年前は「コンポーネント」としてユニットが単売されていました。多くの方が既製品では出ないサウンドを求めてや、廉価に作る為に「自作」(アセンブリ)したものです。当時、電気的知識の無かった私は既製品を買うしか手は有りませんでした。その後、いくらかは電気的知識や経験を積みましたが、ダイヤトーンのP-610のユニットを使ったフルレンジ1発のシステムを作ったくらいの経験しか有りません。その様な経験値で「オリンパス」を組み始めました。何とかなるものです。

オリンパスを組み始めた頃の写真は、パソコンが壊れた為に少ししか残っていませんが、当時(7年前)の状況が判るかと思います。
上の写真は最初期の物です。ハーマン サイテーションXXやXXP、M-100、ルボックスB226、アキュフェーズC-280,マッキンMX110、特注EL34ppモノアンプ等を使っていました。まだこの頃はネットワーク方式です。

その後ラックを増設し、マルチアンプに移行しています。この写真は2年目の写真だと記憶しています。CDPのP2/D2やA730をトランスポートにワディアのデジリンク40+2000S。プリC-280,チャンデバF-15L、低域M-100,中域A-20V、高域P-266をRCAケーブルで接続していました。

ガウスHF-4000を箱内から取り出し、上に載せて使っていた頃で、あまりの咆哮にLE85に交換していた時期の写真です。隣にはレクタンギュラーヨークが有ります。この頃はタンノイの方を管球アンプでドライブしていた方がまともに音楽が楽しめました。トレールもまだ専用には作っていませんでした。

その後プリC-290、チャンデバF25の現在の形にして、低域M-100,中・高域A-20Vにしました。この頃からサウンドが随分と聴けるようになりました。
この頃には上の写真の様なSPユニットでした。まだハイルドライバーは入っていません。

やめておけば良いのに、中高域に管球アンプを入れる実験や、全てのアンプを管球式にしたりと深みにはまっていきました。
でも、この様なあそびをしたおかげで次のステップが見えて来ましたね。さすがに上の写真の組み合わせのサウンド(音質)は凄いと思いました。音の厚みや空気感が全然違いました。ただ低域は管球アンプでは「立ち上がり特性」が足りませんが・・・。ちなみに低域VT-62ppモノ、中域3B252Bシングル、高域6L6Gシングルアンプです。この頃はアンプもTrail仕様になっています。この組み合わせは本当に一時的な実験でしたので、元に戻しましたがその後もアンプは入れ替わっていきます。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2011/12/3_5b34.html


現在の「オリンパス システム」のサウンドの完成度 2010/07/27

来訪された方には聴いていただいている「オリンパス システム」のサウンドの個人的完成度は「50%」と思っています。実際に聴いていただいた方からすれば「これで50%???」と思われるかもしれませんが、アンプをもっと良質の物にしますと底知れないサウンドになります。

以前、実際に試しに音出しをした事が有りますが、中域用のアンプに自宅で使っている3B252Bシングルアンプを使いますと「大化け」します。音数が更に増えるばかりか雰囲気がガラリと変わります。オーラが出た様なサウンドでした。

低域用、高域用のアンプも更に良い物に交換しますと更なる「大化け」を期待できます。どこまでグレードアップするか楽しみです。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2010/07/post_0202.html

JBL #375を8畳間で鳴らす意義 2012/01/04

オリンパスシステムは当初から8畳間で使っています。JBL#375を使った事の有る方なら判ると思いますが、この2インチドライバーを使ったシステムを6畳や8畳間で使える様にするにはそれなりのノウハウが要ります。住宅事情に恵まれた方はどちらかと云えば少数派です。狭い6畳や8畳間でオーディオをやっている方が大部分と思います。

オリンパスのオリジナルのままで使おうとすると、部屋の広さは20畳は必要でしょう。部屋の広さで音を拡散させてやらないとピーキーな「咆哮」でひとたまりも有りません。

実際旧来のJBLのフラッグシップ機は「まともな音で鳴らない」事で有名です。近年のSPの様に「ポンと置いて直ぐに聴ける」様な完成度は有りません。直ぐに聴ける様な完成度はない替わりに「潜在能力」は凄いものが有るとピンと来ます。

圧倒的なエネルギー感と音数の多さは並みいる2インチドライバーの中では1番と惚れ込んでいます。要は「使いこなし」のテクニックとSPを完成させるスキルの問題だと思っています。

当方に来社して実際に私のオリンパスシステムを聴いた方はビックリされます。爆音の中で居眠りしてしまいます。SPとの距離は3mぐらいでしょう。オリンパスをニアフィールドで聴いている様なものです。それでも何の問題もなく聴けてしまう・・・システムになっています。

オリンパスシステムを20畳間で使うのは当たり前ですが、8畳間で使うのは並大抵のスキルではないと思っています。

JBL#375を使った事のない方や知らない方が増えて来ています。オリンパスシステムをもっと広い部屋で鳴らした方が良い・・・等とおっしゃる方もいますが、逆に狭い部屋でも#375を使ったシステムが使える事をアピールしたいと思います。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2012/01/jbl_3758_90ff.html

JBLのネットワークを使った3ウェイの組み方 2008/10/21

JBLのSPユニットを使って大型システムを組もうとするとどうしてもマルチウェイ(3ウェイ)にせざるを得なくなります。

プロモニターの#4333Aの場合、#3110(800Hz)+#3105(7000Hz)で組まれています。

オリンパスS8RもLX5(500Hz)+N7000(7000Hx)で3ウェイにしてあります。

メーカーの推奨の使い方はオリンパスの例で説明しますと、

LX5のINPUTにアンプからのSPケーブルを接続します。
LX5のLF端子から低域のLE15Aに繋ぎ、HF端子からはN7000のINPUTに繋ぎます。
N7000のLF端子から#375に接続、HF端子から#075に接続します。

これで一見問題なさそうですがここに「落とし穴」が有ります。ネットワークを1個通過して音を出す「ウーハー」部と2個通過して音を出す#375と#075では「音の鮮度」が違います。

自宅の707JシステムやRCA箱システムはネットワークに#3160を使っていますが、基本の使い方は上述のオリンパスS8Rのつなぎ方から始めました。しかし、どうしても「音の鮮度」が有りません。

そこで#3160のHF端子から#375に繋いでいます。また#3105(7000Hz)のINは#3160のINPUTから取っています。175DLHや#2405は#3105のHFから取っています。(#3105のLFは使用しない)

これにより「音の鮮度」がすべてネットワーク1個しか通らなくて鳴っています。7000Hzから10000Hzくらいが音の重なりが出そうですが、特に違和感もなく実用範囲内です。

私の場合特製のネットワーク箱を作り、その中に#3160を入れ込み、箱の外にSP端子を設けて接続するようにしていますのでこの辺の接続が非常にやりやすくしています。

今回はフルテックのバナナプラグFP-200B(R)を使って配線の実験を行いました。このバナナプラグは非常に安心して使えると同時に非常に良い音質をしています。お値段が4個で約7000円です。


コメント

375はすなおに高域が減衰していますから、すごく理にかなった使用方法ですね。私の場合どうしても3105の音質があわなかったので、2405は1.5μのフィルムコンでローカットするのみにしました。アッテネータは固定抵抗に置き換えて。けっこう鮮度あがるようです
投稿 hamond | 2008/11/08 21:13

コンデンサーでローカットするのと基本は同じですが、安全性や安定性の面での安心感でネットワークを使っています。
使っているケーブル1本がΦ11mm×3本組仕様ですので太さと重さが有ります。
投稿 トレイル | 2008/11/08 22:43
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/10/jbl3_0d4f.html


管球アンプとトランジスターアンプの共存 2008/12/23

事務所のメインのシステムは写真に有るようにJBL「オリンパス」を基本に拡張したシステムです。基本的に3ウェイマルチアンプドライブです。

SPユニットは低域にLE15A(1発)、中域に#375+HL88(蜂の巣)、高域にLE85+2305(小型蜂の巣)+2405+デッカリボン+ビクターリボンの高域に4個のユニットを使っているのが特徴です。

来月には中音にハイルドライバーが加わる事になり、低域にもテレフンケンが加わる予定です。すべての帯域を複数のユニットで再生するようにして行きたいと計画しています。

なぜ複数のユニットが必要か?は、一つのユニットではすべての「音」を出し切れないと判断したからに他なりません。基本ラインはJBLのユニット、基本の音色・音の出方もJBLを中心にしています。

このSP群をドライブするアンプは、低域にアキュフェーズM-100、中域に6L6Gpp、高域にKT66(6L6G)シングルアンプです。

なぜ?とお思いの方もいるでしょう。この状態で「音のつながり・音色の統一」が出来ているのです。管球アンプとトランジスターアンプでデバイスが異なりますので、当然色々な面で違いはありましょうが「良いとこ取り」と申しましょうか、全然違和感は有りません。

低域には「瞬発力」と「パワー」、「スケール感」を求めるとTr型アンプが安心して使えます。中・高域にはパワーは要りませんので質の高いアンプが欲しくなります。A20Vではもう限界でした。

低域はコーン型、中高域はホーン型とリボン型と云うユニット構成も相当アンプ選びに効いています。

SPユニットに合わせたアンプ構成とお考えいただければ良いと思います。問題はサウンドに「違和感」の無い事です。

普通のTr型アンプや管球アンプでは違和感の出る可能性が高いのですが、管球アンプを「Trail仕様」にしていますので、SN比や特性がTr型アンプを上回るスペックを聴感上は出しています。Tr型と対等以上の管球アンプに仕上げて使っているのです。

その結果、音色や音のつながりは「ケーブル」の影響で支配されています。機器の違いよりケーブルの違いによる違和感の方が大きいのです。

このシステムの場合、電源ケーブル、インコネケーブル、SPケーブルとすべてを「ルシファー」にして統一していますので違和感が有りません。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/12/post_f4f1.html

オリンパスシステムのユニットのつなぎ方 2008/07/20

オリンパスシステムの3ウェイユニットの繫ぎ方の質問が有りましたので、ここで改めて記して見ます。

オリンパスの場合、従来の3ウェイの感覚で組みますと

「LE15A+#375+HL88+#075」+「LX5+N7000ネットワーク」になります。

このままでは中域と高域の繋がりが「今一」です。 7000Hz〜13000Hz位に「音量の谷」が出来ます。・・・これがピーキーさの原因になります。
また、高域の伸びが足りません。(上記の組み合わせでは18000Hzまでです)

そこで中域と高域の「谷」を埋めるために175DLHをツィーターと並列で使います。
これで中域と高域のつながりは「ベスト」な状態になります。

次にツィーターの#075ですが「質感」は魅力的な所もありますが帯域の狭さが在ります。私の場合#2405の音色と帯域の広さが自分の好みです。(シンバルの音色が決定的に違います)#075と#2405でずいぶん比較試聴をいたして決定しました。

これで(#2405)高域の帯域を22000Hzまで再生可能になりました。

さらにDECCAのリボンツィーター 7000Hz〜45000Hz とビクターのリボンツィーターで 20000Hz〜100000Hz までをカバーしています。

低音ユニット1個(LE15A)+中音ユニット1個(#375+HL-88)+高音ユニット4個(175DLH+#2405+リボン+リボン) のユニット構成になっています。

高音のユニットはすべてパラレル(並列)接続にして、ユニットの高域端は自然消滅していきます。

この4個のユニットを使うと自動的に帯域を受け持ってくれます。
高音部の再生帯域は7000Hz〜100000Hzになります。
20000Hz以上が出ますと「空間表現力や余韻のサウンド」がまったく違います。
DECCAのリボンでシステムの「音色」と「音の厚み・コク」が決まりました。
ビクターのリボンで「定位」が微動だにしなくなりました。

175DLHと#075を使う場合は「直列」でも「並列」接続でもかまいません。
JBL純正のネットワークの場合ですと「半田付け」で配線を接続する事になります。

ネットワークはオリンパス純正のLX-5よりもプロ用の#3150or#3152or#3160をお勧めします。このネットワークはマルチアンプに匹敵する音質があります。

中音の#375の接続は私の場合、#3160から直に繋いでいます。(2ウェイの使い方)
同じところからN7000用の配線も出し、175DLH+05はN7000から接続しています。
以上が私のオリンパスの状態です。

シリウスケーブルを導入するならまず最初にSPケーブルですね。
SP配線をやる前にご確認ください。
現在のオリンパスシステムのサウンドは「SP存在が消えます」。
目の前で鳴らしてもどこから鳴っているのか判りません。
でも定位はしっかりしていますのでオペラなら「舞台を見ている」感覚です。
音数や帯域の再現は他では聴く事が出来ないものです。

特筆は「8畳の部屋で110dbサウンドでもうるさくない」事です。
ガンガン鳴らしていても眠ってしまうことがたびたびです。
特に低域のLE15Aの反応の速さにびっくりされるでしょう。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/07/post_74c5.html


シリウスケーブルの導入は何処から始めるのが良いか? 2008/07/07

JBLオリンパスシステムやアルテック#620Aシステムを聴いていただいていますが。「ケーブルを購入する場合何処から交換が良いか?」の質問をよく受けます。

この3年間でオリンパスシステムだけでも10回くらいの「ケーブル総入れ替え」をして来ていますので、この質問の意図はよく判ります。

システムの上流からするのが「常道」かも知れませんが私の考えは違います。最終的に音を出すのはスピーカーです。スピーカーから出るサウンドはシステム(機器+ケーブル)の総合力です。ケーブルを購入するのは「投資」に当ります。「投資」したら「結果」を欲しがるのは誰でも当たり前です。ですから「SPユニットに出来るだけ近い」ケーブルの交換から勧めます。

@ 出来ることならSPユニットに直接接続されるケーブルの交換(SP箱内配線)を第一にお勧めします。この箱内配線が一番「サウンドを阻害」している場合がほとんどです。この辺にメーカーの実力や理解力の差が出ます。しかしオリジナルのSPに手を付けるのは勇気のいる事です。一生付き合うぐらいの気持ちがないとなかなか交換に踏み切れません。

A 次が「パワーアンプ〜スピーカー間」(俗に云うSPケーブル)です。SPをメーカーオリジナルの状態でつかう事が出来ます。この部分の交換で「情報伝送量」をフルキャパにしておきます。ケーブルを交換して直ぐに効果を得ることが出来ます。

B手順としては次はインコネケーブルの交換になります。まず「情報伝送量」の増加を確実に手に入れることです。質感も相当に良くなって来ます。

C最後に「電源ケーブル」になりますが、BとCは別に順序は有りません。「電源ケーブル」の交換はいつも最後になってしまい勝ちですが、この電源ケーブル交換は「本当は最初に手を付けるべき所」と全ての交換が終わると判ります。何度も「総入れ替え」をしてきた経験で思うのですが、どうしても「成果」を急ぎたくなるのでSPに近い所からの交換になってしまいます。

この電源ケーブルの果たす役割は非常に大きいです。分解能や情報量・質感がここで決定されてしまいます。電源ケーブルが変わるとSPケーブルやインコネケーブルの評価が変わってしまいます。また「大容量」になればなるほど「機器のエージング期間」が長くかかります。直ぐにバランスが取れるようなケーブルは「大容量」では有りません。最低3ヶ月〜半年は本来の性能を出させる為に必要です。

ちなみにオリンパスシステムでの「ルシファー電源ケーブル」のエージング期間は半年以上かかりました。毎日6時間以上鳴らし続けての半年です。ただ電源を入れっぱなしにしていても「エージング」にはなりません。実際に使ってやってSWのON・OFFを半年間以上してやらないといけません。


最後はユーザーが急がずに愛情を持ってシステムを可愛がってやることが必要です。

最後にケーブルのグレードについて注意すべき点が有ります。最高のケーブルである「ルシファーケーブル」でいきなり揃えますと機器のエージングに1年以上かかってしまいます。こうなると「苦痛」の何者でも有りません。「ふん詰まった」サウンドを聴き続けるのは大変な「苦痛」を伴う物です。手順としては「化け物ケーブル」で一度エージングを終わってから「ルシファーケーブル」に行かれることをお勧めします。例外として「SPケーブル」、「SPユニット配線」はいきなり「ルシファーケーブル」から始めても良いですが、インコネと電源ケーブルはステップを踏まれることをお勧めします。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/07/post_60d2_3.html


JBL 3大ホーンシステムのそれぞれの特徴 2009/09/02

事務所の「オリンパスシステム」、「RCA箱システム」、自宅の「SP‐707Jシステム」にはそれぞれ「HL88」(蜂の巣)、HL90(お化けホーン)、HL89(オールドタイプゴールドウィング)のホーンと#375の組み合わせを中音に使っています。

ウーハーの箱やユニットもJBLと云う共通項はありますが、表現されるサウンドは大きく違います。

まず「オリンパスシステム」は「眼前で生演奏を楽しむ」様に音造りをしています。小音量でも音痩せをしないように「伝送ロスの極小化」を最も優先させています。わずか8畳の部屋でも40Wのパワーをぶち込んでも「耳にうるさくない」状態に仕上げています。

この「オリンパスシステム」は「モニター」としても非常に優秀です。接続する機器の性能を敏感に音にしてくれます。色々な試行錯誤でサウンドを確認する時は、このシステムのサウンドを基準に音決めします。

「RCA箱システム」は「ホールトーンサウンド」を追求しています。「トーキーサウンド」ではなく、オーケストラが大きなホールで演奏したものをそれらしく聴かせるようにスケールの大きなサウンドを目指しています。特にこのシステムでは「録音されたその場の雰囲気」をうまく表現するように調整をしていきます。余韻の響き方や低音のヌケや反応の良さをとても気に入っています。仕上がりとしては最後のシステムになっていますのでまだまだ自分が望んでいるレベルには到達していませんが、80点くらいはやれそうな所まで来ています。

自宅の「SP-707Jシステム」は私の好きな「歎美な世界」を目指しています。ここで出ているサウンドは一般の方が聴いたら「えっ!!!???」と思われると思います。「威圧感」がほとんどなく、「音数」や「音色の美しさ」、「反応の速さ」と「音の柔らかさ」が特徴です。

D130のバックロード箱に#375とゴールドウィングですのでバリバリのJAZZサウンドと思われるかもしれませんが、クラシックの弦楽四重奏を非常に得意とするシステムです。かといってJAZZが鳴らないかと云うとそうではありません。生来の得意分野はそのまま持っていますのでJAZZではベースが弾みます。勢いのある演奏になります。

使う環境が「深夜」ですので「小音量」再生で20cmクラスのSPをスケール感や反応の速さで圧倒します。
自宅での使用ですので「リラックス」して楽しめる様な音造りです。重低音は望んでいません。

3つのシステムは低域の箱とユニットが違うだけでほぼ同じユニット構成です。でも出てくるサウンドはアンプとの組み合わせで随分と印象の異なるサウンドに仕上がっています。

本当は一つのシステムですべてを出せれば・・・と考えがちですが、求めるサウンドが両極端にある場合はやはりそれぞれに有ったシステムを作らないといけないようです。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/09/jbl_3_a292.html


久しぶりに「オリンパス」でベートーベン 2009/08/06

オリンパスのウーハー LE15Aを150-4C に交換が必要か?を考えたくて午後からベートーベンの第4,5交響曲をギュンター・バントの指揮/北ドイツ放送交響楽団の演奏で確認しています。

LE15Aはオリジナルでは「粘っこい低音」がしていましたが、このオリンパスでは「吹け切る」様な鳴り方をします。パワーアンプさえ温まればD130顔負けの「反応の早さ」で重低音を出して来ます。

このオリンパスのLE15Aは「これで良い」ですね。低域の下の方の強さが(重低音)がやはり必要です。オリンパスのシステムは8畳の部屋に置いていますので、この部屋ではそうボリュームが上げられませんが、音数も質感も私が持っているシステムでは一番のサウンドです。

一般の方の「オリンパス」のサウンドとは決定的に「質感」が違います。大音量でも非常に柔らかい音で耳当たりが良く、かと言って素晴らしく切れ込んでいきます。うるささは全く感じません。低音の「箱鳴り」も感じません。

この音の秘密は主に「専用トレール」と「Trail仕様#375」と「ルシファーケーブル」に尽きます。特に「Trail仕様#375」の技術を獲得した為に「音数」や「質感」、「切れ込み」が違います。

#375が「吠える」、「飛んで来る」と言った独特の不具合を技術力で克服しています。これは所有する他のJBLシステムでも同じ事が云えます。

低音の鳴らし方は「トレール」でほぼ解決出来ます。中音のドライバーとホーンの鳴らし方はいろいろな実験の結果(実践経験)、「ドライバーとホーンは自然に振動させる」が基本です。

ゴールドウィングや#2350ホーンを鳴らしこむ時に、ドライバーの下に置き物を置いて高さを稼ごうとしたりしますと「ドライバーの音が死にます」。ホーンもバッフルに取り付けますと「響(余韻)がなくなってしまします」。

ゴールドウィングはハーツフィールドで使われていますが、バッフルに取り付けられていますので「響」が少なく感じます。

ドライバーとホーンの設置方法はHL88やHL90の様にドライバーのフランジ受けで専用脚を使うのが一番良いです。ホーンも「最小の点受け」が良い結果をもたらします。

#2350ホーンの設置でホーン両サイドをスペーサーで「点受け」しますと、HL-88の様な音の漂い方をします。ホーンとドライバーの設置の仕方ひとつで音の出方が大きく変わります。面白いものです。

最新のJBLでは「ホーン」が響かないように作ってあるので、古いユニットを使っているものから見ると扱いやすい「一体化デザイン」になっていると感じます。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/08/post_e049.html


オリンパスシステムへの音質対策 2012/06/30

オリンパスシステムはBOX、ユニット全てをバラバラ(単品ペア)で購入して、自分で組み上げたSPシステムです。だから「成長させる」事が容易です。前回このオリンパスシステムへの今年に入ってからの音質対策を書きましたが、その中の5番目の対策(内容は秘密)を他のユニットへも昨日丸1日かけて完了しました。

(対策後の各ユニット達)

出て来たサウンドは「音が分厚く」今までで最高のサウンドになりました。前日に実施したマスタークロックの改善も合わさって非常に好ましい音質になっています。まだ更に音質アップをさせるべく、現在自宅でGE6550ppアンプの整流管の評価を実施しています。

現在のオリンパスシステムでは高域のアンプに若干の不満を持っています。他に高域に使いたいアンプが有り、それは現在RCA箱システムの中域に使っているので、ここの部分にGE6550ppアンプを持って来たいのです。入れ替える事は簡単ですが、どちらも音質アップさせる状態で交換したいと考えていますので、6550ppアンプの方も最良の音質に仕上げたいと考えています。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2012/06/post_ceae.html


いよいよオリンパスシステムの運び出し 2013/01/24

いよいよオリンパスシステムの運びだしの順番が来ました。手塩にかけて作り上げたシステムですので愛着があります。

米国のオーディオ黄金時代のオールドJBLのユニットを使って、箱、ユニットを全く別々に購入して組み上げました。新しい発想で「音変換ロス」対策もしています。

#375を使った事のある方なら理解出来るでしょうが、「音圧を感じさせない」サウンドに仕上げていますので、#375で苦しんだ方にはびっくりするくらいの優しい柔らかいサウンドになっています。それでいてキレ・ヌケ・ノビの有るサウンドで、出るべき時にはしっかりと出てきます。

ウーハー一発なのにWウーハーの様な低音が出ます。

ユニットを厳選して使っていますので、LE15Aなのに「粘らない低音」でD130の様な音の出方をします。

最終的にたどり着いたアンプシステム。お金さえかければ・・・なんて事では解決しない問題が沢山有る事を教えてくれました。


低域にはレビンソンNo431(200W/ch)、

中高域は手製の管球アンプ(SuperTrail仕様)。


コンプレッションドライバーの性能を引き出すには、小出力で質の高いアンプでないと上手く鳴らない様でした。

電源ラインの充実も非常に重要で、システム全体の質感のグレードが左右され、音数、奥行き感の再現に大きく効いて来ます。CDPのセッティングでも音のキレやヌケ・ノビが様変わりします。A730用に榧材の彫り込み仕様のベースを作成し使用していました。まだまだノウハウは山の様に詰まっています。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2013/01/post_ce6e.html

オリンパスシステムの自宅第一声 2013/01/31

オリンパスシステムを自宅に移動して、やっとネットワークシステムで組み上げ「音出し」をして見ました。ネットワークからの配線は「仮配線」です。

ドライブするプリアンプはCR-1000SperTrail仕様、パワーアンプはSTC4033Lシングルアンプ(約10W /ch)。当初10W ぐらいのシングルアンプでLE15Aが鳴るかと心配していたのですが、欲張らなければ十分に、簡単に鳴らしてしまっています。

ソースはCDP系のみに絞っています。トランスポートにA730、DACにCello、ライントランスST-X1を使っています。

ネットワークは#3152(500Hz)と#3105(7000Hz)です。7SPユニットを1台のパワーアンプでドライブです。これは下の階のSP-707Jシステムと変わり有りません。707Jシステムで実験が終わっていますので、安心して1台のパワーアンプでドライブする事に決めれました。

まだ本格的な配線にしていないので音質云々は有りません。当初から「音量を上げられない」事は判っていたので、こちらも小音量で楽しめる様に調整をして見ます。


コメント

大型といってもJBLオリンパスの箱は意外と小さいので、運ぶのはそう難しくありません。ただユニットを運ぶのには注意が必要です。
マルチアンプからネットワークに変更したのは、アンプを置くスペースがないからです。
投稿 トレイル | 2013/02/02 12:08
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2013/01/post_a859.html



JBL OLYMPUS(オリンパス)

意識をしていた訳では無いのですが、好きになる音楽は、どうも60年代・70年代のものが多いようです。情操が育成された時期が、この時期に当たるからでしょうか?。深層心理に焼きこまれたのかもしれません。当時の音楽を再生するには、オーディオ機器も60年・70年代製の機器が合うように感じます。
これを、ノスタルジーというのでしょうか!。

ということで、JBL Olympusが、欲しかったのです。マーケットでも流通台数が減って来て、入手が難しくなってきました。そこで、思い切って手に入れようと決心しました。その検討から購入後までを記録しました。


JBL OLYMPUS(オリンパス)のシステム構成:

JBL OLYMPUSは、1960年に

”D50S8-2 Olympus”、
”D50S8-1 Olympus”、
”D50S7-2 Olympus”、
”D50S7-1 Olympus”、
”D50S6-2 Olympus”、
”D50S6-1 Olympus”

という型名で発売されました。
その後、1965年にウーファがLE-15Aに変更、パッシブラジエータが追加され、”D50S8R Olympus”、”D50S7R Olympus”が追加になりました。
特にS8Rシステムは、車にたとえればPorsche 911 Turboであり、高性能の証であり、マニア憧れの的でした。

ここで、D50xxxはJBL社工場でスピーカーユニットを組み込んだオリンパス・システムのModel名であり、C50はキャビネット(Cabinet)のModel名です。

当時は、キャビネット、スピーカーユニットを、別々に購入できました。
スピーカーユニットの組み合わせには、S6、S10、001などのModel名が付いていました。
つまり、C50-2のキャビネットに、S8Rのスピーカーシステムを組み込んだものを、D50S8Rと言います。
このことから、D50xxxをC50xxxと言うことが多々あります。ここでは、一般的なC50xxx表現も使います。


JBL OLYMPUS(オリンパス)の中古価格:

JBL OLYMPUSの2007年8月現在の中古価格を雑誌やインターネットで調べてみました。 人気が高く、また、コレクターが手放なさないので、玉が僅かでした。また、かなり古い製品のため、そのコンディションにより大幅に価格が変わるので、価格は参考にとどめてください。
また、ビンテージスピーカーは、1950年〜70年くらいまでに作られ、すでにしっかり乾いており、指で叩くとコンコンと澄んだ音がします。これは、それは単に材料だけの問題ではなく、長い間鳴らされてきて始めて今の音がするのです。丁度銘器と呼ばれるストラディバリなどの弦楽器の様です。それなので、安かろう悪かろうだけは避けたいです。 さらに、Jazz喫茶などで酷使されたものは、絶対避けたいです。

@有名中古販売店・販売価格:
C50S8R:¥80万〜90万 ……やはり375の人気は高いです。3wayだし。
C50S7R:¥60万 ……2wayはいまいちの人気(375、075を後付すると割高)
C50S7−1:¥40万 ……布製グリルは、まったく人気なし(某中古ショップでも売れ残ってます)

こう見ていくと、強力な375ドライバと、パッシブラジエータを搭載したC50 S8R が真のオリンパス?!

JBL OLYMPUS(オリンパス) S8R の音質(第1印象):

待ちに待った、JBL Olympus S8Rが、到着しました。とりあえず、テレビの前に仮置きして、音出し。

一言で言うと、"JBL"というより、"ジム・ラン"の音。
こじんまりとしたJazz喫茶や、Jazz Barの音です。


分解能や空間再現性は、現有システムより劣るものの、Jazz音楽再現性は右に出るものが無いと言い切れます。"ジム・ラン"を愛した世代には、たまらない音。
パッシブ・ラジエータが付いているので、低音がブーミーになることを心配しましたが、 心配無用で、物足りないぐらいの低音でした。
なお、LX5のアッテネータ設定は"MIN"(-10dB)、N7000設定は"2"の位置が、お好みの音でした。

これから、40年の垢を落とすべく、端子やケーブルの接点を磨いたり、低音が出るような設置を行っていきます。


低音不足は、壁に近づけてセッティングすることで解消できるでしょう。

分解能不足は、ネットワークLX5とN7000のコンデンサをAudiocap PPT Theta Foil Capacitorに変更することで行けそうです。


最終的に悩むのは、空間再現性を重要視したシステムにするか、オリジナルを尊重した、音楽再現性を重要視したシステムにするかです。両立は難しい!…低音スピーカ ーを共有し、スイッチ切替も選択肢…(2007/08/24)

JBL OLYMPUS(オリンパス) S8R のオーバーホール:

製造後40年近く経過したスピーカーシステムなので、音の変化を聞きながら、オーバーホールを行いました。

スピーカーユニット間の接続ケーブルと端子の、クリーニング。
ケーブルは1000番の紙やすりで磨いたのですが、きれいにならないため、末端10mm程度を切り落とし、絶縁被覆をはがし、再接続しました。但し、今日は時間の関係で、デバイダ周りのケーブルと端子のクリーニングだけです。

作業前より、低音がしっかりと出るようになりました。N7000の設定は"4"の位置がベストポジションになりました。分解能も少し改善しました。(クリーニングによる効果か、長期間、音を出していなかった後の再エージングの効果が出たのかは、不明です。

…Cannonball AdderleyのDat Dereで、CornetとPianoが最高にSwing!
 

各スピーカー側の接続ケーブルの端末再処理と端子の、クリーニング。 各スピーカーを取り外すことから始まります。375は特に重たいし作業性が悪いので、十分注意してください。二人で作業をすることを、お勧めします。
 

375(中音スピーカー)のバック・キャビティの吸音スポンジ を交換。
JBL文字付の赤い封印(Seal)(写真)を外します。細いドライバーでほじくり出しますが、うまく行うとJBLの文字を壊すことなく外れます。

案の定、吸音スポンジは腐っていて、指で擦ると簡単に取れてしまいます。新品に交換し、封印も元に戻します。 375を箱から取り出す時は、重いので充分注意してください。出来れば、二人で作業することをお薦めします。

封印は半田ごてで暖めると、きれいに再封印できますが、文字は消えてしまいます。40年近く経過しているのに封印がそのままということは、メンテナンスをしていないことになり、要注意です。

吸音スポンジは、この375に限らず、LE85、175DLHなどの中音ドライバーで使用されています。
 

オーバーホールの結果、じゃじゃ馬らしさが少し減って、付帯音も減少、音がすっきりしてきました。

作業中に気づいたのですが、片チャンネルだけを作業した後、モノーラル音源を再生すると、音が正確に中央に定位せず、少しずれます(例えば、高域が左にずれる等)。この差が作業による効果です。両チャンネルの作業が終わると、ピッタシ中央に定位します。モノーラル音源には、DVD-AUDIO The Best Jazz Sound VIAJ-60026を使いました。

長くオリンパスを使っている方には、お勧めのオーバーホール(大掃除)です。

 


JBL OLYMPUS(オリンパス) S8R オーバーホール後の印象:

長い間、JBLファンとして、JBLのスピーカー・ユニットを中心にして、システムを良いものにしてきました。最終的に現有システムで、”高忠実度”、”空間再現性”という点で、満足できるシステムとなりました。

実際に聞いてみると、さすがに、銘器と言われるだけの味があります。特に、その音楽表現力には、素晴らしいものがあります。現代の、何もかもを再生する高分解能な優等生スピーカーが持ち合わせない、素晴らしい魅力を感じます。


JBL OLYMPUS(オリンパス) S8R のネットワーク改善:

JBL オリンパス S8Rの分解能改善のため、オリジナルから逸脱しますが、使われているデバイディング・ネットワーク(フィルター)のコンデンサー交換を行いました。 交換すると、オリジナルの音と変わるので、悩むところです。元に戻せるようにしておきます。
 

LX5ネットワーク:

まずは、回路図の入手から始めます。JBL Professional Customer Serviceのサイトのここにありました。

H.P.F.(高域通過フィルター)部の、コンデンサー(C4)が音質に大きく影響します。このコンデンサーは、スピーカーに直列に入っているので、信号成分が、しかも大きな電流が 、流れます。

C4に使われている実際のコンデンサーの特性を測定しました。17.43uF、D 0.023 でした。損失から判断して、並みのコンデンサーです。容量は、図面だと16.5uFです。

ここで定番のAudioCap PPT Theta Foil Capacitorに変更しますが、錫箔コンデンサーは大きいので、ケースに入らなくなります(本音は、あまりに高価格!)。そこで、4uF+0.47uFのAudioCap と、12uFのSolenを並列接続します。4uFのAudioCap と、12uFのSolenの大きさが、ほとんど同じなのは愉快ですね。

さて、LX5のコイルとコンデンサーは、振動防止のため、パラフィン漬けになっています。根気良くパラフィンをほじくり出します。このパラフィンは、コンデンサー交換後、溶かして再パラフィン漬けに使います。

本来なら、C1、C2、C3も交換したいところですが、ケースには入りません。そこまでやるなら、コイルも空芯フォイル・コイルに交換したくなります (オリジナルは鉄心入りコイル)。交換したい人は、ここを参照。

(ここで、いったん試聴。中域が元気になりすぎ、かまぼこ型の音質で、バランスのくずれたつまらない音になりました。これは元に戻すべきですね!>
 


N7000ネットワーク:

回路図は、上記のここにありました。LX5と同様、C2(1.5uF)を交換します。小容量なので、1uF+0.47uFのAudioCap PPTを使います。C2に使われている実際のコンデンサーの特性を測定しました。1.548uF、D 0.003 でした。損失から判断して、ポリエステル・フィルム・コンデンサーです。ちなみにAudioCap PPTは、ポリプロピレン・フィルムで、損失 Dは0.001以下です。

さて、N7000は、リベットで止められたケースに入っています。このリベットを4mmドリルで削り取ります。

ケースの中は、スポンジで隙間無く埋めつくされています。スポンジを取り出し、コンデンサを交換します。

リベットは、DIYショップで工具とともに販売されています。私は、鉄のタッピングねじで固定しました。なお、ステンレスねじを使うと、アルミと電蝕を起こし 二度と取れなくなります。注意してください。

GAIN CONTROL用のボリュームが接触不良になりました。VIOLET製のボリュームの場合、裏蓋をプライヤーで掴み、引っ張ると簡単に取れます。CRC 5-56を付けて、何度も繰り返し回すと接触不良が直ります。(ALPS製のボリュームの場合、空気穴からCRC 5-56を吹きつけます。)

 

JBL OLYMPUS(オリンパス) S8R の設置作業:

コンデンサー交換作業を完了しエージング中です(2007/08/31)。 やっと、正規の場所に設置完了。旧バックロードホーンも重く大きいため、片チャンネルに1日、両方で2日も掛かりました。設置後の全体写真は、ここ。

コンクリートブロックの上に2by4材をあてがい、OLYMPUSを乗せています。
そのブロックの下にフェルトを敷いています。フェルトの下は絨毯で、その下はすぐ軽量コンクリートの床になります。これで、スピーカーの振動は床に伝わりません。軽量コンクリートのおかげです。

現在、アッテネータのレベル調整をしていますが、LX5のアッテネータが2dBステップのため、うまく合いません。LOWポジション(-10dB)とMEDポジション(-8dB)間 のどちらにするか迷っています。やはり、1dBステップが欲しいところです。

さらに問題が!。100インチスクリーンを下ろすと、スコーカ(中音スピーカ)が、スクリーンの影になってしまいます。これでは、音質はもちろん、精神衛生的にも問題。ほとんどの映画は、ワイドスクリーンのため、スクリーンをすべて下ろさず、途中で止めることで、とりあえずの問題は回避できましたが、いずれは高価なサウンドスクリーンの導入か?。

その後、0.5dBステップの抵抗型簡易アッテネータを作成し併用しました。16Ω系なので1Ω/0.5dBの抵抗値です。現設定は、LX5のMEDポジションに-1dBの簡易アッテネータです。

 

JBL OLYMPUS(オリンパス) S8R の音質:

さすがに、銘器と言われるだけの味があります。特に、その音楽表現力には、素晴らしいものがあります。 最高ですね。

このスピーカーが開発された60年代は、オーディオの基本的なテクノロジーは完成されていました。でも、以来50年が経過し、その間の日進月歩の技術の進歩があり、現代の機器に及ばないところもあります。長年にわたり磨き上げてきた現代のシステム(LE-15A+2447H+2405+UT-405)には、その空間再現性に魅力があります。

どちらを、”より好むか”についても決められません。個性の違いがあるだけです。

音質には無関係ですが、Olympus S8Rはスピーカーグリルが、組木格子(七宝組子)で出来ています。

現在では得がたい、熟練工によるハンドクラフトの深い味わいが滲み出ていて、これが高級感をもたらすと同時に、所有する満足感を与えます。

最終的には、スペースの関係で、バックロードホーンを廃棄し、さらに、Olympusの設計者に敬意を表し、LE-15Aを共通のウーファーとして使い、両方のスピーカーをスイッチ切替で聞けるようにしました。 音質的には好ましくないのでしょうが!

音楽、特に60年代、70年代のJazzの鑑賞には純正Olympusを使い、映画には2447H+2405+UT-405を使うことにしました。


参考に、BEHRINGER DSP8024 ULTRA CURVE PRO EQUALIZERによる1/3 Octave分析結果を示します(Edge交換前)。
http://www.geocities.jp/susumu_oiso/JBL_Measure.htm


その他のJBLスピーカの周波数特性はここ。
http://www.geocities.jp/susumu_oiso/JBL_Measure.htm#SP_Freq-Res


スピーカーボックスのメンテナンス:

WATCO ワトコワックスを使って、ビンテージのスピーカーボックス(JBL Olympus)にワックスがけのメンテナンスをしました。素人でニスを上塗りしてしまう人がいますが、大間違いです! (2009/02/22)。

JBLのボックスはオイル仕上げをしているので、決してニスなどを塗らないこと。
ワックスは、JBLオリジナルの色を変えないように、ナチュラル白(W-15)を使用しました。1リットル缶が\2,730でした。

固形ワックスは作業、特に拭き取り、が非常に面倒なのですが、ワトコワックスは液体のためか作業が非常に楽でした。案ずるより生むが易し。実際には、雑巾で水ぶきをする感覚で、拭き取りや磨き込みをしなくても綺麗に仕上がりました。テカリなど無くしっとりとした上品な仕上がりになりました。

良くある使用前・使用後の写真のような劇的な変化はありません。(車のワックス掛けと同じです。)

但し、匂いが悪くはないのですが強めなので、窓を開け放って作業することをお薦めします。つまり、冬の作業は適しないということ。

嬉しいことに、いつの間にか、木製格子のそりがほとんど無くなってました。ワックスのお陰でしょうか?それとも、設置環境が良いからでしょうか?

 


ウーファーLE−15Aのエッジ硬化・交換:

このOlympusのウーファーLE−15Aのエッジは白色ゴム製です。ウレタン製エッジの寿命約20年に比べて、長寿命ですが、やはり硬化してきました  (2009/03/12)。

最近、スピーカーの音質が変化してきて、中高音のアッテネータを1dBほど絞り、バランスをとって来ました。しかし、レベルはほとんど変わることが無いので、おかしいと思いエッジをチェックしたところ、”カチンカチン”になっていました。 こんなに硬くなるとは、にわかには信じられませんでした。これでは、低音のレベルが下がるのも当たり前!。ここ半年ぐらいの間に徐々に劣化してきたので、分かりませんでした。 (耳が悪くなったのかと思いました。)

さて、本来なら、エッジとともにコーン紙も交換するのが良いのですが、古いためにコーンの入手が出来ません。そこで、エッジだけを交換する事にしました。エッジもウレタンエッジか、クロス(布)エッジしか入手できません。当然、ウレタンエッジを選択しました。 後期型LE-15Aはウレタンエッジ使用。

PR-15は布(クロス)エッジですが、まったく問題無しです。布エッジは長寿命ですね。

最近では、Yahoo!オークションでもエッジを入手できますが高いので、以前に購入経験のある、米国のSimply Speakerに発注しました。Kit(エッジ2枚、接着剤)で$39.95+運賃$15.00でした。注文してから到着まで、10日間でした。

早速、交換。作業時間は3〜4時間ぐらいでしょうか?。接着剤が乾くのを待ちながらの作業なので、実作業時間は2時間ぐらいでしょうか。加工精度が良いので、アライメントも調整が不要のほどです。

乾いたような低音から、見事、重低音が甦りました。1dBほど絞っていたアッテネータ設定も、元に戻しました。

いつもの事ですが、低音部を良くすると、聴感上は高音部が良くなります。逆も言えて、高音部を良くすると低音部が良く聞こえます。

白ゴムのエッジだからと安心していたのですが、油断大敵!!。
http://www.geocities.jp/susumu_oiso/JBL_Olympus.htm

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  い   /   ll ',::', 、 ーこニ=-       /!::/ ヽ:::|  ヾ、  ノ ノ  /  ,イ   ヽ、
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9. L101 Lancer (1965年発売)

\218,000(1台、1967年頃)、\230,800(1台、1972年頃)、\219,300(1台、1973年頃)

JBL Lancer 101 (C56 Dorian)
http://www.youtube.com/watch?v=xOVX0uYA75o

◇至極◇ JBL L101 ランサー ペア
http://www.youtube.com/watch?v=yOyMlzM4gS8

◆珠玉◆ JBL L101 ランサー ペア
http://www.youtube.com/watch?v=NPUU9bpOyoY

大理石のトッププレートを採用したフロア型スピーカーシステム。

低域には35.5cmコーン型ウーファーであるLE14Aを搭載し、高域にはホーン型トゥイーターであるLE175DLHを搭載しています。
また、ネットワークにはLX10を採用しています。

エンクロージャーのトッププレートに大理石を採用することで最低共振周波数を大幅に下げることに成功しています。
また、フロントグリルには手彫り格子が施されています。
 

  
定格

方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型

ユニット等
低域用:35.5cmコーン型(LE14A)
高域用:ホーン型(LE175DLH)

インピーダンス 8Ω
許容入力 50W(連続プログラム)
外形寸法 幅440×高さ620×奥行310mm(1973年カタログ記載)
重量 39kg
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/l101lancer.html

JBL C56 Dorian 1964年頃発売?
\48,000(1台、1967年頃)

トップパネルに大理石を採用したスピーカーエンクロージャー。
内部の設計はLancer101と同じです。

トップパネルにはアドリア海産大理石を採用しており、エンクロージャーはウォルナット仕上げとなっています。

Lancer101と異なり、フロントにはサランネットを装備しています。

方式 フロア型エンクロージャー
外形寸法 幅440×高さ580×奥行300mm
http://audio-heritage.jp/JBL/unit/c56dorian.html

JBL L-101 専用トレール STS-153 の紹介 2009/12/25

1973年当時 1本21万円くらいで販売されていたSPです。当時の大卒の初任給が8万円〜10万円くらいですから、一般のサラリーマンには高根の花のSPでした。しかし、この菱格子のグリルと天然大理石のトッププレートはデザインが素晴らしく、またユニットもLE14+175DLHの「黄金の組み合わせ」で当時のJAZZを聴くのには最適なSPでした。

今回のお客様は2年前にJBL#4344用にSTS-05トレールを導入され、そのサウンドがお気に召していただいて2台目のトレールになります。L-101のサウンドに愛着をお持ちで、移動の使い勝手と音質のアップを選択されてトレールの導入となりました。

L-101にはSP下部に「台座」(袴と呼んでいます)が有りますが、SPを自然な響きで鳴らそうとするとこの「台座」がネックとなります。そこでオリンパス用や#4350用他と同じように「台座を使わない」セッティングにする為、SP底面のみで受けるようにトレールを作成しています。「台座」は中ぶらりんの状態でセットされます。この方法は既に「音質面」で当社で確立した技術です。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/12/jbl_l101sts153_.html


小さいブックシェルフ型のJBLスピーカーは、現代に通用するヴィンティージとは思えない。今から買い求めるので有れば、オリンパスかソブリンあたりが対象で、少なくともアポロくらいでないと、ゆったりとしたフロアー型スピーカーの音を楽しめないだろう。
http://fukuroo3.com/jbl8.html

JBLランサー101は私のセカンド・システムで、 1969年頃に私が最初に使ったJBL製品なので手放せずに残っている。マッキンC−28とMC2105で駆動しています。現在は二階の寝室に置いて使用中。

LBLのヴィンティージスピーカーは、このL101クラス以上になると、現代の同価格のスピーカーと張り合える力量があります。ヴィンティージスピーカーもピンからキリまで有り、全てが良い音がするとは限りませんし、現代型スピーカーのように簡単には鳴らないものが多い。よって、初心者向きでは無い。

JBL・Lancer101は1965年発売製品で、175DLHのホーンレンズ取付部が丸いものが初期型の特徴です。天板にはメキシコ産の白大理石が使われています。

こちらのJBLランサー101は私のものより新しいもので、175DLHのホーンレンズ取付部が違うのが解ります。上の私のは最初期型。年代的に、いつからこの形状になったかは、調べていません。

JBLランサー101に使用されたユニットはウーファがLE14Aで中高音が175DLHホーンでした。フロントグリルの鹿子模様木製組格子は日本の進工社製で、これが標準仕様です。LANCER101は175DLHホーンが音の性格を決定づけていますので、この音がランサー101そのものであった訳です。こうして並べて見ると、様々な175DLHがありますね。後年のものは取付部が簡便化されていた。

LE14Aウーファユニットをクローズアップ撮影した写真。
ランサロイと呼ばれるエッジは、ゴム状のエッジで大振幅に耐えられるように設計された。 コーン修理で別種コーンにされ、ランサロイが取り外されると音が変わってしまう。

ランサー101の箱番号はC56で、ドリアン(DORIAN)と呼ばれていた。左のように白大理石が乗ったものがオリジナルだが、同じユニット組み合わせで日本の山水社のような組格子のが見つかったので右に掲載しておく。これはJBLのオリジナル箱ではないかもしれない。
http://fukuroo3.com/jbl88.html


JBL_Lancer 〜蜂の巣トゥイータの名品〜 2007/1/28(日)

●ヤフオクにてあのJBLのランサーを見つけました。1965年頃の発売なので40年くらい経っていますが、当時で\218,000×2本の価格は一般市民の買える品物ではありませんでした。今回の出品は初期型で、フロントグリルがサランネットになっています。

ランサーがL101となったのは1973年頃のことで、この時には既に細工の見事な格子グリルになっていました、この格子は日本の進工社によるものです。エンクロージャーの天板に大理石(メキシコ産らしい)を用いてとてもきれいなデザインです。ロゴも現在のJBLの四角いものではなくて、Jをあしらった旧ロゴになっています。


●ランサーはウーハーLE14A(35.5cm)、トゥイーターLE175DLH(ホーン型)、ネットワーク(LX10)を配した2ウェイフロア型のシステムです。LE14Aはゴムエッジのため経年変化で硬化しているものがほとんどです。また、天板の大理石は単なる飾りだけではなくて、重量でエンクロージャーの最低共振周波数を下げる効果を狙っているとの事。

今回のホ−ン型の175DLHはホーンが丸型でネジ取り付け部が見えません、これは初期型の特徴で、後期はネジ部まで見えて四角い形になっています。
また、タイプC56/DRIANとも呼ばれますが、これはエンクロージャの型番のことです。440×620×310mmという中型の箱の割には39kgもある(左右合わせると何と80kg!)のでやはり相当重いですね。

ランサーはDRIANに数種類のユニットが組み合わせ可能だったようですが、一番人気が高かった組み合わせは LE14A+LE175DLHだったそうで、これが後年Lancer101と呼ばれて製品のラインナップに加わったものです。


●音はやはりジャズ向きのようです、ヴィンテージJBLはやはりジャズなんでしょうか、クラシックのような繊細なストリングを求めるとうまくいかないようです。しかし、ジャズの図太さを求めるとこの上ない名機となるようです。


●開始価格が\29万と多少高めスタートですが、\30万が相場、\18万で即買いと勝手に値付け。あのランサー初期型です。格子でないのは残念ですが、初期型でこの価格はかなり魅力ですが80kgを送るといくらかかるのでしょう、、、。さて、旧ロゴのまさにヴィンテージってモデルでジャズを楽しんではいかがでしょうか。


コメント

LE14Aを持っておりました。箱は70リッターの自作のものでしたが、バスレフダクトの設定が良くなかったせいか、低音はあまり出ませんでした。スコーカーは同じくJBLのLE85+HL91でした。2ウェイで鳴らしても高音は高いところまで出ており、とても良かったです。

音は比較的おとなしく、これがJBLの音?と思ったものですが、ジャズよりもクラシック向きだったかも知れません。

またこれにLE077を加えて3ウェイとしましたが、あまりスコーカーとのつながりは良くない感じでした。
2007/7/3(火) 午後 7:45 [ 管球アンプ ]



私は、トゥイータを追加したいなぁと思って聞いていたと思います。管弦楽がいまいでジャズ向きだなぁって話していたように記憶しています。でも、おっしゃるとおりおとなしい音というのはなるほど!の表現ですねぇ。今のJBLと比べるとそうですね。これっていうのはジャズ向きでもない、、、
2007/7/4(水) 午前 7:15 [ オーディオエージェント ]



ジャズ向きといえば、同年代のコーン型のスピーチレンジLE5−2、そしてツィーターLE20。これが元気ですね。いわゆる昔のJBLトーンというものでしょうか。

LE20なんか12キロヘルツに大きなピークがあり、それからすとんと落ちて後の高域特性が良くないのですが、聞くと高域が派手に聞こえるんですよね。
私ジャズはあまり聴きませんが、Jポップやポピュラーなどをこれで聞いておりました。
2007/7/4(水) 午後 7:30 [ 管球アンプ ]


マーブルトップの美しいスピーカーですよね。昔、渋谷のどこだったかJAZZ喫茶で鳴っていました。明るい乾いた感じの印象です。高域はチーンではなくシャーンといった感じかな。

うるさく言うと蜂の巣は専門家のおっしゃるように位相の問題があるのかも。そんなことはともかくJAZZをストレートに楽しませてくれるスピーカーだと思います。やはりJBLっていろんな銘機があって楽しいですね。私の持っているJBLはまだここのブログには出てこないようですが・・。
2007/7/8(日) 午後 2:31 [ k_am ]


渋谷もジャズ喫茶って聞かなくなりました。ほとんどなくなっているんでしょうね、私が知っているのは、最近のJBS位しかありません。JBLをもじったのかと思っていましたけど、違うんですよね、スピーカはアルテックだし。

k_amさんのおっしゃるとおり、JBLっていろんな銘機があるんですよねぇ不思議な会社です、なんでJBLばっかり、、、、
2007/7/9(月) 午前 8:40 [ オーディオエージェント ]
http://blogs.yahoo.co.jp/audio_agent/46031976.html

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ノ( { 仄 }}八 《《 _,. -=≠  ,.ィ=ミ茫N  `´ィ芹rt刈:! | !'´ 爪 !ハト!
⌒ヽ 辷ン{ } }}}´_,.ィ伝ミヾ {以刈ゞヽ   `¨´ | | | 「´i | N:|
Y 二 ヽ 人ノノノハ ゞ┴'   、` }   }         ! ! !八 |从八
{ 仄} }} ノミ辷彡'}      ,. '  从 ヽ'_       !:/:/レ人( ヽ
弋辷ン乂}{ミ辷彡'}    _,. - /辷`ヽ  `    //://  ̄`ヽ
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10. 「クラシックはタンノイ、JAZZはJBL」は本当?


150-4CやA130、375や175、075は他に変わる物が無い名機です。
素直な美音を奏でます。クラシックもジャズも綺麗に再生します。
http://plaza.rakuten.co.jp/romantei1925/diary/201003220003/


JBLはジャズ向き、タンノイはクラシック向き

と日本では言われていますが、実際にクラシックのモニターにも多くのJBLが使われて来ましたし、米国でJBLをお使いの方はクラシックを聴かれている方が多いのです。ハーツ・フィールドでもパラゴンでもクラシックは綺麗になります。

何処でジャズ向きと言われる様になったのか、有名なジャズ喫茶の店がJBLを使ったから、有名なオーディオ評論家の方が、ジャズがお好きだったから・・・色々理由はあるとは思います。

実際にJBLのD130と言うユニットはややジャズ向き、アコースティックな音より、PA的な音向きだとは思います。

でも175や375 150−4Cや130Aは非常にニュートラルなユニットで癖の無い音を出します。

JBLもLEシリーズになると鈍いコーン紙になってアンプのパワーも必要で鳴らし難くなりますが、初期のJBLは素直で感度の高い音を出します。

アルテックと比べると暗い、渋い音だとも言える位です。
初期のユニットは癖が無いので、使い方で何でも鳴ると思うのですが・・・・
http://plaza.rakuten.co.jp/romantei1925/diary/201004060000/


オリンパス当時のJBLの音は、現代のものほど特性が平坦でなく、クラシックの繊細な響きを表現しにくかったようで、ジャズといえばJBL、クラシックでJBLは疑問という評価はこの頃の製品のことを指しているのだと思います。
http://blogs.yahoo.co.jp/audio_agent/49895990.html

L101 Lancer の音はやはりジャズ向きのようです、ヴィンテージJBLはやはりジャズなんでしょうか、クラシックのような繊細なストリングを求めるとうまくいかないようです。しかし、ジャズの図太さを求めるとこの上ない名機となるようです。
http://blogs.yahoo.co.jp/audio_agent/46031976.html

フルレンジ一発…D−130

27年前になりますが、当時JBLはかなり高価で高嶺の花でした。
ジャズ喫茶と言えど後の4343に代表される大型フロアータイプを設置しているお店は少なくランサー101やL−88ノバなどが記憶に残っています。

L−101を使用していた御茶ノ水の「響」にはよく行きました。大理石と手彫り組子のデザインは斬新でかつ日本的で一目見てJBLの虜になってしまいました。

LE−14Aと175DLH(通称蜂の巣ホーン)の音は圧倒的なパワーで腹に響いてきました。

どうしてもJBLを手に入れたい、と思いましたが、完成品ではとても手が出ない。その頃フルレンジのLE−8Tや、D−130を国産のBOXに入れたスピーカーが流行っていました。そこで御茶ノ水の「オーディオユニオン」で進巧舎のBOXに入れたものを購入しました。

JBLはプロ仕様で製品化したものを、型番や多少仕様を変えてコンシュマー用にも出しています。D−130も元々はPAや楽器用のプロ用でした。能率は滅法高く、センタードームの採用でトーンコントロールを使えば上限は1万Hzぐらいまで出ます。

このスピーカーはジャズのためにある、と言っても過言ではない、それもピアノトリオには抜群の威力を発揮します。フルレンジですから、定位はバッチリでその音色といい、軽やかでリズミカル、よく弾むしなやかさとパワーに即応答するレスポンスの良さは飛びぬけていました

唯一の泣き所は当然ながら重低音が出ないこと(勿論高音も厳しいですが、ジャズのトリオを聴く限りにおいては不満はありません)

オーケストラものでは音がダンゴ状になること

です。私はクラシックも聴きますので、シンフォニーのffなどでは量感に乏しく音も一塊で役者不足の感を否めません。


元々JBLのスピーカーはクラシックの再生は得意ではありません。L−101のバイオリンは余りに太く、馬力がありすぎて、繊細感に欠けるものですし、分解能もそんなに良くない、クラシックも聴けるようになった、と言われ始めたのは4343出現以後ではないかと思います。

クラシックは欧州のスピーカーの得意とするところで、オーディオもその地域の長い歴史と伝統に培われた音楽に根ざすものである、といえます。
 

陰影の多いクラシックは少し音が湿っていた方がニュウアンスがよくでる、逆にジャズは音がカラッとしていないと欲求不満になる、これはスピーカーの能率とも関係があってジャズ向きは例外無く能率がいい、何か実際の音楽をスピーカーに閉じ込めてしまった様で面白いとは思いませんか?
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jacke842nov/html/jbl/koment.html


D−130のジャズ再生における素晴らしさは認めつつも、前途のような物足りなさとオーディオにのめり込め始めていた私は、L−200Bを購入しました。
これはプロユースの4331Aのコンシュマー版で2wayです。

4343は一世を風びしましたが、私自身はL−200Bの2wayと比較して、格段の差は感じませんでした。最もフルパワーに近い音量で、最低でも20帖ぐらいのルームで聞けば分解能の違いとか、それなりの差は現れるのでしょうけど、普通に聞く分にはそれ程遜色無い、いずれも製品としての完成度が高い、ということでしょう。

L−200Bは何かそれまでのD−130とは明らかに違う、紛れも無くJBLの音なのですが、微妙なニュウアンスが異なる、低音は重くて弾まない、やたら中音が威勢がいい、2wayなのにどうも音がチグハグに聞こえる…

JBLがウレタンエッジを採用し始めたのはこの頃からではなかったか、と思います。良くも悪くもウレタンです。クラシックも聴けるようになった代わり、あの弾むようなべースの音は影を潜めてしまいました、と同時にJBL独特のジャズっぽさも消えて音が没個性化されたような気がします。

昔のランサー101に代表される不織布のエッジに変わってウレタンが採用されるようになってクラシックも聴けるようになりました。

しかしこのウレタンは弱点もあります。10年近く経つとウレタンがボロボロに崩れてしまうことです。

JBLの音、と言えばL−101に代表される太く、逞しく、迫力満点の音、そしてD−130の軽やかで、弾むようなリズミカルな音といずれもジャズに特化したような音が一番印象的です

スピーカーにも得意不得意があってよく、万能というのは反面独特の個性を失っているのかもしれません!            
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jacke842nov/html/jbl/koment.html


JBLは世につれ、世はJBLにつれ・・・ 2011年10月11日

S4700
http://www.harman-japan.co.jp/jbl/hifi/s4700/
http://www.google.co.jp/search?q=s4700+jbl&hl=ja&tbo=u&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=o_cRUaKyAobilAXixoHQBg&ved=0CCsQsAQ&biw=1004&bih=859#hl=ja&tbo=d&tbm=isch&sa=1&q=JBL+S4700+&oq=JBL+S4700+&gs_l=img.3..0i24l5.10317.27340.0.27571.9.7.0.2.2.0.102.691.3j4.7.0...0.0...1c.1.2.img.tWyGrSPltTQ&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_qf.&bvm=bv.41934586,d.dGI&fp=c335ef2d93eed718&biw=1004&bih=859


当時SS誌の朝沼氏自宅試聴室にあるS7500の写真に痺れた私であったが運良くK2/S9500 を聴く試聴会に立ち会えた。私の前には人が何列か渡って立っていて上下ダブルウーハーの上しか見えない状態だった。第一音が出てきた途端、私はカウンターパンチを食らった。

「ふん、どうせこんな後じゃ、まともに聴けないだろう」

なんて舐めていたのだ。

ところが、どうだ。前に立ちはだかる何人ものおじさま達の体を貫いてシンバルの音が私の眼前で鳴り響いたと思うとスネアが私の腹部をダイレクトに刺激した。音位置は目の前に立ちはだかるおじさんと全く被っていた。K2/S9500は私の眼前の幾多の人たちを一瞬にして消し去った。

思わず

「これだ!このスピーカーだ!!」

と思った。しかし幾分後、誰かがヴァイオリン協奏曲をかけてくれと頼んだ。そしてクラシックファンの私は身を乗り出した。次に聴いた音で私は愕然とした。

「ギーン」という音。

まるでジェット機だ。これはヴァイオリンの音ではない。

K2S/9500のコンクリートスピーカーベースがせせら笑っているようにも見えた。

思えば楽しい時代だった。得手不得手が明確だった。

先日試聴したS4700はそんなJBLの音からすると全く良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られた。

「どんなジャンル、アンプでも裏切ることなくJBLの音を聴かせる。」

それが私のS4700を聴いた率直な感想だ。

鳴らしやすいし、良く歌う。しかし決して大味ではなく、機器、周辺の状況をしっかり音に出す。これが今現代のJBLなのだ。

4343でヴィバルディーの四季を美しく奏でるための決死の努力。そんなものは昔日の消えゆく面影。

パワーアンプはアキュフェーズP7100
プリアンプは同じくアキュフェーズC2810
CDプレーヤーもアキュフェーズDP-700
試聴ディスクは「菅野沖彦レコーディングバイブル」と「Stereo Sound Reference Record Vol.1菅野沖彦」

個人的にJBLをアキュフェーズで鳴らすのは「嬉しくない」組み合わせだった。すくなくともK2/S7500時代は売り場で鳴っていたセットは80%以上JBLとマッキンだった。

しかし!S4700とフルアキュフェーズシステム。これが実に「旨い」のだ。音楽に躍動感が出てまるで生きているようだ。刺激的になったり、穏やかになったり実に気持ちが良い。よくアキュフェーズは線が細いなんて言われたり、実際私自身もマッキンユーザーなのでそう思っていたが、S4700を通して聴くと実に太い音がしている。しかも歯切れが極めて良いのだ。

「菅野沖彦レコーディングバイブル」
エクリプス:武満徹

菅野レコーディングなので音は抜群なのだが高域のアナログノイズがかなり気になる。かなり強力に「サー」と言っているが琵琶の音が実に太く、生々しい。臨場感たるや半端ではない。申し訳ないが先日聴きに行った音大卒の琵琶発表会の音なんて足下にも及ばない。これでアナログノイズがなかったら下手な生は軽く越えられるのに残念だ。

続いて「Stereo Sound Reference Record」へ。

3曲目シューベルト: 歌曲集 「白鳥の歌」D.957より第9曲「彼女の絵姿」
4曲目シューベルト: 音楽に寄せて 作品88の4 D.547


共にリアリティは申し分なく綺麗なピラミッド型の音。低域の解像度も抜群。一寸の隙も与えない揺るぎないサウンドだ。にじみが一切無いのも気持ちよく聴けるポイントの一つだろう。


5曲目ソル: セギディーリャ集より 「苦しめるのはやめてくれ」

ギターの音がとてもしなやか。弦をはじく指が見えるようだ。メッゾソプラノの声も肉付き感、音の強弱、残響等々、リアリティも一流そのもの。これだけエネルギッシュに聴けるなんてストレス発散には最高だろう。

次にアキュフェーズアンプをお決まりマッキンのMA7000プリメインアンプへ変更。CDPはアキュフェーズDP-700のまま。

角が取れた感じがあるが、意外や意外、パワー不足だろうかS4700が気持ちよく歌っていない感がすぐ感じ取れてしまった。マッキン愛用者でMA7000が好きな私にとってまるで「大好きな恋人」にふられたようなショックな出来事だった。

低域も時としてぼやけてしまう。MA7000のメーターを見ると70%以上針が振っているからかなり大きな音だろうが、「いつものマッキン」が遠く遠く離れていくのだ。

それはまるで「マッキンの音」を否定された感じにもつながり「自室のMC500を持ってきてアキュフェーズと一騎打ちだ!」と決心させたくらいMA7000とS4700は(少なくとも私の耳には)合っていなかった。

別にS4700を買うわけでもないのに、アキュフェーズP7100に打ち負かされたMA7000を見てくやしくて仕方がなかった私であった。しかもこれはパワーの差だけではないような気がするのだ。

帰りの電車の中では、いつもと変わらず、自室の MC500 に MC275 を追加するためにウサギ小屋書斎のレイアウトをどう変えたら良いか、ああでもない、こうでもないと考え込んでいる自分がいた。


コメント

JBLにアキュフェーズ・・
音の善し悪しは何とも言えませんが 着物姿でジャズを演奏してる様な(笑)
気分的違和感は・・ありますね^^;;
アキュ自体は素晴らしい製品ですが♪
bywoo at2011-10-11 01:33


着物でジャズですか(笑)最適な表現ですね。

私自身も信じられなく、そして信じたく無いのですが、今回のS4700にはアキュフェーズP7100+2810がとっても良かったです。

最近、よくJBLの大型フロアーをアキュフェーズフルシステムで鳴らしている方がいらっしゃいますが、恐らくなかなかいい感じなのでしょうね。

以前、s9800を3時間試聴した時には、マッキントッシュで鳴らすと厚みが出て良かったのですが。
byマーサ君 at2011-10-11 10:44


JBLは以前から「憧れのSP」でありブランドでした。

最近のJBLは「クラシック音楽」も素晴らしく聴かせるオールマイティ型へと変貌を遂げたように感じていて、とくにDD66000以降の製品は私も大好きです。

それにアンプの違いをそれとなく描写する能力にも長けていますが、やはりパワーは必要かな?

それだけに色々なメーカーのアンプとの組み合わせを楽しめるのではないでしょうか?

私的にはマッキンの1,2kwクラスのパワーで鳴らしたい欲求に駆られてしまいます、、、どうでしょうマッキンのハイパワー型は??

でも500Wでも十分ですよね、、、
by田舎のおじさん at2011-10-11 10:46

仰るとおり最近のJBLはクラッシックも上品に鳴らしてくれますからS9800辺りを狙っていますが、まずリスニングルームが必要になりそうですね。(汗

そうですね、多分MA7000ではパワー不足だったのかもしれません。しかし250Wですから、普通からすると充分なのでしょうが。

実際S4700が気持ちよく鳴っていたときP7100のメータ針も70%以上振れていましたから、かなりパワーを入れてやる必要があるのかもしれません。



>私的にはマッキンの1,2kwクラスのパワーで鳴らしたい欲求

おそらく圧勝でしょうが、なにぶんモノラル型で電源ボックス独立型ですからリスニングルームも最低20畳くらい必要になること間違いないでしょう。売り場でもスペース確保に厳しいかもしれません(大汗。
byマーサ君 at2011-10-11 12:44

MC500を毎日使っていて思うのですが、ハイパワー型は突然のトゥッティ、フォルテシシモ等を軽々「スパーン」と抜けてくれる爽快感が抜群です。特にMC500だと低域が床下に抜けていく。そのゆとりは大型車のゆとりそのもので、MC500だと

「うわ〜、アンプの限界だな、これは!」

なんて思ったことは一度もありません。ただ問題(笑)もあります。

MC500は高域が90年代のマッキンらしく「きつい」のでジャズには効果的ですがクラシックには「キリキリ」する感じがあります。高域の調教が難しいです。

また、録音が良いクラシック再生時でも、室内楽をしっとりと聴く。。。こういう鳴らせ方は難しいです(笑)。

しっとりとは鳴ってくれません! 

いつもエネルギッシュにコンサートホールでしたら最前列かせいぜい前3列以内のエネルギーです。時と場合によると

「あのね、MC500君。もうすこし疲れさせない鳴らし方出来ないの?」

と言いたくなるクラシック再生です。

家族迷惑考えずに、自室の窓全開で、部屋のドアフルオープンで聴くことがありますが、真空管アンプで聴いていると家族の反応ゼロですが、MC500に切り替えるとたちまち

「ちょっと、ボリューム小さくしてよ!」

と叫ばれるか いきなりドアを閉められる。これです(笑)。

音量自体は真空管アンプで聴くときの方が大きいくらいですから、MC500の音、それ自体がいかに大きなエネルギーを持っているかが毎時実感できます。
byマーサ君 at2011-10-11 12:48


バイアンプは275は高域用としてお考えでしょうか。
私自身うまくいかずシングルに戻してしまったので気になります。。
マッキン(JAPAN)のアドバイスでは

MC2301を上、MC1.2kwを下

がお勧めのようです。実際MC2301の説明書にも載っているくらいです。 ただ、まずもって置くスペースもないし、電源の増設も必要ですし、完全に往生している次第です。
byakazu at2011-10-11 13:40


MA7000ユーザーです。
おっしゃる通り、濃い音に惹かれました。
が、MA7000が意外と非力かも・・・というのは、実は感じていました。例えば、

AVアンプのLX83からダイレクトにスピーカーを鳴らす場合と、
LX83のプリアウトから、MA7000に入れて、そこから鳴らす場合と、
同じ・・・と言うよりも、LX83単独の方が出力低いかも。

と思うのです。S4700は、気になっていたスピーカーだけに、MA7000でドライブできずに、アキュフェーズが良かったと言われると、ちょっと(実はかなり)ショックです。うちは、S143MK2、LS80とJBLばかりですから・・・
byORCA at2011-10-11 21:16


はい。275を高域にと考えておりますが、難しいでしょうか?
実はすこし前の日記ですがHアトムさんの

「真空管アンプに魅せられて」
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2573/201106/24457/#cmTop

を拝読しまして、効果がありそうだなと思ったのです。

ただ、スピーカーがご存じスターリングSEなので同じような変化があるかは不明です。タンノイの同軸でバイアンプの効果が実際あるのかどうかが問題です。
ウエスギでもシングル接続を勧めているくらいですから。

ちなみに

改造TU-870Rモノ(高域)+MC500中低域

はパワー差がありすぎで遊び程度で実験終了になりました。すこし可能性を模索しようとイコライザーで頑張ろうとしましたが努力するには「価格差ありすぎ」と思いとどまりました。

SV-501SE組み立て後、再度球アンプの高域利用をチャレンジしようと思ってはいますが・・・。

MC275が来るまでの辛抱と言いますか、遊びと言いますか。
byマーサ君 at2011-10-11 21:44


今回のMA7000の敗北についでですが、1マッキンファンでユーザーである私がアキュフェーズの方が良かったと思えたのは「極めて残念」なインプレであったことは否定しません。しかもスピーカーが B&W ならいざしれず、JBLですからね。

最新のJBLスピーカーですから鳴らしやすいものであると思いますし、そんなに強大なパワーも必要ないと思えるのですが、P7100があれ程、しなやかに、しかも「太い音」でドライブするとは「新発見」でしたが、やはりマッキンユーザーとしては

「なんだと!!」

でした。
byマーサ君 at2011-10-11 22:08



ただゲインの確認だけはやっておいた方がいいです。

あとネットワークはスターリングSEのものをそのままお使いになられますか?。
私は今回、どうしても高域が思うようにいきませんでした、いろいろ試しましたが2301と275とwestkake のネットワークでは相性がとれないと判断しました。

一旦シングルに戻しましたが、いずれは必ずリベンジを考えております。

アンプの変更、最悪、ネットワークは使わずチャンデバ導入しかないかもしれません。
byakazu at2011-10-11 22:19


はい。スターリング内蔵のネットワークをそのまま使おうと思っております。MC275導入後もチャンデバは入れないで頑張る予定です。

確かにチャンデバを入れたらSNも稼げると思いますし、レスポンスも良くなるとは思いますが、何分これ以上システムを大きくしていくのがだんだん恐ろしくなっておりまして(笑)。

かつてSS誌で菅野先生がスターリングを MC500+C40で鳴らしておられました。GEMのスーパーツイーターとヤマハのスーパーウーハーで上下を広げて。
その「菅野方式」はツイーターこそ純正タンノイのST-200ですが他はその菅野式に限りなく近づけつつ私の味付けも忘れずに・・・と欲張っております。

ただ、個人的にMC500の高域は「なんとかしたい」のが事実なのです。
ジャズでは問題ほぼ皆無ですが、クラッシック再生時では芳しくないことが多いのも事実です。概して「にぎやか」になりすぎる傾向があります。

時として「きつい」なり方もしますがソースが、それは概ねソースが悪いときです。中低域は申し分ないのですが。やはり球アンプの力を借りるしかない。

それまで300BシングルアンプがMC500の中低域にどれだけ乗れるか、乗りこなせるか。出来るだけ眉間にシワをよせないよう、アキュのデジイコとC46の8バンドイコライザーをフル活用して楽しんでいこう思います。
byマーサ君 at2011-10-11 22:45




私も、近年の大型ホーンを搭載したJBLは、クセがなくてオールマイティーだという印象を受けていました。良くできたホーン型スピーカーは、ホンモノの分解能と柔らかな表現力が両立しますから、場所と予算さえあればS4700とアキュフェーズというのは魅力的な選択ですね。

私も、JBL4343を大改造した4ウエイスピーカーを、C−280L(改)とAMCRON K2(BTLモノ・1600W×2)でドライブしていますが、ロックからクラシックまで満遍なく楽しめています。

4343の改造は、ウーハーをTADにし、ホーンをパイオニアのドライバーとウッドホーンに、ミッドバスを4344用に交換してありますが、驚いたことに、ネットワークは交換せずに古いオリジナルのままなのに、ほんの一部の手直で、ちゃんとつながりました。

4343は、どうにも鳴らないスピーカーでしたが、ユニットの交換により、ハードな音から雰囲気のある弦楽器までオールマイティーに使えるようになったという事実を見ると、JBLの技術が昔も今も、いかにすごいかを物語っていると思います。
bykitatanuki at2011-10-12 18:28



MA7000と同価格帯のマッキンセパよりは、やはりMA7000の方が良いと思います。デザインもマッキンらしいですから。私もMC275 導入の予定さえなかったらMA7000を買って、リッチなサブシステム構築と洒落込めたのですが・・・汗
byマーサ君 at2011-10-12 21:49

4343改ですか!kitatanukiさん、是非その姿を拝見したいです!
この時代のJBLは本質的にJazzメインだと思いますが、コアなクラシックファンが手塩にかけて育て上げた4343や4344、4333の弦の音やオケはまさに鳥肌モノだと思います。私も一度しか(たしか4344MK2だったです)その音を垣間見たことはありませんが・・。

kitatanukiさんはご自分でもテナー歌手でいらっしゃるから、そういう方がチューニングされたクラシック用4343!想像するだけでもドキドキしますよ。
パイオニアホーンも4343と同じ世代の物でしょうか?だとするとかなり生々しい音がしているのでしょうね。
byマーサ君 at2011-10-12 22:00
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3055/20111011/


オールドJBLでクラシックが鳴らない? 2008/04/26

今日、近くにお住まいのスーパーマニアのI氏様がいらっしゃいました。いろいろお話をして行く中で大阪にお住まいのマニアの方が

「オールドJBLのユニットを使って色々やったけれどクラシックがまったく鳴らない」

とのお話になりました。I氏様のお話では私の所のサウンドを聴いたらどうか?とお話をされたとの事でした。 JBLの古いユニットには「古い頑固な評論家のこじ付けみたいな迷信」を信じている人が多いことに驚かされました。

「クラシックはタンノイ、JAZZはJBL」

・・・これは本当なのでしょうか?
私はクラシックもJAZZも関係ないというスタンスを持っています。

ユニットは「電気信号を物理的振動に変換する」モノですから、優秀な物は「有りの儘」変換してくれる物だと思っています。

その点、古いJBLのユニットは素晴らしいユニットだと思います。JBLのプロ用ユニットの方が(新しいユニットの方が)ユニットとしては退化していると感じています。

JBLの#075(16Ω)タイプでヴァイオリンがふわりとした感覚でなめらかに奏でさせることが出来ます。このユニット(075)は今は使っていませんが#2405の方が上の方が伸びているのと音色(シンバルの音色)が好きなので交代させました。しかし#075の下の方の帯域の分はLE85+蜂の巣や175DLHでチャンとフォローして使っています。

私のシステムではクラシックもJAZZも同じシステムのままで何処も調整なしで聴くことが出来ます。

クラシックでもJAZZでも「音」に変わりは有りません。CDやLPに入っている情報を出来るだけそのままSPから出すようにしているだけです。

「オールドJBLでクラシックが聴けない?!」は多分に装置に対する偏重的未熟者の方の「泣き言」だと思います。つまりは「使い方」や「装置の選び方」、「トータル的なまとめ方」の理屈が理解されていないからだと思います。

CDPやアンプ、SPのセッティングや接続するケーブルに対するノウハウの欠如だと思います。これは考え方や情熱にも絡んできます。まず良い音を聴くことですね。「良い音を知る」事が必要です。そして自分の音のイメージをしっかり持つことです。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/04/jbl_e5c8.html


金管楽器はやはりホーン型が合う 2012/06/12

最近市販されているSPの中・高域にはドーム型のユニットが多いように思います。シベリウスの「カレルヤ組曲」やチャイコフスキーの「小ロシア」の冒頭に有るトランペットやトロンボーン、ホルンと言った「金管楽器」の音色はコーン型やドーム型に比べたら、ホーン型のユニットの方が質感は良い様に思います。構造的にホーン型は金管楽器に似た原理ですから当たり前かも知れません。

ホーン型ユニットは「こする」(弦楽器)音が不得意のように考えられがちですが、草創期のホーン型ユニットの技術者は、ディフィーザーやセッティングでカバーしてうまく出しています。オーディオ道場のアトリエに有るCN191の「こする音」の凄さは、多分誰でもビックリする質感だと思います。使い手の技量で大きく変化するのもホーン型SPシステムかも知れません。

私のシステムでは「成長」させて行くことが「完成度」を高める事だと思っていますので、ホーン型ユニットとパラレル接続で使うSPユニットを色々試しています。コーン型やドーム型のユニットとは質感が違いすぎる様でうまく行きません。色々なタイプのユニットを手に入れて実験をして行きたいと思っています。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2012/06/post_0bfb.html

JBLでヴァイオリンを美しく 2009/01/20

先日来 R305 で試聴を繰り返して来ましたが、パルシブなサウンド(打楽器系)についてはJBLやアルテックにはかないません。質感の中でも「速さ」と「重み」が足りません。

一方、ヴァイオリンの様に「こする」楽器に付いても私が使っているJBLには到底及びもしません。

私がメインにしているJBL3大ホーンシステムはJAZZもクラシックも過不足なく鳴らします。たぶん通常のレベルのはるか上の再生音を奏でていると思っています。これは、JBLのユニットにその「潜在能力」が有ったからに他なりません。

遠近に出向いてお客様やJAZZ喫茶、オーディオショップ、オーディオ工房等のサウンドをお聞かせ頂いても、5分も聴けばその粗が耳に付いてきます。

アンプやCDPなど決して超高価格なモノは使っていませんが、ケーブルだけは「超ウルトラ級」のモノを自作して使っています。この辺に「音質」の分かれ目が有るようです。

ケーブルや配線材も「音質」を左右する重要なアイテムで有ると云う認識をお持ちいただければと思います。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/01/jbl_d46a.html

オールドJBLでクラシックもJAZZも 2008/04/27

オールドJBLのユニットを使ったシステムでクラシックもJAZZの同時に楽しめるシステムを作っています。

クラシックもJAZZも両極端のサウンドが有りますが、(例えばチェンバロ独奏を観客席で楽しむ聴き方とど迫力のJAZZドラムスを眼前で浴びるような聴き方)を除いて、一般的な範囲での聴き方に対しては同じシステムで可能と思っています。

JBLの#075でヴァイオリンが艶やかに鳴らない場合、まず使っているケーブルに粗悪な物が使われています。アンプやCDPの高価な装置を使っていてもそれらを接続するケーブルが粗悪な物ではその機器の実力の1/10も出していないでしょう。

ケーブルには電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブルが一般的に考えられますがそれだけでしょうか?。私の場合、電源とは壁コンからタップまでとタップから機器までを定格消費電力数の合計で使い分けています。

デジタルだアナログだでは区別はしていません。システムの場合「小信号」を扱う部類とパワーアンプ群の様に比較的大きな電力を食う物と分けてタップとりします。

電源ケーブルは機器の「性能」を決定するばかりか「質感」をも左右します。良い電源ケーブルが必要です。メーカーオリジナル配線の電源ケーブルはほとんど使い物にならないと考えて差し支え有りません。それらのほとんどのケーブルが「ノイズ」を拾っています。古い機器はオリジナル配線も極端に粗悪な物が多いです。

(この頃は電源ケーブルの重要性が理解されていなかったから)・・・マランツの#7、#2、#8b、#9、マッキンのC-22、MX-110やMC30,MC275等も当時は良かったかもしれないけれど今となっては「粗悪」なものの分類のケーブルに入ります。

次にラインケーブルやSPケーブルですがこれも電源ケーブルと同じで「ノイズ」をシャットアウトできるケーブルでないと使えません。いづれの箇所でもノイズ(ハムノイズ)を拾うようでは音が粗くて使い物になりません。

そして皆さんが「盲目的」に何の疑問を示さないのがSP箱内配線です。このユニットへの配線やネットワークへの配線が「とんでもなく粗悪」だと言う事です。

他にもアンプやCDP、チャンデバ内に使ってあるプリント基板や半田材、半田材の材質も粗悪な物が多いです。半田に鉛が入っているだけで電気が流れにくいです。

私の場合アンプの内部配線も手配線ができる管球式を使いたくなります。そしてその配線材も良いものを使い、半田材も鉛なしの銀入り半田、管球も中国製ではなく1940年から1960年代くらいまでの「本物」にこだわっています。

SPユニットにも半田付け部分が有ります。オールドユニットは歴史的に見てまず間違いなく「鉛半田」が使われています。これを交換してやるだけで情報量が「?倍」になりリアクション(応答性・反応)が飛躍的に良くなります。

オーディオ評論家達が「ヒアリングテスト」と称して雑誌の為に色々書いて有りますが、私から言わしめれば「4〜5時間聴いて何が判るのか?」と思います。良いケーブルは「大容量」になります。それらのケーブルは100時間以上のエージング(馴染ませ)が必要で、(ケーブルのバーンイン+機器の馴染み)とてもとっかえひっかえの駆け足評価で判るような代物ではないということです。

「あわてモノの間違い」、「うっかりの間違い」のケアレスミスの塊だと思います。雑誌の評論に振り回されていたのでは真の「良い音」は追求できません。

機器がどんなに優れていてもそれらを繋ぐ「ケーブル」が粗悪な物では使い物にならないサウンドしか出ません。

機器とケーブルの総合力+セッティング術の技術力の差が「出てくるサウンド」の差になります。

ケーブルに求めるのは「瞬時伝送能力」です。そのため「大容量」でないといけません。これにノイズが入れば大容量とはいえなくなります。

伝送容量は水道の配管です。これは大きいほど沢山流せるでしょう。ノイズがこの配管に付くスケールに相当します。このスケールが微量でも有ると水が濁ってしまいます。この濁った音がヴァイオリンが綺麗になってくれない原因です。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/04/jbljazz_8012.html


自宅システムの得意なジャンル 2012/11/06

自宅システムは見ての通り、

JBLのD130 + #375 + ゴールドウィング + 175DLH + #2405 

のユニットを基本にしています。その基本ラインにハイルドライバー+デッカとビクターのリボンツウィーターを追加しています。

皆さんはどんなサウンドを想像されるでしょうか? 

「バリバリのJAZZサウンド」(音が前に飛び出して来る)を想像される方が多いと思います。実際JBLの基本ラインだけならその様なサウンドになると思いますが、私はクラシックを楽しんでいます。

音のキレ・ヌケ、繊細感等はJBLのユニットのおかげでシャープな質感を得ていますが、最も得意とするジャンルは「弦楽器」のストリングスだと思います。トレモロの浮遊感はこのシステムで無いと出ない質感だと思います。また弦楽器奏者が多い事もこのシステムならではです。

その質感を担っているのが自作のアンプです。プリはマッキンC22をコピーした自作品ですが、内部配線を特殊な銀線にすべて交換しています。その為SN比は最高級Tr型アンプと遜色有りません。(内部配線でノイズを拾っている場合が多いが、このアンプはシールドアースをとことんやっている)

パワーアンプのWE101Dpp-2号機はプリアンプのシャープで繊細な質感をそのままに、ウォームさを加えてドライブしています。WE101Dは元々オーディオ用の球では有りません。プッシュプルにしてもせいぜい1.4W/ch程しかパワーが取れません。最近の能率90dbぐらいのSPではまったくの出力不足で使い物になりませんが、SP-707Jシステムは能率101dbを越えるシステムですので音量に不満は有りません。現状でもプリアンプのボリュームは9時〜10時の方向で使っています。更に上げれれば音数がもっと増えると思います。

WE101Dの球に拘るのは、その質感の良さとメーカーでは作れないアンプだからです。メーカーで作るには球の確保がまず出来ません。現在では球の確保が難点です。幸い20本程集める事が出来ましたので3台のWE101Dのアンプを作れました。まだ是から、この球を使ったプリアンプの作成に情熱を持って準備をしています。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2012/11/post_9c96.html


真空管の球について思う事 2012/08/24


今までにムラード EL34、GEC KT88、GE6550A,GEC KT66,ムラード 6L6G、STC CV1947、WE300B、RCA 211、WE101D等の球を使って来て感じている事がある。

出力を稼ぐためにビーム管(6CA7、KT88,KT66等)が1960年代以降使われ出して、20Wや時には100W超のハイパワーアンプが誕生し、Tr型アンプと変わらないドライブ能力を得てきたと思う。しかし、このビーム管は「大量生産」に近いプロダクトで生み出されていると感じている。

パワーアンプの出力管だけを今まで上げてきたが、初段管や次段管、整流管も含めて考えると、三極管時代のものが音の厚みが大きいように思う。もちろん回路や使うパーツ、製作者によって大きく変わる部分では有る。

出力は取れないけれど三極管を使った「音質」は現在のビーム管やTr型アンプでは作り出せない「音の風情」が有る。出力が5W以下では高能率SPでないと使えないという弱点もあるが、私の場合、SPが高能率すぎて「ビーム管やTr型アンプ」が使えないと云う事情がある。

以前雑誌でも、長年オーディオをやってこられた方が「三極管アンプが良い」と言われていたのを思い出した。当時(1970年代)はJBLのモニターやタンノイ アーデンを使っていたので5W以下のアンプ等には目もくれずにマッキンのMC2500やアキュフェーズのM-60,100等を追っかけていたように思う。

高能率SPを使うようになって「管球アンプ」の深みに嵌った様に思う。特に「純三極管」といわれる古典管の世界を知るようになって来て、今までのオーディオ感が一新されて来ました。一新というよりは「先祖帰り」になるかも知れません。こう云う人間は一部の少数派かも知れません。

高能率SPと三極管アンプの世界は「漂うような、香るような音の表現」が魅力です。「音の厚みが分厚く、音の一粒一粒が輝いて、漂うように包み込んでくれる」こんな世界を目指しています。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2012/08/post_f426.html


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        . ´   . : : : : : : : : :   j´ iヽ   \  ヽ   :i
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    ;     : : : : : : : : : ://  . .:/ __ヽ        ゞ:;り 〕 ー\ ′
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        : : : : : : : : :./ .: ハ  ゞ:リ          ' '''' |   .:.′
      \    : : : : : : / .: / :∧ "´ r'          ;  .::′.:
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11. スタジオ・モニター 4343 (1976年発売)
4343:\560,000(1台、1978年頃)、4343WX:\580,000(1台、1978年頃)


JBL 4343
http://www.youtube.com/watch?v=ncyPqVlNn3o

JBL 4343 From Boston
http://www.youtube.com/watch?v=fnrWwyQSTj0

JBL 4343 Studio Monitor
http://www.youtube.com/watch?v=UDA6920tAfU

JBL 4343 (KRS modified) special alnico speakers - Piano Black, Bronze horns,
http://www.youtube.com/watch?v=pem4qdMRd9U&list=PL92502F6F09042F4F


低歪率、過渡応答に優れた4ウェイモニタースピーカーシステム。

低域には38cmコーン型ウーファー2231A、中低域には25cmコーン型ウーファー2121を搭載しています。
中域には音響レンズ2308とエクスポネンシャルホーン2307、ドライバー2420を組み合わせたホーン型ミッドレンジを搭載しています。
高域にはホーン型トゥイーター2405を搭載しています。

内蔵ネットワークによるドライブのほか、背面スイッチの切替によって300Hzにおける2チャンネルマルチアンプドライブが可能です。
マルチアンプドライブ時はチャンネルディバイダー5234、フィルター基板52-5140が必要です。

トゥイーターの配置は左右入替えが可能です。また、横位置で用いた場合はウーファー以外のユニットをマウントしたバッフル板を90゜回転させることができます。

外観は2種類のバリエーションがあり、4343はグレー仕上げとブラックグリル、4343WXはウォルナット仕上げとブルーグリルが採用されています。
 
 
定格

方式 4ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型

ユニット
低域用:38cmコーン型(2231A)
中低域用:25cmコーン型(2121)
中高域用:ホーン型(2308+2307+2420)
超高域用:ホーン型(2405)

クロスオーバー周波数 300Hz、1.25kHz、9.5kHz
インピーダンス 8Ω
出力音圧レベル 93dB(新JIS)
許容入力(RMS) ネットワーク時:75W
外形寸法 幅635×高さ1,051×奥行435mm
重量 79kg
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/4343.html



JBL 4343、4343WXは日本のJBL史上最も有名で、一時期はオーディオマニアのステイタス的な存在でした。

JBL 4343は日本国内で累計1万セット(2万台)も販売され、最大ピーク時の販売数量は年間3,000セットを超えたと言われています。 当時の異常な販売台数に、JBL本社では

「日本にはそんなにスタジオがあるのか?」

との、逸話が残っています。 実際にJBL 4343は4ウェイということもありレコーディングスタジオで使われることはほとんどありませんでしたが、JVCマスタリングセンターでは使われています。

当時のオーディオ評論家 故・瀬川冬樹氏がJBL4343を非常に高く評価しマークレビンソンとの組み合わせで自宅で常用していました。

一時期、JBLの代名詞のようにいわれたJBL 4343で安いプリメインアンプでも簡単に、それなりに良く鳴っていまいました。しかし、実のところは本当に良く鳴らそうとすると非常に難しいスピーカーです。

一番のネックはウーファーが底面に近い下の方に装着されているために床からの影響を受けやすかったことです。高さ調整に始まり、今でこそ珍しくなくなりましたが3点支持などいろいろなセッティング方法が雑誌等でも紹介されました。

3点支持の場合、普通は前2点で後ろは1点が普通ですが、その逆、つまり前1点で後ろは2点という変則的パターンもありました。当時、いろいろ試した中では前記の変則的3点支持で、10センチ程度の角材を長さ45センチ程度に切り、スピーカーと角材の間にベーゴマを入れのが一番音離れが良かったように思います。

ブロック置きが一番簡単で、多くのユーザーがこの方法を用いました(何となく固い方が良いとのイメージから)が、ブロックは決して良い結果をもたらしませんでした。

また、背面からの距離によっても音が大きく変化し、ベストポジションを見つけるのに大変な労力を要します。苦労と引き替えに得られたベストセッティングのJBL4343は素晴らしい音で音楽を聴かせてくれます。

特に不得意な音楽ジャンルもない優等生タイプで、それを逆に言えば”面白みがない”とも言えません。

昔からの、JBLファンには結果としてあまり高い評価は受けず、特にジャズファンからは中低域(300Hz〜1.25kHz)をコーンタイプのJBL2121が受け持っていたことから”紙臭い音がする”とも言われました。
http://jblfan.mitsu-hide.com/JBL_4343_4343WX.html

サンスイのエンジニアが見た LE8T と 4343

山水電気に新卒募集があり、スピーカー設計課に加わることが出来ました。
その頃の多くのスピーカシステムはオーバーダンピングのSPユニットを採用していました。わたしはパイオニアPW−20Aを買って、低音不足で悩みました。密閉箱に入れればさらに低音が出なくなるし、バスレフにすると今度は低音も出てきますが、音楽にとって、一番重要な中低域がオーバーになるのです。いわゆる胴間声になるのです。

SP100ではバスレフポートにパイプを採用したのです。これで、良い具合のバスレフ特性が実現出来てきました。SP100の場合、それでももっと低い音がもう少し出たら!という狙いがありました。そこで、何とボイスコイルボビンにアルミリングを入れて振動系を重くして、低音を出すようにしてあるのです。確か15g以上あったと思います。

このテクニックはキャビネット容量に制約のあるシステムで低音を出すことでは非常に有効です。あの大ヒットしたJBL4343系のシステムはウーファにはそのようなテクニックが使われています。

その代わり、歯切れは少し悪くなります。低音をとるか、歯切れの良さをとるか、スピーカーではいつもトレードオフの問題に突き当たります。

丁度、その頃、山水はJBLの輸入代理権を取得しました。JBLユニットのきれいな作りには本当にびっくり。

銘機LE8Tは効率が高くなかったが、フラットレスポンス、ワイドレンジにはさらにびっくりでした。

”あのコーン紙に塗ってある白いものは何?”、フォスター、松下、等のユニット会社に聞いても”何でしょうね?!”と言うばかり。

JBLは絶対教えてくれない!

どうもマイカ系の粉を溶かして吹き付けているらしいというところまでは当時検討しました。各社ともその解明には相当苦労したようです。同じような材料が出来たのはそれから20年以上たってからのことでした。

LE8Tの特長は上記の独自のダンピング材を塗布して、周波数特性のあばれを抑えたこと、ボイスコイルはアルミ線によるエッジワイズ巻きです。これにより1層巻きになるので、ボイスコイルのインダクタンスは極力抑えられ、結果的に高域までパワーが入ることになります。通常のユニットですと、丸ワイヤーを2層巻くので、インダクタンスが大きくなり、高域周波数になるにつれてインピーダンスが上昇するので、高域入力パワーが入らなくなり、ワイドレンジ実現が難しくなります。また、LE8Tのボイスコイル径は50mmとフルレンジにしては大きいので、高域再生には不利に働きます。その対策にはボイスコイルにダイレクトにドーム状アルミ振動板を貼り付けてあります。

振動板の裏側には共振を抑える小さいウレタンゴムを貼り付けてあります。また、磁気回路ギャプには磁束がばらつかないようにヨークに特殊な加工が施されています。エッジは初期はホワイトラバーでしたが、後には、ウレタンエッジになりました。ウレタンエッジが曲者で10年くらいで、水分を吸ったり、紫外線でやられてぼろぼろになります。エッジ交換ではけっこうな費用がかかるのは今なお、困ったことです。

JBL LE8Tはそんなに銘機か?

初めて、LE8Tを聴かされたとき、何としょぼしょぼしたサウンドだと感じました。キャビネットは山水設計で製作は今は無き進工舎でした。ハイエンド出切っていないし、元気も足りない。ハイエンドはLE20のようなツイータをネットワークで組み合わせればこれは納得出来ます。全体のはつらつさの不足はどうにもならない。

このあたりを感じる方がいて、MJ誌に1Ωの抵抗をシリーズにつけて聴けば非常に生き生きすると書かれていました。追試してみると、そのとおりでした。要はLE8Tの強力磁気回路だとTRアンプではオーバーダンピングになるという証でした。そのような傾向にかかわらず、LE8Tは勝手に評価されて、銘機になりました。

本当にLE8Tを生かす設計はパッシブラジエーター(PR8)をつけてドロンコーン方式にすることです。こうするとすてきなサウンドバランスになります。

現在でもLE8Tはフェライトコア採用のLE8Hとして販売されています。元気はでているけれども今度は澄み切った感じが少し薄れました。そうは言うものの、現在でもかなうユニットはあるかどうか?すごいユニットです。

______


1965年、サンスイはJBLと輸入総代理店契約を結び輸入を開始する。
新宿三幸町のショールームには、JBLのひととおりの高級スピーカシステム、ユニットが展示されていた。

評論家の皆さんも、この頃、ショールームで眺め、聴いて、特に、その素晴らしさに惚れて、無理してお金を算段して、購入したとの昔話を聞く。故 瀬川さん、山中さん、そして、オーディオ評論界の第一人者、菅野さん達であったと思う。

当時のサンスイ社内でのJBL販売体制は、JBL販売課があり、そのスタッフはJBLに心酔している男たちで締められていた。例えば、サンスイのショールームでJBLを聴いた社員が、どうしてもJBLの販売に関係したいと志願した男が主体であった。極端に言えば、JBLに命をささげた男もいた。

JBL販売課長であったS氏はチェロを弾く音楽、オーディオ大好き人間であった。オーディオフェアの前夜のJBLブース作成で徹夜して、会場で、くも膜下出血で倒れ、帰らぬ人となった。

また、JBLのプロモーションを担当したM氏は北海道出張中、千歳空港内で脳出血に倒れ、帰らぬ人となった。お2人ともお酒が好きで、飲みだすとJBLの話が止まらない男であった。

1952年にはホーンレンズを取りつけた175DLHが誕生している。

1954年には傑作“ハーツ・フィールド”が製品化されている。そして、

1957年には、今なおあこがれの“レンジャー・パラゴン”が登場し、1988年までの31年間生産が継続された。(1971年、私がJBLを訪問したときも、パラゴンはハンドメードに近いかたちで日系アメリカ人の方がリーダーとなって、キャビネットの製作、スピーカユニットの組み込みがおこなわれていた。)そこに働く方達の誇らしげな顔を、いまなお思い出す。

1960年には、最高級家庭用スピーカとして“オリンパス”が製品化されている。私が、JBLをオーディオ誌で知ったのはこの頃であったが、超高価で、夢のまた夢、そのまた夢の存在であった。

私が入社した1969年からオリンパスを聴いたが、サウンドが硬く、大した感動はなかった。ただ、大変美しい仕上げで、組格子のカバーがユニークであった。

そうこうしているうちに、私は、スピーカ設計課に配属されて、さっそく、SP150の設計担当をやらせてもらうことになった。そのとき、傍らで、先輩エンジニアが薄型スピーカ(ドロンコーン付き)を設計していた。SL−5,7の2機種であった。とても格好が良く、大したものだと思ったが、それの元ネタはJBLのトリムラインであった。

SP−150の設計過程において、ランサー77も聴いたが、能率が悪いスピーカだ、というくらいで、これも、感動は無かった。

しばらくして、SP LE8Tを比較試聴する機会があった。
これも、能率の悪いスピーカだな!と言うのが第一印象であった。

けれども、コーン紙に吹き付けてある白い物質は何だろう?ということになったが、取引のあるユニットメーカー(松下,フォスター,昭電)に聞いてみたが、分からないということであった。

このダンプ材がLE8Tのサウンドの秘密のひとつでもあった。

また、ボイスコイル径は2インチあって、フルレンジ、8インチスピーカユニットにしては、非常識に大きかった。大きくなると、ボイスコイルのインダクタンスが大きくなって、高域になると、インピーダンスが上昇して、高域が出にくくなるのだ。

また、コーン紙の中心には、大きなアルミダイアフラムをコーン紙に貼り付けてあった。ダイアフラムの裏には、ウレタン系のダンプ材が貼り付けてあり、共振防止を図って、なかなか配慮されていると感じた。

さすがに、LE8Tだけでは超高域が足りず、LE25のようなコーンツイータ(JBLではダイレクトラジェータと呼ぶ)を付加して2ウエイ構成にすると、バランスが取れてきた。

SP150の設計、アメリカ向けスピーカの設計を完了したあと、スピーカ関係の研究開発に携わることになった。そこで、再び、LE8Tにめぐり合った。すなわち、フルレンジユニットはどのようにすればうまく設計出来るかのテーマであった。

LE8Tのコーン紙を外してみると、まず、ボイスコイルは、他のように2重巻きではなく、占積率が100%と言えるエッジワイズ線を採用していた。従って、巻数はやや少なめであるので、巻線によりインダクタンスは少なく、従って、高域におけるインピーダンス上昇は、ボイスコイル径が大きいにも関わらず、かなり抑えられていた。

さらに、磁気回路を外してみると、ポールピースにはメッキが施されていて、磁気的にショートリングが施され、高域におけるインピーダンス上昇が抑えられるようになっていて、なるほど、JBLは凄いと感じた。実際、当時JBLの工場見学では、ボイスコイルはボイスコイルだけを独立して巻いて、筒状になったコイルを輪切りにして、それをボイスコイルボビンに装着していた。

これをもってして、フルレンジユニットとして、卓越した技術力であった。コーン紙エッジは当時、ホワイト系ラバーエッジで、共振周波数は充分下げられていたが、この重さで、効率は88dB程度に下がってしまったのは仕方ないことであった。

そのサウンドはやや、JBLとしては大人しいもので、当時、若かった私には物足りなく感じた。

何とか、まずは真似をしてLE8Tレベルに到達しようと頑張ってみたが、当時ではとても部品メーカーがついてこれず、試作は勘弁して下さい!と言う始末であった。
私は、JBLは凄いと思ったが自分で使う気にはなれなかった。自宅では、自作3WAYシステムで頑張っていた。

1972年になって、私はスピーカ設計を離れて、今度は、当時サンスイが創りだした4chシステム開発促進部に携わることになり、ここで4chサウンドを聴くことになったのであったが、そこで衝撃的出会いがあった。

アメリカでのサウンドプロモーションで、発売されたばかりの4320を使ったのであった。その場に立ち会った上司は、帰国して、我々に“JBL4320を4台、部で買うことにした。凄くエキサイティングなサウンドだ!”と興奮して語った。
高品位の音源に対し、JBL4320の再現性はすばらしく、軽々とした中低音、立ち上がり抜群のホーンによる中域、高域と素晴らしかった。しばらくして、各レコード会社のモニタースピーカは一時期、JBL4320が独占していた時期があった。 それにしても、4320のパフォーマンスは今聴いても凄い。

さて、どうして、4320は程なくしてレコーディング会社で使われなくなったか?
それはJBL側にあったように思う。4320のあとに4325を発売して、レコーデイング現場をやや混乱させてしまった。その後、4333Aが出てきたりして、JBL内部で技術的に葛藤してたのではないかと思う。

4320の強いて言う物足りなさは、重低音の不足にあった。重低音を出そうとすると、振動系を重くしなければならない。そうすると、軽々とした中低域が薄れてきてしまう。

結局、JBLは重低音優先の道を選択した。4333Aのウーファはボイスコイルボビンにアルミリングウエイトをつけたのであった。(このことは、サンスイのSP100/200でやっていたし、SP150でも数グラムのリングウエイトを付加している。)

このお話は、JBL4341につながっていく。

故、瀬川冬樹さんのお宅では、当時、日本に1台しかなかった4341をメインに使っていた。このサウンドを聴かせていただいて、それほど大きくないキャビネットに38cmウーファを入れて、よくまあこれだけの低音がでるなあ、さすがに使い方がうまいと感心したが、振動系を重くしたウーファを採用し、重くなった中低域を避ける意味で、ミッドバス・ユニット追加して、4WAY構成にしたことに秘密があったように思う。

しばらくして、JBLは4341をやや大きくした、後継機種4343を発売した。4343の用途は何であったのか?いまだによく分からない。4343はプレイバック・モニター用途と言うが、スタジオで4343を見たこともないし、使った話も聴かなかった。

瀬川さんはすぐ、4343に買い換えた。ちょうど自宅を新築されて、広い試聴室に置いてあった。パワーアンプはA級25Wのマークレビンソンをブリッジ接続で2台使っていた。

さすがの瀬川さんも4343には苦労したと思う。まず、低音がゴロンとしたサウンドでまとまらない。これは水平使用出来るように、ウーファ位置がキャビネットの下端、ギリギリについていたので、低音が床に反射しておかしくなってしまうのであった。スピーカスタンドを使うと、響きが薄くなってしまう。

瀬川さんがさんざんトライして、試聴室の長辺側に4343を設置して、壁との距離を微妙に調整して、ついに最適なサウンドバランスを獲得した。その苦闘記をオーディオ誌に切々と書いた。

その効果が大きかったせいもあろう。4343は高額であったにも関わらず、物凄い量で全国的に売れ始めた。4畳半に住む若者が4343を買って、寝るスペースを狭くして4343にかじりついて聴いている話は、営業からよく聞いた。とてもバランスの取れたサウンドではなかったであろうが、所有する喜びが大きかったのであろう。

4343を平行輸入した会社は大儲けをしたと言う話は本当であったらしい。サンスイの国内販売部門はJBLがないと赤字であったが、JBLのおかげで元気であった。

オーディオ誌各社の試聴室でのスピーカは4343で占められた。また、オーディオメーカーの試聴用スピーカは4343が多かった。さらに、部品会社にも4343が置いてあることが多かった。

サンスイでは社内では1台使われていたが、アンプの音質決定には4343ではなく、ずっと4320であった。(私がサンスイを退いて、そして上司もサンスイを退いてから、B&W803に代わったらしい)

私が聴いた中では、1990代、LUX社試聴室設置の4343は極めて反応の良いサウンドを発揮していて、後続のJBLエレベスト9500をはるかに凌駕していた。これは主に使っていた優秀エンジニアのO氏(後にブリッジオーディオを主宰)の使いこなし上手だと思う。


アルニコ・マグネットの枯渇、そして、フェライトマグネットの採用
1970年代、アフリカ、ザイール内戦が勃発して、コバルトの供給が極端に逼迫した。それ以前からアルニコマグネットの価格はじりじりと上がって、価格の安いフェライトへの移行がスピーカ各社進行していた。そんなわけで、TANNOY、ALTECなどのメーカーもフェライトマグネットに切り替えざるを得なくなってきた。

それでは、アルニコマグネットとフェライト系マグネットはどう違うのだろう。簡単に言うと、磁気抵抗が小さいのがアルニコ、大きいのがフェライトである。(ちなみに、最近、強力マグネット材料と言われているネオジウムもフェライト系の性質を示す。)

現在の学術レベルでも、スピーカにおいて、フェライトとアルニコとのサウンドの差異はうまく説明できていない。でも、オーディオに少し興味があれば、聴いてみれば、好みは別として、差異は指摘できるはずである。切れ味良く、ひずみ少なく聴こえるのがアルニコと言われているし、私もそう思う。

JBL技術陣は、アルニコマグネットの入手難、音質とのはざまで、ついにフェライトマグネットへの切換を決断する。切換えるからには、フェライトマグネットに最適な磁気回路があるべきと、研究・検討を重ねた結果、ついにSFGと称する新開発磁気回路を開発した。その主な特徴はポールピース、ヨーク形状を微妙に変更し、磁気回路によるひずみの改善を実現した。(近年、一部に電流ドライブアンプなるものが評価されているが、電流ドライブアンプを用いると、磁気回路によるボイスコイル電流ひずみが非常に改善(一桁以上)されるメリットがあると言われている。)

JBLは次々と磁気回路をフェライトに切り替えていった。4343は4343Bとなった。JBL技術陣も相当、気になっていたと思われ、わざわざ都内のホテルで発表会を兼ねた技術講演会を開いたほどであった。

ちなみに、当時のサンスイスピーカはすべてフェライトに切り替わっていたし、他社も、YL、ゴトー、エール音響とかのホーンドライバーを作っている会社以外は切り替わったと言って良かった。

JBL技術陣の最大目的は、JBL4343の最大評価者である瀬川冬樹さんに納得してもらうことであった。

ゲイリー・マルゴリスをチーフとする説得チームは、瀬川さん宅に夜間訪問して、瀬川さんお使いの4343のウーファユニットを外し、新型フェライトマグネット採用のユニットを取りつけて、瀬川さんに聴いて貰った。そのトライアルは深夜にも及び、瀬川さんはOKを出した。彼等はほっとしたことであろう。

でも、サウンドが変わったことは否定できなかった。フェライトマグネットを採用した4343Bは売れには売れたが、以前よりも売れなくなってきたのは仕方がないように思えた。そうなると、JBLにとって4343は売上に大きな部分を占めるから、このままで良いはずはなかった。彼等はそれならば、フェライトマグネットを採用することによってユニットコストが下がるから、コストダウンした4343を作ろうということになった。

それは仮称4343CLASSICと呼んでいた機種であった。これなら定価は¥10万以上安くできそうであった。それが、4344であった。

一方、ホーン・ドライバのフェライト化も進めざるを得なかった。これはユーザであった評論家Oさんにテストして貰い、OKをいただいたが、後になって元のアルニコに戻されて、今なお健在に動作している。

このころになって、JBLは買収されたシドニー・ハーマン(元、商務長官)の影響が大きくなってきていた。また、サンスイのほうも、アルニコからフェライトに移行して思うように売れなくなってきて、友好関係が少しほころんできたような状況でもあった。

そして、ついにハーマンはすでに設立済みの日本法人、ハーマン・インターナショナルに販売権を移行することを決定、サンスイのJBL販売課の過半数のスタッフはハーマンインターナショナルに転職したかたちでサンスイを去ることになってしまった。

JBLは、今なお有力なスピーカブランドであることには間違いないが、ともすれば、ヨーロッパ勢の攻勢を受けている感がある。攻勢とは、技術的には、音場研究とかユニット開発において、他社はJBLとは異なった道を歩んで、異なったすばらしさを発揮しているような気がする。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_serial/audio_history_japan/serial001_003.html
http://www.ishinolab.com/modules/doc_serial/audio_history_japan/serial001_040.html?page=print


オーディオ界のバブル…4343

その頃の、オディーオ誌の試聴におけるリファレンススピーカーと言えばJBL4343が標準になっていました。本来4343はプロユースのスタジオモニターなのですが、これが一般受けしてしまった。いわゆる4343ブームです。

JBLもそのへんは心得たもので、これだけの人気があるならわざわざコンシュマー版を出す必要もないとばかりBOXがグレイに黒のグリル、ウオルナットにブルーのグリルの2機種だけで、他の機種のようなプロ用とコンシュマー用を分けた製品作りはやりません。恐らくこれだけ高価なスピーカーがかなりの台数販売されたのは前代未聞でしょう。

4wayというマルチ構成は周波数帯域の最もつながりの難しい構成ですが、それを見事に解決しているのも4343の人気に貢献したのではないかと思います。そして、その性能の割には比較的コンパクトで一般のオーディオファイルでも使える大きさ、つまりはハード面でJBLのトップレベルでありながら、場違いな点さえ気にしなければ6帖間にも収まる、というJBLの技術力の高さと、巧みなビジネス戦略がマニアの心を揺さぶって、それに拍車をかけるように各オーディオ誌がこぞって賞賛した、という充分な下地もあったかもしれません。

もう一つの大きなポイントはやはりそのデザインです。

グリルを取るとバッフル表面はポートの穴なども含めて日本人ならもっと丁寧に上手に仕上げるのではないか、という気がしますがユニット本体のデザイン、各ユニットのレイアウトは正に機能美の結集したものと言ってよく不要な飾りの一切無い見事なものだと思います。

4343は一世を風びしましたが、私自身はL−200Bの2wayと比較して、格段の差は感じませんでした。最もフルパワーに近い音量で、最低でも20帖ぐらいのルームで聞けば分解能の違いとか、それなりの差は現れるのでしょうけど、普通に聞く分にはそれ程遜色無い、いずれも製品としての完成度が高い、ということでしょう。

一時46cmウーファーを搭載した4345もありましたが、やり過ぎの感じを否めません。

現在は4344MKUになっています。各ユニットの改良と、ユニットのレイアウトを見なおしてよりスムーズな音の繋がりと位相を整えたものと思います。

現在ではオーディオから大分遠ざかっていますので、4344の人気の程は解かりませんが異常とも言えるあの4343ブームの再来は最早あり得ないでしょう。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jacke842nov/html/jbl/koment.html

JBL_4343 〜 スタジオモニターの歴史的名作 〜 2005/12/2(金)


●ヤフオクにてJBL4343を見つける。もはや説明の必要のない傑作であり、世界中の人が憧れそしてその音に酔いしれてきた。今なお4344へ受け継がれ世界中の人々の心を捉えてはなさない歴史的名作である。現行モデルは4348だが依然4343、4344は人気が高い。1976年発売だが、1980年にはアルニコマグネットをフェライトに変更せざるを得なくなり、4343Bへとマイナーチェンジされた。

●4wayというマルチ構成は周波数帯域のつながりが悪く扱いにくいが、さすがはJBLで各ユニットとネットワークを駆使して見事に解決している。システムとしてはJBLのトップレベルでありながら比較的コンパクトで一般でも使える大きさであるため愛好者が多い。

しかし4343はスタジオモニターであるためきちんとつかうにはかなりのパワーが必要で、出てくる音圧もかなりのものになる。狭い日本の一般家屋では使用が難しい。瀬川先生の MarkLevinson 駆動は周知のところであるが、低能率をハイパワーで正確にドライブできるかなりレベルの高いアンプが必要となるのである。


●その4343であるが、生の音に限りなく近い音であり、エネルギッシュでど迫力なアメリカンサウンドというべきものである。ベースを指ではじく音というより指の動きまでがイメージできてしまう。

やはりジャズをそれなりの音量で聴くにはもってこいである。音にうるさいジャズ喫茶の殆どがJBLを採用していることからもその実力が伺える。

私はオケも聴いたがクラシックでも十分いけると思う、定位が良く演奏者の息遣いまで把握できる生々しさであり、パイプオルガンの教会の響きも素晴らしかっ
た。


●すでに\373000になっているたぶん早期落札されるだろう、いまだに高い人気である。一般的には程度の良いもので\30万が相場、\15万で即買いと勝手に値付け。このスピーカは誰でも一生に一度は手に入れたいと思う、ただし置ける広さのリスニングルームとドライブできる高価な超弩級のアンプがあればの話である。

コメント

僕のは4343で、主にクラシックを聴いています。ご指摘の通り、定位が良く、全域にエネルギーが有りますネ。でも、決して、煩くないんです。 これが、JBLの素晴らしい所だと思っています。
2006/4/10(月) 午後 11:35


4343でクラッシックもいいですよね、オーケストラとかいいんでしょうね、私は器楽が好きで定位がよくで楽器がリアルなところが好きなんです、同じ曲でも演奏者によっての違いをうまく再生してくれてすばらしいって思っています。
2006/4/11(火) 午後 1:32[ オーディオエージェント ]

4343ってそんなに鳴らしにくいですか、結構電気喰うんですね、。マークレビンソンなんかで鳴らさないといけなくなるところなんか、やっぱりって感じがしますね。
2008/4/24(木) 午後 8:59[ オーディオエージェント ]

いやいや、理想はそうかもしれませんが・・・
アムクロンなんかでも鳴らしこめますよ!
あのネットワークが問題なんでマルチにしてウーハーの負荷を290Hz以上の帯域へ残さなければ現代アンプで簡単になります。(涙
当時、私の収入でMcintosh Mc2105級を2台・・・ 首吊りものですね!

72回ローンでローンレンジャー(トホホ
今ならレビンソン20.5でもいけますぅ?
2008/4/24(木) 午後 9:24[ さぶちゃん ]
http://blogs.yahoo.co.jp/audio_agent/18906041.html

JBLファンに圧倒的に多いのがジャズファン。クラシック派はあまり多くない。繊細さよりか、押し出しの強さ迫力を重視する向きだろうか。JBLの伝統的なスタジオモニター43**シリーズにその傾向が顕著である。
http://www.diyloudspeakers.jp/5000html/jbl/jbl.html

パラゴンで聞くボーカルは魅力的で、歌手が歌っているというより、パラゴンが歌っているようです。つまりパラゴンは、箱であるエンクロージュアの造りの良さからきているたっぷりとした低音域と、ふくよかな美音が魅力なので、女性ボーカルが、特に魅惑的に聞こえるのだと思います。

昨今のスピーカーは、こういう箱鳴りを排除して音作りを目指しているものが多いが、それは逆に見れば、そういう良い音がする箱はお金がかかりすぎて作れなくなったから、という要因も有ると思う。

ユニットそのもので音が決まるシステムは作りやすいのだ。大量生産して利益を上げるには工場ラインに乗る形式が都合が良いのだし。つまり、単に製造メーカー側の面倒すぎるからという理由で、優れた箱作りスピーカーを断念したにすぎないと、私は推測します。何故かと言うとパラゴンが造られなくなった要因は、このエンクロージュア製造コストにあったからです。

人間の声が声帯のみであれば深みのある声にはならないように、パラゴンは箱鳴りする共鳴部分がかなりの要素を占める。そこがパラゴンの長所でもあり、短所でもあるのだが、わざわざ、このようなたいそうな箱を採用するには、それなりの理由がある。複雑なエンクロージュアであればあるほど、使いにくい面もあるが、独自の効果もあるわけだから、長所を伸ばすことだ。

こういう方向が嫌いな人は、同じJBLでもモニター系の、4343から4344、そして4350等の一連のプロシリーズから選択すべきだろう。スタジオモニターシリーズ・スピーカーは大嫌いで、私自身は絶対に使いたくないスピーカー・シリーズであるけれども。

日本で人気のモニター系のスピーカーは楽器型と反対の音が特徴だが、私にはこれが家庭用として音楽を楽しむシステムとは思えない。ジャズしか聞かない人なら構わないだろうけれど。家庭においてモニター系のスピーカーが、これほど使われているのは日本人だけの特徴らしい。

日本人がモニタースピーカーのような刺身が好きなのは解るが、パラゴンのような楽器型スピーカーは、フランス料理で持ち味が出ます。
http://fukuroo3.com/paragoninfo.html

ウエストコーストから日本のウサギ小屋へ嫁いできたアメリカ女は、いつもストレスでイライラ。金切り声を上げていた。僕はこのスピーカーがのびのびと鳴っている所に1回しか出くわした事がない。まあ、後にもう1回があるけどね。

4343AってのはB、つまりフェライトモデルの登場後に呼ばれる様になったもので、元々は何もついてなかった。アルニコモデル、って事とRev.Aってことをかけた通称みたいなもの。世界的な材料不足でフェライトモデルに移行したのだ。

音質にうるさい人の中にはアルニコの方が音が良かった、と言って残念がる人もいたが、僕はJBLの努力は評価すべきだろうと思う。音の傾向はきちんと維持されたし、また様々な改良によってオリジナルモデルよりアンプを選ばなくなった。涙ぐましい努力はイヤ!って人は迷わずBモデルにしたほうがいいんじゃないかな。

4343は故・瀬川冬樹師の愛機である。師の活躍がなかったら、4343の評価は今日ほど高い物にはなっていなかった事だろう。師は日本の家庭で4343を使う事に関して、莫大な時間を実験と試行錯誤に費やし、ノウハウを僕たちに惜しげもなく公開してくれたのだ。

しかし、である。4343はやっぱりスタジオモニター。均整のとれた音が出てくる音圧は決して低くない。集合住宅で使うにはちょっと、いやかなり迷惑な音量を出さなくてはならない。最低でも一戸建ての家ってのが現実的。それに結構な駆動力をアンプに要求する。

瀬川師は当時新進メーカーであったMarkLevinsonで駆動については一つの回答を提示していた。しかし誰もがMarkLevinsonというわけにもいかず、大抵の場合当時のまだまだ発展途上にあった国産アンプで駆動されたのだ。

きちんと駆動されてないこのスピーカーの音は悲惨。ウーファーはまともに動かず、ショートホーンからは金切り声。なんとか憧れのスピーカーを購入したのはいいけれどまともな音で鳴らない、という悩みはこの当時良く聞くことだった。ちゃんとした手法でエージングしないとこの傾向のままの音になってしまうことも注意がいる。

様々な制約によってこんな状態の物が大半だったのかも知れない。だから4343はハイ上がり、ってイメージが一般には浸透してしまった様だった。メーカー側も気にしてか、その後出した4345は一回り大きいウーファーを使用して低音がやたら拡張されたスピーカーだった。

ユーザーの方には悪いが、僕は瀬川師がこのスピーカーを聴かずして亡くなられた事は不幸中の幸いだったと思っている。過ぎたるは及ばざるがごとし、である。師も楽しみにしておられた4343の後継機、長い間待ち続けたその音を聴いた日の落胆は、今でもありありと思い出される。

きちんと駆動された時、4343はそりゃあ凄い。ウエストコーストの晴れ渡った青空を思わせるような明るさをもちつつ、エネルギッシュでど迫力。大胆にして繊細。中身のぎっしりとつまった濃密な音。

ノリのいいジャズなんか、もう、踊っちゃえ!って思わせる様な、その場の空気を一手に引きつけてしまう凄いパワーの様な音を持つスピーカー。
今のB&Wみたいに優等生的なスピーカーには決して真似できない音。(まあ、彼らが真似しようとは決して思わないだろうけど。)破天荒な部分はあったが、それもまた魅力だった。

僕は瀬川師の記事を子供の頃から穴が開くほど読んでこのスピーカーに憧れ続けたけれど、今まで自分で所有した事はない。所有しても使いこなせる自信がないのかも。でも、もし今手に入れられたとしたなら、僕なら絶対アナログソースで聞きたい。デジタルじゃなんとなくつまらなくなりそうな気がする。熱くほとばしる情熱をもう一度音楽と共有したい、そんな思いのあなた。この子は一聴の価値ありです。

ただね、決していいかげんなアンプで鳴らさないで下さい。もしも機嫌を損ねたら、あなたにはヒステリックに叫ぶ彼女のご機嫌取りに涙を流す日々が約束されてしまいます。(笑)
http://www9.plala.or.jp/shpeltor/forest_012.htm


26歳の時にJBL#4343を購入して、その後時間の経過とともにアンプをマッキンに(C29+MC2500)、CDPをルボックスに、ケーブルを某有名ブランドの8Nケーブルで統一してと、雑誌やオーディオ評論家のお勧め品を物色して音楽を楽しんで来ましたが、「今一 満足なサウンドが出ない??」と悩んでいました。

何故なら、


古い録音がさっぱり駄目、

ソプラノが「金切り声」


と来てはとても安心して音楽に浸れません。それでも毎日2時間ほどは聴いていました。結局「良く鳴るソース」に偏って楽しんでいた様に思います。

そんな中、熊本県阿蘇郡西原村の「オーディオ道場」さんの処でJBLの2インチドライバーの音を久しぶりに聴かせていただいて(ハーツフィールド)
「原寸大」の再生音に近いな!と思いました。

ハーツフィールドやCN191ホーンを聴かせていただいて、自宅の4343の音を聴くと「端正」で、高域が伸びているが、「リラックスして音楽を楽しむ」サウンドではないと感じました。1インチのドライバーではどうしようもない事です。

一念発起して、30年前、最高にあこがれていた「JBLオリンパス」を購入しました。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/01/jbl31_780d.html

JBL#4343の時代 2010/08/23

JBL#4343が発売されたのは1976年で当時私は23歳でした。3年後にはオーナーになっていました。以来27年間使って来ましたが2年ほど前に手放しました。

1970年代はオーディオ業界の興隆期になります。戦後生まれの若者たちが20才代で最も活気が有った時期でも有ります。アンプも管球からトランジスターアンプに切り替わって、オーディオ機器が大きく普及を始めた時期です。この1973年前後は国産オーディオメーカー製の据え置き型4チャンネルステレオが売れていた時期で、私もCD4の4チャンネルステレオからコンポーネントステレオの世界(2chオーディオ)に入って行きました。

そんな中、雑誌では「JBL製スタジオモニター#4320」ができ、JBLもコンシュマーとプロ用とに商品が分かれた様に思います。#4320が#4331になり、#4333になって#4343・4350が生まれたと記憶しています。

その頃は雑誌で瀬川冬樹氏や岩崎千明氏、菅野沖彦氏らそうそうたる「オーディオ評論家」が確固たる地位を築いた時期とも重なります。

その頃のオーディオマニアの大半は「JBL#4343」が一つのステータスだったように思います。その証拠にJBL#4343は1年で10000セット以上も売れた商品です。ペアセットで最低120万円はしていますのでこの1種類のSPだけで120億以上の売り上げを記録した事になります。

「オーディオは泥沼」に入りこむ様なもので、何処までもズルズルと引きずり込まれるのでは安心できないと云う心理が働きます。そこで一生使えるグレードのSPとして「JBL#4343」を私は購入しました。

スピーカーが落ち着きましたので次はマッキンのプリとパワーがターゲットとなり、これらも手に入れるとしばらくは落ち着きが出ました。マッキンのアンプを入れた時は確かに「音質」は上がりました。それ以前の国産のアンプからすれば・・・。でも価格もその数倍かかっています。しかし、「ソプラノ」あたりはまったく楽しめませんでした。今思えば自分のスキルの無さがその音に反映していたのだと思います。名器を揃えれば「良い音質」ではないのです。

大型SPは価格的な事も有りますが、その設置スペースである部屋の大きさが必要になります。一人で田舎から出て来た若者が、家を持ち、SPを設置できるようになるにはそれなりの時間がかかります。今振り返ると「無理」をしてオーディオをしていた様にも思います。

「音質」を意識し出したのは40歳代になってからですね。資金的にも余裕が出来、2ウェイマルチなどもやりました。しかし「音質」は少し上がったぐらいで「激変」とはなりません。

この6年間で色々「オーディオの基本事項の確認」(基礎技術)をして来ますと、今まで雑誌等で「常識」的に行われていた「聴き比べ」のやり方など非常に疑問に持つようになりました。ケーブル類の「馴染み」の時間は最低5時間くらい通電しないと本来の性能は出て来ません。それを15分聴いたら次のケーブルを接続して・・・と云う様な事は土台無理な話です。この根本的な事をおろそかにして「比較」はあり得ないと思います。

今の自分のスキルで#4343と云うSPを考えると


1)4ウェイのクロスオーバーは不適切ではないか・・・人の声の帯域が2分割
2)プロ用ユニットになって「音質低下」している・・・コンシュマー用が音数が多い
3)中音のドライバーは2インチスロートがベスト・・・エネルギー感が不足
4)ホーンはバッフルに付けて使うべきではない・・・ホーンの原理VSデザイン


等々の基本的な設計の問題点が浮かんでくる。
一生使えるSPは一生かかって作り上げるのだろう・・・と思うようになって来ました。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2010/08/jbl4343_818d.html


私のスピーカー考 2011/12/13

今までに沢山のSPを聴いて来ました。若い頃は愛知県に住んでいたので、年に3回ほどは新幹線に乗って東京秋葉原の電気街に通って、オーディオ店巡りをしていました。もちろん名古屋の方もめぐっています。当時はオーディオの興隆期で、何処のオーディオショップも盛況な状況でしたので、色々なSPが設置して有りました。

パラゴン、オリンパス、L-45フレア、#4320、タンノイGRF、レクタンギュラーヨーク、A5,A7、バイタボックスCN-191、バイトンメジャー等の外国製、
パイオニア、ビクター、テクニクス、オンキョウ、ヤマハ、Lo-D等の国産製。

その後JBL#4343が爆発的な販売を記録して、一躍SPのステータスシンボルになった様に思います。かく云う私も

「#4343にすればSP探しは終わり。これで一生SP交換はしない」

と思って購入した一人です。ですが、25年以上使い続けて来ますと、良い所も判りますが、悪い処が気になりだしていました。

他所でJBLの2インチスロートのコンプレッションドライバー(#375・2440等)を聴いた後では、エネルギー感の違いを認識せざるを得ませんでした。スケール感がまったく違います。

JBL#375や2440、ガウスHF-4000等の2インチスロートのコンプレッションドライバーを使うなら大きな部屋がいる…と云うのがそれまでの使い方の様な気がします。実際、「咆哮」と云える鳴りから逃れるには大きな部屋が必要です。

しかし、私は#4343の替わりに#375を使ったシステムを使いたいと考えました。6畳や8畳の部屋で使える様なSPを模索しました。当時から既に30年近く経っていますので、この要望にこたえる様なSPは JBL の K2シリーズぐらいしか有りませんでした。価格を見て、一般サラリーマンが手を出せる金額とは思いません。

JBLも1973年以降のSPについては、プロ用ユニットに変わり、高出力のアンプでドライブされる事を前提で作られている様に感じます。

自分用のSPは探しても有りませんので自作するしか有りません。かと言って全てを自作するのは不可能ですので、良いユニットと箱を見つけてアセンブルするしか手は有りません。

「8畳の部屋で#375を使ったSPシステムを鳴らす」事をテーマに現在の「オリンパスシステム」を作成しました。

現在では6畳の部屋でも使えるようになっていると思います。都会の住宅事情は田舎と違って極少化されて来ている様で、都市部でオーディオをやる方の広さは6畳のお部屋が平均の様です。こんな部屋でもJBL#375を使ったSPが使えたら素晴らしい事だと考えました。

SPを固定してCDP・アンプ(ドライブシステム)を変えますと「生演奏型」〜「歎美な世界」まで対応できそうです。静かに音楽を楽しみたいなら歎美な世界で、防音が出来て大音量再生が出来るなら「生演奏型」で・・・とドライブシステムを吟味する事で可能です。

現在#375を使ったシステムを3セット使っています。それぞれに描き出す世界を変えていますので、まったく違ったSPの世界を出しています。使っているユニットはほぼ同じ様なものです。ドライブシステムとウーハー及び箱が違うとその世界は当然変わって来ます。

自作でSPを作る場合、「初めから良いモノは出来ない」と思っています。完成への過程で試行錯誤や失敗が有り、徐々に成長させて行くやり方を取って来ました。これなら精神的負担が軽くなります。また試行錯誤の過程で何度も方向性が間違っていた事に気付きます。その都度、判断をして行きます。そうやってノウハウやスキルを身につけて行くのも、「オーディオ」の楽しみ方の一つだと思います。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2011/12/post_92d5.html


JBL#43シリーズをお使いの方へのアドバイス 2011/10/05

JBL#4343をはじめとする「43シリーズ」をお使いの方で、ホーンの音が飛んで来て「耳にキツイ」とお感じになられている方に、チョッとアドバイス。

私も27年間#4343を使って来ましたが、「ホーンの直進性の音」(通称:すっ飛んでくる音)が強すぎますと「耳にキツイ」質感になります。使うパワーアンプの性能が高くなるほどこの傾向が強まって来ます。

これはドライバーのダイアフラムにかかる「圧力」が高くなるからで、この圧力を下げてやる必要が有ります。この対策として「ユニットのパラレル化」をしています。ホーン型とまったく正反対の質感を出すツィーターが狙い目です。できればリボン型の様にふわっと音が広がる様なツィーターが良いです。

実際には、「ネットワーク付きのツィーター」を高域部のSP端子から分岐させて並列に同時に鳴らすだけです。アッテネーター付きなら更に調整し易いでしょう。ベテランの方はコンデンサー1個でこの様なシステムを追加されています。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2011/10/jbl43_0835.html

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12. 4343以降 JBL から失われたものは


JBLのサウンドの変遷 2008/12/21

現在の「DD66000(エヴェレスト)」や「S9800SE」等のJBLのサウンドと、

1970年代のプロ用ユニットの「スタジオモニターシリーズ」(#4320〜4343〜4350等)、

それ以前の「コンシュマーユニット」時代(パラゴン・オリンパスやランサーシリーズ等)

のサウンドとは随分とイメージの違うサウンドがしている様に思う。まったくの「別物」と呼んでもいいのかも知れない。


私は長い間#4343を使ってきたが、オリンパスやSP-707Jを購入するにおよんで4343を手放しました。

音には「オンの音」と「オフの音」が有ると思っていますが、コンシュマーユニットから「オフの音」を削り取ったのが「プロ用ユニット」と判断しています。ものの見事に「雰囲気音」が消えています。「音数」が全く違うんですね。

現在のJBLのサウンドは更に「プロ用ユニット」から「エネルギー感」を絞り取ったようなサウンドで、「聴き易く」はなったが「JBLのオリジナリティ」が相当薄くなった様に感じます。

一言で「JBLサウンド」と云ってもその時代で大きく変わっていますので、各人の認識をしっかり持っていないと、混同しますと話が通じません。

私はJBLの古い時代のユニットが素晴らしいと思っています。ウーハーもドライバーもシリアルNoの若いもの(古いもの)に、試聴する度交換しています。

JBLも企業で有る以上「コストダウン」等の企業努力をしなければならない訳で、HL88やHL90等は鋳型で手作業で作っていたものが、プラスチック成形に変わり・・・と時代に合わせて変わっているんだと思います。当然そこにはユーザーの嗜好やニーズの変化も有ります。

ただ「音質追及」をして行きますとその時代の「SPの鳴らしのテクニック」等が未熟の為「鳴らし切れていなかった」と思っています。

個人的にはJBLの古いユニットに固執している訳ではなくて「良い音楽を良い音で聴きたい」と願うだけです。ただ普通の方と違うのは「SPを作り上げるスキル」を持っている事です。自分の目指すサウンドイメージも有りますが、やって見てはじめて知る世界も有ります。その経験をたくさんする事によってさらにサウンドイメージが正確に拡大していきます。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/12/jbl_bae7.html


JBLも1973年以降のSPについては、プロ用ユニットに変わり、高出力のアンプでドライブされる事を前提で作られている様に感じます。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2011/12/post_92d5.html

昔のJBLとはいわゆるスタジオモニターシリーズが席巻する前の、パラゴンやハーツフィールドの流れを汲んでいる音色のこと。

個人的な(あくまで個人的な)感覚では、70'S後半以降のJBLにはどうしても馴染めない。所有されている方には申し訳ないけれど、本音です。

そういえば70'S後半以降は、興味を持てるソフトも極端に減ってしまう。両者の間には少なからず相関関係がある。

ある時期以降のJBLからは、それ以前のモデルにはあった牧歌的とでも形容できるような「遊び」が希薄に感じてしまうのだ。

近年の製品はまた印象が異なるけれど、それは過去のJBLとは一線を画して滑らかで現代的な言わば「第3期」。

まあ何も持ってない状態でどちらを選ぶかと訊かれれば、やはり オリンパス S8R を選ぶけど。

僕のようにロック主体のリスナーにとっては、これより前のモデルもちょっと厳しい。
電子楽器の音(特にベース)があまりにも古めかしく聴こえてしまうからだ。

僕が好きなのは60年代前後の雰囲気を残したJBLなのだ。
現代的な音を聴きたいのなら別のスピーカーを買えばいい。
http://asmallgoods.jugem.jp/?eid=126

JBLのウーハーの変遷と失ったもの 2010/01/08

JBLのウーハーの音質について時系列的に考えて見たいと思います。


LE-15A → プロ用#2215A → プロ用#2231A

と変遷して来ていますがその音質の違いを述べて見たいと思います。

LE15Aは1950年代の後半、1960年にはオリンパスに使われています。

この頃は「プロ用」と云う認識はなく、10年間ほどはLE15Aと云う型番で作られていますが、この10年間に同じLE15Aでも音質は大きく様変わりしています。初期型のLE15Aではほとんど固有の癖は感じられなく、D130の低域側のレンジを延ばした印象です。

それがSN#7000番以降では、若干固有の「粘る様な低音」がかすかに感じられます。

SN#10000番くらいまでが16Ω仕様で、以後は8Ω仕様になっていると推測されます。#10000番台は入手した事がないのではっきりは云えませんが、#20000番台を聴くと「粘る様な低音」の癖が大きくなって、一般に云われる「LE15Aの音」になった様に思います。この時点で#7000番台以前とは大きな音質の差が出来ています。

#7000番台を聴いてからは#20000番台は「バタ臭い音」に聴こえてしまいます。#70000番台になると更に「音質」は悪くなり、もっと「バタ臭さ」を感じますし、粘りも多く、分解能も音の品位も低下しています。

SN#70000番台辺りまでがウーハーフレームの塗装色が「灰色」です。(初期型はブルー)後期型の「黒色」は#80000番台辺りから始まるのでしょうが更に音質低下しています。

この後JBLではプロ用ユニットに移行して行きます。そのトップバッターが#2215Aです。モニタースピーカー#4320に採用されたウーハーです。その後、#4343では2231Aに変わっていきます。ここまではアルニコマグネットです。姉妹ウーハーとして#2205Aや2220Aが出て来ます。

これら#2215A、2205A、2220AのウーハーをSN#7000番台のLE15Aと比較しますと「ザックリ」とおいしい所の「質感」(オフの音)がなくなっています。LE15Aの後期型の「粘る様な質感」はなくなっていますが、「音数」が2/3以下になっているように感じます。低域のレンジを広げる為に「音数」や「質感」が大幅に低下していました。

その頃は、オーディオ雑誌やオーディオ評論家諸氏が「コンシュマー用よりプロ用が音質は良い」と云っておられた頃で、今実際に確認して見ると芳しくない内容でした。

過去に27年間JBL#4343(A)を使い続けて来ました。この#4343に使われているウーハーは#2231Aと云うものでした。#4343も使い続けて行くとコーン型とホーン型の2ウェイの様なもので、ミッドバスの質感とクロスオーバーポイントが不適切な為、「人の声」が上下に常に「ブレる」もので、コーン型の質感とホーン型の質感がうまく一体化しませんでした。

それらと決別出来たのはLE15Aの初期型やD130の初期型のウーハーと出会ってからです。プロ用ユニットが出て来た時は、「重低音」に魅了されましたが、重低音を出す為に「大切なモノ」を欠落させたウーハーになった様に思います。30年以上もほとんど毎日聴いて来ますと「自然な」音とは違う事に気付いて来ました。

D130の音は「軽い低音」、「反応の良い低音」とかいう様に表現される事が多いですが、非常にバランスが良いのです。重低音は出ませんが「深みの有る低音」を出して来ます。またこの事は「音数」の多さにも繋がります。使って見てその良さが判ります。「深みの有る低音」は「重低音」に匹敵するくらい素晴らしい特徴です。音楽を「迫力」で奏でるのではなく「深みや奥行き」で奏でてくれます。

JAZZでは「軽く弾む」サウンドになるし、クラシックでは「重厚な弦楽器の質感」を表情豊かに出して来ます。


コメント

オリンパスかなり追求されているのが分かります。LE−15Aについてここまで掘り下げておられるのは他にもみた事がありませんでした。

ブルーフレームのLE15Aは初期というだけでなくアルニコが強力なのか大きいなどの違いも あるのでしょうか?
投稿 ベルソン | 2010/07/04 18:09


企業は開発する時は「良い物を作る」と言う姿勢で進みます。一度商品が出来上がると「コストダウン」をして利益を出そうとします

この観点から推察しますと、アルニコマグネットの材質やコーン紙・ダンパー等あらゆる部分に「コストダウン」の影響が出ていると思います。

ブルーフレームのLE15Aと、後の灰色・黒色フレームのユニットとはカタログデータ(外形や重量)に変更は有りません。

音質の違いは「マグネットの材質」と「コーン紙」に有ると考えています。
投稿 トレイル | 2010/07/04 21:02


青色の16ΩのLE15Aは本当に良い質感を出します。音の品位が高いのが非常にありがたいです。能率も他のLE15Aに比べると3dbほど高く感じます。
投稿 トレイル | 2011/05/23 10:57
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2010/01/le15a2215a_5ba8.html


JBLのユニットについて 2009/09/21

JBL や ALTEC は WE から続くオーディオユニットを作っています。オーディオの全盛期は日本では1970〜1980年代くらいだと思いますが、アメリカでは1950〜1960年代が「黄金期」の様だと認識しています。

JBLのユニットでD130、LE15A、LE8TのユニットをシリアルNo毎に数セット購入して聴き比べをすると「古いものほど良い」と云う結果になります。1950〜1960年代のものがやはり良いという結果です。

今回LE15AのシリアルNo#1000番台を購入してそのサウンドを確かめ、中音の#375やLE85も製造年代を合わせたくなります。#075のみは既に16Ω仕様を確認していますので、こちらも8Ω品より「柔らかい」音がします。しかし、設計の古さは否めず、高域の伸び感が足りません。

#375も今なお「灰色#375」の人気が高いです。お値段も黒色#375の2倍近い価格で取引されています。

ウーハーも150-4C(16Ω)も同様に非常に高い価格で推移しています。本当に良いものを知っている方は多いのですね。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/09/jbl_c2ee.html

コンプレッシャードライバー及びホーンの使い方 2011/10/04

JBLやALTECでおなじみの「ホーン型」のドライバーとホーンについて述べてみたいと思います。

上の写真はJBL#375ドライバーとHL90ホーンのセッティング状態です。ドライバーは専用脚で「フランジ部」で接続され、ドライバーは宙に浮いているセッティングです。

こちらの#375+HL88(蜂の巣)も、ドライバーとHL88のセッティングは先に紹介した#375+HL90とまったく同じ要領(原理)でセッティングしています。

こちらは自宅で使っている#375+HL89(ゴールドウィング)です。

こちらのホーンは「音の響きの良い旧型」を使っています。一般にこのHL89は「ハーツフィールド」の中音用に使われていて有名になりました。

バッフルに取り付けて鳴らす様にJBLでは推奨されていましたので、自分でバッフルを作り、取り付けて鳴らしていた時期が有ります。しかし「音の響きがなくなり」バッフルは撤去して、HL88やHL90と同じ原理でセッティングして使っています。

ホーン開口部のフランジをSPキャビネット(バッフル)に取り付けて鳴らすのは、ホーン型のSPの「おいしい部分」を殺してしまう様だと個人的に習得しました。

「おいしい部分」と表現しましたが、これは「響き」であり「間接音」でも有るのです。ホーンが震えて発生します。「鳴き」とは違うと思います。この響きが例えば弦楽器の「胴鳴り」の音を上手く再現してくれるのです。ストレートに出てくる(飛んでくる)音では表現できない部分を出して来ます。

最近のSPではホーンがSPキャビネット内に納められて見た目は良くなっていますが、サウンドについては後退している様に思います。

またホーン自体も加工が簡単な「ストレートホーン」になって来ている様で、HL88,89,90の様な手の込んだディフィーザーがなくなっています。

ディフィーザーも音を「拡散」させる事と「響き」を出す事に大いに貢献しています。当時のJBLの技術者たちは本当に良い物を目指して試行錯誤していた様に思います。コスト低減とは言え、ディフィーザーの無いストレートホーンでは「出ない音」が有ると思います。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2011/10/post_b1d8.html


スロート径2インチドライバーのサウンド 2010/07/27

JBL#375 や 2440, 2441, 2445、ガウスHF4000等の2インチスロートのコンプレッションドライバーを使ったシステムは「音数」と「スケール感」、「音の太さ・エネルギー感」で他を圧倒します。

一般にはこのエネルギーの塊みたいな音をコントロール出来ずに、「咆哮」の洗礼を受けて手放す方が多い。

2インチドライバーを使ったサウンドを聴いた後で、#4343や4348等のモニターやドーム型、コーン型のユニットを使ったSPシステムを聴くと、どんなにバランスが良くても「空虚な」サウンドに聴こえてしまう。

2インチドライバーも#375の他に前述したユニットや、ALTEC#288C、TADも聴いた事が有りますが、トドメは「JBL#375」に尽きると思っています。

ガウスのHF4000は#375より大きく重いのですが、こと「エネルギー感」では#375に及びません。

#375のダイアフラムも純正以外に「ラディアン」も使った事が有りますが、「ツルッ」とした質感でJBL純正のダイアフラムに及びません。

純正のJBL「オリンパス」では#375 が H93 のショートホーンで使われていますが、これでは音を拡散しきれず使えません。#2395(HL90)やHL88、HL89の500Hzから使えるホーンが必需品です。メーカーにはデザインに拘りすぎて性能を無視したモノが有ります。メーカー純正だから「音質が良い」とは云えません。

SS誌でJBLの幹部達が「家庭用には1インチドライバーがベスト」と云った内容は理解できますが、それはあくまでも2インチドライバーを使いこなせなかったから出した結論で、うまく使ったシステムを聴けばその答えは変わっていたのかもしれません。


コメント

#4343を使っていたことがありますが、音が平面的で直ぐ手放しました、トレイルさんがおっしゃる通り2インチドライバーで組んだシステムとは実在感とか奥行きとかで比較にならないと思います。

HF4000は私のお気に入りの一つですが、いろんな38センチウーファーで試しましたが1発ではバランスがどうしてもとれませんでした、46センチウーファーのバックロードの組み合わせでいったん落ち着きました。

しかし、46センチではスピード感がイマイチ合わず これはまもなくお払い箱となりました。

HF4000の造りは1970年代のあちらも景気の良い頃の製品なのでしっかりしています。

ダイヤフラムをフェノールタイプに交換するため裏ブタを明ける際は六角レンチを使用するネジでしたし、ビックリしたのは裏ブタの内側の形状が#375最初期型と同じバブルバックになってました。

吸音材も経年変化に耐えうるしっかりしたものです。ALTECのシンプルな造りとは対照的です。

#375との比較ですが、#375の方が音飛びが良いですね。

エネルギー感で#375 スケール感でHF4000というところでしょうか。

音質は好みになると思いますが、私はHF4000の瑞々しさがお気に入りです。

現在16オームタイプを使用しておりますが、8オームタイプは#376・ALTEC288−16と比較試聴した際にがっかりしました。

8オームタイプは霧がかかったような曇りのある薄っぺらな音です。(8・16オームの関係はドライバー全般に言えるのではないでしょうか)

おなじJBLでも#375と#376は別物と思うくらい#375が良いですね。

#375は最初期型のWESTREXのT530を手に入れ聴きましたが、わたしの好みの音ではありませんでした。
投稿 カメソニック | 2012/01/22 13:35


私の#375は「SuperTrail仕様」と呼んでいるオンリーワンの音質対策をしています。音数が更に増えて、質感も更にきめが細かくなっています。

同じ対策をHF-4000にすれば、#375を上回る性能に出来るのではないか?と思っています。ですので余力が出来ればまたHF-4000を手に入れたいと考えています。

ダイアフラムの8Ωト16Ω品のサウンドの違いは歴然と有りますね。
投稿 トレイル | 2012/01/22 14:01
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2010/07/2_8739.html


JBL #375 で音が飛んで来ない??? 2011/10/24

JBLの#375コンプレッションドライバーを使ったシステムを3セット鳴らしています。それぞれ組み合わせているホーンは HL88, 89, 90 になります。

私のシステムのサウンドは「特殊なサウンド」だと思います。中高音が「飛んで」来ません。一般市販のSPから出てくるサウンドの傾向とはまったく異なります。

JBL#375を使った事の有る方なら直ぐに判ると思いますが、「音が飛んでくる」事を、抑え込まない方法で抑えています。チャンデバのボリュームは全開でアッテネーターも使っていません。

この方法で最初に出した時は非常に困惑しました。音が飛んでくる方が正解なのか?それとも「飛んで来ない」このサウンドが正解なのか?・・・何度も取り付けては取り外しを繰り返しました。その結果、「飛んで来ない音」の方を選択しました。

#375ユニットに「あるユニット」を組み合わせるか?しないか?でこのサウンドの変化が出て来ます。採用した理由は、「音数が飛躍的に増える」点と「聴き易さ」の点です。375の音数の多さや歯切れの良いサウンドはそのままに、「飛んでくる音」を抑えています。これはやって見ないと理解できないと思います。

その方法とは、「ユニットのパラレル化」です。中音に#375 1個ではなく他のユニットを組み合わせて使う事です。こうする事で1個のユニットにかかる「圧力」を下げます。分解能には関係なく「飛んでくる音」が減少します。

これは他のコンプレッションドライバーにも応用できます。ただ組み合わせるユニットを選ぶ必要が有ります。組み合わせるユニットで性能や音色・音数等が変化して来ます。試して見られると面白いと思います。ただ極性を間違わない事やショートさせない様に注意が必要です。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2011/10/jbl_3_f199.html


JBL #375用ホーンの特徴 2012/06/19

JBLの高級システムは「低域に38cmコーン型+中・高域にホーン型」を使ったシステムになります。その意味で云えば#4425辺りが最低ラインのシステムと思います。

最近のJBLでは家庭志向が強まったのか「コンパクトにホーンをエンクロージャーに内蔵」したSPが多くなっている様です。

JBLの高級システムは低域にしろ高域にしろ「音が前に飛んでくる」のが特徴の様に云われています。確かにノーマルのJBL純正のSPではそういう傾向にある様に思います。実際に#375を使った私の3つのシステムでもその傾向でした。

自分で使った事の有る#375用ホーンは順にH93、ラフトクラフト製ウッドホーン、#2350、HL88、HL89、HL90と#2380。

まず初めにH93。このホーンはオリンパスにオリジナルで付いているホーン。ショートタイプのホーンで使い勝手は良いが、ホーンロードが短くストレートに音が飛んで来ます。音の拡散は期待できないホーンだと思う。何か無理やりオリンパスの箱の中に納める為に作られた様な感じです。1ヶ月使ってほとほと困りました。「むき身の刀のサウンドで耳を襲う」様な感じでした。エネルギー感がそのまま飛んで来ます。(at オリンパスシステム)

次に入手したのがラフトクラフト製ウッドホーン。結構厚みのある木製ホーンで、いやな音はしないのですが、音の拡散の面ではホーンの強度が高すぎて少なかった。コンパクトな大きさで扱い易かった点は良かったと思います。形状的にストレートに飛んでくる音が有り、このエネルギー感のコントロールが課題だと思いました。(at RCA箱システム)

その次に入手したのが#2350ホーン。このホーンはPAでバッフルにマウントして良く使われていました。私もまさにPA用のバッフルに組付けられたモノを入手したのですが、その箱が大きすぎて、ウーハーの箱の上に納まりきらないので、内部のホーンを取り出して、ノーバッフルで使いました。セッティングに非常に敏感で、ドライバーは中吊り、ホーン両側先端をピンポイントの「点受け」セッティングにして使っていました。この状態ですとホーン全体がストレスなく振動して、HL88(蜂の巣)の様な音の拡がり方をしました。ホーン開口面は広いのですが、ホーンの響きと相まって柔らかいサウンドが獲得できました。(at RCA箱システム)

#2350でサウンド的には不満はなかったのですが、全体のスタイルバランスの面で気に入らなかったので、HL90(お化けホーン)を購入して交換しました。

HL90(黒色)。このホーンはプロ用で#2395(灰色)と云うモノも出ています。どちらも「お化けホーン」と呼ばれています。このホーンは大きなウィングが特徴で、ホーン部分はパラゴンのホーンと同じく「楕円形」になっています。個人的にHL90と#2395は同じとは考えていません。同じ様にHL89(ゴールドウィング)も古い型537-509(H5039)が有り、こちらで比較した所、明らかに古いH5039の方が良い音がする。だからわざわざHL90を探して使っています。

このHL90は音の深みが有り、しかもキレが素晴らしく、#375にはベストマッチのホーンだと思います。しかもメーカー指定のセッティングがベストですね。(前後に脚が付いている)指向性も鋭くないので誰でもこのサウンドを獲得できる処も素晴らしいと思います。

これに対してHL88(蜂の巣ホーン)は、非常にコンパクトなホーンです。評論家のS氏さんの影響か?それとも特殊な形が受けるのか?設置スペース的に有利だからか? 一度は使われた諸兄も多いと思う。ただこのホーンはHL90程には誰にでも優しくはない。音の放射パターンは円形に広がって行くので一見良さそうに思われるかもしれないが、実際は「ショートホーン」の部類になると思う。安直に鳴らし出すと「ストレート」に音が飛んで来ます。耳に突き指す様なサウンドを出して来ます。アンプやケーブルで上手くコントロールしてやらないと安心しては使えません。上手く使えれば円形に広がる柔らかいサウンドにする事も出来ます。

HL90もHL88もヴァイオリンを苦にしません。HL89(H5039)ゴールドウィングは大きなアルミのウィングが特徴です。ハーツフィールドに使われた事で有名です。ハーツフィールドではゴールドウィングはバッフルに固定されてはいません。良くこのホーンをバッフルに取り付けられているのを見かけますが、ハーツフィールドの様に「ただ置いて有る」方がこのホーンから「響き」を音数として獲得できます。

私は自宅でこのホーンを使用していますが、#375+ホーンのセッティングはHL88、HL90と同じ原理でセッティングしています。一見するとバリバリのJAZZサウンドをイメージしがちですがゴールドウィングのアルミウィングはヴァイオリンが非常に良く鳴ります。

コメント

名ユニットの組み合わせが素晴らしいですね。
この世代のユニットは音が良さそうですw
投稿 ひろし | 2012/06/20 07:44


JBL#375用のホーンは色々有りますが、ホーンでかなり音のイメージが変わります。
また低域のウーハーや箱の組み合わせも変えますと別物見たいなサウンドになります。
自分で音造りをするにはもってこいのドライバーとホーンです。
投稿 トレイル | 2012/06/20 09:32
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2012/06/jbl_3_7f8a.html


所有のJBL3大ホーンシステムの音質順位を付けるとすれば・・・ 2012/11/01

昨日専務宅のRCA箱システムのサウンドを確認したので、所有するJBL3大ホーンシステムのサウンドを比較する事が出来ました。ユニット的には中・高音はほぼ同じ様な構成ですので、グレード的には横並びだと思います。あとは、ドライブするアンプ類と部屋の影響で音質順位は決まりそうです。

現状では専務宅のRCA箱システムが一番素晴らしいサウンドだと思います。マルチアンプシステムで有り、プリアンプのグレードが高い点と部屋がライブな点で、音の漂い感や音数が非常に多く感じます。ただ正直言って8畳間では容積が不足していると思います。

オリンパスマルチアンプシステムが2番目に来ると思います。出音自体はこのシステムが一番良いはずですが、部屋がデッドですので、音の浮遊感とそれに伴う音数が専務宅に負けます。

3セットの中では順位的に最下位になりますが、自宅システムは「現在進行形」で音質アップしています。唯一「ネットワーク方式」で1台のパワーアンプでドライブしていますが、プリ・パワー共にSuperTrail仕様になっていますので、質感は最高です。現在は「ネットワーク部のふん詰まり」で本領発揮には至っていませんが、あと半年有れば評価が変わってくると思います。また部屋がデッドなのも影響していると思います。

似た様なシステム構成で有りながら、設置している部屋・アンプ群とも絡んでそれぞれが独得のサウンドに仕上がっています。個人的にはどのシステムも最良のサウンドに仕上がっていると思っています。「足るを知る」境地に近づいていると思います。

コメント

小生も現在、JBLのホーンシステムSPを2種愛用しています。

1、ハーツ(初期型375+537・509)
2、パラゴン(中期型375+H5038P+075)

過去に
#4343AWX、メトロゴン(275+H5040)、ミニゴン(075)etcです、

他に、ホーンシステムはタンノイ・プロ&過去に、4wayオールホーンのザ・パトリシアン4や2wayのA5などを愛用していました。
2wayホーンタイプ方式のSPが好みです。尚、マルチにはしておりません。
投稿 幸福の水先案内人 | 2012/11/02 00:30

良いSPをお持ちですね。JBLの良い頃のユニットをお持ちだと思います。
ハーツフィールドは熊本の方で時々オリジナルを聴かせていただいています。高域のレンジを伸ばしてやれば今でも第一級のSPだと思います。

この頃のSPには「もの作り」にかける職人魂を見る事が出来、「良い仕事」をしていると思います。

2ウェイのSPには理論的にも実際的にも性能の限界を感じています。一つのユニットでは出ない音が有りますので、同じ帯域を複数の正反対の性格のユニットを組み合わせて使っています。

ネットワーク方式より規模は大きくなりますが、マルチアンプシステムの方が圧倒的に音数が多くなります。
投稿 トレイル | 2012/11/02 10:35
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2012/11/jbl3_03c2.html


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13. 4343以降の JBL スピーカー


1) 4344 (1982年発売)
\650,000(1台、1983年頃)

JBL 4344
http://www.youtube.com/watch?v=6oBItwk22EQ

JBL 4344 speakers - restored by Kenrick Sound
http://www.youtube.com/watch?v=M7ORxDH_KCI

真空管アンプとJBL4344
http://www.youtube.com/watch?v=94A6YQTTUNo

Jbl 4344 saxphone
http://www.youtube.com/watch?v=2w81uT67yw0

JBL4344 KT90EH
http://www.youtube.com/watch?v=Za4yudNpTM0


4343Bの後継機として開発されたスピーカーシステム。

4344は1982年〜1983年前期までと1983年以降で一部の使用されているユニットが異なります。

中高域のドライバーユニットは前期は2421Bが使用され、後期は2425Jが使用されています。また、高域のホーン型トゥイーターは前期は2405、後期は2405Hが使用されています。

低域には38cmコーン型ウーファーである2235Hを搭載しています。

このユニットには、低歪率なSFG磁気回路や、ハイコンプライアンス・エッジの強靭なコーン、巻き幅19mmのロングボイスコイル、強化サスペンションなどの2234Hと共通の基本設計を採用しており、低歪率・高耐入力特性を実現しています。

また、2235Hでは振動系にマスコントロールリングが付加されており、これによってfoを下げるとともに振動系基部の剛性を高め、ローエンドの再生能力を2234Hよりもさらに拡大しています。

中低域には25cmコーン型ミッドウーファーである2122Hを搭載しています。

このユニットはフリーエア・レゾナンスが35Hzと低いため、小容積のキャビティでよく伸びた低域特性を得る事ができます。また、インピーダンスの上昇も少ないため、低い周波数でも正確なクロスオーバーが可能です。さらに、使用帯域外のブレークアップ歪も極めて少ないという特徴を持っています。

中高域には音響レンズ2308とホーン2307とドライバーユニットを組み合わせたホーン型ミッドレンジを搭載しています。

ドライバーは、前期には高域特性が改善されたドライバー2421Bが使用されていました。

後期採用されたドライバー2425Jは、空気圧成型のピュアチタンダイアフラムを採用しており、滑らかなワイドレスポンスと高信頼性を得ています。ピュアチタンはアルミのような金属疲労限界が無く、オーバードライブされない限り半永久的に使用できるというメリットを持っています。さらに、JBL独自のダイヤモンドサスペンションや純銀製インピーダンスコントロールリングと相まって、ハイエンドまで優れたクオリティと高出力が得られています。なお、型番末尾のJはインピーダンスタイプの表記で、2425Jは16Ωタイプとなっています。

2308/2307は、スロート径2.5cmのドライバーと組み合わせて使用するホーンレンズで、適合ドライバーの相違を除けば2311/2308と同等の性能を持っており、バッフルへのマウント寸法やクロスオーバー周波数も同じとなっています。このホーン/レンズは横幅30cm×高さ30cm以上のバッフルに取り付けた場合、水平80゜×垂直45゜の指向性が得られます。

スラントプレート2308は、付属のマジックテープによってバッフルの前面に固定しています。

高域にはホーン型トゥイーターを搭載しています。

ユニットは、前期は2405、後期は2405Hが使用されています。このホーントゥイーターはワイドレンジなスタジオモニター用に開発されたディフラクションホーントゥイーターで、JBLの伝統的な高能率・高耐入力特性を継承しながら、21.5kHzに達するリニア・レスポンスと、水平140゜×垂直40゜(10kHz)の指向性を実現しています。

4345がバイアンプ駆動で真価を発揮する設計なのに対し、4344は内蔵ネットワークによって十分な性能を得られるよう設計されています。

エンクロージャーは縦置き使用が想定された設計となっており、左右対称なユニットレイアウトを採用しています。

左右のトゥイーターを外側にするか内側にするかについては、両システム間の距離や部屋の形状に応じて自由に決定することができます。
 


 
定格

方式 4ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型

ユニット 後期
低域用:38cmコーン型 2235H
中低域用:25cmコーン型 2122H
中高域用:ホーン型(2307+2308) 2425J
高域用:ホーン型 2405H

許容入力 ネットワーク時:120W
音圧レベル 93dB/W/m(500Hz〜2.5kHzにおける平均値)
インピーダンス 8Ω
クロスオーバー周波数 ネットワーク時:320Hz、1.3kHz、10kHz
外形寸法 幅635×高さ1051×奥行435mm
重量 96kg
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/4344.html


JBL 4344は大ベストセラーを記録したJBL 4343、4343Bの後継モデルとして開発されました。

JBL 4344はJBLがワイドレンジ化と、各ユニットの受け持ち帯域を狭く取り、凹凸のないフラットレスポンス、そして低域から高域までのエネルギーを均等に確保するという、JBL4341から始まった4ウェイ 化のある意味での完成形ともいえるモニタースピーカーです。

JBL 4344は1982年に発売され10年以上も販売され続け、JBLの中でも大ロングセラー のモニタースピーカーです。JBLの長い歴史のなかで、ひとつの世代を代表する製品であるとも言えます。

JBL 4344を、それ以前のJBL モニタースピーカーと聞き比べると明らかにレンジが広くバランスの良いことがわかります。JBL 4344は、2〜3 ウェイ(JBL 4320~4333B)のレコーディングスタジオで検聴用に使われるスタジオモニターからスタジオで録音した状態を多くの人に聴かせるプレイバックモニターの方向性のスピーカーです。

JBL 4344の基本的な外形サイズは前作JBL 4343と変化はありませんが内容面では完全な新設計です。外形サイズが、JBL 4343と同一であることからJBL 4343の派生モデルと思われがちですが、JBL 4345系の設計を継承していことからJBL 4344は、JBL 4345からの派生モデルであると考えるべきです。

それは、ひとつとしてJBL 4344のフロントバッフルボード上でのユニット配置が、JBL 4345を踏襲した配置シンメトリー(左右対称)となり、バスレフダクトの位置がJBL 4345と同じように縦並びで中低域の横に設けられ、更に JBL 4343(B)で採用されたフロントバッフルボード2分割を廃し、JBL 4344はJBL4345と同じく完全な縦型フロアー型となっていることからです。

エンクロージャーの内部構造も、JBL 4344とJBL 4343(B)では全く異なり中低域のミッドバス用のバックキャビティが、ほぼ正方形で奥行きの深い形状となり、補強も強化されフロントバッフルボードとバックボード繋ぐ補強材、また天板と底板にも横方向で補強材が入っています。一方、側面の補強材は横方向から縦方向に変更されています。これらの、補強を見るとエンクロージャーを押さえ込む方向より、むしろ適度にエンクロージャーを鳴かせ響きを引きだそうとする方向性の設計です。

JBL 4344はユニットも、ウーファーはこれまでJBL 4300系モニタースピーカーで標準的に使われてきた JBL 2231A、2231Hから振動系を一新したJBL 2235H。中低域のミッドバスは、JBL 4345と同じコンペックス型センターキャップ付きのJBL 2121H。中域のコンプレッションドライバーは、ダイヤフラムエッジ構造を従来JBL 2420系で採用していたタンジェンシャルエッジから、ダイヤモンドエッジに改良一新したJBL 2421B(後期型は2425J)。

JBL 4344はネットワークもその構造から根本的な改良がされ、それまで鉄製ボックスの中にL、C、R等々がピッチで固定されていたものを、JBL 4345と同じくプリント基板構成としています。そのほか、レベル調整アッテネーターのバックカバーを金属から非磁性体に変更など細かい改良が加えられています。 その他にも、細かな改良とチューニングが加えられ、JBL 4344は従来の鋭角的な解像力とシャープな特長を持つJBL 4300シリーズに比べ、ワイドレンジ型で各ユニットが見事な繋がりを持つ素直でフレキシブな対応力を持つモニタースピーカーシステムです。

このJBL 4344(MKII含む)は本国米国JBL社のプロカタログの記載リストに存在しないことから、日本向きに開発されたものと思われます。
http://jblfan.mitsu-hide.com/JBL_4344.html

スタジオモニターの4344シリーズが、未だに売れていると言うから凄いものだ。このでかいスタジオモニターが、日本だけで何万本も売れていると言う.....

 では、その中の何パーセントがちゃんと使いこなしてまともな音を出しているのだろうか?

私は、10%も無いだろうと思う。

 
 丁度私が店を始めた頃にコバルト騒動が発生し、アルニコの4343Aからフェライトの4343Bへの転換時期だった。

 店でも展示していたのだが、どうやっても中低音が繋がらないので、ネットワークの回路をチェックして見た事がある。それで発見した事は、元々この434○シリーズはマルチアンプ用に作られており、そのままではマルチでなければ鳴らないと言う事だった。
 
 つまり、外部にローカットフィルターを付けるか付けないかで、位相を反転させなければならないのに、ミッドバスの回路にそれが無いのである。
 
 当時の輸入元である山水電気に問合せて見たら、こんな答えが返ってきた。

「4343は、スタジオモニターです、プロが使うのを前提に作ってあるのだから、使う側で鳴る様にしてください」
 
 そう言われればそうかも知れないが、当時は家電量販店が大量に扱っており、売る側も素人買う側も素人といった状態だったのだ。殆どの人が、大型のブックシェルフとも言えるこのスピーカーを、ブロックなどの上に置いてシングルアンプで鳴らしていたのではないだろうか?
 
 幸運にもマルチアンプにトライ出来た人であっても、当時のチャンネルディバイダーは位相特性がメチャクチャであり、何処に行ってもまともな音で鳴っているのを私は聴いた事がない。
 
「ミッドバスを逆位相にした上で全体を逆位相に接続する」
 
 当店で取扱う434○シリーズは、最初からミッドバスを逆相に接続し、アンプが逆位相で無い限り赤をマイナス黒をプラスに接続する様説明していた。
そうでなければ、展示品と同じ鳴り方にはならないのだから......
 
 話を現在に戻す。例えば、4343や4344を使っている人が、エッジがボロボロの状態で下取りに出して最新の4344MKIIに入れ替えるとしたら、どれだけの出費を迫られるのだろうか?当店もJBLを販売しているが、アホらしくて計算する気にもならない。
 
 そこら中で安売りしているといっても、100万円近い出費は必要だと思うが、果たしてそれで満足されるのだろうか?

 
 神奈川県より4344のチューニング依頼があった。

代金はフルチューニングで80万円強という物だが、一般的な考え方をすれば異常と思えるであろう。
 
 それだけ出せば、最新の4344MK IIが買えると思うのが普通だからだ。しかし、当店もお客様も至って冷静なのである!なぜなら、新型を導入したとしても、エッジはまた10年もすれば朽ちてくるし、配線材やコンデンサーなどの部品も当社がチューニングに使っているグレードを使ってないのだから。
 
 費用対効果(音質)と耐久性を考えれば、お客様の選択は正しいと言えるのではないだろうか?

 例えば、ネットワークだが、4343の時代は手配線だったものがプリント基板になっている。

又、レベルコントロールは接触不良を起こしており、新品に交換しても又暫くすれば同じ症状が発生する事は明白だ。

 コンデンサーやコイルの極性を合わせてないのも、国産同様である。
 
 JBLやアルテックは昔はちゃんと管理されていたのに、いつ頃から無視される様になったのだろうか?
 
 同じ会社でノウハウが継承されないなど全く情けない話ではないか。

4WAYともなると、部品交換して裏打から配線までに4〜5日は掛かるから、はたして80万円と言う価格が、技術者の日当に換算して合うのだろうか?とも思う。
http://www.soundden.com/otono-deguchi2.html

大きなスピーカーだから大きな音を出さなければいけないとか(出ますが)ジャズ系を聞くなら良いスピーカーですが、クラシック系だととんでもないスピーカーになると思います。

元気な軍隊ラッパの音になってしまうと言う表現が過大なのかどうかは分かりませんが、これが弦の音ですか?になると思います。


JBLは響きの多い部屋でどうかは何とも言えませんね。元々スタジオモニターで使われていて響きが有る所では使われていませんから。

調整はスピーカーに付いているとかアンプに付いてるボリューム程度だとかなり難しいでしょうがどうやってもJBLの音しかしません。

スピーカーユニットを外してみたら中にタバコの吸い殻がはいっていたと言う様な話しも有るスピーカーです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1285380042


>JBLの4344は、価格から信じられない程の物量投資した大型のスピーカーシステムでありながら、何故こんなに安いのですか?



まず、年式が古く、最近ではビンテージと言ってもいい製品になって来た事が一つ。

JBLの4344(434○シリーズ)は、(上手く)鳴らすのが難しく、入手はしてみたものの手放すユーザーも多いのも一つ。

スピーカーユニットがウレタンエッジなので、経年劣化で加水分解してボロボロになります。

必ずユニット交換(orエッジの張替え)が必要になるので、維持出来なくなって手放すユーザーも多いからでしょう。

ほとんどのユーザーがマルチにしたりして試行錯誤してみますが、結局4ウェイ4ピーカーを上手くまとめられないというのが一番の理由だと思います。

良くも悪くもアメリカ製の代表的なスピーカーなので、余り細かい所までは考慮されていないという事でしょう。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1385500013


家具の一部となった巨大スピーカーJBL4344 2012年10月08日19:18


JBL4344・・・・高さ1m 重量100kg近くにも及ぶ巨大スピーカー。私がオーディオ熱盛んな頃、その勇姿に惚れこみ、6畳部屋のアパート住まいだったにも関わらず、無理矢理その巨大スピーカーを中古45万円/ペアで購入した(定価は130万円/ペア)。

JBL4344は本来モニター用スピーカーであり、家庭用のスピーカーではない。しかし、何故か日本では旧オーディオ・マニア(アナログ時代)の憧れの機種だったのだ。

自分としては大きな決断の末手に入れたJBL4344だったが、結果的には上手く鳴らせなかった。やはり6畳では狭すぎたのだ。

中古だっただけに劣化も早かった。あの手この手を使って、何とか上手く鳴らそうと思ったのだが・・・。

まず致命的だったのが、バッフル面が広すぎること。6畳では、目の前の視界の50%以上がJBL4344で占められる感じとなる。距離が取れないので、焦点が合わず、音像・音場が正確に現れないし、古かったせいもあっただだろうが、音質も少しくぐもった感じだった。

そして、購入後すぐに片方のツイーターに故障が発生した。

納入する際も、業者の方がしんどそうに持ってきたが、東京から大阪へ引っ越す際もこいつを動かすのは大変だった。大阪へ来てから10畳あるリビングに設置。「きっと水を得た魚のように鳴ってくれるにちがいない」と思ったのだが・・・。

もはやウーファーやスコーカーのエッジはボロボロ。寿命は来ていた。

修理に出す費用も気力もなくなっていた。今では左の写真のように我が家の家具の一部となっている。

ここからの教訓。スピーカーは自分の身の丈にあったものにするべし。
せめてこれくらいの広さは必要でしょうなw もっと広くてもいいくらい。
http://blog.livedoor.jp/jikkennezumi/archives/1763097.html


高音部の歪み、ビリつきで音楽を楽しめない(JBL4344) 悲痛にも似た以下の一通のメールを頂戴しました。

貴社のHPの"JBL4344を上手に鳴らしたい"の項目を見て初めてメールさせて頂きます。多くの4344愛好家が同機をスケール感豊かに、豪快サウンドで聴いておられるのが羨ましいです。

私はJBL4344を買って久しいのですが5〜6年前頃からCDで中、高音辺りで歪むというのか、濁る、ビリつくと表現すれば良いのか、ダイヤフラムに亀裂がはいっているかの様な、そういう異音に悩まされ、その音ばかりが気になり音楽そのものは聴いてないような状況が生まれております。

その音はピアノソロやヴァイオリンソロ等の小編成で演奏する音楽のときは殆ど気にならない(実は出ていても気が付いてないのかもしれない)。合唱やオーケストラのようにダイナミックレンジが大きい音楽のときに、矢鱈と出てくるので楽器の距離感は無くなりただ煩いばかりです。

異音はSPの片側(A)が強く、もう一方(B)は弱いようです。そしてアンプの出力端子側でSPを左右を逆に接続しても(A)が強く、(B)が弱いです。異音発信源は素人考えでは中高音ドライバーの2425Jユニットそのものから出ているように思えるのです。

これまでに購入先、メーカー等いろんな方に見てもらいましたが、少しも直ってないし「異音は聞こえません正常です」と逃げてしまいます。4344特有の欠点みたいなのが有るのか、それとも不運にも機械の当たり外れで外れを掴んでいるのか分かりませんが、善処出来る方法がありましたらお知恵をお借りしたくメールさせて頂きました。

宜しくお願いいたします。
R.S

電話による問診

詳細をお尋ねしたいので電話を頂戴しました。スピーカーユニットや他の機器、即ちハード側の不具合に起因するものなのか、あるいは単なる調整やセッティングの拙さによるものなのかの判断は、電話による問診では判別不能と判断し直接クリニックにお伺いする事になりました。今回のクリニック及びセッティングにつきましては42,000円にて見積り申し上げました。

更に事の流れを順番に整理してみますと以下のようになります。

@購入した地域の量販店に相談すると、ドライバーのダイヤフラム交換を勧められ4本全部交換すれども改善はしなかった。

AアンプとCDプレーヤーをメーカーに点検に出しても異常無しとして戻る。

B地域の専門店に相談の結果、ネットワークのパーツ交換に始まり、内部配線の交換、アッテネーターのバイパス化、ユニットの止めネジをステンレスに交換、コーンのエッジをセーム革に交換するといった大改造を敢行。

悩みに悩まされたその原因とは!?

こうした経過を辿った後に今回のクリニックに挑む事になったのですが、私の診断の結果は、4344の4つのユニットの繋がりの悪さから来る、ピークとディップによる単なるハーモニーの欠落でした。早い段階から当社に相談を頂いていれば、アッテネーター調整とスピーカーと部屋の織り成す響きの調整だけで簡単に解決出来た事です。

今件はそんな誤った判断や対応、そしてプロとしてのセッティング技術のお粗末さとオーディオ診断能力の低さが招いた正に人災であります。また、類似した不作為による不幸な出来事が如何に多い事か知って頂きたいと思います。


芸術性が問われる判断の岐路

音の鮮度を追求し過ぎるが余り、肝心な音楽をスポイルしてしまうのは今日のオーディオ業界にはよくある事ですが、それは本末転倒と言うもので、そこが芸術性が問われる判断の岐路となるところです。私がかながね言っている事ですが、

「オーディオというサイエンスが音楽というアートを押しのけてしまっては駄目だ!」

という典型例です。

アッテネーターさえ使えれば各ユニット間の音の繋がりを自然に持って行く事が出来たのですが、それ無しで4344のメガホン形状で鋭利な音のするミッドドライバーをコーン型ユニットとスムーズに繋ぐのは至難の業です。

こうなるとローゼンクランツの秘蔵っ子であるスピーカーアタッチメントの力を借りるしか他に良い方法はありません。6種類の線径の違うケーブルをブレンドしてあるグラフィックイコライザーの役割を持つアイテムです。

住宅で例えるなら、段差を極力無くしたりスロープを設けたりするバリアフリーのような効果をもたらすものです。4つのユニットから音がバラバラに出ていたのが一気に解消されました。ギンギンした音がなくなり、「あ〜楽になった!」という感じです。

次にはスピーカーから出る音と壁や家材道具等によって反射する間接音との音を合わせるべくスピーカーの位置を調整しました。この作業によって更に心地の良い音に変化しました。

鉄は磁性体だから音が良くないと言うのは真っ赤な嘘

『これが交換した際に外されたオリジナルの部品の数々です』。

と言って、目の前に出された配線類や部品達を見ると、最早4344の原型はどこにも無いと言えるほどで、ある種の残虐ささえ感じてしまいました。

"磁性体である鉄ネジは音に良くない"との理由でステンレス製に換えられたそうですが、幸いにもネジ類もきちんと残っていましたので、元のオリジナルの鉄製の物に戻すと同時に、ネジを適正に配置する簡易加速度組み立てを施しました。元の鉄製ネジに戻してハッキリした事ですが、ステンレスネジがそれはそれは酷い音だったという証明がなされました。

厳密な言い方をすると、ステンレス製のネジの音が悪いというのではなく、アルミ製のスピーカーユニットフレームとステンレスネジの間に生じる振動のピークやディップが不協和音を生じさせていたのです。もっと正確にはMDFのバッフルボードに取り付けた際のという条件下での事です。

過去のある時のテストでは良い結果をもたらした事があったのかもしれませんが、検証の数や例も充分でないままそれが一人歩きし、ステンレス製のネジの音が良いと信じて疑わず、ありとあらゆる時に用いた事がこうした結果を生んだのでしょう。

一例を持ってして、百のように断じてしまうのはいけません。

次に目を向けたところは各機器の電源の取り方です。フィルター回路の入った電源タップから無造作に取っていたのを、使用電力量等を考えながら最適な配置に組み替えました。これもギクシャクした感じが取れて音にスムーズさが出て来ました。


かくして耳をつんざくようだった4344も、見違えるように滑らかな音になりました。
http://www.rosenkranz-jp.com/kaiser/Visitor_visit%20(Trip%20of%20audio%20clinic)/Visitor_visit%20(Trip%20of%20audio%20clinic)/20110509_rs.html

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2) EVEREST DD55000
\1,350,000(1台、1986年頃)

JBL DD55000 EVEREST
http://www.youtube.com/watch?v=f1-b4mhPOjQ

JBL DD55000 Everest (エベレスト) perfect sounding presented by Kenrick Sound
http://www.youtube.com/watch?v=dKyfUNL91Ck
http://www.youtube.com/watch?v=4xVV2aFi1sw
http://www.youtube.com/watch?v=yNFwB-LksFg
http://www.youtube.com/watch?v=yrUq2pvd5IU
http://www.youtube.com/watch?v=JSRWrV88QnE

JBLスピーカーのすすめ JBL DD55000 EVEREST エベレスト ケンリックサウンド
http://www.youtube.com/watch?v=PFtfMNT_8tg
http://www.youtube.com/watch?v=zstVALzAg60
http://www.youtube.com/watch?v=BAsRMbG2BjE

JBL Project EVEREST DD55000
http://www.youtube.com/watch?v=yFyjS-ik0fQ
http://www.youtube.com/watch?v=G3R8taSS2kE

不朽の名品パラゴンを超越するスピーカとして開発されたプロジェクト・エベレスト第1弾の大型スピーカーシステム。

DD55000は、正確なステレオ・イメージのサービスエリアの拡大と、ダイナミックレンジの大幅な拡大の2つの大きなテーマのもとにプロジェクトチームが結成され、パラゴンやハーツフィールドなどに遡っての基本的な音響理論の確認や、コンピューターなどの最新技術を駆使した音の解析によって設計・開発されました。

低域には38cmコーン型ウーファーである150-4Hを搭載しています。

中域にはドライバーユニット2425HとHFホーン2346-1を組み合わせたホーン型ミッドレンジを搭載しています。

このユニットに採用されたホーンは、JBLのホーン技術の集大成であるディファインド・カバーレンジ・ホーンをJBLのプロ機4660で実践し、得られた成果をもとに設計されたもので、複雑なカーブから生まれる非対称の台形放射パターンによって非常に優れたステレオ効果を実現しています。

高域にはホーン型トゥイーターである2405Hを搭載しています。

エンクロージャーはバスレフ設計となっています。また、ユニットの配置は2425Hと150-4Hを正面に向かって30゜の角度で、2405Hを60゜の角度でレイアウトすることで、各段に広いサービスエリアを実現しています。
 

 
定格

方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型

使用ユニット
低域用:38cmコーン型(150-4H)
中域用:ホーン型(2425H+2346-1)
高域用:ホーン型(2405H)

インピーダンス 8Ω
音圧レベル 100dB SPL(1W/1m)
許容入力 250W
クロスオーバー周波数 850Hz(12dB/oct)、7.5kHz(12dB/oct)
外形寸法 幅920×高さ1,410×奥行510mm
重量 145kg
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/dd55000.html


JBL DD55000 エベレスト用トレール 2008/10/03

今月は何故か注文の来るトレールはブラック色が多い。今回もSTS-116 JBL DD55000専用トレールが出て行きました。

このSPが左右対称に作ってありますので、当然トレールも左右対称です。横幅の割に奥行き寸法は意外と有りません。しかし、その重量は140Kgを超えますので8車輪構造です。(耐荷重400Kg)

キャスターの数が多いですがフレームを純木材で作ってガタを「自動修整」して取るように設計していますのでサウンド的なマイナス面は殆どなく、低域のこもりを防止し、音の響きをナチュラルにしてくれます。

140KgのSPが一人でかなり自由に動かせるのは「快感」かもしれません。このように重たいSPは一度部屋にセットすると一人や二人では動かせませんから、10年以上鎮座する事が今までの常識です。しかし、トレールを使うと軽々と一人で動かせるようになりますので奥様達に好評です。SP周りの掃除が出来綺麗なお部屋にする事が出来ますから。

音質と合わせて「安全性」にも十分考慮して設計しています。地震で簡単に倒壊しないように工夫しています。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/10/jbl_dd55000_5592.html



有り得ないくらいの巨体。 実機を見た時は呆れてしまった。

15インチウーハーが小さく見える。

しかしその音は素直で癖が無く、モニター的な硬さも無い柔らかい表現が出来る優等生的な音質で有る。

能率が100db有って素軽く鈍重な印象も少ない。

基本的に生粋のアメリカンサウンドだが、JBLの中にあってもクラシックを得意とするモデルだ。

また、特異な形状をしており、それは広範囲なリスニングエリアを獲得する為です。 PA等のプロフェッショナルな用途では、無く民生用としての究極を形にしたものと思われる。



以下はユーザーマニュアルからの抜粋。

DD55000はミラーイメージの一対のスピーカーでシステムを構成しており、各々の受け持ちチャンネルを使うことによって効果的にステレオ感を出します。

JBLのこれまでのスピーカーは40°〜60°の角度がステレオ感には最適だとしてご案内していますが、このDD55000はリスニングアングルを広げ、場合によっては80°でもワイドステージなステレオサウンドをキクことができます。

設置する場所は何処でも問題はありませんが、システムとしての最大の効果を得るためには、壁面の長い方に向けて置くのが良い結果を生みます。

部屋の角隅に置くのも良いでしょう。

スピーカーから出る音が付近の壁等で反響を起こさぬような場所を選ぶのが効果的です。

まず初めに、スピーカーの前面のアッテネーターを通常ポジションの0dbにあわせます。 続いてなるべくはっきりとしセンターポジションのわかるボーカル等のレコードをかけて下さい。 レコードを聞きながら少しずつセンターラインから外れるように移動し、センターイメージがしない所までいきます。

センターラインからの距離が少なければイメージの変化も少なく、遠ければ変化は大きくなります。 もしイメージの変化が遠い方のスピーカーに偏っている(オーバーステアリング)ようであれば、スピーカーをやや内側にすると遠い方のスピーカーの音が低くなります。

一般にセンター角度から遠くに居て聴く場合、遠い方のスピーカーに対して角度が離れ過ぎになっていますので、この方法で調整すれば治ります。 しかもほんの少し動かすだけで結構です。

逆の場合(アンダーステアリング)は外側に少し向けて置いて希望のイメージを得られるように調整してください。

スピーカーの置く位置が正しく設定されると、センターイメージが広範囲にわたって非常に良好に聴くことができます。
http://audiotube.anhona.com/fospeakers/287.html

JBL DD55000 エベレスト導入へ

とうとうと言うかついにと言うか、やってしまいました。
念願のフラッグシップ機を手に入れました。

この数年JBLのS3500をいろいろと調整し、たぶん限界点まできていたと思います。
もうあれこれ細かくいじるのにも疲れ、思いきってハイエンドに!とも考えていたところに、JBLの最新作DD66000の発表。今までS5800をターゲットにしていたのですが、あっJBLはエベレストに戻るんだと思いました。

思い立ったら最後、手に入れるしかないですよね。そうして JBLDD55000エベレストを導入した訳ですが、その前に私のスピーカー選択の基準をお話ししたいと思います。 ポイントをまとめると次のようになります.


1.まずスケ−ルが大きいこと
2.こじんまりまとまっていないこと
3.前後方向に音がきちんと出ること(奥行きが出て音が前にも出る)
4.上下方向もできたら際限なく出ること(天井まで音が立ち上がる感じ)
5.生々しいこと
6.そして自分の好みで楽しめること


今までは妥協が先でスピーカーを考えていたのですが 、今回は何の制約もなく自分のありのままの考えを中心に選んでみました。 そうして試聴に出向いたのですが、 目的はエベレストを聞くこと、ついでに現行のフラッグシップ機S9800も聞いてみようということでした。

まずはエベレストから 音だししてビックリしました。

こんな音は聞いたことがなかったです。 厚みがあってコクがあってスケール感抜群なのです。このエネルギーとダイナミズムは他にはかえ難いものです。 音量を絞っても音がやせることもなくきっちり鳴っています. 低域はよく弾み中域の伸びも素晴らしくホーンがよく歌っています.

ジャズだけでなくクラシックも聴いたのですが抜群の鳴りでした. 同時試聴のS9800よりもはるかに鳴りとスケール感が良かったです。

この エベレストのシリアルNo.を見ると486となっていたので、たぶん世界でも1000台もないんでしょうか。 日本では100台もないようなことを聞きました.

23日に家に届く予定です。 物はワンオーナー物なので程度も抜群です。
セッティングは一発で決めないととても動かせない... なんといっても145kgですもんね。

JBLはDD66000でパラゴン→エベレストの流れに戻るみたいな感じですね。

現代のハイエンドとしていますが好みが分かれそうな感じがします。

今回エベレストを聞いて、どんなにテクノロジーが進歩しても物量投入型には勝てないものがあると感じました。先日友人の4344を調整していたときにもそんなことを思ったのですが...

マイクロにしてもラックスにしてもすべて物量 投入型の機器。

私がエベレストに行くのは自然だったのかもしれないです。昨日秋葉原に行ってハイエンドの機器をいろいろ聞いてきました。 それなりにきれいですがエベレストを聞いた時の感動はありませんでした。


JBL DD55000 エベレストのセッティング

Everestが到着しました。なぜか単身パッックできました。
運送屋の人はふたり 大丈夫かなぁと思いつつ見ていましたが...
やっぱりあまりの重さに運ぶことができません。車にのせる時はリフトを使ったので実際の重さが分からなかったとのこと。手袋をもってきて私もお手伝い。

気合いをいれて持ちましたが家の前の階段をあげるのが大変。
三人でふぅふぅいいなが途中休憩を入れながら家の中に運びました 懸命に運んでる模様がが右の画像です。


それからがまた大変。梱包を解いて箱出しして所定の位置へ。
スピーカーを裸にすると持つところがありません。 今度は、はぁはぁ言ってなんとか納めることができました。

運送屋さんに置いて帰られると私一人ではどうすることもできないので、最後まで手伝ってもらいました。おまけに梱包していた段ボールも持ち帰ってもらいました。

御影石ボードの上に乗せるとスライドさせるのは簡単で、前後左右の調整はひとりでできます。 音を出しながらアンプのウォーミングアップ。


そうそうこの音。厚みがあって押し寄せてくるエネルギー。

あとは奥行き方向と音像の調整をしなければ。
適当に前後左右に動かしてみて傾向を感じ取り調整.

スピーカーの内々の距離が当初予定よりも広く取れ169cm 背面の壁との距離は16cm。

これでほぼ満足のいく 音像と音場が形成されています。

あとは時間をかけてじっくり調整して行きたいと思います. ゆったりと音楽につつまれ至福のひとときを過ごしたいと思います.

スピーカーもここまでくると低域がどうの高域がどうのというレベルではないです. それよりもどれだけ空気を動かせる力があるかの方が重要な要素かも知れません。

そんなことを考えさせてくれる素晴らしいスピーカー。
それがJBL DD55000 エベレストです。 一生つきあって行きたいと思います.
http://homepage2.nifty.com/akijazzy/community/commu43.html
http://homepage2.nifty.com/akijazzy/community/commu44.html

岡俊雄さんの初代 EVERESTのファーストインプレッション。。


「必ずしも完成された製品ではなく、これをベースにもっと発展する可能性をもっている・・・」

浅草伽藍で鳴っていたあのライヴ感と吹き抜ける感じは都内随一でした。

今は、立派なDD66000などの登場で微妙なポジションのスピーカーかもしれません。が、懲りずに衝動が奔ってしまいました。関西S店のお客さん宅からピアノ運送でやってきました。4人がかりでした。。

実物はボリューム感があまり無く、「ホーン型プレイナースピーカー」みたいな感じです。デザインは彫ったようなフォルムでオリジナリティに溢れてる!
質感はヤレてるので其れなり。。。

素の音。

同居人の友人がワイワイ遊びに来ているイブの日、それらしい曲で7,8時間聴きこみました。臨場感と音の佇まいは好印象。伽藍の音とは程遠い。。あんな風に鳴るのか?と思う感じ。

今イチなら、ためしに2インチドライバー、つけよう!

深夜、ほぼ同条件でRH3&TAD無垢材スピーカーとガチンコで聴き比べました。この2組はウチではがっぷり四つ。


DD55000 ・・・予想外に苦戦。。

広がりある、包み込まれる臨場感は、特性なのかリアリティが出ます。でも密度感が薄い。タムなどがペシッ、スタ...みたいな感じで、薄味。

部屋との関係やアンプなども関係するかもしれませんが、RH3&TADとの差はいかんともしがたい。

低域は凄みや量はあまりないですが軽くて好み。ウッドベースのグルーヴ感はかなりいい。ウォーキングベースもはっきり。


臨場感(音場)、ハイエンド系の俯瞰する立体感や精緻な空気感はなくて、ステージにグッと近づいた感覚。

置き方は難しそうです。ネットワークで鳴らすRH3&TAD無垢材スピーカーは、音像もエネルギーもエッジがたってバッシーンと決まる傾向で包まれ感はあまりないです。


翌日、逆ハの字や角度、壁からの距離など置き方をいろいろ試しました。角度で臨場感が激変することがわかりましたが、密度が薄く感じるのはそのまま。

パトリシアン800は隅へ移動。。。ボリューム感は凄すぎ。

JBL15インチには4インチダイアフラムだろっ

ということで、"純正状態に戻せる"ことを前提に、2インチドライバーへ換装しました。ところが、ホーン外側ダンプ材を微妙に削らないと2425を留めているネジが「1本」だけ取れない状態でまいりました。

まず片側のドライバーだけ交換し、プリの「REV」ポジションで数種類のソースを2425と比較しました。HF4000フェノールは純正の「瑞々しさ」が若干後退。フェノール独自のまろやかさと、エネルギー感は好み。ピアノ、サックスは2インチドライバーが好み。

特にスネア、タムは『ペシッ、ペシー』から『パス、パス、パッスーン』『タス、タス、スダッーン』みたいなアタックと空気の振動感がアップ。独特なライブ感はそのまま。075との相性もソース限定なら良いです。・・・拡散板がかっこわるい。。


ユニット換装、得るものと失うものは天秤かなと思います。
HF4000フェノールでは、明る目なみずみずしさは確実に後退しました。


DH1はシャキッとしていい感じです。が、HF4000フェノールより薄い。


ウーファーは150-4Hで充分な軽さある低域。
重量140kgのほとんどがウーファーボックスの強度のためじゃないかなと思う物量。造りはホゾ組みです。

最新のJBL2インチドライバーやLE85や175&075なども良いかもしれません。むかしのJBLは箱とかで売っていたのでユニット交換ありです?!


一瞬の落胆から、可能性を秘めてるかなと思いました。


オーディオ、じゃなく単にデカフェチ。登る地点、、、

近所のHF堂にREY AUDIOのRM11BCが入ってました。アピトン剥き出しでざっと着色しただけで余計な突板ナシ。やはり滲む要素がない仕上げ。RH3のヤレが気になる品。 ごっつくシールドしてあるネットワークだけ欲しい。。


Commented by snrh at 2011-12-31 15:22
すごい・・・
圧巻ですね・・・
どんな音がするんでしょうか・・・
Commented by kuramae2010 at 2012-01-01 16:03 x

角度やアンプ、SPまでの距離などによってもガラガラ変わってまして
、、、よくわかってません。
千変万化する中でも臨場感と弾み感は共通している感じです。
Commented by Woody&Allen at 2012-01-02 20:12 x


懲りずに 大きいサイズで楽しんでみえますね。
DD55000はやっぱり・・・マルチアンプで好みの音に整えてしまいましょう。

十分遊んだら、また次のオーナーにまわしてあげましょう。
皆さん憧れのJBLですからね (^^)
Commented by kuramae2010 at 2012-01-03 00:39


無垢材スピーカーのスピーカーケーブルをレイオーディオ製ケーブルに変更しました。エンクロージャはこの冬でかなり乾燥が進んだような気がします。1601が軽快になってます。

DD55000のFRPホーンを無垢材で造ってみたいとマジで妄想してます。


>皆さん憧れのJBLですからね (^^)
ハーツフィールド、パラゴン、66000は憧れ対象ですかね・・・
Commented by Woody&Allen at 2012-01-03 22:25 x

天井の高い工房空間で大型ホーンを鳴らしているので、定位の良い音に慣れていたんですが、先日、知人の一般住宅の2階で大型ホーンを聴いて唖然としました。

全く音像が定位しないんです。

スピーカーシステムは、その空間に合ったサイズと形状それから、おっしゃるように配置(角度)が重要ですが、ホーンシステムには天井の高さが もっと重要だとおもいます。

格闘?のご参考になれば・・・。
Commented by kuramae2010 at 2012-01-03 22:51


定位。。ホーンからの条件は床も天井も同様だと思います。
が、床はモノがあって適度に拡散してるのかもしれません。

・・・そう言えばDD55000の場合、近くに寄ると定位がしますね。

ウーファー前面に拡散板、横壁にも拡散板壁、後壁にも拡散板を置くと、しなやかに広がり感ありつつ定位するんですが、置き過ぎで「NO!」と言われます。。天井に付けたQ社は一度落下しましたw

>知人の一般住宅の2階で大型ホーンを聴いて唖然としました。
同じホーンでも部屋がちがうとガラッと変わるですね。
やっぱ最初から、吹き抜けの高さあると気持ちいいですよね。

天井に簡単に装着できて、インテリア的な雰囲気を壊さない商品を開発されてはいかがでしょう?Q社のヤツはわりと不細工です。。
http://bldg2010.exblog.jp/15194445/


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3) Project K2 S9500

BQ、GYQ :\2,200,000(1台、1989年発売)
GMQ、WMQ :\2,400,000(1台、1989年発売)


90年代のJBLのフラグシップとして、新開発ユニットをはじめとする数々の技術を投入して開発されたプロジェクト K2 のスピーカーシステム。

S9500は4つのモジュールで構成されており、ベースモジュールB95を基部として、2つの低域モジュール2000Mと3000Mで中高音域モジュール4500Mを挟み込んだ構造となっています。

低音域を受け持つ2つのウーファーをそれぞれ独立のモジュールとしたうえで、中高音域用モジュールを上下から挟み込む仮想同軸レイアウトを形成しておりイメージングの向上を実現しています。

各モジュールは4組の金属製ピンディスクとポイントベースを用いたピンディスク・センタリング・システムによってピンポイントで結合されるようになっています。特に4500Mはモジュールの上下に設けられたそれぞれ4つのピンディスクとポイントベースをモジュールを貫通するステンレスロッドで強固に結合しており、モジュールの上下に配置された2つの低域モジュールの振動モードを揃えて音響的に一体化しています。


 


定格

方式 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型

ユニット
低域用:36cmコーン型(1400Nd)×2
高域用:ホーン型(475Nd)


出力音圧レベル 97dB/2.83V/m
公称入力インピーダンス 3Ω
最大許容入力 400W(I.E.C Shaped noise)
クロスオーバー周波数 650Hz(-12dB/oct)
外形寸法 幅590×高さ1,370×奥行500mm
重量 149kg

JBL K2 9500 用トレール

このトレールは JBL K2 S9500 を台座ごと載せるトレールです。

この機種は台座(コンクリート製)込みで音の設定がされていますので、高さを低くして、重量が150Kg近く集中していますのでキャスターは9個/台ついています。(耐荷重450Kg)

福岡のお客さんのお話では「移動は非常にスムースに出来、スコーカーの高さがちょうど良い高さになる」との事でした。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/10/jbl_k2_9500_a6b3.html


JBL K2 9500 トレール設置写真 2008/10/16

昨日紹介しましたJBL K2  S9500専用トレールを納品して、SPを実際にセットして見ました。まだアンプが暖まる前に引き上げてきましたが、低音の質感が大きく変化していました。

「パンッ」と小気味よい反応の良いサウンドが、「ビブラート」がかかったようね繊細な低音に変化したようです。分解能が格段に上がったという感触です。それでいてオリジナルの持つ軽く反応の良い質感はそのままです。ベースのセッティングで「音数」が減っていた様に思いました。

本領発揮はこれから約2週間後位と思っています。後日再確認したいと思っています。

移動や向きの変更が一人でできるようになりますのでもっと扱いやすくなります。SPケーブルの交換等ちょっと動かせる事で随分と作業性が変わります。これからもっとサウンドが良くなるきっかけになれば幸いです。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/10/jbl_k2_9500_b195.html

オーディオと音楽の雑記帳 NEW(2007.7.14)

70年代以降のLPレコード、CD用のK2を使ったシステム
http://home.t05.itscom.net/30085/Audio&Disk04.html

JBL K2 S9500 のシステム・ブロック図
http://home.t05.itscom.net/30085/Audio&Disk05.html

S9500の中域アンプの選択 LAST(2007.7.9)
http://home.t05.itscom.net/30085/Audio&Disk19.html

S9500の3WAYのマルチ・アンプ化 LAST(2007.7.9)
http://home.t05.itscom.net/30085/Audio&Disk20.html

S9500にパレット追加 LAST(2007.7.9)
http://home.t05.itscom.net/30085/Audio&Disk21.html

AUDIO&DISK LIBRARY 思いつき日記
JBL K2 スピーカーについて 2007/3/17(土)


JBLのK2シリーズは、1989年の12月に発表されたS9500をトップエンドとしたスピーカー郡です。

代表のS9500は、モジュールタイプのスピーカーで、コンクリート製のベースB95に

下部ウーファー・モジュール3000M、
スコーカー・モジュール4500M、
上部ウーファー・モジュール2000M

の構成です。

ウーファーユニットは、35.5cmサイズの1400Ndユニット、
スコーカーは4インチのチタンダイヤフラムの475Nd

を使用しています。

バリエーションとして上部モジュール2000Mを省略したS7500がありました。評論家の朝沼氏が自分のシステムにS9500を導入した際にGEMのTS−208をタンデムで付けたいがために、S7500にダウンサイズした話がSS誌に記載されています。

このモジュールによるバリエーションの構成こそがJBLの元々のスピーカー・シリーズのシステム化の原点とも思われます。近年は、K2もS9800までシリーズ化されてはいますが、オリジナルK2のS9500とのモジュール的な共通性は無くなっています。

 さて、S9500のスコーカーシステムには、アクリルホーンが使われています。このアクリルホーンは、ホーン鳴きが少なく音質的にもしなやかで骨太なのが特徴です。2WAYにするためにホーン長は短めに作られているようです。後に発表されたM9500では、アクリルホーンからウッドに変更になりましたが、音質的にはアクリルホーンの方が明るい感じがします。もっともM9500を沢山聴いたわけではないのであくまでも印象です。ドライバーには475Ndが使われています。4インチ・ダイヤ不ラムで2インチスロートのウェスタン594を祖とする由緒あるユニットです。

スピーカーとしては、2WAYの仮想同軸型のバーチカルタイプのスピーカーで、ウーファー、スコーカーに強力なネオジウム・マグネットを使ったのが特徴でした。さらにウーファーの1400Ndは、D130や150−4Cなどのマキシマム・エフィシェンシー・シリーズのウーファー以来のショートボイスコイルが採用されています。ショートボイスコイルとは、マグネットのヨークに対してボイスコイルが最大振幅でもアンダーハングにできるタイプです。こういった点とインピーダンスが6Ωと低いことやユニット耐入力が高いことからボイスコイルが太く電流が流せるタイプのユニットです。

また、能率が92dB/2.83V/mと高いですからマグネットが強力で逆起電力が大きいユニットともいえます。S9500の内臓ネットワーク仕様ではこのウーファーをパラレルで駆動するためにインピーダンスは、3Ω以下と極めて低く駆動するアンプを選ぶ結果となります。要するに大電流を流せる大型の電源を持つアンプが必要だということです。

 もともとS9500ではウーファーのバックキャビティが60リットル程度しかない為、電気的インピーダンスにエアーサスペンションによる機械的な負荷が加わったことも過酷なシステムとなった原因でしょう。仮想同軸タイプのウーファーは、上下の距離を詰めたい訳でスコーカーも耳の高さに合わせようともすれば、当然ウーファー・システムは小型にしたいでしょう。

さかのぼれば、JBLではハーツフィールドでもパラゴンでも小型のバックキャビティでした。このS9500の開発された時代は、アポジーなどの平面駆動スピーカー全盛期で、これらのスピーカーはもっと低いインピーダンス特性でした。その結果この時代のパワーアンプは、クレルやスレッショールド、ジェフローランドなどの大型の大電流型のものが主流になっていました。S9500は、この時代の大電流型パワーアンプを前提にしたスピーカーでしょう。

 このようなJBLのS9500に対して出て間もなく居ても立ってもいられなくて後先かまわず90年の夏にさるオーディオ店に「K2下さい」と言って購入してしまいました。それからかれこれ丸16年使い続けています。途中2003年の冬にウーファーのウレタン・エッジを交換し今に至っています。

コメント

9800のつながりとは、音質的なものを言っているのだろうと思います。一般的に9800のつながりが悪いとは思えませんが、クロスオーバーでの周波数、カットオフ、位相の問題があろうかと思います。
拙宅ではマルチチャンネルしていますので、アンプの音質的相性含めて調整しています。
2007/8/2(木) 午後 6:29

拙宅もS9500です。
非常に鋭敏で、ちょっとしたシステムの変化をモロに音に出してきますね。悪い方に行くときは、極端に悪くなる意地の悪さ(^_^;)もあります。
2007/10/14(日) 午後 4:58


S9500は取り組みがいのあるスピーカーですね。下手をすると痩せた音になりがちです。本文にも記載した通り色々と無理をして成り立っているスピーカーです。しかし、取り組むとJBL的な音も現代的な音も出せる幅の広いスピーカーと思います。
2007/10/14(日) 午後 11:58


発売当初から憧れていたのですが、最近ようやっと手に入れることができるかも知れません。
現用のアンプSTC4212という球を使用した真空管モノラルアンプです。かなり力強いアンプで電源も出力トランスも強力です。球との相性はどんなもんでしょうかねえ・・・
2007/11/28(水) 午前 0:23[ KAZ ]


「S9500との相性として球アンプはどうか?」

という質問と思いますが、中域は良いと思いますが低域は低インピーダンスなので普通の球アンプだとドライブ能力が高くないと難しいと思います。
STC4212は直熱管4212を使用した大型管球アンプだと思いますが、そのパフォーマンスについては未知数なので何ともいえません。トライしてみて下さい。
2007/11/28(水) 午前 1:00


現在はB&W N802を使っています。オーケストラのスケール感、リアルなコンサートホールの再現を期待してS9500に代えようかと思っているのですが、合目的的でしょうか。
2007/11/29(木) 午後 1:20[ KAZ ]


S9500はスケール感の出るスピーカーです。拙宅ではクラシックを中心に聴いていますので、目的としては合致すると思います。

N802はそれだけで自己完結したスピーカーで良い音に持ってゆけますがいじり代は自ずと限界があります。

S9500の様なスピーカーは個々のユニットのポテンシャルは極めて高いですがN802と比較するとシステムとして鳴らすのは難しいと思います。

その分自由度は高いですから、マルチアンプ化やトィーターの追加などで相当追い込んでゆけます。ですからオーディオ的に相当な覚悟を持って取り組めば奥は深いですから楽しめるし相当な満足も得られると思います。
2007/11/29(木) 午後 3:52


スーパートゥイーターを追加しておられるようですが、無いとやはり高音部が物足りないですか?それとも空気感の違いを求めてでしょうか。
また写真のようにスーパートゥイーターを横に置いても定位感にマイナスにはなりませんか?
2007/11/30(金) 午後 0:56[ KAZ ]

拙宅ではマルチアンプ駆動で、S/ウーファーやトィーター等も付けています。上下を足しているのは、プレゼンスの問題でより定位やサラウンドに効果が高いからで特性的なものではありません。

特性的にS9500はオリジナル状態でも十分にポテンシャルは高いです。ただし、ウーファーが強力でパワーアンプの駆動力は必要ですから、電源のしっかりとしたパワーアンプで駆動して下さい。この辺が手始めの使いこなしの工夫のしどころです。

また、トィーターの位置はインライン(軸上配置)でなくとも十分な効果は出ると思います。拙宅ではスコーカーの位置と高さを合わせることを主眼に置き台も特注しセットしました。
2007/11/30(金) 午後 1:22


Sトゥイーターの能率はメインのSPと合わせる必要はないのですか?
自作のBHに乗せるSTを選ぶときには随分能率の合うのを選ぶようにとものの本に書いてあったものですから。
2007/11/30(金) 午後 4:12[ KAZ ]

トィーターをメインスピーカーと同じアンプでパラで駆動する場合であれば、トィーターの能率は、メインスピーカーより高ければ、アッテネーターで下げて使うことができます。最近のトィーターはアッテネーターが付いているものが多いです。

例えばGEMのTS208の場合は能率101dB/mですから、S9500の能率97dB/mに合わせる時は、内臓のアッテネーターを使ってマイナスはもとより、±0dBさらには最大で+4dBまで調整できます。

一方、マルチアンプの場合は、どの様な能率のトィーターとでも組み合わせることができます。拙宅のS9500は16年以上使っていますので、現在のシステムはこの年月をかけて調整した結果です。
2007/12/1(土) 午後 0:44


昨日9500が我が家に届きました。早速聴いてみましたが、定位の良さ、音離れの良さに感心しています。図体の割に結構繊細な音も表現できるようですね。
当面はSTなどを追加せずとも楽しめそうですが、持ち合わせのT-500MK2を合わせてみるとぐっとレンジ感とプレゼンスが向上しました。若干音色が違うので常用することは無いと思いますが、ソースによっては使えるかも知れません。

マルチ化などは遙か先の話になりそうですのでしばらくは内蔵ネットワークで鳴らしますが、付属のジャンパーピンよりも上質のSPケーブルの方が音質的には良いのでしょうか。
2007/12/16(日) 午前 11:14[ KAZ ]

拙宅でも導入から6年余りは、ネットワークで使いました。S9500はJBLらしい音もらしくない音も出すことができるので、この間でアンプやフロントエンドなどとの相性を勉強できたと思っています。

拙宅ではジャンパー線は結局換えずじまいでした。まずは能力を知る上でも素の状態で楽しんだらどうでしょうか?その上でチューニングをやると良いと思います。
2007/12/16(日) 午後 2:32


意外だったのは、普通スピーカーなんてものは買ってきてぽんと置いただけではいい音はしないもので、まして使いこなしが難しいと定評のある9500がそう簡単にちゃんと鳴るはずがないと思っていたのですが、これが結構いい音で鳴るんです。
最初の数時間は新品エッジの堅さのようなものが感じられたのですが、見る見る(聴く聴く?)改善されてきて、スムーズに動いている感じです。
2007/12/16(日) 午後 3:02[ KAZ ]


S9500をしばらく使っていて、やはりマルチに挑戦したくなりました。

SPの裏の下の方にHFとLHの二つのSP端子がありますが、ここにそれぞれチャンデバで分割された高域用と低域用のアンプを繋いでも、ネットワークやドライバー用の補正回路を通って各ユニットに行くわけですか?

Bi-AmpとNormalの切り替えスイッチはどういう役割なのでしょうか。

ドライバーにはSP端子がありますから、ここに直接繋げばNWはスルーできそうですが、その場合は別途高域補正のイコライザーが要るのでしょうか。

またウーファーは必ずNW経由になるのでしょうか。
2009/3/12(木) 午後 10:13[ KAZ ]


問合せの切替SWは、NormalではネットワークのHi-cut,Lo-cutの効いた状態です。
Bi-ampではHi-cut、Lo-cutが解除されます。
ただし、ホーン・モジュールの4500Mは、イコライザーが必要です。ダイレクトにつなぐ事はできますが、クレルのKBXなどの専用イコライザー付きのデバイダーが必要です。

下側の Loモジュール3000M の HF,LF端子がありますが、ここからつなげば内臓のイコライザーを通してホーンに入力できます。

なおLFは、内部配線を変更しない限り一部の補正回路は必ず通ります。
拙宅では試行錯誤の結果、クレルのKBXを使って HFはダイレクト。LFは、内部の補正回路を通しています。
2009/3/13(金) 午前 0:09


ということは、当面はBi-Amp SWをONにして、NWのみを解除した状態で3000Mの裏のHF LFに繋ぎ、内部イコライザーのみを通すのが無難ですかねえ。

この間、試しにドライバーの裏にある端子に高域を繋いでみたら、とても情けない音になり困惑しました。これで謎が解けました。


ドライバーに直接繋ぐ場合のイコライザーはかなり複雑で細かい調整が出来るものが必要なのでしょうか。トーンコントロールに毛の生えた程度のものでは無理なんでしょうね。

クレルのKBXは中古でも(新品など無いでしょうが)40万前後はするようですね。調べたらS9500専用ということですが、品位は違え、初めから内臓補正回路と同じような回路が固定されているわけですか?それとも自分で色々と変更できるのでしょうか。

貴宅では2000Mの方にも専用アンプを繋いでおられるようで、かなりの効果があるということですが、一度聴いてみたいものです。
2009/3/13(金) 午前 0:33[ KAZ ]


クレルのKBXは、S9500用のボードが設定されていて、ネットワークと補正回路が組み込まれています。周波数は650Hz固定ですが、Cutoffのスロープと補正回路のIN,OUTができます。補正は高域に向かってなだらかに上昇させる特性です。

トーンコントロールでは無理ですがグライコなら大凡は補正できるかもしれません。ただし、ドライバーの475は、高能率ですからゲインの高いアンプだと残留ノイズが結構出ます。

ダイレクトにつなぐ場合は、パワーアンプを選びます。もちろん、デバイディングアンプもローノイズが望ましいです。

まず最初は、デバイディングアンプを使わずに、同じゲインのパワーアンプを LF, HFにつないで、Nomalで聴くことをお勧めします。これでもLFの逆起電力の影響をHFが受けなくなって音が変わると思います。

SPの特性や持ち味をステップ・バイ・ステップで確認しながらグレードアップしないと難しいと思います。
2009/3/13(金) 午前 1:22
http://blogs.yahoo.co.jp/shugat/7279155.html


このS9500の購入当初は、マッキントッシュのMC1000で鳴らしていました。MC1000は1kWのハイパワーながら、緻密な音も出すことのできる優れたアンプでした。

しかし聴き込んでゆくうちに、中域の分厚い音の中で楽器の分離の鈍い部分が気になるようになりました。そうなると、ウーファーの高域のもやもやとした混濁感やスコーカーの切れの悪い部分も気になるようになりました。全体のレンジ感もナローレンジという訳ではないのですがカマボコ形に感じました。

この段階でウーファーの影響ではないかと思いました。結局、このスピーカーを鳴らすためにはアンプのマルチ・チャンネル化が有効だと判断しました。特にスコーカーがウーファーの逆起電力にさらされないので、安定した駆動が出来ます。

K2用の基盤を持ったデバイディング・アンプのKBXがクレルより1996年に発表されたのを機に、翌年KBXを使って同じクレルのFPB−300、2セットを左右に片チャンネルごと高音用と低音用で使いはじめました。マルチ・アンプ化では高音と低音の音のかぶりが減って、中高音がクリアーになりました。上下で同じアンプのために音質的なつながりも気になりませんでした。

 中高域が充実してくると、さらに低音の吹き出しを強めたいと思うようになりました。ウーファーも上下で別のアンプを使えばアンプあたりのインピーダンスが6Ωになりますからアンプの負荷が軽くなります。低くなったとはいえ、ウーファーは6Ωですから強力なアンプが必要です。

試しに低音用にクレルのFPB−300の2チャンネルを上下独立で、左右に2セット使用してみました。低音を2ウーファーのパラレル駆動から1ウーファー毎の独立駆動にしたときの低音の変化は劇的なものでした。チェロはその大きさが出るようになって、ヴァイオリンは楽器の大きさはそのままに弾く人間の大きさが出るようになりました。オーケストラは、むしろ締まりが出て音の広がりだけが拡大してゆく感じです。これはもう元には戻れないと感じました。

しかし新たな課題に遭遇しました。中域には色々なアンプを使いましたが、中低音に負けて中高域が貧弱に思えました。肉声や弦楽器の胴鳴りや倍音の伸びから選んだクレルのFPB−300の影響が強く、中高音に中々つながらないのです。アンプは左右別系統と決めているので、手頃な大きさでクレルと合うアンプが中々ないのです。

結局、アンプを遍歴する羽目になりました。色々なアンプの果てに2004年に出会ったJADISのJA−30との組み合わせは素晴らしいものがありました。ただ、スコーカ−の475Ndは能率が107dB/2.83V/mと高くアンプの残留ノイズに敏感です。このJADISはゲインが高くアンプの残留ノイズも大きく、音質的には気に入ったもののノイズに悩まされました。マルチ・アンプ化でフロントエンドにアンプが増えたこともノイズに悩まされる原因でした。

結局、2005年にパスラボのアレフ0を使うようになって、ほぼノイズの問題は解決しました。アンプの残留ノイズの他に、ゲインが低くなったのが大きかったと思っています。アレフ0は、MOS−FETのアンプで極めてホットな音を出します。音に勢いもあって低音を駆動するクレルとは音の強さも負けておらず、音質的なつながりも良いと感じました。

一方で2002年に縁あってGEMのTS−208というリボン・トウィーターを入手し、高域用にKBXをもう一台追加して7kHz/12dB/octでクロスさせています。駆動アンプは当初ステラボックスのPW−1でしたが、現在はCelloのEncoreパワーで落ち着いています。

今まで述べてきたように、JBLのS9500は一筋縄では鳴らせないスピーカーです。拙宅での今までの取り組みはまだまだ途上だと思いますし、ポテンシャルの高いスピーカーだと思っています。


コメント


テェロのアンコールだ〜!凄すぎますデス、よ・よだれがでそうです(^^;)
2007/3/19(月) 午後 11:50[ kin*on*b* ]

機材はスピーカーのS9500を使い続けた16年の軌跡です。特にこの10年は、アンプの遍歴となってしまいました。
2007/3/20(火) 午前 10:40

こんにちは、GEMのTS−208のリボン〜いいですね☆どんな感じですか?聞いた事がないのですr(^^;)
2007/3/25(日) 午後 5:25

GEMのTS-208は、内臓のネットワークで10kHzで切って重ねて使う場合とクロスオーバーでつなぐ場合で印象は違うと思います。

拙宅の7kHzクロスでつなぐと高音の温度感が下がる感じです。音色も明るくなってホールトーンが出易くなります。音質は独特の色がつく感じで存在感があります。クロスでつなぐ場合、アンプは選ぶと思います。拙宅ではステラボックスのPW-1では少しきつく感じました。
現在の組み合わせのCelloのEncoreパワーにして上記の印象でした。
2007/3/25(日) 午後 6:29

私は9800SE を ML3とML6,Orpheus CD,DACでならしています。Krellの音質傾向と言うのは一口で言えるとしたらLevinsonやMacIntoshとはどう違うのか、教えてください。つまりそれらとは違ったよさがあって、やはり両者とは別に所有する価値があるものでしょうか?

Jadisもドイツ・フランスを中心に好評ですが、この音質特徴も教えてください、所有したことがないので。
2007/8/1(水) 午後 4:01[ yes*erd*ys8*o* ]


クレルは時代によって音は異なりますが、一貫しているのは中音を中心としたHOTな音と思います。拙宅で使っているFPBの初期シリーズはしっかりした中高音が特徴です。

一方、JADISは、JA−30の6550の音ではふっくらとした中音中心の音で、中音の艶やかさが特徴です。EL−34では、一転硬質な音に変化します。
2007/8/1(水) 午後 7:50

なるほど、なるほど。Jadisと初期のKrell欲しくなりました。さてMC-1000の使用感想とてもためになります。

私も目下Hartsfield(お宅様と同じようにWooferが斜めについている初期型です。)にJBL520SEとMC1000を繋いで使い始めました。

MCのあらゆる管球式アンプ〔含むMI-200)とMarantz#9でも、LFは思うにでませんで、MC1000がその点では優れておりましたが、おたく様の9500への使用印象はかなり分析的で、説得力があります。

やはりMC1000では駄目かと思うと、何かいいご提案をいただけませんでしょうか?HartsfieldのPreamp-Powerampの組み合わせについて、いくたのご経験からアドバイスいただければ幸甚です。
2007/8/2(木) 午後 2:39[ yes*erd*ys8*o* ]


ハーツフィールドの初期型は、元々ウーファーのバックキャビティが小さく量感の出るスピーカーではないと思います。ですからアンプのパワーを入れても出ないことが多いと思います。むしろ効率良くエネルギーが出る工夫の方が大切と思います。

拙宅では床面を響きの良い材料で補強しています。あとはスピーカーのサイドの壁面を響きの良い材料で補強するのも手だと思います。

拙宅では、ハーツフィールドでは60年代以前のオリジナルLPの再生に使用していますので、レンジよりもバランスを重視しています。
2007/8/2(木) 午後 9:06


Hartsfieldで使うPowerampについて、私見をいただきたし;目下MC-60で聴いています。MI-60がかなりご満足の由、MC-1000、ペアで80万円の売りがありますが、MI-60を狙った方がBetterと思われますか?
またKrellのPowerなりPreampは、どのようなVintage Speakerに合うと思われますか?
2007/8/8(水) 午前 11:16[ yes*erd*ys8*o* ]


ハーツフィールドでどういう音楽を聴くのかによって、組合せは変わると思います。MC−60であれば、スピーカーの駆動力はMI−60と同等ですから、あとは音質の差になります。

MI−60は、出回っている個体数が少なく中身のしっかりしたものは現状ではほとんど皆無でしょう。ですから、一般的にはMC−60をお勧めします。
2007/8/8(水) 午後 9:27


最近S9500を入手してマルチに挑戦しており、そこで質問ですが、KRELLのKBXからS9500ウーハをパラレル駆動するためにFPB300を2台ご使用とのことですがKBXの出力(片ch1口)から2台のFPB300へどう分岐接続されているでしょうか?
特注の分岐装置をご使用なのでしょうか?
2007/9/24(月) 午前 10:03[ MIT ]


拙宅のS9500のウーファーのパラレル駆動には、マドリガル製のレビンソン用バランスYアダプターの「CZ GEL BYA」を使用しています。現在はカタログにはありません。
同様のものにはPADのYアダプターもあります。これは

「ロビン企画」
http://www.robinkikaku.co.jp/

などから現在も購入可能のようです。
あとはケーブルを自作されるか、ケーブルメーカーに特注という手もあると思います。
2007/9/24(月) 午前 10:30


良くマルチにする場合、オリジナルのSP端子に接続しないでウーハーユニットやドライバーの各端子にアンプからのケーブルを直接接続される場合もあるようですが、実験されたことは、おありでしょうか?
また、GEMのクロスを7kとされているようですが8kを試されたことはあるでしょうか?
2007/9/24(月) 午後 8:12[ MIT ]

拙宅のS9500は、スコーカーにはダイレクト、ウーファーには内臓のネットワークを介してつないでいます。ウーファーにもダイレクトにつないだことはあります。

S9500のウーファーのキャビティが小さいせいか、ダイレクトでは最低域のレスポンスの伸びが良くありませんでした。結果、内臓のイコライザーを通して使っています。

また、GEMの208はかなり低域まで延びていますから、拙宅ではトィーター的な使用という点で7Kで12dB/octにしています。8Kは試したことはありませんが、少しGEMらしさは減少すると思います。どうしても8Kの場合6dB/octのクロスの方が良いような気がします。

S9500のスコーカーにダイレクトにつなぐ場合は、チャンネルデバイダーに高域補正のイコライザーの入ったものが必要です。S9500の高域補正に対応しているのは、クレルのKBXのS9500用の他にアキュフェーズなどがあります。

また、GEMにアンプをダイレクトにつなぐ場合、トィータの振動板の保護の意味でハイパスのコンデンサーを直列に入れることをお勧めします。
2007/9/24(月) 午後 10:41

GEMに接続するときのコンデンサは+端子側に接続し、どの程度のコンデンサを使用すればよいでしょうか?
2007/11/27(火) 午後 8:18[ MIT ]


+端子接続でGEMシングルならインピーダンス4Ωで7kHz
クロスならカットオフ5.8kHzとして6.8μF程度

でよいと思います。コンデンサーとしてはトリテックやフォステクスで選ぶのが良いと思います。
2007/11/28(水) 午前 0:45

8khzクロスの場合はどの程度でしょうか?
また、電圧は250vでしょうか?
475Ndに接続されているコンデンサはどの程度でしょうか?
2007/11/28(水) 午後 10:01[ MIT ]


クロス8kHzでもハイパスはそれ以下なら良いので、カットオフ5.8kHzの6.8μFでOKです。
475Ndは、インピーダンス16Ωでクロスが標準の650Hzならそれ以下のカットオフ500Hzで20μFくらいでしょう。

耐圧はトィーターで250VDC以上、スコーカーでは400VDC以上でしょうか。ただし、スコーカーはダイヤ不ラムの耐入力が高いので、アンプのショックノイズが大きくなければ無くても良いかもしれません。
拙宅のパスラボのアレフ0との組合せではつけていません。ここから先は、トライして下さい。
2007/11/29(木) 午前 10:18
http://blogs.yahoo.co.jp/shugat/7374808.html

麻倉怜士氏の『やっぱり楽しいオーディオ生活』の146ページに次のような記述がある:


評論家としての長いスピーカー試聴の歴史の中で、私に身震いさせた製品が二つあります。ひとつが、私の常用スピーカーの三代目のプロジェクト製品である、K2・S9500です。

購入したのは1991年なので、もう16年も前の話です。
初めて聴いた時、度肝を抜かれました。


音が、波面を描きながら音場空間に濃密に広がっていく様が、目で見えたからです。音の立上がりのピークが鋭く、音の小波大波がリアルな振幅をともなって、部屋の空気を振動させる様子が衝撃的でした。

クラシック音楽からポップス、シャズまで、ソースに合わせ、その世界を深く耕し、深く聴かせる類い希なる表現力に私は、惚れ込んだのです。その思いと印象は、16年経ったいまでもまったく変わっていありません。


−−−−−−−−−−−−−−−−−

いったいそんなことがあるのか?

JBL Project EVERESTシリーズには【DD−一万番台】の製品コードがついている。今回のJBL Project K2シリーズは、このEVERESTのラインナップとは一線を画し、バーチカル・ツインのウーファーを搭載。S9500をハイエンドモデルとして製品群が構成された。

「脚」の部分はコンクリート!

評論家である麻倉氏もそのハイエンド機であるS9500を自宅に据えていたのである。

様々なセッティングを試み、よりベターな(なかなかベストには近づかない!?)状態にする行為自体が楽しみであるマニアは、相手が難敵(ハイエンド機)であればあるほど、それへの闘志(よりよい音を求める気持ち)で、「あ〜でもない、こ〜でもない。」と周辺機器(コードとか・・・・)に投資してしまう(ものらしい)。


中にはエンゲル係数ならぬオーディオ係数(?)が、どうみても収入を上まわり人生を踏み外している人も散見される(という)。

いくら優先順位の問題とはいえ、明らかに狂っている! 
もう一度書きます。狂ってる!

 
そんな人々を反面教師としてバランスある、そして良識あるマニア(もともとマニアには良識など・・・・ない)になるべく、私は過ごしているのであるが、前述の麻倉氏の引用文を読んで、クラクラ・・・・・・・ときてしまった。

2006年に発表されたDD66000はJBL創立60周年記念であったこともあり、その年にはJBL関連本が何冊も出版されていた。ステレオ・サウンド誌でも別冊で『60th Anniversary JBL』を出版していて、【JBL社の歴史(=製品年表といってもよい)】がわかる内容であった。

そこでS9500をみると、【S9500、S7500、S5500】と並ぶ製品群の中に、【M9500】が存在した。

 バーチカル・ツインの基本構造は変わらない。

現行製品であるS4800、S3800等に連なる(と思われる)頭の【S】はコンシューマー向け(=一般消費者、市場投入型)を表すものである。

しかし、JBLにはこのラインとは別にスタジオモニター向けシリーズがあり、アルファベットがつかず、コード番号だけで呼ぶ製品も多い。

スタジオモニター向けだとはいっても、一般人が購入することも可能なわけで、特に日本では1970年代から80年代にかけて“4343”からその後継機種“4344”が一般消費者に爆発的に売れた、そんな歴史がある(かくいうわたしも、実家に“4343B”がある)。

構造的にはS9500と同じ設計コンセプトで作られているが、本体容積の増量+ネットワークの外箱化となっているM9500は、頭の【M】が示すとおり“Monitor”用として開発されたものである。

JBLとしてはS9500をコンシューマー用、M9500をスタジオモニター用に開発・販売を開始する。

しかし、ここで明暗が分かれることとなった。

S9500=明、M9500=暗という結果である。

S9500はハイエンド機ながらも一般消費者に受け入れられ、メーカーとしては商品コンセプトの確立(K2シリーズ)と販売実績という果実を手に入れることができた(だいぶ売れたらしい)。

現在もK2シリーズのバーチカル・ツインはS5800が現役として、ラインナップに名を連ねている(現行のハイエンド機S9800SEはバーチカル・ツイン方式ではなくなっている。

・・・噂では、あくまで噂ですが・・・・・、


@ キノシタ・モニター(レイ・オーディオ)から圧力がかかったとか→「真似しただろ!」

A JBL側が配慮したとか→「ハイエンド機に他社と似たものを置いておくのはいかがなものか・・・・・。」

との話を聞いた。真相は・・・・・??????

一方、M9500はその巨大さ故、導入を控えるスタジオが多かったらしい。なんせ

重さ137kg(本体)+ネットワーク8kg
縦140cm*横64cm*奥52cm

という大型冷蔵庫並のサイズが2本なのですから・・・・。

わずか(?)ではあるがM9500を導入したスタジオがあった。ここである。


そんなM9500が我が家に到着した。

3分割され上のウーファー+真ん中のホーン・ツィーター+下のウーファー+外箱化したネットワークで構成されている。

 とにかく「でかい!」

 3ブロックを積み上げて完成。

 ネットワークは「外付け」

予め設置場所のサイズを測っておいたのでスペース的には収まることは収まった。
しかし、心配がひとつあった。

それは「重さ」である。昭和40年代に建てられた現住居は、2本で280kg+その周囲の重さも加わると優に350kgは超えている。床が抜けないだろうか?
これがいちばんの心配なのだった。

知人から「本が多すぎて住宅の床が抜けた。」とか「家が傾いた。」「床が斜めになってしまった。」という話を、まことしやかに聞いたことがある。

私も若い頃、1ヶ月3000円の家賃の家に住んでいたとき、1ヶ月1500円の方の家に伺ったことがある。襖を閉めると下は柱にピタッと付いているのに、上は3〜4cmも空いていた。そんなところもあれば「さもありなん。」である。

今のところも、そんな恐れがある住宅なのだ。

枚方市の“Blue Lights”の奥村さんにしても(今はなき)桑名市の“どじはうす”の脇田さんにしても、家を造るとき土台からしっかりとスピーカーの下だけは特別に設計されていた。

本当に大丈夫なんだろうか、私のこの住宅のこの場所で・・・・・・?

(2008年2月現在、まだ大丈夫)

そんなヒヤヒヤ感を感じさせない鳴りっぷりをどう表現したらいいのか?

まだまだ工夫の余地があちこちにあると思われるものの、とりあえずは「朗々と鳴っています」とだけ書いておきます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−

基礎データ

“1400Nd”14インチウーファ*2
“475Nd”ドライバー
“H9500”バイラジアルホーン
クロスオーバー周波数650Hz

素材に“Nd”=ネオジウムを使用しているところがポイント。
http://www.geocities.jp/sjtsunoda/audio/m9500.html



麻倉怜士先生インタビュー 2009年9月23日


・JBLのK2・s9500スピーカーを1992年に導入しました。それからかなり長い時間が
経っています。このスピーカーを鳴らし切るのはほんとうに難しく、最初は定評のあるマークレビンソンのメインアンプを使用していましたが、いまひとつでした。

何か力が無いんですね。

いろいろ試して最後に真空管アンプ845プッシュプルを導入したところ、素晴らしい押し出し感があり、豊潤なサウンドが得られ、これに落ち着きました。

しかし、長く聴き込んでいくうちに低域の量感はあるものの、輪郭感や切れ味が
もう少し欲しいなと思うようになりました。38センチウーファーのバーチカルセンター使いなのでマッシブな音は出るのですが、だけど、もう少しシャープネス階調感、繊細な音が欲しいと。


ずっと改善したいと思っていましたが、なかなかうまくいきません。中高域はスーと延びて気持ちが良くて解像度が高いのですが、もっと低域とのバランスが欲しいと常々思っていました。


・しかし、リアルサウンドラボ社の音響パワーイコライザ「APEQ-2pro」を導入した時は驚きました。

最初にビックリしたのは、低域は量感がたっぷりあるが、明瞭度や速度感が追いついていないことが感覚的ではなく、測定的に明確に把握出来た事です。感覚的には分かっていましたが、どれくらい具体的にモヤついていたのかを数値で正確には掴んでいなかったですね。それが実際にAPEQ-2proの使用前・使用後で聞いてみると、 差分として明確に把握でき、得心しました。


使用後では、低域のスピード感、質感、階調感、輪郭感などが非常に立ってきました。導入後の今から考えますと、これまで中高域が早くて、低域が結構遅かったですね。 高域と低域の音調とスピードが合ってきました。これまでは低域の量感がたっぷり過ぎたことに対しいろいろ直すようにしていましたが、なかなか難しかったです。 今回の導入でこの問題はほぼ解消されたと思いましたね。



一次反射や定在波、拡散音場などのルーム・アコースティックの問題が発生しているというのは以前から分かっていました。かといって、この部屋からそうした問題を取り去るのは難しくて、正直諦め掛けていたところがありました。


今回まず導入前の素の特性をマイクで計測してみると、かなり低域が持ちあがって
いました。中域にはピーク&ディップがあって高域は早めに落ちていましたそれが
部屋の要素を入れたスピーカーの音の特性でした。


補正してほぼ周波数特性をフラットに近い状態にすると、鮮度、全帯域における
解像度が上がり、本当に使用前使用後ではこんなに違うのか、と正直驚きました。

使用前の時も素晴らしいスピーカーだとは思ってはいましたが、ルーム・ アコースティックの影響を抑制することによって、スピーカーの本来の姿が出た のでしょう。やはりかなり部屋の影響を受けていましたね。


部屋は第2のオーディオ・コンポーネントなんです。しかし、機器を買い換えることは簡単に出来たとして部屋は無理です。だから部屋というコンポーネントをどのように上手く鳴していくかがとても重要になりますね。


これまで、コンポーネントを変える、ケーブルを変える、電源を変えるというようなグレードアップの工夫はたくさんありましたが、部屋に関するアクセサリー機器は吸音用など一部に限られていました。できることといえば、部屋の乱反射をなくす為に、家具の配置を変えるということぐらいでした。



・唯一AVアンプには自動音場補正機能がありますが、それはマルチチャンネルでのスピーカーの特性を揃えることに主眼が置かれ、ルームアコースティックを是正するところまではいっていません。 しかも、スピーカーの持ち味をスポイルするのではなくて、生かしつつ部屋の問題を直せるなら素晴らしいことですね。これまでもDSPでスピーカーのF特を変えるという技術はありましたが、多くはDSP臭さ、デジタル臭さが出てしまい、スピーカーの持ち味が損なわれてしまう危険性がありました。

CONEQはデジタルの塊のような構成ですが、聴感上のカラーレーションは
たいへん少ないと思います。K2がまさにK2らしい音で鳴っています。

ハイスピードで、音場の見通しも良くて、輪郭がはっきりしているというJBLの
持ち味を維持したまま、ルームアコースティックの影響を低減することで、JBLが、さらにピュアなJBLの音で鳴るようになったのが凄いですね。

これがスタジオでうけている理由だと思います。そのような点はまさにオーディオファイル向けだと思います。 これには期待しています。



イコライザーという製品にはカーブを作って、それに強制的に何が何でもそれに
当てはめてしまうというイメージがあり、導入すると何でもかんでもイコライザー
機器特有の色をつけ、悪さをするという通念がありますが、CONEQには
そのような色は感じられません。1を入力したら、1が出力されるというリニアリティ感覚がとても濃い。つまり、いい意味で存在感が無いんです。

機能はしっかりと働いていますが、スピーカーをスポイルしないでスピーカー
本来の持ち味をきちんと出しています。その意味ではこれはいわゆるイコライザーではないと思います。コンポーネントの持ち味を生かしながら、部屋の悪影響を取り除くことが出来る、つまり音のインフラストラクチャーの改善機器だと思いますね。
http://realsoundlab.jp/category/intv/intv_asak/

リアルサウンドラボ デジタルイコライザー Real Sound Apeq-2
http://www.ippinkan.com/Real_Sound/apeq-2pro_coneq.htm
http://www.ippinkan.com/real_sound_apeq-2pro_coneq.htm


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4) Project EVEREST DD66000 (2006年)


JBL Top line Everest 66000
http://www.youtube.com/watch?v=H3kHcm6MCJY

JBL エベレスト DD66000
http://www.youtube.com/watch?v=YNmADMO9T9U

HK Mr Lai's JBL DD66000 ultimate setup
http://www.youtube.com/watch?v=eEASjw1VUX4
http://www.youtube.com/watch?v=G4zr2d5Dx9Y
http://www.youtube.com/watch?v=U7cks6GYlpE
http://www.youtube.com/watch?v=O_Vnx4fbLbA


JBLから60周年記念のフラグシップスピーカー「Project EVEREST DD66000」登場

JBLとして、2001年に発売した「Project K2 S9800」以来のフラグシップスピーカー。 K2 S9800の発売後すぐに開発に着手したという。JBL60周年を記念するスピーカーとしてのみならず、同社社長の安田耕太郎氏が

「数十年に一度の製品。これ以上は無理という極限のところまで到達した」

というほど力の込められた製品。

DD66000は、「Project EVEREST DD55000」以来、代々のフラグシッププロジェクトに携わった、JBLコンシューマー製品のチーフシステムエンジニアを務めるグレッグ・ティンバース氏、同じく初代EVEREST以来、ハイエンドモデルのデザインを担当するデザイナーのダニエル・アシュクラフト氏など、JBLを代表する技術者が開発した。米JBLの社長であるポール・ヴェンテ氏は

「JBLのドリームチームの能力がすべて入っている」

とDD66000を形容する。同社の歴史を彩った「HARTSFIELD」「PARAGON」といった名機と肩を並べる最高品位のスピーカーとして、満を持して送り出す。

ユニットの構成は、380mm径のアルニコウーファー「1501AL」を2発、高域用の100mm径コンプレッションドライバー「476Be」、超高域の25mm径ベリリウムドライバー「045Be-1」の4ユニット。

2本のウーファーのうち1本と、コンプレッションドライバーを700Hzのミドルレンジクロスオーバーで混合。

1本のウーファーとコンプレッションドライバーで全可聴帯域をカバーしている。

また、超高域用のコンプレッションドライバー「045Be-1」を加えることで、50kHzを超える超高音域まで再生帯域を拡張。

さらに、もう片方のウーファーを150Hz以下で動作させることで、30Hz以下まで低域再生能力を拡張させている。

JBLでは、2ウェイを基本に、超高域と低域に再生帯域を拡大させたこの方式を「拡張型2ウェイ」と呼んでいる。


ローズウッド(RW)・チェリー(CH): 1本 3,150,000円(税込)
エボニー(EB)・メイプル(MA) : 1本 3,465,000円(税込)
http://www.phileweb.com/news/audio/200609/08/6743.html

仕様

3ウェイフロア型

使用ユニット
LF/LLF 380mm 径パルプコーン・ウーファー〈1501AL〉×2
HF 100mm 径ベリリウム・コンプレッションドライバー〈476Be〉+SonoGlass™製バイラジアルホーン
UHF 25mm 径ベリリウム・コンプレッションドライバー〈045Be-1〉+SonoGlass™製バイラジアルホーン

インピーダンス 8Ω
許容入力 500W(RMS)
出力音圧レベル 96dB
クロスオーバー周波数 150 Hz(LF1/LPのみ)、700 Hz、20 kHz(UHF/HPのみ)
寸法(足含む/スパイク含まず) 全幅:965mm、全高:1,109mm、奥行き:469mm
重量 137 kg(グリル含まず)/142 kg(グリル装着時)
http://www.harman-japan.co.jp/jbl/hifi/dd66000/


JBL DD66000 エヴェレスト専用トレール(SPスタンド) 2009/08/31


JBL DD66000 エヴェレスト用トレール本体が完成してきました。SPの色が「メイプル」ですのでトレールも「メイプル色」で合わせています。

今までに何回か問い合わせが有りニーズが強い事は判っていましたが、なかなか良いデザインを考案できずに見合わせていました。今回写真の様なデザインで完成いたしました。

出来るだけコンパクトで低音のヌケが良く響の美しい「音質」を求めました。もちろん、一度トレールに載せてしまえば一人で移動や向きの調整が簡単に行えます。

使用したキャスターも6個/台として300Kgの耐荷重に設計しています。使用する積層材の大きさも今まで使った事のないサイズになり、強度も十分に取っています。1個の重量が18Kg有ります。(見えない部分に補強を入れています)

今回はスペーサーも同色に合わせていますので、スペーサーが完成次第お客様の処に発送します。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2009/08/jbl_dd66000_700.html


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. : .:::::::|: . ;ィ‐ ‐、: . /:::::::,':. ://:. lエレちゃんのくせにエレちゃんのくせにエ


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14. フラグシップスピーカー「Project EVEREST DD66000」に一言

Q: 次の最高機種の3つの中だと どれを選びますか?

JBL DD66000
Pioneer TAD
B&W 800

ベストアンサーに選ばれた回答 exclusivem8さん


もちろん、その三機種の中では、TAD-R1が圧倒的に音質がいいようです。 (試聴した人の話)

私はEXCLUSIVEユーザーですが、TADのユニットは音質がいいとしか言い様がありません。

対して、DD66000はキャビネットにMDF(コストダウンか?)を使っていて、音質の評価が高いという話は余り聞きません。むしろ、値段の割には駄作だというのもよく聞く話です。全てがそうではないと思いますが、最近のJBLは以前と比べると(音質の)レベルが落ちているような気がします。

エベレストと言えばJBLの最高峰の代名詞で、DD66000には相応しくないような気がします。

B&W800は、相変わらず高音がキンキン鳴っていて、低音が出ないのではないでしょうか。

その中で音質が最低なのは、DD66000という事だけは確かです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1428309609

このスピーカーシステム、市場調査を気にしすぎている悲しい製品だと思っています。

15インチダブルウーファー、アルニコ磁気回路、4インチボイスコイル、大型ホーン…

この組み合わせに絶大な人気があるのは理解できるものの、この先のオーディオに対する提案が一切ない。これがJBL社のフラッグシップとして登場したとき、暗澹たる気持ちになりました。

ウーファーユニットにショートボイスコイル、アルニコ磁気回路を搭載したことは一応評価できます。しかし、アルニコ磁気回路が本当に優れているのなら、コンプレッションドライバーにも同様の磁気回路を搭載すべきでしょう。アルニコではスナウトレスにすることができない、あるいは、スナウトレスのコンプレッションドライバーをアルニコで再設計するのは開発コストがかかりすぎる、そうした事情ではあるとは思いますが、これではアルニコの復活とはとても言えません。


さらに、アルニコ磁気回路の大電流時における減磁については、ショートリングを多層構造にすることにより回避しているとしていますが、類似する構成は大昔のSONY社のユニットでも見ることができます。一方、アルニコ磁石の経年に伴う減磁という問題については、パンフレットでは一切触れていない。

アジアのユーザーに対して、誠実な態度で製品を販売するつもりがあるのでしょうか?


大型ホーンも見てくれだけで、ホーン長が足らず、たかだか700Hzクロスの定指向性ホーン。また、この短いホーンは上下の鋭いホーン端において強烈な回折とホーン内部への反射を生じます。

何故、こんな分かりきったことをするのでしょうか?
デザインのため?

しかし、箱のデザインも感心できません。無機的なロボット顔は好みの問題としても、箱の背面の曲面構成は定在波の防止以外にメリットがなく、それに、定在波の防止だけなら、こんなことをしなくても十分可能です。

この箱のデザインは、パラゴンに見られる音響的な効果と装飾デザインとの見事な融合が感じられず、単に奇を衒っただけという最近のハイエンドスピーカー並みのシロート臭さを感じます。DD66000が失敗作であると言っているのではなく、今後もこうした製品をJBL社が作り続けなければならないという状況を恐れています。

古いものだけがいい音を出すことができるというユーザーの意識。

製品に対して礼賛すれども無批判なオーディオ評論家。(「評論家」ではなく「取巻き」)

これではJBL社も斬新なユニットやシステム構成に挑戦しなくなるでしょう。こうしたことがJBL社の創造性の豊かな製品開発能力を徐々にダメにしていっているのではないかと危惧しています。


_______

素晴らしい意見で,同感です! あのエンクロージャーに対して15インチ2発はキツイですし,クロスオーバーも高過ぎ.今度は誰の意見を取り入れたのでしょうね?
Commented by kiirojbl at 2008-12-24 23:49

こういうことを言いたくないのが正直なところです。
JBLの冒険的なフラッグシップを望みます。
Commented by Roberto at 2008-12-28 12:31 x

フォルムはきれいですが、音は?ですね。
エンクロージャが小さすぎると思いますし、コーンが重すぎか。
広域はよくキレますが...

無理なダウンサイズからして、日本向けの製品では?
Commented by kiirojbl at 2009-01-04 23:58
http://kiirojbl.exblog.jp/10375226/

222 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2007/02/19(月) 22:52:05


原価を考えれば買う奴はバカ。
売ってる側は間違いなくそう思ってます


229 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/02/23(金) 01:54:42 ID:znG8lMAN

どうやったらあの値段になるんだろうな と技術関係の仕事している俺は思う
売れる数か?


108 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/12/11(月) 05:17:28

ある意味史上最強クラスのボッタだよな、コレ。
使われてるもんを冷静に眺めると。

ま、オデオ関連は何にしろ多かれ少なかれそんなもんだが。

232 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/02/23(金) 06:28:41 ID:Z4rktuTO

DD66000の600万円しかり
ムンドの600万円プリ、1200万円パワー・・・・

日本人金持ち!と世界から馬鹿にされていることだけは間違いない。


285 : 名無しさん@お腹いっぱい。[kage] : 2007/04/03(火) 09:49:28

価格を考えなければ、良いスピーカーだと思う。
買える人は裕福な方なんでしょうね。


319 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2007/04/18(水) 13:56:09

退職世代に売れてるらしいよ。JBLの一番いいのだって言って。
この世代にはそれが特別な意味を持つらしい。
4343の復刻版とか出たら飛ぶように売れそうだ。


320 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2007/04/18(水) 14:22:

音の問題じゃなくて、要は憧れの問題ね。

282 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2007/04/02(月) 19:44:40 ID:


先月のMAXAUDIOのイベントでDD-66000聴いたけど
同じスペースに置いてあった Harbeth Super HL5の音の方が良かった。

224 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/02/21(水) 19:12:36 ID:/OCIXb5H

DD66000のドラムに感動したけど、10マソのスピカーでも感動できました


226 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/02/22(木) 04:34:07 ID:cjGtoE+G

JBLが15インチダブルウーファーのフラッグシップ作ったのは、素直に嬉しいけどユニット買って、米松の充分容積ある普通に四角い箱作らせて、組んだ方が
間違いなく、音良いだろうね


109 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/12/11(月) 08:14:23

あれが史上最上とはあまりにも物を知らなさすぎだ


34 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/22(水) 22:13:26 ID:hrXzc354


どうせ、日本でしか売らないんでしょ。
本国じゃあ、HPにも出てないじゃない。

87 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/26(日) 19:24:34

え、、アメリカ本国では販売してないんですか?


35 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/22(水) 22:17:25 ID:7GO5OPuF

今のJBLのマーケットは日本
奥行き薄いのもそのためだよ。

189 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/01/19(金) 00:46:57 ID:mIe/MUI7

バッフル面を最小にする、今の主流に反している。
他にあのプロポーションの海外スピーカーはないでしょ。
さすが maid in USA for Japan だね。


74 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/24(金) 20:52:18 ID:II7J61BX

売れるところで売れる物を売るのは、マーケティングの基本。
そんな基本的なことすら出来ないメーカーは、すぐに無くなっちゃうよ。
評判良ければ本国でも売るでしょ。


65 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/24(金) 16:34:19 ID:n5Ew+GfO

過去の栄光は認めるけど、その時代のJBLと今のJBLとは全く別物だと思うんですけどね。 実際の所、今はJBLではなく、ハーマンでしょ。

上にも書いてあったけど、60周年フラグシップと言っておきながら、
本国では売ってないんですよ!!
一体どこが世界のJBLなんですかね。

結局ね、何が魅力なのか、さっぱりわからんのです。
JBLというブランドが付いてるからですか?
そんなの、ヴィトンというブランドが付いているという理由でバッグを買う女性と大差ないじゃないですか!


148 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/01/04(木) 17:39:32 ID:xTcA0rKL

質問、JBLの高級機、Tannoyのプレステージ・シリーズ、Ortphon の SPU はなぜ極東地域でしか売られていないんですか?

150 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/01/04(木) 19:02:03 ID:RsXIfGtQ

JBLはアメリカでは無名だよね

151 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/01/04(木) 19:20:30 ID:g1TPMYi9
>>150
そらあんた無知。
ツアーPAはJBLが圧倒している。
クラプトンのコンサートもJBLだった。

152 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/01/04(木) 19:24:47 ID:RsXIfGtQ

それってPAの世界では??

154 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/01/05(金) 08:10:10 ID:wyMrNFYE

さぁ今年もやってきました

「JBLはアメリカではマイナー
ありがたがってるのは日本だけ」ネタ

盛り上がってまいりまショー

155 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2007/01/05(金) 08:18:36
>>154
マイナーじゃなくても売れてない
PS3みたいなもんだろう

156 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/01/05(金) 12:40:06 ID:DXQcthbU

日本の常識、世界の非常識


157 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2007/01/05(金) 13:12:57

劇場の殆どがジムランである事実。

36 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/22(水) 22:32:12

やっぱりオールドJBLが評判いいの?

37 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/23(木) 01:43:31

でも、具体的には何だろうか。
4343も大した事ないし、5500とか2ウェイホーンも駄目でしょ。パラゴンも


38 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/23(木) 02:51:53

オリンパスでしょ、かっこいいしいい音でそう。

21 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/12(日) 02:59:15

ツインウーハ系はやっぱりオリンパスが一番かっこいいよなぁ。

22 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/12(日) 15:56:17 ID:wTMyr69B

↑あれ、片方、ドロンコーンだろ。


23 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/15(水) 10:48:38 ID:xczkXni/

オリンパスは、ね。
で、エベレスト、音、良いの? 素性は良さそうだが。

263 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2007/03/17(土) 19:43:13

MAXAUDIOのイベントで66000聴いてきた。
ゴールドムンドの最上級機種フルラインアップで聴いて来たが、映画館で音楽を聴いてるような気分だった。

264 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2007/03/18(日) 06:03:44
>>263
その表現じゃ、いいんだか、悪いんだか、さっぱり分らないw


265 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2007/03/18(日) 09:06:27

大枚はたいてもPAなみ


266 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] : 2007/03/19(月) 11:28:04
>>264
悪いってことじゃないか・・・?
サントリーホールだとか良く整備された音響ホールじゃないんだし。
66000はともかく、ムンドじゃ〜ね〜?

267 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/03/19(月) 14:09:30 ID:SQz7LYpg

ムンドが高すぎたので66000がむしろ安く感じた。
これはJBLの罠だw

6 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/10/22(日) 01:20:31 ID:c7haWdh+

これを鳴らしきるにはどんなシステムと部屋がいるわけ?


8 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/10/22(日) 12:02:06 ID:VQtVYW94

とにかく大きくて部屋に入らない。
ウチの部屋では間隔が狭すぎてステレオにならない。
音は普通。

18 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/11(土) 03:59:36 ID:WswWBKLl

あんなグロいデザイン見たことない。
しかも音もグロい。
JBLやウエストレイクをいい音と思っているやつは全く音楽が分からない人

19 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/11(土) 09:52:39 ID:CZzz51rV

オーディオショウで聴いてきたけど。。

見た目は少しがっかり。
エンクロージャ、もう少し高級感が欲しかった。
形はやっぱり昭和のロボットの顔に見える。
音はだいたい想像通りだったかなあ。

評論家のイシダさんがレヴィンソンの32L フルヴォリューム(これ以上あがりませんって言ってた)にしてピーターアースキン鳴らしてたけど音楽鑑賞とは少し違う意味で感動、爽快だった。

ウーファのコーン全体がベコンって前後に動いてたのも初めて見たし。

スペックとして凄いスピーカだけどエージング不足のせいか、音楽としての感動はまだ薄め。

26 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/15(水) 15:44:56 ID:LEtgJMXs

ダ○ナ5555;試聴会に参加しました。
濃厚、ねっとり、音像の具体性希薄。ただ、音は、グラマラスで包容力はあるかな。

最新機種でありながら、実はとても古風なサウンドだった。聴いてて疲労感が強いので、1時間経過して、会の前半でさよならしたけどね。
システムが良くなかったのかもしれないが、66000の初対面の印象は悪かった。残念。

27 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/15(水) 20:58:06

[伝統]に縛られすぎなんでは?
老舗ならではの苦しみって奴かな。


28 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/15(水) 21:14:33

MAXAUDIOのイベントで聴きますた。
耳にキーンとくるPA臭い音で鳴ってますた。
最前列で聞いていたので拷問状態ですた。
高音が聞こえない敬老会の連中には丁度イイ音だと思いますた。


30 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/21(火) 23:24:28 ID:ZqWb6xhu

ネットワークでホーン殺し。
小容積キャビでウーハー殺し。
M御用達。
我慢大会出品作品。

71 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/24(金) 20:13:56

これ、箱の断面とか展示されているのを見たけど、現在の標準からすれば、板厚が薄くて補強もさほどしていないんだよな。

大音量だと箱が鳴きまくっているはず。
この箱で、あの値段はちょっとボリすぎ。

ユニットは良いと思うけどね。


31 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/22(水) 00:32:46

どこで聞いてもまともな音してないぞ。
こんなバカスピーカをバカ誉めする日本のオーディオ雑誌は最低だ。

32 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/22(水) 16:07:31 ID:5RhzyQ/K

そりゃ、あのスピーカーを同じハーマン傘下のレビンソンのアンプで鳴らせば、そうなるわな。
ヴィオラで鳴らしてみ。ケーブルも吟味して、AETとかにすればけっこういける。

34 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/22(水) 22:13:26 ID:hrXzc354

秋葉の某ショップでヴィオラのブラボーで鳴らしていたけど、低音が全くといっていいほど出てなくて、潤いは皆無だし、チョーガサツでいいとこなしでした。

うるさいだけだね、あれは。

40 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/23(木) 10:38:55 ID:kLkGxmOQ
>>32
>ヴィオラで鳴らしてみ。ケーブルも吟味して、AETとかにすればけっこういける。

北九州の楠のとこで聴いたクチか?
あの音がAETのせいと思ってはいけない。
見えるところはAETだが、隠れたところにカーマのケーブルが使われている。
低域のうねりの太さは、AETだけでは出ないよ。

それから、BDRのカーボンのベースがあっただろ?
それが、あそこの隠れた音の良さの秘密だ。

それに、エベレストのウーファーは最初の一ヶ月は、まず、鳴らない。
ボリューム上げてうるさいくらいに毎日数時間鳴らしていて、ようやく鳴ってくる。

今の楠んとこのエベレスト、低域が出過ぎて困るくらいらしいから、ユーザーの腕次第ってとこじゃないの?


42 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/23(木) 12:37:00 ID:lavqxxzl

最近の低能率の家に持ち込んでポンと置けばまずはそれなりに鳴る?あるいは
実力の片鱗を見せる?スピーカーに慣れた輩にJBLのDD66000の良さもわからんし、使いこなしが無理なのは仕方が無いこと。

JBLのSPは家庭に持ち込んで最低でも最初の1ヶ月から3ヶ月はユニット自身のエージングだけで時間を費やすのが当たり前。その間はアンプを変えようがケーブルを変えようが意味が無い。どんどん音が変わっていくからだ。
とにかく最初はじっと我慢あるのみ。それが過ぎても1年間は少しずつ音が変わっていくので、結局落ち着くには最低でも2年、場合によっては3年かかるのは当たり前。

それを出てすぐに店頭や試聴会、ショーなどで聞いただけで判断結論を出そうとする輩はJBLそのものを知らないことを晒しているだけで痛いだけだ。ってことだな。

51 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/23(木) 21:24:31


そんなに変わっていくもんなら開発者はどうやって音決めしてるの?

53 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/23(木) 22:54:15 ID:d3SH2VoS
>42
音がどんどん変わって行くから、店頭での音など全くあてにならないという
ことらしいですが、じゃあ、音以外の一体何を基準にDD6600の良し悪しを決めるんですか?

スペックですか?ブランドですか?設計思想ですか?デザインですか?

落ち着くのに3年なんて、詐欺まがいですね。

スピーカーが変わったんじゃなくて、聴いている人の耳が慣れただけじゃないんですか?

あのキツイ音に。


54 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/23(木) 23:10:58 ID:E5mdX8Zs
>>53
もちろん総合的に判断するんだろう。
スペックで大よその特徴を思い描き、ブランドで信頼し、設計思想にリスペクトされ、デザインを選ぶ。

少なくともこいつは初めてのJBLとして買う代物じゃない。荷が重過ぎる。
本格的ホーンの経験が豊富な玄人がお客さんであるべきだろう。
お客さん、初めて?ならS9800SEがお勧めだよ。

55 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/23(木) 23:31:48

一年後くらいに、同じ店の同じ個体で判断しても、遅くはなかろう?
下の帯域のウハはエージングに時間掛かりそうだし。
店だって営業中ずっとエベ2ばっか鳴らしてるとは限らんしな。

56 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/24(金) 00:22:41

じゃー鳴るまで3年のスピーカを評論家は何でべたほめすんだ。
オーディオ紙で3年後は良くなるでしょうなんて書いてあるの見たことないぞ。

もともとスピーカの後ろが無意味に円形で箱の共鳴を殺したり、異常にでかいくて非対称のウーハ使うのは何か意味あんのか?

今ショップで聞いてる限りじゃ、ウーハでかくて、高域の音と、低域の音がずれてんじゃねーか。まあコーンが乾けば少しはましになると思うけど少なくともマルチアンプじゃねーとまともな音でないだろうな。
今でもマルチアンプで鳴らしてる店見たことねーが。

まあ今の日本の成り上がりには見かけだけでもゴージャスなら欲しいんだろうな。
まともにゃ鳴らせないだろうけどね。

60 : あんちょこ◆44iVG5nexo [sage] : 2006/11/24(金) 10:49:19 ID:7FkwHj2v

>>56さん
貴方はある程度ご存知でそんなやぶにらみなカキコをされてるんでしょうが、、、。

ハーツフィールドやオリンパス、アルテックA5は皆さんもご存知の銘機ですが、最初は私自身も理解できない、くそやかましい音でした、、、。
特にパラゴンなんかあの五味先生が「タダでもいらぬ」発言があったぐらいですから、、、。
確かに誰でも買えるシロモノではありませんが、慣らしつける道程こそオーディオ道だとお考えの方、是非がんばってみてください、、、。心よりご健闘緒祈りします、、、。

ある登山家は言った「そこに山があるから登るんだ」 


57 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/24(金) 00:33:19


正直ふつうの家ならS9800SEの方がずっといいと思う

58 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] : 2006/11/24(金) 08:49:20 ID:6mYcAT9b

とりあえず・・、今聴ける音は全然良くない(買う予定の人も同じ思い)

JBLだからきっと将来は凄い音になる(過去のJBLを知る人たちには分かる)

購入して試行錯誤する間(少なくとも2、3年)はオーディオは楽しめても音楽は楽しめていない・・

って事でよろしいですか?

59 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/24(金) 08:58:50

俺はあきらて willsonやアバロンやテールにした方がいいと思うよ。
よっぽどのJBLファンじゃなかったら聞いて音の違いがすぐわかると
思うけど。
もうJBLとハーマンには興味ありません。


62 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/24(金) 14:50:09 ID:CDN/8yAk

JBLの良さはユニットのエージングから始まって、セッティング、アンプ選び、駆動方式(内臓ネットワーク、バイアンプ、マルチアンプ・・)の選択等、色々な段階での可能性に向けて使い手が使い手の好きなようにひたすら追い込んでいくところにあり、それを解さないユーザーは手を出すべきではないし、多分使いこなせずにJBLはキンキンカンカンのうるさいSPということだけで終わるだけだろう。

たとえ、同じハーツフィールドでも43系モニターでも、使い手によってどれ一つとして同じ音に調教されたものは無く、それぞれの使い手の力量と思い入れが反映された再生音になっているのだ。

不思議なことに、JBLのSPはどんなに使い込まれた固体でも、部屋が変わったり、使い手が変わると、新品の時のようなエージングや使いこなしをユーザーに要求するSPなのである。

最近流行りの新品で購入して家に置いて、ある程度の機材で鳴らせばそれなりに鳴るSPとは一線を引いているSPである。

つまり、「店頭で何をみて選べば良いか?」などと質問をしている時点で、そいつは流行のお任せ高級SPが似合っているのであって、JBLのような建設的なSPを使いこなせるだけの技量は無いということだ。

63 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/24(金) 15:01:09

そうだな。
要は女みたいなもんだてこった。

65 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/24(金) 16:34:19 ID:n5Ew+GfO

あのぉ

「ユニットのエージングから始まって、セッティング、アンプ選び
駆動方式(内臓ネットワーク、バイアンプ、マルチアンプ・・)の選択等、
色々な段階での可能性に向けて使い手が使い手の好きなようにひたすら追い込んでいくところにあり、」

とかいうのは、何もJBLだけの特権じゃないし、実際、B&WのSignature800 の内蔵ネットワークをスルーして使ったりしている熱心な人もいるわけです。

それに、どんなメーカーのスピーカーだって、程度の差こそあれ、使い手の個性を反映した音を出すのは当たり前で、そんなことを偉そうに書かれても、説得力有りませんね。

68 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/24(金) 18:15:33 ID:n5Ew+GfO
>>65
私はね、はっきり言って、金にものをいわせて雑誌や業界を牛耳るようなやり方が気に入らないんですよ。著名評論家を抱き込んだり、グランプリを政治力でもぎ取ったり。

それで本当に音が良いのなら、魅力があるなら許せるけど、そうじゃないから、許せないんだ。

で、わからんわからん、と書いたのは、分かっている人が、説得力のある意見をくれると思ったからだが、結局出てくる意見は、使ってりゃあ良くなるよ、といった無責任なものばかりだ。ベテランユーザーかもしれないけど、結局魅力を伝えられないんだから、残念だよ。

72 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/24(金) 20:16:03
>>68
>私はね、はっきり言って、金にものをいわせて雑誌や業界を牛耳るようなやり方が気に入らないんですよ。

著名評論家を抱き込んだり、グランプリを政治力でもぎ取ったり。

B&Wがw

73 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/24(金) 20:42:53

コンポグランプリを取ったとか、取らないとかは、あんまり
関係ナクネ?
あれを頭から信じ込むのはどうかな?

エンクロのチューニングは、バッフル以外へ振動を逃がしてんじゃね?
JBは無共振思想って、あんまりやらないですね。
以前に比べれば、箱が堅くなってきてるけどね。
ミッドドライバーがマジで20KHZまで延びてるんなら、すごいなとは想うが。

75 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/11/24(金) 21:15:13

てか、漏れもそうだけど、JBLのファンって大概はユニット買って自作する
人たちがほとんどで、歴代のDDシリーズやK2シリーズなんかは一部の本当の金持ちが買ってるっていうのが常だよね。

せいぜい庶民が買えるのはモニターシリーズくらいかな。それでもそのまま使ってる連中はほとんどいなくて、大概は自分で改造して使ってる。

そういう意味で、今のJBLファンは通常少し遅れて発売されるDD66000用のSPユニットが出るのを待ってる状況で、DD66000なんていうのはどちらかというとB&Wやティールなんかのアンプ等のソースや駆動機器なんかの力量に物を言わせて鳴らす派の人たち向けで自分には関係ないと思ってると思うな。

B&WのSPを数W出力の真空管アンプで鳴らす人はいないだろうけど、
(鳴らせない)JBLの場合はそういう人が山ほどいて、本当の自分だけの
趣味を楽しんでいるんだよね。
てか、数W〜何百W出力のアンプまで色々な楽しみ方ができる懐が深いところが、他には無いJBLの可能性があるってことだと思うな。

それは庶民には買えないけどDD66000にも通ずるところがあって
他には将来の可能性のための使いこなしというのはそういう意味だと思うな。

他には無い伝統的なJBL特有の使いこなしってのがあると思うよ。
これは、それを経験したことの無い人には説明のしようが無いことだと
思うけどね。

78 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/25(土) 16:43:05 ID:jIx7dHoF

 大きな部屋とお金があれば、欲しい買いたい、
はじめから良くなるものはすぐに飽きてくる。
素人が手を出しては大やけどすること間違いなし、
オーディオは人生修行、気が短い、すぐに切れるものはホーンは無理、


79 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/11/25(土) 20:09:38 ID:9im2A9Zk
>>78
禿同
最近のB&W等の超高級シスコンで悦に入っている連中にJBLの良さはわかるはずが無いのであって説明のしようも無い。

一聴でホーンは歪みが多いとか煩いとか簡単に判断している香具師には到底付き合えるような下世話な品ではない。

恐れ多いのだ!ばか者達めが。!がははははは・・。


89 : 通りすがり : 2006/11/26(日) 23:49:58 ID:ChgV/vqW

エベレストが好きになるかどうかは、ホーンの張り出しの強い音がOKか
どうかによると思います。

空間描写能なら、アバロンのダイヤモンドの方が良いですし、高域や
ローエンドの伸びやかさなら、ソナスのストラディヴァリに及びません。

しかし、風が吹き抜けるような爽快な鳴りっぷりは、アバンギャルド
が対抗できるくらいで、他ではなかなか味わえません。

楠さんがヴィオラをアンプにご使用ということですが、これは卓見です。
シンフォニーには同じインピーダンス対応で、なぜか2系統出力があり、
バイアンプではありませんが、ウーファー用にバイワイヤリングとして
出力することが可能です。
同じヴィオラでも、モノのフォルテでは、あのウーファーを駆動するには
ちょっと荷が重いように思います。


94 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/12/01(金) 23:38:29 ID:XojWP3at
>>40
楠さんとこには、まだエベレスト、入っていないよ。
予約はしたらしいから、今年中には来るそうな。

でも、あの楠さんとこで聴くべきは、QUADの11L。

AUDIO ANALOGUEのCDとプリメインで鳴らしているんだが、むしろソナスの
ストラディヴァリより鳴りっぷり良く、聴いていて楽しかった。

今までいろんなとこで1000万を超えるシステムを聴かされたが、正直、
あの音を超えるのは、そんなにないね。一度、聴いてみると良いよ。世界、変わるから。

楠さんがエベレストを入れることにしたのは、11Lが良かったからで、

「ソナスとまったく別の鳴り方をするスピーカー、鳴らしてみたくなった」

と言っていたが、そう思ったらすぐ買える財力も凄いもんだねぇ。
ちょっとやっかみ、スマソ。

273 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2007/03/26(月) 22:47:02

>楠って野郎

誰?


274 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/04/01(日) 11:37:37 ID:ygAhYZCQ

最近、ジャズ批評とかにも出てくる、評論家まがいのヲタだろ。
http://k-d.jpn.com/audio/audioindex.html

に、デカデカと自慢げにDD66000出しているぜ。

271 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/03/21(水) 22:52:42 ID:Xzch8kye

今日、楠って野郎のJBL聴いてきたぜ。

ハッキリ言って、隣の部屋のトータル24万小型システムの方が良いんじゃねえか?
ごくフツーの音だった。ガッカリだぜ


96 : 通りすがり : 2006/12/02(土) 19:55:34 ID:EMHm9z1L
>>94
11LとAUDIO ANALOGUEを買っても、そうそう、楠んとこの音を真似出来るわけねえよ。w

以前、タンノイのREVEALというペア3万を同じような感じで鳴らしていたが、
ケーブルオタクならではの、見事な音。

逆に言うと、DD-66000を買っても、3万と同じ音。


97 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2006/12/04(月) 16:21:30

じゃ〜66000の意味無いじゃん。


98 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/12/05(火) 17:05:02 ID:/2QfCwWN
>>97
その通り!


99 : 名無しさん@お腹いっぱい。[age] : 2006/12/05(火) 17:07:27 ID:ovHMKakl

それを言っちゃ〜おしまいよ!

101 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/12/05(火) 22:54:25 ID:e4knsbpC
>>99 
ま、オーディオなんてそんなもんだろう。
http://unkar.org/r/pav/1161386721


                    _____________
                    ||                      |
                    ||   ちょっと待て .  .     .|
                    ||         .           |
                    ||     そのスピーカーは  . |
                    |l -――-               |
                     '"´: : : : : : : : :`丶  ボッタクリ|
                 ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ______|
                  /.::.::./.::.::.::.:j.::.::.:|.:ム;ヘ.::.:ハ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                  ,'.::.::.::i.::.::.::.:/|.::.:: l/  `|.::./7
                :.::.::.::j:|.:!.:_:/´|_.::_」   くV (|
                   |:ハ_::_ル'´     /⌒丶 j//V|
               |:::::::::i x==ミ     _ 〈/.:|.::|
               |:::::::::i:'"     ´ ゙̄Y}!.::.l.::|
                 八:::::::圦   、' _   "/_ノ.::,'.::j
             /⌒ヽ::::ト{\   _,.ィ__/.::/l:./
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                /       }ヽ、 ∧ /  'x┴〈 }_ゝ、
           /         \∨ ∨  /  ニW }  )


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15. JBL は日本人にしか売れないスピーカー

394名無しさん@お腹いっぱい。 02/11/24 21:40 ID:???

「日本でしか売れない海外製品」ってあるんでしょうか?

395名無しさん@お腹いっぱい。kk02/11/24 22:02 ID:???

TANNOY
JBL
McKINTOSH
それに、近い将来にはGoldmund
http://hifi.denpark.net/1030538393.html


Q : トールボーイ型スピーカーでJBLのTS−6000を購入しました。このスピーカー、MADE IN USAとなっているのですが、本国のJBLサイトにでてきません。日本、あるいは、海外向けモデルなのでしょうか?

回答者:HALTWO 回答日時:2011/09/11 13:40

>日本、あるいは、海外向けモデルなのでしょうか?

どうやらそのようですね。

現在の JBL は Mark Levinson、AKG などと一緒に Harman International 社 (旧 Harman Kardon) 社が統括していて欧米及び日本市場別に顧客の趣向を分析して得た専用の商品を提供するようになっています。

設計・最終組み立てと出荷元はアメリカでも部品の製造組立は世界中の工場に分かれているのが国際企業では当たり前ですし、Harman International 社のように 1 アンプ・メーカーに過ぎなかった Harman Kardon 社が次々と他メーカーを買収してカー・オーディオからハイエンド・オーディオまでのラインナップを揃える大会社に成長し、AKG などの他国企業までも買収する多国籍企業にもなると、市場 (地域) 別に顧客の趣向に合わせた製品開発を行うようになるのもよく見受けられることです。

特に日本での JBL ブランド力は強力で、JBL の名を冠すればブランド力で売れる商品をたくさんラインナップできますので TS シリーズもそうした商品群なのでしょうね。

米国での JBL ブランド力は日本ほど強力なものではなく、THX Theater などの映画館向け PA では世界的に絶大なシェアを持っていて楽器店や CD 店などの壁にかけて客に音楽を聴かせる準プロ用とでもいうべき業務用にも大きなシェアを持ってはいるのですが、家庭用としては一部の伝説的なハイ・エンド製品を除けば他社の製品を大きく上回るというものではなく、神話的に扱われるのは日本だけみたいな感じですね。(McIntosh も同様です)

このため米国での家庭用 JBL スピーカーは ES シリーズのような AV 用製品が主力となっており、1989 年から 1999 年までニューヨークに居てオーディオ三昧の環境にあった私の記憶では店の業務用ならばともかくもオーディオ・マニアの家庭で JBL スタジオ・シリーズ (43xx 系) を見たことはありませんでしたし、Sansui、Stax といった古い機種を良く知っているオーディオ仲間のアメリカ人達の間でも JBL は ALTEC と同列の古い名器か PA 機が話題の中心でしたね。

若年層では Bose の方が遥かにシェアが高く、家庭でも JBL 以外の多種多様なスピーカー (まあ欧州性でも日本の半値ぐらいで買えますので) を良く見かけましたね。

ちなみに Infinity の Emit-k Tweeter を買ったら Made In Japan FOSTEX と印刷されていて驚いたことがあります(笑)。

でもまあ、ブランドに囚われずに自分自身の感性を信じて「音が良ければそれが吉」なのですから、きっと Harman International 社は TS シリーズはアメリカ人の気を魅かないと判断したのでしょうね。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7000768.html

40年前のオーディオトレンド 2012/02/17


1971年、18才の時にオーディオを始めました。ステレオサウンドはNo13号辺りから購入し、113号までの100冊ほどは連続して購入して、毎夜穴のあくほど読んでいました。

1971年当時は国内各社の「4チャンネルステレオ」全盛時代で私も「CD-4」のビクターシステムステレオから始めました。その頃「コンポーネントオーディオ」が広がり始め、ご多分に漏れず、自分も1年で、コンポーネントステレオの世界に入って行き4チャンネルから卒業しました。

当時のステレオサウンド誌(SS誌)では、超価格帯のオーディオ商品が紹介されていて、手の届かない商品へのあこがれが芽生えて行ったと思います。

当時のSPの有名どころは、タンノイ、JBL(サンスイ)、ALTEC、EV等の大型SPや、ARの3Aの様な「ブックシェルフタイプ」SPが多かった様に思います。

JBLからプロ用シリーズ#4320が1973年から出て、その後「34シリーズ」が出て来ました。当時のオーディオの先輩達が(パトリシアン、ハートレー、パラゴン、ハーツフィールド、オリンパス等をお使いの方達)が「プロ用ユニット」に疑問符をつけておられたのを記憶しています。

当時のアンプで人気が高かったのが、マランツ#7.#8B、#9やマッキントッシュのC22、MC275の真空管アンプ。トランジスターアンプはまだ出始めたばかりでしたが、マッキンからC26,27,28等が時系列的に出て来ます。パワーアンプもMC2105等に人気が有りました。アキュフェーズは当時「ケンソニック」と云う社名で、C200とP300が発売されたばかりの時期にあたります。

SP関係は「SPユニット」を自分で組んでシステムを作るのが、ハイアマチュアの方達のやり方だった様に思います。(当時はSPユニットが単品で数多く販売されていました) 自分もステレオを始めたばかりで、自分で組み上げるスキルなどなく、メーカーでの完成品を買うのがやっとだったと記憶しています。

あれから40年も経つと、随分とオーディオ業界も変化して来ました。SPをアセンブルして作る事等殆ど廃れて、メーカー製の完製品ばかりになって来ています。その分、ユーザーが楽を出来るのかも知れません。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2012/02/40_dd7c.html

世代の違い 2012/03/20

アメリカの黄金期と云えば1950年代と云われています。この時代にトーキーやJAZZなどが全盛期を迎えていた様だと思います。

日本のオーディオに関して言えば、1960年代は「黎明期」でアメリカで作られたものをそのまま輸入しないと高級機器は手に入らなかった。 マランツの#2、#5、#7、#9、#10B。マッキントッシュのMX110、C22、MC240、MC275等のアンプ群やJBLやアルテックのSP達。

1970年代になってようやくオーディオの普及が日本で始まった様に思う。日本製のTr型アンプが世界を席巻して行った時代でした。そして1980年代は日本のオーディオの全盛期。

1960年代を知っている方達は現在70才前後の人たちであり(当時20歳〜30歳台)、1970年代のオーディオに薫陶を受けた方達は現在60歳前後(当時20歳前後)になっています。メーカー製の機器オンリーに成り始めた1980年代に当たるのは現在50才前後の方達。

10年単位ぐらいでオーディオの世代が変わっていると思います。薫陶を受けた対象の機器達も違います。SPの例を取ると

1960年代の方達はJBLのハーツフィールドやパラゴン、ALTEC A5、パトリシアン、ハートレー、タンノイオートグラフ等であり、

1970年代の方達はJBLオリンパスやランサーシリーズ、ALTEC A7、タンノイ・・・とメーカー製そのままでは上手く鳴ってくれない時代のフラッグシップ機達の時代でした。

これに対して1980年代に薫陶を受けた方達は、オーディオもメーカーが力を付けて、初めから割と高いレベルの再生が出来た様に思います。その代わり、SPでは大型SPが少なくなって云った様に思います。

現在の若い方達は、ipod等のハンディタイプの機器の性能が上がっている事と、経済事情の為に大きなシステムを組む方が少なくなっていると思います。SPも段々小型化して行っている様で何だかさびしくなります。

オーディオの歴史の中でどの時代に薫陶を受けたかで「あこがれ」の機器達が違います。でも「良いサウンド」に時代は関係ありません。良い音楽を良い音質で聴きたいと願うのはいつの時代になっても変わらない事だと思います。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2012/03/post_3653.html

JBLの人気の秘密は?

ジャズレコードの再生にはなくてはならないスピーカーJBL…

今は国産のスピーカーも全く遜色の無い音質ですが、ジャズ喫茶全盛当時スピーカーと言えばJBL…

たまにアルティックを見かけるぐらいで、それ程JBLは人気がありました。

最もその頃のジャズ喫茶のカートリッジの定番と言えばシュアでしたから、ジャズの本場米国のスピーカーとカートリッジの組み合わせは、正にジャズのためにあったようなものでした。長い歴史と、その国の風土国民性、そして生活の慣習に培われた伝統の音楽は、例え再生音楽とは言え容易に日本人に真似のできるところではなかったのかもしれません。

JBLがそれ程人気があった理由の一つは、やはりその音質でしょう。

紙臭さが全く無く、生の音に限りなく近い再生音は魅了されるに充分でした。オーディオ専門誌でも圧倒的な支持を得ていますし、このような記事がその人気に拍車をかけたことは否めませんが、それを別にしても音にうるさいジャズ喫茶の殆どがJBLを採用していたことを思えばその人気は本物でした。


JBL人気のもう一つの理由はデザインの素晴らしさでしょう。

単体ユニット、完成品のどれを取っても非のうちどころがありません。もう一方の雄であるアルティックは米国流の考え方で、音質が全てに優先する、という合理性に沿ったものです。あの包み込まれるような空気感を伴った音質は魅力的です。ジャズ喫茶で聴く限りは何ら不満はありません。むしろアルティックを採用している店主に拍手を送りたくなります。

それでも私個人としては使う気になれません。物には全て形、色、質感があります。

「デザインで音を聴くわけじゃない!」と言ってしまえばそれまでですが、人間の五感の一つでもある視覚に訴える効果は絶大な物があります。元々アルティックは劇場用、JBLはコンシュマー用ですから当然の成り行きかもしれませんが…

27年前になりますが、当時JBLはかなり高価で高嶺の花でした。
ジャズ喫茶と言えど後の4343に代表される大型フロアータイプを設置しているお店は少なくランサー101やL−88ノバなどが記憶に残っています。

L−101を使用していた御茶ノ水の「響」にはよく行きました。大理石と手彫り組子のデザインは斬新でかつ日本的で一目見てJBLの虜になってしまいました。
LE−14Aと175DLH(通称蜂の巣ホーン)の音は圧倒的なパワーで腹に響いてきました

どうしてもJBLを手に入れたい、と思いましたが、完成品ではとても手が出ない。

その頃フルレンジのLE−8Tや、D−130を国産のBOXに入れたスピーカーが流行っていました。そこで御茶ノ水の「オーディオユニオン」で進巧舎のBOXに入れたものを購入しました。

JBLはプロ仕様で製品化したものを、型番や多少仕様を変えてコンシュマー用にも出しています。D−130も元々はPAや楽器用のプロ用でした。能率は滅法高く、センタードームの採用でトーンコントロールを使えば上限は1万Hzぐらいまで出ます。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~jacke842nov/html/jbl/koment.html


fukuroo3が20代の頃、私ほどに音キチガイになれない若者は、このLE-8Tを国産の山水社の箱に入れたものを使っていた。それでも一ヶ月分の給料では買えなかった。だから一般のオーディオ・ファンはランサー77にも手が届かず、私が購入したランサー101など夢物語でした。

一般社会人給与の15ヶ月分以上だったから、一年分の給与をはたいてもランサー101は買えない時代だった。

パラゴンの1736000円に至っては70ヶ月分を超えており、とても庶民が買うようなものではなかった。

当時の国産SPは既に3ウェイでユニットが高音中音低音と、三個のユニットが並んでいて、大きなユニット入りだから見かけは良かった。ところが、このJBL製16センチユニット一個だけのLE-8Tの音質に及ばなかったのだ。当時の日本製SPは見かけ倒しの安物が多かった。
http://fukuroo3.com/jbl7.html

後期型パラゴンの定価は350万円だが、最後期前のパラゴンは長い間220万円で推移していた。

最も古い初期型は168万円、1970年頃には1736000円、1974年1552700円等と、ドルと円との相場による変動があった。

30年〜50年ほども前の価格であるから、現代の貨幣価値と置き換えて考えるべきで、当時は途方もない高額品であったのだ。

解りやすく言うと、当時の一般人給料税込み3万円で116ヶ月ぶん。現代人給料は丁度10倍の30万円だから、現在価値置き換え3500万。

勿論パラゴンの他に、相応しいアンプやプレーヤーも必要だし、なにより一軒家が必要だ。頑張っても一般人には買えなかった。


価格推移例の一覧・後期のWXA表示品は搭載SPユニットが違う

JBL Paragon D44000=  \1,552,700【1973年頃】 \1,600,000【1980年頃】
JBL Paragon D44000WXA=  \2,200,000【1982年頃頃】 \2,800,000【1983年頃】 \3,500,000【1985年頃】
http://fukuroo3.com/paragoninfo.html


私のJBL物語 2008/05/21

私はオーディオの最初の頃から JBL のSPを使い続けています。18才からになりますのでもう37年くらいになります。

当事(1973年)は、オーディオの草創期を終わって興隆期へのステップの位置にありました。 その頃オーディオショップに行くとJBL パラゴンやオリンパス、ランサーL-101、L-45フレア、スタジオマスターL-200等が置いて有りました。

自分が「カルチャーショック」を受けたのはこの「スタジオマスターL-200」です。

ドラムスのLPが掛かっていましたがその実在感の有るエネルギーの出方に驚きました。日本のメーカー製では決して出ない「エネルギー感」ですね。(写真はL-45フレアー)

でも当事の給料は5万円/月位ですのでとてもとても本格的なJBLは買えませんでした。 そこで左写真のL-100センチュリーを購入して使っていました。これでも1台16万円もしました。ペアですので32万円です。給料の半年分以上に相当します。まったく持って身分不相応なシステムでした。

これに組み合わせたアンプはサンスイのAU-9500、プレーヤーがマイクロMR-711、カートリッジはグレース L-8。

やっとの思い出返済が終わったのが3年後。いっぱしの「オーディオマニア」の仲間入りをしていました。しかし上には上がいるもので、その頃タンノイのレクタンGRFやクウォードESLを持っている先輩がいて、英国のサウンドの「ブリリアント」な音色の洗礼を受けてしまいました。

それからは、JBLで英国のサウンドに通じるようななめらかなサウンドも出せるようにと管球アンプにも首を突っ込んでしまいました。この様に「初体験」を繰り返している時が楽しかったですね。何にでも興味が有って「目をキラキラさせていた」様に思います。

その頃の憧れのSPが「オリンパス」でした。渋い菱組み格子の箱を眺めているだけで「良い音がでるんだろうなあ???」と雑誌を眺めてはため息をついていました。確かセットで100万円くらいしていたと思います。(当事の給料の2年分)

まだこの頃は音の良し悪しも充分に理解していなくて、大きな音が出るのが良いSPくらいにしか思っていませんでした。今考えると情けないお話です。その頃の国産のSPはチョッとボリュームを上げるとツィーターが飛んでいましたので、故障知らずのJBLは憧れでした。

その後30年して「オリンパス」を購入して鳴らしだしましたが、オリジナルのままでは上手くなってくれません。 10分と聴いていられませんでした。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2008/05/jbl_907f.html

ジムランのSP 2010/07/04

40年前オーディオを始めた時に、オーディオ店の店員に「ジムランのSPが良いですよ・・・」と進められたのが「ジムラン」(ジェームス・バロー・ランシング)を知ったきっかけでした。その頃は「ジムラン」と云われても何も判りませんでした。「JBL」と云うのがそのSPらしいと云う事を理解しました。

40年も前の話なので面白くも有りませんが、当時名古屋の地下街「サンロード」(ユニモール)にFM愛知の出先スタジオが有り、そこにJBLのL-200(スタジオマスター)が置いて有りました。そのエネルギー感に満ちたサウンドに驚愕しました。当時色々なオーディオ店で聴いた国産のSPでは到底出せない「リアル」なサウンドが頭の中から離れませんでした。

だからと云って簡単に替える訳では有りません。当時月給5万円くらいの時代です。L-200もたしか記憶では20万円/本(40万円/セット)していたと思いますので、安月給ではこんな高いSPは高根の花でした。

「JBLを買うなら中高音がホーン型」のシステムが1級品

だとは判っていても、当時私が最大の背伸びをして購入したのがJBL L-100(センチュリー)でした。このSPでも当時16万円/本でした。(当時1ドル/360円時代)会社の寮に住んでいましたのでサイズ的にも大きなものは置けませんでした。

現在の手持ちのシステムを見て行きますと、ほとんど「JBLさんが基本設計したユニット」を使ったシステムばかりになりました。タンノイを一時使った事も有りますが「音のキレ」と「張り出し感」に不満が有り、何セットも買っては手放しました。

JBLのマークが入ったユニットはもちろんですが、ALTECの#604EもJBLさんの基本設計です。彼が活躍したのは1940年代から50年代くらいですので、既に70年から80年経っています。

私は回顧趣味でオーディオはやっていません。性能の良いユニットを集めて最高のSPシステムを作る事が目的です。原寸大の「エネルギー感」の出せるユニットでないと「生の音」に近い質感は出せないと思っています。その観点で色々なメーカーのユニットを試して行くと必然的に「JBLさん」の作ったユニットに辿り着くのです。しかし、当時なかった技術や素材も有りますのでこの新素材や技術を組み合わせると「JBLさんのユニット」は更なる「潜在能力」を出して来ます。

「なぜ生の音」に拘るかと云うと「生の音」は非常に情報量が多いのです。情報量を多く出せないと近づけません。一生懸命追求してやっと「聴ける」グレードになると思っています。はじめから「生の音」を諦めているとその先は中途半端なBGMしか有りません。。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2010/07/sp_bf98.html


JBL OLYMPUS S50S8R 2005/10/16(日)

今日は長年の愛器、オリンパスについて少しお話しようと思います。完全にオーディオの世界にハマるきっかけとなったのは、このスピーカーとの出会いからでした。

それまでの僕は一通りのシステムは揃えたものの、そこから出てくる音にまったく納得できず、アンプを換えてみたりスピーカーを自作したりと悪戦苦闘の日々でした。オーディオに対する経験が圧倒的に不足しているにも拘らず、自作に過剰な期待を寄せていたのもこの頃でした。

「自作で本当に音を追い込んでいけば、必ずメーカー製よりも良い物ができるはずだ」

と思い込んでいました。しかし、アルバイトとしてあるオーディオショップに勤めるようになってから、その考え方も変わりはじめてきました。つまり、

本当に才能がある人たちが時間とコストをつぎ込めるだけつぎ込んで世に知られるようになった製品に、そこらの無知な若造の俄仕込みの知識が敵うはずがない、

ということです。そして、それまでのオーディオ観に決定的な別れを告げるきっかけとなったのが、このオリンパスとの出会いでした。

正直それまでJBLのスピーカーに感心したことは一度もありませんでした。

僕が聴いた機種の多くは、豪快ではあっても高音のところどころに神経質さを覗かせたり、あるいは足取りの重いどんよりとした低音だったりと、聴くに値しないようなものばかりでした。だから、オリンパスの中古品が入荷してきたときも、まったく期待してはいませんでした。もちろん有名なスピーカですので雑誌で写真は見たことがありましたが、どうせまたスタジオモニターの43なんたらかんたらと同じだろう、と馬鹿にしていました。

しかし、そこから発せられる音は、想像とはまったく違うものでした。確かに聴き覚えのあるJBLの音です。確かにそうなのですが、そこには豪快さの中にも深みや、慈しみや、悲しみといった人生の裏側まで表現してくれる器があったのです。現在の多くのスピーカーほど聴きやすくはなく、オールマイティーでもないのですが、そのリアリティ、浸透感、そして渋みは今までに経験したことがないものでした。

入荷して3日後にはお店の社長に「欲しい」と言っていました。貧乏大学生にははっきり言って身分に不相応すぎる買い物でしたが(何と言っても60年代後半の発売当時のレートでは家が買えた程の値段です)、お店の厚意もあり、毎月のバイト代から少しずつ返済するという条件で、遂に往年の名機を手に入れてしまったのです。

スピーカーに全てのお金を費やしてしまった為、当然オリンパスに合ったアンプを買う予算などありません。しかたなくそれまで使い続けてきたアンプを使用したのですが、オリンパスが拒否反応を示すのです。

そこで鳴っていたのは昔から聴き慣れた「キツイ、タルイ」JBLの音だったのです。

初めて視聴し、心を奪われたときの組み合わせはマッキントッシュのC20とMC60というコンビでしたが、この組み合わせでは50〜60年代のジャズには素晴らしくフィットするとしても、それ以降の音楽に対してはやや時代掛かり過ぎている感が否めません。よってやや現代的なアンプと組み合わせようと考えたのですが、これが大きな誤算で、やはり神経質さが顔を出してしまうのです。
http://blogs.yahoo.co.jp/goodvibrations1114/14110218.html


オーディオマニアのグレード分け 2007/06/11

一概に「オーディオマニア」と言ってもピンからきりまである。

一般には「高価な装置」を持っている人ほど「ハイクラス」なマニアと見られているが、私は違う見方をしている。装置ではなく「オーナー」そのものの「資質」(スキル)で分類するのがより実情に近いと思っている。

具体的には以下の様に分類している。

1)ビギナークラス・・・オーディオを初めて10年未満の方。

2)ジュニアクラス・・・自分でコンポーネントの組合せが出来、接続関係も自分で出来る20年未満の方。

3)ミドルクラス・・・SPユニットを組み合わせてシステムが作れるスキルがあり、20年以上継続して「音楽」を聴き続けている方。(ここからが本来のマニアである)

4)ハイクラス・・・SPのセッティング術やアンプやSPの組み合わせのスキルが多彩な方。

5)スーパークラス・・・再生する音のバランスや音色のコントロールが自由自在に出来る上に自分の目指すサウンドイメージが描け実践できる方。


このクラス分けで重要な経験値が有る。それは「音楽をオーディオで楽しんで20年以上の経験」が必要な事だ。

「音を聞き分けコントロールする」術を得るには「耳」(感性)の鍛錬が必須である。これはまさに「職人技」であり、人間の耳にかなう測定器は存在しない。この感性を養うには少なくとも「毎日聴いて20年以上の時間」が必要なのである。20年以下の方がどんなにあがいてもこの「耳」は出来ない。

30歳位の方が数千万円のシステムを持っていたとしても、単なる散在をしたに過ぎない訳で出てくるサウンドもその装置に振り回されて出ている音である。また老齢で高級品がゴロゴロあっても「にわかオーディオマニア」ではどうにもならないものである。若い時から「継続」して経験した人だけが持つ「感性」(耳)がないとスーパークラスにはなれないのである。

装置の話だが、メーカー製で2000千万円以上かけた装置と自作の100万円の装置とでは「金額と音質」は正比例」しない。中には逆転するケースが出てくる。それがスーパークラスの実力だ。

例えばAと言うアンプの音の評価をしているのに、コメントは電源ケーブルの事を言っているとしか思えない文章が多々ある、本人が知らない(判らない)で言っている訳で、単純な「思い込み」の評価を鵜呑みには出来ない。

評論家の言葉にも「うそ・誘導」が含まれる事も承知しておかなければならない。過去40年の評論家の言動は「メーカーの商品礼賛」で有り、「本音」は別の所にあるのではないか?と思っています。
事実SPは進歩していると言えるか?評論家はこぞって礼賛した文章を書いている。新しい商品ほど一見進化しているように思えるが、私にはとてもそうは思えない。私の場合どんどん古いユニットに向かっているのだ。性能の高い物を探すと古いものに行ってしまう。JBLならハーツフィールドの時代。それ以前はメンテとユニットの数、価格の面で手が出せない。

今なお「WE」(ウエスタン)の装置が最高だと言うベテランマニア(スーパークラス)のお話が良く理解できる。

この頃から「コストダウン・大量生産」の意識はあったみたいだが、測定器が進歩していなかったので「過剰品質」の部分が多いのだ。それが「音質」に大いにきいている。当時の技術で引き出せなかった能力が現在の技術と融合させるととんでもない性能を発揮する。

測定器は「コストダウンと量産」の為の道具であり、「音質」を測る道具ではない。その時々のメーカーや作り手達の都合の良いように変えられてきている。まだ「音質」を計る「測定器」はないのである。「人間の耳の勝る測定器なし」が私の実感である。


測定器の使い方の一部を紹介しよう。Aという電子部品が1回目の測定でNGであった。そこで測定器を「校正」して図ったらOKであった。だからこの電子部品は「良品」であると出荷される。JISにおける電子部品の推奨規格は定格の20%前後で使うようにすすめられている。

前述の件は1例では有るが、規格に対してOKかNGの判定で出荷され、アンプやCDP等に使われる。しかもその出荷検査(定格)の20%程度で使うように回路設計されるのであるから、形の上では非常に過剰品質な使い方になっている。ここまでは誰でも簡単に理解できるだろう。問題はその根底に有る。

何故その規格なのか?・・・はじめから音質など無視(評価項目に入っていない)が問題なのである。測定器も都合の良いようにしか作られないし、使われ方をしない。
音質についての評価項目も良く判っていないし、評価方法も確立されていない。
それは我々が使っているオーディオ装置にも当てはまる事です。だから聴く「耳」が全ての源なのです。この「耳」は簡単に獲得できるほど生易しくないのです。自分ではわかったつもりでも判っていない。厄介なものなのです。
高級な装置でも安い装置でも「それなり」に音を出してしまう。そこがオーディオの難しさで、そこにオーナーの「魂」が入れば、価格の差をひっくり返してしまう事もあながち不可能ではない。だからオーナーのスキルや感性の成長が重要なのです。
その点に的を絞って「クラス分け」をせざるを得ないのです。
そのクラスを把握できてはじめてお客様にアドバイスが出来るのです。中には逆にアドバイスをしてくれるお客様も現れてくるでしょう。
http://soundtrail.blogzine.jp/blog/2007/06/


714 名前:K :2001/08/23(木) 23:13

私が結局タンノイと真空管の組み合わせになるのは、ご指摘の通り、私が自ら演奏をし、録音もやるせいもあるかと思います。自分が演奏側に回ってみるとわかりますが、演奏している時に演奏者が耳にする自分の音って、ピークだらけの荒々しくてバランスもへったくれもなく、うるおいなんて皆無の音だったりします。しかしある程度離れた所で聴くと、ホールの残響がうまく丸みを与え、うるおいのある、美しいフルートの音色になってくれたりします。風呂場で歌うと、上手くなったように聴こえる様なものですね。

録音する場合には、再生側での劣化や解像度不足も考え、指揮者のポジションほどではありませんが、そこそこ分離も良く、かつ、あまりライブになりすぎないように、でも、ちゃんと綺麗に残響を録れる場所を選びます。そうすると、どうしてもマイクロフォンの周波数のピークの部分もあったりして、も高域がピーキーに聴こえたり、潤いのない荒っぽい音に聴こえたりします。そう言う時にタンノイ&真空管アンプは、本当にそういったアラを見事に隠してくれます。

ちなみにこれをJBLの4343で再生すると、とても聴いていられません(^^;
だから、けっこうオンマイクで録って、JBL4343でちゃんと聴ける演奏をするジャズプレーヤーって、ほんと凄いものだと感心したものでした。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/992992601/


310:ビックリマスダ 2006/12/12(火) 11:36:04HOST:p6233-

最近JBLとTANNOYが良く売れているそうです、団塊の世代がオーディオを買う時に最近のスピーカーは知らないので、頭に浮かぶ憧れのスピーカーなんだと思います。


311:パルジファル 2006/12/12(火) 13:01:12HOST:bc01.pref.okayama.jp
 現行品では「憧れのスピーカー」って言えるようなものがほとんど無いですしね。


195:うさぎ小屋の住人
今は、皆が分相応になって、i−Podなんかで音楽聞くような時代になったんです。いずれ、ピュアーオーディオ業界は、庶民を相手にしなくなり、金持ちだけで商売するようになります。もうなってますけれど。そう、格差社会の出現です。
貧しき者は、リサイクルショップのジャンク(ゴミ)をあさり、PSE法とやらで、ささやかな楽しみも潰されました。
金持ちは、捨てサンを読んで、庶民の手の届かないハイエンド機器を買いあさり、すぐに飽きて捨てる。貧乏人は、ステサンも買えないので本屋で立ち読みするそんな時代なんです。
タンノイとJBLは、貧しき者の憧れなんですね。 タンノイとJBLのオーナーは、音はともかくとして、この製品を大いに賛歌しなければなりません。 伝説を後世に語り継がなければなりません。いざ進め・・・・!


14:ひまじん
いまだに、JBLとTANNOYの迷信が語り継がれている。
JBLがジャズ向きと言うのは、古きジャズ喫茶で好んでオールドJBLのスピーカーを使ったイメージが今日まで語り継がれている。
TANNOYがクラシック向きと言うのは、五味康祐さんがオートグラフを好んで使ったことから語り継がれている。
オーディオマニアという方々は、実に保守的でなかなか考えを変えようとしない。


40:パルジファル
名器を作れるようなメーカーには、その叡智と技術を駆使した「夢を持てるような」物作りに励んでもらいたいですね。大衆に媚びを売るようなことはして欲しくない。 JBLなどは、会社が大きくなりすぎて、利益優先の大衆受けする安物が主力製品になってしまいました。残念です。  かつての、ハーツフィールド(今聴いても素晴らしい!)に匹敵するようなものも作ってくれませんかねー。

41:
>>40
JBLは残っているのはブランド名だけで、会社自体は消滅しています。
それにユニットは、ほとんど中華製。(他、タンノイや有名海外メーカーも同じ)
現在の老舗オーディオメーカーに期待する物は何ひとつありません。明日にでも、貴重で残り少ないヴィンテージ物を探しに行くことをお勧めします。


13:ビックリマスダ
タイノイファンですが、JBLとTANNOYが、そんなに人気が有るとは思っていません、結構マイナーでは?
とくにタンノイは日本でしか売れないとか聞いていますが・・・


2:ばん
JBLのコントロール1を車で使ってます。音は正直大したことありません。
自分の世代ではJBLって異常な人気がありましたが・・・。今はどうなんでしょうか。
USAでは元々、日本ほど人気のあるブランドではないと聞いたこともありますが。
タンノイも神格化されてましたねぇ、昔は。今は随分と安いシリーズもあるからそうでもないでしょうけど。英会話の先生がイギリス人だったんで聞いたけど全然知りませんでした。


5:Fox
30年ほど前にJBL L-26というスピーカーを聴いていました。あの頃のJBLは確かにエネルギッシュな音を出していました。JAZZ喫茶はどこに行ってもJBL、自分では買うことが出来ない大型システムの音を聴きたくて新宿や吉祥寺によく通いました。

261:ひまじん
タンノイ伝説、JBL伝説で商売出来るのは、悪徳業者ぐらいでしょう。タンノイもJBLもすでに伝説で飯が食えないから、製品も随分変わってきてますよ。 伝説をいまだに信じているのは、骨董品マニアであって、オーディオマニアとは違う人種なのでしょう。
でも聞いた話では、機器はもの凄く高価な物を集めているが、ソフトは少ししか持っていなかったそうです。 女性のブランドバックの収集と同じ心理なのかもしれません。ルイビトンとかエルメスとか言うのと同じ話なのかもしれません。 でも、偽物を本物といつわるのは、詐欺ということでしょう。


262:パルジファル
 JBLが近年多用している安物のホーン&ドライバーを聴くと全く哀しい限りだ。
 質を落としてまでそれを使用するのは、AV向けの単なるファッションか。
 その点、かつてのホーンドライバーは、今聴いても十分楽しめる。 小生が使用しているのは、JBL創業の翌年、1947年に発表されたモデルだが、恐らく死ぬまで使えるのではないかと思う。

263:JBL ツール
私もジムランと言われた頃の「オールドJBL」の大ファンです。
D130,LE15Aや#375+HL88、LE85、#075等を現在メインで使用しています。
JBLのウーハーもドライバー、ネットワークも古いS/No程「音の品位・密度」が良いんですよ。

現在のJBLの製品にも良い物が有ります。メーカーが力を入れて作った物は良い出来です。ただ惜しむらくは、SPも過去50年間で普及していますので、往時程の需要がなく、また時代の移り変わりでニーズも変化していますので、企業である限り「存続」を意識せざるを得ない事だと思います。

自分の機器も古いものが多いですが、最新の機器に「サウンド」「音楽性」「再生レンジ」「ダイナミックレンジ」で負けているとは思いません。オーディオショーで最新の機器の片鱗を聴きますが、「古きよき時代」の商品は今では考えられない「コスト」をかけて作られています。良い筈です。

インフレの為往時の価格は現在たいした額では有りませんが、それこそ「往時」ではSP1セットで家1軒が替えてしまったのですから・・・。 これからもオールドJBLと付き合っていくと思います。これを越える物はす有りません。


783:あらい
最近のJBLは自社開発でユニットを作るのをひかえてるのか商売にならないのだと思いますが。なんか魅力ある商品なくなった感ありますね。 パラゴンに絶頂な魅力と個性あるスピーカは、その後K2ではあまり魅力感じなくなりました。デジタルに変遷した頃。あれだったら、B&Wのノーチラスだと自分はおもいました。

マイナーな意見ですが、JBLタンノイのビンテージ品のよさを受け継ぐような個性的商品が出せなくなったのですかね。


787:薬漬け
2代目Kingdomは是非聴いてみたいですが、それ以外の現代品で、タンノイ、JBLともに惹かれる製品があるかというと…難しいですね。私の場合、JBLは4333Aという、4343等と比べちとマイナーなモニターで普段聴いているのであまり多くは語れませんが、確かに最新鋭の機器とオーラを比べても、何とも言えないところに悩ましさを感じます。愛用機ということを差し引いても。

タンノイもご同様、プレステージ・シリーズの先駆のウェストミンスターを使っているものの、後継機のロイヤルに色気がでるかというと、そういう訳でもない。むしろ棲み分けではないですが、VLZ(モニターゴールド)に、個性と好感を感じてます。

喩えが変ですが、一戸建てがメーカーハウスが増えてそれぞれは綺麗になったものの、どちらかというと田舎の古民家の佇まいに惹かれるというか…。ちょっとひねくれてますかね。


872:前期高齢者
それにしても最近のJBLはまともとは言いがたいユニットも沢山作っていますね。
あそこも商売上手になったような・・・・


874:ジークフリート
>>872
現代JBLも洗練されて行ってるのでしょうけど、80年代にJBLを諦めた身としては、なんだかどんどん疎遠になって行くように思えます。

しかし、元祖JBL?を鳴らすようになって、メインシステムには無い楽しみ方も出来て、JBLも捨てたもんじゃないナ?と思えるようになってまいりましたョ〜。

875:世直し奉行
80年以降のJBLが洗練???

拙者は80年以前のJBLが好きだす。 JBL捨てません!!!ビバJBL!
同軸2WAYタンノイも同様だす・・・


876:前期高齢者
↑同感ですね。独断と偏見で言うと4343で「不毛のワイドレンジ」に走ったのがイケナカッタ?

最近また2way(+super tweeter)のコンセプトに戻りつつあるようですね。
オデオ・システムなんてものは上手くいかないワイドレンジレンジよりナロウレンジでその中の振幅歪を極小にする、

というのがAltecやJBL,Tannoyのもともとの思想じゃなかったでしょうかね?
どうしてもワイドレンジを狙うなら先般レポしたMgico "Q5"みたいなことをやらないと無理じゃないかと・・・・

878:ジークフリート
>>876
4ウェイの43シリーズというのは、広帯域化を図ったというよりも、プレイバックモニターとして必要な耐入力を確保するための4ウェイだと思いますョ。 JBLの歴史上で後世に大きな影響を及ぼした広帯域化は、LE(低感度)シリーズを作ったことでしょう。

880:前期高齢者
必用な耐入力の確保なら4wayではなくDouble Wooferにしないといけません。
Westlakeが先鞭をつけましたね。NHKでさえジャズ採りスタジオのモニタとして設置されている写真をみたことがありますので、そういうことかと。

ただまあ全体に最早JBLはモニタとしての使用からは遠ざかりつつあるようです。現実問題として録音スタジオや放送局でJBLをPlay back standardにしているところはないのではありませんか?

884:たそがれ
JBLスタジオモニターシリーズは、スタジオでのモニター使用と言うよりはホームユースでスタジオの音をといった感覚で流行したのかも知れません。あの時代のプレイバックモニターは天井近くにWウーハーでビルドインされていました。代表格はウエストレイク製アルテックユニット604+ウーハーです。

確かに昔は43シリーズは、スタジオでは持っていましたが主に某スタジオでは検聴室にありました。

ミッドバス2121系の受け持ち再生帯域は狭いので、出しゃばると違和感が出るので、ご遠慮がちに調整が良いです。

886:世直し奉行
4343Aと4343B、AとBの違いは大きい。 Bからオーディオの衰退が始まりました!?。

CD出現が追い討ち・・・・多分???

呼応するかの如く、懐古のSP(アルテック、JBL、タンノイ)が人気モノにS○誌が斜陽に・・・


887:ジークフリート
>>884 確かに昔は43シリーズは、スタジオで持っていました・・・
#43シリーズは80年頃に#44シリーズが発売されるとともに、本国の業務用カタログから外れました。

その時発売された#4344からは、日本のマニア向け企画商品ということなのでしょうねぇ。

しかし、#4343〜#4344〜#4344U〜#4348という流れのなかで、#4343の弱点(ミッドバスユニット、ユニットの工作精度、箱の剛性、ネットワーク等)がちゃんと改善されて行った辺りは、「流石JBL!解ってるねぇ」てなカンジですね。(ま、#4344てのは、#4343の後継機ではなく#4345のジュニア機として発売されたものですがね)


25:ひまじん
ビックリマスダさんは、名指揮者としても有名ですが、音楽における20Hzの必要性があるとお考えでしょうか。私は、楽譜は良く分かりませんが、超低音や超高音といわれる音符が書かれているのでしょうか。

私は、最近メインの38cmウファー3ウェイをほとんど聴かず、16cm2ウェイのスピーカーで聴いていますが、オーケストラを聴いても低音不足と思わないのです。 むしろ、超低音をカットしたいと思うのです。フジ子・へミング(p)のライブ録音のCDを掛けると、ペダルを踏む音が床を伝わる音が超低音として入っているのです。そして、少し聴いていると気持ち悪くなるんです。

ジャズにおけるドラムスの音やベースの音も超低音とは違うと思うのです。ベースの音階がハッキリ聴こえれば良いのではないのでしょうか。

26:ビックリマスダ
ひまじんさん
私は低域は必要と思います、聴こえないスーパーツイーターとは違います20Hz以下は聴こえないと言っても その帯域以下は身体で感じますからね。ベースの最低音は40Hz位ですが太鼓やピアノの振動は有りますしパイプオルガンも20Hzは有りますから。

そんなに低音は無くても音楽は楽しめると思います、楽音の音域はどのスピーカーでも押さえていると思いますから、とくにオーケストラだと低域はチェロとベースでオクターブ違いで厚いですから不足は感じないと思います。

低音好きってのが居るのですよね、先日来られまして色々話しました、これも面白いです。


29:am_fan
楽器をを忠実に再生する場合、パイプオルガン、大太鼓、コントラバス・・・
これらの楽器には必要な再生周波数(20hzh前後)として含まれています。
人間の感じられる音は耳だけではなく、皮膚や身体全体を含めた器官で音圧として感知され、耳からは電気信号として変換され大脳に伝わりで音像として認識されます。

つまり音は主感的で人に寄って感じ方が異なること。低域の音は音量を絞ると聴きづらくなり、歳ともに高域の信号が聞き取りにくくなります。低域音が人によっては不快と感ずる場合がありますが、楽器ではない音と認識される場合だと思います。

弦楽器のバイオリンは24Khz付近まで、再生されます。

しかし聴覚として認識できる周波数は17Khz前後で、20Kh以上の再生は不要かと問われても心理的な効果を問われると必要とも不要とも言いきれません。視覚に比較して音の脳で処理される情報量がすくないことです。また人間の聴覚程、曖昧で繊細なものもないと思います。

最近では余り見られませんがアンプのボリュームは対数表示されてるものがあります。つまり人間が感じる音の1倍、2倍、3倍はアンプ側では10倍、100倍、1000倍・・を意味しています。

sp選び(調整等)も人それぞれ自分自信が納得したものにすれば良いのではないでしょうか?


30:ビックリマスダ
うんうんなかなか共感いたします。大きな音を望むとアンプは大変なんですね・・・


59:パルジファル
 近くの専門店の常連は、JBLの音は「ワラジの裏」のようだと言います。その気持ち、解らなくもない。 しかし、その人たちは恐らく状態の良いJBLを聴いた事がないのでしょう。

 自称オーディオマニアのお金持ちが、名器といわれるようなスピーカーを買って

「名器と言えども、こんな酷い音か!」

と、次々と買い換える。 いい音は、カネのチカラだけでは手に入らない。雑誌やインターネットでその方法を教えてもらえるワケでもない。

 タンノイの高級機を買った人が、透明感のある自然な音が鳴らないと言って、オーディオを悟ったつもりでいる。 自分が求める音がどんなものかも解らないまま、その「名器」を選んだのは自分なのに。

 名器収集家に、「あなたは、どのスピーカーが一番好きですか?」と尋ねると、「どれもがそれぞれ魅力的で決められない。」と言う。 いろんなものの魅力を理解できるのも素晴らしいことではありますが、結局、自分の音を確立できていないのではないか思う。

 「お買い物の楽しさ」を「オーディオの楽しさ」と勘違いしているのではないかと思えるような人を少なからず見かける。 買い揃えた時点でもう終わり。それとも際限なくお買い物を続けるのでしょうか。


60:声
金が有れば、際限なく買い物を続けるね。
金が無いから、悟りを開くように努力する。
宗教も、人生がままならないからこそ、生まれたもの。
祈。


61:感謝
>>。ヨお買い物の楽しさ」を「オーディオの楽しさ」と勘違いしているのではないかと
>>思えるような人を少なからず見かける


そう云う人がいなければ、業界の利益が上がらないはず。皆が無駄なく賢い買い物をする様であれば、オーディオ業界は衰退しオーディオなんて趣味は、とっくの昔に廃れていることでしょう。
その人々に我々は感謝しなければ、いけないのかもしれません。


62:名器好き
オーディオは音楽の手段が、目的化した趣味とも言いえますね。
だから、色々な楽しみ方が存在すると思います。

「良い音がわからない」といって次々買い換える人。でもそれも立派な趣味かも知れません。音楽と違い、いつも同じ”音”ではアキますから。

でも好みがはっきりしていて、装置を換えない人が、趣味的にレベルが高い人とは限りません。とんこつラーメンが世界一といわれても、異論のある人のほうが多いでしょう。

一度、名器というものを疑ってみることが大事です。名器の根拠は?たぶん、オーディオ雑誌で書かれているから、ベテランのオーディオマニアがそう言っているから、ということが多いでしょう。

JBLやタンノイの名器は、世界的に見て、日本や日本に影響された極東の一部の国だけに通用する不思議な現象です。(一部のコレクターは別として)

だから、粗大ゴミ化したそれらの「名器」を、独自のルートで欧米から仕入れ日本に持ち込み、かなりの差額で、かせぐブローカーもいます。もちろん、欧米のオーディオマニアにそれらの良さがわからないともいえますが、それならば、現地では有名で、それにより利益が上がらず日本に入ってきてない他のメーカーにも、たくさん「名器」が存在します。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1110765266/

9: マロン 2011/11/09(Wed) 08:21

いよいよ中古のアキュフェーズ SACDプレーヤーDP800・DC801が大量に出回っています。あんな音の悪い改悪のDP900・DC901に買い換えた人が多いのかと思うと、何やら複雑な気持ちになりますが。

でもきんどーさんは

「オートグラフにDP800・DC801は合わないのではないか」

と言われていました。私もオートグラフというスピーカーの性格を考えるとそのような気がします。

父のオーディオ仲間のなかで、よくフラグシップの機器を使えば音が良くなる、と勘違いしているアホな人がいました。そういう人はコンポーネントの何たるかを全く解っていない。

コンポーネントとは組合せ。適材適所に失敗すれば、メーカーのフラグシップ機器を使っても音は悪くなります。
改めて「オーディオって奥が深いな」と思います。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/page/35


7: きんどーちゃん 2011/09/13(Tue) 16:34

帰宅途中、本屋に入ったら「ステサン」が発売されており10日発売だった模様です。この本屋さんに「ステサン」は5冊しか入荷しないのですが、今日までの3日間、5冊があり、

「誰もステサン買わなくなったんだな〜」

と思いました。私もここ暫く買っていませんでした。

ところが、マッキントッシュの新製品紹介があったので買おうとしました。
横を見ると「オーディオ・ベーシック」も山になって残っていました。
もう、オーディオは斜陽産業であることを実感。


9: きんどーちゃん 2011/09/13(Tue) 16:36
フリーランスでありながら、バブリーな和田某、転落した石原某と小林某。
そう言えば石原某と小林某は「ステサン」からリストラされたような・・・・。
「ステサン」で仕事をしていると、たんまりお金が入るんでしょうね、和田某さん。。。

そして「ステサン」を捲って飛び上がったのが、マッキントッシュ新製品の広告!
(株)マッキントッシュ・ジャパンではなく、(株)ディーアンドエムホールディング・マッキントッシュ営業部、に変わっていた!!
どうしたの、マッキン・ジャパン。いや、あんなゴミ会社、無くなった方がいいのだが・・・・。

新しいマッキンのアンプ、印象記事を眺めたら怖くなりました。何か駄作のC2300の様な音を想起してしまいます。不安だ。

あと、某社の新SACDプレーヤーの音が何故酷いのかが解りました。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/mode/all/34/0

49.オーディオ/音楽・ネタ / 蔵 2011/10/25(Tue) 09:05

しかし昔のアルテックやJBL、エレボイの技術力は高かったですよね。
局長曰く

「JBLとアルテックはWEの直系、子どもだから」

だそうです。それに比べるとウィルソンやB&W、アヴァロンなどはゴミに等しいとも言われましたが、同感ですね。

と、嘗て一時期JBLを離れ、B&Wの800シグネイチュアーに走った私は語ります。いえ、それを使ったが為、逆にJBLやアルテックの素晴らしさを再認識した次第です。


1: テツオ 2011/10/25(Tue) 09:16
>蔵さん
ダメですよ、800シグネイチュアーに走っては。(笑)
きんどーさんが「アンプ依存症のスピーカーなんて欠陥商品だ」と明言しましたが、その通りだと思います。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/mode/all/49/0

6: 蔵 2011/11/15(Tue) 08:45

友人宅へ。何でも94年に690万円で発売されていたクレルのKASを導入した為です。その友人は私が譲ったB&W800シグネイチュアーを使っていますが、そのKASで真価を発揮。

しかしA級動作、8Ωで350Wのモンスター・アンプでやっと真価を発揮するスピーカーって何か解せません。


7: テツオ 2011/11/15(Tue) 09:23

B&Wの800シグネイチュアーですか。
記憶違いでなければ、ノーチラス801が出た頃、アビーロード・スタジオでノーチラス801を鳴らすアンプとして、クラッセのオミクロンが大量にあったのを覚えています。
ああいう超弩級のアンプでしか鳴らないものなのか、とびっくりしたものです。
こういうスピーカーは果たして本当に正しいスピーカーなのか疑問ですね。ウィルソンもですが。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/page/35

54.音楽&オーディオ・ネタ / きんどーちゃん 2011/11/15(Tue) 21:33
>蔵さん
蔵さんはいつも800シグネイチュアーの話になると話題を変えようとしますよね(笑)。何かトラウマでも?

蔵さんは800にパスのX600やクラッセのオミクロンMKUを使用なさったそうですが、それでもご不満だったようですね。

クレルのKASで鳴ったのですか。これは、そういうスピーカーは欠陥商品としか言いようがないですね。



2: 蔵 2011/11/16(Wed) 09:18

いえ、何と言ったら良いのか。やはりトラウマでしょうか。800シグネイチュアー。(苦笑)

800シグネイチュアーを鳴らしきる為に、クラッセのオミクロンMK2まで導入しました。

それでなる鳴るようになったのですが、クラッセ、私の嫌いな音でした。(笑)
それで完全に鳴らなくともいいや、と思いレビンソンの336Lに換え、数年後、こちらに来た次第です。

それまではアルテックの自作スピーカー、JBLの4435のマルチと来て、何故、B&Wに走ったのか、自分でもよく解りません。

多分、新鮮な音に聞こえたんでしょうね。

でも紆余曲折を経て、今のJBLとオートグラフに出会え、嬉しく思っています。


3: マロン 2011/11/17(Thu) 07:57
>蔵さん
クラッセのオミクロンMK2って、評論家の三浦某が使っていた重量100キロ以上のアンプですよね。
すごいですね。

5: 蔵 2011/11/18(Fri) 09:42
>マロンさん
そうです。ただ三浦某氏がウィルソンを鳴らしていたのはMK2化される前のモデルですが。

800シグネイチュアーか・・・・・。私のオーディオ・ライフにおける最大の汚点だな。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/page/30


40.オーディオ&音楽・ネタ / 蔵 2011/09/18(Sun) 09:10

昨日のことです。友人がJBLを新調したから「来い」と。
ともかく行きました。

すると!4508ウーファーBOXを横置きにし、堅牢な架台の上に乗せてありました。
ホーンは2395でドライバーは2440。そこに075。
あ、ウーファーは2220Bでした。

これをマルチ・アンプ駆動なのですが、まだまだ音は今ひとつ練れていない。これは仕方がない、として・・・・・・。
私は自分のJBLが大完敗したのを感じました。夜分遅くに申し訳なかったのですが、局長にお電話。

「蔵さん、まだ気がつかないんですかー」

と局長。考え込む私。

「ダ×ヤ×ー×やエ×ス×ル×シ×の音を思い出してください」

と局長。すると「あ!」となった私。

タテマツのウーファーBOXのせいか!
箱をガチガチに固めている為、箱鳴りがせず、それが475Ndにはね返ってまずは高域がダメになる!

タテマツにも山本音響にも多額のお金を払ったのに、どうしてこう日本人は固めた箱やホーンにするのか。

1: きんどーちゃん 2011/09/18(Sun) 21:23

昔、福島市方面でユニットを用い自作スピーカーを用いる方が多かったものです。
一番流行ったのはアルテックの515BをWで低域に、TADの4001やTADのツイーターという組合せで、タテマツの箱や山本音響のウッド・ホーンを用いました。

マルチ・アンプに成功された方は、「オーディオ的に良い音」を出していました。
しかし、私の場合、「オーディオ的に良い音」は好きではありません。
私はその対極に位置しています。

私が「ベイシー」に30回近く行ったのは、「ベイシー」のJBLの音が好きなのではなく、店主の菅原さんが大好きだからです。男が男に惚れる、という意味で。

もっとも菅原さんの信者ではありませんが、菅原さんのJBLに求めるものと、私がJBLに求めるもののベクトルが同じだと思うからです。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/mode/all/40/0



7: マロン 2011/10/19(Wed) 08:12

私は以前、ミ×ス×ーという愚かな人物に難癖をつけられたことがありますが、その人物のように独りよがりのオーディオは確かにダメだと思います。
オーディオに詳しい人物に自分の音を聴いてもらい、適切な批評をしてもらうことが大切です。

私の経験値から言っても本当に優れた音を出している方は、自分の音を多くの人に聴かせています。

しかし、日本人は箱を鳴かせない物作りをしますよね。

エクスクルーシブ然り、レイオーディオ然り、GTサウンド然り。几帳面な音しかしなくてつまらないです。

8: 蔵 2011/10/19(Wed) 09:06
レイ・オーディオは昔、世界中の多数のスタジオに導入されましたが、TADのユニットもありますが几帳面な故、研聴用(漢字、これでいいんでしたっけ)のモニター・スピーカーとして奏功したのでしょうね。

JBLの4350、4343がスタジオ・モニターとして何故広まらなかったかを局長が本に書くと面白いかも知れませんね。

9: マロン 2011/10/20(Thu) 08:10
>蔵さん
4350と4343が何故モニター・スピーカーとして市場参入に失敗したか、以前きんどーさんに教えてもらいました。

でも、それを書いてしまうと4350、4343ユーザーが気を悪くすると思いますので、書かない方が良いと思います。

ただ21世紀JBLを辛辣に書いてほしく思ったりして。(笑)

10: テツオ 2011/10/20(Thu) 08:49
>4350と4343が何故モニター・スピーカーとして
>市場参入に失敗したか

これはきんどーさんから話を聞きました。4343ユーザーであった私は「なるほど」と納得しましたよ。

21世紀JBLはねー。最悪としか言えませんね。
折角買ったS9800SEもすぐに飽きてオリンパス改に走りましたし。

きんどーさんには

「マーク・レビンソンがマドリガルに移行してから何故ダメになったのか」

を書いてほしいですね。

プリはML-6AL、ML-7AL、NO26L、
パワーがNO20L

からおかしくなりました。長らくマーク・レビンソン信者だった私が言うのですから間違いありません。
http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/mode/all/46/0


47.オーディオ/音楽・ネタ / 蔵 2011/10/20(Thu) 09:06

私もせっかく買ったS9800SEを手放し自作JBLに走った口です。

S9800SEを使ったら当初は良かったのですが、S9500、M9500と比べると音のスケールが小さいんですよね。

これでは売れなくて当然かと思います。

またJBLのフラグシップであれば、DD55000エベレストというものもありましたが、コンプレッション・ドライバーは2インチ・スロートでないと。


マーク・レビンソンは ML-7AL はまだしも、NO26LとNO20Lから躍動感が無くなりました。ましてや38SL、380SLと言ったら。326S、320Sも最悪。
やはりマーク・レビンソンは MLAS で終わったのかと思います。


S9800SE
http://www.diyloudspeakers.jp/5000html/jbl/s9800.html
http://www.google.co.jp/search?q=S9800SE&hl=ja&tbo=u&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=XAsSUc2BM7HwmAX70oDwAw&ved=0CCsQsAQ&biw=1004&bih=859

1: 有 2011/10/20(Thu) 18:08

昨夜2時間近くハーツフィールドでジャズを聴きました。

私もS9800SEを3年前に購入しましたが、手放しました。
失礼ながら蔵さんとテツオさんもでしたか?

本当にカオリさんのM9500を聴いた後に自分のS9800SEを聴くと、音のスケール感が小さく感じられたものです。

昔、友の会でDD55000・エベレストを聴いたことがありますが1インチのドライバーなのに、ボディが大きいせいかスケール感が大きかったのを覚えています。


3: マロン 2011/10/21(Fri) 08:16

一応真面目に作られたS9800SEでさえ有さん、テツオさん、蔵さん、全員が手放したということで(あ、うさぎさんがまだ所有中?)、所詮S9500、M9500は当然、ビンテージJBLには敵わないということが証明されたと思うのですが。

ましてやDD66000など正規のダブル・ウーファーではなく片側がサブ・ウーファーでfoが20HZ、もう片側が35HZ(だっけ?)という、ちぐはぐなダブル・ウーファー。

ここまで書くと誰もが分かる通り、聴感の帯域外であっても高域に悪影響を与え、音がまとまりません。DD66000は絶対に鳴らない、そして純粋な音楽観賞用スピーカーではありません。

S9900、4365なんて、もう情けなくなります。

きんどーさんが

「DD66000からJBLは日本市場を相手にしなくなり、中国、韓国、東南アジアの富族層にシフト変えした」

と言い、

「中国や韓国人なんて音なんて分からねーから適当に作って高値でボッタくろうぜ、と言うのが今のJBLの本音だ」

と言いましたよね。何か悔しいですよ。


4: 有 2011/10/21(Fri) 17:58

私がS9800SEを放り出したのは、S教授のJBLを聴いて、その音の凄さに驚嘆したからね。その後、まりちゃんのJBLを聴いて、やはり驚いて。

そこに昨年初頭から故渡邉さんの形見分けのお話を頂いて、「いいのかな」と思いつつ今のJBLに走り、S9800SEをS教授のご友人に売った訳で。


5: きんどーちゃん 2011/10/21(Fri) 22:54

S9800SEの致命的な欠点、それはホーンが軽い、ということに尽きます。

S9800が01年に登場した時に、ホーンが宇宙開発・軍事用に開発された高比重樹脂のSonoGlass製ということを謳い文句にして現れたのですが、これが軽いんです。
軽いが故にドライバーからの音が浮くし、また、ドライバーの音にホーンの音が入ってしまう。これです。

有さんがお持ちの2395の初期型、また、ハーツのゴールドウィングは重いし、更に上手に振動し、375の音を殺さずに、むしろ活かす方向に作用しています。こっちのホーンが正解。アンジェさんのWEの改造ホーンがその極みです。

因みに、そのSonoGlass製ホーン、DD66000にも使われています。だからDD66000のドライバーの音は浮いてしまい、尚かつ、ホーンの音が入ってくるんですよ。

昔の人は偉かった。。。


7: マロン 2011/10/23(Sun) 08:26

思うに21世紀JBLの社長、ポール・ベンテ氏は93年頃の社長であったブルース・スクローガン氏のように、「真に音楽文化を守る」という信念をもっていないのでしょう。

93年以降のJBL、いくら本国アメリカではプロ用機で頑張っているとは言え、エレボイ他多数のライバルがひしめいている為、経営困難な状態にあり、社長に「ただの経営者」であるポール・ベンテ氏をハーマンは据えたのでしょう。

某掲示板で散々JBLに悪態をつく貧乏な負け組の若者たち(ガキどもと言いたい)が多数いますが、そいつらはビンテージJBLはおろか、S9500やM9500も聴いたことがないのでしょうね。そいつらは「ステサン」に対し罵詈雑言を吐くくせに、技術進化盲信に洗脳されています。

でも21世紀JBLやその前のMKUでごまかしていた頃のJBLしか聴いたことがないのであれば、JBLを否定されても仕方がありませんね。

8: 蔵 2011/10/23(Sun) 08:48

同感です。でも局長と同意見なのですが、確かにS9800(SE)は予め決まった予算のなかで作られたスピーカーで、ホーンが軽すぎるという致命的な欠点はあるものの、まだ良かったんですよ。

その直後の新製品ラッシュ、これが悪かった。

4348、S5800、S4800と全てが駄作ばかり。とにかく音が悪かった。

極めつけに登場したのがDD66000でしたが、もう何も言えません。

S9900、4365と言ったら、ねえ。(苦笑)


もう韓国、中国、東南アジア諸国の富裕層にたくさん売ってください、という状態です。

あとMKUシリーズですが、何故かMKUになったモデルは皆、音が軽くなりましたよね。でもS3100MKUだけは成功したと思います。

275Nd はS5500ではなくS3100MKUで花開いたユニットだと思うからです。
きっとS3100のホーンと相性が良かったのでしょう。

9: マロン 2011/10/24(Mon) 08:02
>蔵さん
21世紀JBL、仰るとおりだと思います。

あとMKUシリーズ、私もS3100MKUは唯一の成功作だと思います。
tina先生のS3100MKUの音を聴いたときに本当に良く275Ndが歌っていました。

きんどーさんが最近よく「音の支点」という言葉を使われることはご存じですか?

S9500、M9500までは明確にあった音の支点が21世紀JBLでは完全に失われましたね。残念です。

http://ppp.atbbs.jp/jbl4344jp1623/mode/all/47/0



記事 [音楽11] Save the last dance for me  / Invitation to the dance

昔のことで一部不適切な歌詞が萩原さんの唄う歌詞にございます。
おなじ昔に萩原さんの”ラストダンスを私に”を、たしか森茉莉さんが「いい!」と書いていました。



舞踏への勧誘



http://www.asyura2.com/13/music11/msg/190.html

コメント [昼休み50] 中川隆_音楽・オーディオ関係投稿リンク 中川隆
22. 中川隆 2013年2月06日 23:37:38 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

old JBL の世界 _ JBL に憧れるのは日本人だけ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/421.html

コメント [政治・選挙・NHK143] 2月5日 最高裁は、東京第五検審・偽審査員]氏、東京第三検審・偽審査員A氏を登場させた! (一市民が斬る!!)  赤かぶ
16. 和モガ 2013年2月06日 23:37:48 : PVnDA2aQ4uvco : TeJsnWRE7c
民主党幹部は選挙工作があるので、いちゃもんをつける必要はなかったと言っているのです。9月14日、無理に議決に持ち込んだのは選挙工作を知らない自民党筋だったはずです。これが、逆に架空議決ではなかったという一つの証拠になっています。

そもそもの話になりますが、架空議決であれば約束を守るという概念はありません。要請があればその場で了解と言ってしまえばいい話です。そして10月4日になって議決したのは実は9月14日だったと発表する必要は何もないということです。


コメント [政治・選挙・NHK143] 「徳田毅」代議士が慰謝料1000万円の「未成年女性」泥酔姦淫 週刊新潮  かさっこ地蔵
54. 朝から晩まで暇人...JohnMung 2013年2月06日 23:40:19 : ZB.aPkIM0ZxCc : GfP4iuTpms

>三年間の民主党政権のやることなすこと全ての邪魔をし

・小沢の朝鮮売国政策、外国人参政権

・無能無策の円高誘導による経済混乱
 →主要企業が赤字・破綻危機に陥る、未曾有の大混乱

・小沢バカ撒きマニフェストにより、毎年45兆円以上の大赤字

・沖縄から米軍を削ぎ落とそうと言う、中国の戦略を小沢・鳩山が実行
 →結果、日米同盟に隙ありとみて2010年尖閣問題で中国が経済戦争を仕掛ける
 →民主党政権を舐めきった中国が、2012年再び経済戦争、恫喝、嫌がらせを仕掛ける

これらに反対して当たり前ではないか!!

ボケが!


.

コメント [政治・選挙・NHK143] 衝撃 射撃レーダー照射 ヤバイぞ中国軍 エスカレートする挑発行為どこまで本気なのか (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
07. OVNI43free 2013年2月06日 23:43:13 : IhyfVrYJsi8bA : naqg8RX3ao
 最後の外務省関係者の言うことが正しいとすれば、中国は北朝鮮と同じということか。


コメント [戦争b10] 中国船が海自艦船に射撃レーダー照射 政府、厳重抗議 (産経新聞)  赤かぶ
19. 2013年2月06日 23:43:46 : wQWcX9SMJw
この問題は日本国内でも物議を醸すね。
民主党政権時に隠ぺいしていたらしい。

コメント [政治・選挙・NHK123] パックイン・ジャーナルを存続させろ フクイタカノリ
3964. 2013年2月06日 23:44:57 : eV765TYqeY
パックイン以外はみたことありません。ラジオも。時々アド街ック覗いていましたが。欣也さんの歌良いですね〜。
私の心境かもしれません。なんか琴線に触れるんですね。
なんでもそうですよね。好きなことは好き、嫌いなものは嫌い。
もっとも自身も環境も変われば価値観も変わりますけど。(多摩)
コメント [リバイバル3] jazz オーディオ 魔境の旅  富山誠
31. 中川隆 2013年2月06日 23:45:11 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

old JBL の世界 _ JBL に憧れるのは日本人だけ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/421.html

コメント [政治・選挙・NHK143] 中国のレーダー照射攻撃に正しく対応するにはどうすればいいか (天木直人のブログ)  笑坊
22. 2013年2月06日 23:45:32 : 9vE2WAVldM

中国のレーダー照射作戦による日本への脅しについては
北朝鮮労働党権力を操作している中の一つの極左勢力らの
(中国政府を操作、あるいは独断による献身かもしれない)
ものであり
政治的指導力、創造的知的能力に欠けたもの達からの操作であり
この脅しの作戦では、中国は有利な立場には立てないでしょう。
.
この挑戦じたいが何か的を外れていますよ。
.


コメント [原発・フッ素30] 原発避難の男性、都内で孤独死…死後1か月 手紙
78. 2013年2月06日 23:46:25 : c8045nJi2o
>77

あなたは暇人ですね。「多摩暇人」と名乗ったらどうでしょう。しかし私としては、純粋にアイデンチフィケイション、つまり、私「多摩散人」と、あなた「多摩」というハンドルネームが、読者を混乱させないかという心配があるんです。強制は出来ませんが、たとえば、本当に例えばですが、「玉川暇人」(タマガワカンジン)などと名乗ってくれると、私としては有難い。多摩暇人、じゃなかった、多摩散人。

コメント [政治・選挙・NHK143] 「バッジはなくても政治はできる」意外と明るい落選議員の弁 松木謙公氏(日刊SPA!)  かさっこ地蔵
10. 2013年2月06日 23:47:27 : NQMStJQKRw
>6

ばっかみたい

コメント [戦争b10] 《 レーダー照射 》 事実上の「攻撃予告」 (産経新聞)  赤かぶ
16. 2013年2月06日 23:47:43 : t55v1JHa9Q
>07.
>こんな国は解放してはいけなかった。どこまでも日本の支配の下においておくべきだった。

>09.
>>>07. お前も馬鹿だな。
>脳を洗って出直せ!

いやいや、別に支配するのが日本でなくとも、中国人自身にさせてはならんと言う事さ。

自国内の異民族らの統治も酷い状況にある。彼らに統治を任せてはならないと考える奴が出てきてもおかしくない状況だ。

コメント [政治・選挙・NHK143] 鳥越俊太郎氏のコラムを読んで虫唾が走った。そこには自殺した生徒への想いが微塵もない。 橋下徹Twitter  赤かぶ
100. 2013年2月06日 23:48:27 : Y28uZ2IjEw
>99
自分の命までもかけて一つの事に集中する力はたいしたものだと思う。愚民であるはずがない。あなたの考えは戦後植えつけられた自虐史観に基づくものと思う。代替体罰の話に戦争を持ち出す事が間違っている。言っておくが愚民が戦争はできない。
以前は目上の人を敬うは当然のことであった。何も疑問を挟む余地がなかった。そこへ今はあなたのように敬うに値する人かどうかという個人の人格を持ち出している。つまり人を判別しているのだ。職業に貴賎は無いように何をしていようとどんな人であろうと人間は人間であるのだ。人間として相手を尊重する気持ちを持つ事は当然のことではないか。そこから愚民が生まれるはずはないし逆にそういう人を物差しで測るように区別する事こそ愚民のすることではないか。
戦後人権意識はずいぶん進歩したとは何を指して言われている事か。たぶんあなたは朝鮮同和の方に対する意識の変化を進歩と言われてるのでしょう。この点は確かによかったがこれも行き過ぎになり今は逆差別と言う言葉が生まれるまでになった。今日まで日本人は朝鮮同和の方に遠慮して生きてきた。それが進んで日本人は彼らを怖がるまでになった。調子に乗って彼らはやりたい放題の無体を働いてきた。もうひとつ問題はアメリカが日本支配の道具に日本人が負い目のある彼らを使った事だ。いまそれが花開いて日本の政治も経済も彼らに牛耳られている。経済はともかく政治を占拠されていることは今日本にとって一番の問題だ。
戦争の反省は日本人自身がまだやっていない。勝手に意見を言う事は勝手であるが
ここでは私の意見を言わない無い事にする。ただあなたの考えは表面的に戦後洗脳された自虐史観に基づくレベルの低いものと言わざるを得ない。
私は他のコメントでも書いているが体罰はいけない言葉だから体罰という言葉は嫌いである。愛の鞭しかないのである。つまり言葉で理解できない相手に身体の痛みで理解してもらうのだから最後の手段であろう。そんなことはめったにあってはならぬしいつも鞭を振るうと効かなくなる。桑田も無抵抗の相手に体罰をするのは良くないといつているがそこが間違っているのだ。言う事を聞かないと言う抵抗をしているのを忘れてはいけない。スポーツの場合よくあるのは監督が試合に負けて腹いせに選手を叩く事だろう。もちろんそんなことがあっていいはずはない。そしてもし何の理由もなく暴力をふるう教師がいたらそれは暴行であり暴力教師だ。
書くことが多くて困りますが私の言う善とは善意悪意の善を意味しています。つまり国のすることは善に決まっていると思う気持ちのような相手を疑わない気持ちの事を言っているのです。あなたの善は何を意味して言われているのか分かりません。
全国的にこれだけ騒がれると教師コーチ監督が委縮して指導がおろそかになる事を恐れる。すでに社会問題としていじめ親殺し子殺しひったくり売春何でもありになっているのはすでに言って聞かない者に愛の鞭で教える事が禁止されているからだ。そして以前は子供が自殺するような事もなかった。とんでもない社会問題が起きる原因の一つに先生の置かれている状況がある。
先生が今日私を本でたたいた。とんでもない暴力教師として学校中そしてPTAそして政治が騒ぐのだろう。そこには先生の言い分や子供の態度など全く論議されない社会が何を生み出すか考えるべきだろう。
コメント [原発・フッ素30] 首都圏が危ない!? 大雪でセシウム大量流出 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
03. 2013年2月06日 23:51:00 : 83rfHnpKBE
『北京の大気汚染「動物実験のよう」 日本大使館が説明会』(朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/international/update/0206/TKY201302060522.html

だって...

コメント [政治・選挙・NHK143] 参院選後も政権安定は無理(上)(五十嵐仁の転成仁語) 判官びいき
06. 2013年2月06日 23:51:29 : jUDtwEz5V2
それは衆院選まえから指摘している
参院選が勝負じゃないことも分かっている

しかし。今回の安倍は小泉とバックが同じなので、一筋縄ではいかんだろう
苦しいのは苦しいが、どういう状況になろうともやるしかない

コメント [政治・選挙・NHK143] 徳田毅議員準強姦疑惑事案の背後にある重大問題 (植草一秀の『知られざる真実』)  笑坊
10. 2013年2月06日 23:51:44 : P7vtoKYyPA
訂正 1000千万円→1000万円
コメント [政治・選挙・NHK143] 石原前知事の思いつきに振り回されただけ 尖閣購入「寄付金返せ!」の苦情殺到 (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
14. 2013年2月06日 23:54:24 : ruh0fVo3UU


民主党時代の民主批判の一つに「思いつきだからダメ」というのがあった。

そもそも人の考えはどんなものでも思いつきには違いない。

そういう批判だって思いつきなんだから。

誰かが上手いことを言っていた。

自民無罪民主有罪。

自民は何をしても批判されず、民主は何をしても批判される。

自民は未成年者に酒を飲ませて強姦しても批判されず

民主は空気を吸って呼吸をしていても批判される。

マニフェスト違反と言って民主党を批判した自民が

今回、マニフェスト自体を作らなかったのは笑い話で済まされる話だろうか。

議事録が作られていなかったと散々民主を批判した自民党が

過去の災害時の会議で議事録など一度もとっていなかったそうである。

石原慎太郎の罪は計り知れなく大きい。

尖閣を東京都が買うことで

「民主党政権に恥をかかせてやる」との慎太郎の発言をテレビで聞いた。

消防隊の前での嘘泣きなど思い出しても虫唾が走る。

地震津波を天罰と言った男に消防隊の前で流す涙などあるはずがあるのか。

オリンピックの招致に失敗してドブに捨てた都民の血税が200億とも言われている。

自民がする限りどんなバカなことでも批判されない。

自民と民主の争いは結局のところ

大企業富裕層の利権と庶民の生活との争いだったんだ。

そういうこの国の政治状況のすべてを理解した上でも

なお君は自民を支持するのか

民主を批判するのか。




コメント [政治・選挙・NHK143] 衝撃 射撃レーダー照射 ヤバイぞ中国軍 エスカレートする挑発行為どこまで本気なのか (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
08. 2013年2月06日 23:54:28 : 2PSrHvqhCo

中国のおマヌケ海軍、今回3分以上のロックオンで周波数などの中国軍事機密情報が海自と米軍にダダ漏れ。 
中国外交部も否定のしようがなく、慄然。
オイラ知らないよ (おいちゃん)
コメント [政治・選挙・NHK143] 海江田代表は提訴寸前、幹事長は過去の女性問題の弱み… 政権批判もできない民主党の大惨状 (J-CAST)  笑坊
10. 2013年2月06日 23:55:30 : jr7wRxUP8E
東国原「・・・・・・・」
コメント [政治・選挙・NHK143] 安倍派100人超ー烏合の衆となった国会議員。(日々雑感)  赤かぶ
10. 2013年2月06日 23:56:24 : QKj2V8oUfM
>“国家論”と“政策”を示してください。
  まがりなりにも“一国の首相”だんだから。


その気持ちはよくわかる。正論だと思います。
しかし今の世界の中にあって日本と言う国の立場では、それを言うのは難しい。下手をすると足元を掬われる危険がある。対外的にはもちろん、国内についてもそうです。あの左翼とマスコミを見たらわかる。彼らは総じて高学歴、もっともらしい理屈は得意です。しかし決定的に欠けているのは愛国心です。私は安倍さんの愛国心に賭けています。だからこの人の国家論も政策も語られずとも信じています。もっと能力のある政治家はいるかも知れません。しかし今の日本で誰よりもマシでマトモなのはこの人のように思えます。

コメント [政治・選挙・NHK143] 「徳田毅」代議士が慰謝料1000万円の「未成年女性」泥酔姦淫 週刊新潮  かさっこ地蔵
55. 2013年2月06日 23:59:04 : PHTsHAZbBg
民主も はじめの鳩山氏から 官僚どもにはめられて 政治の正の字を 制の字と勘違いしているやからにより 民主の崩壊が始まった。 菅が 自民の後始末である 地震による原発事故の 対応で 法を犯したのでは? 今の政権は とんでもない脛を持っていることになる ただ マスコミが 官僚とスクラムを組んでいる以上 表には 出てこないだろう。
小沢氏が なぜ 滋賀の彼女と組んだのか のなぞがその辺にありそうだが 自民、公明は今 相当追い詰められている、 些細な事案でも とんでもない脛 これに近い事案は すべて切り捨てられるであろう と私は思っている。

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