既にこのドラマは紹介済みだが、
ボードウォーク・エンパイヤーと若かかりし日のギャング達・・
http://www.asyura2.com/11/music5/msg/458.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2011 年 12 月 12 日 15:59:31: tZW9Ar4r/Y2EU
現在、シーズン3がWOWOWで放送中である。
)
禁酒法を梃子に、
アーノルド・ロススタイン、
ラッキー・ルチアーノ
マイヤー・ランスキー
ジョニー・トーリオ
アル・カポネ
ジョー・マッセリア
ら錚々たるギャングどもが、
争いながらも、
台頭してマフィアを形成していく物語である。
前にも書いたが、この物語を観ていると、
禁酒法は、
アメリカ財閥の僕であり、
暴力装置でもあるギャングどもを
仕組んで、
台頭させる為の法律そのものである。
主役のナッティ・トンプソン(イーノック・ジョンソン)が、
メロン財閥の当主であり、
財務長官を長きに渡り、
務めたアンドリュー・メロンに、
近づき取り入るシーンがある。
ナッティを煙たがりながらも、
結局は僕にして、
水面下で、
己の利益にしてしまう
アンドリュー・メロンが、私には、
本当のギャングの親玉(黒幕)に見えてくる。
ナッティがメロンに近づくシーンが、
あったので、紹介する。
実際に、ナッティとメロンが、
利益を共にしたか?否かは?
不明だが、
この製作者、
アメリカ財務長官の真の仕事や、
財閥の当主の真の仕事、
そして、
それらの真の役職や正体をさりげなく描いている・・
いいシーンである。
他にも、今回のエピソードで、
生まれ故郷のイタリアに一時帰国したジョニー・トーリオが、
本国イタリア、ヨーロッパの、
のんびりした暮らしぶりに、
触発され、
アメリカでの、
憎悪が渦巻き、
仕組まれた不自然な競争原理がはたらく、
非人間的なアメリカの生活に、
嫌気をさしたようなことを、
カポネに告白するシーンがあった。
トーリオってのは、ギャングの中では長生きした方で、
長きに渡り、ルチアーノらの後ろ盾になったりしていたようだが、
ギャングの中でも、人間どうあるべきか?
を考えていたような人物だったのかもしれない・・。
カポネは、そんなトーリオに、
このクソオヤジ、
去勢されたのか?
のような顔つきで、
見下して、
話をきいていた・・