トルコ軍武装組織の拠点に大規模な空爆
9月9日 7時06分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150909/k10010221431000.html
トルコでクルド人武装組織の襲撃によって軍の兵士16人が死亡した事件を受けて、トルコ軍は、イラク北部にある武装組織の拠点に対し大規模な空爆を行ったほか、特殊部隊を派遣して地上でも攻撃を加え、報復の応酬が激しさを増すことが懸念されています。
トルコでは6日、南東部のハッカリ県で軍の装甲車がクルド人武装組織、「クルド労働者党」に襲撃され、兵士16人が死亡しました。これに対し、トルコ軍は7日から8日にかけ、戦闘機50機余りを出して、イラク北部にある武装組織の拠点に対し、大規模な空爆を行うとともに、200人余りの特殊部隊を派遣して、地上でも攻撃を加え、武装組織のメンバーおよそ40人を殺害しました。
一方、東部のウードゥル県では、8日、武装組織側が道に仕掛けたとみられる爆弾で警察官13人が死亡しました。この事件を受けて、エルドアン大統領は記者会見を開き「国民の将来をテロリストに渡しはしない」と述べ、対決姿勢を強調しました。
トルコ国内では、武装組織の攻撃には屈しないという意志を示そうと店や住宅などにトルコの国旗が掲げられ、攻撃に抗議するデモが広がっています。トルコでは7月以降、政府軍と武装組織の戦闘が各地で続いていますが、双方で、短期間にこれだけ多くの死者が出たのは初めてで、報復の応酬が激しさを増すことが懸念されています。
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