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菅、枝野、北沢が妨害しなければ福島原発事故は起きなかった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/424.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 02 日 06:53:19: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 中川隆投稿集 _ 原子力発電は本当に危険なのか? 投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 14 日 17:58:32)


菅、枝野、北沢が妨害しなければ福島原発事故は起きなかった
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/747.html
 

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1. 中川隆[-12876] koaQ7Jey 2020年3月08日 21:28:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[661] 報告

 安倍官邸肝いり映画  『Fukushima 50』2020年03月08日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1054.html

  阿修羅掲示板にも、魑魅魍魎氏の記事があったので、そちらから転載する。

 「映画『Fukushima 50』はなぜこんな『事実の加工』をしたのか?」
(中川右介 現代ビジネス 2020/3/6)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70707

福島第一原子力発電所の事故を描いた映画『Fukushima 50』(若松節朗監督)が3月6日公開される。

これは、一種の「戦争映画」だ。福島第一原発を戦場として描き、吉田所長以下の職員たちを兵士として英雄的に描く。

娯楽映画として、よくできている。

原発のプラント内の再現度が高い。といって、私自身が実際の原発を見ているわけではないので、どこまで再現されているかは確証できないが、リアルに感じた。

凄まじい事故だということ、原発内部の構造がよく分かる。そして、現場の職員たちの危機感もよく伝わってきた。よくぞ、日本は無事だったと思う。

しかし、大きな問題のある映画だ。


■ 混乱の元凶は「総理」だったのか?

娯楽映画なので、作劇上、主人公であるヒーローに対し、悪役が必要なのは分かる。

この映画が扱う戦争では、倒すべき相手は「どこかの国」でもテロ組織でもなく、暴走している原発だ。

そして原発そのものは敵ではない。むしろ、職員たちは原発を愛しており、傷ついて苦しんでいるのをどうにかしてやりたいという感情を抱いている。原発を救おう、という感覚だ。

この映画での悪役は、自分は安全なところにいて、無理なことばかり言う東電本店の役員たちであり、分かりもしないのに口を出してくる首相官邸なのだ。

といって、それは「敵」というほど大きな存在ではなく、「障害」程度だ。

その障害である「総理」を、佐野史郎が演じている。

佐野が脚本を読んで考えた演技で監督が認めたのか、監督の指示による演技なのかは分からないが、この映画での「総理」は、かなり浮いている。彼だけが熱くなり、ヒステリックにわめきちらしている。

「総理」は混乱の元凶のように、描かれている。


■ 菅直人元首相の実像

先にことわっておくが、私は菅直人元首相の40年近い「知人」である。菅直人事務所で働いていたこともある。

菅元首相が原発事故について書いた『東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと』 (幻冬舎新書)も手伝ったので、事故についても、普通の人よりは知っているつもりだ。

その上でこの映画について書けば、事故の事象は、「事実」に即していると思う。これまでに読んできた他の文献との食い違いは、なかった。

だが、「総理大臣」の描き方は、何か意図的に「事実」を歪曲、あるいは無視している。

宣伝資料によれば、撮影を見学に来た吉田所長をよく知る人たちが、渡辺謙演じる吉田所長を見て「そっくり。後ろ姿は本人かと思うほどで、のりうつったかのようだ」と言ったそうだが、菅直人元首相をよく知る私には、この映画の「総理」は、「全然、菅さんに似ていない。まるで別人」に見えた。

顔が似ているとか似ていないではない。雰囲気がまったく違う。

私も何度か菅元首相に怒られたことがあるが、たとえ激高していても、もっと理路整然としており、感情にまかせてわめきたてることはしない(だから、余計、怖いのではあるが)。

巧妙なことに、この映画の配役表では、佐野史郎が演じているのは「内閣総理大臣」であって、「菅直人」ではない。万一、抗議されても、「あくまで『総理大臣』であって、『菅直人』を演じたのではない」と言い逃れできるようになっている。

そこに、政治的意図を感じてしまう。せっかく、事故そのものをリアルに描いているのに、映画全体がどこかウソっぽくなってしまうのだ。


■ 観客をミスリードする作り

原作は、門田隆将著『死の淵を見た男』で、門田氏が関係者に取材して事故を再現したノンフィクションだ。この原作では、ちゃんと「菅直人」として描かれている。実際、執筆にあたり、門田氏は菅直人元首相にも取材している。

映画では、「吉田所長」は実名で登場するが、首相官邸にいた東電のフェローは「武黒一郎」なのに「竹丸吾郎」となっている。

また、「総理大臣」以下の政治家や関係者も「内閣官房長官」「経済産業大臣」「原子力安全委員会委員長」「原子力安全・保安院院長」などは、役職名として登場するだけで、個人の名はない。

つまり、映画のなかでの「悪役」は、モデルとなっている人物の実名では登場しない。

観客は、吉田所長という人物が実名で登場するので、この映画はすべて「事実」に基づいていると思うだろう。だが、映画は、官邸側の人物を実在の人物として描くことから逃げている。

映画のなかで、「菅さん」というセリフがなくても、誰もが佐野史郎が演じている「総理」が「菅直人」だとイメージするように作っておきながら、あの人物は「菅直人」ではないのと、言い逃れができる作り方をしている。

当時の政権にもさまざまなミスはあったろう。別に菅直人をもうひとりのヒーローとして描けとは言わないが、吉田所長と同程度の再現度で、「菅直人首相」として描くべきではなかったのか。

そのほうが映画としての価値も高くなったと思う。

以下、野暮を承知で、事実との相違点を記しておく。


■ 描かれなかった総理側の事情

地震は3月11日午後に起き、その日の夕方から、福島第一原発は危険な状態になっていた。12日未明、総理は自衛隊のヘリで現地へ向かい、視察した。

この現地視察は当時から、批判された。「最高責任者が最前線に行くなどおかしい」というのが批判の理由だ。

映画は、この立場から批判的に描く。

さらに、「総理が現地へ行くことになったのでベントが遅れ、被害が拡大した」したというストーリーに仕立てている。いまもこのストーリーを信じている人は多い。

総理の視察とベントの遅れとの因果関係は、何種類も出た事故調査委員会の報告書で否定されている。遅れたのは、手動でやらなければならず、準備に時間がかかったからで、これはこの映画でも詳しく描かれている。

映画では、準備が整い決行しようと思ったところに、東電本店から「総理がそっちへ行くので、それまでベントを待て」と言われ、できなくなったことになっている。吉田所長の感覚としてはそうだったのかもしれない。

だが、菅首相としては「午前3時にベントをする」と伝えられていたのに、3時を過ぎても「遅れていること」も、「遅れている理由も」も知らされない状態だったので、「行くしかない」となったのだ。

その首相側の事情は描かれていない。

12日午後、一号機が爆発する。映画では、首相は官邸の危機管理センターにいて、そのモニターでリアルタイムで知ったかのように描かれている。

しかし実際はこういう経緯だ。

爆発は15時36分。菅首相は15時から与野党の党首会談に出席し、16時過ぎに終わった。

執務室に戻ると、危機管理監から「福島第一原発で爆発音がした。煙も出ている」との報告を受けたが、管理監も「詳しいことは分からない」と言う。しばらくして、白煙が上がっているらしいとの情報も入る。

そこで東電から派遣されている武黒フェローを呼んで訊くと、「そんな話は聞いていません」との答え。武黒フェローは「本店に電話してみます」と言って問い合わせたが、「そんな話は聞いていないということです」と言う。

菅首相は原子力安全委員会の斑目委員長に「どういう事態が考えられますか」と質問し、委員長が「揮発性のものがなにか燃えているのでは」と答えたとき、秘書官が飛び込んできて、「テレビを見てください」と言う。

テレビをつけると、日本テレビが、第一原発が爆発しているのを映していた。

実際に爆発してから1時間が経過しており、その間、東電からは何の報告もなく、首相は、一般の国民と同時刻に、テレビで知ったのである。

東電の本店と福島第一原発はモニターでつながっているので、本店はリアルタイムに知っていたはずだが、それを伝えなかった。問い合わせにも「聞いていない」と答えた。

そういう東電本店のお粗末さが、この映画では描かれない。

「すべてを描くことはできないから、省略することもある」のは、事実に即した映画にもよくあることだ。だから批判はしないが、実際はこうだったと確認しておきたい。


■ 歪められた言葉の主旨

もうひとつの重要シーンは、3月15日だ。午前3時頃、菅首相は、東電が現場から撤退したいと言ってきたとの報告を受けた。

誰もいなくなったら原発の暴走を止めることはできず、日本は壊滅する。しかし、このまま、職員が現場にいたら、命が危ないのも事実だった。

東電社員は民間人である。民間人に、政府が「命をかけろ」と命令できるのか。法律上は総理にはそんな権限はない。だが、菅首相は「撤退はありえない」と、官邸に来た東電の社長に伝えた。日本を守るためには東電に対処してもらうしかないのだ。

さらに、午前5時半過ぎに、東電本店へ行き、事故対策にあたっているオペレーションルームで、「命をかけてください」と呼びかけた。

映画ではこのシーンでも、「総理」はヒステリックにわめいているが、実際はどうだったか。

私もその場にいたわけではないが、菅直人という人をよく知る立場からすれば、ああいう絶叫をする人ではない。

このオペレーションルームでのやりとりは録画されているが、なぜか菅首相の発言の間だけ、音声は残っていないということで、公開されていない。画像のみが公開された。

映画としては、モニターで総理の演説を見て聞いている吉田所長が、ズボンを脱いで下着を見せ(ようするに、ケツを向けているのだろう)、他の職員も総理に悪口雑言をつぶやいている様子が描かれている。

おそらく、そうした「社員の悪口雑言」までも録音されてしまったので、東電は公開を拒んで、「録音されていない」ことにしたのだろう。

そういうわけで、本店へ乗り込んだときの菅首相の発言は録音が「ない」ので、正確には再現できないが、その場にいた総理補佐官のメモなどから、おおよそのことはわかり、『東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと』にも記載されている。長くなるが、全文を載せる(同書は紙の本は品切れだが、電子版で読める)。

「今回のことの重大性はみなさんが一番わかっていると思う。政府と東電がリアルタイムで対策を打つ必要がある。私が本部長、海江田大臣と清水社長が副本部長ということになった。これは2号機だけの問題ではない。2号機を放棄すれば、1号機、3号機、4号機から6号機。さらには福島第二サイト、これらはどうなってしまうのか。これらを放棄した場合、何か月後かには、全ての原発、核廃棄物が崩壊して放射能を発することになる。チェルノブイリの2倍から3倍のものが10基、20基と合わさる。日本の国が成立しなくなる。何としても、命がけで、この状況を抑え込まない限りは、撤退して黙って見過ごすことはできない。そんなことをすれば、外国が「自分たちがやる」と言い出しかねない。皆さんは当事者です。命を懸けてくだい。逃げても逃げ切れない。情報伝達は遅いし、不正確だ。しかも間違っている。皆さん、委縮しないでくれ。必要な情報を上げてくれ。目の前のことも、5時間先、10時間先、1日先、1週間先を読み行動することが大事だ。金がいくらかかっても構わない。東電がやるしかない。日本がつぶれるかもしれない時に撤退はあり得ない。会長・社長も覚悟を決めてくれ。60歳以上が現地に行けばよい。自分はその覚悟でやる。撤退はあり得ない。撤退したら、東電は必ずつぶれる。」

映画での、「総理」の発言は、もっと短く、「逃げられない」と絶叫しているだけだ。

省略はいいとして、全体の主旨まで歪めているのは、どういう意図だろう。

この映画は門田氏の原作をもとにし、東電側には改めて取材しているようだが、菅首相サイドには取材していない。

どの段階で誰が、「総理大臣を悪役にする」と決めたのかは知らないが、出発点がそこにあるので、演技も演出も、「総理」登場シーンだけは、事実とはかけはなれてしまっている。

当時の民主党、菅直人政権を批判するためのプロパガンダ映画として作られたのなら、その目的は達成されるだろう。

しかし、そんなことが目的の映画だったのか。

俳優もみな熱演しているし、事故のシーンの迫力はものすごく、どんな事故だったのを知るために多くの人に見てもらいたいとも思うだけに、政治的な「事実の加工」が残念でならない。

------(引用ここまで)---------------------------------

門田隆将・原作ということで、どうしようもない民主党叩きのプロパガンダ映画だろうと
思っていましたが、その通りだったようです。

菅直人氏は、この作品を名誉毀損で訴えるべきでしょう。
もちろん、福島原発事故を描いている以上、こんな言い逃れは裁判では通用しません。


映画のなかで、「菅さん」というセリフがなくても、誰もが佐野史郎が演じている「総理」が
「菅直人」だとイメージするように作っておきながら、あの人物は「菅直人」ではないのと、
言い逃れができる作り方をしている。

われわれのすべきことは、この映画を観ないこと、ボイコットすることです。


(関連情報)

「もし福島原発事故当時、危機対応能力ゼロの安倍政権だったら、どうなっていたか?」
(拙稿 2020/3/2)
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/536.html

「菅首相『絶対に撤退は無い。何が何でもやってくれ』 勝俣会長『子会社にやらせます』
寺田学・元首相補佐官の証言がすごい」 (拙稿 2016/9/5)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/421.html  

************************************************************************

 まあ、安倍晋三政権というのは、日本会議や統一教会と密着して、世論操作や三権分立を無視した司法権力への介入、私物化が大好きなグループである。
 また、驚くほど執念深く、自分たちに敵対した勢力を断じて許さないという傲慢不遜な独裁権力特有の姿勢を示している。

 だから、たとえ一時期でも政権を奪った「民主党政権」への恨み骨髄で、「千年の恨」を持って、攻撃を緩めることはない。
 旧民主党政権を評価すれば、自分たちの政権が危うくなるとの強迫観念にとらわれているようだ。

 大体、今回の新型コロナウイルスの法的対応にあっても、民主党政権下で2012年に成立した「新型インフルエンザ等対策特別措置法」で、対策も条文も、完璧な内容で、今回のコロナウイルス対策に当てることができたのに、安倍政権は、この法律が民主党主導だったことを嫌気して、あたかも法が存在しないかのように無視してきた。

 民主党の作った法律など使いたくないから、法適用を怠り、ウイルス対策の私物化、利権化を、やりたい放題にさせているのだ。

 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=78ab2871&dataType=0&pageNo=1

 だが、この条文中には安倍晋三独裁政権の大好きな殺し文句「緊急事態での私権制限」が盛り込まれているので、安倍も、これを自分たち好みの味付けに変えて再立法することになった。
 「私権制限」というのは、民主主義を嫌う独裁政権にとって、究極のパラダイスなのである。

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202003/CK2020030302000223.html

 この映画も、こうした安倍政権の根底的な嗜好が強く盛り込まれ、当時の民主党政権が馬鹿だったから事故を大きくしたという捏造、冤罪作りに腐心している。
 菅直人がわかりもしないのに余計な口を出したことで、メルトダウンが進んだかのように描かれている。

 だが、真実は違う!
 福島第一原発放射能巨大事故の本当の原因は、東電の管理姿勢がデタラメの不正なもので、そもそも東電には原発を運営する能力がなかったこと。
 そして、安倍晋三首相(当時)が、共産党の吉井議員の質問に対し、「フクイチは大津波が来ても絶対に破局事故を起こさないので、検査点検も、改造も必要ない」と、管理対策を放棄したことだった。
 https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_4599/

 東電は、未だに「原発は想定外の大津波のせいで壊れたのだから、自分たちに責任はない」と言い張っている。
 しかし、真相はまるで違う。フクイチは、その構造的欠陥のために、地震の揺れで炉心内の「ジェットポンプ計測配管」が瞬時に破断し、そこから80気圧の炉心冷却水が格納容器に噴出したため、冷却水を失って2時間程度でメルトダウンを起こしたのである。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-874.html

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-841.html

 本来、こうした状況に備えて、安全回路としてECCS緊急炉心冷却システムが備えられているが、地震の揺れで、強度の不足していた引き込み送電塔が倒壊し、外部電源を失ったため、稼働させることができなかった。
 こうした事態に備えて、さらに、空冷冷却システムがあったはずだが、小泉純一郎政権時代、「無用の長物」と決めつけられ撤去されていた。

 フクイチ事故の本当の原因は何か?
 という問いに対しては、
 @東電に原発運営管理能力が存在しなかった。ジェットポンプ計測配管の破断シュミレーションを怠っていたのだ。そうした隠蔽体質があった。
 A送電など外部電源システムの強度が不足していた。
 B予備電源の自家発電機が、津波に脆弱であると指摘されていたのに、無視して、設置場所の高位化を怠っていた。
 C安倍晋三が、こうした脆弱性の指摘に対して、詭弁を弄し、安全と言いくるめて改良を拒否させた。

 これらが、本当の原発事故の原因であったにもかかわらず、この「Fukusima50」という映画は、あたかも、菅民主党政権の余計な口出しが事故を悪化させたかのように、問題をすり替え、上の本当の事故原因を隠蔽しているのである。
 これはドギュメントでもなんでもない。自民党安倍政権が旧民主党を攻撃するための政治的プロパガンダである。

 さらに深掘りすれば、日本の原子力政策を導入し、方向を決定づけた正力松太郎と中曽根康弘の本当の目的は、「原発の平和利用」に見せかけた「核兵器開発」であった。
 日本の原子力政策は、表向き、平和利用に見えるが、実態は、徹頭徹尾、核ミサイル開発のプロセスに組み込まれているのだ。

 その最大の証拠が、すでに軽水炉が実用化されていた1960年代に、初導入した原発が黒鉛炉だったことだ。
 当時、黒鉛炉は、熱効率が悪く、商業利用には不向きだった。だが、プルトニウム239の転換効率が良いので、プルトニウム240というお邪魔虫(核爆発を不安定化する)が少なくて良質の核ミサイルが製造できるということだった。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%89%9B%E7%82%89

 つまり、日本の原発は、最初から最後まで、核兵器開発のためのものであって、だからこそ東京電力というデタラメで隠蔽体質を持った巨大企業に、最初のプルサーマル稼働をやらせたのである。
 東電は、4号機で秘密裏に、核兵器用(兵器級)プルトニウムを生産していた疑いがある。定期点検中で稼働停止していた4号機は、米軍偵察写真で、稼働熱が写っていたからだ。
 東電は、極度に秘密性の高い軍事機密によって守られた企業だから、責任者の断罪も行われず、倒産もしないですんでいる。事故調報告も完全に隠蔽されたままだ。
 一方で、この映画のように、東電の正当化と、事故原因の捏造、矮小化、隠蔽工作が、大規模に行われていることに、我々は警戒すべきだ。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1054.html

2. 2020年8月09日 09:53:36 : 6B9W8uozhE : amxOZFoxMkdseXM=[8] 報告
石井宏

原発に関心のあった人は知っているはずですよ。
そして何故吉田所長が正義の味方の様に描かれるか不思議に思う。
最も責任の重い人間の1人でしょうに。彼は東電の地震対策の責任者だった事もあるし、地震以前に貞観地震では同程度の津波があった事も知らされていた。地震の時の外部電源喪失で非常電源は大丈夫なのかは、原発反対派がしつこく疑問視していた事だ。彼なんか命を捨てても事故の対応をするのは当然の義務!!

官邸に何も情報を出さないのは、責任逃れのために隠蔽したいからだろ。
東電にとって最良の対応をしたいから、口出ししてくる菅さんは邪魔ということだ。
菅さんが駄目だというなら誰なら良かったのか?
自民党の安倍さんなら、何もわからないから好きなように隠蔽できたから良いということだろ。

ベントしなければ首都も最悪の事態になると専門家は言い、そのベントは何時間経っても行われない。理由を問いただしても説明がない。しかも事故の現場が汚染がひどいので職員を撤退させようかとの情報まであった。これを何もせずに黙っていることが良い首相の対応?
だいたい菅さんが現場に行くからベントを待ったと言うなら、現場に着いた時には何時でもベント出来る状態になっていたはずだよ。
もしも菅さんが現場に行かなければ撤退していたとの疑いだってある。後からならなんとでも言えるからね。

菅さんを本格的に攻撃しだしたのは浜岡原発を停めたからだろう。これで完全に原子力村の敵になった。
何がなんでも潰そうと必死になった。
https://www.youtube.com/watch?v=hh6vV81q4lg&lc=UgwaL1FvuvMZ3a50p4J4AaABAg.9C56DlKazfu9C6HRL2Kz57&feature=em-comments

3. 2021年6月20日 12:14:04 : hoBgz425ds : SmxoSFFVZFM1czI=[8] 報告

2021年06月20日
中国の原発で放射能漏れ 隠蔽し運転続けていた
http://www.thutmosev.com/archives/86094620.html


全世界のどの政府も、考えているのは自分の損得だけ

画像引用:https://www.news24.jp/articles/2011/03/16/04178579.html 官房長官「直ちに影響与える数値ではない」|日テレNEWS24


中国の最新原発が長年放射能漏れ

原発創成期から数々の事故が発生してきたが、大きな事故としてはスリーマイル、チェルノブイリ、福島が挙げられる。

小さな事故は無数に起きているが共通点としては、隠せるのならどの政府も隠そうとした。

福島原発事故は最初ただの停電と発表され、爆発がテレビ中継されるまで政府は隠蔽し続けた。

水素爆発してからも枝野官房長官は「メルトダウンは起きていない」「放射能は漏れていない」と繰り返していた。

その後実際にはメルトダウンで大量の放射能が漏れているのが外国から指摘されると「ただちにとは言っていない」と名言を残した。

菅首相(ばかの方)も「原発には詳しいんですよ」と名言を残したが、世界のどの政府も似たような対応をした。


韓国の原発は小さな事故を頻繁に起こしているが、必ず事故を隠蔽し、隠しきれなくなると今度は小さく見せかけようとする。

ソ連のチェルノブイリ原発事故は1986年4月26日に発生したが、例によって政府は隠し通そうとしました。

だが風に乗って放射能が東欧諸国や西欧にまで届き、日本でも観測されるに至って隠しきれなくなった。


米CNNテレビは21年6月14日、中国南部広東省にある台山原発から放射性物質漏れが起きていると報道した。

記事によると同原発に協力するフランスの原子炉製造会社「フラマトム」が米エネルギー省に協力を求めた。

仏フラマトムは「放射線物質に関する差し迫った脅威」の書簡を米エネルギー省に送付し技術支援を求めた。

世界初の新型原子炉

台山原発に関わる中国側の中国広核集団(CGN)は疑惑を否定し、全ての原発は正常に機能していると発表した。

バイデン大統領の耳にも入ったが、政権は「危機レベル」には達していないというコメントを出している。

台山原発が今後どうなるかですが、爆発やメルトダウンが起きるならとっくに起きている筈なので、大事故には至らないと考える。


チェルノブイリ原発は正常運転していたのが10秒後に大爆発、福島原発も津波をかぶってすぐ電源停止しました。

書簡の中で中国の安全規制当局が台山原発の運転停止を回避するために、事故を隠しているとも指摘している。

フィガロ紙などは燃料棒に問題があり放射性希ガスが出ていると報道している。


原発事故では政府は必ず隠蔽に走り、マスコミは逆に先走った報道をするのが恒例です。

こうした報道にはかなりの真実が含まれる場合が多く、台山原発は新型の原子炉でした。

台山原子力発電所の欧州加圧水型炉(EPR)は、従来型より安全で耐用年数が長く、発電能力が高いとされていた。


世界で初めてEPRを採用し2018年12月15日から稼働、かなり前から放射能漏れを起こしていた可能性が高い。

最初から放射能が漏れていてフランス企業も隠しながら改善しようとしたが、不可能と判断しアメリカに助けを求め発覚したのかも知れない。

「新型で、安全で、高効率」な原子炉が事故を起こすのも定番パターンで、むしろ新型原発は事故を起こしやすい。


日本最大級の柏崎原発が1基1356MW(136万KW)に較べて台山原発は1基1700MW(170万KW)なので相当巨大なのが分かる。

http://www.thutmosev.com/archives/86094620.html

4. 中川隆[-15266] koaQ7Jey 2021年11月15日 08:44:23 : WByHHcQUzE : c1RmRy5mVXdmMkU=[30] 報告
調査報告/原子力発電所における秘密
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/363.html

原子力発電は本当に危険なのか?
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/148.html

北海道停電で露呈した「原発を稼働しないリスク」
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/261.html

太陽光発電は国家経済を破綻させ環境も破壊する
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/144.html

風力発電は環境を破壊するだけでなく低周波音で風車病・睡眠障害を引き起こす
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/145.html

バイオマス発電のウソ 森林伐採しCO2増加を招く
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/322.html

原発廃炉作業は放射能に強い中国人移民に任せるのが正解
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/520.html

反原発運動は中国・朝鮮工作員が扇動していた
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/702.html

菅、枝野、北沢が妨害しなければ福島原発事故は起きなかった
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/747.html  

太陽光発電・風力発電等の再生可能エネルギー発電は国家経済を破綻させ環境も破壊する
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/435.html

バイオマス発電の為に放火による森林火災が世界中で激増
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1038.html

電力自由化 地方では弊害
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/962.html

新電力の契約プランによって「突然電気代が10倍になった」などのトラブルが多発
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1573.html

菅、枝野、北沢が妨害しなければ福島原発事故は起きなかった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/424.html

放射能汚染地帯から子供たちを避難させなかった人々
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/986.html

地球温暖化はデマだった?
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/137.html

極悪の殿堂、東京電力
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1561.html

東電福島第一原発汚染水の太平洋への放出の影響
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1630.html

5. 中川隆[-13577] koaQ7Jey 2022年3月05日 17:21:13 : PmxMfKaAno : V3A4SVpzQXM1UU0=[11] 報告

バイデンは菅直人に匹敵するほど酷い

日本の民主党

民主党という政党は日本では失敗の代名詞になっており、2011年の福島原発事故は、もし民主党でなかったら爆発しなかった可能性があった。

例えば当時の菅直人政権は地震数分後に離陸し上空から撮影したり、人命救助しようとした自衛隊を「命令なしに出動した」と基地に引き返させた。

だから津波発生前後の最も重要な時間に自衛隊は出動せず、1人の人命救助もしませんでした(偶然救助した例はあるかも知れない)


次に菅直人首相は「東電から連絡が無い」と喚いていたが、自衛隊は出張先の名古屋から社長を東京に自衛隊機で運ぼうとした。

あと数分で羽田に着陸するという時に管総理、枝野官房長官、北澤防衛大臣にこれがばれた。

3人は激怒し「自衛隊によるクーデターだ!」と喚いて着陸寸前の自衛隊機を名古屋に引き返させ、東電社長は陸路で一晩かけて東京に移動した。


これが原因で東電は重要な意思決定ができず、水素放出や海水注入が遅れて爆発の一因になった。

総理に報告できないのも管総理が社長の輸送を中止させたからだし、自衛隊による電源確保も妨害していた。

津波到達直後に東電は自衛隊幹部に「もうだめだ。」と連絡し、電源を輸送するよう依頼した。


これも管、枝野、北澤の知るところになり、また「自衛隊によるクーデターだ」と騒いで東電と自衛隊が電話するのを禁じた。(この後福島原発所長は「ホームセンターで電源を買えないか」という有名な発言をした)

この後菅直人は「ヘリで福島原発を視察したい」と言い出し、そのために圧力が高まっていたのに水素放出と海水注入を禁止した。

これらが正しく行われていたら原発が爆発しなかったのかは、歴史のIFであり実際に再現しないと分からない。

だが民主党は人命救助や原発の爆発を防止しようとした自衛隊や東電や福島原発所長をことごとく妨害し、マスコミと共謀し『犯人』に仕立て上げた。

https://www.thutmosev.com/archives/87903508.html

6. 2022年4月13日 15:20:49 : HCYjvNA4ZQ : NmN5OXBkZS5UTHc=[7] 報告
大災害と戦争は「善意の無能」によって起きる

菅直人は無能すぎたため事態の深刻さが分からず、すべての作業を中止させ政権の宣伝に利用した

画像引用:https://twitter.com/fm_tokyo/status/1017449753804615681 (20) 🇯🇵TokyoRadioさんはTwitterを使っています_ 「@apio_apio1516 知ってました?3.11この菅直人の原発視察。当然現地にTV局などいない。取材陣はヘリに同乗。ヘリの外には東電関係者が挨拶の準備をしていた。が、しかし、ヘリをバックに(難しい顔で)降り立つ写真を撮る為に、取材陣を先に下ろし、東電関係者を下がらせ、カメラを構えさせてからヘリを降りたのを。 https___t.co_0F96F2gS7S」 _ Twi

日本では2011年の東日本大震災と福島原発事故で大きな被害があり、直接の原因と犯人は民主党政権による救助や事故防止の妨害でした。

自衛隊の動きは非常に素早く地震数分後に偵察機とヘリを離陸させ、被災者を救助するべく準備を始めた。


だが民主党幹部の菅直人、枝野幸男、北澤俊美防衛長官の3人が「命令なしに自衛隊が動いたのは軍によるクーデターだ」と言って自衛隊の出動を禁止した。

東京電力は地震後すぐに防衛省幹部に直接電話し「もうだめだ。電源を運んでほしい」と連絡したが、これも「クーデターだ」と騒いで福島原発と防衛省が電話するのを禁止した。

さらに菅直人は「ヘリで福島原発を視察したい」と言って消防や自衛隊による作業を停止させ、自分の命令後に動くよう指示した。

災害と戦争は善意の無能で起きる

「管総理のおかげで原発事故を防げました」という演出の為だったのだが、これで致命的な時間が失われ原発建屋が次々に爆発した。

民主党と菅直人が妨害しなければ、最後の手段として水素放出し海水注入すれば爆発は防止できた。

だが菅直人視察の為に作業禁止した結果、圧力と熱でバルブが固着してもはや何もできなくなった。


こうして見ると原発を爆発させた犯人は菅、枝野、北澤の3人だが、彼らとて恐らくは「大した事故じゃない」ので宣伝に利用しようとしただけでしょう。

菅直人は「原発には詳しいんですよ」と名言を残したが、無能過ぎたために緊急事態を認識できなかった。

https://www.thutmosev.com/archives/88048716.html#more

7. 中川隆[-12784] koaQ7Jey 2023年2月18日 21:34:12 : ESxPSDQC7Q : VzVqY0NoajQyaEU=[3] 報告

2023年02月18日
雑踏事故や地震を現場のせいにするトルコ、韓国、日本

トルコのエルドアン大統領は「すべて業者のせい」にして責任から逃れようとしている
ユン・ソギョルと菅直人も同じ

画像引用:https://www.theguardian.com/world/2023/feb/12/turkey-arrests-building-contractors-earthquake-death-toll-mounts

地震が起きたのは建設業者のせい?

トルコ警察は23年2月6日に発生した地震で多くの建物が倒壊したのは業者のせいだとして工事業者などを逮捕している

また韓国警察は22年10月29日に発生した梨泰院雑踏事故が地元のヨンサン(龍山)警察署の責任だとして署長と幹部1人を逮捕した

日本で2011年3月11日に発生した福島原発爆発事故では「すべて東電の責任だった」として賠償責任を負わせ刑事責任も追及した


3つのできごとでそれぞれの業者や警察に落ち度があったが、他の業者でも同じように事故は起き被害があった筈で原因を作ったのはもっと上でした

トルコは数百年(あるいは数千年)の間地震の可能性を軽視し、最近数十年に建てられた建物にも耐震対策をしていなかった

多くの建物はトルコの緩い建築基準さえ満たしておらず、警察や役所や政治家は業者から利益を提供されたり経済発展を重視する立場から見逃してきた


東部マラティヤの検察が2月13日、市内で倒壊した建物を建設した業者の31名を逮捕し、業界関係者がトルコ国外へ脱出しようとする動きも出ている

違法建築の疑いがある113人に逮捕状が出され最終的に数百人に増える可能性があるが、建築基準を守った建物の多くも倒壊した

真の原因が業者を監督したり法律を作った政府側にあるのは明らかだが、一種のスケープゴートにしようとしているようです


トルコはエルドアン大統領が約20年独裁政権を続けているが、エルドアン以前の建物も以降の建物も平等に倒壊した

エルドアンとトルコ政府は自身が責任を追及されないように工事業者に責任を負わせようとしているが、こうした例はトルコだけではない

韓国では22年10月29日にハロウィンの繁華街で狭い裏通りの下り坂で、上から将棋倒しになり158人がなくなった


悪人退治で留飲を下げる大衆

ヨンサン(龍山)警察の活動には大きな不備があり大混雑が予想されていたのに規制せず、危険だという認識すら持っていませんでした

多くの人が圧迫されているという通報が何度もあったのに対応せず、大事故が発生してからやっと危機を認識し出動した

だが韓国では「今までずっとそうしてきた」のでヨンサン警察が特殊だったのではなく、他のどの警察署でも同じように対応したと考えられる


韓国メディアは2014年のセウォル号沈没事故と関連付けて政府の責任を追及し、朴槿恵大統領のようにユン大統領を失脚させようとした

坂道の将棋倒しは政治問題化し、ユン政権は地元警察署にすべての責任を負わせて騒動の幕引きを図った

これもトルコの建設業者と同じく末端の責任者に全責任を負わせて、上層部が責任を逃れようとした例でした


日本では2011年3月の地震で福島原発を津波が襲い、対応の不味さで建屋内に水素が充満し爆発、世界史に残る原発事故になった

事故の直接の原因は停電で原子炉に冷却水が流れなくなり水素ガスが充満、水素を放出しなかった事で建屋が爆発しました

福島原発の吉田所長は初期の段階で水素放出を要請したが、菅直人首相が「大気汚染が起きる」と言って禁止した


菅直人首相は翌日朝にヘリで現場を視察したが、その後水素を放出しようとしても高圧と高温で放出弁が動かなくなっていた

もし地震直後に建屋内の水素を放出していたら建屋は爆発せず、その後の対処もかなり楽だった筈です

吉田所長は原子炉内の温度が上昇しいわゆるメルトダウンになると予想し、海水注入の許可も求めたがこれも菅直人首相が禁止した


もし初日に水素放出と海水注入が行われていたら福島原発は水浸しになったがそれだけで、すぐに忘れられる程度の原発事故でした

これもトルコや韓国と同じように菅直人政権は「東電が悪い」を連呼し、マスコミは東電叩きに精を出し、「悪代官」が成敗されたのを見て国民は溜飲を下げた

言っては悪いがここういう国民の国は発展途上国と呼ばれるのではないか

https://www.thutmosev.com/archives/90035922.html

8. 中川隆[-12733] koaQ7Jey 2023年3月09日 15:16:33 : V5ZTuVXe12 : OEE4eFdlM3V1S1k=[5] 報告
3・11から学ぶこと - 内田樹の研究室
2023-03-09 jeudi
http://blog.tatsuru.com/2023/03/09_1455.html

 3.11の時、東京電力福島第一原発では炉心溶融、建屋爆発が連続発生し、事故はチェルノブイリ原発事故と同レベルの過酷事故と認定された。以後再稼働することなく廃炉作業が続けられている。廃炉作業にどれほどの歳月と費用が必要なのかもまだわからない。経産省は2016年に22兆円と計算したが、2019年には民間シンクタンクが最高81兆円の試算を示した。政府のこの種の試算はだいたい後になって大幅に上方修正されるのが通例であるから、いずれ81兆円を超えても私は驚かない。
 日本列島は、全世界のマグニチュード6以上の地震の20%が周辺で発生する世界有数の地震多発地帯である。世界標準を超えるレベルの安全基準を採用するのが当然だと私は思うが、原発を建てた人たちはそうは思わなかったらしい。
 東電の旧経営陣3人が業務上過失致死傷で起訴された裁判で、東京高裁は「巨大津波の襲来を予測することはできず、事故を回避するために原発の運転を停止するほどの義務があったとはいえない」と判断して、一審に続いて全員に無罪を言い渡した。
「想定外」だったからどれほどシリアスな事故を起こしてもとがめることはできないというのは法理としては通るかも知れないが、常識では通らない。万一事故が起きたら広範囲の土地が半永久的に居住不能になるほどのリスクのあるテクノロジーを扱うときに、「想定外のことが起きたのだから自分には責任がない」という言い訳をすらっと口にできるような人間はそもそもそのような危険なシステムの管理者になるべきではない。そのような危険なテクノロジーを扱う技術者に最も求められる知的資質は「起こる可能性のある最悪の事態」についての想像力だからである。
 たしかに「最悪の事態」に備えて安全性を配慮すれば、その分だけコストは高くなる。けれども、こう言ってよければ、それはたかが銭金の問題である。リスクを低く見積もったせいで失われるものと、リスクを高く見積もったせいで失われるものは桁が違う。ほとんど天文学的に違う。
 私はこういう致命的な計算違いを犯す人間を「リアリスト」と呼ぶことに同意できない。こういう致命的な計算違いをした人間は、仮に法的な処罰を逃れ得たとしても、以後社会人としては「まるで使い物にならない」というスティグマを刻印されることを甘受すべきだろう。彼らはそれほど邪悪な人間ではなかったかも知れないが、犯罪的なまでに無能な人間ではあったのだから。
 福島の事故が過酷事故になった主因としては、津波に対する施設防護が脆弱であったこと、電源を高台に確保しておかなかったこと、全電源を失った場合の注水手段が確保されていなかったことなどが指摘されている。防潮壁も電源の分散も注水システムの整備もどれもそれなりのコストさえかければ整備できるものである。技術的に難しいものではないし、事故以前にもそういう安全設備の配慮をすべきだと主張した人もたくさんいた。
 2006年には過去の海外の原発での電源喪失の事例を挙げて、そのリスクを重く見るように訴えた質問書が内閣に出されたが、当時の安倍晋三首相はわが国ではそのような事例の「前例がない」ことを根拠に全電源喪失のリスクはないという木で鼻をくくったような答弁で応じた。だが、「これまで起こらなかったことはこれからも起こらない」というのは推論として間違っている。
 この時の答弁の中で「原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期している」という定型句を政府答弁は5回繰り返した。実際には「原子炉の冷却ができない事態」が生じた。だが、その点を衝かれても、政府は「万全を期す」というのは「万全であればいいな」という主観的願望のことであって、「万全である」という客観的な保証のことではないと言い逃れるつもりだろう。
 福島の原発事故は半ば「人災」だと私は思う。天変地異は自然現象であるから、人間には制御できない。でも、自然現象のリスクを予測して、それがもたらす被害を最小化することはできる。
「起こり得る最悪の事態を想定してそれに備える」ということが日本人はほんとうに苦手である。それよりは「目論見がすべて成功して、巨大な利益が転がり込む」という皮算用で盛り上がることを喜ぶ。五輪も、万博も、カジノも、リニアもどれもそうである。それが失敗した時に何が起きるかについては誰も何も考えない。
 たしかに、「最悪の事態」というのは、それを事前に想定すれば防げ、想定しなければ到来するというほど簡単なものではない。最悪の事態を事前に想定しても、最悪の事態が到来することはある。でも、被害を最小化する努力をしておけば、被害はその分だけは抑制される。当たり前の話である。
 私たちが3.11から学ぶことがあるとすれば、その教えに尽くされると思う。だが、日本人はそれさえ学んでいない。
http://blog.tatsuru.com/2023/03/09_1455.html

9. 中川隆[-12729] koaQ7Jey 2023年3月12日 08:51:17 : PtmYn3oU56 : Z1E4LlNIZFdyU3c=[3] 報告
2023.03.12XML
原発事故で被害を受けた南相馬市はmRNA製品の工場建設で新たな被害を生み出す
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202303120000/

 武田薬品系のアルカリスが明治グループのMeiji Seika ファルマが共同でmRNA技術を利用した製品の製造工場を建設している福島県南相馬市。ここは双葉郡の北に位置し、2011年3月11日の東電福島第1原発の「過酷事故」で大きな被害を受けている。

 言うまでもなく、この事故は三陸沖で発生したマグニチュード9.0という地震が原因。その地震で引き起こされた津波が原因であるかのように言われているが、データを分析すると揺れで破壊されている可能性が高い。この地震で観測された震度は7だ。

 その​地震で原子炉内にあった核燃料のほぼ全量が溶融、周辺の装置などを含むデブリ(塊)は600トンと言われている​のだが、それがどこにあるか明確でない。「チャイナシンドローム状態」で、それを大量の地下水が冷却、高濃度汚染水が太平洋へ流れ込んでいる可能性がある。

 事故当初、福島第1原発から放出された放射性物質はチェルノブイリ原発事故の1割程度、あるいは約17%だとする話が流されたが、これは過小評価だと言わざるをえない。

 福島第1原発のケースでは圧力容器が破損、燃料棒を溶かすほどの高温になっていた。漏れ出た放射性物質を除去することになっている圧力抑制室(トーラス)の水は沸騰し、水で放射性物質を除去することはできない。しかも急上昇した圧力のためトーラスへは爆発的な勢いで気体と固体の混じったものが噴出したはず。つまり、トーラスで99%の放射性物質が除去されるという計算の前提は成り立たないのだ。

 原発の専門家であるアーニー・ガンダーセンが指摘しているように、福島第1原発から環境中へ放出された放射性物質の総量はチェルノブイリ原発のそれを大幅に上回るはず。(アーニー・ガンダーセン著『福島第一原発』集英社新書)漏洩した放射性物質は少なくともチェルノブイリ原発事故の2〜5倍、あるいは十数倍以上に達した可能性もある。

 放出された放射性物質に関する情報を政府や電力会社は情報を隠したが、そうした中、漏れてきた情報もある。例えば、2011年4月17日に徳田毅衆議院議員は「オフィシャルブログ」(現在は削除されている)で次のように書いている:

「3月12日の1度目の水素爆発の際、2km離れた双葉町まで破片や小石が飛んできたという。そしてその爆発直後、原発の周辺から病院へ逃れてきた人々の放射線量を調べたところ、十数人の人が10万cpmを超えガイガーカウンターが振り切れていたという。それは衣服や乗用車に付着した放射性物質により二次被曝するほどの高い数値だ。」

 つまり、事故の直後に相当数の人が放射性物質が原因で死んでいる可能性が高い。3月12日には1号機で爆発があり、14日には3号機も爆発、15日には2号機で「異音」がり、4号機の建屋で大きな爆発音があったとされている。

 その後、建屋の外で燃料棒の破片が見つかる。この破片についてアメリカのNRC(原子力規制委員会)で新炉局の副局長を務めていたゲイリー・ホラハンは炉心にあった燃料棒のものだと推測すると2011年7月28日に開かれた会合で語っている。

 その会議の直後、8月1日に東京電力は1、2号機建屋西側の排気筒下部にある配管の付近で1万ミリシーベルト以上(つまり実際の数値は不明)の放射線量を計測したと発表、2日には1号機建屋2階の空調機室で5000ミリシーベル以上を計測したことを明らかにした。ダメージ・コントロールのために発表したようにも思える。

 また、マンチェスター大学や九州大学の科学者を含むチームは原子炉内から放出された粒子の中からウラニウムや他の放射性物質を検出、​事故当時に双葉町の町長だった井戸川克隆によると、心臓発作で死んだ多くの人を彼は知っているという​。

 セシウムは筋肉に集まるようだが、心臓は筋肉の塊。福島には急死する人が沢山いて、その中には若い人も含まれているとも主張、東電の従業員も死んでいるとしている。

 週刊ビッグコミックスピリッツ誌の「美味しんぼ」という漫画は井戸川元町長を作品の中で登場させたが、環境省、福島県、福島市、双葉町、大阪府、大阪市などは内容が気に入らないとして抗議、福島大学も教職員を威圧するような「見解」を出した。発行元の小学館は「編集部の見解」を掲載、この作品は次号から休載すると決めたという。

 新聞や放送など有力メディアは「権威」とされる学者と手を組み、原発について「安全神話」を宣伝してきた。福島第1原発の事故後も安全宣伝を展開、COVID-19騒動ではあれだけ着用を宣伝したマスクは必要ないという姿勢だった。

 その一方、電力会社やメーカーの社員はいち早く避難している。地震から4日後の3月15日朝、第1原発にいた所員の9割にあたる約650人が10キロ南の福島第2原発へ撤退したと伝えられている。制御不能になったと判断、少しでも遠くへ逃げたかったのだろう。

 こうした原発関係者に次いで逃げ足が早かったのは有力メディアだったという。自分たちは逃げ出しているにもかかわらず、現地の住民にも心配ないと宣伝し続けていたのだ。政治家、官僚、大企業経営者、医者などの行動バターンはCOVID-19と同じだ。

 ロシア科学アカデミー評議員のアレクセイ・V・ヤブロコフたちのグループがまとめた報告書『チェルノブイリ:大災害の人や環境に対する重大な影響』(日本語版)によると、1986年から2004年の期間に、事故が原因で死亡、あるいは生まれられなかった胎児は98万5000人に達する。癌や先天異常だけでなく、心臓病の急増や免疫力の低下、あるいは知能の問題が報告されている。

 しかし、日本ではそれ以上に深刻な事態が生じている疑いが濃厚だ。原発事故の影響と似ているが、それ以上に悪い状況が作られると見られている。その原因は「COVID-19ワクチン」の接種だ。

 ​イギリスのタイムズ紙は福島第1原発を廃炉するまでに必要な時間を200年としていた​が、これは比較的に楽観的な見方。数百年はかかるだろうと推測する人が少なくない。その間に新たな大地震、台風などによって原発が破壊されてより深刻な事態になることも考えられる。

 もっとも、現在行われていることを見ると、人類が数百年後に存在している可能性は大きくない。少なくとも日本人の未来は暗い。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202303120000/

10. 中川隆[-11865] koaQ7Jey 2024年1月05日 06:42:05 : sIL7lkzC4M : OGVEcllHOFJvbzY=[4] 報告
<■67行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024.01.04XML
相変わらず政府や大企業の発表を垂れ流すだけのマスコミ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401040000/

 石川県の能登半島で震度7の地震があり、志賀原子力発電所や柏崎刈羽原発の状況を懸念する声がある。政府や電力会社は安全上の問題は起きていないと発表、マスコミはその話を「報道」しているが、裏をとれているとは思えない。政府や電力会社の状況に関する「評価」を垂れ流しているだけだろう。

 2011年3月11日に福島県沖で起こった地震により、東京電力福島第1原発で炉心が溶融する事故が引き起こされた際、政府、電力会社、マスコミは事実を隠蔽し、結果として被害を拡大させた。

 医療法人の徳洲会を創設した徳田虎雄の息子で衆議院議員だった徳田毅は事故の翌月、2011年4月17日に自身の「オフィシャルブログ」(現在は削除されている)で次のように書いていた:

 「3月12日の1度目の水素爆発の際、2km離れた双葉町まで破片や小石が飛んできたという。そしてその爆発直後、原発の周辺から病院へ逃れてきた人々の放射線量を調べたところ、十数人の人が10万cpmを超えガイガーカウンターが振り切れていたという。それは衣服や乗用車に付着した放射性物質により二次被曝するほどの高い数値だ。」

 メルトダウンで内部が破壊されると温度と圧力は急上昇、放射性物質は環境中へ放出されはじめた。12日の午後2時半頃にベント(排気)したとされているが、双葉町ではベント前に放射線量が上昇していたと伝えられている。そして午後3時36分に爆発した。

 徳田は12日の水素爆発の際、2km離れた双葉町まで破片や小石が飛んできたとする情報を明らかにしているが、アメリカのNRC(原子力規制委員会)もそうした破片が存在していると認識していた。

 ​NRC新炉局のゲイリー・ホラハン副局長は2011年7月28日に開かれた会合で、発見された破片は炉心にあった燃料棒のものだとする推測を明らかにしてい​る。マンチェスター大学や九州大学の科学者を含むチームは原子炉内から放出された粒子の中からウラニウムや他の放射性物質を検出していた。


 また、​双葉町の町長だった井戸川克隆によると、心臓発作で死んだ多くの人を彼は知っている​という。セシウムは筋肉に集まるようだが、心臓は筋肉の塊。福島には急死する人が沢山いて、その中には若い人も含まれているとも主張、東電の従業員も死んでいるとしている。事故の直後に相当数の人が放射性物質が原因で死んでいる可能性が高い。

 当官房長官を務めていた枝野幸男によると、3月15日未明に東電の社長だった清水正孝から全員撤退を打診する電話があったという。実際、現場ではそうした動きがあったようだが、それを非難することはできない。「死」を意識しなければならない状況だったのだ。

 東電の内部にもプラント制御に必要な人員を残すという意見があり、結局、全員撤退ということにはならなかったようだが、その代償を現場の人びとは払わされることになったはずだ。その際、マスコミの記者は素早く撤退したと言われている。

 しかし、そうした状況であるにもかかわらず、政府は安全宣伝を繰り返していた。枝野官房長官は「直ちに影響はない」という表現を繰り返している。

 例えば3月16日の記者会で、住民に屋内退避を要請している20キロ近辺での放射線数値について、直ちに人体へ影響を及ぼす数値でない、短時間、外で活動しても、数日単位で滞在しても、人体に及ぼす 数値でないと述べている。

 また、3月23日の記者会見で、福島県産の野菜について、放射線量の「最大値の野菜を10日間食べたと仮定しても、1年間の放射線量の2分の1にとどまる。ただちに健康被害が出ることはないし、将来にわたって健康に被害を与える放射線量を受けることはない」と主張していた。

 2019年12月に中国湖北省の武漢で始まったCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動では各国政府、医薬品メーカー、有力メディアだけでなくWHO(世界保健機関)も非科学的な偽情報を撒き散らし、恐怖を煽り、危険な遺伝子導入剤(COVID-19ワクチン)を人びとに接種させようとしてきた。大多数の国はその危険性を認識、接種にブレーキをかけたが、例外的に接種し続けているのが日本に他ならない。

 能登半島の地震、そして原発への影響は明らかでない。それをまず認識しなければならないのだが、マスコミはこのケースでも政府や巨大企業の主張を垂れ流している。この人びとは何も反省していない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401040000/

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