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ジェームズ斉藤のユダヤ陰謀論は何処がおかしいか?
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/367.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 11 月 10 日 21:02:48: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

ジェームズ斉藤のユダヤ陰謀論は何処がおかしいか?


陰謀論の主役はなぜユダヤなのか ー 本当の支配者と新興ユダヤについて某国諜報機関関係者が徹底解説!
2020.03.21
https://tocana.jp/2020/03/post_145368_entry.html


 今回は、ずばりユダヤについて語っていきましょう。なぜユダヤなのかというと、今年のダボス会議が謎のユダヤ人だらけだったからです。

 例えば、全ロシアユダヤ教会の会長でプーチンの最側近の人間も来ていましたが、彼がダボスにいること自体おかしいんですよ。なぜなら、ここ数年ダボス会議にロシアは呼ばれていません。暗号通貨を巡って、ロシアと中国は欧米とは別の独自路線を歩んでいて、しかも欧米や日本よりも進んでいるんで、いい顔されないんです。なのに、プーチンが最も信頼するユダヤ人の側近がいるというのが不可解ですし、それはそれである意味でダボスらしいなとも思いましたね。

 もうひとり気になったのはビル・ブラウダーというユダヤ系アメリカ人です。1990年代にユダヤネットワークを駆使して、ロシアでヘッジファンドを経営してボロ儲けした彼ですが、ロシア政府の不正を暴こうとしたために、プーチンの目の敵にされて、今は国外逃亡しています。彼の弁護士はロシアから出ず、引き続き、ロシア政府の不正を暴こうとしていたのですが、別件で逮捕され、警察内部で不審死をしています。ブラウダーは彼の弔いのため、弁護士の名前にちなんでセルゲイ・マグニツキー説明責任法をアメリカで成立させ、これがベースとなって西側諸国にあるロシア人の資産を凍結できるようになったんです。今ブラウダーがやろうとしているのはプーチンの資産、約8兆円の凍結で、それがスイスの銀行などに置いてある、という状況の中で、ブラウダーはダボスにいたわけです。

 たぶん、そのためでしょう。ブラウダーが宿泊していたホテルにロシアのスパイが潜入していたことが発覚。スパイたちは国外退去になっています。ブラウダーの監視あるいは暗殺が彼らの目的だった可能性は高いですね。

そもそも工作活動をする以上、どこの国でもしっかりした偽装工作をします。ですから、ダボス会議の数日間でエージェントの身元が割れてしまうなんてことは通常ではありえないのです。ところが、ロシアのスパイが即国外退去となったのは、彼らがスイスの水道工事の職員に化けていながら、ロシアの公用パスポートを所持していたためでした。

 スイスの水道工事の職員がロシアの公用パスポートを持っているなんて不審にもほどがありますよね。だから即国外退去の措置を取られたわけですが、こんな失態をやっていてロシアは本当に大丈夫なんでしょうか? 

 まずひとつ考えられるのは、軍事インテリジェンスGRUのオペレーションだった可能性です。現在、世界のインテリジェンスをリードしている最強組織は旧KGBのFSBで、彼らは暗殺などの危険なミッションをここ100年ぐらいやっているエキスパートです。ですから、彼らはこんな失態は決しておかしません。

 一方、GRUは軍事機密を盗むのが専門で、太平洋戦争開戦前の日本で暗躍したスパイのリヒャルト・ゾルゲもここの所属でした。しかし、ここ数年GRUはサイバー攻撃でコケまくっていて評価が下がっており、起死回生のオペレーションとして慣れない工作にも手を出すようになっています。それがまた評価を落とすことにつながっているのですが、今回もその可能性が高いですね。

 ただし、この話はちょっと胡散臭いところもあるんです。というのも、ビル・ブラウダー事件で謎の死を遂げたマグニツキーの事件が、実はフェイクかもしれない可能性が浮上してきているんです。マグニツキー変死事件に疑問を投げかけるドキュメンタリーが反プーチンの急先鋒のロシア人によって制作されたからです。マグニツキー法は「ロシアにおける人権侵害に関わったすべての者に制裁を加える」法律ですからプーチンはかなり苛立っています。ところが、その大本になったマグニツキー事件が西側のフェイクであったとなれば話は大きく変わってきます。

 いずれにせよ、ビル・ブラウダー事件はもう一波乱ありそうで、実際、ブラウダーを軸にした諜報戦はダボスでも行われていたのですから今後も注目でしょう。

いよいよ本題のユダヤですが、もちろん、ダボスにも金融エリートたちがかなり来ていました。特に今回は暗号通貨の話題でもちきりでしたから、本会議周辺の小さな集まりでユダヤ人たちが盛んにこそこそ話をしていました(笑)。

 ともかく陰謀のド真ん中に必ず彼らはいます。エージェントにとって、これはもう常識中の常識です。ユダヤが陰謀を巡らせ、ユダヤがこの世界を思うように破壊し創造しようとしているのです。実際、いま現在もそれは進行しています。

 そのいい例がSDGsです。Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略ですが、これは2015年の9月に突然国連で採択されて、世界中のすべての人々が目指すべきゴールとして示されたものです。

 不思議なのは、なぜ、我々のゴールを国連が勝手に決めるのか? ということです。しかも、大した議論もなく、あっという間に全会一致の決定です。いや、その前に会議当日の国連ビルにはすでにSDGsの17のゴールのロゴ(よく見ると13番目はプロビデンスの目、14番目はイクトゥスにも見えます)が全面にディスプレイされているのです。つまり、やる前から全会一致の結果は決まっており、会議とは名ばかりの出来レースだったのです。


https://tocana.jp/2020/03/post_145368_entry_3.html

画像は「国連広報センター」より引用

 もちろん、「いや、そんなゴールは国連が勝手に決めたことだから我々に守る義務はない」と言えなくもないのですが、すでに先進国はこぞって17のゴールの達成に向けて積極的に動いています。日本の外務省&環境省のホームページにもSDGsに向けたさまざまな取り組みが提示されています。

 また、肝心の内容についても結構問題があります。一見すると「飢餓をなくす、貧困をなくす」といった耳障りのいいお題目がならんでいますが、よく読めば、すべて大企業や多国籍企業が有利になることばかりなのです。

しかし、それは当然です。なぜなら、SDGsのテーマは「持続可能」であり、持続可能とは言葉を変えれば「現状維持」だからです。すでに既得権をたっぷり持っている多国籍企業にとって、現状維持こそ一番の利益。つまり、持続可能と言った時点で、現在の格差社会は絶対になくならないし、飢餓もなくならないのです。

 そもそも飢餓を本気でなくしたいのであれば、多国籍企業が貧困国からの搾取をやめて、正当に税金を払えばいいのです。しかし、彼らは最も有効な納税という対策は取らず、持続可能=現状維持を推し進めるばかりです。

 そして、多国籍企業とはなにかといえば、ユダヤなのです。事実、多国籍の代表格であるIT企業のCEOやオーナーはほとんどがユダヤ系です。マイクロソフトのビル・ゲイツ&元CEOのスティーブ・バルマー、アップルのスティーブ・ジョブス、アルファベットのラリー・ペイジ&セルゲイ・ブリン、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、DELLのマーク・デルらは有名ですし、ウォルト・ディズニーの会長兼CEOロバート・アイガー、ネットフリックスの創業者マーク・ランドルフ、スターバックスのCEOのハワード・シュルツもそうです。このほか、インテルのアンドリュー・グローブ、シスコシステムズのサンディ・ラーナー、オラクルのラリー・エリソン、コムキャストのラルフ・ロバーツ&ブライアン・ロバーツなど数え上げたらキリがありません。

 決定的なのはアメリカの大統領とユダヤとのつながりで、ビル・クリントンの娘チェルシー・クリントンは保守派のユダヤ教徒と結婚して保守派ユダヤ教に改宗していますし、トランプ大統領の娘イヴァンカは正統派ユダヤ教徒ジャレッド・クシュナーと結婚、正統派ユダヤ教に改宗しています。ユダヤ教徒を身内に迎え、娘をユダヤ教に改宗させることまでしているのです。ユダヤ人は母方の家系が引き継がれていきますから、クリントンの孫、トランプの孫は正真正銘のユダヤ人となるのです。

 これが世界の現実なのです。


ところで、トランプは昨年「民主党に投票するユダヤ系アメリカ人は国賊だ」と言っています。これはなにを意味するのか、というと、ユダヤといっても一枚岩ではないことを意味します。

 トランプは左派のユダヤ人はいらないんです。娘婿のクシュナーも保守派のユダヤ人富豪ですし、トランプはそういう右派ユダヤ人だけを味方につけたいのです。

 保守系ユダヤを大きな支持母体にしているのはトランプだけではありません。ロシアのプーチンも同様です。理由はトランプと同じで、保守系のユダヤ人に富豪が多いことがあげられます。

 なぜ大富豪が多いのかというと、彼ら保守系のユダヤ人は歴史的には宮廷ユダヤといわれる人たちで、もともとはヨーロッパの王室に仕えて王様の財政を握っていました。彼らは人数が多いわけではないのですが、昔から大きな影響力を持っており、彼らこそ世界を裏側から動かしてきた人たちなのです。さきほど挙げた大企業のユダヤ人創業者たちとも違う、本当の支配者が彼らなのです。もちろん多国籍企業の創業者たちだって大きな影響力を持っていますし、世界を動かす力もあります。しかし、その彼らに資金を提供していた者たちこそ、宮廷ユダヤ人なのです。トランプやプーチンが味方につけたいのはそういうユダヤ人のほうなのです。

 ユダヤ人といっても2つのあるということです。名前や顔を出している新興のユダヤ人億万長者と、影に隠れて滅多に表に出てこない本当の支配者です。そして新興のユダヤ人支配者の多くは肌が白く、目の色が青いのが特徴です。一方、宮廷ユダヤ人たちの多くは、肌は浅黒く、目の色は黒いのが特徴です。

 つまり、彼らは人種が違うのです。ここを理解しないと本当のユダヤをわかったことにはならないのです。 

【後編につづく】


▲△▽▼


陰謀論の主役はなぜユダヤなのか ー 世界の本当の支配者、セファルディとアシュケナージ、目の色が黒いユダヤ人…諜報機関関係者が徹底解説!
2020.03.22
https://tocana.jp/2020/03/post_145392_entry.html

■アシュケナージユダヤの青い目の秘密

 前回、世界の本当の支配者は肌の色が浅黒く、目の色が黒いユダヤ人だと書きました。新興IT企業の創業者やCEOたちの多くは肌が白く、目が青いユダヤ人で、世界の本当の支配者ではないと。

 TOCANA読者であればユダヤにも2種類あるということぐらい先刻ご承知のことでしょう。ただし、多くの日本人にとってはユダヤ人といえば、ホロコーストの被害者、あるいはイスラエルに住んでいる人といった感覚ぐらいしかないでしょう。しかし、それではユダヤを理解するのは到底ムリですし、ユダヤが理解できなければ、世界の成り立ちと仕組みもわからないのです。

 現在、イスラエルに住んでいるユダヤ人の多くは、ロシア帝国にずっと閉じ込められていたユダヤ人で、ロシア帝国の崩壊とともに世界に分散していきました。彼らはアシュケナージと呼ばれ、先祖をたどると、諸々異説はありますが、東ヨーロッパはコーカス山脈の北側にあったハザール帝国に行き着きます。紀元740年頃にハザール王がユダヤ教に改宗し、国全体がユダヤ教になったことで彼らはユダヤ人となりました。

 一方、肌の浅黒いセファルディ・ユダヤ人たちは地中海貿易で稼いでいたラテン人たちでしたから人種が違うのも当然なのです。

 ここで興味深いのは、アシュケナージであるハザール帝国の人々がティルク系民族であることです。ティルク系とはトルコ系民族のことで実際ハザールの王は代々カガン(可汗)を名乗っていました。可汗とはカーンあるいはハーンとも読む中央アジアの流れを汲む君主号です。モンゴル帝国のチンギス・ハーンも君主号「可汗」を使っています。ただし、そうなるとアシュケナージの白い肌、青い目がどこから来たのかわからなくなりますよね。

 実は、ここがわかってくると世界の支配者であるセファルディ・ユダヤのこともわかってくるのです。

アシュケナージの肌が白く、目が青い理由はとても簡単で、ハザールの王族の多くが、肌が白くて目が青かったためです。10世紀のアラブの地理学者イスタフリはこんな記録を残しています。「ハザール人はトルコ人には似ていない。彼らはカラ・ハザールと呼ばれ、浅黒い肌をしている者と、アク・ハザールと呼ばれる白い種がいる」と書いています。ハザール王族のカガンはアク・ハザールで、ユダヤ人に改宗する前から白い肌、青い目をしていた人々が多かったのです。たぶん、彼らはティルク系とは言いながらもスラブ系の血の濃い民族だったのでしょう。

 中央アジアと東ヨーロッパがぶつかるこのあたりは人種がかなり混じり合っており、いまでも黒髪に白い肌、青い目の人たちと茶色の目の人たちがともに暮らしています。こういったことはロシアのモスクワでも同じで朝青龍的顔なのに青い目という人はいまでもよく見かけます。東欧と中央アジアは日本人が思っている以上に昔から交流があったのです、人種が混じり合うほどに。

 東と西の頻繁な交流はフン族やモンゴル族たちが東欧を何度も襲ったことも大きな要因でしょう。彼らは東欧を頻繁に襲い、略奪と殺戮を繰り返しました。ときには数ヶ月、数年東欧を支配していた時期もあります。ですから、血が混じり合うのも当然だったのです。ハンガリーでは自分たちのことをフン族の末裔だと思っている人が少なくないですし、東欧を荒らし回ったフン族の王アッティラはハンガリーではヒーローです。

 実はこの人種の混じり合いにセファルディ・ユダヤ人も一役買っているのです。

セファルディ・ユダヤ人の起源は、イタリアのベネチアやジェノバ出身の商人で、地中海貿易で儲けていたグループでした。

 彼らはハザール帝国の西の海、黒海で頻繁に商売していたのですが、黒海は古代から奴隷貿易のメッカだったのです。黒海ではギリシア人やアラブ人、ハザール人らが北方のスラブ人らを拉致して売っていました。セファルディ・ユダヤ人たちはスラブ人らを買って、ギリシア、イタリア、スペイン、北アフリカなどの地中海の国々に売り払っていたのです。英語で奴隷のことをスレイブと言いますが、それは奴隷の多くがスラブ人だったためです。

 セファルディ・ユダヤ人は人身売買で稼いだ資金をもとに金融ネットワークを作り、やがてヨーロッパの王様の金庫番となって宮廷ユダヤ人となっていったのです。

 セファルディとアシュケナージは同じユダヤ人といってもこれほど違ったのです。アシュケナージは売られるほう、セファルディは買うほうだったかもしれないのです。

 ただし、私は奴隷貿易が悪いと言っているわけではありません。当時、貿易といえば、それは人身売買であり、奴隷が最も価値の高いコモディティでした。商売人が人気の商品を買って売るのは当たり前の商行為ですから誰からも責められる筋合いはありません。しかも、古代ギリシアでも古代ローマでも奴隷がなんとしても必要だったのです。当時は王族も市民も働きません。働くのは自由民としての恥で、労働はすべて奴隷の仕事でした。だからこそ、ギリシアやローマでは哲学や文学、芸術などの文化が花開いたのです。ですから、西洋の文化の裏には常に奴隷と人身売買の習慣があったのです。西洋人のモノの考え方の基本、自分の民族以外に対する根本的な姿勢がそこに根付いているように感じて仕方ないのです。

 実際、今年のダボス会議で私がお会いした有力なユダヤ人も、先祖はイタリアのベネチアでした。要はベニスの商人時代のユダヤビジネスにまで遡れる家系で、その人がダボスで主催していた部会のテーマが前回言及したアジェンダ2030(SDGs)でした。世界の未来を彼らは勝手に決めるのです。決めていいと本気で思っています。その無意識の傲慢さが怖いわけです。

もっとも、「だからユダヤは悪いんだ」とは言うつもりはありません。奴隷貿易に手を出したのはそれ以外に商売の道がなかったわけですから。当時、ローマ教会がユダヤ人を排撃し、ユダヤは金融か、人身売買ぐらいしかやることがなかったのです。それに、人間を商品として認めたのもローマ教会で、特にボルジア家出身のローマ教皇が勅令で奴隷を認めています。また、ボルジア教皇たちがあまりにも私利私欲に走っていたのでプロテスタントが生まれ、ユダヤ商人たちはプロテスタントのカルヴァン派(ルター派はユダヤ人を排斥)と手を組み、金融ネットワークを世界的に拡大していきます。

 すると、ローマ教皇はプロテスタントに対抗するためにイエズス会を作ります。ローマ教皇の懐刀とも言われた彼らはキリスト教に改宗したユダヤ人で構成されており、日本人にも有名なフランシスコ・ザビエルも改宗ユダヤ人でした。ザビエルのあとを継いだルイス・デ・アルメイダも改宗ユダヤ人の家系で日本にはもともと奴隷商人としてやってきていました。それがのちにイエズス会の宣教師となって日本の娘たちを奴隷として海外に売り払う片棒を担ぐのです。

 ユダヤとカトリックと奴隷貿易。この3つが西洋文化の根幹であり、ダボス会議の大元になっていることを私たちはもう一度理解しないといけません。でないとなかなか世界の真実は見えてきませんよ、という話でした。

 それでは、また! ジェームズでした(笑)。

文=ジェームズ斉藤  

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コメント
1. 中川隆[-9910] koaQ7Jey 2020年11月16日 09:56:55 : BLz0NHzvgM : YkJpTDl1aDM1Uy4=[11] 報告
ジェームズ斉藤のユダヤ陰謀論は何処がおかしいか?


ユダヤ陰謀論 _ ユダヤ人の9割を占めるアシュケナジー・ユダヤ人はハザール人起源
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/747.html

ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/739.html

アメリカ経済を動かしている経営陣の8割以上がユダヤ人、GAFAの経営者も、全員ユダヤ人
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1115.html

ユダヤ陰謀論の起源
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1018.html

2. 中川隆[-9909] koaQ7Jey 2020年11月16日 10:00:24 : BLz0NHzvgM : YkJpTDl1aDM1Uy4=[12] 報告
ジェームズ斉藤のユダヤ陰謀論は何処がおかしいか? _ 2


ネオコンとはトロツキスト共産主義のこと?
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/364.html


左翼=新自由主義 という誤解の原因


2020.11.16
57年前の11月22日にあったケネディ大統領の暗殺と今年のパンデミック宣言
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011160000/

 歴史の節目になる出来事がある。1963年11月22日のジョン・F・ケネディ大統領暗殺がそうした出来事のひとつだということは間違いないだろう。あと6日でそれから57年ということになる。

 テキサス大学のジェームズ・ガルブレイス教授(経済学者ジョン・ケネス・ガルブレイスの息子)によると、アメリカの軍や情報機関の好戦派は​1963年後半にソ連を先制核攻撃する計画​を立てていた。そのタイミングでケネディ大統領は暗殺されたわけだ。

 この攻撃計画は「冷戦」が原因ではない。ソ連を殲滅したいという願望が冷戦を生み出したと言うべきだろう。

 第2次世界大戦中、アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領が反ファシストだったのに対し、イギリスのウィンストン・チャーチル首相はロスチャイルドをスポンサーとする反コミュニストだった。ドイツがソ連へ攻め込んでいたとき、西側が圧倒的に手薄だったドイツにイギリスが攻め込まなかったのはそのためだ。

 動き出すのはドイツ軍がスターリングラードでの戦いで敗北、1943年2月に降伏してから。その年の5月に米英の首脳は会談、7月にシチリア島上陸作戦を敢行した。その際、コミュニスト対策でマフィアと手を組んでいる。

 スターリングラードでドイツ軍の主力が降伏した段階で第2次世界大戦の帰趨は決したのだが、そのまま戦争を終えると反ファシストのルーズベルト大統領がドイツに対して厳しい姿勢に出るだけでなく、ファシストと裏で手を組んでいたウォール街(金融資本)の責任を問うことが予想された。

 勿論、そうした展開にはならなかった。金融資本の代理人、つまりウォール街の弁護士でOSSの幹部だったアレン・ダレスたちが大統領に無断でドイツ側と接触して善後策を協議、その間は戦争を継続させた。ドイツが降伏するのはルーズベルトが急死した翌月の1945年5月のことだ。

 その直後、チャーチルはJPS(合同作戦本部)に対してソ連を奇襲攻撃するための作戦を立てるように命令、7月1日にアメリカ軍64師団、イギリス連邦軍35師団、ポーランド軍4師団、そしてドイツ軍10師団で「第3次世界大戦」を始めるという内容のアンシンカブル作戦が提出されている。この作戦が実行されなかったのは参謀本部が拒否したからだと言われている。(Stephen Dorril, “MI6”, Fourth Estate, 2000)

 第2次世界大戦中、アメリカでは原子爆弾の開発が進められていた。マンハッタン計画だが、それを統括していたアメリカ陸軍のレスニー・グルーブス少将は1944年、ポーランドの物理学者ジョセフ・ロートブラットに対し、計画は最初からソ連との対決が意図されていると語ったという。(Daniel Ellsberg, “The Doomsday Machine,” Bloomsbury, 2017)

 1945年7月16日にアメリカのニューメキシコ州にあったトリニティ実験場でプルトニウム原爆の爆発実験が実施され、成功した。副大統領から大統領に昇格していたハリー・トルーマンは原子爆弾の投下を7月24日に許可し、広島と長崎へ投下されたのである。この後、対ソ連戦の軸は核攻撃へ移行する。

 1945年8月15日に天皇の声明、いわゆる「玉音放送」とか「終戦勅語」と呼ばれるものが日本人に対して発表されたが、それから半月ほど後にローリス・ノースタッド少将はグルーブス少将に対し、ソ連の中枢15都市と主要25都市への核攻撃に関する文書を提出した。9月15日付けの文書ではソ連の主要66地域を核攻撃で消滅させるには204発の原爆が必要だと推計、そのうえでソ連を破壊するためにアメリカが保有すべき原爆数は446発、最低でも123発だという数字を出した。(Lauris Norstad, “Memorandum For Major General L. R. Groves,” 15 September 1945)

 ガルブレイス教授によると、キューバ侵攻作戦に失敗した3カ月後の1961年7月、ベルリンで緊張が高まる中、軍や情報機関の幹部はNSC(国家安全保障会議)でケネディ大統領に対し、1963年後半に先制核攻撃を実施する計画について説明した。そのタイミングなら十分な数のICBMを準備でき、しかもソ連は対抗手段の準備ができていないと主張したのだが、大統領から拒否されている。(Peter Janney, “Mary’s Mosaic,” Skyhorse, 2013)

 1961年11月にケネディ大統領はキューバの体制を不安定化させる目的でマングース作戦を承認している(William Colby, “Honorable Men”, Simon & Schuster, 1978)が、そのタイミングでCIAのアレン・ダレス長官や秘密工作部門の責任者だったリチャード・ビッセル計画局長を解任、チャールズ・キャベル副長官も62年1月に辞めさせられている。

 1962年8月にCIAの偵察機U2がキューバに対空ミサイルSA2の発射施設があることを発見した。当時、国防長官を務めていたロバート・マクナマラは1998年のインタビューで、約162発の核弾頭がキューバへすでに持ち込まれていて、そのうち約90発は軍事侵略してくるアメリカ軍に対して使われる戦術核だった。

 カーチス・ルメイを中心とする軍の強硬派はケネディ大統領に対し、運び込まれたミサイルを空爆で破壊すべきだと主張するが、それを大統領は退け、10月22日にテレビでキューバにミサイルが存在する事実を公表、海上封鎖を宣言した。戦略空軍はDEFCON3(通常より高度な防衛準備態勢)へ引き上げ、24日には一段階上のDEFCON2にする一方、ソ連を空爆する準備をしている。

 ソ連軍の潜水艦が輸送船を警護していたが、アメリカ海軍の空母ランドルフを中心とする艦隊の駆逐艦ビールが10月27日にソ連の潜水艦に対して爆雷を投下した。

 攻撃を受けた潜水艦の副長は参謀へ連絡しようとするが失敗、アメリカとソ連の戦争が始まったと判断した艦長は核魚雷の発射準備に同意するようにふたりの将校に求めた。たまたま乗り合わせていた旅団参謀が発射の同意を拒否したので核魚雷は発射されなかったが、その威力は広島に落とされた原爆と同程度で、もし発射されていたなら、現場にいたアメリカの艦隊は全滅、核戦争に突入した可能性が高い。(Oliver Stone & Peter Kuznick, “The Untold History of the United States,” Gallery Books, 2012 / Daniel Ellsberg, “The Doomsday Machine,” Bloomsbury USA, 2017)

 この危機を外交的に解決したケネディ大統領は1963年6月10日にアメリカン大学の卒業式で「平和の戦略」と呼ばれる演説を行い、パックス・アメリカーナを否定した上でソ連と平和共存する道を歩き始めると宣言した。その5カ月後にケネディ大統領はテキサス州ダラスで暗殺された。

 2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎に対する攻撃も歴史の節目になった出来事。それを利用してアメリカの支配者は国内でファシズム化を進め、国外で侵略戦争を本格化させた。今年3月11日にWHOが行ったパンデミック宣言はこれに匹敵する出来事だ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011160000/

詳細は

チャーチルはソ連を核攻撃しようとしていた
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1028.html

英米はドイツ軍がソ連に勝てないとわかる迄は、ウォール街のエージェントのヒトラーと戦う気は全く無かった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/615.html

アメリカ軍はなぜ不利なノルマンディに上陸したのか 「戦後」を作った錯覚
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1053.html

ウォール街やシティと戦った共産主義者のフランクリン・ルーズベルト
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1037.html

ユダヤ人のエージェントで強硬な反共だったウィンストン・チャーチル
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1036.html

J・F・ケネディ-はヤラセの東西冷戦体制を終わらせようとしたのでユダヤ金融資本に殺された
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1102.html

ロシア革命を支援したユダヤ金融資本
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1110.html

ヒトラーの共産主義との戦い
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/638.html

共産主義の時代
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/613.html

東西冷戦の時代
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/719.html

ベトナム戦争の時代
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/723.html

関東軍の中枢は共産主義者の巣窟であった。
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1055.html

近衛上奏文
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1126.html

昭和天皇はウォール街のエージェントだったので、共産主義者のルーズベルト大統領と対立して対米戦争を起こした
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/614.html

戦後日本のバブル崩壊以前の一億総中流社会は共産主義者ばかりの GHQ が意図的に作ったものだった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/830.html

陰謀論の主役はなぜユダヤなのか ー 本当の支配者と新興ユダヤについて某国諜報機関関係者が徹底解説!
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1153.html

ジェームズ斉藤のユダヤ陰謀論は何処がおかしいか?
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/367.html

ユダヤ陰謀論 _ ユダヤ人の9割を占めるアシュケナジー・ユダヤ人はハザール人起源
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/747.html

ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/739.html

アメリカ経済を動かしている経営陣の8割以上がユダヤ人、GAFAの経営者も、全員ユダヤ人
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1115.html

ユダヤ陰謀論の起源
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1018.html

ユダヤ陰謀論 _ 馬渕睦夫
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/735.html

ユダヤ陰謀論 _ 田中英道
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/736.html

ユダヤ陰謀論 _ マルクシズムの起源
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/745.html

3. 中川隆[-9908] koaQ7Jey 2020年11月16日 10:21:28 : BLz0NHzvgM : YkJpTDl1aDM1Uy4=[13] 報告
ユダヤ陰謀論 _ 林千勝
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1167.html
4. 中川隆[-9906] koaQ7Jey 2020年11月16日 12:11:54 : BLz0NHzvgM : YkJpTDl1aDM1Uy4=[16] 報告
ジェームズ斉藤さんの場合は有益な情報が多いのですが、アシュケナージ=ハザール 説とか 新自由主義=共産主義 の様な巷のユダヤ陰謀論と同じ妄想を信じているので、ユダヤ陰謀論の範疇に入ってしまいます:


ユダヤ陰謀論 _ ユダヤ人の9割を占めるアシュケナジー・ユダヤ人はハザール人起源
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/747.html

ネオコンとはトロツキスト共産主義のこと?
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/364.html

5. 中川隆[-9602] koaQ7Jey 2020年11月25日 21:38:52 : Hcybxt2cKE : T3FMVEYuT2xielU=[26] 報告

2020.11.25
西側支配者のプロパガンダ機関の流すCOVID-19の話を信じる愚かしさ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011250001/

 マスコミは「言論の自由」を象徴する存在であり、「社会の木鐸」であるべきだと考える人が日本にはいるようだが、一種の妄想にすぎない。その妄想に反する現実を受け入れられず、不満を口にする人もいるが、現実世界のマスコミは昔からプロパガンダ機関としての側面があり、支配者に使われてきたことも否定できない。

 第1次世界大戦の後、戦争による好景気が終わったことに加え、戦争の舞台になったヨーロッパから多くの兵士が帰還して街は失業者であふれてストライキやデモが続発した。しかも戦争が終わる前年、1917年にはロシアの十月革命で社会主義を掲げる体制が誕生していた。そうした労働者の運動を潰すために利用されたのがニコラ・サッコとバルトロメオ・バンゼッティである。

 アメリカのマサチューセッツ州では1919年に現金輸送車の襲撃未遂事件があり、その容疑者として逮捕されたのだが、それだけでなく20年4月にマサチューセッツ州サウスブレーントリー駅近くで起こった強盗殺人事件の容疑者にもされた。

 いずれの事件でもふたりを有罪とするような証拠、証言はないうえ、1925年には別の事件で収監されていたセレスチーノ・マデイロスという男が「真犯人は自分たちだ」とする書面を提出しているが、裁判官は無視して死刑を言い渡し、ふたりは27年の8月に処刑された。

 その当時、アメリカでは庶民が貧困化する一方、投機が過熱して富裕層は金融資産を膨らませていた。そうした状況を作り出した政府は巨大資本の代理人たちで、1929年3月から33年3月まで大統領を務めたハーバート・フーバーもそのひとりだった。

 そのフーバーを1932年の大統領選挙で破ったのがニューディール派を率いていたフランクリン・ルーズベルト。ジョン・ピアポント・モルガン・ジュニアをはじめとするウォール街の大物たちはルーズベルトの排除とファシズム体制の樹立をめざし、1933年から34年にかけてクーデターを目論んだ。その司令官として白羽の矢が立ったのはスメドリー・バトラー退役少将。名誉勲章を2度授与された伝説的な軍人で、人望があつかったからだが、バトラーはクーデターに反発、計画の詳細を聞き出した上で議会においてその内容を明らかにしている。

 バトラーから情報を得た新聞記者のポール・フレンチはクーデター派を取材し、「コミュニズムから国家を守るため、ファシスト政府が必要だ」と言われたと議会で証言している。

 こうした記者もいたが、金融資本にとって新聞は自分たちの手先にすぎなかった。バトラーによると、「われわれには新聞がある。大統領の健康が悪化しているというキャンペーンを始めるつもりだ。皆、大統領を見てそのように言うことだろう。愚かなアメリカ人はすぐに騙されるはずだ。」とクーデター派は話していたという。

 第2次世界大戦の終盤、1945年4月にルーズベルトは死亡、ホワイトハウスにおけるニューディール派の影響力は急速に低下、レッドバージで反ファシスト派は粛清された。そうした中、始められたのがモッキンバードと呼ばれる情報操作プロジェクトだ。

 ジャーナリストのデボラ・デイビスによると、このプロジェクトで中心的な役割を果たしたのはアレン・ダレス、フランク・ウィズナー、リチャード・ヘルムズ、そしてフィリップ・グラハムの4名。有力メディアの経営者や幹部編集者も協力していた。

 ダレスは兄のジョン・フォスター・ダレスと同じようにウォール街の大物弁護士で、大戦中から情報機関で破壊活動を指揮し始めた人物。その側近だったウィズナーもウォール街の弁護士で、大戦後に破壊活動を実行するために組織された秘密機関OPCを指揮している。ヘルムズの母方の祖父、ゲイツ・マクガラーは国際的な銀行家で国際決済銀行の初代頭取。グラハムの義理の父親にあたるユージン・メーヤーは世界銀行の初代総裁だ。

 ダレス、ウィズナー、ヘルムズは戦時情報機関OSSのメンバーで、グラハムは空軍へ入った後、OSSの長官だったウィリアム・ドノバンの補佐官を務めている。このドノバンもウォール街の弁護士だ。

 フィリップ・グラハムが結婚した相手、つまりユージン・メーヤーの娘はウォーターゲート事件で有名になったキャサリン・グラハム。この事件の取材ではカール・バーンスタインとボブ・ウッドワードという若手記者が中心的な役割を果たしたが、ウッドワードは少し前まで海軍の情報将校で記者としては素人に近く、事実上、取材はバーンスタインが行ったと言われている。

 そのバーンスタインはニクソン大統領が辞任した3年後の1977年にワシントン・ポスト紙を辞め、「CIAとメディア」という記事をローリング・ストーン誌に書いている。

 その記事によると、20年間にCIAの任務を秘密裏に実行していたジャーナリストは400名以上に達し、そのうち200名から250名が記者や編集者など現場のジャーナリストで、残りは、出版社、業界向け出版業者、ニューズレターで働いていた。また1950年から66年にかけてニューヨーク・タイムズ紙は少なくとも10名の工作員に架空の肩書きを提供したとCIAの高官は語ったという。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)

 フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙の編集者だった​ウド・ウルフコテ​は2014年2月、ドイツにおけるCIAとメディアとの関係をテーマにした本を出し、世界各国のジャーナリストがCIAに買収されていて、そうした工作が危険な状況を作り出していると告発している。ウルフコテは2017年1月、56歳の若さで心臓発作のために死亡した。

 1991年12月にソ連が消滅、唯一の超大国になったと認識したアメリカは侵略戦争を本格化させるが、有力メディアは戦争へ人びとを誘導するためのプロパガンダを展開しはじめた。この時期に広告会社の役割が重視されはじめている。

 その後、2001年9月11日の世界貿易センターやペンタゴンへの攻撃に関する疑惑を封印、03年3月にアメリカ主導軍がイラクを先制攻撃する前に広めた「大量破壊兵器」という偽情報、11年春に始めたリビアやシリアへの侵略戦争でも偽情報を西側の有力メディアは流していた。本ブログで繰り返し書いてきたことなので詳細は割愛するが、彼らはそうした存在なのだということを忘れてはならない。SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)の問題でも彼らは欧米の巨大資本のプロパガンダ機関として機能していると言えるだろう。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011250001/


6. 2021年5月28日 11:22:23 : 5hGW6dcnNw : SzBsT0IxOFo1QmM=[14] 報告
やっと日本に潜む中国人スパイ対策が始まった!? 公安調査庁が経済安全保障関連調査チーム発足の“ヤバい裏側”をジェームズ斉藤が徹底解説!
2021.05.27
https://tocana.jp/2021/05/post_209707_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

──ジェームズさん、すいません! しばらく僕のほうが忙しくて連絡を取れずにいました!

ジェームズ いえ、私のほうも相変わらず、しばらく連絡がつきづらい国に行っていたので。

──で、早速ですけど、日本に関する情報で気になるネタはありますか?

ジェームズ ありますよ。先月(4月)、日本の公安調査庁が経済安全保障関連調査プロジェクトチームを立ち上げて大々的にマスコミに流したんですね。

──はい、覚えています。新聞やテレビでも結構そのニュースは流れていました。ただ、話題になったかというとそれほどでもなかったと思うんですが。

ジェームズ そこなんですよ。プロジェクトチームを立ち上げたというだけで普通であれば話題になりようがないんです。なのに、大手メディアのすべてがこのニュースを流したということは、これはアピールなんですね。

──これってサイバー攻撃に対するチームですよね。ということは対中国ということですか! 中国に対してケンカを売ったと!

ジェームズ もちろん、そういうこと部分はあります。公調(公安調査庁)のホームページにある経済安全保障関連調査プロジェクトチームのパンフレットを見ればわかりますが、明らかに中国人留学生に気をつけろと書いてありますからね(笑)。

──気骨がありますね、公調は。

ジェームズ もともと公調は、GHQによって接収されたM資金を管理するための諜報機関ですから。中野学校の出身者や憲兵隊、特高警察のOBを集めているので、日本の闇の集合体と言ってもいいんですね(笑)。
──公調ってそんな組織だったんですか。

ジェームズ その遺伝子はいまも受け継がれています。実際、新入職員に諜報訓練を施している日本で唯一の組織で、CIAにも訓練のため職員を派遣しています。実際、私の知り合いの米国諜報機関関係者も公調の能力を高く評価しています。女性職員も多く、当然ヒューミント活動に従事しています。当然、ここでいう女性職員のヒューミント活動は以前KGBの大物スパイであるケヘル氏の話で紹介したセクスピオナージで、某女性職員は愛知県の在日黒人男性にセクスピオナージを仕掛けて、インテリジェンス収集をしています。彼女の凄いところはその子供を産んでも情報収集を欠かさなかった点です。それほど「護国の鬼」として献身的な仕事をされているところです。さすが中野学校のDNAを継承しています(笑)。なので、そういう組織がサイバー戦の最前線に立つというのは日本にとって悪い話ではないんですね。ただし、なぜ、わざわざ、大手メディアにリークしたのか、ということです。

──リークしたんですか?

ジェームズ そうです。自分たちで、こういうチームを作りましたから宣伝してくださいとメディアに流していますし、このニュースが流れた翌日には議員会館にパンフレットを持った公調職員が1人ひとり議員を訪ねて、公安調査庁ではこれから経済サイバー防衛を担当します、とアピールしているんです。つまり、これは国内に向けたプロパガンダで、本来の管轄下であるインテリジェンス収集及び分析の範囲を逸脱した国内情報戦を仕掛けているということです。

──国内情報戦!?

ジェームズ 要は、対警察向けで、実は警察もサイバー防御のチームを作ろうとしていて、これは警察と公調の縄張り争いでもあるんです(笑)。

──なんだ、そういうことですか(苦笑)。結局、日本らしいベタな話になりそうですが。

ジェームズ いえ、官庁の縄張り争いはどこの国でもありますよ。それよりも、私は公調が一歩先んじたことはいいと思っています。なぜなら、公調には共産党の監視、オウムの監視、9・11のあとは対テロ戦といった実績があります。9・11以降は対外諜報機関を作ろうという動きもあり、実際に対外諜報の担当がたくさんできました。彼らが目指したのは日本版CIAで、その主導権を握りたかったんです。これには小池都知事も間接的に関わっています。彼女の秘書だったM氏が公安調査庁の人間だったからです、彼を味方につけたことで、小池さんは防衛大臣や都知事に当選することができたんです。

──小池さん凄いですね。ただのパフォーマンスの人じゃなかったんですね。

ジェームズ そうです。総理は内閣調査室を配下につけて情報を集めるんですが、小池さんはM氏を通じて公安調査庁から情報をもらっていました。公調も公調で、小池さんを凋落することで政治的発言力を高めようとしていたわけです。
 そういう背景がある中で、近年、米中対立による経済安全保障、具体的に言えば中国によるサイバー攻撃が深刻化してきたわけですが、じゃあ、どこが経済安全保障の中核となるかはまだ決着がついていなかったんです。経済安全保障という限りは経済産業省がやっぱりリードするべきだという意見もあったり、安全保障であれば警察がリードすべきだと警察は言うわけです。一方、公安調査庁もこれまで共産党の監視やオウムの監視、テロリストの監視までしてきたノウハウがあり、経済安保を本当に実現できるのは自分たちしかないというわけです。

──公調が一番のような気がしますね。経産省は論外です。

ジェームズ そこで公調はいち早く、経済安全保障チームを立ち上げたことをメディアにリークし、翌日には国会の議員事務所を回ったわけです。ところが、警察はこれに激怒しています。もともと警察と公調は犬猿の仲の組織なんですね。なぜかというと同じような仕事をしてるんですが、公安調査庁には逮捕権がないんですよ。一方、警察は逮捕権も持っているんで、なにかと大きな顔をしたがるんです(笑)。

──でも、そう聞くと逮捕権がある警察がやったほうが早いんじゃないんですか?

ジェームズ いえ、これが微妙なところで警察がやると逮捕権を持ってることで昔の特高警察みたいになってしまう可能性が高いんですね。実際、公安警察ってありますけど、あれは本当に特高警察みたいところですから。公調の場合は調査という名前がついてるぐらいなんで調査するだけなんですよ。基本的にはインテリジェンス収集に留まるだけなんです。ただ、公調の英訳がPublic Security Intelligence Agencyとあるように、霞ヶ関特有のカラクリで「調査」が何故かinvestigationなのにintelligenceになっています。FBIもバリバリの諜報機関なのに、やはりFederal Bureau of Investigationなのでinvestigationに留まっています。公調のカラクリは、彼らが今後ただのインテリジェンス収集及び分析に留まらないことを示唆しており、しかも海外向けに堂々とアピールしています。

──海外向けにはインテリジェンス機関だとハッキリ示していると。

ジェームズ そうです。ですから、企業とか大学にいるスパイをあぶり出すのは公調が適任なんです。また、現実的にも公調しかできないことなんですよ。なぜかというと警察は逮捕権があることで法律上ででしか動けないんです。例えば、中国人留学生が怪しいと思っても、彼らは日本のビザを持って普段やってることは授業に出て研究してるだけです。一切、法律に触れていませんから刑事捜査の対象とすることは難しく、スパイ容疑をかけて公安警察を動員して尾行ぐらいしかできません。しかも違法行為を確認した時点で逮捕する必要性が生じ、リーダー格の人間を逮捕することは非常に難しくなります。ところが、公調の場合は法律を良い意味で無視できるんです。合法的にビザを持っていても、毎日の生活の様子、どういう研究分野か、中国にどういう頻度で帰っているか、どういう人間とつながっているかを全部あぶり出すことができます。つまりどれだけ「泳がす」ことができるかが、防諜活動では非常に重要になります。公調ならば、戦前のゾルゲ事件のように、リーダー格の人物を含めたスパイ・ネットワーク全体を芋づる式に摘発できます。こうやって全体を公調の支配下に置けば、公調も気持ちよく警察にインテリジェンスを渡すことができます。

──犬猿の仲でもそれならば渡せますね。

ジェームズ 逆に言えば、普段は絶対に渡しませんからね(苦笑)。ともかく、日本でインテリジェンスの技術を持っているのは公調だけですから、この件は公調に任せるのが一番だと私は思っています。中野学校の正当な後継組織の一つ、公安調査庁が本格的に対中国のサイバー戦に動き出したというのは日本にとっても朗報だと思いますよ。

文=ジェームズ斉藤

7. 中川隆[-4544] koaQ7Jey 2021年5月29日 07:43:40 : GnRMpOkTQU : R25CMktuWjhaeFE=[19] 報告
人権の女神スーチーの本当は恐ろしい裏の顔! MI6、ソロス、陸軍中野学校、大量の愛人……ジェームズ斉藤が徹底解説!
2021.05.28
https://tocana.jp/2021/05/post_209685_entry.html


【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】




ジェームズ 前回は国内問題で気になる話題として公安調査庁の話をしましたが、今回は海外で気になる話題としてミャンマー問題を取り上げたいですね。

──今年の2月に国軍がクーデターを起こしてスーチーさんが再び軟禁された事件ですね。国際的には、国軍が民主化を望む民衆を弾圧しているという話になっています。5月22日はスーチーさん率いるNLD国民民主連盟に解党命令も出されました。

ジェームズ 完全に国軍が悪者扱いですよね。しかし、軍がクーデターを起こした理由は昨年11月の選挙でNLDが大勝したことにあります。あの選挙を軍は不正選挙だったと主張しています。

──アメリカ大統領戦と一緒ですね。

ジェームズ そうです。不正選挙だと言うだけで一切証拠を出さないところまでそっくりです(笑)。ただし、ミャンマーでは軍がクーデターを起こしたので、当時、トランプ支持者は熱狂して「ミャンマーに続け」と騒いでいました。彼らが騒ぐのもわからなくはないんですよ。確かに米国で不正選挙があったのはほぼ間違いなく、私の関係者も現在証拠収集に躍起になっていますから。しかし、歴史的に武力で民主主義体制に圧力をかけてきた軍事独裁のミャンマーを米国が見習えというのは流石に極論なんですけどね(笑)。

──ただ、昔からスーチーさんは欧米とべったりだったので、本当に不正選挙の可能性もあったんじゃないんですか?

ジェームズ 十分にありますね。というのも、ジョージ・ソロスが1990年代初頭からミャンマーの民主化推進運動に毎年3億円も出していたんです。その金でNGOやプロ市民を養成していたんですよ。

──また、ソロス! あの人、世界中でそんなことばかりしてるんですね。

ジェームズ ですから、ミャンマー軍がクーデターを起こしたあとに真っ先にやったことは、ジョージ・ソロスの銀行口座の凍結でした。ソロスが支援しているNGOオープンソサエティのミャンマーにおける拠点を全部シャットダウンしたんです。

──まずはソロスを潰せと。

ジェームズ ソロス退治から始めたんです。しかし、彼が育成したプロの活動家ネットワークはまだ生きているんで、彼らはデモ活動をしているんですよ。といってもデモというのは名ばかりで、彼らがやっているのは放火や、鉄パイプで商店の窓ガラスを割ったりする破壊活動だけです。

──まるでアンティファみたいですね。

ジェームズ 実際、アンティファがやっているんです。香港やタイなどで暴れていたプロ市民たちも合流しています。これに関しては、クーデター前後に現地で活動していた私の関係者から直接報告がありました。彼らは軍に弾圧されてしかるべき存在なのですが、それをすると待ってましたとばかりに欧米が介入してくるんで簡単には手が出せないようです。

──本当にイヤな人たちですね、アンティファって。

ジェームズ 自分たちは正しいと思い込んでいる狂信者か、金で破壊活動する与太者しかいませんから本当にタチが悪いです。早く弾圧してほしいのですが、ミャンマーのような小国の軍隊が弾圧した瞬間、国際的非難を浴びてバイデン政権率いるアメリカが軍事侵攻してくる可能性もあるんでできないんです。


──小国のクーデターというのはいろいろバランス感覚が問われるんですね。ところで、スーチーさんのこともお聞きしたいです。彼女は日本では民主化の象徴であり、ミャンマーの救世主だと思われていますが、実際のところはどうなんですか?

ジェームズ 民主化の象徴というのは当たっています。しかし、その民主化が誰のためなのかによって意味は変わってきますよね。そもそも民主化とは欧米の植民地戦略の一つですから。なので、間違いなく彼女は欧米グローバリストの民主化の象徴であり、しかも札付きの英国対外諜報機関MI6傘下のスパイです。これは世界の諜報機関関係者の間では常識です。ジョージ・ソロスがスーチーさんとイギリスのパイプ役も務めていました。


 それで、彼女の一番の問題ですが、イギリス人と結婚し、イギリス人との子どもを生んでいることです。これによって、イギリスが昔やっていた植民地の手法にミャンマーはハメられてしまいました。ミャンマーという国が昔イギリスに植民地化された時に真っ先に何をされたかというと王朝の破壊です。貴族の男は全員殺され、貴族の女性はほとんどイギリス人と強制的に結婚させられて子どもを生まされたのです。その子供たちはイギリスのオックスフォードやケンブリッジ大学なんかで教育されてミャンマーに戻ってきてミャンマーの植民地運営をしたんです。

──スーチーさんもオックスフォードとケンブリッジで学んでいますね。そしてイギリス人と結婚して子供を二人生んでいます。

ジェームズ そうです。小泉進次郎がアメリカのシンクタンクCSISに留学していたのと同じ理由です。この原点はイギリスの植民地経営で、ミャンマーがその典型的な例です。ですから、以前のクーデターで軍が国が制圧した際、ミャンマーの憲法には外国人と結婚し、子どもを生んだ人間は大統領になれないという条項を入れたくらいです。いまでは差別などと言われるのでしょうが、至極真っ当な法律です。ですから、軍はナショナリストで反植民地主義で反グローバル主義なんです。しかも、軍事政権は発足以来「我々は民主主義体制移管のために存在する」という大義名分を掲げ、実際に2010年台初頭にはスーチーさんを軟禁から解放し、彼女を事実上の大統領として、試験的に民主主義体制を容認しました。民主化を究極のゴールとして掲げる軍事政権は世界でもミャンマーのみです。しかも建前だけでなく、実際に実行しています。

──じゃあ、軍は意外に愛国的でしかも民主的。

ジェームズ そうです。我々が応援しなければいけない勢力はスーチーさんではなく、軍の方なんです。米国のバイデン政権もそうですが、大体「民主化」を唱える者は胡散臭いと疑ってかかる必要があり、やはりミャンマーでもグローバリストの手先のスーチーさんが民主化の旗を掲げていました。対して、軍事政権の掲げる民主化は本物に徹しているので、スーチーさんのようなフェイクな民主派を許しません。真に「ミャンマー・ファースト」の民主主義を模索し続けた結果、1948年の独立以来ダラダラと軍事政権と民主主義体制が常に交代するサイクルが続き、今回また新たな軍事政権時代が始まったわけです。民主派が常に抽象度が低く、「自分ファースト」の売国奴しかいないので、仕方がないですが。実際、スーチーさんのNLD暫定政権は、現在軍事政権により「非合法国内テロ組織」と真っ当な扱いを受けています。それに、そもそもの話、ミャンマーという国は日本とも関係が深くて、実はあの国の建国に貢献したミャンマー国軍の創設には中野学校が深く関わっているんです。この点だけで見ても、日本人なら軍事政権支持に回るのが筋でしょう。

──中野学校が!?

ジェームズ そうです。鈴木敬司陸軍大佐が南機関という特務機関を率いてミャンマーの独立工作をしているんです。鈴木大佐はミャンマーで30人の建国の志士をリクルートして日本に送り込み、陸軍中野学校で鍛え上げたんです。その中の1人がアウンサンスーチーさんのお父さんのアウンサン将軍です。アウンサン将軍は1943年に日本軍と協力してイギリス追放に成功します。その政権は実際には日本軍の傀儡だったかもしれなかったんですけど、一応イギリスから独立してビルマ国が作られたのです。その後、アウンサン将軍は、今度は日本に対してクーデターを起こして日本軍を追放したんですが。

──まあ、傀儡は嫌でしょうからね。

ジェームズ そのためにイギリスに一時的に寝返ったんですよ。しかし、彼はイギリスに裏切られます。イギリスは結構条件のいい政治的なポストを提示して懐柔しようとしたのですが、それを蹴って今度はイギリスに対して抵抗運動を続けて最終的には暗殺されてしまいました。ただし、鈴木大佐に対しては生涯恩を感じていて、戦後、鈴木大佐がBC級戦犯で裁かれそうになった時は大反対して、大佐を釈放させています。

──アウンサン将軍、骨がありますね。

ジェームズ あります。さすが中野学校で「中野精神」を叩き込まれた人です。しかし、その娘は完全にイギリスの傀儡となり果てているのが残念でなりません。なにしろ、彼女はミャンマーで軟禁生活をしている間、イギリスから送られたイギリス人男性3人を愛人にしていましたから。しかもこれらの愛人はミャンマーから出国できないスーチーさんとMI6との連絡係でした。彼女の夫は1999年にイギリスで死んでいますが、その前から愛人とは関係があったらしいんです。これはマスコミにはほとんど報道されていませんが。ですから、彼女が民主化のアイドル、国民の母などというのは本当に虚像なんです。英語では「売国奴」というニュアンスがある「スパイ」という言葉が彼女の実像を最もよく表していると思います。


ジェームズ クーデターの話に戻りますが、今回のクーデターが欧米の介入もなく、なぜここまで順調に進んでいるのかというと軍には後ろ盾があったんです。

──中国ですか?

ジェームズ 違います。中国は逆にスーチーさんに寄り添っていました。彼女は最初イギリスの傀儡だったんですが、やがて中国に取り込まれます。特に2015年の選挙で大勝したあとはスーチーさんが事実上の大統領みたいになっていましたから、習近平が一気にすり寄っていったんです。ミャンマーは一帯一路の巨大インフラプロジェクトの通り道になる直前だったんですよ。日本でいうと菅政権、二階さんレベルの話になっていて、売国奴がトップになってしまったということです。しかし、軍はさっきも言ったようにナショナリストで反植民地主義、反グローバリストの集団なので、そういうスーチーさんを国賊とみなしていました。ですから、軍事政権は反中なんですよ、実際は。冷戦の枠組みの中で中国とのやり取りはあるにはありましたが、本質的には反中です。じゃあ、どこの後ろ盾があったのかというとロシアです。反グローバリズム、反民主化で接点を持ちました。
 その証拠が去年6月にロシアで行われた対独戦勝記念日の軍事パレードです。モスクワの赤の広場で行われたのですが、そこにはミャンマーの軍事政権のトップであるミン・アウン・フライン上級大将が招待されてロシア軍と交流してるんですね。彼は今回のクーデターの最高責任者です。そのフライン上級大将ですが、ロシア国営放送のインタビューを受けていて、インタビューのロシア国営放送の女性キャスターは「私はもしかしたらミャンマーの次の指導者と話をしているのかもしれませんね」と言っているんですよ。


──思い切りマッチポンプですね。

ジェームズ そうです。で、スーチーさんの今後について聞かれた時は、「彼女の将来は約束されたものではないかもしれない」と語っています。ですから、この時点でクーデターは計画されていたと思って間違いありません。おそらく数年前からシナリオを練っていて、去年のモスクワの軍事パレードに参加した際に裏取引があったと私は見ています。それは、2月1日のクーデター直後にロシア軍トップの国防大臣がミャンマーを電撃訪問していることでもわかります。さらにもうひとつ決定的なことは、約2カ月後の3月27日にミャンマーで行われた軍事パレードです。そこにロシア国防省の副大臣アレクサンドル・フォーミンが出席し、巨額の軍事援助を約束しています。事実、軍事パレードの装備品はすべてロシア製になっていたんです。

──その前まではどこ製なんですか?

ジェームズ その前までは中国製が多かったんですよ。それがクーデターから2カ月もしないうちにロシア製に変わっていました。そうやってロシアの後ろ盾があるんでいま欧米諸国は介入できないんです

──ただ、そうなると今度はロシアの傀儡になってしまいませんか?

ジェームズ その通りです。ただし、ロシアはソロスのような植民地化を狙っているわけではありません。インドシナ半島のど真ん中に位置するミャンマーに軍事拠点を築きたいんです。経済的奴隷にしようとかまで考えていないのでまだマシです。ですから、私は国軍だけがミャンマーの独立と真の民主化を約束できる勢力だと言っているんです。絶対的に正しい解決方法ではありませんが、すべての悪い選択肢しかない中で一番まともです。
 それに、そもそもミャンマー国軍って日本が作ってますからね。さっき話したとおり、アウンサンを含む30人の志士というのは戦争中、日本に送られて中野学校で訓練を受けています。だから、あれは中野学校がプロデュースしたクーデターとも言えるんです。

──う〜ん、さすがにそれはちょっと言い過ぎなんじゃないですか(苦笑)。

ジェームズ ところが、満更そうでもないんですよ。というのも、クーデターを行った軍の最高司令官ミン・アウン・フライン上級大将はこの10年間に2回ぐらい来日していて、そのたび浜松に行っているんですね。浜松に何があるかというと鈴木敬司大佐のお墓です。彼は来日のたびにお墓参りをしていたんです。ですから、ミャンマー軍の起源というのは鈴木大佐、そして中野学校にあるということは間違いないところです。しかもクーデターというのは帝国陸軍の伝統ですから(笑)。これひとつを取っても、日本が応援するべきはスーチーさんではなく、軍事政権のほうなんです。

──そこまで聞くと確かにそのようですね。


ジェームズ ちなみにミャンマー軍事政権の資金源ですが、黄金の三角地帯と呼ばれる東南アジアの麻薬ネットワークです。これは元々大英帝国が清王朝時代の中国にアヘンを売りつけるために開拓したものです。当然、日本軍もこれを利用し、アウンサン将軍率いるビルマ独立運動に利用し、独立後はそのままミャンマー国軍の貴重な収入源になっています。ミャンマー軍事政権が親日である特別な事情は実はこういった背景もあるのです(笑)。

──清濁合わせた形でも日本とミャンマーの関係は深いんですね。

ジェームズ 当時の日本は満州国でアヘン売買もやっていましたので。しかも、それをやっていたのは鈴木大佐ご本人です(笑)。上海でアヘンの密売をやっていたんですが、軍中央からお咎めを喰らい、昇進が遅れエリートコースから外れたので、ビルマという辺境で謀略任務という汚れ仕事をする羽目になりました。ただし、イギリスに勝つにはアヘンが必要でしたし、そもそもアヘンをアジアに拡大させたのはイギリスですからね。特にミャンマーで採れるのは質がいいらしいんですよ(笑)。私は、鈴木大佐はあくまで任務を遂行しただけと理解しています。やはりビルマ独立は彼抜きに語れないので、再評価されるべきだと思います。ビルマの独立については欧米側の見方をすぐにされがちですが、植民地主義というグローバリズムの極みを粉砕した点でビルマ独立は正しく、そして麻薬ネットワークは必要不可欠だったわけです。ということで、スーチーさんと軍事政権、どちらが正しいのか、という話では最初からないんです。

──だいたい背景がわかりました。ちなみにスーチーさんですが、政権を奪取してのち、この世の春を10年ぐらい続けていたわけですよね。一体、どんなことをしていたんですか?

ジェームズ 二階幹事長みたいものですよ。あれだけ民主化とか叫んでいたくせにロヒンギャを見捨てたり、あとは中国の一帯一路フォーラムに出席して中国の巨額の経済協力に同意してミャンマーが完全に中国の属国になるような道を作っていました。マンダレイというミャンマー第3の美しい都市があるんですけど、いまや、そこは中国人だらけになってるんです。そういった中国の属国化をスーチーさんは進めました。二階さんがやってることをもっと深刻なレベルで行ったのが彼女です。二階さんは日本の老害の象徴たるものなので、世界からの評価は悪いですが、スーチーさんとなるとグローバリストのアイドルで、批判すら許さぬ状況なのが問題です。
 実際、彼女が政権を取っている間もミャンマーの国民所得は上がっていません。スーチーさんのような一部の勢力の懐が潤っただけです。ですから汚職体質は軍事政権となにも変わりません。ミャンマー問題の本質は、「グローバリストの属国となるか、独立するか」の二者択一で、今回の軍事クーデターで軍事政権が独立を選んだわけです。
 こういったミャンマーの歴史を顧みることなく、グローバリストの手先のスーチーさんを神格化する日本のマスコミは本当にメディアとして機能を失っているということです。まあ、日本のマスコミは基本的に極左でグローバリスト追従なので、期待する方が間違っています。今のミャンマーが日本に突きつけている問いは、まさに「中野精神を忘れたのか?」だと思います。

文=ジェームズ斉藤
8. 中川隆[-13606] koaQ7Jey 2022年3月02日 16:16:56 : FZOBU9yPw6 : NVZHWXJmdjBqS00=[9] 報告
「バイデンはウクライナをプーチンに渡す」米露の“密約”をジェームズ斉藤が暴露! 危機は出来レースだった!?
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1508.html
9. 2022年3月02日 16:18:59 : FZOBU9yPw6 : NVZHWXJmdjBqS00=[11] 報告
TOCANA ジェームズ斉藤が斬る! 国際ニュース裏情報

ジェームズ斉藤の検索結果|TOCANA
https://tocana.jp/?s=%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E6%96%89%E8%97%A4&submit.x=0&submit.y=0


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ユダヤ陰謀論 _ ジェームズ斉藤
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1168.html

ジェームズ斉藤のユダヤ陰謀論は何処がおかしいか?
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/367.html  

誰も書かない「9.11本当の陰謀と黒幕」ジェームズ斉藤が解説!
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1106.html

ジェームズ斉藤 菅義偉の黒い正体 ― スパイ、田布施システム、MI6、小渕恵三との繋がり
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1148.html 

日本のゴールド「天皇の金塊」をジェームズ斉藤が徹底解説! 知られざる日本の財宝、驚愕の金額…米デフォルトと関連
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/392.html  

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