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[政治・選挙・NHK293] 泉房穂氏 自民の裏金議員聴取「説明責任を問われている方が何を質問するのか。“あなたドリルでしょ”と」(スポニチ) 蒲田の富士山
17. 秘密のアッコちゃん[131] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月08日 23:48:42 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[244]
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自民、収入不記載問題の聞き取り調査を全派閥・グループに拡大 立件の有無に関わらず
2024/2/7 23:04
https://www.sankei.com/article/20240207-BKUFVPWNGZLMJGBRR74KXNKECA/
自民党は2024年2月7日、派閥の政治資金パーティー収入不記載問題を巡る議員への聞き取り調査に関し、立件の有無に関わらず全ての派閥やグループに対象を広げる方針を固めた。
2024年2月8日以降、党幹部が各派閥・グループの事務総長らと面談し、不記載や議員側への還流の有無について改めて確認する。
新たな調査対象は、麻生派(志公会)、茂木派(平成研究会)、森山派(近未来政治研究会)、谷垣グループ(有隣会)、石破グループ(旧石破派・水月会)。
いずれも不記載事件で立件されていない。
調査は2024年2月2日以降、関係者が立件された安倍派(清和政策研究会)、二階派(志帥会)、岸田派(宏池会)の3派の約90人を対象に、実施していた。
だが、公平性を確保する観点から全党的に行う方針を決めた。
調査は党幹部6人が3班に分かれ、弁護士も同席し、対象議員と個別に面談。
「なぜ収支報告書に記載しなかったのか」
「何に使ったのか」
などを質問している。
安倍、二階、岸田3派については、既に大半の議員からの聞き取りを終えた。
調査結果の報告書は2024年2月13日にも取りまとめる方向だ。

<主張>政治とカネ 派閥幹部らは説明尽くせ
2024/2/8 5:00
https://www.sankei.com/article/20240208-TRSICEADLVPXNLO4TEMAS2JOIE/
岸田文雄首相と全閣僚が出席する衆院予算委員会の基本的質疑が終わった。
首相は自民党派閥のパーティー収入不記載事件を受け、党が関係議員に聞き取りを行うなどして実態把握に努め、説明責任を果たす考えを示した。
週内に聞き取りを終え、外部の第三者が報告書を取りまとめる予定だ。
党は報告書を基に処分の可否を決めるという。
政治資金収支報告書に記載しなかった理由や、還流分の使途など不明な点は依然多い。
国民の疑問に十分応える報告書にしてもらいたい。
もっともこれで、会計責任者らが立件された安倍、二階、岸田各派の説明責任が免れるわけではない。
3派の幹部らは自ら記者会見をして、説明を尽くすべきである。
国会の政治倫理審査会での弁明は選択肢の1つと言える。
政倫審は本人の申し出により審査が可能となるほか、委員の3分の1以上が申し立て、過半数が賛成すれば審査を求めることができる。
ただし、自民党内には慎重論があり、2024年2月4日に開催を検討する考えを示していた浜田靖一国対委員長は、出席を強制できないとして
「ハードルは高い」
と語った。
首相は
「国会で判断いただく」
と述べるだけだ。
政倫審は原則非公開ではあるが、本人の了解があれば公開される。
3派の幹部らは自ら審査を申し出て、公開で説明してはどうか。
予算委では、収支報告書の会計責任者だけでなく国会議員も責任を負う連座制の導入についても論じられた。
だが、首相は対象とする政治団体の範囲や違反の種類などについて丁寧な議論が必要だとして、各党協議に期待感を示すだけだった。
政党から議員に支出される政策活動費の使途公開については
「党の活動と関わりのある個人のプライバシー、企業団体の営業秘密を侵害する」
「党の方針が他の政治勢力や諸外国に明らかになることで不都合が生じる」
などと述べ、慎重姿勢を崩さなかった。
「規正法の厳罰化」

「政治資金の透明性向上」
なしに信頼は回復しないことを、首相と自民はもっと認識すべきだ。
今国会で議論すべき政策課題は多い。
全容の解明と、実効性のある再発防止策の与野党合意を急ぎたい。

政倫審への安倍派・二階派議員出席は「ハードル高い」 浜田自民国対委員長が発言修正
2024/2/7 15:05
https://www.sankei.com/article/20240207-5CHXWU3UJJMJ7LCSAYQYD6I4PM/
自民党の浜田靖一国対委員長は2024年2月7日、派閥パーティー収入不記載事件を受け、国会で検討している政治倫理審査会の開催について、国会内で記者団に
「ハードルは高い」
と述べ、調整が難航するとの認識を示した。
政倫審は議員の政治的責任を国会で審査する場で、野党が安倍派、二階派の関係議員の出席を要求。
与党が開催に応じるか否かが焦点となっている。
浜田氏は2024年2月7日、議員に対し政倫審への出席を強制できないことから
「要望に応えるだけのものができるかどうか」
と述べた。
「呼ばれる方の意思が非常に重要になる」
と説明し、開催に向けた調整は
「少し時間がかかるかもしれない」
とした。
浜田氏は2024年2月4日のNHK番組で
「説明責任を果たす意味で一番いい」
と開催を検討する考えを示した。
積極的に説明責任を果たしている姿勢を打ち出し、野党の批判をかわしたい考えだ。
予算委員会への参考人招致や、虚偽を述べれば偽証罪に問われる証人喚問など、より厳しい追及を回避する狙いも透ける。
ただ、政倫審を巡っては、資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る虚偽記載事件で強制起訴された小沢一郎衆院議員が2011(平成23)年に出席を求められたことで知られる。
2024年2月4日の浜田氏の発言の後、自民党内からは
「野党の要求を飲み過ぎだ」(参院幹部)
などの批判も出た。
野党が求める安倍派や二階派の幹部出席が見通せず、浜田氏は発言の修正を余儀なくされた。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/300.html#c17

[政治・選挙・NHK293] 河野太郎デジタル相が「ポスト岸田」完全脱落…発信力&突破力とも不発で存在感ゼロに(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
29. 秘密のアッコちゃん[132] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月09日 06:11:16 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[245]
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<主張>周庭氏の指名手配 自由への脅迫は許されぬ
2024/2/9 5:00
https://www.sankei.com/article/20240209-P5BFXWAVDVIT3OF3EPILR7NIAM/
日本語が堪能な香港の民主活動家として知られ、カナダに事実上亡命していた周庭(アグネス・チョウ)氏(27)が香港警察に指名手配された。
自由を求めてカナダに留まり、香港に戻らないことを決めた周氏への報復である。
今後、周氏の安全が脅かされることがないよう国際社会は中国と香港政府への監視を強めなければならない。
周氏は2020年8月に香港国家安全維持法(国安法)違反の容疑で逮捕された。
その後、保釈されたが、条件として警察に定期的に出頭する義務などを課せられていた。
2023年9月、留学のためカナダに渡航した周氏は出頭日の2023年12月28日、香港に戻らなかった。
「香港に戻れば2度と出られなくなるかもしれない」
という恐れからだった。
そんな周氏に、香港警察は指名手配を強行し
「自首しなければ一生追われることになる」
と脅迫した。
「自由に生きたい」
という周氏の基本的人権を踏みにじるその言動は、背後で香港政府を操る中国共産党政権の本性を露わにしている。
国際社会は一致協力して、国安法によって抑圧された周氏ら香港人の自由と人権を守るために行動すべきだ。
そもそも周氏への弾圧に正当性を見い出すことができない。
周氏は一体どんな罪を犯したというのか。
逮捕から3年半が経過しているが、具体的な容疑さえ明らかにされていない。
折しも中国・北京の裁判所では、起訴理由が公にされないままスパイ容疑で拘束されていた中国出身のオーストラリア人作家に執行猶予付きの死刑判決が下されたばかりである。
周氏らへの弾圧が浮き彫りにしているのは、中国共産党の強権政治と、香港で加速する
「中国化」
という現実だ。
香港に自由を保障していた
「1国2制度」
の崩壊である。
2014年の香港民主化運動
「雨傘運動」
以降、香港の
「民主の女神」
と称されてきた周氏の国際的知名度は高い。
今後、カナダをはじめ米欧諸国で当局への批判が高まっていくだろう。
来日経験があり日本との関わりも少なくない周氏の動向に多くの日本人も関心を寄せている。
強硬姿勢を弱めようとしない中国・香港政府に対し、日本政府も抗議声明を出すなど毅然とした対応を取るべきだ。

<産経抄>自由の讃美歌を守る
2024/2/9 5:00
https://www.sankei.com/article/20240209-4TAOQKNICROY7GBL6C7FS72NWY/
有罪が確定すると必ず死刑になる行為が、我が国にある。
外国と謀り、日本への武力行使をさせる。
刑法81条に定めた
「外患誘致罪」
である。
国家の存立を脅かし、国民の命を危険に晒す犯罪が重罰に値するのは頷ける。
▼狭い海を挟んだお隣の国はどうか。
香港国家安全維持法(国安法)は最高刑が無期懲役という。
「外国勢力と結託し国家の安全に危害を加えた」。
3年半前の2020年に民主活動家の周庭氏が逮捕された折、無理筋の容疑を当局から聞かされた覚えがある。
▼何のことはない。
「自由」
の尊さと
「民主主義の死守」
という当たり前の権利を、外に向けて発信したに過ぎない。
要は
「黙れ」
ということだろう。
今はカナダに留学中の氏が今度は指名手配を受けた。
「自首しない限り一生追われることになる」
と警察当局は言ったと聞く。
▼本来は相手にしたくないが、こけ脅しと看過できない事情がある。
海外に住む民主活動家や中国共産党に批判的な有識者への監視は強まっている。
本紙『正論』執筆者で内モンゴル自治区出身の楊海英氏も、当局に行動を把握されているという。
▼中国の警察が東京など世界の100カ所以上に置く
「海外派出所」
の関与も疑われる。
法治国家への露骨な挑戦だろう。
ディストピア(暗黒世界)小説のような話が現実に起きている。
無法を許さぬ手立ては、かの国の不審な挙動に我々が厳しい監視で応じることに尽きる。
▼ジョージ・オーウェルの小説『一九八四年』に知られた一節がある。
「自由とは『2足す2が4である』と言える自由である」。
中国との物理的な距離は必ずしも身の安全を約束しないものの、カナダから届く
「自由」
の賛美歌は、守り抜かなければならない。

香港警察、周庭氏を指名手配 「自首せねば一生追われる」と警告 地元メディアが伝える
2024/2/6 20:46
https://www.sankei.com/article/20240206-FGZCB7GEN5P37BLXJBMXKKJXXI/
香港の民主活動家として日本でも知られ、カナダに留学中の周庭(アグネス・チョウ)氏(27)が香港当局に指名手配されていることが2024年2月6日、分かった。
香港メディアが伝えた。
警察当局者は2024年2月6日、周氏に
「自首しない限り一生追われることになる」
と警告した。
周氏は2020年8月に香港国家安全維持法(国安法)違反の容疑で逮捕された後、保釈された。
保釈条件として警察に定期的に出頭する義務もあり、2023年12月28日が出頭日だったが、カナダに滞在していた周氏は香港に戻らなかった。
警察当局者は
「処罰を恐れて逃亡する恥ずべき行為だ」
と周氏を非難。
「香港を離れることで刑事責任から逃れられると考えるべきではない」
などと強調した。
周氏は2023年12月3日、交流サイト(SNS)を通じて、2023年9月に香港を離れてカナダの大学院に留学していることを公表し、自由を失いたくないなどの理由から
「恐らく香港には一生戻らない」
と述べていた。
香港警察はその後、周氏が期日通りに出頭しなければ逃亡犯として指名手配し、懸賞金をかけて情報提供を呼び掛ける方針を示していた。
香港警察はこれまでに、国安法違反の疑いで海外在住の香港人民主活動家ら少なくとも13人を指名手配し、1人当たり最大100万香港ドル(約1900万円)の懸賞金をかけている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/303.html#c29

[政治・選挙・NHK293] 文科相の更迭は時間の問題 もうすぐ組閣も出来なくなる自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
18. 秘密のアッコちゃん[133] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月09日 06:30:59 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[246]
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<主張>盛山文科相と教団 首相は更迭をためらうな
2024/2/9 5:00
https://www.sankei.com/article/20240209-JG3WKEACJNMIPLXUDU6ECPCZMU/
民主主義国家の政治家にとって避けて通れないのが、選挙による有権者の信任だ。
公職選挙法のルールに則って候補者が、業界団体や宗教団体をはじめとする各種団体から推薦や支援を受けるのは、ごく自然なことである。
各種団体と政党や候補者が政策協定を結ぶのも公序良俗に反しない限り、咎め立てすべきではない。
盛山正仁文部科学相は、令和3年の衆院選で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連団体から支援を受け、政策協定に当たる
「推薦確認書」
に署名したかどうかを巡って野党から厳しく追及されている。
旧統一教会を巡る問題が再び社会問題としてクローズアップされたのは、安倍晋三元首相が信者の息子に射殺された2022年7月以降だ。
それ以前の選挙で旧統一教会系団体から支援を受けた議員は少なくない。
最大の問題は、自民党が全議員を対象に旧統一教会との関わりを調査した2022年9月の
「点検」
で、盛山氏が
「関連団体の会合に出席して挨拶した」
とだけ回答したことにある。
その時点で、旧統一教会関連団体から選挙で支援を受けていたときちんと明かしていれば、岸田文雄首相が、2023年9月の内閣改造で彼を文科相に起用することはなかっただろう。
改造時には、政府が旧統一教会に対する解散命令を請求するかどうかが焦点となっており、旧統一教会と選挙で関係浅からぬ人物を宗教法人の所管庁である文科相に据えることは、利益相反の疑いが生じるからだ。
国会答弁もいただけない。
推薦確認書への署名について2024年2月7日、
「内容をよく読むことなくサインしたかもしれない」
と述べたが、2024年2月8日には
「正直覚えていない」
と修正した。
議員にとって政策と支援者は、何よりも大切なはずだ。
政策に関する支援者との約束を
「覚えていない」
のなら政治家として失格である。
論語の一節に
「民(たみ)信なくば立たず」
という言葉がある。
「政治は民衆の信頼なくして成り立たない」
という意味だ。
教団の解散命令を巡り、2024年2月22日から東京地裁で国と教団双方から意見を聞く審問が始まる。
不誠実な答弁を繰り返す文科相に、国民は不信感を抱いている。
任命責任のある首相は、更迭を躊躇ってはならない。

盛山文科相、推薦書署名「記憶にない」推薦書は「破棄した」 立民「旧統一教会代弁大臣だ」
2024/2/8 11:58
https://www.sankei.com/article/20240208-IEYEX55T7VO4LBMYO5DNPG22XI/
盛山正仁文部科学相が令和3年の衆院選の際に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側から選挙支援を受けていたとの一部報道を巡り、盛山氏は2024年2月8日午前の衆院予算委員会で
「選挙支援を依頼した事実はなく、事務所などで旧統一教会の関係者が電話していたという事実は確認されていない」
と改めて述べた。
立憲民主党の藤岡隆雄氏の質問に答えた。
盛山氏は事実上の
「政策協定」
に当たる推薦確認書に署名したかを問われ、
「サインをしたのかもしれないが、記憶にない」
と述べた。
旧統一教会側に確認するよう求められたが
「既に関係を関係を絶っていると言っているので、こちらから連絡をするつもりはない」
と拒否した。
旧統一教会側から受け取ったとされる推薦書に関しては
「(各種団体から)200通を超えるものを頂戴しているので、選挙が終わった後、全て破棄をした」
と説明した。
藤岡氏は、盛山氏が旧統一教会の友好団体の会合に出席し
「皆さんの声をどう代弁するか」
と発言して支持を求めたとする報道を紹介した上で、
「旧統一教会代弁大臣だ」
と指摘。
辞任を求めた。
盛山氏は
「全く一方的に決め付けられることについては、言いたい所がある」
「旧統一教会との関係については粛々としっかり対応してきたつもりだ」
「今後とも、職責をしっかり果たしていきたい」
と反論した。

盛山文科相、旧統一教会系の推薦「受け取ったのではと思う」 記憶になく、報告せず 衆院予算委で答弁
2024/2/6 10:47
https://www.sankei.com/article/20240206-RVPWRB76FJPKRI27ZDNBQ5WUYE/
盛山正仁文部科学相は2024年2月6日の衆院予算委員会で、令和3年の衆院選で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体から選挙支援を受けていたとする一部報道に関し
「写真があるのであれば推薦状を受け取ったのではないかと思う」
と述べた。
報道は写真付きで、盛山氏が令和3年10月の衆院選の際、公示前に神戸市で関連団体会合に出席し推薦状を受け取ったとする内容。
盛山氏は
「選挙支援を依頼した事実はなく、事務所に活動報告があったことも確認できなかった」
「選挙区の方から来いと言われて伺ったという認識だ」
と説明した。
「記憶はなかったので、これまで自民党に対しても報告していなかった」
とも述べた。
文科省は宗教法人を所管。
高額献金被害の訴えが相次いでいるとして2023年10月、東京地裁に旧統一教会への解散命令を請求した。
教団側は争う姿勢を示している。
盛山氏は2024年2月6日の閣議後記者会見で、職務を全うする意向を示した。

盛山文科相「頼んだ覚えない」 令和3年衆院選で旧統一教会系団体から支援報道
2024/2/6 9:09
https://www.sankei.com/article/20240206-63XLOHYMMBPBVLUB75H6UXZNV4/
盛山正仁文部科学相は2024年2月6日、令和3年の衆院選で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体から選挙支援を受けていたとする一部報道について
「そんなこと頼んだ覚えはない」
と述べた。
文科省で報道陣の取材に答えた。
報道は盛山氏が令和3年10月の衆院選の際、神戸市で関連団体の会合に出席し推薦状を受け取ったとする内容。
盛山氏はこの点を問われ
「写真に載っているからもらったんでしょうね」
「ほとんど記憶になかった」
と説明。
「地元の人が集合するから来いといわれて行っただけ」
と述べ、関連団体との認識はなかったとした。
文科省は宗教法人を所管。高額献金被害の訴えが相次いでいるとして2023年10月、東京地裁に旧統一教会への解散命令を請求した。
教団側は争う姿勢を示している。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/312.html#c18

[政治・選挙・NHK293] ゴッドマザーもついに鬼籍 安倍家三代、今こそ必要な歴史の総括(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
22. 秘密のアッコちゃん[134] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月09日 09:35:37 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[247]
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<正論>ウクライナに日本ができること 
東京大学先端科学技術研究センター准教授・小泉悠
2024/2/9 8:00
https://www.sankei.com/article/20240209-K55EUNXP7JJPDGXQ2M6XENSKDM/
■ロシアの侵略2年を前に
ロシアがウクライナへの侵略を始めてから、間もなく2年となる。
ピーク時においてウクライナ国土の4分の1以上に達した占領面積は5分の1以下まで減少したものの、未だに多くの地域が占領下に置かれたままだ。
2023年のいわゆる
「反転攻勢」
が思うに任せなかった結果である。
ウクライナはそろそろ現実を見るべきではないか、ロシアとの停戦を模索すべきではないか、日本もそろそろ意地を張らずに隣国ロシアとの関係改善を考える時期ではないか―こんな声が出てくるのも、理解できないではない。
しかし、ここで見落としてはならないことがある。
開戦に際してプーチンが掲げた3つの戦争目的、即ちウクライナの
「非ナチ化」
「非軍事化」
「中立化」
を素直に受け取る限り、ロシアが目指しているのは領土拡張(土地)ではなかったということだ。
ロシアにとっては、特別な隣国と見なすウクライナの体制を転覆し、ロシアに逆らうことも同盟国を持つことも出来ないようにすること、やや古臭い表現を用いるなら、属国化することがこの戦争の目的であると考えざるを得ないのではないか。
とするならば、ウクライナが一定の国土を諦める代わりに停戦に持ち込めばよいという考え方が成り立つものかどうかは極めて怪しくなってくる。
そのような政治的取引が成立する可能性は排除されないとしても、ウクライナの抵抗力が衰えつつあると見たロシアが一層の軍事的圧力を強めてくる可能性の方がどちらかといえば高い。
ウクライナ東部でロシアが再び占領地域をじわじわと広げている現状において、プーチンが停戦を吞むと期待できる客観的な根拠は存在しないのである。
こうした状況下で停戦が実現するなら、それはロシアがウクライナに対して相当の主権制限を、つまり当初の戦争目的である属国化を受け入れさせた場合だけであろう。
■ウクライナへの米欧援助
この点を更に敷衍して述べると、仮に領土と引き換えの停戦を実現しようとするなら、やはりウクライナがある程度の軍事的優勢を獲得せねばならない、ということになる。
このままでは占領地域が徐々に減少していくという見通しなくして、ロシアが停戦を真剣に考慮するとは思われない。
米国の内政混乱により、対ウクライナ軍事援助が昨年末から停止してしまっている現状は、この意味で大変憂慮すべきものである。
仮にバイデン政権がこのまま議会を説得できず、その状態で迎えた大統領選挙でトランプ候補が再選という事態になれば、ウクライナは停戦さえ出来ずにロシアに押され続けるという事態さえ覚悟しておかねばならない。
他方、欧州連合では500億ユーロに及ぶ巨額の対ウクライナ軍事援助予算が成立した。
凍結したロシアの在外資産から利子分を差し押さえ、ウクライナ支援へ回すとの措置もついに実行に移されることになり、2国間での軍事援助も増額される傾向にある。
非常に苦しい状況ではあるが、ウクライナが今後も抵抗を続けることは可能であろう。
問題はその先だ。
ウクライナが新たな反攻戦力を再建できなければジリ貧である。
米国からの大規模援助が再開されるならそれがベストだが、現在の状況では、それが叶わないという想定で今後を考えておかねばならない。
つまり、米国抜きでウクライナが次の反転攻勢に出られるかどうかだ。
■更に出来ること議論を
こうした中で日本に出来ることはないだろうか。
周知のとおり、日本は武器輸出3原則によって紛争地域には殺傷性装備を送らないとの方針をとってきた。
これは民主的に選ばれた政府の方針であるから、選挙を経ずして軽々に変更すべきではない。
ただ、我々が現に目にしているのは、1つの国家が謂れなき侵略を受けて主権を喪失しようとしているという事態である。
これを見過ごすことが、我が国の拠って立つ平和主義と果たして整合するのだろうか。
我が国として出来ることはもうないのだろうか。
より直截に言えば、ウクライナに対して殺傷性装備や弾薬を供給してやるというオプションを国民みんなで議論できないものだろうか。
これが本稿において筆者が問いたい点である。
義俠心だけでこういうわけではない。
大国がその軍事力で隣国を吞み込むという事態は、東アジアに暮らす我々にとって他人事ではない。
「ウクライナは現実を見なよ」
という、一見、現実主義風味の物言いは、ブーメランのようにしていつか我々自身に返ってきはしないか。
何もロシア連邦という国家体制を崩壊させようというのではないし、そんな力は米国にさえない。
ただ、侵略戦争はうまくいかないし、何のプラスももたらさなかったという歴史を、現代史に残しておきたいのである。
いつか
「日本は現実を見なよ」
という言葉を投げかけられないために、今出来ることをすべきではないか。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/304.html#c22
[政治・選挙・NHK293] 最重要経済統計報じぬメディア(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
25. 秘密のアッコちゃん[135] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月09日 11:15:00 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[248]
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欧州、難民は「外国に送れ」の新潮流 メローニ伊首相「モデルになる」と意欲満々 
緯度経度 三井美奈
2024/2/9 9:00
https://www.sankei.com/article/20240209-O2HOXT6SKVMYXM4VF7UMMMLY64/
移民流入に悩む欧州で、
「難民を第3国に送る」
という奇策が浮上した。
イタリアと英国が先導している。
イタリアの計画は2023年11月、メローニ首相が発表した。
地中海を渡ってくる不法移民を隣国アルバニアに送るという。
2024年春にもスタートし、年間3万6000人を見込んでいる。
「欧州のモデルになる」
と誇った。
計画によると、アルバニアの沿岸に受け入れ施設を造ってもらい、イタリアに移民船が来たら、上陸させずに施設に直送する。
施設ではイタリアの職員が難民審査を行い、周辺の警備はアルバニアが担う。
難民資格が得られなかった人は、イタリアの責任で送り返すことになっている。
イタリアには2023年、北アフリカから移民船で15万人以上が押し寄せた。
イタリア政府は欧州連合(EU)加盟国に
「分担して受け入れを」
と求めたが、応じてもらえない。
そこで、アルバニアに
「EU加盟を支援する」
と約束し、合意を取り付けた。
地元紙によると、経費は5年間で推計6億5000万ユーロ(約1030億円)。
全てイタリアが負担する。
金と手間をかけて、わざわざ移民を外国に送るのには訳がある。
欧州人権法では、1度入国させると追放は極めて難しい。
難民資格がない人も申請を繰り返し、
「子供や病人がいる」
と法廷で訴えれば、強制退去にブレーキがかかる。
そこで
「とにかく入国させない」
ことが重要になった。
「我が国(イタリア)に来ても外国に送るからムダ」
と示し、密航を諦めさせる狙いもある。
メローニ氏は
「不法移民に危険な旅をさせずに済む」
と、抑止効果を強調した。
欧州研究機関
「国際移民政策開発センター」(ICMPD)
のマルティン・ホフマン顧問は
「よく練られたアイデア」
「EU域外の受け入れ施設でも、イタリア法で運営すれば『人権軽視』の批判をかわせる」
「うまくいけば、追随国が増えるだろう」
と予測する。
英国では今、
「移民のルワンダ移送」
法案が国会で審議されている。
英仏海峡を渡ってくる不法移民を6500km南のルワンダに送り、難民申請から定住まで委任することを目指す。
イタリアと英国は、人権団体や左派野党から
「残酷」
「難民保護の責任逃れ」
と批判された。
英国では2023年、当初法案に最高裁が
「人権侵害の恐れあり」
として違憲判決を示し、政局は大揺れになった。
それでも、第3国移送案への関心は高い。
デンマークの他、ドイツ最大野党の中道右派
「キリスト教民主同盟(CDU)」
が、EUによる取り組みを訴えている。
フォンデアライエン欧州委員長は、イタリア案を
「画期的」
と讃えた。
EUはこれまで、リビアやチュニジアに支援金を出し、移民船の出航を止めてもらおうとした。
EU加盟国で受け入れ枠を作り、負担を分け合うことも定めた。
いずれもあまり成果がない。
どの国も
「何とかしろ」
という世論の圧力に直面している。
注目が集まるのは、欧州人を良心の呵責から救う効果もあるからだろう。
各国政府は本音では不法移民を追い払いたいのだが、
「瀕死で救いを求める人を見捨てるのか」
という人権団体の訴えを無下にできず、常に逡巡している。
苦難の末にやってきた移民を、また外国に送る。
そんな方策に飛びつくほど、事態は切迫している。
2023年、欧州で難民申請件数は100万件を超えた。
地中海を渡る途中で死亡、行方不明になった移民は約3000人に上る。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/307.html#c25
[政治・選挙・NHK293] 激オコの旧統一教会は死なばもろとも「岸田派狙い撃ち」…盛山文科相&林官房長官との“濃厚接触”をリーク(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
24. 秘密のアッコちゃん[136] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月10日 10:22:52 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[249]
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<産経抄>一時しのぎの政治改革なら、有害無益
2024/2/10 5:00
https://www.sankei.com/article/20240210-S6XDYIQNNVPPTEI5CDIA5NYHCM/
衆院会派「有志の会」の緒方林太郎氏は2024年2月9日の国会で、自民党に政策活動費の使途公開を求めるなら、野党側が率先して公開するよう提案した。
つい先日、ある官僚OBが
「公開要求は野党にとってブーメランになるのでは」
と話すのを聞いたばかりで、タイムリーな質問だと手を打った。
▼一連の政治資金問題で野党は、自民の二階俊博元幹事長が5年間で約50億円の政策活動費を受け取っているのに、使途不明だと問題視する。
官僚OBは苦笑していた。
「野党だって政策活動費はあるし、仮に二階氏が公開したら、国会対策で野党に渡っていたとなりはしないか」。
実際、政策活動費に関しては、自民が野党を追及したこともある。
▼2005(平成17)年の国会で、松岡利勝元農水相は民主党の藤井裕久元財務相が自由党幹事長時代の2002(平成14)年に、約15億2000万円の支出を受けたが使途不明だと強調した。
このカネの行方について藤井氏は2010(平成22)年、小紙のインタビューに語った。
「全く知らなかった」
「どう使われたかも知りようがない」。
自由党党首だった小沢一郎氏のみぞ知ると言わんばかりだった。
▼「各党各会派の共通のルールに基づいて取り扱う」。
岸田文雄首相は政策活動費についてこう繰り返す。
これに対する緒方氏の
「野党だって出せないだろうと言っていると思う」
「足元を見る姿勢だ」
との指摘は図星だろう。
▼文芸春秋2024年3月号で、自民の武田良太元総務相が政治にカネがかかる事情を述べている。
「20人近く秘書がいますが、彼らにも家庭があり、生活がある」。
秘書給与の他、事務所の賃料、光熱費…と際限がない。
そんな実態を、多くの政治家が率直に明かすべきではないか。
▼弥縫策としての政治改革なら、有害無益である。

「有志の会」緒方林太郎氏、野党に政策活動費の使途公開要求 「首相が足元見る」
2024/2/9 12:58
https://www.sankei.com/article/20240209-KUXRQORWD5N4NNTV2N3P4NA5CA/
衆院会派
「有志の会」
の緒方林太郎衆院議員は2024年2月9日午前の衆院予算委員会で、政党から議員に寄付され、使途公開の必要がない政策活動費について、野党が自民党に先んじて使途を公開するよう提案した。
政策活動費は、自民の派閥のパーティー収入不記載事件を受けた政治改革の焦点の1つ。
政治活動に使った分は控除できるが使い残しがあれば課税対象となる。
野党は5年間で約50億円の政策活動費を受け取った自民の二階俊博元幹事長について
「脱税」
の疑いがあると主張して追及している。
鈴木俊一財務相は予算委で政策活動費について
「基本的には雑所得だ」
「政治活動に使い切れなかった部分についてはこれに課税がされる」
と説明した。
緒方氏は使途公開を巡り、岸田文雄首相が
「共通のルールとして行うべきだ」
として拒否している点を挙げ、
「私の理解では『野党だってやってんだろうと」
「(使途を)出せないだろうと』と言っていると思う」
「足元を見る姿勢だ」
と批判した。
返す刀で
「野党は有効な打ち返しができていない」
「本当に改革する気があるのであれば、このデッドロックを破らないといけない」
「そうしないとこのやり取りはドタバタ劇で終わる」
と指摘。
「二階氏の政策活動費の公開を求めるのであれば、野党側も所得税の時効が切れていない過去5年間の政策活動費の使途について公開することを強くお勧めしたい」
と訴えた。

自民・二階俊博氏、3年間で書籍代3500万円の不思議「家1軒分」「読書家ぶりに驚き」
2024/2/9 11:46
https://www.sankei.com/article/20240209-UPKP3UID6RF5BBAKLAODFZBMDI/
政策活動費の在り方が今国会の争点に浮上する中、自民党の二階俊博元幹事長が代表を務める政治団体が3年間で約3500万円の書籍代を支出していたとして
「図書館を丸々買ったのか」
などとSNS上で波紋が広がっている。
二階氏の書籍代を巡っては立憲民主党の藤岡隆雄衆院議員が2024年2月8日の衆院予算委員会で取り上げた。
藤岡氏は二階氏の書籍代について、林芳正官房長官に対し
「家一軒建つくらいの書籍代が支出された」
「一体何万冊が購入されたのか」
と説明を求めたが、林氏は
「個々の政治団体の収支報告書の内容について確認を求める立場にない」
と応じなかった。
これに対し、共産党の羽鳥大輔東京都中野区議はX(旧ツイッター)に
「図書館の図書購入費くらいですね」
「その読書家ぶりに驚きを禁じ得ません」
と投稿。
Xでは
「自分の本代は一生で3500円くらいだ」
「どんな読書家が一生かけても読み切らない」
など突っ込み≠フコメントが相次いでいる。
政策活動費は政党が政治家個人に支出する政治資金で、使途公開の必要がない。
自民は二階氏に5年間で約50億円を支出している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/313.html#c24

[政治・選挙・NHK293] 黒幕は、最高裁判所事務総局事務総長。裏金議員・ジャニーズ・松本人志・伊東純也さんらは、逆に全員被害者。その全容を解明。 阿闍梨(あじゃり)
4. 秘密のアッコちゃん[137] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月10日 11:45:35 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[250]
<▽45行くらい>
育成就労決定 永住資格を厳格化 税金滞納で取り消し
産経新聞2024年2月10日
政府の関係閣僚会議は2024年2月9日、外国人の永住許可制度を適正化する政府方針を決定した。
外国人永住者を巡っては、税金を滞納する事例などが確認されており、悪質な場合は在留資格を取り消せるよう要件を見直す。
政府は2024年2月9日、技能実習制度の代わりに新たに外国人を受け入れる
「育成就労」
制度の方針を決定。
即戦力の外国人労働者を受け入れる在留資格を
「特定技能」
のうち、事実上永住できる特定技能2号への移行を促す同制度下では永住者の更なる増加が見込まれることから、悪質な外国人を排除する仕組みを整備する。
入管難民法は、永住資格の許可要件として素行の善良さなどを規定。
政府のガイドラインでは他に、納税義務の履行などを要件に挙げている。
一方、入管難民法で在留資格を取り消せるのは虚偽の申請で資格を得た場合などに限られ、税金や社会保険料の滞納を重ねても取り消されない。
関係者によると、永住資格取得後、納税などを拒むケースが複数、確認されている。
永住者は在留期限や活動に制限がない。
2023年6月末時点で約88万人で10年前から4割弱増加。
在留外国人の約3割を占める。

政府、外国人の「育成就労」新設方針 転籍1〜2年で可能 技能実習制度は廃止
2024/2/9 10:30
https://www.sankei.com/article/20240209-44RUQO4NEFNRPJT2WJRKPZ2X5Q/
政府の関係閣僚会議は2024年2月9日、技能実習制度の代わりに新たに外国人を受け入れる
「育成就労」
制度創設を柱とする政府方針を決定した。
技能実習制度では原則認められていなかった転籍(転職)を原則1年で認める一方、最長で2年間、転籍を制限できるとした。
政府は2024年3月にも国会に関連法案を提出する。
技能実習制度を巡っては劣悪な労働環境の影響で人権侵害事案などが発覚。
政府の有識者会議が昨年、公表した最終報告書は技能実習制度を廃止し、育成就労制度を創設。
育成就労期間が1年を超えるなどの条件を満たせば原則、転籍を認めるとしていた。
その後、地方から都市部に人材が流出する可能性があるなどの懸念を払拭するため、転籍に一定の制限をかける必要があると自民党の部会が提言。
政府方針は、当面、業界ごとに最長で2年まで転籍を制限できるとした。
転籍時の日本語能力は、最も易しい日本語能力試験「N5」レベルや、基本的な日本語を理解することができる「N4」レベルを設定する。
転籍要件の緩和に伴い、悪質な転籍ブローカーの介入を防ぐため、転籍の仲介状況を透明化するための体制を整備をする他、資格のない外国人を雇うことを禁じる不法就労助長罪の法定刑を引き上げる。
受け入れの仲介を担う監理団体は
「監理支援機関」
とし、外部監査人の設置を義務付ける。
新制度は、人材の育成だけでなく確保も目的とし、受け入れる分野を特定技能制度と揃える。
育成就労期間を終えて日本語と技能の試験に合格すれば、特定技能1号に移行できる。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/316.html#c4

[政治・選挙・NHK293] 政治家が裏金を良しとし脱税も簡単にできるって、これ以上の裏切りはあるだろうか。 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日… 赤かぶ
18. 秘密のアッコちゃん[138] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月12日 10:34:12 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[251]
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自民議員アンケートで連座制導入に賛成が82% 回答率は23%、説明避ける姿勢が浮き彫り
2024/2/11 21:46
https://www.sankei.com/article/20240211-46OCRGLHRRIXHF7MQKB7BAKFF4/
共同通信社は2024年2月11日までに、自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受けた政治改革について、同党の全国会議員を対象にアンケートを実施した。
回答率は23%。
議員に違法行為の連帯責任を負わせる連座制の導入に多くが賛成の考えを示した。
一方、低回答率にとどまったことにより、不記載問題について説明を避け続ける自民の姿勢が浮かんだ形となった。
連座制の導入は、「賛成」が「どちらかといえば」と合わせ計82%。
「どちらかといえば」を含む「反対」は計12%で少数だった。
アンケートは2024年1月下旬〜2月上旬、基本的に実名を出さない条件で行い、衆参両院議員計376人のうち、衆院68人、参院17人の計85人が応じた。
2024年1月24日時点の所属派閥別で見ると、事件で関係者が立件された安倍派の回答率は15%、岸田派は20%、二階派は18%どまり。
無派閥は41%だった。

岸田首相、予算委前半戦は「ゼロ回答」連発 政策活動費や企業・団体献金の廃止には慎重
2024/2/11 20:38
https://www.sankei.com/article/20240211-OAWCCJM3ZJJG7GKBXPBJR6AF6E/
衆院予算委員会は2024年2月14日、政治資金問題などをテーマに岸田文雄首相が出席して集中審議を行う。
自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受けた
「政治改革国会」
と言われながら、これまでの国会論戦では進展がみられない。
首相が主要な論点について、事実上の
「ゼロ回答」
を繰り返しているためだ。
今後も具体策を示せなければ、
「政治とカネ」
を巡る国民の不信を払拭することは難しい。
■改革案に対する首相答弁「様式美」
「毎回、原稿を読まずに同じ答弁をしている」
「凄いことだが、逆に、全く進んでいないのだな、と思う」
2024年2月9日の衆院予算委で日本維新の会の小野泰輔氏は首相をこう皮肉った。
小野氏が企業・団体献金禁止と調査研究広報滞在費(旧文通費)の使途公開を求め、首相が
「全党共通のルールに基づいて対応すべきだ」
「自民党も議論に貢献する」
と答弁した際のことだ。
予算委では改革案に対して首相が同様の発言で締めるのが様式美のようになっている。
焦点の政治資金規正法改正の自民案がまだ決まっていないことが背景にある。
不記載問題の実態解明や議員の処分についても、党による聴取の結果公表が連休明け以降となるため、首相は
「手順を踏む」
といった答弁に終始した。
■5年で50億円…二階氏に照準
使途が公開されていない政策活動費に関しては、野党は5年間で約50億円を受け取った自民の二階俊博元幹事長に狙いを定めている。
使い残しがあれば
「脱税」
に当たるとして、二階氏に使途を確認するよう求めたが、首相は
「確認するまでもなく適切に使用されている」
と拒否した。
企業・団体献金について野党は
「金の力で政治が歪められる」(立憲民主党の長妻昭政調会長)
と禁止を要求。
首相は
「企業は寄付の自由がある」
と反論した。
自民党内にも
「献金を禁じれば、金持ちか世襲しか国会議員になれなくなる」(閣僚経験者)
との声は少なくない。
世襲も長年の論点だ。
政治団体の政治資金を非課税で引き継げるため不公平だと言われる。
立民の湯原俊二氏は2024年2月7日の衆院予算委で自民衆院議員の3分の1が3親等以内から引き継いでいると指摘した。
自身も世襲の首相は
「誰を政治団体の代表者にするのかは、個々の団体が判断することだ」
と述べた。

「有志の会」緒方林太郎氏、野党に政策活動費の使途公開要求 「首相が足元見る」
2024/2/9 12:58
https://www.sankei.com/article/20240209-KUXRQORWD5N4NNTV2N3P4NA5CA/
衆院会派
「有志の会」
の緒方林太郎衆院議員は2024年2月9日午前の衆院予算委員会で、政党から議員に寄付され、使途公開の必要がない政策活動費について、野党が自民党に先んじて使途を公開するよう提案した。
政策活動費は、自民の派閥のパーティー収入不記載事件を受けた政治改革の焦点の1つ。
政治活動に使った分は控除できるが使い残しがあれば課税対象となる。
野党は5年間で約50億円の政策活動費を受け取った自民の二階俊博元幹事長について
「脱税」
の疑いがあると主張して追及している。
鈴木俊一財務相は予算委で政策活動費について
「基本的には雑所得だ」
「政治活動に使い切れなかった部分についてはこれに課税がされる」
と説明した。

自民・二階俊博氏、3年間で書籍代3500万円の不思議「家1軒分」「読書家ぶりに驚き」
2024/2/9 11:46
https://www.sankei.com/article/20240209-UPKP3UID6RF5BBAKLAODFZBMDI/
政策活動費の在り方が今国会の争点に浮上する中、自民党の二階俊博元幹事長が代表を務める政治団体が3年間で約3500万円の書籍代を支出していたとして
「図書館を丸々買ったのか」
などとSNS上で波紋が広がっている。
二階氏の書籍代を巡っては立憲民主党の藤岡隆雄衆院議員が2024年2月8日の衆院予算委員会で取り上げた。
藤岡氏は二階氏の書籍代について、林芳正官房長官に対し
「家一軒建つくらいの書籍代が支出された」
「一体何万冊が購入されたのか」
と説明を求めたが、林氏は
「個々の政治団体の収支報告書の内容について確認を求める立場にない」
と応じなかった。
これに対し、共産党の羽鳥大輔東京都中野区議はX(旧ツイッター)に
「図書館の図書購入費くらいですね」
「その読書家ぶりに驚きを禁じ得ません」
と投稿。
Xでは
「自分の本代は一生で3500円くらいだ」
「どんな読書家が一生かけても読み切らない」
など突っ込み≠フコメントが相次いでいる。
政策活動費は政党が政治家個人に支出する政治資金で、使途公開の必要がない。
自民は二階氏に5年間で約50億円を支出している。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/326.html#c18

[政治・選挙・NHK293] <文春砲!>万博強行の裏に“維新&吉本”蜜月41億円 吉本元ドンが週刊文春に「万博、何が悪いんや… 赤かぶ
25. 秘密のアッコちゃん[139] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月13日 15:12:26 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[252]
<■528行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「失敗から学ぶ」を妨げる歪んだ使命感 暴走する新聞報道
正論2024年3月号 政策シンクタンク 原英史
2024年年始早々に不幸な出来事が続いた。
2024年元日の能登半島地震に続き、2024年1月2日には羽田空港での衝突事故が発生した。
海上保安庁の航空機に搭乗していた5人が亡くなられたことは痛ましい。
一方、日本航空機の乗員・乗客が全員無事だったことは不幸中の幸いだった。
事故直後に流れた映像からはもっと悲惨な事態も予期されただけに、この一報を聞いた時は本当に安堵した。
岸田文雄首相が直後に出したコメント、
「日航や空港の職員の皆さん、乗客の皆さんの冷静な対応によって、日航機の乗員乗客379名が全員脱出できたことに感謝申し上げます」
には全く同感だった。
ところが、2024年1月2日当日夜の日航の記者会見は実に醜聞だった。
記者らが日航を半ば犯人扱いし、糾弾する場と化していたからだ。
特に朝日新聞の記者の質問は酷かった。
「着陸許可はあったのか」
「いつ確認するのか」
などとしつこく問い質し、
「確認中」
としか答えようのない日航の説明者に対し、
「御社の信頼にも関わること。それをまだ言えないということか」
と責め立てた。
言うまでもなく、航空事故の原因究明は運輸安全委員会で客観的に行うことになっているから、最小限の回答しかできないのは自明だ。
それにもかかわらず、ネット中継される会見の場で、さも日航の対応が不誠実化のような印象形成を狙っているとしか見えなかった。
翌日(2024年1月3日)以降に掲載された各紙記事は、会見の延長だった。
日航と海保のどちらが犯人だったのか、離着陸許可があったかどうかにばかり焦点が当てられた。
その一方で、岸田首相が2024年1月2日当日に言及した
「乗員・乗客の冷静な対応」
を掘り下げる報道は当初はほとんどなかった。
例えば朝日新聞は2024年1月3日付紙面では、機内で
「早く出してください」
「(ドアを)開ければいいじゃないですか」
などと泣き叫ぶ声が飛び交ったことなどを伝える一方、
「冷静な対応」
ぶりはほぼ報じなかった。
対照的だったのは海外メディアだ。
米国や英国などの新聞・テレビで、乗員・乗客の模範的な対応への称賛が相次いだ。
例えばニューヨーク・タイムズ紙デジタル版(2024年1月2日付)は、見出しで
「『奇跡』:航空機が東京着陸時に火に包まれたが、全員生存(A 'Miracle :Plane Erupts in Flames Landing in Tokyo, All Aboard Survive)」
と掲げ、乗員の避難誘導が如何に素晴らしく奇跡的なものだったかを専門家のコメントを交えて伝えた。
英BBC放送(2024年1月3日)は、乗客が乗員の指示に従って荷物を持たずに逃げたこと(地上に荷物を持っている乗客は見られなかった)や、複数の専門家が乗員の対応を称賛していることを伝えた。
面白いことに、日本の新聞各紙は2024年1月4日紙面で一斉に
「海外メディアは称賛」
と報じた。
海外メディアにだけ称賛に値する情報を入手するルートがあったとは思われないが、なぜか称賛は
「逆輸入」
だった。
加えて、朝日新聞の場合は、海外メディアの称賛を伝えると同時に、
「なぜすぐに脱出口が開かなかったのか」
という乗客の疑問や、
「事故の詳細はまだ不明だが、脱出に時間がかかり過ぎている印象を受けた」
という専門家の声も合わせて伝えた。
称賛に偏る海外メディアとはあくまで一線を画したわけだ。
■「事故の起きた国のメディア」
こうした会見の様子や、海外メディアとの報道姿勢の違いについて、SNSでの批判も起きた。
これに対し、朝日新聞は2024年1月12日付朝刊
「能登地震と羽田事故 欧米と異なる報道、役割の違いから」
で、識者コラムの形を取って、こう反論した。
「記者が詳細に質問し事実関係を確認することで、事故の原因や対応の問題点を浮かび上がらせ、将来の危機管理や訓練、また公的な捜査や調査の検証にも繋げられる」
「これも事故が起きた国のメディアの責務の1つだ」
つまり、
「事故が起きた国のメディア」
として、お気楽に称賛だけしている海外メディアとは異なり、厳しく追及して報じる責務があるというわけだ。
しかし、先に述べた朝日新聞記者の会見での質問は、原因究明などに繋がる要素があったとは思われない。
更に、
「事故が起きた国のメディア」
だから…というのも疑わしい。
例えば、1989年に米国で起きた
「ユナイテッド航空232便不時着事故」
における日米の報道ぶりはどうだったか。
この事故は、飛行中に油圧系統の破損で操縦不能に陥り、アイオワ州の飛行場に緊急着陸を試みたものの衝突・炎上。
乗員・乗客296人のうち半数以上が救助されたが、最終的に112人が死亡したものだ。
その後10カ月かかってなされた事故調査によれば、原因はエンジンのファンの欠陥による疲労亀裂が見逃されていたことだった。
一方、先に述べた朝日新聞記者の会見での質問は、原因究明などに繋がる要素があったとは思われない。
更に、機長ら(たまたま客席に乗り合わせたベテラン機長も参加した)が操縦不能な機体を何とか制御しつつ空港まで辿り着いたことは、
「高く称賛に値し、合理的に期待できる範囲を大きく超えていた」
(highly commendable and greatly exceeded reasonable expectations)
と事故調査報告書に記載されるほどの奇跡的対応だった。
もちろん事故直後にはそんな原因などまでは判明していない。
その中で、米国の報道の多くは、深刻なトラブルにもかかわらず生存者がいたことを大きく取り上げ、乗客や乗員の対応を称賛した。
ニューヨーク・タイムズ紙(事故翌日の1989年7月20日)は、
「186人が生還した模様(186 Aboard Are Said To Survive)」
と見出しに掲げた。
ロサンゼルス・タイムズ紙(事故翌日の1989年7月20日)は、
「神様が逃げ口を開いてくれた(God opened a hole)」
という乗客の言葉を見出しに掲げ、1度は機外に脱出しながら赤ちゃんの泣き声を耳にして救出に戻った乗客の勇敢な行動など、助け合って生還を果たした様子を詳しく伝えた。
ワシントン・ポスト紙(事故翌日の1989年7月20日)は、
「機長は見事に状況に対応していた」
という現場の専門家のコメントを伝えた。
これに対し、日本の報道は、特段の独自情報があったわけではなかろうが、全く趣の異なるものだった。
死亡者数を大きく取り上げ(見出しで「124人死亡」など)、
「緊急着陸に失敗」
と報じた(朝日新聞見出し、読売新聞リード文。いずれも事故翌日の1989年7月20日夕刊)。
読売新聞は、
「パイロットの判断も奇跡的に生存者が多かった要因とみられる」
としつつも、
「あるいはパイロットが慌ててミスをした可能性も考えられる」
という専門家のコメントも掲載した。
結局、
「事故が起きた原因」
が米国の場合でも、米国の新聞は称賛すべきことを称賛したのに対し、日本の新聞は、明確な糾弾ではないにせよ、糾弾のニュアンスを色濃く滲ませるものだった。
この結果、米国では機長らは
「多くの人命を救ったヒーロー」
と扱われていく。
その一方、日本ではそんな認識は全く広がらなかった。
当時の週刊新潮(1989年8月3日号)では、米国ではそんな意外な状況になっていることを伝えて、こう論評している。
「あれだけの事故でありながら乗客の約3分の2が生き残った」
「それは、機長の手腕があればこそというわけだ」
「日本なら、『190人もの死者を出して』と言われるところだけに、国情の違いと言うべきかもしれない(後略)」
もちろん、米国人が日本人と比べ、人の死に鈍感なわけではない。
日本人がやたらと他人を非難する国民性とも思われない。
「国情の違い」
は、新聞の報道ぶりに起因したのだろう。
■事実を正しく伝える
今回(2024年)と35年前(1989年)の2件の航空事故に関する内外の新聞記事を読み比べてみると、やはり日本の新聞は、
「メディアの役割は監視」
という使命感に捉われ過ぎているように思う。
嫌な言い方をすれば、
「自分たちは1段上から叱り付ける立場だ」
と思い込んでいる。
このため、問題点を何か指摘しなければと躍起になってしまうのだろう。
もちろん
「メディアの役割は監視」
ということ自体は間違いではない。
しかし、メディアの最優先の役割は、事実を正しく伝えることだ。
日本新聞協会の
「新聞倫理綱領」
に示されている通り、
「記者の任務は真実の追究」
であり、
「報道は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない」。
称賛すべきことも、事実を正しく伝えるのが責務のはずだ。
ところが、日本の新聞は
「監視」
に軸足を置き過ぎるあまり、称賛すべき事象は
「使命の範囲外」
としてフィルターで取り除かれてしまう。
逆に、批判に繋がる事象は、あやふやでも憶測混じりで伝えてしまったりする。
こうなると、もはや
「歪んだ使命感」
でしかない。
「歪んだ使命感」
が、日本と海外の報道姿勢の違いを生んできた。
航空事故に限らず、こうした違いはしばしば生じる。
例えば2011年3月東日本大震災後の
「フクシマ50」
もそうだった。
2011年3月東日本大震災直後に福島第1原発に残り危険な作業を担った東電や関係者の社員について、当初から高く称賛したのはニューヨーク・タイムズ紙など海外メディアだった。
2011年3月当時も日本の新聞は称賛を
「逆輸入」
した。
朝日新聞
「『英雄フクシマ50』欧米メディア、原発の作業員ら称賛」(2011年3月15日)
などの記事により、
「フクシマ50」
という言葉は日本人にも広く知られることになった。
もちろん朝日新聞の記者らも、当初から現場の作業員の奮闘ぶりは認識していたはずだが、そうした情報は使命感のフィルターで弾かれていたというわけだ。
更に、朝日新聞のその後の報道は、改めて触れるまでもないかもしれない。
2014年5月、いわゆる
「吉田調書」(当時の吉田昌郎・福島第1原発所長に対し国会事故調が聴取した結果をまとめた文書)
の内容と称し、
「(事故直後に)所員の約9割が待機命令に違反し、第2原発に撤退した」
などという
「大誤報」
をすることになった。
歪んだ使命感が、事実に反する不当な糾弾をもたらした。
最近では、能登半島地震への政府の対応について、朝日新聞が
「初動が遅れた」
との批判を繰り返している。
自衛隊の投入について、熊本地震では2日後に2000人から2万5000人に増員されたのに対し、能登半島地震では連日1000人〜5000人程度ずつ投入されたことなどを捉え、
「遅れた」
と批判する。
だが、政府がすぐに反論している通り、能登半島では陸路が限られ、道路の復旧状況や受け入れ態勢を見ながら増員せざるを得ない。
平野部が被災し、しかも近くに1万人超の隊員が常駐する熊本とは条件が全く異なっていた。
そうした事情は現地を取材する記者は当然理解しているはずだが、それでもこんな批判をするのは、やはり歪んだ使命感の産物なのだろう。
■原因究明の阻害防止ルールを
何か問題が生じた時につい犯人捜しや糾弾に走りがちなことは、古今東西を問わず、言わば人間の性のようなものだ。
かつて数百年前の欧州で飢饉や飢餓に際して魔女狩りが起きたのは、その極端な事象だった。
日本の新聞の
「糾弾」
重視は、そうした人間の性に心地よく応えるものであり、だからこそ長年に渡って読者に受け入れられてきたのだろう。
そうした性に対して、航空業界では、
「糾弾するよりも、失敗から学ぶ」
という組織文化が古くから確立されてきた。
ボイスレコーダーなどの記録を残し、事故があれば第3者機関で科学的・客観的に原因究明し、結果に基づき再発防止を図る仕組みが整備された。
原因究明を優先するため、航空事故では個人の刑事責任を通常は問わないといった慣行も一部の国にはあった。
マシュー・サイド『失敗の科学』によれば、この
「失敗から学ぶ」
文化こそが、医療など他分野と比して、航空業界の安全性を飛躍的に高めてきた。
「失敗の検証」
が如何に再発防止に繋がったか。
1979年の
「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故」
の例を紹介しておこう。
この事故は、大西洋上のカナリア諸島にあるテネリフェ空港の滑走路でジャンボ機同士が衝突したものだ。
離陸しようとしたKLMオランダ航空の乗客・乗員248人全員が死亡し、滑走路上にいたパンアメリカン航空機では380人中335人が死亡した。
KLM機の機長が
「管制承認」

「離陸許可」
と誤認したとされるが、そこに至る事情は色々あった。
爆弾テロの予告の影響でカナリア諸島の別の空港が閉鎖され、テネリフェ空港が一時的に混雑していた。
気象状態が悪化して滑走路に霧がかかった。
離陸の遅れが生じ、KLM機の機長には焦る理由があった。
管制塔との間で不明瞭な用語が用いられた。
通信の混信が生じた、などだ。
その中で注目された点の1つが、回収されたボイスレコーダーから明らかになったコックピット内の会話だ。
衝突の少し前、機関士が
「パンナム機は滑走路からまだ出ていないのでは?」
と指摘したが、機長が
「出たよ」
と強く否定し、そのまま衝突に向かってしまった。
この機長は、KLM社内で長く教官も務めていたベテラン機長だ。
権威ある存在だった基調に対して強くものを言えず、押しとどめられなかったことが見て取れた。
当時こうした
「コックピット内の上下関係」
が要因の1つと見られる事故が他にもあり、これを機に、航空業界では
「クルー・リソース・マネジメント(CRM)」
が導入されるよになった。
上下関係を解消し、権威の高い機長に対して、ものを言い易い空気を作り、乗員の力を最大限に引き出す環境作りに組織的に取り組むようになった。
先に触れた1989年に米国で起きた
「ユナイテッド航空232便不時着事故」
は、CRMが有効に機能した事例とされている。
危機状況のコックピット内で、機長が時にジョークも交えながら、知恵を出し合い協力できる環境を作ったことが、奇跡の生還(乗員・乗客296人のうち約3分の2が生き残った)の要因になった。
もし1977年当時、ボイスレコーダーのデータなどを精緻に解析することなく、
「離陸許可の誤認はあり得ないミスだ」
などと糾弾するだけで終わっていたら、こうした有効な再発防止策は講じられず、更に多くの事故が生じた可能性があった。
どれだけ糾弾しても、あり得ないミスは時に起きてしまうものだ。
前半で紹介した朝日新聞の反論に話を戻すと、
「メディアの厳しい追及は原因究明などに貢献する」
との主張は、このケースを見てもやはり疑わしい。
もし1979年の
「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故」
のような事故が日本で起きていたら、朝日新聞は恐らく、限られた情報に基づき、数多くの人命をあり得ないミスで奪った機長や航空会社などを厳しく糾弾したのではないか。
しかし、そんな糾弾は再発防止には繋がらない。
それどころか、ミスを責め立てる世論が過熱して、冷静な原因究明と再発防止策の検討を妨げることにもなりかねなかっただろう。
今後の教訓として、航空事故のように専門機関による原因究明がなされている場合、メディアはこれを尊重すべきだ。
もちろん盲従すべきというのではなく、原因究明のプロセスや結果に問題があれば、大いに批判したらよい。
しかし、今回のように、メディアが運輸安全委員会になり代わって
「原因究明ごっこ」
をするようなことは控えるよう、新聞協会でルールを申し合わせるべきだ。
■再発防止できない理由
航空業界での
「失敗から学ぶ」
プロセスは、他分野でも取り入れられつつある。
例えば医療分野では、2014年の医療法改正で
「医療事故調査制度」
が導入された。
医療事故の発生時に院内調査を実施し、その調査報告を第3者機関(医療事故調査・支援センター)が収集・分析することで再発防止に繋げる仕組みだ。
一方、
「失敗から学ぶ」
ことを拒む業界もある。
その1つが新聞だ。
新聞の場合、航空事故や医療事故に相当する事故は
「誤報」
だ。
無実の人を誤って犯罪者扱いする
「報道冤罪」
は、場合によっては相手を社会的に殺すにも等しい重大事故だ。
ところが、こうした重大事故が生じた時に、検証して再発防止に繋げる仕組みが全く整備されていない。
私自身、そんな
「報道冤罪」
の被害に遭った1人だ。
2019年6月の毎日新聞で、当時務めていた国家戦略特区のワーキンググループ(WG)委員の立場で
「200万円」

「会食接待」
を受けたという事実無根の記事を掲載された。
名誉棄損訴訟を起こして4年半を経て、2024年1月に最高裁で勝訴が確定した。
これを受け毎日新聞に対し、なぜこんな誤報が生じたのか徹底検証し、再発防止を講ずるよう求めているが、毎日新聞は全く応じる気配がない。
それどころか、判決確定の翌日(2024年1月11日)に掲載した記事は、要するに
「裁判では一部負けたが、報道は概ね正しかった」
という内容だった。
「判決では、WG委員の協力会社が特区の提案者からコンサルタント料を得ていたという報道が事実だと認められました」
という完全に虚偽の記述まであった。
私からすれば、訴訟では勝ったが、その後の報道で更に
「セカンド名誉棄損」
に遭っているようなものだ。
これでは、また事故が繰り返されることになる。
新聞業界でも、航空事故のように
「失敗から学ぶ」
仕組みを整備すべきだ。

「毎日新聞が反省しているとは思えない」 名誉毀損訴訟で勝利した原告がそれでも怒っている理由
2024/1/25(木) 6:26配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/25be47338f336955c541cbb2b49570880a44a100
■判決確定を伝える記事でも、意味不明の自己弁護を続ける毎日新聞
2019年当時、政府の国家戦略特区ワーキンググループの座長代理だった原英史氏が、毎日新聞の記事で名誉を傷つけられたとして1100万円の賠償を求めた訴訟で、最高裁は1月10日に両者の上告を棄却。
毎日新聞に220万円の支払いを命じた東京高裁判決が確定したのだ。
毎日新聞は
「取材が十分ではなく、記事も正確ではなかったとの判決の趣旨を真摯に受け止め、今後の取材活動に生かしていきます」
との記事を掲載し、関連記事のインターネット上での公開を停止した。
■毎日新聞はどこで間違えたのか
問題の記事は2019年6月11日付朝刊の1面トップで、顔写真入りで、国家戦略特区をめぐる原さんの
「疑惑」
を報じたもの。
美容学校に関わる規制改革に関連し、特区提案者から原さんが現金と会食接待を受けたことが強く印象付けられる紙面になっていた。
毎日新聞の報道はその後も続き、漁業法を巡る話でも原さんの名前が出てきた。
また、この記事を国民民主党の森ゆうこ参議院議員をはじめとする野党議員が取り上げ、毎日新聞はその動きを更に報じていった。
新聞が火をつけ、野党議員がそこに薪をくべていき、原さんは国家戦略特区関連で甘い汁を吸った人物だという印象が広まっていった。
これを事実無根だ、として原さんは毎日新聞や森議員らを名誉棄損で訴えたのである。
今回判決が確定したのは毎日新聞を相手取った訴訟についてだ。
原さんは著書『国家の怠慢』(高橋洋一・嘉悦大学教授との共著)の中で、この裁判について怒りを交えて次のように語っている(発言は2020年時点のもの)
 ***
まず、この件で本当に驚いたのは、新聞って全く根も葉もない記事を書くことがあるんだなということですね。
新聞報道に間違いのあることはこれまでも知っていました。
しかし、そうはいっても、大々的にスキャンダルを報じる記事を見たらこれまでは、全てが真実かはともかく、少なくとも何らかの不正があったんだろうと思っていました。
ところが、この記事に関して、私には何1つ不正がないわけです。
それにもかかわらず、私が不正な金を貰ったとしか読めない事実無根の記事が出ました。
■5日続けて1面で大々的に攻撃
裏の目的はよくわからないわけですが、規制改革を止めたい人たちが、何らかの形でリークをして、それに乗っかって毎日新聞さんがちゃんとした取材をせずに記事を書いてしまったということだと思います。
そして、それにまた乗っかって、国民民主党の森ゆうこ参議院議員をはじめ何人かの野党の国会議員の人たちが攻撃をしたという構図ですね。
いま毎日新聞との裁判をやっていて、近いうちに1審の判決が出ると思いますが、既にその過程で、色々なことが明らかになってきました。
まず前提として、最初の毎日新聞の記事では2つのことが書いてあった。
1つ目は、私が特区提案者から金を貰ったということ。
明らかにそう見えるような記事だったわけです。
もう1つは私が会食接待を受けた、フグをご馳走になったと書いてあった。
そして、特区の委員という立場を利用して、金を貰い、会食接待を受けているのは問題だ、という記事だったわけです。
そんな事実が全くないので、記事が出たその日のうちに、私は反論文を公開しましたが、毎日新聞はその後も続報を出し続けたんですね。
5日続けて1面、その後も1カ月続いたわけです。
それで仕方ないので、こちらも毎日反論文を公開し続け、それでも止まらないので提訴しました。
■裁判では「そんなこと書いていない」と態度を一変
裁判になったら向こうが主張してきたのは、記事には私(原)がお金を貰ったとは書いていないというのです。
確かに記事の文面をよく見ると、私ではなく別の会社が貰ったと書いてある所もあるんだけれども、まあ1面のチャート図には私の顔写真が大きく出て、見出しには
「指導料200万円」
と書いてある。
しかも、記事の最後には、
「原氏が公務員なら収賄罪に問われる可能性がある」
という大学教授のコメントまで載せてある。
どう考えたって私が金を貰ったとしか見えません。
ところが、毎日新聞は記事の最重要部分について、裁判では
「そんなことは書いてません」
と否定しているわけです。
酷いことに、裁判ではそんな話になっているのに、国会ではその後も、この記事に基づく指摘がなされました。
森ゆうこ議員は2019年10月の参議院予算委員会で、私が収賄罪相当のことをした、つまり金を貰ったと発言した。
これはNHK中継の入っている質疑でしたから、全国にあまねく虚偽をばら撒いてくれたわけです。
ところが、毎日新聞は、これを否定しようともしない。
本来なら
「森議員の国会質問は大間違い」
「記事にそんなことは書いてません」
と1面トップで報道すべきでしたが、それもしない。
無責任極まりないと思いましたね。
■「思い込んでしまった」毎日記者のレベル
もう1つの会食接待についても、そんな事実は全くない。
記事では福岡で会食接待を受けたことになっているのですが、この日は私は確かに福岡にいました。
しかし、15時まで会議があって、16時過ぎには空港に行って飛行機に乗っているので、およそ会食は無理なんです。
記事が出る前に取材があって、記者さんにそう伝えているのですが、なぜか会食接待を受けたとの記事になった。
これはその後、日本語の読み間違いと思い込みに基づくことが分かってきた。
私と一緒に出張していた藤原豊さんという内閣府の人がいて、その人も一緒に会食接待を受けたかのような記事になっているのですが、その藤原さんと記者さんとの取材時のやり取りで、記者さんは藤原さんが店に行ったことを認めたと思い込んでしまったんです。
これは、回答文書を単に読み間違えているだけなのですが、それで記事にしてしまったらしきことも大体分かってきた。
だから、最低限の日本語能力のある人を取材に出してよ、という話だったと思っています。
 ***
記事掲載から最高裁で決着が着くまで4年半。
これ自体はさほど大きなニュースとして報じられない。
原氏は今回の判決確定を受けて、改めて次のように語る。
「判決を受け、まず毎日新聞には徹底した検証を求めたいと思います」
「毎日新聞にはこれまでも繰り返し検証を求めてきましたが、『訴訟係争中』を理由に応じてもらえていませんでした」
「不当な報道を繰り返さないため、開かれた場での検証と結果公表が不可欠のはずです」
「判決確定を伝える記事でも、毎日新聞は意味不明の自己弁護を続けており、到底反省しているとは思えない」
「その問題点については今後も徹底的に追及していきます」
デイリー新潮編集部

原英史氏、毎日新聞に勝訴「名誉毀損による不法行為」認める
https://www.nishino-law.com/publics/index/116/detail=1/b_id=193/r_id=10371
令和4年7月4日、政府の規制改革推進会議の国家戦略特区ワーキンググループ(WG)で座長代理だった原英史氏が、毎日新聞の記事で名誉を傷付けられたとして毎日新聞社を相手取り、1100万円の賠償を求めた控訴審の判決が東京高等裁判所でありました。
1審の東京地方等裁判所判決では、毎日新聞の目的が
「専ら公益を図ることにあったものと認められ、名誉毀損による不法行為は成立しない」
として原氏の主張を退けましたが、東京高等裁判所は、高裁の相澤哲裁判長は原氏の主張を一部認め、毎日新聞に対し、損害賠償として220万円の支払いを命じる逆転判決を下しました。
毎日新聞は、令和元年6月11日付の朝刊1面トップで
「特区提案者から指導料」
とのメインの見出し、
「WG委員支援会社 200万円、会食も」
とのサブの見出しを付けた記事を掲載しました。
毎日新聞は、福岡市の美容系学校法人が、日本の美容師資格を持ちながら国内で就労できない外国人を特区内で働けるようにする規制改革を希望し、原氏と協力関係にあるコンサルタント会社に対し、コンサル料として200万円の支払いをしたかのように取れる報道をすると共に、会食費を同法人が全額負担したと報じました。
原氏はこれに対し、
「会社やその顧客から、1円も貰ったことがない」
などと全面否定し、令和元年6月に提訴しました。
令和3年9月の東京地方等裁判所の1審判決では、毎日新聞が勝訴し、原氏が控訴していました。
原氏は、福岡市の美容系学校法人が、原氏との会食費用を負担したと書いた点については、
「控訴人が実際に当該招待に応じ、学校法人側でその費用を負担したかどうかは不明であると言わざるを得ない」
と指摘した上、毎日新聞記者の取材に対して原氏が食事をする時には基本的に折半していると答えていたことなどから
「会食の費用を学校法人において負担したとの事実が真実であると信ずるについて相当の理由があったとは言えない」
と述べ、名誉毀損の成立を認めました。
毎日新聞の原氏に対する報道を巡っては、記事をソースに原氏を批判する国会議員による名誉毀損問題に発展しました。
原氏はブログを書いた立憲民主党の篠原孝衆院議員を訴え、東京地裁は令和3年3月に篠原氏の名誉毀損を認めて篠原代議士に165万円の支払いを命じる判決を下し、令和4年1月には控訴審でも原氏が勝訴し、確定しています。
また同じく毎日新聞の記事を元に、国会質問やネットで原氏を批判した同党の森ゆうこ参院議員に対しても原氏は提訴し、東京地方裁判所が、令和4年1月、森氏に対し34万円の支払いを命じました。
森議員は控訴中です。
原氏は
「このような事実無根の誹謗中傷記事が許されてはならないと考えていました」
「訴訟過程では、あまりに杜撰な取材ぶりも明らかになりました」
「今後同様のことが繰り返されないため、今回の判決の意義は大きいと思います」
「毎日新聞社には、判決を真摯に受け止め、一連の記事掲載に係るプロセスを第三者も交えて検証し、検証結果と再発防止策を明らかにしてほしいと思います」
と述べています。

「不当な報道の検証不可欠」名誉毀損確定の毎日記事で原英史氏 議員の免責特権見直しも
2024/1/12 12:19
https://www.sankei.com/article/20240112-US4FRMD2ZNB3NLJMGUM2CNAICM/
政府の国家戦略特区を巡る毎日新聞の記事で名誉を傷付けられたとして、特区ワーキンググループの座長代理だった原英史氏が毎日新聞社に損害賠償を求めた訴訟で、名誉毀損の成立を一部認めた判決が2024年1月10日に最高裁で確定した。
原氏は自身のフェイスブック(FB)で
「不当な報道を繰り返さないため、開かれた場での検証と結果公表が不可欠のはずだ」
と指摘した。
毎日新聞は令和元年6月11日朝刊で、特区提案を検討していた福岡市の学校法人側と原氏が度々面会し、会食費を
「法人が負担した」
などと報じていた。
記事は野党も国会審議で取り上げ、当時、国民民主党の参院議員だった森裕子氏は元年10月15日の参院予算委員会で
「(原氏が)国家公務員だったら、斡旋利得、収賄で刑罰を受ける」
などと発言。
しかし、国会議員の国会での討論は免責特権が認められるため、原氏は森氏の発言を訴訟の対象から外さざるを得なかった。
原氏はFBで
「国会内でなされた誹謗中傷は免責特権で守られ、訴訟すらできなかった」
「『政治改革』が争点になっている中、課題の1つとして国会改革もぜひ議論してほしい」
と免責特権の乱用防止を訴えた。
毎日新聞は判決確定を受け、2024年1月12日朝刊で
「一部の取材が十分ではなく、記事も正確ではなかったとの判決の趣旨を真摯に受け止め、今後の取材活動に生かしていきます」
と掲載すると共に、インターネット上での関連記事の公開を停止した。

毎日新聞の逆転敗訴確定 原英史氏めぐる特区関連記事で名誉毀損
2024/1/11 15:55
https://www.sankei.com/article/20240111-YAJZFJJCENLMPILV3AXTF3DYJ4/
政府の国家戦略特区を巡る毎日新聞の記事で名誉を傷付けられたとして、特区ワーキンググループの原英史前座長代理が毎日新聞社に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は双方の上告を受理しない決定をした。
2024年1月10日付。
請求を棄却した1審判決を変更し、名誉毀損の成立を一部認めて同社の逆転敗訴とした2審判決が確定した。
2審東京高裁判決によると、毎日新聞は令和元年6月11日朝刊で、特区提案を検討していた福岡市の学校法人側と原氏が度々面会し、会食費を
「法人が負担した」
などと報じた。
1審東京地裁判決は、記事には真実性があり名誉毀損は成立しないと判断。
一方、2審判決は記事が問題視した会食について
「学校法人側が費用を負担したかどうかを裏付け取材したと認めるに足る証拠はない」
などとして真実性を否定し、名誉毀損に当たると判断して毎日新聞社に220万円の支払いを命じた。

毎日新聞の敗訴確定 特区巡る記事、名誉毀損認める―最高裁
2024年01月11日15時00分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024011100723&g=soc
政府の国家戦略特区ワーキンググループ座長代理だった原英史氏が、毎日新聞の記事で名誉を傷つけられたとして、毎日新聞社に損害賠償を求めた訴訟について、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は2024年1月10日付で、双方の上告を退ける決定をした。
名誉毀損を一部認め、同社に220万円の支払いを命じた東京高裁判決が確定した。
■毎日新聞社説は「不見識」 共産幹部、松竹氏除名巡り
同社は2019年6月11日付朝刊で、原氏が特区提案を検討していた学校法人の副理事長らと会食し、費用は法人側の負担だったなどとする記事を掲載した。
1審東京地裁は、会食について
「真実と信じる相当の理由がある」
として請求を棄却した。
これに対し2審東京高裁は、
「裏付け取材をした証拠はなく、真実と信じる相当の理由はない」
として1審を変更し、同社の逆転敗訴とした。
毎日新聞社の話 記事の一部について取材が正確ではなかったとの東京高裁判決を真摯に受け止め、今後の取材活動に生かしていく。

戦略特区めぐる記事は「名誉毀損」 毎日新聞の敗訴確定 最高裁
2024年1月11日 14時53分
https://www.asahi.com/articles/ASS1C4T1SS1CUTIL015.html
政府の国家戦略特区ワーキンググループの座長代理だった原英史氏が、毎日新聞の記事で名誉を傷付けられたとして1100万円の賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第三小法廷(林道晴裁判長)は、双方の上告を退けた。
2024年1月10日付の決定。
記事の一部は名誉毀損と認め、毎日新聞に220万円の支払いを命じた2審・東京高裁判決が確定した。
毎日新聞は2019年6月、原氏と協力関係にある企業が、特区の提案を検討していた学校法人から約200万円のコンサルタント料を受け取っていたと朝刊1面で報道。
原氏と法人の副理事長が会食し、費用を法人が負担したとも報じた。
1審・東京地裁は原氏の請求を棄却したが、2審は、会食の費用負担については真実と認められず、取材が不十分だったなどとして賠償を命じた。
一方、コンサル料については、原氏が受け取ったと示す記事ではなく、原氏への名誉毀損にはならないと判断した。
双方が上告したが、第3小法廷は今回の決定で、いずれも上告ができる理由にあたる判例違反などがないとだけ判断した。
毎日新聞は
「記事の一部について正確ではなかったとの高裁判決の趣旨を真摯に受け止める」
とコメントした。

特区報道訴訟 毎日新聞社の敗訴確定 最高裁が双方の上告退ける
2024/1/11 20:06(最終更新 1/11 20:06)
https://mainichi.jp/articles/20240111/org/00m/040/023000c
毎日新聞の記事で名誉を傷つけられたとして、国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の原英史元座長代理が毎日新聞社に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は2024年1月10日付の決定で、毎日新聞社側と原氏側双方の上告を退けた。
名誉毀損の成立を認め、毎日新聞社に220万円の支払いを命じた2審・東京高裁判決(2022年7月)が確定した。
裁判官5人全員一致の判断。
■取材と報道の経緯
毎日新聞は2019年6月11日朝刊で、原氏と協力関係にあるコンサルタント会社が2015年、特区提案を検討していた福岡市の学校法人から約200万円のコンサルタント料を受け取り、2014年と2015年に原氏が2回、学校法人幹部と福岡市で懇談や会食をした、と報じました。
これに対し、原氏側は訴訟で
「記事は、原氏が個人として200万円を受け取り、会食の費用も学校側が負担したとの事実を示しており、社会的評価を低下させた」
と主張しました。
訴訟の争点は主に2点でした。
@会食(懇談)の費用を学校法人側が負担したか
A原氏が個人として200万円を受け取ったという事実を示しているか
です。
学校法人側と原氏の会食(懇談)について、記者は取材した学校法人幹部から
「お誘いした」
「福岡に人を呼ぶには食い物が1番」
との回答を得た上、2014年については法人側が負担したということを確認しました。
また、2015年については、2019年5月の原氏への取材で学校法人側の費用負担を明確に否定しなかったと判断し、最終的に会食(懇談)の費用は学校法人側が負担したと報道しました。
この際、2014年については原氏が飲食をしたか不明だったため
「懇談」
と表記し、飲食を伴った2015年は
「会食」
と表記しました。
1審の東京地裁判決は、2014年を法人負担とし、2015年の法人負担にも真実だと信じる相当の理由があると認定しました。
しかし、2審の東京高裁判決は、2014年の懇談を記事にする際、懇談場所について
「総菜を盛った大皿が並ぶカウンター席で」
と表現したことで、飲食を伴ったものと読めてしまう他、2015年の会食費用について
「学校法人が負担したかどうかについて幹部の供述は必ずしも明確ではなく、記者が明確にするような確認をした事実も認められない」
として、名誉毀損が成立するとしました。
一方、原氏が個人として200万円を受け取ったという事実を報道が示しているかどうかについては、1、2審とも
「コンサル会社が受け取ったとの事実を示していることは明らかで、原氏が受領したとの事実が示されているものとは認められない」
として退け、毎日新聞社の主張を認めました。
国家戦略特区を巡る今回の報道は、警察や検察などいわゆる当局の発表によらない毎日新聞の独自の取材による調査報道でした。
判決では、WG委員の協力会社が特区の提案者からコンサルタント料を得ていたという報道が事実だと認められました。
一方で、会食費用の学校法人負担について、より慎重に学校法人幹部に確認すべきでした。
懇談場所の描写も誤解を招くものでした。
一部の取材が十分ではなく、記事も正確ではなかったとの判決の趣旨を真摯に受け止め、今後の取材活動に生かしていきます。
   ◇
東京高裁判決の確定を受け、関連記事の公開を停止しました。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/340.html#c25

[政治・選挙・NHK293] 大阪万博パビリオン設計者が「事故・自殺の恐れ」が強く警鐘…異常な現場の超過酷な労働(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
30. 秘密のアッコちゃん[140] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月15日 05:19:42 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[253]
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戦闘機輸出へルール変更を 英大使、日本に解禁要求
2024/2/13 21:26
https://www.sankei.com/article/20240213-AQETNX5ZPFPH7GJZJZSEAQLC7I/
英国のロングボトム駐日大使は2024年2月13日、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を巡り
「日本が防衛装備品の輸出ルールの変更を近く実現することが重要だ」
と述べ、早期の輸出解禁に向けた取り組みを求めた。
輸出に意欲を示す英国、イタリアと足並みを揃えるよう、釘を刺した形だ。
東京都内で共同通信と単独会見した。
2024年3月に日英伊の共同企業体(JV)が発足し、開発に向けた動きは本格化するが、日本の現行制度は他国と共同開発する防衛装備品の第3国輸出を認めていない。
日本の対応は英国、イタリアの輸出計画にも影響する。
ロングボトム氏は、第3国輸出の容認は日本にとって
「新たな一歩だ」
と指摘。
与党協議が滞っている日本の現状に懸念を示し
「(日英伊の)対等なパートナーシップに関わる」
と述べた。(共同)

戦闘機輸出、自公政調間で検討へ 首相が公明に譲歩、議論仕切り直し
2024/2/13 16:08
https://www.sankei.com/article/20240213-CD5XTAPEUZLUXEQVVKRAFLHXKM/
岸田文雄首相(自民党総裁)は2024年2月13日、首相官邸で公明党の山口那津男代表と会談し、次期戦闘機を念頭に置いた国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出について、両党の政調会長間で新たに協議を開始する考えを伝えた。
会談後、山口氏が記者団に明らかにした。
首相はこれまで両党の実務者協議を継続するとしていたが、公明側が慎重姿勢を崩さず、仕切り直しを迫られた格好だ。
「(実務者協議より)もう少し広い立場で、政調を軸に検討してはどうか」
首相は2024年2月13日の会談でこう提案し、山口氏は応じる意向を伝えた。
山口氏は
「まず中身を議論し、進展に応じて国民の理解を得るにはどうしたらいいか検討していく」
と述べた。
防衛装備品の輸出ルール見直しをめぐっては自公両党が2023年4月から実務者協議を開始。
国際共同開発品の輸出は2023年7月の論点整理で、完成品を直接輸出できるようにすべきとの意見が
「大宗を占めた」
と明記した。
だが、複数の公明幹部らが
「国民に分かるように示すことが大切だ」(山口氏)
などと党内外の議論が不十分だと主張し、結論は先送りにされていた。
公明の頑なな態度からは、派閥の政治資金パーティー収入不記載事件で自民の体力が失われる中、政権内で存在感を強める思惑も透ける。
首相の提案は公明側への譲歩とも言え、ある公明議員は
「これで一歩前進だ」
と評価した。
ただ、政府は英国、イタリアと進める次期戦闘機の共同開発へ向けた協議が本格化する前の2024年2月末までに結論を得たい意向だったが、2024年2月13日の会談で期限は話題にならなかった。
焦りを募らせる自民内には
「連立解消」
に言及する議員もいる。
国防族議員は
「これでは首相のリーダーシップ不足という話になる」
「実務者協議に費やした時間は何だったんだ」
と呟いた。

英国のロングボトム駐日大使は2024年2月13日、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を巡り
「日本が防衛装備品の輸出ルールの変更を近く実現することが重要だ」
と述べ、早期の輸出解禁に向けた取り組みを求めた。
東京都内で共同通信と単独会見した。

<主張>日伊首脳会談 外交安保で協力を深めよ  
2024/2/11 5:00
https://www.sankei.com/article/20240211-EV62MLQ6JJM3XEM2ZHD2XJJYPQ/
岸田文雄首相と来日したイタリアのメローニ首相が会談し、外交安全保障をはじめとする協力関係を深化させることで合意した。
イタリアは先進7カ国(G7)の一員で北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)の主要国だ。
国内総生産(GDP)はEUで独仏に次ぐ3位の大国である。
イタリアがインド太平洋地域の安全保障への関心を高めていることを歓迎したい。
今年は空母打撃群を初めて日本に寄港させ、自衛隊と共同訓練を行う予定だ。
日本にとっては英国と共に次期戦闘機を共同開発する大切なパートナーと言える。
G7の2024年の議長国はイタリアで、2023年の議長国は日本だった。
メローニ氏は岸田首相に対し、
「バトンを受け取り、優れた功績を残せるよう努力したい」
と語った。
両首脳はイタリアで開催予定のG7サミットに向け、緊密に協力していくことで一致した。
ウクライナ侵攻や中東ガザ危機で収束の兆しがみえず、2024年11月には米大統領選を控えている。
どれ一つとっても安保情勢の激変を招きかねない。
米欧諸国の世論でウクライナへの
「支援疲れ」
が広がる中、G7各国の結束が試されている。
日伊の首脳がG7サミットに向け、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜く決意を発信したのは時宜に適っている。
両首脳は、中東、ウクライナ情勢に加えて、北朝鮮の核・ミサイル、拉致問題や中国を含む東アジア情勢についても協議した。
中国は台湾併吞を目指し軍事的圧力を強めている。
中国は意に沿わない行動を取る外国に貿易や投資の面で圧力を掛けることを躊躇わない。
他国の主権や領土を侵害する中露両国や、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮のような国際ルールを無視する国を、価値観を共有するG7が抑止していかなければならない。
イタリアはG7で唯一、中国の巨大経済圏構想
「一帯一路」
に参加していたが、メローニ政権になって離脱を表明した。
中国への厳しい安保認識を共有するイタリアが空母打撃群を日本に寄港させることは、強い抑止のメッセージになる。
次期戦闘機の共同開発を含め、世界の平和と安定に資する日伊の外交安保協力を力強く進めたい。

公明「平和の党」へ原点回帰図る 戦闘機輸出や憲法改正…中堅・若手には戸惑いも
2024/2/10 20:34
https://www.sankei.com/article/20240210-DHPOSDREVNPTNJQSXOGA7RNCNY/
結党60周年を迎えた公明党が、党勢拡大に向けて
「原点回帰」
を図っている。
「平和の党」
に象徴される党のカラーを鮮明に示すことで、次期衆院選に向けて組織を引き締めたい考えだ。
ただ、政府が英国、イタリアと共同開発を進める次期戦闘機の直接輸出解禁を巡る議論や、憲法改正などの主要課題に臨む党幹部の姿勢は、少なからぬ中堅・若手議員には硬直的と映っているようだ。
公明の山口那津男代表は2024年2月10日、国会議員と地方組織幹部を集めた全国県代表協議会に臨み、自民党派閥パーティー収入不記載事件を念頭に党の存在感をアピールした。
「公明は腐敗政治に厳しくメスを入れ、時に自民を説き伏せてきた」
防衛装備品輸出ルール見直しを巡っても、公明が自民を
「説き伏せてきた」
局面は少なくない。
両党は2023年4月に実務者協議に着手し、2023年7月にまとめた論点整理には、完成品を共同開発国以外に直接輸出すべきだとの意見が
「大宗を占めた」
と明記した。
だが、2023年11月に公明幹部らが反発し、結論は先送りにされた。
岸田文雄首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、共同開発する防衛装備品の第3国輸出について
「国益に適う」
と理解を求めたが、山口氏は2024年2月6日の記者会見で
「なぜ変更の必要があるのか」
と公然と反論した。
強気に出る背景には、不記載事件の影響で自民が弱り目だという状況もある。
自民の
「党是」
である憲法改正にも、山口氏は
「優先課題を差し置いて憲法に力を注ぐ状況ではない」
と慎重だ。
公明は、党勢の維持・拡大という観点からも党のカラーを強く打ち出す必要に迫られている。
支持層の高齢化が進む中、2023年11月には党創立者である池田大作創価学会名誉会長が死去した。
精神的支柱の喪失が活動の鈍化を招くことを避けるために、立党精神への回帰を図ることは必然とも言える。
ただ、複数の中堅・若手議員が、執行部が掲げる方向性に違和感を抱いていることも事実だ。
ある若手は、戦闘機輸出に関し
「幹部が否定するうちは党内で議論しても結論は出ている」
「多くの議員は理解しているのだが…」
と戸惑いを口にした。

自民外交部会、日英伊の次期戦闘機共同開発管理を担う国際機関設置の条約を了承
2024/2/8 12:57
https://www.sankei.com/article/20240208-G2NPTTNHJJO33PXCHX74GEUCEM/
自民党外交部会などは2024年2月8日の会合で、日本と英国、イタリアの3カ国が次期戦闘機の共同開発管理を担う国際機関を設置する条約を了承した。
藤井比早之外交部会長が明らかにした。
木原稔防衛相と英国、イタリア両国の国防相が2023年12月に条約に署名しており、政府は2024年2月下旬にも国会に提出する方針。
日本の現行制度は、国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出を認めていないが、条約には開発成功のため
「輸出の可能性が重要だと認識」
との文言がある。
公明党は第三国輸出解禁に慎重な姿勢を強めている。
自民の2024年2月8日の会合では公明との輸出解禁の早期合意を求める意見が相次いだ。

公明山口代表、戦闘機輸出「なぜ政策変更するのか、議論尽くされていない」首相答弁を批判
2024/2/6 14:35
https://www.sankei.com/article/20240206-M23ZDJZ5PZOQFHT6VQZALSGSOI/
公明党の山口那津男代表は2024年2月6日の記者会見で、防衛装備品の輸出ルール見直しで国際共同開発した完成品の第3国への直接移転に関し、
「国益に適う」
とした岸田文雄首相の発言について
「(重要な変更が)簡単に乗せられている」
と批判した。
首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、政府が英国、イタリアと共同開発を進める次期戦闘機を日本から直接輸出することについて、
「第3国移転を推進することが共同開発を主導し、円滑かつ効率的に進めていく上で重要」
と答弁。
「完成品の第3国移転を含め、国際共同開発生産に幅広く、円滑に取り組むことが国益に適う」
と明言した。
しかし、山口氏は、首相が、これまで前提でなかった戦闘機の直接輸出について
「含め」
という言葉で触れたことを批判した上で、
「重要な政策変更だ」
「なぜ変更する必要があるのか十分に議論が尽くされていない」
と述べた。

日伊首脳会談 G7プーリアサミットへ連携確認 首相「協力惜しまず」 戦闘機開発も一致
2024/2/5 22:55
https://www.sankei.com/article/20240205-ZHGIGT2KERMZBKZYYWDPXEFNNM/
岸田文雄首相は2024年2月5日、官邸でイタリアのメローニ首相と会談し、2024年6月にイタリア南部のプーリア州で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向けた連携を確認した。
また、両首脳は日英伊3カ国による次期戦闘機の共同開発の推進でも一致し、2024年3月に予定する外務・防衛当局間の協議で安全保障分野の協力を更に加速させる方針だ。
会談は2023年、G7の議長を務めた岸田首相から2024年の議長のメローニ氏への引き継ぎのために行った。
首相は会談後の共同記者発表で、
「2024年のプーリアサミットの成功に向けて日本はイタリアへの協力を惜しまない」
と全面的に協力する姿勢を示した。
会談後の夕食会では、覇権主義的な動きを強める中国や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮の動向、ロシアによるウクライナ侵略についての認識を擦り合わせた。
また、パレスチナ自治区ガザの人道状況の改善に向けて連携していくことでも一致。
生成人工知能(AI)の国際ルールの枠組み
「広島AIプロセス」
を踏まえ、安全安心で信頼できるAIの実現に向け、G7が主導していくことを確認した。
次期戦闘機の共同開発については第3国輸出規制の緩和に公明党が慎重な態度を崩していない。
首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で
「与党で結論を得る時期として2024年2月末を示している」
と述べ、合意を急ぐ考えを示した。

イタリアの日本シフト後押し 岸田・メローニ首相、良好な関係も軸に 対中認識を共有
2024/2/5 21:17
https://www.sankei.com/article/20240205-BF3SW52Q6FKJZAMULHECOCCZO4/
岸田文雄首相はイタリアのメローニ首相との首脳会談で、両国関係の一層の緊密化を図った。
イタリアは2023年12月、中国の巨大経済圏構想
「一帯一路」
からの離脱を決めた他、日英と3カ国で次期戦闘機の共同開発にも参画し、対日シフトに舵を切っている。
岸田首相とメローニ氏は先進7カ国(G7)首脳の中でも波長が合うとされていたが、会談とその後の夕食会で個人的な信頼関係を更に深めた形だ。
「メローニは凄い。40代で首相にまでなってしまうんだから」
首相は47歳のメローニ氏について周囲に度々こう語り、政治家としての力量を高く評価してきた。
個人的にも親密な関係を築いている。
メローニ氏は外遊の際、幼い娘をできる限り同伴させるが、首相は2023年5月のG7広島サミットの際、まな娘へのプレゼントとして人気キャラクター・ハローキティのぬいぐるみを贈呈した。
メローニ氏は首相の気遣いに感謝したという。
メローニ氏が党首として率いる
「イタリアの同胞」

「極右」
とも位置付けられ、2022(令和4)年の首相就任時は日本政府にも警戒感が広がった。
だが、メローニ氏は就任後、ロシアによるウクライナ侵略への対応で欧米に歩調を合わせるなど、協調外交を展開し、G7諸国などを安堵させた経緯がある。
厳しい対中認識を共有できるパートナーである点も大きい。
G7内にはマクロン仏大統領のように、対中関係に重きを置く首脳もいるのが実情だ。
だが、メローニ氏はかつて首相に
「中国と対峙することはG7の義務だ」
とまで語ったという。
G7で唯一参加していた一帯一路からの離脱も決め、中国から距離を置く姿勢を鮮明にしている。
中国が
「祖国統一」
を掲げて台湾への軍事的圧力を強める中、メローニ氏は首相就任前から台湾支持を明言し、欧州連合(EU)による対中圧力の強化を訴えてきた。
日本の危機に直結する台湾海峡有事を防ぐ国際世論の形成のためにも、日伊の関係強化は重要な要素となる。

岸田首相「平和国家の理念に反しない」 次期戦闘機の第三国輸出で説明
2024/2/5 12:52
https://www.sankei.com/article/20240205-VJCMPIPGWRJYNKZZR62DGZZ2YU/
岸田文雄首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、日英伊3カ国で共同開発する次期戦闘機を日本から共同開発国以外の第3国に直接輸出できるようにすることについて
「個別案件ごとに移転先を厳格に審査し、移転後の適正管理を確保する」
「平和国家としての基本理念に反するものではない」
と説明した。
自民党の長島昭久氏の質問に答えた。
首相は、調達コスト低下の観点から
「第3国移転を推進することが共同開発を主導し、円滑かつ効率的に進めていく上で重要だ」
との認識を示した。
その上で
「政府としても与党の合意を得るべく丁寧な説明を尽くしていかなければならない」
と強調した。
国際共同開発品の第3国輸出解禁を巡って政府は、3カ国による次期戦闘機開発の協議が2024年3月以降本格化するのを踏まえ、与党に対し2024年2月末までに結論を出すよう要請しているが、公明党が慎重な立場を崩さず、与党協議は停滞している。
一方、サイバー攻撃を未然に防ぐため相手システムへ侵入する
「能動的サイバー防御」
を可能とする法案に関しては
「可能な限り早期に提出できるよう検討を加速している」
と述べるにとどめ、今国会に提出するかどうかは言及を避けた。

美しき勁き国へ
櫻井よしこ 派閥解散より連立解消
2024/2/5 8:00
https://www.sankei.com/article/20240205-RWYOM7OFDJJX3A66MF6HQI7ETQ/
岸田自民党は、なぜここまで世論に阿るのか。
検察庁が100人態勢で捜査し区切りをつけた政治資金不記載問題を自民党幹部が独自に調べた。
この週末を含め、安倍派や二階派などの主たる政治家への聴取を小渕優子氏らが行ったそうだが、悪い冗談であろう。
法と証拠に基づく検察官による捜査以上の何が、政治家にできると考えたのか。
正気を疑う。
宰相たる者は正気を疑われても、動揺する姿も見せてはなるまい。
ワイドショーや朝日新聞が政治資金不記載問題を裏金問題としてはやし立てる中、岸田首相は2024年1月18日午後7時過ぎ、官邸で
「派閥解散を検討」
と語った。
2024年1月18日の朝日朝刊1面トップ記事が岸田派元会計責任者を
「立件へ」
と報じたことに反応したのは明らかだった。
決定の遅さで知られる岸田首相が電光石火、派閥解消を言明し、流れを作った。
2024年1月26日の
「言論テレビ」
で政治ジャーナリストの石橋文登氏が安倍晋三元首相の鋭い解説を披露した。
「岸田さんは決断できない人に見えるが、何かの拍子で素早く動く」
「それは恐怖を感じた時だ」
「彼の決断力の源泉は恐怖心なんだ」
急転直下の派閥解消論は党や日本の国益を考えた結果というより、岸田首相の自己保身から生まれたと見てよいのだろう。
派閥なき政治勢力としての自民党の行く手には紆余曲折が予想される。
それでも党が複数の政策立案集団を擁し、政策実現で汗をかくのは大いに結構だ。
悪習は破られ、政策集団として成長すれば自民党は間違いなく再生するだろう。
その結果、日本本来の勁さが発揮され、我が国は国際社会の秩序作りに貢献する国となり存在感も増すだろう。
その時、日本国の行くべき道を指し示す知的、戦略的リーダーシップを発揮することが岸田首相には期待される。
周囲を固める官僚の助言に従うだけでは、その役割は到底果たせない。
政治家だからこそ、宰相だからこそ出来ることの最たるものが国の形の根本を成す憲法の改正である。
岸田首相は2024年の年頭所感と2024年1月30日の施政方針演説で、憲法改正言及した。
改憲にかける思いが本物であっても信じ切れない気持ちが残る。
「自分の(自民党総裁としての)任期中に」
と言うが、それは2024年9月いっぱいだ。
現時点では具体的条文案を国会に提出済みでなければ日程上、難しく、目標達成に必要な段取りが欠落している。
皇位継承の安定化に関しても同様である。
岸田首相の言葉が上滑りし、信頼に欠けるのは実に残念だ。
大目標を語ってもそこに至る道筋が示されないために、空虚に響く岸田文雄首相の言葉に真実性を持たせ、疑念を晴らす道がある。
公明党との関係を見直すことだ。
安倍晋三元首相が如何にして政策を実現していたかを改めて見てみたい。
安倍氏は決して派閥人間ではなく、政策の人だった。
安倍派の枠を突き抜けた派閥横断の政策集団は、新たな国家安全保障戦略、デフレ脱却のためのアベノミクスを生み出し、日本の活力を増強。
世界における日本の地位を引き上げた。
そんな安倍氏の前に立ち塞がったのが連立相手の公明党だった。
安倍氏はある意味、世論の高い支持と選挙に連勝した力を示して公明党との協力を得た。
自民党は政策集団として生まれ変わると宣言した岸田首相にとって、公明党は安倍氏にとってよりずっと深刻な存在となるはずだ。
公明党は時に反自民と言ってよい体質を見せる。
現在も岸田政権の政策推進を妨げている。
岸田首相が2024年に入って2度、憲法改正に言及したことは既に述べた。
それに対して公明党の山口那津男代表が、即、反論した。
能登半島地震などを念頭に先送りできない課題を差し置いて憲法改正に力を注ぐべきではないとして、岸田首相の国会演説を事実上否定した。
日本周辺で高まる一方の中国、ロシア、北朝鮮の脅威を見れば、我が国が1日も早く憲法を改正して自衛隊を
「普通の国の軍隊」
にしなければならないのは自明の理だ。
ウクライナ侵略戦争が示すように、国と国民を守る最後の手段は力である。
自衛隊を正規軍に位置付け、侵略を受けた場合、その力を最大限に発揮して防衛できるようにしなければならない。
憲法改正はそのための第一歩だが、公明党代表は後でよいと言う。
ロシアの侵略を見過ごさないために、軍事を含めてウクライナに出来る限りの支援をすることは、覇権主義的な中国への牽制にもなり、我が国の国益に資する。
しかし、今の日本は憲法の制約により武器装備面でウクライナを支援できない。
また、日英伊3カ国の共同開発による次期戦闘機の輸出も壁にぶつかっている。
公明党の反対が主たる理由だ。
国家の在り方、教育や国防に関して自公間に関して深い溝がある。
自民党が派閥解消で政策をこれまで以上に重視していくのならば公明党との連立解消が重要な鍵となる。
派閥解消宣言を岸田首相の保身の域を遥かに超えて日本全体の活性化に繋げるには、自公連立を解消した上で、政策を軸にした新たな両党の協力関係を築いていくべきだろう。
政治情勢が流動的な今こそ、議論開始の好機である。
派閥解消の先頭に立った岸田首相には、政策集団としての自民党の立て直しを確実にする責任がある。
繰り返しなるが、自公連立を解消し、政策毎の協力関係の構築を目指すことは、何よりも両党の支持者にとって心の晴れる道ともなろう。

<正論>自民党は国家再生の原点に返れ 
同志社大学特別客員教授 笹川平和財団常務理事・兼原信克
2024/2/5 8:00
https://www.sankei.com/article/20240205-L7BFIRJZPROPVKHSJ2LIXOG2WA/
岸田文雄政権が国家安保戦略を策定して1年が経った。
岸田首相は戦後安全保障政策の大転換を成し遂げた。
防衛力をGDP1%枠に縛り付け
「それで負けたら仕方がない」
という、三木武夫政権以来の無責任な基盤的防衛力構想が完全に葬り去られた。
■安保戦略に停滞許されず
巨大化した国力を背景に、アジアの現状を一方的に変更し、尖閣奪取を窺い台湾の武力併合と共産化を狙う中国に対して、防衛費を倍増し日米同盟を活性化し、インド太平洋地域の友邦を募り、日米豪印(クアッド)や日米韓の連携を強化し、地域の平和と安定のためにリーダーシップを取ろうと呼び掛けた。
岸田政権の戦略は、内外から高い評価を受けた。
その肉付けが進んでいる。
国家と国民の安全は、政府の1丁目1番地の仕事である。
国家安保戦略の実現に停滞は許されない。
厳しい安全保障環境を考えれば、一刻の猶予も許されない。
鳴り物入りで始まった反撃力の整備は着実に進んでいる。
「専守防衛」
と言えば聞こえはよいが、自国を焦土とし、国民の命を盾として戦う戦法は、愚かな戦法である。
ウクライナをみれば、核戦争へのエスカレーションを危惧するバイデン米大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領にロシア本土への反撃を許さない。
プーチン露大統領は、聖域化されたロシア領土を利用してウクライナを思う存分に蹂躙している。
敵の策源地を叩かなければ、こちらが降伏するまで国民の殺戮と国土の破壊が繰り返されるのである。
反撃力とは、自衛権行使そのものに他ならない。
政府は、国産の12式地対艦誘導弾能力向上型が登場するまでの次善策として、米国製トマホーク400発の導入を決定した。
最新型の
「ブロック5」
は生産が追い付かないために、
「ブロック4」
を交ぜて購入することで取得開始時期を1年前倒しした。
2025年度から部隊に配備が始まる。
本格的な反撃力がようやく形を整えつつある。
■能動的サイバー防御の課題
しかし、もう1つの目玉だった能動的サイバー防衛には全く進捗がない。
政府の意志が感じられない。
有事の際のサイバー攻撃は言うに及ばず、平時からの情報窃取、ランサムウエアを用いた身代金要求、AIを駆使した認知戦(宣伝戦)と、サイバー空間を悪用する例は枚挙に暇がない。
20世紀末に人間が作り出したサイバー空間は地球的規模で広がり、3次元の物理空間を吞み込んだ。
サイバー空間は、人類に大きな飛躍の可能性を与えると同時に、底知れない闇をも開いた。
距離と時間がない闇空間を、外国の軍諜報部や情報機関、あるいは犯罪者が我が物顔で歩き回る。
各国政府は、サイバー空間の安全を守るために厳しい監視体制を敷き始めた。
日本もまた自衛隊、政府、重要インフラ、更には国民を守るために首相官邸にサイバー局を置き、サイバー空間全体を監視するデータセンターを設置することが必須である。
またホワイトハッカーを大勢雇用して大規模なサイバー軍を立ち上げ、敵のサイバー空間に逆に侵入できるようにせねばならない。
それが能動的サイバー防衛である。
この議論をすると、必ず出てくるのが通信の自由を規定した憲法21条である。
55年体制下では、憲法21条は、憲法9条と並ぶイデオロギー問題であった。
東側に軸足を差し込んだ左派陣営が、東側スパイの摘発に繫がるスパイ防止法に反対し、特定秘密法に反対し、同時に、政府による通信の管理を極度に警戒したからである。
しかし、冷戦が終わって既に30年である。
個人の通信の自由を守りつつサイバー空間の安全を守ることは当然である。
それが現実に世界中で実行されていることである。
■岸田首相の英断を期待する
冷戦下のように左派の反発を恐れていては、国家の安寧は実現できない。
保守本流の生みの親である吉田茂元首相は、左派陣営の猛反対を押し切ってサンフランシスコ講和条約を締結した。
そしてたった1人で日米同盟に署名した。
軽武装を目指したのは、敗戦で破壊され尽くした日本の復活のためであった。
日本という国家の再生こそが吉田の本意であり、保守本流の原点であるはずである。
それがいつの間にか、社会党と国会対策で慣れあい、安全保障を米国に委ね、経済成長の果実をばら撒くだけが保守であるかのような歪んだ意識が生まれた。
何よりも政局の安定を優先するようになった。
特に憲法が絡む安全保障問題ではその傾向が強かった。
安倍晋三元首相は、新しい時代を開くため、正面から憲法9条の解釈変更に挑んだ。
集団的自衛権を巡る憲法解釈を大胆に変更し、幾度も選挙に打って出て国民の支持を勝ち得た。
憲法21条問題で逃げ回っていては、とても保守本流の看板は掲げられまい。
長期政権化した内閣の支持率は低迷しているが、政治と金を巡る混乱と派閥の解消で、むしろ岸田首相の党内権力は大きくなった。
保守本流の嫡子である岸田氏の英断を期待したい。 
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/354.html#c30

[政治・選挙・NHK293] 腐敗・保身集団の末期症状 けだし見ものだ 自民党の内ゲバと内部崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 秘密のアッコちゃん[141] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月15日 05:29:31 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[254]
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<正論>自虐教育は日本の没落を招く 
麗澤大学特別教授、元空将・織田邦男
2024/2/14 8:00
https://www.sankei.com/article/20240214-JLYXS7OMPVIIPB2SHJJZBPKRCM/
■「汚染水」「強制連行」
報道によると日本教職員組合(日教組)が開催した教育研究全国集会(教研集会)で、東京電力福島第1原発から放出される処理水を
「汚染水」
とした教材を使用した授業例が発表されたという。
「日本の資源・エネルギーと電力」
と題する中学校の授業で、原発事故や廃炉工程を取り上げた教材には
「汚染水の放出を強行」
と記載したという。
福島の場合、自然界にもあるトリチウム以外の放射性物質を除去した処理水である。
海洋放出については、国際原子力機関が
「国際的な安全基準に合致」
し、人や環境への影響は
「無視できる」
との報告書を公表している。
原発で生じたトリチウムを含む排水の海洋放出は、中国を含む全世界の原発で恒常的に行われている。
中国は
「核汚染水」
と呼んで日本を非難するが、外交的手段として非難しているのであり、その不合理さは当の中国が一番理解しているはずだ。
日本政府は
「科学的根拠に基づかない主張」
と抗議している。
学習指導要領は教員に対し、科学的観点での指導を求めている。
だが教員はなぜ、こういう中国側に立った非科学的教育を実施するのだろう。
また小学校教員が漫画
「はだしのゲン」
を教材として
「アジアへの侵略や強制連行」
について取り上げ、広島への修学旅行の事前学習を行ったことが発表された。
「はだしのゲン」
は、史実かどうか未検証の行為も描かれており、教材の適切性を巡って未だに議論が割れているものだ。
そもそも歴史をこれから学ぶ児童に対し、いきなり
「アジアへの侵略や強制連行」
を教えることが適切な教育と言えるのか。
■迷惑するのは子供たち
これであることを思い出した。
約40年前、筆者は米空軍大学に留学した。
その際、同じ留学生の英空軍将校に質問をしたことがある。
「英国ではアヘン戦争をどのように教えているか?」
と。
一瞬、彼から笑みが消え、飲んでいたビールジョッキを置いて、筆者を凝視して静かに答えた。
「義務教育では教えていない」。
彼は続けてこう言った。
「なぜ、義務教育でアヘン戦争を教える必要があるのか」
「義務教育での歴史教育は、子供に対し先人が示した気概を教え、国家との一体感を育成し、大英帝国のために尽くそうという志を育むのが目的だ」
「アヘン戦争は英国の歴史の中でも義務教育の題材としては相応しくない」
と。
これを聞いて目から鱗が落ちる思いがした。
英国人の誇り高さの源泉はここにあるのかと。
サッチャー政権が、教育の立て直しに懸命になっていた頃である。
同じ時期、米国ではレーガン大統領が米国教育の現状に危機感を抱き、教育の立て直しに躍起になっていた。
彼はこう言った。
「もし非友好的な外国勢力が米国に対して今日のような凡庸な教育をするように押し付けたとしたなら、それは戦闘行為に相当すると見做せるものだ」
「汚染水」
教育の結果、
「総理の怠慢」
「首相退任してほしい。責任を取れ」
といった生徒の意見が見られたそうだ。
また児童が
「日韓併合で連れてきて働かせる」
とメモを取る様子が自慢げに発表されている。
事実誤認や未検証の行為を子供たちに教育し、堂々と教研集会で発表するという屈折した心理。
レーガン流に言うならば、このような教育は
「戦闘行為に相当する」
だろう。
迷惑するのは子供たちである。
「青少年を見れば、その国の未来が見える」
と言われる。
こういう自虐教育が未だに行われている現実を知り、将来を憂慮せざるを得ない。
■国への誇りを失えば
戦後教育は敗戦のトラウマから
「国家」

「公」
より、
「個」
「私」
を優先した。
国家と歴史、民族と文化を貶め、国歌、国旗を拒否し、祖先、両親への敬慕、師弟の礼節まで、あらゆる伝統的価値観に背を向けた。
マルクス史観の影響を受け、権威、権力の否定が底流にある。
国際連盟事務次長を務めた教育者、新渡戸稲造は米国で名著
「武士道」
を著し、日本人の高邁な精神を紹介した。
美術史家、岡倉天心はニューヨークで
「茶の本」
を出版し、日本の伝統文化について広く紹介した。
かつて日本人は日本に対する誇りを持ち、強烈なアイデンティティを保持していた。
海外で優れた日本の文化や伝統について紹介し、命懸けで日本のために情熱を燃やした。
報道のような自虐教育が続けば、日本に誇りを持つ日本人は育たない。
欧米にこんな言葉がある。
「英国人を自慢しているやつは英国人だ」
「ドイツの悪口を言っているやつはフランス人だ」
「スペインの悪口を言っているやつはスペイン人に決まっている」。
かつて世界を席巻したスペインはなぜ没落したのか。
子供たちに対しスペインはインカ、マヤを滅ぼした悪い国だと自虐教育を続けた結果、スペイン人から誇りが消えた。
これが没落の主因だという。
決して他人事ではない。

「汚染水」授業 日教組は偏向指導やめよ
2024/1/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20240129-OPTDRVQX2FK7PBBW7PY544IHBY/
日教組の教研集会で、東京電力福島第1原発から放出される処理水を
「汚染水」
と記した教材を使い、政府批判を煽るような授業が報告された。
「汚染水」
は実態を無視した誤った用語だ。
中国などが日本を批判するためにも用いている。
政治的主張を教室に持ち込み、子供たちにおかしなことを教えないでもらいたい。
教研集会は組合教員らの日頃の授業などの取り組みを報告するもので、札幌市で2024年1月26日から3日間の日程で開かれた。
神奈川県の中学教員が発表した社会科の実践報告によると、原発事故後の政府対応について
「福島県漁連の反対する汚染水の放出を強行」
などと批判したプリントを配布し、生徒に原発問題を考えさせていた。
また、処理水放出を巡り日本産水産物を輸入禁止とした中国への批判が生徒から上がると、教員は
「放出に一番反対していたのは誰だったのだろう」
と問い、
「政府が福島県漁連との約束を破って放出を強行したことが(生徒に)理解できた」
などとリポートに書いている。
これでは指導ではなく、誘導だ。
教員は、様々な視点で原発問題を取り上げたとしているが、授業後に政府方針への賛否を生徒に問うと、反対が賛成より約3倍も多く、明らかに偏りがみられた。
「首相退任してほしい。責任を取れ!」
という過激な意見もあったという。
日教組の教員による偏向的な指導は過去にもしばしば問題になっている。
2023年の教研集会でも、政府が世界文化遺産登録を目指す
「佐渡島の金山」(新潟県)
を巡り、朝鮮半島出身者を強制労働に従事させたとの認識を一面的に訴える指導の実践例が報告された。
歴史の授業などで日本を殊更悪く教える授業は、日教組の一部教員に限らない。
政治的に偏った授業は、教員の信頼を失うものだ。
日教組の瀧本司委員長は教研集会初日の全体集会で、ロシアによるウクライナ侵略やイスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの戦闘などに触れ、
「日本でも憲法や教育の危機が増している」
と述べた。
だが自虐的な戦後教育を引きずり、現実無視の偏向指導を続けることこそ危うくないか。
その最大の被害者が子供であることを忘れてはならない。

教研集会
「はだしのゲン」で「強制連行」教える 安保法反対デモの参加体験も 政治的中立性に疑問
2024/1/28 18:27
https://www.sankei.com/article/20240128-LC7IWTWDCBJPZIEPKMKUX76HUQ/
札幌市で開かれた日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会(教研集会)は2024年1月28日、3日間の日程を終えて閉幕した。
最終日の平和教育分科会では、原爆の悲惨さなどを伝える漫画
「はだしのゲン」
を教材に朝鮮人の
「強制連行」
に焦点を当てる一方、安全保障関連法の反対デモに教員自身が参加した体験を語る授業実践例が報告された。
教育の政治的中立性が保たれているのかが疑われ、議論を呼びそうだ。
■「日かんへいごうで連れてきて働かされる」
リポート発表者は大阪府の小学教員。
広島市の平和記念公園を訪れる修学旅行の事前学習として、
「はだしのゲン」
の作中で
「アジアへの侵略や強制連行」
について語られる場面を取り上げ、韓国人被爆者の慰霊碑が公園内にあることなどを説明。
訪問時に
「日かんへいごう(日韓併合)で連れてきて働かされる」
などとメモを取る児童の様子を振り返った。
修学旅行後には、集団的自衛権の限定行使を自衛隊に認めた2015(平成27)年成立の安保関連法について、反対グループのメンバーらが作った絵本を授業で読み聞かせ、
「危機感を持った人たちの思いが運動に繋がったことを知り、平和主義について改めて考える機会とした」(リポート)。
自身が反対デモに参加したことも教え、
「選挙以外にも政治に参加できると伝えた」
と発表した。
2022(令和4)年末の防衛費増額の閣議決定を子供たちとの話題にした際は、児童から
「おかしい」
「もっと教育のことや困っている人のために税金を使えばいい」
との感想があったと報告している。
■教材としての適切性は
「はだしのゲン」
には史実かどうか検証されていない旧日本軍の加害行為が描かれており、天皇の戦争責任を強調するなど教材としての適切性を巡って議論が割れている。
広島市は市立小中高校が取り組む平和教育の教材としていたが、
「漫画の場面だけでは被爆の実相に迫りにくい」
と判断し、2023(令和5)年度から新教材への変更を決めた。
教育基本法では、教育の政治的中立性を求めている。
安倍晋三政権で教育再生実行会議のメンバーを務めた麗澤大の八木秀次教授(憲法学)は
「『はだしのゲン』は、原爆被害の原因を日本国や日本人に向ける描写が多い」
「子供たちは日本人に問題があったという印象を受けかねず、政治的中立性が疑われる」
「こうした漫画を数十年も使い続けていること自体、教員が教材研究を怠ってきた証左だと言えるのではないか」
と指摘した。

はだしのゲン
国民学校の少年が原爆により家族らを失う悲惨さなどを描いた中沢啓治さんによる自伝的漫画。
1973(昭和48)年に少年誌で連載が始まり、日教組系機関誌などへの掲載を経て完結した。
一部の残虐表現や歴史観が問題視された。

教研集会
「特攻隊遺書」教材に想像力育成、平和教育授業例 日教組集会
2024/1/27 18:04
https://www.sankei.com/article/20240127-ZHK5YWKWFVPG7GU72RLS3RL5VY/
日教組の教研集会で2024年1月27日に行われた平和教育分科会では、先の大戦で爆弾を積んだ戦闘機で敵艦船に体当たりした旧日本軍の神風特別攻撃隊(特攻隊)を取り上げるリポートが報告された。
隊員の遺書を通し、その心情を精緻に分析して想像させることで、子供たちに平和の尊さを教える授業の工夫が見受けられた。
長崎県の中学教員は、特攻隊基地があった大刀洗飛行場の歴史を伝える大刀洗平和記念館(福岡県筑前町)への修学旅行に先立つ事前学習の授業実践例を報告した。
生徒らに戦争が起きれば、自らの生活がどう変わるかを考えさせた。
その上で特攻隊員の遺書について学び、その内容を、家族や友人への想い、国の未来や永遠の平和を願う気持ち、死への恐れなど心情ごとに9項目に分類。
実際に遺書を読み、印象に残った点や疑問に思ったことを書かせた。
「美談」
としてではなく、歴史的な背景などを踏まえて考えさせることを試みている。
兵庫県の小学教員も特攻隊員の遺書を使った授業実践例を報告。
当時は検閲があったことを紹介し、隊員が遺書に本音を書けたのかという観点で指導した経緯をリポートした。
分科会では
「『先生に見せてラブレターを書かないだろ?』と説明すると遺書への見方が変わる」
と述べ、物事を読み解く際、疑問や違和感を持つ必要性を語った。
日本経済大の久野潤准教授(近代史)は
「検閲は作戦に支障が出る地名などが主な対象で、黒字や伏せ字になるのですぐ分かる」
「外国に比べれば緩いものだったと言え、検閲されたから一律に本音を書けなかったわけではないので、より丁寧な指導が必要だ」
と述べた。

教研集会
タブレット端末の「電磁波」危険性訴え 学校のデジタル化を批判
2024/1/27 17:58
https://www.sankei.com/article/20240127-QRMGU6HFRBMKLBGJXUWPVRXTBY/
日本教職員組合(日教組)が開催している教育研究全国集会(教研集会)の保健・体育分科会で、小中学生に1人1台配られたタブレット端末などが発する電磁波の危険性を訴えるリポートが発表された。
世界保健機関(WHO)は因果関係に科学的根拠はないとの見解を出しており、学校のデジタル化に支障が生じないか懸念される。
リポートは福岡県の中学養護教員が発表。
電磁界(電磁気による力が作用する空間)に晒されることで頭痛などの症状が生じるとされる
「電磁波過敏症」
を問題視し、教員仲間らとの勉強会などの内容を報告した。
勉強会参加者は体調不良を訴えて保健室を訪れる子供に対し、電磁波の影響を念頭に
「タブレットを使っていたか」
「先生はプロジェクタを使っていたか」
などと質問していると説明した。
来年度からは一部教科でクラウド配信によるデジタル教科書の使用が始まる。
この教員は分科会で
「(1度に送受信するデータ量が増える)ダウンロード版への変更を強く求めなければならない」
と述べ、他の教員にも危険性を周知し、教育委員会に測定器購入を働き掛ける必要性を訴えた。
分科会の出席者からは
「最近の子供は休みがちで熱中症なども多い」
「電磁波の懸念があることははっきりしており、学校環境調査の項目に入れるべきだ」
(沖縄県の教員)
との声が上がった。
環境省は2023年公表したパンフレットで、電磁波過敏症の症状を
「電磁界曝露(晒されること)と結び付ける科学的根拠はない」
とするWHOの見解を明記している。
経済産業省の有識者会議の提言で設立された中立的専門機関
「電磁界情報センター」
の大久保千代次所長によると、国の研究機関が学校の教室でパソコンが発する電磁波を調べたところ、最大値で総務省が示す安全基準の1000分の1以下だった。
大久保氏は
「WHOの調査でも、タブレット端末の電磁波が健康被害をもたらすという科学的な証拠はないと結論付けられている」
と話す。
学校のデジタル化は新型コロナウイルス禍で効果を発揮。
能登半島地震でも、被災地でオンライン授業による学びの継続が模索されている。

教研集会
社会科教材に「汚染水」表記 日教組集会で授業実践例を発表「放出を強行」記載も
2024/1/27 17:30
https://www.sankei.com/article/20240127-UESULLZTORLOZONJFZ5KSHBBEM/
日本教職員組合(日教組)が札幌市で開催している教育研究全国集会(教研集会)の社会科教育分科会で、東京電力福島第1原発から放出される処理水を
「汚染水」
と表現する教材を使った授業実践例のリポートが発表されたことが2024年1月27日、分かった。
学習指導要領は教員に科学的な観点での指導を求めており、子供たちに誤解を与えかねない授業の広がりを危惧する声も上がっている。
リポートの発表者は神奈川県の中学教員。
「日本の資源・エネルギーと電力」
に関する授業実践例として、福島の原発事故や廃炉工程を取り上げている。
授業で使ったプリントとして、
「日本政府は何をしようとしているか」
との見出しで
「汚染水の放出を強行」
などと記載していた。
授業では、原発の新増設などについて2つのクラスで生徒に賛否とその理由を質問。
一方のクラスは賛成が5人、反対が15人。
もう一方では、賛成が7人、反対が20人と報告されており、結果に偏りが窺われた。
反対する生徒の意見には、
「総理の怠慢」
「首相退任してほしい。責任を取れ!」
などといった政治的な内容もみられた。
処理水は原発事故に伴う汚染水を浄化し、自然界にもあるトリチウム以外の大半の放射性物質を除去したものだ。
原子力施設で生じたトリチウムを含む排水の海洋放出は欧米や中国、韓国なども恒常的に行っている。
海洋放出計画をめぐっては、国際原子力機関(IAEA)が
「国際的な安全基準に合致」
し、人や環境への影響は
「無視できるほど」
とする調査報告書を公表した。
処理水を
「核汚染水」
と呼んで日本を非難する中国に対しても、政府は
「科学的根拠に基づかない主張だ」
と抗議している。
中学校学習指導要領の解説では、放射線を巡り
「科学的に思考し、情報を正しく理解する力」
の育成を求めている。
被災地の風評被害などについて取材を重ねてきた福島県在住のジャーナリスト、林智裕氏は
「今回の授業実践例が模範的な授業として全国に広がり、誤った認識が定着すれば、それを解消するのは難しくなる」
「福島の住民に対して風評や差別として向かう恐れもある」
と懸念を示した。

東京電力福島第1原発の処理水
1〜3号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やすための注水などによって発生した汚染水を浄化処理した水。
トリチウム濃度が国の排水基準の40分の1未満になるよう海水で薄めてから放出している。

魚にトリチウム濃縮されず 「有機結合」ヒラメで試験
2024/1/27 16:22
https://www.sankei.com/article/20240127-CHLBKW35VVKMLNEEIXU2RWQNWI/
東京電力は、福島第1原発の処理水に含まれる放射性物質トリチウムが生物の組織と結合して出来る
「有機結合型トリチウム」
が、ヒラメの体内で濃縮されなかったとする試験結果を明らかにした。
既に研究機関から報告されている同様のデータを、実際の処理水による飼育試験で裏付けた。
東電の担当者は
「魚の安全性に問題がないことが改めて確認できた」
「引き続きデータを示し、風評被害抑制に繋げたい」
とする。
トリチウムは三重水素とも呼ばれ、通常は水素と同様に酸素と結び付いた水の状態で存在。
生物が取り込むと一部が筋肉のタンパク質などと結合し、より長く体内に留まるとされる。
東電は、処理水を海水で希釈してトリチウム濃度を同社が設定した放出基準を下回る1リットル当たり約1250ベクレルにした水槽で、2022年から飼育試験を実施した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/358.html#c16

[政治・選挙・NHK293] 派閥解消だけで抜本的な「政治改革」は実現しない 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
32. 秘密のアッコちゃん[142] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月16日 06:05:26 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[255]
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安倍派、幹部の責任問う意見多数 政治資金パーティー不記載、今後は処分が焦点
2024/2/15 21:34
https://www.sankei.com/article/20240215-WSKWC5TXNZK7XD3GYIJLFPXEMI/
自民党は今後、派閥の政治資金パーティー収入不記載問題に関する聞き取り調査の結果に、本人の公の場での説明も加味し、議員への処分の可否を判断する。
報告書では、不記載があった安倍派(清和政策研究会)所属議員から同派幹部の責任を問う意見が相次いだことが明らかになった。
幹部らへの処分の実施や、政治倫理審査会など国会での説明により、自浄能力を示せるかが問われている。
「派閥の上に立つ人間が責任を取らないといけない」
「幹部が不記載を止めようと動くべきだった。幹部の責任は重い」
報告書には、10以上の
「派閥幹部の責任」
への言及が並んだ。
処分内容を決めるのは党紀委員会(衛藤晟一委員長)だ。
どのような基準でどの議員を党紀委に諮るかは、茂木敏充幹事長が判断する。
茂木氏は、最も重い除名や2番目の離党勧告の目安として、刑事事件での立件を挙げた。
立件された安倍派3議員は既に議員辞職か除名・離党済みで、今後の処分では最も重いケースでも党員資格停止となりそうだ。
報告書は本人の言い分を基にしているとはいえ、
「裏金」

「会合費」
など政治活動に使われたと記載し、私的流用は確認されなかった。
また、
「裏金」
システムは
「遅くとも十数年前から行われていた可能性が高い」
と認定。
派閥の指示と慣例に従い、使途も悪質性が高くないとなれば、過去の処分例を踏まえて1年間の
「党の役職停止」
が妥当との見通しを語る党幹部もいる。
岸田文雄首相はこれまで、調査中であるため処分について
「党として判断する」
といった説明にとどめてきた。
報告書を作成した弁護士は、今後の不正の抑止のため、こんな提言を載せた。
「党としてペナルティーを強化していくことは、国民の信頼回復のためにも不可欠である」
今後の具体策と処分が、世論の納得感を得られるかが焦点となる。

鈴木財務相、不記載議員の納税「見守る」 きょう確定申告開始、危機感広まる
2024/2/15 21:28
https://www.sankei.com/article/20240215-2TWO5HAABBJLPP74ACHHS67IYY/
鈴木俊一財務相は2024年2月15日の衆院予算委員会で、自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、政治資金収支報告書への不記載があった議員らに納税を指示するよう野党から要求され
「党の立場を見守る」
と述べた。
国民の税に対する見方が厳しくなる確定申告が2024年2月16日から始まることを踏まえ、野党は自民議員の
「脱税」
の疑いを訴えた。
2024年2月15日には自民が不記載議員らへの聞き取り調査結果を公表。
危機感が広がる政府与党内では、納税を求める声も出ている。
立憲民主党の鎌田さゆり氏は2024年2月15日の衆院予算委で
「国民はなめられている」
「納税する気持ちにならなくなる」
「国会議員が襟を正すべきだ」
として、不記載議員らの納税を求めた。
政治団体の資金は原則、非課税だ。
しかし、政治資金の個人的な使用分や政策活動費の使い残しなどは議員個人の雑所得とみなされ、所得税の課税対象になり得る。
自民の一部議員は現金で保管していたと説明しており、野党は
「蓄財」
とも指摘していた。
2024年2月14日の衆院予算委では、自民の上野賢一郎氏が不記載分のうち個人的な使用や使途不明分について
「個人所得とみなされる場合には党として早急な修正申告を指示し、納税させる対応が必要だ」
と岸田文雄首相(党総裁)に迫った。
国民の不信払拭のため自民内には上野氏のような意見もある。
ただ、森山裕総務会長は2024年2月15日、納税の検討について官邸で記者団に問われ、
「あり得ない」
と断言した。
一方、2024年2月15日の衆院予算委では、自民の二階俊博元幹事長が代表を務める政治団体が3年間で支出していた約3500万円の書籍代も話題となった。
二階氏側はまとめ買いした自身に関する書籍などを関係者に配布したと説明している。
立民の梅谷守氏は計2万7700冊に上るとして
「尋常な数ではない」
「本当に配り切れるのか」
と疑問視した。
林芳正官房長官は
「議員が説明責任を果たしていくべきだ」
と述べるにとどめた。

自民、裏金キックバック議員の聞き取り調査結果を公表「安倍派で還流20年以上前から」の証言も 
2024/2/15 21:22
https://www.sankei.com/article/20240215-2HFTUVXXAJMQ3CDF52KJTLNCJE/
自民党は2024年2月15日、派閥パーティー収入不記載事件を受け、裏金のキックバック(還流)を受けていた議員ら91人を対象に行った聞き取り調査の結果を公表した。
32人が還流を
「認識していた」
とし、うち
11人は政治資金収支報告書への不記載も
「認識していた」
とした。
調査は森山裕総務会長を座長とし、外部弁護士を交えて実施。
対象は国会議員82人、選挙区支部長3人、8の派閥・議員グループの代表者や事務総長8人の計91人(重複除く)。
議員と支部長の内訳は安倍派(清和政策研究会)79人、二階派(志帥会)6人。
対象者が受け取った資金は平成30〜令和4年の間で計5億7949万円。
安倍派では
「遅くとも10数年前、場合によっては20年以上前から」
還流が始まり、二階派でも
「少なくとも10年前から(資金をプールするなどの)今の仕組みになっていた」
と指摘した。
国会議員ら85人のうち53人が還流資金を使用。
主な使途として、
▽会合費
▽事務費
▽車両購入費
▽書籍代
▽人件費
▽手土産代
▽弁当代
▽交通費
▽翌年以降の派閥パー券購入費
などを挙げた。
今後は関係者の処分が焦点となる。
岸田文雄首相は
「今回の調査や今後の説明責任の果たし方を踏まえて判断していきたい」
と記者団に語った。
立憲民主党の参院国対委員長は2024年2月15日、自民の参院国対委員長と会談し、来週にも参院政治倫理審査会の開催を野村哲郎会長に申し立てる考えを伝えた。
衆院政倫審は2024年2月16日、幹事懇談会を開く。
萩生田光一前政調会長は2024年2月15日、
「(政倫審の)対象になるのであれば、出席を拒むものではない」
と記者団に語った。

岸田首相、自民不記載調査結果は「客観・中立性に最大限配慮」
2024/2/15 20:00
https://www.sankei.com/article/20240215-2LOCFWEW2FNJRB7SKU3QQ6DNKA/
岸田文雄首相は2024年2月15日、自民党の派閥パーティー収入不記載事件を巡り、裏金のキックバック(還流)を受けていた議員ら85人を対象に行った聞き取り調査の結果について、
「説明責任は今回の調査をもって果たされるというものではない」
「国民の信頼回復に向けて、関係者には説明責任を果たしてもらわなければならないし、求めていきたい」
と語った。
官邸で記者団の質問に答えた。
報告書は調査に参加した外部弁護士が自民党に報告書として提出する体裁をとった。
首相は
「客観性あるいは中立性にも最大限配慮した報告書を取りまとめて頂いた」
と強調。
関係者の処分については
「今回の調査や今後の説明責任の果たし方を踏まえて判断していきたい」
と説明した。
自民党が、政治資金収支報告書への不記載があった議員らに、使途不明などの場合には納税させる案の検討に入ったとする一部報道については
「全く承知していない」
と述べた。

安倍派5人衆ら政倫審出席要求も強く…野党、自民の不記載調査報告書を批判「お手盛りだ」
2024/2/15 19:17
https://www.sankei.com/article/20240215-FNS2QNF44FNXJMNZ3OQKSN2PTY/
自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、野党は自民が2024年2月15日に公表した党執行部による不記載議員への聞き取り調査の報告書を相次いで批判した。
「報告書には何も書かれていない」(野党幹部)
として、安倍派の
「5人衆」
と呼ばれる議員らの政治倫理審査会出席を求める声は一層強まりそうだ。
「肝心なことは何も書いていない」
「自己申告ベースで、お手盛りだ」
立憲民主党の泉健太代表は2024年2月15日、国会内で記者団の取材に応じ、報告書の内容を切り捨てた。
その上で
「非常にいい加減で、ザル的な調査だったことが明確になった」
「もう1度自民党に調査させることと、政倫審への(議員らの)出席を同時並行で求めていく」
と述べた。
また、報告書を読んだ日本維新の会の国対幹部は
「この内容では何も分からない」
「むしろこれなら(不記載だった)多数の議員らを政倫審に呼ばないと意味がない」
と嘆息した。
一連の政治とカネの問題を巡り、野党は攻勢を強めている。
立民の長妻昭政調会長は2024年2月15日の記者会見で、
「国民の怒りは頂点に達している」
と強調。
岸田文雄首相(自民党総裁)に
「もっと(全容解明に向けた)意気込みを示してほしい」
と注文を付けた。
維新の馬場伸幸代表も記者会見で、
「(自民は)調査結果を断片的に発表したり、国民が納得できない中身が続いている」
と指摘。
「政治とカネの問題のけじめをつけない限り、予算案の審議には応じられない」
と重ねて主張した。

<独自>政策活動費使途公開、外国人のパー券購入禁止を 自民有志の要請文判明
2024/2/15 18:14
https://www.sankei.com/article/20240215-XBJQZJXFEBKPNKY7TAMTKHSFAA/
自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受け、派閥全廃を目指す同党中堅・若手有志の議員連盟
「政治(まつりごと)変革会議」(代表・青山繁晴参院議員)
が取りまとめた要請文の全容が2024年2月15日、分かった。
派閥全廃に向けて、政策集団による政治団体登録の禁止を主張。
政策活動費の原資・使途の公開や、外国人によるパーティー券の購入禁止も盛り込んだ。
要請文は
「派閥全廃は党改革の前提であり、まっさらな状態から新たな自民を構築すべき」
と明記。
派閥が残れば
「国民の信頼は生まれない」
とも指摘した。
政治改革を進めるため、
▽新たな「政治改革大綱」の策定
▽政党法もしくは公党法の制定
▽党内に強力な監査機関の新設
なども必要と記載した。
議連は2024年2月16日、自民の渡海紀三朗政調会長に要請文を提出する方針だ。

自民・上野賢一郎氏「政権陥落の平成21年を体感」 不記載資金の使途「議員に説明責任」
2024/2/14 12:16
https://www.sankei.com/article/20240214-ZG5MQAKY4BBGXNZXYCTRCDQXYA/
自民党の上野賢一郎衆院議員は2024年2月14日の衆院予算委員会で、自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、岸田文雄首相(党総裁)に対し
「政治と金の問題について選挙区で厳しい意見をたくさん頂戴している」
「体感として政権から陥落した2009(平成21)年の状況に近付いている」
と述べ、不祥事の真相解明の必要性を訴えた。
上野氏は平成21年の衆院選滋賀1区で旧民主党候補に敗れ、比例復活もできなかった。
上野氏は、政治資金収支報告書に不記載だった資金の使途に関して議員本人に説明責任があると強調。
「個人所得とみなされる場合は、党として早急に修正申告し、納税させるなどの対応が必要だ」
と指摘した。
議員に会計責任者と同様の責任を負わせる
「連座制」
導入を挙げて、
「職を失うかもしれないという強い強いプレッシャーを政治家にかけないと今回のような問題は一向に解決されない恐れがある」
と語った。
首相は
「解体的な出直しを図り、信頼回復に努めなければならない」
と述べ、政治資金規正法の改正を検討する党内ワーキングチームの議論について
「考え方をできるだけ早く取りまとめ、今国会での法改正を目指し議論を進めたい」
と語った。

自民、安倍派幹部らの処分方針見いだせず 衆院政倫審開催が焦点に 野党は証人喚問要求
2024/2/13 20:00
https://www.sankei.com/article/20240213-GZWCHZQIVRJZXIBXCRF243IZVA/
自民党派閥のパーティー収入不記載事件を巡り、衆院政治倫理審査会の開催が焦点となっている。
野党は関係者の責任を問うべく開催を強く主張。
これに対し、事件が直撃した安倍派(清和政策研究会)の一部幹部らは
「捜査機関の取り調べに応じている」
などと必要性を否定している。
野党が政倫審よりも強制力があり、追及が厳しい証人喚問を求める構えを示す中、自民執行部は対応に苦慮している。
「与野党の協議で必要となれば、対象議員の協力を得て行われることになるだろう」。
自民の森山裕総務会長は2024年2月13日の記者会見で、政倫審開催に前向きな考えを示した。
もっともそのハードルは高い。
政倫審は政界を揺るがせたロッキード事件を契機に、昭和60年に衆参両院に設置された。
疑惑を持たれた議員本人の申し出や委員の過半数の議決で開くことができるが、出欠の判断は議員に委ねられている。
平成21年には民主党の鳩山由紀夫代表(当時)を巡る政治資金収支報告書の虚偽記載問題に関する政倫審が開かれた。
ただ、鳩山氏は出席を拒否し、流会となっている。
今回も一部の安倍派幹部は
「なぜ出席しなければいけないのか」
と強く反発している。
自民国対幹部は
「出席するかどうかは本人の意思次第だ」
「党側のコントロールにも限界がある」
と語る。
一方、政倫審とは別に自民内では安倍派幹部らへの処分が検討されている。
党の処分は重い順に除名、離党勧告、党員資格停止―などがある。
自民幹部は
「どんなに重くても党員資格停止がせいぜいだろう」
と説明するが、選挙で党の公認が得られなくなるため、不満が執行部へと向かいかねない。
打開策として安倍派ではトップに責任を負わせる動きがある。
2024年2月1日に開いた最後の議員総会では、座長の塩谷立元文部科学相に議員辞職を迫る声が上がった。
同派の有力者
「5人衆」
の一部も塩谷氏に進退の判断を迫る中、若手議員は
「塩谷氏が身を引けば体裁が整う」
と期待する。
もっとも派内には
「スケープゴート≠探しているようでは人心一新にはほど遠い」(中堅議員)
との冷めた見方も根強い。
処分の在り方を巡り自民は最大公約数を見い出せていないのが現実だ。

「一部の派閥が不記載を指導」 自民がアンケート結果に明記
2024/2/13 15:45
https://www.sankei.com/article/20240213-U6TCUUQSOJJXDHBXGGWZEJTYAU/
自民党は2024年2月13日、派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受け実施した全所属国会議員アンケートの結果報告書で、
「一部の派閥が還付金(議員側に還流した派閥パーティー収入)を政治資金収支報告書に記載しないよう議員事務所などに指導していた」
と明記した。
安倍派(清和政策研究会)を念頭に、派閥による不記載の指示を党として認定した。
森山裕総務会長は記者会見で
「正しく(収支が)報告されなければ国民の信頼は得られず、大きな反省点だ」
と強調。
同時に
「今回の場合、一部の派閥から『記載しないでよい』『記載してはいけない』といわれたと聞いている」
と言及し、議員が政治資金規正法などを正確に理解する必要があると述べた。
アンケートの対象は現職374人と選挙区支部長10人の計384人で、政治資金収支報告書への不記載があったのは85人だった。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/365.html#c32

[政治・選挙・NHK293] 衆院島根1区補選で共産との共闘、「ありえない」 連合の芳野会長(朝日新聞デジタル) 達人が世直し
12. 秘密のアッコちゃん[143] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月16日 14:58:01 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[256]
<■247行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
尖閣領空の自衛隊機に中国が退去警告を巡り、沖縄・玉城知事「日中両政府に信頼関係構築求める」
2024/2/16 12:09
https://www.sankei.com/article/20240216-FIRGA4LAV5KRLNDM5N3ZZIJCHY/
中国海警局の艦船が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の日本領空を飛行する自衛隊機に無線で退去警告したことを巡り、玉城デニー知事は2024年2月16日の定例記者会見で、
「問題がエスカレートし不測の事態が生ずることにならないよう、日中両政府に対して平和的、安定的な信頼関係の構築を求めていく」
との考えを示した。
木原稔防衛相は2024年2月6日、
「尖閣諸島は歴史的にも国際法上も疑いのない我が国固有の領土であり、有効に支配している」
と述べ、中国側が尖閣諸島に関して独自の主張を行う場合には適切かつ厳重に抗議していると説明。
玉城知事も政府の見解を
「県として支持する」
と強調した。

垂前駐中国大使インタビュー@ 日中関係、「戦略的互恵関係」と何千回唱えても解決しない
2024/2/15 8:00
https://www.sankei.com/article/20240215-DVOYEHH7EBMLNELLFFTVYYWGXE/
2023年12月に退官した垂秀夫前駐中国大使が産経新聞のインタビューに応じ、日中両政府の
「戦略的互恵関係」
について
「具体的な問題の解決に繋げていかないと意味がない」
と訴えた。
垂氏は中国での幅広い人脈や情報収集能力に定評があり、インタビューでは、
「国家の安全」
を最優先する中国の内政や邦人拘束などに触れている他、旧民主党政権時代の知られざるエピソードも語った。
気骨溢れる外交官として知られた垂氏のインタビューを4回に渡って掲載する。
■日本は脇に置いておけば
――2023年11月、米サンフランシスコで日中首脳会談が1年ぶりに開かれ、岸田文雄首相と習近平国家主席が
「戦略的互恵関係」
を再確認した
★垂秀夫前駐中国大使
私の個人的見解では、2023年後半、中国は元々日中首脳会談を開くつもりはなかったと思う。
米中首脳会談をやっておけば、日本は米国に追随してくるから、脇に置いておけばいい。
これが彼らの見方。
2023年11月のバイデン米大統領と習氏の米中首脳会談の4、5カ月ほど前から、米中は物凄く接近していた印象がある。
私の同僚であった(駐中国米大使の)バーンズさんも、一時期はほとんど中国の要人に会えなかったのに、2023年秋は閣僚クラスにぼんぼん会えた。
中国側がどんどん『OK』を出したからだ。
米国側も閣僚を相次いで北京を訪問させた。
北京にいて米中接近を強く感じた。
米中関係は、ずっと闘争と安定を繰り返してきた。
戦略的には互いを闘争相手として捉えているが、闘争ばかりやっていられないので、戦術的、短期的には、お互い常に踊り場を探そうとしている。
米中が互いにサンフランシスコでの首脳会談を目指して接近するのを見て、日本が取り残されるのはまずいと思った。
『戦略的互恵関係』を再確認するということで、日中首脳会談は何とか滑り込みで開くことができた。
■戦略的互恵関係の経緯
――既存の日中の枠組みを再確認した
★垂秀夫前駐中国大使
別に『戦略的互恵関係』でなくてもよかったのかもしれない。
ただ、日中の事務方で違う言葉を探す時間的な余裕はなかった。
日本側にすれば安倍晋三元首相が使っていた言葉だし、中国側もこの言葉を再度使いたがっていた。
2023年の春頃から、王毅共産党政治局員兼外相からこの関係に戻ろうというメッセージが出ていたからね。
これを受け、私は戦略的関係の再確認を提唱したわけだ。
王氏は、日中首脳会談後、公明党の山口那津男代表と会見した際に、『垂大使はよくやった』と言ってくれましたよ。
ただし、お題目のように『戦略的互恵関係』と何百回、何千回と唱えても何も解決しない。
中国側のアプローチに乗っかったが、日本としては、具体的な問題の解決に繋げていかないと意味がない。
今がまさに一番大事な時だ。
――「戦略的互恵関係」は首相だった安倍氏が平成18年10月の訪中時に提起した。
このコンセプトが生まれた経緯は
★垂秀夫前駐中国大使
その年の7月に当時の谷内正太郎外務事務次官から呼ばれて、日中関係についての構想を考えるようにと宿題が下りてきた。
谷内さんは当時の安倍晋三官房長官と随分話をされていて、安倍さんが首相になってから中国を重視することをご存じだった。
そこで『戦略的』という言葉を提案した。中国は2国間関係のフレームワーク(枠組み)を重視するからだ。
■関係悪化の中国側の認識
――駐中国大使として北京に着任したのは令和2年秋。
同年春まで習氏の国賓訪日計画が進むなど良好だった日中関係はその後、悪化した。
この間の変化を最前線でどう見てきたか。
★垂秀夫前駐中国大使
令和2年の夏に辞任された安倍さんの後を菅義偉前首相が継がれたが、それですぐに関係が悪くなったわけではない。
中国は中国で関係を継続していきたいというメッセージは出していた。
しかし、より大きな構図の中で、米中関係の対立が相当前面に出てきた。
日本は米国との同盟関係があり、それは日中関係に影響してくる。
また、岸田政権が令和4年末に策定した国家安全保障戦略は、中国を『これまでにない最大の戦略的な挑戦』だと認定した。
国際政治経済秩序に対する中国側のチャレンジだけでなく、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での動きや日本海での中露の軍事演習を見れば、我々がそのように認識するのは当然だ。
だが中国側からすれば、日中関係のフレームワーク、大きな土台を日本側が崩したという認識になる。
米国が主導する動き、とりわけ日米関係やG7の動きの中で日本が米国に追随し、日中関係を変質させたという認識になる。
■安倍元首相の手段
――岸田首相も習氏との会談に強い意欲を示していた
★垂秀夫前駐中国大使
やはり首脳会談は必要だ。
習氏の1強体制の中国では、他の人間にいくら何を言っても、習氏に会わなければ意味がない。
安倍さんもそれをよく理解していた。
短期的な側面だけを見ると、安倍さんは相当中国寄りになっていた時期もあった。
第3国で日中協力をやったり、中国の巨大経済圏構想『一帯一路』に関しても、中国側が喜ぶようなことを言ったりもしていた。
でも、それだけで終わっていない。
そうしたことも踏まえて習氏と親しくなることは安倍さんの目標ではなく、手段だったと思う。
個人的関係を築くことで、日中関係の色々な問題を動かそうとした。
例えば安倍さんが邦人拘束事案を会談で取り上げると、習氏はまず『自分たちは法治国家だから法律に基づいて処理する』と答える。
恐らく応答要領に書かれていて、これは中国側は誰でも言うことだ。
だが、習氏はその後に『しかし、中日関係の大局を考えて対応したい』とも言った。

垂前駐中国大使インタビューA 今の中国は経済発展以上に「国家の安全」を重視している
2024/2/16 8:00
https://www.sankei.com/article/20240216-EXZK6DR3ZRMXRH5GV44WCPUARE/
垂秀夫前駐中国大使は産経新聞のインタビューで、日中関係が悪化した原因は日本にあるという中国側の思考方法を明かしていった。
そして、中国側が
「経済発展」
よりも
「国家の安全」
を重視する内情にも切り込んだ。
■「大きな環境」を重視
――中国は東京電力福島第1原発の処理水を「核汚染水」と呼称して日本産水産物の輸入を停止した。
邦人拘束事案も相次いでいる。
★垂秀夫前駐中国大使
日本にとって常に大事なのは、そうした個別具体的な問題の解決だが、一生懸命に取り組んでも、中国側が応じてこないという現実がある。
中国は、その政治システム、国民性からして個別具体的な問題より、フレームワークを重視しているからだ。
『大きな環境が整えば、具体的な問題についてはアドレス(取り組み)できていく』。
中国人と付き合った人は皆、彼らから聞いたことがある言葉だ。
大きな環境が悪かったら具体的な問題がたくさん出てきますよ、というのが彼らの思考方法だ。
そしてフレームワークを壊したのは、彼らから見れば日本だということになった。
――中国側の対日認識は理解したが、中国もかなり変質している。
★垂秀夫前駐中国大使
我々の論理からすれば外交面で、中国はどんどん独善的に変わってきているということだろう。
改革開放政策を進めたケ小平時代の中国は経済発展が最優先で、比較的平和で安定した国際環境を必要としていた。
ところが今の中国は経済発展以上に、国家の安全を重視している。
あるいは習近平国家主席自身が中国共産党の正統性のために、中国を強くするとか、中華民族の偉大な復興だとか、人民を鼓舞するようなことばかり言っている。
それが行き過ぎた結果が(高圧的な)『戦狼外交』だ。
■アヘン戦争の被害者意識
――経済発展より国家の安全を重視しているのか
★垂秀夫前駐中国大使
例えば今、中国のビザを取得するために、申請書にたくさんのことを書き込まなければならない。
上司の名前と電話番号、前の上司の名前と電話番号、その前の上司の名前と電話番号、義父の名前と電話番号‥。
父親が亡くなっていても書かないといけない。
なぜこんなことをしているかと言えば、スパイに入ってほしくないからだ。
一方で中国の地方政府は、投資を呼び込もうと日本企業に盛んに働きかけている。
でも、日本企業関係者が中国に行こうかと思っても、ビザ取得のためにそれだけ煩雑な手続きを強いられる。
矛盾しているでしょう。
何故かと言うと中国にとって国家の安全が最重要とされるからだ。
経済発展と国家の安全が衝突した場合は、後者が優先される。
――被害妄想では
★垂秀夫前駐中国大使
その通り。
どれだけ豊かになっても、どれだけ強い国になったとしても、1840年のアヘン戦争以降の被害者意識の発想から抜け出すことができない。
抜け出せないどころか、益々強くなっている感がある。
■科学技術・治安維持の力
――中国経済は失速している。
不満は中国共産党に向かないか。
★垂秀夫前駐中国大使
以前だと、経済不振はそのまま社会不安に繋がったが、今は2つの理由でそれが抑えられている。
1つは、科学技術の発展が全体主義国家に対して親和的に機能していることだ。
私は日本に帰ってきて何が1番楽かというと、外出先で携帯電話をテーブルの上にでもどこにでも気軽に置けることだ。
中国にいた時は、遠くに置くとか、電波を発しないよう特別な布の袋に入れるなど、色んな対策をしなければならなかった。
位置情報が分かるし、時には携帯電話が盗聴器になる。
それから至るところに監視カメラある。
(全体主義国家の恐怖社会を描いた)ジョージ・オーウェルの『1984年』のような世界だと考えてもらえばいい。
もう1つは公安の力と情報機関の力、つまり治安維持の力が物凄く強大になったことだ。
以前は経済が悪いと社会不安という大きな爆弾の導火線にすぐに火が付いた。
ところが今は湿っていて、いくら火を付けようとしても、なかなか付かない。
それと中国共産党は大学にも行けず、就職もできないような、地方の若者らをすごく上手に、よく言えば『教育』している。
これは推測だが、もし世論調査をしたら、相当数は中国共産党を支持するだろう。
都市部の富裕層や教育水準が高い人たちはあまり支持していないが、数的には、言わばこうした『負け組』の方が多い。
そういう層に対して、強いリーダーだとか、強い中国だとかという教育が効いている。
だから習氏は国内の状況について我々が考えるほど大変だとは思っていない可能性がある。
科学技術や治安維持の力で、社会が安定していると思っているためだ。
国家の安全が第1という観点からは、経済の状況がちょっと悪くても、国の運営はうまくやれていると認識しているのではないか。
■処理水巡る中国の誤算
――日中間の個別の懸案を挙げると、福島第1原発処理水を巡る中国の「戦狼外交」は、ほとんど賛同を得られず中国にとってもマイナスだったと思うが。
★垂秀夫前駐中国大使
処理水の件で中国は2つ見誤ったと思う。
あれだけ海洋放出に反対したら多くの国が着いてくると思ったところ、ほとんど着いて来ていなかった。
これが1つ目の誤算。
もう1つはIAEA(国際原子力機関)にどこが資金拠出しているかというと1番は米国で、2番目が中国。
にもかかわらず、彼らから見れば、IAEAの対応は日本寄り≠ノ見える。
これがもう1つの誤算だ。
――中国は引っ込みがつかなくなっているのでは
★垂秀夫前駐中国大使
上げた拳を下すことができない。
何故かと言うと、彼らにとって、1番重要なのは今や経済建設ではなくて、国家の安全だ。
国家の安全の中には習氏がとても大事にしている『生態環境』も含まれている。
その観点から見たら、隣の国で『汚い水』を流しているのは許せないという発想になる。

米、ロシアが衛星攻撃能力を開発中と指摘 宇宙条約に違反「深刻に受け止め」
2024/2/16 8:54
https://www.sankei.com/article/20240216-B3JAQD44CZMMDPXPFX7YOGLIAM/
カービー米大統領補佐官は2024年2月15日の記者会見で、宇宙空間で人工衛星を攻撃する能力を
「ロシアが開発中だ」
と明らかにした。
攻撃能力は運用できる段階に至っていないとの分析を示し
「差し迫った脅威はない」
と説明。
一方で、宇宙の平和利用を定めロシアを含む100カ国以上が批准する宇宙条約に違反し、
「潜在的な脅威として非常に深刻に受け止めている」
と述べ、ロシア側を批判した。
カービー氏は会見で、ロシアが開発を進める人工衛星への攻撃能力に関し、地上配備型でなく宇宙空間で運用する形式だと指摘。
2007年に中国が人工衛星の破壊実験を実施した地上発射型のミサイルとは異なる能力との分析を示した。
米メディアが核兵器の可能性を報じていたが、具体的な攻撃能力については言及を避けた。
今後の対応はバイデン米大統領の指示を受け、ロシアとの協議を図り、関係国などとも連携を進める。
バルカン半島のアルバニアを訪問していたブリンケン米国務長官は2024年2月15日、同盟国と対応を協議していると明かした。
またバイデン氏は、議会幹部に対する情報提供を指示した。
ロシアの人工衛星に対する攻撃能力を巡っては、下院情報特別委員会のターナー委員長(共和党)が2024年2月14日、
「深刻な国家安全保障上の脅威」
に関する情報があると明かし、バイデン氏に機密解除や情報共有を求めていた。
カービー氏は機密解除に関し、情報機関が
「大幅に解除することに重大な懸念を持っている」
と述べ、全面的な情報開示に慎重な姿勢を示した。

憲法改正へ成否占う4月 自民、補選を制しての反転期待も派閥不記載事件が響く
2024/2/16 10:34
https://www.sankei.com/article/20240216-HOWNQRAFUBI4REMLTUBLXUFG7I/
自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受け、岸田文雄首相(党総裁)が目指す自民総裁任期中の憲法改正に黄色信号が灯る中、党内から
「4月」
の反転攻勢に望みを繋ぐ声が出ている。
衆院の3補欠選挙を制し、国民の暮らしぶりを改善することができれば、内閣や与党の支持率が好転し、立て直しは可能との算段だ。
ただ、事件の衝撃は大きく、希望の春を迎えられるかは見通せない。
「はっきり目標を定めて対応していこうという基本合意はできた」
「ただ、多くの政党との交渉があるので、これからもしっかり丁寧にやっていく」
自民憲法改正実現本部の古屋圭司本部長は2024年2月15日、衆参両院の憲法審査会長らが集結した会合後、記者団にこう述べた。
首相が目指す2024年9月までの総裁任期中の改憲に関しては、
「総裁が言っているのだから重く受け止めていくのは当たり前の話だ」
と強調した。
党重鎮は今後の見通しについて、
「2024年9月までに改憲の賛否を問う国民投票に持ち込みたい」
「遅くとも2024年5月末までにタイムスケジュールや改憲案を取りまとめる必要がある」
と語る。
もっとも前途は多難だ。
事件で自民に批判が向かう中、党内からは通常国会中の改憲発議は困難との声が上がる。
改憲勢力の一翼を担う日本維新の会の幹部は、
「本気で憲法を変えようという覇気が感じられない」
「(改憲に後ろ向きな)立憲民主党を押し返す力がない」
と自民を突き放す。
首相の目標の成否を見極める時期は2024年4月がポイントとなりそうだ。
令和6年度予算案が成立すれば、物価高の影響緩和に加え、持続的な賃上げの道が開ける可能性がある。
党幹部は
「補選で好成績を残すなど好材料が揃えば会期末までに改憲発議に持ち込むことは可能だ」
「少なくとも会期中に改憲原案をまとめることができれば自ずと出口は見えてくる」
と強調。
その上で
「今の岸田内閣は2割の岩盤保守層に支えられている」
「憲法改正を諦めた瞬間にそれも崩れかねない」
との見通しも示した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/369.html#c12

[政治・選挙・NHK293] どこまでも盗人猛々しい自民党 政倫審?ふざけちゃ困るよ 証人喚問以外なし(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
22. 秘密のアッコちゃん[144] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月17日 06:08:23 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[257]
<■128行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>自民不記載報告書 政倫審の開催で合意せよ
社説
2024/2/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20240217-O5K66P2AVFIS7PGKZSMC7ODOOU/
自民党は派閥パーティー収入不記載事件に関する聞き取り調査の報告書を公表した。
91人の国会議員らに聴取したものだが、問題の全容を解明したとは言い難い。
令和4年、派閥会長だった安倍晋三元首相は還流の中止を求めたものの、死去により不正を断ち切れなかったことが既に分かっている。
だが、報告書は
「当時の幹部が何らかの問題意識を持っていた可能性は払拭できない」
と記すにとどまった。
還流自体は違法ではないが、派閥が法に触れる不記載をさせるに至った理由や経緯は、今回の報告書では分からない。
安倍派や二階派の幹部らは、国会の政治倫理審査会(政倫審)や記者会見などで説明を尽くす必要がある。
弁護士がまとめた報告書は
「法令順守の継続と違反に対する厳罰化」
などを提言している。
こうした取り組みを進める前提として、事実関係を明らかにすることが欠かせない。
にもかかわらず、2024年2月16日に行われた衆院政倫審の幹事懇談会で開催の合意に至らなかったのは、どうしたことか。
平成30年〜令和4年までの5年間に政治資金収支報告書への不記載があったのは85人で、総額約5億7949万円に上った。
「政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにする」
ことを目的にした政治資金規正法を軽んじたもので、政治不信を招いてしまった。
政倫審は本人の申し出により審査が可能となる他、委員の3分の1以上が申し立て、過半数が賛成すれば審査を求めることができる。
原則非公開だが、本人が公開を求めれば、その意向は尊重される仕組みだ。
派閥幹部らは公開による審査を自ら申し出るのが筋である。
自民には自浄能力を発揮することが求められる。
野党側の対応にも首を傾げる点がある。
幹事懇で立憲民主党などは安倍派、二階派の衆院議員51人の出席を求めた。
現実的な要求とは言えない。
野党の中には、自民が政倫審に応じなければ、令和6年度予算案の審議にも影響が出ると牽制するなど、国会運営の駆け引きに使おうとする動きが見られる。
与野党は能登半島地震への対応が急務の時に、予算案の審議をいたずらに遅滞させることは慎むべきだ。

政倫審、15年ぶり開催はあるか 過去には橋本龍太郎元首相が陳謝、鳩山由紀夫氏は欠席
2024/2/16 21:29
https://www.sankei.com/article/20240216-J4QDRSRZLRNTJMTNIE6K6F34JY/
自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受けて開催が検討されている政治倫理審査会は、国会議員の政治的、道義的責任を審査し、勧告を行う国会の機関だ。
昭和60年、田中角栄元首相に有罪を言い渡したロッキード事件1審判決を受けて衆参両院に設置された。
検察などの捜査で立件されなかった場合も審査対象となることがある。
審査は議員本人の申し出か、委員の議決で行われる。
議決の場合、委員の3分の1による政倫審会長への申し立て後、委員の2分の1の賛成で審査に移る。
予算委員会などでの証人喚問は、正当な理由なく出席を拒むと罪に問われるが、政倫審で出欠の判断は議員に委ねられている。
虚偽の証言をしても偽証罪に問われないため、証人喚問を避ける狙いで応じることがあるとされる。
原則非公開だが、審査を申し出た議員の了解が得られれば、報道陣の取材や他の国会議員の傍聴も許される。
衆院では過去9回開催され、8回は議員本人の申し出により開かれた。
平成16年には、自民党の旧橋本派(平成研究会)による日本歯科医師連盟(日歯連)からの1億円ヤミ献金事件を巡り、橋本龍太郎元首相が出席した。
橋本氏は政治資金収支報告書への不記載は
「全く存じ上げない」
と関与を否定した上で、
「派閥代表として道義的責任は免れない」
「政治資金の透明化を怠ってきたことを国民にお詫びする」
と陳謝した。
申し出によって開かれた直近のケースは平成18年、耐震強度偽装事件に絡み、自民の伊藤公介元国土庁長官から弁明を聴取した。
唯一の議決による開催は平成21年、民主党の鳩山由紀夫代表(当時)の偽装献金問題がテーマとなった。
ただ、衆院選を控えた鳩山氏は出席要請を拒否した。
今回、政倫審が開かれることになれば15年ぶりとなる。
一方、参院での開催実績はない。

自民・二階俊博元幹事長、政倫審への出席「法令に則り対応」 コメントを発表
2024/2/16 21:04
https://www.sankei.com/article/20240216-3K6KV5DY7ZJHJH3NYJXN6E4WCI/
自民党の二階俊博元幹事長は2024年2月16日、派閥の政治資金パーティー収入不記載事件への対応として与野党が開催を検討している衆院政治倫理審査会への出席を打診された場合の対応について
「回答は差し控える」
「いずれにしても法令などに則り対応する」
とするコメントを出した。

衆院政倫審、聞き取り対象者の線引きが焦点 不記載額や派閥の肩書で絞り込む案も
2024/2/16 19:20
https://www.sankei.com/article/20240216-ZCP7NPRBTJLJBMBEVQEV2FXM7Q/
自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受けて開催される方向の衆院政治倫理審査会を巡っては、聞き取り対象者の線引きが焦点となる。
不記載の金額や派閥における肩書で絞り込む案もあるが、それぞれ一長一短があり、調整が難航する可能性がある。
与野党が政倫審での説明が必要だと想定しているのは、主に安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)に所属している議員だ。
安倍派では座長を務める塩谷立元文部科学相の他、同派の有力者
「5人衆」
ら事務総長経験者や重鎮の出席の有無が注目されている。
出欠の判断は議員に委ねられているが、松野博一前官房長官は記者団に
「依頼があれば理由などによって判断したい」
と述べ、出席を検討する考えを示した。
また、萩生田光一前政調会長も
「出席の明確な基準が公表されて、(自身が)対象であれば出席を拒むものではない」
と答えた。
与党側が政倫審の開催を前向きに検討している背景には、令和6年度予算案の審議が停滞することへの懸念がある。
実際、立憲民主党の泉健太代表は2024年2月16日の記者会見で
「開催されなければ国会日程に影響が出てくる」
と牽制した。
また、政倫審以上に強制力があり、追及が厳しくなる証人喚問よりはベターとの計算も働く。
自民幹部は
「政倫審を断ったら証人喚問へとハードルがどんどん高くなっていく」
と語った。
自民が頭を悩ませているのが聞き取り対象者の選定だ。
例えば不記載金額が1000万円以上の議員を基準とする場合、対象者は5人衆らにとどまらなくなり、ダメージは大きい。
一方、両派の事務総長ら肩書の重さで選んだ場合は経験者が限られるため、
「対象者が少な過ぎる」
と反発を招く可能性がある。
自民関係者は
「対象者の線引きの他、原則非公開の政倫審の扱いなども焦点だ」
と説明。
泉氏は2024年2月16日の講演で
「当然、全部公開だ」
と述べた。

野党、政倫審に安倍・二階派51人の不記載議員の出席を要求 自民は保留、開催合意ならず
2024/2/16 17:23
https://www.sankei.com/article/20240216-QLRZKVIXFJKUPFAECDSRXGTNI4/
自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受け、与野党は2024年2月16日、衆院政治倫理審査会の開催可否について幹事懇談会で協議した。
野党は、政治資金収支報告書に不記載があった安倍派と二階派の衆院議員全51人を出席させるよう要求。
与党は回答を保留し、開催合意には至らなかった。
週明け以降、与野党の筆頭幹事が改めて協議する。
野党が求めた51人には、安倍派座長だった塩谷立元文部科学相や有力者「5人衆」、二階派の二階俊博元幹事長らが含まれる。
岸田文雄首相は開催調整を自民幹部に指示しており、自民は2024年度予算案の審議状況を踏まえて判断する。

岸田首相が麻生太郎、茂木敏充両氏と会談 安倍派幹部の政倫審への出席など協議か
2024/2/16 12:56
https://www.sankei.com/article/20240216-3ONOC2MA4FJ5ZEMUL7Y43QO6KM/
岸田文雄首相は2024年2月16日、東京都内で自民党の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と会談した。
党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、安倍派(清和政策研究会)幹部の衆院政治倫理審査会への出席などについて意見を交わしたとみられる。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/375.html#c22

[政治・選挙・NHK293] 小沢一郎氏「足りないからよこせとは」岸田首相の納税呼びかけ答弁を批判「ふざけた政権」(日刊スポーツ) 蒲田の富士山
6. 秘密のアッコちゃん[145] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月17日 13:26:54 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[258]
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運転手も客も中国人…捜査員振り払い逃走も 羽田空港に横行する白タク摘発の現場
2024/2/15 19:37
https://www.sankei.com/article/20240215-YVVAT6K4KZKYFE66Y5CRSAQGLY/
羽田空港周辺で横行しているとされる無許可で送迎の営業をする「白タク」。
新型コロナウイルス禍後の訪日旅行客の増加に加え、交流サイト(SNS)を使っての手配が容易になったことも背景にあるとみられる。
警視庁などは訪日客が増える中国の旧正月「春節」に合わせ、羽田空港国際線ターミナルで、白タクを利用しないよう外国人旅行客らに呼び掛けると同時に一斉摘発を実施した。
摘発を逃れようとする運転手との緊迫の攻防を追った。
■4万円で箱根から 捜査員振り切り
「止まりなさい!」
2024年2月8日午前9時過ぎ、国際線が発着する羽田空港第3ターミナルの一般車両エリアに警視庁交通課の捜査員の怒号が響いた。
到着したミニバンから家族連れがキャリーケースなどを抱えて降りてきたところで通訳と共に事情を聴いていたが、運転手はミニバンを急発進させ、制止を振り切って逃走した。
運転手と乗客はいずれも中国籍。
運転手は免許証を提示するなど素直に応じていたが、中国のSNS「WeChat(ウィーチャット)」のやり取りを見せるよう求められた直後に抵抗した。
免許証は捜査員の手に残されたまま。
「逃げ切れるはずがないのに」。
ある捜査員が呟いた。
捜査関係者によると、乗客は運転手とウィーチャットで連絡を取り、神奈川県箱根町から約4万円で送迎してもらったという。
■気付かずに予約
白タク営業に悪用されているのが、ウィーチャットやLINE(ライン)などの
「グループチャット」
機能だ。
旅行客が旅行サイトや配車アプリで出国前に予約をすると、提携するブローカーがチャットグループで日本国内の運転手を募集する。
正規のサイトから配車の予約をした場合、白タクだと気付かず利用しているケースもあるという。
ただ、摘発には困難が伴う。
運転手はチャットの履歴を消去しようとしたり
「友人を送っているだけ」
と言い逃れをしたりする。
乗客に運転手との関係性や金銭の授受を確認するが、
「損をしているわけではないので必ず協力してくれるわけではない」(捜査関係者)。
取り締まりが始まるとすぐに共有され、運転手らが散り散りになってしまうなど、いたちごっこが続いている。
白タクを巡っては、観光地で長時間客待ちをするケースも問題化している。
警察当局や国土交通省は、白タクは犯罪行為である上、重大事故を起こしたりしても補償が受けられない可能性があるとして、利用しないよう呼び掛けている。

旅行客を羽田空港へ「白タク」で送迎 中国籍の男ら5人逮捕 ブローカーがマッチングか
2024/2/15 14:17
https://www.sankei.com/article/20240215-Z6LKGXGATVMWNES67GPOMWTKFU/
外国人旅行客をホテルから羽田空港まで乗せ、無許可でタクシー営業を行う
「白タク」
行為をしたとして、警視庁交通捜査課は、道路運送法違反の疑いで、中国籍の無職の男(58)=東京都江東区=ら男女5人を逮捕した。
「生活費の足しのためだった」
などと話し、いずれも容疑を認めている。
同課によると、5人は交流サイト(SNS)で、中国人とみられるブローカーやドライバーによるチャットに参加。
旅行客が旅行予約サイトや配車アプリで配車を予約すると、ブローカーを通じて客と
「マッチング」
されていたという。
このうち2人は大手旅行予約サイト
「ブッキング・ドットコム」
から提携先の配車アプリを介して依頼を受けていた。
売り上げの3〜4割はブローカーに渡っていたとみられ、同課が背景を調べている。
逮捕容疑は令和5年12月〜6年1月、それぞれ中国人旅行客らを都内や千葉県内のホテルから羽田空港まで自家用車で送り、4000円〜1万円を受け取ったとしている。

ライドシェア導入「日本の秩序が破壊される」タクシー運賃下落の余波、低賃金・倒産・デフレ加速・犯罪…関係者「急ぐ理由は何か」
2024.2/10 10:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20240210-MQEOPODYKFMDRLV76X64KJ55MU/
一般ドライバーが自家用車を使って有償で客を運ぶ
「日本版ライドシェア」
が2024年4月から一部の地域などで部分解禁される。
国交省は、2年更新が必要な国の許可制とすることなどを盛り込んだ制度案を審議会に示したが、タクシー業界は、拙速な検討は行わないよう要望している。
京都大学大学院教授で地域公共交通が専門の藤井聡氏は、ライドシェア導入は
「日本社会の秩序破壊をもたらす懸念がある」
と警鐘を鳴らす。

国交省は2024年2月7日の審議会で、ライドシェアを国の許可制とし、出発地と到着地、客が支払う運賃は事前に確定させ、原則キャッシュレス決済とすることなどの制度案を示した。
タクシー会社の管理を条件とするため、許可対象も会社となる。
2024年4月からの部分解禁を経て、2024年6月には全面解禁に向けた法整備に関しても結論を出すとしている。
ライドシェアは安さや便利さを売りに、米国や欧州の一部、中国などで拡大した。
日本では全国の法人タクシーの乗務員数がコロナ禍で約2割減ったこともあり、菅義偉元首相や河野太郎デジタル相、小泉進次郎元環境相らが本格的な解禁を訴えている。
しかし、国交省でタクシー事業に関する審議会の委員も務めてきた藤井氏は
「今、国交省が示している制度ならば大きな問題が生じる懸念は少ないが、仮に法改正を伴う全面解禁があるなら、人手不足対策としてのライドシェアは間違った処方箋だ」
「解禁すれば車の数も増え、結果的にタクシー運賃は激しく下落し、人手不足は修復不可能な状況まで深刻化するだろう」
「タクシー業界で離職が進んだ一番の理由は低賃金だ」
「人手不足解消に最も効果的なのは、政府が介入して、『賃上げ』と適正台数に基づく『減車』を行うことだ」
と話す。
タクシー業界関係者からは
「運転手の供給不足も現在は回復の兆しも見えてきている」
「人手不足が解消されたとしても、ライドシェアは導入ありきなのか」
と疑問の声も上がる。
藤井氏は、海外での先行事例では、安全対策などの必要経費を削減した結果、ドライバーによる性犯罪や事故などのトラブルが多発していることにも言及する。
「運賃が安ければ安いほど安全は失われる」
「本格的に解禁されれば、いずれ外資系企業も日本で直接的にビジネスを展開する」
「中国資本などによるライドシェア企業が成長することは確実で、国内タクシー会社の倒産が拡大するだろう」
「日本のタクシーサービスの不足が加速すればデフレも加速する」
「ライドシェア導入がもたらすものは日本の秩序破壊だ」
と指摘した。
2024年1月、横浜市内で行われた神奈川県タクシー協会の賀詞交歓会には小泉氏も出席したが、ステージの両脇には
「ライドシェアと称する白タク行為の断固阻止!」
と大書された垂れ幕があった。
神奈川県関係者からは
「ライドシェアが始まれば箱根や鎌倉の渋滞は更に悪化するよ」
「これほど急ぐ理由は一体何か」
と冷ややかな声も聞かれた。

ライドシェア導入議論、規制改革会議でも加速 現行法規制緩和と新法制定を
2023/12/12 19:42
https://www.sankei.com/article/20231212-SHENR6J3YFJ7VFWF5YQ5AEPGZQ/
政府は2023年12月12日、地域交通の担い手不足の解消に向けて、一般ドライバーが自家用車で乗客を運ぶ
「ライドシェア」
などの規制改革を議論する有識者会議を開いた。
多くの有識者や交通の足の不足に悩む地方の市長から、現行法で一部認められているライドシェアに類するサービスの規制緩和に加えて、ライドシェアの新法制定の両方を求める声が相次いだ。
超党派の勉強会が2023年12月12日まとめた提言でも同様の方向性が盛り込まれており、実施に向けた制度設計が急速に進むと見られる。
ライドシェアについては現在も道路運送法で
「自家用有償旅客運送」
制度として交通空白地などで例外的に実施されている。
ただ、同制度には、運行するドライバーの収入の安定や、運行主体の参入条件の厳しさなど課題も多い。
そのため、有識者らからは同制度の運用面の改革を至急求める声が相次いだ。
一方、2024年6月までにライドシェアの新法を制定してドライバーの要件や事業の安全対策を厳格に定義すべきだという意見も出た。
また、羽田空港などで訪日客向けに違法に実施されている白タク行為を指摘する場面もあり、河野太郎デジタル行財政改革担当相は
「ライドシェアの議論の中で白タクが放置されているのはかなり問題で、警察庁と国交省にしっかり対応してもらいたい」
と苦言を呈した。

成田空港で横行 白タク行為撲滅で 国交省、18日に対策会議
2023/11/30 21:28
https://www.sankei.com/article/20231130-BUOEGEUZ5NIX3I6YWOS562CPCI/
許可を得ずに自家用車を使い、有償で客を運ぶ
「白タク」
行為が千葉県の成田空港周辺で横行している。
2023年11月29日には中国籍の白タク運転手の男が道路運送法違反(自家用車の有償運送禁止)の容疑で逮捕された。
国土交通省千葉運輸支局は訪日外国人らに利用しないよう呼び掛ける一方、2023年11月18日には関係機関を集めた対策会議を開催。
白タク撲滅対策を本格化させる。
■目立つコロナ緩和後
「白タクは違法で、危険です!」
2023年11月1日、空港の国際線到着ロビーで制服姿の警察官らがこう書かれた英語版のチラシ200枚やポケットティッシュを配っていた。
荷物を抱えた外国人らが手に取り、旅先へと急いだ。
千葉運輸支局の柳瀬光輝支局長は
「安全な旅にするには、管理が行き届いたタクシーやハイヤーを利用してほしい」
と呼び掛けた。
運輸支局によると、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが2023年5月に緩和されて以降、白タクが疑われるような車が目立つようになった。
コロナ禍前は中国系の観光客向けが多かったが、それ以外の欧米系などにも対応した違法なタクシーが出現している。
■警察は巡回強化
このため、成田国際空港署は車寄せや駐車場を巡回する回数を増やした。
同署が2023年11月29日に逮捕した自称無職の董少先容疑者(79)=東京都板橋区=の逮捕容疑は2023年8月下旬と2023年10月下旬、国の許可を得ずに計9人の訪日外国人を自家用車に乗せ、空港から都内の宿泊先まで有償で運んだ疑い。
捜査関係者などによると、2023年8月に3人を乗せて現金3万円を受け取り、2023年10月は6人を同乗させて3万4000円相当の米ドルを受け取った。
外国人観光客に直接声をかけて乗車させたとみられる。
こうした摘発は
「車に乗せたのが友人か客か、違法か否かを見極めるのは大変難しい」(署幹部)
といい、地道な捜査が欠かせない。
■ライドシェア模索も
空港では、3本目のC滑走路新設などの計画が、令和11年3月末を目指して進められている。
利用客増加が見込まれ、白タク問題への影響への懸念もある。
危機感を強める運輸支局や県警、出入国在留管理庁成田空港支局や県タクシー協会などの関係団体は2023年12月18日に成田空港に一堂に会して対策会議を開く。
白タクの実態の情報を共有し、具体的な処方箋を探る。
県は新たな移動手段として、一般ドライバーが有償で客を運ぶ
「ライドシェア」
を導入できないか模索している。
これも白タク問題とは無関係ではない。
県空港地域共生課は
「ライドシェアが導入されると、空港や周辺地域の活性化にプラスになる」
「更には結果的に法にそぐわない白タクの解消に繋がる可能性がある」
としている。

ライドシェア、どんだけ危険か
人手不足に賃下げ、おまけに外国企業参入・・・良い事なんて1つもない
WiLL2024年1月号 京都大学大学院教授 藤井聡
■天下の愚策
俄かには信じられないような政策が次々と実施されようとしており、驚きを通り越して憤りさえ覚えます。
岸田文雄首相は2023年10月30日の衆院予算委員会で、一般ドライバーが自家用車を使い有料で顧客を送迎する
「ライドシェア」
の導入について自治体の首長から意見を聞く考えを示し、
「(ドライバーの)担い手不足や移動の足の不足という深刻な社会課題に直面しているのが、全国の自治体だ」
「地方、都市部、観光地で関心やニーズは様々である」
と指摘しました。
規制改革を担当する河野太郎デジタル担当大臣は、既に複数の自治体から意見を聞いたことを明らかにした上で、2023年11月6日に開かれた規制改革推進会議のワーキンググループに自治体の長を招く考えを示し、
「日本にあった制度を早急に検討してもらいたい」
と述べました。
揃いも揃って政府はライドシェアの導入に乗り気です。
私は交通計画の研究室の出身で、中心的な研究の1つとして運輸・交通の研究を続け、
『交通シミュレーション・交通行動変容・社会的都市交通施策研究』
等についての様々な論文を出してきました。
そうした運輸・交通の専門家としてタクシーやライドシェアの問題には何十年も関わってきましたが、岸田総理はライドシェアがどういったものなのか、全く理解出来ていないと言わざるを得ません。
岸田総理は、ライドシェアという聞き慣れないカタカナの新鮮さに踊らされているだけです。
ライドシェアの本質とは、
「タクシー事業の規制を緩和する」
というだけの話なのです。
つまり、
「お金を貰って他者(乗客)を輸送する」
車(いわゆる、広義の「タクシー」)についてのルールを緩めて誰でもタクシーが出来るようにするという話です。
つまり、タクシー運転手として働くためには、2種免許の取得や一部地域では地理試験などが必要ですが、ライドシェアが導入されれば、そうした資格を緩めるというわけです。
一見すると、岸田総理が所信表明で宣言された
「担い手不足」(つまり、ドライバー不足)
の解消が、ライドシェアの導入により可能になると感じてしまいます。
しかし、それはタクシーの特殊なマーケット状況を知らないズブの素人の考え。
岸田総理の
「ライドシェア導入宣言」
は、全く持って愚かしい
「不合理」
なものであることが明らかです。
ライドシェアを単なるウーバーイーツの配達員(登録すれば誰でもなれるフードデリバリーの配達員)の延長線上にあると思われるかもしれませんが、所詮、それで運んでいるのは食べ物。
でも、ライドシェアで運ぶのは乗客、つまり”人間の命”なのです。
そもそも、タクシー運転手への2種免許取得の義務やタクシー会社に課せられた様々な規制は
「乗客の安全」
を守るために導入されたものです。
ライドシェアの導入で、この
「安全性の確保」
というものが確立されていないことが第1の問題です。
乗客の安全を守るため、タクシー会社は運行管理を行います。
具体的には、過剰運転(例えば、何十時間も連続で運転する等)や、飲酒運転のチェック、ドライバーの健康管理などです。
ライドシェアが解禁されれば、ドライバーが過剰運転をしているのか、また飲酒していないか、などのチェックが事実上出来なくなります。
加えて、現在のタクシー運転手は会社の看板を背負って運行しているため、極めて透明性が高いと言えます。
もし、タクシー運転手が失礼な行為や危険な運転(スピード違反や信号無視等)、まして犯罪行為を行った場合、タクシー会社という乗客側がクレームを言える先が存在します。
だからタクシー運転手はそうした
「監視」
を常に意識し、それが犯罪行為等への巨大な抑止となっています。
ライドシェアの場合でも、利用したドライバーをアプリで評価するシステムがあれば、信頼できるドライバーは確保できると考えるかもしれませんが、それは無理。
初期時点ではそんな評価がなく、全く抑止にはなりません。
あるいはわざと最初は親切なドライバーを装い評価を高めた上で、乗客を裏切ること等(窃盗や暴力、レイプなどの犯罪行為)も可能。
つまり、タクシー業界に備わっているディテクション・アンド・サンクショニングシステム(監視と処罰)がライドシェアには全く無いのです。
これは極めて危ない。
個人タクシーでも同様です。
個人タクシー協会などが完備されており、秩序を守る上で極めて重要な役割を担っています。
ライドシェアの解禁によって、
「乗客の安心・安全」

「交通事故」
の2つの危険に我々が晒されることは明らかなのです。
■”賃上げ”に逆行
岸田総理は2023年9月の再改造内閣の発足後の記者会見で、
「物価高に負けない構造的な賃上げと投資拡大の流れを強化する」
との考えを強調。
「物価高上昇プラス数%」
の継続的な賃上げを目指す姿勢も掲げています。
2023年10月に行われた、臨時国会の所信表明演説でも、今後3年程度を
「変革期間」
と位置付け、持続的な賃上げや設備投資の拡大を実現するための支援を集中すると述べています。
賃上げが岸田総理にとって1丁目1地番地の最重要課題だとしているにもかかわらず、ライドシェアの導入は、明らかにタクシー運転手の”賃下げ”に繋がるものであり、岸田総理の行いたい政策に逆行しているのです。
そもそもライドシェアが導入されれば、その導入時点ではタクシー台数が一時的に増えますが、それが1台当たりの売り上げを減らし、結果、タクシー運転手の賃下げは確実に生じます。
しかもタクシー会社は、安心・安全な運行管理(ドライバーの健康状態の把握や勤務時間の管理等)や車両の整備等を行うために、それなりのコストをかけて運営しています。
そのコストが運賃に加わるため、我々もそれ相応の金額を支払っているわけです。
つまり安心・安全料を支払ってタクシーに乗っているわけです。
しかし、ライドシェアはそんな安心・安全の仕組みがないため、必然的に運賃が安い。
だから、ライドシェアの導入はタクシー市場に強烈な価格引き下げ圧力をかけるのです。
結果、必然的にタクシー運転手の収入が減り、賃金が下落するのです。
つまり岸田総理のライドシェア導入宣言は意図的に賃下げ状況を作りましょうと宣言している等しいのです。
更に言うなら、岸田総理は所信表明で
「担い手不足(タクシー運転手不足)」
の解消を目指すため、ライドシェアを導入すると言っているわけですが、ライドシェアはタクシー運転手の賃金を下落させますから、若い人を中心にタクシーの担い手(運転手)になりたいと思う人を益々減らすことになります。
つまりライドシェアは、岸田総理がやろうとしている
「賃上げ」

「人手不足解消」
を改善するどころか、それらを正反対に悪化させるのです。
言わば彼が
「薬」
と思って国民に飲ませようとしているものが、実は単なる
「毒」
なわけで、その愚かしさには辟易する他ありません。
ライドシェア導入の問題点はまだあります。
仮に、ライドシェアを導入したとすれば、タクシー市場の担い手がタクシー会社からライドシェアに転換していくことになります。
つまり、ライドシェアが増えていくと同時に、タクシー会社が全国で潰れていくことになります。
マーケット環境が変わるのですからそうなるのは必然であり、その流れは避けられません。
結果、タクシーの空白地域は確実に全国に広がることになるのです。
そもそも全国のタクシー会社は、地域住民の足として、自分たちの地域で生き残り、頑張ってタクシーサービスを提供しようとしています。
どんな田舎に行ってもタクシーが存在するのは、それぞれの地域のタクシー会社が、その地域で公共交通機関としての役割を果たす意識、言わば
「使命感」
があるからです。
しかしライドシェアにはそんな使命感はありません。
ただ、金儲けの手段としてライドシェアをやっているだけですから、人口が少ない地域では儲からず、ライドシェアをやろうとする人が当然いなくなってしまいます。
その結果、タクシー空白地域がライドシェアで一気に拡大することになるわけです。
言わば地域におけるモビリティ(人や物を空間的に移動させる能力)を守るためにも、ライドシェアの導入回避は強く求められているのです。
その他にも、メディア等では、しばしば京都駅のタクシー乗り場に長蛇の列ができていると紹介され
「タクシー不足が深刻だ」
と報道され、これがライドシェア導入論の根拠とされていますが、こうした論調はフェイクの類です。
何故ならこういった現象はごく一部に限られるからです。
もちろん京都駅に長蛇の列があることは事実ですが、それは大量の外国人観光客が押し寄せているからというだけの話。
別にタクシー乗り場だけでなく、あらゆるサービスが激しく混雑し
「観光公害」
状況が生じているのです。
しかも、何より京都駅等の一部を除けばタクシーがいくらでも
「余っている」
状況で、京都の人たちはタクシー不足で悩んでなどいないのです。
だから、いつ突然来なくなるかもしれないような大量の外国人観光客のために、京都の人たちが望んでもいないライドシェアを入れましょうなどという話は、筋違いも甚だしいのです。
もちろん、最近、賃下げに伴って運転手のなり手が減少し、全国的に、タクシー営業台数が減ってきていることもまた事実です。
ですが、それは
タクシー
「運賃」、
ひいては、
運転手の
「賃金」
を引き上げるチャンスでもあったのです。
というかそもそも、規制緩和でタクシー台数が増えてしまった過去数十年間、タクシー業界の最大の懸案は(サービスレベルを維持しながら)
「賃上げ」
を図るための
「減車」(タクシー台数を減らすこと)
だったのであり、それが最近の人手不足で皮肉にも実現しつつあったのです。
従って、賃上げを目指す岸田総理は、この状況を継続させれば良かったのです。
にもかかわらず、ライドシェア導入論をぶち上げるなど、このタクシーにおける賃上げの
「好機」
をぶち壊す行為なのです。
いずれにしても、岸田総理はこうした
「タクシー」
の現場で何が起こってきたのかご存じないのでしょう。
全くもって愚かとしか言いようがありません。
■外国企業に駆逐される
更に問題となっているのが、中国人観光客による
「白タク」
問題です。
中国から日本に来た観光客が、日本のタクシーを利用せず、日本にいる無許可の中国人ドライバーの運転する自家用車を利用しているのです。
(特別の自由を除けば)「白タク」
はもちろん違法です。
道路運送法は自家用車が有償で客を乗せる
「白タク」
を禁じており、運転手は
「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」
などが科せられます。
タクシー事業の営業認可と共に、運転手は2種免許の取得が義務付けられています。
利用を申し込む中国語の大手配車アプリには、日本国内の運転手数千人が登録され、顔写真や利用客の評価といった情報が掲載されています。
訪日客向けの白タクは、アプリなどで
「(運転手は)母国語が堪能で、日本国内での長年の運転経験もある」
「現地のタクシーを使うよりも安い」
などと宣伝しているといいます。
アプリ内での決済のため、日本国内では支払いが行われず、利用客のクレジットカード情報などを調べない限り証拠もない。
金銭のやり取りがなく、
「知人を無償で送っているだけ」
と説明されればそれまでで、捜査の難しさも問題となっています。
当然ですが、タクシーを利用するはずの客が白タクに流れれば、売り上げが減少します。
中国客は大抵自国で予約決済を済ませるので、日本にお金が流れない。
これは日本のマーケットが外資に取られている状況。
たとえ、中国人観光客(利用客)と中国人ドライバー(サービス提供者)の閉じられた関係であったとしても、日本に来た中国人のタクシー需要は、日本国内の需要であるにもかかわらず、それを中国人に取られているわけです。
つまり、マネーの流出を意味しますから、経済政策として極めてまずい。
こうした中国人による白タク問題に根本的な対処が出来ないまま、ライドシェアを徒に導入すれば、海外の巨大マーケットで凄まじいノウハウを蓄積したアメリカや中国の企業が日本に参入することとなり、日本1国で頑張る小さなライドシェアの会社なんて太刀打ちが出来ません。
つまり経験値やこれまで集めたデータから得られるノウハウ、資本力の点でも劣る日本のライドシェア企業は、外資企業に駆逐されるわけです。
そもそも資本家は常に外国のマーケットを狙っていますから、結局、ライドシェアを導入すれば、外国の大資本にマーケットを侵略されることは必至。
ライドシェアは外資の日本経済侵略の窓口になるのです。
タクシー需要というのは、国民にとって必要不可欠かつ安定的な需要ですから、通常どの国もタクシー産業を多かれ少なかれ保護しているのですが、岸田総理はそんな常識を全く持ち合わせていないようです。
ライドシェアに外国企業が参入すれば、徹底的なコストカットの下で、利益の出ない地方ではビジネス展開をしない、という傾向が益々加速するでしょう。
純然たる日本資本で、日本企業が日本人のために提供していたタクシーサービスが、多くの地域であらかた消えることになる。
それで得をするのは、外国企業だけであり、日本人が被るのは大きな不利益だけとなるのです。
■志なき総理の”あだ名”
ライドシェア1つ取っても、如何に岸田総理が国民のために考えていないかが、お分かりだと思います。
では、岸田総理の行動原理はどういったものなのかー。
岸田総理のこれまでの、そして、これからの言動や政策は、経済学などで多用される
「ゲーム理論」
で100%完璧に証明することが出来ます。
ゲーム理論とは、
「自分の事だけ考える」(利己的で自己中な)
人々が互いに関わった時、彼らがどう振る舞うかを数学的に考える理論体系です。
実を言うと、岸田総理の報道されている言動は全て、このゲーム理論で綺麗に説明出来てしまうのです。
普通の人は
「自分の事だけ」
考えているわけではなく、倫理観や公共心、他人への思いやりや渡世の筋や生きる拘り等にも配慮しますから、ゲーム理論が予想する振る舞いから多かれ少なかれ乖離するのですが、岸田総理の場合はその乖離が全く観測されません。
これはつまり、岸田総理には政治的信念や倫理、道徳がなく損得勘定で動くような、利己的な意識しか持っていない、ということをゲーム理論が理論的に実証しているわけです。
では、彼はどういう利己的な意図を持っているのかというと、それは
「総理としての地位の確保と、その延命」
です。
出来るだけ総理大臣という地位に留まり続け、自らの政治権力の最大化を目指しているとしか考えられない。
彼がそう考えていると想定すれば、彼の言動は全て一貫して説明出来るのです。
「政治権力の最大化」
だけを考えた場合、財務省やアメリカ政府、経団連などの財界やグローバル企業などの
「強者」
の指図や意図に従い続けることが最善の策となります。
強者の言いなりになる限り、彼らに潰されずに自らの地位を守り続けることが出来るからです。
防衛増税が良い例で、増税したい財務省と自国の極東での負担を減らして防衛装備を日本に売り付けたいアメリカの両者の意向を汲むことが出来たから、岸田総理はその実施に前向きなのです。
しかし、本来、政治家は
「自らの政治権力」
ではなく
「国民の利益」
の最大化を図るべき存在。
ところが、そんな
「強者」
達は日本国民の利益の最大化等には何の興味もない。
彼らは自分たちの利益だけに興味関心があり、日本国民の利益などは眼中にない。
そんな連中の指図や意図に従っていれば、国民国家は滅茶苦茶になる他ないのですが、そんな連中の指図や意図に従い続けているのです。
総理として最低の愚行です。
ライドシェアも、岸田総理が発案したものではなく、菅義偉前総理が導入を目指すと宣言したもの。
岸田総理は、ここで菅氏のライドシェア導入論を自らも主張すれば、岸田降ろしの中心人物の1人である菅氏に媚びを売ることが出来、かつ、菅氏が世論で
「目立つ」
存在となることを回避出来ることから、結果的に自身の政治権力をより安定したものに繋げることが出来ると考えたわけです。
だから結局、
「政策論」
ではなく単なる
「政局論」
でライドシェアの導入を実現しようとしているに過ぎないのです。
ライドシェアの様々な問題点を考えれば、その導入に躊躇しそうなものですが、ゲーム理論で考えれば、岸田総理がライドシェア導入に前向きなのも当然だということになるのです。
繰り返しますが何らかの信念や思想を持つような文学的人物というのは、ゲーム理論では全く説明が出来ません。
急に人助けに走ったり、急に戦いだしたりと理論から外れた行動をするからです。
ある意味、そこに
「人間らしさ」
があるわけですが、岸田総理にはそうした人間らしさがない。
人間性がない=面白味がない。
国民もそれを理解し、
「増税メガネ」
と呼んでいるのでしょう。
安倍元総理は
「安倍ちゃん」、
菅前総理も
「ガースー」、
等、愛嬌のあるあだ名で呼ばれましたが、無機物である”メガネ”と呼ばれるのは、岸田総理に人間らしさがないことを象徴しています。
悪魔は神が堕落した有機的、精神的存在ですが、無機物であるメガネは腐ることすら出来ません。
彼は決して悪意があるのではない。
ただひたすらに権力だけを欲しがる虫のようなちっぽけな存在なのです。
だからこのあだ名は彼の人間性を上手く表現していると思います。
■消費税減税はムリ
岸田総理が国民の事を全く考えていないことが、最近、俄かに浮上した減税政策からも証明することが出来ます。
岸田総理が本当に国民の利益の最大化を考えて、所得税減税を実施するのであれば、2024年6月ではなく、今すぐ実施するはずですし、4万円の1度のみではなく、国民の賃金が上がるまで継続的に実施するでしょう。
かつ、
「所得税減税」
だけではなく、国民の暮らしが抜本的に良くなる
「消費税減税」
を考えるはずです。
参議院での予算委員会にて、消費税減税について問われた岸田総理がは、
「そもそも(消費税を)引き下げるということは、考えていない」
と突っぱね、
「引き下げの効果ということについても考えていない」
と答弁しました。
SNS上では岸田総理への失望や非難の声が溢れましたが、彼がどういった人物なのかは、これまでお話ししてきた通りです。
であれば、財務省が嫌がる消費税減税を岸田総理が実施することなど毛頭ありませんし、岸田総理が総理の地位に居続ける限り、消費税減税が実施されることは決してない。
ポイントなのは、こうした減税政策が見せかけであり、何ら効果を発揮しないことを、国民は見抜いているということです。
岸田政権の支持率が遂に自民党支持率を下回りました。
ANNが2023年10月28〜29日に行った調査での内閣支持率は、前回2023年9月の調査から3.8ポイント低い、26.9%でした。
一方で、自民党の支持率が38.3%でしたから、内閣の支持率は既に大幅に下回っています。
つまり、自民党の岩盤支持層も、遂に岸田政権を見放したということを意味します。
そもそも自民党支持者が内閣を支持する理由は、支持する政党のトップだからという、シンプルなもの。
だからその総理総裁が誰であろうが本来、彼らは支持するのであり、内閣支持率は通常、政党支持率を下回る筈はないのです。
にもかかわらず下回ったということは、結局、岸田氏が
「岩盤支持層からも見放された」
ということを意味しているのです。
日本経済新聞社が2023年10月27〜29日に行った調査での内閣支持率は、2023年9月の調査から9ポイント低下して、33%でした。
これは2021年10月の岸田政権発足以来最低で、2012年に自民党が政権復帰してから、最も低い。
今、国民的な岸田総理に対する嫌悪感は凄まじいものがあります。
しかしここまでの状況に陥っても尚、岸田総理は、国民ではなく、財務省を取るでしょう。
何もしなくても、2024年の9月までは総理総裁としての地位に留まれるわけですから、思い切った政策が出てくることはない。
それがゲーム理論が予測する悲しい未来です。
ついては当方は岸田総理には是非とも
「ゲーム理論の予測」
を激しく裏切るような国民のための大胆な政策を実施されますことを、心から祈念したいと思います。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/376.html#c6

[政治・選挙・NHK293] 次から次へと膿噴出 底なし沼になってきた 自民党の薄汚い金まみれ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
26. 秘密のアッコちゃん[146] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月17日 22:06:38 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[259]
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ロシア ナワリヌイ氏が死亡 プーチン政権批判の反体制派指導者
2024年2月17日 19時11分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240216/k10014361581000.html
ロシアでプーチン政権を批判する急先鋒として知られ、刑務所に収監されていた反体制派の指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したと当局が発表したことを受けて、ロシア国内外で追悼する動きが出ている他、欧米各国などからはプーチン政権を批判する声が相次いでいます。
■アレクセイ・ナワリヌイ氏とは
「私が殺された状況では、非常に単純だ」
「諦めないで」
ロシアのプーチン政権への批判を続け、刑務所に収監されていたナワリヌイ氏について関係当局は2024年2月16日
「散歩の後、気分が悪くなり医師が蘇生措置を行ったものの死亡が確認された」
と発表しました。
47歳でした。
ナワリヌイ氏は、2020年、政権側の関与が疑われる毒殺未遂事件の被害を受けた後、過去の経済事件を理由に逮捕され北極圏にあるロシア北部のヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所に収監されていました。
ロシアでは、2024年3月、大統領選挙が行われプーチン大統領も立候補していますが、ナワリヌイ氏は、支援団体を通じてプーチン氏以外の候補者に投票するよう呼び掛けるなど収監後も反政権の活動を続けていました。
これを受けて、アメリカのバイデン大統領は
「プーチンに責任がある」
と述べて厳しく非難するなど、欧米各国などから批判の声が強まっています。
また、世界各地ではナワリヌイ氏を追悼すると共にプーチン大統領に抗議する動きが広がっています。
このうち、リトアニアの首都ビリニュスではソビエト占領による犠牲者を悼む記念碑に人々が集まり、花を手向けたりロウソクに火を灯したりして追悼していました。
女性の1人は
「偉大な人が亡くなった」
「ロシアにはまだ強い人たちがいるという証しだった」
「これは人々にとってある種の抵抗の終わりだと思う」
と涙を流しながら話していました。
ナワリヌイ氏を追悼する動きはロシア国内でも広がりましたが、ロシアでは集会やデモが厳しく規制されていて、人権団体によりますと、これまでに8つの都市で100人以上が拘束されたとし、当局が神経を尖らせている様子が窺えます。
ナワリヌイ氏を支援する団体は、前日の2024年2月15日、ナワリヌイ氏が裁判のために刑務所からビデオを通じて姿を見せ、健康そうに見えたとしてその映像をSNSで公開していました。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は2024年2月16日、記者団に対し
「我々が知る限りでは、規則に従って確認や解明などが行われている」
「医師が明らかにするはずだ」
と述べた他、ナワリヌイ氏の死亡についてはプーチン大統領も報告を受けたと明らかにしました。
■アレクセイ・ナワリヌイ氏とは
アレクセイ・ナワリヌイ氏は、ロシアでプーチン政権を批判してきた急先鋒として、世界的にも知られた反体制派の指導者です。
プーチン大統領が反対勢力に対する抑圧を強める中で、最大の政敵とも見られてきました。
ナワリヌイ氏は、1976年、モスクワ州生まれで、2000年代初めからプーチン政権の高官や国営企業の汚職を主にインターネット上で告発する活動を続け、若者を中心に人気のブロガーとして支持を広げていきました。
政権側の汚職や選挙の不正に対して、ナワリヌイ氏は反政権デモを呼び掛け、ロシア全土に広がりを見せました。
一方、ナワリヌイ氏自身は政権から敵視され、繰り返し拘束された上、罰金刑や実刑を科されました。
そうした中、2020年、ナワリヌイ氏はロシア国内を旅客機で移動中に突然、意識を失い、ドイツの病院に搬送されます。
原因の究明に当たったドイツ政府は、旧ソビエトで開発された神経剤『ノビチョク』と同じ種類の物質によって攻撃されたと発表しました。
政権側の関与が疑われる毒殺未遂事件として、世界に衝撃を与え、プーチン政権に対する国際的な批判が高まりました。
そして、ナワリヌイ氏は、2021年の1月、療養先のドイツから帰国した直後、過去の経済事件を理由に逮捕され、刑務所に収監されました。
また、ナワリヌイ氏が率いる団体も2021年の6月、ロシアの裁判所から
「過激派組織」
に認定され、解散に追い込まれました。
更に、2022年3月、ロシアの裁判所は、新たに詐欺などの罪で禁錮9年の判決を言い渡し、刑期が大幅に延長されることになりました。
しかし、ナワリヌイ氏は、刑務所からも支援者を通じてSNSで政権批判を続け、弾圧に屈しない姿勢を崩しませんでした。
プーチン政権が始めたウクライナへの軍事侵攻に対しても繰り返し非難し、市民に反対の声を上げるよう呼び掛けました。
欧米各国や人権団体はプーチン政権に即時釈放を求め、国際社会ではこうしたナワリヌイ氏の姿勢を評価する声も高まります。
ナワリヌイ氏は、EU=ヨーロッパ連合の議会が人権擁護に貢献した人に贈る
「サハロフ賞」
に選出された他、度々ノーベル平和賞の有力な候補にも上がりました。
また、2023年、活動を取り上げた映画『ナワリヌイ』がアメリカのアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞しました。
2人の子供と共に授賞式に出席した妻のユリアさんは
「夫は真実を述べ、民主主義を守るためだけに刑務所にいます」
「夫と私たちの国が自由になる日を夢見ています」
と訴えていました。
一方、支援団体はナワリヌイ氏の体調が収監中に悪化していると度々訴え、2023年4月には
「急性の胃の痛みを訴え、刑務所に救急車が呼ばれた」
と明らかにした上で
「ゆっくりと、しかし着実に毒殺されようとしている可能性が排除できない」
と危機感を訴えていました。
ナワリヌイ氏に対し、ロシアの裁判所は2023年8月、過激派団体を創設した罪などで新たに禁錮19年の判決を言い渡し、刑期が更に大幅に延長されることになりました。
そうした状況の中でもナワリヌイ氏は、2024年3月のロシア大統領選挙を巡って、支援団体を通じてプーチン大統領以外の候補者に投票するよう呼び掛け、政権への批判姿勢を貫いています。
2023年12月、支援団体はナワリヌイ氏との連絡が途絶え、所在が不明になったと明かし、その後、ロシア北部の北極圏にある刑務所に移送されていたことが分かりました。
ナワリヌイ氏は先月、SNSを通じて移送後の姿を見せていました。
■「私が殺された状況では、非常に単純だ。諦めないで」
ロシア当局が死亡したと発表したナワリヌイ氏は、過去に自身の活動が取り上げられたドキュメンタリー映画の中で
「あなたが殺された場合、どのようなメッセージを残すか」
との質問に対し
「諦めないで」
と答え、支持者に活動の継続を訴えていました。
これは、2022年公開された、ナワリヌイ氏の活動を取り上げたドキュメンタリー映画『ナワリヌイ』の中でナワリヌイ氏自身が質問に答えている映像です。
この中で、ナワリヌイ氏は、もし投獄され、何かが起きて殺された場合、どのようなメッセージをロシア国民に残すかと問われると
「私のメッセージは」
と言った後、少し笑みを浮かべ
「私が殺された状況では、非常に単純だ」
「諦めないで」
と英語で訴えました。
そして、ロシア語でも
「もし彼らが私を殺すと決めたなら、それは私たちがとてつもなく強いということだ」
「自分たちは、弾圧を受けている巨大な力であることを覚えておいてほしい」
と語りかけていました。
この動画はロシア当局がナワリヌイ氏の死亡を発表した後、ロシアの独立系メディアなどで広く伝えられています。
■専門家「大統領選への影響を警戒した可能性」
ロシアの反体制派の指導者、ナワリヌイ氏が死亡したと当局が発表したことについて、防衛省防衛研究所の兵頭慎治研究幹事は
「2020年にはロシア国内でナワリヌイ氏の毒殺未遂事件があり、プーチン政権の関与が疑われている」
「今回の死亡も根拠が示されないため断定はできないが、プーチン大統領の何らかの関与の可能性があると思う」
という見方を示しました。
その上で、兵頭研究幹事は
「ロシア大統領選挙の1か月前というタイミングで、しかも、選挙戦で唯一、反戦を主張していたナデジディン氏の立候補が却下された直後ということが注目される」
と指摘しています。
その理由について
「プーチン大統領は戦時下の状況で次の大統領選で8割以上の得票率で圧勝することが重要だと考えている」
「ナワリヌイ氏は獄中からプーチン大統領以外の候補者に投票するよう呼び掛けていた」
とした上で
「もしプーチン政権が死亡に関与したのであれば、大統領選挙の前にこうした反戦・反プーチン的な動きが高まって、プーチン大統領が圧勝するというシナリオに影響が出ることを政権が警戒した可能性があるのではないか」
として、政権側の警戒感が伺えるという見方を示しました。
今後の影響について、兵頭研究幹事は、2023年、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、プリゴジン氏が死亡した際も支持者などの反発の動きが抑え込まれたとして
「短期的にはプーチン政権も力による統制を強めるため、反戦・反プーチンの大きなうねりにはなりそうもない」
としています。
一方で、
「戦争が更に長期化して犠牲が拡大し、そしてロシア国内の経済が悪化した場合、大きな動きに発展していく潜在的な可能性はある」
と述べ、
中長期的にはプーチン政権に影響を与える可能性が残されていると指摘しました。
★国内の反応は
■ナワリヌイ氏の妻「プーチンは全ての出来事への責任を」
ナワリヌイ氏の妻、ユリアさんは2024年2月16日、出席していたミュンヘン安全保障会議で急遽演説し
「この恐ろしいニュースを信じていいのか分からない」
「常に嘘をつくプーチンやプーチン政権を信じることが出来ないからだ」
と述べました。
その上で
「もし事実なら、プーチンやその仲間たちは、彼らが私たちの国や私の家族、そして夫にしたことへの報いを受けると思い知らせたい」
「その日はすぐにくるだろう」
と強調しました。
更に
「私は、今のロシアのこの邪悪で恐ろしい政権に勝利するため、国際社会や世界の皆さんに結束を呼び掛けたい」
「ウラジーミル・プーチンはここ数年間、ロシアに対して行ってきた全ての恐ろしい出来事への責任を負わねばならない」
と述べ、国際社会に対し、プーチン大統領の責任を追及するよう訴えました。
■ナワリヌイ氏の母「どんな追悼のことばも聞きたくない」
ロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」によりますと、ナワリヌイ氏の母のリュドミラ氏は、フェイスブックに
「どんな追悼のことばも聞きたくない」
「息子とは刑務所で2024年2月12日に面会した」
「生きていて、健康そうで、人生を楽しんでいるようだった」
と綴ったということです。
■ナワリヌイ氏のグループ「これは殺人だ」
ロシアの反体制派の指導者、ナワリヌイ氏のグループのメンバーで、現在はロシア国外に逃れリトアニアで活動する女性は、ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受けて
「これは殺人だ」
と話し、プーチン政権側を批判しました。
女性は、NHKとのインタビューの撮影中に、取材班からナワリヌイ氏の死亡のニュースを知らされると
「一体何?」
と驚いた様子で、スマートフォンでニュースの内容を食い入るように確認していました。
そして、涙をこらえながら
「前日、彼は裁判所にいて、健康で、何も問題なかった」
「その映像もある」
「これは殺人だ」
「ショックだ、理解できない」
と信じられないという様子で、プーチン政権によるものだと強く批判しました。
その上でナワリヌイ氏が死亡したとはまだ認めたくないとして
「ナワリヌイ氏は刑務所にいた時でさえ私たちのリーダーだ」
「これから私たちはどのように活動していけばいいのか」
と涙ながらに話し、肩を落としていました。
■ナデジディン元下院議員「真実でないことを願う」
ロシア当局がナワリヌイ氏が死亡したと発表したことについて、ウクライナへの軍事侵攻を批判し2024年3月行われるロシアの大統領選挙に立候補を表明していたナデジディン元下院議員は
「その情報が真実でないことを願っている」
「私が知る限り、彼はロシアで最も才能があり、勇気のある人物の1人だ」
とSNSに投稿しました。
ナデジディン氏は、大統領選挙でプーチン大統領に対抗する候補として注目され、ナワリヌイ氏のグループからも支持する声があがっていましたが、2024年2月8日、中央選挙管理委員会は立候補は認められないとする判断を下し、ナデジディン氏は最高裁判所に訴えています。
■ロシア独立系新聞編集長「刑罰に『殺害』が加えられた」
2021年にノーベル平和賞を受賞したロシアの独立系新聞の編集長、ドミトリー・ムラートフ氏は
「恐ろしい知らせだ」
「懲罰房では、動けず、食事の栄養が少なく、空気が薄く、常に寒い」
「3年に渡り苦痛と拷問を受けたのだ」
「ナワリヌイ氏への刑罰に『殺害』が加えられた」
と非難し、適切な救命措置が取られたか検証するよう求めました。
■ロシア人権団体幹部「政権側が故意に殺害したのだ」
また、2022年、ノーベル平和賞を受賞したロシアの人権団体「メモリアル」の幹部、オレグ・オルロフ氏は、独立系メディアに対し
「ロシア全体にとっての悲劇だ」
「ただただ愕然としている」
と述べた上で、
「死の状況がどうだったとしても、政権側が故意に殺害したのだ」
「関与した者は刑事責任を負うべきだ」
とプーチン政権を非難しました。
■ロシア各地で追悼する動き 100人以上拘束も
ロシアでプーチン政権を批判する急先鋒として知られるナワリヌイ氏が死亡したと2024年2月16日当局が発表したことを受けて、ロシア各地ではナワリヌイ氏を追悼する動きが広がっています。
ただロシアでは集会やデモが厳しく規制されていて、人権団体によりますと、各地で合わせて100人以上が拘束されました。
このうち、首都モスクワでは、ソビエト時代の弾圧の犠牲者を追悼する碑の前にナワリヌイ氏の写真が置かれ、訪れた市民が花を供えていました。
中には、ナワリヌイ氏の言葉として知られる
「諦めないで」
と書かれたカードを掲げる女性の姿もありました。
ロシアの独立系メディアによりますと、モスクワでは、別の記念碑や、9年前の2015年に野党指導者のネムツォフ氏の殺害現場となった橋にも、ナワリヌイ氏を追悼するため市民が訪れたということです。
また、第2の都市サンクトペテルブルクでも、政治弾圧の犠牲者の記念碑に花が手向けられ、
「全てフェイクであってほしい」
と話す人もいました。
ただロシアでは集会やデモが厳しく規制されていて、治安当局は、市民が無許可のデモに参加しないよう警告しています。
人権団体によりますと、モスクワやサンクトペテルブルク、それに西部のニジニ・ノブゴロドなど合わせて8つの都市で100人以上が拘束されたということで、当局が神経を尖らせている様子が窺えます。
■モスクワ市民の反応は
ナワリヌイ氏が死亡したと発表されたことについてモスクワの市民に話を聞きました。
女性は
「今日2024年2月16日のことはずっと忘れない」
「これは、ロシアの歴史の一部として残るだろう」
と述べ、ナワリヌイ氏の死を悼んでいました。
また、男性は
「彼がなぜ死亡したのか」
「病気で亡くなったのか、それとも誰かに殺されたのか、何でもあり得ると思う」
と話していました。
一方
「これが彼の運命だ」
「彼は、立ち止まって考え直すべきだった」
「もっと政権側と話し合うべきだった」
とか
「彼のやり方には賛成できないところもあったが人が亡くなったことは残念だ」
と話す女性もいました。
多くの人は、SNSなどを通じてこのニュースを知っていましたがプーチン政権を批判し続けてきた人物に関する街頭取材だからか口が重い人が目立ちました。
■ロシア報道官 相次ぐ批判に「受け入れられず」
ロシア大統領府のペスコフ報道官は、2024年2月16日、ナワリヌイ氏の死亡の発表を受けて欧米各国からプーチン政権に対する批判が相次いでいることについて
「死因についての情報もない中で、このような声明が出されている」
「明らかにおかしく、絶対に受け入れられない」
と述べ、反発しました。
★各国の反応は
■ウクライナ ゼレンスキー大統領「殺害されたのは明らか」
ロシア当局がナワリヌイ氏が死亡したと発表したことについて、ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月16日、訪問先のドイツで
「プーチン大統領によって殺害されたのは明らかだ」
「プーチン大統領は誰が死のうと気にしない」
「彼にとって重要なことは、自分の地位を守ることだ」
と述べました。
■アメリカ バイデン大統領「プーチンに責任がある」
アメリカのバイデン大統領はナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受けて2024年2月16日、緊急の演説を行い
「驚きはしなかったが、激しい怒りを感じる」
と述べました。
バイデン大統領は、ナワリヌイ氏について
「彼は勇敢で、信念を持ち、ロシアを法の支配のある国にしようと、ひたむきだった」
と述べ、讃えました。
そして
「何が起きたのか正確なことは分からないが、ナワリヌイ氏の死は、プーチンや彼の周りの悪党が行った何かしらの結果であると確信している」
「プーチンに責任がある」
と述べ、ロシアのプーチン大統領を厳しく非難すると共に、今後、何らかの対抗措置を取る考えも示しました。
一方、バイデン大統領はウクライナへの軍事支援の予算案が野党・共和党の反対で宙に浮いている事態を受けて
「この重要な時にウクライナの支援に失敗すれば人々の記憶にずっと残ることになる」
と述べて共和党に対し早急に対応するよう求めました。
■ウクライナ大統領府長官「プーチンは究極の『悪』だ」
ウクライナのイエルマク大統領府長官はSNSにメッセージを投稿し
「プーチンは究極の『悪』だ」
「如何なる競争も怖がっている」
「プーチンにとって、ロシア国民の命は何の意味もない」
と指摘しました。
その上で
「『プーチンと交渉を』と呼び掛けている人々に分かってほしい」
「彼を信じてはならない」
「彼が理解できるのは『力』だけだ」
として、ロシアに対し徹底抗戦する構えを改めて示しました。
■イギリス首相「ロシアの人々にとって大きな悲劇だ」
イギリスのスナク首相は旧ツイッターの「X」に
「これは酷いニュースだ」
「アレクセイ・ナワリヌイ氏はロシアの民主主義の最も熱心な擁護者として、生涯を通じて信じられないほどの勇気を示した」
「彼の妻、そしてロシアの人々にとって大きな悲劇だ」
と投稿しました。
■ドイツ首相「もはや民主主義国家ではない」
ドイツのショルツ首相は2024年2月16日、記者会見で
「ロシアが如何に変わったかを示す恐ろしいシグナルだ」
「ロシアはもはや民主主義国家ではない」
と述べました。
■フランス大統領「ロシアでは自由な精神は死刑を宣告される」
フランスのマクロン大統領は2024年2月16日、旧ツイッターの「X」に、
「現在のロシアでは、自由な精神は収容所へと送られ、死刑を宣告される」
「怒りと憤りを禁じえない」
「アレクセイ・ナワリヌイ氏の記憶、彼の献身と勇気に敬意を表したい」
「私の思いは、彼の家族、愛する人々、そして、ロシア国民と共にある」
と投稿しました。
■スウェーデン首相「恐ろしいニュースだ」
ロシアのウクライナ侵攻を受けて軍事的中立を転換し、NATO=北大西洋条約機構への加盟を目指しているスウェーデンのクリステション首相は旧ツイッターの「X」への投稿で
「恐ろしいニュースだ」
「アレクセイ・ナワリヌイ氏がもう生きていないことについてはロシア当局、そしてプーチン大統領個人に責任がある」
と非難しました。
■カナダ首相「プーチンが如何に怪物であるか思い知らされた」
カナダのトルドー首相は2024年2月16日、地元メディアの取材に対し
「これは悲劇であり、プーチンが如何に怪物であるかを全世界が思い知らされた」
と述べ、ロシアのプーチン大統領を非難しました。
■国連事務総長 “信頼性と透明性のある調査を”
国連のグテーレス事務総長は2024年2月16日、報道官を通じてコメントを出し、
「ショックを受けている」
とした上で、ナワリヌイ氏が死亡した状況について信頼性と透明性のある調査を行うよう求めました。
■EU ミシェル大統領「責任はロシア政府にある」
EU=ヨーロッパ連合のミシェル大統領は2024年2月16日、SNSに
「アレクセイ・ナワリヌイ氏は自由と民主主義の価値のために戦い、究極の犠牲を払った」
「この悲劇的な死に対する責任はロシア政府にある」
と投稿しました。
そして
「戦士は死んでも、自由のための戦いは決して終わらない」
としています。
■アメリカ国務長官「責任はロシアにある」
アメリカのブリンケン国務長官は2024年2月16日訪問先のドイツで
「プーチン氏が確立したシステムの弱さと腐敗を明確に示している」
「責任はロシアにある」
と述べました。
■フランス外相「哀悼の意を表明する」
フランスのセジュルネ外相は2024年2月16日、旧ツイッターの「X」に
「アレクセイ・ナワリヌイ氏は、抑圧体制への抵抗に命を捧げた」
「流刑地での彼の死は、プーチン体制の現実を想起させるものだ」
「フランスは、彼の家族と友人、そして、ロシア国民に哀悼の意を表明する」
と投稿しました。
■NATO事務総長「深い悲しみと共に動揺している」
NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長は、2024年2月16日、ナワリヌイ氏が死亡したという報道について
「深い悲しみと共に動揺している」
と述べた上で
「事実をはっきりさせる必要があり、ロシアは彼が死亡した状況について全ての重大な疑問に答える必要がある」
として、真相の究明を求めました。
■ベラルーシ 反政権派の指導者「故意に殺害されたこと 疑いない」
ロシアの同盟国ベラルーシで民主化運動を率いてきた反政権派の指導者、スベトラーナ・チハノフスカヤ氏は
「独裁者にとって人命が如何なる価値もないことが改めて明らかになった」
と自身のSNSに投稿しました。
その上で
「プーチン政権はベラルーシのルカシェンコ政権のように、権力を維持しようと手段を選ばず反対者を排除する」
「プーチン政権によってナワリヌイ氏が故意に殺害されたことに疑いはない」
と非難しました。
その上で、ベラルーシでも、自身の夫を含め収監が続く政治犯たちが危険に晒されていると訴えました。
■世界各地でも追悼と抗議の動き
ナワリヌイ氏が死亡したと発表されたことを受けて、世界各地でも追悼する動きの他、ロシアのプーチン大統領に抗議する動きが広がっています。
このうち、ドイツの首都ベルリンでは、ロシア大使館の前にナワリヌイ氏の死を悼む人たち数百人が集まり、
「プーチンは殺人者だ」
と書かれた紙などを掲げて、抗議の声をあげていました。
男性の1人は、
「私はプーチン大統領に反対する集会に参加したくて来ました」
「非常に怒っています」
と話していました。
また、ロシアの隣国、ジョージアでは、かつてロシア大使館があった場所の近くに、およそ500人が集まり、スマートフォンのライトを照らして死を悼むと共に、プーチン大統領への抗議の声をあげていました。
参加した女性の1人は
「涙が出るばかりでショックで、まだ信じることができません」
「この痛みは耐え難い」
と話していました。
更にアメリカのニューヨーク中心部で行われたデモでは、参加者が
「私たちは戦争の終結、政治犯の自由、ロシアの自由を求めなければいけない」
などと呼び掛けていました。
参加したロシア人の女性は、
「これは私の国の歴史における暗い、暗い日です」
と話していました。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/384.html#c26
[政治・選挙・NHK293] 旧統一教会“宣戦布告”岸田派を狙い撃ち…友好メディアで「ツケは高く付く」と不気味な脅し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 秘密のアッコちゃん[147] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月18日 06:10:56 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[260]
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<産経抄>外務省の事なかれ体質、再び蔓延か
2024/2/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20240217-SZJVWIKJABJCJLZG2IY2D7RPUQ/?278566
「外務省の中に、インタビューに応じ、反論することを評価しようという空気がない」。
山上信吾前駐オーストラリア大使が2024年2月16日の小紙で、中国などの誹謗や難癖に対し、積極的に発信・反論する日本の大使が少ない一因を語っていた。
まだ外務省の意識はその程度なのか。
▼同日発売の山上氏の新著『中国「戦狼外交」と闘う』には、任国に関する知見と人脈を誇るT大使を囲む座談会を月刊誌が企画したところ、事務次官の了解が出ずに実現しなかったエピソードも紹介されている。
T大使とは、2024年2月15日の小紙が大きく取り上げた垂(たるみ)秀夫前駐中国大使のことである。
専門家の意見表明の場を封じるとはもったいない。
▼外務省の事なかれ体質はかねて指摘されてきた。
特に慰安婦問題をはじめ、歴史認識問題では
「寝た子を起こすな」
とばかりに事実無根の批判にも立ち向かわず、ご無理ごもっともを決め込んだ。
その結果、問題は立ち消えるどころか朝鮮人慰安婦20万人説や性奴隷制説などのデタラメが世界に広まってしまったのだった。
▼平成24年発足の第2次安倍晋三内閣以降は、安倍氏が中国などとの歴史戦を念頭に対外発信の強化を指示したことで、議論が苦手な大使らに対するディベート訓練なども行われるようになった。
そのため少し油断していたが、トップが代われば元の木阿弥か。
▼山上氏は小紙に、豪州で自衛隊記念日に陸海空の三自衛隊旗を掲揚する案を、当時の次官に止められたことも明かした。
その場面の次官の言葉が新著に記されている。
「新たなことをやる段階にはない」
「これは大臣の意向でもある」。
▼本当に外相の考えかは定かではないが、政治家に問題意識がなければ、外交も易きに流れるのは確かだろう。

中国「戦狼」外交には公然と反論を 山上信吾前駐オーストラリア大使「主戦場は在外公館」
2024/2/15 18:35
https://www.sankei.com/article/20240215-5DI2QI2M7FMYXC3PWS4G2N7N4E/
2023年12月に外務省を退官した山上信吾前駐オーストラリア大使が産経新聞の取材に応じた。
山上氏は豪州で高圧的な戦狼外交を展開する中国の外交官の
「攻撃」
に対処してきた経験や、公然と反論することに消極的な外務省の組織的な問題点などについて語り、それらを2024年2月16日発売の『中国「戦狼外交」と闘う』(文春新書)にまとめた狙いを説明した。

外交官同士が密室でディール(交渉)する外交は過去のものであり、今や広報などを通じて相手国と自国の国民に直接働きかけるパブリック・ディプロマシー(広報文化外交)の時代だ。
国民の広い理解と支持がなければ、強力な外交を展開できない。
そのためにも
「暗闘」
とも呼ぶべき激しいやり取りが繰り広げられる、外交の舞台裏を知ってもらいたいと考えた。
そして
「首脳外交」
が重視される現在でも、外交官、特に大使はこれだけのことができるんだ、と伝えたかった。
外務省へのエールでもあり、叱咤激励でもある。
中国の戦狼の攻撃を初めて受けたのは、2021年7月の全豪記者協会での講演の直後だった。
講演自体は中国の「中」の字も出さず、日豪関係の現状と展望を概観した。
だが、質疑応答で記者の関心は、豪州に激しい経済的威圧を加える中国への対応にあった。
そこで2010年の尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の中国漁船衝突事件で中国人船長を拘束したことに反発した中国がレアアース(希土類)の対日輸出を制限したことに触れ、日本が米国やEU(欧州連合)と協力し、WTO(世界貿易機関)の紛争解決手続きを通じて措置を撤回させたことが参考になると話した。
これを豪メディアが報じると、中国大使館が報道官声明で私の発言を暴言となじり、激しく批判した。
また、2023年1月、オーストラリアン紙が1面に掲載したインタビューでは、前年の豪州の政権交代後、中国が
「微笑外交」
に転じつつあったことを踏まえ、豪州向けに
「お気をつけ遊ばせ」
とのメッセージを込めた。
中国の大使がこれに過剰反応し、年頭記者会見の場で
「日本大使は自分の仕事を適切にしていない」
と痛罵した。
北京の指導部の目を意識した自己アピールの側面が今の戦狼外交にはあるとみているが、一言で言うと、どちらも売られた喧嘩だった。
私は日本のものの見方を説明したまでだ。
日本大使は適切に仕事をしていない、とは余計なお説教だし、失礼だ。
日本大使を下に見ている。
ここまで言われたら、こちらも言わなければならない。
ただ、オーストラリア人に痴話喧嘩だと受け取られては意味がない。
彼らが日本大使に軍配を上げるよう、中国大使と同じ土俵に立つのではなく、懐の深いところ、更に言うと中国とは所属するリーグが違うのを見せつける。
これを心掛け、豪メディアの取材を受けて反論した。
元々取材の機会を利用し、日本の立場を分かり易く発信することを信条としてきた。
当時はかつて中国になびいていた豪州が中国の経済的威圧も経験し、日本との関係を再評価しつつあった時期でもあり、今、打って出ないと、いつ打って出るのかという思いもあった。
ただ、私のように積極的に任地のメディアで発信・反論する日本の大使は極めて少数派だ。
理由は複合的で、自分で論理を構成し、人前で意見を発表する機会がほとんどないという日本の学校教育の問題も1つだろう。
そして外務省の中に、インタビューに応じ、反論することを評価しようという空気がないことも大きい。
だから誰も敢えて火中の栗を拾おうとしない。
残念ながら豪州にも一部の反日勢力の言説に乗せられ、旭日旗は
「軍国主義の象徴」
と誤解する人々がいる。
誤解を払拭しようと、大使館での自衛隊記念日レセプションの機会に陸海空の3自衛隊旗を掲揚することを発案したが、この企画を止めてきたのは、驚くなかれ、当時の森健良外務事務次官だった。
彼は中国に強く物申せないところがあり、2022年8月、ペロシ米下院議長の訪台に反発した中国が行ったミサイル演習で、史上初めて中国のミサイルが日本の排他的経済水域に着弾した際に、駐日中国大使に電話するだけで済ませてしまった。
こんなことでは中国の戦狼たちに足元を見られてしまう。
外交の主戦場は在外公館だ。
だが、今の外務省は本省と在外公館が遊離してしまっている。
日本外交を強くするために、問題提起をしていきたい。

垂前駐中国大使インタビュー@ 日中関係、「戦略的互恵関係」と何千回唱えても解決しない
2024/2/15 8:00
https://www.sankei.com/article/20240215-DVOYEHH7EBMLNELLFFTVYYWGXE/
2023年12月に退官した垂秀夫前駐中国大使が産経新聞のインタビューに応じ、日中両政府の
「戦略的互恵関係」
について
「具体的な問題の解決に繋げていかないと意味がない」
と訴えた。
垂氏は中国での幅広い人脈や情報収集能力に定評があり、インタビューでは、
「国家の安全」
を最優先する中国の内政や邦人拘束などに触れている他、旧民主党政権時代の知られざるエピソードも語った。
気骨溢れる外交官として知られた垂氏のインタビューを4回に渡って掲載する。
■日本は脇に置いておけば
――2023年11月、米サンフランシスコで日中首脳会談が1年ぶりに開かれ、岸田文雄首相と習近平国家主席が
「戦略的互恵関係」
を再確認した
★垂秀夫前駐中国大使
私の個人的見解では、2023年後半、中国は元々日中首脳会談を開くつもりはなかったと思う。
米中首脳会談をやっておけば、日本は米国に追随してくるから、脇に置いておけばいい。
これが彼らの見方。
2023年11月のバイデン米大統領と習氏の米中首脳会談の4、5カ月ほど前から、米中は物凄く接近していた印象がある。
私の同僚であった(駐中国米大使の)バーンズさんも、一時期はほとんど中国の要人に会えなかったのに、2023年秋は閣僚クラスにぼんぼん会えた。
中国側がどんどん『OK』を出したからだ。
米国側も閣僚を相次いで北京を訪問させた。
北京にいて米中接近を強く感じた。
米中関係は、ずっと闘争と安定を繰り返してきた。
戦略的には互いを闘争相手として捉えているが、闘争ばかりやっていられないので、戦術的、短期的には、お互い常に踊り場を探そうとしている。
米中が互いにサンフランシスコでの首脳会談を目指して接近するのを見て、日本が取り残されるのはまずいと思った。
『戦略的互恵関係』を再確認するということで、日中首脳会談は何とか滑り込みで開くことができた。
■戦略的互恵関係の経緯
――既存の日中の枠組みを再確認した
★垂秀夫前駐中国大使
別に『戦略的互恵関係』でなくてもよかったのかもしれない。
ただ、日中の事務方で違う言葉を探す時間的な余裕はなかった。
日本側にすれば安倍晋三元首相が使っていた言葉だし、中国側もこの言葉を再度使いたがっていた。
2023年の春頃から、王毅共産党政治局員兼外相からこの関係に戻ろうというメッセージが出ていたからね。
これを受け、私は戦略的関係の再確認を提唱したわけだ。
王氏は、日中首脳会談後、公明党の山口那津男代表と会見した際に、『垂大使はよくやった』と言ってくれましたよ。
ただし、お題目のように『戦略的互恵関係』と何百回、何千回と唱えても何も解決しない。
中国側のアプローチに乗っかったが、日本としては、具体的な問題の解決に繋げていかないと意味がない。
今がまさに一番大事な時だ。
――「戦略的互恵関係」は首相だった安倍氏が平成18年10月の訪中時に提起した。
このコンセプトが生まれた経緯は
★垂秀夫前駐中国大使
その年の7月に当時の谷内正太郎外務事務次官から呼ばれて、日中関係についての構想を考えるようにと宿題が下りてきた。
谷内さんは当時の安倍晋三官房長官と随分話をされていて、安倍さんが首相になってから中国を重視することをご存じだった。
そこで『戦略的』という言葉を提案した。中国は2国間関係のフレームワーク(枠組み)を重視するからだ。
■関係悪化の中国側の認識
――駐中国大使として北京に着任したのは令和2年秋。
同年春まで習氏の国賓訪日計画が進むなど良好だった日中関係はその後、悪化した。
この間の変化を最前線でどう見てきたか。
★垂秀夫前駐中国大使
令和2年の夏に辞任された安倍さんの後を菅義偉前首相が継がれたが、それですぐに関係が悪くなったわけではない。
中国は中国で関係を継続していきたいというメッセージは出していた。
しかし、より大きな構図の中で、米中関係の対立が相当前面に出てきた。
日本は米国との同盟関係があり、それは日中関係に影響してくる。
また、岸田政権が令和4年末に策定した国家安全保障戦略は、中国を『これまでにない最大の戦略的な挑戦』だと認定した。
国際政治経済秩序に対する中国側のチャレンジだけでなく、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での動きや日本海での中露の軍事演習を見れば、我々がそのように認識するのは当然だ。
だが中国側からすれば、日中関係のフレームワーク、大きな土台を日本側が崩したという認識になる。
米国が主導する動き、とりわけ日米関係やG7の動きの中で日本が米国に追随し、日中関係を変質させたという認識になる。
■安倍元首相の手段
――岸田首相も習氏との会談に強い意欲を示していた
★垂秀夫前駐中国大使
やはり首脳会談は必要だ。
習氏の1強体制の中国では、他の人間にいくら何を言っても、習氏に会わなければ意味がない。
安倍さんもそれをよく理解していた。
短期的な側面だけを見ると、安倍さんは相当中国寄りになっていた時期もあった。
第3国で日中協力をやったり、中国の巨大経済圏構想『一帯一路』に関しても、中国側が喜ぶようなことを言ったりもしていた。
でも、それだけで終わっていない。
そうしたことも踏まえて習氏と親しくなることは安倍さんの目標ではなく、手段だったと思う。
個人的関係を築くことで、日中関係の色々な問題を動かそうとした。
例えば安倍さんが邦人拘束事案を会談で取り上げると、習氏はまず『自分たちは法治国家だから法律に基づいて処理する』と答える。
恐らく応答要領に書かれていて、これは中国側は誰でも言うことだ。
だが、習氏はその後に『しかし、中日関係の大局を考えて対応したい』とも言った。

垂前駐中国大使インタビューA 今の中国は経済発展以上に「国家の安全」を重視している
2024/2/16 8:00
https://www.sankei.com/article/20240216-EXZK6DR3ZRMXRH5GV44WCPUARE/
垂秀夫前駐中国大使は産経新聞のインタビューで、日中関係が悪化した原因は日本にあるという中国側の思考方法を明かしていった。
そして、中国側が
「経済発展」
よりも
「国家の安全」
を重視する内情にも切り込んだ。
■「大きな環境」を重視
――中国は東京電力福島第1原発の処理水を「核汚染水」と呼称して日本産水産物の輸入を停止した。
邦人拘束事案も相次いでいる。
★垂秀夫前駐中国大使
日本にとって常に大事なのは、そうした個別具体的な問題の解決だが、一生懸命に取り組んでも、中国側が応じてこないという現実がある。
中国は、その政治システム、国民性からして個別具体的な問題より、フレームワークを重視しているからだ。
『大きな環境が整えば、具体的な問題についてはアドレス(取り組み)できていく』。
中国人と付き合った人は皆、彼らから聞いたことがある言葉だ。
大きな環境が悪かったら具体的な問題がたくさん出てきますよ、というのが彼らの思考方法だ。
そしてフレームワークを壊したのは、彼らから見れば日本だということになった。
――中国側の対日認識は理解したが、中国もかなり変質している。
★垂秀夫前駐中国大使
我々の論理からすれば外交面で、中国はどんどん独善的に変わってきているということだろう。
改革開放政策を進めたケ小平時代の中国は経済発展が最優先で、比較的平和で安定した国際環境を必要としていた。
ところが今の中国は経済発展以上に、国家の安全を重視している。
あるいは習近平国家主席自身が中国共産党の正統性のために、中国を強くするとか、中華民族の偉大な復興だとか、人民を鼓舞するようなことばかり言っている。
それが行き過ぎた結果が(高圧的な)『戦狼外交』だ。
■アヘン戦争の被害者意識
――経済発展より国家の安全を重視しているのか
★垂秀夫前駐中国大使
例えば今、中国のビザを取得するために、申請書にたくさんのことを書き込まなければならない。
上司の名前と電話番号、前の上司の名前と電話番号、その前の上司の名前と電話番号、義父の名前と電話番号‥。
父親が亡くなっていても書かないといけない。
なぜこんなことをしているかと言えば、スパイに入ってほしくないからだ。
一方で中国の地方政府は、投資を呼び込もうと日本企業に盛んに働きかけている。
でも、日本企業関係者が中国に行こうかと思っても、ビザ取得のためにそれだけ煩雑な手続きを強いられる。
矛盾しているでしょう。
何故かと言うと中国にとって国家の安全が最重要とされるからだ。
経済発展と国家の安全が衝突した場合は、後者が優先される。
――被害妄想では
★垂秀夫前駐中国大使
その通り。
どれだけ豊かになっても、どれだけ強い国になったとしても、1840年のアヘン戦争以降の被害者意識の発想から抜け出すことができない。
抜け出せないどころか、益々強くなっている感がある。
■科学技術・治安維持の力
――中国経済は失速している。
不満は中国共産党に向かないか。
★垂秀夫前駐中国大使
以前だと、経済不振はそのまま社会不安に繋がったが、今は2つの理由でそれが抑えられている。
1つは、科学技術の発展が全体主義国家に対して親和的に機能していることだ。
私は日本に帰ってきて何が1番楽かというと、外出先で携帯電話をテーブルの上にでもどこにでも気軽に置けることだ。
中国にいた時は、遠くに置くとか、電波を発しないよう特別な布の袋に入れるなど、色んな対策をしなければならなかった。
位置情報が分かるし、時には携帯電話が盗聴器になる。
それから至るところに監視カメラある。
(全体主義国家の恐怖社会を描いた)ジョージ・オーウェルの『1984年』のような世界だと考えてもらえばいい。
もう1つは公安の力と情報機関の力、つまり治安維持の力が物凄く強大になったことだ。
以前は経済が悪いと社会不安という大きな爆弾の導火線にすぐに火が付いた。
ところが今は湿っていて、いくら火を付けようとしても、なかなか付かない。
それと中国共産党は大学にも行けず、就職もできないような、地方の若者らをすごく上手に、よく言えば『教育』している。
これは推測だが、もし世論調査をしたら、相当数は中国共産党を支持するだろう。
都市部の富裕層や教育水準が高い人たちはあまり支持していないが、数的には、言わばこうした『負け組』の方が多い。
そういう層に対して、強いリーダーだとか、強い中国だとかという教育が効いている。
だから習氏は国内の状況について我々が考えるほど大変だとは思っていない可能性がある。
科学技術や治安維持の力で、社会が安定していると思っているためだ。
国家の安全が第1という観点からは、経済の状況がちょっと悪くても、国の運営はうまくやれていると認識しているのではないか。
■処理水巡る中国の誤算
――日中間の個別の懸案を挙げると、福島第1原発処理水を巡る中国の「戦狼外交」は、ほとんど賛同を得られず中国にとってもマイナスだったと思うが。
★垂秀夫前駐中国大使
処理水の件で中国は2つ見誤ったと思う。
あれだけ海洋放出に反対したら多くの国が着いてくると思ったところ、ほとんど着いて来ていなかった。
これが1つ目の誤算。
もう1つはIAEA(国際原子力機関)にどこが資金拠出しているかというと1番は米国で、2番目が中国。
にもかかわらず、彼らから見れば、IAEAの対応は日本寄り≠ノ見える。
これがもう1つの誤算だ。
――中国は引っ込みがつかなくなっているのでは
★垂秀夫前駐中国大使
上げた拳を下すことができない。
何故かと言うと、彼らにとって、1番重要なのは今や経済建設ではなくて、国家の安全だ。
国家の安全の中には習氏がとても大事にしている『生態環境』も含まれている。
その観点から見たら、隣の国で『汚い水』を流しているのは許せないという発想になる。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/385.html#c14

[政治・選挙・NHK293] 異様な攻撃はいつも正義の証明(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
15. 秘密のアッコちゃん[148] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月18日 07:41:55 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[261]
<■425行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
ロシア当局、ナワリヌイ氏は「突然死症候群」 陣営が猛反発「彼らはいつもうそをつき、痕跡を消す」
2024/2/18 7:13
https://www.sankei.com/article/20240218-VD3NEWHS3RLENMMMTWFMSV4PAY/
ロシア北極圏の刑務所で死亡した反政府活動家、ナワリヌイ氏の陣営幹部ジダーノフ氏は2024年2月17日、刑務所を同日訪れた母親と弁護士が、当局から死因について
「突然死症候群」
だと知らされたとX(旧ツイッター)で明らかにした。
ナワリヌイ氏の広報担当者ヤルミシュ氏はXで、事件性がないとする当局に対し
「彼らはいつも嘘をつき、痕跡を消す」
と猛反発した。
ヤルミシュ氏は、当局が弁護士に対し、遺体の検査が終わって事件性は認められなかったと通知したことを明らかにした。
陣営は家族への遺体引き渡しを求めているが、当局は応じていない。
ヤルミシュ氏はロイター通信に
「指導者を失ったが、理想や信念は失っていない」
と語り、陣営の活動継続を表明。政権がナワリヌイ氏の死を望み
「(毒殺未遂に遭った)3年前の計画通り、殺害した」
と指摘した。
責任はプーチン大統領にあると非難し、欧米の指導者にプーチン政権への圧力を強めるよう訴えた。
2024年2月16日に死亡したナワリヌイ氏を追悼する動きはロシア各地で2024年2月17日も続いた。(共同)

G7、ウクライナ支援継続 外相会合、ガザ侵攻に憂慮 ナワリヌイ氏の死亡「ロシアに完全解明求める」
2024/2/18 6:28
https://www.sankei.com/article/20240218-6RG2CEQO4FNUPOOYRNAYIO2ED4/
ドイツ南部ミュンヘンで2024年2月17日、先進7カ国(G7)外相会合が開かれた。
ロシアの侵攻を受けるウクライナに対する軍事、経済面での支援継続で一致。
パレスチナ自治区ガザ情勢では、イスラエル軍が準備する最南部ラファへの地上侵攻について
「壊滅的な結果をもたらす」
と憂慮を示し、自制を求めた。
議長国イタリアのタヤーニ外相が会合後、議長声明を発表。
ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏が死亡した状況について
「ロシア当局に対し、完全に解明するよう求める」
とした。
ナワリヌイ氏の死を悼み、会合冒頭で1分間の黙祷を捧げた。
会合ではウクライナへの揺るぎない支援で一致し、対ロシア制裁強化で結束を確認した。
北朝鮮によるロシアへの武器輸出を非難し、ロシアから核・ミサイル関連技術が北朝鮮に渡る可能性に懸念を表明した。
ウクライナのクレバ外相も会合に参加した。
ガザでの戦闘停止と人道支援の必要性も強調。イスラエルとパレスチナの
「2国家共存」
に向けて取り組む必要があるとした。(共同)

<産経抄>「恐れるな」、ナワリヌイ氏が遺した言葉 
2024/2/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20240218-Y54SRG44WVIQ5AGXCS6YN7MMWU/
ロシアのプーチン大統領が小学校で授業を行った。
「何か質問は?」。
アレクセイという男の子が手を挙げた。
「政府は汚職まみれでは? クリミア併合は侵略では? 北方領土は日本のものでは?」。
ここで休憩時間になった。
▼再開後、別の子が尋ねた。
「アレクセイはどこへ行ったのですか?」(早坂隆著『新・世界の日本人ジョーク集』)。
笑える人はいまい。
同書の初版が出たのは6年ほど前(2018年)になるが、ロシアでは今尚、多くのアレクセイが姿を消し続けている。
▼反体制派指導者のナワリヌイ氏が収監先の刑務所で亡くなった。
散歩後に不調を訴え、意識が戻ることはなかったという。
死の前日にはオンラインで裁判に出廷し、元気な姿を見せたとの報道もある。
47歳。
不自然な最期に、
「消された」
という不穏な言葉が脳裏から拭えない。
▼2000年代からプーチン政権の非を鳴らし続け、
「悪党と闘う意欲」
を条件に同志を募ったと聞く。
動画配信サイトでは、露南部に建つ広壮な宮殿をプーチン氏のものだと指摘した。
旅客機内で意識不明となった毒殺未遂疑惑は、記憶に新しい。
▼獄中の身となってからも、2024年3月の大統領選で反プーチン票を投じるよう呼び掛けていた。
政権に批判的なジャーナリストや西側に亡命した元諜報員ら、プーチン氏に盾突く人々は判で押したように不審な死を遂げている。
国民はこのまま萎縮し、口を噤んでしまうのだろうか。
▼裁きを受ける法廷でナワリヌイ氏は言った。
「恐れれば政権の思う壺だ。恐れるな」。
その言葉は志を同じくする人の胸に刻まれていよう。
追悼の動きは広がり、200人以上が拘束されている。
姿なき人々の影に怯えているのはプーチン氏かもしれない。

露各地でナワリヌイ氏追悼 治安当局、350人超拘束
2024/2/18 0:44
https://www.sankei.com/article/20240217-V2NZZYP4UVI35CEUBWGYW3FBMY/
ロシア刑務当局が反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の死亡を発表した翌日の2024年2月17日も、露各地で市民らが政治弾圧犠牲者の記念碑に献花するなど、ナワリヌイ氏の死を追悼する動きが続いた。
治安当局が取り締まりに乗り出し、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、2024年2月17日までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなどで359人が拘束された。
ただ、ナワリヌイ氏の死を受けた大規模デモなどは発生しておらず、ウクライナ侵略後、反政権的な行動への抑圧が極度に強まった露社会の現状が改めて示された。
ナワリヌイ氏が2021年1月に拘束された直後には、2回に渡り各地で計10万人以上が参加する抗議デモが起きていた。
露外務省は2024年2月16日、欧米は死因などが未確定な段階でロシアを非難しているとし、
「彼らは偽善や冷笑主義、不道徳を再び露呈した」
と反発した。
露反体制派の象徴的存在だったナワリヌイ氏について、露刑務当局は2024年2月16日、収監先の北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で急死したと発表。
露メディアによると、司法当局は2024年2月16日、死因などを確認する調査委員会を設置し、要員を現地に派遣した。
ナワリヌイ氏の母親は死亡を正式に通知されたという。

「プーチンは世界を破滅的に」 ゼレンスキー氏が安保会議で演説 欧米に支援加速要求
2024/2/17 20:48
https://www.sankei.com/article/20240217-HOXTZHQGBJJC5MQG5X3H7FJLWU/
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月17日、ドイツ南部ミュンヘンで開催中の
「ミュンヘン安全保障会議」
で演説した。
「ウクライナは砲弾と長射程兵器の不足に直面している」
と指摘。
「今、行動しなければプーチン(露大統領)は(世界を)破滅的なものにする」
とし、欧米諸国に兵器の支援加速を求めた。
ゼレンスキー氏は演説で、露反体制派指導者、ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受け、
「(プーチン氏は)汚職と暴力で権力を維持する凶悪犯だ」
と述べて、
「全ての自由国家に対する脅威だ」
と強調した。
ドネツク州の激戦地アブデーフカから部隊を撤退させたことについては
「兵士の命を守るために重要だった」
と指摘。
ウクライナの兵器不足がプーチン政権を
「強化している」
と懸念を示した。
ウクライナ支援に反対するトランプ前米大統領に関しては
「もし彼が(ウクライナに)来るなら一緒に戦闘の最前線に行く準備ができている」
などと語った。
ゼレンスキー氏は2024年2月16日、ドイツ、フランス両国と安全保障協力に関する2国間協定を締結。
ドイツは約11億ユーロ(約1800億円)、フランスは30億ユーロの追加の軍事支援も表明した。
ゼレンスキー氏は2024年2月17日、ハリス米副大統領らと会談し、更なる支援強化を求める。
ハリス氏は2024年2月16日、ミュンヘン安保会議で演説し、米国は
「ウクライナと共にある」
と強調。
支援を継続する考えを示した。
米国の北大西洋条約機構(NATO)への責任は
「揺るがない」
と断言。
孤立主義は
「米国を弱体化させる」
とし米欧との結束を強調した。
安保会議では、各国の首脳らが2024年2月18日までウクライナ支援やパレスチナ自治区ガザ情勢などを協議する。
イタリアが先進7カ国(G7)の議長国となってから初のG7外相会合も2024年2月17日に開かれた。

ロシアの調査に透明性求める 国連のグテレス事務総長、ナワリヌイ氏死亡に
2024/2/17 11:16
https://www.sankei.com/article/20240217-ICPZOADBYJLBFLVXTYWCPU4DO4/
国連のグテレス事務総長は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏が死亡したとの報道に対して、ロシア側に
「信頼できる透明性を確保した経緯の調査」
を要望した。
ドゥジャリク事務総長報道官を通し、グテレス氏は
「服役中のナワリヌイ氏が死亡したと報じられたことに衝撃を受けている」
と強調し、遺族らに哀悼の意を表した。(共同)

米副大統領 米欧結束を強調 ナワリヌイ氏死亡に「プーチンの蛮行を示す」
2024/2/17 10:34
https://www.sankei.com/article/20240217-URZQVEVE6ZISXEIMYWSX4ZYHKI/
米国のハリス副大統領は2024年2月16日、ドイツ南部ミュンヘンで開幕した
「ミュンヘン安全保障会議」
で演説した。
トランプ前米大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛義務を軽視する発言をしたことを念頭に、米国のNATOに対する責任は
「揺るがない」
と断言。
米欧の結束を改めて強調した。
ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受け、確認されれば
「プーチン(露大統領)の更なる蛮行を示すものだ」
と非難した。
ハリス氏は
「世界の中の米国」
と題した会合での演説で、孤立主義は
「米国を弱体化させ、世界の安定を損なう」
と分析。
国際規範や民主主義の価値観を守るため、同盟国と連携する姿勢を示した。
「NATOは世界の安全保障に対する我々の取り組みの中心だ」
とし、米国がNATOに関与し続ける方針を強調した。
トランプ氏は軍事費を十分に支出しないNATO加盟国を米国は守らないとする発言をし、加盟国などからは非難する声が上がっていた。
ハリス氏はウクライナ侵攻を続けるロシアについて
「プーチンの無謀さのために、ロシアは30万人以上の死傷者を出した」
と指摘。
米国は
「ウクライナと共にある」
とし
「ウクライナが切実に必要としている重要な兵器や資源の確保に取り組む」
と支援を継続する考えを示した。
また、ハリス氏は死亡が伝えられたナワリヌイ氏について
「ロシアに責任があることは明らかだ」
と強調。
ブリンケン米国務長官もミュンヘンで2024年2月16日、
「1人の男への執着と恐怖はプーチンが築き上げた体制の弱点と腐敗を浮き彫りにするだけだ」
と非難した。
ナワリヌイ氏の妻、ユリアさんは2024年2月16日、ミュンヘン安全保障会議で演説。
露当局の発表を
「懐疑的だ」
とした上で、プーチン氏や側近らに
「罰を受けると思い知らせたい」
と強調した。
プーチン政権に対して団結するよう国際社会に訴えた。
ミュンヘン安全保障会議では、各国の首脳らが2024年2月18日まで、ウクライナへの支援継続やパレスチナ自治区ガザ情勢などについて協議する。
2024年2月17日はウクライナのゼレンスキー大統領やドイツのショルツ首相、中国の王毅共産党政治局員兼外相らが演説予定。
イタリアが2024年、先進7カ国(G7)議長となってから初のG7外相会合も2024年2月17日に開かれる。

米副大統領 米欧結束を強調 ナワリヌイ氏死亡に「プーチンの蛮行を示す」
2024/2/17 10:34
https://www.sankei.com/article/20240217-URZQVEVE6ZISXEIMYWSX4ZYHKI/
米国のハリス副大統領は2024年2月16日、ドイツ南部ミュンヘンで開幕した
「ミュンヘン安全保障会議」
で演説した。
トランプ前米大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛義務を軽視する発言をしたことを念頭に、米国のNATOに対する責任は
「揺るがない」
と断言。
米欧の結束を改めて強調した。
ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受け、確認されれば
「プーチン(露大統領)の更なる蛮行を示すものだ」
と非難した。
ハリス氏は
「世界の中の米国」
と題した会合での演説で、孤立主義は
「米国を弱体化させ、世界の安定を損なう」
と分析。
国際規範や民主主義の価値観を守るため、同盟国と連携する姿勢を示した。
「NATOは世界の安全保障に対する我々の取り組みの中心だ」
とし、米国がNATOに関与し続ける方針を強調した。
トランプ氏は軍事費を十分に支出しないNATO加盟国を米国は守らないとする発言をし、加盟国などからは非難する声が上がっていた。
ハリス氏はウクライナ侵攻を続けるロシアについて
「プーチンの無謀さのために、ロシアは30万人以上の死傷者を出した」
と指摘。
米国は
「ウクライナと共にある」
とし
「ウクライナが切実に必要としている重要な兵器や資源の確保に取り組む」
と支援を継続する考えを示した。
また、ハリス氏は死亡が伝えられたナワリヌイ氏について
「ロシアに責任があることは明らかだ」
と強調。
ブリンケン米国務長官もミュンヘンで2024年2月16日、
「1人の男への執着と恐怖はプーチンが築き上げた体制の弱点と腐敗を浮き彫りにするだけだ」
と非難した。
ナワリヌイ氏の妻、ユリアさんは2024年2月16日、ミュンヘン安全保障会議で演説。
露当局の発表を
「懐疑的だ」
とした上で、プーチン氏や側近らに
「罰を受けると思い知らせたい」
と強調した。
プーチン政権に対して団結するよう国際社会に訴えた。
ミュンヘン安全保障会議では、各国の首脳らが2024年2月18日まで、ウクライナへの支援継続やパレスチナ自治区ガザ情勢などについて協議する。
2024年2月17日はウクライナのゼレンスキー大統領やドイツのショルツ首相、中国の王毅共産党政治局員兼外相らが演説予定。
イタリアが2024年、先進7カ国(G7)議長となってから初のG7外相会合も2024年2月17日に開かれる。

バイデン米大統領、ナワリヌイ氏死亡「間違いなくプーチンの責任」 対抗措置を検討とも
2024/2/17 9:19
https://www.sankei.com/article/20240217-S42IOXRUXVJOFGVY56D3BZA3VA/
バイデン米大統領は2024年2月16日、ホワイトハウスで記者団に対し、ロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏が刑務所で死亡したとの露当局の発表について、
「間違いなく、プーチン(大統領)に責任がある」
と非難した。
バイデン氏は
「何が起きたのか確実には分からない」
とした上で、ナワリヌイ氏の死亡は
「プーチンと彼の悪漢たちが行った結果であるのは疑いない」
と語った。
バイデン氏はナワリヌイ氏について
「汚職や暴力に勇敢に立ち向かった」
とし、
「刑務所にいながらも彼は真実のための強力な声だった」
とその行動と勇気を讃えた。
ロシアへの何らかの対抗措置を
「検討している」
とも述べた。
また、ナワリヌイ氏の死は
「この重大な時の危機が何であるかを思い起こさせる」
と述べ、ウクライナがプーチン氏の侵略から自国を守るために資金の提供が急務だと強調。
上院で可決されたウクライナ支援を含む緊急予算案を下院が速やかに採決するよう迫った。
バイデン氏は、トランプ前大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対し軍事費の負担を怠った国にはロシアから攻撃されても
「守らない」
と語ったことにも
「言語道断」
と強調。
「私が大統領である限り、NATOの同盟国への神聖な約束を守る」
と述べ、加盟国への集団防衛義務を米国は果たすと訴えた。

露各地でナワリヌイ氏追悼、治安当局が100人超拘束 妻ユリアさんは政権非難
2024/2/17 9:09
https://www.sankei.com/article/20240217-3YKMTFSYKRPURGMQOBO2HPKSN4/
ロシア刑務当局が反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の死亡を発表した2024年2月16日、露各地では市民らが政治弾圧の犠牲者に捧げられた記念碑に献花するなどし、ナワリヌイ氏の死を悼んだ。
治安当局は拘束活動に乗り出し、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、2024年2月17日午前0時までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなど計8都市で少なくとも100人以上の拘束者が確認された。
ただ、ナワリヌイ氏の死を受けた大規模デモなどは発生しておらず、ウクライナ侵略後、反政権的な行動への抑圧が極度に強まった露社会の現状が改めて示された。
ナワリヌイ氏が2021年1月に拘束された直後には、2回に渡り各地で計10万人以上が参加する抗議デモが起きた。
ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは2024年2月16日、ドイツで開催中のミュンヘン安全保障会議で登壇し、ナワリヌイ氏の死が事実であれば
「プーチン(露大統領)や側近らは国家や私の家族、夫に対して行ったことの全責任を負うと知るべきだ」
「その日はすぐに訪れる」
と述べた。
欧米諸国からはロシアを非難する声が上がった。
ロイター通信によると、バイデン米大統領は
「ナワリヌイ氏の死はプーチン氏と周囲の悪漢らの仕業であることは間違いない」
と指摘。
フランスのマクロン大統領も
「ナワリヌイ氏の死はクレムリン(露大統領府)の弱さと敵対者への恐れを示している」
とした。
露外務省は2024年2月16日、欧米は死因などが未確定な段階でロシアを非難しているとし、
「彼らは偽善や冷笑主義、不道徳を再び露呈した」
と反発した。
露反体制派の象徴的存在だったナワリヌイ氏を巡っては、露刑務当局が2024年2月16日、収監先の北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で急死したと発表。
死因は調査中だとした。
ナワリヌイ氏の支持者らは政権側に暗殺された可能性を指摘した。

ナワリヌイ氏死亡「プーチンは殺人者」 独仏のロシア大使館前で抗議デモ
2024/2/17 9:02
https://www.sankei.com/article/20240217-SKBVSW3GJ5LPTGCS4DYLJXE66Q/
ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏死亡を受け、ドイツ・ベルリンやフランス・パリのロシア大使館前では2024年2月16日、市民らが
「プーチン(ロシア大統領)は殺人者だ」
などと書かれたプラカードを手に抗議デモを行った。
地元メディアが伝えた。
ベルリンのロシア大使館前では昼頃から
「プーチンは殺人者」
「プーチンを止めろ」
などと書かれたプラカードを持った人が集まり、抗議デモを行った。
参加者は夕方には約1000人に膨らんだ。
パリのロシア大使館前にも午後3時頃数十人の市民らが集まり
「プーチンがナワリヌイ氏を殺した」
「我々はナワリヌイ氏と共にある」
などと書かれたプラカードを持って抗議した。(共同)

露、ナワリヌイ氏の死因確認へ調査委の要員派遣 「血栓症」と国営メディア
2024/2/17 8:35
https://www.sankei.com/article/20240217-TTLZ5JRK4BONBGOYEX2WNIE2QU/
ロシアのプーチン政権と対立し、収監先の北極圏の刑務所で死亡した反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏についてロシア司法当局は2024年2月16日、死因などを確認する調査委員会を設置し、要員を現地のヤマロ・ネネツ自治管区に派遣した。
タス通信が報じた。
国営メディア「ロシア・トゥデー」は消息筋の話として、死因は血栓症と伝えた。
同自治管区の人権保護当局は、ナワリヌイ氏側から健康状態に関する申し立てはなかったと表明。
突然死だったとの見方を示した。
ウクライナ侵攻などで対ロ批判を強める欧米からはプーチン政権批判の急先鋒だったナワリヌイ氏の急死について
「プーチン大統領が怪物であることを全世界に再認識させた」(カナダのトルドー首相)
などと非難の声が相次いだ。(共同)

「抑圧的な国家権力の犠牲者」 ナワリヌイ氏死亡でドイツのメルケル前首相が非難
2024/2/17 8:22
https://www.sankei.com/article/20240217-B6E6ATPZPNOGXJ6AOQ2REXCZVE/
ドイツのメルケル前首相は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の死亡について
「抑圧的な国家権力の犠牲者だ」
とする声明を発表した。
メルケル氏は在任中の2020年、ロシアで猛毒の神経剤を使い襲撃されたとみられるナリヌワイ氏の医療支援を申し出て、ドイツでの治療に至った経緯がある。
メルケル氏は声明で
「祖国のために立ち上がった勇敢で恐れ知らずの声が酷い方法で沈黙させられたのは恐ろしいことだ」
と非難した。
ナリヌワイ氏を治療したベルリンの病院も2024年2月16日、X(旧ツイッター)に
「悲劇的だ」
「私たちの悲しみはナワリヌイ氏の家族、友人、同僚と共にある」
と投稿した。(共同)

「ロシア指導部の責任を追及」 ナワリヌイ氏死亡でEU外相が声明
2024/2/17 8:19
https://www.sankei.com/article/20240217-V45CYBUWLVIIDAZGI6UOAVB4GE/
欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の死亡を受け
「ロシアの指導部と当局の責任を追及する」
との声明を発表した。
ロシアに対して事実関係を明らかにし、全ての政治犯を即時釈放するよう求めた。
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も
「ロシアには答えるべき重大な質問がある」
と指摘。
EUのフォンデアライエン欧州委員長は
「我々は彼の名において、民主主義のために立ち上がる」
と決意を表明した。(共同)

「自由な精神が死刑に」 ロシアのナワリヌイ氏死亡にマクロン仏大統領
2024/2/17 8:15
https://www.sankei.com/article/20240217-NOON73NPGRMX3K2NGT2IDDS32Q/
フランスのマクロン大統領は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏死亡を受け、X(旧ツイッター)で
「今日のロシアでは、自由な精神は強制収容所に送られ、死刑を宣告される」
「怒りと憤り(を覚える)」
と訴えた。
更に
「ナワリヌイ氏の名声、献身、勇気に敬意を表する」
と述べ、遺族やロシア国民に哀悼の意を表した。
セジュルネ外相は
「(強権的な)プーチン政権の現実を思い起こさせる」
と指摘。
ナワリヌイ氏について
「抑圧体制への抵抗のため命を捧げた」
と讃えた。(共同)

「がくぜん」とOHCHR ナワリヌイ氏の死亡発表
2024/2/17 8:13
https://www.sankei.com/article/20240217-4XDKURQROVNG3DZJFEOM2DKEGY/
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報道官は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏死亡の発表について
「愕然としている」
との声明を出し、独立した組織による透明性がある調査の実施を可能にするようロシア当局に求めた。
声明は
「国による拘束・収監の下での死亡は、国が責任を負う」
と指摘。
政治家や人権活動家、記者らの迫害をやめ、正当な権利行使によって拘束されたり服役させられたりしている人々を今すぐ解放するよう要求した。(共同)

ナワリヌイ氏死亡、非難相次ぐ 各国首脳ら「プーチン氏は責任を」「残忍な殺害」
2024/2/16 23:16
https://www.sankei.com/article/20240216-H55RHNWDHJOW5ISQ3C4YGQJDYE/
ロシア刑務当局が2024年2月16日死亡したと発表した露反体制派指導者のナワリヌイ氏について、各国の首脳や政府関係者からコメントが相次いだ。
ウクライナのゼレンスキー大統領が
「(ロシアのプーチン大統領は)責任を取るべきだ」
と厳しく非難した他、死亡の真相解明を求める声も噴出した。
ゼレンスキー氏は訪問先のドイツのショルツ首相との記者会見で、
「明らかにプーチンに殺害された」
と述べた。
ラトビアのリンケービッチ大統領もX(旧ツイッター)に
「クレムリンに残忍に殺された」
と投稿した。
露刑務当局は、ナワリヌイ氏が散歩中に体調不良を訴え、意識不明に陥ったとしている。
だが、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は記者団に対し、
「ナワリヌイ氏の死亡状況を取り巻く全ての疑問についてロシアは回答する必要がある」
と強調した。
ブリンケン米国務長官も
「報道が正確ならばロシアに責任がある」
とした。
ナワリヌイ氏の功績を讃える声も相次いだ。
ドイツのショルツ首相は2024年2月16日、Xで
「彼はロシアの民主主義と自由のために立ち上がった」
と述べ、死亡の報は
「モスクワで権力を握る体制の実情を映し出している」
と指摘した。

ロシア民主派さらに退潮も、ナワリヌイ氏死亡と発表 「プーチン政権恐れるな」訴え続け
2024/2/16 22:58
https://www.sankei.com/article/20240216-XX36ULU2VVIATEGTR3CRPGFMZY/
ロシア刑務当局が2024年2月16日に死亡を発表した露反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏は長年、プーチン政権の強権統治の打破を訴え、
「反プーチン」
の象徴的存在となってきた。
2020年8月に毒殺未遂に遭い、2021年2月からは収監されていたが、ナワリヌイ氏はそうした境遇にも屈せず
「政権を恐れるな」
と国民に呼び掛け続けてきた。
ナワリヌイ氏の死亡で、プーチン政権に異議を唱える露国内の民主派勢力は更に退潮に追い込まれるとみられる。
ナワリヌイ氏の収監を
「政治弾圧」
として非難してきた欧米諸国とロシアの関係が更に悪化するのも確実だ。
露独立系メディアによると、ナワリヌイ氏は死亡前日の2024年2月15日、自身に関連する裁判にオンライン出廷し、元気な様子だったという。
ナワリヌイ氏は2024年3月の露大統領選でもプーチン大統領以外の候補者に投票するよう呼び掛けていた。
死亡は刑務所という
「密室」
で起きており、当局側による死因究明がどこまで客観的に行われるかは不透明だ。
交流サイト(SNS)上では、ナワリヌイ氏の盟友で露国外在住のボルコフ氏らが
「政権が彼を殺した」
などと非難の声を上げた。
ナワリヌイ氏は2000年代からプーチン政権の強権統治を批判。
2011年の大規模反政権デモで指導者の1人になり、2013年のモスクワ市長選では2位となった。
2018年の大統領選に出馬を予定したが、刑事罰を科されて資格を失った。
2019年のモスクワ市議会選では有力な非与党系候補に投票を集中させる
「賢い投票」
を有権者に呼び掛け、与党議席を減少させた。
2020年8月に毒殺未遂に遭い、その後、拘束。
法廷では
「政権の狙いは私1人の投獄で多数の人々を萎縮させることだ」
「恐れれば政権の思う壺だ」
「恐れるな」
と国民に訴えた。
2023年までに合計で約30年に及ぶ禁錮刑を言い渡された。
長期収監が確実な身となっても、ナワリヌイ氏は支援者の協力を得てSNS上で政権批判を続けた他、自身は無事だと強調。
政権を恐れない姿を率先して示し続けていた。

露反体制派ナワリヌイ氏が収監先刑務所で死亡 当局発表 死因調査中
2024/2/16 20:53
https://www.sankei.com/article/20240216-GT76SBMQHRMM3ESRCHUUNUKSHM/
ロシアの刑務当局は2024年2月16日、反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)が2024年2月16日、収監先の露北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で死亡したと発表した。
タス通信などが伝えた。
刑務当局は、ナワリヌイ氏が2024年2月16日、散歩後に体調不良を訴え、意識不明になったと主張。
救護措置を施したが間もなく死亡が確認されたとした。
死因は調査中だとしている。
露大統領府は2024年2月16日、プーチン大統領がナワリヌイ氏の死に関して報告を受けたと発表した。
弁護士出身のナワリヌイ氏は2000年代からプーチン政権の汚職や不正を告発する活動を開始した。
2020年8月、露国内線の旅客機内で意識不明となり、ドイツの病院に移送。
検査の結果、旧ソ連の神経剤ノビチョク系の毒物で襲撃された疑いが浮上した。
米欧諸国は露政権側による暗殺未遂事件だと指摘。
露政権は関与を否定した。
2021年1月、ドイツからの帰国と同時に、過去の有罪判決の執行猶予条件に違反したとして拘束され、禁錮2年6月の実刑を言い渡された。
その後も複数の事件で訴追され、計約30年の収監が決まっていた。
ナワリヌイ氏は収監後も支援者の協力を得て、SNS(交流サイト)上で政権批判を展開。
2022年2月のウクライナ侵略に際しても
「狂った人物が始めた愚かな戦争だ」
とプーチン氏を非難した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/386.html#c15

[政治・選挙・NHK293] あんなに元気だったネトウヨたちは、今どこに行ったのか (goo 2024/02/02 配信) 西大寺
53. 秘密のアッコちゃん[149] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月19日 05:15:58 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[262]
<■854行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>ナワリヌイ氏急死 露は世界の疑念に応えよ
社説
2024/2/19 5:00
https://www.sankei.com/article/20240219-QGVFFRRZYNNKVEQC3T3QK4BTE4/
プーチン露大統領独裁下の弾圧史の犠牲者に
「反政権のシンボル」
が新たに刻まれた。
政権側の不正・腐敗への執拗な告発を毛嫌いし、プーチン氏がその名を公の場で絶対に口にしなかったというアレクセイ・ナワリヌイ氏(47)だ。
同氏は収監先の露北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で2024年2月16日、散歩後に体調不良を訴えて意識不明となり、救護措置が施されたが、間もなく死亡したという。
刑務当局の発表だが、あくまで極北の
「密室」
内の出来事で真相は闇の中だ。
バイデン米大統領が
「疑いなくプーチンと彼の悪党たちの仕業だ」
と述べるなど、西側各国首脳から厳しいプーチン氏非難が相次いだ。
ナワリヌイ氏が過去に残忍な手口で暗殺されかかった現実があるためだ。
2020年8月、同氏は国内の航空機内で猛毒の神経剤ノビチョクを盛られて意識不明の重体となり、ドイツに送られて治療・療養していた。
2021年1月、帰国直後に空港で拘束され、2023年12月、モスクワ近郊の刑務所から極北に移送された。
露国営メディアは
「死因は血栓症」
と伝えた。
しかし、酷寒の中で何度も懲罰房送りになって拷問も受け、低カロリーの食事しか与えられなかったという。
プーチン政権が
「密室」
内で死と隣り合わせの苛烈な獄中生活を強いていたとすれば、許し難い人権侵害と言える。
プーチン政権は同氏の死を巡る世界の疑念に全て真っ向から応えねばならない。
バイデン氏はロシアへの対抗措置も示唆したが、国際社会は新たな制裁など圧力を強めるべきだ。
ナワリヌイ氏は収監後も交流サイト(SNS)で政権批判を続け、ウクライナ侵略を
「狂った人物が始めた愚かな戦争」
と糾弾した。
1カ月後に迫った大統領選でも
「プーチン以外の候補者に投票を」
と呼び掛けていた。
5選目で圧勝して侵略を正当化したいプーチン氏にとって、選挙直前で反戦・反プーチン機運を盛り上げる言動に出かねないナワリヌイ氏には特に警戒を強めていたとみられる。
2年前(2022年)公開のドキュメンタリー映画「ナワリヌイ」で、
「もし暗殺されたら?」
の問いに同氏は
「諦めるな」
と返した。
凶悪な独裁政権打倒には民衆が団結して粘り強く闘い続けるしかないとの
「遺言」
となった。

露当局、ナワリヌイ氏の死に「事件性なし」と判断 突然死症候群と説明 遺体引き渡しは拒否
2024/2/18 20:16
https://www.sankei.com/article/20240218-YR3HT3SCZJI4ZHZG4NYQRM47W4/
ロシア刑務当局が2024年2月16日に死亡を発表した反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の広報担当者、ヤルミシュ氏は2024年2月17日、露捜査当局がナワリヌイ氏の死に
「事件性はない」
と判断したとX(旧ツイッター)で明らかにした。
ヤルミシュ氏は
「彼らはいつも通りに噓をつき、痕跡を隠そうとしている」
と指摘。
ナワリヌイ氏は殺害された可能性があるとの見方を示した。
ヤルミシュ氏やナワリヌイ氏の側近によると、ナワリヌイ氏の母親と弁護士は2024年2月17日、同氏が死亡した刑務所を訪問した。
刑務所側は死因について
「突然死症候群」
だと説明し、詳細は明かさなかったという。
一方、別の弁護士が遺体を管理している捜査当局の施設を訪れたところ、
「検視中」
だとして遺体の引き渡しを拒否された。
その後、
「調査の結果、事件性はなかった」
と説明されたという。
ナワリヌイ氏の死因について、2024年2月17日までに公式発表はない。
露国営メディアは
「血栓症を患っていた」
などと報じた。
一方、ナワリヌイ氏を追悼する動きは2024年2月16日に続き、2024年2月17日もロシア各地に広がった。
警察当局による摘発も続き、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、2024年2月17日までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなど32都市で計400人以上が拘束された。
サンクトペテルブルクでは、ナワリヌイ氏の追悼式を執り行う意向を表明していた露正教会の司祭が2024年2月17日、警察当局に拘束された。
司祭はその後、警察施設で脳卒中を発症し、病院に緊急搬送された。露独立系メディアなどが伝えた。
司祭はナワリヌイ氏の死が発表された2024年2月16日、追悼式を2024年2月19日に開く意向を交流サイト(SNS)で表明。
警察当局は
「無許可で集会を呼び掛ける」
違反行為だと認定したという。

露当局、遺体引き渡し拒否 ナワリヌイ氏の死因は「突然死症候群」
2024/2/18 18:38
フォト特集
https://www.sankei.com/article/20240218-7RV44VCBXVNZHM6UQSHDUXF6CY/
ロシア北極圏の刑務所で死亡した反政府活動家ナワリヌイ氏の陣営は2024年2月17日までに、ロシア当局に対し同氏家族への遺体引き渡しを求めたが、当局は応じなかった。
陣営幹部ジダーノフ氏は2024年2月17日、刑務所を同日訪れた母親と弁護士が、当局から死因について
「突然死症候群」
だと説明されたとXX(ツイッター)で明らかにした。
ドイツ南部ミュンヘンで2024年2月17日開かれた先進7カ国(G7)外相会合後、議長国イタリアのタヤーニ外相は議長声明で、2024年2月16日にナワリヌイ氏が死亡した状況について
「ロシア当局に対し、完全に解明するよう求める」
とした。
ナワリヌイ氏を追悼する動きはロシア各地で2024年2月17日も続き、人権団体「OVDインフォ」によると、これまでに36都市で献花などをした401人が拘束された。
ナワリヌイ氏の広報担当者ヤルミシュ氏はXで、事件性がないとするロシア当局に対し
「彼らはいつも嘘をつき、痕跡を消す」
と猛反発した。(共同)

ロシア当局、ナワリヌイ氏の死に「事件性なし」と判断 広報担当者「いつも通りに噓をつき、痕跡を隠そうとしている」と指摘
2024/2/18 7:13
https://www.sankei.com/article/20240218-VD3NEWHS3RLENMMMTWFMSV4PAY/
ロシア刑務当局が2024年2月16日に死亡を発表した反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の広報担当者、ヤルミシュ氏は2024年2月17日、露捜査当局がナワリヌイ氏の死に
「事件性はない」
と判断したとX(旧ツイッター)で明らかにした。
ヤルミシュ氏は
「彼らはいつも通りに噓をつき、痕跡を隠そうとしている」
と指摘。
ナワリヌイ氏は殺害された可能性があるとの見方を示した。
ヤルミシュ氏やナワリヌイ氏の側近ジダノフ氏によると、ナワリヌイ氏の母親と弁護士は2024年2月17日、同氏が死亡した刑務所を訪問。刑務所側から死因を詳細不明の
「急性死症候群」
だと説明された。
一方、別の弁護士が同氏の遺体を管理している捜査当局の施設を訪れたところ、捜査当局から
「死因の調査中」
だとして遺体の引き渡しを拒否された。
その後、
「調査の結果、事件性はなかった」
と説明されたという。
ナワリヌイ氏の死因を当局側は2024年2月17日までに公表していない。
露国営メディアは
「ナワリヌイ氏は血栓症を患っていた」
などと報じている。
一方、市民によるナワリヌイ氏の追悼行動が2024年2月16日に続いて2024年2月17日も露各地で行われた。
治安当局による摘発も続き、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、2024年2月17日までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなど32都市で計400人以上が拘束された。

G7、ウクライナ支援継続 外相会合、ガザ侵攻に憂慮 ナワリヌイ氏の死亡「ロシアに完全解明求める」
2024/2/18 6:28
https://www.sankei.com/article/20240218-6RG2CEQO4FNUPOOYRNAYIO2ED4/
ドイツ南部ミュンヘンで2024年2月17日、先進7カ国(G7)外相会合が開かれた。
ロシアの侵攻を受けるウクライナに対する軍事、経済面での支援継続で一致。
パレスチナ自治区ガザ情勢では、イスラエル軍が準備する最南部ラファへの地上侵攻について
「壊滅的な結果をもたらす」
と憂慮を示し、自制を求めた。
議長国イタリアのタヤーニ外相が会合後、議長声明を発表。
ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏が死亡した状況について
「ロシア当局に対し、完全に解明するよう求める」
とした。
ナワリヌイ氏の死を悼み、会合冒頭で1分間の黙祷を捧げた。
会合ではウクライナへの揺るぎない支援で一致し、対ロシア制裁強化で結束を確認した。
北朝鮮によるロシアへの武器輸出を非難し、ロシアから核・ミサイル関連技術が北朝鮮に渡る可能性に懸念を表明した。
ウクライナのクレバ外相も会合に参加した。
ガザでの戦闘停止と人道支援の必要性も強調。イスラエルとパレスチナの
「2国家共存」
に向けて取り組む必要があるとした。(共同)

<産経抄>「恐れるな」、ナワリヌイ氏が遺した言葉 
2024/2/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20240218-Y54SRG44WVIQ5AGXCS6YN7MMWU/
ロシアのプーチン大統領が小学校で授業を行った。
「何か質問は?」。
アレクセイという男の子が手を挙げた。
「政府は汚職まみれでは? クリミア併合は侵略では? 北方領土は日本のものでは?」。
ここで休憩時間になった。
▼再開後、別の子が尋ねた。
「アレクセイはどこへ行ったのですか?」(早坂隆著『新・世界の日本人ジョーク集』)。
笑える人はいまい。
同書の初版が出たのは6年ほど前(2018年)になるが、ロシアでは今尚、多くのアレクセイが姿を消し続けている。
▼反体制派指導者のナワリヌイ氏が収監先の刑務所で亡くなった。
散歩後に不調を訴え、意識が戻ることはなかったという。
死の前日にはオンラインで裁判に出廷し、元気な姿を見せたとの報道もある。
47歳。
不自然な最期に、
「消された」
という不穏な言葉が脳裏から拭えない。
▼2000年代からプーチン政権の非を鳴らし続け、
「悪党と闘う意欲」
を条件に同志を募ったと聞く。
動画配信サイトでは、露南部に建つ広壮な宮殿をプーチン氏のものだと指摘した。
旅客機内で意識不明となった毒殺未遂疑惑は、記憶に新しい。
▼獄中の身となってからも、2024年3月の大統領選で反プーチン票を投じるよう呼び掛けていた。
政権に批判的なジャーナリストや西側に亡命した元諜報員ら、プーチン氏に盾突く人々は判で押したように不審な死を遂げている。
国民はこのまま萎縮し、口を噤んでしまうのだろうか。
▼裁きを受ける法廷でナワリヌイ氏は言った。
「恐れれば政権の思う壺だ。恐れるな」。
その言葉は志を同じくする人の胸に刻まれていよう。
追悼の動きは広がり、200人以上が拘束されている。
姿なき人々の影に怯えているのはプーチン氏かもしれない。

露各地でナワリヌイ氏追悼 治安当局、350人超拘束
2024/2/18 0:44
https://www.sankei.com/article/20240217-V2NZZYP4UVI35CEUBWGYW3FBMY/
ロシア刑務当局が反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の死亡を発表した翌日の2024年2月17日も、露各地で市民らが政治弾圧犠牲者の記念碑に献花するなど、ナワリヌイ氏の死を追悼する動きが続いた。
治安当局が取り締まりに乗り出し、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、2024年2月17日までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなどで359人が拘束された。
ただ、ナワリヌイ氏の死を受けた大規模デモなどは発生しておらず、ウクライナ侵略後、反政権的な行動への抑圧が極度に強まった露社会の現状が改めて示された。
ナワリヌイ氏が2021年1月に拘束された直後には、2回に渡り各地で計10万人以上が参加する抗議デモが起きていた。
露外務省は2024年2月16日、欧米は死因などが未確定な段階でロシアを非難しているとし、
「彼らは偽善や冷笑主義、不道徳を再び露呈した」
と反発した。
露反体制派の象徴的存在だったナワリヌイ氏について、露刑務当局は2024年2月16日、収監先の北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で急死したと発表。
露メディアによると、司法当局は2024年2月16日、死因などを確認する調査委員会を設置し、要員を現地に派遣した。
ナワリヌイ氏の母親は死亡を正式に通知されたという。

「プーチンは世界を破滅的に」 ゼレンスキー氏が安保会議で演説 欧米に支援加速要求
2024/2/17 20:48
https://www.sankei.com/article/20240217-HOXTZHQGBJJC5MQG5X3H7FJLWU/
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月17日、ドイツ南部ミュンヘンで開催中の
「ミュンヘン安全保障会議」
で演説した。
「ウクライナは砲弾と長射程兵器の不足に直面している」
と指摘。
「今、行動しなければプーチン(露大統領)は(世界を)破滅的なものにする」
とし、欧米諸国に兵器の支援加速を求めた。
ゼレンスキー氏は演説で、露反体制派指導者、ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受け、
「(プーチン氏は)汚職と暴力で権力を維持する凶悪犯だ」
と述べて、
「全ての自由国家に対する脅威だ」
と強調した。
ドネツク州の激戦地アブデーフカから部隊を撤退させたことについては
「兵士の命を守るために重要だった」
と指摘。
ウクライナの兵器不足がプーチン政権を
「強化している」
と懸念を示した。
ウクライナ支援に反対するトランプ前米大統領に関しては
「もし彼が(ウクライナに)来るなら一緒に戦闘の最前線に行く準備ができている」
などと語った。
ゼレンスキー氏は2024年2月16日、ドイツ、フランス両国と安全保障協力に関する2国間協定を締結。
ドイツは約11億ユーロ(約1800億円)、フランスは30億ユーロの追加の軍事支援も表明した。
ゼレンスキー氏は2024年2月17日、ハリス米副大統領らと会談し、更なる支援強化を求める。
ハリス氏は2024年2月16日、ミュンヘン安保会議で演説し、米国は
「ウクライナと共にある」
と強調。
支援を継続する考えを示した。
米国の北大西洋条約機構(NATO)への責任は
「揺るがない」
と断言。
孤立主義は
「米国を弱体化させる」
とし米欧との結束を強調した。
安保会議では、各国の首脳らが2024年2月18日までウクライナ支援やパレスチナ自治区ガザ情勢などを協議する。
イタリアが先進7カ国(G7)の議長国となってから初のG7外相会合も2024年2月17日に開かれた。

ロシアの調査に透明性求める 国連のグテレス事務総長、ナワリヌイ氏死亡に
2024/2/17 11:16
https://www.sankei.com/article/20240217-ICPZOADBYJLBFLVXTYWCPU4DO4/
国連のグテレス事務総長は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏が死亡したとの報道に対して、ロシア側に
「信頼できる透明性を確保した経緯の調査」
を要望した。
ドゥジャリク事務総長報道官を通し、グテレス氏は
「服役中のナワリヌイ氏が死亡したと報じられたことに衝撃を受けている」
と強調し、遺族らに哀悼の意を表した。(共同)

米副大統領 米欧結束を強調 ナワリヌイ氏死亡に「プーチンの蛮行を示す」
2024/2/17 10:34
https://www.sankei.com/article/20240217-URZQVEVE6ZISXEIMYWSX4ZYHKI/
米国のハリス副大統領は2024年2月16日、ドイツ南部ミュンヘンで開幕した
「ミュンヘン安全保障会議」
で演説した。
トランプ前米大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛義務を軽視する発言をしたことを念頭に、米国のNATOに対する責任は
「揺るがない」
と断言。
米欧の結束を改めて強調した。
ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受け、確認されれば
「プーチン(露大統領)の更なる蛮行を示すものだ」
と非難した。
ハリス氏は
「世界の中の米国」
と題した会合での演説で、孤立主義は
「米国を弱体化させ、世界の安定を損なう」
と分析。
国際規範や民主主義の価値観を守るため、同盟国と連携する姿勢を示した。
「NATOは世界の安全保障に対する我々の取り組みの中心だ」
とし、米国がNATOに関与し続ける方針を強調した。
トランプ氏は軍事費を十分に支出しないNATO加盟国を米国は守らないとする発言をし、加盟国などからは非難する声が上がっていた。
ハリス氏はウクライナ侵攻を続けるロシアについて
「プーチンの無謀さのために、ロシアは30万人以上の死傷者を出した」
と指摘。
米国は
「ウクライナと共にある」
とし
「ウクライナが切実に必要としている重要な兵器や資源の確保に取り組む」
と支援を継続する考えを示した。
また、ハリス氏は死亡が伝えられたナワリヌイ氏について
「ロシアに責任があることは明らかだ」
と強調。
ブリンケン米国務長官もミュンヘンで2024年2月16日、
「1人の男への執着と恐怖はプーチンが築き上げた体制の弱点と腐敗を浮き彫りにするだけだ」
と非難した。
ナワリヌイ氏の妻、ユリアさんは2024年2月16日、ミュンヘン安全保障会議で演説。
露当局の発表を
「懐疑的だ」
とした上で、プーチン氏や側近らに
「罰を受けると思い知らせたい」
と強調した。
プーチン政権に対して団結するよう国際社会に訴えた。
ミュンヘン安全保障会議では、各国の首脳らが2024年2月18日まで、ウクライナへの支援継続やパレスチナ自治区ガザ情勢などについて協議する。
2024年2月17日はウクライナのゼレンスキー大統領やドイツのショルツ首相、中国の王毅共産党政治局員兼外相らが演説予定。
イタリアが2024年、先進7カ国(G7)議長となってから初のG7外相会合も2024年2月17日に開かれる。

米副大統領 米欧結束を強調 ナワリヌイ氏死亡に「プーチンの蛮行を示す」
2024/2/17 10:34
https://www.sankei.com/article/20240217-URZQVEVE6ZISXEIMYWSX4ZYHKI/
米国のハリス副大統領は2024年2月16日、ドイツ南部ミュンヘンで開幕した
「ミュンヘン安全保障会議」
で演説した。
トランプ前米大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛義務を軽視する発言をしたことを念頭に、米国のNATOに対する責任は
「揺るがない」
と断言。
米欧の結束を改めて強調した。
ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受け、確認されれば
「プーチン(露大統領)の更なる蛮行を示すものだ」
と非難した。
ハリス氏は
「世界の中の米国」
と題した会合での演説で、孤立主義は
「米国を弱体化させ、世界の安定を損なう」
と分析。
国際規範や民主主義の価値観を守るため、同盟国と連携する姿勢を示した。
「NATOは世界の安全保障に対する我々の取り組みの中心だ」
とし、米国がNATOに関与し続ける方針を強調した。
トランプ氏は軍事費を十分に支出しないNATO加盟国を米国は守らないとする発言をし、加盟国などからは非難する声が上がっていた。
ハリス氏はウクライナ侵攻を続けるロシアについて
「プーチンの無謀さのために、ロシアは30万人以上の死傷者を出した」
と指摘。
米国は
「ウクライナと共にある」
とし
「ウクライナが切実に必要としている重要な兵器や資源の確保に取り組む」
と支援を継続する考えを示した。
また、ハリス氏は死亡が伝えられたナワリヌイ氏について
「ロシアに責任があることは明らかだ」
と強調。
ブリンケン米国務長官もミュンヘンで2024年2月16日、
「1人の男への執着と恐怖はプーチンが築き上げた体制の弱点と腐敗を浮き彫りにするだけだ」
と非難した。
ナワリヌイ氏の妻、ユリアさんは2024年2月16日、ミュンヘン安全保障会議で演説。
露当局の発表を
「懐疑的だ」
とした上で、プーチン氏や側近らに
「罰を受けると思い知らせたい」
と強調した。
プーチン政権に対して団結するよう国際社会に訴えた。
ミュンヘン安全保障会議では、各国の首脳らが2024年2月18日まで、ウクライナへの支援継続やパレスチナ自治区ガザ情勢などについて協議する。
2024年2月17日はウクライナのゼレンスキー大統領やドイツのショルツ首相、中国の王毅共産党政治局員兼外相らが演説予定。
イタリアが2024年、先進7カ国(G7)議長となってから初のG7外相会合も2024年2月17日に開かれる。

バイデン米大統領、ナワリヌイ氏死亡「間違いなくプーチンの責任」 対抗措置を検討とも
2024/2/17 9:19
https://www.sankei.com/article/20240217-S42IOXRUXVJOFGVY56D3BZA3VA/
バイデン米大統領は2024年2月16日、ホワイトハウスで記者団に対し、ロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏が刑務所で死亡したとの露当局の発表について、
「間違いなく、プーチン(大統領)に責任がある」
と非難した。
バイデン氏は
「何が起きたのか確実には分からない」
とした上で、ナワリヌイ氏の死亡は
「プーチンと彼の悪漢たちが行った結果であるのは疑いない」
と語った。
バイデン氏はナワリヌイ氏について
「汚職や暴力に勇敢に立ち向かった」
とし、
「刑務所にいながらも彼は真実のための強力な声だった」
とその行動と勇気を讃えた。
ロシアへの何らかの対抗措置を
「検討している」
とも述べた。
また、ナワリヌイ氏の死は
「この重大な時の危機が何であるかを思い起こさせる」
と述べ、ウクライナがプーチン氏の侵略から自国を守るために資金の提供が急務だと強調。
上院で可決されたウクライナ支援を含む緊急予算案を下院が速やかに採決するよう迫った。
バイデン氏は、トランプ前大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対し軍事費の負担を怠った国にはロシアから攻撃されても
「守らない」
と語ったことにも
「言語道断」
と強調。
「私が大統領である限り、NATOの同盟国への神聖な約束を守る」
と述べ、加盟国への集団防衛義務を米国は果たすと訴えた。

露各地でナワリヌイ氏追悼、治安当局が100人超拘束 妻ユリアさんは政権非難
2024/2/17 9:09
https://www.sankei.com/article/20240217-3YKMTFSYKRPURGMQOBO2HPKSN4/
ロシア刑務当局が反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の死亡を発表した2024年2月16日、露各地では市民らが政治弾圧の犠牲者に捧げられた記念碑に献花するなどし、ナワリヌイ氏の死を悼んだ。
治安当局は拘束活動に乗り出し、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、2024年2月17日午前0時までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなど計8都市で少なくとも100人以上の拘束者が確認された。
ただ、ナワリヌイ氏の死を受けた大規模デモなどは発生しておらず、ウクライナ侵略後、反政権的な行動への抑圧が極度に強まった露社会の現状が改めて示された。
ナワリヌイ氏が2021年1月に拘束された直後には、2回に渡り各地で計10万人以上が参加する抗議デモが起きた。
ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは2024年2月16日、ドイツで開催中のミュンヘン安全保障会議で登壇し、ナワリヌイ氏の死が事実であれば
「プーチン(露大統領)や側近らは国家や私の家族、夫に対して行ったことの全責任を負うと知るべきだ」
「その日はすぐに訪れる」
と述べた。
欧米諸国からはロシアを非難する声が上がった。
ロイター通信によると、バイデン米大統領は
「ナワリヌイ氏の死はプーチン氏と周囲の悪漢らの仕業であることは間違いない」
と指摘。
フランスのマクロン大統領も
「ナワリヌイ氏の死はクレムリン(露大統領府)の弱さと敵対者への恐れを示している」
とした。
露外務省は2024年2月16日、欧米は死因などが未確定な段階でロシアを非難しているとし、
「彼らは偽善や冷笑主義、不道徳を再び露呈した」
と反発した。
露反体制派の象徴的存在だったナワリヌイ氏を巡っては、露刑務当局が2024年2月16日、収監先の北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で急死したと発表。
死因は調査中だとした。
ナワリヌイ氏の支持者らは政権側に暗殺された可能性を指摘した。

ナワリヌイ氏死亡「プーチンは殺人者」 独仏のロシア大使館前で抗議デモ
2024/2/17 9:02
https://www.sankei.com/article/20240217-SKBVSW3GJ5LPTGCS4DYLJXE66Q/
ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏死亡を受け、ドイツ・ベルリンやフランス・パリのロシア大使館前では2024年2月16日、市民らが
「プーチン(ロシア大統領)は殺人者だ」
などと書かれたプラカードを手に抗議デモを行った。
地元メディアが伝えた。
ベルリンのロシア大使館前では昼頃から
「プーチンは殺人者」
「プーチンを止めろ」
などと書かれたプラカードを持った人が集まり、抗議デモを行った。
参加者は夕方には約1000人に膨らんだ。
パリのロシア大使館前にも午後3時頃数十人の市民らが集まり
「プーチンがナワリヌイ氏を殺した」
「我々はナワリヌイ氏と共にある」
などと書かれたプラカードを持って抗議した。(共同)

露、ナワリヌイ氏の死因確認へ調査委の要員派遣 「血栓症」と国営メディア
2024/2/17 8:35
https://www.sankei.com/article/20240217-TTLZ5JRK4BONBGOYEX2WNIE2QU/
ロシアのプーチン政権と対立し、収監先の北極圏の刑務所で死亡した反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏についてロシア司法当局は2024年2月16日、死因などを確認する調査委員会を設置し、要員を現地のヤマロ・ネネツ自治管区に派遣した。
タス通信が報じた。
国営メディア「ロシア・トゥデー」は消息筋の話として、死因は血栓症と伝えた。
同自治管区の人権保護当局は、ナワリヌイ氏側から健康状態に関する申し立てはなかったと表明。
突然死だったとの見方を示した。
ウクライナ侵攻などで対ロ批判を強める欧米からはプーチン政権批判の急先鋒だったナワリヌイ氏の急死について
「プーチン大統領が怪物であることを全世界に再認識させた」(カナダのトルドー首相)
などと非難の声が相次いだ。(共同)

「抑圧的な国家権力の犠牲者」 ナワリヌイ氏死亡でドイツのメルケル前首相が非難
2024/2/17 8:22
https://www.sankei.com/article/20240217-B6E6ATPZPNOGXJ6AOQ2REXCZVE/
ドイツのメルケル前首相は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の死亡について
「抑圧的な国家権力の犠牲者だ」
とする声明を発表した。
メルケル氏は在任中の2020年、ロシアで猛毒の神経剤を使い襲撃されたとみられるナリヌワイ氏の医療支援を申し出て、ドイツでの治療に至った経緯がある。
メルケル氏は声明で
「祖国のために立ち上がった勇敢で恐れ知らずの声が酷い方法で沈黙させられたのは恐ろしいことだ」
と非難した。
ナリヌワイ氏を治療したベルリンの病院も2024年2月16日、X(旧ツイッター)に
「悲劇的だ」
「私たちの悲しみはナワリヌイ氏の家族、友人、同僚と共にある」
と投稿した。(共同)

「ロシア指導部の責任を追及」 ナワリヌイ氏死亡でEU外相が声明
2024/2/17 8:19
https://www.sankei.com/article/20240217-V45CYBUWLVIIDAZGI6UOAVB4GE/
欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の死亡を受け
「ロシアの指導部と当局の責任を追及する」
との声明を発表した。
ロシアに対して事実関係を明らかにし、全ての政治犯を即時釈放するよう求めた。
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も
「ロシアには答えるべき重大な質問がある」
と指摘。
EUのフォンデアライエン欧州委員長は
「我々は彼の名において、民主主義のために立ち上がる」
と決意を表明した。(共同)

「自由な精神が死刑に」 ロシアのナワリヌイ氏死亡にマクロン仏大統領
2024/2/17 8:15
https://www.sankei.com/article/20240217-NOON73NPGRMX3K2NGT2IDDS32Q/
フランスのマクロン大統領は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏死亡を受け、X(旧ツイッター)で
「今日のロシアでは、自由な精神は強制収容所に送られ、死刑を宣告される」
「怒りと憤り(を覚える)」
と訴えた。
更に
「ナワリヌイ氏の名声、献身、勇気に敬意を表する」
と述べ、遺族やロシア国民に哀悼の意を表した。
セジュルネ外相は
「(強権的な)プーチン政権の現実を思い起こさせる」
と指摘。
ナワリヌイ氏について
「抑圧体制への抵抗のため命を捧げた」
と讃えた。(共同)

「がくぜん」とOHCHR ナワリヌイ氏の死亡発表
2024/2/17 8:13
https://www.sankei.com/article/20240217-4XDKURQROVNG3DZJFEOM2DKEGY/
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報道官は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏死亡の発表について
「愕然としている」
との声明を出し、独立した組織による透明性がある調査の実施を可能にするようロシア当局に求めた。
声明は
「国による拘束・収監の下での死亡は、国が責任を負う」
と指摘。
政治家や人権活動家、記者らの迫害をやめ、正当な権利行使によって拘束されたり服役させられたりしている人々を今すぐ解放するよう要求した。(共同)

ナワリヌイ氏死亡、非難相次ぐ 各国首脳ら「プーチン氏は責任を」「残忍な殺害」
2024/2/16 23:16
https://www.sankei.com/article/20240216-H55RHNWDHJOW5ISQ3C4YGQJDYE/
ロシア刑務当局が2024年2月16日死亡したと発表した露反体制派指導者のナワリヌイ氏について、各国の首脳や政府関係者からコメントが相次いだ。
ウクライナのゼレンスキー大統領が
「(ロシアのプーチン大統領は)責任を取るべきだ」
と厳しく非難した他、死亡の真相解明を求める声も噴出した。
ゼレンスキー氏は訪問先のドイツのショルツ首相との記者会見で、
「明らかにプーチンに殺害された」
と述べた。
ラトビアのリンケービッチ大統領もX(旧ツイッター)に
「クレムリンに残忍に殺された」
と投稿した。
露刑務当局は、ナワリヌイ氏が散歩中に体調不良を訴え、意識不明に陥ったとしている。
だが、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は記者団に対し、
「ナワリヌイ氏の死亡状況を取り巻く全ての疑問についてロシアは回答する必要がある」
と強調した。
ブリンケン米国務長官も
「報道が正確ならばロシアに責任がある」
とした。
ナワリヌイ氏の功績を讃える声も相次いだ。
ドイツのショルツ首相は2024年2月16日、Xで
「彼はロシアの民主主義と自由のために立ち上がった」
と述べ、死亡の報は
「モスクワで権力を握る体制の実情を映し出している」
と指摘した。

ロシア民主派さらに退潮も、ナワリヌイ氏死亡と発表 「プーチン政権恐れるな」訴え続け
2024/2/16 22:58
https://www.sankei.com/article/20240216-XX36ULU2VVIATEGTR3CRPGFMZY/
ロシア刑務当局が2024年2月16日に死亡を発表した露反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏は長年、プーチン政権の強権統治の打破を訴え、
「反プーチン」
の象徴的存在となってきた。
2020年8月に毒殺未遂に遭い、2021年2月からは収監されていたが、ナワリヌイ氏はそうした境遇にも屈せず
「政権を恐れるな」
と国民に呼び掛け続けてきた。
ナワリヌイ氏の死亡で、プーチン政権に異議を唱える露国内の民主派勢力は更に退潮に追い込まれるとみられる。
ナワリヌイ氏の収監を
「政治弾圧」
として非難してきた欧米諸国とロシアの関係が更に悪化するのも確実だ。
露独立系メディアによると、ナワリヌイ氏は死亡前日の2024年2月15日、自身に関連する裁判にオンライン出廷し、元気な様子だったという。
ナワリヌイ氏は2024年3月の露大統領選でもプーチン大統領以外の候補者に投票するよう呼び掛けていた。
死亡は刑務所という
「密室」
で起きており、当局側による死因究明がどこまで客観的に行われるかは不透明だ。
交流サイト(SNS)上では、ナワリヌイ氏の盟友で露国外在住のボルコフ氏らが
「政権が彼を殺した」
などと非難の声を上げた。
ナワリヌイ氏は2000年代からプーチン政権の強権統治を批判。
2011年の大規模反政権デモで指導者の1人になり、2013年のモスクワ市長選では2位となった。
2018年の大統領選に出馬を予定したが、刑事罰を科されて資格を失った。
2019年のモスクワ市議会選では有力な非与党系候補に投票を集中させる
「賢い投票」
を有権者に呼び掛け、与党議席を減少させた。
2020年8月に毒殺未遂に遭い、その後、拘束。
法廷では
「政権の狙いは私1人の投獄で多数の人々を萎縮させることだ」
「恐れれば政権の思う壺だ」
「恐れるな」
と国民に訴えた。
2023年までに合計で約30年に及ぶ禁錮刑を言い渡された。
長期収監が確実な身となっても、ナワリヌイ氏は支援者の協力を得てSNS上で政権批判を続けた他、自身は無事だと強調。
政権を恐れない姿を率先して示し続けていた。

露反体制派ナワリヌイ氏が収監先刑務所で死亡 当局発表 死因調査中
2024/2/16 20:53
https://www.sankei.com/article/20240216-GT76SBMQHRMM3ESRCHUUNUKSHM/
ロシアの刑務当局は2024年2月16日、反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)が2024年2月16日、収監先の露北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で死亡したと発表した。
タス通信などが伝えた。
刑務当局は、ナワリヌイ氏が2024年2月16日、散歩後に体調不良を訴え、意識不明になったと主張。
救護措置を施したが間もなく死亡が確認されたとした。
死因は調査中だとしている。
露大統領府は2024年2月16日、プーチン大統領がナワリヌイ氏の死に関して報告を受けたと発表した。
弁護士出身のナワリヌイ氏は2000年代からプーチン政権の汚職や不正を告発する活動を開始した。
2020年8月、露国内線の旅客機内で意識不明となり、ドイツの病院に移送。
検査の結果、旧ソ連の神経剤ノビチョク系の毒物で襲撃された疑いが浮上した。
米欧諸国は露政権側による暗殺未遂事件だと指摘。
露政権は関与を否定した。
2021年1月、ドイツからの帰国と同時に、過去の有罪判決の執行猶予条件に違反したとして拘束され、禁錮2年6月の実刑を言い渡された。
その後も複数の事件で訴追され、計約30年の収監が決まっていた。
ナワリヌイ氏は収監後も支援者の協力を得て、SNS(交流サイト)上で政権批判を展開。
2022年2月のウクライナ侵略に際しても
「狂った人物が始めた愚かな戦争だ」
とプーチン氏を非難した。

ロシア ナワリヌイ氏が死亡 プーチン政権批判の反体制派指導者
2024年2月17日 19時11分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240216/k10014361581000.html
ロシアでプーチン政権を批判する急先鋒として知られ、刑務所に収監されていた反体制派の指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したと当局が発表したことを受けて、ロシア国内外で追悼する動きが出ている他、欧米各国などからはプーチン政権を批判する声が相次いでいます。
■アレクセイ・ナワリヌイ氏とは
「私が殺された状況では、非常に単純だ」
「諦めないで」
ロシアのプーチン政権への批判を続け、刑務所に収監されていたナワリヌイ氏について関係当局は2024年2月16日
「散歩の後、気分が悪くなり医師が蘇生措置を行ったものの死亡が確認された」
と発表しました。
47歳でした。
ナワリヌイ氏は、2020年、政権側の関与が疑われる毒殺未遂事件の被害を受けた後、過去の経済事件を理由に逮捕され北極圏にあるロシア北部のヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所に収監されていました。
ロシアでは、2024年3月、大統領選挙が行われプーチン大統領も立候補していますが、ナワリヌイ氏は、支援団体を通じてプーチン氏以外の候補者に投票するよう呼び掛けるなど収監後も反政権の活動を続けていました。
これを受けて、アメリカのバイデン大統領は
「プーチンに責任がある」
と述べて厳しく非難するなど、欧米各国などから批判の声が強まっています。
また、世界各地ではナワリヌイ氏を追悼すると共にプーチン大統領に抗議する動きが広がっています。
このうち、リトアニアの首都ビリニュスではソビエト占領による犠牲者を悼む記念碑に人々が集まり、花を手向けたりロウソクに火を灯したりして追悼していました。
女性の1人は
「偉大な人が亡くなった」
「ロシアにはまだ強い人たちがいるという証しだった」
「これは人々にとってある種の抵抗の終わりだと思う」
と涙を流しながら話していました。
ナワリヌイ氏を追悼する動きはロシア国内でも広がりましたが、ロシアでは集会やデモが厳しく規制されていて、人権団体によりますと、これまでに8つの都市で100人以上が拘束されたとし、当局が神経を尖らせている様子が窺えます。
ナワリヌイ氏を支援する団体は、前日の2024年2月15日、ナワリヌイ氏が裁判のために刑務所からビデオを通じて姿を見せ、健康そうに見えたとしてその映像をSNSで公開していました。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は2024年2月16日、記者団に対し
「我々が知る限りでは、規則に従って確認や解明などが行われている」
「医師が明らかにするはずだ」
と述べた他、ナワリヌイ氏の死亡についてはプーチン大統領も報告を受けたと明らかにしました。
■アレクセイ・ナワリヌイ氏とは
アレクセイ・ナワリヌイ氏は、ロシアでプーチン政権を批判してきた急先鋒として、世界的にも知られた反体制派の指導者です。
プーチン大統領が反対勢力に対する抑圧を強める中で、最大の政敵とも見られてきました。
ナワリヌイ氏は、1976年、モスクワ州生まれで、2000年代初めからプーチン政権の高官や国営企業の汚職を主にインターネット上で告発する活動を続け、若者を中心に人気のブロガーとして支持を広げていきました。
政権側の汚職や選挙の不正に対して、ナワリヌイ氏は反政権デモを呼び掛け、ロシア全土に広がりを見せました。
一方、ナワリヌイ氏自身は政権から敵視され、繰り返し拘束された上、罰金刑や実刑を科されました。
そうした中、2020年、ナワリヌイ氏はロシア国内を旅客機で移動中に突然、意識を失い、ドイツの病院に搬送されます。
原因の究明に当たったドイツ政府は、旧ソビエトで開発された神経剤『ノビチョク』と同じ種類の物質によって攻撃されたと発表しました。
政権側の関与が疑われる毒殺未遂事件として、世界に衝撃を与え、プーチン政権に対する国際的な批判が高まりました。
そして、ナワリヌイ氏は、2021年の1月、療養先のドイツから帰国した直後、過去の経済事件を理由に逮捕され、刑務所に収監されました。
また、ナワリヌイ氏が率いる団体も2021年の6月、ロシアの裁判所から
「過激派組織」
に認定され、解散に追い込まれました。
更に、2022年3月、ロシアの裁判所は、新たに詐欺などの罪で禁錮9年の判決を言い渡し、刑期が大幅に延長されることになりました。
しかし、ナワリヌイ氏は、刑務所からも支援者を通じてSNSで政権批判を続け、弾圧に屈しない姿勢を崩しませんでした。
プーチン政権が始めたウクライナへの軍事侵攻に対しても繰り返し非難し、市民に反対の声を上げるよう呼び掛けました。
欧米各国や人権団体はプーチン政権に即時釈放を求め、国際社会ではこうしたナワリヌイ氏の姿勢を評価する声も高まります。
ナワリヌイ氏は、EU=ヨーロッパ連合の議会が人権擁護に貢献した人に贈る
「サハロフ賞」
に選出された他、度々ノーベル平和賞の有力な候補にも上がりました。
また、2023年、活動を取り上げた映画『ナワリヌイ』がアメリカのアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞しました。
2人の子供と共に授賞式に出席した妻のユリアさんは
「夫は真実を述べ、民主主義を守るためだけに刑務所にいます」
「夫と私たちの国が自由になる日を夢見ています」
と訴えていました。
一方、支援団体はナワリヌイ氏の体調が収監中に悪化していると度々訴え、2023年4月には
「急性の胃の痛みを訴え、刑務所に救急車が呼ばれた」
と明らかにした上で
「ゆっくりと、しかし着実に毒殺されようとしている可能性が排除できない」
と危機感を訴えていました。
ナワリヌイ氏に対し、ロシアの裁判所は2023年8月、過激派団体を創設した罪などで新たに禁錮19年の判決を言い渡し、刑期が更に大幅に延長されることになりました。
そうした状況の中でもナワリヌイ氏は、2024年3月のロシア大統領選挙を巡って、支援団体を通じてプーチン大統領以外の候補者に投票するよう呼び掛け、政権への批判姿勢を貫いています。
2023年12月、支援団体はナワリヌイ氏との連絡が途絶え、所在が不明になったと明かし、その後、ロシア北部の北極圏にある刑務所に移送されていたことが分かりました。
ナワリヌイ氏は先月、SNSを通じて移送後の姿を見せていました。
■「私が殺された状況では、非常に単純だ。諦めないで」
ロシア当局が死亡したと発表したナワリヌイ氏は、過去に自身の活動が取り上げられたドキュメンタリー映画の中で
「あなたが殺された場合、どのようなメッセージを残すか」
との質問に対し
「諦めないで」
と答え、支持者に活動の継続を訴えていました。
これは、2022年公開された、ナワリヌイ氏の活動を取り上げたドキュメンタリー映画『ナワリヌイ』の中でナワリヌイ氏自身が質問に答えている映像です。
この中で、ナワリヌイ氏は、もし投獄され、何かが起きて殺された場合、どのようなメッセージをロシア国民に残すかと問われると
「私のメッセージは」
と言った後、少し笑みを浮かべ
「私が殺された状況では、非常に単純だ」
「諦めないで」
と英語で訴えました。
そして、ロシア語でも
「もし彼らが私を殺すと決めたなら、それは私たちがとてつもなく強いということだ」
「自分たちは、弾圧を受けている巨大な力であることを覚えておいてほしい」
と語りかけていました。
この動画はロシア当局がナワリヌイ氏の死亡を発表した後、ロシアの独立系メディアなどで広く伝えられています。
■専門家「大統領選への影響を警戒した可能性」
ロシアの反体制派の指導者、ナワリヌイ氏が死亡したと当局が発表したことについて、防衛省防衛研究所の兵頭慎治研究幹事は
「2020年にはロシア国内でナワリヌイ氏の毒殺未遂事件があり、プーチン政権の関与が疑われている」
「今回の死亡も根拠が示されないため断定はできないが、プーチン大統領の何らかの関与の可能性があると思う」
という見方を示しました。
その上で、兵頭研究幹事は
「ロシア大統領選挙の1か月前というタイミングで、しかも、選挙戦で唯一、反戦を主張していたナデジディン氏の立候補が却下された直後ということが注目される」
と指摘しています。
その理由について
「プーチン大統領は戦時下の状況で次の大統領選で8割以上の得票率で圧勝することが重要だと考えている」
「ナワリヌイ氏は獄中からプーチン大統領以外の候補者に投票するよう呼び掛けていた」
とした上で
「もしプーチン政権が死亡に関与したのであれば、大統領選挙の前にこうした反戦・反プーチン的な動きが高まって、プーチン大統領が圧勝するというシナリオに影響が出ることを政権が警戒した可能性があるのではないか」
として、政権側の警戒感が伺えるという見方を示しました。
今後の影響について、兵頭研究幹事は、2023年、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、プリゴジン氏が死亡した際も支持者などの反発の動きが抑え込まれたとして
「短期的にはプーチン政権も力による統制を強めるため、反戦・反プーチンの大きなうねりにはなりそうもない」
としています。
一方で、
「戦争が更に長期化して犠牲が拡大し、そしてロシア国内の経済が悪化した場合、大きな動きに発展していく潜在的な可能性はある」
と述べ、
中長期的にはプーチン政権に影響を与える可能性が残されていると指摘しました。
★国内の反応は
■ナワリヌイ氏の妻「プーチンは全ての出来事への責任を」
ナワリヌイ氏の妻、ユリアさんは2024年2月16日、出席していたミュンヘン安全保障会議で急遽演説し
「この恐ろしいニュースを信じていいのか分からない」
「常に嘘をつくプーチンやプーチン政権を信じることが出来ないからだ」
と述べました。
その上で
「もし事実なら、プーチンやその仲間たちは、彼らが私たちの国や私の家族、そして夫にしたことへの報いを受けると思い知らせたい」
「その日はすぐにくるだろう」
と強調しました。
更に
「私は、今のロシアのこの邪悪で恐ろしい政権に勝利するため、国際社会や世界の皆さんに結束を呼び掛けたい」
「ウラジーミル・プーチンはここ数年間、ロシアに対して行ってきた全ての恐ろしい出来事への責任を負わねばならない」
と述べ、国際社会に対し、プーチン大統領の責任を追及するよう訴えました。
■ナワリヌイ氏の母「どんな追悼のことばも聞きたくない」
ロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」によりますと、ナワリヌイ氏の母のリュドミラ氏は、フェイスブックに
「どんな追悼のことばも聞きたくない」
「息子とは刑務所で2024年2月12日に面会した」
「生きていて、健康そうで、人生を楽しんでいるようだった」
と綴ったということです。
■ナワリヌイ氏のグループ「これは殺人だ」
ロシアの反体制派の指導者、ナワリヌイ氏のグループのメンバーで、現在はロシア国外に逃れリトアニアで活動する女性は、ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受けて
「これは殺人だ」
と話し、プーチン政権側を批判しました。
女性は、NHKとのインタビューの撮影中に、取材班からナワリヌイ氏の死亡のニュースを知らされると
「一体何?」
と驚いた様子で、スマートフォンでニュースの内容を食い入るように確認していました。
そして、涙をこらえながら
「前日、彼は裁判所にいて、健康で、何も問題なかった」
「その映像もある」
「これは殺人だ」
「ショックだ、理解できない」
と信じられないという様子で、プーチン政権によるものだと強く批判しました。
その上でナワリヌイ氏が死亡したとはまだ認めたくないとして
「ナワリヌイ氏は刑務所にいた時でさえ私たちのリーダーだ」
「これから私たちはどのように活動していけばいいのか」
と涙ながらに話し、肩を落としていました。
■ナデジディン元下院議員「真実でないことを願う」
ロシア当局がナワリヌイ氏が死亡したと発表したことについて、ウクライナへの軍事侵攻を批判し2024年3月行われるロシアの大統領選挙に立候補を表明していたナデジディン元下院議員は
「その情報が真実でないことを願っている」
「私が知る限り、彼はロシアで最も才能があり、勇気のある人物の1人だ」
とSNSに投稿しました。
ナデジディン氏は、大統領選挙でプーチン大統領に対抗する候補として注目され、ナワリヌイ氏のグループからも支持する声があがっていましたが、2024年2月8日、中央選挙管理委員会は立候補は認められないとする判断を下し、ナデジディン氏は最高裁判所に訴えています。
■ロシア独立系新聞編集長「刑罰に『殺害』が加えられた」
2021年にノーベル平和賞を受賞したロシアの独立系新聞の編集長、ドミトリー・ムラートフ氏は
「恐ろしい知らせだ」
「懲罰房では、動けず、食事の栄養が少なく、空気が薄く、常に寒い」
「3年に渡り苦痛と拷問を受けたのだ」
「ナワリヌイ氏への刑罰に『殺害』が加えられた」
と非難し、適切な救命措置が取られたか検証するよう求めました。
■ロシア人権団体幹部「政権側が故意に殺害したのだ」
また、2022年、ノーベル平和賞を受賞したロシアの人権団体「メモリアル」の幹部、オレグ・オルロフ氏は、独立系メディアに対し
「ロシア全体にとっての悲劇だ」
「ただただ愕然としている」
と述べた上で、
「死の状況がどうだったとしても、政権側が故意に殺害したのだ」
「関与した者は刑事責任を負うべきだ」
とプーチン政権を非難しました。
■ロシア各地で追悼する動き 100人以上拘束も
ロシアでプーチン政権を批判する急先鋒として知られるナワリヌイ氏が死亡したと2024年2月16日当局が発表したことを受けて、ロシア各地ではナワリヌイ氏を追悼する動きが広がっています。
ただロシアでは集会やデモが厳しく規制されていて、人権団体によりますと、各地で合わせて100人以上が拘束されました。
このうち、首都モスクワでは、ソビエト時代の弾圧の犠牲者を追悼する碑の前にナワリヌイ氏の写真が置かれ、訪れた市民が花を供えていました。
中には、ナワリヌイ氏の言葉として知られる
「諦めないで」
と書かれたカードを掲げる女性の姿もありました。
ロシアの独立系メディアによりますと、モスクワでは、別の記念碑や、9年前の2015年に野党指導者のネムツォフ氏の殺害現場となった橋にも、ナワリヌイ氏を追悼するため市民が訪れたということです。
また、第2の都市サンクトペテルブルクでも、政治弾圧の犠牲者の記念碑に花が手向けられ、
「全てフェイクであってほしい」
と話す人もいました。
ただロシアでは集会やデモが厳しく規制されていて、治安当局は、市民が無許可のデモに参加しないよう警告しています。
人権団体によりますと、モスクワやサンクトペテルブルク、それに西部のニジニ・ノブゴロドなど合わせて8つの都市で100人以上が拘束されたということで、当局が神経を尖らせている様子が窺えます。
■モスクワ市民の反応は
ナワリヌイ氏が死亡したと発表されたことについてモスクワの市民に話を聞きました。
女性は
「今日2024年2月16日のことはずっと忘れない」
「これは、ロシアの歴史の一部として残るだろう」
と述べ、ナワリヌイ氏の死を悼んでいました。
また、男性は
「彼がなぜ死亡したのか」
「病気で亡くなったのか、それとも誰かに殺されたのか、何でもあり得ると思う」
と話していました。
一方
「これが彼の運命だ」
「彼は、立ち止まって考え直すべきだった」
「もっと政権側と話し合うべきだった」
とか
「彼のやり方には賛成できないところもあったが人が亡くなったことは残念だ」
と話す女性もいました。
多くの人は、SNSなどを通じてこのニュースを知っていましたがプーチン政権を批判し続けてきた人物に関する街頭取材だからか口が重い人が目立ちました。
■ロシア報道官 相次ぐ批判に「受け入れられず」
ロシア大統領府のペスコフ報道官は、2024年2月16日、ナワリヌイ氏の死亡の発表を受けて欧米各国からプーチン政権に対する批判が相次いでいることについて
「死因についての情報もない中で、このような声明が出されている」
「明らかにおかしく、絶対に受け入れられない」
と述べ、反発しました。
★各国の反応は
■ウクライナ ゼレンスキー大統領「殺害されたのは明らか」
ロシア当局がナワリヌイ氏が死亡したと発表したことについて、ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月16日、訪問先のドイツで
「プーチン大統領によって殺害されたのは明らかだ」
「プーチン大統領は誰が死のうと気にしない」
「彼にとって重要なことは、自分の地位を守ることだ」
と述べました。
■アメリカ バイデン大統領「プーチンに責任がある」
アメリカのバイデン大統領はナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受けて2024年2月16日、緊急の演説を行い
「驚きはしなかったが、激しい怒りを感じる」
と述べました。
バイデン大統領は、ナワリヌイ氏について
「彼は勇敢で、信念を持ち、ロシアを法の支配のある国にしようと、ひたむきだった」
と述べ、讃えました。
そして
「何が起きたのか正確なことは分からないが、ナワリヌイ氏の死は、プーチンや彼の周りの悪党が行った何かしらの結果であると確信している」
「プーチンに責任がある」
と述べ、ロシアのプーチン大統領を厳しく非難すると共に、今後、何らかの対抗措置を取る考えも示しました。
一方、バイデン大統領はウクライナへの軍事支援の予算案が野党・共和党の反対で宙に浮いている事態を受けて
「この重要な時にウクライナの支援に失敗すれば人々の記憶にずっと残ることになる」
と述べて共和党に対し早急に対応するよう求めました。
■ウクライナ大統領府長官「プーチンは究極の『悪』だ」
ウクライナのイエルマク大統領府長官はSNSにメッセージを投稿し
「プーチンは究極の『悪』だ」
「如何なる競争も怖がっている」
「プーチンにとって、ロシア国民の命は何の意味もない」
と指摘しました。
その上で
「『プーチンと交渉を』と呼び掛けている人々に分かってほしい」
「彼を信じてはならない」
「彼が理解できるのは『力』だけだ」
として、ロシアに対し徹底抗戦する構えを改めて示しました。
■イギリス首相「ロシアの人々にとって大きな悲劇だ」
イギリスのスナク首相は旧ツイッターの「X」に
「これは酷いニュースだ」
「アレクセイ・ナワリヌイ氏はロシアの民主主義の最も熱心な擁護者として、生涯を通じて信じられないほどの勇気を示した」
「彼の妻、そしてロシアの人々にとって大きな悲劇だ」
と投稿しました。
■ドイツ首相「もはや民主主義国家ではない」
ドイツのショルツ首相は2024年2月16日、記者会見で
「ロシアが如何に変わったかを示す恐ろしいシグナルだ」
「ロシアはもはや民主主義国家ではない」
と述べました。
■フランス大統領「ロシアでは自由な精神は死刑を宣告される」
フランスのマクロン大統領は2024年2月16日、旧ツイッターの「X」に、
「現在のロシアでは、自由な精神は収容所へと送られ、死刑を宣告される」
「怒りと憤りを禁じえない」
「アレクセイ・ナワリヌイ氏の記憶、彼の献身と勇気に敬意を表したい」
「私の思いは、彼の家族、愛する人々、そして、ロシア国民と共にある」
と投稿しました。
■スウェーデン首相「恐ろしいニュースだ」
ロシアのウクライナ侵攻を受けて軍事的中立を転換し、NATO=北大西洋条約機構への加盟を目指しているスウェーデンのクリステション首相は旧ツイッターの「X」への投稿で
「恐ろしいニュースだ」
「アレクセイ・ナワリヌイ氏がもう生きていないことについてはロシア当局、そしてプーチン大統領個人に責任がある」
と非難しました。
■カナダ首相「プーチンが如何に怪物であるか思い知らされた」
カナダのトルドー首相は2024年2月16日、地元メディアの取材に対し
「これは悲劇であり、プーチンが如何に怪物であるかを全世界が思い知らされた」
と述べ、ロシアのプーチン大統領を非難しました。
■国連事務総長 “信頼性と透明性のある調査を”
国連のグテーレス事務総長は2024年2月16日、報道官を通じてコメントを出し、
「ショックを受けている」
とした上で、ナワリヌイ氏が死亡した状況について信頼性と透明性のある調査を行うよう求めました。
■EU ミシェル大統領「責任はロシア政府にある」
EU=ヨーロッパ連合のミシェル大統領は2024年2月16日、SNSに
「アレクセイ・ナワリヌイ氏は自由と民主主義の価値のために戦い、究極の犠牲を払った」
「この悲劇的な死に対する責任はロシア政府にある」
と投稿しました。
そして
「戦士は死んでも、自由のための戦いは決して終わらない」
としています。
■アメリカ国務長官「責任はロシアにある」
アメリカのブリンケン国務長官は2024年2月16日訪問先のドイツで
「プーチン氏が確立したシステムの弱さと腐敗を明確に示している」
「責任はロシアにある」
と述べました。
■フランス外相「哀悼の意を表明する」
フランスのセジュルネ外相は2024年2月16日、旧ツイッターの「X」に
「アレクセイ・ナワリヌイ氏は、抑圧体制への抵抗に命を捧げた」
「流刑地での彼の死は、プーチン体制の現実を想起させるものだ」
「フランスは、彼の家族と友人、そして、ロシア国民に哀悼の意を表明する」
と投稿しました。
■NATO事務総長「深い悲しみと共に動揺している」
NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長は、2024年2月16日、ナワリヌイ氏が死亡したという報道について
「深い悲しみと共に動揺している」
と述べた上で
「事実をはっきりさせる必要があり、ロシアは彼が死亡した状況について全ての重大な疑問に答える必要がある」
として、真相の究明を求めました。
■ベラルーシ 反政権派の指導者「故意に殺害されたこと 疑いない」
ロシアの同盟国ベラルーシで民主化運動を率いてきた反政権派の指導者、スベトラーナ・チハノフスカヤ氏は
「独裁者にとって人命が如何なる価値もないことが改めて明らかになった」
と自身のSNSに投稿しました。
その上で
「プーチン政権はベラルーシのルカシェンコ政権のように、権力を維持しようと手段を選ばず反対者を排除する」
「プーチン政権によってナワリヌイ氏が故意に殺害されたことに疑いはない」
と非難しました。
その上で、ベラルーシでも、自身の夫を含め収監が続く政治犯たちが危険に晒されていると訴えました。
■世界各地でも追悼と抗議の動き
ナワリヌイ氏が死亡したと発表されたことを受けて、世界各地でも追悼する動きの他、ロシアのプーチン大統領に抗議する動きが広がっています。
このうち、ドイツの首都ベルリンでは、ロシア大使館の前にナワリヌイ氏の死を悼む人たち数百人が集まり、
「プーチンは殺人者だ」
と書かれた紙などを掲げて、抗議の声をあげていました。
男性の1人は、
「私はプーチン大統領に反対する集会に参加したくて来ました」
「非常に怒っています」
と話していました。
また、ロシアの隣国、ジョージアでは、かつてロシア大使館があった場所の近くに、およそ500人が集まり、スマートフォンのライトを照らして死を悼むと共に、プーチン大統領への抗議の声をあげていました。
参加した女性の1人は
「涙が出るばかりでショックで、まだ信じることができません」
「この痛みは耐え難い」
と話していました。
更にアメリカのニューヨーク中心部で行われたデモでは、参加者が
「私たちは戦争の終結、政治犯の自由、ロシアの自由を求めなければいけない」
などと呼び掛けていました。
参加したロシア人の女性は、
「これは私の国の歴史における暗い、暗い日です」
と話していました。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/393.html#c53

[政治・選挙・NHK293] これほどふざけた国もない GDPは陥落、政治家はボロ儲け、庶民にはインボイス(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
44. 秘密のアッコちゃん[150] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月19日 05:18:19 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[263]
<■70行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
外資企業の中国への直接投資が昨年は82%減 30年ぶりの低水準 経済鈍化や政治リスク警戒
2024/2/18 21:56
https://www.sankei.com/article/20240218-BFXT6DSEONPP5MBFBDYJJCFRSQ/
中国国家外貨管理局が2024年2月18日発表した2023年の国際収支によると、外資企業による直接投資は330億ドル(約4兆9500億円)だった。
前年比で約82%減で、30年ぶりの低水準にとどまった。
中国は改革開放政策の下で外資を呼び込んで急速な経済成長に繋げてきたが、経済成長の鈍化や政治リスクを警戒して外資企業が対中投資意欲を減退させているとみられる。
2023年10〜12月期は175億ドルと持ち直した。
2023年7〜9月期には118億ドルのマイナスに陥っていた。
新規投資よりも撤退や事業の縮小が大きくなった形で、比較可能な統計を公表している1998年以降で初のマイナスだった。
中国での新規投資に慎重になり、撤退や事業縮小を進めている外資企業が出ている。
不動産不況を背景とした中国経済の減速に加え、米中対立や反スパイ法が中国事業に与える影響を懸念しているもようだ。
中国に進出する日系企業の団体、中国日本商会が2024年1月発表した会員企業アンケートでは、2023年の対中投資を「しない」か「2022年より投資額を減らす」と回答した企業は計48%で、増加意向は計15%にとどまった。
習近平政権は2023年、外資の対中投資を呼び込んで中国経済の回復に繋げようとしたが、思うような成果を上げることが出来ていない。

田村秀男「お金は知っている」
ネット通販乱立が招く中国デフレ「アリババ」「SHEIN」「Temu」 激安競争で中小企業が犠牲、返品率3割のサイトも
2024.2/16 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20240216-NQBG24OGXJL4RN23Q3B4TQZUME/
中国の国家安全部はSNSの「微信」(ウィーチャット)に公式アカウントを持ち、しばしば脅しのメッセージを流す。
2023年12月15日には、中央経済工作会議の決定を踏まえて、以下のように警告した。
「外部から、中国経済を貶める意図を持つ各種の『常套句』が絶えず現れている」
「本質は虚偽を述べて『中国の衰退』という『言葉の罠』『認知の罠』を作り出し、中国の特色ある社会主義制度とその進む道を攻撃、否定し、中国に対する戦略的な包囲・抑圧を企むものだ」
拙論は産経新聞出版から『中国経済衰退の真実』を2024年2月1日に出版した。
このタイトルを決めたのは上記の工作会議より前だから、国家安全部の警告とは無関係である。
同書の多くのデータは中国国家統計局の公表値を使っている。
それに基づく趨勢は中国がバブル崩壊不況からの脱出が困難になっていることや、
「特色ある社会主義制度」
の行き詰まりを物語る。
思い出すのは2007年のことだ。
中国人民解放軍の参謀本部のスタッフたちが産経新聞の招きで来日した時、
「産経新聞は北京の外交当局から睨まれているが、あなた方はどう思うのか」
と聞くと、
「日本の新聞で読む価値があるのは産経新聞だけだ」
「何故なら、我々の知らないことが書かれている」
との答えが返ってきた。
今の習近平政権は不都合な真実を悉く排除、隠蔽し、公安当局が経済に関してネガティブな情報を流す者に
「反スパイ法」
を適用しかねないというから、隔世の感ありである。
本グラフは中国の消費者物価の前年比増減率と消費財売上高に占めるネット通販の割合を対比させている。
いずれも国家統計局データだが、月々のばらつきを馴らすために、消費財販売データが欠如している毎年1月を除外した11カ月平均値を算出した。
ネット通販比率が高まるにつれて物価上昇の幅が小さくなり、2023年10月から2024年1月まで4カ月連続で前年比マイナスになった。
デフレとは物価の継続的下落を指すが、需要面もみる必要がある。
消費財の売り上げ総額は2022年に前年を下回ったものの2023年は7.2%上回っている。
消費は回復しているようにも見える。
だが、ここで注目すべきは新型コロナウイルス禍の2020年以来顕著なネット通販のシェアの急増だ。
2023年の消費財売上高は2019年に比べ127兆円増となったが、7割に当たる90兆円近くがネット通販だ。
中国のネット通販サイト業界は日本でもお馴染みのアリババグループ、SHEIN(シーイン)、Temu(ティームー)など約10社が乱立し、多くが激安を競っている。
中には、品質管理が疎かになり、返品率が3割に達する通販サイトもあるようだ。
犠牲になるのが品物を受注生産する中小企業である。
安値に適応するため中国企業は賃金が安い周辺アジアに移転する。
不動産バブル崩壊に伴う消費意欲の萎縮がそれに重なる。
やはり中国はデフレ不況なのだ。(産経新聞特別記者・田村秀男)
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/395.html#c44

[政治・選挙・NHK293] <怒りの一揆レベル!「サッサと辞めろ!」>内閣支持16.9%、最低更新 不支持初の6割台―時事世論調査  赤かぶ
33. 秘密のアッコちゃん[151] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月19日 11:50:45 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[264]
<■352行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
連座制、献金規制だけでは…「カネかかる政治」どうする
月曜コラム 政策シンクタンク代表・原英史
2024/2/19 8:00
https://www.sankei.com/article/20240219-CPOALDXQMRPAVEPDJHLUXDWM2M/
政治改革を巡る与野党の論戦が続いている。
派閥解消以外は動きの鈍い自民党に対し、
「連座制」
「政策活動費」
「企業団体献金」
「政治資金パーティー」
などを他党が問題提起する構図だ。
新聞各紙の社説をみると、
産経は
「連座制」導入(2024年1月25日)、
朝日は更に
「政策活動費」
「企業団体献金」
などについての検討も求め(2024年1月26日)、他方、
読売は
野党の改革案に懐疑的だ(2024年2月2日)。
いずれも大いに議論したらよいが、欠けている根本的な論点がある。
「カネのかかる政治」
をどうするかだ。
もちろん政治には一定のカネがかかる。
政治家が多くの情報を集めて政策作りを行うには、スタッフや資金が欠かせない。
それで良い政策が実現すれば、国民の利益になる。
だが問題は、それだけではなく、政治家の地位獲得競争のためにカネがかかっていることだ。
例えば、地元の地方議員に陣中見舞いなどを配って地盤を固める。
街中のあちこちにポスターを張って知名度を高める。
地元で事務所を複数構えて人員を揃え、冠婚葬祭や各種会合にまめに顔を出す。
議員になるため、議員であり続けるためにはカネがかかる。
そうしてカネで苦しむ政治家が少なくないから有力政治家が地位を高める上でも、カネを配る資金力が重要になる。
相手に負けないため、もっとカネを集めてもっと使わないといけない。
その中で、表に出したくないこともあり、
「裏金」
が生じて来た。
これは国際政治で言えば、軍拡競争だ。
軍拡が過熱したら軍縮が行われるように、問題解決には、
「カネのかかる」
に歯止めをかけること、言わば軍縮ルールが必要だ。
例えば、地元でカネを配ることは禁止する。
ポスターは特定の電子看板以外では禁止したらどうか。
地元秘書の数の制限も議論したらよい。
軍拡競争の構造は放置したまま連座制導入やパーティー規制厳格化だけ行っても、新たな抜け道を作り、更に裏へと潜るだけだ。
ところが、こうした議論は主要政治家からは出てこない。
現状では力を持つのはカネ集め競争の勝者たちだからだ。
カネの出し手の経済界や労働組合などもカネで政治的影響力を獲得できる。
こうした受け手と出し手の双方の事情に忖度し、新聞各社が
「カネのかかる政治」
を放置しているとしたら、情けないことだ。
カネに頼らず、政策と能力を競い合う選挙、政策本位の国会論戦をどう実現するか。
カギとなるのは政党であり、その組織力とガバナンスを高める必要があるが、日本には政党の在り方を定めた
「政党法」
もない。
「政党法」
をどう設計するか。
政治改革の全体像の議論が必要だ。

重大証言 ウラ金の使途? 言うたろか!
WiLL2024年3月号
名古屋市長 河村たかし
工学博士 武田邦彦
日本の政界はウラ金にまみれとる。
こんな国に住んどってどうするんだ!
■政治とカネにキレイな政治家
★河村
わしは
「今年の漢字」
というのを毎年発表しているんですがね、2023年は
「裏」
にしたんですわ。
★武田
裏、ねえ(笑)。
★河村
日本の中枢・自民党の国会議員が裏金まみれだった。
これは、どえりゃあ問題ですわ。
★武田
ええ、ホントに。
★河村
この裏金問題、わしはとっても腹を立てているんです。
だってホラ、わしの政治家人生と真逆のことをやっているでしょう。
わしは名古屋市長になって今、2800万円の市長の給料を800万円に減らした。
1期務めれば貰える4200万円の退職金も辞退した。
市長を4期やったので、総額4億円を貰っていなんです。
4億円ですよ。
★武田
宝くじの1等が当たって、それを辞退するようなものです。
★河村
”やせ我慢”で日本一安月給の市長として15年やってきましたわ。
うちのかみさんには、えらい怒られてね。
家に鍵を掛けられて、名古屋のカプセルホテルに泊まったこともある(笑)。
★武田
市長がカプセルホテルに(笑)。
でも僕の知る限り、河村さんは
「政治とカネ」
に最もキレイな政治家ですよ。
★河村
税務署に目を付けられたって、ドーンと構えてられますよ。
そんなわしと比べて、自民党議員はどうか。
国会議員はトータル約4000万円を貰っておきながら、裏金で私腹を肥やしていた。
もう許せんのですよ。
★武田
納税者の僕も、許せません。
★河村
税務署職員、検察、そして納税者の皆さんに問いたい。
これを
「政治資金規正法違反」
で済ませていいんですか。
パーティー券の収入を政治資金収支報告書に記載した上で額が間違っていたならまだいい。
全く申告せず、裏金にしていたわけです。
これはレッキとした
「所得税法違反」
でしょう。
★武田
税務当局や検察は、どう対処するんですかね。
★河村
そりゃあ逮捕しないといかんでしょう。
裏金の額は議員によってマチマチですが、その額は100万〜1億円と言われている。
裏金作り(脱税)をしておきながら、
「スミマセン、後で申告します」
で許されるのなら、ラーメン屋のおやじでも、サラリーマンでも、日本国民全員が脱税を許されることになる。
★武田
税のシステムが崩壊してしまいますね。
★河村
そう。
でも実際にラーメン屋のおやじが1000万円も脱税したら、すぐに税務署や検察が飛んできて逮捕される。
他方、政治家は逮捕されない。
納税者には厳しく、納税者の税金で給料を貰う政治家には甘い。
それでいいわけないでしょう。
■裏金にたかる地方議員の群れ
★河村
ジャーナリズムもヌルい。
大手メディアのテレビ・新聞は
「裏金の総額はいくらか」
「派閥政治はダメだ」
「次の総理は誰か」
といった報道ばかりで、肝心の
「裏金を何に使ったか」
を誰も言わない。
ジャーナリズムが言わないんで、代わりにわしが言ってやるわ。
裏金は多く、
【地方議員に配っている】
んです。
★武田
そうそう。
★河村
これを暴露するの、たぶんわしが初めてでしょう。
国会議員は、地方議員にカネを渡さないと政治活動ができない。
それどころか、政治家になることもできない。
日本で政治家になろうと思ったら、多くの場合はどこかの政党に入り、選挙区の公認を得なければならない。
アメリカの場合は予備選で有権者が投票し、候補者を決めますが、予備選がない日本では地方議員が選挙区の候補者を決める。
では、どんな理由で地方議員は候補者を決めるのか。
政策?経歴?信念?人柄?顔?
そんなもんではない。
「カネ」
なんですよ。
★武田
これはホントの話です。
広島で元法務大臣の河井克行氏が地方議員にカネを渡し逮捕された事件や、東京都江東区長選を巡り柿沢未途衆議院議員が江東区議会議員などにカネを配り逮捕された事件で証明されたことでしょう。
僕も一時期、愛知県で政治に携わっていたけど、国会議員が茶封筒を渡しているのを何度も見ました。
封筒の厚さからすると、20万円くらいかな。
★河村
大体20万〜100万円の間ですね。
わしは日本新党、新進党、民主党で衆議院議員をやっていましたが、何度も地方議員から裏金を要求されたことがあります。
1度も配っていませんがね。
■裏金まみれの国
★武田
地方議員の方から
「カネをくれ」
と要求するんですよ。
県議や市議が
「20万円じゃ足りない。30万円で」
と言えば、国会議員は30万円を渡さざるを得ない。
そうしないと、選挙区の公認も得られないし、地方議員は選挙活動も手伝ってくれない。
★河村
選挙に出ようと思ったら、まずは公認を得るため地方議員に挨拶回りをする。
名古屋の場合、1つの選挙区に約10〜20人の地方議員(県議・市議会議員)がいるので、地方議員のドンみたいな人から
「では、1000万円を」
と要求される。
1人50万円を渡すとして、計1000万円かかる計算です。
それが払えない人は、公認を得られない。
もう普通の人は立候補すらできない仕組みが出来上がっているわけです。
★武田
民主主義の崩壊、日本は3流国家か4流国家に成り下がってしまった。
★河村
公認を得るための裏金、ビラ配りなど選挙活動要請のための裏金、更に盆暮れに配る”餅代”と、”氷代”。
そりゃあ、こんだけカネがかかれば、裏金に手を染めんとやっていけませんわ。
この国は裏金まみれですよ、全く・・・。
★武田
愛知県の地方議員の家がほとんど豪邸なのも、そうした理由ですね。
■こんな国でどうする
★河村
先日、国税庁のお偉いさんと話す機会がありましてね、
「自民党の裏金問題を政治資金規正法違反ではなく、所得税法違反として調査すべきではないか」
と提言しました。
すると、じっと黙っていた。
★武田
そんなことをしたら、自民党がひっくり返ってしまいますからね。
★河村
税金で暮らす政治家が法律違反をしていたんだから、ひっくり返って然るべき。
★武田
ウン。
裏金疑惑が浮上して、松野博一氏が官房長官を辞任しましたが、官房長官は政府の政策を国民に伝えるのが仕事です。
松野氏が逮捕されるかどうかは別として、今まで僕ら国民は犯罪者の言うことに従っていたわけです。
これは大問題でしょう。
裏金作りに加担していた政治家は全員、辞任してもらわないとダメだね。
★河村
裏金を受け取っていた地方議員も犯罪者です。
岸田首相は
「政治の信頼回復に向け自民党の体質を一新すべく先頭に立って戦う」
と宣言しましたが、
「裏金=自民党の体質」
と認めたようなもの。
であれば、全ての国会議員と地方議員を対象に
「過去に裏金を貰ったことはあるか」
というアンケートを取るべきでしょう。
わしのように1度も裏金を貰っていない議員であれば、堂々と
「ない」
と答えられる。
しかし、ほとんどの議員は裏金を貰っているので回答できない。
いい”踏み絵”になる。
★武田
日本保守党は、地方議員への裏金還流の調査を求める公開質問状を自民党愛知県連に提出しましたね。
★河村
ええ。
酷いことに、自民党はビルの玄関までしか入れてくれなかった。
「体質を一新する」
と言っておきながら、まるでヤル気が感じられない。
この裏金問題は、ジャーナリズムが使命感を持って追及しなければならんですよ。
野党だって、裏金を貰っていないとは言えませんからね。
★武田
よく言われるのが、ウグイス嬢を雇うのに裏金が必要だ、という話。
法律では1日1万5000円までしか払えないと決まっているけど、ウグイス嬢の相場は3万円だから裏金が必要だと。
しかし政治家は法律を変えることができる。
裏金をなくすため、法律を変えればいいだけの話でしょう。
裏金なんて、政治の世界に全く必要ありません。
★河村
アメリカやイギリスなど先進国の政治家が組織的に裏金を貰っているか。
こんな国でどうするんですか、ほんとに。
■「家業」になった政治
★武田
なぜ政治家は裏金に手を出すのかー政治をやりたくて政治家になっているのではなく、カネが欲しくて政治家になっているからでしょう。
日本の政治家の多くは、カネ儲けのことしか考えていない。
どこにも仕事がないような、どうしようもない人が議員をやっていることもある。
★河村
ホント、ロクでもない奴が多過ぎます。
地方の新聞には、地元選出の国会議員の1日が掲載されていますが、そこには
「〇時に〇〇部会に参加」
「□時に□□部会に参加」
とズラーッと書いてある。
わしも国会議員を5期やりましたがね、ほとんどの議員は部会に参加しているだけ。
何も発言せず、採決もしない。
部会長一任です。
そんな国会議員が高給取りでどうするんですか。
まあ、そんなロクでもない奴でも当選してしまうのが政治の面白味でもありますけど。
★武田
裏金を貰ってラクに生きている議員より、高くない給料でサラリーマンとして一生懸命働き、納税している人の方がよっぽど立派ですよ。
★河村
そう。
国会議員で4000万円、大都市の地方議員も手当などを合わせれば2000万円を超える所もある。
普通に働くよりもいい給料が貰えるので、議員という職に出来るだけ長く居座り、旨い汁を吸い続けようとする。
議員を長くやるため、犯罪と知りながらも裏金に手を染める。
政治家が
「家業」
になってしまっているわけです。
■日本保守党に参加したワケ
★河村
岸田首相は裏金が発覚し、慌てて派閥を離脱しましたが、そんなことでは政治とカネの根本は解決しません。
きっとまた、10年後くらいに問題が再発する。
やはり
「政治家の非家業化」
を実現するしかないんですよ。
★武田
まずは給料を下げないとね。
★河村
議員の給料を市民並みにするか、ボランティアにするか、任期制限を設けるか。
そうでもしない限り、政治家はカネに目が眩んで簡単に公約を破る。
かつて日本新党は
「自民党ではダメだ」
「政治家を総取っ換えする」
というスローガンを掲げ、選挙を戦いましたが、その時、日本新党にいた某議員が、自民党で大臣をやっていた。
わしがその人に
「あれだけ自民党を批判していたのに、なぜ自民党で大臣をやっとるんですか!」
と追及すると、
「河村さんね、あんたはもっと逞しく生きないといかんよ」
と言われた(笑)。
★武田
そんな生き方、全然逞しくない。
★河村
そうでしょう。
わしは日本新党、新進党、民主党で
「政治家の家業化をやめさせる」
と主張してきましたが、それを言う度に孤立の道を歩んだ。
ところが、百田尚樹さんだけが
「私は前から政治家の非家業化を言っている。やろう」
と言ってくれた。
だからわしは日本保守党の共同代表になったわけです。
■河村たかし包囲網を敷かれた
★武田
そもそも政治家に高い給料は必要ないでしょう。
政治の活動費は政党交付金として支給される。
旅費もタダ。
会食にしても、大体は同席する人がご馳走してくれる。
どこにカネが必要なのか。
大きな邸宅に住みたい、高級ワインを飲みたい、ブランドもののスーツが欲しい、そんなものは政治家の仕事ではありません。
僕ら一般人だって、自分の給料の中でスーツを買い、食費を賄い、車や家を買う。
★河村
税金を払う国民ばかりが苦労して、税金で生活する議員は裕福な生活をしている。
そんなのはおかしい!
★武田
河村さんが名古屋市長選に出馬した時、
「税金で給料を貰う政治家は、納税者の給料を超えてはならない」
と言っていましたよね。
アレ、とても感銘を受けてね、今でも鮮明に覚えているんです。
★河村
嬉しいですわ。
お陰様で公約通り、一旦は議員報酬の半減と市民税の10%減額を実現させました。
議員からは猛反発を食らいましてね、自民から共産まで手を組んで”河村たかし包囲網”まで敷かれた(笑)。
苦労しましたよ、ホントに。
十数年前、カナダのバンクーバーの市長が名古屋に来た時、
「バンクーバーの市議会議員は市民の平均給料と同じ」
という話を聞いたんです。
カナダのGDPが成長し、バンクーバー市民の給料が高くなれば、市議会議員の給料も上がる。
まさにわしが追い求めていた理想の形です。
そんなバンクーバーは、2002年から2010年まで世界一住みやすい都市ランキングで1位になっていた。
ホントは総理になって国会議員の給料を減らしたかったけど、総理にはなれないもんでね(笑)。
市民並み給料ということで、はじめの市長選の時、名古屋市の年齢別(60歳)、職種別(管理職)、最終学歴(大卒)で計算したら約800万円だったので、自分の給料を800万円にしたわけです。
冒頭で言いましたが、総額4億円を受け取っていないわけですから、そこは有権者の皆さん、もっと評価してちょうだい(笑)。
■政治とカネは「士農工商」に学べ
★武田
実は戦前の日本では、政治家の給料がとても低かったんです。
戦後になり、GHQのマッカーサーが一般市民でも政治家を目指せるよう、給料を上げた。
それ自体は悪いことではないですが、カネに汚い人たちが立候補するようになってしまいました。
★河村
なるほどね。
★武田
戦前の日本で政治家の給料が低かったのは、そもそも日本文明が権力とカネを分離する仕組みだからです。
江戸時代の
「士農工商」
が良い例ですが、武士には刀という権力を与えた一方で、武士の給料はコメでした。
権力とカネを同時に与えると、人は悪い事をする。
それが人間の性(さが)です。
だから武士の給料をコメにすることで、暴走を抑えたのでしょう。
他方、刀という権力を持たない商人は豪遊していたんです。
武士は貧しい生活の足しにするため、夜な夜な虫籠作りや木剣削りなど内職をしていた。
★河村
現代は政治家(武士)が権力とカネの両方を持ち、国民(商人)は貧しい生活をしている。
★武田
マッカーサーが
「カネで人を動かす」
という欧米文明を押し付けたので、
「士農工商」
に代表される優れた日本文明が破壊されてしまったわけです。
だから僕が政治家になったら、今の国会議員の給料をコメにしたい(笑)。
★河村
センセイ、いくら何でもそれじゃあ生活できませんよ(笑)。
★武田
ハハハ(笑)。
でもね、この
「士農工商」
は本当に優れた制度で、江戸時代はコメを長期間保存出来なかったから、武士は消費しきれないコメを農民に配っていた。
富が富裕層から低所得層に滴り落ちる
「トリクルダウン」
みたいなものかな。
武士には刀という権力しか与えない。
カネは刀を持たない商人に与える。
農民や職人には生産力という力を与える。
農業がきちんとしていなければ食料が生産されないので、武士も商人も困る。
そのため各藩は農業や工業を大切にしました。
武士がいなければ藩の領地は守れず、農民も職人も仕事ができない。
また商業が盛んになってカネが世間に出回らないことには皆が豊かになれない。
つまり、
「それぞれの人がそれぞれの役割を果たすことによって社会は成り立つのであって、特定の人間が武力もお金も生産力も持っている状態にはしない」
という日本人の鋭い考え方が
「士農工商」
にはあるんです。
歴史学界では長らく、マルクス的な考え方が幅を利かせたせいか、士農工商は
「身分制度」
として解釈されてきました。
しかし、今は小学校や中学校の教育現場ではそれは否定されています。
士農工商は、単に社会の
「役割分担」
を表したものだったんです。
■グリーン車に乗ると・・・
★武田
話は変わりますが、僕は2022年、参政党から参院選に出馬しましたが、全国比例で出馬した候補者は選挙中の交通費が全て無料(タダ)だったんです。
国から束になった券(特殊乗車券、特殊航空券)が配られて、そこに出発地と到着地を書けば、新幹線も飛行機も乗り放題。
驚くことに、何の目的で使うかを記入しなくてもいい。
僕は半信半疑でJRの駅員に券を渡したんですが、
「どうぞどうぞ」
とすんなり改札を通れた。
これが国民の税金で賄われていると思ったら、恐ろしくなりましてね。
★河村
国会議員も鉄道と飛行機は乗り放題ですからね。
しかも新幹線のグリーン車には事実上、国会議員用の席が設けてある。
★武田
国民の税金で新幹線に乗っているのに、わざわざグリーン車に乗る必要はないでしょう。
★河村
そう思います。
これは是非強調したいことですが、わしは名古屋市長として公務で新幹線に乗る時、1度もグリーン車に乗ったことがないんです。
これは意外に凄いことで、名古屋市議会の幹部でもグリーン車に乗っている。
政治家はグリーン車が好きですから。
★武田
グリーン車ほど気分の悪い場所はないですよ。
グリーン車は2列シートなので、皆窓側の席を取るんですが、混んでいる時は通路側の席を取らざるを得ない。
で、僕が通路側の席に座ると、窓側の人が凄く嫌な顔をする。
だったら最初から2席取れ、と思いますが、グリーン車に乗ると、自分が偉くなったと勘違いしてしまうようです。
政治家が威張ってるのも、グリーン車に乗っているのが原因かもしれませんね。
■劣化した日本の保守
★武田
今回、裏金の額が特に大きかったのが安倍派の議員です。
僕は安倍元首相の憲法改正にとても期待していましたが、残念ながら道半ばで終わってしまった。
その安倍さんの後継者と言われる保守政治家たちが、裏金で私腹を肥やしていたわけです。
日本の保守政治家も落ちたものですねえ。
★河村
保守とは何か、という議論はフランス革命の時からありますが、わしは
「温かい心」
だと思うんです。
第二次世界大戦の後、世界中の国々は軍人だけではなく、非軍人・軍属の空襲被害者にも恩給を出しましたが、日本だけは出さなかった。
日本の保守政治家には、そういう
「温かい心」
がない。
それなのに、国旗国歌法のような法律の時だけ
「保守」
の仮面を被ってパフォーマンスをする。
そんなもん、保守ではありません。
わしが日本保守党に合流した時、某自民党名古屋市議会議員が
「河村市長はマイナンバーカードに反対しているから、保守ではない」
と中日新聞にコメントを寄せました。
しかし、マイナンバーで国民を取り仕切るという管理主義的な考え方は、いずれ共産主義に繋がる。
個人や伝統を大切にするのが保守主義であり、わしに言わせれば、今の自民党の保守政治家と言われる人たちは共産党員みたいなものですわ。
★河村
そうですね。
僕は最近、紀元前1650年頃〜紀元前1200年頃に存在したヒッタイト王国を勉強したんです。
ヒッタイト人は記録が好きで、粘土板にヒッタイト象形文字で記録を残すクセがあった。
ヒッタイトは世界で初めて法律を作った国と言われていますが、法律を作った第1の目的として
「声の小さい人を守るため」
と粘土板に書いていたんです。
★河村
ほう、かっこええですね。
★武田
そのヒッタイトの精神に、僕は保守の精神を感じましてね。
それに比べて現代の政治家は、自分たちが得するために法律を作っている。
随分と劣化してしまったものです。
■「自分だけ良ければいい」のか
★武田
政治家も酷いけど、酷い政治家を選ぶ国民にも問題があると思うんです。
多くの国民は、選挙の時に
「党」
を選んで投票していますが、憲法には
「選挙人は候補者(人)を選ぶ」
と書かれている。
「党」
なんて文字はありません。
もちろん小選挙区制では、1つの区に2〜3人の候補者しか立候補しないので、自民党の候補者、野党代表の候補者、その他の候補者といった具合で、なかなか
「人」
を選ぶのは難しい。
ですが、もう少し候補者の政治理念や人生観を見て投票するべきでしょう。
★河村
マニフェストなんて、全く意味がないですからね。
★武田
そう。
2009年に民主党政権が誕生した時、民主党は
「ムダさえ省けば何でもできる」
をスローガンに、マニフェスト政治をやりました。
しかしマニフェストなんて、国や世界の状況次第で意味がなくなる。
結局、多くの国民はスローガンやアジ演説に騙され、民主党政権が誕生したわけですが、失敗に終わりました。
あの時、マスコミが民主党のマニフェスト政治を批判しなければならなかった。
党がマニフェストを提示し、候補者がそれに従うのなら、我々は
「党」
に投票しなければならない。
しかし、それでは憲法違反です。
★河村
武田先生のお話は勉強になります(笑)。
★武田
日本人には
「日本を良くしたら自分たちの生活も良くなる」
と考える人と、
「自分だけ良ければいい」
と考える2種類の人間が存在します。
最近の国会議員は、後者がほとんど。
だから日本は一向に良くならない。
かつての日本人は、皆がイワシを食べている時は自分もイワシを食べる。
生活レベルが上がり、皆がマグロを食べるようになればマグロを食べる。
そういう人たちでした。
今は物価高で有権者が困っているので、政治家は有権者と同じレベルの生活をしなければならない。
「自分だけ良ければいい」
という考え方の政治家を選んでいては、日本は一向に良くなりません。
★河村
そうした政治家が増えないでほしいもんですわ。
★武田
僕は日本保守党という
「党」
ではなく、河村さんという
「人」
を応援していますよ!
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/399.html#c33

[政治・選挙・NHK293] <スクープ!>五輪の闇を初告白 安倍晋三に裏切られ、森喜朗に嵌められて…《五輪汚職》高橋治之被告(79)が独占7時間(週刊… 赤かぶ
22. 秘密のアッコちゃん[152] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月19日 12:15:26 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[265]
<■84行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>文献調査の報告書 次のステップに進みたい
社説
2024/2/19 5:00
https://www.sankei.com/article/20240219-S72WEPYBXVJFNEG67XYTWZEBPY/
原子力発電で生じる高レベル放射性廃棄物(HLW)の最終処分場探しの第1段階である
「文献調査」
の報告書案がまとまった。
事業を実施する原子力発電環境整備機構(NUMO)が北海道の寿都町と神恵内村を対象に約3年がかりで取り組んでいた調査の集大成だ。
経済産業省の審議会に提出された報告書案は、今後の審議を経て正式なものとなる。
NUMOは両町村の土地に関する研究論文や地質データを約860点収集し、火山活動や活断層の記録などを調査した。
国内で初めてのことである。
その労を多としたい。
地下300メートル以深の岩盤を掘削して造られる最終処分場の立地点選定は、
「文献調査」
に続く
「概要調査」
「精密調査」
の3段階で進められる。
火山や活断層といった処分場に不適な要素を除外しながら段階的に調査範囲を絞り込む方式だ。
この手法で文献調査を進めた結果、寿都町では全域、神恵内村では南端部が
「概要調査」
の候補エリアとして示された。
「文献調査」
の期間、NUMOの職員は両町村でHLWについての知識などを土地の人々と共有する
「対話の場」
の回を重ねた。
是非とも次の
「概要調査」
に進んでもらいたい。
音波や電磁波などを駆使する物理探査を適用すれば地下の地質構造が詳しく分かる。
技術の進歩に多くの人が目を見張るはずだ。
現時点での最大の関門は、鈴木直道知事が
「概要調査」
への移行に難色を示していることだ。
知事が反対すると、両町村長が賛成しても
「概要調査」
への道は閉ざされる。
一方、
「概要調査」
に進むと、それに励まされる形で北海道以外の市町村から第3、第4の
「文献調査」
への手が挙がることが期待される。
そうなればHLWの最終処分は、鈴木氏が危惧している北海道だけが直面する課題ではなくなるはずだ。
日本の原子力発電は現世代の時代である1970年代に始まった。
核のゴミとも言われるHLWの後始末を将来世代に負わせるのは避けたい。
他の原発利用国も同様の考えだ。
フィンランドやスウェーデンでは地下への処分で国際的に先行し、フランス、米国などが後を追う。
ロシアと中国も
「精密調査」
の段階だ。
「概要調査」
に進めないと日本は最終処分の後発国になってしまう。

核ごみ最終処分場の調査報告書案公表 北海道知事「現時点で反対」
2024/2/13 19:05
https://www.sankei.com/article/20240213-YNRXQWRXPVP3PG3IVDHHM653IM/
原子力発電で生じる高レベル放射性廃棄物(いわゆる核のゴミ)の最終処分場の選定で、事業主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)が2024年2月13日、北海道寿都(すっつ)町と神恵内(かもえない)村で実施していた
「文献調査」
の報告書案を公表した。
北海道の鈴木直道知事は2024年2月13日、この公表を受けて
「現時点で反対」
とするコメントを発表した。
コメントでは、幌延(ほろのべ)町が全国唯一の深地層研究を受け入れていることで
「国の原子力政策に具体的な役割を果たしている」
と強調。
さらに放射性廃棄物を持ち込ませないための担保措置として、平成12年に制定された北海道における特定放射性廃棄物に関する条例が
「処分場を受け入れる意思がないとの考えに立って制定されている」
とし、
「概要調査」
に移行しようとする場合
「私としては現時点で反対の意見を述べる考え」
とした。
今後は道議会での議論と共に、様々な機会を通じて把握した道民意見を踏まえて
「適切に対応したい」
としている。
神恵内村の担当者は取材に対し
「専門家の審議状況を見守りたい」
と述べた。
寿都町はコメントなどを出していない。
NUMOが公表した報告書案では、寿都町、神恵内村共に次の段階の概要調査に進む適地があり、移行が可能としている。

核のごみ最終処分場、次段階調査へ北海道2町村は「適地」 事業主体が報告書案を公表
2024/2/13 15:54
https://www.sankei.com/article/20240213-WXTTKPL455PJPDWPU3CNRJRLQQ/
原子力発電で生じる高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のゴミの最終処分場の選定を巡り、事業主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)は2024年2月13日、全国で初めて北海道寿都町と神恵内村で実施した
「文献調査」
の報告書案を公表した。
調査対象の2町村には、いずれも次の段階の
「概要調査」
に進む適地があるとして、移行が可能と判断した。
概要調査に進むには地元の知事や市区町村長の同意が必要となる。
北海道の鈴木直道知事はかねて調査反対を表明しており、調査が円滑に進むかは不透明だ。
報告書案は今後、経済産業省の専門家会合で審議され、複数回の議論を経て正式にまとまる見通し。
報告書案によれば、概要調査の候補地として、寿都町全域と神恵内村南端の一部地域を提示。
同村については火山の積丹岳の半径15km以内を除外した。
政府が平成29年に公表した科学的特性マップで
「好ましい地域」
としたエリアとほぼ重なった。
文献調査は令和2年11月から開始。
対象地域の火山活動や活断層の記録、経済的価値の高い鉱物資源の有無などに関する約860点の研究論文や地質データを収集し、調査に
「適さない場所」
を特定した。
「文献調査」
の期間は当初、令和2年程度を目安としていたが、他の地域でも使える報告書の作成に時間がかかり、大幅に遅れていた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/404.html#c22

[政治・選挙・NHK293] オイシックス会長が「放射能汚染水」。会社が過去にも複数回注意。福島第一原発の処理水巡り(HUFFPOST) 達人が世直し
9. 秘密のアッコちゃん[153] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月19日 13:17:57 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[266]
<■68行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
絞首は残虐刑か 国は秘密主義から脱却せよ
多面鏡 事件・司法から今を読む 編集長・牧野克也
2024/2/19 9:00
https://www.sankei.com/article/20240219-CDZJFO4ZZZN4PMOWUL3P2E333U/
目隠し、後ろ手に手錠の状態で踏み板に立たされる死刑囚。
両足は紐で縛られ、首にはロープ。
「バタン」。
激しい音と共に踏み板が外れ、死刑囚の身体が落ちていく―。
現在、日本で執行されている死刑は絞首刑だ。
明治政府が火炙りや磔(はりつけ)など江戸時代の多様な執行方法の多くを廃止し、明治6(1873)年の太政官布告で絞首刑の方法を図解と共に規定。
明示15(1882)年に絞首刑だけになって以降約140年間、設備や運用を一部変更して執行している。
この絞首刑が近年、クローズアップされてきた。
国は執行やプロセスの情報をほとんど公開しない。
「執行や公共の安全・秩序に支障を及ぼす恐れ」
というのが理由だ。
そんな国の秘密主義に異を唱え、絞首刑の残虐性のための情報開示や執行停止を求める訴訟が大阪地裁に相次いで提起されている。
民事だけではない。
死刑相当事件の裁判員裁判でも弁護側が秘密のベールに包まれた絞首刑の違憲論争に持ち込み、死刑回避を狙うケースが見られる。
2024年1月25日、1審京都地裁で死刑が宣告された京都アニメーション放火殺人事件(2019年)もそうだった。
青葉真司被告の弁護側は
「残虐な刑罰は絶対に禁ずる」
とする憲法36条を踏まえ、
「絞首刑は間違いなく残虐だ」
と違憲性を主張。
重度の火傷で首の皮が薄くなった被告の身体状況にも言及し、死刑を選択すべきでないと訴えた。
被告の凶行によって36人のクリエーターらが火の海のような地獄で非業の死を遂げ、32人が後遺症の残る火傷など重軽傷を負ったのだ。
残虐非道の限りを尽くした被告側が自らへの
「残虐刑」
をやめろと訴える姿に、多くの被害者・遺族は反発した。
「死刑制度の話し合いは別の場所でやってほしい」
などと語気を強めた心情は痛いほど分かる。
だが、そんな筋違いにも映る死刑審理が秘匿性の壁に風穴を開ける意義をもたらすことがある。
5人が死亡した大阪市パチンコ店放火殺人事件(2009年)では、死刑の違憲性が正面から争われ、執行の内実に詳しい弁護士証人2人が出廷した。
オーストリアの法医学者は絞首刑が多くの場合、意識喪失までに最低でも5〜8秒、場合によっては2分以上かかり、長時間苦痛を感じたり、クビが切断されたりする可能性があると指摘。
元最高検検事の土本武司氏が死刑存置の立場ながら、執行立ち会いの経験を踏まえ
「正視に絶えない」
「限りなく残虐な刑に近いものだ」
と証言した。
判決は京アニ公判と同じく絞首刑を
「合憲」
と判断した。
最高裁大法廷が昭和23(1948)年の判決で死刑制度について
「直ちに残虐な刑罰に該当しない」
として合憲判断。
昭和30(1955)年判決も
「斬殺、銃殺、電気殺など他の執行方法に比べ、特に人道上残虐だとする理由はない」
と絞首刑の残虐性を否定しており、これらの判例を踏襲したからだ。
もっとも昭和23(1948)年判決は
「執行方法が時代と環境により残虐と認められる場合」

「違憲」
になると言及した。
死刑廃止が世界の潮流となる中で、死刑存置国でも苦痛が少ないと考えられる執行方法が導入されている。
米国は存置州で絞首刑を既に廃止、主に電気殺を経て今は薬殺刑が大半だ。
日本も苦痛リスクのない執行方法を採用すべなのか。
ここで留意すべきは文化・思想的風土の違いだろう。
そもそも欧米で死刑廃止や残虐刑停止が進む背景には、キリスト教由来の人権思想に根差す
「赦(ゆる)し」
がある。
一方、日本は
「因果応報」
という仏教・東洋思想が色濃い。
パチンコ店放火殺人の裁判員判決も
「死刑に処せられる者はそれに値する罪を犯した者で、多少の苦痛は当然、甘受すべきだ」
との見解を示した。
刑罰の応報性を重んじる日本では、死刑存置に国民の圧倒的支持がある。
僅かに首切断の可能性があろうが、残虐犯の自業自得を説く考えに共感が集まるのだ。
筆者自身、
「絞首刑をやめるべきだ」
とは思わない。
現状ではそうした世論が高まることは考えにくい。
が、議論は封じ手はなるまい。
絞首刑の是非を巡り、最高裁の言う
「時代と環境」
の国内動向を絶えず見極める必要がある。
そのためにも国は秘密主義から脱却し、可能な範囲で絞首刑の実態を公開すべきだ。
裁判員制度の導入から2024年で15年になる。
極限の死刑判断に関わる国民に、未だ目隠しを続ける歪な状況はそろそろ是正してはどうか。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/388.html#c9
[政治・選挙・NHK293] <市民は増税 自民は脱税>#確定申告ボイコットが猛拡散!自民裏金51議員「政倫審」出席に難色で国民から怨嗟の炎(日刊ゲンダ… 赤かぶ
20. 秘密のアッコちゃん[154] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月20日 07:11:49 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[267]
<■119行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
内閣+自民支持率50%割れ 「青木の法則」危険水域に 支持層も厳しい目
産経・FNN合同世論調査
世論調査
2024/2/19 15:06
岸田政権
産経・FNN合同世論調査
https://www.sankei.com/article/20240219-SXJD3MM2KBPFVCBIVS5YWK2524/
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が2024年2月17、18両日に実施した合同世論調査で、自民党の政党支持率が2021(令和3)年10月の岸田文雄政権発足後最低の24.8%に落ち込んだ。
内閣支持率(22.4%)との合計は47.2ポイント。
内閣支持率と与党第一党の政党支持率の合計値が
「50」
を割り込むと政権運営が程なく行き詰まるとされる
「青木の法則(青木率)」
の危険域に入り、綱渡りの政権運営を強いられている現状が浮き彫りになった。
青木率は、2023年死去した自民党の青木幹雄元参院議員会長が経験則から唱え、永田町で幅広く知られている法則だ。
内閣支持率と与党第1党の合計値が高ければ政権にとって
「追い風」
で、逆に低ければ
「逆風」
を示すことから、衆院解散・総選挙のタイミングを諮る指標の1つと見る向きもある。
岸田政権が発足した2021(令和3)年10月の調査の内閣支持率は63.2%と自民党支持率は45.3%で、合計した青木率は108.5ポイント。
この際は直後の2021(令和3)年10月末に行われた衆院選で自民は単独過半数を維持し、勝利を収めた。
ただ、その後、青木率は緩やかに下降傾向を辿り、自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件が浮上した2023年12月の青木率は49.8ポイントで、政権発足後初めて
「50」
を切った。
2024年1月には54.7ポイントに持ち直したものの、2024年2月の今回の調査で再び危険水準に入った格好だ。
内閣と自民の支持率低下の大きな要因の1つである派閥の政治資金パーティー収入不記載事件には、自民支持層からも厳しい視線が向けられている。
2024年2月の今回の調査で、不記載があった議員が衆参の政治倫理審査会で自ら説明すべきか尋ねたところ、回答者の89.0%が
「説明すべきだ」
と回答。
自民党支持層に限っても81.3%が
「説明すべきだ」
とした。
また、不記載議員への自民の対応では自民支持層の46.8%が
「派閥の幹部議員を処分すべきだ」
と答えた。
「不記載のあった全ての議員を処分すべきだ」
も31.8%に上った一方、
「処分の必要はない」
は17.6%にとどまる。
自民の閣僚経験者は
「(調査結果は)肌感覚に近い」
「問題はこの状態がいつまで続くかだ」
「早く何とかしなければ」
と呟いた。

内閣支持率、過去最低の22.4% 派閥収入事件「不記載議員全員処分すべき」55.2%
産経・FNN合同世論調査
世論調査
2024/2/19 11:33
https://www.sankei.com/article/20240219-7FXNOUKFXFOKNNDXSZ463DSHHY/
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が2024年2月17、18両日に実施した合同世論調査で、岸田文雄内閣の支持率は前回調査(2024年1月20、21両日)比で5.2ポイント減の22.4%となり、2021(令和3)年10月の政権発足後最低を更新した。
「危険水域」
とされる20%台の支持率は4カ月連続。
不支持率も72.5%(前回比6.1ポイント増)で、2カ月ぶりに7割を超えて過去最高となった。
自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、派閥からの還流(キックバック)を受けながら政治資金収支報告書に記載しなかった議員らの説明責任について、衆参の政治倫理審査会で
「自ら説明すべきだ」は89.0%
に上った。
議員の処分に関しては
「不記載があった全ての議員を処分すべきだ」が55.2%
で最多。
「派閥の幹部議員を処分すべきだ」が34.4%
で続き、
「処分の必要はない」は7.7%
にとどまった。
また、政党から議員個人に支給され、使い道を公表する必要がない
「政策活動費」

「使い道の報告を義務づけるべきだ」が76.1%、
「廃止すべきだ」は19.2%、
「今のままでよい」は4.3%
だった。
また、政治資金規正法の改正を巡り、会計責任者だけでなく議員にも責任が及ぶ
「連座制」
を導入すべきかを聞いたところ、
「導入すべきだ」が85.6%
に上った。
一方、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との新たな接点が発覚した盛山正仁文部科学相の進退については
「辞任すべきだ」(72.6%)

「辞任の必要はない」(20.1%)
を大きく上回った。

「次の首相」トップ3に異変 上川陽子外相が小石河連合崩す
産経・FNN合同世論調査
世論調査
2024/2/19 15:58
https://www.sankei.com/article/20240219-IEDQYDU47ZML3NZWYDMMGZREEY/
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が2024年2月17、18両日に実施した合同世論調査で、次の首相に誰が相応しいかを尋ねたところ、上川陽子外相が前回調査(2024年1月20、21両日)比4.7ポイント増の9.8%で、3位に食い込んだ。
首位は、自民党の石破茂元幹事長の21.2%(前回調査比0.9ポイント増)で、2023年10月調査から5カ月連続でトップ。
2位の小泉進次郎元環境相は前回調査比2.1ポイント減の12.9%だった。
2023年10月調査以降、2021(令和3)年の党総裁選で岸田文雄首相に敗れた河野太郎デジタル相と支援した小泉氏、石破氏の
「小石河連合」
がトップ3を独占してきたが、今回初めて崩れた。
河野氏は前回調査比0.8ポイント減の8.4%で、上川氏を1.4ポイント下回った。
上川氏は女性からの支持を集めており、女性に限定すると13.5%となり、小泉氏の13.1%を上回る。
特に、70歳以上の女性では21.7%と約5人に1人が支持している。
高齢者の人気の高さは男性でも共通しており、70歳以上の男性では12.9%だった。
支持政党別にみると自民党支持層で、上川氏は10.9%で、河野氏(11.3%)を下回って4位。
一方、立憲民主党支持層でみると、上川氏が13.9%で、石破氏の41.8%に続く2位だった。
また、
「支持政党はない」
と答えた無党派層では、上川氏は河野氏(8.6%)を上回る8.9%だった。
上川氏は2023年12月調査で選択肢に入って以降、右肩上がりで支持を集めている。

「岸田首相はすぐに交代を」前回調査比9ポイント増の27%
産経・FNN合同世論調査
世論調査
2024/2/19 13:02
https://www.sankei.com/article/20240219-KYZXCXAR7VID7NTDHI66GDUJX4/
2024年2月17、18両日に実施した産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、岸田文雄首相(自民党総裁)にいつまで首相を続けてほしいか尋ねたところ、
「すぐに交代してほしい」が27.8%
で最も多く、前回調査(2024年1月20、21両日)から9.3ポイント増加した。
自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題で、岸田首相への期待が急激に低下しているようだ。
他の選択肢と回答は、 
▽「2024年3月末前後の来年度予算が成立するまで」(21.8%、前回調査比2.0ポイント減)
▽「国会が終わる予定の2024年6月頃まで」(15.2%、同1.6ポイント減)
▽「2024年9月の自民総裁任期まで」(26.8%、同2.5ポイント減)
▽「2024年9月以降も続けてほしい」(5.8%、同3.4ポイント減)
となっている。
2024年6月に会期末を迎える予定の今国会中の退陣を求める回答が計64.8%を占めた。
自民支持層に限っても、岸田首相の総裁選再選を望む回答は少なかった。
最も多いのは
「総裁任期まで」で38.1%。
「2024年9月以降も」は14.7%
にとどまる。
支持層のうち
5.8%が「すぐに交代」
を選んだ。
また、岸田内閣を
「支持する」
と回答した層でも、
「総裁任期まで」が最も多く、53.9%
と半数を超えた。
「2024年9月以降も」と答えたのは21.0%
だった。
内閣不支持層では
「すぐに交代」が37.5%
で最も多かった。
無党派層では
「すぐに交代」が33.8%
で最も多く、
「予算成立まで」(24.7%)
が続いた。
「2024年9月以降も」は3.1%
にとどまった。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/405.html#c20

[政治・選挙・NHK293] <暗黒国家化を食い止めるには選挙しかない>宝のような普通選挙制度をドブに捨てる日本人(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
29. 秘密のアッコちゃん[155] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月20日 07:13:30 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[268]
<△28行くらい>
防衛費5年43兆円に増額求める声 有識者会議、円安・物価高で「現実的な見直しを」
2024/2/19 16:29
https://www.sankei.com/article/20240219-S3ZNNHE3WZMM5L6ZK6WPCWMOJE/
防衛省は2024年2月19日、2022(令和4)年12月に策定した国家安全保障戦略など安保3文書で掲げた防衛力の抜本的強化に関する有識者会議の初会合を同省で開いた。
委員からは、2027(令和9)年度までの5年間で防衛費総額を約43兆円と定める政府方針について、円安や物価高などを踏まえ増額を視野に見直しを求める意見が出た。
政府は43兆円枠を堅持する考えだが、会議の議論が影響を与える可能性もある。
会議は榊原定征元経団連会長、北岡伸一東大名誉教授、森本敏元防衛相ら17人の委員で構成。
座長に就いた榊原氏は会議で
「43兆円の枠の中で、求められる防衛力装備の強化が本当にできるのか」
「現実的な視点で見直す必要があるのではないか」
と述べた。
関係者によると、会議では防衛費について
「為替変動を加味しない数字は意味がないのではないか」
といった発言もあり、複数の委員が43兆円の増額を検討する必要性に言及した。
政府は3文書で、2027(令和9)年度までの5年間の防衛費を総額約43兆円と決めた。
しかし、最近の過度な円安や物価高騰で輸入装備品などの単価が上昇し、計画数量を調達できない恐れがある。
有識者会議は、3文書に設置方針が明記されていた。
安保環境が厳しさを増す中、従来の陸海空に加え宇宙・サイバー・電磁波など新たな戦闘領域に対応するため、専門家から助言を得て戦略的な政策立案に繋げる。
木原稔防衛相は会議で
「将来の防衛力を作る上で国民の理解が重要だ」
と指摘。
2028(令和10)年度以降の防衛費も視野に
「ポスト43兆円の話を如何に進めるかも並行して検討していく場にしたい」
と語った。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/400.html#c29
[政治・選挙・NHK293] 政倫審などで幕引きになるものか <2009年の再来>裏金脱税一揆で山が動く予感(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
21. 秘密のアッコちゃん[156] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月20日 21:03:14 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[269]
<■73行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
グアム核攻撃の衝撃 米国の「冷戦思考」が招く惨事 CNAS「瀬戸際を回避する」(上)
有事を読み解くB
2024/2/20 10:00
https://www.sankei.com/article/20240220-JZRVBKIMXFNTZB2WGB5GO3UNHU/
中国が台湾の武力統一に踏み切った際、ウクライナに侵攻するロシアのように核兵器による威嚇で米軍の介入を阻止しようとする可能性に懸念が高まっている。
米シンクタンク
「新アメリカ安全保障センター(CNAS)」
は、中国の核戦力の増強が台湾侵攻時の核使用にどう影響するかを検証した。
米政府・軍関係者に根強く残る
「冷戦思考」
が危機を招きかねないと報告書は指摘している。
CNASは2023年2月、シミュレーションを基にまとめた報告書
「瀬戸際を回避する」
を公表した。
シミュレーションは2022年夏に行われ、学会や国防産業の専門家の他、米政府からも国防総省、国防脅威削減局、情報機関の担当者が参加した。
シミュレーションは、台湾侵攻が2027年に行われるシナリオと2030年のシナリオを設定し、中国の核弾頭は2027年が約700発超、2030年は約1000発超と想定した。
参加者は米国家安全保障会議と中国の中央軍事委員会のメンバーに扮した。
その結果、中国側は台湾侵攻当初、米国の介入を阻止するために核威嚇は行ったものの、実際に核を使用する必要性はないと判断した。
中国側は、優勢な通常戦力で台湾に拠点を確立し、傀儡政権を樹立するなどして
「戦争に勝利できる」
と考えたからだ。
だが、戦況が膠着すると中国側の態度が変化する。
2027年の想定では、米国に対する核の脅しの信憑性を高めるため、中国側は自国が核攻撃を受けない限り核兵器を使用しないという
「核の先制不使用」
政策の変更を宣言。
更に、領域内の大気圏内で核実験を実施した。
2030年の想定では、米軍が中国本土にある中国軍の拠点を通常兵器で攻撃したことへの報復として、中国側は米軍拠点のある米領グアムに対し、低出力の核兵器で攻撃に踏み切った。
これに対し、米国側は核による報復は行わず、中国の戦略原子力潜水艦(SSBN)を撃沈した。
■認識ギャップ
2027年と2030年の双方で共通したのは、中国は核攻撃に踏み切らないと米国側が想定していた点だ。
グアムへの核攻撃は、米国側にとって
「驚き」
だった。
中国政府は伝統的に
「核の先制不使用」
を宣言しており、米国側はこれを鵜呑みにしてしまっていた。
このため、CNASの報告書は中国の核運用方針の更なる研究が必要だと訴えた。
だが、米国側が楽観的だった根拠は、中国の
「核の先制不使用」
政策だけではない。
米中間の核戦力の数的な不均衡も、米国側の楽観論を支えていた。
ストックホルム国際平和研究所によると、米国は2023年1月時点で核弾頭1770発を配備済みで、保管分を含めると3708発を保有する。
シミュレーションでも米国側はこの数的優位を重視し、中国側の核使用の可能性を排除していた。
報告書はこうした姿勢を
「冷戦期の思考」
だと批判している。
冷戦時代は米国とソ連の核戦力がほぼ同じである状態
「パリティ(均衡)」
が成立し、これが核戦争を防ぐと考えられてきた。
裏返せば、核攻撃の応酬では数的有利な国が
「勝利」
するため、核戦力が劣勢な国は核の使用に踏み切れないという前提に立っていた。
シミュレーションで、米国側は、米中両国がパリティに達していないと考え、中国側は核攻撃に踏み出せないと考えた。
2027年のシナリオで中国が核実験に踏み切った際、米国役の参加者は
「大したことはないと思った」
と振り返る。
2030年のシナリオでグアムが核攻撃を受けてからも、米国側はエスカレーションを管理できると考えた。
■ゲームが続けば・・・
これに対し、中国側は、米国からの核脅威に耐えて核を使用するには、生存性や即応性が高い核態勢があればよく、数的な
「均衡」
は必要ないと考えていた。
更に、戦術的な核攻撃なら、米国はエスカレーションを恐れて核による報復を行わないだろうとも判断していた。
中国側の予想通り、米国側は核攻撃による報復を行わなかった。
しかし、米国側は中国の戦略原子力潜水艦(SSBN)を攻撃する選択肢を選ぶ。
潜水艦は敵に見つかりにくいため、たとえ相手が最初に攻撃してきても生き残り、確実に報復を行う役割を担っている。
戦略核戦力であるSSBNを破壊された中国側が、更なるエスカレーションで応じる可能性は否定できない。
CNASのシミュレーションは戦争初期のみを対象としており、長期化したシナリオは検討していない。
報告書は
「ゲームが続けばエスカレーションが管理できるかどうか不明確だ」
と指摘している。
だが、中国側が核攻撃に踏み切ったのは米国側の
「冷戦思考」
だけが原因ではない。
中国の核戦略が着実に強化されているのも、その理由だ。
核攻撃のターゲットが豊富にあるという点で中国側の有利に傾いていることも、中国の
「自信」
に繋がりかねないことがシミュレーションで浮き彫りになった。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/411.html#c21
[政治・選挙・NHK293] 人為的につくったバブルで不祥事を隠す自民党の醜悪 金子勝の「天下の逆襲」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
7. 秘密のアッコちゃん[157] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月21日 11:45:18 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[270]
<■276行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>経済復興会議 ウクライナ支援の推進を
社説
2024/2/21 5:00
https://www.sankei.com/article/20240221-47JV6DCSL5LALNYYYAHTWZJ6MY/
ロシアによる侵略が続くウクライナの復旧・復興を支援する
「日ウクライナ経済復興推進会議」
が東京で開かれた。
両国の政府、企業関係者ら約300人が参加し、当局や企業間で56本の協力文書を交わした。
岸田文雄首相は、ウクライナの経済復興を
「未来への投資」
と述べ、官民一体となって支援に取り組んでいく考えを示した。
ウクライナは厳しい戦況が続き、企業などが現地に入って活動する環境にはない、との声もある。
しかし、国連などはウクライナの復興には今後10年間で約4860億ドルが必要と推計している。
各国政府からの支援だけでは限界があり、米欧諸国には
「支援疲れ」
も広がる。
こうした中、民間主導の貿易や投資、技術移転を通じてウクライナの自立を後押しし、長期的な復興を図ることは大きな意味を持つ。
日本政府は、今回の会議の意義を積極的に発信し、国際社会のウクライナ支援への機運を再び高めるきっかけとすべきである。
両政府は共同声明を採択し、日本はウクライナ経済の安定のために必要な長期的な支援を提供するとした。
日本企業の投資を促進する租税条約を締結し、渡航制限を緩和する特例措置も設けた。
ウクライナの首都キーウには日本貿易振興機構(ジェトロ)の事務所を開設する。
日本政府は、地雷除去やがれき処理、農業、電力・交通インフラ整備、汚職対策などの7分野を支援の柱に掲げた。
瓦礫処理やインフラ整備などは、日本が敗戦や自然災害から立ち上がる中で、知見や経験を積んできた。
汚職対策も安定した投資環境を生むためには欠かせない。
いずれもウクライナ側の期待が高い分野だ。
首相は会議で
「ウクライナが復興を成し遂げ、活力を取り戻すことは日本、そして国際社会全体の利益だ」
と訴えた。
自国の主権と独立、自由を守るために戦うウクライナを見捨てることは、中国などの強権国家に
「力による一方的な現状変更は許される」
との誤ったメッセージを送ることになる。
ウクライナ情勢と台湾などインド太平洋情勢は連動している。
ウクライナを自国の問題と捉えて支援に取り組み続けることは、日本と国際社会の重要な責務である。

上川陽子外相がブラジルへ出発 G20会合で復興会議の成果踏まえ、ウクライナ支援訴える
2024/2/20 16:05
https://www.sankei.com/article/20240220-JIVE7VUU3JLY3GLQU223634LJM/
上川陽子外相は2024年2月20日未明、20カ国・地域(G20)外相会合が開かれるブラジルを訪問するため、羽田空港を出発した。
2024年2月19日に東京都内で開催したウクライナの復興に関する
「日ウクライナ経済復興推進会議」
の成果を踏まえ、ウクライナ支援の重要性とロシア軍侵略に反対する日本の立場をロシアを含むG20外相らに訴える。
「法の支配および人間の尊厳が守られる世界を実現するとの観点から、日本の立場と取り組みを積極的に発信していく」
上川氏は2024年2月16日の記者会見で、G20外相会合への出席の意義をこう強調した。
「ロシアによるウクライナ侵略はG20の協力の基盤を揺るがす暴挙で、各国が支えるべき法の支配への大いなる挑戦だ」
とも述べ、ウクライナでの公正かつ永続的な平和実現の重要性を訴える考えを示した。
イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ情勢も議題となる。
ロシアは2023年同様、ラブロフ外相が出席を予定している。
外務省関係者は、
「ロシアを前に、グローバルサウス(新興国・途上国)の出席者もいる場で、日本の立場を明確に述べることには意味がある」
と話している。
G20外相会合後は中米パナマを訪問する。
日本の外相による訪問は2021年7月以来約2年半ぶり。
上川氏はコルティソ大統領を表敬し、
「自由で開かれ安定した海洋」
の実現に向けた協力を確認する。
また、太平洋と大西洋を結ぶ物流の要衝パナマ運河を視察する予定だ。
パナマ運河は近年、気候変動に伴う水不足の影響で、約40隻だった1日の通行量が30隻程度に減少し、通行料の段階的な値上げを実施している。
外務省幹部は、パナマ運河が日本が推進する自由貿易には欠かせない存在だとした上で、
「安定的な航行の確保を働き掛けていく」
と話している。

「われわれは疲れ切ってはいない」 ウクライナ首相会見 露侵略2年、民主主義擁護へ決意
2024/2/20 15:06
https://www.sankei.com/article/20240220-W5CJTV4MHBJOZEWLRHKZXNCLYU/
来日中のウクライナのシュミハリ首相は2024年2月20日、東京都内で記者会見し、ロシアによるウクライナ侵略開始から2024年2月24日で2年となるのを控え、
「2年に渡る戦争で人々が疲れているのは当然だ」
「だが、疲れ切ってはいない」
と述べた。
その上で同氏は
「ウクライナがこの戦争に勝つことは非常に大事だ」
「それは私たち自身のためだけではなく、民主主義の価値を守るためでもある」
と意義を強調した。
シュミハリ氏はウクライナ軍で弾薬や長距離ミサイルなどが不足していることに触れ、
「もしそれらを手に入れられたらロシア軍の兵站を断つのに役に立つ」
と強調。
議会の対立で支援が停滞する米国に対しては
「民主主義の価値を守るために支援してほしい」
と述べた。
一方で
「国を守り続ける準備はできているし、楽観的だ」
とも主張。
「(旧ソ連から独立した)1991年の国境線まで領土を取り戻す」
とした。
2024年2月19日に東京都内で開かれた
「日ウクライナ経済復興推進会議」
については、戦後・災害復興の経験や先進的技術など、日本の支援の重要性を改めて指摘。
「日本はウクライナの経済再建におけるリーダーになると確信している」
と期待を寄せた。
会議を受けてゼレンスキー大統領は、X(旧ツイッター)で
「ウクライナへの支援に対し、日本国民全員に心からの感謝の意を表したい」
と謝意を示した。
その上で
「日本の継続的な長期支援で、多くのウクライナ人の命が救われた」
「復興など専門知識や経験を有する多くの分野で、日本が最大限の可能性を発揮すると期待している」
とした。
シュミハリ氏は岸田文雄首相と2024年2月19日に会談し、機密情報の交換を可能にする情報保護協定の締結に向け、正式交渉を開始することで一致。
会議の成果のフォローアップのため協力していく方針も確認した。

ウクライナ復興会議に謝意 ゼレンスキー大統領「非常に効果的」
2024/2/20 14:22
https://www.sankei.com/article/20240220-KVQLTQATDVN73ARXWETCS6RT6M/
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月19日のビデオ声明で、日ウクライナ経済復興推進会議について
「長期間準備しており、計画通り非常に効果的な取り組みになっている」
と述べ、岸田文雄首相に謝意を表明した。
日ウクライナの連携を深めれば深めるほど
「より早くプーチン(ロシア大統領)の悪事を打ち負かすことができる」
と強調した。(共同)

日本とウクライナ、機密情報交換協定の交渉入り合意 シュミハリ首相は復興へ技術力に期待
2024/2/19 21:28
https://www.sankei.com/article/20240219-JWW6XRLYCBOCFMXIOZ2XJL7JAY/
岸田文雄首相と来日中のウクライナのシュミハリ首相は2024年2月19日、
「日ウクライナ経済復興推進会議」
の終了後に官邸で会談した。
機密情報の交換を可能にする情報保護協定の締結に向け、正式交渉を開始することで一致。
同会議の成果のフォローアップのため協力していく方針も確認した。
シュミハリ氏は共同記者発表で
「ロシアに一時的に占領されている領土の存在は、両国の立場をより近いものにする要因だ」
と北方領土に言及した上で、
「正義と国際法は日本とウクライナ側にある」
と語った。
同会議では、シュミハリ氏が
「投資はウクライナだけではなく、投資した日本の皆さんの成功にもなる」
と強調。
日本の技術力に対する期待を示し、
「鉄道や高速道路をはじめとした街の再建プロジェクトなどに是非協力してほしい」
と呼び掛けた。
日本がこれまで多額の資金援助を行ってきたことにも触れ、
「これにより数百万人のウクライナ人が生き延びることができた」
「日本の支援をウクライナ人は決して忘れない」
と謝意を示した。
世界銀行が発表した試算によると、ウクライナ国土の復興に必要な費用は今後10年間で約4860億ドル(約72兆8000億円)に上る。
シュミハリ氏はロシア制裁の一環として、凍結されたロシアの資産を没収してウクライナ復興の財源にすることを提案。
「私たちに与えた苦しみの代償をロシアは払わなければならない」
と断じた。
その上で、シュミハリ氏は
「我々は日本の近代化の経験から学ぼうとしている」
「戦後の復興や経済再生などもインスピレーションを与えてくれる」
と語った。

官民でウクライナ支援、日本政府「対岸の火事でない」 国際機運盛り上げ狙う
2024/2/19 20:24
https://www.sankei.com/article/20240219-KVHUPSYZGJIERC4NI73QHSNNQQ/
政府は、ロシアによるウクライナ侵略開始から2024年2月24日で2年となるのに合わせ、2024年2月19日に
「日ウクライナ経済復興推進会議」
を開き、官民一体で強力に支援を続ける姿勢を打ち出した。
ウクライナ支援の国際的な機運を再び盛り上げたい考えだ。
背景には、ウクライナがロシアに敗北することがあれば安全保障上、日本にも重大な影響が及ぶとの危機感がある。
「ロシアに侵略されたウクライナが復興を成し遂げ、活力を取り戻すことは、日本、そして国際社会全体の利益だ」
岸田文雄首相は会議で、ウクライナ支援の重要性を強調した。
「復興は長い取り組みになる」
「先進7カ国(G7)をはじめとする各国と緊密に連携し、国際機関を含むパートナーと協力していく」
とも呼び掛けた。
首相は2023年5月に広島市で開催したG7首脳会議(広島サミット)にゼレンスキー大統領を招くなど、G7で結束してウクライナを支援する姿勢を打ち出してきた。
ロシア軍の侵略が長期化する中、ウクライナが抵抗を続けるには長期の支援が欠かせない。
ただ、米欧諸国では
「支援疲れ」
も指摘される。
日本が復興会議で民間企業の進出を後押しするのは、武器などの軍事物資の輸出に制約がある上、政府中心の支援にも限界があるからだ。
日本のこれまでの支援は、国際協力機構(JICA)を通じた地雷除去や瓦礫処理、G7と連携した財政援助が中心で、民間企業の参画は新たな分野になる。
ウクライナ側も日本企業の技術力などに期待を寄せており、日本政府関係者は
「今回の会議で復興に必要な枠組みが全て揃う」
と語る。
ただ、戦闘が続く中、日本企業が現地で事業を実際に進めることができるかが課題だ。
国内の一部には能登半島地震の復旧・復興が急務となる中で外国を支援することを疑問視する声もある。
もっとも、自国の主権と独立を守るために露軍の侵略に抗うウクライナを見捨てれば、中国などに対し
「力による一方的な現状変更が許される」
との誤ったメッセージを与えかねない。
外務省幹部は
「対岸の火事ではない」
「その原点を忘れてはいけない」
と訴える。

ウクライナ首相、日本との貿易自由化に期待感 斎藤健経産相訪問で言及
2024/2/19 19:39
https://www.sankei.com/article/20240219-ZY6TGE2EBBPOXHM44HH4DBFW7I/
ウクライナのシュミハリ首相は2024年2月19日夕、斎藤健経済産業相を訪ね、今後の両国の経済連携について会談した。
シュミハリ氏は、同日の
「日ウクライナ経済復興推進会議」
に出席するために来日した。
会談で斎藤氏は、
「ロシアの力による一方的な現状変更の試みは決して認めてはならない」
「先進7カ国(G7)や周辺諸国と連携して、ウクライナと共にあるという日本の姿勢はこれからも変わらない」
と、日本の立場を強調。
「日本の震災復興の経験や技術を生かし、ウクライナの幅広い産業分野での経済復興、発展に貢献したい」
「官民挙げて具体的な産業創出を進めていきたい」
と述べた。
これに対しシュミハリ氏は謝辞を述べ、一連の合意について
「これからの両国間の経済協力のための強力な基盤になることを期待している」
と話した。
また、両国間の貿易の自由化にも言及し、
「是非とも省庁同士で、作業に入っていただければと思います」
と期待感を示した。
この日の推進会議では、両国間で企業が2重に課税されないための租税条約の合意など、計56の協力文書が交わされている。

クボタ、楽天、住商…ウクライナ復興へ日本企業協力 貿易保険も後押し
2024/2/19 19:34
https://www.sankei.com/article/20240219-CEC2O3ALLVOHDIBMMK24CTYBLI/
「日ウクライナ経済復興推進会議」
による協力文書の署名を受け、日本の企業や独立行政法人などがウクライナの復興支援に乗り出す。
農業やIT、電力・交通インフラなど多岐に渡る分野で復興に協力する。
農業分野ではクボタが農業機械を供与し、ヤンマーアグリ(岡山市)は農業生産力の回復で協力する。
ベンチャー企業のメビオール(神奈川県平塚市)は、砂漠でも野菜を栽培できる農法を現地で促進する。
ITでは楽天グループの子会社、楽天シンフォニーが現地の通信事業者「キーウスター」の親会社VEON(ビオン)と協業し、第5世代(5G)移動通信システムの提供へ向けた環境整備を進める。
双日と無線通信機器を手がけるベンチャー、ピコセラ(東京都中央区)もWi―Fi(ワイファイ)を迅速に構築する技術を提供する。
電力・交通インフラでは住友商事と川崎重工業がウクライナ国営ガス輸送システム運営会社と連携。
長距離ガス輸送で欠かせない圧縮機の効率化を検討する。
駒井ハルテックが現地企業と風力発電事業を共同検討する。
この他に都市再生機構が復興の街造りで協力。
水資源機構がダムの修復で協業する。
復興支援に向けて、日本企業が現地に進出しやすい環境を整備する動きも本格化させる。
日本貿易振興機構(ジェトロ)は首都キーウに事務所を設置する。
政府系の日本貿易保険(NEXI)はウクライナ向け保険で新たに総額2000億円の引き受け枠を新設する。
日本企業の拠点が被害を受けた際に支払われた保険料に応じて損失を補填する「海外投資保険」で1500億円、代金回収できない時などをカバーする「貿易保険」で500億円を設ける。
期間はそれぞれ5年と2年。
NEXIは欧州復興開発銀行とウクライナの復興で連携するための覚書も交わした。

ウクライナ復興へ女性視点の枠組み 上川陽子外相が表明、査証緩和も
2024/2/19 17:48
https://www.sankei.com/article/20240219-ZNHMIILCRBLSPDJBDWCKAS4HLM/
上川陽子外相は2024年2月19日、日ウクライナ経済復興推進会議に合わせて開かれた
「女性・平和・安全保障(WPS)」
をテーマにした討議で基調講演した。
WPSの視点を取り入れた形でウクライナ復興を進めるため、国際的な連携の枠組みを新設すると表明。
日本に滞在する避難民の親族に対し、有効期間中に何度でも利用できる
「数次査証(ビザ)」
を発給できるよう要件を緩和する方針も示した。
討議にはウクライナの政府高官や女性経営者らが参加した。
上川氏は、女性や子供に寄り添った具体的な支援の取り組みを推進すると強調。
ロシアによる侵攻により離れ離れになった家族や地域社会の
「再統合」
を目指すと訴えた。

官民一体でウクライナ支援 岸田文雄首相「日本技術を活用」 復興会議、協力文書50本超 新租税条約締結も
2024/2/19 10:55
https://www.sankei.com/article/20240219-JRMSY62AHVI5ZDYZBHRAI4RYAQ/
ロシアによる侵攻が続くウクライナ支援策を話し合う
「日ウクライナ経済復興推進会議」
が2024年2月19日、東京都内で開かれた。
岸田文雄首相は基調講演で
「日本の戦後・災害復興の知見、民間の先進的技術、ノウハウを活用し、官民一体となってオールジャパンで取り組む」
と表明した。
投資促進に向け、ウクライナと新たな租税条約を締結し、投資協定改正へ交渉を開始すると明らかにした。
当局間や企業間で50本以上の協力文書を交わす。
首相は講演で
「ウクライナでは戦争が続き、状況は決して容易とは言えないが、経済復興を進めることは未来への投資だ」
と指摘した。
ビジネス面での連携を深めるため、首都キーウ(キエフ)に日本貿易振興機構(ジェトロ)事務所を設置、事業に従事するウクライナ関係者への査証を緩和すると語った。

日ウクライナ推進会議 力による現状変更許容せず 侵略2年支援疲れも 国際機運再醸成へ
2024/2/18 20:25
https://www.sankei.com/article/20240218-DFJOA7X6OVKKFFOYHCSJAJWQI4/
政府は2024年2月19日に東京都内で開く
「日ウクライナ経済復興推進会議」
で、ロシアからの侵略を受けるウクライナを官民一体で支援することを通じ、力による現状変更を容認しない姿勢を改めて内外に示す。
2024年2月24日で侵略開始から2年が経過する中、米欧では支援疲れも指摘される。
支援に関する機運の再醸成も図る。
上川陽子外相は2024年2月16日の記者会見で、会議の意義について
「我が国が率先してウクライナへの連帯を示す観点からも極めて重要」
と強調した。
会議には岸田文雄、ウクライナのシュミハリ両首相をはじめ両政府と企業関係者ら約300人が参加する。
両政府は、ビジネス環境整備へ新たな投資協定の締結に向けた交渉開始を確認する。
進出企業への2重課税を回避するための租税条約にも署名する運びだ。
また、日本企業関係者向けに、ウクライナ全土を対象に発令する危険情報レベル4(退避勧告)に特例措置を設ける方針を打ち出す。
首都キーウに日本貿易振興機構(ジェトロ)の事務所も設置する方向だ。
ウクライナ側には日本の技術力や戦災・震災からの復興経験に対する期待がある。
会議ではウクライナの主要産業である農業の発展、デジタルやICT(情報通信技術)、電力・インフラなど7つの重点分野で官民の協力策を議論する。
会議では岸田首相が基調講演するほか、ウクライナのゼレンスキー大統領がビデオメッセージを寄せる。
岸田、シュミハリ両首相が個別会談し、会議の成果などについて共同記者発表も行う。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/421.html#c7

[政治・選挙・NHK293] 不支持率80%超えの衝撃 これは脱法野放し内閣への退陣勧告(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
35. 秘密のアッコちゃん[158] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月21日 20:15:55 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[271]
<■75行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
自由がなければ生きていても意味がない。
自由を求めるためには時として死ぬ覚悟で戦うことが重要だ。

<正論>台湾のレジスタンスを支える鍵
東京国際大学特命教授・村井友秀
2024/2/21 8:00
https://www.sankei.com/article/20240221-35UAIMQ6LRLV7J37VPKJD6SQZA/
台湾有事は隣接する沖縄の有事である。
日本の一地方である沖縄有事は日本有事である。
■台湾は中国か
中華帝国にとって台湾は長い間、中華文明の外(化外の地)であった。
沖縄の支配者が中国に朝貢を始める前の時代は、中国の東の海にある沖縄や台湾などの島々を中国は琉球と呼んでいた。
しかし、14世紀に沖縄が中国に朝貢を始めると、中国は中華文明に取り込んだ沖縄を大琉球、朝貢しない野蛮な
「蛮族」
が住む
「化外の地」
である台湾などの島々を小琉球と呼んだ。
その後、17世紀に清朝が台湾を占領し、原住民の言葉(タイオワン、ターヤン)に倣い
「台湾」
と表記されるようになった。
これが中国が主張する
「歴史的権利」
の背景である。
今でも中国人の世界観には、沖縄と台湾を一体化して考える思想がある。
■台湾は独立国か
2024年1月の台湾総統選挙で、かつて
「台湾独立の仕事人」
と自称していた頼清徳氏が新総統に選ばれた。
頼清徳氏は選挙直前のインタビューで中国共産党(中共)が主張する
「1つの中国」
を否定した。
頼清徳新総統が率いる台湾は独立の方向に動くのか。
国際法によれば、独立国家の成立要件は、
@国民
A領土
B統治能力を持つ政府の存在
と定義されている。
また、スターリンは独立国家の条件として、
@100万人以上の人口
A外国と国境を接している
B国名を冠する民族が過半数を占める
の3条件を主張していた。
台湾政府の統治下にある2300万人の人口は世界57位、台湾政府が排他的に統治する領土の面積は3万6000平方kmで世界138(ベルギーより大きい)、そして外国に支配されていない政府が存在する。
台湾は独立国たる条件を備えている。
しかし、台湾は中国の武力行使を恐れて独立を宣言しない。
他方、台湾が中国の一部ならば、台湾の独立運動は正統性のある中央政府に対する地方の反乱ということになり、中央政府が国家の統一を維持し主権を守るために地方の反乱を武力鎮圧することは国際法上問題がない。
また外国が地方の反乱に介入することは内政不干渉原則に反する国際法違反である(友好関係原則宣言)。
ただし、台湾が独立国家ならば、中国の台湾に対する攻撃は、国際法が禁止する独立国に対する侵略戦争になる。
ロシアのウクライナ侵略と同じである。
その場合は国際法によれば世界中の国が集団的自衛権によって、外国に侵略された台湾を軍事的に支援することができる。
■台湾の抵抗力
中共は台湾政府が独立宣言すれば台湾に武力行使すると言っている。
世論調査を見ると(台湾民主基金会、2022年)、中国が台湾統一のために武力侵攻した場合は72%の台湾住民が
「台湾を守るために戦う」
と回答した。
なお2021年の世論調査によれば、外国軍の侵略に対して戦うと答えた国民は中国が88%、米国が60%、日本は13%であった(World VaLues Survey)。
戦争は勝つか負けるか泥沼になるかである。
小国が大国と戦うと戦争の結果は、負けるか泥沼になるかである。
小国が大国に負けない唯一の戦略は、戦争を泥沼化し大国が戦争に倦み疲れるのを待つことだ。
米国のベトナム戦争を止めたのは、戦死者の増大と増税による反戦運動だった。
ただし戦争が泥沼化すれば戦争による犠牲は巨大になる。
大きな犠牲に耐えられなければ小国は大国に負ける。
中共は勝てると思えば戦争し、負けると思えば戦争しない合理的な政権である。
いくら米国政府や日本政府が台湾防衛に言及しても、中共は台湾防衛に米国や日本が血を流すとは考えない。
中国の台湾侵攻を抑止する最大の鍵は、大きな犠牲に耐える台湾人の覚悟である。
台湾人が
「中国の一部になるくらいなら死んだ方がましだ」
と考えるなら中共は戦争を躊躇するだろう。
台湾人が
「死ぬくらいなら中国の一部になる」
と考えるなら中共は台湾を攻撃するだろう。
今、中共は
「我に順(したが)う者は昌(さか)え、我に逆らう者は亡(ほろ)ぶ」
と言っている。
順えば金持ちになり、逆らえば死ぬ、という2つの選択肢で、死ぬ選択をする台湾人はいるだろうか。
米国独立の英雄であるパトリック・ヘンリーは
「我に自由を与えよ、然(しか)らずんば死を」
と言った。
死ぬ覚悟で自由を求める台湾人は少数だろう。
普通の人は自由がなくても生きることを選ぶ。
もし、台湾人が自由を選ぶとしたら、それは自由を選んでも死なないと感じた場合である。
即ち、戦争になっても台湾が勝つと思った時であろう。
中共が
「順我者昌、逆我者亡」
と言った時、台湾人が中国の宣伝に抵抗できるのは、中国に逆らっても亡びないという自信がある場合である。
台湾人の自信を支えるものは、中国軍の侵攻を阻止できる軍事バランスであり、米日の軍事的経済的支援は台湾人の覚悟を支える最大の柱である。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/424.html#c35

[政治・選挙・NHK293] 国税庁が国会議員に“納税手引書”を配布していた! 裏金は《「雑所得」で課税対象》と明記(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
18. 秘密のアッコちゃん[159] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月22日 07:23:43 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[272]
<■627行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>ナワリヌイ氏急死 首相はなぜ発信せぬのか
社説
2024/2/22 5:00
https://www.sankei.com/article/20240222-NQQ3OZJ46JPERPYYKUDPUARZYU/
「反プーチン」
の象徴的存在で、投獄されていたロシアの反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が急死したことについて、岸田文雄首相や上川陽子外相から明確な発言が聞こえてこない。
国会でも決議や真相解明を求める動きは見られない。
あまりの感度の鈍さに呆れる他ない。
これが自由と民主主義を尊重し、国際社会で名誉ある地位を願っているはずの日本の政治家の姿なのか。
バイデン米大統領はナワリヌイ氏の急死について
「疑いなくプーチン(露大統領)と彼の悪党たちの仕業だ」
と述べた。
ショルツ独首相はX(旧ツイッター)に
「民主主義と自由を求めて立ち上がったナワリヌイ氏は、勇気の代償を自らの命で支払った」
と投稿した。
岸田首相や上川外相はなぜ記者団の前で語らなかったのか。
林芳正官房長官にしても定例会見で質問され、
「確定的な情報は有しておらず、コメントすることは差し控える」
「重大な関心をもって状況を注視していく」
と述べるだけだった。
きちんとした情報をロシア政府が示さないこと自体が問題だと分からないのか。
岸田首相らに国際社会に向けて適切な発信を素早く行う姿勢が欠けているとしても、彼らを補佐する国家安全保障局(NSS)や外務省は一体何をしているのか。
先進7カ国(G7)は独ミュンヘンで外相会合を開いた。
イタリアのタヤーニ外相は議長声明で
「憤り」
を表明した。
ロシア政府に死因を完全に明らかにし、
「政治的異議を唱える者への許容できない迫害」
の停止を求めた。
上川外相は、東京で日ウクライナ経済復興推進会議などがあったため、ミュンヘンの外相会合への出席は叶わず、外務審議官が代理出席した。
それは仕方ないとしても、ナワリヌイ氏急死について発信しないのは解せない。
日本がロシアに忖度していると国際社会で思われれば、国益を損なう。
国会や各党も自民党の派閥パーティー収入不記載事件への対応ばかりに気を取られていてはいけない。
自由と民主主義のために戦ったナワリヌイ氏を追悼し、急死の真相解明を求める国会決議を採択したらどうか。

英国、ナワリヌイ氏死去で制裁発動 欧米で初 収監先の幹部ら6人の資産凍結
ウクライナ侵略2年
2024/2/21 22:11
https://www.sankei.com/article/20240221-WWT3IOTFM5OCVAGTYA2OWZKG5M/
英政府は2024年2月21日、死亡したロシアの反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が収監されていた北極圏の刑務所の幹部ら6人について、同氏を死亡させた責任があるとして制裁対象に指定した。
英国内の資産が凍結される他、英国への入国が禁止される。
ナワリヌイ氏の死去を理由とした欧米の制裁発動は初めて。
ナワリヌイ氏の死去を巡っては、バイデン米政権も、ロシアによるウクライナ侵略開始から2024年2月24日で2年の節目を迎えるのに合わせ、2024年2月23日に発表するロシアへの追加制裁に対抗措置を盛り込む方針を示している。

バイデン政権、23日に対露制裁発表 ナワリヌイ氏死亡、ウクライナ侵略2年の責任追及 「米議会不作為」も批判
2024/2/21 8:35
https://www.sankei.com/article/20240221-7LU7E4VTFVI3PM3DAPPWRFQYP4/
バイデン米政権は2024年2月20日、ウクライナへの侵略を続けるロシアに対する大規模な制裁を2024年2月23日に発表すると明らかにした。
制裁はロシアの反体制活動家ナワリヌイ氏が刑務所で死亡したことを受けた対抗措置。
同時に2024年2月24日に侵略開始2年となる節目を踏まえ、プーチン露大統領への責任追及を明確にする狙いがある。
サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は2024年2月20日のオンライン記者会見で、制裁はナワリヌイ氏の死去とウクライナへの侵略の両面で
「ロシアに代償を払わせるためだ」
と強調。
ロシアの軍事産業に加え、侵略や抑圧を支える資金供給源などを対象に厳しい制裁を加えると語った。
バイデン大統領はナワリヌイ氏の死亡について
「プーチンに責任がある」
と断言している。
サリバン補佐官はまた、ウクライナ軍が2024年2月17日に東部ドネツク州の要衝アブデーフカからの撤退を表明したことについて
「米議会の不作為によりウクライナ軍の兵器が不足していることが主な原因だ」
「露軍の進軍阻止に必要な弾薬や物資を保有していない」
と指摘した。
ウクライナ支援を含む約950億ドルの緊急予算が、下院多数派の共和党の消極姿勢により承認に至っていない現状が、ウクライナ軍の苦戦を招いていることを認めた異例の議会批判と言える。
サリバン氏はナワリヌイ氏死亡とウクライナ軍の要衝撤退という2事象が
「危険が如何に高く、議会がなぜプーチンに抵抗することが必要かを想起させる」
と早急な承認を迫った。

EUが露当局への追及表明 ナワリヌイ氏死亡の発表受け「憤慨している」
2024/2/20 8:14
https://www.sankei.com/article/20240220-ORQAOZLMCNMQPMLEZOMEEWGUMM/
欧州連合(EU)は2024年2月19日、ブリュッセルで外相会合を開催した。
EUのボレル外交安全保障上級代表は会合後の声明で、ロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受け
「独立した透明性のある国際的な調査」
に応じるようロシアに要求。
「露指導部と当局の責任を追及する努力を惜しまない」
とした上で
「制裁を含めた代償を科す」
と宣言した。
声明では、露刑務当局がナワリヌイ氏の死亡を発表したことに
「EUは憤慨している」
と強調。
ナワリヌイ氏を追悼しようとして拘束された市民の即時釈放などを求めた。
外相会合にはナワリヌイ氏の妻ユリアさんも参加し、EUのミシェル大統領とも会談した。
先進7カ国(G7)も2024年2月17日に開いた外相会合の議長声明で、ナワリヌイ氏が死亡した状況を
「完全に明らかにする」
よう露当局に求めた。

林官房長官「重大な関心もって注視」 ロシア反体制派ナワリヌイ氏死亡
2024/2/19 13:06
https://www.sankei.com/article/20240219-IJOIFILKXBMJPAHSAMTQF7O5DM/
林芳正官房長官は2024年2月19日の記者会見で、ロシア刑務当局が反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏の死亡を発表したことを巡り、
「政府として引き続き重大な関心をもって状況を注視していく」
と述べた。
林氏は
「ナワリヌイ氏についてはこれまでも我が国を含むG7(先進7カ国)が結束して逮捕・拘束を非難し、即時かつ無条件の釈放を求めてきた」
とも語った。

「衝撃的だがコメント控えたい」共産の小池晃書記局長 ロシア反体制派ナワリヌイ氏死亡
2024/2/19 18:06
https://www.sankei.com/article/20240219-EDXZVGZ7V5MB3LGPNG3W3RLNIA/
共産党の小池晃書記局長は2024年2月19日の記者会見で、ロシア刑務当局が発表した反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏の死亡について、
「衝撃的だとは思うが、それ以上コメントするのは控えたい」
「どういう事情なのか、詳細に承知しているわけではない」
と述べるにとどめた。

<主張>ナワリヌイ氏急死 露は世界の疑念に応えよ
社説
2024/2/19 5:00
https://www.sankei.com/article/20240219-QGVFFRRZYNNKVEQC3T3QK4BTE4/
プーチン露大統領独裁下の弾圧史の犠牲者に
「反政権のシンボル」
が新たに刻まれた。
政権側の不正・腐敗への執拗な告発を毛嫌いし、プーチン氏がその名を公の場で絶対に口にしなかったというアレクセイ・ナワリヌイ氏(47)だ。
同氏は収監先の露北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で2024年2月16日、散歩後に体調不良を訴えて意識不明となり、救護措置が施されたが、間もなく死亡したという。
刑務当局の発表だが、あくまで極北の
「密室」
内の出来事で真相は闇の中だ。
バイデン米大統領が
「疑いなくプーチンと彼の悪党たちの仕業だ」
と述べるなど、西側各国首脳から厳しいプーチン氏非難が相次いだ。
ナワリヌイ氏が過去に残忍な手口で暗殺されかかった現実があるためだ。
2020年8月、同氏は国内の航空機内で猛毒の神経剤ノビチョクを盛られて意識不明の重体となり、ドイツに送られて治療・療養していた。
2021年1月、帰国直後に空港で拘束され、2023年12月、モスクワ近郊の刑務所から極北に移送された。
露国営メディアは
「死因は血栓症」
と伝えた。
しかし、酷寒の中で何度も懲罰房送りになって拷問も受け、低カロリーの食事しか与えられなかったという。
プーチン政権が
「密室」
内で死と隣り合わせの苛烈な獄中生活を強いていたとすれば、許し難い人権侵害と言える。
プーチン政権は同氏の死を巡る世界の疑念に全て真っ向から応えねばならない。
バイデン氏はロシアへの対抗措置も示唆したが、国際社会は新たな制裁など圧力を強めるべきだ。
ナワリヌイ氏は収監後も交流サイト(SNS)で政権批判を続け、ウクライナ侵略を
「狂った人物が始めた愚かな戦争」
と糾弾した。
1カ月後に迫った大統領選でも
「プーチン以外の候補者に投票を」
と呼び掛けていた。
5選目で圧勝して侵略を正当化したいプーチン氏にとって、選挙直前で反戦・反プーチン機運を盛り上げる言動に出かねないナワリヌイ氏には特に警戒を強めていたとみられる。
2年前(2022年)公開のドキュメンタリー映画「ナワリヌイ」で、
「もし暗殺されたら?」
の問いに同氏は
「諦めるな」
と返した。
凶悪な独裁政権打倒には民衆が団結して粘り強く闘い続けるしかないとの
「遺言」
となった。

露当局、ナワリヌイ氏の死に「事件性なし」と判断 突然死症候群と説明 遺体引き渡しは拒否
2024/2/18 20:16
https://www.sankei.com/article/20240218-YR3HT3SCZJI4ZHZG4NYQRM47W4/
ロシア刑務当局が2024年2月16日に死亡を発表した反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の広報担当者、ヤルミシュ氏は2024年2月17日、露捜査当局がナワリヌイ氏の死に
「事件性はない」
と判断したとX(旧ツイッター)で明らかにした。
ヤルミシュ氏は
「彼らはいつも通りに噓をつき、痕跡を隠そうとしている」
と指摘。
ナワリヌイ氏は殺害された可能性があるとの見方を示した。
ヤルミシュ氏やナワリヌイ氏の側近によると、ナワリヌイ氏の母親と弁護士は2024年2月17日、同氏が死亡した刑務所を訪問した。
刑務所側は死因について
「突然死症候群」
だと説明し、詳細は明かさなかったという。
一方、別の弁護士が遺体を管理している捜査当局の施設を訪れたところ、
「検視中」
だとして遺体の引き渡しを拒否された。
その後、
「調査の結果、事件性はなかった」
と説明されたという。
ナワリヌイ氏の死因について、2024年2月17日までに公式発表はない。
露国営メディアは
「血栓症を患っていた」
などと報じた。
一方、ナワリヌイ氏を追悼する動きは2024年2月16日に続き、2024年2月17日もロシア各地に広がった。
警察当局による摘発も続き、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、2024年2月17日までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなど32都市で計400人以上が拘束された。
サンクトペテルブルクでは、ナワリヌイ氏の追悼式を執り行う意向を表明していた露正教会の司祭が2024年2月17日、警察当局に拘束された。
司祭はその後、警察施設で脳卒中を発症し、病院に緊急搬送された。露独立系メディアなどが伝えた。
司祭はナワリヌイ氏の死が発表された2024年2月16日、追悼式を2024年2月19日に開く意向を交流サイト(SNS)で表明。
警察当局は
「無許可で集会を呼び掛ける」
違反行為だと認定したという。

露当局、遺体引き渡し拒否 ナワリヌイ氏の死因は「突然死症候群」
2024/2/18 18:38
フォト特集
https://www.sankei.com/article/20240218-7RV44VCBXVNZHM6UQSHDUXF6CY/
ロシア北極圏の刑務所で死亡した反政府活動家ナワリヌイ氏の陣営は2024年2月17日までに、ロシア当局に対し同氏家族への遺体引き渡しを求めたが、当局は応じなかった。
陣営幹部ジダーノフ氏は2024年2月17日、刑務所を同日訪れた母親と弁護士が、当局から死因について
「突然死症候群」
だと説明されたとXX(ツイッター)で明らかにした。
ドイツ南部ミュンヘンで2024年2月17日開かれた先進7カ国(G7)外相会合後、議長国イタリアのタヤーニ外相は議長声明で、2024年2月16日にナワリヌイ氏が死亡した状況について
「ロシア当局に対し、完全に解明するよう求める」
とした。
ナワリヌイ氏を追悼する動きはロシア各地で2024年2月17日も続き、人権団体「OVDインフォ」によると、これまでに36都市で献花などをした401人が拘束された。
ナワリヌイ氏の広報担当者ヤルミシュ氏はXで、事件性がないとするロシア当局に対し
「彼らはいつも嘘をつき、痕跡を消す」
と猛反発した。(共同)

ロシア当局、ナワリヌイ氏の死に「事件性なし」と判断 広報担当者「いつも通りに噓をつき、痕跡を隠そうとしている」と指摘
2024/2/18 7:13
https://www.sankei.com/article/20240218-VD3NEWHS3RLENMMMTWFMSV4PAY/
ロシア刑務当局が2024年2月16日に死亡を発表した反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の広報担当者、ヤルミシュ氏は2024年2月17日、露捜査当局がナワリヌイ氏の死に
「事件性はない」
と判断したとX(旧ツイッター)で明らかにした。
ヤルミシュ氏は
「彼らはいつも通りに噓をつき、痕跡を隠そうとしている」
と指摘。
ナワリヌイ氏は殺害された可能性があるとの見方を示した。
ヤルミシュ氏やナワリヌイ氏の側近ジダノフ氏によると、ナワリヌイ氏の母親と弁護士は2024年2月17日、同氏が死亡した刑務所を訪問。刑務所側から死因を詳細不明の
「急性死症候群」
だと説明された。
一方、別の弁護士が同氏の遺体を管理している捜査当局の施設を訪れたところ、捜査当局から
「死因の調査中」
だとして遺体の引き渡しを拒否された。
その後、
「調査の結果、事件性はなかった」
と説明されたという。
ナワリヌイ氏の死因を当局側は2024年2月17日までに公表していない。
露国営メディアは
「ナワリヌイ氏は血栓症を患っていた」
などと報じている。
一方、市民によるナワリヌイ氏の追悼行動が2024年2月16日に続いて2024年2月17日も露各地で行われた。
治安当局による摘発も続き、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、2024年2月17日までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなど32都市で計400人以上が拘束された。

G7、ウクライナ支援継続 外相会合、ガザ侵攻に憂慮 ナワリヌイ氏の死亡「ロシアに完全解明求める」
2024/2/18 6:28
https://www.sankei.com/article/20240218-6RG2CEQO4FNUPOOYRNAYIO2ED4/
ドイツ南部ミュンヘンで2024年2月17日、先進7カ国(G7)外相会合が開かれた。
ロシアの侵攻を受けるウクライナに対する軍事、経済面での支援継続で一致。
パレスチナ自治区ガザ情勢では、イスラエル軍が準備する最南部ラファへの地上侵攻について
「壊滅的な結果をもたらす」
と憂慮を示し、自制を求めた。
議長国イタリアのタヤーニ外相が会合後、議長声明を発表。
ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏が死亡した状況について
「ロシア当局に対し、完全に解明するよう求める」
とした。
ナワリヌイ氏の死を悼み、会合冒頭で1分間の黙祷を捧げた。
会合ではウクライナへの揺るぎない支援で一致し、対ロシア制裁強化で結束を確認した。
北朝鮮によるロシアへの武器輸出を非難し、ロシアから核・ミサイル関連技術が北朝鮮に渡る可能性に懸念を表明した。
ウクライナのクレバ外相も会合に参加した。
ガザでの戦闘停止と人道支援の必要性も強調。イスラエルとパレスチナの
「2国家共存」
に向けて取り組む必要があるとした。(共同)

<産経抄>「恐れるな」、ナワリヌイ氏が遺した言葉 
2024/2/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20240218-Y54SRG44WVIQ5AGXCS6YN7MMWU/
ロシアのプーチン大統領が小学校で授業を行った。
「何か質問は?」。
アレクセイという男の子が手を挙げた。
「政府は汚職まみれでは? クリミア併合は侵略では? 北方領土は日本のものでは?」。
ここで休憩時間になった。
▼再開後、別の子が尋ねた。
「アレクセイはどこへ行ったのですか?」(早坂隆著『新・世界の日本人ジョーク集』)。
笑える人はいまい。
同書の初版が出たのは6年ほど前(2018年)になるが、ロシアでは今尚、多くのアレクセイが姿を消し続けている。
▼反体制派指導者のナワリヌイ氏が収監先の刑務所で亡くなった。
散歩後に不調を訴え、意識が戻ることはなかったという。
死の前日にはオンラインで裁判に出廷し、元気な姿を見せたとの報道もある。
47歳。
不自然な最期に、
「消された」
という不穏な言葉が脳裏から拭えない。
▼2000年代からプーチン政権の非を鳴らし続け、
「悪党と闘う意欲」
を条件に同志を募ったと聞く。
動画配信サイトでは、露南部に建つ広壮な宮殿をプーチン氏のものだと指摘した。
旅客機内で意識不明となった毒殺未遂疑惑は、記憶に新しい。
▼獄中の身となってからも、2024年3月の大統領選で反プーチン票を投じるよう呼び掛けていた。
政権に批判的なジャーナリストや西側に亡命した元諜報員ら、プーチン氏に盾突く人々は判で押したように不審な死を遂げている。
国民はこのまま萎縮し、口を噤んでしまうのだろうか。
▼裁きを受ける法廷でナワリヌイ氏は言った。
「恐れれば政権の思う壺だ。恐れるな」。
その言葉は志を同じくする人の胸に刻まれていよう。
追悼の動きは広がり、200人以上が拘束されている。
姿なき人々の影に怯えているのはプーチン氏かもしれない。

露各地でナワリヌイ氏追悼 治安当局、350人超拘束
2024/2/18 0:44
https://www.sankei.com/article/20240217-V2NZZYP4UVI35CEUBWGYW3FBMY/
ロシア刑務当局が反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の死亡を発表した翌日の2024年2月17日も、露各地で市民らが政治弾圧犠牲者の記念碑に献花するなど、ナワリヌイ氏の死を追悼する動きが続いた。
治安当局が取り締まりに乗り出し、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、2024年2月17日までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなどで359人が拘束された。
ただ、ナワリヌイ氏の死を受けた大規模デモなどは発生しておらず、ウクライナ侵略後、反政権的な行動への抑圧が極度に強まった露社会の現状が改めて示された。
ナワリヌイ氏が2021年1月に拘束された直後には、2回に渡り各地で計10万人以上が参加する抗議デモが起きていた。
露外務省は2024年2月16日、欧米は死因などが未確定な段階でロシアを非難しているとし、
「彼らは偽善や冷笑主義、不道徳を再び露呈した」
と反発した。
露反体制派の象徴的存在だったナワリヌイ氏について、露刑務当局は2024年2月16日、収監先の北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で急死したと発表。
露メディアによると、司法当局は2024年2月16日、死因などを確認する調査委員会を設置し、要員を現地に派遣した。
ナワリヌイ氏の母親は死亡を正式に通知されたという。

「プーチンは世界を破滅的に」 ゼレンスキー氏が安保会議で演説 欧米に支援加速要求
2024/2/17 20:48
https://www.sankei.com/article/20240217-HOXTZHQGBJJC5MQG5X3H7FJLWU/
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月17日、ドイツ南部ミュンヘンで開催中の
「ミュンヘン安全保障会議」
で演説した。
「ウクライナは砲弾と長射程兵器の不足に直面している」
と指摘。
「今、行動しなければプーチン(露大統領)は(世界を)破滅的なものにする」
とし、欧米諸国に兵器の支援加速を求めた。
ゼレンスキー氏は演説で、露反体制派指導者、ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受け、
「(プーチン氏は)汚職と暴力で権力を維持する凶悪犯だ」
と述べて、
「全ての自由国家に対する脅威だ」
と強調した。
ドネツク州の激戦地アブデーフカから部隊を撤退させたことについては
「兵士の命を守るために重要だった」
と指摘。
ウクライナの兵器不足がプーチン政権を
「強化している」
と懸念を示した。
ウクライナ支援に反対するトランプ前米大統領に関しては
「もし彼が(ウクライナに)来るなら一緒に戦闘の最前線に行く準備ができている」
などと語った。
ゼレンスキー氏は2024年2月16日、ドイツ、フランス両国と安全保障協力に関する2国間協定を締結。
ドイツは約11億ユーロ(約1800億円)、フランスは30億ユーロの追加の軍事支援も表明した。
ゼレンスキー氏は2024年2月17日、ハリス米副大統領らと会談し、更なる支援強化を求める。
ハリス氏は2024年2月16日、ミュンヘン安保会議で演説し、米国は
「ウクライナと共にある」
と強調。
支援を継続する考えを示した。
米国の北大西洋条約機構(NATO)への責任は
「揺るがない」
と断言。
孤立主義は
「米国を弱体化させる」
とし米欧との結束を強調した。
安保会議では、各国の首脳らが2024年2月18日までウクライナ支援やパレスチナ自治区ガザ情勢などを協議する。
イタリアが先進7カ国(G7)の議長国となってから初のG7外相会合も2024年2月17日に開かれた。

ロシアの調査に透明性求める 国連のグテレス事務総長、ナワリヌイ氏死亡に
2024/2/17 11:16
https://www.sankei.com/article/20240217-ICPZOADBYJLBFLVXTYWCPU4DO4/
国連のグテレス事務総長は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏が死亡したとの報道に対して、ロシア側に
「信頼できる透明性を確保した経緯の調査」
を要望した。
ドゥジャリク事務総長報道官を通し、グテレス氏は
「服役中のナワリヌイ氏が死亡したと報じられたことに衝撃を受けている」
と強調し、遺族らに哀悼の意を表した。(共同)

米副大統領 米欧結束を強調 ナワリヌイ氏死亡に「プーチンの蛮行を示す」
2024/2/17 10:34
https://www.sankei.com/article/20240217-URZQVEVE6ZISXEIMYWSX4ZYHKI/
米国のハリス副大統領は2024年2月16日、ドイツ南部ミュンヘンで開幕した
「ミュンヘン安全保障会議」
で演説した。
トランプ前米大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛義務を軽視する発言をしたことを念頭に、米国のNATOに対する責任は
「揺るがない」
と断言。
米欧の結束を改めて強調した。
ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受け、確認されれば
「プーチン(露大統領)の更なる蛮行を示すものだ」
と非難した。
ハリス氏は
「世界の中の米国」
と題した会合での演説で、孤立主義は
「米国を弱体化させ、世界の安定を損なう」
と分析。
国際規範や民主主義の価値観を守るため、同盟国と連携する姿勢を示した。
「NATOは世界の安全保障に対する我々の取り組みの中心だ」
とし、米国がNATOに関与し続ける方針を強調した。
トランプ氏は軍事費を十分に支出しないNATO加盟国を米国は守らないとする発言をし、加盟国などからは非難する声が上がっていた。
ハリス氏はウクライナ侵攻を続けるロシアについて
「プーチンの無謀さのために、ロシアは30万人以上の死傷者を出した」
と指摘。
米国は
「ウクライナと共にある」
とし
「ウクライナが切実に必要としている重要な兵器や資源の確保に取り組む」
と支援を継続する考えを示した。
また、ハリス氏は死亡が伝えられたナワリヌイ氏について
「ロシアに責任があることは明らかだ」
と強調。
ブリンケン米国務長官もミュンヘンで2024年2月16日、
「1人の男への執着と恐怖はプーチンが築き上げた体制の弱点と腐敗を浮き彫りにするだけだ」
と非難した。
ナワリヌイ氏の妻、ユリアさんは2024年2月16日、ミュンヘン安全保障会議で演説。
露当局の発表を
「懐疑的だ」
とした上で、プーチン氏や側近らに
「罰を受けると思い知らせたい」
と強調した。
プーチン政権に対して団結するよう国際社会に訴えた。
ミュンヘン安全保障会議では、各国の首脳らが2024年2月18日まで、ウクライナへの支援継続やパレスチナ自治区ガザ情勢などについて協議する。
2024年2月17日はウクライナのゼレンスキー大統領やドイツのショルツ首相、中国の王毅共産党政治局員兼外相らが演説予定。
イタリアが2024年、先進7カ国(G7)議長となってから初のG7外相会合も2024年2月17日に開かれる。

米副大統領 米欧結束を強調 ナワリヌイ氏死亡に「プーチンの蛮行を示す」
2024/2/17 10:34
https://www.sankei.com/article/20240217-URZQVEVE6ZISXEIMYWSX4ZYHKI/
米国のハリス副大統領は2024年2月16日、ドイツ南部ミュンヘンで開幕した
「ミュンヘン安全保障会議」
で演説した。
トランプ前米大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛義務を軽視する発言をしたことを念頭に、米国のNATOに対する責任は
「揺るがない」
と断言。
米欧の結束を改めて強調した。
ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したとの発表を受け、確認されれば
「プーチン(露大統領)の更なる蛮行を示すものだ」
と非難した。
ハリス氏は
「世界の中の米国」
と題した会合での演説で、孤立主義は
「米国を弱体化させ、世界の安定を損なう」
と分析。
国際規範や民主主義の価値観を守るため、同盟国と連携する姿勢を示した。
「NATOは世界の安全保障に対する我々の取り組みの中心だ」
とし、米国がNATOに関与し続ける方針を強調した。
トランプ氏は軍事費を十分に支出しないNATO加盟国を米国は守らないとする発言をし、加盟国などからは非難する声が上がっていた。
ハリス氏はウクライナ侵攻を続けるロシアについて
「プーチンの無謀さのために、ロシアは30万人以上の死傷者を出した」
と指摘。
米国は
「ウクライナと共にある」
とし
「ウクライナが切実に必要としている重要な兵器や資源の確保に取り組む」
と支援を継続する考えを示した。
また、ハリス氏は死亡が伝えられたナワリヌイ氏について
「ロシアに責任があることは明らかだ」
と強調。
ブリンケン米国務長官もミュンヘンで2024年2月16日、
「1人の男への執着と恐怖はプーチンが築き上げた体制の弱点と腐敗を浮き彫りにするだけだ」
と非難した。
ナワリヌイ氏の妻、ユリアさんは2024年2月16日、ミュンヘン安全保障会議で演説。
露当局の発表を
「懐疑的だ」
とした上で、プーチン氏や側近らに
「罰を受けると思い知らせたい」
と強調した。
プーチン政権に対して団結するよう国際社会に訴えた。
ミュンヘン安全保障会議では、各国の首脳らが2024年2月18日まで、ウクライナへの支援継続やパレスチナ自治区ガザ情勢などについて協議する。
2024年2月17日はウクライナのゼレンスキー大統領やドイツのショルツ首相、中国の王毅共産党政治局員兼外相らが演説予定。
イタリアが2024年、先進7カ国(G7)議長となってから初のG7外相会合も2024年2月17日に開かれる。

バイデン米大統領、ナワリヌイ氏死亡「間違いなくプーチンの責任」 対抗措置を検討とも
2024/2/17 9:19
https://www.sankei.com/article/20240217-S42IOXRUXVJOFGVY56D3BZA3VA/
バイデン米大統領は2024年2月16日、ホワイトハウスで記者団に対し、ロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏が刑務所で死亡したとの露当局の発表について、
「間違いなく、プーチン(大統領)に責任がある」
と非難した。
バイデン氏は
「何が起きたのか確実には分からない」
とした上で、ナワリヌイ氏の死亡は
「プーチンと彼の悪漢たちが行った結果であるのは疑いない」
と語った。
バイデン氏はナワリヌイ氏について
「汚職や暴力に勇敢に立ち向かった」
とし、
「刑務所にいながらも彼は真実のための強力な声だった」
とその行動と勇気を讃えた。
ロシアへの何らかの対抗措置を
「検討している」
とも述べた。
また、ナワリヌイ氏の死は
「この重大な時の危機が何であるかを思い起こさせる」
と述べ、ウクライナがプーチン氏の侵略から自国を守るために資金の提供が急務だと強調。
上院で可決されたウクライナ支援を含む緊急予算案を下院が速やかに採決するよう迫った。
バイデン氏は、トランプ前大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対し軍事費の負担を怠った国にはロシアから攻撃されても
「守らない」
と語ったことにも
「言語道断」
と強調。
「私が大統領である限り、NATOの同盟国への神聖な約束を守る」
と述べ、加盟国への集団防衛義務を米国は果たすと訴えた。

露各地でナワリヌイ氏追悼、治安当局が100人超拘束 妻ユリアさんは政権非難
2024/2/17 9:09
https://www.sankei.com/article/20240217-3YKMTFSYKRPURGMQOBO2HPKSN4/
ロシア刑務当局が反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の死亡を発表した2024年2月16日、露各地では市民らが政治弾圧の犠牲者に捧げられた記念碑に献花するなどし、ナワリヌイ氏の死を悼んだ。
治安当局は拘束活動に乗り出し、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、2024年2月17日午前0時までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなど計8都市で少なくとも100人以上の拘束者が確認された。
ただ、ナワリヌイ氏の死を受けた大規模デモなどは発生しておらず、ウクライナ侵略後、反政権的な行動への抑圧が極度に強まった露社会の現状が改めて示された。
ナワリヌイ氏が2021年1月に拘束された直後には、2回に渡り各地で計10万人以上が参加する抗議デモが起きた。
ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは2024年2月16日、ドイツで開催中のミュンヘン安全保障会議で登壇し、ナワリヌイ氏の死が事実であれば
「プーチン(露大統領)や側近らは国家や私の家族、夫に対して行ったことの全責任を負うと知るべきだ」
「その日はすぐに訪れる」
と述べた。
欧米諸国からはロシアを非難する声が上がった。
ロイター通信によると、バイデン米大統領は
「ナワリヌイ氏の死はプーチン氏と周囲の悪漢らの仕業であることは間違いない」
と指摘。
フランスのマクロン大統領も
「ナワリヌイ氏の死はクレムリン(露大統領府)の弱さと敵対者への恐れを示している」
とした。
露外務省は2024年2月16日、欧米は死因などが未確定な段階でロシアを非難しているとし、
「彼らは偽善や冷笑主義、不道徳を再び露呈した」
と反発した。
露反体制派の象徴的存在だったナワリヌイ氏を巡っては、露刑務当局が2024年2月16日、収監先の北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で急死したと発表。
死因は調査中だとした。
ナワリヌイ氏の支持者らは政権側に暗殺された可能性を指摘した。

ナワリヌイ氏死亡「プーチンは殺人者」 独仏のロシア大使館前で抗議デモ
2024/2/17 9:02
https://www.sankei.com/article/20240217-SKBVSW3GJ5LPTGCS4DYLJXE66Q/
ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏死亡を受け、ドイツ・ベルリンやフランス・パリのロシア大使館前では2024年2月16日、市民らが
「プーチン(ロシア大統領)は殺人者だ」
などと書かれたプラカードを手に抗議デモを行った。
地元メディアが伝えた。
ベルリンのロシア大使館前では昼頃から
「プーチンは殺人者」
「プーチンを止めろ」
などと書かれたプラカードを持った人が集まり、抗議デモを行った。
参加者は夕方には約1000人に膨らんだ。
パリのロシア大使館前にも午後3時頃数十人の市民らが集まり
「プーチンがナワリヌイ氏を殺した」
「我々はナワリヌイ氏と共にある」
などと書かれたプラカードを持って抗議した。(共同)

露、ナワリヌイ氏の死因確認へ調査委の要員派遣 「血栓症」と国営メディア
2024/2/17 8:35
https://www.sankei.com/article/20240217-TTLZ5JRK4BONBGOYEX2WNIE2QU/
ロシアのプーチン政権と対立し、収監先の北極圏の刑務所で死亡した反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏についてロシア司法当局は2024年2月16日、死因などを確認する調査委員会を設置し、要員を現地のヤマロ・ネネツ自治管区に派遣した。
タス通信が報じた。
国営メディア「ロシア・トゥデー」は消息筋の話として、死因は血栓症と伝えた。
同自治管区の人権保護当局は、ナワリヌイ氏側から健康状態に関する申し立てはなかったと表明。
突然死だったとの見方を示した。
ウクライナ侵攻などで対ロ批判を強める欧米からはプーチン政権批判の急先鋒だったナワリヌイ氏の急死について
「プーチン大統領が怪物であることを全世界に再認識させた」(カナダのトルドー首相)
などと非難の声が相次いだ。(共同)

「抑圧的な国家権力の犠牲者」 ナワリヌイ氏死亡でドイツのメルケル前首相が非難
2024/2/17 8:22
https://www.sankei.com/article/20240217-B6E6ATPZPNOGXJ6AOQ2REXCZVE/
ドイツのメルケル前首相は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の死亡について
「抑圧的な国家権力の犠牲者だ」
とする声明を発表した。
メルケル氏は在任中の2020年、ロシアで猛毒の神経剤を使い襲撃されたとみられるナリヌワイ氏の医療支援を申し出て、ドイツでの治療に至った経緯がある。
メルケル氏は声明で
「祖国のために立ち上がった勇敢で恐れ知らずの声が酷い方法で沈黙させられたのは恐ろしいことだ」
と非難した。
ナリヌワイ氏を治療したベルリンの病院も2024年2月16日、X(旧ツイッター)に
「悲劇的だ」
「私たちの悲しみはナワリヌイ氏の家族、友人、同僚と共にある」
と投稿した。(共同)

「ロシア指導部の責任を追及」 ナワリヌイ氏死亡でEU外相が声明
2024/2/17 8:19
https://www.sankei.com/article/20240217-V45CYBUWLVIIDAZGI6UOAVB4GE/
欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の死亡を受け
「ロシアの指導部と当局の責任を追及する」
との声明を発表した。
ロシアに対して事実関係を明らかにし、全ての政治犯を即時釈放するよう求めた。
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も
「ロシアには答えるべき重大な質問がある」
と指摘。
EUのフォンデアライエン欧州委員長は
「我々は彼の名において、民主主義のために立ち上がる」
と決意を表明した。(共同)

「自由な精神が死刑に」 ロシアのナワリヌイ氏死亡にマクロン仏大統領
2024/2/17 8:15
https://www.sankei.com/article/20240217-NOON73NPGRMX3K2NGT2IDDS32Q/
フランスのマクロン大統領は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏死亡を受け、X(旧ツイッター)で
「今日のロシアでは、自由な精神は強制収容所に送られ、死刑を宣告される」
「怒りと憤り(を覚える)」
と訴えた。
更に
「ナワリヌイ氏の名声、献身、勇気に敬意を表する」
と述べ、遺族やロシア国民に哀悼の意を表した。
セジュルネ外相は
「(強権的な)プーチン政権の現実を思い起こさせる」
と指摘。
ナワリヌイ氏について
「抑圧体制への抵抗のため命を捧げた」
と讃えた。(共同)

「がくぜん」とOHCHR ナワリヌイ氏の死亡発表
2024/2/17 8:13
https://www.sankei.com/article/20240217-4XDKURQROVNG3DZJFEOM2DKEGY/
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報道官は2024年2月16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏死亡の発表について
「愕然としている」
との声明を出し、独立した組織による透明性がある調査の実施を可能にするようロシア当局に求めた。
声明は
「国による拘束・収監の下での死亡は、国が責任を負う」
と指摘。
政治家や人権活動家、記者らの迫害をやめ、正当な権利行使によって拘束されたり服役させられたりしている人々を今すぐ解放するよう要求した。(共同)

ナワリヌイ氏死亡、非難相次ぐ 各国首脳ら「プーチン氏は責任を」「残忍な殺害」
2024/2/16 23:16
https://www.sankei.com/article/20240216-H55RHNWDHJOW5ISQ3C4YGQJDYE/
ロシア刑務当局が2024年2月16日死亡したと発表した露反体制派指導者のナワリヌイ氏について、各国の首脳や政府関係者からコメントが相次いだ。
ウクライナのゼレンスキー大統領が
「(ロシアのプーチン大統領は)責任を取るべきだ」
と厳しく非難した他、死亡の真相解明を求める声も噴出した。
ゼレンスキー氏は訪問先のドイツのショルツ首相との記者会見で、
「明らかにプーチンに殺害された」
と述べた。
ラトビアのリンケービッチ大統領もX(旧ツイッター)に
「クレムリンに残忍に殺された」
と投稿した。
露刑務当局は、ナワリヌイ氏が散歩中に体調不良を訴え、意識不明に陥ったとしている。
だが、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は記者団に対し、
「ナワリヌイ氏の死亡状況を取り巻く全ての疑問についてロシアは回答する必要がある」
と強調した。
ブリンケン米国務長官も
「報道が正確ならばロシアに責任がある」
とした。
ナワリヌイ氏の功績を讃える声も相次いだ。
ドイツのショルツ首相は2024年2月16日、Xで
「彼はロシアの民主主義と自由のために立ち上がった」
と述べ、死亡の報は
「モスクワで権力を握る体制の実情を映し出している」
と指摘した。

ロシア民主派さらに退潮も、ナワリヌイ氏死亡と発表 「プーチン政権恐れるな」訴え続け
2024/2/16 22:58
https://www.sankei.com/article/20240216-XX36ULU2VVIATEGTR3CRPGFMZY/
ロシア刑務当局が2024年2月16日に死亡を発表した露反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏は長年、プーチン政権の強権統治の打破を訴え、
「反プーチン」
の象徴的存在となってきた。
2020年8月に毒殺未遂に遭い、2021年2月からは収監されていたが、ナワリヌイ氏はそうした境遇にも屈せず
「政権を恐れるな」
と国民に呼び掛け続けてきた。
ナワリヌイ氏の死亡で、プーチン政権に異議を唱える露国内の民主派勢力は更に退潮に追い込まれるとみられる。
ナワリヌイ氏の収監を
「政治弾圧」
として非難してきた欧米諸国とロシアの関係が更に悪化するのも確実だ。
露独立系メディアによると、ナワリヌイ氏は死亡前日の2024年2月15日、自身に関連する裁判にオンライン出廷し、元気な様子だったという。
ナワリヌイ氏は2024年3月の露大統領選でもプーチン大統領以外の候補者に投票するよう呼び掛けていた。
死亡は刑務所という
「密室」
で起きており、当局側による死因究明がどこまで客観的に行われるかは不透明だ。
交流サイト(SNS)上では、ナワリヌイ氏の盟友で露国外在住のボルコフ氏らが
「政権が彼を殺した」
などと非難の声を上げた。
ナワリヌイ氏は2000年代からプーチン政権の強権統治を批判。
2011年の大規模反政権デモで指導者の1人になり、2013年のモスクワ市長選では2位となった。
2018年の大統領選に出馬を予定したが、刑事罰を科されて資格を失った。
2019年のモスクワ市議会選では有力な非与党系候補に投票を集中させる
「賢い投票」
を有権者に呼び掛け、与党議席を減少させた。
2020年8月に毒殺未遂に遭い、その後、拘束。
法廷では
「政権の狙いは私1人の投獄で多数の人々を萎縮させることだ」
「恐れれば政権の思う壺だ」
「恐れるな」
と国民に訴えた。
2023年までに合計で約30年に及ぶ禁錮刑を言い渡された。
長期収監が確実な身となっても、ナワリヌイ氏は支援者の協力を得てSNS上で政権批判を続けた他、自身は無事だと強調。
政権を恐れない姿を率先して示し続けていた。

露反体制派ナワリヌイ氏が収監先刑務所で死亡 当局発表 死因調査中
2024/2/16 20:53
https://www.sankei.com/article/20240216-GT76SBMQHRMM3ESRCHUUNUKSHM/
ロシアの刑務当局は2024年2月16日、反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)が2024年2月16日、収監先の露北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で死亡したと発表した。
タス通信などが伝えた。
刑務当局は、ナワリヌイ氏が2024年2月16日、散歩後に体調不良を訴え、意識不明になったと主張。
救護措置を施したが間もなく死亡が確認されたとした。
死因は調査中だとしている。
露大統領府は2024年2月16日、プーチン大統領がナワリヌイ氏の死に関して報告を受けたと発表した。
弁護士出身のナワリヌイ氏は2000年代からプーチン政権の汚職や不正を告発する活動を開始した。
2020年8月、露国内線の旅客機内で意識不明となり、ドイツの病院に移送。
検査の結果、旧ソ連の神経剤ノビチョク系の毒物で襲撃された疑いが浮上した。
米欧諸国は露政権側による暗殺未遂事件だと指摘。
露政権は関与を否定した。
2021年1月、ドイツからの帰国と同時に、過去の有罪判決の執行猶予条件に違反したとして拘束され、禁錮2年6月の実刑を言い渡された。
その後も複数の事件で訴追され、計約30年の収監が決まっていた。
ナワリヌイ氏は収監後も支援者の協力を得て、SNS(交流サイト)上で政権批判を展開。
2022年2月のウクライナ侵略に際しても
「狂った人物が始めた愚かな戦争だ」
とプーチン氏を非難した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/425.html#c18

[政治・選挙・NHK293] オール八王子の「萩生田落選運動」(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
22. 秘密のアッコちゃん[160] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月22日 07:47:48 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[273]
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<主張>竹島 対韓外交の主題に据えよ
社説
2024/2/22 5:00
https://www.sankei.com/article/20240222-CYKMQULVUJKFHIEJQC6Z2K6HX4/
2月22日は
「竹島の日」
だ。
日本固有の領土である竹島(島根県隠岐の島町)が韓国に不法占拠されてから2024年で70年になる。
竹島は北方領土と並んで返還を必ず実現しなければならない日本の島だ。
韓国は日本に謝罪し、返還すべきである。
日本政府は返還に向けた外交、運動を全力で展開しなければならない。
だが、そうなっていないのは残念だ。
北方領土の日(2月7日)は政府が制定し、東京での返還要求大会には首相や関係閣僚が出席している。
一方、竹島の日は島根県が2005(平成17)年に条例で制定したものだ。
松江市で毎年開かれる県主催の式典には、政府から内閣府政務官が出席するに過ぎない。
返還運動に取り組む県関係者の努力には敬意を表するが政府の姿勢は弱過ぎる。
竹島は江戸時代から漁業中継地として日本人が利用していた。
政府が竹島を島根県に編入したのは1905(明治38)年2月22日のことで、当時どの国からも抗議はなかった。
1951(昭和26)年9月調印のサンフランシスコ平和条約は日本に竹島放棄を求めなかった。
国際社会は日本領と認めていたのである。
ところが日本が先の大戦に敗れ占領されていた1952(昭和27)年1月、韓国は日本海に沿岸水域の主権を謳う
「李承晩ライン」
を突然設定し、竹島をその中に取り込んだ。
日本が独立を回復する直前を狙った火事場泥棒的な主権侵害である。
韓国は、1954(昭和29)年6月には沿岸警備隊を竹島に上陸させ、以来約70年も不法占拠を続けている。
1954(昭和29)年8月には竹島から海保巡視船に約200発もの銃撃を浴びせた。
安倍晋三政権(当時)は2013(平成25)年2月に閣議決定した答弁書で
「竹島の日」
を政府制定にすることを検討するとした。
自民党は2012(平成24)年衆院選で、竹島についても政府主催の式典開催を公約した。
だが、いずれも有耶無耶になってしまった。
政府の腰の定まらない対応が北朝鮮を睨んだ韓国への配慮だとしたら筋違いも甚だしい。
対日関係改善を目指しているという尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の下でも韓国軍は竹島周辺で演習を実施した。
主権侵害が続く現状から目を逸らしてはならない。
政府は竹島を取り戻すためにもっと努力すべきである。

政府、竹島の日式典に政務官派遣 閣僚見送り、12年連続 韓国が実効支配
2024/2/16 22:44
https://www.sankei.com/article/20240216-WSFUUZRDC5M2PNBSLLB6VZOQG4/
松村祥史領土問題担当相は2024年2月16日の記者会見で、島根県などが2024年2月22日に松江市で開く
「竹島の日」
式典に、平沼正二郎内閣府政務官(自民党)が出席すると発表した。
政務官出席は12年連続。
韓国は竹島を実効支配しており、式典開催に反発している。
今回も格が上である閣僚の派遣を見送ることで、両国関係に影響しないよう配慮した形だ。
松村氏は
「韓国は国際社会の様々な課題にパートナーとして協力していく重要な隣国」
とした上で
「政府内で諸般の情勢を踏まえて検討した結果、政務官が出席することとなった」
と説明した。
島根県などは首相や関係閣僚の式典出席を求め招待状を送っている。
島根県は、竹島の編入を告示した1905年2月22日を記念し、この日を
「竹島の日」
と条例で定め、2006年から式典を開いている。

「竹島の日」式典に政務官派遣へ 松江で22日開催、12年連続 日韓関係改善の中でも判断
2024/2/9 18:31
https://www.sankei.com/article/20240209-KL4P7K6FVRJOTFZJPDGAGF6IHU/
政府は、島根県などが2024年2月22日に松江市で開く
「竹島の日」
の式典に平沼正二郎内閣府政務官(自民党)を出席させる方針を固めた。
政務官派遣は12年連続。
式典で竹島が歴史的にも国際法上も日本固有の領土だと強調する見通し。
松村祥史領土問題担当相が来週にも発表する。
政府関係者が2024年2月9日、明らかにした。
日韓両政府は元徴用工訴訟問題の解決策に合意し関係改善が進むものの、韓国が実効支配する竹島を巡る対応は変更すべきでないと判断した。
韓国外務省は例年、式典開催に抗議している。
島根県は、首相や閣僚による式典出席や政府主催の式典開催を求めているが、政府は韓国側を過度に刺激しないよう、県などが主催する式典に政務官を派遣する対応を続けている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/426.html#c22

[政治・選挙・NHK293] 4千万円以下の所得隠しは罰則なしへ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
13. 秘密のアッコちゃん[161] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月22日 11:06:50 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[274]
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EU、対露追加制裁に大筋合意 24日決定 中国企業や北朝鮮国防相も対象か
ウクライナ侵略2年
2024/2/21 20:36
https://www.sankei.com/article/20240221-ANEDDEDF2JNZ5PQVG3MR4HD5MA/
欧州連合(EU)の加盟国は2024年2月21日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対する13回目の制裁パッケージの内容で大筋合意した。
上半期議長国のベルギーが明らかにした。
侵攻開始から2年となる2024年2月24日に合わせて正式決定する見通し。
詳細は明らかにしていないが、新たに約200の個人・団体に制裁を科すとした。
欧州のメディアによると、草案にはロシア軍と取引のある中国企業3社や、ロシアにミサイルを供給しているとして北朝鮮の国防相が含まれていたという。
ベルギー政府は
「これまでで最も幅広い制裁パッケージの1つ」
と説明した。(共同)

欧州の本気、遅すぎたか ウクライナ砲弾支援「北朝鮮に負けるのか」 トランプ氏再来焦り
ウクライナ侵略2年
2024/2/21 16:14
https://www.sankei.com/article/20240221-TDJFNXGRYVKKTBYGGF3ZI77O6Y/
2024年11月の米大統領選に向けて同盟国を軽視するトランプ前大統領が勢いを増し、欧州はロシアに侵略されるウクライナへの軍事支援で窮地に立たされている。
欧州連合(EU)ではドイツを中心に兵器増産の体制作りが急ピッチで進むが、砲弾供給は目標に遠く届かない。
「対応が遅過ぎた」
との焦りが広がる。
ドイツでは最近、防衛大手ラインメタルが新たな砲弾工場の建設を始めた。
年間20万発の生産ラインができる。
ショルツ独首相は隣国デンマークの首相と2024年2月12日の起工式に出席し、
「欧州は砲弾の大量生産が必要だ」
と意欲を語った。
■需要に応じるまで「10年」
ただ、工場のフル稼働は2年以上先だ。
同社の経営トップは英BBC放送で、ウクライナと欧州の需要に応じる態勢が整うまでには
「10年かかる」
と述べた。
ドイツの軍事専門家は
「砲弾供給問題は1年半前に分かっていた」
「欧州政治のせいで対応が遅れた」
と指摘する。
EUはウクライナ支援総額で202年、米国を凌いだが、軍需産業は短期間で育成できない。
ドイツはこれまで常に米国の動きを見ながら軍事支援を決め、E内では慎重派だった。
バイデン政権の下で米国の支援にブレーキがかかったのは誤算であり、EU最大の経済国として突然、旗振り役を担わざるを得なくなった。
■ロシアの製造力は10倍に
EUを震撼させたのは、北朝鮮が20年8月以降、ロシアに砲弾1万発を送ったことだ。
韓国の報告で明らかになった。
EUは202年3月までの1年間でウクライナに砲弾1万発を送る計画だったが、実際に2021月でに提供できたのは3万発。
目標には遠く及ばない。
ボレルEU外交安全保障上級代表は201月末記者会見で
「域内の砲弾製造力は2年で4割増し、年間100万発になった」
「年末には140万発になる」
と釈明した。
エストニアの分析によると、ロシアの砲弾製造力は今年、年間450万発になり、3年前の10倍に増える。
性能や安全性で米欧製に劣っても、消耗戦では物量がモノを言う。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月1日、EU首脳会議で北朝鮮の対露支援に触れ、
「負けてはならない」
と苛立ちを語った。
■独仏の足並みは揃わず
ロシアの脅威が強まり、欧州各国はウクライナ支援と国防強化を同時に迫られることになった。
EUではフランスのマクロン大統領が
「米国依存からの脱却」
を掲げて独自安保を唱道してきた。
だが、独キール世界経済研究所によると、フランスはウクライナ軍事支援の上位10カ国に入っていない。
総額ではドイツの約25分の1。
ウクライナ支援を主導する米国とは距離がある。
ショルツ氏は
「欧州の支援は不十分」
と言い、フランスを暗に批判した。
そのドイツも慎重姿勢が抜けない。
ウクライナの要求をかわし、長射程巡航ミサイル供与を拒んでいる。
仏独の国防費は2024年、ようやく北大西洋条約機構(NATO)の目標である国内総生産(GDP)比2%に達する。
ロシアがウクライナ戦争で勢いを得て、
「数年内にNATO加盟国を侵略する」
という予測がドイツやデンマークで飛び交う中、欧州は
「トランプ氏再登板」
のシナリオに怯えている。
■欧州、米国に兵器調達の6割依存
国防増強を進める欧州各国は、兵器調達では域外に依存する。
フランスの研究機関、国際関係戦略研究所(IRIS)によると、2023年6月までの1年間、欧州連合(EU)加盟国の兵器は78%がEU域外で調達された。
米国だけで63%に上る。
ウクライナ戦争は最新鋭兵器の
「見本市」
の様相を呈した。
米国の高機動ロケット砲システム「ハイマース」はポーランドやバルト諸国が購入を決定
。自爆型の無人機「スイッチブレード」はフランスやリトアニアが契約意欲を示す。
米最新鋭戦闘機F35の購入も進んだ。
ロシアのウクライナ侵略前、欧州配備は約120機だったのが、2030年には600機になる見込み。
欧州としては、ウクライナ侵略を受けNATOで指導力を発揮する米国との関係を更に強化しようとの狙いもあった。
EUの域外調達では、韓国が米国に次ぐ。
ウクライナ支援で枯渇した欧州の武器庫を迅速な供給で支えた。
韓国製のK2戦車はポーランドが大量購入。
KK9自走砲はノルウェーやフィンランドに続き、ルーマニアが購入意欲を示す。
トルコの攻撃型無人機バイラクタルもロシア軍戦車への攻撃で威力を発揮し、注目を集めた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/431.html#c13

[政治・選挙・NHK293] 西村康稔氏が“抜け駆け”で政倫審出席のウラ…裏金事件めぐる安倍派若手の反乱に「5人衆」真っ青(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 秘密のアッコちゃん[162] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月23日 13:13:55 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[275]
<■307行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
ウクライナなお戦意高く露への譲歩望まず 今後の戦局は動員・軍事支援が鍵 
ウクライナ侵略から2年
2024/2/23 11:00
https://www.sankei.com/article/20240223-KYZJ52FLV5PJZAO6WEBEVK6JNM/
ロシアによるウクライナ侵略は2024年2月24日、開始から3年に入る。
ウクライナは2023年の反攻作戦で目立った成果を挙げられなかったものの、国民の大多数はロシアに譲歩する形での停戦に反対しており、尚、戦意は高い。
ただ、ウクライナ軍の損耗も激しく、ゼレンスキー政権が準備を進める追加動員や先進7カ国(G7)などからの軍事・財政支援の先行きが今後の戦局の鍵を握っている。
ロシアの侵略は国連憲章が謳う国家の主権尊重や領土保全に違反する。
「力による現状変更」
がなし崩し的に容認されれば他の覇権主義国にも侵略の口実を与えかねず、戦局の帰趨は今後の世界秩序にも大きな影響を及ぼす。
現時点でウクライナ領の約18%(約10万9000平方km)がロシアの占領下にあるとされる。
ウクライナ軍は2023年6月に反攻に着手したが、270平方km程度の奪還にとどまった。
一方、露軍は2023年秋頃から最前線の東部を中心に攻勢を強化。
戦力で劣るウクライナ軍は東部や南部で劣勢に立たされつつある。
ただ、ウクライナ国民は安易な停戦を望んでいない。
同国のシンクタンク「キーウ国際社会学研究所」が2023年12月に発表した世論調査によると、
「和平のために領土的譲歩をすべきか」
との質問で、
74%が「すべきではない」
と回答。
「すべきだ」とした19%
を大幅に上回った。
2024年2月に発表された世論調査でも、徹底抗戦を訴えるゼレンスキー大統領が69%の高い支持率を維持した。
ウクライナは現在、兵力回復のため最大50万人規模の追加動員を検討。
同国最高会議(議会)で軍への招集年齢を27歳から25歳に引き下げることなどを柱とした法案の審議が進んでいる。
法案成立後には国内の混乱も予想されているものの、政権側は断行する構えだ。
抗戦継続にはg7や欧州連合(EU)などによる支援も不可欠だ。
ウクライナは装備品の多くを欧米からの供与に頼っており、支援の停滞は戦局の悪化に直結する。
国家歳入のほぼ全額を戦費に投じているウクライナは、経済や社会保障を維持するためにも財政援助を必要としている。
ロシアは2022年2月24日、ロシア系住民の保護などを名目に全面侵攻を開始。
ウクライナ軍は2022年秋までに侵攻後に占領された領土の約半分を奪還したが、その後は全体的に膠着状態が続いている。
国連によると、これまでに露軍のミサイル攻撃などで少なくともウクライナの民間人約1万600人が死亡した。

抗戦継続、ウクライナ国民7割が支持 24日で侵攻2年
2024/2/22 21:17
https://www.sankei.com/article/20240222-TNOLUT7FPNIUFN34PUI6WOVUDY/
ロシアによるウクライナ侵攻は2024年2月24日、開始から2年を迎える。
全土奪還を掲げるウクライナ国民の7割以上が依然として戦争継続に賛成する。
国内で高い支持を集めるロシアのプーチン大統領に譲歩の余地はなく、長期化は必至だ。
犠牲が拡大し、社会に疲労が蓄積するウクライナは難局が続く。
キーウ国際社会学研究所が2024年2月上旬、ウクライナで約1200人を対象に実施した世論調査によると、侵攻開始当初の2022年5月と同水準の73%が
「必要な限り戦争に耐える」
と回答した。
ロシアが併合した南部クリミア半島や東部ドンバス地方(ドネツク州とルガンスク州)を含む全土を奪還して終戦すると信じる人は65%に上った。
占領地の固定化に繋がり、再侵攻の脅威を残す即時停戦を望む声は圧倒的に少ないが、一部の領土損失を見込む人も侵攻当初より7ポイント増の32%となった。(共同)

ウクライナ国民7割が抗戦継続を支持 プーチン露大統領も譲歩せず、長期化必至
2024/2/22 18:39
https://www.sankei.com/article/20240222-NRZPZHR2PFLPXNDXLHW2WOCV3I/
ロシアによるウクライナ侵攻は2024年2月24日、開始から2年を迎える。
全土奪還を掲げるウクライナ国民の7割以上が依然として戦争継続に賛成する。
国内で高い支持を集めるロシアのプーチン大統領に譲歩の余地はなく、長期化は必至だ。
犠牲が拡大し、社会に疲労が蓄積するウクライナは難局が続く。
キーウ国際社会学研究所が2024年2月上旬、ウクライナで約1200人を対象に実施した世論調査によると、侵攻開始当初の2022年5月と同水準の73%が
「必要な限り戦争に耐える」
と回答した。
ロシアが併合した南部クリミア半島や東部ドンバス地方(ドネツク州とルガンスク州)を含む全土を奪還して終戦すると信じる人は65%に上った。
南部ヘルソンや東部ハリコフ各州を相次いで奪還した軍の躍進は2022年秋以降に停滞。
2023年の反転攻勢は失敗とされ、社会に落胆が広がった。
ゼレンスキー大統領は欧米の支援強化に奔走するが、求心力は下り坂だ。(共同)

ウクライナ戦略産業省のサク顧問、停戦論に反論 「日本も露の情報戦にさらされている」
2024/2/22 18:18
https://www.sankei.com/article/20240222-UWYIBKKYGJLXNDNNF3KWD3KSVA/
ウクライナ戦略産業省のユーリ・サク顧問は2024年2月22日までに産経新聞のインタビューに応じ、国際社会の一部で見られるウクライナ戦争の停戦論に対し、
「ウクライナが戦うのを止めればウクライナが終わる」
と反論した。
ロシアが仕掛ける情報戦に対し、日本、ウクライナ両政府が協力を強化したい考えも示した。
サク氏の発言は以下の通り。
ロシアによるウクライナ侵略から2024年2月24日で2年となる。
これまでロシアはウクライナに対し、武力戦争と情報戦の両面で攻撃を仕掛けてきた。
情報戦を通じたロシア側の狙いは、国際社会がこの戦争に目を瞑り、ウクライナのパートナー国にウクライナの勝利を諦めさせ、軍事・財政上の支援を打ち切らせることだ。
ウクライナを貶めるためのロシアのプロパガンダ(政治宣伝)やナラティブ(言説)、偽情報に対しては、事実に基づく情報や行動によってそれらが誤りだと証明することが最善策だ。
ロシアは
「ウクライナが勝つことは決してない」
と国際社会に信じさせようとしてきた。
開戦当初、世界はロシアのナラティブを信じ、ウクライナが1週間足らずで陥落すると確信していた。
ところが、ウクライナは自国の主権と独立を守るため、軍隊や国民が総力を挙げて1日、1週間と持ち堪え、ロシアのナラティブが間違いだと証明した。
この様子を見た米欧のパートナー国は
「ウクライナは崩壊などしていない」
「ウクライナ国民は諦めず、法の支配などの共通の利益を守るために戦っている」
と認識した。
ウクライナが武器支援を受け入れ始めたのはそんな時だった。
この血みどろの戦いを止め、即座に停戦すべきだという人がいる。
我々も出来ることなら戦争は止めたい。
しかし、ロシアの軍事侵略に抗うことはウクライナにとって生き残りを懸けた戦いだ。
ロシアはウクライナが国家として存続する権利を否定している。
ロシアが侵略を止めれば戦争は終わるが、ウクライナが戦うのを止めればウクライナが終わる。
この侵略戦争を終わらせる方法は、ロシアが露軍をウクライナ領土から撤退させ、ウクライナに補償を支払い、誘拐した約2万人のウクライナ人の子供たちを返し、2014年に一方的に併合したクリミア半島を返還することだ。
グローバル・サウスと呼ばれる新興国・途上国の中には、歴史的にロシアの影響力が強い地域がある。
アフリカ大陸では
「西側諸国はかつてアフリカを植民地支配し、ソ連(現ロシア)がアフリカの独立を支援した」
「帝国主義の西側諸国は次はウクライナを植民地化しようとしている」
とのナラティブを流布している。
ウクライナは大使館機能の強化などを通じ、
「ロシアこそがウクライナの独立を否定し、植民地としようとしている」
と訴え、ロシアの主張の打ち消しを図っている。
最近、ロイター通信が
「ロシアが2023年、米国に非公式に停戦を打診したが、米国はウクライナ抜きでの停戦協議には応じられず拒否した」
などと伝えた。
この報道に関し、米欧メディアから
「ホワイトハウスはウクライナに対しどう対処すべきだと助言しているか」
などと質問を受けた。
私は
「ウクライナは主権国家だ」
「自国のことは自国で決めなければいけない」
と答えた。
全面侵攻の開始当初から、ウクライナは日本や米国、欧州のパートナー国に対し、ウクライナが交渉に参加しない場で、何かが決まることがあってはならないと伝えている。
各国ともその考えに同意してくれている。
ロシアが仕掛ける情報戦のリスクには、日本も晒されていると理解している。
日本はウクライナの強力な支援国だ。
ウクライナと日本は、情報戦対策でも協力を強化することができると思う。
■ユーリ・サク
1977年生まれ。
英オックスフォード大で博士号取得。
企業や官公庁向けの危機管理コンサルタントを経て、2022年3月、ウクライナ国防省で対外発信を担当する顧問に就任。
米国や欧州、中東、日本などのメディアの取材に応じ、ウクライナの立場を発信してきた。
2023年12月から現職。

「伝えなければ私の国は見捨てられる」 ウクライナ人NHKディレクターの使命感、侵略から2年
2024/2/22 18:00
https://www.sankei.com/article/20240222-P465SLFOGVNE3CFBCGQBFIRAJA/
ロシアによるウクライナ侵略が始まって間もなく2年。
NHK国際放送局に所属するウクライナ人テレビディレクター、ノヴィツカ・カテリーナさん(28)は祖国喪失の恐怖と戦いながら、約8000km離れた異境の地で、故郷の現実、同胞の思いを届け続けてきた。
街は日々ミサイルの飛来に怯え、大切な友人が戦地に散った。
今、彼女を支えるのは
「伝えなければ、私の国は見捨てられてしまう」
という使命感だ。
■友人の戦死
「私は愛国心溢れる人ではなかったし、ごく普通のウクライナ人でした。あの日までは」
幼い頃から日本のアニメに触れ、キーウ大日本語学科を卒業後、慶応大に留学。
令和元(2019)年、NHKに入局し、主にサブカルチャーや環境問題の番組制作に取り組んできた。
2022年2月24日、ロシアの侵攻で日常は一変した。
現地の家族や友人らの声をニュースで伝え続けたが、夜もろくに眠れず、気付くと手が震えている。
周囲が案じるほど精神的に追い詰められていた。
2023年秋、新たな番組制作のため約1カ月に渡り首都キーウ(キエフ)に帰郷した。
ある日同窓会が開かれ、その9日後に、出席が叶わなかった友人の戦死の報が届いた。
小学校から高校まで11年間同じクラスの仲間だった。
街の壁には戦死者の写真が貼られ、広場には追悼のための小さなウクライナ国旗が無数に立つ。
犠牲者は一般市民と、母国を守るために命を投げ打った人たちばかり。
寡黙で優しい性格だった友人の死を悼み、彼女も旗を立てた。
誰もが大切な人を失った悲しみを抱え、精神を擦り減らしている。
強いはずだった父(60)は些細なことで感極まり涙を見せる一方、母(58)は一切泣かなくなった。
「それでも、皆一生懸命生きている」
「まるで明日が来ないかのように」
重くのしかかる不安から自身を踏みとどまらせるものは大国相手に必死に戦う祖国の姿だ。
「世界からの目がなくなればウクライナはなくなるという恐怖が常にある」
「それが今の私の原動力なんです」
キーウを取材した内容は、2023年12月にテレビ番組
「私の故郷 ウクライナ」
として放送された。
そこで伝えたかったのは自身と同じ市井のウクライナ人の思いだった。
■「平和」とは
ミサイルの攻撃跡、手や足を失った軍人、戦死者の葬儀、至る所にある避難シェルターの案内図…。
5年ぶりのキーウに当時の面影はなかった。
懐かしいはずの我が家で空襲警報に身をすくめる。
かつて妹(26)と一緒に過ごした自室には2022年2月のカレンダーがそのまま掛かっていた。
「街に出て人と話しても、空気は全て(2022年)2月で止まっているんですよ」
日本人もウクライナの平和を願ってくれる。
ただ価値観や歴史が異なる日本人との考え方の違いに戸惑いも感じた。
日本では平和の前提である
「戦う」
「勝利」
という言葉に抵抗があり、理解されにくい。
「もちろんウクライナ人も平和を望んでいる」
「誰も戦いたくて戦っているわけじゃない」
「も、国を守るために戦って勝利しなければ、平和は訪れない」
2024年2月19日の日ウクライナ経済復興推進会議で、日本はウクライナへの長期支援を約束したが、米国では国内事情も相まって先行きが見通せない。
最大の支援国の離脱は、勝利が遠のくことを意味する。
戦争が終結してもロシアの占領下であれば、国だけでなくウクライナ人としての尊厳は失われる。
「私たちにとっての平和は、私たちの言語を話して自由に生きることなんです」。
今、世界に願うのは
「ウクライナのことを忘れないでほしい」。
伝えることの大切さを噛み締めている。
■「勝利」に意識の違いも、議論重ね制作
NHK職員であるノヴィツカ・カテリーナさんの番組は、自らも被写体となって事実を記録するセルフ・ドキュメンタリー。
経験豊富な先輩ディレクターとペアで取材し、客観的な視点で何度も議論を重ねた上で制作されている。
2023昨年2月に放送された
「届け ウクライナの叫び」
では、
「平和」
「勝利」
を巡る意識の違いが表れた。
《彼女の夢は勝利の後、誕生日を家族と祝うことだ》
番組ではこの字幕を巡り、日本人上司とカテリーナさんのやり取りがそのまま放送された。
「『勝利の後』とは、平和が戻ってきてほしいという意味?」
「もちろん。平和、戻ってきてほしい。ただ、事実上勝たないと平和は戻らないから」
「勝利といわれると、ちょっと『ん?』となっちゃうかな。日本人的かもしれないけれど」
ウクライナ人の心情を率直に吐露する番組は、80年近く戦争のない時代を生きる日本人の心にも訴え掛けるものがある。
番組には様々な世代から反響があり、作り手の考えや気持ちに共鳴する感想が多いという。
「色々な思いを抱えながら、1人のウクライナ人として持つ強い感情を、ジャーナリストの目で描く」
「そのような目線を持てる番組作りに努力している」。
「私の故郷 ウクライナ」
のチーフ・プロデューサー、佐藤正善さん(56)はそう話した。

番組「私の故郷 ウクライナ」は2024年3月28日午後11時20分から、NHKBSで拡大版として放送される。

英国、ナワリヌイ氏死去で制裁発動 欧米で初 収監先の幹部ら6人の資産凍結
ウクライナ侵略2年
2024/2/21 22:11
https://www.sankei.com/article/20240221-WWT3IOTFM5OCVAGTYA2OWZKG5M/
英政府は2024年2月21日、死亡したロシアの反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が収監されていた北極圏の刑務所の幹部ら6人について、同氏を死亡させた責任があるとして制裁対象に指定した。
英国内の資産が凍結される他、英国への入国が禁止される。
ナワリヌイ氏の死去を理由とした欧米の制裁発動は初めて。
ナワリヌイ氏の死去を巡っては、バイデン米政権も、ロシアによるウクライナ侵略開始から2024年2月24日で2年の節目を迎えるのに合わせ、2024年2月23日に発表するロシアへの追加制裁に対抗措置を盛り込む方針を示している。

EU、対露追加制裁に大筋合意 24日決定 中国企業や北朝鮮国防相も対象か
ウクライナ侵略2年
2024/2/21 20:36
https://www.sankei.com/article/20240221-ANEDDEDF2JNZ5PQVG3MR4HD5MA/
欧州連合(EU)の加盟国は2024年2月21日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対する13回目の制裁パッケージの内容で大筋合意した。
上半期議長国のベルギーが明らかにした。
侵攻開始から2年となる2024年2月24日に合わせて正式決定する見通し。
詳細は明らかにしていないが、新たに約200の個人・団体に制裁を科すとした。
欧州のメディアによると、草案にはロシア軍と取引のある中国企業3社や、ロシアにミサイルを供給しているとして北朝鮮の国防相が含まれていたという。
ベルギー政府は
「これまでで最も幅広い制裁パッケージの1つ」
と説明した。(共同)

欧州の本気、遅すぎたか ウクライナ砲弾支援「北朝鮮に負けるのか」 トランプ氏再来焦り
ウクライナ侵略2年
2024/2/21 16:14
https://www.sankei.com/article/20240221-TDJFNXGRYVKKTBYGGF3ZI77O6Y/
2024年11月の米大統領選に向けて同盟国を軽視するトランプ前大統領が勢いを増し、欧州はロシアに侵略されるウクライナへの軍事支援で窮地に立たされている。
欧州連合(EU)ではドイツを中心に兵器増産の体制作りが急ピッチで進むが、砲弾供給は目標に遠く届かない。
「対応が遅過ぎた」
との焦りが広がる。
ドイツでは最近、防衛大手ラインメタルが新たな砲弾工場の建設を始めた。
年間20万発の生産ラインができる。
ショルツ独首相は隣国デンマークの首相と2024年2月12日の起工式に出席し、
「欧州は砲弾の大量生産が必要だ」
と意欲を語った。
■需要に応じるまで「10年」
ただ、工場のフル稼働は2年以上先だ。
同社の経営トップは英BBC放送で、ウクライナと欧州の需要に応じる態勢が整うまでには
「10年かかる」
と述べた。
ドイツの軍事専門家は
「砲弾供給問題は1年半前に分かっていた」
「欧州政治のせいで対応が遅れた」
と指摘する。
EUはウクライナ支援総額で202年、米国を凌いだが、軍需産業は短期間で育成できない。
ドイツはこれまで常に米国の動きを見ながら軍事支援を決め、E内では慎重派だった。
バイデン政権の下で米国の支援にブレーキがかかったのは誤算であり、EU最大の経済国として突然、旗振り役を担わざるを得なくなった。
■ロシアの製造力は10倍に
EUを震撼させたのは、北朝鮮が20年8月以降、ロシアに砲弾1万発を送ったことだ。
韓国の報告で明らかになった。
EUは202年3月までの1年間でウクライナに砲弾1万発を送る計画だったが、実際に2021月でに提供できたのは3万発。
目標には遠く及ばない。
ボレルEU外交安全保障上級代表は201月末記者会見で
「域内の砲弾製造力は2年で4割増し、年間100万発になった」
「年末には140万発になる」
と釈明した。
エストニアの分析によると、ロシアの砲弾製造力は今年、年間450万発になり、3年前の10倍に増える。
性能や安全性で米欧製に劣っても、消耗戦では物量がモノを言う。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月1日、EU首脳会議で北朝鮮の対露支援に触れ、
「負けてはならない」
と苛立ちを語った。
■独仏の足並みは揃わず
ロシアの脅威が強まり、欧州各国はウクライナ支援と国防強化を同時に迫られることになった。
EUではフランスのマクロン大統領が
「米国依存からの脱却」
を掲げて独自安保を唱道してきた。
だが、独キール世界経済研究所によると、フランスはウクライナ軍事支援の上位10カ国に入っていない。
総額ではドイツの約25分の1。
ウクライナ支援を主導する米国とは距離がある。
ショルツ氏は
「欧州の支援は不十分」
と言い、フランスを暗に批判した。
そのドイツも慎重姿勢が抜けない。
ウクライナの要求をかわし、長射程巡航ミサイル供与を拒んでいる。
仏独の国防費は2024年、ようやく北大西洋条約機構(NATO)の目標である国内総生産(GDP)比2%に達する。
ロシアがウクライナ戦争で勢いを得て、
「数年内にNATO加盟国を侵略する」
という予測がドイツやデンマークで飛び交う中、欧州は
「トランプ氏再登板」
のシナリオに怯えている。
■欧州、米国に兵器調達の6割依存
国防増強を進める欧州各国は、兵器調達では域外に依存する。
フランスの研究機関、国際関係戦略研究所(IRIS)によると、2023年6月までの1年間、欧州連合(EU)加盟国の兵器は78%がEU域外で調達された。
米国だけで63%に上る。
ウクライナ戦争は最新鋭兵器の
「見本市」
の様相を呈した。
米国の高機動ロケット砲システム「ハイマース」はポーランドやバルト諸国が購入を決定
。自爆型の無人機「スイッチブレード」はフランスやリトアニアが契約意欲を示す。
米最新鋭戦闘機F35の購入も進んだ。
ロシアのウクライナ侵略前、欧州配備は約120機だったのが、2030年には600機になる見込み。
欧州としては、ウクライナ侵略を受けNATOで指導力を発揮する米国との関係を更に強化しようとの狙いもあった。
EUの域外調達では、韓国が米国に次ぐ。
ウクライナ支援で枯渇した欧州の武器庫を迅速な供給で支えた。
韓国製のK2戦車はポーランドが大量購入。
KK9自走砲はノルウェーやフィンランドに続き、ルーマニアが購入意欲を示す。
トルコの攻撃型無人機バイラクタルもロシア軍戦車への攻撃で威力を発揮し、注目を集めた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/436.html#c16

[政治・選挙・NHK293] 世紀の茶番劇は恐らく裏目 政倫審、出ると「この野郎」となる自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
44. 秘密のアッコちゃん[163] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月23日 19:40:40 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[276]
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本当に自民党は崩壊するのか
大手町の片隅から 乾正人 
2024/2/23 10:00
https://www.sankei.com/article/20240223-HJLPCLO3BBMLPJQHUPW6CUJWZI/
最近、読者から
「自民党は本当に崩壊してしまうのか」
という質問を多数受けるようになった。
「自民党崩壊」(ビジネス社)という本を上梓したためだろうが、お答えする前に、前回
「知事は『東京』にいてはならぬ」
に大きな反響をいただいた。
深く御礼申し上げる。
賛成ばかりではなく、
「馳浩石川県知事は、皇居で開かれた新年祝賀の儀に出席していたはずで、非難するのは的外れだ」
といったご意見がかなりあった。
残念ながら馳知事は
「祝賀の儀」
に出席しておらず、元日に公務はなかったのである。
拙稿は、
「公務でもないのに、任地を離れ、東京や軽井沢で週末や年末年始を過ごす」
知事たちに警鐘を鳴らしたもので、東京など内外各地を公務で訪れるのは、当たり前の話である。
任地の外でゆっくり休暇を過ごしたいのであれば、お辞めになってからでいいじゃないか。
地震大国・日本では、いつどこで大地震が起こってもおかしくないのだから。
■危機感乏しい?議員たち
さて、自民党である。
結論から先に書けば、かなり危うい。
岸田文雄政権の支持率は、22.4%(FNN・産経新聞調査)にまで低下してしまった。
同時に自民党支持率も24.8%と内閣支持率と歩調を合わせて下がっている。
小渕優子党選挙対策委員長は2024年2月17日、
「自民の危機だ」
「野党へ転落した際2009(平成21)年と同様の批判を頂いている」
と述べたが、その危機感が党全体で共有されていない。
野党第一党の立憲民主党が支持率6.6%とパッとしないので政権交代まではいかない、とタカを括っているのかもしれないが、小選挙区制には魔物が住んでいる。
15年前の2009年夏、取り立てて大きな失政があったわけではない麻生太郎首相率いる自民党は、政治不信の高まりと
「政権交代」
という魔法の呪文によって民主党に完敗、下野を余儀なくされた。
半数近くを占める無党派層が、大挙して動けば、支持率4分の1を割った自民党の公認候補は、公明党・創価学会の全面的な支援を受けてもひとたまりもない。
■意味のない「派閥解消」
もっと深刻な問題がある。
党内活力が、明らかに低下しているのだ。
リクルート事件が猖獗(しょうけつ:悪い物事がはびこり、勢いを増すこと。猛威をふるうこと。)を極めた35年前の1989(平成元)年、石破茂や鳩山由紀夫両氏ら若手・中堅議員が、政治改革の実現を錦の御旗に、党幹部たちを突き上げた。
ところが、今の若手議員は、党幹部に不信感を抱いてはいても、行動に移すわけでもなく、至っておとなしい。。
岸田首相は、派閥解消を打開策として打ち出したが、支持率低下に歯止めがかからなかった。
問題の本質が、
「派閥」
ではないのを有権者はよく分かっている。
自分たちは、所得を細かく把握され、高い税金を払っているのに、政治家は税のかからない政治資金をあろうことか
「裏金」
として好き勝手に使っている、と怒っているのだ。
一刻も早く、首相と派閥幹部は、国民に心から詫び、政治資金の徹底した透明化を図るしかない。
何かと問題の多い地方議員への
「陣中見舞い」
もやめねばならない。
代わりに党本部が支援すればいいだけの話である。
そうでなければ、自民党は本当に崩壊してしまうだろう。

知事は「東京」にいてはならぬ
大手町の片隅から 乾正人
2024/2/9 10:00
https://www.sankei.com/article/20240209-62NHAFRBMNLKBBXY6PO6U34SL4/
愛郷心がヒトより薄い小生でも尊敬している郷土の先輩が、少しはいる。
そのうちの1人が、沖縄戦当時の知事だった島田叡(あきら)氏だ。
■「命を永らえてほしい」
今の神戸市須磨区に生まれた彼は、神戸二中(現・兵庫高校)出身で、東京帝大法学部を経て内務官僚となり、沖縄戦直前の1945(昭和20)年1月末、知事として沖縄に赴任した。
前任者は、那覇空襲後、出張を名目に帰京したまま戻らず、辞令を受けた彼は
「俺は死にたくないから、誰か代わりに行って死んでくれ、とは言えん」
と語ったという。
島田知事は、米軍上陸が迫る中、北部への住民疎開や食料確保に奔走した。
米軍上陸後も住民保護に全力を注ぎ、1945(昭和20)年6月9日、同行した県職員らに
「どうか命を永らえてほしい」
と訓示して県組織を解散し、1945(昭和20)年6月26日に亡くなった(自決説もある)。
さて、ここまで書いたら賢明な読者の皆さんには、お分かりだろう。
え? 同じ兵庫県人で、灘高出身の盛山正仁文部科学相を揶揄するつもりだろうって? なかなか鋭いが、今回は、知事についてである。
馳浩・石川県知事は、能登半島地震が起きた2024年元日に、任地である石川県を離れ、東京でのんびり過ごしていた。
このため初動で大きく出遅れた。
大失策である。
歴代の知事に優しい論調で知られる北國新聞ですらこう書いている。
「(2024年)元日の午後4時10分、あの『揺れ』を馳知事は少しも体験していない」
「休暇で東京の自宅にいたからだ」
(「1・1大震災 日本海側からのSOS」)
■「運が悪かった」ではない
「たまの休み中に地震があったのは運が悪かっただけ」
と思われた心の広い方もいるかもしれない。
だが、これは結果論ではない。
知事としての心掛けがなっていないのである。
馳知事は、2023年の元日も東京でプロレスの試合に出場し、県議会やメディアから叩かれた。
なぜ批判されたのか、という反省がまるでなかったのだ。
家族で新年を迎えたいのであれば、金沢に呼び寄せればいいだけの話である。
それが出来ないというのなら、知事を務める資格はない。
知事は一体何のためにいるのか。
平時も都道府県行政のトップとして様々な役割があるが、何といっても大地震や大水害、戦争といった非常時にあって、地域住民を守ることが最大の役目のはずである。
大災害が発生したら、知事は間髪をいれず対策本部を設置し、情報を収集して迅速に住民を避難させ、保護することを第1に自衛隊や警察、消防に出動を要請し、市町村に的確な指示を出さねばならない。
29年前の1995年、阪神大震災が起きた時、当時の兵庫県知事は、知事公舎から至近の距離にある県庁へすぐに駆け付けず、強く指弾された。
貴重な教訓が、令和の御代になってもまったく生かされなかったことに慨嘆するしかない。
何もこれは石川県知事だけの話ではない。
公務でもないのに、任地を離れ、東京や軽井沢で週末や年末年始を過ごす知事は少なくない(そう、あの知事のことです)。
悪いことは言わない。
そういう方々は、即刻辞めるか、次の選挙に出馬されないことを強くお勧めする。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/443.html#c44

[政治・選挙・NHK293] <4分の3以上はホームレスではないのだ>株価最高値の現実は「炊き出しに並ぶ長蛇の列」(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
39. 秘密のアッコちゃん[164] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月24日 13:21:02 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[277]
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<主張>侵略から2年 ウクライナを支える時だ ロシア軍は直ちに撤退せよ
社説
2024/2/24 5:00
https://www.sankei.com/article/20240224-JJ4ECKUBNRK3ZMTUPMPTNXTI2Y/
ロシアのプーチン大統領が隣国ウクライナへの侵略を始めて丸2年になった。
多くの犠牲者を出しながら、ウクライナは勇敢に抗戦を続けている。
非道な侵略者に屈しないウクライナの国民に敬意を表すると共に、連帯を改めて表明したい。
この侵略は
「プーチン氏の、プーチン氏による、プーチン氏のための戦争」
だ。
「ウクライナはロシアと一体だ」
という身勝手な帝国主義的妄執に憑かれて隣の主権国家に攻め込んだ。
そこに何の正当性もない。
ロシア軍は無条件で直ちに全占領地から撤退すべきである。
◆追加制裁が欠かせない
プーチン氏は冷戦終結後の国際秩序を破壊し、多くの無辜のウクライナ国民を殺傷した。
ウクライナの女性や高齢者、子供を中心に約1000万人が国内外で避難生活を強いられ、日本にも2000人強がいる。
国境を巡る
「力による現状変更」
は明白な国際法違反だ。
プーチン氏はウクライナ東・南部4州とクリミア半島を一方的に併合し、自身の5選を狙う2024年3月の大統領選では併合地域でも投票を強行するという。
ロシア民族の人口急減を補うためか、約2万人もの子供をロシア国内に強制連行し、これを指示した容疑でプーチン氏には国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ている。
親子を引き裂く戦争犯罪は厳格に処罰されるべきだ。
折しも、
「プーチン氏の最大の政敵」
と言われたナワリヌイ氏が北極圏の刑務所で不審な死を遂げた。
今回のウクライナ侵略に反対し、
「プーチンなきロシア」
をスローガンに何度も反政権デモや集会を率いたナワリヌイ氏の死に対し、世界中から抗議と追悼の声が寄せられている。
人権、人命を顧みない独裁者のプーチン氏は、2年間で約40万人ものロシア兵を死傷させた。
それでも尚無謀な突撃を命じている。
バイデン米大統領は
「侵略」

「ナワリヌイ氏弾圧」
に対して大規模な対露追加制裁を発表した。
当然である。
ロシアに北方領土を不法占拠されている日本もウクライナとロシアの民主派勢力への連帯を示し、新たな制裁に動くべきである。
昨年の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)は
「侵略が続く限りウクライナ支援を続ける」
と誓約した。
ところが、最大の支援国の米国は、下院で多数派の野党共和党の反対により対ウクライナ支援の600億ドル(約9兆円)を含む緊急予算案を可決できず、追加の軍事援助が決まらない。
2024年2月のミュンヘン安全保障会議に出席したウクライナのゼレンスキー大統領は
「人為的な武器不足が起きている」
と懸念を表明した。
◆狡猾な停戦交渉の誘い
2024年2月24日の今日、ゼレンスキー氏を交えて急遽G7首脳のオンライン会議が開催される。
岸田文雄首相ら各国首脳は早く支援の隊列に復帰するようバイデン氏に促してもらいたい。
今こそウクライナを支える時だ。
プーチン氏は2024年2月初め、米保守系テレビの元看板司会者とのインタビューで
「欧米が武器供与をやめれば、ウクライナの戦闘は数週間で終わる」
「米国はゼレンスキー氏に対露交渉に応じるよう働き掛けるべきだ」
と語った。
米国の世論を揺さぶり、全占領地に居座ったまま停戦交渉に持ち込みたいプーチン氏の狡猾な誘いかけだ。
だが、ロシアにとって
「停戦」

「次の本格侵攻までの時間稼ぎであること」
をウクライナは知っている。
だからこそ、ゼレンスキー氏はG7広島サミットで
「ロシアが占領した領土を一片でも与えてしまったら、国際法はもう決して機能することはない」
と訴えた。
西側には心強い動きもある。
フィンランドに続き、近くスウェーデンが北大西洋条約機構)NATO)に加わる。
ロシアに覇権を握られてきたバルト海方面で、NATOがロシアを牽制する状況が生まれる。
ゼレンスキー氏は広島で
「ロシアを最後の侵略者にしなければならない」
とも訴えた。
これは、中国による台湾侵攻の危険性を想起させる発言だ。
侵略者ロシアが撃退されなければ同じ専制国家である中国が勢い付きかねない。
ウクライナを支えることは、日本を含む世界の平和と安定を守ることに直結するのである。

日本のウクライナ支援、国益のために必要 東京大先端科学技術研究センター・小泉悠准教授
ウクライナ侵略から2年
2024/2/23 12:00
https://www.sankei.com/article/20240223-POEF2EWQP5MVDGVAEVTHPCWXKQ/
ロシアによるウクライナ侵略から2年が経ち、世界各地で
「支援疲れ」
が顕在化してきている。
なぜ日本を含めた各国はコストを払ってまでウクライナ支援を続けるべきなのか。
なぜ停戦が難しいのか。
ロシアの軍事情勢に詳しい東京大先端科学技術研究センターの小泉悠准教授に話を聞いた。
――ウクライナの現在の戦況をどう見るか
極めて厳しい状況に置かれている。
攻勢に転じるための人員も物資も不足しており、防戦が続くだろう。
一方のロシア軍も兵員こそ集めているが、装備と練度が足りていない。
2024年1年は双方とも攻勢がうまくいかず、戦局の膠着が続くと見られる。
侵略開始から2年が経ち、各国でウクライナへの
「支援疲れ」
が表面化している。
停戦を模索すべきだという声も分からなくはない。
だが、改めて確認したいのは、ロシアの行為は国際平和の維持などを定めた国連憲章に違反する侵略行為であることだ。
これを容認することは、国連憲章を定めた1945年以前、つまり大国が軍事力で自国有利に物事を動かせる世界に戻ることを意味する。
非軍事大国にとって不都合な世界で、極論すれば、自国民を10万人単位で死なせても構わない国家だけが有利になる。
今の西側諸国にはとても受け入れられない。
占領地をロシア側に渡して停戦する選択肢は否定されるべきではないが、土地を渡せばプーチン大統領が戦争をやめるとは思えない。
プーチン氏の目的は土地ではなく、ウクライナそのものを影響下に置くことだと見られるからだ。
ロシアがウクライナ東部で再び占領地域を広げている現状では、プーチン氏が停戦を呑むと期待するのは難しい。
また、一時停戦はロシアが戦力を再編する
「休み時間」
にしかならない可能性もある。
その場合は戦っている方がまだましだった、という残酷な事態を免れない。
ウクライナが敗れた場合、大国が核抑止力を笠に着て隣国へ攻め込めば、国際社会は2年くらいは支援するが結局は諦めるーという前例を作ってしまうことになる。
これは今後、中国が台湾にどう出るかに関わる。
中国は急速な勢いで核戦力を増やしている。
米国が2023年発表した見通しでは、中国の運用可能な核弾頭数は現在の500発から2030年には1000発に達する。
世界がウクライナを見捨てれば、中国に誤ったメッセージを与えかねない。
これは北朝鮮にも同様のことが言える。
国際社会は、これ以上の侵略を必ず止めるという姿勢を明確に示す必要がある。
日本がコストを掛けてまでウクライナを支援すべき理由は、ロシアの戦争が成功した場合、望ましくない世の中になってしまうからだ。
ウクライナが可哀想だから支援したい、という正義感だけではない。
軍事的な損得勘定の問題としても支援を続けるべきだ。
米国が今後、同盟国の防衛に本当に尽力するかは疑わしく、日本は抑止力についてこれまで以上に真剣に考えないといけない時代に突入した。
軍事や外交、経済などあらゆる方面から安全保障を真剣に考えなければ、我々もウクライナのような状況に立たされる可能性がある。

クリミアの怨念330年 露の謀略に抗するウクライナ「最終独立戦争」 斎藤勉
ウクライナ侵略から2年
2024/2/23 12:30
https://www.sankei.com/article/20240223-G6PTSKOTR5M2DE6735COLBFQLU/
ロシアのプーチン大統領は10年前の2014年3月18日のウクライナ南部クリミア半島併合を
「ロシアへの再統合」
と呼ぶ。
これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は
「クリミアで始まった戦争はクリミアの解放で終わらねばならぬ」

「最終独立戦争」
を覚悟して徹底抗戦を誓う。
この決定的な認識の懸隔こそ、プーチン氏が2年前の2022年に一方的に始めたウクライナ侵略が長期化している原因だ。
ウクライナの
「クリミア奪還」
への不退転の覚悟を示す人事が2023年9月に発表された。
新国防相に国有財産基金総裁だったルステム・ウメロフ氏(41)が起用されたのだ。
クリミアの先住民族でイスラム教徒のクリミア・タタール人からの初めての抜擢だ。
汚職と無縁とされ、捕虜交換交渉で手腕を発揮した。
ロシアが強制連行した数十万人の子供の奪還交渉に、イスラム国家が仲介に入る機会が多いための起用との見方もある。
第二次大戦中、ソ連の独裁者スターリンはクリミア・タタール人に
「ナチス・ドイツに協力した」
との濡れ衣を着せた。
約20万人がウズベキスタンなどに強制移住させられ、数万人が死亡した。
その埋め合わせにソ連は大量のロシア人をクリミアに移り住ませた。
ウズベク生まれのウメロフ氏は
「独裁者が1つの民族を丸ごと殲滅するために断行したソ連最大の犯罪だ」
と糾弾する。
ウメロフ氏の国防相就任と呼応するように、ウクライナ軍はクリミア攻撃を激化させた。
2023年9月、露黒海艦隊司令部への攻撃で将校34人を死亡させ、2024年2月14日にはクリミア半島沖の黒海で露大型揚陸艦を水上ドローンで撃沈した。
ロシアにとり貴重な不凍港を基地とする黒海艦隊が壊滅的損失を被れば、存在意義は失われる。
ウクライナがロシアに隷属する発端となったのは、1654年、黒海沿岸一帯で強大化したウクライナ・コサックが帝政ロシアのロマノフ王朝と結んだ
「ベレヤスラフ協定」
だ。
ポーランドがコサックを統制下に置こうとして全面戦争になり、劣勢挽回のためロシア皇帝に泣きついたコサックがこの協定でまんまと宗主権を認めさせられた。
中井和夫・東大名誉教授の論考「ウクライナ人とロシア人」によると、
「ロシアはこれによりウクライナを併合し、帝国化への道を歩むことになる」
という。
ロシアの女帝エカテリーナ2世は18世紀後半、露土戦争に勝利し、クリミアを含む黒海沿岸の「ノボ(新)ロシア」を獲得した。
ウクライナ、特にクリミア・タタール人は1991年のソ連崩壊後を除き、330年以上もロシアの帝国主義的謀略と暴力に虐げられ、今はプーチン政権の非道な侵略に敢然と立ち向かっている。
プーチン政権に不法占領されている北方領土問題を抱える日本は、ゼレンスキー政権、クリミア・タタール人との共闘を強固にする時だ。

露国境から1.5キロ、東部前線「要塞化」の現場 従軍医師「手足切断、この戦争の特徴」
ウクライナと共に 試練の3年目(1)
2024/2/24 8:00
https://www.sankei.com/article/20240224-75PQPVWDNFNPNDJP2WKTUYETMU/
ロシアによるウクライナ全面侵攻から2024年2月24日で2年。
国際支援の停滞によって苦境にあるウクライナの今と、試練の3年目を迎えた人々の思いを伝える。
■迷宮のような地下塹壕
ウクライナ東部ハリコフから車で数時間走り、ロシア国境から1.5kmの地点に着いた。
爆音はほとんど聞こえない。
「今日は霧がかかり、敵もドローン(無人機)による偵察ができないから平穏だ」
「普段はもっと砲撃がある」
同行したウクライナ国境警備隊の中佐、イオン・シェフツォフ(42)が言った。
雪の積もった広大な平原と林だけが視界に入る。
ウクライナ軍と連携する国境警備隊は、ここで
「要塞化」
と呼ばれる作業を進めていた。
ウクライナ側の拠点となる陣地(塹壕)を拡張・強化する作業である。
「どうぞ」。
カムフラージュされた入り口から、地下塹壕に足を踏み入れた。
成人男性が難なく歩ける幅と高さの通路が、薄暗い照明の中で続く。
壁や天井は丸太などで強化されている。
「ここは安全だ」
「口径120ミリの砲弾でも貫通出来ないように造られている」
まるで地下迷宮のようだ。
歩兵や迫撃砲要員が先頭で使う小規模な塹壕と違い、この拠点陣地には兵士らが快適に過ごせるよう寝室や食堂、洗濯室や浴室などが備わっている。
露軍への反撃を行うための開口部もある。
現時点で既に全長3.5kmが運用されており、拡張工事も急ピッチで進められていた。
ウクライナ軍が2023年6月に始めた領土奪還の反攻作戦は不調に終わった。
最大の支援国である米国の議会では与野党対立でウクライナ支援の予算案が通らず、国際支援は細っている。
このためウクライナは実効支配線を守って露軍を消耗させる
「積極防衛
の作戦に転じた。
ハリコフ州の国境近くで進む拠点陣地の強化と拡張はその一環だ。
「今、被占領地を解放する反攻作戦を行うことはできない」
「現有の手段を使って積極防衛をする他ない」。
シェフツォフはこう述べつつ、ウクライナは持ち堪えられないといった過度の悲観論にはクギを刺した。
シェフツォフによれば、人命を惜しまない露軍の損失は大きい。
露軍はドネツク州リマン〜ハリコフ州クピャンスク方面では毎日200〜300人の死傷者を出し、50〜60の兵器を失っている。
「西側の武器がもっとあれば、我々はより勝利に近付くことができる」
「(ウクライナが独立した)1991年に確立された国境の回復が唯一の目標だ」
と彼は語った。
■従軍医「手足切断多い」
2024年2月上旬、ウクライナ東部ドネツク州の前線地域に足を運んだ。
大雪のため露軍の攻撃は低調で、配置に就くドイツ製戦車「レオパルト2」の乗務員らにリラックスした空気が漂っていた。
戦車はスウェーデンから供与されたうちの1両で、戦車中隊の隊員らもスウェーデンで訓練を受けたという。
「実戦的で信頼できる」
「防御は強固で、既存のソ連製に比べ操縦性や機動性、走行性能良い」
「照準は正確で夜間の暗視装置も優れている」
「プラスの点ばかりだ」
指揮官のセルゲイ(43)はレオパルト2を絶賛し、
「強いてマイナス点を挙げれば、こうした兵器がもっとあってほしい」
と大きく笑った。
中隊の報道担当、、セルゲイ・ジブロフ(50)は
「軍には人員の不足もあるし、武器の不足もある」
と率直に認めた。
だが、人員不足を凌ぐための新たな動員法案が議会で審議されている。
北大西洋条約機構(NATO)事務総長、ストルテンベルグは
「米国の動向と関係なくウクライナの勝利に必要な支援を続ける」
との立場を鮮明にした。
ジブロフはこのように指摘し、断言した。
「ウクライナは武器・弾薬不足にかかわらず世界2位の軍隊を相手に戦えることを示してきた」
「ウクライナは踏みとどまっているし、これからも踏みとどまる」
ドネツク州内の中継医療拠点で活動する従軍医師らにも話を聞いた。
中継医療拠点は130kmに及ぶ戦線の至る所に設けられ、
「安定化拠点」
と呼ばれる。
広大なウクライナに特有のものだ。
前線の負傷者に救命や最低限の外科処置を施し、病院に送り出す。
医師らは民間団体
「ピロゴフ第1ボランティア機動病院」
に所属。
民間での本業の合間を縫って1カ月の日程で派遣され、無償で軍医と共に活動している。
彼らの話からは、戦争の悲惨な側面が浮かび上がった。
「ヘルメットと防弾チョッキで守られていない手足の負傷がとても多い」
「手足の切断処置はこの戦争の特徴と言える」
女性医師のディアナ・ポドリスカヤ(53)が画像を見せながら説明した。
砲弾や地雷で潰れ、原形をとどめない手足は切断するしかなかった。
顔面の下半分が失われた画像もあった。
「辛うじて生命はあった」
「こんな酷い顔の写真は見たことがなかった」。
呼吸経路を確保し、止血に全力を尽くした。
搬送されてくる患者数は戦況で変わるが、彼女が2023年6月に従軍した際には1日で200人の患者を受け入れた。
最近は兵士の年齢層が高くなり、40〜50歳で持病を抱える人も目立つという。
彼女は2つの国軍が直接衝突する今回の戦争の規模や烈度は、冷戦終結後の他の戦争と全く異なるとし、こう語った。
「目の前の患者を見て、ああ本の中で読んだな、と思うことがある」
「ドローンが使われるなど変わった部分は多いものの、私たちが目にしている(患者の)現実は大戦の頃と何ら変わっていない」
(敬称略)

米仏首脳が電話会談でウクライナ支援を協議
ウクライナ侵略2年
2024/2/24 11:54
https://www.sankei.com/article/20240224-UGMED6L365NDFA235J2456VRTY/
バイデン米大統領は2024年2月23日、フランスのマクロン大統領と電話会談し、ロシアの侵略開始から2024年2月24日で2年となるウクライナへの支援などについて協議した。
ホワイトハウスが発表した。
両首脳は、ロシアへの対応や米議会がウクライナ軍事支援の追加予算を認める必要性について議論。
2024年2月24日に開かれる先進7カ国(G7)首脳のテレビ会議を前に、意見の擦り合わせも行ったとみられる。
電話会談で両首脳は、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの戦闘や、親イラン勢力による駐留米軍などへの攻撃で情勢が不安定化する中東問題についても話し合った。
また、米国務省は2024年2月23日、インド太平洋地域に関する米仏協議を米ワシントンで2024年2月22日に開催したと発表。
両政府は、中国を巡る課題への対処や海洋安全保障での協力など同地域における連携強化を議論した。

EUがロシア制裁、27社を新たに輸出規制強化対象に 中国企業も対象
ウクライナ侵略2年
2024/2/24 10:44
https://www.sankei.com/article/20240224-EF47FFWRVFPN7AIYDJ2ZLXP26A/
欧州連合(EU)は2024年2月23日、ロシアがウクライナを侵略してから2年となるのを前に、ロシアに対する13回目の対露制裁を採択した。
軍事転用可能な電子製品などをロシアに輸出したとして27社を新たにEUによる輸出規制強化の対象に指定。
27社のうち、中国本土企業3社も対象になった。
今回の制裁では、ロシアの他、外国の企業が対象になった。
更に、ロシアの武器調達に関与したとし、資産凍結の制裁対象にロシアや北朝鮮などの194の個人・団体を追加した。
北朝鮮の強純男国防相も対象となった。
ロシアによるウクライナの子供の
「連れ去り」

「再教育」
に関わったとされる15人の個人と2団体も、制裁の対象にした。
ボレルEU外交安全保障上級代表は2024年2月23日、
「EUはロシアに対する圧力を継続する」
と強調した。

国連総会でスイス外相、和平を話し合うハイレベル会合を「夏までに」開催と表明
ウクライナ侵略2年
2024/2/24 9:10
https://www.sankei.com/article/20240224-5MVKZ2D6MBNIRJURVNVF655QXQ/
国連総会と安全保障理事会は2024年2月23日、ロシアのウクライナ全面侵攻開始から2024年2月24日で2年となるのに合わせ、それぞれ会合を開いた。
スイスのカシス外相は総会で
「ウクライナ和平を話し合うハイレベル会合を夏までに開催する」
と演説し、各国に参加を呼びかけた。
ウクライナのクレバ外相は総会演説で、ハイレベル会合はゼレンスキー大統領が提唱する和平案
「平和フォーミュラ(公式)」
について話し合う国際会合を土台とするものだとの認識を示した。
平和公式の会合は、各国の安全保障担当の高官らが参加し、デンマークとサウジアラビア、マルタ、スイスで開催。
平和公式の10項目を構成する
▽核・放射線の安全
▽捕虜の返還
▽ウクライナの領土的一体性の回復
などを協議してきた。
クレバ氏は演説で、平和公式の会合への参加国・地域は
「この1年間で15から82へ増えた」
と述べた。
ハイレベル会合を主宰するスイスへの謝意を示し、平和公式の達成が
「唯一の公正で永続的な和平の道」
と訴えた。
また、全ての国と国連を含む国際機関に参加を求めた。
ゼレンスキー氏は、侵略を止められない安保理や、プーチン露大統領を裁く国際特別法廷の設置を決議できない総会に不満を抱き、各国首脳が平和公式を話し合う
「平和サミット」
の実現を模索してきた。
他方、日米欧の代表は総会と安保理で、改めてウクライナへの連帯を示し、ロシアを非難し、露軍の撤退を要求した。
ただ、総会議場は空席が目立った。
アラブ諸国や南半球を中心とした新興・途上国グローバルサウス(GS)諸国の代表の多くが姿を見せなかった。
ウクライナ危機でロシア非難の先頭に立つ米国が、パレスチナ自治区ガザで民間人を巻き込む攻撃を繰り返すイスラエルに擁護的だとし、
「2重基準」
と憤っている国もある。
ロシアを非難する新たな決議も採択されず、国際社会の対露圧力の低下が表面化した。
クレバ氏は総会演説で、
「平和公式の会合は全ての地域から参加国がある」
「西側諸国が後ろ盾ではない」
と強調し、GS諸国の参加を促した。

バイデン米政権が大規模制裁を発表、第三国経由「抜け道」許さず 中印韓団体に禁輸措置も
ウクライナ侵略2年
2024/2/24 8:57
https://www.sankei.com/article/20240224-YIKFKHEETVP2TE7IHYV3LKHQ6I/
バイデン米政権は2024年2月23日、ロシアのウクライナ侵攻から2年となるのに合わせた大規模な対露追加制裁の全容を公表した。
ロシアの戦争継続や、露反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の獄中死に関連した500超の個人・団体に制裁を発動した他、禁輸措置を科す
「エンティティーリスト」
に93社を追加。
ロシア以外では中国、トルコ、インド、韓国など少なくとも15カ国の個人・団体が対象となり、第3国経由での戦費・物資の調達を許さない姿勢を示した。
バイデン大統領は2024年2月23日、ホワイトハウスで行われた各州知事との会合で
「米国は頼りになると世界に示さなければならない」
と述べ、野党・共和党が抵抗するウクライナ支援に向けた緊急予算案の成立を訴えた。
財務省の集計によると、2022年2月のウクライナ侵攻後のロシア国内の制裁対象は2000を超した。
ロシアは不足する兵器を埋め合わせるため、第3国を通じて取引を行うことで米欧などの制裁を回避している。
今回の大規模制裁は、そうした
「抜け穴」
を塞ぐことが主眼の1つだ。
特に中国については、精密兵器に不可欠な電子部品などの調達先となっているとして、6社が米国内の資産凍結などの制裁対象に、8社が禁輸対象となった。
また、外交的な仲介役としてロシア、ウクライナ両国と良好な関係を保つトルコの16社を、軍事転用可能な民生品の調達などに関与していたアラブ首長国連邦(UAE)の4社も禁輸対象に追加した。
ロシアがウクライナ民生施設への攻撃などに多用する自爆型ドローンの供給元であるイランについても、既に別の制裁対象となっている同国国防軍需省を新たな制裁対象に指定。
イランから調達したドローンの組み立ては主に露中部タタルスタン共和国政府傘下の軍需企業が担っていることから、同社やその幹部、関連会社などにも制裁が拡大された。
バイデン政権はこの他にも、制裁回避の手段になっているとして、露中央銀行が保有し国内外で展開する国営決済システムに照準を合わせた制裁スキームを構築。
同システムに関連する露銀行や投資会社、ソフト開発会社など20社に制裁を科し、露独自の金融ネットワーク整備を阻止する姿勢を鮮明にさせた。

米、最大の対露制裁で500超標的 バイデン氏「プーチン氏に代償」ナワリヌイ氏死亡でも
ウクライナ侵略から2年
2024/2/23 22:04
https://www.sankei.com/article/20240223-B2OGIEY3XVPIZKK4PRF2DCYQS4/
バイデン米大統領は2024年2月23日、ウクライナ侵略2年に合わせて声明を出し、ロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏の死亡に関与した者や、ウクライナ侵略を支える軍事産業関係者ら500超を標的にした新たな制裁を行うと発表した。
米メディアによると、侵略開始後の制裁では最大規模となる。
ナワリヌイ氏が獄中死したのはプーチン露政権の責任であることを明確化する狙いもある。
バイデン氏は声明で、ロシアの戦争継続を支援している100団体近くに輸出規制を科すとした上で、
「ロシアの石油収入を更に減少させるために行動する」
と述べた。
声明はこれらの措置により、制裁を回避してロシアと取引することが世界各地で困難になると説明。
「国外を攻撃し、国内で弾圧するプーチン大統領は、あまりに高い代償を支払うことになる」
と強調した。
また、バイデン氏は600億ドル(約9兆円)規模のウクライナ支援を含む緊急予算案ついて、
「歴史は見ている」
「支援の失敗が忘れられることはないだろう」
「ウクライナを強く支持するときだ」
と強調。
「手遅れになる前」
の予算通過を米議会に求めた。
緊急予算案は上院が2024年2月、超党派の賛成で可決したが、野党・共和党が多数派を握る下院で法案通過の見通しは立っていない。

スナク英首相、ウクライナ侵略2年で「自由と主権守ろう」と表明 礼拝と連帯のデモ行進も
ウクライナ侵略2年
2024/2/24 8:34
https://www.sankei.com/article/20240224-464SXUWYVZJV3OKEMDFVHYK6SQ/
スナク英首相は2024年2月23日、ロシアがウクライナを侵攻してから2024年2月24日に2年となるのに合わせて声明を出し、
「ウクライナの勝利まで、どんなに長期になろうとあらゆる手段を講じる」
と述べてウクライナを全面支援していく考えを表明した。
スナク氏は、ロシアの行為を
「一切正当化の余地がない侵略だ」
と指摘。
数週間前にウクライナを訪れて同国の負傷兵らと対話したことに言及し、
「彼らが支払った代価は自国の防衛だけでなく、私たちが信じる自由や主権、法の支配の原則を守るためのものだ」
と強調した。
英国は2024年1月、ウクライナに対して25億ポンド(約4760億円)の大規模軍事支援を発表したのをはじめ、これまでに総額120億ポンドの支援を実施した他、同国と10年間の安全保障協定を締結した。
ロンドン市内では2024年2月24日、ウクライナ・カトリック大聖堂で、戦闘の早期終結と平和を願う宗派を超えた礼拝が実施される。
市中心部では、ウクライナ出身者や支援団体がプーチン露政権の横暴を非難し、ハイドパークからトラファルガー広場までデモ行進して戦いの勝利などを誓う。

ウクライナ、露早期警戒機「A50」撃墜と発表 先月に続き2機目 事実なら露軍大打撃
2024/2/24 7:23
https://www.sankei.com/article/20240224-BKCTJ6ZHBZLLRDZ3CXFT752OTY/
ウクライナ国防省情報総局は2024年2月23日、同国空軍との共同作戦により、アゾフ海上空でロシア軍の早期警戒管制機「A50」を撃墜したと発表した。
ウクライナ側によるA50の撃墜発表は1月中旬に続き2例目。
大型レーダーで空域を監視するA50は制空権確保の要を担う機体で、事実であれば露軍に大きな打撃となる。
情報総局はA50が
「露軍のレーダー探知や航空管制、ミサイルによる空爆の指揮」
を担っていたと指摘。
価格は1機3億5000万ドル(約530億円)で、露軍も数機しか保有していないとした。
一方、タス通信によると、アゾフ海沿岸の露南部クラスノダール地方の地元当局は同日、航空機2機が同地方で墜落し、火災が発生したと発表。
後に墜落したのは1機だったと訂正した。
墜落した航空機がA50かどうかには言及していない。
地元当局は住民らに墜落した航空機の写真や動画をインターネット上に投稿しないよう命じた。
複数の露軍事ブロガーも同日、A500の墜落を報告。
露軍の対空ミサイルの誤射が墜落の原因となった可能性を指摘した。

日本のウクライナ支援は防護服など「非武器」に限定 厳しい安保環境も装備移転の議論停滞 
ウクライナ侵略から2年
2024/2/23 16:26
https://www.sankei.com/article/20240223-IYC63WX7ZVLVBPJTA3YOY5IJQI/
日本政府は、ロシアによる侵略を受けるウクライナへの支援として防弾チョッキや防護服、高機動車など殺傷能力のない防衛装備品を提供している。
殺傷能力のある武器の提供は防衛装備移転3原則の運用指針などで認められていないからだ。
欧米各国がミサイルや戦闘機などの支援を行う中、政府・自民党には防空ミサイルなどの提供を解禁すべきだとの意見もあるが、議論は進んでいない。
ロシアの侵略が始まった直後の2022年3月、政府は運用指針を改定し、ウクライナに防弾チョッキなどを提供できるようにした。
ウクライナ側は対戦車砲や防空ミサイルなどを求めていたが、指針が根拠とした自衛隊法は武器の提供を認めておらず、非殺傷装備にとどまった。

米国は3正面対処でウクライナ軍事支援停滞 欧州、主役へ取り組み強化 
ウクライナ侵略から2年
2024/2/23 15:20
https://www.sankei.com/article/20240223-WVJVS3PWRZLX3FQQXNPQZ24S6A/
ウクライナがロシアとの戦いを勝ち抜き、国土を回復できるかどうかは、欧米による継続的な支援にかかる。
米国は欧州に加え、中東と中国の3正面の対応に追われる。
米国のウクライナ軍事支援がトランプ前大統領に連なる野党・共和党の抵抗で滞っているのに伴い、欧州諸国が支援の
「米国依存」
から本格的に脱却し始めた。
米上院は今月、民主党のバイデン政権が要求した600億ドル(約9兆円)規模のウクライナ支援を含む緊急予算案を超党派の賛成で可決した。
だが、共和党が多数を握る下院で法案通過の見通しは立っていない。
仮に2024年11月の大統領選でトランプ氏が当選すれば、米国のウクライナ支援は風前の灯火となりかねない。
米国内での政争で支援が途絶えたせいで、前線では弾薬不足が深刻化。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月17日、ドイツで開かれたミュンヘン安保会議で
「このままではウクライナはロシアに滅ぼされる」
と訴えた。
米国はこれまで突出して多額の軍事支援を行ってきた。
ドイツの政策研究機関「キール世界経済研究所」によると、国別に見た場合、米国の軍事支援額は2024年1月15日までに422億ユーロ(約6兆8000億円)で、2位のドイツ(177億ユーロ)、3位の英国(91億ユーロ)などを大きく上回る。
だが、米国には、欧州方面の安全保障だけでなく、中東情勢への対応やアジア太平洋で中国に対処するための戦力構築に予算を配分する必要があるという事情もある。
ウクライナ支援は従来、米国が軍事支援の主軸を担う一方、経済・人道支援は欧州が引き受けてきた。
欧州連合(EU)自体と加盟国による軍事・経済・人道支援の合計は1441億ユーロで、米国(677億ユーロ)の2倍を超えている。
だが、米国の支援の見通しに不安が出始めたことで、軍事支援でも欧州の役割拡大が不可欠な情勢となった。
英軍事専門家は
「今後は英独とフランスがウクライナ支援も含む欧州安全保障の3本柱となる」
と指摘する。
英仏独は2024年2月中旬までにウクライナと2国間の安保協力協定を個別に締結し、同国を長期的に支援していくと約束した。
ただ、米国依存からの脱却は短期間では難しい。
EUは2024年3月までの1年間でウクライナに砲弾100万発を供与する計画だったが、2024年1月までの供与量は33万発にとどまる。
欧米の軍需産業は大量の受注残を抱え、増産体制の強化を急いでいる。
また、欧州が米国のウクライナ軍事支援を完全に肩代わりするには、支援額を現在の2倍に引き上げる必要がある。
欧州の世論や政界が
「支援疲れ」
に陥らず、ウクライナ支援を維持できるかどうかもカギとなる。

ウクライナ、守勢に転換 「積極防衛」と追加動員で戦力回復待つ
ウクライナ侵略2年
2024/2/23 14:02
https://www.sankei.com/article/20240223-CWS6NOSSQBJNDEZ7OWVT4HPEUA/
ウクライナ軍は過去2年間、欧米諸国の軍事支援を後ろ盾に抗戦し、領土奪還作戦を進めてきた。
ただ、2022年秋以降は戦況が膠着し、最近は東部や南部で拠点を失うなど守勢への転換を迫られつつある。
その要因の1つに、供与される兵器・弾薬不足の深刻化がある。
ウクライナは戦線を維持しながら露軍の消耗を狙う
「積極防衛」
に転じて戦力回復を進め、再攻勢の機会を伺う構えだ。
ウクライナ軍は2022年2月のロシアの侵略開始当初、欧米から供与された歩兵携行式の対戦車ミサイル「ジャベリン」や地対空ミサイル「スティンガー」で抗戦。
首都キーウ(キエフ)を含む北部から露軍を撤退させることに成功した。
ウクライナ軍はその後も、155ミリ榴弾砲や高機動ロケット砲システム「ハイマース」など欧米製兵器を活用し、2022年9月の東部ハリコフ州奪還や2022年11月の南部ヘルソン市奪還に成功した。
だが、露軍は防衛線の構築を強化。
ウクライナ軍は前進が次第に困難になり、2023年5月には東部ドネツク州バフムトを喪失した。
2023年6月、ウクライナ軍は独戦車「レオパルト2」なども投入して大規模な反攻作戦に着手したが、航空優勢がないこともあり目立った領土奪還はできなかった。
一方、露軍はウクライナ軍が反攻で損耗したと見て、2023年秋頃から東部で攻勢を強化。
2023年12月にはドネツク州の激戦地マリインカを制圧し、その後も複数の集落を制圧したと主張した。
目下の戦いの焦点は、ドネツク州アブデーフカとリマン、ハリコフ州クピャンスクの3方面だ。
アブデーフカはロシアの実効支配下にある州都ドネツク市の近郊に位置し、ウクライナ軍が重要拠点としてきた。
リマンは露軍が全域の制圧を狙うドネツク州の交通の要衝。
クピャンスクは東部の中心都市ハリコフへの進軍ルートにある。
アブデーフカ方面では過去数カ月にわたり激戦が続いていたが、露軍が徐々に前進。
2024年2月17日、ウクライナ軍はアブデーフカの放棄を発表した。
ウクライナ軍が劣勢となった最大の要因は、議会の党派対立で米国の軍事支援が途絶え、武器不足に陥ったことだとする見方が支配的だ。
露軍は今後、アブデーフカを拠点に更なる支配地域の拡大を狙うとみられる。
また、リマン方面とクピャンスク方面でも露軍が徐々に前進している。
ウクライナは武器不足解消のため欧州の軍需企業と供給契約を結ぶなどした。
だが、生産に時間がかかる上、必要量には追い付かない見通しだ。
一方、ロシアは兵器生産を拡大している。
露国営軍需企業「ロステク」のチェメゾフ総裁は2023年12月、同社の戦車の製造量が過去2年間で7倍に増え、砲弾やロケット弾の生産量も50倍になったとプーチン大統領に報告した。
ロシアは北朝鮮やイランからも武器を調達しているとされる。
ウクライナ軍は現在、防衛線を守りつつ露軍を損耗させる戦術に移行。
ドローンで露国内の燃料施設や艦艇を攻撃するなど兵站の弱体化も進めている。
ウクライナは露軍の勢いを弱めつつ、米戦闘機F16の戦力化や追加動員による兵力回復を待って将来の再攻勢に繋げる計画だ。
追加動員は最大50万人規模を想定し、最高会議(議会)で招集年齢の27歳から25歳への引き下げを柱とした法案の審議が進んでいる。
国内の反発も予想されるが、政権側は断行する構えだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/449.html#c39

[政治・選挙・NHK293] 安倍派裏金20年…ずっと仕切ってきたのは森喜朗(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
29. 秘密のアッコちゃん[165] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月25日 11:33:34 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[278]
<▽44行くらい>
「経済安保法案」的外れな東京新聞 日本大教授・小谷賢
新聞に喝!
2024/2/25 10:00
https://www.sankei.com/article/20240225-KRO55L4BKZNGJN6LEZQMFUEG6Y/
政府が進める経済安保情報保護法案の概要が明らかになってきた。
これは主に民間企業の従業員を対象とした秘密保全制度だ。
同法案は、国が経済安全保障上の秘密を重要経済安保情報に指定し、職務上その情報を必要とする者に、身辺調査を根拠としたセキュリティー・クリアランス(SC、適格性評価)を付与するというものだ。
現在のところ、SCの年限は10年の予定で、もし秘密を故意に漏洩させた場合は、最長5年の拘禁刑や最高500万円の罰金刑が科されるらしい。
本来の趣旨からすれば、特定秘密保護法の適用範囲に経済安保情報を加える、と改正した方がすっきりするのだが、諸々の政治事情から、今回は新規で経済安全保障分野に絞った法律を制定するようだ。
この法案に対して、東京新聞は2024年2月8日のデジタル版で、
「国民の知る権利やプライバシーが侵害される懸念は一層高まる」
と反対の論陣を張った。
更に有識者のコメントを紹介する形で、
「企業の国家統制の入り口になりかねない」
「この制度の狙いは軍拡政策を支える産業作りにある」
と評価しているが、これは全くの的外れだと言わざるを得ない。
そもそも今回の法案は、経済界からの強い要望があったものだ。
世界的に見れば、国が民間企業の従業員にSCを与えることは普通のことであり、むしろそのような制度がない日本の方が特異である。
近年では経済安全保障の観点から、民間や大学の技術開発者であっても、人工知能(AI)や電気自動車(EV)、医療用ワクチンなど新技術を国際共同開発する際にSCを求められることが増えてきている。
例えば米英の間ではSC制度は規格が統一されているため、米英の民間企業の技術開発者は同じ土俵で研究開発や込み入った議論が可能となるが、そこにSCを持たない日本の技術者は入っていけない。
そうなると今後、日本の技術開発がどんどんガラパゴス化していくことも想定される。
またサイバーセキュリティーの分野においても、サイバー攻撃の予兆を政府機関が特定した場合、それを速やかに民間企業や重要インフラ施設に注意喚起する必要性がある。
もしSC制度がなければ、この種の通達もスムーズにいかなくなる。
平成25年の特定秘密保護法制定の際、新聞報道では
「知る権利やプライバシーの侵害」
「監視社会の到来」
といった言葉を使い否定的な論調も目立った。
しかしその後10年経ち、そのような警戒感は杞憂となった。
今回、東京新聞以外の各紙は経済安保情報保護法案に対して特に批判を露わにしていない。
同法の趣旨が理解されているものと信じたい。

【プロフィル】小谷賢
こたに・けん 昭和48年、京都市生まれ。
京都大大学院博士課程修了(学術博士)。
専門は英国政治外交史、インテリジェンス研究。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/451.html#c29
[政治・選挙・NHK293] 私の脳裏を飛び交う「神奈川沖浪裏三図」 庶民の怒りが巨大な波となって悪漢どもを木っ端みじんに 特別寄稿 浜矩子 同志社大… 赤かぶ
9. 秘密のアッコちゃん[166] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月26日 11:22:19 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[279]
<■69行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>沖縄の陸自訓練場 知事の反対は理解できぬ
社説
2024/2/26 5:00
https://www.sankei.com/article/20240226-H7OB2DZU5ZLPRMWHVRRKW72KS4/
木原稔防衛相が沖縄県庁で玉城デニー知事と会談し、同県うるま市に陸上自衛隊の訓練場を建設する計画を伝えた。
玉城氏は白紙撤回を求めた。
安全保障政策は政府の専管事項だ。
それに基づき沖縄の自衛隊は沖縄を含む日本の平和を守るために活動している。
玉城氏は、県民の生命と財産を守るためにも、反対の姿勢を改めてもらいたい。
中国の軍事的脅威が高まっている。
だからこそ政府は、沖縄など南西諸島の防衛力整備を急いでいる。
陸自の訓練場建設計画はその一環である。
これに対し玉城氏は木原氏に
「米軍基地も減らないのになぜ、これだけ自衛隊を急いで配備しなければいけないのか」
と述べ、反対の意向を示した。
この発言は理にかなっておらず、本当におかしい。
南西諸島における自衛隊増強の必要性は、玉城氏自身が認めていたことではないか。
玉城氏は衆院議員だった2012(平成24)年3月、衆院安全保障委員会で質問に立ち、
「日米同盟の深化へ協力していく姿勢を示してもらいたい」
と政府に求めた。
南西諸島防衛のため
「自衛隊の更なる増強、人員の確保、装備の更新などは欠かせない」
とも訴えた。
日本を取り巻く安保環境は当時より厳しさを増している。
知事になって自衛隊の増強に反対するのは理解に苦しむ。
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画では、政府と県との対立の影響で工事が遅れている。
その原因の多くは、司法判断にすら従わない県側にある。
木原氏との会談で玉城氏は、辺野古移設について
「直ちに工事を中断し、対話に応じてもらいたい」
と語った。
だが、移設工事を巡っては、福岡高裁那覇支部が2023年12月、県に承認を命じる判決を下している。
方針を転換すべきなのは玉城氏の方である。
このような県の姿勢は、日本の守りを損ないかねず、中国を利することになる。
一方で政府には丁寧な説明が求められる。
木原氏は会談後、
「地元と意思疎通を図り、南西方面の防衛力の抜本的強化に向けて成果を出していく」
と述ベた。
県民のためにも訓練場の建設を急ぐべきである。

主張
普天間作業部会 危険性除去に県は協力を
2024/1/31 5:00
https://www.sankei.com/article/20240131-MB5Q2ZD42ZPHZDI75IZAU7IXVY/
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡り、政府と地元自治体による
「負担軽減推進会議」
の作業部会が開催される見通しとなった。
沖縄県を訪問した林芳正官房長官が玉城デニー知事と会談し、日程などを調整すると伝えた。
市街地に隣接する普天間飛行場を移設し、危険性を除去するには国と県の協力が不可欠だ。
作業部会により双方の対立関係が改善することを期待したい。
協議の際、前提となるべきは沖縄を含む日本の安全だということも忘れてはならない。
普天間の負担軽減策を協議する推進会議は、官房長官や防衛相ら関係閣僚と沖縄県知事、宜野湾市長で構成される。
下部組織の作業部会には官房副長官や副知事らが参加し、実務的な調整などを行う。
今回、林氏が作業部会の開催を持ち掛けたことは、移設による問題解決に向け、地元に対し丁寧に説明していく政府の姿勢を示したと言える。
閣僚参加の推進会議は2019(平成31)年4月を最後に開かれていない。
作業部会を実のあるものとし、会議再開に繋げたらどうか。
辺野古沖の地盤改良工事が2024年1月10日から始まったが、移設完了までには12年以上かかる見通しだ。
政府は地元対策にしっかり取り組んでほしい。
一方、林氏と会談した玉城氏は、
「(移設計画に)反対する県民の民意を受け止め、埋め立て工事を中断し、問題解決に向けた沖縄県との対話に応じてほしい」
と訴えた。
だが、普天間飛行場が移設されない限り危険性は除去できない。
地元の宜野湾市長も早期移設を求めている。
移設工事を巡っては、福岡高裁那覇支部が2023年12月、県に承認を命じる判決を下したが、玉城氏は従わなかった。
こうした姿勢こそ問題解決を遅らせている。
玉城氏は、反対方針を転換すべきだ。
中国の軍事的脅威により、日本周辺の安全保障環境は厳しさを増している。
沖縄の米軍基地は、沖縄を含む日本の安全を守るために存在している。
地元の負担軽減は大切だ。
ただ、国民の生命が危険に晒されてはならない。
抑止力の維持には、一定の負担を求められることもあるという現実から目を逸らしてはならない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/458.html#c9

[政治・選挙・NHK293] <アホちゃうか>大阪万博パビリオン建設に「リング」が邪魔…建設トップから今さら“ダメ出し”のア然(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
44. 秘密のアッコちゃん[167] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月26日 11:36:31 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[280]
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<産経抄>靖国神社に参拝してなぜ悪い    
2024/2/26 5:00
https://www.sankei.com/article/20240226-XQ6ZYGBZABLUDJKCQJ2X6HM7XQ/
2024年1月下旬に行われた日教組の教研集会で、日本軍の特攻隊員の遺書を題材にした授業が報告されていた。
日教組も変わったのかと思い、本紙社会部記者が報じた記事を恐る恐る読んだ覚えがある。
▼改めて紹介すると、長崎県の中学教員は修学旅行の事前学習として特攻隊員の遺書を題材にした。
家族や友人への思いなど項目に分け感想を書かせ、歴史的背景を考えさせた。
▼兵庫県の小学校教員は、当時の検閲について触れ、遺書に本音を書けたのかなどの観点で指導した経緯を報告していた。
本紙記者の取材に、近代史の専門家は
「検閲は作戦に支障が出る地名などが対象」
とし、
「検閲されたから一律に本音を書けなかったわけではない」
などと指摘していた。
▼月替わりで靖国神社の社頭に掲示されている遺書に胸を打たれたことを思い出した。
今月は
「兄上に遺(のこ)す」
と題した遺書で、23歳で戦死した特攻隊の海軍少尉は、両親や教師先輩への感謝を綴り、出撃への思いを記している。
▼後半では長男でない自分は家の事に
「何も云(い)う事なし」
とし
「兄上を中心に一家団(だん)欒(らん)して国家の為(ため)に」
と託した。
出撃が迫る中、
「甚だ簡単ですが兄上に遺す」
と結んでいる。
こうした遺書には共通して家族らを思う心情が溢れている。
▼命をかけ国に尽くした英霊を祀る靖国神社に、相変わらず冷淡な論調がある。
朝日新聞は2024年2月25日付の社説で
「陸上自衛隊に続き海上自衛隊でも」
などと批判している。
2023年5月に海自練習艦隊司令部(広島県呉市)の司令官と海自幹部候補生学校の卒業生らが研修の休憩時間に参拝したというのだが、どこが問題なのか。
弊紙は首相をはじめ、靖国神社に参拝しないほうがおかしいと主張しているのだが。

誤解招く行動避けるべきだ 海自靖国参拝で木原防衛相
2024/2/22 11:50
https://www.sankei.com/article/20240222-HDRUCED3YRLZZFILJPZ4ERG4RE/
木原稔防衛相は2024年2月22日の閣議後記者会見で、海上自衛隊の幹部らが2023年5月に東京都千代田区の靖国神社を集団で参拝していたことについて
「誤解を招く行動は避けなければならない」
「私的参拝だったと聞いており、詳細は確認中だ」
と述べた。
木原氏は、海自練習艦隊司令部(広島県呉市)の司令官と海自幹部候補生学校の卒業生らが2023年5月17日に東京・九段下周辺の史跡で研修し、休憩時間に参拝したと説明。
「隊員個々の自由意思により、玉串料は私費で支払った」
と説明した。

海自隊員ら靖国集団参拝 幕僚長「私的」問題視せず
2024/2/20 18:53
https://www.sankei.com/article/20240220-OLDZRETIXJJ7RFS2VZC2TAV5LE/
海上自衛隊練習艦隊司令部(広島県呉市)の司令官らが遠洋練習航海を前にした研修期間中の2023年5月、制服を着用し東京都千代田区の靖国神社を集団で参拝していたことが2024年2月20日、防衛省への取材で分かった。
海自トップの酒井良海上幕僚長は2024年2月20日の記者会見で
「研修の合間の時間に、個人の自由意思で私的に参拝した」
「問題視しておらず、調査する方針はない」
と述べた。
防衛省によると、海自の研修は2023年5月17日、165人が参加し、東京・九段下周辺で実施した。
酒井氏の説明では、司令官の今野泰樹海将補を含む多くが参拝した。
玉串料はまとめて納めたとしている。
2024年1月9日には陸上幕僚副長らが靖国神社に集団参拝し、公用車の使用が不適切だったとして計9人が処分された経緯がある。

防衛省、弊害通達廃止の前例
阿比留瑠比の極言御免
2024/2/1 1:00
https://www.sankei.com/article/20240201-5Q5WLJGVF5OJFDUZJGLD3ZXBEM/
陸上自衛隊幹部らが集団で靖国神社に参拝したことが、部隊としての宗教施設参拝などを禁じた1974(昭和49)年の事務次官通達に抵触するかどうかを調べていた防衛省は、通達違反ではなかったとの結論を出した。
そもそも内閣法制局でもない防衛省が、
「信教の自由」
を定める憲法20条の解釈に踏み込むような通達を出す方が異例だろう。
木原稔防衛相が2024年1月30日の記者会見で、通達改正に言及したのも当然だと言える。
「およそ50年前に策定された非常に古いもので、それ以降、信教の自由や政教分離についての判例もいくつか出ている」
「そういった積み重ねも踏まえ、必要に応じて改正を行うべきだ」
この件に関しては、小沢慶太記者が2024年1月27日の本紙政治面で
「自由意思による参拝をも萎縮させるような通達はむしろ廃止すべきではないか」
と書いていた。
また、2024年1月31日の正論では岩田清文元陸上幕僚長が靖国に参拝する自衛官の思いについて、
「共通して、いざという時は身をもって国防の責任を果たすとの強い思いが根底にある」
と指摘する他、こんな自身の心情も吐露していた。
「我々自衛官と同じ
『国のために命を懸ける』
との志を持たれていた先人が祀られる靖国に、自分の死後もありたいと思っていた」
こうした
「思想・良心の自由」(憲法19条)
に基づく慣習的行為すら、安易に制限を加えようとする発想の方がよほど危険である。
それでも朝日新聞は2024年1月30日の社説
「陸自靖国参拝 組織性は否定できない」
で、こう書いていた。
「旧軍との『断絶』をどう考えているのか。疑問を持たざるをえない」
「航空安全祈願がなぜ靖国神社でなければいけないのかも、よくわからない」
「戦後、平和憲法の下で再出発した自衛隊に、歴史への反省を疑わせるような振る舞いがあってはならない」
朝日新聞の理屈で言えば、戦後に連合国軍総司令部(GHQ)に新憲法を貰って再出発した日本は、戦前の日本とは
「断絶」
しているのだから、朝日新聞が好んで追及する戦争責任も問えないことにはならないか。
なぜ靖国かが本当に分からないなら、岩田氏に取材してみたら如何か。
■猛反発の「言論統制」
ともあれ、小沢記者の通達廃止の提言に付言すれば、防衛省の事務次官通達の中には11年前の2013年に廃止になったものもある。
2010(平成22)年11月の民主党の菅直人政権時、防衛省が出した自衛隊行事での民間人による民主党政権批判を封じる通達がそれである。
航空自衛隊の航空祭で、自衛隊を支援する民間団体の会長が
「まだ自民党の内閣の方がまともだった」
「一刻も早く菅直人政権をぶっ潰して、自民党政権に戻しましょう」
と挨拶したことが
「極めて不適切だ」
として、参加を控えさせることも含めた政治的発言制限の通達を出したのだった。
これには当然、自衛隊やOB組織、そして自民党など野党から
「言論統制だ」
と猛反発が起きた。
翌2011(平成23)年2月に6野党が通達撤回要求で一致したのを受けて、菅直人政権側は翌2011(平成23)年3月に各部隊に行事での民間人挨拶の内容を提出させるよう求めていた文書課長連絡を廃止した。
そして政権交代して安倍晋三内閣となっていた2013(平成25)年2月、通達は廃止された。
前例はあるのだから、木原氏には自衛隊を差別するかのような古びた通達については、改正であれ廃止であれ速やかに実行に移してもらいたい。

<正論>自衛官の靖国参拝の意味と思い 元陸上幕僚長・岩田清文
2024/1/31 8:00
https://www.sankei.com/article/20240131-FHPQHDOPFFJLVIBZ2ABXACDT4U/?809072
■国のため命懸けた先人の志
現役当時から、個人的には、もしいざという時が訪れ最後の時が来たならば、靖国神社に祀ってほしいとの願いを持っていた。
靖国神社には、戊辰戦争に始まり日清・日露戦争、そして大東亜戦争に至るまで、
「祖国日本を護る」
との一念の下、尊い生命を捧げられた246万6000余の柱が祀られている。
我々自衛官と同じ
「国のために命を懸ける」
との志を持たれていた先人が祀られる靖国に、自分の死後もありたいと思っていたからである。
台湾有事・日本有事の危機感が高まる中、自己の死生観に磨きをかけている自衛官諸氏も多いことであろう。
その中には、いざという時は靖国に祀ってもらいたいという、私と同様の気持ちを持つ自衛官もいるものと思う。
2022年12月に閣議決定した安全保障関連3文書でも有事に関する強い危機感が示され、戦争を抑止するための具体化が進んでいる。
その中で自衛官が戦死した場合の様々な処遇等を検討すると共に、慰霊の在り方についても静かに議論を深めていくべきだろう。
現状、防衛省では人的基盤強化の抜本的な検討が進んでいるようであるが、報道のような
「丸刈りの廃止」
という小手先の処置だけでは抜本的改革とは言えない。
特別職の国家公務員という位置付けではなく、いざという時は国のため命を懸けることを誓った存在であることを念頭に置いた、真に
「抜本的」
な検討が必要である。
そもそも自衛官の戦死に関わる具体的な検討が疎かになっていること自体が、我が国が未だに戦後レジームからの脱却が図られていないことの証左かもしれない。
安倍晋三首相(当時)はその戦後レジームから脱却する具体的取り組みの1つとして、2015(平成27)年8月15日の前日、14日に戦後70年の談話を閣議決定した。
そこには
「尊い犠牲の上に、現在の平和がある」
「これが、戦後日本の原点」
「2度と戦争の惨禍を繰り返してはならない」
「先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました」
「自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持」
と述べた上で、
「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」
「しかし、それでも尚、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません」
と強調している。
特に
「70年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは、静かな誇りを抱きながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります」
と述べたことは重要だ。
■慰霊まで他国に配慮する呪縛
我々日本人は、いつまで靖国での慰霊を他国に配慮し続けるのか。
戦後80年を目前に、これまでの平和を大事にする日本の歩み、そして日本の生き様に自信と誇りを持ち、主権国家として堂々と生きていくべきではないのか。
主権とは、対外的には国家の独立性を保持し、外国からの干渉を排除する権利と理解する。
であるならば、神社への参拝という日本人としてごく自然の風習を守り続ける独立性、そしてその行為に対する外国からの干渉を排除して初めて我が国は主権国家と言えよう。
■日本人としてごく自然のこと
靖国神社は
「祖国を守るという公務に起因して亡くなられた方々の神霊」
を祀る場であり、そこには、日本人として戦い、亡くなった台湾や朝鮮半島出身者、そして大東亜戦争終結時に、東京裁判でいわゆる戦争犯罪人として処刑された方々なども含まれている。
身分や勲功の区別なく、国のために戦った1点において共通していれば、一律平等に祀られる点こそ、死後、その魂は永遠にこの世に留まり、国や地域などの場所で守り神となるという、悠久の昔から伝わる日本人の伝統的信仰に基づくものと私は理解している。
この靖国神社に赴き、戦没者を追悼して日本の安寧を祈禱することは、日本人が長年に渡り培ってきた社会的儀礼であり習俗的行為である。
私は、陸上幕僚長に就任するその日の早朝、個人的に靖国神社に参拝し、靖国の神霊に、陸上防衛の責任者としての決意と同時に、願わくばご加護を賜ることを祈願した。
その3年後、離任当日の早朝、改めて参拝し、陸上幕僚長の職を解かれたことと、併せて37年間の防人としての任を終えることを報告し、感謝の意をお伝えした。
日本人としてごく自然のことであり、参拝後は、純粋に清々しい気持ちを持つことができた。
今、現役自衛官の靖国参拝に関する報道があるが、参拝した自衛官たちは、2023年4月に宮古島海域において殉職した同僚たちを思いながら航空安全を祈願するとの、純粋な気持ちで参拝したものと信じる。
靖国に参拝する自衛官の思いには、個人ごとに様々な意味があると思う。
しかし共通して、いざという時は身をもって国防の責任を果たすとの強い思いが根底にあることは言うまでもない。

木原稔防衛相「必要に応じて改正すべき」 部隊参拝禁じた通達見直しに言及
2024/1/30 11:59
https://www.sankei.com/article/20240130-4K2XNROE5ROQNL6AHWG57MVVZ4/
木原稔防衛相は2024年1月30日の記者会見で、陸上自衛隊幹部らが公用車を使って集団で靖国神社を参拝したことを巡り、宗教施設の部隊参拝などを禁じた1974(昭和49)年の事務次官通達について
「内容を不断に検討し、必要に応じて改正を行うべきだと考えている」
との認識を示した。
木原氏は通達について
「50年前のものであり、それ以降、信教の自由や政教分離原則に関する最高裁の判例もいくつか出ている」
と改正の必要性に言及した。
陸自幹部らの靖国参拝について、防衛省は通達違反の可能性があるとして調査したが、憲法で認められる私的参拝と結論付けた。
一方、幹部ら3人が公用車を利用したことは適切ではないとして計9人を処分した。

(社説)陸自靖国参拝 組織性は否定できない
2024年1月30日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/DA3S15851129.html?iref=pc_rensai_long_16_article
同じ部署に所属する幹部らが、示しあわせて集団で参拝した。
しかも、確認されただけで、過去5年の恒例行事だったとみられる。
各人の自由意思に基づく
「私的参拝」
だというが、組織性は否定できない。
旧軍との
「断絶」
をどう考えているのか。
疑問を持たざるをえない。
陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)らの今月(2024年1月)初旬の靖国神社参拝を、宗教的活動に関する事務次官通達に抵触する疑いがあるとして調べていた防衛省が、違反はなかったと発表した。
憲法は
「信教の自由」
を保障する一方、宗教上の行為を強制されないことや、国による宗教的活動の禁止を定めている。
これを受け、防衛省は事務次官通達などで、部隊としての参拝や隊員への参加の強制を禁じているが、今回の事例はいずれにも当たらないと結論づけた。
調査によれば、小林氏を委員長とする陸自の航空事故調査委員会の関係者41人に、航空安全祈願のための靖国参拝の案内があり、うち22人が参加した。
全員が自由意思で応じ、私的参拝との認識から、休暇をとり、玉串料も私費で払ったという。
参拝が自発的で、私的参拝の外形を整えていたとしても、
「実施計画」
をつくったうえ、トップを含む大勢のメンバーが一斉に行動している。
これを部隊としての活動ではないというのは、苦しい説明ではないか。
そもそも、航空安全祈願がなぜ靖国神社でなければいけないのかも、よくわからない。
防衛省は通達違反を否定したうえで、小林副長ら3人が移動に公用車を使ったことについては、その必要はなく
「不適切」
だったと認め、訓戒とした。
公用車の使用自体、公務の延長上と受け止められても仕方ないというのに、正面からの検討を避けたと言うほかない。
もちろん、自衛隊員が一国民として、神社仏閣に参拝することに、何ら問題はない。
しかし、自衛隊の幹部が集団を率いて靖国神社に参拝するとなると話は別だ。
靖国神社は戦前、旧陸海軍が共同で管理した。
戦没者を
「英霊」
としてまつり、国家主義や軍国主義の精神的支柱となった。
東京裁判で戦争責任を問われたA級戦犯14人が合祀されてもいる。
それゆえ、政治指導者など公的な立場にある者の参拝は、過去を正当化するものと受け止めざるをえない。
戦後、平和憲法の下で再出発した自衛隊に、歴史への反省を疑わせるような振る舞いがあってはならない。

靖国参拝に公用車利用の陸自幹部処分、信教の自由萎縮させる通達廃止を
2024/1/26 20:27
https://www.sankei.com/article/20240126-D3QMV5DP5RISHC6N2N47ESDVRA/
靖国神社を参拝する際に公用車を利用したとして陸上自衛隊の幹部が処分された。
防衛省の内部調査によって同省が定める公用車の利用基準に照らし、適切ではないと見做されたためだ。
一方で、参拝は
「私的な行為」
で、同省事務次官通達が禁止する部隊参拝には当たらないと判断した。
より規律が重んじられる自衛隊にあって、違反が認められた場合に厳正な処分を下すことは当然だ。
ただ、今回の処分はあくまで公用車利用に関する違反が認められたものであって、自衛隊員による靖国神社参拝の是非とは別の議論である。
今回の参拝を巡っては、極東国際軍事裁判(東京裁判)のいわゆるA級戦犯が合祀されている靖国神社である点を殊更に強調し、批判する向きがある。
憲法20条は、信教の自由を保障している。
自衛隊員といえども一国民として神社仏閣などを自由に参拝する権利がある。
個人であろうが集団であろうが、私的に靖国神社を参拝することに何ら問題はない。
むしろ国を守る自衛隊員が、過去に国を守るため尊い命を捧げた戦没者の追悼施設を訪れることは自然な行為ではないか。
1974(昭和49)年に出された事務次官通達は、隊員個人の信教の自由を尊重すると共に、自衛隊が組織として宗教的活動に関わっていると疑念を抱かれないよう、宗教施設への部隊参拝や隊員への参加の強制を厳に慎むよう定めている。
ただ、2024年と同様の靖国参拝は過去にも行われていたとみられ、全国の部隊が靖国以外の宗教施設を集団で参拝している例もあるという。
通達は半世紀前に出されたものであり、既に形骸化しているとの指摘がある。
防衛省は、参拝に際して公用車の利用や玉串料の公費支出の禁止を通達に追記することを検討するが、今回の事案で明らかなように、私的か公的かの線引きは難しい。
もちろん隊員への参拝の強制はあってはならないが、自由意思による参拝をも萎縮させるような通達はむしろ廃止すべきではないか。

靖国私的参拝に公用車利用で陸幕副長ら9人処分 防衛省
2024/1/26 20:03
https://www.sankei.com/article/20240126-4RUWJQT6KZK7ZOPDLNGUTAOJLY/
防衛省は2024年1月26日、東京都千代田区の靖国神社を私的に参拝した際に公用車を利用したとして陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)ら9人を処分したと発表した。
小林氏ら3人を訓戒、監督不十分で森下泰臣陸幕長(同)ら4人を注意、公用車利用などの報告を受けた2人を口頭注意とした。
同省によると、小林氏ら陸自航空事故調査委員会の関係者22人は2024年1月9日午後、全員が時間休を取得して靖国神社を参拝した。
参拝は新年の安全祈願が目的で、実施計画を事前に作成して行われた。
小林氏ら3人が公用車を利用していた。
陸自は、能登半島地震の災害派遣対応に備えるため公用車を利用したと説明。
同省は参拝時に小林氏が緊急に参集しなければならない蓋然性は低かったなどとして
「適切でなかった」
と指摘した。
一方、実施計画に基づく参拝であることなどを踏まえ、宗教施設の部隊参拝などを禁じた事務次官通達に違反する可能性があるとして調査したが、私的参拝と結論付け、通達違反は認めなかった。

主張
靖国神社 陸自幹部の参拝は当然だ
2024/1/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20240116-3R3N5OQ3KNJYVACCSLHO4MGNUQ/
陸上自衛隊の幹部が靖国神社を参拝したことを、在京の中国大使館や一部のメディアなどが批判している。
防衛省は宗教の礼拝所を部隊で参拝することなどを禁じた昭和49年の事務次官通達に反していないか調査中だ。
いずれも日本の戦没者(英霊)追悼を蔑ろにするもので容認できない。
陸自幹部の靖国神社参拝は公的、私的を問わず何の問題もなく、むしろ推奨されるべき話である。
処分を強行するなら言語道断で、歴代防衛相を含め防衛省自衛隊の幹部が定期的に参拝していない現状の方がおかしい。
小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)ら数十人が2024年1月9日、靖国神社を参拝した。
小林副長は時間休を取得していた。
2023年4月に陸自ヘリコプターが沖縄県・宮古島周辺で墜落した事故の調査委員会メンバーが安全祈願をするのが主な目的だった。
公用車を利用したり、参拝が行政文書に記載されたりした点を難じ、次官通達にも反したという指摘がある。
敗戦で解体された陸軍と、陸自が別組織である点や、極東国際軍事裁判(東京裁判)のいわゆるA級戦犯が合祀されている点を理由にした批判もある。
だが、能登半島地震で陸自は動員中で、事態に応じて直ちに陸幕に戻れるよう公用車を使用するのは当たり前だ。
そもそも安倍晋三、小泉純一郎両元首相ら歴代首相の靖国神社参拝は公用車を利用したではないか。
国会は昭和28年、「戦犯」赦免を全会一致で決議し、政府はA級を含め刑死した受刑者の遺族にも年金を支給してきた。
靖国神社の問題は日本の立場を取るべきで、中国などの内政干渉に迎合してはならない。
靖国神社や護国神社は近代日本の戦没者追悼の中心施設で、他の宗教の礼拝所と同一視する次官通達は異常だ。
戦没者追悼や顕彰を妨げる50年も前の時代遅れの通達は改めるべきだ。
日本を守るため尊い命を捧げた戦没者にとって靖国神社に祀られることは自明だった。
だからこそ、占領期も含め戦後長く、昭和天皇のご親拝や首相、閣僚の参拝が続いた。
国内左派の批判や外国の内政干渉に怯え、首相や閣僚の参拝が近年減ったのは残念だ。
日本の礼節を取り戻すためにも、岸田文雄首相、木原稔防衛相は率先して参拝してもらいたい。

陸自幹部らの靖国参拝巡り「時代遅れの通達こそ見直すべき」自民・山田宏氏
2024/1/12 17:24
https://www.sankei.com/article/20240112-476JJVJLXRFNFGPNIY4UQ6AJUU/
陸上自衛隊幹部や隊員ら数十人が2024年1月9日に東京・九段北の靖国神社を参拝したことを巡り、防衛省が調査に乗り出すなど波紋が広がっている。
宗教施設の部隊参拝や隊員への参拝の強制を禁じた事務次官通達に違反する可能性があるためだ。
幹部らは時間休を取得し、私費で玉串料を収めたが、参拝の実施計画が作成され、一部の公用車使用から部隊参拝に該当するなどと指摘されている。
こうした指摘に対し、自民党の山田宏参院議員は半世紀前の昭和49年に出された通達の見直しを訴える。

国のために尊い命を捧げられた英霊を、自衛官が参拝するのは当たり前だ。
50年前の時代遅れの通達を見直さず、放っておいたことが問題だ。
もちろん参拝の強制はあってはならない。
ただ、隊員が自由意思に基づいて皆で参拝することは、現通達からも問題ないと考える。
世界の常識だ。
2023年4月には陸自ヘリコプターが沖縄県の宮古島周辺で墜落し、隊員10人が死亡した事故が起きた。
今回、靖国で安全を祈願した陸自幹部や隊員は事故を調べた航空事故調査委員会のメンバーだ。
痛ましい事故を2度と起こさせまいと皆で祈願して何が悪いのか。
国のために尽くした英霊に安全を祈願するのは、英霊への慰霊でもある。
陸自幹部の集団参拝は日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」や毎日新聞がスクープとして報じたが、自衛官の靖国参拝を問題視する国民は少ないのではないか。
防衛省は釈明に追われているようだが、萎縮しないかを危惧する。
こんなことで有事の際に自衛隊は戦えるのか。
50年前に比べ、日本の周りは軍事的な脅威ばかりだ。
現在の日本の安全保障環境に合わせて、自衛官の靖国参拝のあり方も他国の軍隊の在り方と同様に国際標準にすべきだろう。

陸幕副長ら集団で靖国参拝 規律違反の可能性、防衛省が調査
2024/1/11 20:49
https://www.sankei.com/article/20240111-FWG5A6IQU5LY7M52SN7CJRRMZQ/
防衛省は2024年1月11日、陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)が2024年1月9日に公用車を使い、東京都千代田区の靖国神社を参拝していたと明らかにした。
小林氏が委員長を務める陸自航空事故調査委員会の関係者数十人と集団で参拝した。
同省は宗教施設の部隊参拝などを禁じた事務次官通達に違反する可能性があるとして、調査を始めた。
同省によると、小林氏らは2024年1月9日午後に時間休を取得して靖国神社を参拝した。
参拝は新年の安全祈願が目的で、同委員会としての実施計画に基づき行われた。
小林氏以外の一部参加者も公用車を利用していた。
同省は、公用車の利用や実施計画による参拝であることを踏まえ
「外形的には事務次官通達に違反する可能性がある」
「規律違反が認められる場合は厳正に対処する」
としている。
陸自は、参拝は
「私的な行為」
で、公用車の使用に関しては
「能登半島地震の災害派遣中であり、速やかに職務に戻るための備えだった」
と説明している。
事務次官通達は昭和49年に出され、宗教上の礼拝所への部隊参拝や隊員に参加を強制することは厳に慎むべきと定めている。
平成27年6月に陸自化学学校が精神教育として隊員に靖国神社を参拝させたことが通達違反に当たるとして関係者が処分された例がある。

陸幕副長、公用車で靖国 「災害派遣に備え」と説明
2024/1/11 11:32
https://www.sankei.com/article/20240111-MGX4N4BB4FMDLGJUX7BHJD757I/
陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)が2024年1月9日午後に公用車を使い、東京都千代田区の靖国神社を参拝していたことが2024年1月11日、陸自への取材で分かった。
小林氏は時間休を取得し、新宿区の市谷にある防衛省との間を公用車で往復。
現地で合流した複数の陸自幹部と共に参拝した。
陸自は、小林氏が参拝したのは勤務時間外で
「私的な行為」
と説明。
公用車の使用に関しては
「能登半島地震の災害派遣中であり、速やかに職務に戻るための備えだった」
と説明している。
小林氏は2024年1月9日午前、防衛省に出勤。
午後に時間休を取った間に公用車で靖国神社を訪れた。
参拝は新年の安全祈願が目的だった。
他の陸自幹部らも勤務時間中ではなかったという。

中国大使館、陸自幹部の靖国参拝に「歴史冒とく」と反発
2024/1/15 19:43
https://www.sankei.com/article/20240115-QT3446AZYRKSPCS7SYP7M5ODEI/
在日中国大使館は2024年1月15日までに、陸上自衛隊幹部による靖国神社参拝について
「歴史の正義を公然と冒瀆し、被害国の民衆の感情を深く傷つけた」
として
「断固反対する」
との報道官の談話をサイトに掲載した。
談話は、日本に対し
「侵略の歴史を直視し、軍国主義と徹底的に決別」
することを求めた。
2024年1月13日に中国語で掲載され、日本語版はない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/455.html#c44

[政治・選挙・NHK293] 刑務所がセーフティーネットとなった国 「もう食べてゆけない」<原因は労働法制の緩和、下手人は竹中平蔵と経団連だ>(田中龍… 赤かぶ
47. 秘密のアッコちゃん[168] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月27日 12:28:35 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[281]
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岸田政権とは何だったのか
Hanada2024年4月号 門田隆将
2024年2月15日配信の時事通信調査は、僅かに残っていた岸田内閣の希望を見事に打ち砕いた。
注目の内閣支持率は16.9%。
自民党が2012年政権復帰以降”最低”で、政党支持率も16.3%と20%に遥か届かなかった。
時事通信は全国2000人を対象に
「個別面談方式」
という同じ方法を長期に亘って採っており、調査の信憑性が高いことで知られる。
私は、間違いなく岸田政権が”終焉のカウントダウン”に入った中、
「この政権は一体、何だったんだろうか」
と考えている。
政権発足当初から言われた財務省の操り人形という見方、それは”ステルス増税”や”増税メガネ”という言葉で表現され、また公約になかったLGBT法を突如、言い出して、見事に国内を分断して成立させたやり方、更には欧州があれだけ頭を抱えている大問題なのに”移民政策推進”へと突き進んでいく思考等、おかしな点を数え出したらキリがない。
先の最低支持率は、言うまでもなく安倍時代の7年8カ月に史上初の国政選挙6連勝を成し遂げた岩盤支持の保守・現実層から
「完全に見放された」
ことを示している。
18歳から29歳という最も若い有権者を最大の支持母体とした安倍首相は、彼らを最優先にする政策を続け、就業率を劇的に改善させ、全国の有効求人倍率を史上初めて全国47都道府県全てで
「1.0以上」
にした。
つまり、贅沢さえ言わなければ、誰でも職に就くことができる時代を創り上げたのである。
その下で閣僚を長く続けた岸田氏は、そこから何も学ばず、この岩盤支持層から完全に愛想尽かしをされてしまったことになる。
しかし、私は、これらとは別の岸田首相が持つ異常な執念、そして表面からは窺い知れない内面の酷薄さについて考えてみたいと思う。
それは岸田首相が抱き続けた
「清和会への怨念」

「解体への執念」
についてだ。
政治資金パーティー問題で、遂に清和会(清和政策研究会)は解体され、45年の歴史にピリオドを打った。
党内で最大勢力を誇る派閥を、時の総理が
「解体する」
という政党政治史上、あり得ないことが起こったのである。
だが振り返ってみれば、2022年7月8日、安倍晋三氏が死去して
「すぐ」
始まった岸田首相による清和会ターゲットの戦いは凄まじいものではなかったか。
「通常国会の審議に続く選挙で、閣僚たちは故郷に錦を飾っていない」
「今度のお盆は閣僚をたちを故郷で過ごさせて内閣改造はお盆の後にしてあげてほしい」
生前の安倍氏との約束だったこの
「お盆後の内閣改造」
を岸田首相はすぐに反故にし、お盆前の改造を断行した。
そして更に茂木敏充幹事長と連携し、
「旧統一教会問題」
で清話会を一網打尽にしようとした。
自身も含め宏池会と旧統一教会との関係は深いのに、岸田首相は、
「所属国会議員は過去を真摯に反省し、しがらみを捨て、当該団体との関係を断つこと」
「これを党の基本方針として関係を断つよう所属国会議員に徹底すること」
と言ってのけた。
信教の自由を保障されている日本で、政権政党が宗教弾圧に乗り出したのである。
統一教会による霊感商法被害や合同結婚式などが社会問題となった30年前(1990年代前半)ならいざ知らず、消費者契約法の成立と改正、あるいは消費者裁判手続特例法など、当の安倍氏をはじめとする歴代自民党政権の施策で、霊感商法による被害が30年前の100分の1になっている現状での措置だった。
次に岸田氏が打ち出してきたのはLGBT問題だ。
前述のように公約にもなかったLGBT問題を利用し、保守派の清和会の力を一挙に削いでいったのである。
そして、総仕上げが政治資金パーティー問題だ。
問題が発覚するや、岸田氏は清和会所属の大臣、副大臣計9名を聴取もしないまま更迭。
世間に
「これは清和会問題である」
との印象を植え付け、一気に解体へと持って行ったのである。
これほどの露骨なやり方で首相が1つの派閥を攻撃し続けた例を私は知らない。
宏池会への非難を巧みにかわしながら、清和会解体という目的に突き進んだ岸田首相。
この手腕だけは政治家として認めなければなるまい。
だが、あれだけ世話になった最下の安倍氏に対して、人として許すべからざる
「所業」
であると思うのは、私だけだろうか。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/463.html#c47
[政治・選挙・NHK291] 高市早苗、三浦瑠麗、杉田水脈…安倍晋三周辺「喜び組」の末路 適菜収 だから何度も言ったのに(BEST TiMES) 赤かぶ
62. 秘密のアッコちゃん[169] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月27日 16:11:38 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[282]
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祖国のために戦いますか
Hanada2024年4月号
ジャーナリスト 櫻井よしこ
元航空自衛隊空将 織田邦男
■学生に驚くべき変化が
★櫻井
2024年1月19日、私が投稿したX(旧ツイッター)のポストが話題になりました。
ネット番組「言論テレビ」
には、私がその週に起こった事や感じた事を語る
「今週の出来事」
というコンテンツがあります。
私はそこで、織田邦男さんが麗澤大学で、学生に安全保障について教えていることを取り上げ、Xにこう投稿しました。
<「あなたは祖国のために戦いますか」>
<多くの若者がNOと答えるのが日本です>
<安全保障を教えてこなかったからです>
<元空将の織田邦男教授は麗澤大学で安全保障を教えています>
<100分の授業を14回、学生たちは見事に変わりました>
それに対して、
「先ず櫻井よしこよ、お前が銃を持ち先頭切って戦いに行け」
「櫻井よしこ、お前が率先して行け。人の命を軽んじるな!」
「自分は戦場に行く気もない人間がこういうことを言うんだね」
「老人が若者を煽ってはいけません」
「祖国のためではなく、権力者のために血を流すことに若者も年寄りもNOと言っているのです」
など、物凄い罵詈雑言が飛んできました。
私は
「今週の出来事」
で、織田さんが学生にどのように安全保障を教え、学生がどう変わったかを述べただけで、
「若者よ、国のために戦え」
などと言っていません。
批判してきた人たちは、きちんと
「今週の出来事」
を見ないで発信しているのでしょう。
織田さんの安全保障講座は教室が一杯になるくらい学生たちに人気なんですね。
★織田
軍事を主体とした安全保障を前期に、外交を主体とした安全保障を後期に、1コマ100分、それぞれ14回で、1年生から4年生まで選択できる講座です。
始めた2022年は75人でしたが、2023年の前期は188人、後期は315人まで増えました。
前期と後期、両方取らなくてはいけないということはなく、片方だけ取る学生もいます。
★櫻井
なぜ、倍々ゲームで受講したい学生が増えていったのでしょう。
★織田
日本の周りには中国や北朝鮮といった一党独裁国家が存在し、いつ戦争を仕掛けられてもおかしくない状況にあります。
若者は本能的に戦争の不安を感じ取り、どうやったら平和を確保できるか、その答えを求めているんです。
日本は歪で、アカデミズムの偉い人が集まる
「日本学術会議」
は軍事研究を行わないことを標榜し、それが罷り通っている。
軍事研究をしないでどうやって平和を獲得するのか。
★櫻井
日本学術会議は、防衛省の実施する安全保障研究推進制度に反対する一方で、中国に招聘されたら、人民解放軍傘下の国防7大学で研究しています。
完全なダブルスタンダードで、むしろ平和を脅かしている。
★織田
そんな歪な状況だから、日本では外交中心の国際関係論の講座はあっても、軍事も含めた安全保障について教える講座がないんです。
私が麗澤大学で講座を持った2022年の前半、興味深い
「世界価値観調査」
図録 もし戦争が起こったら国のために戦うか(2017年〜20年)
https://honkawa2.sakura.ne.jp/5223.html
がありました。
79カ国を対象に、18歳以上の男女に
「国のために戦いますか」
と問いかけたアンケートです。
「はい」
と答え人の割合を見ると、ベトナムの96.4%が1位なのに対し、日本は13.2%でダントツの最下位。
「わからない」
と答えた人も38.1%で、一番多かった。
★櫻井
下から2番目のリトアニアでさえ32.8%ですから、日本が如何に少ないかが分かります。
★織田
なぜ、こんなに少ないのか。
私は、日本では安全保障を教えないから机上の空論で思考停止しているのではないか、と仮説を立てたんです。
地に足の着いた安全保障のリアルを教えれば変わって来るのでは、と。
2023年の前期講座の始めに、学生88人に
「国のために戦いますか」
と同じ質問をしました。
すると、
「はい」
と答えたのが15%で、ほとんど
「世界価値観調査」
と同じ結果でした。
しかし、前期の講座の終わりにまた同じ質問をすると、78%の学生が
「はい」
と答えたんです。
後期の講座の最後にも同じ質問をしたら、何と前期より多い95%が
「はい」
と答えました。
★櫻井
物凄い成長ではありませんか。
★織田
95%というのは余りに高過ぎるなと違和感を持っていたんですが、学生のレポートを読んで納得しました。
「はい」
と答えた理由について、多くの学生がこう書いていたんです。
「現実を知れば、戦う以外の選択肢はないと思いました」
と。
言わば
「消極的抵抗派」
なんです。
私は、これは健全な変化だと思いますよ。
■国家の死亡率は25%
★櫻井
「戦う」
と一言で言っても、様々な戦い方があります。
我々言論人が、言論の場で議論を交わすのも、広い意味で
「戦う」
に入るでしょう。
決して、小銃を持って前線に行くことだけが
「戦う」
のではなく、自衛隊に対して食事を作るのなどの後方支援も
「戦う」
の中に入ることを学生も学んだわけですね。
★織田
軍国主義教育をやっているんじゃないかとか言われるのですが、全くそんなことはありません。
例えば、前期の始めは
「国家とは、国益とは何か」
という所から教えます。
国家とは永続する存在のように考えがちですが、そんなことはありません。
この200年を振り返るだけでも、滅んだ、あるいは併合された国家は51カ国もある。
「国家の死亡率」
を計算すると25%、かなり高い確率で、国はなくなる可能性があるわけです。
また、国家というのは国民を守る責務があるが、その国家は国民1人1人が支えなくてはいけないとか、基本的な話をします。
★櫻井
他の国では、常識的な話ですね。
★織田
講座で取り上げる項目も、ソフトパワーやハードパワー、パワーバランス、国連の特徴や各国の核戦略など基本的なことばかりです。
外交を中心とする後期の講座では、戦後外交を中心に安全保障について講義するのですが、講義の前に、先ずは直近1週間に世界で起きたことを取り上げます。
例えば、ガザ紛争が勃発したら、中東の歴史、パレスチナとイスラレルの関係、ハマスとヒズボラなど、20分くらい解説した後、今度はウクライナ戦争や台湾有事など、今、起きているリアルな情勢を数回に分けて解説しました。
その後、戦後外交史を主体にした安全保障講義に入るわけです。
やはり学生たちは、今、実際に起こっていることに非常に関心が高く、熱心に講義を聞いてくれます。
★櫻井
しかも、織田さんは自衛官でしたから、軍事についてよりリアリティのある解説ができる。
■台湾有事を自分事として
★織田
軍事や戦争については、実務者の視点で解説しています。
例えば、台湾有事では、巷間言われているような中国軍が台湾に上陸作戦を仕掛ける可能性は極めて低い。
先の大戦で、米軍は沖縄上陸に18万の兵員を投入しました。
台湾の面積は沖縄の約15倍ですから、単純計算で台湾上陸作戦をするためには270万もの兵員が必要になる。
軍事的に見ると、中国軍にそんな兵力を上陸させる能力はありません。
しかし、習近平は台湾併合を歴史的使命だと言っていますから、必ずやるでしょう。
では、どのようにやるか。
私が習近平の参謀長だったらどうするかという視点で、学生に説明します。
簡単に言うと、台湾人に対して
「認知戦」
を仕掛けるということです。
★櫻井
「認知戦」
とは、敵の認知・思考・決定をコントロールする心理戦のようなものですね。
偽情報の拡散、演習の活発化、海軍艦艇による接続水域内の航行、戦闘機による接近飛行、周辺海域への弾道ミサイル発射など軍事的威嚇・恫喝などで、台湾人に
「戦っても勝てない」
と思わせる。
これは、もう既に行われています。
先の台湾総統選前、中国は台湾の地方自治体の有力者らを中国に招待し、中国寄りの国民党に投票するよう仕向けました。
更に、国民党への支持を明確にした者だけに、台湾産の農水産物の禁輸を解除しています。
★織田
もし、台湾がギブアップしたら、日本にどんな影響があるか。
こういうリアルな視点で学生に考えてもらいます。
台湾が攻略されれば、日本の生命線であるシーレーン(海上輸送路)の途絶も考えられる。
もしそうなれば、コンビニの棚から物が消える可能性もある。
そこで学生たちは、ようやく自分事として、台湾有事を考えるようになるんです。
そこから、じゃあ台湾住民が認知戦でギブアップしないためにどうすればいいかを考える。
日本は台湾に寄り添わなくちゃいけない。
同時に、日米が結束して、習近平に邪な考えを起こさせないようにする。
★櫻井
中国を過小評価する意見もありますが、私は甘く見てはいけないと思っているんです。
中国共産党というのは、ある種、異常な政党ですが、自分たちが目指すべき長期戦略をしっかり持っている。
日本は反対に、リーダーが代わる度に、戦略がグラグラしています。
■中国は基本的に力の信奉者
★織田
中国は基本的に
「力の信奉者」
なんです。
1990年代、私はスタンフォード大学で客員教授をやっている時、天安門事件をきっかけに米国に亡命したある中国人と知り合いました。
彼に、中国ってどんな国かと尋ねたら、ずばりこんな答えが返って来た。
「中国は2人の『カール』を愛する国だ」
「1人はカール・マルクス、もう1人はカール・フォン・クラウゼヴィッツ」
クラウゼヴィッツは『戦争論』という本で、
「戦争とは、政治目的を達成するための手段である」
という有名な言葉を残した軍人です。
「力の信奉者」
である中国は、相手が弱そうななら攻めるし、強そうなら思い止まります。
★櫻井
金正恩氏も同じような所がありますね。
いくら国際社会が非難しても核・ミサイル開発を続けていた金正恩氏ですが、トランプ氏は大統領になると、ステルス性が高く60トンもの爆弾を運べるB-1B爆撃機2機を北朝鮮の元山上空に飛行させるなど、激しいプレッシャーを掛けました。
北朝鮮は防空レーダーもなく2機の飛来に気が付かず、金正恩は本気で米軍の斬首作戦を恐れるようになった。
それ以降、金正恩は核・ミサイルの実験を全てやめ、2018年6月にはシンガポールでトランプ氏との首脳会談に応じています。
バイデン政権になってからは、また核・ミサイル実験を再開しましたから、非常に分かり易い。
★織田
講義していて感じるのは、
「抑止」
について理解が足りない。
高校までの教育で、抑止について教わっていないのでしょう。
もう日本から戦争を仕掛けるようなことはありませんが、他国から戦争を仕掛けられる可能性はある。
戦争を仕掛けられないようにするにはどうすればいいか、これが抑止です。
抑止は能力と意思、そしてこの2つを相手側が理解することで成立する。
これが抑止の原則です。
つまり、1発殴られたら殴り返すだけの能力と、殴り返す意思を持っていなければなりません。
ただ、それだけではダメで、相手側がこちら側の能力と意思を理解して、初めて抑止は働きます。
だから、我々もしっかり殴り返す能力と意思を持たなくてはいけません。
そして、相手にそれを理解させることです。
ただ向こうが100持っているから、こちらも100持つことが必要かと言ったら、私は必ずしもそうは思いません。
殴ってきた相手を返り討ちにできなくても、脛をスタズタに切り刻むくらいの反撃力と、その意思を持てば抑止には繋がる。
国のために戦う人が13.2%では抑止にならないのです。
ゼレンスキー氏の失敗は、そこにあります。
ウクライナ戦争のロシア軍の死傷者は推定30万人と言われています。
もしウクライナに手を出せば30万人以上の死傷者が出るぞと、初めからプーチンに
「理解」
させていれば、プーチンは戦争を仕掛けなかったはずです。
★櫻井
「国のために戦いますか」
と問われて、
「戦いません」
とか
「分かりません」
という国民が多いと、相手がこちらを甘く見て、抑止にならない、つまり戦争を呼び込む危険があるということですね。
★織田
殴り返す能力と意思を持っていなくては、平和を保てない。
古代からの箴言である
「汝、平和を欲するなら戦争を準備せよ」
という逆説的なことが、今の日本人には理解できないのです。
それはやはり、日教組の教育から来ていると思います。
殴り返すこと自体が悪だという教育ですからね。
■女性学生のレポートに驚愕
★櫻井
日本人は、自分たちだけが平和なら外から害を受けることはない、と思っている人が一定数いますね。
織田さんがおっしゃったように、今は日本が外に戦争を仕掛ける時代ではなく、戦争が向こうからやって来る時代なのに。
★織田
戦後すぐは、GHQの洗脳もあって、日本さえ戦争を仕掛けなければ平和だという考えがあったのでしょう。
だから憲法前文に、
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」
なんて書いてある。
しかし、日本は戦争を放棄したかもしれないけれど、今は戦争の方が日本を放棄してくれない状況になっています。
★櫻井
GHQの占領政策が見事に成功し、日教組の影響も加わり、1国平和主義的な日本人が増えてしまった。
★織田
ある女子学生のレポートを読んでいたら、こんな事が書いてありました。
「私は国のために戦うことは悪だと教えられてきました」
「それが14回の講義を受けて間違っていることが分かりました」
私は日教組の影響が強い高校を卒業していますが、驚きましたよ。
日本の学校は、学生に一体どんな教育をやっているのかと。
■世界一、核に囲まれた国
★櫻井
しかし、織田さんが現実の安全保障論を教えることで、学生たちは変わったわけですね。
抑止の話をする際、避けては通れないのが核ですが、学生には核についても教えるのですか。
★織田
核については、じっくり2コマ・200分かけて講義しており、キューバ危機やNPT(核不拡散条約)体制など、核戦略の歴史や理解など一通り説明しています。
★櫻井
最近、核抑止が働かなかった例が、ウクライナ戦争ですね。
ロシアが侵攻する懸念が高まっている時、バイデン大統領はロシアの核を恐れて、派兵しないことを早々に発表してしまいました。
★織田
屈したというより、ロシアの核の威嚇・恫喝に、本来ロシアを抑止しなければならない核大国アメリカ自身が逆に抑止されてしまった。
★櫻井
ロシア、中国、北朝鮮と、核及びミサイルに囲まれているのは、広い世界で日本だけです。
今、日本はアメリカの核の傘に頼っているわけですが、それでも安心できない状況になりつつあります。
ロシアだけでなく、中国もどんどん核を増やしてきて、アメリカは2正面作戦を取らざるを得ない。
あるアメリカの学者は、
「アメリカが今持っている核の数では、2正面作戦は無理だ」
「核を2倍に増やさなければ対応できない」
と分析しています。
★織田
中国の核弾頭保有数は、2035年には1500発に増えるとの見通しです。
ロシアも中国も、日本を攻撃する意思は示していませんが、北朝鮮は
「日本列島は核弾頭により海に沈められなければならない」
「日本は最早我が国の近くに存在す必要はない」
と明確に攻撃の意思を示しています。
我々は核攻撃を受けるリスクを、もう少し真剣に考えた方がいい。
★櫻井
もし、日本が核攻撃を受ける危険に晒された時、日本政府はどうするのですか。
★織田
それは明らかにされていません。
■岸田さんも織田講座を
★櫻井
2023年4月、バイデン大統領と韓国の尹錫悦大統領は、北朝鮮の核への抑止力強化を謳った
「ワシントン宣言」
を発表し、有事の時、米国の核運用計画の作成段階から韓国が協議に加わる核協議グループ(NCG)の新設を明記しました。
私はその報道を見て、日本とアメリカで核の議論をしているのだろうかと疑問に思い、取材してみると、実は韓国よりも深く話し合われていることが分かりました。
しかし、その内容は一切表に出てきません。
なぜ表に出てこないのか、関係者に話を聞いたら
「もし、核について議論していることが表に出たら、国民やマスコミから叩かれます」
と言うんです。
★織田
おかしな話ですね。
核についての講義後、学生のレポートを読んでいると、
「聞いたことのない話ばかりで新鮮だった」
「衝撃を受けた」
という感想が多い。
本当は高校生辺りで学ばなければいけないと思うのですが、今の日本は、核について議論することすらタブーになっており、思考停止に陥っている。
★櫻井
生前、安倍総理はフジテレビの番組で、米国の核兵器が配備され、その配備国が使用の際に協力する
「ニュークリア・シェアリング」(核共有)
を取り上げた上で、
「日本はNPT加盟国で非核3原則があるが、世界の安全がどう守られているかという現実についての議論をタブー視してはならない」
と語りました。
核議論を支持する世論もあったのに、自民党は1度、有識者にヒアリングして、すぐに議論をやめてしまった。
岸田さんも、
「非核3原則を堅持するという立場から考えて、認められない」
と否定しています。
★織田
岸田さんは被爆地の広島出身だから
「非核3原則を順守する」
と言っていますが、これっておかしいでしょう。
「国民を核から守るために、非核3原則の順守は最適解なのだ」
というなら分かります。
しかし、岸田さんの核を巡る発言を聞いていると
非核3原則を守ること自体が目的になっており、核から国民を守るかについては、議論さえしない。
日本の非核3原則は事実上、
「議論させない」
「考えない」
を足した
「非核5原則」
になってしまっています。
★櫻井
それに対してマスコミも批判しないから、議論が全く進みません。
★織田
アメリカ保有の核弾頭は基本的に戦略核で、戦術核を持っていません。
中国の戦術核に対応するために、潜水艦から発射する低出力の核、つまり戦術核を持つべきだという議論が起き、トランプ政権下で潜水艦発射巡航ミサイルの開発を決めた。
しかし、バイデン政権はこれを凍結してしまった。
潜水艦発射巡航ミサイル開発は、日本を守るためでもあったのです。
なのに、日本の政治家は誰もアメリカに抗議していないでしょう。
安全保障の知識のない人が多過ぎます。
★櫻井
岸田さん含め、日本の政治家、そしてマスコミにも、是非織田さんの安全保障講座を受けてもらいらいですね。
(本紙対談はインターネット番組「言論テレビ」2024年2月2日放送の内容を基に再構成しました)

ウクライナ軍戦死者「3万1000人」 ゼレンスキー氏が公表 対露停戦交渉を改めて否定
2024/2/26 1:43
https://www.sankei.com/article/20240226-S4M5W2ZBNJMUFDOBHWQY4ZNFX4/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月25日、2024年2月24日で3年目に突入した露軍との戦いで、ウクライナ軍の
「3万1000人が戦死した」
と明らかにした。
負傷者数は機密だとした。
露軍の損害に関し、戦死者が18万人、負傷者が最大50万人だとする推計も公表。
ウクライナ軍の損害の方が遥かに少ないと強調した。
また、現時点でロシアと停戦交渉を行う可能性を改めて否定した。
首都キーウ(キエフ)で行われた記者会見での発言をウクライナメディアが伝えた。
ウクライナ側が自軍の戦死者数に言及するのは、同国のポドリャク大統領府長官顧問が2022年12月に
「1万〜1万3000人だ」
だと明らかにして以来とみられる。
ゼレンスキー氏は、米国の一部やロシア側からウクライナ軍の損害を過大に見積もった数字が提示され、独り歩きしていると指摘。
そうした数字は
「噓だ」
とした。
両国軍の損害に関し、米紙ニューヨーク・タイムズは2023年8月、米国がウクライナ軍の戦死者を7万人、負傷者を10万〜12万人だと推計していると報道。
露軍の戦死者は最大12万人、負傷者は17万〜18万人だと見ているとした。
米国防総省高官は2024年2月、露軍の死傷者が少なくとも31万5000人に上るとの見方を示した。
ゼレンスキー氏はまた、対露停戦交渉について
「敵対者を殺している相手との対話は可能なのか」
「正義に関わる問題だ」
と述べ、現時点で交渉は不可能だと強調。
「『ウクライナが敗北する』という言葉はウクライナの消滅を意味する」
「我々の生存を懸けた戦いにそうした終局は訪れない」
「勝利以外の選択肢はない」
と抗戦を続ける意思を示した。
その上で軍事支援の継続をパートナー諸国に求めた。
戦況を巡り、ウクライナ軍高官は2024年2月25日、東部ドネツク州アブデーフカ西方の集落ラストチキノ郊外で露軍との戦闘が続いていると発表した。
ウクライナ軍はアブデーフカを2024年2月中旬に放棄した後、周辺の防衛線まで後退。
露軍の前進を食い止めたい構えだが、露軍の優勢が伝えられている。
http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/146.html#c62

[政治・選挙・NHK293] 何から何まで国民愚弄 「税金一揆」の怒りの火に油を注ぐ政倫審(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
39. 秘密のアッコちゃん[170] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月28日 11:47:26 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[283]
<■144行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>NATO北方拡大 対露抑止力の強化を図れ
2024/2/28 5:00
https://www.sankei.com/article/20240228-3DL4TDTYY5L2HNWOKBDIRT4XKI/
ナポレオン戦争後、200年近く中立を保ってきた北欧のスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟が決まった。
全加盟国の承認が必要だったが、最後に残ったハンガリーの議会が承認した。
世界最大の軍事同盟であるNATOの北方拡大が完成し、ロシア本土と大西洋を結ぶ海上交通路(シーレーン)が通るバルト海を包み込むことになった。
スウェーデン加盟を評価したい。
32カ国となるNATOは対露抑止力を強化し、欧州、ひいては世界の秩序の安定を図ってもらいたい。
ウクライナ支援も極めて重要な課題である。
スウェーデンは、中立国ながら旧ソ連・ロシアの侵略に備え防衛努力を続けてきた国だ。
だが、ロシアのウクライナ侵略に直面して安全保障政策の転換を決意し、隣国フィンランドとともに2022年、集団的自衛権の行使によって守り合うNATOに加盟申請した。
スウェーデンのクリステション首相は加盟決定について
「歴史的な日だ」
「責任を果たす用意がある」
と語った。
NATOのストルテンベルグ事務総長は
「NATOはより強く、より安全になる」
と歓迎した。
フィンランドの加盟は2023年4月に実現したが、スウェーデンはトルコとハンガリーが難色を示し、承認が遅れていた。
トルコは非合法組織「クルド労働者党」(PKK)関係者らの取り締まりについて、スウェーデン国内での対応進展を認め2024年1月に承認に踏み切った。
エネルギーのロシア依存が大きいハンガリーもNATO諸国による強い働きかけで承認に転じ、スウェーデン製のグリペン戦闘機の購入で合意した。
2024年11月の米大統領選の有力候補であるトランプ前米大統領は最近、国防費の支出が少ないNATO加盟国を防衛しないと語った。
NATOは国防費を国内総生産(GDP)比2%以上にする目標を掲げている。
2024年はドイツなど18カ国が目標を達成する見通しだ。
残る加盟国も国防費の増額など防衛努力を進め、NATOの動揺を防いでもらいたい。
林芳正官房長官は
「同志国間の連携が重要になっている観点」
からスウェーデンの加盟努力を歓迎した。
日本とNATOは地球規模での安保協力を進めてほしい。

「ロシアが何を仕掛けても準備できている」 スウェーデン首相、NATO加盟決定受け
2024/2/27 11:47
https://www.sankei.com/article/20240227-H763TNQ7Q5P5JHWK4MLMNUALJE/
ハンガリー議会は2024年2月26日、北欧スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を賛成多数で承認した。
これで全ての加盟国がスウェーデンの加盟を承認し、同国が32番目の加盟国となることが決まった。
スウェーデンのクリステション首相は同日、記者会見で
「スウェーデンは約200年に渡った中立および軍事的非同盟と決別する」
「他のNATO加盟国と一緒に自由と民主主義を守っていく」
と表明した。
また
「スウェーデンの加盟をロシアが嫌がっているのだけは間違いなさそうだ」
とした上で
「彼らが何を仕掛けてこようと準備はできている」
と語った。
NATOのストルテンベルグ事務総長もX(旧ツイッター)への投稿で
「私たちはより強く安全になる」
と強調した。
ハンガリーのオルバン首相は議会の採決前に演説し
「スウェーデンの加盟はハンガリーの安全を高める」
と指摘した。
同氏は一方で、欧州連合(EU)やNATO加盟国がこの数カ月間、ハンガリーに承認を急ぐよう圧力を掛けてきたせいで逆に承認が遅れたとし、
「ハンガリーは主権国家であり、他から命令されるのを容認しない」
と反発した。

スウェーデン加盟決定 ハンガリー承認でNATO拡大32カ国に バルト海、対ロ抑止強化へ
2024/2/27 11:22
https://www.sankei.com/article/20240227-4CDD6H7AIRKOZPZEZIAXLNQBL4/
米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)加盟国ハンガリーの議会は2024年2月26日、スウェーデンのNATO加盟を承認し、同国が32カ国目として加わることが決まった。
ロシアのウクライナ侵攻開始から2年が経過。
NATOが拡大し、ロシアと欧州に面するバルト海のほぼ全域を加盟国が取り囲むことになり、ロシア軍の活動に対する抑止力強化につながる。
スウェーデンはウクライナ危機を受けて長年の中立政策を転換し、フィンランドと共に2022年5月に加盟申請した。
スウェーデンのクリステション首相は
「歴史的な日だ」
「責任を果たす用意がある」
と決意を示した。
加盟には全加盟国の承認が必要で、ハンガリーが唯一終えていなかった。
新規加盟は2023年4月のフィンランド以来。
NATOのストルテンベルグ事務総長は
「スウェーデンの加盟でNATOはより強く、より安全になる」
と表明した。(共同)

林官房長官、スウェーデンのNATO加盟「努力に敬意」
2024/2/27 10:43
https://www.sankei.com/article/20240227-IK6OGVPZVVJWJOYU773T4Z2SG4/
林芳正官房長官は27日の記者会見で、北欧スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟が承認されたことについて
「ロシアによるウクライナ侵略等により国際安全保障環境が厳しさを増す中、同志国間の連携がこれまで以上に重要になっているという観点から、スウェーデンの(NATO)加盟手続き完了に向けた努力に敬意を表する」
と述べた。

ハンガリー議会、スウェーデンのNATO加盟を承認 32カ国目の加盟国に
2024/2/27 0:53
https://www.sankei.com/article/20240226-JSLB2UVXQJN6XCDRKQOX2QOWOQ/
ハンガリー議会は2024年2月26日、北欧スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を賛成多数で承認した。
これによりスウェーデンのNATO加盟が決まり、32番目の加盟国となる。
加盟には全ての加盟国の承認が必要で、ハンガリーは唯一承認していなかった。
スウェーデンは伝統的な軍事的中立政策を完全に放棄し、北欧でのNATOの対ロシア防衛の一翼を担うことになる。
スウェーデンはロシアがウクライナに侵攻したのを受け、2022年5月に隣国フィンランドと一緒にNATO加盟を申請した。
フィンランドは2023年4月に加盟が実現。
しかしスウェーデンについてはトルコが
「国内で少数民族クルド人の武装組織の活動を容認している」
として2024年1月まで加盟を承認しなかった他、残るハンガリーも明確な理由を示さずに承認を先延ばしにしてきた。
ハンガリーのオルバン首相はこれまで欧州連合(EU)から抑圧的な強権政治を批判されており、ハンガリーがEU加盟国のスウェーデンに反発して承認手続きを遅らせているとの見方も出ていた。
オルバン氏は2024年2月23日、ハンガリーの首都ブダペストでスウェーデンのクリステション首相と会談し、ハンガリーがスウェーデンから同国製のグリペン戦闘機4機を購入することで合意するなど、両国間で信頼関係が構築できたことを強調していた。

スウェーデン、海空軍に強み NATO加盟 露は北欧とバルト3国への侵攻が困難に
2024/2/26 17:52
https://www.sankei.com/article/20240226-FJ7DAMUO7VMHFLELS7PHZQL5UE/
ロシアによるウクライナ侵略を受けて北欧スウェーデンが申請していた北大西洋条約機構(NATO)加盟がようやく承認されることになった。
これにより、2023年4月に加盟したフィンランドも合わせてバルト海のほぼ全域をNATO加盟国が取り囲んで
「NATOの海」
に変え、北欧とバルト3国に対するロシアの脅威を大きく減衰させることが期待される。
ロシアはバルト海沿岸の北西部サンクトペテルブルクと飛び地のカリーニングラードに海軍基地を持つ。
だが、スウェーデンの加盟によりバルト海ではNATOが有利に作戦行動を展開できることになる。
特に、NATOに戦力面で最も重要な貢献を果たすと見られているのがスウェーデンの潜水艦隊だ。
スウェーデンは1904年から潜水艦を運用。
バルト海は平均水深が60メートル程度と浅く水路も複雑で、潜水艦運用のノウハウは他国の追随を許さない。
スウェーデン海軍は現在、数週間に渡る長期の潜航が可能なAIP(非大気依存推進)システム搭載のゴットランド級攻撃型潜水艦3隻を含む4隻を保有。
2028年までに次世代のA26型潜水艦が2隻導入される予定だ。
また、スウェーデンの加盟はロシアがウクライナに続く次の標的に定めているとされるバルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の安全保障環境を格段に向上させる。
バルト3国は2004年にNATOに加盟。
仮にロシアがこれらの国への侵攻に踏み切った場合、NATOが北大西洋条約第5条に基づいて陸路で軍部隊を派遣するには、全長約100kmに渡るポーランドとリトアニアとの国境地帯である通称
「スバウキ回廊」
を通過する必要がある。
しかし、スバウキ回廊はロシアとその同盟国のベラルーシに南北から挟まれており、ロシアはバルト3国を孤立させるために侵攻の初期段階で回廊を遮断する恐れが強とされる。
スウェーデンの加盟でNATOがバルト海の制海権を確保すれば、NATO軍が海上経由でバルト3国に応援部隊を上陸させることができる。
バルト3国が国境からの露地上部隊の進撃を一定期間食い止める間に海路で増援を送り、露軍を撃退するシナリオを描くことができるようになる。
加えて、スウェーデンは自国製のグリペン多用途戦闘機70機以上を擁する強力な空軍力を誇る。
スウェーデンとフィンランド、ノルウェー、デンマークの北欧4カ国の空軍司令官は2023年3月、防空態勢での連携強化を確認しており、スウェーデンのNATO加盟で空軍の合同作戦の一層の活発化も期待できそうだ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/474.html#c39

[政治・選挙・NHK293] 問題は裏金だけではない レームダックの岸田政権が続ける悪政(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
32. 秘密のアッコちゃん[171] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月28日 16:15:37 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[284]
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「徴兵制」の議論があってしかるべき
Hanada2024年4月号 作家 竹田恒泰
「もう2度と戦争はあって欲しくないというのが我々全ての願いですが、もし仮にそういう事態になったら、あなたは進んで我が国のために戦いますか」
という各国共通の問いに対して、日本では
「はい」
の比率が13.2%で、世界79カ国中最低だった。
2017年から2020年にかけて行われたこの
「世界価値観調査」
図録 もし戦争が起こったら国のために戦うか(2017年〜20年)
https://honkawa2.sakura.ne.jp/5223.html
は、世界数十カ国の大学や研究機関が参加して1981年から定期的に実施されているもので、共通の調査票を使って各国で比較している。
国民の価値観の傾向、国同士の比較、経年変化などを知る上で有益な調査と言えよう。
隣国との比較においても、韓国67.4%、ロシア68.2%、台湾76.9%、中国88.6%と、日本の低さは突出している。
しかも、日本に次いで2番目に低いリトアニアは32.8%であるから、日本の低さは最早
「異常」
と言っても差し支えないだろう。
そして同調査が開始されて以来、日本人の国防意識は極端に低いままで、この数字に大きな変化はない。
この異常事態はなぜ生じたのか。
またどのようにしたら改善できるのか、本稿で検討したい。
■戦争嫌いにする米国の計画
日本人の国防意識の低さは以前から語り草だった。
その最大の原因は
「戦争に負けたこと」
である。
先の大戦に敗北した日本は、あらゆる国際的非難を受け入れ、
「日本さえ大人しくしていれば世界は平和である」
という国際常識の中、戦後の歴史を歩み始めた。
GHQは、日本人に戦争を始めたことに対する罪の意識を植え付ける一連の宣伝工作を行い、その工作を内部文書でWGIP(War Guilt Information Program)と称したことが知られている。
GHQは、プレス・コード(報道機関を統制する規制)や教科書検閲基準などを通じて、占領中の言論や教育内容を厳しく統制した他、自ら新聞やラジオに積極的に関与し、連合国軍から見た大戦の総括を報道させたことが知られている。
それは、米国にとって日本との戦いが決して楽な戦いではなかったからだと考えられる。
第2次世界大戦の米兵の戦死者約46万人中、約16万人が対日戦の犠牲者である。
日本全土を空襲したB29は485機が撃墜され、日本軍の特攻攻撃で約50隻の艦艇が沈没した。
沖縄戦だけで1万人以上の米兵が戦死している。
また、米軍が先の大戦で失った潜水艦52隻中、88%に当たる46隻が日本軍との戦闘による。
硫黄島の戦いでは、日本軍は全滅したものの、米軍は敵を上回る死傷者を出した。
マッカーサー元帥率いる南太平洋司令部の1945(昭和20)年7月の研究報告には、
「戦局の逆転にもかかわらず、今日、天皇と軍幹部、軍全体と全国民は1つにまとまっており、最後の勝利または死に至るまで戦い抜く覚悟だ」
(中略)
「兵士たちは戦場で狂信的な行動を示し、人々は必要とあらば自爆をも辞さない不屈の精神で戦闘を続けている」
と記述している。
このように、米国は対日戦に勝利したものの、日本との戦いが容易ではなく、故に、占領政策の柱の1つとして
「日本人の精神的武装解除」
を据えたものと考えられる。
しかも、GHQは占領を解除する前に、日教組を作り、自らの占領教育方針を日教組に引き継いだ。
その結果、占領が解除された後も、今度は米国人ではなく日本人が、その教育を受け継いで何十年もWGIPが実施され、間違った
「平和教育」
が施されてきた。
日本人が戦争だけでなく、戦争を連想させるあらゆるものを嫌うようになったのは、敗戦が原因であることは間違いないだろう。
■「安全は無償」と勘違い
しかし、日本人の国防意識の低さを、ただ
「占領軍のせい」
と述べるのは、木を見て森を見ない議論になるだろう。
たとえきっかけは敗戦だったとしても、戦争嫌いを徹底すれば平和が保てると誤認したまま今に至るのは、日本人自身の問題というべきではないか。
占領が解除されて2024年で72年になる。
戦後期から近年に至るまで、日本人が意識を変える機会は幾度もあったはずである。
それでも、日本人は現実から目を背けてきた。
確かに、日本は米国の庇護の下、復興を遂げ、国際社会に復帰した。
その後も日米安保と米国の核の傘に守られ、長期間の平和を謳歌してきた。
しかし、日本が平和だったのは、軍を持たなかったからでもない。
その理由は明白で、単に仮想敵国である中国がこれまで弱かったからに他ならない。
かつては仮想敵国だったソ連が脅威だったものの、彼らが日本を侵略する前に解体消滅したため、日本の平和が保たれてきただけのことである。
にもかかわらず、日本が軍を持たず憲法9条を守っているから日本が平和なのだと、多くの日本人が勘違いした。
島国であることとも相まって、水と空気と同様、安全も無償のものと思い込んでしまった。
今や中国共産党軍の実力は高まり、日本にとって現実の脅威となった。
しかも、独裁者である習近平主席は、台湾に対して実力を行使することも厭わないと明言し、尖閣諸島でも一触即発の緊張状態を敷いている。
あまつさえ、中国共産党傘下の環球時報は、日本が尖閣で譲歩しない場合、中国は沖縄の領有を主張し、その独立を水面下で支援すべきであるとの論説を掲載して久しい。
ロシアがウクライナに侵攻したことで、独裁者が
「攻める」
と述べたなら、如何に理不尽でもそれが
「あり得る」
ことが示された。
中国の独裁者が明言している以上、それは
「あり得る」
ものと認識しなければならない。
最早、楽観論を語れる状況ではなくなった。
戦争に後ろ向きなら平和が保てるという考えが幻想であることは、ロシアに攻められたウクライナを見れば分かることである。
ソ連邦崩壊で独立したウクライナは、核を放棄し、NATOに加入せず、形ばかりの実力のない軍隊しか持たずにロシアに対して
「無害」
の姿勢を示し、国防意識の低い国になったところ、ロシアに侵略された。
■憲法改正を進める時
国防意識が世界最下位の異常な状況から抜け出すには、どのような処方箋があるだろうか。
その最たるものは憲法改正である。
憲法9条は先述の通り、敗戦直後の
「日本さえ大人しくしていれば世界は平和である」
という国際常識の中、GHQの指示に従い、軍を持たず、交戦権も持たないことを宣言させられたものだった。
状況が変貌した今、国防の足枷になる憲法の規定は修正しなければならない。
その方向としては、日本は侵略戦争を行わないが、攻められたら自衛戦争を遂行すること、そのために自衛隊もしくは日本軍を保持することなどを示すことが肝要である。
憲法改正は、徐々にその機運が高まりつつある。
ウクライナ戦争やイスラエル内戦を目の当たりにし、台湾有事の可能性が実感されつつある中、日本人は既に意識を変え始めているのは間違いない。
各種世論調査でも、憲法改正の必要性を認識する人の割合が増加している。
防衛費をGDP比2%に増額する議論も、大きな反対を受けることがなかった。
もし10年前であれば、群衆が国会を取り囲んで反対していたのではあるまいか。
憲法改正に際しては、正面から日本の安全保障を議論したらよい。
日本が置かれている状況を把握し、如何に国を守るべきかをしっかりと議論することに意味がある。
国防のために憲法9条を改正すること自体、国防意識の醸成に大きく役立つと考えられる。
憲法に自衛隊が明記されれば、自衛官の社会的地位は大きく向上するだろう。
かつて教室で
「〇〇君のお父さんは人殺しです」
などと自衛官を揶揄する教員が多かったが、自衛隊を憲法に明記することで、自衛隊が
「違憲」
との解釈は不可能になり、このような誹謗中傷はなくなるだろう。
普通の国では軍人は尊敬されるものである。
警察や消防の延長線上にある究極の
「私たちを守ってくれる人」
は軍人なのであって、軍人の地位が低かったり、軍人が日常的に誹謗中傷を受けたりするおかしな国はない。
自衛官が尊敬される社会にしていかなければ、日本人の国防意識の向上には至らない。
■徴兵が日本に活力を与える
憲法9条の改正だけでなく、徴兵制を復活すべきと述べたら、反感を覚える人もいるだろうか。
現在、国連加盟国で軍隊を持つ169カ国のうち、徴兵制を採用している国は64カ国ある。
これは軍隊を持つ国の4割近くであり、徴兵制は国際的には特殊な制度ではなく、ありふれた制度であることが分かるだろう。
日本周辺でも、中国、北朝鮮、韓国、ロシアなどは徴兵制を敷いている。
世界の傾向としては、戦争の可能性が高い地域ほど、徴兵制を採用する国が多い。
東アジアの軍事的緊張が高まっているのは明白であり、日本でも徴兵制の議論はあって然るべきではないか。
冒頭の価値観調査で
「あなたは進んで我が国のために戦いますか」
との問いかけに
「はい」
と答えた日本人が少ないことを述べたが、この問い自体が、徴兵制のない国では無意味である。
なぜなら、軍事訓練を受けていなければ、戦うこと自体が不可能だからである。
つまり、軍事訓練を受けて戦う能力を持ってこそ
「戦う」
「戦わない」
の選択の余地があるのであって、受けていなければ
「戦わない」、
いや
「戦えない」
の一択しかない。
従って、徴兵制のない日本では、この問いに
「はい」
と答えた人が少ないことは、むしろ当然とも言えよう。
仮に
「はい」
の比率が高くとも実際には戦えないのだから、その数字はただの感情でしかない。
徴兵制は政治的ハードルが高いため、その前段階で、先ずは予備自衛官補になることを義務付けたらよいと思う。
現在、陸上自衛隊では予備自衛官補の一般募集でと技能募集を行っていて、一般募集では、受験で選抜されると3年間で合計50日の教育訓練に出頭し、修了後に予備自衛官に任用される。
その後は、3年1任期で年間5日間の訓練を課している。
予備自衛官補は、元自衛官だけでなく一般社会人の応募を前提としており、訓練で休むことに対する会社の理解さえあれば、働きながら予備自衛官補としての訓練を受け、予備自衛官としての役割を担うことができる制度である。
高卒と大卒の者に、働きながら予備自衛官補となることを義務付けるというのが私の提言である。
韓国のように、社会から隔離された兵役生活を義務付けるのは大きな社会変革になるが、就業した若者が働きながら自衛隊で訓練を受けるのであれば、社会への負荷が小さいと思われる。
現在では、雇用主である企業に理解を求めながら運用しているが、これを法律で義務付ければよい。
また、予備自衛官補の訓練日の給与を会社負担とすることで、日本の経済界を挙げて国防に取り組む体制を作ることができよう。
身体的問題で通常の訓練を受けられない者は、自衛隊で別の訓練プログラムを受けられるようにしたらよいだろう。
予備自衛官補の訓練は、単に戦闘技術を会得させるだけではない。
使命を自覚してその能力を高め、規律を守り、チームワークを強化し、自らの責任を果たすことで、全体としての目的を達成することを目指すものである。
実はこのような取り組みは、企業においても大いに役立つものであり、新入社員を自衛隊の訓練プログラムに参加させている企業も多い。
全日本人が予備自衛官補の訓練を受けることで、国防能力が高まるだけでなく、国民の団結を強め、1人1人の経済人としての能力を向上させ、ひいては経済成長にも繋がる。
これが現代版の富国強兵である。
日本人はそれで、ようやく
「戦う」
「戦わない」
の二者択一が可能になり、国防を問うことができる入口に立てるのである。
■悲観することはない
冒頭の価値観調査の結果を見て、悲観した人も多いだろう。
しかし、日本人は捨てたものではないと私は思っている。
まず、この調査では
「戦わない」
と答えた人の少なさが際立っていたが、見逃してならないのは
「分からない」
と答えた人が38.1%いたことである。
戦闘訓練も受けていない人が
「戦いますか」
と問われ、回答に困惑するのは当然で、
「分からない」
と答えたのはむしろ誠実とも思える。
訓練を受けていない者が感情のみで
「戦う」
と回答しても、それは無責任と思ってしまうのが日本人の誠実な態度なのかもしれない。
日本人はよく曖昧と言われるが、感情がないわけではない。
はっきりと意見を述べることを憚る精神文化があるだけである。
ここで
「分からない」、
あるいは
「戦わない」
と答えた人が、日本が外国から不当な侵略を受けた時、どのような感情を抱き、国防に対してどのように考え方が変化するかは、調査結果からは読み取ることはできない。
Z世代と呼ばれる今時の若者とて、愛国心や公共心が低いことはない。
内閣府政府広報室の2023(令和5)年の調査では、
「国を愛する」
という気持ちについて
「『国を愛する』という気持ちは強い方だと思いますか」
との質問に対して、30代よりも、18歳から28歳の世代の方が
「強い」
と答えた人が多かった。
また、国民は
「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」
という意見と、
「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」
という意見があることについて
「あなたは、どのように思いますか」
と問うたところ、18歳から28歳の世代が、他の世代よりも前者を選んだ人が少ないという事実もない。
むしろ、50代では前者を選んだ人の率が著しく低く、個人主義の考えが強いことが分かる。
また、2023年8月15日に放送されたNHKスペシャル
「Z世代を”戦争」
では、アンケートで
「10年以内に日本が戦争に巻き込まれる可能性はあると思うか」
の質問に
「ある」
と答えた人が55%、
「この世界から戦争はなくせると思うか」
の質問に
「なくせない」
と答えた人が50%、
「戦争について知りたいこと・疑問に思うことは何か」
の質問に
「どうすれば戦争を回避できるか」
と答えた人が43%と、Z世代も日本の国防を現実的な問題として捉えていることが分かる。
日本の若者は捨てたものではない。
他方、中国は
「愛国主義教育法」
を成立させた。
先の価値観調査で9割近い中国人民が
「戦う」
と答えている。
長年、1人っ子政策を行ってきた中国では、子供を
「小皇帝」
と呼んで甘やかす傾向がある。
我が儘に育てられた人が、軍隊で組織だって行動できるとは思えない。
米国戦略国際問題研究所のエドワード・ルトワック上級顧問は、中国軍を
「兵士が1人っ子政策で構成された人類史上初の軍事組織」
と表現し、
「どれだけお金を使って多くの素晴らしい武器を持ったとしても、それを使って戦う人間がいない」
と述べている。
日本は、愛国を法律で命令するおかしな国とは前提が異なる。
価値観調査の数字だけで一喜一憂するのではなく、本当に強い国になるにはどうしたらよいか、地道に積み上げていくことが肝要ではないか。

祖国のために戦いますか
Hanada2024年4月号
ジャーナリスト 櫻井よしこ
元航空自衛隊空将 織田邦男
■学生に驚くべき変化が
★櫻井
2024年1月19日、私が投稿したX(旧ツイッター)のポストが話題になりました。
ネット番組「言論テレビ」
には、私がその週に起こった事や感じた事を語る
「今週の出来事」
というコンテンツがあります。
私はそこで、織田邦男さんが麗澤大学で、学生に安全保障について教えていることを取り上げ、Xにこう投稿しました。
<「あなたは祖国のために戦いますか」>
<多くの若者がNOと答えるのが日本です>
<安全保障を教えてこなかったからです>
<元空将の織田邦男教授は麗澤大学で安全保障を教えています>
<100分の授業を14回、学生たちは見事に変わりました>
それに対して、
「先ず櫻井よしこよ、お前が銃を持ち先頭切って戦いに行け」
「櫻井よしこ、お前が率先して行け。人の命を軽んじるな!」
「自分は戦場に行く気もない人間がこういうことを言うんだね」
「老人が若者を煽ってはいけません」
「祖国のためではなく、権力者のために血を流すことに若者も年寄りもNOと言っているのです」
など、物凄い罵詈雑言が飛んできました。
私は
「今週の出来事」
で、織田さんが学生にどのように安全保障を教え、学生がどう変わったかを述べただけで、
「若者よ、国のために戦え」
などと言っていません。
批判してきた人たちは、きちんと
「今週の出来事」
を見ないで発信しているのでしょう。
織田さんの安全保障講座は教室が一杯になるくらい学生たちに人気なんですね。
★織田
軍事を主体とした安全保障を前期に、外交を主体とした安全保障を後期に、1コマ100分、それぞれ14回で、1年生から4年生まで選択できる講座です。
始めた2022年は75人でしたが、2023年の前期は188人、後期は315人まで増えました。
前期と後期、両方取らなくてはいけないということはなく、片方だけ取る学生もいます。
★櫻井
なぜ、倍々ゲームで受講したい学生が増えていったのでしょう。
★織田
日本の周りには中国や北朝鮮といった一党独裁国家が存在し、いつ戦争を仕掛けられてもおかしくない状況にあります。
若者は本能的に戦争の不安を感じ取り、どうやったら平和を確保できるか、その答えを求めているんです。
日本は歪で、アカデミズムの偉い人が集まる
「日本学術会議」
は軍事研究を行わないことを標榜し、それが罷り通っている。
軍事研究をしないでどうやって平和を獲得するのか。
★櫻井
日本学術会議は、防衛省の実施する安全保障研究推進制度に反対する一方で、中国に招聘されたら、人民解放軍傘下の国防7大学で研究しています。
完全なダブルスタンダードで、むしろ平和を脅かしている。
★織田
そんな歪な状況だから、日本では外交中心の国際関係論の講座はあっても、軍事も含めた安全保障について教える講座がないんです。
私が麗澤大学で講座を持った2022年の前半、興味深い
「世界価値観調査」
図録 もし戦争が起こったら国のために戦うか(2017年〜20年)
https://honkawa2.sakura.ne.jp/5223.html
がありました。
79カ国を対象に、18歳以上の男女に
「国のために戦いますか」
と問いかけたアンケートです。
「はい」
と答え人の割合を見ると、ベトナムの96.4%が1位なのに対し、日本は13.2%でダントツの最下位。
「わからない」
と答えた人も38.1%で、一番多かった。
★櫻井
下から2番目のリトアニアでさえ32.8%ですから、日本が如何に少ないかが分かります。
★織田
なぜ、こんなに少ないのか。
私は、日本では安全保障を教えないから机上の空論で思考停止しているのではないか、と仮説を立てたんです。
地に足の着いた安全保障のリアルを教えれば変わって来るのでは、と。
2023年の前期講座の始めに、学生88人に
「国のために戦いますか」
と同じ質問をしました。
すると、
「はい」
と答えたのが15%で、ほとんど
「世界価値観調査」
と同じ結果でした。
しかし、前期の講座の終わりにまた同じ質問をすると、78%の学生が
「はい」
と答えたんです。
後期の講座の最後にも同じ質問をしたら、何と前期より多い95%が
「はい」
と答えました。
★櫻井
物凄い成長ではありませんか。
★織田
95%というのは余りに高過ぎるなと違和感を持っていたんですが、学生のレポートを読んで納得しました。
「はい」
と答えた理由について、多くの学生がこう書いていたんです。
「現実を知れば、戦う以外の選択肢はないと思いました」
と。
言わば
「消極的抵抗派」
なんです。
私は、これは健全な変化だと思いますよ。
■国家の死亡率は25%
★櫻井
「戦う」
と一言で言っても、様々な戦い方があります。
我々言論人が、言論の場で議論を交わすのも、広い意味で
「戦う」
に入るでしょう。
決して、小銃を持って前線に行くことだけが
「戦う」
のではなく、自衛隊に対して食事を作るのなどの後方支援も
「戦う」
の中に入ることを学生も学んだわけですね。
★織田
軍国主義教育をやっているんじゃないかとか言われるのですが、全くそんなことはありません。
例えば、前期の始めは
「国家とは、国益とは何か」
という所から教えます。
国家とは永続する存在のように考えがちですが、そんなことはありません。
この200年を振り返るだけでも、滅んだ、あるいは併合された国家は51カ国もある。
「国家の死亡率」
を計算すると25%、かなり高い確率で、国はなくなる可能性があるわけです。
また、国家というのは国民を守る責務があるが、その国家は国民1人1人が支えなくてはいけないとか、基本的な話をします。
★櫻井
他の国では、常識的な話ですね。
★織田
講座で取り上げる項目も、ソフトパワーやハードパワー、パワーバランス、国連の特徴や各国の核戦略など基本的なことばかりです。
外交を中心とする後期の講座では、戦後外交を中心に安全保障について講義するのですが、講義の前に、先ずは直近1週間に世界で起きたことを取り上げます。
例えば、ガザ紛争が勃発したら、中東の歴史、パレスチナとイスラレルの関係、ハマスとヒズボラなど、20分くらい解説した後、今度はウクライナ戦争や台湾有事など、今、起きているリアルな情勢を数回に分けて解説しました。
その後、戦後外交史を主体にした安全保障講義に入るわけです。
やはり学生たちは、今、実際に起こっていることに非常に関心が高く、熱心に講義を聞いてくれます。
★櫻井
しかも、織田さんは自衛官でしたから、軍事についてよりリアリティのある解説ができる。
■台湾有事を自分事として
★織田
軍事や戦争については、実務者の視点で解説しています。
例えば、台湾有事では、巷間言われているような中国軍が台湾に上陸作戦を仕掛ける可能性は極めて低い。
先の大戦で、米軍は沖縄上陸に18万の兵員を投入しました。
台湾の面積は沖縄の約15倍ですから、単純計算で台湾上陸作戦をするためには270万もの兵員が必要になる。
軍事的に見ると、中国軍にそんな兵力を上陸させる能力はありません。
しかし、習近平は台湾併合を歴史的使命だと言っていますから、必ずやるでしょう。
では、どのようにやるか。
私が習近平の参謀長だったらどうするかという視点で、学生に説明します。
簡単に言うと、台湾人に対して
「認知戦」
を仕掛けるということです。
★櫻井
「認知戦」
とは、敵の認知・思考・決定をコントロールする心理戦のようなものですね。
偽情報の拡散、演習の活発化、海軍艦艇による接続水域内の航行、戦闘機による接近飛行、周辺海域への弾道ミサイル発射など軍事的威嚇・恫喝などで、台湾人に
「戦っても勝てない」
と思わせる。
これは、もう既に行われています。
先の台湾総統選前、中国は台湾の地方自治体の有力者らを中国に招待し、中国寄りの国民党に投票するよう仕向けました。
更に、国民党への支持を明確にした者だけに、台湾産の農水産物の禁輸を解除しています。
★織田
もし、台湾がギブアップしたら、日本にどんな影響があるか。
こういうリアルな視点で学生に考えてもらいます。
台湾が攻略されれば、日本の生命線であるシーレーン(海上輸送路)の途絶も考えられる。
もしそうなれば、コンビニの棚から物が消える可能性もある。
そこで学生たちは、ようやく自分事として、台湾有事を考えるようになるんです。
そこから、じゃあ台湾住民が認知戦でギブアップしないためにどうすればいいかを考える。
日本は台湾に寄り添わなくちゃいけない。
同時に、日米が結束して、習近平に邪な考えを起こさせないようにする。
★櫻井
中国を過小評価する意見もありますが、私は甘く見てはいけないと思っているんです。
中国共産党というのは、ある種、異常な政党ですが、自分たちが目指すべき長期戦略をしっかり持っている。
日本は反対に、リーダーが代わる度に、戦略がグラグラしています。
■中国は基本的に力の信奉者
★織田
中国は基本的に
「力の信奉者」
なんです。
1990年代、私はスタンフォード大学で客員教授をやっている時、天安門事件をきっかけに米国に亡命したある中国人と知り合いました。
彼に、中国ってどんな国かと尋ねたら、ずばりこんな答えが返って来た。
「中国は2人の『カール』を愛する国だ」
「1人はカール・マルクス、もう1人はカール・フォン・クラウゼヴィッツ」
クラウゼヴィッツは『戦争論』という本で、
「戦争とは、政治目的を達成するための手段である」
という有名な言葉を残した軍人です。
「力の信奉者」
である中国は、相手が弱そうななら攻めるし、強そうなら思い止まります。
★櫻井
金正恩氏も同じような所がありますね。
いくら国際社会が非難しても核・ミサイル開発を続けていた金正恩氏ですが、トランプ氏は大統領になると、ステルス性が高く60トンもの爆弾を運べるB-1B爆撃機2機を北朝鮮の元山上空に飛行させるなど、激しいプレッシャーを掛けました。
北朝鮮は防空レーダーもなく2機の飛来に気が付かず、金正恩は本気で米軍の斬首作戦を恐れるようになった。
それ以降、金正恩は核・ミサイルの実験を全てやめ、2018年6月にはシンガポールでトランプ氏との首脳会談に応じています。
バイデン政権になってからは、また核・ミサイル実験を再開しましたから、非常に分かり易い。
★織田
講義していて感じるのは、
「抑止」
について理解が足りない。
高校までの教育で、抑止について教わっていないのでしょう。
もう日本から戦争を仕掛けるようなことはありませんが、他国から戦争を仕掛けられる可能性はある。
戦争を仕掛けられないようにするにはどうすればいいか、これが抑止です。
抑止は能力と意思、そしてこの2つを相手側が理解することで成立する。
これが抑止の原則です。
つまり、1発殴られたら殴り返すだけの能力と、殴り返す意思を持っていなければなりません。
ただ、それだけではダメで、相手側がこちら側の能力と意思を理解して、初めて抑止は働きます。
だから、我々もしっかり殴り返す能力と意思を持たなくてはいけません。
そして、相手にそれを理解させることです。
ただ向こうが100持っているから、こちらも100持つことが必要かと言ったら、私は必ずしもそうは思いません。
殴ってきた相手を返り討ちにできなくても、脛をスタズタに切り刻むくらいの反撃力と、その意思を持てば抑止には繋がる。
国のために戦う人が13.2%では抑止にならないのです。
ゼレンスキー氏の失敗は、そこにあります。
ウクライナ戦争のロシア軍の死傷者は推定30万人と言われています。
もしウクライナに手を出せば30万人以上の死傷者が出るぞと、初めからプーチンに
「理解」
させていれば、プーチンは戦争を仕掛けなかったはずです。
★櫻井
「国のために戦いますか」
と問われて、
「戦いません」
とか
「分かりません」
という国民が多いと、相手がこちらを甘く見て、抑止にならない、つまり戦争を呼び込む危険があるということですね。
★織田
殴り返す能力と意思を持っていなくては、平和を保てない。
古代からの箴言である
「汝、平和を欲するなら戦争を準備せよ」
という逆説的なことが、今の日本人には理解できないのです。
それはやはり、日教組の教育から来ていると思います。
殴り返すこと自体が悪だという教育ですからね。
■女性学生のレポートに驚愕
★櫻井
日本人は、自分たちだけが平和なら外から害を受けることはない、と思っている人が一定数いますね。
織田さんがおっしゃったように、今は日本が外に戦争を仕掛ける時代ではなく、戦争が向こうからやって来る時代なのに。
★織田
戦後すぐは、GHQの洗脳もあって、日本さえ戦争を仕掛けなければ平和だという考えがあったのでしょう。
だから憲法前文に、
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」
なんて書いてある。
しかし、日本は戦争を放棄したかもしれないけれど、今は戦争の方が日本を放棄してくれない状況になっています。
★櫻井
GHQの占領政策が見事に成功し、日教組の影響も加わり、1国平和主義的な日本人が増えてしまった。
★織田
ある女子学生のレポートを読んでいたら、こんな事が書いてありました。
「私は国のために戦うことは悪だと教えられてきました」
「それが14回の講義を受けて間違っていることが分かりました」
私は日教組の影響が強い高校を卒業していますが、驚きましたよ。
日本の学校は、学生に一体どんな教育をやっているのかと。
■世界一、核に囲まれた国
★櫻井
しかし、織田さんが現実の安全保障論を教えることで、学生たちは変わったわけですね。
抑止の話をする際、避けては通れないのが核ですが、学生には核についても教えるのですか。
★織田
核については、じっくり2コマ・200分かけて講義しており、キューバ危機やNPT(核不拡散条約)体制など、核戦略の歴史や理解など一通り説明しています。
★櫻井
最近、核抑止が働かなかった例が、ウクライナ戦争ですね。
ロシアが侵攻する懸念が高まっている時、バイデン大統領はロシアの核を恐れて、派兵しないことを早々に発表してしまいました。
★織田
屈したというより、ロシアの核の威嚇・恫喝に、本来ロシアを抑止しなければならない核大国アメリカ自身が逆に抑止されてしまった。
★櫻井
ロシア、中国、北朝鮮と、核及びミサイルに囲まれているのは、広い世界で日本だけです。
今、日本はアメリカの核の傘に頼っているわけですが、それでも安心できない状況になりつつあります。
ロシアだけでなく、中国もどんどん核を増やしてきて、アメリカは2正面作戦を取らざるを得ない。
あるアメリカの学者は、
「アメリカが今持っている核の数では、2正面作戦は無理だ」
「核を2倍に増やさなければ対応できない」
と分析しています。
★織田
中国の核弾頭保有数は、2035年には1500発に増えるとの見通しです。
ロシアも中国も、日本を攻撃する意思は示していませんが、北朝鮮は
「日本列島は核弾頭により海に沈められなければならない」
「日本は最早我が国の近くに存在す必要はない」
と明確に攻撃の意思を示しています。
我々は核攻撃を受けるリスクを、もう少し真剣に考えた方がいい。
★櫻井
もし、日本が核攻撃を受ける危険に晒された時、日本政府はどうするのですか。
★織田
それは明らかにされていません。
■岸田さんも織田講座を
★櫻井
2023年4月、バイデン大統領と韓国の尹錫悦大統領は、北朝鮮の核への抑止力強化を謳った
「ワシントン宣言」
を発表し、有事の時、米国の核運用計画の作成段階から韓国が協議に加わる核協議グループ(NCG)の新設を明記しました。
私はその報道を見て、日本とアメリカで核の議論をしているのだろうかと疑問に思い、取材してみると、実は韓国よりも深く話し合われていることが分かりました。
しかし、その内容は一切表に出てきません。
なぜ表に出てこないのか、関係者に話を聞いたら
「もし、核について議論していることが表に出たら、国民やマスコミから叩かれます」
と言うんです。
★織田
おかしな話ですね。
核についての講義後、学生のレポートを読んでいると、
「聞いたことのない話ばかりで新鮮だった」
「衝撃を受けた」
という感想が多い。
本当は高校生辺りで学ばなければいけないと思うのですが、今の日本は、核について議論することすらタブーになっており、思考停止に陥っている。
★櫻井
生前、安倍総理はフジテレビの番組で、米国の核兵器が配備され、その配備国が使用の際に協力する
「ニュークリア・シェアリング」(核共有)
を取り上げた上で、
「日本はNPT加盟国で非核3原則があるが、世界の安全がどう守られているかという現実についての議論をタブー視してはならない」
と語りました。
核議論を支持する世論もあったのに、自民党は1度、有識者にヒアリングして、すぐに議論をやめてしまった。
岸田さんも、
「非核3原則を堅持するという立場から考えて、認められない」
と否定しています。
★織田
岸田さんは被爆地の広島出身だから
「非核3原則を順守する」
と言っていますが、これっておかしいでしょう。
「国民を核から守るために、非核3原則の順守は最適解なのだ」
というなら分かります。
しかし、岸田さんの核を巡る発言を聞いていると
非核3原則を守ること自体が目的になっており、核から国民を守るかについては、議論さえしていない。
日本の非核3原則は事実上、
「議論させない」
「考えない」
を足した
「非核5原則」
になってしまっています。
★櫻井
それに対してマスコミも批判しないから、議論が全く進みません。
★織田
アメリカ保有の核弾頭は基本的に戦略核で、戦術核を持っていません。
中国の戦術核に対応するために、潜水艦から発射する低出力の核、つまり戦術核を持つべきだという議論が起き、トランプ政権下で潜水艦発射巡航ミサイルの開発を決めた。
しかし、バイデン政権はこれを凍結してしまった。
潜水艦発射巡航ミサイル開発は、日本を守るためでもあったのです。
なのに、日本の政治家は誰もアメリカに抗議していないでしょう。
安全保障の知識のない人が多過ぎます。
★櫻井
岸田さん含め、日本の政治家、そしてマスコミにも、是非織田さんの安全保障講座を受けてもらいらいですね。
(本紙対談はインターネット番組「言論テレビ」2024年2月2日放送の内容を基に再構成しました)

ウクライナ軍戦死者「3万1000人」 ゼレンスキー氏が公表 対露停戦交渉を改めて否定
2024/2/26 1:43
https://www.sankei.com/article/20240226-S4M5W2ZBNJMUFDOBHWQY4ZNFX4/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月25日、2024年2月24日で3年目に突入した露軍との戦いで、ウクライナ軍の
「3万1000人が戦死した」
と明らかにした。
負傷者数は機密だとした。
露軍の損害に関し、戦死者が18万人、負傷者が最大50万人だとする推計も公表。
ウクライナ軍の損害の方が遥かに少ないと強調した。
また、現時点でロシアと停戦交渉を行う可能性を改めて否定した。
首都キーウ(キエフ)で行われた記者会見での発言をウクライナメディアが伝えた。
ウクライナ側が自軍の戦死者数に言及するのは、同国のポドリャク大統領府長官顧問が2022年12月に
「1万〜1万3000人だ」
だと明らかにして以来とみられる。
ゼレンスキー氏は、米国の一部やロシア側からウクライナ軍の損害を過大に見積もった数字が提示され、独り歩きしていると指摘。
そうした数字は
「噓だ」
とした。
両国軍の損害に関し、米紙ニューヨーク・タイムズは2023年8月、米国がウクライナ軍の戦死者を7万人、負傷者を10万〜12万人だと推計していると報道。
露軍の戦死者は最大12万人、負傷者は17万〜18万人だと見ているとした。
米国防総省高官は2024年2月、露軍の死傷者が少なくとも31万5000人に上るとの見方を示した。
ゼレンスキー氏はまた、対露停戦交渉について
「敵対者を殺している相手との対話は可能なのか」
「正義に関わる問題だ」
と述べ、現時点で交渉は不可能だと強調。
「『ウクライナが敗北する』という言葉はウクライナの消滅を意味する」
「我々の生存を懸けた戦いにそうした終局は訪れない」
「勝利以外の選択肢はない」
と抗戦を続ける意思を示した。
その上で軍事支援の継続をパートナー諸国に求めた。
戦況を巡り、ウクライナ軍高官は2024年2月25日、東部ドネツク州アブデーフカ西方の集落ラストチキノ郊外で露軍との戦闘が続いていると発表した。
ウクライナ軍はアブデーフカを2024年2月中旬に放棄した後、周辺の防衛線まで後退。
露軍の前進を食い止めたい構えだが、露軍の優勢が伝えられている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/479.html#c32

[政治・選挙・NHK293] いつの間にか…米国の代理戦争が、戦時大増税が、日常を侵襲してきた 二極化・格差社会の真相(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
21. 秘密のアッコちゃん[172] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月29日 12:47:00 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[285]
<■723行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
公明党は平和の党というより、腰抜けの党だ。
公明党は中国の顔色ばかり窺っている売国奴だ。
公明党は与党というより実質左派野党だ。
政府側の説明不足を指摘する公明幹部に対し、国家安全保障局幹部らは2024年1月以降、改めて説明に出向いているが、未だ理解は得られていない。
公明党は
「政府説明がない」
「2024年2月中に結論を出すことに繋がるかどうかは、政府側の努力にかかっている」
「真正面から議論されていない」
などと政府や自民党に責任転嫁しようとしているが、公明党自身が自ら・自主的に
「殺傷能力を持つ兵器の第3国への輸出の必要性」
を感じていないことこそが大問題だ。
自民党は公明党との連立を解消すべきだ。

<主張>戦闘機合意先送り 公明は平和履き違えるな
社説
2024/2/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20240229-EH4ACUXENFIPNOGWVRTDWIE5GU/
国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出解禁を巡り、自民、公明両党が2024年2月中の合意を断念した。
次期戦闘機を念頭に置いた与党協議で、政府は2024年2月月内の決着を求めていたが、結論を先送りした。
公明が、政府側の説明が十分ではないとして慎重姿勢を崩さないのが最大の理由だ。
殺傷力の有無に拘わらず、国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出は日本の守りにも資する。
それを理解しない公明の姿勢は問題で、先送りは残念だ。
公明は早期に容認に転じてもらいたい。
懸念されるのは、公明が
「一国平和主義」
の残滓に捉われている点だ。
日本だけを守れればよい、日本だけが平和であればよいという一国平和主義は、同盟国や同志国と共に抑止力を向上させて平和を守る努力を妨げる。
現代日本に戦乱や危機を呼び込みかねない反平和主義の一種とも言える。
「平和の党」
を掲げているように、公明が真剣に平和を願っていることは分かる。
日本の守りのために次期戦闘機の国際共同開発も容認した。
だが、第3国輸出の意義を理解せず慎重姿勢を崩さないのであれば、平和追求の方法が間違っている。
責任ある与党であり続けたいなら、平和を守る手立てを履き違えてはならない。
「積極的平和主義」
による平和の追求が必要な時代になった点を理解すべきだ。
日英伊3カ国が共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を日本が拒めば数兆円かかる開発コストの低減幅が縮む。
価格上昇で英伊両国にも迷惑をかける。
日本には経済力の伸長著しい東南アジアなどへの輸出が期待されている。
日本が見送ると英伊両国がカバーすることは難しく、中国製やロシア製の戦闘機が東南アジア各国で採用されていく恐れもある。
この地域と中露の接近が進みかねない。
法の支配など基本的価値観を共有する友好国に、日本が戦闘機など軍の主要装備を輸出できれば、同志国への格上げを図れる。
東南アジアの民主主義国家などを、専制国家の覇権主義に対抗する抑止力向上の環に加えられれば、日本の安全保障環境の改善にも大きく寄与する。
このような広い視野に立って防衛装備品の輸出を容認するのが、積極的平和主義、現実的平和主義の道である。

次期戦闘機の第三国輸出、月末までに合意できず 自公「距離縮まる」も3月以降に先送り
2024/2/28 18:31
https://www.sankei.com/article/20240228-EK3LXRLVNZKTNAILTJBLGPWIAU/
自民党の渡海紀三朗、公明党の高木陽介両政調会長は2024年2月28日、日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を含む国際共同開発品の第3国輸出を巡り国会内で協議した。
政府は2024年2月末までに輸出の是非について与党で結論を出すよう求めていたが、輸出解禁を目指す自民と慎重な公明とで合意には至らず、2024年3月以降に先送りした。
渡海、高木両氏は協議後、記者団に
「お互いの考え方などについてかなり距離は縮まってきた」
と語り、出来るだけ速やかに合意を目指す考えを示した。
ただ、合意の具体的な時期については明言を避けた。
協議では高木氏が、次期戦闘機の第3国輸出に対する国民理解を得るため、岸田文雄首相が今後開かれる参院予算委員会などで説明を尽くすよう求めた。
渡海氏は協議後、
「如何に国民に分かりやすく説明していくか、努力を更に続けていきたい」
と述べた。
政府が定める防衛装備移転3原則の運用指針では、国際共同開発した防衛装備の完成品を日本から直接、共同開発国以外の第3国へ輸出することは認められていない。
自公両党の実務者は、次期戦闘機を念頭に第三国輸出を解禁する方向で協議していたが、公明幹部が難色を示し、議論が停滞した。
政府は、2024年3月以降に次期戦闘機開発の役割分担に関する交渉が3カ国で本格化するとして、与党に対し2024年2月末までに結論を出すよう要請していた。
英伊両国も日本の第3国輸出解禁を求めており、与党協議が更に長引けば、共同開発に影響を及ぼす恐れがある。

次期戦闘機の第三国輸出、2月末の与党合意は困難 公明が慎重姿勢崩さず
2024/2/27 19:12
https://www.sankei.com/article/20240227-76KLLW73JJLSTPX3CD2TEXBYEY/
次期戦闘機を念頭に置いた国際共同開発する防衛装備品の第3国への輸出解禁を巡る自民、公明両党の政調会長間協議で、政府側が期限としていた2024年2月末までの合意が難しい情勢となった。
両政調会長は2024年2月28日にも協議を行うが、公明側が慎重姿勢を崩しておらず、局面打開には尚時間が掛かる見通しだ。
公明が2024年2月27日に国会内で開いた定例役員会では防衛装備品が議題になったが、大きな進展はなかったと見られる。
山口那津男代表は役員会後の記者会見で、
「政府としてどうしたいのか、そこを見るしかない」
と従来の見解を繰り返した。
次期戦闘機は政府が英国、イタリアと共同開発を進めており、2024年3月から本格的な交渉に入る。
木原稔防衛相は同日の会見で
「与党合意を得るべく(解禁の)必要性を説明している」
「非常に重要な局面を迎えている」
と述べた。
両党の政調会長間協議は2024年2月21日に始まり、2024年2月末の合意を目指すことで一致していた。
しかし、開会中の通常国会は衆院政治倫理審査会の開催や2025年度予算案の衆院通過へ向けた日程が詰まっている。
公明の北側一雄副代表は2024年2月22日の会見で、
「(合意は)なかなか容易ではない」
との見方を示していた。
政府・自民側は次期戦闘機に限って解禁する方向を模索していたが、ある公明幹部は
「(『平和の党』を標榜する)うちがやすやすと態度を変えるわけにいかないのだろう」
と話す。

木原防衛相、戦闘機輸出の月内結論「重要局面」 与党協議見守る
2024/2/27 13:30
https://www.sankei.com/article/20240227-LK2LKILYBVOK3OGGBVKKZBSIN4/
木原稔防衛相は2024年2月27日の記者会見で、次期戦闘機を含め国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出を巡り、月内に与党協議に結論を出すのは困難との見方に関し
「非常に重要な局面を迎えている」
と述べ、協議の進展を見守る考えを示した。
一方、公明党の山口那津男代表は会見で
「2024年2月中に結論を出すことに繋がるかどうかは、政府側の努力にかかっている」
と指摘した。
政府は英国、イタリアとの次期戦闘機の共同開発に向けた協議が2024年3月以降に本格化するとして、与党に2024年2月末までに結論を出すよう要請。
自民、公明両党は先週、政調会長間で協議を始めたものの、折り合っていない。
木原氏は会見で
「2024年2月中が困難か否かを申し上げる段階ではない」
「与党の合意を得るべく、必要性を更に丁寧に説明していく」
と強調した。

日本のウクライナ支援は防護服など「非武器」に限定 厳しい安保環境も装備移転の議論停滞 
ウクライナ侵略から2年
2024/2/23 16:26
https://www.sankei.com/article/20240223-IYC63WX7ZVLVBPJTA3YOY5IJQI/
日本政府は、ロシアによる侵略を受けるウクライナへの支援として防弾チョッキや防護服、高機動車など殺傷能力のない防衛装備品を提供している。
殺傷能力のある武器の提供は防衛装備移転3原則の運用指針などで認められていないからだ。
欧米各国がミサイルや戦闘機などの支援を行う中、政府・自民党には防空ミサイルなどの提供を解禁すべきだとの意見もあるが、議論は進んでいない。
ロシアの侵略が始まった直後の2022年3月、政府は運用指針を改定し、ウクライナに防弾チョッキなどを提供できるようにした。
ウクライナ側は対戦車砲や防空ミサイルなどを求めていたが、指針が根拠とした自衛隊法は武器の提供を認めておらず、非殺傷装備にとどまった。
2023年12月にも運用指針を改定、他国のライセンスで国内生産する武器をライセンス元国以外の第3国に輸出できるようにした。
だが、戦闘が行われている国は対象外とした。
このため、欧米各国がウクライナに提供している155ミリ榴弾砲は英国企業のライセンスで日本国内でも製造しているが、輸出できていない。
そんな中、政府は米国企業のライセンスで生産している地対空誘導弾パトリオットを米国に輸出することを決めた。
ウクライナ支援などで不足する米国の在庫補充が目的で、
「玉突き」
でウクライナに防空ミサイルが渡り、側面支援になる可能性がある。
政府が2022年12月に策定した国家安全保障戦略で装備移転3原則と運用指針の見直しを掲げたのは、ウクライナなど被侵略国の支援が目的の1つだった。
日本周辺で中国が軍事活動を活発化させるなど安全保障環境は厳しさを増している。
ウクライナ同様、日本も有事に単独の防衛力で戦いを継続することは難しい。
他国への軍事支援は日本が同志国などから武器の提供を受ける基盤作りに繋がる。
2023年末の与党協議ではウクライナ支援を念頭に、防空ミサイルなどの武器輸出解禁も検討する見通しだった。
だが、次期戦闘機など国際共同開発品の第3国移転を巡って自民、公明両党間の溝が表面化し、議論の入り口にすら立てなかった。
木原稔防衛相は2024年2月22日の記者会見で、ロシアによる侵略が3年目に突入する中、
「弾薬の備蓄など継戦能力の重要性も指摘されている」
との認識を示した。
他国と防衛協力を深めるためにも輸出規制の更なる見直しが不可欠だ。

公明党・北側一雄副代表、戦闘機輸出の2月末結論に否定的 「容易ではない」
2024/2/22 14:29
https://www.sankei.com/article/20240222-VAMHBG4FTBL4FPH5YGJU4IEQUQ/
公明党の北側一雄副代表は2024年2月22日の記者会見で、次期戦闘機を念頭にした国際共同開発する防衛装備品の第3国への直接輸出について、政府が期限とする2024年2月末までに結論を得るのは
「なかなか容易ではない」
と否定的な見解を示した。
2024年2月21日に行われた自民、公明両党の政調会長間協議では2024年2月末を目指すことで一致していた。
北側氏は会見で
「来週は国会で色んな政治日程がある」
として、議論を詰めることは困難との見通しを述べた。
また、この問題について北側氏は衆院予算委員会では
「真正面から議論されていない」
と指摘。
与党側は来年度予算案の2024年度内自然成立期限である2024年3月2日までの衆院通過へ政治日程が詰まっていることから、
「参院に予算審議の場が移れば、参院予算委でしっかりと議論できるようにしたい」
との見通しも示した。

防衛相、次期戦闘機の輸出など国会でも説明 装備品の国際共同開発
2024/2/22 11:20
https://www.sankei.com/article/20240222-5ES3LAH6ANKVLPNIWU47XW3P24/
木原稔防衛相は2024年2月22日の記者会見で、次期戦闘機を含め国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出に関し、
「国民の理解が重要だ」
「政府の考えを、国会質疑を含めて適切に説明していきたい」
と強調した。
公明党の高木陽介政調会長が2024年2月21日の自民、公明両党の政調会長協議で、国民理解を得る必要性に言及していた。
木原氏は
「与党の指摘を踏まえ、必要性を丁寧に分かりやすく説明し、与党合意を得たい」
と述べた。

自公政調会長が21日に初協議 次期戦闘機など国際共同開発の防衛装備品の第三国輸出
2024/2/20 16:27
https://www.sankei.com/article/20240220-NLZSWM5XFJMQBNHAHLS2LIZZRQ/
次期戦闘機を含めた国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出の是非を巡り、自民、公明両党の政調会長は2024年2月21日に協議を始める。
公明の高木陽介政調会長が2024年2月20日、党会合で明らかにした。
英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を念頭に両党の実務者間で協議していたものの公明側が難色を示し、停滞が続いていた。

公明、次期戦闘機輸出巡り22日に党内議論 与党協議前進か
2024/2/19 21:55
https://www.sankei.com/article/20240219-ERKGGHJBHVK4HMZY3IQ6H4P6BY/
公明党は2024年2月22日にも、政府が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機の直接輸出を念頭にした防衛装備品の輸出ルール見直しについて党内で議論の場を設ける。
複数の党関係者が明らかにした。
自民、公明両党の実務者協議では溝が埋まらず、岸田文雄首相が両党の政調間での協議への仕切り直しを提案する事態となっていた。
公明が党内議論を進めることで議論が前進する可能性がある。

公明・石井啓一幹事長「どんどん殺傷能力を持つ武器を輸出しないよう歯止め必要」
2024/2/16 13:01
https://www.sankei.com/article/20240216-WAWVWW5N4ZIXDBLFQB3XCYA3DE/
公明党の石井啓一幹事長は2024年2月16日の記者会見で、次期戦闘機を念頭にした国際共同開発品の直接輸出に関し
「仮に認めると初めて殺傷能力を持つ武器を本格的に輸出する」
「これが従来の防衛装備移転3原則を乗り越え、どんどん殺傷能力を持つ武器を輸出するようなことにならないよう歯止めが必要だ」
との認識を示した。
一方、政府が2024年2月末までとしていた結論を得る時期について
「そんな先までズルズル先送りするつもりはない」
「しっかり議論して国民の理解がなければいけない」
「プロセスを重視をしていく」
と話した。

公明・北側一雄副代表、戦闘機輸出「国会での議論当然」 国民の理解求める考え
2024/2/15 14:56
https://www.sankei.com/article/20240215-UJSNYADY4ZNP7FP6AP4AWNVJYI/
公明党の北側一雄副代表は2024年2月15日の記者会見で、次期戦闘機を念頭にした他国と共同開発する防衛装備品の直接輸出について、
「国会での論議も当然ある」
と述べ、与野党間の国会議論を通じて国民の理解を求めていく考えを示した。
北側氏は会見で
「当然、野党も意見を持っているので国会での論議も必要だ」
「国民から見える形で進める必要がある」
と話した。
共同開発品の直接輸出を巡っては自民、公明両党の実務者協議で議論されてきたが、公明幹部が慎重姿勢を崩さず、2023年末に結論が先送りされた。
局面打開のため、岸田文雄首相(自民総裁)が山口那津男代表との会談で新たに両党の政調会長間での協議を提案し、山口氏は了承した。

戦闘機輸出へルール変更を 英大使、日本に解禁要求
2024/2/13 21:26
https://www.sankei.com/article/20240213-AQETNX5ZPFPH7GJZJZSEAQLC7I/
英国のロングボトム駐日大使は2024年2月13日、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を巡り
「日本が防衛装備品の輸出ルールの変更を近く実現することが重要だ」
と述べ、早期の輸出解禁に向けた取り組みを求めた。
輸出に意欲を示す英国、イタリアと足並みを揃えるよう、釘を刺した形だ。
東京都内で共同通信と単独会見した。
2024年3月に日英伊の共同企業体(JV)が発足し、開発に向けた動きは本格化するが、日本の現行制度は他国と共同開発する防衛装備品の第3国輸出を認めていない。
日本の対応は英国、イタリアの輸出計画にも影響する。
ロングボトム氏は、第3国輸出の容認は日本にとって
「新たな一歩だ」
と指摘。
与党協議が滞っている日本の現状に懸念を示し
「(日英伊の)対等なパートナーシップに関わる」
と述べた。(共同)

戦闘機輸出、自公政調間で検討へ 首相が公明に譲歩、議論仕切り直し
2024/2/13 16:08
https://www.sankei.com/article/20240213-CD5XTAPEUZLUXEQVVKRAFLHXKM/
岸田文雄首相(自民党総裁)は2024年2月13日、首相官邸で公明党の山口那津男代表と会談し、次期戦闘機を念頭に置いた国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出について、両党の政調会長間で新たに協議を開始する考えを伝えた。
会談後、山口氏が記者団に明らかにした。
首相はこれまで両党の実務者協議を継続するとしていたが、公明側が慎重姿勢を崩さず、仕切り直しを迫られた格好だ。
「(実務者協議より)もう少し広い立場で、政調を軸に検討してはどうか」
首相は2024年2月13日の会談でこう提案し、山口氏は応じる意向を伝えた。
山口氏は
「まず中身を議論し、進展に応じて国民の理解を得るにはどうしたらいいか検討していく」
と述べた。
防衛装備品の輸出ルール見直しをめぐっては自公両党が2023年4月から実務者協議を開始。
国際共同開発品の輸出は2023年7月の論点整理で、完成品を直接輸出できるようにすべきとの意見が
「大宗を占めた」
と明記した。
だが、複数の公明幹部らが
「国民に分かるように示すことが大切だ」(山口氏)
などと党内外の議論が不十分だと主張し、結論は先送りにされていた。
公明の頑なな態度からは、派閥の政治資金パーティー収入不記載事件で自民の体力が失われる中、政権内で存在感を強める思惑も透ける。
首相の提案は公明側への譲歩とも言え、ある公明議員は
「これで一歩前進だ」
と評価した。
ただ、政府は英国、イタリアと進める次期戦闘機の共同開発へ向けた協議が本格化する前の2024年2月末までに結論を得たい意向だったが、2024年2月13日の会談で期限は話題にならなかった。
焦りを募らせる自民内には
「連立解消」
に言及する議員もいる。
国防族議員は
「これでは首相のリーダーシップ不足という話になる」
「実務者協議に費やした時間は何だったんだ」
と呟いた。

英国のロングボトム駐日大使は2024年2月13日、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を巡り
「日本が防衛装備品の輸出ルールの変更を近く実現することが重要だ」
と述べ、早期の輸出解禁に向けた取り組みを求めた。
東京都内で共同通信と単独会見した。

<主張>日伊首脳会談 外交安保で協力を深めよ  
2024/2/11 5:00
https://www.sankei.com/article/20240211-EV62MLQ6JJM3XEM2ZHD2XJJYPQ/
岸田文雄首相と来日したイタリアのメローニ首相が会談し、外交安全保障をはじめとする協力関係を深化させることで合意した。
イタリアは先進7カ国(G7)の一員で北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)の主要国だ。
国内総生産(GDP)はEUで独仏に次ぐ3位の大国である。
イタリアがインド太平洋地域の安全保障への関心を高めていることを歓迎したい。
今年は空母打撃群を初めて日本に寄港させ、自衛隊と共同訓練を行う予定だ。
日本にとっては英国と共に次期戦闘機を共同開発する大切なパートナーと言える。
G7の2024年の議長国はイタリアで、2023年の議長国は日本だった。
メローニ氏は岸田首相に対し、
「バトンを受け取り、優れた功績を残せるよう努力したい」
と語った。
両首脳はイタリアで開催予定のG7サミットに向け、緊密に協力していくことで一致した。
ウクライナ侵攻や中東ガザ危機で収束の兆しがみえず、2024年11月には米大統領選を控えている。
どれ一つとっても安保情勢の激変を招きかねない。
米欧諸国の世論でウクライナへの
「支援疲れ」
が広がる中、G7各国の結束が試されている。
日伊の首脳がG7サミットに向け、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜く決意を発信したのは時宜に適っている。
両首脳は、中東、ウクライナ情勢に加えて、北朝鮮の核・ミサイル、拉致問題や中国を含む東アジア情勢についても協議した。
中国は台湾併吞を目指し軍事的圧力を強めている。
中国は意に沿わない行動を取る外国に貿易や投資の面で圧力を掛けることを躊躇わない。
他国の主権や領土を侵害する中露両国や、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮のような国際ルールを無視する国を、価値観を共有するG7が抑止していかなければならない。
イタリアはG7で唯一、中国の巨大経済圏構想
「一帯一路」
に参加していたが、メローニ政権になって離脱を表明した。
中国への厳しい安保認識を共有するイタリアが空母打撃群を日本に寄港させることは、強い抑止のメッセージになる。
次期戦闘機の共同開発を含め、世界の平和と安定に資する日伊の外交安保協力を力強く進めたい。

公明「平和の党」へ原点回帰図る 戦闘機輸出や憲法改正…中堅・若手には戸惑いも
2024/2/10 20:34
https://www.sankei.com/article/20240210-DHPOSDREVNPTNJQSXOGA7RNCNY/
結党60周年を迎えた公明党が、党勢拡大に向けて
「原点回帰」
を図っている。
「平和の党」
に象徴される党のカラーを鮮明に示すことで、次期衆院選に向けて組織を引き締めたい考えだ。
ただ、政府が英国、イタリアと共同開発を進める次期戦闘機の直接輸出解禁を巡る議論や、憲法改正などの主要課題に臨む党幹部の姿勢は、少なからぬ中堅・若手議員には硬直的と映っているようだ。
公明の山口那津男代表は2024年2月10日、国会議員と地方組織幹部を集めた全国県代表協議会に臨み、自民党派閥パーティー収入不記載事件を念頭に党の存在感をアピールした。
「公明は腐敗政治に厳しくメスを入れ、時に自民を説き伏せてきた」
防衛装備品輸出ルール見直しを巡っても、公明が自民を
「説き伏せてきた」
局面は少なくない。
両党は2023年4月に実務者協議に着手し、2023年7月にまとめた論点整理には、完成品を共同開発国以外に直接輸出すべきだとの意見が
「大宗を占めた」
と明記した。
だが、2023年11月に公明幹部らが反発し、結論は先送りにされた。
岸田文雄首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、共同開発する防衛装備品の第3国輸出について
「国益に適う」
と理解を求めたが、山口氏は2024年2月6日の記者会見で
「なぜ変更の必要があるのか」
と公然と反論した。
強気に出る背景には、不記載事件の影響で自民が弱り目だという状況もある。
自民の
「党是」
である憲法改正にも、山口氏は
「優先課題を差し置いて憲法に力を注ぐ状況ではない」
と慎重だ。
公明は、党勢の維持・拡大という観点からも党のカラーを強く打ち出す必要に迫られている。
支持層の高齢化が進む中、2023年11月には党創立者である池田大作創価学会名誉会長が死去した。
精神的支柱の喪失が活動の鈍化を招くことを避けるために、立党精神への回帰を図ることは必然とも言える。
ただ、複数の中堅・若手議員が、執行部が掲げる方向性に違和感を抱いていることも事実だ。
ある若手は、戦闘機輸出に関し
「幹部が否定するうちは党内で議論しても結論は出ている」
「多くの議員は理解しているのだが…」
と戸惑いを口にした。

自民外交部会、日英伊の次期戦闘機共同開発管理を担う国際機関設置の条約を了承
2024/2/8 12:57
https://www.sankei.com/article/20240208-G2NPTTNHJJO33PXCHX74GEUCEM/
自民党外交部会などは2024年2月8日の会合で、日本と英国、イタリアの3カ国が次期戦闘機の共同開発管理を担う国際機関を設置する条約を了承した。
藤井比早之外交部会長が明らかにした。
木原稔防衛相と英国、イタリア両国の国防相が2023年12月に条約に署名しており、政府は2024年2月下旬にも国会に提出する方針。
日本の現行制度は、国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出を認めていないが、条約には開発成功のため
「輸出の可能性が重要だと認識」
との文言がある。
公明党は第三国輸出解禁に慎重な姿勢を強めている。
自民の2024年2月8日の会合では公明との輸出解禁の早期合意を求める意見が相次いだ。

公明山口代表、戦闘機輸出「なぜ政策変更するのか、議論尽くされていない」首相答弁を批判
2024/2/6 14:35
https://www.sankei.com/article/20240206-M23ZDJZ5PZOQFHT6VQZALSGSOI/
公明党の山口那津男代表は2024年2月6日の記者会見で、防衛装備品の輸出ルール見直しで国際共同開発した完成品の第3国への直接移転に関し、
「国益に適う」
とした岸田文雄首相の発言について
「(重要な変更が)簡単に乗せられている」
と批判した。
首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、政府が英国、イタリアと共同開発を進める次期戦闘機を日本から直接輸出することについて、
「第3国移転を推進することが共同開発を主導し、円滑かつ効率的に進めていく上で重要」
と答弁。
「完成品の第3国移転を含め、国際共同開発生産に幅広く、円滑に取り組むことが国益に適う」
と明言した。
しかし、山口氏は、首相が、これまで前提でなかった戦闘機の直接輸出について
「含め」
という言葉で触れたことを批判した上で、
「重要な政策変更だ」
「なぜ変更する必要があるのか十分に議論が尽くされていない」
と述べた。

日伊首脳会談 G7プーリアサミットへ連携確認 首相「協力惜しまず」 戦闘機開発も一致
2024/2/5 22:55
https://www.sankei.com/article/20240205-ZHGIGT2KERMZBKZYYWDPXEFNNM/
岸田文雄首相は2024年2月5日、官邸でイタリアのメローニ首相と会談し、2024年6月にイタリア南部のプーリア州で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向けた連携を確認した。
また、両首脳は日英伊3カ国による次期戦闘機の共同開発の推進でも一致し、2024年3月に予定する外務・防衛当局間の協議で安全保障分野の協力を更に加速させる方針だ。
会談は2023年、G7の議長を務めた岸田首相から2024年の議長のメローニ氏への引き継ぎのために行った。
首相は会談後の共同記者発表で、
「2024年のプーリアサミットの成功に向けて日本はイタリアへの協力を惜しまない」
と全面的に協力する姿勢を示した。
会談後の夕食会では、覇権主義的な動きを強める中国や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮の動向、ロシアによるウクライナ侵略についての認識を擦り合わせた。
また、パレスチナ自治区ガザの人道状況の改善に向けて連携していくことでも一致。
生成人工知能(AI)の国際ルールの枠組み
「広島AIプロセス」
を踏まえ、安全安心で信頼できるAIの実現に向け、G7が主導していくことを確認した。
次期戦闘機の共同開発については第3国輸出規制の緩和に公明党が慎重な態度を崩していない。
首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で
「与党で結論を得る時期として2024年2月末を示している」
と述べ、合意を急ぐ考えを示した。

イタリアの日本シフト後押し 岸田・メローニ首相、良好な関係も軸に 対中認識を共有
2024/2/5 21:17
https://www.sankei.com/article/20240205-BF3SW52Q6FKJZAMULHECOCCZO4/
岸田文雄首相はイタリアのメローニ首相との首脳会談で、両国関係の一層の緊密化を図った。
イタリアは2023年12月、中国の巨大経済圏構想
「一帯一路」
からの離脱を決めた他、日英と3カ国で次期戦闘機の共同開発にも参画し、対日シフトに舵を切っている。
岸田首相とメローニ氏は先進7カ国(G7)首脳の中でも波長が合うとされていたが、会談とその後の夕食会で個人的な信頼関係を更に深めた形だ。
「メローニは凄い。40代で首相にまでなってしまうんだから」
首相は47歳のメローニ氏について周囲に度々こう語り、政治家としての力量を高く評価してきた。
個人的にも親密な関係を築いている。
メローニ氏は外遊の際、幼い娘をできる限り同伴させるが、首相は2023年5月のG7広島サミットの際、まな娘へのプレゼントとして人気キャラクター・ハローキティのぬいぐるみを贈呈した。
メローニ氏は首相の気遣いに感謝したという。
メローニ氏が党首として率いる
「イタリアの同胞」

「極右」
とも位置付けられ、2022(令和4)年の首相就任時は日本政府にも警戒感が広がった。
だが、メローニ氏は就任後、ロシアによるウクライナ侵略への対応で欧米に歩調を合わせるなど、協調外交を展開し、G7諸国などを安堵させた経緯がある。
厳しい対中認識を共有できるパートナーである点も大きい。
G7内にはマクロン仏大統領のように、対中関係に重きを置く首脳もいるのが実情だ。
だが、メローニ氏はかつて首相に
「中国と対峙することはG7の義務だ」
とまで語ったという。
G7で唯一参加していた一帯一路からの離脱も決め、中国から距離を置く姿勢を鮮明にしている。
中国が
「祖国統一」
を掲げて台湾への軍事的圧力を強める中、メローニ氏は首相就任前から台湾支持を明言し、欧州連合(EU)による対中圧力の強化を訴えてきた。
日本の危機に直結する台湾海峡有事を防ぐ国際世論の形成のためにも、日伊の関係強化は重要な要素となる。

岸田首相「平和国家の理念に反しない」 次期戦闘機の第三国輸出で説明
2024/2/5 12:52
https://www.sankei.com/article/20240205-VJCMPIPGWRJYNKZZR62DGZZ2YU/
岸田文雄首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、日英伊3カ国で共同開発する次期戦闘機を日本から共同開発国以外の第3国に直接輸出できるようにすることについて
「個別案件ごとに移転先を厳格に審査し、移転後の適正管理を確保する」
「平和国家としての基本理念に反するものではない」
と説明した。
自民党の長島昭久氏の質問に答えた。
首相は、調達コスト低下の観点から
「第3国移転を推進することが共同開発を主導し、円滑かつ効率的に進めていく上で重要だ」
との認識を示した。
その上で
「政府としても与党の合意を得るべく丁寧な説明を尽くしていかなければならない」
と強調した。
国際共同開発品の第3国輸出解禁を巡って政府は、3カ国による次期戦闘機開発の協議が2024年3月以降本格化するのを踏まえ、与党に対し2024年2月末までに結論を出すよう要請しているが、公明党が慎重な立場を崩さず、与党協議は停滞している。
一方、サイバー攻撃を未然に防ぐため相手システムへ侵入する
「能動的サイバー防御」
を可能とする法案に関しては
「可能な限り早期に提出できるよう検討を加速している」
と述べるにとどめ、今国会に提出するかどうかは言及を避けた。

美しき勁き国へ
櫻井よしこ 派閥解散より連立解消
2024/2/5 8:00
https://www.sankei.com/article/20240205-RWYOM7OFDJJX3A66MF6HQI7ETQ/
岸田自民党は、なぜここまで世論に阿るのか。
検察庁が100人態勢で捜査し区切りをつけた政治資金不記載問題を自民党幹部が独自に調べた。
この週末を含め、安倍派や二階派などの主たる政治家への聴取を小渕優子氏らが行ったそうだが、悪い冗談であろう。
法と証拠に基づく検察官による捜査以上の何が、政治家にできると考えたのか。
正気を疑う。
宰相たる者は正気を疑われても、動揺する姿も見せてはなるまい。
ワイドショーや朝日新聞が政治資金不記載問題を裏金問題としてはやし立てる中、岸田首相は2024年1月18日午後7時過ぎ、官邸で
「派閥解散を検討」
と語った。
2024年1月18日の朝日朝刊1面トップ記事が岸田派元会計責任者を
「立件へ」
と報じたことに反応したのは明らかだった。
決定の遅さで知られる岸田首相が電光石火、派閥解消を言明し、流れを作った。
2024年1月26日の
「言論テレビ」
で政治ジャーナリストの石橋文登氏が安倍晋三元首相の鋭い解説を披露した。
「岸田さんは決断できない人に見えるが、何かの拍子で素早く動く」
「それは恐怖を感じた時だ」
「彼の決断力の源泉は恐怖心なんだ」
急転直下の派閥解消論は党や日本の国益を考えた結果というより、岸田首相の自己保身から生まれたと見てよいのだろう。
派閥なき政治勢力としての自民党の行く手には紆余曲折が予想される。
それでも党が複数の政策立案集団を擁し、政策実現で汗をかくのは大いに結構だ。
悪習は破られ、政策集団として成長すれば自民党は間違いなく再生するだろう。
その結果、日本本来の勁さが発揮され、我が国は国際社会の秩序作りに貢献する国となり存在感も増すだろう。
その時、日本国の行くべき道を指し示す知的、戦略的リーダーシップを発揮することが岸田首相には期待される。
周囲を固める官僚の助言に従うだけでは、その役割は到底果たせない。
政治家だからこそ、宰相だからこそ出来ることの最たるものが国の形の根本を成す憲法の改正である。
岸田首相は2024年の年頭所感と2024年1月30日の施政方針演説で、憲法改正言及した。
改憲にかける思いが本物であっても信じ切れない気持ちが残る。
「自分の(自民党総裁としての)任期中に」
と言うが、それは2024年9月いっぱいだ。
現時点では具体的条文案を国会に提出済みでなければ日程上、難しく、目標達成に必要な段取りが欠落している。
皇位継承の安定化に関しても同様である。
岸田首相の言葉が上滑りし、信頼に欠けるのは実に残念だ。
大目標を語ってもそこに至る道筋が示されないために、空虚に響く岸田文雄首相の言葉に真実性を持たせ、疑念を晴らす道がある。
公明党との関係を見直すことだ。
安倍晋三元首相が如何にして政策を実現していたかを改めて見てみたい。
安倍氏は決して派閥人間ではなく、政策の人だった。
安倍派の枠を突き抜けた派閥横断の政策集団は、新たな国家安全保障戦略、デフレ脱却のためのアベノミクスを生み出し、日本の活力を増強。
世界における日本の地位を引き上げた。
そんな安倍氏の前に立ち塞がったのが連立相手の公明党だった。
安倍氏はある意味、世論の高い支持と選挙に連勝した力を示して公明党との協力を得た。
自民党は政策集団として生まれ変わると宣言した岸田首相にとって、公明党は安倍氏にとってよりずっと深刻な存在となるはずだ。
公明党は時に反自民と言ってよい体質を見せる。
現在も岸田政権の政策推進を妨げている。
岸田首相が2024年に入って2度、憲法改正に言及したことは既に述べた。
それに対して公明党の山口那津男代表が、即、反論した。
能登半島地震などを念頭に先送りできない課題を差し置いて憲法改正に力を注ぐべきではないとして、岸田首相の国会演説を事実上否定した。
日本周辺で高まる一方の中国、ロシア、北朝鮮の脅威を見れば、我が国が1日も早く憲法を改正して自衛隊を
「普通の国の軍隊」
にしなければならないのは自明の理だ。
ウクライナ侵略戦争が示すように、国と国民を守る最後の手段は力である。
自衛隊を正規軍に位置付け、侵略を受けた場合、その力を最大限に発揮して防衛できるようにしなければならない。
憲法改正はそのための第一歩だが、公明党代表は後でよいと言う。
ロシアの侵略を見過ごさないために、軍事を含めてウクライナに出来る限りの支援をすることは、覇権主義的な中国への牽制にもなり、我が国の国益に資する。
しかし、今の日本は憲法の制約により武器装備面でウクライナを支援できない。
また、日英伊3カ国の共同開発による次期戦闘機の輸出も壁にぶつかっている。
公明党の反対が主たる理由だ。
国家の在り方、教育や国防に関して自公間に関して深い溝がある。
自民党が派閥解消で政策をこれまで以上に重視していくのならば公明党との連立解消が重要な鍵となる。
派閥解消宣言を岸田首相の保身の域を遥かに超えて日本全体の活性化に繋げるには、自公連立を解消した上で、政策を軸にした新たな両党の協力関係を築いていくべきだろう。
政治情勢が流動的な今こそ、議論開始の好機である。
派閥解消の先頭に立った岸田首相には、政策集団としての自民党の立て直しを確実にする責任がある。
繰り返しなるが、自公連立を解消し、政策毎の協力関係の構築を目指すことは、何よりも両党の支持者にとって心の晴れる道ともなろう。

<正論>自民党は国家再生の原点に返れ 
同志社大学特別客員教授 笹川平和財団常務理事・兼原信克
2024/2/5 8:00
https://www.sankei.com/article/20240205-L7BFIRJZPROPVKHSJ2LIXOG2WA/
岸田文雄政権が国家安保戦略を策定して1年が経った。
岸田首相は戦後安全保障政策の大転換を成し遂げた。
防衛力をGDP1%枠に縛り付け
「それで負けたら仕方がない」
という、三木武夫政権以来の無責任な基盤的防衛力構想が完全に葬り去られた。
■安保戦略に停滞許されず
巨大化した国力を背景に、アジアの現状を一方的に変更し、尖閣奪取を窺い台湾の武力併合と共産化を狙う中国に対して、防衛費を倍増し日米同盟を活性化し、インド太平洋地域の友邦を募り、日米豪印(クアッド)や日米韓の連携を強化し、地域の平和と安定のためにリーダーシップを取ろうと呼び掛けた。
岸田政権の戦略は、内外から高い評価を受けた。
その肉付けが進んでいる。
国家と国民の安全は、政府の1丁目1番地の仕事である。
国家安保戦略の実現に停滞は許されない。
厳しい安全保障環境を考えれば、一刻の猶予も許されない。
鳴り物入りで始まった反撃力の整備は着実に進んでいる。
「専守防衛」
と言えば聞こえはよいが、自国を焦土とし、国民の命を盾として戦う戦法は、愚かな戦法である。
ウクライナをみれば、核戦争へのエスカレーションを危惧するバイデン米大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領にロシア本土への反撃を許さない。
プーチン露大統領は、聖域化されたロシア領土を利用してウクライナを思う存分に蹂躙している。
敵の策源地を叩かなければ、こちらが降伏するまで国民の殺戮と国土の破壊が繰り返されるのである。
反撃力とは、自衛権行使そのものに他ならない。
政府は、国産の12式地対艦誘導弾能力向上型が登場するまでの次善策として、米国製トマホーク400発の導入を決定した。
最新型の
「ブロック5」
は生産が追い付かないために、
「ブロック4」
を交ぜて購入することで取得開始時期を1年前倒しした。
2025年度から部隊に配備が始まる。
本格的な反撃力がようやく形を整えつつある。
■能動的サイバー防御の課題
しかし、もう1つの目玉だった能動的サイバー防衛には全く進捗がない。
政府の意志が感じられない。
有事の際のサイバー攻撃は言うに及ばず、平時からの情報窃取、ランサムウエアを用いた身代金要求、AIを駆使した認知戦(宣伝戦)と、サイバー空間を悪用する例は枚挙に暇がない。
20世紀末に人間が作り出したサイバー空間は地球的規模で広がり、3次元の物理空間を吞み込んだ。
サイバー空間は、人類に大きな飛躍の可能性を与えると同時に、底知れない闇をも開いた。
距離と時間がない闇空間を、外国の軍諜報部や情報機関、あるいは犯罪者が我が物顔で歩き回る。
各国政府は、サイバー空間の安全を守るために厳しい監視体制を敷き始めた。
日本もまた自衛隊、政府、重要インフラ、更には国民を守るために首相官邸にサイバー局を置き、サイバー空間全体を監視するデータセンターを設置することが必須である。
またホワイトハッカーを大勢雇用して大規模なサイバー軍を立ち上げ、敵のサイバー空間に逆に侵入できるようにせねばならない。
それが能動的サイバー防衛である。
この議論をすると、必ず出てくるのが通信の自由を規定した憲法21条である。
55年体制下では、憲法21条は、憲法9条と並ぶイデオロギー問題であった。
東側に軸足を差し込んだ左派陣営が、東側スパイの摘発に繫がるスパイ防止法に反対し、特定秘密法に反対し、同時に、政府による通信の管理を極度に警戒したからである。
しかし、冷戦が終わって既に30年である。
個人の通信の自由を守りつつサイバー空間の安全を守ることは当然である。
それが現実に世界中で実行されていることである。
■岸田首相の英断を期待する
冷戦下のように左派の反発を恐れていては、国家の安寧は実現できない。
保守本流の生みの親である吉田茂元首相は、左派陣営の猛反対を押し切ってサンフランシスコ講和条約を締結した。
そしてたった1人で日米同盟に署名した。
軽武装を目指したのは、敗戦で破壊され尽くした日本の復活のためであった。
日本という国家の再生こそが吉田の本意であり、保守本流の原点であるはずである。
それがいつの間にか、社会党と国会対策で慣れあい、安全保障を米国に委ね、経済成長の果実をばら撒くだけが保守であるかのような歪んだ意識が生まれた。
何よりも政局の安定を優先するようになった。
特に憲法が絡む安全保障問題ではその傾向が強かった。
安倍晋三元首相は、新しい時代を開くため、正面から憲法9条の解釈変更に挑んだ。
集団的自衛権を巡る憲法解釈を大胆に変更し、幾度も選挙に打って出て国民の支持を勝ち得た。
憲法21条問題で逃げ回っていては、とても保守本流の看板は掲げられまい。
長期政権化した内閣の支持率は低迷しているが、政治と金を巡る混乱と派閥の解消で、むしろ岸田首相の党内権力は大きくなった。
保守本流の嫡子である岸田氏の英断を期待したい。 

自民、防衛装備移転の議論停滞に不満 公明党との連立解消論も噴出
2024/1/31 19:45
https://www.sankei.com/article/20240131-A3B3P7PKQJPSXE3A3X3LJ2GNZQ/
防衛装備品の輸出ルール緩和を巡り自民、公明両党の溝が深まっている。
日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を日本から直接第三国へ輸出可能とするため、2024年年明け早々にも自公の実務者協議を再開させる予定だったが、未だ開催の目処が立っていない。
公明幹部が慎重姿勢を崩さず、自民内には不満が溜まっている。
「国益のため連立を解消してでも進めなければならない」
「岸田文雄首相が(公明の)山口那津男代表と直接話し合うべきだ」。
自民が2024年1月31日に開いた党会合では出席議員から自公間の議論停滞に憤りの声が相次いだ。
自公両党は2023年12月、外国ライセンスで生産する装備品などの輸出規制見直しを政府に提言。
政府は防衛装備移転3原則の運用指針を改定し、輸出規制を緩和した。
一方、国際共同開発品の第3国輸出に関しては殺傷兵器の輸出に慎重な公明が容認せず、結論を持ち越した。
首相は2023年末、実務者協議座長の小野寺五典元防衛相らに対し、2024年年明け早々に協議を再開するよう指示。
政府は日英伊3カ国による次期戦闘機開発の交渉本格化を見据え、2024年2月末までに結論を出すよう要請した。
自民側は2024年1月上旬にも協議を再開させたい考えだったが、公明の慎重姿勢は変わらず、幹部らは態度を硬化させた。
北側一雄副代表は2024年1月31日の記者会見で
「今の状況では(2024年2月末までに)結論が出るとは思っていない」
と重ねて強調した。
政府側の説明不足を指摘する公明幹部に対し、国家安全保障局幹部らは2024年1月以降、改めて説明に出向いているが、未だ理解は得られていない。
しびれを切らす自民は、党内の不満を吸い上げる目的で2024年1月31日の会合を開いた。
今後、小野寺氏が首相官邸を訪れ、部会で出た意見を首相に直接伝える機会を設けることを検討している。
自民内には、事態打開には首相自らが動くしかないとの意見が根強い。
自民関係者は
「実務者同士で議論することはもうない」
ただ、自民も派閥パーティー収入不記載事件によって激震が走り、首相の党内基盤も揺らぐ。
首相が防衛装備移転の推進にどこまで注力できるかは不透明な状況だ。
与党実務者協議の関係者はこう呟く。
「公明には完全に足元を見られている」

主張
次期戦闘機の開発 第三国への輸出解禁せよ
2024/1/22 5:00
https://www.sankei.com/article/20240122-NZIDVTD2PJPKFINLI723YKHDRI/
次期戦闘機の共同開発を巡り、日英伊3カ国が開発の司令塔となる機関を設立する条約を結んだ。
条約は承認のため2024年1月26日召集予定の通常国会に提出される。
日本が同盟国米国以外の同志国と協力して主要装備品を開発するのは初めてだ。
航空自衛隊のF2戦闘機の後継で、2035(令和17)年の配備開始を目指している。
日英伊政府の国際機関は本部を英国に置き、2024(令和)6年度中に発足させる。
初代トップは日本人が就任する。
日英伊の共同企業体(JV)も結成され、トップにはイタリア人が就く。
次期戦闘機の共同開発は日本防衛にとって極めて重要だ。
英伊両国は北大西洋条約機構(NATO)の主要構成国だ。
次期戦闘機は英伊に加え、他のNATO諸国の空軍機にも採用される可能性がある。
製造や能力向上に日本が関わる戦闘機が、世界最大の軍事同盟であるNATOの主要装備になれば、日・NATOの安全保障関係は格段に深まる。
日本の抑止力、外交力を強化する。
開発には、部品調達を含めれば、日本の1000社以上が関わる見通しだ。
専門人材を育て、技術革新や国内の防衛産業の底上げで、日本の経済力の向上にも繋げたい。
条約は次期戦闘機の第3国への輸出の可能性が重要だと記した。
英伊は第三国輸出を予定している。
開発に数兆円の費用がかかるため、輸出でコスト低減を図る狙いがある。
輸出先国との安保関係を堅固にするメリットも大きい。
一方、日本は自ら、第3国輸出の道を閉ざしている。
与党協議で
「公明党」
が輸出緩和にブレーキを掛けているからだ。
このままでは日本は開発の主導権を握れず、国益を損なう。
条約署名後の会見でシャップス英国防相は
「欧州やインド太平洋のリスクは明白だ」
「世界での日本の立ち位置を考えると、見直す時期が来ている」
と述べ、第3国輸出に足踏みする日本に苦言を呈した。
政府は与党に対し、国際共同開発した装備品の第3国輸出緩和について2024年2月末までに結論を出すよう求めた。
友好国への主要装備の輸出は仲間の国を増やし、望ましい安保環境の創出に寄与する。
「公明党」
は現実的な平和主義に転じ、輸出緩和に同意すべきである。

木原稔防衛相、公明への説明「理解を得られるよう調整進める」 次期戦闘機輸出
2024/1/19 17:17
https://www.sankei.com/article/20240119-XQNTQEOK25PBRJLSB4ZEDFVTSI/
木原稔防衛相は2024年1月19日の記者会見で、次期戦闘機など国際共同開発する装備品の第3国輸出に慎重な公明党に説明を尽くす考えを表明した。
山口那津男代表ら幹部から、説明不足との苦言や早急な議論を戒める発言が相次いでいる状況を踏まえ
「理解を得られるよう、調整を進める」
と述べた。
木原氏は次期戦闘機について
「製造機数が多いほど、1機当たりの単価は下がる」
と指摘し、共同開発による開発費低減の利点にも言及。
輸出の是非に関し、与党が2024年2月末までに結論を出せるよう丁寧に調整すると説明した。

公明幹部、期限設定を否定 次期戦闘機輸出の与党協議
2024/1/18 17:00
https://www.sankei.com/article/20240118-L5FS45DKP5M3NKBSBOTAJESXYA/
公明党の北側一雄副代表は2024年1月18日の記者会見で、次期戦闘機など国際共同開発する装備品の第3国輸出の可否を巡り、与党協議の期限設定に否定的な考えを示した。
政府は与党に2024年2月末までに結論を出すよう求めているが、北側氏は
「時期ありきではない」
「2024年2月末に結論を出すということではない」
と述べた。
次期戦闘機について
「殺傷能力のある、先端技術を入れた武器であることは明らかだ」
と指摘。
第3国輸出に関し
「装備移転の原則に大きな変容をもたらすテーマだ」
「慎重に丁寧に議論していかなければならない」
と語った。

公明・山口代表、次期戦闘機輸出で苦言「政府説明がない」
2024/1/16 17:39
https://www.sankei.com/article/20240116-ZMCBXNTZXRKPJFOZ37RDFFWUSI/
公明党の山口那津男代表は2024年1月16日の記者会見で、次期戦闘機など国際共同開発する装備品の第3国輸出を巡る政府の姿勢に苦言を呈した。
「殺傷能力を持つ兵器を輸出しないのが我が国の基本的な進め方だった」
「政府がなぜ変えるのか、説明がほとんどない」
と述べた。
英国、イタリア両国と進める次期戦闘機の共同開発は、日米同盟の枠組みとは全く異なると指摘。
「変化に対する取り組みを、もっと掘り下げて考える必要がある」
と問題提起した。
政府は与党に対し、2024年2月末までに輸出の是非に関する結論を出すよう求めている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/480.html#c21

[政治・選挙・NHK293] 自民“もう1つの裏金スキーム” 茂木幹事長、棚橋元国家公安委員長「1.3億円」使途不明金の悪辣(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 秘密のアッコちゃん[173] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年2月29日 16:38:32 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[286]
<■635行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
自衛官國参拝と愛する人への言葉
Hanada2024年4月号 元陸上幕僚長 岩田清文
■疑念が残る新聞の大騒ぎ
國神社を私的に参拝する際、公用車を利用したとして、去る2024年1月26日、陸上自衛隊の幹部が処分された。
22名が参拝したのは、2024年1月9日(火)の午後3時過ぎ、皆、時間休を取って私的な立場で参拝している。
報道からは、休暇中の私的な行動において公用車を利用したことが処分の理由とされ、処分のレベル的には軽いものとされている。
しかし、この程度の事でなぜ一部の新聞は大騒ぎするのか。
本件を最初に報道した毎日新聞(2024年1月13日)は、
「第二次大戦のA級戦犯が合祀されている靖国神社を自衛官が組織的に参拝していたとすれば、不適切だと言わざるを得ない」
と指摘し、宗教活動に関する隊員への指揮事項を記した1974年の防衛事務次官通達への抵触にも言及している。
A級戦犯が合祀されている神社に、自衛官が参拝してはいけないということなのか。
A級戦犯や特定の戦没者のみを崇めるために参拝する自衛官はまずいないだろう。
後ほど述べるが、彼らは国を守る務めにおいて純粋に祈願するために参拝しているはずだ。
今回は休暇中の私的な参拝であり、自らの意志に基づくものと思う。
更に、毎日新聞は参拝当日、國神社で待ち構えるようにして取材していたという。
その取材を基に、50年前の古い通達を探し出してきて、通達違反ではないかと厳正な対処を迫った。
これらからは意図的、計画的にこの参拝を大袈裟に取り上げ、自衛隊と國神社との関連性を問題にしたかったと思わざるを得ない。
そもそも、自衛隊内部の行動予定をどのようにして事前に知り得たのか、疑念も残る。
一方で、産経新聞は2024年1月16日の誌面において、
「陸上自衛隊の参拝は当然だ」
と主張している。
参拝の目的が、2023年4月に陸自ヘリコプターが沖縄県・宮古島沖で墜落した事故の調査委員会メンバーが安全祈願をすることにあったとした上で、能登半島地震対応中の緊急性を要する状況におては、公用車を使用することも当たり前だとしている。
更に、A級戦犯に関しては、国会が1953(昭和28)年、
「戦犯」
赦免を全会一致で決議、政府はA級を含め刑死した受刑者の遺族にも遺族年金を支給してきたことを例示し、他国の干渉に迎合せず、日本自身の立場を尊重すべきとの主張だ。
加えて、50年前の防衛省の次官通達を改めるべきとの指摘もある。
このように賛否両論の主張が報道される中、自衛官が國神社を参拝する意味や思いについては、ほとんど報道されない。
もちろん、現役自衛官がそのようなことを公にすることは憚れるのだろう。
そこで、1自衛官OBとしての思いではあるが、紹介させて頂きたいと思う。
現役当時から、個人的には、もしいざという時が訪れ、最後の時が来たならば、國神社に祀ってほしいとの願いを持っていた。
國神社には、日清戦争や日露戦争、そして大東亜戦争に至るまで、
「祖国日本を護る」
との一念の下、尊い生命を捧げられた246万6000余柱が祀られている。
我々自衛官と同じ
「国のために命を懸ける」
との志を持たれていた先人が祀られる國神社に、自分の死後もありたいと思っていたからである。
台湾有事・日本有事の危機感が高まる中、自己の死生観に磨きをかけている自衛官諸氏も多いことであろう。
その中には、いざという時は國神社に祀ってもらいたいという、私と同様の気持ちを持つ自衛官もいるものと思う。
自衛隊員は皆、入隊に当たり、自衛隊法の規定に基づき服務の宣誓を行う。
その宣誓には、
「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います」
との1文がある。
これは、
「命を賭してでも国を守る」
ことを国家・国民に対して誓うものであり、命のやり取りを意味するものである。
私自身も、その覚悟で37年間勤務してきた。
自らの立場が曖昧な憲法を順守しつつ、自己の命を懸けてでも国を守ろうとする。
この耐え難い矛盾に苦悩しつつも、私は現役時代、自分自身に、そして部下たちに、こう言い聞かせてきた。
「我々は、自己犠牲による利他の精神、他を利する精神を実践する崇高な価値観、生き様を職業としている」
「自らの道が正しいことを信じ、迷うことなく、悩むことなく、ただひたすら誇りと矜持を持って国防の任に邁進すべきである」
■慰霊碑は「誓い」の場
「士は、己を知る者のために死す」
との言葉がある。
国家として、自衛隊員に
「命を懸けろ」
と言うなら、その隊員の気持ちを理解し、あるべき姿に改革していくのが政治の責任だろう。
その改革の1つが、いざという時に、国の命令により究極の任務を遂行し、戦死という最大の犠牲を払った隊員に対する慰霊の在り方である。
最高指揮官である内閣総理大臣の命を受け、国土防衛の任を遂行中に命を賭した場合、その隊員の国家への忠誠と献身を称え、霊を慰めることは不可欠であり、国家としてのその姿勢が、他の隊員をして国を守ろうとする強い気概を育むのである。
その際、隊員の死後、どこに葬るかは士気にも関わる極めて重く重要な問題である。
2022年12月に閣議決定した安全保障関連3文書においては、有事に関する強い危機感が示され、戦争を抑止するための具体化が進んでいる。
その中において、仮に自衛官が戦死した場合の様々な処遇等を検討すると共に、死後における慰霊の在り方についても、静かに議論を進めていくべきだろう。
現状のままであれば、防衛省・自衛隊全体としては市谷駐屯地での慰霊、および各地域としては司令部が所在する一部の駐屯地等において慰霊されるであろう。
しかし一般隊員の視点から見れば、死後、そこに戻るという意識を持つ者は少ないだろう。
それら慰霊碑の前では年に1度、追悼式が執行されているが、一般隊員にとっては、その慰霊碑が共に国のために散った戦友、皆の魂が戻る場所と思っている者は少ない。
どちらかと言えば、2度と事故等で仲間を失ってはならないとの
「誓い」
の場であり、ご遺族にとっては故人に再び
「手を合わせる」
場なのである。
明治以来、日本国は国のため国民のために命を捧げた英霊を、國神社において永遠に慰霊し崇敬することとした。
敗戦の結果として、国家として崇め敬い続けることはできなくなったが、宗教法人としての國神社が国に代わり継承している。
当時、
「死んで國で会おう」
と国の命令で戦地に赴いた方々には、明確に魂が戻る場所、精神的な拠り所があったと認識する。
もちろん、現状、国として1宗教法人を指定して英霊を祀ることはできないことは理解するものの、この点は、今後議論をしていく必要があるのではないか。
■戦後日本の原点
例えば、過去には2001(平成13)年、諮問機関である
「追悼・平和祈念のための記念碑施設の在り方を考える懇談会」
を発足させ、翌2002(平成14)年12月24日に提出された報告書では、国立の無宗教の追悼・平和祈念施設が必要と指摘されていた。
報告はされたものの、その後の動きはない。
当時の報告書には、施設の性格を國神社と区別化するため、次のように説明している。
國神社は、
「國事に殉ぜられたたる人人を奉斎し、永くその祭祀を斎行して、その『みたま』を奉慰し、その御名を万代に顕彰するため」
「創立せられた神社」
とされている。
これに対し、新たな国立の施設は
「死没者全体を範疇とし、この追悼と戦争の惨禍への思いを基礎として日本や世界の平和を祈るものであり、個々の死没者を奉慰(慰霊)・顕彰するための施設ではなく、両者の趣旨、目的は全く異なる」
と述べられており、前述したような戦死した自衛官の魂が戻る場所とは思えない。
追悼施設のみならず、そもそも自衛官の戦死に関わる具体的な検討が疎かになっていること自体が、我が国が未だに戦後レジーム(体制・政治体制)からの脱却が図られていないことの証左かもしれない。
安倍総理は、その戦後レジームから脱却する具体的取り組みの1つとして、終戦から70年経った2015(平成27)年8月15日の前日、2015(平成27)年8月14日に戦後70年談話を閣議決定した。
そこには、
「尊い犠牲の上に、現在の平和がある。これが、戦後日本の原点であります」
「2度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。(中略)先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました」
「自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持してきた」
「あの戦争には何ら関りのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」
「しかし、それでも尚、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません」
と強調している。
特に、
「70年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは、静かな誇りを抱きながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります」
と述べたことは重要だ。
■主権国家として堂々と
我々日本人は、いつまで國神社での慰霊を他国に配慮し続けるのか。
戦後70有余年、これまでの平和を大事にする日本の歩み、そして日本の生き様に自信と誇りを持ち、主権国家として堂々と生きていくべきではないのか。
主権とは、対外的には国家の独立性を保持し、外国からの干渉を排除する権利と理解する。
であるならば、神社への参拝という日本人としてごく自然の風習を守り続ける独立性、そしてその行為に対する外国からの干渉を排除して初めて、我が国は主権国家と言えよう。
國神社は
「祖国を守るという亡くなられた方々の神霊」
を祀る場であり、そこには日本人として戦い、亡くなった台湾や朝鮮半島出身者、そして大東亜戦争終結時に、いわゆる戦争犯罪人として処刑された方々なども含まれている。
身分や勲功の区別もなく、国のために戦ったという1点において共通していれば一律平等に祀られることこそ、死後、その魂は永遠にこの世に留まり、国や地域などの場所で守り神となるという、悠久の歴史の中で伝わる日本人の伝統的信仰に則するものと私は理解している。
この國神社に赴き、戦没者を追悼して日本の安寧を祈祷することは、日本が長年に渡り培ってきた社会的儀礼であり、習俗的行為である。
私は、陸上幕僚長に就任するその日の早朝、個人的に國神社に参拝し、國神社の神霊に、陸上防衛の責任者としての決意と同時に、願わくばご加護を賜ることを祈祷した。
その3年後、離任当日の早朝、改めて参拝し、陸上幕僚長の職を解かれたことと、併せて37年間の防人としての任を終えることを報告し、感謝の意をお伝えした。
日本人としてごく自然のことであり、参拝後は純粋に清々しい気持ちを持つことができた。
■人的基盤の抜本的検討を
清々しい気持ちで退官はしたが、今になっても尚、現役の後輩たちのことを思うと、彼らが真に命を懸けられる、普通の国としてのあるべき軍事組織に進化すべきであると強く願っている。
現状、防衛省においては、人に関する強化施策の検討が進んでいるようである。
2024(令和6)年1月に防衛省が発表した
「人的基盤の強化に係る各種施策の進捗状況について」
によれば、部外人材も含めた多様な人材の確保や、隊員のライフサイクル全般における活躍を推進することなどが報告されている。
それぞれ重要な施策であり、是非具現化されることを願っているが、そこには、これまで述べてきたような有事に真正面から向き合い、国を守るため熾烈な環境で戦い、状況によっては国土防衛の現場で最期を迎える自衛官の栄典、慰霊・顕彰、遺族に対する手厚い補償、そして負傷した自衛官の一生の処遇など、本質的な検討が見当たらない。
物事の重さから公にはせず、静かに検討がなされていることを願っているが、それこそが人的基盤の抜本的検討ではないか。
冒頭の報道に戻るが、参拝した自衛官たちは、2023年4月6日に宮古島海域において殉職した同僚たちを思いながら、航空安全を誓うと共に祈願するとの純粋な気持ちで参拝したものと信じる。
國神社に参拝する自衛官の思いには、個人ごとに様々な意味があると思う。
しかし共通するものは、いざという時は身をもつて国防の責任を果たすとの強い思いが根拠にあることは言うまでもない。
その殉職した第8師団長坂本雄一陸将はじめ殉職隊員追悼式が、2023年10月21日、岸田首相、木原防衛大臣らが参列して挙行された。
式典の終わりに、遺族代表として坂本陸将の夫人が参列をされた。
私も参列した席で拝聴したが、涙が止まらなかった。
読者の方々にも共有して頂きたく、その挨拶全文を紹介したい。
彼らを含む自衛官、そしてその家族がどういう気持ちで国のために貢献しようとしているのかをご理解頂く一助となれば幸いである。
少し長くなるが、是非最後まで読んで頂きたい。
■自衛官の家族としての覚悟
令和5年度自衛隊殉職隊員追悼式に当たり、殉職隊員遺族を代表致しまして、ご挨拶申し上げます。
この度は自衛隊の皆様をはじめ多くの方々に、救助活動など様々なご支援ご尽力を賜り、深く感謝申し上げます。
そして本日は、自衛隊最高指揮官・岸田内閣総理大臣ご臨席の下、木原防衛大臣主催による殉職隊員追悼式を執り行って頂き、私ども遺族一同、厚く御礼申し上げます。
今から25年前に夫から言われ、ずっと心に在った言葉があります。
「自衛官の家族として、覚悟を持っていて下さい」
”自衛官の家族としての覚悟”、そして夫の言葉の根本にある彼自身の大きな覚悟、今回改めてこの言葉を夫の遺志として理解しました。
命を捧げた自衛官たちは皆一様に、国の守りに覚悟を持って臨み、職務に真摯に懸命に取り組み、身をもつて責務の完遂に務め、最後の瞬間まで誇りを持った自衛隊員であったのだと確信致します。
家族として、1国民として、亡き自衛官たちに深く敬意と感謝の念を捧げたいと思います。
自衛隊の皆様より、心のこもったお言葉をたくさん頂戴致しました。
「仲間を失った悲しみを忘れることなく、その思いを継承し、引き続き日本の平和のために任務に邁進して参ります」
このお言葉は亡き自衛官たちの強い遺志であり、家族としまして大きな支え、励みとなります。
自衛隊の皆様の強い絆に触れる中で、我らが自衛官たちは素晴らしいお仲間に恵まれ、同じ志を持って国防を担い、充実した豊かな人生を送ったのだと実感できました。
この素晴らしいご縁に感謝申し上げます。
ここに集う家族は皆、大切な人を突然なくしました。
その大切な人は誇り高き自衛隊員であると共に、良き家庭人でまおります。
家族をとても大事にし、家族それぞれにとっても彼らは大切な存在です。
大事な息子であり、娘であり、頼れる兄弟、姉妹、愛する夫、尊敬する父、そして、心通う友人であります。
■「ありがとう」を贈りたい
突然の別れにより、今私たちは、それぞれが色々な思いと向き合っています。
悲しみや憤り、混乱、不安な気持ち
この挨拶を考えている時、思いました。
「このまま失ったことを悲しみ続けるのではなく、彼らが残してくれているものを大事に見つめていきたい・・・」
「そして、過去に一緒に出来なかったことを悔やんだり、これから出来ないことを嘆いたりするのではなく、今まで一緒にいられたこと、出来たことを喜びたい・・・」
彼らの強さや優しさ、誠実な言葉や行動、考え方・・・彼らとの関りは私たちに大きな幸せや喜び、良い影響を与えてくれています。
それらはこれからも失われることはなく、私たちの心に残り、大きな力となって支え続けてくれる。
生きていくための道標となっていく・・・。
夫たちも私たちがこのように前向きに考え、笑顔で生きていくことを望み、
「頑張れよ」
「頼んだよ」
と、傍で応援してくれているように感じます。
国のために命を賭し、平和の礎となった自衛官たちを家族として、これまでも、これからもずっと誇りに思い、彼らの今までの足跡や今回の出来事が、今後に活かされ繋がることを願い、そして私たち自身も国の守りについて真剣に向き合い考えることを明言し、先に逝ってしまった愛する人に言葉を贈りたいと思います。
「ありがとう」
「お疲れ様でした」
「これからも見守って下さいね」
最後に、日本の平和を守るために、隙のない備えに万全を期し、覚悟と責任感を持って厳しい訓練や任務に臨まれている自衛隊の皆様に、衷心より敬意と感謝の意を申し上げますと共に、今後、崇高な職務を無事に遂行され、益々ご活躍されますことを祈念申し上げます。
そして本日ご参列の全ての皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げ、日本そして世界の平和を強く願い、遺族代表の挨拶とさせて頂きます。
有難うございました。
令和5年10月21日
自衛隊殉職隊員 遺族代表
坂元雄一 妻(陽子)

<産経抄>靖国神社に参拝してなぜ悪い    
2024/2/26 5:00
https://www.sankei.com/article/20240226-XQ6ZYGBZABLUDJKCQJ2X6HM7XQ/
2024年1月下旬に行われた日教組の教研集会で、日本軍の特攻隊員の遺書を題材にした授業が報告されていた。
日教組も変わったのかと思い、本紙社会部記者が報じた記事を恐る恐る読んだ覚えがある。
▼改めて紹介すると、長崎県の中学教員は修学旅行の事前学習として特攻隊員の遺書を題材にした。
家族や友人への思いなど項目に分け感想を書かせ、歴史的背景を考えさせた。
▼兵庫県の小学校教員は、当時の検閲について触れ、遺書に本音を書けたのかなどの観点で指導した経緯を報告していた。
本紙記者の取材に、近代史の専門家は
「検閲は作戦に支障が出る地名などが対象」
とし、
「検閲されたから一律に本音を書けなかったわけではない」
などと指摘していた。
▼月替わりで靖国神社の社頭に掲示されている遺書に胸を打たれたことを思い出した。
今月は
「兄上に遺(のこ)す」
と題した遺書で、23歳で戦死した特攻隊の海軍少尉は、両親や教師先輩への感謝を綴り、出撃への思いを記している。
▼後半では長男でない自分は家の事に
「何も云(い)う事なし」
とし
「兄上を中心に一家団(だん)欒(らん)して国家の為(ため)に」
と託した。
出撃が迫る中、
「甚だ簡単ですが兄上に遺す」
と結んでいる。
こうした遺書には共通して家族らを思う心情が溢れている。
▼命をかけ国に尽くした英霊を祀る靖国神社に、相変わらず冷淡な論調がある。
朝日新聞は2024年2月25日付の社説で
「陸上自衛隊に続き海上自衛隊でも」
などと批判している。
2023年5月に海自練習艦隊司令部(広島県呉市)の司令官と海自幹部候補生学校の卒業生らが研修の休憩時間に参拝したというのだが、どこが問題なのか。
弊紙は首相をはじめ、靖国神社に参拝しないほうがおかしいと主張しているのだが。

誤解招く行動避けるべきだ 海自靖国参拝で木原防衛相
2024/2/22 11:50
https://www.sankei.com/article/20240222-HDRUCED3YRLZZFILJPZ4ERG4RE/
木原稔防衛相は2024年2月22日の閣議後記者会見で、海上自衛隊の幹部らが2023年5月に東京都千代田区の靖国神社を集団で参拝していたことについて
「誤解を招く行動は避けなければならない」
「私的参拝だったと聞いており、詳細は確認中だ」
と述べた。
木原氏は、海自練習艦隊司令部(広島県呉市)の司令官と海自幹部候補生学校の卒業生らが2023年5月17日に東京・九段下周辺の史跡で研修し、休憩時間に参拝したと説明。
「隊員個々の自由意思により、玉串料は私費で支払った」
と説明した。

海自隊員ら靖国集団参拝 幕僚長「私的」問題視せず
2024/2/20 18:53
https://www.sankei.com/article/20240220-OLDZRETIXJJ7RFS2VZC2TAV5LE/
海上自衛隊練習艦隊司令部(広島県呉市)の司令官らが遠洋練習航海を前にした研修期間中の2023年5月、制服を着用し東京都千代田区の靖国神社を集団で参拝していたことが2024年2月20日、防衛省への取材で分かった。
海自トップの酒井良海上幕僚長は2024年2月20日の記者会見で
「研修の合間の時間に、個人の自由意思で私的に参拝した」
「問題視しておらず、調査する方針はない」
と述べた。
防衛省によると、海自の研修は2023年5月17日、165人が参加し、東京・九段下周辺で実施した。
酒井氏の説明では、司令官の今野泰樹海将補を含む多くが参拝した。
玉串料はまとめて納めたとしている。
2024年1月9日には陸上幕僚副長らが靖国神社に集団参拝し、公用車の使用が不適切だったとして計9人が処分された経緯がある。

防衛省、弊害通達廃止の前例
阿比留瑠比の極言御免
2024/2/1 1:00
https://www.sankei.com/article/20240201-5Q5WLJGVF5OJFDUZJGLD3ZXBEM/
陸上自衛隊幹部らが集団で靖国神社に参拝したことが、部隊としての宗教施設参拝などを禁じた1974(昭和49)年の事務次官通達に抵触するかどうかを調べていた防衛省は、通達違反ではなかったとの結論を出した。
そもそも内閣法制局でもない防衛省が、
「信教の自由」
を定める憲法20条の解釈に踏み込むような通達を出す方が異例だろう。
木原稔防衛相が2024年1月30日の記者会見で、通達改正に言及したのも当然だと言える。
「およそ50年前に策定された非常に古いもので、それ以降、信教の自由や政教分離についての判例もいくつか出ている」
「そういった積み重ねも踏まえ、必要に応じて改正を行うべきだ」
この件に関しては、小沢慶太記者が2024年1月27日の本紙政治面で
「自由意思による参拝をも萎縮させるような通達はむしろ廃止すべきではないか」
と書いていた。
また、2024年1月31日の正論では岩田清文元陸上幕僚長が靖国に参拝する自衛官の思いについて、
「共通して、いざという時は身をもって国防の責任を果たすとの強い思いが根底にある」
と指摘する他、こんな自身の心情も吐露していた。
「我々自衛官と同じ
『国のために命を懸ける』
との志を持たれていた先人が祀られる靖国に、自分の死後もありたいと思っていた」
こうした
「思想・良心の自由」(憲法19条)
に基づく慣習的行為すら、安易に制限を加えようとする発想の方がよほど危険である。
それでも朝日新聞は2024年1月30日の社説
「陸自靖国参拝 組織性は否定できない」
で、こう書いていた。
「旧軍との『断絶』をどう考えているのか。疑問を持たざるをえない」
「航空安全祈願がなぜ靖国神社でなければいけないのかも、よくわからない」
「戦後、平和憲法の下で再出発した自衛隊に、歴史への反省を疑わせるような振る舞いがあってはならない」
朝日新聞の理屈で言えば、戦後に連合国軍総司令部(GHQ)に新憲法を貰って再出発した日本は、戦前の日本とは
「断絶」
しているのだから、朝日新聞が好んで追及する戦争責任も問えないことにはならないか。
なぜ靖国かが本当に分からないなら、岩田氏に取材してみたら如何か。
■猛反発の「言論統制」
ともあれ、小沢記者の通達廃止の提言に付言すれば、防衛省の事務次官通達の中には11年前の2013年に廃止になったものもある。
2010(平成22)年11月の民主党の菅直人政権時、防衛省が出した自衛隊行事での民間人による民主党政権批判を封じる通達がそれである。
航空自衛隊の航空祭で、自衛隊を支援する民間団体の会長が
「まだ自民党の内閣の方がまともだった」
「一刻も早く菅直人政権をぶっ潰して、自民党政権に戻しましょう」
と挨拶したことが
「極めて不適切だ」
として、参加を控えさせることも含めた政治的発言制限の通達を出したのだった。
これには当然、自衛隊やOB組織、そして自民党など野党から
「言論統制だ」
と猛反発が起きた。
翌2011(平成23)年2月に6野党が通達撤回要求で一致したのを受けて、菅直人政権側は翌2011(平成23)年3月に各部隊に行事での民間人挨拶の内容を提出させるよう求めていた文書課長連絡を廃止した。
そして政権交代して安倍晋三内閣となっていた2013(平成25)年2月、通達は廃止された。
前例はあるのだから、木原氏には自衛隊を差別するかのような古びた通達については、改正であれ廃止であれ速やかに実行に移してもらいたい。

<正論>自衛官の靖国参拝の意味と思い 元陸上幕僚長・岩田清文
2024/1/31 8:00
https://www.sankei.com/article/20240131-FHPQHDOPFFJLVIBZ2ABXACDT4U/?809072
■国のため命懸けた先人の志
現役当時から、個人的には、もしいざという時が訪れ最後の時が来たならば、靖国神社に祀ってほしいとの願いを持っていた。
靖国神社には、戊辰戦争に始まり日清・日露戦争、そして大東亜戦争に至るまで、
「祖国日本を護る」
との一念の下、尊い生命を捧げられた246万6000余の柱が祀られている。
我々自衛官と同じ
「国のために命を懸ける」
との志を持たれていた先人が祀られる靖国に、自分の死後もありたいと思っていたからである。
台湾有事・日本有事の危機感が高まる中、自己の死生観に磨きをかけている自衛官諸氏も多いことであろう。
その中には、いざという時は靖国に祀ってもらいたいという、私と同様の気持ちを持つ自衛官もいるものと思う。
2022年12月に閣議決定した安全保障関連3文書でも有事に関する強い危機感が示され、戦争を抑止するための具体化が進んでいる。
その中で自衛官が戦死した場合の様々な処遇等を検討すると共に、慰霊の在り方についても静かに議論を深めていくべきだろう。
現状、防衛省では人的基盤強化の抜本的な検討が進んでいるようであるが、報道のような
「丸刈りの廃止」
という小手先の処置だけでは抜本的改革とは言えない。
特別職の国家公務員という位置付けではなく、いざという時は国のため命を懸けることを誓った存在であることを念頭に置いた、真に
「抜本的」
な検討が必要である。
そもそも自衛官の戦死に関わる具体的な検討が疎かになっていること自体が、我が国が未だに戦後レジームからの脱却が図られていないことの証左かもしれない。
安倍晋三首相(当時)はその戦後レジームから脱却する具体的取り組みの1つとして、2015(平成27)年8月15日の前日、14日に戦後70年の談話を閣議決定した。
そこには
「尊い犠牲の上に、現在の平和がある」
「これが、戦後日本の原点」
「2度と戦争の惨禍を繰り返してはならない」
「先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました」
「自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持」
と述べた上で、
「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」
「しかし、それでも尚、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません」
と強調している。
特に
「70年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは、静かな誇りを抱きながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります」
と述べたことは重要だ。
■慰霊まで他国に配慮する呪縛
我々日本人は、いつまで靖国での慰霊を他国に配慮し続けるのか。
戦後80年を目前に、これまでの平和を大事にする日本の歩み、そして日本の生き様に自信と誇りを持ち、主権国家として堂々と生きていくべきではないのか。
主権とは、対外的には国家の独立性を保持し、外国からの干渉を排除する権利と理解する。
であるならば、神社への参拝という日本人としてごく自然の風習を守り続ける独立性、そしてその行為に対する外国からの干渉を排除して初めて我が国は主権国家と言えよう。
■日本人としてごく自然のこと
靖国神社は
「祖国を守るという公務に起因して亡くなられた方々の神霊」
を祀る場であり、そこには、日本人として戦い、亡くなった台湾や朝鮮半島出身者、そして大東亜戦争終結時に、東京裁判でいわゆる戦争犯罪人として処刑された方々なども含まれている。
身分や勲功の区別なく、国のために戦った1点において共通していれば、一律平等に祀られる点こそ、死後、その魂は永遠にこの世に留まり、国や地域などの場所で守り神となるという、悠久の昔から伝わる日本人の伝統的信仰に基づくものと私は理解している。
この靖国神社に赴き、戦没者を追悼して日本の安寧を祈禱することは、日本人が長年に渡り培ってきた社会的儀礼であり習俗的行為である。
私は、陸上幕僚長に就任するその日の早朝、個人的に靖国神社に参拝し、靖国の神霊に、陸上防衛の責任者としての決意と同時に、願わくばご加護を賜ることを祈願した。
その3年後、離任当日の早朝、改めて参拝し、陸上幕僚長の職を解かれたことと、併せて37年間の防人としての任を終えることを報告し、感謝の意をお伝えした。
日本人としてごく自然のことであり、参拝後は、純粋に清々しい気持ちを持つことができた。
今、現役自衛官の靖国参拝に関する報道があるが、参拝した自衛官たちは、2023年4月に宮古島海域において殉職した同僚たちを思いながら航空安全を祈願するとの、純粋な気持ちで参拝したものと信じる。
靖国に参拝する自衛官の思いには、個人ごとに様々な意味があると思う。
しかし共通して、いざという時は身をもって国防の責任を果たすとの強い思いが根底にあることは言うまでもない。

木原稔防衛相「必要に応じて改正すべき」 部隊参拝禁じた通達見直しに言及
2024/1/30 11:59
https://www.sankei.com/article/20240130-4K2XNROE5ROQNL6AHWG57MVVZ4/
木原稔防衛相は2024年1月30日の記者会見で、陸上自衛隊幹部らが公用車を使って集団で靖国神社を参拝したことを巡り、宗教施設の部隊参拝などを禁じた1974(昭和49)年の事務次官通達について
「内容を不断に検討し、必要に応じて改正を行うべきだと考えている」
との認識を示した。
木原氏は通達について
「50年前のものであり、それ以降、信教の自由や政教分離原則に関する最高裁の判例もいくつか出ている」
と改正の必要性に言及した。
陸自幹部らの靖国参拝について、防衛省は通達違反の可能性があるとして調査したが、憲法で認められる私的参拝と結論付けた。
一方、幹部ら3人が公用車を利用したことは適切ではないとして計9人を処分した。

(社説)陸自靖国参拝 組織性は否定できない
2024年1月30日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/DA3S15851129.html?iref=pc_rensai_long_16_article
同じ部署に所属する幹部らが、示しあわせて集団で参拝した。
しかも、確認されただけで、過去5年の恒例行事だったとみられる。
各人の自由意思に基づく
「私的参拝」
だというが、組織性は否定できない。
旧軍との
「断絶」
をどう考えているのか。
疑問を持たざるをえない。
陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)らの今月(2024年1月)初旬の靖国神社参拝を、宗教的活動に関する事務次官通達に抵触する疑いがあるとして調べていた防衛省が、違反はなかったと発表した。
憲法は
「信教の自由」
を保障する一方、宗教上の行為を強制されないことや、国による宗教的活動の禁止を定めている。
これを受け、防衛省は事務次官通達などで、部隊としての参拝や隊員への参加の強制を禁じているが、今回の事例はいずれにも当たらないと結論づけた。
調査によれば、小林氏を委員長とする陸自の航空事故調査委員会の関係者41人に、航空安全祈願のための靖国参拝の案内があり、うち22人が参加した。
全員が自由意思で応じ、私的参拝との認識から、休暇をとり、玉串料も私費で払ったという。
参拝が自発的で、私的参拝の外形を整えていたとしても、
「実施計画」
をつくったうえ、トップを含む大勢のメンバーが一斉に行動している。
これを部隊としての活動ではないというのは、苦しい説明ではないか。
そもそも、航空安全祈願がなぜ靖国神社でなければいけないのかも、よくわからない。
防衛省は通達違反を否定したうえで、小林副長ら3人が移動に公用車を使ったことについては、その必要はなく
「不適切」
だったと認め、訓戒とした。
公用車の使用自体、公務の延長上と受け止められても仕方ないというのに、正面からの検討を避けたと言うほかない。
もちろん、自衛隊員が一国民として、神社仏閣に参拝することに、何ら問題はない。
しかし、自衛隊の幹部が集団を率いて靖国神社に参拝するとなると話は別だ。
靖国神社は戦前、旧陸海軍が共同で管理した。
戦没者を
「英霊」
としてまつり、国家主義や軍国主義の精神的支柱となった。
東京裁判で戦争責任を問われたA級戦犯14人が合祀されてもいる。
それゆえ、政治指導者など公的な立場にある者の参拝は、過去を正当化するものと受け止めざるをえない。
戦後、平和憲法の下で再出発した自衛隊に、歴史への反省を疑わせるような振る舞いがあってはならない。

靖国参拝に公用車利用の陸自幹部処分、信教の自由萎縮させる通達廃止を
2024/1/26 20:27
https://www.sankei.com/article/20240126-D3QMV5DP5RISHC6N2N47ESDVRA/
靖国神社を参拝する際に公用車を利用したとして陸上自衛隊の幹部が処分された。
防衛省の内部調査によって同省が定める公用車の利用基準に照らし、適切ではないと見做されたためだ。
一方で、参拝は
「私的な行為」
で、同省事務次官通達が禁止する部隊参拝には当たらないと判断した。
より規律が重んじられる自衛隊にあって、違反が認められた場合に厳正な処分を下すことは当然だ。
ただ、今回の処分はあくまで公用車利用に関する違反が認められたものであって、自衛隊員による靖国神社参拝の是非とは別の議論である。
今回の参拝を巡っては、極東国際軍事裁判(東京裁判)のいわゆるA級戦犯が合祀されている靖国神社である点を殊更に強調し、批判する向きがある。
憲法20条は、信教の自由を保障している。
自衛隊員といえども一国民として神社仏閣などを自由に参拝する権利がある。
個人であろうが集団であろうが、私的に靖国神社を参拝することに何ら問題はない。
むしろ国を守る自衛隊員が、過去に国を守るため尊い命を捧げた戦没者の追悼施設を訪れることは自然な行為ではないか。
1974(昭和49)年に出された事務次官通達は、隊員個人の信教の自由を尊重すると共に、自衛隊が組織として宗教的活動に関わっていると疑念を抱かれないよう、宗教施設への部隊参拝や隊員への参加の強制を厳に慎むよう定めている。
ただ、2024年と同様の靖国参拝は過去にも行われていたとみられ、全国の部隊が靖国以外の宗教施設を集団で参拝している例もあるという。
通達は半世紀前に出されたものであり、既に形骸化しているとの指摘がある。
防衛省は、参拝に際して公用車の利用や玉串料の公費支出の禁止を通達に追記することを検討するが、今回の事案で明らかなように、私的か公的かの線引きは難しい。
もちろん隊員への参拝の強制はあってはならないが、自由意思による参拝をも萎縮させるような通達はむしろ廃止すべきではないか。

靖国私的参拝に公用車利用で陸幕副長ら9人処分 防衛省
2024/1/26 20:03
https://www.sankei.com/article/20240126-4RUWJQT6KZK7ZOPDLNGUTAOJLY/
防衛省は2024年1月26日、東京都千代田区の靖国神社を私的に参拝した際に公用車を利用したとして陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)ら9人を処分したと発表した。
小林氏ら3人を訓戒、監督不十分で森下泰臣陸幕長(同)ら4人を注意、公用車利用などの報告を受けた2人を口頭注意とした。
同省によると、小林氏ら陸自航空事故調査委員会の関係者22人は2024年1月9日午後、全員が時間休を取得して靖国神社を参拝した。
参拝は新年の安全祈願が目的で、実施計画を事前に作成して行われた。
小林氏ら3人が公用車を利用していた。
陸自は、能登半島地震の災害派遣対応に備えるため公用車を利用したと説明。
同省は参拝時に小林氏が緊急に参集しなければならない蓋然性は低かったなどとして
「適切でなかった」
と指摘した。
一方、実施計画に基づく参拝であることなどを踏まえ、宗教施設の部隊参拝などを禁じた事務次官通達に違反する可能性があるとして調査したが、私的参拝と結論付け、通達違反は認めなかった。

主張
靖国神社 陸自幹部の参拝は当然だ
2024/1/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20240116-3R3N5OQ3KNJYVACCSLHO4MGNUQ/
陸上自衛隊の幹部が靖国神社を参拝したことを、在京の中国大使館や一部のメディアなどが批判している。
防衛省は宗教の礼拝所を部隊で参拝することなどを禁じた昭和49年の事務次官通達に反していないか調査中だ。
いずれも日本の戦没者(英霊)追悼を蔑ろにするもので容認できない。
陸自幹部の靖国神社参拝は公的、私的を問わず何の問題もなく、むしろ推奨されるべき話である。
処分を強行するなら言語道断で、歴代防衛相を含め防衛省自衛隊の幹部が定期的に参拝していない現状の方がおかしい。
小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)ら数十人が2024年1月9日、靖国神社を参拝した。
小林副長は時間休を取得していた。
2023年4月に陸自ヘリコプターが沖縄県・宮古島周辺で墜落した事故の調査委員会メンバーが安全祈願をするのが主な目的だった。
公用車を利用したり、参拝が行政文書に記載されたりした点を難じ、次官通達にも反したという指摘がある。
敗戦で解体された陸軍と、陸自が別組織である点や、極東国際軍事裁判(東京裁判)のいわゆるA級戦犯が合祀されている点を理由にした批判もある。
だが、能登半島地震で陸自は動員中で、事態に応じて直ちに陸幕に戻れるよう公用車を使用するのは当たり前だ。
そもそも安倍晋三、小泉純一郎両元首相ら歴代首相の靖国神社参拝は公用車を利用したではないか。
国会は昭和28年、「戦犯」赦免を全会一致で決議し、政府はA級を含め刑死した受刑者の遺族にも年金を支給してきた。
靖国神社の問題は日本の立場を取るべきで、中国などの内政干渉に迎合してはならない。
靖国神社や護国神社は近代日本の戦没者追悼の中心施設で、他の宗教の礼拝所と同一視する次官通達は異常だ。
戦没者追悼や顕彰を妨げる50年も前の時代遅れの通達は改めるべきだ。
日本を守るため尊い命を捧げた戦没者にとって靖国神社に祀られることは自明だった。
だからこそ、占領期も含め戦後長く、昭和天皇のご親拝や首相、閣僚の参拝が続いた。
国内左派の批判や外国の内政干渉に怯え、首相や閣僚の参拝が近年減ったのは残念だ。
日本の礼節を取り戻すためにも、岸田文雄首相、木原稔防衛相は率先して参拝してもらいたい。

陸自幹部らの靖国参拝巡り「時代遅れの通達こそ見直すべき」自民・山田宏氏
2024/1/12 17:24
https://www.sankei.com/article/20240112-476JJVJLXRFNFGPNIY4UQ6AJUU/
陸上自衛隊幹部や隊員ら数十人が2024年1月9日に東京・九段北の靖国神社を参拝したことを巡り、防衛省が調査に乗り出すなど波紋が広がっている。
宗教施設の部隊参拝や隊員への参拝の強制を禁じた事務次官通達に違反する可能性があるためだ。
幹部らは時間休を取得し、私費で玉串料を収めたが、参拝の実施計画が作成され、一部の公用車使用から部隊参拝に該当するなどと指摘されている。
こうした指摘に対し、自民党の山田宏参院議員は半世紀前の昭和49年に出された通達の見直しを訴える。

国のために尊い命を捧げられた英霊を、自衛官が参拝するのは当たり前だ。
50年前の時代遅れの通達を見直さず、放っておいたことが問題だ。
もちろん参拝の強制はあってはならない。
ただ、隊員が自由意思に基づいて皆で参拝することは、現通達からも問題ないと考える。
世界の常識だ。
2023年4月には陸自ヘリコプターが沖縄県の宮古島周辺で墜落し、隊員10人が死亡した事故が起きた。
今回、靖国で安全を祈願した陸自幹部や隊員は事故を調べた航空事故調査委員会のメンバーだ。
痛ましい事故を2度と起こさせまいと皆で祈願して何が悪いのか。
国のために尽くした英霊に安全を祈願するのは、英霊への慰霊でもある。
陸自幹部の集団参拝は日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」や毎日新聞がスクープとして報じたが、自衛官の靖国参拝を問題視する国民は少ないのではないか。
防衛省は釈明に追われているようだが、萎縮しないかを危惧する。
こんなことで有事の際に自衛隊は戦えるのか。
50年前に比べ、日本の周りは軍事的な脅威ばかりだ。
現在の日本の安全保障環境に合わせて、自衛官の靖国参拝のあり方も他国の軍隊の在り方と同様に国際標準にすべきだろう。

陸幕副長ら集団で靖国参拝 規律違反の可能性、防衛省が調査
2024/1/11 20:49
https://www.sankei.com/article/20240111-FWG5A6IQU5LY7M52SN7CJRRMZQ/
防衛省は2024年1月11日、陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)が2024年1月9日に公用車を使い、東京都千代田区の靖国神社を参拝していたと明らかにした。
小林氏が委員長を務める陸自航空事故調査委員会の関係者数十人と集団で参拝した。
同省は宗教施設の部隊参拝などを禁じた事務次官通達に違反する可能性があるとして、調査を始めた。
同省によると、小林氏らは2024年1月9日午後に時間休を取得して靖国神社を参拝した。
参拝は新年の安全祈願が目的で、同委員会としての実施計画に基づき行われた。
小林氏以外の一部参加者も公用車を利用していた。
同省は、公用車の利用や実施計画による参拝であることを踏まえ
「外形的には事務次官通達に違反する可能性がある」
「規律違反が認められる場合は厳正に対処する」
としている。
陸自は、参拝は
「私的な行為」
で、公用車の使用に関しては
「能登半島地震の災害派遣中であり、速やかに職務に戻るための備えだった」
と説明している。
事務次官通達は昭和49年に出され、宗教上の礼拝所への部隊参拝や隊員に参加を強制することは厳に慎むべきと定めている。
平成27年6月に陸自化学学校が精神教育として隊員に靖国神社を参拝させたことが通達違反に当たるとして関係者が処分された例がある。

陸幕副長、公用車で靖国 「災害派遣に備え」と説明
2024/1/11 11:32
https://www.sankei.com/article/20240111-MGX4N4BB4FMDLGJUX7BHJD757I/
陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)が2024年1月9日午後に公用車を使い、東京都千代田区の靖国神社を参拝していたことが2024年1月11日、陸自への取材で分かった。
小林氏は時間休を取得し、新宿区の市谷にある防衛省との間を公用車で往復。
現地で合流した複数の陸自幹部と共に参拝した。
陸自は、小林氏が参拝したのは勤務時間外で
「私的な行為」
と説明。
公用車の使用に関しては
「能登半島地震の災害派遣中であり、速やかに職務に戻るための備えだった」
と説明している。
小林氏は2024年1月9日午前、防衛省に出勤。
午後に時間休を取った間に公用車で靖国神社を訪れた。
参拝は新年の安全祈願が目的だった。
他の陸自幹部らも勤務時間中ではなかったという。

中国大使館、陸自幹部の靖国参拝に「歴史冒とく」と反発
2024/1/15 19:43
https://www.sankei.com/article/20240115-QT3446AZYRKSPCS7SYP7M5ODEI/
在日中国大使館は2024年1月15日までに、陸上自衛隊幹部による靖国神社参拝について
「歴史の正義を公然と冒瀆し、被害国の民衆の感情を深く傷つけた」
として
「断固反対する」
との報道官の談話をサイトに掲載した。
談話は、日本に対し
「侵略の歴史を直視し、軍国主義と徹底的に決別」
することを求めた。
2024年1月13日に中国語で掲載され、日本語版はない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/478.html#c17

[政治・選挙・NHK293] れいわ信者の実態を表したイラストが的確すぎると話題にw NEMO
30. 秘密のアッコちゃん[174] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月01日 14:47:45 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[287]
<■799行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<正論>平和を気取る身勝手な偽善排せ 
麗澤大学特別教授、元空将・織田邦男
2024/3/1 8:00
https://www.sankei.com/article/20240301-VGYN7DDSYFJR7KWB4VFNBGJTPI/
ロシアのウクライナ侵攻から2年が経過した。
2023年10月からウクライナ東部の防衛拠点アウディーイウカで激戦が続いていたが、遂に露軍の手に落ちた。
米国の軍事支援が滞っている今、同拠点のみならず全局面でウクライナ軍は苦境に立たされている。
■ウクライナ支援継続、強化
「支援疲れ」
もあり、
「停戦」
をという声もある。
だが約18%の領土をロシアに占領されたまま停戦が実現すれば、軍事力による国境変更を禁じた戦後の国際規範は崩壊する。
しかもプーチン露大統領のいう
「停戦」
は、次なる戦争への準備期間にすぎず、真の平和が訪れる保証はない。
もし日本が侵略され、四国、九州、沖縄(合計で約15%)が占領されたところで、
「停戦」
を促されたらどう思うか。
約18%の領土を諦めるのは、ウクライナ国民にとって耐え難い事である。
「力による現状変更」
を認めないためにも日本は諸外国と連携しウクライナ支援を継続、強化しなければならない。
米国に対してはウクライナ支援継続を強く訴えるべきだ。
そのためにも日本自身が武器支援に踏み出す必要がある。
朝鮮戦争の際、日本は武器弾薬を輸出して国連軍に貢献した。
しかしながら1967年、佐藤栄作首相が共産圏・紛争当事国などへの武器輸出禁止を決め、1976年には三木武夫首相が
「武器輸出を慎む」
と答弁して武器輸出の全面禁止が定着した。
2014年、
「防衛装備移転3原則」
が閣議決定され厳格な審査を条件に武器輸出が認められた。
紛争当事国へや国連安保理決議に違反する場合、輸出はできない。
平和貢献・国際協力や日本の安全保障に資する場合などは認められる。
現在、「救難」「輸送」「警戒」「監視」「掃海」の5類型のみ認める指針で運用されている。
ウクライナは紛争当事国だから武器弾薬支援は認められない。
だがそれでいいのだろうか。
ウクライナを支援するのは戦後の国際規範維持のためであり、我が国の平和のためでもある。
単に
「殺傷兵器だから」
「紛争当事国だから」
と禁止するのは教条的過ぎる。
■「武器」と付くだけで拒否
万が一、日本が侵略された場合、自衛隊は国家国民を守るために敢然と立ち向かうだろう。
だが武器弾薬は決定的に不足し、他国の援助に頼らざるを得ない。
そんな時、諸外国が
「(日本がそうしたように)武器弾薬は日本に支援しない」
となることもあり得る。
それだけで日本の抑止力は低下する。
日本はその覚悟があるのか。
侵略に立ち向かうウクライナに武器支援をしないメリットは何か。
平和を気取る、独り善がりで身勝手な偽善に過ぎないのではないか。
侵略を許さない国際規範を守るため、あらゆる支援を尽くしてこそ国際社会で
「名誉ある地位を占める」
ことができる。
防衛装備移転3原則は法律ではなく、政府の意思さえあれば変更可能だ。
ウクライナ国民を守る
「防空兵器」
くらいは直ちに支援すべきだろう。
5類型に
「防空」
を加えればいい。
2023年末、運用指針改正でライセンス生産の地対空ミサイルを米国へ輸出することが可能になった。
これをウクライナにも広げるべきだ。
ウクライナに発電機、変圧器は供与しても防空兵器は供与しないというのは、国際社会に理解されないだろう。
かつて機関砲が付いた巡視艇は輸出できなかった。
自衛隊のトラックも銃の懸架台があるだけで供与できなかった。
「武器」
と付くだけで心情的に拒否する偽善を続けている場合ではない。
■国際社会で日本の孤立招くな
日本、英国、イタリアとで共同開発する次期戦闘機の第3国輸出に関する問題にも通底している。
共同開発品の直接輸出を巡っては、昨年春から自民、公明両党の実務者で慎重に検討がなされてきた。
2023年7月、実務者協議で容認の方向性が打ち出されたが、2023年11月になって突然、公明党幹部が
「ちゃぶ台返し」
をした。
この間何があったのか、ここでは触れない。
戦闘機は
「殺傷兵器」
ではあるが、開発装備品の輸出は
「友好国を作る」
「抑止力を強める」
「安価になり防衛力整備に貢献」
といった安全保障上のメリットが大きい。
装備品は高性能化、高価格化しており、今や1国では手に負えず、共同開発が主力である。
こんな時、共同開発国の日本だけが輸出できないのは、余りにも理不尽で共同開発国からの信頼も理解も得られない。
ロングボトム駐日英国大使も第3国輸出を巡り
「日本が防衛装備品の輸出ルールの変更を近く実現することが重要だ」
と述べ、
「(日英伊の)対等なパートナーシップに関わる」
と懸念を示している。
湾岸戦争では、日本だけが汗も流さず、130億ドル供与という金で済ませた結果、
「小切手外交」
「身勝手」
「価値観共有せず」
と非難され、孤立した。
国際社会での孤立は、軍事小国としては致命的である。
決して繰り返してはならない。
武器輸出についても諸外国と価値観を共有し、国際平和実現に貢献すべきである。

公明党は平和の党というより、腰抜けの党だ。
公明党は中国の顔色ばかり窺っている売国奴だ。
公明党は与党というより実質左派野党だ。
政府側の説明不足を指摘する公明幹部に対し、国家安全保障局幹部らは2024年1月以降、改めて説明に出向いているが、未だ理解は得られていない。
公明党は
「政府説明がない」
「2024年2月中に結論を出すことに繋がるかどうかは、政府側の努力にかかっている」
「真正面から議論されていない」
などと政府や自民党に責任転嫁しようとしているが、公明党自身が自ら・自主的に
「殺傷能力を持つ兵器の第3国への輸出の必要性」
を感じていないことこそが大問題だ。
自民党は公明党との連立を解消すべきだ。

<主張>戦闘機合意先送り 公明は平和履き違えるな
社説
2024/2/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20240229-EH4ACUXENFIPNOGWVRTDWIE5GU/
国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出解禁を巡り、自民、公明両党が2024年2月中の合意を断念した。
次期戦闘機を念頭に置いた与党協議で、政府は2024年2月月内の決着を求めていたが、結論を先送りした。
公明が、政府側の説明が十分ではないとして慎重姿勢を崩さないのが最大の理由だ。
殺傷力の有無に拘わらず、国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出は日本の守りにも資する。
それを理解しない公明の姿勢は問題で、先送りは残念だ。
公明は早期に容認に転じてもらいたい。
懸念されるのは、公明が
「一国平和主義」
の残滓に捉われている点だ。
日本だけを守れればよい、日本だけが平和であればよいという一国平和主義は、同盟国や同志国と共に抑止力を向上させて平和を守る努力を妨げる。
現代日本に戦乱や危機を呼び込みかねない反平和主義の一種とも言える。
「平和の党」
を掲げているように、公明が真剣に平和を願っていることは分かる。
日本の守りのために次期戦闘機の国際共同開発も容認した。
だが、第3国輸出の意義を理解せず慎重姿勢を崩さないのであれば、平和追求の方法が間違っている。
責任ある与党であり続けたいなら、平和を守る手立てを履き違えてはならない。
「積極的平和主義」
による平和の追求が必要な時代になった点を理解すべきだ。
日英伊3カ国が共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を日本が拒めば数兆円かかる開発コストの低減幅が縮む。
価格上昇で英伊両国にも迷惑をかける。
日本には経済力の伸長著しい東南アジアなどへの輸出が期待されている。
日本が見送ると英伊両国がカバーすることは難しく、中国製やロシア製の戦闘機が東南アジア各国で採用されていく恐れもある。
この地域と中露の接近が進みかねない。
法の支配など基本的価値観を共有する友好国に、日本が戦闘機など軍の主要装備を輸出できれば、同志国への格上げを図れる。
東南アジアの民主主義国家などを、専制国家の覇権主義に対抗する抑止力向上の環に加えられれば、日本の安全保障環境の改善にも大きく寄与する。
このような広い視野に立って防衛装備品の輸出を容認するのが、積極的平和主義、現実的平和主義の道である。

次期戦闘機の第三国輸出、月末までに合意できず 自公「距離縮まる」も3月以降に先送り
2024/2/28 18:31
https://www.sankei.com/article/20240228-EK3LXRLVNZKTNAILTJBLGPWIAU/
自民党の渡海紀三朗、公明党の高木陽介両政調会長は2024年2月28日、日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を含む国際共同開発品の第3国輸出を巡り国会内で協議した。
政府は2024年2月末までに輸出の是非について与党で結論を出すよう求めていたが、輸出解禁を目指す自民と慎重な公明とで合意には至らず、2024年3月以降に先送りした。
渡海、高木両氏は協議後、記者団に
「お互いの考え方などについてかなり距離は縮まってきた」
と語り、出来るだけ速やかに合意を目指す考えを示した。
ただ、合意の具体的な時期については明言を避けた。
協議では高木氏が、次期戦闘機の第3国輸出に対する国民理解を得るため、岸田文雄首相が今後開かれる参院予算委員会などで説明を尽くすよう求めた。
渡海氏は協議後、
「如何に国民に分かりやすく説明していくか、努力を更に続けていきたい」
と述べた。
政府が定める防衛装備移転3原則の運用指針では、国際共同開発した防衛装備の完成品を日本から直接、共同開発国以外の第3国へ輸出することは認められていない。
自公両党の実務者は、次期戦闘機を念頭に第三国輸出を解禁する方向で協議していたが、公明幹部が難色を示し、議論が停滞した。
政府は、2024年3月以降に次期戦闘機開発の役割分担に関する交渉が3カ国で本格化するとして、与党に対し2024年2月末までに結論を出すよう要請していた。
英伊両国も日本の第3国輸出解禁を求めており、与党協議が更に長引けば、共同開発に影響を及ぼす恐れがある。

次期戦闘機の第三国輸出、2月末の与党合意は困難 公明が慎重姿勢崩さず
2024/2/27 19:12
https://www.sankei.com/article/20240227-76KLLW73JJLSTPX3CD2TEXBYEY/
次期戦闘機を念頭に置いた国際共同開発する防衛装備品の第3国への輸出解禁を巡る自民、公明両党の政調会長間協議で、政府側が期限としていた2024年2月末までの合意が難しい情勢となった。
両政調会長は2024年2月28日にも協議を行うが、公明側が慎重姿勢を崩しておらず、局面打開には尚時間が掛かる見通しだ。
公明が2024年2月27日に国会内で開いた定例役員会では防衛装備品が議題になったが、大きな進展はなかったと見られる。
山口那津男代表は役員会後の記者会見で、
「政府としてどうしたいのか、そこを見るしかない」
と従来の見解を繰り返した。
次期戦闘機は政府が英国、イタリアと共同開発を進めており、2024年3月から本格的な交渉に入る。
木原稔防衛相は同日の会見で
「与党合意を得るべく(解禁の)必要性を説明している」
「非常に重要な局面を迎えている」
と述べた。
両党の政調会長間協議は2024年2月21日に始まり、2024年2月末の合意を目指すことで一致していた。
しかし、開会中の通常国会は衆院政治倫理審査会の開催や2025年度予算案の衆院通過へ向けた日程が詰まっている。
公明の北側一雄副代表は2024年2月22日の会見で、
「(合意は)なかなか容易ではない」
との見方を示していた。
政府・自民側は次期戦闘機に限って解禁する方向を模索していたが、ある公明幹部は
「(『平和の党』を標榜する)うちがやすやすと態度を変えるわけにいかないのだろう」
と話す。

木原防衛相、戦闘機輸出の月内結論「重要局面」 与党協議見守る
2024/2/27 13:30
https://www.sankei.com/article/20240227-LK2LKILYBVOK3OGGBVKKZBSIN4/
木原稔防衛相は2024年2月27日の記者会見で、次期戦闘機を含め国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出を巡り、月内に与党協議に結論を出すのは困難との見方に関し
「非常に重要な局面を迎えている」
と述べ、協議の進展を見守る考えを示した。
一方、公明党の山口那津男代表は会見で
「2024年2月中に結論を出すことに繋がるかどうかは、政府側の努力にかかっている」
と指摘した。
政府は英国、イタリアとの次期戦闘機の共同開発に向けた協議が2024年3月以降に本格化するとして、与党に2024年2月末までに結論を出すよう要請。
自民、公明両党は先週、政調会長間で協議を始めたものの、折り合っていない。
木原氏は会見で
「2024年2月中が困難か否かを申し上げる段階ではない」
「与党の合意を得るべく、必要性を更に丁寧に説明していく」
と強調した。

日本のウクライナ支援は防護服など「非武器」に限定 厳しい安保環境も装備移転の議論停滞 
ウクライナ侵略から2年
2024/2/23 16:26
https://www.sankei.com/article/20240223-IYC63WX7ZVLVBPJTA3YOY5IJQI/
日本政府は、ロシアによる侵略を受けるウクライナへの支援として防弾チョッキや防護服、高機動車など殺傷能力のない防衛装備品を提供している。
殺傷能力のある武器の提供は防衛装備移転3原則の運用指針などで認められていないからだ。
欧米各国がミサイルや戦闘機などの支援を行う中、政府・自民党には防空ミサイルなどの提供を解禁すべきだとの意見もあるが、議論は進んでいない。
ロシアの侵略が始まった直後の2022年3月、政府は運用指針を改定し、ウクライナに防弾チョッキなどを提供できるようにした。
ウクライナ側は対戦車砲や防空ミサイルなどを求めていたが、指針が根拠とした自衛隊法は武器の提供を認めておらず、非殺傷装備にとどまった。
2023年12月にも運用指針を改定、他国のライセンスで国内生産する武器をライセンス元国以外の第3国に輸出できるようにした。
だが、戦闘が行われている国は対象外とした。
このため、欧米各国がウクライナに提供している155ミリ榴弾砲は英国企業のライセンスで日本国内でも製造しているが、輸出できていない。
そんな中、政府は米国企業のライセンスで生産している地対空誘導弾パトリオットを米国に輸出することを決めた。
ウクライナ支援などで不足する米国の在庫補充が目的で、
「玉突き」
でウクライナに防空ミサイルが渡り、側面支援になる可能性がある。
政府が2022年12月に策定した国家安全保障戦略で装備移転3原則と運用指針の見直しを掲げたのは、ウクライナなど被侵略国の支援が目的の1つだった。
日本周辺で中国が軍事活動を活発化させるなど安全保障環境は厳しさを増している。
ウクライナ同様、日本も有事に単独の防衛力で戦いを継続することは難しい。
他国への軍事支援は日本が同志国などから武器の提供を受ける基盤作りに繋がる。
2023年末の与党協議ではウクライナ支援を念頭に、防空ミサイルなどの武器輸出解禁も検討する見通しだった。
だが、次期戦闘機など国際共同開発品の第3国移転を巡って自民、公明両党間の溝が表面化し、議論の入り口にすら立てなかった。
木原稔防衛相は2024年2月22日の記者会見で、ロシアによる侵略が3年目に突入する中、
「弾薬の備蓄など継戦能力の重要性も指摘されている」
との認識を示した。
他国と防衛協力を深めるためにも輸出規制の更なる見直しが不可欠だ。

公明党・北側一雄副代表、戦闘機輸出の2月末結論に否定的 「容易ではない」
2024/2/22 14:29
https://www.sankei.com/article/20240222-VAMHBG4FTBL4FPH5YGJU4IEQUQ/
公明党の北側一雄副代表は2024年2月22日の記者会見で、次期戦闘機を念頭にした国際共同開発する防衛装備品の第3国への直接輸出について、政府が期限とする2024年2月末までに結論を得るのは
「なかなか容易ではない」
と否定的な見解を示した。
2024年2月21日に行われた自民、公明両党の政調会長間協議では2024年2月末を目指すことで一致していた。
北側氏は会見で
「来週は国会で色んな政治日程がある」
として、議論を詰めることは困難との見通しを述べた。
また、この問題について北側氏は衆院予算委員会では
「真正面から議論されていない」
と指摘。
与党側は来年度予算案の2024年度内自然成立期限である2024年3月2日までの衆院通過へ政治日程が詰まっていることから、
「参院に予算審議の場が移れば、参院予算委でしっかりと議論できるようにしたい」
との見通しも示した。

防衛相、次期戦闘機の輸出など国会でも説明 装備品の国際共同開発
2024/2/22 11:20
https://www.sankei.com/article/20240222-5ES3LAH6ANKVLPNIWU47XW3P24/
木原稔防衛相は2024年2月22日の記者会見で、次期戦闘機を含め国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出に関し、
「国民の理解が重要だ」
「政府の考えを、国会質疑を含めて適切に説明していきたい」
と強調した。
公明党の高木陽介政調会長が2024年2月21日の自民、公明両党の政調会長協議で、国民理解を得る必要性に言及していた。
木原氏は
「与党の指摘を踏まえ、必要性を丁寧に分かりやすく説明し、与党合意を得たい」
と述べた。

自公政調会長が21日に初協議 次期戦闘機など国際共同開発の防衛装備品の第三国輸出
2024/2/20 16:27
https://www.sankei.com/article/20240220-NLZSWM5XFJMQBNHAHLS2LIZZRQ/
次期戦闘機を含めた国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出の是非を巡り、自民、公明両党の政調会長は2024年2月21日に協議を始める。
公明の高木陽介政調会長が2024年2月20日、党会合で明らかにした。
英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を念頭に両党の実務者間で協議していたものの公明側が難色を示し、停滞が続いていた。

公明、次期戦闘機輸出巡り22日に党内議論 与党協議前進か
2024/2/19 21:55
https://www.sankei.com/article/20240219-ERKGGHJBHVK4HMZY3IQ6H4P6BY/
公明党は2024年2月22日にも、政府が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機の直接輸出を念頭にした防衛装備品の輸出ルール見直しについて党内で議論の場を設ける。
複数の党関係者が明らかにした。
自民、公明両党の実務者協議では溝が埋まらず、岸田文雄首相が両党の政調間での協議への仕切り直しを提案する事態となっていた。
公明が党内議論を進めることで議論が前進する可能性がある。

公明・石井啓一幹事長「どんどん殺傷能力を持つ武器を輸出しないよう歯止め必要」
2024/2/16 13:01
https://www.sankei.com/article/20240216-WAWVWW5N4ZIXDBLFQB3XCYA3DE/
公明党の石井啓一幹事長は2024年2月16日の記者会見で、次期戦闘機を念頭にした国際共同開発品の直接輸出に関し
「仮に認めると初めて殺傷能力を持つ武器を本格的に輸出する」
「これが従来の防衛装備移転3原則を乗り越え、どんどん殺傷能力を持つ武器を輸出するようなことにならないよう歯止めが必要だ」
との認識を示した。
一方、政府が2024年2月末までとしていた結論を得る時期について
「そんな先までズルズル先送りするつもりはない」
「しっかり議論して国民の理解がなければいけない」
「プロセスを重視をしていく」
と話した。

公明・北側一雄副代表、戦闘機輸出「国会での議論当然」 国民の理解求める考え
2024/2/15 14:56
https://www.sankei.com/article/20240215-UJSNYADY4ZNP7FP6AP4AWNVJYI/
公明党の北側一雄副代表は2024年2月15日の記者会見で、次期戦闘機を念頭にした他国と共同開発する防衛装備品の直接輸出について、
「国会での論議も当然ある」
と述べ、与野党間の国会議論を通じて国民の理解を求めていく考えを示した。
北側氏は会見で
「当然、野党も意見を持っているので国会での論議も必要だ」
「国民から見える形で進める必要がある」
と話した。
共同開発品の直接輸出を巡っては自民、公明両党の実務者協議で議論されてきたが、公明幹部が慎重姿勢を崩さず、2023年末に結論が先送りされた。
局面打開のため、岸田文雄首相(自民総裁)が山口那津男代表との会談で新たに両党の政調会長間での協議を提案し、山口氏は了承した。

戦闘機輸出へルール変更を 英大使、日本に解禁要求
2024/2/13 21:26
https://www.sankei.com/article/20240213-AQETNX5ZPFPH7GJZJZSEAQLC7I/
英国のロングボトム駐日大使は2024年2月13日、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を巡り
「日本が防衛装備品の輸出ルールの変更を近く実現することが重要だ」
と述べ、早期の輸出解禁に向けた取り組みを求めた。
輸出に意欲を示す英国、イタリアと足並みを揃えるよう、釘を刺した形だ。
東京都内で共同通信と単独会見した。
2024年3月に日英伊の共同企業体(JV)が発足し、開発に向けた動きは本格化するが、日本の現行制度は他国と共同開発する防衛装備品の第3国輸出を認めていない。
日本の対応は英国、イタリアの輸出計画にも影響する。
ロングボトム氏は、第3国輸出の容認は日本にとって
「新たな一歩だ」
と指摘。
与党協議が滞っている日本の現状に懸念を示し
「(日英伊の)対等なパートナーシップに関わる」
と述べた。(共同)

戦闘機輸出、自公政調間で検討へ 首相が公明に譲歩、議論仕切り直し
2024/2/13 16:08
https://www.sankei.com/article/20240213-CD5XTAPEUZLUXEQVVKRAFLHXKM/
岸田文雄首相(自民党総裁)は2024年2月13日、首相官邸で公明党の山口那津男代表と会談し、次期戦闘機を念頭に置いた国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出について、両党の政調会長間で新たに協議を開始する考えを伝えた。
会談後、山口氏が記者団に明らかにした。
首相はこれまで両党の実務者協議を継続するとしていたが、公明側が慎重姿勢を崩さず、仕切り直しを迫られた格好だ。
「(実務者協議より)もう少し広い立場で、政調を軸に検討してはどうか」
首相は2024年2月13日の会談でこう提案し、山口氏は応じる意向を伝えた。
山口氏は
「まず中身を議論し、進展に応じて国民の理解を得るにはどうしたらいいか検討していく」
と述べた。
防衛装備品の輸出ルール見直しをめぐっては自公両党が2023年4月から実務者協議を開始。
国際共同開発品の輸出は2023年7月の論点整理で、完成品を直接輸出できるようにすべきとの意見が
「大宗を占めた」
と明記した。
だが、複数の公明幹部らが
「国民に分かるように示すことが大切だ」(山口氏)
などと党内外の議論が不十分だと主張し、結論は先送りにされていた。
公明の頑なな態度からは、派閥の政治資金パーティー収入不記載事件で自民の体力が失われる中、政権内で存在感を強める思惑も透ける。
首相の提案は公明側への譲歩とも言え、ある公明議員は
「これで一歩前進だ」
と評価した。
ただ、政府は英国、イタリアと進める次期戦闘機の共同開発へ向けた協議が本格化する前の2024年2月末までに結論を得たい意向だったが、2024年2月13日の会談で期限は話題にならなかった。
焦りを募らせる自民内には
「連立解消」
に言及する議員もいる。
国防族議員は
「これでは首相のリーダーシップ不足という話になる」
「実務者協議に費やした時間は何だったんだ」
と呟いた。

英国のロングボトム駐日大使は2024年2月13日、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を巡り
「日本が防衛装備品の輸出ルールの変更を近く実現することが重要だ」
と述べ、早期の輸出解禁に向けた取り組みを求めた。
東京都内で共同通信と単独会見した。

<主張>日伊首脳会談 外交安保で協力を深めよ  
2024/2/11 5:00
https://www.sankei.com/article/20240211-EV62MLQ6JJM3XEM2ZHD2XJJYPQ/
岸田文雄首相と来日したイタリアのメローニ首相が会談し、外交安全保障をはじめとする協力関係を深化させることで合意した。
イタリアは先進7カ国(G7)の一員で北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)の主要国だ。
国内総生産(GDP)はEUで独仏に次ぐ3位の大国である。
イタリアがインド太平洋地域の安全保障への関心を高めていることを歓迎したい。
今年は空母打撃群を初めて日本に寄港させ、自衛隊と共同訓練を行う予定だ。
日本にとっては英国と共に次期戦闘機を共同開発する大切なパートナーと言える。
G7の2024年の議長国はイタリアで、2023年の議長国は日本だった。
メローニ氏は岸田首相に対し、
「バトンを受け取り、優れた功績を残せるよう努力したい」
と語った。
両首脳はイタリアで開催予定のG7サミットに向け、緊密に協力していくことで一致した。
ウクライナ侵攻や中東ガザ危機で収束の兆しがみえず、2024年11月には米大統領選を控えている。
どれ一つとっても安保情勢の激変を招きかねない。
米欧諸国の世論でウクライナへの
「支援疲れ」
が広がる中、G7各国の結束が試されている。
日伊の首脳がG7サミットに向け、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜く決意を発信したのは時宜に適っている。
両首脳は、中東、ウクライナ情勢に加えて、北朝鮮の核・ミサイル、拉致問題や中国を含む東アジア情勢についても協議した。
中国は台湾併吞を目指し軍事的圧力を強めている。
中国は意に沿わない行動を取る外国に貿易や投資の面で圧力を掛けることを躊躇わない。
他国の主権や領土を侵害する中露両国や、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮のような国際ルールを無視する国を、価値観を共有するG7が抑止していかなければならない。
イタリアはG7で唯一、中国の巨大経済圏構想
「一帯一路」
に参加していたが、メローニ政権になって離脱を表明した。
中国への厳しい安保認識を共有するイタリアが空母打撃群を日本に寄港させることは、強い抑止のメッセージになる。
次期戦闘機の共同開発を含め、世界の平和と安定に資する日伊の外交安保協力を力強く進めたい。

公明「平和の党」へ原点回帰図る 戦闘機輸出や憲法改正…中堅・若手には戸惑いも
2024/2/10 20:34
https://www.sankei.com/article/20240210-DHPOSDREVNPTNJQSXOGA7RNCNY/
結党60周年を迎えた公明党が、党勢拡大に向けて
「原点回帰」
を図っている。
「平和の党」
に象徴される党のカラーを鮮明に示すことで、次期衆院選に向けて組織を引き締めたい考えだ。
ただ、政府が英国、イタリアと共同開発を進める次期戦闘機の直接輸出解禁を巡る議論や、憲法改正などの主要課題に臨む党幹部の姿勢は、少なからぬ中堅・若手議員には硬直的と映っているようだ。
公明の山口那津男代表は2024年2月10日、国会議員と地方組織幹部を集めた全国県代表協議会に臨み、自民党派閥パーティー収入不記載事件を念頭に党の存在感をアピールした。
「公明は腐敗政治に厳しくメスを入れ、時に自民を説き伏せてきた」
防衛装備品輸出ルール見直しを巡っても、公明が自民を
「説き伏せてきた」
局面は少なくない。
両党は2023年4月に実務者協議に着手し、2023年7月にまとめた論点整理には、完成品を共同開発国以外に直接輸出すべきだとの意見が
「大宗を占めた」
と明記した。
だが、2023年11月に公明幹部らが反発し、結論は先送りにされた。
岸田文雄首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、共同開発する防衛装備品の第3国輸出について
「国益に適う」
と理解を求めたが、山口氏は2024年2月6日の記者会見で
「なぜ変更の必要があるのか」
と公然と反論した。
強気に出る背景には、不記載事件の影響で自民が弱り目だという状況もある。
自民の
「党是」
である憲法改正にも、山口氏は
「優先課題を差し置いて憲法に力を注ぐ状況ではない」
と慎重だ。
公明は、党勢の維持・拡大という観点からも党のカラーを強く打ち出す必要に迫られている。
支持層の高齢化が進む中、2023年11月には党創立者である池田大作創価学会名誉会長が死去した。
精神的支柱の喪失が活動の鈍化を招くことを避けるために、立党精神への回帰を図ることは必然とも言える。
ただ、複数の中堅・若手議員が、執行部が掲げる方向性に違和感を抱いていることも事実だ。
ある若手は、戦闘機輸出に関し
「幹部が否定するうちは党内で議論しても結論は出ている」
「多くの議員は理解しているのだが…」
と戸惑いを口にした。

自民外交部会、日英伊の次期戦闘機共同開発管理を担う国際機関設置の条約を了承
2024/2/8 12:57
https://www.sankei.com/article/20240208-G2NPTTNHJJO33PXCHX74GEUCEM/
自民党外交部会などは2024年2月8日の会合で、日本と英国、イタリアの3カ国が次期戦闘機の共同開発管理を担う国際機関を設置する条約を了承した。
藤井比早之外交部会長が明らかにした。
木原稔防衛相と英国、イタリア両国の国防相が2023年12月に条約に署名しており、政府は2024年2月下旬にも国会に提出する方針。
日本の現行制度は、国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出を認めていないが、条約には開発成功のため
「輸出の可能性が重要だと認識」
との文言がある。
公明党は第三国輸出解禁に慎重な姿勢を強めている。
自民の2024年2月8日の会合では公明との輸出解禁の早期合意を求める意見が相次いだ。

公明山口代表、戦闘機輸出「なぜ政策変更するのか、議論尽くされていない」首相答弁を批判
2024/2/6 14:35
https://www.sankei.com/article/20240206-M23ZDJZ5PZOQFHT6VQZALSGSOI/
公明党の山口那津男代表は2024年2月6日の記者会見で、防衛装備品の輸出ルール見直しで国際共同開発した完成品の第3国への直接移転に関し、
「国益に適う」
とした岸田文雄首相の発言について
「(重要な変更が)簡単に乗せられている」
と批判した。
首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、政府が英国、イタリアと共同開発を進める次期戦闘機を日本から直接輸出することについて、
「第3国移転を推進することが共同開発を主導し、円滑かつ効率的に進めていく上で重要」
と答弁。
「完成品の第3国移転を含め、国際共同開発生産に幅広く、円滑に取り組むことが国益に適う」
と明言した。
しかし、山口氏は、首相が、これまで前提でなかった戦闘機の直接輸出について
「含め」
という言葉で触れたことを批判した上で、
「重要な政策変更だ」
「なぜ変更する必要があるのか十分に議論が尽くされていない」
と述べた。

日伊首脳会談 G7プーリアサミットへ連携確認 首相「協力惜しまず」 戦闘機開発も一致
2024/2/5 22:55
https://www.sankei.com/article/20240205-ZHGIGT2KERMZBKZYYWDPXEFNNM/
岸田文雄首相は2024年2月5日、官邸でイタリアのメローニ首相と会談し、2024年6月にイタリア南部のプーリア州で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向けた連携を確認した。
また、両首脳は日英伊3カ国による次期戦闘機の共同開発の推進でも一致し、2024年3月に予定する外務・防衛当局間の協議で安全保障分野の協力を更に加速させる方針だ。
会談は2023年、G7の議長を務めた岸田首相から2024年の議長のメローニ氏への引き継ぎのために行った。
首相は会談後の共同記者発表で、
「2024年のプーリアサミットの成功に向けて日本はイタリアへの協力を惜しまない」
と全面的に協力する姿勢を示した。
会談後の夕食会では、覇権主義的な動きを強める中国や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮の動向、ロシアによるウクライナ侵略についての認識を擦り合わせた。
また、パレスチナ自治区ガザの人道状況の改善に向けて連携していくことでも一致。
生成人工知能(AI)の国際ルールの枠組み
「広島AIプロセス」
を踏まえ、安全安心で信頼できるAIの実現に向け、G7が主導していくことを確認した。
次期戦闘機の共同開発については第3国輸出規制の緩和に公明党が慎重な態度を崩していない。
首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で
「与党で結論を得る時期として2024年2月末を示している」
と述べ、合意を急ぐ考えを示した。

イタリアの日本シフト後押し 岸田・メローニ首相、良好な関係も軸に 対中認識を共有
2024/2/5 21:17
https://www.sankei.com/article/20240205-BF3SW52Q6FKJZAMULHECOCCZO4/
岸田文雄首相はイタリアのメローニ首相との首脳会談で、両国関係の一層の緊密化を図った。
イタリアは2023年12月、中国の巨大経済圏構想
「一帯一路」
からの離脱を決めた他、日英と3カ国で次期戦闘機の共同開発にも参画し、対日シフトに舵を切っている。
岸田首相とメローニ氏は先進7カ国(G7)首脳の中でも波長が合うとされていたが、会談とその後の夕食会で個人的な信頼関係を更に深めた形だ。
「メローニは凄い。40代で首相にまでなってしまうんだから」
首相は47歳のメローニ氏について周囲に度々こう語り、政治家としての力量を高く評価してきた。
個人的にも親密な関係を築いている。
メローニ氏は外遊の際、幼い娘をできる限り同伴させるが、首相は2023年5月のG7広島サミットの際、まな娘へのプレゼントとして人気キャラクター・ハローキティのぬいぐるみを贈呈した。
メローニ氏は首相の気遣いに感謝したという。
メローニ氏が党首として率いる
「イタリアの同胞」

「極右」
とも位置付けられ、2022(令和4)年の首相就任時は日本政府にも警戒感が広がった。
だが、メローニ氏は就任後、ロシアによるウクライナ侵略への対応で欧米に歩調を合わせるなど、協調外交を展開し、G7諸国などを安堵させた経緯がある。
厳しい対中認識を共有できるパートナーである点も大きい。
G7内にはマクロン仏大統領のように、対中関係に重きを置く首脳もいるのが実情だ。
だが、メローニ氏はかつて首相に
「中国と対峙することはG7の義務だ」
とまで語ったという。
G7で唯一参加していた一帯一路からの離脱も決め、中国から距離を置く姿勢を鮮明にしている。
中国が
「祖国統一」
を掲げて台湾への軍事的圧力を強める中、メローニ氏は首相就任前から台湾支持を明言し、欧州連合(EU)による対中圧力の強化を訴えてきた。
日本の危機に直結する台湾海峡有事を防ぐ国際世論の形成のためにも、日伊の関係強化は重要な要素となる。

岸田首相「平和国家の理念に反しない」 次期戦闘機の第三国輸出で説明
2024/2/5 12:52
https://www.sankei.com/article/20240205-VJCMPIPGWRJYNKZZR62DGZZ2YU/
岸田文雄首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、日英伊3カ国で共同開発する次期戦闘機を日本から共同開発国以外の第3国に直接輸出できるようにすることについて
「個別案件ごとに移転先を厳格に審査し、移転後の適正管理を確保する」
「平和国家としての基本理念に反するものではない」
と説明した。
自民党の長島昭久氏の質問に答えた。
首相は、調達コスト低下の観点から
「第3国移転を推進することが共同開発を主導し、円滑かつ効率的に進めていく上で重要だ」
との認識を示した。
その上で
「政府としても与党の合意を得るべく丁寧な説明を尽くしていかなければならない」
と強調した。
国際共同開発品の第3国輸出解禁を巡って政府は、3カ国による次期戦闘機開発の協議が2024年3月以降本格化するのを踏まえ、与党に対し2024年2月末までに結論を出すよう要請しているが、公明党が慎重な立場を崩さず、与党協議は停滞している。
一方、サイバー攻撃を未然に防ぐため相手システムへ侵入する
「能動的サイバー防御」
を可能とする法案に関しては
「可能な限り早期に提出できるよう検討を加速している」
と述べるにとどめ、今国会に提出するかどうかは言及を避けた。

美しき勁き国へ
櫻井よしこ 派閥解散より連立解消
2024/2/5 8:00
https://www.sankei.com/article/20240205-RWYOM7OFDJJX3A66MF6HQI7ETQ/
岸田自民党は、なぜここまで世論に阿るのか。
検察庁が100人態勢で捜査し区切りをつけた政治資金不記載問題を自民党幹部が独自に調べた。
この週末を含め、安倍派や二階派などの主たる政治家への聴取を小渕優子氏らが行ったそうだが、悪い冗談であろう。
法と証拠に基づく検察官による捜査以上の何が、政治家にできると考えたのか。
正気を疑う。
宰相たる者は正気を疑われても、動揺する姿も見せてはなるまい。
ワイドショーや朝日新聞が政治資金不記載問題を裏金問題としてはやし立てる中、岸田首相は2024年1月18日午後7時過ぎ、官邸で
「派閥解散を検討」
と語った。
2024年1月18日の朝日朝刊1面トップ記事が岸田派元会計責任者を
「立件へ」
と報じたことに反応したのは明らかだった。
決定の遅さで知られる岸田首相が電光石火、派閥解消を言明し、流れを作った。
2024年1月26日の
「言論テレビ」
で政治ジャーナリストの石橋文登氏が安倍晋三元首相の鋭い解説を披露した。
「岸田さんは決断できない人に見えるが、何かの拍子で素早く動く」
「それは恐怖を感じた時だ」
「彼の決断力の源泉は恐怖心なんだ」
急転直下の派閥解消論は党や日本の国益を考えた結果というより、岸田首相の自己保身から生まれたと見てよいのだろう。
派閥なき政治勢力としての自民党の行く手には紆余曲折が予想される。
それでも党が複数の政策立案集団を擁し、政策実現で汗をかくのは大いに結構だ。
悪習は破られ、政策集団として成長すれば自民党は間違いなく再生するだろう。
その結果、日本本来の勁さが発揮され、我が国は国際社会の秩序作りに貢献する国となり存在感も増すだろう。
その時、日本国の行くべき道を指し示す知的、戦略的リーダーシップを発揮することが岸田首相には期待される。
周囲を固める官僚の助言に従うだけでは、その役割は到底果たせない。
政治家だからこそ、宰相だからこそ出来ることの最たるものが国の形の根本を成す憲法の改正である。
岸田首相は2024年の年頭所感と2024年1月30日の施政方針演説で、憲法改正言及した。
改憲にかける思いが本物であっても信じ切れない気持ちが残る。
「自分の(自民党総裁としての)任期中に」
と言うが、それは2024年9月いっぱいだ。
現時点では具体的条文案を国会に提出済みでなければ日程上、難しく、目標達成に必要な段取りが欠落している。
皇位継承の安定化に関しても同様である。
岸田首相の言葉が上滑りし、信頼に欠けるのは実に残念だ。
大目標を語ってもそこに至る道筋が示されないために、空虚に響く岸田文雄首相の言葉に真実性を持たせ、疑念を晴らす道がある。
公明党との関係を見直すことだ。
安倍晋三元首相が如何にして政策を実現していたかを改めて見てみたい。
安倍氏は決して派閥人間ではなく、政策の人だった。
安倍派の枠を突き抜けた派閥横断の政策集団は、新たな国家安全保障戦略、デフレ脱却のためのアベノミクスを生み出し、日本の活力を増強。
世界における日本の地位を引き上げた。
そんな安倍氏の前に立ち塞がったのが連立相手の公明党だった。
安倍氏はある意味、世論の高い支持と選挙に連勝した力を示して公明党との協力を得た。
自民党は政策集団として生まれ変わると宣言した岸田首相にとって、公明党は安倍氏にとってよりずっと深刻な存在となるはずだ。
公明党は時に反自民と言ってよい体質を見せる。
現在も岸田政権の政策推進を妨げている。
岸田首相が2024年に入って2度、憲法改正に言及したことは既に述べた。
それに対して公明党の山口那津男代表が、即、反論した。
能登半島地震などを念頭に先送りできない課題を差し置いて憲法改正に力を注ぐべきではないとして、岸田首相の国会演説を事実上否定した。
日本周辺で高まる一方の中国、ロシア、北朝鮮の脅威を見れば、我が国が1日も早く憲法を改正して自衛隊を
「普通の国の軍隊」
にしなければならないのは自明の理だ。
ウクライナ侵略戦争が示すように、国と国民を守る最後の手段は力である。
自衛隊を正規軍に位置付け、侵略を受けた場合、その力を最大限に発揮して防衛できるようにしなければならない。
憲法改正はそのための第一歩だが、公明党代表は後でよいと言う。
ロシアの侵略を見過ごさないために、軍事を含めてウクライナに出来る限りの支援をすることは、覇権主義的な中国への牽制にもなり、我が国の国益に資する。
しかし、今の日本は憲法の制約により武器装備面でウクライナを支援できない。
また、日英伊3カ国の共同開発による次期戦闘機の輸出も壁にぶつかっている。
公明党の反対が主たる理由だ。
国家の在り方、教育や国防に関して自公間に関して深い溝がある。
自民党が派閥解消で政策をこれまで以上に重視していくのならば公明党との連立解消が重要な鍵となる。
派閥解消宣言を岸田首相の保身の域を遥かに超えて日本全体の活性化に繋げるには、自公連立を解消した上で、政策を軸にした新たな両党の協力関係を築いていくべきだろう。
政治情勢が流動的な今こそ、議論開始の好機である。
派閥解消の先頭に立った岸田首相には、政策集団としての自民党の立て直しを確実にする責任がある。
繰り返しなるが、自公連立を解消し、政策毎の協力関係の構築を目指すことは、何よりも両党の支持者にとって心の晴れる道ともなろう。

<正論>自民党は国家再生の原点に返れ 
同志社大学特別客員教授 笹川平和財団常務理事・兼原信克
2024/2/5 8:00
https://www.sankei.com/article/20240205-L7BFIRJZPROPVKHSJ2LIXOG2WA/
岸田文雄政権が国家安保戦略を策定して1年が経った。
岸田首相は戦後安全保障政策の大転換を成し遂げた。
防衛力をGDP1%枠に縛り付け
「それで負けたら仕方がない」
という、三木武夫政権以来の無責任な基盤的防衛力構想が完全に葬り去られた。
■安保戦略に停滞許されず
巨大化した国力を背景に、アジアの現状を一方的に変更し、尖閣奪取を窺い台湾の武力併合と共産化を狙う中国に対して、防衛費を倍増し日米同盟を活性化し、インド太平洋地域の友邦を募り、日米豪印(クアッド)や日米韓の連携を強化し、地域の平和と安定のためにリーダーシップを取ろうと呼び掛けた。
岸田政権の戦略は、内外から高い評価を受けた。
その肉付けが進んでいる。
国家と国民の安全は、政府の1丁目1番地の仕事である。
国家安保戦略の実現に停滞は許されない。
厳しい安全保障環境を考えれば、一刻の猶予も許されない。
鳴り物入りで始まった反撃力の整備は着実に進んでいる。
「専守防衛」
と言えば聞こえはよいが、自国を焦土とし、国民の命を盾として戦う戦法は、愚かな戦法である。
ウクライナをみれば、核戦争へのエスカレーションを危惧するバイデン米大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領にロシア本土への反撃を許さない。
プーチン露大統領は、聖域化されたロシア領土を利用してウクライナを思う存分に蹂躙している。
敵の策源地を叩かなければ、こちらが降伏するまで国民の殺戮と国土の破壊が繰り返されるのである。
反撃力とは、自衛権行使そのものに他ならない。
政府は、国産の12式地対艦誘導弾能力向上型が登場するまでの次善策として、米国製トマホーク400発の導入を決定した。
最新型の
「ブロック5」
は生産が追い付かないために、
「ブロック4」
を交ぜて購入することで取得開始時期を1年前倒しした。
2025年度から部隊に配備が始まる。
本格的な反撃力がようやく形を整えつつある。
■能動的サイバー防御の課題
しかし、もう1つの目玉だった能動的サイバー防衛には全く進捗がない。
政府の意志が感じられない。
有事の際のサイバー攻撃は言うに及ばず、平時からの情報窃取、ランサムウエアを用いた身代金要求、AIを駆使した認知戦(宣伝戦)と、サイバー空間を悪用する例は枚挙に暇がない。
20世紀末に人間が作り出したサイバー空間は地球的規模で広がり、3次元の物理空間を吞み込んだ。
サイバー空間は、人類に大きな飛躍の可能性を与えると同時に、底知れない闇をも開いた。
距離と時間がない闇空間を、外国の軍諜報部や情報機関、あるいは犯罪者が我が物顔で歩き回る。
各国政府は、サイバー空間の安全を守るために厳しい監視体制を敷き始めた。
日本もまた自衛隊、政府、重要インフラ、更には国民を守るために首相官邸にサイバー局を置き、サイバー空間全体を監視するデータセンターを設置することが必須である。
またホワイトハッカーを大勢雇用して大規模なサイバー軍を立ち上げ、敵のサイバー空間に逆に侵入できるようにせねばならない。
それが能動的サイバー防衛である。
この議論をすると、必ず出てくるのが通信の自由を規定した憲法21条である。
55年体制下では、憲法21条は、憲法9条と並ぶイデオロギー問題であった。
東側に軸足を差し込んだ左派陣営が、東側スパイの摘発に繫がるスパイ防止法に反対し、特定秘密法に反対し、同時に、政府による通信の管理を極度に警戒したからである。
しかし、冷戦が終わって既に30年である。
個人の通信の自由を守りつつサイバー空間の安全を守ることは当然である。
それが現実に世界中で実行されていることである。
■岸田首相の英断を期待する
冷戦下のように左派の反発を恐れていては、国家の安寧は実現できない。
保守本流の生みの親である吉田茂元首相は、左派陣営の猛反対を押し切ってサンフランシスコ講和条約を締結した。
そしてたった1人で日米同盟に署名した。
軽武装を目指したのは、敗戦で破壊され尽くした日本の復活のためであった。
日本という国家の再生こそが吉田の本意であり、保守本流の原点であるはずである。
それがいつの間にか、社会党と国会対策で慣れあい、安全保障を米国に委ね、経済成長の果実をばら撒くだけが保守であるかのような歪んだ意識が生まれた。
何よりも政局の安定を優先するようになった。
特に憲法が絡む安全保障問題ではその傾向が強かった。
安倍晋三元首相は、新しい時代を開くため、正面から憲法9条の解釈変更に挑んだ。
集団的自衛権を巡る憲法解釈を大胆に変更し、幾度も選挙に打って出て国民の支持を勝ち得た。
憲法21条問題で逃げ回っていては、とても保守本流の看板は掲げられまい。
長期政権化した内閣の支持率は低迷しているが、政治と金を巡る混乱と派閥の解消で、むしろ岸田首相の党内権力は大きくなった。
保守本流の嫡子である岸田氏の英断を期待したい。 

自民、防衛装備移転の議論停滞に不満 公明党との連立解消論も噴出
2024/1/31 19:45
https://www.sankei.com/article/20240131-A3B3P7PKQJPSXE3A3X3LJ2GNZQ/
防衛装備品の輸出ルール緩和を巡り自民、公明両党の溝が深まっている。
日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を日本から直接第三国へ輸出可能とするため、2024年年明け早々にも自公の実務者協議を再開させる予定だったが、未だ開催の目処が立っていない。
公明幹部が慎重姿勢を崩さず、自民内には不満が溜まっている。
「国益のため連立を解消してでも進めなければならない」
「岸田文雄首相が(公明の)山口那津男代表と直接話し合うべきだ」。
自民が2024年1月31日に開いた党会合では出席議員から自公間の議論停滞に憤りの声が相次いだ。
自公両党は2023年12月、外国ライセンスで生産する装備品などの輸出規制見直しを政府に提言。
政府は防衛装備移転3原則の運用指針を改定し、輸出規制を緩和した。
一方、国際共同開発品の第3国輸出に関しては殺傷兵器の輸出に慎重な公明が容認せず、結論を持ち越した。
首相は2023年末、実務者協議座長の小野寺五典元防衛相らに対し、2024年年明け早々に協議を再開するよう指示。
政府は日英伊3カ国による次期戦闘機開発の交渉本格化を見据え、2024年2月末までに結論を出すよう要請した。
自民側は2024年1月上旬にも協議を再開させたい考えだったが、公明の慎重姿勢は変わらず、幹部らは態度を硬化させた。
北側一雄副代表は2024年1月31日の記者会見で
「今の状況では(2024年2月末までに)結論が出るとは思っていない」
と重ねて強調した。
政府側の説明不足を指摘する公明幹部に対し、国家安全保障局幹部らは2024年1月以降、改めて説明に出向いているが、未だ理解は得られていない。
しびれを切らす自民は、党内の不満を吸い上げる目的で2024年1月31日の会合を開いた。
今後、小野寺氏が首相官邸を訪れ、部会で出た意見を首相に直接伝える機会を設けることを検討している。
自民内には、事態打開には首相自らが動くしかないとの意見が根強い。
自民関係者は
「実務者同士で議論することはもうない」
ただ、自民も派閥パーティー収入不記載事件によって激震が走り、首相の党内基盤も揺らぐ。
首相が防衛装備移転の推進にどこまで注力できるかは不透明な状況だ。
与党実務者協議の関係者はこう呟く。
「公明には完全に足元を見られている」

主張
次期戦闘機の開発 第三国への輸出解禁せよ
2024/1/22 5:00
https://www.sankei.com/article/20240122-NZIDVTD2PJPKFINLI723YKHDRI/
次期戦闘機の共同開発を巡り、日英伊3カ国が開発の司令塔となる機関を設立する条約を結んだ。
条約は承認のため2024年1月26日召集予定の通常国会に提出される。
日本が同盟国米国以外の同志国と協力して主要装備品を開発するのは初めてだ。
航空自衛隊のF2戦闘機の後継で、2035(令和17)年の配備開始を目指している。
日英伊政府の国際機関は本部を英国に置き、2024(令和)6年度中に発足させる。
初代トップは日本人が就任する。
日英伊の共同企業体(JV)も結成され、トップにはイタリア人が就く。
次期戦闘機の共同開発は日本防衛にとって極めて重要だ。
英伊両国は北大西洋条約機構(NATO)の主要構成国だ。
次期戦闘機は英伊に加え、他のNATO諸国の空軍機にも採用される可能性がある。
製造や能力向上に日本が関わる戦闘機が、世界最大の軍事同盟であるNATOの主要装備になれば、日・NATOの安全保障関係は格段に深まる。
日本の抑止力、外交力を強化する。
開発には、部品調達を含めれば、日本の1000社以上が関わる見通しだ。
専門人材を育て、技術革新や国内の防衛産業の底上げで、日本の経済力の向上にも繋げたい。
条約は次期戦闘機の第3国への輸出の可能性が重要だと記した。
英伊は第三国輸出を予定している。
開発に数兆円の費用がかかるため、輸出でコスト低減を図る狙いがある。
輸出先国との安保関係を堅固にするメリットも大きい。
一方、日本は自ら、第3国輸出の道を閉ざしている。
与党協議で
「公明党」
が輸出緩和にブレーキを掛けているからだ。
このままでは日本は開発の主導権を握れず、国益を損なう。
条約署名後の会見でシャップス英国防相は
「欧州やインド太平洋のリスクは明白だ」
「世界での日本の立ち位置を考えると、見直す時期が来ている」
と述べ、第3国輸出に足踏みする日本に苦言を呈した。
政府は与党に対し、国際共同開発した装備品の第3国輸出緩和について2024年2月末までに結論を出すよう求めた。
友好国への主要装備の輸出は仲間の国を増やし、望ましい安保環境の創出に寄与する。
「公明党」
は現実的な平和主義に転じ、輸出緩和に同意すべきである。

木原稔防衛相、公明への説明「理解を得られるよう調整進める」 次期戦闘機輸出
2024/1/19 17:17
https://www.sankei.com/article/20240119-XQNTQEOK25PBRJLSB4ZEDFVTSI/
木原稔防衛相は2024年1月19日の記者会見で、次期戦闘機など国際共同開発する装備品の第3国輸出に慎重な公明党に説明を尽くす考えを表明した。
山口那津男代表ら幹部から、説明不足との苦言や早急な議論を戒める発言が相次いでいる状況を踏まえ
「理解を得られるよう、調整を進める」
と述べた。
木原氏は次期戦闘機について
「製造機数が多いほど、1機当たりの単価は下がる」
と指摘し、共同開発による開発費低減の利点にも言及。
輸出の是非に関し、与党が2024年2月末までに結論を出せるよう丁寧に調整すると説明した。

公明幹部、期限設定を否定 次期戦闘機輸出の与党協議
2024/1/18 17:00
https://www.sankei.com/article/20240118-L5FS45DKP5M3NKBSBOTAJESXYA/
公明党の北側一雄副代表は2024年1月18日の記者会見で、次期戦闘機など国際共同開発する装備品の第3国輸出の可否を巡り、与党協議の期限設定に否定的な考えを示した。
政府は与党に2024年2月末までに結論を出すよう求めているが、北側氏は
「時期ありきではない」
「2024年2月末に結論を出すということではない」
と述べた。
次期戦闘機について
「殺傷能力のある、先端技術を入れた武器であることは明らかだ」
と指摘。
第3国輸出に関し
「装備移転の原則に大きな変容をもたらすテーマだ」
「慎重に丁寧に議論していかなければならない」
と語った。

公明・山口代表、次期戦闘機輸出で苦言「政府説明がない」
2024/1/16 17:39
https://www.sankei.com/article/20240116-ZMCBXNTZXRKPJFOZ37RDFFWUSI/
公明党の山口那津男代表は2024年1月16日の記者会見で、次期戦闘機など国際共同開発する装備品の第3国輸出を巡る政府の姿勢に苦言を呈した。
「殺傷能力を持つ兵器を輸出しないのが我が国の基本的な進め方だった」
「政府がなぜ変えるのか、説明がほとんどない」
と述べた。
英国、イタリア両国と進める次期戦闘機の共同開発は、日米同盟の枠組みとは全く異なると指摘。
「変化に対する取り組みを、もっと掘り下げて考える必要がある」
と問題提起した。
政府は与党に対し、2024年2月末までに輸出の是非に関する結論を出すよう求めている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/495.html#c30

[政治・選挙・NHK293] もはや、自壊へまっしぐら 説明できない、税金も払わない国賊自民党はオシマイだ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
41. 秘密のアッコちゃん[175] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月01日 23:37:09 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[288]
<■347行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
能登半島大地震 悪意に満ち満ちた志賀原発報道
Hanada2024年4月号 ブロガー 藤原かずえ
■安全が確保された志賀原発
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震は、能登半島北岸の延長約150kmに渡って分布する逆断層型の断層帯が連動したものであり、当該地域において1000年に1度規模の歪エネルギーが解放されたとされる大規模地震です。
断層帯から約30km南に位置して、震度7の揺れを観測した石川県志賀町富来地区における地震波の最大加速度は2828ガルであり、東日本大震災で震度7の揺れを観測した宮城県栗原市の2933ガルに相当する強震であったと言えます。
同じ志賀町に位置している北陸電力・志賀原子力発電所(以下、志賀原発)では、1号機原子炉建屋地下2階で、震度5強、加速度399.3ガルの地盤の揺れが観測されました。
富来地区と比較して志賀原発の揺れが極端に小さいのは、志賀町富来地区が地震動を増幅する
「土質地盤」
を基礎としているのに対し、志賀原発は地震動が増幅されることのない
「堅硬緻密な岩盤」
を直接基礎としているためです。
紛れもない事実として、志賀原発では、
【原発の安全性(止める、冷やす、閉じ込める)】
に影響を与える地震被害は一切発生しませんでした。
まさにこの事は、原発の安全規制に基づく耐震設計が、大規模地震に対して有効に機能したことを示す重要な証左と言えます。
もちろん、志賀原発においても、地震による被害が全く発生しなかったわけではありません。
原発の安全性に直接影響を与えない施設において、想定済みの許容可能な被害がいくつか発生しました。
北陸電力は地震発生直後から被害の調査を開始し、その結果を速報で逐次発表しています。
ここで、極めて理不尽なことに、一部マスメディアは、この想定済みの許容可能な被害を不相応に問題視し、あたかも原発の安全性に問題があったかのように、一般市民の不安を煽りかねない反原発キャンペーンを展開しています。
もちろん、大規模地震の発生時に、震源近くに位置する重要な社会基盤である原発の被災状況を詳細に報じることはマスメディアの重要なミッションです。
しかしながら、その被災の内容を正当に評価することなく、必ずしも原発の仕組みに精通していない一般市民に対して不相応にセンセーショナルな見出しを付けて不安を煽る行為は、情報の非対称性を悪用した【モラル・ハザードmoral hazard】に他なりません。
本稿におては、その典型的な例をいくつか挙げてみたいと思います。
■原発のモラル・ハザードを指摘する前に、緊急時における原子力発電の安全性確保の基本を説明しておきます。
原子力発電は、原子炉内のウランの核分裂反応で発生する熱によって、蒸気を発生させることでタービンを回す発電方式です。
緊急時における安全性は
「止める、冷やす、閉じ込める」
という3つのプロセスによって確保されます。
まず、
「止める」
に当たっては、原子炉のウラン燃料の間に制御棒を差し込むことによって、核分裂反応を止めます。
次に、
「冷やす」
に当たっては、電動ポンプで大量の水を循環させることによって原子炉および使用済み燃料貯蔵プールの水を冷やします。
最後に、
「閉じ込める」
に当たっては、健全な圧力容器および格納容器によって放射性物質を隔離します。
今回、志賀原発では、1号機(BWR=沸騰水型軽水炉)・2号機(改良型BWR=改良型沸騰水型軽水炉:新規制基準適合性の審査中)共に停止状態にあり、原子炉に燃料が装填されていなかったため、原子炉の
「安全な状態」
は確保されていました。
また、使用済み燃料貯蔵プールの冷却も順調に継続しています。
加えて、重要な事実は、
「止める、冷やす、閉じ込める」
というプロセスに影響を与える施設への被害が発生していないため、
「稼働時の安全性」
も完全に確保されていたということです。
ところで、原発の敷地内には、発電施設など原発の安全性に影響を与えない施設がいくつも存在します。
誰でも分かる同語反復ですが、原発の安全性に影響を与えない施設が故障しても、原発の安全性には影響を与えません。
ただ、一般市民は、原発の安全性に対してどの施設が影響を与えてどの施設が影響を与えないか、よく知っているわけではありません。
なぜなら、マスメディアがこの事をほとんど報じないからです。
原発内の施設は、安全性に及ぼす耐震設計上の重要度によって次のように分類されています。

★Sクラス施設
「止める、冷やす、閉じ込める」
という原発の安全性に大きく影響を与える施設(建築基準法の3倍の耐震性を持つよう設計)=原子炉圧力容器・原子炉格納容器・制御棒・非常用発電機など
★Bクラス施設
原発の安全性への影響が比較的小さい施設(建築基準法の1.5倍の耐震性を持つよう設計):核廃棄物処理施設
★Cクラス施設
基本的に原発の安全性への影響がなく一般産業施設又は公共施設と同等の安全性が要求される施設(建築基準法の1倍の耐震性を持つよう設計):タービン・発電機・変圧器など

ここで建築基準法は、数十年に1度程度発生する中規模地震(震度5程度で80〜100ガル)に対して破損することなく、数百年に1度程度に発生する大規模地震(震度6程度以上で300〜400ガル)に対して部分的に破損しても倒壊しないことを求めています。
今回の地震で志賀原発は、定性的には震度5強と認定されていますが、定量的には加速度399.3ガルを観測する紛れもない大規模地震でした。
これは、志賀原発内のCクラス施設が部分的に破損したしたものの倒壊しなかった事実とも整合的です。
ただし、先述したように、たとえ原発が稼働中であったとしても、大規模地震でCクラス施設が部分的に破損することは想定内であり、原発の安全性には影響を与えないのです。
以上のような基本的考え方を踏まえた上で、今回の地震において発生した、一般市民の恐怖を煽る悪意ある一部マスメディア報道のカラクリについて説明したいと思います。
■想定内を想定外と喧伝
今回の地震によって、志賀原発では、外部電源を利用するための2台の変圧器の配管が破損して油が漏洩する事象が発生しました。
これらの変圧器は、平常時に外部電源を受けるために使われているものであり、その機能上必要な絶縁油が漏洩したものです。
2024年1月13日付の【東京新聞】は、この事象を含めた志賀原発の地震被害を
<震度5強の志賀原発で「想定外」続々・・・なのに規制委は動かない>
という見出しを付けて報じました。
ここで、外部からの電気を送る設備である送電鉄塔や送電線は、自然災害を受けやすい山体斜面など原発の管理区域外を通過するため、自然災害時の健全性は確実に保障されています。
従って、外部電源は、緊急時に原発が
「止める、冷やす、閉じ込める」
を確実に実行するために必要となる非常用電源にはなり得ません。
外部電源を利用するための変圧器も、原発の安全性に影響を与えないCクラス施設に指定されています。
つまり、加速度399.3ガルの地盤の揺れを観測するような大規模地震が発生した時に変圧器が部分的に損傷を受ける事態は、
「想定外」
ではなく、最初から
「想定内」
なのです。
先述したように、Cクラス施設に建築基準法を超える特別な耐震性は求められません。
電力会社は、より安価な電気を私たち利用者に提供するため、経済原理に従うスペックで設計します。
あくまで大規模地震による変圧器の破損は織り込み済みの被災であり、インフラ復旧の経済的観点からの報道価値はあるものの、原発の安全性に関連付けて報じるのは明らかに不合理です。
ちなみに、今回の地震時に稼働中であった北陸電力・七尾大田火力発電所においても、志賀原発と同様、変圧器(送電用)の絶縁油が漏出する事象が発生しました。
しかしながら、こちらの事象についてリアルタイムで詳細に報じた大手メディアは、産経新聞・テレビ朝日・NHK・日本経済新聞のみでした。
■読売新聞の明確な誤り
敢えて言えば、突然の稼働停止で経済的実害を伴う七尾大田火力発電所の変圧器の破損を詳細に報じない一部大手メディアが、最初から稼働停止している志賀原発の変圧器の破損を過剰に問題視したのは、原発の安全性に影響を与えるSクラス施設と混同させて一般市民の不安を煽るため、と疑いを持たれても仕方ありません。
2024年2月4日付の【読売新聞】は
<最も強い揺れに耐える「Cクラス」でも壊れる志賀原発の変圧器>
という見出しの記事で、
<変圧器のトラブルは北陸電力の主張や立場を揺るがしかねない>
と結論付けています。
<変圧器は耐震クラスCの製品で、現状入手できうるうち最も強い揺れに耐える仕様だという>
<それが壊れたことは、原発が受けた揺れの大きさを示す>
(中略)
<原子炉は1000ガル程度に耐えれば十分との立場で原子力規制委員会の安全審査に臨んでいる>
<しかし、北陸電によると、耐震クラスCの変圧器は500ガルまで耐えられる仕様で、変圧器のトラブルは北陸電の主張や立場を揺るがしかねない>
まず、この記事の見出しにある
<最も強い揺れに耐える「クラスC」>
というのは明確な誤りです。
最も強い揺れに耐えるのはSクラス施設であって、Cクラス施設ではありません。
Cクラス施設は、今回の志賀原発で観測された大規模地震によって一部破損するものの倒壊しない程度の耐震性です。
ちなみに、
<500ガルまで耐えられる仕様>
というのは、評価時に変圧器本体に対して水平方向に力を加える静的な加速度への耐震性を示すものであり、地盤の揺れの加速度として観測された399.3ガルとはそのまま比較できないことに注意が必要です。
ここで言う
<1000ガル>
も、原発の耐震設計において設定される
「基準地震動」
の加速度であり、原子力規制委員会から耐震要求がないCクラスの施設に求められる
「耐震性」
とは明確に異なるものです。
これらを十把一絡げにし、
<北陸電の主張や立場を揺るがしかねない>
と結論付けるのは、余りにも軽率であると言えます。
原発の耐震設計の理論を理解することなく、誤った解釈で原発の安全性を否定することは、規制に従って事業を行う電力会社はもちろんのこと、その事業の安全性に判定を下す一般市民にとっても迷惑千万なことです。
■恐怖の煽動
2024年1月5日付の【東京新聞】は
<過小評価はできない「外部電力の喪失」>
として、変圧器の破損について次のように報じています。
<北陸電力や政府が「大きな異常ではない」とした外部電力の一部喪失も見逃せない>
<東京電力福島第1原発事故は、外部電力が喪失、非常用電源も水没したことが原因となったからだ>
同様に、2024年1月4日放送の【TBSテレビ『サンデーモーニング』】も次のように報じています。
<志賀原発でもトラブルが相次いでいたことが明らかになりました>
<これは原発内部の様子>
<床に溜まっているのは油です>
<非常時に外部から電源を受けるために使う変圧器の配管が壊れたため、流出したとしています>
まず、【サンデーモーニング】が、この変圧器について
<非常時に外部から電源を受けるために使う>
と報じたことは巧妙なミスリードです。
先述したように、外部電源はあくまで平常時の電源です。
もちろん、非常時にも利用可能であれば外部電源を使うことになります。
ただし、外部電源が全て喪失しても原発の安全性は維持されます。
外部電源とは別に、多様な非常用電源が多重に用意されているからです。
【東京新聞】が、東京電力福島第1原発の事故を根拠に
<外部電源の一部喪失も見逃せない>
とするのは、原発の安全規制の考え方に反する欺瞞に満ちた暴論です。
なぜなら、外部電源に頼らない多様かつ多重な非常用電源の確保は、原子力規制委員会による新規制基準が掲げる【深層防護】の核心的部分であり、全原子力発電所が既に改善済みであるからです。
ここで、深層防護とは
「目的達成に有効な複数の(多層の)対策を用意しつつ、かつ、それぞれの層の対策を考える時、他の層での対策に期待しない」
とする理念です。
地震時において、志賀原発では非常用ディーゼル発電機5台、大容量電源車1台、高圧電源車6台が待機していました(他に、点検中の非常用ディーゼル発電機1台と大容量電源車1台)。
また、1号機と2号機で電源の融通も可能となっています。
しかも今回は、非常用電源を使用するに至りませんでした。
志賀原発では外部電源を5回線から多重に受電しているため、そのうち2回線からの受電が不可能になっても3回線からの受電が可能であったからです。
原発の非常用電源が徹底的に強化されているという周知の事実を無視して、外部電源をの一部喪失を
<大きな異常>
であるかのように報じるのは、一般市民に不合理な恐怖心を与える悪意に満ち溢れた【ブラック・プロパガンダ black propaganda】に他なりません。
■想定越えという誤報
2024年1月10日付の【日本経済新聞】
<志賀原発、地震の揺れが一部で想定越え 原子炉異常なし>
という記事も、多分にミスリードを含んでいます。
<原発には施設や設備ごとに考えられる最大の揺れがあり、構造物ごとに揺れの大きさを示す加速度(ガル)を想定する>
<1、2号機の原子炉建屋の基礎部分で揺れが想定を上回った>
<1号機では東西方向の0.47秒の周期で918ガルの想定に対し957ガルだった>
同様に、2024年1月4日放送の【TBSテレビ『サンデーモーニング』】でも、コメンテーターの【元村有希子氏】が
<一部で想定を超える揺れが観測された>
と問題視しました。
物体には、その幾何学的特性と物理的特性に依存して、固有の周期の波に応答しやすい性質があります。
原発における構造物の耐震設計に当たっては、近傍の活断層や過去の地震などの調査結果に基づいて
「基準地震動」
という特定の加速度を持つ基盤の地震動を想定した上で、波の周期ごとに応答する加速度の大きさを計算します。
これを
「加速度応答スペクトル」
と言います。
この加速度応答スペクトルを基に、特定周期の波に応答する各構造物の耐震性を検討することになります。
ここで、【日本経済新聞】の記事において比較されている
<揺れ>
は、過去に想定していた600ガルという基準地震動に対する加速度応答スペクトルであり、北陸電力が新規制基準に対して2014年に申請した1000ガルという基準地震動に対する加速度応答スペクトルではありません。
また、
<揺れが一部で想定越え>
とされる周期に応答する安全上重要な構造物も存在しません。
重要な事実として、耐震設計審査指針の改定を踏まえた耐震安全性評価(耐震バックチェック)の加速度応答スペクトル、および新規制基準に対し申請した1000ガルという基準地震動に対する加速度応答スペクトル(図参照)は、今回の地震に対する加速度応答スペクトルを全ての周期において上回っています。
つまり、今回の地震の揺れは、申請中の設計仕様で耐え得るものであり、
<揺れが一部で想定越え>
というのは誤情報であると言えます。
■二転三転なるイチャモン
北陸電力は、今回の地震に対する志賀原発の現状について、積極的に繰り返し情報発信しました。
この一連の情報発信に対して、2024年1月12日付の【毎日新聞】は
<トラブル続発、情報も二転三転>
という見出しで、北陸電力を非難しました。
<北陸電力は地震発生時、変圧器で自動消火設備が作動し、運転員が焦げのような臭いと爆発音を確認したと規制委に報告した>
<林芳正官房長官はこれを受け「変圧器で火災が発生した」と発表した>
<しかし北陸電力は翌2日、火災はなかったと訂正>
<運転員が、油の臭いを焦げ臭いと誤認し、変圧器内部の圧力を下げる板が作動した音を、爆発音と聞き間違えていた>
<敷地に到達した津波についても、当初「水位計に有意な変動は見られなかった」と説明していたが、その後、高さ1〜3メートルの津波が複数回到達したと訂正した>
<漏れた油の量も不正確だった>
<2号機で当初約3500リットルと発表したが、実際の漏出量は5倍超の約1万9800リットルに上った>
<更に、油は全て建物内のせきの内側に留まっていると一旦説明したにもかかわらず、一部が海に漏れ出ていたことも後に明らかになった>
<自動消火器設備の水と混ざって漏れたとみられが、海への漏出が発覚した後に吸着マットを設置したものの再び流出が起き、敷地外に漏れた総量は約6リットルだった>
一般に、自然災害が発生すると、発電所のような社会基盤施設を管理する事業者は、災害の波及リスクを回避するために、施設全体に渡る問題の有無を概略的に把握(概査)した上で、個別の問題個所を詳細に把握(精査)することで応急対策を検討・実施することになります。
これは、社会基盤施設の【危機管理crisis management】における【事業継続計画BCP=Business Continuity Plan】の標準的な対策方法です。
原発の場合には、原子力災害対策初動対応マニュアルに従ってオンサイト情報の収集が行われ、順次開示されます。
北陸電力は、大地震発生当日の施設全体の概査を基に速報した
「推定値」
を、翌日以降の個別の精査に基づき角度の高い数値に更新しました。
【毎日新聞】など日本の一部マスメディアは、この至極常識的なBCP対策を
「情報が二転三転」
などとして非難しているのです。
以下、【毎日新聞】が問題視している北陸電力の3つの情報更新について分けて論じたいと思います。
■安全性確保は変わりなし
まず、
<火災はなかったと訂正>
した件について、危機管理の初動対応で必要とされるのは
「現在の状態」
を把握するための概査である【検査inspection】であり、
「過去の履歴」
を含めて原因を特定するための精査である【事故調査investigation】ではありません。
北陸電力が変圧器の状況を確認した時点では、消火設備が既に起動していたため、施設が火災という事象を履歴したか否かについて確認できませんでしたが、施設が火災という状態にないことは確認できたわけです。
これが、その後の個別の調査によって
「火災はなかった」
と確認されたとしても、危機管理上は何も問題はありません。
次に、
<津波が複数回到達したと訂正>
した件について、海抜11mの位置にあり、更に高さ4mの防潮堤が設置されている志賀原発において、高さ1〜3mの津波が原発の安全性に有意でないことは自明です。
危機管理の実務を理解していないお気楽なマスメディアへの情報提供のために、被災直後の最も重要な時間を浪費して安全性に有意ではない波の高さを時系列分析するなど、災害対応のBCP対策に最も貴重である人的資源の無駄遣いに他なりません。
更に、
<実際の漏出量は5倍超の約1万9800リットルに上った>
件について、北陸電力は、変圧器から漏洩した絶縁油の量として、漏洩箇所より上部に位置するタンクの総量である3500リットルを推定値として速報しましたが、変圧器本体の一部も漏洩箇所上部に位置するため、この部分に存在する量を合わせて1万9800リットルとデータを更新しました。
既にこの時、絶縁油の回収自体は完了していました。
たとえ3500リットルが1万9800リットルであろうと、変圧器を取り囲む堰内に貯留した絶縁油を迅速に回収し、安全性が確保されたことに代わりはありません。
【毎日新聞】は、原発の安全性に何の被害も与えていない五十歩百歩の漏洩量を執拗に責め立てているのです。
尚、この件に関連して、自動消火設備の水と混ざった油が排水溝を通って敷地外へ6リットル漏れたことを問題視したことは、最早マスメディアによる電力会社に対するハラスメント行為に他なりません。
社会基盤施設を復旧させようと昼夜を分かたずに作業している電力会社の従業員も、立派な被災者です。
もし、【毎日新聞】がこのことに報道価値があると考えるのであれば、津波によって家屋・家財道具・食用油や灯油を含む消耗品・ガソリンが充填されている自家用車を海へ流された被災者も同罪です。
報道でいちいち晒して叱責する必要があります。
このような社会正義を理不尽に振りかざしたイチャモン報道は、被災企業である北陸電力のインフラの被災を理不尽かつ執拗に吊るし上げ、BCP対策を妨害し、社会に不必要な恐怖を与えて混乱させる行為に他なりません。
一体、彼らは自分を何様だと思っているのでしょうか。
■個人的懐疑に基づく論証
ここまで述べてきたように、志賀原発は1000年に1度とされる大規模地震に対して大きな余裕を残して安全性を確保しましたが、一部の反原発派はこの揺るぎない事実を無視して、妄想で原発批判を繰り返しています。
2024年1月5日付の【東京新聞】は、次のように志賀原発の存在を問題視しています。
<志賀原発は1度、原子炉建屋直下に活断層ありと判定されるなど、色々といわくのある原発>
<今回耐えたから大丈夫と言えるのか>
志賀原発の敷地内に存在する断層が活断層でないことは、好物脈法という科学的手法によって立証され、原子力規制委員会も事実認定しています。
【東京新聞】は、この歴然とした事実を無視し、事実と反する過去の<いわく>を根拠にして、志賀原発を問題視しているのです。
この冤罪肯定は、
「推定無罪」
どころか、
「たとえ事実に反していても疑わしきは罰する」
という不合理極まりない暴力的な思考と言えます。
真偽とは無関係に、疑いをかけさえすれば、何でも否定することが可能になるからです。
また、志賀原発が1000年に1度とされる大規模地震に対して大きな余裕を残して安全性を確保したことは、その安全性を証明する非常に重要な事実です。
今回の地震で1000年に1度とされる歪エネルギーが解放されたことは、志賀原発の供用期間において今回を超える大規模地震の発生確率が低下した、と考えるのが破壊力学の常識であるからです。
<今回耐えたから大丈夫と言えるのか>
と無責任に言い放つのは、【個人的懐疑に基づく論証argument from personal incredulity】と呼ばれる誤謬(論証の過程に論理的または形式的な明らかな瑕疵があり、その論証が全体として妥当でないこと。つまり、間違っていること。意図した論述上の誤謬は「詭弁」と呼ばれる)です。
また、2024年1月7日放送の【TBSテレビ『サンデーモーニング』】では、青木理(おさむ)氏が次のように述べています。
<珠洲市は市長が「壊滅状態」と言ったが、ここには元々原発計画があった>
<それは住民の反対で潰れたが、もし原発があって稼働中であったらどうなのだろうか>
<今回、志賀原発は止まっていたが、油漏れがあったり、電源の一部が途絶した>
<ここが運転していたら、ここで事故があったら、半島の先には近付くこともできなくなってしまうことを考えると、やっぱり原発回帰の今のエネルギー政策に対しても目を凝らして、「それでいいのか」という視点が必要だ>
青木氏は、実際には存在していない珠洲原発が今回の地震で事故を起こすという【検証不可能untestable】な妄想を根拠に、原発批判を行っています。
妄想は更に暴走し、今度は稼働中の志賀原発で事故が発生するという妄想を根拠に、半島の先に近付くこともできなくなってしまうと妄想し、更にその妄想を根拠に原発批判を行っています。
このように、実際には発生していない現象を根拠にして結論を導くのは【転覆した裏付けsubverted support】と呼ばれる誤謬です。
■妄想しか根拠なし
最早妄想しか根拠にならないのか、2024年1月30日付の【中日新聞】では、原子力の専門家の小出裕章氏(元京都大学助教)が次のように述べています。
<今回の地震で志賀原発は外部電力の一部が使えなくなり、非常用発電機も一部停止した>
<稼働していたら、福島第1原発と同様の経過を辿ったかもしれない>
これは、相違が大きい2ケースを同一視して無理矢理類推してしまう【アナロジーの乱用weak analogy】と呼ばれる帰納推論の誤謬です。
先述したように、今回の地震でSクラス施設に被害が存在しなかったことから、たとえ稼働していたとしても、志賀原発の安全性は確保されていました。
何よりも非常用電源が十分に確保されていたにもかかわらず、非常用電源の喪失を仮定して結論を導いているのは、【事実と反対の仮説hypothesis contrary to fact】と呼ばれる妄想です。
このように、日本の一部マスメディアが、公然の事実に立脚せず、立証責任を果たすことなく、ゼロリスク思考で原発事故を無理矢理妄想するのは、最早【言論argumnet】ではなく、恐怖の感情で人間を操作する【マインド・コントロールthought reform】に他なりません。
科学が風評に負けてはいけません。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/499.html#c41

[政治・選挙・NHK293] 岸田内閣懸命に支える立憲民主党(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
18. 秘密のアッコちゃん[176] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月02日 21:39:00 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[289]
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敗訴した毎日新聞に過ちの検証求める
正論2024年4月号 政策シンクタンク代表 原英史
最初に、少々個人的な述懐をご容赦頂きたい。
2019(令和元)年6月11日のことだ。
早朝5時過ぎに知人から電話があり、何事かと思ったら
「毎日新聞に変な記事が出ている」
「ともかく早く見た方がいい」
と知らされた。
コンビニに走って毎日新聞を手に取ると、1面トップに私の顔写真が大きく掲載され、
「200万円、会食も」
との見出しが付けられている。
要するに容疑者扱いだ。
当時、安倍政権の下で私は国家戦略特区ワーキンググループ(WG)委員を務めていたが、その関連で不正を働いたという内容だった。
とんでもないデタラメ記事だ。
私は不正も不正らしき事もしたことがない。
全国紙でここまで事実無根の記事が出るのかと心底驚いたが、ともかくこんなデタラメが世間に広まったら大変だ。
朝から詰まっていた会議日程の合間を縫い、大急ぎで反論文を書き始めた。
しばらくすると、
「Yahooトピックスのトップで取り上げられている」
と知らされた。
閣僚の記者会見で質問が出たとの連絡もあった。
その日の夕方に首相官邸での会議に行く予定があったが、昼頃に役所を通じて
「来ないでほしい」
と連絡が来た。
私は何も後ろめたい事がないから逃げ隠れするのは甚だ不本意だったが、やむなく従った。
更に、翌週予定していた講演を急遽中止したいとの連絡が主催団体から入った。
デタラメが既成事実化しれいく様を体感し、このまま社会的に抹殺されてしまうのではないかと不安に押し潰されそうだった。
他の新聞社やテレビ局からも続々と取材の連絡が来た。
「もうすぐ反論文をフェイスブックで公開します」
とだけ答え、反論文に集中した。
文面がどれだけ説得力を持つかで自分の社会的な生死が決まると思ったので、それこそ全身全霊を注いで書き上げた。
幸運なことに、この日公開した反論文
「虚偽と根本的な間違いに基づく毎日新聞記事に強く抗議する」
は、その後ネットメディアにも転載され、多くの人に読んで頂けた。
月刊正論編集部の目にも止まり、数日後に連絡があり寄稿の機会を頂いた。
突如殺されかけ、何とか生き延びる道を見い出せた10数時間だった。
■毎日新聞と野党議員との訴訟終結
それから4年半。
残念ながら、危機は1日で終わらず、更に酷い事が次々起きた。
翌日(2019年6月12日)以降も毎日新聞は連日1面で私の
「不正」
を報じた。
話はどんどん脇道に逸れ、私の関与した会議が隠蔽されたとか、非公開の会議で委員謝金を貰ったとか、よく分からない話に変質していったが、ともかく私が不正を働いたとの文脈だった。
他紙は一切後追いをしなかったが、毎日新聞だけは1カ月に渡り日本を揺るがす大スキャンダルかの如く私の名前を報じ続けた。
なぜ私がターゲットにされているのか全く理解不能だった。
この間、立憲民主党などの一部野党議員は
「国家戦略特区利権隠蔽 野党合同ヒアリング」
を結成した。
こちらも連日のように私の不正を追及し、メンバーの1人の篠原孝衆議院議員はブログで
「悪辣な事ばかりし、自分の懐を肥やしている」
などと激しく私を罵倒した。
更に2019年10月に臨時国会が始まると、森ゆうこ参議院議員(当時)がNHK中継入りの予算委員会で、毎日新聞記事をパネルにして掲げ、私を犯罪者呼ばわりした。
2019年11月には参院農林水産委員会で、私の自宅住所を記載した資料を配布し、その後ネットでも拡散した。
私は国会で森ゆうこ氏を懲罰するよう求め、6万7000のネット署名を集めて参議院に提出したが、全会一致慣行に阻まれ握り潰された。
結局、私は毎日新聞、篠原孝氏、森ゆうこ氏の3者を相手に訴訟を戦うことになった。
そうして、ようやく全て終結したのが2024年1月11日だ。
篠原孝氏との訴訟は既に私の勝訴(賠償金220万円)で終わっていたが、最高裁まで争っていた毎日新聞と森ゆうこ氏につき、2024年1月11日立て続けに最高裁から上告棄却の連絡があり、私の勝訴(賠償金は毎日新聞220万円、森ゆうこ氏34万円)が確定した。
ちなみに森ゆうこ氏の賠償額だけ1桁小さいのは、ブログで私を誹謗中傷した篠原孝氏と違って、森ゆうこ氏は主に国会内で誹謗中傷を行ったためだ。
国会議員の免責特権のためネットでの資料掲載など派生的な行為しか訴訟で争えなかった結果だ。
■訴訟で終わらなかった
ともかく全て勝訴し、ようやく終わった。
・・・と言いたいところだが、残念ながら終わらなかった。
まず毎日新聞は、判決確定を受けてどう対応したか。
大いに反省し、こんな虚偽報道をなぜしてしまったのか検証し、再発防止策を講じたかというと、そんな気配は全くない。
さすがに賠償金は払い、2019(令和元)年6月11日記事のデジタル版は配信停止したが、それぐらいだ。
2024年1月12日に第2社会面で目立たぬよう
「特区報道の敗訴確定 本社220万円支払いへ」
と題する記事を掲載したが、内容には呆れた。
要するに、一部不備があって訴訟で負けたが、概ね適切な取材に基づく正当な記事だったというものだ。
判決に関して虚偽の記載まで交えていた。
森ゆうこ氏の対応は更に酷い。
判決確定後、謝罪どころか何の連絡もないので、やむなく代理人経由でこちらから連絡し、賠償金は払ってもらった。
だが、毎日新聞記事をパネル化した資料はウェブサイトに掲載されたままだ。
代理人経由で削除要請の文書を繰り返し送っているが、未だに対応してもらえない(2024年2月17日時点)。
要するに、毎日新聞も森ゆうこ氏も、
「賠償金だけ払えばいいんだろ」
と言わんばかりだ。
間違った事をしたと認めるつもりなどさらさらないのだろう。
笑ってしまったのは、森ゆうこ氏のX(旧ツイッター)で2024年1月10日、大原化工機事件(冤罪で社長らを逮捕・拘留した事案で現在国家賠償請求がなされて係争中)につき、こんなポストをしていたことだ。
「捜査の違法性を判決で指摘された国と東京都が控訴 残念だ 『無謬性』にこだわることが新たな冤罪を生む」
全くその通りだが、同様に間違いを認めようとしないのが毎日新聞と森ゆうこ氏ご自身だ。
正直なところ、毎日新聞や森ゆうこ氏をこれ以上相手にするのは馬鹿馬鹿しくなってきた。
訴訟では勝ったので、もうお終いにしようかとも思った。
そんな中でたまたま、かつて本誌2019年8月号に寄稿した
「『政治報道冤罪』毎日新聞と戦う」
を読み返したら、こんな一節があった。
「毎日新聞社が間違った事をしたと認め、(中略)今後こうした事を2度と繰り返さない体制を作るまで、これからも徹底的に戦う」
「数年後に金銭賠償を貰って良しとするつもりはない」
私がこの文章を書いたのは、毎日新聞のキャンペーンが始まって数日後だ。
まだ訴訟も準備中だった。
だが当時の私はどうやら、いずれ訴訟を起こし数年後に勝訴して賠償金を貰うだろうこと、しかし、毎日新聞は非を認めず再発防止に取り組まないだろうことまで、予見しきっていたらしい。
読み返して、初心に立ち返ることにした。
考え直せば、私が訴訟で戦ってきたのは、別に賠償金が欲しかったわけではない。
金銭的には賠償金より遥かに高い費用がかかった。
日本では名誉棄損の賠償額は少額だから、最初からそう分かっていた。
それでも訴訟で戦ったのは、こんな報道冤罪や国会質問冤罪を繰り返してはいけないと考えたからだ。
私は幸運にも社会的に抹殺されず生き延びられたが、一歩間違えば完全に殺されるところだった。
新たな被害者が出ないようにしないといけない。
現状では、毎日新聞も国会議員らも何も反省していないのだから、また同じ問題を繰り返しかねない。
他の新聞や議員らも、デタラメな報道や国会質問をしても大した事にはならないと認識しかねない。
これでは、何のために4年半も訴訟を戦ったのか分からない。
引き続き徹底的に戦う。
そう決めた。
■「開かれた新聞委員会」へ要請
前置きが長くなったが、ここから本題だ。
今後どう戦うのか。
まず毎日新聞には、第3者による検証を求める。
不祥事を起こした企業などに対し、新聞はいつも
「第3者による検証を」
と求めているはずだ。
ジャーニーズ事務所も日本大学も第3者検証を行った。
自民党も不十分ながら一応第3者の目を入れた。
毎日新聞の今回のケースは、言わば欠陥商品で人を殺しかけたようなものだ。
判決で欠陥商品だったと確定した以上、検証がなされることは当然だろう。
実は毎日新聞には第3者機関が存在する。
2000年に創設した
「開かれた新聞委員会」
だ。
毎日新聞によれば、
「新しい時代の新聞作りを目指して創設した【『開かれた新聞』委員会】は新聞界では初めて、報道への当事者からの苦情と対応に『第3者』の目を反映させる試み」
だそうだ。
是非大いに第3者の目で検証してほしい。
この委員会にはこれまでも検証を要請してきたが、訴訟係争中を理由に断られてきた。
判決確定後1カ月経っても一向に検証がなされる気配がないので、2024年2月14日付で4名の委員(小町谷育子・弁護士、治部れんげ・東京工大准教授、武田徹・専修大教授、西田亮介・東京工大准教授)に要請文を送付した。
以下、要請文の抜粋(抜粋に伴い一部修正)を掲載しておく。

毎日新聞社に対して私は、これまで判決確定前後を通じ、一連の報道全般について検証を行い、必要な再発防止策を講じるよう求めてきました。
言うまでもなく、事業活動は一般に、とりわけ一定の社会的責任を伴う事業の場合、
「違法でなければ何をやってもよい」
というわけではないはずです。
妥当性を欠く事業を厳に慎むことはもちろん、更に品質向上に努めていくことが求められています。
社会の公器とも呼ばれる新聞が、
「違法でなければ何をやってもよい」
との姿勢であってよいわけがありません。
訴訟の結果を踏まえ、
「一連の報道が妥当だったのか」
について十分な検証がなされるべきことは当然と思います。
(中略)
特に以下の事項を含め、貴委員会において検証をお願いする次第です。
1、2019年6月11日記事(「200万円」に係る報じ方)の妥当性
記事では
「200万円、会食も」
と見出しに大きく掲げ、私の顔写真を掲載しました。
記事を熟読しない読者にとっては、私が
「200万円」
を受け取ったと読まれる記事であろうと思います。
新聞の誌面作りなどに関わった経験のある複数の関係者からも、同様の意見をもらっています。
判決では、この記事が私が
「200万円を受け取った」
とは読めず、違法性がないと判断されました。
これにつき毎日新聞社は、判決確定後の記事で、
「(判決は)毎日新聞社の主張を認めました」
と記載しています。
しかし、違法性はないとしても、このように熟読しなければ読者が騙されてしまうような記事が、新聞記事として妥当だったのでしょうか。
毎日新聞社が
「主張が認められた」
と胸を張り、今後もこうした記事を掲載していくつもりだとすれば、適切なことでしょうか。
貴委員会において、妥当性を是非検証頂ければと思います。
2、同年(2019年)6月12日以降を含め、一連の報道キャンペーンの妥当性
2019年6月12日以降の記事については、私が金銭を受け取ったなどの明確な事実摘示を伴わないため訴訟の対象にはできませんでしたが、あたかも私が不正を働いた人物かのように印象付け、私の社会的信用を低下させる深刻な誹謗中傷キャンペーンでした。
なぜ、このような報道が続いたのか、取材の在り方も含めて十分に検証し、こうした不当な人権侵害報道が繰り返されないよう再発防止策を検討して頂ければと思います。
3、特定の国会議員との癒着妥当性
2019年11月7日に森ゆうこ議員(当時)が参議院農水委員会において行った質問は、毎日新聞社から私に2019年9月30日付で送付された質問状の内容と酷似しており、記事を掲載する前に取材内容を記者から森ゆうこ議員に伝えたことが強く疑われます。
この点につき、同年(2019年)11月13日付で毎日新聞社に質問状をお送りしましたが、ご回答頂けていません。
特定議員との癒着がなかったか、もしあったならば新聞社として妥当なことなのか、是非検証いただければと思います。
4、判決確定後の記事(2024年1月12日付)の妥当性
当該記事は、2019年6月11日付記事について、あくまで部分的に不十分・不正確な点があったに過ぎないかのように報じているのみならず、
「判決では、WG委員の協力会社が特区の提案者からコンサルタント料を得ていたという報道が事実だと認められました」
という虚偽の記載までしています。
判決でこうした認定はなされておらず、当該記事は不当に、私が不正を働いたかのような印象を強めるものです。
この記事の妥当性についても、検証頂ければと思います。
結び:新聞社として、
「間違った記事は書いていない」
と主張したい気持ちは理解できなくはありません。
しかし、このような
「無謬性」
に囚われて、間違いを正すことを怠り、検証も再発防止も行わずにいたのでは、新聞の社会的信頼性は低下するばかりです。
貴委員会において十分にご検討頂きますよう、お願い致します。
■「新聞版BPO」を設けよ
当事者になって改めて感じたのは、訴訟にはやはり限界があることだ。
ともかく金と時間がかかる。
しかも、勝っても賠償額は少額で、抑止力は乏しい。
慰安婦報道や吉田調書報道のような大問題になれば別として、通常は、間違いを認めないまま逃げきれてしまう。
結局、書いたもの勝ちだ。
より迅速に、虚偽報道による人権侵害などを解決する仕組みが必要ではないか。
英国には独立自主規制機関
「独立プレス基準機構(IPSO)」
がある。
大手新聞の多くが参加し、苦情申し立てを受けて裁定などを担う。
日本でもテレビには
「放送倫理・番組向上機構(BPO)」
があり、同様の機能を担う。
新聞でも
「新聞版BPO」
を設けてはどうか。
これに対し、
「機関の人的構成次第で偏った結論が出かねない」
「産経新聞なら左から、朝日新聞なら右からなど、申し立てが殺到することになりかねない」
などの危惧はあろう。
分からないではないが、それでも
「新聞版BPO」
が必要だと思うのは、現状の新聞業界は自浄作用が働いていないと思うからだ。
新聞各紙の間には、互いに批判するのを控える暗黙の休戦協定が存在するように思う。
私に関する毎日新聞の一連の報道でも、おかしな記事であることは他紙の記者らも分かっていたはずだ。
だから国家戦略特区批判の大好きな朝日新聞や東京新聞を含め、他紙は一切後追いしなかった。
ところが、いずれの新聞も沈黙するだけで、
「おかしな記事だ」
と指摘はしなかった。
産経新聞の場合は、月刊正論で私に寄稿の機会を何度も頂いた。
新聞の紙面でも訴訟につきかなり大きく取り上げてもらった。
感謝しきれないほど感謝しているが、それでも、産経新聞も正面から毎日新聞批判はしなかった。
「新聞版BPO」
を設ければ、確かに不当な申し立てや勧告もなされるかもしれない。
だが、それも含めてオープンに議論し、おかしな事はおかしいと指摘する場を設ける方が、少なくとも現状よりは健全ではないかと思う。
■国会での免責特権見直しを
間違いを認めない
「無謬性」
神話に捉われているのは、新聞だけではない。
国会もそうだ。
判決の確定後、森ゆうこ氏に対して国会議事録の修正も要請した。
森ゆうこ氏は当時予算委員会で
「(原さんが)国家公務員だったら、斡旋利得収賄で刑罰を受けるんですよ」
などと発言した。
これは国会議事録に残され、今後も半永久的に掲載されかねない。
免責特権があるので法的責任を問われないにせよ、少なくとも、自らの間違った発言につき責任を持って修正すべきことは当然だろう。
ところが、要請に対し、森ゆうこ氏は代理人を通じて以下のように回答した。
「参議院委員会議事録については、既に確定して公表されており、これを現時点で修正することはできない、というのが参議院事務局の見解なので、修正は不可ということです」
無責任極まりない回答だと思うが、確かに国会法ではこうした手続きが定められていない。
国会議員への誹謗中傷については、国会法第120条で
「議院の会議又は委員会において、侮辱を被った議員は、これを議院に訴えて処分を求めることができる」
などの規定がある。
ところが、民間人への人権侵害については救済手続きが存在しないのだ。
だから、私以外にも、誹謗中傷が掲載され続けるケースが少なからずある。
かつて国会で誹謗中傷を受け札幌の病院長が自殺した事件があったが、この議事録もそのままだ。
ルールがないなら早急にルールを作るべきだ。
森ゆうこ氏に要請しても埒が明かないので、国会での対応を求めていく。
更に、免責特権の見直しが必要だ。
2年前の2022年に国会に参考人で呼ばれ、見直し方策の試案を提示した(本誌2022年5月号でも紹介した)。
苦情申し立てを受けて対応する、言わば
「国会版BPO」
のような仕組みも示したが、その後議論が進んだ様子はない。
間違った時に間違いを認めて訂正する。
そんな当たり前の手続きすら定めようとしない国会で、まともな論戦がなされるわけがない。
新聞も国会も、
「無謬性」
神話を断ち切らなければならない。

国会議員免責特権 私の改革案
正論2022年5月号 政策シンクタンク 原英史
「(原さんが)国家公務員だったら、斡旋利得収賄で刑罰を受けるんですよ」
森裕子参議院議員(立憲民主党、発言当時は国民民主党)は2019年10月15日、参議院予算委員会でこう発言した。
私は政府の国家戦略特区のワーキンググループ委員を務めているが、その関連で事業者から金銭を受領したなどの疑惑追及が延々となされ、最後の決め台詞がこれだ。
そんな事実は全くない。
裏付けもなく他人を犯罪者扱いする、とんでもない誹謗中傷だった。
ところが、この発言を司法の場で争うことは難しい。
憲法51条に
「両議院の議員は、議院で行つた演説、討論又は表決について、院外で責任を問はれない」
と免責特権の規定があるからだ。
本稿では
「免責特権」
の在り方を論じる。
その前に、私自身が誹謗中傷を受けた事案の経過を紹介しておこう。
▽2019年6月11日、毎日新聞の1面トップ記事で
「特区提案者から指導料」
「200万円、会食も」
との大見出しで、私の顔写真を載せた記事が掲載された。
▽私は即日、そうした事実は一切ない旨、反論文を公開。
他紙は全く後追いをしなかったが、毎日新聞だけはその後も連日、私の名前を出して続報を掲載した。
▽2019年6月13日、私の疑惑追及をテーマに
「国家戦略特区利権隠蔽疑惑 野党合同ヒアリング」
が設けられた。
以降10回以上開催され、内閣府の職員らが毎回呼び出されて追及を受けた。
▽2019年7月、野党合同ヒアリングに参加していた篠原孝衆議院議員がブログを掲載。
「(原は)悪辣な事ばかりし、自分の懐を肥やしている」
などの誹謗中傷を行った。
▽2019年10月、野党合同ヒアリングの中心メンバーだった森裕子参議院議員が参議院予算委員会で前述の通り私に対する疑惑を取り上げ、その後も農林水産委員会で誹謗中傷を続けた。
■国会請願には全会一致の壁
毎日新聞と篠原孝議員には直ちに抗議文を送付し訴訟提起した。
厄介だったのは森裕子議員だ。
免責特権があるからだ。
そこで
「院外で責任は問われない」
ならば
「院内で責任を問うてもらおう」
と、森裕子議員の懲罰を求めて国会に請願を行うことにした。
ネット署名サイトで6万7000人の賛同を集め、2019年12月に
「国会議員による不当な人権侵害(森ゆうこ参議院議員の懲罰と更なる対策の検討)に関する請願書」
を提出した。
しかし結論として請願は実らなかった。
国会では請願の取り扱いは全会一致で行うとの慣行がある。
本件は政党所属の議員の懲罰を求める内容だから全会一致になるわけがない。
結局取り上げてもらえず請願は潰された。
そこで止む無く森裕子議員は国会内での発言だけでなく、部分的に国会外での問題行動もあった。
具体的には、国会質疑の際に配布した資料(毎日新聞記事を加工・転載した資料)をブログで公開したことは名誉棄損、また、私の自宅住所を掲載した資料をSNSで拡散したのはプライバシー侵害に当たる。
本丸の誹謗中傷発言は争えないが、その延長上でなされた権利侵害を対象に訴訟を起こした。
3件の訴訟のうち、篠原孝議員との訴訟は既に終結している。
東京高裁で2022年1月、篠原孝議員による名誉棄損を認め220万円の損害賠償を命ずる判決が下され確定した。
訴訟過程で篠原孝議員は
「50年毎日新聞をとってきた」
「全国紙であり信用するのは当然」
などと主張したが、認められず、判決では
「(毎日新聞記事等について)特段その内容を吟味することもなく、全面的に信頼し・・・被告に相当軽率な面があることは否めない」
と判示された。
森裕子議員との訴訟は2022年3月、東京地裁で、森裕子議員による名誉棄損とプライバシー侵害を認め34万円の損害賠償を命ずる判決が下された。
森裕子議員もやはり
「全国紙で報道したので真実と信じた」
などと主張したが、これも認められなかった。
ただ、残念ながら勝訴しても対象は国会外の行為だけだ。
国会内での本丸の誹謗中傷は、院外では
「免責特権の壁」、
院内では
「全会一致の壁」
に阻まれ、泣き寝入りするしかない。
そうして今も堂々と国会議事録に掲載されているわけだ。
一方、毎日新聞との訴訟は、東京地裁で2021年9月に1審判決が下された。
驚いたことに私の主張は認められず、
「記事には原氏が金銭を受け取ったとは書いていない」
等の毎日新聞側の主張が認められた。
記事を信じて不法行為をしてしまった篠原孝議員らにとっては、言わば騙した側より騙された側が悪いという甚だ不条理な判決だろう。
もちろん私も到底納得できず控訴して争っている。
■ゴシップメディア並みの議事録
衆議院予算委員会公聴会(2022年2月15日)に公述人として招聘され
「国会における誹謗中傷」
について意見を述べる機会があった。
私自身のケースに触れつつ、3つの事項を求めた。
以下は国会議事録から引用する。
<第1に、事実に基づく国会質疑をお願いしたいということです>
<新聞や週刊誌報道を鵜呑みにした誹謗中傷、これは一般社会では不法行為です>
<判決の言葉を借りれば、自ら事実関係を十分吟味せず、新聞報道を鵜呑みにするような行為は、相当軽率との批判を免れません>
<もちろん、人間なので、間違ってしまうことはあると思います>
<誤った誹謗中傷を行った時は、国民の代表に相応しい責任ある御対応をお願いしたいと思っております>
<私の事案の場合、篠原孝議員が個人的に行った話ではありません>
<政党が野党合同ヒアリングを結成して行っていた組織的な誹謗中傷です>
(中略)
<(篠原孝議員は知性的な方だと聞くが、そんな篠原孝議員がここまでの誹謗中傷を行ったのは)野党合同ヒアリングという言わば集団リンチの場に参加して、集団心理に呑まれてしまったということなんだろうと思います>
<その意味で、野党合同ヒアリングという器を設けられていた政党の責任は重いのではないかと思います>
<第2に、免責特権それから国会議事録の扱いについて、国会での議論をお願いできないかと思います>
<免責特権は、国会での自由な議論を妨げないため国会議員に与えられた特権です>
<しかし、事実に反する誹謗中傷を行うことまで免責特権による保護に値するんでしょうか>
<これは国会議員の免責特権の濫用ではないのでしょうか>
<免責特権の在り方について、憲法改正の可能性も含めて、国会で是非御協議頂けないかと思います>
<森裕子議員の、先程申し上げた国会での発言、私が犯罪相当の行為をしたという発言は、国会議事録にそのまま掲載されています>
<これは私にとって大変不名誉なことです>
<もし同様の発言がネットメディアに掲載されていたら、私は直ちにそのメディアの運営者に削除を要請します>
<まともなネットメディアであれば、すぐに削除してくれます>
(中略)
<ところが、(中略)国会議事録については、削除を要請しようにも、そんな窓口がないんです>
<名誉棄損をする内容がネットで公開されていても、何も手を出せない状態になっている>
<ネットメディアについては、よくデマだらけといったことを言われがちです>
<しかし、こうした側面だけ見れば、ネットメディアよりも遥かに酷いのが国会議事録です>
<失礼な言い方に聞こえるかもしれませんが、この点に関する限り、国会議事録はデマを無責任に垂れ流している3流ゴシップメディア並みということだと思います>
<更に、問題は、国会議事録はすぐに潰れてしまうメディアではないということです>
<私が犯罪相当の行為をしたといった国会発言が、恐らく100年後までネット上に残ると思います>
(中略)
<議事録からの削除は難しいのかもしれません>
<そうであれば、例えば、苦情申し立てを受けて、この部分は事実ではないとか争いがあるといった注記を議事録に加えるといった仕組みを御検討頂けないものでしょうか>
<是非国会での御検討をお願いしたいと思います>
<第3に、政府の対応について申し上げたいと思います>
<疑惑の追及に対して真摯に、かつ毅然とした対応をすべきだと思います>
<この種の疑惑追及に対し、情報を出さないといった対応がなされることがあります>
<情報を出すとそれを曲解して、あらぬ追及を更に受けかねないといったことを考えると、気持ちは分からないではないんですが、こうした対応をしていると無用な疑念を深めるだけです>
<森友問題での公文書の改竄、こんな話はもう言うまでもなく論外です>
<一方で真摯に応えつつ、誤った追及には毅然と対処すべきだと思います>
<特に、役所の人たちの場合、不当な追及を受けた時であっても、ただ頭を下げて、言われっ放しになりがちです>
<これは健全な関係ではないと思います>
<不当な追及がなされがちになる元にもなると思います>
<ここは、大臣、副大臣、政務官が前面に出て毅然と対応頂くべきではないかと思います>
■札幌病院長自殺事件判決の論理
以上の問題提起に対し公聴会では、与党や日本維新の会のみならず、立憲民主党や旧民主党系の無所属議員からも前向きに受け止める発言があった。
これはとても有難いことだ。
一方で、残念な対応もあった。
共産党・宮本徹参議院議員は公述後の質疑で、
「自らの抱える案件について私的な反論をとうとうと述べられた」
「公聴会の在り方として相応しいのかという点で言えば、甚だ疑問だ」
と私を批判した。
また立憲民主党、小西洋之参議院議員はツイッターで
「(予算案と関係ない話をした)原公述人の行為は国会への冒瀆行為」
とコメントした。
これらの批判はおよそ筋違いと言う他ない。
大切な予算審議をすべき予算委員会においてこれまで、根拠不明な疑惑追及や誹謗中傷を繰り返してきたのは一体誰だったのか。
だから私は、より良い予算審議がなされるための意見を述べた。
国会の品位を貶めないよう公聴会の場では宮本徹議員に丁寧にお答えしたが、率直言えば、頭に浮かんでいたのは
「笑止千万」
の4文字だ。
国会で不当な誹謗中傷がなされた免責特権が問題となる事案はこれまでもしばしばあった。
私の公述を批判した宮本徹議員も当事者の1人だ。
宮本徹議員は2017年に衆議院予算委員会で
「東村山市の生活保護行政」
を取り上げ、足の怪我が悪化した人を生活保護に繋がないなど
「極めて不適切になされている」
と発言した。
東村山市はそんな事実はないとして根拠を示すよう求めたが回答がなく、市長が抗議文を送付する事態になった。
当時の産経新聞記事によれば、取材に対し宮本徹議員は
「憲法51条(免責特権)に基づいて対応する」
と答えたという。
結局どう
「対応」
されたのか。
免責特権の在り方を議論する上で大いに参考にすべき事例だ。
より深刻な結果を招いた事案が
「札幌病院長自殺事件」
だ。
1985年(昭和60年)11月21日に某国会議員が国会質問の中で、札幌市内の病院院長につき
「破廉恥な行為をした」
「薬物を常用する」
などと誹謗中傷し、翌日1985年(昭和60年)11月22日に院長は自殺した。
遺族はこの議員が調査もせずに事実無根の発言をしたとして、議員個人と国を相手に訴訟を提起。
最高裁まで争われたが、結論は原告敗訴だった。
発言内容が真実だったと認められたからではなく、免責特権の壁などが立ち塞がったためだった。
話が少し細かくなるが、この先の議論にも関わるので、判決の論理を補足しておく。
免責特権に関して学説上は
「絶対的免責特権説」(議員の院内での如何なる言論も免責されるとする学説)

「相対的免責特権説」(名誉棄損やプライバシーとの関係で一定の制約はあるとする学説)
がある。
この事案で遺族側は後者を主張したが、札幌地裁は
「免責特権は絶対的」
と判示した。
これに対し最高裁判決「1997(平成9)年9月9日」は免責特権について判断していない。
▽国会での発言は
「国会議員としての職務」
だから、賠償責任を負うとすれば、国家賠償法に基づいて国となり、議員個人は責任を負わない。
よって、免責特権は論ずるまでもない。
▽そして、国が国賠法上の責任を負うのは、
「職務とは関わりなく違法又は不当な目的をもって事実を適示し、あるいは、虚偽であることを知りながら敢えてその事実を適示する」
など特別な事情がある場合に限られる。
これが最高裁判決の論理で、
「免責特権の壁」
の外側に
「国賠の壁」
を築き、国会議員の発言を更に堅固に守っているのだ。
私はこの最高裁判決を吟味し、森裕子議員の国会内での発言を訴訟対象にすることを断念した。
勝てる可能性は極く低く、しかも森裕子議員自身ではなく国を相手に争わなければならない。
私は、こうした事案が繰り返されないために争っているのであって、賠償金が欲しくて訴訟をやっているわけではない。
国を提訴するのはおよそ無意味なことだった。
■デタラメな情報空間の危うさ
幸いにして、私の国会での問題提起の後、与党からも反応があった。
自民党、平将明衆議院議員は
「国会として重く受け止めるべきだ」、
安倍晋三元首相は
「毎日新聞の捏造的大誤報に始まる原英史さんに対する誹謗中傷。酷すぎる」
とツイッターでコメントした。
今後の国会での議論進展を期待したい。
議論を促すための叩き台として、以下で改革試案をお示しする。
まだ検討不十分な点もあると思うが、是非国会で大いに議論頂けたら幸いだ。
この問題は実は、ウクライナ侵略で国際情勢が激変する中で喫緊の課題でないかと考えている。
今後
「民主主義vs権威主義」
の対決は確実に新たな局面に入る。
ハイブリッド戦争で情報戦の役割が如何に大きくなっているかは今般目の当たりにした通りだ。
新たな対決局面において、
「情報空間の健全性」
を如何に高めるかは民主主義国家にとって極めて重要だ。
膨大なるプロパガンダやデマ情報が飛び交う現代の情報空間で、
「言論の自由市場」(市場競争において誤った情報はいずれ駆逐されていくはず)
に委ねるだけでは不十分になっている。
だからといって言論統制に踏み込めば民主主義の自己否定だ。
よって、プロパガンダやデマを早期に検出し”消火”する合理的なメカニズムを確立・強化しなければならない。
ところが、現状でこうしたメカニズムが最も欠落しているのが新聞・テレビなどマスメディアと国会だ。
マスメディアは権威に守られ、一旦誤報を流すとなかなか訂正しない。
国会は免責特権で守られ、デマを流そうと思えば流し放題の場になっている。
他国のプロパガンダに悪用される可能性も決して荒唐無稽な話ではない。
権威主義に対峙して民主主義国家が打ち勝つために、まずここを何とかしなければならない。
デタラメな情報空間は民主主義を危うくする。

■「免責特権」改革試案
1 異議申立て手続きの創設
・国会において事実に反する発言がなされ、個人・法人の信用棄損、地域の風評被害などが生じた場合、当事者が異議申立てを行い、国会における検証を求める手続きを設ける。
・対象は「事実に反する」場合に限り、意見の当不当は対象としない。
2 「国会発言検証委員会」(仮称)の設置
・国会に「発言検証委員会」(仮称)を設け、異議申立てのなされた発言を検証する。
委員会は、国会議員以外の独立性の高い法曹関係者等を中心に構成する(原発事故に関して設けられた「国会事故調」に類似する)。
・委員会では、民事の名誉棄損訴訟に準ずる方式で、双方の主張を聞き、証拠に基づき客観的・中立的に検証を行う。
3 委員会での検証、それに基づく対処
「国会発言委員会」では以下の点(〇部分)を検証して公表する。
検証に基づき、以下(▶部分)に掲載する対処を行う。
発言内容が
〇A「事実と認められない(明らかに事実に反する、または、事実に反するとの断定まではできないが事実と認める根拠は不十分)」か
B「事実と認められる」
のいずれかを検証する。
尚、事実がないことの証明はいわゆる悪魔の証明になりがちなため、異議申立者に「事実に反する」ことの立証責任を負わせるのではなく、発言した議員に「事実である」ことの立証を求める。
Aと認定された場合
▶国会議事録の該当部分にその旨を付記するなど、発言による損害が広がらないための措置を講ずる。
〇更に、発言した議員の責任(落ち度や悪質性)の程度を検証する。
▶検証結果を踏まえ、別途懲罰委員会で審議し、当該議員に対し必要に応じ懲罰(公開議場での陳述、登院停止等)を科す。
〇議員の責任程度が重く、免責特権による保護に値しない、更に(国賠法上の)国会議員としての職務の範囲を逸脱すると考えられる場合、その旨を表明する。
▶その先は司法の判断だが、国会外で民事訴訟や刑事訴訟で争う可能性を拓く。
4 その他
・政治目的等で異議申立て手続きが濫用されることを防ぐ措置を講じる。
例えば、主張の根拠が薄弱だった場合には相当額のペナルティ(経費請求)を科すなど。
・免責特権による保護等に限界があることを明確にするため、憲法改正の可能性等について併せて議論する。

札幌病院長自殺事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E7%97%85%E9%99%A2%E9%95%B7%E8%87%AA%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
竹村泰子
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E6%9D%91%E6%B3%B0%E5%AD%90

「失敗から学ぶ」を妨げる歪んだ使命感 暴走する新聞報道
正論2024年3月号 政策シンクタンク 原英史
2024年年始早々に不幸な出来事が続いた。
2024年元日の能登半島地震に続き、2024年1月2日には羽田空港での衝突事故が発生した。
海上保安庁の航空機に搭乗していた5人が亡くなられたことは痛ましい。
一方、日本航空機の乗員・乗客が全員無事だったことは不幸中の幸いだった。
事故直後に流れた映像からはもっと悲惨な事態も予期されただけに、この一報を聞いた時は本当に安堵した。
岸田文雄首相が直後に出したコメント、
「日航や空港の職員の皆さん、乗客の皆さんの冷静な対応によって、日航機の乗員乗客379名が全員脱出できたことに感謝申し上げます」
には全く同感だった。
ところが、2024年1月2日当日夜の日航の記者会見は実に醜聞だった。
記者らが日航を半ば犯人扱いし、糾弾する場と化していたからだ。
特に朝日新聞の記者の質問は酷かった。
「着陸許可はあったのか」
「いつ確認するのか」
などとしつこく問い質し、
「確認中」
としか答えようのない日航の説明者に対し、
「御社の信頼にも関わること。それをまだ言えないということか」
と責め立てた。
言うまでもなく、航空事故の原因究明は運輸安全委員会で客観的に行うことになっているから、最小限の回答しかできないのは自明だ。
それにもかかわらず、ネット中継される会見の場で、さも日航の対応が不誠実化のような印象形成を狙っているとしか見えなかった。
翌日(2024年1月3日)以降に掲載された各紙記事は、会見の延長だった。
日航と海保のどちらが犯人だったのか、離着陸許可があったかどうかにばかり焦点が当てられた。
その一方で、岸田首相が2024年1月2日当日に言及した
「乗員・乗客の冷静な対応」
を掘り下げる報道は当初はほとんどなかった。
例えば朝日新聞は2024年1月3日付紙面では、機内で
「早く出してください」
「(ドアを)開ければいいじゃないですか」
などと泣き叫ぶ声が飛び交ったことなどを伝える一方、
「冷静な対応」
ぶりはほぼ報じなかった。
対照的だったのは海外メディアだ。
米国や英国などの新聞・テレビで、乗員・乗客の模範的な対応への称賛が相次いだ。
例えばニューヨーク・タイムズ紙デジタル版(2024年1月2日付)は、見出しで
「『奇跡』:航空機が東京着陸時に火に包まれたが、全員生存(A 'Miracle :Plane Erupts in Flames Landing in Tokyo, All Aboard Survive)」
と掲げ、乗員の避難誘導が如何に素晴らしく奇跡的なものだったかを専門家のコメントを交えて伝えた。
英BBC放送(2024年1月3日)は、乗客が乗員の指示に従って荷物を持たずに逃げたこと(地上に荷物を持っている乗客は見られなかった)や、複数の専門家が乗員の対応を称賛していることを伝えた。
面白いことに、日本の新聞各紙は2024年1月4日紙面で一斉に
「海外メディアは称賛」
と報じた。
海外メディアにだけ称賛に値する情報を入手するルートがあったとは思われないが、なぜか称賛は
「逆輸入」
だった。
加えて、朝日新聞の場合は、海外メディアの称賛を伝えると同時に、
「なぜすぐに脱出口が開かなかったのか」
という乗客の疑問や、
「事故の詳細はまだ不明だが、脱出に時間がかかり過ぎている印象を受けた」
という専門家の声も合わせて伝えた。
称賛に偏る海外メディアとはあくまで一線を画したわけだ。
■「事故の起きた国のメディア」
こうした会見の様子や、海外メディアとの報道姿勢の違いについて、SNSでの批判も起きた。
これに対し、朝日新聞は2024年1月12日付朝刊
「能登地震と羽田事故 欧米と異なる報道、役割の違いから」
で、識者コラムの形を取って、こう反論した。
「記者が詳細に質問し事実関係を確認することで、事故の原因や対応の問題点を浮かび上がらせ、将来の危機管理や訓練、また公的な捜査や調査の検証にも繋げられる」
「これも事故が起きた国のメディアの責務の1つだ」
つまり、
「事故が起きた国のメディア」
として、お気楽に称賛だけしている海外メディアとは異なり、厳しく追及して報じる責務があるというわけだ。
しかし、先に述べた朝日新聞記者の会見での質問は、原因究明などに繋がる要素があったとは思われない。
更に、
「事故が起きた国のメディア」
だから…というのも疑わしい。
例えば、1989年に米国で起きた
「ユナイテッド航空232便不時着事故」
における日米の報道ぶりはどうだったか。
この事故は、飛行中に油圧系統の破損で操縦不能に陥り、アイオワ州の飛行場に緊急着陸を試みたものの衝突・炎上。
乗員・乗客296人のうち半数以上が救助されたが、最終的に112人が死亡したものだ。
その後10カ月かかってなされた事故調査によれば、原因はエンジンのファンの欠陥による疲労亀裂が見逃されていたことだった。
一方、先に述べた朝日新聞記者の会見での質問は、原因究明などに繋がる要素があったとは思われない。
更に、機長ら(たまたま客席に乗り合わせたベテラン機長も参加した)が操縦不能な機体を何とか制御しつつ空港まで辿り着いたことは、
「高く称賛に値し、合理的に期待できる範囲を大きく超えていた」
(highly commendable and greatly exceeded reasonable expectations)
と事故調査報告書に記載されるほどの奇跡的対応だった。
もちろん事故直後にはそんな原因などまでは判明していない。
その中で、米国の報道の多くは、深刻なトラブルにもかかわらず生存者がいたことを大きく取り上げ、乗客や乗員の対応を称賛した。
ニューヨーク・タイムズ紙(事故翌日の1989年7月20日)は、
「186人が生還した模様(186 Aboard Are Said To Survive)」
と見出しに掲げた。
ロサンゼルス・タイムズ紙(事故翌日の1989年7月20日)は、
「神様が逃げ口を開いてくれた(God opened a hole)」
という乗客の言葉を見出しに掲げ、1度は機外に脱出しながら赤ちゃんの泣き声を耳にして救出に戻った乗客の勇敢な行動など、助け合って生還を果たした様子を詳しく伝えた。
ワシントン・ポスト紙(事故翌日の1989年7月20日)は、
「機長は見事に状況に対応していた」
という現場の専門家のコメントを伝えた。
これに対し、日本の報道は、特段の独自情報があったわけではなかろうが、全く趣の異なるものだった。
死亡者数を大きく取り上げ(見出しで「124人死亡」など)、
「緊急着陸に失敗」
と報じた(朝日新聞見出し、読売新聞リード文。いずれも事故翌日の1989年7月20日夕刊)。
読売新聞は、
「パイロットの判断も奇跡的に生存者が多かった要因とみられる」
としつつも、
「あるいはパイロットが慌ててミスをした可能性も考えられる」
という専門家のコメントも掲載した。
結局、
「事故が起きた原因」
が米国の場合でも、米国の新聞は称賛すべきことを称賛したのに対し、日本の新聞は、明確な糾弾ではないにせよ、糾弾のニュアンスを色濃く滲ませるものだった。
この結果、米国では機長らは
「多くの人命を救ったヒーロー」
と扱われていく。
その一方、日本ではそんな認識は全く広がらなかった。
当時の週刊新潮(1989年8月3日号)では、米国ではそんな意外な状況になっていることを伝えて、こう論評している。
「あれだけの事故でありながら乗客の約3分の2が生き残った」
「それは、機長の手腕があればこそというわけだ」
「日本なら、『190人もの死者を出して』と言われるところだけに、国情の違いと言うべきかもしれない(後略)」
もちろん、米国人が日本人と比べ、人の死に鈍感なわけではない。
日本人がやたらと他人を非難する国民性とも思われない。
「国情の違い」
は、新聞の報道ぶりに起因したのだろう。
■事実を正しく伝える
今回(2024年)と35年前(1989年)の2件の航空事故に関する内外の新聞記事を読み比べてみると、やはり日本の新聞は、
「メディアの役割は監視」
という使命感に捉われ過ぎているように思う。
嫌な言い方をすれば、
「自分たちは1段上から叱り付ける立場だ」
と思い込んでいる。
このため、問題点を何か指摘しなければと躍起になってしまうのだろう。
もちろん
「メディアの役割は監視」
ということ自体は間違いではない。
しかし、メディアの最優先の役割は、事実を正しく伝えることだ。
日本新聞協会の
「新聞倫理綱領」
に示されている通り、
「記者の任務は真実の追究」
であり、
「報道は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない」。
称賛すべきことも、事実を正しく伝えるのが責務のはずだ。
ところが、日本の新聞は
「監視」
に軸足を置き過ぎるあまり、称賛すべき事象は
「使命の範囲外」
としてフィルターで取り除かれてしまう。
逆に、批判に繋がる事象は、あやふやでも憶測混じりで伝えてしまったりする。
こうなると、もはや
「歪んだ使命感」
でしかない。
「歪んだ使命感」
が、日本と海外の報道姿勢の違いを生んできた。
航空事故に限らず、こうした違いはしばしば生じる。
例えば2011年3月東日本大震災後の
「フクシマ50」
もそうだった。
2011年3月東日本大震災直後に福島第1原発に残り危険な作業を担った東電や関係者の社員について、当初から高く称賛したのはニューヨーク・タイムズ紙など海外メディアだった。
2011年3月当時も日本の新聞は称賛を
「逆輸入」
した。
朝日新聞
「『英雄フクシマ50』欧米メディア、原発の作業員ら称賛」(2011年3月15日)
などの記事により、
「フクシマ50」
という言葉は日本人にも広く知られることになった。
もちろん朝日新聞の記者らも、当初から現場の作業員の奮闘ぶりは認識していたはずだが、そうした情報は使命感のフィルターで弾かれていたというわけだ。
更に、朝日新聞のその後の報道は、改めて触れるまでもないかもしれない。
2014年5月、いわゆる
「吉田調書」(当時の吉田昌郎・福島第1原発所長に対し国会事故調が聴取した結果をまとめた文書)
の内容と称し、
「(事故直後に)所員の約9割が待機命令に違反し、第2原発に撤退した」
などという
「大誤報」
をすることになった。
歪んだ使命感が、事実に反する不当な糾弾をもたらした。
最近では、能登半島地震への政府の対応について、朝日新聞が
「初動が遅れた」
との批判を繰り返している。
自衛隊の投入について、熊本地震では2日後に2000人から2万5000人に増員されたのに対し、能登半島地震では連日1000人〜5000人程度ずつ投入されたことなどを捉え、
「遅れた」
と批判する。
だが、政府がすぐに反論している通り、能登半島では陸路が限られ、道路の復旧状況や受け入れ態勢を見ながら増員せざるを得ない。
平野部が被災し、しかも近くに1万人超の隊員が常駐する熊本とは条件が全く異なっていた。
そうした事情は現地を取材する記者は当然理解しているはずだが、それでもこんな批判をするのは、やはり歪んだ使命感の産物なのだろう。
■原因究明の阻害防止ルールを
何か問題が生じた時につい犯人捜しや糾弾に走りがちなことは、古今東西を問わず、言わば人間の性のようなものだ。
かつて数百年前の欧州で飢饉や飢餓に際して魔女狩りが起きたのは、その極端な事象だった。
日本の新聞の
「糾弾」
重視は、そうした人間の性に心地よく応えるものであり、だからこそ長年に渡って読者に受け入れられてきたのだろう。
そうした性に対して、航空業界では、
「糾弾するよりも、失敗から学ぶ」
という組織文化が古くから確立されてきた。
ボイスレコーダーなどの記録を残し、事故があれば第3者機関で科学的・客観的に原因究明し、結果に基づき再発防止を図る仕組みが整備された。
原因究明を優先するため、航空事故では個人の刑事責任を通常は問わないといった慣行も一部の国にはあった。
マシュー・サイド『失敗の科学』によれば、この
「失敗から学ぶ」
文化こそが、医療など他分野と比して、航空業界の安全性を飛躍的に高めてきた。
「失敗の検証」
が如何に再発防止に繋がったか。
1979年の
「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故」
の例を紹介しておこう。
この事故は、大西洋上のカナリア諸島にあるテネリフェ空港の滑走路でジャンボ機同士が衝突したものだ。
離陸しようとしたKLMオランダ航空の乗客・乗員248人全員が死亡し、滑走路上にいたパンアメリカン航空機では380人中335人が死亡した。
KLM機の機長が
「管制承認」

「離陸許可」
と誤認したとされるが、そこに至る事情は色々あった。
爆弾テロの予告の影響でカナリア諸島の別の空港が閉鎖され、テネリフェ空港が一時的に混雑していた。
気象状態が悪化して滑走路に霧がかかった。
離陸の遅れが生じ、KLM機の機長には焦る理由があった。
管制塔との間で不明瞭な用語が用いられた。
通信の混信が生じた、などだ。
その中で注目された点の1つが、回収されたボイスレコーダーから明らかになったコックピット内の会話だ。
衝突の少し前、機関士が
「パンナム機は滑走路からまだ出ていないのでは?」
と指摘したが、機長が
「出たよ」
と強く否定し、そのまま衝突に向かってしまった。
この機長は、KLM社内で長く教官も務めていたベテラン機長だ。
権威ある存在だった基調に対して強くものを言えず、押しとどめられなかったことが見て取れた。
当時こうした
「コックピット内の上下関係」
が要因の1つと見られる事故が他にもあり、これを機に、航空業界では
「クルー・リソース・マネジメント(CRM)」
が導入されるよになった。
上下関係を解消し、権威の高い機長に対して、ものを言い易い空気を作り、乗員の力を最大限に引き出す環境作りに組織的に取り組むようになった。
先に触れた1989年に米国で起きた
「ユナイテッド航空232便不時着事故」
は、CRMが有効に機能した事例とされている。
危機状況のコックピット内で、機長が時にジョークも交えながら、知恵を出し合い協力できる環境を作ったことが、奇跡の生還(乗員・乗客296人のうち約3分の2が生き残った)の要因になった。
もし1977年当時、ボイスレコーダーのデータなどを精緻に解析することなく、
「離陸許可の誤認はあり得ないミスだ」
などと糾弾するだけで終わっていたら、こうした有効な再発防止策は講じられず、更に多くの事故が生じた可能性があった。
どれだけ糾弾しても、あり得ないミスは時に起きてしまうものだ。
前半で紹介した朝日新聞の反論に話を戻すと、
「メディアの厳しい追及は原因究明などに貢献する」
との主張は、このケースを見てもやはり疑わしい。
もし1979年の
「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故」
のような事故が日本で起きていたら、朝日新聞は恐らく、限られた情報に基づき、数多くの人命をあり得ないミスで奪った機長や航空会社などを厳しく糾弾したのではないか。
しかし、そんな糾弾は再発防止には繋がらない。
それどころか、ミスを責め立てる世論が過熱して、冷静な原因究明と再発防止策の検討を妨げることにもなりかねなかっただろう。
今後の教訓として、航空事故のように専門機関による原因究明がなされている場合、メディアはこれを尊重すべきだ。
もちろん盲従すべきというのではなく、原因究明のプロセスや結果に問題があれば、大いに批判したらよい。
しかし、今回のように、メディアが運輸安全委員会になり代わって
「原因究明ごっこ」
をするようなことは控えるよう、新聞協会でルールを申し合わせるべきだ。
■再発防止できない理由
航空業界での
「失敗から学ぶ」
プロセスは、他分野でも取り入れられつつある。
例えば医療分野では、2014年の医療法改正で
「医療事故調査制度」
が導入された。
医療事故の発生時に院内調査を実施し、その調査報告を第3者機関(医療事故調査・支援センター)が収集・分析することで再発防止に繋げる仕組みだ。
一方、
「失敗から学ぶ」
ことを拒む業界もある。
その1つが新聞だ。
新聞の場合、航空事故や医療事故に相当する事故は
「誤報」
だ。
無実の人を誤って犯罪者扱いする
「報道冤罪」
は、場合によっては相手を社会的に殺すにも等しい重大事故だ。
ところが、こうした重大事故が生じた時に、検証して再発防止に繋げる仕組みが全く整備されていない。
私自身、そんな
「報道冤罪」
の被害に遭った1人だ。
2019年6月の毎日新聞で、当時務めていた国家戦略特区のワーキンググループ(WG)委員の立場で
「200万円」

「会食接待」
を受けたという事実無根の記事を掲載された。
名誉棄損訴訟を起こして4年半を経て、2024年1月に最高裁で勝訴が確定した。
これを受け毎日新聞に対し、なぜこんな誤報が生じたのか徹底検証し、再発防止を講ずるよう求めているが、毎日新聞は全く応じる気配がない。
それどころか、判決確定の翌日(2024年1月11日)に掲載した記事は、要するに
「裁判では一部負けたが、報道は概ね正しかった」
という内容だった。
「判決では、WG委員の協力会社が特区の提案者からコンサルタント料を得ていたという報道が事実だと認められました」
という完全に虚偽の記述まであった。
私からすれば、訴訟では勝ったが、その後の報道で更に
「セカンド名誉棄損」
に遭っているようなものだ。
これでは、また事故が繰り返されることになる。
新聞業界でも、航空事故のように
「失敗から学ぶ」
仕組みを整備すべきだ。

「毎日新聞が反省しているとは思えない」 名誉毀損訴訟で勝利した原告がそれでも怒っている理由
2024/1/25(木) 6:26配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/25be47338f336955c541cbb2b49570880a44a100
■判決確定を伝える記事でも、意味不明の自己弁護を続ける毎日新聞
2019年当時、政府の国家戦略特区ワーキンググループの座長代理だった原英史氏が、毎日新聞の記事で名誉を傷つけられたとして1100万円の賠償を求めた訴訟で、最高裁は1月10日に両者の上告を棄却。
毎日新聞に220万円の支払いを命じた東京高裁判決が確定したのだ。
毎日新聞は
「取材が十分ではなく、記事も正確ではなかったとの判決の趣旨を真摯に受け止め、今後の取材活動に生かしていきます」
との記事を掲載し、関連記事のインターネット上での公開を停止した。
■毎日新聞はどこで間違えたのか
問題の記事は2019年6月11日付朝刊の1面トップで、顔写真入りで、国家戦略特区をめぐる原さんの
「疑惑」
を報じたもの。
美容学校に関わる規制改革に関連し、特区提案者から原さんが現金と会食接待を受けたことが強く印象付けられる紙面になっていた。
毎日新聞の報道はその後も続き、漁業法を巡る話でも原さんの名前が出てきた。
また、この記事を国民民主党の森ゆうこ参議院議員をはじめとする野党議員が取り上げ、毎日新聞はその動きを更に報じていった。
新聞が火をつけ、野党議員がそこに薪をくべていき、原さんは国家戦略特区関連で甘い汁を吸った人物だという印象が広まっていった。
これを事実無根だ、として原さんは毎日新聞や森議員らを名誉棄損で訴えたのである。
今回判決が確定したのは毎日新聞を相手取った訴訟についてだ。
原さんは著書『国家の怠慢』(高橋洋一・嘉悦大学教授との共著)の中で、この裁判について怒りを交えて次のように語っている(発言は2020年時点のもの)
 ***
まず、この件で本当に驚いたのは、新聞って全く根も葉もない記事を書くことがあるんだなということですね。
新聞報道に間違いのあることはこれまでも知っていました。
しかし、そうはいっても、大々的にスキャンダルを報じる記事を見たらこれまでは、全てが真実かはともかく、少なくとも何らかの不正があったんだろうと思っていました。
ところが、この記事に関して、私には何1つ不正がないわけです。
それにもかかわらず、私が不正な金を貰ったとしか読めない事実無根の記事が出ました。
■5日続けて1面で大々的に攻撃
裏の目的はよくわからないわけですが、規制改革を止めたい人たちが、何らかの形でリークをして、それに乗っかって毎日新聞さんがちゃんとした取材をせずに記事を書いてしまったということだと思います。
そして、それにまた乗っかって、国民民主党の森ゆうこ参議院議員をはじめ何人かの野党の国会議員の人たちが攻撃をしたという構図ですね。
いま毎日新聞との裁判をやっていて、近いうちに1審の判決が出ると思いますが、既にその過程で、色々なことが明らかになってきました。
まず前提として、最初の毎日新聞の記事では2つのことが書いてあった。
1つ目は、私が特区提案者から金を貰ったということ。
明らかにそう見えるような記事だったわけです。
もう1つは私が会食接待を受けた、フグをご馳走になったと書いてあった。
そして、特区の委員という立場を利用して、金を貰い、会食接待を受けているのは問題だ、という記事だったわけです。
そんな事実が全くないので、記事が出たその日のうちに、私は反論文を公開しましたが、毎日新聞はその後も続報を出し続けたんですね。
5日続けて1面、その後も1カ月続いたわけです。
それで仕方ないので、こちらも毎日反論文を公開し続け、それでも止まらないので提訴しました。
■裁判では「そんなこと書いていない」と態度を一変
裁判になったら向こうが主張してきたのは、記事には私(原)がお金を貰ったとは書いていないというのです。
確かに記事の文面をよく見ると、私ではなく別の会社が貰ったと書いてある所もあるんだけれども、まあ1面のチャート図には私の顔写真が大きく出て、見出しには
「指導料200万円」
と書いてある。
しかも、記事の最後には、
「原氏が公務員なら収賄罪に問われる可能性がある」
という大学教授のコメントまで載せてある。
どう考えたって私が金を貰ったとしか見えません。
ところが、毎日新聞は記事の最重要部分について、裁判では
「そんなことは書いてません」
と否定しているわけです。
酷いことに、裁判ではそんな話になっているのに、国会ではその後も、この記事に基づく指摘がなされました。
森ゆうこ議員は2019年10月の参議院予算委員会で、私が収賄罪相当のことをした、つまり金を貰ったと発言した。
これはNHK中継の入っている質疑でしたから、全国にあまねく虚偽をばら撒いてくれたわけです。
ところが、毎日新聞は、これを否定しようともしない。
本来なら
「森議員の国会質問は大間違い」
「記事にそんなことは書いてません」
と1面トップで報道すべきでしたが、それもしない。
無責任極まりないと思いましたね。
■「思い込んでしまった」毎日記者のレベル
もう1つの会食接待についても、そんな事実は全くない。
記事では福岡で会食接待を受けたことになっているのですが、この日は私は確かに福岡にいました。
しかし、15時まで会議があって、16時過ぎには空港に行って飛行機に乗っているので、およそ会食は無理なんです。
記事が出る前に取材があって、記者さんにそう伝えているのですが、なぜか会食接待を受けたとの記事になった。
これはその後、日本語の読み間違いと思い込みに基づくことが分かってきた。
私と一緒に出張していた藤原豊さんという内閣府の人がいて、その人も一緒に会食接待を受けたかのような記事になっているのですが、その藤原さんと記者さんとの取材時のやり取りで、記者さんは藤原さんが店に行ったことを認めたと思い込んでしまったんです。
これは、回答文書を単に読み間違えているだけなのですが、それで記事にしてしまったらしきことも大体分かってきた。
だから、最低限の日本語能力のある人を取材に出してよ、という話だったと思っています。
 ***
記事掲載から最高裁で決着が着くまで4年半。
これ自体はさほど大きなニュースとして報じられない。
原氏は今回の判決確定を受けて、改めて次のように語る。
「判決を受け、まず毎日新聞には徹底した検証を求めたいと思います」
「毎日新聞にはこれまでも繰り返し検証を求めてきましたが、『訴訟係争中』を理由に応じてもらえていませんでした」
「不当な報道を繰り返さないため、開かれた場での検証と結果公表が不可欠のはずです」
「判決確定を伝える記事でも、毎日新聞は意味不明の自己弁護を続けており、到底反省しているとは思えない」
「その問題点については今後も徹底的に追及していきます」
デイリー新潮編集部

原英史氏、毎日新聞に勝訴「名誉毀損による不法行為」認める
https://www.nishino-law.com/publics/index/116/detail=1/b_id=193/r_id=10371
令和4年7月4日、政府の規制改革推進会議の国家戦略特区ワーキンググループ(WG)で座長代理だった原英史氏が、毎日新聞の記事で名誉を傷付けられたとして毎日新聞社を相手取り、1100万円の賠償を求めた控訴審の判決が東京高等裁判所でありました。
1審の東京地方等裁判所判決では、毎日新聞の目的が
「専ら公益を図ることにあったものと認められ、名誉毀損による不法行為は成立しない」
として原氏の主張を退けましたが、東京高等裁判所は、高裁の相澤哲裁判長は原氏の主張を一部認め、毎日新聞に対し、損害賠償として220万円の支払いを命じる逆転判決を下しました。
毎日新聞は、令和元年6月11日付の朝刊1面トップで
「特区提案者から指導料」
とのメインの見出し、
「WG委員支援会社 200万円、会食も」
とのサブの見出しを付けた記事を掲載しました。
毎日新聞は、福岡市の美容系学校法人が、日本の美容師資格を持ちながら国内で就労できない外国人を特区内で働けるようにする規制改革を希望し、原氏と協力関係にあるコンサルタント会社に対し、コンサル料として200万円の支払いをしたかのように取れる報道をすると共に、会食費を同法人が全額負担したと報じました。
原氏はこれに対し、
「会社やその顧客から、1円も貰ったことがない」
などと全面否定し、令和元年6月に提訴しました。
令和3年9月の東京地方等裁判所の1審判決では、毎日新聞が勝訴し、原氏が控訴していました。
原氏は、福岡市の美容系学校法人が、原氏との会食費用を負担したと書いた点については、
「控訴人が実際に当該招待に応じ、学校法人側でその費用を負担したかどうかは不明であると言わざるを得ない」
と指摘した上、毎日新聞記者の取材に対して原氏が食事をする時には基本的に折半していると答えていたことなどから
「会食の費用を学校法人において負担したとの事実が真実であると信ずるについて相当の理由があったとは言えない」
と述べ、名誉毀損の成立を認めました。
毎日新聞の原氏に対する報道を巡っては、記事をソースに原氏を批判する国会議員による名誉毀損問題に発展しました。
原氏はブログを書いた立憲民主党の篠原孝衆院議員を訴え、東京地裁は令和3年3月に篠原氏の名誉毀損を認めて篠原代議士に165万円の支払いを命じる判決を下し、令和4年1月には控訴審でも原氏が勝訴し、確定しています。
また同じく毎日新聞の記事を元に、国会質問やネットで原氏を批判した同党の森ゆうこ参院議員に対しても原氏は提訴し、東京地方裁判所が、令和4年1月、森氏に対し34万円の支払いを命じました。
森議員は控訴中です。
原氏は
「このような事実無根の誹謗中傷記事が許されてはならないと考えていました」
「訴訟過程では、あまりに杜撰な取材ぶりも明らかになりました」
「今後同様のことが繰り返されないため、今回の判決の意義は大きいと思います」
「毎日新聞社には、判決を真摯に受け止め、一連の記事掲載に係るプロセスを第三者も交えて検証し、検証結果と再発防止策を明らかにしてほしいと思います」
と述べています。

「不当な報道の検証不可欠」名誉毀損確定の毎日記事で原英史氏 議員の免責特権見直しも
2024/1/12 12:19
https://www.sankei.com/article/20240112-US4FRMD2ZNB3NLJMGUM2CNAICM/
政府の国家戦略特区を巡る毎日新聞の記事で名誉を傷付けられたとして、特区ワーキンググループの座長代理だった原英史氏が毎日新聞社に損害賠償を求めた訴訟で、名誉毀損の成立を一部認めた判決が2024年1月10日に最高裁で確定した。
原氏は自身のフェイスブック(FB)で
「不当な報道を繰り返さないため、開かれた場での検証と結果公表が不可欠のはずだ」
と指摘した。
毎日新聞は令和元年6月11日朝刊で、特区提案を検討していた福岡市の学校法人側と原氏が度々面会し、会食費を
「法人が負担した」
などと報じていた。
記事は野党も国会審議で取り上げ、当時、国民民主党の参院議員だった森裕子氏は元年10月15日の参院予算委員会で
「(原氏が)国家公務員だったら、斡旋利得、収賄で刑罰を受ける」
などと発言。
しかし、国会議員の国会での討論は免責特権が認められるため、原氏は森氏の発言を訴訟の対象から外さざるを得なかった。
原氏はFBで
「国会内でなされた誹謗中傷は免責特権で守られ、訴訟すらできなかった」
「『政治改革』が争点になっている中、課題の1つとして国会改革もぜひ議論してほしい」
と免責特権の乱用防止を訴えた。
毎日新聞は判決確定を受け、2024年1月12日朝刊で
「一部の取材が十分ではなく、記事も正確ではなかったとの判決の趣旨を真摯に受け止め、今後の取材活動に生かしていきます」
と掲載すると共に、インターネット上での関連記事の公開を停止した。

毎日新聞の逆転敗訴確定 原英史氏めぐる特区関連記事で名誉毀損
2024/1/11 15:55
https://www.sankei.com/article/20240111-YAJZFJJCENLMPILV3AXTF3DYJ4/
政府の国家戦略特区を巡る毎日新聞の記事で名誉を傷付けられたとして、特区ワーキンググループの原英史前座長代理が毎日新聞社に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は双方の上告を受理しない決定をした。
2024年1月10日付。
請求を棄却した1審判決を変更し、名誉毀損の成立を一部認めて同社の逆転敗訴とした2審判決が確定した。
2審東京高裁判決によると、毎日新聞は令和元年6月11日朝刊で、特区提案を検討していた福岡市の学校法人側と原氏が度々面会し、会食費を
「法人が負担した」
などと報じた。
1審東京地裁判決は、記事には真実性があり名誉毀損は成立しないと判断。
一方、2審判決は記事が問題視した会食について
「学校法人側が費用を負担したかどうかを裏付け取材したと認めるに足る証拠はない」
などとして真実性を否定し、名誉毀損に当たると判断して毎日新聞社に220万円の支払いを命じた。

毎日新聞の敗訴確定 特区巡る記事、名誉毀損認める―最高裁
2024年01月11日15時00分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024011100723&g=soc
政府の国家戦略特区ワーキンググループ座長代理だった原英史氏が、毎日新聞の記事で名誉を傷つけられたとして、毎日新聞社に損害賠償を求めた訴訟について、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は2024年1月10日付で、双方の上告を退ける決定をした。
名誉毀損を一部認め、同社に220万円の支払いを命じた東京高裁判決が確定した。
■毎日新聞社説は「不見識」 共産幹部、松竹氏除名巡り
同社は2019年6月11日付朝刊で、原氏が特区提案を検討していた学校法人の副理事長らと会食し、費用は法人側の負担だったなどとする記事を掲載した。
1審東京地裁は、会食について
「真実と信じる相当の理由がある」
として請求を棄却した。
これに対し2審東京高裁は、
「裏付け取材をした証拠はなく、真実と信じる相当の理由はない」
として1審を変更し、同社の逆転敗訴とした。
毎日新聞社の話 記事の一部について取材が正確ではなかったとの東京高裁判決を真摯に受け止め、今後の取材活動に生かしていく。

戦略特区めぐる記事は「名誉毀損」 毎日新聞の敗訴確定 最高裁
2024年1月11日 14時53分
https://www.asahi.com/articles/ASS1C4T1SS1CUTIL015.html
政府の国家戦略特区ワーキンググループの座長代理だった原英史氏が、毎日新聞の記事で名誉を傷付けられたとして1100万円の賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第三小法廷(林道晴裁判長)は、双方の上告を退けた。
2024年1月10日付の決定。
記事の一部は名誉毀損と認め、毎日新聞に220万円の支払いを命じた2審・東京高裁判決が確定した。
毎日新聞は2019年6月、原氏と協力関係にある企業が、特区の提案を検討していた学校法人から約200万円のコンサルタント料を受け取っていたと朝刊1面で報道。
原氏と法人の副理事長が会食し、費用を法人が負担したとも報じた。
1審・東京地裁は原氏の請求を棄却したが、2審は、会食の費用負担については真実と認められず、取材が不十分だったなどとして賠償を命じた。
一方、コンサル料については、原氏が受け取ったと示す記事ではなく、原氏への名誉毀損にはならないと判断した。
双方が上告したが、第3小法廷は今回の決定で、いずれも上告ができる理由にあたる判例違反などがないとだけ判断した。
毎日新聞は
「記事の一部について正確ではなかったとの高裁判決の趣旨を真摯に受け止める」
とコメントした。

特区報道訴訟 毎日新聞社の敗訴確定 最高裁が双方の上告退ける
2024/1/11 20:06(最終更新 1/11 20:06)
https://mainichi.jp/articles/20240111/org/00m/040/023000c
毎日新聞の記事で名誉を傷つけられたとして、国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の原英史元座長代理が毎日新聞社に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は2024年1月10日付の決定で、毎日新聞社側と原氏側双方の上告を退けた。
名誉毀損の成立を認め、毎日新聞社に220万円の支払いを命じた2審・東京高裁判決(2022年7月)が確定した。
裁判官5人全員一致の判断。
■取材と報道の経緯
毎日新聞は2019年6月11日朝刊で、原氏と協力関係にあるコンサルタント会社が2015年、特区提案を検討していた福岡市の学校法人から約200万円のコンサルタント料を受け取り、2014年と2015年に原氏が2回、学校法人幹部と福岡市で懇談や会食をした、と報じました。
これに対し、原氏側は訴訟で
「記事は、原氏が個人として200万円を受け取り、会食の費用も学校側が負担したとの事実を示しており、社会的評価を低下させた」
と主張しました。
訴訟の争点は主に2点でした。
@会食(懇談)の費用を学校法人側が負担したか
A原氏が個人として200万円を受け取ったという事実を示しているか
です。
学校法人側と原氏の会食(懇談)について、記者は取材した学校法人幹部から
「お誘いした」
「福岡に人を呼ぶには食い物が1番」
との回答を得た上、2014年については法人側が負担したということを確認しました。
また、2015年については、2019年5月の原氏への取材で学校法人側の費用負担を明確に否定しなかったと判断し、最終的に会食(懇談)の費用は学校法人側が負担したと報道しました。
この際、2014年については原氏が飲食をしたか不明だったため
「懇談」
と表記し、飲食を伴った2015年は
「会食」
と表記しました。
1審の東京地裁判決は、2014年を法人負担とし、2015年の法人負担にも真実だと信じる相当の理由があると認定しました。
しかし、2審の東京高裁判決は、2014年の懇談を記事にする際、懇談場所について
「総菜を盛った大皿が並ぶカウンター席で」
と表現したことで、飲食を伴ったものと読めてしまう他、2015年の会食費用について
「学校法人が負担したかどうかについて幹部の供述は必ずしも明確ではなく、記者が明確にするような確認をした事実も認められない」
として、名誉毀損が成立するとしました。
一方、原氏が個人として200万円を受け取ったという事実を報道が示しているかどうかについては、1、2審とも
「コンサル会社が受け取ったとの事実を示していることは明らかで、原氏が受領したとの事実が示されているものとは認められない」
として退け、毎日新聞社の主張を認めました。
国家戦略特区を巡る今回の報道は、警察や検察などいわゆる当局の発表によらない毎日新聞の独自の取材による調査報道でした。
判決では、WG委員の協力会社が特区の提案者からコンサルタント料を得ていたという報道が事実だと認められました。
一方で、会食費用の学校法人負担について、より慎重に学校法人幹部に確認すべきでした。
懇談場所の描写も誤解を招くものでした。
一部の取材が十分ではなく、記事も正確ではなかったとの判決の趣旨を真摯に受け止め、今後の取材活動に生かしていきます。
   ◇
東京高裁判決の確定を受け、関連記事の公開を停止しました。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/504.html#c18

[政治・選挙・NHK261] 安倍総理の性癖:竹中平蔵の変態バーの常連、お相手は生きた人間でなく「お人形」w スーパーチクリ虫
21. 秘密のアッコちゃん[177] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月03日 21:51:50 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[290]
<■249行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
新型コロナ【武漢研究所起源】【人工合成】ついに動かぬ証拠!
4年に渡る論争に決着ーもう”陰謀論”とは言わせない
WiLL2024年4月号 筑波大学システム情報系准教授 掛谷英紀
■殺人の告白メモ
新型コロナウイルスが武漢研究所起源の可能性が高いことは、科学的根拠を基に『WiLL』で筆者は繰り返し紹介してきた。
ただ、これまで紹介した証拠は決定的と言えるレベルではなかった。
その事態を急変させる出来事が2023年12月から2024年1月にかけて起きた。
新型コロナウイルスの人工合成を裏付ける新証拠が立て続けに見つかり、これまで慎重な物言いをしてきた研究者たちの中にも、これで武漢研究所起源は確定したと言い始める人が出てきたのである。
ラトガーズ大学の分子生物学者リチャード・エブライト教授は、これまで武漢研究所起源の可能性は高いが、まだ断言できないという立場を取ってきた。
だが、今回の証拠を見て
「エコヘルス・アライアンス(武漢ウイルス研究所に米国の研究費を流していたNGO)とその仲間がこのパンデミックを起こしたことを疑う余地はゼロになった」
とX(旧ツイッター)にポストした。
彼は新型コロナの起源を追う国際的研究者集団
「パリグループ」(筆者はその唯一の日本人メンバーである)
の中心人物の1人である。
メッセンジャーRNAワクチンへのDNA混入(残留)問題で日本でも注目された分子生物学者のフィリップ・バックホルツ教授(サウスカロライナ大学)と分子遺伝学者のケビン・マッカーナンも、それぞれ
「事件は解決した」
「これは動かぬ証拠であるだけでなく、殺人の告白メモである」
とXにポストした(尚、DNA混入問題については、筆者は彼らと見解を異にしている)。
更に、2021年に分子生物学者のアリーナ・チャンと新型コロナの起源に関する共著書『Viral』を書いたサイエンス・ライターのマット・リドレーも
「ゲームオーバーだ」
とXにポストしている。
これだけ多くの人の見解を動かした決定的証拠とは何か。
実はこれを説明するには専門的な知識が必要である。
本稿ではそれを一般の人にも分かるように、できるだけ易しく解説したい。
■流出した実験計画
新型コロナウイルス武漢研究所起源説を示唆する状況証拠として挙げられたものは多くあるが、そのうち主要と思われるものは次の4つである。
@スパイク蛋白が最初からヒトのACE2受容体に最も結合しやすい(感染しやすい)ようになっていた。
A他のSARS系ウイルスには全くない、細胞内に侵入しやすくする配列(フーリン切断部位)がスパイク蛋白に挿入されている。
B8万以上のサンプルを調査しても中間宿主(ヒトに感染させた動物)が見つかっていない(SARSやMERSでは数カ月のうちに見つかっている)。
C制限酵素切断部位というウイルス人工合成に必要な部位が、合成に都合のいい箇所に配置されている。
この4つはそれぞれ独立な事象なので、それぞれが偶然100分の1の確率で起きるとしても、それらが同時に起きる確率は1億分の1になる。
そのため、確率的に考えると今回の新証拠が出る前から、新型コロナウイルスは武漢研究所起源であることがほぼ確実であった。
にもかかわらず、私を含む多くの研究者が断定を避けてきたのは、科学者特有の慎重さゆえである。
これらの証拠のうち、最初の3つは2020年の段階で既に注目されていた。
それでも、2020年時点で武漢研究所起源説を公に論じる科学者の数は非常に限られていた。
実際、日本では筆者のみであった。
それが大きく転換したのが2021年9月である。
エコヘルス・アライアンスとノースカロライナ大学、中国の武漢ウイルス研究所を含む研究グループがDARPA(米国防高等研究計画局)に提出していた研究予算申請書(DEFUSEプロジェクト)が流出したのである。
この申請書の研究計画に、フーリン切断部位を人工的に挿入する実験計画が書かれていた。
これが明るみになったことで、欧米の生命科学者の多くが武漢研究所起源説に傾いた。
これに対して天然説を主張するウイルス学者たちは、DEFUSEの実験はノースカロライナ大学で行われる予定だったのだから武漢ウイルス研究所とは関係ない、フーリン切断部位の入れ方は色々あり、新型コロナウイルスのようにスパイク蛋白のS1部位とS2部位の間に入れるとはDEFUSEには書かれていないと反論し、武漢ウイルス研究所起源説を必死に退けようとした。
■人工合成に好条件
それから約1年後の2022年10月になって、新たに提示されたのがCの証拠である。
日本語に訳すと
『エンドヌクレアーゼの指紋はSARS-CoV-2の人工合成を示唆する』
という題目のプレプリント(査読前論文)が公開されたのである。
エンドヌクレアーゼとはDNAを切断する酵素、SARS-CoV-2は新型コロナウイルスの正式名称である。
この論文の著者はドイツ人免疫学者のバレンティン・ブルッテル(パリグループのメンバー)、米国の数理生物学者アレックス・ウォッシュバーン、米国の脳神経学者のアントニウス・ヴァンドンゲン(デューク大学准教授)である。
この論文の主なアイデアはウォッシュバーンによるところが大きいと思われる。
ウォッシュバーンはプリンストン大学で博士号を取った若手研究者で、自らベンチャー企業を立ち上げている。
彼は生物学の世界には珍しく、数理的能力が非常に高い人物である。
実際、その能力を生かし、投資のアドバイスなども行っている。
反感を買うかもしれないが、事実として述べておくと、生物学者には数学が苦手な人が多い。
生物学者は大まかに2種類に分けられる。
元々生物が好きで生物学者になった人と、科学者になりたいと思ったが数学が苦手なので、数学が不要な生物化学の道を選んだ人である。
であるから、生物学者には数理的思考能力に欠ける人が多い。
その中で、ウォッシュバーンのような研究者は希少価値が高い。
ウォッシュバーンらは新型コロナウイルスの制限酵素切断部位配置に注目した。
制限酵素は、DNAの特定の配列を認識して、その部分あるいはそれに続く部分を特異的に切断する機能を持つ。
彼らは武漢ウイルス研究所などが使っている制限酵素によって切断される部位が、等間隔に近い形で並んでいることに気付いた。
新型コロナウイルスのRNAは約3万塩基からなり、RNAウイルスの中では非常に長い。
そのため、いくつかの部品に分けて、それを繋ぎ合わせて作ることがある。
その際、それぞれの部品が長過ぎないことが望ましい。
新型コロナウイルスの制限酵素切断部位の配置は、その人工合成に好都合な条件を満たしていたのである。
ウォッシュバーンらは、新型コロナウイルスは
「BsaI」

「BsmBI」
という2種類の酵素を使って、6つのピースを繋ぎ合わせて作られているとの仮説を論文で披露した。
これに対して、科学誌『ネイチャ・メディスン』に掲載された新型コロナ天然起源論文の筆頭著者であるクリスチャン・アンダーセンは
「幼稚園レベルの分子生物学だ」
と揶揄した。
■「実験は武漢で行われる」
前置きが長くなったが、新証拠の中身について説明しよう。
この証拠は
「U.S.Right to kown(USRTK)」
という米国の団体が米政府研究機関の米国地質調査所に情報公開請求をかけて入手した書類である。
USRTKはこれまで多くの情報公開請求をしてきたことで知られる。
しかしながら、多くの政府組織は公開に応じてもその多くを黒塗りにするなど、極めて非協力的な態度を示してきた。
そこでUSRTKが注目したのが地質調査所だった。
この組織は、先述したDEFUSEプロジェクトの研究費申請の共同研究者として名を連ねていた。
この組織ならば情報機関や保険行政機関と違い、情報を隠す動機がないと目を付けたのである。
結果として、その目論見は当たった。
地質調査所はDEFUSEプロジェクトに関する詳細な資料の公開に応じたのである。
公開された資料の中には、マイクロソフト・ワードの校閲機能を使った研究費申請書の編集履歴が残されており、そこに重要な情報が多数含まれていた。
前述の通り、武漢研究所起源を否定するウイルス学者たちは、実験はノースカロライナ大学で実施する予定だったので、武漢研究所は関係ないと主張してきた。
ところが、研究計画書の当該箇所には、エコヘルス・アライアンスのピーター・ダシャックがワードのコメント機能を使い、こう記していた。
「DARPAが心配しないように、全ての仕事はラルフ(ノースカロライナ大学教授)によって行われることにしておいて、予算を獲得したらどこでどの仕事をするか割り振ろう」
「実際には多くの分析は【武漢】で行われることになると私は思っている」
それに対して、ラルフ・バリック教授は書いている。
「米国では、ヒトの細胞に結合して増える組み換えSARSウイルスの研究はBSL2(安全性の低い研究施設)ではなくBSL3(安全性の高い研究施設)の実験室で行われる」
「【武漢】ではBSL2で行われるだろう」
「米国の研究者はそれを知ったら驚くぞ」
彼らは元々、SARSウイルスの危険な組み換え実験を、安全性の低い中国の研究施設で実施する意図があったのである。
フーリン切断部位の挿入箇所についても、新型コロナウイルスと同じスパイク蛋白のS1とS2の間に入れる計画が明記されていた。
更に決定的だったのは、ウォッシュバーンらが論文で予想した通り、全長のウイルスの塩基配列を合成するのに、6つのピースを制限酵素で繋ぎ合わせるという計画が明記されていたことである。
加えて、使われる制限酵素として、ウォッシュバーンが予想したものの発注履歴が含まれていた。
これを見た分子遺伝学者ブライス・ニクルズ教授(ラトガーズ大学)は
「これがSARS-CoV-2の設計図であることは疑う余地がない」
とXにポストしている。
■もはや陰謀論ではない
この文書をUSRTKが2023年12月に入手してから、2024年1月18日にその詳細な分析結果が公表されるまでの間に、米国内では1つの大きな動きがあった。
米国で新型コロナ対策を指揮してきたアンソニー・ファウチ(米国立アレルギー・感染症研究所前所長)が2日間の米下院特別小委員会(非公開)で証言し、新型コロナ武漢研究所起源説は陰謀論ではないこと、6フィート(約1.8メートル)のソーシャル・ディスタンスによる感染予防に科学的根拠はないことを認めたのである。
その直後、前米国立衛生研究所(NIH)所長のフランシス・コリンズも同委員会でファウチの証言を追認したことが明らかになった。
その一方で、ウイルス学者たちは頑なに新型コロナ武漢研究所起源を否定し続けている。
2024年1月3日には、78人のウイルス学者たちが連名で武漢研究所起源を否定し、危険なウイルスを人工合成する研究に対する規制強化に反対する声明を学術誌上で発表した。
彼らがそこまで危険な研究を続けたいのは、多額の研究費を貰い続けるためである。
こうした危険な研究に多額の予算が付くのは、生物兵器に転用できるからである。
それを禁止されてしまうことは、彼らにとって死活問題である。
多額の研究予算を貰うという政治目的のため、新型コロナウイルスが人工合成されたという説は、それがたとえ事実であっても彼らは否定しなければならない。
今の学者の目的は真理の探究ではない。
カネである。
自分の都合のために偽の
「事実」
を作り出す彼らの行動様式は、左翼活動家のそれと全く同じである。
ファウチとコリンズが共に根拠がないと認めたソーシャル・ディスタンスが長期間に渡って有効と喧伝されたのも、実はカネと関係がある。
新型コロナウイルスの感染経路は接触感染と飛沫感染であると政府機関や医療関係者は公式に述べてきた。
であるから消毒やソーシャル・ディスタンス、マスク着用やアクリル板設置などの対策が推奨されてきた。
ところが、実際には空気感染(エアロゾル感染)が主な感染経路だったのである。
このことは、筆者が参加した2023年の日本ウイルス学会学術集会のシンポジウム
「エアロゾルのダイナミズムと空気感染」
で、多くの学者が様々な観点から検証していた。
このシンポジウムを主催したのは仙台医療センターの西村秀一医師で、早期からこの問題に取り組み、一般向けの著書も執筆している。
■カネしか頭にないのか
私はウイルス感染については全くの素人なので、このシンポジウムに参加するまでこの問題をよく知らなかったのであるが、専門家の間ではダイヤモンドプリンセス号の感染の様子から、空気感染が主な感染経路であることは分かっていたそうである。
にもかかわらず、なぜ空気感染が長期間に渡って否定されてきたのか。
その理由を示す証拠が医学と公衆衛生に関する学術情報誌『モダンメディア』(栄研化学)の2022年1月号に含まれている。
その号には、松本哲哉教授(国際医療福祉大学)と惣那賢志教授(大阪大学)を含む5名の教授の座談会(2021年11月26日収録)が掲載されている。
そこで松本教授が注目すべき発言を行っている。
「飛沫感染と空気感染の部分ですが、惣那先生にも協力してもらって、今回、日本環境感染学会の対応ガイドを改訂しました」
「そこで、議論した結果、コロナは空気感染の対象にはしないと判断しました」
「即ち入院患者を全て空気感染扱いとして、陰圧個室に入れる必要はないことを示さないと医療機関側が混乱するので、空気感染の対象から外しました」
つまり、空気感染がないことにされたのには何の科学的根拠もなく、単に医療機関の都合でそうされたのである。
その政治的都合に合わせるため、我々はマスク着用や手洗い消毒、アクリル板設置といった非科学的な感染対策をやらされ続けたのである。
実際、多くの病院で院内感染は起きているが、科学的な対策をしなかったのだから当然である。
なぜ空気感染を否定したかと言うと、陰圧室を作るお金を渋ったからである。
医療機関はワクチン接種や病床確保による補助金で莫大な利益を上げていたのに、陰圧室を作る投資はしなかった。
自分の手元により多くのカネを残すことしか彼らの頭の中にはなかったとしか考えられない。
尚、陰圧室を設置しなくても、防御力の高いN95マスクの着用や感染経路となる空気の通り道で紫外線照射によりウイルスを死滅させるなど、空気感染を防止する工夫の余地は色々あったそうである。
これらはウイルス学会のシンポジウムに参加して筆者も学んだことである。
尚、2023年のウイルス学会学術集会は仙台で開催された。
Xで13万7000人のフォロワーを有し、新型コロナ関係の情報を積極的に発信して大きな影響力を行使した福家良太医師は仙台の病院で働いている。
筆者はせっかく地元で行われる学会なのでと参加を呼び掛けたが、残念ながら彼はそれに応じなかった。
そして、彼は今もマスク着用がコロナ感染予防に効果があるかのような発信を続けている。
福家良太医師は新型コロナ起源問題でも早期から人工説を陰謀論と決め付け、その後、武漢研究所起源を示す証拠が多数出てきても何の訂正もしていない。
積極的に情報発信するなら、その前に勉強すべきである。
でなければ、医師の肩書を使って間違った情報を一般の人々に信じさせる結果になる。
■腐り切った学者・医者
新型コロナ騒動の4年間で明らかになったのは、カネのことばかり考えて人命を救うことなど一切考えない医師が非常に多いという事実である。
それで思いだされたのが、筆者が高校生・大学生の頃のことである。
筆者は生徒の約3分の1が医学部志望という進学校に通っていたが、ほとんどの生徒の志望動機はお金が儲かるから、安定しているから、親に言われたから(親が医者だから)といったものだった。
人の命を救いたいといった志を持っている人はほとんどいなかった。
それが理由で医学部だけには行きたくないという思いを強くした。
そのことは長い間忘れていたが、今回のコロナ騒動の医師たちの振る舞いを見て、当時の記憶がしばしば蘇った。
ただし、最近は新型コロナ対策が間違っていたのではないかと声を上げる医師たちも増えてきた。
さすがにワクチンの副反応被害の実態が顕在化するにつれ、良心的な医師たちは黙っていられなくなったのであろう。
ただ、そういう医師たちはあくまでも少数派である。
医学の世界には、金儲けではなく、人の命を救いたい人が集まるようにしなくてはいけない。
そこで私が提案したいのが、国公立大学医学部卒業生に対して、卒業後一定期間、予備自衛官(医官)として奉職することを義務化することである。
いざという時に自らが危険に晒されても人命を救いたいと思う人こそ医師に相応しい。
実際、軍出身の医師には志が高い人が多い。
米国で早くから新型コロナウイルスは武漢研究所起源の可能性が高いと声を上げた米国疾病予防センター(CDC)元長官のロバート・レッドフィールドは元軍医である。
危険なウイルスを人工的に作る機能獲得研究に反対の声を上げる日本で希少な存在の1人は四ノ宮成祥防衛医科大学校長である。
尚、筆者自身も予備自衛官を10年務めている。
新型コロナ流行下では、コロナに感染した妊婦は有無を言わさず帝王切開にする、発熱のある患者は大火傷で命の危険があっても入院させないといった医師が出現したが、患者の命よりも自分の安全を優先するような人間に医療を任せてはいけない。
予備自衛官としての奉職を義務化すれば、そういう人間は排除することができるだろう。
新型コロナのパンデミックは、学術界・医療業界の腐った実態を露わにした。
人命を救う仕事をするはずの人たちが、何よりもカネを優先して、人命を危険に晒している。
新型コロナ武漢研究所起源は、生命科学研究が世界で700万人以上を殺したことを意味する。
更に、間違った感染対策はその被害を拡大させた。
それを2度と繰り返さないための抜本的改革が急務である。
http://www.asyura2.com/19/senkyo261/msg/692.html#c21
[政治・選挙・NHK293] 大阪・関西万博、破滅に向けてのカウントダウン 果てしなく続く維新不祥事の回廊 適菜収 だから何度も言ったのに(BEST TiM… 赤かぶ
37. 秘密のアッコちゃん[178] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月04日 18:56:59 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[291]
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核の傍観者になるな 戦争を仕掛けさせない国防努力と米による抑止力
美しき勁き国へ 櫻井よしこ
2024/3/4 8:00
https://www.sankei.com/article/20240304-UHM6ZTJCVZML3HHOKNIBOGR5K4/
ロシアのプーチン大統領が2024年2月29日、上下両院議員を前に年次教書演説を行い、
「ロシアの戦略核戦力は臨戦態勢にある」
「それらを使用する能力は保証されている」
と語った。
ロシア領土を攻撃する国には幾層倍の報復をする、ロシアには十分な攻撃武器があるとも述べた。
核の恫喝を繰り返すプーチン氏の本音は2024年2月28日、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた
「流出したロシア軍事資料が示す核攻撃の基準」
にも明らかだ。
FTによれば、同資料は2008年から2014年の間に作成された29の秘密資料からなり、中国の侵攻に備えた訓練の詳細も含まれている。
注目されたのは、ロシア軍が大国との紛争の初期段階で戦術核兵器の使用に踏み切る訓練を施されていることだった。
核投入のきっかけとなる具体例も明記されている。
敵のロシア領内への進入や、ロシアの弾道ミサイル潜水艦の20%が破壊された時などだ。
FTは専門家の見方として、これらの基準はロシアが従来、公式に認めていたものよりも低いと伝えた。
核使用に関して中国とロシアは同類だ。
人民解放軍の台湾作戦を前提とした野戦教範には
「放射能汚染の環境下での作戦」
という項目があり、中国が台湾攻略で核使用を前提にしているのが見て取れる。
台湾は今、一番危険な状況に置かれているのである。
中国は長年、自分たちの核兵器は抑止目的であり、先制使用はしないとの建前を掲げてきた。
だが彼らは、高精度のミサイルに載せる小型の戦術核を急増させるなど核軍拡を加速させている。
核を実際に先制使用するケースを想定しているとしか思えない。
防衛研究所防衛政策研究室長の高橋杉雄氏は『現代戦略論』(並木書房)で台湾有事のもう1つの側面を指摘する。
台湾有事は中国共産党にとって負けられない戦争になる。
敗北は共産党の支配体制の動揺・崩壊に繋がりかねないからだ。
中国と対峙する米国にも民主主義国のリーダーとしての地位があり、負けられない戦争となる。
戦いは必然的に大規模なものになり、核の使用もあり得る。
核を含む軍事力で恫喝する中露に我が国はどう対処するか。
岸田文雄首相は2024年4月の訪米でバイデン大統領と米議会に日本周辺の状況の厳しさを踏まえた上で日米連携の新たな地平を開く覚悟を語らなければならない。
第1に核にきちんと向き合うこと、第2に世界で最も危険な地域となった東アジアで、当事者だという自覚を伝えることだ。
日本の安全は日米同盟に大きく依拠している。
私たちが目にしているのは米国がロシアの核の恫喝に屈し続けている姿だ。
その結果、窮地に立っているウクライナを、他人事として傍観することは日本には許されない。
岸田文雄首相には、ウクライナへの武器装備の支援に踏み込むべく、反対する公明党の山口那津男代表を説得する政治決断が欠かせない。
他方、核兵器の使用まで視野に入れた安全保障を考えなければならない今、日本は米中2大国のせめぎ合いの中で、当事者としての責任を引き受け、具体的に行動するのが国益だ。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の海域には中国の公船はほぼ毎日侵入する。
尖閣を巡るせめぎ合いは勝つか負けるかのゼロサムゲームで、奪われれば我が国はほぼ永久に島を失う。
尖閣の先にある台湾を中国に占拠される場合もその傷は永久に日本を苦しめるだろう。
原油やLNG(液化天然ガス)を我が国に運ぶタンカーは台湾海峡もバシー海峡も通れなくなり、大回りして遥か南のロンボク、オンバイ、ウェタルといった海峡を使わざるを得ない。
航程は最大で25%ほども長くなり、その分、エネルギー価格は高騰し、経済に大きな負荷がかかる。
日本の力は減殺されていくだろう。
このような事態を招来してはならない。
中国共産党が台湾を諦めないのであれば、私たちも、台湾を守り通し日本を守り通す方策を考えるのが正解だ。
防衛研究所防衛政策研究室長の高橋杉雄氏は先述の書で台湾を巡る攻防で、日米の戦略目標は現状維持でよいのに対して、中国は現状変更しなければならず、この2つの戦略の違いに注目せよと説く。
一般論として
「攻者3倍の法則」
があるという。
現状打破の攻勢作戦には、攻める側は守る側よりも3倍多い兵力が必要だ。
となれば、台湾の現状維持を目指す日米の喫緊の課題は攻めてくる中国の少なくとも3分の1の軍事力を確保することだ。
これはまず日本自身が目指すべき水準であろう。
戦闘機、主要戦闘水上艦、潜水艦などで我が国は台湾有事を真に我が事として捉え、必死の努力を重ねるのが真っ当な道で、増額する防衛費が役に立つはずだ。
日本が具体的に軍事力構築の事例を示し、実績を上げることを明確にした後で、私たちは改めて米国に拡大抑止の担保を求めることができるだろう。
ロシアのもならず、中国および北朝鮮の核の脅威に晒されている我が国の現状はこれ以上ない程に厳しいのであるから、米国に拡大抑止について明確な誓約を示してもらう、あるいは日本としての核共有の話し合いに応じてもらう、更にはその先の可能性についても意思の疎通を図るよう要望することだ。
専制主義の隣接諸国の核の危険性に直面している我が国の厳しい安全保障環境はいくら強調しても、し足りない。
そうした専制主義の国々に、決して、戦争を仕掛けさせない、核を使わなせないために、我が国の国防努力に加えて、米国による強い核の抑止力が欠かせない。
岸田首相の訪米における最重要の使命はこうした事情を踏まえて、日米間での現実に即した深い議論を、日本側から提唱することだと思う。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/528.html#c37
[政治・選挙・NHK293] 泉房穂氏が激白!「国民を救い切るには衆参計5回の選挙で勝つこと。そこまでやって日本の夜明けが来る」 注目の人 直撃インタビ… 赤かぶ
33. 秘密のアッコちゃん[179] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月05日 11:50:35 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[292]
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防衛施設周辺の風力発電設備規制へ 中国資本の参入警戒 実効性に課題も
2024/3/4 18:38
https://www.sankei.com/article/20240304-3FYMHMGWKVPCXE3DY5GK6STSXM/
政府は、自衛隊や在日米軍施設周辺で陸上風力発電の風車建設を規制する新たな法案を今国会に提出し、成立させる方針だ。
ミサイルや航空機を探知する警戒管制レーダーなどへの影響を防ぐ目的だが、風力など再生可能エネルギーを巡っては、中国など外国資本の参入が安全保障面で懸念されている。
政府は安保上重要な土地の利用を規制する法律も施行しているが、実効性の確保が課題になる。
防衛省によると、現在、自衛隊の警戒管制レーダーは全国28カ所に設置されている。
レーダーは、航空機やミサイルに対し電波を発信し、反射した電波を受信することで位置を特定する。
レーダー周辺に大型風車が建設されれば、風車の反射波が障害となり、目標の正確な探知が妨げられる恐れがある。
航空機の運航への悪影響も懸念される。
同省関係者によると、在日米軍の三沢対地射爆撃場(青森県)周辺では、風力発電に適した地理的条件から、既に50基以上の風車が建設され、安全運航の妨げになっている。
今後も300メートル近い風車建設が予定されているという。
同省は現在も防衛施設周辺で大型風車を建設する際には、事前協議を事業者に呼び掛けているが、法的根拠はない。
政府が2024年3月1日閣議決定した
「防衛・風力発電調整法案」
は、防衛相が
「電波障害防止区域」
を指定し、新たな風車建設に当たって、事業者に事前の届け出を義務付ける。
自衛隊電波の障害になると判断された場合、事業者と対策を協議するため、建設を2年間制限できる。
届け出をしなかったり、協議に応じず建設を強行したりした場合には罰金などが科される。
法案策定に当たって防衛省は当初、風力発電設備の建設を許可制にすることを目指した。
だが、再エネ導入の旗振り役である経済産業省が反対し、規制は弱まった。
背景には政府がカーボンニュートラル(温室効果ガス排出の実質ゼロ)の実現に向けて、風力発電の導入を促進していることがある。
防衛施設周辺では、中国資本などによる土地買収が問題視されてきた。
このため、政府は令和4年、自衛隊の司令部や原子力発電所など安保上重要な土地の利用を調査・規制する土地利用規制法を施行し、これまでに25都道府県の計399カ所を規制対象区域に指定した。
外資が戦略的な意図を持って防衛施設周辺の土地を取得し、大型風車を建設すれば、日本の安全保障が脅かされる懸念がある。
ただ、
「風力発電調整法案」
は施設の建設を止める強制力はなく、
「土地利用規制法」
も土地の売買規制にまでは踏み込んでいない。
防衛省幹部は
「本来なら風力発電も許可制にすべきだ」
と訴える。

外資の用地買収カムフラージュ化 平野秀樹・姫路大特任教授
2024/3/4 21:14
https://www.sankei.com/article/20240304-OJONSAFNBJJGXOMG2KNVA3GWBM/
政府が今国会で成立を目指す
「防衛・風力発電調整法案」
は、無秩序な土地売買に対する1つの規制策としては評価できる。
防衛省は現在、防衛施設周辺で大型風車を建設する際には、事前協議を事業者に呼び掛けているが、
「お願いベース」
だったものをまずは法制化したことで、次のステップへ進むための1歩となるだろう。
ただ、自衛隊の警戒管制レーダーなどに影響を及ぼす恐れのある風力発電設備の建設を防ぐためには、本来は
「許可制」
にするべきだ。
安全保障上の観点から、憲法が保障する財産権を制約することは許容されるはずだ。
風力や太陽光など再生可能エネルギー事業に関しては、中国など外国資本による用地買収が全国で面的に広がっている。
更に、外資であることを隠すためのカムフラージュが繰り返され、秘匿化も進んでいる。
例えば経済産業省が公表している大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業者のほとんどは合同会社だ。
合同会社が公表するのは設立時の出資者だけにとどまる。
秘匿性を高めて、出資を得やすくするために設けられた制度だが、これが悪用されている。
設立後の出資者は公表されないため、外資が入っているかどうか、見えにくくなっている。
こうした実質的な所有者や事業者が不明な土地、事業は多く、制度的な対策が必要だ。
政府は安保上の観点から、土地の売買や利用の規制を真剣に考えなければいけない。

経済安保の強化は農地取得でも 昨年に国籍届け出が義務化
2024/3/4 20:04
https://www.sankei.com/article/20240304-X4K5JBYBLFIHFOQSH4Q7HONRLE/
政府が自衛隊や在日米軍施設周辺で陸上風力発電の規制に乗り出している。
風力など再生可能エネルギーを巡っては、中国など外国資本の参入が安全保障面で懸念されるからだ。
同様に経済安保の強化を巡っても、様々な分野で対策が進む。
農地の取得では2023年9月、申請項目に
「国籍」
が追加された。
個人には本人の国籍や在留資格、法人には設立した国や大株主の国籍などの届け出を義務付けるように改め、外資による投資目的の農地の大量保有などが起きにくくなった。
農林水産省はそれまで農地保有者の国籍を正確に把握していなかったが、国会議員らから外国人や外資による投資目的の農地取得を不安視する声が上がっていたことに対応し、農地法施行細則を改正。
2023年7月の記者会見で当時の野村哲郎農水相は
「より的確に実態を把握できる」
と意義を強調していた。
農水省の調査によると、平成29年から令和4年までの間に、外国法人や海外在住の外国人が議決権を持つ、もしくは役員となっている法人が取得した農地は6社計67.6ヘクタールに上った。
日本全体の耕地面積約430万ヘクタール(令和5年7月時点)と比べれば微々たる面積だ。
農地の取得には実際に農業に従事していることなどが求められるため、外国人による所有のハードルは元々高かった。
ただ2023年9月には、自治体の申請があれば、農業法人以外の一般の法人でも農地を取得できるようになる改正構造改革特別区域法が施行された。
耕作放棄地の増加や農業の担い手不足への対応を目指した改正だが、一方で農地が適切に利用されなくなる懸念もある。
農水省は既存の農地についても住民基本台帳などと照らし合わせ、農地保有者の国籍調査を総合的に進める方針だ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/531.html#c33

[政治・選挙・NHK293] 経済政策失敗意味する日経平均4万円(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
37. 秘密のアッコちゃん[180] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月06日 09:47:27 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[293]
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次期戦闘機の共同開発、第三国輸出できなければ「実現が困難になる」 首相、見解示す
2024/3/5 18:39
https://www.sankei.com/article/20240305-SKYRKOUYS5J7BFFTNMLTPDQUVY/
岸田文雄首相は5日の参院予算委員会で、日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機について、日本から直接、第3国に輸出できなければ
「我が国が求める戦闘機の実現が困難となる」
との見解を示した。
第3国輸出が可能な英伊と同等の立場でなければ、搭載性能を巡る交渉で不利になるとし
「直接移転を行える仕組みを持つことが国益になる」
と訴えた。
公明党の西田実仁氏の質問に答えた。
第3国輸出に慎重な公明は、国民理解が深まっていないとして首相に国会での説明を求めていた。
首相は公明の同意を早期に取り付けたい考えだ。
首相は次期戦闘機の開発に関し
「各国が同等の貢献を行うことを前提に自国が優先する性能の搭載を主張し合う」
と説明。
日本が重視するのは、レーダーで脅威の状況を把握するセンシング技術やステルス性、敵・味方の位置情報を通信で共有して組織的に戦うネットワーク技術などだ。
英伊は、機体の生産量を増やし、調達価格を抑えるため日本にも第3国輸出を求めている。
首相は
「要求性能を実現するためには、輸出などによる価格低減努力を含めて、十分な貢献を行う必要がある」
と強調した。
3カ国が共同開発に合意した令和4年12月当時、政府は第3国輸出を想定していなかった。
首相は
「当時は技術・資金面で十分な貢献をすることによって要求を通すことが可能だと考えていた」
と釈明した。
現行の防衛装備移転3原則の運用指針は、次期戦闘機の第3国輸出を認めていない。
政府は、2024年3月以降に共同開発の役割分担に関する交渉が本格化するとして、2024年2月末までに結論を出すよう与党に求めていたが、自公両党間で合意に至らず、協議を続けている。
公明の山口那津男代表は2024年3月5日の記者会見で、首相の説明について
「丁寧に分かり易く説明しようという姿勢で答弁していた」
と評価する一方、
「国民の理解を得られるかどうかを注視していく必要がある」
と述べた。

公明・山口那津男代表、戦闘機の第三国輸出めぐる首相の答弁評価 「かなり丁寧」
2024/3/5 13:12
https://www.sankei.com/article/20240305-S5ECLQFLT5IIXA4UVDD5T4I5DY/
公明党の山口那津男代表は2024年3月5日の記者会見で、日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を含む国際共同開発品の第3国輸出の必要性に言及した岸田文雄首相の国会答弁を評価した。
「かなり丁寧に、出来るだけ分かり易く説明をしようという姿勢で答弁をされていた」
と述べた。
岸田首相は2024年3月5日の参院予算委員会で、公明の西田実仁参院議員の質問に対し
「(次期戦闘機の要求性能を満たすには)輸出などによる価格低減努力を含めて十分な貢献を行う必要がある」
と指摘。
その上で
「我が国から第3国への直接移転を行う仕組みが存在しなければ、価格低減の努力を行わないことになり、我が国が求める戦闘機の実現が困難となる」
と述べた。
山口代表は会見で
「首相の説明の内容について、我が党としても検討すると共に、国民の理解を得られるかどうかを注視していく必要がある」
と述べた。

岸田首相が参院論戦で強気の答弁、旧民主党批判も 予算の年度内成立確実追い風
2024/3/4 21:02
https://www.sankei.com/article/20240304-5YVG7223EZJVXBHXQWYVEKEURY/
参院予算委員会で令和6年度予算案に関する実質審議が2024年3月4日始まり、岸田文雄首相と野党の論戦は参院に舞台を移した。
自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡る追及は続くものの、同予算の令和5年度内成立は確実になっている。
首相は旧民主党を皮肉る強気の答弁も見せ、
「高揚している」(閣僚経験者)
との指摘もある。
「マーケット関係者によるポジティブな評価を力強く思っている」
首相は2024年3月4日の参院予算委で、東京株式市場で日経平均株価が史上初めて4万円を超えたことを歓迎した。
「私の政権になってから、賃上げ、投資促進、科学技術イノベーションに特に力を入れてきた」
と誇った。
立憲民主党議員に対する反論も目立った。
辻元清美氏は次期戦闘機を含め国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出を巡る自民、公明両党の協議について
「武器輸出国にならないという国是のようなものを変える大きな問題だ」
と指摘。
これに対し、首相は
「平成23年、民主党政権時代に、殺傷兵器も含めて初めて包括的に当時の武器輸出3原則の例外化措置として、パートナー国からの第3国移転も容認された」
と反論した。
石橋通宏氏は自民議員ら32人の参院政治倫理審査会への出席を求めた。
首相は鳩山由紀夫元首相を念頭に
「御党の前身であった民主党の当時の党首が出席を拒否した経緯もある」
と皮肉った。
首相の強気の背景には、予算案の年度内成立が確実になったことがありそうだ。
難航した場合、更なる求心力低下が予想された他、予算成立と引き換えに退陣するとの見方も党内にあったからだ。
一方、蓮舫氏は、自民の茂木敏充幹事長らが資金の一部を使途の公開基準が厳格な政治資金規正法上の
「国会議員関係政治団体」
から公開基準が緩い
「その他の政治団体」
に移したことで、使途不明となり得る点を追及した。
首相は
「現行法の範囲で対応が行われている」
とした一方で、
「本人が丁寧に説明することが重要だ」
と述べた。
この答弁について自民ベテラン議員は
「突き放したように聞こえた」
「首相と茂木氏に隙間風がある」
と話した。

木原防衛相「早期に合意得ることが重要」 次期戦闘機の第三国輸出巡る与党協議
2024/3/1 11:31
https://www.sankei.com/article/20240301-4LYMDOEJQ5K4HP7UMCEKWI7LVU/
木原稔防衛相は2024年3月1日の記者会見で、日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を含む国際共同開発品の第3国輸出を巡り、政府が求めていた2024年2月末の与党合意が見送られたことを受けて
「次期戦闘機の共同開発に影響を与えることがないよう、出来るだけ早期に最終的な合意を得ることが重要だ」
との認識を示した。
その上で、次期戦闘機を日本から直接第3国に輸出できるようにすることに対し、国民の理解を得るため
「必要性などを更に丁寧に、分かり易く説明をしていきたい」
と述べた。
政府は、2024年3月以降に次期戦闘機開発の役割分担に関する交渉が3カ国で本格化するとして、与党に対し第3国輸出の是非について2024年2月末までに結論を出すよう要請していたが、自民・公明両党の政調会長協議では合意に至らず、2024年3月以降に先送りした。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/536.html#c37

[政治・選挙・NHK293] “政商”竹中平蔵氏の自民裏金議員「ウルトラ擁護」が大炎上! 国民の怒りに火を注ぐ行為(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
31. 秘密のアッコちゃん[181] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月06日 13:47:50 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[294]
<▽32行くらい>
自民運動方針案、保守層にアピール? 年内改憲、皇位継承議論、護国神社参拝など明記
2024/3/5 19:09
https://www.sankei.com/article/20240305-3VB7N7AD5RLOVAXI2TRN5CGTRE/
自民党は2024年3月5日、令和6年運動方針案を発表した。
派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受け、派閥からの脱却を宣言し
「全く新しく生まれ変わる覚悟で、解体的な出直しを図る」
と表明した。
また、憲法改正に関し
「本年中(2024年中)に改憲実現のため、国民投票を通じ国民の判断を仰ぐことを目指す」
と期限を明記した。
2024年3月17日の党大会で運動方針案を正式決定する。
憲法改正については、緊急事態条項や自衛隊明記に関する条文起草のための機関を国会に設置し、改正原案を作成し、国会発議を経て国民投票で過半数の賛成を得られるよう
「全力を傾注する」
と強調した。
安定的な皇位継承に関しても初めて記載した。
「責任ある政権与党として、国会での議論に資するよう、党内での議論を進めていく」
と掲げた。
また、従来の
「保守政党として、靖国神社参拝を受け継ぐ」
に加え、
「各道府県における護国神社への参拝も大切にしていく」
と記述した。
岸田文雄政権下で
「岩盤保守層」
の自民離れが指摘されている。
2025年までに衆参の国政選挙が行われる中、党の方針として改憲、皇位継承、護国神社参拝などを前面に打ち出し、保守層の支持回復を意識したとみられる。
運動方針案の表題は
「政治を刷新し、改革の道を歩む」。
不記載事件を巡り強まる国民の批判を受け、
「深くお詫び申し上げる」
と陳謝し、政治改革をアピールした。
派閥に関し、資金力と人事への影響力で所属議員を集める
「数の力で影響力を持つことを志向する集団だった」
と指摘。
金と人事から決別し、派閥を2度と復活させないと明記した。
制度改革として
「政治資金の透明化や公開性の向上」
を掲げた。
各党と協議した上で政治資金規正法改正などの法整備を
「早急に進める」
とも強調した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/539.html#c31
[政治・選挙・NHK293] <岸田首相をバッサリ!「ツラの皮が厚い!」>れいわ山本太郎氏「いつ辞めるんですか総理」参院予算委員会冒頭いきなり岸田首… 赤かぶ
78. 秘密のアッコちゃん[182] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月06日 20:05:00 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[295]
<■1037行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
公明 高木政調会長 次期戦闘機輸出容認へ党内の意見集約図る
2024年3月6日 17時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240306/k10014381111000.html
イギリス・イタリアと共同開発を進めている次期戦闘機の第3国への輸出を巡り、公明党の高木政務調査会長は岸田総理大臣の国会答弁で国民の理解は深まっていくとして、容認する方向で党内の意見集約を図りたいという考えを示しました。
次期戦闘機など他国と共同開発する防衛装備品の第3国への輸出を巡って、認める方針の自民党と慎重な公明党との間で協議が続いていて、岸田総理大臣は国会で、日本だけが輸出できなければ日本の防衛に支障を来すため、輸出の仕組みを作ることが好ましい安全保障環境の実現に繋がるなどと答弁しました。
これについて、公明党の高木政務調査会長は記者会見で、
「なぜ次期戦闘機が必要か、なぜ国際共同開発を行うのか、なぜ第3国に移転するのかという3つの項目について岸田総理大臣は丁寧に説明をされた」
「国民の理解は深まっていくだろう」
と評価しました。
その上で、
「容認する場合のプロセスや歯止めについてどうするか、課題が残っているので、党内で議論を更に深めたい」
と述べ、課題を整理し、輸出を容認する方向で党内の意見集約を図りたいという考えを示しました。

首相 次期戦闘機 第三国輸出“好ましい安保環境実現 国益に”
2024年3月6日 13時03分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240306/k10014380701000.html
イギリス・イタリアと共同開発を進めている次期戦闘機の第3国への輸出を巡り、岸田総理大臣は、輸出を行える仕組みを作ることが、好ましい安全保障環境の実現に繋がり、国益になるとして、引き続き政府・与党間での検討を進める考えを示しました。
次期戦闘機など、他国と共同開発する防衛装備品の第3国への輸出を巡っては、認める方針の自民党と慎重な姿勢の公明党との間で協議が続いています。
これについて、岸田総理大臣は6日の参議院予算委員会で
「次期戦闘機は、我が国の防衛に必要な性能を有する機体を実現するためにも第3国への直接移転を行い得る仕組みを持つことが国際共同開発の成功にとって必要だ」
と述べました。
その上で
「そのような仕組みを持つことは国民の命や暮らしを守る上で好ましい安全保障環境を実現することに繋がり、そのことが国益になる」
「引き続き政府・与党間の検討を進めていく」
と述べました。
一方、陸上幕僚監部の幹部らによる靖国神社への参拝に関連して、防衛省の担当者は、自衛官は常時、制服を着用する義務を負っているとして、制服を着用しての私的な参拝が、部隊として宗教施設に参拝することを禁止する内部通達には違反しないという認識を示しました。
■林官房長官「この仕組みがなければ 防衛に支障来す」
林官房長官は、午前の記者会見で
「イギリスとイタリアと協議を進める中で、調達価格の低下などに向けて第3国への移転を推進するのが重要と考え、我が国にも同様の対応を求めていることが明らかになった」
と述べました。
その上で
「この仕組みがなければ、我が国が求める戦闘機の実現が困難となり、国際共同開発・生産のパートナー国として相応しくないと国際的に認識をされてしまう」
「今後、同盟国や同志国との国際共同開発・生産への参加が難しくなると、我が国の防衛に支障を来すと考えている」
と述べました。
■立民 泉代表「なし崩し的になるのはまずいのでは」
立憲民主党の泉代表は、2024年3月6日朝出演した、ラジオ日本の番組「岩瀬惠子のスマートNEWS」で
「なし崩し的になるのはまずいのではないか」
「ウクライナも日本に対し、攻撃型兵器を求めるよりも、日本の事情を理解して民生支援を要請してきている」
「日本の武器が世界各国で人を殺すために使われることは避けるべきだ」
と述べました。

〈独自〉ウクライナ、日本に対戦車砲要請 法的根拠なく提供見送り
2022/3/8 23:10
https://www.sankei.com/article/20220308-RONJ4C2SVVKXZJPB7SXHUYTKNY/
ロシア軍の侵攻を受けるウクライナ政府が日本政府に対し、対戦車砲など殺傷能力がある防衛装備の提供を求めていたことが2022年3月8日、分かった。
日本側は防衛装備品である防弾チョッキを戦闘が続く国に提供する異例の決定を行ったが、弾薬を含む
「武器」
に関しては無償提供する法的根拠がないことなどから支援を見送った。
複数の政府関係者が明らかにした。
政府はウクライナに対する物資提供について
「殺傷能力を持つ装備品を提供する考えはない」(松野博一官房長官)
と説明してきた。
ただ、ウクライナが要望した装備のリストに関しては、詳細を明らかにしていなかった。
政府関係者によると、ウクライナのレズニコフ国防相がロシアが侵攻を開始した後の2022年2月末、大使館ルートを通じて岸信夫防衛相に支援を求める物資のリストを書面で提出した。
この中には対戦車砲の他、地対空ミサイル、小銃の弾薬も含まれていた。
岸田文雄首相は2022年2月28日にウクライナのゼレンスキー大統領と行った電話会談で
「我が国は主権と領土、祖国と家族を守ろうと懸命に行動するウクライナの国民と共にある」
と全面支援する考えを伝えており、政府は防衛装備品を含む無償提供の検討に着手。
ウクライナは防衛装備移転3原則が禁止する対象とならないと判断した。
ただ、装備品を無償提供する根拠となる自衛隊法116条の3では、航空機や艦艇などが提供の対象に含まれるが、弾薬を含む
「武器」
の除外が明記されている。
このため、殺傷能力を有する対戦車砲や地対空ミサイルは対ウクライナ支援の対象外となった。
また、小銃の弾薬に関しては、ウクライナ側が「ソ連製」を要望。
自衛隊が保有する小銃は北大西洋条約機構(NATO)基準の口径(5.56ミリメートル)で、旧ソ連製とは異なるため対応できない。
地対空ミサイルに関しても、事前に共同訓練を行うなどしてウクライナ軍が運用に習熟しておかなければ実戦での使用は難しいとの見方もある。

岸田首相 英伊と共同開発の次期戦闘機 輸出必要性に理解求める
2024年3月5日 12時59分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240306/k10014380701000.html
イギリス、イタリアと共同開発を進めている次期戦闘機の第3国への輸出を巡り、岸田総理大臣は、日本だけ輸出できなければ、パートナー国として相応しくないと国際的に認識され日本の防衛に支障を来すとして、輸出の必要性に理解を求めました。
次期戦闘機など、他国と共同開発する防衛装備品の第3国への輸出を巡っては、認める方針の自民党と、慎重な公明党との間で協議が続いています。
これについて公明党の西田参議院会長は、2024年3月5日の参議院予算委員会で
「安全保障関連3文書を閣議決定した際には、輸出しないのが前提になっていたが、なぜ方針を変えたのか国民には伝わっていない」
と質問しました。
これに対し、岸田総理大臣は
「イギリス、イタリアと協議を進める中で、調達価格の低下などに向けて第3国への移転を推進するのが重要と考え、我が国にも同様の対応を求めていることが明らかになった」
と説明しました。
その上で、
「第3国への直接移転の仕組みがなければ、求める戦闘機の実現が困難になり、共同開発のパートナー国として、相応しくないと国際的に認識されてしまう」
「我が国が求める装備品の取得・維持が困難となり、防衛に支障を来すことになる」
と述べ、輸出の必要性に理解を求めました。
この協議を巡り、公明党は、国民の理解のため岸田総理大臣に参議院予算委員会で説明するよう求めていて、2024年3月5日の説明などを通じて協議が進展するかどうかが注目されます。
■公明 山口代表「首相が分かり易く説明 丁寧な発信よい機会」
公明党の山口代表は記者会見で
「岸田総理大臣ができるだけ分かり易く説明しようという姿勢で答弁していたのが印象的で、国会論戦の場で丁寧な発信をしたのはよい機会だった」
「国民の受け止めなども注視をしながら、公明党内でもしっかり理解と議論を深めていくことが大事だ」
「『装備品の第3国輸出を認めるべきだ』というだけでは国民に十分な理解を得られないので、政府にもう1段の取り組みを求めていきたい」
と述べました。

公明・高木陽介政調会長、次期戦闘機輸出の与党協議「予断を許さず」
2024/3/6 19:25
https://www.sankei.com/article/20240306-ZFK72YF4I5OAZJVILYXDB5ADXE/
公明党の高木陽介政調会長は2024年3月6日の記者会見で、英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を巡る自民党との協議について
「予断を許さない」
「いつ合意とはっきり申し上げることはできない」
と述べた。
2024年3月7日の党内議論を経た上で、週内にも自民の渡海紀三朗政調会長と3回目の協議に臨むと表明した。
第三国輸出には
「歯止めをどうするかが課題として残っている」
と重ねて指摘。
日本維新の会が2024年3月6日、自民に申し入れた第3国輸出を巡る実務者協議に関し
「政府の決定に野党が関わることはない」
として、与党協議への影響を否定した。

次期戦闘機の共同開発、第三国輸出できなければ「実現が困難になる」 首相、見解示す
2024/3/5 18:39
https://www.sankei.com/article/20240305-SKYRKOUYS5J7BFFTNMLTPDQUVY/
岸田文雄首相は5日の参院予算委員会で、日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機について、日本から直接、第3国に輸出できなければ
「我が国が求める戦闘機の実現が困難となる」
との見解を示した。
第3国輸出が可能な英伊と同等の立場でなければ、搭載性能を巡る交渉で不利になるとし
「直接移転を行える仕組みを持つことが国益になる」
と訴えた。
公明党の西田実仁氏の質問に答えた。
第3国輸出に慎重な公明は、国民理解が深まっていないとして首相に国会での説明を求めていた。
首相は公明の同意を早期に取り付けたい考えだ。
首相は次期戦闘機の開発に関し
「各国が同等の貢献を行うことを前提に自国が優先する性能の搭載を主張し合う」
と説明。
日本が重視するのは、レーダーで脅威の状況を把握するセンシング技術やステルス性、敵・味方の位置情報を通信で共有して組織的に戦うネットワーク技術などだ。
英伊は、機体の生産量を増やし、調達価格を抑えるため日本にも第3国輸出を求めている。
首相は
「要求性能を実現するためには、輸出などによる価格低減努力を含めて、十分な貢献を行う必要がある」
と強調した。
3カ国が共同開発に合意した令和4年12月当時、政府は第3国輸出を想定していなかった。
首相は
「当時は技術・資金面で十分な貢献をすることによって要求を通すことが可能だと考えていた」
と釈明した。
現行の防衛装備移転3原則の運用指針は、次期戦闘機の第3国輸出を認めていない。
政府は、2024年3月以降に共同開発の役割分担に関する交渉が本格化するとして、2024年2月末までに結論を出すよう与党に求めていたが、自公両党間で合意に至らず、協議を続けている。
公明の山口那津男代表は2024年3月5日の記者会見で、首相の説明について
「丁寧に分かり易く説明しようという姿勢で答弁していた」
と評価する一方、
「国民の理解を得られるかどうかを注視していく必要がある」
と述べた。

公明・山口那津男代表、戦闘機の第三国輸出めぐる首相の答弁評価 「かなり丁寧」
2024/3/5 13:12
https://www.sankei.com/article/20240305-S5ECLQFLT5IIXA4UVDD5T4I5DY/
公明党の山口那津男代表は2024年3月5日の記者会見で、日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を含む国際共同開発品の第3国輸出の必要性に言及した岸田文雄首相の国会答弁を評価した。
「かなり丁寧に、出来るだけ分かり易く説明をしようという姿勢で答弁をされていた」
と述べた。
岸田首相は2024年3月5日の参院予算委員会で、公明の西田実仁参院議員の質問に対し
「(次期戦闘機の要求性能を満たすには)輸出などによる価格低減努力を含めて十分な貢献を行う必要がある」
と指摘。
その上で
「我が国から第3国への直接移転を行う仕組みが存在しなければ、価格低減の努力を行わないことになり、我が国が求める戦闘機の実現が困難となる」
と述べた。
山口代表は会見で
「首相の説明の内容について、我が党としても検討すると共に、国民の理解を得られるかどうかを注視していく必要がある」
と述べた。

岸田首相が参院論戦で強気の答弁、旧民主党批判も 予算の年度内成立確実追い風
2024/3/4 21:02
https://www.sankei.com/article/20240304-5YVG7223EZJVXBHXQWYVEKEURY/
参院予算委員会で令和6年度予算案に関する実質審議が2024年3月4日始まり、岸田文雄首相と野党の論戦は参院に舞台を移した。
自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡る追及は続くものの、同予算の令和5年度内成立は確実になっている。
首相は旧民主党を皮肉る強気の答弁も見せ、
「高揚している」(閣僚経験者)
との指摘もある。
「マーケット関係者によるポジティブな評価を力強く思っている」
首相は2024年3月4日の参院予算委で、東京株式市場で日経平均株価が史上初めて4万円を超えたことを歓迎した。
「私の政権になってから、賃上げ、投資促進、科学技術イノベーションに特に力を入れてきた」
と誇った。
立憲民主党議員に対する反論も目立った。
辻元清美氏は次期戦闘機を含め国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出を巡る自民、公明両党の協議について
「武器輸出国にならないという国是のようなものを変える大きな問題だ」
と指摘。
これに対し、首相は
「平成23年、民主党政権時代に、殺傷兵器も含めて初めて包括的に当時の武器輸出3原則の例外化措置として、パートナー国からの第3国移転も容認された」
と反論した。
石橋通宏氏は自民議員ら32人の参院政治倫理審査会への出席を求めた。
首相は鳩山由紀夫元首相を念頭に
「御党の前身であった民主党の当時の党首が出席を拒否した経緯もある」
と皮肉った。
首相の強気の背景には、予算案の年度内成立が確実になったことがありそうだ。
難航した場合、更なる求心力低下が予想された他、予算成立と引き換えに退陣するとの見方も党内にあったからだ。
一方、蓮舫氏は、自民の茂木敏充幹事長らが資金の一部を使途の公開基準が厳格な政治資金規正法上の
「国会議員関係政治団体」
から公開基準が緩い
「その他の政治団体」
に移したことで、使途不明となり得る点を追及した。
首相は
「現行法の範囲で対応が行われている」
とした一方で、
「本人が丁寧に説明することが重要だ」
と述べた。
この答弁について自民ベテラン議員は
「突き放したように聞こえた」
「首相と茂木氏に隙間風がある」
と話した。

木原防衛相「早期に合意得ることが重要」 次期戦闘機の第三国輸出巡る与党協議
2024/3/1 11:31
https://www.sankei.com/article/20240301-4LYMDOEJQ5K4HP7UMCEKWI7LVU/
木原稔防衛相は2024年3月1日の記者会見で、日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を含む国際共同開発品の第3国輸出を巡り、政府が求めていた2024年2月末の与党合意が見送られたことを受けて
「次期戦闘機の共同開発に影響を与えることがないよう、出来るだけ早期に最終的な合意を得ることが重要だ」
との認識を示した。
その上で、次期戦闘機を日本から直接第3国に輸出できるようにすることに対し、国民の理解を得るため
「必要性などを更に丁寧に、分かり易く説明をしていきたい」
と述べた。
政府は、2024年3月以降に次期戦闘機開発の役割分担に関する交渉が3カ国で本格化するとして、与党に対し第3国輸出の是非について2024年2月末までに結論を出すよう要請していたが、自民・公明両党の政調会長協議では合意に至らず、2024年3月以降に先送りした。

<正論>平和を気取る身勝手な偽善排せ 
麗澤大学特別教授、元空将・織田邦男
2024/3/1 8:00
https://www.sankei.com/article/20240301-VGYN7DDSYFJR7KWB4VFNBGJTPI/
ロシアのウクライナ侵攻から2年が経過した。
2023年10月からウクライナ東部の防衛拠点アウディーイウカで激戦が続いていたが、遂に露軍の手に落ちた。
米国の軍事支援が滞っている今、同拠点のみならず全局面でウクライナ軍は苦境に立たされている。
■ウクライナ支援継続、強化
「支援疲れ」
もあり、
「停戦」
をという声もある。
だが約18%の領土をロシアに占領されたまま停戦が実現すれば、軍事力による国境変更を禁じた戦後の国際規範は崩壊する。
しかもプーチン露大統領のいう
「停戦」
は、次なる戦争への準備期間にすぎず、真の平和が訪れる保証はない。
もし日本が侵略され、四国、九州、沖縄(合計で約15%)が占領されたところで、
「停戦」
を促されたらどう思うか。
約18%の領土を諦めるのは、ウクライナ国民にとって耐え難い事である。
「力による現状変更」
を認めないためにも日本は諸外国と連携しウクライナ支援を継続、強化しなければならない。
米国に対してはウクライナ支援継続を強く訴えるべきだ。
そのためにも日本自身が武器支援に踏み出す必要がある。
朝鮮戦争の際、日本は武器弾薬を輸出して国連軍に貢献した。
しかしながら1967年、佐藤栄作首相が共産圏・紛争当事国などへの武器輸出禁止を決め、1976年には三木武夫首相が
「武器輸出を慎む」
と答弁して武器輸出の全面禁止が定着した。
2014年、
「防衛装備移転3原則」
が閣議決定され厳格な審査を条件に武器輸出が認められた。
紛争当事国へや国連安保理決議に違反する場合、輸出はできない。
平和貢献・国際協力や日本の安全保障に資する場合などは認められる。
現在、「救難」「輸送」「警戒」「監視」「掃海」の5類型のみ認める指針で運用されている。
ウクライナは紛争当事国だから武器弾薬支援は認められない。
だがそれでいいのだろうか。
ウクライナを支援するのは戦後の国際規範維持のためであり、我が国の平和のためでもある。
単に
「殺傷兵器だから」
「紛争当事国だから」
と禁止するのは教条的過ぎる。
■「武器」と付くだけで拒否
万が一、日本が侵略された場合、自衛隊は国家国民を守るために敢然と立ち向かうだろう。
だが武器弾薬は決定的に不足し、他国の援助に頼らざるを得ない。
そんな時、諸外国が
「(日本がそうしたように)武器弾薬は日本に支援しない」
となることもあり得る。
それだけで日本の抑止力は低下する。
日本はその覚悟があるのか。
侵略に立ち向かうウクライナに武器支援をしないメリットは何か。
平和を気取る、独り善がりで身勝手な偽善に過ぎないのではないか。
侵略を許さない国際規範を守るため、あらゆる支援を尽くしてこそ国際社会で
「名誉ある地位を占める」
ことができる。
防衛装備移転3原則は法律ではなく、政府の意思さえあれば変更可能だ。
ウクライナ国民を守る
「防空兵器」
くらいは直ちに支援すべきだろう。
5類型に
「防空」
を加えればいい。
2023年末、運用指針改正でライセンス生産の地対空ミサイルを米国へ輸出することが可能になった。
これをウクライナにも広げるべきだ。
ウクライナに発電機、変圧器は供与しても防空兵器は供与しないというのは、国際社会に理解されないだろう。
かつて機関砲が付いた巡視艇は輸出できなかった。
自衛隊のトラックも銃の懸架台があるだけで供与できなかった。
「武器」
と付くだけで心情的に拒否する偽善を続けている場合ではない。
■国際社会で日本の孤立招くな
日本、英国、イタリアとで共同開発する次期戦闘機の第3国輸出に関する問題にも通底している。
共同開発品の直接輸出を巡っては、昨年春から自民、公明両党の実務者で慎重に検討がなされてきた。
2023年7月、実務者協議で容認の方向性が打ち出されたが、2023年11月になって突然、公明党幹部が
「ちゃぶ台返し」
をした。
この間何があったのか、ここでは触れない。
戦闘機は
「殺傷兵器」
ではあるが、開発装備品の輸出は
「友好国を作る」
「抑止力を強める」
「安価になり防衛力整備に貢献」
といった安全保障上のメリットが大きい。
装備品は高性能化、高価格化しており、今や1国では手に負えず、共同開発が主力である。
こんな時、共同開発国の日本だけが輸出できないのは、余りにも理不尽で共同開発国からの信頼も理解も得られない。
ロングボトム駐日英国大使も第3国輸出を巡り
「日本が防衛装備品の輸出ルールの変更を近く実現することが重要だ」
と述べ、
「(日英伊の)対等なパートナーシップに関わる」
と懸念を示している。
湾岸戦争では、日本だけが汗も流さず、130億ドル供与という金で済ませた結果、
「小切手外交」
「身勝手」
「価値観共有せず」
と非難され、孤立した。
国際社会での孤立は、軍事小国としては致命的である。
決して繰り返してはならない。
武器輸出についても諸外国と価値観を共有し、国際平和実現に貢献すべきである。

公明党は平和の党というより、腰抜けの党だ。
公明党は中国の顔色ばかり窺っている売国奴だ。
公明党は与党というより実質左派野党だ。
政府側の説明不足を指摘する公明幹部に対し、国家安全保障局幹部らは2024年1月以降、改めて説明に出向いているが、未だ理解は得られていない。
公明党は
「政府説明がない」
「2024年2月中に結論を出すことに繋がるかどうかは、政府側の努力にかかっている」
「真正面から議論されていない」
などと政府や自民党に責任転嫁しようとしているが、公明党自身が自ら・自主的に
「殺傷能力を持つ兵器の第3国への輸出の必要性」
を感じていないことこそが大問題だ。
自民党は公明党との連立を解消すべきだ。

<主張>戦闘機合意先送り 公明は平和履き違えるな
社説
2024/2/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20240229-EH4ACUXENFIPNOGWVRTDWIE5GU/
国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出解禁を巡り、自民、公明両党が2024年2月中の合意を断念した。
次期戦闘機を念頭に置いた与党協議で、政府は2024年2月月内の決着を求めていたが、結論を先送りした。
公明が、政府側の説明が十分ではないとして慎重姿勢を崩さないのが最大の理由だ。
殺傷力の有無に拘わらず、国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出は日本の守りにも資する。
それを理解しない公明の姿勢は問題で、先送りは残念だ。
公明は早期に容認に転じてもらいたい。
懸念されるのは、公明が
「一国平和主義」
の残滓に捉われている点だ。
日本だけを守れればよい、日本だけが平和であればよいという一国平和主義は、同盟国や同志国と共に抑止力を向上させて平和を守る努力を妨げる。
現代日本に戦乱や危機を呼び込みかねない反平和主義の一種とも言える。
「平和の党」
を掲げているように、公明が真剣に平和を願っていることは分かる。
日本の守りのために次期戦闘機の国際共同開発も容認した。
だが、第3国輸出の意義を理解せず慎重姿勢を崩さないのであれば、平和追求の方法が間違っている。
責任ある与党であり続けたいなら、平和を守る手立てを履き違えてはならない。
「積極的平和主義」
による平和の追求が必要な時代になった点を理解すべきだ。
日英伊3カ国が共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を日本が拒めば数兆円かかる開発コストの低減幅が縮む。
価格上昇で英伊両国にも迷惑をかける。
日本には経済力の伸長著しい東南アジアなどへの輸出が期待されている。
日本が見送ると英伊両国がカバーすることは難しく、中国製やロシア製の戦闘機が東南アジア各国で採用されていく恐れもある。
この地域と中露の接近が進みかねない。
法の支配など基本的価値観を共有する友好国に、日本が戦闘機など軍の主要装備を輸出できれば、同志国への格上げを図れる。
東南アジアの民主主義国家などを、専制国家の覇権主義に対抗する抑止力向上の環に加えられれば、日本の安全保障環境の改善にも大きく寄与する。
このような広い視野に立って防衛装備品の輸出を容認するのが、積極的平和主義、現実的平和主義の道である。

次期戦闘機の第三国輸出、月末までに合意できず 自公「距離縮まる」も3月以降に先送り
2024/2/28 18:31
https://www.sankei.com/article/20240228-EK3LXRLVNZKTNAILTJBLGPWIAU/
自民党の渡海紀三朗、公明党の高木陽介両政調会長は2024年2月28日、日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を含む国際共同開発品の第3国輸出を巡り国会内で協議した。
政府は2024年2月末までに輸出の是非について与党で結論を出すよう求めていたが、輸出解禁を目指す自民と慎重な公明とで合意には至らず、2024年3月以降に先送りした。
渡海、高木両氏は協議後、記者団に
「お互いの考え方などについてかなり距離は縮まってきた」
と語り、出来るだけ速やかに合意を目指す考えを示した。
ただ、合意の具体的な時期については明言を避けた。
協議では高木氏が、次期戦闘機の第3国輸出に対する国民理解を得るため、岸田文雄首相が今後開かれる参院予算委員会などで説明を尽くすよう求めた。
渡海氏は協議後、
「如何に国民に分かりやすく説明していくか、努力を更に続けていきたい」
と述べた。
政府が定める防衛装備移転3原則の運用指針では、国際共同開発した防衛装備の完成品を日本から直接、共同開発国以外の第3国へ輸出することは認められていない。
自公両党の実務者は、次期戦闘機を念頭に第三国輸出を解禁する方向で協議していたが、公明幹部が難色を示し、議論が停滞した。
政府は、2024年3月以降に次期戦闘機開発の役割分担に関する交渉が3カ国で本格化するとして、与党に対し2024年2月末までに結論を出すよう要請していた。
英伊両国も日本の第3国輸出解禁を求めており、与党協議が更に長引けば、共同開発に影響を及ぼす恐れがある。

次期戦闘機の第三国輸出、2月末の与党合意は困難 公明が慎重姿勢崩さず
2024/2/27 19:12
https://www.sankei.com/article/20240227-76KLLW73JJLSTPX3CD2TEXBYEY/
次期戦闘機を念頭に置いた国際共同開発する防衛装備品の第3国への輸出解禁を巡る自民、公明両党の政調会長間協議で、政府側が期限としていた2024年2月末までの合意が難しい情勢となった。
両政調会長は2024年2月28日にも協議を行うが、公明側が慎重姿勢を崩しておらず、局面打開には尚時間が掛かる見通しだ。
公明が2024年2月27日に国会内で開いた定例役員会では防衛装備品が議題になったが、大きな進展はなかったと見られる。
山口那津男代表は役員会後の記者会見で、
「政府としてどうしたいのか、そこを見るしかない」
と従来の見解を繰り返した。
次期戦闘機は政府が英国、イタリアと共同開発を進めており、2024年3月から本格的な交渉に入る。
木原稔防衛相は同日の会見で
「与党合意を得るべく(解禁の)必要性を説明している」
「非常に重要な局面を迎えている」
と述べた。
両党の政調会長間協議は2024年2月21日に始まり、2024年2月末の合意を目指すことで一致していた。
しかし、開会中の通常国会は衆院政治倫理審査会の開催や2025年度予算案の衆院通過へ向けた日程が詰まっている。
公明の北側一雄副代表は2024年2月22日の会見で、
「(合意は)なかなか容易ではない」
との見方を示していた。
政府・自民側は次期戦闘機に限って解禁する方向を模索していたが、ある公明幹部は
「(『平和の党』を標榜する)うちがやすやすと態度を変えるわけにいかないのだろう」
と話す。

木原防衛相、戦闘機輸出の月内結論「重要局面」 与党協議見守る
2024/2/27 13:30
https://www.sankei.com/article/20240227-LK2LKILYBVOK3OGGBVKKZBSIN4/
木原稔防衛相は2024年2月27日の記者会見で、次期戦闘機を含め国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出を巡り、月内に与党協議に結論を出すのは困難との見方に関し
「非常に重要な局面を迎えている」
と述べ、協議の進展を見守る考えを示した。
一方、公明党の山口那津男代表は会見で
「2024年2月中に結論を出すことに繋がるかどうかは、政府側の努力にかかっている」
と指摘した。
政府は英国、イタリアとの次期戦闘機の共同開発に向けた協議が2024年3月以降に本格化するとして、与党に2024年2月末までに結論を出すよう要請。
自民、公明両党は先週、政調会長間で協議を始めたものの、折り合っていない。
木原氏は会見で
「2024年2月中が困難か否かを申し上げる段階ではない」
「与党の合意を得るべく、必要性を更に丁寧に説明していく」
と強調した。

日本のウクライナ支援は防護服など「非武器」に限定 厳しい安保環境も装備移転の議論停滞 
ウクライナ侵略から2年
2024/2/23 16:26
https://www.sankei.com/article/20240223-IYC63WX7ZVLVBPJTA3YOY5IJQI/
日本政府は、ロシアによる侵略を受けるウクライナへの支援として防弾チョッキや防護服、高機動車など殺傷能力のない防衛装備品を提供している。
殺傷能力のある武器の提供は防衛装備移転3原則の運用指針などで認められていないからだ。
欧米各国がミサイルや戦闘機などの支援を行う中、政府・自民党には防空ミサイルなどの提供を解禁すべきだとの意見もあるが、議論は進んでいない。
ロシアの侵略が始まった直後の2022年3月、政府は運用指針を改定し、ウクライナに防弾チョッキなどを提供できるようにした。
ウクライナ側は対戦車砲や防空ミサイルなどを求めていたが、指針が根拠とした自衛隊法は武器の提供を認めておらず、非殺傷装備にとどまった。
2023年12月にも運用指針を改定、他国のライセンスで国内生産する武器をライセンス元国以外の第3国に輸出できるようにした。
だが、戦闘が行われている国は対象外とした。
このため、欧米各国がウクライナに提供している155ミリ榴弾砲は英国企業のライセンスで日本国内でも製造しているが、輸出できていない。
そんな中、政府は米国企業のライセンスで生産している地対空誘導弾パトリオットを米国に輸出することを決めた。
ウクライナ支援などで不足する米国の在庫補充が目的で、
「玉突き」
でウクライナに防空ミサイルが渡り、側面支援になる可能性がある。
政府が2022年12月に策定した国家安全保障戦略で装備移転3原則と運用指針の見直しを掲げたのは、ウクライナなど被侵略国の支援が目的の1つだった。
日本周辺で中国が軍事活動を活発化させるなど安全保障環境は厳しさを増している。
ウクライナ同様、日本も有事に単独の防衛力で戦いを継続することは難しい。
他国への軍事支援は日本が同志国などから武器の提供を受ける基盤作りに繋がる。
2023年末の与党協議ではウクライナ支援を念頭に、防空ミサイルなどの武器輸出解禁も検討する見通しだった。
だが、次期戦闘機など国際共同開発品の第3国移転を巡って自民、公明両党間の溝が表面化し、議論の入り口にすら立てなかった。
木原稔防衛相は2024年2月22日の記者会見で、ロシアによる侵略が3年目に突入する中、
「弾薬の備蓄など継戦能力の重要性も指摘されている」
との認識を示した。
他国と防衛協力を深めるためにも輸出規制の更なる見直しが不可欠だ。

公明党・北側一雄副代表、戦闘機輸出の2月末結論に否定的 「容易ではない」
2024/2/22 14:29
https://www.sankei.com/article/20240222-VAMHBG4FTBL4FPH5YGJU4IEQUQ/
公明党の北側一雄副代表は2024年2月22日の記者会見で、次期戦闘機を念頭にした国際共同開発する防衛装備品の第3国への直接輸出について、政府が期限とする2024年2月末までに結論を得るのは
「なかなか容易ではない」
と否定的な見解を示した。
2024年2月21日に行われた自民、公明両党の政調会長間協議では2024年2月末を目指すことで一致していた。
北側氏は会見で
「来週は国会で色んな政治日程がある」
として、議論を詰めることは困難との見通しを述べた。
また、この問題について北側氏は衆院予算委員会では
「真正面から議論されていない」
と指摘。
与党側は来年度予算案の2024年度内自然成立期限である2024年3月2日までの衆院通過へ政治日程が詰まっていることから、
「参院に予算審議の場が移れば、参院予算委でしっかりと議論できるようにしたい」
との見通しも示した。

防衛相、次期戦闘機の輸出など国会でも説明 装備品の国際共同開発
2024/2/22 11:20
https://www.sankei.com/article/20240222-5ES3LAH6ANKVLPNIWU47XW3P24/
木原稔防衛相は2024年2月22日の記者会見で、次期戦闘機を含め国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出に関し、
「国民の理解が重要だ」
「政府の考えを、国会質疑を含めて適切に説明していきたい」
と強調した。
公明党の高木陽介政調会長が2024年2月21日の自民、公明両党の政調会長協議で、国民理解を得る必要性に言及していた。
木原氏は
「与党の指摘を踏まえ、必要性を丁寧に分かりやすく説明し、与党合意を得たい」
と述べた。

自公政調会長が21日に初協議 次期戦闘機など国際共同開発の防衛装備品の第三国輸出
2024/2/20 16:27
https://www.sankei.com/article/20240220-NLZSWM5XFJMQBNHAHLS2LIZZRQ/
次期戦闘機を含めた国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出の是非を巡り、自民、公明両党の政調会長は2024年2月21日に協議を始める。
公明の高木陽介政調会長が2024年2月20日、党会合で明らかにした。
英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を念頭に両党の実務者間で協議していたものの公明側が難色を示し、停滞が続いていた。

公明、次期戦闘機輸出巡り22日に党内議論 与党協議前進か
2024/2/19 21:55
https://www.sankei.com/article/20240219-ERKGGHJBHVK4HMZY3IQ6H4P6BY/
公明党は2024年2月22日にも、政府が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機の直接輸出を念頭にした防衛装備品の輸出ルール見直しについて党内で議論の場を設ける。
複数の党関係者が明らかにした。
自民、公明両党の実務者協議では溝が埋まらず、岸田文雄首相が両党の政調間での協議への仕切り直しを提案する事態となっていた。
公明が党内議論を進めることで議論が前進する可能性がある。

公明・石井啓一幹事長「どんどん殺傷能力を持つ武器を輸出しないよう歯止め必要」
2024/2/16 13:01
https://www.sankei.com/article/20240216-WAWVWW5N4ZIXDBLFQB3XCYA3DE/
公明党の石井啓一幹事長は2024年2月16日の記者会見で、次期戦闘機を念頭にした国際共同開発品の直接輸出に関し
「仮に認めると初めて殺傷能力を持つ武器を本格的に輸出する」
「これが従来の防衛装備移転3原則を乗り越え、どんどん殺傷能力を持つ武器を輸出するようなことにならないよう歯止めが必要だ」
との認識を示した。
一方、政府が2024年2月末までとしていた結論を得る時期について
「そんな先までズルズル先送りするつもりはない」
「しっかり議論して国民の理解がなければいけない」
「プロセスを重視をしていく」
と話した。

公明・北側一雄副代表、戦闘機輸出「国会での議論当然」 国民の理解求める考え
2024/2/15 14:56
https://www.sankei.com/article/20240215-UJSNYADY4ZNP7FP6AP4AWNVJYI/
公明党の北側一雄副代表は2024年2月15日の記者会見で、次期戦闘機を念頭にした他国と共同開発する防衛装備品の直接輸出について、
「国会での論議も当然ある」
と述べ、与野党間の国会議論を通じて国民の理解を求めていく考えを示した。
北側氏は会見で
「当然、野党も意見を持っているので国会での論議も必要だ」
「国民から見える形で進める必要がある」
と話した。
共同開発品の直接輸出を巡っては自民、公明両党の実務者協議で議論されてきたが、公明幹部が慎重姿勢を崩さず、2023年末に結論が先送りされた。
局面打開のため、岸田文雄首相(自民総裁)が山口那津男代表との会談で新たに両党の政調会長間での協議を提案し、山口氏は了承した。

戦闘機輸出へルール変更を 英大使、日本に解禁要求
2024/2/13 21:26
https://www.sankei.com/article/20240213-AQETNX5ZPFPH7GJZJZSEAQLC7I/
英国のロングボトム駐日大使は2024年2月13日、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を巡り
「日本が防衛装備品の輸出ルールの変更を近く実現することが重要だ」
と述べ、早期の輸出解禁に向けた取り組みを求めた。
輸出に意欲を示す英国、イタリアと足並みを揃えるよう、釘を刺した形だ。
東京都内で共同通信と単独会見した。
2024年3月に日英伊の共同企業体(JV)が発足し、開発に向けた動きは本格化するが、日本の現行制度は他国と共同開発する防衛装備品の第3国輸出を認めていない。
日本の対応は英国、イタリアの輸出計画にも影響する。
ロングボトム氏は、第3国輸出の容認は日本にとって
「新たな一歩だ」
と指摘。
与党協議が滞っている日本の現状に懸念を示し
「(日英伊の)対等なパートナーシップに関わる」
と述べた。(共同)

戦闘機輸出、自公政調間で検討へ 首相が公明に譲歩、議論仕切り直し
2024/2/13 16:08
https://www.sankei.com/article/20240213-CD5XTAPEUZLUXEQVVKRAFLHXKM/
岸田文雄首相(自民党総裁)は2024年2月13日、首相官邸で公明党の山口那津男代表と会談し、次期戦闘機を念頭に置いた国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出について、両党の政調会長間で新たに協議を開始する考えを伝えた。
会談後、山口氏が記者団に明らかにした。
首相はこれまで両党の実務者協議を継続するとしていたが、公明側が慎重姿勢を崩さず、仕切り直しを迫られた格好だ。
「(実務者協議より)もう少し広い立場で、政調を軸に検討してはどうか」
首相は2024年2月13日の会談でこう提案し、山口氏は応じる意向を伝えた。
山口氏は
「まず中身を議論し、進展に応じて国民の理解を得るにはどうしたらいいか検討していく」
と述べた。
防衛装備品の輸出ルール見直しをめぐっては自公両党が2023年4月から実務者協議を開始。
国際共同開発品の輸出は2023年7月の論点整理で、完成品を直接輸出できるようにすべきとの意見が
「大宗を占めた」
と明記した。
だが、複数の公明幹部らが
「国民に分かるように示すことが大切だ」(山口氏)
などと党内外の議論が不十分だと主張し、結論は先送りにされていた。
公明の頑なな態度からは、派閥の政治資金パーティー収入不記載事件で自民の体力が失われる中、政権内で存在感を強める思惑も透ける。
首相の提案は公明側への譲歩とも言え、ある公明議員は
「これで一歩前進だ」
と評価した。
ただ、政府は英国、イタリアと進める次期戦闘機の共同開発へ向けた協議が本格化する前の2024年2月末までに結論を得たい意向だったが、2024年2月13日の会談で期限は話題にならなかった。
焦りを募らせる自民内には
「連立解消」
に言及する議員もいる。
国防族議員は
「これでは首相のリーダーシップ不足という話になる」
「実務者協議に費やした時間は何だったんだ」
と呟いた。

英国のロングボトム駐日大使は2024年2月13日、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第3国輸出を巡り
「日本が防衛装備品の輸出ルールの変更を近く実現することが重要だ」
と述べ、早期の輸出解禁に向けた取り組みを求めた。
東京都内で共同通信と単独会見した。

<主張>日伊首脳会談 外交安保で協力を深めよ  
2024/2/11 5:00
https://www.sankei.com/article/20240211-EV62MLQ6JJM3XEM2ZHD2XJJYPQ/
岸田文雄首相と来日したイタリアのメローニ首相が会談し、外交安全保障をはじめとする協力関係を深化させることで合意した。
イタリアは先進7カ国(G7)の一員で北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)の主要国だ。
国内総生産(GDP)はEUで独仏に次ぐ3位の大国である。
イタリアがインド太平洋地域の安全保障への関心を高めていることを歓迎したい。
今年は空母打撃群を初めて日本に寄港させ、自衛隊と共同訓練を行う予定だ。
日本にとっては英国と共に次期戦闘機を共同開発する大切なパートナーと言える。
G7の2024年の議長国はイタリアで、2023年の議長国は日本だった。
メローニ氏は岸田首相に対し、
「バトンを受け取り、優れた功績を残せるよう努力したい」
と語った。
両首脳はイタリアで開催予定のG7サミットに向け、緊密に協力していくことで一致した。
ウクライナ侵攻や中東ガザ危機で収束の兆しがみえず、2024年11月には米大統領選を控えている。
どれ一つとっても安保情勢の激変を招きかねない。
米欧諸国の世論でウクライナへの
「支援疲れ」
が広がる中、G7各国の結束が試されている。
日伊の首脳がG7サミットに向け、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜く決意を発信したのは時宜に適っている。
両首脳は、中東、ウクライナ情勢に加えて、北朝鮮の核・ミサイル、拉致問題や中国を含む東アジア情勢についても協議した。
中国は台湾併吞を目指し軍事的圧力を強めている。
中国は意に沿わない行動を取る外国に貿易や投資の面で圧力を掛けることを躊躇わない。
他国の主権や領土を侵害する中露両国や、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮のような国際ルールを無視する国を、価値観を共有するG7が抑止していかなければならない。
イタリアはG7で唯一、中国の巨大経済圏構想
「一帯一路」
に参加していたが、メローニ政権になって離脱を表明した。
中国への厳しい安保認識を共有するイタリアが空母打撃群を日本に寄港させることは、強い抑止のメッセージになる。
次期戦闘機の共同開発を含め、世界の平和と安定に資する日伊の外交安保協力を力強く進めたい。

公明「平和の党」へ原点回帰図る 戦闘機輸出や憲法改正…中堅・若手には戸惑いも
2024/2/10 20:34
https://www.sankei.com/article/20240210-DHPOSDREVNPTNJQSXOGA7RNCNY/
結党60周年を迎えた公明党が、党勢拡大に向けて
「原点回帰」
を図っている。
「平和の党」
に象徴される党のカラーを鮮明に示すことで、次期衆院選に向けて組織を引き締めたい考えだ。
ただ、政府が英国、イタリアと共同開発を進める次期戦闘機の直接輸出解禁を巡る議論や、憲法改正などの主要課題に臨む党幹部の姿勢は、少なからぬ中堅・若手議員には硬直的と映っているようだ。
公明の山口那津男代表は2024年2月10日、国会議員と地方組織幹部を集めた全国県代表協議会に臨み、自民党派閥パーティー収入不記載事件を念頭に党の存在感をアピールした。
「公明は腐敗政治に厳しくメスを入れ、時に自民を説き伏せてきた」
防衛装備品輸出ルール見直しを巡っても、公明が自民を
「説き伏せてきた」
局面は少なくない。
両党は2023年4月に実務者協議に着手し、2023年7月にまとめた論点整理には、完成品を共同開発国以外に直接輸出すべきだとの意見が
「大宗を占めた」
と明記した。
だが、2023年11月に公明幹部らが反発し、結論は先送りにされた。
岸田文雄首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、共同開発する防衛装備品の第3国輸出について
「国益に適う」
と理解を求めたが、山口氏は2024年2月6日の記者会見で
「なぜ変更の必要があるのか」
と公然と反論した。
強気に出る背景には、不記載事件の影響で自民が弱り目だという状況もある。
自民の
「党是」
である憲法改正にも、山口氏は
「優先課題を差し置いて憲法に力を注ぐ状況ではない」
と慎重だ。
公明は、党勢の維持・拡大という観点からも党のカラーを強く打ち出す必要に迫られている。
支持層の高齢化が進む中、2023年11月には党創立者である池田大作創価学会名誉会長が死去した。
精神的支柱の喪失が活動の鈍化を招くことを避けるために、立党精神への回帰を図ることは必然とも言える。
ただ、複数の中堅・若手議員が、執行部が掲げる方向性に違和感を抱いていることも事実だ。
ある若手は、戦闘機輸出に関し
「幹部が否定するうちは党内で議論しても結論は出ている」
「多くの議員は理解しているのだが…」
と戸惑いを口にした。

自民外交部会、日英伊の次期戦闘機共同開発管理を担う国際機関設置の条約を了承
2024/2/8 12:57
https://www.sankei.com/article/20240208-G2NPTTNHJJO33PXCHX74GEUCEM/
自民党外交部会などは2024年2月8日の会合で、日本と英国、イタリアの3カ国が次期戦闘機の共同開発管理を担う国際機関を設置する条約を了承した。
藤井比早之外交部会長が明らかにした。
木原稔防衛相と英国、イタリア両国の国防相が2023年12月に条約に署名しており、政府は2024年2月下旬にも国会に提出する方針。
日本の現行制度は、国際共同開発する防衛装備品の第3国輸出を認めていないが、条約には開発成功のため
「輸出の可能性が重要だと認識」
との文言がある。
公明党は第三国輸出解禁に慎重な姿勢を強めている。
自民の2024年2月8日の会合では公明との輸出解禁の早期合意を求める意見が相次いだ。

公明山口代表、戦闘機輸出「なぜ政策変更するのか、議論尽くされていない」首相答弁を批判
2024/2/6 14:35
https://www.sankei.com/article/20240206-M23ZDJZ5PZOQFHT6VQZALSGSOI/
公明党の山口那津男代表は2024年2月6日の記者会見で、防衛装備品の輸出ルール見直しで国際共同開発した完成品の第3国への直接移転に関し、
「国益に適う」
とした岸田文雄首相の発言について
「(重要な変更が)簡単に乗せられている」
と批判した。
首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、政府が英国、イタリアと共同開発を進める次期戦闘機を日本から直接輸出することについて、
「第3国移転を推進することが共同開発を主導し、円滑かつ効率的に進めていく上で重要」
と答弁。
「完成品の第3国移転を含め、国際共同開発生産に幅広く、円滑に取り組むことが国益に適う」
と明言した。
しかし、山口氏は、首相が、これまで前提でなかった戦闘機の直接輸出について
「含め」
という言葉で触れたことを批判した上で、
「重要な政策変更だ」
「なぜ変更する必要があるのか十分に議論が尽くされていない」
と述べた。

日伊首脳会談 G7プーリアサミットへ連携確認 首相「協力惜しまず」 戦闘機開発も一致
2024/2/5 22:55
https://www.sankei.com/article/20240205-ZHGIGT2KERMZBKZYYWDPXEFNNM/
岸田文雄首相は2024年2月5日、官邸でイタリアのメローニ首相と会談し、2024年6月にイタリア南部のプーリア州で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向けた連携を確認した。
また、両首脳は日英伊3カ国による次期戦闘機の共同開発の推進でも一致し、2024年3月に予定する外務・防衛当局間の協議で安全保障分野の協力を更に加速させる方針だ。
会談は2023年、G7の議長を務めた岸田首相から2024年の議長のメローニ氏への引き継ぎのために行った。
首相は会談後の共同記者発表で、
「2024年のプーリアサミットの成功に向けて日本はイタリアへの協力を惜しまない」
と全面的に協力する姿勢を示した。
会談後の夕食会では、覇権主義的な動きを強める中国や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮の動向、ロシアによるウクライナ侵略についての認識を擦り合わせた。
また、パレスチナ自治区ガザの人道状況の改善に向けて連携していくことでも一致。
生成人工知能(AI)の国際ルールの枠組み
「広島AIプロセス」
を踏まえ、安全安心で信頼できるAIの実現に向け、G7が主導していくことを確認した。
次期戦闘機の共同開発については第3国輸出規制の緩和に公明党が慎重な態度を崩していない。
首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で
「与党で結論を得る時期として2024年2月末を示している」
と述べ、合意を急ぐ考えを示した。

イタリアの日本シフト後押し 岸田・メローニ首相、良好な関係も軸に 対中認識を共有
2024/2/5 21:17
https://www.sankei.com/article/20240205-BF3SW52Q6FKJZAMULHECOCCZO4/
岸田文雄首相はイタリアのメローニ首相との首脳会談で、両国関係の一層の緊密化を図った。
イタリアは2023年12月、中国の巨大経済圏構想
「一帯一路」
からの離脱を決めた他、日英と3カ国で次期戦闘機の共同開発にも参画し、対日シフトに舵を切っている。
岸田首相とメローニ氏は先進7カ国(G7)首脳の中でも波長が合うとされていたが、会談とその後の夕食会で個人的な信頼関係を更に深めた形だ。
「メローニは凄い。40代で首相にまでなってしまうんだから」
首相は47歳のメローニ氏について周囲に度々こう語り、政治家としての力量を高く評価してきた。
個人的にも親密な関係を築いている。
メローニ氏は外遊の際、幼い娘をできる限り同伴させるが、首相は2023年5月のG7広島サミットの際、まな娘へのプレゼントとして人気キャラクター・ハローキティのぬいぐるみを贈呈した。
メローニ氏は首相の気遣いに感謝したという。
メローニ氏が党首として率いる
「イタリアの同胞」

「極右」
とも位置付けられ、2022(令和4)年の首相就任時は日本政府にも警戒感が広がった。
だが、メローニ氏は就任後、ロシアによるウクライナ侵略への対応で欧米に歩調を合わせるなど、協調外交を展開し、G7諸国などを安堵させた経緯がある。
厳しい対中認識を共有できるパートナーである点も大きい。
G7内にはマクロン仏大統領のように、対中関係に重きを置く首脳もいるのが実情だ。
だが、メローニ氏はかつて首相に
「中国と対峙することはG7の義務だ」
とまで語ったという。
G7で唯一参加していた一帯一路からの離脱も決め、中国から距離を置く姿勢を鮮明にしている。
中国が
「祖国統一」
を掲げて台湾への軍事的圧力を強める中、メローニ氏は首相就任前から台湾支持を明言し、欧州連合(EU)による対中圧力の強化を訴えてきた。
日本の危機に直結する台湾海峡有事を防ぐ国際世論の形成のためにも、日伊の関係強化は重要な要素となる。

岸田首相「平和国家の理念に反しない」 次期戦闘機の第三国輸出で説明
2024/2/5 12:52
https://www.sankei.com/article/20240205-VJCMPIPGWRJYNKZZR62DGZZ2YU/
岸田文雄首相は2024年2月5日の衆院予算委員会で、日英伊3カ国で共同開発する次期戦闘機を日本から共同開発国以外の第3国に直接輸出できるようにすることについて
「個別案件ごとに移転先を厳格に審査し、移転後の適正管理を確保する」
「平和国家としての基本理念に反するものではない」
と説明した。
自民党の長島昭久氏の質問に答えた。
首相は、調達コスト低下の観点から
「第3国移転を推進することが共同開発を主導し、円滑かつ効率的に進めていく上で重要だ」
との認識を示した。
その上で
「政府としても与党の合意を得るべく丁寧な説明を尽くしていかなければならない」
と強調した。
国際共同開発品の第3国輸出解禁を巡って政府は、3カ国による次期戦闘機開発の協議が2024年3月以降本格化するのを踏まえ、与党に対し2024年2月末までに結論を出すよう要請しているが、公明党が慎重な立場を崩さず、与党協議は停滞している。
一方、サイバー攻撃を未然に防ぐため相手システムへ侵入する
「能動的サイバー防御」
を可能とする法案に関しては
「可能な限り早期に提出できるよう検討を加速している」
と述べるにとどめ、今国会に提出するかどうかは言及を避けた。

美しき勁き国へ
櫻井よしこ 派閥解散より連立解消
2024/2/5 8:00
https://www.sankei.com/article/20240205-RWYOM7OFDJJX3A66MF6HQI7ETQ/
岸田自民党は、なぜここまで世論に阿るのか。
検察庁が100人態勢で捜査し区切りをつけた政治資金不記載問題を自民党幹部が独自に調べた。
この週末を含め、安倍派や二階派などの主たる政治家への聴取を小渕優子氏らが行ったそうだが、悪い冗談であろう。
法と証拠に基づく検察官による捜査以上の何が、政治家にできると考えたのか。
正気を疑う。
宰相たる者は正気を疑われても、動揺する姿も見せてはなるまい。
ワイドショーや朝日新聞が政治資金不記載問題を裏金問題としてはやし立てる中、岸田首相は2024年1月18日午後7時過ぎ、官邸で
「派閥解散を検討」
と語った。
2024年1月18日の朝日朝刊1面トップ記事が岸田派元会計責任者を
「立件へ」
と報じたことに反応したのは明らかだった。
決定の遅さで知られる岸田首相が電光石火、派閥解消を言明し、流れを作った。
2024年1月26日の
「言論テレビ」
で政治ジャーナリストの石橋文登氏が安倍晋三元首相の鋭い解説を披露した。
「岸田さんは決断できない人に見えるが、何かの拍子で素早く動く」
「それは恐怖を感じた時だ」
「彼の決断力の源泉は恐怖心なんだ」
急転直下の派閥解消論は党や日本の国益を考えた結果というより、岸田首相の自己保身から生まれたと見てよいのだろう。
派閥なき政治勢力としての自民党の行く手には紆余曲折が予想される。
それでも党が複数の政策立案集団を擁し、政策実現で汗をかくのは大いに結構だ。
悪習は破られ、政策集団として成長すれば自民党は間違いなく再生するだろう。
その結果、日本本来の勁さが発揮され、我が国は国際社会の秩序作りに貢献する国となり存在感も増すだろう。
その時、日本国の行くべき道を指し示す知的、戦略的リーダーシップを発揮することが岸田首相には期待される。
周囲を固める官僚の助言に従うだけでは、その役割は到底果たせない。
政治家だからこそ、宰相だからこそ出来ることの最たるものが国の形の根本を成す憲法の改正である。
岸田首相は2024年の年頭所感と2024年1月30日の施政方針演説で、憲法改正言及した。
改憲にかける思いが本物であっても信じ切れない気持ちが残る。
「自分の(自民党総裁としての)任期中に」
と言うが、それは2024年9月いっぱいだ。
現時点では具体的条文案を国会に提出済みでなければ日程上、難しく、目標達成に必要な段取りが欠落している。
皇位継承の安定化に関しても同様である。
岸田首相の言葉が上滑りし、信頼に欠けるのは実に残念だ。
大目標を語ってもそこに至る道筋が示されないために、空虚に響く岸田文雄首相の言葉に真実性を持たせ、疑念を晴らす道がある。
公明党との関係を見直すことだ。
安倍晋三元首相が如何にして政策を実現していたかを改めて見てみたい。
安倍氏は決して派閥人間ではなく、政策の人だった。
安倍派の枠を突き抜けた派閥横断の政策集団は、新たな国家安全保障戦略、デフレ脱却のためのアベノミクスを生み出し、日本の活力を増強。
世界における日本の地位を引き上げた。
そんな安倍氏の前に立ち塞がったのが連立相手の公明党だった。
安倍氏はある意味、世論の高い支持と選挙に連勝した力を示して公明党との協力を得た。
自民党は政策集団として生まれ変わると宣言した岸田首相にとって、公明党は安倍氏にとってよりずっと深刻な存在となるはずだ。
公明党は時に反自民と言ってよい体質を見せる。
現在も岸田政権の政策推進を妨げている。
岸田首相が2024年に入って2度、憲法改正に言及したことは既に述べた。
それに対して公明党の山口那津男代表が、即、反論した。
能登半島地震などを念頭に先送りできない課題を差し置いて憲法改正に力を注ぐべきではないとして、岸田首相の国会演説を事実上否定した。
日本周辺で高まる一方の中国、ロシア、北朝鮮の脅威を見れば、我が国が1日も早く憲法を改正して自衛隊を
「普通の国の軍隊」
にしなければならないのは自明の理だ。
ウクライナ侵略戦争が示すように、国と国民を守る最後の手段は力である。
自衛隊を正規軍に位置付け、侵略を受けた場合、その力を最大限に発揮して防衛できるようにしなければならない。
憲法改正はそのための第一歩だが、公明党代表は後でよいと言う。
ロシアの侵略を見過ごさないために、軍事を含めてウクライナに出来る限りの支援をすることは、覇権主義的な中国への牽制にもなり、我が国の国益に資する。
しかし、今の日本は憲法の制約により武器装備面でウクライナを支援できない。
また、日英伊3カ国の共同開発による次期戦闘機の輸出も壁にぶつかっている。
公明党の反対が主たる理由だ。
国家の在り方、教育や国防に関して自公間に関して深い溝がある。
自民党が派閥解消で政策をこれまで以上に重視していくのならば公明党との連立解消が重要な鍵となる。
派閥解消宣言を岸田首相の保身の域を遥かに超えて日本全体の活性化に繋げるには、自公連立を解消した上で、政策を軸にした新たな両党の協力関係を築いていくべきだろう。
政治情勢が流動的な今こそ、議論開始の好機である。
派閥解消の先頭に立った岸田首相には、政策集団としての自民党の立て直しを確実にする責任がある。
繰り返しなるが、自公連立を解消し、政策毎の協力関係の構築を目指すことは、何よりも両党の支持者にとって心の晴れる道ともなろう。

<正論>自民党は国家再生の原点に返れ 
同志社大学特別客員教授 笹川平和財団常務理事・兼原信克
2024/2/5 8:00
https://www.sankei.com/article/20240205-L7BFIRJZPROPVKHSJ2LIXOG2WA/
岸田文雄政権が国家安保戦略を策定して1年が経った。
岸田首相は戦後安全保障政策の大転換を成し遂げた。
防衛力をGDP1%枠に縛り付け
「それで負けたら仕方がない」
という、三木武夫政権以来の無責任な基盤的防衛力構想が完全に葬り去られた。
■安保戦略に停滞許されず
巨大化した国力を背景に、アジアの現状を一方的に変更し、尖閣奪取を窺い台湾の武力併合と共産化を狙う中国に対して、防衛費を倍増し日米同盟を活性化し、インド太平洋地域の友邦を募り、日米豪印(クアッド)や日米韓の連携を強化し、地域の平和と安定のためにリーダーシップを取ろうと呼び掛けた。
岸田政権の戦略は、内外から高い評価を受けた。
その肉付けが進んでいる。
国家と国民の安全は、政府の1丁目1番地の仕事である。
国家安保戦略の実現に停滞は許されない。
厳しい安全保障環境を考えれば、一刻の猶予も許されない。
鳴り物入りで始まった反撃力の整備は着実に進んでいる。
「専守防衛」
と言えば聞こえはよいが、自国を焦土とし、国民の命を盾として戦う戦法は、愚かな戦法である。
ウクライナをみれば、核戦争へのエスカレーションを危惧するバイデン米大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領にロシア本土への反撃を許さない。
プーチン露大統領は、聖域化されたロシア領土を利用してウクライナを思う存分に蹂躙している。
敵の策源地を叩かなければ、こちらが降伏するまで国民の殺戮と国土の破壊が繰り返されるのである。
反撃力とは、自衛権行使そのものに他ならない。
政府は、国産の12式地対艦誘導弾能力向上型が登場するまでの次善策として、米国製トマホーク400発の導入を決定した。
最新型の
「ブロック5」
は生産が追い付かないために、
「ブロック4」
を交ぜて購入することで取得開始時期を1年前倒しした。
2025年度から部隊に配備が始まる。
本格的な反撃力がようやく形を整えつつある。
■能動的サイバー防御の課題
しかし、もう1つの目玉だった能動的サイバー防衛には全く進捗がない。
政府の意志が感じられない。
有事の際のサイバー攻撃は言うに及ばず、平時からの情報窃取、ランサムウエアを用いた身代金要求、AIを駆使した認知戦(宣伝戦)と、サイバー空間を悪用する例は枚挙に暇がない。
20世紀末に人間が作り出したサイバー空間は地球的規模で広がり、3次元の物理空間を吞み込んだ。
サイバー空間は、人類に大きな飛躍の可能性を与えると同時に、底知れない闇をも開いた。
距離と時間がない闇空間を、外国の軍諜報部や情報機関、あるいは犯罪者が我が物顔で歩き回る。
各国政府は、サイバー空間の安全を守るために厳しい監視体制を敷き始めた。
日本もまた自衛隊、政府、重要インフラ、更には国民を守るために首相官邸にサイバー局を置き、サイバー空間全体を監視するデータセンターを設置することが必須である。
またホワイトハッカーを大勢雇用して大規模なサイバー軍を立ち上げ、敵のサイバー空間に逆に侵入できるようにせねばならない。
それが能動的サイバー防衛である。
この議論をすると、必ず出てくるのが通信の自由を規定した憲法21条である。
55年体制下では、憲法21条は、憲法9条と並ぶイデオロギー問題であった。
東側に軸足を差し込んだ左派陣営が、東側スパイの摘発に繫がるスパイ防止法に反対し、特定秘密法に反対し、同時に、政府による通信の管理を極度に警戒したからである。
しかし、冷戦が終わって既に30年である。
個人の通信の自由を守りつつサイバー空間の安全を守ることは当然である。
それが現実に世界中で実行されていることである。
■岸田首相の英断を期待する
冷戦下のように左派の反発を恐れていては、国家の安寧は実現できない。
保守本流の生みの親である吉田茂元首相は、左派陣営の猛反対を押し切ってサンフランシスコ講和条約を締結した。
そしてたった1人で日米同盟に署名した。
軽武装を目指したのは、敗戦で破壊され尽くした日本の復活のためであった。
日本という国家の再生こそが吉田の本意であり、保守本流の原点であるはずである。
それがいつの間にか、社会党と国会対策で慣れあい、安全保障を米国に委ね、経済成長の果実をばら撒くだけが保守であるかのような歪んだ意識が生まれた。
何よりも政局の安定を優先するようになった。
特に憲法が絡む安全保障問題ではその傾向が強かった。
安倍晋三元首相は、新しい時代を開くため、正面から憲法9条の解釈変更に挑んだ。
集団的自衛権を巡る憲法解釈を大胆に変更し、幾度も選挙に打って出て国民の支持を勝ち得た。
憲法21条問題で逃げ回っていては、とても保守本流の看板は掲げられまい。
長期政権化した内閣の支持率は低迷しているが、政治と金を巡る混乱と派閥の解消で、むしろ岸田首相の党内権力は大きくなった。
保守本流の嫡子である岸田氏の英断を期待したい。 

自民、防衛装備移転の議論停滞に不満 公明党との連立解消論も噴出
2024/1/31 19:45
https://www.sankei.com/article/20240131-A3B3P7PKQJPSXE3A3X3LJ2GNZQ/
防衛装備品の輸出ルール緩和を巡り自民、公明両党の溝が深まっている。
日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を日本から直接第三国へ輸出可能とするため、2024年年明け早々にも自公の実務者協議を再開させる予定だったが、未だ開催の目処が立っていない。
公明幹部が慎重姿勢を崩さず、自民内には不満が溜まっている。
「国益のため連立を解消してでも進めなければならない」
「岸田文雄首相が(公明の)山口那津男代表と直接話し合うべきだ」。
自民が2024年1月31日に開いた党会合では出席議員から自公間の議論停滞に憤りの声が相次いだ。
自公両党は2023年12月、外国ライセンスで生産する装備品などの輸出規制見直しを政府に提言。
政府は防衛装備移転3原則の運用指針を改定し、輸出規制を緩和した。
一方、国際共同開発品の第3国輸出に関しては殺傷兵器の輸出に慎重な公明が容認せず、結論を持ち越した。
首相は2023年末、実務者協議座長の小野寺五典元防衛相らに対し、2024年年明け早々に協議を再開するよう指示。
政府は日英伊3カ国による次期戦闘機開発の交渉本格化を見据え、2024年2月末までに結論を出すよう要請した。
自民側は2024年1月上旬にも協議を再開させたい考えだったが、公明の慎重姿勢は変わらず、幹部らは態度を硬化させた。
北側一雄副代表は2024年1月31日の記者会見で
「今の状況では(2024年2月末までに)結論が出るとは思っていない」
と重ねて強調した。
政府側の説明不足を指摘する公明幹部に対し、国家安全保障局幹部らは2024年1月以降、改めて説明に出向いているが、未だ理解は得られていない。
しびれを切らす自民は、党内の不満を吸い上げる目的で2024年1月31日の会合を開いた。
今後、小野寺氏が首相官邸を訪れ、部会で出た意見を首相に直接伝える機会を設けることを検討している。
自民内には、事態打開には首相自らが動くしかないとの意見が根強い。
自民関係者は
「実務者同士で議論することはもうない」
ただ、自民も派閥パーティー収入不記載事件によって激震が走り、首相の党内基盤も揺らぐ。
首相が防衛装備移転の推進にどこまで注力できるかは不透明な状況だ。
与党実務者協議の関係者はこう呟く。
「公明には完全に足元を見られている」

主張
次期戦闘機の開発 第三国への輸出解禁せよ
2024/1/22 5:00
https://www.sankei.com/article/20240122-NZIDVTD2PJPKFINLI723YKHDRI/
次期戦闘機の共同開発を巡り、日英伊3カ国が開発の司令塔となる機関を設立する条約を結んだ。
条約は承認のため2024年1月26日召集予定の通常国会に提出される。
日本が同盟国米国以外の同志国と協力して主要装備品を開発するのは初めてだ。
航空自衛隊のF2戦闘機の後継で、2035(令和17)年の配備開始を目指している。
日英伊政府の国際機関は本部を英国に置き、2024(令和)6年度中に発足させる。
初代トップは日本人が就任する。
日英伊の共同企業体(JV)も結成され、トップにはイタリア人が就く。
次期戦闘機の共同開発は日本防衛にとって極めて重要だ。
英伊両国は北大西洋条約機構(NATO)の主要構成国だ。
次期戦闘機は英伊に加え、他のNATO諸国の空軍機にも採用される可能性がある。
製造や能力向上に日本が関わる戦闘機が、世界最大の軍事同盟であるNATOの主要装備になれば、日・NATOの安全保障関係は格段に深まる。
日本の抑止力、外交力を強化する。
開発には、部品調達を含めれば、日本の1000社以上が関わる見通しだ。
専門人材を育て、技術革新や国内の防衛産業の底上げで、日本の経済力の向上にも繋げたい。
条約は次期戦闘機の第3国への輸出の可能性が重要だと記した。
英伊は第三国輸出を予定している。
開発に数兆円の費用がかかるため、輸出でコスト低減を図る狙いがある。
輸出先国との安保関係を堅固にするメリットも大きい。
一方、日本は自ら、第3国輸出の道を閉ざしている。
与党協議で
「公明党」
が輸出緩和にブレーキを掛けているからだ。
このままでは日本は開発の主導権を握れず、国益を損なう。
条約署名後の会見でシャップス英国防相は
「欧州やインド太平洋のリスクは明白だ」
「世界での日本の立ち位置を考えると、見直す時期が来ている」
と述べ、第3国輸出に足踏みする日本に苦言を呈した。
政府は与党に対し、国際共同開発した装備品の第3国輸出緩和について2024年2月末までに結論を出すよう求めた。
友好国への主要装備の輸出は仲間の国を増やし、望ましい安保環境の創出に寄与する。
「公明党」
は現実的な平和主義に転じ、輸出緩和に同意すべきである。

木原稔防衛相、公明への説明「理解を得られるよう調整進める」 次期戦闘機輸出
2024/1/19 17:17
https://www.sankei.com/article/20240119-XQNTQEOK25PBRJLSB4ZEDFVTSI/
木原稔防衛相は2024年1月19日の記者会見で、次期戦闘機など国際共同開発する装備品の第3国輸出に慎重な公明党に説明を尽くす考えを表明した。
山口那津男代表ら幹部から、説明不足との苦言や早急な議論を戒める発言が相次いでいる状況を踏まえ
「理解を得られるよう、調整を進める」
と述べた。
木原氏は次期戦闘機について
「製造機数が多いほど、1機当たりの単価は下がる」
と指摘し、共同開発による開発費低減の利点にも言及。
輸出の是非に関し、与党が2024年2月末までに結論を出せるよう丁寧に調整すると説明した。

公明幹部、期限設定を否定 次期戦闘機輸出の与党協議
2024/1/18 17:00
https://www.sankei.com/article/20240118-L5FS45DKP5M3NKBSBOTAJESXYA/
公明党の北側一雄副代表は2024年1月18日の記者会見で、次期戦闘機など国際共同開発する装備品の第3国輸出の可否を巡り、与党協議の期限設定に否定的な考えを示した。
政府は与党に2024年2月末までに結論を出すよう求めているが、北側氏は
「時期ありきではない」
「2024年2月末に結論を出すということではない」
と述べた。
次期戦闘機について
「殺傷能力のある、先端技術を入れた武器であることは明らかだ」
と指摘。
第3国輸出に関し
「装備移転の原則に大きな変容をもたらすテーマだ」
「慎重に丁寧に議論していかなければならない」
と語った。

公明・山口代表、次期戦闘機輸出で苦言「政府説明がない」
2024/1/16 17:39
https://www.sankei.com/article/20240116-ZMCBXNTZXRKPJFOZ37RDFFWUSI/
公明党の山口那津男代表は2024年1月16日の記者会見で、次期戦闘機など国際共同開発する装備品の第3国輸出を巡る政府の姿勢に苦言を呈した。
「殺傷能力を持つ兵器を輸出しないのが我が国の基本的な進め方だった」
「政府がなぜ変えるのか、説明がほとんどない」
と述べた。
英国、イタリア両国と進める次期戦闘機の共同開発は、日米同盟の枠組みとは全く異なると指摘。
「変化に対する取り組みを、もっと掘り下げて考える必要がある」
と問題提起した。
政府は与党に対し、2024年2月末までに輸出の是非に関する結論を出すよう求めている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/544.html#c78

[政治・選挙・NHK293] JAL123便ボイスレコーダー等開示請求事件(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
6. 秘密のアッコちゃん[183] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月07日 19:36:05 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[296]
<■378行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
志賀原発 能登半島地震の被害箇所 初公開 一部復旧めど立たず
2024年3月7日 19時23分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240307/k10014382081000.html
能登半島地震で変圧器などが壊れる被害を受けた石川県志賀町にある志賀原子力発電所が地震の発生以降初めて報道関係者に公開されました。
志賀原発では能登半島地震の際、1号機の原子炉建屋の地下2階で震度5強相当の揺れを観測しました。
北陸電力は2024年3月7日、地震の発生以降初めて被害を受けた設備などを報道関係者に公開しました。
■2号機の変圧器
このうち、外部から電気を受ける際に使う2号機の変圧器は、配管などが壊れておよそ1万9800リットルの油が漏れ出し、一部が海に流出したとみられています。
故障の様子などは既に確認できなくなっていましたが、この影響で合わせて3系統5回線ある送電線のうち、1系統2回線が今も使えなくなっています。
北陸電力は補修を進めていますが、更に詳しい調査を行うため、今のところ復旧の目処は立っていないということです。
ただ、別の系統や非常用電源も確保しているため、使用済み核燃料を保管するプールの冷却など安全上重要な設備の電源は確保されているとしています。
■1号機の変圧器
また、同じく地震で壊れた1号機の変圧器も公開され、北陸電力の担当者が2024年2月に仮復旧したことなどを説明していました。
■非常用ディーゼル発電機
志賀原発を巡っては、能登半島地震の後も、合わせて6台ある非常用ディーゼル発電機のうち1台が試運転中に自動停止するなどトラブルが相次いでいます。
北陸電力の中田睦洋原子力部長は、
「初動対応では情報が錯そうする中、情報発信が二転三転し大きな課題を残した」
「課題の洗い出しと訓練を重ね、対応の向上に努めたい」
と述べました。
志賀原発は1号機、2号機共に2011年から運転を停止していて、このうち2号機については、再稼働の前提となる審査が行われていますが、原子力規制委員会は、今回の地震のメカニズムや周辺の断層の状況など新たな知見を反映させる方針で、審査は更に年単位で長期化する見通しです。

能登半島大地震 悪意に満ち満ちた志賀原発報道
Hanada2024年4月号 ブロガー 藤原かずえ
■安全が確保された志賀原発
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震は、能登半島北岸の延長約150kmに渡って分布する逆断層型の断層帯が連動したものであり、当該地域において1000年に1度規模の歪エネルギーが解放されたとされる大規模地震です。
断層帯から約30km南に位置して、震度7の揺れを観測した石川県志賀町富来地区における地震波の最大加速度は2828ガルであり、東日本大震災で震度7の揺れを観測した宮城県栗原市の2933ガルに相当する強震であったと言えます。
同じ志賀町に位置している北陸電力・志賀原子力発電所(以下、志賀原発)では、1号機原子炉建屋地下2階で、震度5強、加速度399.3ガルの地盤の揺れが観測されました。
富来地区と比較して志賀原発の揺れが極端に小さいのは、志賀町富来地区が地震動を増幅する
「土質地盤」
を基礎としているのに対し、志賀原発は地震動が増幅されることのない
「堅硬緻密な岩盤」
を直接基礎としているためです。
紛れもない事実として、志賀原発では、
【原発の安全性(止める、冷やす、閉じ込める)】
に影響を与える地震被害は一切発生しませんでした。
まさにこの事は、原発の安全規制に基づく耐震設計が、大規模地震に対して有効に機能したことを示す重要な証左と言えます。
もちろん、志賀原発においても、地震による被害が全く発生しなかったわけではありません。
原発の安全性に直接影響を与えない施設において、想定済みの許容可能な被害がいくつか発生しました。
北陸電力は地震発生直後から被害の調査を開始し、その結果を速報で逐次発表しています。
ここで、極めて理不尽なことに、一部マスメディアは、この想定済みの許容可能な被害を不相応に問題視し、あたかも原発の安全性に問題があったかのように、一般市民の不安を煽りかねない反原発キャンペーンを展開しています。
もちろん、大規模地震の発生時に、震源近くに位置する重要な社会基盤である原発の被災状況を詳細に報じることはマスメディアの重要なミッションです。
しかしながら、その被災の内容を正当に評価することなく、必ずしも原発の仕組みに精通していない一般市民に対して不相応にセンセーショナルな見出しを付けて不安を煽る行為は、情報の非対称性を悪用した【モラル・ハザードmoral hazard】に他なりません。
本稿におては、その典型的な例をいくつか挙げてみたいと思います。
■原発のモラル・ハザードを指摘する前に、緊急時における原子力発電の安全性確保の基本を説明しておきます。
原子力発電は、原子炉内のウランの核分裂反応で発生する熱によって、蒸気を発生させることでタービンを回す発電方式です。
緊急時における安全性は
「止める、冷やす、閉じ込める」
という3つのプロセスによって確保されます。
まず、
「止める」
に当たっては、原子炉のウラン燃料の間に制御棒を差し込むことによって、核分裂反応を止めます。
次に、
「冷やす」
に当たっては、電動ポンプで大量の水を循環させることによって原子炉および使用済み燃料貯蔵プールの水を冷やします。
最後に、
「閉じ込める」
に当たっては、健全な圧力容器および格納容器によって放射性物質を隔離します。
今回、志賀原発では、1号機(BWR=沸騰水型軽水炉)・2号機(改良型BWR=改良型沸騰水型軽水炉:新規制基準適合性の審査中)共に停止状態にあり、原子炉に燃料が装填されていなかったため、原子炉の
「安全な状態」
は確保されていました。
また、使用済み燃料貯蔵プールの冷却も順調に継続しています。
加えて、重要な事実は、
「止める、冷やす、閉じ込める」
というプロセスに影響を与える施設への被害が発生していないため、
「稼働時の安全性」
も完全に確保されていたということです。
ところで、原発の敷地内には、発電施設など原発の安全性に影響を与えない施設がいくつも存在します。
誰でも分かる同語反復ですが、原発の安全性に影響を与えない施設が故障しても、原発の安全性には影響を与えません。
ただ、一般市民は、原発の安全性に対してどの施設が影響を与えてどの施設が影響を与えないか、よく知っているわけではありません。
なぜなら、マスメディアがこの事をほとんど報じないからです。
原発内の施設は、安全性に及ぼす耐震設計上の重要度によって次のように分類されています。

★Sクラス施設
「止める、冷やす、閉じ込める」
という原発の安全性に大きく影響を与える施設(建築基準法の3倍の耐震性を持つよう設計)=原子炉圧力容器・原子炉格納容器・制御棒・非常用発電機など
★Bクラス施設
原発の安全性への影響が比較的小さい施設(建築基準法の1.5倍の耐震性を持つよう設計):核廃棄物処理施設
★Cクラス施設
基本的に原発の安全性への影響がなく一般産業施設又は公共施設と同等の安全性が要求される施設(建築基準法の1倍の耐震性を持つよう設計):タービン・発電機・変圧器など

ここで建築基準法は、数十年に1度程度発生する中規模地震(震度5程度で80〜100ガル)に対して破損することなく、数百年に1度程度に発生する大規模地震(震度6程度以上で300〜400ガル)に対して部分的に破損しても倒壊しないことを求めています。
今回の地震で志賀原発は、定性的には震度5強と認定されていますが、定量的には加速度399.3ガルを観測する紛れもない大規模地震でした。
これは、志賀原発内のCクラス施設が部分的に破損したしたものの倒壊しなかった事実とも整合的です。
ただし、先述したように、たとえ原発が稼働中であったとしても、大規模地震でCクラス施設が部分的に破損することは想定内であり、原発の安全性には影響を与えないのです。
以上のような基本的考え方を踏まえた上で、今回の地震において発生した、一般市民の恐怖を煽る悪意ある一部マスメディア報道のカラクリについて説明したいと思います。
■想定内を想定外と喧伝
今回の地震によって、志賀原発では、外部電源を利用するための2台の変圧器の配管が破損して油が漏洩する事象が発生しました。
これらの変圧器は、平常時に外部電源を受けるために使われているものであり、その機能上必要な絶縁油が漏洩したものです。
2024年1月13日付の【東京新聞】は、この事象を含めた志賀原発の地震被害を
<震度5強の志賀原発で「想定外」続々・・・なのに規制委は動かない>
という見出しを付けて報じました。
ここで、外部からの電気を送る設備である送電鉄塔や送電線は、自然災害を受けやすい山体斜面など原発の管理区域外を通過するため、自然災害時の健全性は確実に保障されています。
従って、外部電源は、緊急時に原発が
「止める、冷やす、閉じ込める」
を確実に実行するために必要となる非常用電源にはなり得ません。
外部電源を利用するための変圧器も、原発の安全性に影響を与えないCクラス施設に指定されています。
つまり、加速度399.3ガルの地盤の揺れを観測するような大規模地震が発生した時に変圧器が部分的に損傷を受ける事態は、
「想定外」
ではなく、最初から
「想定内」
なのです。
先述したように、Cクラス施設に建築基準法を超える特別な耐震性は求められません。
電力会社は、より安価な電気を私たち利用者に提供するため、経済原理に従うスペックで設計します。
あくまで大規模地震による変圧器の破損は織り込み済みの被災であり、インフラ復旧の経済的観点からの報道価値はあるものの、原発の安全性に関連付けて報じるのは明らかに不合理です。
ちなみに、今回の地震時に稼働中であった北陸電力・七尾大田火力発電所においても、志賀原発と同様、変圧器(送電用)の絶縁油が漏出する事象が発生しました。
しかしながら、こちらの事象についてリアルタイムで詳細に報じた大手メディアは、産経新聞・テレビ朝日・NHK・日本経済新聞のみでした。
■読売新聞の明確な誤り
敢えて言えば、突然の稼働停止で経済的実害を伴う七尾大田火力発電所の変圧器の破損を詳細に報じない一部大手メディアが、最初から稼働停止している志賀原発の変圧器の破損を過剰に問題視したのは、原発の安全性に影響を与えるSクラス施設と混同させて一般市民の不安を煽るため、と疑いを持たれても仕方ありません。
2024年2月4日付の【読売新聞】は
<最も強い揺れに耐える「Cクラス」でも壊れる志賀原発の変圧器>
という見出しの記事で、
<変圧器のトラブルは北陸電力の主張や立場を揺るがしかねない>
と結論付けています。
<変圧器は耐震クラスCの製品で、現状入手できうるうち最も強い揺れに耐える仕様だという>
<それが壊れたことは、原発が受けた揺れの大きさを示す>
(中略)
<原子炉は1000ガル程度に耐えれば十分との立場で原子力規制委員会の安全審査に臨んでいる>
<しかし、北陸電によると、耐震クラスCの変圧器は500ガルまで耐えられる仕様で、変圧器のトラブルは北陸電の主張や立場を揺るがしかねない>
まず、この記事の見出しにある
<最も強い揺れに耐える「クラスC」>
というのは明確な誤りです。
最も強い揺れに耐えるのはSクラス施設であって、Cクラス施設ではありません。
Cクラス施設は、今回の志賀原発で観測された大規模地震によって一部破損するものの倒壊しない程度の耐震性です。
ちなみに、
<500ガルまで耐えられる仕様>
というのは、評価時に変圧器本体に対して水平方向に力を加える静的な加速度への耐震性を示すものであり、地盤の揺れの加速度として観測された399.3ガルとはそのまま比較できないことに注意が必要です。
ここで言う
<1000ガル>
も、原発の耐震設計において設定される
「基準地震動」
の加速度であり、原子力規制委員会から耐震要求がないCクラスの施設に求められる
「耐震性」
とは明確に異なるものです。
これらを十把一絡げにし、
<北陸電の主張や立場を揺るがしかねない>
と結論付けるのは、余りにも軽率であると言えます。
原発の耐震設計の理論を理解することなく、誤った解釈で原発の安全性を否定することは、規制に従って事業を行う電力会社はもちろんのこと、その事業の安全性に判定を下す一般市民にとっても迷惑千万なことです。
■恐怖の煽動
2024年1月5日付の【東京新聞】は
<過小評価はできない「外部電力の喪失」>
として、変圧器の破損について次のように報じています。
<北陸電力や政府が「大きな異常ではない」とした外部電力の一部喪失も見逃せない>
<東京電力福島第1原発事故は、外部電力が喪失、非常用電源も水没したことが原因となったからだ>
同様に、2024年1月4日放送の【TBSテレビ『サンデーモーニング』】も次のように報じています。
<志賀原発でもトラブルが相次いでいたことが明らかになりました>
<これは原発内部の様子>
<床に溜まっているのは油です>
<非常時に外部から電源を受けるために使う変圧器の配管が壊れたため、流出したとしています>
まず、【サンデーモーニング】が、この変圧器について
<非常時に外部から電源を受けるために使う>
と報じたことは巧妙なミスリードです。
先述したように、外部電源はあくまで平常時の電源です。
もちろん、非常時にも利用可能であれば外部電源を使うことになります。
ただし、外部電源が全て喪失しても原発の安全性は維持されます。
外部電源とは別に、多様な非常用電源が多重に用意されているからです。
【東京新聞】が、東京電力福島第1原発の事故を根拠に
<外部電源の一部喪失も見逃せない>
とするのは、原発の安全規制の考え方に反する欺瞞に満ちた暴論です。
なぜなら、外部電源に頼らない多様かつ多重な非常用電源の確保は、原子力規制委員会による新規制基準が掲げる【深層防護】の核心的部分であり、全原子力発電所が既に改善済みであるからです。
ここで、深層防護とは
「目的達成に有効な複数の(多層の)対策を用意しつつ、かつ、それぞれの層の対策を考える時、他の層での対策に期待しない」
とする理念です。
地震時において、志賀原発では非常用ディーゼル発電機5台、大容量電源車1台、高圧電源車6台が待機していました(他に、点検中の非常用ディーゼル発電機1台と大容量電源車1台)。
また、1号機と2号機で電源の融通も可能となっています。
しかも今回は、非常用電源を使用するに至りませんでした。
志賀原発では外部電源を5回線から多重に受電しているため、そのうち2回線からの受電が不可能になっても3回線からの受電が可能であったからです。
原発の非常用電源が徹底的に強化されているという周知の事実を無視して、外部電源をの一部喪失を
<大きな異常>
であるかのように報じるのは、一般市民に不合理な恐怖心を与える悪意に満ち溢れた【ブラック・プロパガンダ black propaganda】に他なりません。
■想定越えという誤報
2024年1月10日付の【日本経済新聞】
<志賀原発、地震の揺れが一部で想定越え 原子炉異常なし>
という記事も、多分にミスリードを含んでいます。
<原発には施設や設備ごとに考えられる最大の揺れがあり、構造物ごとに揺れの大きさを示す加速度(ガル)を想定する>
<1、2号機の原子炉建屋の基礎部分で揺れが想定を上回った>
<1号機では東西方向の0.47秒の周期で918ガルの想定に対し957ガルだった>
同様に、2024年1月4日放送の【TBSテレビ『サンデーモーニング』】でも、コメンテーターの【元村有希子氏】が
<一部で想定を超える揺れが観測された>
と問題視しました。
物体には、その幾何学的特性と物理的特性に依存して、固有の周期の波に応答しやすい性質があります。
原発における構造物の耐震設計に当たっては、近傍の活断層や過去の地震などの調査結果に基づいて
「基準地震動」
という特定の加速度を持つ基盤の地震動を想定した上で、波の周期ごとに応答する加速度の大きさを計算します。
これを
「加速度応答スペクトル」
と言います。
この加速度応答スペクトルを基に、特定周期の波に応答する各構造物の耐震性を検討することになります。
ここで、【日本経済新聞】の記事において比較されている
<揺れ>
は、過去に想定していた600ガルという基準地震動に対する加速度応答スペクトルであり、北陸電力が新規制基準に対して2014年に申請した1000ガルという基準地震動に対する加速度応答スペクトルではありません。
また、
<揺れが一部で想定越え>
とされる周期に応答する安全上重要な構造物も存在しません。
重要な事実として、耐震設計審査指針の改定を踏まえた耐震安全性評価(耐震バックチェック)の加速度応答スペクトル、および新規制基準に対し申請した1000ガルという基準地震動に対する加速度応答スペクトル(図参照)は、今回の地震に対する加速度応答スペクトルを全ての周期において上回っています。
つまり、今回の地震の揺れは、申請中の設計仕様で耐え得るものであり、
<揺れが一部で想定越え>
というのは誤情報であると言えます。
■二転三転なるイチャモン
北陸電力は、今回の地震に対する志賀原発の現状について、積極的に繰り返し情報発信しました。
この一連の情報発信に対して、2024年1月12日付の【毎日新聞】は
<トラブル続発、情報も二転三転>
という見出しで、北陸電力を非難しました。
<北陸電力は地震発生時、変圧器で自動消火設備が作動し、運転員が焦げのような臭いと爆発音を確認したと規制委に報告した>
<林芳正官房長官はこれを受け「変圧器で火災が発生した」と発表した>
<しかし北陸電力は翌2日、火災はなかったと訂正>
<運転員が、油の臭いを焦げ臭いと誤認し、変圧器内部の圧力を下げる板が作動した音を、爆発音と聞き間違えていた>
<敷地に到達した津波についても、当初「水位計に有意な変動は見られなかった」と説明していたが、その後、高さ1〜3メートルの津波が複数回到達したと訂正した>
<漏れた油の量も不正確だった>
<2号機で当初約3500リットルと発表したが、実際の漏出量は5倍超の約1万9800リットルに上った>
<更に、油は全て建物内のせきの内側に留まっていると一旦説明したにもかかわらず、一部が海に漏れ出ていたことも後に明らかになった>
<自動消火器設備の水と混ざって漏れたとみられが、海への漏出が発覚した後に吸着マットを設置したものの再び流出が起き、敷地外に漏れた総量は約6リットルだった>
一般に、自然災害が発生すると、発電所のような社会基盤施設を管理する事業者は、災害の波及リスクを回避するために、施設全体に渡る問題の有無を概略的に把握(概査)した上で、個別の問題個所を詳細に把握(精査)することで応急対策を検討・実施することになります。
これは、社会基盤施設の【危機管理crisis management】における【事業継続計画BCP=Business Continuity Plan】の標準的な対策方法です。
原発の場合には、原子力災害対策初動対応マニュアルに従ってオンサイト情報の収集が行われ、順次開示されます。
北陸電力は、大地震発生当日の施設全体の概査を基に速報した
「推定値」
を、翌日以降の個別の精査に基づき角度の高い数値に更新しました。
【毎日新聞】など日本の一部マスメディアは、この至極常識的なBCP対策を
「情報が二転三転」
などとして非難しているのです。
以下、【毎日新聞】が問題視している北陸電力の3つの情報更新について分けて論じたいと思います。
■安全性確保は変わりなし
まず、
<火災はなかったと訂正>
した件について、危機管理の初動対応で必要とされるのは
「現在の状態」
を把握するための概査である【検査inspection】であり、
「過去の履歴」
を含めて原因を特定するための精査である【事故調査investigation】ではありません。
北陸電力が変圧器の状況を確認した時点では、消火設備が既に起動していたため、施設が火災という事象を履歴したか否かについて確認できませんでしたが、施設が火災という状態にないことは確認できたわけです。
これが、その後の個別の調査によって
「火災はなかった」
と確認されたとしても、危機管理上は何も問題はありません。
次に、
<津波が複数回到達したと訂正>
した件について、海抜11mの位置にあり、更に高さ4mの防潮堤が設置されている志賀原発において、高さ1〜3mの津波が原発の安全性に有意でないことは自明です。
危機管理の実務を理解していないお気楽なマスメディアへの情報提供のために、被災直後の最も重要な時間を浪費して安全性に有意ではない波の高さを時系列分析するなど、災害対応のBCP対策に最も貴重である人的資源の無駄遣いに他なりません。
更に、
<実際の漏出量は5倍超の約1万9800リットルに上った>
件について、北陸電力は、変圧器から漏洩した絶縁油の量として、漏洩箇所より上部に位置するタンクの総量である3500リットルを推定値として速報しましたが、変圧器本体の一部も漏洩箇所上部に位置するため、この部分に存在する量を合わせて1万9800リットルとデータを更新しました。
既にこの時、絶縁油の回収自体は完了していました。
たとえ3500リットルが1万9800リットルであろうと、変圧器を取り囲む堰内に貯留した絶縁油を迅速に回収し、安全性が確保されたことに代わりはありません。
【毎日新聞】は、原発の安全性に何の被害も与えていない五十歩百歩の漏洩量を執拗に責め立てているのです。
尚、この件に関連して、自動消火設備の水と混ざった油が排水溝を通って敷地外へ6リットル漏れたことを問題視したことは、最早マスメディアによる電力会社に対するハラスメント行為に他なりません。
社会基盤施設を復旧させようと昼夜を分かたずに作業している電力会社の従業員も、立派な被災者です。
もし、【毎日新聞】がこのことに報道価値があると考えるのであれば、津波によって家屋・家財道具・食用油や灯油を含む消耗品・ガソリンが充填されている自家用車を海へ流された被災者も同罪です。
報道でいちいち晒して叱責する必要があります。
このような社会正義を理不尽に振りかざしたイチャモン報道は、被災企業である北陸電力のインフラの被災を理不尽かつ執拗に吊るし上げ、BCP対策を妨害し、社会に不必要な恐怖を与えて混乱させる行為に他なりません。
一体、彼らは自分を何様だと思っているのでしょうか。
■個人的懐疑に基づく論証
ここまで述べてきたように、志賀原発は1000年に1度とされる大規模地震に対して大きな余裕を残して安全性を確保しましたが、一部の反原発派はこの揺るぎない事実を無視して、妄想で原発批判を繰り返しています。
2024年1月5日付の【東京新聞】は、次のように志賀原発の存在を問題視しています。
<志賀原発は1度、原子炉建屋直下に活断層ありと判定されるなど、色々といわくのある原発>
<今回耐えたから大丈夫と言えるのか>
志賀原発の敷地内に存在する断層が活断層でないことは、好物脈法という科学的手法によって立証され、原子力規制委員会も事実認定しています。
【東京新聞】は、この歴然とした事実を無視し、事実と反する過去の<いわく>を根拠にして、志賀原発を問題視しているのです。
この冤罪肯定は、
「推定無罪」
どころか、
「たとえ事実に反していても疑わしきは罰する」
という不合理極まりない暴力的な思考と言えます。
真偽とは無関係に、疑いをかけさえすれば、何でも否定することが可能になるからです。
また、志賀原発が1000年に1度とされる大規模地震に対して大きな余裕を残して安全性を確保したことは、その安全性を証明する非常に重要な事実です。
今回の地震で1000年に1度とされる歪エネルギーが解放されたことは、志賀原発の供用期間において今回を超える大規模地震の発生確率が低下した、と考えるのが破壊力学の常識であるからです。
<今回耐えたから大丈夫と言えるのか>
と無責任に言い放つのは、【個人的懐疑に基づく論証argument from personal incredulity】と呼ばれる誤謬(論証の過程に論理的または形式的な明らかな瑕疵があり、その論証が全体として妥当でないこと。つまり、間違っていること。意図した論述上の誤謬は「詭弁」と呼ばれる)です。
また、2024年1月7日放送の【TBSテレビ『サンデーモーニング』】では、青木理(おさむ)氏が次のように述べています。
<珠洲市は市長が「壊滅状態」と言ったが、ここには元々原発計画があった>
<それは住民の反対で潰れたが、もし原発があって稼働中であったらどうなのだろうか>
<今回、志賀原発は止まっていたが、油漏れがあったり、電源の一部が途絶した>
<ここが運転していたら、ここで事故があったら、半島の先には近付くこともできなくなってしまうことを考えると、やっぱり原発回帰の今のエネルギー政策に対しても目を凝らして、「それでいいのか」という視点が必要だ>
青木氏は、実際には存在していない珠洲原発が今回の地震で事故を起こすという【検証不可能untestable】な妄想を根拠に、原発批判を行っています。
妄想は更に暴走し、今度は稼働中の志賀原発で事故が発生するという妄想を根拠に、半島の先に近付くこともできなくなってしまうと妄想し、更にその妄想を根拠に原発批判を行っています。
このように、実際には発生していない現象を根拠にして結論を導くのは【転覆した裏付けsubverted support】と呼ばれる誤謬です。
■妄想しか根拠なし
最早妄想しか根拠にならないのか、2024年1月30日付の【中日新聞】では、原子力の専門家の小出裕章氏(元京都大学助教)が次のように述べています。
<今回の地震で志賀原発は外部電力の一部が使えなくなり、非常用発電機も一部停止した>
<稼働していたら、福島第1原発と同様の経過を辿ったかもしれない>
これは、相違が大きい2ケースを同一視して無理矢理類推してしまう【アナロジーの乱用weak analogy】と呼ばれる帰納推論の誤謬です。
先述したように、今回の地震でSクラス施設に被害が存在しなかったことから、たとえ稼働していたとしても、志賀原発の安全性は確保されていました。
何よりも非常用電源が十分に確保されていたにもかかわらず、非常用電源の喪失を仮定して結論を導いているのは、【事実と反対の仮説hypothesis contrary to fact】と呼ばれる妄想です。
このように、日本の一部マスメディアが、公然の事実に立脚せず、立証責任を果たすことなく、ゼロリスク思考で原発事故を無理矢理妄想するのは、最早【言論argumnet】ではなく、恐怖の感情で人間を操作する【マインド・コントロールthought reform】に他なりません。
科学が風評に負けてはいけません。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/552.html#c6

[政治・選挙・NHK293] 国税庁は大困惑…公式Xで「確定申告」呼びかけ大炎上!自民裏金議員への国民の怒り爆発(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
25. 秘密のアッコちゃん[185] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月08日 10:33:27 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[298]
<■73行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
核保有なら日韓同時に
米政府の強力な反対がなければ、韓国の核武装は時間の問題かもしれない。
韓国が核武装すれば、東アジアの主要国の中、日本だけが非核国となる。
中国は、表向きでは北朝鮮の核保有に反対する姿勢を見せているが、その理由は日本の核武装に口実を与えるのが怖いからだ。
日本が核保有について真剣に議論を始めるだけで、中国は本気で北朝鮮の核を放棄させようとするかもしれない。
非核3原則を貫いてきた日本では核兵器に関する議論すらタブー視されている。
ただし、日本が置かれている安保環境は、韓国と大いに異なるわけでもない。
米国の反対を押し切り独自の核武装をしたフランスのドゴール大統領は回顧録『希望の回想』で、
「米国は西ヨーロッパがソ連の手中に落ちるのを見過ごすことはない」
「核で阻止する」
として説得しようとするケネディ米大統領に対し、
「ソ連の侵略がどこまで及んだら、いつの段階で、どの目標物を攻撃するつもりか」
と反問した。
するとケネディ氏は返事できなかったと記す。
今の日本が置かれている安保環境は、かつてのフランスよりはるかに安全とは言えない。
米国の対アジア政策が永遠に不変とも言えない。
東アジアのパワーバランスのために日本は韓国と協力して必要なだけ、必要な時期までにのみ核を保有するとすれば、実現の可能性は高くなるのではないか。
<正論>日本だけ非核国で本当によいか 
龍谷大学教授・李相哲
2024/3/8 8:00
https://www.sankei.com/article/20240308-UTKHF5L3BFKKRHCDAE7575VOBM/?437518
最近、ある韓国国策研究所の研究員から驚くべき話を聞いた。
韓国が核武装をするのは時間の問題だという。
その理由は北朝鮮の非核化が絶望的になっており、米国に頼るだけでは不安だから韓国人の10人に6人は独自の核保有は必要と考えているためという。
韓国サンド研究所が2022年7月に実施した調査では74%の韓国人が
「独自の核開発に賛成」
だった。
同研究員によれば、それまで独自の核開発は
「自殺行為」
と否定的だった安保分野の専門家の多くが今は賛成に転じている。
■韓国の核保有は時間の問題
韓国独自の核保有を主唱する研究者の1人、韓国核自強戦略フォーラム代表で世宗研究所韓半島戦略センター長の鄭成長博士は、近著で核武装への具体的なロードマップまで提示した。
北朝鮮が7回目の核実験を行えば、韓国は核拡散防止条約(NPT)から脱退、6カ月以内に北朝鮮が非核化交渉に応じなければ核開発に着手するというものだ。
今や核保有に必要なのは強力なリーダーの出現のみという。
事実、韓国は1960年代終わり頃から朴正熙大統領の強力なリーダーシップの下で核開発を進めた歴史がある。
1969年7月、ニクソン米大統領は、アジアの安全はアジアの国々が自主的に責任をもつべきという
「ニクソン・ドクトリン」
を発表し、駐韓米軍撤収に言及した。
韓国が秘密裏に核開発を始めたのはこの時期と重なる。
今、韓国は再び独自の核保有を真剣に考えているようだ。
背景としては3つの要因が考えられる。
まず北朝鮮核への唯一の対抗手段だからだ。
北朝鮮はこれまで、核開発は米国に対抗する手段だと言ってきたが、最近では露骨に韓国を核で攻撃すると恫喝するようになった。
今のところ米国は、北朝鮮が核で韓国を攻撃した場合、金正恩政権は終末を迎えるだろうと警告はしたが、どの段階で具体的にどのような形の報復をするのかについては、明らかにしていない。
■ウクライナ戦争が示した教訓
第2に地域の平和のためだ。
第2次大戦後、核保有国の間で全面戦争が勃発した例はない。
韓国が核武装をすれば、北朝鮮の恫喝は通用しなくなるという論理だ。
2023年4月、クリントン元米大統領は、アイルランド・メディアとのインタビューで、ウクライナが旧ソ連解体時に保有していた核弾頭、長距離弾道ミサイル(ICBM)、戦略爆撃機をロシアに引き渡していなかったら、ロシアは簡単にウクライナを侵略することはなかっただろうと述べた。
第3に長期的には避けられない選択だ。
韓国が核を開発するためには、NPTから脱退しなければならない。
そうなれば、貿易立国の韓国は国際社会から孤立する。
貿易の20%以上を頼っている中国の制裁はもとより、米国も制裁措置を取る可能性がある。
更に、核燃料の100%を外国に依存している韓国は原子力発電ができなくなり経済は大きく後退するだろう。
それでも韓国の核自強論者たちは、核保有は国益に適うと主張する。
韓国は1960年代の韓国ではなく、経済規模においても軍事力においても
「大国」
だ。
米国は経済的、軍事的に韓国を必要とする。
米国の考えも変わりつつある。
トランプ前大統領は大統領選期間中の2016年3月、ニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで
「日本と韓国について、北朝鮮や中国から自国を防衛するために、米国に依存するのではなく独自で核兵器を製造することを容認する」
考えを示した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/559.html#c25
[政治・選挙・NHK293] 「処分されるべきは自民党ウラガネ議員」…大石晃子&櫛渕万里れいわ議員「厳重注意」処分にSNSは怒りの渦(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
45. 秘密のアッコちゃん[186] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月08日 10:52:32 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[299]
<■431行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
能登半島地震で被災した志賀原発、北陸電が初公開 外部電源の一部喪失
2024/3/7 20:41
https://www.sankei.com/article/20240307-GREUACCHDVMWTMFA3RZEXDPP7A/
北陸電力は2024年3月7日、能登半島地震で最大震度7を観測した石川県志賀町に立地する志賀原子力発電所構内を被災後初めて報道陣に公開した。
地震の影響で発電所内の変圧器が故障し、送電線から電気を受ける外部電源の一部が今も使えない状況が続いている。
志賀原発では1号機直下で震度5強を観測。
2024年3月7日は配管が破損し、絶縁油が漏出した2号機変圧器や、地震の強い揺れで冷却水が溢れた使用済み燃料プールの貯蔵状況などが公開された。
外部電源は、2号機変圧器の故障で3系統5回線のうち1系統2回線が使えなくなった。
復旧の見通しについて、公開後に取材に応じた北陸電の中田睦洋・原子力部長は
「最大の課題。何か手はないか検討している」
と述べた。

能登半島地震で志賀原子力発電所は、安全上の生命線とも言える外部電源の一部を喪失したが、重大事故には至らなかった。
ただ、同原発の被害を巡っては、初動時の情報発信で北陸電力が訂正を繰り返したこともあり、臆測やデマが今も飛び交う。
今回の公開は、被害実態を正しく伝えたい北陸電の狙いがある。
■訂正繰り返し
2号機タービン建屋のすぐ真横に、無数の冷却ファンが一際目を引く主変圧器がある。
地震の影響で一部が破損し、大量の絶縁油が流出。
発災直後、北陸電は変圧器から
「爆発音と焦げ臭い臭いがする」
と発表したが、現場調査の結果を踏まえ、後に
「火災はなかった」
と訂正した。
油の流出量についても当初、約3500リットルと発表したものの、その後約2万リットルに訂正。
一部は海に流れ出ていた。
破損した冷却器は既に取り外され、現在は補修に向けて外側を覆うように足場が組まれる。
だが、完全復旧に向けては交換部品の調達などに時間が掛かり、北陸電は
「2024年8月以降になる」
との見通しを示す。
志賀原発には2基の原子炉がある。
1号機は平成5年、2号機は平成18年に運転を開始したが、東京電力福島第1原発事故が起きた平成23年以降、運転を停止している。
出力の大きい2号機は、再稼働の前提となる審査に申請。
敷地内にある断層が将来動く可能性のある活断層か否かの評価で審査は長期化している。
原子力規制委員会は今回の地震で得られた知見も加味する方針を示し、審査は更に数年単位でずれ込む公算だ。
この日は、地震で破損し、油が流出した1号機変圧器や使用済み燃料を保管するプールも公開された。
燃料プールは地震の強い揺れで水が溢れ、1号機では冷却機能が一時停止。
一方、5回線あった外部電源は変圧器の故障で2回線が使えなくなったが、現在は代替電源に切り替え、冷却機能は十分に維持できているという。
■正確な被害周知
ただ、インターネット上では初動時の情報発信で訂正を繰り返した北陸電側の情報を疑う声や、被害の実態とはかけ離れたデマが飛び交う。
北陸電の担当者は
「このタイミングでの公開は臆測ではなく、正確に被害の実態を知ってもらう狙いもある」
と打ち明けた。
トラブル発生時の対応拠点として先月末まで運用した緊急時対策棟にも立ち寄った。
運用時は約120人が24時間態勢で監視を続けた施設だが、今は誰もいない。
大型モニターの下には監視に当たった運転員を励ます寄せ書き。
柏崎刈羽原発の稲垣武之所長が寄せたメッセージもあった。
「事故を経験した者として大変さはよく分かります」
「1日も早く通常の日々が戻ることを祈念しております」

志賀原発 能登半島地震の被害箇所 初公開 一部復旧めど立たず
2024年3月7日 19時23分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240307/k10014382081000.html
能登半島地震で変圧器などが壊れる被害を受けた石川県志賀町にある志賀原子力発電所が地震の発生以降初めて報道関係者に公開されました。
志賀原発では能登半島地震の際、1号機の原子炉建屋の地下2階で震度5強相当の揺れを観測しました。
北陸電力は2024年3月7日、地震の発生以降初めて被害を受けた設備などを報道関係者に公開しました。
■2号機の変圧器
このうち、外部から電気を受ける際に使う2号機の変圧器は、配管などが壊れておよそ1万9800リットルの油が漏れ出し、一部が海に流出したとみられています。
故障の様子などは既に確認できなくなっていましたが、この影響で合わせて3系統5回線ある送電線のうち、1系統2回線が今も使えなくなっています。
北陸電力は補修を進めていますが、更に詳しい調査を行うため、今のところ復旧の目処は立っていないということです。
ただ、別の系統や非常用電源も確保しているため、使用済み核燃料を保管するプールの冷却など安全上重要な設備の電源は確保されているとしています。
■1号機の変圧器
また、同じく地震で壊れた1号機の変圧器も公開され、北陸電力の担当者が2024年2月に仮復旧したことなどを説明していました。
■非常用ディーゼル発電機
志賀原発を巡っては、能登半島地震の後も、合わせて6台ある非常用ディーゼル発電機のうち1台が試運転中に自動停止するなどトラブルが相次いでいます。
北陸電力の中田睦洋原子力部長は、
「初動対応では情報が錯そうする中、情報発信が二転三転し大きな課題を残した」
「課題の洗い出しと訓練を重ね、対応の向上に努めたい」
と述べました。
志賀原発は1号機、2号機共に2011年から運転を停止していて、このうち2号機については、再稼働の前提となる審査が行われていますが、原子力規制委員会は、今回の地震のメカニズムや周辺の断層の状況など新たな知見を反映させる方針で、審査は更に年単位で長期化する見通しです。

能登半島大地震 悪意に満ち満ちた志賀原発報道
Hanada2024年4月号 ブロガー 藤原かずえ
■安全が確保された志賀原発
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震は、能登半島北岸の延長約150kmに渡って分布する逆断層型の断層帯が連動したものであり、当該地域において1000年に1度規模の歪エネルギーが解放されたとされる大規模地震です。
断層帯から約30km南に位置して、震度7の揺れを観測した石川県志賀町富来地区における地震波の最大加速度は2828ガルであり、東日本大震災で震度7の揺れを観測した宮城県栗原市の2933ガルに相当する強震であったと言えます。
同じ志賀町に位置している北陸電力・志賀原子力発電所(以下、志賀原発)では、1号機原子炉建屋地下2階で、震度5強、加速度399.3ガルの地盤の揺れが観測されました。
富来地区と比較して志賀原発の揺れが極端に小さいのは、志賀町富来地区が地震動を増幅する
「土質地盤」
を基礎としているのに対し、志賀原発は地震動が増幅されることのない
「堅硬緻密な岩盤」
を直接基礎としているためです。
紛れもない事実として、志賀原発では、
【原発の安全性(止める、冷やす、閉じ込める)】
に影響を与える地震被害は一切発生しませんでした。
まさにこの事は、原発の安全規制に基づく耐震設計が、大規模地震に対して有効に機能したことを示す重要な証左と言えます。
もちろん、志賀原発においても、地震による被害が全く発生しなかったわけではありません。
原発の安全性に直接影響を与えない施設において、想定済みの許容可能な被害がいくつか発生しました。
北陸電力は地震発生直後から被害の調査を開始し、その結果を速報で逐次発表しています。
ここで、極めて理不尽なことに、一部マスメディアは、この想定済みの許容可能な被害を不相応に問題視し、あたかも原発の安全性に問題があったかのように、一般市民の不安を煽りかねない反原発キャンペーンを展開しています。
もちろん、大規模地震の発生時に、震源近くに位置する重要な社会基盤である原発の被災状況を詳細に報じることはマスメディアの重要なミッションです。
しかしながら、その被災の内容を正当に評価することなく、必ずしも原発の仕組みに精通していない一般市民に対して不相応にセンセーショナルな見出しを付けて不安を煽る行為は、情報の非対称性を悪用した【モラル・ハザードmoral hazard】に他なりません。
本稿におては、その典型的な例をいくつか挙げてみたいと思います。
■原発のモラル・ハザードを指摘する前に、緊急時における原子力発電の安全性確保の基本を説明しておきます。
原子力発電は、原子炉内のウランの核分裂反応で発生する熱によって、蒸気を発生させることでタービンを回す発電方式です。
緊急時における安全性は
「止める、冷やす、閉じ込める」
という3つのプロセスによって確保されます。
まず、
「止める」
に当たっては、原子炉のウラン燃料の間に制御棒を差し込むことによって、核分裂反応を止めます。
次に、
「冷やす」
に当たっては、電動ポンプで大量の水を循環させることによって原子炉および使用済み燃料貯蔵プールの水を冷やします。
最後に、
「閉じ込める」
に当たっては、健全な圧力容器および格納容器によって放射性物質を隔離します。
今回、志賀原発では、1号機(BWR=沸騰水型軽水炉)・2号機(改良型BWR=改良型沸騰水型軽水炉:新規制基準適合性の審査中)共に停止状態にあり、原子炉に燃料が装填されていなかったため、原子炉の
「安全な状態」
は確保されていました。
また、使用済み燃料貯蔵プールの冷却も順調に継続しています。
加えて、重要な事実は、
「止める、冷やす、閉じ込める」
というプロセスに影響を与える施設への被害が発生していないため、
「稼働時の安全性」
も完全に確保されていたということです。
ところで、原発の敷地内には、発電施設など原発の安全性に影響を与えない施設がいくつも存在します。
誰でも分かる同語反復ですが、原発の安全性に影響を与えない施設が故障しても、原発の安全性には影響を与えません。
ただ、一般市民は、原発の安全性に対してどの施設が影響を与えてどの施設が影響を与えないか、よく知っているわけではありません。
なぜなら、マスメディアがこの事をほとんど報じないからです。
原発内の施設は、安全性に及ぼす耐震設計上の重要度によって次のように分類されています。

★Sクラス施設
「止める、冷やす、閉じ込める」
という原発の安全性に大きく影響を与える施設(建築基準法の3倍の耐震性を持つよう設計)=原子炉圧力容器・原子炉格納容器・制御棒・非常用発電機など
★Bクラス施設
原発の安全性への影響が比較的小さい施設(建築基準法の1.5倍の耐震性を持つよう設計):核廃棄物処理施設
★Cクラス施設
基本的に原発の安全性への影響がなく一般産業施設又は公共施設と同等の安全性が要求される施設(建築基準法の1倍の耐震性を持つよう設計):タービン・発電機・変圧器など

ここで建築基準法は、数十年に1度程度発生する中規模地震(震度5程度で80〜100ガル)に対して破損することなく、数百年に1度程度に発生する大規模地震(震度6程度以上で300〜400ガル)に対して部分的に破損しても倒壊しないことを求めています。
今回の地震で志賀原発は、定性的には震度5強と認定されていますが、定量的には加速度399.3ガルを観測する紛れもない大規模地震でした。
これは、志賀原発内のCクラス施設が部分的に破損したしたものの倒壊しなかった事実とも整合的です。
ただし、先述したように、たとえ原発が稼働中であったとしても、大規模地震でCクラス施設が部分的に破損することは想定内であり、原発の安全性には影響を与えないのです。
以上のような基本的考え方を踏まえた上で、今回の地震において発生した、一般市民の恐怖を煽る悪意ある一部マスメディア報道のカラクリについて説明したいと思います。
■想定内を想定外と喧伝
今回の地震によって、志賀原発では、外部電源を利用するための2台の変圧器の配管が破損して油が漏洩する事象が発生しました。
これらの変圧器は、平常時に外部電源を受けるために使われているものであり、その機能上必要な絶縁油が漏洩したものです。
2024年1月13日付の【東京新聞】は、この事象を含めた志賀原発の地震被害を
<震度5強の志賀原発で「想定外」続々・・・なのに規制委は動かない>
という見出しを付けて報じました。
ここで、外部からの電気を送る設備である送電鉄塔や送電線は、自然災害を受けやすい山体斜面など原発の管理区域外を通過するため、自然災害時の健全性は確実に保障されています。
従って、外部電源は、緊急時に原発が
「止める、冷やす、閉じ込める」
を確実に実行するために必要となる非常用電源にはなり得ません。
外部電源を利用するための変圧器も、原発の安全性に影響を与えないCクラス施設に指定されています。
つまり、加速度399.3ガルの地盤の揺れを観測するような大規模地震が発生した時に変圧器が部分的に損傷を受ける事態は、
「想定外」
ではなく、最初から
「想定内」
なのです。
先述したように、Cクラス施設に建築基準法を超える特別な耐震性は求められません。
電力会社は、より安価な電気を私たち利用者に提供するため、経済原理に従うスペックで設計します。
あくまで大規模地震による変圧器の破損は織り込み済みの被災であり、インフラ復旧の経済的観点からの報道価値はあるものの、原発の安全性に関連付けて報じるのは明らかに不合理です。
ちなみに、今回の地震時に稼働中であった北陸電力・七尾大田火力発電所においても、志賀原発と同様、変圧器(送電用)の絶縁油が漏出する事象が発生しました。
しかしながら、こちらの事象についてリアルタイムで詳細に報じた大手メディアは、産経新聞・テレビ朝日・NHK・日本経済新聞のみでした。
■読売新聞の明確な誤り
敢えて言えば、突然の稼働停止で経済的実害を伴う七尾大田火力発電所の変圧器の破損を詳細に報じない一部大手メディアが、最初から稼働停止している志賀原発の変圧器の破損を過剰に問題視したのは、原発の安全性に影響を与えるSクラス施設と混同させて一般市民の不安を煽るため、と疑いを持たれても仕方ありません。
2024年2月4日付の【読売新聞】は
<最も強い揺れに耐える「Cクラス」でも壊れる志賀原発の変圧器>
という見出しの記事で、
<変圧器のトラブルは北陸電力の主張や立場を揺るがしかねない>
と結論付けています。
<変圧器は耐震クラスCの製品で、現状入手できうるうち最も強い揺れに耐える仕様だという>
<それが壊れたことは、原発が受けた揺れの大きさを示す>
(中略)
<原子炉は1000ガル程度に耐えれば十分との立場で原子力規制委員会の安全審査に臨んでいる>
<しかし、北陸電によると、耐震クラスCの変圧器は500ガルまで耐えられる仕様で、変圧器のトラブルは北陸電の主張や立場を揺るがしかねない>
まず、この記事の見出しにある
<最も強い揺れに耐える「クラスC」>
というのは明確な誤りです。
最も強い揺れに耐えるのはSクラス施設であって、Cクラス施設ではありません。
Cクラス施設は、今回の志賀原発で観測された大規模地震によって一部破損するものの倒壊しない程度の耐震性です。
ちなみに、
<500ガルまで耐えられる仕様>
というのは、評価時に変圧器本体に対して水平方向に力を加える静的な加速度への耐震性を示すものであり、地盤の揺れの加速度として観測された399.3ガルとはそのまま比較できないことに注意が必要です。
ここで言う
<1000ガル>
も、原発の耐震設計において設定される
「基準地震動」
の加速度であり、原子力規制委員会から耐震要求がないCクラスの施設に求められる
「耐震性」
とは明確に異なるものです。
これらを十把一絡げにし、
<北陸電の主張や立場を揺るがしかねない>
と結論付けるのは、余りにも軽率であると言えます。
原発の耐震設計の理論を理解することなく、誤った解釈で原発の安全性を否定することは、規制に従って事業を行う電力会社はもちろんのこと、その事業の安全性に判定を下す一般市民にとっても迷惑千万なことです。
■恐怖の煽動
2024年1月5日付の【東京新聞】は
<過小評価はできない「外部電力の喪失」>
として、変圧器の破損について次のように報じています。
<北陸電力や政府が「大きな異常ではない」とした外部電力の一部喪失も見逃せない>
<東京電力福島第1原発事故は、外部電力が喪失、非常用電源も水没したことが原因となったからだ>
同様に、2024年1月4日放送の【TBSテレビ『サンデーモーニング』】も次のように報じています。
<志賀原発でもトラブルが相次いでいたことが明らかになりました>
<これは原発内部の様子>
<床に溜まっているのは油です>
<非常時に外部から電源を受けるために使う変圧器の配管が壊れたため、流出したとしています>
まず、【サンデーモーニング】が、この変圧器について
<非常時に外部から電源を受けるために使う>
と報じたことは巧妙なミスリードです。
先述したように、外部電源はあくまで平常時の電源です。
もちろん、非常時にも利用可能であれば外部電源を使うことになります。
ただし、外部電源が全て喪失しても原発の安全性は維持されます。
外部電源とは別に、多様な非常用電源が多重に用意されているからです。
【東京新聞】が、東京電力福島第1原発の事故を根拠に
<外部電源の一部喪失も見逃せない>
とするのは、原発の安全規制の考え方に反する欺瞞に満ちた暴論です。
なぜなら、外部電源に頼らない多様かつ多重な非常用電源の確保は、原子力規制委員会による新規制基準が掲げる【深層防護】の核心的部分であり、全原子力発電所が既に改善済みであるからです。
ここで、深層防護とは
「目的達成に有効な複数の(多層の)対策を用意しつつ、かつ、それぞれの層の対策を考える時、他の層での対策に期待しない」
とする理念です。
地震時において、志賀原発では非常用ディーゼル発電機5台、大容量電源車1台、高圧電源車6台が待機していました(他に、点検中の非常用ディーゼル発電機1台と大容量電源車1台)。
また、1号機と2号機で電源の融通も可能となっています。
しかも今回は、非常用電源を使用するに至りませんでした。
志賀原発では外部電源を5回線から多重に受電しているため、そのうち2回線からの受電が不可能になっても3回線からの受電が可能であったからです。
原発の非常用電源が徹底的に強化されているという周知の事実を無視して、外部電源をの一部喪失を
<大きな異常>
であるかのように報じるのは、一般市民に不合理な恐怖心を与える悪意に満ち溢れた【ブラック・プロパガンダ black propaganda】に他なりません。
■想定越えという誤報
2024年1月10日付の【日本経済新聞】
<志賀原発、地震の揺れが一部で想定越え 原子炉異常なし>
という記事も、多分にミスリードを含んでいます。
<原発には施設や設備ごとに考えられる最大の揺れがあり、構造物ごとに揺れの大きさを示す加速度(ガル)を想定する>
<1、2号機の原子炉建屋の基礎部分で揺れが想定を上回った>
<1号機では東西方向の0.47秒の周期で918ガルの想定に対し957ガルだった>
同様に、2024年1月4日放送の【TBSテレビ『サンデーモーニング』】でも、コメンテーターの【元村有希子氏】が
<一部で想定を超える揺れが観測された>
と問題視しました。
物体には、その幾何学的特性と物理的特性に依存して、固有の周期の波に応答しやすい性質があります。
原発における構造物の耐震設計に当たっては、近傍の活断層や過去の地震などの調査結果に基づいて
「基準地震動」
という特定の加速度を持つ基盤の地震動を想定した上で、波の周期ごとに応答する加速度の大きさを計算します。
これを
「加速度応答スペクトル」
と言います。
この加速度応答スペクトルを基に、特定周期の波に応答する各構造物の耐震性を検討することになります。
ここで、【日本経済新聞】の記事において比較されている
<揺れ>
は、過去に想定していた600ガルという基準地震動に対する加速度応答スペクトルであり、北陸電力が新規制基準に対して2014年に申請した1000ガルという基準地震動に対する加速度応答スペクトルではありません。
また、
<揺れが一部で想定越え>
とされる周期に応答する安全上重要な構造物も存在しません。
重要な事実として、耐震設計審査指針の改定を踏まえた耐震安全性評価(耐震バックチェック)の加速度応答スペクトル、および新規制基準に対し申請した1000ガルという基準地震動に対する加速度応答スペクトル(図参照)は、今回の地震に対する加速度応答スペクトルを全ての周期において上回っています。
つまり、今回の地震の揺れは、申請中の設計仕様で耐え得るものであり、
<揺れが一部で想定越え>
というのは誤情報であると言えます。
■二転三転なるイチャモン
北陸電力は、今回の地震に対する志賀原発の現状について、積極的に繰り返し情報発信しました。
この一連の情報発信に対して、2024年1月12日付の【毎日新聞】は
<トラブル続発、情報も二転三転>
という見出しで、北陸電力を非難しました。
<北陸電力は地震発生時、変圧器で自動消火設備が作動し、運転員が焦げのような臭いと爆発音を確認したと規制委に報告した>
<林芳正官房長官はこれを受け「変圧器で火災が発生した」と発表した>
<しかし北陸電力は翌2日、火災はなかったと訂正>
<運転員が、油の臭いを焦げ臭いと誤認し、変圧器内部の圧力を下げる板が作動した音を、爆発音と聞き間違えていた>
<敷地に到達した津波についても、当初「水位計に有意な変動は見られなかった」と説明していたが、その後、高さ1〜3メートルの津波が複数回到達したと訂正した>
<漏れた油の量も不正確だった>
<2号機で当初約3500リットルと発表したが、実際の漏出量は5倍超の約1万9800リットルに上った>
<更に、油は全て建物内のせきの内側に留まっていると一旦説明したにもかかわらず、一部が海に漏れ出ていたことも後に明らかになった>
<自動消火器設備の水と混ざって漏れたとみられが、海への漏出が発覚した後に吸着マットを設置したものの再び流出が起き、敷地外に漏れた総量は約6リットルだった>
一般に、自然災害が発生すると、発電所のような社会基盤施設を管理する事業者は、災害の波及リスクを回避するために、施設全体に渡る問題の有無を概略的に把握(概査)した上で、個別の問題個所を詳細に把握(精査)することで応急対策を検討・実施することになります。
これは、社会基盤施設の【危機管理crisis management】における【事業継続計画BCP=Business Continuity Plan】の標準的な対策方法です。
原発の場合には、原子力災害対策初動対応マニュアルに従ってオンサイト情報の収集が行われ、順次開示されます。
北陸電力は、大地震発生当日の施設全体の概査を基に速報した
「推定値」
を、翌日以降の個別の精査に基づき角度の高い数値に更新しました。
【毎日新聞】など日本の一部マスメディアは、この至極常識的なBCP対策を
「情報が二転三転」
などとして非難しているのです。
以下、【毎日新聞】が問題視している北陸電力の3つの情報更新について分けて論じたいと思います。
■安全性確保は変わりなし
まず、
<火災はなかったと訂正>
した件について、危機管理の初動対応で必要とされるのは
「現在の状態」
を把握するための概査である【検査inspection】であり、
「過去の履歴」
を含めて原因を特定するための精査である【事故調査investigation】ではありません。
北陸電力が変圧器の状況を確認した時点では、消火設備が既に起動していたため、施設が火災という事象を履歴したか否かについて確認できませんでしたが、施設が火災という状態にないことは確認できたわけです。
これが、その後の個別の調査によって
「火災はなかった」
と確認されたとしても、危機管理上は何も問題はありません。
次に、
<津波が複数回到達したと訂正>
した件について、海抜11mの位置にあり、更に高さ4mの防潮堤が設置されている志賀原発において、高さ1〜3mの津波が原発の安全性に有意でないことは自明です。
危機管理の実務を理解していないお気楽なマスメディアへの情報提供のために、被災直後の最も重要な時間を浪費して安全性に有意ではない波の高さを時系列分析するなど、災害対応のBCP対策に最も貴重である人的資源の無駄遣いに他なりません。
更に、
<実際の漏出量は5倍超の約1万9800リットルに上った>
件について、北陸電力は、変圧器から漏洩した絶縁油の量として、漏洩箇所より上部に位置するタンクの総量である3500リットルを推定値として速報しましたが、変圧器本体の一部も漏洩箇所上部に位置するため、この部分に存在する量を合わせて1万9800リットルとデータを更新しました。
既にこの時、絶縁油の回収自体は完了していました。
たとえ3500リットルが1万9800リットルであろうと、変圧器を取り囲む堰内に貯留した絶縁油を迅速に回収し、安全性が確保されたことに代わりはありません。
【毎日新聞】は、原発の安全性に何の被害も与えていない五十歩百歩の漏洩量を執拗に責め立てているのです。
尚、この件に関連して、自動消火設備の水と混ざった油が排水溝を通って敷地外へ6リットル漏れたことを問題視したことは、最早マスメディアによる電力会社に対するハラスメント行為に他なりません。
社会基盤施設を復旧させようと昼夜を分かたずに作業している電力会社の従業員も、立派な被災者です。
もし、【毎日新聞】がこのことに報道価値があると考えるのであれば、津波によって家屋・家財道具・食用油や灯油を含む消耗品・ガソリンが充填されている自家用車を海へ流された被災者も同罪です。
報道でいちいち晒して叱責する必要があります。
このような社会正義を理不尽に振りかざしたイチャモン報道は、被災企業である北陸電力のインフラの被災を理不尽かつ執拗に吊るし上げ、BCP対策を妨害し、社会に不必要な恐怖を与えて混乱させる行為に他なりません。
一体、彼らは自分を何様だと思っているのでしょうか。
■個人的懐疑に基づく論証
ここまで述べてきたように、志賀原発は1000年に1度とされる大規模地震に対して大きな余裕を残して安全性を確保しましたが、一部の反原発派はこの揺るぎない事実を無視して、妄想で原発批判を繰り返しています。
2024年1月5日付の【東京新聞】は、次のように志賀原発の存在を問題視しています。
<志賀原発は1度、原子炉建屋直下に活断層ありと判定されるなど、色々といわくのある原発>
<今回耐えたから大丈夫と言えるのか>
志賀原発の敷地内に存在する断層が活断層でないことは、好物脈法という科学的手法によって立証され、原子力規制委員会も事実認定しています。
【東京新聞】は、この歴然とした事実を無視し、事実と反する過去の<いわく>を根拠にして、志賀原発を問題視しているのです。
この冤罪肯定は、
「推定無罪」
どころか、
「たとえ事実に反していても疑わしきは罰する」
という不合理極まりない暴力的な思考と言えます。
真偽とは無関係に、疑いをかけさえすれば、何でも否定することが可能になるからです。
また、志賀原発が1000年に1度とされる大規模地震に対して大きな余裕を残して安全性を確保したことは、その安全性を証明する非常に重要な事実です。
今回の地震で1000年に1度とされる歪エネルギーが解放されたことは、志賀原発の供用期間において今回を超える大規模地震の発生確率が低下した、と考えるのが破壊力学の常識であるからです。
<今回耐えたから大丈夫と言えるのか>
と無責任に言い放つのは、【個人的懐疑に基づく論証argument from personal incredulity】と呼ばれる誤謬(論証の過程に論理的または形式的な明らかな瑕疵があり、その論証が全体として妥当でないこと。つまり、間違っていること。意図した論述上の誤謬は「詭弁」と呼ばれる)です。
また、2024年1月7日放送の【TBSテレビ『サンデーモーニング』】では、青木理(おさむ)氏が次のように述べています。
<珠洲市は市長が「壊滅状態」と言ったが、ここには元々原発計画があった>
<それは住民の反対で潰れたが、もし原発があって稼働中であったらどうなのだろうか>
<今回、志賀原発は止まっていたが、油漏れがあったり、電源の一部が途絶した>
<ここが運転していたら、ここで事故があったら、半島の先には近付くこともできなくなってしまうことを考えると、やっぱり原発回帰の今のエネルギー政策に対しても目を凝らして、「それでいいのか」という視点が必要だ>
青木氏は、実際には存在していない珠洲原発が今回の地震で事故を起こすという【検証不可能untestable】な妄想を根拠に、原発批判を行っています。
妄想は更に暴走し、今度は稼働中の志賀原発で事故が発生するという妄想を根拠に、半島の先に近付くこともできなくなってしまうと妄想し、更にその妄想を根拠に原発批判を行っています。
このように、実際には発生していない現象を根拠にして結論を導くのは【転覆した裏付けsubverted support】と呼ばれる誤謬です。
■妄想しか根拠なし
最早妄想しか根拠にならないのか、2024年1月30日付の【中日新聞】では、原子力の専門家の小出裕章氏(元京都大学助教)が次のように述べています。
<今回の地震で志賀原発は外部電力の一部が使えなくなり、非常用発電機も一部停止した>
<稼働していたら、福島第1原発と同様の経過を辿ったかもしれない>
これは、相違が大きい2ケースを同一視して無理矢理類推してしまう【アナロジーの乱用weak analogy】と呼ばれる帰納推論の誤謬です。
先述したように、今回の地震でSクラス施設に被害が存在しなかったことから、たとえ稼働していたとしても、志賀原発の安全性は確保されていました。
何よりも非常用電源が十分に確保されていたにもかかわらず、非常用電源の喪失を仮定して結論を導いているのは、【事実と反対の仮説hypothesis contrary to fact】と呼ばれる妄想です。
このように、日本の一部マスメディアが、公然の事実に立脚せず、立証責任を果たすことなく、ゼロリスク思考で原発事故を無理矢理妄想するのは、最早【言論argumnet】ではなく、恐怖の感情で人間を操作する【マインド・コントロールthought reform】に他なりません。
科学が風評に負けてはいけません。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/556.html#c45

[政治・選挙・NHK293] 「日本は消滅するだろう」イーロン・マスク氏が“予測”した根拠 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
48. 秘密のアッコちゃん[187] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年3月08日 19:39:27 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[300]
<■207行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
妥当な判決だ。
反原発派の主張は非科学的・非合理的で説得力がなく感情的でお話にならない。

四国電力「妥当な判決」とコメント 大分地裁、伊方3号機の運転差し止めず
2024/3/7 17:38
https://www.sankei.com/article/20240307-KAAHCSXAWBK7NEHGALO7BDBRDU/
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを認めなかった大分地裁判決を受け、四国電力は2024年3月7日、
「安全性は確保されているとの当社の主張が認められたものであり、妥当な判決を頂いた」
とのコメントを出した。
その上で
「今後の安全・安定運転に万全を期す」
とした。
一方、伊方町の高門清彦町長は
「司法判断であり、コメントは差し控える」
とした上で、四国電力に安全への不断の努力や適切な情報提供などを求めた。
愛媛県の中村時広知事も四国電力に
「慎重かつ細心の注意を払いながら安全運転を継続し、県民の信頼回復に努めてもらいたい」
とする談話を発表した。

伊方原発の差し止め認めず 大分地裁、地震や火山のリスクが争点
2024/3/7 14:52
https://www.sankei.com/article/20240307-H2XWSKQRQNMDBNADZYVSLCJRBM/
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)は安全性が不十分だとして、対岸の大分県の住民が運転差し止めを求めた訴訟の判決で、大分地裁(武智舞子裁判長)は2024年3月7日、訴えを退けた。
主な争点は地震や火山への対策。
伊方3号機を巡り東京電力福島第1原発事故後に起こされた同種訴訟は広島、松山両地裁と山口地裁岩国支部でも係争中で、初めての判決。
原告側は、地震対策に関し、敷地から1〜2kmほどに活断層があるかどうかの調査が十分でないとして、地下構造を立体的に詳しく調べる
「3次元探査」
の必要性を主張。
火山については、阿蘇山(熊本県)の巨大噴火が起きた場合、火砕流が伊方3号機に達する恐れが低いとは言えないと訴えてきた。
四国電側は、海上音波探査の結果を基に敷地近くに活断層はないとし、3次元探査も不要だと指摘。
阿蘇山巨大噴火は、活動履歴などから伊方3号機の運用期間中のリスクは小さいなどと反論していた。
伊方3号機を巡っては、広島高裁が平成29年と令和2年に差し止めを命じる仮処分決定を出したが、いずれも異議審で覆った。

愛媛 伊方原発3号機 運転停止求めた訴え退ける 大分地裁
2024年3月7日 19時13分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240307/k10014381811000.html
愛媛県にある伊方原子力発電所3号機について、対岸の大分県の住民が地震や噴火への対策などが不十分だと主張して運転の停止を求めた裁判の判決で、大分地方裁判所は
「具体的な危険があるとは認められない」
などとして住民側の訴えを退けました。
■裁判長「具体的な危険あるとは認められない」
愛媛県にある四国電力の伊方原発3号機について、対岸の大分県の住民569人は地震や火山噴火への対策などが不十分だと主張して四国電力に対して運転の停止を求めていました。
2024年3月7日の判決で大分地方裁判所の武智舞子裁判長は、
「原発が安全性に欠けて、住民の生命などを侵害するという具体的な危険があるとは認められない」
として住民側の訴えを退けました。
住民側が
「近くには国内最大級の『中央構造線断層帯』の他にも活断層が存在する可能性があるにも関わらず、地下構造を詳しく把握する『3次元探査』を行っていない」
などと主張していた点については、裁判所は
「各種の調査を組み合わせることによって地下構造を把握することは可能だ」
などと指摘し、四国電力の調査は合理的だと判断しました。
また、熊本県の阿蘇山の巨大噴火を想定した対策などが必要だとする住民側の主張については、
「『巨大噴火の発生頻度は極めて低く差し迫った状態ではない』という四国電力の評価には合理性がある」
としました。
住民側は判決を不服として控訴する方針です。
判決は愛媛、広島、山口で起こされた一連の集団訴訟では初めてで、能登半島地震後の原発の安全対策を巡る司法判断としても注目されていました。
■住民側「不当判決」
判決が言い渡された後、裁判所の前では、住民側の弁護士などが
「不当判決」
とか
「司法は福島事故を忘れたか」
などと書かれた紙を掲げました。
原告の1人は
「長い闘いでした」
「能登半島地震もあったのに怒りで一杯です」
と話していました。
■弁護団共同代表の弁護士「こちらの主張に答えず酷い判決」
判決が言い渡された後、弁護団の共同代表を務める岡村正淳弁護士は、原告や支援者などが集まった報告会の中で、
「こちらの主張に対して全く答えておらず、余りに酷い判決だ」
「原発のない社会のためにこれからも闘い続けなければいけない」
と話していました。
■原告団会見「大分県民にとって切実な問題」
判決の後、原告団は大分市内で会見を開きました。
この中で、弁護団の共同代表を務める徳田靖之弁護士は、
「東日本大震災や能登半島地震を踏まえれば、地震の発生や規模を確実に予測することは誰にもできず、合理的な根拠を持って危険性を指摘する人が1人でもいるような場所には原発を作ってはならない」
「大分地裁の裁判官は福島の事故を忘れている」
「人の心がないのかと怒りに震えそうだ」
と話していました。
その上で
「海を挟んで向かい合っているという点で大分県民にとって伊方原発の安全性は切実な問題で、多くの人が強い関心を持っている」
「それだけに今日の判決は非常に残念で、今後も応援してくれる皆さんのために闘い抜きたい」
と述べ、明日にも控訴する考えを示しました。
また、原告団の共同代表を務める中山田さつきさんは、
「500人余りの原告は全員大分県民で、広く原発の危険性を共有できたという意味で、裁判を起こした意義は大きかったと思う」
「原告以外の人からも『伊方原発を止めてほしい』という思いを感じ続けてきた裁判で、今後も諦めることは絶対にない」
と話していました。
■四国電力 「妥当な判決」
判決の後、四国電力原子力本部の池尻久夫副部長は、大分地方裁判所の前で報道機関の取材に応じ、
「当社のこれまでの主張が裁判所に認められたものであり妥当な判決だと考えている」
「引き続き、伊方原発3号機について安全最優先で運転をしていきたい」
と話していました。
■専門家 地震については「最新の調査研究のフォローが重要」
地震や地質調査に詳しい東京大学地震研究所の纐纈一起名誉教授は、2024年3月7日の判決について、
「原発の規制基準やそれに基づく国の審査に特に欠点はなかった、ということを意味する」
と述べました。
また、争点の1つで、地下構造を詳しく把握する
「3次元探査」
については、
「地震はまだまだ分からないことだらけなので最新の調査や研究の動向を真剣にフォローすることが一番重要だ」
「住民側が求めている『3次元反射法探査』を必ずしも実施しなくても、地下の構造を把握できるのは確かだが、実施できるならばやった方がより正確な評価ができる」
「電力会社はもちろん、規制側も、不断の努力を続けてほしい」
と話していました。
★注目
判決のポイント
今回の裁判では、伊方原発3号機の地震や噴火への対策が十分かどうかが主な争点になりましたが、大分地方裁判所はいずれも四国電力の評価は
「合理的だ」
と判断しました。
判決のポイントをまとめました。
【原発の安全性評価の考え方】
まず、原発の安全性に関して裁判所は原子力規制委員会の判断や福島第1原発の事故後に策定した『新規制基準』に、現在の科学技術の水準と比較して見逃せない誤りや欠陥がある場合は
「十分ではない」
とする考え方を示しました。
【最大の争点 地震に対する安全性は】
最大の争点となったのは、地震に対する安全性でした。
住民側は国内最大級の『中央構造線断層帯』の他にも原発の近くには活断層が存在する可能性があるとした上で、地下構造を詳しく把握する『3次元探査』を行わずに
「活断層は確認されていない」
とした四国電力の評価は不十分で、新規制基準にも違反しているなどと主張していました。
これについて裁判所は、
「地震の観測記録の分析や各種調査などを適切に組み合わせることで地下構造を把握することは可能だ」
と指摘し、四国電力の評価は合理的だとしました。
また、
「新規制基準では『3次元探査』の実施を求めている」
とする住民側の主張については、
「常には求められていない」
と退けました。
【噴火の対策も「合理的」】
もう1つの争点となった噴火に関する安全評価について、裁判所はまず、巨大噴火が起こる頻度が極めて低く、差し迫った状況でない場合は原発の運用期間中に巨大噴火が起きる可能性は十分小さいとする規制委員会の考え方について、
「相応の合理性がある」
と指摘しました。
その上で、住民側が想定すべきだと主張していた阿蘇山の巨大噴火について、規制委員会の考え方に基づいた四国電力の評価は
「科学的合理的な根拠によって裏付けられている」
として、現在の噴火対策に不合理な点はないとしました。
【“具体的危険はない”】
最後に裁判所は、
「原発が安全性に欠けて、住民の生命などを侵害するという具体的な危険があるとは認められない」
と判断し、住民側が求めていた原発の運転停止は認めませんでした。
今回の大分の集団訴訟は、争点が専門的になり過ぎないようにするため、住民側が工夫をしてきましたが、裁判所の判断は原子力事業者である四国電力の主張を認めた形になりました。
【これまでの経緯】伊方原発 対岸の大分市中心部からは70kmほど
愛媛県伊方町の佐田岬半島にある伊方原子力発電所は当初、1号機から3号機まで稼働していましたが、1号機と2号機は廃炉が決まり、現在、運転中なのは3号機だけです。
東京電力福島第1原発の事故を受けて原発の安全性を問う声が高まり原発がある愛媛県の他、広島、山口、それに大分県の住民による集団訴訟が起こされました。
伊方原発3号機の安全性を巡っては異なる司法判断が相次ぎ、運転の停止と再開が繰り返されてきました。
広島県の住民などが運転の停止を求めた仮処分の申し立てについて広島高等裁判所が2017年12月、火山噴火のリスクを指摘して運転の停止を命じる決定を出しました。
しかし、四国電力が異議を申し立て、2018年9月に広島高裁の別の裁判長が決定を取り消し、運転を認めました。
また、2020年1月には、山口県の住民による仮処分の申し立てについて、広島高裁が
「地震や火山噴火によって重大な被害が及ぶ危険がある」
などとして、再び運転を認めない決定を出しましたがこの決定も翌年2021年に取り消されました。
伊方原発3号機はその後も電源の一時喪失や原発の保安規定違反などのトラブルが相次いだ影響で運転が停止することもありましたが、地元説明や定期検査を経て現在、運転を続けています。
■原子力規制庁「コメントする立場にない」
大分地方裁判所が住民側の訴えを退けたことについて、原子力規制庁は
「裁判の判決については承知しているが、国が当事者になっている裁判ではないためコメントする立場にない」
としています。
■愛媛県知事「安全運転継続と信頼回復を」
判決について、愛媛県の中村時広知事は、
「県は当事者でもないことからコメントは差し控える」
「四国電力には今後とも、決して事故を起こさないという心構えの下、安全運転を継続し、県民の信頼回復に努めてもらいたい」
などとするコメントを出しました。
■伊方町長「安全への不断の努力と適切な情報提供を」
判決について、伊方原子力発電所3号機がある愛媛県伊方町の高門清彦町長は、
「司法判断に関わることであり、コメントは差し控える」
「四国電力には引き続き、最新の知見に基づく徹底した安全性向上への取り組みを求めるとともに安全への不断の努力と適切な情報提供により、町民への信頼向上にも努めてもらいたい」
とするコメントを出しました。
■原告の1人 しいたけ生産者「風評被害だけでは済まない」
原告の1人で、原告団の共同代表を務める大分県杵築市の中山田さつきさんは、伊方原発3号機の運転停止を求め、8年前から司法の場で闘い続けてきました。
農業を営み、コメや大分特産のしいたけを栽培する中山田さんが原発の運転停止を求めたきっかけは、福島第1原発の事故の際に経験した風評被害です。
福島第1原発の事故の後、東北や関東の広い範囲で原木しいたけから国の基準値を上回る放射性物質が検出されましたが、基準値を上回らなかった大分のしいたけにも影響が及びました。
中山田さんが栽培した原木しいたけの価格は、事故前の1kg当たりおよそ4000円から半分に暴落したといいます。
当時、中山田さんは、
「価格が下がるのは予想外で収入がかなり減ってしまった」
「どこで大きな地震があってもおかしくないので、どこの原発であれ、再稼動はあってはならない」
と話していました。
大分地方裁判所が2024年3月7日、住民側の訴えを退ける判決を言い渡したことについて、中山田さんは
「裁判所は福島第1原発の事故を忘れたのかという判決でした」
「伊方原発で事故が起きれば大分では風評被害ではなく、実際に被害が出ます」
「県民あげての裁判で、大分県への影響は大きいので、本当に悔しいです」
と話しました。
伊方原発の運転停止を求めて運動を続けていくということです。
■【判決前】原告団が集会 能登半島地震にも言及
判決が言い渡される前、大分地方裁判所近くの公園では原告らが集会を開き、弁護団の共同代表を務める徳田靖之弁護士が、
「今年2024年は能登半島地震がありましたが、私たち人間がどのような時期にどのような規模で地震が発生するのか予測することはできません」
「伊方原発を止めるために命ある限り闘うんだということを皆さんに伝えたいです」
と話していました。
午後1時50分ごろ、原告団およそ50人が、
「ふるさと大分は原発被害を許さない」
とか、
「理性と良識が原発を止める」
などと書かれた横断幕や旗を掲げながら大分地方裁判所に入りました。
■一般傍聴席 倍率は3.85倍
大分地方裁判所では多くの人が傍聴券を求めて抽せんに参加しました。
裁判所によりますと一般の傍聴席62席に対して239人が並び、倍率は3.85倍でした。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/564.html#c48

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