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2011年7月24日22時35分 〜
コメント [原発・フッ素14] 「会話不成立社会・日本」は原発推進派の術中にはまった嘆き  あっしら
03. 2011年7月24日 22:35:44: pEgCpfCxXY
「...本当は、日本国家が核兵器をもつ野心があるからだと思います。韓国もそうですね。ロシアやインドは、もちろん核兵器を持っている。核兵器を持っている国、あるいはこれから作りたい国は、原発をやめないと思います。ウランを使う原子炉からは、プルトニウムが作られますからね。元々そうやって原子爆弾を作ったんだから、原子力の目的はそれ以外にはない。原子力の平和利用と言うけれど、そんなものは、あるわけがない。同じ原子力でも、トリウムを燃料として使うものがあります。『原発安全革命』(古川和男著、文春新書)という本に書かれていますが、トリウムはウランより安全かつクリーンで、小型であり、配電によるロスも少ないという。しかし、それがわかっていても採用しないと思います。そこからはプルトニウムができない、つまり、核兵器が作れないからです。...」

http://www.kojinkaratani.com/jp/essay/post-64.html
反原発デモが日本を変える
2011.6.17 『週刊読書人』 ロングインタビュー


http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/691.html#c3

コメント [経世済民72] 中国新幹線が脱線 2両転落  海外での受注に大きなマイナス sci
13. 2011年7月24日 22:39:52: qMgd17wAMA
中国高速鉄道事故 証拠隠滅開始か 事故車両を埋め始める模様
http://say-move.org/comeplay.php?comeid=203145

これだな。
正統な理由で
事故の検証をする事無く埋める事って有り得るの?
というか事故したとはいえ車両って埋めていいものなの?

証拠隠滅以外に理由が思いつかないんだけど
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/500.html#c13

コメント [自然災害17] NASAも注目?「エレニン彗星」が大地震を引き起こす (日刊ゲンダイ) 3・11は地球・太陽と一直線に並んでいた  赤かぶ
36. フシギ空間 2011年7月24日 22:39:56: OmtZW.QhVGmO2 : YG9Eq2OOHY
というか直径2〜3qの中性子の塊とか、一直線に並ぶ必要すらない、
洒落にならない質量なんですが。一体どこからそんなデマが?
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/476.html#c36
コメント [原発・フッ素14] 7月24日 『いつの間にか施行されていた、「米トレーサビリティ法」施行の真意』 南の島のチョッパー
04. 2011年7月24日 22:40:20: pEgCpfCxXY
ニホンにいたら殺されるというか、
ぼくの考えでは、いま現在、ニホンにいる人たちは
ここで生きそして晩発性障害で死ぬ覚悟なんです。
死ぬまでにどれくらい抵抗をやれるかに
苦しみ楽しみがあるわけです。どれくらいテレビの前で
笑ってられるかに、麻痺があるわけです。
より健康的でより長生きしたい人たちは
とっくの昔に逃げ出してますから。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/705.html#c4
コメント [原発・フッ素14] なぜ電力不足なのに、外部電力の提供を断るのか? palクン
08. 2011年7月24日 22:40:40: gCs07ufdoU
半官半民の汚物企業は民営化しかないね。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/682.html#c8
コメント [原発・フッ素14] 関電の節電、25日スタート…ピーク時6%不足 (読売) しゅっぽ
03. 2011年7月24日 22:41:11: PPAJr6WqwQ
橋下率いる関西広域連合の軍門に下れ、関西電力。
身の程をわきまえろ。
所詮お前らはサラリーマンだ。
命をかけた戦いなどできない。

http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/702.html#c3
コメント [原発・フッ素14] 政府が震災後これまで見せなかったほどの速さで汚染肉牛買い上げを政策化するワケ あっしら
06. 2011年7月24日 22:42:45: 2h2NEdjamo
牛肉だけでなく、動物性食品は今特に危険。
汚染が凝縮されているから。

『肉をやめよう運動』が、日本以外の欧米、アジア諸国で、国連主導で猛スピードで拡散している最中。
日本のメディアはどういうわけか一切報道しない。
知らないのは日本国民だけ。
世界から見たら、日本は食の後進国。

むかし肉を日本に売りつけた当のアメリカも、すでに野菜ベースの食事へ国が政策を転換してから、がん、高血圧、心臓病の罹患率が下がっている。

危険な動物性食品を食べなくても、人間は植物性食品で十分な栄養が摂れる。
健康も保てるのは医学的にも証明されている。

この際、動物性食品は断って、免疫を上げ、内部被ばくを最小限に抑えるべき。

http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/692.html#c6

記事 [マスコミ・電通批評12] 今、東京新聞がおもしろい(河野太郎 BLOGOS)
今、東京新聞がおもしろい。特に特報面が凄い。

僕のまわりで東京新聞に替えたという人が、国会議員を含めて結構いる。

ブログに書いた道路保全技術センターの元理事長の退職金裁判も、被告も原告も判決の申し渡しにはいなかったけれど、東京新聞の特報部の記者はいた。

一時センターのひどさが話題になって、ずいぶんとマスコミが取材してくれたけれど、さすがにこの時期に退職金支払いの裁判を取材しているところは滅多にいない。

政治部の記者が、夜、議員会館で帰ってくる政治家をわっと取り囲み、話を聞いて、その後、各社の番記者がメモを読み合わせているのを見ると違和感を感じる。それならば、通信社が一人いれば済む話だ。

昔、オヤジが新自由クラブの代表だったころ、議員宿舎に泊まりに行ったら、オヤジ番の記者さん達があがって話をしていたので、先に風呂入りますと風呂に入ろうとしたら、お湯を抜いて風呂桶の中に記者が一人隠れていて、びっくりしたことがある。他の記者がいたら話を聞けないので、隠れてみんなが帰るのを待っているんだ、と。

政治部の意味のない夜回りをやめさせて、東京新聞のようにそれぞれのメディアが特報面を作れば、報道のレベルも上がっていくだろう。

まずはがんばっている東京新聞の部数が増えるように、我が議員会館事務所も東京新聞を取っている。
http://news.livedoor.com/article/detail/5723855/
http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/147.html

記事 [テスト22]
http://www.nature.com/ndigest/journal/v8/n8/pdf/ndigest.2011.110808.pdf
 
 
Roberta Kwok 2011 年 5 月 26 日号 Vol. 473 (436–438)

ワクチンに関する誤った認識が、過剰な対応を招き、 真のリスクを明らかにすることさえ妨害することがある。

John Salamoneはワクチン懐疑論者ではない。ワクチンが子どもに有害で、自閉症その他の病気の原因になるとする誤った説を、彼は一度たりとも信じたことはない。しかし不運にも、彼の息子Davidは1990年、経口ポリオワクチンを飲んでまもなく衰弱し、ハイハイできなくなった。それを通して、ワクチンがまれではあるが実際に副反応を起こすことを身をもって知った。理学療法士や医師の訪問を2年ほど受けた結果、Davidは免疫系が弱っていたせいで経口ワクチンからポリオ(小児麻ま痺ひ)に感染したことが判明した。「言ってみれば、予防接種をしたその日に息子はポリオに感染させられたわけです」とSalamoneは話す。彼は非営利団体の役員を退き、現在は米国バージニア州マウントホーリーで暮らしている。

この事例は経口ポリオワクチンについて知られているリスクの1つである。投与240万回にほぼ1件の割合で発生し、免疫不全症児で起こることが多い。当時、もっと安全性の高い不活化ポリオワクチンも利用できたが、経口ワクチンは安価で投与もしやすく、集団発生対策として効果がより高いと考えられていた。しかし米国では1980年代までにポリオがほぼ根絶され、以後国内で発生したポリオ症例はすべてワクチンによるものである。Salamoneやほかの患者たちは米国政府に働きかけ、その甲斐もあって、1990年代後半に、より安全なポリオワクチンに切り替わった。

ワクチンの安全基準は、大部分の薬品よりも厳しくなっている。その理由は、ワクチン接種の対象者が健康な人々であり、なかでも子どもが多いからだ。ワクチンが防ぐ感染症は直接目に見えないし、その多くは現在ではめったに発生しないため、それに伴って、ワクチンの重要な役割が忘れられがちである。その結果、可能性としては低いのに、ワクチンの危険性のみが人々の想像力の中で膨れ上がっていく。

ワクチン接種に対する逆風は、多数の著名人および活動家によって煽動され、時にはワクチンの本当の副反応を明らかにする科学研究にまで暗い影を落としている。例えば英国の外科医 Andrew Wakefieldは、新三種混合(MMR)ワクチン(麻疹〔はしか〕、流行性耳下腺炎〔おたふく風邪〕、風疹)の安全性について根拠のない主張を展開し、英国医師登録簿から名前を抹消されている。誤った関連仮説の多くは一掃されたが、その中にはMMRワクチンやワクチン防腐剤チメロサールが自閉症の原因になる、という珍説も含まれていた 1。

ただし、ワクチンというのはもともとリスクを伴うものだ。その副反応はさまざまで、発疹や注射部位の圧痛から、もう少しひどい熱性痙攣(発熱を伴う発作)、さらに、免疫不全患者での危険な感染症発症まである。

深刻な問題はめったに発生しないため、そうした副反応の原因がワクチンにあることを証明するのは難しい。ワクチンに伴うリスクを実証したり、それを覆したりするための研究には長い時間がかかり、その間にも、公衆衛生当局は、何を行うべきか、また一般市民にどう伝えるかについて、難しい判断を下さなくてはならない。しかしそれでも、そうした面倒な研究は市民の信頼を維持するために必要だ。そう指摘するのは、ジョンズホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部(米国メリーランド州ボルティモア)の小児科医 Neal Halsey で、「もし我々がそうした研究をしなかったら、ワクチンを信頼しない人々の数はもっと増えるでしょう」と話す。


成功の犠牲者

技術の進歩によって、現在のワクチンは過去のものに比べて不純物が少なく安全性は向上している。大半の先進国は不活化ポリオワクチンに切り替えており、全細胞性百日咳ワクチンの使用はやめている。この種の百日咳ワクチンには、死んだ細胞が含まれており、かなり高い率で腕の腫れや熱性痙攣が起こったり、脱力状態や無反応の期間があらわれたりする。

安全性の向上とは、場合によってはゼロに近いほど低いリスクを追い求めることを意味している。ワクチンは配布前に厳しい安全性テストを課せられるが、臨床試験の被験者集団は通常、1万~10万人に1例という発生リスクを把握できるほど多人数ではない(11ページ図を参照)。そうした副反応を見つける唯一の方法は、ワクチンを集団接種して、その経過を監視することである。

行政当局は特に最近、警戒感を強めている。2009~2010年にH1N1インフルエンザの世界的流行が懸念され、いくつかの企業が可能な限りたくさんのワクチンを準備した。これに呼応して、公衆衛生当局は前例がないほどの監視体制を敷き、このワクチンの安全性のモニターに努めた。米国では、科学者や行政当局が、任意の有害事象報告や、管理医療組織、健康保険企業、予防接種登録所、神経学者ネットワークやさまざまな医療システムから得られたデータを調査した。ヨーロッパでは、科学者たちが15か国から得られたデータの関連性を解析した。また、中国行政当局は医療関係者に対して、副反応と思われる事例を24時間以内に報告し、非常に重大な事例については2時間以内に報告するよう指示を出した。

研究者たちが特に目を光らせたのは、ギラン・バレー症候群に対してである。この麻痺性疾患は治療できる場合が多いが、長期の障害を引き起こしたり死亡したりする場合もある。米国で1976年に配布された豚インフルエンザワクチンでは、ワクチン接種者100万人につき5~9例でこの症候群が見られた。その後のインフルエンザワクチンに関する複数の調査では、一貫した関連性は見つからなかったが、関係者は現在も警戒を緩めていない。

2009~2010年の新型インフルエンザに際しては、もっと奇妙な現象が見られた。フィンランドで4~19歳の若年層にナルコレプシー(居眠り病)が約60件発生したのである。その大半は、グラクソ・スミスクライン社(英国プレントフォード)のH1N1ワクチン「Pandemrix」を接種していた。それとは別にスウェーデンでもナルコレプシーの多発が見られた。ただし、このワクチンがナルコレプシー多発の原因だったのかどうか、今でもはっきりしていない。

監視の目はさまざまなワクチンに対して向けられている。米国では、ロタウイルスワクチンの接種を受けた乳幼児で腸重積が発生したという15件の報告を公衆衛生当局が受けて、1999年に接種が中止された。その発症メカニズムは不明だが、ウイルス生ワクチンが腸内リンパ節の腫脹を引き起こし、腸の収縮を強めて、腸管の中へ腸管が入り込む重積が起こるのではないか、と考えられている。このワクチンによって接種者1万人当たり約1人が腸重積を起こすと見積もられている。

2007年、カイザーパーマネンテ社ワクチン研究センター(米国カリフォルニア州オークランド)の理事の1人である Nicola Klein とそのチームは、麻疹、みずぼうそう流行性耳下腺炎、風疹、水痘(水疱瘡)(MMRV)の四種混合ワクチンを接種した生後12~23か月の幼児では、MMR三種ワクチンと水痘ワクチンを別々に接種した幼児に比べて、接種後7~10日に熱性痙攣を起こす率が高いことを明らかにした。この知見は米国の予防接種諮問委員会を動かし、MMRVワクチンに対する支持の撤回を引き出した。それに続く研究2によって、四種混合ワクチンでは、三種と水痘ワクチンを別々に接種した場合に比べて、接種2300回当たり1件の割合で熱性痙攣が多く発生することが示された。

低所得国や中所得国での監視体制を強化する努力も続けられている。こうした国々の一部では、国際的プログラムであるGAVIアライアンス(本部はスイスのジュネーブ、「ワクチンと予防接種のための世界同盟」より改称)を通じてワクチンを入手しやすくなってきている。これらの地域には、デング熱やコレラといった感染症の新しいワクチンがもうじき配布されるかもしれない。

全米保健機構(PAHO=WHOアメリカ地域事務局;ワシントンD.C.)は、2006年にラテンアメリカ5か国を結ぶ監視網をスタートさせた。世界保健機関(WHO;ジュネーブ)は現在、イランやチュニジア、ベトナム、インドなど12か国とともに、ワクチンの安全性をモニタリングする手法やツールを開発すべく研究を重ねており、「すでに半分の国が、国際的データベースへの報告を終えている」とWHOで世界のワクチン安全性を担当するグループリーダー Patrick Zuberは話す。

さらに大規模な臨床試験の実施も始まっている。2種類の新しいロタウイルスワクチンは、米国ニュージャージー州ホワイトハウスステーションに本社を置くメルク社の「RotaTeq」と、グラクソ・スミスクライン社の「Rotarix」だ。これらについての認可前臨床試験では、それぞれ6万人以上の乳幼児を対象に安全性が評価された 3, 4。しかし、こうした大規模試験が行われても、まれに起こる副反応を無視することはできない。したがって、認可後に十分な計画を練った監視の下で副反応研究を行ったほうがよいだろうと、ノバルティス社ワクチン・診断技術関連事業部門(イタリア・シエナ)で世界全体のワクチン研究責任者を務めるRinoRappuoliは述べている。

認可前に大がかりな臨床試験をすれば、「監督者としては満足するかもしれませんが、科学的疑問の答えが得られるわけではありません」と彼は言う。認可後にメキシコで行われた予備的研究で、Rotarixの初回投与後に腸重積のリスクがわずかに上昇する可能性がわかり、またオーストラリアでは両方のワクチンに同様のパターンが見られた 5。しかし、ロタウイルスワクチンの接種はその後の腸重積を防ぐ可能性もある、と予想する研究者もいる。


研究結果の遅れが信頼を失わせる

たとえ、起こりうる副反応がわかったとしても、確定できない時期が長引く可能性がある。場合によっては、説得力ある証拠を積み重ねるために、多数の国で数十万もしくは数百万の人々を対象に、比較対照試験を行う必要がある。それゆえ、ヨーロッパでのナルコレプシーの多発にPandemrixが関係したかどうかについては、まだ結論が出されていないのだ。

ヨーロッパの研究網の1つであるワクチン副反応監視・連絡コンソーシアム(VAESCO)は現在、いくつかの欧州連合諸国(その一部は異なるH1N1ワクチンを使用)でナルコレプシーの発症率を検証し、対応対照群との比較解析を進めている。治験責任者でエラスムス医療センター(オランダ・ロッテルダム)の薬剤疫学者でもあるMiriam Sturkenboom は次のように話している。「データからは、H1N1ワクチンが配布される前の2008年から数か国で発症率がわずかに上昇していたが、フィンランドの事例を説明するには十分ではない」。グラクソ・スミスクライン社はカナダの調査にも資金提供している。同国ではPandemrixとほとんど同じH1N1ワクチンが使われたが、ナルコレプシー発症率の上昇は報告されていない。

ナルコレプシーの増加は、この疾患への認知度が高まったせいか、あるいはH1N1ウイルス自体の感染によって説明できるかもしれない。そう考えるのは、バーゼル大学小児病院(スイス)の小児感染症専門家で、国際的なワクチン安全性研究網「BrightonCollaboration」の最高責任者でもあるJan Bonhoeffer だ。彼によれば、このナルコレプシーの件は、MMRと自閉症の話とよく似ているという。深刻かつ慢性的でほとんど解明されていない病気があると、人間の習性として、すぐにその原因を手近なものに結びつけてしまう傾向があるのだ。

ただし、安全性に関して起こりうる問題については、迅速に調べる必要があるとBonhoefferは付け加える。そうしないと、根拠なしと結論が出た頃には「もう誰もそれを覚えておらず、そこから信頼を再構築するのにまた何年もかかってしまうからだ」と彼は言う。「たいがいの場合、懸念される副反応自体よりも、懸念が広く浸透することのほうがより有害です」。世界規模でのワクチン安全性研究網があれば、サンプルサイズも十分となり、より迅速に仮説を検証できるだろうと彼は話す。そうした考えから、WHOは、流行性H1N1インフルエンザのワクチンとギラン・バレー症候群に関する世界規模の調査を調整しているところだ。

しかし、厳密に比較対照した無作為化臨床試験、つまり因果関係を判定するための最高水準のテストをするには、被験者が多数必要であり、不可能な場合が多い。また、1つの地域で行った無作為化臨床試験の場合、その結果が他の地域にも当てはめられるかどうか疑問だとする声も無視できない、とワシントン大学(米国シアトル)の臨床疫学者Alfred Bergは話す。

ワクチン監視は以前に比べてより速くより綿密にはなったが、公衆衛生当局はなお、不完全なデータに基づいて素早い判断を出さねばならない。専門家は慎重になりすぎているが、そうした警戒の呼びかけが、逆に市民の不安をかき立てる場合もある。
例えば2011年3月に日本の行政当局は、予防接種後すぐに4人の子どもが死亡したことを受けて、小児用肺炎球菌ワクチンとインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンの接種を一時的に見合わせた。その後、行政当局は、関連性を示す直接的証拠はなかったとする結論を出したが、このような経緯によって、さらなる恐怖心が植えつけられてしまった、と欧州疾病対策センター(ECDC、スウェーデン・ソールナ)でワクチン予防可能疾患プログラムの責任者を務めるPier Luigi Lopalco は指摘する。

メディアは、ワクチン使用の一時停止に対しては大々的に報道するが、その再開については、報道してもほんのわずかでしかない。このような報道の偏りのため、一般の人々の記憶には、マイナスの恐ろしさだけが刻み込まれて残っていく、と彼は言う。

米国政府当局は、チメロサールにリスクがあるという証拠がないにもかかわらず、ワクチンからこれを排除するよう勧告したため、厳しい批判にさらされたことがある。「問題がないのに、なぜチメロサールを排除しようとするのか、という声が上がりました」と、ブルックリン病院センター(米国ニューヨーク州)の小児科医Ken Bromberg は話す。「しかし、科学的に問題がないと言っても、現実的には1つの問題となってしまった。それには間違いないのです」。もし何の対応もしなかったらどうなっていただろうか。おそらく、当局に対する信頼感は大きく失われていただろう、とHalseyは言う。「そんな状況を一般大衆が受け入れたとは思えません」。


接種が危険な人々を見つけ出す

一部の人々がほかの人に比べてワクチンの副反応リスクが高いことは、かなり前から知られている。免疫不全の人は一般に、生きているウイルスを使った生ワクチン接種を受けないほうがよいとされている。しかし、ほかの場合の副反応の起こりやすさ(感受性)については、あまりよくわかっていない。代謝異常のある小児はワクチンの副反応が出やすいと考える専門家もいるが、2011年4月に発表された2件の研究報告ではそうではないことが示唆されている。

まずKleinたちのチームは、遺伝性の代謝異常がある子どもで、ワクチン接種後30日以内に救急部門を訪れたり入院したりした件数が多くなることはない、と報告している 6。別の研究でも、尿素サイクル異常症という種類の代謝異常を持つ子どもが、通常の子どもと比べて、ワクチン接種後21日以内により重篤な代謝上の問題を生じることはなかった 7。

最終的には、ワクチン副反応に対する遺伝的な感受性を医師がスクリーニングできるようになってほしい、と考える研究者もいる。メイヨークリニック(米国ミネソタ州ロチェスター)のワクチン学者Gregory Polandは、副反応の感受性があるとわかれば、遺伝的スクリーニングで少なくとも接種のリスクと恩恵をはっきりさせられるだろうと話す。天然痘ワクチンの副反応感受性の研究はすでに始まっている。ヴァンダービルト大学(米国テネシー州ナッシュビル)のワクチン学者Kathryn Edwardsの研究チームは、発疹などの反応に関連するとみられる2つの遺伝子を報告しており 8、また、Polandの研究チームは心筋心膜炎の遺伝的リスク因子を探索中である。

たとえ予防接種が特定の子どもたちに危険性があるとわかっても、ワクチン接種を控えることのほうがずっと大きな脅威になると考えられる。ワクチンで予防できる疾患は、症状が特に重いものが多く、代謝異常患者の命を奪ってしまう場合もあると、国立小児医療センター(ワシントンD.C.)の遺伝学・代謝部門の主任を務めるMarshall Summarは話す。

Edwardsのチームは、代謝異常の一種であるミトコンドリア病の子どもがワクチンや自然感染に対してどう反応するかを調べている。もしワクチンのリスクが見つかれば、例えば接種後の栄養状態を良好に保つなど、考えられる副反応への対抗措置を講じることができるだろうとEdwardsは話す。

安全性をより高めたワクチンや製造工程についても研究が進められている。ノースカロライナ州ホーリースプリングスにあるノバルティス社の工場は、業界標準のニワトリ卵ではなく、細胞培養でインフルエンザワクチンを製造する予定である。この工程によって信頼度が向上し、卵タンパク質に対するアレルギー反応が低減するだろうとRappuoliは話す。この工場では、必要になれば、2011年の流行性インフルエンザのワクチンを作る態勢を整えると彼は言う。

副反応を起こしやすい集団にとって、リスクの高いワクチンの代替製品は大いに期待したいところだ。高リスクなワクチンとしては、免疫不全患者に対して安全を保証できない現行の天然痘ワクチン、HIV陽性の乳幼児に推奨できない結核ワクチン、高齢者に黄熱病に似た疾患を起こす特定リスクがある黄熱病ワクチンなどがある。課題は、ワクチンの安全性と有効性を共に高めることだ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(米国)で小児感染症を専門とするJames Cherryの推測によれば、2010年にカリフォルニア州で百日咳が多発したことの一因は、先進国で現在広く接種されている安全性の高い無細胞性百日咳ワクチンの有効性が、最も効果の高い全細胞性ワクチンに比べて低いためではないか、という。

研究者は何かというと、ワクチンによる恩恵はまだリスクを大きく上回っていると強調する。しかし、感染症の記憶が薄れていくにつれて、副反応に対する人々の寛容度はさらに薄れていくだろう。「その感染症を知らず、見たこともない場合、どんなリスクでも受け入れようなどとは、現実には考えないでしょう」とEdwardsは言う。だとすれば、科学者はできる限りリスクを減らす努力を続けなければならない。しかし、ワクチンは生理的作用を持つ生物学的産物なのだと、フィンランド国立保健福祉研究所(ヘルシンキ)の副所長であるJuhani Eskola は話す。「100%安全なワクチンなど決してできないのです」。
■  (翻訳:船田晶子)

roberta Kwok は、米国カリフォルニア州バーリン ゲーム在住のフリーランスライター。

1.Immunization Safety Review Committee Immunization Safety Review: Vaccines and Autism (National Academies Press, 2004).
2. Klein,N.P.etal.Pediatrics126,e1–e8(2010).
3. Ruiz-Palacios, G. M. et al. N. Engl. J. Med. 354, 11–22 (2006).
4. Vesikari,T.etal.N.Engl.J.Med.354,23–33(2006).
5. Buttery,J.P.etal.Vaccine29,3061–3066(2011).
6. Klein,N.P.etal.Pediatrics127,e1139–e1146(2011).
7. Morgan, T. M. et al. Pediatrics 127, e1147–e1153 (2011).
8. Reif,D.M.etal.J.Infect.Dis.198,16–22(2008).
http://www.asyura2.com/11/test22/msg/734.html

記事 [テスト22]
http://www.nature.com/ndigest/journal/v8/n8/pdf/ndigest.2011.110808.pdf
 
 
Roberta Kwok 2011 年 5 月 26 日号 Vol. 473 (436–438)

ワクチンに関する誤った認識が、過剰な対応を招き、 真のリスクを明らかにすることさえ妨害することがある。

John Salamoneはワクチン懐疑論者ではない。ワクチンが子どもに有害で、自閉症その他の病気の原因になるとする誤った説を、彼は一度たりとも信じたことはない。しかし不運にも、彼の息子Davidは1990年、経口ポリオワクチンを飲んでまもなく衰弱し、ハイハイできなくなった。それを通して、ワクチンがまれではあるが実際に副反応を起こすことを身をもって知った。理学療法士や医師の訪問を2年ほど受けた結果、Davidは免疫系が弱っていたせいで経口ワクチンからポリオ(小児麻ま痺ひ)に感染したことが判明した。「言ってみれば、予防接種をしたその日に息子はポリオに感染させられたわけです」とSalamoneは話す。彼は非営利団体の役員を退き、現在は米国バージニア州マウントホーリーで暮らしている。

この事例は経口ポリオワクチンについて知られているリスクの1つである。投与240万回にほぼ1件の割合で発生し、免疫不全症児で起こることが多い。当時、もっと安全性の高い不活化ポリオワクチンも利用できたが、経口ワクチンは安価で投与もしやすく、集団発生対策として効果がより高いと考えられていた。しかし米国では1980年代までにポリオがほぼ根絶され、以後国内で発生したポリオ症例はすべてワクチンによるものである。Salamoneやほかの患者たちは米国政府に働きかけ、その甲斐もあって、1990年代後半に、より安全なポリオワクチンに切り替わった。

ワクチンの安全基準は、大部分の薬品よりも厳しくなっている。その理由は、ワクチン接種の対象者が健康な人々であり、なかでも子どもが多いからだ。ワクチンが防ぐ感染症は直接目に見えないし、その多くは現在ではめったに発生しないため、それに伴って、ワクチンの重要な役割が忘れられがちである。その結果、可能性としては低いのに、ワクチンの危険性のみが人々の想像力の中で膨れ上がっていく。

ワクチン接種に対する逆風は、多数の著名人および活動家によって煽動され、時にはワクチンの本当の副反応を明らかにする科学研究にまで暗い影を落としている。例えば英国の外科医 Andrew Wakefieldは、新三種混合(MMR)ワクチン(麻疹〔はしか〕、流行性耳下腺炎〔おたふく風邪〕、風疹)の安全性について根拠のない主張を展開し、英国医師登録簿から名前を抹消されている。誤った関連仮説の多くは一掃されたが、その中にはMMRワクチンやワクチン防腐剤チメロサールが自閉症の原因になる、という珍説も含まれていた 1。

ただし、ワクチンというのはもともとリスクを伴うものだ。その副反応はさまざまで、発疹や注射部位の圧痛から、もう少しひどい熱性痙攣(発熱を伴う発作)、さらに、免疫不全患者での危険な感染症発症まである。

深刻な問題はめったに発生しないため、そうした副反応の原因がワクチンにあることを証明するのは難しい。ワクチンに伴うリスクを実証したり、それを覆したりするための研究には長い時間がかかり、その間にも、公衆衛生当局は、何を行うべきか、また一般市民にどう伝えるかについて、難しい判断を下さなくてはならない。しかしそれでも、そうした面倒な研究は市民の信頼を維持するために必要だ。そう指摘するのは、ジョンズホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部(米国メリーランド州ボルティモア)の小児科医 Neal Halsey で、「もし我々がそうした研究をしなかったら、ワクチンを信頼しない人々の数はもっと増えるでしょう」と話す。


成功の犠牲者

技術の進歩によって、現在のワクチンは過去のものに比べて不純物が少なく安全性は向上している。大半の先進国は不活化ポリオワクチンに切り替えており、全細胞性百日咳ワクチンの使用はやめている。この種の百日咳ワクチンには、死んだ細胞が含まれており、かなり高い率で腕の腫れや熱性痙攣が起こったり、脱力状態や無反応の期間があらわれたりする。

安全性の向上とは、場合によってはゼロに近いほど低いリスクを追い求めることを意味している。ワクチンは配布前に厳しい安全性テストを課せられるが、臨床試験の被験者集団は通常、1万~10万人に1例という発生リスクを把握できるほど多人数ではない(11ページ図を参照)。そうした副反応を見つける唯一の方法は、ワクチンを集団接種して、その経過を監視することである。

行政当局は特に最近、警戒感を強めている。2009~2010年にH1N1インフルエンザの世界的流行が懸念され、いくつかの企業が可能な限りたくさんのワクチンを準備した。これに呼応して、公衆衛生当局は前例がないほどの監視体制を敷き、このワクチンの安全性のモニターに努めた。米国では、科学者や行政当局が、任意の有害事象報告や、管理医療組織、健康保険企業、予防接種登録所、神経学者ネットワークやさまざまな医療システムから得られたデータを調査した。ヨーロッパでは、科学者たちが15か国から得られたデータの関連性を解析した。また、中国行政当局は医療関係者に対して、副反応と思われる事例を24時間以内に報告し、非常に重大な事例については2時間以内に報告するよう指示を出した。

研究者たちが特に目を光らせたのは、ギラン・バレー症候群に対してである。この麻痺性疾患は治療できる場合が多いが、長期の障害を引き起こしたり死亡したりする場合もある。米国で1976年に配布された豚インフルエンザワクチンでは、ワクチン接種者100万人につき5~9例でこの症候群が見られた。その後のインフルエンザワクチンに関する複数の調査では、一貫した関連性は見つからなかったが、関係者は現在も警戒を緩めていない。

2009~2010年の新型インフルエンザに際しては、もっと奇妙な現象が見られた。フィンランドで4~19歳の若年層にナルコレプシー(居眠り病)が約60件発生したのである。その大半は、グラクソ・スミスクライン社(英国プレントフォード)のH1N1ワクチン「Pandemrix」を接種していた。それとは別にスウェーデンでもナルコレプシーの多発が見られた。ただし、このワクチンがナルコレプシー多発の原因だったのかどうか、今でもはっきりしていない。

監視の目はさまざまなワクチンに対して向けられている。米国では、ロタウイルスワクチンの接種を受けた乳幼児で腸重積が発生したという15件の報告を公衆衛生当局が受けて、1999年に接種が中止された。その発症メカニズムは不明だが、ウイルス生ワクチンが腸内リンパ節の腫脹を引き起こし、腸の収縮を強めて、腸管の中へ腸管が入り込む重積が起こるのではないか、と考えられている。このワクチンによって接種者1万人当たり約1人が腸重積を起こすと見積もられている。

2007年、カイザーパーマネンテ社ワクチン研究センター(米国カリフォルニア州オークランド)の理事の1人である Nicola Klein とそのチームは、麻疹、みずぼうそう流行性耳下腺炎、風疹、水痘(水疱瘡)(MMRV)の四種混合ワクチンを接種した生後12~23か月の幼児では、MMR三種ワクチンと水痘ワクチンを別々に接種した幼児に比べて、接種後7~10日に熱性痙攣を起こす率が高いことを明らかにした。この知見は米国の予防接種諮問委員会を動かし、MMRVワクチンに対する支持の撤回を引き出した。それに続く研究2によって、四種混合ワクチンでは、三種と水痘ワクチンを別々に接種した場合に比べて、接種2300回当たり1件の割合で熱性痙攣が多く発生することが示された。

低所得国や中所得国での監視体制を強化する努力も続けられている。こうした国々の一部では、国際的プログラムであるGAVIアライアンス(本部はスイスのジュネーブ、「ワクチンと予防接種のための世界同盟」より改称)を通じてワクチンを入手しやすくなってきている。これらの地域には、デング熱やコレラといった感染症の新しいワクチンがもうじき配布されるかもしれない。

全米保健機構(PAHO=WHOアメリカ地域事務局;ワシントンD.C.)は、2006年にラテンアメリカ5か国を結ぶ監視網をスタートさせた。世界保健機関(WHO;ジュネーブ)は現在、イランやチュニジア、ベトナム、インドなど12か国とともに、ワクチンの安全性をモニタリングする手法やツールを開発すべく研究を重ねており、「すでに半分の国が、国際的データベースへの報告を終えている」とWHOで世界のワクチン安全性を担当するグループリーダー Patrick Zuberは話す。

さらに大規模な臨床試験の実施も始まっている。2種類の新しいロタウイルスワクチンは、米国ニュージャージー州ホワイトハウスステーションに本社を置くメルク社の「RotaTeq」と、グラクソ・スミスクライン社の「Rotarix」だ。これらについての認可前臨床試験では、それぞれ6万人以上の乳幼児を対象に安全性が評価された 3, 4。しかし、こうした大規模試験が行われても、まれに起こる副反応を無視することはできない。したがって、認可後に十分な計画を練った監視の下で副反応研究を行ったほうがよいだろうと、ノバルティス社ワクチン・診断技術関連事業部門(イタリア・シエナ)で世界全体のワクチン研究責任者を務めるRinoRappuoliは述べている。

認可前に大がかりな臨床試験をすれば、「監督者としては満足するかもしれませんが、科学的疑問の答えが得られるわけではありません」と彼は言う。認可後にメキシコで行われた予備的研究で、Rotarixの初回投与後に腸重積のリスクがわずかに上昇する可能性がわかり、またオーストラリアでは両方のワクチンに同様のパターンが見られた 5。しかし、ロタウイルスワクチンの接種はその後の腸重積を防ぐ可能性もある、と予想する研究者もいる。


研究結果の遅れが信頼を失わせる

たとえ、起こりうる副反応がわかったとしても、確定できない時期が長引く可能性がある。場合によっては、説得力ある証拠を積み重ねるために、多数の国で数十万もしくは数百万の人々を対象に、比較対照試験を行う必要がある。それゆえ、ヨーロッパでのナルコレプシーの多発にPandemrixが関係したかどうかについては、まだ結論が出されていないのだ。

ヨーロッパの研究網の1つであるワクチン副反応監視・連絡コンソーシアム(VAESCO)は現在、いくつかの欧州連合諸国(その一部は異なるH1N1ワクチンを使用)でナルコレプシーの発症率を検証し、対応対照群との比較解析を進めている。治験責任者でエラスムス医療センター(オランダ・ロッテルダム)の薬剤疫学者でもあるMiriam Sturkenboom は次のように話している。「データからは、H1N1ワクチンが配布される前の2008年から数か国で発症率がわずかに上昇していたが、フィンランドの事例を説明するには十分ではない」。グラクソ・スミスクライン社はカナダの調査にも資金提供している。同国ではPandemrixとほとんど同じH1N1ワクチンが使われたが、ナルコレプシー発症率の上昇は報告されていない。

ナルコレプシーの増加は、この疾患への認知度が高まったせいか、あるいはH1N1ウイルス自体の感染によって説明できるかもしれない。そう考えるのは、バーゼル大学小児病院(スイス)の小児感染症専門家で、国際的なワクチン安全性研究網「BrightonCollaboration」の最高責任者でもあるJan Bonhoeffer だ。彼によれば、このナルコレプシーの件は、MMRと自閉症の話とよく似ているという。深刻かつ慢性的でほとんど解明されていない病気があると、人間の習性として、すぐにその原因を手近なものに結びつけてしまう傾向があるのだ。

ただし、安全性に関して起こりうる問題については、迅速に調べる必要があるとBonhoefferは付け加える。そうしないと、根拠なしと結論が出た頃には「もう誰もそれを覚えておらず、そこから信頼を再構築するのにまた何年もかかってしまうからだ」と彼は言う。「たいがいの場合、懸念される副反応自体よりも、懸念が広く浸透することのほうがより有害です」。世界規模でのワクチン安全性研究網があれば、サンプルサイズも十分となり、より迅速に仮説を検証できるだろうと彼は話す。そうした考えから、WHOは、流行性H1N1インフルエンザのワクチンとギラン・バレー症候群に関する世界規模の調査を調整しているところだ。

しかし、厳密に比較対照した無作為化臨床試験、つまり因果関係を判定するための最高水準のテストをするには、被験者が多数必要であり、不可能な場合が多い。また、1つの地域で行った無作為化臨床試験の場合、その結果が他の地域にも当てはめられるかどうか疑問だとする声も無視できない、とワシントン大学(米国シアトル)の臨床疫学者Alfred Bergは話す。

ワクチン監視は以前に比べてより速くより綿密にはなったが、公衆衛生当局はなお、不完全なデータに基づいて素早い判断を出さねばならない。専門家は慎重になりすぎているが、そうした警戒の呼びかけが、逆に市民の不安をかき立てる場合もある。





例えば2011年3月に日本の行政当局は、予防接種後すぐに4人の子どもが死亡したことを受けて、小児用肺炎球菌ワクチンとインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンの接種を一時的に見合わせた。その後、行政当局は、関連性を示す直接的証拠はなかったとする結論を出したが、このような経緯によって、さらなる恐怖心が植えつけられてしまった、と欧州疾病対策センター(ECDC、スウェーデン・ソールナ)でワクチン予防可能疾患プログラムの責任者を務めるPier Luigi Lopalco は指摘する。

メディアは、ワクチン使用の一時停止に対しては大々的に報道するが、その再開については、報道してもほんのわずかでしかない。このような報道の偏りのため、一般の人々の記憶には、マイナスの恐ろしさだけが刻み込まれて残っていく、と彼は言う。

米国政府当局は、チメロサールにリスクがあるという証拠がないにもかかわらず、ワクチンからこれを排除するよう勧告したため、厳しい批判にさらされたことがある。「問題がないのに、なぜチメロサールを排除しようとするのか、という声が上がりました」と、ブルックリン病院センター(米国ニューヨーク州)の小児科医Ken Bromberg は話す。「しかし、科学的に問題がないと言っても、現実的には1つの問題となってしまった。それには間違いないのです」。もし何の対応もしなかったらどうなっていただろうか。おそらく、当局に対する信頼感は大きく失われていただろう、とHalseyは言う。「そんな状況を一般大衆が受け入れたとは思えません」。


接種が危険な人々を見つけ出す

一部の人々がほかの人に比べてワクチンの副反応リスクが高いことは、かなり前から知られている。免疫不全の人は一般に、生きているウイルスを使った生ワクチン接種を受けないほうがよいとされている。しかし、ほかの場合の副反応の起こりやすさ(感受性)については、あまりよくわかっていない。代謝異常のある小児はワクチンの副反応が出やすいと考える専門家もいるが、2011年4月に発表された2件の研究報告ではそうではないことが示唆されている。

まずKleinたちのチームは、遺伝性の代謝異常がある子どもで、ワクチン接種後30日以内に救急部門を訪れたり入院したりした件数が多くなることはない、と報告している 6。別の研究でも、尿素サイクル異常症という種類の代謝異常を持つ子どもが、通常の子どもと比べて、ワクチン接種後21日以内により重篤な代謝上の問題を生じることはなかった 7。

最終的には、ワクチン副反応に対する遺伝的な感受性を医師がスクリーニングできるようになってほしい、と考える研究者もいる。メイヨークリニック(米国ミネソタ州ロチェスター)のワクチン学者Gregory Polandは、副反応の感受性があるとわかれば、遺伝的スクリーニングで少なくとも接種のリスクと恩恵をはっきりさせられるだろうと話す。天然痘ワクチンの副反応感受性の研究はすでに始まっている。ヴァンダービルト大学(米国テネシー州ナッシュビル)のワクチン学者Kathryn Edwardsの研究チームは、発疹などの反応に関連するとみられる2つの遺伝子を報告しており 8、また、Polandの研究チームは心筋心膜炎の遺伝的リスク因子を探索中である。

たとえ予防接種が特定の子どもたちに危険性があるとわかっても、ワクチン接種を控えることのほうがずっと大きな脅威になると考えられる。ワクチンで予防できる疾患は、症状が特に重いものが多く、代謝異常患者の命を奪ってしまう場合もあると、国立小児医療センター(ワシントンD.C.)の遺伝学・代謝部門の主任を務めるMarshall Summarは話す。

Edwardsのチームは、代謝異常の一種であるミトコンドリア病の子どもがワクチンや自然感染に対してどう反応するかを調べている。もしワクチンのリスクが見つかれば、例えば接種後の栄養状態を良好に保つなど、考えられる副反応への対抗措置を講じることができるだろうとEdwardsは話す。

安全性をより高めたワクチンや製造工程についても研究が進められている。ノースカロライナ州ホーリースプリングスにあるノバルティス社の工場は、業界標準のニワトリ卵ではなく、細胞培養でインフルエンザワクチンを製造する予定である。この工程によって信頼度が向上し、卵タンパク質に対するアレルギー反応が低減するだろうとRappuoliは話す。この工場では、必要になれば、2011年の流行性インフルエンザのワクチンを作る態勢を整えると彼は言う。

副反応を起こしやすい集団にとって、リスクの高いワクチンの代替製品は大いに期待したいところだ。高リスクなワクチンとしては、免疫不全患者に対して安全を保証できない現行の天然痘ワクチン、HIV陽性の乳幼児に推奨できない結核ワクチン、高齢者に黄熱病に似た疾患を起こす特定リスクがある黄熱病ワクチンなどがある。課題は、ワクチンの安全性と有効性を共に高めることだ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(米国)で小児感染症を専門とするJames Cherryの推測によれば、2010年にカリフォルニア州で百日咳が多発したことの一因は、先進国で現在広く接種されている安全性の高い無細胞性百日咳ワクチンの有効性が、最も効果の高い全細胞性ワクチンに比べて低いためではないか、という。

研究者は何かというと、ワクチンによる恩恵はまだリスクを大きく上回っていると強調する。しかし、感染症の記憶が薄れていくにつれて、副反応に対する人々の寛容度はさらに薄れていくだろう。「その感染症を知らず、見たこともない場合、どんなリスクでも受け入れようなどとは、現実には考えないでしょう」とEdwardsは言う。だとすれば、科学者はできる限りリスクを減らす努力を続けなければならない。しかし、ワクチンは生理的作用を持つ生物学的産物なのだと、フィンランド国立保健福祉研究所(ヘルシンキ)の副所長であるJuhani Eskola は話す。「100%安全なワクチンなど決してできないのです」。
■  (翻訳:船田晶子)

roberta Kwok は、米国カリフォルニア州バーリン ゲーム在住のフリーランスライター。

1.Immunization Safety Review Committee Immunization Safety Review: Vaccines and Autism (National Academies Press, 2004).
2. Klein,N.P.etal.Pediatrics126,e1–e8(2010).
3. Ruiz-Palacios, G. M. et al. N. Engl. J. Med. 354, 11–22 (2006).
4. Vesikari,T.etal.N.Engl.J.Med.354,23–33(2006).
5. Buttery,J.P.etal.Vaccine29,3061–3066(2011).
6. Klein,N.P.etal.Pediatrics127,e1139–e1146(2011).
7. Morgan, T. M. et al. Pediatrics 127, e1147–e1153 (2011).
8. Reif,D.M.etal.J.Infect.Dis.198,16–22(2008).
http://www.asyura2.com/11/test22/msg/735.html

記事 [テスト22]
http://www.nature.com/ndigest/journal/v8/n8/pdf/ndigest.2011.110808.pdf
 
 
Roberta Kwok 2011 年 5 月 26 日号 Vol. 473 (436–438)

ワクチンに関する誤った認識が、過剰な対応を招き、 真のリスクを明らかにすることさえ妨害することがある。


John Salamoneはワクチン懐疑論者ではない。ワクチンが子どもに有害で、自閉症その他の病気の原因になるとする誤った説を、彼は一度たりとも信じたことはない。しかし不運にも、彼の息子Davidは1990年、経口ポリオワクチンを飲んでまもなく衰弱し、ハイハイできなくなった。それを通して、ワクチンがまれではあるが実際に副反応を起こすことを身をもって知った。理学療法士や医師の訪問を2年ほど受けた結果、Davidは免疫系が弱っていたせいで経口ワクチンからポリオ(小児麻ま痺ひ)に感染したことが判明した。「言ってみれば、予防接種をしたその日に息子はポリオに感染させられたわけです」とSalamoneは話す。彼は非営利団体の役員を退き、現在は米国バージニア州マウントホーリーで暮らしている。

この事例は経口ポリオワクチンについて知られているリスクの1つである。投与240万回にほぼ1件の割合で発生し、免疫不全症児で起こることが多い。当時、もっと安全性の高い不活化ポリオワクチンも利用できたが、経口ワクチンは安価で投与もしやすく、集団発生対策として効果がより高いと考えられていた。しかし米国では1980年代までにポリオがほぼ根絶され、以後国内で発生したポリオ症例はすべてワクチンによるものである。Salamoneやほかの患者たちは米国政府に働きかけ、その甲斐もあって、1990年代後半に、より安全なポリオワクチンに切り替わった。

ワクチンの安全基準は、大部分の薬品よりも厳しくなっている。その理由は、ワクチン接種の対象者が健康な人々であり、なかでも子どもが多いからだ。ワクチンが防ぐ感染症は直接目に見えないし、その多くは現在ではめったに発生しないため、それに伴って、ワクチンの重要な役割が忘れられがちである。その結果、可能性としては低いのに、ワクチンの危険性のみが人々の想像力の中で膨れ上がっていく。

ワクチン接種に対する逆風は、多数の著名人および活動家によって煽動され、時にはワクチンの本当の副反応を明らかにする科学研究にまで暗い影を落としている。例えば英国の外科医 Andrew Wakefieldは、新三種混合(MMR)ワクチン(麻疹〔はしか〕、流行性耳下腺炎〔おたふく風邪〕、風疹)の安全性について根拠のない主張を展開し、英国医師登録簿から名前を抹消されている。誤った関連仮説の多くは一掃されたが、その中にはMMRワクチンやワクチン防腐剤チメロサールが自閉症の原因になる、という珍説も含まれていた 1。

ただし、ワクチンというのはもともとリスクを伴うものだ。その副反応はさまざまで、発疹や注射部位の圧痛から、もう少しひどい熱性痙攣(発熱を伴う発作)、さらに、免疫不全患者での危険な感染症発症まである。

深刻な問題はめったに発生しないため、そうした副反応の原因がワクチンにあることを証明するのは難しい。ワクチンに伴うリスクを実証したり、それを覆したりするための研究には長い時間がかかり、その間にも、公衆衛生当局は、何を行うべきか、また一般市民にどう伝えるかについて、難しい判断を下さなくてはならない。しかしそれでも、そうした面倒な研究は市民の信頼を維持するために必要だ。そう指摘するのは、ジョンズホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部(米国メリーランド州ボルティモア)の小児科医 Neal Halsey で、「もし我々がそうした研究をしなかったら、ワクチンを信頼しない人々の数はもっと増えるでしょう」と話す。


成功の犠牲者

技術の進歩によって、現在のワクチンは過去のものに比べて不純物が少なく安全性は向上している。大半の先進国は不活化ポリオワクチンに切り替えており、全細胞性百日咳ワクチンの使用はやめている。この種の百日咳ワクチンには、死んだ細胞が含まれており、かなり高い率で腕の腫れや熱性痙攣が起こったり、脱力状態や無反応の期間があらわれたりする。

安全性の向上とは、場合によってはゼロに近いほど低いリスクを追い求めることを意味している。ワクチンは配布前に厳しい安全性テストを課せられるが、臨床試験の被験者集団は通常、1万~10万人に1例という発生リスクを把握できるほど多人数ではない(11ページ図を参照)。そうした副反応を見つける唯一の方法は、ワクチンを集団接種して、その経過を監視することである。

行政当局は特に最近、警戒感を強めている。2009~2010年にH1N1インフルエンザの世界的流行が懸念され、いくつかの企業が可能な限りたくさんのワクチンを準備した。これに呼応して、公衆衛生当局は前例がないほどの監視体制を敷き、このワクチンの安全性のモニターに努めた。米国では、科学者や行政当局が、任意の有害事象報告や、管理医療組織、健康保険企業、予防接種登録所、神経学者ネットワークやさまざまな医療システムから得られたデータを調査した。ヨーロッパでは、科学者たちが15か国から得られたデータの関連性を解析した。また、中国行政当局は医療関係者に対して、副反応と思われる事例を24時間以内に報告し、非常に重大な事例については2時間以内に報告するよう指示を出した。

研究者たちが特に目を光らせたのは、ギラン・バレー症候群に対してである。この麻痺性疾患は治療できる場合が多いが、長期の障害を引き起こしたり死亡したりする場合もある。米国で1976年に配布された豚インフルエンザワクチンでは、ワクチン接種者100万人につき5~9例でこの症候群が見られた。その後のインフルエンザワクチンに関する複数の調査では、一貫した関連性は見つからなかったが、関係者は現在も警戒を緩めていない。

2009~2010年の新型インフルエンザに際しては、もっと奇妙な現象が見られた。フィンランドで4~19歳の若年層にナルコレプシー(居眠り病)が約60件発生したのである。その大半は、グラクソ・スミスクライン社(英国プレントフォード)のH1N1ワクチン「Pandemrix」を接種していた。それとは別にスウェーデンでもナルコレプシーの多発が見られた。ただし、このワクチンがナルコレプシー多発の原因だったのかどうか、今でもはっきりしていない。

監視の目はさまざまなワクチンに対して向けられている。米国では、ロタウイルスワクチンの接種を受けた乳幼児で腸重積が発生したという15件の報告を公衆衛生当局が受けて、1999年に接種が中止された。その発症メカニズムは不明だが、ウイルス生ワクチンが腸内リンパ節の腫脹を引き起こし、腸の収縮を強めて、腸管の中へ腸管が入り込む重積が起こるのではないか、と考えられている。このワクチンによって接種者1万人当たり約1人が腸重積を起こすと見積もられている。

2007年、カイザーパーマネンテ社ワクチン研究センター(米国カリフォルニア州オークランド)の理事の1人である Nicola Klein とそのチームは、麻疹、みずぼうそう流行性耳下腺炎、風疹、水痘(水疱瘡)(MMRV)の四種混合ワクチンを接種した生後12~23か月の幼児では、MMR三種ワクチンと水痘ワクチンを別々に接種した幼児に比べて、接種後7~10日に熱性痙攣を起こす率が高いことを明らかにした。この知見は米国の予防接種諮問委員会を動かし、MMRVワクチンに対する支持の撤回を引き出した。それに続く研究2によって、四種混合ワクチンでは、三種と水痘ワクチンを別々に接種した場合に比べて、接種2300回当たり1件の割合で熱性痙攣が多く発生することが示された。

低所得国や中所得国での監視体制を強化する努力も続けられている。こうした国々の一部では、国際的プログラムであるGAVIアライアンス(本部はスイスのジュネーブ、「ワクチンと予防接種のための世界同盟」より改称)を通じてワクチンを入手しやすくなってきている。これらの地域には、デング熱やコレラといった感染症の新しいワクチンがもうじき配布されるかもしれない。

全米保健機構(PAHO=WHOアメリカ地域事務局;ワシントンD.C.)は、2006年にラテンアメリカ5か国を結ぶ監視網をスタートさせた。世界保健機関(WHO;ジュネーブ)は現在、イランやチュニジア、ベトナム、インドなど12か国とともに、ワクチンの安全性をモニタリングする手法やツールを開発すべく研究を重ねており、「すでに半分の国が、国際的データベースへの報告を終えている」とWHOで世界のワクチン安全性を担当するグループリーダー Patrick Zuberは話す。

さらに大規模な臨床試験の実施も始まっている。2種類の新しいロタウイルスワクチンは、米国ニュージャージー州ホワイトハウスステーションに本社を置くメルク社の「RotaTeq」と、グラクソ・スミスクライン社の「Rotarix」だ。これらについての認可前臨床試験では、それぞれ6万人以上の乳幼児を対象に安全性が評価された 3, 4。しかし、こうした大規模試験が行われても、まれに起こる副反応を無視することはできない。したがって、認可後に十分な計画を練った監視の下で副反応研究を行ったほうがよいだろうと、ノバルティス社ワクチン・診断技術関連事業部門(イタリア・シエナ)で世界全体のワクチン研究責任者を務めるRinoRappuoliは述べている。

認可前に大がかりな臨床試験をすれば、「監督者としては満足するかもしれませんが、科学的疑問の答えが得られるわけではありません」と彼は言う。認可後にメキシコで行われた予備的研究で、Rotarixの初回投与後に腸重積のリスクがわずかに上昇する可能性がわかり、またオーストラリアでは両方のワクチンに同様のパターンが見られた 5。しかし、ロタウイルスワクチンの接種はその後の腸重積を防ぐ可能性もある、と予想する研究者もいる。


研究結果の遅れが信頼を失わせる

たとえ、起こりうる副反応がわかったとしても、確定できない時期が長引く可能性がある。場合によっては、説得力ある証拠を積み重ねるために、多数の国で数十万もしくは数百万の人々を対象に、比較対照試験を行う必要がある。それゆえ、ヨーロッパでのナルコレプシーの多発にPandemrixが関係したかどうかについては、まだ結論が出されていないのだ。

ヨーロッパの研究網の1つであるワクチン副反応監視・連絡コンソーシアム(VAESCO)は現在、いくつかの欧州連合諸国(その一部は異なるH1N1ワクチンを使用)でナルコレプシーの発症率を検証し、対応対照群との比較解析を進めている。治験責任者でエラスムス医療センター(オランダ・ロッテルダム)の薬剤疫学者でもあるMiriam Sturkenboom は次のように話している。「データからは、H1N1ワクチンが配布される前の2008年から数か国で発症率がわずかに上昇していたが、フィンランドの事例を説明するには十分ではない」。グラクソ・スミスクライン社はカナダの調査にも資金提供している。同国ではPandemrixとほとんど同じH1N1ワクチンが使われたが、ナルコレプシー発症率の上昇は報告されていない。

ナルコレプシーの増加は、この疾患への認知度が高まったせいか、あるいはH1N1ウイルス自体の感染によって説明できるかもしれない。そう考えるのは、バーゼル大学小児病院(スイス)の小児感染症専門家で、国際的なワクチン安全性研究網「BrightonCollaboration」の最高責任者でもあるJan Bonhoeffer だ。彼によれば、このナルコレプシーの件は、MMRと自閉症の話とよく似ているという。深刻かつ慢性的でほとんど解明されていない病気があると、人間の習性として、すぐにその原因を手近なものに結びつけてしまう傾向があるのだ。

ただし、安全性に関して起こりうる問題については、迅速に調べる必要があるとBonhoefferは付け加える。そうしないと、根拠なしと結論が出た頃には「もう誰もそれを覚えておらず、そこから信頼を再構築するのにまた何年もかかってしまうからだ」と彼は言う。「たいがいの場合、懸念される副反応自体よりも、懸念が広く浸透することのほうがより有害です」。世界規模でのワクチン安全性研究網があれば、サンプルサイズも十分となり、より迅速に仮説を検証できるだろうと彼は話す。そうした考えから、WHOは、流行性H1N1インフルエンザのワクチンとギラン・バレー症候群に関する世界規模の調査を調整しているところだ。

しかし、厳密に比較対照した無作為化臨床試験、つまり因果関係を判定するための最高水準のテストをするには、被験者が多数必要であり、不可能な場合が多い。また、1つの地域で行った無作為化臨床試験の場合、その結果が他の地域にも当てはめられるかどうか疑問だとする声も無視できない、とワシントン大学(米国シアトル)の臨床疫学者Alfred Bergは話す。

ワクチン監視は以前に比べてより速くより綿密にはなったが、公衆衛生当局はなお、不完全なデータに基づいて素早い判断を出さねばならない。専門家は慎重になりすぎているが、そうした警戒の呼びかけが、逆に市民の不安をかき立てる場合もある。





例えば2011年3月に日本の行政当局は、予防接種後すぐに4人の子どもが死亡したことを受けて、小児用肺炎球菌ワクチンとインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンの接種を一時的に見合わせた。その後、行政当局は、関連性を示す直接的証拠はなかったとする結論を出したが、このような経緯によって、さらなる恐怖心が植えつけられてしまった、と欧州疾病対策センター(ECDC、スウェーデン・ソールナ)でワクチン予防可能疾患プログラムの責任者を務めるPier Luigi Lopalco は指摘する。

メディアは、ワクチン使用の一時停止に対しては大々的に報道するが、その再開については、報道してもほんのわずかでしかない。このような報道の偏りのため、一般の人々の記憶には、マイナスの恐ろしさだけが刻み込まれて残っていく、と彼は言う。

米国政府当局は、チメロサールにリスクがあるという証拠がないにもかかわらず、ワクチンからこれを排除するよう勧告したため、厳しい批判にさらされたことがある。「問題がないのに、なぜチメロサールを排除しようとするのか、という声が上がりました」と、ブルックリン病院センター(米国ニューヨーク州)の小児科医Ken Bromberg は話す。「しかし、科学的に問題がないと言っても、現実的には1つの問題となってしまった。それには間違いないのです」。もし何の対応もしなかったらどうなっていただろうか。おそらく、当局に対する信頼感は大きく失われていただろう、とHalseyは言う。「そんな状況を一般大衆が受け入れたとは思えません」。


接種が危険な人々を見つけ出す

一部の人々がほかの人に比べてワクチンの副反応リスクが高いことは、かなり前から知られている。免疫不全の人は一般に、生きているウイルスを使った生ワクチン接種を受けないほうがよいとされている。しかし、ほかの場合の副反応の起こりやすさ(感受性)については、あまりよくわかっていない。代謝異常のある小児はワクチンの副反応が出やすいと考える専門家もいるが、2011年4月に発表された2件の研究報告ではそうではないことが示唆されている。

まずKleinたちのチームは、遺伝性の代謝異常がある子どもで、ワクチン接種後30日以内に救急部門を訪れたり入院したりした件数が多くなることはない、と報告している 6。別の研究でも、尿素サイクル異常症という種類の代謝異常を持つ子どもが、通常の子どもと比べて、ワクチン接種後21日以内により重篤な代謝上の問題を生じることはなかった 7。

最終的には、ワクチン副反応に対する遺伝的な感受性を医師がスクリーニングできるようになってほしい、と考える研究者もいる。メイヨークリニック(米国ミネソタ州ロチェスター)のワクチン学者Gregory Polandは、副反応の感受性があるとわかれば、遺伝的スクリーニングで少なくとも接種のリスクと恩恵をはっきりさせられるだろうと話す。天然痘ワクチンの副反応感受性の研究はすでに始まっている。ヴァンダービルト大学(米国テネシー州ナッシュビル)のワクチン学者Kathryn Edwardsの研究チームは、発疹などの反応に関連するとみられる2つの遺伝子を報告しており 8、また、Polandの研究チームは心筋心膜炎の遺伝的リスク因子を探索中である。

たとえ予防接種が特定の子どもたちに危険性があるとわかっても、ワクチン接種を控えることのほうがずっと大きな脅威になると考えられる。ワクチンで予防できる疾患は、症状が特に重いものが多く、代謝異常患者の命を奪ってしまう場合もあると、国立小児医療センター(ワシントンD.C.)の遺伝学・代謝部門の主任を務めるMarshall Summarは話す。

Edwardsのチームは、代謝異常の一種であるミトコンドリア病の子どもがワクチンや自然感染に対してどう反応するかを調べている。もしワクチンのリスクが見つかれば、例えば接種後の栄養状態を良好に保つなど、考えられる副反応への対抗措置を講じることができるだろうとEdwardsは話す。

安全性をより高めたワクチンや製造工程についても研究が進められている。ノースカロライナ州ホーリースプリングスにあるノバルティス社の工場は、業界標準のニワトリ卵ではなく、細胞培養でインフルエンザワクチンを製造する予定である。この工程によって信頼度が向上し、卵タンパク質に対するアレルギー反応が低減するだろうとRappuoliは話す。この工場では、必要になれば、2011年の流行性インフルエンザのワクチンを作る態勢を整えると彼は言う。

副反応を起こしやすい集団にとって、リスクの高いワクチンの代替製品は大いに期待したいところだ。高リスクなワクチンとしては、免疫不全患者に対して安全を保証できない現行の天然痘ワクチン、HIV陽性の乳幼児に推奨できない結核ワクチン、高齢者に黄熱病に似た疾患を起こす特定リスクがある黄熱病ワクチンなどがある。課題は、ワクチンの安全性と有効性を共に高めることだ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(米国)で小児感染症を専門とするJames Cherryの推測によれば、2010年にカリフォルニア州で百日咳が多発したことの一因は、先進国で現在広く接種されている安全性の高い無細胞性百日咳ワクチンの有効性が、最も効果の高い全細胞性ワクチンに比べて低いためではないか、という。

研究者は何かというと、ワクチンによる恩恵はまだリスクを大きく上回っていると強調する。しかし、感染症の記憶が薄れていくにつれて、副反応に対する人々の寛容度はさらに薄れていくだろう。「その感染症を知らず、見たこともない場合、どんなリスクでも受け入れようなどとは、現実には考えないでしょう」とEdwardsは言う。だとすれば、科学者はできる限りリスクを減らす努力を続けなければならない。しかし、ワクチンは生理的作用を持つ生物学的産物なのだと、フィンランド国立保健福祉研究所(ヘルシンキ)の副所長であるJuhani Eskola は話す。「100%安全なワクチンなど決してできないのです」。
■  (翻訳:船田晶子)

roberta Kwok は、米国カリフォルニア州バーリン ゲーム在住のフリーランスライター。

1.Immunization Safety Review Committee Immunization Safety Review: Vaccines and Autism (National Academies Press, 2004).
2. Klein,N.P.etal.Pediatrics126,e1–e8(2010).
3. Ruiz-Palacios, G. M. et al. N. Engl. J. Med. 354, 11–22 (2006).
4. Vesikari,T.etal.N.Engl.J.Med.354,23–33(2006).
5. Buttery,J.P.etal.Vaccine29,3061–3066(2011).
6. Klein,N.P.etal.Pediatrics127,e1139–e1146(2011).
7. Morgan, T. M. et al. Pediatrics 127, e1147–e1153 (2011).
8. Reif,D.M.etal.J.Infect.Dis.198,16–22(2008).
http://www.asyura2.com/11/test22/msg/736.html

記事 [医療崩壊3] ワクチンの安全性について考える Nature誌 8月号
http://www.nature.com/ndigest/journal/v8/n8/pdf/ndigest.2011.110808.pdf
 
 
Roberta Kwok 2011 年 5 月 26 日号 Vol. 473 (436–438)

ワクチンに関する誤った認識が、過剰な対応を招き、 真のリスクを明らかにすることさえ妨害することがある。


John Salamoneはワクチン懐疑論者ではない。ワクチンが子どもに有害で、自閉症その他の病気の原因になるとする誤った説を、彼は一度たりとも信じたことはない。しかし不運にも、彼の息子Davidは1990年、経口ポリオワクチンを飲んでまもなく衰弱し、ハイハイできなくなった。それを通して、ワクチンがまれではあるが実際に副反応を起こすことを身をもって知った。理学療法士や医師の訪問を2年ほど受けた結果、Davidは免疫系が弱っていたせいで経口ワクチンからポリオ(小児麻ま痺ひ)に感染したことが判明した。「言ってみれば、予防接種をしたその日に息子はポリオに感染させられたわけです」とSalamoneは話す。彼は非営利団体の役員を退き、現在は米国バージニア州マウントホーリーで暮らしている。

この事例は経口ポリオワクチンについて知られているリスクの1つである。投与240万回にほぼ1件の割合で発生し、免疫不全症児で起こることが多い。当時、もっと安全性の高い不活化ポリオワクチンも利用できたが、経口ワクチンは安価で投与もしやすく、集団発生対策として効果がより高いと考えられていた。しかし米国では1980年代までにポリオがほぼ根絶され、以後国内で発生したポリオ症例はすべてワクチンによるものである。Salamoneやほかの患者たちは米国政府に働きかけ、その甲斐もあって、1990年代後半に、より安全なポリオワクチンに切り替わった。

ワクチンの安全基準は、大部分の薬品よりも厳しくなっている。その理由は、ワクチン接種の対象者が健康な人々であり、なかでも子どもが多いからだ。ワクチンが防ぐ感染症は直接目に見えないし、その多くは現在ではめったに発生しないため、それに伴って、ワクチンの重要な役割が忘れられがちである。その結果、可能性としては低いのに、ワクチンの危険性のみが人々の想像力の中で膨れ上がっていく。

ワクチン接種に対する逆風は、多数の著名人および活動家によって煽動され、時にはワクチンの本当の副反応を明らかにする科学研究にまで暗い影を落としている。例えば英国の外科医 Andrew Wakefieldは、新三種混合(MMR)ワクチン(麻疹〔はしか〕、流行性耳下腺炎〔おたふく風邪〕、風疹)の安全性について根拠のない主張を展開し、英国医師登録簿から名前を抹消されている。誤った関連仮説の多くは一掃されたが、その中にはMMRワクチンやワクチン防腐剤チメロサールが自閉症の原因になる、という珍説も含まれていた 1。

ただし、ワクチンというのはもともとリスクを伴うものだ。その副反応はさまざまで、発疹や注射部位の圧痛から、もう少しひどい熱性痙攣(発熱を伴う発作)、さらに、免疫不全患者での危険な感染症発症まである。

深刻な問題はめったに発生しないため、そうした副反応の原因がワクチンにあることを証明するのは難しい。ワクチンに伴うリスクを実証したり、それを覆したりするための研究には長い時間がかかり、その間にも、公衆衛生当局は、何を行うべきか、また一般市民にどう伝えるかについて、難しい判断を下さなくてはならない。しかしそれでも、そうした面倒な研究は市民の信頼を維持するために必要だ。そう指摘するのは、ジョンズホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部(米国メリーランド州ボルティモア)の小児科医 Neal Halsey で、「もし我々がそうした研究をしなかったら、ワクチンを信頼しない人々の数はもっと増えるでしょう」と話す。


成功の犠牲者

技術の進歩によって、現在のワクチンは過去のものに比べて不純物が少なく安全性は向上している。大半の先進国は不活化ポリオワクチンに切り替えており、全細胞性百日咳ワクチンの使用はやめている。この種の百日咳ワクチンには、死んだ細胞が含まれており、かなり高い率で腕の腫れや熱性痙攣が起こったり、脱力状態や無反応の期間があらわれたりする。

安全性の向上とは、場合によってはゼロに近いほど低いリスクを追い求めることを意味している。ワクチンは配布前に厳しい安全性テストを課せられるが、臨床試験の被験者集団は通常、1万~10万人に1例という発生リスクを把握できるほど多人数ではない(11ページ図を参照)。そうした副反応を見つける唯一の方法は、ワクチンを集団接種して、その経過を監視することである。

行政当局は特に最近、警戒感を強めている。2009~2010年にH1N1インフルエンザの世界的流行が懸念され、いくつかの企業が可能な限りたくさんのワクチンを準備した。これに呼応して、公衆衛生当局は前例がないほどの監視体制を敷き、このワクチンの安全性のモニターに努めた。米国では、科学者や行政当局が、任意の有害事象報告や、管理医療組織、健康保険企業、予防接種登録所、神経学者ネットワークやさまざまな医療システムから得られたデータを調査した。ヨーロッパでは、科学者たちが15か国から得られたデータの関連性を解析した。また、中国行政当局は医療関係者に対して、副反応と思われる事例を24時間以内に報告し、非常に重大な事例については2時間以内に報告するよう指示を出した。

研究者たちが特に目を光らせたのは、ギラン・バレー症候群に対してである。この麻痺性疾患は治療できる場合が多いが、長期の障害を引き起こしたり死亡したりする場合もある。米国で1976年に配布された豚インフルエンザワクチンでは、ワクチン接種者100万人につき5~9例でこの症候群が見られた。その後のインフルエンザワクチンに関する複数の調査では、一貫した関連性は見つからなかったが、関係者は現在も警戒を緩めていない。

2009~2010年の新型インフルエンザに際しては、もっと奇妙な現象が見られた。フィンランドで4~19歳の若年層にナルコレプシー(居眠り病)が約60件発生したのである。その大半は、グラクソ・スミスクライン社(英国プレントフォード)のH1N1ワクチン「Pandemrix」を接種していた。それとは別にスウェーデンでもナルコレプシーの多発が見られた。ただし、このワクチンがナルコレプシー多発の原因だったのかどうか、今でもはっきりしていない。

監視の目はさまざまなワクチンに対して向けられている。米国では、ロタウイルスワクチンの接種を受けた乳幼児で腸重積が発生したという15件の報告を公衆衛生当局が受けて、1999年に接種が中止された。その発症メカニズムは不明だが、ウイルス生ワクチンが腸内リンパ節の腫脹を引き起こし、腸の収縮を強めて、腸管の中へ腸管が入り込む重積が起こるのではないか、と考えられている。このワクチンによって接種者1万人当たり約1人が腸重積を起こすと見積もられている。

2007年、カイザーパーマネンテ社ワクチン研究センター(米国カリフォルニア州オークランド)の理事の1人である Nicola Klein とそのチームは、麻疹、みずぼうそう流行性耳下腺炎、風疹、水痘(水疱瘡)(MMRV)の四種混合ワクチンを接種した生後12~23か月の幼児では、MMR三種ワクチンと水痘ワクチンを別々に接種した幼児に比べて、接種後7~10日に熱性痙攣を起こす率が高いことを明らかにした。この知見は米国の予防接種諮問委員会を動かし、MMRVワクチンに対する支持の撤回を引き出した。それに続く研究2によって、四種混合ワクチンでは、三種と水痘ワクチンを別々に接種した場合に比べて、接種2300回当たり1件の割合で熱性痙攣が多く発生することが示された。

低所得国や中所得国での監視体制を強化する努力も続けられている。こうした国々の一部では、国際的プログラムであるGAVIアライアンス(本部はスイスのジュネーブ、「ワクチンと予防接種のための世界同盟」より改称)を通じてワクチンを入手しやすくなってきている。これらの地域には、デング熱やコレラといった感染症の新しいワクチンがもうじき配布されるかもしれない。

全米保健機構(PAHO=WHOアメリカ地域事務局;ワシントンD.C.)は、2006年にラテンアメリカ5か国を結ぶ監視網をスタートさせた。世界保健機関(WHO;ジュネーブ)は現在、イランやチュニジア、ベトナム、インドなど12か国とともに、ワクチンの安全性をモニタリングする手法やツールを開発すべく研究を重ねており、「すでに半分の国が、国際的データベースへの報告を終えている」とWHOで世界のワクチン安全性を担当するグループリーダー Patrick Zuberは話す。

さらに大規模な臨床試験の実施も始まっている。2種類の新しいロタウイルスワクチンは、米国ニュージャージー州ホワイトハウスステーションに本社を置くメルク社の「RotaTeq」と、グラクソ・スミスクライン社の「Rotarix」だ。これらについての認可前臨床試験では、それぞれ6万人以上の乳幼児を対象に安全性が評価された 3, 4。しかし、こうした大規模試験が行われても、まれに起こる副反応を無視することはできない。したがって、認可後に十分な計画を練った監視の下で副反応研究を行ったほうがよいだろうと、ノバルティス社ワクチン・診断技術関連事業部門(イタリア・シエナ)で世界全体のワクチン研究責任者を務めるRinoRappuoliは述べている。

認可前に大がかりな臨床試験をすれば、「監督者としては満足するかもしれませんが、科学的疑問の答えが得られるわけではありません」と彼は言う。認可後にメキシコで行われた予備的研究で、Rotarixの初回投与後に腸重積のリスクがわずかに上昇する可能性がわかり、またオーストラリアでは両方のワクチンに同様のパターンが見られた 5。しかし、ロタウイルスワクチンの接種はその後の腸重積を防ぐ可能性もある、と予想する研究者もいる。


研究結果の遅れが信頼を失わせる

たとえ、起こりうる副反応がわかったとしても、確定できない時期が長引く可能性がある。場合によっては、説得力ある証拠を積み重ねるために、多数の国で数十万もしくは数百万の人々を対象に、比較対照試験を行う必要がある。それゆえ、ヨーロッパでのナルコレプシーの多発にPandemrixが関係したかどうかについては、まだ結論が出されていないのだ。

ヨーロッパの研究網の1つであるワクチン副反応監視・連絡コンソーシアム(VAESCO)は現在、いくつかの欧州連合諸国(その一部は異なるH1N1ワクチンを使用)でナルコレプシーの発症率を検証し、対応対照群との比較解析を進めている。治験責任者でエラスムス医療センター(オランダ・ロッテルダム)の薬剤疫学者でもあるMiriam Sturkenboom は次のように話している。「データからは、H1N1ワクチンが配布される前の2008年から数か国で発症率がわずかに上昇していたが、フィンランドの事例を説明するには十分ではない」。グラクソ・スミスクライン社はカナダの調査にも資金提供している。同国ではPandemrixとほとんど同じH1N1ワクチンが使われたが、ナルコレプシー発症率の上昇は報告されていない。

ナルコレプシーの増加は、この疾患への認知度が高まったせいか、あるいはH1N1ウイルス自体の感染によって説明できるかもしれない。そう考えるのは、バーゼル大学小児病院(スイス)の小児感染症専門家で、国際的なワクチン安全性研究網「BrightonCollaboration」の最高責任者でもあるJan Bonhoeffer だ。彼によれば、このナルコレプシーの件は、MMRと自閉症の話とよく似ているという。深刻かつ慢性的でほとんど解明されていない病気があると、人間の習性として、すぐにその原因を手近なものに結びつけてしまう傾向があるのだ。

ただし、安全性に関して起こりうる問題については、迅速に調べる必要があるとBonhoefferは付け加える。そうしないと、根拠なしと結論が出た頃には「もう誰もそれを覚えておらず、そこから信頼を再構築するのにまた何年もかかってしまうからだ」と彼は言う。「たいがいの場合、懸念される副反応自体よりも、懸念が広く浸透することのほうがより有害です」。世界規模でのワクチン安全性研究網があれば、サンプルサイズも十分となり、より迅速に仮説を検証できるだろうと彼は話す。そうした考えから、WHOは、流行性H1N1インフルエンザのワクチンとギラン・バレー症候群に関する世界規模の調査を調整しているところだ。

しかし、厳密に比較対照した無作為化臨床試験、つまり因果関係を判定するための最高水準のテストをするには、被験者が多数必要であり、不可能な場合が多い。また、1つの地域で行った無作為化臨床試験の場合、その結果が他の地域にも当てはめられるかどうか疑問だとする声も無視できない、とワシントン大学(米国シアトル)の臨床疫学者Alfred Bergは話す。

ワクチン監視は以前に比べてより速くより綿密にはなったが、公衆衛生当局はなお、不完全なデータに基づいて素早い判断を出さねばならない。専門家は慎重になりすぎているが、そうした警戒の呼びかけが、逆に市民の不安をかき立てる場合もある。



例えば2011年3月に日本の行政当局は、予防接種後すぐに4人の子どもが死亡したことを受けて、小児用肺炎球菌ワクチンとインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンの接種を一時的に見合わせた。その後、行政当局は、関連性を示す直接的証拠はなかったとする結論を出したが、このような経緯によって、さらなる恐怖心が植えつけられてしまった、と欧州疾病対策センター(ECDC、スウェーデン・ソールナ)でワクチン予防可能疾患プログラムの責任者を務めるPier Luigi Lopalco は指摘する。

メディアは、ワクチン使用の一時停止に対しては大々的に報道するが、その再開については、報道してもほんのわずかでしかない。このような報道の偏りのため、一般の人々の記憶には、マイナスの恐ろしさだけが刻み込まれて残っていく、と彼は言う。

米国政府当局は、チメロサールにリスクがあるという証拠がないにもかかわらず、ワクチンからこれを排除するよう勧告したため、厳しい批判にさらされたことがある。「問題がないのに、なぜチメロサールを排除しようとするのか、という声が上がりました」と、ブルックリン病院センター(米国ニューヨーク州)の小児科医Ken Bromberg は話す。「しかし、科学的に問題がないと言っても、現実的には1つの問題となってしまった。それには間違いないのです」。もし何の対応もしなかったらどうなっていただろうか。おそらく、当局に対する信頼感は大きく失われていただろう、とHalseyは言う。「そんな状況を一般大衆が受け入れたとは思えません」。


接種が危険な人々を見つけ出す

一部の人々がほかの人に比べてワクチンの副反応リスクが高いことは、かなり前から知られている。免疫不全の人は一般に、生きているウイルスを使った生ワクチン接種を受けないほうがよいとされている。しかし、ほかの場合の副反応の起こりやすさ(感受性)については、あまりよくわかっていない。代謝異常のある小児はワクチンの副反応が出やすいと考える専門家もいるが、2011年4月に発表された2件の研究報告ではそうではないことが示唆されている。

まずKleinたちのチームは、遺伝性の代謝異常がある子どもで、ワクチン接種後30日以内に救急部門を訪れたり入院したりした件数が多くなることはない、と報告している 6。別の研究でも、尿素サイクル異常症という種類の代謝異常を持つ子どもが、通常の子どもと比べて、ワクチン接種後21日以内により重篤な代謝上の問題を生じることはなかった 7。

最終的には、ワクチン副反応に対する遺伝的な感受性を医師がスクリーニングできるようになってほしい、と考える研究者もいる。メイヨークリニック(米国ミネソタ州ロチェスター)のワクチン学者Gregory Polandは、副反応の感受性があるとわかれば、遺伝的スクリーニングで少なくとも接種のリスクと恩恵をはっきりさせられるだろうと話す。天然痘ワクチンの副反応感受性の研究はすでに始まっている。ヴァンダービルト大学(米国テネシー州ナッシュビル)のワクチン学者Kathryn Edwardsの研究チームは、発疹などの反応に関連するとみられる2つの遺伝子を報告しており 8、また、Polandの研究チームは心筋心膜炎の遺伝的リスク因子を探索中である。

たとえ予防接種が特定の子どもたちに危険性があるとわかっても、ワクチン接種を控えることのほうがずっと大きな脅威になると考えられる。ワクチンで予防できる疾患は、症状が特に重いものが多く、代謝異常患者の命を奪ってしまう場合もあると、国立小児医療センター(ワシントンD.C.)の遺伝学・代謝部門の主任を務めるMarshall Summarは話す。

Edwardsのチームは、代謝異常の一種であるミトコンドリア病の子どもがワクチンや自然感染に対してどう反応するかを調べている。もしワクチンのリスクが見つかれば、例えば接種後の栄養状態を良好に保つなど、考えられる副反応への対抗措置を講じることができるだろうとEdwardsは話す。

安全性をより高めたワクチンや製造工程についても研究が進められている。ノースカロライナ州ホーリースプリングスにあるノバルティス社の工場は、業界標準のニワトリ卵ではなく、細胞培養でインフルエンザワクチンを製造する予定である。この工程によって信頼度が向上し、卵タンパク質に対するアレルギー反応が低減するだろうとRappuoliは話す。この工場では、必要になれば、2011年の流行性インフルエンザのワクチンを作る態勢を整えると彼は言う。

副反応を起こしやすい集団にとって、リスクの高いワクチンの代替製品は大いに期待したいところだ。高リスクなワクチンとしては、免疫不全患者に対して安全を保証できない現行の天然痘ワクチン、HIV陽性の乳幼児に推奨できない結核ワクチン、高齢者に黄熱病に似た疾患を起こす特定リスクがある黄熱病ワクチンなどがある。課題は、ワクチンの安全性と有効性を共に高めることだ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(米国)で小児感染症を専門とするJames Cherryの推測によれば、2010年にカリフォルニア州で百日咳が多発したことの一因は、先進国で現在広く接種されている安全性の高い無細胞性百日咳ワクチンの有効性が、最も効果の高い全細胞性ワクチンに比べて低いためではないか、という。

研究者は何かというと、ワクチンによる恩恵はまだリスクを大きく上回っていると強調する。しかし、感染症の記憶が薄れていくにつれて、副反応に対する人々の寛容度はさらに薄れていくだろう。「その感染症を知らず、見たこともない場合、どんなリスクでも受け入れようなどとは、現実には考えないでしょう」とEdwardsは言う。だとすれば、科学者はできる限りリスクを減らす努力を続けなければならない。しかし、ワクチンは生理的作用を持つ生物学的産物なのだと、フィンランド国立保健福祉研究所(ヘルシンキ)の副所長であるJuhani Eskola は話す。「100%安全なワクチンなど決してできないのです」。
■  (翻訳:船田晶子)

roberta Kwok は、米国カリフォルニア州バーリン ゲーム在住のフリーランスライター。

1.Immunization Safety Review Committee Immunization Safety Review: Vaccines and Autism (National Academies Press, 2004).
2. Klein,N.P.etal.Pediatrics126,e1–e8(2010).
3. Ruiz-Palacios, G. M. et al. N. Engl. J. Med. 354, 11–22 (2006).
4. Vesikari,T.etal.N.Engl.J.Med.354,23–33(2006).
5. Buttery,J.P.etal.Vaccine29,3061–3066(2011).
6. Klein,N.P.etal.Pediatrics127,e1139–e1146(2011).
7. Morgan, T. M. et al. Pediatrics 127, e1147–e1153 (2011).
8. Reif,D.M.etal.J.Infect.Dis.198,16–22(2008).
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/445.html

コメント [原発・フッ素14] ガンダーセン : 深刻な放射能汚染、黒い雨 : 日本人は直面している問題の大きさ に気づけ! (もうすぐ北風が強くなる) 純一
08. 2011年7月24日 22:52:54: uJ2e6hCp82
うーん・・・・・こういう時に国土の狭さと人口の多さが仇になる。避難しようにも少なくとも国内に十分な場所がない。避難させる人口が多すぎる。外国しかないのだろうが・・。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/703.html#c8
コメント [原発・フッ素14] ガンダーセン : 深刻な放射能汚染、黒い雨 : 日本人は直面している問題の大きさ に気づけ! (もうすぐ北風が強くなる) 純一
09. 2011年7月24日 22:55:08: vYaTE3dzKU
東北関東では、間違い無く放射性物質は水を介する循環系サイクルに組み込まれてしまったようだ。この悪魔の循環系サイクルは今後数万年に渡って地球を放射能まみれの星に変えていくだろう。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/703.html#c9
コメント [国際5] オバマ米大統領、ダライ・ラマと会談 中国は反発  AFP ダイナモ
07. 2011年7月24日 22:55:46: nAEeboXeZY

Tibetan National Anthem FREE TIBET!

http://www.youtube.com/watch?v=ANccgDlW8d8&NR=1
http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/763.html#c7

コメント [原発・フッ素14] 「線量計つけず作業、日本人の誇り」 海江田氏が称賛 (朝日新聞)  赤かぶ
27. 2011年7月24日 22:56:26: gCs07ufdoU
親原発の田岡元帥でさえ、東電が収拾不可能として事故処理からトンズラしようとしたときに菅が東電に怒鳴りこんだ功績は褒めていたな。

そうしなければ今頃日本は終わっていた。

原発事故を放置していればまず1基がチェルノブイリ化、現場に完全に近づけなくなり福一の6基全てがチェルノブイリになり日本は滅亡していたところだ。

東電からの多額の献金を受けていた自民政権であれば、今ごろ日本の国を滅びていた。

地震の巣の上に、地盤のデータを捏造して安全のように見せかけ、原発を大量に建設してきた自民が何を言うか。

日本国民は菅に足を向けては寝られないはずなのだが、自民シンパであるマスゴミが悪評工作ばかりを続けまくる。

日本を救ったほどの善行をしてでも、真っ当な報道も評価もされない変な国だよ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/677.html#c27

コメント [原発・フッ素14] 7月24日 『いつの間にか施行されていた、「米トレーサビリティ法」施行の真意』 南の島のチョッパー
05. 地には平和を 2011年7月24日 22:58:06: inzCOfyMQ6IpM : Seni0xKm2s
原発推進派を退治できない日本人は全員討ち死に決定です。子孫は途絶えます。当たり前の事だ。いや、全人類に心中を強要しているのが日本人なのです。原発推進派を駆除できない罪はあまりにも大きい。大き過ぎる。これは自戒を込めて言っている。私は日本にいたら死ぬ事は分かっているが34年間の反原発活動でも原発を止められなかった責任を取って闘って死ぬ覚悟だ。原発推進派も海外へ逃亡しているだろうがね。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/705.html#c5
コメント [原発・フッ素14] 子供36万人に甲状腺継続検査=県民健康調査の概要判明―福島(時事) なんじゃこりゃ?やっぱ放射能汚染は深刻なのですね。 スカイキャット
02. 2011年7月24日 23:00:26: avBUrwgcs2
甲状腺エコー検査で甲状腺がんが予防できるとでもいうのでしょうか?
2年毎、5年毎で、早期発見できるというつもりなのでしょうか〜
明らかにただの調査ですね(怒!)
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/704.html#c2
コメント [カルト8] 7月24日、巨大地震・津波説の真偽・hamada(日時・場所・規模まで予測する米学者は、誰かに言わされてる気がします) 小沢内閣待望論
09. 2011年7月24日 23:00:46: NikBtLvvDU
>中国の列車事故とバス爆発

中国は爆発ネタの宝庫ですよ。
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/412.html#c9

コメント [原発・フッ素14] 「線量計つけず作業、日本人の誇り」 海江田氏が称賛 (朝日新聞)  赤かぶ
28. 2011年7月24日 23:01:03: Zr0idG7ytg
か・い・え・だ!てめえが行け!
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/677.html#c28
コメント [原発・フッ素14] 東電OL殺人事件の被害者は反原発の為消された? (二階堂ドットコム 激裏さんより引用) 他関連情報 新世紀人
95. 2011年7月24日 23:03:00: IWRxOjotbE
話は違うけど、東電の元社長は、自分の在任中の事故なんだから、退職金をもらうのはおかしくない?
退職金は良い仕事をした、という報酬でしょう?
良い仕事をしたのかい。
世界史上発の大事故を起こしたんだよ。

責任とって、これまでの役員報酬を全て返還すべきだ。
そして5億円の退職金は避難所に持っていって被災者に配るべき。
これまでにした渋々ながらの謝罪は意味がない。
でないとバチが当たって、地獄へ行くか、来世が奴隷だ。

http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/583.html#c95

コメント [原発・フッ素14] 放射能汚染は肉牛だけか――「スケープビーフ」報道に大問題隠蔽の匂い 上杉 隆 anan
81. 2011年7月24日 23:03:38: LH9xYD0prV
外部被爆は、重力をだるく感じた。
白血球減少より、ヘモグロビンの低下がはやくきた。
内部被爆って、癌になるより、先にどんな症状が起こるのかな?
原発事故が起こったとき、頭皮、耳鼻、のどのいたがゆさ、から始まって
頭痛、微熱、下痢、喉の渇きがあったな
風邪か、感染性腸炎な だけだと 思いたい。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/599.html#c81
コメント [原発・フッ素14] 悪質の極み!イトーヨーカドー猛毒セシウム汚染牛、知らん顔で販売!!ヨーカドーの肉は要注意!! (渡邉正次郎)  赤かぶ
06. 2011年7月24日 23:03:43: Zr0idG7ytg
さすがイトーヨーカドーだな!消費者なんぞどうでも良いってことが
良く分かる!
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/678.html#c6
記事 [原発・フッ素14] 7月24日 もひとつ情報拾いました・・・『政府の作ったメルトスルーアニメ』
「がんばれ日本!負けるな日本!政府をあてにするな!」
米国からエールを送ってくださっているブロガーさんのようです。

その記事に数日前、『政府の作ったメルトスルーアニメ』が紹介されています。
http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/07/blog-post_22.html

冷却用水停止後数時間で起こるメルトスルー。
認識されていて今回の事態なのですね、やはり。

消去される前に是非見ておいてください。

ネット情報統制はどんどん進んでいるようです、
自分が見たかった「被曝の森はいま」、数時間前の記録がもう、探してもありません。
(どなたか保存されていたら教えてください・・・観たいです。)

情報統制に屈するか抗うか。

多くの方々の意思は実はとっくに同じ方向を向いていると思います。
けれどその動きすら隠蔽する、「彼ら」がいます。
そんなものはどこにもない、と言わんばかりに彼らは行動し、発言します。
屈せずに信じましょう。
このような小さな告発や、投稿が、いまやニッポンにおいて実は非常に大きな原動力を生み出していることを。


信じてどうか続けてください。
ニッポンはこのままではいけないんだという、貴方のひと言が、多くの方々の励みになっていると信じます。

自分も、雑草のようであってもしぶとく草の根の活動を頑張ります・・・。



http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/707.html

コメント [戦争b7] FX飛ばさず選定へ 防衛省 1兆円の買い物なのに… 東京新聞 ダイナモ
01. 2011年7月24日 23:05:52: 6vzeZ6LoIk
ただの1機も工場からロールアウトしておらず、米空海軍すら運用していない機体である。米日利権屋による振り込め詐欺話に限りなく近い。
http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/806.html#c1
コメント [戦争b7] WTC7は「制御爆破解体だ」と断言した解体会社社長のダニー・ヨウヴェンコ、自動車事故で死亡 千早@オーストラリア
04. 2011年7月24日 23:08:46: TpVRJEO1Tk
7月22日ということは、やつらも必死ですね。

頭隠して尻隠さず状態であることに、馬鹿爺どもは気づいていないのでしょう。

こうなったら、おバカに次に狙われそうな、正義の勇者にスポットライトをあてて、世界中の人たちに知ってもらいましょう。

千早様どんどん拡散してください。

目いっぱい言いふらします。

草の根運動ってやつです。
http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/804.html#c4

記事 [原発・フッ素14] チェルノブイリの真相 〜ある科学者の告白〜
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/110721.html

<シリーズ 飽くなき真実の追求>
ドキュメンタリードラマ
チェルノブイリの真相 〜ある科学者の告白〜
2011年7月21日 木曜深夜[金曜午前 0:00〜0:50]

1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発の大爆発。旧ソ連の事故調査委員会の主要メンバーとして、事故後すぐに現地入りした科学者、ワレリー・レガソフが自ら見聞きした体験をまとめた回想録を元に描いたドキュメンタリードラマ。
爆発事故は、皮肉にも停電などで外部からの電力の供給がストップした際にいかに原子炉を安定して運転させるかを確かめる安全試験の最中に起きた。すぐに消防が駆けつけ消火作業にあたったが、放射線を浴びて倒れていった。現場には、事態を正確に把握して指揮をとれる者はおらず、幹部たちは何とか事故の情報を内輪にとどめることだけに執着した。その結果、事故の後も多くの従業員が発電所にとどまり被爆した。さらに、従業員の家族などが暮らす人口3万5千の街では、事故の情報は伝えられず、見えない死の灰が降り注ぐ中で、いつもと変わらぬ生活を送っていた。
2ヵ月後、IAEA国際原子力機関で報告を行うこととなったレガソフは、事故の影響の大きさを考慮して、ありのままの全てを公にすべきだと主張するが、政府側はレガソフを諭し、事故は従業員の操作ミスが重なったために起きたとだけ、公表させた。
チェルノブイリ原発事故の現場で何が起きていたのかを生々しく描くとともに、事故の背景に、単なるミスを超えた国家や社会のあり方が横たわっていたことを指摘する。

原題:Chernobyl Nuclear Disaster
制作:BBC/Discovery Channel/ProSieben (イギリス/アメリカ/ドイツ 2006年)


http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/708.html

記事 [マスコミ・電通批評12] 地デジ移行は報道界、大新聞、テレビ業界の再編や倒産の触媒(第一歩)になるに違いない!(天狗のささやき)
http://tengunosasayaki.blog.eonet.jp/109/2011/07/post-bd20.html

大騒動、地デジ移行がテレビ業界、マスコミ界の、否、日本の活性化の起爆剤になるか?
          2011年07月24日04:38

 アナログの停波が愈々、アナログは25日0:00で「砂嵐」で見れなくなる。

 地デジ移行 25日0時「砂嵐」に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1682057&media_id=4

 【“結局、利権づくめ テレビの買い替えを強制する地デジという国策”】

 見るに耐えられない、偏向報道、国民を馬鹿にする愚民化報道を繰り返す今のテレビ番組のコンテンツ、内容を見ていて地デジ移行にしたからと言って良くなる事は期待できない。

 アナログと地デジの違いを本当に判っている人ってどれだけいるのだろうか?
http://tengunosasayaki.blog.eonet.jp/109/2011/01/post-bd1e.html

 地デジ化を機に大新聞、テレビ局の再編や倒産が早晩、起って来るに違いありません。
            <続くーー 以下省略>

 と書いたが地デジ移行事業は総務省やマスコミ界、電器業界など政官業らの利権確保の為の一大プロジェクトであったと言うだけの話と見ている。

 4大マスコミ、新聞、雑誌、ラジオ、テレビの役目は、時代は終わりつつある。
http://tengunosasayaki.blog.eonet.jp/109/2009/11/post-b76f.html
 と書いていたが、大マスコミ業界、総務省のキャリアーと言われるお役人は判っていないのではないだろうか?

 また以下の転載記事のように私もこの地デジ移行は報道界、大新聞、テレビ業界の再編や倒産の触媒(第一歩)になるに違いないと思っている。

       転載開始

 くたばれ地デジ(属国離脱への道)
http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/135.html
投稿者 元引籠り 日時 2011 年 7 月 16 日 09:58:13: dkOnWN./sADdA

アナログの停波が迫っている。私はもう昨年から家族に「うちは地デジ対応はしない。くだらんバラエティと偏向報道番組など見る必要はない。俺は地デジTVにはビタ一文出さないから勝手にせい」と、馬鹿オヤジぶりを全開させていた。

 すると、仕方なく妻子たちだけで地デジTVを購入した。「好きにしろ!」と俺は傍観。

 後日、通帳記帳してみると、心当たりのないもの7万いくらかがある。妻に「心当たりは」と聞いてみると、なんとまあ、妻のカード口座は、どうやら私のものとなってていたようだ。

 あ、あほらしい。なんという茶番。まずは家族からなんとかせにゃいかんのだった。下記は、3年前に某ニュースサイトに寄稿した地デジについての原稿。

“結局、利権づくめ テレビの買い替えを強制する地デジという国策(第1回)”
http://www.qualitysaitama.com/?p=302

“結局、利権づくめ テレビの買い替えを強制する地デジという国策(第2回)”
http://www.qualitysaitama.com/?p=319

“結局、利権づくめ テレビの買い替えを強制する地デジという国策(第3回)”
http://www.qualitysaitama.com/?p=322

 ところで、受信料制度の在り方を検討する「NHK受信料制度等専門調査会」が、「テレビを持たず、パソコンなどの通信端末のみで受信する人からも受信料を徴収することが望ましい」などと戯言を言い出した。有料会員制にすれば済むだけの話だろうが、アホか。

http://qualitysaitama-blog.at.webry.info/201107/article_18.html  
  以下は【地デジ移行 25日0時「砂嵐」に】のニュース記事です。

 > 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県を除く44都道府県で24日、テレビのアナログ放送が終了し、地上デジタル放送に完全移行する。アナログ放送は、正午に通常の番組が終了。その後は移行の告知画面に切り替わり、25日午前0時には何も映らない「砂嵐」になる。ただ、移行準備が整っていない視聴者も残っているとみられ、総務省やテレビ局は相談窓口を開設、混乱が起きないよう警戒している。

 昨年7月には石川県珠洲市などが先行して地デジに移行した。今回は44都道府県の約5000万世帯が対象で、残る被災3県も来年3月31日に地デジ化し、移行が完了する。

 地デジ放送は、画質の良さや電子番組表、字幕機能の充実などが特徴。また、番組のデータを圧縮して放送し、使う周波数帯を減らせるため、余った部分を携帯電話などに割り振ることができる。2001年7月に改正電波法が施行され、10年後に当たる今年の地デジ移行が決まった。

補足 <参考に>

 今さら聞けない? でも聞きたい地上デジタルの基礎知識
http://focus.allabout.co.jp/gm/gc/19348/?from=dailynews.yahoo.co.jp
http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/148.html

コメント [中国2] 高速鉄道脱線、11人死亡 高架から転落、追突情報も (共同) しゅっぽ
08. 2011年7月24日 23:15:37: 2IHWcmIYbM
>>07
動画の42秒付近で車両からこぼれ落ちてるの足、というか人間の下半身か?
下だけなのは千切れて、固まって両足揃って落ちてくるのは、死後硬直かなんかか
http://www.asyura2.com/09/china02/msg/823.html#c8
記事 [雑談専用39] それでも原発は危険
「風評被害の実態は、原発安全詐欺被害である」風評被害という責任回避の造語に惑わされてはならない。これは日本で典型的に大流行したいじめ犯罪に対して、組織の管理者が被害妄想という言葉で、責任回避をしたのと同じである。言葉というのは不思議なもので、このように次々に新しい造語を加害者が作り出し、それにだまされてしまうものだ。そもそも風評被害という言葉には、原発事故を起こしてメルトダウンどころかメルトスルーまで引き起こし、放射能を撒き散らした原発天下り圧力組織団体の罪が消滅するかのような効果をもたらす。つまり、風評被害という言葉には、一切の責任はとる必要がなく、すべては勝手な妄想で、健康に被害があるかのように思い込み、それを騒いで話したり、書き込みをしたりする側に罪があるかのようにしている。これは恐ろしい事である。昔の事だが、地球は丸いと主張した学者がいたし、あるいは、人類の祖先は猿であると主張した科学者もいる。それらに対して、大罪だ、天を侮辱し、世間を惑わし、混乱を引き起こす者として、厳重に処罰された。あるいは戦時中において、国策を批判すると、それは大罪だとして、処罰されるどころか、処刑された。王様の耳はロバの耳という物語もある。これは物語だが、これはまったく現在の日本にも当てはまる。つまり、現在の日本では、非常に恐ろしい事に、原発は危険なものであり、事故を起こすものであり、その危険レベルは非常に高いと真実を述べると、それは犯罪となり、処罰の対象となるのである。それは風評被害をもたらしたとして、原発天下り汚職官僚圧力組織から攻撃されるのだ。それで日本国民は、日本国内においては、原発は危険なものであるという真実を述べることはできない。それは禁止されている。また日本の司法制度では、原発事故が起きようとも、当事者を罰する事はできないし、責任も問えない事になっている。そもそも日本においては、原発関連施設のいかなるトラブルについても、一切法的に処罰できない事になっている。そういう法律はまったくないのである。原発推進のための不正な法律は非常に多い。これは、原発天下り談合経団連や、電力会社の陰謀によるものであり、司法機関までも完全に支配している証拠である。つまり日本は、北朝鮮とまったく同じような似たような政治構造であり、民主主義などは存在しないのである。多くの一般人は、マスコミが民主主義の代表として、国民の意見を代弁してくれる事を期待している。しかし、マスコミでさえも買収されており、自由自在に操作されているのである。日本だけでなく、世界的に見ても、原発政策を完全に中立公正に監視し裁く事ができる機関は一切存在しない。IAEAは誤解されているが、これは公正中立な国際機関ではなく、あくまでも原発推進の組織である。原発を科学的に批判ができるのは、一部の個人的な科学者とか、一部のフリーのマスコミ関係者であり、非常に不安定で、危険な立場にある。このような人々は、原発の危険性を科学的見地から公正に指摘しているのだが、ただの反政府主義者、変人、異常者としかみなされていない。すくなくとも原発天下り汚職圧力団体はそのようにレッテル張りをしている。特徴的なのは、この原発推進派の巧妙な大衆操作、情報操作、造語能力である。また金で雇われた原発推進のためのインターネット部隊が存在しており、仕事として、インターネットや世論の監視をしている。まるでナチスドイツのゲシュタポのようであり、まったく北朝鮮や中国と変わらない。むしろもっと独裁的であり、ポルポト政権のようである。こういうことに関して、ものすごい金と時間と労力をつぎ込んでいるが、その活動資金源は、電気料金から不正に徴収されている原発推進費や税金である。日本では、こういうことを適正に公正に、中立に監視し、対応する機関が存在しない。このままでは、同じことは何度でも繰り返されるだろう。そしてすべてを隠蔽し、闇に葬る。日本は役人支配の闇国家である。
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/500.html
記事 [音楽4] ハープ協奏曲 G.F.ヘンデル作

http://www.asyura2.com/11/music4/msg/271.html
記事 [社会問題8] 言論の、表現の自由が危ない、インターネット社会に新手の監視、検閲部隊が出来たようだ!(天狗のささやき)
言論の自由、報道の自由が奪われている、インターネットも、お前もか!
http://tengunosasayaki.blog.eonet.jp/109/2009/07/post-e0a4.html と書いたことが現実になって来たようです。

「大マスコミ、NHK、テレビ、大新聞らは日本をどうする気だ」、検察ファッショ、報道ファッショで日本は壊れる!
http://tengunosasayaki.blog.eonet.jp/109/2010/09/post-cd44.html

 あなたが、あなたの家族、仲間が、知人が権力、検察、警察などの都合で玩具にされる怖い時代の到来です!
http://tengunosasayaki.blog.eonet.jp/109/2011/02/post-6720.html

 <今、検察ファッショ、報道ファッショが起こり言論の自由が無くなされている、怖い時代です!
http://tengunosasayaki.blog.eonet.jp/109/2009/06/post-8739.html と書いて来ましたが愈々本当に怖い時代になって来たようです。

 激変の時代、アメリカや権力、体制に逆らう、刃向う(=改正、改善の)人は戦前の特高の時代のように逮捕されたり、殺されて良いのですか?
http://tengunosasayaki.blog.eonet.jp/109/2010/11/post-872e.html

 更にーー

評論家の小野寺光一さんが「コンピュータ監視法が、文字通り原発震災下のどさくさで審議入りし、(5月)31日にも衆議院法務委員会採決が強行されようとしています。」と言われていましたが今、言論の自由、表現の自由が失われて来ています。
<続くーー 以下省略>

http://tengunosasayaki.blog.eonet.jp/109/2011/07/post-a6c4.html
http://www.asyura2.com/10/social8/msg/411.html

コメント [カルト8] 7月24日、巨大地震・津波説の真偽・hamada(日時・場所・規模まで予測する米学者は、誰かに言わされてる気がします) 小沢内閣待望論
10. 2011年7月24日 23:21:22: f07AWWWTas
日本の地震もテロも中国の列車事故、中国の爆発ネタも

結構今まで頻繁レベルに発生してるんだけど
B層さんにとっちゃ、テレビで報道されて初めて「発生した」と思わされてるんだろうね
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/412.html#c10

記事 [テスト22] Test
http://blog.goo.ne.jp/chipndale97/e/613728009bdbfced21bc2fa79731c7a1



(記事とは無関係です)


中日新聞を母体とする東京新聞。「反原発」の記事を掲載しました。反原発の態度のタメ 大手企業が広告から撤退しています。 収入が激減し「兵糧責め」状態です。

権力や既得権益集団が得意のカネでヒトの魂を奪うエゲツ無い作戦で来ています。東京新聞を守ってください。

ローカル紙のようですが、系列の中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井を会わせると日本で4位の発行部数です。日経や産経を上回ります。

新規契約の際には 朝日・読売・毎日 だけでなく東京新聞も選択肢に加えてください(安いのも魅力です)

圧力がかかっているので契約時にはおきまりの「お礼の品」はつかないことも多いようですが…


http://www.asyura2.com/11/test22/msg/737.html

記事 [マスコミ・電通批評12] 兵糧責めにあっている東京新聞を守ってください - (民間人です)
http://blog.goo.ne.jp/chipndale97/e/613728009bdbfced21bc2fa79731c7a1



(記事とは無関係です)


中日新聞を母体とする東京新聞。「反原発」の記事を掲載しました。反原発の態度のタメ 大手企業が広告から撤退しています。 収入が激減し「兵糧責め」状態です。

権力や既得権益集団が得意のカネでヒトの魂を奪うエゲツ無い作戦で来ています。東京新聞を守ってください。

ローカル紙のようですが、系列の中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井を会わせると日本で4位の発行部数です。日経や産経を上回ります。

新規契約の際には 朝日・読売・毎日 だけでなく東京新聞も選択肢に加えてください(安いのも魅力です)

圧力がかかっているので契約時にはおきまりの「お礼の品」はつかないことも多いようですが…


http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/149.html

コメント [経世済民72] ガソリンエンジンの燃費競争では韓国に負け 日本と北米でしか通用しない「ハイブリッド車のガラパゴス化」(現代ビジネス) 五月晴郎
31. 2011年7月24日 23:22:40: YB8TOcN40Y
投稿者の五月晴郎です。
以前なら、わざわざ投稿するまでもない記事ですが、最近の阿修羅の雰囲気から敢えて投稿させていただきました。
>>29さんの認識が常識なのです。

そして敢えて言えば、日本は>>4さんや>>30さんの言うような「単に白人の発するスタンダード」を現実と認識するプラグマティズムが弱まっています。
明治の日本は目鼻が効いたというか、他のアジアにないプラグマティズムがあった。そして、今はない。これを言いたかったわけです。

勉強になりました。ありがとうございます。


http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/480.html#c31

コメント [原発・フッ素14] 埋蔵電力、真夏の夜の夢 首相の思いつきに現場困惑 (MSN産経) しゅっぽ
04. 2011年7月24日 23:23:22: h6cbKB908I
火力発電は今全体の半分ぐらいしか稼動させていないが、止めている火力
発電の電力量は、きっちり調べておくべきだ。脱原発のために。

http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/669.html#c4
記事 [経世済民72] 亡国日本!20年間に30兆円の給料ダウンで儲けは全部中国に!そして、こんな社員はクビになる(憂国広場EX)
最近は銀行振り込みなので、「給料袋」という言葉は死語になりつつあるが、それでもこんな不気味な話がある。

給料日の後…人は…死…ぬ…

フランスの話なので、日本では当てはまらないかもしれない。フランス人は現金に対する執着が異常に強く、あまり銀行を信頼していない。給料も現金で要求している御仁が多そうだ。そして、呑兵衛だから、給料日は酔っぱらって…。

今度は日本の話。

20年間で30兆円の給料が消えた! 「低年収社会」に突入した日本

≪1998年、働く人々全体の給与は222兆円だった。それが2009年には192兆円にまで落ち込んでいたのだ。この10年余りの間に日本人は30兆円もの給与を失ったことになる。30兆円と言えば、経済破綻した当時のギリシアのGDPと同じ規模だ。≫

ということだ。しかし、日本のGDPはそれほど減ってはいない。給料だけが一方的にダウンしているのである。

≪知っての通り失われた10年の間に、企業は生産拠点を人件費の安い中国へ移した。安い人件費で作った安価なメイドインチャイナ製品は、大量に日本に流れ込んだ。おかげで企業の売上が減り、給料も下がる、という現象が生じている。この「中国発デフレスパイラル」のおかげで、日本人の収入は急速に減ってしまったのだ。≫

日本人の給料が減った分中国人の給料がアップしたのである。企業としては人件費の帳尻が合っている理屈だ。

50歳代で夫の年収が500万円を切ってしまえば、子供を大学にもやれない。教育費を確保するためには奥さんが最低でも100万円は稼ぐ必要がある。

「夫の給料だけで生活できる」 いまや専業主婦は贅沢なライフスタイルの声

≪まず、月々の夫の給与だが、「10万円未満」は4.4%で「11万〜20万円」が8.4%、「21万〜30万円」が25.4%、「31万〜40万円」が28.0%、「41万〜50万円」が16.4%、「51万円以上」が17.4%となった。≫

51万円以上などといっても、税金や保険料、更に住宅ローン分を引くと手取りで30万円残るかどうか?
少なくとも50万台では大してリッチではない。

≪21万〜40万円の割合が半数超。「いまの若い人が40代以上になるときのことを考えると、この世代の収入面はまだ恵まれています」と畠中さんは語る。≫

この辺りが日本人の平均収入ともなると、購買力の低下ぶりは目を覆うばかりである。

≪また、妻に「月々のあなたの収入はいくら?」と聞いたところ、「0円(働いていない)」人が44.4%、「3万円未満」が6.6%、「3万〜5万円」が9.2%、「5万〜7万円未満」が9.4%、「7万〜10万円未満」が12.4%、「10万円以上」が18.0%となった。≫

「働いていない」と一口に言っても、事情は様々である。一番多いのは「働けない」である。
子供が小さければ育児が大変だし、高齢者がいれば介護が大変だ。
働きたくても適当な職場がないことも多い。
正規職員ならいざ知らず、パートやアルバイトでは時給が最低賃金レベルで、大した稼ぎにならない。
主婦の時給は極端に低いのである。時給1000円以上ならば恵まれている方だろう。1日6時間、月20日働くと年収120万円だが、

「103万・130万円の壁って何? 〜配偶者控除など〜」

無情にも税金を取られてしまう。働いただけ損をするシステムなのだ。

もっとも、100万円程度の収入では子供を大学に通わせるには不足している。あくまでも補助的収入の域を出ないのである。

「働く必要がない」というのが本当にリッチな階層である。皮肉なことに、この階層の女性は結構働いていて、月収が50万円以上である場合が多い。

主婦が派遣等で社会進出してくれば、「高給取り」の夫は会社にとってますます不要な人材になる。
隙あらばクビにしたがる企業も多いだろう。

ダメリーマンに40万円払うのだったら、派遣社員に20万円、アルバイトとパートに10万円ずつで3人雇える。パソコンを扱う仕事ならば若い連中の方が得意だから、企業としてみればどちらが得かは考えるまでもないだろう。

あなたの会社が労組が弱いところだったら↓に該当する御仁は要注意である。

職場にいる「困った人」にありがちな特徴 (gooランキング)

1. 声が大きいので聞かれたくない話が周囲にだだ漏れ
2. パソコンが苦手で何度も同じ事を聞いてくる
3. 書類をめくる時必ずつばを付ける
4. いつも体調が悪そう
5. パソコンのENTERキーを押すときの音が異常に大きい
6. 席の近くを通ると高確率で業務と関係ないサイトを見ている
7. 仕事よりも職場内の人間関係の情報収集に熱心
8. パソコンのモニターより携帯の画面を見ている時間が長い
9. パート社員だけど社員からも恐れられている
10. メールがムダに長い
11. メールに句読点がなくて読みにくい
12. 新入社員だけど上層部にズケズケと物を申す
13. 定時にアラームを設定してキッチリ帰る
14. 印刷トラブルが絶えない
15. デスクの引き出しの1つがお菓子で埋まっている
16. 頻繁にパソコントラブルに見舞われる
17. 機嫌の良しあしがキーボードの入力音と速度で分かる
18. 朝礼でギャグを飛ばして朝からすべる
18. どう考えても給料以上のぜいたくな暮らしをしている
20. ランチメイトをかき集めるのに必死
20. メールの文面が簡潔すぎて用件が伝わらない
22. 午前中はランチの事ばかり考えていてほとんど仕事をしない
23. いつまで経ってもメールのCCとBCCを間違える
24. 仕事より異業種交流会や勉強会に熱心
25. 宴会の幹事をさせたら日本一というくらい完璧にこなす

ランキングなので上位ほど「ダメ度が酷い」ということだ。

やはり、空気が読めない御仁とパソコンに不自由している御仁が疎まれているようだ。

よく見れば、重箱の隅をつつくような些細な欠陥が多いのだが、こんなことが原因でリストラされてしまうのだから、嫌な世の中になったものである。

今後日本人は他人の顔色を伺いながらオドオド暮らしていかなければならないようだ。

http://warabidany.exblog.jp/13108586/
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/506.html

記事 [原発・フッ素14] 前原誠司の「20年かけて脱原発」の虚妄 - 擬態と詐術(世に倦む日日)
昨夜(7/20)の報ステの特集「原発私はこう考える」に前原誠司が登場、「20年かけて原発をなくす」の持論をテレビで講釈した。20年かけて脱原発するということは、現在の原発をそのまま稼働させるということであり、政策として原発の現状維持の意味である。これは正しくは、脱原発するということではなく、脱原発しないということに他ならない。直近の政策イシューである再稼働について見れば、再稼働させるというスタンスであり、海江田万里や官僚や自民党と同じ立場である。ネットの一部に、この前原誠司の姿勢を「脱原発」だと安易に評価する声があるが、それは誤った判断であり、脱原発の意味を取り違えて騙されているか、そうでなければ、前原誠司への過剰期待に幻惑された自己欺瞞のバイアスに拠る妄想だろう。原発をめぐる最近の政治と言論の状況で、一点指摘し、注意を喚起しなくてはならないのは、脱原発の語義のスリカエが起きている問題である。無論、それは原発を維持しようとする側からの意図的な言語工作の所産であり、巧妙な詐術によって脱原発の定義と概念が混乱させられた結果である。政治戦は情報戦であり、情報戦の内実はイデオロギー戦である。言葉で騙された方が政治で負ける。ネットで脱原発派を自認している者が、次第にこの欺瞞に嵌ってスリカエを覚知できなくなっている現在、「20年かけて原発をなくす」ことが本当に脱原発なのかどうか、再度、言葉の意味を吟味し確認する必要がある。
http://critic5.exblog.jp/15979278/
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/709.html
記事 [原発・フッ素14] 飯舘村 〜人間と放射能の記録〜
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110723.html

福島県飯舘村は人口約6000人。山あいの土地で農業や畜産業を営みながら人々は静に生活していた。ところが、東京電力福島第一原発の事故で暮らしは一変した。飯舘村は原発から30q以上離れていたため、当初は避難区域などに指定されず、住民は村に残った。しかし実際には、村の土壌は高濃度の放射能に汚染されており、人々は被曝することになった。さらに4月末には国によって計画的避難区域に指定された。村人たちは仕事と暮らしをすべて手放すという悲壮な決断を迫られたのだ。
 農作物の出荷停止。汚染状況の判明。村民に広がる被曝の恐れ。「自然と共存した村作り」を目指してきた菅野典雄村長も、村民の命や健康を守るため決意が揺らぐ。村を出るか、それとも残るか、村民は村の消滅のという極限の状況下で、何を考え、どう行動するのか。番組では震災発生から4か月間、飯舘村を定点観測し、「見えない敵」放射能との闘いを強いられた人々の姿を記録した。


http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/710.html

コメント [お知らせ・管理20] 削除報告。規定違反かも?報告もこちら 管理人さん
31. 2011年7月24日 23:32:50: 6A1QsVIKOU
二重投稿です。

陸山会事件 小沢一郎にも録音データあり!? (日刊SPA 2011.07.13)
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/137.html
投稿者 元引籠り 日時 2011 年 7 月 24 日 23:00:16: dkOnWN./sADdA

先行投稿
陸山会事件 小沢一郎にも録音データあり!? (日刊SPA!) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/770.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 7 月 20 日 06:34:34: igsppGRN/E9PQ

陸山会&西松事件での検察側の論告のまとめ 江川紹子ツイート
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/139.html
投稿者 元引籠り 日時 2011 年 7 月 24 日 23:04:02: dkOnWN./sADdA

先行投稿
江川紹子氏 陸山会&西松事件での検察側の論告のまとめ
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/837.html
投稿者 otoppi 日時 2011 年 7 月 21 日 19:27:56: cUHXG0u8x2am6

http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/152.html#c31

コメント [原発・フッ素14] 原発警戒区域内の楢葉町長 都会の「脱原発」運動に異議あり(NEWSポストセブン) 最大多数の最大幸福
06. 2011年7月24日 23:33:14: vYaTE3dzKU
この町長は自分がゾンビになっている事に気付いていない。
人類とゾンビ及びそれを操る悪魔との数万年戦争はまだ始まったばかりだ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/696.html#c6
コメント [カルト8] 7月24日、巨大地震・津波説の真偽・hamada(日時・場所・規模まで予測する米学者は、誰かに言わされてる気がします) 小沢内閣待望論
11. 2011年7月24日 23:34:50: Bg5PHhzI6o
どこのガキがこんなしょうもない記事書いてるのか見てやろうと思ってリンククリックしたら
一本釣りの針にひっかかった復興担当の魚だった。
あー日本終わった。

しかし民主党に切り替わってからあらゆる天災呼び込んだな。
暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火
俺が人工地震論者なら真っ先に民主党の仕業だと疑うだろうけど
ここはカルト板だしあえて言うなら、疫病神っているのかも。
いや、エレニン星人の仕業に違いない。
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/412.html#c11

記事 [音楽4] フルートとハープのための協奏曲 第2楽章

「音楽を心地よく聴くためのオーディオ技術」は「ここ数十年進歩していない」証 投稿者 てんさい(い) 日時 2002 年 9 月 23 日 09:10:46:
http://www.asyura2.com/2002/bd20/msg/222.html
http://www.asyura2.com/11/music4/msg/272.html

コメント [原発・フッ素14] 原発警戒区域内の楢葉町長 都会の「脱原発」運動に異議あり(NEWSポストセブン) 最大多数の最大幸福
07. 2011年7月24日 23:35:28: sGXpMTXPxI

もう完全に「原発依存症」患者。
 こんな奴が、自治体の首長をやっているとは-------。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/696.html#c7
コメント [経世済民72] 中国新幹線が脱線 2両転落  海外での受注に大きなマイナス sci
14. 2011年7月24日 23:41:18: LZQqGUA606
片付けるより埋めるほうが安いから、隠滅なんて高度な話じゃない、たぶん
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/500.html#c14
コメント [原発・フッ素14] 子供36万人に甲状腺継続検査=県民健康調査の概要判明―福島(時事) なんじゃこりゃ?やっぱ放射能汚染は深刻なのですね。 スカイキャット
03. 2011年7月24日 23:43:03: c0FbhHZ2vo
広島比治山のABCCと同じ。原発汚染の成果を調査して、学術論文を書くだけだろう。ドウセ誰かさんの差し金。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/704.html#c3
記事 [音楽4] Try this! The Deepest most relaxing music and video ever - A

http://www.asyura2.com/11/music4/msg/273.html
記事 [音楽4] サティ「ジュ・トゥ・ヴ」 羽田健太郎

http://www.asyura2.com/11/music4/msg/274.html
コメント [経世済民72] ガソリンエンジンの燃費競争では韓国に負け 日本と北米でしか通用しない「ハイブリッド車のガラパゴス化」(現代ビジネス) 五月晴郎
32. 2011年7月24日 23:47:14: g1nFzOBHSY
>>30さま

私は現在、アメリカと中国の拠点をおいてビジネスの展開をしております。日本に帰るのは、延べ日数で年に2週間あるかないか・・・。これで本当に日本人と言えるかどうかは別にして、今では中国で過ごす時間の方が多くなっております。
それは何故かと言いますと、ビジネスチャンスが圧倒的に多いからなのです。
例えば、日本で石炭や鉄鉱石といった資源に纏わる仕事を個人のレベルで手掛けることが出来るでしょうか?私が東電に「無煙炭で6000kcalのグレードが5万tあるけど」と持ち掛けても白い眼で見られるのが落ちです。
余り知られていない事実ですが、実は日本以外ではちょっと元気のある人が(個人でも)、普通に資源の取引をしているのです。

では、何故日本でこのようなビジネスチャンスが無くなってしまったのか?
それは単に、「国民の子羊化」に他なりません。
我々は小さいときから、他の人と同じであることを強要されます。他人と違うことをすると社会から浮き上がってしまうのです。それはサラリーマンや公務員としてなら大変結構な教育思想ですが、経営者は勝ち続けなければならないのです。おカネ儲けを「悪」として躾けられた現代人に、海外に出て行って戦えと言う方が無理があると思います。
結局、全ての手配を「お上」がやってくれます。そしてその「お上」には超巨大企業も含まれます。99%の庶民は朝9時から夕方6時まで、一所懸命(同じところで命を懸けて)働き続けなければならないのです。それが日本の常識であり、社会理念であって、それに馴染めない人はキチガイ扱いされてしまうのです。

この日本の社会構造は変わらないと私は思っています。まだアメリカの方が随分とマシですし、中国も様々な問題を抱えているとは言えビジネスチャンスには事欠きません。
例えば、今の日本の若者の中で、20万坪の広大の畑でジャガイモの有機栽培をやってみたいと思えるような元気な人が居るでしょうか?或いは中国北部で採れる上質なカシミヤをフランスに高く売ってやろうと考えるような人が居るでしょうか?
これらは、実はあまり元手を掛けなくても出来る商売なのです。
あらゆる情報を遮られてしまっている為、デジタル・デバイドならぬインフォメーション・デバイドが日本の内と外とで起こっているのです。

私はかつて井上久男という人の書いた文章を読んだことがあります。実に非道い経済分析でした。海外の情報を日本に紹介するならば、せめて海外の真の姿を報道して頂きたいものです。
今回も彼の論点がズレていると思ったものですから、シツコク投稿しているような次第です。
「日本は大丈夫」などと、暢気に胡坐を掻いている内に、亀はウサギに姿形を変えて走り去っていきます。気が付いたとにきは既に後の祭りです。
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/480.html#c32

コメント [原発・フッ素14] 原発警戒区域内の楢葉町長 都会の「脱原発」運動に異議あり(NEWSポストセブン) 最大多数の最大幸福
08. 2011年7月24日 23:48:24: kYmnstP4x6
この町長はまるで生ける原発地縛霊だ。
死んでることに気付いて無い。もう処置無し。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/696.html#c8
コメント [原発・フッ素14] 日本の市民がここまで冷酷だとは思わなかった〜牛は全頭検査で、福島の子供は放置? 一鍼多助
124. 2011年7月24日 23:50:01: LH9xYD0prV

子供たちも心配だが、大人も高齢者もペットも心配だ。
何年先にどんな症状が出るかなんて、誰もわからない。
何かの持病を持った人のみに、症状がでたり、
特定のDNAを、持った人にだけ数ヶ月後に症状が出たり
チェルノブイリとは、違うって、言ってるよな。


http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/418.html#c124

コメント [よいモノ・よい話1] なでしこ悲願のW杯初優勝、澤がMVPと得点王 sci
01. 2011年7月24日 23:51:19: Ig9xCLUG5s

http://www.youtube.com/watch?v=-GgPXkM2Pvc&NR=1
なでしこジャパン優勝20110718-2
評価の高いコメント
特筆すべきは、

落胆するアメリカ陣の輪に、

一瞬映る宮間あやの姿が。

この驚くべき人間性に脱帽。

いままでこのような人格者には、

出会ったことが無い。
momoka0619 23 時間前 4
返信 共有削除スパムの報告ユーザーのブロックユーザーのブロックを解除
なでしこJapanすごいですね!感動しました。

国籍はブラジルだけれど、こんなに嬉しい事は始めてです。
mshayashi 1日前 2

http://www.asyura2.com/10/yoi1/msg/188.html#c1

記事 [音楽4] ショパン「幻想即興曲」 羽田健太郎

http://www.asyura2.com/11/music4/msg/275.html
コメント [戦争b7] FX飛ばさず選定へ 防衛省 1兆円の買い物なのに… 東京新聞 ダイナモ
02. 2011年7月24日 23:54:47: EGaQ73B5yp
本物の金の延べ棒など保有してないくせに、交換券を数百万とか数千万で
販売していたトヨタ商事を彷彿とさせますね。

トヨタ商事事件では、会長の隠れ家にあやしげなオッサン2人組が乱入して
テレビカメラの前でめった刺しにして、会長を処刑したわけでしたが。

FX詐欺も、胴元が惨殺されるんじゃないですか? それが日本の伝統文化。(笑)
http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/806.html#c2

コメント [Ψ空耳の丘Ψ59] 八月一日 其の事件が有つてから丁度13日目に世界經濟をパニツクに陷れる大きな出來事が有ると云ふ 不動明
06. 2011年7月24日 23:55:04: QbflGeXnW6
「七色扇風機」の「威力」は「絶大」である。
「八月」は「特別大演習」の「予定」である。
http://www.asyura2.com/10/bd59/msg/800.html#c6
コメント [原発・フッ素14] 前原誠司の「20年かけて脱原発」の虚妄 - 擬態と詐術(世に倦む日日) 元引籠り
01. 2011年7月24日 23:57:02: A3hjKrVBlU
そのとうり、脱原発派にすりよっただけ。本性はハッキリしている。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/709.html#c1
記事 [原発・フッ素14] 福島県:18歳以下の甲状腺、生涯にわたり検査 (毎日新聞) 対象36万人 
福島県:18歳以下の甲状腺、生涯にわたり検査
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110725k0000m040057000c.html
毎日新聞 2011年7月24日 21時04分(最終更新 7月24日 23時46分)

 福島県は24日、東京電力福島第1原発事故で拡散した放射性物質の影響による甲状腺がんの早期発見のため、18歳以下の全県民約36万人を対象に、継続的な甲状腺検査を行うことを決めた。10月から開始し、20歳までは2年ごと、その後も5年ごとに生涯にわたり検査する。世界的に例がない取り組みという。

 ◇対象36万人

 旧ソ連で86年に起きたチェルノブイリ原発事故では、周辺住民が放射性物質を含む牛乳などを摂取して内部被ばくし、事故発生から4〜5年後に小児の甲状腺がんの増加が確認された。甲状腺がんは早期手術で大部分が治癒するとされ、県は継続的な検査が必要と判断した。検査は無料。

 対象は92年4月2日〜今年4月1日に生まれた事故当時の県内居住者で、事故後に県外に避難した人も含む。当面は福島県立医大で受け付け、後に民間医療機関の協力も得て、公民館や学校などでの集団検査を実施する。14年3月までに対象者全員の1度目の検査を終える予定。

 県は全県民約200万人を対象に、聞き取りで事故後の行動を確認し、地域・時期ごとの線量と照合して個人の被ばく量を推定する方針を決めている。8月から問診票の配布を本格的に始めるほか、避難区域の住民を中心に、事故の精神的影響も調査する。この全県民健康調査の財源は、政府が1000億円規模の基金の創設を検討しており、同調査の一環として行われる18歳以下の甲状腺検査も、それで賄われる見通し。【関雄輔】

http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/711.html

コメント [原発・フッ素14] 「脱原発」70%賛成 内閣支持17%で最低 めっちゃホリディ
05. 2011年7月24日 23:57:59: kv0iZSiaVk
原発推進は管首相ではないかな
いつか原発のない社会=ずっと原発のある社会
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/697.html#c5
コメント [原発・フッ素14] 「電力情報すべて開示を」 首相、経産省に異例の指示(日経)・他(毎日)/関連(ビデオニュース) 虎丸花蜂
18. 2011年7月24日 23:59:12: kNZ6dATxKA
狡猾な経産省を含む官僚どもはこのような指示だけでまともな資料を提示するものか!

人事権の活用を含む2の矢3の矢が必要!

東電に対しても同様重要な情報をすべて開示するよう考えうるすべての手段を講じて提出させて欲しい。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/668.html#c18

コメント [経世済民72] 中国新幹線が脱線 2両転落  海外での受注に大きなマイナス sci
15. 2011年7月24日 23:59:22: 3Sz5bSNGFo
何この投稿?
どうでも写真3枚と、コメント5行。
内容は「ビジネスにマイナス」・・あたりまえだ。云われるまでもない。
それよりも中国語をそのまま貼り付けるな。(いつものことだが)
目立ちたいだけの自慰投稿?
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/500.html#c15

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