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ドイツの小型の家庭用安物スピーカーは何故あんなに音がいいのか?
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/512.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 08 日 15:05:53: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ドイツのスピーカー 投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 12 日 16:34:26)

ドイツの小型の家庭用安物スピーカーは何故あんなに音がいいのか?

ドイツ SABA のフルレンジ SPユニット
https://vintage-audio.jp/?p=390

メーカー:SABA
モデル名:Permadyn 5298U8
生産国:ドイツ
生産時期:1952〜1958年
型式:シングルコーン
口径:8inインピーダンス:5Ω
マグネット:アルニコV


鮮やかなグリーン色のコーン紙が特徴のドイツ名門SABAのフルレンジSPユニットです。

超軽量コーン紙に小型の磁気回路、ペラペラのプレスフレーム・・・

1950年代の家庭用ドイツ製ユニットの特徴なのですが、これを上手に鳴らすと、英国やアメリカのユニットでは出すことの出来ない、ナチュラルで透明度の高く、繊細で分解能が高いサウンドを奏でるので、見た目じゃ判断できないのです。

そして、これらドイツのユニットを研究すると非常に合理的に作られている事に気が付きます。

超軽量なコーン紙を使用している為に、それを駆動する磁気回路は小さくでき、よってフレームもダイキャスト等大掛かりでなくプレスフレームで十分な強度が取れる訳です。

実に合理的でしょ!

しかも、超軽量コーンはユニットの設計だけでなく、サウンドにも大きなメリットがあります。

軽量だから信号に対しての反応が圧倒的に速いのです。

これにより、全帯域で分解能が高く、小音量時に音が潰れないのです。

小口径・軽量コーンのユニットは、家庭用(家庭用HiFi)ユニットに分類されますので、ドイツ業務用と混同して考えては駄目です。

また、構造上ハイパワーユニットではありませんから、駆動するパワーアンプも、2〜3Wのシングル(またはP-P)管球アンプが適当です。音量が足りないからといって、ハイパワーなアンプを繋いだりしてはいけません、音量を稼ぐ場合は、ユニットを複数個使用します。そして、適度な音量で鳴らすことで、超軽量コーンユニットのメリットが最大限発揮できます。

この事を踏まえてシステムを構築します。

まず、特徴である軽量コーンにあまりプレッシャーを掛けずに使用したい為、平面バッフルか後面開放型が適当だと思います。

密閉型、バスレフ型になるとバックプレッシャーのコントロールが難しくなる事とエンクロージャーの影響を受けやすくなりますので、今回は1940年代の米PHLCO社のAMラジオのキャビネットを利用することにしました。

後面開放型になります。

バッフル板をキャビネットに合わせて製作します。適度な鳴りを考え、9mm厚のフィンランドバーチ合板を使用しました。ユニットのインピーダンスは5Ωなので、2本をシリーズに接続し、トータルインピーダンス10Ωで使用します。それを組み込んで完成です。

そのサウンドですが・・・ユニットの特徴を上手く活かせたシステムになったと思います。決してワイドレンジではありませんが、全帯域に渡って癖がなく明瞭度が高いサウンドです。長時間聴いても聴き疲れすることもなく、部屋の中に音楽が自然に広がっていきます。これ1本で十分か?と言われると、私の場合はそうはいきませんがサブシステムとして、または音楽鑑賞用としてなら十分な能力があります。

ドイツ家庭用シングルユニットは、見た目ではなく実質的な能力の高さを、国内の皆さんも評価して欲しいと思います。

このユニットは、ドイツ(ライプチッヒ)のコレクターからの出物で大変状態の良いユニットでした。同等ユニットも多数ありますので、これらSPユニットをお探しの方は下記までお問い合せ下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=390

ドイツ古典フルレンジユニット
http://www.soundstage.jp/Full_Range.html

1950年代のドイツ製フルレンジは、超軽量コーンを強力アルニコマグネットでドライブ。
96〜97dB/W/mの高能率を得ています。

コーンの実効質量は、何と5〜6g!
(fostex FE203等の代表的な軽量ユニットに比べても半分以下です)


*この時代のユニットは同一モデルでもロットの違いによるバリエーションがございます。磁石、フレーム形状等が写真の物と一致しない場合がございますが予めご了承ください。同一品質基準、同一工場で生産されたコーン紙の優秀性は、全てのユニットに共通です。


声、木管がリアルなことは、ドイツヴィンテージユニットに共通の特徴と思いますので、以下の個別ユニットの説明では省略させて頂きました。


____


Telefunken 20cmフルレンジユニット


同社Opusシリーズの大型ラジオ、コンソールに多用されたユニットで、この時代のドイツの情感を伝えてくれる代表的ユニットと言えばこれでしょう。


弾むような低音にクリアな中域と少し華やかな高域を乗せ、


どこまでも楽しく音楽を聴かせてくれます。


特性の暴れが上手く高域のレンジ感に結びついている一面がありますため、


単体で十分楽しめるユニットである反面、ツィータの追加で大幅にグレードアップいたします。特に弦楽の倍音の豊かさ、艶等が顕著に改善され、どなたにも安心してお勧めできるシステムになります。


____


Telefunken 楕円フルレンジユニット


背面放射音が華やかな傾向がありますので、後面開放キャビネットに用いるにはデッドニング等のチューニングが必要ですが、


コーンの材質、面積が同じなので最終的には円形20cmユニットと同じ音色傾向にまとめることが可能です。


ツィータの追加で本領発揮となるのも同じです。


円形20cmユニットより新しい時代のものなので全般に保存状態がよいのも利点かと思います。


_____


SABA 22cmフルレンジユニット Permadyn25


ほぼ20cm口径ながら一回り大きいSABA製のユニットです。


帯域バランスが実に巧みで、 造り手のセンスと技術の高さをうかがい知ることができる HiFi指向の正統派ユニットです。


ハッタリの無い落ち着いた雰囲気の再生音は、


小編成のジャズや男性ボーカルにマッチするかと思いますが、


クラシックでしたらピアノソロもありだと思います。


SABA(Schwarzwälder Apparate-Bau-Anstalt)社は現存しませんが、


Telefunkenの対向メーカーとして一時代を画した総合電機メーカーです。


____


ラーヴェオプタ(LoeweOpta) 20cmフルレンジユニット


ややプレスの効いたコーン紙による張りのある明晰な鳴りっぷりが特徴です。中域を基軸とする表現のためレンジ感は今ひとつですが、その分、弦楽の切れ込み感や、金管の輝き、ピアノのアタック感等が小気味よく出るユニットかと思います。


勿論レンジ感についてはツィータの追加で改善されますので、


最終的なシステムの完成度は他の兄弟銘柄(Graetz、 Telefunken 、 Grundig、 等々)に全く引けを取りません。


_____


ローレンツ(Lorenz) 20cmフルレンジユニット


下手なツィータなら付けない方が良いくらいよく伸びて歪の少ない高域を持ち、それが躍動感溢れる中低域と見事に一体化しています。


ヴィンテージの味わいは薄いかも知れませんが、


音源を選ばないオールマイティなユニットで、


この時代のフルレンジユニットの最高傑作の一つでしょう。


_____


グルンディヒ(Grundig) 20cmフルレンジユニット


ベークダンパならではの硬質でハイスピードな音のユニットです。


帯域は上下に若干狭い傾向がありますので、これをセッテイングで補う工夫が求められます。具体的には、高音をよく反射する硬質の壁面(窓ガラス等)を背にすることや、 部屋のコーナー近くに配置して低音を増強すること、等の工夫になります。


鳴らすのが難しいユニットではありますが、


セッテイングが決まった時には背面音を最大限に利用した後面開放キャビネットの理想形が完成しています。


特にピアノ曲などでは、他のシステムでは得られない生々しい説得力や典雅な余韻表現が可能です。


_____


グレーツ(Graetz) 20cmフルレンジユニット


コルゲーション補強されたコーン紙にNT4クラスの大型マグネットを組み合わせた強力ユニットです。


中域以下に厚みがありチェロのゴリッとしたところの表現などは秀逸です。


高域は出ませんが元々低域がよく伸びていますので、アドオンツィータとの組み合わせで最もワイドレンジなシステムが完成します。


フルオケ再生も迫力十分です。
http://www.soundstage.jp/Full_Range.html


▲△▽▼


粋音舎 ドイツ古典フルレンジユニット用の後面開放型エンクロージャー
http://www.soundstage.jp/OpenBack.html

ヴィンテージの味わい


この時代のドイツ製ユニットを鳴らすということは、単に昔の音を甦らせるということではありません。

その枯れて乾いた音色は、約60年の歳月をかけた熟成の結果でもあるからです。


歳月という試練に耐える素材、構造、
それを現実の姿にする優れた製造技術、
そして熟成という時間の魔法・・・


全てが結集された再生音は、60年貯蔵の美酒を開封するが如く、今この時のために流れ出すのです。


現代の代表的な軽量ユニットに比べても半分以下という超軽量のコーン紙は空気との親和性が極めて高く、録音マイクがスタジオやステージの空気と交わした会話を
まるでリスニングルームの空気に口移しするように、優しく、熱く、伝えてくれます。


裏板のない開放型キャビネットとの組み合わせは、超軽量振動板の軽快な動きを妨げないための工夫。


最新のハイレゾ音源をも活かす音楽再生の完成形が、60年前のドイツで既に極められていたのです。


______


粋音舎 ドイツ古典フルレンジシステム(受注生産品)


ユニット

口径 20センチ
搭載数 1個

形式 コーン型フルレンジユニット

能率 96dB/W・m

耐入力 5ワット

製造国 ドイツ


キャビネット

寸法 幅38cm×高さ58cm×奥行30cm

形式 後面開放型

材質 フィンランドバーチ材

( 前面グリルは別売となります。)


※ユニット製造元は、テレフンケン、グルンディッヒ、ローレンツ等々の銘柄を取り揃えています。


※ステレオの片側に2個または4個のユニットを用いたタンデム仕様の大型システムも特注製作承ります。


(注記)

 本製品は、背後の壁による反射を利用いたします。このため壁との間に50センチ以上の距離が必要です。

壁の材質も反射音の音質に大きく影響しますが、一般的な木質の建築内装材であれば良好な結果が得られます。背後が石膏ボードやガラス板などの場合には、薄手(6ミリ前後)の合板を壁に立て掛けて設置することをお薦めいたします。


 本製品に搭載のユニットは、1950年前後にドイツで製造された家庭用ラジオから取り出した使用済みのヴィンテージユニットです。動作良好なユニットを検査厳選の上、 極力外見を揃えてステレオ左右のペアを組んで おりますが、モノラル再生が主流だった当時のラジオ1台からは1つのユニットしか取り出せないため、製造年や保存環境の違いにより細部の形状や色合いが微妙に不揃いな場合があります。


 本製品は極めて高能率なため、数ワット程度の小出力真空管アンプとの組み合わせを推奨いたします。 大出力アンプとの組み合わせでは、誤入力等により破損する場合があります。
http://www.soundstage.jp/OpenBack.html


▲△▽▼


合同会社 粋音舎(すいおんしゃ)

E-mail suion@soundstage.jp

Web http://www.soundstage.jp

TEL   03- 6271- 5760

所在地 東京都練馬区


事業内容 音響機器の企画、製造および販売


製造委託先 株式会社 サカエ工芸


株式会社 サカエ工芸
http://www012.upp.so-net.ne.jp/strata/SAKAE.html


▲△▽▼


4、5年前、捨てられていたラジオから外したような、ボロボロのドイツスピーカーがネットオークションなどで出回ったが、こうした事を積み重ねた結果がドイツスピーカーの評判を落としてしまったのではあるまいか。
あの手の8pほどのスピーカーはおそらくラジオから外したものと推察され、もしそうなら所詮人の声さえ満足に聴く事が出来れば事足りるので、其れなりの性能にしか造られていないだろう。それを50円か100円か或いは1000円か知らないが塵の山から安く拾って来て、オーケストラを鳴らし「フィールドスピーカーで御座い。付いては20万円頂きます。此方は上等のテレフンケンなので100万円頂きます」、これでは評判が落ちるのも無理はない。

スピーカーで一番難しいのは箱だという事は今更めく話で、とうに皆様御承知の通りである。

ただ造るだけなら大工仕事でも出来るが、ユニットの実力を実力通りに鳴らす事はそう簡単に出来ることではない。

指定の寸法で造ったから音になるかといっても、まずまともな音になった例を僕は知らない。無論素人仕事でも偶然の大当たりが無いとは言えないが、エンクロージャーの自作ばかりは決してお勧めできるものではない。

尤も、どう造ったって、音は出るに決まっているので、願望から僕らはつい錯覚する、出来たてのほやほやの時は「なんて良い音だ」と思いたいのである。

そして、JBLやアルテックのユニットを使っているんだから良い音に決まっているというブランドに対する先入観がまた僕らの耳を錯覚させる。

回路図通りに組み上げれば一応回路図通りの音が出るアンプなどとはわけが違って(これだって部品配置や配線方法等で俄然音は違ってくるが)目に見えない空気の振動に関する計算と現実の音の間には大きなギャップがあるようだ。

だが逆の事もあるだろう、コーラルのスピーカーユニットだって、箱を旨く造れば素晴らしい音に仕上がるかもしれない。今も云った通り偶然の産物が成功をおさめないとは云えないから、つい期待するし箱造りに嵌るのである。

この事は自作エンクロージャーに限った事ではなく、他社製造の箱つまり指定寸法に依る本職の仕事だってユニットがまともな音を出した例を聴いた事が無い。
まして、他社独自の設計によるエンクロージャーをや、である。

タンノイ然り、JBL,アルテック然りオリジナルとの音質の差は歴然としている。

古くはヴァイタボックスのコーナーホーンに物凄い奴があった。大メーカーともあろうものがよくぞここまでやってくれたものだとほとほと愛想が尽きて、以来このメーカーの物は何によらず買った事が無い。こういう音造りを平気でやる音響メーカーを信用出来ないのである。指定寸法という触れ込みながら、どう造ったってここまで酷い音にはなるまいと思うが、それがちゃんとそうなっているのだから驚く。

件のラジオ用スピーカーも当然箱を作らねばならないが、素人仕事も本職仕事も含めてちゃんと音になった例があるんだろうか、甚だ疑わしい。

僕の知っている限りでは、自称スピーカーの専門家の造ったへんてこりんなバッフルなど随分杜撰でいい加減なものだった。言うまでもなく音は出ていたが音にはなっていなかった。

会社の大小を問わず、どういうものを造るかというメーカーのコンセプトは、要は経営の先見性に加えて教養とセンスとモラルを根本とする筈だから、これが無いメーカーは気楽なものである。何でも有りなのだ。要は「だからこのスピーカーは良いのですよ」という話を造ってしまえば良い。

僕らはだから自分の耳をしっかり信じて、良い悪いもさることながら、好きか嫌いかをしっかり耳で判断したら良いのだろう。JBLだから好きなのではなくて、眼をつぶって聞けば自分の好き嫌いは誰に教えてもらわずとも基よりはっきりしている筈だ。

その耳で是非ともちゃんと整備されたドイツスピーカーの音を聞いてみては如何だろう。

ただし、どうしてもオイロダインをというなら、閉館した映画館を買ってしまうのが早道だろうから相当の費用も必要になるに決まっている。だが、価値はあると思う。勇者の出現を期待して、是非とも聴かせて頂きたいものだ。
http://audio-file.jugem.jp/?eid=34
 

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コメント
1. 中川隆[-12897] koaQ7Jey 2020年3月08日 15:06:42 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[640] 報告

ドイツの小型の家庭用安物スピーカーは何故あんなに音がいいのか? _ 2
VINTAGE AUDIO
ドイツ製のAUDIOを中心に紹介及び販売を致します。
https://vintage-audio.jp/?cat=8

Q&A

Q1: ドイツのヴィンテージスピーカーの特長は何ですか?

音の違いから言いますと、まず聴きやすい、聴き疲れしにくい音だと思います。
決してつまらない音では有りません。多くのスピーカーはかまぼこ型の特性になっており高域と低域を欲張っておりません。音楽や人の声などの核となる中域重視となっております。

構造の違いから言いますと、まず軽いコーン紙にて能率が高いユニットがほとんどです。

レスポンスが大変良く、真空管アンプとの相性も抜群です。またコーンの素材であります紙の質がダントツ的にすばらしいという事でしょう。タンノイなども古いユニットはドイツのコーン紙を使用しております。このコーン紙が最大の特徴です。 


Q2: 古いスピーカー達のコンディション、また使用していて壊れないですか?

エッジに関しましては年間にして100ペア以上のユニットを見て来ておりますが、アメリカや日本のユニットのようにエッジがボロボロという物は見たことが有りません。約40〜50年以上前の物ですが有っても故意によるものや縦方向の切れが殆どです。一部のユニットにはガスケットと一緒に外れて切れてしまった物、
Grundigなどはガスケットにスポンジが使われている物がありスポンジを貼り付けていた

接着剤と一緒に硬化してボロボロになっている物も見られます。いずれにしろ
エッジ素材そのものによる劣化ではりません。ウーハーの一部には布エッジも見られますがほとんがフィックスドエッジであり問題なく使用出来ており、よほどの事がなければこれからも問題ないでしょう。                                 
ボイスコイルの擦れに関しましては、やはり物によっては見られます。
保存状態が悪く、錆による物、ゴミが入ってしまった物などです。

ドイツのユニットはボイスコイルとマグネットとの隙間が非常に狭く出来ております。よってレスポンスの良いサウンドを奏でます。日本やアメリカのユニット達はアロワンスをみて広めにとっております。当時のドイツの基本的な技術力、精度の確実さを裏つけております。

Grundigに多く見られるセンターキャップにスポンジを使っている物はスポンジがボロボロになっている物がほとんで要注意でも有ります。ボロボロになっていたら取ってしまった方が安心です。                                         
また蝶ダンパーの物はボイスコイル擦れの物も布ダンパーに比べると多いようです。

音の良いとされている蝶ダンパーから布に変わった点からも布の方が長期間の安定
が望めるからだと思われます。一部の蝶ダンパーはネジの調整によりセンター位置を変える事が可能になっておりますので、簡単に直す事も出来ます。 
   
使用に関しましては、よほどの事がなければまず壊れないでしょう。
これからもずっと使えるスピーカーだと理解しております。        


Q3: 最近のAMPに繋げることは可能ですか?

まず,入力インピーダンスになりますが、ドイツのユニットは殆どが4〜6Ωとなっております。

最近のAMPには4Ω端子も付くようになって来ましたが、殆どのトランジスタアンプは4Ω以上であれば問題なく繋げる事が可能です。真空管AMPの場合も出力端子がついていれば問題ありませんが8Ωに繋げても大きな問題はなく、普通に聴く事が可能です。厳密に言うと動作位置が多少狂い、定格より多少パワーが入ります。                                        
スピーカーの最大入力パワーですが、ヴィンテージの物はユニット本体にて10W以下、システムにて25W以下の物が殆どでしょう。50W,100Wのアンプにて聴いていてユニットが壊れるかというと普通に使用している限りでは問題なく使用出来ます。通常、オーディオショップでの音量にて5W程のパワーを使用していると言われますので、自宅でしたら5Wも出せないでしょう。


Q4: どのようなAMPと相性が良いのですか?

真空管AMPかトランジスタなど使用するAMPにてサウンドは変わります。

基本的にはどのAMPでも十分な表現力にて楽しめるかと思いますが当方のシステムでの比較にて参照下さい。

真空管AMPはドイツのBraun EL84PP,2A3シングルを試聴室では使用しておりますが
やはり年代的にも実際に当時も真空管にて鳴らしていたことでしょうから相性は良いと思います。能率が良いので1WクラスのシングルECL82でも十分に鳴ってくれます。 
         
トランジスタはテクにクスのSU-V7を使用しておりますが、低域特性がやはり真空管AMPよりは良いので低音の出方がかなり違います。サイズの割には低域が出ますので
驚ろかれる事でしょう。サウンドも古臭くはあまり感じないでしょう。
https://vintage-audio.jp/?cat=8

2. 中川隆[-12896] koaQ7Jey 2020年3月08日 15:07:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[641] 報告

ドイツの小型の家庭用安物スピーカーは何故あんなに音がいいのか? _ 3

1950年代のドイツ製音響機器


 1950年代のドイツのオーディオ機器に目を向けると、意外にシンプルなシステム構成であることに気付く

そもそも100dB/W/m の高能率スピーカーを鳴らすことを前提としているので、家庭用はおろか、小規模PA装置でさえも5W〜10Wで十分な音圧が得られた

そしてスピーカーはフィックスド・エッジでベークライト製のスパイラル・ダンパーを用いているため、小音量でも反応スピードが早く、EL84やEL82(6BM8)のシングルで十分に鳴るし、そもそも大入力を入れることはできない。

当時のほとんどの人は、AM放送規格に適合した8kHzまでが限界のフルレンジ・スピーカーで十分だと感じていただろうし、実際にドイツ製フルレンジは、ドイツ語の発音の特性から4〜8kHzが強く出るように調整されているので、高域の不足はほとんど感じないだろう。

以下は戦前のスピーカーの特性であるが、最初の2way化によるワイドレンジ化からはじまり、1930年代にはシングルコーンのフルレンジで十分な高域特性が得られている。

Siemens&Halske社の2way特性(1928年)
Isophon P25の周波数特性

 これを普通のフラットな特性で聞く場合は、ヴァイオリンとピアノの音色の違いが気になるだろう。

ヴァイオリンは中高域が強いのに、ピアノは高域の落ちたカマボコ型である。

このことの原因も、ドイツ製スーピカーの 2kHzの落ち込みと 4〜8kHzの盛り上がりで説明できる。この強く出るのは単純に音圧が強いだけでなく、反応も早い特徴がある。なのでイコライザーで上げて調整してもどこか不自然なところが残るため、あくまでもスピーカーの機能で補うべきものである。

これにEL84やEL34などのビーム管を合わせることで、帯域が狭くても切れ込みの強いサウンドが得られる。

 また当時に良く行われたレコード鑑賞会というのも注目して良いと思っている。ようするに公民館の映画鑑賞会の延長のようなもので、そのときに使われたのはオイロダインのような立派な劇場用スピーカーではなく、スーツケースに入れた25cm程度のフルレンジスピーカーで、アンプもEL84プッシュプルで十分な音量が得られた。

フルレンジでも10kHzまでの再生周波数でサービスエリアが約50度得られることから、ちょっとしたホールでも十分に鳴り渡る。必要な機能を絞った現実主義から学ぶべき点は多いように思う。


Klangfilm社の移動式映画館
Siemens社 スーツケース・スピーカー
2000型映写機用


 当時のドイツでは、小学校などを巡回する移動映画館やレコードコンサートがよく行われ、LPレコードはそうしたところで使われる教育的な用途もあったと思われる。

そもそもドイツ・グラモフォンはジーメンス社の傘下にあり、レコード・コンサートは当然ジーメンス社のPAシステムで行われたと考えられる。もちろんKlangfilmも擁する大企業であるため、高級オーディオ機器の製造もあるにはあったが、戦後霹靂としたドイツ人が新たにオーディオを購入できるわけもなく、こうしたサービスを通じて新しいHi-Fi機器を知ってもらおうという意図も感じられる。

巡回用の簡易PAは、25cm程度のフルレンジスピーカーをスーツケースに治めたものを、10W程度のEL84アンプで鳴らしていた。50名強の人数なら、これで十分な音響が得られた。


 注意したいのは、ドイツ・グラモフォンのLP発売は1952年からで、それ以前はVARIABLE GRADE という78rpmのシェラック盤だったことである。

1941年からテープ録音を実用化していたドイツにおいて、意外に思えるかもしれないが、

テープ録音 → ラッカー盤

という工程を終えるとテープが破棄されることもしばしばあった。その後、LP用にテープにダビングされ保存されたものもある。例えば、フルトヴェングラーの1951年セッション録音、ケンプのベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集のうち1951年録音は本来ラッカー原盤だとされる。

逆に戦中からテープ録音での放送を楽しんでいたドイツ家庭において、Hi-Fiという文字はあまり意味がなかったらしく、LPの表示は「LANGSPIELPALTTE 33」という規格を示すのみである。このことからも、ドイツの放送規格とのグレーゾーンを辿っていたことも十分に考えられる。

このラジオ音源も曲者で、最近オリジナル・テープからリマスターされた、ベルリンのRIASやウィーンのRot-Weiss-Rotの録音は、1940年代でも驚くほど鮮明である。マイクの生音に近いので、人によっては高域がうるさいと感じるだろう。要は一般に流布する媒体に、これまで該当するものがなかっただけなのである。


15. 2013年9月05日 11:24:58 : W18zBTaIM6


家庭用オーディオについては、当時のドイツの状況からすると、以下の3タイプに分かれよう。


1.ほとんどの庶民はラジオで試聴し、LPを聴く機会はレコード鑑賞会も多かったと思われる。また一体型コンソール(Kombination:コンポ)も多数あった。これらの場合、ほとんどの場合フルレンジのみが基本である。

2.海外向けの高級オーディオ機器では、高域拡散用にコーン・ツイーターが幾つも付いているタイプが多い。これは1950年代のドイツにしかみられない様式である。

3.スタジオモニターで有名なLorenz社のポリエチレン製ツイーターは、英米のスタジオ機器で持て囃されたことから一目置かれているが、強烈な高域特性で、いわばF1レーシングカーのようなものである。


 このように当時のどのような立場で試聴するのかでも、録音に対する印象が違うと思う。それほどに、1950年代のドイツ・グラモフォンの録音は評価が定まりにくいのである。


はっきり言えることは、高能率だからと1970年代以降の重たいウーハーをEL156で鳴らすことはあり得ないと思うし、高域が足らないからと10kHz以上の再生周波数を無闇に伸ばす必要もない。

モノラル期のドイツ・グラモフォンは、もっと広い階層のユーザーに開かれた再生方法があるのだと思う。 ここでは個人的なプランで組んだ低予算システムを以下に示す。


1.95dB/W/m以上の高能率で、高域の4〜8kHzが落ちないフルレンジ・スピーカー1本

2.EL84(6BQ8)、EL82(6BM8)などの小型ビーム管のシングルアンプ

3.録音品質のばらつきが大きいためイコライザーは必須

4.CD再生の場合は古いライントランスで微妙な味付け


 フルレンジスピーカーでは、私の所有しているのは米Electro Voice社のSP8Bという20cmユニットをBaronetというコーナー型バックロードホーンに納めている。

当時のエレクトロボイス社はPatricianという4wayシステムを筆頭にHi-Fi再生の先端を行っており、アメリカ製でクラシック再生ではトップを行くメーカーと考えていいと思う。

一方で、Baronetのような小型システムでは、小音量で快適に聴けるように高域の扱いを変えていて、SP8Bはアメリカ製では珍しくダブルコーンを使い4〜8kHzを持ち上げている。

これはテープ録音がドイツから移入された初期の、Hi-Fiらしさを演出する工夫であり、このことが1950年代の家庭用システムを知る鍵であるように思われる。

これと同じ傾向の音では、サブコーンが付いたイギリスのLowther PM6、最近の製品ではイタリアのSICA社のPA用フルレンジも同様の特性を持っていて有用だと思う。


 1950年代のエレクトロボイス社がドイツ的なサウンドポリシーを持っていたと言える理由のもうひとつは、同時代のIsophon社のカタログとの比較でも明らかになる。

当時はモニタースピーカーとして開発され、テレフンケンのスタジオ等で用いられたOrchesterスピーカーには、姉妹品のPH2132/25/11があり、2つのユニットの特性の違いは、エレクトロボイス社の説明と同じとみられる。また小型スピーカー"Cabinet"のインストール方法にも類似性が指摘できよう。SP8Bも1960年代初頭の第3世代となると、フラット志向に集約されるので、Hi-Fiの過度期におけるビンテージ・オーディオの一断面である。

アンプはあえてキット製品で使われるようなEL84シングルアンプを使ってみた。実際、高能率スピーカーをつないだ場合、普通の家庭用であれば1Wもあれば十分である。小型ビーム管のほうが、低音は弾むように鳴るし、中高域のほのかなツヤが美音を演出する。

ただし、録音品質にばらつきが大きいためイコライザーは必須である。グラフィック・イコライザーのように仰々しいものではなく、3バンドあれば十分で、BEHRINGER社の製品が安くてカッチリした音で相性も良い。

 古いライントランスでは、10kHz以上を落としてあげたほうが響きが澄んで聞こえるという逆転現象もみられる。多分、トランスの磁気ヒステリシスで中域にコクと粘りが出るのと、ビーム管特有の高域のツヤ(小さいリンギング)が純粋に乗るからだと思う。

ちなみに私の所有しているのは、1950年代の米UTC社の軍用マイク・トランスで、50Hz〜10kHzがフラットというナロウレンジであるが、レンジ感はピタリと納まってビロードのような肌触りがでてくる。

裏技として1920年代の英国製ラジオ用インターステージ・トランスを使ってみると、5kHz以上が丸まって上品なHMVの音に変わる

これもイコライザーでハイ・カットした音とは違う伸びやかさが出るので不思議だ。こうしたアナログ時代には存在した電気的なトラップを重ねていくことで音の熟成度が増すと思われる
http://quwa.fc2web.com/Audio-105.html#deutche

3. 中川隆[-12893] koaQ7Jey 2020年3月08日 15:26:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[644] 報告

ドイツ製スピーカー・ユニット

粋音舎 ドイツ古典フルレンジユニット
http://www.soundstage.jp/Full_Range.html

粋音舍 Online Shop
http://suion.ocnk.net/

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楽鳴舎 SPEAKERS スピーカー
https://www.rakumeischa.com/スピーカー/

楽鳴舎
https://www.rakumeischa.com/

楽鳴舎 アンプ 新入荷案内
http://rakumeischa.cocolog-nifty.com/audiotubes/cat23188059/index.html

楽鳴舎 レコード・コンサート 情報
http://rakumeischa.cocolog-nifty.com/audiotubes/cat23820407/index.html



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KLANG-KUNST
ヴィンテージ品とレストア
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10089

ドイツを中心としたヴィンテージオーディオ機器を、慎重に販売しています。なるべくご来店のうえ、実物をご確認ください。使い方から歴史まで、丁寧にご説明させていただきます。申し訳ありませんが、遠方で輸送やアフターサービスが難しいなど、販売できないばあいがあります。過大入力などの不適切使用を除き、初期不良は保証します。保証期間は条件により異なりますので、ご購入前にご確認ください。

 修理とレストアは原則的にクラング・クンストでご購入いただいた商品に限りますが、戦前のクラングフィルム製品など、特に貴重なものについてはご購入元にかかわらずご相談ください。

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Vintage Audio(ヴィンテージ オーディオ) (株式会社サイバーメディア)

ドイツ系 VintageAudio
https://vintage-audio.jp/?cat=8

スピーカーシステム VintageAudio
https://vintage-audio.jp/?cat=6


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真空管アンプ「カトレア」
20cm スピーカーユニット 製品在庫情報
http://www.cattlea.jp/product/speaker.php


ドイツのスピーカーは基本的に
バッフル板に取り付けるか、後面解放箱に入れて使います。

4. 中川隆[-12892] koaQ7Jey 2020年3月08日 15:27:35 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[645] 報告

シーメンス・コアキシャルスピーカー _ 超高性能で激安なんだけど使いこなせるかな?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/943.html

ドイツの音楽はドイツの真空管アンプで聴こうよ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/698.html

ドイツの音楽、ドイツの音、そして世界の音
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/433.html

ドイツの音とは何か?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/447.html

5. 2020年8月24日 16:59:16 : RyOSypPQPV : NHo0VFdSS2Q4Qlk=[31] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
テレフンケンモニターSP RB46 のサウンド 2007年11月03日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5ba5a3df4a35018454df51a78c2bdc7e


Rb461

テレフンケンのモニターSP RB46がやってきました。横幅・奥行き26cm、高さ82cmの小振りで細長いSPです。3ウェイになっていてセンターに楕円ウーハー、ツィーターが底面側に来ます。

早速サウンドを聴いてみます。このSPには専用ケーブルが5m程付いていますのでそのまま繋いで音出ししました。

非常にまともなサウンドです。レンジはそう広くはないけど(ユニRb462 ットサイズから当たり前)非常に中域の密度が有ります。音色も悪く有りませんがチョッと古いサウンドを思い出します。空間再現性は非常に良いです。オーケストラの配置がSP間に広がり、楽器の位置がわかります。弦楽器群のトレモロも上手く再現しています。

タンノイのVLZと比較しても遜色ないと思います。イギリスのSPと似たようなところも有りますがドイツの合理性を感じさせるシステムです。

Rb463整然としていてそれでいて無味無臭ではなく、ドイツのオーケストラを上品に小さな音量で楽しむには充分なSPだと思います。

自宅のBC-U(Trail仕様)と比較するとスケール感が小さい、明瞭度や音数が足りませんしサウンドパワーも足りませんが、これはこれでしばらくは楽しめそうです。

一ヶ月ほどこのまま楽しんでサウンドを焼き付けてから不満な所を解消していきたいと考えています。

Rb466ユニットの可能性はBC-U以上だと感じています。BC-Uの場合ははじめはひどい音でした。まともに聴く気がしないけど音色に惹かれました。今度のテレフンケンはオリジナルで充分楽しめるポテンシャルを持っていますので、相当高いグレードまで性能を引き出せるのではないかと思います。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5ba5a3df4a35018454df51a78c2bdc7e

B46のサウンド2 2007年11月05日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8d905c60f81987204d85f593dac78418


テレフンケンモニターSP RB46 を聴き込んで行くと、やはり音数がまったく足りない、音色が昔のラジオの感じ、低域の反応が遅い・・・・と不満点が出てきます。

Rb4611このままでは安心して音楽が楽しめません。多分ネックとなっているのは直出し配線の「ヒョロ線」と思われるので交換したい気分になってしまいます。

ドイツのSPですが何でもこなしてくれそうです。オーケストラからJAZZまで問題なく鳴らしてくれそうですが、前述の一時代前のサウンドでは楽しめません。

その後ズーッと聴いていますが、音が痩せていて聴くのが辛くなって来ました。基音が出た後の余韻が出ないんですね。中域の解像度は本当にすごいと思うけれど、高域も足りません。これはユニットが悪いのか使ってある配線が悪いのか?どちらも悪いのか今の所判断できませんが、何らかの対策が出来ないと私には使えないSP(ダメSP)になります。

手を加えようにも各ターミナルが弱いのでなかなか手出しできません。エンクロージャーを開けて中の作りを確認しましたが、作りが軟弱でほとんど木ネジで止めて有ります。それも強度が足りない為ゆるんでいます。バランスが崩れていますね。ユニットは良さそうなんだけどエンクロは今一、配線も悲惨!!結局BC-Uより古い分完成度が大幅に下がります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8d905c60f81987204d85f593dac78418


テレフンケンモニターSP RB46 のサウンドその3 2007年11月06日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8b99f2584d6089cb48582bf9e4298151


しかし、このSPはすごいサウンドがするもんだ。このサイズからは信じられないサウンドがする。(W:26cm D:26cm H:82cm)

色々と不満点もあるが良い所も多いので何とか使えるようにしていきたい。とりあえず、オリジナルのSPケーブルを外して、SCS-34(ルシファー)が使えるようにしました。ルシファー以外では「音がかすれて」聴けないのです。オリジナルSPケーブルの時に感じた「ラジオの音」は消えました。ヴァイオリンもかなり滑らかになりました。

オリンパスシステムの横に並べて、サトリの5W×5Wのアンプ、スチューダーA730の組合せで寄せ集めの廉価なケーブルで繋いでいます。自家製のライントランスをかませています。SPケーブルのみが豪華なシステムです。繋いで1時間もしないうちにかなり滑らかな質感に変わってきました。

しばらくは鳴らしこんでいきます。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8b99f2584d6089cb48582bf9e4298151

テレフンケンRB46のサウンドその4 2007年11月07日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/e668d67c6e7cec8cab90690159946836


今日は一日中RB46を鳴らしていました。時々メインのオリンパスシステムとバランスの比較をしましたが、バランスは殆ど一緒ですね。何回も切り替えていたらどっちがどっちか一瞬間違いそうになりました。

質感は完全に違います。オリンパスシステムからは「粗さ」は感じませんが、RB46は現状では太刀打ちできません。内部配線が完全に信号を阻害しています。

朝からモーツァルト「魔笛」全曲、35、30番シンフォニー、ベートーベン1、2、3シンフォニーを聴きましたが、このサイズのSPとは信じられない音数とスケール感で、ユニットの可能性を相当に感じます。

JAZZもMJQやカレリ・ボエリ・トリオを聴きましたが、曲の表情を難なく出してきます。

サブとして使うにも「粗さ」を取らないと聴き疲れしますので、内部配線の線材を如何しようかと思案していましたが、意外と簡単に出来そうなケーブルが浮かびました。来週にも入れ替えをして「自分用」にしてしまおうかと考えています。

このSPは音質改善する為の素材としては素晴らしい能力を持っています。こんなのが30年前店頭に並んでいたらみんなオーディオマニアにならずに済んだのかも知れない。

庶民的な価格で良いサウンドが取り出せればオーディオ業界そのものがないのかもしれない。馬鹿でかいアンプもその他機器も大げさにしたくなくなります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/e668d67c6e7cec8cab90690159946836


テレフンケン スタジオモニターSP RB46 システム 2007年11月22日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/12c1468c45f4edbb37f238cfdc74f0b2


「ドイツ製のSPもなかなか良いよ!!」と昨年当社の常連さんが持ってきたイソフォンの10cmクラスの楕円SPシングルシステム。

聴かせて頂いてビックリしたのは「中域の厚み」と「音楽性」。元々はラジオに使ってあったSPを2個集めて綺麗でしっかりした箱に入れてありました。(写真を撮って置けばよかったと後悔)10cmクラスのSPのサウンドではなかったと言うのが私の感想です。

Rb463その後STEREO誌の村井先生の記事「オーディオ巡礼」でテレフンケンのモニターSP RB60 を使っていらっしゃる水田さんの記事が載り、何とか自分も1組手に入れたいと考えていましたら、ロスアンジェルスの方でスタジオモニターとして使ってあったというRB46を入手しました。

このRB46のオリジナルサウンドの評価はこのブログで先にご紹介しましたが、そろそろ1ヶ月経つので、自分仕様(Trail仕様)にしてしまいました。

オリジナルの状態では自分にはまったく使えないグレードですが、ユニットの潜在能力の高さは充分に感じていました。自分が使うことを前提に手を加えてみました。何回もBOXを開けたり締めたりを繰り返せない箱の強度なのでいきなり最高グレードの内容にしています。(BC-Uと同じ内容)

Rb461このシステムから出てくる音(音楽)はJBL#4343も真っ青なサウンドがします。たった5リットルのエンクロージャーからは信じられないサウンドがします。現在A730を市販の5mのRCAケーブルでサトリのミニプリアンプ+ラックスKMQ8(Trail仕様)のラインナップで他のケーブルはSCR-15,SCS-34のラインで聴いています。

クラシックも良い再現をします。「魔弾の射手」を聴きますとベストマッチですね。オーケストラもソプラノも合唱も味のある再現です。

これなら歌謡曲も活けるのではないかと「石川さゆりベスト」を鳴らしながらタイピングしています。中域が非常にしっかりしているので素晴らしい再現です。

しばらくはこのサウンドにはまりそうです。

但し、メインのオリンパスとは比べてはいけません。

他にフォノプリアンプのアキュフェーズC-220+テクニクスSP-10MKUシステム+SPU-GE でアナログを楽しめるように組み合わせています。

Trail仕様はSPもアンプもオリジナルとは比べ物にならないほどハイグレードな「音質」ですので既成概念は通用しません。小さくてもサウンドは巨人です。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/12c1468c45f4edbb37f238cfdc74f0b2

6. 中川隆[-11713] koaQ7Jey 2020年8月24日 17:02:59 : RyOSypPQPV : NHo0VFdSS2Q4Qlk=[35] 報告
テレフンケン RB46スピーカー 2019年12月22日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ae571945bb0b000b4b1a2bd3be4156b5
テレフンケンのスピーカーは、「古いヨーロッパサウンド」の確認をしたくて購入して使って見ました。ALTECに似た乾いたサウンドで、ヴォイス(声)が非常に良かったのを覚えています。SPサイズ的にはW:200 D:200 H:700 重量:10Kg以下ぐらいで非常に扱いやすいサイズと重量です。低域の下の方が不足するので、ヤマハの廉価版の「低域専用ウーハー」を組み合わせて使っていました。高域もそんなに伸びていません。

本来は「直出しSPケーブル」が付いています。そのままだと「古いラジオの音」が出てきます。私は内部配線を交換し、SP端子を取り付けて一般のケーブルが使える様にして使っていました。ちょっと手を加えてやらないと現在のシステムのサウンドとかけ離れた「古臭い音」になってしまいます。
内部ユニットは楕円形のコーン型ウーハーとコーン型の中音・高音用のユニットが付いています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ae571945bb0b000b4b1a2bd3be4156b5

7. 中川隆[-11711] koaQ7Jey 2020年8月24日 17:37:32 : RyOSypPQPV : NHo0VFdSS2Q4Qlk=[37] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
次はテレフンケンRB46システムの改善 2011年04月18日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/97e687a5bd7eea0e8ae2722cc7896a53


RCA箱システムのマルチアンプ化は音質対策として大変効果の高い成果でした。アンプの中身等細かい問題点は有りますが「次元の違う」再生音に嬉しくなります。

Rb46system1_2

次は自宅のテレフンケンRB46システムのグレードアップです。このSPの問題点は「低域と高域の不足感」と思っています。周波数レンジが狭いのでどうしてもこじんまりしたサウンドになります。

Yst45w1

この対策の第1弾として「スーパーウーハーの追加」を予定しています。500Hz以下の帯域で全体の音の70%近くを出して来ますので、この帯域の強化がまず必要と考えました。ヤマハのYST-SW45を贅沢にも2セット(片側に各1台)手配しています。

Yst45w2

このYST-SW45は手ごろな価格でしかも上段の写真に有る手製トレールの内部に奇麗に収まるサイズなのです。YSTは以前SW1000を使った事が有ります。コントロール性が良いです。

明日と明後日には入荷すると思いますので配線関係を準備しています。ついでに電源タップも準備しないといけません。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/97e687a5bd7eea0e8ae2722cc7896a53


YST-SW45の入荷 2011年04月19日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b18d8928f4ed96d56e0b15ddfa953cd0

自宅のテレフンケン用に手配したYST-SW45×2台は入荷しました。1台は昨日入荷したので早速事務所のRB46と組み合わせて鳴らして見ました。足りなかった低域が充足して高域まで伸びています。

Ystsw45

気を良くして、2台揃いましたのでALTEC#612Aシステムにも組み合わせて音出しをして見ました。低域の伸びと厚みが増してなかなか好印象です。やはり使った方が音楽表現力が上がりますね。

Ystsw45_2

実験はこれくらいにして、今夜自宅のシステムに組み込んで見ます。当初予定ではRB46システムに2台とも使う予定でいましたが、実験の結果1台で十分と判断しましたので、1台はメインのSP-707Jシステムに使って低域を補強しようと考えています。サイズが小さいのでTVの裏に置けば隠れてしまいそうです。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b18d8928f4ed96d56e0b15ddfa953cd0

自宅RB46システムへYST-SW45を導入 2011年04月20日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/68244344b2360bcbc50f6b1a8ad42d69


自宅RB46システムへYST-SW45を導入しました。まず予定通りに片chに1台づつ使って見ました。

Ystsw45_2_2

こちらはLchです。

Ystsw45_3

こちらがRchです。うまい具合に小型SP専用トレールの下に収まっています。重量がありますのでトレールの重心が下がって良い収まりです。

Ystsw45_4

早速試聴を開始です。クロスが50Hz〜150Hzまで10Hz単位の目盛りが付いていますので、任意のクロスに出来ます。色々試して見ましたが100Hzくらいが良いようです。ボリュームも中間点で良さそうです。あまり下の方のクロスにしたり、ボリュームも上げますとスーパーウーハーが自己主張してしまいます。さりげなく低域を延ばしてやるぐらいで十分な効果が出ます。

Ystsw45_3_2

アンプとCDP(DVD)です。非常にシンプルなプリメインで、おまけに小型ですので場所をとりません。でも音質は内部に手を入れたおかげで、本格的なプリ+パワーアンプと伍しても引けは取らないと思います。非常に音数が多いのです。

今回YST-SW45を組み合わせたシステムでTVを楽しみますと、今まで聴こえなかったTVのBGMは実は凄いサウンドが入っている事が判りました。一般のTVの音声では「音数」や上下のレンジの音が聞こえませんが、このシステムではオーディオCD並みに聴こえます。

現在TVを消してCDを確認していますが、今までRB46は古臭いレンジのSPだと思っていたのですが、見事に現代のSPに生まれ変わり、そして音の質感が格段に上がっています。しばらくはこのシステムで音楽を楽しむことになりそうです。

YST-SW45をせっかく買ったのですから他のシステムでも試して遊んで見ようと考えています。その為の配線関係も作成済みですのでいつでも遊べそうです。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/68244344b2360bcbc50f6b1a8ad42d69

自宅RB46システムのサウンド 2011年04月21日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/23a9123e5bdbb77733eab2655ff5ea03


昨日YST-SW45スーパーウーハーを2台導入して、クロスポイントやボリュームレベルの調整を続けていますがほぼ安定してきました。

201104_2

クロスは70Hz、ボリュームは2時の方向で止めています。この状態でRB46単体で使うよりはるかにスケール感が増し、滑らかな音色になってきています。

ユーミンの「春よ来い」をNHK総合でやってたので聴いて見ましたが、低域の音が豊かに再生でき、それでいてヴォイスの帯域にうまく繋がっています。現在、庄司紗矢香さんのヴァイオリンで「クロイツェル ソナタ」をHDD録画で聴いていますが、なかなかの再生音をしています。ヴァイオリンは元々テレフンケンのSPの得意とするところですので、豊かな低域の支えが有ってピーキーさが無くなって非常に生々しく聴き易くなっています。もうBGMでは有りませんね。

それでもメインシステムに取って代わる事は無理です。しかし、室内楽程度ならわざわざメインを使わなくても十分なサウンドになっています。透明感が高く、音数が多く、こする音の質感が実に良いです。音の線もRB46単体時より太く、シンプルでエコなシステムですのでいつでも安心して使えます。非常にシンプルなシステムで高音質なシステムが出来上がりました。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/23a9123e5bdbb77733eab2655ff5ea03

自宅のテレフンケンRB46システムの出来は最高 2011年04月24日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/c4118ce2b829bd458e1fd808dc6822e1

先週完成したテレフンケンRB46のシステムを聴き続けています。そのサウンドに自己満足しています。メインのSP-707Jシステムの存在を脅かし取って代わろうとしています。

Ystsw45_2

全帯域がカチッと締まった質感で、音数もメインに負けないほど多く、周波数的にも30Hzくらいから18000Hzくらいは出ています。スーパーツィーターにリボン型を予定していましたが、その必要も無いと感じています。余韻も多く一人静かに音楽を楽しむのに何の不足も感じません。今夜はキースのパリコンサートを楽しみましたが、彼の「うなり」も鮮明に聴き取れますし、ピアノの低音域のサウンドにもホールの響き具合にも不満は感じません。

Ystsw45_3

ドライブするCDP+プリメインアンプは上の写真に有る通りなのですが、サトリのミニアンプの内部に手を入れてから質感と音数が大幅に良くなりました。この改善が聴いていると思います。まるで別物のアンプに変化しました。アンプの音質改善のネックポイントをようやく見つけたようだと思っています。その部分の改善で劇的に音質グレードが上がりました。

SPの方はこちらも内部配線やSP端子を交換しています。それに今回低域の補強でスーパーウーハーを入れた事が「表現力の大幅アップ」に繋がっていると思います。

とにかくこの簡素なシステムでメインに迫る「質感」はインパクトが有ります。このシステムからメインに戻るには「マルチアンプ」にしないと帰れないと感じています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/c4118ce2b829bd458e1fd808dc6822e1

自宅からRB46を追い出せない・・・ 2011年04月30日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/9ab8edd545316e58610c04d7bfe6c8b1

4月14日のブログに書きましたが、サトリのアンプへの内部配線の交換はその後も続けていました。ようやく私の基準で「合格」を出せる所まで来ました。

Sca75111_3

その合格したサトリのアンプを使ったシステムが「自宅RB46システム」と「BC-Uシステム」です。そのサウンドが非常に気に入っているのです。

201104_4

4月26日に「2セットのシステムは厳しい」と自宅のシステムの事を書きました。そこでメインのSP-707JシステムとRB46システムを交互に聴き比べて、RB46に「宣告」をしようと何度も試みているのですが、それがなかなか健闘していて外せないのです。

音数的には絶対値はメインシステムが多いのですが、音楽(CD)やTV、DVDを見る時は何ら遜色を感じないのです。またその質感もメインシステムに肉薄しています。逆にメインシステムを追い出そうか?と云うサウンドなのです。

大きさやかけた金額はメインシステムには遠く及ばないのですが、これだけシンプルなシステムで音質的に互角に伍していくとは予想もしませんでした。何事も決断が早く直ぐに行動に移す自分ですが、今回はゆっくりと「嫌になるまで」使い続けて行こうと考えなおしています。

同じ様にBC-Uシステムも音質が上がり、メインのオリンパスがなくても楽しめるグレードに上がっています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/9ab8edd545316e58610c04d7bfe6c8b1

2セット目のRB46 SWシステム 2011年05月02日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/59df3ea180408e7a454277472ae35a69


先週4個目のスパーウーハーYST-SW45が入荷していました。今日はこのSWを使って2セット目のRB46システムを製作しました。

Rb461_3

午後から島根のK様がお見えになり、RCA箱マルチアンプシステムを聴いていただき「音数が増えて別物になりましたね」と感想をいただいています。その後オリンパスシステムも聴いていただきました。前回お見えになられたのが昨年の12月であったと記憶していますので、クラッセのCA-2200を導入後は初めての試聴になると思います。

Rb461_4

RB46のSWシステムを興味深く覗いていらっしゃいました。

Rb461

RB46とYST-SW45の接続はSPケーブルでやっています。この接続ケーブルが本日出来上がりましたので、K様と一緒に初試聴です。聴いたのはビートルズの「ABBEY ROAD」。オリンパスで聴いた直ぐ後であったので、初めは音が少なくなった様に感じましたが、聴いて行くに従い気持ち良くなって寝てしまいました。一般家庭で使うには十分な音質だと思います。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/59df3ea180408e7a454277472ae35a69


自宅からRB46システムを撤去 2011年05月14日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/817705d4f2d60f7f5440a5d6fe79ac3b

自宅にRB46システムを作って約1週間、コーン型SPとしてはかなり良い状態で鳴らせたと思っていました。しかし、20cmクラスの「コーン型」SPには限界が有ります。以前SP-LE8TもSTM-22トレールに載せて「深々とした低音」の出るようにして、コーン型のSPではベストと言えるくらい仕上げて楽しんだ時も有ります。

Ystsw45_2

でも38cmクラスのウーハーとコンプレッションドライバーを組み合わせた2ウェイや3ウェイの機器と比べれはどうしても「質感」が及びません。今回もやはりこの壁は越えられません。

「どうせ同じ時間を使って聴くなら音質の良いシステムで聴いた方が良い」と言うのが今回の結論です。SP-707Jシステムは真夜中にも対応できるシステムですのでサイズはハンディになりません。1つの部屋に2セットのSPを並べるには限界が有りました。(TVを並べなければならない為)

Rb46 (撤去したRB46 2セット)

変わりにAMPEX#515をTVの裏において楽しむことにしました。これならスペース的にメインSPに影響が出ません。先日購入した「お遊びアンプ」を使って鳴らしています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/817705d4f2d60f7f5440a5d6fe79ac3b

8. 中川隆[-11706] koaQ7Jey 2020年8月24日 18:37:21 : RyOSypPQPV : NHo0VFdSS2Q4Qlk=[42] 報告
Telefunken RB - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=TELEFUNKEN+RB


TELEFUNKEN スピーカーシステム一覧 テレフンケン
https://audio-heritage.jp/TELEFUNKEN/speaker/index.html

ヤフオク! -「telefunken RB」(スピーカー) (オーディオ機器)の落札相場・落札価格
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?auccat=23812&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=&p=telefunken+RB&x=0&y=0


TELEFUNKEN Hi-Fi Klangbox RB45 | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12563851449.html

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TELEFUNKEN RB46 Hi-Fi Loud Speaker
http://lajazz.jp/products-page/speaker_end/telefunken-rb46-2


ドイツ老舗メーカー、真空管の「テレフンケン」が誇るスピーカー!

本品は1960年代に発表された Telefunken社製(テレフンケン)Hi-Fi Loud Speaker RB46 のペアです。

戦前ドイツの時代に立ち上げられた老舗ブランド。
現在でも最高峰のマイクや真空管などを現行製造しています。

米国や英国のHi-Fiスピーカーとは一味違った粘り強い音が特徴です。
音量音圧に加え、その外観からも高級感を味わえるスピーカーです。

特にヴォーカル音源の再現の精度の高さには脱帽です。
聴く人によってはJBLやアルテックよりも音の粒立ちがきれいに聞こえると評価する方も居るのも頷けます。
クラシックやジャズのみならず、幅広い音源に対応するコンシューマーモデルとして最高のシステムです。

エンクロージャーはオーク・フィニッシュ仕様が施されております。
前面にはシンプルかつオリジナリティーに富んだ高級感溢れるデザイン。
同社の洗礼された気遣いが感じられます。
http://lajazz.jp/products-page/speaker_end/telefunken-rb46-2



9. 中川隆[-11705] koaQ7Jey 2020年8月24日 19:15:19 : RyOSypPQPV : NHo0VFdSS2Q4Qlk=[43] 報告
TELEFUNKEN Hi-Fi Klangbox RB70 | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12558550343.html

TELEFUNKEN Hi-Fi Klangbox RB45 | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12563851449.html?frm=theme

Klangfilm Eurodyn | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12552760944.html

Siemens Eurodyn | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12549108416.html

10. 中川隆[-11701] koaQ7Jey 2020年8月24日 19:18:37 : RyOSypPQPV : NHo0VFdSS2Q4Qlk=[48] 報告
兵庫県 N 様邸訪問記 禁断のKRELL
オーナー様はELTUS、TELEFUNKEN、Wharfedale、Klangfilm Eurodyn の四種類のシステムをお持ちです。
https://ameblo.jp/507576/entry-12551794816.html
11. 中川隆[-10343] koaQ7Jey 2020年11月01日 07:28:18 : isjVvzRBMk : ZzBKTnRsbE8xMFk=[6] 報告
ドイツの軽量高能率スピーカーに合うアンプは 出力 2, 3W の三極管シングルアンプでしょう:

チューブ オーディオ ラボ の格安真空管アンプ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/487.html

ペンションすももの木 _ 「カトレア」の交流点火の真空管アンプ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/488.html

英国の気品 PX4 シングルアンプ 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/443.html

一番音が良いパワーアンプは VT-52 シングルアンプ?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/440.html

今 大人気の WE101D _ 出力0.6Wのシングル・アンプで鳴らせるスピーカーは?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/445.html


それ以外では

欧米製300Bアンプ : Audio Nirvana 300B トランス結合、真空管整流 シングルアンプ (アメリカ)
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/120.html

ウェスタン・エレクトリックの出力管 300B を使ったパワーアンプ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/118.html

EAR の真空管アンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/947.html

3万円のドイツ製プロ用パワーアンプ thomann S-75mk2 と数百万円のハイエンドアンプとでは電源ケーブルを変えた位の差しか出ない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/983.html

12. 中川隆[-10341] koaQ7Jey 2020年11月01日 07:30:21 : isjVvzRBMk : ZzBKTnRsbE8xMFk=[8] 報告
ドイツの軽量高能率スピーカーにはドライブ力が強い最新のトランジスタアンプは合わない


1666 O.M.さん(アマチュアコントラバス奏者) Thu Apr 7 04:07:48 JST 2016

▪ 古典的なユニットは、WRアンプとは合わない

WRアンプと組み合わせるスピーカーについて当方が経験したことを投稿いたします。

当方は後述のように川西先生がリファレンスにしておられる B&W 805 MATRIX を導入し、JBL D130、LE175を処分することを決断しました。

当方はオーケストラ等でコントラバスを弾いいておりまして、JBL D130、LE175は「コントラバスの音を再現するのに此れに勝るユニットはない」というオーディオとコントラバスの大先輩の主張を受け入れて揃えたものでありました。

導入直後は確かに、分厚い中低音に、ホーンの厚い中高音にしびれました。

しかしすぐにどうしても「耳につく不快な音」に気がつき悩むことになります。

またヴィオラやピアノの左手がどうも落ち込んでいます。

サイン波を入れても音圧がガタガタで特に 1,000Hz〜2,000Hzに凹みがあります。

結果的にこれは過制動による歪んだ音だとわかりましたが、それがわかるまでに数カ月かかりました。

過制動だと判明するまでの道のりが本当に長く苦しかったです。

ネットワークが悪いかと思って高価な素子を買い求めたり、ホーンドライバを買い換えようか、高域用のツイータを導入しようかと悩んだりと落ち着かない日々でした。

川西先生に相談しようにも何が不満なのかうまく表現できません。

とうとう当方のイライラが爆発してWRアンプが悪い!と川西先生に怒りをぶち撒けました。

しかし、このことで結果的に正しい解決の道が開けました。


川西先生より3台のアンプを送って頂きまして解決策を探っていきました。

比較試聴していきますと、JBL は高出力になるにつれて解像度が上がるのですが歪みは決して消えません。

その後一般的な管球アンプを入手してみると、あんなに悩んでいた歪みはすっと消え去り素直な鳴り方です。

しかし音の粒が大雑把です。

なんというか「古い音」とでもいうのでしょうか、
これがスタンダードなJBLの音なんだと納得いたしました。

これらのいわゆる古典的なユニットは管球アンプの特性に合わせた設計である、
という結論に達しました。

録音されたものを適切に再生させようと思うならば現代的な設計のスピーカーを用いて WRアンプで鳴らすのが最善であると分かりました。


▪805matrixと WRアンプはやはり最高であった!

そうなるとしても、当方はしっかりした低音が欲しい。
大型のスピーカーが必要ではないかと考えました。

川西先生がリファレンスとされているスピーカーはブックシェルフ型です。

いくらこのスピーカーで低音も十分出ていると言われてもにわかには信じられません。

しかし B&W の MATRIX で 805 より大型の 802、801 という選択肢も難しい。

802 は川西先生もおっしゃるように中途半端な感がします。

801 は巨大過ぎて躊躇します。
丁度良品が市場に出ていたので思い切って 805 MATRIX を導入することといたしました。

80 5MATRIX 導入当初はウーハーが熟れていないのか低音がすかすかでこれは大失敗だったかと思ったものの、急速に音が変わっていきました。

数日鳴らし込んだ 805MATRIX の音は、当方が今まで聴いてきたブックシェルフ型スピーカーのイメージを覆します。

和音の響きという縦のラインと、音と音の繋がり、進行感という横のラインがこれまで聞いたことがないくらいに自然です。

フルオーケストラの5弦コントラバスの響きさえも十分再現されています。
この低音の再現性の高さは正に川西先生が掲示板で何度も書いておられることです、やはり川西先生は正しかったのです!

クラシック、ジャズ、タンゴ、ロック、ポップス等々全てにおいてコントラバス、
エレキベースの音がくっきり聞こえ全く問題を感じません。

ピアノの低い音の金属巻きの弦を叩いたズンとした響きもあります。
グランドハープも所有しておりますが、その生音と比べても遜色ありません。
目の前で吉野直子さんが演奏している感じです。

ホーンじゃないと分厚い中高音は得られないと思っていましたが全くホーン以上です。
歪みなく繊細でしっかりとした音圧です。
バイアンプで駆動しツイータの音量を相対的に大きくするとJBL のホーンで頑張って出そうともがいていた音が出てきました。奏者の息遣い、細やかな指の動きがはっきり見えます。

定位感もびっくりします。スピーカーがすっかり消えています。

実際のところ JBL も B&W も音の方向性は違いがありません。

世の中では前者は音が前に出る、ジャズ向きだ、後者は音が後ろに広がる、クラシック向きだなどと言われたりしており当方もそう思い込んでいました。

実際に使ってみると当方が JBL のユニットを使って鳴らした音の延長上に B&W の音がありました。JBL も B&W も当時の技術の制約の中で生の音を再現するために
ユニットを開発していたわけで、JBL も真空管アンプを使えば B&W と音のベクトルは全く同一です。


またタンノイのスターリング(TW)も試しましたが、スピーカーの癖のようなものは感じますが、特にクラシック向きという印象はありませんでした。

ただ WR アンプでは 805 程には上手く鳴っている感じは致しません。

JBL のように何か鳴らしにくい要素があるのかもしれません。


805 MATRIX ですと、出力の違う WRアンプで聞いても音は全く同じです(もちろん個体差による極僅かな音の違いはあるような気がしますが誤差の範囲内でしょう)。

5W でも 100W でも再生された音のクオリティは同じく高いです。

JBL の古典ユニットのように W数で解像度が変化するということはありません。

最も安価な E-5H でも何ら問題ないわけです。

どんなジャンルの音楽を聴こうとも、アンプもスピーカーも正しい方向に向かって適切に作られたものを選べば良いだけであって、その一つの方向が WRアンプであり、B&W MATRIX シリーズであるということでしょう。

ジャズ向きだとか、オーケストラ向き、室内楽向きなどというスピーカーはなく、またスピーカーのグレードアップなどというのもなく、WR アンプを基軸におけば、あとはつないだスピーカーの音が生と比べて適切かどうかを基準にすれば良いのではないでしょうか。

川西先生は出力の違うアンプを貸し出してくださいます。

もし比較試聴して音が違った場合はスピーカーに問題があるのかもしれません。

805MATRIX にサイン波を入れてみて驚きました。なんと50Hzまでも音圧が落ちずに
出ているではないですか! サイン波で性能が図れる訳ではありませんがこの数値だけでも805MATRIX は少なくともコントラバスの再生には問題がないように思われます。

そもそもコントラバスは低音楽器というよりは倍音楽器と認識したほうが
しっくりくるかもしれません。弦の振動で震えた駒が表板を叩くことで発生する
豊かな倍音が重要です。基音の周波数を基準に考える必要はないかもしれません。

この小さな805MATRIX でここまで再現されるのであれば、ウーハーの追加された801、802 もどれだけの再現性があるのか興味があるところです。

しかし、これらはユニット数が増えるのでどうしてもチェロが下に、ヴァイオリンが上にくるような定位における違和感が生じるだろうと想像出来てしまいます。

店頭で聞いた最新の B&W の大型スピーカーをそこにあるメーカーのアンプで鳴らしたのを聞いた時にはそういう違和感が大きかったのです。

805 は 805 なりに大変バランスのよい完成されたスピーカーだと思います。

805 MATRIX と WRアンプを組み合わせて音楽を楽しんでいると、スピーカーの B&W の開発者とアンプの川西先生の、生の音を再現したいという熱い思い、熱い執念が出会って見事に実を結んでいるのだと深く実感いたします。

オーディオで求めるものは人それぞれですが、もし生を基準にした再生音を求めるならば、第一候補は川西先生がリファレンスに用いている 805 MATRIX が最良の選択であり、さもなくば現代において素直に設計されたスピーカーを使用するのが良いだろうと思われます。

オーディオ装置などは単なる道具ですので、当方の経験したように懐古的なものや
根拠がはっきりしないのに高額なものなどに惑わされないようにして正しい方向のものを選べば良いでしょう。WRアンプは間違いなくそういうものです。


____


1669川西 哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Thu Apr 14 2016

O.M.さん、詳細で単刀直入なご投稿ありがとうございます。

 O.M.さんが使用されていたスピーカーは、ずっと B&W の CDM1 だとばかり思っていました。そして暫く音信が途絶えておりました。

 去年の文化の日の頃でしたか、久し振りにお便りがありました。それは、お持ちの ΕC-1 と Ε-10 のアップグレードのお話でした。2年ほど前にΕ-10 のプロトタイプをお貸し出しし、WR アンプを気に入って頂きご購入頂いたのを思い出しました。

 しかしよくお話を伺うとどうもチャンデバを使ってマルチ駆動をされているようで、ローチャンに Ε-10、ハイチャンにはもっと以前にご購入頂いた WRP-α9/A をお使いになっている事が分かり、結局、WRP-α9/A の安定化電源化も含めてアップグレードをして頂く事になったのでした。

 ところが「どうせアップグレードするならΕC-1 に EQ 基板を載せて LP も聴けるようにしたい」とご希望が脹らみ、結果的に大手術となりました。そのご報告はWR掲示板の 163 6と 1642 に詳述されていますので、改めてお読み頂ければ幸いです。

この時に「WRアンプの音は革命的だ!」と言う名誉あるご感想を頂いたのです。


 実はこの頃に既にヘッドアンプのご注文も賜っており、それは年末ギリギリに納入させて頂いたのでした。この絡みで純粋MCカートリッジが見直されています。また、MMの再生音にも劣るCDの音を改善すべく、プレーヤーも32bitDACを積んだものに買い換えられています。

 このように短期間で O.M.さんは急速な坂道を登られたのです。それが何処かに歪となって皺寄せが来るとは夢にも思っていませんでした。詰まり音が良くなったら、又それだけ粗が目立って来る事になり易いのだと思います。今まで隠れていた欠点が表に出てくる可能性があるのです。

 11月の末頃には、ローチャンとハイチャンの繋がりが悪い、と言うようなお話をチラホラされています。この時に初めて私は O.M.さんが D130+LE175+D91 をお使いになっていると認識したのです。

12月に入ってからこの問題が大きくクローズアップされて来ています。

既に、チャンデバは止めて LE175 の方をコンデンサーでカットする方法に変わっていましたが、そのコンデンサーの質で音がコロコロ変ると仰っています。そこで、私が ASC を推奨して


> ツイータのハイパスのコンデンサーですが、川西先生ご推奨の ASC がやっと届きまして、
> この違和感がすっきりと解決できました!

と一度は満足されています。

 この後、ヘッドアンプ導入によるMCカートリッジの音について色々感想を寄せて頂いたのですが鉄心入り MCカートリッジの音が

> ジャズベースが鉄芯だと一旦PAを通した音に聞こえてきました。

と仰っていたので、最初は誇張かと思っていたのですが、今思えばスピーカーの問題が顔を出していたのかも知れません。

確かに、鉄心入りMCは純粋 MC に比べてそう言う傾向が多少はあるのですが、その時「PAを通した音」と言う表現に多少違和感はありました。

 2月に入ってハイパスのコンデンサーで随分悩まれたようです。エージングの問題、耐圧の問題等で音がかなり変ると言うのがご不満のようでした。今思えばそう言う事で音に大きな変化がある場合は、別に本質的な問題が隠されている事が多いのです。

 中高域に違和感があるとカットオフ周波数を下げたくなるものです。その為にはコンデンサーの容量を増やさなくてなりませんが、そうそう思い通りの容量のコンデンサーが手に入る訳ではありません。勢い、コンデンサーの並列接続になります。

 コンデンサーはそれぞれ直列にインダクタンス分を持っていますので、不用意に並列接続すると高周波領域に共振峰ができ、システムに何らかの問題があると、それが音質に微妙に影響してくるのです。WR アンプのパスコンにも昔から1Ωの抵抗を直列に入れています。

 O.M.さんもこれで暫く悩まれたようですが、並列にされた2つのコンデンサーそれぞれに直列に0.5Ωから2Ω位を入れるようにアドバイスさせて頂いたのです。その結果、

> この音を聞けば、昨日までの音は奇妙奇天烈であったのは一目瞭然です。
> バイオリンのパワーに負けず、ビオラやチェロの粘っこい音が難なく聞き取れます。
> 当然ピアノの左手もしっかりしており、低音の太い金属弦の粘っこい感じ、
> 高音はキンキンせずにカンカンなる感じが出ています!
> これはすごい。正にこの方向の音が欲しくて右往左往しておったのです。

と言うレポートを頂き私は一安心したのです。それから3月の半ば頃までは便りがなく満足されているのかなと思っていたのですが、また問題が発覚したようでした。

それはウーハーとツイターを別々のアンプで鳴らすと、本来はもっと良くなるはずなのに耳に着く違和感があって改悪になると言う問題でした。

音楽がちぐはぐに聴こえると言う事でした。

 ウーハーを鳴らしている Ε-10H の音と、ツイターを鳴らしている WRP-α9/A (Ε-5H 相当)の音がかなり違うと言うご不満でした。

WRP-α9/A の方が膜が掛かったようになると言う事でした。

私は5W以下で鳴らすなら、Ε-5H とΕ-50H の音はそんなに変わらないと常々申し上げていますし、今回のアップグレードの時もそれを確認して発送していますから、これは何かあるなと薄々思い始めていました。しかし、未だスピーカーのダンピングの問題だとは気付いていませんでした。


 それ以降、こちらのΕ-10Hプロト、WRP-ΔZERO(Ε-50H相当)、100W機(Ε-100H相当)を次から次とお貸し出しし様子を見させて頂きました。

それに依ると、Ε-10HよりΔZERO、ΔZEROより 100機とドンドン分解能が上がると言う事でした。

この時に、音の表現を形容詞などで表現すると誤解の元になると痛感し、なるべく具体的に表現するように努めるべきであると悟ったのです。こちらで鳴っている音と余りに違うレポートを頂くと、何を頼りにそれを判断すれば良いか分からなくなるのです。

 この頃に頂いたご感想の一片を記しますと


> 届いたアンプでは、音の次元が違います。これはすごい。
> 当方のアンプもつなぐスピーカーが805matrix だとこのような素晴らしい音で鳴るのでしょうか。
> まったく信じられません!


と言うように、ハイパワーアンプなら結構良く鳴るものの、ご所有の α9/A やΕ-10H では、とても上手く鳴らせないと言う内容です。

この頃は他に何かあると思いつつも、まだネットワークの問題も気になっていて、スピーカーのインピーダンス上昇の問題も考慮し、打ち消しの為の直列素子を入れるように進言したりしましたが、少し効果はあったものの本質的な解決には至りませんでした。

 この頃になると O.M.さんもアンプの問題もさる事ながら、真空管時代に開発された JBL の問題点に気付き始めて居られたのでしょう。

真空管アンプと高帰還アンプ、又大きな箱に入れないと低音が出ない昔のスピーカーと小型エンクロージャーに入れてハイパワーで鳴らす現代のスピーカーの違い等々について、色々調査されたようです。

 D130+LE175 を聴いて衝撃を受けた時、鳴らしていたのは真空管アンプだった事も思い出されたのでしょう。

一度は真空管アンプで鳴らす必要性と、既に JBL を諦めて 805 MATRIX を探す気にもなられていたのだと思います。それから5日程音信が途絶えていました。

 真空管アンプを入手し、805 MATRIX も注文したと言うメールが突然ありました。

真空管アンプは3結シングルのミニパワーアンプでしたが、次のようなレポートが添えられていました。


> JBL とWRアンプでは高出力に比例して解像度は上がります。100Wの解像度はαZEROをはるかに
> 凌ぎます。しかし、しぶとく残り続ける「うまく鳴っていない感じ」があります。

 しかし、3結で鳴らすと

> これが管球アンプだとこの鳴らない感じがすっと消えているのです。
> 解像度は一気に落ちているのに、耳触りはとても自然です。

と言う風に仰っています。

真空管アンプだとずっと付き纏っていた違和感がスッと消えるようです。

どうも、WRアンプだと無理に JBL の穴を叩いているようです。しかし、次のようにも仰っています。

> 管球アンプの解像度はMMとMCのような違いがあります。いや、もっとあるかもしれません。
> WRアンプの解像度を聞いてしまうと全く笑ってしまう大雑把さなんです。
> しかし管球アンプですとユニットの発音の様子が全く異なり、総体的にこれが
> 当時のスタンダードな再生音であると納得できるような質感です。

 生の音を求めて近代的なスピーカーを高帰還アンプで鳴らすのと、昔ながらのゆったりした音を楽しむのと両極端を経験された事になります。

この音の違いの要因はアンプの出力インピーダンスの違いだと思います。

昔ながらのスピーカーはやはり当時想定された目的で使うべきなのでしょう。

無理に定電圧駆動するとコーン紙の振動が制動され過ぎてしまう為に、一部に耳障りな音が残ると考えられます。

D130 がアルニコを使っているのも裏目に出た感じです。

察するに昔の真空管アンプでも、それなりにダンピングが効いた音が出るように図られていたのだと思います。

 振動学的には、臨界粘性減衰係数に、系の粘性減衰係数が近付くと減衰振動は振動的でなくなり、単調減衰になってしまいますが、このような系は反応が鈍くなりますので、切れのある軽い音にはならないのです。

電気振動でも言えて、方形波特性を余り鈍らせるとアンプの音は硬直して来ます。
制動不足でリンキング状態になると音は荒れますが、少しアンダー気味で低い山が1つ見える程度が良いとされています。

 しかし、805 MATRIX が到着すると、

> 805MATRIX 届きまして、衝撃です!
> JBL と合わせて、もう必要のないものとなりました。

O.M.さんは生楽器の音を再現する為のオーディオを目指して居られますので、当然の結果となったのです。どのように衝撃だったかは次に示す文章から見て取れます。

> E-10H で駆動していますが、805 を慣らしきってやろうという先生の熱い思いがビシビシと
> 伝わってきます!第一印象だと低音が薄いかな?と思いやはり失敗だったかなあと思ったものの、
> しばらく聞いていると音がこなれてきたのか、バランスがよく感じてきました。

 ハイパワーアンプに比べてご自分のものは大きく見劣りがするとお感じになっていたはずですが、805 MATRIX ならものの見事に鳴ったようです。

音のバランスが聴くうちに良くなったのは、やはり長い間眠っていたスピーカーのエージングが進んだ為ですが、耳が小型スピーカーに慣れたこともあると思います。さらに、

> この小さな筐体SPでピアノがこんなに満遍なく聞こえるのは奇跡ですね!
> 掲示板や先生のメールに書いてある左手の最低音が聞こえるという記述はさすがに
> 言い過ぎだろう、聞こえていても蚊の泣くような微かな響きでしょうと思っていたのですが、
> まさかまさかこんなに聞こえるとは!


と仰っていて、私が Feastrex で体感した時と似たような衝撃を受けられたようです。この音が認識できると本当に幸せな気分になるから不思議です。

そして、やっとO.M.さんは納得の行く音を手に入れられたのです。

> 全体の音楽性は明らかに805 です。時間軸に沿って響きが繋がっていく感じに破綻がありません。
> 定位感もすごいです。よそ様のところでのJBL で相当大音量で試聴距離も離れて聞いた時にSPが
> 消えている感覚がありましたが、自宅では近接で歪みが多く耳につくのかいまいちです。
> それに比べればこの805はとても素晴らしい!スピーカーを意識することが全くない!
> やっと色々な呪縛から解放されました。

 この成功は B&W805 MATRIX でなければ得られないのではありません。

又 B&W805 MATRIX に WR アンプを無理に合わせている訳でもありません。

その証拠にサトウさんの追試でもっと小型で安価な DENON の USC-M3E を繋いでも「これだけでも十分立派な鳴りです。」と仰っています。

D130では過制動になり違和感が残りましたがその理由ははっきりしています。

現代のスピーカー、特にヨーロッパ系のものなら全く問題はないと思います。
どうぞ安心して、WRアンプをお求めになって下さい。
http://west.wramp.jp/datawr35.html

13. 中川隆[-10339] koaQ7Jey 2020年11月01日 07:32:05 : isjVvzRBMk : ZzBKTnRsbE8xMFk=[10] 報告
ドイツの軽量高能率スピーカーユニットには EAR の出力が大きいアンプは合わない?

EAR の真空管アンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/947.html


「音楽&オーディオ」の小部屋
オーディオに完璧という言葉は無いのですが・・ 2020年10月27日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d5b694c77e8b55fe495cef62b451b2a5


とても程度のいい「AXIOM80」がオークションに出品されていたのはご承知のとおり。

実は、この件に関して関西在住のある読者からご相談を受けていた。仮に「H」さんとしておこう。

「〇〇美術館で学芸員をしている「H」と申します。

5年程前よりこのブログ毎日興味深く拝見させていただいてます。

真空管とAXIOM80に大変興味があったもので直ぐにここにたどり着いてしまいました。私はどちらも素人です。

50年前のFMラジオから始まったオーディオ人生も、直ぐにパイオニアのPE-16、岩崎千明氏の影響でD130の平面バッフルに移行したのですが、折からのオーディオブーム(?)に飲まれ、真空管はダイナコ以外は使わずに40年程経ちました。

それでも、オーディオ少年の夢で、マランツ7、パラゴン、AXIOM80を未だに追っかけています。

私も九大のOBでして、中高時代は北九州無線に入り浸っていたのですが、如何せん、当時はどれも現役で試聴することが出来ませんでした。

高校の修学旅行で吉祥寺にパラゴンを聴きにいったり、京都のやまとやにヴァイタボックスCN191と頑張っていたのですが、東京の西武美術館、その後現在の美術館に就職し、仕事が忙しく、ほどほどの努力で終わっていました。

10年程前に小さな小さな家を建て(私は美術館専門の建築家でもあります)た時から、昔の夢が再燃し始めました。相模原のジュピターオーディオに通ってマランツ7以下いろいろなヴィンテージの音を知りました。後はAXIOM80だけです。

その後、音楽&オーディオの小部屋さんのブログで真空管アンプの世界を知りました。

私は大メーカーの既製品しか知らなかったのでその魅力に驚きの連続でした。小部屋さんの日々の奮闘、本当に楽しく見せていただき、大変参考にさせていただいています。

私の部屋は6畳で、天井にはロフトの入り口のドアがあり、兎に角狭いのが残念です。

仕事の関係で、TVも映像も見続けていますが、オーディオでは主にレコードを聴きます。クラシックは少ないですが購入品だけでも6千枚はあると思います。

90年代末、大型ごみで未使用を含めたレコードが沢山捨てられていたので、コレクションが膨れ上がりました。

現在のメイン機器は、アンプがEAR912とEAR861、スピーカーがJBLのL75メヌエットとSABAのPermadyn19-200の20pフルレンジ後面開放型です。他も全部フルレンジです。

最終的に入手予定のSPはAXIOM80です。確かに程度の良いものを聴いたことがありませんが、小部屋さんのブログや他の方のブログから推し量っても私の行きつく先はこのSPだと思っています。間違っているかもしれませんが。

本当は、最後の買い物(?)なので急ぐつもりはなかったのですが、じっくりキャビネットを設計したり(音響ホールの設計が専門なので 建築学科を途中で変更しましたが)、最低でもBOXを購入してユニットを入手するつもりだったのですが、ヤフオクに魅力的なユニット出ていたんで、メールさせていただきました。

小部屋さんの80に関するブログは何度も読ませていただいています。

ずっと付き合うにはいいものかと思ったのです。感想を聞かせていただければ幸いです。」

すぐに返信した。

「AXIOM80」の話です。現在オークションに出品中の物は、外見で見る限り、ハイレベルだと思います。(オークションでは)めったに見かけないほど程度いいです。

問題はお値段です。私の場合は「36万円」(初期版)で手に入れました。このユニットはこの額以内であればお買い得でしょう。おそらく上回ると思います。


ただ、問題は鳴らし方です。このくらい難しいユニットはないです。まず箱をどうするのか、それからどういうアンプを使うかです。いい箱に巡り会う、あるいは作るにはかなりの時間を覚悟しておいた方がいいでしょう。

それに、どんなにうまく鳴らしたとしても「オーケストラ」の本格的なスケール感は無理なので、結局「セカンドシステム」として位置付けておく方が無難です。

まあ、実際に鳴らしてみないと得心が行かないとは思いますが・・。

結局、いくら「AXIOM80」といえども「過大な期待」は禁物だと言いたいです。まあ、オーディオに完璧という言葉は無いのですが・・。

ただ、このユニットじゃないと出せない音があることもたしかです。むしろ、いろんなお宅の「AXIOM80」を実際に聴いて、気に入ればそっくり箱からアンプまで真似するのが一番無難ですかね。」

以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d5b694c77e8b55fe495cef62b451b2a5


ノーベル賞をもらったオークション理論 2020年10月29日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/87775fc22921cee3535e2219bb21f0e0

さて、関西在住の「H」さんとメールのやり取りが続いている。そして、次のようなメールが届いた。

「急なメールに早速返答いただき恐れ入ります。具体的な内容で本当にありがとうございます。

〇〇さんの記事などを参考にさせていただいても、このユニットの状態は良いのだと思っておりました。

金額も参考にさせていただきます。税込み40万円までは思っておりましたが、きっと全然違う金額になるのではと予想しています。正直、AXIOMの初心者です、これから苦労していくつもりなので、今回が絶対とは思っておりません。

私は歌謡曲とフォーク等のコレクターです。太田裕美、ちあきなおみ、美空ひばりが色っぽく歌い、ジャズトリオが魅力的ならそれで全く満足です。オールマイティなものは期待していません。

40年前はD130に比べてLE8Tの音を嫌っていたのですが、今は毎日が楽しくてしかたがありません。〇〇さんの音には遠く及びませんが、似た傾向の音が好きなのではと勝手に思っています。アンプ以外は機材似ていますので。EAR861は16Ω仕様で、AXIOM80に合う音なのではと選びました。イメージから入るタイプです。

大分県立美術館の〇〇氏は私の同級生だったのですが、今は大学に戻っています。よく大分に遊びに行ってました。

今回は、あまりにも良さそうなので落札は期待薄ですが、何時かは必ずお仲間入りすると思いますので、良き指導宜しくお願いします。実家は若松(北九州)ですので、きっと伺う機会もあると思っております。

なお、画像を添付します。

写真のうち衣装と小物は全部本物です。衣装に合わせ1体ずつマネキンを製作します。700カ所の採寸、原型から型取りを繰り返し、彩色まで約半年掛かります。私の人件費を除いても200万円以上は掛かります。

デパートや店のマネキンを1点ものなら1000万円は掛かります。量産品でも50万円以上です。結構高いものです。

モーツアルト時代の衣装は数十点所蔵しています(マネキンも同数)250年以上前の衣装を毎日触る仕事です。

2018年は佐渡豊さんに頼まれて、フィガロの結婚の衣装解説を芸術劇場のパンプに書かせていただきました。

ご褒美に初日の一番いい席で見せていただきました。楽しい一日でした。
もう1点はスーラ―の「グランドジャット島の日曜日の午後を本物で再現したものです。」

エッ、「マネキン」ってとても緻密な作業が要るし、それに随分高価なんですね〜。驚きました!

そして、すぐに返信した。

「指導なんてとんでもないです。私も「AXIOM80」の正解が見出せない「迷える子羊」の一人です。一緒に考えながら前進していければと考えてます。

今回の出品物が40万円以下だといいですね・・。もし手に入ったら、アンプは今のままでいいでしょうから箱をどうするかですね。箱に容れないで裸で鳴らすとこのユニットは確実に壊れます。

私もこれまで4〜5回修繕に出してます。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/87775fc22921cee3535e2219bb21f0e0


メラメラと燃え上がる怒りの炎! 2020年10月31日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

メールを開けてみたところ「落札できませんでした」のタイトルが目に踊った。

「〇〇美術館のHです。非常に 残念ですが予想通り落札出来ませんでした。いろいろお訊きしたのに申し訳ないです。

50万円近くまで粘ってみたのですが、このまま続けても、相手が強力で、どんどん上がるだけだと思ったので止めました。

一度自分の耳で納得するまで聴き、その後に入手しても遅くないと思っています。今回は縁が無かったですが、これがスタートだと思っています。

今後ともよろしくお願いします。確かに状態は最高であった気がしますが、私には過ぎたレベルだと今は思っています。」

すぐに返信メールを打った。

「おはようございます。早寝早起きなのでこのメールが真っ先に目に入りました(笑)。

結論から言いますと「見送って正解」です。いくら何でも50万円近い金額は無茶です。

落札者はおそらくお金に糸目をつけない〇〇系の業者じゃないでしょうか。

別の機会がきっと訪れますし、「果報は寝て待て」の心境もいいものです。

それに使い込まれた中古品でも十分です。万一故障したときの修理のうまい業者も知ってますよ」。

それから、おいおい状況がはっきりしてきた。落札者は累計で3000件以上にも及ぶ専門業者でやっぱり投機筋の〇〇系のようだし、具体的な落札金額は税込み価格で「48万円」だった。もし最後まで競争をしかけていれば確実に50万円を超えるどころか果てしない金額に上ったことだろう。


すると、Hさんから再びメールが届いた。

「この2日間、AXIOM80を入手すれば封印されるはずだったSABApermadyn19-200とJBLL75(LE8Tユニット)を真剣に試聴することにしました。

〇〇さんが以前のブログで書かれていた美空ひばりオンステージと井筒香奈江ダイレクトカッテイング、荒井由実ミスリム、上田正樹アフターミッドナイト、ビル・エヴァンスのレコードと、唯一のデジタルSACDで中森明菜ベストコレクションという偏った選曲にしました。

2日間で約10時間、SABAが7時間、L75が3時間ほどです。今終わったばかりです。平日は家族が全員仕事に行っているので、私にはこの時しかないのですが。

SABAはオーディオもてぎさんに行って茂木さんとお話ししているうちに大好きになったSPです。

2,3年探していたのですが、何故かヤフオクに引き取り限定で大型エンクロージャー入りの極上ユニットがほぼタダ同然に出ました。(私は拾うことが大好きなので)ほぼタクシー代だけで入手できました。

(車とバイクの趣味は完全封印しています)それでも2カ月ほど改造し、後面開放エンクロージャーに作り替えました。いい音だとは思っていたのですが、TVやCDの音が痩せ細るので、常用していませんでした。仕舞っていました。

私が知る限りEAR912と861は音を美化するトップクラスのアンプです。初めはMCを聴いていたのですが、結局今はシュアーのULTRA500 に戻ってしまいました。この条件で聴くと、レコードは8:2でSABAが勝ちました。物凄く吃驚しました。せめて同点位と思っていたので。

しかしながら、TV、動画サイト、SACD、CD、ハイレゾというデジタルソフトは100:0でL75がいいです。

同じ20pアルニコマグネットのフルレンジ、設計は数年違いますが。全然違う音質というわけでなく、どちらもバランス良く人の声が自然に聞えます。

L75が少しウェットではありますが。SABAで聴くデジタルは何とも痩せてか細いのです。一番の違いはコーンの重さ、ユニットの重さだと思います。

レコードあれほどまったりしていて、血が通っていた声がミニコンポみたいになるのです。電気を最高速で音に変える軽い軽いコーン紙が何か悪さしているのでしょうか?

もともとラジオ用のユニットですからシーメンスとは反対側にいるものです、JBLともAXIOM80とも逆なのだと思います。

何が言いたいかというと、束縛の無いコーン紙≒SABA、重いダイキャストフレーム≒LE8T 〇〇さん宅のデジタルなら問題ないのでしょうが、AXIOM80とは、どんな方向性の音がするのだろうかと、更に興味が沸いたという話でした。

聴かなくては分からないと承知しながら、音を想像する愉しみは何事にも勝ります。ただ、SABAの悪い分以下でないことは望んでいますが(いや寧ろ、反対側が凄ければそれでもいいですね)

L75ならレコードと違うSACDの良さが分かるのですが、SABAは何故なんでしょうかね。周波数特性もSABA50Hzから十分でしたし、上は12000Hzまでしか聴こえませんし、L75も同じ位の周波数特性でした。

SABAもこのまま残して、AXIOM80の箱は別に作ろうかと思った次第です。SABAより軽い(?)コーン紙の音。楽しみです。」

折り返し、返信した。

「とても興味深い話です。たしかに仰る通り、デジタル系の音とアナログ系の音にあったユニットの相性がありますね。

コーン紙が軽いユニットはアナログ系の響きの豊かな音に合うような気がしています。

AXIOM80の初期版のコーン紙の軽さは有名ですが、やはりアナログ系に合っていそうです。我が家ではレコードは無いのですべてDACを通していますが、アナログならさぞかしと思います。

それかといって、デジタルでもあまり不足は感じていませんが、時折り感じる「響き」の少なさがアナログでは解消するかもしれませんね。

私はデジタルで低音域を豊かに鳴らすことに固執しているので、まやかしですが「AXIOM80」の同一バッフルに「リチャードアレン」(口径20センチ)のサブウーファーを取り付けて2台の真空管アンプで楽しんでます。

今のところ私の駄耳では満足してます。要は工夫次第ということですか。

いや、けっして自画自賛ではないですよ(笑)。

サバとLE8Tは両者ともボーカルを楽しむにはとても合っていると思います。

あえて口径20センチのフルレンジを選択される趣味の良さも大いに感じますし、アンプもあの「パラヴィッツーニ」設計の優れものなので、この組み合わせで十分だと思います。わざわざ「AXIOM80」を求めることもないでしょう。

もちろんそれなりの良さもあるとは思いますが、おそらく「フ〜ン、AXIOM80といってもお値段ほどのことはないな」がオチだと思います。

そういえば「聴かぬが花」という言葉を思い出しましたよ(笑)。」

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

14. 中川隆[-14788] koaQ7Jey 2021年12月07日 04:48:34 : 2zSsj4hxA6 : M1FvMG5mVWxiOGc=[37] 報告
超お買い得
真空管アンプ「カトレア」 ささやき 45アンプ
価 格 185,000円

出力が2Wと少ないですが音質が素直でとても綺麗な音が聞けます少ないパワーで透明感と繊細な音を求めている人へお薦めです。但しスピーカーの能率が95db以上有るのが理想的です。
45はグリットチョークを使用し、ロングライフ設計で動作させています。良い球はシンプルに作るのが最高の音が聞けます。ごまかしの無い素直な音を是非聞いてみて下さい。


サイズ W335 x D235
回路構成 CR結合(グリットチョークによる)ドライブ
入力感度 1V  100kΩ
出 力 2W + 2W
使用真空管 6SL7  45  5Y3
シャーシー カリン
B電源回路 一回路
NFB回路 なし
納 期 1ヶ月

http://www.cattlea.jp/product/?no=3

▲△▽▼

ペンションすももの木 _ 「カトレア」の交流点火の真空管アンプ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/488.html

真空管アンプ「カトレア」 _ 交流点火の 300B ・ PP5-400 コンパチブル モノラルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/113.html  

45 シングルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/153.html

My Audio Life (趣味のオーディオ) 45 シングルアンプの製作
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/154.html


▲△▽▼

45シングルで鳴らされた Goodmans Axiom80 が理想の音

良く知られているように故瀬川冬樹氏は45シングルで鳴らされた Goodmans Axiom80を生涯理想の音とされておられたようです。このスピーカの設計者がその後作ったスピーカは多々ありますがそのどれもが一聴して柔らかな音を出しますから本来の方向はリアル派とは異なるのでしょう。低域共振点は20ヘルツ台で大変に低く、エッジ、ダンパのコンプライアンスが高い割には最大振幅に制限があるためにアナログ時代は極めて使いにくいユニットでした。ピックアップ系の共振が問題にならないデジタル時代の環境では大変使いやすくなっています。
https://www.audio-maestro.com/about.html

フルレンジ好きの人ならば、一度は憧れたであろう「GOODMANS AXIOM80」という英国製の特異なスピーカーが手元にございます。愛好者には古くは 故瀬川冬樹氏や是枝重治氏などが有名でしょう。私も数年前より80年代に発売された復刻版を数セット取り扱いました。旧タイプとは、コーン紙の形状や厚さが大きく異なっています。

旧タイプのコーン紙は、薄くて張りがあり、外周部分に折り返しを付けてコーン紙全体の強度を上げる構造でした。それに対して復刻版はポテッと厚めで、その外周部分は切りっ放しでありました。

カンチレバーも、旧タイプでは薄くしなやかなモノでしたが、厚めのものに変わっていました。旧タイプより耐入力が増している事から想像するとそれらと関係があるのかも知れません。復刻版は現在手元にはありませんが、オークションなどで手に入れることが出来る様です。価格は上がっていますが・・。

旧タイプも稀に目にしますが入手は絶望的かもしれません。


AXIOM80は、コーン紙が「フラフラ」して扱い難いと云う定説が昔からありました。アナログ時代には確かにレコードの反りなどの理由によりコーン紙が揺さぶられ、ボイスコイルが底打ちする可能性があり、狭帯域のシングルエンドの真空管アンプが有利でした。故瀬川冬樹氏は無帰還でトランス結合の「UX-45シングル」で鳴らしていたようです。能率が高く、2W程度の出力でも充分に楽しめました。

メーカー製の専用箱は私の知る限りは昔から存在せず、付属の図面を元に家具屋へ注文するか自作でした。通称「ヤマハ箱(ヤマハで製作されたもの)」も見たことが有ります。何れにしろ「専用 ARU」との組み合わせが一般的でした。

現在 AXIOM80 を駆動するアンプは「6BM8/ECL82 超3極菅接続」を私は使用しています。小型の出力トランスを持つエレキット製品の改造品です。見た目は非力なのですが、音の広がりや奥行き感などに優れ、安価で簡単に改造出来て、とても満足しています。
http://rmuk.exblog.jp/

瀬川冬樹は創刊まもない頃のSS誌で、ゴッホ美術館で手持ちの複製画の本物を見た時その本物は所蔵の複製画の複製に見えた、という小林秀雄の有名な一文を引いてオーディオ論を展開していました。今日眺めても極めて優れたオーディオ論で、瀬川畢生の名論文だとおもいます。

瀬川冬樹氏の名論文は1960年頃のラジオ技術誌の「私のリスニングルーム」、しばらくあとの「M夫人のクレオさん」(クレデンザのこと、M夫人は福岡で御健在)、1960年代半ばのラ技連載の一連の「これからのステレオ装置」などであり、個人的には1970年代の瀬川さんは抜け殻としか思えないのです。

それは瀬川さんも分かっていたようです。
お亡くなりになる直前のことですが倉敷在住のIさんに、

ぼくはもうだめなんだ、体もだめだしオーデイオも堕落してしまったんだ、

今一度昔に帰りたい、45とアキシオム80に戻りたい、

そのために80は8本用意しているんだが、、

と述懐されたそうです。

瀬川さんのピークは JBL の蜂の巣ホーンをお使いになられたマルチアンプ時代の頃まででしょう。

Iさんからその話を伺った時、なぜか太宰治を想いました。氏が癌に侵されていることはそのころは既に衆知のことでした。
しばらくしてお亡くなりになったのですが大村一郎としてはS字状結腸にできた腫瘍で亡くなったとしても瀬川冬樹としてはそうではないと思ったものです。
http://www.audio-maestro.com/luochi_sui_shii.html

15. 2022年2月11日 17:30:10 : 8fbxFIojGM : N1RjM3BBSXg1Yy4=[48] 報告
SABA 5298U8
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/spF8008.html


ドイツ・SAVAの20cmフルレンジ・スピーカーです。、アルニコ・マグネットですが、そんなに大きなマグネットではありません。 テレフンケンのS81に見合うスピーカーを探していましたが、FM等を聴くのにはよさそうだったので入手しました。

音の輪郭もはっきりしていて、明瞭な音を聴かせてくれます、それでいて、きつさは感じないという、ドイツのオーディオ機器の性格が出ているスピーカーのように感じます。
平面バッフルが合うという話なので、今はバッフル板のみで聞いています。
JAZZもクラシックもそこそこ聞かせてくれます。 S81のおかげかもしれません。

仕様: 20cm フルレンジ・スピーカー 
入力インピーダンス: 5オーム
出力音圧レベル: 不明 (95dBくらい)

http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/spF8008.html

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