2021年06月06日
スマホとITがつくる監視社会、中国でも日本でも
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スマホを見れば過去数年の行動が丸わかり、これが外部に送信されたら
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画像引用:http://www.datacider.com/65427.php WEB版とAndroid版のGoogleマップに行動履歴を表示する「タイムライン」機能が追加 – ゼロから始めるスマートフォン
スマホを使っただけで行動の全てを監視される
今時のスマホを持っているとGPS機能によって数分ごとに位置情報を記録し、それはどこかに送信されている。
グーグルマップやアップルマップのどこかを開くと、過去数年間自分がどこに居たか数分ごとに記録されている。
正確にはスマホがどこにあったかを記録しているのだが、常に持ち歩いていれば自分の行動記録になる。
これを悪用?して企業の中にはスマホを常に持ち歩かせて、社員がどう行動したが完全に監視している。
疑い深い奥さんは夫のスマホ履歴をチェックして、良くない場所に行っていないか調べるという。
これが悪人の手に渡るととんでも無い使い道をされ、中国ではスマホに「監視アプリ」インストールが義務づけられている。
まだ中国の全ての省ではないようだが、ウイグルやチベット周辺などでは義務化されている。
道を歩いていると警官や公安の検問があり、スマホを調べられて監視アプリが入っていないと連行される。
この監視アプリは移動経路はもちろん、ネットに何を書き込んだか、誰とどんな通信をしたかも全て公安に送信する。
テロ防止という名目になっているが、最初ウイグル人の監視ツールとして使用され、国民監視システムに発展した。
中国は数年前から国民全員のDNAを収集していて、顔認証の為に顔情報も収集している。
ウイグルの街角には曲がり角ごとに監視カメラがあり、顔認証で誰が今どこに居るかを把握している。
監視社会からは誰も逃げられない
駅や公共施設、繁華街に顔認証連動のカメラが設置され、指名手配犯が前を通っただけで自動的に通報すると言われている。
実際たまたま駅や娯楽施設を利用した指名手配犯が顔認証で逮捕されたという報道があるので、このシステムは広く普及している。
中国の人口は14億人だが、人口比で世界でもっとも多くの監視カメラがあり、世界の監視カメラの半分は中国にある。
2019年だけで世界では10億台の監視カメラが設置されたが、そのうち5億台以上は中国に設置された。
他人事ではなく日本でも同じシステムが設置されつつあり、駅や街中に顔認証カメラが設置されている。
日本でも長年逃げていた指名手配犯が逮捕される例があり、顔認証連動の監視カメラの成果だと言われている。
道路上で車のナンバーを読み取るカメラはそこら中に設置されていて、犯罪減少に役立っている。
中国はネット上も監視社会で欧米メディアによると、ネット上には中国公安部隊数十万人が常時活動している。
アルバイトも雇っていて、反国家的な書き込みに反論したり正しい方向に誘導することで報酬がもらえる。
中国で政府に楯突くような書き込みをネットですると、すぐ実名が公安に把握されるシステムになっている。
ネット上で不適切な書き込みを何度もすると、運転免許停止や失業、公共機関利用禁止などの処分を課される。
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