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「お金」=「幻想の賜物」
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投稿者 如往 日時 2003 年 11 月 13 日 21:38:18:yYpAQC0AqSUqI

(回答先: ごく子供のように聞きたいこと [ あっしらさんへ ] 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 11 月 13 日 12:58:14)

 
 マルハナバチさん、こんにちは、ご無沙汰しております。そして、横レスにて失礼。
 あっしらさんへの質問にたいしての直接的な反映を意図するものではなく、Climateの整備には多少なりとも役に立つかも知れないとの想いでレスした次第です。


 ところで、おそらく三島由紀夫は自らを呈上すべき対象を探していたのでしょう。それは、一部の評論・随想を除けば作品の多くが何に向けて創造され(奉げられ)ようとしていたかについて探究すれば明らかです。天皇(制)さえも彼にとってはその仮想物であったのかも知れません。事実、人間宣言後の昭和天皇に関しては人間性を認めてもそれ以上の想いはないことを述懐してもいます。しかし、現世においては探し当てることは叶わずと諦観し、彼の世での成就を希求したのではないでしょうか。畢竟、神の如くを措定しなければならない人間の心理とは一体何なのでありましょう。

 岸田秀は、人間は本能が壊れた動物であると措定し、それ故に文明という幻想を創出することによって、本能に一定の枠組みを付与し自我の再構築を図らなければならなかったとしています。精神分析論的に言えば、イドの奔流を制御すべき多様な堰(エゴ)の設営を必要としたということになります。「近代」という自我がはたして超自我としての機能を果たし、それだけの意義を有し得たかを裁断することの困難さを自覚しては、今は一つの歴史過程と捉える他はないとも思っています。他方、本能が壊れているというよりも、過剰適応のためには本能のみでは対応できない事態に至ったことからも、幻想を懐くことすなわち虚構を措定することがやはり必要だったのではないでしょうか。それでも、無論、時折本能が頭を擡げることはあるのでしょう。

 存在のモメントから必然的に派生する己の有限性にたいする不安、すなわち死の恐怖に駆られてというものが我々人類の生存の現実的側面を構成していますが、我々はただそれを反復するだけでしょうか。我々は他者を支配することを原初的な目的にしてもいないし、他者から支配されることを受容するように生まれ出でるわけではありません。社会で生存していく過程でそのように仕組まれていくだけでしょう。それはまた、環境への適応の模様を物語ってもいます。
 さらに、個別的生の相貌は死の恐怖にたいする忌避として顕現しても、何れ個別的生を貫く予め設定された目的はあり得ないでしょう。あるのは生誕を契機とする死にたいする恐怖だけだと想われます。つまり現実的には死の恐怖から逃れようとする情動が人間の営為の本質部分を成してもいるのです。

 そして、より基底的には人類の生存衝動の中心部を貫くのはやはり細胞の複製をモメントとする慣性の継続にこそあると捉えています。詰まるところ人間の営為はそれを受けとめようとする一点に絞られていると言ってもよいのかも知れません。人間はまた、それをア・ポステリオーリに歴史という織物に紡ごうとして来ました。人類に予め託された使命などあろうはずがなく、ただし、必ずや使命ありと想念し彼是と使命について幻想を拡大することは可能です。
 そして今は、「地球の経営という枠組みで人類の役割を捉え直すか、あるいは全人類の福祉の追求といった視点から地球の経営を構築していくのか。」と、人類に対し新たなる幻想の拡大とVisionの再構成が問われている時代なのかも知れません。

 さて、この世に興隆する事象は何の手になる演出の顕現でしょうか。そこより俯瞰すれば、「産軍複合体」も「国際金融家」も「イスラエル=シオニスト」も、アングロサクソン・アメリカンもカルタゴもユダヤも駆動力には違いありませんが、多くのプレイヤーの一角を構成しているに過ぎぬでしょう。勿論、日本(人)も例外ではありません。

 首記の設問(マルハナバチさんの)への解を與うべくあっしら氏はじめ阿修羅に集う諸氏の今後の理論展開に期待したいと考えています。

 また、お会いしましょう。

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