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ケーブル(電線)の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/757.html
投稿者 中川隆 日時 2017 年 9 月 18 日 10:57:54: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 投稿者 中川隆 日時 2017 年 2 月 13 日 09:20:55)


ケーブル(電線)の世界


チョッと変わった実験をした事が有る - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年09月18日

オーディオシステムを組み上げる過程でチョッと変わった実験をした事が有る。それはSPケーブルとSPユニットの組み合わせの実験。

どんな発想でどんな実験をしたかと云うと、マルチアンプシステムでSPが3ウェイなら低域・中域・高域の3つのユニットが有る。そのSPケーブルを低域重視のSPケーブル・中域重視のSPケーブル・高域重視のSPケーブルとそれぞれSPケーブルに専門性を持たせて聴いて見た。その当時、パワーアンプはアキュフェーズのM-100・A20V×2台であった。マルチアンプなので専用のSPケーブルで接続できます。

結果は「惨憺たるもの」でした。予想とは裏腹に音数や音色・質感・雰囲気までがテンデンバラバラで、音のまとまりがない状況になりました。システムとしての「統一性」がまったく感じれなくなりました。各帯域毎にはかなり優秀な再現をしてくれますが、音楽を聴いてもちっとも感動は味わえません。

この結果から、ケーブルの重要性を再認識した事と、ケーブル類は1種類で「低域から高域までフラットな特性のモノを作る必要性」を感じました。同じケーブルで統一しないと音数や音色・質感・雰囲気まで揃わない事を実感しました。

SPケーブルだけではなく、ラインケーブル・電源ケーブルも同じものを使える様にする事や、SP内部配線・管球アンプ内の配線も然り、全く同一の配線で統一して作る様になりました。

SPラインだけでも、SPケーブル+ウーハー・ミッド・ハイのユニットに接続する内部配線も同じ仕様にしないと「ねじ曲がった音」になる事を体験しています。「ねじ曲がった音」でアンプ類やソース機器に超高額機器を繋いでも「ねじ曲がった音」は治りません。

また、ケーブルを統一すると、Tr型アンプと管球アンプとデバイスが違っても同じ質感で、ケーブルで統一出来ることも確認できました。結局出て来る音の「基本的な部分」はケーブルで支配されている事を知りました。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a732b077ddf8675e60026ddb9d44fac7


Mr.トレイルのオーディオ回り道
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840

サウンドトレール
http://soundtrail.co.jp/index.html

サウンドトレールモニターシステム
http://soundtrail.co.jp/p08.html
 

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コメント
 
1. 中川隆[-6363] koaQ7Jey 2017年9月20日 10:25:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

出て来る音の半分は「ケーブルの音」 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年09月20日

「音質追求」を続けて行くと、機器だけでは片付けられない問題に突き当たる。

¥50万円のアンプを¥100万円のアンプに変えても、音は変わる事は変わるが「激変」レベルのサウンドにはならない。

自分も初めは「ケーブル」に対しては懐疑的で有ったが、一度その効能を知るともう後戻りは出来ないほどの「激変」の連続で有った。

初めはラインケーブルから交換したが、「質感」がまるで変ってくれた。

次にSPケーブルで「表現力」が「激変」した。

この時点で完全に「電線病」に感染した様だ。

しかし、「電線病」と片付けるのは簡単だが、ステレオシステムの今までの盲点である事も事実。「基礎的部分」と捉えられる重要な部分だと気付いた。

以後、電源ケーブルやアイソレーショントランスの内部配線、SP箱内配線、アンプ内配線と全てを同じグレードのケーブルに統一した時の出てきたサウンドの完成度の高さに驚かされた。このサウンドを聴くと他所では「捻じ曲げられた音」を感じてしまう。

ステレオシステムから出て来る半分の音は「電線」が支配している・・・と実感した次第。

以後は「いかにもっと優秀なケーブル」を作れないか?と模索して来た。その為に大掛かりなケーブル交換も5〜6回以上経験して来た。当然「階段を一歩一歩上がる」様に着実に音質グレードを上げて来た。地道な作業と時間と費用をかけて来た。現在でもまだ上を目指せばもっと良いケーブルは作れると思っているが、現在のサウンドでもかなり満足度は高いので、ここらで止めても良いかな?と言う心境になっている。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f5e01de4e651bd4965cb3208a29bcedd


2. 中川隆[-6353] koaQ7Jey 2017年9月20日 13:53:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

インフラノイズ (ブランド名 ORTHO SPECTRUM) HP
http://www.infranoise.net/about-us/
http://www.infranoise.net/products/


音楽と音の匠が語る 目指せ! 耳の達人 (ONTOMO MOOK) ムック – 2013/4/19
宇野 功芳 (著), 山之内 正 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%81%A8%E9%9F%B3%E3%81%AE%E5%8C%A0%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E7%9B%AE%E6%8C%87%E3%81%9B-%E8%80%B3%E3%81%AE%E9%81%94%E4%BA%BA-ONTOMO-MOOK/dp/4276962277

山之内 正の週刊 AVラボラトリー
音楽評論家・宇野功芳氏の試聴室再訪 − 音が激変した理由とは?
2013年 07月 17日 (水曜日)
http://www.infranoise.net/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E6%8E%B2%E8%BC%89%E8%A8%98%E4%BA%8B/


先日、音楽評論家 宇野功芳氏の自宅試聴室を再訪した。

宇野氏と私の共著『音楽と音の匠が語る目指せ! 耳の達人 』(音楽之友社刊)の企画で互いの試聴室を訪ねたのは昨年の秋だったと思う。 ところが、

「最近、再生システムの音がガラリと変わったので、山之内さん、ぜひもう一度聴きに来て!」

とレコード芸術最新号の誌面でご指名があった。それを読んだ私がディスクを何枚か持参し、9ヶ月ぶりに訪問したのである。

宇野功芳氏の愛用システムは数十年変わっていないが、今回プレーヤーとプリアンプ間のラインケーブルを交換した宇野氏の再生システムはどの製品も使用歴数十年以上と、年季が入っている。

マランツ#7、Quard II、ワーフェデールという組み合わせはアナログレコード時代から不変で、CD登場後にスチューダーのD730とラックスマンのD7を追加。

ワーフェデール製ユニットを収めたスピーカーは途中でミッドレンジをグッドマンに変えるなど小さな変更はあるが、こちらは半世紀以上愛用しているという。

再生音については前掲の本に詳しいが、全帯域で分解能が高く、音の速さもよく揃っているので、演奏のニュアンスがよく伝わり、低音と高音のバランスも良好。

空間表現は最新のシステムほど得意ではないが、音数や基本的な情報量では遜色がなく、演奏評にはとても適していると思う。

前回の訪問時に唯一気になったのは、D730 では中高域がやや硬めの音色になることで、それが目立ちにくいラックスマンの D7 をメインにすることをお薦めした。

「音がガラリと変わった」という冒頭の感想は、機器を入れ替えたためではない。

D730 と #7 の間のラインケーブルをインフラノイズの LIBERAMENTE に変え、D730につないでいた同社のクロックジェネレーター GPS-777 との配線も LIBERAMENTE のクロックケーブルに入れ替えたら、音が大きく変わったのだという。

D730 にはインフラノイズのクロックジェネレーター GPS-777 がつながっている。

クロック用ケーブルもインフラノイズの LIBERAMENTE に新調


「以前はD730の音を長時間聴いていると疲れやすく、ある種のうるささがありましたが、ケーブルを変えたらそれが気にならなくなりました」

と宇野氏は説明する。また、システム導入以来ずっと #7 のトーンコントロール機能で低音を 1ステップ下げて聴いていたのが、ケーブルを交換した後はノーマルの位置でちょうど良いバランスになったという。これも実に興味深い話だ。

#7 のトーンコントロールが数十年ぶりにノーマル位置に戻った。

これまでは1ステップ絞った位置で聴いていたという実際にケーブル変更後のシステムで CDを再生してみた。

宇野氏が大阪フィルを振った《フィガロの結婚》序曲(EXTON OVCL-107)を聴くと、以前は硬さが気になっていたオーボエが他の楽器と自然に溶け合う音色に変わり、低弦の旋律と内声のリズムは以前よりも明快な音で耳に届き、細部まで動きがクリアだ。

トーンコントロールをノーマルの位置に戻したことで低音の量感は増しているはずなのだが、中低音はこもるどころか、前よりもすっきりとした響きを獲得している。これはたしかに大きな変化である。

佐藤久成のヴァイオリン独奏(『オード・エロティーク』 Years & Years Classics YYC 0004)は、以前聴いたときに感じた余分な圧力が一掃され、本来の自然なアタックが蘇っている。ブレースやフレージングが以前よりなめらかに感じられるのもその影響だろうか。


次に、最近私が試聴会などで使っている優秀録音盤のなかから何枚か試聴。

まずはレーゼルのピアノ独奏によるモーツァルトのピアノ協奏曲(モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番&第27番 KING RECORD KIGC12)を聴いた。ドレスデンのルカ教会で収録された注目の新録音で、上方に抜ける柔らかい残響と、力みのない音色で緊密な響きを作り出すピアノとオケの見事なアンサンブルが聴きどころだ。

演奏の特徴を忠実に引き出すだけでなく、録音会場の広々とした空間など、立体感の表現にも開放的な伸びやかさが感じられる。

同じシステムなのに以前とはかなり印象が変わった。


次に、グールドが演奏する《ゴールドベルク変奏曲》の石英ガラス CD(StereoSound SGCD02)を聴いた。

数え切れないほど聴いた演奏なのに、いま初めて聴くような鮮度の高い音が澄んだ音色で浸透し、グールドのハミングはもちろん、ブレスまでもリアルに再現、スピーカーの奥にグールドが座っているような臨場感がある。宇野氏も

「これまでは彼の声がない方がいいと思っていたけど、これで聴くと嫌じゃないね。演奏のニュアンスもとてもよくわかる」

と感心していた。


そのほか、ムラヴィンスキー&レニングラードフィルのチャイコフスキー《悲愴》など数枚のディスクを聴き、以前に比べて中高域のきつさが影をひそめる一方、明らかに音色がクリアになっていることを確認した。


「いまのバランスが凄く気に入っている」

という宇野氏の目下の心配事は、「これ以上音が良くなったら困る!」ということ。

なんとも贅沢な悩みだが、その気持ちはよく理解できる。

音の基準が変わったら演奏の評価基準にも影響が及ぶのは避けられないからだ。

しばらくは機材やケーブルを変えず、いまのバランスを維持した方が良いのでは?というのが私のお薦めだ。
http://www.infranoise.net/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E6%8E%B2%E8%BC%89%E8%A8%98%E4%BA%8B/

音楽評論家 宇野功芳が 50年間ずっと使い続けている装置


スピーカー

Wharfedale スーパー3
Wharfedale スーパー15
Goodmans AXIOM80

エンクロージャー : テレビ音響製9立方フィートマルチホール型


プリアンプ : 米マランツ♯7
パワーアンプ : 英クォードU型モノーラル用2台


宇野功芳

上のアンプとスピーカーは いずれもモノーラル時代あるいはステレオ初期の名品である。 今のものに比べると、周波数レンジは狭いし分解能も悪いが、中音域の美しさ、豊かさ、気品は最高で、使用年数は実に五十年を超える。

他のプリアンプと聴き比べたが、マランツ♯7の音は冷たい位の気品が他のプリアンプとはまるで違う。 清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったが、それが正解だった

QUAD II の音質の暖かさと柔らかさは無類である

QUAD II を QUAD のトランジスター・アンプに変えると、最初は楽器の細部のニュアンスが良く聞き取れて愉しめたが、すぐにうるさくなってしまう。 QUAD IIの暗く沈んだ音は何時間聴いても飽きない、疲れない。


青木周三
Marantz とマッキントッシュの真空管式パワーアンプは音が硬くて音楽を聴くのには向かない。メインアンプは QUADII以外には考えられない

Axiom80 は JBL の 30cmウーハーと組み合わせて、大型のエンクロージャーに入れると真価を発揮する。


>宇野功芳のオーディオの"主治医"の青木周三と言う人は
「分割の良すぎる音より、演奏会場の一番いい席で聴こえる音、実演に近い音」を目指す人だという。

>分離が良くない、つまり各声部の音がお団子状に固まって聴こえると言うことはどの様な音楽にとってもプラスの条件ではない、


つまり、宇野功芳さんはフルトヴェングラーやブルーノ・ワルターが指揮する19世紀のドイツ音楽にしか合わない装置を特に選んで使っているという事なのですね:


クラシックの核心: バッハからグールドまで 片山 杜秀 (著)

「1970年代以降、マーラーの人気を押し上げた要因の一つは音響機器の発展があずかって大きいが、フルトヴェングラーに限っては解像度の低い音、つまり『音がだんごになって』聴こえることが重要だ。

フルトヴェングラーの求めていたサウンドは、解析可能な音ではなくて分離不能な有機的な音、いわばオーケストラのすべての楽器が溶け合って、一つの音の塊りとなって聴こえる、いわばドイツの森のような鬱蒼としたサウンドだ。したがって彼にはSP時代の音質が合っている。」


___


『「音楽」と「音」の匠が語る 目指せ!耳の達人』 宇野功芳・山之内正 共著 (2013.6.21)

音楽評論家=宇野功芳さんとオーディオ評論家=山之内正さんの2人が、クラシック音楽をより深く楽しむ、というテーマの対談だ。

宇野さんは音楽評論家として半世紀を超えて活躍してきた。

フルトヴェングラーとかクナッパーツブッシュへの偏愛はご存じの通り。

山之内さんは、雑誌『Stereo』などで活躍している。

お互いのリスニング・ルームを訪問するのも楽屋話的な面白さ。

宇野さんの装置について、山之内さんが「年季の入ったものだが、古びた音ではない」と言うのも、なかなか人柄を感じさせますね。


宇野によれば、演奏の良し悪しは最初の30秒を聞けばわかるという。

鑑定人が陶器をぱっと見たときに価値がわかるという感覚だ。

録音が良いというのと、音楽の本質が伝わるかどうかは、別の話。

音のバランスが良ければ、音楽も演奏も十分伝わる。

演奏家の個性もわかるし、もちろん曲の良さもわかる。

昔の旧式なラジオで聴いても十分満足できて感動できたのだから。


山之内は、録音や再生に共通する目的は、ただの音ではなくて演奏であり、その向こうにある作品を聴くことだと言う。

実際には、録音や再生でゆがめられてしまったり、指揮者や演奏家が前面に出てきて、作品にたどり着けない要素がある。

それらを超えて、本来の作品の姿が聞こえてくるのが理想だと。


オーケストラの響きは耳だけで聴いているわけではない。床や椅子からの振動を骨伝導によって身体全体で音を聴いている。耳では聴こえないような低い音(暗騒音)から空間の大きさや遠近感を無意識に感じ取っているのだ。

音から伝わる情報の量と質は再生装置や環境によって大きく変わる。

音域ごとに音の大きさが揃わないという問題がある。

もうひとつは音色や応答性の問題だ。

音色を忠実に再現できない装置でオーケストラを聴くと、フルートやオーボエなど特定の楽器の音色がきつくなったり、逆に沈みがちになってしまう。

応答性(音の立ち上がりと減衰)に問題があると、消えるはずの音が余分に残ってしまう。


再生装置を評価するとき、山之内はまずバランスを聴くそうだ。

オーケストラでいえば、弦楽器と管・打楽器、弦の中では低弦と高弦のバランスを重視する。

ハーモニーが聞こえて来ないと音楽はわからない。

ひとつひとつの音がすべてクリアに出てくるというのは、コンサートで体験する現実の響きとは違うと。


さらに、空間表現がどれだけリアルかということ。

音像の大きさや距離感などが、コンサートホールで聴いているような感覚になるかどうか。

スピーカーが置いてあっても、もっと奥から音が出て、その存在が感じられないこと。

音の立ち上がりが大事。

周波数的に盛り上がっていても、音の立ち上がりが鈍いと、よく聞こえない。

楽器の音色というのは、音の立ち上がりの部分で判別される。


録音技術は飛躍的に進化したが、特に空間再現という点では、実演と録音の間のギャップはまだまだ大きい。

実際の演奏会場では聴き手の周囲すべての方向から残響が耳に届き、楽器の響きや空間の大きさを感じさせる。

聞き取れるかどうかの限界に近い弱音とかオケのフォルティシモの大音圧、どちらも家庭では再現が難しいものだ。
http://www21.ocn.ne.jp/~smart/Mimi-130621.htm


3. 中川隆[-6352] koaQ7Jey 2017年9月20日 13:57:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

武藤製作所「オーグライン」
http://aug-line.com/products/hjr
http://aug-line.com/

Amazon.co.jp: オーグライン Horusジョイントケーブル RCA 家電・カメラ
http://www.amazon.co.jp/AUG-LINE-Horus-Joint-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3-Horus%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB/dp/B00MYS0NXU

オーグラインの通販・ネットショッピング - 価格.com
http://kakaku.com/search_results/%83I%81%5B%83O%83%89%83C%83%93/


オーグライン Horus ジョイントケーブル XLR 20cm 日本 ¥65,000 ペア
オーグライン Horus ジョイントケーブル RCA 20cm 日本 ¥65,000 ペア


音場全体に綺麗で上品な"余韻"が乗ってくる。

エレクトリック・イントゥルメントのパーカッションはキラキラした輝きに装飾される。

基本的に銀ベースである事を感じさせる音だが、銀特有の温度感の低さや余韻の豊かさが特徴で、透明感がある。

表現力の問題でパワー感だとか、エネルギッシュという方向性ではないが、楽器音の生々しさ、リアリティーが素晴らしい。高域の繊細さ(精細さ)が凄い、サラサラとどこまでも分解し尽くして聴かせるかのようだ。

オーグラインは夢見心地の雰囲気を創出する演出系のケーブルである。

繋いだ瞬間音が僅かに劣化するのが感じられたが、聴きこむ内に気にならなくなる。音楽性の高さ、性能の高さ、(音楽を大変美しく、心地よく聴かせる) 変化の大きさが顕著で、存在価値は非常に高い。

本当に素晴らしい製品である。エージングも必要なので導入されたら(特に新品)しばらくは我慢して使い込んでほしい。かならずやここに書かれているような音質効果は感じ取れる筈である。

ただ、総人口の約4%の人間は音を聴き分ける能力が無いので万人に評価される製品は残念ながら存在しないし、好みの違いも大きいと注釈はしておく。

クラシック、女性ヴォーカルにお薦めしたい。

Cello にはまさにピッタリで、Counterpoint の製品にも相性が良さそうだ。
一桁ムンドを連想させる音である。

オーグライン■武藤製作所■継ぎ足し

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/14(火) 18:15:37 ID:medhGTGv

継ぎ足しケーブルって、どう考えても音悪くなりそうだけど・・・


18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/23(木) 05:00:16 ID:GYsmhzpL

接点は少ない方が良いだろ。

継ぎ足す位ならやらない方がマシ。 じゃなきゃ全部換える。


19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/23(木) 07:22:39 ID:xP00bnRl
>>18
だからずっと昔からいわれてる事なんだって。継ぎ足し。

誰も理論的な説明は出来ないが、何故か本当に良くなるんだよ。
この板のどこかにもスレたってるだろ。

俺の独自の見解では、劣化する事で特性がフラットになり、飛び出していた部分が引っ込むことで起る現象だと思っている。

つまり高域が消えて中域が鮮明になり、低域のぼわつきやびびりが消える。

元々狭い部屋で聞いてる人間がほとんどだから、今の高性能の機器はそもそもがオーバースペックなんだろう。
ようするにイコラインジングみたいなものじゃないかな?


20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/23(木) 07:40:07 ID:xP00bnRl

ついでに

オーグの使ってる線材のプラチナも、昔から良いという人と駄目だという人の両極だよね。

これも同じ現象だと思う。プラチナは導体効率は悪いし通電すると発熱するぐらいだから線材に向いてる訳ない。

否定派はその部分とプラシーボを絡めて、「高級素材だから良い音だと思い込んでるだけだ」という。 しかし、銅の6Nと7Nの差と違ってプラチナは本当に、音に明確に違いがでるほど抵抗が増す。

この抵抗が、一種のイコライジングになってるんだと思う。

でかいルームチューニングされた部屋でハイエンドをろうろうと聞くんじゃなければ、このやり方はアリだよ。

継ぎ足しと同じ効果を得ようととすれば、イコライザーをいれるか部屋のあちこちに不格好な吸音材をおかなくちゃいけない。


21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/23(木) 10:48:05 ID:dD4XX+7C

プラチナが良質かどうかはさておいて、良質でノイズに強いケーブルを使った場合、ケーブルが長くなればなるほど音が良くなる(静かになり微弱音がよく聞こえる)というのはよく知られてるよね。フィルター効果もあるかも


29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 01:28:30 ID:+KfTDdtm

音の純度はそこまで重要じゃない。
ある一定のレベルをクリアしてれば多少純度が低くなっても何ら問題ない。

大切なのはバランスだよ。

今回のステサンに面白い記事が載ってた。
タンノイオートグラフという骨董品とも言えるスピーカーが部屋の特性によって最新機種と同等の再生能力を偶然手に入れたという測定結果の記事だ。

これはオーディオという物が性能ではなくバランスによって成り立っている事を端的に表している。

純度のいい音がいい音だと思っているうちは素人。
ケーブルに純粋性を求めてるうちも素人。


34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 10:50:51 ID:ZQiH8bi

Z最初は半信半疑でしたが繋いでビックリ
理屈抜きでいい(・ω・

継ぎ足しがダメなやつらは半田もダメだろ
トランジスタと基盤つなげた時点で継ぎ足しだし
オーディオなんて継ぎ足しの寄せ集めだし

30万円の組み合わせで20センチ6万円出せない奴らには無理だろうが


94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/16(土) 16:27:56 ID:xyNdgilK

高音の透明感が増す感じだね。ホルスの継ぎ足し。

プラチナ素材は大体そういう傾向があるけど。

俺は蔵ばっかだけど、弦から弓を外す瞬間のかすかなプンっていう、あのライブでしか聞こえない音まで聞こえるようになったよ。

まあ、この値段でここまで変わればお買い得だよ。
ただ、モンスターケーブルとかみたいな張り出しやパワーを求める人には全く不向き。
音源をやや選ぶと思う。


55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/03(日) 21:56:25 ID:YiUtz1DF

ここの良さが解る奴はケーブル肯定派でもかなりマニアックだと思うよ。
特にホルスの継ぎ足しはね。

まあ、やってみれば誰でも驚くと思うんだけどねえ・・・
かくいう俺も初めはむしろ馬鹿にしてたんだが、試してみて我が耳を疑ったくちだから。

俺はノードストのヴァルハラがメインのケーブルだけど
今はスピーカーケーブルもオーグにしとけばよかったって後悔してるよ。
ヴァルハラの半額だしな。


56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/03(日) 23:25:28 ID:u5Dk7vOj
>>55
何となく言いたい事はわかるかも。

俺もヴァルハラやPADドミナスやら聴いたけど
ヴァルハラは繊細で綺麗何だけどパワー面が不満だった。
打楽器とかキツかったなぁ。

ドミナスはパワー面の心配は無かったんだけど中の液のせいか角が取れすぎた音って感じたわ。

その癖オーグは継ぎ足しの影響なのか楽器の音は生々しくて気持ちがよい。

電気工学上継ぎ足しは悪くなるのは理解出来るが
それと音の良し悪しとは違う次元の話だと思う。

個人的にハイパワーなMITのケーブルも好きだけどもね。


106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/17(日) 01:07:03 ID:mPSe6CKC

常識と違つてケーブルは長くなればなるほど音がいいんだな


148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/07(火) 20:06:26.36 ID:bAiiMvDe

オーグは中高域、+PTは中域〜中低域の質感が変わるね。
ここが気に入る人も多いと思う。

但し、パワー感はあまり感じない。
それから、最低域が弱いので、ズンドコズンドコ鳴らしたい人には、ちょっちゅねー。


173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/18(日) 10:24:06.49 ID:MuM9uDSj

そうか、オーグは低域が弱いのか・・・・
でも、中高域の独特の心地よい甘さが魅力なんだよね

プラチナプラスタイプも低域、弱いの?


174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/18(日) 12:29:22.94 ID:vrW74C8h
>>173
プラチナの方は、中低域が甘めで、ボーカルがいい感じ。
しかし、重低音はでない。


154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/18(土) 11:29:50.87 ID:j6qRK5n/

HORUS Joint をプリ → パワーアンプ側 と DAC → プリ側 に付けてるけど
中低域の音がフワッとなるから個人的には有りだと思う。


178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/26(月) 07:11:15.46 ID:7CS5IyEk

ムンドは回路はいじらずに一本数百円の出力端子でムンドの音を作っていると言われていたが

実際に別売の端子をつけるとどんな安メーカーのアンプもムンドっぽい音になる、らしい。

まあ、アレを思い出したな。


207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/24(月) 03:21:04.53 ID:5qCbqaBQ

ここのケーブルのエージング前の音ほど悲惨な音はない。

「ケーブルにエージングなんて存在するの?」という人に是非オススメしたい。


208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/24(月) 04:13:54.10 ID:9hYnWtH

yああ、確かに最初は暫く酷い音が出るね


210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/25(火) 22:58:58.00 ID:vVYjZ1b0

酷い状態は2〜3時間程度で脱するがじわじわ変化が続くのは50時間ってところ


211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/27(木) 17:53:28.02 ID:yqVbjpDr

このケーブル面白いね。
聴けば聴くほど音に変化があらわれる。
確かにこれはエージングアンチに聴かせるべきだわ
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1284271514/


4. 中川隆[-6348] koaQ7Jey 2017年9月20日 17:38:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


ウエスタンのシステムをオリジナルの状態のコンビネーションで使用するというのは、ある意味で正解である。ウエスタンは、まさにその状態でバランスをとっている。

ウエスタンのスピーカーのリード線などを見ても、こんなところに細くて純度の低い銅線を何故使用するのだろうかと思うが、実はそれでもってバランスをとっている。6Nや7Nを使用すると破綻することがある。594Aのダイヤフラムのリード線も細い。オリジナルのWE755Aのリードも初期は細い。

アルテック以降の755Aでは、"良い"銅線が使用されている。バランスというものの本質が分かっていない後期の設計者が、抵抗値が低ければよい音になるだろうと思って、変えてしまったものかも知れない。いずれにしろ、ALTEC 755Aは、外見も仕様も全く同じだが、Western 755Aの音はしないのである。http://homepage3.nifty.com/western/audio/nazo2/nazo2.htm


スピーカーケーブルの長さで音が変わる  

WE755Aは、8インチの秀作、不世出のフルレンジ・ユニットである。このスピーカーは、高能率で実に細かい音を再現するに長けているが、ボイスコイルのインピーダンスが4オームと低く(ごく普通のスピーカー・ケーブルでは特に顕著だ)、アンプとの接続が全長1メートルくらいでは20センチ程度の長さの差があると音に出てしまう。むっとして、ケーブルを短く切るが、短ければ短いほどによい。理論的にも現実的にもケーブルは無いのが理想的である。

  低いインピーダンスのスピーカーは、ケーブルの影響を受けやすい。SPケーブルが長い場合、ケーブル自体の抵抗が多くなり、アンプ側からみると、ボイス・コイルを駆動しているのか途中の配線を駆動しているのか、訳がわからなくなる。
http://homepage3.nifty.com/western/audio/sp_cable/sp_cable.htm


常識的にはスピーカケーブルの抵抗値は低い方が良いのですがそうでもないことが多いことは皆さんもよく御承知のことと存じます。とくにこの Goodmans Axiom80 はその最たるものでしょう。ラウザーユニットとは異なってインピーダンス変動が大きく、常識が通用しないことは驚くべきものがあります。
http://www.audio-maestro.com/ma2.html

デッカ「デコラ」で使われているスピーカーコードを古い単線に換えてみました。
ところがどうでしょう、高音がきつく、堅くてうるさい音になってしまいました。

換えた理由はオリジナルがビニール被膜だったからです。ビニール被膜のコードは音が良くない!と頭で決めた先入感があって、いつかは換えてみたいと思っていました。しかし結果は全く裏目に出ました。安心して音を聴いていられないのは、落ち着かないことこの上なしです。

さらに悪いことに、オリジナルのコードを捨ててしまったのです。ああなんということを、と思っても時既に遅し。覆水盆に返らずです。そんなこんなで居ても立ってもいられず、取り敢えず単線は外し、布被膜の撚り線にしてみましたが、多少の改善は見られたものの、「デコラ」オリジナルの音には復しません。

ビンティージ・オーディオはそれが創り出された当時の完成度が、コード一本によって歪められ、バランスが崩れてしまう、ということが本当によくわかりました。オーディオはトータルバランス。
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/4989053.html


2010年12月24日 鳴り過ぎないオーディオ

開店以来13年間、十分満足にこれといった不足もなく聴いてきたバドのオーディオなのですが・・。 時に、人間は欲という魔が差すことも、そして僕もしかり。

前に書いたとおり、デコラのスピーカーコード交換は大失敗。
音質は向上しましたが、音色・音味が馴染めなく落ち着かないという結果でした。

同様にメインスピーカーのヴァイタボックスもスピーカーコードを交換してみようと。
動機は単純、もっと良くなる(よく鳴る)んじゃないかという欲から出たこと。

では、こちらの結果はどうだったかというと、交換前と比べシンバルとベースの響きがよく聞こえるようになりました。つまり、音域の情報量が増え、さらに音がぐっと前に出てきたのです。

こう書くとよいこと尽くめのようですが然に非ず。この音が意外にも耳にうるさい、と感じてしまう結果に。

ヴァイタの音は抜けよく長時間聴いても疲れないスッピンの良さが特徴。
元通りのさりげない音に戻し、もういじるのはやめることにしました。

元に戻ってホッと安心し落ち着きましたよ。
音は鳴り過ぎるとうるさく疲れますね。

今回のコード交換は、欲がほどよいバランスを崩し、平常心を乱す格好の例となったようです。

何事も欲張らず「過ぎたるは及ばざるがごとし」でいきましょう。

A-7の箱にヴァイタボックスのホーンドライバーS2・ウーハーはAK156。
ネットワークはウェスタンのオイルコンとトランス。
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/4991115.html



5. 中川隆[-6347] koaQ7Jey 2017年9月20日 17:52:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

「音楽&オーディオ」の小部屋

たった一枚のCDが巻き起こした大騒動


Arve Tellefsen - Temaer fra Limelight - YouTube 動画
From the album "Intermezzo"
https://www.youtube.com/watch?v=UJzreQAztu4


「北欧のリリシズム」という形容がふさわしいヴァイオリニスト「アルベ・テレフセン」(ノルウェー)の「Intermezzo」。

12曲の小曲が収められているが、このうちの第2トラックの「ライムライト」(チャップリンの映画のテーマ曲)が絶品だ。

この世のものとは思えないような優雅でむせび泣くようなヴァイオリンの音色が美しい旋律とともに音響空間にフワッと広がって漂う様にただただウットリした記憶がある。ジャケットの画像から見てヴァイオリンはおそらく「ストラディヴァリ」ではなかろうか。

さあ、ヴァイオリンとくれば当然のごとく「AXIOM80」の出番だ。

ワクワクしながら耳を澄まして聴いてみるとこれがガッカリ。ヴィオリンの音色が濡れるどころかキンキンしてとても聴けたものではない。

こんなに再生が難しいCDだったかなあ?これでは昔のシステムの方が良かったぞ〜!(笑)

以前と違ってシステムの周波数レンジが広がったことにも一因があるのかもしれない。

それにしてもあまりにも極端なので、何か対策を講じなくては。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/83cbb6a0e826d85ab2b5767bb66291b7


今回は、我が家が抱えている課題についてYさんのご意見をぜひ参考にさせてもらおうという魂胆である。


「どうしてもAXIOM80がうまく鳴ってくれないので困ってますよ」と泣きついたわけだが、しばらく耳を澄ましておられたYさんが次のように述べられた。

「たしかにサ行(サシスセソ)がちょっとキツイですね。

これはSPケーブルに原因があるような気がします。

何しろ古いユニットですし、製作当時の平凡な撚り線の方が合っているような気がしますよ。」

つい最近のブログでも述べたように「AXIOM80」ほどデリケートなユニットは滅多にない。駆動するアンプはもちろんRCAコードからSPケーブルまでありとあらゆるものにケチをつけてくるのにはほんとうに参ってしまう(笑)。

対策として4つほど手立てを講じて「万策尽きた」と勝手に思っていたわけだが、Yさんのご指摘で、エッ、まだあったんだと驚いた!

先入感がない白紙状態からの他人の意見は完全な盲点を突いてくる!

現在SPケーブルに使っているのは「LANケーブル」だが、JBL「D123」の口径30センチでは完璧といっていいほどの鳴りっぷりなので、その性能を露ほども疑わなかったが、そういえば独特の構造とツクリを持つ古典派タイプの「AXIOM80」には合わないのかもしれない。

思いたったが吉日で、Yさんの目前でごく普通の「撚り線」ケーブルを引っ張り出して接続してみたところ、何と見事にサ行のキツさが低減したのである。

点数にたとえるとこれまで70点だったのが80点まで向上した感じで、これには心の底から驚いた。

と同時に、ナ〜ンダと自分の考えの至らなさに、もうガックリ(笑)。

ただし、後日、この「撚り線」ケーブルでJBLの「D123」を聴いたところ音がやや籠った印象を受けてサッパリだった。試しに「LANケーブル」に代えてみたところ、クリアで輝きのある音に大変身で断然こちらの方がいい。LANケーブルがもたらす鮮度はやっぱり凄い。

結局「AXIOM80」と、「JBL」とでSPケーブルを使い分けすることにしたが、面倒だけど仕方がない。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/353e2793bde158d05ccd32652bc36cfc


6. 中川隆[-6329] koaQ7Jey 2017年9月22日 09:20:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ケーブルによる音の変化
http://bestmusic.seesaa.net/article/191150617.html


ケーブルでオーディオの音は変わらないと言っている人が信じられない。

私は今まで、通常の家電店で売っているケーブルほ使っていたが、プリアンプ〜パワーアンプ間のRCAケーブル(銀を主体としたケーブル)に替えてみて、かなり音質が変わったことを報告した。

プリアンプ〜パワーアンプ間はバイアンプになっているので、RCAケーブルは2ペア(4本)必要であった。

この変化をもう一度記載しておくと。


1.音量が増加した

2.高域がきつくなった

3.情報量が増えて透明感が増した

4.低域の再生限界が伸びたように聞こえた

5.位相が改善された


であった。

予想以上の変化に驚いたのだが、今回はCDプレーヤー〜プリアンプ間のRCAケーブルを交換してみた。

交換したケーブルは Accuphase のL-15Gである。

ここは、もともとそんなに安物ではないと思われるものを使っていたので、そんなに変化は期待していなかった。

ところが、今回も予想以上の変化をした。


1.きつい音がしていた高域が分解され、聴きやすくなった

2.一層透明感が増した


これは、私の家を時々訪れるオーディオの好きな人も、同様に感じている。

今回、交換のAccuphase L-15Gは銅(純度99.99999%)を主体としたもので、0
.08mm(直径)を168本束ねた2芯構造のものである。

1.の意味は、以前、高域がきつく感じられたが、交換してみるときつい部分が歪だったような感じに思えた。

このケーブルは低域から高域までバランスの良いケーブルと感じた。

普通の家電に使うケーブルと比べると高いが、驚くほどの値段ではない(8,400円)ので、音質改善としてはコストパフォーマンスが高いと思う。

ケーブルで音が変わらないと主張する人たちが、信じられない。
http://bestmusic.seesaa.net/article/191150617.html


オーディオを語りたいのなら、電気回路の基本は勉強しておこう
http://bestmusic.seesaa.net/article/231677324.html


■ケーブルは細い方が立ち上がりが良い??

オーディオが一般の家庭電化製品と違うのは、個人の趣向が大きく影響することだろう。

それで、何でも言いたいことが言えるようなところがあり、教祖がいて信者がいるというような構図にもなりかねない。
中には、本当に聞こえているのか?と疑問に感じるものもある。

今回、こういうタイトルで書き始めたのは

「ケーブルは細い方がいい」

と言っている人がいたからである。

細いケーブルに換えてみたら、好みの音になったと言うのなら納得できるのだが、そうではないらしいからちょっと待てと思ったのだ。

この「ケーブルは細い方がいい」と言う人をM氏とすると、M氏の理屈は、水道の蛇口につなぐホースと同じく、ホースを細くすると水が勢いよく出る。これと同じでケーブルも細くした方が電流も勢いよく流れ音の立ち上がりもよいと言うのだ。

ケーブルを細くしたことで、本当に音の立ち上がりがよいと聞き取れたの?と疑いたくなる。

同種の金属のケーブルで、細くして音の立ち上がりがよくなるとは極めて考え難い。
というより「あり得ない」と言った方がよい。
それは、ケーブルを細くすることで抵抗(直流抵抗)が増加するからだ。

2本の並行したケーブルは構造上、キャパシティを含むので直流抵抗の増加は時定数の増加になる。
時定数が大きいということは、立ち上がりが遅くなるということを表す。

だからA氏がケーブルを細くしたことで、音の立上りがよくなったと感じたのは


1.音質が変化してA氏にとって好ましい音質になった

2.ケーブルの金属そのものが別のものになった。例えば銅線から銀線に換わって実は直流抵抗が小さくなった

3.音の変化はわからないのだが、ゴムホースを流れる水流と同じというイメージをしているだけ


と考えられる。

このケーブルを細くするということで、思い出したことがある。
知人がたこ焼きを作って振舞ってくれるというので、楽しみにしてご招待に応じた。

ところが、たこ焼き器なるもののスイッチを入れても、たこ焼きができるほどに、なかなか温度が上がらない。

私がコードをチエックしたら、たこ焼き器からコンセントに行くまでに途中に細いビニルのコード(テーブルタップ)が使ってあった。
原因はこれだと思った。

たこ焼き器となると、少なくとも1000Wぐらいの消費電力はある。
これを使うと、少なくとも10Aの電流が流れることになるのだが、延長のために使ったコードの許容電流が10Aなかった(つまり細い)ので、たこ焼き器はなかなか熱くならなかったのである。

つまり、これはケーブルが細いと立ち上がりが悪くなる、よくわかる例である。

たこ焼き器を壁のコンセントに近づけ、延長に使ったケーブルをやめたら、すぐにたこ焼き器は熱くなった。

ケーブルが細いと立ち上がりが良くなるのなら、電力会社は大いに助かる。
しかし、理論的にも現実にもそんなことはあり得ない。全く正反対である。

■ダンピングファクターが理解できていない

ダンピングファクターとは、スピーカーのインピーダンスをアンプのインピーダンスで割った数値である。

例えば、スピーカーのインピーダンス(Z)を8Ω、アンプのインピーダンス(X)を0.04Ωとすると、ダンピングファクター(D)とすると、

D=8/0.04=200

となり、ダンピングファクターは200ということになる。

ところで、これが実際に何を意味するかと言うと、アンプがスピーカーを駆動する能力を表し、この数値が高いほど駆動能力も高いということになる。
具体的には締まりの良い音、歯切れのよい音になる。

アンプを発電機と考えると、アンプが発電した電力を如何に効率よくスピーカーに伝えられるかということとも言える。

しかし、ケーブルが細くなると、ケーブル分の抵抗が加味されてその分アンプの電力がケーブルの抵抗分に食われることになるので、ケーブルが細くなることは効率を悪くすることになって好ましくない。

ここでもM氏の驚くべき発言は

「コードの直流抵抗分はスピーカーに直列に抵抗が入るだけだから、ほとんど気にする必要がない。抵抗分が多い場合はその分アンプのボリュームを上げればよい」

と言っている。

いかに電気回路を理解していないかがわかる。

ケーブルが長くなるということは、直流抵抗が増えるということだけではない。
インダクタンスやキャパシタンスも増加する。
これは位相のずれに影響してくる。

M氏は交流回路のことが全く頭にないようである。

ケーブルが長くなったら、その影響分だけアンプのボリュームで調節すればよいと考えているのは、単純な電圧降下しか考えていないとみられる。


この記事へのコメント

少しまえのエントリーですが、コメントさせて下さい。

>それは、ケーブルを細くすることで抵抗(直流抵抗)が増加するからだ。
これは全くそのとおりです。

>2本の並行したケーブルは構造上、キャパシティを含むので直流抵抗の増加は時定数の増加になる。
>時定数が大きいということは、立ち上がりが遅くなるということを表す。
これも確かです。

 しかし、だからといって「ケーブルを細くすると、立ち上がりが遅くなる」と結論付けることはできないと思います。なぜなら、ケーブルを細くすることによって生じる他の特性の変化について論じていないからです。
 そして他の要素をいくつかあげたとして、それらがすべてであると確認するためには結局音を聞いて確かめるか、または、もし適切な方法があれば測定によって確認する必要があると思います。


Posted by よんまる at 2012年01月16日 19:33

よんまる さん、コメントありがとうございます。

ケーブルを細くすることの変化は、当然「材質」は同じという条件のもとです。

オーディオでなくても、明らかに認識することができます。

どこかで書きましたが、あるお宅で、たこ焼き器を使った時、なかなかプレートが熱くならなかったので、ケーブルを見たら、たこ焼き器の消費電力が1500Wでったのに対し、ケーブルの許容電流が10Aに満たなかったことが原因です。

太いケーブル(許容電流の大きなテーブルタップ)に変更したら、すぐに温まりました。つまり、電流の立ち上がりが良いということです。
同じ材質で、細くしても電流が増加する金属は存在し得ないと思います。

なお、視聴するというのは「聴感」で高域が目立つ音色のものでは、速いという錯覚を起こす場合もありますから、聴く人の好みならそれでいいと思いますが「あてにならない」ということも言えると思います。

Posted by dolce at 2012年01月16日 21:28

早速のお返事ありがとうございます。
私は電気は素人ですしdolceさんよりも電気についての知識は少ないと思いますがこの点については不十分な議論ではないかと思うのです。

>ケーブルを細くすることの変化は、当然「材質」は同じという条件のもとです。
もちろんそうです。材質も構造も変えないことが比較の前提です。

たこ焼き器の例はおっしゃるとおり許容電流の問題と思われます。
しかし、電流の立ち上がりとは電圧をかけたときにすばやく電流が流れるということであって、電流が多く流せるということとは異なると思います。

電線のある位置において、電圧がかかってから、電流値がオームの法則から求められる大きさになるまでには時間がかかり、その時間は電線の表面からの距離に関係し、表面から遠いほど遅くなります。したがって、この要素によれば太い電線ほど電流の立ち上がりは鈍くなります。副次的に太いケーブルは高音がより大きく減衰し、ややハイ落ちになります。

また、電線が振動すると磁場によって電流が発生するのでケーブルの機械的特性が音に影響を与えますが、電線を同じ材質で細くすれば振動しにくくなって機械的特性上は有利になるように思います。

まだ他の要素があるかもしれません。仮に他の要素が無いかまたは無視できるほど小さい事を示そうと思うと、結局観測するしかないと思います。

Posted by よんまる at 2012年01月16日 23:29

次のサイトの「積分回路」の時定数を参照してください。

http://www.eonet.ne.jp/~hidarite/me2/denki03.html

単純にケーブルを補足することは、直流抵抗と、キャパシティの増加になり、
積分回路となります。

Posted by dolce at 2012年01月17日 12:59

補足

スピーカーから実際に音が出るのは、電流だけでもなく、電圧だけでもありません。

電流×電圧=電力

の式から、如何に電力が速く到達するかで、音が速く出るかが決まります。

この式は変形すると

(電圧の2乗/抵抗)=電力

となりますから、電圧は一定で、ケーブルが細くなるのは抵抗が増加する
ことは電力が小さくなることを示します。
したがって、ケーブルが細いほど電力効率は悪くなるので、スピーカーの
応答は悪くなります。

Posted by dolce at 2012年01月17日 13:10

レスありがとうございます。
私の書き方が悪いのか、よくご理解いただけないようです。

ケーブルを細くすると直流抵抗とキャパシティが増加する。
このことにより時定数が大きくなり応答の悪い回路となる。

これらについては微塵も否定していません。

ただし、ケーブルが細くなると表皮効果が緩和され、電圧の変動に対する電流の変動が早くなる効果があるため、
「ケーブルを細くすると応答が悪くなる」
と言うことが真であると示すためには少なくとも、
ケーブルを細くすることによる表皮効果の緩和の影響は時定数の増加の影響に比べて非常に小さい
ことを説明しないといけないと思います。

また、機械的特性の変化など他の影響についても同様です。

Posted by よんまる at 2012年01月17日 22:05

追記です。
>(電圧の2乗/抵抗)=電力
この式はオームの法則に基づいていますので電圧がかかった直後には成立していません。

Posted by よんまる at 2012年01月17日 22:27

>この式はオームの法則に基づいていますので電圧がかかった直後には成立していません。

意味不明。オームの法則に従わない回路って存在するんですか?

表皮効果とは、
高周波電流が導体を流れるとき、電流密度が導体の表面で高く、表面から離れると低くなる現象のことで、周波数が高くなるほど電流が表面へ集中するので、導体の交流抵抗は高くなります。
今回の問題には関係ありません。

わかりやすく言うと、導線が細くなるということは、車線の狭い道路を走るようなものです。交通渋滞が起きて、車速は遅くなるようなものです。
電流は電子の流れですから、たくさんの電子が狭いところを流れようとすれば遅くなります。

結局、
オシロスコープで測定すれば、よくわかります。
当方もオシロスコープを持っていますので確認済みです。

オーディオのテストには矩形波を使いますが、導線を細くすると、交流抵抗(インピーダンス)が増加して、矩形波が崩れて正弦波に近づきます。これは高周波が減衰していることを示しています。
つまり、音の立ち上がりの悪さを示していることになります。

いずれにしろ、それでも細い導線の方がよいと思われるのは、そのような選択をされたらいいのではないですか。
経済的でいいです。

細い導線の方が電流が速い(応答がよい)なら、電力会社も助かります。


Posted by dolce at 2012年01月18日 21:47

>表皮効果とは、
>高周波電流が導体を流れるとき、電流密度が導体の表面で高く、表面から離れると
>低くなる現象のことで、周波数が高くなるほど電流が表面へ集中するので、導体の
>交流抵抗は高くなります。
これは結果的にそうなるのであって、副次的な効果です。
 電圧がかかっていない電線にある電圧をかけると、電界からの力により電子が電位の高い方に向かって加速し始めます。これが電流です。電圧をかけた瞬間にはまだ電流が流れていません。オームの法則は成り立っていません。
 電圧一定のまま時間が経つと電子が電界から受ける力と抵抗がつりあって速度が一定になります。ここで電流が一定つまりI=E/Rとなります。オームの法則が成り立った状態です。
 ここで導線表面からの距離によって電子の速度が一定になるまでの時間が異なり、表面から深い位置ほど電子の速度が一定になるまでの時間が長くなります。これが表皮効果です。
 したがって太い導線ほど表面から深い部分が多いために電流が電圧/抵抗に達するまで時間がかかることになり、電圧の波形に対し、電流の波形がくずれます。
 このことの結果として電圧の向きが短周期で変化する高周波の場合は電線深部で電流が流れにくくなり、表面に電流が集中するのです。
 ただ私の知識では、導線を細くすることにより電圧の波形の崩れが大きくなることと、電流の波形の崩れが小さくなることのいずれが支配的であるのかはわかりません。
 蛇足になりますが私はスピーカケーブルは極細のものを余分な付帯音がなく高音質と判断して使用していますが、それが表皮効果の緩和によるもかはわかりません。むしろこのケーブルはひょろひょろですので振動しにくいことが高音質の主要因ではないかと予想しています。

Posted by よんまる at 2012年01月18日 23:04

再度申しますが、テスト信号で矩形波を入力して、オシロスコープで見れば一目瞭然です。

それから、表皮効果は高い周波数ほど表面を流れます。
周波数全域にわたって生ずる効果ではありません

細いケーブルほどよく振動します。

でも、あなたがそのケーブルをお好みならそれでいいのではと思います。

Posted by dolce at 2012年01月19日 00:36

>電圧がかかっていない電線にある電圧をかけると、電界からの力により電子が
>電位の高い方に向かって加速し始めます。これが電流です。電圧をかけた瞬間
>にはまだ電流が流れていません。オームの法則は成り立っていません。

これは間違っています。

表皮効果は、高周波ほどが電線の表面に集中し、流れにくくなる現象です。

Posted by dolce at 2012年01月19日 08:39

 おそくなりました。
 電線を細くして立ち上がりが良くなることなどあり得ないとの主張でしたので、
そのしっかりとした根拠をお聞きしたかったのですが。
 オームの法則が常時成立するというような大きな勘違いをされているようです
ので、無駄のようです。
 たとえばこの論文のはじめのページに書いてあります。
www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/9416transient_impedance.pdf
 電圧の波形と電流の波形は同じではありません。電圧に対し遅れます。
 オシロスコープは電圧の波形を測るものですので電力の波形はわかりません。

Posted by よんまる at 2012年01月20日 20:46

オームの法則は「電圧」「電流」「抵抗」の関係です。
E=R・I
ですから、I=0なら、E=0

それから、電流というのは、水道の水の流れのように、電圧がかかると電線の一方の端からもう一方の端にだんだん流れて到達するという概念ではありません。

■直流電圧の場合

電圧と電流の時間差(位相差)はありません。

■交流の場合

・直流抵抗に対して電流の時間差(位相差)はありません。
・容量リアクタンス(コンデンサ)に対しては、電流の時間差(位相)は2π(90度)進みます。
・誘導リアクタンス(コイル)に対しては、電流の時間差(位相)2π(90度)遅れます。

Posted by dolce at 2012年01月20日 23:39

>E=R・I
>ですから、I=0なら、E=0

電圧が変動している場合は一般に正しくありません。
I=0でEが0ではない場合があります。

>・容量リアクタンス(コンデンサ)に対しては、電流の時間差(位相)は2π(90度)進みます。
>・誘導リアクタンス(コイル)に対しては、電流の時間差(位相)2π(90度)遅れます。

これをご存知であればわかると思いますが。
電流と電圧に位相差があればすでにオームの法則の世界ではありません。

>それから、電流というのは、水道の水の流れのように、電圧がかかると電線の一方の端からもう一>方の端にだんだん流れて到達するという概念ではありません。

 そのようなことは一言も言っていません。

 大変失礼ですが、いづれにしてもこの種の議論をしていただくほどの知識をお持ちではないようです。

Posted by よんまる at 2012年01月21日 08:11

まず、電圧は電流が流れなければ発生しません。

交流回路でも、オームの法則は成立します。
交流回路の場合「実効値」で計算します。

Posted by dolce at 2012年01月21日 09:44

 よく読まずにコメントを書いてしまいました。
 返答としては間違ったことを書いてしまいました。
 深くお詫びし訂正いたします。申し訳ありません。

 純粋な抵抗であればたしかに計算上オームの法則どおりです。(電子の質量の問題があるような気がしますが)

>交流回路の場合「実効値」で計算します。
 もとの話題から離れていくので置きます。

 スピーカーやスピーカケーブルは純粋な抵抗ではないためE=RIとはなりませんが、すると、抵抗が大きいほどオームの法則に近づき、電流の立ち上がりが良くなることになりますが。

Posted by よんまる at 2012年01月21日 11:25

言葉足らずかもしれません。

 交流回路において「実効値」で計算する。というのは一定の波形が続き定常状態になっていれば
EとIとRにオームの法則に準じた関係ができるのでそれで計算するということだと思います。
 交流電源の有効電力を算出するときは良いのですが、ここで話題としているのは1周期目なり波形が刻々と変化する場合です。
 コイルやコンデンサは未来の電圧を予知しているわけではありません。
 いかがでしょうか

Posted by よんまる at 2012年01月21日 11:51

変化している場合にもオームの法則は成立しています。

実効値といったのは、例えば家庭に来ている電気(50Hzもしくは60Hz)の場合、
100Vという表示が実効値という計算方法で表しているということです。
最大電圧は100×1.41=140Vということです。

刻々と変化する波形に対して、直流抵抗による電流の時間的ズレはありません。
容量リアクタンスによる電流は位相が90度進みます。
誘導リアクタンスによる電流は位相が90度遅れます。

電圧が生じてから電流が発生するわけではありません。

前に説明したように、電流が流れなければ電圧は発生しません。


Posted by dolce at 2012年01月21日 12:34

 釈迦に説法ですが、ケーブルにはRCLがすべて少しは存在しています。

 L成分により電圧に対し電流が遅れることは参考文献に示したとおりです。
 立ち上がり時間τ=L/Rです。Rが大きいと立ち上がり時間が小さくなります。


Posted by よんまる at 2012年01月21日 13:21

ケーブルを細くすることの変化は
@線間容量の増加(+,-のケーブルの接近による)
A直流抵抗の増加(ケーブルの断面積減少による)
です。
誘導リアクタンスは増加しません。

いずれにしろ、インピーダンスは増加しますから、これはダンピングファクターの低下になります。
ダンピングファクターの低下は、アンプのドライブ能力を低下させますから、実際に音が出る瞬発力(スピード)が低下します。

インピーダンスが増加することは、もう一つ電流を制限する方向に働きます。

何度も言いますが、スピーカーが駆動するのは、コーン紙が振動することですから、コーン紙が重いほどエネルギーが必要です。

電気エネルギーは[電圧]×[電流]×[時間]ですから、電流が小さくなることはエネルギーの伝達が小さくなるので、スピーカーは振動しにくくなります。

重量の大きな車を動かすには、出力の大きなエンジンが必要なのと同じです。

Posted by dolce at 2012年01月21日 18:31

>ケーブルを細くすることの変化は
>@線間容量の増加(+,-のケーブルの接近による)
>A直流抵抗の増加(ケーブルの断面積減少による)

@についてはケーブルの作り次第(離すこともできる)ですので、直接の影響ではないですね。
Aはもちろんそのとおりです。
その他の変化はまあとりあえず考えないとして、

誘導リアクタンスについては、先の書き込みでは(立ち上がり時間)=(L/R)が小さくなることにより電流の立ち上がりが改善すると書きました。
先に引用した文献
www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/9416transient_impedance.pdf
の計算を元にすると周波数に対し立ち上がり時間が比較的長いLとRの回路に対し、矩形波の電圧をかけると電流波形はノコギリのような形状になると思われます。
これを電圧に対し単に位相の遅れた波形ととらえるのはかなり強引な近似に思えます。もっとも実効電力のワット数を算出するだけであればそれでもいいのかもしれませんが。
また、立ち上がり時間が長い場合は1周期、2周期、3周期と波形が多少違ってしまうことも録音でははじめから同じ音が伸びているはずが出だしの音が変化して聞こえることにつながるので、聴感上の音の立ち上がりに影響しそうです。

スピーカーが録音に忠実な音を再生するためには、録音に忠実な波形の電力が入力されなければ不可能です。

供給可能な電力の絶対値は大きいに越したことはないのでしょうが、波形が録音時のものと相似形をなしていることがより重要であると思います。また、ダンピングファクターへの影響等についてはアンプとスピーカーの能力によっても評価が変わってくるところだと思います。

Posted by よんまる at 2012年01月21日 23:40

まず、比較というのは「同条件」のもとでなければ比較になりません。

そこで「ケーブルを細くする」ということについて「同種のケーブル」で比較するわけです。

■ケーブルを細くすることの電気特性の変化

@誘導リアクタンスは変化しません
A直流抵抗が増えます
B容量リアクタンスは増えます・・・容量リアクタンスは電流の位相を90度進めます。

容量リアクタンスの影響を防ぐためには、ケーブルを離せばよいです。
だから、テレビのVHF時代にはアンテナ線にフィーダー線が使われました。

容量リアクタンスの影響を考えなければ、ケーブルを細くすることの変化は、直流抵抗だけです。

■直流抵抗が増えることの影響は

@最大電流の制限が小さくなります
Aダンピングファクターが小さくなります

>ダンピングファクターへの影響等についてはアンプとスピーカーの能力によっ
>ても評価が変わってくるところだと思います。

これがおかしな話です。
ケーブルを細くしたって、アンプやスピーカーの能力は変化しません。
比較というのは、あくまで「同条件」でなければ比較にならないのであって、
話の都合で、この場合アンプやスピーカーを変えてはいけません。

再度言いますが、ケーブルを変えてもアンプやスピーカーの特性は変わりません。

スピーカーは運動エネルギーで振動しています。
だから、一定時間にどれほど電気エネルギーが入力されたかが問題です。

細いケーブルがお好みなら、それをお使いになったらと思います。

髪の毛ぐらいのケーブルを使ったらどうでしょう。
変化がよくわかると思います。

Posted by dolce at 2012年01月22日 11:07

しつこくレスで申し訳ありませんが、またコメントします。
私のほうはこれからしばらくネットにつなぎにくい状態になるので、次のレスをもしするとすれば半月くらい先かもしれません。
ようやくdolceさんのお考えが見えてきました。

>比較というのは、あくまで「同条件」でなければ比較にならないのであって、
>話の都合で、この場合アンプやスピーカーを変えてはいけません。

いえ、そういう意味ではありません。ケーブルと同時にアンプやスピーカーを変えるという趣旨ではなくて、アンプやスピーカーその他使用法によってケーブルに求められる性能が変化してくるという意味です。
電流値の制限が問題とされていますが、スピーカーケーブルには何Aくらいの電流が流れるのでしょうか。ケーブルの径により電流値に制限がかかる状態とは、音質云々以前に、動作に支障が出ている状態ですので、そういう状態が発生する可能性があるのであれば、スピーカーやアンプに注意書きがありそうなものです。このあたりご存知でしたら教えてください。
PA用途で長距離のケーブルを引き、かつ大音量を出す場合は径がそれなりに必要かもしれません。

>だから、一定時間にどれほど電気エネルギーが入力されたかが問題です。

電力の問題が重要と考えられているようです。

交流における実効電力の計算の手法は

1周期あたりの電圧の積分値×1周期あたりの電流の積分値×位相ずれの補正値
  =1周期当たり電力

という計算を行い、単位時間当たりの電力を算出します。
各瞬間においては位相のずれがあれば一般にI=E/Rではありませんが、波形が定常状態になっていれば、
1周期当たりの電流の積分値=1周期当たりの電圧の積分値/抵抗
ですのでこの関係から電流を求めます。
電圧と電流が同じ波形とすれば補正値が計算できますのでそこから電力を計算していきます。
一般の電気を使用する機器の電源についてはある瞬間における電流×電圧は重要ではないのでこの方法で電力を計算して問題ありません。

一方でスピーカーは定常的な動作をする機器ではなく波形を再現するために運動しており、瞬間の電力に基づいて動作しています。供給可能な電力は大きいに越したことはないのでしょうが、ある長さの時間に入力された電力の平均は重要ではありません。
音楽の演奏に例えれば、1曲を演奏し終わった後、「ただいまの演奏の平均音圧は○○でした」と評価されているようなものであり、演奏可能な最大音量は大きい方が良いのでしょうが重要なのは当然演奏の内容です。
したがってスピーカーの場合、1周期をならした電力ではなく、各瞬間(非常に短い時間)における電力が時間軸に乗ってどう変化していてその変化は録音された波形とどれだけ近いかが問題となります。
アンプは録音された波形と相似形となるようにスピーカーに電力を送り出します。
だから、電圧の波形および電流の波形の崩れがどのくらい少ないかが重要です。

Posted by よんまる at 2012年01月22日 12:44

話がずいぶん混乱していますね。
いくつか間違いがあって、これを収拾するのは大変。

>瞬間の電力に基づいて動作しています

これってわけがわからないです。
瞬間って時間の長さがないってことですか?
そういうことなら、電力はゼロです。

人が音色を認識するためには、瞬間では判断できません。
可聴周波数帯域は20Hz〜20KHzと言われていますが。
これは、一秒間に20回〜20Kの振動を繰り返すということです。
一周期の波形を認識するのは、最低でも1/20000秒の時間が必要ということです。

>電力の平均は重要ではありません。

計算ではそうするということであって、起伏の激しい音声信号であるからこそ、
それに追従できる電力供給が必要なのです。
20KHzの高音を遅れることなく、再生するには1/20000秒の時間にそれだけの電力が供給されなければなりません。
ここで瞬間というのは遅滞なく追従できるということです。

スピーカーのコーン紙は質量を持っていますから、このコーン紙を動かすには、それだけの運動エネルギーが必要です。
それを電気エネルギーに換算すると[電流]×[電圧]×[時間]になるわけです。
ここで、[時間]と[電圧]を一定とすると、電流が大きいほど電気エネルギーは
大きいということになります。

ごく短時間にどれだけ大きなエネルギーが供給できるかということが、スピーカーをごく短い時間に駆動できるかということになります。

車で言えば、出足がいいか悪いかは、いかに短い時間に多量のガソリンを供給できるかと同じです。

ガソリンを送るパイプが細いとそれだけ、短い時間に多くのガソリンが供給できません。

■結局、はじめに戻って、太い電線と細い電線ではどちらが早くたこ焼きが焼けるかと同じです。

>アンプやスピーカーその他使用法によってケーブルに求められる性能が変化してくるという意味です。

それは別の話でしょう。
ケーブルを選ぶ話をしているのではなく、同じケーブルでの比較です。

ここでは、同じ材質のケーブルを細くするとどうなのかという話です。

※ 細いケーブルに交換して実験しましたか?

わかりやすいのは、うんと細いケーブルで試すとよくわかります。
できれば髪の毛の太さでのケーブルでスピーカーを鳴らしてみてください。

音の立ち上がりがよくなるでしょうか?

Posted by dolce at 2012年01月22日 19:06

>各瞬間(非常に短い時間)における電力が時間軸に乗ってどう変化していて
>その変化は録音された波形とどれだけ近いかが問題となります。
>アンプは録音された波形と相似形となるようにスピーカーに電力を送り出します。
>だから、電圧の波形および電流の波形の崩れがどのくらい少ないかが重要です。

そうです。
だから、瞬時にも電力が供給できる体制が必要なのです。
そのために、アンプはインピーダンスを低くするわけです。

そこにインピーダンスを増加させるものを直列に繋げば、応答性は悪くなります。

つまり、ダンピングファクターの低下になるわけです。

Posted by dolce at 2012年01月23日 09:31

戻ってきました。
私の書きなぐりに対して大変丁寧なコメントをありがとうございました。

議論の要素は出揃ってきたと思います。
整理したいと思います。

1.何を論じているか。
「ケーブルを細くすると音の立ち上がりが良くなるなどあり得ない」
この命題が真であるか否かです。
対象は元のエントリーには明示されていませんが、スピーカーケーブルとします。
比較の方法は指定されていません。ですのでスピーカーケーブルの変更と同時に他の機材を変更してはいけないことは当然ですし、太さと同時にケーブルの材質や構造を変えてもいけません。
一方で、あらゆる組み合わせのアンプとスピーカー、いろいろな構造のケーブル、いろいろなセッティングにおいてこの命題が真であると説明する必要があります。
ケーブルが細くなると同時に+線と−線の距離が短くなる、アンプのボリュームは一定といった新たな仮定を設けてはいけません。+線と−線がバラになっているケーブルもあります。「ボリューム一定」という場合も同一条件とはいえますが、「音量一定」という条件の定め方もあり、オーディオではこちらが普通だと思いますので、ボリュームを調整したからといって同一条件で比較していないことにはなりません。

2.許容電流
許容電流については私は電線の太さに関連して流せる電流値に電気的な上限があるのだと思っていましたが、間違っていました。
細い電線に大電流を流すと大きく発熱するために皮膜の融解や電線の炎上が生ずる危険の電流という意味でした。発熱すると抵抗が大きくなるので発火まではいかなくても細い電線では電流が流れにくくなるといえます。たこ焼器の事例はそういう現象ではないかと思います。
だとするとスピーカーケーブルで同様の支障が生じるとすると、音を鳴らしているとスピーカーケーブルが加熱してきて、音圧が下がるという症状になると思われますが、そういった症状例がある書いたものを見たことはありませんし、音の立ち上がりが悪いという現象とは違います。スピーカーケーブルの炎上も聞いたことはありません。また、そういった危険があるのであればアンプの説明書きに書いてあるはずです。
したがって、許容電流がスピーカーケーブルにおいて問題になることはないと思います。

3.時定数
ケーブルを細くすると抵抗が大きくなります。
回路の抵抗が大きくなると時定数が大きくなり、応答の悪い回路となります。
この要素について、ケーブルを細くすると音の立ち上がりが悪くなります。

4.抵抗
ケーブルを細くすると抵抗が大きくなります。
抵抗が大きくなると同じ電圧に対し、電流が小さくなります。
したがって、ボリュームを触らなければ、音圧が下がります。
音の立ち上がりについては相似形で小さくなるだけなので、電気信号としては関係がないと思います。
ただし、ご指摘のとおり、質量を持ったコーン紙を駆動することになるため、電力の絶対値も大きいほうが有利ではあると思います。
したがってスピーカーの機械的運動と電力の大きさの関係がどの程度比例関係から外れるのか(比例するなら同じ時間で立ち上がるのですから関係ありません)、明らかにされてはいませんが、この要素について、ケーブルを細くすると音の立ち上がりが悪くなるとはいえるかも知れません。
また、ボリュームをあげて調整した場合の影響について説明する必要があります。これがなされていないため現時点ではこの要素における音の立ち上がりがどうなるかは不明です。

5.立ち上がり時間
抵抗とコイルの回路において電圧0の状態からある一定の電圧をかけた場合、電流値は徐々に上昇して電圧/抵抗の値に近づいていきますが、ほぼ近い電流になるまでの立ち上がり時間はL/Rであり、抵抗が大きくなるとこの立ち上がり時間が短くなる計算を引用しました。
この要素について、ケーブルを細くすると音の立ち上がりが良くなると思います。

6.表皮効果
表皮効果についての議論がまだ終わってはいません。
以前に
>表皮効果とは、
>高周波電流が導体を流れるとき、電流密度が導体の表面で高く、表面から離れると低くなる現象の>ことで、周波数が高くなるほど電流が表面へ集中するので、導体の交流抵抗は高くなります。
>今回の問題には関係ありません。
とのコメントをいただきましたがなぜ関係がないのか書いてありませんでした。
そのときはさらに表皮効果に関するコメントを入れましたが、このときの私の書き方は非常に誤解を招くもので、よくなかったと反省しています。
なぜ、周波数が高いと表面に電流が集中するのかを調べますと電流が変化するときに回りに生じる自己インダクタンスが原因であり、電線の表面では電線の外を流れる電流は小さいために影響は小さく電圧に電流が追従しやすいのに対して、表面からの深さが深いほど外側を流れる電流の自己インダクタンスによる逆起電力を強く受けて電流が変化しにくくなります。
そのことによる結果として電圧の変化が早い高周波は表面に電流が集中することなると理解しています。
一定の電圧が続けば、やがて電流変化が少なくなって自己インダクタンスがなくなり電線内部の電流は均等になります。
太い電線は電圧に対して反応の遅い内部を多く持っているため、電流が遅れて沢山やってくることになります。
この要素について、ケーブルを細くすると音の立ち上がりが良くなると思います。

>だから、瞬時にも電力が供給できる体制が必要なのです。
大きな電力が瞬時に供給されれば有利ではありますが、録音に規定された立ち上がりの時間を超過してさらに電力が増加してはいけません。

>※ 細いケーブルに交換して実験しましたか?
銅のより線ケーブルならば太さを換えて3種類比べたことはあります。
皮膜は白色で似たような材質と思います。
ただし、まったく同じ材質ではないと思いますし、線の数も多少違うと思います。
手触りは同じような感じで、太さなりに、太いものほど硬めになっていました。

細いものほど音量が出にくく、ボリュームをあげる必要がありました。
一方で、太いものは余計な付帯音が感じられるとともに、低音が出すぎに思われました。

Posted by よんまる at 2012年02月05日 12:24

まず、断っておきますが、使用する電力量に対して、ケーブルの許容電流に余裕があれば、細いケーブルでも問題は出ません。

スピーカーのdB値は1.83Vの電圧をかけた時です。
スピーカーのインピーダンスが8Ωの時は、1.83/8=0.23(A)です。
(ケーブルのインピーダンスを無視した場合です)

だから、許容電流がこれ以上のケーブルなら発熱の問題は起きないということです。(発熱がないわけではありません)

しかし、発熱(ジュール熱は)

Q:ジュール熱(cal)、P:電力(W)、E:電圧(V)、I:電流(A)、Z:インピーダンス(Ω)、t:時間(秒)
とすると、

Q=0.24×P×t=0.24×I×I×Z×t(cal)

となります。
理想(もしくは理想に近いアンプ)では電圧は一定で、出力は電流の変化で決まります。
従いまして、ケーブルは電流に対して、十分余裕のある必要があります。

通常スピーカーのインピーダンスは8Ωが多いですが、アンプの負荷としては、常に8Ωがかかっているとは限りません。

それで、いわゆる「いいアンプ」は如何なる負荷に対しても安定に動作するように余裕を持って作ってあります。

ここで、もし負荷のインピーダンスが0.01Ωになったとすると。

I=1.83/0.01=183(A)

と大きな電流が流れるわけです。

これは、家電店で売っている通常のテーブルタップでも耐えられないわけです。たこ焼き器どころではありません。
許容電流15Aですから。
まあ、そうなる前に大抵の家ではブレーカーが落ちますが。

この時、ブレーカーが落ちなかったとしたら、ケーブルはジュール熱によって焼き切れます。

どの程度のアンプを使用してみえるか分かりませんが、こいう状況では、大体、数十万円程度のパワーアンプでは、パワートランジスターが飛んでしまって、その瞬間で音は出なくなります。
だから、ケーブルは大丈夫です。

しかし、具体例として、アキュフェーズのM-6000を例にとると、8Ωで最大出力150Wですが、4Ω-300W、2Ω-600W、1W-1200Wと負荷に対して追従します。http://www.accuphase.co.jp/model/m-6000.html

私が日頃聴いている音量では大きくても1W程度ですが、フルオーケストラの場合、瞬間音量はかなりのもので、瞬間ではその100倍は出ることがあると予想できます。
(マーラーの交響曲8番は演奏者が千人を超えます)

その時にはケーブルには瞬間的に大電流が流れているわけです。

まとまりがなくなりましたが、小さな編成の曲、小音量で聴く場合は、ケーブルも問題にならないということです。

■直流抵抗が増えると、音の立ち上がりがよくなるというのは、誤解もしくは錯覚です

直流抵抗が増えると、誘導リアクタンスの影響が少なくなるので、その分位相が0度に近づくので、計算上立ち上がりがよくなると錯覚しているものと思われます。
もし、直流抵抗の増加で立ち上がりがよくなると思うなら、スピーカーと直列に1KΩ程度の抵抗を入れたらよいと思います。

■ケーブルの周波数特性

ケーブルを太くすると、低音が多くなったなどの音質の変化はケーブルのインピーダンス特性に関わるものと思います。

ケーブル自体がそういうフラットでない特性を持っているかどうかは、ケーブル単独の周波数特性を調べないとわかりません。

ケーブル自体の周波数特性がフラットであったとしても、他の要因、例えば途中で高域の伝達ロスが多いとか、アンプの周波数特性がフラットでないとか、RCAケーブルの特性が出ているなどのことが考えられます。

いずれにしろ、ケーブル自体の直流抵抗が小さくなれば、それだけ伝達ロスは少なくなるので、スピーカーへストレートにエネルギーが伝達される効率は大きくなります。

Posted by dolce at 2012年02月05日 17:52

追伸

表皮効果が関係ないというのは、影響が出るのはマイクロ波領域(300MHz〜300GHz)ぐらいだからです。

Posted by dolce at 2012年02月06日 18:17

>スピーカーのdB値は1.83Vの電圧をかけた時です。
>スピーカーのインピーダンスが8Ωの時は、1.83/8=0.23(A)です。
>(ケーブルのインピーダンスを無視した場合です

 なるほど、勉強になります。ありがとうございます。

>どの程度のアンプを使用してみえるか分かりませんが、
 以前に三重県に住んでいたことがあるので、東海地方の方言も懐かしいです。

 許容電流の話は収束で良いように思います。ただし、どのくらいの太さであれば「十分に余裕
がある」といえるのかといえば、瞬時の大電流では発生する熱量も小さいので、結構細いケーブ
ルで良いのではないかと思います。

前回のコメントで6項目にまとめましたが、重要なことを書いていませんでした。
「7.その他」です。
 ある理屈に基づいて、ケーブルの音質を予測したとしても、他の要素が存在していれば結果は
違います。そのため、ケーブルの音質について、ある要素に基づいて理論的に正しい結論を出そ
うとすると、その他の要素が全く無いことを証明しなければなりません。
 音に影響を与えるケーブルの特性はさまざまなものがあります。そのすべてを把握して定量的
に評価することは困難だと考えます。理論的に高音質になるケーブルが解明できるのであれば、
大体似たようなケーブルばかりが売られているはずです。
 すべての要素が重なり合って、結局どうなるかは音を聞かないと確認できません。最終結果で
ある音を確認しないのは、数学の問題を解いて答え合わせをしないようなものです。できたつも
りになっているだけなのか、正しい答えが導かれているのか区別できません。たまたま理解して
いる理論だけで導いた結論はあてになりません。

 このような観点からすると、
>直流抵抗の増加で立ち上がりがよくなると思うなら、スピーカーと直列に1KΩ程度の抵抗を
>入れたらよいと思います。
 これは重要な示唆を持った良い冗談だと思います。理論から音を推測する時にはこのような状
況と五十歩百歩になってはいないか。常に注意する必要があります。抵抗を下げることがメリッ
トがあるからといって、ではケーブルを単純に超伝導状態にすると良いかというとそれはそれで
弊害があると思われます。

 dolceさんは耳で聞いた感想などは主観や好みが入るのであてにならないとの見解であるようで
す。この問題については音を聞いた「人の評価」が大切になります。音楽信号を聴いて評価する
のであれば、生楽器の音を良く知っている方が本物に近いか否かの観点で評価したのであれば信
頼性があるといえますし、音の好みが特殊であると判断できれば、無視するか、あるいは音の好
みを補正して判断することになります。私がこのブログを見つけたのも耳が信頼できる方の記述
を集積しているからです。

 表皮効果の話をします。

 銅の表皮深さは100Hzで約6.6mm、1kHzで約2.1mm、10KHzでは約0.66mmです。
 電圧が0Vから立ち上がり、一定電圧が続き1/200秒後に0Vにもどる場合を考えます。私は正確な
計算方法を知らないので数値には違いがあると思いますが、傾向は合っていると思います。

 1/20000秒後は、10kHzの半周期分ですから10kHz相当の表皮深さがあるとすると直径φ14mmの
ケーブルでは表皮深さよりも浅く表面に対し4割以上の電流が流れている領域は導線断面積の18%
しかありません。1/2000秒後では49%であり、1/200秒後になるとようやくケーブル全体に電流が
流れ出しますが、中心部ではまだ4割未満の電流しか流れていません。まだ電流が立ち上がりき
っていない状態です。ここで電圧が0Vに戻り、今度は外側から電流が下がっていきます。
 一方でφ0.7mmのケーブルであれば電圧のかかった1/20000秒後であれば表皮深さが直径近くにな
っているため、ほぼ全体に電流が流れ、立ち上がりが完了した状態となると思われます。
 なぜ表皮効果が関係がないといえるのでしょうか。


Posted by よんまる at 2012年02月10日 23:27

> 許容電流の話は収束で良いように思います。ただし、どのくらいの太さであれば
> 「十分に余裕がある」といえるのかといえば、瞬時の大電流では発生する熱量も
> 小さいので、結構細いケーブルで良いのではないかと思います。

これは、ちょっと違いますね。
通常の家庭電化製品を使うのであれば、いいのですが、オーディオの場合は、
瞬間的なピーク値もカバーしなければ、音質は劣化します。
安全度の話になれば、音質を問題にする必要はありません。

> ある理屈に基づいて、ケーブルの音質を予測したとしても、他の要素が存在してい
> れば結果は違います。そのため、ケーブルの音質について、ある要素に基づいて
> 理論的に正しい結論を出そうとすると、その他の要素が全く無いことを証明しな
> ければなりません。

まず、ここでは音質の話はしていないということを断っておきます。
そして、モノとモノを比較するという、根本の理論から言うと、この考えは誤っています。

例えば、あるものの性格を表す変数がX,Y,Zと3っあった場合、この3つ常に変動要素であ
れば永久に比較はできません。
だから、モノを比較する場合は、Xの影響を調べたい時は、Y,Zは定数にします。
(ここでは簡単に、要素を3つにしています)

それをXの比較をしているのに「他の要素(Y,Z)も違えば違ってきます」と言い出したら、
思考論理の問題になってしまいます。

> 音に影響を与えるケーブルの特性はさまざまなものがあります。そのすべてを把握し
>て定量的に評価することは困難だと考えます。理論的に高音質になるケーブルが解明で
>きるのであれば、大体似たようなケーブルばかりが売られているはずです。

この考え方もおかしいですね。
なぜなら「性能」の評価と「趣向」の問題をごっちゃにしているからです。
ある人の好みと別の人の好みが違うということが往々にしてあるわけです。

例えば、私はAccuphaseのアンプを使っていますが、私としてはこれに落ち着いたのですが、
別の人では、このアンプを全く評価しません。
それは、私は一切、付帯音のない装置を目指していますが、別の人は装置が何か音を付加し
てそれが好みの音になる方向を考えているわけですから。

>>直流抵抗の増加で立ち上がりがよくなると思うなら、スピーカーと直列に1KΩ程度の抵抗を
>>入れたらよいと思います。
> これは重要な示唆を持った良い冗談だと思います。理論から音を推測する時にはこのような状
>況と五十歩百歩になってはいないか。常に注意する必要があります。抵抗を下げることがメリッ
>トがあるからといって、ではケーブルを単純に超伝導状態にすると良いかというとそれはそれで
>弊害があると思われます。

ここも論理が混乱していますね。
「直流抵抗が増えたら音が良くなると思っている人に対して」は単純に直流抵抗を増やす設定
をして聴かせてみればいいわけです。
抵抗を0とした音がいいか悪いかは「好みの問題」になります。
抵抗が多い方の音を好む人もいるかも知れません。またその逆もありです。
ここの話は、好みの話をしているのではなく「信号の応答」つまり「立ち上がり」「立下り」
の問題が主題です。この議論に「好み」が入る余地は全くありません。
その音が好みかどうかは別の話です。

> dolceさんは耳で聞いた感想などは主観や好みが入るのであてにならないとの見解である
>ようです。

私は全然そんなことは言っていません。
「好みの問題」と「論理的な問題=純粋に数学的問題」をごっちゃにしたら、話の収集はつかな
いと言っているのです。ここは、純粋に数学的問題です。

>この問題については音を聞いた「人の評価」が大切になります。音楽信号を聴いて評価する
>のであれば、生楽器の音を良く知っている方が本物に近いか否かの観点で評価したのであれば
>信頼性があるといえますし、

耳の良い人でも、好みの違いはあります。だから、どういう音がいいかという話になると、個人
的評価はさまざまになります。その人の好みの音がその人にとってよいということになります。

> 表皮効果の話をします。

> 銅の表皮深さは100Hzで約6.6mm、1kHzで約2.1mm、10KHzでは約0.66mmです。
> 電圧が0Vから立ち上がり、一定電圧が続き1/200秒後に0Vにもどる場合を考えます。私は正確な
>計算方法を知らないので数値には違いがあると思いますが、傾向は合っていると思います。

> 1/20000秒後は、10kHzの半周期分ですから10kHz相当の表皮深さがあるとすると直径φ14mmの
>ケーブルでは表皮深さよりも浅く表面に対し4割以上の電流が流れている領域は導線断面積の18%
>しかありません。1/2000秒後では49%であり、1/200秒後になるとようやくケーブル全体に電流が
>流れ出しますが、中心部ではまだ4割未満の電流しか流れていません。まだ電流が立ち上がりき
>っていない状態です。ここで電圧が0Vに戻り、今度は外側から電流が下がっていきます。
> 一方でφ0.7mmのケーブルであれば電圧のかかった1/20000秒後であれば表皮深さが直径近くにな
>っているため、ほぼ全体に電流が流れ、立ち上がりが完了した状態となると思われます。
> なぜ表皮効果が関係がないといえるのでしょうか。

ケーブルが太い細いと言っても、単線なのか撚り線なのかで事情が違ってきます。
私の場合は太い単線は使っていません。具体的には、屋内配線に使っているような単線は使って
いません。撚り線です。
だから、上記のコメントは当てはまりません。

それより、当初の論理から外れていることが問題です。
「太い」ケーブルの方が、エネルギー伝達効率がよいと私は言っているのであり、家庭電化製品では
周波数を50Hzもしくは60Hzをターゲットにしているのであり、その意味では表皮効果は問題になり
ません。
これは電源ケーブルの問題です。

その他のRCAケーブルなどでは、通常、20Hz〜20KHzをターゲットにしていますから、話は別です
が、太くて直流抵抗の影響を受けないという観点ではエネルギー伝達効率については同じです。
表皮効果というのは、高域に影響するものであり、それは具体的には高域ほど抵抗が大きくなる
という話しであり「直流抵抗」が大きいと立ち上がりがよくなるなどという話を一緒にすると混乱
します。

表皮効果を問題にするのであれば、導線の構造を変えればよい話で、その場合でも、太いほうが
エネルギー伝達においては有利になります。

ただ、その音が好みであるかどうかは別の話です。音の「いい」「悪い」を言い出したら、結論は出ません。

Posted by dolce at 2012年02月11日 11:18

 確認しますが、今議論いているケーブルはスピーカーケーブルを指すと思って書いてきましたが、電源ケーブルの話だったのでしょうか?

元のエントリーには
>しかし、ケーブルが細くなると、ケーブル分の抵抗が加味されてその分アンプの電力がケーブルの>抵抗分に食われることになるので、ケーブルが細くなることは効率を悪くすることになって好まし>くない。

と書かれているので、スピーカーケーブルの話だと思っていましたが、電源ケーブルであれば話は違ってきます。

レスを頂きましたら再度書き込みたいと思います。
ただ、また遅くなるかもしれません。


Posted by よんまる at 2012年02月13日 19:13

ケーブルはみな同じです。
ただ、通過する周波数を考慮しなければいけないということです。

■電源ケーブル→50Hz〜60Hz
■その他のケーブル→20Hz〜20kHz
(余裕を持って20Hz〜100kHzでも可)

Posted by dolce at 2012年02月13日 21:58

趣旨は了解しました。
私は電源ケーブルのことはよくわかりません。
ですので、スピーカーケーブルについて議論を続けたいと思います。

・許容電流について

>通常の家庭電化製品を使うのであれば、いいのですが、オーディオの場合は、
>瞬間的なピーク値もカバーしなければ、音質は劣化します。

その音質の劣化とは何によるのでしょうか?
直流抵抗が増えて・・というのであれば別に議論していますので、できれば一緒にしないでいただきたいと思いますが。

「瞬時許容電流」であれば、0.1秒以内の継続時間という条件で導線断面積が0.2mm2あれば63Aくらいを流すことができます。

・議論の対象について
>まず、ここでは音質の話はしていないということを断っておきます。
そうです。一般的な音質の話を挿入したのはおしゃべりが過ぎました。

>それをXの比較をしているのに「他の要素(Y,Z)も違えば違ってきます」と言い出したら、
>思考論理の問題になってしまいます。

余計なことも書いてしまいましたが、言いたいことはケーブルの太さを変えることによって
変化するさまざまなケーブルの要素、それらをすべてカバーしなければならないということ
です。


・抵抗増加の影響について
>「直流抵抗が増えたら音が良くなると思っている人に対して」は単純に直流抵抗を増やす設定
>をして聴かせてみればいいわけです。

 確かに抵抗の変化に伴ういろいろな変化により、総合的にどうなるかは抵抗を少し増やして見ることは有効かもしれません。

抵抗変化の影響として

3.時定数の増加
4.電流の減少
5.立ち上がり時間の短縮

を列記しました。3つの複合効果を手っ取り早く見られるかも知れません。
また、5.「立ち上がり時間」についてはここでは紛らわしい表現なので、「コイル成分による電流の遅延」とでもしたほうが良いと思います。
抵抗の増加により電流の遅延が小さくなることは勘違いと指摘されました。
もう少し具体的に教えてください。


・表皮効果について

>それより、当初の論理から外れていることが問題です。
>「太い」ケーブルの方が、エネルギー伝達効率がよいと私は言っているのであり

ちょっと意味がわからないのですが、
今議論しているのは「音の立ち上がり」です。
エネルギー効率とイコールではありません。


>ケーブルが太い細いと言っても、単線なのか撚り線なのかで事情が違ってきます。
>私の場合は太い単線は使っていません。具体的には、屋内配線に使っているような単線は使って
>いません。撚り線です。

元のエントリーには

>同種の金属のケーブルで、細くして音の立ち上がりがよくなるとは極めて考え難い。
>というより「あり得ない」と言った方がよい。

と書かれています。今検証しようとしているのはこれです。
ここにはケーブルの構造は指定されていません。
したがって、
「いかなる構造のケーブルにおいても細くすると音の立ち上がりが悪くなる」
ことを説明しないといけません。

>表皮効果というのは、高域に影響するものであり、それは具体的には高域ほど抵抗が大きくなる
>という話しであり「直流抵抗」が大きいと立ち上がりがよくなるなどという話を一緒にすると混乱
>します。

 同一の材料で作ったケーブルであれば、表皮効果はケーブルの直流抵抗とは関係なく太さだけで決まります。直流抵抗の影響とは明確に切り離して書いています。

 「表皮効果は高域ほどインピーダンスが高くなる現象である」
といえば確かにそのとおりですが、その原因は電流の自己インダクタンスによる逆起電力であり、
太い電線では電流の立ち上がりが悪くなる現象だというのが本質だと思います。私は周波数特性の話はしていません。

 表皮効果の緩和と低抵抗の両立を狙ったケーブルに絶縁された複数の細い導体素線を集めて撚合わせたリッツ線があります。これでも普通の撚合では外周部と内部が存在し表皮効果による電流の偏りは残るはずです。さらに解消するためには、組紐状の構造をとる必要があると思いますが、その場合に立ち上がりがどうなるのかはよくわかりません。
 リッツ線を考える場合は表皮効果が弱くなる代わりに同じ原理で生じる「近接効果」を考える必要があります。
 撚り線であれば素線が絶縁されていないため、表皮効果の低減はリッツ線より弱く、リッツ線と単線の中間になるはずです。

Posted by よんまる at 2012年02月15日 19:12

趣旨は了解しました。
私は電源ケーブルのことはよくわかりません。
ですので、スピーカーケーブルについて議論を続けたいと思います。

・許容電流について

>>通常の家庭電化製品を使うのであれば、いいのですが、オーディオの場合は、
>>瞬間的なピーク値もカバーしなければ、音質は劣化します。

>その音質の劣化とは何によるのでしょうか?
>直流抵抗が増えて・・というのであれば別に議論していますので、
>できれば一緒にしないでいただきたいと思いますが。

家庭用の電源の場合は、ピーク値が100×1.414=141.4(V)
ですが、オーディオの信号は、オーケストラが全員で音を出すという場合、かなり大きなピーク値に
なります。ケーブルがそのピーク値に耐えられず、頭打ちになるということです。

>「瞬時許容電流」であれば、0.1秒以内の継続時間という条件で導線断面積が0.2mm2あれば63A
>くらいを流すことができます。

アンプの出力電圧は、1.83Vですから、瞬間的に200W出力の要求があると109Aぐらいになります。
連続出力が1秒以上はざらにあります。

>余計なことも書いてしまいましたが、言いたいことはケーブルの太さを変えることによって
>変化するさまざまなケーブルの要素、それらをすべてカバーしなければならないということ
>です。

太さの比較をするのに、それ以外の要素は変えないと言っていますが、いつも「太さを変える」と言うと
、あなたはいつも「その他の要素」が入ってきてしまうので、それでは比較ができません。
「変数は一つにする」という意味がわかりませんか?


>抵抗変化の影響として

>3.時定数の増加
>4.電流の減少
>5.立ち上がり時間の短縮

>を列記しました。3つの複合効果を手っ取り早く見られるかも知れません。
>また、5.「立ち上がり時間」についてはここでは紛らわしい表現なので、「コイル成分による電流の遅延」
>とでもしたほうが良いと思います。
>抵抗の増加により電流の遅延が小さくなることは勘違いと指摘されました。
>もう少し具体的に教えてください。

立ち上がりは遅くなります。
半導体アンプには、電源部に大容量のコンデンサがありますので、スイッチを入れた瞬間に
コンデンサに突入電流が発生します。これを防ぐために、直列に抵抗を入れます。
直列に抵抗を入れると、電流の流れは遅くなります。それで、コンデンサーに流れ込む電流はゆっくりに
なるので、大電流を防げるのです。

アンプは応答をよくするために、内部インピーダンスを下げるように努力します。
これがダンピングファクターに影響してきます。

>>それより、当初の論理から外れていることが問題です。
>>。ヨ太い」ケーブルの方が、エネルギー伝達効率がよいと私は言っているのであり

>ちょっと意味がわからないのですが、
>今議論しているのは「音の立ち上がり」です。
>エネルギー効率とイコールではありません。

何度も言っていますが、スピーカーが振動するのは、運動エネルギーであり、
電気エネルギーを運動エネルギーに変換する必要があります。
電気エネルギーは、電圧だけてもないし、電流だけでもありません(電圧×電流×時間) 。
瞬時に電気エネルギーが伝わることで、立ち上がりが良くなるわけです。
例えば、車のスタートダッシュがよいのは、強力なトルクのエンジンと、如何に
瞬時にガソリンをエンジンに供給するかです。
強力なエンジンでも、ガソリンが瞬時に供給されないと、力は出ません。
つまり、ガソリンタンクに十分ガソリンがあっても、パイプが細くて流れが遅くなれば
車のダッシュ力は低下するわけです。


>ケーブルが太い細いと言っても、単線なのか撚り線なのかで事情が違ってきます。
>私の場合は太い単線は使っていません。具体的には、屋内配線に使っているような単線は使って
>いません。撚り線です。

>「いかなる構造のケーブルにおいても細くすると音の立ち上がりが悪くなる」
>ことを説明しないといけません。

だから、細くすれば抵抗が増大するので、電流が遅くなるのです。
それで、立ち上がりは遅くなる。

>同一の材料で作ったケーブルであれば、表皮効果はケーブルの直流抵抗とは関係なく太さだけ
>で決まります。直流抵抗の影響とは明確に切り離して書いています。

そういうことではありません。
「表皮効果が出る」ということと「表皮効果の影響」を混同してはいけません。

>「表皮効果は高域ほどインピーダンスが高くなる現象である」
>といえば確かにそのとおりですが、その原因は電流の自己インダクタンスによる逆起電力であり、
>太い電線では電流の立ち上がりが悪くなる現象だというのが本質だと思います。私は周波数特性の話はしていません。

高域とは「高い周波数」のことです。
あなたは「高域ほど・・・」と書いていますが、それは「高い周波数ほど・・・」と同じ意味です。

> 表皮効果の緩和と低抵抗の両立を狙ったケーブルに絶縁された複数の細い導体素線を集めて撚合わせたリッツ
> 線があります。これでも普通の撚合では外周部と内部が存在し表皮効果による電流の偏りは残るはずです。
> さらに解消するためには、組紐状の構造をとる必要があると思いますが、その場合に立ち上がりがどうなる
> のかはよくわかりません。
> リッツ線を考える場合は表皮効果が弱くなる代わりに同じ原理で生じる「近接効果」を考える必要があります。
> 撚り線であれば素線が絶縁されていないため、表皮効果の低減はリッツ線より弱く、リッツ線と単線の中間になるはずです。

他の要素を入れると、話が混乱します。
前にも言いましたが、確かに表皮効果はありますが、それはVHF帯での影響で、可聴周波数(低周波)では関係ないと
いうことをメーカーに問い合わせて確認しました。

それを影響があるとかいろいろ言っている人もいますが、オカルト的な話が入るのもこの世界です。
メーカーでは、測定器を使って検証していますので、その方が確かだと思います。

Posted by dolce at 2012年02月16日 11:33

>アンプの出力電圧は、1.83Vですから、瞬間的に200W出力の要求があると109Aぐらいになります。
>連続出力が1秒以上はざらにあります。

これ以上は具体的なデータをみていかないとわかりません。


>太さの比較をするのに、それ以外の要素は変えないと言っていますが、いつも
>「太さを変える」と>言うと、
>あなたはいつも「その他の要素」が入ってきてしまうので、それでは比較ができません。
>「変数は一つにする」という意味がわかりませんか?

変数は一つです。
「ケーブルの太さ」のみです。話の流れからすると皮膜等は含みません。
ケーブル太さを変えることにより、複数の要素が変化します。
ケーブル太さを変えることにより変化する要素がすべて列記されてはいません。

>瞬時に電気エネルギーが伝わることで、立ち上がりが良くなるわけです。
そのとおりです。

>何度も言っていますが、スピーカーが振動するのは、運動エネルギーであり、
>電気エネルギーを運動エネルギーに変換する必要があります。
>電気エネルギーは、電圧だけてもないし、電流だけでもありません(電圧×電流×時間) 。

dolceさんのいう(電圧×電流×時間) とは
「電圧実効値×電流実効値×単位時間」であり、
十分な数の周期を含んだ平均値について計算されるものです。
スピーカーは
瞬時電圧×瞬時電流×微小時間
によって求められる瞬時の電力の波形をトレースする機器です。
実効電力が大きいことは瞬時の電力が時間通りに供給されることを保障しません。
実効電力が大きいことによりスピーカーが動きやすくなるということは1要素に過ぎません。


>それはVHF帯での影響で、可聴周波数(低周波)では関係ないと
>いうことをメーカーに問い合わせて確認しました。
>メーカーでは、測定器を使って検証していますので、その方が確かだと思います。

 どのような影響を調べる目的で、どのような計測を行ったかが問題です。
 可聴域の周波数特性の問題であれば、常識外のばか太いケーブルや、かなりの長距離転送にならなければ顕著な問題とはなりません。
 また、「立ち上がり」の測定は一般的には困難です。
 
 なぜ影響が無いのか具体的に教えてください。 


Posted by at 2012年02月20日 19:02

追記です。

>立ち上がりは遅くなります。
>半導体アンプには、電源部に大容量のコンデンサがありますので、スイッチを入れた瞬間に
>コンデンサに突入電流が発生します。これを防ぐために、直列に抵抗を入れます。
>直列に抵抗を入れると、電流の流れは遅くなります。それで、コンデンサーに流れ込む電流はゆっ>くりに
>なるので、大電流を防げるのです

これは時定数のみの話では無いのですか。

Posted by at 2012年02月20日 19:16

>変数は一つです。
>「ケーブルの太さ」のみです。話の流れからすると皮膜等は含みません。
>ケーブル太さを変えることにより、複数の要素が変化します。
>ケーブル太さを変えることにより変化する要素がすべて列記されてはいません。

そういうことではなくて、太さ以外の要素は変えないということです。

「太さ以外は変えない」というのに「複数の要素が変化する」というのは
あり得ないじゃないですか?

「太さを変えたことで、何が変わるのか」ということですよ。

太さを変えたことで変わるものは、数学で言えば「従属変数」です。

思考の仕方が変ですね。

例えば、飲み物に砂糖を入れたら甘くなります。
「甘くなった」という要素を「砂糖を入れた以外の要素の変化」とは言いません。

根本的な「ものの考え方がおかしい」です。


Posted by dolce at 2012年02月20日 21:10

>太さを変えたことで変わるものは、数学で言えば「従属変数」です。

であれば、「従属変数」をすべて列記しなければいけません。


Posted by at 2012年02月20日 22:27

>であれば、「従属変数」をすべて列記しなければいけません。

電気回路の要素は、R(純抵抗)、L(誘導リアクタンス)、C(容量リアクタンス)しかありません。

あなたが何を考えて見えるのか、私には意味不明です。

オームの法則は、

E=I・R

で、1つを定数とすれば、残り2つは1つが変数で、もう1つが従属変数です。

簡単な一次式です。中学校で習うと思いますが。


Posted by dolce at 2012年02月21日 00:55

表皮効果

表皮効果については、TADの設計者に聞きました。
私はTADの測定を信頼していますので、それで何も疑問を持ちません。

あなたが、信用できないというのであれば、TADにお聞きなったらどうでしょう。

Posted by dolce at 2012年02月21日 00:58

ここで変化させる変数は
「ケーブルの太さ」です。
「抵抗」ではありません。

今まで話題に出てきた
・許容電流
・時定数
・抵抗
・コイル成分による電流の遅延
・表皮効果
・その他

これらはケーブルの材質等を固定した場合は、すべて太さの従属関数といえます。

なお、時定数とこれまで書いてきたものについて、新たなエントリーで解説をいただいたようです。そちらの御回答により修正します。

Posted by よんまる at 2012年02月21日 11:50

>ここで変化させる変数は
>「ケーブルの太さ」です。
>「抵抗」ではありません。

ものの考え方自体がおかしいです。

太さを変えるということは、回路上では「直流抵抗」が変わるということです。

なたは、電車に乗る時、切符を買いますよね。
でも「私は切符が欲しいのではなく、電車に乗りたいのです」と言いますか?

>これらはケーブルの材質等を固定した場合は、すべて太さの従属関数といえます。

違います。

材質でも形状でも、電気回路に使うものを変えたら、何に影響があるか
と言ったら、それはE、I、Rの3つしかありません。

あなたは次元の違うものを、同列にしています。

このことは、ブログの記事で説明します。

Posted by dolce at 2012年02月21日 12:12
http://bestmusic.seesaa.net/article/231677324.html


7. 中川隆[-6342] koaQ7Jey 2017年10月07日 17:43:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2013年8月29日 プロケーブル(ProCable)を振り返る
http://cookietk.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/procable-044d.html


 プロケーブル(Pro Cable)なるネットショップが一時期話題になりました。(現在は大阪にリアル店舗がひとつあります。)

 プロケーブルは「プロ用」ケーブル類を主に売っていて、あわせて特にお勧めのアンプ、スピーカー、ミキサー、トランスも販売しています。 サイトを少し読んでいくと民生用オーディオはボロばかりでいくら高額の物を購入してもダメ、うちで扱っている「プロ用」機材を使わないとよい音は出ませんということを強烈な言葉で主張しています。

 このサイトが実際どうなのかという検証を以前に21回にわたってphile-webにおいて記事にしました。

以下にリンクをまとめます。


その1

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20111225/

その2

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20111230/27634/

その3

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120105/27799/

その4 鬼門1

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120111/27949/

その5 鬼門2

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120114/28019/

その6 鬼門3
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120115/28032/

その7 鬼門4

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120209/28633/

その8 鬼門5 
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120221/28948/

その9 鬼門6 iPod

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120304/29259/
その10 鬼門7 iPodの続き

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120308/29383/

その11 鬼門8 スピーカー
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120309/29407/

その12 音の焦点

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120312/29484/

その13 PC,iPod

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120314/29511/

その14 AirMacExpress

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120316/29558/

その15 続 AirMacExpress

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120320/29668/

その16 iPodとAirMacExpress

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120401/29970/

その17 AirMacExpressの設定

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120411/30175/
その18 AirMacExpressご意見集

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120413/30208/
その19 スイッチングハブ

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120418/30314/

その20 音の焦点その2

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120421/30382/

音の焦点 結論(プロケーブルを振り返るその21)

http://community.phileweb.com/mypage/entry/3126/20120424/30437/

 内容を簡単にまとめますと、


・「パソコンの歴史」にパソコンを設計したのはおおまかにIBMとモトローラーだけであるなどとあるように明らかにおかしなことを書いているところがある。(その1)

・「商品を売りたいためのウソを並べている」という人もいるが、プロケーブル管理人と直接会ったりやりとりした方の話を総合すると、まじめで熱心、多くの方が良い音で音楽を聴いてほしいと願っている方ではあるようであり、サイトに書いていることについて間違いはあっても「ウソ」はないと思われる。(その1、その2 )


・プロケーブルが販売している商品のうちケーブル(特にラインケーブル)については比較的評価が高い(その8) 。(ただし、私が試したところ悪くはないがさほどではなかった(その3) )

・アンプ、スピーカー、ミキサーについてはプロケーブルと音の好みが近い方には評価されているが、プロケーブル以外の場所では評価が低い。一時はよいと思ったが、後から音の悪さに気づく例も見られる(リンク集等を参照)。

・プロケーブルの推奨機器の多くについて、中音域が強く張り出した爆音であり、繊細な表現には不向きであるとの評を見かける(リンク集等を参照)。

・AirMacExpressからのアナログ出力を絶賛しているが、評価しているのはプロケーブル推薦のアンプやスピーカーが気に入っている人たちに限定されることから、特定の音の好みに基づくものであると推定される(その14 )。

・一方でiPod、PCによる再生はプロケーブルシステムではない方々にも広く支持されている(その9) 。

・AME使用におけるスイッチングハブの数珠繋ぎはいろいろなケースで有効性が確認された。この発見はプロケーブルの非常に大きな功績。

・非めっきプラグについては私が試したところ大きな効果があった。(その5)


・音の焦点と称するものがあり、音源の質にあわせてスピーカーケーブル長を調整しなければならないと主張する。とくに音源がよくなった場合は高音がきつくなってキンキンになるため、非めっきのスピーカーケーブルを長く引いて「音を緩め」なければならないとしている。私の当時のシステムでもこの症状が現れ、スピーカーケーブルでの音質の調整を行っていたもののスピーカーケーブルの長さが100mとなっても音のキンつきが収まらなくなった。

 この「音の焦点合わせ」をやっているのは多くがプロケーブルシステムの方である。プロケーブルホームページ内「オーディオの基本と鬼門・その真実」のうち「「音の焦点」の微調整・その方法(生音の解釈)」において63名(記事執筆時) の登場人物がかかれていますが、プロケーブル推奨のアンプまたはスピーカーを利用していない可能性があり、かつ、「音の焦点あわせ」について言及していた 人物が4名のみである(記事執筆時)ことから、他のシステムのケースは存在するが少ないと考えられる(その12、その20 )。プロケーブル推薦スピーカーでもより歪みの少ないスピーカーでは焦点合わせがシビアではない。という事実がコメントから読み取れた。

 私の場合はネットの情報を参考に結局アンプ、スピーカーを変えることによって音の焦点合わせが不要となった。これらのことから、「音の焦点合わせは」アンプ、スピーカーの歪みが音源の高音質化によって顕在化したものを高音を減衰させることによって感じにくくしているだけと結論付けられる(その21)。


といったところです。

とくに最後の「音の焦点 結論」というエントリーはときどき引用されています。


 なお、プロケーブルに関して意見を書いているほかのブログ等のリンクをこちら にまとめています。


プロケーブル(ProCable)リンク集
推奨機器を導入してみた方、かつての「信者」の方。現役の支持者の方。「卒業」し、総括した方などの記事を集めています。
http://cookietk.cocolog-nifty.com/blog/procablelink.html

http://cookietk.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/procable-044d.html


8. 中川隆[-7842] koaQ7Jey 2018年4月06日 20:30:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10003]

ドイツLEONI社製スピーカーケーブルのご紹介:螺旋館Blog 2009-02-07
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2006-02-08


音質が優れ、手ごろな値段のスピーカーケーブルとして、ドイツLEONI社のスピーカーケーブルをご紹介します。

LEONI社はドイツに本社をがあり、ケーブル製造の大企業で、世界中に20,000人を越える従業員と60の設備をもっているそうです。日本では、あまり知られていない会社ですが、欧州におけるBelden/CDTのような位置づけのメーカーではないかと思います。

クラングフィルム、ジーメンスなどのビンテージ・スピーカーケーブルを見ても、LEONIの外皮とそっくりな色のものがあるので、確証はありませんが、こういったメーカーにもOEMで線材を出していたのかもしれません。

現在もオーディオ分野については、スタジオユース用のスピーカーケーブルをカタログに載せていますが、LEONI社に直接依頼して、1990年代に一部のオーディオファンの間で評価の高かったスピーカーケーブルを特別に再生産して貰いました。LEONI社の担当者には、大変感謝しています。このケーブルはWestern Electoric研究家の池田圭さんと、その周辺のかたがたも愛用していたそうです。彼らは、Western Electoricの電線(ほとんどがOEM品ですが)は使わなかったのですよ!

メーカーの内部資料にもSpecial Audio Cableとあるだけで、生産方法は残っていても、詳細は不明のようです。現在市場に出ている殆どのWestern(ということになっている)ケーブルと異なり、他の目的のケーブルをオーディオ用と偽っているものではありません。

写真のように赤と青の被覆のシンプルな外観のケーブルです。

http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2006-02-08

LEONIスピーカーケーブル

LEONIの極細銅線

被覆は非常に柔らかくしなやかなもので、日本やアメリカ製の被覆ではあまり見かけない、ドイツ独自のタイプです。

被覆、銅線ともに経年変化が少なく、被覆の硬化や銅線の錆などが発生しにくいので、長期にわたって安定した使用が可能です。私の手元には、1990年代に輸入されたものも若干ありますが、被覆の硬化も殆どなく、被覆の下の導線の酸化も殆どありませんでした。

銅線のスペックに関しては、メーカーが情報を開示していませんが、表面に特殊なガス処理を行っているらしく、これが、銅線の経年変化が少ない理由のようです。すずや銀のメッキ線と異なり、銅線の表面に異種金属を介在させないため、音に余分な癖がつきません。

音質は、非常にナチュラルで癖が有りません。愛用者の方が、60メートルの長尺と一般的に使われるであろう5メートルの音質の差を比較する実験をおこなったところ、両者の音質の差が解らなかったそうです。品質が悪いケーブルであれば、当然、長ければ長いほど、音質は悪くなりますし、高級・高音質のケーブルでも、特定の色つけがあるのならば、ケーブルの長さにより音色に変化が出る筈です。このことからも、このケーブルが如何に品質が高く、固有の音質を持たないものか、お分かりと思います。

高音質ケーブルの名前に踊らされて、意外と多くの人が見落としている視点が、劣化も色付けも無いケーブルです。かつて、色付けの少ないアンプはGAIN WITH WIREと呼ばれたものですが、今はそのWIREが色付けを持っている場合が多いのです。(これは、良し悪しと思います)

ケーブル固有の音質の色つけ(キャラクター)を利用して、システム全体の音の調整をしようとしている方には向きませんが、ケーブル固有の音を嫌い、アンプやスピーカー本来の音を聞きたい、本来の性能を発揮させたい と思う方には、最適な選択肢の一つとお勧めできます。癖のすき無い音質のため、基準となるケーブルとしても有用でしょう。

ビンテージオーディオから、現代のハイエンドオーディオまで幅広い機器に、よくマッチします。私も両方のシステムで愛用しています。ビンテージ機器の特徴的な音を活かす意味でも、現代オーディオ機器のニュートラルで色付けの少ない音を楽しむためにも、ケーブルで音質を演出しては本末転倒です。


赤青セットを3500円/m(税込み + 送料一律500円)でお分けいたします。赤青セットで、通常のスピーカーケーブルとして使用しますので、たとえば、左右のスピーカーに2mずつ使いたい場合、赤青セットが4m 3500x4+500=14500円になります。

特に使い方に指定はありませんが、ケーブル表面にLEONIの文字の刻印がありますので、ケーブルの方向を管理したい場合は、

アンプ → LEONIの文字の方向 → スピーカー

と合わせると良いでしょう。

スピーカー端子には、全ての導線を差し込み、接触不良やショートが生じないように注意してください。スピーカー端子の形状によっては、バナナプラグやYラグを使用してもよいでしょう。特に高価なものである必要は有りませんが、接触不良にならないよう、しっかり圧着できるものを使ってください。

購入を希望される方、質問がある方は、下記Web Pageの下のメール用フォームを用いて、WebMasterまでご連絡ください。

http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/audio/leoni.html


販売は、管球王国の特集記事にも登場している川崎のVintage Audio SHOP TAFですので安心していただけると思います。

私のオーディオ仲間に、モニターをお願いしたので、こちらも参考にしてください。


http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-04-28


P.S.
LEONIの現行製品のライン用ケーブルもTAFさんで数種類のサンプルを取り寄せて、一番好ましい音質だったものを購入し、販売できるようになっています。こちらは、ビンテージ線ではありません。


コメント


今、airbowの6N14Gを使っているのですが比べるとどうなんでしょう?
これしか使ったことがないので(^_^;)
by miya (2009-02-11 00:14)



6N14Gは、勿論、非常に優秀なケーブルですが、LEONIの赤青線に交換すると、若干の誇張感があって、マスクされていた音があったことがわかります。
(2度、別のシステムで6N14 → LEONIの移行をしています)

LEONIは、そっけなくてケーブルの音の存在を意識させないものですから、システムによっては、物足りなく感じるかもしれません。良くある音の良くなるケーブルではなく、音の変わらないケーブルです。
by YAS (2009-02-11 16:02)

hifi堂に、このページの記述をパクられました(苦笑
by YAS (2012-05-06 15:43)
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2006-02-08


9. 中川隆[-7841] koaQ7Jey 2018年4月07日 01:25:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10003]

VINTAGE AUDIO

ドイツ製のAUDIOを中心に紹介及び販売を致します。

コレクションして来たアイテムやレア品や試作品など、オークションとは
違った形にて、お薦め品をじっくりと販売していきたいと考えております。

また、お探し品などリクエスト頂ければお探し致しますのでお気軽にお問い合わせ下さい。     


German Kabel Collection
http://www.vintagejoin.com/Kabel.html

ドイツのスピーカーを扱って来ておりますが、マッチングのケーブルとは?
と常に考えておりました。ここに来て目ぼしいケーブルが揃って来ましたので
紹介、及び販売を始める事となりました。YAHOOオークションなどでも
故意なのか、無知なのか、常識を外れた値段の物や明らかに違う物を
Klangfilmなどとして売られているケースも見られます。
情報が少ない分要注意です。

適正価格にて、そしてより良いケーブルを提案していく予定であります。
ドイツのケーブルの素晴らしさを少しでも紹介できたらと思います。


RCAケーブル加工品について

ケーブルを手で撚った後にプラグ周りには独自のシールドおよびデリケートな
ケーブルに力がかからないよう強度加工を施しております。
プラグは音質面、コスト面でも定評のあるNEUTRIKを使用しております。
ハンダは和光テクニカルSR-4NCuを使用しております。
シールドケーブル以外の加工品はPhonoケーブルにはお奨め出来ませんので
予めご了承下さい。


スピーカーケーブル加工品について

ケーブルにストレスを与えないように手で撚っております。
最大4mまでの延長加工も可能です。

SIEMENS 0.4mm 単線ワイヤー

1980年製のビニール被膜単線ワイヤーになります。0.4ミリ径にて固めのワイヤーです。
単線ワイヤーとしては理想の太さかと思います。
バランスよく安定したサウンドを奏でます。ラインケーブル、スピーカーコードと何でもこなします。

RCAケーブル(加工品) 50cmペア 4,500円


VEB KABELWERK Berlin 単線ワイヤー

80年代、東ドイツの0.4ミリ単線ワイヤーになります。とてもしなやかなケーブルです。
華のある表情豊かなサウンドを奏でます。ワイヤー通の人ならばVEB(東ドイツ)の
ワイヤーと聞いただけで、そそられる事でしょう。


RCAケーブル(加工品) 50cmペア 4,500円


LEONISCHE DRAHTWERKE AG HF Litzs線

1569年設立ドイツの老舗メーカーになります。現LEONI 社の元会社の1社になります。下記参照
http://www.schoene-aktien.de/leoni_alte_aktien.html

電気はワイヤーの表面を流れます。よって太いワイヤー1本よりも細い表面を絶縁されたワイヤー(エナメル線)を並列に並べた線(Litz線)の方が損失が少なく
流れます。そして生産に手間がかかることにより高価です。

上記の事より細い線ですが見た目より表面積が広いのでキチンと電流が流れます。
そして非常に繊細で、情報量の多いサウンドを奏でます。このLitzs線は60年の物ですがエナメル加工にて線の劣化(酸化)も見られませんので、ほぼ新品と同じ性能でしょう。人によっては線も半田も寝かせたほうが音が良くなるという人もおります。大変希少な線でもあり情報量豊かなサウンドをお楽しみ頂けます。


RCAケーブル 50cmペア 7,000円


*Litzs線は表面のエナメル質をとらないと通電しませんので
扱いになれた方のみお奨め致します。
http://www.vintagejoin.com/Kabel.html


10. 中川隆[-10161] koaQ7Jey 2018年4月17日 09:28:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10864]

ケーブルの正しい判断は一般の方には難しいかも?・・・ - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年04月17日

メイン2セット(音楽部屋・自宅)とサブシステム2セットを、とにかく毎日鳴らしている。ケーブルのグレードが高いと音数が多く、エネルギー感も多く、質感も良く・・・と全体の音質が上がる。顕著なのが「音圧アップ」で有る。良いケーブルを判断する時は「音圧アップ」するかを確認する様にしている。「音圧アップ」とは、同じボリューム位置で音量が大きくなる事。

良いケーブルを使うとその場を離れたくなくなるから次の日も又聴きたくなる。そうやって1年以上鳴らしていると「2000Hr」を超えて来る。2000Hrを超えて来るとアンプを始めシステム全体が「活性化」され、自然と「音のバランス」が取れ、キレ・ヌケ・ノビが感じられる様にいなって来る。好循環のケース。

反対にケーブルのグレードが低いと、淋しい音や痩せた音・キツイ音が出て来る。「聴くのが辛く」なって聴きたくなくなる。そうなると、毎日が一日置きに、1週間に1回に・・・と聴く頻度が下がって来る。使用頻度が低くなると機器の接点に酸化膜が付き、ますます音質ダウンして来る。更にそれを続けて行くと、「機器の故障」が発生する。高価な機器が数年で修理しなければならなくなるのは「使用頻度」が低い事や使い方が悪いからだと思う。ごく普通に毎日使ってやりさえすれば故障まではしない。

良いケーブル(性能の高いケーブル)は一般の方にはその良さが判り難い。何故なら「交換直後」から「音のふん詰まり」が発生するからだ。

例えば、グレードの低いケーブルAからAの2倍くらいの性能を持っているケーブルBに交換したらどうなるか? そのケーブルで伝送される情報量は確実にアップしている。でもそのケーブルで送られた信号を下流側の機器が受け止めきれない現象(オーバーフロー)が発生する。音のバランスや左右の音量さえ狂って来る。毎日サウンドが変化して来る。出て来る音は「ふん詰まっている」ので、聴くのが辛くなる・・・交換したのはケーブルBだよね・・・元のケーブルAの方が良かった・・・みたいにケーブルBが悪者扱いにされて「受け入れられない」・・・と外される。悪循環のケース。

本当は下流側の機器が「即対応」出来ないだけの事で、ケーブルが悪いのではなく、対応できない機器が悪いのに・・・ではなく、機器が対応できるようになるにはそれなりの時間がかかる・・・その時間を私は「苦行」と呼んでいる。軽く1000Hrは見ている。

客観的に、一般に「高級ケーブル」と呼ばれるケーブル材の断面積(太さ)と、機器の内部配線で使われているケーブル・プリント基板配線の断面積(太さ)は、圧倒的に高級ケーブルの方が太い。つまり、「送れる情報量」の量が大きく違うのだ。当然「オーバーフロー」して機器のグランド側に流れ出す・・・ノイズの発生やセレクターからの音漏れが発生する。

処が面白い事に、時間をかけて機器をその情報量の多さに馴染ませてやるとかなりの処まで吸収できるようになる。つまり、高級ケーブルに対応して来る。

2000Hrもかかるので一般の方はそれを待てずにケーブルを「ダメ判定」してしまう。もうこれは「悪循環」しかない。「ケーブルの原理」を理解する事さえ難しい。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/7726159b93d27e1029b2134558c14471



11. 中川隆[-10237] koaQ7Jey 2018年4月17日 22:07:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10957]

242: 薬漬け :2018/03/27(火) 21:36:54 HOST:sp49-98-52-156.mse.spmode.ne.jp

借り物の電源ケーブルが宙に浮いている中で、知り合いから悪の囁き。
「このケーブル使ってみないか?凄いぞ!」というのが彼の言い分。

まあ乗ってみることにしました。元に戻すのは実に簡単ですから。
とりあえず差し替えがしやすいレビンソンLNP-2Lに装着して、シベリウスの2番で。

いや、確かに凄いケーブルでした。ハイスピードが売りのようですが、音がギンギン。
陰影礼賛とは正反対の、フィンランドの山河をスポットライトで照らし上げたような、
分解能だけが際立って雰囲気が消し飛んだ音でした。
およそオートグラフの音とは対極の、水と油のような鳴りっぷり?でした。

やはりブランド系のケーブルは性能は良いのでしょうが、個性というか癖も半端でないと再認識です。

このあと、メートル980円の何時ものケーブルに戻したときの音楽の豊潤だったこと……。
知人には悪いけれど、ケーブル選びというのはなかなか難しいですね。

243: 前期 :2018/03/28(水) 15:48:20 HOST:h220-215-170-060.catv02.itscom.jp
>分解能だけが際立って・・・・・

一階前方席のような音ということでしょうね。それもまた生音には違いない
わけで一部のマニアがそういう音に痺れることも事実で最後は好みの問題に
なるのでしょう。当方は「ハイレゾ」的な音は好きではありませんが・・・

244: 薬漬け :2018/03/28(水) 20:27:45 HOST:sp49-98-52-156.mse.spmode.ne.jp
>>243
いやー、疲れる音でした。下手をしたらハイレゾも真っ青?!
最前列を通り越して、金管の発音口に耳を当てて聴いているような雰囲気でした。

私としてはノーサンキューですが、それにしても電源ケーブルの音支配力の強さを垣間見た感じで
その点だけは印象的でした。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1515328289/l50


12. 中川隆[-12002] koaQ7Jey 2018年5月05日 08:11:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13237]

NEGLEX の出発 - 金田・江川予想

1974年から1975年にかけて、秋田大学の金田昭彦さんと、 オーディオ評論家の江川三郎さんによって 、ケーブルで音が変わるという、 従来の電気音響工学の常識を覆す発見が行われました。 これは、音の違いのかなりの部分が、 充分な精度に達していたと信じられていた測定器にもかからない ものであるということをはっきりさせた点で、歴史的な発見です。 しかも、大変面白いことに、金田さんも江川さんも、 ケーブルによる音の違いの一部が表皮効果 によるものではないかという予想を提出しました。 私たちは、この予想を金田・江川予想と呼んでいます。この予想は、 オーディオでよく見掛ける、信じる以外に受け入れる途がない主張と違って、 実験と理論の対象になりうるという点で、特筆に値します。
NEGLEXの場合は、一貫して、この金田・江川予想 の検証と、それが成立する根拠を追求してきました。表皮効果というのは、 渦電流というより広い概念の一部ですが、普通のケーブルを オーディオ帯域で使う限り、その値は 極めて小さなもので、電気音響工学の常識としては、聞 こえるはずがないものです。そのため、他のすべてのメーカと研究者はこれ を否定し、音の違いを、測定の容易な非直線性 とか、あるいは理論では説明のつかない神秘的な発想といった、 他の要因に求めました。

しかし、我々は、注意深い実験と理論的研究を蓄積した結果、金田・江川予 想は正しいと判断していますし、NEGLEXと他のオ ーディオケーブルの最大の違いも、この点にあります。他のほとんどの製品は、 純度といった感覚に訴える概念や、理論的にナ ンセンスであることを証明できる発想に、その根拠を置いていますし、逆に、 NEGLEXの場合は、そういったものを信じていません。

NEGLEX の思想 - オーディオ・ケーブルの謎

我々が行った実験と理論的な検討は広範かつ莫大なもので、それはまた、 多くの部品メーカーの技術者、オーディオ技術者、 オーディオ愛好家にご協力いただいた結果でもありますが、そこから得られた結論は、

******************************************************************
あるレベル以上のシステムと試聴者であれば、ケーブルを含む、あらゆる
部品の渦電流によるインピーダンスの変化を、解像度の低下あるいは、
情報量の低下として、識別できる
******************************************************************


というものです。
しかも、渦電流のような微少要因、つまり、測定にもかからない ような僅かな違いが聞こえる以上、従来無視される と思われていた、他の微少要因も判定可能なはずで、事実、機械的な振動 からくる微少なインピーダンス変化、導体や誘電体のかなり小さな電気特性の差、コ ネクタの構造や接触状態の差等、ありとあらゆるものが音に影響を与えていたことが 明らかになりました。つまり、従来の電気音響工学は、根本的な修正を余儀 なくされることになりますが、何がどう変わるのか、 究極の答を得た人は、まだ誰もいません。

実際、ケーブル以外の分野でも、渦電流インピーダンスを減らすことにより、大きな 効果が得られる等、従来無視されると思われていたことが、実際には大きな影響を与 えていた事実が次々に明らかにされてきましたし、その結果、かなりの進歩が得られ てきていて、問題は、決してケーブルだけの問題ではないことがわかっています。つ まり、ことオーディオに関する限り、音に無関係な要因はなく、何をやって も音は変わるわけで、ここに、オーディオ業界特有の詐欺的商品が多発する 理由があります。

しかし、何故、高度な電気計測器でもわからないような違いが、 人間には聞こえるのでしょうか。電気計測の場合は、伝送系の非直線性 と周波数特性を基本にしています。非直線性の場合は、 入力と出力が比例しないということで、話しも簡単、測定も簡単ですが、周波数特性 の場合は、音の大きさと伝搬時間が周波数に無関係なら波形も変わらないという性格 を利用して、振幅と、伝搬時間(位相特性)が 周波数に無関係であれば、無歪であるという理論を足場にしていま す。

この理論そのものは、絶対的に正しいのですが、実際に 測定してみると、面白いことに気づきます。例えば、明らかに音が違うアン プなどの特性では、ほとんど同じ、あるいは、まったく違いがわからない という結果になりますし、一方、同じ音楽、同じ言葉として認識できるス ピーカやマイクロホンでは、これで同じ音がでるのかと思うほど違った測定 結果になるのです。しかも、それらが置かれる部屋とか、周囲の状況によ って、驚くほど変化します。

これは、とても面白いことですが、逆に、人間が測定器と同じように認識したとした らどうなるでしょうか。同じ人が話したとしても、場所や伝達手段が違うと、まった く別人と判定されてしまいそうです。ところが、人の場合は、同じ音源はかなり違っ た環境でも容易に同定することができますし、一方では、測定器では差がわからない ような、アンプの違いを、いとも容易に認識します。つまり、人間と測定器では、ど こかが原理的に違うのです。そして、この違いこそ、人類がこの 多様な環境で生き残ってこれた理由でもあります。

問題は、何が違うのかということですが、我々が得た結論は、情報を処理す るための仕組みの違いです。電気計測の場合は、あくまでも一次元 の情報処理を行います。つまり、音の波形を時間軸に沿って計測し、その データを元に周波数特性を求めます。時間軸の波形から周波数特性を求めるには、か なりの演算量が必要で、その微妙な変化を求めようとすると、誤差しか残らないとい う結果になります。

一方、人間のほうは、本質的に2次元、ないしは、3次元の並列演算系 になります。耳から脳までの情報処理・伝達システムはほぼ2次元ですし、 脳になると、3次元の処理を行います。このようなシステムを、コンピュータを含む 電気計測で実現するのは無理で、光を使った演算処理システム、つまり、 光コンピュータだと比較的容易に実現できます。これはまだ実用化が先の 話しになりますが、大切なことは、1次元の計測システムでは極めて困難な周波数特 性の僅かな違いが、2次元の演算システムでは極めて容易に解かるということです。 逆に、1次元のシステムで容易に認識できる性質の一部は、2次元のシステムでは鈍 感になる場合があります。

NEGLEXの場合は、まさにこの、電気的な測定にはかからな いけれども、人間のような並列演算システムでは容易に認識できるような特性を重視 するという思想になっているのです。具体的には、従来の電気音響工学で重視されて いた、周波数特性の大域的な特性でなく、局所的な特性 、つまり、周波数特性を顕微鏡で拡大して部分的に見たときの凸凹を問題 にするという意味です。数学的に見ると、周波数特性の高次の微分を小さく するような設計が行われていることになります。この点が、他のケーブルと は根本的に違う点です。

つまり、電気計測で得られた周波数特性の全体がどの程度似てい るかということではなく、周波数特性の局所的なパターン同志が どれだけ似ているかを問題にするというやりかたです。比喩的ないいまわしをすれば、 山全体の形がどのていど似ているかでなく、そこに育つ 個々の樹木がどれだけ似ているかを考えているという感じになります。

こんな発想は、NEGLEX独自のもので、他に例のないもので すが、私たちが今までに行ってきた、すべての実験の結果を、素直かつ無矛盾、明快 に説明できるのは、この解釈だけなのです。

NEGLEX の特徴 - 感覚と科学の融合

NEGLEXの場合は、人間から見た、

**************************
解像度と情報量を高めること
**************************


が唯一の目標ですが、これは純度信仰等とは無関係な、 科学的な目標です。何故かというと解像度の評価は、少し工夫すれば、か なり客観的に行えるからです。例えば、知らない楽曲、特に 多声部の音楽を写譜してみたり、苦手な外国語のヒアリン グをして、認識率を調べてみると、それがどんなものか、高度な音楽的訓練 なしでも、実感することができます。
そして、その実現の方法として、先にお話しした、周波数特性の高次微分の 最小化という、新しいアプローチを取っています。この実現のために、 2重円筒同軸構造(特許)といった新しい構造、 絶縁材料や導体材料の注意深い選択、 製造方法の工夫、保管から出荷までの 注意といった、ありとあらゆる点に注意を払っているのです。量産指向の製品ではあり ませんから、中には、名人芸的な生産、つまり、無理をしている部分もあります。

また、2803のアッセンブリ品 のように、かなり極端な方針で作られた製品もあります。これは、ピン・ プラグ (RCAプラグ)のモールドという、本来、量産指向で開発された技術で、 一品料理の受注生産を行うという狂気に近いやりかたですが、これは、 プラグによる音質劣化を限界まで下げるための苦肉の策で、これ以上良い 解決策を見いだせなかったためです。市販されているピンプラグを評価してみるとす ぐわかりますが、豪華で 高価なものほど、解 像度が悪く、そういったプラグを使うと、2803の良いところが大幅 に失われてしまいます。

最近、何人かのお客様から、「NEGLEXを使って驚いた。こ んなに情報が増えるとは思わなかった。しかも、安い。」という、ご意見を頂きまし た。量産している電線と比べれば、決して安いとは言えませんが、安いという感覚は、 他の詐欺的商品とくらべての話しだと思います。ケーブルにかけるコストは、他の部 品やシステムとのバランスを考えなければなりません。一般ユー ザの立場としては、アンプ内部の部品を交換するというのは無理かもしれませんが、 1mのケーブルに何万円もかけるよりは、セット・メーカでは使わない、良質のコン デンサにお金をかけるのが、正しい選択です。

NEGLEX の商品ライン

利益追求のためというより、どうしても必要な人々へのサービス と研究の一部という性格が強いため、商品と呼べるかどうかわかりませんが、現在、 次のようなものが用意されています。過去には、もっといろいろありましたが、その ほとんどは製造中止になりました。今までに試作した製品の数は、1000点近くに なります。

ライン接続ケーブル

スピーカーを除く、機器間接続に使われます。もちろんアンプ内 部でも使えます。また、スピーカーで使えないわけではありません。

1) 2497 - 67 pF/m, 43 mOhm/m (75 Ohm)

寿命の長い製品のひとつで、高品質の画像伝送にも使えます。

2) 2803 - 108 pF/m, 160 mOhm/m (50 Ohm)

最も解像度の高いケーブルです。ピンプラグによる劣化も明瞭にわかります
ので、ピンプラグの接続は受注生産になっています。もちろ ん、ケーブル
単体での供給も可能です。詳細は単品カタログをご覧ください。このケーブ
ルは、汎用性があって、スピーカーを除く、ほとんどの用途に使えます。


pF/m の単位が付いた数値はキャパシタンス、mOhm/m の単位が付いた数値は直流抵抗、 () 内の数値は特性インピーダンスです。これらの電気特性が必要な場合もありますが、 解像度の評価に対しては、何の役にもたちません。
スピーカー・ケーブル

ダイナミック・スピーカーのダンピング(音のないときの制動)に必要な直 流抵抗が低いため、スピーカーの接続に使われます。ただ、直流抵抗は解 像度に本質的な影響を与えません。

1) 2477 - 15 mOhm/m, 550 PF/m (16 Ohm)

NEGLEXのもっとも古い製品のひとつです。

2) 2804 - 590 pF/m, 94 mOhm/m (15 Ohm)

スピーカー・ケーブルとしては、異常な細さです。何故、こんなものを作っ
たかというと、スピーカーケーブルに求められる、低い導体抵抗と、低い渦電流損失
の間には、根本的な矛盾があって、この両方を満足するのは無理ですから、低い導体
抵抗は、メインアンプにフィードバック機構を入れることで確保し、低い渦電流損失
はケーブルが引き受けるという方針が最善だという判断です。

つまり、低域はメインアンプ、高域はケーブルが、それぞれ分担して引き受
けることにより、総合的に良い特性を得るという思想なのです。具体的には、
「Fidelix」の「LB-4」という、メインアンプを前提にした製品です。

これ以外の製品で使う場合は、プリ、メイン間を離して、メイン・アンプを
スピーカーのすぐ近くに置くことで、スピーカーケーブルの長さを減らすといった、
工夫が必要です。うまく使うと、非常に高い解像度が得られます。

配線材と特殊な製品

機器の内部のリード線として使われます。優れた導体と絶縁材料 が使われていますが、採算的な問題から、どうしても必要な方に 限り供給させていただいておりますので、できるだけ、ご注文をご遠慮いただきたい と思います。

1) 2514 - 19/0.18 * 1.7 mm, 36 mOhm/m (0.48 mm^2)
2) 2515 - 30/0.18 * 2.0 mm, 23 mOhm/m (0.76 mm^2)
3) 2516 - 52/0.18 * 3.3 mm, 13 mOhm/m (1.3 mm^2)
4) 2569 - 0.8 mm 裸銅線, 34 mOhm/m (0.50 mm^2)
5) 2526PT - アナログ・レコード・プレーヤ用アーム・コード


() 内の値は、導体断面積、\fBmm^2は平方ミリメータを意味します。
ピンプラグとピンジャック

高価で見かけ倒しのものよりはましかもしれませんが、特に音質を考慮しているわけ ではありません。我々としては、2803用の受注生産品だけが、おすすめ できるピンプラグです。無駄の少ない、ローコストな製品になります。

1) 7551 - ピンプラグ, 6 mm
2) 7553 - ピンプラグ, 8 mm
3) 7552 - ピンジヤック (シャーシ絶縁型)


ピンプラグのサイズは、カバーの穴に入るケーブルの最大外径です。
プロ(業務)用製品

MOGAMIブランドのプロ用オーディオ・ケーブルは、世界の重要な市場で その特性と品質が評価され、広く使われています。アナログとディジタルの両方に対 して、広範囲のワイヤ、ケーブルが用意されていますが、これらの詳細については、 下記の代理店にご照会ください。

1) 日本

エム・アイ・ティ(株)
154 東京都世田谷区梅丘 1-33-9 モンド梅ヶ丘ビル 2F
FAX: 03-3439-3877, TEL: 03-3439-3755

2) アメリカ

Marshall Electronics
Post Office Box 2027 Culver City, CA 90231
FAX: 310/391-8926, TEL: 310/390-6608

3) その他

下記にお問い合わせください。世界各地の代理店をご紹介いたします。

MIT INC.
MONDO-UMEGAOKA BLDG, 2F 1-33-9, UMEGAOKA, SETAGAYA-KU, TOTYO 154, JAPAN
FAX: 03-3439-3877, TELEX: 2324787 MOGAMIJ, PHONE: 03-3439-3755

関連資料 - 情報サービス

モガミ電線では、他に類のない技術情報サービスを展開していますが、ここで触れた ようなオーディオケーブルの話題については、次の資料を用意してあります。ただ、 費用の点から、在庫がなくなったところで中止せざるを得ないと思いますので、どう しても読みたいという方だけが請求してくださるようお願いします。

オーディオケーブルの謎(B5 版, 128 ページ, 領布価格 1000 円)


いくつかの雑誌に掲載された原稿をまとめて、加筆したものです。宣伝のための文書 ではなく、技術的かつ本質的な問題を雑談まじりに解説したものです。難解な技術文 書ではありませんし、評判も良いのですが、読みとおすには、ある程度の好奇心と集 中力が必要です。
この他、ワイヤ・ケーブルに関する、かなりの量の技術資料が用意されています。こ れらについては、必要になった時点で、エム・アイ・ティ(株)や モガミ電線(株)の営業部門にご相談ください。特に難しい問題は、 モガミ電線(株)研究室あてにご照会いただいてもかまいません。

販売窓口

オーディオ店の利益に貢献するような製品ではありませんから、 NEGLEX製品の一般消費者向け国内販売窓口はありません。 一部の製品は秋葉原の三栄無線さんや 小柳出電気さん、大阪では テクニカルサンヨーさん等でも扱っていただいております。 どうしても入手先が見つからない場合は、下記にご連絡ください。


モガミ電線(株)
http://www.mogami-wire.co.jp/index.html

399-64 長野県塩尻市宗賀 469
FAX: 0263-52-6565, TEL: 0263-52-3149
http://www.mogami-wire.co.jp/sales/products/neglex.html


13. 中川隆[-12013] koaQ7Jey 2018年5月05日 10:24:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13255]
人間の聴覚と音質について - Innocent Key
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=5214

このような資料を見つけました。コード社の資料ですがなかなか良く出来ています。最も先進的で個人的な経験とも一致する箇所が多い内容です。もちろんすべて同意ではありませんがここ近年でみた資料のなかではもっとも同意できる内容の多い資料だと思いましたので、同意できる部分についてのみですが、ここで紹介しておきたいです。

hugo_technology.pdf

ただし元の資料は当然ながらフル英語なのでかなり意訳というか自分の勝手な解釈による文章と、分かる範囲で個人的経験からの捕捉を追加しています。後半は持論の展開になりますので、原文の正しい解釈を求める方はそのまま原文の資料を御覧ください。

元はパワーポイントのファイルだったので原文はこちらでPDFにコンバートしておいておきます。


音の知覚

•既存の音響技術は単純な耳のキャパシティ(20-20kHzなどの聴覚の限界やスペック?)をもとにした測定値で評価されます。たとえば聴感補正された歪率やSN比です。

•画像認識では目から入るデータは10%で残り90%は脳内処理によるもので、オーディオでも同様です。

• 我々は個別の音を知覚しますが、これは耳からではなく脳から来ています。

• それらの分離した音は3次元空間に配置され、これも脳の処理によります。

• どのように個別の音を脳が分離しているかについての科学はまだ未発達であり、脳がどのように処理しているのかは乏しい理解しか持っていない。


ここで出ている話についてですが、たしかにオーディオ、いやこれは音楽制作のほうが個人的に経験が多いのでこちらで例えてしまいますが、非常に同意できる内容が多いです。耳の訓練によって聞こえる音=認識できる音の質と量は全く別物のように変わっていきます。それは脳の処理によって獲得された情報なのかもしれません。

たとえば音楽制作では音程やスケールの認識、コード進行、パート編成、音色、それらを組み合わせた楽曲の意図を正しく理解し、さらに表現するためには相当の訓練が必要です。音楽のエンジニアリングでもEQやコンプによる音の変化、そこからミックスやマスタリングへの応用、意図的な音づくり等、どちらも何年にも及ぶ訓練が必要な世界です。そして聞こえなかった音が聞こえる=認識できるようになるという経験は常に自分自身の成長とともにありました。

これはオーディオでも同じで部品や音質差の聞き分け精度は訓練で向上します。聞こえなかった音は頑張ればだんだん聞こえるようになるはずです。(もちろん自分自身も聞こえていない音がまだまだあるはずです)

そして現状では体系的な音質についての研究は進んでおらず、世間では音質議論そのものがヘタしたらオカルト扱いです。そもそも未だに従来の単純な測定スペックでしか評価ができないオーディオ機器の現状があります。見かけのスペックと音質の相関関係は事実上ほとんど崩壊しているのですが、そのような事実に対して納得の行く説明が未だにつかないのが現実です。

この資料で指摘しているのは、このような従来の指標のみではまったくオーディオ機器の性能を評価することは出来ないし、従来の常識に不足していることが多いということを訴えたいのでしょう。これはもちろん測定が無意味という意味では決してなくて測定には限界があるというのが重要な捉え方です。

バーでこのシーンを想像してみて


http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=5214

•あなたは楽器を別々に認識できます。

•あなたは誰かが隣で話している内容を理解できます。

•あなたは3次元空間で2つの音がどれくらい離れているか、実際の配置、高さ、左右、奥行きを認識できます。

•あなたが後ろに3メートル下がったとき、バンジョーはより遠くに聞こえます。それが20メーターならばその深さで感じ取れます。

•脳はそれらすべての処理と計算をリアルタイムで行います。

•科学は人間の脳が行うこれらの詳細な方法についての理解を持っていません。

•まだこの処理ができるように設計されたコンピュータはありません。

•そして私たちは当たり前のようにそれができます!


この話はまさに測定器と人間の感覚の違いを示しているように思います。個人的に思うオーディオでの音質差でこの内容が妥当だと思う根拠はノイズフロア内に埋もれた情報を聞き取ることが出来るという経験です。従来の学説ではそれは不可能ということになっていますが、オーディオ開発における経験ではそのような従来の説は完全ではないように感じています。

それはちょうど上記で言う、沢山の人や楽器の存在する実際の空間で、さらに反射音が複雑に絡み合っている環境で音を聞く例を使うと確かにうまく説明ができます。コンピュータや測定器がそのような環境で、どのような楽器がどんな曲を流しているのか、そしてまわりにいる誰が何を話しているかそれらを同時に全て認識することが出来るのかという話です。しかしそんなことはまず不可能です。人間でも母国語であれば騒音の中でも脳内補完で理解が出来ますが、それが聞き慣れない方言や覚えたての外国語だったら途端に聞き取れなくなってしまいます。

このように人間の聴覚は訓練に獲得された脳内処理によって成り立っており、単純なセンサーではないという話はそのとおりです。そして学習内容は人によって癖がありますから、オーディオにおける印象の個人差はそれらの経験の差によって方言のように生じていることでしょう。これがオーディオにおける評価の難しさではないかと思います。


ノイズフロア変調

•音楽信号に合わせてノイズが増減することは、ノイズフロア変調を生じます。

•耳と脳はこの問題に非常に敏感であり、それは脳が個々の実体へ音を分離するのを妨げます。

•リスニングテストは測定可能以下のレベルにあるノイズフロア変調に対する感度を示しました。

•ノイズフロア変調は音を明るく、固く、攻撃的にします。それは楽器の分離とピントを悪化させます。ノイズフロア変調を減らすことはなめらかさ、ピント、品位を改善します。それはより自然な音です。


ノイズフロア変調という意味はよくわかりませんが、この部分で述べられている実験結果は当サイトの基本的価値観である「音質=分離の良さ」と同じだと考えると、個人的な試行錯誤の経験と直接関係している内容です。特に測定限界以下にあるノイズフロアの成分変化=音質の変化というのは経験的にも確実にありました。

例えば当サイトで主張している電子ボリュームやアナログボリュームによる音質劣化、抵抗の音質差などがまさにこれに当てはまります。これらの熱雑音は音の分離を即座に確実に奪います。このようなランダムノイズは非常に音質にとって害のあるものです。しかしその変化は測定限界以下、ノイズフロア以下での変化でしかありません。そのような違いは認識不能ではないのです。ですがそこまで害があるようにはまだまだ主張されていないように思います。

たとえば100Ωと10Ωの違いなんてノイズレベルで言えば相当微小な差ですがそれでも耳で聞けば違いがわかります。実際にはそれよりずっと大きなノイズ要因を残した状態であっても、ずっと微小領域のノイズ源を除去したときにその違いはちゃんと聞こえるのです。これはノイズに埋もれた音は認識できないという俗説と反しています。たとえばノイズの多いオーディオ機器でも電源ケーブルや中の部品を変えたら音の違いがわかるという話です。それらの違いは完全にノイズに埋もれている超微小領域の差のはずですが、人間にはそれがわかるのはこのような耳の特性があってこそです。このような大きなノイズに埋もれた微小領域のノイズの差は測定することが不可能な領域ですが、音質にとっては違いが出てしまうのが事実です。この領域の精度はおそらく認識に個人差がありますがそれは訓練の多寡によるものでしょう。

上記のバーでの例えから見てみますと、人間の耳はノイズの中での特定の微小音を認識、特定できるように作られているようです。その理由はモガミ電線の方も書いていましたが、生命の進化の歴史に根拠があると思っています。たとえば風の音や水の音等さまざまな音が存在する自然界で天敵に襲われるときの状況を考えてみます。そのようなシチューエーションで外敵の存在を聞き分ける能力の有無は直接死活問題だったのでしょう。

このような特定の微小ノイズは測定限界以下の領域での変化であっても耳にとっては大きな影響があるということ…それはChord社も同様の見解のようです。ただし私自身は何でもノイズフロアを極限以下に持っていくことだけが重要という考えより、音質を悪化させる特定の要因に注目してそのような成分を減らすことが重要だと思っています。音質にとって害にならない=脳で分離処理できるノイズ成分はオーディオでは実はあっても構わないとも言えます。ですが測定器では害のあるノイズかそうでないかは区別が出来ません。測定器の単純なノイズフロアだけでは音質は評価できない可能性はあります。もちろん測定上でノイズフロアが極限に低ければ悪質なノイズも少ない可能性が高いというのは正しいです。逆にノイズフロアだけ低くても害のあるノイズばかりなら同じスペックの機器より音が悪いというのもありえます。

経験的に害のないノイズ、問題になりにくいノイズは振動とか電源の残留リップルとか歪成分とか発振波形も大丈夫のようです。これらの共通点は特定の周波数に依存している成分です。何らかの相関性があるノイズは耳で分離が出来る=これらは空間を埋めたり音を消したりしない(限度問題ですが…)ことが多いです。たとえばカップリングコンデンサの音質変化なども振動起因だと思っているので、こういうノイズは積極的に音作りに利用しても良いのではと思います。実際にハイエンドメーカーの設計を見てもコンデンサだけはそういう使い方を見かけます。ですが抵抗や半導体の発する完全なランダムノイズは音質の分離を即座に悪化させるので、出来るだけこういうノイズの発生を防ぐことが高音質への道、それがオーディオ開発での重要なポイントになるでしょう。


Chord社の主張するインターサンプルのタイミング精度について

私はChord社の主張しているタイミング精度の重要性、長大なFIRフィルタの必要性については同意していません。その理由を画像を使って説明したいとおもいます。もちろん画像と音声は性質が違うので単純比較は出来ませんが、ひとつの例えと思ってください。しかしこの例えではFIRフィルタの優位性はそこまで大げさな正当性があるのかどうか疑問という要点はなんとなく伝わるのではと思います。


オリジナル(生音)
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=5214

まずアナログの原音がこれだとします。この時点では情報量がめいいっぱいあるとします。

44.1kHz NOSのイメージ
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=5214


こちらは44.1kHzで収録されたデジタルデータのイメージです。この時点で情報はすでに失われてしまっています。NOSの場合はデジタルのカクカクをそのまま再生するのでこのようなイメージになるかと思います。


FIRフィルタのイメージ
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=5214


こちらはFIRフィルタのイメージ画像です。この画像自体はバイキュービックというフィルタですが、FIRフィルタに似ている特性のフィルタです。

ここで重要なのはNOSもFIRフィルタも元画像に近づいているわけではないということです。Chord社の主張はこのFIRフィルタの精度を高めるほど元のタイミングに近づくと主張しているようですが、実際には失われた情報は元に戻るわけではないのは画像で例えるとよりわかりやすいように思います。特に国内ではNOSがベストと主張するタイムドメイン派の存在もありますので両者の主張は真っ向から対立することになってしまいます。

ではどちらが正しいのでしょうか。

正直画像から優劣を判断するとしたら、元の画像(音源)の傾向によってフィルタが合う合わないは変わる=フィルタ自体に絶対の正解は無いのではないかというのが本当の答えのように思います。どちらにせよ決して元のデータに戻るわけではないなら、音源に合わせて好みに応じて選べるのが一番良いのではないでしょうか。

性質が違うとはいえ画像でこういう例えが成立してしまう以上Chord社の主張するフィルタの重要性は正しいのかかなり疑問に思っています。自社のFPGAが完全独自技術で超長大なFIRを使えることが既存メーカーに対する数少ない優位性なのでこのような主張をしているように考えてしまいますがどうでしょう?

Hugo等の高音質はこのFIRフィルタの長さによるタイミング精度の向上より、内部処理のハイサンプル化により内部SN向上と外部フィルタ回路を大幅に簡略化出来たことによる恩恵が殆どであって、実はフィルタはそれほど音質に貢献していないのではないかと考えてしまいます。実際彼らの言う貧弱なフィルタしか搭載していない典型的な既存DAC-ICであるAK4495でもHugoの音質は超えられました。この事実は彼らのフィルタの絶対的優位性の主張は完全ではない=音質にとって最重要な要素ではないことを示していると思います。

ついでですが、画像で例えるなら多分DSDはこんなイメージです。RGB各単色+ノイズによる拡散ですがそのかわり解像度は高いイメージです。もちろんハイレゾになればPCMもDSDよりも多くの情報量を持つことが出来ますので、この画像比較だけでDSDが良いっていう話じゃありません。あくまで一例なので厳密には違います。

DSDのイメージ
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=5214


関係するかもしれない話

追記で面白い話なのでリンクを貼っておきます。人間の認識能力の限界は予想よりも高そうです。生まれつき持っていない感覚を補うことが出来る能力が脳にはあるようです。これをみると脳が世界を見せているという話もますます信ぴょう性が高まります。


人間に新たな感覚を作り出すことは可能か?
David Eagleman / 青木靖 訳 2015年3月 (TED2015)
http://www.aoky.net/articles/david_eagleman/can_we_create_new_senses_for_humans.htm
https://www.ted.com/talks/david_eagleman_can_we_create_new_senses_for_humans?language=ja


私たちの体はとても小さなものからできていて、すごく大きな宇宙の中にいるわけですが、そのようなスケールの世界を私たちはあまり上手く把握できません。私たちの脳は、そういうスケールで世界を理解するようには進化して来なかったからです。私たちの認識はむしろ真ん中のほんの薄い領域に捕らわれています。さらにおかしなことに、私たちが自分の居場所と思っているその薄い領域においてすら、私たちは起きていることの多くを見てはいないのです。

たとえば世界の色を例に取って見ましょう。これは光波で、物に反射した電磁波が目の後方にある専用の受容体に当たることで認識されますが、私たちはすべての波長を見ているわけではありません。実際私たちが見ているのは、全体のほんの10兆分の1にすぎません。だから電波やマイクロ波やX線やガンマ線が今まさに体を通り抜けているにも関わらず、まったく気付かないのです。それを捕らえられる感覚受容体が備わっていないからです。何千という携帯電話の会話が今まさに体を通り抜けているというのに、それがまったく見えません。

そういったものが本質的に見えないという訳ではありません。ヘビに見えている世界には赤外線の一部が含まれているし、ミツバチが見る世界には紫外線が含まれています。そして私たちの車のダッシュボードにはラジオ周波数帯の信号を捕らえる機械があるし、病院にはX線領域の電磁波を捕らえられる機械があります。しかし私たち自身はそういったものを感じ取ることができません。少なくとも今のところは。そのためのセンサーを備えていないからです。

それが意味するのは、私たちの体験する現実は生物としての肉体に制約されているということです。私たちの目や耳や指先は客観的な現実を伝えているという思い込みに反して、実際には私たちの脳は世界のほんの一部をサンプリングしているに過ぎないのです。生き物の世界を見渡してみれば、異なる生き物は世界の異なる部分を見ているのが分かります。視覚も聴覚も欠くダニの世界で重要となるシグナルは温度や酪酸です。ブラック・ゴースト・ナイフフィッシュの感覚世界は電場で豊かに彩られています。エコーロケーションするコウモリにとっての現実は空気圧縮波から構成されています。それが彼らに捕らえられる世界の断片なんです。

科学でそれを指す言葉があって、Umwelt (環世界)と言います。「周りの世界」という意味のドイツ語です。どの生き物もきっと自分の環世界が客観的現実のすべてだと思っていることでしょう。立ち止まって自分の感覚を越えた世界があるかもしれないなどと考えはしません。自分に与えられた現実をみんなただ受け入れるのです。

ひとつ意識喚起をしましょう。自分がブラッドハウンド犬だと思ってください。世界の中心にあるのは「におい」です。2億という嗅覚受容体を備えた長い鼻を持ち濡れている鼻孔はにおいの分子を引き寄せて捕らえます。鼻孔には切れ目さえあって、鼻いっぱいに空気を取り込むことができます。犬はすべてをにおいで捕らえます。ある日ふと気づいて足を止めるかもしれません。そして飼い主の人間を見上げて思います。「人間みたいに貧弱で情けない鼻を持っているというのはどんなものなんだろう?」(笑)「空気をほんのちょびっとしか取り込めず、たった百メートル向こうに猫がいることや、お隣さんが6時間前この場所にいたことさえ分からないというのは?」(笑) 私たち人間はそのようなにおいの世界を体験したことがないので、そのことを特に残念とも思いません。私たちは自分の環世界にすっかり馴染んでいるからです。しかし私たちはずっとそこに捕らわれているしかないのでしょうか?

私は神経科学者として技術が私たちの環世界を拡張できる可能性や、それが人間としての体験をいかに変えることになるかに興味があります。技術を生物的な肉体に組み込みうることを私たちは知っています。何十万という人が人工的な聴覚や視覚を使って歩き回っています。その仕組みはマイクを使って信号をデジタル化し電極を直接内耳に繋ぐ、あるいは網膜移植なら、カメラを使って信号をデジタル化し格子状の電極を視神経に直接繋ぎます。15年前という比較的最近まで、そういった技術はうまくいかないと考える科学者がたくさんいました。なぜならそういった技術が話すのはシリコンバレーの言葉で、それは生物的感覚器官の言葉とは違っているからです。しかし実はうまくいくんです。脳はそういった信号の使い方をちゃんと見つけられます。どのようにしてか?

実を言うと、脳というのはそういったものを見も聞きもしてはいないのです。脳は音も光もない頭蓋骨の中に収められています。脳が見るのは様々なケーブルから入ってくる電気化学的な信号だけです。脳が扱うものはそれだけです。脳というのは、そのような信号を取り込んでパターンを抽出し意味付けを行うことに驚くほど巧みで、この内的な宇宙からストーリーをまとめ上げて、皆さんの主観的な世界を作り出しているんです。

ここで鍵になるのは、脳というのはそういうデータがどこから来ているのか知らないし、気にもしないということです。何であれ情報が入ってきたら脳はその使い方を見つけ出すのです。脳というのとても効率的な機械です。それは基本的には汎用計算装置で、どんなデータに対してもどう使えばいいか見出すことができ、 母なる自然が様々な入力チャネルを作り出す自由を生み出しています。私はこれを「進化のPHモデル」と呼んでいます。ここではあまり専門用語を使いたくありませんが、PHは「ポテト・ヘッド」の略です。この名前を使っているのは、私たちがよく知り気に入っている感覚器というのは目にせよ耳にせよ指先にせよプラグアンドプレイの周辺装置に過ぎないことを強調するためです。差し込むだけで準備OK、脳は入ってくるデータの使い方を見つけ出します。

動物の世界を見渡すと、様々な周辺機器が見つかります。ヘビには赤外線を感知するピット器官があり、ブラック・ゴースト・ナイフフィッシュには電気受容器があり、ホシバナモグラは鼻先の22本の突起を使って周囲を探って世界の3次元モデルを作り出し、鳥類の多くは磁鉄鉱を備えていて地球の磁場を感じ取れます。これが意味するのは、自然は脳を再設計し続ける必要はないということです。脳機能の基本が確立されたなら、あとは新たな周辺装置のデザインだけ気にすればいいんです。それが意味するのは、我々に備わる器官は別に特別で根本的なものではない、ということです。進化の長い道のりで受け継いできたものというに過ぎず、我々はそれにしがみついている必要はないのです。

そのことの良い例として「感覚代行」と呼ばれる現象があります。これは通常とは異なるチャネルを通じて脳に情報を送るということで、脳はその情報をどうすべきかちゃんと見つけ出します。空論に聞こえるかもしれませんが、これを実証した最初の論文が1969年のネイチャー誌に出ています。ポール・バキリタという科学者が、改造した歯科用椅子に盲人を座らせ、ビデオカメラを設置してその前に何か物を置き、被験者はその映像を格子状に並べた筒型コイルによって背中で感じるようにしました。だからコーヒーカップをカメラの前で動かすとそれを背中に感じるわけです。盲目の人たちは背中の小さな部分の刺激からカメラの前にあるものを驚くほど正確に言い当てられるようになりました。

その後これをより現代化したものがいろいろ現れました。「ソナー眼鏡」は目の前にある物の映像を音の風景に置き換えます。物が近づいたり遠ざかったりすると「ジジジジジジジジジ」と音がします。雑音みたいですが、何週間かすると盲目の人はその音をたよりに目の前に何があるかを非常に良く把握できるようになります。これは別に耳を使う必要はなく、こちらのシステムでは格子状の電気触覚を額に貼り付けて目の前にあるものを額で感じ取ります。なぜ額かというと、他に大して使う用がないからです。最も新しい例はBrainPortと呼ばれるもので、小さな電極の格子を舌に付け、ビデオ映像を電気触感信号に変換します。盲目の人はこれを驚くほどうまく使うことができ、ボールをカゴに投げ入れたり複雑な障害物コースを通り抜けたりできるようになります。舌で見るようになるんです。

突拍子のない話に聞こえるかもしれませんが、視覚は脳の中を流れる電気化学的信号でしかないということを思い出してください。脳はその信号がどこから来たのか気にしません。単にそれをどう使ったらよいか見出すんです。

私の研究室で関心を持っているのは、聴覚障害者のための感覚代行です。ご紹介するのは私が大学院生のスコット・ノーヴィックと一緒にやっているプロジェクトで、彼は博士論文に向けてこの研究を主導しています。私たちがやりたいのは、周囲の音を何らかの形に変換し、聴覚障害者が言われたことを理解できるようにすることです。私たちは携帯機器の性能と遍在性を生かし、携帯電話やタブレットで使えるものにしたいと思いました。またこれは身に付けて服の下に着られるものにしたいと思いました。

コンセプトを目にかけましょう。私が話すと、その音をタブレットが捕らえてチョッキに埋め込まれたたくさんのバイブレータに対応付けます。携帯に入っているようなモーターを使っています。私が話した言葉がチョッキの振動パターンへと変換されるわけです。これはただのコンセプトではありません。このタブレットはブルートゥース通信をしていて、私は今そのチョッキを身に付けています。だから私がしゃべると、その音がダイナミックな振動パターンへと変換されます。これによって周囲の音響世界を肌で感じ取ることができます。私たちはこれを聴覚障害者に試してもらっていますが、ほんのわずかな期間でチョッキの言葉を感じ取り理解できるようになることが分かりました。

彼はジョナサン、37歳で修士号を持っています。生まれもっての重度聴覚障害者です。普通の人の環世界の一部が彼には欠けているわけです。それで彼にこのチョッキの訓練を4日間、日に2時間ずつしてもらい、5日目の様子がこちらです。

(映像中 ノーヴィック) You

スコットが言葉を言い、ジョナサンがそれをチョッキから感じ取ってホワイトボードに書いています。

(映像中 ノーヴィック) Where

ジョナサンは複雑な振動パターンを解釈して、言われた言葉を理解することができます。

(映像中 ノーヴィック) Touch

ジョナサンはこれを意識的にやっているわけではありません。パターンがあまりにも複雑なためです。彼の脳がパターンを紐解いて、データの意味を理解するようになっているのです。私たちの予想では、このチョッキを3ヶ月も着ていれば彼は直接的な聴覚の感覚を持つようになるでしょう。ちょうど盲目の人が点字の上に指をすべらせたときに意識的な努力なしに意味が直接ページから飛び込んでくるように感じるのと同じように。

この技術は大きな変化をもたらす可能性を持っています。現在聴覚障害の唯一の解決法は人工内耳ですが、それには外科手術が必要です。しかもこのチョッキは人工内耳の40分の1以下の値段で作ることができ、この技術を広く世界に、最も貧しい国々にも行き渡らせることができます。私たちは感覚代行での結果に強く勇気づけられ、「感覚追加」について考えるようになりました。このような技術を使ってまったく新しい感覚を人間の環世界に付け加えることはできないでしょうか? たとえばインターネットからリアルタイムデータを直接人の脳に送り込んで直接的な認知経験を発達させることはできないでしょうか?

これは私たちの研究室でやっている実験ですが、被験者はインターネットからのリアルタイムデータを5秒間体感します。その後2つのボタンが現れ、どちらかを選択します。被験者は何のデータか知りません。選択が正しかったか1秒後にフィードバックが与えられます。ここで見たいのは、被験者はパターンが何を意味するのかまったく知らないわけですが、どちらのボタンを押せばよいか正しく判断できるようになるものかどうかです。被験者は私たちの送っているデータが株式市場のリアルタイムデータで、自分がボタンで売買の選択をしていることを知りません。(笑) フィードバックで正しい選択をしたかどうか伝えています。私たちが見たいのは、何週間かの訓練の後に、世界経済の動きを直接把握する感覚を持つように人間の環世界を拡張することは可能か、ということです。結果がどういうことになったか追ってご報告します。(笑)

これは私たちが試しているもう1つのことですが、今朝のこのセッションの間、TED2015のハッシュタグがついたツイートを自動的に集めてセンチメント分析にかけています。みんなが肯定的な言葉を使っているか否定的な言葉を使っているかということです。この講演の間ずっと私はこれを感じていました。私は何千という人々の集合的な感情にリアルタイムで繋がっているわけで、これは人にとって新しい種類の経験です。みんなが今どうしていて、どれくらいこれを楽しんでいるか分かるんですから。(笑)(拍手) これは人が通常体験できるよりも大きなものです。

私たちはまたパイロットの環世界を拡張しようとしています。ここではチョッキにクアッドコプターから9種類のデータ—ピッチヨーロール方位方向などが送られていてパイロットの操縦能力を向上させています。パイロットの皮膚感覚が遙か向こうの機体にまで拡張されているようなものです。これはとっかかりに過ぎません。私たちはこれを計器で埋められた現代的なコックピットに適用したいと考えています。個々の計器を読み取る代わりに感じ取れるようにしたいのです。

私たちは情報の世界に生きていますが、ビッグデータにアクセスするのとそれを肌で感じ取るということの間には違いがあります。人間の地平を拡張することの可能性には本当に限りがないと思います。たとえば宇宙飛行士が国際宇宙ステーション全体の状態を感じ取れるというのを想像してみてください。あるいは自分の体の血糖値やマイクロバイオームの状態といった見えない健康状態を感じ取れるというのを。あるいは360度の視覚や赤外線や紫外線の視覚を持つというのを。ここで鍵となるのは、未来へと進む中で私たちは自らの周辺機器を選んでいけるようになるだろうということです。母なる自然が長いタイムスケールで感覚器官を与えてくれるのを待つ必要はありません。良い親が皆するように、世界に出て行って進む道を決めるために必要な道具は既に与えてくれているのですから。今私たちが問うべきことは、自分の世界をどう体験し探索したいかということです。ありがとうございました。(スタンディングオベーション)

アンダーソン これ感じていますか?

イーグルマン ええ、このチョッキで拍手を感じるのは初めてですが、良い気持ちです。マッサージされているみたい (笑)

アンダーソン ツイッターでみんな熱狂し、驚喜している! 例の株式市場の実験ですが、もし成功すれば研究資金に困ることはもうなくなりますね?

イーグルマン そうですね、もう国立衛生研究所に提案を書かなくて済みます。

アンダーソン ちょっとの間だけ懐疑的な見方をしてみましょう。これはすごいものだと思いますが、これまで得られた結果の多くは感覚代行が機能するということで、それは必ずしも感覚追加がうまくいくということではありませんよね? 盲目の人が舌で見ることができるのは視覚中枢があって情報処理できるからで、それが必要な構成要素だという可能性はありませんか?

イーグルマン 良い質問です。実のところ脳はどのようなデータを取り込めるのか理論的な限界を私たちは知りません。しかし一般論として、ものすごく柔軟だとは言えます。人が視覚を失うと、視覚中枢が他のものに引き継がれることになります。触覚や聴覚や言葉によって。それから分かるのは、皮質は単機能で、単にある種の計算を行うということです。たとえば点字のようなものに目を向けると、指で感じるでこぼこから情報を受け取っているのです。理論的な限界があると信ずべき理由はないと思います。

アンダーソン それが正しいとなったらみんな殺到することでしょう。非常に多くの応用が可能です。その準備はできていますか? もっとも期待していること、これが進む方向はどのようなものだと思いますか?

イーグルマン 応用はとてもたくさんあると思います。感覚代行を越えるという意味では、宇宙ステーションの宇宙飛行士という話をしましたが、監視に多くの時間費やす代わりに状況を感じ取れるようになるのではと思います。これが特に適しているのは多次元データだからです。鍵となるのは、私たちの視覚システムは塊や境界を検出するのには優れていますが、世界の状態を把握するのはうまくないことです。無数のデータを表示するたくさんの画面を1つひとつ注意して見ていく必要があります。だからこれは物事の状態を感覚的に把握するための方法になると思います。何もしないでいても自分の体の状態を知ることができるように、重機や安全性、工場や装置の状態を感じ取るというのは、すぐに応用できる領域だと思います。

アンダーソン デイヴィッド、本当に驚嘆させられる話でした。どうもありがとう。

イーグルマン ありがとうクリス。(拍手)
http://www.aoky.net/articles/david_eagleman/can_we_create_new_senses_for_humans.htm


14. 中川隆[-12012] koaQ7Jey 2018年5月05日 10:45:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13255]

ケーブルで音が変わる 2009.10.9 mixi日記より


1)ケーブルが変わると音は変わる。

 ・変わらないのは機器の忠実度が低くいから分らないだけ。


2)電気特性で変わるのではなく、機械特性で変わります。

 ・市販の高級ケーブルは電気特性を売り物にしているが、見当違い。


3)抵抗の小ささを良さとしているが、これも迷信。

 ・試しに抵抗を挿入しても音は悪くならない。

 ・抵抗が小さくなれば音が良くなる理論根拠もない。


4)同軸ケーブルは大体音は良くない。

 ・高周波には必要だが、オーディオ領域では必要無し。

 ・オーディオ領域ではツイストペアが良い。


5)シールド線は音は良くない。

 ・ツイストペアでは、外部雑音は逆相で打ち消すから、シールド不要。

 ・ツイストペアをシールドしている高級オーディオラインケーブルはシールドを剥いて取り去れば、良くなる。この件責任持ちません。


6)一般的に細く柔らかいのが良い。

7)RCAより、ステレオミニジャックがよい。

☆再生には色付けと、忠実度の2つの要素が在ります。以上は忠実再生のためのものです。

☆理論・技術・実験は追い追い書いて行きますが、MIXI上にも多くの情報や研究者がおられますので参考にして下さい。
http://tackbon.ldblog.jp/archives/52317672.html


15. 中川隆[-12013] koaQ7Jey 2018年5月05日 11:04:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13258]

オーディオの音質差をスピーカから録音!のまとめページ - Innocent Key
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=6341


ここではオーディオの色々な音質差を実際に録音して比較するための音源公開ページです。内容は随時アップデート、追加予定です。将来のためにまとめページを作成しました。今後DACやパワーアンプ等、各種音質のレコーディングデータをアップしていきたいと思います。

ケーブル否定派の方はこの機会に是非このデータをチェックしてみてください。

特にWavの差分を取ったとき各ケーブルごとに異なる特徴の差分が取れます。
全てのデータはタイミングを完全に合わせてありますので逆相で簡単に打ち消しが可能です。これはブラインドテストなどよりよほど確実な方法だと思います。スピーカケーブルのほうが帯域分布が変化しますのでわかりやすいです。

レコーディング環境

オーディオIF : TASCAM UH-7000
マイク : DBX RTA-M * 2
DAC : AK4495S dual DAC
パワーアンプ : WF-P400(Ncore)
スピーカ : 特注アルミエンクロージャ大型フロアスピーカ

スピーカから出力される音を測定用マイクで収録しています。再生用と収録用ではPCを分けています。マイクの場所はスピーカの真っ直ぐ前、マイクスタンドでツイータから正面1mの距離に左右等距離でセッティングして収録しました。上の写真はマイクを外した後ですがセッティング自体は画像のような感じでやっています。

左右チャンネルの位相とレベル差はすべてDAWで確認して必要があれば修正します。どちらにせよ厳密に左右が等距離でないので位相の修正は全トラックで必要でした。修正しないと左右の定位が曖昧で中央定位がなくなります。しかしスピーカ依存の位相ズレや左右の距離による左右音波到達時間差による位相ズレによる音の干渉は完全には消去できておらず、位相ズレは完全に消すことは出来ていません。

再生はPC側のプレイヤーでPCM->DSD128に変換、そのままDACにはDSDで入力しております。これは意図的ですが録音データには原音には含まれない折り返しノイズが出ています。その分高い周波数が(約30kHzくらいまで)収録されています。これはケーブルの差をよりはっきりさせることを期待してあえてそのようにしました。

録音データは96kHz/24bitでの収録です。EQやコンプなどのプラグイン類は一切使用していません。


■DACチップの音質差

録音データ(Zip圧縮) 300MBほど
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=6341


こちらの記事で作成したDSD対応DACプラットフォームによる比較です。パワーアンプはNcoreアンプですべて共通です。あとの条件はDACからデジタルボリュームでパワーアンプへ直結しており。DDCはXmosからのSPDIFをすべて共通で使っています。デジタル回路、電源回路、使用オペアンプ、抵抗の種別はすべて共通ですので純粋なDACの音質差に近い比較が可能です。こちらはPCMによる再生です。

DAC_AK4490.WAV
DAC_AK4495.WAV
DAC_CS4398new.WAV
DAC_CS4398.WAV
DAC_WM8741.WAV

補足です。CS4398の無印とNewの違いは基板レイアウトのみです。部品などは共通。一部パッシブのセラミックコンデンサの数に違いがありますが、これの主な変化要因は基板パターンによる違いです。Newは最新世代のレイアウトです。

差し替え用ボードのES9018が現在貸出中のためES9018だけ含まれていません。ですがES9018の音質的にはこのなかではAK4490に最も近い感じです。AK4490よりも滑らかさにおいてES9018のほうが優れています。ただ高域の神経質さや質感の繊細さはAK4495ではなくAK4490に近いイメージです。

ES9018代表としてカプリース本体の録音も入れてあります。

■DACの音質差

こちらは違いがわかりにくかったので改めてアップし直します。

Caprice_Internal_Volume.wav
Caprice_CS3318_Volume.wav
AK4495S_Ver1.wav
AK4495S_Ver2.wav

CapriceはES9018使用のあれです。ES9018の差し替え基板がなかったので代わりにES9018代表としてこちらを使いました。Internal Volumeは内蔵のアルプスミニデテント、CS3318は自作プリを経由した音になります。

■アンプの音質差

録音データ(Zip圧縮) 150MBほど
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=6341


これは最も明確な違いがありますのでわかりやすいと思います。DACやケーブルの差よりずっと聴き比べがしやすいです。アンプの違いはそれだけ大きいということでしょう。

PMA50.wav
Integrated_da_ucd180.wav
Integrated_da.wav

PMA-50.WAVはそのままPMA-50へSPDIFで接続して鳴らした場合の音です。このWAVファイルはスピーカで一度鳴らしたものをレコーディングしたファイルですが、実はSPからレコーディングする前のCDソースが有ります。もし原音というものがあるとしたらこの場合はCDそのままの再生音が原音になります。そう考えた時にどのアンプで鳴らしたものが最も良いと考えられますでしょうか。

Integrated_da_ucd180.wavはそのままHypex UcD180で、Integrated_da.wavはNcoreで鳴らした音です。

■XLRケーブルの音質差

録音データ(Zip圧縮) 400MBほど
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=6341


Belden 8412
Belden 88760
Nordost BlueHeaven
似非Odin
似非Valhalla
AudioQuest Columbia
ラダー型
自作シールド

上記のXLRケーブルの収録はNordost Super FlatLineをスピーカケーブルとして共通して使用しています。こちらはスピーカケーブルよりも聴き比べは難しいです。実際に現場にいる時よりも収録された音声の違いはかなり僅かになっています。それでも違いは収録されていますので実際に聴き比べてみてください。

個人的にはこの中で選ぶならラダー型(癖の無さとバランス)、似非Odin(中域の分離と奥行き)、似非Valhalla(スピードと帯域)のどれかです。これは実際に現場で聴き比べた結果としての意見です。

■スピーカケーブルの音質差

録音データ(Zip圧縮) 200MBほど
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=6341


Nordost SuperFlatline
似非Red Dawn
CROSS-POINT XP-SP EN(eau-rouge ER-SPと同等?)
ラダー型 8段ラダー

上記のスピーカケーブルの収録は似非OdinをXLRケーブルとして共通して使用しています。Wavの逆走波形で差分を取るとよくわかりますが、スピーカケーブルは低音の量自体が変化するようです。これはXLRでは見られない特徴です。こちらのほうがXLRよりも違いはわかりやすいです。

あくまで個人的な感想ではありますが、音質傾向としてはSuperFlatlineは広帯域で癖のない音質ですがやや平面的な音で細部が曖昧。ラダー型はあっさりとしており分離重視で緻密な描写で彫りが深い音。似非RedDawnはキラキラとした付帯音がありますがラダーよりさらに描写の彫りが深い音です。ER-SPはこの中ではRedDawnの次に色付けがありラダーより少し彫りを浅くした音に聞こえました。

しかしここで書いた「描写の彫りの深さ」はUH-7000のDACで聞いた時は全くわかりませんでした。生の現場で聞くとこの違いが録音されたWavよりも顕著に違いました。

ということでもしこのWavをきいてFlatLineと似非RedDawnのWavの彫りの深さや色彩感の違いがわからない場合はDACやアンプの性能が不足している可能性が高いと思います。このなかではオーディオ的にRed-Dawnが付帯音が明確にある点を除いてはクオリティが高いと個人的には思いました。この付帯音は好みが分かれるところです。それでもこの中では最も空間表現と緻密な描写に優れているでしょう。

使用音源

レコーディング比較には、いろいろな要素が1曲で同時に確認できる「花ハ踊レヤいろはにほ」です。フルバージョンはマズイと思うのでここで公開するのはショート版にカットしてあります。

こちらの使用楽曲の解説をこちらにアップしました。
http://innocent-key.com/wordpress/?p=6368


Comment


kkumax 2016/8/9 Tuesday

AK4490(4パラ),4495(2パラ)のDAC基板を使用しています。自宅のシステムと市販のソースの組み合わせでは両者の違いがあまり分からなったのですが比較サンプルをダウンロードして音の違いに唖然AK4495の音のグラディエーション素晴らしいと思います。女性ボーカルの音色(情報量)がAK4490と比べてAK4495の方が明らかに多い。愕然としました。

yohine 2016/8/9 Tuesday

オーディオ機器はスピーカもアンプも基本的には劣化の加算だと思っているので、途中経路と出力での劣化要因が多いほど相対的に小さい影響が見えにくくなると思っています。

この相対的に小さい影響とは「DAC素子による音質差」になるかと思っています。DAC素子のみでの違いは当サイトで以前より記載しているように非常に小さいものです。アナログ回路やレイアウトによる音質差のほうがずっと影響が大きく、DAC素子のみだと大きな違いは出ません。(実際にレイアウトのみによる音質差も録音データに有ります)

それでもこちらの録音で違いが見えているとしたらDAC素子以外の経路での劣化が少なくDAC素子の違いが見える状態になっているからと思っています。録音環境ももちろん重要だと思います。途中経路の問題が大きければ、DAC素子だけを変えても違いは見えにくいはずと思っています。

ただこの説で疑問なのは、kkumaxさんの環境では現場でのDAC素子の違いが見えないにも関わらず、当方の録音では違いが判別可能という点です。上記の説だけだとDAC素子の違いが見えない環境では録音データからも違いはわからないのではとも考えられるので、この辺りで整合性が取れないようにも思います。

このあたりはもう少し原因について考察してみたいと思います。少なくともデータ化された時点で現場の音とは違うということは要因の一つだと思います。

たとえば現状ではWavを録音してデータから見える違いは現場よりもかなり小さく、録音環境による問題は感じています。実際に現場にいるとケーブルの音質差などは録音データより遥かに大きい違いに聞こえます。もちろんDAC素子の違いも録音データよりわかりやすいです。

今後録音機材をアップグレードして、よりオーディオの違いを明確に録音することを目指しています。現在超ローノイズなマイクプリアンプを自前設計中です。これが出来上がったら重要な比較データはもう一度録り直ししてみたいとおもいます。


kkumax 2016/8/9 Tuesday

見解ありがとうございます。
自宅メインシステムのDACはAK4490(4パラ)です。AK4490基板はシングル基板も所有しています。個人的にはAK4490の音質傾向は所謂一般的なオーディオマニア向けにチューニングされていると理解しています。その部分が気に入りメインDACとなっている訳です。しかし以前にInnocentkeyさんのAK449X比較記事を読む機会がありAK4495の方にに軍配が上がっていたのでその事がずっと気になっていました。そして今回、言われる通りに自宅での二種類のDACの比較結果について大差が聴き取れない状況で公開されているサンプルファイルを再生しても恐らく違いは聞こえないだろうと半信半疑だったのですが試してみたところ違いが聴こえて驚く事となり思わず書き込んでしまいました(^_^;)

聴こえてしまうと戻れない(笑)
今日聴こえてしまった音の正体を掴むため、
何時でも色々なソースでもこの音色の違いが表現出来るシステム構築のためもう少し弄ってみようと思います。

>オーディオの違いを明確に録音することを目指しています。

この道を進むためにこのサンプルファイルは非常に重要であると考えます。より違いが明確に出るサンプルファイルがあれば行った施策の正当性を確認するための指標となります。
楽しみに待っています。

http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=6341


16. 中川隆[-12095] koaQ7Jey 2018年5月07日 06:43:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13411]

楠 薫のオーディオ三昧 2017年12月現在のオーディオシステム
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/AudioSystem2017/audiohistory20171230.html

EAR の EAR864B と EAR 861 は故障することもなく、修理を終えたタンノイのスーパーレッドモニターと共に元気よく 鳴っています。

http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/AudioSystem2017/AudioSystem20161225-2.jpg

EAR912 と EAR509 II は Kubala・Sosna ケーブルを介して Sonus Faber Stradivari Homage を鳴らすと、実にエロティック、 デカダンスの極みのサウンドを聴かせてくれます。

バッハ(Johann Sebastian Bach)のヴァイオリン・ソナタや教会音楽、中でも女性2声による Couperin 'Motets' には 高貴さを通り越して、禁断の香りが漂います。

Tim de Paravicini 氏はまだ健在で、アナログレコードに現在は精力を傾けている模様。
長生きされることを心より祈るばかりです。


たまたまMAXオーディオのオーディオフェアに Tim de Paravicini 氏が来訪する旨を伝え聞き、ご尊顔を拝したく EAR のブースを訪れた際、 Yoshino Trading(ヨシノトレーディング)社長で、奥さまの芳野さまより、 Yoshino Tradingが輸入代理店を務める、「

Kubala・Sosna」 のスピーカーケーブル、Expression(エクスプレッション)
https://www.yoshinotrading.jp/products/kubala-sosna/


をお借りして鳴らしてみることにしました。

国内はおろか、アメリカの「ケーブルカンパニー」という、ケーブル専門店でも識らない、超マイナーな アメリカのケーブルメーカーだったりします。

しかしそのサウンドは高域のみずみずしさと色艶が見事で、この点に限ってはNORDOST Odinをも凌ぐ程のレベルでした。

もっとも、低域がボテボテ気味で切れ味がなく、NORDOST Odinの芯があって、コリッとした中〜低域の歯ごたえ のようなものが感じられず、この時点では取って代わることはあるまい、と思っていました。

値段が識りたくてホームページを見て、これがベーシック・モデルと知って驚きました。

なんと、NORDOST Odinの10分の1の価格!

これはトップ・モデルのElation(イレーション)を試すしかない、と発作が起きて試聴機をお願いしたのですが、 残念ながらないとのこと。それならば、と、注文してしまいました。

トップモデルでも、NORDOST Odinの3分の1近くの値段!

ちなみに画像の最下の電源ケーブルは Eau Rouge ER-PS Signatureです。

このケーブル、

年末に届いて繋いだ当初は、ボテボテ気味の低域でしたが、翌日には引き締まってきて、高域が繊細でいながら、 粒立ちが良く、透明感もあり、低域がふくよかで重厚なのにキレもある、実に良いとこ取りのような不思議なケーブル なのです。

確かに華かさ、ゴージャスさ、中低域のキレの点ではNORDOST Odinに及びませんが、懐の深い伸びやかで、 それでいてボテボテにならない低域は、見事です。

もし、Sonus Faber Stradivari Homage を鳴らしているクラシック音楽用のシステムでなく、ジャズを鳴らしている DD66000 のラインナップなら、NORDOST Odin の方を選ぶでしょうが、まるで拙宅のクラシック音楽用のシステムの、 NORDOST Odin ですら不満に思っている部分をオーダーメイドで一つ一つ解決して作り上げたケーブル、と言っても 良いくらいです。

ひょっとしたら、メーカーの試聴機が拙宅と同じ、ということは、まずあり得ないでしょうから、非常に近い 組み合わせなのかも知れません。

しかも、これ、ヨーロピアン・ジャズなどをかけると、しなやかで色彩感豊か。
DD66000 のラインナップより高解像度なのも手伝って、最近の音の良いジャズ・ディスクやハイレゾをダウンロードして 聴くには、むしろ好ましく思える程。
これには再度、驚きました。

DD66000 のジャズ用ラインナップに関しても、進展がありました。

それはEau Rouge ER-SP735のスピーカー・ケーブルです。

音の粒立ちの点では NORDOST Odin に軍配が上がりますが、シンバルの伸びやかな響きと、伸びていながら、 切れ味の良い低域を聴かせてくれるこのケーブルは、そんなに太くはないし、電源ケーブルの Eau Rouge ER-PS Signature ほど凝った造りをしているわけではありません。

しかし高域の芯の部分とローエンドまでしっかり伸びていながら、だぶつかない点は共通するものがあります。

たぶん、Eau Rouge の製作者は、そういった音が好みなのか、目指す音のイメージがそうなのでしょう。

NORDOST Odin という高い授業料を払って、拙宅のシステムにさらに適合するケーブルがあることを識ることが出来て、 ケーブルの選択肢がさらに広がった感があります。

しっかし、まさか NORDOST Odin がシステムから消えてしまうとは、夢にも思いませんでした。

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団(=キーロフ歌劇場管弦楽団)のストラビンスキー作曲「火の鳥」 は、録音がとても良いのですが、弦バスの密やかでいながら、凄みのある音をうまく再生出来るシステムはなかなかありません。

Kubala・Sosna「Elation」は、それを見事に聴かせてくれました。

静謐性に優れ、緻密でダイナミックレンジが広く、美しくしかも芯のある高域。
低域はスケール感があって深々としていながら、いざとなった時には量感を伴いながらも切れ味のあるサウンドは、 なかなか他では聴くことが出来ないかと思います。

もう少し華やかですが、これに良く似たサウンドを、かつて耳にしたことがあります。

1957年にMC型ステレオカートリッジを開発。
1974年にはFB(フラックス・ブリッジ)型カートリッジ(MI(ムービング・アイアン)型カートリッジと同じ原理)を開発し、 2015年2月6日に90歳で亡くなった、Joseph Grado氏のライン・ケーブルやヘッドフォンを彷彿とさせるのです。

1983年にニューヨーク市ブロードウェイに建設され、マンハッタン区リンカーン・センター内に1966年移転、開業した 「メトロポリタン歌劇場」でテノール歌手として出演。

ウェストフィールド交響楽団の演奏会では歌劇「オテロ」の主役を演じたりもした、Joseph Grado氏。

Kubala・Sosna「Elation」を聴いていて、Joseph Grado氏の手によるラインケーブルを最初に聴いた時の記憶がまざまざと蘇ってきました。

Kubala・Sosnaが目指す響きの最終到達地点は、「リッチでウォーム、なおかつ音楽の響きが高い透明度を持つ」 ニューヨーク市マンハッタン区セントラルパークのすぐ南に1891年創設、ミッドタウンのランドマークでもある 「カーネギー・ホール」サウンドだとか。

このホールは、クラシック音楽だけではなく、ビートルズやローリングストーンズ、フランク・シナトラ、ボブ・ディラン スティーヴィー・ワンダー、デヴィッド・ボウイらも公演したコンサートホールで、ある意味、オールラウンドのサウンド が求められます。

しかし個人的に聴き込んでみて、やはりクラシック音楽が一番。

でも、ヨーロピアン・ジャズや女性ボーカルがこれまた見事なのです。

DD66000 のグイグイ迫って来て、「カツーン」と鋭く突き刺さるシンバルの音も魅力なのですが、Kubala・Sosnaケーブルを 得て Sonus Faber Stradivari Homage で奏でるこのサウンドは、別の魅力を引き出してくれます。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audiohistory/AudioSystem2017/audiohistory20171230.html


17. 中川隆[-12100] koaQ7Jey 2018年5月07日 10:08:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13435]

機器とケーブルの価格バランス - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年05月06日

一般の方のお宅にお邪魔してステレオを聴かせていただく機会が有りますが、「機器偏重」なオーディオシステムが非常に多いです。機器の価格が軽く¥300万円を超えているのに出ている音は「今5」レベルの処が多いです。

その理由は簡単。ケーブルとのバランスが取れていない。価格云々よりも「ケーブル類の性能」が機器に大きく離されている。例えばCDプレーヤーで100個の情報を拾って送り出そうとするが、プリアンプに届いた時は20個になっている。20個をプリアンプで増幅しても精々30個ぐらいまでしか増えないだろう。(基本的に消えた音数は戻らない・・・と私は考えている)

仮に30個の増幅がプリアンプで出来てもパワーアンプにはせいぜい10個位しか届かない。パワーアンプで倍の20個に増幅しても、スピーカーには5個程しか届かない。SPユニットではそれが1〜2個になる。・・・と私はイメージしている。

それぞれの音数を少なくしているのは「ケーブル」である。このケーブルに着眼して「ケーブル開発」をして来た。その成果として、メインシステムで得たノウハウをダウンサイジング化する為、今回5セットのSPシステムを作ったが、その答えがそのままサウンドに表れている。

シングルユニットのLE8Tやオルソンのフルレンジ1発で、一般のオーディオマニアの方の音数を軽く超えている。多分信じられないだろう。

オーディオ雑誌を沢山読んできた方程、雑誌によって「洗脳」されて「機器偏重」のトレンドになっていると感じる。同じ機器をオーディオ評論家諸氏に寸評させても「十人十色」でバラバラで有ろう。何故なら使う機器もケーブル類も同じでない環境で寸評しているからだ。同じ場所で一緒に聴いて寸評しても同じだろう。表現の仕方も十人十色であるから。

そんな雑誌の寸評を覚えて、評論家の真似をした処で何になるのやら・・・。もう少しステレオシステムを構成する機器ばかりではなく、原理や実際を考え、「見えない処」にも予算を割くべきだと思う。今時「太いケーブルほど電気が沢山流れる」事ぐらいはガソリンスタンドのお兄さんでも知っている。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/88afbfc12503bf6310276699b26435b6

機器とケーブルの価格バランス つづき - Mr.トレイルのオーディオ回り道


もう15年前になるだろうか?あるお宅にステレオシステムの処分の為に訪れた事が有る。その時の機器は、SPにタンノイ ウエストミンスター、アンプはクレルのプリ+メインアンプ、CDPはフィリップスのLHH2000。機器の裏を見て私は唖然とした。接続ケーブルはホームセンターで¥300で販売しているピンジャックのケーブルだらけだった。

機器の価格は¥1000万円を軽く超えているのに、ケーブル類は合計しても¥5000以内。どうすればこんな組み合わせになるのか?個人的にはチョッと信じられない組み合わせでした。おまけにSPには洗濯物のハンガーがひっかけて有り、使われなくなって久しい・・・と感じました。そんな状態でしたのでこちらで処分するのは止めました。

ご本人は「どうだ!!いい機械だろう・・・」という「どや顔」をされていた様な・・・。こんな価値観の方に関わりたくないので早々に引き上げて来ました。この商品を納入したオーディオショップの名前も聞いて置きました。私も利用したショップでした。

機器の合計価格とケーブル類の合計価格は幾らでも良いとは思うが、個人的には「同額」(同格)だと思っている。外見で見える機器の価格と同価格かそれ以上の「ケーブル代」が私の場合かかっている。「音質」に拘るとそう云う価格の有り方になるのです。

「一度消えた信号は二度と復活しない」・・・これが、「ケーブル」で起こっている事を考えてもらいたいと思う。私はこれを「伝送ロス」と呼んでいる。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/0055d3d07d0f2515c1982540768c31eb


18. 中川隆[-12156] koaQ7Jey 2018年5月10日 08:26:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13558]

2011年03月17日
ケーブルによる音の変化
http://bestmusic.seesaa.net/article/191150617.html


ケーブルでオーディオの音は変わらないと言っている人が信じられない。

私は今まで、通常の家電店で売っているケーブルほ使っていたが、プリアンプ〜パワーアンプ間のRCAケーブル(銀を主体としたケーブル)に替えてみて、かなり音質が変わったことを報告した。

プリアンプ〜パワーアンプ間はバイアンプになっているので、RCAケーブルは2ペア(4本)必要であった。
この変化をもう一度記載しておくと。


1.音量が増加した

2.高域がきつくなった

3.情報量が増えて透明感が増した

4.低域の再生限界が伸びたように聞こえた

5.位相が改善された

であった。

予想以上の変化に驚いたのだが、今回はCDプレーヤー〜プリアンプ間のRCAケーブルを交換してみた。

交換したケーブルは AccuphaseのL-15Gである。

ここは、もともとそんなに安物ではないと思われるものを使っていたので、そんなに変化は期待していなかった。

ところが、今回も予想以上の変化をした。


1.きつい音がしていた高域が分解され、聴きやすくなった

2.一層透明感が増した


これは、私の家を時々訪れるオーディオの好きな人も、同様に感じている。

今回、交換のAccuphase L-15Gは銅(純度99.99999%)を主体としたもので、0
.08mm(直径)を168本束ねた2芯構造のものである。

1.の意味は、以前、高域がきつく感じられたが、交換してみるときつい部分が歪だったような感じに思えた。

このケーブルは低域から高域までバランスの良いケーブルと感じた。

普通の家電に使うケーブルと比べると高いが、驚くほどの値段ではない(8,400円)ので、音質改善としてはコストパフォーマンスが高いと思う。

ケーブルで音が変わらないと主張する人たちが、信じられない。
http://bestmusic.seesaa.net/article/191150617.html


19. 中川隆[-12270] koaQ7Jey 2018年5月11日 09:31:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13717]

ケーブル作りして疑問に思う事? - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年05月10日

ケーブルの断面積や材質を変えて「音質アップ」をして来たが、疑問に思う事が有る。それは、

1)機器はどれだけ「情報」を出しているんだろうか?
2)ケーブルの太さは何処まで出来るのか?
3)電気信号がどれだけ「音変換」されているのか?
4)セッティング(主にスピーカー)による音の表情とスピーカーの性能?


まだまだ疑問点は有るが主な処を上げて見た。

¥10万円の機器と¥100万円の機器・¥500万円の機器と作りと価格で差別化されているが、情報量の読み取り性能や送り出し性能はどれくらい差があるのか「指標」がない。・・・個人的な考えであるが、実は10万円の機器でも本当はもの凄い情報量を送り出している可能性が有る。何故なら、CDPを例に出して説明すると、「CDピックアップ」は10万円の機器も500万円の機器も同じものが使われている可能性が有る。ピックアップを作っているメーカーはそんなに多くはない。金額差もそう大きくないはずだからだ。だから「読み取り性能」に大差はないと思っている。

その読み取った情報を、その機器がそのまま送り出しているとすればとんでもない情報量を出している事になる。

信号ラインとしては、@CDP〜プリアンプ間 Aプリアンプ〜パワーアンプ間 Bパワーアンプ〜SP端子間(SPケーブル) CSP端子〜SPユニット間(SP箱内配線)が有るが、どの部分のケーブルを太くしても「大幅な情報量アップ」をする。・・・どこまで太く出来るのか?・・・を非常に感じている。RCA・XLR・BNCプラグ等は本当にそれで良いのか?・・・と非常に疑問に思う。

BNC端子など細いケーブルしか使えないので、オーディオ用としては論外である。残るRCAプラグやXLRプラグでも・・・「これで良いのか?」と素朴な疑問が出て来る。RCAやXLRプラグももう50年以上前に開発されたもので、現在では更に別な「接続方式」を採用する必要性に迫られていると思う。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/71e0350019cf036449b6256fc6765482

ケーブル作りして疑問に思う事? つづき 2018年05月11日

ケーブルの断面積の増加や材質の見直し等で、改善すれば改善する程「音数」(情報量)が増えて来る。これを逆説的に考えれば「機器はどこまで情報量を出せるのか?」と云う疑問がわいてくる。

今出ている音数(情報量)は「ケーブルの伝送容量」で決まっているとしか言いようがない。ケーブルの伝送容量を上げても、さらに増えてくるという事は、機器はもっと情報量を持っているという事になる。以前にも「SPケーブル」の件で書いた事が有るが、「どこまで太く出来るか?」・・・まだエンドポイントが見えない。

音数の少ないソース(古いモノラル録音等)でも、ケーブル類を改善すると音数が増えて来る。ソースにその情報が入っているから出てくる訳で、機器の「読み取り性能」と「送り出し性能」にケーブルが付いて行っていないだけの事のようにも感じる。

そもそも、RCAケーブルやXLRケーブル等、一般的なケーブル類の線径はφ1o前後である。誰も「機器の送り出し量」を確認する前に、使い勝手の面で(取り回し性等)決めてしまっているのではないか?「音が出ればそれでよい」ぐらいの感じが自然発生的に広まり、現在のケーブル類の太さやソケット類の大きさを決めてしまったのではないだろうか?

「みんなで渡れば赤信号でも怖くない・・・」ぐらいの好い加減さが気になる。いざ正常にやろうとした時に重い足かせになってきていると感じる。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/bee22f57e7caac0ab2d38598cd3fa0b4


20. 中川隆[-13558] koaQ7Jey 2018年6月30日 14:11:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16288]

今回のケーブルで考える事 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年06月26日

雑誌では「機器」の紹介記事がメインで、「音質アップ」の事等あまり書いてありません。しかしながら、「少しでも良い音で聴きたい」と云うニーズは確実に有ります。

今までの「音質アップ」対策で効果が大きいのが「ケーブル類」のグレードアップ。基本的に「このケーブルを使えば、CDの中の情報を全て伝送出来る」と云う「規格」が存在しない。この「伝送容量」と云う考え方が業界全体に考えられていない。

また、「ケーブルの原理」として、「すべてのケーブルグレードが統一され、最後の1セットが繋がった時に初めて、「そのケーブルの実力」が出て来る」と云う事が知られていない。システム全体の中で、グレードの音質低いケーブルが使って有れば、その低いケーブルに合わせての音質レベルになる。だから、「どこか1セットをハイグレードケーブルに交換」しただけでは効果はほとんど見えてこない。この辺が「ケーブルのつまみ食い」的な考え方の人が失敗する典型だ。

私の場合、すべてのケーブル類(電源・電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル・SP箱内配線等)を同一線材で揃えて使っている。要するにケーブルグレードを「統一」して使っている。その状態で、階段を1段づつ上る様に「ケーブル材」のグレードアップをして来た。その回数たるや10回以上。その時のシステムの数だけ作るので、交換するだけでも大変な時間と手間と金額がかかる。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/4c6c162e540f54173947da912e2a3031



21. 中川隆[-13558] koaQ7Jey 2018年6月30日 20:31:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]

パラジー 投稿日時: 2011/6/12 23:06
シングルコアー ケーブルを使わないことは不幸です
http://www.acoustic-revive.com/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=1210&forum=9


我が家のシングルコアー ケーブルの導入計画。ラインケーブルから始まり、電源ケーブル、スピーカーケーブルと、立て続けに全てのケーブルをシングルコアーに交換しました。

ケーブルを交換する度に付帯音という薄皮がはがれ落ち、ソース本来の音が現れてくる。それは衝撃的な体験であり、萎みかけていたオーディオ熱に再び火をつけるきっかけになりました。

現在はエージングが進み、新たな衝撃、シングルコアー ケーブルの圧倒的なドライブ能力に唖然としています。

シングルコアー ケーブル シリーズは、アコリバ製品の中核をなす製品群。
他社の高価なケーブルが足下にも及ばない性能を秘めています。

ケーブルにとって「高性能」とはいかなるものか。アコリバが言う通り、付帯音ゼロの伝送路ということでしょう。

その性能は他社のケーブルと比較試聴すれば、だれでも聴き分けることができます。私もそうでした。アコリバからお借りした一本のラインケーブルで、その違いに気がついたのです。

パッシブ素子であるケーブルで付帯音が発生し、信じられないほど再生音を濁らせていたという事実を、思い知らされた衝撃的な体験でした。

それほど素晴らしいシングルコアー ケーブルが、オーディオ誌では他社のケーブルと一緒に「良いケーブル」として括られてしまうのが不思議です。
本来良いケーブルとは、シングルコアー ケーブルのように、付帯音を加えない、ピュアな伝送路であるべきです。

多くのオーディオフリークに声を大にして伝えたい。「シングルコアー ケーブルを使わない事は不幸だ」と。

私もバカボンのパパさんと一緒に大声を張り上げたい気持ちでいっぱいです。


最近確信したことがあります。シングルコアー ケーブルの最大の美点はドライブ能力の高さにあるということを。

確かに、アコリバのPCOCC-A単線ケーブルによる付帯音のない澄み切った音は、撚り線を使ったケーブルとは比較になりません。

「撚り線では線間を伝わる迷走電流が避けられない」とアコリバは伝えています。

一方、導体を保持する素材の音が再生音に影響することは常識です。

たとえば、一般的なキャップタイヤケーブルのような構造では、導体が音響特性の悪いマテリアルに密接しているため、再生音に材質の音が乗ったり、抑圧された音質になります。

ケーブルインシュレーターでも再生音が明確に反応するほどですから、マテリアルや構造が与える影響は、さらに大きいことが理解できます。

それに対してシングルコアー ケーブルは、強固なテフロンコーティング フレキシブル銅管の中に、共振を排除するために楕円に仕上げたPCOCC-Aの導体を、固有の音を持たないシルクチューブや空気層で保持することで、付帯音ミニマムを実現しています。

実に巧妙でユニークな構造といえます。

それでは、先に述べた圧倒的なドライブ能力の要因はどこにあるのでしょうか。

写真のスピーカーケーブルは、これまで私が使っていたドイツのinakusti社の製品です。銀メッキを施したOFCの極細線を1500本以上束ねて導体としたもので、なんと、その直径は6mmφもあります。

オーディオ誌で評判になったケーブルと何度か交換しましたが、これに勝るケーブルは無く、15年以上生き残ってきたのです。

ニュートラルな音質に加え、ドライブ能力も高く気に入っていました。

一方、現在使っているスピーカーケーブルSPC-1.0PAは、単線とはいえ断面積はその1/10にも満たないのです。

にもかかわらず、ドライブ能力は圧倒的にSPC-1.0PAが高い。
なぜでしょうか。

それは、単結晶のPCOCC-Aを導体とした極太の単線構造にしたことで、音楽ソースの急峻な電流変化を忠実に伝送できる構造を実現したからではないでしょうか。

加えて、電流が大きく変化するスピーカーケーブルや電源ケーブルでは、信号電流で導体が振動しない剛性が求められます。

これらは圧倒的なドライブ能力の源泉であり、撚り線では実現できない特性だと思います。


シングルコアー ケーブルのドライブ能力の高さは低域で顕著に聴き取ることができます。

といっても、単に「低音が豊かになる」というのでは無く、ソースに忠実にユニットを駆動する能力が高いのです。

たとえば、コントラバスは胴鳴りがきれいに再現され、風圧を感じるような低音を再生します。

さらに興味深いのは低音の“こもり”です。

低音の“こもり”は、部屋の音響処理で押さえようとしている方が多いと思います。私もそうでした。

ところが、ドライブ能力が向上したことで、ブーミーなこもり音がほとんど無くなってしまったのです。

これまで“こもり”は部屋の音響条件により発生すると思っていたのですが、主たる要因はユニットを忠実にドライブできない結果だったのです。驚きです。

ドライブ能力の高さは低音に限ったわけではありません。全域に渡って高いドライブ能力を示します。

パワーアンプからの駆動電流が忠実にスピーカーに伝送されることで、振動板が曖昧な動きをしません。音の立ち上がり、立ち下がりが急峻で、実に音離れが良いのです。

圧倒的なドライブ能力をアシストしているのは、もちろん、電源ケーブルでありラインケーブルです。

アコリバの中核となるシングルコアー ケーブル シリーズ。
これほど素晴らしい製品がなぜ世の中で理解されないのか。

あえてもう一度言います。
「シングルコアー ケーブルを使わない事は不幸だ」と。


ゲスト 投稿日時: 2011/6/29 22:18
Re: シングルコアー ケーブルを使わないことは不幸です

本当に不幸だと思います、提灯記事に踊らされるファン

ケーブルはそれほど試せませんが細線が好きな人は知らないからでしょう。是非試して欲しいですね。

どう考えてもシングル・コアしかないんだけど、、、評論家がね(溜息



管理人K 投稿日時: 2011/7/1 21:07
Re: シングルコアー ケーブルを使わないことは不幸です

シングルコアーケーブル、つまり「PCOCC-A単線」ケーブルを使わない事、私も不幸だと思います。

評論家や雑誌の提灯記事にはいい加減に騙されないようになって下さい。
安心感を値段で買う行為もいい加減に止めて下さい。

付帯音や歪み、刺激成分を情報量や倍音と履き違えているのもいい加減に気付いて下さい。
http://www.acoustic-revive.com/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=1210&forum=9


22. 中川隆[-13557] koaQ7Jey 2018年6月30日 20:39:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]

大失敗の巻 2011/02/16
http://kura2.blog67.fc2.com/?m&no=772


「仮想アース」以来オーディオづいている、が、、、
、、、余計なことをして大失敗 (笑)。

「スピーカーケーブルは短ければ短いに越したことはない」とはよくいわれることだ。アンプから出た信号をロスすることなくスピーカーに伝えるという論理からすれば短いほど良いはずだ。

例の管球アンプからスピーカー(KEF・Reference Model205)へトライワイアリング(高音用、中音用、低音用をそれぞれ分け、片チャンネル+−合計6本で繋ぐ)しているが、この際スピーカーケーブルを切り詰めてみることにした。最短では70cmほどで繋げるが、結線時の余裕を考えてそれぞれ1mとしてみる。

当然目の覚めるような音だろうという期待を胸に試聴。

しかし、、、ガーン!

期待は見事に裏切られた。

完全に「ハイ上がり」(高音域ばかり強調されること)。

使用ケーブルはこれまで使っていた「Ortofon 6.7N SPK500」というケーブル。
高純度の無酸素銅を使った高性能のケーブルで既に生産終了したもの。
調べると当時1m/4500円という価格だったらしく、今でも中古で売買されるほど根強い人気があるらしい。

こういう高性能のケーブルはもともと長く引き回すことを前提に設計されているもんだから、短すぎると抵抗値が少なくなりすぎて高域の特性ばかり際立つというのが真相らしい。

1mでは完全に音のバランスを失ってしまい能力台無し。
嗚呼!そんな貴重な線材を切り詰めてしまった。自分としたことが大失敗の巻。

で、いろいろリサーチしてみると、こんなに短い場合は普通の安物のコードで十分という「実に」淋しい結論に行き着いた(笑)。

詳しく追い込んで行けば新たな発見もあるのだろうが、だいたいスピーカー専用のケーブルはどんなに短くても2m程度は必要ということで、元々2m程度で使っていて大正解だったワケだ。だから今回の試みは全くのムダ。逆に失う物が多すぎた。

あまりに悔しいので、ネットでいろいろ調べると「Belden 8460」という 1m 300円程度のコードが2〜2.5mぐらいの長さに最適との記述を発見。

ベルデンは定評のある老舗メーカー。ボク自身、オーディオをいじるようになって初めて買ったスピーカー専用コードがベルデンのコードだったことを思い出す。何十年も変わらず評価される製品というのは優秀の証だ。


オルトフォンとベルデン8460の比較。
値段も風格も違うが、、、果たして結果は?


「Belden 8460」各2.5mで試聴。

おーっ、生き返ったぜ。バランスも抜群だぁ、、、。
やるぜベルデン!


また一つ失って、一つ学びました。
オーディオ道、まだまだ厳しい修行中。
http://kura2.blog67.fc2.com/?m&no=772


23. 中川隆[-13556] koaQ7Jey 2018年6月30日 20:40:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]

ケーブルは短いほうが良かろうと、ギリギリの長さでご注文されるかたが最近多々見受けられます。

それは、パソコン用のUSBケーブルやファイヤーワイヤー(ieee1394)など「長さに弱いケーブルの話」であって、アナログケーブルやスピーカーケーブル、同軸ケーブルなどは品質さえ良ければ15mや20m以上引いても全く平気です。

品質が悪いケーブルの場合には話は別で、長ければそれだけ音がより歪みますが、8412クラスの優れたプロ用ケーブルを使われる際には、ギリギリの長さでのご注文はご遠慮ください。
https://procable.jp/analog/belden8412.html


24. 中川隆[-13539] koaQ7Jey 2018年7月01日 12:28:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]

プロ用スピーカーケーブルコーナー
​スピーカーケーブルの真実
プロ用スピーカーケーブルご購入ガイド(音の焦点に関わる、最重要事項)
https://www.gospel-for-your-sound.com/speaker-cable

このコーナーは、プロ用スピーカーケーブルの販売コーナーです。オーディオで良い音を出すために、スピーカーケーブルは、どのように選択したら良いのか。実は、スピーカーケーブルの種類の選択そのものは、アナログケーブルほど、難しくありません。音源の国籍別のマッチングの問題が存在しないからです。しかし、オーディオ機器のセッティングをする際に、スピーカーケーブルには、正に致命的とも言える、重要な秘密が隠されていたのです。

それは、

音の焦点

と呼ばれるものです。実は、この音の焦点という、スピーカーケーブルにまつわる秘密は、あのプロケーブルによって、すでに解明されています。音の焦点というのは、スピーカー、パワーアンプ 、ミキサーなど、ある程度フラットな特性を持つ音響機器につきまとう、音のシャープさ、マイルドさの加減の問題のことです。具体的には、スピーカーケーブルの種類と長さ、太さによって、音がシャープになったりマイルドになったりします。

そこで、オーディオ機器のセッティングの時には、お客様が各自で、ご自分のお持ちのオーディオ機器に合わせて、スピーカーケーブルの種類と太さの選択、そして長さの調節により、音の焦点を合わせなくてはなりません。音の焦点がベストポイントに合った状態だと、そのオーディオ機器の本来の性能、特性、癖までが、すべて、音として現れ、明らかになります。

但し、スピーカーケーブルとして、音の焦点を正確に合わせられる特性を持つものは、『フラット』という考え方を基準にした時に、非常に高い水準を満たすものでなくてはなりません。その水準を満たすフラットなスピーカーケーブルは、当店や、本家・プロケーブルサイトでも販売しております、ベルデンのメッキより線、ウェスタンエレクトリック WE のメッキより線や単線(単線にはメッキとブラックエナメルがございます。)、そして AE 線のみです。これら以外のスピーカーケーブルで、音の焦点を合わせられるほどの高水準なスピーカーケーブルは、現時点では、見つかっておりません。

音の焦点の合わせ方は、プロケーブル社が発見した、以下の公式に従います。

[1] ベルデンや WE などのメッキ線材の場合。長くすると音はシャープになり、短くするとマイルドになります。太くすると音はマイルドになり、細くするとシャープになります。

[2] 銅の単線の場合。長くすると音はマイルドになり、短くすると音はシャープになります。太くすると音はマイルドになり、細くするとシャープになります。

公式はこれだけです。プロケーブル、および当店では、フラットな特性を保ったまま、音の焦点を合わせられる特性(上に述べた [1]、[2] の特性)を持つスピーカーケーブルを、選りすぐって販売しております。音の焦点についての事情や、本当に優れたスピーカーケーブルの持つ特徴については、スピーカーケーブル各商品の商品説明に詳しい記述がございますので、そちらをご覧ください。 また、音の焦点についての、オリジナルの記述は、本家・プロケーブルサイトの鬼門コーナーに、詳しい記述がございます。ご覧になりたい方は、こちら をクリックしてください。

以下には、平均的なご家庭の、平均的な電源の 100V 環境で、平均的なオーディオ機器のセッティングの際の、各太さのスピーカーケーブルの、大まかな音の焦点の目安を掲載しておきます。この『平均的な場合』というのは、ほとんどのケースが、メッキより線になるはずです。ここに、『GA』というのは、スピーカーケーブルの太さの単位です。数字が小さければ小さいほど太く、数字が大きければ大きいほど細くなります。(『WE』というのは、ウェスタンエレクトリック(Western Electric)の略です。)

ウエスタンエレクトリック WE 22GA・・・片側 1m 前後

ウエスタンエレクトリック WE 18GA・・・片側 2m 前後

ウエスタンエレクトリック WE 16GA・・・片側 3m〜4m程度

ウエスタンエレクトリック WE 14GA・・・片側 6〜8m、又は 9m 程度

ウエスタンエレクトリック WE 12GA・・・片側 10〜15m 程度

ウエスタンエレクトリック WE 10GA・・・片側 15〜20m 程度

ウエスタンエレクトリック WE 8GA・・・片側 20〜30m 程度

ベルデン 8460(18GA)・・・片側 2m 前後

ベルデン 8470(16GA)・・・片側 3〜4m 程度

ベルデン 8473(14GA)・・・片側 5〜7m 程度

ベルデン 8477(12GA)・・・片側 9〜12m 程度

なお、音の焦点を合わせる際に、AE 線が必要になるケースというのは、音源が MacBook Pro の機器セットだったり、電源が当店でも プロケーブル でも販売しております、プロケーブル製アイソレーショントランス だったりする場合です。つまり、音源が異常に濃かったり、電源が異常にクリアーだったりするような、非常に特殊な場合です。その際の音の焦点、AE 線の長さは、ケースバイケースになります。詳しくは、AE線 1.2mm の太さの商品説明をご覧ください。私自身で経験したことのある範囲で、参考程度の長さが書いてあります。

プロ用スピーカーケーブルご購入時の、お客様へのご注意事項.

※ 事故防止のための重要事項:スピーカーケーブルの抜き差しや、スピーカーケーブルを切ったり繋いだりして、音の焦点を合わせる作業を行われる際には、必ず、パワーアンプ などのオーディオ機器の電源を切った状態で、行ってください。これは、主に、感電や怪我、火災などの事故を防ぐためです。

※ 重要な注意事項:当店やプロケーブルで販売しております、プロ用スピーカーケーブルを、音声用アナログケーブル (ラインケーブル)には転用なさらないでください。プロの世界のスピーカーケーブルとアナログケーブル(ラインケーブル)とでは、それらに要求されている物理的に厳格な特性が、大幅に異なります。プロ用スピーカーケーブルをアナログケーブルとして転用すると、プロ用スピーカーケーブルの本来の優れたパフォーマンスを発揮できなくなりますので、決して、用途違いのご利用はなさらないでください。

同じ理由で、プロ用アナログケーブル を、スピーカーケーブルに転用することなど、用途違いのプロ用ケーブルでの機材の接続は、いかなる形でも、決して、なさらないでください。また、プロ用と民生用とを問わず、スピーカーケーブルを電源ケーブルに改造することは、用途違いであるばかりではなく、危険ですので、おやめください。

​尚、プロ用アナログケーブル をお求めのお客様は、プロ用アナログケーブル コーナー をクリックして下さい。

※ スピーカーケーブルは、必ず、左右同じ長さで接続してください。これは、左右の音の焦点の違いによる、セッティング上の困難を避けるためです。

※スピーカーケーブルの各商品に表示されている価格は、基本的に、左右 1m ずつ、2本での価格です。長いものが必要な場合は、オプションで、長さを変更されてください。

※ 音の焦点について。スピーカーケーブルの各商品説明コーナーにも、音の焦点についての記述があります。お客様におかれましては、必ず、音の焦点についての記述をよく読まれた上で、セッティングをされてください。

※ 本ページのスピーカーケーブルご購入ガイドや、各スピーカーケーブルの商品説明にある適正長は、あくまで、一般的なご家庭の、一般的な電源環境を目安にしております。電源が非常にクリアーな場合や、音源が iPod など、非常に音が濃密になる場合は、例外もございます。その場合は、スピーカーケーブルの各商品説明に記述のある、音の焦点をよくご理解された上で、自力で、音の焦点を探り当ててください。

※ プラスとマイナスについて。スピーカーケーブルは 1本のスピーカーを鳴らすために、プラスとマイナスの があらかじめよってあるもので、1本となります。プラスマイナス、スピーカーケーブルの方は同じ線材ですので、どちらをプラスにされても、どちらをマイナスにされても構いません。大事なことは、パワー・アンプの出力のプラスとスピーカーの入力のプラスを、パワー・アンプの出力のマイナスとスピーカーの入力のマイナスを、それぞれ接続することです。

※ 末端処理について。プロケーブルサイトの方にも、かなりの数で、末端処理をしてください、という依頼があります。末端処理は、オーディオを行う上で、基本ですので、自力でなされてください。具体的には、カッターで、押さえるようにして、スピーカーケーブルの被覆に切れ込みを入れて行って、被覆を取ります。これができなければ、音の焦点を合わせることができず、出てきたそのままの音に悩まされるという、極めて悲惨な事態に陥ります。末端処理ができるかできないかは重要ですので、できない方は、練習して、覚えられてください。

※ スピーカーケーブルの本数について。スピーカーケーブルは、片側 1個のスピーカーを鳴らすために、プラスとマイナスがよってあるもので、それで 1本となります。3m 離れた2本のスピーカーを鳴らすためには、3m × 2本です。この種の間違いがかなりの数でございます。ご注意されてください。

スピーカーケーブルについての詳しい説明は、写真をクリックしてください。
https://www.gospel-for-your-sound.com/speaker-cable


25. 中川隆[-13538] koaQ7Jey 2018年7月01日 12:29:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]

プロ用アナログケーブル コーナー
​アナログケーブルの真実
​プロ用アナログケーブルご購入ガイド
https://www.gospel-for-your-sound.com/analog-cable

オーディオで良い音を出すために、音声用のアナログケーブルは、どのように選択したら良いだろう?値段が高いアナログケーブル を買えば良いのだろうか?それとも、なるべく新しく設計・開発されたアナログケーブル を買えば良いのだろうか?

誰でも、迷われると思います。

実は、アナログケーブル の正しい選択の基準は、『値段の高さ』でも『新しさ』でもありません。その真実は、もう、このサイトができる 10年以上も前から、プロケーブルによって、明らかにされています。

このコーナーは、プロ用アナログケーブルの販売コーナーです。当店で販売されている、これらアナログケーブルは、本来は、古くから、レコーディングやマスタリングの現場で使われていたものと同じ種類のものです。

実は、オーディオで良い音を出すための最短距離は、アナログケーブルについては、音源のマスタリングの時と『音的に同じコンディション』でセッティングをすることだったのです。それはそうでしょう、マスタリングというのは、音源を CD として市場に出すための、最終的な音の調整の作業です。 マスタリングは音のプロによる作業、しかも CD の売れ行きを直接左右する重要な作業ですから、完璧なバランスの、良い音が出るように調整されます。そのマスタリングの時と同じ条件で音源を鳴らせば、一分の隙もない、良い音に聞こえるに決まっています。

★ アナログケーブルの具体的な選択は、音源の国籍に合わせて、決める必要があります。

このような事情があったので、オーディオ機器のセッティングにおいて、アナログケーブルの役割は、非常に重要です。アナログケーブルはお客様の聞かれる音源の国籍ごとに、各種取り揃えています。どの音源にどのアナログケーブルがフィットするかについての詳しい説明は、各商品の商品説明をご覧いただくとして、ここでは、アナログケーブルの選択について、おおまかに、以下のようにまとめておきます:

[1] プリアンプ(又はミキサー)をお使いの方(CD プレイヤーや PC、iPod などの音源をパワーアンプ に直結ではない方)

プリアンプとパワーアンプ の接続ケーブルは、ベルデン 88760 又はベルデン 88770 で、完璧です。但し、ベルデン 88770 は、XLR 接続のみとなります。しかし、ベルデン 88760 や ベルデン 88770 は完璧なアナログケーブルである反面、固いケーブルで、取り回しに不便かもしれません。取り回しを易しくするために、音的にベルデン 88760 やベルデン 88770 に準ずる性能のアナログケーブルとして、ベルデン 82760 やベルデン 9451、モガミ 2549 など、プリ ― パワー接続に向いた、柔らかいケーブルの選択もあります。

CD プレイヤーや PC、iPod などの音源とプリアンプ(又はミキサー)の接続ケーブルについて、音源の国籍との代表的な組み合わせは、

アメリカの音源・・・ベルデン 8412、又はベルデン 8423

イギリスの音源・・・バイタル

ドイツの音源・・・ノイマン

比較的昔の日本の音源・・・モガミ 2534 又は カナレ 4E6S

中国の音源・・・バイタル

の対応があります。

そのほか、ヨーロッパ諸国の音源は、バイタルやノイマンで音が合うケースが、かなりあります。

[2] CD プレイヤーや PC、iPod などの音源をパワーアンプ に直結の方、又は、プリメインアンプをお使いの方

音源とパワーアンプ (又はプリメインアンプ)の接続ケーブルについて、音源の国籍との代表的な組み合わせは、

アメリカの音源・・・ベルデン 8412、又はベルデン 8423

イギリスの音源・・・バイタル

ドイツの音源・・・ノイマン

比較的昔の日本の音源・・・モガミ 2534 又は カナレ 4E6S

中国の音源・・・バイタル

の対応があります。

そのほか、ヨーロッパ諸国の音源は、バイタルやノイマンで音が合うケースが、かなりあります。

以上です。しかし、本家・プロケーブルによって、ベルデン 8412 やベルデン 88760 、そしてバイタルやノイマンなどのプロ用アナログケーブルの優秀性が広く伝えられてしまったため、近年の CD は、様々な種類のアナログケーブルを用いて作成されており、上記の、『音源の国籍とアナログケーブル』の種類の組み合わせのパターンに当てはまらない例外が、かなり増えてきております。実際に、私自身も、ベルデン 88760 や ベルデン 82760 などで音が合った音源に遭遇しております。最終的には、お客様が実際に音を聴きながら、アナログケーブルの選択をし、セッティングをされて下さい。

プロ用アナログケーブル ご購入時 / ご利用時 の、お客様へのご注意事項:

※ 重要な注意事項:このコーナーで販売しているプロ用アナログケーブル は、音声用ケーブル です。プラグが RCA の場合だと、映像用ケーブルと差し込み端子が同じような形に見える場合がありますが、だからと言って、当店やプロケーブルで販売されている音声用ケーブルを、映像用に転用されないで下さい。プロの世界の音声用ケーブルと映像用ケーブルとでは、それらに要求されている物理的に厳格な特性が、大幅に異なります。プロ用アナログケーブルの映像用への転用は、プロ用アナログケーブルの本来の優れたパフォーマンスを発揮できなくなりますので、決して、用途違いの使い方をなされないで下さい。

同じ理由で、プロ用アナログケーブルをスピーカーケーブルに転用したり、逆に、プロ用スピーカーケーブルをアナログケーブルに転用したりすることなど、用途違いのプロ用ケーブルでの機材の接続は、いかなる形でも、決して、なさらないでください。また、プロ用と民生用とを問わず、アナログケーブル を電源ケーブルに改造することは、用途違いであるばかりでなく、危険ですので、おやめください。

尚、プロ用の映像用ケーブルをお求めのお客様は、デジタルケーブル / 映像ケーブルコーナー をクリックして下さい。プロ用スピーカーケーブルをお求めのお客様は、スピーカーケーブルコーナー をクリックして下さい。

※ RCA の場合の音声用ケーブルの差し込み端子と映像用ケーブルの差し込み端子の見分け方:一般の家庭用の AV 機器だと、通常、音声用端子は 白と赤の RCA端子で左右1個ずつで、合わせて 2個で 1系統分の入力(または出力)端子です。映像用端子は、黄色の RCA 端子 1個で 1系統分の入力(または出力)端子、映像用端子のコンポーネント色差接続ですと、RCA 端子で 赤、青、緑 の合わせて 3個で 1系統分の入力(または出力)端子です。形はまるで同じなので、端子の色や個数にて区別されて下さい。大抵の場合、家庭用の DVD プレイヤーや AVアンプの入出力端子は、それが音声用か映像用なのかは、機材本体に記載があるはずです。

※ 音声用アナログケーブルの接続の際には、左の出力と左の入力を 1本のアナログケーブルで、そして右の出力と右の入力をもう 1本のアナログケーブルで接続されて下さい。出力同士を繋いだり、入力同士を繋いだりして、音が出ないなどの間違いが時々ございます。音が出ない場合、音声端子の接続で、入力と出力がきちんと繋がれているかどうかも、ご確認ください。尚、一般家庭用の AV 機器では、音声用の入出力端子は、白が左、赤が右 となります。

※ ケーブルの本数は、左右合わせて、2本です。左側 1本、右側 1本、合わせて 2本となります。本当は 2本必要なところを、1本とご注文されないよう、ご注意ください。左右必要でしたら、2本で 1組となります。1 本のみのご注文が必要のは、センタースピーカーなどを鳴らすために必要なケースです。

※ オーディオの方や AV アンプの方は、大抵は、RCA ― RCA 接続のはずです。しかし、プロ用機材には、いろいろなプラグの形状がございます。プラグは各種取り揃えておりますが、お客様のご利用の機材のプラグの形状を、よく確認して、ご注文ください。

※ 当店のケーブル長と言うのは、本家・プロケーブルサイトと同様、50cm ならば、ケーブルを 50cm きっかりで切断し、そこにプラグをつけて、かぶせております。従って、プラグがかぶさった分だけ、ケーブルが短く見えるはずですが、あくまでも、それで 50cm としております。このやり方の方が、音的には、ケーブル長と音との関連性を、精密に把握しやすいので、予め、ご了承ください。

※ アナログケーブルの長さにつきましては、接続の時に届かない、などのトラブルを防ぐため、余裕を持った長さで、ご注文ください。民生用のケーブルですと、短い方が音が良いと、よく思われがちです。しかし、それは、民生用のケーブルにはクセが多すぎて、短い方がクセが少なく出る、それで音が一見よく聞こえる、と言うカラクリがあったからに、ほかなりません。

一方で、、8412 クラスのプロ用アナログケーブルをお使いの際には、そのような馬鹿げた問題は出てきません。プロ用アナログケーブルは、長さに対しては、強い規格です。10m 以上引いても、精密なフラットを維持できますので、当店、及び、本家・プロケーブルサイトで、プロ用アナログケーブルをご注文の際には、ギリギリでの長さのご注文は、なるべく、避けられてください。

なお、USB ケーブルのように、長さに弱い規格のケーブルの場合、長過ぎますと、データ転送の際のロスが大きくなり、音質を損ねますので、その点はご注意ください。

​プロ用アナログケーブルについて、詳しい説明は、写真をクリックしてください。
https://www.gospel-for-your-sound.com/analog-cable


26. 中川隆[-13525] koaQ7Jey 2018年7月01日 19:54:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16300]


- バランス転送(伝送)・その実態(要注意・鬼門)-
https://procable.jp/setting/23.html

■バランス転送(伝送)、XLRプラグの付いている機材は、信用できるのでしょうか?

バランス転送(伝送)には、XLRプラグを使います。XLRプラグが付いている機材だから、バランス転送(伝送)かと言いますと、そうとは限らないというのが、多くのかたがご存じない、驚くべき実態です。

バランス転送(伝送)は、普通は、2番から+電流を出し、3番から-電流を出します。1番はアースです。2番ピンの+電流と3番ピンの-電流がノイズを打ち消し合うという仕組みこそが、バランス転送(伝送)であり・・・、であるからして、バランス転送(伝送)にはノイズが乗りにくいわけですが、

バランスプラグの有無は、バランス転送(伝送)であるか否かには、必ずしも関係ない!

というのが、本当のところです。

RCAプラグによるアンバランス転送(伝送)は、+電流とアースだけで、音を伝えます。つまり、例えプラグがXLRでも、3番ピンが死んでいて、何も役に立っておらず、2番ピンからしか信号が出ていなかった場合、それはRCAアンバランス転送(伝送)と、全く同じ条件になります。

驚くなかれ、この手合いの機材は、本当に多いのです。

注:)これはRCAかバランスか、いづれが音が良いのかという問題ではありません。RCA転送(伝送)も家庭での使用、つまり近距離使用では全く悪くないどころか、機材さえ良ければ、非常に良いのです。XLRは、プロ用であることからして、長距離転送にも耐える仕様です。ですので、RCA、アンバランス転送(伝送)そのものは信用されて、自信を持ってお使いください。問題はメーカーの技術力です。技術力さえあれば、RCAも素晴らしい音になります。この点、XLRであろうがRCAであろうが、あまり気にすることはないと言えます。

■問題の焦点

問題の焦点は、コストのかかるXLRバランス転送(伝送)の回路を装備しているフリをし、実際には省いていて、誤魔化していたメーカーはどこなのだ! 

という問題に絞られます。

■なぜそんな変な事になっていってしまったのか、分かりやすく記述します。

「バランス端子を、付けておいてやれ。」

「RCA端子と、もう一系統、XLR端子を付けておいてやれ。」

「それだけで、買う人は喜ぶぞ。5万円の機材が、30万円の機材に化けるぞ。」

馬鹿馬鹿しい限りです。実に馬鹿馬鹿しい。

実態は、そんなところです。

■「バランス端子装備」と、「バランス回路装備」とでは、全く意味が違います。

メーカーに、自分の機材について問い合わされたお客様が、メーカーの技術者から聞かれた話は、下記のようなものでした。その機材は、残念ながら、3番ピンの死んでいる、RCA、アンバランス転送(伝送)と同等のものでした。

「1990年代の機材には、特にそれ(単なるダミー)が多かったようです。各メーカーが、それをしていました。」

上記の言葉は、驚くなかれ、大手メーカーの、技術者の言葉、そのままの引用です。

バランス端子のみ装備してあって、バランス回路ではなかったという「最悪」の「笑い話」です。

いや、買われたかたにとっては「笑い話」では済まないかもしれません。それは「猛毒」なのかもしれません。

1990年代の機材が全てそうだったのかどうかは、知りません。今も、その種の機材があるのか否かも分かりません。これについては、メーカーに、直接問い合わせてください。

プロ用機材に限っては、そんなことは、まず考えられません。民生用機材、つまり、「オーディオ界」における機材だけが、特にそういうことをしていたのだと、想像しています。

万が一、この種の手抜きが、オーディオではなく、車だったらと考えられると、起きていることの実態が分かりやすくなります。車の場合は人命に関わります。死人が出ます。

某自動車会社のように、それは犯罪となり幹部全員の逮捕劇に至ります。オーディオは人命には全く関わっていませんから、何でも許されてしまいます。だからこそ大事に至らないだけで、やっていることのモラルの低さ、その程度は、某自動車会社の逮捕劇と、全く同レベルです。

大手の、特に上場企業ほどのメーカーならば、それが単なるオーディオであれ、社会的に最低限のモラルを維持するのは、当然の義務です。義務を放棄してしまったメーカーの商品ならば、誰もいらないでしょう。

■もう一つの、XLRバランス転送(伝送)の大問題

多くのプロ用機材のバランス転送(伝送)は、2番ホット、3番コールドです。これは歴史的に、ほんのわずかな例外を除いては、米国も英国もドイツも、世界中が、プロ用機材は、2番ホット、3番コールドでしたし、今もそうです。

オーディオのさきがけは、勿論、プロ用機材からです。当時、音というものを記録して将来に残すということは、一種の国家事業に近いものであり、文明の最先端事業であり、今でいうと宇宙開発に近い事業でしたから、WE(ウェスタン・エレクトリック)などという、とんでもない化け物メーカー、ノーベル賞受賞学者を10人も抱えているようなメーカーすら、国家的に存在していたわけです。

その後継の、アルテック社(米国)あたり、つまり、1940年代、50年代あたりからして、すでに2番ホット、3番コールドでした。その後の、ニーブ社(米国)も、英国のSSL社も、クラウン社(米国)も、ハフラー社(米国・買収されたアンプメーカー)も、アレン&ヒース社(イギリス)も、スチューダー社(スイス)も、thomann社(ドイツ)も、米国、英国、世界中、関係なく、ほとんど例外なく、2番ホット、3番コールドです。

ただし、少々の例外はありました。1950年代の米国のアンペックス社だけは、例外で3番ホットだったと聞いています。同じく米国のUREI社にも3番ホットものがあったようです。しかし、UREI社のものは、出し入れする機材が多かった為(入力と出力が両方とも3番ホットであれば、逆が逆になりますから正になります)、2番ホットものの機材やケーブルが、そのまま接続出来たという背景が、実はありました。
気をつけなくてはならないのは、UREI社のアンプですが、UREI社のアンプは、まだトランジスタ技術が熟成していない頃のものである為、フラットなものではないゆえ、わざわざ使う必要はないでしょう。それがフラットだと信じたら最後、オーディオの魔性の世界に、これもまた、ひきづり込まれますので、これは記憶しておいて下さい。UREIだから、何でもかんでも良いというわけではないのです。

さらに言えば、当時の古い、UREIの1620というプリアンプと合わせて、初めてUREIのアンプはフラットになる可能性があります。

現代機材は、個々にフラットを保証しているものが多いですが、UREI社は、プリアンプとパワーアンプを足して、フラットになる、というような事をしていたのです。

という事は、UREI社のアンプは、現代では、DJさんが、オールドの1620とコンビで使うくらいしか用途がなく、一般プロ用途としては、全く使いものにならないということを意味しています。

早い話が、クラウンや、thomannのアンプのほうが、数段良いのです。

こういう事を書いていると、またしても外野からヤジが飛んできそうではありますが、実は、UREI社のアンプくらいのものは、私はとうの昔に、実験済みです。それの、現代のプロ用アンプに比べての、あまりものお粗末さには、実験した時、唖然として言葉が出ませんでした。それくらいのものだと、知っておいて下さい。鳴らすには、後は一つしか手はありません。同じくUREI社のオールドの1620というプリアンプをもって来るという手しかありませんが(これもやってみないと不明ではありますが)、私自身は、個々にフラットを保証する、ハイレベルの機材しか、もはや認めてはいませんでしたから、欲しいというかたに、すぐに、お譲りしております(勿論、1620と組み合わせないとフラットが出ない可能性がありますと、警告したうえで譲っております)。

いづれにしましても、最近では、ほとんどが歴史的に2番ホットなのだから、世界中2番ホットに統一してしまおうという動きになっています。

したがって、プロ用機材に限っては、米国は3番ホット、ヨーロッパは2番ホットなどという「噂」は、単なる「噂」であり、わずかな例外を除いては、ほとんどが、意図的に流布されている事である場合が多いです。

■現代の民生用機材の3番ホットについて

これは、分かりません。

3番ホットにしなくてはならない理由など、今や、一つたりともないのです。

いや、実はあるのかもしれません。

読まれたかたは、理由について想像してみてください。

ろくな理由は、一つたりとも、思いつかないはずです。

■現在

現在でも、民生用メーカーのカタログや説明書には、「アメリカ式の3番ホット仕様」などと書かれていたりするそうです。それはそれで、音が出ないわけではありませんから、買う側さえ納得していれば、問題はありません。ただ、アメリカ式の3番ホットという記述には、首をかしげたくなるかたも、多いだろうと想像します。

プリアンプの、3番ホットのものを買うとします。すると、パワーアンプも、3番ホットのものを買う必要が出てきます。それに合わせて、3番ホット用のバランスケーブルさえ、純正で買わなくてはならないかもしれません。

いや、3番ホット同士ならば、通常のバランスケーブルで大丈夫ですが、それを知らなければ、惑わされてしまいます。

メーカー側の単なる、お客様の囲い込みの戦術なのでしょうか。

それとも、プロ用機材との互換性を、避けておきたい理由でもあるのでしょうか。

■プロ用規格、+4dB以上の出力のバランス転送(伝送)について

+4dBという規格が、プロ用の機材で統一されている規格です。その規格を外して、さらに大きな信号によって転送している場合もあるようです。これしかし、優れたプロ用機材をみつけたとして、それが欲しいと思った場合、途端に互換性を無くしてしまいます。

プロ用パワーアンプは、+4dB出力を受ける規格です。そこに、それ以上の入力を入れてしまうと、パワーアンプ側のボリュームが、あまり上げられないということになってしまいます。入力が大きすぎて、音が歪むということもあり得ます。その点では、RCAからバランスに入れるほうは、安全と言えます。

実に良く分からない記述が多過ぎるのです。カタログなどを見てみても、ボルト表示であったりして、人を煙に巻いてしまうような、実態の良く分からないことをしているという印象さえ、あります。

世界の規格は、「+4dB、2番ホット、3番コールド」であると、しっかりご記憶ください。

■単純な問題

WE(ウェスタン・エレクトリック)時代、アルテック時代に、ノーベル賞級の学者達によって、厳密に検証されて規格された、あらゆる角度から見てこれがライン信号の転送(伝送)にはベストという、きちんとした昔からの規格があるのですから、問題は単純です。

そのベストの中のベストの規格、歴史的スタンダードに合わせるのが、最も優れていて、無難なはずです。

勝手にあれこれ、素人レベルに毛が生えた程度の技術者が考えても、ろくな事になろうはずがありましょうか。

アルテックのように、スチューダーのように、クラウンのように、それらと同じ規格で製造すれば、事は足りる、それで済むというだけの、非常に単純な問題に過ぎません。

■バランス転送(伝送)ものの機材を入手される折には、2番ホット、3番コールドと、はっきり記述してあるものであり、同時に、+4dBの入出力と、はっきり記述してあるものが、最も無難だと、思います。

オーディオ業界の、実にいい加減な実態からして、個人的には、そう感じています。

たとえ将来的にだったとしても、互換性に問題の出そうなものを、非常な高額で売りつけられるのは、誰一人として歓迎はしないであろうし、喜ばしいことであろう筈がありません。

ただ、買われる側が、ダミーのバランスプラグに過ぎないことを納得していて買うのであれば、又は3番ホット、2番コールドものも、その性能が良いからと、そのメリットを納得していて買われるのであれば(それらの99%以上が酷くボロいものとしか私には認識できませんが)、それは仕方のないことです。

我々は、いづれを選ぶも、自由です。

■要注意事項

実に不審なことが起きていましたので、ここに書いておきます。

当 サイトで推薦させていただいているスピーカーを買われたお客様が、音の焦点の調整に取り組まれました。そして、ベルデン8470の2.5mと、VVFの 15mだったか、その違い、善し悪しが、全く分からないと言われました。そのかたはバランスケーブルでCDPからD45アンプへの、直結でした。D45と EV(エレクトロボイス)、それで分からないはずがないのです。そのようなことは、「確・率・ゼ・ロ」の比率で、あり得ない話です。

当 初は3番ホットの間違いではないかと思われたのですが、そうではなく、その機種は2番ホット、3番コールドでした。すなわち、その30万円以上もする CDPのバランス回路など、ゴミ同然のもので、単なる「お飾りもの」に過ぎなかったのです。周波数特性が、いや、おそらくあらゆる特性という特性が、ゆが みきっており、「むちゃくちゃ」なものです。

結局、最後には、RCAから変換ケーブルでD45に入れていただ いて、やっとのことで解決をみて、皆さんのように焦点合わせが出来る状態に、とうとう復帰された次第です。こればかりは相談されても原因が分からず悩んだ 次第ですが、当人様の悩みは数十倍も深く苦しいものだったと想像します。そしてそのCDPは、国内有名メーカーの製品だったと、証言します。

この種のことにつきましては、

このページの上部に詳しく記述してありますが、それでは、2番ホット、3番コールド、そして、+4dB出力ならば信用できるのかという課題が、浮かび上がってしまいまし た。その機種は、実にそのスペックだったのです。一体全体、ゴミで、いくらの金銭を騙し取りたいのか、彼等はどういう「危険な領域」に手を伸ばしはじめてしまったのか、改めて驚きを隠せませんでしたし、同時に、その存在の危うさも、痛感してしまった次第です。いや、そのような認識は、彼等にはないのかもし れません。「技術の全くないメーカー」というだけなのかもしれません。

音源につきましては、このように、どうせ「お飾りもの」と「デザイン」だけで、5万円のCDPを30万円の「高級CDP?」に化けさせているだけなのですから、中古で1万円か2万円程度で買え るCDPで十分と言えます。ただしCDPはエラー訂正が全く効いていないのですから、中古の場合、読み取りレンズの清掃くらいはしないといけません。

でなければ、iPod、又は、パソコン出力です。

■不審事項・追記致します。

上 記のことと全く同様、バランス端子からの音で、焦点が全く合わせられないという現象が、同一メーカーの、さらに高額な(70万円)CDプレーヤーで、別の かたにも起きていました。またしてもRCA端子から音を取ってくださいと、同様のアドバイスを必要としました。これではきりがありません。当事者だけには 分かるようにしておきます。社名、正式名称の公開まではできませんが、カタカナで○○○○ッ○というブランド名です。ご自分でお使いのかたは文字数で分か るでしょう。その場合、「音の焦点合わせ」という価値観に限っての事ではありますが、バランス出力はゴミです。捨ててください。必ずRCA端子から、音を 取ってください。ただし、そのバランス出力からの、ゆがんだ音が好きなのであれば、それはそれでいいでしょう。
https://procable.jp/setting/23.html


27. 中川隆[-13524] koaQ7Jey 2018年7月01日 20:11:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16300]

- ケーブルの方向性(鬼門)-
https://procable.jp/setting/09.html

ケーブルの方向性については、鬼門とします。

オーディオケーブルにおける方向性には、二種類存在しています。

一種類めは、銅線の方向性をうたったものです。「銅線そのもの」には、方向性はありません。方向性があるとうたっているもの、ケーブルに矢印が記入されたものは、怪しい限りです。電子顕微鏡で分子の配列を示した例が、ありますでしょうか。銅線の制作時に、銅を引っ張るからというのは、眉唾です。粘土と同じで、引っ張って伸ばしたところで、分子など同じ配列になるでしょう。また、分子の配列が音に影響を与えるなどという証拠は、どこにもありません。

この、第一の方向性は、論外です。真っ赤なデタラメですから、無視されてください。

二種類めの方向性が、問題です。シールドの操作です。ケーブルの片側のシールドを外して、方向性を意図的に作り出すものです。

こちらの、意図的な方向性のケーブルについてだけ、問題にします。

■非常に分かりやすい例を出します。

ギターケーブルで、方向性のあるケーブルを使ったほうが、音の抜けが良い、つまり、もやもやした音から解放されると言われたミュージシャンのかたがおられました。そしてその理由を、ある楽器店は、ケーブルの片側のシールドを外すことによって、アースループを避けれるから、音が抜けるだと、そのような説明をしたそうです。

そのミュージシャンのかたから、方向性のあるギター用のシールドの製作依頼が入りました。このときばかりは、私も方向性か否か、いづれを選ぶかで、非常に迷いました。

アースループ・・、このアースループというのは、間違っています。普通はアースループは、突然襲ってきて、もっとひどいハムノイズに襲われます。それは、きちんとしたアースが引かれている場合であって、通常の100ボルト環境で起きることではありません。

したがって、アースループという理由付けは間違っていますが、音が抜けるのは本当のことでしょう。なぜそうなるのかを考えました。こういうことは、シンプルに考えなくては分からない種類のことです。電気理論で複雑に考えると、間違います。

アースの取れていない100ボルト電源に接続した機材は、通常、20ボルト前後の交流電圧を帯電させています。機材本体にです。ケーブルのシールドと機材本体とは、そのままダイレクトに結線されています。したがって、シールド部分は、機材本体の帯電と全く同じ、20ボルト前後も帯電していることになります。シールド線というのは、楽器の微少信号を伝える線を、360度、全方位から、至近距離で、取り囲んでいます。しかもそれがギターケーブルですから、5mや7mもの長い距離を、ずっと取り囲んでいることになります。

20ボルトも帯電したものが微少信号の回りを長きにわたって取り囲んでいれば、これはいくらなんでも、悪影響が大きすぎます。音がもやもやして抜けてこないのは当然のことです。したがって、機材側、つまりアンプ側のシールドを切れば、その20ボルトの帯電の影響は、ほとんど受けなくて済むということです。

結論は、上記のように、割と単純なことです。

これをオーディオに当てはめても、同様の事が起きていると思います。エレキギターというものは、電源がありません。したがって、ギター側は帯電していませんから、アンプ側だけを考えればよく、分かりやすい例だったと言えます。

ギターのミュージシャンのかたへの私の回答は、以下のようなものでした。

「それならば、いっそ、シールドのないケーブルを使ったほうがいいくらいですから、あえてシールドケーブルを使われるのであれば、シールドは、両端マイナス、つまりアースに落として造りましょう。アースの来ているところで使うにはシールドは必需品です。シールドがノイズを拾って、アース、つまり地面にそれを落として流してくれるからです。アースの来ていないところでは、あえて専用に、シールドのない、単なる二芯のケーブルを使ってください。その種のものも持っています。」

そして、そのミュージシャンのかたと、念を入れた相談のうえ、結局は、両端シールドを落とす、つまり方向性を持たないケーブルということになりました。せっかくのシールドだから、というわけです。

しかし、ギターの場合は特殊です。アースの来ていないライブハウスなどで演奏せざるを得ないことも多いのです。

結局のところ、ギターケーブルも、オーディオ用のケーブルも、次のことが言えます。

■専用アースを引いた途端、片側のシールドを外して方向性を持たせたケーブルを使うよりも、両側ともシールドはアースに落ちていたほうが、高性能で、音変化もなく、信頼性も、圧倒的に高いです。シールドはノイズを拾って地面に流すものですから、両側が地面に結線されていたほうがノイズを地面に流す能力が二倍高くなりますから、高性能なのは当然のことです。

とにかくオーディオは、機材全体が、CDPであれ、アンプであれ、20ボルト近辺も帯電しているものなのですから、まずは、それを取り去ることが第一です。それが専用アースです。専用アースを引いた途端、音は良くなります。

ケーブルを考える時に、出力側の抵抗、入力側の抵抗などというわけの分からない説明に、惑わされないでください。専用アースさえ来ていれば、そのようなものは、すでに全く関係ありません。シールドの両端とも、機材などではなく、「大地」つまりアースに、直接、接続されています。

オーディオのかたがたは、普通、音的にも、環境的にも、進歩されていかれます。それが自宅であるがゆえ、アースを引けば、途端に恩恵にあずかることができます。進歩ということを前提にした途端、方向性のケーブルは、鬼門となります。

さすがにギターのミュージシャンのかたの場合には、こちらも迷いました。ライブハウスなどは、アースが来ている例のほうが少ないですから、特殊な例です。かといって、動き回るステージに、単なる二芯の強度のないケーブルは向きません。しかし、レコーディング時にスタジオでも使うとなれば?、などなど迷うのです。

しかし、自宅となれば話は全く別です。

■下記は、非常に重要なことです。

アース工事をするための金額が、1万円だったとします。二時間もあれば、工事は終わります。それだけのことで、機材全体の帯電が取り払われ、機材内部の回路への、帯電による悪影響も、全部取れて、さらに、シールドも、異常なほど、ノイズを遮断してくれます。そして、その効果は、5万円のCDプレーヤーを300万円のCDプレーヤーに交換するよりも、遙かに絶大なる、威力があります。

上記の説明で十分でしょうか。

再度、基本的なことを分かりやすく書いておきます。

■専用アース回線、イコール、ケーブルのシールド及び、全機材の「本体」の金属が、地面に直接、結線されます。

アースが来ていないからこそ、下記の図式が生まれます。

1)電源がぼろい
—->シールド力が弱い
—->ぼろい電源はそのままにしておいてケーブルであれこれ試行錯誤する
—->方向性などと言い出す
—->ろくな音が出ない
—->非常に高い機材やケーブルに望みを託す
—–>それでもボロい音しか出ない
—->泥沼に陥る
—->さらに高額でボロい機材や方向性のケーブルを買い足していく
—->音がさらに病的な領域にさまよい込んでいく
—->オーディオ地獄の住民となる
—->病気であることの自覚などあろうはずもないが不思議に誇りだけは持っている
—->人にも自分と同じ運命をたどることを勧める
—->地獄の住民を増やし続ける
—->そして、現在が、あります。


最も哀れなことは、上記の図式に落ち込むことです。

この先の運命は、人によって実に様々と思われます。

運が良い場合しか、書きません。


—->良い電源に、騙されたと思ってしてみる(専用アースなどを引く)
—->機材もケーブルも全てボロかったということが判明する
—->あっけにとられる
—->全て夢だったと呆然とする
—->正気に戻り、20年、または30年のオーディオ人生を嘆く
—->全部の機材と方向性のケーブルを捨てる、又は、売却する
—->泥沼、オーディオ地獄から、ついには、解放されて、自由を得る。


電源がぼろければ、電源を良くしてからスタートするのが、普通のやりかたであって、これは当たり前のことです。上記のような最悪のパターンの図式、ヘンテコな種類の改善(改悪)、ケーブルの方向性もその一つですが、そのような改善などというものが、企業内部でしている様々な改善で、許されますでしょうか。有無も言わさず、「バカ!」と、上司に怒鳴られるだけです。

私は皆さんが常に進歩されていかれることを前提にしていますし、本当の事を知られれば、それが安価であれば、実行されるかたのほうが多いことを、前提としています。進歩したときになって必要がなくなるようなボロいものについては、ケーブルであれ機材であれ、まったく論外です。したがって、シールドは、特殊な依頼以外は、常に両端をアースに落としたものしか、製作していません。

米国には最初からアース回線が来ています。それはその国では、当たり前のことであり、どの家庭でもスタジオでもそうです。日本のスタジオにもアースくらいは当然来ています。来ていないスタジオがありましたら、アースはすぐ引いてください。プロ用のバランスケーブルにつきましては、方向性など全てのケーブルにありません。バランスケーブルの大半は二芯です。二芯のケーブルは、シールドがマイナスとアースを兼ねていますから、シールドを両端マイナスつまりアースに落とさないと、音が出ません。

8412もバイタルも、モガミもカナレもそうですが、二芯、又は、二芯の理論を基本とした四芯です。それがプロ用規格の当たり前のケーブルです。スタジオにはアースが来ているのが当たり前のことですから、方向性など作れようはずもないですし、方向性は、当然のように、全部ありません。

方向性が作れるとすれば、ベルデン8423、三芯のケーブルだけですが、その種のケーブルは非常に少ないですし、方向性を入れたとしても、性能を落とすだけです。

方向性をうたったケーブルや、その種の考え方は、あらゆる進歩を阻害しています。

■シールドは、アースを引いたとたん、機材の抵抗値というようなわけのわからないものでなくなり、地面そのものにダイレクトに結線されると考えてください。とても簡単で、小学生にでも分かることです。

注:アースは引けない環境だというかたが、時々みえます。マンションであれば、天井裏か、壁の裏にある鉄骨から、アースを引いてもらってください。又は、配電盤には、鉄骨から取った良質なアースが来ているはずですから、そこからアースを引いてもらってください。日本国内で、アースの引けない環境など、あり得ません。

ケーブルの方向性は、鬼門とします。
https://procable.jp/setting/09.html


28. 中川隆[-13523] koaQ7Jey 2018年7月01日 20:29:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16300]

- 音の焦点(基本中の基本)-
https://procable.jp/setting/28.html


プロケーブル注:)
このコーナーで登場している、「VVF」や「チャイムコード」や「AE線1.2mm」(当店にてメーター100円にて販売中)をスピーカーケーブルに代用する件につきましては、200ボルト用の電源の中でも「最高峰の、かつ、バッテリー並みのトランス」を用いて初めて成立し、音が合うものであって、100V電源のかたが使っても全く意味のないものです。通常の200Vからのダウントランスでもまだ使えません。中途半端に読まれて誤解されるかたが出ています。100V、又は通常のダウントランスで使っても、モヤモヤの音になるだけで、まったく使い物にはなりません。

ただし、VVF=最高峰のスピーカーケーブルであり得ることを「公開」した以上、今後、VVF、又はIVケーブル(VVFの中身たけのケーブル・銅の単線)を材料にして少々の加工を施し、スピーカーケーブルと称して売る「VVFスピーカーケーブル詐欺」、「IVスピーカーケーブル詐欺」(白と黒をよって、ベルデンの偽物を作る詐欺に似たような詐欺)が起きるものと予想されます。過去に私経由の情報を元にしての、その種の詐欺ケーブルが実際に売られていた「実例」があります。それは今現在も売られていることと想像します。「VVF詐欺」、「IVケーブル詐欺」(ベルデンの偽物)には、厳重に警戒されてください。なお、「AE線は真似が出来ません」ので、「AE線」は、VVFやIVケーブルより、安心出来るものと考えて下さい。

■ニュース
当店の紅一点の女性のお客様より、実に素晴らしい情報が入りました。音を遠視方向に向けるためのスピーカーケーブルで、VVFより使いやすいケーブルが存在していました。チャイムコード(別名TIVF)という銅の単線です。0.8ミリで、20mのものと30mものとがあります。詳しくは下のほうの、B’さんのコメント(現在一番下にあります)を、参照ください。これはもう、VVFみたいなダサいものは使いたくないという「女性の本能」みたいなものをして発見に至ったものではないかと、想像している次第です。

プロケーブル注:)
最近になって、チャイムコードがひどい音だったと
いう報告が続けて入ってきていますので、チャイムコードには、気を付けて下さい。おそらく中国
製の安易に製造されたものと思います。

AE線にも同じような報告がありまして、当店の扱っているものは優れものだが、
安価なものを買ったら全くダメだった!、という報告が数件入ってきています。
安価なAE線は、中国製です。必ず、日本製の良いAE線を使って下さい。

当店扱いのものは、日本電線というメーカーの純日本製ですので、
安心して使っていただけると思います。

https://procable.jp/products/ae_cable_200m.html

■ニュース2
チャ イムコードが一時話題になり、それはそれで相当の性能である事も明瞭になったものですが、その後、経緯を慎重に観察しておりますと、どうもチャイムコード は実験用として使うほうが良さそうです。本番で使うならばVVF、又は、さらに使い安いものですと、1.2ミリのAE線です(VVFのグレーの皮膜に比べ て薄い皮膜しか付いていないため、かなり取り回しやすい)。チャイムコードでは細すぎて、アンプのダンピングファクターを損なうからかもしれません。多くのお客様は、VVFやAE線のほうが音が良いと語られています。AE線は、200m巻きを9800円で販売しております。VVFではあまりに大袈裟になってしまいますので、ベストチョイスはAE線と思います。大阪店でもAE線の切り売り販売しております。

■まず第一に知るべきこと


最初に、最高峰のスピーカーケーブルとはいかなるものか、を定義して、明確におきます。

★「音の焦点」が、意図的に合わせれるほどに、精度の高い特性を備えたケーブルこそが、世界の最高峰のケーブルの特徴です。

★「音の焦点」が、いかなる長さにおいても合わないケーブルは、ひどくボロいケーブルであって、まったく使い物にならない
ゴミ同然のもの「か・も・し・れ・な・い」と、「仮に」しておきます。

■音の焦点(基本中の基本)

なぜ私がこのような基本中の基本とも思われることについて、いまさら書かねばならないのか、

音の焦点・・、

このような「基本事項」は、今までオーディオ雑誌なりオーディオメーカーが、とうの昔に発表すべきだったことであり、オーディオファンを指導すべきだったことであり、すでに世の中で常識化していてしかるべきほど、それほどに重要で、かつ、簡単なことだからです。

しかし結果としては、この事実は、闇に封じられたまま、いまだ据え置かれている状態にあり、オーディオマニアのかたがたを、オーディオ地獄に突き落としてしまう、「最もやっかいな問題」として、今もそのまま残っているのが、実態です。

ずいぶん色々な事を書いてきましたが、やっかいな問題が、あと二つ残っています。その二つは「双璧」と言えるほど、やっかいです。

種明かしをしてしまえば、「音の焦点」など、実に簡単なことですが、それでも、出来る人と出来ない人がいるだろうと想像します。将棋で言えば、「駒の動かし方を最初に覚える行為」に匹敵します。

駒の動かし方すら覚えずに、あてずっぽうに将棋の駒を動かしている行為こそが、現代オーディオの実態でした。それは、「金銭」で音が買えるというような、あり得ない「妄想」によるものでした。

その「妄想」は、今も根深く、はびこっているものと思われます。

この基本が身についていないということは、将棋で言えば齣の動かしかたを知らないということなのですから、級位は与えてもらえません。10級の者より遙かに弱いということです。それなのに、実力が初段や二段の「つ・も・り」になって、錯覚している場合がやたらと多いのですから、これはむしろ、お笑いに近いことでしょう。

しかしこれについては、「趣味で適当に齣を動かしていることが好きなのだ。」と言われれば、それまでです。それはそれで、ありです。私には何も言う権利はありません。

したがって、この記述は、「進歩」を望まれるかた、「混沌」を嫌われるかた、「オーディオ地獄」から抜け出したいかた、「真実」を知りたいかた、とにかく、その種のかたがた、つまり前に歩もうとされているかたのために、します。

■この二つの大問題、「双璧」は、

1)「音の焦点」、

2)「部屋というものの音響」、

です。

この「双璧」が、二つの万里の長城となって、皆さんの行く手をさえぎり続けています。それはあたかも、国境が封鎖されているかのようです。

まずは「音の焦点」という、一つめの万里の長城には、崩壊してもらわなくてはなりません。こんなことは、書いていても、あまりに初歩的なことであるがゆえ、つまらないだけのことですが、いつかは、せざるを得ないと考えていました。

もう一つの万里の長城、「音響」、これについては、事情あって時を遅らせますが、同じく崩壊してもらわなくてはなりません。

現代の音響学は、崩壊します。

今のところ言えるのは、音響屋に、数千万円も支払ってはならないということです。音が良くないのを「音響」のせいにして、壁を斜めにしたような、数千万円のオーディオルームなど作ってはならないということです。

「部屋」という立方体は、音響的に、最善のものであり、壁をいじってはなりません。今のところ音響について言えるのは、ここまでです。自信を持って、自分の部屋は、音響的に、はじめから最善なものなのだと信じてください。

音響の中でも一番やっかいな問題、定在波の問題についても、それと同時に崩れ去るであろうと、お約束しておきます。ただ、事情あって、これも時を遅らせていますので、ご理解ください。そして、お待ちください。

こちらの発表(音響の最終回答)は、おそらく、この鬼門コーナーの最後の項目になります。それで、私のすべきことは完了します。

(追記:2014年11月17日記述:「音響の最終回答」で私のすべきことは終わりと思っていたのですが、後から後から、ゾンビ業者が出てまいりますので、当分終わりそうにありません。この鬼門コーナーも、とうとう95番までいってしまいました。これからも、末永くお付き合い下さい。)。

さて、双璧の一つめの壁、

音の焦点を狂わせている万里の長城から、崩壊していただきましょう。

■レンズというものの意味

音には「レンズ」のような焦点があります。視力が0.1の人がメガネ屋さんに行きます。するとそこでは、徹底的に目にレンズが合うように、実に様々な検査をして、そのうえで、目に合ったレンズを、あてがいます。

一眼レフのレンズも同様です。焦点リングを回して、ぼやけていれば、焦点を合わせて解像度が最も高いところにレンズを合わせます。

上記のことは、当たり前のことです。当たり前すぎて、これ、つまらないほどのことですが、焦点の合ったときの見えかた、これはいい加減なメガネをかけている状態に比べますと、圧倒的に、雲泥の差で、解像度は高く、快適です。当然のことです。

■音の焦点

実は、音というのは、メガネと全く同様です。シャープ過ぎれば、それはメガネのレンズが「き・つ・す・ぎ・る」状態なのであり、メガネの度数をゆるめなくてはなりません。ぼやけていれば、レンズの度を高めて、解像度を高めなくてはなりません。当たり前のことですが、これを知らないと、まったくもって、そのか たの行動、その全てが、「あてずっぽう」になってしまいます。機材によって、人の目と同じで、生まれ持った度数が存在しており、それはスピーカーによっても違います。

■音の焦点の合わせかた

これは、非常に、簡単です。

方法は一つだけです。

スピーカーケーブルで行います。「フラットな特性」のスピーカーケーブルを使って、その長さの調整と、太さの変更によって行うだけの、非常に簡単なことです。

これは公式にしてしまったほうがいいですから、公式化します。たった二つの公式にできるほど、簡単なことです。

●公式、その1

メッキ線材の場合(銅に錫メッキされていて銀色の線材)、

ベルデンやWEなどの錫メッキされている線材は、短くすると、音が柔らかくなります。長くすると、音は、よりシャープになります。細くすると音はシャープになります。太くすると音はマイルドになります。

●公式、その2

非メッキ線材の場合(銅そのままの、銅の単線)

非メッキ線材は、長くすると音が柔らかくなります。短くすると、音がシャープになります。太くすると、一般的には、音は柔らかくなります。細くすると、これも音はシャープになる傾向を見せます。

■これだけのことです。

これだけのことです。これだけの知識で十分ですから、ケーブルの長さ調整、太さの選択で、生音に最も近いところに、音を、持ち込んでください。偶然性になど、任せていてはなりません。メガネや一眼レフのように、「意図的」で、「厳密」である必要があります。

ただしそれは、周波数特性が完璧にフラットなスピーカーケーブルでなくてはなりません。特性のゆがんだ三流品では、話にもなりません。どの長さにおいても、三流品では、生音には、決して近づきません。

■私とお客様との体験談

体験談を、箇条書きで、順を追って書きます。音の焦点の「存在」を、明るみに引きずり出せるものと思います。

1)クラウンD45をあるジャーナリストのかたにお譲りしました。

2)その性能を非常に気に入っていただけたのですが、それまで持っていた米国製の140万円のパワーアンプも、ふくよかな味があり、悪くないと言われました。

3)音には、メガネのレンズのような「焦点」があることを説明させていただきました。

(D45 の音を、ふくよかな音にすることも可能であれば、140万円のアンプをシャープにすることも可能であり、それはスピーカーケーブルの選択と長さだけで、ど うにでもなることを、説明させていただきました。そして、機材の善し悪しを公平に評価するには、双方とも、ベストポイント、つまり、生音に最も近いところ に、スピーカーケーブルだけで持ち込み、いづれのアンプのほうが優れているのかを判定しなくては(いづれが生音に近いかの判定です)、人間の耳には、アン プの善し悪しなど分かるはずがないことを、説明させていただきました。)

4)そのジャーナリストのかたは、音の焦点合わせに、取り組みました。双方とも、ベストポイントに持ち込んで、いづれが優秀なのかを、判定できる状態に持ち込んだということです。

5)そのかたは、140万円のアンプのほうを、売却されることになりました。

6)そのジャーナリストのかたの親友の医師のかたは、オーディオの象徴、またしても、マ○○○ビ○○ンの登場ですが、その虜になっておられました。

7)ジャーナリストのかたが、親友の医師のかたの自宅に、クラウンD45と、焦点の合うケーブルを、そのまま持ち込んで、その場で、ベストポイントの音、生音に最も近いポイントの音を聞かせました(その場で音の焦点を合わせ直したかもしれません)。

8)親友のかたの分のクラウンD45も、ジャーナリストのかたが代理で購入され、その医師のかたも、マ○○○ビ○○ンを、売却されるに至りました。

体験談は、ここまでです。この体験のやりとりには、それほど多くのメールの交換を要しませんでした。とても簡単なことですから、数通のメールのやりとりで、十分だったのです。

また、一度行えば、誰にでも、すぐに覚えられることに過ぎません。将棋の駒は、種類が多いです。しかし、音の焦点合わせは、ケーブルが短いか長いか、太いか細いか、メッキか非メッキか、それだけです。将棋の駒の動かしかたを覚えることよりも、さらに簡単なことです。

■結論です。

ア ンプも、音源も、スピーカーも、全てそうですが、「音の焦点」を合わせてみて、はじめて善し悪しが判断できます。それには、いい加減なケーブルを使ってはダメです。メガネのレンズがいびつにゆがんでいたとしたら、危なくて、とても歩けたものではありません。つまり、そのようなケーブルでは、何をしてもダメだということです。ニコンやキャノンのレンズ、そういう精度のレンズ(ケーブル)で、焦点を合わせていかないと、我々は、音に対しては、まったくもって無防備であり、盲目同然です。

■結論の結論です。

アンプやスピーカーを接続し、その時出てきた音、それが機材の音だと思うのは、「大・間・違・い」です。我々は、最良の音を求めるのであれば、常に「自力 で」、「意図的に」、かつ「厳密に」、音の焦点合わせをしなくてはなりません。これはしかし、一眼レフカメラを持っている人は、当たり前のようにしていることです。一眼レフカメラの焦点を合わせていく精度は大変なものであり、ファインダーの真ん中に、普通は小さな○で、非常な精度で焦点が合ったかどうかを判定するものさえ付いていますし、今のオートフォーカスの精度は大変な精度でしょう。それらのフォーカス並みに、音の焦点を合わせましょう。それが当然です。

と、いうことです。

私は「厳密に」と、書きました。ベルデン8460、8470、WE18GA、WE16GA で、一眼レフ並みに焦点を合わせる方法と、その精度を、例に取ります。精度高く合わせるには、シャープ過ぎる音になるように、少々長めのものを入手して、 そこから切っていき、最後の勝負は、1.0センチか、1.5センチ単位で長さを決めていかなくてはなりません。勝負どころで、3センチ切りますと、切りすぎてどうにもなら なくなります。1.0センチか、1.5センチ単位・・・、そういう「厳密さ」です。これがベルデン、及びWEの本性であり、焦点が完璧に合った時のベルデンやWEの、本当 の「底力」は、その時の音で、初めて分かります。

ただし、ボロいケーブルばかり、世に、はびこっていますから(ベルデンのほうは、今となっては偽物だらけだと、お客様から聞いておりますので、WEの復刻版を使ったほうがいいかもしれません。)、適当に2mでWEを接続しても、劇的に音が良くなることも、これ当然です。

問題は、常に、次の課題です。

「どこまで良い音を出したいのか?」

こればかりは、しょせん、趣味・遊びのことです。個人の選択によります。適当で良いというかたもみえるでしょう。

■デジタル音源について

iPod のようなデジタル音源、これは、音が濃くなればなるほど、シャープな音になっていきます。つまり、情報量が多いのは、シャープな音のほうだと考えられま す。新型のiPodが、旧型よりもシャープな音になっていたとします。それは進化の証明であり、良くなっている証拠です。スピーカーケーブルで調整されて、焦点を合わせてみて、初めてそれが濃密な、「アナログの初期盤」並みの音に進化していることが、分かります。

★銅の単線の結び方(プロの結び方です。)

下記は、音がシャープ過ぎて、銅の単線を長く引く場合に、短かかった場合や、切って短くしてしまった
場合に、単線と単線を結ぶ方法です。プロの方法ですので、音質の劣化がありません。参考にしてくださ
い。

■17項目めの、推薦スピーカーについて、追記いたします。

なぜ、当サイトで、推薦スピーカーとして、前項目で、EVとJBLのプロ用スピーカーの数機種をご紹介したのか、その理由を、音の焦点から説明しておきます。ツーウェイのスピーカーのスペックで(映画館用、コンサートホール用などのプロ用スピーカーは、ほとんどがツーウェイです)、まず見るべきところは、クロスオーバー周波数です。この二機種は、EVのTOUR X が1650ヘルツ、JBLのJRX 115が、1600ヘルツです。まさにこのあたりのポイントです。このポイントと音の焦点は、密接に関わり合っています。

このあたりの、クロスオーバー周波数こそは、まさしく往年のモニターの王者であり、プロの中のプロの道具であった、アルテック612Aが備えていたユニットの、アルテック604型と同じあたりの、クロスオーバー周波数になります。

1600 ヘルツあたり以上を受け持つドライバーの場合には、その音量を上下することにより、ケーブルの長さ調整で行う焦点合わせと、全く同様のことが、実に簡単に できてしまいます。ということは、音源が変わったとたんに音の焦点が狂う、機材を変えたとたんに音の焦点が狂うなど、音の焦点に関わる諸問題が、優れた チャンネルディバイダーさえあれば、即座に解決できてしまうということを意味します。

ウーファー側から考えま すと、ウーファーが1600ヘルツあたりまでの中域まで受け持てる高性能な「38センチ口径のユニットを備えたスピーカー」というのは、高域のドライバー 側の音量だけで、音の焦点の調整ができてしまうということです。つまり、ケーブルを入れ替えなくても、ケーブルの長さ調整などしなくても、優れたチャンネルディバーさえあれば、その種のスピーカーは、即座に「音の焦点」を合わせてしまえます。「音の焦点」の問題は、最初からクリアーできてしまっています。この理由から、発展性がありますし、マイクを変えると焦点が変わる、マイクアンプを入れ替えただけで焦点が急激に変化を起こしてしまうというようなプロの現場でも「即戦力」になるという意味合いもあって、あえて、ここの鬼門コーナーの、17項目めでは、そのクロスオーバー周波数を兼ね備えたスピーカーを中心に、推薦させていただいている次第です。

このことから、往年のスタジオモニター、アルテック612Aのクロスオーバー周波数を、アルテック社が1600ヘルツ近辺に設定していた理由も、ごく自然に当たり前のこととして受け止めれるのです。
(スタジオモニターや、狭めの映画館用のスピーカーの場合です。大きいコンサートホール用は、もっと下にクロスオーバーポイントがありますから、部屋には向きません。それがアルテックA7、A5です。それらは、800ヘルツ、500ヘルツがクロスオーバーポイントですから、部屋で鳴らすオーディオには向かないのです。)
プロケーブル注:)広い場所で鳴らせば鳴らすほど、クロスオーバー周波数は下がっていきますから、コンサートホール用のスピーカーは、1600ヘルツ前後より、低い周波数でクロスオーバーしています。したがって、その種のものは、部屋には向きませんと断言出来ます。

ただし、これは非常に重要なことですが、オーディオの場合には、チャンネルディバイダーを使うよりも、ケーブル長、ケーブルの太さの選択だけで焦点を合わせ ていったほうが、音質的には、若干ですが、勝ります。例えそれが、世界で最良のチャンネルディバイダーだったとしても、です。
ということは、ケーブル長だけで「音の焦点」を合わせれば、A7もA5も、部屋の中でも、使えるということも、同時に意味しております。

■チャンネルディバイダー

多くの場合、チャンネルディバイダーを使うオーディオのかたがたは、「逃げ」で使っています。どうにもセッティングできなくなってしまい、それを、オリジナルネットワークの品質の悪さのせいにして、チャンネルディバイダーを使うというケースです。

これではいけません。まずは、初歩の初歩、音の焦点の調整から覚えることが必要です。そのほうが音は良いのです。音が悪いのは、オリジナルネットワークのせいではありません。回りのアンプやケーブル類の品質が、異常に悪過ぎるからに他なりません。

チャンネルディバイダーが本当に必要なのは、プロの現場だけです。そのうえ、良いチャンネルディバイダーなど、容易に入手できるものではありません。良いチャンネルディバイダーは、今後、良いものが出てくるのを、待つしかありません。

■最後に(音からさかのぼり、どこに焦点があるかを探る)

音がシャープ過ぎるとします。シャープ過ぎて、アンプの出力端子の部分で、すでにシャープ過ぎる状態にあると判断できたとします。これは、電源で、あまりに も高性能過ぎるものを使った場合、起きることです。このレベルの電源は、メーカーの「想定外」の電源であり、自力で音をゆるめる必要があります。メガネの度数は、近視用のレンズではなく、全く逆であり、遠視用になると言えます。

この場合、アンプの出口から先、ス ピーカーまでの間で、つまりスピーカーケーブルで、音をゆるめていかなくてはなりません。レンズの度数を、遠視方向に上げていかなくてはなりません。その場合の選択肢は、ベルデンやWEではありません。ベルデンやWEは、近視用であり、さらにシャープな音になり、聞いておれません。その際の最善の選択は、 スピーカーケーブルではなく、AE線の1.2mmです(VVFの1.6ミリよりは、使いやすいでしょう。)。より線では役に立ちません。キャブタイヤケーブ ル程度のものではダメだということです。

そして、銅の単線しか使えません。その他の材質は「全て鬼門」です。

AE線を長くしていって、音をゆるめながら、どのポイントが一番生音に近いかを、探ります。この場合には、伸ばせば伸ばすほど、音は柔らかくなります。ベルデンやWEとは、全く逆の特性を見せます。

AE線、 これを必要とされるかたは、珍しいと思われます。バッテリー並みの電源であり、さらには、音源がiPod並みか、それ以上に濃い音の音源を使われている場合に、はじめて必要になるものです(音源が濃い音ですと、音はシャープ過ぎる傾向を見せます。これは覚えておいて下さい。音の善し悪しの判定基準になります)。このAE線の性能は、50m引いても、周波数特性が、微動だにしないほど、際だって優秀です。WEの線材と全く同等のレベルです。このことを私は音から知っていましたから、200Vを引く時、 配電盤から変なオーディオ用ケーブルは使わず、必ず、この場合には、AE線でなく、壁内専用電源ケーブルの、工事屋さんが持っている、VVFを使ってくださいと(VVFも、AE線並みに音が完璧にフラットです)、200V工事の方法として記述している次第です。

さてここで、いかにも起きそうなことには、あらかじめ、釘を刺しておきます。

電源が異常に良かった場合に、AE線がたまたま合い、それが非常に良かったからといって、普通のかたにAE線を薦めるのは、おかどちがいであるということです。

誰もがそうでしょう、他人のメガネをかけることには、何の意味もありません。誰もが、自分の目にぴったり合った、特注の、あつらえの「レンズ」を必要としています。

なお、銅の単線が良いからといって、WEの銅の単線がよかろうと思うかたもみえるかもしれませんが、そんなものは同じです。いや、本当は、WEの単線の銅の音はいいのですが、ごくわずかしか、残っていませんので、問題外とします。

一般的な考え方を、ここに提示しておきます。

世界中、ただの銅の単線は、ほぼ同じであって、時代によって多少は違えども、現代のAE線も相当に凄いものですから、全く気にする必要はありません。メーカーなど、選ぶ必要はありません。AE線はAE線なのです。

それと、50m引くのに、WEの銅の単線は、もったいなさ過ぎますし、それは合うとは限りません。

クロスオーバーする時に、電源も高度なものだ。そんなときには、ウェスタンエレクトリックの銅のより線(WE復刻版など)に、100V電源時のように、適正ケーブルは、戻っていきますので、クロスオーバーされる場合には、WE復刻版をご利用下さい。

■アルテックのスピーカーを、通常100Vで使っておられるかたの場合

さらに、100Vで偶然音の焦点が合っている場合で、アルテックのスピーカーを使っておられるかたの場合には、WEの、銅の単線の、絹巻きの、1mm径のものが、もの凄い威力を発揮します(これは特別なものですので、アルテック専用とします)。解像度が飛躍的に上がるものです。近々、出します(2014年11月15日にこの部分だけは、記述しました)。

■追記いたします。

WE、 ベルデンの太いもの(10GA、12GAや10GA)は、ある程度の長さを越えますと、どんどんシャープになっていくわけではなく、一定の音を維持しはじ めます。15m引いても20m引いても同じだという世界に入り込みます。ここのところが、WEの、さらなる底力です。音のことが、全部計算されているというわけです。ベルデン8412や8423、88760のラインケーブルも、非常に長くなった場合、全く同様の現象を見せます。コンサートホールでは、その ほうが使いやすいのです。この場合のプロの現場での「音の焦点合わせ」は、スピーカーケーブルの長さの微調整ではなく、太さの選択のほうによります。

が、PA業のかたがたの、何人に一人のかたが「音の焦点」の事など把握しているでしょうか?、はっきり申し上げますと、普通のプロのかたは、知りません。

WEは「音の焦点」の事までは、公開しませんでした。ということは、自力で見つけ出さない限り、知る事の出来なかった、今まで随分長い期間、それこそ、一世紀近くも、蜃気楼のようなものだったのです。

しかし、それもここまでです。今や、誰もが知る事が出来るように、当店が公開しました。が、これも日本国内のみであり、しかも、長い文章を読む知力があり、さらに、将棋の指し方を覚える気力のあるかただけが知るところとなるだけでしょう。それでいいのです。それ以上は、当店も、期待していません。

さて、WEの太さと長さの話題に、戻ります。

つまり、WEやベルデンは、とことん、その素性が音楽用なのだということです。WEのスピーカーケーブルにつきましては、12GAや10GA、8GAまで、少 々は手持ちにありますので、コンサートホールなどで必要とされているプロのかたがいらっしゃれば、お問い合わせください。

このあたりの太さになりますと、WE、ベルデンは、入力ワット数と、その距離とが、見事に一致しはじめます。片チャンネル200W入れたいときは、12GA でしょうか、300Wですと、10GAあたりでしょうか。500Wですと、8GAでしょうか。ホールの大きさによって、ワット数は決まってくると思います。ということは、ホールが大きいほど、ワット数は増え、ケーブル長は必然的に長くなります。WE、もしくはベルデンのケーブルの太さと音は、それに見事に一致していて、プロフェッショナルが関わっている場所での、最善の音を約束してくれるのです。

なお、サラウ ンド環境で、10m以上ひかれたいかたは、12GAが音的に適正になりますので、必要でしたら、お問い合わせください。14GAで、10m以上でも、もたせるテクニックもありますが、それは難しくなります。12GAを使うほうが簡単です。15m程度か、それ以上引かれたいかたは、10GAでしょう。

かたや、AE線などのほうは、音楽用ではありません。用途違いのケーブルですから、ちょっと違います。引けば引くほど柔らかくなっていくはずですが、これも、2mを4mにして合うからといって、25mを27mにして合うわけではありません。その場合には、25mを、おそらく、50mにしなくてはなりません。

さて、この現象、長さによって音が変化していく現象が、なぜ起きるのかについても分かってはいますが、ここでは、「音の焦点」が本題です。後の項目で書ければ、そちらに譲りますが、知らなくても構わないようなことに過ぎません。割愛するかもしれません。

皆さんが知ると混乱し、今までの10倍の説明を要するような事は、当店はあえて、書くつもりはありません。皆さん誰もがご存じの、日本を代表する超大物大学の大学院のかたに、しつこく聞かれて、教えなくても良いことまで、教えてしまった事がありました。案の定、そのかたは混乱して、今や、オーディオの泥沼に落ちてしまっていると思います。

勉学で高得点を上げる為の「小手先の知能・記憶力」と、真実に向かう為の「直感・知恵」とでは、残念ながら、次元が全く違っていたのです。

そして、お客様がいづれに属するのか、当店に分からない以上、このことにつきましては、永遠の謎とさせていただきます。一眼レフのレンズの焦点が合っていく過程の仕組みなど、知る必要はありません。知って、プラスになる事でもありません。マニュアルフォーカスの、使い方だけを、覚えて下さい。


プロケーブル注:)
今日は2015年の11月13日です。この記事を書いてから、ずいぶんと月日が流れました。それとともに、マックのノートパソコンの性能も、OSXの性能も、劇的に上がってしまいました。その結果として、音の焦点は、さらに遠くなっていっています。

下記は、マックのノートパソコンを使っただけで(おそらく機器セットも組んでみえます)、AE線が片側120mになってしまったという報告です。

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★音の焦点は必ずある!

いつもお世話になっています。ちょっと嬉しくなって思わずメールさせていただきました。
9月にMacBook proに変えた事により、WE16GAからAE線に変更しました。当初、100vからの昇圧トランス使用の為これぐらいかなと思い、プロケーブルさんからとりあえず20m購入しましたが全くダメ。その後40、100mと延長してきましたがやっぱりダメでした。200vも引いてないのに、これ以上延長するのは有り得ないのでは?と思いましたが140mまで延ばしてみました。すると確かに多少聴きやすくはなりましたがバランスがおかしい。いくらMacBookとはいえ、所詮100vからの昇圧では音の焦点も合わないのか?と思いました。しかし、アレン&ヒースからヘッドホンで聴くととんでもない音が出ています。どうもシャープすぎるのではなく、これは長過ぎて逆に音が出ていないようでした。

それから3〜5mづつ何回か短くしていくと、ん?と思う音がやはり出てきました。しかし、まだ何曲か聴きにくい曲があったのでもう2m切って聴くと、
有りました!ようやくたどりつけました。音の焦点。やはり高音、低音がどうなどというレベルではなく、生演奏です。多分、120m前後だと思いますが、200v電源ではなくてもこんな長さで焦点合う所があるんですね。ちょうど近くにいた娘が「焦点のあった音っていい音?」って聞いてきたので、「聴いたらわかるわ」って1曲聴かせると、曲が始まってすぐ、「おっ」っと言って身を乗り出して聴き入っていました。いやー、今回は少しあせりましたが本当見つかって良かったです。
またEVにスピーカー変える時はよろしくお願いします。

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以上です。ここには、マックのパソコンとOSXとの、劇的なる進化が、うかがえるのです。


■要注意事項

実に不審なことが起きていましたので、ここに書いておきます。

当 サイトで推薦させていただいているスピーカーを買われたお客様が、音の焦点の調整に取り組まれました。そして、ベルデン8470の2.5mと、VVFの 15mだったか、その違い、善し悪しが、全く分からないと言われました。そのかたはバランスケーブルでCDPからD45アンプへの、直結でした。D45と EV(エレクトロボイス)、それで分からないはずがないのです。そのようなことは、「確・率・ゼ・ロ」の比率で、あり得ない話です。

当 初は3番ホットの間違いではないかと思われたのですが、そうではなく、その機種は2番ホット、3番コールドでした。すなわち、その30万円以上もする CDPのバランス回路など、ゴミ同然のもので、単なる「お飾りもの」に過ぎなかったのです。周波数特性が、いや、おそらくあらゆる特性という特性が、ゆが みきっており、「むちゃくちゃ」なものです。

結局、最後には、RCAから変換ケーブルでD45に入れていただ いて、やっとのことで解決をみて、皆さんのように焦点合わせが出来る状態に、とうとう復帰された次第です。こればかりは相談されても原因が分からず悩んだ 次第ですが、当人様の悩みは数十倍も深く苦しいものだったと想像します。そしてそのCDPは、国内有名メーカーの製品だったと、証言します。

この種のことにつきましては、

23)バランス転送・その実態(要注意)
https://procable.jp/setting/23.html

上記に詳しく記述してありますが、それでは、2番ホット、3番コールド、そして、+4dB出力ならば信用できるのかという課題が、浮かび上がってしまいまし た。その機種は、実にそのスペックだったのです。一体全体、ゴミで、いくらの金銭を騙し取りたいのか、彼等はどういう「危険な領域」に手を伸ばしはじめて しまったのか、改めて驚きを隠せませんでしたし、同時に、その存在の危うさも、痛感してしまった次第です。いや、そのような認識は、彼等にはないのかもし れません。「技術の全くないメーカー」というだけなのかもしれません。

音源につきましては、このように、どう せ「お飾りもの」と「デザイン」だけで、5万円のCDPを30万円の「高級CDP?」に化けさせているだけなのですから、中古で1万円か2万円程度で買え るCDPで十分と言えます。ただしCDPはエラー訂正が全く効いていないのですから、中古の場合、読み取りレンズの清掃くらいはしないといけません。

でなければ、iPod、又は、パソコン出力です。

■不審事項・追記致します。

上記のことと全く同様、バランス端子からの音で、焦点が全く合わせられないという現象が、同一メーカーの、さらに高額な(70万円)CDプレーヤーで、別のかたにも起きていました。またしてもRCA端子から音を取ってくださいと、同様のアドバイスを必要としました。これではきりがありません。当事者だけには 分かるようにしておきます。社名、正式名称の公開まではできませんが、カタカナで○○○○ッ○というブランド名です。ご自分でお使いのかたは文字数で分かるでしょう。その場合、「音の焦点合わせ」という価値観に限っての事ではありますが、バランス出力はゴミです。捨ててください。必ずRCA端子から、音を取ってください。ただし、そのバランス出力からの、ゆがんだ音が好きなのであれば、それはそれでいいでしょう。

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これより先は、「お客様の声」とします。
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★番外篇(2014年以降にいただいた最新コメント集を、番外篇とします。)

1番さんのコメント: いま思うと、その「音の焦点」らしきものにわずかに近づいたと
思えることがありました。かなり生々しい空間が現れてぞっとした快感でした。


プロケーブル 様

本日、商品が到着しました。
ありがとうございます。


注文してからも、貴社のホームページを読み進めながら、どんどんと
いままで知らなかった新次元の世界に引き込まれてゆきます。
本質に向かっての膨大な試行、体験の情景を想像して
わくわくしてきます。

18年前まではオーディマニア的にいろいろと
好みの音出しに格闘していたことがあり
いま思うと、その「音の焦点」らしきものにわずかに近づいたと
思えることがありました。かなり生々しい空間が現れてぞっとした快感でした。
(大抵は、50年代・60年代のレコード盤だったような、、、)
それは、意図して再現できるわけでなく、たまたま何かに条件うまく重なって
体験できる感じでした。

レベルの高い「音の焦点」をモノにするためには
元コンセントの対策とかを含めると、かなりじっくりと
手順を考えながら取りかからねばと
自分を冷静にさせようとしています。


実は、1ヶ月ほど前から、思い立って
最近話題のハイレゾ(PCオーディオ・ネットワークオーディオ)ならば
また あの体験を確実に味わえるのではと期待して
いろんな情報をかき集めて、機材を注文して揃えている最中に
プロケーブルさんのHPにたどりついて
あまりの「パラダイムシフト」に感銘し、すでに納品された
他社の電源関係の機材を急遽返品して
いくつか機材をお願いしたわけです。

あわてず、時間をかけていろいろと試行を楽しみながら
セッティングしていこうと思います。

ときどきメールしますが
きょうは、取り急ぎこれで失礼いたします。

プロケーブル注:)非常に重要な事を書きます。このかたは、レベルの高い音の焦点をモノにする為には・・、と、記述されていますが、当店から見ていても「音の焦点」というのは、レベルが高い事なのかもしれないと、最近思うようになりました。

といいますのは、普通の知能のかたでは、まず音の焦点をモノに出来たかたがおられないからです。それどころか、音の焦点を否定して、当店を誹謗中傷する、「次元の低過ぎる者」さえ登場してくる始末です。

ここを読まれたかたは、音の焦点とは、レベルの高い、次元の高い話なのだと、最初から分かったうえで、挑戦されてください。又は、音の焦点を理解している、当店のファンのかたが身近におられる場合には、お願いして、音の焦点を合わせてもらってください。

▲△▽▼


2番さんのコメント: 正しい道しるべが無ければ、山には登れない!!

タイトル:お礼とご報告

広島県廿日市在住、○○○○です。
引き続きお世話になっています。

電源タップやケーブル類が一通り揃いましたので、いよいよ音の焦点合わせにとりかかりました。

いまの所、100ボルト環境ですが、2m当たりです。 ( まだまだキツイ音なので、もっと追い込めると思います。)
直線200~300mの所に変電所があり、目と鼻の先の電柱に筒型のトランスがあり、そこから直接電線が引き込まれている為、恵まれた環境のようです。
勉強不足があったため、少し道に迷いましたが、今現在は良い方向に向かっています。

最初は重鉄10口タップにメッキのモデムとルーターのコンセントを他の非メッキの物と混同して差し込んでいました。(非メッキの変換アダプターも用意していたしたが、ACプラグの為、アダプターとの二段重ねにすると不安定で抜けそうでしたのでそのまま差し込んだ次第です)
これがとんでもなく悪さをしていたようです。

恵まれた電源環境にも関わらず、3mのスピーカーケーブルでは、音のビントがゆるすぎると思い、4mに繋ぎ直してみましたが良くなる気配がありませんでした。
これは何か勘違いをしていると思い、教科書(Proケーブル HP)を読み直しました。
トランスのページだったと思いますが、それぞれのコンセントに1本のケーブルを使うとの文章を読み、重鉄タップにメッキ物を混ぜてしまっている事に気がついたのです。
早速、別の壁コンセントから延長コードを引っ張り、モデムとルーターを重鉄タップから分離しました。
そのとたん、キンキンの音がスピーカーから出てきました。笑

メッキの弊害を軽んじてはいけませんね。
私たちは幸せです。
何故なら正しい教科書があります。
正しい道しるべがあるからこそ山にも登れます。
私はやっと登山口にたどり着いたところでしょうか。
ゆっくりと楽しみながら音楽と映像を楽しみたいと思います。

良い商品を迅速に届けてくださり、いつもありがとうございます。

~追伸~
前回、テレビの色彩が嘘臭さいほど派手になったと報告しました。
今回ベルキンのHDMIケーブルに変えて自然な綺麗な色になりました。
今後の目標は、パソコンの電源周りとBD鑑賞時の4チャンネル化を図りたいと思います。
仕事にも張りがでます。


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3番さんのコメント: 1.5mから2.0mに変えただけで、周波数特性が大幅に変わってしまった!!

タイトル:PRO Cable様 御礼

先日、BELDEN 8460 2m(2本)を購入した神奈川の○○と申します。御社ホームページに載っていた音の焦点を実践してみたく購入させて頂きました。


これまでもBELDEN 8460を1.5mで使用していましたがシンバルなどの金属音がこもってしまって綺麗に聞こえない状態でした。そこで御社のホームページにあるように音の焦点を実践すべく2mに変更しました。


結果、とてもきれいに金属音が鳴るようになりました。周波数特性の測定も行いましたが以前に比べ1kHz以上がおおよそ+5dB、大きな上下があった500Hz前後もだいたいフラットになりました。最終的にはニュースの話し声や虫や鳥の鳴き声などを聴きながら1.5cm×2回(3cm)切って焦点があったと判断しました。ボーカル音源でブレス(息継ぎ)の音がとてもクリアに自然に聴こえるようになってびっくりしました。

使用機材はPCオーディオ用で以下の通りですが音の焦点の効果は絶大でした。

貴重な情報をありがとうございました。


●使用機材

PC【windows7 32bit、TEAC HR AUDIO PLAYER、WAVファイル】
USBケーブル【ELECOM フェライトコア付き 0.7m】
AMP【TEAC A-H01】
SPケーブル【BELDEN 8460 1.97m】
SP【ONKYO D-112EXT】


○○○○


プロケーブル注:)こと音の焦点に関しましては、素直な心根のかたのほうが、圧倒的
に得をされているのではないでしょうか。これです。このかたが書かれた、このままが、
「音の焦点」の正体です。

▲△▽▼


★下記からは、昔にいただいた、通常コメント集です。
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Aさんのコメント:

PRO Cable 様

その後、もう少し試行錯誤してみました。
結果として考えられるのは、プリアンプがなくなることにより、民生用JBLの弱点が露呈していたように思います。 現状、VVFでiTunesのイコライジングを施した時、はじめて良好なバランスを得られるようです。
長さを調節するだけではバランスがとれないのです。
つまり、これはフラットなスピーカーではないようですね。

おそらくフラットでないプリアンプによって、同様にフラットでないスピーカーの欠点がカバーされていたものが、直結によって、問題点として浮上したように思います。

今後の方針としては、このスピーカーでのケーブル合わせではなく、やはりおすすめのスピーカーを導入することを考えてみます。
狭い部屋では小型スピーカーのほうが良い、などという言説もデタラメなのですかね?

(プロケーブル注:根も葉もないデタラメです、安価なものを高額に売りたいがための、「狂言」です。)

ちょうど、「音の焦点」を発表されたようで、読ませていただきました。まさ に、おっしゃる通りで、実際にBELDEN8470とVVFの両方で、切っては繋ぎを繰り返してきましたが、その変化を耳にして、はじめてケーブルという ものの、本当の使い方を感じることができました。
短くてもダメ、長くてもダメで、まさにレンズのピント合わせに相当する作業でした。

オーディオ界に蔓延する「ケーブルは極力太く短く」というような言説はいったい何なのか、と思ってしまいます。

○○

プロケーブル注:)ボロいからこそ、短い方が、特性がゆがむという「被害」を最小限にできるというだけのことです。その種の三流品を長く引くと、音はむちゃくちゃになります。これもまた一部始終デタラメであって、本当に良いケーブルは数十メートル引いてもフラットのままです。なお、太いほうが良いというのも、これ見てくれだけで、高額に売りたいがために業者が継続的にばらまいてきた、真っ赤なデタラメ、つまり、「デマ」です。注意すべきは、オーディオ雑誌までもが、デタラメを吹聴し、「デマ」の流布に、協力しているのだということです。

▲△▽▼

Bさんのコメント:

VVFのセッティングですが、19.2Mでばっちり決まりました。 あまりの嬉しさに感想を書かずにはいられませんでしたので、ご報告させて頂きます。

PRO CABLE様、いつもお世話になっています。

昨日スピーカーケーブルのセッティングがばっちり決まりました。今回 D45と620B(注:アルテック604ユニットの入ったものです)にて組み合わせましたが、セッティング無しの状態でもとてつもなく良い音で、感動を覚えました。
しかし音の焦点でもあるように、カーステレオの方が良く聞こえる音もあって・・・
この最強の組み合わせで何が足りないのか・・・
ケーブルでのセッティングだったのですね。
VVFの38Mから10cmずつ切っていって、ボーカルの声が生音に近くなるところを探っていきました。
セッティングする前はうまくいくか不安でしたが、なんてことはありませんでした。
人間の耳は本当にすごいですね。
音(声)がどんどん手に取るように良くなるので、すっごく楽しい作業でした。
19.2Mのところでバッチリセッティング出来ました。
今までのオーディオ人生15年間、いったい何をやってきたのか・・・という感じです。
(今までQUEENとVOWWOWを良い音で聞きたい!)という目標が昨日達成出来ました。

これで、私の今後はオーディオ天国です(^^) 本当に有難うございました。

これから、車のセッティングをしていこうと思います。
今は暑い時期なので、もう少し涼しくなりましたら行いたいと思います。

プロケーブル注:)
文章の色は、ここでは、送っていただいた原文通りにさせていただきました。このかたは凄いです。VVFの20mレベルで、10センチ単 位での微調整というのは、凄いことなのです。WEに比べてVVFはもう少しおおざっぱな筈です。その、完璧な精度になるまでの追い込みが、凄いところで す。

なお、このかたの部屋の音は、私には聞こえて来ています。どういう音なのか、単刀直入に表現します。訪れた人全員が、プロのかたがたでさえ、一人残らずギョッとするほど、凄まじくも生々しい音と言えば、レベルが分かりますでしょうか。
なお、もう少し詳しく書いておきますが、VVFは通常、200ボルトでもまだ必要ありません。200ボルト+アイソレーション電源レベル以上の電源の場合です。少々の例外はあるものの、それが一つの目安になります。

▲△▽▼

Cさんのコメント:

プロケーブル 様

○○です。
5月頃に、アナログカートリッジのリード線について「エナメル線」が良いと教えていただきまして、本日、やっと作ることができました。すごいですね〜、本当にパーフェクトです!

正直、半信半疑だったのですが(スイマセン)またしてもやられました!
今まで聴いていた音はなんだったのかと思うほどで、私としてはiPodより衝撃です。

正確にはエナメル線ではなく「ポリウレタン線」で、近所のスーパーに売っていた0.4mm径の70円位のものです。

数十年ぶりのハンダ付けなので細工は下手くそ、それでも非のうちどころがない良い音がします。全然クセがなく自然で、しかもどのリード線より鮮明。大満足です。

私のような素人は、オーディオ店に陳列してある商品を見て「こういうものなんだな」と学習してしまうんです。

リード線も、売っているものを見て「こういうものなんだ」と思ってました。

でも、その学習は全くアテにならないことに今気づかされました。ん〜、素人がオーディオ業界の陥穽から逃れるのは難しいものです。

これからもプロケーブル様の文章を読んで陥穽にハマらない体質を作ることにします。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

プロケーブル注:)
さて、VVFに限らず、非メッキの銅の単線のフラットさは完璧です。
エナメル線でもそうです。私は実は、エナメル線の音をアナログで聞いたことなど、当然ですが、ありません。
しかしエナメル線を思い浮かべましたら、すごく良い音が聞こえてきましたので、エナメル線をご紹介した次第です。
メッキの銅の単線ともなりますと、またしても、WEかベルデンでないと使いものにならないということになると思われます。
なお、アナログは、微小信号であるため、iPodなどのライン信号に比べますと、多大なるノイズを受けています。
ノイズには、良質のノイズと、悪質なノイズが存在します。これについては、なぜデジタル音源は濃くなると音がシャープになりがちなのか、なぜアナログは音が濃くてもシャープ過ぎる状態にならないのかについて、後に記述したいと思います。
これもまた、とても単純なことに過ぎません。
「アナログは柔らかい、デジタルは硬い」などというのは、セッティングの能力が足りないというだけです。
アナログはシールドもされておらず、ノイズに対して全く無防備ですが、アナログが受けているノイズは良質ですので、これは気にする必要は全くありません。


▲△▽▼


Dさんのコメント:

プロケーブルさまへ

先程、VVFケーブルを18mから6mに変更して試聴しましたが、かなりピントが合ってきた感じです。
具体的には、ボーカルは更にリアルに..バイオリンの荒さが大分取れてきて立体感が増してきた。又、全体に滑らかに優しい音に変わってきたような...

以上は深夜4時の話なので、あまり大きな音量は出せない状況です。
日曜はスピーカーのネットワークにVVFをダイレクトにハンダ付けをし、微調整をトライしてみようかと思います。

4〜6mの間に生音が再現可能の兆しが見えてきた感じです。
早くゴールにつきたい!!!  です。

以上、又レポート致します。 ○○

プロケーブル注:)このかたの使用スピーカーは、推薦スピーカーのコーナーでご紹介しているJBL115です。
なお、電源はBさんと全く同じものを使ってみえます。
音源は、こちらのかたは、CDPです。Bさんは確かiPodだったと思います。
音源やスピーカーによって、これだけ焦点が違うということです。
「音の焦点合わせ」というセッティングなしでは、スタートラインにさえ立っていないのだということが、ここを読まれるかたに、とても分かりやすくなってきたものと思います。
そして、なぜプロの現場が、音質を少々犠牲にしてでもチャンネルディバイダーを必要としているのかも、明瞭に理解できることと思います。

▲△▽▼


Eさんのコメント:

焦点のお話ですが、そういえば、うちは、セッティングの関係で、右SPは2M、左SPは4MのWE16GAなんです。
D45のボリュームを左右で絞って片方ずつ聞いてみました。

なんと、仰るとおり、右SP2Mは聴きやすいけどピントが甘い、左SP4Mは情報量が多いけどシャープすぎてウルサい。

どうも、ステレオで聴いてて、妙な違和感があった原因がわかりました。

SPケーブルの長さより、ルームアコースティックの影響が遙かに大きいので、左右のSPケーブル長は違っていてもよいという説をずっと信じてきたのですが、どうもインチキ話だったようですね。まあ、フラットでない状態だと、違いがでないということでしょうか。

話は戻りますが、うちでは、結局WE16GAの場合、2M〜4Mの間に適正長があるということになります。

プロケーブル注:)
WE16GAの場合、だいたい焦点は、こんなところで す。一般的には、通常100V電源の場合、3m少々でしょうか。音源や機材で変動しますので、特定はできません。ただ、ラインケーブル次第では、4mや 5mで合ったりもしますし、それを利用するテクニックもあります。

いづれにせよ、左右のスピーカーケーブルは、必ず同じ長さにされてください。基本中の基本であり、絶対に譲ってはならない部分ですが、長さ違いで注文されるかたもおられます。実に「やっかい」なことです。

こんなことは、オーディオメーカーをはじめ、オーディオ雑誌の今まで数十年以上の長きに渡っての、「だらしなさ」によるものであり、ばかばかしい限りのことです。

なお、長さによって音が変わらないスピーカーケーブルなどという宣伝を見たこともありますが、それもまたデマであり、インチキ話です。なぜ長さで音が変化するかを私は把握していますから、あり得ないことと、断言します。

万が一、長さで音が変わらないのであれば、焦点が合わせられないのですから、使い物になりません。困ってしまうことになります。でも、デマです。


▲△▽▼


Fさんのコメント:

お世話になります.静岡の○○です.

スピコンが到着ししばらく聞いていました. 実験結果を報告いたします.

VVF2メートルなのですが、かなりソフトな感じを受けました

(WE16よりかなりアンプレベルを上げましたので、そういうふうに感じられたかもしれません….)

あとボーカルの高音の件ですがなぜかWE16よりもっときつくなりました….

結果、自分としてはWE16の方がより好ましいと感じました.

注:)
これ実は、衝撃的なコメントです。このかたの使用スピーカーは、EV のZX4で、電源は、200V+アイソレーションものです。それでVVFではなく、WEの16GAの2mあたりで音の焦点が合ってしまっているということ は、ある種のスピーカーだと、VVFを20m近く引かなくては合わない、しかし、ある種のスピーカーだと、WEの16GAでいい、音の焦点というものは、 スピーカーによって、ここまで違うということになります。また、ZX4を、通常100Vで使用するときに、ならばどのようなケーブルを何メートル引けば合 うのか、WE16GAが、7mなのか、8mなのか、これも謎になります。ベルデン8460は18GAですので、そちらですと、3mか4mで合うのでしょう か。こればかりは、やってみないと分からないことです。アンプによっても、こういうことは、少々違うものであって、結局のところ、音を聞きながら、各自が ケーブル類を選択して、長さ調整を実行していかなくては、まともな音には決してならないというのが、音というものの「本性」です。ただ、EVのZX4、こ のケースは、非常に珍しい部類に属すると言えます。

しかしこれ実は、難しいことではなく、エレクトロボイスのZX4のほうは、 チャンネルディバイダーで言えば、1500ヘルツ以上が、かなり絞られている状態、ちょうどそのような特性のネットワークを、はじめから備えているという だけのことです。これは割と簡単なことなのですが・・・、

実に不思議な現象としては、VVFとWEは、全く対等、互角の性能なのです が、合わないほうは、音がおかしくなります。不思議に、フラットにかつ柔らかくとは、なってくれません。このことは、上記のコメントのかたの内容にも、現 れています。近視用のメガネと遠視用のメガネとは、相容れないもののようです。ただし、通常の電源では、大半はベルデンかWEで合いますので、VVFを必 要とするのは「非常に稀なケース」と認識ください。


▲△▽▼

Gさんのコメント:

プロケーブルさまへ

やっと出ました『生音』!!!
VVF 20m〜18m〜12m〜11m〜 10m〜9m〜8m〜7m〜6mへ
そしてソースをプロの女性アナウンサーを聞きながら6mより10cmずつ確認して、
4.9mで生の声と思う音にたどり着きました。低域から高域までかなりリアルで、
全てはプロケーブルさんのお話の通りです。
ありがとう!

まだまだ上には上があると思います。
又、今のチューニングにおいて
バイオリン等、ソースによっては
若干硬く感じる事もあります。
そこんとこは今後もじっくりアドバイスを
お願いしたいと思います。
まずはご報告を...

   東京の○○より

プロケーブル注:)
これも基本ですが、セッティングは、必ず人間の声を聞き ながら行わなければなりません。オペラ歌手のように器楽的に声を出すボーカルでは、我々には楽器の音と同様、それが生音か否か判断できません。話し声、ま たは、地声で歌うボーカリストの声です。ライブでの語り、観客の拍手、地声の歌声などが全部入っている良質の録音があれば、それが一番理想です。ホールの 反響音ですら、その帯域が偏っているかどうかで、生音に近いか否かを判断できます。拍手の音は、一人一人の拍手の手、その手の肉厚まで分かるように、セッ ティングします。我々は一人残らず、生まれたときから生音ばかり聞いて育っていますから、人間の声が生音か否かは、誰にでも即座に分かりますし、拍手のよ うな何気ない音や観客のざわめき、それらの音にも非常に敏感です。その場に自分が現実にいるような音、まさしくそのレベルの音にまで持ち込んでください。 いくら頑張っても、それが出来ない機材やスピーカーやケーブル類を、個人的な見解ではありますが、ここではボロいと表現しています。


▲△▽▼


Hさんのコメント:

プロケーブル様
WEのケーブルよりも先日購入させていただいたベルデンSPケーブルの方が私のシステムには相性がいいようだと前に書きましたが、「音の焦点」合わせをやってみて驚きました。じ つは、ちょっと切ったぐらいでそんなに音が変わるわけないだろう、どうせなら10cm単位で切ってみようと、やってみたところ、短くするたびに、どんどん 音の重心が低くなり、高域は艶っぽく、低域はよりパワフルになり、細身で、音像が小さく、引っ込みがちだったヴォーカルも断然厚みが出てきて、劇的にバラ ンスが良くなりました。

今後のチューニング次第でまだまだ良くなりそうで嬉しくなります。
従来の音の指南書には、ケーブルはただ太く、短くとしか書かれていなかったことを思えば、このプロの奥義にはまいりました。
単にケーブルを換えただけではダメで、やはり使いこなしが大事ですね。
今度はWEケーブルで、もういちど試みてみたいと思います。


▲△▽▼

Iさんのコメント:

ipod の話も論理的に目が覚めました!
普通のケーブルで聴いても素晴らしいので、やはりベルデンのケーブルがほしくなりました。よろしくお願いいたします。
さて、「音の焦点」と左側の皆さんのご意見を拝読しました。
今までケーブルやタップだけでも、取り替えるだけで大きな変化を享受してきただけに、今の段階でも納得できる話として勉強させていただきました。
プロケーブルさんの話が本当にわかりやすいのは、やってみたらその答えが音としてちゃんと現れるからですね。だから着地点の想定もつくのです。
皆さんもおっしゃっているように、今までのオーディオ関係では、そんな明瞭な回答は何一つありませんでしたから… バカげていました。
実際に電源が変わった段階でじっくり取り組んで、体験者の驚きを追体験してみたいと思っています。


▲△▽▼


Jさんのコメント:

連絡が遅くなりましたがケーブル届きました というのも今現在までピント合わせをしてました 電源・iPodでケーブルも非常にヤバい事になるのは想像できましたので、今回は平常心でセットできました 2.5mでは高域がキツく、後は切って高域を落としてくだけだなと思ったのですが、最初の10cmを切った段階でボーカルと低音域が前にきたのは予想外で した ある程度高域を落としてからはボーカルが生音になるようにセットするのに夢中になりました 2.2mまではほんの十数分しかかからなかったのですが、そこからが大変でした ライブ音源では限界を感じ、地声に近いアーティスト数名のスタジオ録音ものの、特に音源の優秀なものをいろいろ再生させてチェックしていきました 2.05mまでいくのに二時間かかりましたよ(笑 そこからはマスターの説明にあった通り1.5cmで合わせていきました 1.5cmにもなると今まで接続していた導線の根元までしか切れないですね ビニールまで届かない作業でしたが、マスターは意味のないことは言わないかたですから1.5cm間隔で合わせていきました

ここまで来ると地声のアーティストでもチェックが難しくなったのでテレビに繋げました 局によってノイズの入り方が違うんですね 日テレとTBSがわりとノイズが少なかったです CMは音が違いますね これがサラウンドなのでしょうか 特に最近映画館で見たのと同じCMを探し、同じ音になるように合わせていきました あとは金曜ロードショーの日本語吹き替えが丁度やってて良かったです ニュースなどのプログラムと比べるとフラットさが違いますね と いう事でスピードを見ながらピント合わせをし、2.05mから2.02mまでいくのに三時間 トータル5時間かかりましたよ じゃあ最初から2m買えよって周りには言われると思います(笑 が、初めて自分で音の調整が出来た満足感でいっぱいです 6時から始めて、ようやくこれから夕食です 音のピント合わせ最高です マスター今回もありがとうございました

プロケーブル注:)

これは、実は、凄いことが書いてあります。ロードショーの日本語吹き替えの 声のほうが、ニュースの声より、よりフラットだと書いておられます。この理由は想像がつきます。映画はおそらく古いものを放送しますから、一時代前のもの です。するとアナログミキサーの最高品質のものを、その声は通っているはずです。ニュースは現在進行形ですから、使い勝手、合理性が最優先です。現代のミ キサー、つまり大鬼門のデジタルミキサーを使っているはずです。その両者の違いは、誰が聞いても分かるほどの音の違いであり、子供にでも分かるほど、レベルは違います。

なお、このかたは8460の2.5mから調整されています。ボロいケーブル では何をしても焦点は合いません。ボロい機材も同様で、はじめから「音の焦点」など存在していない事があります。「いびつな形状の玩具のメガネ」では、当 然ですが、キャノンのレンズではありませんから、焦点は合わせられません。


▲△▽▼


Jさんの追加コメント:

本当に大変でした タバコとコーヒーがものすごい勢いで消費されました(笑 うちの機材もとりあえずピントが合って良かったです これがクラウンやJBLになると1分の1スケールになるんでしょうねぇ 私も最初からこちらのサイトに出会ってれば周り道せずに済んだんですけどねぇ 比較的早い段階で気づいただけでもラッキーと思わなければ

プロケーブル注;)
当店がなぜベルデン9497を扱わないのか(ベルデンの オレンジと黒のきつくよってある、誰もが知るあのケーブルです)、時々お客様から聞かれることがあります。その回答を出しておきます。Belden 9497は、理由あって、本場物でも焦点が合わせられるほど精度の高いケーブルではないからに他なりません。

プロ用ケーブルメーカーといえども、その中で本当に素晴らしいケーブルは、ほんの一種類か二種類だけです。どこのプロ用ケーブルメーカーも(といってもたったの数社ですが)、例外ではありません。

より多く店頭に並べておけば、おそらく、より多く売れます。それが理由で、Beldenには、実に様々なジャンルのケーブルがありますので、軍事用やコンピューター用のデーター転送用のベルデンのケーブルまで店頭に並べて「オーディオ用」として売っているケーブル店が、やたらと多いのです。それらは音楽用ではありませんから、「音の焦点」とは無縁のものになります。

また、ボロいものは、良い音のために存在しているのではありません。ボロいもの同士を比較して、ボロいことに起因する音の違いを楽しむという趣味になります。それは、精神的にとても苦しいことですから、起きている事に対して正確に表現するならば、「マニアックで特殊な変態のかたの趣味」、「例外的でマゾ的なかた、非常に稀なかたの趣味」ということになります。


▲△▽▼


Jさんのさらなる追加コメント:

いてもたってもいられなくなりメールしました。昨日は一瞬も気を抜かずに集中していた後だったので、セットが終わっても耳が朦朧としていましたが、改めて聴いてみるとモノ凄いですね 私の中では電源・iPodの時よりも「生音感動指数」が高いです

以前使ってたケーブルもメーター1万2千円だったんですけど、本当に金額などでは比較できない世界ですよね 私は高級オーディオ店によく足を運ぶのですが、申し訳ございませんが、100万200万程度の金にモノを言わせたオーディオシステムでは、すでにうちのオーディオにはかないません まだスピーカーとアンプという双璧だけはプロケーブル様推薦を使ってませんからね 本当に凄いことだと思います マスターが何百万でもボロいって切り捨てる世界が垣間見えました とりあえず目の前でアーティストが歌ってるか弾いてるかと問われれば、2分の1程度のスケールでだが)YESと言えるぐらいになりました 仕事の疲れも吹っ飛びましたよ! これからもよろしくお願い致します


▲△▽▼


またまたJさん追加コメント:

電源はノイズが入らなくなった点が素晴らしかったですね これにより長時間リラックスして聴けるようになりました 残念ながら○○○○さんでは駄目でした 次にiPodでCDの力をフルに引き出した感じがします (もちろんWAVのエラー訂正ありの状態です) これも○○○のプレーヤーでは到底出せない濃密さですね (一応AL24プロセッサ内蔵だったのですが) そしてケーブルですね スクリーンに映ってるアーティストを現実の世界に引きずり出すような作業でした という事で私の中では電源<iPod<ケーブルと感動指数が高くなります 特にケーブルはケーブル単体としての性能だけではなく、電源・iPod・アンプ・スピーカー全ての性能をフルに引きずり出してる気がします これはピントを合わせないかぎり、機材の性能をフルに発揮できませんね


▲△▽▼

Jさんからの、さらなる鮮烈なコメントが続きます:

マスターは音の焦点について、何を今さらという印象をお持ちですが、現在オーディオフ
ァイルと呼ばれる、特にマニアな人たちのサイトや話を見ていても、誰もその事について
触れてませんし、内容を見る限り誰も焦点については知らないですね ただそれぞれのケ
ーブルの特徴を比較して、駄目ならセッティングをしてみようともせずにいろんなケーブ
ルを買っているばかりです (どのみちピントは合いませんが) 考えてみると悲しい話で
す マニアな方々がこれでは私のような初心者・一般の方達は焦点について知る術もない
と思います しかし、これこそが本当の音を出す為に絶対に通らなくてはいけない試練で
すし、これをやり切れるかやり切れないかでオーディオに対する一つの踏み絵になると
思います そこまでできないという方はミニコンポとiPodでも十分いい音がしますし、私の
友達のミニコンポなどは私が以前使ってた○○○○○のピュアモルトスピーカーに繋げ替
えただけで、たまに悔しいぐらいの音がします(泣 初心者の意見としましては、まずは手
軽にiPod・PC再生など、どなたでも簡単にできる方法でオーディオ業界の現実を認識して
もらい、音の焦点こそ一番力を入れていかれると、迷える子羊の数が減ってく事だろうと
思います ‘カニバリズム’の項に出てきた最後の一匹のかたには申し訳ございませんが、
そのかたが破産しないことを祈るしかないですね
今ならマスターが‘記憶に残る人’の項で、今すぐ使われてるケーブルを売って下さいと
言われた心境がわかります ケーブルのセッティングに成功した他の人達も同様だと思い
ます 私たちの感覚とマスターの当たり前の感覚にはそれだけ広い川で隔てられてます
その川を広げていったのはオーディオ業界ですので、もう普通のオーディオ屋さんでは怖
くて買えませんね

プロケーブル注:)

試練・・・、踏み絵・・・、オーディオに級位や段位があるのならば、そうかもしれませ
んが、実際には「ただの趣味」なので、それは無いわけですから、「あてずっぽう」も個
人の自由ということでしょう。

ただ冒頭にも書いていますが「オーディオ地獄」から脱出したいかた、「泥沼」を這って
這って這い続け、生涯にわたって這い続けたくないかた、「破産」して野宿したくないか
た、かつ、本当に良い音を出したいかたには、真っ先に必要な知識ではあります。


▲△▽▼

Kさんからのコメント:

プロケーブル 様
返事ありがとうございます。
おかげ様で、ようやく焦点を合わせる事を理解出来ました。
オーディオでは、すごく満足の行く結果が得られたので
友人にも このサイト見ておいてー。 と薦めています。


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Lさんからのコメント:

○○○です、ご無沙汰しています。
200V 化及びダウン&アイソレーション導入後、音ははめざましく進展していますが、
ここのところ仕事の関係で十分にスピーカの「焦点」を調整し切れていないので、
まだきちんと報告できませんが、そのうちに。たしかに VVF でばっちりです。
iPod 用ケーブルもいいです!


▲△▽▼


Mさんからのコメント:

ダウン&アイソレーショントランス+VVFにて
音の焦点を合わせた結果、かつて100Vにて使用
していた電気系のアクセサリーは全て外すことになりました。

世間には、『機器を買い換えた程の効果』等と
謳ってインチキアクセサリーを買わせる悪質店が
数多く存在していますが、例えると土台が崩れかけた
家に無理やり修正補修しているようなもので、
実際に地震に遭えば一発崩壊ですし、
オーディオでも、解決どころか、よけい
茶の木畑に迷い込む結果となることが
よくわかりました。

また、オーディオの評価は、総じて独善的、
とかく偏ったオーバーな表現が目立ちます。
気合を入れて買っても自分のシステムでは
それ程の効果がないことが大半であり、
多くのマニアは例外なく釣堀の魚のごとく
痛い目に遭い、猜疑心を持ちながらも、
かつての私のようにインチキ製品を買い
続けてしまう悲しい性を備えています。

でも、今は目を閉じると、ステージで演奏している
人間が浮かびあがり、実際にコンサート会場で
聴いているかのような実感が味わえるように
なりました。


▲△▽▼

Nさんからのコメント:

プロケーブル様、
倉敷の○○です。
今日、音の焦点合わせをしてみました。
1.5センチずつ2回で合いました。なんとラッキーな!
凄く変わるのですね!まるでアナログプレイヤーみたいな音になって来ましたよ。
以前はスピーカを少しでも(1センチ)動かすと音像が変化してましたが、
焦点をあわせてみると余り変化しないではありませんか。
ボーカルやギター、ピアノに厚みが出てきて大変満足しています。
ジャンルを問わずとても良い音が鳴っています。
これもプロケーブル様のお陰です、有難う御座いました。

▲△▽▼


Oさんからのコメント:

こんばんは、○○です。

音の焦点合わせが完了いたしましたので報告させていただきます。

まずプロケーブル様にアドバイスいただいた通りにVVF20mから試してみましたが、
以前もメールでお話したようにスピーカーをJRX115にしたことで音の分解能は確実
に上がっていたのですが、中・低域がかなりぼやけていたので、正直NS-1000Mの方
が良い音していたのでは?と少々不安になりました。
で、とりあえず1メートルカットしてみたのですが、音が締まったのがはっきりと解
りました。
で、さらに1m、20cm、10cmとカットしたところで適正と思われる音になり
ました。
まさにピントが合ったという感じです。

最初は鈍感な自分の耳で違いが解るか不安でしたが、ケーブル長でここまで変わるの
かということにただただ驚いている次第です。

デジタルリマスターのCDをCDPで聴いていた時は、完全に消えたと思っていたノイズ
が、JRX115+音の焦点合わせ+iPOD & rockbox としたことで聴こえるようになっ
てしまったくらい激変です。


▲△▽▼


Pさんのコメント:

高音と低音のバランスと言うか高音最高です!焦点が決まった瞬間、曇りとか違和感まった
くないです!低音も綺麗な低音です!バランスがなんと言ってもいいです!求めてたのはこ
れです!Audioさよなら!です!


▲△▽▼


Qさんのコメント:

ProCable 様

早々の対応ありがとうございました。
電話ではいろいろとお世話になりました。
音の事ですのでなかなか言葉ではうまく説明できずお手間を取らせました。
音の全体基調の問題については重鉄タップで解決しました。
WEにケーブルを換えてから音の風情がやや落ち着かず困っておりました。(それ以外は
文句なしでしたが)
ずっと○○のホスピタルでしたし、それほど悪いものとも思っておりませんでしたので、
非メッキタップが解決策とは思ってもみませんでした。
メッキは思いも寄らないほど悪さをするようですが、全体に影響が及ぶのでかえって気が
付かない盲点になるのかと思います。
音の焦点も概ね合ったように感じています。
これで、ケーブルに続いてメッキの鬼門もクリアです。
お世話になりました。

プロケーブル注:)
さて、上記のかたのコメントから分かりますように変な壁コンセント、変なタップを使ったが最後、
音の焦点は、当然ですが永久に合いません。
皆さんのしていることは、点数を付けるとしたら、0点、レーテンです。マイナスポイントばかりなのですから、マイ
ナス何十点ものひどい状態であり、音が悪くなることばかりしているのですから、ただの1点さえ与えてもらえません。
したがって全く逆の方角に走ってこそ、はじめて音の改善は可能ですし、その必要があるほどに、ひどい状態に陥って
いるものと、考えられてください。
同時に、0点、レーテン以下になるほどひどいものを、オーディオグレードなどと言って売っている輩が全国にごまん
といることなどは、とても信じがたいことであり、それに引っかかる人が後を絶たないことも、ほとんど奇跡的です。


▲△▽▼


Rさんのコメント:

本日セッティングを行いましたら、予想通り素晴らしい結果でした。
今まで使っていた○社のタップはオークションで売りに出して
おりますが、早速入札者がついた反面、少々、私の心も傷んでおります
(買われる方は喜んでおられると思いますが)

 WE16GAは、3.5mの長さの状態を聴きながらカットして結
局3m少々の長さにしましたが、音の変わりようは大変ショッキン
グでした。情報量が多く、生々しく、人間的で、耳にも優しい音で、思
わず音量を上げてしまいました。今まで何気なく使っていた
BELDENの8471の2mはシャープ過ぎだったことに始めて気づ
きました。聴き疲れからも解放され、今日は外に出かける予定も変更
し、一日聞き惚れていました。
音の焦点という今まで知らなかった概念を体感することもでき、本当
に感謝しています。


▲△▽▼


Sさんのコメント:

バイタルのバランスケーブルを購入するまで Pro Cable さんのサイト
を知りませんでした。「オーディオの基本と鬼門・その真実」を拝見して衝撃を
受けました。今後オーディオ雑誌やオーディオ店に目を向けたり足を向けたりしな
いことにしました。

さて、「基本と鬼門」を拝見して「音の焦点」を現行のケーブルで実験しました。
これを生音の次元まで達していると言えるかどうか疑問ですが、見事にリアル感の増
した音になりました。

更に、バイタルのケーブルは英国録音に、米国録音はベルデンで、ということですが、
これもこんなに違いが出るものかと、驚くほどそれぞれの録音に適合します。バイタ
ルはヨーロッパ録音にほとんど適合する感じです。いちいちつなぎ換える面倒はあり
ますが、逆にそれが楽しみでもあります。

小生のオーディオライフは、おかげさまで異次元の世界に突入した感じです。

▲△▽▼


Tさんのコメント:

PRO CABLE御中

命が絶たれたかと思われたオーディオ趣味でしたが、見事復活しました!
以前、CROWN D-45、ダウン&アイソレーショントランス3000Wを購入した、
富山県の○○です。
その際、JBL JRX115を導入し、VVF(現在5mです)、iPodもやりました。
WindowsMeで、エラー訂正が出来ずに、くやしい思いをしています。
最近、HPの文章中にある、”濃密”な状態なのだと自覚しました。
とすると、ケーブル長を短くしていくと、さらに、まだ低音が出るはずですね。

プロケーブル注:)これは逆です、高域を抑えますと、相対的に低音が増えます
ので、VVFの場合は長くして高域を落として、低域を増やしていかなくてはなり
ません。

低域が出るだの出ないだの、今までオーディオでは言われていたことと思います。
そんなものは、単に高域と低域との相対的な関係に過ぎません。ケーブルだけで、
つまり「音の焦点の操作」だけでどうにでもなるというのが、本当のところです。

注目していただきたいのは、その低音と高音の「相対的関係」の存在です。これ
が「映像」にはありません。したがって映像の場合は、電源やケーブル類を良く
すれば即座に良くなります。映像は簡単です。そういうわけで、見て誰にでもす
ぐに分かることですので、テレビの市場競争は必然的に熾烈になります。「映像」
は「音」と違って誤魔化しが効きません。


▲△▽▼


Uさんのコメント:

何はともあれ音の焦点が重要であることをつくづく感じております。
特に、AirMac Expressや非メッキなどでレベルアップしていくに
つれ、音の焦点合わせがよりシビアになってくる印象を受けました。

特に焦点近辺で、急速に音が生々しくなり、さらに1.5cm単位の調
節で、より精度高く合ってくる感じですね。

特に「普通に良い音」から「生々しく迫る音」へハッキリと変化す
る段階があり、感動を覚えました。


▲△▽▼


Vさんのコメント:

今日も誘惑に負けて1.5cm切りました。
ますますスゴイ音になってしまいました。もう焦点も合ってる気がするんですが、
今日は、嫁が「うーん・・・あとほんの少し切ったらどうなるんやろ?」
ですと。夫婦の会話が弾みます。


▲△▽▼

Wさんのコメント:

ありがとうございます。
やっぱりそうですか!
5mm単位ぐらいですよね?

相当微妙な話になってくると思ってました。
しかし、本当にケーブルの長さがこんなに
音に影響を与えるとは驚き以外の何物でもありません。

今回の件で、ポテンシャルの高いものほどセッティングが
シビアになると気づきました。
また改めてD45の性能は「本物のSP」でないと
なかなか分からないだろうと思いました。
スピーカーには信じられないぐらいの再生能力がある。
それを引き出すには本当にD45が不可欠ですね。
普通のシステムで一聴していい音などという判断では
絶対にスピーカーの能力なんか判断できるはずがないですね。
逆に「WEのSPは危険です」とおっしゃるのも肯けます。

プロケーブル様の言われる「フラット」という言葉の重みを
機材を換え、ケーブルを切るたびに感じます。

プロケーブル注:)これは厳密には、生音に迫る焦点は、0.5センチ
単位ほどではないかと、焦点あわせを実行されたかたから質問を受け
たものです。シビアに考えれば、そうです。

つまるところ、生音の解釈になります。生音はシャープですから、ほ
んの少々シャープ気味のところでよしとするのか、微々たる度合いで
シャープ気味のところを取るか、シャープさが無いのが生音なのか、
焦点にまつわる問題は、生音そのものの解釈に尽きます。

生音近辺の音が出ている時の人間の敏感さというものは想像以上です。
生音から遠く離れていると、人間は鈍感です。そこのところが生音に
迫った場合には、5mmの違いでも聞き分けれるところです。

▲△▽▼

Xさんのコメント: アルテックA7やA5などの、本当の使い方

プロケーブル 様

お世話になっております。

先日は、「アッテネーターを絞りきりで」、というアドバイスありがとうございました。
おかげ様で、ついに出ましまた!。生音!!ギョギョギョのギョです。本当にこんなこと
が起こるとは、正直、こうなるまで半信半疑でした。私の友人が、知り合いの方(以前の
私と同じフランケンの症状)を連れてみえ、その方も唖然としてました。アルテックのス
ピーカーがこんなにも素晴らしいことを私は初めて察りました。

こうなるまで具体的には30mから27mにしたのですが、かなりぼやけていたので、100m
巻きの余剰分20mを使い、そこから1m、1m、70cm、30cmと、切り、低音の肥大が無
くなってゆくのと反対に高音とのバランスが体現でき、アッテネーター絞りきりのアドバイ
スが骨身に沁みました。

よく、本物は人を育てると言われますが、私はプロケーブルさんから実感しました。本当に
ありがとうございました。

私のアンプはクラウンと同等とのことでしたので、今後iPodを楽しんでみようと思います。
その後、折りをみてクラウンを楽しんでみようと考えています。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。

プロケーブル注:)
これは非常に重要な事です。アルテックなど往年のスピーカーを
使われるかたは、ドライバーのアッテネーターを、最小の、絞りきりの位置にして、
セッティングしてください。このかたはダウン&アイソレーション電源の使用ですので、
VVFを長めから切っていく調整をされています。

理由はとても簡単で・・・、

通常、ドライバーのほうが、能率が高いのです。A7を例に取ります。ドライバー側は、
112dBの能率であったりするのに対して、ウーファー側は、105dBであったりします。

ドライバーのアッテネーターというのは、絞れるようになっている、そういう意味です。
なぜか・・・、コンサートホールなどでは、高域の減衰のほうが大きく、高域を少々持
ち上げてやる必要があるからです。だから、ドライバーのほうが能率が高くなっていま
す。

ただし、部屋ではそうではありません。部屋の場合には、両者とも、同じ能率である必
要があります。それが、絞りきりの位置という意味です。

ところが、オーディオでは、そうは言われていませんでした。このことが、皆さんを惑
わせて、この種のスピーカーの使用を、さらにさらに、困難なことにしてきました。

ボロいアンプ、ボロいケーブル、そういうものが入ると、アッテネーターの位置は無茶
苦茶になります。そして、分からないから、真ん中にしておく、又はめいっぱい上げて
おくというような、無茶苦茶な使い方になってしまいます。

ところが真ん中や上げきりの位置というのは、+3.5dB、又は、+7.0dBです。これでは
いけません。このかたは一目盛り上げていただけです。ということは、たったの+1dB
です。このレベルのスピーカーは、1dBの違いが命取りになると知ってください。凄く
シビアなセッティングを要求されます。

さらに、A7は、クロスオーバー周波数が500であったり800であったりします。つまり、
ケーブルの調整だけでは、焦点の合わないクロスオーバー周波数です。したがって、
コンサートホールでは、非常に優れたイコライザーを必要としていたものと、推測でき
るのです。常にミキサーのパラメトリックイコライザーでの調整が必要だったでしょう。

部屋は簡単です。絞りきりの位置でケーブルだけで調整していくことが正解です。もち
ろん、ボロいものは何一つ使わないという前提です。

▲△▽▼


Xさんの追加コメント: (続)アルテック問題

プロケーブル 様
お世話になっております。
私のアルテックは800ヘルツのクロスオーバーのネットワークです。1600ヘルツ前後のクロ
スオーバースピーカー以外は、本来、焦点あわせは難しい事だった訳なんですね。私はプロ
ケーブルさんのアドバイス通り、能率を揃えた後、耳で体感したのですが、実際には、レコー
ドで合わせたり、CDで合わせたりしましたが、ラジオのFM放送での声やライブ番組が一
番、生々しかったです。判りきったこととは思いますが、メールしてみました。

プロケーブル注:)FMの生録音ものは、レコードへのプレスやCDへのプレスという課程がな
いだけ優れているということでしょう。
コンサートホールの音響は、私は詳しくありません。アルテックの技術力は侮れないですから、
ホールでは、ひょっとしたら、先に書いた私の記述が間違いで、500ヘルツや800ヘルツ以上
の上下で、音の焦点が合う、その種の音響特性である可能性すらあります。

A7は小さめのホールで、800ヘルツ以上の上下で音の焦点が合い、A5は大きめのホールで、
500ヘルツ以上の音の上下で音の焦点が合う、というような可能性です。

ホールでは、遠くまで音を運ばなくてはならないため、大きなホーンをつかって、なるべく下
のほうの帯域まで、ホーンに任せてホール全体に音を回したいというだけの可能性も、もちろ
んあります。

部屋では、焦点のカナメは、1500ヘルツから1600ヘルツあたりということです。

なお、アルテックの音というような音は、本当は存在していません。アルテックはスピーカー
の存在が消えて、ほとんど生音になるスピーカーですが、それはEV TOUR Xも同様でしょう。


▲△▽▼


Xさんの追加コメント(再追加): アルテック問題のその後

お世話になっております。
88760をプリ‐パワー間にセッティングしてみました。実は、先日まで焦点がソースによっ
て微妙に違和感があったのでVVFを少し切って詰め、いいフォーカスとなったところに、今
回の88760です。そのまま収めた結果は、少し柔らかめでしたので、VVFを少し切り、微調
整しましたところ、
高域はVVF切った分なのか、シャープ。低域は(ケーブルの特性?なのか)幅が出てワイド
レンジに感じられます。全体的には、ちょっとシャープ気味なセッティングになりましたが、
生々しく、声だけそこにあって姿がないので、ちょっと気持悪いくらいです。(い
い意味で)
こうなると、スピーカーなのかアルテックなのか何なのか、不思議と存在すら
意識しなくなります。こういう感覚の悦びまで味わせて下さって、(オーディオで、こんなに
もいい感覚は生まれて初めてです。)ありがとうございました。プロケーブルさんに感謝して
います。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

プロケーブル注:)
これと同じレベルの音は、JBL JRX115も、おそらく簡単に出るでしょう。
少なくとも、ギリギリまで迫れるはずです。JBL JRX115も、使いこなせないかたが多発する
のは、当たり前です。良いスピーカーを接続すれば良い音がでるというほど、音というものは、
簡単なものではないです。

▲△▽▼

Yさんのコメント: 最重要コメント

焦点合わせに挑戦いたしました。やはりWE16GAはWE12GAと同様
大変貴重品であるので、私の腕が上がってからと考え、今回は8460
の2.5mから切り始めました。切っていくうちに始め硬かった音も次
第に柔らかくなっていき、1.8mでおおよそ自分の納得する音として
切るのを止めました。

次に以前貴社から譲り受けたWEの12GAの10mの音と比較したので
すが、ほぼ同じと言ってもいい位のレベルであったので大いに感激
し、プロケーブル殿のホームページでの教えや情報は私にとって非常
に参考になったばかりではなく、今回の件では自信のスキルアップ
になったと大変喜んでおります。

プロケーブル注:)
WE12GAの10mと、8460の1.8mが全く同じ音
という意味のことを書いておられます。そこにこそ、ご注目ください。

短いほうが優れているというわけでもありません。スピーカーケーブ
ルなどノイズが乗ってもいいのです。音には全く関係ありません。こ
このところが、昔からスピーカーケーブルには、WEほどの国家企業で
さえ、シールドしていなかった理由に他なりません。

つまり、シールドなどとうたっているスピーカーケーブルなど絶対に
相手にしてはならないということです。


▲△▽▼


Zさんのコメント: 例外的・特殊なケース

プロケーブル様
福岡県の○○○○です。
ハタヤリミテッドを注文してはや1ケ月、やっとセッティングできましたので報告とお礼
を申し上げます。

通常の電源の場合私の機材環境では、スピーカーケーブルWE16GAで115CMでし
た。1週間前に200V工事をし、VVFで挑戦してみました。100Mからです。(3
0M巻き2セットより安かったからです)CH1にVVF100M、CH2にWE115
CMの組み合わせからはじめたのですが、びっくりするような音がしました。もうきてる
のかな?と錯覚してしまいました。

これだと100M巻きがもうひとついるのかな?とちょっと不安を覚えました。でも多分
50Mでも変わらないはずと勝手に自分に言い聞かせて50Mずつ両チャンネルにつなぎ
焦点合わせを開始しました。
(プロケーブル様のHPコメントを参照させていただきながら)。

短くするにしたがって、よくわかるようになりました。結局16.85Mで決まりました。

これからがびっくりしました。貴社のHPでWindows用のソフトでEACがあることを知
り、早速試したのです。使い方もよくわからないまま、元CDを正確さ優先でHDにイン
ポートしました。1.6倍速でのインポートでしたから時間がかかってしまいます。これ
をCD書き込みウイザードを使いオーディオCDではなくデータCDとしてCD−Rに書き
込みました。

200Vが来る前に、iTunesで再生しました。がっくりしました。硬すぎるのです。とて
も聞けたものではありませんでした。

ところが、ハタヤリミテッドから出てくる100Vを使用して再びiTunesで再生すると化
けました。カザルスが自分の前でチェロを弾いているし、モイーズがステージでフルートを
吹いているし、セゴビアがハウザー世製作の史上最高といわれるギターを鳴らしているので
す。それを私がマイクの位置で聞いている。そんな信じられない感覚を覚えました。

電源ひとつ、ケーブル1本でこんなにも違うんだということをはっきりと認識しました。

プロケーブル様のHPにおじゃまして約1年になります。この間慎重に、自分なりに吟味
して「よし!」と決意しました。大正解でした。お世話になりました。

最後にアドバイスをいただきたいことがあります。
私はギターの演奏の仕事を気ままに、さりとて真摯(?)におこなっている者です。
会場によっては聞いて下さる方が楽器の音量に不満な場合があります。このような場合会
場スタッフの方が用意するPAを不本意ながら使用してきました。

今自前でアンプ・ケーブル・スピーカーまでそろいました。マイクケーブルはプロケーブ
ル様がお持ちですので問題ありません。マイクとマイクプリアンプがわかりません。私は
機材のことは何もといっていいほどわかりません。生ギター(クラシック)の音を限りな
くそのまんまひろってくれるマイク、アナログ信号をフラットにD−45に伝送してくれ
るプリアンプでおすすめな機材をご存知でしたらお教え願えませんでしょうか。
さらに通常の100V電源の場合WE16GAだと、かなりスピーカーの間隔が短くなり
ます。長めに焦点を合わせる場合は、WE14GAとかWE10GAですか?
プロケーブル様のHPのおかげで、楽しいことが増えました。もっと真剣に遊んでみたい
と思います。
お忙しいところ長い文になり、お時間をとらせてしまい申し訳ありません。
今後ともよろしくお願いいたします。
プロケーブル 様
○○○○

プロケーブル注:)
ご注意ください。通常100VでWE16GAが115センチというのは、よほ
どに「音が硬くなる状態」である、ということです。スピーカーや機材が非常に特殊だとい
うことも考えられます。それと、電源事情もあります。電源事情は、地域によっても激変し
ます。

空港に近いところなど、音がシャープになりがちだと聞いています。電源事情が非常に良く、
最初からクリーンな電源が来ているからなのか、それとも別の原因なのか、分かりません。

したがって、音の焦点だけは、各自音を聞きながらするのが基本です。ある程度の目安は
書いていますが、ご自分の耳で音を聞くのが基本で、それをしないと音の焦点は、まったく
もって合わせられません。

また、ハタヤリミテッドのほうは、音のグレードを上げながら、音の焦点については100V
と変わらない感覚で使えるところがメリットなのですが、このかたの場合、全く事情が違い
ます。

この場合は、最初からおそらくVVFで合ったのであろうと推測できます。機材か、電源事情
かは、分かりませんが、非常に特殊なケースもあると知っておかれるだけでいいと思います。

■追記致します。
上記の特殊な電源事情におられるかたと、メール交換になりました。非常に分かりやすい例
ですので、下記に、公開しておきます。

★私が出したメール:

○○ 様

プロケーブルです。

お世話になります。
16GAで115センチというのは、すごく特殊だと思います。
そして、ハタヤリミテッドで、VVFというのも特殊です。

近所に空港などありますでしょうか。空港のすぐ隣とか、
そういう特殊な電源環境ではそういうことも起きますが、
何か思い当たる節はありますでしょうか。
でも焦点さえ合えば、大丈夫ですね。

★ご返答:

プロケーブル様
電源の件です。
自宅から直線距離で1KM位のところに中くらいの変電所があります。
さらに自宅から3KMくらいのところに大きな変電所があります。
原因はそこにありそうですか?

★ご返答に私が返したメール:

○○ 様

分かりました。

それが原因です。

非常にクオリティーの高い電気が最初から来ているのです。
それぞれ二箇所でアイソレーションしているはずですから、
(そしてさらに電柱上でアイソレーション)すごく良いの
でしょう。

それは喜ばしいことですね。

ProCable


▲△▽▼

A’さんのコメント:

プロケーブル 様

いつも有難うございます。

「音の焦点」の電源に関する件の記述、大変参考になりました。

我が家も近くに変電所があります。直線距離にすると、なんと200m以内です!
そしてさらに柱上トランスのある電柱から直接の引き込みです。
100Vながらも分電盤からは専用回路であり、アースは他の回路と分けて
オーディオ専用に直接とってあります。

D45とJRX115、8470で焦点合わせをしていましたが、3m程まできたところで、
まだ短くできるなと感じながらも、皆さんのコメントから、同条件だと
3m少々かなと思い、そこで踏みとどまっていたのです。
どうやら100Vでも、もう少しいける感じですね。

柱上トランスから電柱何本分離れているか、またトランスを共有する
他の需要家に工場などの事業所(高圧需要家は除く)、つまりノイズ発生源が
あるかなど、電源は左右されるのでしょうね。
私は仕事がら付近を見ればだいたい察しはつきますが、一般の方々だと
このあたりのことはちょっと難しいことでしょうね。

ダウン&アイソレーショントランスを使えば全く問題なくなるのでしょうが、
100Vの方は同じ機材でも結果に差が出てしまうのでしょうね。

○○○○

プロケーブル注:)またしても例外的環境のかたがおられました。「基準」は音です。
常に音を聞きながら調整すれば大丈夫で、音からさかのぼれば電源環境も推定できる
というだけで、目的は音です。「音が基準」と徹底した態度で、電源環境には無頓着
というのでも実際には十分と思われます。なお、このかたは電気のプロフェッショナ
ルですので、視野が広いうえ、視点が全く違います。我々の場合は「音が基準」です。


▲△▽▼

A’さんの追加コメント: 電気のプロ!これは詳しいです!

プロケーブル 様

ご返信有難うございます。

自分の家に引き込みされている電線をたどっていけば、
6,600Vから100-200Vへ変換する柱上トランスを発見できます。
丸い筒状で、底に「15」とか「20」とか数字が書いてあります
(電力会社によって違いはあるかもですが)。
このトランスまでの距離が遠い、つまり低圧送電の距離が長ければ、
途中でノイズを拾いやすくなりますし、電圧も下がります。

ひどい場合は98Vくらいしか電圧がないこともありますが、
電力会社からすれば許容範囲です。
逆にトランスから近ければ105Vくらいあるでしょう。
マンションなどはまた事情が違ってきますが。

空港などが近くにあるということは、大変大きな電力需要家があり、
その近く(の変電所)まで通常よりも高い電圧で送電されている
ということですので、その付近へはきれいな電気が供給されるのかも
しれませんね。

大きな工場などの場合は、変電所から直接20,000V等の特別高圧で
供給されます。おそらく空港などもそうでしょう。

変電所の恩恵がある場合とそうでない場合がありますので、
音質のためには、やはりダウントランスは必需品ですね。
私もお金が貯まったら注文しますのでよろしくです^^;)。

○○○○


▲△▽▼

A’さんの再度の追加コメント: 再び電気のプロです!

プロケーブル 様

仕事を通しての知識で、皆様のお役に立てるのであれば本望です。

100V環境の方にアドバイスですが、照明もコンセントも
同じ電源回路(同じブレーカー)の場合、照明の壁スイッチに
調光装置(ライトコントロール)がついていると、ノイズ源に
なりますので、普通のON-OFFのスイッチに替えると良いと
思われます。

また、アンペア変更や増改築などに伴い、分電盤を取り替えられるときは
値段は高いのですが金属製の分電盤にすればシールド効果が期待できると思います。
分電盤の中というのは銅のバーが剥き出しですので、ノイズを拾いやすいのでは
ないかと思います。

いずれも200V回路とダウントランス導入で解決する問題ばかりですが^^;)。

○○○○

プロケーブル注:)実に素晴らしいです。

もう一つ私からも書いておかなくてはならないことがあります。ファジー制御の中には、
非常にタチの悪いものがあります。トランスがうなる・・・、ファジー制御付きの電気
毛布のコンセントを抜いた途端、うなりがおさまった、こういうケースは非常に多くあ
ります。品質の悪いファジー制御は、もちろん家電メーカーの責任です。そんなところ
までコストダウンするからいけません。

これはきりがありません。この種のファジー制御ものが家にあった場合、メーカーへク
レームを出されて、悪影響のないまともなファジー制御に、メーカー責任で交換させて
ください。

ファジー制御には、要注意です。


▲△▽▼

B’さんのコメント: VVFに代わる理想的な銅の単線

東京の○○です。

いつも、TELではありがとうございます。

この間TELでお話しましたチャイムコードですが、
良いです!全て交換しました。
まだ、細かく調整していませんが、扱いやすく、
裏がすっきりして気分いいです^^!
VVF1.6の半分の太さで、音の調整が楽チンですね。
一応メーカーを記載しておきます。

*チャイムコード20m:CP-820N<定格24V,1A 0.8mm>
*メーカー:DXアンテナ株式会社

注意書に家庭用100Vには使用できません。とあります。
200V使用の我が家ではOKとかってな判断ですが、
あまり考えず購入!使えました。(意味が解らず使用??〈笑〉?)


いつもTELばかりなので、たまにはメールで注文してみようと?
思いましたが、メールも良いですね。〈意味不明)
それにしても、男性陣ばかりで寂しいです!
女性はまだいませんか?お友達!?欲しいです。
私と同じプロケーブルお・た・く(?)のお友達!
何かの雑誌で見たんです。“女性の方が耳が良い”と…。
これだけ男性ばかりという事は違うのですかね?
やはり、美容やファッションでしょうか?
私の仕事はエステティックサロンの運営ですが
やはり、コンサートには行くのに家では聞かない?こだわらない!
お客様ばかりですね。もっとも、時間も無いのでしょうが…。
でも、男性だって忙しいですよね。どこが違うのだろう?
私は仕事が終わると、さっさと帰って来て
いい音で、お気に入りの音楽を聴きたくなるんですよね。
(家事はほどほどです・・・・モチロン^^!)
子供や主人は冷たい目で見ていますが、めげずにあれこれいじっています。
おかげで、裏の配線は主人より詳しくなりました!
まあ〜普通はこれが、だんなの姿なんでしょうね?
うちの主人はまったく!全然興味なし。こだわり無しですから・・・。
“素直”に全てプロケーブル使用にした私は…
《もちろん、ためらいはあったけど》無駄な出費をする事無く、
ラッキーでした。(200V導入には苦労?しましたが…)
おかげさまで、毎日楽しんでます。
でも、やる事が無くなって、(少し?泥沼につかってる?)
終わりが来るのはさみしいので???、
音楽だけでなく、相変わらず、映像の方も遊んじゃってます。

それでは…くだらない内容になってしまいましたが。
よろしくお願い致します。

*D45を方チャンネルのみ使用(2台)でぜいたくに繋いだら・・・!
何かとっても^^良いですよ。これで決まりかな?!
後は、パソコンかな〜?プラズマも!変えたいですね。
今後のお楽しみ…にします。

○○ ○子

プロケーブル注:)VVFの、というよりは、銅の単線で、私が今までふと
感じてきたことを記します。厳密な実験結果ではありません。

おそらく、0.8ミリから1.0ミリが、最も音を柔らかくするに優れています。
VVFの2.0ミリや2.6ミリは、1.6ミリほどには、柔らかくする効果がなく
1.6ミリよりシャープな音でしょう。それゆえ1.6ミリをお勧めしてきた次
第ですが、1.0ミリくらいの単線は、さらに音を柔らかくする効果が高いと
想像できます。
音を柔らかくする為、つまり遠視方向のレンズをあてがう為にこそ、銅の
単線を使うわけですから、このかたの紹介の、0.8ミリは、凄い情報です。

逆に、それより細くなっていくと、銅の単線も、音がシャープな方向へ向
かい始めるものと思われます。0.8ミリは、したがって、理想中の理想であ
る可能性が非常に高いです。当店唯一、ただお一人の紅一点の女性から皆様
へのプレゼント情報です。チャイムコードには、30mものもあるとのこと。
値段は、20mで800円程度です。これは凄い情報が入ったものです。

ただま、このかたの望まれている女性のお友達は、永久にできそうにもない
だろうと、想像してはおります。


▲△▽▼

A’さん、電気のプロからの、追加の新情報: 銅の単線はまだ他にもあった!

プロケーブル 様

私の投稿を掲載していただき有難うございます。
お恥ずかしい限りですが、何かしらお役に立てば
何よりです。

さて、女性の方のコメントにてチャイムコードに
ついてありましたが、銅の単線で細いものという
ことは、何十メートルも引かずに短いもので済む
ということでしょうか?

銅の単線ですと、警報用電線(AE線)に0.9mm、
1.2mmがあります。

このあたりも使えるかもしれませんね。

○○○○

プロケーブル注:)長さについては、20mのもの
が5mや10mで済むというような極端なことでは
ないでしょうが、VVF20mのものが16mや17m
で済むというレベルだと想像しています。

ただ、取り回しがしやすいですね。

警報用電線(AE線)というものも新たにここで発覚し
ました。さすがに電気のプロのかたで、これも凄い情
報です。

0.8ミリ、0.9ミリ、1.2ミリ、どれが一番柔らかくし
てくれるかは、全く分かりませんが、0.8ミリか0.9ミ
リで十分という感覚でいけば、おそらくそれで正しい
でしょう。

最近のこの手のケーブル情報、実に素晴らしいです。

警報用電線(AE線)というものがどこで入手できるか
は、電気工事屋さんにお問い合わせください。


▲△▽▼

C’さんのコメント: チャイムコード登場です!

ProCable様

いつもお世話になります。
1506A、ありがとうございました。
早速繋いでDVDを見ましたが本当にビックリです。
色、ディテール、安定感、全てため息ものでした。
今までは普通の付属品のケーブルでしたが、
こんなに良くなるんだったら初めからこれにすべきですね!

※関係ないんですが、私、「チャイムケーブル」買ってしまいました。
HP記載のDXアンテナ製じゃなくて、ホームセンターのノーブランドですが、
30mで890円で売ってたので、好奇心で購入。同じ0.8mmの銅線です。
15mずつで接続しましたが、いい音ですよ。いきなり。
焦点は合ってないですが、これはこれでまったりしてご機嫌です。
VVFより超楽チンなので、これからまた少しずつ切って報告します。

私見ですが、ホームセンターにある0.8mmのチャイムケーブルなら
何でもいいのではないでしょうか?見たところ、普通の銅線です。
あくまで実験ですので。

○○

プロケーブル注:)チャイムコードはホームセンターのもので十分でしょう。
単線の銅線など、どこのものでも同じです。


▲△▽▼

D’さんのコメント: チャイムコードの正式名称

チャイムコードについて調べました。正式にはTIVFでした。
VVF1.6mmの半分、0.8mmのVVFと考えてよさそうに調べた結果なりました。
あとで僕も実際に買って実験してみたいと思います。


▲△▽▼

E’さんのコメント:

お陰様で素晴らしい環境ができました。
ipodから始まり約二ヶ月で今ではAirMac Expressに自作パソコンから4344が“音楽”を奏
でています。
スピーカーケーブルで焦点をあわせる!三十数年間知りまりませんでした、D45に繋ぎ切っ
て合わせました、仰天しました息子を呼んで、今までこんな音きいたことないぞ!となに
やら右の方でゴトゴト音がします、なにかが共振していると思いましたが、なんとウーハ
ーのエッジが破れていました、そろそろ交換時期だったかもしれませんがD45のパワーがす
ごいのか、今度は左そしてミッドも、今はすべてGPボンドをエッジに塗って固めています
が(JRX115購入済み)結構タイトでちゃんと合っています(と思います?)4344等エッジ
交換考えてある方やってみる価値あると思いますよ。スピーカーコードは2.5mに残ってい
たのを1mくらい繋いで切っていきました、ただお酒を飲んだあと聞いていると切りたくな
りますが、飲酒運転と同じでやめた方がいいです、つい切りすぎますから。
あとD45のスピーカー端子のネジ‘タフ’ですね何十回とつけてははずしビクともしません。
暫くはこれでボチボチやっていこうと思ってますまだ先は長いです、とにかく貴社(いろ
いろ情報提供してくれた方々)には感謝するばかりです。音響編?はピントを合わせたら
あとカメラで言うと被写界深度なんですかね?…

プロケーブル注:)
三十数年間知らなかったのは、このかたのみならず、全てのオーディオ
メーカーも同様でしょう。だからこそ、あてずっぽうの商品しか、彼等には開発出来なかっ
たのです。知っていたかもしれないと想像できるのは、往年のWE、アルテック、ベルデン、
それくらいでしょうか。JBLは知るはずがないです。アンプメーカーも、クラウン社とて明
らかに知るはずがないです。


▲△▽▼


F’さんのコメント: チャイムコードの威力!

ProCable様
いつもお世話になっています。
福岡県の○○です。
TIVF(チャイムコード)0.8mm試してみました。
これはすごいですね。VVFと同等の音がします。
さらに、取り扱いやすさでは比べ物になりません。
今、正確な長さは測ってないのですが、4m50cmくらいです。
コストパフォーマンスがずば抜けてますね。
TIVF0.65mmというのも見つけました。
これも試してみようかと思っています。
いずれにしても、SPケーブルひとつがとんでもないことになってしまったなと実感して
いるところです。
ありがとうございました。

プロケーブル注:)
これは当店ではなく、お客様の紅一点の女性に感謝ですね。

▲△▽▼

G’さんのコメント: 衝撃のチャイムコード情報!(焦点合わせに使えないか!)

プロケーブル様
いつもお世話になります。
チャイムコードの件です。
ちょっと奇怪な現象です。最初メールをさせて頂いた時は30mを購入、
半分の15mずつで試聴開始でした。
VVFとの比較をしようと思ったのですが、以前のメールの通り
VVFは7.5mから始めましたので、面倒だから15mのチャイムコードを別に
購入しました。450円ですから、手間を考えるとその方が楽だったのと、
今の15mずつの音を崩したくなかったのでそうしました。

そして15mを購入・半分の7.5mから試聴開始。
???音が15mずつの時と音が同じです。
(フランケン的な人のように気違いじみた細かいところまで聞いてはいませんが)
でもまあ同じです。「あれ?」と思いながら3回ほど1.5cm単位で切っても
変化なしです。思い切ってもう1m切ってもさらに1m切っても変化なし。
最後はアンプとSPが届く限界まで(1.5mぐらい?)まで切りましたが
変化なし。敢えていうなら最後の1.5mと15mでは15mの方が心持ち緩い感じ、
という状態です。

音自体はとてもいいです。VVFと音質は同じです。当然ながら。
VVFの時は、それこそ5mmで音は変わりました。やっかいなぐらいです。

プロケーブル様は音の焦点をカメラのピントに例えておられ、それが最も実感に等
しいですが、別の表現をすると、デジカメのデータをフォトショップで編集する時
のコントラスト調整に似ている気もします。ケーブルの長さで音が変わるのが一般
人にはどうにも理解できないみたいですが、コントラスト調整を例にとると、コン
トラストを一方に極端に振ると写真は真っ白になり、もう一方に振ると真っ黒にな
ります。

しかし、写真の情報は一切劣化していないのです。それで考えると、スピーカーケー
ブルのことも同じことがいえないでしょうか?ケーブルの長さでとんでもない音に
もなる。しかしそれはコントラストが極端にアンバランスに振られているだけで元
の音の情報は減っているわけではない。

コントラストのバランスが極端に悪い状態だと、見た目にはとんでもなく酷い写真
にしか見えません。しかし、「本当に情報として悪いのか」は別ということが言え
ます。

どうもオーディオも同じではないでしょうか?
○○の音などというのは、音情報のコントラストの問題であることが殆どではないで
しょうか?

話が横道にそれましたが、VVF1.6mmの場合はそれこそ最初は真っ白に飛んだ写
真みたいな状態でした。

1m切り、さらに1.5cmずつ切るたびに、(今度はピントに例えます)前ピンになっ
たり後ピンになったりを色んな帯域でめまぐるしく変化を起こし、なかなかフラット
になってくれません。

しかし、ある領域で音が一気に生々しくなります。100V環境のせいか、SPが10M
のせいかおそらくその両方の原因でしょうが、結局フラットにはなりません。
レンズに例えると、ティルトが必要な状態です。それも、縦・横・斜め・端・真ん中
とティルトがないと多分ピントが合わないようなものです。「3次元的などこか」にし
かピントが合いません。

切りすぎると音のバランスは良くなりますが、音が死にます。それでも言っておきま
すが「普通の」オーディオでいうならいい音です。

チャイムコードの場合は一貫して同じバランス・同じピントです。
VVFで切りすぎてバランスはいいけど音が死んだ状態に似ていますが
それよりは生きた音がします。でもVVFでピントが合ったその音(部分的であれ)
よりは少し劣ります。しかし物凄くいい音です。
これは私見ですが、やはり根本的に電源に問題があるのとSPにも問題があると思っ
ています。

特に電源です。0.8mmの焦点(コントラスト)への影響の幅はかなり微妙であるかそ
の逆であるかのどちらかでしょう。
といいますのは、電源が良ければよいほどケーブルによる音の変化は大きくなる・と
いうのが私の今までの経験上得たものだからです。
ダウントランス・JR115などを導入された人の検証を待たないと本当のことはわから
ないです。
取り急ぎご報告まで。
○○

プロケーブル注:)
これは実験の結果ですから、100V環境とはいえ、かなりの信憑性
があります。これが本当だとすると、ボロいケーブルよりは圧倒して良いが、音の焦点
合わせには使えないことになります。結局、VVFの1.6ミリに逆戻りになりますが、も
う少し色々な情報を、待ちたいところです。

コントラストの例えは非常に分かりやすいです。実態はもっとやっかいそうですが、そ
の種のことと言えなくもありません。かなり現象が似ています。原理も似ていそうです
ので、コントラストと考えていいと思います。


▲△▽▼


プロケーブルコメント: 銅の単線の特性・その仮の公式

チャイムコードを使っていて、200V、ダウン&アイソレーションを使って
みえるかたから情報が入りました。やはりVVFよりチャイムコードのほうが
音を柔らかくするに適しているとのことです。

同じ20mでも、VVFよりチャイムコードのほうが音は柔らかくなるとのこ
とでした。つまり、G’さんの電源環境が100Vであるため、もともと柔ら
かい音が出ていて違いが分かりにくかったのかもしれません。もしくは、
スピーカーの品種ゆえのことです。

これはまた、G’さんのおかげで、音の焦点にて一つの進歩を遂げることに
なりそうです。ある意見があってこそ、次の意見が成り立ちます。チャイム
コードやVVFは、あくまでも200V、又はアイソレーショントランス環境で
こそ有効であって、100Vには向かないということです。

200V+アイソレーションのかたは、チャイムコードを積極的に使用してく
ださい。100Vのかたも、そんじょそこらのスピーカーケーブルよりは、
格段に良いはずのものでしょうが、焦点が決してぴったりとは合わない以上、
ベルデン、WE等の100V専用の一流品には劣ることになるはずです。

■追記します。

銅の単線も、仮にですが、公式化します。これは簡単ではありません。お
そらく1.0ミリあたりが最も音を柔らかくする効果があります。0.8ミリは、
それに近いものです。0.8か1.0か、いづれが柔らかいかまでは、分かりま
せん。
1.6ミリも柔らかくする効果がありますが、それより太くなっていくと、通
常のケーブルの法則、太くなるほど柔らかいという法則は通用しなくなり、
その逆に、どんどん音がシャープになっていきます。これは銅の単線特有
の法則であって、より線のケーブルの場合には、まったく通用しないと考
えてください。

と、仮にですが、公式化したものの、これは私自身が厳密な調査をしたも
のではなく、感覚的に感じていたことであり、それと一致した意見が出て
きたということです。この公式が正しいかどうかは、G’さんの100Vとは
いえ、逆のコメントもあります。

また機材が全て超一流品揃いでないと、音の焦点以前の問題、非常に不
安定になってしまいます。G’さんは、確かに超一流品揃いではありませ
ん。それも一つの参考例になるでしょう。

最終結論は、もう少し慎重に出していきたいと考えています。今は過渡期
です。ひょっとしたら、100Vと200Vでは、銅の単線は、全く違う特性を
見せるという可能性すら、G’さんのコメントを考慮するに、否定できない
ことです。いや、それどころか、むしろその可能性すら感じさせます。

▲△▽▼


H’さんのコメント: チャイムコードの実験結果(貴重な実験結果です)

おはようございます。○○です。

TIVFの焦点合わせ実施中です。

蛇足ですが、環境を。

Winデスクトップ(○○○○○ PCIボード)>ダウントランス>○○○○卓>D45>TIVF>
JRX115です(メッキプラグは差さっていません)

VVFでは15〜13mで焦点が合っていたと思います

TIVF
30m音が柔らかい、そして細い=貧弱。

20m若干シャープになるも まだぼやける

15mシャープさが適度 ソースによって差が出る

今の環境ですが、焦点が合った時と合わない時で、細かい音の差よりも、定位が全く違う
のですね。

合っていない時は本当にばらばらで、焦点が合いだすと、スピーカーの存在が消え始めま
す。

一度15mで様子見してみたいと思います。

プロケーブル注:)これは200V時の、貴重な実験結果です。このかたの場合には、VVF
1.6ミリとほぼ同様の結果になりそうです。いづれにしても、200V+アイソレーションあた
りの電源では、VVF1.6ミリ的感覚で使える最高のケーブルであることは間違いなさそうです。


▲△▽▼


I’さんのコメント: 今度はTIVFの0.65ミリです!

ProCable様
いつもお世話になっています。
福岡県の○○です。
TIVF0.65mmを試してみましたので、その感想を報告したいと思います。
ベル線といいますが、切り売り30円/mです。被膜がチャイムコードより柔らかく、一箇
所にナイフを入れるだけでストリップできます。一線ずつに裂くときも爪を利用すれば、
ナイフで切れ目を入れる必要もありません。作業が非常に簡単なコードです。細いのでス
ピコン側のネジを締めたら切れないかな?なんて思いましたが、大丈夫でした。
3mから切り進んで、1.9m位でほぼ合ったかな?と思いちょっとずつ切るつもりでし
た。でも失敗しても
60円だからいいやと思い直し、さらに勢いよく切ったら案の定切りすぎです。切りすぎ
の悲惨な音(多分初めて経験する、なんとも言いようのない不安な音楽でした)を経験で
き、納得してしまいました。つぎは1.9mから0.5cmずつ切って1.87mでほぼ
合っていると思います。あとは1mm単位の勝負でしょう。音の感想は、チャイムコード
と同等に感じます。
合ってしまえば、VVFもTIVF0.8mmもTIVF0.65mmも、あえて違いを
詮索する必要のないレベルの音なのではないでしょうか。
私がびっくりするのは、ベル線の場合わずか120円で最高のSPケーブルの仲間入りを
した(私の私見ですが)のではないかという驚愕の事実を耳にした、ということです。
電源環境が整っている皆様にも、是非実験していただき、私見が私見でないことを確認で
きたらいいなと思います。
プロケーブル様そして実験し実証されている皆様には感謝・感謝です。
私も、一生懸命遊んでみます。
それでは、失礼いたします。

プロケーブル注:)
合ってしまえばどれも同じ、これは本当でしょう。銅の単線は、WE、
ベルデンなどの超一級品と同じレベルであることは、紛れもない事実です。音が真実を語
ります。当たり前のことですが、価格やブランドなど問題外です。問題は音だけであって、
要は使い方、長さについての知識(音の焦点の知識の有無)に過ぎません。

結論を書いてしまうと、つまり、電源が良ければ良いほど、スピーカーケーブル部分で極
限的にコストダウンできる、ということです。硬いだけの音で焦点の合わない電源は、も
ちろん問題外ですので、要注意です。その種のケースでは、いくらVVFを長く引いても無
駄です。

▲△▽▼

J’さんのコメント:

プロケーブル様

お世話になっております。
東京の○○○と申します。

最初にD-45を接続し、次に松下壁コンセント(1512K)への付け替えと
アース取り、AMEのメガネケーブル付け替えと段階を踏んで
セッティングしていったところ、みるみるうちに音が激変していって
それぞれの凄まじい効果を確認することができました。

どれ1つを取っても、まったく無視できない、重要なプロセスなんですね。

100V環境ですが、PowerBookG4からAMEに無線接続して
アンプD-45にスピーカーJRX115の組み合わせがこれで完成
しました。
(ケーブル類はすべてベルデン、重鉄タップ使用です)

昨夜、2.1メートルのところまでケーブルを切って追い込み、
もはやこのあたりが妥当か、と思っておりましたが

(注:このかたは8460ですので、2.1mというわけです)

ソースによっては高域がやや強く感じられるものがあったので
そこで3センチ切ってしまったのが・・・運の尽きでした。
大好きな歌手のUAの歌声から、細かい息づかいや
マイクに迫るような気配といった微妙なニュアンスが
バッサリと抜け落ち、腰の抜けた大味な音になってしまったのです・・・
料理にたとえるならば、醤油ばかりが多くて酢の少ないタレで
餃子を食べているような物足りなさでしょうか。

コラムでも書かれておりましたように、生音の解釈にはいろいろある、
とのことでしたが、個人的には、人間の地声でそれを合わせるならば
ややシャープなところにフラットのポイントがあるのでは、と感じてお
ります。当方、主に落語や外人コメディアンのライブCDを使って音の
焦点合わせをしておりましたが、話者(男性)の声の低域が等身大に響
くところに絞っていった結果、どうもケーブルを切りすぎてしまったよ
うです。

なので今度は、おすすめのリファレンスであった、井上陽水のライブ盤
「もどり道」を使って、ギター音を聞きながら追い込んでみたいと思い
ます。

プロケーブル注:)
ケーブルの切りすぎには、ご注意ください。といって
も一度は切りすぎてみないことには、最も良いポイントが分からないのか
もしれません。


▲△▽▼


K’さんのコメント: クラシック・オーケストラの再生の問題点

プロケーブル 様

このメールに回答は不要です。
プロケーブルさんに感謝しながら一方的に報告するものです。

月初にEVのSR用スピーカーZX5が手に入り、VVFを買ってきました。
200V工事+アイソレーショントランス+D-45+Allen&HeathGR05+
CDプレーヤー(マランツの最低級品)という環境で、音の焦点合わせ
をやりました。

人間の地声で合わせよというお話でしたが、私の持っている音源の
多くがオペラのベルカント唱法のものばかりなので、途中で会話の
地声があるオペラ(チャルパンティエ:病は気から)で合わせておりました。
しかし、VVFを小刻みに短くしても、かすかにシャープに成っていくだけで、
とらえどころがないまま、30mのVVFがついに2mになってしまいました。
短くしていっても「合ってきたぞっ!!」という感触がまるでなく、どうしたら
よいのか、途方にくれておりました。

こんなとき、チャイムコードで焦点合わせをしている女性がいるというので、
チャイムコードでゼロからやり直しをしてみました。地声の音源も、ジャズ
ボーカルがあることを思い出し(古い録音が主ですが)これでやって
みました。すると、今度はばっちりわかります。3.9mでフランク・シナトラが
部屋の空気を支配するように、生っぽくリアルに歌うではありませんか。
この状態でバロックや仏近代音楽、オペラを聴いても違和感なく、低音
も豊かに(特に低弦楽器)響くようになりました。ZX5の焦点合わせが終わ
ってから3〜5時間経つと、「なじみ」が済んだらしく、輝かしい音になり、
低音もより豊かになりました。

前回、どうしても鳴らしきれないCDとして、レスター・ヤングのサックスと
カペー弦楽四重奏団があると申しましたが、これも生き生きと鳴ります。
なにやら、音の焦点とは、アンプとスピーカーの力が均衡したような、
共鳴しているような不思議な合いかたをするんですね。

私の部屋の半分を専有していたスピーカーとアンプはきれいに全部
処分しました。気持ちがさっぱりしました。いままでのスピーカーは低音
が非常に下まで出ていたので、ZX5だと豊かとはいえやはり50Hz以下が
寂しいので、今後サブウーファーも検討しております。プロケーブルさんご推奨
のサブウーファー(EV:FORCE-i SUB )をどういう接続にすればよいのか
今後検討していきます。

いま、私のオーディオ装置はどんなジャンルのCDでも、音楽の躍動感を
見事に生音っぽく再現します。微細音再生能力もかなりのものです。
http://black.ap.teacup.com/rizing/56.html
↑このサイトを見ると、ZX5やZX4は、1年間はなかなか鳴らないという話で、
とすれば、我が家でも今後一年、音がどんどん良くなっていくのかと楽しみ
です。

以上、近況報告でした。

プロケーブル注:)
一年もZX4が鳴らないなどというのは、デタラメ、勘違いでしょう。スピーカーご
ときは、ギターなどの超高級品やスタインウェイなどの高級ピアノではないのです
から、あり得ない話です。音の焦点が合っておらず、とても聞いておれない音さえ、
一年も経つと耳が麻痺してきて聞いておれるようになってしまうという、おそろし
い話がこれです。事実このかたや他のかたは、焦点を合わせるやいなや、一発で生
音に近い音が鳴っています。このかたも、3時間から5時間でなじんだと証言され
ています。

なお、このコメントから、いかにオペラの声など、器楽的に使う声があてにならな
いものなのか、分かることと思います。井上陽水さんの声も歌っている時は器楽的
ですから、あてになりません。ライブ「戻り道」は、ライブ途中のしゃべり声こそ
が、リファレンスとしてあてになるというものです。

同じ意味で、クラシック、ジャズなど、楽器だけの音楽では普通の人間には焦点は
合わせられない、つまりセッティングそのものが不可能だと考えていいです。

なお、クラシック以外の音楽には、50ヘルツ以下は入っていないことが普通です。
入っていないのですから聞こえなくて当たり前です。聞こえるとしたら、それは音
楽情報ではなく、床の余計な共振などによる定在波、つまり不要なもの、害になる
ものです、クラシック以外は、音楽にサブウーファーなどいりません。それは映画
用と割り切らなくてはなりませんが、このかたはクラシックです。クラシックとな
ると、事情が一変します。その帯域がないと、オーケストラはつまらないでしょう。

といってクラシックも、録音にその帯域が十二分に入っているわけではありません。
これは非常に重要です。

スピーカーを通して聞く時に、その帯域が出ていないとスカスカに聞こえてしまう
というのが、オーケストラです。これはオーケストラは、録音そのものに無理があ
るということであって、まともな録音は、あり得ないという事を意味しています。

それをサイド、壁沿いからのバックロードで、独特の手法で、わざとホールで生の
オーケストラを聞く時の音を感じさせているものが、タンノイの往年のオートグラ
フであり、GRFだということになります。

▲△▽▼

L’さんのコメント:

こんにちは。○○す。

とうとう、我が家もベル線を導入しました。0.8mmを20mです。

iPOD60Gが故障中なので、iPODminiでの実験となりました。検査用の曲は、中島
みゆきさんの「異国」です。

ベル線20mにつなぎなおして、異国を再生。ひっくり返りました。

きつ過ぎない高音、ボーボー言わない低音。それでいて、情報量の少なさは感じられない・・・。

NS1000が、「これよこれよ。こういう信号を送って欲しかったんだよ。」と、大喜びです。

焦点合わせをしようと思ったのですが、他の曲を聴いたりして様子をみたところ、どうも私のシ
ステムでは、20mが適正な長さだったようです。このままでいいと思います。

改めて、ラムサとD45、そしてNS1000の実力を思い知らされました。紅一点のお客さん
に感謝ですね!

より正確な検証をするために、陽水さんの「もどり道」を発注しました。これで更に細かなチュー
ニングが出来ると思います。

曲を聴く度に、背筋が寒くなる思いです。これでしばらくNS1000を使えそうです。

あとはラムサのミキサーの修理ですね。(修理代より安ければ、アレン&ヒースも考慮します。)

この音で十分満足していますから、これ以上の出費は避けられそうです。

毎月、小遣いが少ないので、ベル線は最高の贈り物となりました。

本当に、感謝感激です。

プロケーブル注:)
ヤマハの昔のスピーカーで完璧にフラットのものは、NS-1000Mではなく、
木目調の本体の、NS-1000です。しかし現行機種でないこと、存在している数も少ないこと、
EVのForceIに勝るものでないこと、中古値段もEVの新品と変わらないくらいであること、大
きさもそれほど変わらないことから、今は薦めていません。

なお、このかたも200V+アイソレーション環境です。その種の環境でないとベル線の20mな
どというのは、無理があります。100V環境のかたは、VVFやベルコードなどの銅の単線は合
うはずがないと、認識されてください。こと「音」に関しては、良いものは良いはずだとい
うような単純な考え方ではいけません。


▲△▽▼


M’さんのコメント: ビートルズの録音と音の焦点

ビートルズの録音についていただいたメールと返答、そしてメールと三通のメールを
ご紹介します。何もかも、音の焦点、そしてもう一つは、英国録音のクセのせいで、
ビートルズの録音が良くないと思われていることが、分かると思います。ジャズや、
生録一発のライブほどに良いかというと疑問ですが、想像しているよりは、ビートル
ズの録音は、ずっといいです。

■M’さんからいただいたメール:

こんばんは。くだらないメールで申し訳ないのですが、ビートルズの1963年の
オリジナルサウンドレコードのCDで焦点をまた出したのですが素晴らしいですね。

■私の返答:

そうですね、ビートルズは録音が良くないというイメージを誰もが持っていると思
いますが、焦点を合わせると別物ですね。

■M’さんからの返答:

こんばんは。携帯から失礼します。それです。みんなTHE BEATLESは録音がよくな
い。と言います。
違います。私は気付きました。みんなの機材がよくないのです。
私は今THE BEATLESで焦点を出しました。個人差はありますが多分、いや間違いな
いです。このCD素晴しい録音です。まだアップルレコード社の時代のやつです。東芝
エミイの前です。ギターの引く腕が見えます。私の耳には生音に近いです。


▲△▽▼

N’さんのコメント:

プロケーブル様

お世話になっております。
東京の○○○です。

2度失敗していました8460の焦点合わせですが、
おかげさまでバッチリと決めました。
いろいろとアドバイスをいただきまして、ありがとうございました。
224.5cmのところで、録音された地声のニュアンスを
ほぼ漏らさぬような精緻なフラットが出ております。

自分の経験上では、フラットが感じられる帯域はケーブル5cm程
度の範囲しかないようで、音の焦点合わせとはなんたる
シビアで難しい作業であるかと、思い知った次第です。

さっそく友人を招いて音を聞かせたところ、あまりの生々しさに
絶句しておりました。音の焦点の話をしましたら目から鱗とのこと、
同じスピーカーケーブルで自分も挑戦したいとのことでした。


▲△▽▼

O’さんのコメント:

こんにちは、高崎の○○です。いつもお世話になります。Windows 画面と音についてなん
ですが、

Windowsの画面を右クリックしプロパティを選択すると画面のプロパティのウィンドが
現れます。テーマをWindowsクラッシックに、デスクトップをなしに、スクリーンセー
バーをなしに、その下の電源、電源設定を常にオンにし、デザインをWindowsクラッシッ
クスタイルに設定すると、もう一度「音の焦点」を調整しなければいけないほど、きつ
い音が出ています。

こんなことでずいぶんと音が変わるんだなと感心しました。

チャイムコード0.8ミリ、15mで合っていたのですが20mから詰めようと思っています。


▲△▽▼


P’さんのコメント:

プロケーブル様

いつもお世話になっております。
江別市の○○です。

先日は、丁寧なアドバイスを頂きありがとうございました。
おかけ様で、音の焦点がしっかりとあい、
今までとは全く違う、生音に近い音が出てきて、
こんな音が出せるのか!と正直驚きを隠せない状況になっております。
大変ありがとうございました。
WE16GAを5cmほど切ったところで、ちょうど良い音質になりました。

プロケーブル注:)
音の焦点の予備知識がないかたが、この種のコメ
ントを読まれた場合、一体全体、何を感じられるのでしょう。このか
たは、たったの5センチ切っただけのところで、「今までとは全く違
う生音」と表現されています。つまり、3センチ、5センチの世界は、
ベルデンやWEにとっては、超激変の世界であるということです。
音の焦点とは、それほどまでに、恐ろしいものであるということ・、
それを肝に銘じておかれてください。


▲△▽▼


Q’さんのコメント:

プロケーブル 様

堺市の○○です。

メインソースがCDPのとき、VVF1.6ミリで7メートルで、大体焦点が合っていたと思い
ます。

メインソースが iTuens+airma中心になると、VVF1.6ミリで12メートルで、焦点が合
うようになったと思っています。

XONE:62をプリアンプに導入して、焦点合わせのやり直しを考えていたところ、
チャイムコード0.8ミリの話題を見つけてトライしました。(安かったので)

20メートル巻きしか在庫が無かったので、まずは最長20メートルから視聴開始、
音が明らかにピンボケ状態と感じたので、1mカットで視聴(自分の想像では15メートル
ぐらいかな
と思っていたため大胆にカット)やや低音多目かなと感じましたが、いきなりピントがあっ
てしまってびっくり。

三日目に0.5メートルカットで、18.5メートルにしました。
私見ですが目の前でボーカルがマイク無しで歌っているような状態です。

VVF1.6ミリよりチャイムコード0.8ミリの方が、音の変化がはっきりと判り、大変調
整しやすいと思います。

長い間LPレコードは聴いていませんでした。
アレン&ヒースのフォノアンプ使いたくても、カートリッジが無かったので
シュアーのM44Gを買って25年前のトーンアーム(FR64S)に取り付けました。

渡辺真知子のLPとiTuens+AirMmac Expressの渡辺真知子のCDの音が
ほぼ同じに再生されます。質感は同じです。

昔LPの音もこんなにいい音で聴いて無かったよなー・・・・・・・・

今日この頃です。

プロケーブル注:)VVF1.6ミリで、12mで音の焦点が合っていたものが、チャイムコード
ですと、18.5mで合うとのこと。チャイムコードのほうが、少々長めで焦点が合うようで
す。


▲△▽▼


R’さんのコメント: 一度切ったったケーブルをつないで焦点合わせに成功!

Subject: 焦点合いました

ProCable様、
8460 215cm で焦点が合いましたので報告します。
焦点の音を実感できました。ありがとうございます。
焦点幅は0.5cmしかありません。この幅からずれると
短くても長くてもいけません。

255cmから10cm刻みでカットしていき、225cmからは
5cm刻みで調整し、215cmでオッという音になったのですが、
焦点の音を経験していませんでしたので、まだよくなるのでは?
と欲をかいて2cmカットしたのですが、それが運の尽きでした。
切り過ぎてしまいました。・・・が、貴社HPにスピーカーコード
のノイズは乗っても構わないと記述されていたことを思い出し、
無謀にもカットしたコードをつないで長くするという暴挙に
出ました。・・・成功です! つないでも長さが合えば
焦点は合います。これは焦点合わせをする時に重要な情報と
思い、報告することにしました。
さらに、いい調整テクニックを発見しました。
スピーカー側の皮膜露出部分を長めにします。5cm程度。
これで、スピーカーのコネクターとの接点位置をずらして
留めることによって3cm程度の幅の調整が可能です。

同時にTVから音を出した時に焦点が合っていないときは
音同士がかなり干渉しますが、焦点が合うと
ほとんど干渉がなくなりますね。TV自体の音も
調整されて出荷されているということですね。

8560 で 215cmであれば、WE16GAの焦点は300cm以上の
ところにありますね。前回は、WE16GAを300cmから
カットしていったので合わなかったはずです。

○○

プロケーブル注:)このかたも、焦点は0.5センチ幅しかないとしておられます。
生音に迫ってきたら0.5センチ単位に切り替えたほうが望ましいかもしれません。

なお8460で215cmであれば、WE16GAでは3m以上だったはずだという計算、
このかたの、その計算に注目されてください。

▲△▽▼

S’さんのコメント: デタラメな音響理論の「印」

プロケーブルさま

いつもお世話になっております。

おかげさまで本当に楽しいmusic lifeを過ごすことができております。
音響に関する最終回答、とても楽しみに待っております!!

その音響のことで、JRX115のセッティングをしているなかで、最近私が
感じたことをメールさせていただきたいと思います。

我が家の装置環境は、100V、アースあり、壁コンセントは WN1512、重
鉄タップ、PowerBookG4(AC+アース)、 AME(メガネ+アース)、ベ
ルデンiPod用ケーブル、D-45、WE16GA、JRX115、○-○○○スタンドで、
アプリ ケーションはiTunes、Soundflower、Airfoil有線 LAN、と
いう環境です。それで非常に濃密な音を奏でてくれています。

WE16GAは4.20m程度で焦点が合っている感じがしていました。

そして、 ○○○のHPを参考にSPの位置を調整していく と実は4.20mで合っ
ていたと思っていた焦点は、実は部屋の悪いエコーがかぶっていたために
少々ぼやけた状態の中で合った焦点だったようです。

SPの位置を変えて音響特性を追い込んで行くと、4.20mではきつすぎて、
現在は4.15mまでカットして焦点を合わせ ております。

つまり、部屋の音響状態が焦点合わせに影響していた、と考えられます。
SPの位置合わせの作業もまた数cm単位の作業で、これもピント合わせをし
ているかのようです。

ケーブル長で合わせる焦点が、いろいろな人達で微妙に違うのは、部屋の
音響環境の差がかなり影響しているのではないかと思った次第です。

SPの空間的な焦点合わせと、ケープル長で調整する時間的な(?) 焦点合わ
せの両方で煮詰めて行くことが必要ではないでしょうか?

そういった意味で、ぜひプロケーブルさまの音響の最終回答を早く世に
出していただきたいと、そう思った次第です。

○○@大阪

プロケーブル注:)注意してください。良い音響は音がシャープになります。
iPodなどでも、音が濃いほうが、すなわちより音がシャープなほうが正しい
音であると同様です。

定在波や必要のない音の反響が、音を曇らせるため、音がぼやけ、結果とし
て、WEやベルデンを、より長く引いて音を引き締める必要性に迫られるも
のです。

普通の置き方よりも、音がマイルドになったり曇ったりするのであれば、それ
こそはデタラメの、あてずっぽうな音響理論に過ぎないという「印」です。


▲△▽▼


T’さんのコメント: 恐怖の音の焦点・悪戦苦闘! 

procable様

1か月程前に重鉄タップ等でお世話になりました、群馬県富岡市の ○○ と申しま
す。

あれからアース工事、crown d-45、JRX115、音の焦点、と次々に取り組ませていた
だきました。

まだまだ先はあると思いますが、やっと多少落ち着きましたので、大変遅くなってし
まいましたが、感謝のメールを
送らせていただきました。

実は、音の焦点合わせをやっているときなんですが、最初左右各4mからはじめました
が、どこかのエリアが合っているけれども、どこか合っていないというような非常に
不安定な状況が1,5cmずつ切っても切っても続いてしまい、ひょっとしてスタート
が短すぎたのか?いや、もっと切ってみてダメならもっと長い状態からやり直すしか
ない、と内臓を焼かれるような葛藤を押さえ込みつつひたすら1,5cmずつ切ってい
きました。

しばらくすると、不安定ながら全部のピントが死んでいるようなとても悲しい音にな
り、いよいよ諦め気味になっていましたが、ひたすら1.5cmずつ切っていったとこ
ろ、突然、光が差したように音がまとまりだし、スピーカーが消え始めました。

うれしかったですね〜。あと、私はメジャーで測りながら切っていったのですが、同
じに切っているはずでも回数が多くなるとどうしても左右または同じ側の2本でも長
さがずれてしまい、特に左右の長さがズレたときはセンターの位置がズレる等(リ
ファレンスに左右のバランスが合っていればセンターからしか音のしないCDを使って
確認しました)音の焦点の存在を証明するような現象もおこっていました。

何とかある程度焦点が合っているとはおもうんですが、さらに切りたい衝動と戦って
います。

だらだらと長文失礼しました。 あまりにうれしくて^^;
これからも鬼門コーナーで勉強させていただきます。 ありがとうございました。


▲△▽▼

U’さんのコメント:

プロケーブル様へ

東京都の○です。

これで200V化とミキサー、Mac以外はプロケーブルさんの推奨システムになりました。
PCはNEC→有線LAN→AME→D-45→ZX-4
アースをとってメッキプラグには2P→3P変換プラグをかませる等の可能な限りの非メッキ化、
この段階で晴れて焦点合わせに挑戦しました。

事前に16GAの撚りを一度ほどいて長さを測りボールペンでおよその間隔で印をつけて、その
過程でズレが生じないようにしてみました。焦点合わせの経緯や耳で感じたことはHPの書き
込みの方々とほとんど同じです。リファレンスには「女性の声」との事だったのですが手元に
はそのようなCDは無く、とりあえず「風の谷のナウシカ」と「かもめ食堂」のDVDの音声を取
り込んでiTunesで再生してみました。バッチリです。しかし「かもめ食堂」の方はダメです。
最近の映画なのでデジタルミキサーを使用したのでしょうか。やはり音が薄いです。

 皆さん同様、始めは聴き分けられるか不安でしたが、今では最後に切った1cmが「5mm
にしとけばよかった」と後悔できるぐらいになりましたw。焦点に近づいた時、いつも聴いて
いる曲を聴くとその激変ぶりに驚きました。やはりある程度システム(条件)を揃えると焦点
合わせもラクなのだと感覚で気づきました。200V化や音響を整えるともっと簡単なのでしょう。

 最後に、焦点が合った瞬間思い出したことがあります。子供の時に聴いてた安物のラジカセ
の音です。あの延長の音だなと思いました。もちろんかなりの延長ですがwなんというか「逆
にあのラジカセの音ってまとまってたんだな」って感じです。

まさしくプロケーブルさんの書いてた「大量生産されてるスピーカー、安物ラジカセの方が遥
かにマシ」の一文です。オーディオにハマって紆余曲折してきましたが、まさか子供の時に聴
いてた音がこんなカタチで戻ってくるとは思いませんでした。感動を禁じえません。人間の耳っ
てスゴイんですね。プロケーブルさんには本当に感謝です。

                           東京都 ○

プロケーブル注:)
リファレンスが女性の声でなくてはならないという部分は誤解と思われま
す。人間の「地声」ならば何でもいいでしょう。性別は関係ありません。


▲△▽▼


V’さんのコメント: 凄いコメントが入りました!

○○です。ご無沙汰しております。

「音の焦点」の微調整・その方法、の中に『音がゆがんでいる場合こそが逆で、0.5
ミリで変わると感じるでしょう』とあるのを見て、
「ああ、やっぱりそうだったんだ」とうれしくなってしまいました。
スピーカーをJRX115にするまで、その0,5ミリに大いに苦しみました。

JRX115は本当に焦点合わせが楽ですが、それでも微調整では切り過ぎることを繰り返
してしまいがちです。
私の微調整のやり方を報告します。

200Vダウントランスには100Vの差し込み口が背面に6つ、前面に2つありますが、場所
によって音のシャープさが違うようです。
背面の向かって右側の下(ケーブルが出ている近く)が一番シャープで、次が右上、
中下、中上、左下、左上、前面の下、前面の上、の順番でだんだん音がやわらかくな
ります。

私はミキサーに接続している単体のアイソレーショントランスのプラグを、一番シャー
プな背面の右下に差し込み、スピーカーケーブルを1,5cmずつ切っていき、わずか
に切り過ぎたところで固定し、差し込み口の位置で微調節します。

このやり方で何度も成功しているので、気のせいではないと思うのですが。
けっこううまくいきます。
このやり方は、重鉄タップや特に長い長いタップを使ってもうまくいきます。

今日このメールを書くにあたって、音の焦点(基本中の基本)を見直したら、中にチャ
イムコードの記述があるので驚きました!
実は、今私もVVFの変わりに「昔の電話線」という0,8ミリの単線を使っていて、とて
も良いので報告しようと思っておりました。

スピーカーケーブルが細すぎると、音が軽くてスピーカーが芯から鳴っていないよう
に私には感じられます。
JRX115でもノーマルの状態だとVVF1,6だと細過ぎ、2,0の方が適正だと思えました。
内部の配線をWEの16GAにやり変えて音がスッキリと鮮明に、それでいて焦点は少しソ
フトな方向に変化しました。1,6ミリでもしっかりと鳴り、2,0よりも1,6の方が情報
量が多く、音の輪郭がはっきりするように思えました。

もう少し細い線ならもっと良くなるのではないかと考えて0,8ミリを試してみました
ら、2,0から1,6に替えた時に良くなったのと同じ方向で、さらに良くなりました。
2,0がツルンとしているとすると、0,8は音のうぶ毛が感じられるというのでしょうか、
ウッドベースが立体的になり、ドラムのスティックで叩く大太鼓の音色が良く分かり、
オーケストラだとファゴットがスルッと自然に聞こえます。低音の解像度が増した、
ということなのだろうと思います。
もしかしたら0,7か0,6か、もう少しだけ細いものが音質的にベストかな、という気も
するのですが、0,8でおおむね満足しています。

極細のより線である「ライカル電線」というのも試してみました。
0,8ミリの良さをさらに押し進めたようなすばらしさも部分的にはあるのですが、長
さを調節してもどこにもピントが合いませんでした。

以上、報告おわります。

音響についての発表、楽しみに待っております。 ○○○○

プロケーブル注:)
音の焦点は、すでに電源部分からはじまっている、これをまずは、
認識ください。タップ内の配線は並列です(交流電気なのですから並列にしか接続しよ
うがありません。乾電池でもないのに、直列配線のタップなどというデタラメな宣伝に
出会ったことがあります。これも要注意です。)
タップ内の配線は、そのほとんどが、銅の単線です。ということは、タップのコンセン
トの位置によって、微妙でしょうが、音の焦点が変わるのは本当でしょう。これを焦点
合わせに利用されていたかたがいたということです。音の焦点の微調整は、コンセント
位置でも出来るという認識は、正しいでしょう。
ただし、メッキプラグと非メッキプラグが無造作に混在している状態では、難しくなる
かもしれません。
メッキをタップの端のほうに遠ざけたほうが、メッキの力は弱くなるはずです。100V
環境のかた、ダウントランスのみのかたは、メッキをゼロにしてもいけません。最後に
残ったメッキプラグの影響力のコントロールにも使えます。
「音の焦点」の微調整には、非常に優れた方法として利用できるでしょう。


▲△▽▼


W’さんのコメント: 「音の焦点」は小学生の教科書に書くべきか?

お世話になります
ケーブル+プラグ届きました
朝に届くと仕事が手に付かなくて・・・・・

VVFですが間違って2.0mmを買ってしまいまして、途中で気が付いたのですが
でも、うん、いい音です
取り扱いが大変なのでチャイムコードを購入してみました
おもしろいですね、銅の単線なら2.0mmでも0.8mmでも長さが同じだとよく似
た音ですね。現在、7.2mです
もっと失敗するまで短くして、再度戻さないとこの焦点は分からないですね

こんな事をしていますと昔のバカなことが思い出されました。20年以上前です
パワーは大きいほどいいじゃないか(4344に○○○○○○○-○500をブリッジ接続)
スピーカーコードなんか無いぐらい短いのがいいのじゃないか(繋がる限り短く)
スピーカーコードはそりゃ金がいいだろろう、短いので金ロウの板が使えたの
で、それで接続
出てきた音は、それはそれは悲惨な音でした

プロケーブル様の音の焦点の記事がなければ、いくら綺麗な電源を得ても無駄
どんな機材を購入しても無駄、判断ができませんね
これは音楽か理科の教科書にでも書くべきです

プロケーブル注:)
「音の焦点」とは、事実音楽の教科書に書いて、小学生時期
から教育すべきほど、最重要なことです。でないと、音というものの正しい物理
的見解を、子供が知らないまま大人になります。そして、オーディオマニアのみ
ならず、メーカーの技術者たちから電気科専攻のものから、果ては大学教授まで
もが、音を扱わせた途端、又は、研究させた途端、
一人残らずフランケンシュタイン症候群に陥って、人生につまづいてし
まいます。
さらに、フランケンの研究成果など「デ・タ・ラ・メ」に決まっています。それ
を事実とされては、たまったものではありません。


▲△▽▼


X’さんのコメント:

ProCable様
ついにスピーカーが消えました!。
この状態がスピーカーが消えた?というのですね(正面から、ソファーで横になって聞い
ても、まるで海の中で?)右が、左が、高音が、低音が、中央の音が、という次元でなく
音楽が流れてきます。

エッジをボンドで固めたJBL4344です、D-45に繋ぎエッジが破れ修理するくらいなら貴社推
奨スピーカーでと思い購入済みでしたが(息子が持って行き同じ様にやってます)、どこ
まで出来るかやってみました。

アイソレーショントランス115Vに、ランケーブル(5m)でAirMac ExpressからD-45に繋い
で(115V)います。出力側もと思い、自作パソコンですがトランス100Vから三線のキャプ
タイヤ(7m)で繋いで、スピーカーケーブルは紅一点さん推奨のチャイムケーブルです。25m
から切って行き、19.?Mで合った時は…言葉が出ませんでした。すぐに息子を呼び遂に極
めたぞと!。息子曰く、フーム負けた、これからはなにするん?と、

後は音楽を聞くだけたいと答えました。

ProCable様には感謝するばかりです、これからも宜しくおねがいいたします。それと、い
ろいろやっている時「ホテルナンカイロウ」さんのエッジ張り替えの件気になりました、
情報も欲しいのですが、退職したら一度聴きに行きたいと思います。


▲△▽▼


Y’さんのコメント:

Subject: ケーブルが約二倍に

こんにちは、○○です。

cat7ケーブルやギガビットハブで音が「濃く」なった結果、シャープすぎるというか固す
ぎるというかとにかくキツすぎてまともに聞いていられない状態になってしまったので、
再び焦点合わせを行いました。

その結果、なんとTIVF31mという長さで落着きました。それ以前は18mで合ってましたから、
単純に言って1.7倍もの音の変化があったことになります。

私も実はここまで長くなるとは思っていなかったのです。サイトを拝見する限り30mオーバー
で合っている方がいないようなので、ホントにこれでいいんだろうかと不安にもなったので
すが、実は31mでもけっこうシャープな音が出ているのです。最初は35mから初めまして、
これだとすべての音が後に引っ込んだ状態でお話しにならず、34m弱あたりからいきなりグ
グっと前に出てきて、32mあたりでももうokかなという感じなのです。

最も私の場合、スピーカーのみプロケーブルさん非推奨のモノで鳴らしていますから、高能
率SRスピーカーだとまた違う結果になるのかもしれません。

とにかくこちらの環境ではここまで伸びてしまったと、自分自身でも驚く結果でしたので、
一応ご報告させて頂きました。

○○

プロケーブル注:)
これは非常なる重要コメントです。

鬼門コーナーの、

44)パソコンの驚くべき歴史
       ↑クリックしてください


上記で出たのは、AirMac Expressの使い方の最終回答です。

そこでは、AirMac Expressがアナログの重量盤(高音質盤)を越えてしまった!という、
想像を絶するほどの激しい衝撃が、参加されたかたとご覧になっていたかた、全員に走
りました。

音が濃くなればなるほど、音の焦点は、激しく近づいてきます。

ここまで来ると、クロスオーバーが必要です。クロスオーバーは、dbxあたりの安いもので
とりあえず十分と思われます。

上記、カテゴリー7というランケーブルが出てきますが、ベルデンランケーブルの最良のも
のは、それより遙かに優秀としておきます。カテゴリー7の改善点は高域だけです。ベルデ
ンの最高級のランケーブルは、全域にわたる改善が成立してしまいます。この違いは非常に
大きいものです。低域・中域も音が濃くなりますから、上記ほどケーブルを伸ばさなくてい
いかもしれません。日本製のランケーブルの技術では、いくら頑張っても世界の超一級品に
は、とても勝てないというのが実情です。


▲△▽▼


Z’さんのコメント:

procable様、こんばんわ。
神奈川の○○です。

焦点あわせが完了しました。今回は完璧です!
前回はちょっと切りすぎてしまったので
今回は慎重に、5cm切って、また5cm 切って最後に
3cm切りました。

低音と高音のバランスが絶妙で全く違和感がありません。
これが本当のフラットなんでしょうね。
拍手の音やMCなどはすごいリアルです。
あと1cm切ったらどうなるかという誘惑に駆られますが、止めて
おきます(^^;
今までで一番の音が出ています。当分、この音で満足できそうです。
本当にありがとうございました。

ところで、アレン&ヒースのxone02を注文しちゃいました。
でも納期が2ヶ月後なので、しばらくおあずけです。
ミキサーが来たらバランスケーブルを注文しますので、よろしくお願い
します。

では。
https://procable.jp/setting/28.html


29. 中川隆[-13522] koaQ7Jey 2018年7月01日 20:58:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16300]
>>28 - 音の焦点(基本中の基本)- の続き


- 「音の焦点」の微調整・その方法(生音の解釈)-
https://procable.jp/setting/42.html

下記は、あるお客様とのメールのやりとりです。音の焦点の「微調整の方法」につい
て、そして私なりの「生音の解釈」について、記しております。どなたも応用できる
と思いますので、掲載します。

■Aさんからのメール

いつもお世話になります。

今日も誘惑に負けて1.5cm切りました。
ますますスゴイ音になってしまいました。もう焦点も合ってる気がするんですが、

今日は、嫁が「うーん・・・あとほんの少し切ったらどうなるんやろ?」
ですと。夫婦の会話が弾みます。

実は質問がありまして、SPのセッティングなんですが、
今までそんなこと真剣にやったことがないんですが、
何かポイントはあるのでしょうか?

1.SPから試聴位置までの最低距離
2.SPの角度
3.SP間の幅
4.SPの高さ

1は、正面から聞くのもいいのですが、離れて寝転がって聞くとたまらなく雰囲気の
いい音に聞こえるので

2、3、4は・・・知りたいので。JBLが私の部屋の主になると置く場所も考えない
といけません。有る程度知っておきたいので、何卒ご助言お願いします。

■私の返答

○○ 様

プロケーブルです。

お世話になります。

切りすぎが一番こわいので、それ以上は、切ったとしても、
0.5センチ、5ミリ単位で、様子をみてください。

スピーカーのセッティングは一筋縄ではないです。

近々、JBL115のセッティングの最終回答・音響を
発表しますので、それをお待ちください。
説明しはじめると非常に長くなります。

■Aさんからの返答

ありがとうございます。
やっぱりそうですか!
5mm単位ぐらいですよね?
相当微妙な話になってくると思ってました。
しかし、本当にケーブルの長さがこんなに
音に影響を与えるとは驚き以外の何物でもありません。

今回の件で、ポテンシャルの高いものほどセッティングが
シビアになると気づきました。
また改めてD45の性能は「本物のSP」でないと
なかなか分からないだろうと思いました。
スピーカーには信じられないぐらいの再生能力がある。
それを引き出すには本当にD45が不可欠ですね。
普通のシステムで一聴していい音などという判断では
絶対にスピーカーの能力なんか判断できるはずがないですね。
逆に「WEのSPは危険です」とおっしゃるのも肯けます。

ProCable様の言われる「フラット」という言葉の重みを
機材を換え、ケーブルを切るたびに感じます。
ではセッティングの最終回答を心待ちにしています。

■私の二通目のメール

○○ 様

スピーカーのフロント側を、5センチ、漫画本でもいいですから、
下に噛ませて、フロントだけ持ち上げて、仰向けにしてみてくだ
さい。一気に音がシャープになります。それは切りすぎた時の対
処方法にもなります。

つまるところ、生音の解釈が難しいでしょう。「楽器の」生音は、
想像よりもずっとシャープです。で、ちょっとだけシャープぎみ
が良いのか、微々たる度合いでシャープぎみがいいのか、それと
も、生音はシャープではない、という解釈をするのか、これは人
によって違いますが、自分の解釈に従ったところで、微々たる違
い、そこで、いづれが生なのか、迷うのです。

女性ボーカルの声、これは目前で歌われれば、シャープに決まっ
ています。頭にキンと来るような音でしょう。

ところが迷いますね、

こういう時、私は生ギターにリファレンスを切り替えます。
フラットは、縦一直線にギターの六本の弦が並びます。
すると、アルペジオを奏でる指、ストロークの腕が目前に見え
て来るのです。そこがフラットのポイントです。そのポイント
での歌声は、やはり少しシャープです。

■Aさんからの再度の返答

うーん・・・まるでかゆい所に届くような
私の悩みをズバリ見透かしたような
細木数子のような・・・
アドバイスありがとうございました。
本当に恐縮です参考にさせていただいて
調整します。

プロケーブル注:)
クラシックのかたがた、特に演奏者のかたがたは、
生音は柔らかいという解釈をする傾向があります。その他のジャンル
のかたは、全く逆の解釈、生音はシャープだとする傾向にあります。

このこと一つとってみても、生音の解釈というのは、非常にやっかい
なものである事が、分かります。

結局のところ、最後の「音の焦点」の微調整は、見事に録音されてい
る生ギターあたりしか、あてにならないと考えてもいいくらいです。

といって、最初からギターの音を使ってはいけません。最初はあくま
でも、地声で歌うボーカリストの「声」です。または、ライブ途中の
しゃべり「声」です。

オペラ歌手など、声を器楽的に使うケースでは、その逆で、全くあて
にはなりません。これは要注意です。我々が子供の頃から慣れ親しん
でいるのは、しゃべり声ですから、それは、すっぴんの「地声」です。

なお、音の精度が高いほうが、焦点は多少おおざっぱでも音は合いや
すいと感じています。それが、1.5センチ単位ということです。
それに無理があったとしても、1.0センチ単位で十分でしょう。

音がゆがんでいる場合こそが逆で、0.5ミリで変わると感じるでしょ
う。迷うでしょう。しかし、音が多少なりともゆがんでいるケースの
ほうが、総じて圧倒的に多いわけです。

スピーカーの置き方一つ、又は電源部の欠陥一つで音はゆがんでしま
います。その意味では、0.5ミリ単位でいいとは思いますが、あまり
細かく考えず、1.5センチ単位程度でもいいでしょう。

いづれにしても、音を聞きながらの調整になりますので、行われるか
た本人さんこそが、そのシステムでは、どの程度の調整が必要かは、
やっている間に理解されていくはずです。

▲△▽▼

お客様の声


1番さんのコメント:

こんばんは。○○です。
■「音の焦点」の微調整・その方法(生音の解釈)

読まさせていただきました。まさに私もそこで悩んでました(犬にちぎられましたが)。多分皆さん100Vだと1m80ぐらいで悩んでいるのではないのでしょうか?(個人差はありますが。)

私もいつも誘惑されます。あとちょっと切ろうかな?と。みなさんはだいたいどのくらいなのでしょうか?

プロケーブル注:)こればかりは個人差がありますが、18GAですと、1.8mから1.9m前後が平均ではないでしょうか。ただ、それで足りない場合も実際に多発していますので、これは目安としてください。

誤解されてはならないのは、音の焦点合わせは、自力で行う必要があるということです。誰に聞いても分かりません。音を聞きながら本人が調整するしかないことですから、本人にしか分からないのが当たり前と、認識ください。目安はあくまでも、目安に過ぎません。


▲△▽▼


2番さんのコメント:

配電盤問題!

追伸:コンセントのメッキのことです。
我が家は3年前に建て直したのですが、分電盤が省スペースになっておりサイズが小さくなっています。

当然ブレーカーも大変小さくなっており、本体を止めるためのねじはありません。2本のメッキされた金属バーに「カチッ」とはめ込む仕組みです。(このメッキは法律で決まっているそうです。)
AirMac Express用の非メッキメガネ電源ケーブルで驚きましたので、ちょっとやってみました。

漏電ブレーカー 20AのOC付(漏電ブレーカーに通常のブレーカーがついたもので、端子はねじ止め)を、電力会社の電流制限器(大きなブレーカー)の後ろに接続します。200Vダウントランス(市販品のためメッキプラグ)のプラグを切り捨てて、IVケーブルと圧着端子で直結します。

サイトに書かれていることが現実のものとなりました。この音を表現する言葉が見つかりません。これ以上の音がレコードから出るのだろうかと思うほどです。市販品のメッキプラグの所為か、それと合せてブレーカーの所為か確認はしていません。自宅の分電盤を見て試したい方がいましたら、必ず電気工事士にお願いしてください。

プロケーブル注:)最新の配電盤は、ろくなものではないことが、このことから判明しました。上記のような最新の配電盤が設置されているところは、音の焦点合わせをされる前に、配電盤を旧式に変更したほうが良いと言えます。

なお、法律で決まっているというのはデタラメで、法律は単に錆びにくい材質と規定しているだけです。それをメッキで安易に逃げているだけです。ならば、壁コンはどうなんだ、中をのぞくと非メッキばかりではないかと問い詰めたくなります。壁の中のほうが湿度は高いはずです。

見えないところはメッキの手間を省いているというだけです。こういうことは○○電気からして、問い詰めたくなります。メッキしなくとも錆びにくいと彼等自身が言うのであれば、あらゆるものにメッキすべきではありません。

子供ではないのですから、白か黒か、はっきりした考え方をすべきです。


▲△▽▼


3番さんのコメント:

配電盤問題 その2

プロケーブル様

いつもお世話になっております。

分電盤のブスバーのメッキまでは気が付きませんでした。お恥ずかしい話ですが、うちの分電盤もメッキでした。焦点合わせがうまくいかないわけですね。

早速、メインブレーカーの端子とメッキのバーの直結部分を電線に替えて、一応ワンクッションさせました。

そしてオーディオ用コンセントの分岐ブレーカーの一次側線は、メインブレーカーの端子からから直接電線で取り出しました。

焦点合わせは、もう一度最初からやり直しですね。

うちのはタテ型(分岐ブレーカーが縦2列に並んでいる)の金属製分電盤ですが、おそらくタテ型の分電盤はほとんどがメッキバーだと思います。20年くらい以前のものはこの限りではありませんが。

最近のヨコ型の住宅用分電盤でも、メーカーによってはメッキでないものもあります。チラッとカタログで見ただけですが、松下製はメッキ、内外電機製は非メッキのようです。他にも何社かありますが、白黒カタログなので確認できません。

製品仕様書にもバーのメッキ、非メッキまでは記載されていないと思いますので、新築や改築で取替え等の場合は、面倒でも業者に確認してもらうしかないですね。(業者の立場からすれば、なんて細かいことを聞いてくる客なんだ!って感じですが^^;)

以上、ご参考になれば幸いです。

○○○○

プロケーブル注:)
電気のプロのかたからコメントが入りました。貴重な情報ですので、参考になると思われます。内外電気製の配電盤がねらい目です。

なお、本人様より、電気工事士の資格を持っていない方は絶対に自分で改造をしないように、特に注意が必要ですとメールで追加コメントをいただいております。素人の工事は大変危険とのことです。


▲△▽▼


4番さんのコメント:

丁度一年前にプロケーブル様のHPを知る事が出来たお陰で
音楽への情熱が再燃し、大変充実した時間を過ごす事が出来た
一年間でした。
音楽を聴いている時に機材の事を意識しないで、純粋に観賞に没頭できる事の
喜びを日々感じています。

特にJBL JRX115とVVFによる音の焦点合わせによるセッティングは
本当に感動しました。

「最も調整を望んでいるのにアプローチする事が出来ない」ぼやけた音に対し、
今まではスピーカーの位置移動やユニットの取り付けねじの締め付けトルクの
強弱でしか調整(にもなりませんでしたが・・・苦笑)することは
出来ませんでした。

機材の買い替えによって、緻密な調整など出来るはずもない事は
解っていたのですが、さりとて音に対して
微調整をする方法が全く解らなかった・・・

カメラのピントを合わせるのに
レンズを調整すればそれで事足りるはずだったのに
その調整方法が解らないがゆえに
カメラを持って被写体に対し前後に距離を移動する・・・
くらいならまだましだったのかもしれませんが
レンズを換える
フィルムを換える。
ねじを増し締めする。
果てはカメラ自体を買い換える・・・
しかしこんなことをいくらやってもピントが合うはずが
ありません。

オーディオと呼ばれるジャンルはそんな的外れな全く意味の無い
頓珍漢なことを美辞麗句で、さも意味があるかのように宣伝し
ひたすら機材を買い替えさせ続けていたのではないか・・・?

JBL JRX115の音の焦点のセッティングをした音を聴くたびに

「真実は音が教えてくれる」

そう実感しています。

最後になりましたが、「音響」の発表本当に楽しみにしています!

またまた長文になってしまいすみませんでした(苦笑)。
それでは失礼させて頂きます。

                  ○○○○


▲△▽▼


5番さんのコメント: iTunesの「サウンドエンハンサー」の扱い

お世話様です、東京の○○です。

やっと故障したアンプが戻って来て、御社の製品をつないでいく
うちに何となく自分にもメッキの弊害が音として解ってきました。

メッキの弊害は音楽の全帯域に深く影響を及ぼしているんですね。

最初に医療用壁コンセントを1512Kに指して聞いた時には中高域の
ノイズっぽい音がなくなって低音がリアルになったなあと喜んでいた
のですが徐々に非メッキプラグに変えていく過程で気が付きました。
非メッキが進むとどんどん低音の分離が良くなっていきます。
御社のHPを知るまではバスレフSP特有の箱鳴りかと思って
いた低音が見事に分離してきれいに響く様になりました。

最後には一番悩んでいたスピーカー背面のバスレフポートから出て
くるうっとうしい低音が(多分37Hz〜42Hzの音です。定在波なのか
f0の暴れなのかは解りません。)気にならないレベルになりました。

さて、本題なのですが御社の製品を全てつないでからSPの焦点合わ
せを進めていくと突然音が不安定になりました。
ある音源では音がピーキーになり別の音源では音がぼやけている様
な感じです。

いろいろ探っているうちに原因が分かりました。

あ〜恥ずかしい!PCを20年以上使っているのにこんなどんくさい
ミスをしてしまうなんて・・・。

御社のHPに掲載されている方々には初歩中の初歩以下のことなので
参考どころか「お前馬鹿じゃん。」と言われそうなのですが、御社
のHPにはPCに詳しい方ばかりではないようにお見受けするのでまた、

御社のHPにもこの記述はなかったように記憶していますのであえて
大恥を忍んで書きます。

当方の環境では「iTunesの環境設定=>再生=>サウン
ドエンハンサー」の設定がデフォルトでONでした。

設定をOFFにするとより低音がリアルにそして前に出て来て、さ
らに濃い音が出てきました。

そしてこれはSPケーブルを切った時の変化とかなり似ています。
下手をするとケーブルを切りすぎてしまう可能性もある訳です。

私の場合は今後のことも考えて多少マージンをとって切っていました
のでなんとか踏み止まりましたがそれでもドンピシャか多分若干切り
過ぎの状態です。

CDPとの音の差に浮かれている中でついつい見逃してしまいました。

御社のHPにやっとのことでたどり着いたPCを知らない悩める方々の為
にも圧縮の有無の件と共に上記の設定も追記して頂けないでしょうか。
宜しくお願いいたします。

アホな○○より

プロケーブル注:)小さいスピーカーの場合は、オンもあり得そうなと
ころではありますが、一般的には、オーディオには、サウンドエンハン
サーはオフが正解でしょう。オフが、「フラット」です。


▲△▽▼


6番さんのコメント: クロスオーバーの選択

プロケーブルさん、おはようございます。○○です。

土曜日、ケーブル類と一緒にクロスオーバーが届きましたんで、まだTIVF来てないんですけど
早速接続してみました。マリンコを接続してミキサーとD-45の間にとりあえず88760をHighで
繋いでみました。dbxの223XL(ツーウェイ用)はD-45の上に適当な箱挟んで乗っけました。

そしたら・・・ポン付けで焦点が合いはじめてしまったんです。びっくりです〜。

高域ツマミは下げると音量そのものが下がるので、この場合の標準と思われる12時の位置でデ
フォルトにしてます。ゲインは全開。それ以外のツマミは8時の位置で全閉です。クロスオーバー
つまみは結局いじりませんでした。JRX115なのでステレオ2ウェイ設定です。説明書がプロユー
ザー前提なので、このへんはみんな勘ですw

で、高域ツマミをそこからたった半目盛り上げたトコロでいきなり生音に近付いてしまいました。
いつものフェーダー位置にしてあるミキサーの0db目盛りと比較して、音量的にはD-45のボリュー
ム1クリックの半分程度上がったぐらいでしょうか。

VVFは10mしかないので、音を柔らかくするには全然足りない長さだと思っていたんですが、ハ
ブ挟んでからこっち、まるでラジカセみたいな音だったのが、急に活き活きとしてボーカルが艶
やかになり、すぐそこで歌っているようです。

音が前に出てたのは今と変わらないんですが、なんか死んだような音だったんですよね〜。

刺身と泳いでる魚ぐらい違います。

反対に高域を下げたらどうなるだろう・・・と思って10時ぐらいまで下げてみたらパワーアンプ
を3から6クリックに上げないと追いつかず、音楽も低音がボヨンボヨンになってしまって駄目で
した。12時近辺であってるようです。

200m巻き×2本のTIVFが届いたら、ある程度切り詰めて(50mぐらい?)再度焦点に近付いてみよ
うと思っています。

しかし驚いたのが、この223XL、全く音質劣化が無いのです。3万円にも満たない金額で、今の
私の機器と互角に渡り合えて制御出来るこの性能・・・私は超一級品だと思うのですが、どうで
しょうか?これよりさらに上があるのなら空恐ろしい気がします。

あくまでSPケーブルで焦点を追い込むのにこだわるのも良いのですが、音源がこの短期間(たっ
た半年)で比較にならない程シャープになった体験を踏まえると、切ればすむWEやベルデンと違
い、伸ばさなければならない銅線は不利です。常に先を見越してマージンを取ってないと正直やっ
てられません。

むしろポン付けで一気に生音に近づけるのなら、プロケーブル推奨システムを構築する人にとっ
ては真っ先に必需品なのではないでしょうか。特に初心者にとっては大いなる手助けです。

プロケーブル注:)
dbx 223XL以上のクロスオーバーはあるのですが、プレミアムもので非常に
高いですし、現行品では存在していません。安いという意味で、また、可変可能な範囲が広いという
意味ではdbx 223XLで十分でしょう。なお、クロスオーバーの使い方につきましては、インター
ネットなどに、必ず詳しいところがあると思います。

こういう時、しっかりした楽器屋さんで購入しないと、アフターフォローがなされません。使い方
の分からないかたは、少々高くても、もよりの大手の楽器屋さんを選んでください。

又は、「クロスオーバー 使い方」として、ネットで検索されて調べられてください。JBL115の
場合には、後ろの蓋を開けて内部のユニットそれぞれにはんだ付けする必要があるかもしれません。

各ユニットがネジを備えていれば、ネジ止めでいいですが、ネジがなければハンダ付けです。

なお、これは非常に重要なのですが、クロスオーバーに持ち込むには、優秀なアンプが二台必ず必
要です。そこでコスト増しになってしまいますので、今まではケーブルでの焦点調整をお勧めして
きた次第ですが、AirMac Expressで音が濃くなり過ぎてしまっていますので、それももはや限界か
と感じ始めている次第です。

■クロスオーバーの使い方について追記します。

大半のサイトなり、ご相談された相手のかたは、低音用(ウーファー用)のアンプ、高音用(ドラ
イバー用)のアンプとを、分けることを記述しているなり、お勧めしたりするものと想像します。
ネットを見たわけではないですが、これは見なくとも想像できます。

それらの情報はデタラメであり、これもまた信用されないでください。泥沼しか、オーディオには
存在していません。

D45レベルの優れたアンプを用いる場合には、右チャンネル用に一台あてがって、その一台に片チャ
ンネルの低音も高音も受け持たせてください。

左チャンネルも、全く同様とします。一台のアンプで、左のスピーカーを全部鳴らすという形です。

理由は簡単です。左右の干渉がこれで皆無となります。ボロいアンプだからこそ、低音に向くとか、
高音に向くとか、わけの分からないことが当たり前になっているのです。理由は、ボロいからです。
低音から高音まで全くスキの無い優れたアンプを使う時には左右にアンプを振り分けてしまうほう
が正解となります。


▲△▽▼


7番さんのコメント: JBL115の使いこなしには「音の焦点」が必須

プロケーブル 様

目が点になった○○です。お世話になっております。

本日、ついにJRX115が届きました。期せずして、同じ便で貴社のケーブルが届き、
幸先良くセッティングをスタートできました。

まず、変換プラグの害を排除すべくAMEのケーブルをXLRに交換。やはり見通しが
一皮剥けたように晴れました。

次にLANケーブルを交換。音の濃さや余韻が全く違います。さすが、ですね。

いよいよ、ケーブルごとスピーカーを交換しました。とりあえず床にべた置き、
8460は2.5mのまま音出ししました。

結果は・・いまいち。高音がきつめで平坦です。
そうか、これが焦点合わせへの第一歩か。

あまりにきつく感じたので、10cmずつバサバサ切っていきました。

そして2.2mで聴きやすくなりました。しかし、どうも上下のユニットがばらばらに
感じます。どうしたものか。

そこで先達のかきこみを思い出し、隅には置けないのですが思い切り内側に振って
軸線を自分より前でクロスさせるようにしました。すると、なんとスムーズなこと!
これでひと段落かと思いました。

しかし、しばらく聴いていると悪くは無いのですが多くの方の書き込みのような圧倒
的な音ではありません。むしろおとなしめの音。

ひょっとしたら、これが切りすぎと言う奴か!

また先達の書き込みを思い出し、取ってあった10cmを継ぎ足すと、ややきつめながら
音が生き返りました。そして今度は慎重に1cmずつ調整し、ついに
これだ!というところまできました。225cmで様子を見ます。
ただ、じか置きはやはり良くないので今度発泡スチロールのブロックでも用意し、
当座はしのぐつもりです。
なにせ、音響の最終回答が待ってますから!

確かに、これは扱いが大変です。音の焦点を知らなければ、とても家庭で
使いこなすことは無理でしょう。本当にProCable様と、多くの先達に感謝です。

AME・驚愕の最終回答の後、多くの反響があることと思います。
対応に追われる日々でしょうが、(私も含め)どうか体をいたわり末永く
店を続けてください。
うんこに向かって「お前はうんこだ」と言える店は他にはほとんど無いでしょう。
なぜなら、彼らはうんこに群がるハエだからです。彼らにとってうんこは(金にな
る)ご馳走なのです。

また引き続きお世話になります。どうぞよろしくお願いします。

○○ ○○


▲△▽▼

8番さんのコメント: アナログレコードプレーヤーの名機??

Subject: まいった。

procable様


お世話様です。

1.5cm切っただけで自分の部屋ではspeakerの存在が消えました。

もう、1.5切れないですね。


ホント、有難うございます!

でも安心しました。とりあえず、現在のシステムもそんなに悪くないんだと確認できました。


ホームページ、隅々見させていただきます。なんども。


なんとなく、不思議な感覚。 おもろいです!


チョッとプロケーブルさんにお聞きしたいのですが、今までのご経験から一番すばらしい
アナログプレーヤーなど印象に残ってるものございますか?


単体の、アームなんかも含め教えていただけると嬉しいですね。


プロケーブル注:)
私はアナログプレーヤーのことまでは知りません。が、アナログプレーヤー
の善し悪しなどの「神話」は、すべてデタラメであり、ウソだと感じています。アナログプレー
ヤーもまた、デタラメがまかり通っている世界でしょう。

割といいもの、つまりヤマハのGT2000あたりならば、あとはリード線、トーンアームの中の
配線、本体から出ているケーブル部分、そのあたりを完璧にすれば、世界最高と言われている
ものすら、簡単に越えれると思っています。アナログの盲点はケーブルです。トーンアームは
重要でしょうが、それはYAMAHAのGT2000並みのものなら十分でしょう。

その内部に使われているケーブルの品質を考慮せずして、このプレーヤーが良い悪いと言って
いたところで仕方がないのです。

全くの時間の無駄に終わるであろうと断言できるほど、ケーブル部分がその音の大半の要素を
占めているだろうということは、分かり切っています。エレキギターやベースギターなどの名
機というものも、全く同様です。そんなものは、大半の理由が、内部配線の品質だけです。

しかしです・・、ここの44番コメント集と45番コメント集で、発覚したことですが、

アナログ高音質盤が、いとも簡単に、たった11800円の、AirMac Expressの音に負けて以後、
アナログの初期盤(アナログの歴史的王者、一枚数十万円以上)までAirMac Expressの出す音
に追撃されているようでは、わざわざアナログに大金をかけている意味など全くないです。

(注:アナログを本気でやろうとすると、最低でも数千万円というほどの、莫大な金銭を投入
しなくてはなりません。その種のことは趣味の範囲を越えてしまっています。)


▲△▽▼


9番さんのコメント: カーステレオにはチャイムコード!

プロケーブル様 

お世話になります。
先日カーオーディオ用のケーブルはチャイムコードがいいとお聞きしましたので
試してみました。
正直安物の一本線の細いケーブルということで半信半疑でした。

モニターPCの1メートル800円のケーブルを使っていましたが激変です!
音の曇りがほぼとれたようでイコライザーも不必要になりました。
モニターPCの30分の1の値段です。

ケーブルの長さを調整すればさらに良くなりそうです。
今はすべて5メートルでそろえていますが、車は左右で距離が違います。
その辺を踏まえて音のピント合わせのポイントはありますか?

プロケーブル注:)
カーステレオはバッテリーです。したがって、当店でいうところの
ダウン&アイソレーションのレベルの電源に匹敵します。カーステレオは全てのスピー
カーが横を向いていますから、高域が殺されてなんとか聞けるというだけで、実際には、
相当にシャープな音が出ているものです。例しにオーディオ用のスピーカーを持ち込ん
で運転席に向けてみるといいです。ダウン&アイソレーション並みの濁りのない、大量
の高域が出ていることが分かるはずです。ということは、音の焦点を遠ざける方向で、
およそいいということです。それにはチャイムコードがベストになります。しかもチャ
イムコードは、完璧フラットです。

カーステレオ用のケーブルなど、全てボロいと断言します。

振動しないような対策をしているケーブルでないといけないと、カーオー
ディオ屋が言っていると、お客様から聞いたことがあります。

冗談もほどほどでないといけません。

光のスピードに匹敵する電気のスピードに対して、何が物理的振動ごときの超スローモー
ション程度の動きで音など変わるものですか。相手が光並みのスピードという前提で考え
れば、誰でも分かることです。

振動の一往復分の、一千億分の1以下の段階で、音はスピーカーまで到達してしまってい
るはずです。

カーステレオのオーディオ地獄は、通常オーディオに負けないくらいの深みが
あります。ご注意ください。何もかもが、デタラメばかりの世界です。

なお、音の焦点に関しては、ご自分で試行錯誤して行ってくださいと返答しています。
音の焦点について人に聞くのは全く無意味です。自分の耳しか信用してはなりません。
私に言えるのは、あくまでも自分の経験内での平均値だけです。

カーオーディオ屋の語ることなど、全て、切って捨ててください。


▲△▽▼


9番さん再登場!: カーステレオにはチャイムコード・その2!

プロケーブル様
お世話になります。

チャイムコードの音は最高です。ありがとうございます。
カーオーディオ仲間に音を聴かせてメーター10,000円のケーブルだと言っ
てみたらこの音でその値段は安いとおっしゃいました(笑)

先日おっしゃった通り5メートルのチャイムコードを切って音のピント合わせを
試みました。家庭用と違い、車なのでツイーターとウーハーそれぞれ独立してい
てバランスを考えて切らなければなりません。
右の音と左の音は当然距離の差分違いますので左右長さを変えなければならない
のかもしれません。ただ今試行錯誤中です。

ここで問題が発覚しました。
チャイムコードが今までの縒り線に比べて堅いためケーブルが綺麗に隠れません。
無理矢理入れると隙間ができて雨漏りします(苦笑)
縒り線は曲がるし融通が効くので何とか通りましたがこれは大問題です。
もし通すことがこのままできなかったらまた今までのボロケーブルを使わなけれ
ばなりません。本物の音を知ってしまったからには絶対に戻れません。

いろいろ考えました。
先日プロケーブル様には「太さではなく長さ」ということを思いだし、
丈夫で細くて車の隙間にきちんと隠せる単線を探しました。
ありました!
身近に使っているLANケーブルは種類によって単線の物もあるということがわ
かりました。

これがまた単線とはいえとても細く8芯ある内の1本の太さはせいぜい0.5ミ
リ程度です。チャイムコードの半分くらいです。

びっくりしました。チャイムコードとほぼ同じ音でした。
聴覚的には全く問題ないですが電気的なインピーダンスの関係では問題があるか
もしれませんが(苦笑)。ちなみに私のは4Ωのスピーカーです。
私のシステムに問題があってこの差が出ないのかもしれませんが、少なくとも今
まで使ってきたスピーカー用ケーブルよりは遙かに高音質です。これは間違えあ
りません。

LANケーブルの材質が銅の何かは知りませんが、今まで私が大金を出して試し
た 8Nケーブル、クライオケーブル、極太ケーブル、シールド強化のケーブル
(車はノイズを拾いやすいということから?)は何だったのでしょう?すべてク
セがあるということがよくわかりました。特にボーカルの「さしすせそ」がうる
さく、イコライザーで無理矢理落としていたのですが、チャイムコードやLAN
ケーブルでは同じように出ていても全く耳に触りません。歌手の熱気、そして今
まで感じなかったバックミュージックの熱意まで伝わってきます。

私はまだ車でしかオーディオの経験が無く、本物の原音というものがわかってい
ないのではと感じました。
耳を鍛えることも兼ねて貴社のクラウンというアンプやWE、ベルデン等のケー
ブルを組み合わせてフラットで偽りのない音のホームオーディオも検討していま
す。

PS プロケーブル様がおっしゃるようにカーオーディオショップ(ホームも?)
の発言はデタラメばっかりです。それはうすうす気が付いていましたが・・・実
際500万かけたシステムも見た目ばかりで音質はイコライザーでごまかしただ
けのノコギリの歯のようにギザギザで無機質な機械音でした。


○○○○


▲△▽▼


10番さんのコメント: このかたも1.5センチ切っただけで合いました!

Subject: ご機嫌です!

procable様


毎度、お世話様です。
今日、WEのケーブル受け取りました。
1.5センチ
カットしました。

すごい!

procableさんにお会いした以来、私の人生はあたかもパイプカットしたかのよう、、

嬉しいやら、悲しいやら。

今回は前回の5mmカットで痛い目にあっていますので、これで様子を見ます。

今後ともどうぞヨロシクお願いします。

大変感謝しております。
お体に気をつけて私たちにより良い知らせ首を長くして待っています。

○○

▲△▽▼


11番さんのコメント: JBL JRX115 クロスオーバー化大作戦

プロケーブルさんおはようございます。○○です。
ようやく暇ができましたw報告させていただきます。

その前に声を大にして言いたいです。D-45の非メッキ化についてなんですが、これは100Vアー
ス環境下でもダウン&アイソレーショントランス電源(100V仕様)では非常に有効でした。

パワーアンプだけメッキを残すとか考えなくてもいいです。タップは全て非メッキで良いです。
通常の200Vダウントランスと同じに考えてい いと思います。

ダウン&アイソレーショントランス電源を導入後、WE16GAを5mから切っても切っても、し
まいにはわざと短く切った50cmにしても音がシャープなままだったのでVVFを導入した経験
から、D-45の非メッキ化には躊躇しませんでした。大正解でした。

マルチアンプについて大体の事が分かったので、いよいよ実践をはじめました。

まずTIVF200m巻き1本をネットで追加注文して半分に。今度は全て100m以下で統一するので、
接続する4組の長い長い銅線を、買ってきた2kgの秤で長さ計測です。重さで切り詰めると本
当に同じ長さが正確に割り出せるんですね。正確さにこだわると切り詰め魔になってしまう危
険性もありますが(苦笑)長さを合わせるの に切り詰めた長さで推測ですが全組97m台で統一
出来ました。

JRX115の後ろ蓋を開けてネットワークを撤去し、TIVFをツイーターとウーファーに直結です。
内部を覗くと案の定、内部配線のOFC線は、ユニットにはんだ付けでした。

私ははんだ付けのスキルも道具もないので最初から考えてませんでした。取った手段は、直接
OFC線にじか付けです(爆)ユニット外すのもめんどくさいし、真夜中の作業なのでゆうちょ
うな事する時間もありません。ネットワークギリギリでちょん切ってOFC線をひきずり出し、
皮むいてTIVFにグルグル巻いて絶縁テープ。実にいいかげんです。

注意すべきは、JRX115のOFC線、皮膜に線がある方がマイナスでした。ネットワーク側でプラ
スとマイナスを良く確認するべきですね。

開けっぱなしもなんなので後ろ蓋は再利用しました。フォン端子からは2組のTIVFが入らず、
仕方なくスピコン端子を撤去したのですが、そのためにスピコンの配線を切って、後ろ蓋にネ
ジ留めされたネットワークを板ごと外してしまいました。もうオクで売り物にすらならないネッ
トワークは会社の金属回収箱逝きです。余 談ですがフォン端子内部のあまりに適当な造りに
笑ってしまいました。

クロスオーバーの配線接続はすんなりでした。説明書を読んで2ウェイ設定にしてローとハイ
に88760を繋いでD-45を片ch2台駆動です。

ここで以前いじらなかったクロスオーバーつまみを操作する必要が生じました。dbxの場合、
×10ボタンを押すと961ヘルツ以上に対応できるようです。JRX115はクロスオーバーが1600
ヘルツなので、目盛りが結構アバウトなのですが適当だと思われる位置に合わせました。

クロスオーバーのゲインはこの時全開でした。今思うと、それが後々になって苦労の始まりだっ
たのですが・・・

初めてD-45の電源入れた時には原因不明のノイズが出たりして(これはTIVFを留めてるD-45
のネジを一旦緩めて締めなおしたら解決しました)マルチアンプでSPが壊れた過去の事例を思
い出して冷や汗な瞬間もありましたが、無事に音出し出来た時の事は今でも忘れません。この
時JRX115の表面のネットを取り外しました。取 った時は「なんて間抜けな姿なんだw」と笑っ
てしまいましたが、今でもこの状態です。良く見ると作りがいいんですよね。肝心なとこは手
を抜いてないんです。

で、そこから出てくる音はクリアとしか言い表せない素直な音でした。特にボーカルの音域が
です。大昔に先人達がマルチアンプに熱中した理由がほんの少し解かりました。考えてみれば
アルテックの名器だって、マルチアンプ駆動前提ですよね。

この時はクロスオーバーによる焦点合わせが出来てなかったので、ネットワーク撤去前の生音
感には程遠かったんです。具体的にはドライバーとウーファーが別々に鳴ってる状態なんです
けど、それでも音質で勝っているのです。ネット外しとの相乗効果もあるんでしょうが、音が
解放された感じがしました。

JRX115の改造で定番の、ネットワークヒューズの短絡とか、内部配線のグレードアップとか、
フォン端子でSPケーブル接続とか、ケーブルを間違えなければ的を射た良い改良だけれども
『ひょっとしたらこの音質の前には小細工同然なのかな』とおぼろげに感じました。今では確
信に変わっておりますですが。

それからしばらくの間は、クロスオーバーの低域・高域ツマミをいじりながら過ごしていまし
た。

続きはwebで(笑)
また来週辺りに時間を作ってメールします。

プロケーブル注:)
中の配線と銅の単線を合わせることは極力避けてください。メッキ線材は
近視用です。銅の単線は、遠視用です。双方は決して相容れるものではありません。これは本
人さんにも連絡しています。次回のメールでは、さらに良くなったと報告が来るはずです。

なお、アルテックの往年のネットワークは非常に良品で、焦点合わせのほうが音が良かったり
するのですが、JBL JRX115はどうやらネットワークに問題がありそうです。焦点合わせより、
クロスオーバーのほうが音が良いということは、まさにそれを意味してしまっています。


▲△▽▼

11番さんからの緊急報告: JBL JRX115 クロスオーバー化大作戦(その2)

11番です。緊急報告させていただきます!!

JRX115、昨夜ユニットを外して見てみました。
配線はユニットにはんだ付けされてませんでした。取り付け金具に差し込まれてるだけでした。
後ろ蓋からだとウーファーの配線取り付け金具は全く見えず、ツイーターのそれがかろうじて
見える程度だったので見当違いをしてしまいました。

上下のユニットはどちらも、はんだ付けされてたのは配線の取り付け金具だけでした。コレが
ユニットのフレームにはんだ付けされていました。

配線は差し込み型の圧着端子を介して取り付け金具の出っ張りに差し込まれていました。圧着
端子の根元をしっかり持ってゆっくり引っ張ると手で抜けます。

外からでは闇雲に引っ張っても抜けないので、はんだ付けされてるものと判断してしまいまし
た。どちらも触って確かめる事は出来たのですが、そもそもどうなってるか分かってなかった
ので、どこからどこまでが何なのかナニも判断できず無意味でした。

取り付け金具の出っ張りは先端に穴が開いているので、そこに長めにひん剥いたTIVFを通し、
銅線部をグルグル巻くだけです。根元に向かって巻いた方がいいと思います。

VVFだと太すぎてちょっと難しいでしょうね〜穴の問題だけじゃなくて特にツイーターは半端
じゃなく取り付け金具が細いので。ちょっと曲げて反対に反らすと簡単に折れそうです。

取り付け金具は、ウーファーにはすぐそばに+のマークがついてます。ツイーターには無いの
で気をつけてください。ツイーターは取り付け金具の細い出っ張りの方がマイナスです。

JRX115のOFC線は言うまでもなくメッキです。確かにコレにピュアな銅線を繋げるのは乱暴な
やり方でしたね。

PA用途ならいざ知らず、一旦設置すればほぼ移動する事もないオーディオ用途ならば、しっか
り取り付け金具にSPケーブルを巻いておけば接触不良も起きないので、はんだ付けもいらない
です。こんな簡単に出来ちゃうなら最初からやっておけば良かったのが実感です。

ユニットを正面から外してまた取り付けるだけの単純な作業でしたが、それなりのコツがいり
ました。これも含めて後日この作業の詳細を改めてレポートさせていただきます。

とりあえず現状報告でした。

○○


▲△▽▼


12番さんのコメント:

Subject: D-75Aと音の焦点あわせの感想です

先日、D-75Aとケーブル類を注文いたしました、茨城県の○○です。
ご連絡が遅くなりましたが、機材は木曜日に届いております。
その日のうちにセットして鳴らしてみたのですが、鬼門の壁コン
セントを使っているままでは、これ以上聴かない方がいいと思い、
休日を待つことにしました。

土曜日に、壁コンセントの交換と専用アース工事をおこない、そ
れからは、iPod nanoを音源にして音の焦点合わせに熱中して
いました。

地声の方が判断しやすいとのことでしたので、ソースは
The BeatlesのFly on The Wall(Let It Be…Nakedのボー
ナス・ディスクです)を使いました。

これ、とんでもないお宝ソフトですね。スタジオ内の様子が生々
しく収録されています。

音の焦点があったとたん、ミキサー卓の前にいて、4人のやり取
りを聴いているような錯覚にとらわれました。
音楽を鳴らすと、アーティストの想いがダイレクトに伝わってき
ます。

音の焦点がどうこうといったことはどうでもよくなって、ただた
だ音楽に聞き惚れてしまいます。

これだけの音が出れば十分だと思ってしまうのですが、まだまだ
先があるのですね。

頂上からの景色を思うと、足がすくむような恐怖感さえ覚えます。
現状では、やっとベースキャンプ地にたどり着いたと言ったとこ
ろでしょうか。
(ベースキャンプといっても、チョモランマなら標高5400mです。
とんでもない高みにいることは間違いありません)

幸いにも、最終キャンプあたりまでのルート工作はすんでいるよ
うなので、周りの景色を楽しみつつゆっくりと高地順応してゆき
たいと思っております。

とりとめのない長い文章になってしまいましたが、プロケーブル
さんとコメント寄せられた多くの皆さんのおかげで、オーディオ
の楽しさと音楽の奥深さを再認識することができました、ありが
とうございました。


▲△▽▼

13番さんのコメント:

Subject: 音の焦点あわせについて

川崎の○○です。

ご無沙汰をしております。

プロケーブルさんのアドバイスを受け、JBL JRX115をようやく導入しました。

大きく変わりました。もちろん良い方にです。
今までのSPはなんだったのかと思うくらい高音の抜けが違ってます。

大枚をはたいて買ったあのフランスのSPは、なんだったのかとショックを受けてます。(笑)

今日メールさせていただきましたのは、基本の音の焦点合わせについてです。
今、片側50mのVVFでつないでおり、この2日間聴いてますが、今のところ違和感は
ありません。(前がひどすぎた?)

しかし、皆さんの様子をPROCABLEのHPで拝見しておりますと、焦点合わせで、
SPの存在感が消え、あたかもそこにプレーヤーがいるような生音となるとのことで、私
もやろうかと思っています。でも、今ひとつ自信がもてません。

最後は、試行錯誤で自身の問題ということになると思いますが、私の設備環境の場合、ど
の程度の長さが目安となるのか教えていただければと存じます。

HPを見ておりますと、比較的機器構成が近い方で、16mから17mの間で調整ができ
たとありますので、19mくらいのところから、1.5cmずつカットしていこうかと考
えていますが、いかがでしょうか?
50mから切り始めるには、ちと辛過ぎますので・・・・

お忙しいところすいませんが、宜しくお願い致します。

機器の構成

200V単相電源(アース対応)−ダウン&アイソレーション電源−D45ーAME(メガネケーブル)

プロケーブル注:)この構成、電源がバッテリー的で、さらに音源がAirMacですと、相当に濃
い音が出ていると思われますので、50mでおよそ近いところにあるでしょうと回答しています。
微調整が残るのみでしょう。

45番コメント集の氷壁クライマーさんが、AE線という0.9ミリの銅の単線を使っています。
0.9ミリは、扱うのには理想と思われますので、そのほうが調整しやすいかもしれません。


▲△▽▼


14番さんのコメント: 切りすぎたケーブルが、進歩とともに焦点が合ってきたかた

お世話になっております。○○といいます。
スピーカーケーブルの焦点合わせについて気付いたことがありましたので
メールさせて頂きました、私と同じ体験をして気付いた方も多いのかもしれませんが・・・
焦点合わせの件で皆さんよく1センチ切りすぎた!とか5ミリ位切りすぎた!とかのお話が
あるかと思いますが、私も、少し欲張って切りすぎたようで音が少し引っ込んじゃった?って
感じだったのですが、ちなみにWEの16Gです。
その後のプロケーブルさんの色んな有益な情報、たとえば、ベルデンのLANケーブル
や、iTunesの何度かの小刻みなバージョンアップ、AFDチューニング、ハブ(私はまだですが・・)と試して行く内に
結果的にばっちり焦点が再度あってきてしまっております。
切りすぎて、ケーブルを放っておいた方は、再度試してみるとバッチりOKって感じの方も多いと
思います。以上大きなお世話だったかもしれませんがご報告です。


▲△▽▼


15番さんのコメント: このかたこそ、過去最高の音を出してるかもしれません!!

Subject: JRX115とAE線片側200m

Pro Cable様

神戸の○○です。

先日もお電話にて色々と有難うございました。
ベルデンLANケーブル0.5m×4本も無事、届いております。

昨日、JBL JRX115とAE線が手元に届きましたので、ご報告させて頂きます。

電源は3芯200V オレンジトランス
MACBOOK → ベルデンLANケーブル → プラネックスFX-08Mini+POCKET NOBA 
→ ベルデンLANケーブル → AME(非メッキメガネ・アース接続)115V接続 →
ベルデン88760AME用RCA2股 → XONE02(マリンコシールド電源ケーブル)115V接続
→ ベルデン88760XLR⇔XLR → CROWN D-45(非メッキマリンコプラグ)115V接続
→ 0.9mmAE線片側200m → JBL JRX115
そして・・・当然、「メビウスの輪」です。

これで、AE線片側200mは長すぎるかとは思いましたが・・・・
しかし・・・・・

来ました!!!!ドンピシャです!!

こんな音がCDから聴けるとは・・・・
それから2時間ほど、聴き続けてしまいました。(笑)

(気持ち・・ほんの気持ち程度ですが、まだ高域がキツめかもしれません。)
この辺はSPのセッティングで調整しようと思っています。
これ以上、AE線を長くしたくありません。(笑)
これ以上になるなら、おっしゃるようにクロスオーバーを導入した方が
いいでしょうね。

プラネックスのハブを2〜3連結させるつもりで、ベルデンLANケーブル0.5mを4本注文
しましたが、連結させるかどうか悩んでしまいます。(笑)

PC→○○○のハブ→プラネックスのハブ→AMEも試しにやってみましたが、
かなりの違い(サウンドエンハンサーをオンにしたような感じ)があり、私も、嫁さんも、
プラネックスのハブだけのほうが、フラット・・「生音」に近いという結論になりましたので、
○○○のハブはお蔵入りとなりました。(笑) 


全くの素人の私が1ヶ月間で、皆様方の「真似」だけをさせて頂いて、私にとっての
「至高の音」を出す事ができました。

これは、私がつぎはぎだらけのフランケンになって、オーディオ地獄に落ちずにすみ、
今のオーディオ業界には無い、最高のシステムが組めたという事です。
現に1ヶ月前、私は〇〇KYOのアンプとCDPとSPを買おうと決断していたのですが、
たまたまPro Cable様のHPを目にしたのが、きっかけでした。
これだ!と思い、信じて突き進んで、本当に良かったです。

Pro Cable様と皆様方には、感謝しても感謝しきれない思いでおります。

本当に有難うございました。


しかし、最後の「音響」の発表がまだです。
一体、これ以上どうなるというのでしょうか?
恐ろしくもあり、楽しみでもあります。

その時は、また宜しくお願い致します。

○ ○

プロケーブル注:)
銅の単線、AE線(0.9ミリ)で、200mというのは、初のことだと思います。
長く引くには、チャイムコードより、0.1ミリといえども、太い方が電気的に有利と思われます。
AE線は理想であり、切り札でしょう。つなぎ合わせる必要もなく、はじめから200mがあります。

この200mということ、これはすなわち、過去最高の濃い音が出ているということに他なりませ
ん。

全てがF1だからこうなるのであって、怖れる必要はありません。AE線を短くしたければ、どこ
かでわざと性能を下げればいいだけのことです。

しかし、「わ・ざ・と」悪い音を出す・・、このこともまた我々には非常に困難な事だと想像し
ます。

45番コメント集の当初、アナログ初期盤と競り合っていた氷壁クライマーさんのAE線の長さ
は、55mでした。それで初期盤と対等、いや、それ以上の音だったのです。その後のピット作業
の後ですら、おそらく70mほどだったことと想像しています。

この、200mで音が合っているということ、そのこと自体、もはやアナログ初期盤をぶっちぎり
で、比較対象にすらしないほどのレベルで、越えているということに他なりません。

アップルのiTunesもそうなのですが、アップルは全く妥協していません。いくら音がシャープ
になろうが、お構いなしに性能アップをしてきています。

当店のオレンジのダウン&アイソレーションもそうです。使いやすいとか、使いにくいとかの問
題は、無視しています。当店にすべきことは、少しでもバッテリーに近い高性能なダウントラン
スを提供することのみです。ただ、他の機材まで全部そういうレベルだと、という前提はありま
せん。単体で最も高性能なものを提供するのが、それぞれの分野のプロのすべきことです。

AirMacもレベルが異常に高く、ベルデンランケーブルも異常です。最新のインテルのマックブッ
クも同様に異常であり、プラネックスのバッテリーハブも異常と言えます。

それらを全部集めて組み合わせたら??

その良い例がこれです。全てにスキが無いと、200mになるという例がこれですが、ここのとこ
ろは、しかし、クロスオーバーさえ使えば、2mなり3mで焦点は合います。妥協しないという
ことは貴重ではありますが、ここまでくると同時に普通の使い方は出来ません。独特のテクニッ
クを要します。普通の使い方では無理があります。

音響もそうです。完成に近い音響ほど、音はさらにシャープになります。

これは勿論、今までオーディオで出し得た音ではありません。かけ離れてしまってレベルが高い
状態にあります。

となると、さらに完全な音響を導入するとどうなってしまうのか・・、

この世の全てのメーカー(歴史的超一流のメーカーも現在の超一流メーカーも全て含む)の想定
外の領域へと、「大・幅・に」はみ出してしまっており、そこで全ての出来事が、現在進行形で
起きています。

何もかもが高性能過ぎて、音が濃すぎてシャープ過ぎる場合の解決策は、実は二つあります。

一つはすでに出ているクロスオーバー仕様にすることであり(これは初心者のかたには抵抗があ
るかもしれませんん。)、

もう一つは、この後、これらの組み合わせが、あまりに常識を越えて高性能過ぎるゆえに、困る
かたが際限なく増えていくのであれば、発表することになるかもしれません。

しかし、普通のやりかたは、クロスオーバーと1500から1600ヘルツ近辺のクロスオーバー周波
数を初めから備えているスピーカーとの組み合わせになります。

これについては、このページにクロスオーバー大作戦の、その1とその2を書いていただいたか
たがおられますので、遡って参考にされてください。


▲△▽▼


16番さんのコメント: 音の焦点が合ってしまうと、「音」は非常にタフである

 ベルデンのケーブル届きました。早速焦点合わせています。

音の焦点が大体合ってきたところで改めて音を聞いてみると、これが本当に同じシス
テムなのかと思うほどに変わりました。驚きです。

 焦点が合ってはじめて分かったことなのですが、スピーカーの向きをちょっと変え
る・上げる、下げる しただけでもガラッと聞こえ方が変わりました。完全にフラッ
トな特性+焦点を合わせることができるからこそなせる業ですねこれは。

クライオケーブル使っていたときはどれだけ向き変えようが位置を上げようが無反応
だったので、向きかえると聞こえ方変わるよと言われても信じることが出来なかった
のですが、ようやく言っていることが理解できるようになりました。

 どの置き方がベストかはまだ出ていないので、探って生きたいと思います。すばら
しいケーブルありがとうございました。


▲△▽▼


17番さんのコメント: VVFのほうがチャイムコードより音が柔らかかった!

プロケーブル様

横浜の○○です。いつもお世話になっています。

FX-08mini+バッテリーはなかなかすごいです。
チャイムコード150mでも高域がキツイので、VVF1.6mm
100m に変更しました。現在、110mぐらいでいい感じです。
チャイムコードより、VVFの方が短くすみますね。
但し、VVFはかさばりますので、AE線 200mが使いやすい
かもしれません。

プロケーブル注:)これは貴重な情報です。今までありそうで無かった
ものが、これです。

チャイムコード150mでもきつい音が、VVFの110mに匹敵するとい
うことです。

これで距離感が大体分かります。チャイムコード170mとVVF110mく
らいが同等なのでしょうか。

なお、これは重要なことですが、JBL115とクロスオーバーのdbx223の
組みあわせの音を私自身聞く機会に恵まれたのですが、現代のプロ用ス
ピーカーには、現代のクロスオーバーで合っているように思いました。
dbx223とjbL115の音は、特に問題の無い音であり、dbxのクロスオーバー
には、何らの問題点も感じませんでした。

必要にして十分です。

現代のプロ用スピーカーには、dbx223は一級品としての役割を果たして
くれるでしょう。


▲△▽▼

18番さんのコメント: ポケットモバ(プラネックスのハブ用のリチウムバッテリー)の大容量もの

Subject: とりあえずは燃えませんでした

プロケーブル様

お世話になります、東京の○○です。

「POCKET MOVA MV」本日到着いたしました。

早速2時間程充電して使用してみましたが、3時間程通電した
状態では燃える気配はありませんでした。
手で触った感じも微熱を感じる程度で、むしろその下に置いて
あるコレガのハブのほうが熱くなっていましたので、多分常用
しても大丈夫ではないかと思われます。

肝心の音ですが、まだLANケーブルが到着していないのでPLANEX
単体で試聴したのですが、これには驚きました。

とりあえずクラシックを聞きました。

まず静寂感(このようなオーディオ的な用語を使うべきかどうか
迷ったのですが、これ以外に適当な用語を知らないのであえて使
います)が違います。

つまり「楽音」以外の音が全くしません。よって、ピアニシモの
部分に至るまで明確な音の表情の変化を聞き取ることが出来ます。

これはいける!と思い調子に乗って氷壁ドライバー様がF1で使用
した「Bashin’」をかけてみたのですが、やられました。

音が本当に「キンキン」になってしまってとても聞いていられま
せんでした。

BELDENでも1cmや2cmの違いではないような気がします。

この上JRX115が到着したらとんでもない状況になりそうです。
もしかしたら当方も100VにもかかわらずAE線を必要とする
環境に追い込まれるかもしれません。

バッテリーの件は明日御社のLANケーブルが到着した後にフル充電
にて連続使用してみますので、その後ご報告いたします。

とりあえずの報告ですが・・

○○

プロケーブル注:)
掲載箇所がありませんでしたので、ここに掲載させ
ていただきました。

ポケットモバの大型についてのコメントです。MVという型番がそれです。

これは標準品より三倍ほど大容量のものとのこと。その後も、どうやら
一晩鳴らしていても、燃えなかったとのことで、こちらも使えそうです。

ただ、普通のモデルも相当時間使えるとのことですので、普通モデルで
も安いですからいいでしょう。

氷壁クライマーさんは、本物のF1ドライバーですから(本物のキャリ
アの長いアナログ初期盤マニアという意味)、そういうかたが初期盤に
対抗して選んでいたCDは、普通ではなかったということでしょう。

普通ではないものには、普通ではないCDで対抗していたということな
のでしょう。

初期盤マニアだけは、化け物さんもそうですが、オーディオマニアの中
でもちょっと違う種類の人たちです。

なお、ここまで来ると、100V+専用アースなどが来ていたりするかたが
多いですから、間違いなく、100Vでも、AE線、VVFの世界へと追い
込まれていきます。

それはしかし、朗報です。音の焦点が遠ざかれば遠ざかるほど、音が濃く
なっていっている証拠です。

ポケットモバと、その意味について分からないかたは、45番コメント
集を参照されてください。その中の、バッテリー駆動さんというかたが、
その発見者、紹介者です。


▲△▽▼


18番さん再登場!: JBL115にした場合の音の焦点の激変ぶり・驚異です!

Subject: とりあえず試してはみましたが・・・

プロケーブル様

お世話様になります、東京の○○です。

JRX115、本日到着いたしました。

予想していたよりもかなりでかい上に結構重いので、地下の自室に
運び込むのに手間取ってしまい、午後からのセッティング作業とな
りました。

前日までに買っておいたコンクリートブロック型の発砲スチロール
の上にスピーカーを置き、約20cm浮かして定石通りに左右共にかな
り内側に振って試聴を始めましたが、その瞬間「飛びました。」

まるで、エキサイター(倍音成分を増やすエフェクター)全開の様
な音でした。1分もしないうちに耳が痛くなってきました。

今までの当方の環境では「8470」で340cmにておおよそ合っていたの
ですがあまりにもきつすぎたので、D45にアンプを変更してからサブ
ウーファーをほとんど使用していないことに思い至り、d45 〜 サブ
ウーファーの間の1mを撤収してD45 〜 JRX115直結の240cmから始
めました。

が、まったく効果がありません。

それからは10cm単位でバッサバッサと切って行きましたが、依然と
して「キンキン」の状態です。210cmの頃から多少聞きやすくなりま
したが、以前の最良のバランスまでまだ遠い感じです。

どんどん切っているうちにとうとうケーブルの長さは190cmになって
しまいました。

これ以上は物理的に短くできないので「8470」での焦点調整は無理
だと悟り、あきらめました。

考えますに、この状態は当方のスピーカーの限界を超えた領域にて
こまめなクオリティアップを繰り返した結果、少々の音質向上は認
められるもののやがて膠着状態に陥り、高品質のスピーカーに
交換したことによりその「つけ」が、一気に回ってきたと言える
のではないでしょうか?

要するに今までのスピーカーがボロかったということですが・・。

明日にでも30m程度のAE線を探してみます。

一方「POCKET MOVA MV」の方は快調です。
昨日7時間、本日は朝から今までずっと通電状態にもかかわらず
まだかなりの残量があります。

○○

プロケーブル注:)
なんと、スピーカーの品種でこれだけの違いが
あるのですね、正しい焦点を理解するには、115クラスでないとい
けないことも、このコメントから分かります。

情報量を再現できないスピーカーの場合、音が薄いことと似たよう
なことですから、こういうことが起きるのでしょうか。

このコメント内容は、さすがに初めてのことだと思います。

スピーカーがボロいと情報量頭打ち、つまり情報のリミッターみた
いな働きをしてしまうということでしょうか。

こういうことが起きますから、適正な焦点を言い当てるのは難しく、
人に聞いても分からないですし、ご自分の耳しか頼りにならないの
です。

いづれにしても、バッテリーハブ+メビウスの輪+AirMacの領域は、
100Vでも、まともに音が出てくれば、すでに銅の単線の領域に入っ
ていると思われます。

ベルデンやWEは基本的に通常100Vの平均的な音の場合にこそ抜群
の効力を発揮するのであって、この種のあらゆるメーカーの想定外
の状況では、スピーカーが高性能な場合には、使えないと考えてい
いでしょう。


▲△▽▼


18番さん再々登場!: 前コメントの続編・JBL115・驚異が続きます!

Subject: いきなり合いました

プロケーブル様

お世話になります、東京の○○です。

AE線、買ってきました。

200m巻から30mずつ切り出して、PLANEXのハブにアースを
取った上でD45につなぎ、音を聞きました。

まずは「Bashian’」からです。

「エ〜ッ、マジで!・・・・・(呆然)。」

いきなりきました!・・生音付近です。
以前の環境のバランスにかなり近い音が出ています。

しかし、この音をどのように形容したら良いのでしょうか?

あえて何か言わなければならないとしたら、オーディオで
いうところの「ダイナミックレンジ」とやらはこのクラス
のスピーカーを使わなくては語れない台詞なのだと今さら
ながら痛感した、と言う以外にありません。

小音量の時もきちんと音の輪郭を保ち、大音量にも当然の
ように「余裕で」対応しています。

しかも、それが突然訪れたとしても容赦ありません。
いきなり「ドバッ」ときます。しかも全然余裕で、です。

おかげで今日は試聴位置とアンプの往復が頻繁になり、足
が疲れました。(笑)

ただ、厳密に言うならばもう少し焦点を近づけたいという
感じが残ります。

それは「Bashin’」以外のCDでは焦点が多少甘くなるという
現実があるためです。
しかし、このCD以外でも曲によって倍音成分があからさま
に目立つ曲が結構あったりしますので、ちょっと躊躇して
いる感じです。

まあ、いくら何でもウーファーが18cmから38cmにいきなり
変わったわけですから、壁の振動も今までとは全く異なり
ますし、室内の空気の動きも全く違うわけですから、部屋
のなじみも必要なのかもしれません。
また、さすがにホーン用のドライバーには多少のエージング
期間が必要でしょうから、この状態でしばらく様子をみて
スピーカーが落ち着いてから本格的な追い込みにかかろう
と考えています。

それが解決したとき、きっと私の頭の中に「生音」が響く
のでしょう。

さて、御社のHPを拝見いたしましたら、昨日私がお送りし
たメールを掲載していただいた様なのですが、あれだけの
記述では拙宅で何が起こっていたのか解りにくい方がいら
っしゃるかと思いますので、若干補足いたします。

実は、D45を購入したときに最初はハブを間に入れないで
直結の状態で試しました。 その結果が10番コメント集の
後ろのほうにある私の恥ずかしい129番コメントなのですが
その後、改めてハブをかませてみたところ皆さんが言われ
ているような激変を感じなかったのです。

ギガビットハブをベルデンLANに接続し、全二重で双方向
通信をしているにも関わらずです。

そしてその後、氷壁ドラーバー様の祝電の際にお送りした
iTunesのバージョンアップの話になります。
あの時、私は奇妙な感じを抱きました。高域成分があまり
増えていないのに低音楽器の立ち上がりが異常に速くなり
分離もよくなったように感じたからです。

そこでプロケーブル様に「なんか変だ」とメール致しました。

しかし、実態はは自分のスピーカーがその変化についていけ
なかったというのが大半の理由だったのではないかと現在は
想像しています。

それでも懲りずにiTunesをさらにバージョンアップし、極め
つけにはバッテリー駆動の最高のハブを接続してしまったの
ですから、もう倍音成分はたまりまくっているはずです。

それが今回スピーカーを交換したことで一気に解放されたの
で、このような事態に陥ってしまったのではないかと考えて
いる訳です。

しかし、なぜ「Bashian’」にだけ反応したのかは依然として
謎です。確かにあのCDは金管楽器が大活躍しますので倍音が
かなり多いですからそれに反応してしまったのでしょうか。

もしかしたら、以前のスピーカーが私に送った「サイン」
なのかもしれません。

スピーカーが落ち着き、焦点が合いましたらまたご報告いた
します。

例によって長々と失礼いたしました。

○○

プロケーブル注:)
これは・・、スピーカーの性能によってこれほど違うのだ
ということが、どなたの目にも明瞭になります。

なお、ここに書いておきますが、○○○の○○(一本150万円)を使っている年配
のかたからお電話があり、JBL115を気まぐれで入手したところ、有無を言わさな
いほどの圧倒的な差で、JBL115のほうが上だったのでびっくりしたと語っておら
れました。○○○の○○○○○(一本400万円)を持ってきても、同じ結果になる
でしょう。本物のプロ用は根底から性能が違い過ぎるのです。いくら高額であろう
が、ウレタンエッジくらいのものに負けるはずがないのです。


▲△▽▼


19番さんのコメント: 焦点がはじめて合ったかたのコメントです

Subject:  焦点やっと合いました

こんばんは。○ ○○です。

音の焦点やっと合わせることが出来ました。
思わず泣いてしまうところでした、今まで聞いてたのはいったいなんだっ
たんだろうという思いです。

プロケーブルさんからベルデン8470を買い4mから切り始めましたが、切っても切っ
ても変化こそあるものの到底納得できない音が出てくるばかりで、もしかして切りす
ぎた?とか最初から長さが足りなかったんだろうか?民生用が混じってるからダメな
んだろうか?とか不安ばかりで、かといって切るしかできない為ずっと切ってきてい
ました。

240センチ当たりで半ばヤケクソになって、20cmほど一気に切ってダメだっ
たらまた買おうと考え音を聴いてみたところ、最初の音が鳴り始める直前の静けさが
なんというか本当に静かだったんです。ボロイオーディオでいうSN比改善なんて目じゃ
ないくらい静かでした。これは、と思い聞いているうちに あぁこれが焦点の合った
証拠なんだなぁと納得しました。

ようやく音を楽しんで聴くことができそうです。すばらしいなんて言葉だけ
じゃ表現できません、感動です。焦点合わせのやり方を教えてもらわなかっ
たら味わえなかったでしょう、プロケーブルさん本当にありがとうございます。

それでは

プロケーブル注:)
音の焦点・・、今振り返ると、感慨深いものがあります。これにて皆
さんと共に歩んできて、共に苦しみ努力して、頂点を極めれたのだなぁと思うと、長い道
のりだったような、あっという間だったような、じつに不思議な感じです。


▲△▽▼


20番さんのコメント: 目が点になったかたです!

Subject: ひとつの終点

プロケーブル 様

こんばんは。目が点になった○○です。お世話になっております。

ハブですが、FX-08mini以外との組み合わせの場合、順番が非常に大切なようです。
拙宅ではPC→コレガ→FX-08mini→AMEが圧倒的にベストでした。
AME直前が非常に重要ではないかと推測します。

実は、それまでほんの少しだけ音に不満がありました。最低域が少し沈みきらなく感
じていたのです。(ジャズトリオのベースの最低域など)
最終回答を控え、無駄な出費を省くべくSPスタンドに発泡スチロールのブロックを使
用しているため、そのせいだとあきらめていました。
(もちろん、そんなことなどどうでもいいほど良い音ですが)

しかし、それは間違いでした。

ハブ間も含めベルデン0.5mとし、(ここまで来ると決して手を抜けません。如実に音
に現れます。)焦点など再調整したところ、とんでもないことになりました。

よくあるハイエンド機の捏造されたものではない、真の空気感が突如として現れ、ま
さにマスターテープのような音の世界が広がり始めたのです。
ふわっとした豊かな真の倍音に守られて、最低音域も難なく鳴り出し、もはや何の不
満もなくなるレベルになってしまいました。

(これで、ようやく脳内変換せずに音楽が楽しめる・・・)

本当によい演奏なら、生演奏はもちろんCDでも感動し、泣くことが出来ます。
しかし機材の出来でウルッと来たのは初めてでした。
また、あせってSPの改造などしなくて良かったと心底思いました。

改めて書きますとWinPC-コレガハブ-FX-08mini-AME-PA12-D45-JRX115(全てベルデ
ン)です。

この状態で知人の現役の演奏家に来ていただきました。

自身も限定的ながらオーディオを楽しまれる方で、(もちろん、きりが無いことをわ
かっておられるので「限定的」なのですが)本当によい耳をしておられます。
初めは(特に電話では)機材を見て半信半疑だったようですが、しばらく聴いていた
だいた後驚きを隠せないようでした。曰く、

「これだけの情報量があって破綻も厭味も無く、自然に聴ける」

「巷でよくある作り物ではなく、ごく真っ当でまともな音」

「家庭用として最高の音ではないか。今まで聴いたことのない音」

「奏者の良し悪しはもちろん、想いも情報の多さにスポイルされず、十分に感じられ
る。今迄で知る限り、確かにマスターに限りなく近い」

「スタジオなどもっとひどいことになっていることなどざらにある」

年代、ジャンルを問わず、Popsなどもストレートに表現できることにも好感をもたれ
たようでした。とくに各種大型打楽器の質感(張り詰められた15インチウーファーの
恩恵でしょう)に目を丸くされていました。

(DVDもなかなかですよ、とスターウォーズ・エピソード3の冒頭を見せて)
「これは、映像と音の落差があまりにもはなはだしい。(いまだ中型ブラウン管なも
ので)せめてこの壁一面にスクリーンがないと、とてもつりあわないよ」
とのたまわれ、二人で爆笑してしまいました。

帰り際には「これは宝になりますね」とまでおっしゃっていただきました。

100Vアース有りですが、電源事情のせいでしょうか、バッテリー化により一気にクオ
リティーの向上につながりました。バッテリーハブを発見していただいた方には、本
当に頭が上がりません。また、多くの先達にも改めて感謝いたします。
そして、もちろんプロケーブル様にも。

もちろん音響の最終回答や200V、MACなどあるのですが、あまりしゃかりきにならず、
この辺でも良いのでは?と思わせるほどの説得力のある音が出ていると思います。

あまりに嬉しくてお知らせしました。これからもよろしく御願いします。

○○ ○○

プロケーブル注:)
この記述通りで、皆さんの出している音は、音の焦点をきちんと
合わせているはずですから、今やスタジオ級、いや、フル装備のかたは完全にそれ以
上です。

ということは、このかたの言われる通りで、あまりこだわっても仕方がないというこ
とです。そこまでの音が、すでに出ています。

音のことなど忘れて音楽そのものを聞くことに徹すればいいところまで、来ています。
やりたい時には、いつだって200Vくらいできますし、音響も、もうじき出来るように
なります。

でもそれらは、やりたい時で十分です。そういう気になった時にする、という姿勢で
十分です。大船に乗った気持ちでいてください。

一つの終点が来ます。その先に、もう二つくらいの終点があったとしても、そこまで
いかなくてはならないというものではありません。私はオーディオマニアではないこ
ともあるのかもしれませんが、次の二つの感覚が常に身につきまとっており、それを
振り払う事は、生涯おそらく出来ません。

1)「音」は、所詮「音」であり、音楽ではない。

2)本当に優れた音楽は小さなAMラジオで聞いても良いはずだ。

▲△▽▼


21番さんのコメント: ジャンクに負けた!!

Subject: ジャンクに負けた!!

こんばんは。何度もすいません、○です。

もう、あまりのことに凹んでます。

焦点のコツは大体わかりました、D45とかになっても合わせれると思っています。

今回は手短に我が泥沼オーディオシステム、○○○○○製(マレーシア製造)
○-○○アンプ12万円+○○-○○○○ペア8万の物が、

これらを買う前に買ったハードオフのジャンク品ヤマハCA-R11+ケンウッドS-5J
(詳しく分かりません)合わせて4500円に完敗しました。

どうやら後者を最初に鳴らしたときは電源が悪すぎて音が悪かったようです。

ハタヤリミテッドの底力発揮といったところでしょうか、もうオーディオ屋は10割
信用できなくなりました。信用できるのはプロケーブルさんですね。愚痴っぽくなっ
てしまい申し訳ありません、それでは

プロケーブル注:)
音の焦点、これを理解されていないと、ボロいものを良い、良い
ものをぼろいなどと、全くおかどちがいの判断になります。ほとんどよたっている状
態に過ぎません。そういうかたがたが、ものの善し悪しなどを、ネットなどに書いて
いるのです。それでは信用できる記述など一つたりともあり得ないでしょう。

このかたは、「音の焦点」を覚えたがゆえ、機材の善し悪しが正確に判断できました。
そこのところに、注目してください。

皆さんはすでに分かっているとは思いますので、はじめて訪れていただいたかたは、
そこのところを、このかたのコメント内容に、見てください。

事実、昔の機材のほうが、今のオーディオ屋に新品で置いてあるモノよりは、同じく
ボロいとはいえ、まだまだ、ましなのです。

今は家電メーカーは借金だらけでしょう。そこが大問題で、格好だけで中身がスカス
カのものを非常に高額に売る時代になってしまってます。

なお、○社製(マレーシア製造)アンプ(定価は13万5千円)というも
のを調べてみました。

怖ろしいことが起きていると思い知りました。

なんとそこには・・・、

「プロスタジオで磨かれたミュージカリティが息づいている」

「それは、音楽製作の現場で求められるサウンドを再現する。P社ピュアオーディオテクノロジー」

上記のような宣伝文句が、これでもかと言うほど大量に、書かれているのです。

いいですか、ここが重要なのですが、私が本物のプロ仕様のアンプやスピーカーを皆さんに
紹介するとします。ところが、ジャンクに負ける程度のボロい民生用アンプですら同様の事
を語っている。

この見分けが、素人さんたちの、一体全体、誰につくというのでしょうか。

これはもう、消費者団体に連絡して、そのような宣伝を一切やめさせる必要があるほどのこ
とです。結局のところ、レコーディングスタジオが一箇所もそのアンプを使っていなくとも、
「プロ仕様として開発したのだ。」と言われればそれまでです。

ですから、そういう基準ではダメです。周波数特性表を、徹底して事実通りに添付させるな
ど、全く別の角度からのアプローチが必要です。でないとオーディオなど、さらなる悪人
どもの巣窟になっていきます。

そもそも、東証一部上場企業が、そのようなウソを宣伝していていいものでしょうか。これ
はもはや、消費者団体にしか処理できないほどの大事です。


▲△▽▼


18番さんです!: アルコール性高域不感症

Subject: 済みません、錯覚でした

プロケーブル様

お世話になります、東京の○○です。

先日の報告は誤りでした。

大変申し訳ありません。

30m付近で合っていたと感じたのは、夜間であったために
いつもより若干音量を絞っていたのと、私のアルコール性
高域不感症による錯覚でした。

翌日、改めて試聴しましたところ30mでもまだ高域がかなり
勝っている音でした。

そこで、5mずつ継ぎ足しながら試聴を繰り返していきまし
たところ、約50m付近にてようやく音の重心が下がってきて
聞きやすい音になりました。

この分でいきますと、私の自宅での焦点距離は55m〜65m位の
ところに落ち着きそうです。

ようやく微調整といえるところまで手が届きました。

また、これは私が5m単位でAE線を何回も繋いでいった感覚
から申し上げるのですが焦点がまだ遠い場合は、BELDENの
1.5cmとAE線の5mは音の変化量としてはほぼ近い感じがし
ます。

焦点が近い場合にはこの限りではないと思いますが、参考
までにご報告いたします。

ところで、最近ひょんなことからすごいCDを発見いたしま
した。
JRX115の場合に限られるかもしれませんが、焦点調整には
最適と思われます。
なんの変哲もない大昔のPOPSなのですが、侮れません。

ただ、このCDは日本盤なので類似の原レーベルのUSA盤を
現在取り寄せ中です。
到着いたしましたら確認の上、またご報告いたします。

○○

プロケーブル注:)
同じ音楽でもあるスピーカーでは、ベルデンの3.4m
で合い、あるスピーカーでは(JBL115)では、AE線55mから65mとの
こと。

これはもう怖ろしいです。

私の感覚もおよそ同じで、ベルデン8470や8460の1.5センチは、AE線
がこれだけ長いと、短くとも3mくらいに匹敵するでしょう。ということ
は、AE線で、かなり長くなった状態の時には、1.5センチ単位で調整し
ていてはいけないということです。少なくとも1m単位で十分です。

しかしこの長さは、すでにクロスオーバーを導入したほうが良い長さと思
います。クロスオーバーさえあれば、いくら音が濃くなっていっても全く
平気なのですから。そして、ワンタッチで音の焦点がいつでも変更できる
のですから、レコーディングスタジオを越えているような音の最終兵器は、
クロスオーバーです。


▲△▽▼


22番さんのコメント: バッテリーハブの衝撃はD75Aの衝撃と同等だった!

procable様、こんばんわ。
神奈川の○○です。

早速、FX-08minとポケットモバを導入しました。
私の環境はアースをまだ導入していないので、WE16GAで大丈夫だ
ろうと踏んで焦点合わせを行いました。
結果、コレガのハブから18.5cmも短くなってしまいました!!
まだ多少、高音がざわつくのでもう少し追い込めそうな気もしますが、
これ以上はアンプからの距離の都合で限界です。

驚きました。まさかこれほどとは。
ましてや私の環境はアースもMac bookもJRX115もオレンジボックスも
(ダウン&アイソレーション3000Wのこと)無いのです。

あと何か1つでも改善すると、即刻チャイムコードやチャンデバの世界
になってしまいそうです。

音の分離がよくてバックの演奏がしっかり聞き取れます。
今までヘッドホンじゃないと無理だと思っていたような微細な音がしっ
かり聞こえるんです。

この音は演奏をとても自然に楽しむことが出来ます。

御社のサイトを見るようになって何度も激変を体験しましたが、今回は
D75A導入と同じくらい驚きました。

コレガの時はLacie+FireWire400の50cm接続とUSBメモリ直結で音質
の差を感じたのですが、バッテリーハブにしたら両者の差はほとんど気
にならなくなりました。

バッテリーハブの音質改善度に比べるたらストレージの差は相対的に大し
たことではないのかもしれません。このハブはコストパフォーマンス良す
ぎですね!!

大容量のUSBメモリ導入も少し考えていたので、無駄な出費をせずに済み
ました。

それと、〇ニーがこれ以上言いふらさないでくれと言った理由がよくわか
りました(クラシック界の人脈の大御所バッテリー駆動さんに〇ニーが言っ
たことです)。

たった3000円のハブを追加するだけでiTunesの使い勝手のままでCDが
アナログ以上に化けるならPCに取り込むことができないSACD
やCDプレーヤーなんて誰も買わないですよね(笑)

話が変わりますが、私はアナログ世代ではないので、ラッカー盤というの
ネット動画で初めて見ました。
量産前の原盤のようなものだったんですね。面白いものを見つけたので
紹介します。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm840418

あとクライオというのもよくわからなかったのですが、これを見て理解
しました。
procable体験者なら笑って見られるのですが、これを見て泥沼にはまる
人もいるかもしれません。
そう思うと、深夜番組とはいえ罪深いものを流すなぁと思ってしまいま
した。まさに鬼門ですね。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm489563

▲△▽▼


23番さんのコメント: 再出発!

Subject: 再出発します

こんにちは。○です
いろいろ悩んで苦しんでわけの分からないメールで混乱させてきましたが、この度
やっと自分で納得できるスタートラインに立てました。(フランケン関連は全部捨
てました)

これからもよろしくお願いします。

オーディオではなく音に関する限り泥沼では無く舗装路だとどっかの人が言ってま
したが、シッカリした地面を歩いていきたいと思います。それでは

プロケーブル注:)音は機器が無ければ出ないわけですから、音に関する限り泥沼
ではないとは、とても言い難いと思われます。それもまた、わけの分からない言い
かたであり、単なる詭弁でしょう。

オーディオ機器を一つも使わず、全部「本物でかつ超一級の」プロ用機器ばかりで
したら、そしてさらには、「音の焦点を理解していれば」という前提が必要です。

泥沼、オーディオ地獄に陥らないためには、最低でも、その二つの条件が必要です。


▲△▽▼


18番さん再登場!: 悪魔のようなボロスピーカー

Subject: ついに到達しました

プロケーブル様

お世話になります、東京の○○です。

とうとうやりました。

現在95m近辺なのですが、ほんの若干高域がきつめながら
以前のバランスとほぼ同じバランスであるにもかかわらず
以前の環境よりも遥かに解像度が高い音が目の前で鳴って
います。

ヴォーカル曲をかけると何もないにも関わらず、その場所
に歌手が、「歌っています。」
そして豊かでクリアーなベース、ドラムに至っては皮の張り
加減と銅の響きが聞き分けられる様な音です。

これが、「生音」なのですね・・・。

こんな音は初めて聞きました。

あまりにも動揺したので、何枚ものCDを聞き通してしまい、
ご報告が遅れました。

申し訳ありません。

ジャズも、もちろん聞きました。

ビル・エバンスの「Waltz for Debby」をかけたのですが、
数年前ニューヨークに訪れた際に「ヴィレッジバンガード」
に立ち寄った時に聞いたピアノトリオの響きとほぼ同じ音
が出ています。

マイルスのミュートも、もちろん最高です。

クラシックについては、さすがに大編成のものに関しては
部屋の容積の関係上、リアルに再現するのは多少無理がある
ようですが、比較的小編成のものでは非常にリアルに音場
を再現します。
ティマーマン演奏の「シューベルトピアノ即興曲」を聞いた
時などは今まで全く聞こえなかった弱音部のペダルの使い
分けによる音色の変化も明確に聞き分けられて、驚愕する
ばかりです。

それにしても、これだけの違いは一体なんなんでしょう?

再度記しますが、当方で以前使用していたスピーカーは
「○○○○○○○○」というメーカーのものです。

このメーカーのスピーカーは購入してはならないものと
考えます。

プロケーブル様にお願いします。もし、このメールが掲載
される様なことがあるのでしたら、

「このメーカー名は絶対に消さないで下さい。」

ご迷惑が及ぶようでしたら住所氏名を公開してもかまいません。

このメーカーの商品は、WEのフィールドが「妖刀」だとするなら
これは「悪魔の様なスピーカー」です。

あるオーディオ店のサイトで「これは底なしの能力を持っています」
と言う記載を読んだので、10年程前に近隣(といってもかなり遠い
のですが)の店に行き、試聴した上で購入しました。

確かに底なしでした。

何かを変えれば必ず反応します。ただ、激変ではないのです。
少しずつ、ほんの少しずつ、必ず音質は向上していきます。

プロケーブル様に出会ってからは、かなり変化量は増えました。
そしてPCにミニケーブルで直接繋いだ時、最初の激変がきました。

それは私の人生観を変える様な出来ごとだったのですが・・。

おそらく、その近辺でスピーカーの限界が近づいていたと思います。

にもかかわらず、スピーカーの「更なる?」音質向上は続きます。
D45にアンプを変えた時、PC出力のときほどではなかったのです
が、相当量の音質向上を感じました。

そして、それが最後の大きな変化でした。

その後は小変化を繰り返すばかりだったのです。

そして、その結果がこれです・・。

AE線を95mも引っ張り回す結果になりました。

「底なし」ではなく「底なし沼」だったのです。

私は、まだいいです。「音の焦点」を知っていましたから、5400
円の出費で(結構めんどうだったのは事実ですが)済みました。

ですが、D45についての最後の方のコメントを拝見いたしました。

ですから、お願いいたします。

今まで、懸命に、身を粉にして働いてこられた団塊の世代の方々が
身ぐるみ剥がされるのは見るに忍びません。

プロケーブル様がおっしゃる通り、「無意味」なのかも知れませんが
情報があるのと無いのでは「1」と「0」くらいの違いがあるのでは
ないかと思った次第です。

また、ご報告することがあるかもしれません。

○○

プロケーブル注:)
このかたの言論の自由の権利により、メーカー名
は消さないことと致しておりましたが、どの民生用メーカーのスピー
カーも似たようなものです。全部そうなのど、全部そうだからメーカー
名を消したと考えてください。調べましたら、これもまた、モニター
スピーカーと、またしても「プロ用のふり」をしていました。これは
スタジオで導入しているところもあろうかとは思います。が、それは
宣伝文句を信用されてのことです。

しかし、それを言うならば、民生用の○○○とて同様です。そこのと
ころが、あえて特定のメーカーを指摘しても無意味と思われるところ
です。

○○○ ○○○○も○○○ ○○○○も、使ってみえるかたは誇らし
げにその型番を語られるのですが、私の目には、どうしようもないく
らいのボロとしか映ってはいません。それもまた身ぐるみ剥がすため
のものに近いものにk、私には見えています。

○○○も民生用とプロ用とでは全くの別メーカー、別ルートなんでしょ
う。

このかたのスピーカーはしかし、まったく小さなものが二本で40万円、
いや、それ以上などという、異常価格で売られていました。

▲△▽▼


24番さんのコメント:

Subject: 茅ヶ崎市の○○です。

プロケーブル 様
お世話になっています。
久しぶりのメールですが、よろしくお願いします。

またまたHPの恩恵に預かりまして、つい最近FX‐08miniを二連装、バッテリー駆
動で導入してみました。アースも接続し、ベルデンランでのセッティングです。
音の焦点で苦労するかと思ったのですが、以前の、アライドテレシスのハブを導入した時
に、VVFを17m5cmから17m45cmに伸ばしたのですが、今回はそのまま導入してドン
ピシャリでした。100m以上かな?と思っていたのですが、そのままの17m45cmです。少
しだけ以前よりシャープ気味のセッティングですが、濃密なコクのある音で、今まででの
中で抜群の奏でかたです。

部屋の環境は、店なので20畳くらいで、スピーカーはアルテックA7(16Ω)コンシューマ
エンクロージャー、クロスオーバー800、アッテネーター絞りきりです。HPの記載にもあ
りましたが、焦点合わせが楽に出来たのはアルテックならではなのでしょうか?

システム環境は、200Vダウン&アイソレーション、アレン62、D45、AME(アース、非
メッキメガネ)等の機材です。iTunesのライブラリーは、ラシーのレイド0をアップ
ルのファイヤーワイワー50cmでインテルマックブック、メビウスの輪の設定。

余談ですが、FX‐08miniの導入にて、私の拙いアナログシステム、ガラード301、(
ステレオ、SME3010R、シュアV15タイプ3。モノラル、オルトフォン309i、CA25D、1.5mvl
を6dBのモノラルトランスにて昇圧し3mvl出力、アナログケーブルはベルデン8412)
現在所有の中での、オリジナルレコード(ファーストではないです。)をステレオ、モノ
ラルとも越えています。氷壁ドライバーさんの素晴らしい検証がありますので、私的見解
ですみません。

いずれにいたしましても、プロケーブルさんはじめ、氷壁ドライバーさん、バッテリー駆動
さん、皆さんの恩恵を受け感謝してます。いつもながらありがとうございます。今後ともよ
ろしくお願いします。

プロケーブル注:)
このかたの場合には、アルテックA7、限界などほとんどあろうはずの無
いスピーカーで、しかも機材にもスキはありません。それで焦点が同じままでうまくいった
とのことです。
焦点の問題は、実に環境やスピーカーによる変化が大きすぎて、100V、CDプレーヤーの
場合などの、限定的な状況に対してしか、もはや基準を出すことが出来ないものと思われま
す。


▲△▽▼


18番さんです!: 悪魔のようなボロスピーカー その2

Subject: ありがとうございます

プロケーブル様

○○です。

掲載していただき、ありがとうございました。

実は、あのメールだけはぜひとも掲載していただきたい内容でした。

ただ情報量が頭打ちになるだけならともかく、微妙に音質が向上し
続けるというところが悪質極まりないです。

とかなんとか言っているところにまたしてもiTunesのバージョン
アップのお知らせが届きました。

「いますぐダウンロードして使用しますか?」との問いに
もちろん速攻で「いいえ」を選択しておきましたが(笑)。

今回は本当にありがとうございました。

○○

プロケーブル注:)
情報量頭打ちのボロスピーカー、これは良
く考えてみると、意外なことに思い当たると思います。

音の焦点など知らなくても、スタジオで24ビット192キロヘルツ
などの録音のモニターとして「キンキンの音になら
ずに」使えてしまうということです。

しかしそれは邪道です。道が完全に外れてしまっています。

モニターに必要なのは、入力に対して鋭敏に反応することだけです。

濃い音であれば、濃い音でモニターできなければおかしいでしょう。

そのような三流品ではモニタースピーカーとは言えないはずです。


▲△▽▼

25番さんのコメント:

Subject: Mac の機種選択

Procable様

ご無沙汰しております。東京都目黒区の○○です。HP楽しく拝見しております。

アドバイスいただいた通り、200ギガのMacBook(Core 2 Duo)を購入しました。

○○○のNotePCとは、全く別物ですね。

さらにFX-08Mini + POCKET MOBAを導入しましたので、1.2mm のAE線90mでも高音
がきつく感じられます。

そのほかの環境は、200Vダウン&アイソレーショントランス3000W、ベルデンLANケーブ
ル、AirMacExpress(めがねケーブル、”メビウスの輪”接続です)、ベルデン 88760、
D75A、JRX115です。しかたがないので、高さ50cm弱のイスにのせて部屋の隅に置き、
45度より少し多めに内側に振って聞いております。

これで、いままでで一番生音に近づきました。

これは、部屋の隅に置くことで低域が増強され、内側に振ることで高域が弱まったためで
しょうか。でも、よく思い出してみると100V環境でWEのケーブルを切っていったときに
も聞いた音です。もちろん情報量などは全く違いますが...。まだ焦点はぴったり合っ
ていませんが、ようやく生音がこの先にありそうだと実感できました。

まだ高音が少しきついので、スピーカーをさらに内側に振るときつさは取れますが、
生音感は薄れるような気がします。一方で、矛盾するようですが、高音が伸びてない
何か詰まった感じのCDもあります。後は、クロスオーバー化をして(資金的な余裕が
ありませんので少し後になると思いますが)、セッティングをいろいろ変えてゆっく
り進めていこうと思っております。今は、若い頃聞いた曲のCDを買って楽しんでおり
ます。このようなことを経験できたのもプロケーブル様のお陰です。どうもありがと
うございました。

お忙しい中、ご準備が大変だと思いますが、音響の発表(JRX115用スタンドの発売も
されるのでしょうか?)、楽しみにしております。

以上、大変遅くなりましたが、お礼とご報告まで。長文失礼いたしました。

○○○○

プロケーブル注:)
このコメントから1.2mmのAE線も存在することが分かりました。
なお、このかたのコメントから明瞭になっています。100V時のWEとの違いは情報
量だけで、ほぼ同じ音とされています。

基本的に完璧なケーブル同士は同じ音、つまり生音に近づいていくのですから、当然
同じ音になります。AE線、チャイムコードなどは、WEのスピーカーケーブル並み
のものとして、200Vの場合には通用するということです。それが銅の単線での音調
整を、皆さんに勧めている理由です。ただし、このかたが書かれているように、情報
量は、200Vでは全くの別物になると思います。


▲△▽▼

26番さんのコメント: シャバの空気はうめえ・・そうです。

Subject: シャバの空気はうめえなあ

貴社からケーブル類をRCA、電源、医療用タップ、スピーカーまで全部
揃えました、○○と申します。

昨晩、カナレのケーブルにて日本の歌謡曲を聴きました。夜中なので
大声で笑うわけにはいかないのですが、ピッタリと合うというのはこういう
ことなのでしょうか。

深い霧を透して辛うじて見えていたに過ぎない、ちあきなおみがそこにい
ます。引退同然で今では伝説と化している人がそこにいます。
感動しました。

演歌の付きもののギターも弾く様子がはっきりわかります。そうそうこれな
んですよ、スタジオの感じは。

大学のときバイトでスタジオにいたことがありますが、そこで鳴っていた音
はこのようなものでした。

しかし笑うまでの過程は大変なものでした。ケーブルを交換しても良くな
らないのです。
壁、スピーカーの下などには有害なグッズだらけだったからです。それらを
ひとつひとつ取り除いていきながら結果を検証していく作業を行いました。
家族の者の目を気にしつつ可燃物と不燃物に分け、昨晩ようやくゴミ
のない環境で聴けた訳です。

本当に今までは牢獄にいたような状態でした。

どこかが不満だと次々とグッズあるいは機器の買い替えを迫られ、このような
状態がいつまで続くのかと、

半ば人生の表街道は歩けないだろうとマジで思っていました。

しかしプロケーブルさんのページを読んで自分の立場がよく理解できました。

地獄の鬼どもに私の人生を危うく奪われるところでした。

牢獄を抜け出してみると、ホント、シャバの空気はうめえなあと感じました。

ありがとうございました。嬉しいです。

プロケーブル注:)
このかたもまた音の焦点を理解されたのは、明瞭です。
そこまでやって、さらにボロを全部捨てて初めてこの種の音が出てきます。


▲△▽▼


27番さんのコメント: ゴミの山・ゴミ山!・アクセサリー!

PRO CABLE様

先日8412,88760,8470を注文しました○○です。
本日受け取りました。ありがとうございました。
早速繋ぎ変えながら、いろいろ聴きまくりました。

久しぶりに音楽にひたれた時間を過ごしました。

今回御社のケーブルを注文する前に、したことがあります。オーディオの基本と鬼門
を読み、まず壁コンセント(クライオ処理したもの)を元に戻しました。実は、私も
オーディオグレードという言葉に踊らされた口で、オーディオ雑誌に載っているよう
な変化がわからなかったもののお金をつぎ込んだからいいのだろう、と無理やり自分
を納得させていました。一度導入してしまうと中々元に戻せませんでしたが、今回思
い切って元の2Pのコンセントに戻してみました。その結果、今までよりも力強い音
が聴こえてきたではないですか!

その瞬間着飾った言葉はぶっ飛びました。

その勢いで、いろいろなアクセサリーを全部取っ払いました。ひとつ、ひとつはずす
たびに音が生き返っていくような感じでした。いつのまにか、オーディオ雑誌の言葉
に染まっていたんですね。これからは、オーディオ雑誌を買う必要も、余分なアクセ
サリーを買うこともなくなりました。

そして、本日御社のケーブルの世界を体験させていただきました。とっかえひっかえ
ディスクを交換して聴こえてきたものは、今まで聴いたことのない音、と言っても過
言ではありません。私の安い装置が、かけがえのない音楽を奏でているのです。今ま
で、グレン・グールドのピアノの音が綺麗だと思って聴いたことはなかったのです

が、今日初めて思いました。また、グールド自身あまり響きの多い音をもとめていな
かったはずのバッハの平均律クラヴィーア曲集のピアノの音の豊潤さに眼を開かれた
思いです。まだまだ、言いたいことはあるのですが、取りあえず御礼をと思いメール
させていただきました。ほんとうにありがとうございました。

プロケーブル注:)
このように、オーディオ屋に置いてあるもので使えるものなど、
本当に一つもないのです。私は大げさにいっているわけではありません。

誰も音を聞いていないのですかと、問いたくなるほどの事です。

が、これはケーブル類から何もかもがボロかった場合、もはや見分けがつかないとこ
ろ、さい果ての地まで、それ以前からして追いやられてしまってみえるから分からな
いのでしょう。

ラインセレクターもダメ、Yラグも、なにもかもダメ、実際問題、ゴミの山です。

このかたのコメントにて、アクセサリー類を付けておられるかたは、全て、切って捨
ててみてください。音が良くなるのは、音を聞けば誰にでも分かることです。

この種のことは、音の焦点以前の問題ではあります。それ以前の初歩的な問題ですが、
初歩がきちんとしていなければ、音の焦点も合わせられません。

▲△▽▼


28番さんのコメント: 音の焦点が合っていないことの怖ろしさ

Subject: D45+JRX115

こんにちは。○です
JRX115届いたので焦点を合わせつつメールしております。まだ完璧に合っているとは言
いがたいですが、ものすごい音が出ています。焦点合わせる為に聴いているのについつい
聴き入ってしまいますね。
今回は素晴らしいを超えて感激のレベルに入りました。一人ニヤニヤしてます。変人じみ
てます。

115につないで最初に出た音は頼りなくて正直「えー?」な感じでしたが、焦点が合って
いないだけだろう、というかそれ以外無いよなということでベル線10m→25mにしたとこ
ろ今の状況になっています。

今回改めて認識したことが「音の焦点」の重要性ですね。D45+JRX115といえど焦点が
合っていなければそこいらのミニコンポにも十分負ける可能性はあるということでした。
プロケーブルさんが「基本」といっている意味が体で理解できます。
この後の予定は当分焦点合わせですね、がんばっていきたいと思います。それでは

プロケーブル注:)
これを読まれれば、音の焦点が合っていないことの怖ろしさがどなた
にも分かります。無敵の超一流品ですら、事実、ミニコンポに負けるのです。

ということは、音の焦点を知らないかたや、それを合わせる気がないかたには、ミニコン
ポのほうが良いということに他ならず、ましてや、オーディオゾンビの言うこと
など箸にも棒にもかからないほど、それほどにまでレベルが低く話にもならない
ということです。

ネット情報に振り回されてはならない、オーディオ雑誌に振り回されてはならないという
理由は、まさに、そこにあります。

▲△▽▼

29番さんのコメント:  音の焦点は怖いというかた登場!

プロケーブル様 いつもお世話になっています。
この前、JRX115を購入し、2ピンプラグの件でメールしたものです。

音の焦点について、ちょっと思ったことがありますのでメールしました。
前にWE16GAを片側3mづつプロケーブルさんで購入していましたが、そ
の時は○&○のスピーカーで聴いていまして、20cmほど切ってしまいました。

先日115にそれをつないで聴くと、たいへん前よりもよかったんですが、あ
ることが気になって1cm5mm切ってみると、聴けないことはないのですがな
にか妙なバランスになってしまいました。そこでいろいろネットで検索した結
果あるネット販売でWE16GAをみつけました。奇跡的に入荷したとありまし
た。そこは去年からネット販売を始め、その前は業務用機器の修理を請負っ
ていたそうです。とりあえず片側4mづつ購入しました(すいません、プロケー
ブルさんは長いこと品切れ状態なもので。又そこも注文したらSOLD OUT
になりましたが)。

さっそくそれをつないでみたら、音がきついとかソフトとかいう問題ではな
く、切る前よりはるかにバランスのよいすごい音が115から流れてきました
(微調整は必要かもしれませんがもうこわくて切れません)。115が全く違う
スピーカーに変わったみたいでした。やはりプロケーブルさんの言うとおり
3〜4mで合うみたいです。

また私は音の焦点合わせは人それぞれの好みに合うようケーブルの長さを調
整するのかと思っていましたがこれは違うとわかりました。あくまでも焦点
の合った音質は1つで、本当に焦点が合うと、そういう音質のことではなく、
うまく言えませんが音源がシャープな時はシャープ、音源がソフトな時はソ
フト、しかし音のバランスはどちらも同じではないかと。今回 はたまたま長め
の16GAが手に入ったのでこの音にめぐりあえたのですが、もし前の長さでは
これはなかったでしょう。

そう思うと音の焦点とは怖いものですね。合った人はすばらしい音が体感で
きますが、合えない人は永遠に体感できないという事ですから。

たとえCROWNと115を持っていたとしても。前にも書きましたが、私のは
100V環境アースなし、AMEでもなく、ipodをCROWNにベルデンで直結して
聴いているだけです。
プロケーブルさんには今後もよろしくお願いします。

プロケーブル注:)
このかたの言われる通りで、音の焦点は、音の好き嫌い
というような次元の低い問題ではありません。生音に最も近い箇所なのか、
それとも生音からは遠いのか、という問題です。
音の焦点の合う箇所は、一眼レフの焦点と同じであり、一箇所しかありませ
ん。
そして、再度書いておきますが、人間であれば、誰もが生音に最も近い音を
一番良い音であると感じます。


▲△▽▼

30番さんのコメント: クロスオーバー、dbx223XLを導入されたかたです!

プロケーブル様

横浜の○○です。お世話になります。

チャンネルデバイダー dbx 223XL と crown D-45 バイアンプに挑戦しました。
結果は。。。すばらしいです。JRX-115 から音が溢れて来ます。

なにより、VVF 110m から開放されました。笑

内蔵ネットワークでは超低域はカットされていたと思うのですが、現在はカットされてい
ないため、我が家の硬い床でも低域はさすがに厳しいです。プロケーブル様の音響の最終
回答の発表をお待ちしております。

ちなみに、先日質問した、JRX-115 のユニットへの接続方法ですが、カーショップに売っ
ている平型端子を使用しました。
ウーハー/ドライバー(−)用 非メッキ
http://www.amon.co.jp/seihi/seihi_data.php?id=12136
ドライバー(+)用 スズメッキ
http://www.amon.co.jp/seihi/seihi_data.php?id=12133

ウーハー/ドライバー共に片側の端子が、上記端子にサイズが合わないのですが、大きめ
の物を使用しています。ユニットの端子に直接半田付けでも良いのですが、ちょっとため
らって平型端子を使用しました。なお、スピーカー背面のスピコン端子にそれぞれの線を
半田付けして、スピコンでスピーカーケーブルを接続出来るようにしました。快適です。

なお、Allen&Heath の Xone:02
はまだ入手できていないので、ミキサー/プリは接続していませんが、なんの問題もあり
ません。チャンデバと Crown D-45
をもう1台購入すれば、OKです。これは費用的にはうれしいです。
(私は、もうAllen&Heathを注文してしまっていますが。。。)

以上、よろしくお願いします。


プロケーブル注:)
内蔵ネットワークは超低域をカットしていたのですか。それならば、
クロスオーバーで、正しいスピーカーの置き方をしたほうが優れると思われます。
端子については、このかたのやりかたを真似るのも一つの手です。

注意点は、純正がメッキ線材であった場合、メッキ線材とAE線は相容れないですから、
音質が落ちます。内部配線もAE線にしてしまってください。

なお、再度書きますが、最近のクロスオーバーは、最近のスピーカーには、音的にぴっ
ったり合うことが判明しています。最近のクロスオーバーは、JBL115には、超一級品と
しての役割を果たしてくれます。


なお、部屋の大きさによって、クロスオーバーポイントは微妙に変わります。つまみを
動かして、ドンピシャ合った時には、急に音楽が活き活きしますので、ベストポイント
を探ってください。20畳の部屋のかたから、1400ヘルツで一気に良くなったとの報告
も、その後ありました。20畳ですと実際それくらい、1400ヘルツくらいでしょう。


▲△▽▼


31番さんのコメント: 音の焦点・その真実!

Subject: 焦点を合わせる過程での変化

千葉県の○○と申します。

ベルデン8470スピーカーケーブルを切りつつ焦点合わせをしています。
その過程で起こったことを報告します。

まず切り始めで音が濃くなってきて演奏家が近づいてきます。さらに切っ
ていくと顔が見えてきます。
ハイエンドオーディオでは口元が見えてくるなんて言いますが、そんなもの
ではありません、顔が見えてきます。
さらに切っていくと上半身、そして最後には全身が見えてきます。
さらに頂上に近づきますと、その歌手の身長が伸びてきます。(ちょっと変
な表現なのですが)
それとともに音場が上下左右に広がってきます。
ここまで来ますと、さらに不思議なことにアンプの性能があがったようにダ
イナミックレンジが広がってきます。
本当に聞こえないほどのピアニッシモから耳を聾するばかりの爆音まで
の幅が「想定外」なほど大きくなりますので、ボリウム調節を何度もやり直
すことになりました。

「いつかはクラウン」と思いつつも手持ちのアンプがこんなに実力があったの
かと改めて見直すほどでした。

まだ頂上付近でウロウロしている状態ですが、自分なりのコンセプトで続
けていきたいと思います。

プロケーブル注:)
これは大変なコメントをいただいたものです。これこそが、
音の焦点の底力だと考えてください。まさしく音の焦点の威力はこれほどです。

▲△▽▼

32番さんのコメント: クロスオーバーの是非について修正します

Subject: 焦点合いました

こんばんは。○です
遂に焦点合いました。ベル線10m→60mに伸びてしまいました。プロの方がなぜ音質を
多少犠牲にしてもチャンネルディバイダー使うのか分かる気がします。焦点が合うまでは
不自然さがあるのですが、合った瞬間全てが吹き飛びますね。

またジャンクの話なのですが、俺が買ったヤマハのジャンクアンプはどうやら超一流では
ないにせよ、泥沼とはいえないレベルのものでした。D45に接続したところ情報量が増え
ていました。

前回ダメだったのは、ベル線10mでキンキンの状態で付けたため情報量以前の問題だった
ようです。3000円の投資でこの結果ならばコストパフォーマンスだけならアレン超えてい
ますw。

アンプの素性が分からないのが残念ですが、いい音でてるので気にしないことにしま
す。また設備投資の際にはお世話になります。それでは

プロケーブル注:)
ここは少々私の認識を変更させていただきます。クロスオーバーより
もケーブルによる音の焦点合わせのほうが、「音が良い」と、私は書きました。

ところが、皆さんの意見を聞いていると、クロスオーバーのほうが音が良いという意見の
ほうが圧倒して多いです。

おそらく現代のクロスオーバーは、現代のSR用スピーカーにぴったり適合するように製
作されているというのが、本当のところかもしれません。

また、オリジナルのネットワークの品質も、昔のものに比べて劣っているかもしれません。
このあたりの真偽は不明ですので、クロスオーバーのほうが、今では若干でしょうが音が
良くなるであろうと変更します。といって、クロスオーバーよりは、ベル線やAE線のほ
うが安いですから、ケーブルでの焦点合わせも、勿論、非常に強力な武器であるとも、認
識されておいてください。

つまり、クロスオーバーであれ、ケーブルであれ、焦点が合えば別次元であるということ
です。どちらが少々劣っていようが、有無を言わさないほどの威力が音の焦点にはあるの
ですから。


▲△▽▼

33番さんのコメント: ○○○ ○○○○ と、JBL115の対決

Subject: お便り遅くなりました。

プロケーブル様

和歌山の竹中です。先日来、いろいろなアドバイスを頂き有り難うござ
いました。

今回、購入致しましたJBL JRX115の調整がやっと取れましたので
ご報告致します。

まず、システムからですが

200Vダウンアイソレーション電源(プロケーブル仕様)
Power Mac G5
アライドテレシスCentreCOM FS708TL (RoHS)
ベルデンLAN(2本)
Air Mac Express
Allen & Heath Xone 62
dbx 223XL
Crown D-45(2台)
JBL JRX115

以上で、全ての電源コネクターは、マリンコ非メッキ品に交換済み及
び、めがねケーブル、電源ケーブルは、プロケーブルより購入。

ラインケーブル類も、全てベルデン88760ケーブル。プロケーブ
ルより購入品です。

この機器により出てくる音ですが、以前使っていた○○○ ○○○○
改に比べて、全くの別物になりました。
これに比べれば、○○○○改は極端なドンシャリであったと再認
識されます。

その音は、今迄の概念を覆えし、幽玄にして、剛胆。
まさに、背筋が寒くなるような音です。

生音と表現するには、艶かしすぎます。

今回の改善が、今迄の中で、一番極端に変化しました。

これで、今迄やって来た結果がハッキリと出たようです。どうも、有り
難うございました。

プロケーブル注:)
このかたは以前も登場された和歌山県内の営業店舗のかたです。
○○○ ○○○○などモニターと名前が付くものではまったくダメですから、JBL
115のほうにされてくださいと私がアドバイスしていたかたです。

ケーブルはチャイムコードで最短で引いて、クロスオーバーでの調整です。

営業店内で鳴らされているかたですので、JBL115の音は、和歌山県のかたはいつで
も聞きにいけます。

115を試聴できる場所はほとんどありませんので、貴重な場所になろうと思います。
店舗内は普通の部屋より広いですからクロスオーバーポイントの微調整などでさら
に音は向上すると見ていますので、本人さんとクロスオーバーポイントについての
連絡を取ってみます。20畳くらいのところでは、おそらく1400くらいでしょう。
部屋の広さとクロスオーバーポイントがぴったり合うとドカンと急に生々しく音が
出て来ますので、それは音で見分けます。

なお、

>生音と表現するには、艶かしすぎます。

とされていますので、おそらく店舗内の反響がそうしているものと思いますが、こ
れは是非が分かりません。生音にしてしまってF1の音になると、お酒を飲みなが
ら聞くにはマイナスかもしれませんので、これくらいで店舗はちょうどいいのかも
しれません。

下記に住所を記しておきますので、オーディオで悩まれている和歌山県近辺のかた
は行ってみてもいいでしょう。店舗のかたですので、あえて名前も伏せていません。

和歌山県田辺市湊996 ホテルナンカイロウ2F BARシルキー
0739-26-5873


プロケーブル注:)
この記事を書いてから随分後に書いている注になります。

ここで、「20畳くらいのところでは、おそらく1400ヘルツくらいでしょう。」

と、書いておりますが、音響の最終回答を、今は発表したあとです。音響の最終
回答、スピーカースタンドにて結界を張ってしまえば、部屋の大きさによるクロ
スオーバー周波数の変動は無くなり、適正クロスオーバー周波数は、常に1570
ヘルツ近辺になる筈です。

▲△▽▼

33番さん再登場!: 生音よりも、生音過ぎる音!

BARシルキーさんからコメントが入ってます。

>「生音と表現するには艶かしすぎます。」と言うのは、
>生音よりも、生音過ぎると言う意味で書きました。

とのことです。

プロケーブル注:)
これは業務用建造物内のことだからでしょうか。 オーディオ屋
で音を聴いて、良かれと購入しても全くダメなのは、業務用建造物の床や壁が非常
に頑丈な事も大いに関係しています。部屋での音よりツーランクは上をいきますの
で、BARシルキーさんのところは、すでにバックグラウンドミュージックにはほど
遠いようなF1級の音になってしまっている可能性が、非常に大です。
なお、クロスオーバーポイントは、やはり店舗面積ですと1400ヘルツ近辺で合って
いるようです。

再度住所と連絡先を買いておきます。

和歌山県のかたは「必聴の音」かもしれません。

和歌山県田辺市湊996 ホテルナンカイロウ2F BARシルキー
0739-26-5873


プロケーブル注:)
この記事を書いてから随分後に書いている注になります。

ここで、「20畳くらいのところでは、おそらく1400ヘルツくらいでしょう。」

と、書いておりますが、音響の最終回答を、今は発表したあとです。音響の最終
回答、スピーカースタンドにて結界を張ってしまえば、部屋の大きさによるクロ
スオーバー周波数の変動は無くなり、適正クロスオーバー周波数は、常に1570
ヘルツ近辺になる筈です。

▲△▽▼


33番、BARシルキーさん再登場!

Subject: 何時もすみませんですm(__)m

プロケーブル様

和歌山の竹中です。いつもありがとうございます。

昨夜メールを頂き、今朝拝見させていただきました。
(店のパソコンは音楽専門でネットには接続していないもので(^^ゞ)

で、本日早速繋いでみました。
実はPLANEXのハブと、8800mhの充電電源を既に買って、4331の時に使っていましたもので…。

元々、余りの高音の無さから、JRXのセッティングの時以来使って居なかった(後にそん
な事は無い事に気付きましたが…(^^ゞ)物を、本日夕方取り出して、早速入れ替えです。

その後出て来た音の良さと言ったら、もう笑うどころか、寒気立ちましたよ!(笑)

こんな音を出して居て、営業なんて出来ない!(笑)

いや、自分が聴いていたい…(^^ゞ

暫くぶりに聴く完璧な表現です。

いやね、実は近くのお医者さんの所にLPの初版盤ばかりを約2000枚程持っている人が居
まして、何度も聴かせて頂いたんです。

そこで初めて、ソニーロリンズのサクソホンコロッサスの初版盤のジャケットを見ました
が、初版盤はベタのシルエットでは無くって、ちゃんと顔まで写っているんですよね〜!
感動しましたよ!

しかし、そこは機械にこだわっていて(笑)マッキンのプリとパワーにJBLの民生機の取
り合わせでした。

その音よりも数十倍、いや、数百倍良い音ですよ…
(^^ゞ

感動致しました!

では失礼いたします!

(店にて…Buddy De Franco…Mineを聴きながら…)

竹中弘行
BAR シルキー
0739-26-5873

プロケーブル注:)
この店は前代未聞の店になると思うのですが、バーというような営業店で、
この種の音を出していると、一体全体どうなってしまうんだろうという疑問が残ります。とて
もじゃないですけど、バックグラウンドミュージックには、なってくれないです。

アナログ初期盤より数百倍良いと言ってるようでは話にならないです。バカげています。

業務用建造物ですから、ツーランク上の音になりますので我々よりツーランク上の音でしょう。
これはもう超F1級で、店長の竹中さん自身が仕事に集中できず差し支えるものと思われます。

お客様も会話どころじゃなくなるのではないかと・・・、少々心配になります。BARシルキー
さんは音響の最終回答も取り入れる予定とのことですので、そうなるとさらに異様な音になり
ます。その種の音と営業とが、一体全体両立するものなのかどうか、そこが問題で、全国のい
かなるジャズ喫茶より遙かに上なのでしょうから、音の専門の店になってしまいはしないかと
危惧してます。そうなったらハブや音響などヤバいものを撤去して、わざとパワーダウンすれ
ばいいだけの話ではありますが・・。


▲△▽▼

34番さんのコメント: 音の焦点で四苦八苦されていたかたの原因!

Subject: 音響の恐ろしさを思い知りました

お世話になっております、神奈川の○○○です。
以前に、アレンXONE62や音の焦点の相違点などのアドバイスでお世話になりました。
プロケーブル様のお客さんで、似たような現象が発生した方はやはり皆無でした。
200V,バッテリーハブ導入でチャイムコード20m以下などありえないですよねw
他のレベルの高い方々から比べると、小さい悩みですが数ヶ月悩み抜いて、
「プロ用セッティングは並では済まないんだな」と半場諦め気味でした。
しかし、近頃プロケーブル様が進めておられます音響を自分なりに見つめ直してみると、
ある意外な盲点を見つけました。
それは、以前からプロケーブル様からご指摘頂いてました「スピーカの置き方一つで」と
いう言葉そのものだったのです。
今までその重さから躊躇していたのですが、高さ100cmほどのスチールラック(色々
物を乗せてました)から試しに下ろして、40cmほどのテーブルに乗せてフロント下部
を15cmかました所・・・・TIVFが20〜60m超えになりました!更に今まで絶
望的だったXONE62を通すと・・より生々しくなってます!今まで聞き違いかと思っ
て、中々お知らせできなかったのですが、明らかに生々しくなってるとついに認識しお知
らせのメールを送らせて頂きました。音響がもたらす影響がここまでだとは、プロ用オー
ディオは驚きと感動を感じて来ましたが、一つでも誤ると、プロ用セッティングと言う泥
沼にはまってしまう事を思い知りました。
自分の環境が特殊だったのかも知れませんが、今では凄まじい音に聞き惚れています。
音響の最終回答が待つ世界を楽しみにしております。

▲△▽▼


35番さんのコメント: ケーブルの品質が最重要です

ProCable 様

ベルデン8470、無事に受け取りました、東京の○○です。
早々の発送有難うございました、
早速接続してみましたが、御社HPで書かれている通りの素晴らしい結果です。

手持ちの機材は、手入れしながら25年使い続けているサンスイの907XDを中心に
組んだ、特別高価でもなく古いものです。

最初の音出しの際、ふと思いついてチューナーのAMラジオにつないでみたのですが、
びっくり。アナウンサーの声が生々しく、クッキリと浮かび上がります。
そこで喋っているようなリアルさ。AFNで音楽を聴いてみれば実に気持ちの良い音です。
ハイファイではなくても、AMはAMなりに人間が聴いて一番心地よく聴こえる音が
作ってあるのが良く理解できますし、局によって音質が違うのも聴き取れます。

聴きなれたジャズ/ロックのCD、LPと次々に試しましたが本当に素晴らしいです!
もっと輪郭が締まって欲しかった低音部はその通りに、もっと前に出て欲しかった
ヴォーカル、ドラムのブラシ音は生々しくシャープに目の前に現れました。
リムショットのコツコツ言う音も、スティックが鳴る木の音と、スネアリムの金属の
音がリアルに聞き分けられます。シンバルの音も、消えて行く最後の瞬間がわかる!
全体的にはとにかく立体感が自然で、1枚も2枚もベールを剥いだよう。
1メートルたった600円の投資で、2本のケーブルをつないだだけなのに、です。

繊細な所はちゃんと繊細に、出るべき所は何も色付けされる事なく迫ってきます。
すごい能力があるけれど、余計なことはしないケーブルだということが理解できました。

私は、音楽マニアの要素の方が強くて高度なオーディオ使いではないのですが、
予算の範囲で出来る限りいい音で聴きたいという気持ちは昔から持ち続け、
どんな音がいい音なのか、ある程度は理解できているつもりで楽しんできました。
こんなタイプの人間にとって、このケーブルは最高の贈り物です。
こんな小さな予算で、システムの一番大事な所を確立できるのですから。

また色々お世話になって行きたいと思いますので宜しくお願いいたします。

プロケーブル注:)
特にアンプに最高峰のクラウンを持ち出すまでもなく、焦点合わせ
をされた形跡すら無いのに、こういうことは実際に多発するものです。こういう事が起
きている以上、私はケーブルが最も大事であるという順位を変えることが出来ません。

あくまでも一番大事なのは品質の高いケーブルです。

こればかりは、疑いの余地の無いことです。


▲△▽▼


36番さんのコメント: プロのエンジニアも「音の焦点」のことなど知りません!

プロケーブルさん

早速、繋ぎ換えました。ここまで変るとは、思ってもみませんでした。
今までのケーブルは、とあるエンジニアから薦められていたものを使っ
ていたのですが、いったいなんだったのでしょう?換えてとてもすっ
きりしました。こうなったら、スピーカーケーブルも換えてくなりま
した。ベルデンで統一しようと思います。

プロケーブル注:)
そもそも音の焦点などというものは、世界広しといえども、ここではじめて
発表したことであり、ここを見ているプロや私の知人のプロなら理解していますが、そうでもな
い限りプロのエンジニアとて、○○○さんとて、○○○○さん(メーカー名です)とて、誰1人
として知る筈の無いことです。そのことは、しっかりと、認識されておいてください。誰1人と
してあてには出来ない、自分の耳しかあてにはならないということです。

▲△▽▼

37番さんのコメント: 何度トライしても同じ距離で焦点が合ったという報告!

Subject: お礼とご報告

お世話になっています。江南の○○と申しますが、いつも電話で有難うございます。今の時点で、オレンジトランス(200V,アース完全独立)から、電源は全てメッキ排除(タップも)で、ラインケーブルは、プロケーブルさんのおっしゃるとうり、そちらに発注したBELDEN社のもので。。。。を遂行。   途中経過ですが、別世界です。非常にいいです。感激してます。感謝してます。ノイズとは、聴こえるものと思ってましたら、やってみて解りました、邪魔するもので、直接聴こえる訳ではないのですね?。スッキリ、ハッキリ。。。。S/Nとか定位とかこれかと。  唯、スピーカーとアンプは、思い入れもあり(笑って頂いて結構ですが、総額遥か1000万円以上のJBLベースのウエストレイクと、オール真空管)、まだ変えてないです。今の装置を後で買い直すつもりもなく、この機会に今しばらく使ってみたいです。お許し下さい。それでも本当に驚く音がしますよ。多分世界一と思うほど。兎に角非がないのです。  ところでケーブルは30mからスタート(0.8mm)、100回くらいに分けて、15m切りました。手元のデータ帳によりますとおいしい所は、24m近辺、18.5m,15m….とあって、3回目の仕切り直し挑戦で、現在24.6mとしました。何回やっても同じ運びとなるのが興味深かったです。これは、はっきりしたデータだと。事の真偽はともあれ明らかにそう言った世界が現存した。そして知らなかった。。。。短くなると、実在的になりますが、余韻が無くなり、ソースによっては薄っぺらに感じます。結局、好みでしょうか?プロケーブルさんお勧めの陽水さんのライヴ、音あわせに使っていたのに、愛聴盤に。あれいいですね?陽水さんから学びます。今の日本はくたびれてます。一所懸命向かうと言うシンプルで最も美しいことが出来ない環境、そして殆ど無くなってしまって恥ずかしい気がしました。モノには溢れたけど、何かを倍無くした様な。。。。もう戻れないですね。プロケーブルさんのお陰で私は1つきっかけになりそうです。色々本当に有難うございます。久し振りにワクワクしています。   でも唯一反論ではないですが、高いものは必ずしも悪い訳ではないとも思います。ケーブルや電源は確かにおっしゃるとうりかなぁと思いますが、その路線での正常進化や、アンプ、スピーカー(エンクロージャー部分とか)、他にもいいモノはある様に思いますが。。。。済みません、生意気云って。今後とも、ご指導お願い致します。では、更なるご活躍を!!。

プロケーブル注:)
確かに、高いこと=悪いことではありません。高くても品質が圧倒して良ければ良
いわけです。

実際アルテックは高かったです。スチューダーのアナログ機器もやたらと高かったです。が、品質は世
界でも抜きんでて最良のものでした。

しかしです。高くて良いものは限られたメーカーの独壇場で、他のメーカーでは、高く
ても全てがボロいものばかりなのですから、厳重な注意が必要です。

▲△▽▼

38番さんのコメント: 驚異のコメント これは凄いです! 読破してください!

Subject: 100V環境の落とし穴

PRO CABLE御中

以前、D-45、iPod用ケーブル等を購入し、焦点合わせで失敗をしたということで
再度SPケーブル8460をお願いしました○○と申します。
実は、何度も何度も、HPのコメント集を読み返し、先達の書き込みに習ってご指摘を
受けましたスピーカーの置き方も変更し、音の焦点にトライしていたのですが(すいません、
音響の最終回答を待つように言われましたが、私のカーオーディオと大差ない音しか
出ていなかったもので、そんな筈は無いだろうと焦点に取り組んでおりました。)、

1.5cmずつ切っても切っても音はキツイまま、とうとう8460の二度目のトライも失敗してしまいました。
この時点で、これは多分もっと太いケーブルが必要なのだろうと思い、WE16GAを入手し再度トライをしました。
結果、3m付近でも音はキツイまま、最後は1m弱になっても(5mから1.5cmずつのカットを繰り返し)音はキツイまま。
これ以上切ると物理的にスピーカーに届かないという所まで切りました。が結果は8460の時と同じ。 
システムは、D-45にiPod nano直結、スピーカーはJBL115、ブレーカーを単独で設置し、
アースも専用、コンセントは1512K。この内容の何処に落とし穴があるというのか・・・?

これまで私は、100V環境である為、BELDENかWEのケーブルで合うはずと思い込んでいてしまっていました。
「例外的・特殊なケース」の項も読んではいたのですが、まさか自分が・・・です。
モノは試しと最初ベル線を片側20m購入し(50ずつ)試しましたが、これも失敗。
この時私の頭の中はパニックです。何がナンだかサッパリ?状態。
あと残るは、VVFのみ。もうコレが最後とVVFを100m購入し片側50mから始めました。
内心「これじゃ、200V環境の人と変わらないじゃ無いか」などと思いつつ半信半疑のまま31cmずつ
(ケーブルにVVFの文字が31cmごとに刻印されていたのでコレを左右のケーブル長の目安に利用)
切っていったところナント!20m付近で今までに全く無かった程の大きな変化が表れたではありませんか! 
そこから15cmずつ、そして18m付近になったところで私のカーオーディオなど足元にも及ばないほど、
モノの見事に別世界の扉が開きました。どうりでベル線20mでも合わなかった(短過ぎた)訳です。
この状態に辿りつくまでは、少々焦っていましたが、更なる生音に近づける作業は今後ゆっくりと
楽しく煮詰めていけそうです。

情けない話ではありますが、私の思い込みがヒド過ぎたようで結局、音が私に教えてくれました、
もともと環境は、「例外的・特殊なケース」であったことを。
あれだけ先達のコメントを読んでいたにもかかわらず、近くに米軍基地(厚木飛行場)があることが
今回の事と全く結びついていなかったとは・・・。その後、変電所も3km圏内にあることも分かりました。
あと一つ、これは定かではありませんが(旧モデルでの検証をしていない)iPod-nanoが最新のものであったことも
大きく関係しているように思えます。
と言うのも娘が持っている他メーカーのプレーヤーとWE16GAとの組み合わせで
(勿論、現在の音とは別次元ですが)そこそこの音を出しておりましたので。しかし、
今の状態で娘のそれで聞いてみますと、ナンと情報量の薄い事。iPodの凄さを思い知らされました。
ただ、付属のイヤホーンでは、娘の方が良い音に聞こえる場合もあるのですが、今はその理由も理解出来ます。

日々お忙しい事とは思いますが、ようやく皆さんと同じスタートラインに立てたという嬉しさのあまり、
メールさせて頂きました。
貴重かつ豊富な情報を提供してくださっている事に心から感謝しております。有難う御座います。
また、こんなにも素晴らしい音楽の世界を自宅で楽しめると言う事実を、
より多くの方に伝わりますよう心から応援しております。

▲△▽▼

39番さんのコメント: OSXレパードの音!

Subject: Mac OS X レパード

お世話になります
徳島の○○です
参りました、Mac OS を最新のレパードに変えました
昨日発売です(10/26)
いや、一応覚悟はしてたのですが
iTunesのバージョンは同じ
しかしOSの変更だしなあ、不安、もしかして
少しぐらいセッティング変更しないといけないかなあぐらいは覚悟したのですが
そんな甘いものでなかったです
100Vから200Vアイソレーションに変えたぐらい変化がありました
このままでは耳がギブアップです
とんでもないぐらい高音の密度が濃いです
iMacでこれですから電池駆動のMac bookなんか手に負えないような気がします
参りました
Appleは期待以上の会社ですね
スピーカーコード100m以上必要な方が出てくるんじゃないですか

プロケーブル注:)
これは大変な事がまた起きているものです。まさしくアップル
は、今やこういう体質の超一級のメーカーです。OSXレパードにはクロスオーバー
が必需品になるでしょう。

▲△▽▼


40番さんのコメント: クロスオーバーによるセッティング 時の非メッキ端子

プロケーブル様

お世話になります、東京の○○です。

ここ数日、dbx223XLによるJRX115のバイアンプ接続にむけて
いろいろと下調べをしております。
単にネットを探ってちょこちょこ調べているだけなのですが
それだけで何か「うきうき」してきます。
ちょっと病的です。

さて、これは皆さんのお役に立つかどうか解らないのですが
ちょっとした発見をしましたので、お知らせいたします。

じつは、当方ではスピーカー内部の配線については30番様の
真似をしようと考えているのですが、30番様ご紹介の平型端子
の中で「ドライバー(+)用」だけがメッキパーツです。
少し気になったので調べてみたところ、このメーカーではこの
サイズの平型端子で非メッキのものは製造していないようです。

スピーカー内部の配線を非メッキの単線に変えなければならな
いくらいなのですから、高域ドライバーの+側も非メッキ端子
のほうが良いだろうと考えて少し探してみました。

大阪の「キタコ」というメーカーの物が非メッキです。

http://kitaco.co.jp/jp/getitem.php?md=000601&id_category=1930

上記ページ中の、「平型端子SET」がそれに該当します。

おそらくその中の、

(110型 コネクター用)が「ドライバー(+)用」
(250型 コネクター用)が「ウーハー/ドライバー(−)
用」

です。

ただ、上記ページからは直接購入できず取り扱い店舗も掲載
されていないので、どこか手軽で確実に購入できるお店はな
いものかと思い、合わせて探してみました。

「ウェビック」というバイク用パーツの通販ショップで購入
できるようです。

下記のURLです。

http://www.webike.net/i/f/ss.jsp?syouhin_catalogue_code=12173&syouhin_keyword=%92[%8Eq

音質的には大差ないのかもしれませんが、スピーカーユニット
まで外すわけですから、できるだけ完璧に近い状態にした方が
精神衛生上も良いのではないかと考えてお知らせいたしました。

それでは今後とも宜しくお願いいたします。

○○

プロケーブル注:)
ユニットに端子を用いずに直接はんだ付けした
ほうが音が良かったという声もあります。このあたりは微妙です。
回りの機材の関係も関与していると思われます。

▲△▽▼


40番さん再登場!: 非メッキ平型の端子で良好という結果です!

平型端子を全て非メッキに交換した結果、ドライバーから出て
くる中高域が若干滑らかになりました。
最初高域を上げ過ぎの状態で聞いていて、耳が疲れてきて気付
いたので多分間違いないと思います。

▲△▽▼

41番さんのコメント: クロスオーバーなしでJBLで頂点の音に到達する可能性!

Subject:  焦点について

プロケーブル 様

目が点になった○○です。お世話になっております。

スタンド、すごい人気ですね。私も、今必死で妻を説得中です・・

今日ネットで見つけたのですが、JRX115のネットワーク改造に関して
面白いものを見つけました。荷電流防止用ランプをパスする方法です。
ご存知かと思いますが、回路図によればランプと抵抗がパラになっており
両方パスすれば、全くのスルーとなり音が良いのでしょうが
ここでランプ(ソニックガード)のみ(両方とも)ニッパーなどで切ってしまえば
高域側に16Ωの抵抗が入り、大幅に音量が落ちます。(10db程だそうです)

物は試しとやってみたら、たしかに大幅に焦点が遠のきました。
ちょっと遠すぎて困るほどです(汗)
クオリティー自体は若干上がったような気がします。

これって、焦点合わせに使えませんか?

アッテネーターを16Ω絞りきったのと同じで、VVFの人はかなり短くなるのではと思
います。
ただ、一度切ってしまえばはんだ付けでもやり直さない限り元には戻りません
が・・・

この情報が役に立てばよいのですが。

○○ ○○

プロケーブル注:)
これは超重要情報です。これが成立するのであれば、クロスオーバーが必要ありま
せん。VVFかチャイムコードだけで事足りてしまいますし、簡単に10db高域側ドライバー音量が落と
せるのであれば、音の焦点での大きな苦労は無くなります。


▲△▽▼


41番さんです!:  クロスオーバーなしでJBLで頂点の音に到達する可能性! その2 

Subject: RE: 焦点について

プロケーブル 様

目が点になった○○です。お世話になっております。

まず、回路図ですが
http://www.jblproservice.com/pdf/JRX%20Series/JRX115.pdf

ソニックガード回路はヒューズの替わりにランプを使用しており、
万が一ランプが切れたら迂回して「R1」で抵抗を介してから
音が途切れないようになっております。
(一説によればランプは直流ではなく実際にはパラになっているとか)

家庭で使うには全く要らない回路で、まして焦点合わせが出来る状態では
さすがにいらないでしょうから全てパスしようと思ってたのですが・・

作業自体は簡単です。ペンチか何かでランプをつないでいる針金状の回路を
2つとも切ればよいだけです。それだけで16オームのセメント抵抗を通った
回路になります。
ただ、100V(拙宅)では焦点が遥か彼方に・・・
しかし今抵抗までスルーしてしまったら、将来困ります。
ですので、焦点合わせに使う場合はVVF突入後が良いかもしれません。

プロケーブル注:)10dbというのは、おそらくスピーカー部分での10dbの差
でしょうから、2×2×2×αで、10倍ほどもドライバー側の音量が下がります。
ラインレベルですと、20dbの差にもなります。
この件は、音があまりにも濃すぎて、AE線が150mから200mも必要なかたの
みが、行ってください。通常100Vで行うと使い物にならなくなりますし、クロ
スオーバーを導入されるかたの場合にも、必要ありません。クロスオーバー無
しで濃すぎる音を扱うときに有効です。

■なお音の焦点をクロスオーバーで合わせる方法は下記になります。

49)音の焦点をクロスオーバーで合わせる方法
https://procable.jp/setting/48.html


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42番さんのコメント: 衝撃的です! 初心者のかたも最高の音を入手されてください

Subject: ランプ切断実験

こんにちは。○です

今回、HPに載っていたJBL JRX115のソニックガードのランプを切断するやり方やってみ
ました。システムは、AME+D45+JBL JRX115のベル線数珠繋ぎ70-80mです。

結果から言うと、ベル線は6-7mになり音質は前者よりかなり上がりました。ランプが
悪かったのか電送限界だったのか分かりませんが、70-80m付近での1.5単位での調整
した音より上です。

ベル線やAE線、VVFを何十何百mも引くのが嫌な方は試してみるといいかもしれません
が、失敗したらクロスオーバーにするくらいの気持ちで望んだほうがいいと思います。
やり方は発見された方のやり方で大丈夫でした。 それでは

プロケーブル注:)これは凄いことになりました。クロスオーバーがいりません。
さらに、音も良くなるとのことですから、これでどなたもが、実に簡単に、焦点が
異常に伸びていくほどの「超々高音質」ですら、初心者のかたも、簡単に出せます。

現代のクロスオーバーは、やはりどう考えてもいま一歩のところにありますから、この
方法のほうが圧倒的に「音」が良くなる可能性が、大いにあります。


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43番さんのコメント: 18番さんに続いて同メーカーの、悪魔のようなボロスピーカー登場です!

Subject: このデータは何だ?

千葉県の○○と申します。
悪戦苦闘約2か月で、ようやく焦点が合ったと思われますので報告します。

なぜこんなにかかったか?土日をほとんど費やす週もあり、時には夜中
に起きてまでやりました。

データ:BELDEN ベルデン 8470 16GA で90センチです!

2メートルからスタートしましたので、平均1.5センチずつ切ったとして、
73回切ったことになります。その間、試聴やらシステム上の問題点やら
を考えながらですから、長期間にわたるのは当然です。

アンプは普通の真空管アンプですが、相手のSPはかの悪魔のような
ボロSP、○○○○○○○○の○○○○○○○○○○○○です。

このSPが鳴らないことは有名ですが、ベルデンの16GAで90センチですよ!
こんなもの世の中の誰が鳴らせるでしょうか!

音の焦点が遥か遠くにあるうちはある意味幸せでした。「またいつものボ
ケか」で済みます。しかしだんだん近づいてきた時が地獄です。
切っても切っても聴覚障害を起こすようなキツイ音に悩まされ、自分が
どうしてこんなことをやっているのか、果たしてこの地獄は何丁目なんだ
ろうか?とさえ思いました。

切っていくうちに良くなっていく要素は確かにありました。それは皆さんが
書いてくれているとおりです。
この過程で、唯一の希望の灯はPro Cableさんのサイトにある先輩の(18番
さん)経験談でした。「よし、もう一度やってみよう」という気持ちが湧
いてきましたから。

その間ヘッドホン(AKGのK240S)であるべきバランスをチェックしながら
音楽を聴いていました。ひとつのお手本だと思いながら。

それにしてこの90センチというデータは信じられません。ひょっとして私と
同じように悪魔と格闘している人もいるだろうと思ってメールしました。

プロケーブル注:)
このメーカーにつきましては、18番さんのコメントも、
その1とその2があり、そのあまりもの悲惨さについて悪魔と書かれて
います。ぜひさかのぼってご覧ください。ただし、どの民生用スピーカーも
今や高いばかりで、同様と思われますので、メーカー名は伏せてあります。


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41番さん再登場!:  クロスオーバーなしでJBLで頂点の音に到達する可能性! その3

Subject: RE: 焦点について

プロケーブル 様

目が点になった○○です。お世話になっております。

実験結果拝見しました。まさか、このような結果になるとは・・・

言葉になりません。わたしは、あくまでチャンデバ導入までの
「つなぎ」程度にしかならないだろうと思っていました。

提案した私自身が、一番びっくりしています。

ただ、かなりの人がチャレンジするでしょうが、中には
焦点が遠くなりすぎる方も出てくるのではないかと思います。
100Vの私は、途方にくれました(笑)

ですので、「切断の仕方」と「簡単なリカバリーの仕方」を
是非載せておいて欲しいと思います。

ランプの針金状の部分を切断。リカバリーは板状の部分に
ベル線を巻きつけて「横に」(ランプの方向を「縦」とするなら)配線する。
基盤を見てもしわからなければ、両方(横に)繋げればどちらかは正解です(笑)

リカバリー後のほうがランプをパスできるので、改造前より音質も若干向上します。

プロケーブル注:)
その実験結果というのは、50番コメント集、

50)音響の最終回答 JBL JRX115用スピーカースタンド コメント集
https://procable.jp/setting/49.html


のほうに、そのやりかたの写真付きで掲載してあるもののことです。

焦点が遠くなり過ぎたかたの場合、いっそ、AirMac Express、バッテリーハブ、
それでもダメならアップルコンピューターのインテルマックなどで、超高音質化さ
れていったほうが正解かと思います。特にマックブックは、100V電源でも、焦点
が異常に遠くなるほど高音質化します。

そうなれば、100Vでも十分エリア内に入ってくるわけですし、同時に超高音質化
するのですから、リカバリーなどしているよりも、そのほうが気が利いています。

つまり、リカバリーの事については41番さんが書いてくれてはいるものの、基本
的に超々高音質を望むのであれば全く考えなくていいということです。

200Vの高性能トランス利用の場合にはiMacなども選択肢に入ってきますが、であ
れば、それ以前に焦点は何もしなくても、それでほぼ合っている筈ですから、その
場合にも、リカバリーの必要など全くなく、結局、ランプを切るだけで、あとは何
もしなくていいということです。

▲△▽▼


43番さん再登場!: Subject:このデータは何だ? のかた再登場!

Subject: Re: このデータは何だ?

プロケーブル様

いろいろアドバイス痛み入ります。

JBLはいずれ納入するつもりです。現在は音の焦点が合ったところ
ですので、しばらくまったりとしたいと思います。

と言っていながら、チャイムコードの実験もやってみたいと思います。
これも基本中の基本が終わって精神的に余裕が出てきたためだと
思います。

PRO CABLEのHPに集まる人たちは本当に熱心ですねえ。しかも
いろいろな分野の専門家も揃っているようで心強いものを感じます。
「最強のオーディオ頭脳軍団」というところでしょうか。(笑)

こうした人たちがいて、貴重な実験結果を発表してくれています。
読んでいて「俺もやらねば」という気にさせてくれます。
このページがなかったらおそらくたどり着けなかったかも知れません。

プロケーブル注:)
ボロい悪魔のようなスピーカーを使っているよりは、
JBL115を買われたほうがいいでしょうとメールを送っていたものです。

実に嬉しい限りのメールをいただきました。

これは本当の事ですが、当店こそが日本国内では、いや世界でさえ最強
であることは間違いありません。これは皆さんプロ集団の力の集結と団
結力の結果です。

ここをご覧になられた「初心者のかた」は、深く考えずに、単に皆さん
の真似をしていただくだけで結構です。

真似・・、単にそれだけのことで、簡単に生音など出ます。

▲△▽▼


44番さんのコメント: JBL JRX115から「怪鳥の叫び声」が飛び出してきたかた!

お世話になります。7月にクラウンD75Aを購入した、茨城県の○○です。
やっと、iMacとJBLのスピーカーが用意できたので、次のステップに踏み出すことが出来ま
す。

JRX115が届いたのは昨日なのですが、最初に出てきたのは「怪鳥の叫び声」としか言いよ
うのないくらいの、ひどい音でした。

「音の焦点」を知っていなければ、途方に暮れておかしな改造をするか、すぐさま売って
しまったかもしれません。


あのひどい音が、焦点を合わせるだけで、生々しい音に一変しました。

ホーンスピーカーはエージングが終わらないとまともな音はしないという、オーディオの
常識は、無知からくる非常識だったことが今回のことで解りました。
きつい音を我慢して聞き続けるという苦行は、全く必要のないことだったのです。

ただ、OS X
Leopardとバッテリー駆動ハブの相乗効果は凄いものがありまして、わが家は100V
+アースの環境なのですが、スピーカーコードがVVFで9.6mになってしまいました。
ネットワークのランプを切った状態で、この数値です。

最初は何をしても焦点が合わないので焦りましたが、プロケーブルさんと、コメントを寄
せられた先達の皆様のおかげで、簡単に乗り越えることが出来ました。

ありがたく思うと同時に、こんなに簡単に凄い音を手に入れてしまって申し訳ないような
気持ちです。

今のところは、あり合わせのタップとLANケーブルで音を出している状態ですので、細かな
調整はまともな製品が届いてからにしようと思います。

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45番さんのコメント: 「右脳」で焦点を合わせたかたが登場!

Subject: スピーカーケーブル設定の「最終答案」

プロケーブル様

昨日、メールでぼやきました○○です。
セッティングできました。
最終、AE銭は18.38mでした。

方法としては、あれこれ何枚もCDを入れ替えて「イイ音」「生音」
を耳で追い求るスタイルをやめました。

そして、好きなCD1枚(バイオリン協奏曲)をじっくりと1枚聴きます。
「イイ音」程度なら短く切り、また再度1枚試聴。と繰り返しました。
ある点(18.385m)で、聴いた時、今までに無い「心のゆれ」「感動」を
強く感じて、思わず涙腺が緩んでしまいました。

ヴァイオリンの音が消えかかる間際に、かすかに聴こえる、それ固有の音のゆれ。
それが聴こえるようになったことが決定打でした。
再度、5mm詰めて、確信しました。

ためしに、ジャズヴォーカルCDを聴いても、同様にヴォーカルの声が消える間際に
声特有の「ゆれ」を感じます。これが、音楽の「感動」、「陶酔」の要因でした。
「生音」の実態は、この各楽器の音固有の「ゆれ」ではないでしょうか?
ちょっとしたことで、すぐに隠れてしまう、固まってしまう「ゆれ」。

そう言えば、プロケーブルさんのベルデン+マリンコの電源コードを購入したときも、
レベルは違いますが、同じような印象をもったことを思い出しました。
消え行く音に奥行きを感じます。

40mから始めて、私のシステムでは皆さんとは全く逆に
非メッキのAE線が何故か短くなると、音は柔らかくなる傾向にありました。
それでも、自分の耳と感性を信じてよかったです。

最後は、右脳のセッティングが今回は決めてでした。

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46番さんのコメント: フリーソフトのクロスオーバー登場!

それにしても、「鬼門」はすごいです。読めば読むほど発見があり、目から汚れた鱗が落
ちると同時に、思考がクリアになり、発想も豊かになってゆく、そんな気がします。CD
を擬似「円盤」と思い込むことを止めた瞬間、呪縛から解かれたように思います。で、デ
ータであれば、すべてコンピュータ上で処理できる範囲にあると思い、ひょっとしたらチ
ャンネルデバイダーがフリーソフトで手に入るのではないと思い検索してみましたら、あ
りました。

再生ソフト
http://foobar2000.xrea.jp/index.php?cmd=read&page=DSP&word=%B6%CA%B4%D6

デバイダー
http://foobar2000.xrea.jp/index.php?cmd=read&page=DSP&word=%B6%CA%B4%D6#ia597f41

クロスオーバー
http://foobar2000.xrea.jp/index.php?cmd=read&page=DSP&word=%B6%CA%B4%D6#d59dfd49

もっとよいものがあるのかもしれませんが、何はともあれ、無料です。さしあたり試みに
ダウンロードして、チャンネルデバイダーが使用できるような状態にして、(よくわかり
ませんので思い込みの)標準的数値を入力し、それによって無損失のWMVを再生してみ
ました。当方はマックではないので、マック使いの皆さんがどのような音を出されておら
れるのか想像もつきませんし、おそらくマックであればもっとすごいことになるかもしれ
ませんが、しかし、意外にイケテル、というのが実感です。いずれにせよ、スピーカーケ
ーブルを調整してゆく長く過酷な過程で、ある程度の目標を示してくれるものとなるので
はないかと思います。

ほんとうに、このたびはいろいろとありがとうございました。CDに記録された音は、こ
んなにも明るく、軽く、そして濃密だったのですね。それをいかに鳴らせばよいか。とに
かく伏せられてきた情報ばかりなような気がしました。いままでとはまったく逆の方法論
を試みないといけないというのは、やはり革命です。これから、あせらず、ゆっくりと煮
詰めて行こうと思っています。そのときどきに、何かとお世話になるかと思いますが、ひ
きつづきよろしくお願いいたします。

プロケーブル注:)
ソフトのクロスオーバーということは、ソフト内でのデジタル処理が
あるはずですので、そこにおいてのデジタルの欠損が少々心配ではあります。しかし、こ
ういう時代なんですね。

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44番さんです!: OSXレパードでは「ランプカット」してても、VVF98m!!

Subject: 信じられないほどの生音とケーブルの長さです

お世話になります。怪鳥の叫び声を聞いた(鬼門42の44番)○○です。

送っていただいた10個口タップとマリンコシアターモデルによって、レパードの真価が発揮されました。
スピーカーコードの長さが、それまでのVVF9.6mから、一気に98mです。
内部配線はチャイムコードに交換して、ランプは確実に切ってあることを自分自身に納得させるために基盤から剥がしてしまいました。
あまりにも想定外の長さだったため、何度もケーブルを買い直すと同時に、スピーカーやアンプのセッティング、iMacなどの音源関係の設定を見直したりしましたが、音がきつい原因が分からず、思い切ってVVFの100m巻きにしてみたら、それで当たりです。
プロケーブルさんのおっしゃるとおり、電源をシールドすることの大切さが実証されたような出来事でした。

おかしな表現ですが「音の静けさ」が聴き取れます。
松尾芭蕉が「蝉の声」の中に聴いたものは、きっと、こういう事なのだと一人納得しています。
静けさが再現されるからこそ、出てくる音が圧倒的に生々しく感じられるのですね。

この、生よりも生々しく感じる音は、ベルデンLANケーブルのおかげでしょうか。
ベルデンに変えると、命が宿っているかのような音が出てきます。
音楽を聴くと言うことは、アーティストが演奏を通じて伝えようとした想いを受け止める事なのではないか、などと哲学的なことまで考えたくなる、他とは次元の違うケーブルですね。
とにかく音楽の表現力が凄いので、録音の善し悪しなど関係なく音楽に没頭する事が出来ます。
音の悪さから敬遠していた、チャーリー・パーカーやビリー・ホリディといった人たちのCDから圧倒的な音楽が伝わってくるようになりました。

このシステムで音楽を聴いていると、音の良さだけを追い求めているようなオーディオのありかたは、根本的なところから間違っているのではないかと思ってしまいます。
大切なのは、音ではなく音楽なのだと言う、当たり前のことを忘れてしまったのが、今のオーディオ界なのでしょう。

プロケーブル注:)
ランプカットして高域を10分の1に落としていてさえ、OSXレパードを使った途端これですか、恐るべきことです。
これ以上は、結局またしてもクロスオーバーということになってしまいます。一体全体アップルはどこまでやるつもりなんでしょう。

また、ここにおられるかたは既に熟知してみえると思いますが、「音の実態」というのは、まさしくこういうことなのですから、

「音の焦点」は、本当に基本中の基本であって、それが理解できないかたは、オーディオから足を洗ってください。

泥沼、オーディオ地獄に落ち込むだけです。

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「右脳」で焦点を合わせた45番さんが再登場!

Subject: 右脳でAE線の次は、正攻法でVVF1.6mmで焦点 byバイオリン

プロケーブルさま

先日、右脳でAE線(0.9mm)の焦点(18.38m)を合わせた○○です。(笑
今回は、VVF1.6mmを使って31.89mで焦点合わせました。

環境
ダウントランス(オレンジ)+200V
非推奨(ボロ)CDプレーヤーと、同アンプ
電源ケーブル、ラインケーブル等は、全て、プロケーブル製

VVFのスタートは、32mから始めました。いきなり、かなりイケマシタ。
でも「もう少し、高音量を増やしたい」ので、セオリー道理、5cmカットしました。
前回のAE線の場合は、通常とは逆方向の音の変化がありましたので、この5cmカット
がどちらにシフトするか興味がありました。
結局、VVFではセオリー道理に、「カット=高音増&音のシャープ化」でした。
カットしたときの音のシフト方向と変化量を確認できたので自信を持ちました。
それで、2回目のカットは経験値から4cmカットしました。
これで、理想の音に急接近です。ただ、AE線で焦点を合わせたときに感じた、音が消え
るときに聴こえる「音のゆれ」の微音がもう少し不足している様でした。
最後に3回目のカットは、2cmです。完璧です。音のゆれが心地よいです。
AE線よりも音の情報量や力感が桁違いに濃い感想す。
各線の直径値の差と言うよりも、表面積、いえ、体積値の差を感じます。

ちなみに、焦点合わせに利用したCDソフトは、今回もヴァイオリンでした。
私の経験ですが、ヴァイオリンで最高音が伸びきる音が少しかすれる程度のセットがベ
ストです。そのままで、他の音のピントもピタリと合うのが不思議と言うか、「フラッ
ト」なのでしょう!

それにしても、ほぼ32mものVVFコードを通って、スピーカーを鳴らしているのだと
思うと、つくづく、今までのオーディオ感を考えて(反省して)しまいます。呆れてし
まいます。
このまま、VVFで使います。

皆さんのコメント同様。次元の違う音質をVVFで得ました。
これは本当に凄い。

最後に、単線は、不意に線が折れてしまうこともありますよね。私はAEでありました。
だから今回は、ミリ単位の最後の追い込みまでは、余裕を持たせてしていません。

嬉しくて、メールしました。

皆様のコメントが参考になり、勇気付けられましたので、
もし、私の経験が参考になるのならとても嬉しいです。

プロケーブル注:)鉄クズCDプレーヤーでさえ、ダウン&アイソレーション導入と同時に、VVF32m
です。それにiPodなり、AirMacなりを加えて、さらにハブを加えていくと簡単に100mを越えてJBLをランプ
カットしなければ、ヘタをすると、OSXレパードですと、400m、いや、500mです。

これはもうバカげています。

結局のところ、せっかくランプカットという「最終兵器?」みたいな方法が発見されたのですが、またして
もクロスオーバーに舞い戻りそうな気配さえします。

上記のことから、再度書きますが、いかに音の焦点を理解することが大事かです。

それを理解しようとされないかたは、オーディオなどに近寄ってはなりません。

音がキンキンになる本物中の本物のトランスなど、誰が売るでしょう。じつは売らないのです。売ろうという発想になりません。

つまり、彼等は音の焦点を理解していませんから、その価値が分かりません。アイソレーションという名前だけのボロのノイズフィルター
回路の電源しか、売る能力が必然的に無くなってしまうのです。

「音の焦点」に対する無知・・・、

その程度のオーディオでは「目がついていません」から「地獄」に堕ちます。

足を洗ってください。

▲△▽▼

43番さん再登場!


Subject: 赤黒ケーブルでの試み

千葉県の○○と申します。

焦点合わせどうやら成功いたしました。その体験を長文ではありますがドキュメンタリー風に書きましたので、お暇な時にでもお読みください。

ベルデン90センチ。確かに聴けないことはない、だけどちょっとキツイ…。

結構悩んでいました。もうちょっと何とかならないか。たまたま出張で大阪へ。赤黒のスピーカーケーブルがあったので面白そうだと思って3メートル買いました。
これに替えると、ちょっと聴ける気も。ところが翌日聴いてみると馴染んできたせいかキンキンに。しょうがないベルデンに戻そうかと思ってプロケーブルさんからのベルデン8470の説明書を読んでいました。
「ふんふん4Ω、80デシベル前後ではやはり14AWGくらいか…。ベストとは言えないながらも赤黒ケーブルはフラットと書いてある。いっちょやってみるか。」
秋葉原でとりあえず赤黒ケーブル2sqを4メートル買いました。結果は似たようなものでした。装着直後は良いのですが、しばらくするとキンキン。
再び秋葉原へ。今度は6メートル買いました。片側3メートル。これなら余裕だろうと思ったのに、またまた敗退。(涙)
ただのiPodなのにどうしてなんだ?やっぱりこの家は超100V環境なんだ。どうしてここに私の家が建っているんだ!(再び涙)
このキツイ音から解放されるならボケでもかまわないと冗談で2メートルと3メートルの赤黒ケーブルを縒り合せビニールテープを巻きます。
計5メートルこれでどうだ!ボケろ!(爆)
始め右側だけ接続して比較してみました。エッ?右側だけ空間がすっこ抜けたようになっている。何が起こったんだ???左側も接続してみます。
ふたたび???キツイ感じがどうのこうのというより広々とした空間が拡がっていました。これは何?ここは何所?
パソコンの画面程度のものがプロジェクターで映したように広がったと想像してみてください。エ?自分の装置がこんな音をだしたの?とても信じられませんでした。
そこでマタチッチ指揮N響の第九のライブ盤を聴きました。第4楽章の最終節に入るまえの四重唱の部分。頼みもしないのに4人の歌手が我が家へ出張だ!(爆)
そこからは一気に最後まで聴きました。会場の拍手は隣の人がやっているみたい。そうだここはNHKホールなんだ!
趣向を変えて今度はボスコフスキーのウィンナワルツを。「天体の音楽」です。ヘッドホンで聴くとボスコフスキーの掛け声らしきものが入っています。そこを注意して聴きました。
ちゃんと聞こえました!オッサン頑張っとるやんけ。そしてその掛け声に応えるかのようにウィーンフィルが張り切って演奏しています。

音楽は何と人間的な行為なのだろう!と思い、おもわず涙が…。

最後に愛するちあきなおみの「四つのお願い」を。冗談だろ?コロムビアのスタジオの中に紛れ込んでしまった私。目の前では恋しい人が!ボク恥ずかしい、だけど嬉しい。(涙)
そうなのです。音の焦点合わせでは二度涙が出るのです。いつになったら出口が見つかるだろうと途方に暮れての涙、そして焦点が合った時の感動から来る涙。
そして焦点が合った時には、今まで閉じ込められていた音が一気に解放されるのです。ちっちゃなモニタ程度のものからビデオプロジェクタで映したくらいに。

涙出るほどじゃなければ本物じゃないと言わせていただきます。

プロケーブル注:)
たかが「音」のことで涙されたかたの人数が、最初は私にとってそれは衝撃的な事件でありインパクトがありましたがゆえ
数えておれましたが、徐々に増えていき、今や何人だか分からなくなってしまいました。赤黒の太いものの長めで合うならVVFでも合うだろうに、
そしてVVFのほうが圧巻で高性能で、さらに凄い音になるだろうと思いましたので、本人様にはそう返答しております。

▲△▽▼

18番さん再登場!: 悪魔のようなボロスピーカー その3

Subject: 43番さんの悪戦苦闘

プロケーブル様

お世話になります、東京の○○です。

鬼門集42番(43番様)を読みました。
○○○○○○○○で頑張っておられるようですね。私は○○○○
でしたが、それなりに向上していくのでつい頑張り
過ぎてしまいがちです。

いずれJRX115に移行するご予定のようですが、私と
してはD45を導入されてからのほうが良いのではないか
と思います。

アンプをD45に変えますと一気に○○○○○○○○があっぷ
あっぷするくらい鳴りだしますので、その音をお聞きになら
れてからの方が変な後悔もなく気持ちよく○○○○○○○○
とおさらばできます。現に私は従業員に○○○○をあげてし
まいました。
もしかすると、その状態で満足できる可能性もあります。

○○

▲△▽▼

47番さんのコメント: ネットワーク自作で音の焦点を合わせていたかたが登場!

こちらのホームページ大変興味深く拝見させて頂いております。私も自作スピーカーの
ネットワークセッティングに6年ほどの時間を費やしましたが、これがまさしく音の
焦点をあわせるという作業でしたが、ケーブルの長さの調節でこれが出来るとは驚きで
した。

▲△▽▼

43番さん再々登場!: 銅の単線の威力(スピーカーケーブル)

Subject: VVFキターー!

千葉県の○○と申します。
赤黒ケーブルの後、チャイムコードがずっと前に買ってあったので、両方を使っていろいろ実験していました。
ProCableさんからはVVFを勧められていたのですが、先ずは手持ちのものを生かしてみようと思ってのことです。VVFがダサいからというのではありません。(笑)
赤黒では、5メートルにさらに1.8メートルくらい足したりしてみましたが、高域を抑えようとすると焦点から遠ざかるし、かといって5メートルで聴き続けるのも正直言ってつらいなあと思いました。
チャイムコードは、5メートルからスタートして最終的には10メートル前後まで延びました。まあこの辺でいいかと思いました。
ProCableさんの説明書にあるとおり、単線は確かに音を柔らかくする効果があります。そればかりか、空間表現も撚り線よりも優れていました。
しかし相手(スピーカー)は4Ω、86dbという非道い(変換違いではありません・笑)シロモノです。ウーファーが鳴るまで時間がかかりますから音出しからしばらくはキツイ音を我慢しなくてはなりません。
その間もVVFにするとして、いったいどのくらいの長さにしたら良いだろう?とずっと考えていました。出来ることなら切るだけとしたいものです。1.6ミリと太い単線ですから工作も大変だろうとも思いました。
ほぼ同じ太さの2sqで5メートル〜7メートルの間ですから、とりあえず7メートル買って駄目なら出直そうと思って、7メートルずつ買いました。昨晩試しに付けてみると…

キタ━━━━ヽ(Θ∀Θ )ノ━━━━!!!!

という感覚でした。アンプ(真空管式)も電源入れたてなのに柔らかい音が出ています。ちょっとユルい感じもありますが、微調節は年末年始にかけてゆっくりやるつもりです。

私なりの考えですが、今までの悪戦苦闘はこの悪魔のようなスピーカーとの戦いだったのだと思います。

かつては「真実の書」の中にある、1000ワットの入力を入れてテストをするというところに感動していたものです。でも考えてみれば「このスピーカーは鳴りません」と言っていることじゃありませんか。(笑)

チャイムコードで実験している時にも同じような考えが浮かんでいました。たぶんこんな細い線では無理だろうと。
悪魔にはぶっとい注射をしてやらなければなりません!(爆)
これなら小熊(JBL JRX115の愛称です)と相撲でもとっていた方が心身ともに傷は軽くて済んだと思います。悪魔を退治したという気持ちも悪いものではありませんけどね。(笑)
これもProCableさんの「真実のHP」というテキストと、暖かく見守ってくださった先輩がたやProCableがあったからだと思います。
本当にありがとうございました。

プロケーブル注:)
このかたの使っていた、悪魔のようなボロいスピーカーというのは、さかのぼれば書いてあります。

小さいおもちゃのクセに、これでもかというほど高額なばかりのボロです。要注意です。

▲△▽▼


48番さんのコメント: ついに音の焦点を捉えたかたが登場!

Subject: JRX115 調整完了です

○○です。

遂に音の焦点を捉えました!

以前警告された通りのとんでもない音に襲われています。

JBL115の内部配線は純正のままなのですが、
焦点距離はなんとランプカットの上でチャイムコード6m程です。

いかに自分の電源環境が異常なのかを思い知らされました。
そして出ている音もまた異常です。

200V+ダウン&アイソレーションやAirMac、MacBook
+レパード等で完全武装してしまったら
確実にクロスオーバーが必要になってしまいそうですね。

「生音」「スピーカー消え」等、今なら理解できます。

当初自分が聴いていた音はほとんど老眼といえる様な音だったという訳です。
チャイムコード50mで耳に痛い音が出てきたときには愕然としました。

いやはや時間がかかりました。

一つの要因はプリアンプとして使用しているMOTU 896HDです。
ボリュームつまみで音量調節していたのですが、これデジタル管理ですね。
iTunesのボリューム程では無いように感じますが、絞る程にビット落ちしていく様です。

どうも音源ごとに焦点がずれるなと感じたのが始まりでした。
iTunes同様これもボリュームを絞るわけにはいかなくなり、
結局D-45のつまみで調節しています。(といっても2クリックか3クリックかしか
選択の余地はないです…1だと音は出ず、4だとあり得ない大音量に..)

あと、自分がハイハットの音で調整していた為なのですが、
高域に関しては焦点近くでシャープな方向にずれている音と微妙にぼや
けている音は割と似ていたように感じました。

プロケーブル注:)
デジタルプリは絶対にダメです。デジタル機器をプリに使ってもいけません。
プリアンプもパワーアンプもそうですが「絶・対・に」アナログ機器である必要があります。

デジタルは、何度も書きますが、音源だけでたくさんです。

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49番さんのコメント: 大手家電メーカーのかたが、PCとCDプレーヤーの実験を「社内で」実行されました。

Subject: PCとCDPとの比較

お世話になります。
育児室の○○です。

お約束の PCとCDPの実験を昨日会社で行いましたので
結果を簡単に報告します。

ノートPCは、私が会社で使っているVAIOを使用し、
CDPは15万のプレーヤーと、20万のDVDプレーヤーでの
比較です。

結論から言うと、察しの通り、ぶっちぎりで私のVAIOの勝利です。
でも、これは私の家で分かっていた事であり、

今回の目的は、違いを知っていただき、違いが生まれる原理を探り
商品に活かしたいとの思いから、開催しました。

最初は、ケーブル等は一切変えず、私のPC+ベルデン88760との
比較でした。
しかしながら、1曲目で早くもCDPはギブアップで、
20万のDVDプレーヤー改(今回の部署で作った商品で私も関わっています)
との比較でした。
実は家でも同様のセットがあり(もちろん改です)家での結果が見えて
いたのですが、目的がありましたので、黙って比較を行っていました。

その結果、聴いていた1人は、(PCは)余韻が少ないとの指摘。。。
聞くと、デモで評論家が録音スタジオの話を持ち出し、その事を
吹き込んだため、それを信じていたみたいです。
しかし、その音は誰が聞いてもブーミーで、単に切れが無く、
変な余韻が、音にまとわり付いているだけの音でした。

もう1人は、PCの方がボーカルの口が手に取るように、明確に定位している事
それに音が前に出て来る感じ と言ってましたが、やはりPCからの音とは
信じられず、エンコード時「エンハンス」がかかっているのでは??
と疑って、信じようともしませんでした。
大きさも、重さも雲泥の差があるので、それが頭に入っているためだと思います。
(これも鬼門でしたよね)

かれこれ1.5時間ほど聞いた後に、もう一つの目的であるメッキの影響を
検証しました。

同じく20万のDVDプレーヤのケーブルを、私がヤスリがけした電源ケーブルに
変えた途端、低域が締まり、音が立体的に聞こえて来るようになりました。

次に、本命のベルデン電源ケーブル&ライン出力をベルデン8412に変え
同じ曲を聞いたところ、さらに音の定位がしっかりして、更に前に出てくるようになり
メッキの影響が明確に差となって現れました。
ますます、私のPCに近づいて来た感じで、この事実は誰もが納得された感じです。

しかしながら、CDPなり、DVDプレーヤーの本来の目的(CD、DVDに入っている情報を
色づけせず残らず出力する事)を忘れているようで、余韻とか、まろやか感が・・・とか
言っていますので、その部分をリセットしないと、商品まで到底反映されそうも
ありませんでした。

聞いていただいた人は、先輩ですので、それ以上は何も言わず、終了となりました。
少々残念ですが、会社のPCで直ぐにでも再現できますので、
機会があるたびに、デモをしたいと思います。

それと最後に「このタップOA用だけど音がいいタップだよ!」と
見せてもらった安物のOAタップは、メッキがありませんでした。

以上、取り留めなく書いてしまい すみません。
半分愚痴が入っていました。

私は今後もProCableさんを信じて、それと自分の耳を信じて頂上を目指したいと
思っています。
今後もいろいろ、ご指導を宜しくお願いします。

PS:冬休みは、自作のパワーアンプに、ベルデンの電源ケーブルを繋ぐ予定です。
音が楽しみです。

プロケーブル注:)

大手家電メーカー内部の技術者のレベルが、これではっきり分かるというものです。
彼等はオーディオマニア以下であり、オーディオゾンビ並み、つまり最底辺レベル
だったということです。

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50番さんのコメント: 音の焦点を知らないと怖ろしいことになります!

Subject: 感想!

プロケーブル様

お世話になっております。
クラウンD45・タップ・ケーブル類を購入させていただき
音源は推奨のAirMacExpress、ベルデンLAN、FX-08ハブ、macbook2.0GHz
スピーカーはJBL115
電源は100V(マンションなので)家庭用アース(仕方なし)
という環境をようやく整え、聴いてます。

AirMac+Macbookではまだまだだな〜という感想でしたが
バッテリー駆動のハブとベルデンLAN導入後、
100Vにも関わらず、一気に再生音のクオリティが向上しました。
もうCDPの音ははるか後方に消えあのアナログサウンドに(雰囲気が)迫ってます。

プロケーブル様の影響か、軟派なオーディオマニアの間で
最近結構CDPかPCか!、またはハイエンドオーディオか業務用機器か!
と言った議論が(ネット上でも)起こってるようです。
また、「Mac+AirMacExpressが最高の音源」について理解できてない
方々も非常に多いのも事実だなと思いました。
(使ってみたけど良さが解らないなどの声は割と目にします)
やはり、アナログの音を知らない世代には理解が難しいのでしょうか?
良い音にたどり着くアプローチ方法の理解という根底の部分が解ってない方が多いですね。

やはり追求しようとする姿勢というかこだわりを持ち、それを苦としないのが
アナログ世代を引きずったオーディオ趣味の人間なんでしょう。
CD世代のしか知らず、オーディオマニアになっていった人は
間違った洗脳に、相当深く侵されているとつくづく思います。
私なんかはほんとにCDPの再生方法に初めから疑問を持っていて
半分しょうがないと諦めてましたが
近年の家庭用PC性能の飛躍的な向上のおかげで
その疑問はプロケーブル様のおかげもあり確信に変わり
方向修正が出来たわけです。
ほんと感謝です!

音楽を楽しむと言う真の目的のために
今後もいろいろ取り組んで行こうとおもいます。

では。
米子市:○○

プロケーブル注:)
やってみても良さが分からなかった・・・、

これぞ、音の焦点のマジックに幻惑されてのことです。

だからこそ、「音の焦点」を、基本中の基本としたわけで、さらには、皆さんの行く手をさえ
ぎる一つめの「万里の長城」と位置づけました。

やってみても良さが分からない・・・、こういうかたは、将棋の駒の動かしかたを覚えてから
将棋を指すべきです。

あてずっぽうの将棋など、指している意味は全くありません。はじめからゲームになっていな
いのです。

音の焦点、音の焦点、音の焦点、音の焦点、音の焦点・・・

どこまでいってもオーディオに、まず必要な考え方、最重要事項は、じつはこれなのです。

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51番さんのコメント: メッキとのいたちごっこ?!怖ろしい現象です!

○○です。

焦点は合ったはずなのですが、どうもバックのコーラスやギター
がカサついているように聞こえていましたので、もしや..と思い、
部屋の外まわりにある壁コンセントのプラグ(洗濯機やガス機器で使用、
当然のように銀メッキプラグでした)を外してみたところ、
またしても音が軟化してます。

いやはやメッキまみれの音を聞いていたようです。
しかしここから焦点を合わせ直した音は間違いなく凄いだろうと
予感します。

プロケーブル注:)
この問題では数通のメールのやりとりがありました。
エアコン用の200ボルトのメッキプラグは付けても外しても同じだっ
たとのこと。ということは、専用回線の場合は心配することはありませ
んが、100V環境のかたは、このかたに起きていることと同様の事が起き
ている可能性まで浮上してきています。

こんなことならば、メッキとのいたちごっこになってしまいますので、
専用回線で一回線200Vを引くことが、やはりベスト中のベストの選択と
いうことになります。

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51番さん再登場!: メッキとのいたちごっこ! その2

○○です。

そうですね、200V回線が最善でしょうね。
自分のところは賃貸なのでなかなか導入が難しそうなのですが、、

メッキの弊害などプロケーブル様の情報がなければ、
一生気付くことも無かったでしょう。感謝しなければならないのはこち
らの方です。
そしてそれは音の焦点と二つに一つですね。
焦点合わせを知らなければ、「なんかぼやけたなあ」で終わってしまい
ますからね。

これから焦点合わせです。

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51番さん再々登場!: メッキとのいたちごっこ! その3

○○です。

焦点はまだ合っていないのですが、ちょっと異変が起きたので
報告させて頂こうかと思います。

家中の非メッキ化が終わり、さて焦点合わせしようかという状
況で送ったのが前回のメールなのですが、いざ作業に取りかかると、
なんと音がシャープ方向にズレているのです。

「音が軟化した」と書きましたが、それは音のトゲが無くなっていた
事を指してそう感じた次第なのですが、よく聴くと低音が出ていないの
です。

「!?」と思いつつ、そのときは先入観から、柔らかい方向へずれたに
違いないと信じきっていましたので、チャイムコードを10cm程切ってみたと
ころ音が更にうわずって出てきました。

その後、ちょっと混乱していたのですがMac(G4ノートで
す)を触っていますとFinderが見た事の無い早さで動いています。

いきなりここで自分なりの推論なのですが、
メッキプラグはアースの働きも阻害していると思います。

G4ノートは今までバッテリー駆動でもこのような動き方はしていなかっ
たので、
おそらく本体から直接とっているアースの質が変わったとしか考えられ
ません。
ただでさえ低かった抵抗値が更に下がったのかもしれません。

家の中が静かになるというのは本当ですね。
他には蛍光灯が明るくなりました。
炊飯器はお米を保温状態にしておける時間が延びました(固くなりにく
いです、一人暮らしなのでありがたいです)。

おそらく今105m程なのですが、さらに継ぎ足す羽目になってしま
いました。

プロケーブル注:)
メッキがアースの抵抗値に関わることはほとんど考えられない
ですが、電源部分のメッキがデジタル処理を送らせているという証拠は今までいく
つも挙がっています。

しかしネットワークプロの38番さんも書いておられましたが、家中のメッキを外
したら家が静かになったというのは、事実のようです。さらに蛍光灯が明るくなる!
とんでもないことです。こんな基本的なことは家電メーカーがとうの昔に知ってい
てしかるべき事と思われます。


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51番さんです!: メッキとのいたちごっこ! その4(結末編)

Subject: 100Vの焦点

○○です。

ご無沙汰してしまいました。

鋭いなどと言われてしまうと、本当に恐縮してしまいます。
が、しかし自分はちっとも鋭くなどありませんでした。むしろ阿呆でし
た。

ランプカット&チャイムコード130m付近で焦点合わせを行ってい
ましたが、
AirMac未使用のミニプラグ出力でこの距離はあまりにもおかしい
と思い、30mで音だししてみたところ、、
目玉が飛びだしました!

なんと形容すべきか…音が触ってきます。

しばらく唖然としていましたが、よく聴くと結構シャープでした。
このとき初めて音の焦点の存在、及び、その合わせ方を理解したような
気がしました。
メッキ退治に追われている間にすっかり焦点を見失っていたようです。

現在、38mくらいで間違いなく焦点の音なのですが、
本当にカルチャーショックを受けるような音です。

サイトにも書いてあるように、うちも100V環境なのでメッキプラ
グ一つは必要なようです。
(一度、オール非メッキで合わせてみましたが、音がふやけたまま焦点
を通り越して
シャープになっていってしまったようで、失敗に終わりました。)
うちではモデムのACアダプタがそれに当たりますが、接続中と、
接続を切断した時で
音が変わるのが少々厄介ですね。
現在は使用していませんが、確かAirMacもそうだった気がします。

あとはAirBaseの件も参考にさせてもらいました。
といってもモノを購入してきた訳ではなく、防振に取り組んでみました。

うちでは、ノートPC、外付けハードディスク、JBL、が机
の上に並んでいるような
状態でして、その全てに防振ゴム、AVインシュレーターをかまし
てみると
もの凄い効果がありました。

音、映像ともにシャープ化(というよりはシャープな状態が保たれると
いうのが正しいでしょうか)します。

防振は恐らくデジタル機器には効果絶大と思われます。
非メッキ、アースに並ぶ重要度ではないでしょうか?

プロケーブル注:)
今まで我々は、腐ったオーディオ機器に防振をしていたりするの
を笑っておりました。バカなことだと・・・。

確かにそれはバカなことです。臭い匂いは元から絶たねばダメです!

しかしそれは、元が腐っているから防振しても腐っていたというわけで、優れた機器
を防振すると、優れた機器は、さらに良くなるということが発覚してきています。

AirMac ExpressをAirBaseというものに乗せるだけで音質向上するというのが、その
顕著な例です。

なお、このかたの書いておられる、100V環境では、メッキは一個残さないといけま
ん。何でもかんでも非メッキというのは、100V環境に限っては間違いですので注意
が必要です。


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51番さんです!: メッキとのいたちごっこ! その5(終わらないメッキ問題)

Subject: 100V の焦点

○○です。

こちらこそ本当にお世話になっています。

メッキとのいたちごっこは厳密に言えばこれからも
続くのかもしれません。
先日のUSBメッキに関してもそうですし、ノート充電用の
ACアダプタなども
プラグは非メッキにできてもそれまでに二カ所でメッキを通ってしまい
ます。
この辺はもうキリが無い部分だろうとも思いますので、メッキとはうまく
付き合っていくしか無いのかなと感じています。

その点では外付けハードディスクはFirewire800接続が最適と言
えそうですね。
Belkin様々です。

防振に関してですが、今まで外付けハードディスクは縦置きのゴム2点
支えであったもの
を横置きにして4点支えに変えてみると、またしても焦点が延びてしま
いました。

さらに振動してはならないというのは、ファイヤーワイヤー
(USB)ケーブルにおいても
言えそうです。うちではケーブルが机に接地している状態といない状態
でも音が変わります。

焦点合わせが終わったばかりであるにもかかわらず、これらが原因の全
てかどうかは
分かりませんが、今出ている音は相当にキツい音です。
もしくは電源が不安定なのでしょうか(これについては以前から結構気
になっています)?

ちょっとこれは不安定な部分は全て固定してしまった方が良さそうです。
その上でまた合わせ直しが必要みたいですね。

プロケーブル注:)
防振がとうとう問題になってきています。ボロい機材で防振しても
無意味ですが、優れた機材を防振すれば、さらに上をいくことがわかってきています。

しかし、ここで注意されたいのは、防振より前に、優れた機材ばかりで徹底的にスキの
無いシステムを組むことが先決であるということです。

ただでさえ、VVFやチャイムコードやAE線が100mにも及ぶところへもってきて防振する
ということは、その音の焦点が200mになることを意味しています。

超高温質であればあるほど、音の焦点は遠くなるわけですから、ただでさえ銅の単線が
100mであれば、それはすでに信じられないほど高音質であることを意味しています。

その際には、さらに高音質になるということですので、VVF200mでも足りないかもしれ
ず、もはやクロスオーバーはが需品になるのでしょう。

なお、メッキとの格闘、メッキ問題を終結させるのは簡単で、優れた200Vのダウントラ
ンス一発だけのことで全て非メッキで音が合うようになりますのでメッキ問題のクリアー
は割と簡単なことです。200Vが引けるということが前提ではありますが。


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52番さんのコメント: 音の焦点の激変具合とはいかなるレベルのものか!

Subject: 生音を実感

千葉県の○○と申します。

このたび本物の生音を実感できましたのでお礼かたがた報告します。
昨年末からVVFで焦点合わせをやっていましたが、正月早々からの音源論争がありまして、いろいろと読んだ中で44.1kHzでしか取り込まない人がいました。
私はiTuneにはせっかく48kHzがあるのにどうしてなのか?と思い、実験してみました。私はiPodでやっていますが、48kHzでは高域の滑らかさ、音場の広さなど利点も感じられましたが、低域とのバランスが悪いように思いました。
良いDACを使えば可能なのかもしれませんが、iPodでは48kHzのデータにはついて行けないのかもしれません。
それで44.1kHzで取り込んだもので焦点合わせをすることにしました。そうしますと、焦点からの距離感が実にわかるのです。48の方ですとこれで良いかな?と思えたものが実はまだまだだったということがハッキリわかります。
作業は順調に進んでいました。その時フト、最初にベルデンでやっていたとき、180センチくらいで焦点があったように感じられたことがあったことを思い出しました。
切っては試聴を繰り返す単調な作業なので息抜きにでもと思って、ベルデン8470の95センチのケーブルを取り出して2本をつないで右チャンネルにつないでみました。
すると、まったく違和感がありません。焦点までの距離感が同じように聞こえます。しかもVVFよりも清々しい音がしています。ひょっとしてこのシステムに合うのはベルデンの方かもしれない…。
そこでProCableさんにベルデンを注文しました。この三連休を使って焦点合わせを行いました。3.5メートルから3.1メートルまで切り詰め、三度目の正直となりました。
最後は1センチでの調整になりました。この1センチは予想を遙かに上回る世界への扉となりました。
まず背景が異様に静かです。ですから演奏者の気配だとか楽器を操作する音が手に取るようにわかります。
音はもっと驚異でした。音が瑞々しく濡れているのです。「生音」という以外に言葉はないでしょう。
しかも焦点合わせをしながら頭に描いていた音よりずっと美しいのです。
冗談でなく老婆が白雪姫に変わってしまったくらいの激変です。(笑)
個々の楽器の音が細かいところまで聞こえることは当然ですが、音数が桁違いです。スコアに書き込まれた音、全てが聞こえるのではないかと思うくらい。
しかも音のノビが凄い。音の自由を妨げるものがなくなったように感じます。
「激変」とはこのことを言うのだなと実感しました。

プロケーブル注:)
取り込み時には、44.1がベストというのは、もう結論が出ています。いろいろな意見が出たものの、最終的には44.1の取り
込みがベストと落ち着いているものです。48で取り込むとフラットが壊れますので要注意です。
なお、パソコンの場合、再生のほうは別問題で、再生96キロヘルツ、24ビットとしておくとバッファが多く確保されるようで音は良くなります。


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53番さんのコメント: アルテックA7、妖怪を手なづけたかたが登場!

Subject: ご無沙汰しております A7が完全に鳴りました 感謝

プロケーブル様
ご無沙汰しております
HPは毎日楽しみに拝見しております
約3年ほど前にオーディオを再開すべく、D45を購入し、
どうせならとアルテックA7に手を出しました。
これは、あなた様のご忠告の通り、とてつもないジャジャ馬で、途中たくさんの
横道にそれましたが、今はほとんどA7しか聞いていません。
手持ちの機器の内では、群を抜いております。
以前、あなた様は、記事の中でA7やA5はクロスオーバー周波数が500Hzだから
室内では無理があるというような事を仰っておられました。
たしかにそうかも知れません。そこでdbxのクロスオーバーを導入して、500
Hz、800Hz、そして1400Hz
そこで世界が変わりました。特有のアクの強さが無くなり、管弦楽からJAZZ
まで不満無く聴けるようになりました。
ちなみに、リテイルマネジメント様のブログによれば、515B(A5のウー
ハー)などは周波数特性が2000Hz以上までフラットに伸びているそうです
蓄音機で聴くようなビリーホリデイも好きですが、クロスオーバー設定1400Hz
で歌うビリーやマリヤカラスはとても素敵です。
A7使いの仲間にプロケーブル様を通して、伝えてあげてください。
クロスオーバーとD45を2台で、A7は復活しますと。
ただし、そこは天下のジャジャウマだけのことはあって、
基本的条件はキッチリ要求されます。
それは、良質な電源とアース、これは絶対条件でしょう。
ケーブル、アンプなど、私もいろいろと横道に逸れ、試しもしましたが、結局は
88760等、プロケーブル仕様で落ち着いています。
鬼門のオーディオも覚悟して進めば、これはこれで楽しめます。
何より本物がいかに本物かが解るようになります。

今の状態にほぼ満足しているのと、
何かのはずみで、現在の設定が変わってしまいのではないかとの心配のため
去年購入したJRX115をまだ箱から出せずにいます。
(面倒なのが本音です)

プロケーブル注:)
実際には、A7、妖怪を自宅で手なづけているかたなど、巷にはほ
とんど皆無であるのが、実態でしょう。このかたは非常に珍しい部類に属します。

なお、このかたのメールには、マックの場合には、AIFFで取り込んだほうが音が良い
ともありましたが、皆さんすでにマックのかたはAIFFで取り込んでみえると思われま
すので、割愛しました。が、WAVだと音が悪いかというと、そうでもないようにも私は
思いますが、AIFFはアップル社が開発したフォーマットですので、AIFFがアップルの
マシンには最も適合しているフォーマット方式かもしれないという言い方でしたら、問
題なく言えると思います。その意味ではアップルロスレスも同様かもしれません。あの
化け物さんは、ロスレスもAIFFも変わらないと言い切っていました。化け物さんもも
また妖怪使いです。WEのフィールドという妖怪が、AIFFもロスレスも同じ音だと語っ
ているわけですから、これは参考になると思います。


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54番さんのコメント: VVFのプロの長距離用の接続方法を公開!!

どうやら焦点あわせが出来るようになったようです。
現在vvf150なのですが、100+20+30と、複数のvvfをつなぎ合わせて聴いていたのですが、
繋ぎ方がよくなかったようでした。
銅の裸の部分を「く」の字に折り曲げて単に銅線が触れ合うレベルで繋ぎ合せていたのですが、
添付画像のように、友人の電気工事士から聞いた接続方法でvvf同士を
より合わせてみました。このつなぎ方にしてから、一気に音質は激変です。


今までカサカサと乾いていたようだった音楽が、急にしっとりと濡れ始め
たようです。
思えばチャイムコードで聴いていた時も、必ず二本以上を繋ぎ合せた音を聴いていたので、
「各機材の本当の音」を聴けるまでに、こんな簡単な事に気づかずに六ヶ月も経ってしまいました。
お恥ずかしい限りです。
プロケーブル初心者は、電気工作の初心者も多いのではと思います。
これから先、初歩的なミスで行き詰った方には、こんなケースもあったと、アドバイスしてあげて
くだされば、私の6ヶ月間も救われます(笑)

いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

プロケーブル注:)
この接続方法は本当のプロの接続方法ですので、普通はやれないと思います。
やりかたの分からない人は電気工事屋さんの窓口でも教えてくれると思いますので、方法をプロ
から教えてもらってください。

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55番さんのコメント: VVFを簡単確実に延長できる器具!

先程音の焦点で見たのですが、あのIVケーブルの接続、懐かしいですね(^^) 当方も電気工事の専門学校時代に練習しました。
後はリングスリーブで圧着という手もありますが、やはり圧着ペンチも購入しなければいけないので、ちょっとコストパフォーマ
ンス的に良く無いと思います。
そこで、当方もクロスオーバー導入前はVVFを使っていたのですが、当方はトーメーコネクタを使用していました。

接続もワンタッチですし、抜く時は左右にねじりながら抜けば工具不要で外せます。

しかも何度かは再使用可能です。 

当方的にはトーメーコネクタが2枚の刃が噛み合う構造でしっかりしていてオススメです。
こちらを使う注意点は、一度使用した先端は(IV部分)断面がギザギザになりますので、先端のみ切り落とすことが必要になります。
近所のホームセンターなどにも販売されているので良いと思います。


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54番さん再登場!: VVFをつなぎ合わせるコツを伝授!

Subject: VVFの組み合わせ、その後

54番こと○○市の○○です(笑)。

VVFの接続方法、お役に立てたようでなによりです。
接続方法ですが、非常に簡単なので、方法とコツを。

1.繋ぎあわせるVVFの両端10cmほど皮膜をむきます。
2.蝶々結びの最初と同じく、2本のVVFの裸部分を中央で組み合わせます。
3.余った両端を互いの銅部分にペンチでしっかりと巻きつけて行きます。

3が重要です。ここで銅線同士をしっかりとペンチで巻きつけ、銅線同士の圧着面を確保します。巻き付けた輪が隣の輪と圧着させることも重要です。
しっかりと巻きつければ、どれだけ力を加えても全く抜けなくなります。

また、他の接続方法も友人の電気工事士から聞き出しました。

1.圧着スリーブ
圧着スリーブの内側を紙ヤスリで削ると、メッキがはがれ真鍮がむき出しになります。

2.55番さんのトーメースリーブ
これは現行品は接続面がメッキものがほとんどだそうで、私は却下していたのですが、リンク先の商品は画像を見る限り非メッキものみたいですね。
貴重な情報に感謝したいですね。

音質的にはVVF同士を組み合わせるのが最も純粋だと思いますが、難点は一度取り付けると外すのに苦労します。
一度繋げた部分は外せないくらいの気持ちでいた方がいいです。

なお、スピーカーのしたに敷く石版、これをオーダーメイドできる店を発見しました。
まだ注文してないのですが、メールで確認したところ、どんな材量、大きさでも製作可能なようです。80×80や、重さや響きを確保したい方には完璧な店じゃないでしょうか。
また詳細がわかりましたらメールいたします。

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56番さんのコメント: スピーカーの試聴に意味はあるのか!?

今は…プロケーブルさんの言われる、ダメなAVアンプにダメなトールボーイを使ってる環
境ですが、徐々に改善させていくつもりです。
WEは他社での購入でしたが、モガミとiTunesでのエラー修正取り込み、本当に何と言って
いいのやら…驚きの連続でした。
一つ一つ聴き比べましたが、試すまでもないクリアさ…
先日オーディオショップに行った際、視聴してる客を見ながら、

妻と…ケーブル焦点合わせて無いのに、スピーカーの視聴しても意味ないよなぁー

と言っていました。

スピーカーの視聴なんてホント必要なんですかねぇ…

ゆくゆくはクラウンD45や、トランスの環境で質問等々お世話になると思いますが、その時
はよろしくお願いします。

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56番さん再登場!: 真の音の焦点

Subject: 真の音の焦点

プロケーブルさんへ
いつもお世話になっています。お世話になりはじめて一年あまりになりますが、すべてプ
ロケーブル仕様に揃えて音の焦点合わせに取り組みだして今まで4ヶ月かけ、やっとたどり
つきました!本当の焦点に。WE16GAを3m、4m、5mからと切って合わせましたが、最初から5m
ぐらいからやればよかったのですが、これはやってみてわかることでしかたありません。
今、どの曲を聴いても本当にリアルです。そして思うのは、もし知り合いの誰かにいい音
楽が聴けるシステムを聞かれても、プロケーブルさんのこのシステムはとても怖くて教え
られないということです。いくら他のオーディオシステムより安くても。それほど音の焦
点を理解し、合わせるのはたやすい事ではないです。家内には、まだ焦点合わせやってる
の?とよく言われました。しかし、本当に凄い音です。ありがとうございました。

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57番さんのコメント: バイワイヤー(鬼門)時のVVFケーブル長

Subject: 音の焦点(VVFのバイワイヤ接続)がグットでした

プロケーブルさん、こんにちは

VVFをSPケーブルで使い始めて半年が過ぎました。
音の焦点が合っていたと思っていましたが、久しぶりにライブに行き
生のトランペットの音をインプットしてもどると、どうやらまだ
焦点が甘かったようです。
VVFを32mから17mまで詰めました。
スピーカーがバイワイヤなので、VVFを上から突き通して接続して出す音と
VVFを下から突き上げて接続して出す音が、違うのがとても気になりましたので
アンプからスピーカーまで、17mのVVFをもう一組接続しました。

んんん、完璧です。高域も低域もどちらかにシフトすることがなく、中域も充実して、ベストバランスです。
音の濃度が濃くなり、小さい音でも、この17cmのウーハーから出てくる音とは思えない、ウーハーサイズを
超えた、低速トルク抜群の音になりました。

聴き込んだ、「ノラ・ジョーンズ」のバック演奏に、こんな音、あんな音が入っていたとは。。。
ハイエンドと言われるオーディオショップで試聴するりも、色々な音が飛び出してきました。

今までの、VVFよりも、さらに、情報量がパワーアップです。
現役VVFプレーヤーですが、さらに、音質がアップして、嬉しい限りです。ただ同然ですからなおさらです。
効果の程は、今まで聞いたことがある、どのCDプレーヤーよりも情報量が多いと思います。

電源ケーブルから始まり、タップ、ラインケーブル、200Vダウントランス(オレンジ)とステップアップしてきましたが
正直言って、本当にプロケーブルさんのおかげです。

今度は、デジタルケーブルをお願いしようと思っています。

では、

プロケーブル注:)
バイワイヤー接続(鬼門)のかたは今は珍しいと思いますが、
バイワイヤーは、スピーカーケーブルを倍使うというところにご注目ください。
つまり、30mを四本使うということは、60mを通常のスピーカーに2本使うと
いう事と、全く同じではないにせよ、ある程度は近くなるはずです。

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58番さんのコメント: VVFの1.6ミリが今のところ一番音を柔らかく出来ますが・・・

0.8単線より1.6VVFの方が柔らかくなるというのは予想外でした。
音の焦点合わせのところを読んでもそういう風に読んでいませんでした。

早速VVF100m巻きを2本買って来て付け替えました。チョキチョキ一切無しで
ポンとつないで(SPの向きの微調整とか全く抜きで)鳴らしただけですが
ずいぶん素直な特性になりました。
FrontRow+QuitFinderで今まででベストの音が出ています。

今までベル線で160m強だったので継ぎ足し箇所が6〜7箇所有ったのですが、最後の方こそ
電気工事士方式でつないでいましたが、最初の方は寄り合わせ+ハンダ盛りでやっていたので
高域がヒリヒリしがちだったのはその影響だと思います。

完全に焦点を合わせるには未だ調整が必要だと思いますが、今時点でも30年前にレコード溝
が擦り切れるまで聴いたジャクリーヌデュプレのハイドン・チェロ協奏曲第2番の同じ録音CD版で
記憶に刻みつけられた同じ響きが聞き取れます。こんな事態は半年前には想像もして
いませんでした。CDにもレコードと同じ響きが詰め込まれていたとは驚きです。

プロケーブル注:)
今のところ、最も音が柔らかくなるのは、1.6ミリのVVFと判明しています。
ただ、ゴワゴワしていて使いにくいので、私自身は1.2ミリのAE線あたりが最も使いやすい
と思っています。
QuitFinderというのは、精鋭40番さんの発案で、ファインダーを終了させてしまうと音が急
に濃くなるというものです。近々、精鋭40番さん作の、QuitFinderがワンクリックで簡単に
出来るアイコンをサイト内にアップロードしますので、マックのかたはどなたも簡単にそれが出
来るようにします。

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59番さんのコメント: 生半可なランプカットは痛い目をみるであろう!

Subject: JRX115 ランプ除去

京都の○○です。

100V,ちゃんとしたアースなし,FURMANの電源コンディショナー使用でJRX115のランプカットしてみました。
ランプカットする前はFURMANの電源コンディショナーを使用していたためチャイムコード10mでした。
カットしたら予想どおり高音がほぼ消えまして,カット前はそこで鳴っていたシンバルがカット後は遥か彼方でわずかに鳴っている程度になってしまいました。これはあまりにも酷くて聴いておれませんでした。
鬼門コメント集ではランプカットしてなおキンキンの音が出てくる方が多数いらっしゃる様ですが,私にはとても想像できません。一体どのような濃い音を聴いていらっしゃるのか・・・。

さて,予想通りと言うのはランプカットしてセメント抵抗を通すのが目的ではなく,最初から目的はランプを撤去してチャイムコードでバイパスする事だったからです。
まぁチャイムコード10mでのランプカットはどのような音か聴いておきたかったのもありますが。
ランプの中には銀色の(メッキ?)バネの様なものがありいかにも音を悪くしていそうであり,ランプの台座自体もメッキでしたので,チャイムコードとは相容れないと思いランプとランプの台座の撤去を行いました。
撤去の方法はまずカットしたランプを外します。ランプの下についているゴムみたいなものは手やカッターで簡単に外せます。そして次は半田ごてでランプ台座の根元部分をハンダを温めて台座を外します。鬼門50項・ピット要員10さんの写真を参考にした場合,外す台座は写真下側の赤丸部分の2個だけでいいです。
あとは外した台座と台座の間の短い距離をチャイムコードやVVFでハンダ付けして繋ぐだけです。
これでセメント抵抗よりも抵抗の低いバイパス部分を信号が通ります。またバイパスした部分を外すなり切るなりすればランプカットした状態にもどります。

肝心のランプありとランプ撤去後の音の違いは結構大きな変化がありました。
メッキ特有の高音の特に高い部分の耳につく音がなくなり,女性ボーカールのサ行のシャープすぎるところに艶がでた様に感じます。低音も締まった感じです。

コンセントはメッキを排除しスピーカーの内部配線も全てチャイムコードに変更したうえ,スピコンも使わずチャイムコードと非メッキの平型端子のみでアンプに繋いでいたのに,どうもどこかにメッキ特有の音すると感じていたのはランプと台座が原因のようでした。突き詰めればまだどこかにメッキはあるのでしょうが私はこれで満足です。やはりメッキと非メッキは相容れないのでしょう。ランプ除去は大きかったです。
銅単線使用でランプカットなしの方にはお奨めしたいです。

でもやっぱり一番驚いたのはランプカットしたときの音の変わりようでした。
生半可な状態でのランプカットは痛い目をみます。ランプカットしてキンキンの状態を聴いてみたいものです。


プロケーブル注:)
これはランプカット問題の集大成のようなコメントをいただいたものです。JBL115の場合ランプカットしていいのか悪いのか、
それはこのかたのコメントをしっかり読まれて判断されてください。皆さんの一助となるコメントだと思います。


▲△▽▼

59番さん再登場!: 相当に音源が濃い場合でないとランプカットはダメであろう!

Subject: Re: JRX115 ランプ除去

○○です。

集大成とは大げさではないですか(笑)
ですが確かに私の状況でランプカットしたときの音はJRX115を購入して以来,一番焦点の合っていない酷い音でした。
あまりの高音の無さに焦点が合っていない云々以前の問題とも感じましたが。
相当に音源が濃い場合でないとランプカットをしてはダメですね。

先ほどの情報が少しでもお役に立てれば幸いです。

それでは今度とも宜しくお願いします。

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60番さんのコメント: 100VでもTIVF(チャイムコード)は威力あり! ベル線の再認識!

こんにちは、○○です。

100V電源であるにもかかわらず、
windows、mac共にTIVFと相性が良いようです。
(ちなみにTIVFの0.8mmの30mを使いました。)
低音は出るし、特に高音なんかは細かい音が出るし。素晴らしいです!
コメント欄に載ってた、マニアな女性はとんでもないものを見つけてしまったようです(笑)

音源が良いと銅線のほうが相性が良いのでしょうか。
それとも、たまたまうちだけ相性が良かったのか。

いずれにしても、TIVFでセッティングを進めていこうと思います。

今までprocableさんから購入したオーディオ機器は、
こういうことも暴き出すようですね(^^

▲△▽▼

61番さんのコメント: 音の焦点、最後の勝負は1センチ単位だった!

プロケーブルさま

横浜の○○です。
お世話になります。

スピーカーの焦点、ほぼ定位が定まってきました。
やはり、最後は1cmでしたが。

それから、リマスタリングの件は、
その後も、数枚ですが発売元に確認するなど、
継続していますが、面白いことがありました。

意外とレコーディングプロデューサーは、
機材とか、使用ケーブルには無頓着な人が
多いという事が判明しました。特に、日本人。

ケーブルをセッティングした人に確認しないと、
線材が何を使用しているか分からないようです。

もちろん、すべて調べたわけではないので、
悪口は言えませんが。

欧州LIVE録音でも、
米国西海岸でリマスタリングした音は、
BELDENでOKですが、欧州で録音リマスタされた音は、
聴くに耐えないほど、ひどい音でした。
特に、フランス、スペインあたりの音源は
非常に怪しい音源が多いと思います。
(この1-2ヶ月で、2枚ほどひどい音源に遭遇)

今後も検証を続けていきます。

プロケーブル注:)
レコーディングスタジオでも、メジャースタジオ(一日借りるのに
50万円)のほうが、このかたの言われているような、いい加減なケーブルを使っている
ケースが多いです。日本で本当に優秀な人達は往年のエンジニア、又は、フリーのエン
ジニアや個人スタジオ、又はインディーズレーベルのエンジニアです。そちらはきちん
としているどころか、欧米にも全くひけをとらないくらいか、それ以上でしょう。

▲△▽▼

62番さんのコメント: 音の焦点がこれほど簡単に分かるとは思っていなかったかたが登場!!

Subject: RE: ダウントランス

プロケーブル様

お返事ありがとうございます。

実は、始める前には、本当に焦点というのがわかるかどうか
ものすごく不安でした。半年近くのお付き合いで、
ラインケーブルの交換からスタートし、試行錯誤を繰り返す中で、
PROCABLEさんのおしゃっていることがすべて本当であることは
十分わかっていましたが、いざスピーカーケーブルを調整する段になると、
自分に焦点というものがわかるかどうか、自信がなかったのです。

でも、それはまったく無駄な心配でした。
焦点というものが、あんなにはっきりわかるということに、
心の底から驚きました。あれなら耳が聞こえる人であれば、
誰にでもわかります。それほど音が激変したのです。
これまで霧の中にぼんやりかすんで見えていた風景が、
突然霧が晴れ渡ると、
目の前に色鮮やかな一大パノラマとなって広がっていた。
しかも一輪一輪の花びらの模様までが、くっきりと浮かび上がって見える。
そんな感じです。

今思えば、VVF1.6mmで焦点がほぼ22mですから、
AE線1.2mmを27.3mから始めたのは
断面積比からいえば短すぎたかも知れません。

とにかく、すべては電源の良し悪しにかかっているということを確信しました。
電源さえ良ければ、PROCABLEさんのおっしゃっているように、VVFが最高です。
本当に、「スピーカーケーブル」など必要ありませんね。
作業性はAE線の方が上ですが、ネジ止め式のスピーカー端子では
細すぎてかえって止めにくいので、個人的にはVVFでよかったと思います。

でもこの音を聴いている人が、PROCABLEさんのお客さんでも
それほど多くはないというのは意外でした。
私の経験から言って、PROCABLEさんの書かれていることを注意深く読み、
ラインケーブルの交換から始め、D45+A&Hの導入、電源タップ、コンセントの交換、
アース工事、電源ケーブルの取替え、非メッキ化、そしてアイソレーショントランス
の導入(私の場合は100V環境だったので)と、一つ一つ納得しながら実行していけ
ば、
目に見えて結果が出ないときもあり、時間はかかりますが、
誰でも確実にこの音を聴くことができるはずです。

おそらく、長い間オーディオ業界の宣伝文句のあれこれに洗脳され、
自分で工夫し考える能力が低下しているのでしょうね。
あと、自分が良いと思って買い揃えた機器類を
完全に入れ替える決心がつかないのでしょうね。

私は結局、これまで持っていたケーブル、アンプ、電源ボックスなどを
全部売り払いました(鑑賞用に古い○○○のアンプは残してありますが)。
最初は既存のアンプと併用していたのですが、D45を購入して3ヶ月もしたら、
まったく聴かなくなりました。妙な色づけが鼻につき、
聴く気にならなくなってしまったのです。
今では、BELDEN8412(モガミ)、D45+A&Hの組み合わせしか聴きません。
というか、これ以外の必要を感じません。

○○○○

▲△▽▼

63番さんのコメント: AE線での音の焦点合わせ

Subject: Re: AE 線での焦点合わせについて

プロケーブル 様

お世話になります。
7月に質問させていただいた静岡の○○です。

AE線200m接続し焦点あわせに取り組み始めました。結局250mにてしっかり安定いたしま
した。途中自信がなく260mまで延ばしたのですが、どうもぼやけた様な気がしてならず、
三遊亭歌之介の落語CDで観客の笑い声・かけ声にて確認し、5mづつ切り戻し到達した
次第です。

焦点が合っていることは素人にもはっきりと分かるのですね。トーキング・ヘッズのCD
などでも、奥行きのあるスタジオ内あちこちでパーカッションが響く様が再現され、思わ
ずうなってしまいます。またクラシックでもオーケストラが個々の楽器の集まりであるこ
と、初めて体感いたしました。

読書しながらのオーディオ生活でしたが、音楽が素晴らしく全く本に集中できない状態で
す。

よいものを紹介して下さり、本当にありがとうございました。
大阪出張の際にはお店にも立ち寄らせていただきます。  ○○ ○ 拝

プロケーブル注:)
AE線の1.2ミリの200m巻きは当店も持っておりますので、ご入用
のかたは、お問い合わせください。今はクロスオーバーで焦点を合わせるほうを推薦し
ています。AE線には、二種類あって、0.9ミリと1.2ミリです。音楽用には1.2ミリのほ
うがいいでしょう。なお、AE線だけで焦点を合わせたほうがクロスオーバーで焦点を合
わせるより、音は若干いいでしょうが、使い勝手では大幅に劣るでしょう。このあたり
の選択は、個々の判断になります。が、一般的にはクロスオーバーのほうがここまで音
が濃くなってきた以上、一般的には推薦できる方法だと思います。

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64番さんのコメント: 音の焦点が、やはり最重要であった!!

プロケーブル様

こんばんは、先日はありがとうございました。
WEリード線と音の焦点について報告せずにはいられないほど非常にショッキングな結果となり、ここ数年信じていた生音が誤解だったことがわかりました。

当初ベルデン8470の3mでAMEの焦点が合ったと思っていました。
その時点でデノンのアナログプレーヤーDP−500Mを購入したのですが、正直がっかりするほど貧相な音でした。
カートリッジ交換、モガミのRCAケーブル、WEリード線で幾分良くはなりましたが、とても満足のいく音ではありませんでした。AMEに焦点を合わせていたため、DP−500Mだと8470の切り過ぎの状態と思っていたのですが、その後AMEの焦点をさらに詰めていき、2,8mでこれは生音近辺だろうと思いしばらく様子をみることにしました。
ところが・・・その長さのまま、(DP−500Mの音に魅力を感じなかったので)レコードをパソコンに取り込む作業をしていた時、ふとDP−500Mの音が素晴らしく良いことに気がつきました!低音が桁外れに豊かでそれでいて高域も生生しく今まで聴いたことのない音です!しかもとても自然な感じがします。

今までAMEで焦点近辺と思っていた音はかなり高域偏重だったようです。AMEの焦点はもっと先にありそうです。
もうしばらくレコードの素晴らしい音を味わった後、AMEの焦点を詰めていこうと思います。

今回は非常に貴重な体験をさせていただきました。
WEリード線といい、音の焦点といい、素晴らしいです!
重ね重ねありがとうございました。

○○

プロケーブル注:)
このケースは、おそらくですが、日本人の地声での音の焦点が
されていなかったものと思われます。楽器類やオペラのような声、又はクラシック
音楽では、音の焦点のきちんとした調整が無理ですので、間違いが起きないよう、
必ず日本人は、日本人の地声で、焦点合わせをしてください。

▲△▽▼


65番さんのコメント: JRの放送で音の焦点を合わせていたかたが登場!!

タイトル:音の焦点合わせ。

こんばんゎ♪プロケーブル樣、お世話になっております♪
さて、音の焦点合わせでユニークな方法で合わせている事を教えます(笑)

それは、YouTubeでJR東日本接近放送を音の焦点合わせに使用してます。まぁ……他の私鉄やJR西日本や九州もありますが(笑)
よく駅に耳にする接近放送は、ご存知ですが、人の声で録音してます。人の声は焦点合わせにぴったりで、ピントが合えば、駅にいる????って錯覚になっております(笑)♪

これは使えると思いメールしました。鬼門コーナに載せていただければ有難いです♪
それでは、また。
北海道札幌市○○区○○○○条○丁目○番 ○○○○

▲△▽▼

66番さんのコメント: 今まで聞こえなかった音が明瞭に立ち現われるようになった音の焦点!!

プロケーブル様

広島の〇〇と申します。

先日発注したBELDEN ベルデン 8460 18GA と ベルデン 8412 プラグが15日に到着し接続してみました。

勝手ながら8412と 8460 接続状況を記しておきます。

早速、8412をCDPとアンプに接続して音出しをてみたら、最初は ん? 痩せた音に聞こえてきたが、
聞き込んでいくうちにフラットで滑らか今までとは違う・・・・確かに違う、鬼門のコーナーで皆さんの感想が
実際に聞いて分かったように思い、この事かと、今まで使っていた1万5千円のプラグを再度つないで聞いてみると
太い音と思っていたのは音と音のぶつかり合いで、まぜっくた音で鳴っていた事に気付かされました。

これは、明らかに一つ一つの音の明確さと全体のバラナスがしっかりとれていてフラットで滑らかになっているのでしょうね。
8412で、これなら8460(2m50cm)をアンプ、スピーカーに繋ぐとどうなるのか?

アドバイスに従って、今までのバイワイヤーー接続をやめてスピーカー上下を繋ぐ民生金具を取り外し8460で接続しました。
次に「音の焦点」に挑戦、まったく自信はありませんでしたが大胆かつ繊細に切り詰めていくと、本当に音は正直ですね。
低域、広域、音の輪郭、ギーター、パーカッション、サックス、ボーカル等が今までと違う変化が徐々に表れてきましたよ。
1?単位で「音の焦点」の頃合いを図っていきましたが、高音が鈍くなり、低音もこもってきました。
欲が出来て切り過ぎてしまったようです。
どうしようかと迷い、鬼門に書いてあった繋ぎ技?を思い出し、最初7?切り取ったものを繋ぎあわせて調整しました。

本物の8460とは、この事ですね。>
中心に音が集まりながら一つ一つの音が滑らかで広がり各楽器の明瞭さ
全体のバランスが今までとはまるっきり違います。
生音と書かれていましたがギター左手のガットを滑る音、セッションの雰囲気、拍手の音、楽器マイク、ボーカルマイクが
ハウリングしてキィーンとなる所、ジャズ、クラッシクどのCDを聞いても今まで聞こえなかった音が明瞭に立ち現われて明らかな違いになっています。
ちなみにスピーカーの位置を左右1?広げてみたところ音が変わるんです、今までこんな事はありませんでしたよ。

今までの音は一体何だったんでしょう見違える音です。>
諦めかけていた音の再生がプロケーブルさんの御蔭でじかに聞くことが出ています。

今までのCDPとアンプ、SP、各プラグ、SPはコード何だったのでしょうか>
今まで使ってきた〇〇十万の価値とは、8412と 8460 で此処まで変わるんですね。
鬼門に書かれて有ることが実体験として良く解ってきました。

とは云え、アース、壁コンセント、セッテング等々の様々な見直し課題があります。

「オーディオの基本と鬼門・その真実」を繰り返し読み教科書としていきます。
自分で試行錯誤しながら取り組んでいきますが「何せ今までの、いらん知識が邪魔をする」ので、
プロケーブルさんのアドバイスをいただければ、大いに助かりますので>
今後共、宜しくお願い致します。

長文になりお許しください。

▲△▽▼


67番さんのコメント: ギタリスト電源と音の焦点の調整だけで、生演奏!!

プロケーブル 様

先日は丁寧にアドバイスいただきありがとうございました。

ギタリスト電源とAEケーブル、無事に届きました。

ギタリスト電源をオーディオ用として活用したのですが、本当に驚きの音が出てきました。
まず、SPケーブルはベルデンのままで、ギタリスト電源だけ接続して聴いてみました。
一聴して、解像度が上がったのが分かりました。確かに濃い音にはなったのですが、
若干音が硬いかなとも思いました。

次に、AEケーブルを片側50メートルで接続してみました。
一気に音がほぐれてイキイキした感じになりました。そこから、ケーブルを何度も何度も
切断し、40メートル弱くらいのところで、焦点が合いました。
(ちなみに100Vで、音源はMacMiniです。)
音像はピシッと明瞭になり、空間がスッキリと見通せるようになりました。
その中で、各楽器がリアルに生演奏してくれているように感じました。

正直、音の焦点については懐疑的でしたし、AEケーブルを何10メートルも這わせるのって
抵抗があったんです。普通、部屋にそんなケーブルの束を置きたくないですよね。
でも、音の焦点は本当にあったんですね。はっきり分かりました。
ケーブルの束は、翌日IKEAでちょっとお洒落な収納ボックスを買ってきて、
そこに入れてみたら、随分スッキリとしました。
焦点合わせの時は、ケーブルストリッパーがあったので、作業がはかどりました。
ただ、50メートルくらいの長さを測るのが苦労しました。ケーブルに書いている
文字を数えてなんとかやりました。
でも、それだけの事はやるだけの価値は十分ありました。

参考までに、焦点合わせの時には、Kings Of Convenienceというアコースティックデュオ
の音源で行いました。生楽器で音数も少なく囁くように歌うスタイルなので、とても
合わせやすかったですね。

その後、色々と音源を聴きましたが、特に古い音源の方がより生々しいサウンドになって
驚きました。多分、昔の音源の方が変に音を加工したりしてないからなのではと思います。


今回も素晴らしい商品をありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。


○○

▲△▽▼


68番さんのコメント: これ以上切るのが恐ろしいほどいい音になった!!

プロケーブル 様

こんばんは。
一昨日から音の焦点を探り、切り詰めていくと、どんどん音が変わり、妙に楽しくなって、昔懐かしい糸電話で遊んでいた時に、どこまで長く繋げるか実験していたのを思い出しました。さて、2m10cmから広域の音が変わり2m7cmまで来て音に広がりが出ました。ここから切るのが恐ろしい位、いい音になりました。焦点はほぼ合っていると思います。アドバイスどおり、2m50cmを購入して良かったです。KENWOOD K-505というミニコンポですが信じられない位、いい音がしています。ボーカルの声が中央から聞こえ、低音から高音まで綺麗に出ています。デフォルトのケーブルは柔らかい音で良かったのですが少しこもって聞こえており、こちらのケーブルに変えてからは聞こえていない音がボンボン出ています。iPodやiPhoneの音がこんなにいい音だったのかと感動しました。
本当にありがとうございました。
吉祥寺のお店も行って聞いてみようと思います。

○○○○○

▲△▽▼


68番さんのコメント: 音の焦点が合うと、想像も出来ないほど凄い音になった!!

お世話になっております。〇〇〇です。

週末のほとんどを使って全てセットアップしました。音の焦点も頑張って合わせしました。
やった作業をまとめました。

1.100V電源トランス導入とAE線片線100mをつなぎました。
確実に高中低音ともに、解像度が上がりました。
ただ、やはり音は柔らかくておとなしすぎるとだんだん感じます。

2.プロケーブル様と言われた通り思い切って50mにしました。

3.結構いい感じになりました。焦点に合わせられたと思います。
感激と感動でした。

4.次に御社から電源ケーブル3本が届きました。
つなぎました。なんとまた音は柔らかくなりました。

5.また音の焦点を行いました。
1mずつ落としていきます。結果的に45mにしました。
がちょっと高音よりかなぁと思って、先程切られた1mのケーブルをつなぎ足しました。

 トータル弱46mというところでしょうか。もっとやるとしたら、1センチづつ切って様子を見る感じですかね。

音の焦点が合うと、自然、かつ、想像もしていなかったほどの、凄い音になるのですね。

これこそが、音の焦点というものか!!!

初めて自分が音の焦点というものを知り、かつここで音の焦点をあわせ、今まさにその音の違いを感じているところです。

もうここまで来て、私の現オーディオ環境のセットアップ・チューニングが完了したと思うようになりました。

今までは結構何も知らずしらずに試行錯誤してきました。結構疲れた自分へのご褒美をやろうとも思いました。

いろいろありがとうございました。これからも末永くよろしくお願い致します。

以上、よろしくお願い致します。

▲△▽▼


68番さん再登場!: 凄いなぁ!

プロケーブル様

お世話になっております。〇〇〇です。
その後、どうもちょっとだけ歌手の声は柔らかいなと思いました。
また音の焦点を合わせました。

今回はなんとたったの2センチ切りで自然な音になりました。
アルバムをいろいろ流していましたが、まったく自然の音です。
何も癖を感じることができません。凄いなぁ!

この究極な音の焦点合わせは知らずにはオーディオをやっていってもうまくいくのは運のよいとしか考えられないです。
プロケーブル注:)運で音の焦点が合うなどという事はありません。したがって、オーディオは全て「あてずっぽう!」だったということです。
ひとまず、セットアップ格闘を卒業ですね。
気持ちよく年末を迎えることができましました。
また、新年会同僚にレビューすることとなっていますので、
ちょっと自信がついて、楽しみにしています。

再度ですが、本当にありがとうございました。
多少のお取引をさせていただいたことではありますが、
それ以上にオーディオについていろいろ勉強になりました。
これを今後にいかせたいと思います。

今後とも、よろしくお願い致します。

▲△▽▼


69番さんのコメント: スピーカーの存在が消え,オーディオ側の壁全体がステージになった!


今回の 3 連休(8/11(金・祝) – 8/13(日))ですが,満を持して,”音の焦点合
わせ” に 挑みました。

ただし,「急いては事を仕損じる」の原則にしたがい,今回は 前半終了の
段階で,あえて 作業を停止しています。
ここまででも,一定以上の成果が上がったからです。

今回の作業により,スピーカーの存在が消え,オーディオ側の壁全体が
ステージになりました。

特に,75 年あまり過去に録音された クラシック音楽の音盤を再生した
ときには,スピーカーだけでなく オーディオ類一式の存在が消滅し,
音楽の神 “ミューズ” に率いられた 音楽だけが残りました。


とはいえ,我が家のオーディオシステムが 本格的に化けるのは,後半の
成果次第であるはずです。

以下,私自身の作業記録であり,音の焦点合わせに 初挑戦の方々へ向けた
ノウハウでもあるものです。


———+———+———+———+———+———+———

○用意したもの
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・AE線1.2ミリ 200m巻き-商品コード03010-03
・ベッセル ワイヤーストリッパー NO.3500E-1 (アマゾンにて購入)
・アマゾン名物! (ワイヤーストリッパー購入時の) “デカすぎる箱”
・以前に “超越重鉄タップ” を購入したときの外箱
・体重計


○手順概略 (準備その1)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(1) “AE線1.2ミリ 200m巻き” 本体の総重量を,体重計で測定する。
(6.2Kg でした。)

(2) “AE線1.2ミリ 200m巻き” から,3.1Kg 分 (100m 分)を 別途巻き
取り,”アマゾン名物! デカすぎる箱” に格納する。
念のため,残りの部分も 3.1Kg であることを確認した上で,
“AE線1.2ミリ 200m巻き” が入っていた箱に戻す。

(3) ワイヤーストリッパーを駆使し(これ 便利ですね!!),3.1Kg x 2 の
ケーブルの両端を それぞれ剥く。


○手順概略 (準備その2)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(4) オーディオラック周辺を,作業用に配置を変える。
特に,アンプからスピーカーまでの配線を,ムリのない体勢で
組み替えられる状態に持ち込む。
重要なのは,エアコンと扇風機により,組み替えの最中に 汗だくに
ならないような(真冬ならば 凍えないような)配置を確保すること。
加えて,オーディオラックの裏側に 適切な明るさ( + 角度)を保つ
ための,照明の確保が重要。


○手順概略 (前半)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(5) アンプからスピーカーへの従来のケーブルを外し,3.1Kg x 2 に
置き換える。
(ここで,音響がモコモコになったことを 確認できました。)

(6) 3.1Kg x 2 のケーブルを外し,その片方(今回は “アマゾン箱” 側)
を 体重計で測定しつつ “半分の重さ 2 本” に分割する。
体重計で(デジタルの小数点以下 2 ケタめがないため),1.5Kg x 2
になったことを確認。
1.5 Kg x 2 は,”アマゾン名物! デカすぎる箱” と
“超越重鉄タップ を購入したときの外箱” とに,それぞれ格納する。

(7) 2 ハコそれぞれ,ケーブルの切断直後の側の端を剥く。

(8) ケーブル 1.5Kg x 2 で アンプからスピーカーまでを接続する。
(この時点で,スピーカーの存在が消え,オーディオ側の壁全体が
ステージになった状況を 確認できました。
特に 古い録音ほど,より深く感動できる音響が,実現できて
います。)

———+———+———+———+———+———+———

後半への戦略ですが,さらに厳格に音の焦点を合わせようと考えております。
https://procable.jp/setting/42.html


30. 中川隆[-13521] koaQ7Jey 2018年7月01日 21:03:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16300]

- 音の焦点をクロスオーバーで合わせる方法-
https://procable.jp/setting/48.html

今までこのサイトで起きてきたこと、また、現在進行形で今も起きている事は、まさしく異常現象と言えます。

果てしなく高音質化していった結果、アナログ初期盤をも越えました。100年以上もの音の歴史が転覆してしまいました。

歴史は、ここに集まった皆さんの手によって、すでに変わってしまいました。

ところが、ここまできますと、音の焦点の調整が、非常にやっかいなことになります。

「音の焦点の問題」につきましては・・、

高音質になればなるほど、音の焦点は激変して、高域が上昇していきます。

「音の焦点」を理解されないかたは、非常に良いものを悪いと誤解されるケースさえも、多々あるのです。

これは悲惨です。良いものを捨てて、ボロいものに騙され続けるのです。

なぜならば、「音の焦点」のことなど、オーディオマニアのどなたも、プロのかたがたですら、今まで全く知らなかったことであるからに他なりません。

今までのオーディオは、いや、プロの現場も含めて、はっきり書きます。あてずっぽうだったと断定できます。

あてずっぽうでは、いくらなんでも話になりません。意図的に調整する「力量」が必要です。そしてそれは、難しいことではありません。

ケーブルによる音の焦点の調整方法は、上記二箇所のリンク先に記述していますが、ケーブルだけでのコントロールが、まったく困難になるほど、それほどまでに高音質になった時が問題です。その種のケースは、どこまでも果てしなく高音質を求められていかれるのであれば、必然的にやってくることになります。

ここでは、ケーブル長による音の焦点合わせではなく、クロスオーバーによる音の焦点合わせを簡単に記述しておきます。

主に、機材の接続の順番の基本です。

下記の図は、一つのステレオアンプから左側スピーカーの高域用ドライバーとウーファー、もう一つのステレオアンプからは、右側の高域用ドライバーとウーファーに配線している図になっています。これも、今までのクロスオーバー、つまりチャンネルディバイダーの常識とは違います。今までの常識では、低音に向いたアンプに左右のウーファーを受け持たせて、高域に向いているアンプに左右の高域用ドライバーを受け持たせたはずのところです。それはアンプがボロい場合には、そうしたほうが良かったと考えてください。

アンプが完璧なものであった場合には事情が違います。下の図のように、左右に振り分けたほうが良い結果が得られます。パワーアンプ内部での、左右の音の干渉が皆無、ゼロに近くなります。

スピーカーはなるべくツーウェイを使ってください。音の焦点合わせには、ツーウェイが理想です。そして、高域と低域を振り分けるクロスオーバーの設定は、ツーウェイのスピーカーの場合、普通の部屋の環境ですと、1500ヘルツから1600ヘルツ、その間のどこかが、その理想的ポイントになります。20畳の部屋の場合は、1400ヘルツくらいでしょうか。部屋の大きさによって、それは変化するものと思われますので、部屋に合わせて設定することが理想ですが、クロスオーバーで微調整の出来るものは少ないです。したがって、1500か1600に普通は設定すればいいでしょう。

クロスオーバーについて私が書くのはこれだけになります。さらに詳しく知りたいかたは、「クロスオーバー」、又は、「チャンネルディバー」などでネットで検索されれば、使い方について書いてあるサイトはいくらでもあると思います。ただし、どれもこれも、音の焦点合わせというような、究極的な目的のためのクロスオーバーの使い方ではないはずですから、その点は知っておいたうえで、他のサイトからは使い方だけ、それだけでいいですから、吸収されてください。

下記に簡単な図を掲載しておきます。

https://procable.jp/setting/48.html

業務用機材による配線を基準としておりますので、DJミキサー、卓ミキサーからクロスオーバー、クロスオーバーからパワーアンプへの配線は、全てバランスケーブルで、2番ホットのケーブルや機材が前提になります。3番ホットのものはお勧めしていません。ボロいからです。

■オリジナルネットワークを外す

オリジナルネットワークは外してしまって、それぞれのユニットへ、パワーアンプのスピーカー端子からの直結になります。ツーウェイのスピーカーが二個であるということは、ユニットの数は四個です。ということは、アンプが四ついるわけですが、ステレオアンプには、モノラルアンプが二台入っていますから、ステレオアンプの場合には、二台で、モノラルアンプ四台、つまり、四個のユニット各々に、一個のアンプをあてがうことが出来ます。

異常なほど音が濃くなって、AE線を100m以上、200mほども引かなくてはならないようなかたは、こうしておいて、高域側のつまみだけで音の焦点が合わせられます。さすがに200mというような長さのスピーカーケーブルは現実的ではないです。実際に神戸のかたで200m引かれて、とんでもないほどの高音質が飛び出してきたと、おそるおそる電話で語られていたかたもおられましたが、その後、すぐにクロスオーバーのほうに移行されています。

https://procable.jp/setting/48.html

上記の図は単純です。単純ですが、これだけのことでも、クロスオーバーに全く無縁だったかたには、おおまかには基本が分かるのではないかと期待して書きました。ぜひともご参考ください。

プロケーブル注:)
上記の図は、アンプがクラウン社の今や製造中止になった小型アンプ、D45、又は、D75Aだった頃に記述したものです。

少しでも高音質が得られるように、一台のアンプから、高域と低域に配線してあります。

しかし・・・、

今やthomannのアンプの時代になりましたので、性能が大幅に上がっておりますので、低音用アンプ、高音用アンプという分けかたで、十二分に高音質が得られますし、そのほうが、低音用の信号をツィーターに入れて、ツィーターを飛ばすなどの危険も防止出来ます。

ここまでされる必要は、まったくありません。


★オーディオで良い音を出す時の姿勢、コツを、再度ここにも書いておきます。

「大雑把に、かつ、抜け目なく」

それには、低音用アンプ、高音用アンプという、今までオーディオ界では当たり前であった方法で十分です。

■重要事項を追記致します。

重要な事です。例えば、JBL JRX115の内部配線が、近視用のメッキ線材であったとします。そして、チャイムコードなど遠視用線材で、焦点を遠ざける方向へケーブルを使ったとします。チャイムコードやAE線を使うのであれば、内部配線のメッキ線材も全部取ってしまって、内部配線もチャイムコード、又はAE線など、非メッキ銅の単線としてください。メッキ線材は、WEといえども、ベルデンといえども、近視用です。遠視用のAE線などとは相容れないものですので、音を、ほんの少しではありますが、おかしくします。

メッキ線材ならば、オールメッキ線材の高度なレベルのもの、非メッキ線材ならば、銅の単線で、全て統一してください。その両者は、全く違う特性のものであって、一緒にしてはなりません。

このことは、クロスオーバーを使う際の前提、ケーブル選択基準の「基本」とします。

▲△▽▼

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この先は、「お客様の声」とします。
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Aさんのコメント: 手がガクガク震えたかたが登場!

最近、音にこだわりだしました。

ネットで色々調べていくうちに、こちらのプロケーブル様のサイトに行き着きました。

それで、拝見させて頂いている間に手ががくがく震えてきました。

なんと、現在使用中のPCがiBook G4で、2年ほど前からAMEを使用中なのです。

それまでは、記録方式も気にせずにAACで取り込んで無線LANで飛ばして聴いていましたが、
こちらを参照させて頂いて、WAVと試しに450円で手に入れたLANケーブルで接続して聴い
てみるやいなや、ド素人の私の耳でも明らかにCDPを越えているのがわかりました。
まさかここまで違うと思っていませんでした。

まだまだ色々わからないことはありますが、こちらのサイトより吸収していこうと思いま
す。

プロケーブル注:)
このAME(AirMac Express)こそが、アナログ初期盤越えを果たした
立役者です。今まで16ビット44.1キロヘルツごときでは、アナログに勝てる筈もなく、大
幅に劣っていたというのが通説であり、常識でした。

これは若いかたは知らないかもしれません。CDプレーヤーというのは、古くからのオーディ
オマニアにとっては、そこまでボロいものだったのです。

ところが、通常アナログレコードどころか、それとは全く次元を異にする初期盤(オリジナル
・ファースト・プレス、一枚数十万円から百万円)をも、AirMac Expressが軽く越えてしまっ
たのですから、このことを「歴史が転覆した」と、このページの冒頭で書いている事に他なり
ません。

事実、歴史は転覆しました。アナログ時代は終焉を迎え、これからデジタルの時代です。が、
それはあくまでも、音源だけです。デジタルものは、音源以外は、ほとんど半永久的に、
アナログ機材の優れたものに勝ることはないものと、認識しておかれてください。

ここが誤解を生むところで、音源が勝つのであれば、機材も勝つ「可能性」は少なくともある
だろうと考えられるかたも多いのではないでしょうか。

両者は全くの別物です。音源のデジタルと音楽機材のデジタルものは、まったくの別扱いで考
えないといけません。

つまり、しなくてもいいことをわざわざしているのが、機材のデジタルものであると
いうことです。

音源のデジタル化は事情が違いました。アナログのように消耗しない、ヒスノイズも無い、ス
クラッチノイズもない、永久保存が可能だ、などなど、多大なるメリットがあって、大自然の
摂理で歴史が動いたものです。それに反して、デジタルミキサーやデジタルアンプ、デジタル
クロスオーバーなどは、何らの明快な理由はそこに存在せずして、移行しています。これは意
図的であり、利益のためであり、自然の摂理によって動いた歴史とは異質なものであるという
のが、その理由になります。要するに、単なるゼニ儲けのためのボロです。
それと、アナログ機材ほど高度な技術がなくとも製造できるという面が、もう一つ
挙げられます。

低レベルな技術で製造されているのですから、レベルの低い機材になるのは、当たり前です。

これだけ書いても、まだ分かりにくいかもしれません。

追い打ちをかけます。

アナログレコードというものには、じつに多くの、いや、膨大なる欠点があったのです。それ
は素人目に見ても明瞭なる欠点でした。つまり他の機材とは全く事情が違って、はじめから不
完全なものでした。他の機材が完璧過ぎたとも言えます。だからこそ、音楽ソースのデジタル
への移行は、誰もが頷けましたし、ごく自然な出来事でした。

ところが、優れたアナログ機材、超一流どころのアンプやミキサーには、欠点が最初から全く
無いのです。欠点の無いものをデジタル化する意味はありません。かえってデジタルの損失で、
大局的に見れば、失われるもののほうが遙かに大きいということです。さらに言えば、完璧な
ものを変更する理由など、どこにも無いのです。完璧なものを製造する「能力」の無い三流メー
カーが主になって、その種の事をしているのですから、タチが悪いです。


さらに書きます。

三流メーカーへのメッセージと受け取ってもらって結構です。

デジタル化するのであれば、全部の機材にコンピューターにも劣らないほどのエラー訂正機能
を備えてください。それが技術的に、及びコスト的に、とても出来ないというのであれば・・、

「安易にデジタルと言うべからず!」

です。


■皆様へのご報告

サイトのどこかに、クロスオーバー以外に、非常なる高音質にも対応できる方法、短いケーブル長での音の焦点合わせが
出来る方法をご用意していると記述しましたが、それが不可能な事になってしまいました。

その方法とは、JBL JRX115のウーファーを、アルテック515ウーファーの現行品と入れ換えるという手でした。非常に高
額なもので一個のウーファーが定価17万3千円、二個で35万円近くもするものですが、それを入手ルートの厳選によって、
皆さんにお安く提供できるための用意をしていたものです。

ところがここにきて、アルテック515ウーファーが製造中止となってしまったものです。実はアルテック515の38センチ
ウーファーは、能率が104dbあります。

ということは、98dbのJBL JRX115より、6db高いということです。これは四倍の音量であり、ラインレベルに換算すると、
12dbもの違いになります。つまり、ウーファーよりも、高音側を受け持つドライバー音量を4分の1にまで絞る事と全く
同じことになります。ラインレベルでは、12db落とす事と同じです。

この能率の落差を利用して、100m引かなくてはならないところを、25m、又は15mあたりになるのでしょうか。それほ
どで済むようにしようと算段していたものですが、そのオプションは消滅してしまいました。

これを用意していた理由は一つです。クロスオーバー利用がややこしいというかたにも、簡単に非常なる高音質を出せる
ようにという意味です。これが消滅した以上、残る焦点合わせの容易な方法は、クロスオーバー利用しか無くなってしまっ
た次第ですので、あえてこのページを設けさせていただいた次第です。


▲△▽▼


Bさんのコメント: 新型・動画対応iPod nanoの実力!

神奈川の○○です。

新型の第3世代iPod nanoを購入しました。
最近は話題に上がらないiPodですが、確実に良くなっています。

カーオーディオやイヤホンで聴く分には第1世代も十分満足して
いましたが、
アレンに繋いでじっくり聴くとバッテリーハブ装備のAirMacとの
差は歴然としていました(第一世代のiPodのこと)。

しかし、第3世代はAirMacが出す音にかなり近くなっています。

それでもなおバッテリーハブには及びませんが、微細な音がしっかり出て
いる感じで雰囲気が似ています。

これはイヤホンでも感じられますが、アレンを通すと第1世代との差がはっ
きり感じられました。

出力レベルが低いのが残念ですが音質は大満足です。

これは期待できると思い、カーオーディオにカセットアダプタ経由で音
を出したら高音がとてもきついです。
音が濃くなって焦点が合っていないのでしょう。

いろいろ改造するのも面倒なので、私はカーオーディオは割り切って
操作性と容量と音質のバランスで第5世代のHDD タイプの
iPodを使用することにしましたが、
カーオーディオで音質を追求したい方で焦点合わせも可能な方は第
3世代のiPod nanoはかなりいい線いってると思います。

残念ながらHDDタイプはDAチップのメーカーが変更になっ
たらしく、音質は若干下がったらしいです。
音質重視の方はnanoかtouchということになりそうです。

プロケーブル注:)
少々場違いな掲載ですが、少々の関連はあることから、
ここに掲載しておきます。新型iPod nanoは、動画対応になってますから、
チップは間違いなく強力になっています。その分、音も上昇しているのは
見えていましたが、具体的な報告が入りました。

ハードディスクものの性能は落ちたとのことですので、注意が必要です。
他には、iPodシャッフル、これが非常に音質が良いだろうと思いますので、
iPodシャッフルも選択肢になります。

結局のところ、iPodの高音質ものを持ってきても、AE線などが50mを
越えることは、まだこの第三世代では無いだろうと思いますので、クロス
オーバーも必要ないことから、iPod利用という方法は、とても使いやすい
ですから、有効と思われます。

なお、アレン&ヒースを通すのであれば、ゲインがミキサー部分で上げら
れますので、出力レベルが低くとも、それは問題になりません。アレン&
ヒースのDJミキサー、又は卓ミキサーにて、完全な解決を見ます。

■追記致します。

iPodのハードディスクものの新型も進化していた!

東京、多摩スタジオの西澤さんというかたから電話連絡がありました。
iPodのハードディスクの最新型の160ギガを購入したところ、これまた
数段の進歩があったそうです。80ギガものと比べて、どういうわけか、
160ギガもののほうが優れていたとのこと。ハードディスクもののDA
チップを変えたのも、進化させる為だった可能性が出てきています。
アップルがiPodを退化させるなどということは、今のところ当分あり得
ないと考えたほうが良さそうです。ここ10年は新型は常に改良されて
いくのでしょう。


▲△▽▼


Cさんのコメント: このコメントばかりは寒気がしました!

Subject: 予測はできてても、衝撃的でした

プロケーブル様、神奈川の○○○です。お世話になっています。
すでに分かりきった事であり、つまらない事かも知れませんが、簡単な問題でもない事がありました。
先日友人宅で○○○○○○○など、ハイエンド機器で総額1000万近いオーディオを聴かせて貰う機会があり、
興味半分で普段、音響以外はほぼ生音に到達していると思われるプロケーブルシステムで聴き慣れているCDを
持ち込んでみました。
そのハイエンドから出てきた音は、苦しくなるような、友達といるのが気まずくなる音でした・・
何十冊とあるオーディオ雑誌には、音楽評論家の記述があり、上手く生音を追求、比較しないようにする為の
洗脳、誘導が多々ありました・・オーディオメーカーにとって生音を求められるのが一番嫌うのでしょうね。
ちなみに、プロケーブルシステムの事は話していません。いい音を独り占めしたいからではないです。
友達を失う可能性を恐れてです。下手に話すのが危ないほど、音の好みの問題ではなく次元が違うのです。
ハイエンドをやってる方が友人や知人の場合には、慎重に十分に気を使って話そうと思っております。
例え音の次元が違いすぎても、誇りを持ってハイエンドオーディオに大金をかけた友人だと思うのです。

すでに大鬼門の代名詞ともなっている話で、申し訳ありませんでした。

プロケーブル注:)
さすがにこのコメントには私も寒気がしました。大鬼門の代名詞とはいえ、
人間には人格というものがあり、「心」があります。本当は「ゾンビ」というような一言で片
付けられるほど、実際には単純ではありません。

私自身も、数千万円以上、いや一億円以上でしょう。お金をかけたセットを聞いて、何も言え
なかった時がありました。知り合いというよりは、初対面だったのですが、あまりに本人さん
が自信満々で、誇り高く、意気揚々とされていたためです。

その時には、言うと話がややこしくなるという側面もあったのは確かですが、とにかく何も言
えなかったです。それが友人であればなおさらでしょう。

このように、「音の焦点」という考え方の欠けたところでは、何が起きていても不思議ではあ
りません。音は本当に怖ろしいのです。例えそれが、C22、MC275、アルテックの最高峰
の蜂の巣ドライバーだったとしてもです。それが例え、WEのフィールドだったとしてもです。

こういう場合、言うか言わないか、それはもう、その場に居合わせたかたの本能によるしかな
いのでしょう。

本当は、こういう事が起きていてはいけないのですが・・。

私は「音の焦点」の項目で、こう書きました。皆さんの行く手をさえぎる万里の長城が二つあ
ると・・。

一つめ、つまり「音の焦点」の問題はほぼ、このサイト上だけの事ではありますが、崩壊させ
ました。カタをつけられたと思います。

もう一つ残るは「音響」という万里の長城だけです。その二つの万里の長城こそが、我々を、
「井の中の蛙」、つまり「村人」であり、世界どころか、都会の存在すら知らない閉塞された
「井戸」の中に、人間が死ぬまで据え置いておかれるほど、強烈無比な包囲網、封鎖網になっ
ています。

音響のほうは、それが大学の研究部門、つまり学者というものが存在する「学問」にさえなっ
てしまっており「音響学会」という存在さえあります。その分、よけいにタチが悪そうです。

しかしこの二つめの「音響」による閉鎖網も、もうじき崩壊させます。

その二つの万里の長城に比較すれば、その他の事は、さほど重要ではないと言い切れるほど、
それほどまでに、その二つの封鎖網は、タチの悪いものでした。

デジタルの欠落も、これでもかというほど、タチが悪いです。が、上記の二つほどではありま
せん。なぜならば、音源については、コンピューター業界の進歩により、遅かれ早かれ解決し
た筈の事だったからです。事実アップルコンピューターのiPodなり、AirMacというものが主役
になっていることを、ご確認ください。

「アップルが、いや、スティーブン・ジョブズが、デジタルの欠落と、
その回避方法については、全部知っています。」ということだったの
でしょう。

つまりこういう事です。iPodがまた進歩しました。いづれ、フラッシュメモリーとメインメモ
リー間のエラー訂正を、タイムラグをもってして、アップルはiPodで、してくるに決まってい
るのです。将来のそれはAirMac+バッテリーハブとほとんど同等、いや、ランケーブルが存在
しませんから、全くそれ以上のものになるのでしょう。iPodの未来が本命というのは、今も何
ら事情は変わっていないように見受けられます。

「キンキンの音だから悪い」というような早合点さえ起きなければ、良いものを良いと誰でも
認識できますし、デジタルの欠落の事も、誰にでも分かるものです。

氷壁クライマーさんはじめ、プロのかたがたや皆さんの力が集結して、その時期をえらい勢い
で早めたということであり、いづれは時間の問題だったのかもしれません。きっとそうだった
のでしょう。

結局のところ、それを生かすも殺すも、「音の焦点」の問題です。それが無いと良いものであ
るという事すら認識出来ないどころか、捨ててしまう可能性のほうが高くなってしまいます。

ただ、こういう事を知ったかたが、鬼門の虜になっているかたにどのように接すればいいのか、
こればかりは、私もいまだ分かりません。

個々の良心と自主性にお任せするしかないです。相手にもよります。ケース・バイ・ケース、
千差万別であるに違いないのです。

このコメントのかたの選んだ道は、正しかったのだと、私は信じています。いや、信じたいで
す。

▲△▽▼


Dさんのコメント: クロスオーバーにアレン&ヒースは必需品です!

以前、dbx 223XL に、直接 AME を入力しても大丈夫だと連絡し
ましたが、その後、Allen&Heath
xone:02 を導入したところ、、、全然良くなりました。
Allen 導入前は、音楽(音源)によって、音の焦点が定まらず、悩んでいましたが、Allen
を導入したら解決しました。223XLは、入力レベルに対しての許容力が少ないのかもしれ
ません。

また、バイアンプでJRX-115
にチャイムコードを接続する時に、途中にスピコンを入れて、かつチャイムコードを平型
端子に接続して、ユニットに接続していましたが、チャイムコードを直接ユニットに半田
付けした方が全然良くなりました。バイオリンの音などに癖があったのがなくなりました。

プロケーブル注:)クロスオーバーへの直結ではいけません。そもそも左右の定位が音量
を変えるたびに、大幅にドライバー側とウーファー側とで、上と下との定位がずれます。

これでは何をしているだか分かりません。音量調整すらやっかいな、とても不可能なこと
になります。

それであえて図解にアレン&ヒース等のミキサーを入れています。

▲△▽▼


Eさんのコメント: 音源からクロスオーバーに直結でもdbxの場合は使えることが判明しました!

プロケーブル様

お世話になります、東京の○○です。

ご質問の件ですが、dbx 223XL には±12dbの範囲で調整可
能な入力ゲイン調整用ボリューム(+側にも調節できるので、
多分アクティブボリュームでしょう)が、付いています。

223XLのつまみは各チャンネルごとに左から、

入力ゲイン・クロスオーバー周波数・低域出力調整・高域出力調整

の順に並んでいます。

その他に、40Hzのローカットフィルター、低域・高域それぞれ
独立した位相反転スイッチなどが付いています。

プロケーブル注:)
このかたは、音源からクロスオーバーへの直結で成功したというかたで、
その理由を聞いていたものです。ゲインをボリュームとして調整されていました。

このゲイン、これがあるものでないと出来ませんが、dbxにはあるとのことですから、音源か
らクロスオーバー直結でもいけます。アレン&ヒースなしでもいけるということです。


▲△▽▼

Fさんのコメント: クロスオーバーにメッキ電源ケーブルを使う事の恐怖(超大鬼門)!

神奈川の○○○です。こんばんわ。
昨晩からクロスオーバーによるチャンネルディバイダーの調整をしていたのですが、中々ベストなポイントが見つかりませんでした。

200V、チャイムコード80m程による環境でも、かなり歪みはするものの1つくらいはメッキ物の電源を入れても破綻はしなかったので
マリンコケーブルの注文忘れもあって、チャンデバの電源ケーブルを付属のメッキ物を使っておりました。
何時間調整ボリュームをひねっても音は何故か合わずに、またいつもの様に「プロ用機材は扱いが難しいんだなー」と思っていましたw

試しに、コレガのハブで使っていた、非メッキの3芯→2芯の変換プラグを付けてみると・・
さっきまでの泥沼調整が嘘のように、音が「自然に」変化します。
ここまで来ると常識と思われますが、クロスオーバー環境での、機材電源のメッキ物は超大鬼門と知りました。

いつもプロケーブル様にはこのようなつまらないご報告ばかりで、恐縮ですがついメールしてしまいます。
自分はプロでもなく、フランケンすら体験していない初心者でしたので、未だに出てくるこういった鬼門現象がむしろ健全な意味で
楽しんでおります。こういったオーディオ感性を持てました、プロケーブル様との出会いを改めて嬉しく思います。
まだエベレストの標高までは遠いですが、よろしくお願い致します。


■クロスオーバーの基本については十分と思われます。

これにてこのページは終了致します。
https://procable.jp/setting/48.html


31. 中川隆[-13520] koaQ7Jey 2018年7月01日 21:07:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16300]


- 8412・配線の鬼門-
https://procable.jp/setting/38.html

プロケーブル注:)
一通のメールを紹介させていただきます。このかたは、プロの
ギタリストのかたです。プロですら、間違いに陥るほど、この問題は、混乱してい
ると考えてください。ケーブルは太いほうがいいという、おかしな常識がまかり通っ
てしまった結果、こういうことになってしまったものです。

とにかく、音に関する情報というものは、全てが逆さまであって、音を悪くする情
報ばかりです。この例からも顕著に分かる通り、「音に関する情報」は全て見捨て
てくださって、丁度それで適度であり、その態度こそ、間違いに陥らないための術
になります。

■メール内容


プロケーブル様

ベルデン8412すばらしいです。

御恥ずかしい話をしなくてはなりません。
プロケーブル様は2芯ケーブルは1芯しかホットにするな、とおっしゃっていました。
ですが、ギターの世界では2芯ともどもホットにするというやり方が
あるのです。というか、まかり通っておりまして、私もいつしかそうなっていました。

で、今回の注文はそのことの実験もかねていました。
正直、そんなに違うものか、と思っておりました。
自作のベルデン8412プラス、ノイトリック2芯まとめ、と比較しました。
半田の技術はともかく、ですが。

私は自分の愚かさを恥じました。5秒で結論は出ました。

よく思い返せば、学生時代にPA担当を任されたあたりで、電気科の先輩に
電気的基本として教わっていたことでした。

どうせ家では大した音など出ない、という考えはCD時代になって加速していました。
いつしか私は家での再生に関しては全然興味を失い、あまつさえ楽器の方も
あまり気にしなくなっていました。録音に関してはそれなりに気を使っていましたが、
自宅の再生というのはどうでもよくなっていたのです。

ですが、このベルデンは汚れのない、というか、当たり前の音を持ってきてくれました。
どういうエフェクターがどの程度かかっているかさえ聴えてくるのです。
家でクラシックの再生をあきらめていた私はうれしくなってカラヤンのリマスターを
全部注文しました。いやあ、美しい、楽しい。ポップスなどよりポップスではないですか
そしてグラモフォンのエンジニアたちのすばらしい仕事。

2芯についても思い出しました。ハードロック系のギタリストが歪ませるために
あえてやりだしたことです。これも電気科の先輩に聞いていました。30年の年月は、
もしくはCD時代はそんなこともわすれさせてしまったのです。

実はこれ、先日のライブで自作の8412ケーブルが、あるポイントに来ると歪んでしま
って困ったことで思い出したのです。

下手なエフェクターを使うよりも綺麗に歪みますが(笑)

で、自作ケーブルを全部1芯にもどしましたが、如何せんプロケーブル様のおっしゃる、
1ミリ単位のセッティングは私には出せないのもわかりました。

ちょっとこのところ色々と出費してしまい、直ぐには購入できませんが、ケーブル類は
全部交換します。その時はよろしく御願いします。

愚息は生意気にもクラシックファンですが、WEのケーブルに変えたあたりから急に
CDを沢山買うようになりました。先入観のない愚息の方が正直だったようです。

長文失礼。


プロケーブル注:)
これは非常に重要なコメントと感じましたので、掲載に至りました。
驚く無かれ、メーカー品なども、ほとんどの二芯ケーブルが、二本ともプラスに接続さ
れています。
二芯ケーブルというのは、基本的に、バランス転送時、ホットとコールドとの、二つの
アウトプットアンプに一本づつ接続するために、それを前提にして、設計されています。
ホットのアウトプットアンプに一本接続、そして、コールドのそれに、もう一本接続で
す。したがって、アンバランスである、RCAやモノフォンの場合には、一つのアウトプッ
トアンプしか備えていませんので、一本だけ接続するのが「基本中の基本」です。

ならば一芯のケーブルでいいかと申しますと、一芯のケーブルは、楽器専用であり、二
芯、マイク及び、機材用のケーブル(スタジオ録音仕様)に比べますと、精度が少々低
いことが多く、それであえて、二芯ものをアンバランス転送にも使った方が、良い結果
を生む事が多いわけです。
また、楽器にさえ、楽器専用線材ではなく、あえて精度の高い、伝統的な二芯のプロ用
ケーブルを使ったほうが良い結果を生むというわけです。

その際重要なのは、基本を守ることであって、結局のところ、重要な「基本」が守られ
ていないようなケーブルは無意味であり、百害あって一利なしと記憶されてください。
https://procable.jp/setting/38.html


32. 中川隆[-13518] koaQ7Jey 2018年7月01日 21:40:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16300]


- スピーカーケーブルの末端処理-
https://procable.jp/setting/43.html


このような問題に、一ページをさくのは、実は本望ではありません。私にはどうで
も良いことと思えます。しかしあまりにも同じ質問が、異常なほどの頻度で来ます
ので、それに対する対応という意味で書きます。

壁コンセントの最終回答では、一ページさくかどうかで、迷いました。が、やめて
います。それは重要ではありますが、わざわざ書くには、つまらないことだったか
らです。が、こちらは、さらにつまらないことになります。

壁コンセントの最終回答は、下記の、最後のところのリンク先に書いてあります。

11)オーディオグレード(要注意・鬼門)
https://procable.jp/setting/11.html
      

さて、ここでの問題は・・、

より線のベルデン、WEなどのスピーカーケーブルを使う際に、末端をハンダで固め
たほうがいいでしょうか、それとも、そのまま接続したほうがいいでしょうかとい
う質問が、それです。

質問が多いということは、それで迷っているかたがそれ以外にも多くいると想像し
ますが、そんなことは、ご自分で、一度固めてみて、音を聞いて判断すべきことで
あり、人に聞くことではありません。自主性を持って、ご自分の耳に自信を持って、
「音」に真っ向から対峙してください。


■メリット

メリットは、D45等のネジ式のアンプにケーブルが固定しやすいという面があります。
一度締めたネジがゆるみにくいというメリットもあります。

■デメリット

音が変化する可能性、ヘタをすると音がゆがむという、デメリットがあります。


■迷いの原因

おそらく迷いの原因は、ハンダで固めないと、ごく一部しか接触しないのではない
かという心配があるのだと想像します。その種のことを言っておられるケースが多
いです。RCAケーブルのピンプラグ部分とて点接触です。100Vコンセントのプラ
グとて、ほとんど点接触なのです。または線接触に過ぎません。そのようなことで、
いちいち神経質になっていてはいけません。壁コンセントの中が面ではなく線接触
だからといって、コンセント内をハンダで埋めている者がいるでしょうか。

スピーカーケーブルの末端をハンダで固めたとて、点接触、又は線接触になるだけ
です。よって、この種の迷いは問題外とします。


問題は、音だけに絞られます。

音が変化するかしないかは、そのかたのシステム、セッティング全体の精度により
ます。さらに、使うハンダによっても違うことです。たった一つのこの種の質問と
いうのは、真剣に解答しようと思うと、様々な条件が頭をよぎります。ハンダの種
類まで指定しなくてはなりません。非常にややこしいのです。

というわけで、これについては結論を出しません。私自身がどうしているのかも書
きません。自分で実験し、時間をかけて努力して、自力で結論をだすべきことです。
そのうえ、各自違う結論になるのが目にみえています。

そもそも、微々たる違いを、皆さん気にし過ぎているという印象を、私は日々受け
ています。微々たる違いを深追いするのではなく、「激変」だけ、それだけを求め
てください。いつまでも雑魚を追っているのではなく大魚、マグロやカジキを釣り
上げてください。

大魚を海の底から引きづり上げるための仕掛けを作りあげていくテクニック、ここ
ぞという時の合わせのコツ、雑魚には二度と惑わされない精神、それらの重要事項
を記さなくてはと考えています。

微々たることなどは、後から自然と、ついて来ます
https://procable.jp/setting/43.html


33. 中川隆[-13517] koaQ7Jey 2018年7月01日 22:09:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16300]

- 音の焦点を具体的に合わせる方法につきまして(そのコツです!)-
https://procable.jp/setting/90.html


★音の焦点の「妙」

★音の焦点を具体的に合わせる方法につきまして(そのコツです!)

今も(基本中の基本である)、「音の焦点」が理解出来ず、良いものをボロい、ボロいものを良いと錯覚しているかたが多くいるものと認識しています。

下記、いただいたメールには、音の焦点の「妙」が、記述されています。ぜひとも、参考にしてみて下さい。

これにて、音の焦点は、非常に理解しやすいものになると思います。

——————————-

なお、音の焦点の基本的な記述は、下記に書いてありますので、まずは、基礎固めには、こちらからお読み下さい。

28)音の焦点(基本中の基本)
https://procable.jp/setting/28.html


——————————-


★音の焦点の「妙」
これは、最重要事項です!!、これが理解出来ないと、永遠に、オーディオで悩まなくてはなりません。

オーディオの悩みなんぞからは、永遠に解放されてください!!


★下記、一通の、当店がお客様からいただいたメールを読まれるだけで、音の焦点の「妙」が理解出来ると思います。

——————————-

Aさんのコメント: 音の焦点の「妙」!!


プロケーブル御中

お世話になります。
岡山の○○○○です。

この度、ベルデンSPケーブル 14GA 12GA 共に2mを購入させていただきました。
ここまで来るのに2年から3年掛かりました。
経緯を説明いたします。

5年位前、ベルデン18GAを推奨の長さで使いその後、16GAこれも推奨の長さでOKでした。
その後、自宅を新築した時点で200V電源で、アースは3オーム以下の環境で
広さ13畳、天井を3mから3.5mで傾斜防音のオーディオandがっきの練習室を建築しました。1から2年程はフラッターエコーに悩まされましたが。
その時、16GAで聴いておりましたが、音は悪くないがなにかひ弱で低音が出ない。音が詰まっているように感じ始めました。

スピーカーは、91db/1wと能率が悪く、帯域が20HZ〜40khz(+-3db)なので電気が沢山必要なようです。

そこで、ベルデン以外の無メッキの12GA相当のスピーカーコードで聞いておりましたがそこそこの低音も出て、こんなものかと日々を過ごしておりました。
が、こんな音で良いのかという疑問がわいてくるようになりました。

そこで、プロケーブル様のHPと睨めっこ、14GAは5m〜7m、12GAは9m〜12mが推奨の長さ
プロケーブル様の指示には間違いがないと信じるあまり当分の間見送っていました。

ある日、HPと睨めっこ、「100ボルト電源の場合・・・・・・」と書いてあるのを発見、200V電源の場合、2m以下でも行けると決断
ケーブルが届き、14GAを中高音、12GAを100Hz以下の低音に使用し、長さ186cmまで切りました。

結果、今までの苦労が晴れました。ストレスフリーと音が濃く満足、もっと早く気付くべきでした。
有難うございました!!!

プロケーブル注:)
皆様にお送りしているメール内には、この事は記述してあります。当店から送られたメールは、しっかり読まれて下さい。特に「スピーカーケーブル」と「電源トランス」に関するメールには、最重要事項が書いてありますので、全文目を通して下さい。

——————————-

Bさんのコメント: 音の焦点の発見は、青色LEDの発明より凄いのか????

結局、焦点が合っていないと、機材の買い替えまで検討する様になるので
音については焦点合わせは死ぬほど大事と言う事を痛感して改めてプロケーブル様に
感謝すると同時に、このような音に焦点がある事など自分にとっては青色LEDの発明より凄い
発見だっと思っています。そこでどういう経緯で音には焦点がある事を発見したかが死ぬほど
知りたいので是非教えてくれたら嬉しいです。

プロケーブル注:)
簡単な事です。経験的に、安物のスピーカーケーブルしか使った事
はありませんが、太いと音が妙に柔らかくなるという事に気づいた事がありました。
そこで、わざと細いケーブルを接続してやったら、案の定、音が硬くなりました。それ
だけの事です。
そこから、長さによる変化も解明していったというだけの事ですから、オーディオ屋な
らば、少なくともプロを名乗るのであれば、とうの昔にこれくらいの事は発見していな
ければおかしいと、私は思います。ですから「音の焦点」くらいの事は、はっきり申し
まして、大した発見ではありません。
プロケーブル社としては、結界音響のほうが、遙かに凄い発見だと考えております。
https://procable.jp/setting/90.html


34. 中川隆[-13475] koaQ7Jey 2018年7月02日 19:29:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

逸品館のオーディオ使いこなし技 
スピーカーの繋ぎ方とスピーカーケーブル RCA XLR 接続 ケーブル継ぎ足し


接続ケーブル(インターコネクトケーブル)
https://www.ippinkan.com/cojp/howto/page_6.htm

CDプレーヤーとアンプ、プリアンプとパワーアンプの接続には「ラインケーブル(インターコネクトケーブル)」が必要です。

このケーブルが音質に大きく影響することは、広く知られています。良いケーブルを使いましょう。

RCAケーブルとXLRケーブルのどちらがよいのか?

一部のオーディオ機器には、RCA(入出力)とXLR(入出力)の両方が備わっていることがあります。

こんな時、RCAケーブルか?、XLRケーブルか?どちらの音が良いのでしょうか?

実際は、「機器によってどちらが良いかは違う」のです。

詳しい説明は長くなるので割愛しますが、RCAで接続する場合と、XLRで接続する場合は通過する回路が変わります・「回路が違う=通過するパーツの数や種類が違う」のですから、当然音も違ってきます。

オーディオ雑誌やWEBなどで「RCAよりもXLRが高音質」であるとされるのは、放送局やスタジオで10m以上の長い距離を引き回した場合、RCA接続ではノイズが発生するのに対し、XLR接続ではノイズが発生しないことから、放送局やスタジオでは「必ずXLR接続が使われる=業務用に使われているからXLR接続は音が良い」と短絡されているだけです。

逆に一本のケーブルの中で信号が「HOTとCOLD」に分けて伝送されるXLRケーブルでは、ケーブルの変形によって「HOTとCOLD導体の長さや電気特性に変化」が発生し、精密なオーディオ機器では中高域の伝送ずれによって、濁りが発生する、高音が硬く感じられる、などの問題を引き起こすことがあります。どちらが良いかは「聴いてみて決める」のが合理的ですが、経験的にはRCA接続の音が良いことが多いように思います。

RCAケーブルとXLRケーブルは変換できるか?

XLR出力をRCA入力に繋ぐことは、「そういうケーブルを作ることができれば」可能です。しかし、接続する機器同士の回路が分からなければ、接続によって故障が発生することがあるので、変換ケーブルの作成には、専門的な知識が必要です。ネットで販売されているXLR/RCA変換コネクタなどを使うと、大切なアンプが壊れることがありますから、事前にそのようなプラグを使っても問題がないかどうかをアンプの製造メーカーに尋ねるとよいでしょう。

RCA出力をXLR入力に繋ぐことはできません。音は出るかも知れませんが、アンプは半分しか働いていませんから、良い音は出ません。RCAケーブルをXLR入力に繋ぐためには「反転回路」を備えるアンプ(プリアンプやミキシングコンソール)、もしくは「反転トランス」が必要です。ケーブルだけでは、RCA出力をXLRに変換することはできません。

お薦めXLRケーブル

XLRケーブルは、RCAケーブルに比べて種類が少なく、選択肢が狭くなります。

気をつけて欲しいのは、XLRケーブルの製作コストはRCAケーブルの1.5〜2倍程度かかるため、1万円のRCAケーブルと同等グレードのXLRケーブルの価格は、1.5-2万円程度になるということです。

インターコネクトケーブルの長さ

ケーブルは短い方が安いので、少しでも短いものを購入したいという気持ちはとても良く分かります。

問題になるのは、「ラックの後から結線できるかどうか」です。

もし、ラックの後から機器を接続できるなら「最短の長さ」をお選び頂いて大丈夫です。接続する機器の間の棚板が1段なら0.7m、2段なら1.0m、3段なら1.5mが目安になります。

ラックの後には入れない場合は、機器を棚板の前まで引き出して接続しなければならないので、そのような場合には、長さに余裕が必要です。棚板一段で1.0m、1段増す毎に0.5m程度の延長が目安になります。これ以上短いと、接続時に機器の端子やケーブルを痛めます。ご注意ください。

インターコネクトケーブル・ミニ・ステレオケーブルの継ぎ足し

機器の置き場所を変えたら、ケーブルの長さが足りなくなったが、インターコネクトケーブルを継ぎ足してはいけないのか?

答えは「Yes」です。

ケーブルを継ぎ足しても音は悪くなりませんし、グレードの高いケーブルを追加すれば、音が良くなります。これはスピーカーケーブルの継ぎ足しと同じ原理です。

RCAケーブルの「継ぎ足し」には、延長プラグを使います。XLRケーブルは、そのままジョイントできます。

継ぎ足すと良い効果を発揮できる製品として、AIRBOWから2種類の短めのRCAケーブルを発売しています。従来のケーブルにジョイントするだけで、高音の透明感、広がり感、艶やかさ、細やかなニュアンス、表現力が大きく向上します。
https://www.ippinkan.com/cojp/howto/page_6.htm


35. 中川隆[-13474] koaQ7Jey 2018年7月02日 19:40:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

逸品館のオーディオ使いこなし技 スピーカーの繋ぎ方とスピーカーケーブル ケーブル継ぎ足し


スピーカーケーブル
https://www.ippinkan.com/cojp/howto/page_6.htm


スピーカーケーブルは、音質に大きく影響します。付属品ではなく、スピーカーの性能に見合ったものを選びましょう。


スピーカーケーブルの方向性

スピーカーケーブルには「信号の方向性」が矢印で示されているものがあります。その場合、矢印の根本を「アンプ」先を「スピーカー」に繋いで下さい。マークがない場合は「文字の流れる方向」で判断します。「AET」の印字があれば「Aを矢印の根本、Tを矢印の先」と考えて繋ぎます。ケーブルを逆方向に接続すると「音の広がりや定位感」などが散漫になることがあります。

しかし、ケーブルを十分に使い込んでしまえば(エイジングが完了すれば)、方向性による音質の差は無視できるほど小さくなることが多いので、接続方向にはそれほど神経質にならなくても大丈夫です。


スピーカーケーブルの長さ

スピーカーケーブルの購入で困ることは、二つあります。

アンプからスピーカーまでの距離が左右で大きく異なる場合でも、左右ケーブルの長さは同じにしなければいけないのか?

「スピーカーセッティング」のページ
https://www.ippinkan.com/cojp/2016-10_times/page_1.htm

に詳しく書いていますが、左右のスピーカーは「周囲の環境の違い」で同じ音が出ていません。この左右の環境の違いによる音質差は、スピーカーケーブルによる音の違いよりもずっと大きく、左右のスピーカーケーブルは長さが2倍くらい違っても問題ありません。

見た目でのスピーカーケーブルの長さの違いが気にならないのであれば、左右必要な長さのケーブルをお使いください。コストが削減でき、より高価なケーブルが使えます。サラウンドのリアやセンター、エフェクト用スピーカーの配線も同じ長さにする必要はありませんのでご安心下さい。

スピーカーケーブルの継ぎ足し

スピーカーの置き場所を変えたら、スピーケーケーブルの長さが足りなくなったが、スピーカーケーブルを継ぎ足してはいけないのか?

「ケーブルは極力短く、抵抗が少ない方が音が良い」と考えられていますが、実際は違います。

オーディオ用の接続ケーブルは「マイナス(抵抗)」ではなく、「プラス(音質改善効果)」があるからです。

実験で確かめましょう。

高級なスピーカーケーブル(現在お使いのケーブルよりも数倍以上価格が高いもの)を現在お使いのスピーカーケーブルの「スピーカー側に継ぎ足す(継ぎ足す長さは数十センチ程度は必要です)」と音が良くなります。これが確認できれば、「継ぎ足し効果(音質改善効果)」の答えは「Yes」です。

音質改善に使える考え方の「引き出し」が、一つ増えました!

同じグレードのケーブルの継ぎ足しでは、「ケーブルの音はほとんど変わりません」から、ケーブルの延長が必要になれば、同じグレードもしくは上級グレードのケーブルを「継ぎ足して」お使いください。買い替えるよりも、安くすみます。

ただし継ぎ足すケーブルによる「音質改善効果」は、その継ぎ足す長さで顕著な違いがありますから、上級グレードのケーブルを継ぎ足すときは「継ぎ足すケーブルは左右なるべく同じ長さ」にしてください。


逸品館お薦めのケーブル接続グッズ AIRBOW Joint Sleeve
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/accessory/accessory3.html


※重要なのはケーブルがきちんと接続されることです。この製品は、市販のジョイントをクライオ処理したものです。圧着レンチが必要になりますが、導体を「溶着(冷間溶接とも呼ばれます)」状態で接続でき、はんだ付けよりも高音質です。

P.S.
ケーブル継ぎ足しの提案はオカルトではありません。どんなに信じられないことでも、それを考え抜き、正解にたどり着く力を私達は持っています。それが科学を発展させました。わからないこと、信じられないことは、自分で確かめましょう。それが、音質改善への近道です。

スピーカーケーブルの端末処理

逸品館お薦めのケーブル端末処理グッズ
http://ippinkan.jp/shopbrand/6510/


スピーカーケーブルの端末は、ケーブルをむき出しにせず必ずプラグを取り付けましょう。プラグを取り付けるとケーブルが端子で擦り切れることがなく、また導体の酸化防止にもなりますので、長期間スピーカーケーブルの性能を保つことができます。

良質な端子は、「ケーブル継ぎ足し理論」と同じ原理でスピーカーケーブルの音質を向上します。

スピーカーケーブルの端末には、次の3種類の形状があります。


@スペードプラグ

スペードプラグは、ほとんどのスピーカーに使える「Y型」のプラグです。スピーカー端子の直径に合わせて、Y端子の幅が6mm/8mmのモデルと、6/8mm共用のモデルがあります。お使いのスピーカーに合わせてお選び下さい。

取付には専用の工具や、ハンダ付けが必要になる場合があります

Aバナナプラグ

バナナプラグは、対応するスピーカー端子に差し込むだけで使えるプラグです。バネが付いていてスピーカー端子に止まるタイプと固定機能が備わるものがあります。狭い場所でも差し込むだけで使えるので便利ですが、大型のものは端子同士の接触によるショート対策が必要です

※詳しくは

こちら
https://www.ippinkan.com/audiotechnica_plug.htm

をご覧ください。

⓷ 棒状端子(Iラグ)

バネ式のスピーカー端子や、古いアンプなどに使われているねじ止め式の端子には、Yプラグやバナナプラグが使えません。しかし、このような端子にケーブルを裸のまま接続すると、やはり緩みやすく、ひげによるショートが心配です。そんなときに使えるのが「まっすぐのプラグ(Iラグ)」です。また、電源プラグやコンセントへの配線の接続にも便利です。

取付には専用の工具や、ハンダ付けが必要になる場合があります。


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Bi-Wire接続の繋ぎ方

Bi-Wire対応スピーカーを繋ぐには、4通りの方法があります。それぞれ音が変わりますので、その違いを図にしました。


https://www.ippinkan.com/cojp/howto/page_1.htm#conect



これまでの経験では、「+を高域、ーを低域に繋いだ場合にバランスの取れた自然な音が出るスピーカー」が大半(およそ8割程度)で、その逆「ーを高域、+を低域に繋いだ場合にバランスの取れた自然な音が出るスピーカー」は濃く僅か(およそ1〜2割程度)でした。

「両方を低域」あるいは「両方を高域」に繋いだ場合に、最もバランスの良い音が出るスピーカーはほとんどない(TADがそうです)ので、Bi-Wire対応の場合、スピーカーケーブルは「たすき掛け接続」からお試しください。

ジャンパー線(プレート)を変えよう

Bi-Wire対応スピーカーをシングルワイヤーで繋ぐときは、スピーカーに付属するジャンパー線(もしくはプレート)を使います。このジャンパー線やプレートを交換することで、スピーカーの音質は大きく向上します。

接続は、「スピーカーケーブル・スペードプラグ−ジャンパー線・バナナプラグ」、もしくは「スピーカーケーブル・バナナプラグ−ジャンパー線・スペードプラグ」が最も繋ぎやすく、「スピーカーケーブル・スペードプラグ−ジャンパー線・スペードプラグ」は繋げますが、「スピーカーケーブル・バナナプラグ−ジャンパー線・バナナプラグ」だと繋げません。

スピーカーケーブルの端末プラグとスピーカー端子の形状を確認の上、ジャンパー線の端末をお選び下さい。

分からないときは、両端スペードプラグのジャンパー線をお選び下さい。


ジャンパー線の方向

ジャンパー線は、方向で特に音質が大きく変わるようなことがありません。方向性で音の違いが確認できても、使い込むと馴染みますから、気にせず自由な方向でお使いください。


Bi-Wire専用スピーカーケーブル

Bi-Wire対応スピーカーをシングルワイヤーで繋ぐときは、左右の長さは同じでなくても構わないと説明しましたが、Bi-Wireで繋ぐ場合は「左右」は同じ長さ、「Hi/Lo」は同じグレードのケーブルを使うことをお薦めします。これはケーブルの抵抗や静電容量が原因で「アンプの音が変わる」ことを避けたいからです。例えば、「単純に左右の音が違うだけ」なら、人間は以外に鈍感で気がつかないのですが、「ウーファーとツィーターの音色が違う」ことには、恐ろしいほど敏感なのです。だから、Bi-Wireスピーカーとアンプを接続するときは、すべてのケーブルを可能な限り「同じ長さ、同じグレード」に統一しましょう。

ただし、アンプの端子が複数で「パワーアンプはステレオ(2台)」のアンプをBi-Wireでスピーカーに繋ぐ必要はありません。このような場合は、シングルワイヤーで「2倍価格」のケーブルを使う方が、まず間違いなく音を良くできます。

Bi-Wire接続が、シングルワイヤーよりも音が良くなるのは、「Bi-Amp」でアンプを使うときです。
https://www.ippinkan.com/cojp/howto/page_6.htm


36. 中川隆[-13473] koaQ7Jey 2018年7月02日 20:27:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

スピーカーケーブルの芯線外径サイズの単位 AWG, GAとは

米国ワイヤゲージ規格 AWG


米国ワイヤゲージ規格(American wire gauge、略語:AWG)は、(断面が円形で、固体、非鉄金属、電気伝導体の)ワイヤのUL規格である。

主として北米で使われている。

番数が大きくなるほど、芯線外径サイズは小さくなる。

例えば1番線(1ゲージ、1G)は7.35mm、10番線は2.59mmである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%82%B8%E8%A6%8F%E6%A0%BC


AWG とはアメリカンワイヤーゲージ(American Wire Gauge)の略であり、直径mm(φ)や 断面積mm²などの表記同様、主に導体の太さを示すために広く用いられています。


AWG 芯線外径(mm) 芯線断面積(mm²)
8 3.264 8.368
10 2.588 5.262
12 2.053 3.309
14 1.628 2.081
16 1.291 1.309
18 1.024 0.823
20 0.812 0.517
22 0.644 0.326
24 0.511 0.205


AWG、mmφ、mm²の関係については、下記の換算表を参照ください。
http://www.tokyo-ideal.co.jp/awg.html

▲△▽▼


バナナプラグに挿入できるスピーカーケーブルの芯線外径は 12-18 AWG

Amazon  
Postta バナナプラグ スピーカーケーブル用 10個セット
価格: ¥ 1,199 通常配送無料

芯線外径サイズは4mmまでのケーブルに対応し、
12-18 AWGのスピーカーケーブルと利用可能です。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0-Postta-%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0-%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E7%94%A8-24K%E9%87%91%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%AD-10%E5%80%8B%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88/dp/B01HLTOJCC/ref=sr_1_7?ie=UTF8&qid=1522815773&sr=8-7&keywords=%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0


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12AWG 〜 18AWGのスピーカーワイヤーに対応する
https://www.amazon.co.jp/FosPower-%E3%82%B3%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%80%90%E3%81%AD%E3%81%98%E8%BE%BC%E3%81%BF%E5%BC%8F-%E9%87%91%E5%B1%9E%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%80%91%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B9-%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC/dp/B075Q9D4CK/ref=pd_sim_23_2?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B075Q9D4CK&pd_rd_r=d62e98e2-7de9-11e8-b2eb-9b5452fe5409&pd_rd_w=k68cW&pd_rd_wg=sWanF&pf_rd_i=desktop-dp-sims&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_p=7990452376513976631&pf_rd_r=DWZ19T38ZT80DR6H9JHD&pf_rd_s=desktop-dp-sims&pf_rd_t=40701&psc=1&refRID=DWZ19T38ZT80DR6H9JHD

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プロケーブル - 伝説のスピーカーケーブル -WEとBelden
https://procable.jp/speaker


ウェスタンエレクトリック WE 24GA (非メッキ、ブラックエナメル)
Price: ¥960〜 (税込)

WEの絹巻きブラックエナメル単線(非メッキ)の24GAの二本よりです。こちらもまた、米国本国にすら在庫が無くなってしまっているほどの非常に古い、名ケーブル中の名ケーブルです。24GAのこの絹巻きブラックエナメルの単線は、少々音が硬いかな? 音がきつく感じるかな? という時に使って下さい。実に素晴らしい、柔らかくも切れのある、生々しくも深みのある音を出してくれると思います。




ウェスタンエレクトリック WE 24GA(メッキ)
Price: ¥2,240〜 (税込)

WEの絹巻きメッキ単線の24GAです。米国本国にすら在庫が無くなってしまっているほどの名ケーブル中の名ケーブルです。24GAのこの絹巻きメッキ単線を1.5mから2.0mほどの長さで使いますと、WE16GAにも匹敵するほどの高性能なスピーカーケーブルになる事が判明致しましたので、ここに出します。適正長には気をつけて下さい。通常100V電源の平均的なクオリティーの場所では(場所、地域によって電源のクオリティーは大幅に違います)、1.5mから2.0mほどが適正でしょう。




WE ウェスタンエレクトリック – ジャンパーピン- 4本セット
Price: ¥3,200〜 (税込)

★WE バイワイヤースピーカー用 – 至高のジャンパーピン・ブラックエナメル 4本セット


伝 説の「WE」(ウェスタン・エレクトリック)の絹巻きブラックエナメル(非メッキ)の単線の16GAを切り出して、絹がほつれてこないよう、加工して、両 端のブラックエナメルをはがし、即戦力で、バイワイヤー用のジャンパーピンとして使えるように、加工したものです。長さは、端から端までで、11cmです。

割と太めの銅の単線ですから、この11cmが、音の焦点を狂わせる事もありません。

これは逸品です。これを4本セット、つまり、即戦力で、最高峰のジャンパーピンとして、販売致します。




ウェスタンエレクトリック WE 18GA(復刻版)
Price: ¥1,600〜 (税込)

本国の米国にすら、在庫が無くなってしまっているほどの名ケーブル中の名ケーブル、WE(ウェスタンエレクトリック)18GAの「復刻版」です。オーディオ店を中心とした他社も同じくA.I.W.社製の「復刻版」を販売しておりますが、その値段の高さときたら、本物より「復刻版」のほうが高額なのではないか?というような、非常におかしな現象が起きております。

この「復刻版」のWE(ウェスタン・エレクトリック)18GAは、その昔WE(Western Electric)社のケーブルを下請けで製造していた、米国A.I.W.社の手によるものであります。他店は黒色しかA.I.W.社に作ってもらえず(強いコネクションがあり、さらには、良心的な商売をしていないと、A.I.W.ほどのメーカーは、作ってもくれませんし、見放されるのです。)、売れないとみえて、販売を中止した模様ですが、その他店が、驚くほどに、非常な高額で売っていた「復刻版」の現物と、全く同じものです。

当時と全く同様の設計で製造しているため、音は昔のものには若干劣るような気がするものの(経年変化かもしれません)、ほぼ同じ音と、みまごうほどに全く迫っております。それの、2mくらいで接続するに最適な太さの、WE(Western Electric)18GAのスピーカーケーブルをどうぞ。



ウェスタンエレクトリック WE 16GA(復刻版)
Price: ¥1,800〜 (税込)

本国の米国にすら、在庫が無くなってしまっているほどの名ケーブル中の名ケーブル、WE(ウェスタンエレクトリック)16GAの「復刻版」です。オーディオ店を中心とした他社も同じくA.I.W.社製の「復刻版」を販売しておりますが、その値段の高さときたら、本物より「復刻版」のほうが高額なのではない か?というような、非常におかしな現象が起きております。

この「復刻版」のWE(ウェスタン・エレクトリック)16GAは、その昔WE(Western Electric)社のケーブルを下請けで製造していた、米国A.I.W.社の手によるものであります。他店は黒色しかA.I.W.社に作ってもらえず(強いコネクションがあり、さらには、良心的な商売をしていないと、A.I.W.ほどのメーカーは、作ってもくれませんし、見放されるのです。)、売れないとみえて、販売を中止した模様ですが、その他店が、驚くほどに、非常な高額で売っていた「復刻版」の現物と、全く同じものです。

当時と全く同様の設計で製造しているため、音は昔のものには若干劣るような気がするものの(経年変化かもしれません)、ほぼ同じ音と、みまごうほどに全く迫っております。それの、3〜4mくらいで接続するに最適な太さの、WE(Western Electric)16GAのスピーカーケーブルをどうぞ。



ウェスタンエレクトリック WE 14GA(復刻版)
Price: ¥2,000〜 (税込)

本国の米国にすら、在庫が無くなってしまっているほどの名ケーブル中の名ケーブル、WE(ウェスタンエレクトリック)14GAの「復刻版」です。オーディ オ店を中心とした他社も同じくA.I.W.社製の「復刻版」を販売しておりますが、その値段の高さときたら、本物より「復刻版」のほうが高額なのではない か?というような、非常におかしな現象が起きております。

この「復刻版」のWE(ウェスタン・エレクトリック)14GAは、その昔WE(Western Electric)社のケーブルを下請けで製造していた、米国A.I.W.社の手によるものであります。他店は黒色しかA.I.W.社に作ってもらえず(強いコネクションがあり、さらには、良心的な商売をしていないと、A.I.W.ほどのメーカーは、作ってもくれませんし、見放されるのです。)、売れないとみえて、販売を中止した模様ですが、その他店が、驚くほどに、非常な高額で売っていた「復刻版」の現物と、全く同じものです。

当時と全く同様の設計で製造しているため、音は昔のものには若干劣るような気がするものの(経年変化かもしれません)、ほぼ同じ音と、みまごうほどに全く迫っております。それの、6〜8mくらいで接続するに最適な太さの、WE(Western Electric)14GAのスピーカーケーブルをどうぞ。




EV(エレクトロボイス)TOUR X用 ノイトリック 二芯用スピコン端子
Price: ¥450〜 (税込)

★ノイトリックのスピコン、NL2FX

プロ用スピーカー用の、スピコン(スピーカーコネクター)を、出します。

★二芯用のスピコン、NL2FXも、四芯用同様、スピコンの標準と定義します。


プロ用スピーカーをお使いのかたは、このNL2FXを入手されてください。スピーカーケーブルの付け替えも、このNL2FXでしたら、難なく出来ます。後悔しないスピコンは、NL2FX、このスピコンです。

なお、より線のスピーカーケーブルを接続する場合も、12GAまで接続出来ますので、用途の幅が広がると思います。

●最大電線サイズ/単線:10AWG、撚線:12AWG




スピーカーケーブル用Y型圧着端子4個セット(14GAまで使用可)
Price: ¥100〜 (税込)


ネジ式のアンプに使うYラグというのは、これしかありません。これ以外のものをオーディオ店で、数万円も出して購入してはいけません。この工事用のYラグこそが、最も音を変えず、見事な音で鳴ってくれるYラグです。

四個セット(ステレオアンプ一台分)です。このYラグは、14GAまでのスピーカーケーブルに使っていただく事が出来ます。圧着式ですので、近所のホームセンターで圧着工具は購入してください。

オーディオ用のYラグには、ろくなものがありません。高額なばかりで、ボロいのです。最強のYラグ、便利なYラグです。

圧着工具が必要ですので、近所のホームセンターなどで入手されてください。

★音変化について いくら最優秀のYラグといえども、ほんのわずかの音変化はします。音は、何をしても変わりますが、このYラグは、オーディオ用のボロいYラグなどの比ではありません。抜群のものです!、最強の音を出す事の出来るYラグです。




ウェスタンエレクトリック WE 22GA(オリジナル、赤・赤)
Price: ¥2,200〜 (税込)

本国の米国にすら、在庫が無くなってしまっているほどの名ケーブル中の名ケーブルを放出します。その標準より細めの太さのスピーカーケーブル、22GAです。非常な美品で残っているものです。WEの22GAの適正長は、100V電源の場合、1.0m前後になります。




ウェスタンエレクトリック WE 16GA(オリジナル、赤・赤)
Price: ¥4,400〜 (税込)


★ 本国の米国にすら、在庫が無くなってしまっているほどの名ケーブル中の名ケーブルを放出します。その標準的太さのスピーカーケーブル、16GAです。非常な美品で残っているものです。




ウェスタンエレクトリック WE 14GA(オリジナル、緑・グレー)
Price: ¥5,000〜 (税込)

★とうとう14GAのオリジナルが入荷しました!
本国の米国にすら、在庫が無くなってしまっているほどの名ケーブル中の名ケーブル、WE14GAが、入荷しました。適正長が、100V電源環境の場合、6mから10mほどになるため、サラウンドのリアスピーカーなどにお使い下さい。なお、かなり古いものですので、汚れがある場合もございますが、音のみを必要としているかたに購入していただければ幸いです。




ウェスタンエレクトリック WE 12GA(オリジナル)
Price: ¥5,000〜 (税込)

本国の米国にすら、在庫が無くなってしまっているほどの名ケーブル中の名ケーブルを放出します。その長距離用の、12GAです。適性長は通常100V、CDプレーヤー、DVDプレーヤーの場合、アンプ等にもよりますが、およそ10mから13mほどでしょう。短くスピーカーケーブルを使う場合は特別な場合と思います。非常な美品で残っているものです。


ウェスタンエレクトリック WE 10GA(オリジナル)
Price: ¥5,000〜 (税込)

本国の米国にすら、在庫が無くなってしまっているほどの名ケーブル中の名ケーブルを放出します。その長距離用の、10GAです。適性長は通常100V、CDプレーヤー、DVDプレーヤーの場合、アンプ等にもよりますが、およそ13mから16mほどでしょう。短くスピーカーケーブルを使う場合は特別な場合と思います。非常な美品で残っているものです。




ウェスタンエレクトリック WE 8GA(オリジナル)
Price: ¥5,000〜 (税込)

本国の米国にすら、在庫が無くなってしまっているほどの名ケーブル中の名ケーブルを放出します。その長距離用の、8GAです。これが最も太いWE(ウェスタンエレクトリック)のスピーカーケーブルになります。

これを利用されるかたの大半はプロのかたになるだろうと思いますので、10GAと同じ特別価格で出します。

20mから30m引いても、全く平気です。

コンサートホールのスピーカーケーブルにどうぞ。

一般利用の場合にも、適性長は通常100V、CDプレーヤー、DVDプレーヤーの場合、アンプ等にもよりますが、およそ20mから30mほどでしょう。短くスピーカーケーブルを使う場合は特別な場合と思います。非常な美品で残っているものです。




BELDEN ベルデン 8460 18GA
Price: ¥280〜 (税込)

これは、米国ベルデン社の、本物のスピーカーケーブルです。音が、恐ろしいばかりの精緻なフラットです。100年の歴史の中から生まれた本物中の本物です。




BELDEN ベルデン 8470 16GA
Price: ¥290〜 (税込)

スタジオ用、放送局用、つまり、プロ用のスピーカーケーブルです。というより、ベルデン社のケーブルは、大半がプロ用になります。




BELDEN ベルデン 8473 14GA
Price: ¥600〜 (税込)

こちらもスタジオ用、放送局用、つまり、プロ用のスピーカーケーブルです。というより、ベルデン社のケーブルは、大半がプロ用になります。




BELDEN ベルデン 8477 12GA
Price: ¥700〜 (税込)

スタジオ用、放送局用、つまり、プロ用スピーカーケーブルです。というより、ベルデン社のケーブルは、大半がプロ用になります。。




MOGAMI モガミ 2804
Price: ¥8,000〜 (税込)

モガミ(MOGAMI)社が出した2803につきましては、当店はモガミというブランドから、油断して仕入れてしまったので、仕方なく出しておりますが、 実は一緒に、2804というケーブルまで、それらが、まさかPCOCCが素材であるとは夢にも思わず、仕入れてしまっていました。バカな事をしました。今という時代をもっと鋭く見抜くべきでした。実に、全く油断のならない時代が今です。そして、油断のならないケーブルがこれです。

第一級のオーディオゾンビだけしか、この音は、許容出来ないでしょう。ハイ上がりで有名な、あの大鬼門であるPCOCCが素材である事からも、事情は、即座に理解していただけることと思います。
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AE線0.9ミリ 切り売り
Price: ¥80〜 (税込)

「スピーカーケーブル」という存在に伴って、多くのオーディオメーカーが(全てのオーディオメーカー、及び、ケーブルメーカーだと!、言い放ってもいい!)、こぞって、ひた隠しに隠してきた重大秘密事項を公開します。それは、電源ケーブルの特性とスピーカーケーブルの特性は、ほぼ同じであり、電源ケーブルにはスピーカーケーブルの代用がいつでも出来たのだ、という衝撃的な事実!に尽きると思います。

ただし、スピーカーケーブルに使える品質の電源ケーブルなどというものは、実際には、ほとんどありませんでした。しかしそれは、かつてのボロいスピーカーケーブルばかりのオーディオでは、電源ケーブルを非難したり、否定したりする権利など、例えこの「秘密」が、公に知られていたとしても、ありはしなかった事と思います。電源ケーブルと同様の実力しか無いスピーカーケーブルばかりだったからに他なりません。

ところが、わずかに、全く目立たない所に存在していた、電気工事用などの「銅の単線」こそが、スピーカーケーブルの代用が、いかなるスピーカーケーブルをも越えて、見事に出来るだけの実力を兼ね備えていたのです。しかし、それらの銅の単線では、通常の100ボルトの電源環境では、例外を除いては(アナログ初期盤や現代のiPod などの濃い音源)、うまくいきませんでした。

しかし意外なことに、

電源の質が、200ボルト電源の中でも特にレベルの高いものによって、圧倒的なレベルで良くなっていけばいくほどに、そして、音源が良くなり、音が濃くなればなるほどに(iPodやAirMac、マックブックなど、CDプレーヤーを遥かに越えた領域の音の濃さのものになると)、銅の単線のほうが、スピーカーケーブルとして、その環境には合っているという事が、明瞭になってきたのです。

当店の商品で該当しているものは、ダウン&アイソレーションの100ボルト仕様も200ボルト仕様も、それです。スピーカーケーブルを銅の単線にしたくないかた、通常の100ボルト仕様用のスピーカーケーブルを使いたいかたは、同じ200ボルトのダウントランスといっても、コンセント16のほうをお選び下さい。

ただし、音源(iPodなど)で異常に音が濃くなった場合には、100ボルトであろうが、コンセント16ダウントランスであろうが、AE線がベストであるケースも多いと思います。

なお、このAE線は、導体の回りを耐燃性ポリエチレンで絶縁しているものです(ポリエチレンはビニールより絶縁力が強く非常に優秀です)。その回りは、 鉛フリーのビニールが囲っております。回りまでポリエチレンであるかのような宣伝をして売っているものは、ウソですので注意してください。外皮はポリエチ レンには出来ません(ポリエチレンは強度に劣るため)。

ここで注意していただきたいのは、アナログ初期盤の音を知るかたは即座に理解されるでしょうが、まず第一に電源のおかげであろうが音源のおかげであろうが、「濃い音」こそが、「良い音」であり、「音の理想」であるということです。異常なまでに濃い音を聞きやすくセッティングしてこそ、最高峰の音を実現する事が出来ます。CDプレーヤーのような薄いスカスカの音を、音の焦点で適度に持ち込んで聞きやすくなったとしても、薄い音は薄いままなのです。

なお、カーオーディオも例外で、いつでもどこでも、この「AE線」こそがベストケーブルになり得るということは(ドアスピーカー部分の断線などは考慮しないこととする)、記憶されておかれるといいでしょう。びっくりするほど、劇的に音が良くなりますし、安いものですので、いつでも実行出来るものです。




AE線1.2ミリ 切り売り
Price: ¥200〜 (税込)

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AE線1.2ミリ 200m巻き
Price: ¥9,800〜 (税込)

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ただし、スピーカーケーブルに使える品質の電源ケーブルなどというものは、実際には、ほとんどありませんでした。しかしそれは、かつてのボロいスピーカーケーブルばかりのオーディオでは、電源ケーブルを非難したり、否定したりする権利など、例えこの「秘密」が、公に知られていたとしても、ありはしなかった事と思います。電源ケーブルと同様の実力しか無いスピーカーケーブルばかりだったからに他なりません。

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しかし意外なことに、

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ただし、音源(iPodなど)で異常に音が濃くなった場合には、100ボルトであろうが、コンセント16ダウントランスであろうが、AE線がベストであるケースも多いと思います。

なお、このAE線は、導体の回りを耐燃性ポリエチレンで絶縁しているものです(ポリエチレンはビニールより絶縁力が強く非常に優秀です)。その回りは、 鉛フリーのビニールが囲っております。回りまでポリエチレンであるかのような宣伝をして売っているものは、ウソですので注意してください。外皮はポリエチ レンには出来ません(ポリエチレンは強度に劣るため)。

ここで注意していただきたいのは、アナログ初期盤の音を知るかたは即座に理解されるでしょうが、まず第一に電源のおかげであろうが音源のおかげであろうが、「濃い音」こそが、「良い音」であり、「音の理想」であるということです。異常なまでに濃い音を聞きやすくセッティングしてこそ、最高峰の音を実現する事が出来ます。CDプレーヤーのような薄いスカスカの音を、音の焦点で適度に持ち込んで聞きやすくなったとしても、薄い音は薄いままなのです。

なお、カーオーディオも例外で、いつでもどこでも、この「AE線」こそがベストケーブルになり得るということは(ドアスピーカー部分の断線などは考慮しない こととする)、記憶されておかれるといいでしょう。びっくりするほど、劇的に音が良くなりますし、安いものですので、いつでも実行出来るものです。
https://procable.jp/speaker


37. 中川隆[-13471] koaQ7Jey 2018年7月03日 04:55:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

オーディオの科学 


インター・コネクトケーブル(ピンケーブル)
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/connectcable.htm

オーディオに使われるケーブル類としては、CDプレーヤー(CDP)とアンプを結ぶインター・コネクト・ケーブル、CDトランスポートとDACをつなぐディジタルケーブル等があり、このページではこれらについての伝送特性を解析する。

さらに、バランスケーブルの是非、ターミナルの接触抵抗、各種メッキ材の特徴、ハンダの音?、ジッターの影響などについて述べる。

インター・コネクトケーブル(ピンケーブル)

 インター・コネクトケーブルとしてよく使われるのはCDプレーヤーとアンプ間、プリアンプとメインアンプ間の接続に使われるもので、いずれの場合も送り側が低インピーダンス出力、受け側が高インピーダンス入力で使われる。

伝送される電圧は1V程度の比較的ハイレベル信号である。

スピーカーケーブルの場合はパワーアンプ(半導体アンプの場合)の出力インピーダンスは1オーム以下、スピーカーのインピーダンスは数オームといずれも2桁ないし3桁異なる。従って、伝送特性を解析する時はこのインピーダンスの違いを考慮しなければばならない。


アンプの入力インピーダンス

アンプ(プリ、メイン)の入力インピダンスは普通表示されており、10kΩ以上あるのが普通である。手持ちのプリメインアンプの入力インピーダンスはプリ部メイン部とも20kΩである。


CDP・プリアンプの出力インピーダンス

こちらの方は、特性表に明示していない場合が多い。手持ちのアンプは、プリアンプ部の出力インピーダンスが50Ωと書いてある。CDPについては不明である。

出力インピーダンスは負荷抵抗による電圧降下を測定することにより推定可能だが、ネット上にはこうして求めたデータを見出すことが出来る。例えば、

http://www7a.biglobe.ne.jp/~sigotnin/audio/audio001.htm#mark007(リンク切れ 下のアーカイブサイト参照)
http://web.archive.org/web/20070220053130/http://www7a.biglobe.ne.jp/~sigotnin/audio/audio001.htm

この結果を見ると、低価格の普及型製品だと 1000Ω近いのも散見されるが、中高級品だとほぼ100Ω以下に抑えられているようである。


ケーブルの等価回路

左図は、ケーブルの等価回路である。

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/connectcable.htm#transport

ここで、

R1 :CDP(またはプリアンプ)の出力インピーダンス
R2: ケーブルの直流抵抗、
L:ケーブルの自己インダクタンス
C: ケーブルの線間容量
R3:アンプの入力インピーダンス

を表す。


同軸シールド線の諸特性

普通、コネクトケーブルは中心に多芯信号線、周りに網状シールド線を持つ構造をしている。

簡単のため中心線を径 a = 0.5mm の単線、シールド線を径 w = 3mm パイプとして直流抵抗、インダクタンス、線間容量を求める。

それぞれに対するケーブル1m当りの理論値は、

  R2 = ρ/S ρ:比抵抗=1.72*10^(-7) Ωm S:断面積

  L = 0.46*log(w/a) μH

  C = 24.1*ε/log(w/a) pF  ε:絶縁体の誘電率 (以下の計算では ε=2 とする)

で与えられ、上記の寸法を当てはめると、R2 = 0.1×2Ω(網線も同じ抵抗値として計算)、 L=0.36 μH/m、 C =62 pF/m  となる。
なお、いわゆる特性インピーダンス Z0 = sqrt(L/C) は 75Ω となる。

ピンケーブルではこれらのデータが記載されている製品は少ないが散見されるデータではこの程度の値を示している。 


個々の素子のインピーダンス

上図の等価回路から、原理的には伝送特性を求めることは出来るが、面倒なのでどの素子が伝送特性に大きく効くのかを見積もるため個々の素子のインピーダンスを、可聴域よりはるかに高い 100kHz の交流について求めてみる。

まず、ケーブルの直流抵抗 R2 は1Ω以下なのでCDPの出力インピーダンス R1 より十分小さく無視できる。 自己インダクタンスによるインピーダンスは ZL = 2πf・L より 0.23Ω/m となり同様に R1 に比べ無視してよい。静電容量のインピーダンスは ZC = 1/(2πf・C) より、 25kΩ/m となり、入力インピーダンス R3 とほぼ同じ大きさとなる。

注:ケーブルのインダクタンス

インダクタンスは普通コイルの記号で表すが、ケーブルにはコイルがついているわけではない。ではどうしてインダクタンスがあるのか? この問いに答えるには、インダクタンスが生じる源因を知っておく必要がある。

インダクタンスは誘導係数ともいわれ、電流により発生する磁場がそれ自身の回路に誘起する起電力(逆起電力)が原因である。

誘導起電力は磁場(その原因となる電流)の時間変化が大きいほど大きくなるので周波数が高いほどその効果が顕著になり、インピーダンスの増加を招き、高音減衰の原因となる。 

その大きさは、ケーブルの構造によって決まり、同軸ケーブルでは発生する磁場は芯線と外皮の間に閉じ込められるのでインダクタンスは平行線より小さい。

また、同軸ケーブルや平行線をコイル状に巻いても、各々の線を流れる電流が互いに逆なの発生する磁場はキャンセルし外部には及ばない。
つまり、ケーブルをとぐろ巻にしてもインダクタンスを生じない。問題なしというわけである。

集中定数回路近似による伝送特性

上に述べたように、コネクトケーブルの伝送特性を調べる場合、CDPの出力インピーダンス R1、線間容量 C 、アンプの入力インピーダンス R3 だけを問題にすればよい。

このうち、R3 は純抵抗性と考えてよいので減衰の周波数依存性には直接には寄与しないので、結局、R1 とC が作る、いわゆる R-C 回路の伝送特性を調べればよいことになる。

本文のスピーカーケーブルの例に倣って、上に示したモデルケーブルについての計算結果を表示する。

ここで、CDP(又はプリアンプ)の出力インピーダンス(R1)は廉価品の1000Ωとし、ケーブル長は2mとした。これを、中高級品の100オームとすれば 1MHz でも位相回転、信号減衰ともほとんど無くなる(0.7度、-0.02dB)


http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/connectcable.htm#transport


ということで、コネクトケーブルのインダクタンスや線間容量による高域の減衰は、とても人間の聴覚が検知できるようなレベルではないことがわかる。


その他の原因

表皮効果:スピーカーケーブルのところで述べたとおり、表皮効果により銅線の抵抗値は100kHz 位になると2倍程度増加する。しかし、この場合は、抵抗値自身がR1 に比べ小さく、負荷抵抗も大きく、さらに影響は小さい。

振動の影響: 比較的大電流の流れるスピーカーケーブルでも振動の影響は無視できることを示したが、ほとんど電流の流れないコネクトケーブルではなおさらである。また、スピーカー自身の作る振動(音)やその他の外部振動も、行き返りの線が同じモードで振動する場合は仮に磁場が存在しても起電力を生じないし、線間間隔の変わるような振動モードもスピーカーケーブルの解析から類推するととても検知できるような電圧を発生するとは考えられない。

雑音の影響: コネクトケーブルで一番問題となるのはノイズに対するシールド効果である。もともと、シールド線というのはマイクやアナログピックアップなどmV オーダーの微弱電圧を扱う信号線に外来ノイズが混入することを防止するために開発されたものである。シールド効果としては、外被網線が密なほどいいわけであるが、そもそも、CDPやプリアンプの出力は1V オーダーのハイレベル信号で外来ノイズは普通はそれほど心配することはない。しかし、これも電源ケーブルと同じく、例えば放送局の近くや、その他強い電波源が近くにある場合も考えるので一概には言えないだろう。


ところで、皆さんの装置のノイズ事情はどうでしょう? CDPを停止状態にしておき、トウィターに耳を近づけボリュームを上げると(或いは絞った状態でも)大なり小なり何らかのノイズが聴こえませんか? 

私の装置(買ってから5年経つアンプ)の場合ボリュームがいつも聴いている位置近くおよび80%(いわゆる3時の位置)近くでかすかながら聴こえるホワイトノイズが最大となる。

つまり、ノイズの最大原因はボリュームにあることがわかる。

もし、あなたの装置でもノイズが聴き取れたら(全く聴き取れなかったらノイズの問題は無いのでケーブルについても心配する必要は無いわけである)少し長めの安物ピンケーブル(ホームセンターで売っているミニコンポ用の安価品など。ただし、新品でないと後述の接点の問題があるので不可)を買ってきて現用のケーブルに替えて見てください。

もし、変化(ノイズの増加)があるなら、ケーブルがノイズを拾っている可能性があります。この時は、シールドの確かなケーブルを使用すると効果があるかもしれないが、それよりノイズ源を突き止めそれに対処する方が先決であろう。

注 バランスケーブルの効用

バランスケーブルというのは、シールド用の網線の中に2本または3本(内1本はアースレベル伝達用に使う)の芯線を持つケーブルで、マイクを引き回して使用するときに必要とされるものである。

つまり微弱な電圧信号を外来のノイズからより効果的に守る働きをする。

その理由は、外来の誘導性ノイズは行き返りの線にほぼ同じレベルで発生する(コモンモードノイズ)が両者は同位相で変化するので互いにキャンセルし回路に流れるノイズ電流(ノーマルモードノイズ)にはならない。

しかし、普通のシールド線だと芯線と外皮の直流抵抗の違いなどから完全には打ち消されず大きなコモンモードノイズの一部がノーマルモードノイズに転化し結局雑音を拾うことになる。

しかし、バランスケーブルだと誘導性ノイズを大地アースされた外皮網線で防ぎ、さらに侵入する電磁波は2本の信号線を完全に等しくすることによりノーマルモードノイズに転化することを防ぐ。

このように、微弱信号を取り扱う時には大変有効であるが、コネクトケーブルとして使うときはどうだろうか?

実はプリアンプは普通アンバランス回路なのでバランス入力をアンバランス入力につなぐ時、トランスかオペアンプなどの回路素子を途中に挟む必要がある。いわば余分な夾雑物を間に挟むことになり音質劣化の原因となりかねない。

どちらを取るか? 
結論的にはCDP−プリアンプ間を結ぶのにバランスケーブルは必要ない。

ターミナルの接触

スピーカーケーブルの場合ケーブルの接続は普通ネジを締めで行なう。

従って、時々締め直しをし、錆など生じていないかを確かめておけば接触抵抗値が大きく増加するといったことはまず心配する必要はない。

一方、いわゆるピン型端子の場合はどうだろう。
この場合はネジ締めでなく、金属のバネ力で接触を保っているだけなので、永年使用しているうちに、あるいは取り扱いの誤りにより変形し、バネ力が緩んで接触不良を起こしている心配がある。

特に、機器側のメス端子の内部などは簡単に調べられないので思わぬ接触不良を起こしている可能性があるので注意が必要である。また、しばらく使用していなかった機器側端子の接点が錆びている可能性もある。

対策としてはピンターミナルはなるべく丈夫そうで、かつ金メッキ注1を施してあるものを選ぶことがくらいであろうか。

トラブルが起こっている(例えば、ケーブルをゆすったりピンを手で押し付けてみた時ノイズが発生するなど)場合はケースバイケースなので一概にはいえない。

ターミナルの接触不良による音の変化は自分でも経験があり、また物理測定の経験からもコネクターの接触不良はしばしば経験しておりノイズの原因となる。

またケーブルとコネクター間の半田付け注2、圧着不良が原因になることもあるので注意する必要がる。


なお、接触不良が音質に及ぼす影響は直流抵抗の増加だけでなく、むしろ抵抗値の不安定性によるノイズの発生である。

アンプのボリューム起因のノイズは可変抵抗器の可動片と固定片間の接触不良から起こるものであり、全抵抗値に対して平均接触抵抗値が小さくてもそれが時間的に揺らぐことによりノイズが発生し音質劣化の原因となる。

注1 端子のメッキ材

ピン端子は普通錆び防止の為メッキが施してあるが、普及品ではニッケルメッキ、最近のオーディオ用標準品は金メッキが施してある。

一部高級品にロジウムメッキを施したことをうたい文句にしているものがあるが、実はピンケーブルにロジウムメッキを施すのは高くつくだけでメリットはない。

ロジウムメッキは確かに高級接点用のメッキ材であるがその特徴は硬度が高くかつ高温に強いことである。そのため、頻繁にオン・オフを繰り返しかつスパーク放電が生じるようなリレー接点用として最適である。しかし、硬度が高いことは接触面積の点で柔らかい金メッキに劣り、ピンケーブル用の端子のようにあまり抜き差ししない、かつ温度が上がる心配のないところで使うには金メッキの方が適している。

ニッケルメッキでも問題ないが、少し錆びやすく、接触抵抗も大きいので、それほど高いわけでもないので金メッキ品を使うことをお奨めする。

なお、金は錆びることはないが、油汚れ等がついていると接触抵抗が増えるので、有機溶媒(アルコール類等)で良くふき取ればよい。また、機械的強度が弱いのでメッキがはげ易いので注意が必要である。決してサンドペーパーやコンパウンドなどで磨いてはならない。

注2 ハンダの音?

端子に限らず電流がハンダ部を通る時に音が悪くなるという話を聞く。
結論的にはこれは全く根拠のない迷信である。 

普通のハンダは鉛と錫の合金であり確かに比抵抗値は銅に比べ10倍ほど大きい(〜150nΩm)。さらに、鉛と錫が主成分となると悪いイメージを与えるのもわからぬわけではない。

しかし、比抵抗値が高くとも、ハンダ部の長さはごく短く面積は比較的大きい。
下手なハンダ付けで、ハンダ層が厚さ 0.5mm 面積10mm2 とした場合でもハンダ部の抵抗値は10μΩ程度で接触抵抗値の100分の1くらいである。

ケーブルについての迷信のページ
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/meisin.htm

で述べたように、可聴周波数帯では材料が影響するのは直流抵抗値のみであり、周波数特性、位相特性などには一切影響しない。

さらに、接触抵抗のように変動がないのでノイズの発生源にもならない。

ただし、半田鏝が過熱して銅表面に酸化物不動態が生じうまく半田が乗っていないとき(界面が合金化していない場合)は機械的にはつながっていても電気的には大きな抵抗値を示すことがあるので注意が必要である。
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/connectcable.htm


38. 中川隆[-13470] koaQ7Jey 2018年7月03日 06:21:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

オーディオの科学 

スピーカーケーブル   
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#Cable

表2 A社製スピーカーケーブルの価格と特性


スピーカーケーブルによって音が変わるということがよくいわれ、雑誌などで話題になっています。

結論を先にいえば、1m千円以下で手に入る太めのスピーカーケーブルを使っておけば充分で、それ以上この部分に投資する必要はありません。こんなところにお金を使うのがいかに無駄なことかを示すためその物理的側面を論じます。

参考のため、表2に代表的なメーカーのいろいろなレベルのスピーカーケーブルの価格と特性をあげておきます。

手短に要点だけ知りたい場合はここへジャンプしてください。
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#sumary

逆に、詳しい電磁気学的解析が知りたい人はケーブルの電磁気学をご覧下さい。

また、日本音響家協会の機関誌 SOUND A&T の"電気音響はケーブルで音が変わる?"というタイトルの特集号(No.88)に投稿した「オーディオケーブルを科学する」という記事も参考にして下さい。

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#Cable

そこでは、ピンケーブルを含めたオーディオケーブルについて電磁気学、材料科学、心理学の視点からケーブルの特性を総合的に論じています。

スピーカーケーブルが音質(正確にいうと信号伝達特性)に及ぼすと思われる要因は

(1) 直流抵抗値 
(2) 表皮効果 
(3) 静電容量 
(4) 自己インダクタンス
(5) 自己振動によるロス 
(6) その他、渦電流損失


などが考えられます。以下に各々の要因について半定量的な説明を加えておきます。

なお、量的な見積もりは、最も安価なケーブルAについて、長さを4m(往復8m)、負荷のスピーカーのインピーダンス(直流抵抗値)は8Ω(一定)、パワーアンプの内部抵抗(出力インピーダンス)は0.8Ω(DF=10)として計算しています。

以下の解析は最も安価なケーブルAを例として計算しています。

これは、直径1mm、線間間隔4mm程度の並行2芯線に相当する特性値です。
なお、表には書いてないですがこの場合の自己インダクタンスは約1μH/m となります。 

(1) 直流抵抗: 導線の電気抵抗は R=ρ×l/S で与えられます。
ここで、l は線の長さ、S は断面積、ρは抵抗率(単位長さ,単位断面積当りの抵抗値)で材料により決まる量です。

電気抵抗の原因は 

(i) 結晶格子の熱振動 (ii) 不純物 (iii) 格子欠陥(結晶粒界、格子歪など)

などです。ケーブルの宣伝文句などでは、(ii)と(iii)のみが論じられていますが、実は室温での電気抵抗の原因は殆ど(i)で、 99.999%程度の純度の銅線だと (ii) と(iii)の寄与は(i)の100分の1以下です。

つまり、安価なOFC材を高価な7N材に変えても温度が1,2度下がった程度の効果しかありません。

ところで、表2 を見ると1m当りの抵抗値は材料で決まっているわけでないことがわかります。すなわち、上式で l =1m なので、抵抗値を決めているのは 導線の断面積で決まっています。

要するに線の太さが太いほど抵抗が小さくなるわけです。

もちろん実際のケーブルは多芯構造なので素線の断面積の総和が S
表2の例では比較的安価なBが最小値となっています。

なお、抵抗の原因によって音が違うなどと言う人もいますがそんなことはありえないことです。


スピーカーケーブルの直流抵抗が音に及ぼす効果は2つ考えられます。すなわち、

(i)単純なジュール熱による損失
(ii)上記スピーカーの項で述べた電磁制動力の低下

です。

(i) ジュール損失は W=V*I=R*I 2  と抵抗値R に比例します。

ケーブルはスピーカーと直列につながっているので電流 I はスピーカーに流れる電流と同じです。

いま、スピーカの抵抗値を8オームとして、ケーブルはもっとも安価なAを4m(往復で8m)使ったとすると、約1%のパワーロスとなります。
Bの線を使うと0.3% に減少し多少効果はありますが、普通アンプの出力には充分余裕があるのであまり気にすることではありません。


(ii) スピーカーの電磁制動力は

[アンプの出力インピーダンス+スピーカーのボイスコイルのインピーダンス+スピーカーケーブルの抵抗] 

が小さいほど強くなります。

アンプの出力インピーダンスは普通明示されていませんが、ダンピングファクターD がそれにあたります。

D の定義はスピーカーのインピーダンスをR、アンプの出力インピーダンスをZとすると、

D=R/Z

で与えられます。


従って、R=8Ω、D=100 とすると Z=0.08Ω となります。

従って、アンプの制動力を生かそうとすると,スピーカーケーブルの抵抗値はZより小さいことが望まれます。

さきのケーブルA 4mの場合,抵抗値は0.18Ωとなるので制動力低下を招きます。
Bの場合 0.052Ωとなりほぼ合格です。

このように、スピーカーケーブルの直流抵抗はエネルギーのロスについてははあまり問題になりませんが制動力低下には影響があるかもしれません。

ただし、全体のインピーダンスが約8Ωなので音質の変化として分かるかどうかははなはだ疑問です。


(2) 表皮効果
 
導線に高周波電流が流れるとき、電流が発生する磁場の影響で電流は表面部分を流れる傾向があります。これを、表皮効果と呼び、周波数が高いほどその影響は大きくなります。

すなわち、高周波になるほど実効抵抗値が大きくなり高域の低下を招く可能性があります。

では、これを定量的に考えて見ましょう。

周波数 f のとき、表皮効果の生じる厚さd は

d =sqrt[2ρ/(2πfμ)]

で与えられます。

(μは真空の透磁率、ρは比抵抗)

銅線についてf =20000Hzとして計算すると、d 〜0.5mm  f =50000Hzでd 〜 0.3mm となります。

これより太い単芯線を使うと確かに表皮効果による高域の減衰が無視出来なくなります。

実際にどれくらいの抵抗変化が生じるかは簡単な式では表せませんが、理論的計算により求められており、下表に直径1.6mm(実測値と比較するためAより少し太めで計算)、長さ4m(往復で8m)の銅線について求めた結果を実測値とともに示します。

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#Skineffect


透過率(%)、減衰率(dB)はスピーカー負荷を8オーム一定とし,1kHz を基準として計算しています。なお、透過率は、スピーカー端子電圧/アンプ出力電圧×100 です。(直流抵抗による減衰(一定)を除くため)


表3 表皮効果
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#Skineffect

この表からわかるように、1.6φ単線の表皮効果による抵抗増加は100kHz で計算値、実測値とも約2倍となり、20kHzでも無視できませんが、これによる信号減衰は、ケーブルの抵抗値がスピーカのインピーダンスに比べ十分に小さいため極わずかです。

ここで、表皮効果の低減のため使われるリッツ線(互いに絶縁された細線を束ねた線)についても抵抗変化のデータがあり載せてありますが、確かに表皮効果による抵抗増加は抑えられているもののそれほど効果がないことがわかります。
(ちなみに、上の例の素線である0.25φ単線の表皮効果(抵抗増加)は100kHz でもせいぜい1%くらいです)

これは、表皮効果とほぼ同じ原理で生じる近接効果によるものでリッツ線を使ったからと言って高域の減衰は免れないことに注意する必要があります。

また、大多数のケーブルがそうである裸多芯線のケーブルについては単芯線とリッツ線の中間にあると考えられ多芯構造にしたことによる表皮効果の低減はあまり期待できません。

なお、太い単芯線と多芯線を組み合わせたハイブリッド線というのもあるようですが、少なくとも表皮効果という観点からはあまり意味はありません。


 なお、上の減衰率の計算は負荷のスピーカーのインピーダンスを一定としていますが実際には周波数とともに増加するので、減衰率はさらに小さくなります。

いずれにせよ、表皮効果による高域信号の減衰は以下の自己インダクタンスによる減衰より小さく、少なくとも可聴周波数では問題にする必要はなさそうです。

(3)静電容量:通常の並行2芯線では行き帰りの2線間に静電容量C があります。

これがケーブルの直流抵抗R +アンプの出力インピーダンスZ とでいわゆる直流RC回路を形成し、さらにスピーカーのインピーダンスRspを考慮しモデル化すると右図のような等価回路となり高域信号の減衰を招く可能性があります。

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#Capacity

しかし、具体的に4mのケーブルA (C=45pF×4=180pF)についてインピーダンス(Zc=1/2πf C)を計算すると20kHzでは約40kΩとなり、スピーカーのインピーダンスRspの5000倍にもなり、100MHz でやっと8Ωくらいになります。

つまり、ケーブルの容量成分は可聴周波数領域の減衰には全くといっていいほど寄与しません。

ただし、これはスピーカーケーブルの場合でありプレイヤーとアンプをつなぐピンケーブルの場合はRspに相当するアンプの入力インピーダンスが20kΩ程度なのでこちらの方が高音減衰の主役となります

(詳しくはここ)。
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/connectcable.htm


(4) ケーブルの自己インダクタンス

平行2芯ケーブルは、単位長さ当り L=(μ/π)ln(線の間隔/線の半径) で与えられる自己インダクタンスを持ちます。

インダクタンスによるインピーダンスは ZL=2πf・L なので高周波数領域で減衰を招きます。

直径 1φ、間隔 4mm のケーブルA 4mについての自己インダクタンスの影響を計算した結果を下表に示します。

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#inductance

この線の直流抵抗は約 0.2Ω、スピーカーのインピーダンスは 8Ω(一定)としました。

 この表からわからわかるようにケーブルのインピーダンスは直流抵抗に比べ無視できない大きさとなります。

しかし、これはまず位相遅れに効き、出力の減衰は100kHz あたりまではあまり効いて来ません。
実際にはスピーカーシステムのインピーダンスそのものも高域で大きく増加するので、減衰率はこれより少ないはずです。

ということで、自己インダクタンスは超高域で微妙に影響を与える可能性は否定しませんが、少なくとも可聴周波数帯ではほとんど影響はないと言っていいと思います。

なお、周波数が高周波領域に入ると、平行2芯線の場合いわゆるフィダー線効果(分布定数回路効果)で減衰はこの計算より少なくなります。

この点についてはオーディオ雑学帳 8 分布定数回路を参照。
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/coaxialcable.htm

ただし、ケーブル長が長くなると、例えば100 m とすると20kHz でも-3dB 程度の減衰が生じるので注意が必要です。

自己インダクタンスを減らすため、4芯のスターカッド線というのもスピーカーケーブルに使われますが、定量的にどれ位減少するのかは簡単には計算できませんが、その原理から考え、それなりの効果は期待出来るでしょう。私自身もこのタイプのケーブルを使っています。

(5) 自己振動による損失:平行ケーブルに電流が流れると発生する磁場により、同方向電流の場合は吸引力、逆方向電流の場合は反撥力が働きます。

従って、交流電流が流れているときは導線が振動し、位相遅れやエネルギー損失を生じる可能性があります。

この現象によるエネルギー損失とその周波数依存性を理論的に見積もるのは、上記の(1)、(2)、(3)の場合に比べ難しく現時点では適当な理論式が見つかりません。

最近のスピーカーケーブルの宣伝文句にこの現象をいかに抑えるかを強調したものも多いようですが、私の知る限り、実際にどの程度のロスがあり、それをどの程度抑えられるかを定量的に論じたり、測定で示したという例は見当たらず、測定不可能な微小効果だと思います 逆に、それだからこそ、耳で聞いて初めてわかるという神がかり的議論が横行する原因ともいえます。


この効果を抑えるには、コードの被覆材に出来るだけ強く(高弾性率の)重い材料を使うとか、平行線の間隔を離してやるとかが考えられます。


追記 自己振動の効果をモデルを使って計算してみました。

その結果、樹脂や合成ゴムなどの絶縁体にしっかり固定された平行2芯ケーブルの場合、自己振動によるエネルギー損失は多めに見積もっても、直流抵抗によるジュール熱損失のなんと1億分の一程度で、まったく問題にならないことがわかりました。

詳しい計算はここ。
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/cable.htm


この他、磁場中で導線が、スピーカーからの音などの影響で、振動することによって発生する誘導起電力によるノイズあるいは混変調歪が考えられます。

これは、自作アンプやスピーカーなどで、しっかり固定していない配線が、トランスやスピーカーからの磁力線の影響下で振動する場合、その線を含む閉回路内の磁束量が変化しマイクロフォニックノイズまたは混変調歪の原因となるものですが、スピーカーケーブルの場合、行き帰り2本の線が一体となって振動する場合は誘導起電流は打ち消しあって流れず問題になりません。

2本の線の間隔が振動する場合は、上の計算のようにその振幅はきわめて小く、磁場も地球磁場くらいしか働かないので全く気にする必要はありません。
(大きめに見積もっても、これまた信号電流の1億分の1程度です)


(6) その他 渦電流損失による高域の減衰なども考えられますが、可聴周波数帯では殆ど問題にならないはずです。


実際の測定値ですが、ネット検索で2例見つけました。


(1)(データはここをクリック)

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/cableexp.htm

これを見ると、4mのケーブルでは100kHz まではほとんどフラットで、可聴周波数内では、スピーカーケーブルにトーンコントロール効果など期待できないことがわかります。また、高域の減衰はほとんど自己インダクタンスの影響として説明できる大きさです

(ケーブルの電磁気学参照)。
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#Oscilation

(2)データ(pdf)はここ 

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#Oscilation

これはPA(構内放送など)用のプロ仕様のスターカッドケーブルです。

肝心の測定条件が明記していないのですが、前後の関係から、長さが200m、負荷 8Ω(一定)と思われます。

長さが200mくらいになっても可聴周波数帯では減衰はなく周波数特性はフラットです。ただし、100kHz付近にLC共振と思われるピークが観測され注意が必要です。

MHz以上の高周波信号、ディジタル信号を伝える同軸ケーブルの伝送特性は全く違う原理(分布定数回路)で考える必要があります。


なお、以上の解析は正確にいうと、アンプの出力端子からスピーカーのターミナルまでをつなぐケーブルの信号伝達特性について述べたものであり、この他、アンプとの相性(ちょっと漠然とした表現ですが)により音が変わるという話しがあります。これについては、やはり

オーディオ雑学帳 6.アンプ・ケーブル・スピーカーの相性
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/interaction.htm

で取り上げています。

また、CDプレーヤーとアンプをつなぐコネクトケーブル、CDのトランスポートとADCをつなぐディジタルケーブルの交換によっても音が変わるという話もあるようですが、これらの場合、回路のインピーダンス、信号の周波数が違うのでスピーカーケーブルとは別に論じなければなりません。これについては、

オーディオ雑学帳 インターコネクトケーブルとディジタルケーブル
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/connectcable.htm


を見てください。

また、電源ケーブルの交換によって音が変わるという話もあります。はなはだ怪しいですが、ケーブルの伝送特性に関する上記の解析については同じことがいえます。

ただ、電源ケーブルの場合はノイズの混入なども問題になるようで別の要因も考える必要があるようです。電源ノイズの問題については我が家の例を調べた結果を

雑学帳 10 電源とノイズ
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Power.htm

に掲載してあります。


以上の解析から結論として言えることは、


i ) 低音域への影響として、直流抵抗による電磁制動力の低下を招かないために、出来るだけ直流抵抗が小さいことが望ましい。

当然太い線を短く使うことが原則である。

表皮効果を避けるため 細線を束ねた多芯線の方が望ましいがあまり効果はなく、むしろ柔らかく扱いやすいと言う観点から多芯線を選べばよい。

もっとも、ダンピングの効いた音は嫌いという人は、その逆で細い線を使えばよい。

また、真空管アンプを使っている人は、もともと真空管アンプはダンピングファクターが小さいので(10以下)細い線でもかまわない。

ii) 高音域への影響としては、表皮効果、自己インダクタンスによる高域信号の減衰が考えられる。

ただし、通常家庭で使用する5m 以下の長さでは可聴周波数帶の上限20kHzでの減衰は0.1dB以下でとても人間の耳で聴き分け出来るような差は生じません。

なお、10m以上の長いケーブルの場合については、ケーブルの電磁気学のページに詳しく書いているので参考にして下さい。

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#sumary

iii) 2線間の磁力による幅方向の振動の影響はごく微小で問題にならない。


iv) スピーカーケーブルの信号伝達特性は太さを含めた構造できまり、使用している材質には依存しない。普通の無酸素銅で十分で、タフピッチ銅でも問題ない。

このように見てくると、物理特性から見て必要にして十分な(直流抵抗が小さく、100kHz くらいまでフラットな)特性をもったケーブルは、最初の表のAや、それに近い普通のACケーブルでも容易に実現可能です。

逆に、変に凝ったケーブルは、物理特性を悪くし、一見(一聴?)聴きやすい音にしている可能性があります。

というわけで、ケーブル類については、信頼出来るメーカー(主要なデータを公表していることが必要)のこのあたりの価格帯で上記の物理特性の解析を参考に、合理的と思う製品を決め、後はあれこれ迷わず、本来の音楽を楽しむことをお勧めします。


左右のスピーカコードの長さについて、短かれば短いほどいいというのは直流抵抗がそれだけ小さくなるのでそのとおりです。

アンプがスピーカの中央にないときはどうすべきか?
やはり同じ長さにすることを推奨します。

その理由は、ダンピング因子を左右スピーカーでそろえるためです。

直流抵抗値の項で述べたようにケーブルの長さが異なると見掛けのダンピングファクターが結構変わります。もっともダンピングファクターは20程度あれば充分とも言われていますので気休め程度かもしれません。

なお、超高域ではインダクタンスにより位相の回転角が少し変わりますが、これは聴く位置を1,2mmずらした位の差しか生じないので問題はありません。

同じ長さにした場合の余ったコードの処理ですが、巻いておいても大丈夫です。
リングにすると大きなインダクタンスになりそうな気がしますが、そもそも、コイルのインダクタンスとは電流が作る磁場の逆起電力が原因なので、行き帰りの並行2芯線をリング状にしてもリング内部の磁場は打ち消しあいインダクタンスとはなりません。

さらに忘れてはならないことは、ターミナルでの接触抵抗です。

古いケーブルで素線の表面の金属光沢が失われている場合は、端を数センチ切断し被覆をはがすかサンドペーパーで磨くなどしてきれいにし、多芯線の場合は少し捩ってはみ出す素線がないように注意し、出来るだけ強く圧着するのが基本です

が、電気についての経験がないと以外と変なつなぎ方をしている場合もあるようです。自信がなければ、少し高くなると思いますが、必要な長さを予め計っておき、両端にターミナル接続用の金具などを装着したケーブルを使うのもいいかもしれません。

最後に一つ、あえて言いたいことは、

抵抗の原因によって音質が変わる、つまり、OFC(無酸素銅)の音だとか PCOCC(単結晶銅)の音,さらには銀線の音などというものはあり得ません。

それにもかかわらず、ケーブルの広告などで線材に何を使っているかが重視されているのはなぜか? 

おそらく、純粋な材料を使えば純粋な音がする、銀を使えばいぶし銀のような音がするといえばイメージ的に訴える所があるからでしょう。

それに対し、インダクタンスがどうのこうのといっても難し過ぎてピンとこないのではないでしょうか?
要するに、金属が持つイメージを利用して心理効果に訴える作戦なのでしょう。

線材を変えた時の効果については

オーディオ雑学帳 5.導線の材質
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/materials.htm


でも取り上げています。


追記2:銅を超高純度にすると、どういう効果があるかについてはここをご覧下さい。

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/OFCCu.htm


また、

オーディオ雑学帳 1.ケーブル線材
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/meisin.htm

についての3つの迷信でも取り上げています。

追記
Audio FAN という Webサイトの掲示板(すでに閉鎖されています)にこのページとスピーカーケーブルについての要約を投稿したところ約2週間の間に200件近くの応答があり、この問題についての関心の深さを実感しました。その応答の一部を再録します。 

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/audiofan.htm


それでも何故高価なケーブルを求める人がいるのか?  について、

オーディオ雑学帳 9 心理効果とブラインドテスト
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/why.htm

でとりあげました。

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#Cable


39. 中川隆[-13469] koaQ7Jey 2018年7月03日 06:54:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

>>37, >>38 で転記した「オーディオの科学」はデタラメ、”ケーブルを替えても音は変わらない”という結論は間違いだった

2010年6月14日 「オーディオの科学」をちょっと読んでみました
http://avctnegy.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-45cc.html


 ”ケーブルを替えても音は変わらない”とおっしゃる方々が良く引用されている資料に、

「オーディオの科学」
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm

と題されたURLがあります。この解析をされている方は、自己紹介から判断すると金属材料を専門にされていらっさる学者さんであるようです。

 私は金属材料の専門家では有りませんので、”スピーカーケーブル”や”分布定数回路論”のケーブル関連の解説を読ませていただきました。

 幾つかのデーターを基に解説をされていますが、ケーブル構造の記述が無いので、この理論展開が正しいのかを検証できません。

まず、音声帯域のケーブルは波長に対して充分短いので、分布定数回路論で解析するのは誤りです。

電気回路論の教科書では、ケーブル長と波長が一致する長さが目安とされています。

MJの本年度3月号に「ケーブルの減衰量と挿入損失」と題して、特性インピーダンスのミスマッチ問題を掲載していただきましたが、

1mの高周波同軸が1波長と成る周波数は約200MHzで、音声帯域とは大きくかけ離れています(Cat.5ケーブルの場合;添付資料の黒線)。

音声帯域のケーブルに対しては、ケーブルの等価回路は集中定数回路の4端子回路論を適用するのが正しい解析方法です。

PCオーディオ等で使用されるケーブルは、分布定数回路での解析が必要となりましょう。

この様にこのURLでは適応している解析方法が課題にしているケーブルに適しているかを判断する必要があります。一読したところでは間違えだらけです。


 分布定数の項に、”R=0近似”と言うことを述べられていますが、ケーブルの導体は周波数が上がれば、表皮効果が発生するので、この領域では導体抵抗は両対数グラフで描くと、傾き1/2で上昇します。

一方、ケーブル理論では、高周波域ではR<<ωLと成る為に、Rを無視する事が出来ます。

ではR<<ωLと成る周波数はどの程度なのでしょうか? 

皆さんがお使いのCat.5LANケーブルの特性を添付資料にしておきました。仮にωLがRの100倍以上で無視できるとしますと、約100MHzと成ります。

少なくとも1MHz以下の周波数で使用されるケーブルではRを無視する事は出来ないのです。


 MJの本年度6月号に「表皮効果を正しく理解しよう」と題して、表皮効果の説明をさせていただきましたが、この項も”素線が細ければ良い”等の記述があり、正しく理解されていないようです。

 以上のように「オーディオの科学」での誤ったケーブルに対する理論展開から、”ケーブルを替えても音は変わらない”と主張するには無理があります。

追加;添付資料の説明

「Cat5Cabletokusei」にはCat.5LANケーブル(導体外径は0.52mmで単線です)の各特性を周波数特性として示しています。

導体抵抗(茶色の線)は表皮効果の影響で約50kHzから抵抗が上がります。
50kHz以上では導体が円筒状になりますので、インダクタンスは小さくなり、グラフのωLでは傾きが1から、50kHz以上では1より小さくなります。

 減衰量;α(赤い線)は導体抵抗とインダクタンスの値が等しくなる帯域で、変極点を持ちます。この帯域は導体に表皮効果が発現する帯域でもあります。この帯域を境にケーブルの特性には変化が出ますので、この変極点が可聴帯域に入らないようにするのが大切だとAVCTでは考えて、ケーブル設計をしています。
http://avctnegy.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-45cc.html


40. 中川隆[-13468] koaQ7Jey 2018年7月03日 07:10:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

>>37, >>38 で転記したデマサイトの「オーディオの科学」には信者が多い


スピーカーケーブルによって音質が変わる?……オーディオの科学と迷信 

スピーカーケーブルはアンプとスピーカーをつなぐ電線でありながら、1mあたり10万円を超える製品がある。電気に関わる技術者の私には、ごく普通のビニール線で間に合いそうに思えるのだが、高額なスピーカーケーブルを購入する人がいて、あちこちのサイトに 「ケーブルを替えたら明らかに音が良くなった」 などと感想を記している

ケーブルによって音が変わることはないと結論づける記事もあるはずだと思い、ネットを検索してみたところ、

「オーディオの科学」
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm

なる面白いサイトがあった。


元京都大学工学部教授志賀正幸氏は、クラシック音楽の愛好家であって、バッハ音楽祭に参加するために、ドイツのライプツィヒまで出かけるような人だが(同氏のホームページに詳細な体験記が記されている)、そのホームページには、「オーディオの科学」なる興味深いページがある。

「オーディオの科学」には、オーディオに関する理論や技術に加えて、関連する様々な情報が盛り込まれている。その中にはスピーカーケーブルに関する記述があり、「物理的にはスピーカーケーブルで音が変わることはなく、カネをかけるのは無駄である」と記されている。

さらに検索してみたところ、「モンスターケーブル対針金ハンガー対決」なる記事(注1)が見つかった。アメリカで行われたブラインドテストの結果を報じたものである。それによると、80万円もの高額ケーブルと、衣服をかけるための針金ハンガーで作った代用ケーブルを、交互に使ってブラインドテストをしたところ、音質の差がわからなかったという。針金ハンガーは鉄かステンレスで作られているから、スピーカーケーブルとして使った場合、通常のビニール線とは比較にならないほどに劣るはずだが、超高額ケーブルとの差がわからなかったとのこと。どうやらやはり、高価なケーブルを使う必要はない、と結論づけても良さそうである。にもかかわらず、ケーブルによって音が変わるとする情報が広く行き渡っており、高額なケーブルが販売され続けている。

ネットの世界を覗いてみたら、スピーカーケーブルによって音が変わるかどうかを論じるサイトが幾つもあった。音が変わるとする人たちは、執拗なほどにそれを主張するのみならず、音は変わらないと主張する人を非難したり貶めたりする傾向がある。ブラインドテストによって確認すれば決着がつきそうなものだが、「音が変わる」と主張する人たちには、ブラインドテストにチャレンジしようという気はなさそうである。

高級ケーブルの販売業者が製品に対して自信があるのであれば、希望する者には試用品を貸し出すべきであろう。試用によって真に価値があるとわかれば、売れ行きが伸びる可能性があるゆえ、貸し出し方式は販売業者にとっても利点があるはずである。にもかかわらず貸し出しを渋るのであれば、その製品には価格に見合うだけの価値がないということであろう。もしかすると、ほとんどの業者は試用品の貸し出しを拒むかも知れないのだが。

運良く借りることができたなら、家族や友人たちに協力してもらい、ブラインドテスト方式で試聴すべきである。2015年11月21日の投稿記事「高級ブランド製品のブランド名を隠したとき……ある実験の興味ある結果」(注2)にも書いたが、音楽の友社主宰のブラインドテストにおいて、300万円のアンプが9800円のデジタルアンプより低く評価された事実がある。ブラインドテストでなかったならば、300万円のアンプは高い評価を受けたに違いない。

2016年12月31日に投稿した記事「評論家の言葉・・・・・・映画評とドラマ評そしてオーディオ機器の評価」は、次のような文章で終わっている。
「雑誌に掲載されるオーディオ機器の評論記事が、ブラインド試聴に基づいて行われるなら、記事に対する信頼度は高まり、ユーザーにとっては好ましいものとなる。そうであろうと、評論家やメーカーにとってはリスクを伴ううえに、費用と時間もかかるから、そのような方法が採用される見込みはなさそうである。結局のところは、オーディオにしろ映画にしろ、評論家の耳や感性を頼りにするのは程々にしたほうがよい、ということであろう。」

このブログに幾度も書いてきたように、私は自作のスピーカーを使って音楽を聴いている(注3)。オーディオマニアに言わせれば、私の耳が駄耳ゆえということになるのかも知れないのだが、私はその音質に満足しつつ音楽を聴いている。安価な自分のシステムで満足しているのは、むろんその音質を受け入れているからだが、これまで試聴してきた高級オーディオの音が、私の耳にはさほどに良いものに聞こえなかったことも、その理由のひとつである。(「音楽およびオーディオ」のカテゴリーをクリックすれば関連する記事が表示される)

(注1) 「モンスターケーブル対針金ハンガー対決」
グーグルで検索すれば見ることができる。オーディオの世界における有名なできごとのひとつとされているようである。

(注2) 2015年11月21日の記事「高級ブランド製品のブランド名を隠したとき……ある実験の興味ある結果」の概要

著名バイオリニストのジョシュア・ベルがストリートミュージシャンに扮して演奏したところ、コンサートのプログラムと同じ曲目を演奏しても、通行人からは無視された。オーディオアンプのブラインドテストをしたところ、300万円の高級製品が1万円以下のアンプに負ける結果になった。

ジョシュア・ベルの実験はユーチューブで見ることができ、アンプに関するブラインドテストについては、その結果をネットで検索して見ることができる。

(注3) スピーカーの自作
自作スピーカー と入力して検索すれば、実に多くの情報が得られる。「3Dスパイラルホーンスピーカー」「JSP方式スピーカー」「絨毯スピーカー」「塩ビ管スピーカー」「ファンネルダクトスピーカー」等々、興味深いスピーカーについて知ることができる。私はここにあげたスピーカーをいずれも自作しており、気に入ったものをAVアンプに接続して使っている。
https://nagi-sumu.blog.so-net.ne.jp/2017-01-17


41. 中川隆[-13467] koaQ7Jey 2018年7月03日 07:27:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

>>37, >>38 で転記した「オーディオの科学」はデタラメ、”ケーブルを替えても音は変わらない”という結論は間違いだった _ 2


私が今現在の音を聴くに至る為に、非常に参考にさせて頂いたWebサイトをいくつかご紹介させて頂きます。

『オーディオの科学』

 こちらはとても科学的な考察がされており非常に勉強になるサイトなんですが、やはり、ご自身の知識に絶対的な自信をお持ちでいらっしゃる為、途中のちょっとした考えの欠落により、間違った結論に達していてもお気づきでないような記述も見られます。

又、ご自身自らトライ&エラーするような試みがあまり見られず、全てが他からの知識で成り立っているように見受けられ、それらの物もご自身の主張に沿う物だけを集められているようで、読んでいるとちょっとしんどい気分になってしまいます。

____


『PRO CABLE』
 こちらは数年前、ネットを賑わせたサイトですね。オーディオ機材の販売店です。

何と申しましょうか、表現の仕方が煽情的で、かつ独善的。名前通り、プロ用が一番、それ以外は粗悪品という言い方がピュアオーディオファンの気持ちを逆なでにし、非常な怒りを買っておりますね。事象の解釈が独りよがりで、お客様の声も自身のサイトを絶賛する物だけを掲載していますので(当り前ではありますが)、読んでいて辛いものがあります。

 ところが書かれている内容の7〜8割は本当に当っていて、今まで全く気付かなかった事を色々教えてくれた、私にとっては出会えてホントに良かったという貴重なサイトであります。

目から鱗という話が満載ですので、一度は目を通して見る事をお勧めします。
http://masedoine-de.mond.jp/new1049.html

『PRO CABLE』で、「音の焦点」として語られている事
https://procable.jp/setting/28.html

で、今まで誰からも聴いた事がない事でした。

しかし、私はスピーカーの自作をし始めた段階で、ダンピングファクターと周波数特性の変化については知っており、上のグラフも当時から見ていた物ですので、『ナ〜ルほど〜』と、まさしく目から鱗状態で、さっそく試してみたのです。

 よく言われる、「スピーカーケーブルは太い物をアンプと最短に繋ぐのが良い」という事が全くの間違いだという事をお分かり頂けるでしょうか。

これは真空管アンプ時代に、悪いダンピングファクターをさらに悪化させない為に言われていた事で、こんな言葉は過去の遺物でしかありません。

しかし、同じくCで紹介しました、科学的に考察しているサイト『オーディオの科学』でもこのように書かれているんですよねぇ〜。

 今のダンピングファクターの非常に大きいアンプに太いケーブルを短い距離でつないだ場合、過制動を起こし、躍動感のない、暗く沈んだつまらない音しか出てこないでしょう。

大多数のオーディオファンは、こういう場合、原因を機材に求めてしまいます。
アンプを変え、スピーカーを変え、そして、更に太く、有名で高額なスピーカーケーブルを購入するのでしょう。

全ては無知のなせる技。

オーディオ雑誌やオーディオ評論家の言う事、書く事を鵜呑みにしてはいけません。

彼らは無知なのか? あるいはお金の為に真実を語らないのか?
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


「オーディオの科学」の元京都大学工学部教授 志賀正幸氏が大好きなブラインドテストでは音の差は全くわからない


Fブラインドテストの嘘

 よくオーディオ雑誌には、アンプやスピーカー、スピーカーケーブルや色々なアクセサリーなどのブラインドテストなる比較試聴記事が掲載されていますが、それらの記事内容には全く信憑性がないという事に、Eを読まれた方はお気付きのことと思います。

 例えばアンプを変えた場合、アンプの出力インピーダンスはそれぞれ異なりますので、システムのインピーダンスが変わってしまい、ダンピングファクターの変化によりスピーカーの周波数特性が変化します。

アンプの音を正確に比較したいのであれば、スピーカーケーブルのインピーダンスとアンプの出力インピーダンスの和が、全ての組み合わせで同じになるようにしなければなりません。

そこまでした上でのテストでないと、結局はダンピングファクターの変化による音の変化を試聴している事になってしまいます。

これらはスピーカーやスピーカーケーブルのテストの場合も同じことが言え、つまりは最高の状態を比較試聴している訳ではなく、結果は全て出鱈目であるという事が出来ます。

 問題は、このような事を知ってか知らずか、名の知れた雑誌がこんなテストを堂々と行い、高名な評論家と言われる人達が物の価値を決めているという事です。
これらにより、如何に多くの人達が間違った方向へ導かれ、多大な犠牲を払わされてきた事か。

いい加減ここら辺で、正しい知識が知れ渡り、全ての人が本当に楽しいオーディオライフが送れるような時代が来る事を心より望みます。

アンプやCDプレーヤー、ましてやスピーカーケーブル等にお金をつぎ込む事は愚の骨頂。

唯一お金をかける意味があるのはスピーカーでしょうか。それにしても、セッティングを完璧に行う事が絶対条件です。

こちらに『ステレオ』誌によるアンプのブラインドテストの記事が載っています。


これはCで紹介した『オーディオの科学』というサイトで紹介されていたのですが、一時かなり話題になったそうです。

それというのも、オーディオファンの間では超有名なア○○○○ーズの高級アンプが、全員から最下位と判定されてしまったという事で、ネットでも驚きと嘲笑の声があふれていました。

 しかし、これなんかもインピーダンス調整は全くされてない訳で、高級アンプほど自身のダンピングファクターは高い事が多いですので、短く太いケーブルでつなぐと、暗く沈んだ音になる事は当たり前です。この時もこんな理由で最下位になってしまったことは容易に想像できます。

 やはり問題は、こんなテストを平気で行ってしまう雑誌編集者と、何の知識も持ち合わせていない評論家という事になるでしょう。

更にこのテストでは、音の悪い物はデジタルアンプであるという勝手な思い込みに支配されている事が図らずも証明されてしまっていますから、評論家ってどんだけ無能なんだって気分になってしまいます。

 又、このサイトの主宰者がこの記事にコメントしていますが、自分の主張の正しさを証明したいが為か、無理やり自分の都合の良い様に解釈していますね。

例えば、 「とりあえず、アンプによる聴感の差は、これ程の価格差があるにもかかわらず、ほとんど無い」

と書いていますが、全員の評価にそれほどばらつきがみられず、同じ物を最下位に選んでいるという事は、このテストではそれだけはっきりとした差があったという事じゃないんですか、それが真に正しい評価か否かは別にして。

 ほんとはこのテストの本当の問題点に気づき、それに対しての正しい考察を行うべきで、それが出来ていないと、「科学」を標榜するこのサイトの価値を高めることには繋がらないでしょう。
http://masedoine-de.mond.jp/new1052.html


42. 中川隆[-13441] koaQ7Jey 2018年7月04日 09:30:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

PROMOTION WORKS, INC.|オーディオケーブルマニュアル
http://www.promotion-works.com/av_manual/01.html

オーディオケーブルを正しく使いこなすために


オーディオシステムの接続ケーブルは、かつては一部の専門家を除いて、ほとんど省みられませんでした。
注目されはじめたのは、ケーブルで音質が変わることが知られるようになってから、現在では、ケーブルについて関心がこれまでにないほど高まっています。

セットメーカーやケーブルメーカーから数多くのケーブルが売り出され、オーディオ誌には毎月必ず関係記事や広告が見受けられます。こうした状況の中でオーディオファンは、ケーブルを取替えたり、聞き比べたり、それぞれ、自分なりに何らかの形で気を遣っているのではないでしょうか。

しかしさまざまな情報が錯綜して、どれが正しいのか、どれを取り入れたらいいのか、ちょっとわかりにくいと思います。 ケーブルを取替えたりする前に、まず正しい情報を確保するのが先決です。

「オーディオケーブルマニュアル」では、ケーブルの材質、構造と音質の基礎的な関わりを紹介しています。


ケーブルの音質は導体だけでは決まらない

オーディシステムに使われるケーブルには、次の3種類があります。

(1)電源供給の電源ケーブル
(2)微弱信号を伝送するオーディオケーブル
(3)スピーカーを駆動するスピーカーケーブル


それぞれのケーブルが、それぞれの役割を負っていますが、次の3つの要素が複雑に絡み合って音質を決めています。

(1)導体の材質
(2)絶縁体の材質
(3)ケーブルの構造

これらが音質のどのような点に現れてくるかというと、おおむね導体材質による改善は主として、分解能に、音色に関するものは絶縁体とケーブルの構造が支配的です。


導体の種類

TPC(tough pitch copper)タフピッチ銅
普通、電線用に使われる電気用軟銅線は、ほとんどタフピッチ銅です。電気分解された電気銅はいったん溶解して、電線をつくるために好ましい形状に冷却、線引きを繰り返し、電線用導体となります。タフピッチ銅は大気中で溶解、冷却が行われるために、酸素を300〜500ppm程度含みます。

OFC(oxyacid free copper)無酸素銅
酸素を遮断して製造された銅で酸素含有量は極めて少なく(10ppm以下)、導電率はタフピッチ銅に比べて0.5〜2%程度高くなっています。

PCOCC(Pure Copper by Ohno Continuous Casting process )
一方向性結晶無酸素銅

千葉工業大学、大野教授考案による加熱鋳型式連続鋳造=OCC法で製造された画期的な導体材質。鋳型を加熱して鋳造されるため単結晶状の銅線を得ることができます。高純度無酸素銅を使用しているために不純物が極めて少なく、また実用上用いられる長さでの結晶粒数は1個、即ち信号伝送方向を横切るような粒界は存在しないため、極めて低歪率で信号伝送ロスが少ない特徴をもっています。


OFCは高純度化が進み、現在では純度99.99999%(Nineが7つあるので7Nといわれます)のものまで現れています。しかし、TPCからOFCへ移行が不純物である酸素の除去を主としたのに対し、この純度追及では酸素や水素のガス不純物を純度のカウントに加えていない点が異なります。導体材質の改善の流れは、巨大結晶化と高純度化です。つまり、7N-PCOCCの銅線が安価にできれば最高ということになります。

導体の構造による違い

ケーブルには、その用途により導体に単線を使用する場合と撚線使用する場合があります。

撚線には次の3種の撚り方があり、それぞれ特徴があります。


1.集合撚線
撚線の素線すべてを一緒に同方向に撚る方法で、電源ケーブルや安価なスピーカーシステムに付属した平行2心ケーブルの多くは集合撚線です。この方法では撚線導体の断面はきれいな円形とならず、このような線を信号伝送に使うと、ケーブルの特性インピーダンス等が電線の長手方向に対して変動するので、信号の反射等が起こり、音質劣化の原因になります。

※電源コードでは安全規格で柔軟性の必要性から集合撚線を使用することを指定していますので、これを使用せざるを得ません。


2.同心撚線
撚線導体は複数の層で構成され、各層の外接円の中心が導体の中心と一致するように撚たものです。素線本数が多く幾層にもなる場合には、隣り合う層を逆方向に撚るのが普通です。外力による導体のつぶれも少なく、信号導体に適しています。また、導体の位置関係が長手方向に均一なので、特性インピーダンスを安定させることができます。


3.ロープ撚線
通常、集合撚りしたユニット又は同心撚りしたユニッをさらに同心撚りした構造で、多くの素線を撚り合せたい場合に用いる撚線構造です。特に可撓性の要求のある産業ロボット用やスピーカー用ケーブルに使用されます。

導体のさまざまな特性

導体抵抗
導体抵抗の大小は信号の減衰量と直接関係するため、ケーブルの選択時には充分考慮する必要があります。とくにスピーカーケーブルでは導体抵抗が大きいと、ダンピングファクターを低下させる原因となります。直流導体抵抗は、使用する導体材料の導電率と断面積によって決まります。交流(とくに高周波)が流れる場合には表皮効果、近接効果、渦電流損等によって導体抵抗(交流導体抵抗)は上昇します。

表皮効果
導体を流れる電流は周波数が上がるにつれて導体の表面に集まろうとする性質があます。これは高周波の電磁波は金属中に深くはいり込めない為とか、導体内部の電流の反作用と説明されています。電流が導体表面に集まって導体の中心部に電流が流れないと、結果として導体の有効断面積が小さくなって導体抵抗が増加し、減衰量が大となり、音質劣化を引き起こすことになります。表皮効果を減少させるために考え出されたのがリッツ線で、撚線の各素線を絶縁(通常ポリウレタン焼付)して導体の表面積を大きくしています。又、撚線導体の中心に絶縁物を配した「CENTRAL FILLER構造」も効果があります。

近接効果
導体が隣り合って置かれ、それぞれに高周波電流が流れていると、電流の方向が同一の場合には互いに電流は離れて、電流の方向が逆の場合には互いに近づいて流れる性質があります。このように電流の流れが不均一になると導体抵抗は大きくなります。

絶縁材の種類

従来、電子機器用電線、ケーブル用にはPVC(ポリ塩化ビニール)が多く使用されてきました。ところが、世界的な環境問題の動き、法規制に呼応して、電線、ケーブル用材料のハロゲンフリー化が進められています。ハロゲンフリー材料としてはPE(ポリエチレン)やPP(ポリプロピレン)に非ハロゲン系難燃剤を加えたものが実用化されてきています。現状ではハロゲンフリー材料は従来の柔軟性PVCに比べると、若干硬く、傷つき易い等の欠点がありますが、下記のようにリサイクル、廃棄面で大きな差がありますのでハロゲンフリー化は避けられない動きです。

絶縁材の電気的特性

絶縁材には、ケーブルを設計する上で重要な4つの電気的特性があります。体積固有抵抗は直流に対して単位体積当たり抵抗で絶縁性能をしましています。絶縁耐力は1mm厚の材料に電圧を加えていったとき絶縁破壊する電圧です。信号伝送用ケーブルにとっては比誘電率と誘電正接が重要です。これらは特に高周波の交流信号が絶縁体を伝わる際の特性インピーダンスや損失量を決定します。

比誘電率

ケーブルの設計において、比誘電率は最も重要な特性です。比誘電率は、例えば並行板コンデンサにおいて真空の場合の静電容量をCoとし、絶縁物をはさんだときの静電容量をCとすると、その比で定義されます。
          
    Es=(C/Co)

別の言い方をすれば、真空(Es=I)に対してどの程度の分極が発生するか、その大小ということができます。
絶縁材料によっては(例えばPVC)比誘電率が周波数によって変動したり、また比誘電率の大小は信号の伝わる速さに影響するので、値が大きく、周波数によって変動のある材料を使用するのは好ましくありません。


静電容量

ケーブルの静電容量は2つの導体の位置と絶縁体の比誘電率によって決まります。低容量ケーブルに発泡ポリエチレン等が使われるのは、発泡により比誘電率を小さくすることが可能で、かつ周波数特性を安定させることが出来、またさらには外径を小さくすることもできるからです。音声周波数程度では導体抵抗とともに静電容量の大小が減衰量を決めることになります。また、構造や使用する材料によって静電容量は周波数によって大きく変動することがあります。


特性インピーダンス

デジタル信号やビデオ信号のような高周波の伝送には、機器とケーブルの特性インピーダンスをマッチングさせる必要があります。マッチングしていなければ、接続点において信号の一部に反射が起こるため、結果的にきれいに信号が伝わらなくなります。パルスでは立ち上がりや立下りの波形に、なまりが生じたり、波形がゆらいだりします。このためエラーが発生、音質劣化の原因となります。


シールド

外界のノイズからケーブルを伝わる信号を保護するために、ケーブルはシールドが施されます。シールドには電界に対するものと磁界に対するものと2種類あります。電界に対しは導電率の良い金属体、例えば銅線やアルミニュウム箔等を施すことによって、必要なシールド効果を得ることができます。シールド効果は、シールド部分の抵抗値に反比例するので、より良好なシールド効果を得たい時にはシールド部の抵抗を低くする必要があります。また磁界に対しては、鉄等の磁性体をケーブルの上に施す必要がありますが、ケーブルが太く、硬くなるためにオーディオ用ケーブルは、ほとんどこのような構造のものはありません。一般にケーブル線心を撚合わせると、磁界に対して打消効果も期待でき漏話の低減に役立ちます。ケーブルの技術者はこれを磁気シールドとは言いません。

電源ケーブルやスピーカーケーブルのような低周波域に使用されるケーブルにAL箔のような薄いシールドを施しても、シールド部分の抵抗値は大きく、又、導体を伝わる信号が作る電磁界によって、シールド部分に発生する渦電流が信号を伝送する導体に影響を与え、同時に静電容量も増加することから、減衰量が増大するため、音質に悪影響を与える可能性もあります。シールドという言葉の安心感だけでシールドを施すのは逆効果となることがあることを知っておきましょう。

ケーブルの使い分け

平衡型と不平衡型のケーブル

オーディオケーブルは、構造と結線方法によって平衡(バランス)型と不平衡(アンバランス)型に分類できます。平衡型は往復線路を構成する導体がほぼ等しい構造をしており、電気的にも大地(接続電位)に対して等しい関係にあるものです。不平衡型は往復する2線が構造および電気的に同一条件になく、同軸ケーブルがその代表的なものです。


信号にも平衡型と不平衡型

ケーブル同様オーディオ機器で取り扱われる種々の信号も平衡型と不平衡型に分けられます。カートリッジやマイクロフホン等のコイルや圧電素子に発生する電圧は電磁気学的には歪波交流と称される平衡型信号です。またCD等で利用されるパルス信号は、本来接地電位(OV)を基準に信号伝送するので不平衡型信号といえます。

信号とケーブルのタイプをマッチング

そこで信号を効率よく伝送するには、信号のタイプとケーブルのタイプを合わせるのがベーターであることはいうまでもありません。アナログ信号には平衡型ケーブル、デジタル信号には不平衡型ケーブルが好ましい訳です。しかし、アナログ信号に使用されるオーディオケーブルの実情を見ると、同軸ケーブルが主流ですが、これはRCAピンジャックの同軸構造に由来していると思われます。この様にアナログ信号とデジタル信号とではケーブルを使い分けると減推量を小さく出来効果的です。また、デジタル信号及びビデオ信号の高周波用には特性インピーダンスを75Ωに合わせた同軸ケーブルが必要です。

ケーブルの選び方「チェックリスト」

いま使用しているケーブル、あるいはこれから採り入れてみようとしているケーブルがありましたら、次の項目にしたがってチェックしてみて下さい。


[ 1 ] 導体材質
導体材質は主として分解能を左右しますので素材の純度、結晶粒の大きさ、硬さも音質傾向をみる判断材料です。

[ 2 ] 導体構成
導体が撚線の場合、断面がきれいに円形になっているかどうかを、よく見なければなりません。
集合撚りはあまり円形ではなく、同心撚りはきれいな同心円状ですから見分けやすいでしょう。

[ 3 ] 絶縁材質
絶縁体の材質によっては周波数特性に変動するものがありますので注意が必要です。高周波用ケーブルでは比誘電率の大小で伝わる信号の早さが決まってきますから、使用されている絶縁材の比誘電率が小さく、周波数的に安定しているかどうかを確かめる必要があります。

[ 4 ] シース
シースの硬さはケーブル全体の硬さを決める要素の中では役割が大きいといえます。柔軟なケーブルは使い勝手(配線性)が良いという利点がありますが、使い勝手とが良いことはそのまま音を良くすることと必ずしも一致しません。柔軟性と音質は別問題と考えるべきでしょう。環境問題から「絶縁材の種類」の項目で述べたとおり、今後はPVCに替わってハロゲンフリー材料が広く採用されるでしょう。
又、シースで厚着をするのは減衰量の増加につながることもあり、注意が必要です。


リスニングルームでのケーブルの取り扱い方

どんなに音質を考慮したケーブルであっても、取り扱い方を誤ると、その優れた特性を発揮できなくなります。
次のような点についてチェックしてみましょう。

● 巻いたり、束ねたり、結んだりしない。
● 必要以上に長くしない。
● 極端に曲げない。
● 電源ケーブルと離して配線する。
● 鉄製の機材などに近づけない。
●片端をオープンにしない。
● 不要なケーブルは取り外す。
●安易にケーブルをジョイントしない。


さらに充実したオーディオライフを

オーディオの接続ケーブルは、信号を伝送するために何と複雑な要素が絡み合っていることでしょうか。きっと驚かれたことと思います。ケーブルによって音質は変わりますが、その音があなたの求めていたものかどうか、それを探す自由度がさらに増えたことは間違いないでしょう。どうぞケーブルは慎重にお選びになって、より充実したオーディオライフをお楽しみください。

ケーブルは感動を伝えます。
http://www.promotion-works.com/av_manual/01.html


43. 中川隆[-13433] koaQ7Jey 2018年7月04日 14:19:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

銅の単線(AE線) こそが、最強のスピーカーケーブルなのか!?

AE線 0.9ミリ 
1.0m×2本(+160円 税込)
2.0m×2本(+320円 税込)
3.0m×2本(+480円 税込)
https://procable.jp/speaker/ae_cable09.html

AE線1.2ミリ 
1.0m×2本(+200円 税込)
2.0m×2本(+400円 税込)
3.0m×2本(+600円 税込)
4.0m×2本(+800円 税込)

このAE線は、導体の回りを耐燃性ポリエチレンで絶縁しているものです(ポリエチレンはビニールより絶縁力が強く非常に優秀です)。
その回りは、 鉛フリーのビニールが囲っております。

スピーカーケーブルという名前で、多くのケーブルメーカーが隠している事の中には、

実はスピーカーケーブルというのは、電源ケーブルの特性と同じであり、
電源ケーブルにはスピーカーケーブルの代用が簡単に出来てしまう

という事実に尽きると思います。

ただし、品質的にスピーカーケーブルに使える電源ケーブルなどというものは、ほとんどありません。わずかに、「銅の単線」だけに、スピーカーケーブルの代用が出来るのです。ところが、普通の100ボルトの電源環境では、それもうまくいきません。

また、最近皆さんが使っておられる、CDプレーヤーを遥かに越えた音源、例えばそれはiPodであったり、マックブックであったり、エアーマック であったりするのでしょうが、その種の音の濃過ぎる音源を使っておられる場合も、音が硬過ぎる結果になる場合があります。そのケースも、 100ボルト電源であっても、AE線こそが最強のスピーカーケーブルになってしまうという、代表的なケースです。


★実は、AE線の用途には、二つあります。

1)音源が濃過ぎて(良過ぎて)音が硬くなってしまう場合、適正な音にセッティングして、濃い音を堪能していただくため。

2)良過ぎる電源を使った場合にも音が濃くなっていくため、適正な音にセッティングして、濃い音を堪能していただくため。


以上二つです。ここで共通点にお気づきでしょうか。

いづれも、音が濃くなっているという点が共通点です。
良い音源は音を濃くします。が、良い電源も、音を濃くするのです。

さて、

電源の質が、200ボルト電源を越えて、さらに圧倒的なレベルにまで高くなっていけばいくほどに、銅の単線のほうが、スピーカーケーブルとしてその環境には合っているという事が、明瞭になってくるのです。

当店の商品で該当しているものは、ダウン&アイソレーションの100ボルト仕様も200ボルト仕様も、そうですが、特にダウン&アイソレーションの200ボルト仕様がそれです。スピーカーケーブルを銅の単線にしたくないかた、通常の100ボルト仕様用のスピーカーケーブルを使いたいかた、べルデンやWEのスピーカーケーブルを使いたいかたは、同じ200ボルトといっても、コンセント16個バージョンのトランスのほうをお選び下さい。

このAE線について説明する前に、まず第一に知っていただきたい事は、「音の焦点」です。

WEやべルデンのスピーカーケーブルは、およそ100ボルト環境に合わせてあり、さらには、スピーカーまでの距離により、適正な太さを選択しなくては、まともな音にならなかったりします。

この事を無視してきたのが、現代オーディオであり、であるからこそ、良いスピーカーケーブルか?悪いスピーカーケーブルか?という価値観しかそこには存在せず、結果として、

高額なスピーカーケーブル=良いスピーカーケーブル、
安価なスピーカーケーブル=悪いスピーカーケーブル

という図式が存在するのみだったのです。

そして、ここにこそ、60万円のぼったくりスピーカーケーブルが、皆さんの真正面にすら存在しておれる大きなスキがあったのです。


■カーオーディオのスピーカーケーブルにぴったり合うAE線

さて、「音の焦点」の事については、まず、真っ先に知っていただかなくてはならない事です。

電源が良いと、音はシャープになります。
電源がボロいと、音はマイルドになります。

これは家の電源環境も同様です。地域によって電源環境は大きく異なっており、空港の近くなどですと、はじめから優秀な電源が来ているケースが多々あります。ということは、普通の100ボルト用の電源ケーブルではいくら頑張っても音は合わず、本人様も悩んでみえたりする事例が実際にあるのです。

それは、単に空港の近くは良い電源が来ているがゆえに、音がシャープになってしまう、というだけの事であったのですが。

同様にカーオーディオを考えてみますと、カーオーディオの電源はバッテリーですから、ノイズが混入せず、非常に質が高いのです。したがって、カーオーディオこそは、はじめからAE線が一番良いスピーカーケーブルになるケースが大半であると言い切れます。

そして、家の電源もバッテリーに近づいていくほどにクオリティーが上がっていきますと、銅の単線、AE線のほうが、音が合う事になっていきます。

今回、AE線を当店が出した理由は、この事実が背景にあるからに他なりません。


■音の焦点

音の焦点につきましては、下記をクリックして、理解されるまで熟読して下さい。


音の焦点(基本中の基本)
https://procable.jp/setting/28.html
https://procable.jp/setting/42.html
https://procable.jp/setting/90.html


この知識なくして、電源環境の判断を含んだうえでのスピーカーのセッティングなど、皆目、成り立ちません。盲目同然になってしまうのです。それほどまでに、重要な知識が「音の焦点」になります。

■AE線をスピーカーケーブルに使われる際のおよその長さ

1)カーオーディオ=そのまま現在のケーブルを交換するか、又はカーオーディオをいじり尽くしてどうにもならなくなってしまっている場合などには、そのままスピーカーケーブルを、AE線に交換するだけで、もの凄い音になる可能性が多大にあります。

2)当店のダウン&アイソレーションをご利用の場合には、元々その地域に来ている電源のクオリティーによって大幅にAE線の長さは違ってきますが、片チャンネル50mから200mくらいでしょうか。それで追いつかない場合には、クロスオーバー化する方法でセッティングする事により、AE線を最短距離で接続しても自由自在に音の焦点は合い、世にもまれな最高峰の音に近づく事が出来ます。


■音の焦点を合わせるための、クロスオーバー化の方法については、下記を熟読下さい。

48)音の焦点をクロスオーバーで合わせる方法
https://procable.jp/setting/48.html


3)空港などの近所で、音がシャープになってしまい、通常のスピーカーケーブルでは音が硬過ぎてセッティング出来ない場合には、AE線を10mくらいからはじめていただいて、それでも音が硬ければ、徐々に伸ばしていって下さい。そのためにこそ、200m巻きのAE線には、価値があります。
https://procable.jp/speaker


44. 中川隆[-13429] koaQ7Jey 2018年7月05日 13:16:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16318]

インピーダンスが全てを決める - 麻瀬憧庵(正)
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


ダンピングファクター(DF)という言葉があります。

簡単に言うと、スピーカーの振動板の余分な動きを止める力を表すとでも申しましょうか。

 この数値が大きい程、振動板を強烈に制御し、特に低音においては過度特性の良いしまった音を提供してくれますが、大きすぎると、全体的には暗く沈んだ音となり、躍動感のないつまらない音になります。逆に小さくなり、特に10以下になると軟らかい、ふくよかな低音が朗々と鳴る事になります。

 昔の真空管アンプのDFはほとんど10以下でしたから、低音が豊か、出力が少ないのにパワー感がある等という真空管アンプに共通の性格は、このDF値からきているといっても過言ではないでしょう。

この数値は、アンプ、スピーカー、スピーカーケーブルの三位一体となった関係で決まり、求め方は次のようになります。


システムのダンピングファクター
=スピーカーのインピーダンス÷(スピーカーケーブルのインピーダンス+アンプの出力インピーダンス)


ここでアンプの出力インピーダンスは普通カタログに表示されていないと思いますが、アンプのダンピングファクターは書かれていると思いますので、ここから計算できます。

アンプのダンピングファクター
=スピーカーのインピーダンス÷アンプの出力インピーダンス


これより、アンプの出力インピーダンス=スピーカーのインピーダンス÷アンプのダンピングファクター

この場合のスピーカーのインピーダンスは普通8Ωで計算されていますので、

カタログにダンピングファクター100と書かれているアンプの出力インピーダンスは  

8Ω÷100=0.08Ω

となります。


 実際にダンピングファクターを変えて周波数特性を測定したものが右のグラフです。


 ◎ダンピングファクターと周波数特性の変化
    「強くなる!スピーカ&エンクロージャー百科」誠文堂より
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html

ダンピングファクターが ∞〜10 位まではそれほどの変化は感じられませんが、それ以下では大きな変化が現れます。

 一般的にダンピングファクターというと低音部に影響を及ぼすというふうに言われていますが、このグラフでは、中音部(200〜1kHz)、高音部(2k〜7kHz)にも大きな変化が生じているのが解ります。
    


 部屋にスピーカーを設置した場合、その置き方を色々変える事により、ある程度周波数特性をコントロールする事が出来ますが、このダンピングファクターを変える事により周波数特性をコントロールする方がはるかに精度が高く、非常に現実的で効果的な方法です。

 ここで非常に重要な事があります。

このグラフのダンピングファクター ∞〜10 の間はあまり変化はないように感じられますが、実は、実際に聴く音はこの間で激しく変化します。

 ダンピングファクターを追い込んで行くと、いきなり目の前に音がぽっかりと浮かび上がる状態が出現します。

この最高の音が出た瞬間のグラフと、そのちょっと前の状態のグラフを比べたら、おそらくほとんど見分けがつかない状態でしょう。でも音的には激変したと思われる状態なんです。

グラフ上ではほとんど同じ状態であっても、人間の耳には著しい違いが感じ取れるのです。

 この時のダンピングファクターがいくらなのかという事は全く問題ではありません。
使用する機材、部屋の状態等で、最高の音が出る瞬間は違ってきます。

各々の部屋で、目の前の音と対峙し、最高の音を出す為にダンピングファクターをコントロールするという事が要点なのです。

このダンピングファクターを変化させる方法ですが、最初に書いたこの式でお解り頂けると思います。


システムのダンピングファクター
=スピーカーのインピーダンス÷(スピーカーケーブルのインピーダンス+アンプの出力インピーダンス)

ここで「スピーカーのインピーダンス」と「アンプの出力インピーダンス」は不変です。

変化させられるのは、「スピーカーケーブルのインピーダンス」だけです。
これは、ケーブル長に比例します。

つまりケーブルの長さを変える事によりインピーダンスを変化させ、ダンピングファクターを変えて行くという事なのです。

 この事は、Cで紹介しました

『PRO CABLE』
https://procable.jp/

で、

「音の焦点」
https://procable.jp/setting/28.html
https://procable.jp/setting/42.html
https://procable.jp/setting/90.html
https://procable.jp/setting/48.html


として語られている事(タイトルバーにある「 オーディオの基本と鬼門・その真実」内にあり)で、今まで誰からも聴いた事がない事でした。

しかし、私はスピーカーの自作をし始めた段階で、ダンピングファクターと周波数特性の変化については知っており、上のグラフも当時から見ていた物ですので、『ナ〜ルほど〜』と、まさしく目から鱗状態で、さっそく試してみたのです。

 よく言われる、「スピーカーケーブルは太い物をアンプと最短に繋ぐのが良い」という事が全くの間違いだという事をお分かり頂けるでしょうか。

これは真空管アンプ時代に、悪いダンピングファクターをさらに悪化させない為に言われていた事で、こんな言葉は過去の遺物でしかありません。

しかし、同じくCで紹介しました、科学的に考察しているサイト


『オーディオの科学』
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm


でもこのように書かれているんですよねぇ〜。

 今のダンピングファクターの非常に大きいアンプに太いケーブルを短い距離でつないだ場合、過制動を起こし、躍動感のない、暗く沈んだつまらない音しか出てこないでしょう。

大多数のオーディオファンは、こういう場合、原因を機材に求めてしまいます。
アンプを変え、スピーカーを変え、そして、更に太く、有名で高額なスピーカーケーブルを購入するのでしょう。

全ては無知のなせる技。
オーディオ雑誌やオーディオ評論家の言う事、書く事を鵜呑みにしてはいけません。
彼らは無知なのか? あるいはお金の為に真実を語らないのか?


さて、実際の長さがどれくらいになるか? 

これは何とも申し上げられません。
使用する機材により全く異なる値になるでしょう。

 どれくらいの太さのケーブルが良いか?

これも機材によって違ってきますが、アンプとスピーカーの距離を考慮する必要があります。

距離が短く1〜2m位で繋げるならば、とても細いケーブルで十分です。


それが4〜5m以上ある場合はいくらか太い物が必要です。
といっても今オーディオ用に出回っているような太いケーブルは全く必要ではありません。というより絶対使ってはいけない物と言えるかもしれません。

ここから先は全て実験です。ご自身で試行錯誤するしかありません。

 例えば、ケーブルを10m買ってきたとすると、それを5m、3m、1m、1m、に切ってみましょう。

片チャンネルに5mを、もう一方に3mを繋いで音楽を聴いてみましょう。
この時かける音楽はボーカル物を。インスト物では正確に音を判断することはできません。

正確にセンターに陣取り、音を聴いたらどちらかに顔を20度ほど捻ってそのチャンネルの音を聴きます。
次に反対側に顔を捻ってそちらのチャンネルの音を聴きます。

どちらの音が好ましく聞こえたでしょうか?

もし5mの方が良く聞こえたならばそちらにもう1m繋いで同じように聴いてみましょう。
もしさっきの方が良かったというのであれば、目指すポイントは6m以内にあるという事です。

次には3mの方に1m繋いで聞いてみましょう。まだ5mの方が良ければポイントは4m〜6mの間にあるという事が出来ます。

この様にして大雑把な長さが解ったら、次には数cmづつ切って行き試聴を繰り返します。

一番初めに3mの方が良く聞こえたら、事は簡単。5mの方を数cmづつ切って行くだけ。
ポイントは3m〜5m間にあるか、又は3m以内にあるか。

 何んとなくいい音に変化してきたと思ったら、切り取る長さに御注意を。
一度に切るのは5mm〜1cm位にして試聴を繰り返して下さい。

もし切りすぎたと思ったらまた繋いで試聴。継ぎ足しても全く問題ありません。

但し、プラスマイナスがショートしないように、この点だけは細心の注意が必要です。

 私が経験した本当の事をお話しします。

最後、最高のポイントはわずか数mm以内の所にあります。
本当にそれだけの差でがらりと音が変わるポイントがあるんです。

これって、インピーダンスにしたらどれくらいの差になるんでしょう? 
おそらく数mmΩという事なんでしょう。

上のダンピングファクターの曲線グラフ上では差を見いだせない位の値でしょう。

信じられないとは思いますが、こればかりはご自身で経験して頂くほかありません。

 何度も何度もトライ&エラーを繰り返すことにより自分の耳も成長していきます。
今まで聞こえなかった音、判断がつかなかった音の差、確信が持てなかった優劣、そのような物が少しづつ解ってきます。これこそがオーディオの醍醐味。

そしてある日、目の前に歌手の顔がぽっかりと浮かび上がる日が訪れます。
生音の出現です。


※お薦め品
 私が上記の作業を繰り返していた時に使用していた物です。


まずはアメリカ・ベルデン社のスピーカーケーブル。

これはやはり『PRO CABLE』で絶賛されていたので使ってみました。
上が型番8460、下が8470。
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html

 太さは

8460が18AWG(アメリカの導線の太さの規格、数字が小さい物ほど太い)、
8470が16AWG。


8460はとても細く、昔のJBLのスピーカーターミナルの非常に小さい穴にも楽勝で入ります。

8470はその穴にちょうど良い位の太さです。

 これらは相当昔からある物だそうですが、いまだに大変評判が良く、その上大変安価。
ネットで探すと、1m当たり200〜250円位で購入できます(ホームセンターでは売ってません)。

これ位の値段なら、納得いくまでチョッキン、チョッキンできます。


プロケーブル - 最高峰のスピーカーケーブル・伝説のスピーカーケーブル -WEとBelden

BELDEN ベルデン 8460 18GA(推奨距離、片側2m前後)
https://procable.jp/speaker/belden8460.html

BELDEN ベルデン 8470 16GA(推奨距離、片側3m〜4m)
https://procable.jp/speaker/belden8470.html


 どの位の長さで最高の音が出るかは、機材により変わってきますが、

8460なら1〜3m位、8470なら3〜5m位でしょうか。

ですので実験される場合は最低でもこれ以上の長さから始めないといけないでしょうね。

購入時は少し長めに買っておいた方が良いですね。何しろ実験には失敗がつきもの。


 その下の表は昔のJBLから発表された家庭用スピーカーのケーブル適合表です。


JBL Wire Chart 1975年のJBL kit plan から
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


これを見ても、スピーカーのインピーダンスと距離によりケーブルの太さを変える事、つまりトータルのインピーダンス、ダンピングファクターの管理が重要だという事が解りますね。

 こちらはケーブルの先端を剥く時にとても重宝する「ワイヤー・ストリッパー」。

http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


何しろ数え切れないほど、チョッキン、チョッキンしなければいけません。
これがないとチョット辛いですよ〜。

ホームセンターで1,500円位で購入できるんではないでしょうか。
ケーブルの太さに会う穴を選んで、取っ手を握るだけ。簡単です。
  

※御注意

この「音の焦点合わせ」を行う上で注意しなければいけない事を、二つ程書きます。


■その1
『PRO CABLE』のサイトに焦点合わせの公式なる物が書かれています。


●公式、その1
 メッキ線材の場合(銅にメッキされていて銀色の線材)、

ベルデンや WE などのメッキされている線材は、

短くすると、音が柔らかくなります。長くすると、音は、よりシャープになります。
細くすると音はシャープになります。太くすると音はマイルドになります。

●公式、その2
 非メッキ線材の場合(銅そのままであり、銅色の線材)

非メッキ線材は、

長くすると音が柔らかくなります。短くすると、音がシャープになります。
太くすると、一般的には、音は柔らかくなります。細くすると、これも音はシャープになる傾向を見せます。


以上の二つなのですが、ここで紹介した方法は『公式 その1』の方です。

音がシャープな場合はケーブルを切って行き、軟らかすぎる場合は長くするという事なのですが、ここに書かれている、「軟らかい」、「シャープ」なる言葉は、初めのうちはなかなか実感しにくいものがありますので、とりあえず長さを変えてみて、音の変化をどのように実感するか、全てはご自身の感じ方で決まります。


 『公式 その2』の方なんですが、これはインピーダンスとダンピングファクターとの相関関係からは理解できないものなんですが、サイトでは論理的な説明は一切行われていない為良く解りません。

又、この公式内の記述も「この部分、逆に書かれているんでないの?」と思わざるを得ないところがあります。

 がっ、実は私この方法も試してみました。理由は不明なのですが、確かに長くすると高域が落ちて行き、軟らかな音になったように感じられます。

おそらく、長くする事により直列抵抗が増え全体の能率が下がるんでしょうが、その時、低音部より高音部の方がより低下度が大きいんじゃないんでしょうか。

 サイトの中で、VVFという、家屋の天井裏や壁内の配線に使われるぶっとい銅の単線を使用し、片側200mなんて長さになっている方がいらっしゃいましたので、こんなになっちゃ大変だという事で、直径0.68mmのベル線(チャイム用に使われる細い銅の単線)を使い音の調整をしたところ、片側約20mというところでバランスが取れました。

 ところが、こちらのケーブルを選んだ場合、ちょっと問題があるという事が解りました。
それは、『公式 その1』の方法より、ケーブル長がかなり長くなることからきています。

実は、抵抗値は温度によってかなり変動致します。ケーブル長自体も変動しますから。
真冬や真夏等、毎日ほとんど同じ気温ならいいんですが、季節の変わり目など、前日から3〜5度も変化する時期等は毎日音がコロコロ変わり、調整に時間を取られ音楽を聴くどころの話ではなくなってしまいます。

と言う訳で、こちらの方法はあまりお勧めできません。

まっ、『公式 その1』の方法でも、夏と冬ではケーブル長の調整は行わなければなりませんが。

昔から、夏と冬ではなんか音が違うなぁとか、昨日と違うなぁとか思う事が多かったんですが、気のせいなんだろうと思っていましたが、やっぱり、実際音が違っていたんですねぇ。

■その2

 同じくこのサイトでの記述で、生音が出現すると、それは昔からいつも聴いている音なのだからすぐ判るという風に書かれているんですが、はっきり申し上げまして、そこまでリアルな音がいきなり飛び出してくる訳ではございませんので、この生音に関しましては、なかなか悩むところであります。

 今聴いている音が良い方へ向かっているか否かは、結局はいつも聴いている音楽をより多く試聴し、判断していく他ありません。

今まで聴いていたトラックのこの部分に出ていた歪がなくなったとか、メタリックな響きが素直になったとか、ボーカルの上ずりがなくなりコクがでてきたとか、そのように比較試聴を繰り返しながら事を進めて行く必要があります。

すると、今まで録音が悪いと思っていたCDが、まったくそのような事はなく、結局は自分の装置の音が悪かったのだという事に気付かされて行きます。


 ロック向きの音、ジャズ向きの音、クラシック向きの音等という事も、単にスピーカーの周波数特性が悪いせいであり、良く調整されたスピーカーは、何を聴いても良い音がするという事が解ってきます。
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


45. 中川隆[-13428] koaQ7Jey 2018年7月05日 13:19:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16318]

>>44
>よく言われる、「スピーカーケーブルは太い物をアンプと最短に繋ぐのが良い」という事が全くの間違いだという事をお分かり頂けるでしょうか。

>これは真空管アンプ時代に、悪いダンピングファクターをさらに悪化させない為に言われていた事で、こんな言葉は過去の遺物でしかありません。

>しかし、同じくCで紹介しました、科学的に考察しているサイト『オーディオの科学』でもこのように書かれているんですよねぇ〜。

>今のダンピングファクターの非常に大きいアンプに太いケーブルを短い距離でつないだ場合、過制動を起こし、躍動感のない、暗く沈んだつまらない音しか出てこないでしょう。
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html

WestRiver ウエストリバー アンプ

プリアンプ(高帰還アンバランス型)
EC-1H
EC-2HNEW

パワーアンプ(高帰還コレクタホロワ型)
E-5H
E-10H
E-30H
E-50H

・ヘッドホンアンプ
https://west.wramp.jp/

1666 O.M.さん(アマチュアコントラバス奏者) Thu Apr 7 04:07:48 JST 2016

▪ 古典的なユニットは、WRアンプとは合わない

WRアンプと組み合わせるスピーカーについて当方が経験したことを投稿いたします。

当方は後述のように川西先生がリファレンスにしておられる B&W 805 MATRIX を導入し、JBL D130、LE175を処分することを決断しました。

当方はオーケストラ等でコントラバスを弾いいておりまして、JBL D130、LE175は「コントラバスの音を再現するのに此れに勝るユニットはない」というオーディオとコントラバスの大先輩の主張を受け入れて揃えたものでありました。

導入直後は確かに、分厚い中低音に、ホーンの厚い中高音にしびれました。

しかしすぐにどうしても「耳につく不快な音」に気がつき悩むことになります。

またヴィオラやピアノの左手がどうも落ち込んでいます。

サイン波を入れても音圧がガタガタで特に 1,000Hz〜2,000Hzに凹みがあります。

結果的にこれは過制動による歪んだ音だとわかりましたが、それがわかるまでに数カ月かかりました。

過制動だと判明するまでの道のりが本当に長く苦しかったです。

ネットワークが悪いかと思って高価な素子を買い求めたり、ホーンドライバを買い換えようか、高域用のツイータを導入しようかと悩んだりと落ち着かない日々でした。

川西先生に相談しようにも何が不満なのかうまく表現できません。

とうとう当方のイライラが爆発してWRアンプが悪い!と川西先生に怒りをぶち撒けました。

しかし、このことで結果的に正しい解決の道が開けました。


川西先生より3台のアンプを送って頂きまして解決策を探っていきました。

比較試聴していきますと、JBL は高出力になるにつれて解像度が上がるのですが歪みは決して消えません。

その後一般的な管球アンプを入手してみると、あんなに悩んでいた歪みはすっと消え去り素直な鳴り方です。

しかし音の粒が大雑把です。

なんというか「古い音」とでもいうのでしょうか、
これがスタンダードなJBLの音なんだと納得いたしました。

これらのいわゆる古典的なユニットは管球アンプの特性に合わせた設計である、
という結論に達しました。

録音されたものを適切に再生させようと思うならば現代的な設計のスピーカーを用いて WRアンプで鳴らすのが最善であると分かりました。


▪805matrixと WRアンプはやはり最高であった!

そうなるとしても、当方はしっかりした低音が欲しい。
大型のスピーカーが必要ではないかと考えました。

川西先生がリファレンスとされているスピーカーはブックシェルフ型です。

いくらこのスピーカーで低音も十分出ていると言われてもにわかには信じられません。

しかし B&W の MATRIX で 805 より大型の 802、801 という選択肢も難しい。

802 は川西先生もおっしゃるように中途半端な感がします。

801 は巨大過ぎて躊躇します。
丁度良品が市場に出ていたので思い切って 805 MATRIX を導入することといたしました。

80 5MATRIX 導入当初はウーハーが熟れていないのか低音がすかすかでこれは大失敗だったかと思ったものの、急速に音が変わっていきました。

数日鳴らし込んだ 805MATRIX の音は、当方が今まで聴いてきたブックシェルフ型スピーカーのイメージを覆します。

和音の響きという縦のラインと、音と音の繋がり、進行感という横のラインがこれまで聞いたことがないくらいに自然です。

フルオーケストラの5弦コントラバスの響きさえも十分再現されています。
この低音の再現性の高さは正に川西先生が掲示板で何度も書いておられることです、やはり川西先生は正しかったのです!

クラシック、ジャズ、タンゴ、ロック、ポップス等々全てにおいてコントラバス、
エレキベースの音がくっきり聞こえ全く問題を感じません。

ピアノの低い音の金属巻きの弦を叩いたズンとした響きもあります。
グランドハープも所有しておりますが、その生音と比べても遜色ありません。
目の前で吉野直子さんが演奏している感じです。

ホーンじゃないと分厚い中高音は得られないと思っていましたが全くホーン以上です。
歪みなく繊細でしっかりとした音圧です。
バイアンプで駆動しツイータの音量を相対的に大きくするとJBL のホーンで頑張って出そうともがいていた音が出てきました。奏者の息遣い、細やかな指の動きがはっきり見えます。

定位感もびっくりします。スピーカーがすっかり消えています。

実際のところ JBL も B&W も音の方向性は違いがありません。

世の中では前者は音が前に出る、ジャズ向きだ、後者は音が後ろに広がる、クラシック向きだなどと言われたりしており当方もそう思い込んでいました。

実際に使ってみると当方が JBL のユニットを使って鳴らした音の延長上に B&W の音がありました。JBL も B&W も当時の技術の制約の中で生の音を再現するために
ユニットを開発していたわけで、JBL も真空管アンプを使えば B&W と音のベクトルは全く同一です。


またタンノイのスターリング(TW)も試しましたが、スピーカーの癖のようなものは感じますが、特にクラシック向きという印象はありませんでした。

ただ WR アンプでは 805 程には上手く鳴っている感じは致しません。

JBL のように何か鳴らしにくい要素があるのかもしれません。


805 MATRIX ですと、出力の違う WRアンプで聞いても音は全く同じです(もちろん個体差による極僅かな音の違いはあるような気がしますが誤差の範囲内でしょう)。

5W でも 100W でも再生された音のクオリティは同じく高いです。

JBL の古典ユニットのように W数で解像度が変化するということはありません。

最も安価な E-5H でも何ら問題ないわけです。

どんなジャンルの音楽を聴こうとも、アンプもスピーカーも正しい方向に向かって適切に作られたものを選べば良いだけであって、その一つの方向が WRアンプであり、B&W MATRIX シリーズであるということでしょう。

ジャズ向きだとか、オーケストラ向き、室内楽向きなどというスピーカーはなく、またスピーカーのグレードアップなどというのもなく、WR アンプを基軸におけば、あとはつないだスピーカーの音が生と比べて適切かどうかを基準にすれば良いのではないでしょうか。

川西先生は出力の違うアンプを貸し出してくださいます。

もし比較試聴して音が違った場合はスピーカーに問題があるのかもしれません。

805MATRIX にサイン波を入れてみて驚きました。なんと50Hzまでも音圧が落ちずに
出ているではないですか! サイン波で性能が図れる訳ではありませんがこの数値だけでも805MATRIX は少なくともコントラバスの再生には問題がないように思われます。

そもそもコントラバスは低音楽器というよりは倍音楽器と認識したほうが
しっくりくるかもしれません。弦の振動で震えた駒が表板を叩くことで発生する
豊かな倍音が重要です。基音の周波数を基準に考える必要はないかもしれません。

この小さな805MATRIX でここまで再現されるのであれば、ウーハーの追加された801、802 もどれだけの再現性があるのか興味があるところです。

しかし、これらはユニット数が増えるのでどうしてもチェロが下に、ヴァイオリンが上にくるような定位における違和感が生じるだろうと想像出来てしまいます。

店頭で聞いた最新の B&W の大型スピーカーをそこにあるメーカーのアンプで鳴らしたのを聞いた時にはそういう違和感が大きかったのです。

805 は 805 なりに大変バランスのよい完成されたスピーカーだと思います。

805 MATRIX と WRアンプを組み合わせて音楽を楽しんでいると、スピーカーの B&W の開発者とアンプの川西先生の、生の音を再現したいという熱い思い、熱い執念が出会って見事に実を結んでいるのだと深く実感いたします。

オーディオで求めるものは人それぞれですが、もし生を基準にした再生音を求めるならば、第一候補は川西先生がリファレンスに用いている 805 MATRIX が最良の選択であり、さもなくば現代において素直に設計されたスピーカーを使用するのが良いだろうと思われます。

オーディオ装置などは単なる道具ですので、当方の経験したように懐古的なものや
根拠がはっきりしないのに高額なものなどに惑わされないようにして正しい方向のものを選べば良いでしょう。WRアンプは間違いなくそういうものです。


____


1669川西 哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Thu Apr 14 2016

O.M.さん、詳細で単刀直入なご投稿ありがとうございます。

 O.M.さんが使用されていたスピーカーは、ずっと B&W の CDM1 だとばかり思っていました。そして暫く音信が途絶えておりました。

 去年の文化の日の頃でしたか、久し振りにお便りがありました。それは、お持ちの ΕC-1 と Ε-10 のアップグレードのお話でした。2年ほど前にΕ-10 のプロトタイプをお貸し出しし、WR アンプを気に入って頂きご購入頂いたのを思い出しました。

 しかしよくお話を伺うとどうもチャンデバを使ってマルチ駆動をされているようで、ローチャンに Ε-10、ハイチャンにはもっと以前にご購入頂いた WRP-α9/A をお使いになっている事が分かり、結局、WRP-α9/A の安定化電源化も含めてアップグレードをして頂く事になったのでした。

 ところが「どうせアップグレードするならΕC-1 に EQ 基板を載せて LP も聴けるようにしたい」とご希望が脹らみ、結果的に大手術となりました。そのご報告はWR掲示板の 163 6と 1642 に詳述されていますので、改めてお読み頂ければ幸いです。

この時に「WRアンプの音は革命的だ!」と言う名誉あるご感想を頂いたのです。


 実はこの頃に既にヘッドアンプのご注文も賜っており、それは年末ギリギリに納入させて頂いたのでした。この絡みで純粋MCカートリッジが見直されています。また、MMの再生音にも劣るCDの音を改善すべく、プレーヤーも32bitDACを積んだものに買い換えられています。

 このように短期間で O.M.さんは急速な坂道を登られたのです。それが何処かに歪となって皺寄せが来るとは夢にも思っていませんでした。詰まり音が良くなったら、又それだけ粗が目立って来る事になり易いのだと思います。今まで隠れていた欠点が表に出てくる可能性があるのです。

 11月の末頃には、ローチャンとハイチャンの繋がりが悪い、と言うようなお話をチラホラされています。この時に初めて私は O.M.さんが D130+LE175+D91 をお使いになっていると認識したのです。

12月に入ってからこの問題が大きくクローズアップされて来ています。

既に、チャンデバは止めて LE175 の方をコンデンサーでカットする方法に変わっていましたが、そのコンデンサーの質で音がコロコロ変ると仰っています。そこで、私が ASC を推奨して


> ツイータのハイパスのコンデンサーですが、川西先生ご推奨の ASC がやっと届きまして、
> この違和感がすっきりと解決できました!

と一度は満足されています。

 この後、ヘッドアンプ導入によるMCカートリッジの音について色々感想を寄せて頂いたのですが鉄心入り MCカートリッジの音が

> ジャズベースが鉄芯だと一旦PAを通した音に聞こえてきました。

と仰っていたので、最初は誇張かと思っていたのですが、今思えばスピーカーの問題が顔を出していたのかも知れません。

確かに、鉄心入りMCは純粋 MC に比べてそう言う傾向が多少はあるのですが、その時「PAを通した音」と言う表現に多少違和感はありました。

 2月に入ってハイパスのコンデンサーで随分悩まれたようです。エージングの問題、耐圧の問題等で音がかなり変ると言うのがご不満のようでした。今思えばそう言う事で音に大きな変化がある場合は、別に本質的な問題が隠されている事が多いのです。

 中高域に違和感があるとカットオフ周波数を下げたくなるものです。その為にはコンデンサーの容量を増やさなくてなりませんが、そうそう思い通りの容量のコンデンサーが手に入る訳ではありません。勢い、コンデンサーの並列接続になります。

 コンデンサーはそれぞれ直列にインダクタンス分を持っていますので、不用意に並列接続すると高周波領域に共振峰ができ、システムに何らかの問題があると、それが音質に微妙に影響してくるのです。WR アンプのパスコンにも昔から1Ωの抵抗を直列に入れています。

 O.M.さんもこれで暫く悩まれたようですが、並列にされた2つのコンデンサーそれぞれに直列に0.5Ωから2Ω位を入れるようにアドバイスさせて頂いたのです。その結果、

> この音を聞けば、昨日までの音は奇妙奇天烈であったのは一目瞭然です。
> バイオリンのパワーに負けず、ビオラやチェロの粘っこい音が難なく聞き取れます。
> 当然ピアノの左手もしっかりしており、低音の太い金属弦の粘っこい感じ、
> 高音はキンキンせずにカンカンなる感じが出ています!
> これはすごい。正にこの方向の音が欲しくて右往左往しておったのです。

と言うレポートを頂き私は一安心したのです。それから3月の半ば頃までは便りがなく満足されているのかなと思っていたのですが、また問題が発覚したようでした。

それはウーハーとツイターを別々のアンプで鳴らすと、本来はもっと良くなるはずなのに耳に着く違和感があって改悪になると言う問題でした。

音楽がちぐはぐに聴こえると言う事でした。

 ウーハーを鳴らしている Ε-10H の音と、ツイターを鳴らしている WRP-α9/A (Ε-5H 相当)の音がかなり違うと言うご不満でした。

WRP-α9/A の方が膜が掛かったようになると言う事でした。

私は5W以下で鳴らすなら、Ε-5H とΕ-50H の音はそんなに変わらないと常々申し上げていますし、今回のアップグレードの時もそれを確認して発送していますから、これは何かあるなと薄々思い始めていました。しかし、未だスピーカーのダンピングの問題だとは気付いていませんでした。


 それ以降、こちらのΕ-10Hプロト、WRP-ΔZERO(Ε-50H相当)、100W機(Ε-100H相当)を次から次とお貸し出しし様子を見させて頂きました。

それに依ると、Ε-10HよりΔZERO、ΔZEROより 100機とドンドン分解能が上がると言う事でした。

この時に、音の表現を形容詞などで表現すると誤解の元になると痛感し、なるべく具体的に表現するように努めるべきであると悟ったのです。こちらで鳴っている音と余りに違うレポートを頂くと、何を頼りにそれを判断すれば良いか分からなくなるのです。

 この頃に頂いたご感想の一片を記しますと


> 届いたアンプでは、音の次元が違います。これはすごい。
> 当方のアンプもつなぐスピーカーが805matrix だとこのような素晴らしい音で鳴るのでしょうか。
> まったく信じられません!


と言うように、ハイパワーアンプなら結構良く鳴るものの、ご所有の α9/A やΕ-10H では、とても上手く鳴らせないと言う内容です。

この頃は他に何かあると思いつつも、まだネットワークの問題も気になっていて、スピーカーのインピーダンス上昇の問題も考慮し、打ち消しの為の直列素子を入れるように進言したりしましたが、少し効果はあったものの本質的な解決には至りませんでした。

 この頃になると O.M.さんもアンプの問題もさる事ながら、真空管時代に開発された JBL の問題点に気付き始めて居られたのでしょう。

真空管アンプと高帰還アンプ、又大きな箱に入れないと低音が出ない昔のスピーカーと小型エンクロージャーに入れてハイパワーで鳴らす現代のスピーカーの違い等々について、色々調査されたようです。

 D130+LE175 を聴いて衝撃を受けた時、鳴らしていたのは真空管アンプだった事も思い出されたのでしょう。

一度は真空管アンプで鳴らす必要性と、既に JBL を諦めて 805 MATRIX を探す気にもなられていたのだと思います。それから5日程音信が途絶えていました。

 真空管アンプを入手し、805 MATRIX も注文したと言うメールが突然ありました。

真空管アンプは3結シングルのミニパワーアンプでしたが、次のようなレポートが添えられていました。


> JBL とWRアンプでは高出力に比例して解像度は上がります。100Wの解像度はαZEROをはるかに
> 凌ぎます。しかし、しぶとく残り続ける「うまく鳴っていない感じ」があります。

 しかし、3結で鳴らすと

> これが管球アンプだとこの鳴らない感じがすっと消えているのです。
> 解像度は一気に落ちているのに、耳触りはとても自然です。

と言う風に仰っています。

真空管アンプだとずっと付き纏っていた違和感がスッと消えるようです。

どうも、WRアンプだと無理に JBL の穴を叩いているようです。しかし、次のようにも仰っています。

> 管球アンプの解像度はMMとMCのような違いがあります。いや、もっとあるかもしれません。
> WRアンプの解像度を聞いてしまうと全く笑ってしまう大雑把さなんです。
> しかし管球アンプですとユニットの発音の様子が全く異なり、総体的にこれが
> 当時のスタンダードな再生音であると納得できるような質感です。

 生の音を求めて近代的なスピーカーを高帰還アンプで鳴らすのと、昔ながらのゆったりした音を楽しむのと両極端を経験された事になります。

この音の違いの要因はアンプの出力インピーダンスの違いだと思います。

昔ながらのスピーカーはやはり当時想定された目的で使うべきなのでしょう。

無理に定電圧駆動するとコーン紙の振動が制動され過ぎてしまう為に、一部に耳障りな音が残ると考えられます。

D130 がアルニコを使っているのも裏目に出た感じです。

察するに昔の真空管アンプでも、それなりにダンピングが効いた音が出るように図られていたのだと思います。

 振動学的には、臨界粘性減衰係数に、系の粘性減衰係数が近付くと減衰振動は振動的でなくなり、単調減衰になってしまいますが、このような系は反応が鈍くなりますので、切れのある軽い音にはならないのです。

電気振動でも言えて、方形波特性を余り鈍らせるとアンプの音は硬直して来ます。
制動不足でリンキング状態になると音は荒れますが、少しアンダー気味で低い山が1つ見える程度が良いとされています。

 しかし、805 MATRIX が到着すると、

> 805MATRIX 届きまして、衝撃です!
> JBL と合わせて、もう必要のないものとなりました。

O.M.さんは生楽器の音を再現する為のオーディオを目指して居られますので、当然の結果となったのです。どのように衝撃だったかは次に示す文章から見て取れます。

> E-10H で駆動していますが、805 を慣らしきってやろうという先生の熱い思いがビシビシと
> 伝わってきます!第一印象だと低音が薄いかな?と思いやはり失敗だったかなあと思ったものの、
> しばらく聞いていると音がこなれてきたのか、バランスがよく感じてきました。

 ハイパワーアンプに比べてご自分のものは大きく見劣りがするとお感じになっていたはずですが、805 MATRIX ならものの見事に鳴ったようです。

音のバランスが聴くうちに良くなったのは、やはり長い間眠っていたスピーカーのエージングが進んだ為ですが、耳が小型スピーカーに慣れたこともあると思います。さらに、

> この小さな筐体SPでピアノがこんなに満遍なく聞こえるのは奇跡ですね!
> 掲示板や先生のメールに書いてある左手の最低音が聞こえるという記述はさすがに
> 言い過ぎだろう、聞こえていても蚊の泣くような微かな響きでしょうと思っていたのですが、
> まさかまさかこんなに聞こえるとは!


と仰っていて、私が Feastrex で体感した時と似たような衝撃を受けられたようです。この音が認識できると本当に幸せな気分になるから不思議です。

そして、やっとO.M.さんは納得の行く音を手に入れられたのです。

> 全体の音楽性は明らかに805 です。時間軸に沿って響きが繋がっていく感じに破綻がありません。
> 定位感もすごいです。よそ様のところでのJBL で相当大音量で試聴距離も離れて聞いた時にSPが
> 消えている感覚がありましたが、自宅では近接で歪みが多く耳につくのかいまいちです。
> それに比べればこの805はとても素晴らしい!スピーカーを意識することが全くない!
> やっと色々な呪縛から解放されました。

 この成功は B&W805 MATRIX でなければ得られないのではありません。

又 B&W805 MATRIX に WR アンプを無理に合わせている訳でもありません。

その証拠にサトウさんの追試でもっと小型で安価な DENON の USC-M3E を繋いでも「これだけでも十分立派な鳴りです。」と仰っています。

D130では過制動になり違和感が残りましたがその理由ははっきりしています。

現代のスピーカー、特にヨーロッパ系のものなら全く問題はないと思います。
どうぞ安心して、WRアンプをお求めになって下さい。
http://west.wramp.jp/datawr35.html


46. 中川隆[-13427] koaQ7Jey 2018年7月05日 13:24:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16318]
>>44
>よく言われる、「スピーカーケーブルは太い物をアンプと最短に繋ぐのが良い」という事が全くの間違いだという事をお分かり頂けるでしょうか。

>これは真空管アンプ時代に、悪いダンピングファクターをさらに悪化させない為に言われていた事で、こんな言葉は過去の遺物でしかありません。

>しかし、同じくCで紹介しました、科学的に考察しているサイト『オーディオの科学』でもこのように書かれているんですよねぇ〜。

>今のダンピングファクターの非常に大きいアンプに太いケーブルを短い距離でつないだ場合、過制動を起こし、躍動感のない、暗く沈んだつまらない音しか出てこないでしょう。
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


スピーカーケーブルの長さで音が変わる  

スピーカーに限らず、オーディオシステム、部品間を繋ぐ電線の問題は実に頭の痛い問題である。つながないことには音が出ないので、電気を使う装置の宿命としてつきまとう。電線不要の蓄音機がうらめしい。この問題であまりに悩むと電線病となる。すべてを電流伝送にすればよいのだが、あらゆるコンポーネント間が電圧駆動になっているため、この問題は避けて通れない。ここでは、私の考え方と解決のヒントを紹介しよう。

  WE755Aは、8インチの秀作、不世出のフルレンジ・ユニットである。このスピーカーは、高能率で実に細かい音を再現するに長けているが、ボイスコイルのインピーダンスが4オームと低く(ごく普通のスピーカー・ケーブルでは特に顕著だ)、アンプとの接続が全長1メートルくらいでは20センチ程度の長さの差があると音に出てしまう。むっとして、ケーブルを短く切るが、短ければ短いほどによい。理論的にも現実的にもケーブルは無いのが理想的である。将来は、スピーカーも電流駆動にしたいと思っているが、この分野はまだまだ研究が必要だ。  

  低いインピーダンスのスピーカーは、ケーブルの影響を受けやすい。下図左にあるように、SPケーブルが長い場合、ケーブル自体の抵抗が多くなり、アンプ側からみると、ボイス・コイルを駆動しているのか途中の配線を駆動しているのか、訳がわからなくなる。WE755Aスピーカーのボイスコイルは、銅線を直径1インチのボビンに35回程度巻いてあるだけである。交流的には磁界内でインピーダンスを持つが、DCR(直流抵抗)では、2オーム程度と低い。周波数が低くなってくるとDCRはより大きな問題となってくる。
 

  プロ用システムの600オームインピーダンス伝送  

家庭用の装置では、ケーブルの長さは数メートル程度でおさまるが、劇場や野外PAなどの場合では、このケーブル長が数十メートルに及ぶことがある。このため業務用の装置では、アンプからの出力インピーダンスを高く送り出している。歴史的に業務用の装置ではアンプからは600オームの送り出しにして、スピーカーのすぐ近くにマッチング・トランスを設置し、ここでスピーカーのインピーダンスにあわせる。ケーブルが短い場合は、当然トランスを入れないほうが音質的に優れるが、使用される環境が特定できないプロユースでは、安定した性能を発揮するために、高めのインピーダンスで送り出して、マッチングをトランスで取るようにしている。

  多くのウエスタン・ユーザーは、シアター用のシステムをそのまま自宅のリスニング・ルームに持ち込んで聴いていると思われる。バランスどりもこのプロユースのインターフェースで行っている。しかしながら、ホーム・ユースでは、ケーブル長が短ければ、高いインピーダンスで送り出す必要もなく、間にマッチング・トランスを入れる必要もない。これら取り去ることにより、理論的にも現実的にもシステム性能は、飛躍的に向上するはずである。束縛から解き放たれたウエスタンのドライバーは、想像を絶する音の世界を現出する。基本性能の高さをいかにマスクして使いやすくしているかが、如実にわかる。しかしウェスタンのドライバーを、素の状態で他の装置とバランスをとるのは、至難の業である。これはレーシング・マシンのチューニングの世界に通じるものがある。


 
  リモート・トランス方式  

  高性能のスピーカーケーブルは、非常に高価である。私のように懐に余裕のない者は、数メートルのケーブルに十万円も出せない。というか、もともと無いのが最高の状態のものに、泣く泣く資金を投入するというのは、技術的にも忍びない。そこで、数メートルの範囲であれば、アンプの出力トランスをアンプの外に出してしまえ、ということになった。これが、私流のリモート・トランスという方法である。普通は出力トランスは、上左図のようにアンプのシャーシの中に収まっているが、これを外して上右図のようにスピーカーのすぐ傍にもってきてしまう。そうすると低インピーダンスの配線部分は、とても短くてすむ。数十センチくらいと短ければここには、目いっぱい高いケーブルを使ってやることもできる。

アンプとトランス間は、高目のインピーダンスでつながっているし、電流は数十ミリアンペア程度と極めて少ない。よってケーブル延長の影響は、スピーカーの場合より圧倒的に少ない。但しこのケーブルには数百ボルトの電位があるので、感電に気をつけないといけない。またアンプとトランス間はすべてはんだ付けでやらなければ危険である。回路がプシュプル方式の場合は、お金さえかければ、さらに効果的な回路構成をとることができるが、一般の人にはお勧めしない。ここで節約した資金は、別の場所に投資したほうがいいと思う。


  モノーラル・アンプを使う
 
このリモート・トランス方式にしなくとも、モノラルのアンプを2台にして、それぞれをスピーカーのすぐ傍に置く手がある。この場合、コントロール・アンプとメイン・アンプの間のケーブルは、通常の電圧伝送であっても、まだまだ伸ばす余裕がある。スピーカーのケーブルは、ボイスコイルのインピーダンスが低いので延ばせないのである。私の使用しているウーファーRCA 1444のインピーダンスは、30オームである。よってケーブルの影響を受けにくい。これも業務用のものである奥ゆかしい仕様になっている。反面、ネットワークのインダクタが巨大化するが、その点は本HPのネットワークの項目も参照されたい。
http://homepage3.nifty.com/western/audio/sp_cable/sp_cable.htm


▲△▽▼


デッカ「デコラ」はBUDの宝物。古いSPから新しいレコードまでなんでもよく鳴ります。

つい最近使われているスピーカーコードを古い単線に換えてみました。

ところがどうでしょう、高音がきつく、堅くてうるさい音になってしまいました。

換えた理由はオリジナルがビニール被膜だったからです。ビニール被膜のコードは音が良くない!と頭で決めた先入感があって、いつかは換えてみたいと思っていました。しかし結果は全く裏目に出ました。安心して音を聴いていられないのは、落ち着かないことこの上なしです。

さらに悪いことに、オリジナルのコードを捨ててしまったのです。ああなんということを、と思っても時既に遅し。覆水盆に返らずです。そんなこんなで居ても立ってもいられず、取り敢えず単線は外し、布被膜の撚り線にしてみましたが、多少の改善は見られたものの、「デコラ」オリジナルの音には復しません。

ビンティージ・オーディオはそれが創り出された当時の完成度が、コード一本によって歪められ、バランスが崩れてしまう、ということが本当によくわかりました。オーディオはトータルバランス。
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/4989053.html


鳴り過ぎないオーディオ

開店以来13年間、十分満足にこれといった不足もなく聴いてきたバドのオーディオなのですが・・。時に、人間は欲という魔が差すことも、そして僕もしかり。

前に書いたとおり、デコラのスピーカーコード交換は大失敗。音質は向上しましたが、音色・音味が馴染めなく落ち着かないという結果でした。

同様にメインスピーカーのヴァイタボックスもスピーカーコードを交換してみようと。
動機は単純、もっと良くなる(よく鳴る)んじゃないかという欲から出たこと。

では、こちらの結果はどうだったかというと、交換前と比べシンバルとベースの響きがよく聞こえるようになりました。つまり、音域の情報量が増え、さらに音がぐっと前に出てきたのです。

こう書くとよいこと尽くめのようですが然に非ず。この音が意外にも耳にうるさい、と感じてしまう結果に。

ヴァイタの音は抜けよく長時間聴いても疲れないスッピンの良さが特徴。
元通りのさりげない音に戻し、もういじるのはやめることにしました。
元に戻ってホッと安心し落ち着きましたよ。

音は鳴り過ぎるとうるさく疲れますね。今回のコード交換は、欲がほどよいバランスを崩し、平常心を乱す格好の例となったようです。何事も欲張らず「過ぎたるは及ばざるがごとし」でいきましょう。

A-7の箱にヴァイタボックスのホーンドライバーS2・ウーハーはAK156。
ネットワークはウェスタンのオイルコンとトランス。
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/4991115.html

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常識的にはスピーカケーブルの抵抗値は低い方が良いのですがそうでもないことが多いことは皆さんもよく御承知のことと存じます。とくにこの Goodmans Axiom80 はその最たるものでしょう。ラウザーユニットとは異なってインピーダンス変動が大きく、常識が通用しないことは驚くべきものがあります。

単発使用では定電流駆動に近い特性のアンプがベストなのですが2発、4発ではそうではありません。近いうちに指定4発箱に入れたシステムをつくる予定ですがアンプは新たに作る必要があるでしょう。
http://www.audio-maestro.com/ma2.html

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ウエスタンのシステムをオリジナルの状態のコンビネーションで使用するというのは、ある意味で正解である。ウエスタンは、まさにその状態でバランスをとっている。

ウエスタンのスピーカーのリード線などを見ても、こんなところに細くて純度の低い銅線を何故使用するのだろうかと思うが、実はそれでもってバランスをとっている。6Nや7Nを使用すると破綻することがある。594Aのダイヤフラムのリード線も細い。オリジナルのWE755Aのリードも初期は細い。

アルテック以降の755Aでは、"良い"銅線が使用されている。バランスというものの本質が分かっていない後期の設計者が、抵抗値が低ければよい音になるだろうと思って、変えてしまったものかも知れない。いずれにしろ、ALTEC 755Aは、外見も仕様も全く同じだが、Western 755Aの音はしないのである。
http://homepage3.nifty.com/western/audio/nazo2/nazo2.htm


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ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーなど、本物のF1マシンです。

100万円の、ゴミケーブルごときレベルのもので、鳴らせるわけがありません。
500万円の、ゴミアンプごときレベルのもので、鳴らせるわけがありません。

スピーカーとアンプ、又は、ケーブルとの相性が合うだの合わないだの、低いレベルの話を、いつまでも言っていてはダメです。

F1のレベルは、「品質と技術の絶対的な高さ」だけです。ただそれだけです。徹頭徹尾、それが要求されています。F1レースの世界と全く同じです。

そして・・、

例えケーブル類が全て、第一級品のプロ用であって、健全なものだったとしても・・・、

アンプは? 

ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーの設置角度、高さ、奥行き、場所は?、

一ミリ単位で、全てその音から逆算していって、本能的に計算できるでしょうか?、

部屋の音響処理は?、

そして、たった一個のプラグが音に与える影響まで、この箇所は金か銀か、全ての箇所を、一つも間違えずに、音から、一つの前後の狂いもなく、全プラグの正解を逆算できますでしょうか?


音響処理グッヅなど、さらに混乱を招いてしまうだけに終わり、ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーの前では、害悪になるのみで、これもまたゴミに過ぎません。全く役にも立たないどころか、足を引っ張る程度のものばかりなのです。

自分の耳で、目で、肌で、部屋の中を徘徊している音の複雑なルート、それが全て明瞭に見えているだけの「能力」がなくてはなりません。同時に、周波数特性の計測装置より正確に、全てのケーブルと機材の特性が、耳で把握できなくてはなりません。

ウェスタンエレクトリック(WE)のフィールドスピーカーとは、それほどまでに恐ろしいものだと認識されてください。

そこまでは無理だと、誰でも思われるでしょう。そう思われるのであれば、「妖刀」には、絶対に近づいてはならないという「印」です。

それが、し・る・し、です。


又は、音の修行僧として、一生涯を送るかです。

選択は、二つに一つです。例外はあり得ません。


もう一種、同程度に恐ろしいものを書いておきます。アルテック612Aモニター(銀箱)のオリジナルです。別の箱に604ユニットが入ったものは、その限りではありません。612A(銀箱)オリジナルには、WE同様、絶対に近づかないでください。

612A(銀箱)オリジナルも、上記の能力が全く同レベルで必要な「妖刀」、「化け物」です。鳴らしきれるはずがありません。
http://www.procable.jp/setting/17.html


- アルテックA5とベルデン8412・88760・衝撃のメール-
https://procable.jp/setting/21.html

アルテックA5とベルデン8412・88760・衝撃のメールの内容:

「昨日帰宅いたしまして、8412と88760に交換しました。聞いているうちに段々腹が立って来まして、外したばかりの○○○の○○○○○○○○や○○○○○○の8Nコードや8Nスピーカーコードをまとめてゴミ箱に捨てました!!

一体今までなんだったのでしょうか。先日、セミプロとしてCD制作をしている伯父にWE16GAを分けてあげましたところ、自分の録音したCDをオートグラフで再生して大変なショックを受けたそうです。

すぐに20m購入するよう依頼されました。ほんとにプロケーブルさんは罪深いですね。どうしてくれるんですか!(笑)。

p.s. アルテックA5が生き返ったように鳴っています。」


以上です。

ゴミ箱に、非常な高額で買ったケーブルを、即座に捨てる・・・。

クラウンD45を購入されて、100万円以上のアンプを二台とも人にあげてしまったかたも、実に驚異でしたが(クラウンD45のコメント欄に掲載してあります)、このかたも似たような印象を受けるものの、少々別の意味で、驚異です。

高額なケーブルやアンプを全て売却されてしまったかたは、今まで、それこそ数え切れないほどおられました。が、ゴミ箱に、そのような高価なものを、実際に捨ててしまったというかたは、実は、はじめてです。ゴミだと思われたのでしょうか。それは分かります。捨てる意味も分からないわけではありません。しかし、人にもあげず、売却もされず、その場で「即座に」、「有無も言わさず」、ゴミ箱なんです。

こういうかたがたは、非常に特殊だと思います。腹をくくってみえるのでしょうか。たかが音のことなので、何に対して腹をくくるのか、というような馬鹿馬鹿しいことであって、大袈裟な問題でもないのかもしれませんが、100万円のアンプをさっさと人にあげてしまったかた同様、企業などのトップのかたなのでしょうか・・・、生きかたそのものが、我々凡人とは少し違うのでしょうか。例えそうだったにせよ、これ実は、音というものの本質、怖さを、明瞭に示す例かもしれません。それであえて、匿名にて、掲載させていただいた次第です。

自分に同じことができるかどうかを考えると、これが実に「驚異」であることが分かりますでしょう。

それとも単に、腹が立ってヤケクソになってしまったのでしょうか・・・。

本当の原因は、おそらく、少し違うところにあります。


■アルテックA5と、べルデン8412・88760の関係のもたらしたもの

注目すべきは、このかたのスピーカーは、アルテックA5だということです。アルテックA5ともなりますと、よほどに良いケーブルでないと、全く鳴りません。鳴らないだけなら、それだけのことですから、いいのです。実にその程度のことで済むことではなく、いい加減なケーブルを一本でも混ぜただけで、たったそれだけのことで、ひどい仕打ちをオーナーは受けることになります。まったく、聞いておれないのです。まるで「拷問」を受けているかのような、ひどい音に、毎晩、来る日も来る日も、苦しめられるのです。

このかたは、「拷問」に耐えながら、長年ずっと我慢し続けてこられたのでしょう。性能的に低いスピーカーは、いいのです。ケーブルがボロくても、聞いておれます。それなりに鳴ります。これはスピーカー側が、それほど鋭敏に、ケーブルの欠陥まで出してくるほどの「能力」がないためです。結果として、それが三流の音にしかなり得ないにせよ、「それなりの」鳴り方をします。

ところが、アルテックA5では、ごまかしが、全く効きません。WE(ウェスタン・エレクトリック)のフィールドスピーカー同様、民生用ケーブルでアルテックA5など鳴らすのは、はじめから、とても無理な相談です。そのあたりの事情、つまり、アルテックA5を鳴らし切るために、大金を支払った結果、かえってひどい仕打ちと苦痛を与えられ、何の意味もなく、「拷問」に長年耐えてこられた・・・。そのことこそが、このかたが、腹をたてて、ヤケクソになって、8412と88760を入手した結果、それまでのボロケーブルをゴミ箱に捨ててしまったというのが、本当のところなのでしょう。

このコーナーの、17項目めの

「記憶に残る人」
https://procable.jp/setting/17.html

という記述の中で、「まずは高額なケーブル類全て、ゴミ箱に捨ててください。」とのメールを送信してしまったというのは、WE(ウェスタン・エレクトリック)のフィールドスピーカーの「拷問」、その、深さと苦しみ、想像を絶するほどの痛み、そして、そのかたの悲痛な声、肥溜めに落ちてしまい、糞尿に足を取られ、這い上がれず発しているかのような「うめき声」を聞いたがゆえ、掛け値なしの、本気で書いたことであります。
https://procable.jp/setting/21.html 


47. 中川隆[-13426] koaQ7Jey 2018年7月05日 13:47:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16318]

スピーカーケーブル - 1121080635 - したらば掲示板
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1121080635/

1: anny :2005/07/11(月) 20:17:15 HOST:i220-220-67-161.s02.a017.ap.plala.or.jp

SPケーブルにより音質がかなり影響あるとされていますが、懐古録ファンのみなさんはどんなケーブル仕様をされていますでしょうか。太い線には低音が細い線には中高音が良く乗るとAT社のHPに掲載されていますが、具体的にはどうなのでしょうか。また、良い情報や良くない事例がありましたら、ご教示いただけませんでしょうか。ちなみに私のSPケーブルは自作で、屋内配線Fケーブル2mm単心+多線ケーブルを合わせた複合にてつないでいます。低音がやや増したのと今まで聞こえにくかった小音もクリアになった感があります。


2: 信濃の山猿 :2005/07/11(月) 23:23:12 HOST:i220-221-206-196.s02.a020.ap.plala.or.jp

SPケーブルは3社程のオーデオメーカーのケーブルを使用しましたがSP付属のケーブル
が良くなかったのと、線材の硬いものは音が高域に寄るようです、ケーブルのシースの
部分は柔らかい物のほうが癖が少ないようです、理論的には色々あるみたいです、それ
と当たり前のことですが、ケーブルは短くて曲げ易く方向性とエージング効果があると
ゆうことです、私は電源用ケーブルに手を加えて使用しています、1mン万円のケーブル
でないと差をそれ程感じていません。

3: 音吉。 :2005/08/15(月) 22:32:52 HOST:FLA1Aby040.osk.mesh.ad.jp

オーディオ機器にはそこそこ資金を注ぎ込んだけれど、SP
ケーブル(電線)に多くの資金を費やす気持ちにはどうもなれ
ないで今に至る。ずっと切り売りケーブル購入だが、今はそ
れほど高価でもない日立6N-LC/LC-OFCCLASS 1の6NSX-212Mを
各スピーカに2本使用しシングル接続している。かなり気に
入ってはいるが高価なメーカ製ケーブルもなぜか気になる。

4: 水谷 :2005/08/15(月) 23:49:04 HOST:253.126.150.220.ap.zero-isp.net

1m/300円の、ホームセンターで買った電力用3.5スケア4芯のキャブタイヤケーブルを使ってます。
線が細いと抵抗が増えて、電流の大きい低音が影響を受けるのではないかと…
端子に入る最大の太さのケーブルを使ってます。
アンプやスピーカーの交換に比べると、音の違いはずっと少ないと思います。
単線のFケーブルは、古いスピーカーの端子が壊れそうなくらい硬かったので使いませんでした。
何ヶ月かに一度、先端を切って新しい部分を出して使うので
SPケーブルは消耗品とみて、高価なケーブルは使う気にはなれません。
剥き出した銅線はアルコールなどで拭かない方が良いそうです。
酸化防止の膜が無くなっちゃって、すぐ表面が酸化して艶が無くなってしまうとか。

5: ホームセンターの名品 :2005/08/16(火) 05:33:40 HOST:ACCA1Aac022.aic.mesh.ad.jp

インターホンの配線用に使う細い(被覆も含めて1本の直径が1ミリ程度)の安物の電線が、最高に音が良いとの話も有ります。安いから使っているのではなく、音が良いからだそうです。先入感では低音が出ないような気がしますが、出ると言う話です。私はまだ使ってはいませんが、どなたか試された方ありますか。戯れに実験しても安いものですので、機会を見つけて実験したいと思っています。また、どんな高価なケーブルでも同じですが、先端部分を頻繁に切って新しい部分を出して使わない事には、高価なケーブルも使う価値が半減すると思います。

6: 裁縫 :2005/08/16(火) 05:45:22 HOST:ACCA1Aab045.aic.mesh.ad.jp

昔、クリスタル・イヤホンの、糸の様に細いコードで、DS-251をドライブした事がある。
音はでる。さすがに苦しそうだったけど。
でも、一本が一ミリならクリスタル・イヤホンのコードに比べれば大口径と言っても良い。
後は音質次第。


7: K.S. :2005/08/16(火) 16:08:31 HOST:ZL059113.ppp.dion.ne.jp

細いのはインターホン用、太いのは14スケのアーシングケーブルまで試した事があります。
長さは50cmから30mのコードドラムまで試しました(30mの方が良いと言った人も何人か)。
私の場合はマルチなので帯域別にケーブルを変えていますが、低域以外は何使っても大差ありません。
経験的には全帯域で使うなら太すぎも細すぎも良くなさそうで、2スケ程度が丁度良いような気がします。
勿論、お使いのシステムや好みの音によって一概に言えない事は当然ですが・・・
また、機器変更のような大きな差は出るハズもないので(そう言うとアンプを変える以上に・・なんて言う人もいますが)
大金をつぎ込むのはどうかと思います。
スピーカー用だったら1m1000円も出せば十分では?

8: ワンダーソリトン :2005/08/19(金) 07:02:10 HOST:eaoska234250.adsl.ppp.infoweb.ne.jp

個人的には、ケーブル類では、スピーカーケーブルが一番、楽というか、
摩訶不思議な変化が少ないように感じています。
スピーカーの音質傾向にに合わせて、全体的に柔らかめなら、締めようとか、
太めなら、繊細にもっていこうとか、バランスを取ればなんとかなるような感じです。

その相性は、ケーブルの価格とあまり相関関係はなくて、
むしろ、ケーブルのキャラクターを判断するする方が、大事かと思います。
スピーカーがらみで、一概にこうとは言えませんので、
色々試されるほうがよいのではないでしょうか?

9: 携帯もau :2005/08/19(金) 18:28:41 HOST:p6286f0.ykhmac00.ap.so-net.ne.jp

おいら、こないだカナレの305ってケーブル買ってきた。売り切りされてて、
SPケーブルなのか分らんかったけど、見た目で購入(´д`;
�壓いで鳴らしたら普通に音出たし癖も無く音像が前に出てきて前使ってたのより
良くなった。
それにしてもカナレの305って何のケーブルなのやら・・・^^;

10: つばき :2005/08/19(金) 19:23:30 HOST:vip1.lcv.ne.jp

私もカナレ愛用してます。とにかく安くて良い。
カナレ 305なんてありましたっけ?

11: ユーザー :2005/08/19(金) 20:04:51 HOST:p5104-ipad89marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp

水谷さん
キャブタイヤケーブルなら2芯のほうがいいですよ。4芯だと被膜が薄くなって
強度が下がってしまいます。キャブタイヤケーブルのいいところはがっちりした
つくりですから。

12: 無名大好 :2005/08/19(金) 20:35:41 HOST:ACCA1Aaf007.aic.mesh.ad.jp

キャプタイヤじゃないけど、100V電源配線用の平行ビニールコードは音が悪かったな。むかし、となりの部屋まで、方チャンネルあたり15Mから20Mひっぱったことがあったけど、音に雑味を(ザラツキ)感じた。舌に何か不純物が残るんだ。芯線をむいてみても、銅に艶が無い。いかにも純度が低そうな銅だった。あれ以来、最低限、電源ケーブルは使うのをやめている。それ以外から選ぶが、ブランド品は買わない。安い無名の品を買うね。誰も名前を知らないものをネ。いくら安くても名のあるのは、ブランド信仰と安物買いのスケベ根性がどっちつかずに迷ってるみたいで、どうもね。

13: ユーザー :2005/08/19(金) 21:06:11 HOST:p5104-ipad89marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp

無名大好さん
1m4〜500円のキャプタイヤなら4Nですよ。お勧めは秋葉のオヤイデで売ってるやつ(今も
あるかは?)。確かにブランド名だけで高いもの買うのは嫌ですね。もっとも最近は有名ブランド
でも安くていいものもありますよ。最近買ったAKGのイヤフォーンは3000円以下ですがなかなか
良い音出します。

14: 水谷 :2005/08/19(金) 21:35:24 HOST:174.126.150.220.ap.zero-isp.NET
>>11
うちでは4芯が標準です。
何故4芯かというと、スピーカーの端子にはそのまま太いケーブルが付くのですが。
アンプ側の端子が、2芯の太いのでは入らなくて、断面積を太くしようとすると。
先端を2つに分けて、A端子とB端子に入れて、A+Bで鳴らす事になる為
アンプ側の端子が小さいと言う理由で、結果的に4芯が必要なのです。

15: 携帯もau :2005/08/19(金) 23:47:23 HOST:pddea66.ykhmac00.ap.so-net.ne.jp
>>10
ケーブルに305って書いてあったもので^^;
L−2T2Sっすね。ただ切り売りだったのでスピーカーケーブルなのか何なのか
不明なんだけど、安くてそれでいていい音で鳴ってくれて世は満足じゃって感じですかねw

16: 貝の耳 :2005/08/20(土) 08:10:24 HOST:ACCA1Aad043.aic.mesh.ad.jp

疑問「いつも太い方が良いのか?」

「大は小を兼ねる」という言葉があるが、あれはウソだ。海に潜るシュノーケルを買うときに、筒の大小があるのに驚く。正確な表現ではないかも知れんが、あれは肺活量の大きい男性は大を買い、小さい女性は小を買うためにあるんだ。女性が大口径を買うとかえって息苦しいそうだ。なぜかと言うと、流体がパイプを流れる時にはストレスの少ない、流れやすい最適な口径と言うものがある。化学工学などで研究している分野だ。同様に電気も流体と考えると、低能率SPを馬鹿でかい音で鳴らしている人以外は、細いスピーカーケーブルが合うんじゃないかな。何でも太けりゃ良いというのは本当に正解なのか?

17: ダンボの耳 :2005/08/20(土) 09:43:03 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net

貝の耳さん、話の例えがシュノーケルでは、何ともいえません。

太すぎず、細すぎずが良いでしょう。スピーカーケーブルに送電線を持ってくる人もいないでしょう。
あとは、好みと資金力で決めればよいでしょう。スピーカーケーブルにも、数百万円のものも存在するようです。金銀プラチナまであるようです。

18: 水谷 :2005/08/20(土) 10:03:33 HOST:174.126.150.220.ap.zero-isp.NET

>スピーカーケーブルに送電線を持ってくる人もいないでしょう。

2年ほど前、バイクで走っていると
目の前に送電線(?)を1m位にカットしたモノを、山のように積んだトラックが…
「うわっ!アレ欲しい〜っ!」と思いましたが、1本の直径が1cm位(以上?)の
銅の棒が20本ほど撚ってあって、超極太の棒になってました…
「絶対、端子が破壊される…」と思ってあきらめました★
太すぎると機器が破壊されます、たぶんきっと。

19: つばき :2005/08/20(土) 10:05:02 HOST:vip1.lcv.ne.jp
>>15
編組シールドケーブルですね。マイクケーブルらしいです。
そうですね。私も安くて良い音だと思いますよ。

20: 冷凍マンモスの耳 :2005/08/20(土) 14:54:26 HOST:ACCA1Aae220.aic.mesh.ad.jp

私はオーディオを35年ぐらいやってます。
途中に数年間休眠してから、何年ぐらい前だろう、カムバックして、再びオーディを読み始めましたら、
「電源の極性合わせ」が盛んに紹介されていました。昔のオーディオ誌にはそんなものは存在しません。
休眠している間に「オーディオ界も病んでしまった」と思いました。
昔のオーディオ常識から言えば病的なほど細かい話だからです。
スピーカーケーブルで音が変わるなんていう事も昔は常識だったどうか定かではありません。
当然バイワイヤリングもありませんでした。
大型端子もありません。
こんなふうに「今日の常識が、明日の常識ではない」ことは35年間の年月から教わりました。
冗談では無く「スピーカーコードは太いほど良いのか」という疑問は、
新鮮で革新的だと思います。
それが明日の常識にならないと、誰が断言できるでしょうか。

21: リッツまん :2005/08/20(土) 15:13:50 HOST:ACCA1Aae042.aic.mesh.ad.jp

そういえば、昔「リッツ線コード」なるものがありましたね。電気は直流の内はコードの断面を均等に流れます。しかし、交流になり周波数が高くなるとだんだんと表面を流れるようになります(表皮効果)。そして終には電波として空中に飛んで行きます。このとおり高域までよく流れるスピーカーコードが欲しいなら、コードは断面積よりも表面積が大きい方が良いのです。だから、絶縁した細いコードをたくさんまとめたリッツ線スピーカーコードが、音が良いと言われていた時代が有りました。私もリッツ線コードを使っていた事があります。理論通りなら高域特性の良いリッツ線は今のスーパーオーディオにぴったりです。でも、最近はあまり評判を聞きません。どうなっているんでしょう。もしも消滅していても、実験してみる価値はあったのだと思います。その積み重ねが今のオーディオ界を作っているはずだからです。
シュノーケルの話は大変良く分かります。新聞紙を丸めて筒を作って実験すれば、だれでも小難しい理論無しで物事には最適値が存在する事を知る事が出来ます。

22: うん? :2005/08/20(土) 17:43:24 HOST:p578012.tokyte00.ap.so-net.ne.jp

>何でも太けりゃ良いというのは本当に正解なのか?

誰もそんな事は言ってないと思います。
「太けりゃ良いと言うものではない」という常識は存在します。静電容量が増える為です。
>「電源の極性合わせ」
日本の電源は片側がアースされているので変わるのが普通のような気がしますが。
私自身は25年前ぐらいから知っていたような気がします。
>スピーカーケーブルで音が変わるなんていう事も昔は常識だったどうか定かではありません。
35年前でもそういう内容は紹介されていましたし、その為にオーディオ店には何種類かのスピーカ
ケーブルが置いてありました。
ただし現在ほど高価なケーブルはなかったですし種類も今ほど豊富ではありませんでしたが。
>「リッツ線コード」
今でもありますが別段「リッツ線コード!」と表立って表記しても特に目を惹かないので書いてない
だけと思います。

23: パラソル :2005/08/20(土) 20:57:07 HOST:ACCA1Aaa185.aic.mesh.ad.jp

「太けりゃ良いと言うものではない」というのは本当に現代の常識ですか?
皆さんは値段と評判が同程度なら、太いコードを買いませんか。
私なら買います。
それとも皆さんは、
「わが家のシステムには細いコードが合う」からと、
あえて細いのを買うのでしょうか。

24: プアーまん :2005/08/20(土) 21:03:57 HOST:ACCA1Aaa165.aic.mesh.ad.jp

リッツ線コードが目を惹かないのはなぜでしょうか。理論に誤りが無ければ、いくら新素材が開発されても、リッツ構造にする事で、さらにその上の性能を発揮する事が出来るはずだから、永遠にトップを走り、けっして廃る事はないと思うのですが。

25: ユーザー :2005/08/21(日) 00:00:55 HOST:p5104-ipad89marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp 水谷さん
私の昔使ってたサンスイAU−D707もSP端子の穴は小さくてSPケーブルを半分ずつ
分けてつないでました。後にグレードアップしたAU−AL907は3.5スケなら楽々
入りましたが。故長岡氏が4芯より2芯のほうがいいと仰ってたので。ご参考までに。

26: 水谷 :2005/08/21(日) 00:44:50 HOST:174.126.150.220.ap.zero-isp.NET


>>25
うちは最初2芯でしたが、結局4芯になりました。
極太の2芯が、近所で手に入らなかったもので…


>>24
今は同じ断面積で、表面積が2倍ある極薄平角線というのがあるそうです。
非常に高価だそうです★

基本的に表皮効果は、断面積が減少し、導体抵抗が増加すると共に
導体抵抗値に周波数依存性が生じるモノらしいので
抵抗さえ増やさなければ周波数依存性は出ないのかも???
結局は「太ければOK」なのかもしれません。

もしかするとメーカーは、高価な電線を売るために
わざわざ細いケーブルを作って、抵抗を作ってんのか?、とか思ってみたり。

表皮効果まで考えると、デジタルの高周波ノイズまで通したりしないか?とか
太いケーブルの静電容量で、高周波カットしてるのになぁ…とか
考え出すと辛いので、1m/300円でいいやと…、この値段でこの音なら十分。

単純に太ければ抵抗も低いですし、4芯にすればさらに半分に☆
4芯ならインダクタンスも減りますし☆、代わりにキャパシタンスは増えますが
可聴帯域のはるか上への影響ですから、高周波ノイズをカットしてくれる事はあっても
聴こえる高音をカットする事は無いかと…
個人的な好みで、高音よりも、低音の量感重視だったりします。

良く考えると、今のシステムになってからSPケーブル、ずっと変わって無いや…

27: うん? :2005/08/21(日) 03:16:34 HOST:p578047.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >リッツ線コードが目を惹かないのはなぜでしょうか。
目新しくないし取り立てて騒ぐほどの効果がないからだと思います。
表皮効果による信号減衰は、ケーブルの抵抗値がスピーカーのインピーダンスに
比べ十分に小さいため無視できます。

28: グチグチマン :2005/08/21(日) 05:48:44 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net SPコードで音質が驚くほど変化することはずっと昔に経験済みですし、その理論的裏づけは皆さんの
述べられている通りだと思います。(私の場合6m〜8m程度の長さ)
しかし、定性的にはそうですが、現実には定量化しなければ余り意味をなさないのでは、と思います。

アンプから50cmのコードで事足りるコードを100円/m程度の線と何万円とする線を繋ぎ変えてみて
その音質の変化がブラインドでわかる人ならば、スピーカー本体の中で結線されている極々細い単線まで
交換せねばなりますまい。

それが識別出来ない程度の耳の持ち主ならば(私デスガ)安心して経済的な価格の線を使えます。

去るオーディオショップの試聴会で、水道パイプの太さのケーブル(spが吊り下げられる強度有り)を
B&Wの小さなspに「ウンコラショッ!」と引っ張って来て繋いでおりましたが、
出てきた音は我が家のspの音よりショボイ!(個人的判定につき要注意!)

ケーブル抵抗値を問題とするのであれば、ネットワークに入っているL成分を無くすことが先決です。
spをアンプ直結で鳴らした音と、ネットワーク経由の音を比較すれが大抵のマニアは瞬時識別出来る筈です。
L成分が大きいspは駆動アンプのDファクターに大変影響を受けます。
低音が出なくて困っている方はD数値の小さい安価なアンプを使えば質は別にして量は得られます。
理由は定かではありませんが、これは高域の音質にも影響があります。

専門のspメーカーで従事したエンジニアさんに訊けばこの事は確かでしょう。
以上は私の少ない経験から感じたことです。
(ps:私はカナレの100円/m程度のコードで事足りて居ますが)

29: パラソル :2005/08/21(日) 06:22:07 HOST:ACCA1Aae197.aic.mesh.ad.jp 私は普通のラジカセで内部配線されたスピーカーコード(片チャンネルあたり約50センチ)を、戯れにPCOCCのコードに交換したことがあります。そうしたら音が激変しました。ビックリするぐらいクリアーになりました。クリアーになりすぎて、他のプアーな部分が(例えばチューナー部のクオリティーの低さ)露呈し、聴くに耐えない音になったため、慌てて元にもどしました。50センチの交換は想像を絶するほどの音の変化があります。

30: グチグチマン :2005/08/21(日) 07:04:58 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net クリアになって聞くにた得ない音というのはバランスが悪いからではないのでか?
普通はクリアになることはいい事ではありませんか?
バランスを崩しての話はこの場合論外と考えて頂けないですか(笑)
極端なはなし、3wayの高級機のウーファを外せば聴くに堪えない音になります。




31: 懐古マン :2005/08/21(日) 07:37:40 HOST:ACCA1Aab204.aic.mesh.ad.jp グチグチマンさん。
パラソルさんは「50センチの交換は想像を絶するほどの音の変化があります。」と結んでいます。
これはグチグチマンさんの「スピーカー本体の中で結線されている極々細い単線まで交換せねばなりますまい。」に同意した、
グチグチマンさんにエールを送る話だと思います。
それに対するお礼の言葉は?

それから単純にクリアになることを目指しているなら、
とっくに懐古的オーディオなどからは足を洗っています。
クリアだけじゃない味わいが有るから懐古的オーディオの価値が有るんですよ。
違う?

32: CD愛好家 :2005/08/21(日) 11:07:14 HOST:v066100.ppp.dion.ne.jp 「エージングも関係しますよ。」
おそらくターミナルとケーブルの接合部が”なじむ”のではないかと思いますが、
取替え直後には判断できないと感じた経験がありました。

ベルデン8470のことなのですが、交換直後は何の変哲もない普通の癖の無い音でしたが、
しばらくして本領を発揮したように克明な描写に変わってゆきました。
簡単に表現するとモニター用という感じで、現在はこれを使用中です。
見た目はショボク値段も安く、近隣のオーディオショップでも
相手にしていないケーブルなのですが・・・・(不思議)

33: うん? :2005/08/21(日) 19:08:24 HOST:pae202d.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >ベルデン8470
8470も良いですが9497もオススメです。

34: 山田たろう :2005/08/21(日) 19:17:11 HOST:ACCA1Aaf147.aic.mesh.ad.jp 私は人のHNにケチをつけられるほど美名の持ち主ではないが、
それでも君に忠告する。

「うん?」っていうのは、やめたほうがよいな。

偉そうにふんぞり返って、人をコバカニしている奴みたいだ。
ケンカを売るときならそれでいいかも知れんが、
そうでないときまで「うん?」でいいのか?

35: 信濃の山猿 :2005/08/21(日) 19:37:21 HOST:i58-93-2-184.s02.a020.ap.plala.or.jp 以前にもかきましたが、キャブタイヤの電力用のケーブルを使用していますが
ケーブルを床から浮かすような工夫をして好音質をえています、具体的には、
ナイロンパイルの付いたテープをケーブルにスパイラルに巻いて使用していま
す(SPケーブルは床の振動が以外と悪さをしているようです)

36: うん? :2005/08/21(日) 19:39:25 HOST:pae202d.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >人のHNにケチをつけられるほど美名の持ち主ではないが
そう思うんだったらやめたら?

37: 信濃の山猿 :2005/08/21(日) 20:48:35 HOST:i222-150-75-121.s02.a020.ap.plala.or.jp 世代間の受け取りかたの違いとも考えられますが、・・仲良くHNしましょう。

39: ひまじん :2005/08/22(月) 19:21:18 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net 以前、リッツ線のスピーカーコードを使用したことがあります。引越ししているうちに紛失して無いのですが、音は自然で良かった記憶があります。特に高域が良く出るという様なことでもないようです。

現在は、5.5スケアのビニールの2芯のコード(KIV 1995 品川電線)です。秋葉原のオヤイデ電気で入手したものです。線の両端は、電気工事用のYラグ及び棒端子を圧着しています。最初は6mでしたが、3mで使用しています。
音の感想は、やはり自然で色付けの無いサウンドだと思います。安いですしお勧めします。
 
あと、オヤイデ電気では、リッツ線構造のOR800Advance(3mペア、¥52,500税込)が発売されているので、使いたいのですが、今の私には高価なので手が出ません。

40: グチグチマン :2005/08/24(水) 20:00:51 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net ひまじんさん、リッツ線のケーブルと言うのは効果有りそうですね。
ゆとりが出来たら一度は実験して見る価値はありそうです。

もっとも3mが¥50000はゆとり範囲を越えますから、無理でしょう(笑)。
spコード以前にやらねばな無い事も沢山有りますからネ。

41: パラソル :2005/08/24(水) 20:41:36 HOST:ACCA1Aab216.aic.mesh.ad.jp 懐古マン様、書き込みありがとうございました。
大変嬉しく思いました。
これからも宜しくお願いいたします。

ところで、ひまじん様、私も昔リッツ線を使っていました。アナログ時代です。
同時に5万ヘルツまでOKな、スーパー・ツイーターも使っていました。
リッツ線の音は癖が無く、サラリとした、淡白なものでした。
ひまじん様と同じ感想ですね。
でも、それは中高域にこれ見よがしな癖が無いということだと思いました。
ある時、昔大人気だったフォーク・グループの「かぐや姫」のライブLPをかけたところ、
部屋の空気感が一変するのを体験しました。
LP(そのLPだけでした。)のどこまでも伸びた高域が、
高域特性の優れたカートリッジと、TRアンプ、
それにリッツ線とスーパー・ツイーターで全開になったのでしょう。
目の前が開けるような音場感に包まれました。
良くある様なトーン・コントロールで高域をブーストしたのとは異次元の世界です。
ピークではなくて、フラットにどこまでも伸びきった高域の世界です。
あの時は、リッツ線の素性の良さを、まざまざと見せ付けられました。
羊の皮を着た狼とはあの事を言うのでしょう。
ちなにみ私のリッツ線は安いものでした。
昔のことで名前は忘れましたが。

42: アグネタ :2005/08/26(金) 16:18:42 HOST:p6efa80.tokyte00.ap.so-net.ne.jp


>>39

>>41
偶々使われたリッツ線ケーブルがそういう音をしただけと私なら理解します。
リッツ線ケーブルというと唯一無二に特定できるのなら別ですが。。。
お二方の書き込みはリッツ線ケーブルが全てそのような音になると


>>40 リッツ線のケーブルと言うのは効果有りそうですね。
という具合に誤解を生むと思われます。

43: CD愛好家 :2005/08/26(金) 19:31:44 HOST:v066100.ppp.dion.ne.jp >アグネタ さん
厳しいご指摘ですが、おっしゃるとおりと思います。
リッツ線の一言で全てを論じるのは誤解が生じますね。

44: 岩清水 :2005/08/26(金) 21:39:04 HOST:ACCA1Aac003.aic.mesh.ad.jp あれ、変ですね。

変な書き込みしますね。アグネタさんやCD愛好家さんは。

ここでは、みなさんご自分のケーブル自慢をしているだけじゃないんですか。
「キャプタイヤがいい音でますよ」と言ってる人や、
「インターホンのコードが良い人や」
「ビニールの2芯コードでも音がいいよ」と言っている人ばかりでしょ。

その中に「リッツ線が最高さ」と言っている人が混じってるだけじゃないですか。
何かいけませんか。

それともなんですか、
どなかた恨みでも有るんですか。
リッツ線信者に。
比較研究データでも提出しろと言うんですか。
ほかのケーブル使用者は関係ないんですか。

バカいってんじゃないよ。

いつからここのBBSは、そんな未熟なヒネクレ者が紛れ込むようになったんだ。

45: CD愛好家 :2005/08/26(金) 22:55:58 HOST:v066100.ppp.dion.ne.jp >バカいってんじゃないよ。

>いつからここのBBSは、そんな未熟なヒネクレ者が紛れ込むようになったんだ。

謹んでお詫び申し上げます。
ここのBBSは物事真相を追究する掲示板ではありませんでした。
みんなでわいわいやって楽しむのが目的のBBSでしたね。

ところで岩清水さんのお勧めは何かありませんか?
岩清水さんもリッツ線をお使いなんですか。

46: MJ4018 :2005/08/27(土) 00:34:31 HOST:i218-44-117-186.s02.a015.ap.plala.or.jp BBSとは難しいものですね。
特にオーディオという、ほとんど主観の上に成り立っているような世界におい
ては、様々な考えや意見が出てくるのはしかたない事かと思います。
従って、いろいろな書込みがあって当然ですし、それだから面白いといえるの
ではないでしょうか。
オーディオ懐古録はオーディオマニアにとって大変有意義な、且つ品のあるHP
だと思います。どんな意見を書き込んでもかまわないのは当然ですが、HPの品
位を損なわないような書込みであって欲しいものです。
オーディオ懐古録ファンとしては何とかチャンネルのようなBBSにはなって欲
しくありません。

47: 徒然草 :2005/08/27(土) 07:45:52 HOST:ACCA1Aae106.aic.mesh.ad.jp リッツ線の理論は分かりやすい。なんたって電波の存在を否定する人はいないからね。電波を認知するなら、電波として空中に飛び出す一歩手前の高域を沢山流すには、表面積が広い方が良いなんて、小学生でも分かる明快な話だ。その上、何十年も駆逐されることなく、認知され売られている。ウサンクサイ、オカルト・オーディオが現れては消える中で、これは筋金入りの本物の証だ。でも銅線の形状については音に関する50パーセント以下のファクターだと思う。後の50パーセント以上は銅線の材質と被覆だ。ちょっと横道にそれてスピーカーコードではなくピンコードの話をする。昔、何とかと言ったな。名前は忘れたけど、オーディオ用の紙テープみたいなものが売っていて、あれをピンコードに軽く巻くだけで音が変わる経験をした。粘着材は確かついていなかった。だから手を離すと取れちゃうんだけど、それでも巻くだけで音が劇的に変わる。好みの音にならなかったから棄てちゃったけど、被覆の厚さや素材の性質などが、想像できないほど大きな音質への影響があるということを、あの時学んだ。今でも断言できる。ピンコードは被服も命だ。ならば、スピーカーコードも被服も命じゃないのか? 材質や強度は重要事項だ。ピンコードほど微小信号を扱うわけじゃないから、影響は小さ目かもしれないが、それでも無視できないほどの大きな影響はあるはず。ところでいかにも頑丈そうなキャプタイヤの集中管理型被覆と、リッツ線のクドイほどの分散管理型被覆は、もしも材質が同じだとしたら、本当は強度的にどっちが上なんだ?

48: 徒然草 :2005/08/27(土) 07:49:21 HOST:ACCA1Aae106.aic.mesh.ad.jp 誤変換で「被覆」が「被服」になってる箇所が有るみたいだ。すみません。

49: C40 :2005/08/27(土) 08:13:54 HOST:FLH1Aaa002.oky.mesh.ad.jp  音がイイとか悪いとかご教示いただける際に、ナゼそうなのか・・・見る側からすると、当然のように疑問などが湧いてまいります。
 なので、そのあたりのことにはツッコましていただきませんと、なかなか理解しづらいんですよね。
 で、いろんな意見があるから面白い。・・・自分の考えと異なっていても、それはそれで人の勝手ですし、それを真に受けるかどうかもその人の勝手。
 いろんな考えの方が、それぞれ自由に主張しあえるBBSが望ましいですね。

50: 管理者 :2005/08/27(土) 10:17:35 HOST:239.51.215.220.ap.yournet.ne.jp みなさんが書かれているように趣味であるオーディオはいろいろな考え方で
楽しんでいいものですから,○か×かではなく,楽しく語り合えるといいですね。
音というある意味とらえどころのないものだけに,自由に楽しみましょう。
BBSでのマナーよろしくお願いします。




51: アグネタ :2005/08/28(日) 02:11:18 HOST:pfa4349.tokyte00.ap.so-net.ne.jp リッツ線は要するに表皮効果対策だと思うのですが、以下のようなデータを見ると
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
(長い文章ですが、(3)表皮効果 をご覧下さい)
この程度の違いでは、私の耳ではわからないんじゃないかなぁ〜という気がする
のです。
ついでに同ページには
>近接効果によるものでリッツ線を使ったからと言って高域の減衰は免れない
>ことに注意する必要があります。 
という事で「表皮効果」以外に「近接効果」も関係するらしいと脅かされます。
双方に対策を施したケーブルとなると
http://www.cfe.co.jp/analysis-plus/technology2.html
というのがあるのですが。。。高いねぇ〜(^^;

スレを立てられたannyさんの書き込みからは「ケーブル自慢に徹しろ」という
意図は感じられなかったので書き込ませていただきました。
ご了承下さい。

52: 未来志向 :2005/08/28(日) 06:17:41 HOST:ACCA1Aaa161.aic.mesh.ad.jp 「オーディオとは工学なり」は正解だ。
しかし、それだけでは片手落ちというもの。
もう片方は「オーディオとは人間なり」だ。
現代医学が、現代科学が人間を完全解明できない以上、オーディオもまた解明できない。

測定器では違いが出ないのに音が違う事が、今や常識だと言うことだけではない。
自分の感性と他人の感性を同じだと思う事自体が、そもそも決定的な誤解と偏見だ。
人間の聴感や体感は個人差があり、さらに未開発・未発見・未認定もあるはず。
従来の理論、測定結果をもって「だからありえない」という結論をだすのは、
人間の可能性の足を引っ張る古臭い、葬るべき思想だ。

53: 未認定 :2005/08/28(日) 08:22:34 HOST:ACCA1Aad029.aic.mesh.ad.jp こうやってBBSに書き込みをしたり、ネットサーフィンをしていたりして疲れを感じ、
不意に休憩をしたくなり、立ち上がってステレオのそばに移動し、アンプのスイッチを入れると、
その瞬間、窓の外を東海道新幹線が轟音と共に通過していく事があります。
「それが、なにか」と仰るかもしれませんが、今まで数え切れないぐらい同じ体験をしました。
オーディオマニアの皆さんならご承知でしょうが、アンプのスイッチを入れる瞬間というものは、耳を澄ませています。
音楽を聴く態勢を取り始めているのですが、その瞬間、新幹線が轟音を撒き散らしていくのですから、不快感が倍増されます。
どうして、毎回こんな不快な偶然が繰り返されるんだと思いました。
私は新幹線開業当時から現在の所に住んでいます。
昔を思い出してみると、こんな事がありました。
テレビの話です。開業当時のテレビは室内アンテナしかなく、映りは最悪でした。
さらに新幹線が通過する前後計2分間ぐらいだったと思いますが、新幹線の架線から出るノイズの影響を受け、
映像が全く見えなくなるほどに乱れてしまうのでした。
新幹線の接近をテレビの乱れから察知できたのです。
あの後何年かして屋外アンテナから給電するようになったので、新幹線が通っても映像が乱れる事はなくなりました。
それで、すっかり忘れていました。
しかし、新幹線が架線から給電する方式を変えていない以上、大きな電波ノイズを発して通過している事は変わっていないはずです。
ここで、疑問が浮かびます。室内アンテナのテレビを完全に麻痺させてしまうほどの強力な妨害電波を、人間は感じる無いのでしょうか。
脳細胞やその他全身の細胞は電波に無感覚なのでしょうか。
もしも、個人差は有るにしろ、人間は電波を感じることが出来るのだとしたら、このことも説明がつきます。
新幹線の接近する1分ぐらい前に、自分でも気づかぬほどの意味不明で小さな不快感を感じ、無意識の内に「一種の逃避行動」をとり、PCからステレオの側に移動する事も、
有り得るかもしれません。またPCが潜在意識の認識では「緊張のシンボル」であるとしたら、ステレオは「弛緩のシンボル」であるのかも知れません。
世の中に「胸騒ぎがした」とか「視線を感じた」などと言う事がありえるとしたら、
「電波を感じるかも知れない」と言う事も、無視できない事かも知れません。
もっとも、偶然で片付ければそれまでの話ですが。

54: グチグチマン :2005/08/28(日) 13:18:13 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net 未来志向さんのお考えに賛同する者です。

>測定器では違いが出ないのに音が違う事が、今や常識だと言うことだけではない。
 自分の感性と他人の感性を同じだと思う事自体が、そもそも決定的な誤解と偏見だ。
 人間の聴感や体感は個人差があり、さらに未開発・未発見・未認定もあるはず。

その個人差がどれくらいあるのか?は定量的には検証されていないだけ(と思う)かもしれませんね。
犬の聴力は実験的に調べられていますが、犬が聴いているであろう音の世界は体感する事は出来ません。
視力だとて5.0くらいまで見えると言う未開民族があるらしいですが、それが科学的実証が出来なければ
普通の我々は信じられないかも知れませんね。

私もオーディオとは直接関係ありませんが、ディスプレイの画面のチラツキに関して、検知力というか、
感じ方に大差がある事を経験したことがあります。
ある事務所に出張作業の際、PCの画面のチラツキが気になって作業が出来ない旨、フレッシュレートの周波数の
変更を要求しましたところ、私の要求の意味を5〜6人居たその場の誰もが理解できませんでした。
周波数を上げることで、難なく解決できたのですが、皆さん異口同音に「どう変わったのか、何も変化はしていない」
と言います。
どちらが正常、異常ということではなく、そういう「差」があるということですね。
(私は強度近視であるからか、どうか、わかりませんが)

オーディオにおいても、似たような現象に時に出くわし、人は同じではない事を痛感している次第です。

>「だからありえない」という結論

これはかなり(大多数=民主主義の)独善に陥る惧れを持っているかもしれませんね。

55: T-O :2005/08/28(日) 18:27:51 HOST:PPPa39.kanagawa-ip.dti.ne.jp 慣れというものは恐ろしいものです。
ディスプレイのチラツキと同じ経験を過去に経験しております。
九州に住んでおりまして時々関東へ研修に来る度に蛍光灯のちらつきが気になりました。
周りの人に聞いても「なんともないよ、お前変じゃないの?」でした。
60Hzから50Hzへの低くなる事へは我慢できなかったのでしょう。
ところが転勤で関東へ。十数年経った今ではなんともありません。
オーディオ、料理など定量化出来ない物については難しいですね。
あ、オーディオはまだ良いほうですね、繰り返しが何回でも出来ますから。

56: アグネタ :2005/08/29(月) 00:05:54 HOST:p57806b.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >従来の理論、測定結果をもって「だからありえない」という結論をだすのは、
>人間の可能性の足を引っ張る古臭い、葬るべき思想だ。

何を青筋立てているのですか?
>「だからありえない」という結論
別にそんな結論出してませんよ。

私は

>>51
>この程度の違いでは、私の耳ではわからないんじゃないかなぁ〜という気がする
>のです。
と書いただけです。
犬の如き超敏感なお耳をお持ちかもしれない未来志向さん、未認定さん、グチグチマンさん
達にもわからないなんて全く書いてません。
また、「だからありえない」なんて少しも書いてませんよ。

良いじゃないですか〜
たとえ非科学的であろうと自分が良いと思うケーブルをお使いになれば!

「私の耳ではわからないんじゃないかなぁ〜という気がする」と書いただけで
「人間の可能性の足を引っ張る古臭い、葬るべき思想だ。」と大上段に振り
かぶったご意見が3人も(?)の方から出るのですから(笑)
もうちょっと余裕を持って取り組まれた方が音にも良くありませんか?
「オーディオとは人間なり」なようですから。。。

57: グチグチマン :2005/08/29(月) 00:50:06 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net アグネタさん、何か誤解なさって居られるようですね。
折角良いHPを紹介され率直なご自身の意見を述べられている方に、(不快を感じるような)誤解をさされたままでは
申し訳ないと思い、もう一度カキコいたします。

私はお気に入りに採り込み、ゆっくり勉強しようという体勢にあっただけに、ビックリしました。
私も少々の変化には鈍感で、ハッキリ確認が取れることしか実行はしません。
感じる人には意味があり、感じない人には意味がないという一般論だけの積もりで言いましたまでで
他意はありませんし、貴殿に対するコメントはHPを熟読してからと思っていましたが・・・。

良い情報が得られれば、さて実験という私のスタンスです。
リッツ線はカートリッジ結線でかなりな結果を経験していますから、興味を抱いたと言う次第です。
科学は感情で会話しても余りよくないと思います。
私のカキコは貴殿を対象にしたモノではありませんので、誤解なきように願いたいですね。

58: ひまじん :2005/08/29(月) 01:52:28 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net スピーカーケーブルの話の本質から離れているようですが、議論が噛み合わないのは、オーディオ装置から出てくる音に基準が無いからです。
いわゆる、好みの音で逃げてしまうわけです。ここに、「原音」と言う基準を持ってくると多くのオーディオマニアは、反発をすると思います。原音など再生不可能である。趣味の世界だからどんな音が出ようが、個人の自由だ。
しかし、「原音」と言うと語弊があるかもしれませんので、言い換えれば「オーディオ装置及びケーブル類で色付けをしない。」という事です。
原音なら生演奏を聴けばよいと多くの方は言うでしょう。しかし、原音を知らずして何を基準にオーディオ装置を発展させて行けばよいのでしょうか。
 
スピーカーケーブルの問題も、原音=音に何も足さない何も引かないということになれば、リッツ線構造、絶縁物の違い、近接効果、表皮効果など何一つとして効果に矛盾がないと思います。明らかに、試聴した結果その効果は色付けの無い音、自然な音として聴き取ることが出来るのです。
ただ、市場にはケーブルによる音の色付けもあるのも事実です。そこに、好みの問題が出て来る訳です。
現状、このホームページに訪れる皆さんとの論争を避けるために、好みの音と言うしかないのが実際のところです。ネット以外には、共通の基準を持ち、共通の音の判断をする方もいます。

オーディオには、再生芸術と言う側面も否定しませんので、誤解の無いようにお願いします。私個人としては「原音探求」の立場を取らさせていただきますので、考えの相違と言う事でご理解していただきたいと思います。

59: アグネタ :2005/08/29(月) 23:06:06 HOST:p57809d.tokyte00.ap.so-net.ne.jp グチグチマンさん、お気遣いありがとうございます。
しかし測定値から来る考察を
>古臭い、葬るべき思想だ。
と断言されている方に「お考えに賛同する者です。」とやられているわけですからと誤解
されてもしかたがないかと思いますがいかがですか?

私が言いたいのは「妄信する前に立ち止まって考えよう」という事のみです。
ケーブルメーカはどこもそれなりの理論をぶち上げて
>明快な話だ。
とやってケーブルを売り出します。
しかし、本当にそうなのか?と一度は疑って見る必要があると思います。

今回は偶々リッツ線が標的になってしまいましたが、例えばそれはクライオジェニック等
でも同様です。
掲示板では書き込まないで読んでいるだけの方もおられます。
オーディオ初心者の方もおられるかもしれません。
そのような事を考慮すると「○×線は絶対だ!」という意見ばかりは良くないと私は思います。
可能であれば異論反論を全て机の上に並べてみるのがベストと考えます。

しかし、その上で「○×線は絶対だ!」「測定値なんか関係ない」と判断するのは個人の自由
です。
まずは、使われる方の精神衛生上納得できるかどうか?
これがナンバー1だと思いますよ。
ただし、それでも色々なデータ、理論は知っておくべきものです。
さして調査もしないで「小学生でも分かる明快な話だ。」のようにあたかも
既成事実のように書き込みをする事は否定します。

60: グチグチマン :2005/08/30(火) 00:19:45 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net こんばんは、また書かざるを得ないことになりましたね。
わかりました、そういう事だったのですか。

>>測定結果をもって「だからありえない」という結論をだすのは、・・・・・・

のくだりは、私は単純に、オーディオは科学だけれども、「測定結果だけでは結論ずけられない」と言わんとされたもの
と解釈したわけです。つまり、測定はある限定された属性の解明にはなっているが、それが全てとは言えない、と未来さんは
言いたかったものと受け取りました。

私は測定値、結果と言うものを大切にしています。(古い資料も溜まっています)
これは、唯一客観的に存在する資料だからです。
問題は、その資料から読み取れる意味付け、これが十分になされていないように思われますが、それは今後
徐々にではありましょうが、我々にも納得出来る域に深まって来ることでしょう。

>私が言いたいのは「妄信する前に立ち止まって考えよう」という事のみです。

私も同じです。
考えるということは、勉強もしなければいけない、と言うコトでもあるのでしょう?
貴殿の投稿をバイパスした形であったのは、ご紹介のHPをシッカリと拝見してからコメントをつけるべきと、貴殿の
ご意見には触れなかったのは先にも申し上げた通りです。
私もオーディオ歴は長い方ですが、アバウトな測定であっても、その中から確実な情報をさえ読み取れれば
やはり、オーディオ上の前進に役立ってきていますし、納得も出来ます。

そうして、意外なほど聴感に一致する事を知るにつけ、「なるほどそうか!」「そうだったのか!」と
納得する部分も少なくありませんでした。
ケーブルに関しても、トータルとしての効果は、ケーブル以外のほかの条件も多いに関与してきますので
単一な結論は出せませんでしょうが、ただ、セグメント単体としての物性を勉強し、理解しておくことは大切なことだと
考えています。
まあ、そういうハード面とは別に、受け取る人間の生理学的な違いも、バカにならないレベルで関わってくる、
そんな事を言いたかっただけです。

私は健常者とは違う耳(障害のある)なので、色々と普通の人では経験できないような事象に出くわして来ました。
それだからかどうかはわかりませんが、私のウチのオーディオ装置は(音は)、「話にならない音」と
さる、オーディオ専門店のオーナーから酷評されるということも、つい最近有りましたが、いかんせん、
片足の人は松葉杖か義足が必要なように、自分に合ったスタイルを追求する以外ないわけです。

余談が長くなりましたが、各人にとって、選択は様々でも仕方ないかなぁ、と感じております。

61: 一杯のかけそば :2005/08/30(火) 05:46:03 HOST:ACCA1Aad069.aic.mesh.ad.jp 未来志向さんは「オーディオは工学なり」は正解だ、と断言しています。
しかし、それだけでは片手落ちで、もう半分は「オーディオとは人間なり」と付け加えています。
つまり、未来志向さんはアグネタさんの言われた「工学」の部分の話に賛同されたのです。
賛同した上で、あと半分だけ自分の意見を追加されたのですよ。
でもアグネタさんは、100パーセント自分の意見に賛同する人以外の書き込みは、認めない人だったのですね。

62: 一杯のかけそば :2005/08/30(火) 06:39:44 HOST:ACCA1Aae102.aic.mesh.ad.jp さらに、未来志向さんの書き込みには、アグネタさん宛とはどこにも書かれていませんね。
何にしろ名指しを避けている人を、名指しで非難するのはマナー違反です。
さらに未来志向さんはアグネタさんの話に触発されて、一般論を語っている可能性も否定できません。

63: ひまじん :2005/08/30(火) 19:49:41 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net オーディオに対する考え方、感じ方は人それぞれ違うようです。歪の感じ方も人により違うようです。
あるオーディオ店での事ですが、そこの店のお勧めセットのデモ試聴をしました。私には、音が歪んでいる事がハッキリ聴き取れました。その店の店主には聴き取れないようでした。
私は、その事を話したところ店主は怒り出しました。オーディオ機器を販売する側の人でも、音に対する感じ方が鋭いとも限らないようです。特に歪みに対しては、相当な開きがあるようです。私には歪みですが、ある意味迫力があるように聴こえるのかもしれません。
歪みを感じるのは、歪みが無い原音を知っているからだと思います。原音を知らない者には歪みと感じられないようです。

もう一つ別の店の話ですが、その店は原音探求で有名なのですが、メーカーの営業マンが新製品のCDプレーヤーのデモに来ていました。常連客数名と私と店主が試聴しました。試聴の結果、全員悪い音と判断しましたが、営業マン二人には、音の違いが判らないようでした。結論としては、この店では売れないが、他の店では売れるのでそちらでデモするのが良いという事でした。
そして、最近そのCDプレーヤーが近所の店で中古で出ていたので、聴いたところ音が全く違い大変良い音でした。もと所有者は学校の先生で、ほとんどアナログレコードしか聴かない人で、CDでもアナログに近い音ということで買ったそうです。実はそのCDプレーヤーは50台限定生産したリファレンスと言うモデルでした。どうりで音が違うと思いました。

話が飛びますが、若いころ友人とジャズ喫茶に行きましたが、JBLのスピーカーが独特の歪み(サウンド)で鳴っていました。私にはウルサイ音と感じましたが、友人は魅力のある良い音と感じているようでした。そのことから、同じ音に対する感じ方も個人差があることを認識しました。どうやら、私の良い音と他の人の良い音は違うのだと言う事が分かりました。

スピーカーケーブルについてですが、あるショップオリジナルのリッツ線構造で絶縁物も帯電を抑えた大変自然な色付けの無いケーブルを貸し出して感想を聞いたそうです。ところが、音が悪いケーブルと評価する人がほとんどだったそうです。あとで分かったことですが、そのケーブルはあまりに自然な為に、アンプやプレーヤーの音の悪さを忠実に再生してしまったとの事でした。
一つのスピーカーケーブルを評価するにも、接続する機器により評価が全く違うようです。

そして、オーディオに対する取り組みについても、各個人異なっているようです。音楽のジャンル、生演奏を聴くか聴かないか、人生における音楽やオーディオの体験、さまざまな要素が絡み共通の音に対する判断が出来ないことも分かりました。
オーディオ機器は文明であり、音楽は文化である。なるほど、「オーディオは工学なり」「オーディオは人間なり」のお話も言葉を変えて表現されているのですね。
どうやら、自分のオーディオ感は必ずしも他の方のオーディオ感と違うと言う事を認識したしだいです。
意見が異なると言う事は、それぞれのオーディオ感も違うと言う事でしょう。意見が違うのは当然の事として理解しなければならないと思います。
今日のオーディオ市場に置いては、さまざまな製品が売り出され、供給する側と買う側の多様性があり市場として成り立っていることは明白です。多様性を認めなければならないようです。

各自の意見の相違があることを認めつつ、自分の考えを述べる必要があるのではないか、そう思う今日この頃です。

64: C40 :2005/08/31(水) 08:40:34 HOST:cf01.pref.okayama.jp   お邪魔します。 
 ひまじんさん、素朴な疑問がどーしても湧いてくるので、ひまじんさんの考え方についてご教示ください。(気が向いたらで結構です。)

1 「原音」をよくご存知の方ほど、オーディオ装置の再生音との隔たりや違和感、それに限界などをお感じになるのではないかと考えますが、ひまじんさんの場合はいかがでしょうか?
  それでも、再生音楽を楽しんでいらっしゃいますか? 

2 ひまじんさんが使用しておられる装置で、ほぼ「原音」と同様の再生音が得られているとお考えでしょうか?

3 現状のオーディオ装置から、聴感上はあまり分からないとしても、「歪み」や「色づけ」を皆無にすることは不可能と思いますが、「原音」を追求されるひまじんさんの場合は、どの程度許容可能なのでしょうか?
  また、許容できるものとそうでないものは、どうご判断なさるのでしょうか?

65: 名乗る気になれません :2005/08/31(水) 10:49:53 HOST:YahooBB218112014087.bbtec.net ひまじん氏の装置は以前の書き込みをみれば解る事ですが一応。
マランツのPM-80とCD-95です。PM-80aだったかな?

PM-80は終段MOSFETのA、B級手動切り替えアンプです。
出来の良いMOSFET機は大概原音より美音に聴こえる傾向がある一方、出来が悪い物は・・・
CD-95は良い感じにアナログに通じる所があるCDPですが原音とは程遠いです。

私は杜の都に棲む者で年一回数日間、世界のジャズプレーヤーの演奏をロハで堪能しておりますが、
自宅の装置をケヤキ並木の街路で演奏されるアルトサックスやベースと同じ音にしたいとは、思ったこともありません。

ひまじんさんにはJBLが五月蝿くてMOSFETが原音に聴こえるのでしょう。

結論としては解っているか解っていないかも含めて個々人の中にひとつずつ正解の世界が存在すると言う事です。
他者から見てどうかは関係ないのです。

66: ひまじん :2005/08/31(水) 20:59:49 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net C40さんの質問に対してどれほど納得していただけるか判りませんが、自分なりに答えを出して見たいと思います。

1 原音とオーディオ装置の音とは隔たりがありますが、なるべく少なくなるように機器に色付けの少ないものを集めております。例えとしてAとBというアンプを聴き比べなるべく色付けの少ない物を選択するようにしています。
再生音を楽しんでいるかという質問ですが、おそらく「原音」という言葉のイメージから音に集中し重箱の隅を突っつくような聴き方をしていると思うかも知れません。ジャンルはあまり限定してませんが、クラシックとジャズを中心に聴いております。一時は、むさぼる様にCDを買いあさり聴いていました。ソフトはアナログとCDを合わせると700枚ぐらいになると思います。
C40さんがどう思われているかはわかりませんが、音楽をオーディオ機器に限定せず生演奏も聴きに行き楽しんでおります。

2 私が使用している機器ですが、原音と同等の音がするかといえば、かけるソフトにもよりますが40〜70%ぐらいかもしれません。客観的な判断がされていないので、自己評価でしかないと思いますが、ホールの生演奏とその録音を比較した感じではかなりの再生音ではないかと自負しております。

3 どの程度「歪み」や「色つけ」に対して許容可能かとのことですが、数値では表せませんが、再生音に「うるささ」を感じるかそうでないかだと思います。聴いて拒絶する音は許容範囲外だと思います。あくまでも私個人の基準だと思います。

名乗る気になれませんさんの投稿に対してですが、MOSFETが原音に近いと私は書いた覚えがないのですが、PM−80がバイポーラトランジスターでPM−80aはMOSFETです。
おっしゃるように、MOSFETの方が、美音に聴こえるようですが、バイポーラトランジスターの方が色付けは少ないようです。両方のモデルを聴き比べた限りではその様な傾向があるようです。

JBLの音が五月蝿いと言うのでは無く、正確にはジャズ喫茶で鳴っていたスピーカーです。JBLのスタジオモニターを聴いた限りでは、五月蝿い音と思ったことはありませんが、誤解があるようです。

私の現行の機器ですが、古い機器(懐古な機器)を中心に構成しております。
ヤマハ YP−1000U、DENON DL−103、DENON AU−320、マランツ SA−8400 CD−95 CD−52、NEC CD−816、DENON PRA−2000、マランツ Sm−11、マランツ PM−80 PM−80a、ソニー SS−G7、B&W DM−601S3、スタックス SR−007 SRM−T1S SR−λシグネーチャー、ライントランス オーディオテクネ LT−8310 マランツ LT−1、などです。
ケーブル類はオーディオテクネ他、カーボンインシュレーターをスピーカーに使っています。
休眠状態の機器もありますが、手元に残した機器です。

スピーカーケーブルのスレッドから随分かけ離れてしまいましたが、私としては生演奏を彷彿させるような再生がしたいと思っています。メーカー製の機器を集めても、なるべく色付けの無い再生音(原音)を再現出来ないかと考えています。その意味は再生装置で音楽が楽しみたいと言う事です。
けして、音楽を忘れてオーディオ機器をいじくり回しているわけでは無いのです。あくまでもオーディオ機器は音楽を楽しむための道具です。音楽を聴きたいから機器で余計な音を付けたく無いのです。

67: 名乗る気になれません :2005/08/31(水) 21:46:58 HOST:YahooBB218112014087.bbtec.net ああ、そうですね、保存してるログを読み返すと上の掲示板で登場当初80と95の組み合わせが原音再生と発言してますね

ま、スルーできない此方が厨ということでw

68: C40 :2005/09/01(木) 08:34:58 HOST:cf01.pref.okayama.jp  ひまじんさん、お手数をおかけしました。
 我々の目指すところは(文字にすると)大きな距たりがありますが、やはり着地点は大差ないようですね。

 それから、JBLの話ですが・・・
 JBL党(ワタクシも含め)なら、JBL独特の音は承知のうえで使っていますし、使い方次第で如何様にも鳴ることも分かっていますから、「あそこのJBLは五月蠅かった」とお書きになっても、それは自然なことで、そういう意味での「誤解」は無いと思います。

69: グチグチマン :2005/09/01(木) 09:56:36 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net 生意気ですが、ひまじんさん、C40さんの真摯なカキコミに敬意を表したい気持ちです。
オーディオ道に情熱をかけ執念を燃やしてその道をつき進んでおられる方を拝見するにつけ
私自身、鼓舞されるところがあります。

理想とする頂上は到達出来ぬ頂きかも知れませんが、登り続けることに汗も流れましょうが
その高みに立って眺められる景色の感動も大きいモノがありますね。

私など、その財力からすれば、出来うることは限られておりまして、見るヒトから見れば児戯に等しいものかも知れません。
しかし、得られる悦びの質にそう違いはないのではないかと思っています。
あちこちでグチリながらも、可能な限り頑張ってみるつもりです。
また、貴重な経験、体験談を期待しています。

70: ひつまぶし :2005/09/01(木) 14:13:29 HOST:YahooBB219173240198.bbtec.net 「原音再生」って、ほんとムズかしいですよね。

ひまじんさんは、「原音(クラシックのコンサート)は実はそれほど明確に定位しない」と言いますが(この主張は他でもたまに見かける)、録音・編集で、多かれ少なかれ手を入れている一点を考えても、ホールで聞いた通りが「原音」というのは素朴すぎる気がします。
そこそこ定位する方こそ、音盤に入っているものを正確に再生した、「原音」という主張も成り立ちます。
ひまじんさん、それから録音技師の以前書き込みされた方(失礼、お名前を失念した)、いかがお考えでしょう。

また、ホール同様の距離で(例えば10m離れて)聴取されている方も、ほとんどおられますまい。
(ひまじんさん、いかがですか。)
コンサートホールだって、近くに寄れば、定位がはっきりします。
極端な話、指揮台では、目をつむっても、どこで楽器が鳴っているかすぐ分かります。
プロオケを振ったことはないので、確かなことは言いかねますが、おそらくプロでも。

揚げ足を取る積もりはないんです。
自分も、貴重な経験、体験談を期待しているのみです。(他の方も、宜しく。)

71: ひまじん :2005/09/01(木) 15:30:50 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net ひつまぶしさん、実はここ2,3日前から音像の定位に疑問を持っているのです。
パワーアンプのSm−11(200+200W/8Ω)の電源のケミコンに2.2μFのフィルムコンをパラってから定位がはっきりしているのです。
音像が以前より小さくなり、歌手の立ち位置まではっきりしてピンポイントで定位するのです。以前の音がボケていたのではっきりしなかったようです。

録音風景の写真を見ると、舞台にマイクを何本も立てて録音されているようです。生演奏を聴きに行くと聴衆はあまり前に座りたがらないで、中央あたりがベストポジションのようです。したがって、舞台の上と聴衆の位置の定位は違うと思われます。
客席で聴いている音像に近い定位を想定すると、ワンポイントマイク収録しか考えられないのです。ところが、現在はマルチマイク録音が全盛なので、ワンポイント収録はほとんど無いかもしれません。
ワンポイント録音といえば、テラークが有名ですが、パイプオルガンの録音はほとんどワンポイント録音らしいです。

もう少し検証しなければならないようです。最近、リビングステレオなるSACD盤が良いと話を聴くので古い録音に良いものがあるかもしれません。

72: ひつまぶし :2005/09/01(木) 17:15:15 HOST:133.60.50.113 ひまじんさん、議論の簡単化のために、仮に「ワンポイントマイク収録」としましょう。
そのマイク自身が、「理想的な」スピーカーであるとして、そこから発せられる音こそが「原音」なのではないでしょうか。
そんなものを、聴取したことありますか?
おそらくコンサートで聞いた音は、必ずしも原音ではなさそうだ、という所以です。
(ぶらふまんさん、理解に間違いがあれば正して下さい。また補足も。70でお願いした方は、ぶらふまんさんでした。)

さて、それでは、われわれはどう進むべきか。
考えるに、2つの道があろうと思います。
一つは、ホールでの実演(客席の音)に近づけること。
これは「原音再生」とは名乗ってはいけないだけで、立派な見識です。
もう一つは、あくまで原音にこだわること。
厳密な意味での「原音」は聞いたことなくても、想像することは可能です。
特に、録音技師の方なら、傾向や方向性をつかんでいるはず。
これを実演と加味して、それを追い求めることです。

いずれにしても、マニアの見果てぬ夢ですな。
ご意見、反論、お願いします。

73: MJ4018 :2005/09/01(木) 22:18:24 HOST:i60-34-217-76.s02.a015.ap.plala.or.jp 「原音再生」ということが話題の一つになっておりますが、「原音とは何ぞや
」ということが私の常々の疑問です。たとえばある楽団の演奏を考える時、そ
の楽団の奏でる音楽をどの位置で聴いた音が原音になるのでしょう。左右の位
置は考えず前後の位置のみで考えた場合でも楽団のすぐ前とかなり離れた場所
では聞こえる音自体かなり違うはずです。「音楽的にバランスの取れた位置の
音」という考え方もあるでしょうが、そのバランスと言うものも個々の好みに
よるものが大きいと思われます。従兄弟にサックスを演奏する人がいますが、
サックスの音も吹いている演奏者自身が聴いている音と、それを聴く人の音は
かなり違うと言っていた事を思い出します。そうすると楽器の音と言うのもど
の位置で聴いた音が「本当の音」なのでしょうか。
それらを考えると「原音」と言うものが私には特定できません。
さらに、レコードやCDというメディアを通して音楽を聴く場合はさらにわか
らなくなってきます。再生装置の評価をする場合、その再生装置がメディアに
記録されている音を忠実に再現しているかどうかをどのように判断するかです
。聴く者にとって「メディアに記録されている音」(あえて音楽と言いません
)自体がどのようなものか知る由もありません。記録されている音がわからな
い状況において、再生された音が記録されている音を忠実に再現しているかど
うかを判断することは不可能なことではないでしょうか。
楽団の音自体特定できない、レコーディングからメディアを作成する過程にお
いても故意もしくは結果的に何らかの変化を生じる、という状況で、「原音と
はなに」?というのが私の疑問です。従って私にとっての「原音再生」は、な
るべく多くのメディアにおいて一番「それらしく(イメージに合った)」聞こ
えることです。結局はスピーカーケーブルも含めて、アンプやスピーカーなど
、総合的に自分の好みの音を出すものを選ぶということにしかならないと思い
ます。それに、再生装置以上に個人の聴覚(ハード的にもソフト的にも)の差
が相当影響する世界なのではないでしょうか。

74: ひまじん :2005/09/02(金) 02:41:44 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net 「原音再生」の意味は、再生機器(オーディオ機器)が、もとの音(原音)に何も足さない何も引かない(歪みを加えない)という事だと思います。
スピーカーとアンプ及びCDプレーヤーについて、原音再生とはどういうことか考えて見たいと思います。
1 スピーカーについて考えて見ますと、原音(生楽器の音)と比較して音質を評価したかと言う事です。ソニーのスピーカー SS−G7の開発段階に研究所にピアノ(スタインウェイの工場で響きの良い物を選んで空輸した。)を設置して演奏者に弾かせ、その音を技術者に聴かせて、技術者の耳を鍛えたそうです。まじかにある楽器の音を基準に音の検討をすれば、原音再生の出来るスピーカーが作れます。
もう一つ大事なことは、音像の問題です。マルチウェイのスピーカーでは、各スピーカーユニットの音像位置を合わせないと、各スピーカーユニットがバラバラに鳴って不自然な音になります。又、各ユニットの音圧を正しくレベル合せ出来ません。音像位置を合せますと、各ユニットが一つの音源となって、スピーカーの存在感がなくなり極自然な音になります。
2 アンプ及びCDプレーヤーについては、もとの音(ソフトの音)に余計な音(歪みや音色)を加えない事と特定の音を引かない(消滅させない)ことが必要だと思います。この評価においても生演奏の音(原音)を知りませんと出来ません。かけるソフトも検討する必要があります。クラシックを例に取りますと、同じタイトルのCD盤において直輸入盤と国内盤と多くの場合、音質が異なると言う事です。私どもは、直輸入盤をほとんど聴きます。国内盤は、低音と高音を強調した音が多く不自然です。すべてとは申し上げませんがその様な傾向があります。
この評価についても、生演奏(マイクを使わないクラシックなど)を基準にします。無線と実験に、アンプの記事を書かれている金田氏によりますと、「アンプの開発する時間の3分の2は生演奏を聴かないと良いアンプを設計出来ない。」と言ったそうです。

「原音」とつい私は言ってしまいますが、「正しい音」と言い換える方が判り易いかもしれません。すべては音楽を出来るだけそのまま聴きたいがためです。
好みは、作曲家、演奏家、指揮者、オーケストラ、楽器などにあるものです。ソフトは出来上がった時点で完成です。ソフトに機器により音色を加えてアレンジしますともとの音楽で無くなってしまいます。その様な考えで、オーディオを楽しんでいます。
ただ、現実は理想的な再生は一般的には大変困難です。好みの音を追求する方が一般的ですし、楽ですし満足がいく事が多いのではないでしょうか。今日のオーディオ市場にはほとんど「原音再生」をテーマに開発したオーディオ機器は無いかもしれません。

75: ひつまぶし :2005/09/02(金) 15:05:16 HOST:133.60.50.113 私の「原音」の定義・・・マイクロフォンを通して記録された音、です。
リスナーにとって、「メディアに記録されている音」しか基準になりえない。
「原音再生」とは、録音で粗悪なマイクを使用していれば、その粗悪さも厳密に再生されることです。

MJ4018さん、ありがとうございます。
仰る通り、原音を再生できているかなど、神のみぞ知ることです。
ただ、人間には想像力があります。
十分な知識と経験のある方ならある程度判断できると思うのですよ。
そして、到達不可能と諦めるのでなく(むろん不可能だからと好き勝手するのでもなく)、不可能を知りつつ、近づこうとする姿勢は、決して誤ったものではないと。

逆説的に聞こえるかもしれないが、懐古派にこそ、原音再生の可能性がある気がします。
特にスピーカーはそうで、再生能力が高さ(本音を言えば、今の売れ筋の能力の低さ・・・おい、まだまだメディアに(記録が)残ってるだろう)には驚きます。

自分としては、ホールの客席の音を第一にしたい。(あくまで「楽しく」)
ただ、頭の片隅には「原音」に対する配慮を置きたい。(どう収録されたか。)
それが優れた再生の道だと考えるからです。(自分のより高度な満足につながる。自分としては、「愉快」なだけでは「楽しく」ない。「不快」は「不快」として、はじめて「楽しい」)
これが、現時点の私のスタンスです。

幸いにも、演奏に接する機会は少なくないと思うのですが、いかんせん収録については皆無です。誤りは正して下さい。

76: グチグチマン :2005/09/02(金) 16:04:56 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net 異議なし!
粗悪とは言えないでしょうがマイクのカラーは出るようですね。

当地に何処の席で聴いても、一向に面白くない音楽専用ホールがあります。(よく響くが明瞭度がとても悪い)
ところが1〜2mの距離で収録した(マイク=ショップス)テープのプレイバックを聴くと
結構聴ける状態になっています。
余計なホールのアコースティックを拾っていない所為だと考えられます。

ホールも収録される音楽の大きな部分を当然ながら占めていますね。

77: ひつまぶし :2005/09/02(金) 17:01:34 HOST:133.60.50.113 議論のための議論になっていました・・・反省しております。

要するに、ホールで聞いた音のみを以って「理想の再生音」とするのは危険、ということです。
「ホールでは実はそれほど明確に定位しない」からと言って、定位をぼかす(のを良しとする)のは危険。
(良心的録音が、過度にあやふやな録音として再生される恐れあり。)
「ホールは耳当たりがよい」からと言って、音をことさらに丸めるのも危険。
(プロの技術の軽視ですよ。下手すると、表現の過激な、アマの方が良く聞こえてます。)
かといって、ノイズ的なものばかり大きく聞こえる「現代的スピーカー」は、もっと危険。・・・いかん,また話が逸れた。

むろん、演奏会に多く行くことに異論ありません。大賛成です。

最後に、グチグチマンさん、書き込みありがとうございます。
「ホールのアコースティックを拾っていない」は、悩ましいところに思います。
「ゼロ」なら再生すべきでない(というか出来ない)でしょうが、わずかに入っている場合、それも(補完などを使ってでも)再生したいというのは真っ当なマニアの心理でもあり、そうでないと言うのも正しいようで・・・因みに、自分は前者「寄り」ですね。

78: グチグチマン :2005/09/02(金) 17:47:02 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net すいません、拾って居ないと云っても程度問題なんですね。
全くと言う意味ではありません。
何でも、指向性の強めのマイクアレンジであったのでしょう。
昔、コロンビアでは無響室に近い様な室内楽が何枚か出ましたが、美しさとか潤いが少なく
よくはわかるのですが、楽しめない録音でした(ウイーン・コンチェルトハウスSQ)

前記録音は、適度な残響を加え(演奏者の要望)てCDの製盤に回されました。
録音の技術はかなり人間の感性によるところ多しと思います。
話がそれましたが・・・・。

79: C40 :2005/09/02(金) 18:50:21 HOST:cf01.pref.okayama.jp  大幅な脱線ついでに、もう少し脱線をお許しください。
 ワンポイントマイクの録音について話が出たので、書き込みさせていただきます。

 ワタクシもクラシックやジャズのワンポイント録音されたものを若干所有していますが、録音風景を写真や配置図などから見ますと、ワンポイント録音独特の楽器の配置になってますね。
 音が小さい楽器はマイクの近くに、音が大きいモノは遠くに、というように演奏会場とは全く配置が違う・・・それに、床の敷物とか、例えばピアノに分厚いカバーをかけたりというように、音響的にもずいぶん操作されている。
 ジャズトリオのバスドラムなんかは、他に比べ音圧が高すぎて、オフマイクというよりも、間接音程度しか入れられない。
 
 ですから、皆さんよくご存知のように、ワンポイント録音に限らず、よくあるスタジオ録音などでは、お客がいる演奏会なんかとは全く異なった「現場」で録音されている。
 それに、酷いのものは、マスターが継ぎ接ぎだらけで音像が大きくなったりゆらいだり・・・
 こんな「録音」からは、「生演奏」の再現なんてできるワケありませんね。

 でも、まあ、我々は初めっからそのつもりで聴いてますし・・・特にワタクシなんかは、「再生音楽」を耳で直接楽しんでるんじゃなく、どーも頭の中に浮かんでくる「イメージ」を楽しんでるみたいですから、「生演奏」と全く同じでなくても一向に構わないんですねー。マスターベーションみたいなもんですよ。
 極端なハナシ、美音が出て気持ち良けりゃそれで満足という・・・品位も節操もなんにも無い、お恥ずかしい次第でございます。難しい話よりは、先ず楽しみたいんです。
 バカなヤツだと、ご嘲笑ください。・・・でも、オーディオって楽しいもんですよ。

80: CD愛好家 :2005/09/02(金) 21:13:38 HOST:ZF240244.ppp.dion.ne.jp 「原音」というから、賛否両論、各人の思いがぶつかり合ってしまうのではないですか。
「リアルぽく聴こえる再生音」といえばそれなりに皆さん納得されるのでは。

81: ひつまぶし :2005/09/02(金) 23:48:20 HOST:YahooBB219173240198.bbtec.net いや、「原音」はどっか行ってしまいましたね。(コードの話は尚更。)
おもしろいので、もうちょっと続けましょう。(annyさん、申し訳ないが。)

グチグチマン氏「適度な残響を加え(演奏者の要望)てCDの製盤に回されました」は、さもありなん。
先に、「プロの技術の軽視ですよ」と書きましたが、実際プロの方に伺うと、できるだけ「丸めた」ものを所望される。
考えてみれば当たり前で、誰しも、キレイに写りたい訳ですな。

しかしですよ、ここは譲れないところですが、ハイフェッツはハイフェッツであってほしいし、ホロビッツはホロビッツでなければならないと、強く、半分願うような気持ちで、私は思うのですよ。
(固有名詞は、タトエバで、任意にご自分のお好きなものを入れて下さい。)
プロは多かれ少なかれ天才です。しかし、世紀の天才と同じというのでは、やはり技術の軽視。
普通の天才の技術にも賛辞を贈りつつ、世紀の天才への驚嘆とは、やはり厳然たる違いが出るし、また出すべきだと思いますよ。
(アラも、アバタも。)
正当な評価というものに、世の中、もう少し気をつかってもいい気がします。
それが、長い目では結局、プロ自身のためになると思います。

逆説として言いますが、「プロの演奏家の声を全面的に取り入れました」なんてオーディオは、信用しちゃダメですよ。

C40さん、ためになるお話、ありがとうございます。
後半部は、本気半分、冗句(警句)半分、ということで承りましたよ。

82: 水谷 :2005/09/03(土) 00:42:31 HOST:166.125.150.220.ap.zero-isp.net 原音再生は2chオーディオじゃ無理でしょうね。
録音現場の大きさや反響具合をデーターとしてソフトに入れておいて
そのデーターを使って、再生側でコンピューター処理して
複数のSPで擬似的に録音現場を再現する、鮮度重視の音源の音は近接録音で
楽器ごとにマルチchで録音、再生側でソフトに入れられた編集データーによって
音量をそれぞれ調節してミックス、反響具合を最終的に加味して
現場の雰囲気を再現する…、かなり大掛かりなシステムになりますが
将来的には出来そうな気もします。
でもここまでやっちゃうと、ソフトには録音直後の音しか入ってなくて
再生の時に編集作業をして再生をする事に…
逆に言えば、部屋の大きさに合わせた最適な反響設定も可能かも…
未来のオーディオディスクはこんな感じで…、でも普及はしないだろうなぁ…
音のデーターも完全に分離しているので、コピーガードも完全なんだがなぁ…
原音だけ入ってるオーディオ規格とか、どこか作らないかなぁ…
編集を客にやらせるのか〜!とか怒られそうだなぁ…

古い本のスピーカーケーブルの使い方で、+側を1本、−側を3本使うという
アース側3倍方式というのを読みました。
コンピューター用の60芯のケーブルを使うのとかも。
剥くのが大変そうです…

83: C40 :2005/09/03(土) 07:17:55 HOST:FLH1Aah119.oky.mesh.ad.jp  「音楽」って「女性の顔」と似ているかもしれませんね。
 スッピンのままで十分美しいのやそうでないのも・・・そうでない方はテキトーには化粧で直してもらわないと・・・
 しかし、「化粧」した顔は、薄暗いライトなら綺麗に見えても、明るい蛍光灯の下へ行くと化粧の粉っぽさがあからさまになって、その仮面をかぶったような顔に驚くことも。
 
 「音楽」も、どこまでもあからさまに聴きたいときもありますけど、汚いものは適度に綺麗に見せてくれた方がありがたいような気もしますネ。
 そうでないと、聴くに堪えない演奏や歌も少なくない・・・でも、最初っから化粧なしのつもりで演奏してもらえば、必死でやって上達してくれますかね?

84: グチグチマン :2005/09/03(土) 09:12:40 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net 言い得て妙!
スッピン美人は歪みが少なくなるほど綺麗に見えてくるし、そうで無いのは
ますます興醒め、御蔵入り盤が増えますワ。

85: 教訓 :2005/09/03(土) 10:19:14 HOST:ACCA1Aae227.aic.mesh.ad.jp スッピン美人は歪が少なくなるほど綺麗に見えてくるが、
毛穴まで見えて、恋が冷める事がある。

86: ひつまぶし :2005/09/03(土) 12:05:45 HOST:YahooBB219173240198.bbtec.net 自分は「原音派」ではないですよ。強いて言うなら「片隅に原音を」といったところ。
誤って認識されていそうなので、確認ですが。

水谷さん、
>…かなり大掛かりなシステムになりますが
>将来的には出来そうな気もします。
これって、程度問題はあるにしても、今の録音の話でないですか?
素人なもので、そこのところ、もそっと解説下さるとありがたいのですが。
因みに、オケの練習を録音しても、あれはアラを自分で気付くためのもの、まさに「ワンポイント録音」なんですよ。
(10年ほど前に引退しました。)

ところで、先に「技術」「技術」って言いましたが、「いや、音楽性が大事で、日本人にはそれが欠ける」と思う方も居られるかもしれませんね。
しかし、留学経験のあるプロの方に伺うと、だいたい皆さん「海外に行くと、上手い人が山ほどいる。日本にはこんなにいなかった」と仰ります。
音楽性と有機不可分に結びついた、高次元の「技術」となると、必ずしも日本人が強い訳ではないようです。

「化粧」は、否定しません。録音技術にも限界があり、スッピンの方こそ「生音」と程遠いでしょうから。
ただ、ここで言いたいのは、リスナー側で、さらに「丸める」のはどうか、ということです。
自ずと節度があるべきでは、と。

最後に、プロは尊敬してますよ。
だから、お嬢さんを、フルーティストでしたか、見事育上げられたひまじんさんは、ホント、すごいと思ってますよ。
ま、ネットまで来て、わが子自慢をするのは、かなりな親バカと見受けましたが・・・。
何はともあれ、仲良くしましょう。(アンタよく攻撃されてますが、他所で攻撃して、恨みを買っているのか?)

87: 水谷 :2005/09/03(土) 13:51:08 HOST:92.126.150.220.ap.zero-isp.net >ひつまぶしさん
>これって、程度問題はあるにしても、今の録音の話でないですか?

そうです、現在の技術でPC使って簡単に出来るDTMです。
YAMAHAの古いデジタルミキサーを触った事ありますが、ミキシングもエフェクトも
全てMIDIでコントロール可能でした、データー自体も小さいので
元になる音源をいかにしてマルチchに記録して、ディスクに入れるかだけ頑張れば
CD音質で自宅でデジタルミキシングして、エンジニア推奨の編集音質や
自宅の部屋にあった音質も、録音時そのままの生音も聴けるのではないかと…
プレイヤーの細かいコントロールもLANでPCと繋げば可能でしょうし。
DVDレコーダーのように、作業用のHDDをプレイヤーに内蔵するか
大容量メモリーを搭載すれば、可能ではないかと思ったんですが…どうかな…?

「未来のオーディオは、録音現場まで部屋にやってくる!」とかいうキャッチが使えるくらいの
モノでないとインパクトも薄いんじゃないかと…(音がいいだけじゃ売れなさそうだし…)

最近手に入れた、マイク1本ミキシング無しのCDの音が、とても鮮度の良い音だったので
そんな事を思って、書き込んでみました☆

88: C40 :2005/09/04(日) 07:25:12 HOST:FLH1Aao002.oky.mesh.ad.jp  ひつまぶしさんのおっしゃる「リスナー側で、さらに丸めるのはどうか 〜 おのずと節度があるべきでは。」
 これって、CDに入ってる音をなるべく忠実に聴くべきってことなんですかね?・・・好ましい演奏、好ましい録音であればそうですけどね。

 ただ、我々のようなマニア?や奇人変人?だけでなくいろんな人がいろんな楽しみ方ができるのもオーディオのいいところで、例えば今多い「癒されたい人」なんかですとより柔らかい音で聴きたい場合もありましょうし、反対にドンシャリ系派手好みの方もおられるでしょう。
 それから、最近良くある低音過多の録音・・・小口径スピーカーなどで聴かれるのを考慮して、ラージモニターをほとんど使わず、卓上ミニモニターをゴク小音量で鳴らして作られたようなCDも少なくない・・・こんなものは、もし聴かなきゃならんとしたらそのままじゃ聴きたくないですね。
 ですからワタクシも、例えばジャズの分野ですと・・・ビーナスレーベルのものなんか聴くとなると、トーンコントロールで低音を削りたい。

 かといって、録音の際使用された低性能モニターSPと同じものを使う気もしませんね。難しいところですよ。
 一時期よく使われたヤマハのNS10モニター(今じゃジェネレックの小型ですか)・・・どこがいいんだか?実際ワタクシも買って使ってみましたが、数日後にはもう知人にあげちゃいましたよ。
 我々のようなアブノーマルな装置で聴く人が少ないんだから、録音側も多数派に合わせて当然といえば当然のことなんですが、困ったもんですよ。
 ま、オーディオマニアぶっててもろくなスピーカー使ってない単なるメカマニアや、実はオーディオが「ファッション」程度でしかない人も結構いるようですから、しょうがないかも。

89: LUXMAN :2005/09/04(日) 09:53:59 HOST:ZK108086.ppp.dion.ne.jp 凄い!こんなに色んな事教えて頂けると思ってなかったので感激です。
皆さん有難うございます。
金子音響計測サービスさん は私の所からも遠くないので尋ねてみたいと思います。

K-04に付属で、LUXMANで録音したテープ、お掃除用の布、性能の測定表などが付いていて
ホント、当時は感動しました。(私には不釣合いなのではと思ってました。)
只、市販の良いテープを使って録音しても、付属のテープの様な音では録音は出来ませんでした。
私の調整が悪かったのか?付属のテープはもっと良い機材で録音されていたのか?謎です。
でも、メンテナンスして貰って復活したら、あの音になるんでしょうか?
kotsu000 さん、これってどうなんですか?

LUXMANのカセットデッキなんですが、当時LUXMANがカセットデッキメーカーを買収して
そこで作って貰っていたような話を聞いたことがあります。
(近年オーディオショップの人に聞いたんですがどんなもんでしょうか?)

憧れて、購入したK-04ですが、高級感が漂っているのですが、よく見るとボタンなどが安っぽかったり、
録音のスライドボリュームのところからシートがはみ出していたり、となんかチョッとガッカリする部分も。
でも、「これは、手作りで味があるじゃない。」と、何となくそこに愛着を感じたりしてました。

90: ひつまぶし :2005/09/04(日) 10:37:55 HOST:YahooBB219173240198.bbtec.net 水谷さん・・・要点は、
>録音現場の大きさや反響具合をデーターとしてソフトに入れておいて
>そのデーターを使って、再生側でコンピューター処理
にありましたか。誤読してました。
それならば、演奏前の調律音を使って、部屋設置のマイクによりフィードバック。データと照合するなんてのは、どうですか。
「ウィーンの響き・・・楽友協会が部屋にやってくる!」

その後、(「鮮度重視の音源の音は近接録音で楽器ごとにマルチchで録音・・・」)は、(程度問題はあるものの)今の録音の話ということでよろしいでしょうか?

C40さん、分かります。だから「節度」なんですよ。
「ビーナスレーベルのものなんか聴くとなると、トーンコントロールで低音を削りたい」は、まさに節度ある、良心的な再生です。
ただ、何でもかんでも、では、良心的な演奏、録音を外してしまうということです。良識派、C40さん向けではないです。

いろんな聴き方があるのは、否定しませんよ。
要は、こんな聴き方もあるのではということを、ひまじんさんの書き込みに乗じて、提案しただけです。
あまたある中の一つの考え方として、ご理解下さい。(ネットの発言は、そもそもそういうものですよね。)

しかし、話はそれますが、男のくせに「癒されたい」なんていうのは、自分としては、どうも気色悪い・・・。

91: 水谷 :2005/09/04(日) 17:08:44 HOST:79.126.150.220.ap.zero-isp.net >ひつまぶしさん
>それならば、演奏前の調律音を使って、部屋設置のマイクによりフィードバック。データと照合するなんてのは、どうですか。

いいですね、それ☆
録音現場で発生させた何種類かの基準信号と同じものを、自分の部屋で再生して
録音現場と同じ反響になるように、プレイヤー側で自動調節するとか。

>その後、(「鮮度重視の音源の音は近接録音で楽器ごとにマルチchで録音・・・」)は、(程度問題はあるものの)今の録音の話ということでよろしいでしょうか?
それで結構です☆、DTMもちょっとやった事あるので、マルチ録音には抵抗無いもので…
JAZZのベースとかは、マイク1本の録音だと、ちょっと迫力が足りないので
ベースに近よって、録音して欲しいなとか、思っちゃいます。(ブゥンブゥン唸って欲しい)

次世代DVDはかなりの大容量になるみたいなので、CD音質くらいならばマルチで入れても
容量的には問題無いはずですし、高性能な高速処理できるDSPチップさえ作れば
(編集現場と同じ性能で、チップを作るのは、とても難しいとは思いますが)
数倍速の先読み込みで、大容量メモリー上でミキシング処理して
音を出すとか出来そうな気がするんですが…(SACDの次はそのくらいやって欲しい)

「癒しの音」にはイロイロあるみたいで、爆音のハードロックが癒しだったり
静かなクラシックが癒しだったり…、人によって、その時によって、違うそうです。
うちの場合は、聞いてる途中に眠っちゃったりしたら
「あぁ癒しだったのね☆」と思ってます。
(いまだに、最後まで聞き続けた事の無いCDが何枚かあります…)

92: ひつまぶし :2005/09/05(月) 09:29:02 HOST:YahooBB219173240198.bbtec.net ホント、愉快な想像です。

さて、スピーカーコードの話ですが、特定の構造を推しているものを除くと、だいたい皆さん、高ければよいものではない、といったとこでしょうか。
自分はここで、同一メーカーでランクを上げても、却って悪いことが多々あるから注意せよ、と付加したいです。

メートル1000円で十分、と主張する「科学者の」ページがありましたが、あれはミスリーディングですよ。
いや、annyさんをはじめ、ここに書き込みされている上級者には良いんですが、この掲示板を読んでいるのはそういう方ばかりでないようで・・・。
600円、900円、1200円、・・・この辺の価格帯になると、メーカーもいろいろ「工夫」するようで、自分に言わせると「余計なことを」というのも散見するのが、この周辺と思います。
一例を挙げれば、ノイズ的なものばかり盛大で、肝心の、それより微小な余韻表現なんかが全部消えてたりする。(人為的に持ち上げられた、盛大な「余韻」はあるんですが。)
自分は、上級者は別にして、初心者に助言を頼まれたら、店がスピーカー販売時にサービスで付けているモノを聞いて、買いなさい、と言ってます。
これを基準として1年くらいは聴き込むことですよ。(くどいが、とくに自作派の方などに、こんな初歩的助言をしようというのではない。)

で、自分はどんなのを使っているかというと、現行、メートル10000円以上のモノです。(ジャンルに応じて使い分ける趣味はないので、それ以外お蔵入り。)
矛盾してませんよ。自分で納得できるものを探して、今のとこ、これに落ち着いたんです。
だいたい、常識で考えて、「質が悪くなることはあっても、良くなることがない」なんてモノ、あるでしょうか?
あるとすれば、(a)これが最高品質と、コンセンサスが存在し、(b)その最高品質に至る十分な(開発費も含めて安価な)技術も存在するモノ、だけでしょう。
コードは、この2条件を満たさないと思いますよ。良いものは、あるんです。

ま、コードごときに大枚はたくのが良識かどうか、というのは別問題ですが。
(本当は、この程度の値段は序の口なんで、あんまり叩ないで・・・。)

93: C40 :2005/09/09(金) 08:29:04 HOST:cf01.pref.okayama.jp  またもや脱線してしまいます、御免なさい。「癒される」話の続きです。

 最近、どーもワタクシ「癒されてる」ようで、とっても気持ちいいんですよ。
 15年ほど使った4インチ口径のホーンドライバーが、ようやく本調子になってきたようで、白人系ジャズボーカルとかバイオリンなどが、とろ〜りと密のように甘く濃厚に鳴って、カラダから力が抜けるようです。
 勿論、居眠りもしてしまいますが、どちらかというと・・・お漏らししそう。(やっぱり、年のせいですかね。)

 JBLの375ドライバーほど濃厚かつ芳しくはありませんが、若干似たような傾向の音も。

94: CD愛好家 :2005/09/09(金) 23:00:42 HOST:W231244.ppp.dion.ne.jp スピーカーケーブルについて考察しているこんなページを見つけました。
トピ主さんの質問の答えにはなっているかと思います。
私としては納得できないところもありますが、反論する根拠も無い状態です。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~sigotnin/audio/audio005.htm#mark001

気になる人はどうぞ。

95: ひつまぶし :2005/09/10(土) 16:54:10 HOST:YahooBB219173240198.bbtec.net

新しいケーブルを買ってきて差し替えると


「音が激変した」「今まで聞いていた音は、何だったのだろう」

ということになるのだ。これまでの経験からすると、どんなに高価なケーブルも1年もすると例外なく

96: ひつまぶし :2005/09/10(土) 17:14:33 HOST:YahooBB219173240198.bbtec.net いや、失礼。(「書き込む」を押してしまった。95は、できれば削除します。)

まず、C40さん・・・思わず「お漏らし」とは、若いですな。
いやいや、恥ずかしがる必要はない。
芸術とは、元来、そういうものかもしれぬ。

次に、CD愛好家さん・・・
> 錆びてしまったプラグでまともな信号伝送など出来るわけがないから、新しいケーブルを買ってきて差し替えると
> 「音が激変した」「今まで聞いていた音は、何だったのだろう」
> ということになるのだ。これまでの経験からすると、どんなに高価なケーブルも1年もすると例外なく錆びてしまう。・・・
とあったが、要するに、音質変化のほどんど全ては、接点の劣化(錆び)などで説明される(あとは、取るに足らない部分と、主観・誤差)、という話だろうか?
ならば、何ヶ月か経ってから、もとのケーブルに戻してみれば分かる、というきわめて簡単な話に思える。
実際に、そういうことは何度も試したが、やはり、ダメなものはダメだったよ。

折角だから、CD愛好家さん、手際よく、皆に内容をお教え願えぬかの。

97: 水谷 :2005/09/10(土) 18:02:58 HOST:66.103.150.220.ap.yournet.ne.jp うちでは、ケーブルの接触部分や、端子の接触部分に
薄く接点用グリスを塗って、錆を防いでいます。
(液体だとケーブル内に染み込んだり、重力でいつのまにか無くなってしまうので駄目)
5年以上この方法でやってますが、今のところ、錆らしきものは発生していません。

金属部分には、ほんの僅か油分が必要なんだなと思います。
使ってる端子は電気が流れるためか、艶が無くなりませんが
放置して使っていない端子はすぐに艶が無くなります。
空気中のチリとか引っ付いて、湿気を吸って酸化しちゃうんでしょうか?

薄い油膜があれば、接触部分は圧力で油膜を突破するでしょうし
圧力が掛からない部分は、油膜が空気を遮断して、酸化を防いでくれるのだと思います。

98: パーマン :2005/09/10(土) 19:17:02 HOST:12.246.244.43.ap.inforyoma.or.jp 圧力がかかれば通電し圧力が加わらなければ通電しないと言うオイル系の製品があります。
液状ですがオイルにダイアモンドパウダーなどを混ぜ込んだモノです。
オーディオの他PCのCPUやPCIバス等にも利用可能な製品です。
混ぜ込む物質などの違いで数種類あります。

99: ひまじん :2005/09/10(土) 19:45:31 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net 昨日、スピーカーケーブルを交換しました。以前の書き込みで、水谷さんが3.5スケアの4芯キャブタイヤケーブルを使っているとのことで、私もカナレ 4S12Fというプロ用4芯キャブタイヤスピーカーケーブルを使って見ることしました。
放送局、レコーディングスタジオ、映画館やコンサートホールで標準として使われている物だそうです。
芯線1本の導体は35本×0.32mm=2.81sq、ケーブル外径は11.6mmです。
これを、3m使い芯線2本を一組としてスターガットとして磁界を互いに打ち消すようにします。線の両端を圧着端子上げにして、さらに半田付けとして接点の確実性と酸化を防止して長期に安定した性能が維持できるようにしました。熱収縮チューブで仕上げ見栄えも良くしました。ただ、残念なことは5.5sq用のYラグおよび棒端子を使用したので、5.62sq(2.81×2=5.62sq)となり素線が数本はみ出したのが残念ですが、はみ出た素線も半田付けしておきました。
音は、色付けが無く、5.5sqビニール並行2芯よりさらに歪み感が少ないようです。磁界を打ち消すスターガットは効果があるようです。
ケーブル類を入れ替えたときは、すぐに判断せず、200時間ぐらい使用してからにします。通電することにより電子が流れ線材がエージングされ安定してくるようです。
安くて高性能のスピーカーケーブルを自作出来るのでお勧めしたいと思います。
なお、このカナレのケーブルには他にも太さのことなる線もありますので、もう少し細い物でも4芯のメリットは確実に出ると思います。入手方法はヤー●ーオークションのオーディオ機器のケーブルの項目より入手しました。

100: マリオ :2005/09/11(日) 20:44:17 HOST:pl165.nas922.kanazawa.nttpc.ne.jp わたしもカナレのSPケーブルを使っています。
それまではホームセンターで購入したキャプタイヤで鳴らしていましたが
カナレに替えて歪みが激減したことをご報告しておきます。

ラインケーブルはスーナーケーブルが今一番のお気に入りです。



101: CD愛好家 :2005/09/11(日) 22:21:38 HOST:W231244.ppp.dion.ne.jp カナレですか、良いですね。
その割に市場に出回っていないのが不思議です。

ケーブルでは音が変わらないと言う人も大勢いらっしゃると思うのですが、自分は変化を感じます。
まあ程度の問題かもしれません。
先に紹介したサイトはいろいろデータ−を集めたり、実験をしたり熱心な方のようで
参考までにリンクを張りました。他にもいろいろ考察されているようです。(評論マニアかな)
ケーブルの話は泥沼になりやすく余り好みませんのでこれにて失礼いたします。

102: アグネタ :2005/09/11(日) 22:34:42 HOST:p5780d0.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >放送局、レコーディングスタジオ、映画館やコンサートホールで標準として使われている物

これは他社と比較して「引っ張った場合に切れ難い」のが理由だそうです。

103: 水谷 :2005/09/11(日) 23:57:38 HOST:120.125.150.220.ap.zero-isp.net 三ヶ月ぶりに機器を全部引っ張り出して、ケーブル端子のクリーニングをしました。
スピーカーケーブルの末端や端子は、あまり汚れは無かったのですが
機器のラインケーブルの端子が、かなり汚れてました。

カナレのケーブルも欲しかったのですが、受注生産の4S14Fか4S18Fがオクに出てくるまで
待ってみようかなと思っているんですが、未だに見たことありません。
VCTの5.5sq買った方が早いかも…

今のVCT 3.5sq×4芯が、機器の端子の大きさ的に限界なので
太いケーブルが手に入ったら、接続に工夫が必要になるんですが…
VCT 3.5sq×4芯ケーブルは自作電源タップのケーブルにも使っていたりします。

これまでVCTの細いのから使ってきましたが、2sq×4芯以上太くなると
あんまり変化が無かったです、細いのはちょっと厚みが足りない感じでした。

104: ひまじん :2005/09/13(火) 13:07:08 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net 私もVCTも使って見ようと思ったのですが、絶縁材料がビニールという所が引っ掛かるのです。
VCTは、本来電源用のため絶縁体に比誘電率の大きい軟質塩化ビニルを使用しているとのことで、これが音質に影響を及ぼすと思うのです。
カナレでは、ポリエチレンを使用しているので音質への影響が少ないと思われます。
実際、5.5sqビニール平行2芯とカナレ4S12Fと比較すると、カナレ4S12Fの方が音に雑味が無いというか素直で余計な音が付かないようです。4芯構造というのも音に良い影響を及ぼしていると思われます。

単に直流抵抗を考えた場合には断面積の大きい8sq、14sqが有利だと思いますが、高域特性を考えると考えてしまいます。それにアンプやスピーカーにどう太物を接続してよいやら考えてしまいます。
そうして考えますと、5.5sqが限界と考えています。電気工事用のYラグ及び棒端子であれば安価に手に入るので、もっぱらこれらを使っています。

そこで、サイズを落としカナレ4S11G(実行断面積4.3sq、OFC銅線使用)にYラグと棒端子を圧着して、さらに半田付けをしたものを使用して見ようかと考えていますが、断面積が少し小さくなることが気になるところです。
自論では、5.5sqの断面積は必要ではないかと考えています。OFCと断面積の減少がどう音に影響するか考えてしまうところです。

105: 水谷 :2005/09/13(火) 20:05:53 HOST:118.125.150.220.ap.zero-isp.net VCTは絶縁材料がビニールなので、ポリエチレンと比べて
静電容量が大きくなり、キャパシタンスが増加して高周波が低下しますが
2芯ケーブルに比べて、4芯ケーブルでもキャパシタンスが増加しますし
アンプの出力インピーダンスが十分小さければ、抵抗やインダクタンスに比べて
影響は非常に小さいと、「オーディオ常識のウソ・マコト」という本に書かれています。
影響があったとしても、500kHzとかギガHzとかの、聴こえない領域の影響になるので
問題は無いような気がしますが、確かに細身のOFCケーブルから
極太のVCTに交換すると、高域の引っ込んだ、まったりとした音に聴こえました。
(今思うと、芯線の断面積が増えたのが原因?)

VCTの最初の印象は「なんじゃこりゃ?、高音引っ込んだ?」でした。
3日ほど経つと、「こっちの音のほうが好みじゃん」となって来て
それ以来、厚み重視の音でいってます☆
高域はスピーカーセッティング等でどうにでも出来ますが
低音だけは出てくれないと、どうしようも無いので
うちでは、低音最優先、高音は広がりが出るくらい出ていればいい、という感じです。
声優さんの超音波ボイスで、アニソンを聴く事が多いので、これくらいが丁度いいです。
一時、ベースとかチューバとかの低音CDに興味がいったのも影響してます。

うちでは、3.5sq×4芯のケーブルですので、断面積は5.5sqを超える事になりまして
アンプの接続はA+Bで使うので、4芯をそれぞれの端子に繋いで
スピーカー端子には2本の芯線を端子の左右に当てて、接触面積を最大限取るようにしています。
(DS-505は端子の周りが囲われていて、芯線が外に出にくくなっていて、これがやりやすいです)
Yラグとかの端子を使うのもいいですが、個人的に芯線のまま繋ぐのが好きなので
芯線を少し減らして、余った分は折り返して熱収縮チューブで絶縁すればいいかも?
(切り落とすのはあまり良くないそうです)

それにしても、隣り合った芯線に交流を流すと、近接効果で、芯線が接近した箇所に集まって
高域の信号が流れるそうなんですが、そうすると、2芯に比べて
4芯だと、そういう高域が流れる箇所がもっと広くなるので
4芯の方が高音が強くならんかい?、とか思っちゃったりするのですが
実際に聴くと、4芯の方が高音は弱くなる感じが…
近接効果より断面積増加の方が勝つのかな?
オーディオは難しいです。

106: ひまじん :2005/09/13(火) 22:46:57 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net 水谷さん、私もスピーカーケーブルを細いものから太いものに換えて感じたことは、やはり「高音引っ込んだ。」でした。
しかし、高音が引っ込んだといっても、測定器で測っても明確な違いが出るか分かりません。聴感と測定値が必ずしも一致するとは限らないようです。
例えば、オーディオ機器の歪みが0.01%以下とカタログ表示されていても、メーカーや機種による音の違いについては、人間の耳はかなり敏感に反応するようです。ある意味、聴覚は想像以上に鋭いものを持っているようです。測定器では違いが無さそうな歪みを人間は聴き分けているのではないか?。

多くのケーブルに対する考えは、測定器で違いがほとんど出ないか、違いが出ても可聴帯域のはるか高周波の話で違いが分からないと言うことでした。
しかし、実際は、聴覚は敏感にケーブルの違いを聴き分けているようです。絶縁材料の違い、表皮効果、近接効果、直流抵抗、インダクタンス、キャパシタンス、などは何らかの聴感に影響を及ぼしているのではないでしょうか。

高音に対する正しい判断は、「クロスオーバーが5kHz以上のスピーカーシステムの、ツィーターが鳴って聴こえるようでしたら疑問に思って下さい。但し、ツィーターは、高調波成分による雰囲気、音色を再現する為に必要である。なぜなら、楽譜の上では思っているほど高い音はありませんので、ツィーターが鳴って聴こえる様では鳴り過ぎと疑って下さい。ツィーターの鳴り過ぎは不自然な音の始まりです。」低音と中音について「同じような事が低音にもいえます。ピークのある低音域の音を聴いて、低音が豊かで伸びている、バスドラに迫力があると勘違い、中音域のふくらみを厚みがあって音楽性が豊かと勘違い、これは意外と気がつかないで、良い音と思い込まれている現象ではありませんか?」ということが真実かもしれません。
それらを理解した上で、掛けるソフトによってはバスドラやベースやシンバルを強調した録音も面白いと思います。ただ、オーディオ機器で低音を強調したり高音を強調したりすることはありません。あくまでも、オーディオ機器はフラットを原則にします。なぜなら、あらゆるジャンルの音楽をベストな状態で聴くには、オーディオ機器はフラットな特性である必要があると思います。

>「なんじゃこりゃ?高音引っ込んだ?」は、真実を語っているのではないでしょうか。正しい判断のようです。

107: グチグチマン :2005/09/13(火) 23:18:10 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net ひまじんさんともあろうお方が
>「クロスオーバーが5kHz以上のスピーカーシステムの、ツィーターが鳴って聴こえるようでしたら疑問に思って下さい。

これは皆さんに誤解を与えるのでは無いですか?
5kHzのクロスならば12dbスロープで2.5kHzは僅か12dbしかおちません。
それまでの音はもっと聞こえて当然なのでは?

また、Vnなど最低音の「G線」(レの音)(196Hz)を弾いても倍音は36次以上にも及び10次倍音(1960Hz)でも
基音よりも音圧レベルは高いほどです。
一度スペアナで再生音を測るとつぶさにわかりますが、2万ヘルツまで十分な音圧で出ています。
思えば弦楽器などは基音以上に、我々は倍音を多く聴いている事になります。

108: ひまじん :2005/09/14(水) 00:14:53 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net グチグチマンさん、誤解があるようですね。
私は、ツィーターが鳴っているように聴こえるようでしたら不自然という意味です。倍音が出てないとは申し上げておりません。
ですから、倍音(高調波成分)は雰囲気、音色を再現する為に必要であると言っているはずですが、高調波が出ていることとツィーターが鳴って聴こえる事とは別の話なのです。
 
もし、ツィーターがギャンギャン鳴って聴こえるようでしたら、機器を疑って下さい。CDプレーヤーやアンプにスピーカーケーブルを再検討して見てください。スピーカーがよっぽどおかしな特性で無い限り、スピーカーが悪いという事は少ないと思います。
ツィーターが鳴って聴こえるという事は歪みが多いからだと思います。楽器本来の基音と倍音に別の音を加えている可能性が高いです。

ただ、ツィーターがギャンギャン鳴る音が好みであると言うのなら話は別ですが、かつてCDプレーヤーでツィーターにシンバルがへばりついた様な鳴り方をしたのがありましたが、私は聴くに耐えられませんでした。

109: グチグチマン :2005/09/14(水) 00:54:54 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net >ツィーターが鳴って聴こえるという事は歪みが多いからだと思います。楽器本来の基音と倍音に別の音を加えている可能性が高いです。
は全くそのとおりと思います。

誤解でしたか?(笑)
私は自分の装置の音を言っている訳ではありません。
歪みは音を肥らせますね、何でもゴツイ音になる。刺激が欲しい人には受けるようですね。

110: 名無しさん :2005/09/14(水) 08:48:04 HOST:YahooBB219173240198.bbtec.net 「熱く」なっていますね。
107の、G線は「ソ」(レの音はD)です。
ちなみに、Vn.の弦は(低い方から)G,D,A,Eと並んでまして、3番目のAを442Hz(または440Hz)に合わせます。
一時の恥ですので、誰かが指摘しないとと思いまして、本筋と関係のない話をしました。

111: グチグチマン :2005/09/14(水) 08:56:16 HOST:YahooBB221094155026.bbtec.net 名無しさん、そのとおりです。
ミステイク。

112: 水谷 :2005/09/14(水) 23:04:06 HOST:107.124.150.220.ap.zero-isp.NET スピーカーケーブルの抵抗が大きいと、アンプによる制動が効きにくくなり
スピーカーのコーンが勝手に振動して歪が増えるといいますし。
スピーカーのインピーダンスが低域で盛り上がって、中域で引っ込んで
高域でまた持ち上がる特性のため、スピーカーケーブルの抵抗が大きいと
低音と高音が強調され、中音域が不足したドン・シャリの音になるそうです。

と言う事は、逆に考えて、出てきた音に中域の厚みがある場合
高域と低域の歪はドン・シャリの音よりも少ないと言う事になり
中域に厚みのある音は、全域で歪が少なくなる方向に改善されているのではないでしょうか?

スピーカーケーブルのインダクタンスやキャパシタンスを半分にしろと言っても
そう簡単には出来ませんが、スピーカーケーブルの抵抗だけは
断面積を倍にすれば抵抗は半分に、断面積を4倍にすれば1/4になりますので
スピーカーが出す歪という観点からは、スピーカーケーブルを単純に太くする事は
有効に働く事はあっても、悪影響は全く無いように思えます。
太過ぎで、重過ぎで、硬すぎで、端子さえ壊れなければ。

個人的には、ケーブルを太くする事による音の変化は
高域が変化するのではなく、中低域がハッキリする為に
高域が変化して聴こえるのではないかと思ってます。

それにしても、聴こえるかどうか判らないような
高い周波数での効果を唱えるケーブルが多いですが
低域の効果を重視したケーブルってあるんでしょうか?
太くすればいいだけなんで、あえてメーカーも対策しないんでしょうか?

113: アグネタ :2005/09/15(木) 03:16:55 HOST:p5780e1.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >低域の効果を重視したケーブル
そう言えば「締りのきいたガッツのある低音を出す」っていうのを謳ったケーブル
はあまり聞いた事ありませんね。
(理論的には説明できませんが、捻じってあるケーブルは低音が強力なような気がし
ます)

114: ひまじん :2005/09/15(木) 20:53:24 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net スピーカーケーブルで、「締まりのきいたガッツのある低音」ですか、太いケーブルなら直流抵抗が小さいのでDFが良くなり締まりは良くなりそうですが、ガッツの方はパワーアンプしだいだと思います。
低音の好みも聴くジャンルによるところが大きいかも知れません。一部のジャズとロックやフュージョン系は低音の量を要求すると思うのですが、クラシックやジャズのファンは量より質を重んじるようです。
ある方の話では、かの有名なバーチカルツインモニター(40センチウーファー×2、ウッドホーンの2ウェイ)を聴いて量ばかり多い低音でだめだと言ってました。クラシックやジャズファンに意外と軽い低音を望む人が多いようです。
軽い低音というのが難しく、重いコーン紙のウーファーだと大パワーのトランジスタアンプでドライブする必要があり重い低音になりがちです。軽い低音は、コーン紙も軽くユニット自体で制動が掛かり真空管アンプでドライブできるウーファーを用いるようです。
あるクラシックファンのマルチウェイスピーカーのウーファーはアルテック系(416−8B,515−○○,アルテックのコーン紙を使ったウーファー)を使っているようでした。某ジャズベーシストの家では、アルテックの3ウェイのオールホーンシステムで構成され、真空管アンプでドライブしているようです。
 
「締まりのきいたガッツのある低音」とは、JBL,TAD,ガウスなどのシステムや重い40cmクラスのウーファーを大パワートランジスタアンプでドライブしたときの低音でしょうか。スピーカーケーブルだけでは解決出来ない問題ではないでしょうか。

115: C40 :2005/09/15(木) 22:22:42 HOST:cf01.pref.okayama.jp  大口径ウーハーを駆動するのは、アンプのパワーの大小ではなく、ドライブ能力の高さによるものです。
 ですから、音量を上げなくても、ドライブ能力があればちゃんと良い低音は出ます。

 それから、大口径ウーハーの音が「締まりのない音」などとおっしゃる方は多いようですが、口径の小さいものと比較するとケタ違いのエネルギーを持っていますから環境の違いなどにも鋭い反応を示します。
 いい音を出そうとすると、かなりのウデと耳を要求されますから、その音を誤解しておられる方も少なくないでしょうね。
 特に、木下のバーチカルツインなんかは、一般家庭のような環境を想定して設計されていませんから、フツーの感覚では使いこなしは難しいでしょう。

 上手く使いこなせていないものをもって、その良し悪しを判断するような軽率な方も、残念ながら、少なくないですね。
 まあ、身ゼニを切って、本気で取り組んだ人でないとその良さはナカナカお判りにならないでしょう。

116: 山本 響 :2005/09/16(金) 00:27:16 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net C40様はどのようなシステムで、レイオーディオのバーチカルツインを鳴らしていらっしゃるのでしょうか。
私はとても買えませんが、一つの究極と考えています。どのようなアンプやCDPやアナログプレーヤーをお使いなのでしょうか。

117: アグネタ :2005/09/16(金) 01:24:43 HOST:p5780fb.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >スピーカーケーブルだけでは解決出来ない問題ではないでしょうか。
そんな事はわざわざ書かなくても皆さんは理解していると思ったのですが?

118: 名無しさん :2005/09/16(金) 01:53:35 HOST:YahooBB218112014034.bbtec.net


>>116


>>117
某掲示板同様のノリとお考えくださいw

119: C40 :2005/09/16(金) 08:32:10 HOST:cf01.pref.okayama.jp  山本様、ワタクシもレイオーディオはとても買えません。
 現在使用しておりますのは、次のとおりです。
 スピーカー:パイオニア エクスクルーシブ2402(ユニット:TAD1601aウーハー×1+4001ドライバー)+ET−703ツイーター
 アンプ:マッキントシュ C40+MC2600
 CDプレーヤー:ティアック エソテリックP−70VU+D−70VU
アナログプレーヤー:エクスクルーシブ P−3

 ところで、山本様は何をお使いですか?

120: 山本 響 :2005/09/16(金) 21:42:51 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net 私のシステムは、パイオニアのシステムコンポです。お金を貯めて本格的なシステムを買いたいと思います。
C40様のシステムもスゴイです。バーチカルツインのちょうど上のウーファーが無いようなスピーカーですね。この方が使い易いかもしれません。

121: C40 :2005/09/17(土) 07:34:20 HOST:FLH1Aaj007.oky.mesh.ad.jp  山本様、ワタクシはNo.115で「かなりのウデと耳を要求されますから〜」などとエラそーなこと書いてしまいましたが、ワタクシ自身そのウデも耳も持ち合わせておりませんので、我家のハンパな装置でもナカナカ使いこなしが出来ません。
 大口径スピーカーには、以前使用していたJBL#4343B以来25年ほど取り組んでまいりましたが、最近ようやくその音を好みの方向に操作できるようになってきた気がします。
 このウデと耳の悪さ・・・おハズカシイ限りです。

122: ひまひま :2005/09/26(月) 20:58:47 HOST:76.net059086086.t-com.ne.jp 私の知人では、最近Fケーブル最高という事になっています。
どうせ安いと試す人が増えています。1.6位が使いやすいです。
軽いスーピカーには、下駄(別の線)をかませて使ってみて下さい。

123: マリオ :2005/09/27(火) 13:24:41 HOST:pl962.nas923.kanazawa.nttpc.ne.jp Fケーブルはわたしも試したことがあります。
もうれつな歪みが感じられました。
ちょい聞きではメリハリが付いたようにも感じますがそれが歪みです。

124: ひまひま :2005/09/27(火) 20:57:14 HOST:20.net059086088.t-com.ne.jp 当方、歪みを感じるほど聞いていませんがどんな感じですかね。ストレートな感じに思うのですがそう思う方が居るんですね。
ところで、何を聞いてそう感じたのですか教えて下さい。当方も聞いてみたいと思います。そこの処、宜しくお願いします。

125: マリオ :2005/09/27(火) 21:14:17 HOST:pl962.nas923.kanazawa.nttpc.ne.jp >ストレートな感じに思うのですが

それならそれで良いのではないですか。

>何を聞いてそう感じたのですか教えて下さい

Fケーブル

126: ひまひま :2005/09/27(火) 21:43:35 HOST:20.net059086088.t-com.ne.jp Fケーブルは単体で鳴るわけ無いですよね?使用した曲は、何ですか。
再現して確認したいと思います。今一度お教え願います。

127: マリオ :2005/09/27(火) 22:04:50 HOST:pl962.nas923.kanazawa.nttpc.ne.jp わたしの手持ちのソフト全般です。
使用機器については懐古録さんのリンクにある
アキュフェーズ同好会をクリックしてください。
わたしそこの管理人です。

128: 名無しさん :2005/09/27(火) 22:09:58 HOST:YahooBB218112014105.bbtec.net 今日こそはベルデンのケーブルの話を、と思いましたが楽しい展開にはなりそうもない気がするのでまた今度にしますw

129: ひまひま :2005/09/27(火) 22:56:50 HOST:20.net059086088.t-com.ne.jp 内のスピーカーシステムも何組も有り、その中の一台しかFケーブルは使用していません。
なかなか、じっくりと聞く機会少ないのですがそれは時間歪みのことですか、某英国の小型スピーカー
を別のシステムで鳴らしたとき、ユニットから鳴っている感覚がなく良いスピーカーだと思いました。
そんな感覚ですかね?

130: ひまひま :2005/09/27(火) 22:59:57 HOST:20.net059086088.t-com.ne.jp すいません、そんな感覚が良いスピーカーと私は最近思っています。
それから、すると歪んでいるですかね。

131: 鉄造 :2005/09/27(火) 23:05:31 HOST:YahooBB218179036044.bbtec.net Fケーブルは使ったことがないのですが、単芯ゆえに接触状態のよしあしが出るのではないでしょうか。

132: マリオ :2005/09/27(火) 23:27:29 HOST:pl962.nas923.kanazawa.nttpc.ne.jp ですから、最初に申し上げた通り
ご自分が良いとご判断されたのであればそれで良いではありませんか。
これ以上の議論は無駄です。

133: 名無しさん :2005/09/28(水) 00:30:41 HOST:p6035-ipad52marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp Fケーブルはピンコードに使うものでしょ

134: 通りすがり :2005/09/28(水) 01:23:24 HOST:p5780f0.tokyte00.ap.so-net.ne.jp Fケーブルがそんなに良いのならスピーカ用のケーブルやピンケーブルは存在しない
と思いますけどね。

135: 鉄造 :2005/09/28(水) 04:57:12 HOST:YahooBB218179036044.bbtec.net やはり単線ゆえの使いづらさというものはあるでしょうね。
単線なので極端な曲げ伸ばしをするとミクロなクラックが入り、電力用途には問題なくとも
オーディオ的には問題になると思いますし。
それと先ほど申し上げた末端処理の問題。
しかしそれさえ承知していれば(例えばカシメ式のYラグを使うとか)、マリオ様のおっしゃる
ようなケーブル由来(あるいは接点由来)の酷い歪みなどは発生しないと思います。
Fケーブルは構造的にはしっかりしていますので。
個人的にはケーブル類の評価は接触状態のウェイトが大きいと思うので、再現性に問題があり
安易に肯定も否定も出来ないと思っています。

136: ひまひま :2005/09/28(水) 06:45:26 HOST:182.net220148120.t-com.ne.jp 鉄造さん、FケーブルでYラッグは試してないので一度試したいと思っています。
有り難うございました。

142: 名無しさん :2005/09/30(金) 19:01:42 HOST:v067124.ppp.dion.ne.jp まじめな話、ケーブルつまり電線は量産すればコストはグンと下がるが少量生産の場合かなり割高になります。
そしてオーディオ向けの場合は後者にあたります。
さらに、マニア向けにかなり中間マージンを流通段階でかけているらしく
値段と性能がかけ離れる代表みたいな商品なので
しっかりと性能と価格を見極める必要があると思います。

147: 名無しさん :2005/10/03(月) 02:36:51 HOST:p6035-ipad52marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp


>>134
世の中、金はあるが耳悪い(実は頭が悪い)方が多いですから。まあ、そういう方々
がいらっしゃるからオーディオという産業が成り立つのですが。成金万歳。

148: 名無しさん :2005/10/03(月) 04:12:06 HOST:p6efa87.tokyte00.ap.so-net.ne.jp


>>147
世の中、金もないが耳も頭も悪い方もいらっしゃいます。
いや、頭が悪いから金もない。相関関係濃厚ですね。

>>142
確かに割高ではありますが、MITやPAD、クエストよりFケーブルが良いはずは
ありません。

149: 名無しさん :2005/10/03(月) 21:45:40 HOST:229.net059086086.t-com.ne.jp 私は何でも試してから、判断することが最前だと思います。多線径のケーブルは太くなると広域がものたりません。
そんなことも、色々試さないと判りません。tryこそすべてです。

150: オーディオ歴35年のベテ :2005/10/04(火) 02:58:35 HOST:p6035-ipad52marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp


>>148
MITやPAD、クエストも試しましたが、結局ピンケーブルはFケーブル、スピーカーコード
は5.5スケのキャブタイヤケーブルが最強と判断しました。

151: T-O :2005/10/04(火) 17:34:12 HOST:PPPa2295.kanagawa-ip.dti.ne.jp [結局ピンケーブルはFケーブル]
 とは 3Cや5Cの75Ω同軸ですよね? まさか*Dの50Ωでは無いですよね。
 屋内配線用のケーブルもFケーブルと言うようなので確認です。
 オーディオ用の小信号ではインピーダンスなどは関係無いのでしょうか?
 それとも 自分の聴感を信じなさい、という事でしょうか?
 私のピンケーブルは60%がカナレのGS−6、後は雑多な種類です。
 スピーカーケーブルは最安価格のOFCを使ってます。

152: 名無しさん :2005/10/06(木) 01:11:57 HOST:pfa432a.tokyte00.ap.so-net.ne.jp オーディオ歴35年のペテン師さんはFケーブルに適した機器をお使いという理解でよろしいと思います。

153: オーディオ歴35年のベテ :2005/10/07(金) 02:14:08 HOST:p6035-ipad52marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp

>>152
一度、精神科に行ったほうがよろしいかと。耳鼻科にも。

154: 山口の勝 :2005/10/07(金) 04:04:30 HOST:asf-cable.c-able.ne.jp  昨日、バランスケーブルを買うついでに、スピーカーケーブルを見て店員さんに、
「これいくらですか。」と尋ねたところ、
「8万2,000円です」と言われ、すごすごと帰宅しました。
スピーカーケーブルって高い物なんですね。
 腹が立つこともあるでしょうが、穏やかにいきませんか?

155: ビックリマスダ :2005/10/07(金) 11:35:39 HOST:p4015-ipad28niho.hiroshima.ocn.ne.jp オーディオ歴35年のベテさんのアンプは何をお使いですか?球のアンプ使用の方は
コードにこだわらない人が多いと思いますが?

156: 名無しさん :2005/10/07(金) 18:55:14 HOST:210-160-195-185.withe.ne.jp


>>153
どうしてそういうことを言うの?
ご自身で使用されている機器には他のケーブルと比較してみて
>MITやPAD、クエストも試しましたが、結局ピンケーブルはFケーブル、スピーカーコード
>は5.5スケのキャブタイヤケーブルが最強と判断しました。
と判断されたのなら
>Fケーブルに適した機器をお使いという理解でよろしいと思います。
と言われて何がそんなにご不満なのでしょうか?
ご自身で言うのはいいが、人に言われると腹が立つということですか?
訳が分かりませぬ。

157: ひまひま :2005/10/07(金) 21:18:28 HOST:111.net219126108.t-com.ne.jp

>>156
どうしてそういうことを言うの?
決めつけるのは、辞めましょう。
なかなか判らないのが、ケーブルです。
いつも、試行錯誤でよろしいでないですか。
勘違いされている方もいってよいでないですか。
皆さんの日々精進が良いですね。
私は、何でも参考にさせていただきます。

158: 名無しさん :2005/10/07(金) 22:20:12 HOST:210-160-195-185.withe.ne.jp


>>157
何言っているか意味不明????

何を決めつけた?

むしろ、決めつけと言う点では150の
>MITやPAD、クエストも試しましたが、結局ピンケーブルはFケーブル、スピーカーコード
>は5.5スケのキャブタイヤケーブルが最強と判断しました。
この書き込みの方が決め付けに近いぞ。
これにしても決め付けではないが。

いったい何を言いたいのかさっぱりわからん????

159: オーディオ歴35年のベテ :2005/10/08(土) 01:13:16 HOST:p6035-ipad52marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp


>>155
サンスイの907mosLtdがメインです。他にヤマハc-2x,B-2x、なども使ってます。

160: ビックリマスダ :2005/10/08(土) 09:59:04 HOST:p2170-ipad36niho.hiroshima.ocn.ne.jp 有り難う御座いました、私の体験では真空管愛好家の方が比較的安価で普通のコードを
愛用されている方が多いので特性的に合うのかと思っています、コードも種類が多すぎて
価格もピンキリですよね、私は石のアンプと球と両方使っていますが、全てメルトーンに
統一しています、比較的安いし癖が無いと感じていてコードで苦労したくないので、よそ見しないように
しています・・・・福島の知り合いは真空管アンプには普通の家電用コードを使用しています、作者が
これが一番と言ったらしいですメーター数百円ですアンプは高いのだと思いますが・・・

161: ビックリマスダ :2005/10/08(土) 10:10:32 HOST:p2170-ipad36niho.hiroshima.ocn.ne.jp 名無しさんが一名なのか数名なのか?ハンドルネーム位は付けて下さいよ・・・
せめて名無し一号とか?

162: 名無しさん :2005/10/08(土) 10:35:39 HOST:ACCA1Aae094.aic.mesh.ad.jp 名無しは名無しでしょう。一号とか、二号とかつけたら、名有りになる。

163: ビックリマスダ :2005/10/08(土) 10:50:00 HOST:p2170-ipad36niho.hiroshima.ocn.ne.jp 名無しさんが一名なら良いのですが?複数名居ませんか?・・・・みな同じ人ですか

164: オーディオ歴35年のベテ :2005/10/09(日) 01:53:43 HOST:p6035-ipad52marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp

>>158
むしろ、決めつけと言う点では150の
>MITやPAD、クエストも試しましたが、結局ピンケーブルはFケーブル、スピーカーコード
>は5.5スケのキャブタイヤケーブルが最強と判断しました。
この書き込みの方が決め付けに近いぞ。
耳の悪い人に文句は言われたくないものだ

165: 名無しさん :2005/10/09(日) 16:06:46 HOST:115.net220148116.t-com.ne.jp アンプもスーピカーも部屋も違うのに何故目くじらたてて怒りなさるのやら。
狙う音まで違うから、その人にとって最高の音で良いのでは無いですか。
それを、あげつらうのは辞めなさい。
条件が違えば、結果は違うそれだけです。

166: そうそう :2005/10/09(日) 19:21:40 HOST:p578059.tokyte00.ap.so-net.ne.jp 5.5スケのキャブタイヤケーブルが最強と判断された方は、アンプもスーピカーも部屋も
5.5スケのキャブタイヤケーブルに向いているという事。
これでいいじゃん!

167: オーディオ歴35年のベテ :2005/10/10(月) 00:48:48 HOST:p6035-ipad52marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp


>>160
サンスイの907mosは真空管アンプと通じるものがあります。安価で済むなら
ケーブルも安いほうがいいですね。その分、他の機器やソフトにお金をかけられ
ますから。

168: チェ好き :2005/10/10(月) 02:03:51 HOST:p578064.tokyte00.ap.so-net.ne.jp 他の機器やソフトに充分お金をかけて余裕があればやはり高価なケーブルはそれなりに音質UPします。

169: 888 :2005/10/10(月) 08:57:45 HOST:p6243-ipad36niho.hiroshima.ocn.ne.jp はじめまして、横やりをすいません。ケーブル、コード類は料理で言うところの個人単位で使う
調味料のようなモノで、みそ汁に七味唐辛子、肉に胡椒、秋刀魚に醤油ってな感じではないでしょ
うか?

170: ビックリマスダ :2005/10/11(火) 09:18:50 HOST:p4168-ipad203niho.hiroshima.ocn.ne.jp 機器やケーブル、相性も色々ですね、自分に合うからと言って人に合うとは限りません
よね、難しい物ですねー私はメルトーン一色ですピンクだらけです・・・
それと機器がどうこうもですが部屋が一番大事だと思いますが?部屋が良ければ、そこそこの
機器スピーカーなら満足できる音楽が聴けると思います・・・888さん私の体験では
調味料ほどの違いしか無いことも有りますがアンプを変えた位の変化をするコードも体験しています
ビックリでしたよ。

171: チェ好き :2005/10/11(火) 20:08:31 HOST:p6efab9.tokyte00.ap.so-net.ne.jp


>>170
私もアンプを変えた位の変化をするコードを体験しました。
ただし値段もアンプを買えるぐらいしました(^^;

172: 名無しさん :2005/10/11(火) 21:16:46 HOST:N111037.ppp.dion.ne.jp もしかしてチェ好きはコニタン4さんですか。
どちらも、ハイエンドオーディオ所有で書き込み内容が似ていますね。

173: 888 :2005/10/11(火) 22:07:41 HOST:p6243-ipad36niho.hiroshima.ocn.ne.jp 私の乏しい経験、及び、機器でその手の変化があったのは、ADプレーヤーでカートリッジ
のリッツ線を銅線から銀線に替えたときだけです。(好き嫌いは別にしてですが!)既に銀
線はどこかに消えてしまいましたが、ソース機器(音源)に近いケーブル、コード等が一番
違いが出るのではないでしょうか?それからすると、スピーカーケーブルは、やはり調味料
では?(もしかすると、純金線にすれば大きく変わるかも?でもそんなの買えないです!)

174: オーディオ歴35年のベテ :2005/10/12(水) 02:04:24 HOST:p6035-ipad52marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp 最近は年のせいか、あまりハードにお金をかけたくないんですよね。別に金が
ないわけじゃないのですが。私のように10代から20代にかけてハイCPな器材
を見てきたものにとって、今は何でも高すぎますね、ケーブルを含めて。唯一あまり
値段の変わらないのはソフトくらいですか。それでも、20年くらい前はカットアウト
盤が300円くらいで買えて良かったんですがね。

175: チェ好き :2005/10/12(水) 21:41:04 HOST:p578011.tokyte00.ap.so-net.ne.jp

>>174 20年ぐらい前の300円は高かったんじゃないでしょうか?

176: チェ好き :2005/10/12(水) 21:52:12 HOST:p578011.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >やはり調味料?
賛成できかねます。
スピーカケーブルがなければ音が出ません。
調味料がなくても一応料理にはなります。

177: 名無しさん :2005/10/12(水) 21:55:53 HOST:N111037.ppp.dion.ne.jp  ケーブルやCDプレーヤによる「実際の変化分」は、
主観や物理的変動要素に比べて非常に小さく、人間が知覚できないレベルのものが多い。
ブラインドテストをすると確かに音が変わるが、繰り返すと傾向が出ない、
有意差が出てこないのは、「物理的変動要素」が、「実際の変化分」よりもずっと大きいためである。

178: 888 :2005/10/12(水) 23:12:40 HOST:p6243-ipad36niho.hiroshima.ocn.ne.jp H/Wを料理素材と考えれば、チェ好き様の言われる通りです。スピーカーケーブルがなければ
オーディオシステムとして機能はしません。しかし、再生される音楽が料理と考えていただけれ
ば、スピーカケーブルによる差異は大きい物なのでしょうか?
話は飛んじゃいますが、20年ほど昔の雑誌のことなのであまり良く覚えていないのですが、
「アンプをセパレートにして、出来るだけスピーカーケーブルは短くした方が良い」と言う記事
を読んだことがあります。(結局自分では実践出来ませんでしたが。)また、DIATONEのモニター
系スピーカーは、メインアンプを内蔵しています。(あくまで私の知っている限りです。そう言
えば、FOSTEXの最近のモニターもアキュのパワーを内蔵していましたっけ?)そう考えた場合、
長いスピーカーケーブルはどんなに良い物を使用しても、再生する音楽に良くないのではないで
しょうか?
わかる方がいらっしゃったらお教え下さい。

179: 名無しさん :2005/10/12(水) 23:49:10 HOST:N111037.ppp.dion.ne.jp スピーカーケーブルの場合、その違いのほとんどは、
インピーダンスと接触抵抗の差を聞いているに過ぎない。

180: ひまじん :2005/10/13(木) 00:57:46 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net 888さん、いろんな方がスピーカーケーブルに対して発言されていますが、私はこう考えています。
「スピーカーケーブルで音が変わることを疑問に思って下さい。音が変わらないのが良いケーブルです。」
スピーカーケーブルがスパイスのように変化を楽しむ好みの音に変えるという流れとは、考え方が違います。

キャブタイヤケーブルの5.5スケアあたりが正解かもしれません。私は、5.5スケアのビニール並行コードを永らく使用していましたが、最近カナレ4S12という4芯キャブタイヤ形状に交換しています。
お金があれば、スピーカーケーブルよりソフトを買いたいです。

181: オーディオ歴35年のベテ :2005/10/13(木) 01:42:03 HOST:p6035-ipad52marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp

>>175
ラーメン一杯くらいは食べられましたよ。当時の輸入盤(米盤LP)は1200〜2000円
くらいしました。

182: チェ好き :2005/10/13(木) 07:00:26 HOST:p5780af.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >「スピーカーケーブルで音が変わることを疑問に思って下さい。音が変わらないのが良いケーブルです。」
理解できない部分があります。
「変わらない」という判断は何を規準とするのでしょう?
例えば、AとBの二種類のスピーカケーブルがあったとして
AからBへスピーカケーブルを変更すると音が変わったとします。
この場合、変わったからBはだめなケーブルと判断するのでしょうか?
でも、Bの音が本当でAがだめな可能性もあります。
それとも少なくとも3種類以上を試せ、という事なのでしょうか?(この場合多数決?)
いずれにしても「変わらない」と判断するには明確で正しい基準が存在しないとこの説明は片手落ちに
思えます。

>お金があれば、スピーカーケーブルよりソフトを買いたいです。
当然、欲しいソフトは買いますよ。

>>178
英国のスピーカには、一定の長さ以上のケーブルを使用するように明記されているものがあります。
詳しい事を聞かれても覚えてませんけど。。。

>>181
ありがとうございます。
輸入盤がバカ高かったようですね。

183: チェ好き :2005/10/13(木) 07:19:12 HOST:p5780af.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >一定の長さ以上のケーブルを使用するように明記
すいません。変な書き方をしました。
一定の長さ以上のケーブルを使用した場合に良い結果が出るという事です。
http://www.naim-audio.com/download/man_ariva.pdf
の5.2 Connectionに書かれています。

184: ひまじん :2005/10/13(木) 08:21:00 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net チェさん、初めましてひまじんと申します。
変わらないと言うことは、「原音」に対してです。
一定以上の長さとは、何メートル以上の事でしょうか。また、どの様なケーブルを使うのでしょうか。
ダンピングファクター(DF)から考えても、矛盾するのですが?。
下記のアドレスをクリックして、「Q,スピーカケーブルはどれを選べばよいですか?」を参照下さい。

       http://www.canare.co.jp/faq/faq.html

185: ビックリマスダ :2005/10/13(木) 16:41:27 HOST:p1217-ipad03niho.hiroshima.ocn.ne.jp >「スピーカーケーブルで音が変わることを疑問に思って下さい。音が変わらないのが良いケーブルです。」
チェ好きさんと同じで私も理解できません、原音と同じ音がする?これまた難しいですよ・・・
好みも有るし、機器との相性も有るしですね・・・・コードはそれぞれ特徴と言うか癖が有りますから
その特徴を生かすためには、ある程度の長さが必要と私は思っています短ければ良いとは感じていません、私の友達たちも同じコードを
愛用していますが、1メートル以下は使用しません・・・・

186: ビックリマスダ :2005/10/13(木) 17:16:34 HOST:p1217-ipad03niho.hiroshima.ocn.ne.jp 追伸・・・1メートル以上はピンコードのことですSPコードだと3メートル以上
位です私の場合。この話は皆さんのオーディオルーム内のコードのはなしですから、
おのずと最長は10メートル位かと思いますが?

187: チェ好き :2005/10/13(木) 18:05:12 HOST:pfa437e.tokyte00.ap.so-net.ne.jp ひまじん様、わざわざ御挨拶いただき恐縮です。
>変わらないと言うことは、「原音」に対してです。
すいません。余計分からなくなりました。
要約すると「原音と変わらない音声を出す事ができるスピーカケーブルが良い」と
いう事でしょうか?
それともダンピングファクターのみ注視すれば適切なケーブルが選択できるという
事でしょうか?
加えて「原音」とはどのように規定されていますか?
この場合、ケーブルのお話ですから機器類は特に規定されていないわけですよね?
つまり、どのような機器類でもスピーカケーブルの選択が適切であれば「原音」を
再生できるとお考えなのでしょうか?

>一定以上の長さとは、何メートル以上の事でしょうか。また、どの様なケーブルを使うのでしょうか。
http://www.naim-audio.com/download/man_ariva.pdf
の5.2 Connectionに書かれています。
>ダンピングファクター(DF)から考えても、矛盾するのですが?。
知りません。原文を書いたのは私ではありませんから。

188: ひまじん :2005/10/13(木) 18:56:34 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net もとの音に何かの音色を加えたり、ある帯域の音を引いたりしなければ、安物で良いと思うのですが、いかがな物でしょうか。
長さに対しても常識的な長さにするわけで、問題無さそうです。

私は、語学が苦手なので原文で提示されても良く分からないのです。ですから、DFぐらいしか考えが及ばないわけです。訳文をお願いします。

189: 名無しさん :2005/10/13(木) 22:13:58 HOST:N111037.ppp.dion.ne.jp スピーカケーブルは、使う長さに合った太さのケーブルを買ってきて、
スズメッキ圧着端子を付けてしまえばオシマイである。
売り場に並ぶケーブルの太さが様々なのに、何の基準もないことについて、
疑問を持つ人も少なくないと思う。ケーブルは「太く短く」がよし言われているが、
「じゃあ、いくつならいいの?」といった、具体的な基準はなかった。
「1mあたり1スケア」を頭に入れておけば、何も迷うことはないはずだ。
同じ条件を満たしていれば、どんなケーブルを買っても結果は同じである

190: 888 :2005/10/13(木) 22:33:49 HOST:p6243-ipad36niho.hiroshima.ocn.ne.jp チェ好き様、ビックリマスダ様、ひまじん様、名無しさん様、いろいろな議論、回答ありがとう
ございます。申し訳ありませんが、ふと疑問に思ったのですが、オーディオがトーキーから発展
し、音楽再生の装置として今日に至るまで、「原音再生」と言われはじめたのは、いつ頃なので
しょうか?「原音再生」とすれば、ビックリマスダ様の様に指揮者としてタクトを振られた方な
ど原音に近いところで聞かれていらっしゃいますが、再生されるタノイの音楽は近いのでしょう
か?それとも、オーディオとは趣味の塊なので、再生する本人が気分良く聞ければいい物なので
しょうか。または、トーキーに戻り映像を中心に再生すべき物なのでしょうか?
すいません。SPケーブルからの話題から大きくはずれてしまいました。(私も同軸スピーカ
の愛用者(HPD385A)です。)

191: ひまじん :2005/10/13(木) 22:38:27 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net 名無しさんの話が案外まともかも知れない。
私の場合は、3mもあれば間に合うので、3スケアも有れば良く、5.5スケアは過剰品質と言う事かもしれない。
どうせ、私の場合は安物しか使わないので、もう一つカナレ4S11GというOFCで4.36スケアのケーブルで自作して見ようと思います。

スッキリ納得。

192: チェ好き :2005/10/13(木) 23:01:50 HOST:pae054c.tokyte00.ap.so-net.ne.jp そうでしょうか?
47研は、やけに細いケーブルを積極的に売り出してますし
http://www.47labs.co.jp/4708.html
他にも細いケーブルはあります。
>1mあたり1スケア
は、単に語呂がいい程度の目安だと思います。

888さん
答えは自分で決めて良いと思います。
そもそもソースには原音なんか入ってませんから

193: T−M :2005/10/14(金) 00:36:53 HOST:YahooBB220009068121.bbtec.net チェ好きは、BBS荒らしだよ。
まともに話聞いてはイカンゾ!
最後は、棄てゼリフ残してサヨウナラだよ。皆さん利口だからまともには相手にしないと思うけど。

194: ビックリマスダ :2005/10/14(金) 09:54:44 HOST:p1110-ipad03niho.hiroshima.ocn.ne.jp

>>190 【888さん】
原音再生と言う言葉は良くつかわれますよね?どれが原音なのか、これは難しいです
いつも原音を聴いていても、その録音の原音がどんな音だったのかは推測しか出来ません
よね・・・・私は自分が気持ち良く聴ければだれがどう言っても良いのは良いし、乗れない
音では、楽しくないです、原音を追求していないのだと思います。秋になって、最近調子良いです。

195: ビックリマスダ :2005/10/14(金) 10:30:06 HOST:p1110-ipad03niho.hiroshima.ocn.ne.jp


>>188
もとの音に何かの音色を加えたり、ある帯域の音を引いたりしなければ、安物で良いと?
これが理想のコードだと思っていますが、これが難しいのです、そのために沢山のコードが
有るのですよ、どのコードでも、歌い文句は何も足さない何も引かないだと思うのですが、
実際はそうでは無いと感じています私はコードで迷いたくないのでメルートーンで浮気しないように
心がけています、皆さんもコレと思ったコードで調整された方が良いのでは、そのコードが
安物でも高いものでも、それを基準に調整すれば良いのだと思います・・・

196: チェ好き :2005/10/14(金) 19:22:55 HOST:p5780cb.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >これが難しいのです
私もそう思います。
私自身は「アンプを変えた位の変化をするケーブル」が機器類の真価を発揮させると思い
統一する方向で動いていおります。

どのようなケーブルが適切かは、所有されている機器類にもよります。
敏感にケーブルの変更に反応する機器もあればそうでないものもあります。
私自身は、高価なケーブルはそれなりの対策がなされていると思っております。

また、海外製の高価な物でも直輸入すればそれほどでもありません。
だからと言って高値を付けている代理店に文句を言うつもりはありません。
原産国と同じ価格を付けていると商売になりませんから。
これは輸入販売をやってみると良く分かります。

197: 名無しさん :2005/10/15(土) 07:18:39 HOST:W231061.ppp.dion.ne.jp


>>192 紹介のページより
>オールマイティーな4708
>4708は、インターコネクト、デジタル、スピーカー、ビジュアルのいずれのケーブルに使用しても最高の性能を発揮します。

デジタル、ビジュアルは75オームのはず、オーディオに使うケーブルが全てが同じケーブルで良いとは、
じつにクダラン、ハッタリメーカーである。

こんなメーカーの言うことを信じると、
>高価なケーブルはそれなりの対策がなされていると思っております。
ということになる。

198: ビックリマスダ :2005/10/15(土) 08:49:44 HOST:p4217-ipad11niho.hiroshima.ocn.ne.jp わたしの場合は同じメルトーンでもそれぞれ太さは違いますしシールドも違います
大事だと思っているのは線の材質の統一です・・・以前はパワーコード、ピンコード、スピーカーコード
と別々のメーカーの物を使用していましたが、これを統一すると、私的に良かったです。

199: チェ好き :2005/10/16(日) 19:46:49 HOST:pae355c.tokyte00.ap.so-net.ne.jp >デジタル、ビジュアルは75オームのはず
>それぞれ太さは違いますしシールドも違います
当然の事ですね〜(^^

200: ドナドナ :2005/11/15(火) 13:35:35 HOST:61-24-3-11.rev.home.ne.jp 友人にウエスタン信奉者が居て、バカにしておった。しかし半世紀以上前の
錫メッキ布巻線の細いやつを強要されてSPケーブルに使用してみたところ、
フラットかつ解像度アップで唖然とした。耳がおかしくなったのか。認めるの
は悔しいが。こういう経験をされた方ありますか。細いからいいのか、
あるいはWEの古代ワイアーの神話は現実なのか?!

201: ビックリマスダ :2005/11/15(火) 16:21:03 HOST:p1209-ipad13niho.hiroshima.ocn.ne.jp 私の知り合いにも居ますよ、こだわりですね、そのコードで音作りをして脇見をしないのが
良いと思いますねー私はメルトーンですが。高級なケーブルなら良い音がでるとは限りません
よね・・・・

202: ビックリマスダ :2005/11/15(火) 16:25:37 HOST:p1209-ipad13niho.hiroshima.ocn.ne.jp アメリカ製のメーター50万位のピンコードもバラしてみると中身はドイツ製の1000円
位の普通のOFCだったりするみたいです・・・・これが50万の値段がつくと、うんうん
素晴らしいと言うひとも居ると言うことは?1000円のコードでも良い物も有ると言うことですかね?

203: CD愛好家 :2005/11/15(火) 22:53:39 HOST:ZH232232.ppp.dion.ne.jp
>>202
完全なボッタクリじゃないですか!!
ウワサは聞いていますが本当に有るんですね。
普通に考えて50万円/mなんて「怪しい」と警戒すると思うのですが
ハイエンド志向の人ほど要注意ですな。
しかしそんなケーブルを買う人にとってはたいした出費ではないのでしょうね。

204: ドナドナ :2005/11/15(火) 23:24:13 HOST:61-24-3-11.rev.home.ne.jp
>202/203
レスありがとうございます。ウーン、「そのコードで音作りをして脇見を
しないのが良いと思いますね」ですか。友人の軍門に下るのは悔しい。
しかし50万円どころか、ネット市場では、同種のWE単線ワイア−は、
500円/mくらいですから、これで済むなら安いものではありますね。
正直なところ、フラットさが気に入っていたカナレのSPケーブルや
ピンケーブル(WEワイア−使用のピンケーブルも試しました)ですら、
顔色なしなくらい見事にフラットで、音の鮮度が上がったのに
唖然としたのでした。24AWGほどのワイア−で、見た目はもう古新聞
をくくるひも、という感じなのですが・・・

205: ビックリマスダ :2005/11/16(水) 10:57:00 HOST:p2116-ipad01niho.hiroshima.ocn.ne.jp

そのコードでフラットと感じられたのが一番と思いますです、数百円のコードが良いと
言う人も居ますからねー、それも本当と思いますねー、ハイエンドコードが良いと思った人も
それで良いでしょうね、ただし高く付きますが、そんなの気にしない人でしょうからね。
でも安いコードを持ち込んでその人のコードを撃沈するのは快感でしょうね・・・

206: ビックリマスダ :2005/11/16(水) 11:00:12 HOST:p2116-ipad01niho.hiroshima.ocn.ne.jp

これがボッタクリとも言えませんね、色々いじくってあって、太さなんかヘビみたいに
太く成っていますから・・・・高級感有りますよ流石に50万ですから、中身は1000円
ですがね。

207: ハイエンドコード愛好家 :2005/11/17(木) 11:41:03 HOST:pfa4306.tokyte00.ap.so-net.ne.jp
>>203
たいした出費ではありません。
それよりも数百円のコードを接続すると高級機が汚れるような気がします。
>安いコードを持ち込んでその人のコードを撃沈するのは快感
従って安いコードは接続しません。

208: ビックリマスダ :2005/11/17(木) 11:58:49 HOST:p2117-ipad31niho.hiroshima.ocn.ne.jp

そんなこと有りませんよ、貴方のコードも中身は同じかも知れませんよ?撃沈されるのは
嫌ですよね・・・・私の撃沈率は高いですよー本人がビックリですもの、だいたい何十万も
するコードが8000円のピンコードに負けるなよと言いたいです・・・・

209: 名無しさん :2005/11/17(木) 12:25:28 HOST:E210196236140.ec-userreverse.dion.ne.jp
>>208ビックリマスダさん

ハイエンドコード愛好家を相手にしないほうが良いですよ
普通の人とは違うようですから。

210: ほえほえ :2005/11/17(木) 12:39:00 HOST:167.105.151.202.cc9.ne.jp

ビックリマスダさんへ
相手にする必要はありませんよ。
貴兄のオーディオ歴が「汚れるような気がします」。
類似のエピソードを一つ。
時はバブル崩壊後、自分が銀座の呉服屋にいた時の話です。
50万の帯がどうしても売れず、試しにそのうちの1本に150万の値札を付けたら即売し、結果完売することが出来ました(爆
あとは言わずもがなですな(核爆

212: 適正価格推進派 :2005/11/17(木) 21:05:42 HOST:ZH232206.ppp.dion.ne.jp

ハイエンドコード愛好家=コニタン4だな
100円ショップのケーブルでも100万円のケーブルも聴き分けられないんじゃないか。
だから接続しないわけよ。

オーディオはハイエンドでも耳がローエンド(笑)
まあ相手にしないこった。

213: 適正価格推進派 :2005/11/17(木) 21:38:43 HOST:ZH232206.ppp.dion.ne.jp

話を戻すが、ケーブルほど馬鹿らしいものは無い。
なぜか、それは適正価格で良質な物を販売しているメーカーがあるからだ。
懸命な読者ならお解かりだろう。アメリカにも日本にもある。

馬鹿なハイエンドマニアを相手に喰っているメーカーは所詮、いつまで経ってもガレージメーカー
、世界に通用するトップメーカーにはなれない。

214: WEは最高さ :2005/11/18(金) 04:15:41 HOST:ZH075176.ppp.dion.ne.jp

ウェスタン神話は真実ですよ。私もそこにたどり着くまでキャブタイヤや純銀や、ありとあらゆる素材を試しましたが、すべてウェスタンに負けました。皆さんも在庫があるうちに買っておきましょう。ちなみにここで出てきた現行メーカーでは、カナレ、ベルデンが最も常識的かつ良心的だと思います。ハイエンド系では、オーディオクエストが一歩リードしているような気がします。

215: ドナドナ :2005/11/18(金) 08:58:16 HOST:61-24-3-11.rev.home.ne.jp
>214
まいりましたねぇ。私もあれこれ散財したあげくに、結局素直なベルデン
とカナレに行き着いたのですが、それをあっさりWEのひものような
ワイア−に撃破されたわけです。まぁひもと言っても、とても緻密な
つくりで、可愛い色(笑)ですが。何なんでしょうかねぇ。あのすっぱり
としたフラットさと薄皮が何枚も剥げたような鮮度は。私が借りたのは、前
に書いたような錫メッキ単線ですが、214さん、他にWEのワイア−で
お薦めのタイプがありましたら、御教示下さい。

216: WEは最高さ :2005/11/19(土) 00:53:15 HOST:ZH070138.ppp.dion.ne.jp
>215
WEの電線(あえてそう呼ばせていただきます)は、現在入手できるもので、一般的な撚り線では太さで20GAから12GAぐらいまであるようです。この中では18か16が一般的なようですが、12GAが太いといっても、現在の常識からすると、「こんなに細くて大丈夫か?」と不安になるくらいですから、どれを使うかは好みの問題だと思います。実勢価格でメーター500円程度ですから、全種買ってもさほど財布は痛みません。また、ドナドナさんがお使いになったメッキ単線は、かなりレアな部類と思います。非メッキの単線、エナメル線等もあるようですが、個人的には最初に挙げた「撚り線」で十分かと思います。さほどエージングしなくとも、使った瞬間に「実力差」がわかります。「電線」恐るべし。

217: 鰯の頭 :2005/11/19(土) 02:18:22 HOST:p578089.tokyte00.ap.so-net.ne.jp

ハイエンドケーブルもWEの電線も鰯の頭も信心からのような気もしますけどね。
WEが最高ならなぜ現代の科学でWEの電線同等の物を作らないのですか?


218: WEは最高さ :2005/11/19(土) 03:02:35 HOST:ZH079205.ppp.dion.ne.jp
>217
そんなことはメーカーに聞いてください。と言いたいところですが、基本的に電線造りはローテクであって、ハイテクではないからです。また、どんなに良い製品とわかっていてもコストがかかる割に需要がない、利幅が少ない製品が市場から消えるのは仕方のないことです。私個人のメインシステムはフライングモールをマルチで、YAMAHAのC-2aでコントロールしております。でもって、SPはB&W、「電線」はウェスタン。新旧混合ですが、さんざん試した結果であって、信心からでも理屈からでもありません。いいものはいい。それだけです。むしろ、半世紀前の製品でも最新機器に劣らないものがあったり、ハイエンドの中にも、価格相応の「違い」が感じられる製品があるからこそ、オーディオは奥深く、面白いのではないでしょうか。

219: ドナドナ :2005/11/19(土) 04:04:01 HOST:61-24-3-11.rev.home.ne.jp
>216
レス、誠にありがとうございます。そういえば、貸してくれた友人は、WEの
電線(笑、そうとしか言い様がないですね)でもちょっと古めでレアだと言って
いました。メートル500円ではすまないかもしれませんね。ひとつ撚線の
方も試してみます。
>217
わたしも友人をイワシの頭信仰と笑っていたのですが、実際、216さんの
表現を使うと、これはもう全く「使った瞬間に「実力差」がわかる」というやつで
あわてて投稿した次第なのです。ちょっと試してみる価値はあります。しかし
なんでいつのまにか鰯の頭教の布教者のようになってしまったのであろうか。


220: ワンダーソリトン :2005/11/19(土) 08:26:19 HOST:eaoska269030.adsl.ppp.infoweb.ne.jp

>>217
そうですね。WEは最高さサンと、同じで、説明するのがめんどくさいというか、WEなどのビンテージ線のよさは、わかっている人にはわかっているので、
こんな良いもの、あまり教えたくないというのも、本音かも。
なぜ、WEなどの”一部”のビンテージ線材が音質的に良いのか?昔のよくできた日本刀の金属的性質は、現代の工業技術をもっても、熟練手工的鋳造方法からしか、完全には再現できないことと似た理由かもしれません。
まだ、他にもワケがあると推測されますが、ご自分で体験して、勉強してとしか言えません。
ビンテージ線材は安易に使って、実力を発揮する時、しない時、それぞれなので、使い方も問題でしょうけれど、
ただ、WE線材などを使いこなしている方は、自分のシステムの中のケーブルを入れ替えただけの結果で判断するような人は少ないでしょうから、問題はないと思います。

221: 鰯の頭 :2005/11/20(日) 13:53:16 HOST:p57807a.tokyte00.ap.so-net.ne.jp

>昔のよくできた日本刀の金属的性質は、現代の工業技術をもっても、
>熟練手工的鋳造方法からしか完全には再現できないことと似た理由かも


なるほど!深いですね〜
ドイツ軍は日本刀を分析して自軍の戦車の装甲にモリブデン鋼を混入させた。
東海楽器はオールドギブソンのバンジョーリムの成分を分析して成分上は
100%同一の物を作った。
どちらもオリジナルには及ばないものの名品として伝わっています。
考えてみるとこういう話は沢山ありそうです。
ご回答ありがとうございます。

222: ワンダーソリトン :2005/11/20(日) 23:17:31 HOST:eaoska211069.adsl.ppp.infoweb.ne.jp

>ドイツ軍は日本刀を分析して自軍の戦車の装甲にモリブデン鋼を混入させた。

東海楽器はオールドギブソンのバンジョーリムの成分を分析して成分上は
100%同一の物を作った。
 こちらこそ、勉強になります。
機会があったら、なるべく1950年以前のビンテージ線を試してみてください。ラインケーブルなら、ノンシ−ルド単線2芯構造なんて、お勧めです。

223: 鰯の頭 :2005/11/21(月) 02:14:03 HOST:p5780e1.tokyte00.ap.so-net.ne.jp

了解です!探してみます。
御教授ありがとうございます。
試してみる事ができたら感想を御報告したいと思います。

224: エルマア :2005/11/21(月) 02:19:48 HOST:61-24-3-11.rev.home.ne.jp 戦前のドイツの優秀レンズ(ライカやツァイスその他)を使われたことが
ある方はご存じのように、露光等条件がぴったり合えば、現代のどんなレンズ
よりもシャープで立体的な画像を作り、独特の生々しい空気感をもち、しかもカラー
フィルムがほとんど使われない時代なのに、現代のレンズよりも分厚く、
自然な発色で色が表現されます。これはサービスサイズの機械焼きつけ
でも一目瞭然です。WEのワイア−等もこれと同じようなものではない
でしょうか。本体(アンプ/カメラ)やソフト(SPレコード/フィルム)
がプリミティヴだった分、ローテクな手作業に頼る部分(ワイア−/レンズ)
で洗練を極めて補ったとも考えられます。時代とともにこの部分は忘れ
られ、切り捨てられたのでしょうね。

225: 鰯の頭 :2005/11/21(月) 02:38:14 HOST:p5780e1.tokyte00.ap.so-net.ne.jp

秋葉で売ってるんですね〜
早速行ってみます(^^

226: ビックリマスダ :2005/11/21(月) 09:10:47 HOST:p6051-ipad12niho.hiroshima.ocn.ne.jp

ビンテージコードも良いと思うのですが私だったら、真空管アンプに高能率のアルテックか
タンノイのビンテージに使用したいですねー


227: nagatoki :2005/11/25(金) 20:04:39 HOST:ZH169163.ppp.dion.ne.jp

今回私もやふおくで
WE 絹巻エナメル線20GA 210cm×12本を1799円で落札しました。
ものすごく細いのですね。使用してみると音は、中高音が澄んでいて
生々しいです。静かになったといいますか、ボリウムを上げても
うるさくないです。信じられないが、ボーカルがすばらしいの一言です。
今まで聞いたのが、なんだったのかなーという感じです。
低域は少し薄い感じがします。やはり皆さんの言ったことが
本当だとわかりました。

228: KOKO :2005/11/28(月) 20:12:42 HOST:W231239.ppp.dion.ne.jp

>nagatoki さん

WEで良い音を手に入れられて良かったですね。
どんなケーブルでも値段によらず自分のお気に入りが一番でしょう。

でも中には、ケーブルでは音が変わらない、電気的に理屈が通らない
という人もいらっしゃるようなのでいろいろですね。
もちろん私は変わると考えています。

229: 絹巻線 :2006/01/25(水) 23:50:07 HOST:ZL018043.ppp.dion.ne.jp

どうもプラスチック製のコードは、プラスチックの音がすると言う事に気付きました。
考えてみれば、テストする素材以上にスピーカーが高性能でなけば気休め・独り善がりの議論に過ぎません。ランク的には、2段階でしょうか?。

230: am_fan :2006/01/26(木) 09:02:25 HOST:13.net220148180.t-com.ne.jp DA変換された信号を確実にspに伝える。そう言った意味でケーブルの重要
性は認識しているつもりですが、CPを考えると差ほどこだわる必要性も無い
物と思います。銅線のリッツ線に銀のコーティング(シールド加工)された3
万から7、8万円前後の商品が聴覚としての臨界点だと思います(もちろんア
ンプに接続されるケーブルもある程度の品質が要求されることが前提ですが、
、)。

231: 適正価格推進派 :2006/02/19(日) 21:35:56 HOST:ZF240221.ppp.dion.ne.jp

>銅線のリッツ線に銀のコーティング(シールド加工)された3
>万から7、8万円前後の商品が聴覚としての臨界点だと思います

十分にこだわっていると思うがね、ところで
CDプレーヤーの出力インピーダンスには気を使っているのかな?
400オームも有れば十分に差が出る、いや音に癖が乗るといった方が良いかな。

WEのワイヤーは使ったことが無いが、皆さんのご意見を参考に一度使ってみようかな。
銅線なんて年数で劣化するような物ではないし・・・おっと絶縁被覆は劣化するか。

232: conny :2006/08/03(木) 13:03:03 HOST:tetkyo051218.tkyo.te.ftth2.ppp.infoweb.ne.jp

20年程前、大型汎用コンピューターのオペレーターをしてました。夜勤の時、
コンピューター用のケーブルがころがっていたので10m程しっけいして自宅の
スピーカーコードと取り替えてみたところ、みちがえるように音が良くなったことを
覚えてます。特に透明感が向上しました。

234: よこせ! :2007/09/23(日) 13:57:40 HOST:softbank218141163050.bbtec.net

WEを入れると金額や外見でケーブルを語るひとが一様に阿呆に見えます。
このカタルシスを体験する為だけにWEを買う価値はあるのではないかと個人的に思います。

235: V-LZ :2007/09/23(日) 16:40:25 HOST:server12.janis.or.jp

WE14GAを10システムの半分に使用していますが此れが最高とは思いません。
標準ではあるが趣味の世界は広くて深いものWEのケーブルは今品薄で価格が上昇しております。
これ以上上がれば私は買いません。

236: V-LZ :2007/10/07(日) 13:09:01 HOST:server12.janis.or.jp

WEのケーブルの絶縁体は外部からの影響を受けにくくした素材だそうです。
高価な線は素材も色々ですが絶縁体にこだわりがあるように感じます。
私はそのひとつひとつが巡り合いで人生で言えば一期一会みたいに感じております。
WE信者みたいな人と巡り合い使いましたが自動車でいえばホルクスワーゲンみたいです。
いわゆる可もなく不可もない。この線を平均的な音として使用すれば正しい道が開けそうです。

237: 角ゲツタ :2007/10/08(月) 11:01:41 HOST:i210-164-162-96.s02.a020.ap.plala.or.jp

WE等のビンテージケーブルはフルレンジ、古典2WAYスピーカーにこそ合う
現代の3WAY、4WAYにはそれぞれ指定されるケーブルがベストマッチされてる
良し悪しは別にして逆に使うと評価を誤る

238: デコポン :2011/11/29(火) 14:17:11 HOST:proxy30061.docomo.ne.jp

ベルデンのスピーカーケーブルSTUDIO494Mk2でラインケーブルをさくせいへたな2〜3万円のケーブルにヒケをとらない様な気がします。

239: tomton :2011/12/07(水) 13:57:44 HOST:KD119107113050.au-net.ne.jp

色々なケーブル使ってきたけど、今使ってるのはモガミの2477。
2804と2477の中間のケーブルがあれば理想と思うけどモガミさん
は作ってくれそうもない。

240: tomton :2011/12/19(月) 05:47:38 HOST:KD211018042058.au-net.ne.jp

モガミ2477を2804に置き換えると、音量が1から2db上がって聴こえるんだよね。
音が前に出る感じがするけど、音質が向上したかというと、そうでもない。

モガミ2804の長さを半分にしてクロス接続してみたろかと思っている。
加工の難しいケーブルだから素人には手におえない。

241: SX-3V :2012/06/03(日) 03:58:26 HOST:so7-1.cty-net.ne.jp

参考になると思われますサイトを載せておきます。

オーディオ苦楽部

h ttp://www7a.biglobe.ne.jp/~sigotnin/audio/audio001.htm

243: T.H :2013/05/14(火) 08:46:37 HOST:OFSfx-07p4-228.ppp11.odn.ad.jp

タンノイのIIILZは、SP端子ではなくリード線?で出てるのですが
それが細い!

細く線が良いのは、低音が伸びてきれいな音がする場合もあって
それでいくならそういうのが良い場合も多いのです
JBLのスタジオモニターも中は、細い線だったりします

244: RW-2 :2013/05/14(火) 11:12:15 HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

>JBLのスタジオモニターも中は、細い線

鉄端子に細線。JBLの音作りですね。

245: V−LZ :2013/06/08(土) 18:14:48 HOST:server121.janis.or.jp

過去数十年にわたりSPケーブルをいろいろ試してきたが今はWE 16GAでおちついています。
しかし在庫が無くなると言いながらきりもなく販売されているのは?
V−LZも4333-Aもバランスよく鳴っているような気がします。
RCAコードもやっと好みに合うものを見つけて落ち着いたところです。

246: 薬漬け :2013/06/08(土) 23:27:06 HOST:zaq77189080.zaq.ne.jp WE 16GAは、現在出回っているのはレプリカが多いようですね。
尤ももともと保管分であっても、「WE」と表示されていないようですが。

16GAは、高域と低域のバランスが中庸な感じがしますね。


247: 球冷 :2013/06/09(日) 14:09:37 HOST:softbank220010227134.bbtec.net

銀メッキ線 ドイツ製安くて 良かったが もう無い

オルトフォン¥1000−mとか4芯のは如何でしょう?

248: RW-2 :2013/06/17(月) 14:57:53 HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

>「WE」と表示されていないようですが

元来WEが製造しているのではないからです。WEが下請け会社(ベルデン等数社)に
発注し納入された分がWEのリールに巻かれるだけです。

WEが凄いのは、線材のチョイスの仕方とレーシング技術です。なにも線材によって
音を作ってるわけではなくて規格有りきです。たとえばある仕様ゲージについては
1500V10A流して5分間火を吹かないってなことです。簡単に言えば耐久性です。

249: ジークフリート :2013/06/22(土) 10:05:32 HOST:211.159.1.110.ap.yournet.ne.jp

装置とセッティングがほぼ決まってきたところで、ケーブルにも再度こだわりたいところですが・・・フォノケーブル以外のインターコネクトとスピーカーケーブルの線材を統一するか?RCAプラグの部分は、プラグ無しで線材がRCA端子に直接接触させるか?もちろんシールド無しでしょ?などなど、アイデアは浮かぶものの・・・とりあえず、先立つもの無し!

250: 前期 :2013/06/22(土) 10:21:37 HOST:h220-215-132-031.catv02.itscom.jp

久しぶりに上がってきましたね、この話題。
Powered SP ならこう言う心配も不要になりますが現代のモニスピはそう言う
ものが主流のようです。
無論 PA システムではそうもいかないのかもしれませんが・・・・・

251: RW-2 :2013/06/22(土) 14:45:45 HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

メーター100円のケーブルと1000円のケーブル。値段は10倍ですが低周波(オーディオ帯)での音の
差は1.01倍くらいでしょか (略)

100Kzで0.01dBの差とか、MHz帯でのクロストークやら電磁波混入やら電気結合ノイズやらを人間の
耳で聴き分けられるワケはなし。差を感じたとすれば端子接点部の接合状態。

ベルデンのツイストケーブルの有効性優位性を大々的に誇張している販売者もいますが、LANケー
ブルのコモンモード除去、電磁波減少仕様と目的が違います。長々と引回した際に上に重量物を
乗せられ引きずられたり、その物体の角でチギれたりしないことが重要なのであります。

252: くろねき :2013/06/22(土) 22:03:55 HOST:wb92proxy10.ezweb.ne.jp

皆さんこんばんは。

>>251 ☆RW-2さん☆こんばんは。

MHz帯またはGHz帯の電磁波はアンプのNFBが拾ってしまうことがあり、
特にソリッドステートのステレオアンプで回路動作に影響が・・・
という話があるみたいですね。

でもそれを気にするなら、そもそもそうでないアンプに
置き換えたほうが話が早かったり(笑)?

聴き分けられる保証は無いけど、無くせるものなら無くしたいし、
そのほうが気分的にも・・・みたいな?
まぁ「夢を売る」タイプの製品もあるって言いますからね。

それよりもっと単純な、直流抵抗や静電容量が結構違うそうですが、
こっちのほうが影響が大きいでしょうか。

253: くろねき :2013/06/22(土) 22:20:14 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp

そういえば、手元にスピーカーケーブルがあるんですが・・・

ビクターSX-500付属品の、特製OFCコード。
あれは単売するとしたらいくらくらいのものなんでしょうか?
(ひらがなが続いた・笑)
いいところ500円/1メートルくらいのものか?


254: RW-2 :2013/06/22(土) 22:45:30 HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

>直流抵抗や静電容量が結構違う

5〜10mのケーブルを用意して抵抗値を測ってみてくださいまし。どれだけ
違いますでしょか。また静電容量はキャパシタンス。SPケーブルにはシー
ルド線は使いません。イコライザーアンプの配線では重要ですが。

特にマランツ#7とか。5cmばかり線材の如何で音が生きたり死んだり。
微電流のイコライザーアンプは腫れものに触るように敏感ですね。

255: RW-2 :2013/06/22(土) 22:56:42 HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp >500円/1メートルくらいのものか

1メートル150〜200円くらいでしょか。型番付単売品となると1メートル300円となります。

256: RW-2 :2013/06/22(土) 23:04:00 HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

>イコライザーアンプは腫れものに触るように

抵抗値ではなくてNFのキャパシタンスの噛ませ方で発振したり止めたりするわけで。
発振されりゃアウトですが、するかしないか極限状態がサイコーというギリギリを求める (略)

257: ジークフリート :2013/06/23(日) 07:48:21 HOST:211.159.1.110.ap.yournet.ne.jp

とりあえず、スピーカーケーブルとして開発された単線系のものにXLRプラグが付いたインターコネクトを借りているんですが、クドイ夏風邪や諸々の用事があって、我が家では未だ試せず。

このケーブル。スピーカー用としては既に我が家で使っていたもので、あまり新鮮味はないのですが・・・スピーカー用としてもトライワイヤリングのところをウーハーとミッドレンヂだけしか使わなかったし、一番試したいのはRCA端子間なのにこれも未だ試していないし・・なので、再挑戦といったところ。

現在、各機器間のケーブルがまちまちなコトと、スピーカーケーブルは、エネルギー不足を感じた頃に低音が若干肥大するのが解っていながらエネルギー感を優先した、悔いの残る接続となっておりまして、エネルギー感は少々減退しようとも、更にスッキリと見通しよい音場の出現を期待して、徐々にでも改善して行きたいと、秘かに企てているところです。(このケーブル。1mペアがアンバランスで3万円、バランスで4.5万円という、今時ならお安い価格かもしれませんけど、そんなもん買うならチョットイイ装置でも買えるんじゃない?てなビミョウなお値段。なので、ヤっちゃった間が鈍るように徐々に、徐々に・・)

258: 球冷 :2013/06/23(日) 11:43:28 HOST:softbank220010227134.bbtec.net

1.25SQ付属 銅よじり線から
500/m の今は日本に売られていない 自動車屋にも有った
ドイツ製銀めっきケーブルにしたら
1.1倍は良くなった
この0.1は以前の付属ケーブルからは 出てこない音でした。
但し銀は錆びますから音質は劣化してゆきますね。

259: くろねき :2013/06/23(日) 16:56:31 HOST:wb92proxy12.ezweb.ne.jp

皆さんこんにちは。

ワンセグチューナー付属品の、透明な被覆のUSBケーブル。
シールドが緑青を吹いてしまい、すっかり緑色に。

ところが、同じような線材のシールドがある別のUSBケーブルや、
レコードプレーヤーの直出し線のシールド部分では、
そんなことはありませんでした。

もしかしたら線材自体違うのかもしれませんが、
線材の劣化には被覆の質が相当影響するんじゃないか?
という気がします。

そういえばテフロンコーティングなどを施した線材がありますが、
外気などによる劣化防止という観点からは、
ああいったもののほうが安心かもしれませんね。


260: D-150 :2013/06/25(火) 14:53:20 HOST:s233.ALPHA-w15.vectant.ne.jp

被覆の材質は影響しそうですね。

40年前、幹線道路近くの空気の悪い所に住んでいた頃はSPケーブルが直ぐに変色した。
所持していた透明被覆線で全てが真っ黒になったのがあった(見える)。
大気汚染の影響も大かも?

被覆ではないが、身近なところでケチャップやマヨネーズの容器素材は日本の大発明の
エバール(クラレ)がつかわれている。

261: RW-2 :2013/06/25(火) 15:54:51 HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

>真っ黒になったのがあった

線材は経年を考えるとスズメッキ撚り線が良いのでしょ。ベルデンはスズメッキ線です。ハンダのりも
良いですし。ただ、メッキ線は異種金属が介在するので音が悪いなどとのたまう輩も出てくる。
どうせアンプ出力端子やSPユニットの処に行けばハンダや平型端子でツナがるのですけどね (略)

音の変化が現れるとすれば線材の違いより被覆(シース)でしょね。柔らかいと線材をダンプしますし、
硬いと振動させます(小振動ではデドニングとして働きますが大振動ではデメとなる?)。科学的には
叩きノイズの差が音の変化となって現れる。もっとも2〜3m程度じゃ判らないと思いますけど。


262: ジークフリート :2013/06/25(火) 18:05:49 HOST:211.159.1.110.ap.yournet.ne.jp

透明若しくは半透明のある種の被覆を用いたケーブルは、ある日気がつくと導体が所々真っ黒(又は緑色)に変色していることがありますが、あの類いの被覆を被せるために?導体に付着しているネットリしたもの・・どうもアレが変色の原因みたいですね。
某社の昇圧トランス買ったらオマケに付いてきたフォノケーブルなんぞは、年数経つと緑色の汁が隙間から出てきて・・・うわっ、キモチわる〜。

263: 前期 :2013/06/25(火) 18:16:51 HOST:h220-215-132-031.catv02.itscom.jp
>>261
>スズメッキ撚り線が良い・・・・・

ベルデンに限らずアチャラの業務用線材に共通ですね。半田のノリがよろしい。
やはり戦勝国は一枚うわてです。


264: SAT-IN :2013/06/25(火) 20:21:59 HOST:s500041.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp

リアルフォースを持つあちらだと電線といえど兵器の部類でしょうから、気合いが違うのかも。


265: RW-2 :2013/06/25(火) 21:03:23 HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

>あちらだと電線といえど兵器

昔、流出した基板を某所から入手しましたが、5mm厚ベーク基板、スズメッキ線でテフロン皮膜。
100μF以下はすべて銀ケース封入湿式タンタルコンデンサーでした。自作球アンプの配線材、
カソードパスコンに重宝。SDF物も右ならえですけどやや地味です。

266: SAT-IN :2013/06/25(火) 21:46:26 HOST:s1408158.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp

ベルデンは確か軍御用達でしたっけね。

267: ジークフリート :2013/06/25(火) 22:02:17 HOST:211.159.1.110.ap.yournet.ne.jp

あまり誉めると、音が良いケーブルのように思われそうですねぇ。

268: RW-2 :2013/06/25(火) 22:41:08 HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

配線材のシースの色が綺麗なんですよね。7〜8色あるでしょ。硬さがまた宜しい。
曲げた形状をそのまま維持します。柔らかいと整えた形を維持できませんし、硬いと
戻ってしまいます。まったく絶妙です。国産品じゃそうはいかない。歴史でしょうね。


269: SAT-IN :2013/06/26(水) 08:37:17 HOST:s802204.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp

一部手を入れたりすると線材のシナリは気になりますね。
別に誰が見る訳でもないのにです。
ああいうのを作為的に意識してクネクネする拙者なんかより場数を踏んだ人(女子工員さんとか?)がマニュアル通りチャッチャとやるほうが美しいように思います。

270: RW-2 :2013/06/26(水) 11:32:10 HOST:24.223.1.110.ap.yournet.ne.jp

>線材のシナリ

伊藤先生が枝振りと称していました。あの緩やかな余裕ある配線は好きですね。あとあと
不都合があっても対処できます。○杉アンプのようにツッぱった配線にしますと音まで
ツッぱって潤いがないように聴こえます。鉄シャーシーだと良いのですがアルミシャーシー
だとたわむでしょ。すると配線材からラグ/ポストまでストレスが掛かってアブないのです (略)

271: n :2015/09/29(火) 22:37:51 HOST:FL1-119-242-155-230.tky.mesh.ad.jp age

272: すってんてん(借金漬け) :2015/09/29(火) 22:58:54 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp

>○杉アンプのようにツッぱった配線にしますと音まで
ツッぱって潤いがないように聴こえます。

ワカリ松。
ツッパッて潤いにかける音でつ。(BROS1、16、24を愛用中)
同傾向の神経衰弱なアキュよりも品がアリ松が・・・・・・・多分!?でつね

273: SAT-IN :2015/09/29(火) 23:17:13 HOST:pl139.mas1901.n-otemachi.nttpc.ne.jp

ラ技で古典球アンプを発表しておられた新氏の配線具合は割りと好きなんですけど
人によってはヘタクソだと言う意見も有って美意識は人それぞれだなと思いました。
大量生産品の機器でも自然な(見える)枝振りが有って、女工さんがやったとしたら無作為の美とでも申しましょうか。
やろうとすると、これが案外出来ないのです。


274: RW-2 :2015/09/30(水) 03:10:05 HOST:159.229.156.59.ap.yournet.ne.jp >新氏

先般、玉音放送をデジタルリマスタリングなさったのも新氏でしたね。

>大量生産品の機器でも

TRアンプが全盛になった頃のソニーさんの高級アンプのハーネスは神技だす。
あの束ね方。レーシングの巧さ匠さ。とてもああはできない。職人技でした。

275: 前期 :2015/09/30(水) 10:16:14 HOST:h220-215-129-102.catv02.itscom.jp

球アンプの配線は西部流とQuad流じゃ違い松ね。西部のそれはなぜか昔の電話
交換機に似ています。美的ではないかもしれませんが安定性とメンテのやりや
すさを優先しているのでしょう。そのpragmatsimに痺れ松ね。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1121080635/


48. 中川隆[-13412] koaQ7Jey 2018年7月07日 20:11:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16345]

オーディオ雑誌に書いてあることはデタラメばかり


2012/03/07
私が最も信頼するスピーカーケーブルはウェスタン・エレクトリックです。

状況に応じてWE16GAとWE14GAを使い分けております。色付けの無さ、フラットさを演出することにかけてはウェスタン・エレクトリックの右に出るものはないとさえ言えます。スタジオ・モニターやSR用などのプロ用スピーカーに使ってこそその真価を発揮します。

但し、今はウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブルは製造されておりません。ウェスタン・エレクトリック自体が消滅しており、流通しているのは何十年も前に製造された分の僅かな在庫のみで、それが尽きてしまったら終わりというヴィンテージ中のヴィンテージと言えるほどの希少なものです。

オーディオアクセサリー誌の2012年春号に、ウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブル復刻版が登場、という記事が載っており、目が釘付けになりました。

販売しているのは、早稲田大学内のベンチャー企業である潟uライトーン。

このケーブルは、AIW(American Insulated Wire Corporation)が、当時と同じ材料と製法によって復刻したものだそうです。ラインアップは太さの異なる14GA、16GA、18GAの3種。PVCの絶縁と綿の被覆が施されたもので、これはまさにウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブルのトレードマークと言えるものです。但し、ツイン・ケーブルではないので左右のスピーカーに使う場合は4本必要とのことです。

AIWという会社が気になるところですが、1881年から1995年まで存在したウェスタン・エレクトリック社の委託生産を手掛ける大手メーカーで、「KS13385L-1」の型番を持つ各種線径のケーブルをウェスタン・エレクトリック社にOEM供給していたそうです。

ウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブルはOEMだったのね・・・

そもそもウェスタン・エレクトリック社は、アメリカ最大手の電話会社であるAT&Tの製造部門として主に電話機などを作っていました。映画館向けに音響機器を製造していた時期もありましたが、真空管のアンプやスピーカーユニットの製造ラインはあっても、スピーカーケーブルを作るところまでは手が回らなかったのでしょう。ケーブルというのは高度な技術を要する製品です。恐らくかなりの設備投資が必要で、専業でないと優れたものは製造できないのかもしれません。製造委託をした方が早いといったところでしょうか。

ケーブル専業メーカーの筆頭はベルデン社です。

オーディオケーブルはよく知られるところですが、それ以外に軍事用など様々な用途向けに、ありとあらゆるケーブルを製造しています。製造するだけでなくソリューションも手掛けております。

オーディオアクセサリー誌には、記事だけでなくブライトーンの広告も載っていましたが、非常に気になることが書いてありました。


サイズ14GA:低域が力強い
サイズ16GA:低域から高域までバランスが良い
サイズ18GA:広がりがある、ツイーターや内部配線向き

という説明がされていました。

もし、ウェスタン・エレクトリックの復刻版スピーカーケーブルを購入しようと思った方がおられたら、上記の説明はデタラメなので鵜呑みにしてはいけないと警告しておきます。

ウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブルの正しい使い方はこうです。

サイズ14GA:5〜6mほどの長さで使うこと
サイズ16GA:3〜4mほどの長さで使うこと
サイズ18GA:2mほどの長さで使うこと

サイズによって使う長さが決まるのがプロ用のケーブルです。上記のようにして使うと、いずれも同じ結果になります。それはフラットな音、つまり低域から高域までバランスが良くなるということです。

プロ用のケーブルには低域が力強くなるなどといった味付けは一切施されておりません。

例えば、14GAを使って低域が力強く感じられるというのは、音のバランスが崩れたことを意味します。ケーブルの長さが足りないだけの話です。5〜6mで使えば低域から高域までバランスが良くなります。

プロ用のケーブルというのは、如何にフラットな音を出すかを最終的な目標として製造されているのです。アンプとスピーカーの距離は条件によって様々です。ケーブルの長さが異なってもフラットな音を出せるように、サイズ、つまり芯線の太さのバリエーションがあるというわけです。ケーブルの長さと芯線の太さの組み合わせでフラットな音に追い込むというのが正しい使い方です。

オーディオアクセサリー誌には、「福田屋セレクション スピーカーケーブル・スクランブルテスト」という記事も載っていましたが、テストをするに当たって、どのくらいの長さで試聴したということは一切書かれていませんでした。オーディオ評論家の福田氏は、スピーカーケーブルの長さと太さの関係をわかっているのでしょうか?それ以前にフラットな音がどういうものかをわかっているのでしょうか?

更に酷いことに、端末処理で音質がアップする、ということで、推奨するYラグやバナナプラグの紹介までしていました。ロジウムメッキの高剛性材を使った製品が解像度でも有利とまで書いてあります。そんなものを使ったら音が曇ってしまうというのに・・・

ウェスタン・エレクトリックの14GAもテストしていました。スペックからすると個性的な音がするのではないかと想像していたそうですが、至って現代的な性能だと驚いている様子でした。プロ用ケーブルは至極真っ当な音しかしないんですよ。

プロ用機材を導入して真っ当な音を聞くことができるようになりましたが、オーディオ雑誌に書いてあることはデタラメばかりだと改めて感じる今日この頃です。
http://audiomyhobby.at.webry.info/201203/article_2.html


49. 中川隆[-13411] koaQ7Jey 2018年7月07日 20:19:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16345]

WesternElectric 復活!

Western Electric - Official Home Page
http://www.westernelectric.com/index.html
http://facebook.com/westernelectric
http://twitter.com/westernelectric
http://instagram.com/westernelectric

Greetings from Western Electric - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=dTVe_jDW-lo

WesternElectricが復活し、

300Bはもちろん、アンプやCDPまで製造しています。

以下 米国値段 

日本円にする場合、

今日の為替ですと下記のドルを約110倍すると円になります。


300B 1本:599ドル

300Bマッチドペア管:¥1299ドル

116-C RIAA プリアンプ:7695ドル

97-A モノブロックアンプ:50995ドル

203-C CDプレーヤー:¥6195ドル


その他755のコーン紙や KSナンバーのケーブル各種

今月WE91Eアンプも発表しています。


基盤を使用した配線のウエスタンのアンプ??今風...。

どんな音がするのか聴いてみたい気はします...。
http://soundjulia.seesaa.net/article/459313369.html


50. 中川隆[-13433] koaQ7Jey 2018年7月08日 14:48:10 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16381]

ケーブル 全般コミュのWEケーブルは本当いいの?
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=95062&id=47911320


WEケーブルは本当いいの?
mixiユーザー 2009年11月09日 14:07

以前、プロケーブルと言う会社のHPを読んですっかり信用してベルデン8470をずっと使っていたのですが。最近〇バシカメラで同じものが売っていいたのを発見し。私の持っている物と微妙に違いがあり、本当にベルデン8470なのか心配になりました。

〇バシカメラで売っていたのは・ケーブルの外皮に印字がある・芯線がメッキ無し

・黒白の線の間に意味不明の糸のようなものが巻いてある

です。
私の持っている物は

・芯線は錫メッキ
・外皮には印字はなし(これが怪しい)
・勿論糸もない

です。
それでオーディオクエストのm/840円の単線ワイヤーに変えたら音の雰囲気が変わり軽く驚きました。尚更偽物疑惑が…
それなら方々で噂になっているWEのケーブルは如何なものなのか興味が湧いてきましてどなたか使ったことのあるかたはいらっしゃいませんか?

またオークション等ではこれで最後等と散々書かれているわりには結構出品率高いと思うのですが…しかしロールがそのまま写真掲載されて、潰れてくちゃくちゃになってるものをよく見ますが、実はアメリカではゴミ扱いの二束三文品を仕入れてそれらしい説明連ねて高く売っているのでは?
って気がしてならないのですが…違いますかね?
どなたか裏情報知ってる方、教えて下さいexclamation ×2

[9] mixiユーザー
11月09日 16:01

> Steveさん
コメントありがとうございます
私もプロケーさんの言ってる事を信用してベルデン8412も揃えました
8470も揃えました。
それに関してはハッキリ違いが解る明確な音質向上を確認でき納得しましたし、これ以下はあっても以上はないかも
くらい思いましたよ

しかしWEも聴いてみない事には結論が出ないと思ってまして

今お返事頂いたように確かな品であることには違いなさそうですしねexclamation ×2

しかし今から40年近く前のケーブルが今だサイコー!
と言われているこの業界は発展していないのでしょうか…
発展してるのは外見の装飾だけで結局コアの部分は銅線でしかないわけで

それともその時代に既に最高地点に到達していたということなんでしょうか…


[11] mixiユーザー 11月09日 18:41


>07 Steveさん
聞く音楽ソースは色々です

JAZZもクラシックもJPOPも聴きます
なのでカナレでなくてもよいかと

クラシックもかなり好きなので弦楽器が素敵に聞こえたらいいな〜って思って

今使っているAudioquestより8460の方がアコースティックはよかった気がします

WEの単線はJAZZとクラシックを綺麗に鳴らしてくれるといいなぁと思っているのですが

[12] mixiユーザー 11月09日 18:45


> piper at Dawnさん
WE単線RCAって凄そうですね

でもそれは変えちゃったんだ

もっと好みのケーブル…

それを越えるケーブルってあるんですねあせあせ(飛び散る汗)

探せば…


[13] mixiユーザー 11月09日 19:17

どえりゃあ裏技を紹介します。
信号の伝達はまあドミノ倒しと考えてください。

ですから片Ch3mのSPケーブルのSP側の1mだけをWEを使い、残りをカナレでもベルデンでも結構です繋ぎます。

最終的に出てくる音は3mWEの場合とほとんど変わりません。つまり最後の1mのみが音のプロファイルに影響し後は関係が少ないという事なんです。このエコ方式を知ってから家族のSPは全てWEで繋いでおります。

後、ゲージ(太さ)と長さの関係をちゃんとしませんとまとまりませんよ。太いと太い音がしますが上が出ません。というかバランスが低音に偏り高音が不足のように感じます。

又、細すぎると高音ばかり目だって低音が出ていないように感じます。これはどの線でも言えます。長い場合は太めにしないとエネルギー転送できないし、太すぎるとボヨ〜〜ンとしたしまりの無い音になります。これは井上さんの言う通りですね。

良い音のする線素材、新しいものでは無いようです。
皆さん中古を買い漁るのはそれが理由です。

[15] mixiユーザー 11月09日 22:05

TMDは僕の知り合いで今でもWEのビンテージやらを買い求めております。彼曰く、ビンテージワイアーしか使えないそうですが...。

[16] mixiユーザー 11月09日 23:01

> 013 Steveさん
凄い手荒な方法ですが合理的ですねexclamation ×2

ただ私の自宅、仕事場も狭いため片側2mで足りますOK

なので大してケーブル代はかかりませんw

でもありがとうございます


[17] mixiユーザー 11月09日 23:10

>014 piper at Dawnさん

ちょっと解らないのですがWEのTMD??
WEにも種類があると言う事なんですか?ベルデンに8470や8471があるようにWEにも好評な物とそうでもないものがあると!


[18] mixiユーザー 11月09日 23:13

>014 piper at Dawnさん
それと私は余り詳しくないのでzaollaが解りませんあせあせ(飛び散る汗)調べてみますあせあせ(飛び散る汗)

[19] mixiユーザー 11月09日 23:18

>015 Steveさん
それだけいいものがビンテージには残っているということなんですねexclamation ×2

[21] mixiユーザー 11月10日 00:19


>014 piper at Dawnさん

>自分の所有しているWEのケーブルはTMDというメーカーのものです

僕の認識がおかしかったらごめんなさい
僕の中でWEとは「WesternElectric」を指していました

なのでWEのケーブルはTMDというのが解らないのですがあせあせ(飛び散る汗)

TMDは別な高級ケーブルメーカーですよね?

[22] mixiユーザー 11月10日 03:18

少しいくつかたまには管理人らしくに解答をさせていただきます。。

>潰れてくちゃくちゃになってるものをよく見ますが、実はアメリカではゴミ扱いの
 二束三文品を仕入れてそれらしい説明連ねて高く売っているのでは?
 って気がしてならないのですが…違いますかね?

Western Electricのケーブルは実に本国でも人気の為、スプールはかなり多くあるのですが
値段は結構します。そして日本人が好む為、中国のオーディオメーカーがゴロゴロと
持っており、日本人向けにスプール販売をしていたりします。

ちなみに、これらは間違いなく本物のWEのケーブルで、年代は70年代の代物です。
主の太さは14AWGサイズのものがおおく、カラーシースは赤以外でも様々です。

因みに絶縁体はゴムで撚り線の錫メッキ仕様となります。
その為、とてもクセの強いサウンド傾向にあります。

>ご自分の耳に自信が無いのなら信頼できる方に一任されてはいかがでしょうか?

本当に仰る通りかと思います。
オーディオは一番お好みの線材で音楽を楽しまれるのがベストですよね♪


>まあ海外のほとんどのスタジオが録音や音源作成の時のケーブルはベルデンが
 基本なので同じものを使えば近い音がすると僕は考えます。
 聞かれる音楽がほぼ日本で録音された日本の音楽なら日本製のカナレを
 推薦します。日本のスタジオ、録音する環境はほぼ100%近くカナレを使っているからです。

ここは実は違うのです。
まず海外・・といいますか、米国以外ではBELDENはほぼ使われていません。
またスタジオでの米国の定番はBELDENが3割ほどで後は実はMOGAMIです。
米国以外でもMOGAMIは世界的に定番になりつつあります。

そして日本のスタジオ現場もカナレではなく、MOGAMIが9割以上といえます。
カナレがPA現場では、ほぼ100%近いかと存じます。

一応、揚げ足取りのようで大変申し訳ございませんが、正確な認識をということで・・
失礼致しました。

>それともその時代に既に最高地点に到達していたということなんでしょうか…

いえ、そんなことはないんです。
いまは、昔とは比べものにならないくらいにハイファイ志向が強まり
ケーブルの質のレベルは確実に上がっています。
主に、銅線の純度・絶縁体の精度・マテリアルの質などなど
各メーカーが競っています。
ただし、銅線は銅線。piper at Dawnさんが仰るとおり、好みの音=良いもの
とは限らないのが、ケーブルの世界かと思います。

ただし、一つ云えることは、米国に限れば1955年以前までの銅線の質は
本当に音楽的且つ素晴らしいものが多かった・・と言えます。
当時の天然の銅質がとにかく良かったと云えます。
他、これには歴史的背景がありますが、多く語るのは大変なので、それだけをヒントに
どうぞ・・。


>僕の認識がおかしかったらごめんなさい
 僕の中でWEとは「WesternElectric」を指していました
 なのでWEのケーブルはTMDというのが解らないのですがあせあせ(飛び散る汗)
 TMDは別な高級ケーブルメーカーですよね?

TMDとは畑野さんというガレージメーカーのブランドで、彼はヴィンテージワイヤーや
ヴィンテージハンダなどの開拓者として知られます。
そして彼が所有するWEの在庫を、皆さんが語っておられる感じですね。

僕も昔、畑野さんからWEの単線ワイヤーをいくつか購入いたしましたが
どれも良いものでした。

僕自身、自分でケーブルメーカーを立ち上げておりますが、今ではWEの線材も
数十種類所有している次第ですが、WEと一言にいっても、構造の違いや年代などで
音は様々です。

電気的特性においては、WEの一般的な70年代のSPケーブルはあまり宜しくない・・
と言えるのですが(かなりのローファイ構造のため)
50年代以前のWEの線材にこそ、本当に良いものがあったりします。
これらはハイファイ且つとても濃厚でクセはありますが、音をリアルに聴かせてくれたり
艶やかさを与えてくれるものが多くありますね♪
これは畑野さんも、そのように仰っていたかと思います。

[23] mixiユーザー 11月10日 08:03

情報がかなり古かったようですね。(多分20年+昔の事)
管理人さんの言われる通りと思います。

そうです、海外=アメリカでの表現でした。
夫々の国の夫々のメーカーありますからね。でも70年〜はともかくとして、それまでは英国の設備もたいしたこと無かったですからね。
そうですか最上はベース・ギター用ののシールド、AV用のケーブル等を愛用していますが国内・海外でそこまで頑張っておられますか?素晴らしい事だと思います。
ただ流行りもあると思いますが、モガミは流石に日本製です。僕には上品なお澄まし(汁)のイメージです。
鶏がら、豚骨、コンソメのようなこってりとした旨味はないですね。自分の好みはWEの音のコクのような気がします。

畑野さん(TMD)はビンテージ線材を使ってご自分のアイディアを加味し独特なオリジナル製品を開発されています。僕は聞かせてもらって感動しましたが、お金が無いので買えませんでした。


[26] mixiユーザー 11月10日 18:50

>022 HaRu / WAGNUS.さん

凄い情報をありがとうございますexclamation ×2

やはりこういう場所での情報は勉強になりますexclamation ×2大変参考になりました

WEのケーブルにもそれだけ性能格差があるのですね

予算の許す限り55年以前の物の購入を検討したいと思います

楽しみになってきましたるんるん


[27] mixiユーザー 11月10日 22:55

> Steveさん
ん〜面白い例えですねexclamation ×2

モガミはそんなに軽い音なんですかねぇ
でもスタジオで使われてるくらいだから音に色が付かないフラットな音は期待出来そうですが
しかしWEはやはり濃厚な印象なんですね

じっくり探してみたいと思いますexclamation ×2


[28] mixiユーザー 11月10日 23:30

>024 piper at Dawnさん
013で言ってるドミノ効果みたいですね
最終的な出口に当たるケーブルの性能が味付けが変わる要因なんですねexclamation ×2

でも10万以上もするケーブルって…
凄いなぁ〜

いい音でますよねそりゃ

僕も今単線ケーブルの安い奴使ってますがやはり楽器の少ない音楽、ギター弾き語りや古いJAZZのボーカル系は中々な雰囲気です
恐らくケーブルとの相性がいいのでしょうOK

僕もWEのビンテージを使ってみたくなりましたexclamation ×2


[29] mixiユーザー 11月11日 11:55

おはようございます。

Steveさん

>ただ流行りもあると思いますが、モガミは流石に日本製です。
 僕には上品なお澄まし(汁)のイメージです。
 鶏がら、豚骨、コンソメのようなこってりとした旨味はないですね。
 自分の好みはWEの音のコクのような気がします。

(笑)とてもピッタリな表現かもしれませんね♪
お澄まし汁・・笑
でも、僕はそんな「粋でワビサビ」があるMOGAMIは日本代表として
頑張ってほしいと思います。
ちなみにWEも味わいがありますが、ヨーロッパ系の
ドイツのヴィンテージケーブルなどには更に素晴らしいものがありますので
機会がございましたら是非お試しくださいませ。
TELEFUNKENのスピーカーケーブルなど最高です。

[30] mixiユーザー 11月11日 12:09

piper at Dawnさん

>CDプレイヤー→zaollaケーブル→ライントランス→TMDケーブル→プリメイン
と変えました

この場合、中にライントランスが入っていますので、ライントランスの周波数影響で一旦ケーブルの特性もリセットされがちになるかとおもいますが、いかがでしょう?
600Ωのライントランスで、たとえば20hz-20khz特性であってもトランスの
影響はかなりシビアにかかってくるかと。で、当然その後のケーブルの影響力が出るかと思います。もしライントランスがヴィンテージのWEのものとかの場合は、周波数帯域が30hz-15khzくらいなので、その場合は確実にライントランスの後の影響が圧倒し、その後のケーブル特性との加味だけで、出力されるかと思います。

>僕のTMDケーブルはWEの1950年より前のストックらしいです
 確か30年代あたりだったような…

30年代のWEとなると、非常に質のいいものがありますね♪
おそらくそれはシルク絶縁の非エナメル・・もしくはブラックエナメルタイプの単線などを使って製作されたものになるかとおもいますが、それくらいの時代のは本当に良いものが多いです。どちからというと、ローファイではなく、実はかなりハイファイだったりしますね。


[32] mixiユーザー 11月11日 12:22

ででさん

>モガミはそんなに軽い音なんですかねぇ
 でもスタジオで使われてるくらいだから音に色が付かないフラットな音は
 期待出来そうですが、しかしWEはやはり濃厚な印象なんですね

MOGAMIのケーブルはけして軽い音ではないですよー。
意外とコシがしっかりとしたサウンドです。
ですが、Steveさんの仰る表現としては、MOGAMIの中高域にある
「さわやかでブライト」な質感を差して、そう仰っているのだと思います。
これはカナレにも言える特徴で、日本らしいサウンドです。
で、これが逆に海外では、ウケてるわけで。笑
隣の庭はよく見える、というところでしょうか。
ちなみにMOGAMIのケーブルは確かにフラット特性に近いものはありますが
完全にフラットなものか?といわれると、僕はどうだろ?と思います。

WEに関しては、一概に全てが「濃厚」なサウンドではありません。
電気的にいうと高域と低域が凹んで中域が目立つようなサウンドのものが
非常に多く出回っていて、また特徴的なWEのブラックエナメル単線などの
音域特性もそのようなサウンドなので「濃厚」イメージが強いのですが
WEの工業品ワイヤーなどは、かなりフラット特性なものもあります。
30年代などのワイヤーでエナメル加工をされていないWEワイヤーなどは
結構なまでのハイファイさです。
・・が、やはり当時は今のような銅を綺麗に不純物を取り除くような施設が
完全にできていなかったために、逆に不純物が混じっていて、それが電気的な
ロスを生じさせて・・それが「味」となって表現されるわけですね。

なので、WEに限らず米国やらヨーロッパやらのワイヤーなどは全て
ヴィンテージのものは味があり面白いです。
(中には、それすらも凌駕するレベルのもののありますが・・)

他に「味」を決める要素はありますが、あとは色々と試していただければと思います。

[33] mixiユーザー 11月11日 13:47

HaRu / WAGNUS. さん、
>やはり当時は今のような銅を綺麗に不純物を取り除くような施設が
完全にできていなかったために、逆に不純物が混じっていて、それが電気的な
ロスを生じさせて・・それが「味」となって表現されるわけですね。

正しく言い当てて頂き感謝します。
その不純物が銅の鉱脈で異なるのでロット違いも出るし、お国柄が出てくるのもそれが理由と思います。

僕は下手ですがすこしばかり楽器演奏を長くやっております。
打ち込みのシーケンサーミュージックとかはどうもなじみません。正確なピッチで狂いも無く再生される音楽は「良く精錬された銅(99.999...%純銅とかの)に似たものを私は感じます。だいたいが聞いている人間が全然ピュアじゃないですから。(いや、これは私の事です。)不純物が旨味ですね。
塩でも化学合成した塩(塩化ナトリウム)は不味くて、天日干しのニガリ入りの塩や岩塩が旨いのと同じだと思いますが、ちょっと言いすぎでしょうかね?(笑)


[35] mixiユーザー 11月13日 02:16

>034 piper at Dawnさん
ライントランスって何するものなんですか?
使ったら音が良くなりますか?
僕はもっと疎いですあせあせ(飛び散る汗)


[37] mixiユーザー 11月15日 15:44

>036 piper at Dawnさん
ありがとうございます

高度な機器をお使いなんですねあせあせ(飛び散る汗)う〜んオーディオは奥が深いですねるんるん

[38] mixiユーザー 11月17日 02:53

久しぶりに 仕事用に
WEの40年代くらいのワックスコート
柄布巻き二本ツイスト・コットン絶縁
ブラックエナメル錫メッキ単線ワイヤー
20AWGを使いましてRCAケーブル作成しました。

ハンダには 僕自身のストックにある
ウルトラレアなWE純正の40年代NASSAUの
最高品質ステアラインコアを使用。
これぞ生粋のWE仕様です♪

しっかりとエージングをして 試聴をしましたが
う〜ん パワー感とレンジの良さと中低域の味が
非常に素晴らしく やはりこの時期のはいいなぁと
再確認いたしました。

このケーブルは 限定数しかつくれないので
無くなったら終わりなのが悲しいところです・・

[39] mixiユーザー 11月18日 00:33

> HaRu / WAGNUS.さん
凄そうですねexclamation ×2

昨日オークションで30〜50年代のWE単線ケーブル落札してみました

取り敢えずXLRを一組作ってみます

結果は後程報告しますexclamation ×2


[40] mixiユーザー 11月20日 15:54

WE40〜60年代のケーブルをオークションで購入しXLRケーブルを作ってみましたexclamation ×2今試聴しているとこです。う〜〜ん…
正直激変ではないです。正直な感想。前がベルデン8412を使っていたのですが、それに変えた時には激変を感じましたがあせあせ(飛び散る汗)今回は??
変えたばかりだからまだ本領が発揮されてない?
エージングが済んでないから…?
でも高音は綺麗になった。チェロも温かいイメージになった。ボーカルの生々しい感じは前も十分あったからさほどかな。


[41] mixiユーザー 11月24日 16:01

> ででさん

このケーブルは2芯で製作されてますか?グラウンド結線はどうされてますか?

あと このケーブルの詳細構造と使用ハンダをお知らせいただけましたら 音質傾向の解明ができそうです。

あと重要要素としては ハンダ付け技術により 音質に差異が非常にでますので その点でも 音質影響はあるかもしれません。

[42] mixiユーザー 11月24日 17:19

>>#40さん
話題のWEのケーブルとはスピーカーですよね。
8412をスピーカーに?
これはローインピーダンスのマイク用です。
ハイインピーダンスの楽器にも使うようですが(私も使っていますが)、スピーカーですと用を成さない気がするのですが。
プラグにXLRを使う意味はあるのですか?

小生ホームオーディオマニアではないので、質問が外れているかも知れませんが。
音が変わる変わらない前にその辺が疑問です。


[43] mixiユーザー 11月24日 22:23

>041 HaRu / WAGNUS.さん
コメントありがとうございます
仕様ワイヤーは40〜50年代の被服がパルプのみ、メッキ無しの22GA単線ワイヤーです

仕様ハンダは銅入りハンダ
太陽電気産業「ソルペット」というやつです

勿論3本でグランドも結線してますよ

ただ、なるべくいもハンダにならないようにプラグ側のメスにワイヤーがしっかり当たるようにしたつもりではありますが完璧ではありません

しかしエージングも済んで中々いいかんじになってきましたよ
作って直ぐよりは暖かみのある柔らかい傾向で、ピアノの倍音が綺麗に響き、トランペットも綺麗に高音が伸びますね

[44] mixiユーザー 11月24日 22:46

>042 まさぴ〜☆ミさん
まぎらわしい表現でしたね
WEケーブルは確かにスピーカーケーブルですがWEケーブルでXLRが作られているのをみて僕も作ろうと思いました
それと8412はXLRに使っていた。
という意味です。
スピーカーケーブルには使っていません

そしてXLR対応のアンプ、CDPにはやはりそれを使うべきでしょう

わざわざRCAに変える理由も無いですし

3本に別れていることによりノイズ面においても貢献していると思われます

[45] mixiユーザー 11月25日 19:54

> ででさん
なるほど。22AWG単線非メッキてことは それは元来はスピーカーケーブルではなく 機器配線材ですね。(そもそもスピーカーケーブルとして売られてるWEのは殆どが配線材)

もし WE本来といいますか あの時代のサウンドにされたい場合は ケスターやナッソのインダストリータイプのヴィンテージハンダを使うと 近づけるかと思いますよ。

また BELDEN 8412も22AWGなので より差異をつけたい場合は もっと太いものか もしくは 細いので試されると面白かもです。

因みにですが バランスケーブルを作成されるなら シールドはつけたほうが良いです。


[46] mixiユーザー 11月26日 02:19

>045 HaRu / WAGNUS.さん
成る程exclamation ×2ビンテージにはビンテージで対抗するといいか〜

ハンダ探してみますexclamation ×2

同じような太さのケーブルだから差異が出にくいんだ…

まだ気になるWEがあるから試してみたいと思います

というかスピーカーケーブルもWEにしたくなってきましたexclamation ×2

あっ
因みにシールドチューブを注文して今届くのを待ってるとこなんです
それ使ってXLRはシールドしてみるつもりですexclamation ×2


[47] mixiユーザー 11月29日 00:28

>045 HaRu / WAGNUS.さん
本日作成したWEケーブルにシールドチューブを被せました

特殊な素材に金属紛を付着させ編組になったものです

音を出してびっくりでしたexclamation ×2

さほど期待はしていなかったのですがダッシュ(走り出す様)

まずSNが向上しましたexclamation ×2
そして一つ一つの音の輪郭がはっきりしました

ボーカルの良さは更にリアルになりましたexclamation ×2
前にも増して生々しい音が出るようになって想像以上の効果でしたexclamation ×2
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=95062&id=47911320


51. 中川隆[-13420] koaQ7Jey 2018年7月08日 16:18:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16381]
>>50
>[13] mixiユーザー 11月09日 19:17

>どえりゃあ裏技を紹介します。
>信号の伝達はまあドミノ倒しと考えてください。

>ですから片Ch3mのSPケーブルのSP側の1mだけをWEを使い、残りをカナレでもベルデンでも結構です繋ぎます。
>最終的に出てくる音は3mWEの場合とほとんど変わりません。つまり最後の1mのみが音のプロファイルに影響し後は関係が少ないという事なんです。このエコ方式を知ってから家族のSPは全てWEで繋いでおります。

>後、ゲージ(太さ)と長さの関係をちゃんとしませんとまとまりませんよ。太いと太い音がしますが上が出ません。というかバランスが低音に偏り高音が不足のように感じます。

>又、細すぎると高音ばかり目だって低音が出ていないように感じます。これはどの線でも言えます。長い場合は太めにしないとエネルギー転送できないし、太すぎるとボヨ〜〜ンとしたしまりの無い音になります。これは井上さんの言う通りですね。

>良い音のする線素材、新しいものでは無いようです。
>皆さん中古を買い漁るのはそれが理由です。

ノイトリック スピコン(スピーカー用ケーブルコネクター speakON) 
https://procable.jp/speaker/spikon2_plug.html

speakON(スピコン)は弊社独自の発想により開発されたプロ用音響機器のスピーカー・パワーアンプ接続用コネクターです。既に数多くの製品に採用実績があり、世界標準となっています。当SPXシリーズはその中でもスタンダードラインに位置するシリーズです。高電流対応、高耐久性、さらには独自のロック機構 により接続不良を防ぎ、音の現場で確実、忠実な信号伝達を行います。


スピーカー用ケーブルコネクター speakON NL2FX

・2コンタクト(スピーカー1回線)
・定格電流 40A rms / 連続
・適合ケーブル外径:φ6.0〜10.0o
・3つのパーツのみを使用し、はんだ不要のイージーアッセンブルを実現
・4コンタクトタイプのspeakONレセプタクルとの接続も可能(+1/-1のみ接続)
http://www.neutrik.co.jp/jp/speakon/nl2fx


プロケーブル社 Neutrik ノイトリック 二芯用スピコン、NL2FX
450円(税込)

最大電線サイズ/単線:10AWG、撚線:12AWG
https://procable.jp/speaker/spikon2_plug.html


52. 中川隆[-13456] koaQ7Jey 2018年7月11日 08:56:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16471]


良いケーブルの見分け方 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2010年04月25日


長い事仕事で「技術畑」をして来ますと「慌て者の間違い」や「うっかりの間違い」が多い事に気づきます。

例えば「ケーブル」の評価を例に挙げますと、接続して15分くらいで判断される方がいます。長くても1週間くらいで判断される方がほとんどだと思います。

私の場合「ケーブルの評価」は最低3カ月から半年をかけます。技術者は「観察力」を磨かないといけないと思っています。物事には「理屈」が有ります。「なぜ良いのか?」、「なぜ悪いのか?」の理屈が判らないと「まぐれ」になります。「まぐれ」はそうそう来ません。

「まぐれ」で良いケーブルを見つけた場合、その根拠を明らかにするには「仮説」を立て証明実験をして行く事になります。・・・と地道な積み重ねが必要です。

ケーブルの場合、「評価するケーブルの性能が抜群に良い」と一般の方は「ダメ」の烙印を押すのが一般的です。何故ならその1か所だけを交換しても「バランスを壊す」からです。試しの1本のケーブルでは一端ぐらいしか判りません。それを全てのケーブルに入れ替え、「馴染ませた時」のサウンドが想像できれば、ケーブル交換も楽しくなります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/bc47ce9089e35f592bc795b4664fd9d9

楠 薫 ■ オーディオ隔離病棟 ■
〜 電線病病棟:スピーカー・ケーブル 〜
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/speaker_cable.html
http://www.kusunoki.jp.net/audio/experiment/ex20130617.html
http://www.kusunoki.jp.net/audio/experiment/ex20130623.html


TANNOY Reveal 601pのケーブル選び


BELDEN 8477 12GA SP cable

安くて音の良さそうなスピーカーケーブルと言えば、PRO CABLE で入手可能なベルデンが思い浮かび、 12GAモノ8477 を取り寄せてみました。700円/mと、かなり安価です。

そしてこの音、どこかで聴いたことがあるな、と考えを巡らせ、思い当たりました。

そう、ベルデンの3芯のインターコネクトケーブル BELDEN8423 の みずみずしく、色彩感豊かで、空間分解能に優れ、楽器の立ち位置、前後感まで手に取るような音。あの音に似通っているのです。

さらに音にスピード感があり、透明感もあって、WE-AIW製10GA の SP cableのように、力業で低域をぶん回すような鳴らせ方はしません。 ただ、それを「低域が軽い」「重量感がない」「高域の芯が乏しい」と感じる方がいるかも知れません。
ジャズのシンバルが派手に鳴ってくれるという意味では、WE-AIW製10GA SP cable に一歩譲りますが、クラシック音楽にはこちらの方が 相性が良いかと思います。それでいて、スピード感、色彩感があるので、個人的にはジャズもけっこう気に入っています。

それからもう一つ、注意しないといけないのは、鳴らし始めは低域が出ないし、出てもモッコリ、切れの悪い、寸詰まりの音です。

AETのEvidence もそうですが、1日目はひどい音でガッカリさせられます。ここは我慢のしどころで、「100時間鳴らしてから評価しよう」 とのんびり構えるくらいにしておかないと、エージングが進んできて音に色彩感が出始めていることに気づかず、ブチ切れてゴミ箱に放り 込まないとも限りません。それくらい、鳴らし始めは、ひどい音です。(笑)

欲を言えば、もう少しローエンドが伸びている感じが欲しい。WE-AIW製10GA SP cable で聴かせてくれたあの低域が耳から離れない せいかも知れません。でも高域のみずみずしさ、分解能は、圧倒的に BELDEN8477。悩ましいところです。


で、最終的にスピーカーケーブルはどれになったかって?

それは、やっぱり「聴いてて楽しいWestern Electric 10GA」。
ミーハーと言えば言えなくもないんですけど、せっかくオーディオやるなら、楽しくないと。

でも、これは高解像度クラシック音楽用システム、ソナスのストラディヴァリがあるから可能な選択と言えなくもありません。
もし、オールラウンドに、となったら 8477 を選ぶ可能性の方が大きいかも知れません。


53. 中川隆[-13468] koaQ7Jey 2018年7月12日 18:39:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16528]

- スピーカーのインピーダンス-
https://procable.jp/setting/04.html

■スピーカーのインピーダンス


スピーカーのインピーダンスは、Ω(オーム)という単位で表示されています。ずっと昔のスピーカーは、インピーダンス32Ω、ドイツのシーメンス(siemens)の古いフルレンジのフィールドスピーカーともなりますと、256Ωなどというものがあります。その後、インピーダンスは32Ωから24Ωになり、1950年代後半頃からでしょうか、16Ωになり、その後、1965年頃からは8Ωになりました。最近では、インピーダンス6Ω、4Ωというスピーカーも、みかけるようになっています。

スピーカーのインピーダンスは、スピーカーの能率ほどには重要ではないようにも思いますが、その違いは顕著で、歴然としたものです。インピーダンス4Ωのスピーカーで、5mの距離を引くには、16GAの太さのスピーカーケーブルでは、仮に限界だったとします。それ以下の太さでは、電気的に無理があったとします。インピーダンス8Ωのスピーカーで、同じ16GAのケーブルだったとしますと10mまで引けます。インピーダンス16Ωのスピーカーですと、20mまで引けます。限界が、伸びます。これは電気的にという意味であって、音的な意味ではありません。音はまた別問題で、ケーブルの長さ、太さの選択をしなくてはなりません。

上記のことをインピーダンス256Ωの siemens のフルレンジ・スピーカーにあてはめますと、16GAという細いケーブルで、160m先のスピーカーが簡単に鳴らせるということです。太いケーブルを使えば、数キロ先でも鳴らせるということです。インピーダンス256Ωなどというスピーカーが、何の為にあったのかまでは知りません。ドイツですから、ナチスの捕虜収容所あたりで、捕虜全員に命令を下すためにでも使われていたのでしょうか。少なくともコンサートホールでは、そんなものは、全く必要ありません。

さて、距離とインピーダンスの関係を、逆に考えますと、インピーダンス16Ωのスピーカーは、インピーダンス4Ωのスピーカーに比べて、同じ距離であれば、4分の1の太さのスピーカーケーブルで、十分信号を転送できるということです。16GAの4分の1の太さ、これはまさしくタコ糸みたいに細いケーブルです。それでも電気的に十分です。音はまた別の問題です。

なお、低いインピーダンスのスピーカーを使う場合には、アンプのダンピングファクター(駆動力)が下がります。これにつきましては、アンプのダンピングファクターの項目を参照されてください。

■結論

■スピーカーのインピーダンスが低すぎると、ケーブルやアンプに負担をかけ、ケーブルの選択に自由がなくなります。

それでは使いにくいですから、インピーダンス8Ωのスピーカーも現行品にある以上、8Ωのものを選択されたほうが良いと思います。なお、インピーダンスの高いスピーカーのほうが、製作側のコストは、ある程度余分にかかります。

したがって、間違っても2Ωや1Ωしか無いインピーダンスのスピーカーなどというものは購入してはなりません。最悪、せっかくの優秀なアンプを壊してしまうだけの結果になりますし、そうでなくとも、ダンピングファクター、つまり駆動力が得られません。インピーダンスが2Ωの、たとえば38センチのスーパーウーファーを余裕で駆動出来るアンプなど、地上にほとんど無いのです。

「スピーカーのインピーダンスが1Ω以下に下がっても鳴らせるほどのアンプ」というような表記を、過去に数回みかけたことがあります。これは全くもって無意味なことであって、またしても人を惑わすだけです。鳴らせるというだけで、駆動力は大幅に不足しているのでしょうし、さらには、そんなものは全く不要ですので、実験室での実験にとどめ、市販しないで欲しいものです。

インピーダンスが1Ω以下に下がるようなスピーカーは、ダメなスピーカーなのですから、ダメなスピーカーのためのアンプなど、早い話がダメなアンプです。とことん良い、世界を代表するほどのスピーカー(インピーダンスが最低でも8Ω以上、理想を言えば16Ω)を、最も良く鳴らせるアンプこそが最高のアンプです。ダメなものに合わせず、良いもの(理想的なインピーダンスを備えたスピーカー)に合わせなくては、話になりません。

簡単なことなのですが、格好をつけた言い回しだけで、人を惑わす「悪魔の言葉」と化してしまうのですから、宣伝文句とは、これ、おそろしいものです。
https://procable.jp/setting/04.html


54. 中川隆[-13467] koaQ7Jey 2018年7月12日 18:42:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16528]
>>37, >>44 に追記


- スピーカーのインピーダンス-
https://procable.jp/setting/04.html

■スピーカーのインピーダンス


スピーカーのインピーダンスは、Ω(オーム)という単位で表示されています。ずっと昔のスピーカーは、インピーダンス32Ω、ドイツのシーメンス(siemens)の古いフルレンジのフィールドスピーカーともなりますと、256Ωなどというものがあります。その後、インピーダンスは32Ωから24Ωになり、1950年代後半頃からでしょうか、16Ωになり、その後、1965年頃からは8Ωになりました。最近では、インピーダンス6Ω、4Ωというスピーカーも、みかけるようになっています。

スピーカーのインピーダンスは、スピーカーの能率ほどには重要ではないようにも思いますが、その違いは顕著で、歴然としたものです。インピーダンス4Ωのスピーカーで、5mの距離を引くには、16GAの太さのスピーカーケーブルでは、仮に限界だったとします。それ以下の太さでは、電気的に無理があったとします。インピーダンス8Ωのスピーカーで、同じ16GAのケーブルだったとしますと10mまで引けます。インピーダンス16Ωのスピーカーですと、20mまで引けます。限界が、伸びます。これは電気的にという意味であって、音的な意味ではありません。音はまた別問題で、ケーブルの長さ、太さの選択をしなくてはなりません。

上記のことをインピーダンス256Ωの siemens のフルレンジ・スピーカーにあてはめますと、16GAという細いケーブルで、160m先のスピーカーが簡単に鳴らせるということです。太いケーブルを使えば、数キロ先でも鳴らせるということです。インピーダンス256Ωなどというスピーカーが、何の為にあったのかまでは知りません。ドイツですから、ナチスの捕虜収容所あたりで、捕虜全員に命令を下すためにでも使われていたのでしょうか。少なくともコンサートホールでは、そんなものは、全く必要ありません。

さて、距離とインピーダンスの関係を、逆に考えますと、インピーダンス16Ωのスピーカーは、インピーダンス4Ωのスピーカーに比べて、同じ距離であれば、4分の1の太さのスピーカーケーブルで、十分信号を転送できるということです。16GAの4分の1の太さ、これはまさしくタコ糸みたいに細いケーブルです。それでも電気的に十分です。音はまた別の問題です。

なお、低いインピーダンスのスピーカーを使う場合には、アンプのダンピングファクター(駆動力)が下がります。これにつきましては、アンプのダンピングファクターの項目を参照されてください。

■結論

■スピーカーのインピーダンスが低すぎると、ケーブルやアンプに負担をかけ、ケーブルの選択に自由がなくなります。

それでは使いにくいですから、インピーダンス8Ωのスピーカーも現行品にある以上、8Ωのものを選択されたほうが良いと思います。なお、インピーダンスの高いスピーカーのほうが、製作側のコストは、ある程度余分にかかります。

したがって、間違っても2Ωや1Ωしか無いインピーダンスのスピーカーなどというものは購入してはなりません。最悪、せっかくの優秀なアンプを壊してしまうだけの結果になりますし、そうでなくとも、ダンピングファクター、つまり駆動力が得られません。インピーダンスが2Ωの、たとえば38センチのスーパーウーファーを余裕で駆動出来るアンプなど、地上にほとんど無いのです。

「スピーカーのインピーダンスが1Ω以下に下がっても鳴らせるほどのアンプ」というような表記を、過去に数回みかけたことがあります。これは全くもって無意味なことであって、またしても人を惑わすだけです。鳴らせるというだけで、駆動力は大幅に不足しているのでしょうし、さらには、そんなものは全く不要ですので、実験室での実験にとどめ、市販しないで欲しいものです。

インピーダンスが1Ω以下に下がるようなスピーカーは、ダメなスピーカーなのですから、ダメなスピーカーのためのアンプなど、早い話がダメなアンプです。とことん良い、世界を代表するほどのスピーカー(インピーダンスが最低でも8Ω以上、理想を言えば16Ω)を、最も良く鳴らせるアンプこそが最高のアンプです。ダメなものに合わせず、良いもの(理想的なインピーダンスを備えたスピーカー)に合わせなくては、話になりません。

簡単なことなのですが、格好をつけた言い回しだけで、人を惑わす「悪魔の言葉」と化してしまうのですから、宣伝文句とは、これ、おそろしいものです。
https://procable.jp/setting/04.html

- アンプのダンピングファクター-
https://procable.jp/setting/05.html

■スピーカーのインピーダンスと、アンプのダンピングファクターとの関係


アンプのダンピングファクターは、アンプのW数ではなく、本当の力、つまりトルクみたいなものです。高域のダンピングファクターは、あまり重要ではありません。力など無くとも、ツィーターやドライバーのダイヤフラムくらいは駆動できます。

アンプは、低域のダンピングファクターに注目してください。大きなスピーカーを制御するには、アンプの低域のダンピングファクターがしっかりしている必要があります。一般的には、8Ωのスピーカーを利用する前提で、アンプのダンピングファクターの数字は記載されていると思います。クラウンD45ですと、8Ωスピーカーに対しては、低域の、400ヘルツ以下の帯域を駆動するダンピングファクター、つまり力は、400という数字です。これは、46センチのスピーカーですら容易に駆動できるアンプであることを意味しています。

さて、16Ωのスピーカーを利用した場合には、その400というダンピングファクターは、化けます。800になります。その代わり、出力が一般的には半分になります。25Wのアンプですと、12.5W程度に落ちます。クラウンD45にあっては、16Ωのスピーカーに接続しても、出力は20Wと、ほとんど落ちませんが、これは非常に例外的なケースです。アンプにダンピングファクターが800もあっても仕方がないと言われればそれまでですが、2Wしか必要のないほど能率の高いスピーカーに、25Wもあるというほうが、よほどに論外であり、全く現実的ではないです。

したがって、能率の高いスピーカーを利用されているかたの場合に限りますが、個人的には、W数が半分になろうとも、アンプのダンピングファクターを優先されて、16Ωのスピーカーにされたほうが良いような気がしています。しかし、実際にはクラウンD45の、低域のダンピングファクター400などという数字は化け物的であって、8Ωスピーカーに対しても十分の駆動力ですので、これについては、そういう計算もあると、記憶されておかれるだけでいいでしょう。

一般的には、民生用のアンプの低域のダンピングファクターは、100W、200Wのアンプでさえ、50程度しかありません。それでは、プロ用標準の38センチ口径のウーファーをしっかり駆動して、制御し切ることは、とうてい無理な相談です。

なお、4Ωのスピーカーを駆動するときには、400のダンピングファクターは、半分、200に落ちます。

■アンプのダンピングファクター2000、出力400W×2のアンプにつきまして

プロ用アンプには、ダンピングファクターが2000や3000のアンプさえあります。その用途は特殊です。ダンピングファクター2000のアンプの用途は、はっきりしています。3000人以上も収容できるコンサートホール用です。38センチウーファー、又は46センチウーファーのスピーカー、今ではインピーダンス8Ωの大型スピーカーが多いでしょう。それを直列に二個、並列に二個、合計四個を片チャンネルづつに接続して、左右合計8個なり、場合によっては16個すら接続して駆動する用途のものです。

そうやって片チャンネルに四個接続しますと、8Ωというインピーダンスを、維持できます。つまり、8Ω時に400W×2の定格出力のアンプであれば、一発のスピーカーにつき、100W放り込んで、片チャンネル合計4発、左右で8発を、全部同時に鳴らせることになります。そうしますと、一個のスピーカーにつき、アンプが放出出来るダンピングファクターは、500になります。そのためのダンピングファクター2000であって、用途が全く違うものです。アンプも適材適所であり、個人宅では、その種のアンプは過剰装備であり、良いわけがありません。そんなに大きなアンプは必要もありませんし、良い音を出そうとしても逆効果です。

これは事実ですが、長年にわたる「洗脳」というのは、容易に取り払えるものではありません。家庭で、実際にクラウンK1(コンサートホール用・350W×2,ダンピングファクター、3000)を使われたかたのコメントが入りましたので、ぜひ下記をクリックして、ご参照ください。馬鹿馬鹿しいにもほどがあるということが、どなたにも、理解できると思います。

クラウンK1コメント・32さんからのコメント
https://procable.jp/setting/10.html#2

がそれです。

以上、いろいろ書きましたが、大切なことは、インピーダンスが高いスピーカーだからといって、むやみに細いケーブルにはしないこと(スピーカーのインピーダンスの項目を参照してください)、ダンピングファクター2000や3000のアンプを使えば音が良くなるというものではないという、その二点です。

一般的には、インピーダンス8Ω、能率90dbから93dbあたりのスピーカーに、400ヘルツ以下の低域のダンピングファクターが、300から400あたりの、あらゆる角度から見て特性が非常に優れたアンプがあれば、音楽を良い音で聴くには最善の選択だと思います。アンプのW数は小さいほうが、クオリティーが圧倒して高いのです。


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これより先は、「お客様の声」とします。
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Aさんのコメント: ダンピングファクターについてのデタラメ!!


こんにちは、○○です。

自分のブログにコメントしてくれた人がいたのです。
サブ用のアンプを入れ替えたと書いたらこんなコメントがありました。


「自分の○○ュ○ェー○のP600とP500Lでダンピングが300と500です。
でもダンピングの差なんて殆ど解らないです。」


とても驚きました。
果たしてそんなことってあるものなんだろうか?
自分としては音の焦点なんか合っていなくてもよりもダイレクトに分かるだろうと感じていたものです。
低音のボワボワするかキレるか。特にライブ音源を再生すると一発で感じます。

この人がよく分かっていないのか?メーカーの公表値がおかしいのか?…それとも自分がおかしい?。
とりあえず「○○ュ○ェー○のP600とP500L」っていうのはバカでかい出力ですね。
そこらあたりにもそう言う要因はありそうですが…。

このコメントで特に自分の判断が変わるわけではないんですが、こんな見解が一般的なんでしょうか?

○○ ○○


プロケーブル注:)このAさんのブログに投稿されたかたが記述されているアンプの規格を調べてみました。そうしましたら、8Ωのスピーカーの場合、300W×2、4Ωのスピーカーの場合、500W×2、というような、そして価格は50万円から65万円というようなものでした。往年のオーディオの方法論、そのままという印象で、進歩が全く感じられませんでした。ダンピングファクターも、いかなる周波数においてのものなのかが、明記されていません、高周波でしたら、それくらいのダンピングファクターは、おおかたのアンプにあるのです。

実は、このレベルよりさらに上、それ以上のものを、クラウンで入手すれば、K2という機種で、8Ω時に、500W×500Wで、そのダンピングファクターは、3,000以上(10Hz〜400Hz)にも及びます。(10Hz~400Hzの低周波において3000あるのだと明記してある事に最大限の注意を払って下さい。)
そして、その定価は、34万円です。

この3000という数字は、コンサートホールで使うには、今はどうしても必要な当たり前の数字であることにも留意して下さい。自宅で38センチウーファー二個を鳴らすには、ダンピングファクターは、400あれば必要にして十分ですので、D45で十分ですが、武道館などのコンサートホールでは、さすがにそういうわけにはいきません。

むしろ、プロ用のアンプの場合には、ダンピングファクター150と書いてあっても、正味150ある筈ですので、38センチウーファーが駆動出来る可能性は大です。

一般的には、民生用アンプの場合、いくら出力が大きくても、ダンピングファクターは、50か60もあればいいところだと、聞いております。

クラウンD45のように、「低域の」ダンピングファクターが400もある民生用アンプというのは、一つたりとも、存在していないのです。

このように、何を基準にして、いかなる周波数帯域の場合のダンピングファクターなのかが明記されていないアンプの場合、必要以上に注意して、ちょうどいいくらいでしょう。
https://procable.jp/setting/05.html



55. 中川隆[-13466] koaQ7Jey 2018年7月12日 18:43:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16528]

パワー・アンプのボリュームについての間違い

オーディオ関連のサイトには、おかしなものがたくさんあります。ただ滑稽なだけならば笑い話で済ませられますが、その内容が、皆様を不必要に惑わせ、オーディオの泥沼に突き落としてしまうようなものであっては、笑えない話です。

そこで、今回は、当店ことオーディオの悩み・苦悩を解決するショップでも出しております、Thomann S-75 mk.2 をはじめとする、特性のしっかりした、プロ用パワー・アンプのボリュームの使い方について、記述します。

基本的に、プリアンプ(ミキサー)は、アレン & ヒースのような超高性能のものをお使いになられることを前提にします。民生用のプリアンプをお使いになられるくらいならば、パワー・アンプに直結の方が、音はずっといいです。その場合ですと、ボリュームは単なる音量調節つまみです。ここで述べるような問題は生じません。

結論から先に言えば、セッティングの際には、ミキサーの側は、フェーダーの音量を最大に上げてください。それこそ、お客様ご自身が実際に聞く、最大音量でセッティングされてください。その分、パワー・アンプの側は、ボリュームを絞ります。セッティング完了後は、パワーアンプのボリュームは固定です。お客様が実際に音楽を聴くときの音量調節は、ミキサー側のフェーダーでおこなってください。

なお、ミキサーのフェーダーは、通常、上の方の位置で音量を調節するのが常識です。民生用のプリアンプのように、音量つまみを下の方だけで調節するようなものは、値段の高低に関わらず、品質が低いですから、相手にされないでください。あれは、音量に余裕があると見せかけて、格好をつけているだけの代物です。もちろん、夜間はミキサーのフェーダーを随分絞って聞かなくてはならない場合もありますから、その点は例外とします。

さて、ところが、パワー・アンプのボリュームに関して、とんでもないデマを撒き散らしているサイトがありましたので、ここでは、それを正しく軌道修正しておきます。以下、そのデマの要約です:

パワー・アンプのボリュームは、無いのが理想的である。

パワー・アンプのボリュームは、基本的には全開で使用するのが、一番良い音になる。

(それは、音を劣化させるボリュームの影響が最大限、軽くなるからである。)

というものです。その上で、ミキサーを使うか否かに関わらず、音量調節の際には、パッシブボリュームコントローラなどで、音を絞れ、と言っているのです。バカバカしいにもほどがあります。彼らの言うことなど、信用されないでください。もう一度、言います。

パワー・アンプのボリュームを全開近くにしてはいけません。

パワー・アンプのボリュームを全開にするなどということは、大いなる間違い、とさせていただきます。パワー・アンプのボリュームにつきましては、ミキサー側で音量をあげて、パワー・アンプの側では、自分で必要な音量を損なわない範囲で、可能な限り、絞ってください。これが常識です。

では、なぜ、パワー・アンプのボリュームを全開にした方が良い、などというような間違いが大手を振って、まかり通っているかというと、おそらくは、音の焦点にまつわる問題が原因であると思われます。

私自身、パワー・アンプのボリュームを大きくすると、音の勢いが良くなる、という声を聞いたことがあります。逆に、パワー・アンプのボリュームを絞ると、音が痩せる、とおっしゃるかたもいらっしゃいます。

しかし、真実は異なり、一般に、パワー・アンプは、ボリュームを上げると、SN 比が下がり、音の密度が薄くなります。ボリュームを下げると、SN 比が上がり、音の密度が濃くなります。

つまり、パワーアンプのボリュームを絞る目的は、

​可能な限り、SN 比を上げること

だったのです。

では、なぜ、パワー・アンプのボリュームを絞ると、一見、音が痩せて聞こえるのか。それは、ボリュームを絞ることにより、音の焦点がシャープな方へ振られ、高域が耳につきやすくなり、中低域が痩せて聞こえる場合が多いからです。逆に、ボリュームを上げることにより、音がマイルドな方へ振られますから、それは取りも直さず、一見して、音が豊かに聞こえるのです。この二点につきましては、私自身も、民生用のパワー・アンプを使っていた時期に、経験のあることです。

しかし、パワー・アンプのボリュームを絞り、音が「痩せて」聞こえるときは、スピーカーケーブルにて、音の焦点を調節しなくてはいけません。メッキ線材であれば、スピーカーケーブルを切れば良いです。非メッキの銅の単線であれば、スピーカーケーブルを長くすれば良いです。たったこれだけで、音の焦点が、マイルドな方向へ調節できます。セッティング、特に、音の焦点というものは、こういう部分で、手を抜いてはいけないのです。

その結果、パワー・アンプのボリュームについては、ボリュームを上げるよりも絞った方が、音の密度が濃くなり、より濃密な、生音に近づくということが、お分かりになると思います。音の焦点さえ合わせれば、ボリュームを絞ることにより、音が痩せたままであるとうことは、決して、ありえません。

※ボリュームを上げる目的はと言えば、プロの現場で、客席へ音を届けるために、必要な出力がどうしても足りない時のみで、音質のためではありません。ご家庭でのご利用の際には、パワー・アンプのボリュームは、必要な音量を損なわない範囲で、可能な限り、絞ってください。

なお、パッシブボリュームコントローラーやラインセレクターのようなものは、インピーダンスの特性などが厳格に管理されておらず、音質を大幅に損ねます。そのようなものをお使いになられるくらいならば、音源からパワー・アンプへ直結の方が、音はずっといいです。この点も、プロケーブルサイトの方で告発されているはずです。ミキサーをお持ちの方は、パッシブボリュームコントローラーなど必要ありません。ミキサーとパワー・アンプの間に、パッシブボリュームコントローラーをかますなどということは、しないでください。見るも無残な音になるだけです。ミキサーとパワー・アンプのみをお使いください。

最終的な結論を、もう一度申し上げます。パワー・アンプはボリュームを絞って使うものです。ボリュームのないパワー・アンプなどは、論外です。相手にされないでください。以上の二点を、認識されてください。
https://www.gospel-for-your-sound.com/power-amp-volume


- パワーアンプから消えたボリューム・その異常性を大公開!!-
https://procable.jp/setting/14.html

■パワーアンプから消えたボリューム・その異常性を大公開!!

最近のパワーアンプには、ボリュームが付いていないと聞いています。いつからか、パワーアンプから、必需品であるはずのボリュームが消えてしまいました。そのようなアンプは、パワーアンプとしての機能を果たしきるとは言えません。ボリュームがパワーアンプから消えた、その日、メーカーの優れた技術者達は、嘆き悲しんだことと想像します。中にはそれをきっかけに、退職を決意した技術者も出たはずのことだと、推測します。

そんなことでは、優秀な技術者が企業に残ってくれるはずがありません。往年の優秀な技術者が開発した、今では中古で1万円で買えるアンプより使いにくく音も悪いはずのアンプばかり、今は高額に売られているのだろうと想像している次第です。

ですから、これもまた鬼門の中の鬼門の話で、誠に申し訳ありませんが、なぜ、重要なはずのボリュームがパワーアンプから消えてしまったのか、その理由は、しっかりと、説明しておきます。

■ボリュームの機能

ボリュームというのは、音を絞る為にあります。音を上げるためにあるわけではありません。電気的に抵抗を加えて、音を通過しにくくする、というのが、ボリュームの役割です。

まずは、そのボリュームの役割を理解されてください。音量を絞るためだけに、ボリュームは存在しています。

ボリュームには、高価なものと安価なもの、その二種類があります。

1)高価なボリューム(定インピーダンス型アッテネーター、又は、T型アッテネーターというタイプのものがそれです)
2)通常のボリュームです。

高価なT型アッテネーターは、一個五万円ほどでしょうか、非常に精度が高く、ラインレベルの信号であれば、100分の1に音量を絞っても、正確な位置を示します。パワーアンプがステレオだった場合、ボリュームは左右二個必要になります。それだけで、10万円です。T型アッテネーターを使いますと、左右の音量が全く同じ時、ボリュームの位置は、左右等しくなります。

これは、アッテネーター(ボリューム)として、位置が非常に正確であるということを意味しているだけで、音が良いということを意味しているわけではありません。このことは、非常に重要です。

クラウンD45の商品説明では、WEのチームのかたがたの実態を書きました。WEのフィールドを鳴らされているかたも、事実、T型アッテネーターは音が悪いと証言されています。安いアッテネーターのほうが、音が素直な場合が多いのです。これは、たまたまそのT型アッテネーターの音が良くなかっただけなのでしょうが、音の悪いT型は、やはり多いのです。とにかく用途として、T型は、パワーアンプに必要なものではありません。

スタジオモニター用の、クラウン(アムクロン)D45で説明しますと、目盛りは60刻まれています。-60dbまで落とせるということです。ライン信号は、6dbで半分の音量ですので、計算すると、その目盛りの1の位置は、1000分の1の音量になります。25Wの1000分の1ですから、0.025Wになります。

クラウンD45に使われているアッテネーターは、もちろん安いものです。したがって、目盛りが左右ともに1の時、左右の音量は、必ずしも同じにはなりません。それはほとんど奇跡に近いことです。1000分の1などという音量の位置は、双方の音が合うほうが、むしろ奇跡だと認識ください。T型アッテネーターですら、同じ音量になるかどうか危うい位置です。

D45の元モデルであるD75Aの旧型は、もともとは、ロータリー式のボリュームでした。それが今では、60段階のクリック式のボリュームに変更されています。おそらく時代のどこかで、安価なボリュームでも、比較的に精度の高い高性能なボリュームに変更されているのでしょう。それでクリック式に変更されたものと思われますが、さすがにT型ではないのですから、目盛り1、1000分の1のボリューム位置までの正確さを求められることは、間違っています。

■ボリュームがパワーアンプから消えた本当の理由

上記の理由がパワーアンプからボリュームが失われた理由だと考えられるのは早計です。

実は、購入されたお客様から、そのことについての問い合わせが、必ずあるのです。10名に1名くらいでしょうか、5名に1名くらいでしょうか。その率で、必ず問い合わせがあります。私も昔○○○○○、○○○○○というパワーアンプを使っていた頃、いづれも位置が全く合っていませんでしたので、近くの○○○店に、修理可能かどうか聞いたことがあります。結果は、ボリュームを変えても同じことになりますし、音には全く影響ありませんから、そのままお使いくださいという、○○○本社の技術部門からの伝言でした。この企業は誰もが知る業務用器材メーカーの技術部門ですので、回答に間違いありません。しかし自分自身が気になったのですから、お客様の気持ちは良く分かります。

ボリュームの位置が違うと、内部が大丈夫だろうか、音は本当に大丈夫だろうか、さらに電気知識がほとんどないかたなどは、アンプの回路が大丈夫だろうか、など、妄想的な不安に陥るものです。

しかし、アッテネーターなどというものは、単純なもので、抵抗をかけているだけ、つまり抵抗の度合いだけの問題なのですから、左右の位置が違っていても、音に影響するものではありません。ヤマハの回答こそが、あくまでも正しいのです。これも非常に重要なことですので、記憶されておいてください。

我々は、とにかく知識不足です。メーカーもオーディオ雑誌も事実を隠してしまっており、知識を広めようとしていません。

昔はそれでも、ステレオパワーアンプには必ずボリュームが二つ付いていたものです。それは必需品なのですから当然のことです。また、昔は窓口が小売店でした。

今はインターネットの普及で、メーカー本社の技術部に、直接問い合わせが殺到するのです。10名のうちの1名から5名のうちの1名ですから、大手のメーカーにとっては大変な問い合わせの数です。

本来必需品であるはずのボリュームが、パワーアンプから消えてしまった本当の理由は、「接点を減らすと音が良い」などでは、全くありません。それは、真っ赤な、デ・タ・ラ・メ、です。

箇条書きにして、本当の理由を分かりやすくしておきます。

1)左右の位置で音量が違うなどという問い合わせの電話は誰も受けたくないだろうこと。
2)少々のガリ程度の事ですら修理などの依頼があること(パワーアンプのボリュームのガリ程度のものは、通常固定で使うものであるため、故障ではありません)。
3)人材不足で、きちんと説明できる者が、今や、誰もいないこと。
4)一個5万円、二個で10万円のボリュームなどを付けているより、その10万円を利益にしたいこと。500万円のアンプも同様です。
5)消費者を無知にさせておけば済む問題であること、それでプリメインアンプと同等の仕組みなのだから大きな問題ではないのだと、営業畑の人間など(+10万円の利益を望む人間)が、技術部門に、強い圧力をかけているであろうこと。
上記の5点です。


ボリュームについては、重要なことを再度書いておきますが、WEチームのかたの意見、T型の音が悪いという見解は、必ずしも正しいとは言えませんが、ほとんどの場合、それは正しい見解です。通常のアッテネーターの音は悪くない、T型より良いのだということです。そして、クラウンほどの超一流のメーカーであれば、必ず音を聞いてアッテネーターを選び抜いているということです。

例外としては、やはり卓です。レコーディング用のミキサー、つまり卓のフェーダーです。これだけは、正確さと音の良さを両立する必要がありますから、ニーブ、SSLなどの億単位の値段の卓のフェーダーは、音も良く位置も正確なT型である必要があります。それは、案の定、やはり一個5万円です。両社とも同じメーカーから、そのアッテネーター、フェーダーを買っています。ということは音も良いT型のアッテネーターは、容易に作れるものではないということでしょう。スチューダー社だけは、それでも納得できない部分があったとみえます。自社製で、さらに良いフェーダーを開発して使っています。

ならば、同じレコーディング用なのだから、パワーアンプは?という疑問を抱かれるかたも、おられるかもしれません。

パワーアンプというものは、一度セッティングを出して音量を固定してしまえば、ボリュームを動かすことはほとんどありません。音量調整は、プリ側(卓側)に移行します。したがって、T型アッテネーターの精度は、全く必要ありません。各楽器の音量調整を、瞬時にしなければならない中心的役割を担っている「フェーダー」とは、全く事情が違います。

もう一点、重要なことは、一億円の卓とて、マイク入力の音量調整部分のアッテネーター、エフェクトの音量のアッテネーターなど、フェーダー以外の音量調整のアッテネーターが、非常に多くの箇所に付いています。それらは、全て安いものばかりです。つまり、適材適所です。音が悪いわけではありませんから、固定できるところは安いものでいいというわけです。

それと、パワーアンプのコストは、卓に比べますとD45の値段通り、本当にしれているものです。卓が高額だからアンプも高額なものをという考え方は、根本的に間違っています。「無知」がもたらす弊害です。実際問題、D45は一億円の卓に接続するに理想的な、同等レベルの、ハイクオリティーのものです。

今レコーディング現場が本当に必要としているものは、いくら高額でもいいですから、本当に優れた、精度の高い、信頼できるモニタースピーカーと、本当に良いデジタル録音機材です(デジタル録音機材の欠陥につきましては、別の箇所で、後述します)。

■いづれにしても、パワーアンプを選ばれる時には、アッテネーター(ボリューム)の形式や値段はどうでもいいですから、必ずそれが付いたパワーアンプを選んでください。パワーアンプのボリュームの位置など左右バラバラでいいです。神経質になってはならない部分です。でなければプリメインアンプで十分です。その理由はクラウンD45の商品の説明部分に、分かりやすくまとめてありますので、そちらをご参照ください。
https://procable.jp/setting/14.html


56. 中川隆[-13465] koaQ7Jey 2018年7月12日 18:58:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16528]

- オーディオの病気!「フランケンシュタイン症候群」-
https://procable.jp/rank.html#1


いち中学生が、おこづかいで、thomann S-75、又は、thomann-S150(パワーアンプ)と、ベルデンの、又はWEのスピーカーケーブルを、入手したとします。
かたや、オーディオ歴30年、オーディオに数千万円つぎ込んできたほどの「自称ベテラン」のかたさえいますが、そのかたは、いち中学生に、圧倒的な
大差で負けます。その「自称ベテラン」が「フランケンシュタイン症候群」という病気の「重度オーディオ障害者」で
あることは分かっています。

この驚くべき現象の秘密は、当ページ後半部分・・・、

★病気「フランケンシュタイン症候群」にて、ぜひとも!、ご一読ください。

1項目   ベルデン8412、ベルデン88760、ベルデンスピーカーケーブル。まず第一に重要なのはケーブルです。高額なケーブルはすべて怪しいと考えてください。
最も安価に、誰にでも簡単にできることがケーブルの健全化です。それがケーブル類を1項目めとする理由です。

2項目   ダウン&アイソレーション・至高の電源3000W、スター電器コンセント16個バージョン3000Wダウントランス。1万五千円程度でできる200ボルト工事
で専用アースが自動的に来るとともに、専用アースのみの場合を、数段超えた音になります。音はまず汚れのない電源から。それが最短距離です。
さらに音楽家のかたにステージで使っていただくために持ち運び可能な、ダウン&アイソレーション1500W、100V仕様ミュージシャンズ電源。クリーン
電源をステージ上に供給し、一発で諸問題を解決します。

3項目    S-75 ドイツ製、クラウン越えの最強のアンプ、および、S-100 ドイツ製クラウン越えの最強のアンプ、および、S-150 ドイツ製のクラウン越えの最強のアンプ、
真に恐るべきアンプがこのドイツ製のプロ用アンプ類です。メルセデスベンツの国、BMWの国、ポルシェの国のアンプがいかに凄いものか、体感して
&nbsnbsp; みて下さい。民生用アンプが、高額なばかりで、どれもこれもレベルが低く、あまりにも差があり過ぎるため、これを3項目めにしました。


4項目   ワットゲート(透明)シールド電源ケーブル、ワットゲート(黒)シールド電源ケーブル(非メッキプラグ、電源部のシールドは、非常に重要です。)

5項目   タップの最終回答・新型重鉄タップをも超えた!「超越重鉄タップ」、本体もケーブルもシールドされている完璧なタップがこれです。タップの元プラグは特に非メッ
キでなくてはなりません。本体、ケーブル、総シールドの世界でも稀な一品です。

6項目   同じく、新型重鉄タップをも越えた「超越重鉄タップ」10個口 音も使い勝手も、とても良いです。これを必要とされているかたは、非常に多いと思います。

7項目   ベルデン8423 三芯バランス専用ケーブル そして、べルデン88770 三芯バランス専用ケーブル、(バランス転送の王様は、まさしくこのケーブルです。
日本流の四芯スターカッド接続のラインケーブルは発想が単純で、磁界の影響の事しか考えていません。8423と88770、これらの三芯ケーブルの転送の
考え方は非常に高度で複雑ですが、その音の見事さには圧倒されます。プロのかたのレコーディング向きのバランスケーブルです。)


8項目   モガミ2534、バイタルVAM-265、ノイマンのマイクケーブル、(クセの少なさからは、ベルデンは抜きん出ています。逆に、プロ用ケーブルの場合に限り、
クセが国籍特有の音を相殺してフラットにしますので、そこは順不同かもしれませんが、技術力の高いベルデンの音が基本です。モガミとバイタルとノイ
マンは、日本、英国、ドイツの音の再生にのみお使いください。)


9項目   ベルデン1506A デジタル・映像専用ケーブル 及び、ベルデンAES/EBU専用ケーブル、これらも史上最強と申し上げても過言ではないケーブル類です。


10項目   WEスピーカーケーブル(より線)。これは本当は1項目めに書くべきかもしれません。素晴らしいの一言です。スピーカーケーブルの正真正銘の世界の最
高峰です。

11項目  最後は「音響」です。

音全体の8割がたを占める「重大事」がそれです。最大にして最後の高い壁、音響という難関を突破!します。音響の最終回答です。
https://procable.jp/stand/speakerstand.html

音響8割!、そこまで大きな比重を占める難関でありながら今まで人類はそれを越えることが出来ませんでした。しかし種を明かしてしまえば簡単な事で、
どなたにもその壁を越えていただく事が可能になっております。


おまけ   おまけとして「専用アース工事」です。

1万円で出来るアース工事を怠ると、機材すべてのシールド力が落ち、わけも分からず音がもやもやの状態になり、理由もなく異常に高額な電源タップなどの子供騙しに踊らされ、メッキギラギラの医療用壁コンセントにだまされ、何でも高ければ良かろうと、銀線、ロジウムメッキにまで手を出し、ついには音の悪い原因を、ケーブルの方向性などと言い出し、ノイズが流れる方向まで思索し、ハンダの種類にすら心奪われ、「木を見て森を見ず」ではなく「葉に付く虫を見て木すら見ず」という状態にまで、落ちぶれていきます。

これは、果てのない泥沼をさまよい歩く末路となり、さりとてろくな音も出ず、数千万円浪費したという人など、ことオーディオ界では、そこいらに、ざらにいます。「オーディオ地獄」という言葉は冗談ではありません。オーディオは、非常に、恐ろしいのです。危ないと思ったら逆の方向へ走って逃げてくださ い。それらすべての諸問題は、専用アースを1万円で引けば、うち半分は解決した筈の問題だったと言わざるをえません。専用アース工事は音にはとても大切です。日本の電気は電圧変動、その他非常に優れているのですが、標準の100V電源環境には「専用アース」だけが来ていません。

環境を変えるということは、我々は不得意のほう