http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/634.html
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「ＢＵＫ説はともかく、ウクライナ政府は近接Ｓｕ２５問題を説明する必要もなく、墜落途中映像の公開も不要とするダイナモさんへ」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/626.html
の続きです。
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ダイナモさん、レスポンスありがとうございます。
貴殿が「ウクライナとしては、親ロ派武装勢力がマレーシア機を誤射した会話記録の公表で十分と考えているのでしょう。それ以上何も発表することはないというスタンスだと思います」という新しい視点で反論されたので、その問題について見解を明らかにします。
まず、私は、ＭＨ１７便がドネツク東方で撃墜された時刻は、ＵＴＣ（協定世界時）１４：１５（ウクライナ夏時間１７：１５・モスクワ時間１８：１５）頃と説明しています。
しかし、ＭＨ１７便の撃墜時刻について、ウクライナ政府はウクライナ夏時間１６：１５頃説を流布させ、ロシア側は、モスクワ時間で１８：１５頃説と１７：１５頃説の両立てで説明するという奇妙な対応を見せています。（この撃墜時刻ズレ問題については末尾の投稿リストをご参照ください）
ＭＨ１７便の撃墜時刻がＵＴＣ１３：１５頃ではなくＵＴＣ１４：１５頃であるという話は、推論レベルの話ではなく事実です。
なぜなら、アムステルダム・スキポール空港（ＡＭＳ）出発したＢ７７７が撃墜地点よりも西側（近く）にあるドネツクに到達するためには、少なくとも３時間２５分を要するからです。
ＡＭＳをＵＴＣ１０：３１に出発したＭＨ１７便が３時間２５分後にドネツク近くの上空に到達したとしても、時刻で言えば、ＵＴＣ１３：５６（ウクライナ夏時間１６：５６）です。
（最短３時間２５分は７月４日から１６日までのＭＨ１７便飛行実績より：もっとも遅いケースは４時間１８分ほど：同一機材で飛ぶシンガポール航空ＳＱ３２３（ＡＭＳ−シンガポール）もほぼ同じ実績：ＳＱ３２３の出発定刻はＭＨ１７の１時間前：ＭＨ１７便のＡＭＳ出発定刻はＵＴＣ１０：１５：出発時刻は離陸ではなくゲートから離れたタイミング：当日のＭＨ１７は定刻より１６分遅れて出発）
ＭＨ１７便の撃墜時刻をもとに、貴殿の「ウクライナとしては、親ロ派武装勢力がマレーシア機を誤射した会話記録の公表で十分と考えているのでしょう。それ以上何も発表することはないというスタンスだと思います」という見解が妥当かどうか見ていきます。
「親ロ派武装勢力がマレーシア機を誤射した会話記録の公表」というのは、ＭＨ１７便が撃墜された翌日の７月１８日にウクライナ保安庁責任者が会見で説明したものを指していると受け止めます。
結論から先に言えば、ウクライナ保安庁の公表内容は、時間軸で１時間ほど違う通話をつなぎ合わせて、親露派武装勢力がＭＨ１７便を誤って撃墜したかのように思わせる“悪質な小細工”であり、親露派武装勢力による“誤射撃墜”を証拠立てられるようなしろものではありません。
ウクライナ保安庁が公表した電話傍受記録は、次に示すＡとＢの二つで構成されています。
●フェイズＡ：“航空機を撃墜したことを報告”
親露派幹部「たった今飛行機を撃墜した。“地雷グループ”だ」
ロシア当局者「パイロットはどうした？」
●フェイズＢ：「ＭＨ１７便墜落について親露派同士が情報交換」
親露派（Ｍａｊｏｒ）「何があった」
親露派（Ｇｒｅｅｋ）「民間航空機だ」
親露派（Ｍａｊｏｒ）「大勢乗っていたのか？」
親露派（Ｇｒｅｅｋ）「ひどい、村の近くに破片が落ちている」
フェイズＡとフェイズＢの会話が行われた時刻は、ウクライナ保安庁が示した映像から、Ａ「航空機を撃墜したことを報告」が“１７ ０７ ２０１４ １６：３３”（ウクライナ夏時間１７日１６時３３分）であり、Ｂ「ＭＨ１７便墜落について親露派同士が情報交換」が“１７ ０７ ２０１４ １７：３２”（ウクライナ夏時間１７日１７時３２分）であることがわかります。
（念のため、モスクワ時間１６：３３はウクライナ夏時間１５：３３）
賢明なダイナモさんならおわかりのように、ＭＨ１７便が撃墜された時刻がウクライナ夏時間１７時１５分頃であるなら、１６時３３分のフェイズＡ「航空機を撃墜したことを報告」は、ＭＨ１７便が撃墜された時刻より４２分も前に交わされていた会話ということになります。
ＭＨ１７便が撃墜された日も、親露派武装勢力がＳｕ２５やＡｎ２６を撃墜したという話がありますから、フェイズＡの会話は、そのどちらかに関係する会話ではないかと推測できます。
フェイズＢの「撃墜について親露派同士が情報交換」は、時刻がウクライナ夏時間の１７時３２分の会話ですから、ＭＨ１７便はすでに墜落（１７：２０頃）しており、ＭＨ１７便の墜落現場に着いた親露派（コードネーム：Ｇｒｅｅｋ）の電話による報告と判断することができます。
この他にも、モスクワ時間で１７時５０分にポストされたＳＮＳ情報も親露派武装勢力による撃墜説を裏付けるものとして使われましたが、ＭＨ１７便はモスクワ時間で１８時１５分頃に撃墜されているので、ＭＨ１７絡みの情報としては意味を持たないことになります。
※ ウクライナ政府も米露欧合作撃墜劇のキャストですから、すぐにわかる“小細工”をわざと公表し、ロシア政府も、でっち上げだと否定しつつも的確な反論は行わなかったと思っています。
なお、貴殿の「空中分解」説については、繰り返しになるので、事実を明らかにしたいのなら、存在するはずの墜落過程のＭＨ１７便映像の公開を強く求めるべきだという説明で終わります。
誠に勝手ながら、明日（７日）夜中まで阿修羅にアクセスできませんので、レスポンスが遅れてしまうことをご承知おきください。
※ ＭＨ１７便撃墜時刻問題
「ＭＨ１７便が撃墜された時刻は？：国際的重要事件なのに撃墜時刻が揺らいでいるという奇妙な現状」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/567.html
「撃墜時刻は「ＵＴＣ１４時１５分」モスクワ時間１８時１５分：経緯を錯綜させている１３時１５分説の流布はプーチン政権の策謀！」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/574.html
「毎日新聞とＴＢＳは「プーチン−オバマ−キャメロン連合」の広報担当？：ＮＨＫにＭＨ１７撃墜時刻の問い合わせを！」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/584.html
「「flightradar24」ならＭＨ１７墜落時刻はＵＴＣ１４：２１：今もって墜落時刻を訂正していないマレーシア航空」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/587.html
- 醜態をさらし続けるダイナモさんへ：ヒトの助言をまったく無視するその態度はなんなの？ あっしら 2014/8/08 13:57:16
(3)
- ダイナモさんへ：UNIMEDIAサイトの到達時刻は誤り：Flightradar24などにはデータ改ざんの可能性 あっしら 2014/8/08 18:32:22
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- あっしらさんへ いつになったら「説明」していただけるのでしょうか 私はしつこいです。 ダイナモ 2014/8/10 08:29:49
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- 7月４日から7月１６日までのＭＨ１７便の飛行実績 あっしら 2014/8/11 04:11:55
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