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2015年5月18日00時54分 〜
記事 [政治・選挙・NHK185] <速報>維新の党の江田憲司代表、辞任を表明! 住民投票の「責任痛感」
【速報】維新の党の江田憲司代表、辞任を表明!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6527.html
2015.05.18 00:37 真実を探すブログ



速報です。維新の党の代表を務めている江田憲司氏が大阪都構想の否決に伴い、代表を辞任する意向を表明しました。
*後に追記します。


以下、ネットの反応












☆【2015.05.14】江田憲司代表 定例記者会見


             ◇


江田維新代表が辞任表明=住民投票の「責任痛感」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000001-jij-pol
時事通信 5月18日(月)0時48分配信


 維新の党の江田憲司代表は18日未明、大阪市内で記者団に対し、「大阪都構想」の賛否を問う住民投票で反対が多数を占めたことを受け、党代表を辞任する意向を表明した。
 江田氏はその理由について「代表として責任を痛感している。けうな政治家、橋下徹大阪市長を引退に追い込んだ責任もある」と語った。




http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/147.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 稲田朋美はアホでござる(そりゃおかしいぜ第三章)

稲田朋美はアホでござる
http://blog.goo.ne.jp/okai1179/e/d22271bbf380fc90195d5f0ac0fce3d7
2015-05-17 そりゃおかしいぜ第三章


今日(17日)にNHK日曜討論を聞いた。内容のない空虚で空ろな言葉が、与党とそれに与したい次世代の党から、ポンポン出てくる。

「平和を守る」「後方支援」「民主主義」「専守防衛」などは言葉だけで、全く中身のないか、あるいは表現矛盾そのものである。専守防衛のために海外に具力を持ち出す矛盾。しかも切れ目なくどこにでも行くののに戦闘には加わらない、切れ目のないのは地域ではなく銭塘江なのであるが、表現として矛盾している。元々、矛盾を抱えた法案である。憲法条文の空洞化が目的であるから、こうした矛盾があるのは当然である。

与党代表として出席していた稲田朋美自民党政務会長ウルトラ右翼の彼女は、力量を越えた役職を右翼であることを根拠に安倍晋三から信頼を得て、与えられてた職責である。

稲田朋美は武器弾薬を運ぶところが、どうして後方なのかという質問には黙していた。存続に関わる危機自体に至っては、稲田はほとんど回答できない。

ではどうして恒久法が必要なのか?事前承認を国会に求める矛盾にも回答していない。

周辺事態の概念がないと言っておきながら、二法案に分けた理由は何も言わなかった。

戦闘に加わらないという説明には根拠がなく、稲田は法律の文言を読むだけの回答に、野党側は声を荒げている。
高村副総理が、国民の存立危機の例として、食糧が入ってこない状態を上げた。国民の存立自体の具体的な例について、説明は稲田はできなかった。

安倍総理はこれについて、ペルシャ湾の機雷の設置を例に挙げているが、これが危機になるわけがないし、相当を行えば相手国は日本は戦闘行為の標的になる。日本国内の机上論でしかない。この間の論議を、稲田は黙って聞いているだけであった。

新三要件についての実例について、共産党は勿論のこと民主党や社民党の攻撃に何も答えられない。最高裁の判決もあり、憲法九条の範囲の中でこれらはできると言っただけである。何の説明にもなっていない。
稲田朋美はアホである。


           ◇

安保法制関連法案 「審議入りを」「成立阻止」
動画⇒http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150517/k10010082511000.html
5月17日 11時50分 NHK

NHKの「日曜討論」で、集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ安全保障法制の関連法案について、自民党の稲田政務調査会長が充実した議論を行うためにも速やかに審議に入りたいという考えを示したのに対し、民主党の細野政策調査会長は、野党が連携して成立を阻止したいという考えを示しました。

この中で、自民党の稲田政務調査会長は「もはや1国のみで日本を守ることはできない。日米関係を強化することで抑止力を深め、国際社会に貢献する、日本の平和と安全につながる非常に重要な法案だ。集団的自衛権は、一部、存立の危機に陥った場合に行使できるということであり、憲法の破壊とは全く違う。充実した議論を行うためにも、早く審議に入ってもらいたい」と述べました。

公明党の石井政務調査会長は「国民の理解が大変重要で、政府は丁寧に分かりやすく説明すべきだ。幅広い合意形成を目指し、今の国会で成立を期したい。中東のホルムズ海峡で機雷が敷設されても、直ちに集団的自衛権の行使が可能な存立危機事態になる関係性ではない」と述べました。

民主党の細野政策調査会長は「われわれは『わが国の近くは積極的に、遠い所は抑制的に、人道支援は積極的に』という考えだ。この考え方に基づくと政府案には非常に大きな問題が数々ある。そのまま通すわけには絶対にいかず、阻止しなければならない。そのためには野党間の協力が必要なので、あらゆる方法を探して共闘したい」と述べました。

維新の党の柿沢政務調査会長は「切れ目のない安全保障法制の整備は歯止めのない状況を生み出すことにつながりかねない。地理的な制約がなくなり、地球の裏側まで自衛隊が出て行くことが可能になる。どこまで歯止めをかけられるかが議論のテーマで、時間が必要だ」と述べました。

共産党の小池政策委員長は「今まで行かないと言っていた戦闘地域にまで行って軍事支援を行い、自衛隊員が殺し殺されるという危険が高まる。国会の内外で立場の違いを超え、反対の一点で力を合わせ、なんとしてもこの希代の悪法を阻止したい」と述べました。

次世代の党の和田政策調査会長は「国や国民の命をしっかり守るための法改正の第一歩として評価している。ただ、グレーゾーンなどへの対処は与党案では不十分なので、修正協議にわれわれを巻き込んでもらって、よい方向に持って行きたい」と述べました。

社民党の吉川政策審議会長は「海外で日本が武力を行使し、戦争できるようにする、まさに戦争法案そものだ。憲法9条の第1項に明確に違反し、戦後の日本の平和国家としての在り方を根底から覆す中身なので、断固として容認できない」と述べました。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/148.html

記事 [政治・選挙・NHK185] オスプレイ配備 なぜ急ぐ? 夜間・低空で優位、特殊作戦に期待:横田基地からの特殊作戦って首都制圧?

[Q&A]オスプレイ配備 なぜ急ぐ? 夜間・低空で優位、特殊作戦に期待

 日米両政府は12日、米空軍が垂直離着陸輸送機CV22オスプレイ10機を横田基地(東京都福生市など)に配備すると発表した。2017年後半に3機を、21年までに7機を追加する。安全性が問題視され、地元自治体の反発もある中で配備を急ぐ理由は何か。

 Q 米軍がオスプレイ配備にこだわる狙いは。

 A 人質奪還や強襲など特殊作戦での大幅な能力向上を期待している。沖縄の普天間基地では米海兵隊がすでにオスプレイMV22を配備しているが、CV22の配備は日本初。主に輸送機とされるMV22に比べ、CV22は夜間や低空飛行など過酷な条件下での機能に優れるためだ。

 同機は空中給油が可能。給油をすれば、陸上自衛隊が運用するCH47など従来の輸送ヘリより行動半径は2倍以上となる。最大速度も1.9倍だ。特殊作戦の遂行のほか、沖縄・尖閣諸島周辺で中国公船の領海侵犯が常態化するなかで日本の離島防衛も念頭に置く。大規模災害での捜索や物資運搬にも対応できる。

 Q なぜ横田基地に配備するのか。

 A 米軍は当初、沖縄県の嘉手納基地(嘉手納町など)への配備を希望した。だが、日米両政府は普天間基地の名護市辺野古への移設をにらみ沖縄の基地負担の増加は回避すべきだと判断した。
 そこで在日米軍司令部がある横田基地への配備を決めた。防衛省幹部は「日本の真ん中に位置し、日本周辺のあらゆる事態に対応できる戦略的な輸送拠点だ」と解説する。特殊部隊は沖縄県やグアムに配備されており、作戦時には横田基地から各基地まで赴き、任務地へ輸送する見込みだ。

 Q 自衛隊とどのように連携するのか。

 A 日米共同訓練や、自衛隊の部隊輸送などを想定している。自衛隊も独自に佐賀空港(佐賀市)への配備を計画。実現すれば、米軍と自衛隊が一体となっての運用規模は大幅に拡大する。

 Q 周辺自治体や住民は反発している。

 A CV22の事故率はMV22よりも高いとされる。横田基地は市街地の中心にあり、安全や騒音への懸念は強い。調整は難航する可能性もある。基地がある福生市など5市1町は12日「突然の申し入れは遺憾だ」と表明した。岸田文雄外相は「丁寧に説明を行い、理解を得るべく努力する」としている。

[日経新聞5月13日朝刊P.4]


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/149.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 10年ぶりの挙手採決:ただ一人で退席が幕引きの反乱は寂しいが、自民総務会で村上元行革相が憲法改正なしの新安保法制に異議

 村上水軍の末裔とされる村上誠一郎代議士は、少しぶれは見せているが、安倍首相の憲法解釈変更による集団的自衛権行使を批判し、ナチスと同じ愚を繰り返すことになるとも言っている。
 また、原発についても、再稼働に慎重な提言をとりまとめ、安倍首相に「原発事故の原因究明と事故を収束させることが喫緊の課題」と申し入れている。
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[記者手帳]10年ぶりの挙手採決

 12日午前11時に始まった自民党総務会は中断を挟んで約3時間という久しぶりの長丁場になった。案件は集団的自衛権の行使などを可能にする安全保障関連法案だ。

 議論の中心は村上誠一郎元行政改革相。「憲法を改正せずに集団的自衛権を行使することに疑念が晴れない」「専守防衛を撤回するのか」などと訴えた。執行部から「13日に結論を持ち越してもかまわない」との声も出たが、最後は村上氏が退席。二階俊博総務会長が挙手の採決を求め、午後4時半ごろ「全会一致」で了承した。

 総務会は「異議なし」発言での了承が慣例。挙手採決は郵政民営化法案の修正案を了承した小泉政権時代の2005年以来、10年ぶりという。党分裂につながった当時ほどの混乱ではなかったのに、挙手を求めた理由を二階氏は「賛成か反対かわからずその場にいたというのでは困る」と説明した。(羽)

[日経新聞5月13日朝刊P.4]


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/150.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 秘密隠蔽と日本人制圧「安保法案、  秘密法と表裏一体運用」(東京新聞)。「満洲事変918」の秘密の動画(戦争板リンク)

安保法案  秘密法と表裏一体運用
(東京新聞)

動画:満蒙開拓団はこうして送られた
〜眠っていた関東軍将校(東宮鐵男大尉)の資料〜


戦争板リンクです。
http://www.asyura2.com/15/warb15/msg/541.html


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/151.html

記事 [政治・選挙・NHK185] NNN世論調査 安倍内閣支持率43.5%[日テレNEWS24]
NNN世論調査 安倍内閣支持率43.5%
http://www.news24.jp/articles/2015/05/17/04275241.html

 NNNが5月15日〜17日に行った世論調査によると、内閣支持率は43.5%で、安倍首相が2度目の首相に就任した直後の2013年1月の調査以来、最低となった。

 世論調査で安倍内閣を「支持する」と答えた人は前月比3.1ポイント下落して43.5%だった。一方、「支持しない」と答えた人は前月比2.3ポイント増の37.7%だった。

 また、政府が国会に提出した安全保障法制の関連法案で、自衛隊が軍事面での活動を広げることについては、「支持しない」が53.9%となった。「支持する」は32.6%だった。

 集団的自衛権を行使できるようになることについては、「よいと思わない」が55.2%に上った。「よいと思う」は26.3%だった。

 一方で、国会承認の上で自衛隊が他国の軍隊に後方支援を行えることについては、54.9%の人が「支持する」と答えた。「支持しない」は31.9%だった。

  <NNN電話世論調査>
 【調査日】5月15日〜17日
 【全国有権者】1988人
 【回答率】51.0%
 http://www.ntv.co.jp/yoron/

http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/152.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 自民、民主、共産、そして維新…縦横無尽入れ乱れ 橋下氏は政界引退表明[産経WEST]
【大阪都構想ドキュメント】
自民、民主、共産、そして維新…縦横無尽入れ乱れ 橋下氏は政界引退表明
http://www.sankei.com/west/news/150517/wst1505170068-n1.html

 大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長が大阪都構想を提唱して約5年。1回きりの「決着」の日を迎えた17日、大阪市民や周辺の人々の動き、発言を追った。

 ◇

 7時00分 西成区の通称・あいりん地区にある投票所には、開門前から40人以上の長い列。一番乗りの無職、渡辺三郎さん(74)は「うわさじゃ住民サービスがよくなくなるという。今のままでいい」と反対。賛成票を投じた無職男性(60)は「住所が変わるのが面倒だから反対、という人が多いが、子供たちの未来を考えて辛抱すべきだ」。

 8・45 市役所(北区)地下1階にある選挙管理委員会の一室。職員たちが各区から届く投票者数の集計や市民からの問い合わせに追われる。みな残業続きだが、「なんとか無事に投票を終わらせたい。天気もいいので投票率も上がってほしい」と堀映子選挙課長。

 9・45 城東区の投票所前では賛成派、反対派の各陣営が鉢合わせ。離れた場所でビラ配りを始めた共産の山中智子市議団幹事長は「大阪市をなくしたら元も子もない。『壊すより 生かして変えよう 大阪市』です」と訴える。

 10・13 大阪府豊中市の服部緑地を家族で訪れた同市の主婦、村岡希実子さん(31)は「大阪だけでなく、周辺の市も自分が子供のころより活気がなくなっている。少しでも変えようと頑張ってもらえるならエールを送りたい」

 11・00 西成区役所前に自民の柳本顕市議団幹事長が登場。「大阪市と市民を守るために議論に終止符を打ち、これからの発展を築こう」と訴え、「投票用紙には反対、反対と書いてください」と繰り返しマイクで叫ぶ。

 11・40 京都大(京都市左京区)で学生イベントの準備をしていた経済学部1年、北村一将さん(18)は「大阪市住吉区に長く住んでいるが、住所の表記が変わるのは嫌。府と市が連携すれば無駄はなくせるのではないか」

 13・00 南海難波駅前(中央区)を自民の街宣車が通りすぎた直後、橋下氏が登場。「今にとどまり、かつて(の大阪)に戻るのか。一歩を踏み出して子供たち、孫たちに素晴らしい大阪を渡していきましょうよ」と投票を呼びかける。

 「反対や!」と大声で叫ぶ中年男性もいる中、維新幹事長の松井一郎知事とともに約30分間に及んだ演説を「あと6時間、どうかお力をお貸しください」と締めくくる。

 14・50 堺東駅(堺市堺区)前の商店街に飴の出店を出していた岡田明寛さん(57)は「大阪市の方向性がよければ、堺など周辺にも波及してくる。結果に注目している」

 15・00 民主の辻元清美衆院議員が淀川区内のスーパー前で女性議員や支持者らとともに、そろいの黄色のTシャツとピンクのスカーフを身にまとい、都構想反対のビラを配る。「今の大阪でいいとは思わないが、都構想はリスクが大きすぎる。金がかかりすぎる」と強調。

 16・40 家族で神戸・三宮に遊びに来た兵庫県西宮市の主婦、近藤千草さん(40)は「都構想によってどのような変化が起きるのか。橋下市長の改革に期待したい」

 18・30 大阪市役所5階にある住民投票の担当部局、大都市局では6人が出勤し、電話対応。男性職員の1人は「きちんと住民の方々が判断してくださったのであれば、今後もそれに基づいて仕事をしていくのみ」と淡々と答える。

 19・50 投票締め切り間際、浪速区の投票所に会社員、深町晶さん(43)が駆け込む。「どちらが大阪のためになるのか一日中、できる限り情報を集めて考えに考えた。自分なりに出した結論が本当に正しいのか、今も悩む」と苦渋の表情。

 20・00 市内全365カ所で投票締め切り。「終わった」とつぶやいて道路に座り込む支持者の姿も。

 21・00 全24区で開票が始まる。賛成、反対がほぼ同数で推移し、関係者が固唾をのんで作業を見守る。

 22・35 「反対多数」が確実に。

 23・10 橋下、松井両氏が大阪市内のホテルで記者会見。橋下氏は「市民の判断を大変重く受け止める」とし、「政治家はやりません」と政界引退を表明した。

[産経WEST 2015/5/17]

http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/153.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 組合員や国民に「たかり」ながら政治活動?各地のデモで組合の筵旗が乱立する理由
http://www.google.co.jp/imgres?imgurl=http://www.zenshin-s.org/zenshin-s/f-kiji/2013/photo/f2585_4_5.jpg&imgrefurl=http://www.zenshin-s.org/zenshin-s/f-kiji/2013/05/post-258544.html&h=269&w=400&tbnid=8306acFVubiw-M:&zoom=1&docid=7qccANjynyO0dM&ei=kv1YVZq8O8GaygOfp4GgBw&tbm=isch&ved=0CCgQMygNMA0

顎足付きの政治活動。

執行委員はホクホク顔ですね。


★労働組合の執行委員が休日に組合行事等に従事した場合の日当
https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/gensen/03/16.htm

【照会要旨】

 A労働組合では、組合事務専従者及び執行委員が休日に組合行事などに従事した場合には、毎月支給する手当とは別に日当(1日 5,000円、半日 2,500円)を支給しています。執行委員に対しては月々定額の手当を支給しており、これについては乙欄給与として課税していますが、この執行委員に支給する日当については、所得税基本通達23〜35共-2より、組合事務専従者以外の者が支払を受ける日当等として、雑所得に該当するものとして取り扱ってよいですか。

【回答要旨】

 照会の日当は休日の出勤手当と認められるので、給与所得に該当します。


☆彡
沖縄県関係職員連合労働組合
http://www.okikenshoku.gr.jp/
★県職連合辺野古行動(4月11日) → 報告

「翁長知事がんばれ!
菅官房長官は辺野古新基地建設を撤回せよ! → 報告
緊急県民行動」(4月5日)


島ぐるみ会議 辺野古バス チケット

県職連合では、島ぐるみ会議辺野古バス乗車チケットを配布しています。
必要な方は各支部でお受け取りください。
バス乗車チケット対象者は、組合員、準組合員のみとなります。

☆彡
★辺野古基金の振込先 | 沖縄県労働組合総連合
http://okinawakenroren.org/info/kikinfurikomisaki

4月9日に設立を発表し、13日に設立総会が行われた辺野古基金の振込先です。


☆彡
国鉄西日本動力車労働組合(動労西日本)
http://doronishi.exblog.jp/

2015年5.15沖縄闘争(1日目)
今年も5.15沖縄闘争に参加しています。
初日となる15日は、米軍「キャンプシュワブ」ゲート前での抗議集会に参加しました。


☆彡
★全日本港湾労働組合 - 地方ニュース - 「沖縄の高江・辺野古に
http://zenkowan.org/modules/news/index.php?storytopic=6&start=45

「沖縄の高江・辺野古につながる奈良の会」と交流学習会

 二〇一二年十月、沖縄普天間米軍基地野嵩ゲート封鎖行動に参加した時、「沖縄の高江・辺野古につながる奈良の会」代表の松田秀代さんと出会い、関西で運動を広げることが重要として、四月二十日、奈良県解放センターで大阪支部から一二名と奈良の会七名で交流学習会を開催しました。


<参考リンク>

◆「辺野古に基地不可能」 沖縄の県民大会3.5万人参加(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASH5K435JH5KTIPE00J.html


◆「辺野古基金」2億円突破 運営委で使途検討(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-243031-storytopic-3.html


◆辺野古を掃除していたら、この茶封筒が捨ててあったようだ。これ?日当じゃあないの?大城様3/22〜28日まで
http://blogs.yahoo.co.jp/novice14sight/13129153.html

http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/154.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 第三極と持て囃された「維新の会」のワンイッシューが否定された。(日々雑感)
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-4839.html
2015/05/18 06:20

<橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)が掲げた「大阪都構想」の是非を問う住民投票が17日に行われ、1万741票差で反対が多数となった。都構想は廃案となり、大阪市は政令指定市として存続する。橋下氏は同日夜の記者会見で政界引退の意向を表明。安倍政権がめざす憲法改正への戦略も含め、今後の国政の動きに大きな影響を与えそうだ。当日有権者数は210万4076人で、投票率は66・83%だった>(以上「朝日新聞」引用)

 今から7年前、橋下氏は政界に「大阪都構想」を掲げてさっそうと登場した。複数のテレビ番組に登場しタレントとして名が売れていたこともあって、「維新の会」は民主党に次ぐ第三極と持て囃され瞬く間に政界の一勢力となった。

 大阪都構想という、中身は解り難いが受ける印象は斬新な一つの政策により大阪府と大阪市はここ数年引っ掻き回された。そして百数十万票の有効投票で僅かに1万票余の差で敗れるという大阪市消滅の瀬戸際まで行ったということは驚嘆に値する。

 その手法は安倍氏に酷似している。一度は首相を務めたものの一年ばかりで退陣にした政治家として賛否があるものの「右派」で高名なテレビ番組に登場したりして国民に「右派」政治家としての印象を与え続けた。

 そして「戦後レジュームの脱却」という中身はさっぱり解らないが、なんとなく周辺諸国から的外れな批判を浴びている「歴史」問題を是正してくれるのではないか、という期待を中道から右派の多くの国民に与えた。そして昨夏の「集団的自衛権」を閣議決定という「解釈改憲」を実行したことにより、「戦後レジューム」からの脱却は中道から右派の多くの国民から支持された。

 だが「戦後レジューム」からの脱却は「戦前への回帰」に他ならなかった。安倍氏は言葉の上で「歯止め」を掛けているように装っているものの、いつでもすべて「緊急」「危機」というキーワードを使えば「歯止め」はすべて無視して良い「括り」になっている。

 友軍が戦闘で危うくなっていれば地球の何処へでも駆けつけて「後方」(現代戦で後方は存在しない)支援できることになる。奇しくもISがイラクの拠点都市をすべて制圧したとの報道が流れた。空爆だけではISの侵攻を止めることはできず、米国は地上軍投入という多くの犠牲を伴う段階へ突き進むか否かの判断を迫られている。この夏までに「安保法制改正」が国会を通過すれば、手始めに自衛隊はイラクへ行ってISと戦火を交えることになるのだろうか。

 政界で安倍自公政権の暴走を誰も止められないどころか、マスメディアをはじめとする言論界にも安倍氏を諌める論陣は低調だ。それもこれも野党民主党が「消費増税10%」や「TPP参加」や「辺野古移設容認」を謳った似非・民主党の政治家たちによって牛耳られているからだ。かれらが民主党を牛耳っている限り、日本政界にマトモな野党は形成されない。それは安倍自公政権の暴走を許すことに他ならない。

 しかし自民党の補完勢力に過ぎなかった「維新の会」が大阪で敗れ去った。これは僥倖以外の何物でもない。これをターニングポイントとして、民主党も「消費増税10%」や「TPP参加」や「辺野古移設」を推進した連中を追い出して、小沢一郎氏たちマトモな野党政治家たちを迎え入れて、安倍自公政権に対抗すべく戦列を整えなければならない。もちろん、自民党議員かと見紛うほど米国防族にウケの良い長島氏なども民主党にふさわしくない政治家だろう。

 もう一度民主党は「国民の生活が第一」の2009年に回帰して、国民運動を開始すべきだ。自民党の周囲をウロチョロする政治をやっていてはダメだ。安倍自公政権の暴走を止めるには民主党の似非民主党議員の党内一掃も暴走しなければならない。多くの立憲主義を信奉する国民は民主党の復調を願っている。今日をその起点とすべきだ。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/155.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 「維新の党」橋下・江田ドロップアウト 野党再編か、草刈り場か(世相を斬る あいば達也)
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/9b347a26f6dae41287c8a2d960dbb9ff
2015年05月18日

朝日新聞は、かなり嬉しかったらしく(全新聞社流しているが)、『号外:橋下徹大阪市長が政界引退を正式に表明した (23:18)』と、デジタルサイトのトップで流した。日本の政界の風雲児だったわけだが、行き詰り感もあり、愉しかったのは「ここまで」と政治家として身を引くことを表明したようである。しかし、久しぶりに“抜きつ抜かれつ”のデッドヒートな選挙速報を見せて貰った。その点では、橋下君に感謝しよう。

「大阪都構想」の賛否を問う今回の住民投票は、反対が70万5585票、賛成が69万4844票と日本の選挙とは思えない熾烈な主張のぶつかり合いだった。投票率も66.83%と国政選挙以上の盛り上がりで、幾分民主主義な国の選挙を見た思いがする。筆者は、「大阪都構想」に対して、賛成でも、反対でもないが、利権が絡む絡まないに関係なく、66%を超える投票率は、選挙の目的がはっきりしていた点でも、投票行動を促がしたのだろう。

橋下は政治活動から全面撤退宣言をしたようだが、俄かには信じきれない。いつ、異なる切り口から、参議院への出馬など、疑えば切がないキャラの持ち主だ。今後は、バラエティー出演や回想録、女衒の弁護士活動など、金になることに精を出すのが、彼らしくて良いのだが、そうなるかどうか、油断は出来ない。しかし、石原慎太郎と手を組んだ時点で、政治権力奪取のプロセスを誤ったのだから、全国規模になるのは無理だろう。

それを感じないような、無感覚な男ではない。ゆえに、政治活動からの引退は、実は正しい道なのだと思う。古賀茂明のように、論客として生きるには、かなり出鱈目も言い放つキャラだけに、無理だろう。筆者の勘から行くと、安倍政権、乃至は自民党右派が橋下徹に触手を伸ばす可能性は残されている。禊を済ませたという事で、最後の安倍政権の内閣に、民間から総務大臣なんて青図もなくはない。

最後に、橋下、江田の二枚看板を失った「維新の党」の混迷は必定で、船長と機関長が下船したような漂流船だけに、次期参院選の選挙区調整に含みを持たせた、維新議員の引き抜き工作が激化するだろう。民主と維新の合併が軸に動くだろうが、安倍官邸も指を咥えて傍観する筈もないので、野党再編の手綱さばきを一歩間違えれば、半年後には草刈り場になると云うことのようだ。

≪ 大阪都構想の住民投票、反対多数 橋下氏は政界引退表明

 橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)が掲げた「大阪都構想」の是非を問う住民投票が17日に行われ、反対が多数となった。都構想は廃案となり、大阪市は政令指定市として存続する。橋下氏は同日夜の記者会見で政界引退の意向を表明。安倍政権がめざす憲法改正への戦略も含め、今後の国政の動きに大きな影響を与えそうだ。当日有権者数は210万4076人で、投票率は66・83%だった。 今回の住民投票は2012年に成立した大都市地域特別区設置法に基づき、今年3月に大阪府、大阪市の両議会で承認された都構想案(特別区設置協定書)への賛否が問われた。

 都構想は大阪市をなくして、市の仕事を新設する五つの特別区と府に分けることが柱。橋下氏が大阪府知事時代の10年に、府と市の二重行政解消をめざして提唱した。

 反対派は、指定市が持っていた権限や財源が府に吸い上げられ、住民サービスが低下すると批判。特別区移行の初期費用が少なくとも600億円かかるといった問題も指摘した。

 橋下氏は反対多数になれば「政治家としての能力がなかった」として、政界から引退する考えをすでに表明。12月の任期満了までは市長を続ける意向だが、来年夏の参院選への立候補も否定している。

 安倍晋三首相との距離が近く、憲法改正に前向きな橋下氏の看板政策が住民投票で否定されたことは、政権にとっても大きな誤算。橋下氏が最高顧問を務める維新の党がより一層、野党色を強めるとみられ、後半国会の最大の焦点である安全保障関連法案の審議で厳しい局面もありそうだ。
 首相がめざす憲法改正への影響も大きい。来夏の参院選後に改憲を発議するには、衆参各院で「3分の2」以上の賛成が必要で、維新の協力は不可欠。だが、橋下氏が退くことで維新の党勢自体が衰える可能性もあり、首相は戦略の練り直しを迫られそうだ。  ≫(朝日新聞デジタル)


≪ 維新混迷、官邸誤算=野党再編が加速−「大阪都構想」反対多数

 「大阪都」構想が17日の住民投票で否決され、構想実現に政治生命を懸けた橋下徹大阪市長(維新の党最高顧問)は政界引退を表明した。江田憲司代表も辞任を表明、同党は一気に混迷状態に陥った。維新の協力を得て憲法改正を目指していた安倍晋三首相ら官邸サイドも戦略の見直しを迫られる。一方、民主党との連携に否定的な橋下氏の影響が排除されることで、野党再編の流れが加速しそうだ。

 橋下氏は今回の住民投票に際し、構想が否決されれば「政治家を辞める」と公言してきた。大勢判明後の記者会見でも「政治家は僕の人生から終了だ」と明言。今後の復帰も完全否定した。

 関係者によると、橋下氏は先の大型連休中、上京して公明党の支持母体である創価学会の幹部と接触したとされる。支援を要請したとみられるが、結果につなげられなかった。

 橋下、江田両氏の「二枚看板」が相次ぎ一線から退く意向を示したことで、同党の混乱は当面収まりそうにない。維新の中堅議員は「これから一体どうなるのか」と不安を口にした。

 橋下氏を「側面支援」してきた官邸サイドも無傷ではいられない。菅義偉官 房長官はこれまで、「改革に向けた大なたを振るう必要がある」と都構想に共感を表明。反対に傾く自民党本部と溝が生じても、維新に肩入れしてきた。政権中枢は17日夜、「きょうはコメントは出さない」と言葉少なだった。官邸の判断に与党内から批判が上がる可能性もある。公明党の中堅議員は「グッバイ橋下氏だ。官邸は利用価値がなくなったと判断するのではないか」と冷ややかだ。

 憲法改正に向けて官邸サイドは、(1)住民投票で勝利した維新が勢いを得て、来年の参院選で議席を拡大(2)自民党と合わせ、改憲発議に必要な参院での3分の2以上の勢力を確保して発議環境を整える−との絵を描いていた。だが、維新の党勢が上向かなければ官邸サイドの戦略も白紙に戻さざるを得ない。

 一方、自民党に対抗する野党勢力の結集を目指す民主党は、維新内の動きを注視している。今後、「民主党基軸の再編」(ベテラン)の動きが強まるとみられる。同党の若手は17日、「維新の勢いが弱まることはあっても、強ま ることはない」と指摘。「この機を逃さず、参院選の選挙区調整や、維新議員の引き抜き工作を始めないといけない」と語った。 ≫(時事通信)



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/156.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 大阪都構想の結果がもたらす裏の危険(生き生き箕面通信)
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/40584421812a9b6bf46da18737338cbf
2015-05-18 06:27:18

 大阪都構想に「賛成か、反対か」と投票を求めるわけの分からない政治イベントに本日5月17日、最終結論が出されます。午後8時まで投票が行われ、本日中に結果が分かる運びです。

 結果の直接の影響は大阪市民が受けます。大阪都が実現すれば、大阪府(都)知事に絶大な権限が集中し、知事の独裁体制が整います。大阪市営地下鉄や水道事業を民間(外資)売り飛ばすこともあり得るでしょう。カジノも、新しい湾岸区に誘致され、大阪はギャングも幅を利かす都市になります。

 しかし、それ以上に始末が悪いのは、橋下徹市長が安倍晋三首相に約束したとされる維新の会の安倍政策への支持・協力という“密約”です。

 具体的には、集団的自衛権を合法的に使えるようにする「安全保障関連法案」の成立を支持し、協力することです。維新の会が、安倍政権の安保法制に賛成する、少なくとも反対派しない。

 その結果、日本の国柄をガラッと変えることになります。これまでの曲がりなりにも「平和国家」と名乗ることができた国柄が一転して、アメリカ軍の後ろにくっついて戦争に向かう国になることはかなり広く理解されてきたのではないでしょうか。

 日本の大企業は、三菱重工業や東芝、日本電気、トヨタ自動車など、表面では静かにしていますが、裏では首相にもひそやかながら強く働きかけ戦争準備経済を強く望んでいます。

 大阪都構想に対する投票という政治イベントが、よくよく見ると日本の安全保障法制と深く結びついています。政治課題は、さまざまな勢力の利害得失が動く一連の流れの中で現実化します。個別の案件に見えるような事柄が、複雑に絡み合って結果をもたらします。

 本日の投票結果は、一地方都市の小さなイシューでないことは明らかです。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/157.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 特捜部捜査の日歯連から菅官房長官に3000万円流れた疑惑報道(NEWS ポストセブン)
特捜部捜査の日歯連から菅官房長官に3000万円流れた疑惑報道
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150518-00000003-pseven-soci
NEWS ポストセブン 5月18日(月)7時6分配信


 4月30日、東京地検特捜部が日本歯科医師会(日歯)の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)に強制捜査に入った。
 
 日歯連が政治資金規正法の寄付制限を逃れるために、組織内候補である西村正美・民主党参院議員の後援会を経由して、同じ組織内候補の石井みどり・自民党参院議員の後援会に5000万円を寄付したという迂回献金の疑いだ。目下、特捜部は日歯連の高木幹正会長らを任意で事情聴取し、資金の流れの解明に乗り出している。

 週刊ポスト5月18日発売号では日歯連マネーが複雑な献金ルートを経て菅義偉・官房長官が代表を務めていた団体に渡ったと報じている。この日歯連は、過去、自民党金権政治の財布となってきた組織だ。

 2012年、高木氏の下で日歯連理事長を務めていた島村大氏が自民党参院神奈川選挙区で「支部長」に就任し、2013年の参院選で神奈川選挙区でトップ当選する。当時自民党神奈川県連会長として候補者選びに強い影響力を持っていたのが菅氏だった。菅氏が代表を務めていた自民党神奈川県連(神奈川県支部連合会)に、日歯連側から多額の資金が流れたと見られるのはまさにこの参院選の年だった。

 島村氏が支部長を務める「自民党神奈川県参議院選挙区第三支部」は参院選投票日前に3000万円を神奈川県連に寄付(6月13日)している。「第三支部」の2013年の収支報告書を見ると、収入は1月に日歯連から受けた寄付1500万円が突出して多く、歯科医師関連団体の寄付や歯科医師からの個人献金などもあった。

 島村氏の事務所は、「(日歯連からの寄付を県連に迂回した)事実はありません」と答えた。

 しかし、同支部の6月13日時点までの入金から出金を差し引いていくと、前年からの繰り越し金をあわせた当日の残高は約3614万円だった。つまり、日歯連からの1500万円がなければ残高が足りず、県連に3000万円を寄付できなかった計算になる。

 しかも、その後、神奈川県歯科医師連盟(150万円)、横浜市歯科医師連盟(100万円)など歯科医師関係団体から寄付がなされ、日歯連と歯科医師関連団体からの年間寄付の総額は3040万円と県連への寄付額とほぼ一致した。

 同誌では、菅事務所の「日歯連その他の団体から第三支部への寄付の有無や内容は知る立場にありません。また、迂回寄付などはなく、法律にのっとり適切に処理しているとの報告を受けています」とする回答も紹介している。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/158.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 東條英機元首相ら7人のA級戦犯の処刑 謎を解く米文書〈週刊朝日〉
東條英機元首相ら7人のA級戦犯の処刑 謎を解く米文書〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150518-00000001-sasahi-soci
週刊朝日  2015年5月22日号より抜粋


 67年前、東京裁判の末に処刑された7人のA級戦犯。家族にすら遺骨の引き渡しを拒んだ理由は何だったのか。そして今も国内外で論議を呼ぶ「A級戦犯」処刑の“謎”とは──。ジャーナリストの徳本栄一郎氏が機密解除されたGHQ(連合国軍総司令部)文書で真相に迫る。

 答えはGHQ参謀二部(G2)の文書にあった。講和条約調印後、A級戦犯の遺骨返還の要請が来た。その時のG2会議録を見てみる。

「(遺骨返還は)以下の3点から極めて不適当である。a. 事実上、われわれの戦犯に対する長期的方針を逆転させてしまう。b. 急進的ナショナリズムの復活に格好の結集点と根拠を与える。c. 日本人の多くは東條(英機)や他の戦犯を英雄でなく背信者と見ており、われわれとの間に距離を生んでしまう。従ってこの要請には、遺骨は返還できないよう破棄されたと回答すべきである」(1951年11月29日、G2内部メモ)

 ここで重要なのは「戦犯に対する長期的方針」「背信者」という言葉だ。そもそも東京裁判はこれまで多くの批判に晒された。ポツダム宣言にない「平和に対する罪」で裁いたこと、不明確な被告人選定の基準は一方的な“勝者の裁き”と言われた。なぜGHQはそこまで無理をしたのか。

 敗戦直後、米国民の天皇への見方は厳しかった。真珠湾攻撃の記憶も生々しく天皇処刑の声すらあった程だ。だがGHQは天皇を裁かず円滑な占領に利用したかった。しかし開戦詔書が天皇の名で出た以上、理論武装が必要だ。そこで考えられたのが全責任を東條元首相らに押しつける戦略だった。それはマッカーサーの軍事秘書ボナー・フェラーズが米内光政元首相に語った言葉で分かる。敗戦後、東京裁判対策に関わった元海軍大佐の豊田隈雄が紹介した。

「対策としては天皇が何等の罪のないことを日本人側から立証して呉れることが最も好都合である。其の為には近々開始される裁判が最善の機会と思ふ。殊に其の裁判に於いて東條に全責任を負担せしめる様にすることだ。即ち東條に次のことを言はせて貰い度い。『開戦前の御前会議に於て仮令陛下が対米戦争に反対せられても自分は強引に戦争迄持って行く腹を既に決めて居た』と」(『戦争裁判余録』)

 米内はこう応じた。

「全く同感です。東條(元首相)と嶋田(元海相)に全責任をとらすことが陛下を無罪にする為の最善の方法と思ひます」(同)

 これを裏付ける文書を米バージニア州のマッカーサー記念館が保管している。フェラーズの部下がマッカーサーに提出した覚書で、開戦詔書が作成された際、「(天皇への)詐欺、威嚇または強迫が行われていたと証明する事実を全て収集する」と勧告した。要は、天皇は東條に威嚇され詔書に署名した。自らの意志ではなかったと証明せよというアドバイスだった。

 その後、GHQの民間情報教育局(CIE)は軍国主義者の糾弾キャンペーンを始めた。国民は東條らに騙され無謀な戦争に導かれたと宣伝された。A級戦犯すなわち背信者のイメージが確立する。強引な裁判の裏には日米共通の思惑があり、遺骨返還はこの戦略を揺るがす恐れがあったのだった。

 6年8カ月続いた占領は、ある意味で大いなる矛盾の時代であった。日本の民主化を唱えつつ、GHQは絶対権力者として君臨した。国際正義の名で開いた東京裁判は“勝者の裁き”と呼ばれた。そしてカバーストーリー(真実を隠すための物語)が広がっていった。

 闇に消えたA級戦犯の遺骨、それはあの矛盾に満ちた時代の象徴だと言える。

(文中敬称略)



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/159.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 都構想否決、政界引退で橋下と安倍官邸の“改憲密約”はどうなる? 民間閣僚起用説も(リテラ)
             会見で政界からの引退を宣言した橋下徹大阪市長(YouTube「ANNnewsCH」より)


都構想否決、政界引退で橋下と安倍官邸の“改憲密約”はどうなる? 民間閣僚起用説も
http://lite-ra.com/2015/05/post-1109.html
2015.05.18. リテラ


「大阪都構想」の住民投票は結局、反対が賛成を約1万票差で上回り、否決された。これで大阪を壊滅的な状況に追い込むデタラメな計画は回避されることになったのはもちろん、首謀者の橋下徹は逆ギレでもしたのか、即日、政界からの引退を表明した。

「政治家を続けることは100%ないのか」「10年後、20年後も復帰はないのか」という問いにも、橋下は「また2万%と言わせたいんですか」と笑いつつ、「ありません」「僕の人生で政治家は終わり」と言い切った。

 まあ、橋下のこと、この台詞をそのまま鵜呑みにすることはできないが、少なくとも、いますぐの国政進出はなさそうだ。

 しかし、一方で、その橋下と結託し、都構想に加担しながら、否決された途端に知らんぷりを決め込んで逃げ切ろうとしている連中がいる。ほかでもない、首相の安倍晋三と官房長官の菅義偉だ。

 安倍、菅の官邸コンビは、橋下と維新の党の連立への合流、憲法改正への協力という密約を結び、その見返りに裏で、自民党大阪府連が反対している都構想への支援を行っていた。

 これは永田町では常識になっている話だ。密約がかわされたのは昨年末の衆院選直前。あの衆院選で、橋下は当初、都構想に反対する公明党候補者の選挙区に維新の対立候補を立てると宣言していたが、結局、直前になってとりやめた。

「このとき、橋下に矛を収めさせるべく動いたのが菅官房長官だった。菅さんは親しい創価学会の佐藤浩副会長と橋下市長を引き合わせ、学会が自主投票するかわりに、維新は対立候補を立てないという裏取引をさせた。その流れで、橋下市長は安倍首相とも会い、憲法改正への協力密約ができあがったというわけです。シナリオは、参院選前に橋下さんが維新を割って自公連立に合流し、自らも出馬。圧勝して両院で憲法改正の3分の2を確保し、一気に国民投票まで持っていくというものだったと思います」(官邸担当記者)

 実際、衆院選直後の1月14日、安倍首相が関西テレビのニュース番組『スーパーニュース アンカー』に出演し、「(大阪都構想は)二重行政をなくし住民自治を拡大していく意義はある。住民投票で賛成多数となれば、必要な手続きを粛々と行いたい」とエールを送る一方、「維新が憲法改正に積極的に取り組んでいることに敬意を表したい」と語った。橋下氏は「僕はうれしくてしょうがなかった」と喜びをあらわにし、「(改憲は)絶対に必要で、総理にしかできない。何かできることがあれば何でもする」と、協力姿勢を鮮明にした。

 そして、国民投票が近づき、都構想賛成派の劣勢が伝えられると、菅官房長官の動きは露骨になる。5月11日、都構想反対演説を行った自民党大阪府連に対して菅は「まったく理解できない」と批判。裏では、自民党支持者が都構想支持に回るよう、子飼いの府議会議員に働きかけ、一部のネットサポーターを動かす工作までしていたという。

 また、本サイトでは5月5日に菅官房長官が再び橋下市長と創価学会・佐藤副会長の会談をセッティング、橋下が佐藤副会長に関西創価学会の説得を依頼したと指摘したが、実際、佐藤副会長は14日ごろに大阪入りしていたと伝えられる。

 その結果、たしかに情勢は変わった。10日の世論調査では反対派が賛成派を10ポイント以上引き離し、ほぼ勝負はついたと思われていた。それが急に賛成派が巻き返し、最後はほぼ拮抗状態になったのは、菅官房長官の工作が効いたためだといわれている。

 そのまま都構想が可決されれば、維新の大半の議員が橋下支持に回り、来年夏の参院選では自公、橋下派が圧勝して確実に憲法改正の発議に必要な3分の2を確保しただろう。

 しかし、大阪市民は馬鹿ではなかった。そのインチキは広く知れ渡り、都構想は否決、しかも橋下が政界引退したため、安倍、菅のもくろみは大きな狂いが生じることになった。維新は連立参加どころか、これから解党の危機を迎える可能性もある。

「維新の党の江田憲司代表が辞任しましたが、これは責任をとったのではなく、維新を出て行くという意志のあらわれでしょう。江田代表には古賀茂明氏との新党立ち上げの噂もあるし、民主党合流の話もある。都構想で勝っていれば、江田氏についていく議員はほとんどいなかったと思いますが、この結果で、かなりの数の議員が江田氏と行動を共にし、維新に残る議員は少なくなるかもしれない。また、そうならなかったとしても、橋下氏抜きでは来年夏の参院選で惨敗必至、いずれにしても解党の危機に瀕することになる」(政治評論家)

 しかし、維新は解党しても、安倍政権の改憲の動きが潰えたわけではない。安倍、菅のコンビは参院選までに橋下に代わる改憲の協力者探しをはじめるだろう。実際、つい最近、江田代表の女性スキャンダルが発覚するのではないかという噂が永田町を駆け巡ったが、これは反政権的姿勢を強調する江田代表に対して、官邸が揺さぶりをかけて取り込むためのリークではないかという見方が有力だ。

 また、橋下にもほんとうにこのままで終わるのか、という疑惑がある。橋下は会見で安倍首相を絶賛した上で、「維新の党の顧問弁護士をやりたい」などと相変わらず維新に関与する姿勢を保っている。

 さらに橋下は会見で「憲法改正があるときは、どの段階から報道をはじめなきゃいけないか、考えなければならない。ディベートのルールも学んでいない放送局。僕らくらいの年齢の幹部のみなさんも、教育も受けていないんでしょうけど、討論会のありかたをメディアにしっかり勉強してもらわないと、正確な情報提供ができない。ディベートなのか質問会なのかわからない番組づくりだった」と国民投票でのメディアの対応に注文をつけるなど、改憲へのコミットメントの姿勢を隠していない。

「参院選はないでしょうが、次の衆院選あたりに橋下さんが出馬する可能性は十分あるでしょう。議員ではなくても、安倍政権に内閣参与や民間閣僚のようなかたちで入る可能性もある。菅官房長官は次の総理にと考えているフシさえありましたから、そう簡単にあのコンビが解消されるとは思えない」(前出・官邸担当記者)

 大阪では恐怖の橋下劇場がようやく終幕したが、第2幕には安倍、菅との共演でもっと恐ろしいストーリーが用意されているかもしれない。

(野尻民夫)


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/160.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 橋下市長が政界引退、「大阪都構想」わずか0・8%差で否決 他[スポーツ報知/スポニチ/SANSPO.COM]
橋下市長が政界引退、「大阪都構想」わずか0・8%差で否決
http://www.hochi.co.jp/topics/20150518-OHT1T50049.html

◆住民投票開票結果 反対50・38%(705,585票)―賛成49・62%(694,844票)

 大阪市を廃止し、5つの特別区を新設する「大阪都構想」への賛否を問う住民投票が17日投開票され、大接戦の末に反対多数で否決された。1889年の市制施行で誕生した大阪市は、政令市のまま存続が決定。自らの政治生命を懸け、二重行政の解消などを訴えてきた大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長(45)は、今年12月の市長任期を全うした上で政界引退することをあらためて明言した。

 死力を尽くしての敗北に、橋下氏はどこまでもすがすがしい表情だった。午後11時すぎから大阪市内のホテルで開かれた会見で「最高の舞台で、自分で政治家としての期限まで切らせてもらって、こんな最高の人生はない。本当に悔いなし」。2008年の府知事初当選から7年、大阪都構想を掲げ、10年4月に大阪維新の会をたち上げてから5年。自らの政治生命を懸けた戦いに敗れ、改めて政界引退を明言した。

 一大旋風を巻き起こした橋下人気も、反対派の強固な岩盤を突き崩すことはできなかった。告示後の世論調査で明らかな劣勢が伝えられる中、連日午前10時から午後9時すぎまで演説。最終日のこの日も、投票締め切り直前まで市内を回り、その合間にツイッターまで更新して支持を呼びかけた。しかし執念は実らず。「自分なりに悔いのない7年半。思う存分やらさせてもらった。大変幸せな7年半だった」。その表情は笑みに満ちていた。

 11年の大阪市長、大阪府知事のダブル選で都構想を争点に掲げ、松井一郎大阪府知事(51)とともに圧勝。その後、協力を約束していた公明党が府市両議会で反対に転じるなどし、都構想は何度も頓挫しかけた。それでも昨年3月には出直し市長選、同12月の衆院選では公明議員の対抗馬として自らの出馬もちらつかせるなどして難局を打開。強引との批判をたびたび浴びながら、住民投票までこぎつけた。

 今月上旬には、スポーツ報知の取材に「家族はこの7、8年、ずっと我慢。負担ばっかりです」と吐露。「父親がこれだけ批判されて、子供は普通ならグレてもおかしくない。自分で言うのもなんだけど、本当にできた子供です」と、7人の子を持つ父親の顔も見せた。この日も「なんとか8年分取り戻していきたい」と、あらためて感謝の気持ちを表現した。

 今年12月の任期までは市長職を全うするが、11月か12月に実施される次期市長選には立候補せず、弁護士に戻る。街頭演説中、支持する市民から「ここで辞めたらもったいない」と続投を期待されたが、「負けるなら住民投票を仕掛けるべきじゃない。住民のみなさんの気持ちをくみ取れていなかった」と、住民投票の再挑戦も否定。「これからは自分の人生。弁護士としてプロフェッショナルの仕事をしていく」と、高らかに宣言した。

 12年に日本維新の会、14年に維新の党の共同代表として衆院選を戦い、国政でも自民、民主に次ぐ第3勢力を作り上げた。維新の党では来夏の参院選に向けて国政転出を望む声も根強い。08年の府知事選では「2万%ない」と断言しながら出馬した経緯があり、引退宣言には疑問がつきまとうが、橋下氏は「あの時は番組出演が決まっていて、出馬すると言うわけにはいかなかった。今は何も制約がない。政治家人生は終了です」と重ねて断言した。「光り輝く大阪を作る」との志は実現できないまま、政界を去る。その表情は、どこまでもさわやかだった。

 ◆橋下 徹(はしもと・とおる)1969年6月29日、東京都生まれ。45歳。府立北野高校を経て早大政経学部を卒業。タレント弁護士の先駆けとして2003年ごろからテレビ番組で活躍した。08年の大阪府知事選で初当選。10年4月に大阪都構想を掲げて「大阪維新の会」を設立。11年、知事を辞職して大阪市長選に出馬し、当選。12年には「日本維新の会」をたち上げ、国政にも進出する。14年3月、出直し市長選で再選。同年9月「結いの党」との合併で誕生した「維新の党」でも共同代表に就任したが、同年12月の衆院選後に辞任、最高顧問に就任した。

[スポーツ報知 2015/5/18]

 ◇

橋下氏、夢破れた「大阪都」 引退表明「政治家終了です」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/05/18/kiji/K20150518010370780.html

 大阪市を廃止し5つの特別区に再編する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票の投開票が17日行われ、反対派が過半数を上回り都構想廃案が決まった。結果を受け大阪維新の会の橋下徹大阪市長(45)は「政治家は僕の人生で終了です」と政界からの引退を宣言。結果は反対が70万5585票、賛成が69万4844票。わずか1万741票差で大阪市の存続が決まった。

 午後11時10分すぎ、大阪市内の会見場にスーツ姿で現れた橋下氏。マイクを手に「大阪市民の皆さんに受け入れられず、間違っていたということになるんでしょうね」と悔しさをにじませながらも「政治家冥利(みょうり)に尽きる活動をさせていただき、ありがとうございました」と感謝の意を示した。

 注目はなんと言っても、橋下氏の進退問題。報道陣からの質問を受け「(12月の市長任期満了)それ以降は政治家はやりません」とあらためて政界からの“完全引退”を表明し、国政進出の噂も打ち消した。今後については「弁護士やります。維新(の党)の法律顧問に雇ってもらえないかと、さっき相談した」とちゃめっ気たっぷり。過去には前言を覆して大阪府知事選に立候補したことを指摘されると、「また2万%ないと言わせたいんですか?」と笑い、「政治家は僕の人生で終了です」と言い切り、潔さを見せた。

 僅差とはいえ、根強い人気を誇る本丸・大阪での敗北。今月初旬のスポニチ本紙取材では「公約に掲げてきた都構想を住民投票まで持ってこられ一定の仕事、役割は果たせた」と自己評価するも「これだけエネルギーを割いて結局住民の意向に沿っていなければ政治家の能力ナシ。運転能力のない運転手はハンドルを離さないといけない」としていた。

 4月27日の告示以降、21日間に及んだ賛成・反対両派による壮絶な論戦。最後の演説となった投票日当日の17日、大阪・なんば高島屋前では毒舌を封印。「一歩踏み出して光り輝く大阪を」との言葉に勢いはなく自民、公明、民主、共産各党の包囲網を破る起死回生の一撃にはならなかった。

 約210万4000人による“史上最大の住民投票”は、10年4月に都構想実現を掲げて大阪維新の会を立ち上げた橋下政治の集大成。パネルを使っての街頭演説は600回を超え、テレビ討論でも熱弁を振るった。

 CMや新聞広告、賛成を呼び掛ける自動音声電話も100万件かけるなど、約5億円を投じて大規模な広報作戦を展開。党員には街頭演説100回のノルマを課し、14日からは国会議員秘書や地方議員らを運動員として「1日1000人」を目標に市内に派遣した。

 “大看板”を守り抜けなかった維新の党。党勢衰退を避けられない状況となった。

[スポニチ 2015/5/18]

 ◇

橋下氏、政界引退へ…「大阪都構想」わずか1万741票差で否決
http://www.sanspo.com/geino/news/20150518/pol15051803230001-n1.html

 大阪市を廃止し、5つの特別区を新設する「大阪都構想」への賛否を問う住民投票が17日投開票され、反対70万5585票、賛成69万4844票のわずか1万741票差で否決された。大阪維新の会代表の橋下徹市長(45)は12月までの市長任期を全うした上で政界を引退する意向を表明した。市選管によると、20歳以上の大阪市民が対象で、当日有権者数は210万4076人。投票率は66・83%だった。

 わずか1万741票差。大阪市を二分した激戦に橋下市長が敗れた。進退を懸けた“究極の民主主義”による大勝負は空前の接戦となったが、民意は市の存続を選んだ。

 午後11時ごろから大阪市内で約2時間にわたって会見した橋下氏は時折笑顔も交えて「大変重く受け止める。大阪都構想が受け入れられなかったのは(維新の主張が)間違っていたということになる」と敗戦の弁を語った。

 そして、自身の進退については「(12月の)市長任期後は政治家はやりません。政治家は僕の人生で終了です。僕のような政治家が長くやるのは世の中にとって害悪」と政界引退を明言した。

 お茶の間をにぎわせた「茶髪の弁護士」から大阪府知事、大阪市長へと転身を遂げた橋下氏。異を唱える相手を抵抗勢力に仕立て、闘う「改革者」のイメージをつくり上げた。巧みな弁舌で民意を獲得し、こぎ着けた「大阪都構想」の住民投票は、政治家としての総決算だった。

 都構想を実現するため地域政党、大阪維新の会を立ち上げたのは2010年4月。頓挫する瀬戸際まで何度も追い込まれたが、自ら辞職した14年3月の出直し市長選で得た民意を後ろ盾に息を吹き返した。

 「衰退する大阪を変える最初で最後のチャンス」と強調。昨年1月から続けてきた対話集会は600回を超えた。通常の選挙と異なり投票日当日も午後8時まで街頭演説ができるため、この日も遊説。「今を守るだけでは未来は開けない。都構想で光り輝く大阪に」などと呼びかけたが、惜しくも大願成就とはならなかった。

 最後まで賛否が拮抗(きっこう)する中、大阪市内のホテルの一室で連絡を待った。負けた瞬間は「終わった」と感じたという。中央政界も巻き込んでブームを起こした橋下氏は会見で「こんな最高の終わり方ない。本当に悔いがない」とも述べた。大阪都構想を提唱して5年あまり。「橋下劇場」がついに幕を閉じる。

★24行政区中13区で反対

 住民投票では、大阪市内24行政区のうち13区で反対が賛成を上回る一方、市中心部を含む11区では賛成が上回っており、地域によって賛否が分かれた形だ。中小零細企業が多い大正区では56.0%、住宅街が広がる平野区で55.3%、住吉区で54.3%が反対に回った。都構想による変革の象徴ともなっていた西成区も反対が53.3%だった。一方、賛成が多かったのは、官公庁街や繁華街のキタを抱える北区で59.0%。キタに近い福島区も55.6%、多くの企業が集中する中央区も54.1%を占めた。

大阪都構想
 政令指定都市である大阪市を解体して5つの特別区を新設し、大阪府と行政機能を再編する構想。協定書(制度案)によると、大規模開発や成長戦略などを府が、福祉など身近な住民サービスを特別区が担う。特別区は人口34万〜70万人の北、湾岸、東、南、中央の各区。区長と区議は選挙で選ぶ。公平性や効率性を確保する必要のある約120事務は、特別区が共同設立する「一部事務組合」が実施。固定資産税や法人住民税などを府がいったん徴収し、5特別区と府に配分する。
橋下 徹(はしもと・とおる)
 1969(昭和44)年6月29日生まれ、45歳。東京都出身。大阪府立北野高ではラグビー部に所属し、3年時に全国大会出場。早大政経学部卒。94年、司法試験に合格して弁護士に。98年に橋下綜合法律事務所(大阪)を開設する一方、タレント弁護士としても人気に。2008年1月の大阪府知事選で初当選。10年4月に「大阪維新の会」を立ち上げ代表就任、「大阪都構想」を掲げる。11年11月に大阪市長選にくら替え出馬して当選。14年3月に再選された。家族は妻と3男4女。

[SANSPO.COM 2015/5/18]
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/161.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 住民投票に辛勝したが「不満庶民の熱狂」は深刻だ!「水に落ちたファシスト」=橋下維新を打て!など3本
 安倍政権打倒!維新もザイトクも粉砕!で断固闘う大阪府門真(かどま)市の革命左翼議員、
「革命21」http://www.com21.jp/ 所属の戸田http://www.hige-toda.com/からの、
「自治体現場からの報告」です。(拡散、コピー紹介大歓迎!)
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1:勝利したが冷や汗の辛勝!ナチス時代を思わせる「不満庶民の熱狂」の意味は深刻だ!
2:急に「爽やか民主主義者」に化した橋下にこれまでの公金浪費と人権破壊の罪の追求を!
3:「水に落ちたファシスト」=橋下維新を打て!掃討戦を徹底的に進めるべし!
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1:勝利したが冷や汗の辛勝!ナチス時代を思わせる「不満庶民の熱狂」の意味は深刻だ!

  5/17住民投票は「大阪市廃止・分割」が反対多数となり、橋下維新の野望を粉砕したが、超冷や汗の
辛勝だった。
 反対票70万5585票、賛成票69万4844票で、その差わずか1万741票! (投票率66.83%)
 途中は「賛成」が多い時が何度もあり、そのたびにこんなデタラメで大阪市廃止・維新勝利になってしま
うのかと暗澹たる思いに駆られた。
 勝利したとはいえ、まさに「薄氷を踏む辛勝」。
 「賛成」側に維新の党組織と維新支持の財界人や右派団体が強力支援し、安倍官邸も「実質支援」しただ
けでなく、各種多様な「不満庶民」が「橋下支援で熱狂的に動いた」事が、「あと一歩で大阪市廃止決定」
にまで進んだこの事態を作り出したと、戸田は考える。

 いくら行政や政治への不満があるとはいえ、こんなにもデタラメで自分らの生活の土台をも破壊するプラ
ンを支持する「不満庶民の熱狂」は、かの「ナチス時代」を彷彿させるのに十分だった。
 「橋下さ〜ん!」と橋下に駆け寄る「大阪のオバチャン達」は決して「やらせ」でなく、心の底から橋下
を愛し信頼しているのだ。こんな「利権とペテン」と橋下を!
 その映像を見ると、ヒトラーに熱狂して駆け寄るドイツの女性達(老いも若きも)の記録映像がダブッて
くる。
 これほどまでに大規模に「不満庶民の熱狂」が立ち現れてきた意味は深刻だと思う。

 今や存在しない「二重行政の無駄」を存在するものとして憎悪し、安倍政権・財界・アメリカには怒りを
向けずに「公務員」や「労働組合」を「自分らの生活の敵」だと思って憎悪し、今の行政や議会をまっとう
に改善していく手法には目を向けずに「既存システムをブッ壊せ!」という焦燥に駆られる「普通の市民
達」。
 「維新側の宣伝がウソである事実」をいくら証拠立てて説明されても、全く耳を貸さない「維新信者」と
化してしまった老若男女達。

 「まっとうな労働運動」(階級的で戦闘的な労働運動)と「まっとうな市民運動」が飛躍的に拡大してそ
れらの人々を取り込んでいかない限り、「現状に不満を募らせる人々」はエセ「改革」、ファシズムの側に取
り込まれ続け、社会全体としては「レミングの集団自殺」の様相を呈していくことだろう。
 反戦・反安倍・反原発等々の「闘う」側の奮起が求められている。
  安倍+橋下維新の「現在のファシズム運動」の粉砕を!
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2:急に「爽やか民主主義者」に化した橋下にこれまでの公金浪費と人権破壊の罪の追求を!

 住民投票での敗北が決まってからの橋下は、記者会見の場で「爽やかな民主主義者」、「民主主義の素朴な
礼賛者」に急変した。
 おそらくその映像で世間の「好感度」がかなりアップした事だと思う。
 しかしそれは「もう僕がやって来た悪事は追求しないでね」、という得手勝手な発信に過ぎない。
 いくら「爽やかな笑顔で民主主義の礼賛」をしようとも、橋下がこの7年半に渡ってやってきて公金の膨
大な浪費(WTCビル購入で約100億円の損害、側近お仲間達の浪費、都構想騒推進の行政経費、身勝手
市議選での6億円浪費、今回の住民投票挙行等々)の責任を取らせないといけない。

 また膨大な人々の心をズタズタにし、不当な配転・処分などを強行したりした膨大な数の人権破壊への責
任も取らせないといけない。
 やられた被害者達にとっては、「笑顔でさよならしたら済む話」ではないのだ。
 橋下による莫大な公金浪費と数々の人権破壊に対して鉄槌を!継続中の訴訟の勝利と更なる訴訟を!
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3:「水に落ちたファシスト」=橋下維新を打て!掃討戦を徹底的に進めるべし!

 中国の古いことわざに「水に落ちた犬は叩くな」というのがある。いわば「フェアプレイの精神」だ。
 しかし魯迅はあえて反語的に「水に落ちた犬は打て」、という言葉を発した。
 それは、「道義をわきまえない輩に対しては徹底的に叩かないと後でこちらがやられてしまう」、という現
実意識に沿った言葉である。
 魯迅の言葉を抜粋引用すると、
    ↓↓↓
 ・・・しかるに犬は、この例を当てはめて、対等の敵と見なすことができない。何となれば、犬は、いか
に狂い吠えようとも、実際は「道義」などを絶対に解さぬのだから。
 まして、犬は泳ぎができる。
 かならず岸へはい上がって、油断していると、まずからだをブルブルッと振って、しずくを人のからだと
いわず顔といわず一面にはねかけ、しっぽを巻いて逃げ去るにちがいないのである。
 しかも、その後になっても、性情は依然として変わらない。
 愚直な人は、犬が水へ落ちたのを見て、洗礼を受けたものと認め、きっと懺悔するだろう、もう出てきて
人に咬みつくことはあるまいなど思うのはとんでもないまちがいである。
     (「『フェアプレイ』はまだ早い」 魯迅 )
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 魯迅が例に引く「犬」のように、「道義」などを絶対に解さぬ輩。
 それが橋下徹という男であり、橋下の威光を借りて己の出世を図る「維新」の連中である。
 まさに「『フェアプレイ』はまだ早い」。
 憲法破壊政治粉砕の一環としても、橋下維新への掃討戦を徹底的に進めないといけない。

 門真市においては維新府議の宮本一孝や、「維新公認市議」の今田哲哉氏ら緑風クラブ、宮本一孝が会長
を務める体育協会の力をそぎ落としていく闘いを進める事である。
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◎戸田ひさよしHP http://www.hige-toda.com/
◆橋下批判特集 http://www.hige-toda.com/_mado04/oosakafutijisen/hasimototo-ru.htm
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これまでの橋下問題の主な戸田投稿
―――――――――――――――↓2015年―――――――――――――――――――――――――――
・4/1:(大阪府門真市での異様事態)戸田が市議選準備もできない程の右翼攻撃が続き、
   仮処分や告訴で闘争中!  http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/435.html
―――――――――――――――↓2014年―――――――――――――――――――――――――――
・7/12:あの「行政ザイトク」の橋下が「大阪市内でヘイトスピーチ認めない」と追従!
    ・・だがこの諸点には注意! http://www.asyura2.com/14/senkyo168/msg/456.html
―――――――――――――――↓2013年―――――――――――――――――――――――――――
・6/13:衝撃動画「維新府議・宮本一孝&ザイトク『黒書』」をアップ!見て広めて下さい!
    (動画内容解説も凄い) http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/294.html
・5/23:光を放つ「門真で維新を撃沈する市民の会 発足宣言」と衝撃動画「維新府議宮本一孝&ザイトク
    『黒書』」! http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/205.html
★5/23:さあ「5/31維新撃沈!市民大決起集会in門真」へ!小林万里子、モジモジ先生も出演!
    ザイトク串刺し批判も!  http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/204.html
★4/22:これが「門真で維新を撃沈する市民の会」発足宣言だ!4/20に大阪府門真(かどま)市で
    発足集会、特製動画も http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/656.html
・4/17:橋下維新粉砕闘争に勝利の展望が見えてきた4/13大集会。断固闘う当事者達の連携・文化
    ・笑い・映像などで http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/516.html
★4/16:門真市で維新を撃沈せり!親ザイトクの維新府議宮本一孝を市長選出馬表明44日で出馬断念に
    追い込んだぞ!  http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/493.html

・4/16:4/20(土)に「門真で維新を撃沈する市民の会」発足集会!ザイトクと維新の仲良し関係示す証拠動
    画も上映! http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/495.html
――――――――――――――↓2012年―――――――――――――――――――――――――――
・4/3:橋下維新の増長に危惧を持つ全ての人々へ。茨木市長選(4/8投票!)で維新を負かす闘いに加わ
    って欲しい! http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/481.html 
・4/3:茨木市長選動画を一挙13本アップ!(3/9山下支援集会と4/1出発式)戸田が桂むつこ氏を
    一喝する場面もあり! http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/482.html
★3/31:4/8投票の茨木市長選は維新粉砕の闘い:本格左派の山下氏断固支持!変節厚顔市民派の
    桂むつこ氏も出馬で混戦か  http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/344.html
・3/31:選挙構図:維新派内紛で左派の山下氏に勝機。そこへ市長議案に賛成100%の「御用派」
    =桂氏出馬の理由は・・ http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/345.html
・3/31:KB君へ〜公人の責任ということ(桂むつこ氏を批判しない「市民派」の一つの典型的意見に
    対する戸田反論) http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/346.html
.3/31:「市民派」とは何ぞや? 戸田がズバリ語るその形成経過と一部の著しい変質と
    「仲間内では批判論議無し」体質   http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/347.html
――――――――――(2008年〜2011年も多数あるが省略略)――――――――――――――――――
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/162.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 憲法学者・青井未帆氏が危惧 「安保法制で憲法が紙切れに」(日刊ゲンダイ)
           青井未帆氏は「国民安保法制懇」のメンバー(C)日刊ゲンダイ


憲法学者・青井未帆氏が危惧 「安保法制で憲法が紙切れに」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159824
2015年5月18日 日刊ゲンダイ


 一連の「安全保障法制案」が14日、閣議決定された。集団的自衛権の行使容認を解釈改憲によって法制化するという、日本にとっての一大転換だ。安倍政権は与党合意と日米ガイドラインの見直しで既にすべて完了したかのように思っているのかもしれないが、国会審議はまだこれから。気鋭の憲法学者・青井未帆氏(学習院大大学院教授)は、この悪法を冷静に、しかし鋭く批判した。

――今回の新たな安保法案は問題山積だと思いますが、最も危惧されていることは?

 今度の安保法案では、憲法9条が自衛隊にできないことの限界を定めているという枠組み自体は、これまでのものが継承されています。だから、原則、武力行使はできないが、例外的にできる場合があり、それを広げる。加えて、そもそも武力行使には当たらないという範囲も広げる、ということです。しかし、日米ガイドラインに記されたような「グローバルな日米同盟」を実現するのは、この枠組みでは無理なんです。それなのに、できないはずの内容を無理やり入れている。

――確かに、新しい日米ガイドラインでは、これまで日本周辺に限られていた防衛協力の範囲が「アジア太平洋地域およびこれを超えた地域」に拡大されています。日米安保条約の改定に等しい大転換です。

 本来なら条約改定の手続きを踏まなければならない内容です。78年と97年のガイドラインの際も、条約手続きを踏まないことが議論になりましたが、それに慣れてしまって、もはや臆面もなく「(岸田外相は)新たな一章」などと言う。憲法73条の3号で、条約については「事前または、時宜によっては事後に、国会の承認を経ること」という憲法上の規定がある。「新たな一章」とか「歴史的な転換点」というのであれば、国会の承認が必要な条約改定で行わなくてはなりません。

■手続きの順序がメチャクチャ

――憲法があって、日米安保条約があって、その下にガイドラインがあるはずなのに、順序が逆じゃないですか。

 本当ですね。順序がメチャクチャ。ガイドラインでは、集団的自衛権についても、国会で本格的に議論することなく、当たり前のように「行使する」となっています。単なる指針で法的な意味すら持たないガイドラインが、実質的には最高文書みたいになってしまっています。そして政府は「国際条約でも国際約束でもなく、指針にすぎない」と説明し、閣議了承で済ます。この説明の仕方も姑息です。

――そういう政府のやり方は許しがたい。

 やっぱり権力って、やろうと思えば何でもできてしまう。だからこそ、きちんとした手続きを取らなければなりません。手続きすら踏まない、というのは、権力を行使する方法として、中身の問題とは別に批判されるべきだと思います。

――新たな安保法案について、国会で福島瑞穂議員が「戦争法案」だと指摘したところ、自民党が議事録から削除しようとしました。しかし、青井先生がおっしゃったように、米国のケリー国務長官は、新ガイドラインについて「歴史的な転換点」という言葉を使ったほどで、新たな日米安保体制で、米軍と自衛隊はより一体となって活動する。どうも、日本国内で政府与党が国民に説明していることと、本当の実態が乖離しているように思うのですが。

 安保関連法について、戦争が目的なのかというと、ちょっと違うかもしれないですね。政府は自衛隊を外交の道具として使いたいのかな、と思います。軍事力を背景にしないと外交ができないと思い込んでいる人たちが、今、日本を動かしている節がありますからね。そういう人たちが戦争をしたいのか、というと必ずしもそうではないけれども、後ろ盾として軍事力が欲しい。ただ、そうなるとどうなるかというと、米国はご承知の通り、武力の行使に全く躊躇しない国です。米国としても予算逼迫の折、日本がやってくれるんだったら大変ありがたいと思うのは当然。(米国が日本に求めている)機雷掃海だって危ないですからね。人の命がなくなることを前提として、それでも道具として提供しましょう、と日本側が言っていることになります。実質的には福島先生がおっしゃるように、米国と一緒になって戦争するということだとは思いますが、言い方が難しいですね。それが目的というより、もっと質が悪いというか、経済も含めて、根深いところで、自衛隊の変質というものが図られているような気がします。

■自衛隊を外交の道具に使いたいのではないか

――先日、内閣官房の審議官に初の制服組が就きました。日米の軍事一体化がさらに進むということは、日本が武力行使をするのかどうかなど、実質的には米軍と自衛隊で決めていくことになりませんか?

 軍事が一体化するということは、平時か、緊急時か、有事か、という「事態」の認識も一体化させなければいけない。それを判断するのは制服組です。今度のガイドラインで日米で「調整メカニズム」というのが常設化される。これって3・11の時に初めて動いた有事のためのメカニズムなんです。常設化が図られるというのは、まさに運用面で本当に日米で統合的に動かせるようにしていく、という強い決意の表れでしょう。閣議決定では内閣がNSC(国家安全保障会議)の審議等に基づき主導することになっていますが、日本のNSCが、果たしてどこまで関われるのか。ちょっと悲観的にならざるを得ません。

 日本の場合、憲法9条があるので、そもそもできることには限界がある。米国のように、軍事力を国益だけでなく私企業の権益を守るためにも使います、とハッキリ打ち出している国とは違うのですが、安倍政権は米国と同じような軍隊の使い方ができる国にしたいのではないか。できること、できないことがあって、できる範囲でやるのではなく、とりあえず何でもできるようにして、その中から政策判断で何をやるかをピックアップできる国にしていきたい。それは9条を改正しないと無理な話なのですがね。できないことは、できない。そういう歯止めがなければ、憲法が意味のない紙切れになってしまいます。

――とにかく、国民に対しての説明があまりにも不足しています。

 具体的に私たちの生活にどういう影響が及ぶのか。自衛隊は自国の防衛のための必要最小限度の実力のはずです。しかし、米国とともにグローバルに活動するなら、規模を拡大することになるのかどうか。そうした時に日本の社会にどのような変化があるのか。日米ガイドラインにしても、これから日本がどういう国家になっていくのか、国民の代表機関である国会に提示して、意思決定を経てから外交に反映させていくべきなのに、情報を小出しにして、全体像を見せない。米国のような事実上の軍隊になったとして、これをどう統制していくのか、という議論は全くないに等しい。グローバルな活動に行かされる自衛隊員の問題もあります。安全を守りますと言うが、具体的にどういうことなのか。抽象的な言葉ばかりで、私たちの社会や生活が本当にどうなっていくのかが示されていません。

――これから国会審議です。安倍政権は、与党多数の中、短時間で成立させようとしていますが、どんな審議を望みますか。

 国会議員が持っている憲法上の権限はすごく大きい。国民の代表という重みを十分に発揮していただきたいと思います。これまでも、国会で答弁を引き出したことで、それが歯止めになってきました。周辺事態法では「地球の裏側は想定されない」という答弁を引き出した。実質的な歯止めを引き出すということで、国会での審議が深められる。修正も可能ですし、通さないということだって、もちろん可能です。あくまでも憲法上、立法権を持っているのは国会ですからね。いくらガイドラインがあるからやりたいと言っても、国会を通らないとできないわけですから。何事も諦めてはいけない、ということを強調したいですね。

▽あおい・みほ 1973年生まれ。国際基督教大卒。東大院法学政治学研究科修士課程修了、博士課程単位取得満期退学。成城大法学部准教授などを経て、11年から現職。主な研究テーマは憲法9条論。著書に「憲法を守るのは誰か」など。「立憲デモクラシーの会」「国民安保法制懇」メンバー。


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/163.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 違憲総理とつるんで「改憲」「徴兵」を目指そうっていう魂胆が、大阪都構想否決で頓挫したのは大いにめでたい。ざまあかんかん
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-6a1e.html
2015年5月18日 くろねこの短語


違憲総理とつるんで「改憲」「徴兵」を目指そうっていう魂胆が、大阪都構想否決で頓挫したのは大いにめでたい。ざまあかんかんです。


 左の人差し指を捻挫しちまった。静かにしてれば痛みはそれほどでもないんだけど、ちょっとでも動かすと痛いんだね、これが。腰が良くなったと思ったら、これだもんなあ。なんてこったい。

 でもって、いま日本で一番「なんてこったい」と頭抱えているのが、お子ちゃま市長の橋↓君ですね。1万票差で大阪都構想が否決されちゃいました。ざまあかんかんです。二重行政だなんだと喚いてはみたものの、大阪市廃止したら具体的にどうなるのかっていうビジョンを最後まで説明仕切れなかったところにもってきて、自分の進退まで持ち出して泣き落としなんて反則技まで飛び出しましたからね、ま、当然の結果でしょう。

 とはいえ、二重行政の弊害ってのは全国の政令指定都市が抱えている問題で、これでけっして議論が終わったわけではない。確たる信念を持っての政策なら、これからも二重行政の解消目指して戦うってのが政治家の務めなんだろうが、お子ちゃま市長にはそんな覚悟はありません。だから、敗北会見で妙なドヤ顔して、「民主主義は素晴しい」なんて寝言が言えちゃうんですね。これって、単なる負け惜しみで、自分を否定した大阪市民に対する嫌味でもあります。

 ようするに、この男が喚く政策ってのは、どうやったって素直に受け止められないんだね。その裏には何かしら邪まな意志がある。大阪都構想だってそうです。おそらく、お子ちゃま市長にとっては二重行政云々ってのは口実で、ここを先途に大阪の民意を一手に引き受けた独裁者としての力をレレレのシンゾーに見せつけて、一緒に改憲の道を目指す同志としての地位を築くための手土産だったんじゃないのかねえ、大阪都構想ってのは。でもって、今回の住民投票ってのは、改憲国民投票の予行演習っていう趣もあったんだろうもね。そういう胡散臭さが、最後の最後で大阪市民の反発を買ったってことなんじゃないの。いつもの勝手な妄想だけど。

・橋下劇場、最後に誤算 頼みの「民意」背を向けた
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000008-asahi-pol

・大阪都構想:橋下市長と松井知事の会見・一問一答
 http://mainichi.jp/select/news/20150518k0000m040109000c.html

 いずれにしても、レレレのシンゾーと手を組んで「改憲」や「徴兵」を目論んでいた橋↓君が、政界から姿を消すということは、こんなめでたいことはない。これこそ、国益ってもんでしょう。久々に溜飲が下がる、快適な週明けの朝であった。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/164.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 安倍首相、じつは自民党にとって天敵説|プチ鹿島コラム(DMMニュース)

安倍首相、じつは自民党にとって天敵説|プチ鹿島コラム
http://dmm-news.com/article/967828/
DMMニュース 2015.05.17 15:50


 安保政策を大転換ということで大騒ぎです。

「日米同盟の抑止力強化 安保法案を閣議決定」(読売新聞)

「反戦、ここが正念場 安保法案 閣議決定」(東京新聞)

 安倍首相が登場して「戦後レジームからの脱却」と最初聞いたときは「日本はアメリカとの体育会関係を脱してマイペースでいくのか」と思った。しかしむしろアメリカ先輩との関係強化らしい。これって戦後レジームの脱却なのか強化なのかわからなくなってきた。

■安倍首相はなぜ憲法改正を堂々と問わないのか

 こういうときは別の面から考えてみたい。先日ライブのなかで政治家の新ニックネームを勝手に発表した。鳩山由紀夫は「平成の風船おじさん」(フラフラ飛んでゆくから)、プーチンは「あばれる君」。今なら鳩山さんは「ドローンおじさん」でもいいかもしれない。

 そして安倍首相は「じっちゃんの名にかけて」にした。「いつも心に岸信介」という意味である。そう考えたほうがニュースが少しわかりやすくなる気がする。

《12年12月、政権に返り咲いた首相は就任直前、敬愛する祖父・岸信介元首相に自らをなぞらえるかのように墓前でこう語った。「祖父は混乱の時代に日米安保条約を改定した。同じ信念と決断力で恥じない結果を出していくと報告した」》(5月15日 朝日新聞デジタル)

 まさに「じっちゃんの名にかけて」ではないか。「昭和の妖怪」岸信介は、果たして平成の世に甦ったのである。

 さてもうひとつ。なぜ憲法改正を堂々と問わないのかという謎である。姑息にみえる。平等に言うなら同じことは「憲法9条をノーベル平和賞に」という主張にも感じる。解釈改憲をするのも、ノーベル賞頼みの護憲も、どちらも「議論の棚上げ」をしているようにみえる。それぞれの安全圏に逃げているとしか思えない。両派がそうなら、今現在も「護憲か改憲か」と迷ったり考えてしまう人間はどうしたらいいのか。

 熱い議論がみたいのだ。

 最後に。安倍首相こそ自民党にとってじつは異端な存在なのではないかという説である。そもそも自民党にとって憲法改正は党是。目標のひとつ。だからこそ、憲法改正を最初に訴えないで閣議決定や安保法制の関連法案を出して自衛隊のあり方を変えようとする安倍首相は異端だ。自民党の伝統の天敵かもしれない。

 最終ゴールが憲法改正というかもしれないが、この手を使ったらめんどくさい改正の必要もなくなる可能性もある。「異議あり」と思う自民党の政治家はいないのだろうか。

 野党のツッコミより、自民党内からのツッコミのほうが説得力があると思うのだが。

著者プロフィール
putikashima
お笑い芸人(オフィス北野所属)
プチ鹿島
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記事 [政治・選挙・NHK185] 「大阪都構想住民投票」で浮き彫りになった大阪の「南北格差問題」


「大阪都構想住民投票」で浮き彫りになった大阪の「南北格差問題」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/furuyatsunehira/20150518-00045813/
2015年5月18日 4時57分 古谷経衡 | 評論家/著述家


5月18日、大阪市を事実上消滅させて大阪都の設置の是非を問う所謂「大阪都構想」の住民投票が投開票され、ごく僅差ながら「都構想反対」が賛成を上回った。これにより大阪都構想は廃案となった。


私は、大阪を含め関西に十年弱暮らし、橋下徹氏が大阪府知事に初めて立候補した時(2008年)には彼に一票を入れた経験のある元大阪府民だが、現在は千葉県に住民票を移して久しいがため、結果廃案となったこの「都構想」については、今でも特段、明確に賛・否を表明しているわけではない。が、私はその賛・否の結果以上に、大阪市の区別投票結果の内訳の方が、気になったのである。


以下の図は、18日の投票結果の「賛・否」を大阪市の区別に色分けしたものだ。



*図:筆者製作


青が「賛成」、赤が「否定」である。投票総数で観ると、賛・否の差は総数でわずか1万票強足らずで大差ないが、地域別に見てみるとはっきりとその地域差に傾向があることがわかる。一目瞭然のように、大阪市北部は「賛」、大阪市南部は「否」と区分されている点だ。


大阪市北部は「キタ」で知られる繁華街・オフィス街の梅田や大阪駅、北新地、北浜、淀屋橋などを中心とした地帯で、大阪随一のビジネス街・官庁街(市役所・府庁在所)でもある。一方、大阪市南部は「ミナミ」で知られる歓楽街の難波、心斎橋、天王寺、新世界(通称)などを中心とした雑多な商業集積地帯である。一般的に、全国的な報道や映画、ドラマの中のイメージで登場する「大阪」とは、この「ミナミ」を中心とする大阪南部一帯である。


それは例えば『じゃりン子チエ』の舞台である大阪市西成区、『ミナミの帝王』の主な舞台である難波・天王寺一帯(勿論この作品にはキタも登場するが)、そしてかの有名な「道頓堀」「グリコの看板」「くいだおれ人形」「通天閣」は、全てこの「ミナミ」の情景である。


全国的なイメージの中の大阪は、実際には「ミナミ」を中心とする大阪市南部であって、「キタ」を中心とする大阪市北部は余り登場しない。そして、この両者、つまり大阪の北と南は、まるで「南北格差」の様に、街の情景が全く異なっている。このことを理解しなければ、「大阪」という日本第二位の(人口的には横浜に次ぐ第三位の)巨大都市の実相は見えてこない。


・南北で全く違う大阪



*大阪市南部「ミナミ」の代表的歓楽街、「道頓堀」(出典:足成)



*大阪市北部「キタ」の代表的オフィス街、「梅田」(出典:超高層ビルとパソコンの歴史)


実際、「キタ」を中心とする大阪市北部を歩くと、「最後の一等地」と呼ばれた「梅田北ヤード(旧梅田貨物駅)」が大胆に再開発され、東京・新宿の超高層ビル群と引けを取らぬ圧巻の現代都市の景観が形成されている。淀川の対岸、西中島方面から梅田を望むと、全面ガラス張りのキラキラと煌く梅田スカイビル(北区大淀)が太陽光に反射して、その壮観たるや圧巻である。本当に大阪は大都会であるなあ、としみじみ実感するのだ。


そこにあるのは正しく「近未来都市」である。景観的に言えば、新宿よりも遥かに「未来」を感じさせる街並みが梅田にはある。更に梅田に隣接する、福島や曽根崎、堂島は完全に東京の大手町や丸の内と変わらない、寧ろ東京を凌駕する程の超近代的オフィス街に変貌している。縦横無尽に張り巡らされる巨大な梅田の地下街と相まって、一瞬、ここが大阪なのか東京なのか、迷うほどだ。


尤も大阪市北部にも「十三(じゅうそう)」や「淡路」「上新庄」等に代表される雑多な下町風情は残されているものの、全般的に大阪市北部は、富裕層向けのタワーマンションが次々と乱立し、またアパレルテナントやカフェ、商業施設やホテルが集積している。この地域は「道頓堀」「くいだおれ」でイメージされる大阪とは全く異なる表情をみせるのだ。


一方、「ミナミ」を中心とする大阪市南部を歩くと、そこは途端に「昭和にタイムスリップした」かに思える風景に出くわす。例えば西成区や大正区、住之江区、浪速区を歩くと、文字が判読できないほど日に焼けた商店の看板、車一台がようやく通れるか通れないかという位の一方通行の路地、猫の額ほどの庭先にこれでもかと並べられている鉢植、「ユビキタス社会」とは無縁の新聞自販機、僅かなスペースの軒先で惣菜を売る個人商店と、今にも電線に接触しそうな位、密集して建てられている木造住宅や2階建ての文化住宅(賃貸長屋)…。同じ日本なのに、同じ空を観ているのに、この街を歩いている時に観る青空は、いつもどことなく曇っていて、しかも低いような気がするのだ。


断っておくが私はこのような「昭和三十年代風」の街並みが大好きで、たまの来阪の折には密かに被写体とする趣味を持っているのだが、それにしても、大阪市の北部と南部の余りの違いに驚かされるのである。


東京にはこのような光景は原則存在していない。東京の東部、つまり江東・台東・足立・江戸川・葛飾など、戦前からの伝統的な「下町」と呼ばれる地域は、確かに世田谷や杉並のような「西部の山手地域」よりは若干庶民的な情緒があるものの、大阪の南北の比ではない。土台、東京とは比べ物にならないほどの「南北格差」が大阪にはあるのだ。


・大阪「南北格差」の歴史


「キタ」を中心とする大阪市北部は、近世江戸時代からビジネスと金融、或いは行政の中心地であった。世界初の商品先物取引が行われたのは大阪北区の堂島の米市場であり、よく知られるようにこの時代、全国の米相場の趨勢を一手に握った。またそれに伴い、諸国から集まってきた米の集積場(蔵)や野菜や魚などを売りさばく大市場が立地したのも、天満(同北区)などこの周辺であった。


一方、「ミナミ」を中心とする大阪市南部は、近世江戸時代には「渡辺村」と言われた皮革職人や家内制手工業の工人らの拠点が集積した一大地域を有し、往時にはその人口は10万を超えたともされる。この一帯は、現在の浪速区・西成区の領域である。


つまり近世期から大阪(当時は”大坂”と表記)は、南北にその職能領域が分離される傾向にあった。これが現在の大阪の都市構造に少なからぬ影響を与えていることは確かである。


近代明治に入ると、大阪は西日本最大の工業都市として君臨し、また1923年の関東大震災で東京が壊滅すると、一時期大阪は総人口320万を数え、日本最大の大都会となった。「大大阪」「煙の都」「東洋のマンチェスター」等と大阪が謳われた絶頂期は、まさに大正・昭和初期(概ね戦時統制時代)の時代だったのである。


またこの「大大阪」の隆盛を支えた旺盛な人口を吸収するため、「阪急」「阪神」「京阪」「近鉄」などの大資本・財閥主体の私鉄沿線開発が進み、大阪の周辺部に衛星都市が発展した。関西が現在「私鉄王国」と言われる所以はここにある。


これにより主に西宮・芦屋・宝塚・伊丹・池田・豊中などの「阪神間」衛星都市が形成された。これらのハイソな郊外都市郡と「大大阪」が一体となって生まれたのが所謂「阪神間モダニズム」であった。


ところがこの「大大阪」の隆盛は、先の大戦を境に一変する。東京が三度の大空襲で灰燼に帰し、全市的な被害を受けたのとは対照的に、大阪の被害にはムラがあった。首都圏は東京を始め川崎も横浜も全滅したが、関西は大阪の半分と京都、奈良とその周辺の衛星都市は概ね無傷であった。これにより戦後の復興は、どうしても東京偏重を余儀なくされた。


大阪発祥の旧財閥系企業は、高度成長時代を通じて次々と本社を東京に移していった。一方、大阪は重厚長大産業と町工場という旧態依然とした産業構造が温存され、転換が遅れた。この事自体が、「大阪府と市の二重行政の悪弊の結果である」と指摘する向きもある。ともあれ大阪市、とくに大阪南部が、旧態依然とした街並みを、良い意味でも悪い意味でも守り続けているのには、このような背景が関与するところ大であろう。


・関西圏全体でも存在する「南北格差」


例えば大阪市内ではないが同市東部に隣接する守口市・門真市の例。ここは、松下電器産業(パナソニック)の本社が現在でも存在するが、大阪府下でも最も「貧困」が進む地域の一つでもある。ここには、高度成長時代に松下の下請けの関連会社の職を求めて、主に西日本の郡部から流入した半日雇い労働者がそのまま住み着き、定着した経緯がある。


それでも90年代までは何とか職を保っていたが、他の製造業がそうであったように松下が国外へその工場を次々移転させると、途端に職が減り困窮する。高度成長時代のシステムを存置し、そしてそれに取り残され、高齢化して郷里に帰ることもできず土着した人々が、いまだに1960年代当時に建造された文化住宅(主に関西地方に特有に見られる、2階建ての木造長屋アパート)に住み続けている。


当然、生活保護受給率はおどろくほど高く、当該の市(門真・守口・寝屋川)などの財政を圧迫している。こういった超過密木造住宅地域は、特に阪神大震災以降、防災の観点から地方自治体主導で積極的な改善策が実施されているものの、全てをカバーしているとは言い難いのが現状だ。


このような事例は、中小企業や町工場の多い大阪市南部や東大阪など、大阪府東部・南部の周辺地域でも顕著に見られる現象である。


一方、大阪市のみならず大阪府や、その通勤圏全体を俯瞰した場合、淀川の北部、所謂「北摂(ほくせつ)」と呼ばれる地域(豊中・吹田・池田・高槻・摂津・茨木)等や、前述した「阪神間モダニズム」を受け継いだ阪神地区(神戸・西宮・芦屋・伊丹・宝塚)等は、こういった問題とはほとんど無縁の高所得地帯を形成しており、関西随一の高級住宅街を形成している。


つまり大阪通勤圏全体で観た場合は、淀川を挟んで北部(北摂・阪神)と、それ以南の南部(大阪市南部・河内・泉州)の明らかなる地域格差が存在しているのだ。


余談だが、ゼロ年代に一世を風靡したアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』はこの中の一つ、兵庫県西宮市(夙川周辺)を舞台にした作品であり、同じ関西を舞台にした『じゃりン子チエ』(大阪市西成区=同市南部)と、直線距離で20キロも離れていないが、街の風情は「まるで異国」と思えるほど、圧倒的に異なる。


大阪市内の「南北格差」のみならず、関西圏全体を俯瞰した場合でも、この「南北格差」は淀川を挟んで明らかに顕著であり、その差は東京の東西の差とは比較にならぬほど大きい。


・大阪市も大阪府も「南北格差」


大阪都構想の話に戻ると、大阪市北部が賛成、大阪市南部が反対という構図は、まさにこの「南北格差」を背景にしているだろう。すなわち、比較的所得水準が高く、都市の再開発も進んでいる「キタ」を中心とした大阪市北部と、高度成長時代の産業構造を転換することができず、成長から置き去りにされた、低所得地域が多い大阪市南部の格差である。


試しに高所得世帯の分布を観ると、明らかに大阪北部と、そして大阪府全体を観た場合でも大阪府北部にその数が偏重していることが分かる。以下の表は、関西圏における高所得世帯が居住する自治体のTOP30を表したものである(”首都圏と近畿圏における高額所得者の居住地分布に関する研究(近畿大学)”論文の掲載データからの引用=2007年度)。



これをみても一目瞭然のように、大阪市内に限れば、高所得自治体は「キタ」エリアの代表格である大阪市北区(西天満・梅田)が4つもランクインしている。また大阪府下に視点を広げてみても、高所得世帯が住む街には、伝統的な大阪通勤圏の北部、つまり「淀川以北」の北摂・阪神間の、芦屋・西宮・神戸・宝塚の「阪神間モダニズム」地域で独占されていることがわかろう。淀川以南でわずかにこれにランクインしているのは、大阪府東部の八尾市の一町だけである。


いかに大阪市内で「南北格差」が顕著であり、また大阪府下でも「南北格差」が熾烈なのか、伺えるというものだ。


・改革を拒否した低所得地域


大阪都構想は、大阪市を排して大阪都を置き、市と府の二重行政を一挙に解消して合理化を図ろうという大胆な構想であった。その実効性を巡っては百花繚乱の議論状況を呈していたし、冒頭から繰り返すように私は大阪府民ではないので、この「都構想」の実際の予想効果の判定については、ここで敢えて評価する立場にない。


しかし、一般的には、所得の高い地域の層、つまり比較的生活に余裕のある層は、橋下氏の訴えたような改革的な風潮に一抹の心地よさを感じたことであろう。一方、所得の低い地域の層、つまり生活に余裕の無い層は、実際的な「都構想」の実効性はともかく、何事にも「急進的改革」には拒否反応を示すのは、古今東西の歴史が示すとおりである。


1959年にキューバで「キューバ革命」に成功し、親米独裁のバティスタ政権を打倒したチェ・ゲバラは、次なる革命を「輸出」すべく南米ボリビアで革命動を行ったことは良く知られてている。しかしゲバラは、現地の農民が僅かのばかりのカネで政府軍に買収され、その居場所を密告されたため捉えられたため、ボリビアで処刑され没した。


なぜゲバラはキューバでは成功して、ボリビアでは失敗したのだろうか。それは巨視的にはボリビア人民が貧しすぎて改革を拒否したからである。スティーブン・ソダーバーグ監督の映画『チェ・39歳別れの手紙』(2008年)では、その時の模様が克明に再現されている。


貧しさに耐えかね、その日の日銭もままならない、キューバよりも圧倒的に後進的だったボリビアでは、革命や改革の機運は起こらなかった。人民は貧しさの中、遠大で崇高な目標よりも、その日の晩飯を喰らう日銭を重視したのである。貧しすぎると人々は却って保守的になり、革命や改革は起こらない。フランス革命やロシア革命の主導層が、貧困に苦しむ農奴や都市労働者ではなく、中産階級のインテリであった事と似ている。このことは言葉を慎重に選ばなければならないが、まさに「皮肉」という他ない。


大阪都構想の「南北問題」をこの、チェとボリビアの関係に割り当てるのは若干不謹慎だが、私は、この顕著に示された「南北問題」の投票結果の地域差を鑑みて、この故事をまじまじと思い出したのであった。


・大阪のゆくえ


現在、大阪市の「ミナミ」に代表される大阪市南部は、横浜ランドマークタワーを超える日本一の高さを誇る複合ビル「あべのハルカス(300m)」が落成し、新しい求心力を獲得しつつある。それに呼応するように、これらの中心部は主に鉄道の利便性を生かして富裕層向けのタワーマンションが開発されている。


しかし、やはり大阪市南部は路地を一歩入ると、そのあまりの格差に愕然とする。例えば「ミナミ」の一角を占める日本有数の電気街であった浪速区の日本橋筋は、ゼロ年代に大阪「キタ」にヨドバシカメラの旗艦店「ヨドバシカメラマルチメディア梅田店」が開店したことにより一挙に電気街としての地位を失い、往時の輝きはない。


日本橋筋は「西の秋葉原」等と言われてメイド喫茶や同人誌販売店などが細々立地するものの、所詮ローカルの趣味人相手であり、「ヨドバシカメラ梅田」や「本場の秋葉原」には対抗できず、店先には閑古鳥が鳴く。大阪南部の凋落は広域に及んで改善の気配は中々見えない。


ヒト・モノ・カネが大阪市北部と、俯瞰すれば大阪府北部にますます流れこむ時、橋下氏の訴えた「大阪都構想」はある種の起爆剤になり得たとも言えるし、なり得無かったとも言える。肯定的に見れば疲弊する大阪市の南部を二重行政から救えたかもしれないし、否定的に見れば土台、東京と比較にできぬ「南北格差」は、都構想とて解消できぬほど深い根本的問題と捉える事もできよう。繰り返し言うように、私はこれを以って「都構想」の賛否を表明するものではない。


大阪府全体が神奈川県の人口に追いぬかれて全国人口順位三位に転落した大阪の凋落は、市・府を問わず誰の目にも明らかである。そのことを踏まえて、現地・大坂の危機感は相当のものが伝わってくる。今回、「大阪都構想」は否決されるに至ったが、この危機感の共有は、「都構想」への賛成・反対、そのどちらの陣営も共通して持っている感覚なのは否定出来ないだろう。


私は、青年時代・大学生時代の十余年を過ごした関西を「第二の故郷」と思っている。私は大阪と関西を愛している。「都構想」に関わらず、大阪再興の方法は、縷縷あると思う。個人的に「大大阪」の復権を切望するものだ。そして、それは必ず、将来において「なる」と確信するものである。大阪府民の選択を尊重しつつ、大阪の将来展望は今より始まるものだと、肝に銘じるべきでろう。


*冒頭写真出典「CanStock Photo」大阪市梅田(キタ)



古谷経衡
評論家/著述家
1982年北海道札幌市生まれ。著述家。NPO法人江映理事長。立命館大学文学部史学科卒。TOKYO FM「タイムライン」隔週火曜レギュラー他、テレビ出演など。主な著書に『インターネットは永遠にリアル社会を超えられない(ディスカヴァー21)、『欲望のすすめ』(ベスト新書)、『若者は本当に右傾化しているのか』(アスペクト)、『ネット右翼の逆襲』(総和社)、『クールジャパンの嘘』(総和社)等多数。




http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/166.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 敗北宣言で形勢逆転を呼び込む味を占めている。油断できない。菅官房長官「橋下を来年夏の参院選に引っ張り出さなければダメだ」










http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/167.html
記事 [政治・選挙・NHK185] 都構想住民投票 橋下流の常套戦術に大阪市民から「またか」(週刊ポスト)
          投票日の直前まで街頭演説などで奔走した橋下徹氏


都構想住民投票 橋下流の常套戦術に大阪市民から「またか」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150518-00000002-pseven-soci
週刊ポスト2015年5月29日号


 政治生命を懸けた橋下徹・大阪市長vsそれ以外のオール会派の争いとなった「大阪都構想」は5月17日の住民投票で審判が下された。市民そっちのけでお互いを罵り合う、官邸や中央政界を巻き込んだ壮絶バトルは、かつて「中央政界に嵐を呼ぶ男」と呼ばれた橋下氏の顕著なスケールダウンを見せつける結果となった。

 戦いも終盤を迎え、決戦まで残り1週間を迎えた週末の9日、橋下氏の姿は西成区で開かれた大阪維新の会主催のタウンミーティングにあった。約1000人の聴衆が詰めかけ、立ち見が出る大盛況だった。

 登壇した橋下氏は「府と市の二重行政の無駄を解消する」とお決まりの訴えもそこそこに、演説の大半は「自民や公明、共産は嘘ばかり」、「町内会で回覧板に反対ビラを付けて回している」と反対派への攻撃やデマ批判に費やした。会場にいた主婦(60代)は眉を顰めた。

「まるで独演会。もっと中身について話し合いをすればいいのにすぐに白黒つけたがる。最初はズバッとした切り口にスカッとしたけど、最近は極端すぎて怖いわ……」

 大阪都構想は大阪市を廃止して5特別区を設置し、大阪府と再編する案だ。5つの区の中でも橋下氏が重点的に演説に訪れたのは労働者の街「あいりん地区」を抱える西成区が編入される「中央区」と、カジノ導入を目指す「湾岸区」だったが、これに反対する市民が多かった。

「湾岸区は、愛着ある区の名前を捨てて工業地帯みたいな名前になることを嫌う声が多い。橋下氏は“横文字ではベイエリア、世界ではどこも一等地”と訴えたが、そんな説明では誰も納得しない。市主催の説明会では野次と怒号が飛び交い、橋下氏が退場命令で応酬する場面もありました」(在阪新聞記者)

 橋下氏に変化が見られるようになったのは決戦終盤の頃からだった。

「賛成有利から反対有利に変化した最終週の世論調査結果に相当焦ったようです。街頭演説では反対派の政党、学者やメディアなどを片っ端から批判し、顔つきから余裕が消えました」(同前)

 これまでにも逆風とされた選挙はあったが、橋下氏は「自分への信任投票だ」と呼びかけたり、選挙戦終盤で「敗北宣言」して同情票を集めるなどの離れ業を見せたりして、苦境を打開してきた。

 翌10日のタウンミーティングでは、各地で泣き落としに出た。自民党議員と日本共産党議員が街宣車を並べて演説会を開くなど、反対派が異例の結束を見せていることに触れ、

「やっぱり組織票はすごい。このままでは負けます。都構想か今のままか。どちらに未来を感じるか。可能性に賭けて、一歩を踏み出してください」

 と、訴えかけていた。しかしそうした“神通力”も確実に薄れつつある。大阪在住のジャーナリスト・吉富有治氏が語る。

「はっきりいって、大阪市民からすれば“またか”という感じです。もうこうした橋下流の戦術に市民は飽きて、目新しさをなくしてきている。“投票日までにまた何かパフォーマンスやるんやろうな”と、見守っている状態で驚きがありませんでした。選挙戦における橋下さんのパフォーマンス自体は、住民の票を動かすことにはならなかったと思います」

 むしろ反発のほうが強くなっていたというのは、前出の在阪記者だ。

「橋下氏は反対運動に回る地域団体には補助金停止をちらつかせる高圧的な手段を取った。露骨な政治的手法に不満が出ていたのも事実です」


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/168.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 大阪市民から「選挙に行けばよかった」との書き込みが相次ぐ!選挙後に後悔する人が続出!中には投票用紙を捨てた方も・・・
大阪市民から「選挙に行けばよかった」との書き込みが相次ぐ!選挙後に後悔する人が続出!中には投票用紙を捨てた方も・・・
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6529.html
2015.05.18 10:00 真実を探すブログ



5月17日に投開票された大阪都構想の住民投票後に、大阪市民が相次いで「選挙に行けばよかった」と投稿していることが分かりました。大阪都構想の投票率は66.83%と近年の選挙では異例なほどに高い値となりましたが、これは30%以上の方が投票しなかったことの裏返しでもあります。


そのため、選挙結果が判明した後から、「投票行けばよかったな」「一票の重み…」「投票用紙捨てるべきじゃなかった」というコメントが相次いでネット上に投稿されました。大阪都構想は否決されましたが、選挙に行かなかった層には賛成派も多く見られ、投票率が70%を超えていたら結果は大きく変わっていたかもしれません。


政治無関心層の心を動かしたという意味で、橋下市長のした大阪都構想は非常に価値があったと言えるでしょう。やはり、大きな争点があって、それが大接戦だと有権者は投票に行くということです。




投票行けばよかったな〜( ̄O ̄;) 一票の重み…
— せや (@gasemeya) 2015, 5月 17
















☆「大阪都構想」反対多数、橋下市長「任期満了で政界引退」





http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/169.html

記事 [政治・選挙・NHK185] <都構想否決>橋下徹政界引退会見 ノーカット 第一部 「政治家冥利に尽きる活動できた」
会見する大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長=17日午後11時11分、大阪市北区(門井聡撮影)(写真:産経新聞)


【都構想否決】橋下徹政界引退会見 ノーカット 第一部


【都構想否決】橋下徹政界引退会見 ノーカット 第ニ部


           ◇


橋下氏会見詳報(1)「政治家冥利に尽きる活動できた」反対多数の結果にも感謝の言葉
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000500-san-pol
産経新聞 5月18日(月)0時4分配信


 5つの特別区に分割する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は17日深夜、反対多数で決着した。政治生命をかけた「大阪都構想」の実現が途絶えた大阪維新の会代表、橋下徹大阪市長と、維新幹事長の松井一郎大阪府知事は午後11時10分から、リーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区)のロイヤルホールで記者会見に臨んだ。


 《7年前に全国最年少の38歳で大阪府知事に就任して以来、事業見直しなど行財政改革に邁進(まいしん)してきた橋下氏。東京都とともに、日本を引っ張る原動力として、西の「大阪都」を作り上げる「大阪都構想」をぶち上げて5年余り。「住民に支持されなかったら政治家の能力がないということだ」。こう話してきた橋下氏はまず、大阪市民に向けて語り始めた》


 橋下氏「本当に重要な意思表示をしていただきありがたい。大変重く受け止めました。都構想は受け入れられなかったということで、僕が間違っていたということになるんでしょうね。(住民投票を経て)大阪市民が一番、行政に精通していると言えると思う。税金を投入して、これまで多くの職員が僕に付き合ってくれてこうした結論になりましたが、政治家冥利に尽きる活動をさせてもらってありがたく思っています」


 《投票締め切り直前までマイクで支持を呼びかけ続け、若干かれ気味の声で淡々と語る橋下氏。隣の松井氏も冒頭、市民にお礼を言ってこう続けた》


 松井氏「それぞれが判断した結果。真摯(しんし)に受け止め、賛成、反対派双方が大阪に問題があるということはわかったわけだから、僕らは残された任期をしっかり働きたい。府庁でも職員が都構想に向けて努力をしてくれた。ストレスがかかることもあったでしょうし、本当に支えてくれたみんなにお礼を言いたい。究極の民主主義で決まりましたが、しっかりこれから働いていきたい」


 《住民から突き付けられた「NO」の意思表示を2人はどう受け止めるのか、今後の政治活動はどうするのか》


           ◇


橋下氏会見詳報(2)「僕みたいな政治家が長くやる世の中は危険」政界引退を表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000501-san-pol
産経新聞 5月18日(月)0時22分配信


 《「今回の住民投票の結果を重く受け止めている。(大阪都構想は)間違っていたということになるんでしょうね」。大阪都構想の賛否を問う住民投票で反対多数となり、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長の敗北宣言で幕を開けた記者会見。報道陣からは、壇上に並んだ橋下氏と維新幹事長の松井一郎大阪府知事に矢継ぎ早に質問が飛んだ》


 −−負けてしまった原因は何だと分析しているか


 橋下氏「僕自身に対する批判もあるだろうし、都構想についても説明不足だったということだと思います」


 −−都構想が反対多数となった場合、政治家を退くと発言していた。その思いに変わりはないか


 橋下氏「市長の任期はやり遂げるが、政治家はもうやりません。弁護士という肩書はありますから。維新の弁護士としてやらせてもらえませんか、とは言っている。まだ明確な答えはもらえていませんが…。任期満了までの市政については、色んな課題があるが、自民や公明とも話し合って進められるものは進めていきたい」


 《政治生命を賭して訴えてきた大阪都構想の夢が破れた橋下氏。しかし結果とは裏腹に、すがすがしい表情で質問に答えていく》


 橋下氏「自分なりにやれることはやってきました。7年半前の38歳からずっとです。無理してやってきたところもある。でも自分のためにやってきた人間が、公のために何かしたいと思ってここまでやってきた。自分なりに悔いのない、政治家としてこれまでの7年半思う存分やらせていただいた。最後にこういう結果で政治家を辞めると言わせてもらうのは、納税者の皆さんには申し訳ないが、大変ありがたく思う」


 −−注目度の高い部分なので繰り返すが、進退についてもう一度。約70万人が都構想に賛成票を投じた。その数を見ても(政治家を辞めるという)思いに変化はないか


 橋下氏「それはないですよ。政治家ですから。負けは負けです。戦を仕掛けて、(反対派を)たたきつぶすとまで言ったが、こちらがたたきつぶされた。これが民主主義なんです。メディアも含めて徹底的に議論してきた。これだけの大層な喧嘩を仕掛けて、でも負けても命まではとられない。日本の政治体制はすばらしいと思う。僕はこれから、違う人生も歩めるわけですから。メディアの皆さんにも言いたいが、報道の自由は民主主義にとって本当に大切だ。僕もメディアに対していろいろと言ってきたけれども」


 −そうは言っても、過去に自身の進退についての発言を覆したこともある。政治家を続けることは100%ないのか


 橋下氏「(笑いながら)また2万%と言わせたいんですか。あのときはああいう風に言わないと、テレビに出られないという事情があったのでああいう言い方をしましたが、今回はありません」


 −とはいえ12月までは市長だ。もしそれまでに劇的に状況が変わったら、もしくは10年後、20年後に復活する可能性もあるということを期待していいのか


 橋下氏「ないです。僕は今回、住民のみなさんの気持ちを酌(く)めていなかった。そういう人が政治家をやってはいけない。僕みたいな政治家はワンポイントリリーフだ。僕は僕自身を実務家と思っている。僕みたいな政治家が長くやる世の中は危険です。敵をつくる政治家は、必要とされる時期にいるだけ。権力なんて使い捨てでいい。敵をつくる政治家が世の中にずっといるのは害だ。それが健全な民主主義というものです。とはいえ、僕が7年半も政治家をやってこられたのは、ある意味、大阪がそれだけ問題を抱えていたということかもしれない。7年半前には僕みたいな政治家が必要だったが、もう必要がなくなったということだ」


           ◇


橋下氏会見詳報(3)「不甲斐ない代表でこういう結論に。次のリーダーを選んでもらい引き渡したい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000502-san-pol
産経新聞 5月18日(月)0時27分配信


 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と、幹事長の松井一郎大阪府知事は、報道陣の質問に時折笑顔を見せながら、淡々と答えていく》


 −−大阪都構想の再チャレンジは


 橋下氏「大都市局を中心にここまで頑張って制度設計をしてきた。ただ、自民、民主、公明、共産の意見を取り入れていない。今後、道州制を取り入れるようなときに、大阪都構想の設計図が参考資料になる。日本全国で統治機構改革を本気でやった地域は大阪しかない。


 いつの時かは分からないが、日本が危機的な状況になったとき、だれか政治家が登場して統治機構改革を打ち出したときに、この設計図を頼りにしてくれたらうれしい。設計図作りに骨をおってくれた大都市局のメンバーには、今後参考になることがあるかもしれないと、そう伝えたい」


 −−維新の党、大阪維新の会は今後どうなる


 橋下氏「維新の党は分からない。大阪維新の会のメンバーは、大阪都構想を抱えて4月の統一地方選に職を投げ捨てて取り組んでくれた。ふがいない代表でこういう結論になって、申し訳ない。次のリーダーを選んでもらって、引き渡したい。それが会の代表としての最後の務めだ」


 松井氏「維新の党は国政政党として存在感を発揮している。国会議員がしっかりと、国政の課題に国民目線で取り組んでいる。大阪維新の会は、2回の統一地方選で第1党の議席を頂いている。大阪の課題について、一番よく分かっている集団だ。市議会の第1党としての重責を果たしてほしい。全国でもこれだけのローカルパーティーがある地域は例がない。市民と府民のために、政治活動をやっていくことが認めてもらえている。次の執行部の下で、これからも活動を頑張ってほしい。任期満了まで、府議会と市議会の中で与えられた仕事をする。他会派と話し合いをしながら、大阪で政党としての存在感を高めてほしい」


 −−大阪維新の会の職も退かれる


 松井氏「任期満了までは活動をさせてもらう」


 橋下氏「大阪維新の会のメンバーに認められて、僕みたいなやつがリーダーであり続けられた。感謝している。大阪府・市の職員にも、よく支えてくれたと感謝している」


 −−どの部分が有権者の賛成・反対に影響したか、分析してほしい


 橋下氏「トータルで伝わらなかった。こちらの説明不足です」


 −−大阪維新の会の役職について、松井幹事長は


 松井氏「任期満了まで知事を務める。与えられた仕事をやりきろうと思っている。この場で辞めるというのは、住民投票で反対されて感情的に言ったと思われるのは嫌なので、とにかく今は任期満了まで務める」


 −−今後、任期満了まで半年の議会対応は


 橋下氏「大阪維新の会の市議団が、市議会の中で話をしてくれる。他会派の理解を得られるよう、協議していく」


 松井氏「今後はノーサイド。府議会でも市議会でも第1党なので、他会派のみなさんと、どういう形で改革案件を一歩でも進められるか、話し合いを進める。府市統合本部で3年半かけて、成長のためには統合した方がいい案件、民営化した方がいい案件などをまとめている。1つでも進めることが、府民・市民のメリットになる。リーダーシップを持って、他会派と話し合いをして進めてほしい。すでに議会には(改革案件を)まとめたものは提案しているので、調整して可決されるようにしたい」


           ◇


橋下氏会見詳報(4)「最高の終わり方じゃないですか。ボロカスに負けたらシュンとするけど」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000503-san-pol
産経新聞 5月18日(月)0時46分配信


 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎同府知事による敗北会見は開始から約20分が経過した。両氏とも穏やかな表情で報道陣の質問に答える》


 −−11月に知事選、市長選がある。維新の会としての対応は


 橋下氏「それは何も考えていないので」


 −−投票率が66・83%。今回、初めて投票所に行ったという人もいる。これほど大阪の街のことを考える機会もなかったと思うが


 橋下氏「ものすごい民主主義にとっては良いことですよ。通常の地方選挙なんかは(投票率は)30%台。そういうことがある中で、66%の人が投票所に足を運んでくれた。中身がすごくね、ものすごい難しいことですよ。大学生が1年間勉強しても分からないこと。メディアの情報も交えつつ、タウンミーティングも1回2時間ぐらいある中で(市民は)足を運んでくれた。反対集会に行った人もいるだろうし。大阪市の民主主義のレベルが上がったと思いますよ」


 −−1万票差で都構想がダメになった。これは悔しくて仕方ないことだと思うが。何でそんなに晴れやかな表情なのか


 橋下氏「こんなの最高の終わり方じゃないですか。ボロカスに負けたのなら、シュンとするが、こんなに支持してもらってありがたい。維新の会のメンバーも大都市局も総力戦でやってくれて。これはもうトップとしてこんなにありがたい話はない。納得できる」


 《報道陣の質問にソツなく答える橋下氏だが、徐々に“恒例”のメディア批判も出始める》


 −−今回はギリギリまで結果が読めなかった。どういう風にして待っていたのか


 橋下氏「そんなのメディアが数字を言い合うだけで、僕らは待つだけですから。こんな経験はそうそうさせてもらえないし。すごい経験をさせてもらった。ありがたいです。納税者の皆さんに感謝しないといけない」


 −−結果が出た直後の率直な気持ちは


 橋下氏「いや、負けたなぁと。終わったと」


 《政治生命を賭した今回の住民投票。橋下氏は7年間の政治家業に「疲れた」と本音もこぼす》


 −−先ほどから橋下さん、民主主義の素晴らしさとかを認めているが、ただ単に政治家として疲れたんじゃないですか


 橋下氏「(笑)。政治家やってたら疲れますよ。仕事やってたら皆さんも疲れるでしょ。(僕も)疲れていますよ。これで(政治家として)終わりは終わり」


 −−しかし、これほどの僅差なので、賛成派の支持者は納得しないのでは。こんな意見が党内外からも飛び出したら、どうする


 橋下氏「現職市長で反対なわけですから、普通は市長はまぁ、まんべんなく好かれる(人がなるのが)通常の原理原則ですよ」


 −−住民投票が始まる前、市長は憲法改正の国民投票の予行練習だと言っていた。今回学んだものは


 橋下氏「僕じゃなくてメディアでしょ。(住民投票が)告示になってから報道し始めて。どの段階から情報提供をしないといけないのか。テレビ局も全然ディベートの技術を学んでいないじゃないですか。そういうものを学んでいない放送局もある。きちんと伝わる会にしないと、正確な情報提供につながらない。質問会なのかディベートなのか分けないと、反対派の時間と(賛成派の意見が)同時間なんてありえないですよ。テレビ局は総務省のことを気にしているかわからないが、同時間の配分なんて…。国民投票のときもよく勉強してもらって情報提供をしてほしい」


           ◇


橋下氏会見詳報(5)「国民の奴隷ではない。今後はクライアントとして報酬を払って」引退は無責任と質問され
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000505-san-pol
産経新聞 5月18日(月)0時49分配信


 《これまでの会見では記者の質問に気色ばむ機会もしばしばあった大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長だが、この日は晴れやかな表情のままで“敗北”を認めていた》 


−−住民投票運動のあり方や課題は


 橋下氏「市役所での会見のときに言いましたが、原則は自由がいいと思う。日本では公職選挙法でかなり強制的に(選挙)運動を制限していますが、これでは有権者に伝わらないです。メディアに比べれば、われわれの情報なんて微々たるもの。基本的には(運動は)自由にしなきゃならないと思う」


 −−告示後は「大阪が変わるラストチャンスだ」と訴え続けてきた。今回の結果では変われないか


 橋下氏「いや、変わるチャンスは得たと思いますよ。賛成、反対票がこれほど出たんですから。お互い考えながら進んでいくと思う。僕は議会と対立関係ありましたが、これをきっかけにことが進んでいけばいい。僕らは負けた方ですから勝った方にきちんとお願いして協議したいと思う」


 松井氏「都構想自体は反対多数となったが、改革案件はまだあるのだから、賛成票の皆さんについては、改革が進まない部分への不満もある。議会で(都構想)反対の立場のみなさんと維新が話し合いをして改革をしてほしい」


 《いい足りなかったのか、橋下氏はテレビ討論会で自民側が主張した対案について言及する》


 橋下氏「大都市制度については、自民党の皆さんが対案として出されたわけだからこれはしっかり進んでいくと思いますよ。(自民党市議団の)柳本顕幹事長には、いつとの回答はいただいていませんが、これはぜひ進めていかないとならない」


 《記者からは、政界引退について無責任では、との質問も。それまで淡々と応じていた橋下氏がやや気色ばむ場面もあった》


 −−政界引退するのは無責任ではないか。ほかにも原発再稼働問題や若者世代の年金問題など課題がある


 橋下氏「市長は一種の特別職で公務員ですから全体の奉仕者です。でも国民の奴隷ではありません。これからは自分の人生をしっかり歩んでいきたい。弁護士としてプロフェッショナルというプライドもある。万人に好かれることもない。依頼された仕事を、求められたら結果を出す人生を歩み出したい」


 −−原発再稼働問題のときに「野田政権を倒す」とまで言っていたが


 橋下氏「国民の奴隷ではありません。職業選択の自由もあります。そういうことであれば、クライアントとして報酬を払ってくれるならやります」


 −−今後、野党とはどう付き合っていく


 橋下氏「維新の会の執行部に確認してください。僕は執行部ではありませんから」


 《会見は30分を超えた。記者からの質問はまだ続いていく》


           ◇


橋下氏会見詳報(6)「歴代の市長、議会ができなかったことをやってきた自負がある」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000507-san-pol
産経新聞 5月18日(月)0時57分配信


 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎同府知事による会見が続く》


 −−住民投票について、自民党大阪府連は反対していたが、安倍晋三首相や菅義偉官房長官は間接的にだが、応援しているというスタンスを示してきた。どう感じていたか


 橋下氏「自民党支持層に影響はあったと思いますよ。詳しいことは分かりませんけれども、あれだけ人気のある政権ですからね」


 松井氏「これまで一貫して、首相、官房長官ともに大阪都構想については異議があるが、住民投票に任せると話していた。その部分についてはぶれがなかったので、とてもありがたかった」


 −−今回の住民投票で地域の中で賛成と反対が分かれ、地域の住民の間でしこりが残るのではという懸念の声もある


 橋下氏「しこりのないようにしてもらいたいと思います。民主主義ですから。終わればノーサイド。否決という結論が出た以上、何かしこりの残ることではないと思う。大阪市を存続させていくという方向でみんながまとまっていけばいいと思います」


 《自身も青春時代に身を投じたラグビーに例え、結果が出た以上、ノーサイドと話す橋下氏。報道陣の質問に時折頷きながら答えていく》


 −−橋下氏は会見の冒頭で、自身のことを「嫌われる政治家」と言った。今回の住民投票についても、ほかのやり方はなかったのか


 橋下氏「なかったですね。松井氏とともにいろんなパターン考えてきた。みなさんここまで、住民投票までできると思っていましたか。もうこれしかないという、ギリギリのところで進めてきた」


 −−嫌われる政治家は結果を出せないということにもなる。矛盾していないか


 橋下氏「僕はこれまで歴代の市長や議会ができなかったこと、手をつけてこなかったことをやってきたという自負がある。やはり僕は政治家というより実務家だ。政治家はいろんなことを受け止める包容力が必要だと思うが、僕は課題があればそれをクリアしていく人間。まわりにどう思われようがやる。これからもそういう政治家が求められる場面があると思う」


 《大阪都構想の賛否を問う住民投票は反対多数に終わったものの、自身のこれまでの政治活動について胸を張る橋下氏。ここで事務方から「打ち合わせがある」と告げられ、橋下氏が一旦壇上から退出した》


           ◇


橋下氏会見詳報(7)「今さら何を言っても言い訳になる。僕たちの説明不足。これに尽きる」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000508-san-pol
産経新聞 5月18日(月)1時2分配信


 《記者会見の開始から1時間。大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎大阪府知事は、疲れた様子もなく言葉をつないでいく。記者会見の中で、自身を「嫌われる政治家」と評した橋下氏。その表情はどこか吹っ切れたようにも見える。途中、打ち合わせのため橋下氏は一時退席。壇上には松井氏のみが残った》


 −−反対派も死力を尽くしたと思うが、その動きをどうみるか


 松井氏「どちらも必死だった。こちらは二重行政を解消しようとしたし、あちらは市役所を守りながらでも改革できると主張した。議論がかみ合わないところはあったが、お互いに死力を尽くした。制度と政策の話が一緒になった。本来、大阪都構想は制度の話なのに、税金や水道代が上がるなど市民の負担が増えるとの相手側の主張を打ち消すのに苦労した」


 −−情勢調査では、女性に対する集票力が弱いと出たが


 松井氏「目の前の生活不安に対し、特に女性は敏感に反応したのだろう。制度の話とは別だったのだが、なかなか誤解を解けなかった」


 −−運動期間は短くなかったか


 松井氏「十分だった。ただ、大阪の問題を解消するという制度の話をするのに、反対派は不安点を挙げて、それが議論になった。大阪都構想への漠然たる不安。これを解消できなかった。メディアには、対案との比較をしてほしかったという思いはある」


 《打ち合わせを終え、橋下氏が再び壇上に》


 −−大阪都構想への不安が競り勝ったということか


 橋下氏「今さら何を言っても言い訳になる。僕たちの説明不足。これに尽きる」


 −−以前、橋下氏は最終的には市民の判断は保守的になると言ったが


 橋下氏「現状に不平不満がないと変化に一歩は踏み出せない。今が安定していれば、変化には踏み出せないでしょう。逆に言うと、この7年半、市民・府民に不平不満がないように役所改革をしてきたので、それで不平不満がなくなった。民主党から政権交代して、安倍政権が安定している。そして、自分で評価するわけではないが、府政や市政では、それまでの不平不満をそこそこ押さえることができつつあった。全体的な政治の状況の中で、変革を求める提案は受け入れられなかったのかな。ただ、安定しているのはいいこと。変革を求めるのは不平不満がある証拠ですから。自分の提案が実現できないのは悔しいが。世の中の安定の、バロメーターだったのではないか」


 −−もっと早く住民投票に持ち込めば、結果は違ったと思うか


 橋下氏「逆に拙速だとして不安を感じたと思う。むしろ時期は早かったのかもしれない。ただ、前回のダブル選挙で大阪都構想を実現すると公約に掲げた以上、住民が、拙速かどうかを含めて判断すればいいと思っている」


 《ここで、TBS記者が手を挙げて質問を始める》


 −−正確な数字はないが、浮動票の投票率が高かったとように思うが


 橋下氏「数字を把握していないので、感覚的に言われても答えようがない」


 《TBS記者は「すみません」と、質問を変える》


 −−これは数字を持っています。66%を超える投票率があった。有権者の関心を高める工夫は何があるか


 橋下氏「それはメディアが考えてくださいよ。関係ないでしょう、そんな話は」


 《TBS記者、たたみかけるように質問を重ねる》


 −−でも、関心を高めるのに何が役立ったと思うか


 橋下氏「(笑みを浮かべて)どう思います?」


 −−投票日ぎりぎりまで演説したり、政治家だけでなくボランティアがチラシを配ったり、一般の人が政治参加したのも一因だと思う


 橋下氏「じゃあその通りです」


           ◇


橋下氏会見詳報(8)「これ以上はもう無理。最後がこの結果、誰か本書いてくださいよ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000511-san-pol
産経新聞 5月18日(月)1時34分配信


 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎同府知事による会見は約1時間半が経過。報道陣の質問も徐々に橋下氏個人に関するものが増えてきた》


 −−政治家を引退すると何度も言っている。あえて聞かせてほしい。安倍晋三首相のようにリベンジした例もある。ご自身を重ねてしまわないか


 橋下氏「首相は僕よりもはるかにすごい政治家ですよ。首相と同じなんてありえない。リベンジとか言うが、最高の政治家人生を歩ませてもらった、何も悔いはない。こんな最高のことはないですよ。いろんなメンバーの中でやらせてもらって。自分の力を持てるだけ出した。これ以上はもう無理なんでね。最後がこの結果なんでね。誰か本書いてくださいよ」


 《週刊文春からの意外な?質問に思わず笑みをこぼした橋下氏。政治家家業を支えてくれた家族への感謝、とりわけ子供への思いを口にした》


 −−おそらく政治家になるつもりがなくて、政治家になったと思うが


 橋下氏「(質問を遮る形で)いや、政治家になるつもりはあったよ。知事になったんだから」


 −−いや、それまでで


 橋下氏「あぁそれまででね(苦笑)」


 −−政治家になってご家族も苦労されたと思う。家族への思いなどがあれば


 橋下氏「文春ですよね(笑)。家族への負担は大きかった。全力で大阪府警が守ってくれた。それでも38歳から警護対象になって普通の生活が制限されることもあった。よく子供が耐えてくれた。それは相当ですよ。子供の世界ではあつれきとかあったんでしょうけど、うちの子供の学校がうまくやってくれて。父親が橋下徹だといろいろあるけど、子供の世界を築いてくれる友達がいてね。7年半、相当な負担をかけているから、任期満了後は(家族との時間を)取り戻していきますよ」


 −−政治家引退後はテレビからのオファーもあると思うが


 橋下氏「全くないと思いますよ。テレビなんて僕のこと大嫌いでしょ(笑)」


 《「殺し合いになるよりマシ−」。住民投票の過程の意義を強調した橋下氏。“敗北”の結果ながら「民主主義」を持ち上げ続ける》


 −−住民投票の物事の決め方について。0か100かの決め方。プラスとマイナスについて教えてほしい


 橋下氏「物事には話し合いと、それでは決められないことがある。僕は7年半の予算も全部通している。ただ、今回の大阪都構想は身分にかかわること。やるかやらないか。議員の身分もなくなるし、そこが危ぶまれるから(反対派が結集した)。話し合いでは無理な場合は住民投票の民意で決めないと。税金はかかるが、殺し合いになるよりマシですよ。もちろんこれは多額の税金を使って、納税者に感謝をしないといけない。殺し合いにならない、武力を使わない。ある意味、必要経費ですよ。武力行使に比べれば、なんて素晴らしい日本なのかと感激している」


 −−今回は議会選挙などと比べて住民投票という手法。どこで民主主義のレベルが上がったと思ったのか


 橋下氏「違います。住民投票だから良いというわけではないですよ。ここまで知事とタウンミーティングを繰り返して住民に説明した。一方的な説明かも分からないけれど。ある意味、このプロセス全体が相当民主主義のレベルを上げたと思いますよ。それこそ大正時代の自由民権運動みたいな雰囲気でしたよ」


           ◇


橋下氏会見詳報(9)「聞いてましたが、責任問題ではないのでは」江田代表の辞任示唆に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000512-san-pol
産経新聞 5月18日(月)1時48分配信


 《会見開始直前の会場の熱気は落ち着き始めた。丁寧に質問に応じる大阪維新の会代表の橋下徹市長と、幹事長の松井一郎府知事。記者の質問は、これまで二人三脚で歩んできた2人の関係に及んだ。「お互いへの思い」を聞かれた松井氏は「恥ずかしいんで、2人のときに話します」。このジョークに「夫婦じゃないんだから」と突っ込みを入れた橋下氏は“同志”への感謝を語った》


 橋下氏「松井知事がいなかったら政治グループの代表なんてできない。人間関係やまつりごとなど、この7年半、僕は一切煩わされることなく自分の考えを有権者に訴えられた。僕は実務家で人間関係築くのが下手ですから」


 −−維新の党の江田憲司代表が責任を取って辞任する意向を表明した


 橋下氏「聞いてましたけど、都構想の話なので(江田氏の)責任問題ではないのではないかと。江田さんの思いがあるのでしょうから」


 松井氏「まさにそうですね。6年前、大阪の二重行政の問題を解決するには、大阪維新の会というローカルパーティーを立ち上げて解決しようと。国政政党の代表問題とは違うと思う。僕らはこれだけの時間をかけて住民投票を行って、悔いなく戦ったのである意味すがすがしい結果になっている。江田代表には維新の党を引っ張っていただきたいと思っているんですがね。江田代表も性格的には男気がある方だが、国政政党代表の責任問題の話ではないと思っています」


 −−都構想は、国から権限と財源を取ってくるのが地方分権の戦いだとスタートした。ただ、国が「大阪を東京とのダブルエンジンにしよう」と本気で考えていると思うか


 橋下氏「毎日新聞にもさんざん文句を言ったが、僕が都構想をどれ位のスパンで考えているかといえば、100年ですよ。今回は、当初の案と違って『周辺自治体が入っていないじゃないか』といわれるが、一気にできるわけないですよ。知事、市長のダブル選を獲ることも普通じゃありえない。だから100年のスパンで考えて、徐々に広げていけばいいと思っていた。まず器を作ることが大事だと都構想を打ち上げた。全て一気に、というのは無理なので、大阪市からスタートして大阪都庁ができれば受け皿になって国から権限や首都機能を得てと。このときにはまたもめると思うが。大阪都庁ができて初めて国と渡り合える。知事もやったから分かるが、国からいきなりは財源はもらえない」


 《「都構想」についての持論を展開する橋下氏。負けを認めつつ、自らの案についての口調は次第に熱っぽくなっていく》


 橋下氏「権限と財源というが、政治闘争ですから。地方分権は、何でもかんでも市町村に渡せばいいとは思ってません。例えば、安全保障は市町村には無理です。可能なことを市町村に振り分けるんです。今回、都構想は…」


 《饒舌(じょうぜつ)だった橋下氏だが、突然「何、お話してましたっけ」と記者に質問内容を確認する場面も。会見は、1時間半近くに及び、珍しく橋下氏にも疲れが出てきたようだ》


 橋下氏「(国から権限などを得るのは)今の状況では無理。府市もそこまでの力はありません。権限の配分は政治闘争になる。お願いベースでは絶対無理。そのために大阪都庁、都知事の力がないと。これまで、ある程度のことやってきたという自負はありますよ」


 《記者の質問は、まだ終わりそうにない》


           ◇


橋下氏会見詳報(10)茶髪にメガネに戻るか「もう似合わない。相当疲れた男になってる」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000513-san-pol
産経新聞 5月18日(月)2時0分配信


 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎同府知事の会見が続く中、会場の外では大阪に駆けつけた維新の党の江田憲司代表が大阪都構想の賛否を問う住民投票の否決を受け、辞任の意向を表明。報道陣からの質問は維新の行く末に及んだ》


 −−大阪のみならず、全国で維新といえば橋下さんというふうにみんな思っている。橋下さんが政界引退されるだけでなく、江田代表も辞任するということで、維新全体が求心力失って弱体化するのでは、という懸念はないか


 橋下氏「別に人材がいる。大丈夫だ。維新は僕の個人商店じゃないんだから。特に大阪維新の会は優秀なメンバーがたくさんいる。かえって僕らがいなくなったほうが、彼らが活躍する機会が増えるのでいいのでは」


 −−国政の維新の党としてはどうか


 橋下氏「国政も同様だ。いいメンバーたくさんいるので」


 −−政治家を引退されるということもあり、これから橋下さんにテレビ局からオファーが増えると思われるが


 橋下氏「知らないですよ(笑)。これまで相当テレビ局ともめているので、『橋下許さん』というテレビ関係者も多いのでは。でもこの7年半はノーギャラで出てたので、今度は文化人枠以外で出してもらえれば(笑)」


 《政治家引退後の自身の身の振り方について笑いを交えながら話す橋下氏。張り詰めていた会場の雰囲気も和らぎ始めた。ここで事務方のスタッフがまだ手を上げている報道陣の数を数え、橋下氏が「あと5名くらいですね」と確認。会見は終盤に近づきつつある》


 −−「政治家人生に悔いなし」という橋下氏の言葉をとりあえず信じるとします。これまでに国政進出の話も出たことがあると思うが、ぶっちゃけて(国政進出に)色気が出たことはあるか


 橋下氏「いつの時代のことですか」


 −−7年半前に政治家になられてからです


 橋下氏「ないですないです。都構想の実現に向けてずっと走り続けてきましたから」


 −−(日本維新の会で共同代表を務めた)石原慎太郎氏から「将来の総理になれ」とも言われていたが、一度も(国政進出を考えたことは)なかったのか


 橋下氏「僕や石原さんは、議院内閣制の中で一番議員に向かないタイプ。人間関係の中で物事を決めていくのだから大変。僕は首長だからできているのだと思う。僕はそんなん、からっきしできない。5分も持たない」


 −−たられば、になるが、橋下氏は住民投票で賛成多数になればもう一度市長選に出ると言っていた。世間はその後、国政に出ると思っていたと思うが


 橋下氏「やはり、(都構想では)堺市をどうにかしたいと思っていた。大阪100年のスパンで考えて。僕の政治家人生がどれくらいあるか分からないが、次のリーダーが出てくるまではと思っていた。今の東京と大阪のどこに違いがあるかと言えば、東京は市域拡大に成功したが、大阪は失敗したという点だと思う」


 −−政治家を引退されたら、以前のように茶髪にメガネ姿に戻るのか


 橋下氏「もう似合わない。相当疲れた男になっています。これからは精気取り戻しますよ(笑)」


 −−体調のお話をされましたが、大丈夫ですか


 橋下氏「体調は絶好調ですよ。運動不足でお腹は出ていますけどね。でも顔はやつれている。松井幹事長もですけれども、政治家は本当に顔に出てくるんです。これはだめですよ。もっと精気みなぎらないと」


 松井氏「最近目がしょぼしょぼするんですよね」


 橋下氏「それおじいちゃんじゃないですか」


 《橋下、松井両氏の軽妙な掛け合いで、会場もどっと笑いに包まれた。表情を一瞬緩めた橋下氏だが、マイクを握り直してまじめな表情で言葉を継いだ》


 橋下氏「自分の人生振り返って、ここまでやりきったことはない。高校時代のラグビー、あれはサボっていたこともあったけれども、弁護士目指していた大学時代のことを考えても。都構想は色んな人に支えられて、ここまでやり切らさせてもらった。公のために少しはやれたかなと。来年からは自分のために頑張ります」


           ◇


橋下氏会見詳報(11)島田紳助氏へ報告「またメールして…」、故たかじん氏には…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000514-san-pol
産経新聞 5月18日(月)2時29分配信


 《記者会見のスタートから約2時間。大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は時折、白いハンカチで口元をぬぐうしぐさを見せる。会見中、盛んに「選挙戦で疲れた」と口にするが、弁舌の勢いには衰えは見られない》


 −−今後、プライベートで何がしたいか


 橋下氏「プライベートの時間なんて増えませんよ。もうちょっと市長のスケジュールを見てください。まったく空きはありませんよ」


 −−橋下氏にとって、やしきたかじんさんの存在は切っても切れない。伝えたいことはあるか


 橋下氏「死んだ人に対しての言葉を、この場で言うべきではないでしょう。やれるところまでやったというか、力を残して中途半端にやるのは嫌だけど、全力でやった自負はあるので、たかじんさんも分かってくれるのではないですか」


 −−島田紳助さんにも世話になったと思うが、どう報告するか


 橋下氏「またメールします。(ここで、大阪スポーツ記者が、紳助さんは悲しんでいると思いますか、と投げかける)僕が言うことではないですよ。メールをしておきます」


 −−弁護士として活動再開するが、どんな弁護士になりたいか


 《橋下氏は、あきれたように笑いながら答える》


 橋下氏「子供に質問しているんじゃないんだから」


 −−社会正義の実現、とか理想はあるか


 橋下氏「(再び苦笑しつつ)それはここで言う話じゃないでしょ」


 《ここで、質問は一転する。私生活の話から、市政へと話題が移ると、橋下氏の表情は一気に引き締まる》


 −−任期満了後の退任が、「うめきた」再開発や、カジノ誘致など、大阪市の成長戦略にどう影響するか


 橋下氏「すでに国家戦略特区の方向性は示している。大阪府と市が協力して、一部の市職員は松井知事の下で仕事をしている。これはかつては考えられなかったことですよ。順調に進んでいます。今後は、どんな知事と市長が誕生するか。有権者の判断になると思います」


 −−(選挙戦の中)市民の言葉で、橋下氏の心に残ったものはあるか


 橋下氏「なかなかコミュニケーションをとれないので。それを伝えるのはメディアの役割でしょう。何かあるのであれば、今言ってもらえれば。やっぱり大阪市は基礎自治体として、規模は大きすぎますよ。市民の声を聞くと言っても、表面的にしかできない。もちろん、市民と触れ合う中で心に残った言葉はあるが、いちいち紹介する必要はないでしょう」


 −−市民からは「嫌われないでほしかった」との言葉もあった


 橋下氏「嫌われなかったら改革できないですよ。嫌われることを恐れてたら、改革なんて絶対できません。こんな政治家が不必要になったらチェンジする。これが民主主義でしょう」


 −−自身の政治姿勢で変わったことは


 橋下氏「それはみなさんがどう変わったと見るかでしょう。一番変わったといえば、(毎日放送の情報番組)『ちちんぷいぷい』との関係が一番変わった。最初は僕の仕事を紹介してくれたりしていたのに、最後はケンカばっかりするようになりましたからね(笑い)」


           ◇


橋下氏会見詳報(12完)「権力の座に就き続けるのは健全じゃない。やれるところまで精いっぱいやったつもり」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000516-san-pol
産経新聞 5月18日(月)2時48分配信


 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎同府知事による記者会見。両氏にもいくぶん疲労の色が見え始め…司会者から「あと1、2問でお願いします」とのアナウンスが入る》


 −−橋下徹として市民にメッセージがあれば


 橋下氏「感謝している、それだけです。真剣に投票してくれた方への感謝」


 −−あと半年で任期が終わる。改革途中や着手したばかりのものもある。これからというとき。あと半年、教育や西成区の問題にどう対応する


 橋下氏「やれるところまでやりますよ。選挙で負ければ、4年で終わるのは普通のことです。何度もやってたら権力は腐敗するし。任期ごとに変わることを前提に行政は継続しているんですよ。基本的には4年。僕らの仕事は4年」


 −−橋下氏だからこそ西成の問題もここまで進めてこれた。西成が変わるチャンスが失われたかもしれない。これは仕方ないのか


 橋下氏「それは仕方ないこと。(西成を変えようという)政治家がまた出てきますよ。僕には(政治家を続け、西成を変える)そんな特殊能力もない。権力の座に就き続けるのは健全じゃない。僕はやれるところまで精いっぱいやったつもり。次の市長が出てくれば、(行政として)継続する事業もあれば、方針転換するものもある。そういうものだと思いますよ」


 《司会者から「これで終わり」とのアナウンス。時刻は日をまたいで午前1時すぎ。橋下、松井両氏の会見は約2時間に及んだ。会場内にいた支持者のまばらな拍手に送られ、橋下氏は晴れやかな表情で壇上から降りた》




http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/170.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 百田尚樹氏が大阪都構想の否決にため息「日本の地方自治体の行革は50年遅れる」(トピックニュース)
百田尚樹氏が大阪都構想の否決にため息「日本の地方自治体の行革は50年遅れる」
http://news.livedoor.com/article/detail/10123889/
2015年5月18日 10時53分 トピックニュース


17日、作家の百田尚樹氏がTwitterで、地方自治体の行政改革の遅れに警告を発した。


同日、「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が実施された。本構想は、大阪市を廃止し5つの特別区に再編することで、行政の非効率をただすという内容であったが、約1万票の差で否決、大阪市は存続されることになった。


この結果に、百田氏は「大阪市民が選んだ結果に何も言うまい」と投票結果に理解を示しつつ、「全国の多くの地方議員たちは胸をなでおろしているやろうな」「日本の地方自治体の行革は50年は遅れるね」と強く断言している。






また、百田氏は、都構想に反対した大阪市議を「大阪をひとつもよくできなかった」と批判する一方、今回の結果を受けて、政界引退を表明した橋下徹・大阪維新の会代表を「この日本に何年に一度出るか出ないかのすごい政治家」などと高く評価した。そして「この政治家を引退に追いやったのは、私たちだ。悔しくて、情けなくて、恥ずかしい」と嘆いてみせている。








http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/171.html

記事 [政治・選挙・NHK185] <アカン>日本政府がTPPで初の一般向け説明会を開催!コミケ文化(漫画・アニメ)への影響を政府が認識!二次創作も取り締ま
【アカン】日本政府がTPPで初の一般向け説明会を開催!コミケ文化(漫画・アニメ)への影響を政府が認識!二次創作も取り締まりの恐れ!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6521.html
2015.05.18 12:00 真実を探すブログ



5月15日に初めて政府のTPP政府対策本部が環太平洋連携協定(TPP)の交渉に関する一般人向け説明会を開催しました。
この説明会ではコミケや漫画・アニメ等の創作物が規制対象となる可能性にも触れ、政治経済への関心が低いいわゆるオタク層やアニメファン等も強い関心を寄せています。


説明会では日本政府の関係者らが「非親告罪化することで、二次創作も取り締まりの対象となり、コミケ文化が影響を受ける。そういった懸念事項も認識しながら対応している。みなさんのご理解がいただけるかたちでまとめたいと思っている」と述べ、コミケや漫画・アニメ等の二次創作がTPPによって取り締まりの対象になる可能性があることを認識していると強調しました。


また、渋谷内閣審議官は「当初は日本をはじめ、どの国も統一する必要はないという意見だったが、ある程度ルールを統一しようという流れになった」とも話しており、著作権の非親告罪化は日本政府の当初要望とは違っていたことを明かしています。


これは前から専門家が指摘していたことでもあり、日本政府が改めて非親告罪化でコミケを含めて様々な分野で取り締まりが行われる可能性を公の場で断言したのは初です。


アメリカでは「フェアユース(公正な利用)」という制度で自由に使える分野が決まっていますが、日本にはフェアユースのような制度が無いことから、無差別的な規制や取り締まりが行われる可能性が浮上しています。
コミケや漫画・アニメだけではなく、オマージュ等の類も非親告罪化でアウトになるため、その影響はあらゆる産業や分野にも波及することになるでしょう。







☆<TPP>政府が初の一般向け説明会「コミケ文化への影響を踏まえ対応している」
URL http://www.bengo4.com/topics/3106/
引用:
渋谷内閣審議官はまず、著作権の保護期間をあげたうえで、「当初は日本をはじめ、どの国も統一する必要はないという意見だったが、ある程度ルールを統一しようという流れになった」と経緯を説明した。


すでに報じられている通り、交渉は大詰めといわれながらも、「まだ大事なことが決まっておらず、合意もない」と述べた。一方で、「長く交渉しているので論点は出尽くしており、相手国がどういう立場かも理解している」と強調した。


また、著作権侵害の非親告罪化について、渋谷内閣審議官は「日本の法体系は海外と異なっている。権利者が大きな侵害を被るケースは、厳しい罰則が用意されている。一方、そんな被害もないのに取り締まるということは想定してない」と日本のルールについて解説した。


そのうえで、「非親告罪化することで、二次創作も取り締まりの対象となり、コミケ文化が影響を受ける。そういった懸念事項も認識しながら対応している。みなさんのご理解がいただけるかたちでまとめたいと思っている」と述べた。
:引用終了


☆フェアユース
URL http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B9
引用:
フェアユース (fair use) とは、アメリカ合衆国の著作権法などが認める著作権侵害の主張に対する抗弁事由の一つである。同国の著作権法107条 (17 U.S.C. § 107) によれば、著作権者の許諾なく著作物を利用しても、その利用が4つの判断基準のもとで公正な利用(フェアユース)に該当するものと評価されれば、その利用行為は著作権の侵害にあたらない。このことを「フェアユースの法理」とよぶことがある。


フェアユースの大きな特徴の一つに、著作物が著作権者の許諾なしに利用できる場合(つまり、著作権が制限される場合)の規定の仕方については、限定的使用のための複製や引用、また裁判手続等における複製等(後述参照)のような具体的な類型を列挙する方法によるのではなく、抽象的な判断指針を示す方法によっていることがあげられる。
:引用終了


☆TPP交渉 参加12カ国の首席交渉官会合がグアムで始まる(15/05/16)


☆政府、TPP交渉状況について初の一般向け説明会を都内で開催(15/05/16)


☆【注目】国会コミケ議論 TPP知的財産 3/19国会


☆中野剛志先生のよくわかるTPP解説―日本はTPPで輸出を拡大できっこない!




http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/172.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 東国原氏、引退表明の橋下市長にエール「橋下徹が必要になる時が来ます」 「前を向け! リベンジせよ」
            2011年1月、会談して握手する橋下氏(右)(当時は大阪府知事)と東国原氏


東国原氏、引退表明の橋下市長にエール「橋下徹が必要になる時が来ます」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000097-sph-soci
スポーツ報知 5月18日(月)11時34分配信


 橋下徹大阪市長と親交があり、本紙コラム「東奔西走」でも、おなじみの前衆院議員・東国原英夫氏(57)が「大阪都構想」の住民投票結果を受け、手記を寄稿。政治生命を懸けた構想を否決され、政界引退を表明した橋下市長に「前を向け! リベンジせよ」とエールを送った。

 今はただただ、残念な気持ちでいっぱいです。橋下さんは、本当に政界引退なのか、信じられない気持ちです。まずは、ご苦労さまと言いたいですね。

 残念な結果になりましたが、私の知る橋下徹という男について思い返してみます。みなさんは、茶髪で色付き眼鏡をかけた橋下さんを覚えているでしょうか? 大阪の番組で活躍していた橋下さんを「面白い」と目をつけたのは、島田紳助さんでした。2003年ごろ、紳助さんが司会をしていた「行列のできる法律相談所」(日テレ系)に出演を依頼して、東京での活動が始まりました。

 橋下さんとは、ちょうどそのころ、“ある事件”をきっかけに親しくなりました。週刊誌に私と女性とのツーショット写真と不倫をにおわすような記事が掲載されました。当時、私には奥さん(女優・かとうかず子)や子供もいましたし、女性にも夫がいて、私もよく知っている方でした。グループで食事をしただけなのに…。私も相手方も家庭はムチャクチャになりました。周囲の弁護士に相談したところ、みなさん難色を示した。でも、橋下さんに相談したところ、「東さん、(週刊誌相手に)裁判やりましょうよ」と言ってくれました。その心意気がうれしかったですね。

 有名な話ですが、橋下さんが弁護士になったのは、早大時代に革ジャンを売るビジネスで不渡り手形をつかまされたことがきっかけです。リベンジのために弁護士になった。もともと正義感が強く、世の中は公平であるべき、という思いを持った男です。芯の強さみたいなものは弁護士活動を通じて、磨かれていったのでしょう。「敵を作って相手をやり込める」政治手法と言われています。イエスかノーか、白か黒か、を迫る。「小泉純一郎元首相の手法をまねている」と言われますが、私は違うと思います。橋下さんは、弁護士活動する中で二項対立で思考し、解決策を見いだしていく方法を身につけたのだと思います。

 府知事、市長を経験して直感的に問題に気づき、二重行政などを是正する「大阪都構想」を打ち出しました。しかし、橋下さんは敗れました。でも、これで終わりですか? 橋下さん。2020年の東京五輪まで日本はある種の高揚感に包まれるでしょう。それは素晴らしいことですが、一方で、少子高齢化が進むなど難しい局面を迎えます。その時、誰が必要か。日本が不況やピンチになった時、必ず橋下徹という男が必要になる時が来ます。それが国政なのか、首長なのか。リベンジのチャンスはまだあります。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/173.html

記事 [政治・選挙・NHK185] [高木桂一の『ここだけ』の話]「共産党」が突き進む女性アイドル戦略「YYG」路線の“未来”(ZAKZAK)
4月の名古屋市議選期間中、共産党の西山あさみ氏がSNSに掲載したハートマーク付きの自身の写真(本人提供)


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150518/plt1505180835001-n1.htm
2015.05.18 


 統一地方選で躍進を果たした共産党が新たな「女性アイドル」をつくりあげた。国政選挙に“2連勝”した勢いを維持した同党の象徴的存在とされ、党勢拡大に向け若い無党派層をとりこむべく「共産党らしくない女性スター」の発掘、売り込みに血道を上げる戦略が鮮明になった。いまや突き進むのは、当代きっての人気アイドルグループ「AKB48」のひそみにならい、代名詞の“代々木(YOYOGI)”をもじった「YYG」路線だという声も党内から聞こえてくる。

 共産党は4月12日に投開票された統一地方選前半戦の41道府県議選で、「県議空白」だった栃木、神奈川、静岡、愛知、三重、滋賀、福岡の7県で議席を獲得し、党史上初めて「県議空白ゼロ」を達成した。

 獲得したのは前回平成23年の統一選を31議席上回る111議席で、栃木、山梨、岐阜、愛媛、高知5県の県都を含めて12人がトップ当選を果たした。17政令市議選でも前回から29議席増の136議席となった。この結果を、党機関紙『しんぶん赤旗』14日付は「画期的躍進」と評した。

 志位和夫委員長も笑いが止まらないだろう。12年の委員長就任後、国政選挙で8連敗を喫していたが、25年の東京都議選と参院選で委員長として初の躍進を果たし、26年末の衆院選でも解散前8議席から13議席増やした。まさに狂瀾(きょうらん)に既倒をめぐらす、である。その勢いを今回の統一地方選で失速させることなく、2年前の今ごろまで大型選挙後には度々、党内外から漏れていた「志位辞任論」たる“雑音”を当面封じ込めることができたからだ。

 快進撃に酔いしれる志位氏は統一地方選前半戦投開票の翌13日の記者会見で「共産党と国民の関係が大きく変化し、党への新しい関心と期待が大きく広がっている」と胸を張った。

 勝因を突き詰めれば、従来の組織力だけによるものではないことは言うまでもない。「自民党1強時代」にあって民主党や維新の党などの他の野党が明確な対決軸を示せないでいるなか、ぶれない共産党が「反自民票」の大きな受け皿となったことがある。

 ことさら海外での自衛隊の活動舞台を大きく広げる安倍晋三政権の安全保障・外交政策を「戦争立法」と仰々しい造語で無用に危機感をあおり立て、「自共対決」なる独善的スローガンで“免疫”なき有権者の一部を巧妙にマインドコントロールしたといっても過言ではないだろう。

 また41道府県議選、17政令市議選の平均投票率が過去最低となったことでも分かるように、もともと「共産党以外の野党」に投じていた有権者の足が投票所から遠のいたことも、コアな支持層をもつ共産党にとって渡りに船だったことも否定できない。

 そうしたなかで「画期的躍進」のシンボリックな存在となり、共産党の新たな「女性アイドル」となったのが、名古屋市議選(中区選挙区)で、党最年少の25歳で初当選を果たした西山あさみ氏である。

 共産党は25年の参院選(東京選挙区)で当選した吉良佳子氏(32)を「アイドル」として売り込んでいるほか、昨年の衆院選(比例東京ブロック)で当選した池内沙織氏(32)を広告塔的なタレント議員として扱い、両者を党の“二枚看板”としてきた。「党指導部は西山氏を先輩2議員に続く第3の女性スターに育てる戦略だ」と党関係者は打ち明ける。

 彼女たちはいわば、約13年間も吹きすさんだ木枯らしに耐え、ようやく反転攻勢の軌道に乗った「志位・共産党」の申し子である。筆者が勝手に「志位ガールズ」と名付けようものなら「やめてよー」なんて悲鳴を上げられそうだが、党指導部の狙いはずばり「共産党らしくない女性」を前面に押し立てることで従来の党の“お堅い”“いかめしい”イメージを払拭(ふっしょく)し、とりわけターゲットにする若い無党派層の支持を広げようということだ。古参の共産党員が言う。

 「かつては国政選挙にしろ地方議会選挙にしろ、マルクスや党幹部の本で理論を徹底的に学習、研究した上に、何年も党内でぞうきんがけをしなければ候補者になれなかった。今は党歴も浅い20代、30代で選挙に担がれて当選するなんて、時代は大きく変わった」

 共産党は選挙候補者の選定にあたって当人の実績や経験より、有権者への“受け”を重視するようになったということらしい。当然「見た目」も重要なポイントになるようだ。

 その戦略は、党が作成した紹介スライドで西山氏を「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の発信力と、共産党らしくない風貌(ふうぼう)と若さで若者をもっと政治に近づけたいと頑張る25歳」と銘打っていたことでもはっきりしている。

 西山氏本人によると、大学卒業後に地元でパソコンの講師をしていた経験を買われ、インターネット選挙が解禁となった25年の参院選(愛知選挙区)に出馬した共産党候補の秘書を2カ月余務めたことが「政治」との“なれそめ”だったという。それからわずか2年足らず。共産党では「県議と同格」とされる政令市議になったのだから、異例のスピード出世だ。

 夕刊紙『日刊ゲンダイ』(4月6日号)には統一地方選に出馬した「美しすぎる候補者」の1人として紹介された。さすがに党指導部が「売れる」と見込んだアイドルであるが、革命政党にあって、その選挙戦術はまさに“革命的”だった。

 まずは遊説に屋根のない「オープンカー」を使って選挙区を駆け巡り、その模様をネットでも生中継した。オープンカーを選挙遊説に用いた候補者は党史上初めてだというが、他党でも先例は寡聞にして聞かない。自転車での遊説は他党候補者の間で見受けられるが、西山氏が当選した後の4月15日付『赤旗』によれば、「共産党じゃないみたい」「自転車よりインパクトがある」などという肯定的な反響が党に多数寄せられたという。

 さらに選挙戦で西山氏は、フェイスブックやツイッターといったSNSも積極的に活用したが、連日のように掲載する自身の写真の多くに「ハートマーク」をつけるなど加工してみせた。共産党の候補者がハートマークを付けた写真を公開したことも過去になかったことだというから、これとて画期的だ。標的の若者を引きつけるのに大きな“サプライズ効果”があったことは間違いない。

 ハートマークの狙いを、本人は『赤旗』に「スルーされないよう工夫しています」と語っていた。オープンカーの活用も含めた選挙活動について共産党広報部は「候補者はまず有権者に振り向いてもらわなければならない。つまりとにかく注目されること。その上で政策や訴えをじっくり聞いてもらい、共感を広げていくには効果的な手法だった」と高く評価する。党愛知県委員会幹部は「反響は選挙後も物すごい」と驚きを隠さない。

 4月15日付『赤旗』の記者座談会では、こう書かれていた(一部抜粋)。

 「今回の選挙では20代、30代の若い候補者の活動が新風を吹き込んだ。西山候補は25歳だが、それを押し上げたのも若者だった。ライブハウスに紹介リーフをおかせてもらった。それをみて、お客さんが早朝宣伝にかけつけ、その様子をツイッターで流して話題にする、とりくみも生まれた。フェイスブックをみて『何か手伝わせてください』という人たちも次々あらわれた」

 堅いイメージを薄めることで党の“本質”をオブラートで包み隠し、行き場に迷う若い無党派層を取り込む−。そのベースとなる「アイドル戦略」は共産党がこのところ試みる、AKB48への“接近”でも浮かび上がる。

 4月12日付『赤旗』は1面の看板コラム「潮流」で、AKB48が5月20日にリリースする40枚目の新曲『僕たちは戦わない』を紹介した上で「いま平和の願いをこめた歌が共感とともにひろがっています」「戦争への道を声高に進む安倍政治と無関係ではないでしょう」と強引に説いてみせた。

 伏線は『赤旗』日曜版の昨年9月28日号だった。AKB48の「憲法キャラ」と言われる内山奈月(なつき)さん(19)のインタビュー記事を丸々1ページ割いて掲載した。記事では「憲法は国民の味方」「一言一句、吟味して書かれている 非常に奥の深いものなのだなぁ」という内山さんの言葉を見出しにとり、安倍政権が目指す改憲にはAKBメンバーも「NO」だと、若者を錯覚させるような“仕立て”だった。

 AKBと共産党。いかにも距離がありそうな両者の接点を見いだすことで無党派層を自陣に引き込もうとする戦術は、党が自前の「アイドル軍団」を売り出していく戦略と重なる。キーワードはやはり「意外性」である。

 そうしたなかで共産党は今後も「若い人」と「女性」を積極的に選挙で擁立していく方針だ。

 今回の道府県議選での同党候補者の「女性比率」は46.5%で、政令市議選は44.1%だった。いずれも2割に満たない2位の民主党を大きく引き離した。自民党はそれぞれ3.2%、6.6%だった。

 また政令市議選での20代、30代の候補者の割合は16.1%で、ざっと「6人に1人」の計算。“若者率”でも他党を圧倒していたようだ。

 共産党の狙いを植木俊雄広報部長はこう力説する。

 「少子高齢化の日本にあって国民の暮らし、雇用を改善していくことは極めて重要な課題だ。その主役である若者と女性が現実に政治に参加していかなければならない。日本の将来のためだが、他党はあまりに鈍感だ。ただ、やみくもに若い人と女性を選挙に立てるわけではない。当然、能力を最重視している」

 現に「若い人」と「女性」の擁立効果は、西山氏が市議選で勝った名古屋を震源地として同じ愛知、隣の岐阜の両県議選にも波及したようだ。

 愛知県議選では2人の女性が当選し「県議空白」を埋めたが、その1人は27歳の下奥奈歩氏(豊橋市選挙区)だった。

 岐阜県議選では県都、岐阜市選挙区(定数9)で中川裕子氏(34)がトップ当選を果たし、ガチガチの「保守王国」での共産党の台頭を印象づけた。

 筆者には昭和55年の衆院選で起きた“事件”の記憶がよみがえった。自民党閣僚経験者がひしめく中選挙区時代の旧岐阜1区で、当時38歳だった共産党女性候補、箕輪幸代氏が公明党前職を追い落とし、同県初の共産党衆院議員となったのだ。箕輪氏は58年の衆院選でも再選され、生前、自民党の超大物だった大野伴睦元副総裁の4男で現職閣僚(労相)の大野明氏を落選させた。

 旧岐阜1区内に生まれた筆者はいずれの衆院選も大学生として東京から眺めていた。箕輪氏は「美人弁護士さん」「共産党っぽくない」と評判だったようだが、まさか当選するとは…。美濃出身のマセた「選挙大好き学生」にとっては衝撃の出来事だった。

 ともあれ、これから問われるのは、準備期間があまりに短い“促成栽培”でバッジをつけた共産党のアイドル議員たちの「実力」である。

 そんな筆者の指摘に共産党幹部はこう反論した。

 「他の野党には政治塾で候補者の多くを発掘しているが、中身を伴わない候補者を乱造する機関にすぎない。わが党は、党員の日々の活動自体が事実上の政治塾であり、若くても議員として即戦力となり得る党員はいくらでもいる」

 ならば、お手並み拝見である。共産党指導部がいずれ、タイミングをみて広告塔の西山氏を国政の舞台にステップアップさせ、同氏の糟粕(そうはく)をなめさせた候補者を乱発することは想像に難くない。しかし吉良、西山両氏らを含めたアイドル議員たちが馬脚を現すようならば、意外性に飛びついた有権者も目を覚まし、寄る波の如く引いていくだけだ。

 まあ、その前に共産党があの手この手で糊塗(こと)しようとしている“本性”を「にわか支持者」たちに見破られれば、それこそ「万事休す」だろう。

 ちなみに前出の箕輪氏は衆院議員を2期務めた後、2度の衆院選で連続落選の憂き目を見て、政界からひっそり消えていったのである。(政治部編集委員 高木桂一)



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/174.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 橋下氏引退表明で維新“分裂危機” 看板失い草刈り場に 大阪都構想否決(ZAKZAK)
代表辞任を表明した江田氏。党自体の存続すら危ぶまれる=18日、大阪市内


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150518/plt1505181206003-n1.htm
2015.05.18


 “創業者”の橋下徹最高顧問(大阪市長)が政界引退を表明したことで、維新の党は雲散霧消の危機を迎える。同党は、地域政党「大阪維新の会」や、民主党、結いの党、生活の党など、出身母体の異なる議員の寄り合い所帯であり、一枚看板を失えば流動化は避けられない。衆参51人の野党第2党が政界の草刈り場になろうとしている。

 「(政界引退後は)維新の党の法律顧問として雇ってもらおうかと…」

 橋下氏は17日深夜の記者会見で、吹っ切れたような笑顔を浮かべ、党との決別を宣言した。橋下氏が党と距離を置くことになれば、橋下氏に近い大阪維新系議員が主流派となっている維新の党内力学は大きく変化する。

 辞任を表明した江田憲司代表は、後任の代表について「個人的には松野(頼久)幹事長を中心にまとまって運営してほしい」と語っており、松野氏を軸に調整が進む可能性もある。民主党出身の松野氏の発言力が増すことで、民主党との合流や協調に向けた機運は一気に高まる公算が大きい。

 ただ、大阪維新系議員の間では、野党再編について「民主党の非労組系を巻き込んだ新党結成」(衆院議員)との考えが根強い。橋下氏が官公労の利権に切り込んできた経緯から、「立党の精神からして、今の民主党とは組めない」(同)というわけだ。

 党内には「民主党に飲み込まれるなら、大阪維新系は党を割ることも辞さないだろう」(旧結いの党系議員)との観測もある。

 政治評論家の浅川博忠氏は「維新は今後、『大阪系議員』と『それ以外の議員』に割れ、それぞれが自民、民主両党から手を突っ込まれる可能性が高い」と指摘し、続ける。

 「大阪系以外のグループには、まず民主党が介入してくるだろう。このグループは、一部の議員を除いて選挙基盤が弱く、民主党が持つ労組票は大きな魅力となるはずだ。誘いに乗って、民主党入りする議員が出てもおかしくない。一方で、大阪系には自民党が手を伸ばしそうだ。安倍晋三首相は橋下氏とも関係が良く、橋下氏の理念を継承する勢力として大阪系に近づくことは十分考えられる」

 維新の党の漂流が始まるのか。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/175.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 大阪市民の積極行動と賢明判断に心からの敬意を表す(植草一秀の『知られざる真実』)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-09d0.html
2015年5月18日

大阪都構想の住民投票で大阪市民が賢明な判断を示した。

投票率は66.83%。

大阪府知事選とのダブル選となった2011年の市長選での投票率60・92%を5・91ポイントも上回った。

日本政治を立て直すには主権者が参政権を行使し、正しい判断を示す必要がある。

大阪市民の責任ある行動に心から敬意を表したい。

僅差で「反対」が「賛成」を上回った。

この住民投票は、大阪都構想の是非そのものよりも、今後の日本政治の方向に強い影響を与えるという側面により重要な意味があった。

したがって、私はブログ、メルマガ記事で、大阪都構想の是非ではなく、安倍晋三政治の暴走を阻止するための判断を重視して投票してほしいと訴えた。

僅差ではあったが、私が期待した通りの結果が示された。

このことを率直に喜ぶとともに、賢明な判断を示された大阪市民に心から感謝申し上げたい。

もちろん、主権者の意見、判断はさまざまである。

特定の考えだけが正しく、それ以外が間違っているということではない。

重要なことは、問題をよく論議して、主権者が参政権を放棄することなく、熟慮して権利を行使することである。

そのうえでの決定であるなら、民主主義のルールに沿って、決定を認めてゆくしかない


私は日本の地方自治を根本から刷新するべきだと考えている。

「地域のことは地域が決める」

というのが地方自治の本旨である

「主権者の主権者による主権者のための政治」

を実現する基礎は地方自治にある。

地域に基本的にすべての権限を付与する。

そして、すべての地域が地域独自の意思決定を行う。

これが本来の地方自治である。

その際に重要なことが二つある。

一つは一つの自治体の人口数を平準化することだ。

いま一つは中央政府の権限を基本的に地方政府に付与することである。

そして、各自治体が独立性のある政治、行政を実現する。

これを目指すべきである。

具体的には、日本を人口40万人規模の300自治体に再編するべきだ。

現在の村のなかには、人口200人という村もある。

しかし、200人の村にすべての地方自治の権限を付与することは難しい。

最大の問題は人材の層の厚さだ。

人口40万人規模で平準化させる目的は、人材の層の厚さを平準化することである。

現在の小さな自治体の庁舎は、広域自治体の支所として活用し、人口40万人規模の陣容を確保するべきだ。

こうすれば、すべての自治体が必要十分な独立行政の体制を確立することができるだろう。

この面から考えれば、人口が210万人の大阪市を五つの自治体に分割するという発想は決して間違っているものではない。

しかし、現行の特別区の制度で分割しても、各自治体の独立性は著しく制限されたものにしかならない。

日本全体の問題であり、大阪だけが単独で特別区を創設しても、その効果は極めて限定的だ。


今回の住民投票が重要な意味を持ったのは、都構想の是非を判断する住民投票だったからではない。

投票結果で大阪都構想が実現すれば、橋下市長が任期いっぱいで市長を辞任して、来年夏の参院選に出馬し、安倍晋三氏と憲法改定に突き進むことが予想されていたからである。

こちらの問題の方が、はるかに重大で、影響の大きいものだったのだ。

幸い、都構想が否決されて、橋下徹氏は任期満了後に政治家を辞めることを明言した。

記者会見では、過去に「2万パーセントない」と断言して、のちに翻したことについても質問が飛んだ。

橋下氏は今回はウソをつく必要がないから、ウソはつかないと明言したが、憲法改定を推進する勢力が執拗に橋下氏の国政進出を画策する可能性が残されている。

しかし、政治家がウソをつくことが、現在日本政治の劣化の最大の原因になっていることを、私たちは忘れてはならない。

万が一にも橋下氏が参院選に出馬する行動を示したときには、そのときこそ、大阪市民は怒りの鉄槌を橋下氏に下すべきである。

大阪都構想住民投票は、暗黒の日本政治に一筋の光差し込ませる重要な契機になったと思われる。

人々が大同団結して、参政権を間違いなく行使すれば、道は拓けるのである。

「オールジャパン平和と共生」連帯運動に大いなる勇気と希望を与える住民投票となった。


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/176.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 東京オリンピックが、東京汚染ピックで中止に?(ハイヒール女の痛快日記)
東京オリンピックが、東京汚染ピックで中止に?
http://tokyolumix.blog60.fc2.com/blog-entry-1405.html
2015.05/18 ハイヒール女の痛快日記


はじめまして!東京ルミックスです。
ピンヒールのカカトも放射能に汚染された。ヤバイ!?


台湾が日本の放射能汚染食品を5月15日から全面禁止にした。全食品に都道府県ごとの産地証明書の添付を求めるほか、宮城、東京の水産物、静岡の茶類など一部食品について放射性物質の検査証明書を義務付けるという。日本はWTOに提訴する模様だが、悪あがきになりそうだ。


後追いで、台湾のように日本食品を全て却下する国が出てきてもおかしくない。まともな国はリスクが高い放射能汚染食品を輸入してまで食べる必要はない!東京に住んでる私ですら汚染食品の正しい情報が掴めない。現実に大手スーパーでも、福島産の商品が普通に出回っているが、


意図的に産地情報が見えづらいところに貼ってあったりする。


疑心暗鬼とはこのことだ。本当に食べても大丈夫なのか。健康被害があれば誰が責任を負うのだ?政府は「因果関係が証明できない。」といつものパターンで逃げるのだろう。こんな状況では、マジに東京オリンピック開催の前に、東京及び近県が汚染を競う東京汚染ピックへなってしまう。オリンピック開催どころではないのだ。


中止の可能性すら出てくる。まあ、私としては望むところで大歓迎だが。


安倍も完璧コントロールしているなどのペテン師発言や、根拠がないインチキ数字で誤魔化していると、いずれ足元をすくわれるわよ。正確な数字を発表せざる得ないだろう。安全値の許容範囲を大幅に緩くして、安全数値に塗り替えるような小手先のセコイ方法論は通用しなくなるのだ。


しかも、台湾に限らず他国でも、日本食品に関する規制は現在も続いている。安倍が同盟国と言うアメリカに至っては。岩手や宮城、福島など14県産を対象に、特定品目を輸入停止した上で、他の都道府県の食品全てに、米国内でのサンプル検査を義務付けているのよ。


これが何を物語っているのか自明の理でしょう。


アメリカは日本食品を信用してないってことでしょ。んなことも分からない日本国民は超アホでしょ。要は、日本に必要のないオスプレイを売りつけて、お金をふんだくってるアメリカでさえこの有様なのよ。日本の食品はおしなべて放射能汚染で超危険ということを証明してるのよね!


ツーか、私も放射能汚染食品の食べ過ぎで、いつ突然死が訪れるか分からないわ。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/177.html

記事 [政治・選挙・NHK185] オスプレイ:米ハワイで着陸失敗 乗員1人死亡21人搬送:<オスプレイ事故>「横田配備撤回を」基地周辺住民

※関連記事

「米軍のオスプレイ、本土に配備へ 年内にも横田基地に:米国大統領は搭乗できない危険な航空機オスプレイ」
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/555.html

「オスプレイ配備 なぜ急ぐ? 夜間・低空で優位、特殊作戦に期待:横田基地からの特殊作戦って首都制圧?」
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/149.html

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オスプレイ:米ハワイで着陸失敗 乗員1人死亡21人搬送
毎日新聞 2015年05月18日 10時24分(最終更新 05月18日 14時01分)

 【ワシントン西田進一郎】米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが17日、ハワイ・オアフ島にあるベローズ空軍基地の訓練区域で訓練中に着陸事故を起こした。米海兵隊が毎日新聞の取材に答えた。乗っていた22人のうち1人が死亡し、残る21人全員が病院に搬送されたという。事故原因は調査中としている。

 海兵隊によると、米西部カリフォルニア州キャンプ・ペンドルトン所属の第15海兵機動展開隊のオスプレイが、ハワイ現地時間17日午前11時40分(日本時間18日午前6時40分)ごろ、通常の訓練中に着陸事故を起こした。

 部隊は米太平洋軍や中央軍の担当地域に7カ月間配備される予定で、5月10日に同州サンディエゴを出発し、ハワイで訓練中だったという。

 MV22オスプレイは主に兵士や物資の輸送に使われ、米軍が普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)で24機を運用中。さらに、空軍の特殊作戦用で仕様の違うCV22オスプレイを米軍横田基地(東京都福生市など)に2017年後半から配備する予定だ。

 オスプレイは開発段階から事故が相次ぎ、12年6月には米フロリダ州でCV22が墜落。13年8月にはネバダ州でMV22が着陸に失敗する事故が起きた。MV22とCV22は性能などが似ているが、特殊作戦用で過酷な条件下で飛行することが多いCV22の事故率の高さが指摘されている。

 一方、日本政府も18年度までにオスプレイ17機を陸上自衛隊に配備する方針を表明している。ただ、どちらの仕様になるのかは、まだ決まっていないという。

http://mainichi.jp/select/news/20150518k0000e030143000c.html
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<オスプレイ事故>「横田配備撤回を」基地周辺住民
毎日新聞 5月18日(月)11時19分配信

 ハワイ・オアフ島での米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの着陸事故に、配備計画がある米空軍横田基地(東京都福生市など)周辺自治体や、24機が運用されている沖縄県で安全性への懸念が広がった。

 横田基地にはCV22オスプレイ10機の配備計画を政府が12日に発表したばかり。自治体は情報収集に追われた。

 周辺5市1町でつくる基地対策連絡会の幹事市、武蔵村山市の担当者は「けが人が出たという情報を聞き驚いている。皆さんが不安を抱かないよう、安全対応をしっかりしてほしい」と話した。福生市基地渉外担当は「国に問い合わせ中。どんな事故だったのか早急に把握したい」。瑞穂町秘書広報課は「事故の態様によって安全対策の要望の内容も変わってくる」と語った。

 一方、住民でつくる「横田基地の撤去を求める西多摩の会」の高橋美枝子代表は「オスプレイはヘリコプターに比べて機体が大きい割にプロペラが小さいという構造的欠陥が指摘されており、起きるべくして起きた事故ではないか。CV22も構造は同じで、横田基地周辺の住宅密集地で起きたら大惨事になる。配備は撤回してもらいたい」と話した。【柴田朗、山田麻未】

最終更新:5月18日(月)14時17分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000026-mai-soci


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/178.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 橋下の敗北引退で、安倍政権に大きなダメージ。平和維持に光明が(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/23129492/
2015年 05月 18日

昨日5月17日、大阪市で大阪都構想の賛否を問う住民投票が行なわれた。(・・)

 投票率は66.83%で。平成にはいってから最高だった2009年の衆院選の65.00%を上回ったという。<個人的には、70〜80%行って欲しかったけど。でも、50%以下とかだと住民投票の価値が下がってしまうので、その点では多くの人が参加したことに感謝している。>

 そして住民投票の結果は、反対が705,585票(50.4%)、賛成が694,844 票(49.6%)で、実に僅差ながらも、反対が多数に。<競馬にたとえて何だけど。春天で3200m走った後、ハナ差で決着がつくみたいな感じだよね。(^^ゞ>

 大阪の橋下市長はこの結果を受け、都構想の断念を宣言すると共に、今年12月の任期で市長を辞め、国政も含め、2度と政治家にはならないと明言した。(@@)

* * * * *

 mewは反対票を投じてくれた大阪市民の方々に、心から感謝したい。本当に本当に有難うございます。m(__)m
 ある意味では、大阪市民が日本を救ったと言えるかも知れないと思っているほどだ。(**)

 というのも、今回の住民投票は、以前から書いているように、単に大阪都構想の是非を決めるにとどまらず、その結果が、憲法改正を含め日本の将来のあり方を左右する可能性があったからだ。(-"-)
(関連記事・『橋下と安倍、菅が互いをえげつなく利用〜都構想の住民投票は、日本を左右するhttp://mewrun7.exblog.jp/23009734/』)>
 そう。もしこの住民投票で賛成多数の結果が出たら、橋下維新はもちろん、安倍官邸もますます調子付いてしまって。日本はとんでもアブナイ状況に向かって、さらに暴走するであろうことが目に見えていたのである。(ノ_-。)

 でも、ここで反対票が上回ったことで、都構想の断念と共に橋下氏の政界引退が決まったことで、安倍官邸と維新の超保守派の思惑や計画は大きく狂うことになるわけで。安倍首相&仲間たちには、「このまま、何でもおまえらの思い通りになると思うなよ!(`´)」ということを思い知らせることができるし。 
 実際のところ、安倍陣営にとっては、アリの一穴以上に、大きなダメージを与えることになるため、安倍政権崩壊の大きなきっかけになる可能性も十分にあると思われる。(@@)

  昨日も、開票率80%ぐらいまでは賛成票の方が上回っていたので、「あちゃ〜」とブルーになっていて。もしそのまま賛成多数の結果が出たら、「もう日本も終わりだな。真っ暗闇だ〜」とか「マジで日本をあきらめそう」な気分にもなっていたのだけど・・・。
 90%を超えたところで、反対票の方が逆転。間もなくTVで、(当選確定みたいに)反対多数確定が発表され、「よっしゃー。やったー」と、逆転勝利の喜びに気分が高揚。o(^-^)o

 そして、mewには、決して大げさでなく、ようやく目の前に一筋の光明がさして来たようにさえ感じられたのだ。"^_^"

* * * * *

 今回の住民投票が今後の国政に与える影響に関しては、た〜くさん書きたいことがあるのだけど・・・。
 この記事の後半では、事実関係や発言内容を確認&キープするために、主に報道記事を載せておくことにする。(・・)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

『橋下氏が政界引退表明 政権の改憲戦略に影響 大阪市を廃止して5つの特別区に分割する「大阪都構想」の是非を問う住民投票が17日投開票され、反対70万5585票、賛成69万4844票の僅差で否決された。これにより大阪市の存続が決まった。都構想を推進した橋下徹市長(維新の党最高顧問)は記者会見で、今年12月までの市長任期を全うした上で政界を引退すると表明。憲法改正を目指す安倍政権の戦略や野党再編の行方にも影響が及びそうだ。

 橋下氏は投票結果を受けて会見し「重く受け止めている。しっかり説明できなかった僕の力不足だ」と敗因を述べた。さらに「市長の任期はやりますが、それ以降は政治家をやりません」と明言した。
 維新の党の江田憲司代表は18日未明、「橋下氏を引退に追い込んでしまった。しっかりけじめをつけたい」と語り、党代表を辞任する意向を表明した。松野頼久幹事長は同党執行部が総退陣し、近く代表選を実施すると明らかにした。
 維新の弱体化は安倍政権の政権運営にも影を落とす。今国会での成立を目指す安全保障法制や2016年夏の参院選後の発議を目指す憲法改正で、首相官邸は維新の協力に期待。改憲などに慎重な公明党をけん制するカードに維新を使ってきたが、こうした戦略も軌道修正を迫られる。

 大阪市選管によると、住民投票の投票率は66.83%となり、大阪府知事選との「ダブル選」となった11年の市長選を5.91ポイント上回った。当日有権者数は210万4076人で、これまでの住民投票で最多だった。(日本経済新聞15年5月18日)』

* * * * *

『維新混迷、官邸誤算=野党再編が加速?「大阪都構想」反対多数

 「大阪都」構想が17日の住民投票で否決され、構想実現に政治生命を懸けた橋下徹大阪市長(維新の党最高顧問)は政界引退を表明した。江田憲司代表も辞任を表明、同党は一気に混迷状態に陥った。維新の協力を得て憲法改正を目指していた安倍晋三首相ら官邸サイドも戦略の見直しを迫られる。一方、民主党との連携に否定的な橋下氏の影響が排除されることで、野党再編の流れが加速しそうだ。

 橋下氏は今回の住民投票に際し、構想が否決されれば「政治家を辞める」と公言してきた。大勢判明後の記者会見でも「政治家は僕の人生から終了だ」と明言。今後の復帰も完全否定した。
 関係者によると、橋下氏は先の大型連休中、上京して公明党の支持母体である創価学会の幹部と接触したとされる。支援を要請したとみられるが、結果につなげられなかった。
 橋下、江田両氏の「二枚看板」が相次ぎ一線から退く意向を示したことで、同党の混乱は当面収まりそうにない。維新の中堅議員は「これから一体どうなるのか」と不安を口にした。

 橋下氏を「側面支援」してきた官邸サイドも無傷ではいられない。菅義偉官房長官はこれまで、「改革に向けた大なたを振るう必要がある」と都構想に共感を表明。反対に傾く自民党本部と溝が生じても、維新に肩入れしてきた。政権中枢は17日夜、「きょうはコメントは出さない」と言葉少なだった。官邸の判断に与党内から批判が上がる可能性もある。公明党の中堅議員は「グッバイ橋下氏だ。官邸は利用価値がなくなったと判断するのではないか」と冷ややかだ。

 憲法改正に向けて官邸サイドは、(1)住民投票で勝利した維新が勢いを得て、来年の参院選で議席を拡大(2)自民党と合わせ、改憲発議に必要な参院での3分の2以上の勢力を確保して発議環境を整える?との絵を描いていた。だが、維新の党勢が上向かなければ官邸サイドの戦略も白紙に戻さざるを得ない。

 一方、自民党に対抗する野党勢力の結集を目指す民主党は、維新内の動きを注視している。今後、「民主党基軸の再編」(ベテラン)の動きが強まるとみられる。同党の若手は17日、「維新の勢いが弱まることはあっても、強まることはない」と指摘。「この機を逃さず、参院選の選挙区調整や、維新議員の引き抜き工作を始めないといけない」と語った。(時事通信15年5月18日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

『大阪市を廃止し5つの特別区に再編する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票の投開票が17日行われ、反対派が過半数を上回り都構想廃案が決まった。結果を受け大阪維新の会の橋下徹大阪市長(45)は「政治家は僕の人生で終了です」と政界からの引退を宣言。結果は反対が70万5585票、賛成が69万4844票。わずか1万741票差で大阪市の存続が決まった。

 午後11時10分すぎ、大阪市内の会見場にスーツ姿で現れた橋下氏。マイクを手に「大阪市民の皆さんに受け入れられず、間違っていたということになるんでしょうね」と悔しさをにじませながらも「政治家冥利(みょうり)に尽きる活動をさせていただき、ありがとうございました」と感謝の意を示した。

 注目はなんと言っても、橋下氏の進退問題。報道陣からの質問を受け「(12月の市長任期満了)それ以降は政治家はやりません」とあらためて政界からの“完全引退”を表明し、国政進出の噂も打ち消した。今後については「弁護士やります。維新(の党)の法律顧問に雇ってもらえないかと、さっき相談した」とちゃめっ気たっぷり。過去には前言を覆して大阪府知事選に立候補したことを指摘されると、「また2万%ないと言わせたいんですか?」と笑い、「政治家は僕の人生で終了です」と言い切り、潔さを見せた。

 僅差とはいえ、根強い人気を誇る本丸・大阪での敗北。今月初旬のスポニチ本紙取材では「公約に掲げてきた都構想を住民投票まで持ってこられ一定の仕事、役割は果たせた」と自己評価するも「これだけエネルギーを割いて結局住民の意向に沿っていなければ政治家の能力ナシ。運転能力のない運転手はハンドルを離さないといけない」としていた。

 4月27日の告示以降、21日間に及んだ賛成・反対両派による壮絶な論戦。最後の演説となった投票日当日の17日、大阪・なんば高島屋前では毒舌を封印。「一歩踏み出して光り輝く大阪を」との言葉に勢いはなく自民、公明、民主、共産各党の包囲網を破る起死回生の一撃にはならなかった。

 約210万4000人による“史上最大の住民投票”は、10年4月に都構想実現を掲げて大阪維新の会を立ち上げた橋下政治の集大成。パネルを使っての街頭演説は600回を超え、テレビ討論でも熱弁を振るった。

 CMや新聞広告、賛成を呼び掛ける自動音声電話も100万件かけるなど、約5億円を投じて大規模な広報作戦を展開。党員には街頭演説100回のノルマを課し、14日からは国会議員秘書や地方議員らを運動員として「1日1000人」を目標に市内に派遣した。

 “大看板”を守り抜けなかった維新の党。党勢衰退を避けられない状況となった。(スポニチ15年5月18日)』

* * * * *

『菅義偉官房長官は18日午前の記者会見で、「大阪都構想」の住民投票が否決されたことに関し「(大阪市の)二重行政の解消や無駄をどういう形でなくすかは、これから大阪市議会の皆さんが決めるのだろう。そこはどなたがやっても必要だと思う」と述べた。

 維新の党の橋下徹最高顧問(大阪市長)が政界引退を表明したことについては「橋下さんという人はそういう人ではないか。常に退路を断って政治を進めてきた」と指摘。その上で「会見でたぶんそう言われると思っていた。本人が決められることだ」とも語った。
 さらに、今後の憲法改正手続きへの影響に関し「そんなに影響はないと思う。まず最初に国民の議論を深める必要がある」との見方を示した。(産経新聞15年5月18日)』
 
 沖縄対策などに続いて官邸主導戦略の失敗が続いている菅官房長官が、何だかチョットげっそりと弱っているように見えたのは、mewだけだろうか?(@@)

                         THANKS               


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/179.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 大阪都構想の選挙で不正か?一部の地区で投票総数が投票人数を上回る!西、淀川、鶴見の3区!数票に二重投票の疑い
大阪都構想の選挙で不正か?一部の地区で投票総数が投票人数を上回る!西、淀川、鶴見の3区!数票に二重投票の疑い
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6535.html
2015.05.18 15:18 真実を探すブログ



5月17日に投開票された大阪市の住民投票で、一部の選挙区で不正行為と見られる票の重複があったことが分かりました。報道記事によると、大阪市の西区、淀川区、鶴見区の3区で票を投じた人数よりも投じられた総票数の方が多かったとのことです。


市選管はで意図的な不正の可能性もあるとして、大阪府警に通報したと発表しました。票のズレは西区で1票、淀川区で2票、鶴見区で1票となっています。西区と鶴見区のは1人で2票入れた二重投票の疑いがあると発表されており、警察が捜査する方針です。
淀川区の2票はいずれも不在者投票分で、病院等の施設で投票された時にミスで間違えた可能性もあると見られています。


この発表を受けてネット上では賛成派の方達が「やり直しだ!」というようなコメントを投稿していますが、これが不正行為だとしても、選挙結果その物は左右されるほどの規模では無いです。


☆投票総数が投票人数を上回る 大阪の住民投票で不正か
URL http://www.asahi.com/articles/ASH5L0CNZH5KPTIL04L.html
引用:
 17日投開票の大阪市の住民投票で、同市西、淀川、鶴見の3区で投じられた票数が、実際に票を投じた人数をそれぞれ上回った。市選管は一部で意図的な不正の可能性もあるとして、大阪府警に通報した。


 開票の結果、西区で1票、淀川区で2票、鶴見区で1票、投票総数が投票者総数を上回った。西区と鶴見区のケースは、1人で2票入れた二重投票の疑いがあり、市選管は「警察の捜査に委ねる」としている。淀川区の2票はいずれも不在者投票分で、病院などの施設内で投票され、送付されたとみられる封筒2通に各2票入っていた。何らかのミスの可能性が高いという。
:引用終了


以下、ネットの反応




















☆「大阪都構想」否決 賛否を分けた要因を記者が解説します。(15/05/18)


☆大阪都構想住民投票から一夜明けて辛坊治郎さんが結果を分析





http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/180.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 橋下市長「政界引退」に大メディアが“茫然自失”だった理由(日刊ゲンダイ)
           未練がましい質問ズラリ(C)日刊ゲンダイ
    

橋下市長「政界引退」に大メディアが“茫然自失”だった理由
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159907
2015年5月18日 日刊ゲンダイ


 都構想が否決された橋下大阪市長は午後11時過ぎから記者会見に応じたが、リーガロイヤルホテルの会見場は意気消沈した記者であふれていた。

 NHKが反対派の勝利を報じた瞬間にはどよめきが起きて、「なんで、こんな僅差なのに打てるんだ?」という声も出た。そんな中で始まった記者会見で橋下市長が政界引退を明言すると、未練たらしい質問が続いた。

「負けたとはいえ、60万票の期待があるんじゃないか」「(市長任期が切れる)今年の12月には劇的な変化が起こっているかもしれないが、その場合はどうするのか」「10年後、20年後に期待が高まったらどうするのか」

 揚げ句は「140万人が投票して、たった1万票差でいいんですか。悔しくないんですか」なんて質問まで飛んでいた。

 橋下市長は「もう一度2万%出ないって言わせたいんですか」などと笑っていた。

 メディアがこれだけ未練タラタラなのは橋下市長の記者掌握術のうまさだけでなく、橋下市長は視聴率を稼げる男だという現実がある。テレビ局の幹部は「大阪都構想が否決されると困る。他に数字を稼げる政治家はいないから飯の食い上げだ」と橋下勝利に“期待”していた。だからこそ、都構想賛成の報道が多かったのだが、大阪市民は冷静だった。金儲けしか頭にないメディアは今や、茫然自失である。


関連記事
<都構想否決>橋下徹政界引退会見 ノーカット 第一部 「政治家冥利に尽きる活動できた」
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/170.html



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/181.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 大阪都構想5・17決戦は中央政界の橋下徹氏を巡る争奪戦解禁日(週刊ポスト)
大阪都構想5・17決戦は中央政界の橋下徹氏を巡る争奪戦解禁日
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150518-00000014-pseven-soci
週刊ポスト2015年5月29日号


 5月17日に実施された「大阪都構想」をめぐる住民投票は僅差で反対票が上回り、この結果を受けて橋下徹・大阪市長は政界引退を表明した。そもそも大阪都構想をめぐる橋下氏とそれ以外のオール会派の争いは、市民そっちのけでお互いを罵り合う、官邸や中央政界を巻き込んだ壮絶なものだった。

 投票前最終週の世論調査の結果では「反対」が優勢と出るなど、情勢不利に立たされた橋下氏に対し、維新の党は「都構想対策本部」を12日に立ち上げ、全国の国会議員や地方議員ら約1000人を目標に大動員してバックアップする方針を決定。党を挙げた総力戦で決戦に備えた。一方、自民党では援軍要請する大阪府連に対する党本部の腰は重かった。

 なぜなら安倍晋三首相は1月のテレビ番組で「都構想には意義がある」と橋下氏にエールを送っており、そもそも中央と大阪の足並みが揃っていなかったからだ。

 安倍首相が都構想支持を打ち出した理由について、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が解説する。

「維新の党は江田憲司代表系、旧民主系、それに“橋下チルドレン”も半分の約30人を抱える寄り合い所帯です。安倍首相の目指す憲法改正には貴重な戦力となる。都構想にエールを送るかわりに、住民投票後は維新の党をまとめて憲法改正に繋がるメッセージを発信してもらいたいという思惑が絡んでいます。党として本来助けるべき府連の支援に及び腰になったのは、官邸の意向があったからに他なりません」

 自民だけでなく、民主も橋下氏を利用したい思いは同じだ。12日には江田代表と民主の前原誠司・元代表が会談し、住民投票後の政局を話し合った。

「野党再編を睨む前原氏としても、『脱原発』など橋下氏と主張の合うテーマを切り口に維新とも一緒に行動する道筋を探っている」(鈴木氏)

 要は都構想を利用して橋下カードを掌中に入れようという“プロ政治家”に、橋下氏が利用され続けたという構図である。住民投票の舞台裏は、橋下人気をどう生かすか腐心する安倍首相や前原氏らによる値踏みの場だったとすれば、大阪市民は浮かばれない。

「負ければ辞める」と退路を断ち、実際に政界引退を表明した橋下氏だが、「もともと勝とうが負けようが、『利用価値』は変わらない」と前出・鈴木氏は指摘する。

「2万%出馬はないといって府知事選に出た人物ですから。むしろ、5・17決戦は橋下氏を巡る争奪戦の解禁日になるのではないか」

 中央政界に弄ばれた橋下氏は単なるピエロで終わってしまうのか。「政治家は使い捨て」とはいわれるが、ポイ捨てされるかどうかは、完全に陰りが見えた橋下ブランドの立て直しにかかっている。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/182.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 反日を謳う中国共産党政権が日本の天皇に矛先を向けない理由(SAPIO)
反日を謳う中国共産党政権が日本の天皇に矛先を向けない理由
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150518-00000020-pseven-cn
SAPIO2015年6月号


 あれだけ反日を謳う中国共産党政権が、絶対に矛先を向けない唯一の存在が、天皇である。天皇の持つ歴史や権威が中国にとってそれだけ特別なのはなぜか。産経新聞中国総局(北京)特派員の矢板明夫氏が解説する。

 * * *
 天皇皇后両陛下が4月、戦没者を慰霊するためにパラオを訪問したことを国営新華社通信などの中国の官製メディアが報じたが、日本絡みのニュースを伝える際によく使う批判的な表現はなく、「平和を祈念」「不戦を誓う」といった見出しで好意的に伝えている。

 対日姿勢が厳しい習近平政権が2012年11月に発足して以降、メディアを総動員して反日キャンペーンを展開している。

 安倍晋三首相は「右翼分子」と決め付けられ、何をしても批判された。これまで終戦の日や広島原爆投下の日などの際、安倍首相は陛下と同じように「平和への誓い」を述べたが、「本音を隠している」「戦争への反省が足りない」などと揶揄された。

 習近平政権が日本に対して厳しい態度を取る理由は、国内で自身の権力基盤を固めたい思惑があると言われる。反腐敗の名目で党内の政敵を次々と失脚させ、国内の政局が不安定な状態が続いている。そこで、あえて日本と対決する姿勢を強め、緊張関係をつくることで、国民の注意を外に向けさせようとしていると言われる。

 しかし一方、習政権による日本叩きのターゲットは安倍首相など政府要人に絞られ、皇室に対しては意図的に批判を避けている。それだけではなく、中国メディアはよく陛下の「平和への思い」などを紹介している。天皇は軍国主義を復活させようとしている安倍首相と距離を置いていることを意図的に国民に印象づけようとしているようにみえる。

 中国はよく歴史問題で日本を批判するが、天皇の戦争責任に言及しているのはほとんど歴史の学術書だけで、メディアの報道では、歴史問題と関連づけて天皇を批判することは全くない。中国メディアのこうした姿勢が共産党宣伝部の方針であることは言うまでもない。天皇を政治利用して日本の世論を分断したい思惑があると指摘される。

 また、毛沢東、トウ小平から習近平までの中国歴代最高指導者はみな天皇を大事にしている。本来ならば、労働者を結束させて革命を起こした共産党が、世襲の君主制に対し批判的な立場をとるはずだが、天皇に限って、中国共産党の指導者たちはそのそぶりを全く見せなかった。長い伝統をもつ日本の皇室に対する中国の指導者の憧れやコンプレックスといった複雑な感情が背景にあるかもしれない。

 中国側の外交記録などによれば、中国建国の父、毛沢東が1950年代から1970年代にかけて、訪中した多くの日本人と会談したが、別れ際に「天皇陛下によろしくお伝え下さい」とよく口にしていた。

 1956年に訪中した遠藤三郎元陸軍中将との会談で「私たちは日本の天皇制を尊重している」と言明した。また、1972年に日中国交回復の交渉のために訪中した田中角栄首相と会談した際も、毛から天皇の話題を切り出し、「唐の時代の高宗皇帝も『天皇』の称号を用いた」などと語り、天皇への関心の高さを示した。

 清朝最後の皇帝は辛亥革命で退位したが、それまで2000年以上も皇帝が中国に君臨しつづけた。清末生まれで湖南省の農民から新中国の初代主席まで上り詰めた毛沢東がよく自分のことを中国最初の皇帝「始皇帝」に例えていた。毛の心の中に日本の天皇に対する憧れに似た気持ちがあったかもしれない。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/183.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 都構想にかまけ公務せず 橋下市長こそ「納税者をナメていた」(日刊ゲンダイ)
           4月の公務はたった4日間(C)日刊ゲンダイ


都構想にかまけ公務せず 橋下市長こそ「納税者をナメていた」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159909
2015年5月18日 日刊ゲンダイ


 この1カ月半、橋下市長は大阪都構想にかまけて、市長としての仕事を全くこなしていなかったことが分かった。


 大阪市の公式サイトにある「市長日程」を見ると、4月に橋下市長が公務らしい公務を入れたのは、たった4日間しかなかった。特に14日以降は13日間ぶっ通しで都構想の住民説明会に費やし、27日の住民投票の告示後に公務を入れたのは28日のみ。今月はほぼ街頭に立ちっぱなしで、市役所に顔を出したのは5月7日だけだ。税金で月額80万円の報酬を手にしながら、市長の仕事を満足に務めていなかったのだ。


 橋下市長は投票日前日の街頭演説で「納税者をナメた連中を潰す」と絶叫していた。納税者をナメているのは、1カ月半にわたって公務を怠ってきた自分も一緒。まずは1カ月半分の報酬を返上すべきである。











http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/184.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 首相“電力不足など存立危機事態に該当も”:安倍首相にとっては総選挙での自民党敗北も存立危機事態に該当?

 ごちゃごちゃと細かな条件を述べ立てて集団的自衛権行使の妥当性を語る安倍首相の姿は、血狂っているとしかいいようがない。

 強姦されて日本国憲法の上位に置かれている日米安全保障条約以外の法的根拠でも集団的自衛権を行使したいのなら、まず憲法を改正し、その後、対象国とのあいだできちんと“安全保障条約”を締結するという正当な手続きを経なければならない。
 条約の根拠もなく、あれこれ理屈を付けることで集団的自衛権を行使できるとする考え自体が、近代国家の政治的指導者として適格性を失っている。

 おばあちゃんと孫が米軍艦船に乗っているとか、国民生活に死活的な影響が生じる場合とか、国民感情にうまくすり寄って納得を得やすいような事例を持ち出して“国家の大事”を方向付けるような政治家は愚の極みで最低である。

 「日本で生活物資や電力の不足など国民生活に死活的な影響が生じる場合」“でも”軍事組織を動かすという発想自体が、そうやったことで国民生活により深刻な窮乏を招いた大日本帝国時代の国家指導者と同じ愚を繰り返すことになりかねない倒錯的考えである。

 世界が政治的に混乱すれば産業活動に制約がかかるのはやむを得ないとしても、国民生活だけはなんとかしのげるよう準備と外交を不断に追求していくのが政府と政治家の役割である。

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首相“電力不足など存立危機事態に該当も”[NHK]
5月18日 15時11分

安倍総理大臣は参議院本会議で、安全保障法制の関連法案を巡り、密接な関係にある他国への武力攻撃が発生し、日本で生活物資や電力の不足など国民生活に死活的な影響が生じる場合、集団的自衛権の行使が可能な「存立危機事態」に該当することもあり得るという認識を示しました。

政府は安全保障法制の関連法案の中で、「わが国と密接な関係にある他国への武力攻撃により、わが国の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される明白な危険がある事態」を「存立危機事態」と位置づけ、その際は集団的自衛権の行使が可能になるとしています。

これに関連して安倍総理大臣は参議院本会議で「密接な他国に対する武力攻撃が発生し、生活物資の不足や電力不足によるライフラインの途絶が起こるなど、国民生活に死活的な影響が生じるような場合は、わが国が武力攻撃を受けた場合と同様な状況に至る可能性はありえる」と述べ、密接な関係にある他国への武力攻撃が発生し、国民生活に死活的な影響が生じる場合は、集団的自衛権の行使が可能な「存立危機事態」に該当することもあり得るという認識を示しました。

また安倍総理大臣は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉内容の開示を巡り、「TPPは、交渉中の情報が外部に漏れないようにする厳しい保秘契約に各国が合意している。また、アメリカとは制度が大きく異なるため、日本がアメリカと同様の開示を行うことは困難だ」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150518/k10010083421000.html


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/185.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 小泉進次郎氏 引退表明の橋下氏に「お疲れさまでした」(東スポ)

小泉進次郎氏 引退表明の橋下氏に「お疲れさまでした」
http://news.livedoor.com/article/detail/10124824/
2015年5月18日 14時14分 東スポWeb


 小泉進次郎内閣府大臣政務官(34)が18日、東京・丸の内で行われた内閣府主催の地方創生イベントに出席し、大阪都構想が頓挫し「政界引退」を表明した橋下徹大阪市長(45)に惜別の辞を送った。

 小泉氏は大阪都構想への賛否は明言しなかったが「地方の話題が全国のニュースで報じられるのは前向きな話」と地方創生担当の政務官として、地方に注目が浴びたことを歓迎。世代別の投票行動に触れ「僕と同じ30代男性は、6〜7割が賛成。70代男性は6割以上反対。60代男性より下の世代は全部、賛成が多い。よく“シルバー民主主義”と高齢者の意向に左右される構造というがこの部分だけは象徴的な感じがする」と独自の分析を披露した。

 小泉氏は橋下氏と面識はないというものの「(政治家引退は)僕が今までテレビとかで拝見してきた橋下市長らしいなと。何か結果どうこうではなく、どこか安堵したような、ホッとした感じが見受けられた。政治の世界であれだけ切った張ったは大変ですよ。本当にお疲れさまでした」と早過ぎる引退に“待った”をかけることはなかった。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/186.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 在特会元会長の桜井誠氏が、大阪維新の会代表の橋下徹氏を痛烈に罵倒「飛田新地に帰れ!」(トピックニュース)
在特会元会長の桜井誠氏が、大阪維新の会代表の橋下徹氏を痛烈に罵倒「飛田新地に帰れ!」
http://news.livedoor.com/article/detail/10125059/
2015年5月18日 14時50分 トピックニュース


17日、在特会(在日特権を許さない市民の会)元会長の桜井誠氏がTwitterで、大阪都構想をめぐる住民投票で敗れた、大阪維新の会代表の橋下徹氏を激しく罵倒した。


桜井氏と橋下氏だが、大阪市役所で面談した際に激しく口論し、危うくつかみ合いのけんかに発展しそうになるなど、その仲は非常に悪いことで有名だ。


桜井氏は「反対派の猛追で橋下の野望も潰えたようです」とうれしそうに語り、「とりあえず橋下は飛田新地に帰れ!」と強く罵った。


なお、「帰れ」との発言は、橋下代表が過去に飛田新地にある料理組合の顧問弁護士を務めていたことが背景にある。大阪市西成区にある飛田新地は、かつて日本最大の遊郭と称された場所だ。




続けて、桜井氏は、橋下氏の支持者から暴言リプライを数多く受けたと報告した。その上で、「幾ら桜井を罵っても結果は変わらないと思う」「信者の皆さんは何かに八つ当たりをしなければ正気を保てないのでしょう」と冷静にコメントした。




また、桜井氏は、都構想支持者を「自ら考えることを拒否している馬鹿」と評した上で、「誰が賛成し或いは反対しようが、自分の考えをしっかりと持つことが大切なのです」「賛成派は否決された事実を素直に受け入れるべきでしょう」と持論を展開している。






http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/187.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 団塊世代「里帰り」のすすめ

※関連参照投稿

「将来の日本「良い国にならない」66%  暮らし守り文化的大国に」
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/907.html

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団塊世代「里帰り」のすすめ

 いまだに「医師不足は地方の問題」と思っている人が多いかもしれないが、今後医療・介護施設不足が深刻化するのはむしろ大都市の方である。団塊世代をはじめ高度成長期に地方から出てきた人たちが一斉に高齢化していくのだから、それも当然といえよう。

 もともと大都市の生計費は地方に比べかなり高い。それでも暮らす人が多いのは、都会には生計費以上に高い収入を得る機会があるからだ。ならば、リタイアした高齢者が大都市に住み続ける理由は乏しい。芸術鑑賞や高級料理など、都会にしかない消費機会を求める富裕層にはせっせとお金を使ってもらえばいい。だが普通の高齢者は自然環境にも恵まれた地方で暮らす方が合理的だ。

 もちろん、移住先は故郷でなくてもいい(夫婦で出身地が違うことは多い)。空き家急増に悩む自治体が多いのだから、家賃は当然安く、地方暮らしで生計費は大幅に下がるはずだ。将来、都会で介護難民になってしまうリスクも低下する。

 一方、年金を背負った高齢者がやって来て、消費をしてくれれば、地方は大歓迎である。いずれは医療・介護需要が増えて、地方が強く求める雇用機会の創出につながる。また大都市では、将来の医療・介護分野の人手不足を緩和できる。

 都市と地方のコスト差を考えれば介護費用などは節約が可能となろう。まさに地方創生策にも、人手不足対策にも、歳出削減策にもなる一石三鳥の妙案ではないか。実際、政府でも地方創生策として、高齢者の地方移住の議論が始まっているようだ。

 ただ、ここで大きなネックとなるのは、公的な医療・介護保険の運営主体が地方自治体となっている点である。本紙「経済教室」欄でアジア成長研究所の八田達夫所長と学習院大の鈴木亘教授が指摘されたように、現行制度では移住した高齢者の医療・介護利用が増えれば、地方財政がパンクしてしまう。移住元の大都市がその費用を負担するような財政的仕組みを早急に検討することが求められる。

 もう一つのネックは、都会の高齢者が将来の医療・介護施設の不足問題を十分に認識していない点にある。衰えた後では移住も難しくなることを考えると、団塊世代がまだ元気な今のうちに「里帰り」の啓蒙活動を始める必要があろう。

(希)

[日経新聞5月12日朝刊P.19]


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/188.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 否決された「大阪都構想」、地方改革の遅れに懸念も 「シルバーデモクラシー」
否決された「大阪都構想」、地方改革の遅れに懸念も
2015年 05月 18日 17:10 JST
[東京 18日 ロイター] - 「大阪都構想」は住民投票で否決されたが、週明けの東京市場で特に嫌気するムードは広がっていない。日本株は上昇、大阪銘柄や地方政府債も小動きだ。しかし、支出側からみた国内総生産(GDP)に占める地方財政の割合は中央政府の2.4倍。借入金残高も200兆円を超える。地方改革の遅れを懸念する声は少なくない。

<あくまで大阪の問題と受け止め>

大阪維新の会が示した大阪都構想には、土地の再開発(うめきた地区)や環状高速道路建設、交通インフラ整備、カジノ構想などが入っていたが、18日の市場で関連銘柄には大きな影響は出ていない。

京阪神ビルディング(8818.T)は0.85%安となったが、阪急阪神ホールディングス(9042.T)は2.23%高、西日本旅客鉄道(9021.T)も1.51%高と日経平均.N225の上昇率0.8%を上回った。

シャープ(6753.T)は個別要因で急落しているが、大阪ガス(9532.T)や大阪製鉄(5449.T)などもプラスで引けている。地方債市場でも、大阪債の動きに大きな影響はない。

日経平均は続伸し1万9800円台後半を約2週間半ぶりに回復。調整一巡感が出てきた。「市場全体としては、大阪都構想の住民投票での否決は大きな影響は出ていない。あくまで大阪の問題と受け止められているようだ」(アストマックス投信投資顧問・証券運用部シニアファンドマネージャーの山田拓也氏)という。

<地方改革の機運削げば、長期的な問題に>

しかし、「大阪都構想」の是非はともかく、僅差とはいえ、現状維持を大阪住民が選択したことで、今後の地方改革に少なからず影響が出てくるのではないかといった懸念は、じわりと市場でも広がっている。

地方財政がGDP(支出側、2013年度)に占める割合は11.7%(56兆4739億円)と中央政府の2.4倍。一方、借入金残高は201兆3599億円と1991年度から2.9倍に膨張した。

「大阪都構想」は二重行政解消による財政改革が大きな目的だが、財政再建は他のほとんどの地方政府にとっても待ったなしの課題だ。「地方創生」は地方の財政改革を抜きには語れない。

ニッセイ基礎研究所・チーフエコノミストの矢嶋康次氏は「地方再生はほとんど進んでいない。改革の機運が削がれれば、長期的にみて日本の大きな問題となる」との見方を示している。

<「シルバーデモクラシー」>

今回、勝敗を左右したのは、高齢者層の反対だったと分析されている。改革を望む現役世代と現状維持を望む高齢者世代。2つの対立軸がここでも浮かび上がった。

「シルバーデモクラシーが改革を阻害する構図が確認された。今回はあくまでも大阪都構想をめぐる住民投票だが、来年夏の参院選を控え、国政でも痛みを伴う改革を進めづらくなった」と、SMBC日興証券・日本担当シニアエコノミストの宮前耕也氏は指摘する。

アベノミクス相場をけん引してきた海外投資家は、マクロ的な構造改革への期待感を失っているという。「もはや成長戦略や構造改革などマクロの改革進展に期待する海外投資家はほとんどいない。今は、コーポレートガバナンスなどミクロの改革に期待は移っている」(外資系証券エコノミスト)という。

構造改革への期待感が後退しても株価が上昇するのは、こうしたことも背景だ。だが、団塊の世代が後期高齢者になる2025年問題が待ち受けるなど、行政サービスと負担(税金)のバランスをいかにとっていくかは、大阪だけでなく、日本がいずれ「答え」を出さなければならない問題だ。マクロの改革なしに日本が持続的な成長軌道に乗ると楽観するのは難しい。

(伊賀大記 編集:田巻一彦)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0O30KH20150518
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/189.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 大阪都構想の投票結果を考える(1) 「大阪都」が目的ではなかった  武田邦彦
大阪都構想の投票結果を考える(1) 「大阪都」が目的ではなかった
http://takedanet.com/archives/1027828330.html
2015年05月18日 武田邦彦 (中部大学)



「大阪都構想」の本当の名前は「大阪市分割構想」だった。あえて本当のことを言わなかったのは政治的な配慮と考えられる。


民主主義下における「市」というのはどのぐらいの大きさが限界だろうか? 一人の市長が見通せる範囲だから、およそ50万人という感じと思う。もともと東京の杉並区というのは東京23区を分割するときに、杉並市になるのが良かった。市長、市議会の代わりに東京では区長、区議会があるが、市と同じである。


大阪は230万人で、横浜の360万人、名古屋の220万人とともに3つの200万超えの都市はいずれも「市長が選挙範囲をカバーできない」という市である。知事は広域行政と国の出先機関としての意味を持っているが、市は市民側にたった行政なので、大きさに限界がある。


これがダブルと大阪市と大阪府のように広域の高速道路なども利害が一致しないので、市が発展しない。今回の大阪都構想は、本来、民主主義下における自治体の大きさが本質だったのに、「東京都と肩を並べる大阪都」とか、「ダブりをなくす行政」などが前面に出て、日本の地方行政の大きな転換点を逃したことは残念だった。




http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/190.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 本当に勝ったのは?(NEVADAブログ)
本当に勝ったのは?
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4875282.html
2015年05月18日 NEVADAブログ


今回の大阪都構想投票では事実上橋下氏と全政党との対立となっていましたが、結果はわずか1万票余りの差で橋下氏は¨敗北¨しています。


これは全政党からすれば勝ったとは言え、恐ろしい現実を政党に突きつけたことになります。


投票率も66%と極めて高く、橋下氏はその半分である33%を獲得したのですから、今後この33%がどうなるのか(流動化することになります)を考えれば、全政党は頭を抱えることになります。


橋下氏は7年半という短期間に大阪市民の投票者の半分の支持を得た訳であり、これほどまでにカリスマ性を持った政治家はそうでるものではないからです。


ところで、今回の大阪都構想は橋下氏ははじめから自分への人気投票を狙っていたのではないかとさえ思えます。

そして負けることを前提に動いていたものが予想以上に接戦となり、花道としては最高の花道となったはずです。

これで顧問弁護士になってくれという依頼が殺到するでしょうから、実業家としては今後大成功するのは目に見えています。
一社月額10万円として仮に100社の依頼がくれば月額1000万円、年間1億円を超える顧問料が入りそれに弁護士報酬を加えれば数億円から数十億円の収入をえる可能性があるからです。


茶髪の異色の弁護士からタレントになり、政治家になり、そして上がりとなる弁護士事務所代表として生きていけば、人生としては最高の¨上がり¨となるからです。

食えない弁護士が多くいる中、大成功するのが目に見えている橋下氏は、タレント、政治家を『成長するためのツール』として利用してきた橋下氏はやはり政治家としては超大物だったと言えます。


今回の住民投票で本当に勝ったのは橋下氏だったと言えます。


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/191.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 橋下氏の政界引退は当然=大阪市政奪還へ意欲―自民・二階氏 「大阪の政治はめちゃくちゃだ」
橋下氏の政界引退は当然=大阪市政奪還へ意欲―自民・二階氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000092-jij-pol
時事通信 5月18日(月)17時22分配信


 自民党の二階俊博総務会長は18日、東京都内で講演し、「大阪都」構想が否決された橋下徹大阪市長(維新の党最高顧問)について、「まさか負けるとは思ってないから、『負けたら政界引退する』と大きなことを言った。引退してもらうよりしょうがない」と述べ、同氏の政界引退は当然だとの認識を示した。

 その上で二階氏は、「大阪の政治はめちゃくちゃだ。立て直すために自民党はしっかり対応しなければならない」と指摘。12月の橋下氏の任期満了に伴う次期市長選について、「立派な候補者を出し、大阪を名実ともに奪還しないと駄目だ」と強調した。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/192.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 崩壊した野望のライン、小泉-安倍-竹中-橋下(simatyan2のブログ)
崩壊した野望のライン、小泉-安倍-竹中-橋下
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12028123004.html
2015-05-18 17:32:56NEW ! simatyan2のブログ


安倍自民党と橋下徹の読みが甘かったようです。


不正投票マシン「ムサシ」の出る幕もなく、大阪都構想国民投票
は反対派が賛成派を上回り幕を閉じました。


「ムサシ」が発動されなかったのは、橋下の牙城である大阪で
まさか排水の陣を組んだ橋下が負けるとは夢にも思わなかった
からでしょうね。


橋下自身も「まさか自分が拒否される」とは思ってなかったはず
です。


仲間の芸人、在阪テレビ局、多数のパンフレットなど、4億5億
と金をかけて、僅差にしろ負けるはずがないと高をくくっていた
のに違いないです。


橋下に同行取材していたNHKなど、もろに「都構想」が潰れて
悔しがってるように見えました。


面白いのはNHKが、弱者が多く反対派が多いであろう西成区の
反対票数を一番最後にしか公表しなかったことです。


ニュース速報が出てる時点でも反対票が少ないまま放送してます。



そのため視聴者はそれまで賛成派が勝っていたと思い込む人も
多かったんですね。


NHKが結構演出していた証拠です。


またネトウヨ、宮根誠司、辛坊治郎、青山繁晴などが悔しがって
る時点で野望がバレています。


この連中は橋下応援団と言うより、安倍自民が橋下維新を利用
出来なくなることに落胆しているのです。


自民党と言えど一枚岩じゃなく、大阪自民は安倍一派とは距離を
置いています。


そして都構想には反対です。


ネトウヨなどは大阪自民が「共産党と連んだ」などと言ってます
が、都構想反対が一致しての連合なんですから当たり前です。


いずれにしてもこれで日本最大の派遣会社会長竹中平蔵のライン、
小泉純一郎ー安倍晋三ー橋下徹の一角が崩れたことになります。


これを機に竹中平蔵と安倍晋三の野望も消え去ることを望みます。


もっとも橋下徹にしたところで、今きっぱり辞める訳じゃなく、
市長の任期は全うするらしいですから、その間に生き残る手立て
を見つければ前言撤回もありえるわけです。


過去2度か3度前言撤回して生き残ってますからね。


口先だけで生きてきた人間は、保険金殺人で逮捕された女性たち
と同じく、世の中を甘く見すぎる傾向が有ります。


昔から営業セールスの世界では、僕のいた広告業界もそうですが、
一人の客に同じテクニックが3度まで通用するんですね。


一度商品を買ってくれた客は次の商品も売りやすく、買ってくれ
れば次の商品もどうですか?という具合に。


でも3度が限界と言われています。


3度が限界ということは、逆に言うと3度までは買わせることが
出来ると言うことです。


これを普通の営業じゃなく詐欺ペテンに当てはめると、つまり人
と言うのは、一度騙されて気をつけていても、同じ嘘で3度は
騙されてしまうということなんです。


だからオレオレ詐欺で一度騙された人の名簿が高く売れるのです。


この法則は詐欺だけじゃなく何にでも当てはまります。


例えば夫から暴力を受けて離婚を決意しても、甘い囁きがあれば
今度は大丈夫なんだろうと思って気を許すので、また手痛い目に
合うという具合にですね。


しかし余程の事がない限り4度目はぐっと可能性は低くなります。


これは被害者も騙され続けることで気が付く、ということもあり
ますが、騙す側も気の緩みから墓穴を掘ってしまうからです。


保険金殺人事件で逮捕された女性たちが良い例です。


一人や二人なら保険会社は騙せても、3人も4人も不審な死を
遂げれば必ず怪しまれます。


犯罪者というのは、それにも気が付かないほど傲慢になって、
結局行き着くとこまで行ってしまうんですね。


橋下徹も同じで自分の口の上手さに酔いしれて大阪市民を舐め
過ぎた結果だと思います。


そしてこの結果は今後の安倍自民に、大きな影響を与えるものと
なるでしょうね。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/193.html

記事 [政治・選挙・NHK185] アメリカ議会が国防権限法案で日本の集団的自衛権支持を明記!イギリスも日本の海兵隊の設立を支援!「日本の防衛政策変更を支持
アメリカ議会が国防権限法案で日本の集団的自衛権支持を明記!イギリスも日本の海兵隊の設立を支援!「日本の防衛政策の変更を支持する」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6530.html
2015.05.18 19:00 真実を探すブログ



5月15日にアメリカ議会の下院が国防予算の大枠を決める国防権限法案を賛成多数で可決しました。この国防権限法案には、日本の集団的自衛権についても「集団的自衛権の行使容認を含む日本の防衛政策の変更を支持する」と明記され、安倍政権の軍事政策を支持すると表明。
新しいアメリカの予算案では軍事費が計6千億ドル(約72兆円)超に増額され、周辺各国との連携強化が全面に押し出されるような形になっています。


また、イギリスも日本の集団的自衛権を歓迎する旨のコメントを発表した上で、イギリスが日本の海兵隊設立の支援を検討していると発表しました。
王室海兵隊の教官が日本を訪れて指導を行うなどの措置が予定されており、先月に行われた北大西洋条約機構(NATO)の軍事演習には日本の自衛官もオブザーバーとして参加しています。


4月に日米防衛協力指針(ガイドライン)が改定され、次は装備庁の設置などを含む防衛省設置法の改正が可決し、集団的自衛権の関連法案である安保法制が国会に提出されました。
日本側も急ピッチでアメリカなどの連携体制を強化していることから、この流れは今後も続くことになりそうです。


☆米下院、集団的自衛権行使を支持 国防法案可決
URL http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015051601001189.html
引用: 
 【ワシントン共同】米下院は15日の本会議で、2016会計年度(15年10月〜16年9月)の国防予算の大枠を決める国防権限法案を賛成多数で可決した。日米同盟に関し「集団的自衛権の行使容認を含む日本の防衛政策の変更を支持する」と明記した。


 4月の日米防衛協力指針(ガイドライン)改定を踏まえ、自衛隊の海外活動拡大を図る新たな安全保障関連法案を夏までに成立させたい安倍政権を後押しした格好だ。
:引用終了


☆英国が日本版「王室海兵隊」の設立を支援、中国ネットは「日本や英国なんて怖いものか」「みんな中国をいじめたがってる!」
URL http://news.livedoor.com/article/detail/10121283/
引用:
環球網は16日、英国が日本版「ロイヤルマリーン」(王室海兵隊)の設立を手助けし、日本が中国による戦争の脅威抑止に向けて努力することへの支持を示しているとする、英紙タイムズ電子版の15日付報道を伝えた。


訪日中の英王室海兵隊のリチャード・スペンサー副司令官が、自衛隊に対して遠く離れた島を守るための水陸両用作戦部隊構築に向けた提案を行った。これらの島は、日本が実効支配する一方、中国政府がその領有権を主張している。


今後、王室海兵隊の教官が日本を訪れて指導を行うなどの措置が見込まれるという。東シナ海の無人島である釣魚島(日本名:尖閣諸島)に「侵入」する中国軍を駆逐するための行動準備が進められているのだ。
:引用終了


☆安保法制を閣議決定、中国外務省「政策に注目している」


☆米フィリピン大規模軍事演習 南シナ海が緊迫 20150423


☆集団的自衛権「行使容認」。米国”知日派”が求めるもの


☆「安保法案」閣議決定 どこまで出来る“国際貢献”(15/05/14)




http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/194.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 橋下市長、大阪都構想敗れ引退も来夏参院選に出馬か(日刊スポーツ)
橋下市長、大阪都構想敗れ引退も来夏参院選に出馬か
http://www.nikkansports.com/general/news/1478393.html
2015年5月18日9時54分 日刊スポーツ


 大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長(45)が歴史的大激戦で惜敗し、政界引退を表明した。大阪市を廃止し、5つの特別区を新設する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が17日投開票され、わずか1万741票差の反対多数で否決された。有権者約210万人を対象にした史上最大の住民投票で敗れた橋下氏は、12月までの市長任期を全うした上で引退を明言。周囲には復帰を望む声が多く、ひとまず引退するが、来夏の参院選出馬の可能性も否定できない。

 大阪市内で行われた大阪維新の記者会見で、橋下氏が胸を張って登場した。「大阪市民の皆さんに受け入れてもらえなかったのは、やっぱり僕が間違っていたということになるんじゃないでしょうか」。住民投票の反対多数の結果を重く受け止めた。

 顔は笑っていたが、目にはうっすらと涙を浮かべた。「市長の任期まではやりますけど、それ以降は政治家はやりません」。12月の任期満了での政界引退をあらためて表明した。将来的な政界復帰についても否定した。「2万%ないと言わせたいんですか。あのときは出ないと言わないと(出演していた番組が)放送できないと言われたので」と発言を翻すことはないと明言した。

 会見では吹っ切れたような表情を見せた。都構想を実現するため地域政党「大阪維新の会」を立ち上げたのは10年4月。都構想は頓挫する瀬戸際まで何度も追い込まれた。だが、自ら辞職した出直し市長選で得た民意を後ろ盾に、大阪維新単独で制度案をまとめたり、公明党との政治交渉によって議会を通すなど息を吹き返した。

 悲願だった都構想は否決された。それでも橋下氏は言う。「38歳で(府知事選に当選し)無理してきたところはありますね。自分なりに本当に悔いのない政治家としての7年半でした」。豊臣秀吉の天下統一から425年後、橋下氏が「大戦(おおいくさ)」と位置づけた大阪決戦に敗れた。投票率は66・83%で、大阪府知事選との「ダブル選」となった11年の市長選の60・92%を5・91ポイント上回った。歴史的一戦で歴史的な大激戦を演じた。

 会見で引退を表明した橋下氏だが、周囲はそのまま受け取っていない。大阪維新幹部は「このまま引退はさせない。何が何でも国政でリベンジしてもらう」とラブコールを送った。「2万%ない」と08年の府知事選前に断言したものの、出馬した経緯もある。今回も、政界をひとまず引退するが、今後の橋下氏やその周囲の動き次第で政界地図は一変する可能性もある。新党結成などになれば、状況も変わる。強烈なリーダーシップを持つ橋下氏の来夏の参院選出馬の可能性は否定できない。

 在阪テレビ局関係者は「やしきたかじんさんが亡くなり、関西のテレビ界はスターがいない。タレント弁護士として“復職”するのではないか」と推測している。橋下氏の今後から目は離せない。【村上久美子、松浦隆司】

 ◆橋下徹(はしもと・とおる)1969年(昭44)6月29日、東京都生まれ。大阪・北野高(ラグビー部で花園出場)、早大卒。97年弁護士登録、大阪を中心にタレント活動も行う。08年大阪府知事就任、任期途中に辞職して11年大阪市長に初当選。大阪維新の会代表、維新の党最高顧問。


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/195.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 「安全保障には切れ目が必要!「本音のコラム:安全保障の切れ目=山口二郎」:氏家法雄氏」
「安全保障には切れ目が必要!「本音のコラム:安全保障の切れ目=山口二郎」:氏家法雄氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17390.html
2015/5/18 晴耕雨読


https://twitter.com/ujikenorio

安全保障には切れ目が必要!「本音のコラム:安全保障の切れ目=山口二郎」『東京新聞』2015年5月17日付。


切れ目のないという言葉は、満州事変から日中戦争へ、そして太平洋線へと軍を押し出したという、かつての歴史そのものを実現する修飾語



私にとって気になるのは、安全保障法制に関する「切れ目のない」という修飾語である。


…切れ目がないということは、空間的にも際限がなくなり、日本の安全に関係なくても政府が影響があると判断すればどんな事態にも自衛隊を出すことができる。


切れ目のない安全法制=ずるずるべったりで戦争参加に道筋


国家の権力行使に規範として制限をかける「憲法」そのものを事実上の停止状態でやりたい放題していることに、恐らく戦慄しなければならない。


ワイマール憲法もヒトラーが亡くなるまで「存在」はしていましたし、大日本帝国憲法下での帝国議会も大戦の勃発で「休止」されてはいませんからねえ。


「『安保法制は戦争加担』沖縄の米軍基地・元溶接工67歳 ベトナム戦争時、装甲車修理」『毎日新聞』2015年5月12日付 http://t.co/clCvSArtH1 

日本はどう変わるのか。


「とんでもないことが起こりかねない」。



ベトナム戦時の米軍用車両の修理:次から次に車両が運ばれてくる。


車体や窓ガラスに機銃弾を受け穴が開いたトラック。


地雷を踏んで大破した装甲車。


シートに大量の血痕のついた車両もあり、「乗っていた米兵は殺されたな」とすぐに分かる。


はるか海の向こうの戦場を、すぐそばにあると感じていたという


「沖縄はいつ攻撃されてもおかしくない」と先輩の修理工に言われた。


キンザーには戦争に必要な物資が全て集まる。


敵の攻撃対象となりかねないことは容易に想像がついた。


「自衛隊と米軍が一体化すれば、米軍基地の集中する沖縄が真っ先に狙われる。フェンス1枚隔てた住民の暮らしも無事では済まない」


「僕らが修理した車両を使って現地で戦争が行われ、ベトナムの人を傷つけていた」と語り、間接的に戦争に参加したという苦い思いは消えない。


…国民的な議論を経ずに結論を急ぐ政府与党の手法は「国民を納得させる自信がないから数の力で押し切ろうとしている」と映る。


法制整備は戦争への加担そのもの



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/196.html

記事 [政治・選挙・NHK185] “大阪ショック”安倍官邸を直撃 それでもやるか改憲国民投票(日刊ゲンダイ)
            維新の党の江田代表(左)と橋下大阪市長(C)日刊ゲンダイ


“大阪ショック”安倍官邸を直撃 それでもやるか改憲国民投票
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159908
2015年5月18日 日刊ゲンダイ


 橋下徹・大阪市長(45)が仕掛けた「大阪都構想」への賛否を問う住民投票は約1万票の僅差で否決された。この結果を受け、橋下市長は政界引退を明言。維新の党の江田憲司氏も代表辞任を表明した。大阪の民意が国政レベルにまで衝撃を与えたわけだが、この顛末に真っ青なのが安倍官邸だろう。この先、悲願の憲法改正に向けた国民投票に打って出られるのか。やれるものなら、やってみろだ。

■これが民主主義、住民投票の重み

 都構想が否決されれば「政治家を辞める」と公言してきた橋下市長は、17日の敗戦会見でサバサバと「政治家は僕の人生から終了だ」と宣言。今後の政界復帰も完全否定した。さらに、維新の党の江田代表も「代表として責任を痛感している。希有な政治家、橋下徹を引退に追い込んだ責任もある」と語って、党代表を辞任する意向を表明した。

 党の“2本柱”を失う維新の弱体化は必至だが、これこそが「民主主義」というもので、「住民投票の重み」である。ましてや権力側が仕掛けた住民投票だ。むしろ、今回ばかりは維新の「潔さ」を評価すべきだろう。

 維新幹部は敗因をこう分析した。

「ウチは全国から国会議員や秘書、支援者ら約1000人規模やったけど、共産党は4000人動員したと聞いている。大阪のオバちゃんたちに直接、声をかけ、次々と反対へと説得。選挙とは違い共産党と名乗る必要がないから、拒否反応を示す人も少なかった。公明党もまさか共産党主導の運動で一緒に行動するとは考えてなかった。学会婦人部とかはゲリラ的に活動するし、最後の最後で“橋下包囲網”を完成させられてもうた」

 橋下市長サイドを「側面支援」してきた安倍官邸も無傷では済まない。

 菅官房長官は先週月曜の定例会見で「二重行政の解消は当然」と橋下市長を後押し。安倍首相にいたっては1月のテレビ番組で早々と「都構想には意義がある」と“橋下支持”を表明していた。

「投票前日の夜にも、首相の側近議員から橋下市長の側近に電話がありました。『党内事情で応援できなかった』と、首相が関西入りしながら橋下市長の応援に入れなかったことを詫びたそうです」(前出の維新幹部)

 同じ改憲論者の橋下市長の都構想にエールを送る一方で、沖縄の民意を完全に無視してきたのが、今の安倍官邸だ。民意の凄みを見せつけられて、内心は気が気じゃないはずである。

 江田氏は維新の新代表に松野頼久幹事長を推した。松野氏じゃ若干頼りないとはいえ、安倍官邸が橋下市長という強力なパイプを失えば、憲法改正に向けた野党分断工作も練り直しを迫られる。今回の住民投票を機に「1強多弱」の政治状況に大きな風穴があくかもしれない。

 今も世論の半数以上は憲法改正に反対している。住民投票の持つ破壊力をまざまざと実感させられた後、安倍首相に憲法改正の国民投票に打って出る度胸があれば大したものだ。その時こそ今回の住民投票と同様、国民は安倍政権の暴走に強烈なシッペ返しを食らわせるチャンスである。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/197.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 大阪都構想の否決で安倍政権も事実上の敗北!安保法制と憲法改正の計画変更も!?民主党「ホッとした」維新の党「一大事だ」
大阪都構想の否決で安倍政権も事実上の敗北!安保法制と憲法改正の計画変更も!?民主党「ホッとした」維新の党「一大事だ」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6532.html
2015.05.18 21:00 真実を探すブログ



5月17日の住民投票で大阪都構想が否決されたことから、各党の関係者らが相次いでコメントを発表しました。


菅官房長官は18日の記者会見で「橋下氏らしい。政界に出ることを説得した一人なので感慨深い」と述べ、橋下氏に共感する旨の発言をしています。大阪都構想に関しても、「二重行政の解消。そういうことについては必要だ」と前向きな言葉を話していました。


自民党の幹部からは「維新は野党的な性格が強まるだろう。改憲も消極姿勢に転じる可能性がある」という声が多く見られ、憲法改正への悪影響を懸念する声が相次いでいます。


一方で、民主党の菅直人元首相は、「橋下氏が安倍自民党をも巻き込んで、独裁政権を作る可能性があると警戒していた。そのことが阻止されてほっとしている」とブログに意見を投稿。
同じく民主党の枝野幸男幹事長も「市民の選択として『反対』の結論が出され、新たな転換点を迎えたことを重く受け止める」と談話を発表しています。


また、維新の党の議員らは「橋下氏がいるから議員になった。自分も議員辞職する」「参院選は戦いようがない」と話しており、維新の党が消滅する可能性を指摘する意見も見られました。









維新の党が大打撃を受けるのは当然ですが、憲法改正時に参議院で3分の2議席を確保する必要があった自民党にもこの結果は大きな影響を与えています。


現在の自民党は参議院で過半数を確保しておらず、悲願の憲法改正には連立している公明党に加えて、維新の党等と連携する必要がありました。
菅官房長官らが大阪都構想を応援していたのはその証拠で、大阪都構想が頓挫したことから自民党の憲法改正案も見直しを迫られています。


更には先週に提出された集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法案(安保法制)についても、自民党は維新の党と協力して与野党協調をアピールする予定でした。
維新の党が安保法制に賛成することで野党と対話している姿勢を見せ、国民の反発を防ぐ手筈でしたが、これも大阪都構想の頓挫で見直す必要が浮上しています。


つまり、大阪都構想の頓挫から安保法制で与野党協調を演出することが出来ず、国民の反発が強まった状態で維新の党の協力も無いまま憲法改正という形になるかもしれないということです。
自民党は憲法改正まで国民の大反発を避けたいと考えていることから、大阪都構想の敗北は今後の政権運営に致命的な一撃になると言えるでしょう。


☆安倍官邸も“敗北” 改憲カード失う
URL http://www.nikkansports.com/general/news/1478398.html
引用:
首相は7月末までの成立を目指す安全保障関連法案審議でも、維新を取り込み、成立阻止を目指す野党各党の足並みを乱す戦略だったが、こちらも見直しを余儀なくされる。


 また、大阪都構想を評価する発言を続けてきた官邸と、橋下氏と対決した自民党大阪府連をはじめ党側には、大きな溝も残った。これまでの「安倍官邸1強」体制の流れにも、少なからず影響する可能性がある。
:引用終了


☆菅官房長官、引退「橋下氏らしい」=山口公明代表「市民の判断尊重」―大阪都構想
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000049-jij-pol
引用:
菅義偉官房長官は18日午前の記者会見で、大阪都構想が住民投票で否決され、橋下徹大阪市長が政界引退を表明したことについて、「退路を断って政治をしてきた人だ。橋下氏らしい。政界に出ることを説得した一人なので感慨深い」と述べた。
 都構想否決に関しては「これからどういう形で二重行政と無駄をなくすか、大阪市の皆さんが決めることだ。自民党大阪府連も橋下氏も話し合いを進めると言っており、そういう形で進んでいけばいい」と語った。
:引用終了


☆民主・菅元首相、大阪都構想否決に「ほっとした」
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000102-sph-soci
引用:
民主党の菅直人元首相(68)は18日、大阪都構想が住民投票で否決されたことについて、自身のブログを更新し、「ほっとした」と表明した。


 都構想が賛成多数となった場合、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長(45)が国政に進出する可能性があるとみていたという菅氏は、「天才的アジテーターである橋下氏が安倍自民党をも巻き込んで、独裁政権を作る可能性があると警戒していた」と言及。「そのことが阻止されてほっとしている」とつづった。
:引用終了


☆「野党共闘進む」民主は歓迎 公明幹部「改憲論議の加速心配なし」 維新幹部「離党出るだろう」
URL http://www.sankei.com/politics/news/150518/plt1505180005-n1.html
引用:
維新幹部は「結党の原点の都構想が頓挫し、橋下徹最高顧問も政界引退すると言っている以上、離党する議員も出るだろう」と語った。


 民主党の枝野幸男幹事長は「市民の選択として『反対』の結論が出され、新たな転換点を迎えたことを重く受け止める」などとした談話を発表。閣僚経験者の一人は、同党主導で野党再編が進むとの見方を示した。


 一方、自民党幹部は「維新は野党的な性格が強まるだろう。改憲も消極姿勢に転じる可能性がある」と分析。公明党の斉藤鉄夫選対委員長は「大阪の判断を素直に受け入れる」と語り、別の同党幹部は「維新は橋下氏という旗頭を失った。改憲論議がスピードアップすることを心配しなくて済む」と安堵(あんど)の声を漏らした。
:引用終了


☆大阪都構想否決:維新、存続の危機
URL http://mainichi.jp/select/news/20150518k0000m010121000c.html
引用:
「橋下氏は本当に引退するだろう。党の一大事だ」。維新の党の参院議員は、危機感をあらわにする。


 橋下氏が地域政党・大阪維新の会や日本維新の会(当時)を結成したのは、都構想の実現が目的だった。行政の無駄削減や統治機構改革といった同党が掲げる政策の集大成が、「役所を一から作り直す」(橋下氏)都構想だ。住民投票の結果は、党の存在意義を否定されたのに等しい。橋下氏は選挙の強さが求心力の源泉だったが、本拠地で敗れた打撃は大きい。


 「何と言われようが大阪維新は橋下商店」(大阪の衆院議員)のため、一枚看板を失えば一気に求心力を失う懸念がある。12月の市長任期満了に伴い橋下氏が引退する場合、複数の地方議員は「橋下氏がいるから議員になった。自分も議員辞職する」と漏らす。
:引用終了


☆「大阪都構想」否決 維新・江田代表の辞任意向に動揺広がる(15/05/18)


☆「大阪都構想」否決 安倍政権の今後の戦略を記者が解説します。(15/05/18)


☆“改憲”戦略白紙に 橋下氏引退表明、政権に打撃(15/05/18)




http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/198.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 菅官房長官に日歯連からの「3000万円迂回献金」発覚! 新聞・テレビはなぜ報じないのか(リテラ)
               内閣官房長官・衆議院議員 菅義偉ホームページより


菅官房長官に日歯連からの「3000万円迂回献金」発覚! 新聞・テレビはなぜ報じないのか
http://lite-ra.com/2015/05/post-1111.html
2015.05.18. リテラ


 ゴールデンウィークのはざまの4月30日、東京地検特捜部が「日本歯科医師連盟」(日歯連)の家宅捜索に入り、同団体の会長・高木幹正氏の任意聴取を開始しているという。容疑は政治資金規正法違反の迂回献金。

 日本歯科医師会の政治団体である日歯連は自民党の金権政治の温床で、10年前の日歯連事件では、村岡兼造元官房長官ら国会議員、官僚が多数逮捕されている。しかも、第2次安倍政権になって日歯連と自民党の不透明な癒着が復活し、さまざまな疑惑が取り沙汰されていた。

 そんな最中のガサ入れだったため、すわ大型疑獄に発展か?と色めき立つ永田町関係者もいたが、今回の特捜部の捜査対象は日歯連の組織候補の石井みどり自民党参院議員と西村正美民主党参院議員という小物二人。石井議員に政治資金規正法の寄付制限を超える9500万円を献金するために、同じ組織内候補の西村議員の後援会を経由したというものだ。

 しかし、ここにきて、この日歯連をめぐって重大な疑惑が発覚した。政権の要・菅義偉官房長官への迂回献金疑惑を「週刊ポスト」(小学館)5月29日号がスクープしたのだ。

 そもそも、菅官房長官は現在、特捜部の事情聴取を受けている日歯連の高木会長ときわめて近い関係にある。高木会長は今年2月、日歯連の母体である日本歯科医師会の会長選挙に立候補したが、その際も菅官房長官は高木会長の支援集会に、こんな推薦メッセージを送っている。

「健康長寿社会の実現に向けて国を挙げて取り組む中、歯科口腔保険の推進はとても大切です。その重要性をずっと我々政府、与党に訴え続けてこられたのが、日本歯科医師連盟の高木幹正さんです」

 また、この支援集会には、菅氏と近い飯島勲内閣参与が名代として出席し、挨拶に立った日歯連出身の自民党参院議員・島村大氏も「(日歯連で)内閣官房と緊密な連携をとれる人は高木氏以外にいない」と、菅官房長官との近さをアピールしたほどだ。

 その菅官房長官に、不審な金の流れがあったのは先の参院選直前の2013年6月のこと。くだんの高木会長の支援集会であいさつに立った島村議員から当時、菅官房長官が会長を務めていた自民党神奈川県連に3000万円もの金が寄付されていたのだ。

 実はこの年、島村氏には日歯連から1500万円、その他歯科医師団体などから1540万円、合計3040万円の歯科医師団体からの寄付があった。それがそっくりそのまま菅官房長官に流れた可能性が高いのだ。

 島村議員は日歯連出身で、参院選では神奈川選挙区の自民党公認候補。候補を決めたのが県連会長を務める菅氏だった。しかし、日歯連が当時、公式に支援を決めた組織内候補は、特捜部が捜査対象としている石井みどり参院議員だけで、その石井議員にも日歯連は同年、1147万円しか寄付していない。

「ポスト」は、島村氏にだけこんな巨額の寄付をするというのはあまりに不自然だとしたうえで、こう指摘する。

「島村氏の支部が日歯連と地域の歯科医師連盟などから集めた約3000万円は最初から島村氏ではなく、公認でお世話になった県連と、その会長である菅長官への日歯連側からの上納金だったのではないか」

 しかも、菅官房長官はこうした献金の見返りとして、今年2月の日本歯科医師会会長選挙で、高木氏を全面支援したと考えられる。

 まさに、特捜部が今、捜査を進めている石井議員の迂回献金疑惑の本丸、ともいえる疑惑ではないか。

 ところが、この「ポスト」のスクープに、新聞、テレビなどの大マスコミはまったく反応しなかった。一応、官房長官会見でテレビカメラが外れた後に一社から質問が出たようだが、菅氏が「事実無根」と否定すると、それきり。新聞は一行たりとも書いていないし、テレビも一秒たりとも報道していない。

「『報道ステーション』が古賀(茂明)さんを降ろしたケースでよくわかるように、新聞、テレビが一番恐れているのが、菅官房長官なんです。安倍さんの場合はキレて口撃をしかけてくるからまだわかりやすいですが、菅さんは裏でいろんな仕掛けをしてくる。新聞、テレビは菅さんに睨まれたらどんな報復を受けるか分からない、と政策批判さえ口にできない状態ですから、スキャンダルなんてやれるはずがない」(政治部記者)

 なんとも情けない話だが、安倍政権が続く限り、政治家の疑惑追及なんて夢のまた夢、ということだろう。

(田部祥太)


関連記事
特捜部捜査の日歯連から菅官房長官に3000万円流れた疑惑報道(NEWS ポストセブン)
http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/158.html



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/199.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 橋下氏の敗北と政界引退は、国政レベルでは幸運だった。(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201505/article_18.html
2015/05/18 21:33

私は大阪府民でもなく、実際に住んだこともなく、行政の良し悪しも実感していないので、今回の大阪都構想の是非について明確な意見は持っていない。選挙結果も1%にも満たない差で大阪都構想は否定された。ただ、半数は賛成したのだから、それなりの理由もあるのであろう。その結果を受け、次の市長は負けた市民の意向も受けて、より改善した市政を行えばいいと思っている。

ただ、国政の面を考えたなら話は違う。国政を考えると、橋下氏が負けた方がいいと思っていた。なぜなら、橋下氏が勝てば、明らかに橋下維新は安倍氏とつるんで、改憲に加担する勢力になったと思われる。自民党の大阪府連が野党と共闘したことを、菅官房長官が批判して橋下氏にエールを送っていたことからもわかる。安倍首相が大阪の選挙日前に神戸方面を遊説したことも、橋下氏を激励に行ったのではないかと勘繰られている。

今日の菅官房長の記者会見で橋下氏の去就を聞かれ、菅氏は橋下氏が政界に入った時、自分が説得したのだと語った。この話は初めて聞いた。橋下氏は一見自民党とは別主義であると思っていたが、実はそれはカモフラージュで、本質は安倍首相と共通点を持った人物であることがわかる。自分でも敗戦の会見で、自分の政治手法は独裁者のようなものであると述べた。ある意味、自分の目的を通すためには、どんな手段でも使い独善的であると言える。

また、沖縄駐留の米軍に、沖縄の一般人の女子に対して性的暴行を犯さないように、ソープを活用するべきとの提案をするなどは、人を人とも思わない、思いやりのない独善的な性格、主義を表していると感じている、このような人物は、政治の基本である思いやり、人権に対する感覚が欠如していて、政治家には向かないと思っている。

安倍氏も、自衛隊の殉職者は「1800人」もいる言って、暗に集団的自衛権で海外派兵して「戦死」しても仕方ないと言う所などは、橋下氏と同じ匂いを感じる。和製ヒットラーのような安倍首相と、同じタイプでアジテーションの上手い橋下氏が一緒になれば、今後の改憲の方向は闇になっていたかもしれなった。


http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/200.html

記事 [政治・選挙・NHK185] 「平和と良識と美しい世界を守るためのたたかい」オリバー・ストーンさん
「平和と良識と美しい世界を守るためのたたかい」オリバー・ストーンさん
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-12027975985.html
May 18, 2015 かばさわ 洋平


35000人が那覇市のセルラースタジアムに結集した止めよう!辺野古新基地!沖縄県民集会。圧倒的なNOの意思表示です。オリバー・ストーン監督が大会に寄せたメッセージが赤旗に掲載されてました。ふたつのうそを見破っていくことが必要なんだと感じます。



赤旗 5/18


あなた方の運動は正当なものです。抑止力の名のもとにたつ巨大な基地は、一つのうそです。アメリカ帝国主義が世界中を支配する目標を進めるのは、もう一つのうそです。この怪物とたたかってください。


世界中であなたたちのように、あらゆる分野でたたかってる人たちがいます。それは平和や良識と美しい世界を守るためのたたかいなのです。





http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/201.html

記事 [政治・選挙・NHK185] <驚愕>電力不足も存立危機事態に含まれることが判明!安倍首相「電力不足で集団的自衛権の行使」
【驚愕】電力不足も存立危機事態に含まれることが判明!安倍首相「電力不足で集団的自衛権の行使」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6537.html
2015.05.18 22:00 真実を探すブログ



5月18日の参議院本会議で、安倍首相が電力不足も集団的自衛権の行使の対象になる可能性があると言及しました。


これは安全保障法制の関連法案の審議中に飛び出た発言で、安倍首相は「生活物資の不足や電力不足によるライフラインの途絶が起こるなど、国民生活に死活的な影響が生じるような場合は、わが国が武力攻撃を受けた場合と同様な状況に至る可能性はありえる」と述べ、電力不足等のライフラインの遮断を誘発する状態になれば、存立危機事態に該当すると協調しています。


前にも石油などが途絶えた場合は集団的自衛権の対象になる恐れがあると発言していましたが、電力不足等の問題に踏み込んだのは今回が初です。
ネット上では集団的自衛権行使と存立危機事態の範囲が予想よりも広いことから、多くの方が驚きの声を投稿していました。


☆電力不足も存立危機事態に含まれ得ると首相 
URL http://www.47news.jp/FN/201505/FN2015051801001544.html
引用:
安倍首相は、集団的自衛権の行使要件である存立危機事態に、国内の電力不足も含まれ得るとの見解を示した。
:引用終了


☆首相“電力不足など存立危機事態に該当も”
URL http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150518/k10010083421000.html
引用:
安倍総理大臣は参議院本会議で、安全保障法制の関連法案を巡り、密接な関係にある他国への武力攻撃が発生し、日本で生活物資や電力の不足など国民生活に死活的な影響が生じる場合、集団的自衛権の行使が可能な「存立危機事態」に該当することもあり得るという認識を示しました。
:引用終了


以下、ネットの反応














極端な話、何処かの国が日本へのエネルギー輸出量を少しでも減らせば、政府上層部の判断次第では存立危機事態と認定されるかもしれないということです。後、原発の稼働率が低下する要因も同じ様に対象となるかもしれません。
安倍政権の政策は色々と見てきましたが、私もこれには驚きました。安倍政権の太鼓持ちをしている青山繁晴氏も安保法制には苦言を呈していますし、本当にストップを入れないとシャレにならないです。



http://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/202.html

記事 [政治・選挙・NHK185] <橋下氏引退表明>野党再編は民主主導に 維新分裂の危機(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00000126-mai-pol
毎日新聞 5月18日(月)21時58分配信


 橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)が政界引退を表明したことを受け、野党再編の主導権は民主に移る。維新の党でも、民主との再編に活路を見いだそうというグループが勢いを増すが、民主に警戒感を持つ勢力の反発もあり、党分裂も現実味を帯びる。「自民1強」に対抗できる再編が実現するかはまだ不透明だ。

 維新の江田憲司代表の後任の代表就任が有力になっている松野頼久幹事長は民主出身で民主との連携に前向きな立場だ。今後の野党再編もにらみ、国会共闘や来夏の参院選の選挙区調整などで連携を強める方針とみられる。維新幹部の一人は「自民党寄りと言われた今までが野党としては異常だった。これで普通の野党になれる」と政権と「是々非々」で対応する方針を掲げてきた橋下路線への決別を宣言した。

 民主の枝野幸男幹事長は18日、「労働法制、安保法制の重要課題が目前に迫っているので、維新も国会での役割をしっかりと果たすと思う。維新と調整し、自民党に対峙(たいじ)したい」と強調。後半国会の重要課題である労働法制や安保法制で維新と連携できるとの見通しを示した。

 もともと維新内には民主との連携に積極的な江田氏を中心とした「東京系」と、民主の労組系議員を警戒する橋下氏を中心とする「大阪系」で再編についての態度に温度差がある。

 橋下氏の引退表明で大阪系の求心力が急降下したため、民主との連携を重視する東京系が相対的に浮上した構図だ。松野氏の次期代表就任が有力となっているのもこのためだ。

 維新全体が地盤沈下するなかで、民主内からは「事実上、維新を吸収合併できる」との声も漏れる。しかし、再編が一気に進む状況ではない。

 維新の大阪系議員らは民主との接近に警戒感を強めており、「松野氏が民維連携を進めるなら東西分裂するだろう」(維新関係者)との見方もある。大阪系には「結局、橋下氏は来夏の参院選には出馬するのではないか」という待望論が根強く残り、民主には橋下氏の再登場への疑心暗鬼もある。

 内部に分裂要因を抱える状況を受け、松野氏ら執行部は、党の混乱が分裂にエスカレートすることを強く警戒している。江田氏の代表辞任表明の翌日の19日に、代表選出を目指すという異例のスピードも、早期の事態収拾で党内の結束を図ることを最優先させているためだ。【福岡静哉、村尾哲】



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