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2018年1月01日時分 〜
コメント [経世済民125] 「まさか自分が…」年末年始に突然、路上生活を強いられる人々 いま本当に必要な「支援」とは何か(現代ビジネス) 赤かぶ
3. 2018年1月01日 00:03:52 : CNfiuKIllo : wIrVe2XsWP4[26]

 良く現状を見ろ。

 そして、この状況で、いいと思っているのなら神の仏もいらない世界だ。
 
 バカヤロー
http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/273.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK237] 賀状に代えて私からの「年末状」( 半歩前へ) 赤かぶ
4. めんたいこ[2354] gt@C8YK9gqKCsQ 2018年1月01日 00:04:38 : LVnpdPd3PY : iZKFO8zjpR0[1]

>それには有権者の意識変革が必要だが至難の業だ。


マトモな有権者に対しては正論ですがね、現在のテレビ放送を見れば有権者の

レベルが分かると思う。テレビや新聞が真実を報じないのが一番の罪だと思う。

邪悪な狂人安倍一味に牛耳られて、ダラシが無い。当たり前の事を当たり前に

放送すれば有権者のレベルも北朝鮮並みのココまで落ちないと思ふが。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/771.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK237] 賀状に代えて私からの「年末状」( 半歩前へ) 赤かぶ
5. 2018年1月01日 00:05:05 : Cf7mQU56Hc : Oen0@P872zA[56]
いら立つ気持ちはわかるが国民のせいにしてはいけない。国民のほとんどは生活に追われていっぱいいっぱいで、単純無比な娯楽を求めている。プロスポーツにお笑い。加えて腐った腐りきった利権談合マスコミが本当のことを伝えない。

気がついた人は何とかしないといけない。

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/771.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
1. 中川隆[-5744] koaQ7Jey 2018年1月01日 00:07:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
「官僚がコントロールする危険な国家へ」だろ

日本の教育を滅茶苦茶にした前川喜平がやっていた事教えてあげる

文科省の前事務次官、前川喜平氏(62才)が「実地調査」で通い詰めた店である。7月初旬のある夜、本誌もまたここで働く女性の生態を“調査”すべく、店に入った。南国のモンステラの葉が壁一面を覆う店内には、カウンター席の他、ガラスで仕切られた向かい合わせの席がある。

1時間1ドリンク付きで3500円、2時間4800円。女性は無料。ドリンク飲み放題、スナック菓子食べ放題。席に座ると、男性の手元にはピンク色のメッセージカードが置かれる。ニックネーム、職業、血液型書き、「食事」「カラオケ」「飲み」「女の子におまかせ」の4項目から1つを選択。全て記入したら店員経由で気になる女性に送る。先方がOKの場合、相席して“次の予定”を交渉する。

この夜、店内には9人の女性がいた。ミニスカワンピの20代前半から、スーツを着たアラフォーまで、さまざま。グラスを片手にスマホをいじり、男性からの指名を待つ。一晩遊ぶ男を求め、あるいは交際相手を求め、店に集った素人女性である。

「ま、多くが“ワリキリ”目的だけどね。要は、エンコー。お金のために割り切って寝ますってこと。前川さん、よく来てました。あたしも指名されたことあるんで。貧困調査なのかなぁ。教育問題とか難しい話をしてたけど。『このあと外出る?』みたいな交渉もあった。アタシは断ったけど、ついてく娘もいた」

出会い系カフェは、いわばグレーゾーンの商売であり、自由恋愛が前提になっている。出会って気に入れば自由恋愛に発展するし、気に入らなければ断ることができる。「文科省の前事務次官、前川喜平氏(62才)が「実地調査」で通い詰めた店」もそのようなお店であり、話では断られることが多かったようだ。

60代のおっさんでは、よほどのことがない限りワリキリに応じてくれる子はいないだろう。あったとすれば自由恋愛ではなく個人売春に近いだろう。このような人物が文部科学省の事務次官をしていたのだ。そして何人かの子と個人売春までしていたのだろう。状況的にそうなる。
http://2013tora.jp/kabu395.html


2017年07月02日
事務次官とは何か、前川前次官で注目エリート集団


この人が騒いでいる本当の理由は、「自分の方が総理大臣より身分が上だ」という事です。
引用:http://blogc.fujitv.co.jp/simg/blogimg/6db29/90119/537660_pcl.jpg


総理より地位が高い事務次官

加計学園をめぐる「忖度」騒動は前川喜平・前文部科学事務次官の告発から騒動が広まった。

なぜ前川氏はこのように安倍首相を憎み、敵愾心を露にして噛み付くのか、事務次官という身分階級を知らないとわかり難い。

各省庁の事務次官は「次官」なので文字を読んだだけでは「2番目の事務員」かなと思うが、実際には省庁の大統領のような地位にある。

         

事務次官は表向きの法律では大臣を補佐する役割だが、実際には大臣を上回る最高権威です。

大臣と事務次官の関係については、2001年に小泉内閣で外務大臣を(9ヶ月だけ)勤めた田中眞紀子議員が良く喋っていた。(喋りすぎた)

その前に田中眞紀子が外務大臣に選ばれた理由を説明すると、2001年4月の自民党総裁選で小泉純一郎を当選させた功労者だった。


超不人気だった森首相が退陣し、次の首相は橋本龍太郎で決まりと言われていて、国民は「またあのバカ総理か」と失望していた。

小泉純一郎は出馬しても負けそうなので立候補するつもりはなかったが、当時人気絶頂だった田中眞紀子が「あんた出なさいよ」とけしかけたと言われている。

人気者の眞紀子に後押しされて小泉旋風が吹き、めでたく総理大臣になり田中眞紀子は論功行賞で外務大臣になった。


欧米メディアは「次の総理は田中眞紀子」「初の女性総理誕生へ」と報道し、小泉自身より人気が高かったほどだった。

その大功労者が些細なことで外務官僚と対立して、クビになったのは田中眞紀子大臣の方だった。

日本政府の方針と異なる発言を、外相として勝手に発言したり、外相会談のドタキャンなど様々な出来事があった。


官僚を激怒させた安倍首相の行為

だが一番の対立点は「外務大臣と事務次官のどちらに人事権があるか」という事で、眞紀子大臣は自分に逆らう事務次官の更迭を小泉首相に要求した。

結果は書いたとおり、クビになったのは大臣のほうだったので、大臣の人事権は事務次官が握っているが、逆はありえない。

法律はどうであれ大臣より事務次官のほうが地位が上なのが日本の制度であり、主要な省の事務次官となると総理大臣より地位が上である。


ロッキード事件で田中角栄元首相が逮捕されたが、事務次官は決して逮捕されず、責任を取らされたりもしない。

思い出して欲しいがあらゆる政治スキャンダルで責任を取るのは大臣と総理だけで、事務次官や官僚はマスコミから責任の追求すらされない。

もし事務次官が責任を取らされるような事が起きれば、明治以来の大事件であり、絶対に有り得ない筈だった。


朝日新聞は平気で天皇や総理大臣の悪口を書くが、それでいて事務次官の悪口を絶対に書かず、官僚は神聖にして汚すべからずを貫いている。

朝日新聞も日本の最高権力者が怖いのであり、許認可権から逮捕権、裁判権まで握っている官僚たちには逆らいません。(最高裁判官も官僚)

その有り得ないはずの事が森友、加計騒動の根源である文部科学省で起きていて、事務次官がクビになっていました。


「キXXX」の言い分

前川喜平前事務次官は退職した文部官僚が民間機関に天下りする仲介役をしていて、2017年1月20日に辞職した。

2017年3月に懲戒免職になる予定だったが、文部省側は猛反発しして自主退職になったうえ、退職金5000万円以上が支払われた。

軽い処分で済んで助かったように見えるが、官僚目線では「どうして上司である事務次官が部下である総理大臣から追放されるのか」という事になる。


ニュースを見ていると異常な事件で犯人が意味不明な事をしゃべる場合があるが、「キXXX」の言い分は彼らにしか分からない。

前川喜平と官僚たちには「総理大臣風情がでかい面しやがって」「今に見ておれ小僧」という恨みだけが残ったようです。

そして文部科学省は自分のスキャンダルである森友、加計を暴露する事で安倍首相を糾弾するという捨て身の戦法に出た。


過去の政治スキャンダルで責任を問われたのは政治家だけで、官僚が罪に問われた事は無いので、こうした戦法は実は良く行われている。

大阪地検や東京地検は森友加計を捜査しているが、検察官僚の身内である文部官僚は決して捜査対象にならない。

うまく行けば前川喜平前事務次官は高給で天下りできるだろうし、それどころか政治家として権力を握る事もできる。


突き詰めると官僚と総理のどちらが上か、どちらが日本の権力者かという対立です。
http://www.thutmosev.com/archives/71597964.html


天下り官僚に翻弄される私大の悲惨

私大を渡り歩いて5億円を荒稼ぎ!
天下り官僚に食い物にされる私大

官僚時代は数百億円の予算を動かしていただけに金銭感覚がズレすぎているという。私大には文科省、経済産業省、財務省など多くの官僚が天下りし、教授の座に収まっている。

「“渡り鳥稼業”の天下り役人は会議の欠席はザラなうえ、仕事の知識もない。仕事は部下に任せてゴロゴロしているだけ。それでも年俸は最低2500万円。さらに5年勤めて退職金が3000万円。これで3〜5つの大学を渡り歩いて計5億円は稼ぎます」

 もっとも何もしないのならマシな部類で、元官僚と悪徳教授が手を組み、大学を食い物にするケースも多々あるそうだ。濱野氏がいた都内の女子大では40億円が消えたこともあったという。

「彼らが株式や投資信託を駆使してマネーロンダリングをやったようですが、証拠が出なかった。また、翌年に取り壊しが決定していた校舎の大規模修繕に3億をつぎ込み、さらに塗装で1億2000万円と、計4億2000万円を無駄遣いしたことも。すぐに跡地に新しいビルを建てるところまで計画済みで、旧ビルでどんなインチキがあったのかはウヤムヤになってしまった。巧妙に証拠が残らない工作だけは一流のため、追跡調査もできなかった。もちろん大学の事務職などは真相を知っていましたが、黙殺したまま。ヘタに口にしようものなら簡単に左遷されてしまいますからね」

 別の学校ではこんなケースも。

「もっとひどいのは、研究業績が大学院生ほどもないクズ教授を学長に仕立て、自分は定年のない常務理事のポストに就いた天下り官僚がいました。さらに、部課長などの大学の要職を、仲間や部下で固め、付属の建物の増改築で稼ぐなど好き放題だった。さらに、法人側の私立学校法違反事項を目ざとく見つけると、理事長選で教授会をけしかけ、当主を追い出し自分が理事長の座に座り、そのまま学園を乗っ取ったヤツもいた。都内有数の伝統校でしたが、その後は、学問はそっちのけとなり、今では生徒の確保にも困るほど疲弊してしまいました」

 悪質な実例はまだまだあるという。

「今時、わざとド田舎にキャンパスを購入し、引っ越さなくてもいい学部の建物まで建てて都内一等地のキャンパスを売却し、その取り壊しとキャンパス移転で数十億を着服する天下りもいました。ゼネコンのリベートで稼いだんです。その大学は生徒集めに窮し、今は中国やベトナムからの留学生で細々と命脈を保っていますが、近々、倒産の噂も聞こえてきます。もちろん、天下り役人はその前にいなくなるでしょうね」

 悪徳教授や官僚を受け入れる私学の側にも落ち度があるとの指摘もあるが、濱野氏はそれは違うという。

「教授会が天下り官僚は採りたくないと考えていても、彼らは巧妙に法人側の上席ポストを占めてしまう。そうなれば、自動的にかつての役所の部下を雇いこむルートができてしまうんです。大学が悪いのではなく、行列を作って乗っ取りに来る方が悪いんです」

 今年3月、松野博一・文部科学大臣は、省庁退職者が許認可や補助金の支出対象である大学や財団に再就職することを当面自粛すると明らかにしたが、果たして実効力がどれだけあるのか。はなはだ疑問と言わざるを得ない。
http://diamond.jp/articles/-/137283


内田樹の研究室 2017.11.03 大学教育は生き延びられるのか?

ご紹介いただきました、内田でございます。本日は、国立大学の教養教育の担当の人たちがお集まりになっていると伺いました。ずいぶんご苦労されてると思います。日々本当に胃が痛むような、苛立つような思いをしていらっしゃると思います。今回のご依頼をいただいたとき、かなり絶望的な話をしようと思ったんですけども、先ほどみんなを励ますようなことをお話しくださいと頼まれましたので、なんとか終わりの頃には少し希望が持てるような話にできればと思っています。

「大学教育は生き延びられるのか?」という問いの答えは「ノー」です。それは皆さん実感してると思います。大学教育は生き延びられるのか。生き延びられないです。今のまま状況では。

でも、仕方がないと言えば仕方がないのです。急激な人口減少局面にあり、経済成長の望みはまったくない。かつては学術的発信力でも、教育水準でも、日本の大学は東アジアの頂点にいましたけれ。でも今はもう中国やシンガポール、韓国にも台湾にも抜かれようとしている。急激に大学のレベルが下がっているのです。そして、急激に大学のレベルが国際的に低下していることについて、当の大学人たちにも教育行政の当局にもその自覚がない。これが危機の本質だと思います。

私は今もいくつかの大学で客員教授や理事をして、大学の現場とのかかわりを維持していますけれど、フルタイムの大学教員ではありません。ですから、好きなことを言わせてもらいいます。

正直に言って、日本の大学は、このままではもう先はないです。教育制度は惰性が強いですから、簡単には潰れはしません。民間企業のようにいきなり倒産するということはない。でも、じりじりと駄目になってゆく。長期停滞傾向が続いて、20年、30年経ったあたりで、もう本当に使い物にならなる。それでもまだ組織としてはもつでしょう。医療とか教育というのは「それがなくては共同体が存続しえない」本質的な制度ですから、最終的には現場にいる人たちが身体を張って守ります。ですから、どんなにシステムがおかしくなっても、公的な支援が途絶えても、それでもなんとか持続はします。でも、それはほんとうに現場の人が命を削ってもたせているからもっているのであって、公的制度としてはもう破綻している。ブラック企業と同じでです。フロントラインに立ってる生身の人間が必死になって現場を回しているわけで、その人たちがばたばた過労死しているおかげでかろうじてシステムの体をなしている。大学もそういう状況にいずれなりますし、局所的にはもうそうなっている。

医療の世界でかつて「立ち去り型サボタージュ」という言葉が使われました。小松秀樹さんの書かれた『医療崩壊』という本がその事実を明らかにしました。小松先生とは一度お会いしたことがありますけれど、その時に教えられたのは、「医療崩壊」というけれど、医療もやはり惰性の強いシステムなので、簡単には崩壊しないということでした。それは現場に立って医療の最前線を守っているドクターやナースは自分の健康や家庭生活を犠牲にしても医療を守ろうとするからです。そういう「業」を抱えた人が医療の現場に立っている。だから、制度的に破綻していても、簡単には崩壊しないんだ、と。でも、生身の人間ですから、彼らのオーバーアチーブメントに頼って支援の手当をせずに放置しておけば、いずれ一人倒れ二人倒れ、前線の維持が難しくなる。そういうお話でした。

10年ぐらい前に医療で起きたのと同じことが今、大学で起こっているような気がします。教育現場で働いてる人間を支援するという体制が国にも自治体にもメディアにも市民社会にもない。逆に、公的な制度やメディアが現場の教職員たちを追いつめている。精神的にも身体的にも「まだ働き方が足りない」と負荷をかけている。
それでもなんとか現場がもっているのは、教育に関わる人間もまた医療人と同じようにある種の「業」を抱えているからです。教員という職業を選ぶ人には一定の傾向性があります。医療を職業に選ぶ人たちと同じように、教員は学校という場が好きなんです。教室で若い人たちの前に立って何かを教えることが好きで、研究が好きで、アカデミアで異なる領域の知性と出会うことが好きで、という人が学校教育の場には引き寄せられてくる。だから、常軌を逸した負荷がかかっていても、なんとか踏みとどまろうとする。家庭生活や健康を犠牲にしても、自分の職域を守り抜こうとする。今の日本の大学がこれほど否定的環境にありながら、なんとか保っているのは、教育人たちのこの「業の深さ」のおかげです。

でも、生身の人間が蔵している生命資源は本来であれば他のことに使わなければいけないものです。一家団欒とか、文化活動とか。運動したり、遊んだり、自分の好きな研究をしたり、そういう本当にしたいことを断念して、その資源を学校の管理業務とか文科省の命じてくる意味のない作業に割かなければならない。

僕は選択定年制で大学を5年早く辞めたのですが、最大の理由は会議と書類書きが受忍限度を超えたからです。研究することも教育することも大好きなんですけれど、会議と書類書きが大嫌いでした。50代の途中からは6年間管理職でした。授業のない日に会議のためだけに登校するということが何度もありました。だから、あと5年いても、退職まで管理職が続くことがほぼ確実だったので、申し訳ないけれど60歳で退職しました。そういう意味では僕も「立ち去り型サボタージュ」の一人なんですよね。でも、これ以上いると、自分自身が干上がってしまうと思った。60歳になって、残りの人生のカウントダウンが始まったのに、まだやり残した仕事がたくさんある。研究の領域でもありましたし、武道家としてもやらなければならないことがたくさんありました。大学を守るためには現場に残って、僕も仲間たちと激務を分担しなければいけないということは理屈ではわかっていたのですが、会議と書類書きで自分の時間をこれ以上費やすことに耐えられなかったのです。その点では忸怩たる思いがあります。そうやって現場を棄てた人間の慚愧の思いを込めて、今日本の大学教育が一体どういうところにあるか、お話をしたいと思います。

まず具体的な実態から、お話します。2002年から日本の学術研究は質、量ともに国際競争力が低下しています。2015年の「人口あたり論文数」は世界37位。中国、台湾、韓国のはるか後塵を拝しています。現在の日本の学術的発信力はOECD諸国の中では最下位レベルです。

論文数の減少が著しいのが、かつて国際競争力が高かった分野だというのも気になります。工学系は2004年以降論文数が減少し、競争力は低下している。生命科学系、農学系、理学系も低下傾向です。社会科学系では論文数はそれほど減っていませんが、もともと国際競争力のない分野です。総体として、日本の大学の国際競争力は過去15年間下がり続けています。

でも、この「人口当たり論文数」が先進国最低という事実をメディアは報道したがりません。代わりによく報道するのが「教育に対する公的支出の比率」です。公的支出の中に占める教育費の割合は先進国最低。それも5年連続です。この事実についての反省の弁を政府部内から聞いた記憶が僕にはありません。この国の政府は教育研究の支援には関心がないということです。ですから、今のシステムが続く限り、教育に対する公的支出比率先進国最下位という定位置に日本はとどまり続けることになります。

なぜ、日本の大学の学術的発信力がこれほど急激に衰えたのか。僕は35年間大学の教壇に立ってきましたので、この経年変化を砂かぶりで観察してきました。はっきりした変化が始まったのは1991年の大学設置基準の大綱化からです。

誤解して欲しくないのですが、設置基準の大綱化そのものが研究教育能力の劣化をもたらしたわけではありません。大綱化を導入せざるを得なくなった歴史的な教育環境の変化があり、それが日本の大学の学術的な生産力を損なったのです。でも、これについて教育行政当局は何も分析していない。先進国の中で日本の大学教育のアウトカムが最低レベルにまで下がったという事実については「全部大学の責任」であり、教育行政には何の瑕疵もないという態度を貫いている。悪いのは文科省ではなくて大学であるわけですから、失敗の原因を探求するのも、対応策を講じるのも全部大学の自己責任であるという話になっている。ですから、文科省の仕事はそういう「できの悪い大学に罰を与える」ことに限定されている。そうやって毎年助成金を削り、学長に権限を集中させて教授会自治を否定し、大学の自由裁量権を奪い、自己評価自己点検作業を強要し、次から次への大学への課題を課して、研究教育のための時間を奪っておいて、その上で「どうして研究教育がうまくゆかないのか」について会議を開き、山のような報告書を書くことを義務づけている。

文科省は大学に自己評価を求めていますが、僕はまず文科省自身が自己評価する必要があると思います。過去25年間の教育行政を点検して、現状はどうか、なぜこんなことになったのか、どうすれば改善できるのか。大学に要求するより先に、文科省自身がPDCAサイクル回してみればいい。どんな点数がつくかみものです。

先ほど申し上げましたが、転換点は91年の大学設置基準の大綱化でした。それまでの日本の大学はよく言われる通り「護送船団方式」でした。いわゆる「親方日の丸」です。箸の上げ下ろしまでうるさく文部省が指図する代わりに、面倒は全部見る。そういう家父長制的な制度だった。

でも、大綱化によって、細かいことに関しては、大学の自由に任せようということになった。家父長的な制度がなくなって、大学が自由にカリキュラムを作ることができるようになったことそれ自体はたいへんよいことだったと僕は思います。当時も僕はこの方向性を歓迎しておりました。「自己決定・自己責任」でいいじゃないかと僕も思いました。でも、文科省が大学に自由を与え、権限委譲することに裏がないはずがない。実際にそれが意味したのは大学の淘汰を市場に委ねるということでした。

91年段階で、今後18歳人口が急激に減ってゆくことが予測されていました。60年代には250万人いた18歳人口は以後漸減して76年に156万まで減りましたが、その後V字回復して1992年に205万人に戻しました。そして、そこから減り続けた。2017年では120万人。25年間で40%減少したことになります。

大綱化は18歳人口がピークアウトして、以後急減局面に入り、増え過ぎた大学定員を満たすことが困難な局面に入るということがはっきりわかった時点で導入されました。これから大学の数を減らさなければいけないということは文科省(当時は文部省)にもわかっていました。もう護送船団方式は維持できない。文部省と大学はそれまで親鳥とひな鳥のような関係でした。親鳥はひな鳥を扶養する代わりにあらゆることについて口出しした。でも、親鳥が増え過ぎたひな鳥を扶養できない時代がもうすぐ来ることがわかった。護送船団のロジックからしたら、ひな鳥が死んだらそれは親鳥の責任になる。こんな弱い鳥を産んだお前が悪いということになる。でも、これから後、ひな鳥はばたばた死ぬ。だから、親鳥の仕事を放棄して、「これからは自己裁量で生き抜きなさい」と言い出した。なぜ、淘汰圧に耐えられないような高等教育機関をなぜ認可したのか。なぜそこに税金を投入したのか。そういう問いに対して文部省には備えがなかったからです。

でも、それはある意味では当然のことでした。明治の近代学制の導入以来、日本の教育行政の最大の使命は教育機会の増大だったからです。国民にいか多くの、良質な就学機会を提供するか、それが近代日本の教育行政の本務だった。だから、学校を増やすことを正当化するロジックでしたら教育官僚は無限に作り出すことができた。そして、実際にそのロジックを駆使して、国民の就学機会を増やし続けたのです。それは敗戦後も変わりませんでした。敗戦国日本は軍事力や外交力ではなく、むしろ経済力や教育力や学術的発信力によって国際社会に認知される道を進むべきだということについては国民的な合意が形成されていました。

だから、ある意味で文部省の仕事は簡単だったのです。でも、80年代になって難問に遭遇しました。18歳人口が減ることがわかってきたからです。しばらくは大学進学率の上昇が期待できるので、大学定員は満たせるだろうけれど、それもどこかで天井を打つ。そのあとは大学を減らさなければならない。でも、文科省にはどうやって教育機会を増やすかについての理屈はあるけれど、どうやって教育機会を減らすかのロジックがなかった。護送船団方式でそれまでやってきたわけですから、自分が認可し、自分が指図して育てて来た大学に対して「お前は失敗作だったから廃校しろ」というわけにはゆかない。製造者責任を問われるのは文部省自身だからです。

そこで大学の淘汰は市場に委ねるというアイディアに飛びついたのです。強者が生き残り、弱者は淘汰されるというのは市場では自明のことです。自分の生んで育てたひな鳥を殺す仕事を親鳥は放棄して、市場に丸投げしたのです。これが91年の大学設置基準大綱化の歴史的な意味です。これは明治維新以降の教育行政の決定的な転換点でした。でも、その時点では僕も僕のまわりの大学人も、この変化の歴史的意味に気づいていなかった。18歳人口が減ってゆく以上、大学が生き残りをかけてそれぞれに創意工夫を凝らすことは「当たり前」のことであり、その淘汰プロセスで大学教育研究の質は向上するに違いないと、僕も信じておりました。

けれども、この期待はまったく外れてしまった。市場に委ねるということは、それぞれの大学に好き勝手なことをしてくれということではなかったのです。というのは、求められたのは、どの大学が「要らない大学」であるか可視化することだったからです。そのためにはシンプルでわかりやすい指標に基づいて大学を格付けしなければならない。市場はそれを要求してきたのです。

この場合の「市場」というのは、どの大学のどの学部を受験するか選ぶ志願者たちとその保護者のことであり、また彼らが就職する先の企業のことです。志願者と保護者が求めたのは「そこを卒業すると、どれくらいの年収や地位が期待できるか」についての情報であり、採用先が求めたのは「そこを卒業した労働者にはどれくらいの能力と忠誠心を期待できるか」についての情報でした。

大綱化というのは自由化のことだと僕は勘違いしていました。でも、そうではなかったんです。それは「どの大学から順番に淘汰されてゆくかを可視化して、市場に開示せよ」ということだったのです。

僕は大学のカリキュラムの自由化によって、それぞれ日本中の大学が、それぞれの教育理念と教育方法を持ち、それぞれの教育プログラムを編成して、それぞれ異なる達成目標をめざすということになると思い込んでいた。でも、大綱化から後、大学に求められたのは均質化・同質化でした。「自由に競争してよい」というものの、その競争の結果出てくる優劣の差はわかりやすい仕方で表示されなければならない。それは競争することは自由になったけれど、教育や研究のあり方が自由になったわけではない。むしろそれはより不自由なものにならざるを得なかった。というのは、格付けのためには全ての大学の活動を同じ「ものさし」で考量する必要があったからです。格付けというのはそういうことです。複数の教育機関の優劣を判定するためには、同じ「ものさし」をあてがって差を数値的に表示しなければならない。入学者の偏差値であるとか、就職率であるとか、卒業時点でのTOEICスコアであるとか、そういう共通性の高い「ものさし」を当ててみせないと大学間の優劣は可視化できない。そして、そのためにはものさしが当てやすいように教育内容を揃えることが全大学に求められることになった。

まことに逆説的なことですけれど、「好きにやってよい。その結果について格付けをする」と言われたのだけれど、よく考えてみたら「同じようなことをしないと格付けができない」以上、日本中の大学が自発的に相互模倣する他ないという倒錯的な事態が生じることになったのでした。

でも、それと同じことはすでに研究領域でも起きていたのでした。若い研究者たちは専任のポストを求めて競争することを強いられています。でも、研究領域がばらばらで、テーマがばらばらで、研究方法もばらばらだと、研究成果の優劣は確定しがたい。それよりは、研究者たちができるだけ同じ研究領域に集中して、同じ研究方法で、同じ研究課題に取り組んでいてもらう方がひとりひとりの出来不出来を比較しやすい。当然です。その結果、若い研究者たちを競争的環境に投じたら、研究者ができるだけたくさんいる領域を選んで専攻するようになった。誰も手がけない、前人未到の領域こそが本来なら研究者の知的関心を掻き立てるはずですけれど、そういう領域に踏み込むと「研究成果が査定不能」というリスクを負うことになる。「格付け不能」というのは市場からすると「無価値」と同義です。だから、リスクを避ける秀才たちは「誰も手がけない領域」ではなく「競争相手で混み合っている領域」に頭から突っ込んでゆくようになった。そうやって日本の学術研究の多様性は短期間に急激に失われていったのでした。

部分的に見ると適切なように見えるものも、少し広めのタイムスパンの中に置き換えると不適切であり有害であるということがあります。大学の格付けというのは、まさにそのようなものでした。大学の優劣を可視化するという社会的要請はそれだけ見れば合理的なものに思えますけれど、その帰結が大学の均質化と研究成果の劣化だったとすれば全体的には不適切なものだったという他ない。

自己評価というのも今ではどこの大学も当たり前のようにやっていますけれど、そもそも何のために自己評価活動が要るのかというおおもとのところに還って考えるということをしていないので、膨大な無駄が生じている。はっきり言って、こんなものは日本の大学には不要なものです。でも、アメリカでは大学の評価活動を熱心に行っているから日本でもやろうということになった。それは社会の中における大学のありようが日米では全然違うということがわかっていないから起きた重大な誤解です。

アメリカの大学の中にはとても大学とは言い難いようなものがたくさんあります。大学設置基準が日本とは違うからです。アメリカの場合、ビルの一室、私書箱一つでも大学が開校できる。校地面積であるとか、教員数であるとか、蔵書数であるとか、そういうことについてうるさい縛りがない。教育活動としての実態がないのだけれど、「大学」を名乗っている機関がある。そういう大学のことをDegree millとか、Diploma millと呼びます。「学位工場」です。学士号や修士号や博士号を単なる商品として売るのです。

学位工場はアメリカの商習慣から言うと違法ではありません。というのは、一方には金を出せば学位を売るという大学があり、他方には金を出して学位を買いたいという消費者がいて、需給の要請が一致してるからです。売り買いされているものが無価値な、ジャンクな商品だということは売る側も買う側も知っている。無価値なものを売り買いしており、その価格が適正だと双方が思っているなら、法的な規制はかけられない。そうやってアメリカ国内には無数の学位工場が存在している。
そこでアメリカの「まともな大学」が集まって、「まともな大学」と「学位工場」の差別化をはかった。でも、「学位工場」のブラックリストを作ることはできません。それは彼らの営業を妨害することになり、場合によっては巨額の賠償請求を求められるリスクがあるからです。合法的に経営されている企業の活動を妨害するわけにはゆかない。だから、「この学校はインチキですよ。この大学の出している修士号とか博士号とかはほんとうは無価値なんですよ」ということはアナウンスできない。できるのは「私たちはまともな大学であり、私たちの出す学位は信頼性があります」という自己主張だけです。でも、自分ひとりで「うちはまともです」と言っても十分な信頼性がない。だから、世間に名の通った「まともな大学」を集めて、「まともな大学同士でお互いの品質保証をし合う」という「ホワイトリスト」の仕組みを作った。それが相互評価です。

でも、日本にはそんな相互評価の必要性なんかありませんでした。だって、学位工場なんか存在しなかったからです。日本の大学は厳しい設置基準をクリアしてきて創立されたもので、教育しないで、学位を金で売るようなインチキな大学は存在する余地がなかった。

でも、確かにある時点からそれが必要になってきた。それは小泉内閣以後の「規制緩和」によって、大学の設置基準も緩和されたからです。厳しい設置基準審査は割愛する。その大学が存在するだけの価値があるかどうかの判定は市場に委ねる。「事前審査」から「事後評価」へというこの流れは「護送船団方式」から「市場へ丸投げ」という大綱化と同じ文脈で登場してきました。

2003年に規制緩和路線の中で株式会社立大学が登場しました。「構造改革特区」においては学校法人ではなく、株式会社にも学校経営への参入が容認されたのです。それ以前は私立学校の設立母体となることができるのは学校法人だけでした。規制緩和によって、2004年から続々と株式会社立大学が設立されました。でも、株式会社立大学のその後はかなり悲惨なものでした。

全国14キャンパスを展開したLECリーガルマインド大学は2009年度に学部が募集停止。2006年開学のLCA大学院大学も2009年に募集停止。TAC大学院大学、WAO大学院大学は申請に至らず。ビジネス・ブレークスルー大学は2012年度の大学基準協会の大学認証評価で「不適合」判定を受けました。実質的に専任教員が置かれていないこと、研究を支援・促進する仕組みが整備されていないこと、自己点検評価・第三者評価の結果を組織改善・向上に結びつける仕組みが機能していないことなどが指摘されましたが、これは経営破綻に至った他の株式会社立大学にも共通していたことでした。

でも、僕はこの失敗についても株式会社立大学を推進した人々からまともな反省の弁を聞いたことがありません。導入時点では、財界人たちからは、大学の教員というのはビジネスを知らない、マーケットの仕組みが分かってない、組織マネジメントができていない、だから駄目なんだということがうるさく言われました。生き馬の目を抜くマーケットで成功している本物のビジネスマンが大学を経営すれば大成功するに決まっているという触れ込みでしたが、蓋を開けてみたらほとんど全部失敗した。それについても、なぜ失敗したのかについて真剣な反省の弁を聞いたことがありません。誰の口からも。もし大学人に足りないのはビジネスマインドだというのが本当なら、この「ビジネスマン」たちもかなりビジネスマインドに致命的な欠陥を抱えていたということになります。でも、それよりむしろ学校教育に市場原理を持ち込むという発想そのものに誤りがあったのだと僕は思います。

これらの出来事はすべて同一の文脈の中で生起したことです。これらの出来事に伏流しているのは「市場は間違えない」という信憑です。学校教育の良否を判定するのは市場であると考えたビジネスマンたちは、消費者が喜びそうな教育商品・教育サービスを展開すれば、必ず学生たちは集まってくると考えました。株式会社立大学はいろいろな手で志願者を集めましたが、それは商品を売る場合と同じ考え方に基づくものでした。駅前で足の便がいいとか、スクーリングなくて一度も登校しなくても学位が取れるとか。でも、消費者を引き付けようとするなら、最終的に一番魅力的な訴えは「うちは勉強しなくても学位が取れます」ということになる。そうならざるを得ない。市場モデルでは、学習努力が貨幣、単位や学位が商品とみなされます。最も安価で商品を提供できるのがよい企業だという図式をそのまま学校教育に適用すれば、学習努力がゼロで学位が取れる学校が一番いい学校だということになる。実際に、そう信じて株式会社立大学の経営者たちは専任教員を雇わず、ビデオを流してコストカットに励み、学生たちには「最低の学習努力で卒業できます」と宣伝した。それは学位工場に限りなく近いかたちの大学を日本にも創り出そうとしたということです。でも、幸いにもその企ては成功しなかった。果たしてその失敗の経験から、株式会社立大学の導入を進めた人々は一体何を学んだのか。たぶん何も学んでいないと思います。今も「大学では実学を教えろ」とか「実務経験者を教授にしろ」と言い立てている人はいくらもいます。彼らの記憶の中では株式会社立大学のことはたぶん「なかったこと」になっているのでしょう。

その後に登場してきたのが「グローバル教育」です。これも表向きは経済のグローバル化に対応して云々ということになっていますけれど、実態は格付けのためです。大学の優劣をどうやって数値的に可視化するかということが90年代以降の文科省の教育行政の最優先の課題でしたけれど、グローバル教育はまさにそのためのものでした。つまり、「グローバル化度」という数値によって全大学を格付けすることにしたのです。これはたしかに賢い方法でした。「グローバル化度」は簡単に数値的に表示できるからです。受け入れ留学生数、派遣留学生数、海外提携校数、英語で行っている授業のコマ数、外国人教員数、TOEICのスコア・・・これは全部数値です。これらの数値のそれぞれにしかるべき指数を乗じると、その大学の「グローバル化度」がはじき出される。電卓一つあれば、大学の「グローバル化度」は計算できる。

でも、留学生の数とか、海外提携校の数とか、外国人教員数とか、英語での授業の数は大学の研究教育の質とは実際には何の関係もありません。今の日本の大学生は日本語での授業でさえ十分に理解しているとは言い難い。それを英語で行うことによって彼らの学力が向上するという見通しに僕はまったく同意できません。

今、どこの大学でも「一年間留学を義務づける」ということが「グローバル化度」ポイントを上げるために導入されています。学生からは授業料を徴収しておいて、授業は海外の大学に丸投げして、先方が請求してくる授業料との「さや」を取る。何もしないで金が入ってくるのですから、大学としては笑いが止まらない。25%の学生が不在なのですから、光熱費もかからない、トイレットペーパーの消費量も減る、教職員もその分削減できる。いいことづくめです。そのうち「いっそ2年間海外留学必須にしたらどうか」と言い出す知恵者が出てくるでしょう。さらにコストカットが進んで利益が出る。すると誰かさらに知恵のある者が「いっそ4年間海外留学必須にしたらどうか」と言い出すかもしれない。そうしたら校舎も要らないし、教職員も要らない。管理コストはゼロになる。でも、そのときは大学ももう存在しない。でも、自分たちがそういうふうに足元を掘り崩すようなリスクを冒しているということを、この「グローバル教育」推進者たちはたぶん気づいていないような気がします。

シラバスというのも、そのような学校教育への市場原理の侵入の一つの徴候です。もちろんそれまでも授業便覧・学修便覧は存在していたわけですけれど、シラバスはそれとは性格がまったく違います。あれは工業製品につける「仕様書」だからです。含有物質は何か、どういう規格に従って製造されたのか、どういう効用があるのか、そういう情報を消費者に開示するためのものです。ある意味では契約書です。「こういう授業をいついつにする」と教師は約束する。学生はそれが履行されることを教師に要求できる。予定通りに授業をしなかった場合、所期の学習効果が得られなかった場合、学生は教師に対して「契約不履行」でクレームをつけて、謝罪なり補講なりを請求できる。そういう趣旨のものです。

でも、大学の授業は工業製品じゃありません。本来は生身の教師が生身の学生たちの前に立ったときにその場で一回的に生成するものです。そこで教師が語る言葉にはそれまで生きてきて学んだこと、経験したこと、感じたことのすべてが断片的には含まれている。それが何の役に立つのか、そんなことは教師にだって予見不能です。どうしてこの科目を履修することになったのかは学生にだってわからない。学んだことの意味がわかるのは、場合によっては何年も、何十年もあとになることさえある。そういうものです。

スティーヴン・ジョブズは大学時代にたまたま「カリグラフィー(書法)」の授業を履修しました。どうしてそんな趣味的な授業を自分が毎週聴いているのか当時は理由がよくわからなかった。でも、何年か経ってスティーヴ・ウォズニアックと最初のマッキントッシュを設計したときに、フォントの選択と字間調整機能を標準装備として搭載したときに大学時代に「美しい文字を書く」授業を受けたこととの関連に気がついた。

授業がどういう教育効果をひとりひとりの学生にもたらすことになるのか、それは教師にも学生自身にも予見できません。もちろんシラバスに適当なことを書くことはできます。でも、シラバスを目を皿のようにして読んで履修科目を選ぶ学生なんて、実際にはいません。このコマが空いているからとか、友だちが受講しているからとか、この先生面白そうだからとか、試験がなくてレポートだけだからとか、そういう理由で履修科目を選んでいる。

私が在職中にとった統計でわかったことは「シラバス通りに授業をしているかどうか」ということと学生の授業満足度の間には統計的に有意な連関がないということでした。それ以外のすべての質問は学生の授業満足度と相関がありました。「時間通りに授業を始めるか?」とか「板書が見やすいか?」とか「十分な準備をして授業に臨んでいるか?」といった問いは満足度と相関していました。でも、全部の質問の中でただ一つだけ何の相関もない質問がありました。それが「シラバス通りに授業をしているか?」です。学生たちはシラバス通りに授業が行われることに特段の重要性を認めていない。それはアンケートの統計的処理の結果でも、僕の教壇での実感でもそうです。

だから、「シラバスを細かく書け」という文科省からの命令を僕は無視しました。だって意味がないんだから。いやしくもこちらは学者です。論理的にものを考えるのが商売です。シラバスを事細かに書くと授業効果が上がるということについて実証的根拠があるなら、それを示してくれればいいだけの話です。それを示さずに、もっと細かく書けとか英語で書けとか同僚の教員同士でチェックし合えとか、どんどん作業を増やしてきたのです。

僕が教務部長のときにうちの大学のシラバスに「精粗がある」という理由で助成金の減額が告げられました。これは教育行政として自殺行為だと僕は思いました。シラバスを書かせたかったら「それには教育効果がある」という理由を示せばいい。何の教育効果があるのか命令している文科省が知らない作業を現場に頭ごなしに命令して、違反者に処罰を課す。それも「助成金の減額」という「金目の話」に落とし込んできた。僕はこれを「教育行政の自殺」だと言ったのです。仮にも大学教育ですよ。文科省は「大学の教員というのは『金を削る』と脅したら意味がない仕事でも平気でやる生き物だ」という人間観を公然と明らかにしているわけです。財務省あたりが言うならわかりもするが、教育行政を担当する省庁が「人間は金で動く」という人間観を本人も信じ、人にも信じさせようとしていることを少しは恥ずかしいと思わないのか。まことに情けない気持ちがしました。

シラバスは氷山の一角です。大学人全体がこういうやり方にいつの間にかなじんでしまった。意味がないとわかっていることでも、「文科省がやれと言ってきたから」というだけの理由でやる。意味のないことのために長い時間をかけて会議をして、分厚い書類を書いて、教職員たちが身を削っている。腹が立つのはそれが「大学における教育研究の質を高めるため」という大義名分を掲げて命じられていることです。教員の教育研究のための時間を削って、体力を奪っておいて、どうやって教育研究の質を上げようというのです。

問題はこの理不尽に大学人が「なじんでいる」ということだと思います。仮にも学術を研究し、教育している人たちが「理不尽な命令」に対して、「逆らうと金がもらえないから」というような俗な理由で屈服するということはあってはならないんじゃないかと僕は思います。無意味なこと、不条理なことに対して耐性ができてしまって、反応しなくなったら、悪いけど学者として終わりでしょう。目の前で明らかに不合理なことが行われているのに、「いや、世の中そんなもんだよ」とスルーできるような人間に科学とか知性とかについてっ僕は語って欲しくない。

今、日本中の大学でやっていますけれど、評価活動というのはナンセンスなんです。何度も申し上げますけれど、無意味なんです。これは自らの失敗を踏まえて申し上げているんです。神戸女学院大学に教員評価システム導入の旗振りをしたのは僕です。当時、評価に関するさまざまなセミナーや講演に出ました。製造業の人から品質管理についての話も聞きました。そういう仕組みを大学にも導入すべきだと、もっとビジネスライクに大学のシステムを管理しなければいけないと、その頃は信じていたのです。でも、はじめてすぐに失敗だということに気づきました。

僕が考えたのは、大学内の全教員の研究教育学務での活動を数値化して公表し、それに基づいて教員の格付けを行い、予算配分や昇級昇格に反映させるというものでした。さすがに教授会では昇級昇格に反映させるという僕の案は否決されましたけれど、教員たちの評価を各学科・部署の予算配分に反映させるというところまでは同意をとりつけました。

僕は教員の個人的な評価なんて簡単にできると思っていたのです。教育だったら、担当クラス数とか、ゼミで指導している学生数、論文指導している院生数などを数値化して、それを足せばいい。研究だったら年間にどれくらい論文を書いているか、レフェリー付きのジャーナルに書いているのか紀要に書いているのかで点をつける。学務は管理職なら何点、学部長なら何点、入試委員なら何点、というふうに拘束時間の長さや責任の重さで配点を変える。それを電卓一つで叩けば年間の教員の活動評価なんか出せると思っていたんです。でも、それが短慮でした。

配点を決める委員会でいきなり引っ掛かったのが著作でした。単著一つで何点と決めるときに、同僚から待ったがかかった。「年間5冊も6冊も書き飛ばした本と、20年かかって書いた1冊では価値が違う。それが同じ配点というのはおかしい」と言われた。これはおっしゃる通りなんです。年間5,6冊書き飛ばしているというのはもちろん僕のことなんですが、その1冊と、その先生が20年かけて書き上げた畢生の労作d1冊を同点にするのはおかしいと言われたら、たしかにおかしい。でも、そう言われたら全部そうなんです。授業を何コマ担当しているかと言っても、「ウチダ君のように何の準備もしないで、その場で思いついた話をぺらぺら漫談のようにして90分終わらせる教員」と何時間も真剣に下準備をしてから教場に出かける教員の1コマが同じ1コマとして扱われるのは不当である。内容の違いを配点に反映させろと言われたら、こちらはぐうの音もありません。ほんとうなんだから。
何より、気の毒だったのは、教員たちの実際の働きや貢献度を公的な立場から採点することを求められた方々です。だって、そういう人たちはすでに学部長とか学長とかしているわけです。そういう役職に選ばれる人たちというのは教育面でも学生の面倒見がよくて、研究でも高いアクティヴィティを誇っている方々です。そういうただでさえ忙しい人たちに同僚の査定をするという余計な仕事を押しつけることになった。評価活動というのは、そもそも研究教育を効率的に行い、質の向上を果たすために導入したものです。でも、やってみてわかったのは、そんなことのために査定システムを考案したり、合意形成をもとめて会議をしたり、あれこれ書類を書いたりしていたら、それは全部研究教育学務のための時間に食い込んでくるということでした。評価コストは評価がもたらすベネフィットを超える。研究教育の向上のための評価が研究教育の劣化をもたらすという事実に、僕は評価活動をはじめて半年ほどで気がつきました。

僕が教員評価にこだわったのは、教員の中に、あきらかに給料分の働きをしていない教員たちがいたからです。ろくに仕事をしないで高給を食んでいる人たちが手を抜いているせいで、学務の負担が他の教員に回ってくる。さぼる教員のせいで、他の教員たちの研究教育の時間が削られている。それがどうしても許せなかった。そういう怠け者をあぶり出して、仕事をさせなくちゃいけないと思って、教員を管理する仕組みを考えたのです。

でも、これはまったく失敗だった。だって、怠け者の教員というのは評価しようとしまいと関係ないからです。休日を返上してセクハラ講習会を開いても、セクハラ教員はそういう講習会には来ないのと一緒です。絶対にセクハラなんかしそうもない人たちだけが集まってまじめに研修している。そういうのは時間の無駄なんです。働かない人は評価システムがあろうがなかろうが働かない。せいぜい給料分ぎりぎりしか働かない。でも、評価システムを制度設計し、立ち上げ、維持運営するために、これまで研究教育で高い成果を上げて来た教員たちの時間と労力を奪うことになった。この人たちはこれまでもらう給料の何倍もオーバーアチーブしていたわけですけれど、その人たちの足をひっぱることになった。だから、評価システムの導入は、トータルでは、大学全体の研究教育のパフォーマンスを下げることにしかならなかった。

国立大学の場合はもっと悲惨です。独立行政法人化から後、日本の大学の学術発信力は一気に低下しましたけれど、それも当然なんです。法人化があって、学部改組があって、カリキュラム改革があって、そこに自己評価や相互評価が入ってきて、次はCOEだとかRU11だとかグローバル人材教育とか、ついには英語で授業やれとか言われて、この15年くらいずっとそういうことに追い回されてきたわけです。そういう仕事を担当するのは、どこの大学でも30代40代の仕事の早い教員たちです。頭がよくて手際のよい教員たちが、そういう「雑務」を押しつけられた。会議とペーパーワークだけで研究者として脂の乗り切る10年間を空費してしまったという教員が日本中の国立大学に何百人となくいるのです。この人たちがその時間を研究教育に充てていたら、どれぐらいの学的達成が蓄積されたか、それを思うと失ったものの大きさに言葉を失います。

今は定年前に辞める教員がどこの大学でも増えています。専任教員として教えなくても、授業だけすればいいという特任教員の給与や著述での収入だけで生活が成り立つという人はそういう方を選んでしまう。だって、あまりにばかばかしいから。グローバル人材育成と称して、今はどこでも英語で授業をやれというプレッシャーがかかっている。どう考えても、日本人の学生相手に日本人の教員が英語で授業やることに意味があるとは思えない。

実際にそういう大学で働いている人に聞きましたけれど、オール・イングリッシュで授業をするとクラスがたちまち階層化されるんだそうです。一番上がネイティヴ、二番目が帰国子女、一番下が日本の中学高校で英語を習った学生。発音のよい順に知的階層が出来て、いくら教員が必死に英語で話しても、ネイティヴが流暢な英語でそれに反対意見を述べると、教室の風向きが一斉にネイティヴに肩入れするのがわかるんだそうです。コンテンツの当否よりも英語の発音の方が知的な位階差の形成に関与している。

これも英語で授業をしている学部の先生からうかがった話ですけれど、ゼミの選択のときに、学生たちはいろいろな先生の研究室を訪ねて、しばらくおしゃべりをする。その先生のところに来たある学生はしばらく話したあとさらっと「先生、英語の発音悪いから、僕このゼミはとりません」と言ったそうです。その方、日本を代表する批評家なんですけれど、学生はその名前も知らなかった。

そういうことが今実際に起きているわけです。ではなぜこんなに英語の能力を好むというと、英語のオーラルが教員の持っている能力の中で最も格付けしやすいからです。一瞬で分かる。それ以外の、その人の学殖の深さや見識の高さは短い時間ではわからない。でも、英語の発音がネイティヴのものか、後天的に学習したものかは1秒でわかる。

『マイ・フェア・レディ』では、言語学者のヒギンズ教授が出会う人たち一人一人の出自をぴたぴたと当てるところから話が始まります。『マイ・フェア・レディ』の原作はバーナード・ショーの『ピグマリオン』という戯曲です。ショーはヒギンズ教授の口を通して、イギリスでは、誰でも一言口を開いた瞬間に出身地も、職業も、所属階層も分かってしまうということを「言語による差別化」(verbal distinction)としてきびしく告発させます。ヒギンズ教授は誰でも口を開いて発語したとたんに、その出身地も学歴も所属階級もわかってしまうというイギリスの言語状況を批判するためにそういう曲芸的なことをしてみせたのです。すべてのイギリス人は同じ「美しい英語」を話すべきであって、口を開いた瞬間に差別化が達成されるような言語状況は乗り越えられねばならない、と。だから、すさまじいコックニー訛りで話す花売り娘のイライザに「美しい英語」を教えて、出身階層の軛から脱出させるという難事業に取り組むことになるのです。

でも、今日本でやろうとしているのは、まさにヒギンズ教授がしようとしたことの逆方向を目指している。口を開いた瞬間に「グローバル度」の差が可視化されるように英語のオーラル能力を知的優越性の指標に使おうとしているんですから。それは別に、英語がネイティヴのように流暢に話せると知的に生産的だからということではなく、オーラル能力で階層化するのが一番正確で、一番コストがかからないからです。

日本中の大学が「グローバル化」と称して英語教育、それも会話に教育資源の相当部分を費やすのは、そうすれば知的生産性が向上するという見込みがあるからではないんです。知的な生産性という点から言ったら、大学ではできるだけ多くの外国語が履修される方がいい。国際理解ということを考えたら、あるいはもっと現実的に国際社会で起きていることを理解しようと望むなら、英会話習得に教育資源を集中させるよりは、外国語履修者が中国語やドイツ語やトルコ語やアラビア語などに散らばった方がいいに決まっている。でも、そういう必要な外国語の履修については何のインセンティブも用意されていない。それは、英語の履修目的が異文化理解や異文化とのコミュニケーションのためである以上に格付けのためのものだからです。

TOEICはおそらく大学で教えられているすべての教科の中で最も格付けが客観的で精密なテストです。だからみんなそのスコアを競うわけです。競争相手が多ければ多いほど優劣の精度は高まる。前に申し上げた通りです。だから、精密な格付けを求めれば求めるほど、若い人たちは同じ領域にひしめくようになる。「誰でもできること」を「きわだってうまくできる」ことの方が「できる人があまりいないこと」を「そこそこできる」ことよりも高く評価される。格付けに基づいて資源分配する競争的な社会は必然的に均質的な社会になる。そうやって日本中の大学は規格化、均質化し、定型化していった。

若い人たちは今でも地方を出て東京に行きたがります。そして、ミュージシャンだったり俳優だったり、カメラマンだったり、デザイナーだったり、とにかく才能のある人が集まっているところに行きたがる。それは精密な査定を求めてそうしているのです。故郷の街にいて、どれほどまわりから「町で一番才能がある」と言われても、それでは納得できないのです。もっと広いところで、たくさん競争相手がいるところに出てゆきたい。正確な格付けを求めてそうするのです。競争相手がたくさんいる領域に突っ込んでいって、低い格付けをされても、それは自分のようなことをしている人間が自分ひとりしかいない環境で、格付けされないでいるよりはまだましなんです。狭いところで「あなたは余人を以ては代え難い」と言われることよりも、広いところで「あなたの替えはいくらでもいる」と言われる方を求める。それは自分の唯一無二性よりも自分のカテゴリー内順位の方が自分のアイデンティティを基礎づけると彼らが信じているからです。「そんなことをしているのは自分しかいない」という状態が不安で仕方がないのです。「みんなやっていることを自分もやっている」方がいいのです。たとえどれほど低くても、精度の高い格付けを受けている方が安心できるのです。これは現代日本人が罹患している病です。そして、日本の大学もまたそれと同じ病に罹っている。

大学に格付けを要求するのは社会全体からの要請です。あなたの大学がどういう大学であるのかは、「他の大学を以ては代え難い」ところの唯一無二の個性によってではなく、日本のすべての大学を含む単一のランキングにおいて何位であるかによって決定される、そういう考え方に日本中が同意しているのです。そのせいで、大学の多様性が失われた。本当にユニークな研究教育活動は比較考量ができませんから、格付けすると「評価不能」としてゼロ査定される。研究教育活動がユニークであればあるほど評価が下がるという仕組みがもう出来上がっているのです。そのせいで日本の大学の学術的発信力は致死的なレベルにまで低下している。しかし、文科省はその学術的発信力の低下を「グローバル化が不十分だから。実学への資源投資が不十分だから」という理由で説明して、さらに全国の大学を均質化し、規格化し、競争を激化させ、格付けを精密にしようとしている。その結果、ますますユニークな研究教育のための場所は失われている。

そんなことをしているんですから、日本の大学に未来がないのは当然なんです。多様なできごとが無秩序に生起している場所でのみ、それらのうちで最も「生き延びる」確率の高いものが際立ってくる。

「ランダムさのないところに新たなものは生じない」(Without the random, there can be no new thing)。

これは『精神と自然』の中のグレゴリー・ベイトソンの言葉です。日本の大学教育はまさにその逆の方向に向かって進んでいる。でも、すべてが規格化され、単一の「ものさし」で比較考量され、格付けされるところからは、いかなる新しいものも生まれません。
教育の目的というのは、一言にして尽くせば、どうやって若い同胞たちの成熟を支援するか、それだけです。格付けとは何の関係もない。精密な格付けをすれば、若い人たちがどんどん知性的・感性的に成熟するというエビデンスがあるというのなら、大学からイノベーティヴな発見が次々世界に向けて発信されているというエビデンスがあるというのなら、格付けしたって結構です。でも、そんなエビデンスはどこにもありません。あるのは、大学が評価や査定や格付けにかまけてきた間に日本の大学の学術的発信力は先進国最低レベルに低下したという冷厳な事実だけです。

今、子どもたちの貧困が大きな社会問題になっていますけれど、貧困層の再生産には残念ながら子どもたち自身も消極的には加担してるんです。それは貧困層の人たちに対しては学校でも地域社会でも、「貧乏人らしくふるまえ」という強いプレッシャーがあるからです。貧しい人間は身を縮めて生きるべきだ、イノベーションを担ったり、リーダーシップをとったりすることは許されない。そういう考え方を持つ人が多数派です。そして、貧困層自身も、そういう社会観を自身のうちに内面化してしまっている。自分は貧しいのだから、楽しそうに生きてはいけない。明るくふるまってはいけない。新しいアイディアを提出してはいけない。リーダーシップをとってはいけない、そういう外部からの禁圧をそのまま内面化してしまっている。

以前、ある子育て中の母親がそう訴えていました。その人はシングルマザーで、確かに生活は苦しい。本当なら、親が貧しいことと子どもたちがのびのびと暮らすことの間には関係ないはずなのだけれど、貧しいというだけで、子どもたち自身が委縮してる。貧しい人間はにこにこしてはいけないと思っている。貧しくて不幸だという顔をしなくてはいけない。周囲がそういうふるまいを期待しているので、子どもたちはそれに応えてしまっているんじゃないか、と。

これは例えば生活保護を受けてる人がパチンコやったら許さないとか、芝居や映画見に行ったら怒るとかいうのと同じですね。主婦が子どもを保育園に預けて演劇見に行ったら、「ふざけるな」と怒鳴る人がいる。意地悪なんです。それが社会的なフェアネスだと本気で思って、意地悪をする。異常ですよ、皆さん。でも、日本はもうそういう異常な人が自分のことを「異常」だと思わないくらいに異常な社会になっているんです。

同じことが大学生自身にも起きている。低いランク付けをされると、自動的に自己評価も下方修正してしまう。あなた方はランクが低いんだから、もっとおどおどしなさい、もっといじけなさいって言われると、大学生の方も納得してしまって、おどおどして、いじけるようになる。格付けのせいで、いじけて、怯えて、自己評価を下げて、自分には何もたいしたことなんかできやしないと思っている若者たちを今の日本社会は大量に生み出しています。そんな人たちがどうして未来の日本を支えてゆくことができるでしょう。

冒頭に結論を申し上げましたけど、とにかく日本の大学は、今行われているような仕組みを是認されるのであれば、先はないです。日本の大学は滅びます、遠からず。どこかで抵抗するしかありません。「もういい加減にしてくれ」って、声を上げるべきです。文科省だってそんなにバカばかりじゃない。官僚の中には過去25年間の教育行政がことごとく失敗だったということを素直に認める人だってきっといると思います。でも、役人はその性として「間違えました」「すみません」とは言いません。

だから、大学側で声を合わせて言うしかないんです。国立大学の先生は立場上なかなか声を出しにくいかも知れませんけれど、でも声を出して欲しい。どうしたら教職員がイノベーティブになれるか。どうしたらキャンパスの中がもっと明るくなるか。教職員も学生も笑顔でいて、知的な刺激に満ちている環境をどうやって作るか。それについて考える事が最優先の課題だと僕は思います。

このまま手をつかねていたら、日本の大学は滅びます。皆さんが生活を犠牲にして、命を削って、大学のフロントラインを死守していることを僕はよく存じていますし、それに対して敬意も持ってます。でも、生身の人間ですから、無理は効きません。どこかで燃え尽きてしまう。だから、燃え尽きる前に、声を上げて欲しいと思います。「もういい加減にしろ」って。ちゃぶ台をひっくり返して頂きたい。日本中の学校で先生たちが一斉にちゃぶ台返しをしてくれたら、日本の未来も大学教育も救われるんじゃないかと思ってます。どうぞ頑張っていただきたいと思います。

ご清聴ありがとうございました。

(2016年5月19日、国立大学教養教育実施組織会議特別講演・サンポートホール高松にて)
http://blog.tatsuru.com/


土台から崩れゆく日本の科学、疲弊する若手研究者たち
これが「科学技術立国」の足元
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11186

 国内の大学の最高峰、東京大学。その将来有望な若手研究者が働く研究室─―そこは、そのイメージとはほど遠い苦境に陥っていた。


(12か月/AFLO)

 東大で物理学を研究する高山あかり助教は、研究室の現状をこう語る。

 「プリンターのトナーや紙、そういった必需品の購入にも気を遣います。研究室の机と椅子も、他のところで不要になったものを譲ってもらいました。研究のための本は自腹で買うことも多いですね」

 こうした物品の購入など研究を行うための経費は、基本的に各研究者に配られる「国立大学運営費交付金」から支払われる。これは文部科学省から各国立大学の財布に入り、そこから各研究者に配分される補助金だ。国立大学の研究者にとって運営費交付金は何にでも使える「真水」であり、研究の基盤となる資金だ。

 昨今ノーベル賞を受賞した研究も、こうした自由に使える基盤的経費が充実していた恩恵が大きいことは、2015年にノーベル物理学賞を受賞した東大教授の梶田隆章氏も指摘している(Wedge本誌12月号17頁にインタビュー掲載)。また、東大名誉教授の安井至氏は「ノーベル賞学者たちが助教の頃は、研究室ごとに現在の価値で1000万円ぐらいは基盤経費が入っていただろう。私が東大から退いた03年でも光熱費・水道代は大学が支払った上で、別途で200万円ぐらいは支給されていた」と語る。


運営費交付金
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11186
(出所)文科省資料を基にウェッジ作成

 しかし1990年代の行財政改革の機運の中、国立大学にも効率化が求められるようになった。2004年に国立大学が法人化されると、基盤的経費は「運営費交付金」として再定義され、国の財政難を背景に前年比で1%ずつ削減されることになった。運営費交付金は法人化から13年間で12%(1445億円)が削減された。

 現在、ある工学系の東大准教授の研究室に支給される運営費交付金は200万円にはとても届かない額だという。さらに研究室の光熱費・水道代、場合によっては大学内の実験施設の賃借料も引かれるようになったため、削減幅は額面以上に大きい。ある理学系の東大研究者は「運営交付金は大学によって金額が異なるが、100万円交付されればかなり高いほうで、多くの研究者はギリギリでやりくりしている」と語る。東大ですら運営費交付金だけでは十分な研究などできないのが現状だ。


不安定になる若手のポスト


 一方で、研究者への研究資金として重視されるようになったのが、科学研究費助成事業(以下、科研費)を代表とする競争的資金だ。科研費は自動的に下りてくる運営費交付金とは違い、文科省に研究テーマを申請し、同じ分野の研究者による審査を経て交付の可否が決定する。17年度で2284億円の予算がつき、04年度から454億増加している。

 だがこの競争的資金への偏重が問題であると、日本より良い研究環境を求めて香港科学技術大学に移籍した川口康平助教授は、次の通り指摘する。

 「科研費は将来にわたって確保できるかどうか予測ができない。使途や期間も限られており、研究者やスタッフを長期間雇用するための人件費に使えない」

 加えて科研費では「真水」である運営費交付金とは違い、申請した研究テーマに使う実験器具などにしか使えないのだ。

 また運営費交付金の減少は、研究資金面以外でも若手研究者たちに死活問題をもたらしている。ポストの不安定化だ。

 東京工業大学の西田亮介准教授は「労働法制上、既存のポストは手をつけにくいので、新規雇用の際に人件費のコントロールが容易な任期つき教員への置き換えが進められている」と指摘する。

 文科省の調査によれば、07年度に39%だった40歳以下の任期つき教員の割合は、17年度には64%に増加している。「3年の期限のある競争的資金で雇われた研究者は、1年目はその分野を学び、2年目に研究して論文を書き、3年目にはその成果をもって次のポストを探すことになるだろう。腰を据えて研究する時間は短い」(梶田教授)


任期つき教員の割合
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11186?page=2
(注)40歳未満の研究者が対象 (出所)文部科学省資料を基にウェッジ作成


 加えて目減りした運営費交付金の影響で、若手研究者は研究時間も奪われている。スタッフを雇ったり外注化したりできず、研究室の雑務も若手研究者が行わざるを得ないためだ。高山助教も、自身で経理や総務的な仕事までこなしているという。科研費申請の書類作成も2週間近く要する。もちろん、大学教員として研究室の学生への指導も行っている。

 文科省の科学技術・学術政策研究所の調査によると、国立大学の教員の勤務時間中、研究に充てられている時間は02年の50・7%から13年には42・5%に減少している。若手はさらにひどいようで、高山助教は「体感で1割程度しか研究に充てられない」という。また工学系のある東大准教授は「准教授以上はまず科研費などの研究費をとってくることが仕事になる。そのため研究は実質的にできていない。若手が厳しいのはもちろん、教授でも時間のない実態は変わらない」と語る。

「ノーベル賞受賞者は生まれなくなる」


 こうした運営費交付金の減少は、日本の科学技術に対し重大な悪影響をおよぼす。

 まず科研費に依存した研究体制は国がどの分野を重視しているか≠ニいう政策的な動向によって、研究内容が左右されてしまう。たとえば「理学系での最近の科研費は『情報分野』に重点が置かれている」(東大の若手研究者)という。重視すべき分野に集中投資されることは研究費の選択と集中を促すという面でメリットもあるが、多様性が失われたり、短期的に成果が見えにくい基礎研究分野が軽視されたりする懸念がある。


(出所)科学技術・学術政策研究所資料を基にウェッジ作成 写真を拡大

 また、研究成果である論文数も減少する。自然科学分野の15年の論文数は、米、英、独、仏、中、韓の主要国が04年比でその総数を大きく伸ばしている一方で、日本のみ減っている。イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education」の「THE世界大学ランキング」04年版では東大は12位、京大は29位、東工大、大阪大学、東北大学、名古屋大学が200位以内にランクインしていたが、最新の18年版では東大は46位、京大は74位に後退し、他の大学は200位以内から転落している。


自然科学分野の15年の論文数
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11186?page=3
(注)2000年以降にノーベル賞を受賞した研究者に限定 (出所)政策研究大学院大学専門職の原泰史氏の 研究データなどを基にウェッジ作成 写真を拡大

 日本は00年以降、自然科学分野で15人のノーベル賞受賞者を輩出し、科学技術大国とされてきた。しかしそれらの受賞の多くは研究者が20代後半から40代前半の若手のころにに行われた研究が後年になって評価されたものだ。次世代のノーベル賞を生む土壌は既に崩壊し始めている。梶田教授は「このままでは日本からノーベル賞受賞者は生まれなくなる」と危機感を隠さない。

 ではどうするべきか。安井名誉教授は「すぐに成果が出る研究は民間がやる。先進国として、あくまで科学技術立国を目指すのならば、運営費交付金を増やすべきだ」と語る。梶田教授や16年にノーベル医学・生理学賞を受賞した東工大教授の大隅良典氏など、運営費交付金増額を求める声は大きい。

 しかし財政難の時代に運営費交付金を増額することは現実的に考えて難しい。川口教授は現状のジレンマをこう分析する。

 「運営費交付金を戻すのはセカンドベスト(次善の策)だ。いったん戻すべきだという危機意識は正しいが、財政難という時代の中で誰にもファーストベスト(最善の策)がわからない。そうこうしているうちにこのままでは大学が崩壊するというところまで来てしまった」


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三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」
財務省が日本を滅ぼす(前編) 2017-10-30
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/

 いよいよ明日、小学館から「財務省が日本を滅ぼす 」が刊行になります。

 昨日、日本の繁栄を妨げる「二つの壁」について書きましたが、その一つが「PB黒字化目標」になります。


 とにかく、PB黒字化目標が「骨太の方針」にて閣議決定されている以上、全ての政策がPB黒字化前提になってしまいます。すなわち、

「支出は前年比で削減する。増える場合は、他の支出を削るか、もしくは増税する」

 という前提で予算が組まれざるを得ないのです。


 このPB目標に異様なまでに固執し、日本を亡ぼそうとしているのが、財務省です。


 日本が亡びる云々は、決して大げさな話ではありません。と言いますか、要するにこれの問題です。

 ※IMFの最新データ(World Economic Outlook Oct 2017)から作りました。


【日中両国のGDPが世界のGDPに占めるシェア】

http://mtdata.jp/data_57.html#IMFOct17


 日本のGDPが世界に占めるシェアは、橋本緊縮財政でデフレに突っ込む以前は、17%を超えていました。日本一か国で、世界の17%以上を生産していたのです。


 その後、デフレでGDPが成長しなくなったのですが、世界経済は順調に拡大したため、日本のシェアがひたすら落ちていき、2016年は6.5%。


 反対側で、中国のGDPは世界の2%程度だったのが、世界経済を上回るペースで成長し、今は15%。


 ちなみに、2016年に日本のシェアが少し高まり、中国が落ちていますが、これは「円高人民元安」の影響です。もちろん、2016年にしても、中国の成長率は日本を圧倒していました。


 このままのペースで日本の停滞と中国の成長が続くと、2040年頃に経済規模の差は10倍に開いているでしょう(すでに2.3倍)。中国は経済成長率以上に軍事費を拡大するため、軍事予算の規模は20倍の差がついていると思われます。


 さて、日本の20倍の軍事予算を使う共産党独裁国家に、我が国はいかにして立ち向かえばよろしいのでしょうか。


 立ち向かえない、というのが残酷な答えです。


 デフレから脱却し、経済成長を取り戻さない限り、我が国に待ち構えている未来は良くて発展途上国、最悪、中国の属国化以外にはありません。


 そして、デフレ脱却を妨げてる最悪の「壁」こそが、PB黒字化目標なのです。


 あるいは、実質賃金の低迷(国民の貧困化)、インフラの老朽化、自然災害に対する脆弱化、防衛力の相対的低下、科学技術力の凋落、教育レベルの低下、地方経済の衰退、医療・介護サービスの供給能力低下、そして少子化という日本を悩ませている諸問題は、「政府が予算を使う」ことで解決します。と言いますか、政府が予算を使わなければ解決しません。


 そして、上記の諸問題解決に政府がおカネを使えば、それは「需要」になるため、デフレからの脱却も果たせます。デフレから脱却すれば、経済成長率が上昇し、「中国の属国」という悪夢を回避できるかもしれません。


 日本は、
「政府が国内の諸問題解決に予算を使うと、問題解決と同時にデフレ脱却、経済成長が果たせる」
 という、ある意味で美味しい環境に置かれているのです。


 ところが、政府が予算を増やそうとすると、途端に「PB黒字化目標」が壁となり立ち塞がり、現実には「何もできない」のです。


 何もできないどころか、財務省はPB黒字化を旗印に、ゾッとするほどの勢いで緊縮財政を強行してきます。消費税増税、診療報酬と介護報酬のダブル削減、教育無償化のコストを企業の社会保障費増で賄う、会社員の給与所得控除廃止、たばこ税値上げ、出国税導入などなど、最近、提示された緊縮財政のメニューだけで、こんなにあるのです。


 財政拡大(減税含む)の方向に舵を切り、上記諸問題の解決に政府予算を使えば、我が国は途端に繁栄の道を歩めます(もう一つ、憲法九条第二項という壁は残るものの)。


 それにも関わらず、現実は逆方向に驀進している。


 「財務省が日本を滅ぼす 」以外に、いかに表現しろというのでしょうか。

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2017年11月13日【三橋貴明】共犯者育成プロパガンダ
https://38news.jp/economy/11287

財務省の大攻勢
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12326561177.html

犯罪的な現実について
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12326847154.html

小学館「財務省が日本を滅ぼす」では、
財務省が緊縮財政路線を推進する際に
用いている各種プロパガンダについても解説しました。

http://amzn.to/2zt9lub

具体的には、以下になります。

●ルサンチマン・プロパガンダ:
人々のルサンチマンに訴えかけ、
「敵」を攻撃することで国民の留飲を下げ、支持を得る

●恐怖プロパガンダ:
人々の恐怖を煽り、思考停止に追い込む

●「木を見せ、森を見せない」:
いわゆる針小棒大。一部の悪しき事例のみを
クローズアップし、それを理由に全体を否定する

●用語の変更:
文字通り、言葉を言い換えることで、
人々に本質を理解させないようにする

●抽象表現の多用:
抽象的な表現を使うことで、人々に
「何となく」納得感を与え、事実を隠蔽する

●既成事実化:
虚偽情報を繰り返し報じることで、人々に事実として認識させる。
ナチスの宣伝担当相だったヨーゼフ・ゲッペルスの
「嘘も百回言えば真実になる」という言葉は有名

●レッテル貼り:
攻撃対象を悪しき印象を与える呼称で呼び、
発言や人格の信用を失墜させる

●権威の利用:
人々の信用が高い組織、あるいは人物に
語らせることで、嘘に信憑性を持たせる

●藁人形(ストローマン)戦法:
攻撃対象の発言を曲解もしくは捏造し、
「あの人はこんな人だ!」といった
印象操作により、信用を喪失させる

実は、上記以外にも一つ、財務省が
多用するプロパガンダ手法があるのです。

すなわち「共犯者育成プロパガンダ」になります。

原泰久の「キングダム」の第415話「反乱兵の作り方」では、
別に秦王に歯向かう気などなかった
秦軍の兵士たちが、樊於期により
「反乱兵」に仕立て上げられます。

具体的には、投降兵を殺させ
(殺さない場合、自分が死ぬ)、
後に引けない立場へと秦兵を
追い込んでいくのです。

財務省は、政治家や学者、経済人、ジャーナリスト、
評論家に「ご説明」し、マスコミに対しては
記者クラブ財政研究会を利用し、

「日本は国の借金で財政破綻する」
「日本はプライマリーバランス黒字化しなければならない」

などとメディアで発言させます。

一度でも、財政破綻論に与してしまうと、
もはや「共犯者」というわけで、言論人もメディアも、
日本の財政破綻など「あり得ない」という
正しい情報を二度と発信できなくなります。

それどころか、「自分の発言は間違っていなかった」と
思い込む認知的不協和に陥り、
正しい情報を発信する勢力(つまりは我々)を
「攻撃する」という行動にでるケースすらあります。

結果的に、財務省は何もしなくても
反・緊縮路線が潰され、緊縮路線が
「当然の話」として国民の間で共有されていく。

人間は、なかなか「自分が間違っていた」
ということを認められません。

財政破綻論者が反・緊縮路線に転じ、
正しい情報の発信を始めた例は、
本当に極わずかです。

財務省の官僚たちは、経済については
全く知識がない割に、プロパガンダ手法
については熟知しているようです。

プロパガンダとは、特定の政治的意図に基づき、
情報を歪める、あるいは発信することです。

日本を亡ぼそうとしているのは、
単なる情報であることが、改めて理解できます。


[32初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数、規定違反多数により全部処理


2. 中川隆[-5709] koaQ7Jey 2017年12月25日 13:55:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

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2017年10月12日【小浜逸郎】日本からはもうノーベル賞受賞者は出ない?
https://38news.jp/economy/11171
今年もノーベル賞が決まりました。

巷では、日系イギリス人のカズオ・イシグロ氏が
受賞したというので評判になっています。

それは結構なことですが、
残念ながら自然科学部門では、
日本人受賞者がいませんでした。

この数年、物理学賞、化学賞、医学・生理学賞で
矢継ぎ早に日本人が受賞してきました。
ところが今年はゼロ。

ちなみに自然科学部門以外のノーベル賞は、
受賞した方や団体には失礼ですが、
あまりその価値が信用できません。
人文系は基準があやふやだからです。
特に平和賞はいいかげんですね。
でも自然科学部門では、かなり信用がおけます。

ところで、21世紀に入ってからの日本人受賞者は
自然科学部門で16人もいます。
毎年一人の割合ですね。


http://bit.ly/2wKVLxq

この人たちの受賞時の年齢を調べてその平均を出してみました。
すると、68歳と出ました。

これから、いささか悲観的な予測を述べます。

どの分野であれ人間が一番活躍するのは、
30代から50代にかけてでしょう。

日本のノーベル賞受賞者の方たちが研究に一心に打ち込んだのも、
おそらくこの年代だったと思われます。
ですからこの方たちがわき目もふらずに、
寝る間も惜しんで研究に没頭したのは、
おおよそ1970年代から2000年代初頭くらいと
いうことになります。

もちろん受賞時の年齢には相当なばらつきがありますので、
若くして受賞し、いまなお活躍されている方もいます。
しかし平均的にはそうだと思うのです。

ところで言うまでもないことですが、
長年研究に没頭するには膨大な研究費が要ります。
企業研究の場合は応用研究ですから、
その費用は企業がもってくれるでしょう。

しかしノーベル賞を受賞するような研究は、
多くの場合、大学や研究所に身を置いた基礎研究です。
すると、研究費を大学の研究資金や政府の補助金に
頼ることになります。

先ほど述べた1970年代から2000年代初頭という時期は、
日本が今日のような深刻な不況に陥っていない時期で、
間には、一億総中流のバブル期もありました。

調べてみますと、それ以後の失われた二十年の間に、
科学技術研究費の総額はそれほど減っているわけではありません。
しかし文科省の「科学技術関係予算等に関する資料」(平成26年)の
「主要国等の政府負担研究費割合の推移」
および「主要国等の基礎研究費割合の推移」
というグラフを見てください。


http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/034/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2014/04/21/1347062_03.pdf

八十年代初頭から、前者は下がり気味、後者はずっと横ばいです。
しかも他の先進国と比べるとたいへん低いことがわかります(前者では最低)。

このことは、政府が、
国家的な基礎研究にろくに投資してこなかったことを意味します。
それでも好景気の時は、民間や大学の資金がある程度潤沢だったのでしょう。

上の資料は2013年までのものですが、
その後、消費増税などもあり、デフレが深刻化しました。
内閣府が出している「科学技術関係予算」という資料の、
「【参考】科学技術関係予算の推移」というグラフを見ますと、
安倍政権成立以降、この予算がさらに削られていることがわかります。


http://bit.ly/2ya9DDa

大学でも、すぐ実用に適さない研究はどんどん削られる傾向にあります。
こうした傾向が続く限り、もう今後日本からは、
自然科学部門でのノーベル賞受賞者は出ないのではないか。
そう危惧せざるを得ないのです。

筆者は去る9月18日にある情報に触れ、愕然としました。
ノーベル賞受賞者で京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥さんが、
「ご支援のお願い」として寄付を募っているのです。
それだけならさほど驚きませんが、何と次のように書かれていました。

「iPS細胞実用化までの長い道のりを走る弊所の教職員は、9割以上が非正規雇用です。
これは、研究所の財源のほとんどが期限付きであることによるものです。」

とっさに「財務省よ! 竹中よ!」と、怒りがこみ上げてきました。

単年度会計、短期決戦での利益最大化。
長期的な見通しや雇用の安定など知ったことではない。
ノーベル賞級の基礎研究までが、この風潮の犠牲となっているのです。

こういう状態がこのまま続くと、日本の科学技術は、
確実に世界に遅れを取ってしまうでしょう。

寄付に頼るというのはやむを得ない手段と言えますが、
そこにばかり依存してしまうようになるとしたら切ない話です。
国民経済の立場からは、政府の間違った経済政策に対して
もっともっと怒りの声を発するべきなのです。
https://38news.jp/economy/11171

2017年12月21日 才能を潰すのが得意な日本
From 小浜逸郎@評論家/国士舘大学客員教授

以前このメルマガに、
「日本からはもうノーベル賞受賞者は出ない?」
という稿を寄せました。
https://38news.jp/economy/11171

ノーベル賞受賞者で京都大学iPS細胞研究所長の
山中伸弥さんが「ご支援のお願い」として
寄付を募っているのです。
そのなかで山中さんは、
「弊所の教職員は9割以上が非正規雇用」と
書いていました。
研究所の財源のほとんどが期限付きだからです。
https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/fund/

10年、20年という長期間を要する基礎研究に、
政府や大学は十分な資金を与えず、
しかも短期間に成果を出す研究のみを
優遇する方向にシフトしています。

非正規雇用では給料が不十分なだけではなく、
安心して研究に打ち込めません。
それで、若い優秀な人たちが
基礎研究を諦めてしまう傾向が増大しています。

12月13日18時ごろのNHKラジオ番組に、
一昨年、ノーベル物理学賞を受賞した
梶田隆章さんが出演していました。
梶田さんは、
ニュートリノが質量を持つことを示す
「ニュートリノ振動」の発見という偉大な
業績を成し遂げた方です。

この番組で、梶田さんは、
自分が若い頃は、カミオカンデなどの
巨大な装置による実験を長いこと繰り返し、
結果を理論にまとめ上げることが可能だったが、
今では、基礎研究に取り組もうと思っても、
期限付きの研究費しか得られないので、
若い人たちが自分の若い時のように、
腰を据えて研究に集中することができないと、
山中さんと同じことを話していました。

この問題は、自分たちがいくら頑張っても
どうすることもできない。
できるだけ広くみなさんにこの事情を
知ってもらうほかないと、
切々と訴える梶田さんの声が、
今も耳に残っています。

12月5日には、日本のスパコン開発の第一人者
齋藤元章さんが詐欺容疑で逮捕されました。

齋藤さんは天才です。
2014年に株式会社ExaScalerを立ち上げ、
理化学研究所(RIKEN)および、
高エネルギー加速器研究機構(KEK)と
共同研究契約を結び、
わずか七カ月で「Suiren」を開発します。
これが、スパコンの省エネ性能を競うGreen500で
2位にランクイン。
2015年には、同じくGreen500)で、
RIKENの「Shoubu」、KEKの「Suiren Blue」および
「Suiren」の3台が1位から3位までを独占します。

2017年1月には、科学技術振興機構(JST)が、
未来創造ベンチャータイプの新規課題の緊急募集に、
ExaScalerのスパコンが採択されたと発表。
開発期間2017年1月から12月まででしたが、
齋藤さんは、その締め切り直前に
逮捕されてしまいました。

逮捕容疑は、技術開発助成金を得るのに、
報告書を他の目的に書き換えて
四億円程度の水増し請求をしたというもの。
もちろん容疑が事実なら、いいとは言いませんが、
まだ実際に四億円をもらったわけでもないし、
他の研究者の言によれば、
この程度のことは日常茶飯事だそうです。
注意勧告して書き直させれば済む話。

なぜこういうことになるのか。
政府が先端技術研究のための資金を出し惜しみ、
国家的プロジェクトに
十分なお金をつぎ込まないからです。

齋藤さんは、雑誌『正論』2017年2月号で、
次のように訴えています。

このままでは日本はスパコンで中国に
負けてしまう。中国が一位になると、
エネルギー、安全保障、食料、医療、
自然災害対策など、すべての面で中国に
支配されてしまいかねない。
自分たちのプロジェクトのために
せめて三百億円の資金がほしい、と。

国家の命運がかかっている問題で、
政府がちゃんと資金援助をしないから
最高の頭脳を潰すことになるのです。
これによる日本全体の損失は計り知れません。

三橋さんの著書の題名ではありませんが、
こうして財務省の緊縮路線が日本を滅ぼします。

日本は江戸時代以来の倹約道徳教国家で、
いつも小さなことを大げさに騒ぎ立てて、
物事の優先順位を間違えます。

さらに想像をたくましくすれば、
逮捕した東京地検特捜部にも
反日勢力が入り込んでいるのではないか。
つい数日前も、リニア新幹線の工事をめぐって、
大手ゼネコン四社が談合の疑いで
特捜部の捜査を受けました。
これでリニア新幹線工事はまた遅れるでしょう。
齋藤さん逮捕にしてもリニア新幹線にしても、
某国の勢力が手をまわしているという
陰謀論に与したくなります。

もしそうでないとすれば、
東京地検特捜部や公取委は、
大局を見失い、正義漢ぶって摘発教条主義に
陥っているのです。
亡国を目指す官庁がまた増えました。
https://38news.jp/economy/11433


[32初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数、規定違反多数により全部処理


3. 中川隆[-5708] koaQ7Jey 2017年12月25日 13:58:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

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中高生の多くに読解力懸念 国立情報学研究所調査 2017年11月27日
 「語の係り受け」など、文章の基本的な構造を理解できていない中高生が多くいるとみられることが、国立情報学研究所の新井紀子教授らの研究チームによる調査で27日までに分かった。新井教授は「読解力が不十分だと社会生活を送る上でも大きな影響が出る」と懸念している。

 調査は2016年4月〜17年7月、中高生を中心とした約2万5千人を対象に実施。中高生の教科書や辞典、新聞記事などに掲載された文章を題材に特別な知識がなくても、基礎的な文法を踏まえていれば答えられるようにした問題を出した。

(共同)

チェスタトンの外国語論 早期英語教育は有害

グローバリストの奴隷育成

  文部科学省の中央教育審議会で子供に英語教育を施す環境作りを議論しているそうだ。(『日本の議論』「英語」は本当に必要なのか / 産経新聞 2014年12月20日) 平成28年度にも改定される新学習指導要領では、小学生高学年から英語が科目として導入されるんだって。高校生には英語で討論や交渉力を高めるような教育方針にするという。まったく役人ってのは、どうして余計なことだけでなく、邪魔な改定をするのだろう? 小学生に英語教育など不必要だし、他の教科の時間を削るから有害である。どうせ現場の教師はてんてこまいになって、やる気のない子供は無理強いされてふくれっ面するだけだ。多少興味を示す子供だって、たかが数時間の授業だから挨拶程度でおしまい。すぐペラペラ喋れると期待した子供は授業に失望するだろう。かくして英語の授業はお遊戯の時間となって、子供の学力はみるみる低下するだけ。したり顔のお役人様にいい英語を教えましょう。
Bloody fool, arsehole ! (アホんだら)

  文部官僚や学校教師は立場上の損得勘定をしているから脇に寄せといて、肝心の子供はどのような意見をもっているのか。ベネッセが6200人にアンケートした調査によれば、中高校生の90パーセントが仕事で英語を使うようになる、と予測していることが分かった。テレビや雑誌、学校などで英語の必要性が宣伝されているから当然だろう。しかし、「自分自身が英語を使うイメージがあるか」との問いに対しては、中学生44パーセント、高校生46パーセントが「ほとんどない」と答えたそうだ。具体的な仕事に就いていない生徒に、切迫した現実的必要性はないだろう。

  ところが、英語教育を推進したいのは財界だ。経団連からやって来た三宅龍哉委員は、海外に社員を派遣するときに企業が英語教育をせねばならぬ、と不満の意見を述べた。要は企業が英語教育費を負担することになるから、学校の方(税立施設)で費用と時間を持ってくれ、と要求しているのだ。虫のいい提案だろう。

  もっとけしからんのは、元入試センター教授の小野博・福岡大学客員教授だ。小野氏は「社会情勢の変化により日本企業のアジア進出が更に拡大したり、逆に移民を受け入れるなど、今後日本社会は変化を余儀なくされる可能性が高い。英語は必ず必要になる」と断言したそうだ。こういう馬鹿が教授になっているのだから、いかに大学が堕落しているか分かるだろう。イギリス人が日本に移住してくるわけがなく、おもに英語圏のアジア人を想定しているのだろう。たとえば、フィリピン人のためにどうして我が国の子供が英語を勉強せねばならぬのか。フィリピン人が移民せぬよう防ぐことの方がよっぽど重要である。「社会情勢の変化」という“まやかし”の言葉を用いるところなど、小野氏には如何にも詐欺師的匂いがする。まるで彼は国境を破壊してアジア人を引き入れようとするグローバリストの手先みたいだ。

  小野氏のような腰巾着を登用する財界と役人は、日本人労働者の生活水準をアジア人並(つまり奴隷状態)に下げて、低賃金でこき使いたいだけだろう。そのために小学生から低賃金労働者にすべく、税金を使って調教しようとする肚は見え透いている。国際企業にとりアジアはリスクが高い。社会インフラが貧弱だったり、政情不安で暴動を気にせねばならない。せっかくの投資がパーになったら大変だ。安全で便利な日本で製品を作りたい。日本にインドやシナ、フィリピンから安い労働者を輸入して、利益を最大限まで上げたい。その時、日本人労働者がアジア人と共同して作業できるために、共通語たる簡単な英語が必要なだけだろう。その英語だって簡単な単語を並べて、お互いに推理しながらの意思疎通だ。

  じゃあ聞くが、英語を社員に強要する社長や重役たちは本当に英語で会話しているのか? そんなに英語力が重要なら、英米の有能人物を雇えばよいだろう。そんなこと言ったらお偉方は沈黙。つまり、自分たちは“日本人社員”に向かって、“日本語”で言いたい放題の指図をしたいが、社員どもは雑談でさえ英語を使えと命令するのだ。ユニクロや楽天の社員はどう思っているのだろうか? 日本語では傲慢な態度の重役らは、英米の白人社員の前だと、そのお粗末な英語を披露せねばならぬから、態度が急変して作り笑顔になることがよくある。彼らは同期の重役仲間とは、日本語で会話しながら“のびのびと”ゴルフを楽しむ。ゴルフ場が会議室。英語で雑談などしない。二極分化している日本では、上流階級の子弟は、進学校で英才教育を受けながら日本語で会話をし、低能教育しか受けていない低賃金労働者は、社会の底辺から抜け出せぬ人生を送り、職場ではブロークン英語を強要される仕組みが出来上がる。

怨みのこもった英語教育熱

  日本人が「英語だ、英会話だ」と騒ぐ原因は、多くの国民に学校での英語教育に対する怨みがあるからだろう。十年間くらい勉強したのに、イギリス人やアメリカ人の前でちっとも流暢に喋れないどころか、外人の話を聴き取ることすらできない。そうした若者が親になったら、自分の子供だけは違った教育で英語を流暢に話せるようにさせたい、などと決意して欧米系のインターナショナル学校に入れたりするのだ。勉強が出来なかった親に限って、お金で環境さえ整えれば我が子は自分と違った秀才になると思っていやがる。ばぁーか。蛙の子はカエルだ。日本では英語が喋れるくらいで、自慢になり仕事がもらえる。日テレで英語を披露していた関根麻里という藝人(何の藝かな?)は、米国なら単なる小娘だからテレビに出られない。オヤジの関根勤のほうがよっぽど外国で通用する。だってカマキリ姿でギャグをする藝人の方がアメリカ人にとって面白い。(若きラビット関根の十八番。ただし娘の番組は一度しか観ていないので詳しく語れない。ゴメンなさい。) つまり、子供にはまづ中身のある教育を施し、立派な日本人に育てることが優先事項である。

  元NHKワシントン特派員だった日高義樹の英語なんて酷かった。テレビ東京のレギュラー番組で、ヘンリー・キッシンジャーにインタヴューしたとき、日高氏は、たんに自分の英語を自慢したいがために、通訳を附けずに対談していた。もともと教養がない日高氏が、不慣れな英語を使って鋭い質問など出来るはずがない。台本通りの質問を得意げに吐いていたから、視聴者はつまらないし、どうでもよくなってシラケてしまう。日高のアホは英語より先に政治や歴史を勉強しろ。むかしソニーが輝いていた頃、盛田昭夫会長の話は傾聴に値するものだった。彼の英語は拙(つたな)くても、思わず聞きたくなるようなモノだった。盛田氏の個人的魅力があったからかも知れないが、彼は米国で信念と情熱を込めて中身のある議論を交わしていたのだ。対話しているアメリカ人は、極東アジアから来た英語を喋る九官鳥ではなく、背骨の通った日本の国士を相手にしていたのである。

  つい最近、エアー・バッグ製造のタカタが、缺陷(けっかん)製品のリコール問題で社長が米国の公聴会に召喚され弁明していた。しかし、彼の英語はどちらかと言えば下手で、筆者は大企業の社長でもこの程度かと思った。(詳しく言えば、話す英語にリズムや強弱がないのだ) 大切なのは弁明の中身であり、誠意を示す表現なり態度である。見え透いた嘘を流暢な英語で語っても、アメリカ人は感心しないのだ。個人的魅力がない日本人がいくら英語を喋っても、そのへんのパンク野郎か乞食と同じだろう。日本人は人格形成を蔑ろにして、簡単な英語で空虚な会話を習得しようとしている。せっかく英語を習得したのに、アメリカ人から「へぇー、英語上手ね。あんた香港からの支那人?」て尋ねられたら、日本人は「何を無礼者」と怒るだろう。語学より大切なことがあるのだ。

英語学習より英国史が先

  数学教育についても言いたいことがあるが、今回は語学教育に限って述べたい。日本人が英語を勉強するときには、何らかの目的があってのことだろう。子供はいったい英語で何がしたいのかがはっきりしないまま、学校で英語を詰め込まれるのだから、英語嫌いになって当然だ。日本の公教育は子供に勉強が嫌いになるようプログラムされている。「そんなこととないぞ。こっちとら、一生懸命頑張ってるんだ」と教師は反論するだろう。でも、スクールがギリシア語の「スコラ(σχλη)」から由来することは周知の通り。つまりギリシア人は日常の雑用や仕事を奴隷にやらせて暇だから、みんなで集まって宇宙や地球の構造や摂理を探求するといった趣味に興じていたのだ。だから、幾何学や哲学、論理学といった学問をあれこれ討論しても、定期テストや入試なんか持ち出さなかった。もちろん最低限の基礎知識は必要だ。まったくの素人では議論にならない。ただ、船大工なら親方が新入り職人をテストすることはあっても、プラトンやソクラテスが哲学の議論で仲間に学期末試験なんて課さない。謂わば「オタク族」の集まりにそんなの要らないのだ。しかし、現在の学校では、子供を将来の労働者にすべく、効率的に職業訓練を施したいから、実力試験を課して達成度を測りたいのである。食肉にされるブロイラーが餌と抗生物質で効率的に飼育されるのと同じ要領。家庭で日本語を話している小学生や中学生が、いきなり外国語を強要され、試験でランクづけされたあげく、もっと勉強しろと命令されたら楽しいはずがない。一週間にたった数時間の授業で文法(syntax/grammar)や発音が全く違う言語を習得するなど無理。苦痛のみが増幅するだけだ。一方、ヨーロッパ人にとって英語は姉妹語だから簡単(gravy)である。

chesterton 1  ここで、英国の有名な偉人ギルバート・K.・チェスタトン(Gilbert Keith Chesterton)を紹介したい。筆者も大好きなイギリス人批評家で、日本でも人気の高い碩学の知識人である。チェスタトンは『デイリー・ニューズ』紙に『歴史VS.歴史家』という文章を掲載した。若いときに彼は、「学校に通っている児童には歴史のみを教えるべし」と喝破した。(G.K.Chesterton, History Versus the Historians, Daily News, 25 July, 1908, in Lunacy and Letters, ed. by Dorothy Collins, Sheed & Ward, London, 1958, pp.128-129) チェスタトンが暴論に思えるような意見を述べたのは、当時の古典科目ではラテン語の習得は必修であったからだ。そしてラテン語の教授方法に苦言を呈したのである。「少年は単にラテン語を学ぶだけではラテン語の重要性は分からぬ。しかし、ラテン人の歴史を学ぶことで、それが分かるであろう。」とチェスタトンは提案したのだ。(ラテン人とはローマ人を指す。)

  さすがチェスタトンの炯眼(けいがん)は鋭い。彼が言うには、アウステルリッツ(Austerlit)という地名を地理の授業だけで覚えることはナンセンスだ。単なる計算を学ぶ算数の授業だって同じこと。しかし、フランス皇帝ナポレオン1世が、アウステルリッツでオーストリア皇帝フランツ1世(神聖ローマ皇帝フランツ2世)とロシア皇帝アレクサンドル1世を相手に干戈(かんか)を交えた一大決戦(Bataille d'Austerlitz)となれば話が違う。子供だって大物武将三人が睨み合った三帝会戦(Dreikaiserschlacht)なら、教師の話を手に汗握って聞き入るだろう。日本の子供も桶狭間の戦いや川中島の合戦の話は面白い。弱小藩の織田信長が“海道一の弓取り”今川義元の首をとった逆転劇はスリル満載。智将の上杉謙信と猛将の武田信玄がぶつかった戦の講談は大人だって楽しい。砲兵出身の名将ナポレオンが計算をしたり、地図を見ながら策を練る姿を聞けば、子供たちも地理と算数に興味が沸くだろう。

  チェスタトンは一件無味乾燥な科目でも、その背景を教えてもらえば、子供が“知的好奇心(intellectual curiosity)”が芽生えることを指摘しているのだ。幾何学が嫌いな生徒でも、十字軍のロマンティクな物語やサラセン人の世界を知れば、そのへんてこな数字の羅列に興味を示すかも知れない。(ギリシアの「幾何学Algebra」は中東アジアを経由して西洋に導入されたから。) 英語では「何が何だか分からぬ(It's Greek to me.)」と表現して、ギリシア語などイギリス人には「ちんぷんかんぷん」だろうが、ギリシア人の文化藝術を知れば、その難解な言語を学びたくなる。チェスタトンは、「歴史はすべての学問を、たとえ人類学でも人間臭くする」と言う。「人類学」を人間に親しみのある学問にするとは、いかにもチェスタトンらしいヒューモアだ。

  日本人が外国語習得について考えてみれば、おかしな事に気づくだろう。朝鮮を統治していたのに朝鮮語を喋れる半島在住の日本人(内地人)がほとんどいなかった。朝鮮総督府の役人でさえ、朝鮮語を学ぼうとする者が滅多にいなかったのだ。理由は簡単。馬鹿らしいから。朝鮮人なんて不潔で下劣な民族の言葉をどうして一流国の日本人が学ぶ必要があるのか。初めて見る糞尿だらけの極貧国に、日本人が憧れるような文化はない。朝鮮に渡った日本の知識人だって、儒教を朝鮮人から学ぼうとは思わなかった。小便さえ自分でしなかった両班の姿を見れば笑ってしまうだろう。日本人にはアカンタレと乞食が何を話そうが興味ない。ロシア語なら陸軍将兵も必要を感じたから学ぶ者がいたし、ドイツ語は尊敬するドイツ陸軍とドイツ文化の言葉だから、強制されなくても日本人は進んで学んだのである。現在、支那語に人気がないのは、支那人を見れは納得できる。だって、支那人と話して嬉しいのか?

  我々日本人が英語を学ぶときは、まづ英国史を勉強すべきだ。特殊な職業を目指す子共は別だが、語学能力を本業とせぬ一般の日本人は、イギリス人が如何なる歴史を送ったのか、どんな功績を残したのか、彼らはなぜ大帝国を築くことが出来たのか、などを知るべきだ。そして興味をそそられた者が、イギリス人を自分で理解するために英語を専攻すべきだ。大学入試のためだけの英語とは違い、そこにはイギリス人が感じた事を彼らの言葉で自分も感じることができる喜びがある。こうした語学勉強なら一生続けられるだろう。「ハロー、レッツ・スピーク・イングリッシュ」なんて謳う幼児英会話教室は要らない。
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詐欺に引っ掛かる日本人 / 怨念を動機にする英語教育 (Part 1)
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詐欺師が得意とする人、苦手とする人


Robert Vaughn 1Jaime Murray 1Oceans Eleven
(左: 英国のTVドラマ『ハッスル』で詐欺師を演じるロバート・ヴォーン / 中央: 『ハッスル』で共演したジェイミー・マレー / 右: 映画『オーシャンズ11』で詐欺師を演じたブラッド・ピットとジョージ・クルーニー )

  世の中に詐欺師が多いのは周知の事実。ただ、ここで問題なのは、誰が本物の詐欺師で、どいつが“詐欺師もどき”なのか判らない点である。というのも、プロの詐欺師なら確信犯だから仕方ないけど、騙されていることに気付かぬまま詐欺師に協力する者や、嘘つきに唆(そそのか)されて共犯になる者、あるいは本気でそのホラ話を信じている者、さらに厄介なのは単なる馬鹿がいるからだ。

  世間のオっちやんやオバちゃんは、新聞やテレビで金融詐欺とか投資詐欺を目にすると、「こんな詐欺に引っ掛かるなんて、まったくどんな頭をしてやがんるだ? 」と嘲笑し、「愚かな奴だ !」と斬り捨てることがある。しかし、騙された者がみんなアホ・馬鹿・間抜けとは限らない。実際は、知能が高ければ高いほど、持ち掛けられた取引を自分の利益になるはずだと思い込み、虎の子のお金ばかりか、時には他人のお金まで流用して儲けを摑もうと試みる。事件が明るみに出た後で、「ああだった」「こうだ」と後知恵をつけることは可能だが、騙されている間は気付かぬものだ。「カモ」は現実と虚構の区別がつかない“世界”に放り込まれているので、何処までがフィクションで、どこが本当なのか判別できないのである。

  したがって、騙されるのは頭の善し悪しではない。犯罪に詳しい専門家によれば、詐欺師を手こずらせる程の切れ者でも、その人に適した手法を使えばすぐ乗ってくるという。頭の良い人は、最初、何となく不正な取引と勘ぐるものの、あれこれ考えた末、欲の皮が膨張するせいか、やっぱり“エサ”に食いつくそうだ。そして、意外なことに、ほとんどのカモは上流階級の出身者であるという。(デイヴィッド・W・モラー 『詐欺師入門』 山本光伸訳、光文社、1999年 p.127) アメリカたど、それは金を儲けた者とか、金目当てで結婚した者、誰かの財産を相続した人を意味するらしい。彼らは自然と優越感を持つような地位に就いており、とりわけ資金調達や投資話に対しては、しっかりつとした判断を下せると思っている。だが本当は、出世を狙っている友人がいたり、仕事仲間が手助けしてくれたお陰なのだ。ところが、こうした自惚れ屋は、自分が優れているから大金を手にできたのだ、と思い込む。こんな具合だから、自信や幻想を抱く者の中には、次第に自分を天才的人物と考える輩(やから)がいるそうだ。

  例えば、土地開発で50万ドルないし100万ドルを儲けた実業家は、自分が幸運であったことや、人を強引に丸め込んだことを綺麗さっぱり忘れ、自分には先見の明があるとか洞察力に富んでいると思ってしまう。詐欺師によると、不動産業者はカモの中でも最も“美味しい”獲物であるらしい。実業家も似たようなもので、彼らは儲け話しに敏感で、詐欺グループが雇った「おとり」や「インサイド・マン」に引っ掛かりやすく、擦り寄ってくる犯罪者の魅力に惹きつけられやすいそうだ。しかも、このカモは大博打に賭ける資金を豊富に持っているし、たとえ手元に現金が無くても何処からか資金を調達できるから、詐欺師にしたら笑いが止まらない。その他、銀行家や遺産を担当する遺言執行人、信託資金の管財人とか監督者も驚くほど簡単に騙されるという。例えば、「ビッグW」という詐欺師は、コネチカット州に住む敬虔な教会管財人を騙し、大金を巻き上げたことがあるそうだ。詐欺師の業界では、医者や弁護士、大学教授も例外ではないという。

  それにしても、詐欺師は心理戦の達人だ。彼らはカモの欲望や虚栄心、自尊心につけ込むのが上手い。詐欺師が狡賢いのは当然だが、彼らは見た目や感じが良く、どんな人とでも親しくなれる。15分もあれば誰とでも仲良くなれるし、1日か2日あれば親友の域にまで達することができるという。(上掲書 p.132) 彼らは全国をあちこち動き回っており、客船や列車の中でカモを見つけると、偶然を装って罠に嵌めようとするらしい。彼らはお金の嗅覚に優れており、狙ったカモに接近する“コツ”を心得ている。詐欺師は何よりもまず聞き上手になるらしい。そうすれば、相手の目的地や職業、および経済状況が直ぐに分かり、趣味とか家族、友人、浮気相手のことまで聞き出せるという。詐欺師はカモを見つけたその日に騙すこともあるが、完全に引っ掛かるまで“ゆっくり”と時間をかけたほうが安全、と踏むこともあるそうだ。

  詐欺師によると、世間には何度でも騙せる「旨いカモ」がいる一方で、なかなか騙せないタイプの人もいるという。カモには共通する特徴があるそうで、それは「みんな嘘つきである」ということだ。たいていのカモは、自分がどれくらい金があるのか、どんな投資を行っているのか、どれほど良い家柄の出身なのか、妻や子供がどれほど素晴らしいのか、について嘘をつくらしい。中には豊富な恋愛体験について長々と話す者もいるそうだ。ほとんどの場合、カモがこうした嘘をつくのは、自分の利益を図るためで、詐欺師は容易にカモの見栄を“見抜き”、そこをくすぐって仕事に取りかかる。一方、被害者は得意になって自慢話を語り、それが元で大損をする破目になるから実に憐れだ。しかも、カモにされたと判ったら、その経緯(いきさつ)についても嘘をつく。知識人とか社会的身分が高い者は、自分が間抜けだったことを認めたがらず、自己防衛のために適当な話をでっち上げ、次第に自分でもその捏造話を信じてしまうらしい。詐欺師によれば、これは致し方ないことであり、大目に見ているそうだ。

  では、騙されない人というのは、一体どんなタイプなのか? ズバリ、それは正直な人。詐欺師は何が誠実で何を不誠実であるかを知っている者に手を焼く。こうした人物は、静かに湧き起こる心の声に耳を傾けるので、絶対に誘惑に乗ってこない。大半の詐欺師は彼らに出逢っても、決して馬鹿にすることはせず、ただ困惑するだけである。ベテラン詐欺師はほとんど同じ言葉を口にするという。本当に正直者は騙せない。(上掲書 p.143) 象牙の塔で屁理屈を並べている大学教授より、現実の世界で詐欺を実行する犯罪者の意見の方が、よっぽど貴重であり、含蓄に富んでいる。


アジア人を理想とする英語教育

  前置きが随分と長くなってしまったが、英語教育の改革を検討し、提唱する人々を判断するうえで、詐欺師の見解はとても参考になる。なぜなら、高学歴を誇る保護者や知識人を気取る評論家が、いかに文科省の“甘い罠”に嵌まっているのか、が判るからだ。各マスコミの報道によれば、2020年から小学校で本格的な英語教育が実施されるそうで、3、4年生で英語の授業が「外国語活動」となり、5、6年生の段階で「教科」になるらしい。小学校とは縁の薄い大人だと、「どうして小学三年生から英語を始めるんだ?」と訝しむが、文科省には大義名分があるという。役人の「弁明」に一々文句をつけてもしょうがないけど、教育審議会とか外国語専門部会の連中が言うには、以下の様な理由がある。例えば、

  グローバル化により、個々人が国際的に流通する商品やサービス、国際的な活動に触れ、参画する機会が増大するとともに、誰もが世界において活躍する可能性が広がっている。

  さらに、IT革命の進展により、国を超えて、知識や情報を入手、理解し、さらに発信、対話する能力、いわゆるグローバル・リテラシーの確立が求められている。

  また、インターネットの普及や外国人労働者の増加などによって、国内においても外国語でコミュニケーションを図る機会が増えている。

  まったくもう、こんな「言い訳」を聴けば、「あぁ〜あ、また“グローバル化”かよぉ〜」とボヤきたくなる。何かと言えば、政治家や官僚は「グローバル時代だ、国際化社会になった」と騒ぐ。「グローバル(地球的)」と言ったって、要は歐米世界のことだろう。一般の日本人が「グローバル時代」と耳にして、アルバニアとかモルドバ、シエラレオネ、アンゴラ、モルディブ、トルクメニスタンなどを思い浮かべるのか? だいたい、一般の日本人が英語の地図を広げて、「ここがザンビアで、あっちがベニン」とか、「ウズベクスタンとカザフスタンはここ」と指すことは出来ない。地理どころが、どんな民族がいて、何語を話しているのかさえ判らないのだ。日本人が英語を用いて話す相手というのは、もっぱらアメリカやヨーロッパの白人である。つまり、英語を難なく喋るゲルマン語族の人々なのだ。

  将来、貿易商とか国際弁護士、科学者、旅行業者になろうとする人なら別だが、普通の日本人には英語の会話能力とか、文章作成能力は必要ない。確かに、こうした能力はあってもいいが、それを習得する時間と金銭を考えれば、本当にそれを身につける必要があるのかと首を傾げたくなる。一般人が漠然と思い描くのは、西歐白人と楽しく会話する自分の姿くらいだ。英会話スクールに通っている人の中には、ビジネス上やむを得ず勉強する破目になった者もいるが、流暢に喋れる日本人を見て憧れたとか、「白人と喋れるようになったらいいなぁ」という軽い気持ちで入ってくる人もいるはずだ。大半の日本人は口にしないけど、いくら英語を話すからと言っても、フィリピン人やインド人とコミュニケーションを取りたいとは思わない。アジア人と親しく会話するために、小中高大と学校で10年間も費やす者は居るまい。その証拠に、英会話学校の宣伝には、ユアン・マクレガーとかキャメロン・ディアスのような白人ばかりが起用され、ウィル・スミス(Will Smith)といった黒人とか、マレー・アブラハム(Fahrid Murray Abraham)のようなシリア系アメリカ人、あるいはジャッキー・チェンみたいな香港の支那人が採用される事はまずない。

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(左: ユアン・マクレガー / キャメロン・ディアス / ウィル・スミス / 右: マレー・アブラハム)

  筆者は日本人が西歐人と接触し、直に意見を交わしたり、彼らと親睦を深めることや、様々な活動を共にするといったことに異論はない。ただ、文科省の役人や霞ヶ関の議員が、我が国の子供をアジア人並みに格下げしようと謀っているから反対なのだ。察するに、教育行政を司る役人は、英語教育を用いて日本版のフィリピン人を生産したいのだろう。よく日本にやって来るフィリピ人とは、スペイン人に征服され、アメリカ人に売り飛ばされた南洋土人に過ぎない。彼らは形式的に独立してもアメリカの属州民で、国内政治に於いても支那系の華僑に支配されている。上流階級の支那人にとったら、ルソン島のタガログ族など「南蛮人」の類いで、マムシやトカゲと同じだ。彼らの「仲間」というのは、同じ言葉と文化を共有する華僑のみ。ゴミ捨て場に生まれ育ったフィリピン土人は、「エンターテイナー」と称してキャバレーで働き、裸踊りか売春が本業だ。彼女達も英語を話すが、日本人男性はコミュニケーションより“スキンシップ”を取りたがる。

  英語に夢中な日本人は、フィリピン人如きになるべく勉強している訳ではないが、役人たちは庶民の子供をアジア人と見なしている。「国際化時代だから、アジアの民に後れを取るな」と言いたいのだろう。文科省曰わく、

  国際的には、国家戦略として、小学校段階における英語教育を実施する国が急速に増加している。例えば、アジアの非英語圏を見ると、1996年にタイが必修化し、97年には韓国、2001年には中国が段階的に必修化を開始した。EUにおいては、母語以外に2つの言語を学ぶべきとし、早い時期からの外国語教育を推進している。例えば、フランスは2002年に必修化の方針を決定し、2007年から実施する方向で取組を進めている。

  日本の子供が目指す理想がタイ人とか朝鮮人、支那人とは恐れ入る。タイ人の一部が英語を習得するのは、上流階級に昇りたいとか、西歐人相手の商売で儲けたい、という後進国の悲願が基になっている。貧乏で薄汚い環境から抜け出す手段としての英語なんだから何とも憐れだ。南鮮人の場合はもっと切迫しており、「地獄と変わらない朝鮮(ヘル・コリア)」から脱出するため、寝る暇を惜しんで英語を勉強する者が多い。中には、米国の大学を卒業しなければ明るい未来が無いから必死で勉強する者もいる。科擧の因襲が色濃く残る朝鮮では、何でも試験、学歴、派閥、人脈だ。エリート・コース以外に楽しい人生は無いし、一旦そこからはみ出せば二度と戻ることはできない。大手の会社をクビになれば、屋台を引いて小銭を稼ぐしかないし、それがイヤなら天国に一番近い日本へ密入国だ。

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(左: タイ人の子供たち / 中央: フィリピン人の女性 / 右: 支那人の女性 )

  支那人が英語を学ぶのは一に「銭」、次に「金」、三、四が無くても五番目に「札」、と「お金」がすべてで、最初から最後まで利益が目的。キリスト教徒にとってイエズスが「アルファでありオメガである」ならば、支那人にとっての神様はキリスト教徒が唾棄する「マモン(強欲の神)」である。1億人か2億人がゼニの亡者となって英語を勉強するんだから、優秀な人物が出てくるのは当然だ。支那人は書物の中にゼニが隠れていると思っているんだから。日本の小学校で、先生が児童に向かって、「さあ、みなさん、英語の教科書を開いてくださぁ〜い。小判が見えますよぉ !」と教えるのか? アバ(ABBA)の曲「マネー、マネー、マネー」だって歌わないぞ。

  文科省の例は狡猾だ。フランス人が英語の授業を必須化したって不思議じゃない。英語の語彙にはフランス語やラテン語を語源とする単語が多いし、文法だって似ているから、フランス人の子供にしたら、ちょいとした方言を学ぶようなものである。一般の日本人は英語やドイツ語、スペイン語、イタリア語を話せるというフランス人を紹介されると、「わぁぁ、凄いなぁ」と感心するが、英語やドイツ語は姉妹語に当たる西ゲルマン語だし、スペイン語やイタリア語は同じロマンス語に属する言葉だから難しくはない。江戸っ子に津軽弁や名古屋弁、博多弁、薩摩弁を喋れと命じれば、即座には無理だが、時間をかければ不可能ではないだろう。日本人は気付かないけど、全国の方言を平仮名とかアルファベットで書き記すと、まるで外国語のように思えてくる。しかし、基本的な文法や語彙は同じだし、いくら発音やイントネーションが違うといっても、習得する速度を考えれば、ヨーロッパ人より日本人の方が早い。

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(写真 / フランス人の女性と子供たち)

  小学校からの英語教育となれば、その効果を疑って反対を表明する人もいるけど、普通の親は英語教育の導入に賛成しがちだ。というのも、自分が英語を上手に喋れないからである。一般国民の中には、「小さい頃から“ちゃんとした”英語教育を受けてこなかったせいで苦手なんだ」と恨む人が多い。中学生や高校生の頃、英語が不得意で、期末試験などで酷い点数しか取れなかった、大学受験で猛勉強したけど結局は失敗した、と様々な体験を持経て、後悔の念に駆られている人が親となっているんだから、「我が子には同じ苦痛を味合わせたくない」と考えても無理はない。だから、「まだ小学生では早いかな」と躊躇(ためら)う親でも、テレビに登場する大学教授や教育評論家から、「あなたのお子さんも小さい時から英語に慣れ親しめば、ネイティヴのように英語がペラペラと話せますよ」と聞かされれば、「そうよ。私が不得意だったのは、小さい頃から英語に触れていなかったせいだわ」と思ってしまう。自分で勉強しなかった親に限って、教育制度が悪い、学校の教師がネイティヴ・スピーカーじゃない、文法一辺倒で会話を軽視している、などと不満をぶちまける。自分の怠け癖を棚に上げて、政府の教育方針に異を唱え、自分の子供に「果たせぬ夢」を押しつけるんだから、英語教育への恨みは相当なものだ。

Watanabe Shoichi(左 / 渡部昇一 )

  英会話を等閑(なおざり)にしてきた学校に腹を立てる日本人はかなりいて、故・渡部昇一先生が喝破したように、「ルサンチマン(恨み)」の上に教育改革は成り立っている。上智大学で教鞭を執っていた渡部教授は、英文法の形成に興味を惹かれ、ドイツのミュンスター大学で博士号(PhD)を取得し、『イギリス文法史』、『英語学史』『イギリス国学史』といった名著を世に出していた。(ちなみに、渡部先生は上智大学で名誉教授になったけど、本当はミュンスター大学の名誉博士号の方がすごい。日本の名誉博士号は退職者への単なるプレゼントだが、ドイツの大学が授ける「エメリタス(emeritus)」は輝かしい業績のある者だけに贈られる称号なのだ。)

  ドイツ人の学者が「えっ、ドイツの大学で博士になったの?」と驚嘆する渡部先生によれば、日本の英語教育における目的は、流暢に喋る事ではなく、良い文章を書けることにあるそうだ。英語をペラペラと喋るだけなら乞食にでも出来るが、立派な論文を書くには“しっかり”と文法を勉強し、論理的な文章を構成できる知能を養わねばならない。 歐米の大学に留学したことがある者なら解ると思うが、教授たちは学生がどのような「論文」を書けるかで判断する。いくら授業中にテキパキと発言できても、肝心の学術論文が凡庸なら評価が低く、文法がいい加減で不明確な論述だと却下されてしまう。だから、英語の書物を読む日本人は、著者が何を述べているのか明確に理解せねばならず、その為には日本語で“はっきり”と意味が取れないと咀嚼(そしゃく)したことにはならない。簡単な日常会話なら“おおよそ”の意味さえ解ればいいけれど、学問の世界だと“ちょろまかし”は御法度だ。したがって、日本の英語教育は正確な読解力と作文能力を重視すべし、というのが渡部先生の持論である。もちろん、何らかの特殊な職業に就く人には英会話能力が必要だと述べていたが、一般の子供にまで会話能力の習得を押しつけるとなれば、ネイティヴ・スピーカーを教師に雇い、厖大な授業数を設けなければならない。もしそうなったら、教育現場は大慌てだ。
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グローバル企業が支援する愚民か政策 / 怨念を動機にする英語教育 (part 2)
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「お遊び」としての英語教科

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(左: 『個人教授』でのナタリー・ドロン / 右: 実際に英語を教える教師 )

  教育改革の理念はご立派だけど、実際、学校側はどのような「英語教育」を行ってきたのか? 「小学校英語活動実施状況調査」によると、公立小学校の総合学習において、約8割の学校が英語活動を実施しており、特別活動等も含め何らかの形で英語活動を実施している学校は、93.6%に及んでいるそうだ。第6学年では、英語活動を実施している学校のうち、97.1%が「歌やゲームなど英語に親しむ活動」を行い、94.8%が「簡単な英会話(挨拶や自己紹介など)の練習」に取り組んでいるという。また、73%が「英語の発音の練習」を行っているそうで、年間の平均授業実施時数は、第6学年で13.7単位時間(1単位時間は45分)であるらしい。


  「英語の授業」といっても、外人教師が子供たちと一緒に歌ったり、大袈裟なジェスチャーで挨拶する程度なんだから、実質的には「遊びの時間」である。文科省は具体例を挙げているので、ちょっと紹介したい。


  @ 例えば、自分の好きなものについて話すという言語の使用場面を設定して、実際に英語を使って、自分が好きな食べ物について話しあったりする(コミュニケーション)。その際、国語科の内容とも関連させながら、日本語になった外国語にはどのようなものがあるかを学習する(言語・文化理解)。また、apple, orangeなどの単語を通して英語の音声に触れてみたり、I like apples.などの表現例を使ってみたりする(スキル)。


  A例えば、友達を誘うという言語の使用場面を設定して、実際に英語を使って、自分が好きな遊びに友だちを誘ってみる(コミュニケーション)。その際、日本の遊びと世界の遊びについて比較対照してみる(言語・文化理解)。また、ohajiki, baseballなどの単語を通して英語の音声に触れてみたり,Let's play ohajiki.などの表現例を使ってみたりする(スキル)。

  もう、論じることすら馬鹿らしくなる。確かに、小学生なら教師の言葉を真似て、上手に「アップル」とか「オレンジ」と発音できるだろう。しかし、自分が欲する事や感じた事をそのまま文章にできまい。「リンゴが好き !」といった簡単な文章なら英語で表現できようが、気に入った服や玩具を買ってもらいたい時など、“微妙”な呼吸を必要とする場合には、慣れ親しんだ日本語となるだろう。例えば、母親と一緒に百貨店を訪れた少年が、「ねぇ、ママ、僕、あのオモチャがおうちにあったら、毎日ママに見せてあげられるんだけどなぁ」とねだることもあるし、父親に連れられた娘が「パパ、私このお人形が前から欲しかったんだけど、クリスマスまで我慢するね」と哀しそうな目をして、暗に買ってくれとせがむこともある。(賢い子供なら、“こっそり”とお爺ちゃんやお婆ちゃんに「おねだり」を考える。なぜなら、こうした小悪魔は祖父母が孫に甘いことを熟知しているからだ。) 子供は一番便利な言葉を選んで生活するものだ。両親が日本人なら、いくら学校で英語を学んでも無駄である。子供は親に向かって日本語を話すし、親の方も日本語で答えるはずだ。

特に、子供を叱る場合、「こらぁぁ、何やってんの!! そんなことしたらダメぢゃない !」と言うだろうし、オモチャを買ってくれとせがまれた時も、「泣いたってアカンで。無理なもんは無理や !!」と日本語で却下するだろう。したがって、日常会話の80%ないし99%が日本語なら、学校の授業なんか焼け石に水である。

Filipino maids 1Vietnamese workers 1
(左: フィリピン人の女中 / 右: ベイナム人の労働者 )

  「外国語専門部会」のメンバーは、机上の空論を弄ぶ連中だから単なる馬鹿ですまされるが、その方針を支持する経済界の連中には用心が必要である。彼らは「グローバル化に伴う英語の重要性」を看板に掲げているけど、本音ではアジア人労働者と一緒に作業が出来る日本人を求めているだけだ。英語を用いてコミュニケーションをはかる相手とは、教養と財産を持つ西歐白人ではない。稚拙な英語教育で低脳成人となった日本人は、工場や下請け企業でアジア系従業員と同列になり、カタコトの英語で仕事をする破目になる。大手企業が輸入するフィリピン人やマレー人、ベトナム人、支那人などに日本語を習得させるのは困難だから、簡単な「共通語」を職場の言葉にする方がいい。英語なら多少発音がおかしくても通じるし、移民労働者も多少の予備知識を備えているから、日本人の現場監督でも何とかなる。「グローバル化」と言えば響きが良いが、その根底には、日本人に対する待遇をアジア人並に引き下げ、低賃金労働者としてこき使おうとする目論見は明らかだ。子供の将来を案じ、私塾にまで通わせる日本人の親は、我が子をフィリピン人並に育てるべくお金を払っている訳ではない。しかし、お遊びの英語教育を受ける子供は、数学や理科、国語などの授業数を削られるから、総合的な学力低下は避けられず、卒業してから就く仕事は限られている。だいたい、望んでもいない低級な職種とか、厭々ながらの職業に就いた若者が、やる気と向上心を持って働くのか? 職場意識の低下は明らかだ。

どんな外人を雇うのか ?

  もう一つ、英語教育改革に伴う問題として挙げられるのは、どうやって充分なALT(Assistant Language Teacher / 外国語指導助手)を確保するかである。現在、英語の授業は日本人の教師に加えて、英語圏からの補助教員を用いて行われているから、各地方自治体は適切な外人のリクルートに手を焼いているそうだ。ベネッセ教育総合研究所の調査によれば、教育現場は英語を専門とする講師や、日本語がある程度話せるALTを獲得したいそうだが、実際のところ、こうした外人は稀で、日本人教師との意思疎通が困難なうえに、授業の打ち合わせができない。しかも、ALTが2、3で交替してしまうし、ALTによって方針や態度が違いすぎる。もっと悪いことに、指導力が身についていないALTが多いという。これは教師でない筆者も想像ができる。英語を話すアメリカ人やオーストラリア人だからといって、外国人に英語を教える能力があるとは限らない。日本語は文法や語彙、発音の点で英語と全く異なる。とりわけ、日本語を話す子供を相手にする場合、相当な根気と熱意が必要で、教育技術の無い外人を雇ったってトラブルが増すだけだ。もし、日本人教師がサウジ・アラビアに派遣されて、現地の子供に日本語を教える破目になったら、一体どのような事が起こるのか? 想像しただけで恐ろしくなる。

English teacher in AsiaEnglish teacher in Korea
(写真 / アジアへ派遣された英語教師 )

  充分な外人ALTを確保する場合、自治体が負担する費用も馬鹿にならない。仮にも教師だから、渋谷とか新宿で見つけた不良外人を雇うわけにも行かないので、多くの学校はJETプログラム(外国語青年招致事業 / The Japan Exchange and Teaching Programme)に頼んで、外人教師を斡旋してもらうことになる。しかし、上質な人材を招致するとなれば、それなりの給料や恩給を約束しなければならないし、待遇だって日本人以上に設定しないと承諾されない場合もあるだろう。小さな地方公共団体だと予算不足に悩んでいるので、ALTへの住居手当とか出張費を考えると頭が痛い。こうなれば、民間企業に頼らざるを得ないし、人材派遣業者だって甘い言葉を囁いてくる。ALTの増加要請は、地方自治体にとって財政的なピンチだが、「口入れ屋」にとっては儲けるチャンスだ。海外で安く仕入れた「外人」を日本に輸入して高く売りさばく。これを大手の人材派遣会社が全国展開のビジネスにすれば、大きな利鞘を得ることになる。ついでに不動産屋と結託し、外人教師の住宅もセットにすれば、更なる利益を摑むことができるだろう。

  一方、予算の確保に困った地方の役人は、まず中央に泣きつくから、巨額な補助金が各地に流れることになる。気前の良い中央官庁がバックにつけば、学校側は外人教師に高給を渡すことができ、口入れ屋もピンハネ額が多くなってニコニコ顔。これって、何となく、売春婦を斡旋する女衒(ぜげん)みたいだ。例えば、日本の派遣業者が不景気なアイルランドを訪れ、適当な「教師」を物色したとする。教師としての資質が不充分でも、英語を話す白人を物色できれば、日本で高く販売できるから、多少、交渉金が釣り上がっても採算が合う。どうせ庶民のガキに歌や絵本を教えるだけの「補助教員」だから、教養とか品格は問題じゃない。結局、損をするのは、「お遊び」の英語に時間を費やし、気位だけが高い愚民へと成長する子供たちと、巧妙に税金を吸い取られる親の方である。

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(左: 英語を話す黒人女性  / 右: カナダの白人女性 )

  凡庸な外人ALTをあてがわれる事態となれば、子供を預ける親も心配になるが、子供の方にも別の不満が募ってくる。学校教師は言いづらいだろうが、外人教師の人種や容姿が問題となるからだ。極端な例だが、もしAクラスを担当する外人ALTが金髪碧眼の若いイギリス人女性で、Bクラスを受け持つALTがブリテン国籍者なんだけどジャマイカ系の黒人男性であったら、どんな反応が起こるのか? もちろん、両者も英国で言語学を専攻し、教員免許を持っている。しかし、Bクラスの子供たちは、Aクラスの生徒を羨み、「僕もAクラスの先生がいい」とか「Aクラスの方に移りたい」と言い出す。さらに、保護者からも「どうしてBクラスはイギリス白人の先生じゃないの?」と抗議が来る。

  英語の教師を探す場合、イングランドやアメリカだけではなく、カナダとかオーストラリア、アイルランドも募集地となるが、事によってはインドやエジプト、ケニア、フィリピンだって候補地となり得る。外人講師への出費を抑えようと思えば、アジアかアフリカ出身者の方がいい。でも、子供たちの反応を考えれば、ブリテン連邦や北米出身の白人教師の方が“適切”と思えてくる。あり得ないことだけど、もし中学校の英語教師をイングランドから招くなら、ケンブリッジ公爵夫人となったキャサリン・ミドルトンのような女性の方が好ましく、やがでヘンリー王子と結婚するメーガン・マークルのような黒人女性じゃ二の足を踏んでしまうじゃないか。

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(左: キャサリン妃 / メーガン・マークル / エリザベス女王 / 右: フィリップ殿下)

  確かに、どちらも心優しい女性であるが、マークル氏がイギリス文化を解説するなんて、ちょっと抵抗がある。イギリス系のカナダ人が教えるんなら納得できるけど、支那系とかアフリカ系のカナダ人だと遠慮したい。やはり、英国の言葉や風習を教えてもらうなら、先祖代々イングランドに暮らすアングロ・サクソン系のイギリス人の方がいいし、パキスタン移民3世とかインド系帰化人5世の教師より、オランダ系やドイツ系の移民2世の方がマシだ。何しろ、イングランド王国では女王陛下がドイツ系だし、フィリップ殿下はギリシア出身のドイツ系貴族で、スコットランドのエジンバラ公爵になっている。日本の皇室とは大違いだ。

  ベネッセ教育総合研究所が行ったアンケートに、「英語教育で重要なこと」という項目があり、そこでは外国人との交流に関する質問があった。「とても重要」と答えた人は英語教育賛成派で55.4%を占め、反対派でさえ30.7%であった。最重要とは言えないが「まあ重要」と答えたのは、賛成派で41.6%、反対派では54.9%であった。ということは、賛成派と反対派を問わず、多くの人が外国人との交流に何らかの重要性を見出している訳で、子供たちが進んで外国人に接することを期待していることになる。だが、話しかける相手が西歐白人ではなく、イングランドに移り住んで来たインド人やパキスタン人、トルコ系帰化人の2世や3世、あるいはブリテン国籍を持つアラブ系イスラム教徒であったらどうなるのか? イギリス人とは思えない容姿の教師を前にして、日本の子供たちが積極的に話しかけ、英語やイギリス文化に興味を示すとは思えない。

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(左: インド系男性 / 中央: 英国のジャマイカ人女性 / 右: ムスリム男性 )

  もし、帰宅した息子に母親が、「今日、英語の時間はどうだった?」と尋ね、「う〜ん、別に」といった返事だけしか得られなかったら心配になる。それに、問い詰められた息子が、「あんまり面白くない」とか「あの先生イヤだ」と呟いたらどうするのか? 具体的な将来設計を描けない小学生は、教師によって好き嫌いができてしまい、好きな先生の授業なら喜んで学ぼうとするが、気に入らない教師に当たるとガッカリする。ある心理学の実験によれば、幼児だって美女を見ると自分から抱きつこうとするらしく、ブスだと顔を背け、抱きつこうとしないそうである。幼い子供は理性でなく本能で行動するから、大人は冷や冷やするらしい。こうした行動様式はともかく、高額所得者の親を持つ子供は有利だ。お金持ちの保護者は自由に私立学校を選択できるし、優秀な講師を揃えた英語塾にも通わせることができる。しかし、低所得の家庭だと公立学校へ通わせることしかできない。つまり、「選択肢」の無い親子は、どんな学校でも我慢するしかないのだ。

  「日本の学校における教育理念とは何なのか」については様々な意見があるけれど、「立派な日本国民を育成する」ということに関しては、異論はあるまい。いくら英語を流暢に話して歐米人と対等に議論できるといっても、外国人に対して卑屈なら日本人としては失格だ。英語を習得することだけに労力を費やし、大人になっても自国の文化を知らず、日本語さえも未熟なら、こうした人物は歐米人の小使いに過ぎない。まるでローマ人の将軍に飼われたユダヤ人通訳みたいなもので、便利だけど尊敬に値しない「下僕」である。日本人が思考する時に用いる言語は日本語であり、その性格を形成するのも日本語である。その大切な言葉遣いが幼稚で、日本の歴史についても無知な者が、祖国に誇りを持って生きて行けるのか? アメリカ人やイギリス人は、いくら英語が達者な日本人でも、揉み手すり手でやって来る小僧を「対等な者」とは思わない。現在の英語教育は歐米人に対する劣等感を植え付けるだけで、卑屈な日本人を大量生産する結果になっている。我々は英語が苦手なことで尻込みする必要は無い。もし、「英語を流暢に話せるんだぞ」と自慢するクラスメートに会ったら、「ああ、すごいねぇ。まるでフィリピン人みたい」と褒めてやれ。どんな顔をするのか楽しみだ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68691561.html

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4. 中川隆[-5707] koaQ7Jey 2017年12月25日 14:10:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

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2017年06月29日 加計騒動とは 内閣人事局を巡る官僚と首相の人事権闘争

官僚側の目的は、官僚の人事権を内閣が握る「内閣人事局」を撤回させる事。
人事が公正に行われたりしたら、官僚は美味い汁を吸えなくなってしまう。
引用:http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201405/__icsFiles/afieldfile/2014/05/30/30jinjikyoku1.jpg


加計騒動を支援している「闇の天皇」

安倍首相周辺と加計学園を巡る騒動は一向に治まる気配が無く、7月2日の東京都議会選でも惨敗が予想されている。

前川前文部科学次官がマスコミにしゃべっている間は「怪文書」だと言っていたが、文部科学省の内部調査で同じ文書が出てきた。

文書は日付や作成者の署名がない匿名で、これでは公式文書ではないが、萩生田官房副長官が安倍首相の名前を出して働きかけをしていた。

          

萩生田氏は事実無根だとしていたが、今度は萩生田氏と文部官僚との録音テープなるものが出てくると言われている。

仮にこれらが事実だとすると一連の出来事が一つにつながり、その出所は萩生田官房副長官だった事になる。

まず萩生田氏が文部科学省に押しかけて家計学園獣医学部の新設を認可するよう働きかけ「総理の意向だ」と言って期日を区切って要求した。


萩生田氏の要請に基づいて恐らく文部科学省の次官か局長が、『官邸の最高レベル』からの要請だというメールを作成し送信した。

『総理は平成30年(2018年)4月開学とおしりを切っていた』という文面があり、文部省では今年8月までに認可の判断を行う。

加計学園獣医学部は戦略特区制度によって愛媛県今治市が新設を希望し、用地を無償で提供した上、認可を強く希望している。


いったい四国の田舎の獣医学校の何が重要なのか、どうでも良いような気がするが、前川前次官と文部省にとっては重大事件だった。

加計学園騒動が始まる半年前の2017年2月に文部科学省の天下りが発覚し、前川喜平次官が責任を取らされて辞任した。

前川氏と文部官僚はこの懲罰を不満に思って官邸と全面戦争を始めるのだが、その背後には「闇の天皇」と呼ばれる財務省の後押しがあった。


本当の戦いは官僚の人事権

安倍政権は2014年)5月30日に内閣人事局を設置し、それまで各省庁がやっていた官僚人事を、官邸で行う事とした。

つまり今まで官僚の人事は官僚自身が決めていて、総理大臣や国会といえども絶対に口を出す事は出来なかった。

それを今日から総理大臣が官僚人事を決めるとなったので、官僚側は猛反対し財務省を中心に反安倍闘争を展開した。


2015年ごろに安保法制が異様な盛り上がりを見せ、日本中のマスコミが左翼化したかのように(左翼だが)反自衛隊、反米軍キャンペーンを始めた。

日本の全マスコミに対して一斉に指示を出せるのは官僚だけで、反安保闘争を操っていたのは財務省だったと見られる。

財務省はすべての省庁の財政を握っており、クビを横に振れば簡単に干す事ができるからです。


財務省の強大な権限は官僚自身が人事権を握っているからで、人事権が総理に移れば権力も総理に移ってしまいます。

安倍首相が消費増税に反対しているのもあって財務省は安倍政権を潰したくてしょうがなく、加計問題は渡りに船でした。

今冶の山奥の獣医学校は本当はどうでも良く、官僚特に財務官僚と安倍首相との、官僚人事権を巡る闘争なのでした。


そこに乗っかって安倍首相を退陣に追い込んで自分が総理になろうとしているのが、石破・麻生・二階・岸田・菅らの自民党幹部たちで、必ずしも安倍首相の味方ではない。

石破氏ははっきりと野党に加勢して安倍首相を退陣に追い込む姿勢を見せていて、狙いは次期総理です。

こうした「安倍包囲網」に乗っかっているのが野党や小池勢力で、都議会選挙は小池新党に有利だといわれています。
http://www.thutmosev.com/archives/71561248.html

「株式日記」では、森友学園問題や加計学園問題は、官僚と安倍総理との権力闘争であると書いてきました。官僚たちは人事権を事務次官が持つことによって政治家には介入させなかった。それが内閣人事局が人事権を持つことによって、官僚の権力の源泉が失われて、これが官僚には面白くないことだった。
だから官僚たちにとっては、安倍総理は敵であり、第一次安倍内閣は官僚たちによるマスコミへのスキャンダルリーク作戦で退陣に追い込んだ。それがまさかの第二次安倍内閣の発足によって、官僚たちへの「内閣人事局」による報復が始まった。文科省の天下り問題はその一例に過ぎない。

組織の論理から言えば、官僚の人事は行政のトップである総理大臣や各省の大臣が持つのが当たり前ですが、以前は各省の事務次官が人事権を持っていた。だから官僚たちは、内閣の言うことよりも事務次官の言うことを聞いて、内閣総理大臣の言うことは面従腹背だった。

それが「内閣人事局」ができたことで、内閣総理大臣の権力は非常に大きくなった。それが官僚たちには面白くない。だからまたしてのスキャンダルリーク作戦で安倍総理の足を引っ張り出した。政治家のスキャンダルは警察や検察庁の官僚が握って持っている。豊田真由子議員もそうだし、中川俊直議員もそれでやられている。

いずれも二回生議員で安倍チルドレンとマスコミは呼んでいる。安倍総理がどこまで巻き返せるかは国民の支持率次第ですが、マスコミは連日安倍ネガティブキャンペーンを張っている。やらせているのが財務省官僚たちであり、籠池騒動の元は財務省官僚の安倍総理への裏切りにある。

このような官僚たちの裏切り行為に対して、安倍総理が「内閣人事局」を使っての報復人事が行われるだろう。まさに中堅官僚にとっては安倍総理につくか事務次官につくかの選択を迫られる事態となっている。安倍総理が踏ん張りきれれば官僚のスキャンダルリーク作戦も収まるのでしょうが、マスコミも官邸につくか官僚につくかで分かれている。

もっとも、政界でも反安倍の動きが有り、石破・麻生・二階・岸田・菅らの自民党幹部の動きが怪しくなっている。ここでも反安倍に舵を切った石破氏もいれば、安倍政権を支えるかで処遇も違ってくるだろう。問題は安倍政権への支持率であり、共謀罪強行採決では大きく支持率を下げた。

文科省の前川前次官が告発の記者会見を開いて抵抗しているのも、官僚と官邸との権力闘争が主体であり、人事権を取り上げられた官僚の抵抗は続くだろう。しかし安倍政権が長期化すれば官僚への人権発動で、反安倍の官僚たちは飛ばされるから官僚たちも必死だ。
http://2013tora.jp/kabu387.html


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5. 中川隆[-5706] koaQ7Jey 2017年12月25日 14:14:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

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財務省は日本人の敵


2017年03月15日
森友学園と財務省の関係 また握りつぶすのか

事件の張本人は財務省とマスコミの全面支援で福山市長に収まっている
引用:http://edahiro-naoki.com/toppage_parts/top_gallery1.png


すべてを支配する権力

日本では財務省が国の最高権威ですべての権限を独占し、あらゆる事に介入するが、決して失敗の責任を取らない。

例えば日本はアメリカに安全保障を任せていて、防衛費を1%に制限しているが、これが日本の利益になっているかは疑問です。

安全保障を握るアメリカは貿易交渉でも為替政策でも命令口調で日本に指図し、日本は絶対に拒否できない。

          


米ソ冷戦時代、「ソ連が北海道に上陸したら自衛隊は1週間、いや一日で全滅する」と言われていました。

これを防いでいたのはアメリカの核とアジアやグアム、サイパン、ハワイに展開していた米軍でした。

日本はアメリカで時代遅れになった戦闘機などを高い値段で購入し、「米軍が助けに来るまで」戦う戦力を維持していました。


21世紀になっても防衛費は1%のままで、従って日本はアメリカの要求に言いなりになるしかなく、これが日本経済にダメージを与えている。

アメリカが「円高にしろ」と言えばその通りに、「アメリカに自動車工場をつくれ」「アメリカにハイテク技術を無償でよこせ」などあらゆる要求を飲んできました。

日本が不利益を被るのが分かりきっているのに、防衛費を増額しない理由はただ一つ「財務省が認めないから」です。


消費税も同じで創設以来必ず税収を減らし財政を悪化させたのだが、財務省の要求に従って国会は消費増税を繰り返した。

今も増税すれば経済が縮小し、さらに財政悪化するのが分かりきっているのに、安倍首相は2019年に消費増税を予定しています。

一体なぜ財務省は過去すべて悲惨な失敗に終わり、経済縮小や財政悪化を招く消費増税をやりたいのか、合理的な理由はなにもありません。


財務省と大本営

ただ一度財務省が「正しい」と言って始めた政策を「やっぱり正しくなかった」と言ったら、財務省と財務官僚の権威が傷つきます。

むかし戦争中に日本軍は、負けているのに「我が軍は連戦連勝している」と嘘の発表を繰り返したが、あれと同じ理由です。

大本営は日本軍の権威が傷つくのを極端に嫌がり、ミッドウェイ海戦もレイテ沖海戦も「我が軍の大勝利」と発表しました。


財務省の官僚も消費税創設と消費増税がすべて失敗しているのに、自分の権威が傷つくのを防ぐため「我が軍の大勝利だ」と発表しているのです。

大本営はアホみたいな特攻作戦を繰り返して戦力を無駄に消耗し、優秀なパイロットが居なくなった為、空襲に来た米軍機を迎撃できなくなりました。

原爆投下や東京大空襲の頃には離陸できる戦闘機がなくなって、大本営の官僚たちは地下壕に逃げ込んでいました。


もし大本営や日本軍の官僚が正しい判断をしていたら、日本は「無条件降伏」ではなくもっと有利な条件で講和でき、GHQや米軍に占領されずに済んだでしょう。

財務省の官僚がいかに責任を取らないかは、森友学園の問題でも露呈しています。


森友学園に国有地を売ったのは財務省なのだが、いつの間にか政治家だけに責任を押し付けて自分は逃れようとしています。

森友から賄賂を貰ったり便宜を図った政治家は自業自得ですが、鼻持ちならないのは、財務官僚全員が雲隠れして被害者ヅラをしている事です。

森友学園に国有地を売却し、ゴミを埋め戻すよう指示したのは、近畿財務局の枝広直幹(現福山市長)だと当事者が証言しています。


財務省と森友学園

当時近畿財務局長の枝広直幹は「会った事もない」「聞いた事もない」とロッキード事件の田中角栄みたいな主張を繰り返している。

たとえ枝広直幹が森友学園から賄賂を受け取って便宜を図っていたとしても、この国のルールでは絶対に逮捕や起訴されることはありません。

警察や検察、裁判所にいたるまですべての司法関係に予算をつけているのは財務省なので、いわば東京地検特捜部や最高裁判官の上部機関にあたっています。


自分の給料を決めている部長や社長に向かって「おまえ賄賂貰っただろ」と言ったら自分の給料が下がるか首になるだけです。

大阪府豊中市の市議らは財務省近畿財務局を刑事告発すると息巻いていますが、どこかで制止されるでしょう。

国有地を市場価格の5分の1の、不当に安い値段で売却したのは財務省近畿財務局だし、掘り出したゴミを埋め戻せと言ったのも近畿財務局です。


それでいて財務官僚は誰1人表に出てはこないし、絶対に責任を取ろうとせず、地下に逃げ込んで自分だけ空襲から逃れた大本営のように、逃げおおせるでしょう。

マスコミも財務省の支配下であり、許認可権や捜査権を官僚が握っているので、財務官僚の不正を追及したりしません。

これが日本のルールであり、失われた20年の後も、失われたまま回復できない根本原因でもあります。
http://www.thutmosev.com/archives/69932693.html  


2017年10月23日
日本の財政収支は改善していた

リーマンショックでGDP比9%台に悪化した単年度赤字は3%台になった
引用:ブルームバーグhttps://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iFwAlpjvFtG8/v2/750x-1.png


日本の財政赤字が改善傾向

衆議院選挙も終わったが、今回の選挙では「財政赤字」や「財政均衡」が争点になりませんでした。

過去の選挙では日本の借金をどう返すか、大増税しかないという議論が必ず起きていました。

どうして財政議論が沈静化したかというと、この数年で日本の財政赤字は縮小し、改善されつつあるからです。

         
「日本の借金は世界最大!(嘘です)」と騒いでいた財務省のデータを引用すると、2016年財政収支はGDP比4.9%の赤字でした。

2017年度の歳入約63兆円で歳出97.4兆円、単年度の財政赤字は35.3兆円でした。(財政関係基礎データ 平成29年4月より)

歳出のうち「真水」つまり執行する予算は73.9兆円で、国債費が約23.5兆円でした。


歳入が63兆円で歳出が73.9兆円なので赤字額は11.9兆円で、残りは国債償還費用でした。

この国債を日銀が大量に購入していて、9月時点で約400兆円、日本政府が発行している国債残高は865兆円でした。

国債のうち584兆円だけが国が払う債務で、274兆円は建設国債なので高速料金やガソリン税から利用者が払っています。


584兆円のうち短期債務は予算のやりくりで数ヶ月間借りては返済するもので、長期債務はおそらく500兆円くらいでしょう。

政府が返す500兆円のうち400兆円を既に日銀が保有していて、もうすぐ100%に達してしまいます。

現在日銀は国から国債償還を受けると同じ金額の国債を購入しているので、実質的に国は償還していません。


毎度おなじみ財務省の「国の借金」実は政府が返すのは赤い部分の584兆円だけで、そのうち400兆円を日銀が保有しているので、賞味184兆円しかない。
004B
引用:http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/004.gif


財政赤字問題は解消に向かう

では日銀が国債を100%近く保有してしまい、これ以上買えなくなったらどうするか、というのが「金融緩和出口論」です。

そのまま持ってれば良いんじゃないかという意見、いや債券市場の健全性を損なうから全部売却しろという終了論があります。

今まで買い集めた国債を日銀が売り飛ばしたら、どう考えても大混乱になるが、財務省などはそう主張している。


別な考え方としては政府は「永久国債」や50年債、100年債をゼロ金利で発行して、事実上凍結してしまうというのがあります。

イギリスとかは100年以上前の借金をそのようにして「冷凍保存」しているそうです。

日本のGDPがこのままプラスで推移すれば税収は自然に増えるので、数年後には国債を除く単年度赤字はもっと少なく成るでしょう。


すると事実上、財政議論は単年度で黒字化することから、今まで日銀が買い取った国債をどう処理するかという問題に変わります。

日銀を倒産させて第二日銀を立ち上げても良いが、それはあんまりなので、やはり低金利の長期債で「塩漬け」か「冷凍」が妥当でしょう。

米経済メディアのブルームバーグは今週、「日本の財政収支は大幅に改善した」という記事を掲載しました。


それによると2011年ごろに日本の単年度赤字はGDP比9%に達していたが、現在は3%か4%で推移しています。

日本の政府債務そのものも、この2・3年は増えていないとしています。

データの計算方法は書いていないが、GDPのプラスや日銀の国債買い取りで借金の増加は止まりつつある。
http://www.thutmosev.com/archives/73227958.html


2017年11月14日
国の借金が1080兆円、個人資産が1800兆円に増加

財務省が発表する「国の借金」は2倍に膨らませてある
引用:http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/004.gif


「国の借金」という謎の考え

財務省は11月10日に、9月末時点で国の借金が1080兆円に増えたと発表しました。

わずか3ヶ月で1.4兆円増加し、国民1人当たり約852万円の借金だと危機を煽っています。

ところがこの「国の借金」の概念が曖昧で、政府の借金でも公的債務でもない。

欧米や新興国が発表している「政府債務」などとは全く違うので、混乱と誤解を招いています。

2015年に発表された「1053兆円」で解説すると、まず政府短期証券117兆円は為替介入のための、短期の支払いに当てられている。

2012年以来日本は為替介入をしていないが、事務処理のために数ヶ月借りては返すを繰り返していて、実際には存在していません。


財政投融資残高は約163兆円で、特殊法人の借金は「法人の借金」なので国が支払う責任はない。

建設国債残高は250兆円程度で、道路や橋を作った借金なのだが、ガソリン税や有料道路料金などで支払っています。

これらは日本以外の国では「国の借金」に含めておらず、残りの460兆円だけが本当の日本政府の借金です。


日銀の黒田総裁は国債買い取りを進め、日銀の国債保有残高は437兆円(6月末)に達しました。

国の借金は460兆円程度で、そのうち437兆円を日銀が買い取ってしまったので、日本政府は日銀に償還しています。

ところが日銀は日本政府の組織なので、自分の借金を自分に支払っているという状態です。

まあ払わなくても誰も困らないのだが、この制度を維持したい人達が守っています。


個人資産1800兆円を握る人達

9月20日には日銀がもう一つの数字、金融資産残高(個人資産)が1832兆円で過去最高になったと発表しました。

個人資産が1832兆円で国の借金が1080兆円なら、持ってる人に払わせれば一瞬でチャラになるような気がします。

個人資産の多くは富裕層が保有していて、日本では保有資産に税金はかからないので、富裕層は働かず税金も支払っていません。


この現象は世界的にも同じで、富裕層は税金を払わず、労働者が納税した金でサービスを受けています。

これに課税しようというのが消費税なのだが、消費税は資産や収入が少ない人ほど税率が高く、富裕層はほとんど払っていません。

世の中はどこまでも金持ちに有利に作られていて、資産への課税や相続税が検討されていますが、必ず反対意見で潰されています。


てっとりばやく富裕層の全資産を没収してしまえば良いのだが、富裕層は金によって権力を持ち、政治への影響力を持っています。

個人資産がいくら増えても、それが消費や投資にまわらなければ、1円たりとも日本のGDPは増えません。

だが税金も払わず経済にも貢献しない人達の資産ほど、手厚く保護されているのです。
http://www.thutmosev.com/archives/73606389.html


2017年3月21日
【藤井聡】「プライマリー・バランス黒字化」という「悪行」
https://38news.jp/politics/10232


From 藤井聡@内閣官房参与(京都大学大学院教授)

【マスメディアは、PB黒字化が難しくなった事を批判している】

政府の「基礎的な財政収支」を意味する「プライマリーバランス」、略称PB。

わが国政府は、2010年の菅直人内閣の時に、「2020年にこのPBを黒字化する」という目標をたてました。そして現在の安倍内閣も、この目標を引き継いだ財政運営をしています。
https://38news.jp/economy/10199

その結果、「PB赤字」は、昨年度までで16兆円以上も削られました。そして2010年の頃の「半分」にまで縮小しました。これは、菅直人氏が建てた「中間目標」が達成されたことを意味しています。

ただし、今年1月に公表した直近の財政シミュレーションによると、このままPB赤字は縮小していきますが、2020年次点でも「8.3兆円」の赤字が残される見込み――となっています。

これについて、多くのマスメディアが「批判的」な論調を展開しています。例えば毎日新聞は、

「基礎的財政収支:20年度赤字8.3兆円 険しい財政再建」

という見出しで、政府を非難する記事を配信しています。
http://mainichi.jp/articles/20170126/k00/00m/020/049000c

この記事で、財政再建に積極的でない安倍内閣を批判し、最終的に、

『「首相はむしろ、教育無償化や子育て支援など歳出拡大を伴う施策の強化に意欲を見せており、「黒字化目標を変えたがっているのでは」(首相周辺)との声も出ている。財政健全化は一層難しくなりそうだ。」

とまとめ、黒字化目標を変えたがっている安倍首相は、

「道徳的にワルイ行為」

をしているかのようなニュアンスで、政府を非難しています。

【デフレ下では、PB赤字は善でありPB黒字は悪である】
しかし、本当にこうして安倍首相は批判されなければならないのでしょうか?つまり、プライマリーバランスの赤字が存在することそれ自身は、本当に、

「道徳的にワルイ行為」

なのでしょうか?

答えはもちろん「否」です。

むしろ、少なくとも今のようなデフレ状況では、PB黒字を無理矢理削減するような目標は早々に廃棄し、より適正な財政規律を導入することこそが、日本国民の幸福にとって求められる、道徳的な振る舞いなのです。

なぜなら、PB黒字を無理やり削減するようなことが行われれば、政府支出が削られ、さらなる増税が敢行され、日本の消費も投資もさらに縮小し、国民所得はさらに下がり、失業率はさらに上がり、消費と投資がさらに悪化していく――という激しいデフレスパイラルがわが国を襲うこととなるからです。

だからこそ、そんな「深刻なデフレ化」という悪夢を回避するには、私たちは「PB赤字はいかなる意味で正しいものなのか」という点を、各々の「胆」でシッカリと理解してく必要があります。

ついては、ここでは簡単に、「PB赤字の正しさ」「PB黒字の不道徳」について、改めて解説いたしたいと思います。

【PB赤字=悪と決めつけるのは、視野が狭いからである】
まず、私たちの日常感覚(あるいは、いわゆる主婦感覚)から言えば、「赤字」という言葉を見れば、それだけでパブロフの犬の様に半ば自動的に「ワルイモノだ」と感じ、即座に「赤字は無くさなきゃ!」と感じてしまうのは事実です。そして、世の中には削除すべき「赤字」があることは論を待ちません。

しかし、「赤字や負債は悪いものだ」と「決めつける」感覚は、極めて歪んだ、矮小かつ近視眼的な感覚です。なぜならそれは、「いま、ここにあるサイフ」だけを見た狭い視野からの感覚に過ぎないからです。

「いま、ここにあるサイフ」だけでなく、その周りの人々や、少し先のことまで視野に入れて考えれば、善と悪の方向が全く逆になってくるのです。

例えばある家計がケチケチしていれば、その家計にとってはカネが貯まって良いかもしれないけれども、その家計を相手に商売している側に立てば、これは実に困ったものです。

例えば、毎日、1000円使っていたお客さん達が皆急に500円しか使わなくなったら、その店の売り上げは半分になってしまい、場合によっては閉店に追い込まれます。

あるいは、社長が急にケチになって、給料を半分にすれば、会社のサイフは赤字が減ってよいかも知れないが、従業員にしてみれば、たまったものではありません。住宅ローンが払えなくなってしまう社員もいれば、子供の塾をやめさせないといけなくなる社員もでてくるでしょう。

つまり、誰かが「赤字」を削ったり、「負債」を減らそうとして出費を削れば、その削った側から見れば「倹約」という何よら善き行為をしているかに見える一方で、周りの人から見れば、その行為は単なる「ケチ」なものに過ぎないのです。

つまり、借金を削るとか赤字を減らすとかいう行為は、「削る側」から見れば「善行」ですが、「削られる側」から見れば「善行」どころか「悪行」としか言えないものとなるのです。

【「倹約家」は、時に無能を意味する】
さらに言うと、「経営者」の視点に立てば、さらに違った側面も見えてきます。

「赤字を削って投資を減らす『倹約家』の経営者」と「赤字覚悟で投資を増やす『積極的』な経営者」の両者を考えてみましょう。

前者の『倹約家』の経営者は、経常収支は短期的には改善します。でも、中長期的な会社の売り上げが伸びていく見通しは低いものに留まります。

一方で、後者の『積極的』な経営者は、短期的な経営悪化という、短期的リスクを呼び込んではいますが、中長期的には会社の売り上げを伸ばし、企業をより大きなものにしていくチャンスを持っています。

つまり、倹約家の経営者は、堅実とも言えるが、臆病でケチで「無能」な経営者である疑義があるのです。

一方で、積極的な経営者は、浪費的で危険とも言えるかもしれませんが、将来の「成長」を導く、勇敢でチャレンジングな経営者とも言えるのです。

そして、「成長しなければ倒産する!」という危機に陥った「成長する責務を負った経営者」であるなら、好むと好まざるとに関わらず、「倹約家で臆病なケチ」であることを避けなければなりません。彼は彼の知力と胆力の全てを駆使し、「赤字」を受け入れた勇敢でチャレンジングな経営をせねばならないのです。

そして、デフレに陥ったわが国の内閣は、まさに「成長する責務覆った経営者」に他なりません。そうである以上、赤字に対して過剰に臆病になるのは、「亡国」を導くことは必定なのです。

【政府がケチな倹約家では、デフレが続く】
以上の議論を踏まえれば、次の事実が浮かび上がります。

・「PBを黒字化」することは、国民以外の経済主体、つまり、国民と民間企業にとって、悪影響を及ぼし、デフレ圧力を加速する。

・「PBを黒字化」することは、将来のビジネス・チャンスを縮小させ、経済成長を阻害し、ジリ貧を導く。

さらには、PBを黒字化するためにあらゆる出費を削れば、教育も、研究開発も、防衛も、防災も――あらゆる行政サービスを縮小させ、その国家を亡国へと導いていくリスクをもっています。

だから、とにかくPBを黒字化すべし、という議論は「PB黒字化がもたらす弊害」を無視した暴論に過ぎないのです。

我が国のエコノミスト、官僚、政治家、そして日本国民が、「PB黒字化」という言葉の響きに騙されず、それが一体何を意味しているのかを冷静に理解し、PB、さらには、日本の財政について適切な判断を下されんことを、心から祈念したいと思います。

追伸:国民のマネーを吸い上げる「PB黒字」が如何なる意味で不道徳なのか――さらにご関心の方はぜひ、下記をご一読ください。
https://goo.gl/Jcqhm0


2017年4月11日『日本のプライマリー・バランス規律は、外国よりも甘い』という出鱈目
From 藤井聡@内閣官房参与(京都大学大学院教授)
https://38news.jp/economy/10324


先進国はいずれも、財政についての何らかの規律、すなわち、「財政規律」を持っています。我が国も、2013年に閣議了承した「2020年度にプライマリー・バランス(PB)の黒字化を目指す」という規律を持っています。

この財政規律を巡っては、これまでに様々な議論が重ねられてきていますが、その一つの視点が「国際比較」の視点。この点について、例えばつい先日公表された財務省主計局が公表した資料(4頁目)では、

『主要先進国が掲げている財政健全化目標と比較すると、日本の目標は緩やかな水準となっている』

と明記されています。
http://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia290407/04.pdf

その根拠として挙げられているのは、「日本だけ利払い費を考慮外としている」という点です。

つまり、日本は「利払い費」を何兆円も払っているのに、それは考慮せずに「収支」を考え、それについて目標を立てているが、諸外国は皆、利払い費も支出の項目に加えて、「収支」を考え、それについて目標を立てている、だから、日本だけ「甘く」て「緩い」目標だという次第です。

・・・・しかし、本年3月1日の参議院予算委員会で、この説明が、

『出鱈目な説明』

だと、指摘されています。

この指摘は、自由民主党の西田昌司議員からのものですが、その議論は極めて説得的なものでしたので、ここではその内容を改めてご紹介したいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=9ONDN6n-iwc

まず、西田議員は次のように質問を切り出しています。

西田昌司議員 「要するに、プライマリーバランスというのはですね、利払い費を入れてないんですよ、と。財政収支の場合には利払い費も入れてますと。だから、借金の返済金額まで入れてますからね、利息の。だから、厳しいんですと。こういう意味でしょ?」

主計局長「尺度としてはそういうことだろうと思います」

西田昌司議員「・・・それでこの話を聞いてですね、みんな、『あ、そうか、プライマリーバランスというのは、各国のあれより緩いんかと。だとしゃーない、守らなしゃーないなと』こういう論法にひき釣りこまれるんです。ところが違うんですね。」

そして現在の各国の財政支出状況を解説した後に、次のような発言につなげていきます。

西田昌司議員「私は、財務省の職員というのは、日本の職員の中でも極めて優秀な方だと思っています。その方々がですね、全く出鱈目な説明をしているという事自体に苛立ちと腹立ちさを抑えることができないんです。」

なぜ、「出鱈目」なのか、そしてなぜ、「苛立ちと腹立ちさを抑えることができない」のか。

その理由について、西田議員はまず、2年前の経済財政諮問会議で、麻生財務大臣が提出した、主要先進国の財政健全化の目標がリストされている下記資料を取り上げます。


https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1023892481045028&set=a.236228089811475.38834.100002728571669&type=3

そして、この資料には、確かに日本だけ「利払い費」を考慮外に置く「基礎的」財政収支(つまり、プライマリーバランス)を基準にしていているが、諸外国は、「景気変動」を考慮外に置く「構造的」財政収支を基準にしている、という事が明記されている、だから、日本の財政規律は「緩いものだ」とは言えないのではないか、と指摘します。

これに対して、主計局長は次の様に答弁します。

「あの……どう申し上げますか……財政収支とプライマリーバランスというのはいわば縦軸で…こう…その…金利の分だけ、緩い、基準になっています。で、ご指摘の構造的財政収支というのは、対象となる財政収支の内、まぁ…一時的なものを除たものを、この…なんていいますかモノサシにあてて比較する、という考え方なんで、確かに…あの…財政収支のあてはめを緩めているのは事実でありますけど、いわば、縦の緩め方と横の緩め方といいますか…あの…そういう違いがあるということだろうと思います。」

これに対して西田議員は次の様なツッコミを入れます。

西田昌司「つまり、あなた方が、麻生大臣や総理に説明してきたのは何かといえば、日本のPBよりも、他の各国のG7がやってる方が、厳しいんですと言ってきたわけですよ。ところが、あなたが今、言っているのは、逆さまを言っているんですよ。要するに、日本のPBよりも緩やかに弾力的にね、財政収支の目標は設定しているんですよ。がんじがらめにしてない。税収が減ったら、その分当然いるね、と。」

以上の質疑は、「日本の規律は緩い」という説明は、西田議員が指摘するように「出鱈目な説明」だった、という疑義を白日の下にさらすものです。

なぜなら確かに日本の規律は「利払いを除く」という点では「緩い」が、「景気変動を考慮しない」という点では「厳しい」基準だったことを、主計局長本人が認めているからです。

主計局長のご発言に基づくなら、

・「縦」(利払いの有無の点)では日本の方が「緩い」が、
・「横」(不景気時の減収等の考慮の有無の点)では日本の方が「厳しい」

のです。それにも関わらず、この「横」の論点を無視して「縦」だけを見て、「日本の方が緩い規律だ」と断定するのは、西田議員が指摘するように、「出鱈目」と指摘されても致し方ないところです。

しかも、日本は今「デフレ」であることを考慮すれば、デフレ脱却さえ叶えば、さらに税収が上がることも予期されます。その点を加味すれば、その「出鱈目さ」はさらに深刻なものだとも言えるでしょう。

いずれにせよ、不景気、さらには「デフレ」の影響を加味した「構造的」な財政収支に基づいて財政が運営されているのが先進諸国における国際標準である一方、日本一国だけが、PBという「非構造的」な財政規律に「がんじがらめ」にされてしまっているのです(ちなみに、同じPBでも、構造的PBという概念もあります)。

その結果、諸外国では、「不況・デフレで税収が減ったから」という事を気にせずに思い切った財政支出ができるのに日本だけは、「不況・デフレで税収が減ったから」という理由で、政府支出をカットせざるを得なくなっています。

つまり、日本一国だけが、「非構造的」な財政収支という、「大変に厳しい十字架」を背負わされているのです。

日本のデフレを本当に終わらせるためにも、この収支における「構造性」という、あまり人々に知られてはいないものの、極めて重要な問題の存在を、しっかりとご理解いただきたいと思います。

追伸:デフレ脱却と財政規律、の関係については是非、下記をご一読ください。
https://goo.gl/Jcqhm0

【青木泰樹】財務省の頭の中 2015/06/12 From 青木泰樹@経済学者

税収の上振れが続いています。

2013年度は当初予算に対して3.9兆円の税収の上振れがありました。

2014年度も当初予算での見積額50兆円(うち消費税以外34.7兆円)が、決算時点では54兆円台に達すると見込まれております。

消費税増税分を除いても4兆円前後の税収増です。

税収の上振れは現状の日本経済にとって好ましいのですが、手放しでは喜べません。

なぜ財務省が当初予算をこれほど低く見積もっていたのかについて疑問が残るからです。
財務省の税収見積もりが二年続けて大幅に外れたことは由々しき問題です。

その原因として考えられるのは、経済成長による自然増収を過小評価したがる財務省脳にあるのではないでしょうか。

「経済成長による自然増収などたいした額ではないので、それに頼ってはならない。財政再建はあくまでも歳出削減と増税でやり抜くしかない」と主張したいのでしょう。

経済成長と税収増の関係は、税収弾性値(税収変化率/名目GDP変化率)として知られています。

名目GDPが1%増加したときの税収の増加率を表す指標です。

本日は、税収弾性値から読み取れる財務省の悪弊について考えたいと思います。

これまで財務省は税収弾性値を「1.1」として推計を行ってきました。
かなり低いですね。

この数値は、バブル期以前の税収の伸び率と名目成長率の双方が安定していた1980年代のデータから算出されたもので、ここ15年間は現実に計算される税収弾性値とかけ離れております(この期間の税収弾性値の単純平均は4程度)。

財務省は当該期間における名目成長率がゼロに近い数字であったため、算出される税収弾性値が大きく振れやすく、結果的にたまたま大きな数値となったと説明しております。
異常値だと言いたいのでしょう。

しかし、逆から見れば、財務省の主張する税収弾性値(1.1)はデフレ期およびデフレ脱却期には適用できない異常な数値であるということになります。

現状はコアCPIの動向を見る限り、よく見てデフレ脱却期、下手をするとデフレへ逆戻りといった状況にありますから、今後の経済成長の財政再建効果を測る上で、財務省の主張する税収弾性値を採用すれば、必ず予想が外れてしまいます。

財務省が税収弾性値を限りなく「1」に近づけたい理由の背後には、先の理由とともに主流派経済学の経済観も見え隠れします。

経済学的に見て税収弾性値が1になるのは、税収が全て比例税から成るケースです。

比例税とは所得の一定割合に課税される税で、消費税(所得の一定割合が消費に向かうため)および法人税(黒字企業に限られますが)がその代表です。

比例税率をα%とすれば、所得100に対して税収は100αとなりますから、所得が1%伸びれば、税収も1%伸びることになります。

ですから所得税の累進度をフラット化し、税収に占める比率を下げて消費税中心の税制度にすれば税収弾性値は1に近づくのです。

もちろん、その場合には税制度から所得の再分配機能が失われることになりますから、高額所得者に有利となります。

所得税のように累進税がある場合も、主流派経済学の想定する「需給ギャップの存在しない長期均衡状態」では、税収弾性値は1に近づきます。

ちなみに長期均衡状態(期待が実現している状態)に赤字法人は存在しません。

課税ベースである付加価値は、個人と法人間に分配されています。その分配構造を示すのが、労働分配率(人件費/付加価値)です。

長期均衡状態において労働分配率は一定となりますから、個人と法人間での所得の移動は生じません(割合が一定のまま推移)。

その状態のまま成長するとどうなるか。例えば、主流派経済学の想定する潜在成長軌道に沿って経済が進行する場合です。

税収の中身を

「税収=消費税(比例)+所得税(累進)+法人税(比例)」

とします。


経済成長が1%の時、既述のとおり比例部分は1%の増収です。

所得税に関しては限界税率(税額の増分/所得の増分)が平均税率(税額/所得)に一致した場合は1%、それを上回った場合には+アルファが生ずるわけです。

累進度の低下および所得税の税収に占める割合が低下すればするほど、+アルファの部分は0に近づき、すなわち税収弾性値は1に近づくことになるのです。

内閣府や政府税調における有識者メンバーは、ほとんど主流派経済学者なので彼等の経済観が色濃く答申や報告書に反映されることになり、それが財務省見解の形成されてきた一因でしょう。

主流派学者は、現実経済が平均的には長期均衡軌道上にあると思い込んでいるわけですから。

しかし現実的に言えば、需給ギャップが存在する場合、法人税率が所得税の平均税率を上回っている限り、経済成長による税収弾性値は1より大きくなります。その理由を簡単に説明しましょう。

景気が上向くとき、労働分配率は低下します。なぜなら人件費の部分は景気に即座に反応しないからです。

必然的に景気拡大の恩恵は法人にもたらされ法人税収は増加し、さらに赤字法人も黒字化することによって納税側に加わります。

主流派の想定し得ない、このインパクトが大きいのです。

デフレ脱却途上にあり、需給ギャップが存在する現在の日本経済において、成長による財政再建効果は大きい、少なくとも財務省の想定よりかなり大きいと思います。

税収の上振れは正にその証左ではないでしょうか。

財務省による政策をミスリードするプロパガンダは、税収弾性値にとどまりません。
現在、政府は6月末を目途に2020年度までの財政健全化計画を策定中ですが、ここでも財務省脳がさく裂しております。

内閣府の公表している「中長期試算(平成27年2月公表)」の経済再生ケース(実質成長率2%以上、名目3%以上)によると、2020年度で基礎的収支(PB)の赤字が9.4兆円と推計されています。

これをベースに財務省は、当該年度における9.4兆円の歳出削減を主張しています。
すなわち単年度の財政均衡を目指すというPB目標を堅持しているわけです。まさしく財政均衡主義。

歳出削減を9.4兆円するとどうなるのでしょうか。

普通に考えれば、総需要が減るわけですから、GDPは減少するでしょう。

もちろん、国民所得勘定の恒等式

「GDP=内需(民需+官需)+外需(貿易収支)」

には解釈方法が二つあります。

ケインズ的に解釈すれば、右辺から左辺への因果関係を考えますから、総需要によるGDPの決定式です。

他方、主流派(供給側)からすれば、逆の因果関係を想定しますから、GDPの分配式と解釈されます。

セー法則に基づきGDPが資源の賦存量と生産技術によって先決されていると考え、それが内需と外需に配分されるとするのです。

主流派学者は後者の立場ですから、官需を削減しても自動的に民需が増えると考えてしまいます。

パイの大きさが一定である場合、切り分け方を変えても大きさはかわりませんから。
それゆえ彼等は、歳出削減してもGDPが減少しないと考えてしまうのです。

多少、現実的に考える学者は、歳出削減分を供給能力の増加によって埋め合わせればよいと考えています(「造れば売れる」というセー法則にどっぷり浸かっているのです)。
いわゆるアベノミクスの三本目の矢である成長戦略頼みです。

しかし、妙な話です。

歳出削減は9.4兆円という明確な数値目標を定める一方で、それを埋め合わせるべき総需要の増加に関しては、規制緩和で何とかなると言っているのです。

財務省にしてはどんぶり勘定、かなり無責任ですね。

はっきり言って規制緩和の効果は量的に計測不可能です。
それゆえ9.4兆円の歳出削減の埋め合わせはできません。

構造改革の重要性を主張する人は、改革には時間がかかると言って責任逃れをするのが常ですが、小泉構造改革から10年を経た現在も潜在成長率(ここでは定義に論及しませんが)は低下の一途をたどっているのです。

これまでの構造改革は全く無駄だったのです。

レントシーカーに多少の利益をもたらしただけで、地方の疲弊を助長させたにすぎません。

少なくとも潜在成長率を押し上げられなかったことは疑いのない事実なのです。
規制緩和を唱え続けてきた主流派学者は猛省すべきでしょう。

歳出削減をするのであるならば、それに見合った総需要拡大策をとらなければ景気が悪化することは誰の目にも明らかです。

しかし、財務官僚や有識者と言われる主流派学者にはそれがわからないのです。立場上、言えないのかもしれません。

そして量的効果が明確に測定できる公共事業の実施に対しては、国債残高をこれ以上増やすなと反対するのです。

国債残高の累増問題は、民間への利払い費の膨張をどうするかという問題ですが、日銀が国債を大量に買い取っている以上、既に解決済みの問題であります(ここでは詳細は触れませんが)。

彼等にはそれが全く分かっていないのです。

財務省の主張する歳出削減と規制緩和の組合せは、デフレ化政策パッケージに他なりません。これでは景気低迷に逆戻りしてしまいます。

単年度の財政均衡を目指すPB目標にこだわっている限り、デフレスパイラルから脱却できません。

PB目標の旗は降ろすべきでしょう。

財政再建は中長期的な視点から実施すべきでありますから、それに対応した新たな目標が必要です。

それは経済成長を促すことによって、成長の範囲内で財政再建を図ることに尽きます。
デフレ脱却途上にある経済において、経済成長と財政再建を同時に達成する条件は、一例をあげれば「税収増加率>一般歳出増加率(利払い費を除く政策経費)」でしょう。

初期的にPB赤字があろうと、この条件を満たせば、いずれ財政再建は達成できるのです。

この条件式を経済成長との関係で書き直せば、「名目成長率×税収弾性値>一般歳出増加率」です。

これは単年度目標ではなく、5年なり10年のスパンでこうした状況を目指せばよいのです。

拙速に結果を求める財務省脳からの脱却が望まれるところです。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/
 


2017年4月8日財政均衡主義の正体
From 青木泰樹@京都大学レジリエンス実践ユニット・特任教授


財政健全化に向けてとるべきは、「先憂後楽」。


財政制度等審議会(吉川洋会長)は、半年ごとに財務大臣に建議をしていますが、直近の建議の中で、財政健全化の基本的考え方としてこの故事を使っています。

元来の意味から若干離れますが、「先に苦労・苦難を体験すれば、後で楽になれる」と言いたいのでしょう。

もちろん、その含意は「少しでも早く増税および歳出削減を断行し、財政健全化を図れば将来不安は払しょくされる」ということです。

恒例行事のように、毎回毎回、2020年度までの基礎的収支(PB)バランスの達成、すなわちプライマリー赤字の解消を唱え続けています。

さらに今回はハードルを上げて、PBに利払い費も加えた財政収支のバランスを目標にすべしとの提言も加えております。

まさに財務省の意を忖度(そんたく)した建議と言えましょう。

財制審を主導するのは著名な経済学者たちですが、彼らはなぜこれほどまでに財政均衡にこだわるのでしょうか。

今回は、財政均衡の経済学的論拠について考えます。

結論から言えば、彼らは主流派経済学の論理に縛られ、現実が見えなくなっているということです。
もしくは意図的に見ようとしないのかもしれません。

経済学者は「経済学の見地からすれば・・」という前置きをよく使いますが、この常套句を聞いたときは「現実には当てはまらないが・・」と彼らが言っていると解釈するのが適切です。

今回、彼らの言うことを真に受けてはならない理由を具体的にお話ししましょう。

一般論として「現実経済が景気変動を免れないとすれば、財政運営は中長期的視点からなされるべきだ」と考えることは、誰にも受け容れられる極めて自然な見解に思えます。

ここから話を始めましょう。

ただし主たる財政観は二つありますので、各々の考え方の違いを先に示しておきます。

第一に、景気変動によって税収が変動する一方、政策経費は固定されているものが多いため、「出」と「入」のギャップを中長期的にならすべきだという財政観。
これは個人の家計運営にも同通するため、一般に普及している財政観です。
それをここでは、「伝統的財政観」としておきます。

第二に、景気変動によって国民経済は健全な状態から乖離(かいり)するため、そのギャップを埋めるように財政運営をすべきだという現代貨幣理論(MMT)に基づく財政観。

例えばデフレ不況、インフレの高進、金利の高騰といった好ましくない経済状況から脱却すること、すなわち「経済の健全化」を財政運営の目的とし、その達成手段として税と政策経費を用いるという考え方です。

具体的には、景気状況に応じた増減税、財政出動の実施および金融市場への介入等です。

この場合、「出」と「入」のギャップをならすこと、すなわち財政の健全化はもはや目的とはなりません。
それを「機能的財政観」としておきましょう。

財制審の経済学者は、伝統的財政観を主流派経済学の論理に当てはめることによって、短期的な財政均衡を目指すPB目標を掲げています。


彼らの論理を、順を追って説明しましょう。

新古典派経済学の後継の諸学説、マネタリズム、新しい古典派、ニュー・ケインジアン等を主流派経済学と呼びますが、その特徴を一言で言えば、「個人(ミクロ)の主観的満足を求める合理的行動が全体(マクロ現象)を決める」ことです。

逆から見れば、マクロ状況とは全ての個人(合理的経済人)が満足した状態である、と考えているのです。

「この経済学の見地からすると・・、現実経済は常に理想状態にある」ことになります。

学説によって「景気変動は生じない」、「景気変動下においても個人は満足している」、「景気変動に対して何もしなくとも、すぐに理想状態に復帰する」と三通りありますが、本質は変わりません。

すなわち主流派学者は、景気変動が存在しない、もしくは存在しても考慮する必要のない状況を前提に財政均衡を考えているのです。

現実には「景気変動→税収の変動→PB(もしくは財政)赤字や黒字の発生」という因果の連鎖があるのですが、主流派学者は「理想状態=PB(財政)均衡」としか考えません。

景気状況が原因で、結果的にプライマリー不均衡が生じたことを考慮しないのです。

財制審の学者たちは、現実のPB赤字の発生に直面して機械的に増税と歳出削減を唱えていますが、そうした施策がマクロ経済にどれほどの悪影響を及ぼすかについて論じません。

彼らの想定するマクロ経済が、常に完全雇用の達成された理想状態だからです。
つまり、「経済学の見地からすると・・、悪影響は出ない」と考えているのです。

現在の日本経済は未だデフレから脱却しておりませんが、その原因が2014年の消費税増税にあることは衆目の一致するところです。

当時、彼らは全員、PB赤字解消のための消費税増税に大賛成でしたが、それもこの主流派経済観に基づくものです。

財制審の学者の建議どおりに増税した結果、「先憂後苦」になってしまいました。
先に苦難を経験して、後でも苦しんでいるのが日本経済の現状なのです。

さらに主流派学者が、経済の健全化を最優先に考える機能的財政観を軽視する理由も同じです。

彼らが経済の健全化の達成された状態から議論を始めているためです。
機能的財政観の「目的」は、彼らの「前提」なのです。
経済の健全化など考慮の埒外(らちがい)なのです。

それでは、彼らはなぜ財政均衡を唱えているのでしょう。
それは理想状態を示す理論モデルと整合性を保つためです。
単に学問的理由から発しているのです。

以前から論じているように、財政均衡主義が機動的な財政運営より優れていることは論証されていませんし、今後もできません。

なぜなら、それは新古典派の経済モデルの前提である「政府の予算制約式」にすぎないからです。

モデル構築に際して初めから決まっているのですから、証明のしようがないのです。

その辺りの事情を見ておきましょう。

主流派モデルの目的は、予算制約下で、個人が最も満足した状態に達する条件(もしくは最適経路)を示すことです。

予算制約がない、すなわち無限に予算があるならば経済問題は生じません。
好きなだけ買えるわけですから経済学の入り込む余地はないのです。

個人の一生の予算制約を決めるのに用いられるのが、生涯所得(Yp)です。
ただし個人が自由に使える所得は、生涯所得から生涯に支払う税金総額(Tp)を控除した可処分所得です。

それが、個人の予算制約である「恒常所得(Yp−Tp)」です。

ここで「恒常」という用語は、ミルトン・フリードマンの「恒常所得仮説」に由来するもので、予想される全期間の合計額(正確にはその現在割引価値)を示す概念です。

例えば、恒常消費(Cp)は生涯を通じての消費総額、政府支出の恒常水準(Gp)は将来にわたる政府支出の総額といった具合です。

合理的な個人は恒常所得を使い切って生涯を終えます(もしも、使い残しがあれば悔いが残るため)。

所得を使い切ることを横断性条件と言い、それが個人の合理性を担保する条件です。

ここでは「Yp−Tp=Cp」で示されます。

これが個人の予算制約式です。


他方、生涯所得(Yp)はどのように得られるのでしょう。

所得とは生産(量)の分配面を示す概念で、生産(量)は市場の需給均衡(一致)で決定されます。

ここでの市場均衡式は、「Yp=Cp+Gp」となります。

個人の予算制約式と市場均衡式から、「Tp=Gp」が得られます。

これが政府の予算制約式で、「税収総額と政府支出総額は一致しなければならない」ことを意味します。

これが財政均衡なのです。

この政府の予算制約式は、個人の予算制約式から導かれたものですから、最大満足を目指す個人の合理的行動と整合的なものです。

全ての個人が満足した状態が理想状態ですから、そのために財政均衡が必要になるというのが主流派モデルの想定です。

こうした予算制約に従う、すなわち個人の合理的行動の妨げにならないように、財政均衡を図る政府を「リカード型政府」と呼びます。

リカードは、

「政府が政府支出を増加(ΔG)させても、個人は将来の増税(ΔT)を予想するので消費を増やさない」

という中立命題で有名な経済学者です。

恒常所得仮説に従えば、恒常所得(Yp−Tp)に変化がなければ消費は変わらないということです。

最近話題の「物価水準の財政理論(FTPL)」は、政府がこの予算制約に従わない場合(非リカード型政府と言います)にどうなるかという話なのですが、詳細は別の機会に譲りましょう。

さて、この主流派モデルに立脚すれば、財政政策は無効となります。

一時的な減税や財政出動をしても将来を見通せる(完全予見と言います)合理的経済人には通用しません。

それでは、政府支出の恒常水準(Gp)を引き上げた場合はどうでしょう。
継続的な財政出動の場合です。

しかし、それも無駄です。財政均衡に阻まれるからです。

確かに市場均衡式から、Gpの増加分だけYpは増加します。

しかし、政府の予算制約式より「Gpの増加=Tpの増加」とならねばなりません。

すると可処分所得(Yp−Tp)はTpの増加分だけ減少しますから、元の木阿弥になるのです。

主流派学者が財政出動に対して冷淡なのは、ひとえに彼らの理論モデルに基づくものです。

主流派経済学、財政均衡、財政政策の否定は、セットなのです。

しかし、その論理は極めて厳しい仮定に基づくものですから現実に適用することは不適切です。

現実経済が理想状態だとしたら、不平不満を言う人は一人もいないはずです。

不確実性がある以上、個人は将来を見通すことはできません。
それゆえ自分の恒常所得をわかる人は誰もいません。


最後に、この主流派モデルの奇妙な構造を指摘しておきましょう。

それは個人の寿命と政府の存続期間が一致していることです(「個人の寿命」を「一族の寿命」に置き換えただけの世代重複モデルも本質は同じ)。

究極の個人と政府の同一視。

個人の家計と政府の財政を同一視することから、財政問題に関するさまざまな誤解が生じているのですが、その本源は主流派モデルにあるということです。

「現実経済」を「経済学の世界」と混同する経済学者ほど、罪深い存在はありません。
https://38news.jp/economy/10315

元財務官僚警告 財務省とメディアの「危機デマ」に騙されるな
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170322-00010001-moneypost-bus_all
SAPIO2017年3月号

〈国の借金は1000兆円を超え、対GDP比で見ると先進国で最悪、ギリシャより悪い。増税して財政再建しなければ、日本は遠からず破綻してしまう〉

 これが財務省の主張であり、「借金1000兆円」と聞けば国民は“やばいんじゃないか……日本も財政破たんしてしまうのでは……”と思う。多くのマスコミも鵜呑みにして国の経済危機を報じてきた。だが、「それは真っ赤なウソ」と指摘するのは、元財務官僚の高橋洋一・嘉悦大学教授だ。

 * * *
 現在の日本の財政は危機でも何でもない。それどころか財政再建はすでに終わっているとさえ言える。

 拙著『日本は世界1位の政府資産大国』などで詳しく書いているが、国の借金が1000兆円あるといっても、日本政府は巨額の金融資産を保有しており、負債(借金)から資産を引いた純債務は約490兆円。しかも、このうち、国債の400兆円以上は日銀が保有している。

 財政法では、日銀が保有する国債は償還期限が来ても全額借り換えできると定められているから、永久に返済しなくてもいい。政府は一応、日銀に金利を払うが、払った金は日銀の利益として政府に納付される。だから事実上、金利もかからない。

 金利ゼロで返済しなくていい借金は、借金とは言えない。そう考えると、日本の純債務は実質的にゼロに近い。金融緩和で日本の財政再建は終わっているのだ。

 にもかかわらず、こんな重要な事実を新聞・テレビは国民にまったく報じないし、いまなお「日本は借金大国」と危機を煽っている。それは大メディアの記者たちが政治家同様、財務官僚に洗脳されているからだ。

 私が役人時代、財務省の重要な発表があった時、局長が課長クラスを集めて、「新聞各社の社説に、(財務省に対して)好意的な記事を書かせろ」と指示を出したことがある。

 財務官僚にとってメディア工作は重要な“仕事”だ。若手時代から記者クラブの記者にレクチャーしたり、資料を渡したりしてパイプを作っている。課長クラスになればデスクや編集委員、論説委員クラスに親しい記者がいるから、メディア工作を競い合わせたわけだ。各社から社説が出た後、局長は再び課長クラスを集めて新聞を並べ、

「この記事はよかった」

 など評点まで付けた。

 こうした手口は昔から変わっていない。3年前に消費税を8%に引き上げたときは課長ばかりか、次官以下の最高幹部が新聞社のトップに「ご説明」に回っていたほどだ。メディアはメディアで、霞が関の中でも特に情報が集まる財務省から常日頃“ネタ”をもらっているから、彼らの意向に刃向かえない。よって、財務省が宣伝する通りの危機説しか報じられない。

 しかし、もし財務省の言うように、国の表向きの借金を減らすために消費税率20%や25%に向けて増税すれば、それこそ大デフレが起きて日本経済は破綻するだろう。

 メディアも国民も、財務省の“危機デマ”に騙されてはならないのだ。

【PROFILE】たかはし・よういち/1955年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業後、大蔵省(当時)入省。理財局資金企画室長などを歴任。小泉内閣で竹中平蔵・経財相補佐官、安倍内閣で内閣参事官を務める。現在、嘉悦大学教授。『日本はこの先どうなるのか』(幻冬舎)ほか著書多数。

【お金は知っている】財務省の“大嘘”を衝いた新浪氏 「再増税不可欠」の論拠吹き飛ばす
2015.06.12 夕刊フジ


 「大きな嘘でも頻繁に繰り返せば真実になる」(ナチス・ドイツの宣伝相、ゲッベルス)。

日本では、財務省が繰り返す「税収の弾性値1」なるものがそうだ。

経済の名目成長率1に対して税収が何倍増えるかというのが弾性値で、1では、名目成長率と同じ伸び率でしか税収は増えない。

たかが数字というなかれ、実は日本経済という巨船の航路を左右する羅針盤も同然である。


 財務省は弾性値1を、財政再建のためには緊縮財政が欠かせないという論拠とし、歴代の政権にデフレ下の緊縮財政を呑ませた。デフレの進行とともに税収が激減し、財政収支が悪化すると、消費税増税を仕掛け、アベノミクスで好転しかけた景気を再びマイナス成長に陥れた。

 財務省はこの2月に内閣府が発表した「中長期の経済財政に関する試算」でも弾性値1を基準とした。高めの経済成長率を維持しても消費税率を10%超に引き上げない場合、財政収支均衡は困難という結論を導いている。性懲りもない日本自滅のシナリオである。

 弾性値1の根拠は薄弱きわまりない。景気が回復し始めた13年度の弾性値は3・8に達する。岩田一政日本経済研究センター理事長を座長とする内閣府の研究会は11年に01〜09年度の弾性値が平均で4を超えるという分析結果をまとめた。

 ところが、当時の民主党政権は報告書をお蔵入りにして、消費税増税へと突っ走った。財務官僚の「大嘘」に対しては、日経新聞など御用メディアや東大有名教授などが疑いもしない。政治家多数も鵜呑みにする。財務官僚が登場しなくても、仕組まれた嘘の情報が報道などを通じてそのまま国民に対して流されるので、「真実」となる。

 筆者は宍戸駿太郎筑波大学名誉教授などとともに、4、5年前から「狂った羅針盤」だと政府に是正を求めてきたが、メディアは同調せず、多勢に無勢だった。

 ところが、ここへきて初めて正論が安倍晋三首相の膝元で飛び出した。経済財政諮問会議メンバーの新浪剛史サントリーホールディングス社長が、6月1日の同会議で、

「過去の税収弾性値をみても、経済安定成長期は少なくとも1・2から1・3程度を示している。

今までの中長期見通しではこれを1・0と置いていた。

これは保守的過ぎるため、弾性値を1・2から1・3程度にすることが妥当である」
(同会議議事要旨から)と言い放ったのだ。

 上記の岩田氏らの弾性値に比べると、ずいぶん控えめな数値だが、絶対視されてきた財務省の弾性値を吹っ飛ばしたという点で、まずは画期的である。

 「1・3」の威力はかなりある。弾性値1・3を当てはめると、2017年度に予定している消費税率10%に引き上げなくても、23年度には消費税増税したケースよりも一般会計税収が上回る試算結果が出る。

 財務官僚がひた隠しにしてきた経済成長なくして財政健全化なしという、当たり前の真実がようやく明るみに出たのだ。 (産経新聞特別記者・田村秀男)
http://www.asyura2.com/15/hasan97/msg/629.html


経済コラムマガジン 17/4/17(935号)

シムズ理論と「バカの壁」


日本の「バカの壁」

日本でシムズ理論に批判的なのは、主に財政均衡派、つまり財政再建派である。財務省がその中心となっているのか不明であるが、その周辺の経済学者やエコノミストがシムズ理論に猛反発している。いわゆる御用学者が「シムズ理論はいい加減」と決め付けている。

財政再建派はこれまでも日本政府が国債を財源にすることに反対してきた。また彼等は消費増税を推進し、各種の保険料を上げるよう政府に働きかけてきた。とにかく国の借金さえ減れば(無くなれば)日本の将来はバラ色と吹聴している。


彼等は、国債の増発によって大きな問題が生じると人々を脅し続けてきた。その主な問題とは「国債価格が暴落し金利が高騰する」と「ハイパーインフレを引き起す」である。しかし日本の国債発行残高は増えているが、一向に金利は上がらない(それどころかゼロ金利やマイナス金利で這っている)。これに対して彼等は日銀が国債を買い続けているからと苦しい言い訳をする。しかし日銀が異次元の金融緩和を始める前から、日本の金利は世界で一番低い水準で推移していたことに彼等は触れない。また一方で日本の家計の金融資産が1,800兆円にも達することも無視する。

つまり「金利高騰うんぬん」の脅し文句はもう使えないのである。したがって財政再建派に残る武器は「ハイパーインフレへの警戒」となる。ところがここに来てシムズ理論が登場し「インフレが起ってもかまわないじゃないか。むしろ物価上昇によって財政は良くなる」と言い始めた。しかもシムズ教授等は、彼等の信仰対象である200年前のリカードの中立命題を使ってこれを説明した。さらにシムズ理論が政治を動かし、現実の経済政策にも影響を及す可能性が出てきたのである。


17/4/3(第933号)「シムズ理論の裏」
http://www.adpweb.com/eco/eco933.html


で述べたように、財政再建派のシムズ理論への批判は、シムズ理論に沿った政策は「インフレを起こす力が全くない」か、あるいは「ハイパーインフレを招く」かのどちらかと非論理的で支離滅裂である。しかも一旦ハイパーインフレが起ると制御不能と意味不明なことを言う。しかしバブル景気のピーク時の物価上昇率がたった3%だったことを考えると、ハイパーインフレなんて有り得ないことである。また財政・金融政策など物価を制御する方法はいくらでもある。

そもそも筆者は、日本経済がおかしくなった原因は、大平政権辺りから始まった財政再建運動だと昔から指摘してきた。つまりシムズ理論を否定する人々が唱える政策(具体的には国債の新規発行を制限しプライマリーバランス回復を目指す財政運営)が採用されたり影響し、これが常に日本経済の足を引張ってきたと筆者は見ている。


過去40年くらいを振返っても、財政再建派が主導した経済運営はことごとく失敗してきた。大平・鈴木政権から始まった財政均衡路線で日本経済は過度に外需依存となり、最終的にはプラザ合意によって超円高になった。この円高不況の対策として過度の金融緩和が実施されバブルが発生し、その次にはバブルの崩壊である。バブル崩壊の影響が残るのに、橋本政権は財政再建に走り財政支出を絞り消費増税を強行した。これによる経済悪化で金融機関の経営危機が表面化し資産価格の下落が止まらなくなった。

小泉政権では再び緊縮財政に転換したため、日本経済は外需への依存度をさらに高めた。特に財政当局は35兆円もの常軌を逸した為替介入を行いこの動きをサポートした。しかしその後この反動が起り、民主党政権下では為替は1ドル75円程度の超円高がずっと続くことになった。12年暮れに安倍政権が発足し、13年度に積極財政と日銀の異次元の金融緩和が実施され、日本経済は回復を見せた。ところが安倍政権の3年目の14年度には、補正予算の大幅減額と消費増税によってアベノミクスは失速した。


筆者は財政再建派を「バカの壁」と思っている。その典型例を示すのが財政制度等審議会会長に最近就いた榊原経団連会長の「19年10月の消費再増税は絶対に必要だ」発言である。まさに「バカの壁」である。


米国の「バカの壁」

米国にも「バカの壁」がいる。「フリーダム・コーカス」と呼ばれている40名程度の下院共和党内の保守強硬派がその一つである。また彼等は「茶会パーティー」とも呼ばれ狂信的な「小さな政府」の信奉者でもある。トランプ政権はオバマケアの代替案を提示したが、オバマケアの廃止を唱える「フリーダム・コーカス」の賛同が得られず撤回に追込まれた。

トランプ大統領の目玉政策はインフラ投資と大型減税である。「小さな政府」を唱えるフリーダム・コーカスは、減税に賛同するかもしれないが財政出動によるインフラ整備には猛反発するであろう。この調整に手間取り具体的な経済政策の策定は、年後半まで大幅に遅れる模様である。トランプ政策を見越し上がって来た米株価は冷や水を掛けられた。このようにトランプ政権の財政運営の前途は多難である。


「フリーダム・コーカス」とは富豪実業家のコーク兄弟の支援を受けた政治家の集りである。なお兄弟は石油関連事業などを反共主義者の先代から受継いだ。彼等の資産は各々220億ドル(一説では二人で800億ドル)と米国有数の大富豪である。ハイエクに影響を受け、反共思想を持ち経済活動への政治介入を徹底的に嫌うコーク兄弟は、コーク財団を創り活発に政治活動を行っている(以前はリバタリアンという政党を創り自ら政治活動を行っていた)。

財団の政治活動の一つは保守色の強い色々なシンクタンク等への経済的支援である。また直接的な資金援助には法的な限度があるので、同じ思想の富豪達のネットワークを構築し保守強硬派の政治家を経済的にサポートしている。つまり「茶会パーティー」は、一見草の根運動と思われがちであるが実態は正反対である。一般の米国民の中には、彼等は選挙上手なエゴイステックな金持ちの手先と見る向きがある。


トランプ氏は、経済的に余裕があるのでコーク財団に関係なく大統領選を戦った。しかし政治運営を考えると「フリーダム・コーカス」の存在を無視する訳には行かない。どうも

17/2/27(第928号)「トランプ大統領のパリ協定離脱宣言」
http://www.adpweb.com/eco/eco928.html

で取上げた「パイプラインの建設や原油開発などにゴーサイン」もコーク兄弟への懐柔策という見方ができる。

ところがオバマケアの代替案は「フリーダム・コーカス」によって潰されたのである。頭から妥協を拒むこの「フリーダム・コーカス」に対し、トランプ大統領は怒り「次の中間選挙は、民主党だけでなく彼等との戦い」と漏らしているほどである。今後、両者がどれだけ歩み寄れるか注目される。


また小さな政府を指向するフリーダム・コーカスはFRBの金融政策にも反対している。もちろんFRBによる国債などの債券の買入れ政策(QE)はとんでもないと言う。またフリーダム・コーカスとは別に、米議会には教条的な財政均衡主義者や中央銀行(FRB)の金融政策を否定する分権主義者がいる。

したがってシムズ理論を米国で実践しようとしてもこれらの「バカの壁」が立ちはだかる。シムズ理論沿った政策は、せいぜい政府が「将来の増税はない」と宣言するといった意味不明なものになる。おそらくシムズ教授の本心はシニョリッジやヘリコプター・マネーによる財政拡大と筆者は見ている。要するに解る者が解れば良いとシムズ教授は考えているのであろう。また少なくともFRBの協力が難しいとしたなら、米国でのシニョリッジと言った場合は政府紙幣ということになる。

むしろ日銀が政府に協力している日本の方がシムズ理論の実行は容易い。既に日銀が400兆円もの日本国債を買っているのだから、後は財政支出を拡大させれば良い。しかしこの前に立ちはだかっているのも例の「バカの壁」である。
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経済コラムマガジン 2017/11/20(963号)
PB黒字化は本当に国際公約か
http://www.adpweb.com/eco/eco963.html

「2020年までのPB黒字化」の撤回

10月15日日経新聞3面にかなり重要な記事が掲載されたが、それに反し取扱いが極めて小さかった。「日本はPB(プライマリーバランス)を2020年までに黒字化するという国際公約を撤回する」というものである。日本はこれをワシントンでのG20財務相・中央銀行総裁会議で表明した。しかし総選挙直前ということもあってか、その後、このニュースはほとんど話題にもならなかった。もっともマスコミの方もあまり取上げたくなかったと見られる。

たしかに「PBを2020年までに黒字化する」という話はよく聞く。しかしこれが国際公約にまでなっているという話は、奇妙と筆者はずっと思っていた。筆者はこれについて調べ

17/10/2(第957号)「総選挙と消費増税」」
http://www.adpweb.com/eco/eco957.html

で「民主党政権時代の11年10月のG20の財務相・中央銀行総裁会議で、当時の安住財務大臣が勝手に宣言したものと筆者は理解している」と述べた。ところがもっと調べてみると、この前年の10年6月のトロントのG20サミットで菅元首相が同様の表明を行っている。


ただし各国から日本の財政赤字が問題にされ、財政健全化を迫られた結果「PBの2020年までの黒字化」を約束させられたわけではない。たしかにリーマンショック後にギリシャの財政問題が表面化し、この10年のサミットで各国は13年までに財政赤字を半減させることで合意した。ところがここが重要なところであるが、この合意で日本だけは例外扱いになった。日本だけは財政赤字を半減させる必要はないという話になったのである(それにもかかわらず菅元首相が勝手に「PBの2020年までの黒字化」を表明した)。これは当たり前の話で、日本のような経常収支の黒字が大きくかつ膨大な外貨準備を持っている国が緊縮財政を実施することは、他の国にとってはむしろ迷惑である。

おそらく各国は、日本政府が累積債務の一方で巨額の金融資産を持ち、また日本の公的年金の積立額が世界一ということも知っていたと思われる。また国債のほとんどが日本国内で消化され、金利は世界一低い水準で推移している。この上さらに緊縮財政を行おうとは「フザケルな」という雰囲気だったはずだ。むしろ日本には積極財政を採ってもらいたいというのが、各国の本音であったと思われる。


ところが日経新聞を始め、当時、マスコミは日本の財政赤字が大き過ぎるのでとても無理と見られ、同情され例外扱いなったと完全に間違った報道と解説を意図的に行っていた。それどころか日本の財政再建派の面々は、菅元首相や安住元財務大臣が国際会議の場で一方的に表明したこの話を「国際公約」と騒いで来たのである。

この菅元首相や安住元財務大臣に加え、野田前首相が、「社会保障と税の一体改革」、つまり消費増税(5%から10%への)を推進した中心的政治家と言える。しかし世間では菅元首相や安住元財務大臣が、日本の経済や財政問題に精通している政治家という認識はなかったはずである。ましてや国政選挙で民主党が消費増税を公約に掲げたことはなかった。つまりこれらの民主党の政治家は財務官僚の振付けで踊っていたと見て良いであろう。


今回の国際公約を撤回するという表明に対して各国の反応は冷ややかである。「金利がマイナスになっているくらいなのに、日本は今頃何を言っているか」という雰囲気であろう。しかし日本のマスコミは「PBを2020年までに黒字化する」ことが不可能になったから撤回したとだけ解説する。

そもそも「2020年までに黒字化する」という話は、「2013年までに黒字化する」という以前の目標を延長したものである。この時も特に議論がなく簡単に延長した。国際公約とか言っているが本当に軽いものである。


どうやら安倍総理は解っている

だいたい「PBを黒字化すること」に意義があるのかという根本の論議が欠けている。ところが財政再建派は、「PB黒字化」は当たり前の原理で、これについては議論をさせないという空気を作ってきた。明らかに日経新聞を始めとする日本のメディアもこれに同調してきた。まるで日本において「PB黒字化」に疑問を持つことは犯罪に近い行為という雰囲気が作られている。

たしかに18世紀、19世紀の経済を前提にした経済理論なら、「PB黒字化」によって金利は低く抑えられ、この金利低下によって投資や消費が増えることにもなろう。ところが「PB黒字化」を目標にした14年の消費増税によって、逆に投資・消費が急減した。これに対しては財政学者などの御用学者や財政再建派政治家は、増税後一時的に需要が落込んでもその後日本経済は「V 字回復する」といい加減なことを言っていた。しかしV字回復なんて有り得ず、今日、補正予算と輸出増で日本経済は辛うじて支えられている。


そもそも日本の金利はずっと世界一低い水準で推移してきたのである。それでも投資・消費の水準はずっと低位のままであった。ましてや13年からの日銀の異次元の金融緩和で、とうとう金利はマイナスになった。つまりこれ以上の金利低下は必要がなく、このことは「PB黒字化」が日本経済に対し何もプラスがないことを意味する。

財政再建派は、本当のところ財政にしか興味がなく、「PB黒字化」がもたらす日本経済への悪影響を軽視してきた。だから消費増税分の8割を財政再建に回すといった本当に「馬鹿げたこと」を平気で決めたのである。この大失態で少なくとも自民党内の財政再建派の勢いは弱まった。だから先週号などで紹介したように、魔の2回生(現在は晴れて魔の3回生)の20名弱が集り「政策目標になっているPB(プライマリーバランス)の放棄」や「積極財政」を訴える勉強会を始めるまでになった。

これまで自民党内の財政再建派の力を感じ、このような動きは躊躇された。議員個人が財政再建路線に疑問を持っても、「PBの放棄」なんてとても口に出せない時代が続いてきた。ましてや積極財政派の議員グループが登場するのは20年振りである。筆者が当コラムを発刊したのも、20年ほど前から橋本政権下で構造改革派が生まれ財政再建派と結託し、積極財政派を追詰め始めたことがきっかけであった。


安倍政権の財政運営は、当初から「新規国債は発行しない」と、この「PBの2020年までの黒字化」といった方針にずっと縛られてきた。このため14年に消費税を3%も上げたのに、安倍政権はたった千億円単位の財政支出でさえ自由にならなかった。例えば保育園の待機児童が問題になった時にも、解決のための予算措置が難しいほどであった。

では安倍総理ご自身が「PB黒字化」についてどう考えているかである。これについて日経新聞10月30日の「経済教室」に岩本康志東京大学教授(専門が公共経済学ということだから財政学者)の興味ある文章が掲載されている。この中で「安倍首相は基礎収支(つまりPB(プライマリーバランス))の黒字化に消極的と思われ、選挙後に『アルゼンチンは基礎的収支黒字化で債務不履行になった』とも発言した」という話を教授が紹介している。

要するに安倍総理は解っているのである。ただ「PB黒字化の放棄」や「新規国債の発行」に簡単に踏み出せるか不明である。おそらく「PB黒字化」については、柔軟な形に変えても延長すると筆者は思っている。党内外の財政再建派の勢いは弱まったと言え、まだ隠然とした力がある。早速、「教育無償化について自民党内で議論を行っていないのに、財界との間で3,000億円の拠出の話が出ている」と噛みつく議員がいる。
http://www.adpweb.com/eco/eco963.html


14/12/1(823号)「今から嘘をつくぞ」の決まり文句
http://www.adpweb.com/eco/eco820.html

•財務省のパシリ(使い走り)

財務省のパシリ(使い走り)となっているエコノミストや財政学者達が「今から嘘をつくぞ」という時の決まり文句がある。「国の債務(借金)は1,000兆円を超えている」である。たしかに日本の総債務残高は、1,000兆円を超えている。しかし

14/11/10(第820号)「日本のぺらぺら族」
http://www.adpweb.com/eco/eco820.html

などで取上げたように日本政府は、一方で諸外国に比べ突出して大きな金融資産を持っている。例えば外貨準備高だけでも147兆円もあり、ほかの先進国よりずっと大きい(中国も大きいが、これは外国から流入した投資(投機)資金が積み上がった部分が大きい・・資金流入に対する為替介入で外貨準備が積み上がった)。

この他にも政府系金融機関への貸付といった莫大な金融資産がある。これについて、昔、パシリ連中の中に「政府系金融機関は莫大な不良債権を抱えていて、政府の貸付金は資産性はない」と言い放つ者がいた。しかしもしこの話が本当なら、全ての政府系金融機関は倒産状態ということになる。もちろんこれは嘘であり、外貨準備と合せ政府の金融資産の額は莫大である。

このように国の持っている金融資産を無視して総債務残高だけで日本の財務状態を語ることは間違いであり、とんだ誤解を招く。そして総債務残高から金融資産額を差引いたものが純債務残高である。日本の場合、金融資産が大きいため純債務残高はかなり小さくなる。


また純債務残高を国際比較する場合、OECDの基準ではさらに公的年金(日本の場合は厚生年金・国民年金(127兆円)、公務員共済等(51兆円))の積立金を差引くことになっている。他の先進国では公的年金の積立がほとんどなく、保険料収入と財政支出で年金支給を賄っている。日本の公的年金の積立額は、先進国の中で突出して大きい。

日本以外で公的年金の積立金が大きい国はスウェーデンぐらいである。ちなみにスウェーデンはこの積立金で公共事業を行っているが、特に国民からの反感はないという。たしかに積立金を積み上げることは今日の需要不足の原因となるため、これを公共事業に使うことは投資・貯蓄の資金循環の観点から利にかなっている。


さらに筆者は、純債務残高の算出にあたって中央銀行(日銀)の保有する日本国債を差引くべきとずっと主張してきた。これは日銀保有の日本国債は実質的に国の借金にならないからである。この数字が昨年度末に200兆円を越えさらに増え続けており、いずれ300兆円程度まで増える見通しである。つまり無視できないくらい膨大になっている。

このように日本の純債務残高を算出し国際比較すれば、「日本の財政は最悪で破綻寸前」というセリフがいかに空々しい嘘であるか解る。ところが消費税増税や新規国債発行の制約によって、今年度の予算は完全な緊縮型(消費税増税に加え補正予算が真水で4.5兆円減額されている)になっている。これも日本の財政がそのうち破綻するというとんでもない前提で予算編成がなされた結果である。デフレ経済下でこのような完全に間違った財政政策を行ってきたのだから、連続2四半期マイナス成長になるのも当たり前である(当初のアベノミクスの狙いはこの今年度の緊縮財政で吹っ飛んだ)。


たしかに純債務残高の算出にあたり、個々の人で考えが異なることは筆者も承知している。筆者のように総債務残高から金融資産だけでなく、公的年金の積立金、さらに日銀保有の国債まで差引くべきと考えるのは今のところ少数派かもしれない(今のペースで日銀の国債購入額が増えれば、7〜10年で日本国は実質的に無借金になると筆者は計算している)。そして日本の財政に関し多少なりとも知識がある人ならば、最低でも国の借金から膨大な政府所有の金融資産を差引くことは分っている。

ところが財務省のパシリと成り果てているエコノミストや財政学者達は、財政に関して一般国民は猿程度の知識しか持っていないと舐めている。またエコノミストや財政学者でなくとも増税派の人々は同じセリフを用いて人々を脅している。例えば

13/9/2(第767号)「消費税増税は雲行きが怪しくなった?」
http://www.adpweb.com/eco/eco767.html

で取上げたように、朝まで生テレビ(テレビ朝日系)で五味廣文元金融庁長官から「日本は1,000兆円の債務を抱え、増税を見送れば財政破綻を招く」とまさに「今から嘘をつくぞ」という時の決まり文句が飛出した。さすがにこの時には、他のパネラーから「日本政府の持っている多額の金融資産を無視しているうんぬん」と一斉攻撃を受けていた。


•「今から嘘をつくぞ」の合図

もちろん「今から嘘をつくぞ」という時の決まり文句は、前段の五味廣文元金融庁長官のケースだけではない。日経新聞を開けば、毎日、同様のセリフが載っている。例えば11月20日の一面で日経の吉田透経済部長は「増税延期で財政再建は遠のいた。国の借金は1,000兆円を超え、GDPの倍以上。財政危機に陥ったギリシャより悪い。」と、まさに「今から嘘をつくぞ」という時の決まり文句のオンパレードである。もうこれだけで読む価値のない文章と判定される。

財務省のパシリとなっている財政再建論者が、読者や視聴者の一般国民を猿扱いし脅す時の常套句や仕掛は他にもある。その一つが「国の借金を一万円札で重ねると富士山の何倍になる」といった視覚に訴える表現である。そして典型的な仕掛が「借金時計」であろう。これらが現れたら「今から嘘をつくぞ」という合図と思えば良い。


また再増税延期決定の前、パシリのエコノミストは「もし増税が延期され日本の財政再建路線が疑われたら、国債が売られ金利は急上昇する」と決め付け、これを盛んに喧伝していた。筆者は、増税延期の観測が出た頃から長期金利の動向をずっと注視してきた。再増税延期の話が出る前の最低金利は0.45%であった。

たしかに増税延期の話が出始めた頃からゆっくりと上がり始めた。しばらくして節目となる0.5%を少し超えてきた時、筆者も一瞬「おやっ」と思った(おそらくバカなディーラが国債を少し売ったのであろう)。しかしそれ以降は下がる一方で、これまでの最低金利であった0.45%をも下回った。直近11月28日の長期金利は0.42%である。

たしかに日銀の国債買入れがあると言え、増税延期決定後、逆に金利は低下しているのである。パシリエコノミストは、金利が思うように上がらないのでこの話を避けている。また彼等の中には「金利上昇は、短期ではなく中長期的に起る」と卑怯な言い訳をする者までいる。仮に日銀の国債買入れが有効なら、「金利が止めどもなく上昇する」といったパシリエコノミストの得意な常套句は一体何であったのか。


まもなく衆議院選の公示がされ選挙戦が始まる。当然、消費税の扱いや日本の財政、そしてアベノミクスも話題になるであろう。筆者は、今回の選挙戦で本当の「日本の財政」の姿がどれだけ明らかにされるかを注目している。もし日本の財政の真の姿が有権者にも理解されたのなら、これからの経済政策はガラッと変ると期待できる。

しかし日経新聞を始め各メディアは、これまで散々大嘘(日本の財政は最悪といった)をついて消費税増税を推進してきた。今さら本当の事(日本の財政には問題はなく財政再建なんて全く不要・・金利を見れば明らか)は言えないのである。ただ朝日新聞だけでなく、一般国民の大手メデイアに対する不信感は高まっている。


久しぶりに11月29日の朝まで生テレビ(テレビ朝日系)を観た。選挙戦を控え各党の論客と言われるメンバーが集っていた(政治家以外のパネラーは直前にキャンセルされたという話がある)。しかし事の本質(例えば日本の財政が本当に悪いのかと言った)に迫る議論は全く出ない。各党が主張する建前論を延々と披露するだけである。さすがに筆者も退屈と思って観ていたが、眠さを堪えることができないほどお粗末な内容であった。これでは日本の政治家が官僚に舐められるのも当然である。

選挙戦が始まり、筆者は安倍総理の解散の決断に関する真相や日本の財政の本当の姿などもっと深いところに、どれだけ日本のメディアが迫れるか注目している。しかし筆者のこれまでの経験から、残念ながらこのような話が少しでも出るとしたなら東京や関東では放送されないテレビ番組や週刊誌などに限られると思っている。大手新聞や在京のキー局は本当にダメである。せめて「選挙で700億円も掛かる」といった下らない話だけは止めてくれ。
http://www.adpweb.com/eco/eco823.html


17/11/27(964号)続・「今から嘘をつくぞ」の決まり文句
http://www.adpweb.com/eco/

実質的な借金(純債務残高)はゼロに

財政再建派(財政規律派)の政治家、財政学者、エコノミストは「日本の財政は最悪」という大嘘をずっと付いている。ところで彼等がこの嘘を付き始める時の「決まり文句」というものがある。これに関しては14/12/1(第823号)「「今から嘘をつくぞ」の決まり文句」などで取上げてきた。

先週号で取上げた「2020年までのPB黒字化は国際公約」もその一つと言えるであろう。この他の代表例は「国の債務(借金)は1,000兆円を超えている」「日本の消費税率は欧州に比べ極めて低い」「国の借金は孫子(まごこ)に引継がれる」などである。このような決まり文句に出会せば、まさに「今から嘘をつくぞ」の合図と思えば良い。


ただ彼等がつく嘘の前触れとなる「決まり文句」に関し、ややこしいのは全てが間違っている訳ではないことである。例えば「PB黒字化は国際公約」は菅元首相や安住元財務大臣が、実際に国際会議の場で表明している。また日本国の総債務残高は1,000兆円を超えている。さらに日本の消費税率の8%は、欧州各国の付加価値税率に比べたしかに低い。

そしてメディアを通してこれらのセリフを受取る側の読者や視聴者のほとんどは、これらの決まり文句に簡単に騙される。また発言する者は、人々をこれで騙せることを知っているからこそ、いまだにこれらの「決まり文句」を使っている。普通の人々より多少は見識が高く、より多くの情報を得られると思われる政治家でさえ、これらの決まり文句に易々と騙されている。そこで今週号では、これらの「決まり文句」が嘘の始まりであることを説明する。


14/12/1(第823号)「「今から嘘をつくぞ」の決まり文句」他で述べたように、たしかに国の総債務は1,000兆円を超えている。しかし一方で国は膨大な金融資産を持っている。具体的には巨額の政府系金融機関への貸付金や外貨準備などである。したがって総債務残高からこの金融資産額を差引いた日本の純債務残高はぐっと小さくなり、そのGDP比率は欧州各国と遜色がなくなる。ところが財政再建派の人々は、まず国が保有するこの巨額の金融資産のことに触れることはない。

また財政の健全性を見る基準として、総債務残高から公的年金の積立金を差引くという考えがある(OECD基準)。特に日本の場合、公的年金の積立金額(公務員共済を含めると180兆円程度)が欧州各国に比べかなり大きい(例外はスウェーデンくらい)。これに対し欧州各国の公的年金の積立金額は小さく(支給額の数カ月分)、年金支給は自転車操業状態である。もし公的年金の積立金も総債務残高から差引いて純債務残高を計算し直し、GDP比率を算出すればむしろ欧州各国より良い数値が出るものと筆者は見ている。


さらに日銀が既に400兆円もの日本国債を購入している。これについて色々な見方があるが、実質的にこの部分は国の借金にならないという考えが成立つ。実際、国はこの400兆円の国債に対して日銀に利息を払うが、最終的に日銀はこの利息を国庫納付金として国に納付する(国の雑収入)。たしかに日銀は一部を準備金として差引いて納付するが、この準備金も国の資産である。このように日銀が購入した日本国債は、実質的に国の借金とはならなくなる。筆者は、今のペースで日銀が国債を買い続ければ、国の実質的な借金(純債務残高)は数年のうちにゼロになると見ている。

財政再建派にとって、この日銀が国債を買うことの本当の意味が一般の人々に知れ渡ることは是非とも避けたいところである。だから彼等は「日銀は異次元の金融緩和の出口戦略を急げ」と盛んに騒いでいるのである。筆者は、むしろ発行する国債を全て永久債(コンソル債)に換え、これを日銀が買えば分りやすくなると考える。特に民進党の新代表になった大塚耕平参議院議員は、永久債発行論者であり、この辺りの仕組についてよくご存じと思われる。永久債発行について与野党で議論すれば良いと筆者は思っている。


次の世代は債権・債務を同時に引継ぐ

日本の消費税率が欧州各国と比べ低いという話も真っ赤な嘘である。これについては

16/4/25(第889号)「日本は消費税の重税国家」
http://www.adpweb.com/eco/eco889.html

で述べたように、欧州各国は軽減税率を採用しているので実質的な付加価値税の負担は見掛けよりかなり軽くなっている。英国などは食料品等の生活必需品の税率がゼロである。英国に長く住んだことがある人なら、むしろ日本の8%の消費税率は重いと感じるはずである。

しかし卑怯な財政再建派は標準税率での比較しか持出さない。それどころか「税率が低い日本の国民は甘やかされている」ととんでもない発言を行う者まで現れている。もし予定通り19年10月に消費税が10%に増税されると、日本は消費税(付加価値税)でトップクラスの重税国家になる。日本より付加価値税が重いのはわずかにフランスだけになる。このような消費税の実体は、何故かマスコミが取上げないので日本の一般国民はほとんど知らない。


「国の借金は孫子に引継がれる」も奇妙な表現であるが、よく出会すセリフである。今日、国債を発行すれば、これを償還しなければならない次の世代の負担がさらに重くなるという理屈である。いわゆる借金の先送りという話になる。一見、これは良識のある者のセリフと捉えられる可能性が高い。

しかし孫子、あるいは次の世代は国の債務をたしかに引継ぐ(相続する)が、彼等は国に対する債権(国債など)も引継ぐ(相続する)のである。つまり次の世代は、国の債務だけでなく国の債権も同時に引継ぐ。しかもほとんどの国債が国内で消化されているので、引継ぐ債務と債権はほぼ同額と見て良い。したがって今日の世代と次の世代の間の問題というより、これは同じ次の世代の間の分配の問題になるのである。

この解決には、たしかに金融資産の相続税を重くするということが考えられる(他には資産課税を重くするという方法がある)。しかし前段で述べたように、既に今日の日本の実質的な純債務残高はほぼゼロになっている。したがって次の世代の分配問題を解決するための相続税の増税なども必要はない。


ここまで国の資産と言ってきたものは、説明を簡単にするため金融資産に限定してきた。しかし国は金融資産以外に様々な膨大な資産を保有している。主に土地や建物、また道路などのインフラなどである。次の世代は、何もせずに生まれながらこれらの資産を当然のこととして引継ぐことになる。ところが財政再建派は、このような点に話が及ぶことを避けたがる。

また次の世代が同じように引継ぐにしても、治安が良く安全で快適な国の方が理想的である。それを実現するための経費を今日新規国債の発行で賄うことは決して悪いことではない。ところが財政再建派は、とにかく新規国債に大反対である。安倍一強と言われながら、安倍政権はわずか2兆円の教育無償化予算にさえ苦労しているのである。

「国の借金は孫子に引継がれる」と言われているが、これから就職しようという次の世代にとってもっと切実な問題は今日の日本の経済状態であろう。日本経済はデフレから脱却したとはとても言えないが、安倍政権は消費税再増税を延期するなどして低いながらもなんとか経済成長を続けている。このような経済政策を評価して、先の総選挙では若い世代ほど自民党への投票が多かった。次の世代である若者達も本当のことを薄々分り始めたのであろう。
http://www.adpweb.com/eco/

2017年5月15日【三橋貴明】デフレとの戦い

国民を貧困化から救うためには・・・
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12273607238.html

財政破綻プロパガンダが日本国を殺す
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12274209607.html


三橋は、小学館から刊行予定の「財務省亡国論(仮)」の執筆にとりかかったわけですが、財務省発の「財政破綻プロパガンダ」は、冗談でも何でもなく日本国を国として殺そうとしています。

財政破綻プロパガンダ、さらにはプライマリーバランス目標という一連の緊縮財政が、日本経済がデフレから脱却することを妨げています。

デフレにより、日本の名目GDPが伸びず、国民の貧困化(実質賃金の低下)に加え、

●財政の悪化(税収が伸び悩むため)
●防衛の弱体化(防衛予算を積み増しできないため)
●防災の脆弱化(公共投資削減及び土木・建設サービスの縮小により)
●生産性の低下(インフラ整備ができないため)
●供給能力の喪失(=発展途上国化)
●科学技術の衰退(=発展途上国化)
●社会保障の弱体化(=セーフティネットの喪失)
●人口の減少(実質賃金が下がり、婚姻率が低下し、少子化が進行するため)

と、ひたすら日本国の弱国化が進んでいっているのです。加えて、小浜先生が「新」経世済民新聞に書いて下さったとおり、


【小浜逸郎】「教育、教育」と騒ぐなら金を使え
https://38news.jp/politics/10433


教育現場までもが、荒廃していっています。

現在の教育は、将来のための「投資」です。現在の教育の荒廃は、将来の「亡国」そのものなのですが、予算削減が続く以上、現場としてはいかんともしようがありません。

さらに、デフレによるルサンチマンの蔓延は、政治の世界でルサンチマン・プロパガンダを流行させ(しています)、国民統合を破壊していきます。政治家が「同じ国民」を攻撃することで、それ以外の国民の拍手喝采を浴びるような国が、存続できるとは思いません。

改めて書いてみると、デフレの影響の凄まじさに、改めて愕然としてしまいます。

現在の日本における「デフレとの戦い」は、大げさでも何でもなく「日本国の運命を決める戦い」であることを知って欲しいのです。
https://38news.jp/economy/10457


財務省の嘘を暴く

日本の未来を考える勉強会 youtube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E5%8B%89%E5%BC%B7%E4%BC%9A

財政再建と成長の二兎を得るためのアベノミクス戦略
平成29年4月12日 講師:内閣官房参与・京都大学大学院教授 藤井聡
https://www.youtube.com/watch?v=BBLFipGeinA

ー貨幣と租税ー 
平成29年4月27日 講師:中野剛志
https://www.youtube.com/watch?v=Zc9-Y5jiIO4

ー財政出動を阻む経済通念についてー 
平成29年5月9日 講師:京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授 青木泰樹
https://www.youtube.com/watch?v=DIQZFKOumDo

ー積極財政で復活する日本経済ー 
平成29年5月16日 講師:株式会社クレディセゾン主任研究員 島倉 原
https://www.youtube.com/watch?v=1hj3c9Fa7mk

ー新しい日本経済の見方〜デフレ完全脱却へやさしい財政政策が必要〜
平成29年6月6日 講師:ソシエテ・ジェネラル証券株式会社 チーフエコノミスト 会田 卓司
https://www.youtube.com/watch?v=e0PVWn9Y1uI

ーデフレーションが国民経済を破壊するー 
平成29年6月15日 講師:株式会社経世論研究所代表取締役社長 三橋 貴明
https://www.youtube.com/watch?v=hkEaFevXWUc

2017年7月3日【三橋貴明】国家存亡の危機


現在、財務省の緊縮財政の影響で、どれほど我が国が小国化したのか(過去形)について書いているわけですが(仮タイトルは「財務省亡国論」)、

財政均衡主義者たちの「妄念」には、本当に恐るべきものがあります。

PB黒字化目標という「狂気」に固執し、
挙句の果てに財務省や緊縮財政派の一部は、財政均衡を「憲法」に書き込もうと図っています。

実際、自民党が作成した「自民党憲法草案」には、

「財政の健全性は、法律の定めるところにより、確保されなければならない」

という、嫌な予感しかしない文章が盛り込まれています。

「財政の健全」が何を意味するのかは不明ですが、
例えば「PB黒字化」と法律で定義されてしまうと、
事実上「憲法で財政均衡を定める」という話になってしまうわけです。

安倍政権が閣議決定した骨太の方針2017には、
日本経済の喉元に刺さった毒矢とでもいうべき「プライマリーバランス黒字化目標」が残っています。

もっとも、日本のPB黒字化目標は、内閣が判断すれば、抜き取ることができます。
閣議決定は、確かに重いですが、「閣議」決定であるため、内閣が変更することは可能です。

例えば、PB黒字化が「憲法」で定められたら、
あるいは「国際協定」で決まっていたら、どうなるでしょうか。
毒矢を抜き取ることは、限りなく不可能に近くなります。喉に毒矢を突き刺し、
ガムテープで抜けないように固定するようなものですね。

実際、ドイツは財政均衡主義を「憲法」で定めています。ドイツ基本法(憲法)には、
「連邦および州の財政は、原則として、借入による収入なしに、これを均衡させなければならない」
と、書かれているのです。

ドイツはリーマンショック後の2009年、
基本法に「債務ブレーキ条項」を盛り込みました。
結果、ドイツは赤字国債を発行することは(原則)禁止となっています。

また、EU(欧州連合)のマーストリヒト条約では、
単年度の財政赤字を対GDP比で3%以内に収めなければならない「ルール」になっています。
国際法は国内法の上に立つわけです。

マーストリヒト条約を批准したEU加盟国は、国内状況がどうであれ、
財政赤字を対GDP比3%以内とすることを「要請」されてしまいます。

憲法にせよ、国際協定にせよ、
財政均衡主義が固定化されてしまった場合、
日本のデフレ超長期化と「小国化」「後進国化」は決定的になります。

何といいますか、財務省の緊縮財政至上主義により、
既に現在の日本国は「国家存亡の危機」に瀕しているというのが、
「財務省亡国論」を書いている三橋の印象です。
https://38news.jp/economy/10708

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」
財務省が日本を滅ぼす(前編) 2017-10-30
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/

 いよいよ明日、小学館から「財務省が日本を滅ぼす 」が刊行になります。

 昨日、日本の繁栄を妨げる「二つの壁」について書きましたが、その一つが「PB黒字化目標」になります。


 とにかく、PB黒字化目標が「骨太の方針」にて閣議決定されている以上、全ての政策がPB黒字化前提になってしまいます。すなわち、
「支出は前年比で削減する。増える場合は、他の支出を削るか、もしくは増税する」
 という前提で予算が組まれざるを得ないのです。


 このPB目標に異様なまでに固執し、日本を亡ぼそうとしているのが、財務省です。


 日本が亡びる云々は、決して大げさな話ではありません。と言いますか、要するにこれの問題です。

 ※IMFの最新データ(World Economic Outlook Oct 2017)から作りました。


【日中両国のGDPが世界のGDPに占めるシェア】

http://mtdata.jp/data_57.html#IMFOct17


 日本のGDPが世界に占めるシェアは、橋本緊縮財政でデフレに突っ込む以前は、17%を超えていました。日本一か国で、世界の17%以上を生産していたのです。


 その後、デフレでGDPが成長しなくなったのですが、世界経済は順調に拡大したため、日本のシェアがひたすら落ちていき、2016年は6.5%。


 反対側で、中国のGDPは世界の2%程度だったのが、世界経済を上回るペースで成長し、今は15%。


 ちなみに、2016年に日本のシェアが少し高まり、中国が落ちていますが、これは「円高人民元安」の影響です。もちろん、2016年にしても、中国の成長率は日本を圧倒していました。


 このままのペースで日本の停滞と中国の成長が続くと、2040年頃に経済規模の差は10倍に開いているでしょう(すでに2.3倍)。中国は経済成長率以上に軍事費を拡大するため、軍事予算の規模は20倍の差がついていると思われます。


 さて、日本の20倍の軍事予算を使う共産党独裁国家に、我が国はいかにして立ち向かえばよろしいのでしょうか。

 立ち向かえない、というのが残酷な答えです。


 デフレから脱却し、経済成長を取り戻さない限り、我が国に待ち構えている未来は良くて発展途上国、最悪、中国の属国化以外にはありません。


 そして、デフレ脱却を妨げてる最悪の「壁」こそが、PB黒字化目標なのです。


 あるいは、実質賃金の低迷(国民の貧困化)、インフラの老朽化、自然災害に対する脆弱化、防衛力の相対的低下、科学技術力の凋落、教育レベルの低下、地方経済の衰退、医療・介護サービスの供給能力低下、そして少子化という日本を悩ませている諸問題は、「政府が予算を使う」ことで解決します。と言いますか、政府が予算を使わなければ解決しません。


 そして、上記の諸問題解決に政府がおカネを使えば、それは「需要」になるため、デフレからの脱却も果たせます。デフレから脱却すれば、経済成長率が上昇し、「中国の属国」という悪夢を回避できるかもしれません。


 日本は、
「政府が国内の諸問題解決に予算を使うと、問題解決と同時にデフレ脱却、経済成長が果たせる」
 という、ある意味で美味しい環境に置かれているのです。


 ところが、政府が予算を増やそうとすると、途端に「PB黒字化目標」が壁となり立ち塞がり、現実には「何もできない」のです。


 何もできないどころか、財務省はPB黒字化を旗印に、ゾッとするほどの勢いで緊縮財政を強行してきます。消費税増税、診療報酬と介護報酬のダブル削減、教育無償化のコストを企業の社会保障費増で賄う、会社員の給与所得控除廃止、たばこ税値上げ、出国税導入などなど、最近、提示された緊縮財政のメニューだけで、こんなにあるのです。


 財政拡大(減税含む)の方向に舵を切り、上記諸問題の解決に政府予算を使えば、我が国は途端に繁栄の道を歩めます(もう一つ、憲法九条第二項という壁は残るものの)。


 それにも関わらず、現実は逆方向に驀進している。


 「財務省が日本を滅ぼす 」以外に、いかに表現しろというのでしょうか。

2017年11月13日【三橋貴明】共犯者育成プロパガンダ
https://38news.jp/economy/11287

財務省の大攻勢
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12326561177.html

犯罪的な現実について
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12326847154.html

小学館「財務省が日本を滅ぼす」では、
財務省が緊縮財政路線を推進する際に
用いている各種プロパガンダについても解説しました。

http://amzn.to/2zt9lub

具体的には、以下になります。

●ルサンチマン・プロパガンダ:
人々のルサンチマンに訴えかけ、
「敵」を攻撃することで国民の留飲を下げ、支持を得る

●恐怖プロパガンダ:
人々の恐怖を煽り、思考停止に追い込む

●「木を見せ、森を見せない」:
いわゆる針小棒大。一部の悪しき事例のみを
クローズアップし、それを理由に全体を否定する

●用語の変更:
文字通り、言葉を言い換えることで、
人々に本質を理解させないようにする

●抽象表現の多用:
抽象的な表現を使うことで、人々に
「何となく」納得感を与え、事実を隠蔽する

●既成事実化:
虚偽情報を繰り返し報じることで、人々に事実として認識させる。
ナチスの宣伝担当相だったヨーゼフ・ゲッペルスの
「嘘も百回言えば真実になる」という言葉は有名

●レッテル貼り:
攻撃対象を悪しき印象を与える呼称で呼び、
発言や人格の信用を失墜させる

●権威の利用:
人々の信用が高い組織、あるいは人物に
語らせることで、嘘に信憑性を持たせる

●藁人形(ストローマン)戦法:
攻撃対象の発言を曲解もしくは捏造し、
「あの人はこんな人だ!」といった
印象操作により、信用を喪失させる

実は、上記以外にも一つ、財務省が
多用するプロパガンダ手法があるのです。

すなわち「共犯者育成プロパガンダ」になります。

原泰久の「キングダム」の第415話「反乱兵の作り方」では、
別に秦王に歯向かう気などなかった
秦軍の兵士たちが、樊於期により
「反乱兵」に仕立て上げられます。

具体的には、投降兵を殺させ
(殺さない場合、自分が死ぬ)、
後に引けない立場へと秦兵を
追い込んでいくのです。

財務省は、政治家や学者、経済人、ジャーナリスト、
評論家に「ご説明」し、マスコミに対しては
記者クラブ財政研究会を利用し、

「日本は国の借金で財政破綻する」
「日本はプライマリーバランス黒字化しなければならない」

などとメディアで発言させます。

一度でも、財政破綻論に与してしまうと、
もはや「共犯者」というわけで、言論人もメディアも、
日本の財政破綻など「あり得ない」という
正しい情報を二度と発信できなくなります。

それどころか、「自分の発言は間違っていなかった」と
思い込む認知的不協和に陥り、
正しい情報を発信する勢力(つまりは我々)を
「攻撃する」という行動にでるケースすらあります。

結果的に、財務省は何もしなくても
反・緊縮路線が潰され、緊縮路線が
「当然の話」として国民の間で共有されていく。

人間は、なかなか「自分が間違っていた」
ということを認められません。

財政破綻論者が反・緊縮路線に転じ、
正しい情報の発信を始めた例は、
本当に極わずかです。

財務省の官僚たちは、経済については
全く知識がない割に、プロパガンダ手法
については熟知しているようです。

プロパガンダとは、特定の政治的意図に基づき、
情報を歪める、あるいは発信することです。

日本を亡ぼそうとしているのは、
単なる情報であることが、改めて理解できます。

[32初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数、規定違反多数により全部処理


6. 中川隆[-5705] koaQ7Jey 2017年12月25日 14:21:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

▲△▽▼

御用学者たちの真実 2016/10/24
財務省は、財政制度について議論する「財政制度等審議会」や、 国債管理政策について「有識者」から意見を聞く「国の債務管理の在り方に関する懇談会」といった会議を開き、 緊縮財政を推進しようとします。

各会議のメンバーは、基本的には財務省の官僚が選定します。

この種の会議の名簿に「委員」として掲載されることは、 特に「学者」にとってはステータスになります。

当然ながら、緊縮財政を推進する学者以外が財務省に選ばれることはありません。

いわゆる「御用学者」たちですが、 審議会や懇談会の委員に選出されれば、日経新聞などの「御用新聞」に寄稿する機会なども増えます。

御用学者たちが、財務省の飼い犬として御用新聞に緊縮財政推進論を掲載し、世論を動かそうとするわけです。

財務省は、審議会などのメンバー以外にも、「資料提供」「情報提供」など、 様々な手段で学者たちを手中に収め、 御用学者として成長させようとします。

財務省肝いりの御用学者たちは大学の中で教授としてのパワーを高め、その下に就いた准教授、講師、学生たちも、トップ(教授)と同じ路線を進みます。

何しろ、御用学者の下で、反緊縮財政論の論文を書いたとしても、採用されません。

というわけで、御用学者の弟子たちも、緊縮財政派として長じ、財務省に飼い犬として認められ、審議会や懇談会のメンバーになる。

彼らの弟子たちもまた、緊縮財派として教授への階段を上る。

と、御用学者再生産の構造がガッチリと組み上げられてしまっているのが、我が国なのでございます。

かつて、社会保障削減や緊縮財政を「正しい論旨」に基づき批判していた吉川洋氏も、今は立派な御用学者として「財政制度等審議会 財政制度分科会」の会長としてご活躍されています。

以前は、この手の「事実」が一般の国民に知られることはありませんでした。

とはいえ、最近はインターネット等、 新たな情報メディアの出現により、 御用学者たちの真実が世間に広まりつつあります。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2016/10/24/mitsuhashi-484/


経済学というイデオロギー 2017-12-24
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12338740907.html


 さて、毎度おなじみの国の借金でございます。


『国・地方の借金1108兆円に…なお先進国最悪
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171222-OYT1T50044.html

 財務省は22日、2018年度末の国と地方を合わせた長期債務(借金)の残高が、17年度末の見込み(1087兆円)より約21兆円増え、1108兆円になるとの見通しを発表した。

 09年度から約288兆円増え、過去最大を更新する。
 内訳は国が約915兆円、地方が約192兆円となる。国民1人当たりの金額に換算すると、17年度より18万円多い、約874万円の借金を抱える計算だ。(後略)』

 さて、国の借金(正しくは「政府の負債」)云々の説明はとりあえず置いておいて、本日は「国の借金プロパガンダ」の根本について書いてみたいと思います。


 昨日のシンポジウムで、中野剛志先生や藤聡先生が強調していらっしゃいましたが、事の本質は、
「正しいか、間違っているか?」
 ではないのです。


 経済学という、現実を無視した特定の「イデオロギー」に日本の政界、官界、学会、財界、そしてマスコミが染まってしまっており、「現実にどう対処するか?」という普通の道を選べなくなっているのが、現実の日本です。


 人類の歴史において、イデオロギー先行で政治が行われたとき、大抵、国民は酷い目にあいます。


 現在の日本国民は、「経済学というイデオロギー」先行で政治が行われている結果、ひたすら貧困化しているという「根本」を理解して欲しいのです。


「自由貿易はとにかく正しい。反対する奴は、頭がおかしい」

「グローバリズムは歴史の必然だ」

「民間活力の導入(民営化)は、とにかくいいことだ」

「既得権益をぶち壊す規制緩和は、経済成長に貢献する」

「プライマリーバランス黒字化を達成しなければ、国の借金で破綻する!」


 上記は、全て経済学(厳密には新古典派経済学)に基づくイデオロギーです。
つまりは、コミュニズムやファシズムと同じであると理解しなければなりません。


 無論、自由貿易やグローバリズム、民営化、規制緩和、PB黒字化が「正しい環境」というのもあるのでしょう。とはいえ、それを言ったら「コミュニズム」や「ファシズム」であったとしても、有効な時期があるかも知れません。


 自由貿易、グローバリズム、民営化、規制緩和、PB黒字化、コミュニズム、ファシズムなどなど、これらは全て「道具」であって、目的ではないのです。


 目的はあくまで経世済民。国民を豊かに安全に暮らせるようにすること。これ以外に、政府の存在目的はありません。


 経世済民を達成するために、現実を踏まえて、いかなる政策を講じるか。これが、本来の政治の仕事なのです。


 ところが、現在の日本はイデオロギー先行になってしまっています。しかも、「経済学」という、過去400年近く、人類を苦しめたイデオロギーに染まってしまい、政策が立案されています。
 結果、例により国民が不幸になっている。


 イデオロギーではなく、現実を踏まえた政策を。この方向転換だけkで、日本国民は「豊かで安全な国家」を手に入れることができるのですが、現実はままなりません。


 もっとも、昨日のシンポジウム懇親会のラストでも話しましたが、我々日本国民がグローバリズムあるいは経済学というイデオロギーに苦しめられるのは、今に始まった話ではありません。始まりは、恐らく1543年にポルトガル人が種子島に漂着した時点なのです。


 過去、500年近く、我々の先人たち(日本人)はグローバリズムに苦しめられ、足掻き、何とか生き延び、妥協し、繁栄の道を探ることを続けてきたのです。


 今の我々も、過去の日本人たちと同じなのです。


 我々の足掻きは、1587年に豊臣秀吉がイエズス会の副管区長のガスパール・コエリョに手紙を送り、「奴隷交易(まさに「ヒトの移動」の自由!)」を禁止した、その延長線上にあるという話です。


 日本国が繁栄するためには、経済学あるいはグローバリズムというイデオロギーを、打破しなければなりません。


[32初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数、規定違反多数により全部処理


7. 中川隆[-5704] koaQ7Jey 2017年12月25日 14:24:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

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経済コラムマガジン 16/10/24(913号)


落日の構造改革派


•スッポリ抜けているもの

日本経済は低成長が続いている。筆者達はこの原因を需要不足と分析している。この主な要因は、日本で30才台、40才台の「消費年齢世代」の人口が減少していることである(需要不足なのだから「生産年齢世代」の人口の減少は主な問題ではない)。また所得(可処分所得)が伸びないこともこの一つの要因になっている。さらに他にも需要不足の要因は色々と考えられるが、ここではこれ以上の言及は省略する。

これに対して、低成長の原因は需要サイドではなく、日本の供給サイドに問題があるからと主張する者が実に多い。この考えから導き出される対策は日本の構造改革ということになる。先週号で述べたように、この構造改革派によとって、筆者達が主張する財政支出による需要創出政策は、むしろ日本の構造改革にとって邪魔であり障害になるらしい。


構造改革派の発想は古典派経済学理論(新古典派経済学を含む)に根ざしている。いわゆる「セイの法則」、つまり作ったものは全て売れるという法則が成立つ世界である。したがってもし売れ残りや失業が生じるなら供給サイドに問題があるということになる。具体的には生産設備が陳腐化していて製品が時代に合わないとか、労働者の質に問題があるということになる。

構造改革派の対策は、まず規制緩和などによる競争政策の強化ということになる。これによって劣化した生産設備やゾンビ企業の退出を促すことになる。また技術的に劣る労働者には教育・訓練を施すということになる。これらの話は、構造改革派に染まっている日経新聞などのメディアでもよく見かける。


構造改革派の経済成長理論の支柱となっている定式がある。それについて

08/9/15(第541号)「経済成長の定式(モデル)」
http://www.adpweb.com/eco/eco541.html

14/7/7(第804号)「経済成長の三つのパターン」
http://www.adpweb.com/eco/eco804.html


などで説明した。

これは経済学の教科書に載っている

g(経済成長率)=s(貯蓄率)/v(資本係数)+ n(労働人口増加率)

である

(これに技術進歩を加味すると

g(経済成長率)=s(貯蓄率)/v(資本係数)+n(労働人口増加率)+t(技術進歩)

になる)。

したがってs(貯蓄率)が一定なら、経済成長率を大きくするには合理化などによって資本係数を小さくし、労働者に教育・訓練を施し労働投入量を増やせば経済は成長することになる。

上記の経済成長理論の定式は、一見正しく当たり前のように感じる。ところがこれには「スッポリ抜けているもの」がある。それは「需要」である。もし需要不足が常態化しているなら、上記の定式は何の意味もない。つまり構造改革派は、需要サイドを全く見ていないのである。まさに「作ったものは全て売れる」という「セイの法則」の世界にいる。このように構造改革派の経済理論は著しく現実離れしている。


ところが安倍政権の登場で状況は一変した。安倍政権は第一の政策をデフレ経済からの脱却とした。つまりデフレギャップの存在を公式に認め、この解消を第一の政策目標に置いたのである。政府機関も渋々とデフレギャップの存在を認めるようになった。

ところが政府機関の公表するデフレギャップはいつも1〜2%と異常に小さい。これは

16/8/1(第902号)「大きな車はゆっくり回る」
http://www.adpweb.com/eco/eco902.html


で述べたように、デフレギャップの算出に「可変NAIRUアプローチ」という浮き世離れした手法を採っているからである。またデフレギャップ異常が小さいため、潜在成長率も異常に小さく算出されている。

筆者達は、ヘリコプター・マネーによる需要創出政策を唱えている。しかし構造改革派に染まった日本の経済の論客は、デフレギャップが小さいのだからたちまち日本経済にインフレが起り物価が高騰すると脅かすのである。これもヘリコプター・マネー政策への一つの雑音である。


•有り得ないデフレギャップの1〜2%

日本経済の成長率を高めるには、生産性の向上しかないという話をよく聞く。この根拠は潜在成長率がこれだけ小さくなっているのだから、生産性を上げる他はないというのである。具体的には規制緩和によって競争を活発にすることや生産工程への新機軸の導入、そして労働者の教育・訓練などである。ちなみに本誌では過去

01/9/10(第221号)「「生産性」と「セイサンセイ」の話」
http://www.adpweb.com/eco/eco221.html


で、この話を取上げたことがある。

しかしこれらの全てが前段で紹介した構造改革派のセリフと一致する。つまり生産性を上げるということは構造改革を実施することと同じ意味である。言い方を変えると構造改革を行うことによって生産性が上がるという話である。

たしかに国全体ではなく一つの企業で考えると、注文が殺到し生産が間に合わない場合は生産工程の改善(新機軸の導入などを含め)や従業員の教育・訓練が必要になってくる。つまりこの生産性の向上によって注文増に対応するということは有りうる。しかし反対に注文が少なくなるケースが有りうる。この時にはリストラによる生産性の向上という方法が考えられる。また場合によっては不採算部門の整理といういうことが必要になる。


しかし一国の経済を考える場合と一企業を対象にする場合では事情が異なることがある。たしかに国全体の需要が伸びている時代なら、国も企業もやるべきことは似ている。言っているように生産性の向上ということになる。企業はこれによって限られた生産資源(生産設備と労働者)をより効率的に使って最大限の生産を行うのである。国はこの動きを税制などで支援することになる。

ところが今日のようなデフレ経済で需要不足が常態化している現状では、国と企業では利害が異なるといった事態が起る。例えば企業は売上が落ちれば、当然、前述のような生産性の向上のためリストラを考える。しかし国にとって企業のリストラによる失業者の増加は由々しき問題となる。


このように構造改革派の論客は、経済の高度成長期のように需要がどんどん増える時に適合したかもしれない稚拙な経済理論(供給サイドの重視)を、慢性的な需要不足が続く今日の日本にも適用しようとしているのである。筆者はこのことを間違っているとずっと言って来た。

精一杯優しく言えば、構造改革派の面々は現実の経済に疎い「おバカ」の集りということになる。少しでも現実の経済を知っているなら、1〜2%のデフレギャップとかほとんどゼロの潜在成長率といった現実離れしたことは決して言わない。本当にデフレギャップが1〜2%なら、景気は超過熱状態であることを意味する。そのような状況ならほとんどの生産設備の稼働率は100%であり、商店やデパートの店先には買い物客が殺到し長い行列を作っているはずである(終戦直後の日本や旧ソ連時代の店頭と同じように)。

また本当にデフレギャップが1〜2%なら、どの企業や商店ではこれ以上売ることのできる製品や商品の在庫がなくなっていて、営業担当者のほとんどの仕事は注文を断ることになっているはずである。したがって販売促進のための広告・宣伝なんてとんでもないことである。このように「可変NAIRUアプローチ」によって導き出されるデフレギャップの数字はばかばかしく有り得ないものである。


さすがに構造改革派の中にも、段々と問題は供給サイドだけでなく、需要サイドにもあるのではないかと考える者が現れるようになった(日本の供給サイドは特に大きな問題がないと筆者は見ている)。明らかに構造改革派は落日を迎えている。しかしいきなり財政支出による需要創出というわけには行かない。筆者の記憶では、最初に需要サイドに着目した構造改革派は「霞ヶ関埋蔵金」を問題にした人々である(埋蔵金を使っての需要創出をしろと主張)。

その次は外国人観光客の誘致を唱える人々である。これは外国人観光客の買い物による需要増を狙っている。そして最近ではTPP締結が注目されている。ところでアベノミクスの第三の矢である「成長戦略」の柱は規制緩和などによる構造改革だったはずである。ところが奇妙なことに最近になって「成長戦略」の第一はTPPという話が出るようになっている。これは TPP による輸出増が狙いである。

このように外国人観光客の誘致やTPPの目的は需要増といっても外需の増加ということになる。たしかに構造改革よる供給サイドの強化といった現実離れした考えからは、これらはいくらか進歩していると言える。しかしこれに対して筆者達は、これ以上外需依存を高めるのではなく(外需依存はいずれ円高で苦しむことになる)、財政政策(ヘリコプター・マネーなどによる)による内需拡大政策を主張しているのである
http://www.adpweb.com/eco/

経済コラムマガジン 2017/12/11(966号)
日本の経済の専門家はおかしい

日本の経済論壇の「闇」は深い

筆者は、

16/3/28(第885号)「終わっている日本の経済学者」
http://www.adpweb.com/eco/eco885.html


などで日本の経済学者やエコノミスト、そして日経新聞の論説委員等を批判してきた。これらの日本の経済の専門家が言っていることが「おかしい」と思うからである。また筆者は何となくこの原因を分っているつもりである。

日本経済の低成長の原因は慢性的な需要不足と先週号で説明した。しかし日経新聞の論説委員を始め日本の経済の専門家は、どうしても原因を需要不足とは認めないのである。そこで彼等は、低成長の原因を人手不足や低い生産性など供給サイドの話で誤魔化している。


だから人手不足を示すデータをやたら強調したがる。また間抜けなエコノミストの中には「日本は完全雇用状態」と言って譲らない者までいる。しかし先週号で述べたように、本当に日本が人手不足ならもっと賃金が上昇しているはずである。

それどころか全てのメガバンクが大きなリストラ計画を発表している。大手銀行の事実上の定年は52〜53才という話は昔聞いたことがる。ところがそれが最近では、どうやら50才程度までに早まっているという記事を日経新聞が掲載している。日経新聞にはこのような矛盾した話が満載である。そこで今週はこのような矛盾した話を二つ取上げる。


日本の経済成長率は、内閣府から国内総生産(GDP)の情報として定期的に公表されている。日経新聞などのメディアは、この数字の推移に基づき経済成長の様子を解説している。内閣府が公表するのは「消費、投資(設備・住宅)、政府消費、公共投資、輸出・輸入」と需要の項目毎の数字とそれらの合計である。日本経済成長率はこれらの需要項目の数字を積上げて算出されている。

日経新聞などメディアのこれに対する分析と解説は、例えば「天候不順で消費が落込んだ」「半導体の需要が好調なので設備投資が増えた」「予算消化が進まず公共投資が減った」「円安と中国の景気持直しで輸出が増えた」といった具合である。注目されるのは全てこれらは需要サイドの話ということである。まさに先週号で述べたように「需要で日本の経済成長は決まる」のである。日本の生産性が上下したことが原因で経済成長率が変動したといった話は一切出ない。これは当たり前の話であり、需要が増えれば当然のこととして工場や商業施設の稼働率が上がり生産性が上がるのである。


ところが日本の経済の専門家は、日経新聞などで日本経済の成長に関しては「生産性の向上が必須」「生産力の増大が必要」と供給サイドのことしか言わない。したがって彼等は「設備投資を喚起する政策が必要」「家庭の主婦も職場に狩出すような政策が必要」といった主張を繰返す。つまり日本の経済成長を決めるのは全て供給サイドという話になっている。

ところが同じ日経新聞の紙上では、前述の通り日本の経済成長を全て需要サイドだけで分析・解説して見せるのである。明らかに日経新聞や日本の経済の専門家の経済成長に関する論調は矛盾している。筆者は、もっと辛辣に「日経新聞と経済の専門家は頭がおかしくなっている」と言う他はないと思っている。

不思議なことに、日本の経済論壇では誰もこのような矛盾を指摘しないし問題にもしない。しかし「おかしい」と指摘する経済学者やエコノミストがいることを筆者は知っている。ところがこのような声をほとんどの日本のメディアは取上げない。まことに日本の経済論壇の「闇」は深いと言える(日本のメディアもおかしい)。


算出方法がおかしいデフレギャップ

もう一つの「日経新聞と経済の専門家は頭がおかしくなっている」ことを示す事例は、日本のデフレギャップの認識である。これに関しては日本の潜在成長率も関係する。筆者は

06/2/27(第426号)「潜在GDPとGDPギャップ」
http://www.adpweb.com/eco/eco426.html

06/3/6(第427号)「GDPギャップのインチキ推計法」
http://www.adpweb.com/eco/eco427.html


で、これらの算出方法がおかしいと指摘して来た。しかし今日でもこのインチキな算出方法が続いているのである。

日本のデフレギャップを政府はわずか1〜2%と公表して来た。それどころか直近ではデフレギャップがなくなり、逆にインフレギャップが生じたと驚くようなことを言っている。ところが誰もこれを「おかしい」とは指摘しない。


デフレギャップを文字通りに解釈すれば、供給力が需要を上回る場合の両者の差額ということになる。たしかに理論上では、これがゼロになることは有りうることである。しかしこれがマイナスになり、逆にインフレギャップが発生したのだからただごとではない。

これも文字通りに解釈すれば、日本全体で需要が生産力を上回ったことになる(一部の特定の企業に限るなら有り得る現象である)。これはちょっと有り得ないことであり、少なくとも日本の景気が超過熱状態ということを意味し、当然、物価は高騰しているはずである。ところが日本経済は低迷し、物価は一向に上がっていない。日銀なんて、物価上昇率の達成目標年度を毎年延期しているほどである。


結論を言えば、筆者が何回も指摘してきたようにデフレギャップや潜在成長率の算出方法がおかしいのである(実際のデフレギャップはずっと大きい)。しかし関係者がこれは「おかしい」と気付いているのか不明である。また「おかしい」と気付いていたとしても修正する気があるのか、これも不明なのである。

それにしてもこの怪しいデフレギャップを基づき経済政策が実施されることが問題である。構造改革派と見られるある経済閣僚は、日本のデフレギャップや潜在成長率が著しく小さく算出されていることを知らないと思われる。この大臣は「日本の経済成長率を上げるには潜在成長率を大きくする他はない」と言っているようだ。

日本のデフレギャップや潜在成長率を著しく小さく算出している裏には、日本経済の問題点を需要サイドから供給サイドにスリ変える意図が見える。これには財政再建派も悪乗りしている。もし需要サイドの問題、つまり需要不足が認められると財政支出による需要創出という話が避けられなくなると財政再建派は思っている。


デフレギャップや潜在成長率の算出方法や認識の違いには、理論経済学上の対立の影響も垣間見られる。先週号で、古典派(新古典派)経済学に基づく構造改革派と財政再建派、そして財政による需要創出の有効性を唱えるケインズ主義の積極財政派という分類を行った。デフレギャップや潜在成長率を異常に小さく算出している経済学者やエコノミストは、古典派(新古典派)経済学の信奉者と見て良い。

そもそも古典派(新古典派)経済学ではデフレギャップという概念は存在しない。古典派(新古典派)経済学の理論的な根幹をなす「セイの法則」では、作った物は全て売れることになっている。したがってパラメーターが動き価格メカニズムが機能すれば、失業者や生産設備の遊休は発生しないことになっている。

古典派(新古典派)経済学の世界では、自然失業率以上の失業は労働者の技能が劣るからであり、需要拡大策ではなく職を得るための教育訓練が必要と説く。また遊休状態の生産設備は、既に陳腐化していて使い物にならないから廃棄すべきと考える。たしかに「セイの法則」からは、このような結論が導き出される。
http://www.adpweb.com/eco/  


経済コラムマガジン 2017/12/18(967号)

経済論議混迷の根源はNAIRU


卑怯な言い訳を行う経済学者とエコノミスト

デフレギャップの推計には、

06/3/6(第427号)「GDPギャップのインチキ推計法」
http://www.adpweb.com/eco/eco427.html


で取上げた「可変NAIRUアプローチ」という方法がある。NAIRU(Non-Accelerating Inflation Rate of Unemplayment)とはインフレ非加速的失業率のことである。これを自然失業率、つまり長期的にインフレ率に関係なく一定水準で存在する失業者の割合と同じという見方がある。

例えば失業率が5%であっても、自然失業率が3%であれば、実際の失業率は両者の差である2%と見る。もしこの2%の失業が解消すれば、実質的に失業者はいなくなり完全雇用ということになる。またこの状態(自然失業率の3%)でさらに追加の求人があれば、賃金率は上昇しインフレになるという認識である。


日本のデフレギャップの推計はこのインフレ非加速的失業率(自然失業率と言って良い)を念頭に行われている。また潜在成長率の推計はこのデフレギャップを元に算出される。失業率がインフレ非加速的失業率まで下がればデフレギャップはゼロになると解釈される。

デフレギャップがゼロになった状態で追加的に需要が増えても、賃金が上昇するので名目GDPが増えても実質GDPは増えないという考え方がある。つまり財政政策による需要創出は物価が上昇するだけなので無駄と見なす。したがってデフレギャップがゼロに近付けば、これ以上の経済成長のためには生産性を上げるしかないと主張する。

またデフレギャップや潜在成長率は内閣府や日銀など政府の機関で算出されているので、これらは公式の経済数字として扱われる。つまりこれらの数字は日本の経済政策に深く関わっていると言える。また多くの経済学者やエコノミストも同様の手法でデフレギャップを捉えている。日経新聞などには、これらの数字を絶対的なものと見なす論説ばかりが目立つ。


特に考えが固い経済学者は、デフレギャップがゼロの状態で少しでも需要が増えると、物価が止めどなく上昇するという。

04/11/1(第365号)「妄言・虚言の正体」
http://www.adpweb.com/eco/eco365.html

で紹介したA教授はその典型であろう。A教授は「1兆円も財政支出を増やすと日本でハイパーインフレが起る」「私のシミュレーションプログラムでは、物価がどんどん上昇し計算不能に陥る」と言って引下がらない。どうもデフレギャップがゼロの状態が「閾(しきい)値」になっているようだ(まさにルーカス方程式)。またA教授が内閣府でも働く官庁エコノミトでもあることから、内閣府の現状認識が垣間見られる。

しかし驚くことに公表されるデフレギャップがゼロに近付き、それどころかマイナスとなった(逆にインフレギャップが発生)。ところが賃金が上がらず物価も一向に上昇しないのである。これが日本経済の現実の姿である。おそらくこれらの間抜けな面々にとっては信じられないことである。

そこでこれらの経済学者やエコノミストは、極めて卑怯な言い訳を行う。例えば「同じ可変NAIRUアプローチを使っても、研究者によってデフレギャップや潜在成長率の推定値に多少幅がある」「デフレギャップがゼロになると物価が上がりやすくなるだけ(必ず上がるとは言っていない)」と言った具合である。彼等は自分達の考え(経済理論)が根本的に間違っていることは絶対に認めない。そのうち本誌でも取り上げるが、認めると「まずい」のであろう。


NAIRUが潜在成長率を決めている

まずデフレギャップを失業率、つまり労働サイドだけに偏重して算定することがおかしい。供給力を規定する生産関数は、労働・資本・生産性の三要素ということになっている。しかしこれらの経済学者やエコノミストは労働と生産性をことさら重視するが、資本、つまり生産設備についてはほとんど触れない。

これについては

02/12/2(第276号)「日本のデフレギャップの怪」
http://www.adpweb.com/eco/eco276.html

で取上げた。生産関数に関し、経済企画庁時代の80年代及び90年代の労働への分配率は0.54から0.58であり、資本への分配率は、0.42から0.46であった(同じ年の両者を合計すると1.00になる)。ところが2001年度の「経済財政白書」では、資本のウエートがいきなり0.33に引下げられ、労働への分配率が0.67と大幅に引上げられている。これは伸びの低い労働(就業者数は、1970年から2000年では1.2倍にしか増えていない)への分配率を大きくしデフレギャップを小さく算定するためのトリックと故丹羽春喜大阪学院大学名誉教授は推察していた。おそらく資本軽視(労働重視)の流れは、最近もっと酷くなっていると筆者は認識している。実際のところ

06/3/6(第427号)「GDPギャップのインチキ推計法」
http://www.adpweb.com/eco/eco427.html


で述べたように、日本の設備稼働率は低く経済産業省の調査統計部経済解析室のIIPの稼働率指数担当者に直接聞いた話では72〜74%で推移していた。


また

02/7/15(第260号)「セイニアリッジ政策への反対意見」
http://www.adpweb.com/eco/eco260.html


で取上げたように、この話を裏付ける大手製造業に対するアンケート結果が日経新聞の02年7月8日の一面トップに掲載された。需要が増えた場合の増産方法を問うものであった。回答は複数回答であり、なんと驚くことに、断トツで第一位の回答は76%の「既存設備の活用、稼働率の引上げ」であった。おそらくこの余剰生産力は今日でも保持されていると筆者は思っている(原発が止まっても遊休状態の火力発電所を動かしたように、ある程度の余剰生産力を持っている)。

つまり日本の生産力は5〜10%程度の需要増に即座に対応できると思われる。しかも需要増による物価の上昇はほとんど考えられないのである。つまり今日のデフレギャップや潜在成長率の認識と議論は全く現実離れしている。


06/2/27(第426号)「潜在GDPとGDPギャップ」
http://www.adpweb.com/eco/eco426.html


で述べたように政府系エコノミストはGDPの過去の実際値の平均値や、景気動向指数を使って「潜在成長率」を算出している。つまりこれでは、大きく経済が落込こみ、かつその状態が長く続いた場合、落込んだ状態が普通、あるいは正常と見なすことになる。当然、デフレギャップはものすごく小さく算出される。特に日本経済はバブル崩壊、橋本政権の逆噴射財政政策、リーマンショックなどによる急激な落込みを経験している。

しかもその正常時とやらの失業率をNAIRU(インフレ非加速的失業率)と見なしている可能性がある。特に最近の労働偏重のデフレギャップの算出方法を考えると、極端な話、このNAIRU(インフレ非加速的失業率)だけでほとんど潜在成長率も決まることになる。


これらの一連の話に表立って「異」を唱えていたのは、筆者が知る限り故丹羽教授だけであった。唯一の例外は数年前に日経新聞の大機小機欄に掲載された「不況は潜在成長率を下げる」という「カトー」氏のコラムである。

17/11/13(第962号)「これからの重大な政治課題」
http://www.adpweb.com/eco/eco962.html


で述べたように、虚言・妄言が溢れる日経新聞にあって、「カトー」氏は「唯一まともで良識のある執筆者」と筆者は評価している。

まず「カトー」氏は、内閣府、日銀の両方とも、潜在成長率のNAIRUを使った推計値は信頼性が低いと指摘している。次に不況によって潜在成長率が下がっていることが考えられると言う。潜在成長率の低下は需要不足によるところが大きいと述べ、拡張的なマクロ政策が必要と説く。さらに「履歴効果」にも言及している(これについては来週号)。最後に「カトー」氏は消費増税などはもってのほかと締めている。
http://www.adpweb.com/eco/

経済コラムマガジン 2017/12/25(968号)

狙いは需要創出政策の阻止


勝手に意味をスリ変え

ここ数週に渡りデフレギャップや潜在成長率などを取上げてきたが、これに関する議論が混乱していることを説明した。混乱の原因は、同じ経済用語でも使う者によってその意味が異なるからと筆者は考える。特に主流派と言われる経済学者やエコノミストが問題である。この違いをはっきりさせないまま彼等は勝手に議論を展開する。

そもそも彼等は経済論議を深めようといった意思を全く持っていない。もし議論を深めるつもりなら、最初に使う経済用語の意味や定義をはっきりさせる必要がある。しかし始めから議論なんかするつもりがないので、主流派の経済学者やエコノミストはこの重要なプロセスを省略し、一方的に片寄った持論を押付ける。日経新聞などはこの手のプロパガンダまがいの論説で溢れている。これら対し「おかしい」という意見を日本のメディアはまず取上げない。唯一の例外は、日経新聞では「カトー」氏のコラムぐらいである。


彼等と筆者達ではデフレギャップや潜在成長率の認識が異なる。筆者達は実際の供給力の天井と現実の名目GDPの差がデフレギャップと捉え、そのデフレギャップを元に算出した最大可能な成長率が潜在成長率と認識している。日本の供給力の天井は、主流派の経済学者やエコノミストが想定しているよりずっと高いというのが筆者達の主張である。

デフレギャップが1〜2%とか、ましてやデフレギャップがマイナスになる事態(つまりインフレギャップの発生)なんて絶対に考えられない。おそらく彼等は、日本ではなくインフレが常態化している中南米やアフリカなどの経済を想定した経済モデルでも使っているのであろう(あるいは「セイの法則」がある程度通用した19世紀の経済を想定)。


ところが今日、デフレギャップが極小(彼等のばかげたデフレギャップの算出方法で)となったにもかかわらず、一向に物価が上昇しない現実に直面している。先週号で述べたように、困惑した主流派の経済学者やエコノミストはデフレギャップのゼロの意味を「必ず物価が上がる」ではなく「上がりやすい状況になる」と卑怯にも勝手にスリ変えている。その程度の話なら、何故、彼等がこれまでデフレギャップや潜在成長率をことさら取上げて来たのか意味がない。

筆者は、政府機関は人心を惑わせるこれらの数字の算定を即刻止めるべきと言いたい(少なくともこれらのデタラメな経済数字の公表はするな)。もっとも主流派の経済学者やエコノミストの意図は見え透いている。人々(政治家を含め)が需要不足に関心が向かないないよう、供給サイドがパンク状態ということを強調したいのであろう。要するに財政出動による需要創出政策を阻止することが真の狙いと見られる。


先週号で説明したように、日本のデフレギャップや潜在成長率は、NAIRU(インフレ非加速的失業率)を意識して算出されている。この詐欺的な算出方法に同調する日経新聞は、日本中の人手不足の現場を必死になって捜し回って記事にしている。人手不足だからこれ以上の需要創出政策は不要と言いたいのであろう。

しかし人手不足の職場は、不正規雇用が中心で低賃金のところばかりである。例えば時給1,000円のアルバイトが足らないといった類の話になる。このような職場には、外国人の労働者が目立つのですぐ分る。しかし日経新聞を始め、日本のメディアは「時給1,000円」の意味を考えない。年間2,000時間も働いても(日本の正規雇用労働者の年間労働時間の平均はもっと少ない)、たった2百万円の収入にしかならない仕事である。一時的、あるいは片手間で働くのなら別だが、外国人を除けばそのような職場に人が集るわけがない。

もう一つの人手不足の現場は、昔から人々が敬遠する3Kの職場である。特に団塊の世代が引退しているので人手不足が顕在化している。ところがまだ有効求人倍率を見て、日本は完全雇用と言っている間抜けなエコノミストがいる。しかし求人の中にどれだけ多くの「ブラック職場」が含まれているか彼等は関知しないようだ。


履歴効果に負けないために

観念論者が唱えるNAIRU(インフレ非加速的失業率)や自然失業率を使ったデフレギャップや潜在成長率の算定方法が、「おかしい」という声はとうとう米国でも起っている。失業率が完全雇用に近いと言われるレベルまで下がっているのに、米国でも一向に物価は上昇しないし賃金の上昇も鈍い。特にこれを気にしているのが米FRBである。

16/8/22(第904号)「芥川賞受賞作「コンビニ人間」」
http://www.adpweb.com/eco/eco904.html


で述べたように、求人が増えているといっても「雇用の質」が問題とイエレンFRB議長は適確な指摘をしている。米FRBが金融政策の転換に慎重なのも、このような米国の雇用情勢が影響している。移民が多く新興国並の需要がまだ期待できる米国でも、自然失業率というものに対する疑問が呈されているのである。米国より経済が成熟し高齢化が進む日本で、NAIRU(インフレ非加速的失業率)を意識した議論がまかり通っていることの方が異常である。


そして日本経済が長く不調を続けることによって、本当の経済力を失うことを心配する声がある。先週号で紹介した「不況は潜在成長率を下げる」という「カトー」氏のコラムである。ここで言う潜在成長率は、NAIRU(インフレ非加速的失業率)に基づいて算出されるインチキ潜在成長率ではなく、本当の意味での日本の潜在的な成長力と筆者は理解している。ケインズが言っていた資本主義経済における経営者のアニマルスピリットみたいなものと考えて良い。

たしかにここ30年間を見ても、経済が上向くと「次は財政再建だ」という声が必ず上がり、緊縮財政に転換し日本経済の成長を阻止する動きが起った。例えば異次元の金融緩和と大型補正予算で13年度は日本経済が上向いたが、14年度の消費増税と補正予算の大幅削減で日本経済は沈んだ。このようなことを続けていては、経営者のアニマルスピリットが萎えるのは当たり前である。

また「カトー」氏は同コラムでサマーズ元財務長官の「履歴効果」を引合いに出している。「履歴効果」とは「不況が長引くと物的資本や人的資源への投資が減少し、不況の影響が履歴のように潜在成長率に残っていく」というものである。そして「カトー」氏は「履歴効果のことを考えると、潜在成長率の低下は需要不足によるところが大きい」と指摘している。したがってこの対策には拡張的なマクロ政策が必要と「カトー」氏は結論付けている。


サマーズ元財務長官は

14/6/30(第803号)「サマーズとトマ・ピケティ」
http://www.adpweb.com/eco/eco803.html

14/7/28(第807号)「三教授のサマーズ論の解説」
http://www.adpweb.com/eco/eco807.html

で紹介したように、「米国経済の長期停滞論」を展開している。サマーズ氏は、米国のデフレギャップが10%以上あると主張している。つまりNAIRU(インフレ非加速的失業率)や自然失業率を使ったデフレギャップの算出方法を完全否定しているのだ。したがってこれでは賃金が上がるはずがないとサマーズ氏は指摘している。

米国のデフレギャップが10%なら、生産設備の稼働率が米国より常に10%程度低く推移していた日本のデフレギャップは15〜20%程度と見て良いと筆者は思っている。またサマーズ氏は、「履歴効果」に負けないためには需要創出のマクロ政策が必要と説いている。ただし需要創出は財政政策を中心にすべきと主張し、金融緩和政策に偏重することをサマーズ氏は警戒している。

これは金融緩和政策への偏重によるバブル生成とバブル崩壊を危惧するからである。またサマーズ元財務長官は、米国だけでなく日本の経済政策にも同様のことが言えると指摘している(金融政策偏重に警鐘)。この意見に筆者は賛成である。しかし日本の来年度の予算編成を見ても、とても十分な財政政策が組込まれているとは思われない。筆者は新規国債発行による大胆な財政政策を主張してきた。しかし残念ながら、日本ではこれからも金融政策に偏重した政策が続くのである。
http://www.adpweb.com/eco/




http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c1

コメント [戦争b21] 中国念頭にインドが海軍戦力を大幅強化!   赤かぶ
3. 2018年1月01日 00:09:10 : Cf7mQU56Hc : Oen0@P872zA[57]
インドが日本と結んで中国に対抗するなど絵空事。実際安倍晋三は世界中どこにも仲間はいない。
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/482.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK237] 森ゆうこ議員、山口敬之の「準強姦事件 逮捕状執行停止問題」を呼びかける  赤かぶ
11. 2018年1月01日 00:13:44 : 8Hlv6LAs5o : blSHLKuU7UM[1]
森裕子議員は言っていることとやっていることは大違いです。
以下の記事ご覧ください。
「不正税還付の森裕子参院議員を不起訴にした新潟地検の良識を問う」(財界にいがたに寄稿)http://saikousaimondai.com/?p=9341
「検察の不起訴理由に根拠なし」http://saikousaimondai.com/?p=9353

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/737.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK237] 賀状に代えて私からの「年末状」( 半歩前へ) 赤かぶ
6. 2018年1月01日 00:16:26 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2995]
新年のメッセージ

 明けましておめでとうございます。
旧年中は、衆議院総選挙をはじめ各地域で私ども社民党の様々な取り組みにご支援・ご協力を賜り、心から感謝と御礼を申し上げます。

 社民党は昨年の総選挙で、「憲法を活かす政治」を掲げ、民意を無視する安倍暴走政治に終止符を打ち、戦争する国に歯止めをかけるため全力でたたかいました。残念ながら与党や改憲志向の政党に多くの獲得議席を許す結果となりましたが、これからもぶれずに日本国憲法の理念を活かす政治を追求し続け、多くの皆さんに共感・支持していただけるよう努力してまいります。

 国会では、「共謀罪」法の強行成立をはじめ、文科省の天下りあっせんや南スーダンPKOの日報隠蔽、森友学園・加計学園への安倍首相の関与疑惑など「権力の腐敗」が一層極まり、国民の政治不信を招きました。さらに与党は、臨時国会の召集要求拒否や冒頭解散、特別国会での野党の質問時間削減など、「謙虚、丁寧」とは真逆の横暴な姿勢をとり続けました。国会軽視の一方で、実質破綻しているTPPや沖縄・辺野古新基地建設、オスプレイ飛行訓練、原発再稼働など安倍政権による強行は、国民の暮らしに大きな負担と不安をもたらしています。この流れを止めるため、引き続き社民党が要石となって野党共闘を進めるとともに、院内外のリベラル勢力や市民の皆さんとの連携を強化し、国民生活最優先の政治を取り戻さなければなりません。

 今年は、安倍暴走政治の総仕上げとも言える憲法改正が重要な政治課題となります。安倍首相や自民党は、改憲項目として9条への自衛隊明記、高等教育の無償化、緊急事態への対処、参議院選挙区の合区解消の4項目を挙げていますが、9条以外は憲法を変えなくても法制化や法改正、財源の手当てで十分できる課題です。もう一つの改憲の口実とされる北朝鮮問題も、米朝の対話を促して平和的解決を追求することが日本政府の役割であり、脅威を煽って軍備増強を図ることは国民のいのちを逆に危険にさらすことになりかねません。聞こえのいい課題をダシに安倍政権が狙うのは、戦力の不保持・交戦権の否認を謳う憲法9条2項の死文化であり、2015年に強行した「戦争法」の合憲化です。憲法9条に自衛隊が明記されれば、災害支援・「専守防衛」の自衛隊がアメリカと一緒になって世界中で戦う軍隊へと様変わりし、「戦争する国」に変わってしまいます。社民党は、改憲の狙いや問題点を広く皆さんに訴え、「憲法を生かす全国統一3000万人署名運動」に取り組むとともに、安倍改憲に反対する野党や多くの人々と共闘して、憲法改正の発議を何としても阻止します。

 今度の通常国会には、2018年政府予算案をはじめ、個人増税目白押しの税制改正関連法案、働き方改革関連法案やカジノ実施法案、「TPP11(CPTPP)」の国会承認と関連法改正案など重要課題も山積しています。また、19年10月の消費税10%引き上げの是非も焦点になります。国民の暮らしと平和国家としての歩みが大きな岐路を迎える正念場の年です。社民党は、憲法改悪を決して許さず、いのちと暮らし、雇用、地域を守る活憲運動を展開し、「憲法を活かす政治」の実現に向けて全力で奮闘します。

 2018年が皆様方にとってより良い年となりますよう心から祈念するとともに、社民党へのさらなるご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2018年 元旦
社会民主党 党首 吉田忠智

http://www5.sdp.or.jp/comment/2018/01/01/%e6%96%b0%e5%b9%b4%e3%81%ae%e3%83%a1%e3%83%83%e3%82%bb%e3%83%bc%e3%82%b8-6/
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/771.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK237] <悲報>ウーマン村本さん年末年始のネタ番組にまったく呼ばれず「あそこまでバズったネタなのに」 赤かぶ
11. 宇宙の塵[320] iUaSiILMkG8 2018年1月01日 00:18:39 : tOWyBz41xU : oU7vuzJ@nYM[25]
 
村本大輔(ウーマンラッシュアワー) @WRHMURAMOTO
12月21日

3月は敢えて

東北電力の電力ホールで大演説

「ウーマンラッシュアワー村本の大演説in仙台〜全方位に喧嘩を売る60分〜」

日時:3/18(日)11:30開演
場所:電力ホール
詳細は後日発表します

***

だそうです。
腰が据わっていて、いいですねぇ。
同時代人に刺激を与え、その賛否両論の反応の中から可視化されてくるものを抉り取り、同時代人の自画像として突き付ける。このスタイルなんですね。
内容がシリアルな要素を含んでいても、「形式」で笑いを誘う。
この「形式」こそが芸だというのですね。

彼のブログによると、彼は劇場の客席を観察し、笑いの手応えに自信をもっている。
相方のパラダイス中川氏も同様に手応えを感じているはずです。

笑いにストレート感があるのは、ある意味時代の要請なのかも知れませんね。
暗喩、ぼかし、綾などでは、人びとが笑えなくなっているのではないでしょうか。
低レベルの笑いに慣らされてしまっているという意味で。
 
 
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/760.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK237] 古賀茂明氏「相撲よりも、加計孝太郎さんとか佐川国税庁長官とか昭恵夫人とか、もっと毎日毎日、追いかけて欲しいな」 赤かぶ
1. 2018年1月01日 00:18:56 : pSzUMSj5AI : cIXKhTYdIg0[20]
権力に尻尾を振るクズPだらけで相撲のことだけやれば権力ににらまれこともなく視聴率もとれると思っているのでしょう。バイキングなんか八幡和郎なんかをコメンテーターに使い権力翼賛を垂れ流している。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/772.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK237] 賀状に代えて私からの「年末状」( 半歩前へ) 赤かぶ
7. 2018年1月01日 00:19:28 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2994]
2018年1月1日(月)

主張

2018年の門出

歴史をすすめ未来ひらく年に


 2018年を迎えました。日頃のご購読、ご支援に感謝し、新年のごあいさつを申し上げます。内外ともに歴史をすすめる本流と、それに逆らう動きとの対決が鋭さを増す中での年の始まりです。昨年の総選挙を経て第4次安倍晋三政権となりましたが、内政でも外交でも行き詰まりは深刻です。「安倍改憲」とのたたかいは重大局面です。沖縄県では年頭の名護市長選を皮切りに県知事選など重要選挙が相次ぎます。この間の国政選挙を通じて培われた市民と野党の共闘の絆をさらに発展させ、政治を前にすすめ未来をひらく年にしようではありませんか。

行き詰まる安倍暴走政治

 「現在の安倍政権の安保政策について、一番タカ派だと思われている私が心配している」「選挙に勝ったら時の為政者は何でもできる、という風潮ができつつある」

 昨年末発売の雑誌に相次ぎ掲載された自民党ベテラン政治家の警告です。総選挙で自民党と公明党は3分の2の議席を獲得したものの、安倍首相の政治的基盤が強まったとはいえないのが内実です。

 政権復帰後から5年、首相は「国民から力強い支持をいただいた」と自慢しますが、国民の実感からはあまりにかけ離れた認識です。なにより安倍首相の政治姿勢への不信は払拭(ふっしょく)されていません。「森友」「加計」の国政私物化疑惑は総選挙後の国会でも首相はまともに説明せず、どの世論調査も疑念の声が圧倒的多数です。経済政策「アベノミクス」を続けても、潤うのは大企業で、暮らしはよくならず破綻は明白です。北朝鮮の核・ミサイル開発への対応は、軍事力行使を辞さないトランプ米政権への追随ぶりを際立たせ、無策が危機を高めています。

 民意無視の強権姿勢の最たるものは改憲への強い執念です。首相が持ち出した「9条に自衛隊を書き込む改憲案」は国民の多くが反対なのに、今年の国会での改憲発議をもくろみます。発議を阻む世論を急速に広げることは、文字通り年頭からの焦眉の課題です。

 総選挙で日本共産党は議席を後退させる残念な結果となりましたが、市民と野党の共闘勢力が議席を大きく伸ばすとともに、次につながる重要な成果を得ました。野党や市民、労働組合とも従来にない信頼・協力が築かれる経験が全国に生まれました。分断と逆流が持ち込まれる中、共闘の再構築を断固追求した共産党の決断と奮闘に、多くの方から評価をいただいたことは、私たちの大きな励みです。

 共闘は、原発ノーや戦争法反対などのたたかいから市民がつくり出したものです。政治を変えるにはこの道しかありません。多くの人と手を携え共闘の道をとことん追求し、安倍政権を打倒し政治を変える決意です。そのためにも、どんな情勢でも共闘の前進と日本共産党の躍進が同時に実現できる強く大きな党が必要です。

「赤旗」は創刊90周年

 「しんぶん赤旗」は今年2月1日が創刊90周年です。戦前の1928年に誕生した「赤旗」は、反戦平和、自由と民主主義、国民の権利と生活擁護の旗を掲げ続けました。7月には日刊紙電子版も発行予定です。「共闘の時代」に、“タブーなく真実を伝える国民共同の新聞”としての役割を深く自覚し、さらに多くの方に希望と勇気を届けるため力を尽くします。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-01-01/2018010101_06_1.html
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/771.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK237] <東京新聞、大スクープ> またひとつ在日米軍への血税が見つかった  天木直人  赤かぶ
14. 2018年1月01日 00:23:05 : ay4OCYadEo : fWE5JgN9rpY[230]
米軍には守って貰わずに日本から退去してもらった方が日本を守る事になる。国民の幸せの為に早急に出て行ってくれ。

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/693.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK237] お前は絶対君主か! 安倍首相の国民軽視、独裁者体質丸出し発言集(リテラ) 赤かぶ
7. 2018年1月01日 00:25:12 : Q7Xo3PPOrk : CNPmh385SmA[267]
選挙があるじゃない、野党頑張れ、

絶対君主制て、共産中国や北朝鮮じゃろが。

選挙で結果だせよ。わけわからんこと言うなよ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/763.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK237] <納得>安倍昭恵さん「つらい1年でした」関西人500人が選んだ”コイツ何言うとんねん”ランキングで堂々の1位に!  赤かぶ
3. 2018年1月01日 00:26:22 : 1RFEkLSxKM : GDNH4KJh0Mc[1912]
関西にもまともな人達はいるんだなぁ
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/765.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK237] 「安倍首相腹心の友」 加計 孝太郎理事長、公の場に「最後に大きなプレゼントをいただいた」←証人喚問に出てこい!批判殺到! 赤かぶ
20. 2018年1月01日 00:28:41 : ay4OCYadEo : fWE5JgN9rpY[231]
最後に大きなプレゼントって今治の獣医学部のタダの土地と水増しした建築費の事だろ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/698.html#c20
コメント [政治・選挙・NHK237] 日本相撲協会という犯罪組織と記者クラブ(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
62. 2018年1月01日 00:46:29 : iNkD6Hstpc : 937YKeaprdU[5]
昨年の暮れに日本の世直しのグループから嬉しい報告。

❰アメリカに続いて日本の悪徳権力者も、来年(今年)から新年号に変わる前には、
お縄になるだろう。これらのゴミを掃除しないと、世界革命は完成しないからである。
悪行集団の大量逮捕を一層加速させ、NESERA/GASARAに繋がるものである事は想像に難くない。❱
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/678.html#c62

コメント [政治・選挙・NHK237] 加害者としての記録が必要なのはナゼか?歴史改ざんは高くつく。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
1. 中川隆[-5744] koaQ7Jey 2018年1月01日 00:48:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
昭和天皇の戦争犯罪の隠蔽と改ざんが一番高くついたね


日本人はみんな,天皇家は精神薄弱の家系で昭和天皇も自分では何一つ決められない意志薄弱の知恵遅れだと思い込まされてきた.

しかし,それは世を欺く仮の姿だったのだ:


ある60才代の風変わりな華族は、私に英語で以下のように告げた。

「もちろん、貴君は私をたぶらかそうとしていると思う。貴君は私に何を言わせたいのかね。

私は裕仁を子供の頃から存じている。

彼は、戦争好きの馬鹿ロマンチストだったし、たぶん今でもそうだと思う。

しかし、もう数十年もご無沙汰している。私は、自分の古い時代に乱されたくはない。もし、貴君が私の名前をあげるなら、私が貴君には会ったこともないことにする。」
http://www.retirementaustralia.net/rk_tr_emperor_04_choshakara.htm

昭和天皇は若いころから、宮中の書斎にはナポレオンの胸像が飾られていた(有名な話らしい)。パリを訪問したときに土産として自分で買ったもので、珍重していた。

「ナポレオンの軍隊は安上がりの徴集兵で」彼は「この軍隊を愛国心に燃える兵隊の群れに仕上げた。日本の軍隊は葉書一枚で徴兵された“民草”といわれる安上がりの軍隊で、ナポレオンの軍隊以上に愛国心に燃えていた。

ナポレオンは補給のほとんどを現地補給とした。天皇の軍隊はこれを真似た。

ナポレオンは参謀部をつくり、機動力にまかせて、波状攻撃を仕掛けた。天皇は大本営を宮中に置き、参謀部の連中と連日会議を開き、ナポレオンと同様の波状攻撃を仕掛けた。」

「あの真珠湾攻撃は、そしてフィリピン、ビルマ、タイ…での戦争は、ナポレオンの戦争とそっくりである。」と鬼塚氏は書いている。そう言われれば確かにそうだ。

 つまり、昭和天皇はナポレオンを崇拝し、彼にならって大戦争を仕掛けるという壮大な火遊びをやったのである。真珠湾攻撃が「成功した」と聞くと、狂喜乱舞したと言われる。2・26事件当時の侍従武官・本庄繁の『日記』には、天皇がナポレオンの研究に専念した様子が具体的に描かれているそうだ。

終戦の玉音放送が流れる日の朝、侍従が天皇を書斎に訪ねると、昨夜まであったナポレオンの胸像がなくなっており、代わってリンカーンとダーウィンの像が置いてあった、と…。

 この変わり身の素早さには驚かされる。つまりもう占領軍が来てもいいように、好戦的なナポレオンの像は撤去し、アメリカの受け(好印象)を狙って、リンカーンを飾り、自分は生物学に専念している(政治に無関心な)人間なのだとの印象を与えるためダーウィンを飾ったのであった。天皇は書斎からしてこうなのです…といえば、戦争責任が回避でき、マッカーサーに命乞いできるという思惑である。

戦後、天皇が海洋生物の研究家になったのは、ただひとえに自分が専制君主ではなかったというポーズであり、戦争中の責任を隠す念のいった方便だった。国民もそれに騙された。

 そして戦争指導の責任を全部、東条ら軍人(それも陸軍ばかり)に押し付けた。

大東亜戦争で米英と戦った主力は帝国海軍である。陸軍の主任務地は支那およびビルマやインドであって、太平洋を主任務地としたのは海軍であったから、あの太平洋での拙劣きわまる作戦で惨敗につぐ惨敗を喫し、国家を惨めな敗北に導いた直接の責任は、海軍にあった。

ところが、戦後は「海軍善玉論」がマスコミや出版界を席巻し、あの戦争は全部陸軍が悪かったという風潮が醸成された。多くの作家(阿川弘之ら)がそのお先棒を担いだ。

だから後年、阿川弘之が(あの程度の作家なのに)文化勲章を授賞したのは、海軍と天皇の戦争責任を隠してくれた論功行賞であったとしても不思議はない。

海軍の作戦を宮中の大本営で指導したのが、昭和天皇だったから、天皇としてはどうしても敗戦の責任を海軍に負わせるわけにはいかなかった。そこから「海軍善玉論」を意図的に展開させたのではないか。

佐藤氏は太平洋の作戦全般を大本営の服部卓四郎や瀬島龍三ら下僚参謀が勝手に指揮したと書いているが、知ってか知らずか、さすがに本当は昭和天皇が指導したとは書いていない。

東京裁判で収監された東条英機は尋問に答えて、

「我々(日本人)は、陛下のご意志に逆らうことはありえない」と言った。

これは当時としては真実である。

しかし東条のこの発言が宮中に伝えられると天皇は焦ったと言われる。責任が全部自分に来てしまい、自分が絞首刑にされる。

それで天皇は部下を遣わして、東条と軍部に戦争責任を負わせるべく工作をした。

 それから天皇は、なんと東京裁判のキーナン検事に宮廷筋から上流階級の女性たちを提供し、自分が戦犯に指名されないよう工作した。キーナンはいい気になって、しきりに良い女を所望したと鬼塚氏は書いている。

キーナンに戦争の責任は全部東条ら陸軍軍人におっかぶせるからよろしく、との意向を女を抱かせることで狙った。女優・原節子がマッカーサーに提供されたという噂は、噂ではあるが、当時から根強くあったのは有名である。おそらくそういう悲劇が多数あったのだろう。

みんな天皇一人が責任を回避するためであり、東条らが天皇を騙して戦争を指揮したというウソの歴史をつくるためであった。
http://blog.goo.ne.jp/hienkouhou/e/bd61d9d5c3085df3fddc6adf68c4c7d2

私が会った皇室家族の二人は、私との会話に、1926年からの日本の支配者、裕仁天皇についての、いくつもの物語を滑り込ませていた。こうした物語は、印刷物として報じられたことはなく、私は最初、皇室内のゴシップとして聞き流した。
しかし、後にその全体の文脈で見ると、そこには取り上げるべき重要さが潜んでいた。

たとえば、真珠湾攻撃の夜、裕仁がマラヤからの短波放送を聞いていたとか、
彼はかって、息子をもつため、人工授精による出産をおこなっていたとか、
彼の誕生は、一般に言われているより一年早かったとのうわさがある、などなどである。


 こうした話から私が確信することは、裕仁が、少なくとも、そのように見せようとしているような、素直な歴史の被造物なぞでは決してないということである。

彼の侍従の話では、彼は、強力な独裁制の主唱者として登場してきたという。

彼は、卓越した知性の持ち主とも言われている。

1945年までは、彼は、政府のあらゆる詳細に明るく、すべての分野の官吏と逐一協議しており、常時、世界情勢についての全体的視野を保持していたという。

彼の、民事、軍事、宗教上の力は、絶対的なものと受け止められておりながら、
彼はそれをただ儀礼的に、かつ国務大臣の推奨を追認するのみで執行していたとも言われている。

また、どの話の中でも、彼は常に大臣の構想に遅れを取らずに助言を与え、
そして、彼が受け入れられるような推奨案へと舵取りしていたことが次々と語られている。

また、時には、反対する見解をも採用し、少数意見も受け入れ、あるいは、
ひとつの推薦案を丸々無視したとすらも認められていた。

裕仁天皇は、米国との戦争の布告に署名をしていた。それは、彼の意思にはそわずにされたものと言われていたが、戦争開始数ヶ月後の、近衛首相の退陣までに作成された記録には、そうした記述は残されていない。また、もし彼が戦争を差し止めようとしたならば、暗殺されたかもしれないとも言われている。しかし、こうした主張は、こじつけのようである。というのは、兵士も将校もすべて、天皇のために死ぬ備えをしており、彼を暗殺するほどにかけ離れた日本人は、戦争に反対の西洋化した銀行家や外交官だけであったからである。

 裕仁天皇は、1937年、軍隊を華北へ送る命令に判を押した。これも後に、意思にそわずに行われたものと言われ、また、その二ヵ月後には、華中、華南へ出兵する命令にも判を押した。

彼は参謀本部の躊躇した「軍国主義者」の忠告に従い、華南の命令の執行を不本意に延期した。彼は、戦局を自ら掌握できるよう、皇居のなかに、大本営を設置した。

当時の首相が天皇のあまりな傾倒に苦言を呈しているように、彼は戦争計画に没頭するようになった。

そして遂に、彼の伯父は、中国の首都、南京攻撃の命令を引き受け、南京のあるホテルに居を移し、彼の軍隊が、10万人を超える無防備の軍民双方の捕虜を殺しているのを傍観していた。それは、第二次大戦でおこなわれた最初の集団虐殺で、この伯父が東京に戻った時、裕仁は、自らでかけて、伯父への名誉の勲章を与えた。

 それをさかのぼる1931年から32年、裕仁は、満州領有に許可を与えた。これも後になって、不承々々のものとされたが、彼は、自らが代表する天皇の統帥機関により生じた企ての全的責任を負うことに躊躇していた、と当時の記録は明確に記録している。そしてふたたび、この領有が完了した時、彼はその実行者たちに勲章をあたえ、その大将を自分の侍従武官兼軍事輔弼〔ほひつ:天皇への助言者〕の主席にさせている。

 こうした明白な諸事実より、天皇裕仁の行為と、後年、彼について語られた言葉との間には、大きな食い違いがあると結論付けうる。

私は、資料文献を読みながら書き留めたノートのすべてを見直しかつ再考察し、日本の近世の歴史は、第二次大戦以来提起されているように、一部、参謀本部の逆諜報専門家や、一部、皇室取巻きの上層部によって、戦争末期に捏造された幻想に巧に由来している、と確信するようになった。

 こうした日本の表向きの物語は、何度も、すでに生じていたことがその結果にように引き合いに出され、論理的に逆転している。偶然な出来事や自然発生した大衆行動が、高官レベルで、それに先立つ数ヶ月あるいは数年前に、実際に議論されていたことを、その時々の資料は、一度となく示している。天皇の主席政治輔弼、内大臣(訳注)は、慣例のように次期首相を任命し、現職首相の職が危ういような政府の危機の際には、それに先立つ数週間ないし数ヶ月間は、「彼の特務期間」と呼ばれた。そのやり取りは記録として残されてもおり、その中で内大臣は、続く二代の政府の組閣構成やその成果を、正確に見通している。

終戦時、オーストラリア、ニュージーランドそして中国の高官はすべて、裕仁天皇は日本の君主であり、日本の戦争責任者のリストの先頭におかれるべきであることに同意していたことを、キャンベラの書庫で発見して、私には心をやわらげられるものがあった。彼らは、その後、マッカーサー将軍の決定――天皇を国際法の下の戦争犯罪人とするより日本の復興のために用いる――(私自身、これは賢明な決定と思う)に従った。

私の調べた確証から浮かび上がる天皇の姿は、公式の伝記にあらわれる姿とは、まるで写真のネガとポジのように異なっていた。

私の見方では、裕仁は、献身的で、衰えを知らず、利巧かつ細心で、そして忍耐力を備えた、卓越した戦争指導者だった。

彼は、アジアから白人を追放するというその使命を、大祖父から引き継いでいた。だが、国民は無関心かつ後進的であったので、人々をそうした役務にかりだすため、戦争の20年前から、心理的、軍事的に準備を重ね、巧みにあやつっていった。

公式の人物像は、これとは逆に、裕仁を、魅力に乏しいところの多い、文化的な隠居した生物学者で、自らの公務は将官や総督にゆだね、そのすべてのエネルギーをおだやかに、きのこや小さな海洋生物につぎこむ人、と描いていた。

その年の一月、私の調査が終わろうとしていた時、原書房という東京の小さな出版社が、戦時中の陸軍参謀総長、杉山元〔はじめ〕大将が1940年から44年に書きとめた備忘録〔『杉山メモ』〕を出版した。これは、日本国家の最高位の軍事将校による歴然たる手書き資料である。杉山は日本が降伏した1945年に自殺しており、彼の記録を装飾する機会はなかった。記録のほとんどは、無味乾燥な軍事的詳細か、さらに単調な軍事用語で満たされていた。しかし、そのうちのいくつかは、裕仁との会話の言葉どおりの記述である。

それらは、裕仁が、真珠湾攻撃の数ヶ月前、軍事的、経済的計画について、詳細な質問をしていることを記していた。

それは、マッカーサー将軍が語ったという、裕仁が戦後将軍に告白した――1941年にはすべての軍事的、経済的事柄については無知であった――という発言と真っ向から食い違っていた。

 最も驚くべきことは、1941年1月、対米戦勃発の11ヶ月前、裕仁が独自に、真珠湾への奇襲攻撃のフィジビリティー調査を命じていることを、『杉山メモ』が記録していることである。

それ以前では、欧米の歴史家は、少なくとも1941年11月までは、裕仁は真珠湾奇襲攻撃計画については何も知らなかった、と信じていた。1941年当時の侍従長、鈴木貫太郎は、戦後、裕仁は真珠湾攻撃計画については、それが実行されるまでは知らなかった、とはばかることすらなく記している。

 『杉山メモ』はまた、裕仁は、真珠湾計画に、彼の公式軍事輔弼がそれを告知される丸六ヶ月前の段階で、参加していたことを明らかにしている。極東国際軍事法廷の連合軍判事たちに提示され、また、宣誓のもとでの目撃証言や緻密な調査によって検証された証拠は、裕仁を戦争にまで引きずり込んだとされる「軍国主義者」の誰もが、1941年8月まで、真珠湾計画を知らなかったと結論ずけている。


国際軍事法廷は、日本人指導者に「侵略戦争への陰謀」との判決を下し、1928年から1936年の間の日本を運命付けた少なくとも八件の主要陰謀を明白とさせた。また、陰謀は、日本文化においては、古くから、由緒ある地位に置かれてきた。戦前の日本の領土軍〔植民地配属軍のことか〕は、公式に「謀略部」と称する参謀チームを設けていた。

私は、その連合国判事が判明させたリストに、さらに六件の陰謀を加え、それらのすべてを、裕仁を中心とする皇室がからむ陰謀とした。裕仁は、秘密裏に少数派に働きかけ、最初は日本を欧米との戦争に導き、そしてそれに敗北すると、その記録を隠蔽した。

欧米の歴史家は、日本人をえがくにあたって、集団ヒステリーの産物という考えでもってあまりに懲り固まっているようだった。

日本経済の記録は、そうした思い込みが誤りであることを示している。わずか一世紀昔の1868年、日本の経済発展は、1485年にヘンリー七世が王座にあった英国に相当すると見られていた。

過去一世紀の変貌は、常軌を逸した不可解な人々によって成し遂げられたのではなく、もっとも勤勉で知的な人々によってなされたのである。

私は、これまでの生涯、日本人に畏敬とそれを知ることの喜びを感じてきた。日本の指導者たちが、欧米の指導者たちと同様に、極めて賢い人たちであるということは、この著作の基本的前提である。

1945年、連合軍がドイツを制圧した際、何百万ページもの国家文書が発見された。これに対し、連合軍が取り決められた日本の占領を始めた時、戦争終結からまだ2週間しかたっていないにもかかわらず、アメリカ人の手に入ったもので、何らかの重要性をもつ文書は、日本人によって自発的に提供されたものであった。

1937年より1945年まで皇居において天皇が議長を勤めて行なわれた天皇本部の会議議事録は、すべて焼却されたと言われている。陸軍参謀本部、海軍参謀本部、特高警察のファイル類の大半も、同様であった。
http://www.retirementaustralia.net/rk_tr_emperor_04_choshakara.htm


東京から80キロメートルほど海岸線沿いに下った山間に、節くれだった松林に囲まれ、等身大以上の観音像――慈悲の仏教の女神――が立っている。 観音の衣の背後の草むらの中に、1.2メートルほどの空地を見つけることができる。下部の通路からは見えないそこに、七枚の灰色に変色した無塗装の細板が地面に突き立ててある。

それぞれには、墨で書かれた以下の名前が見られる。

東条英機、板垣征四郎、土肥原賢二、広田広毅、木村兵太郎、武藤章そして松井岩根。

彼らは、日本のヒットラー、ヒムラー、ゲーリングとして、二年間の審問の後の1948年、連合軍によって絞首刑に処せられた者らである。

その近く、数百メートル下った海を見晴らす高台に、小さな神社がある。その軒先には、色とりどりの紙で飾られたしめ縄がかけられている。その周り廊下の端に置かれた台の上に記名帳があり、そうした絞首刑にあった者の家族らが、1950年初め以来、毎月一回ないし二回、そこに記名している。

おおくの日本人にとって、彼ら七人は、そう罰した国際法廷が言う意味での有罪犯ではなかった。彼らは、日本を戦争へと導いた悪い陰謀者でも、ヒットラーやその一味のような狂った者らでもなく、むしろ、天皇への忠誠な奉仕者であり、政府の責任ある官吏であり、西洋式法廷の要求を満たすため、支配階級によって白羽の矢が立てられた象徴的身代わりであった。

 日本人のほとんど誰もが、1948年の戦争犯罪法廷での判決を非難するが、だからといって、日本人は、多数の選択として戦争を行ったとも、その兵隊たちが公式の指令なくして強姦や殺人を行ったとも思っていない。
http://www.retirementaustralia.net/rk_tr_emperor_10_1.htm


天皇の7人の最も「忠実な下僕」が絞首刑に、18人が占領の間中の投獄、そして、天皇自身は皇位から退位もせず、「立派な自由主義的な紳士」となった。

1948年12月22日、絞首台に向かおうとする東条、松井ほか5名の男たちは、全員で天皇に「万歳」――裕仁朝廷の永世を誓う――を唱和した。

その処刑に立合う責を負った連合軍の外交代表は一列となって、死刑判決を受けた者らの冷徹なユーモアとも映る行動を、深い印象と共に目撃していた。

裕仁のみが生き長らえ、そして記憶にとどめられていた。

戦争後の四年間、彼は戦前からの擦り切れた背広のみを着て、人々とみじめさを共有する姿勢を表した。

そして1949年、アメリカの新聞が彼をぼろを着て散歩していると報じたと家臣が告げたことを契機に、彼は、彼の結婚25周年を記念して、背広を新調することを受け入れた。

その数年後、作家、小山いと子が、皇后良子について小説を書いた時、その新しい背広について書いて話を終わらせていた。

天皇はイソップやアンデルセンを好み、この作家は、彼女の「天皇の新しい服」という喩えが、彼の好感をさそうだろうことを予期していた。

 「天皇の新しい服」は、喩え話として、1950年代を飾った。1940年代の西洋の判事と報道記者の執拗な疑念は忘れ去られた。
http://www.retirementaustralia.net/rk_tr_emperor_13_3_4.htm


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/774.html#c1

コメント [経世済民125] エプソンのプリンターは、すぐに寿命が来る。買い替えを強制としてフランスの検察が動く  赤かぶ
10. 2018年1月01日 00:57:40 : otqpMS8KKw : 9HFRWtdlYjY[14]
>2
ソニーのデジタルタイマー。35年越えてまだ現役なのだがね。表示はチト薄くなったかの。別にソニーを応援してはいないがの。
http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/269.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK237] 小さな違いを超えて手を取り合う連帯の力ー(植草一秀氏)  赤かぶ
1. 中川隆[-5744] koaQ7Jey 2018年1月01日 01:09:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>安倍政治にNOを突きつける人々が連帯し、大同団結すれば安倍政治の打破は可能だ。


安部は官僚の指示通りに動いているだけ

官僚はアメリカ軍人の指示通りに動いているだけなんだから

安倍政治ではなくアメリカにNOを突きつけないとダメだろ

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/775.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK237] 立憲・枝野代表が語る「ここは筋を通すべき時だと決断」 スペシャルインタビュー(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
9. 2018年1月01日 01:13:32 : NiLsXobCRk : kjcaRYW2xFI[312]

>>07

   ■ 22A  ハイ出てきました小沢ネガキャン工作員

    いつまで経っても進歩なし。



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/755.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK237] 古賀茂明氏「相撲よりも、加計孝太郎さんとか佐川国税庁長官とか昭恵夫人とか、もっと毎日毎日、追いかけて欲しいな」 赤かぶ
2. 2018年1月01日 01:20:37 : rwgORSmgTI : ySbarMWNCPU[285]
テレビとほとんどの新聞が現政権に飼いならされているので仕方ないのでしょうね。
ヴォイコットの輪を広げるよう頑張りましょう。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/772.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK237] 加害者としての記録が必要なのはナゼか?歴史改ざんは高くつく。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
2. 日高見連邦共和国[5820] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2018年1月01日 01:22:04 : J73iKIGkbk : Mxk5VQ6OORU[6]

アシュラーの皆さん、明けましておめでとうございます!今年もヨロシク!!

確信を持って言いますが、本多さんのルポルタージュは最高の“本物”です。

でも、その全てを“事実”として受け入れられるものでもありません。

その上で再度言いますが、本多さんのルポルタージュは“本物”です。


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/774.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>離島防衛に空母。寝言は止めて欲しい。戦艦大和は爆撃でハチの巣のようになり沈没。  赤かぶ
84. 2018年1月01日 01:29:21 : mlv7jCAbbk : 5uCYfWFm1uM[2]
>>83
貴殿こそ私の内容を理解してほしい、内容はすべて第二次世界大戦に起こった事実のみを書いた、そして戦争は泥沼に陥り兵士さえも消耗品になる、

>>48のコメントでそもそも軍艦と言うものは、沈んでも戦争全体が勝てばそれでいいんだし。

このコメントの戦争全体が勝てばそれでいいと言っている人達がいるが、かるがるしく言ってはいけない言葉、漫画で戦争映画があるが実際の戦争は悲惨でその具体的な内容を史実にもとずいて書いた。

日本は平和国家の象徴で第九条があるが、それだけでは不十分、外交が重要で現政権は外交が全くなくその末路はガダルカナルの二の舞になる。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/674.html#c84

コメント [政治・選挙・NHK237] 「問答無用」再審請求中の死刑執行と安倍政権(田中龍作ジャーナル)  赤かぶ
7. 2018年1月01日 01:31:59 : ay4OCYadEo : fWE5JgN9rpY[232]
飯塚事件の久間三千年さんは無念だったろうな。ずっと無実を訴えて来て再審請求中に無実の可能性が高かったのに死刑執行された。麻生の地元だ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/743.html#c7
コメント [カルト18] まに・平壌発横田着航空便、安倍・戦争だ→でもゴルフだ。南北朝鮮はCIAサックスが飼い主である。 小沢内閣待望論
2. 2018年1月01日 01:33:38 : 7NdtkeN056 : mq_sCYuax5U[1]
新年を迎えたからと言って、それが何であろうか?
年が改まっても国賊・税金ドロボーどもの犯罪は消えないのである

朝鮮部落のキャラメル売りが、今年はつらい年でした、と泪を流しても
愛国幼稚園の愛国教育を見ても、わたし感動しちゃいました、と泪を流したものだが
18年はもっとつらい年になるであろう 大いに泪を流すことだ

トランプさんが、イランよ世界は注視している、と呟かれたので
これはもう私も加勢しなければ、とイランを注視してみたところ、全土が内戦状態のようです 
紅組白組とか、行く年くる年どころではありません
武器を買う金がない平民の武器は声と投石だけです イランの民衆のみなさんお疲れさまです

紅組白組よりも勝ち組負け組です 痛みを伴う構造改革当時からだいぶ構図が変わってきた
鉄板の勝ち組が、今や負け組入りだったり、興味深い状況です
そんな状況の中で不動のポジションを維持するあの男、あれが諸悪の元凶である、と
国民が気づく18年でありますように
http://www.asyura2.com/17/cult18/msg/698.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
2. 2018年1月01日 01:37:33 : rwgORSmgTI : ySbarMWNCPU[286]
誰も官邸に逆らえないのではなく、矜持を持ったまともな人間がいなくなったということでしょう。
特に官僚は国家のために身をささげるなどと言う崇高な理念で行動すべきなのでしょうが、利己主義と金銭欲にかられた卑しい人々の巣窟になり果てているようです。
その原因はよくわかりませんが教育の貧しさがその一端であったことは間違いないでしょう。
政府の言う道徳教育とは別の意味での道徳教育が必要なのでしょう。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
3. 2018年1月01日 02:01:33 : EWOQaHOxrQ : yVoI0kk3Pfk[1]
内閣総理大臣以下政府首脳各省庁幹部がキチガイであるという現在の日本ですから
権威ある国家政府行政のエライ方々がそう言うのなら仕方がない
平民が異を唱えても無力である 森友敷地にゴミなんかなかったと言った業者は早々に亡くなりました

そのようにして国民は、常識の基準が壊されてしまい、それを止めさせるすべがないのです

このような日本で、真っ当な良識に基づく正論を堂々と公言する、学識と教養と豊かな人間性を備えた
前川さんは救世主以外の何者でもありません

今年はますます前川さんの堂々たるご発言、ご活躍に国民の期待が高まります
前川喜平元年であります


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK237] 加害者としての記録が必要なのはナゼか?歴史改ざんは高くつく。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
3. 2018年1月01日 02:03:23 : rwgORSmgTI : ySbarMWNCPU[287]
お役立ち情報の杜さんの様なまっとうな意見が言えるような社会がいつまで続くか心配せざるを得ない昨今の社会情勢です。

まともな考えをあらゆる場面で表現し多くの人々に理解してもらうよう行動することがより大切な年となったようです。

よりよい社会となることを目指し頑張りましょう。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/774.html#c3

コメント [経世済民125] エプソンのプリンターは、すぐに寿命が来る。買い替えを強制としてフランスの検察が動く  赤かぶ
11. 2018年1月01日 02:04:10 : LbG4LcT2Mg : SaZGWxPOTnE[52]
印刷して消費者に提供することが当たり前の類の商品なり情報なり、その当たり前を省いて
企業や自治体や国のコスト削減、消費者や利用者にプリンターを購入させ自費で印刷させる
政策を推進したのは国家大企業ファースト国民人斬り政策を断交した冷酷売国小泉の相棒
竹中である。プリンターのマニュアルをインターネットでダウンロードというナンセンスも
この小泉・竹中コンビの国家大企業ファースト国民人斬り政策遂行時、始められた。
電気とインターネットを使わなければ見ることも確認することも参考にすることもできない
情報、それも発光体、必要な情報にたどり着くのにも手間がかかる、そしてあの印刷物を
手に取ったり開いたりする喜びもなし、印刷会社という存在も雇用の受け皿も失われる。
インクヘッドの詰まり解消のために電源入れるたびのクリーニング、複数色インクカート
リッジ搭載もエプソンは、単色交換に不適、毎日必要もないのにメンテのために無駄な
印刷、安倍自公による日本貧困化政策の下、家庭用プリンターはリストラ家電の第一候補。
http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/269.html#c11
コメント [経世済民125] テレビ出荷台数、業界予想の半分に…4Kは当初予想の3割、全視聴履歴取得で革命(Business Journal) 赤かぶ
16. 空虚[1201] i_OLlQ 2018年1月01日 02:07:18 : pZeAUTcTAE : V2HZKE6OegE[3]
4k・8kなんかで、晋三や麻生の悍ましい顔

アップで見せられたひにゃぁ〜、たまらんわぁ〜。


だね。

過剰な高画質で、なにを見るの?

お笑い?

アスリートの苦悶の顔?汗まみれの?

破壊され、絶滅していく豊だった自然?


オーバースペックを自慢する、素敵なセレブは少数民族だからなwww。
http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/258.html#c16

記事 [経世済民125] 今年の日本経済、過去最高水準への条件(Business Journal)
今年の日本経済、過去最高水準への条件
http://biz-journal.jp/2018/01/post_21864.html
2018.01.01 文=永濱利廣/第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト Business Journal


 

■好調だった世界経済

 昨年の日本経済を一言で表現すると、好調な海外経済やそれに伴う円安の進展などにより、大企業を中心に企業業績は最高益を更新したものの、企業の慎重姿勢により分配活動が不十分で家計に十分恩恵が波及しなかったということだろう。好調な企業業績を反映して、日経平均株価もバブル崩壊以降の最高値を更新した。それなのに景気回復の実感が乏しかった原因は、好調な企業業績の割に賃上げ率が低下したことがある。また、年明けから上昇に転じた消費者物価が、家計の消費行動に対する慎重姿勢を誘発したこともある。

■賃上げで個人消費活性化

 今年の景気を占う上では、春闘が大きなカギを握っているだろう。安倍政権は2018年度の税制改正大綱に、賃上げ3%以上と設備投資を行う大企業の法人税を軽減する一方で、賃金と設備投資の伸び率がいずれも不十分な大企業は法人税の優遇措置を停止することを盛り込んだ。また、中小企業も賃上げをすれば税負担を軽減することも打ち出している。いずれにしても、企業の内部留保の活用をにらんで、企業に焦点を当てた税制改正が打ち出されるだろう。

 賃上げ環境に関連すれば、肝心の企業業績は株価の上昇が示す通り過去最高水準を更新している。また、完全失業率が3%を下回っており、労働需給のひっ迫も賃上げの後押しになるだろう。また今回の春闘では、従業員の生活水準が維持できるよう、インフレ率が上昇していることも加味されるだろう。昨年2.11%だった大企業の春闘賃上げ率は2.5%程度になると予想しており、家計に恩恵が及ぶ可能性がある。

■買い替えサイクル到来で耐久財消費に期待

 耐久財の買い替えサイクルに伴う需要効果もやはり大きいと思われる。内閣府の消費動向調査によれば、テレビと自動車の平均使用年数は9年程度となっている。テレビや自動車の販売は14年4月の消費税率引き上げ前に駆け込み需要で盛り上がったが、さらに前に遡ると、09年度〜10年度にかけても販売が盛り上がっている。

 背景には、リーマンショック後の景気悪化を受けて、麻生政権下でエコカー補助金や家電エコポイント政策が打ち出されたことがある。これで自動車やエコポイントの対象となったテレビ、冷蔵庫、エアコンの駆け込み需要が発生し、今年は9年目を迎えることから、その時に販売された自動車や家電の買い替え需要が期待される。特にテレビに関しては、11年7月の地デジ化に向けて販売が盛り上がったので、買い替え需要はかなり積み上がっていることが期待される。19年10月に消費税率引き上げが控えていることも、買い替え需要の顕在化を後押しする可能性があるだろう。

 さらに、18年に開催されるサッカーワールドカップも市場を盛り上げる要因になることが期待されるため、それもテレビの買い替え需要を促すだろう。結果として、来年期待される賃上げは、耐久財消費市場を活性化させる可能性が高いだろう。

■米国の減税と利上げが日本経済に追い風

 米国経済も一つのキーワードとなろう。米国の共和党政権は来年から税制改革を実施することになっており、来年から10年間で1.5兆ドル、日本円にして170兆円規模の減税が実現することになっている。このため、米国経済が順調に拡大するなかで、大規模な減税が実施されることになれば、日本経済にとってもプラスの効果が高いだろう。

 一方、減税効果が出現するということは、それだけ米国経済の勢いも増すということになる。FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策の打ち出し方次第では、一時的に市場はネガティブに反応するかもしれないが、日本としても、米国経済の拡大を反映してドル高・円安となることで、株価の押し上げ要因となろう。実物経済面でも日本の財やサービスの競争力が増し、輸出も促進されるだろう。

 こうした点で、日本経済にとってプラスの面が大きいと推察される。また、世界最大の米国経済の正常化が、低位に張り付いている日本の長期金利の上昇に結びつけば、日本の金融機関にも好材料となるだろう。

■日米の金融政策に注意

 一方、日銀が行っている10年国債利回り0%をターゲットにしたイールドカーブ・コントロールや、ETF(上場投資信託)を買い入れる金融政策は実体経済にポジティブと捉える向きもある。しかし、今後は日銀が金融政策の出口に向かう可能性もあることからすれば、金融政策の動きには注意が必要だろう。
 
 日銀の金融政策については、今年3〜4月に執行部が交代することから、枠組みが変更されるリスクもあり、証券市場にとってもネガティブになるとの見方もある。米国で大型減税が実現し、FRBも金融政策の正常化を市場の見通しより加速させるという見方が強まれば、日本の長期金利上昇を通じて証券市場の調整が加速する可能性もあるだろう。

(文=永濱利廣/第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト)



http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/275.html

コメント [原発・フッ素49] 帰還事業の裏側で、どんどん積みあがる袋、袋…  赤かぶ
4. 2018年1月01日 02:11:02 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[2551]
  異常な規模のフレコンバッグの束、改めて、これでオリンピックをやろうと言うのだからどうかしてる、と益々感じられる。
  日本人からすれば東京と福島は遠距離と考えられるかも知れないが、国土面積が日本より広い、米国、中国、豪州等からすれば目と鼻の先であることを、もっと日本政府はしっかりと自覚した方が良いのではないか。
  何だか、世界で一番能天気なのが、事故を起こした張本人の東電と日本政府という原子力ムラだという印象だが、結局日本のトップがそうであれば、日本国民全体が能天気だと思われる、という自覚も、安倍内閣を含む原子力ムラの住民には全く無いのか、それとも、日本国民の総意でこうなりました、とでも言うつもりなのか。
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/289.html#c4
コメント [経世済民125] 日産のクルマが売れない…不正で新車登録4割減の危機的状況、ゴーン会長は会見に出ず逃亡(Business Journal) 赤かぶ
14. 空虚[1202] i_OLlQ 2018年1月01日 02:29:37 : pZeAUTcTAE : V2HZKE6OegE[4]
フォードって悪人は、まず車を買える愚民を増産したんだよな。

国内に自動車関連産業から、経済的恩恵を受ける者が

居なくなった。

市場を食いつぶしてきたのだから、日産だけの問題ではないんだろうなw。

グローバル競争から、脱落しただけのことだね?

さて、そんな美しい国にっぽーんは

何故経済大国でいられるんだ?

イカサマ経済のカラクリも、限界があるね?

だね?



http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/259.html#c14

コメント [原発・フッ素49] 東北・北海道の大寒波・大雪を大手マスコミは完全に無視 温暖化に不都合な事実はすべて隠ぺい  魑魅魍魎男
13. 2018年1月01日 02:35:39 : qW5770aSac : k9XcZ01CpGM[16]
ムラの連中は、温暖化を叫んでいたのは別人ですみたいな顔をして、
 「このままでは地球は寒冷化し凍りついてしまう。原発を稼働して
 海水を温めるべきだ」
と言い出すのではないか。

http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/286.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK237] 日本でも「#MeToo(私も)」の声 伊藤詩織さんの話(BBC News) 赤かぶ
1. 2018年1月01日 02:59:23 : m3ahQHzX7U : 5lvio1CnR_4[1]
●重要な1点は犯罪を揉み消す構造が安倍内閣内部にあることなのだ。
つまり国としての体を成していない。

山口敬之が安倍内閣の内調トップ北村滋に強姦事件相談メールをした、直ぐに。
即相談メールを安倍内閣の内調トップ北村滋に送っている。
●安倍内閣内部に身内の犯罪を揉み消す構造があるんだ。
揉み消せる構造があることを知っていたから山口は安倍内閣内調トップ北村滋にメールを即送信したんだ。
http://buzzap.net/images/2017/05/18/yamaguchi-noriyuki-kitamura/top.jpg
TVも週刊紙もワイドショーも逃げてる山口敬之を追わない、下らない浮気やデブの引退や酒場揉め事を毎日気が狂ったように追っ掛けても山口は追わないマスコミ、、「安倍の身内を追及しないマスコミ」それこそが安倍内閣の構造である。
山口が縋りついた「揉み消し構造」がそれだよ。
宣伝リンク認定28762193.html

裁判所が高輪署に出したクスリ強姦魔に対する「逮捕状が執行直前に叩き潰された事件」
これは世界が息を呑む事件である。
G7に属し先進国と言われる日本の司法・検察が実は腐敗・癒着で国としての体をなしていないということ、もう日本はそういう構造の国になってしまっていることなのだ。
https://blog-imgs-106.fc2.com/k/i/m/kimito39gmailcom/20170530135527472.jpg

怒りを抑えきれない元旦。 ↓
https://blogs.yahoo.co.jp/mvbzx0147/35308984.html?__ysp=6Iul54ut5Yud6K2w5ZOh77yI5YWD5p2x5Lqs5Zyw5qSc54m55o2c6YOo5Ymv6YOo6ZW377yJ44GM5pat6KiA77yB44CM5YWDVEJT6KiY6ICF5bGx5Y%2Bj5pWs5LmL

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/776.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK237] <東京新聞、大スクープ> またひとつ在日米軍への血税が見つかった  天木直人  赤かぶ
15. 空虚[1203] i_OLlQ 2018年1月01日 03:02:37 : pZeAUTcTAE : V2HZKE6OegE[5]
神奈川は、戦前から胡散臭いところ。w

小泉のアジトだしね。

東京福生なんかも、基地内外ビジネスはお盛んだったんだが

近頃は秘密漏洩を危惧して、基地内ビジネスを検閲つきで

独占企業に限定してるぞww。

そういうことだね。


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/693.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
1. 2018年1月01日 03:06:31 : m3ahQHzX7U : 5lvio1CnR_4[2]
年末年始番組に村本大輔を呼んだら日米軍事財界と日米軍部が腐り切った詐欺集団だと国民が気が付いてしまうかもしれない。
そりゃ呼ばないよ。
宣伝リンク認定28909485.html
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-09-15/2012091514_01_1.html

憲法違反の詐欺集団が国民から盗み出したなけなしの血税。
インチキ防衛システムのほんの1部。
PAC3 7000億円
海上型イージス 7000億円
陸上型イージス 1600億円。
(これは装置だけの値段である。部隊編成・人員・維持費など国民の血税は際限なく盗まれるシステムなのだ。)

猛暑が続くと北朝鮮が脅威だとかミサイルが飛んで来るとか喚く基地外が増える。
宣伝リンク認定27806539.html
http://vn-hochiminh.seesaa.net/article/166055185.html

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c1

記事 [国際21] トランプの石油制裁で一層高まる「第2次朝鮮戦争」の危機(iRONNA)
トランプの石油制裁で一層高まる「第2次朝鮮戦争」の危機
http://ironna.jp/article/8559
2018/01/01 00:48 『重村智計』  iRONNA


重村智計(早稲田大名誉教授)

 国連安全保障理事会は12月22日、北朝鮮の石油製品輸入を年50万バレル(約7万トン)に削減する制裁を可決した。制裁案をまとめた米国は、朝鮮人民軍の崩壊を意図している。それを知りながら中露両国は同意した。2018年の朝鮮半島は、軍事衝突からクーデターなどの危機が高まる。その回避には日朝首脳会談の実現しかない。

 北朝鮮の石油製品輸入量は16年が約70万トンだった。大半は戦闘機用のジェット燃料(灯油)や戦車用の軽油だ。それが7万トンに削減されれば、軍は演習や作戦を展開できない。戦争しない自衛隊でさえ、年150万トンの石油を消費することを考えれば、あまりにも少ない。

      
2017年12月22日、北朝鮮に対する制裁決議を採択した国連安保理の会合で、制裁に賛成の挙手をする米国のヘイリー国連大使(手前右、AP=共同)

 輸入原油は約50万トンだが、中国の大慶油田から出る質の悪い原油なので、軍事用の軽質油は最大25万トンしか生産できない。輸入製品と合わせた30万トンの軍用石油では、朝鮮人民軍は維持できない。戦車は動かず、戦闘機も飛べず、やがて軍は戦闘能力を失う。軍の崩壊は体制崩壊につながる。

 北朝鮮は、なおミサイル発射と核実験をする計画だが、制裁で石油供給が底をつけば朝鮮人民軍は崩壊へ向かう。安保理決議は、北朝鮮がミサイル発射や核実験をすれば、原油を含む「petroleum(石油)」をさらに削減するとの制裁を明記したからだ。

 では、次に何が起きるのか。可能性が四つある。「北朝鮮の譲歩」「クーデター」「北朝鮮の暴発」「米軍の核施設限定攻撃」である。

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、国連安保理制裁の圧力に屈し、核やミサイルの実験を止めて譲歩する可能性はまずない。石油の供給が激減すれば、「このままでわが国は大丈夫か」との思いが軍内部に広がる。中国は北朝鮮軍部のクーデターや米軍の核施設攻撃などに備え、難民受け入れ施設を建設している、と報じられた。

 党機関紙、労働新聞は12月18日、故金正日(ジョンイル)総書記の命日(17日)に、金委員長が金総書記と金日成(イルソン)主席の遺体が安置される錦繍山(クムスサン)宮殿を参拝した写真を、一面に大きく掲載した。奇妙なのは、指導者1人の参拝写真だった。例年であれば高官や軍人を後ろに引き連れていたはずだ。

 どうも、多くの高官が交代した事実を見せたくなかったようだ。10月の党中央委総会で多くの高官が姿を消した。新任人事は発表されたが、前任の高官たちがどうなったかは伝えられなかった。しかも、首脳部に登用されたのはまったく無名の人物だったのである。

 
金正日総書記の逝去6周年に当たる2017年12月17日、
金日成主席と金総書記の遺体が安置されている
平壌の錦繍山太陽宮殿を訪問した金正恩朝鮮労働党委員長
(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

 この人事の変動を国民にまだ知らせたくない事情がある、と中国では分析している。この事実から北朝鮮国内の不安定さを感じている。人事の若返りに老幹部は不満だ。軍部でも、軍を抑える力のある老幹部が姿を消している。2018年の北朝鮮内部は石油制裁により一層不安定になるだろう。

 北朝鮮兵士が11月に板門店から韓国に亡命した。彼が「自由にあこがれて」亡命したというのはウソである。命をかけて逃げたのだから、「命の危険」があったと考えるべきだ。逮捕されるか、処刑される危険があったのだ。韓国の音楽をひそかに聴いてビデオを見ていたのか、直属上官がクーデター計画に加わった、などの不祥事があったのだろう。「命の危険」を語らない亡命はウソである。韓国の情報機関はこの危険を隠している。

 金委員長は2018年に「核保有国宣言」を行う。これにトランプ大統領は激しく反発するだろう。なお「核実験」と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を行う意向も示しており、そうなれば石油供給はさらに減少する。

 軍部の核開発継続の意向はなお強く、指導者もそれを抑えられない。ただ、2018年前半の実験はかなり難しい。2月の平昌冬季五輪前のミサイル発射は、いくら「人工衛星の打ち上げ」と強弁しても、世界の非難を集める。北朝鮮は冬季五輪に参加せざるをえない事情もあるからだ。3月から4月に入ると、大規模な米韓合同軍事演習が展開されるが、演習中に実験すれば攻撃されるかもしれないと北朝鮮は恐れる。

 そうなると、北朝鮮が核とミサイル実験に踏み切れるのは5月以降とみられる。2018年後半からはトランプ大統領による軍事攻撃の危険が高まる。これを阻止するためには日朝首脳会談を模索する、それが02年の小泉純一郎・金正日会談の教訓である。

 米国のティラーソン国務長官は、12月初めに「北朝鮮との前提条件なしの対話」を呼びかけたが、3日後に発言を修正した。何があったのか。ティラーソン長官は12月15日、国連安保理の閣僚級会合後の記者会見で、「大統領の方針は明確だ。軍の準備は整っている」と、北朝鮮攻撃の可能性を強調した。

 マティス国防長官は同日、「北朝鮮のICBMはまだ米国の脅威ではない」と、軍事攻撃に否定的な態度を示した。軍事攻撃に踏み切りたくない立場だ。

 国務長官と国防長官の発言から浮かび上がるのは「トランプ大統領が本気で軍事攻撃を考えている」との示唆だ。トランプ大統領と会談したグラム上院議員は、北朝鮮が核実験をすれば「軍事攻撃の可能性は70%」、ICBMの発射なら「30%」と述べている。

        
2017年11月、北朝鮮をテロ支援国家に再指定すると表明したアメリカのトランプ大統領(右)=ワシントン(UPI=共同)

 米紙ニューヨーク・タイムズは12月1日、著名なニコラス・クリストフ記者の「第2次朝鮮戦争の危機」と題した記事を大きく報じ、戦争の危険性を警告した。クリストフ記者は「大統領と補佐官が戦争に言及するときは、真剣に受け止めるべきだ」と歴史の教訓を引き合いに、軍事攻撃の可能性が高いと分析した。この記事の背景には、米国の大統領や高官、報道官は決して「ウソをつかない」という文化がある。「国民をミスリードしない」モラルが生き続けているからだ。むしろ、トランプ氏のようにウソをつく大統領は珍しい。

 だが、米軍の軍事攻撃は国際法上簡単でない。国際法に違反した軍事攻撃はもちろんできない。北朝鮮が「ニューヨーク、ワシントンを攻撃できる」と言い続ければ、自衛のための攻撃との理由づけは可能だが、苦しい説明だ。とすると、北朝鮮の暴発だけが軍事攻撃を可能にする。トランプ大統領は、そのために北朝鮮を追い詰め、挑発している。脳裏には石油供給削減を続ければ、北朝鮮は何らかの軍事行動に出るとの計算があるのである。



http://www.asyura2.com/17/kokusai21/msg/545.html

コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
2. 2018年1月01日 04:13:30 : Hn6pjitOTw : XwAo9ilrrZ4[1]
村本氏は、海外に行くと言ったりしているが、どうしたいんだ?
自分のスタンスを確立していったほうがいい。

政治ネタをもっともっと面白くするため、批判を感性だけではなくリアリティにするといい。

アヘ政権の無駄遣いの5年間分を早口で並べてみる。
どうだ!国民、今年から年金削減じゃなく年金消滅するかもしれんよ。そのとき、ゼイキン払わねぇ運動でもすっか、じゃ遅いぜ。

を面白可笑しく、もっとリアリティに。すると、スタンスが確立する。
テレビだけが人気商売じゃないこと、実証してくれ。
がんばれ。ネットから地域社会へ。大爆発するぞ。このほうがテレビより数百倍も人気者で国民救済貢献漫才じゃ。


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
3. 阿快[492] iKKJ9Q 2018年1月01日 04:32:17 : F1eywTLrH8 : BUHeKzgLhrc[1]
村本はカス。ゴミ。すこしも政治も世界も社会も人間もわかってない。
問題外。中国の工作員ならなれるかもしれないが。売国奴じゃつまらんだろ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK237] 古賀茂明氏「相撲よりも、加計孝太郎さんとか佐川国税庁長官とか昭恵夫人とか、もっと毎日毎日、追いかけて欲しいな」 赤かぶ
3. 阿快[493] iKKJ9Q 2018年1月01日 04:33:38 : F1eywTLrH8 : BUHeKzgLhrc[2]
中国の情報工作が進んでいるなあ。笑
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/772.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
4. 2018年1月01日 04:35:43 : pSzUMSj5AI : cIXKhTYdIg0[21]
とりあえず朝生には呼ばれているみたいだが。ニュースペーパーも最近はテレビで見なくなった。テレビ局も官邸が怖いんだろう。民主党政権時代は好き勝手に政権批判をワイドショーなんかもやっていたんだが。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK237] 安倍首相のネトウヨ化が止まらない! フェイク拡散、ネトウヨ用語連発、「報道特注出たい」(リテラ) 赤かぶ
3. 2018年1月01日 04:43:22 : pSzUMSj5AI : cIXKhTYdIg0[22]
歴代で最も知能が低いともいわれるクズが居座る悲劇。自民党政権でもいいからいい加減普通の人を総裁にしたら。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/767.html#c3
コメント [環境・自然・天文板6] ヒトという悪は、地球上の生命を破壊するのだろうか?(マスコミに載らない海外記事) :国際板リンク 赤かぶ
1. 餌手麺杏器[3] iWGO6JbLiMeK7Q 2018年1月01日 04:53:50 : giccq13fE2 : OVM1EcqpaIc[4]
地球環境をどうすべきかという人類の基本合意は成されていない。
個別の合意事例においても、一部の開発途上国を中心に利権と汚職にまみれた代表者が勝手に決めた話である。
宗教上等の制約から移動できない民族、弾圧された民族、国家を持たない民族、教育や十分な説明を受けずに意思疎通の手段すら持たない弱者、忌み嫌われ、人でなしとされた人々の声は皆無である。
一方で遺伝の制約上、いかなる知的生命的な意思疎通を持たないクジラやオラウータンの動物、AIのような道具に人権を付し、勝手に潜在的合意票数を水増しする連中も存在する。
デモ行進ないしは、最終手段のテロ行為であっても意思表示を試みた”人”並みの知的生命は存在しただろうか。それらの動物は自らの種の在り方を問うただろうか。
目的すら定まっていない慈善事業の偽善者達に60億以上の人間が直接投票を行う地球合意ないし人類の存在に関する合意を目指す者は居ただろうか。
政治経済界だけではなく、哲学界と宗教学界の怠慢でもあろう。
無論、権力者達が勝手に決めた常識を正しく理解した上で服従するのも自由であるし、自由ではないと説くのも自由である。
因みに、地学を地球環境云々の学問名にロンダリングしたのは環境ビジネスの要因だが、地球を〜すべきという暗黙の洗脳効果も狙ったもののようである。
仮に、誰もが本音に辿り着いた状態で人類の合意が成される(世代交代の度に成され続ける)としたら、どのようなものが予測されるだろうか。
答えはシンプルであり、「各々の周囲を中心に無理の無い程度に地球環境を維持する」程度で終わるだろう。若かりし頃の宮崎駿の作品で答えは出ている。
放射能汚染も動植物の絶滅も死ぬ気で守る程のものではないのだ。人は自然の一部ではないと考える思想も存在はするが、全体で考えれば生物は自由なのだ。
自分と周囲以外への弾圧には無関心である動物ほどではないが、被害を受けている地や時間から離れれば離れるほど人は関心を持ち続けられるものではないのだ。
地球環境を守る事に全てを捧げ、守らない者をテロリストとして世界中を追い回して社会的に抹殺する行為を何百年も続ける傭兵組織の志願者はそれほど多くは無いと考えられる。
なお、リンク先のコメントもこの記事同様にぐっちー氏が言う所の「日本は環境テロリスト寸前」 2018年、知っておくべき「2つの大潮流」」に近い国際政治思想に基づいていると考えられる。
欧米圏の富豪やエリート層を中心に支持されているようである。
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/405.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK237] 「死に物狂いで9条を守らなければならない」俳優 仲代達矢さん   赤かぶ
9. 2018年1月01日 04:57:10 : yFELXPjGhw : MvY5R2UvARk[1]

>>8
だから^^

その解釈は「捏造」だって言ってんだよ^^

http://worldjpn.grips.ac.jp/documents/texts/docs/19510908.T2J.html

旧安保の前文^^

よく読んでみろ^^

日本国憲法において、日本国は武装解除^^

これが9条の意味だ^^

国連憲章が定めた2属性の自衛権は^^

それぞれ、the state個別自衛権、states集団自衛権と書かれる^^

9条の英文を読んでみろ^^

日本が放棄すると宣言している自衛権とは^^

the stateと書かれているか?statesと書かれているか?^^

一切の武装は放棄された=但しそれは^^

国連憲章が定めた2属性の自衛権のうち個別自衛の権利をだ^^

そこで日本国民は、アメリカ合衆国に個別自衛の行使を委託請願を行った^^

アメリカ合衆国は、日本国民の請願を受託した^^

すなわち^^

9条を守ると謂うことこそ、在日米軍こそが日本軍と^^

在日米軍こそが日本の主権受託者と認めることなのだ^^


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/759.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK237] 来年も安倍政権は明治=大日本帝国美化に邁進!慰安婦像に逆ギレ、アパホテル炎上、高須ナチ礼賛…2017歴史修正事件簿  赤かぶ
12. 2018年1月01日 05:37:02 : yFELXPjGhw : MvY5R2UvARk[2]

東京裁判において^^

事後法となるのは、所謂「平和に対する罪」である^^

ハーグ陸戦条約は当時国際法として機能していたので^^

陸戦条約に対する違反について^^

これを有罪とする判断はあって然るべきものだ^^


パール判事は^^

検察側の起訴に瑕疵があるとの指摘をして、この起訴理由で有罪にできないとしただけで^^

犯罪事実を否定したものではない^^

これは、東京裁判判決を肯定する方も、否定する方も取り違えている事実である^^


東京裁判において^^

事後法として平和に対する罪が創り出された理由は^^

南京大虐殺に凝縮された「捕虜の取り扱い」について^^

これに尽きる^^

南京大虐殺と今呼ばれる、捕虜に対する裁判無き死刑執行とは^^

その数を算定する事実として、証人となるべき者が具体的に存在したのが南京だからと謂う理由だ^^

証人たちの証言から、その数は2万人前後と推察されている^^

20万人と謂う数字は、これが昭和6年9月18日の満州事変開始から、昭和20年9月2日降伏文書調印までに^^

裁判無き死刑執行を為したとする予想総数である^^

南京大虐殺における数字ではない^^

南京大虐殺における戦犯は、先の南京軍事法廷の戦犯は東京裁判に持ち込まれていないので、松井石根大将だけと謂うことになる^^

そうではなく^^

戦時国際法ハーグ陸戦条約違反は、当時の日本の戦争指導者すべての責任というのが検察側の方針で^^

南京を除く起訴事実に対して、証拠・証人が不在であるので、これを平和に対する罪というものを事後法として裁いたのである^^


起訴に瑕疵はあるものの^^

これで松井大将1人が死刑で、他の戦争犯罪人が無罪というのも不自然な判決であったはずである^^


この辺り^^

サンフランシスコ条約の和平条件として^^

極東軍事裁判の受け入れというものが挙げられ、それに批准・調印している以上^^

日本国として、これを蒸し返すことは、現在の韓国政府が慰安婦合意を反故にすると言っているのと同レベルであり^^

これらは為すことではない^^


ただ、東京裁判において、南京での戦争被害に遭った数は2万人程度とされているのに^^

30万人の南京犠牲者があるとして、その捏造活動を行なっている中華人民共和国の今の政策は、中華人民共和国による国家犯罪である^^

そんな事実は無い^^
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/739.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK237] 来年も安倍政権は明治=大日本帝国美化に邁進!慰安婦像に逆ギレ、アパホテル炎上、高須ナチ礼賛…2017歴史修正事件簿  赤かぶ
13. 2018年1月01日 05:52:21 : 8Wr1pa8Tc2 : 9aNZFLJg8XU[1]

大虐殺とは^^

大量殺人という意味ではなく^^

大いなる=余りにも酷い←こういう意味であったわけだが^^

この余りにも酷い仕打ちを仕出かしたのは^^

南京軍事裁判が始まる前に死亡していた、中島今朝吾隊による南京市民への虐殺行為で^^

数百人との民間人犠牲者が報告されている^^

南京軍事裁判において、中島今朝吾を死刑にできなかった蒋介石らは^^

代わりに谷寿夫中将を、中島隊の行動を止めなかったからという理由で同罪として死刑にするという冤罪によって^^

南京での一般人殺害に対して、責任者を死刑にしたという体を装った^^


後に東京で起訴されることになる、捕虜の裁判無き死刑執行は^^

南京軍事法廷において、中華民国政府より起訴していない^^

中華民国政府も^^

捕虜の死刑について、裁判など行なっていなかったからである^^


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/739.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK237] 「死に物狂いで9条を守らなければならない」俳優 仲代達矢さん   赤かぶ
10. 阿快[494] iKKJ9Q 2018年1月01日 06:03:10 : F1eywTLrH8 : BUHeKzgLhrc[3]
>5

憲法にはたしかに「専守防衛」とは書かれていない。
しかし憲法があって、次に人間があるわけじゃないから、憲法があろうがなかろうが、
日本に軍隊が攻めてきたら、日本人はじぶんたちの生命財産を守るために自動的に
なんらかの武器を手に戦う。それを専守防衛といったのだ。

つまりは憲法という足枷(あしかせ)のもとで中国のような国からの侵略があった場合のことをいったにすぎない。

あんたがいう憲法解釈なんか屁のつっぱりにもならないのだよ。笑
またあんたが中国軍兵士に家族を強姦され家を焼き払われても9条の呪文をとなえて無抵抗に泣き喚いていようとおれの知ったことじゃない。

もちろん仲代のいうように憲法九条が魔法のランプのように我々の生命財産をまもってくれるわけでもない。

想像力を喪失した世迷い言をいっても不毛だろ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/759.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK237] 加害者としての記録が必要なのはナゼか?歴史改ざんは高くつく。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
4. 2018年1月01日 06:16:27 : pYM2EmRmeM : v105yL5kfJc[1]
終戦時、「戦犯追及を恐れて」部隊や役所の公文書はもちろん、個人の日記に至るまで根こそぎ焼却処分を命じて証拠隠滅をやってた、という大量の証言を知っていれば、身に覚えありまくり、やましさで一杯だったんだなとわからんほうがおかしい。

文書の現物がなければ証拠はないそんなものはなかったとしか思えない、と抜かすのは、拉致して殺害した仮谷清志さんの遺体を徹底焼却して湖に撒いたオウム真理教の犯罪などなかった、証拠はない、証言は証拠じゃない、だからオウムはみんな無罪だと言い張るようなものだ。

逆に、あるべきものを残していれば、もしも戦犯裁判であらぬ疑いをかけられても、有力な反証として提出できたはずだ。どこかに隠してこっそり保管してても良かったんだ。ところが、それじゃ安心できなかった。全部徹底的に焼いてしまえ、と命じてたんだ。現場の将校が勝手に暴走してたんじゃなく、陸軍省や内務省の組織的命令で。

今残ってるのは、焼却が間に合わなかった、あるいは末端の人に単なるものぐさや「こんな文書を闇に葬っちゃいかんだろ」と感じた人がこっそり持ち出して保存してくれた、あるいは手違いでたまたま焼却命令が届かなかったとかで、軍や役所が将来へ真実を残すために意図的に保存していたものじゃない。

名探偵は、「ないはずのものがある」他にも「あるはずのものがない」ところからも推理や捜査を進めるものだ。
私は、そういう人間でありたい。断じて、犯罪者の側には立ちたくない。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/774.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK237] 立憲・枝野代表が語る「ここは筋を通すべき時だと決断」 スペシャルインタビュー(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
10. 2018年1月01日 06:16:34 : 8Wr1pa8Tc2 : 9aNZFLJg8XU[2]

22Aは暴力革命政党支持者だから^^

小沢さんを理解していないことは仕方がない^^

日高見ら、似非小沢信者は^^

小沢さんが目指す「2大政党」を理解できていないので^^

小沢さんがいう通りにしないと、本当に自民党政権との選択肢を国民に提示できないと理解していない^^


小沢さんは^^

自民党と同じ政党を自民党とは別に造る←これが成し遂げられない限り、自民党の牙城を崩せないと知っている^^

自民党とは^^

右派政党ではない^^

かと言って左政党でもない^^

右の端から左の端まで、もっとも左の端は自民党ではなく連立相手の公明党が担当しているわけだが^^

要するに、多様な意見を受け入れられる様態を有しているということだ^^


野党は^^

多様な様態を受け入れられない^^


そのため、対自民党として選択肢にならない^^

小沢さんが、安倍総理を反動的に用いて、2大政党体制に持ち込もうとした理由は、ここにあるわけだが^^

結局、器の小さい者共が、構築できた2大政党体制を壊してしまった^^

またしても、官僚とマスコミは守られたのである^^


アホ〜が^^



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/755.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
5. 知る大切さ[11369] km2C6ZHlkNiCsw 2018年1月01日 06:24:02 : R9FCqA2vYc : rrJKS_dywEM[2095]
>3
新年明けましておめでとう。今年も【腐翼側からの】
コメントを期待している。
真性カスの【阿ホ怪】お主が汚く罵る

前川喜平
伊藤詩織
ウーマン村本
黒川
etc

な人々、お主が評価しない日本人を当方は日本人
として意識が高い日本人としてとても評価している。


逆にお主が高く評価する
安倍晋三
安倍昭恵
佐川
加計
高須
麻生
稲田
etc

を当方は日本人の劣悪な部類とみている。


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK237] 加害者としての記録が必要なのはナゼか?歴史改ざんは高くつく。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
5. 知る大切さ[11370] km2C6ZHlkNiCsw 2018年1月01日 06:36:39 : R9FCqA2vYc : rrJKS_dywEM[2096]
今の政権に目を移してみよう。

記録がない、記録を残さない、会議は非公開、
決定の過程が不明瞭。

今の安倍政権の周辺も全く同じ構図。

一点の曇りも無いと言い張るのみ!


何度も何度も騙されるのを是としたくないでしょ?

誰もが声をあげれる今、そのチャンスを活かすか?殺すか?

仕方が無かったと後悔する人生てつまらなくないか?

できるだけの事はする。今年もそんな1年を当方の内心に元日に掲げよう。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/774.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
6. 2018年1月01日 06:36:41 : eYgQOu0cNU : eAuOxIT9lZI[19]
村本はなかなか度胸のあるヤツだ。今日朝生に出てたから考えを聞いてみたら、世界情勢や自衛隊、憲法9条との関わりもわかっておらず呆れる面もあったが、今から勉強すれば良い。

知らない事があっても現在の矛盾や不条理なことを叫ぶことはよいね。恥をかいても弱者の味方になって素朴な疑問を投げ掛ける。そして、関心を集めるいい効果もあるから、頭から否定しちゃあダメだぞ。安不快よ。素朴な疑問を投げ掛ける若者にムキになるなよ。新年早々小遣い稼ぎか?

わかってない面があっても人の心を思いやる。そして、発信する。今時こんな勇気のある若者は少ない。パンクロックのようなノリだな、私はパンクは好きではないが、いいぞそういう反骨精神。

そして、テレビが相撲話題ばかりで何でまともな話題を伝えないのか?という地上波では誰も言わない事を地上波でちゃんと言った点もえらい。出演者が誰もまともな返答が出来なかったな。これひとつでも彼が出た意味はあったな。田原さんがBSではよくやってるよ。って、さすがの田原さんもこれは苦しいな。BSじゃあダメだろう。一番視聴率の高い地上波でやらなきゃ。

マスコミなんか信用しちゃあダメだぞ…と田原さんが村本に捨てゼリフな感じでポツリと言ったのは笑ったが。(かわし方がうまい)


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK237] 「死に物狂いで9条を守らなければならない」俳優 仲代達矢さん   赤かぶ
11. 2018年1月01日 06:37:59 : 8Wr1pa8Tc2 : 9aNZFLJg8XU[3]

>>5も日本国憲法の意味を理解してないな^^

9条しか書いてないと思ってんじゃねーの?^^

日本国憲法が定めた日本国民の宣誓とは2つある^^


1つは「官僚主権にしない」って宣誓=共産主義の否定だ^^

もう1つが「共和制の否定」^^


まあ、民主制にする=共和制の否定なわけだが^^

共和制(社会主義)と官僚主権(共産主義)を否定しますと宣誓して^^

日本国憲法は採択された^^

9条は^^

社会主義と共産主義を否定し、自衛権を国連PKOと常に共に存ろうとすれば^^

自然と前文の様になるので、9条の様に国軍を整備しませんという意味なのだ^^


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/759.html#c11

コメント [経世済民125] 今年の日本経済、過去最高水準への条件(Business Journal) 赤かぶ
1. 2018年1月01日 06:48:56 : p0EJR2oRfM : _ZluhnjrZ4E[11]

安倍が罷免されて自民党政治が終わるのが最低限の条件だ。
http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/275.html#c1
記事 [原発・フッ素49] 欅坂46メンバー、紅白ステージで倒れる 3人過呼吸か (朝日新聞) 

「欅坂46メンバー、紅白ステージで倒れる 3人過呼吸か」 (朝日新聞 2018/1/1)
https://www.asahi.com/articles/ASKD07SMHKD0UCVL008.html

 31日のNHK紅白歌合戦で、アイドルグループ「欅坂(けやきざか)46」が総合司会の内村光良さん(53)とパフォーマンス企画で共演した際、メンバーの鈴本美愉さん(20)が意識を失ったようにして倒れた。NHK広報局によると、鈴本さんは軽い過呼吸のような状態で、ほかに平手友梨奈さん(16)と志田愛佳さん(19)も同様の症状を訴えたという。待機していた看護師が演奏後に確認したが、NHK側は問題はないと判断し、医療機関などへの搬送は要請しなかったとしている。

 NHKなどによると、欅坂46は、23番目にヒット曲「不協和音」を単独で披露。その後、同じ曲のさび部分を内村さんと一緒の振り付けで踊った。メンバーらが逆三角形の陣形で決めのポーズを取ったとき、鈴本さんが仰向けに倒れ、後方にいたメンバーが支えた。

 紅白はテレビなどで生放送されており、鈴本さんが卒倒する場面が映っていたほか、平手さんも手がけいれんしているような状態だった。審査員らが心配そうにステージ上を見つめる姿も映し出された。

----------(引用ここまで)----------------------------------

大晦日の紅白歌合戦で起きたこの前代未聞の卒倒事件は、
2018年に起きる出来事を予告しているようで、戦慄を覚えます。

アイドルの体調不良による休演、長期休養、あるいは引退のニュースが
毎日のように発表されていますが、欅坂46もその例外ではないということです。

間違いなく被ばくの影響でしょう。

毎日、放射性廃棄物並みの汚染食品を食べさせられているのですから、
体調が悪くならないほうが不思議なのです。

放射能汚染をバカにして被ばく回避策を取らないと、すぐに"お迎え"が来てしまうでしょう。


(関連情報)

「ついにJKアイドルも甲状腺がんに あべこべ共和国・まっくゆきのさんが甲状腺・リンパ摘出手術」
(拙稿 2017/7/22)
http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/445.html

「アイドルの体調不良による欠席・活動休止が続出 おそらく原因は外食中心の食生活だろう」
(拙稿 2017/4/24)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/807.html

「エビ中・松野莉奈さん 死因は致死性不整脈の疑い おそらく放射能被ばくが原因」
(拙稿 2017/2/11)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/490.html

「どんな食生活をしている人が危ないのか」 (拙稿 2016/6/27)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/106.html

http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/292.html

コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
7. 2018年1月01日 07:00:01 : eYgQOu0cNU : eAuOxIT9lZI[20]
⬆安不快を軽く野次ったら、直前に知る大切ささんが先に罵倒されてた。笑、さすが。昨日、海外におかしいと記事にされてる日本の政治は、井の中の蛙と書いたら、賛同して頂きありがとうございます。

私もほぼそのエントリーは被りますね。あとはアホ快が罵倒してるかは知らないが自由党の森さん……も偉いさん。逆は、山口、萩生田、山本、田崎、百田、NHKの上層部、……など。 バカウヨ以外、選ばれるメンバーはみな同じだろうな。笑
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK237] <恥国>ついに「日本のメディア・マスコミが詩織さん事件について報道しない」とニューヨークタイムスが報道する。 赤かぶ
29. 2018年1月01日 07:33:26 : J0EfR5l7E6 : Pg8W7GUPCkg[909]

>>26. ひでしゃん
>国技と称する相撲界・・・
>NHKの莫大なカネ・・・乗っ取られている・・・受信料・・・契約・・・
>安倍晋三を倒せない・・・日本民族が卑劣・・・CIA読売・・・常に売国的・・・
>天皇制と日米安保・・・日本民族が道徳観・倫理観を喪失・・・
>憲法改正前に日米安保破棄・・・民主主義に反する・・・蓋の役割・・・

新年おめでとう。初コメなどいたして阿修羅の諸君と今年の抱負など語り合いたいと思います。

>>26. さん、あなたは今の世の中の仕組みが悪いから替えれば世の中がまともになるとでも?

そうであるなら強ちに日本民族が卑劣とか道徳観や倫理観を喪失したと悲観し嘆くべきでない。

民主主義に反するとの認識ですが、独裁の権力体質であれば既に破壊されたか悪用されたはず。

未熟な日本の民主主義が悪用されたと思いませんか? 権力体質の性質を論理的に把握すべき。

民主主義を悪用する権力が今の天皇制を敷いて政治利用してるという話ですよ。言語道断です。

早い話が日本政府は天皇に有無を言わせない為に破格の好待遇を行い政府が君臨する権力体質。

日本国民が神社信仰の恐ろしさを認識しないものだから簡単に上部の綺麗な言葉に騙されてる。

今の段階で制度云々の話をするのは時期尚早ですよ。それは目標であり勝ち取るべき結果です。

今やらなければならないのは、やるべき事も何事も現状に甘んじる国民の意識を改革すること。

多くの国民が認識しないことは少数の人間の考えが正しくてもそれは無理ゆえに不可能だけだ。

なぜ国民が認識に乏しいのかを知ることが大切であり決して日本民族が卑劣という話ではない。

国民が日本の権力体質と思想体質を正しく理解して正統な日本人を自覚することが治世術です。

憲法が定める国民主権が現在の日本の権力体質である。日本人の自覚が不足しすぎるんじゃね?

正統な日本人の自覚もない者が濁悪世間に悲観し嘆いたところで謗法与同の身の程を知るべき。

それ以外に何も方法・方便がない。あると思うから愚かな与迷い事に溺れて己心の信者になる。


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/732.html#c29

コメント [政治・選挙・NHK237] 森ゆうこ議員、山口敬之の「準強姦事件 逮捕状執行停止問題」を呼びかける  赤かぶ
12. 2018年1月01日 07:45:13 : 8q3qeXT2cg : LR5ucA3lcb8[-3309]

>>11さん 

現在、安倍自公政権により、数知れないほどの権力を濫用した違法行為と権力犯罪が行われています。そして彼らが権力の座に居座ることとなった選挙では、何年にもわたって開票不正が繰り返されているという事実に着目してください。彼らを権力の座から引きずり下ろすことができなければ、国民は悲惨に突き落とされ、人権弾圧と軍国主義の憲法が成立するという危機的な状況にあります。下記を参照ください。

>CNNによると、アメリカは、過去数十年かにわたり日本の選挙に干渉し続け、米国追随者を勝たせたことを認めました〜アメリカが47カ国の選挙に干渉 2017年07月16日18時25分http://parstoday.com/ja/news/world-i32790

>不正選挙、開票不正は「必要悪」である。
http://open.mixi.jp/user/8712738/diary/1943969682
>偽りの世論調査<本澤二郎の「日本の風景」(2605)<NHK・共同・朝日は中止せよ!> <実施するなら総面接方式>http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52174598.html

>白川勝彦〜永田町徒然草〜選挙監視団を組織せよ。
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/?itemid=1657
>「不正選挙の状況証拠が続々、もう止まらない! その1」考
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/senkyo/fuseisenkyoco/ronsyo1.html

>不正選挙裁判一覧 〜 猫旅館女将の不正選挙頁
これだけ多くの不正選挙がらみの裁判が行われたのは、日本の選挙史で初めてのこと。  
https://blogs.yahoo.co.jp/hazardmiraikey/46151846.html 
>「メディアが無視する不正選挙訴訟」(EJ第3701号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/383513241.html



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/737.html#c12

コメント [戦争b21] 米国防長官、平昌五輪中の米韓合同軍事演習「現時点では中止するつもりない」―中国メディア 赤かぶ
1. 2018年1月01日 07:46:18 : Cf7mQU56Hc : Oen0@P872zA[58]
出来るのは軍事訓練ぐらい、とも読める。
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/489.html#c1
コメント [原発・フッ素49] 欅坂46メンバー、紅白ステージで倒れる 3人過呼吸か (朝日新聞)  魑魅魍魎男
1. 2018年1月01日 07:57:01 : oA9QcHHaAw : jqF3Ntspqtk[2]
おれとかダンスしなくても過呼吸なんだけど。
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/292.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK237] <特大スクープ!>ソ連の北方四島占領作戦をアメリカが援助していたことが判明!艦船の無償貸与、ソ連兵の訓練も  赤かぶ
26. 2018年1月01日 07:58:07 : Cf7mQU56Hc : Oen0@P872zA[59]
尖閣諸島も同じだよ。アメリカは尖閣諸島に関し日本が統治していると認識しているが主権が日本にあるとは言っていない。中国にあるとも言っていない。

旧ソ連が2島返還で交渉しようとしてきたとき4島でなければだめだとしてつぶしたのはアメリカ。

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/753.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK237] <特大スクープ!>ソ連の北方四島占領作戦をアメリカが援助していたことが判明!艦船の無償貸与、ソ連兵の訓練も  赤かぶ
27. 2018年1月01日 08:00:55 : hDqmmCqCyc : 2OUziJvDoQk[1]
>>20

いやいや、米国はしっかり当事国のくせに、日本人の前ではあいまいで中立を装うから、たちが悪いんだよ。

北方領土についても、米国が最初からソ連領だと主張すれば、日本人はとっくにあきらめていたはず。

同様な例として竹島と尖閣がある。特に尖閣は沖縄返還前は米国領だった。

だから自然と日本領になるはずなのに、肝心の米国が曖昧な態度をとる。

要するに日本が近隣諸国と領土問題が起きるようにわざと仕向けているということ。


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/753.html#c27

コメント [政治・選挙・NHK237] 新たな“アベ友”疑惑が浮上、新年国会で炎上か?   赤かぶ
18. 2018年1月01日 08:02:40 : 8q3qeXT2cg : LR5ucA3lcb8[-3308]

日本の汚物、日本の疫病神=安倍自公・犯罪者政権。
国民が、あのような汚物の自民党を支持するはずもない。

メディアが垂れ流す怪しげな支持率と票も数えずに発表される選挙結果は捏造である。
野党は選挙が公正に行われているかを国会で問わなければならない。
__________________________________________

>溢れ出る痴性、「にっきょーそ」と叫ぶアベ・ブラザーズ!
http://blog-imgs-74.fc2.com/k/i/m/kimito39gmailcom/20150224173803569.jpg
>スススス、素晴らしい!:総理官邸の新しい看板__https://imgur.com/a/XZtGm 
>あまりにも対照的な、枝野コールと逃げ回る国難のアベ: https://imgur.com/a/99SNP
__________________________________________

>≪FB調査≫ 安倍内閣の支持率 「支持しない」92.6% 「支持する」5.0% 大手メディア調査は虚構!?http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/773.html
>TV新聞の世論調査は<全部>嘘です!4倍に捏造
http://ameblo.jp/jcjk-now/entry-12078855827.html

>白川勝彦〜永田町徒然草〜選挙監視団を組織せよ。
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/?itemid=1657
>「メディアが無視する不正選挙訴訟」(EJ第3701号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/383513241.html
>不正選挙裁判日程表 追加情報 2013/10/27 20:09
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/10/27/7024942
>Lawsuits: Rigged Elections in Japan (1) 不正選挙裁判 2015
https://youtu.be/UZBF5WIDWfE (10分)
__________________________________________

>東京都は「インチキ知事」が続々誕生しました!
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/senkyo/fuseisenkyoco/2014tothijisenfuseisenkyoco.html
孫崎氏は、平成24(2014)年2月9日に実施された舛添ニセ知事誕生における「東京都知事不正選挙」について言及している。平成23,24,26年と 続いた都知事選挙において、開票区ごとに有権者の何%が候補者に投票したかという「絶対得票率」をグラフ化したのが画像1である。
>画像1:東京都知事選挙のグラフ http://i.imgur.com/odeV5tt.jpg

>【超重要】解説!横浜にインチキ市長が誕生!20170730 http://imgur.com/a/DUwru
>【超重要】グラフ:2017横浜市長選挙 投票率・絶対得票率 http://imgur.com/a/RC3yq
>【横浜】横浜市長選でミス相次ぎ選管が謝罪
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/18fd705354a3030082496993ab6b2a65

>「正しい集計一つもなかった」仙台の選管不正 2015年04月02日 11時54分
https://blogs.yahoo.co.jp/aki_setura2003/32558743.html
>●仙台市長選挙は、ムサシは使わず 手作業
https://twitter.com/akichango/status/889107491623129088

>野党共闘と不正選挙 (self.tikagenron)
https://www.reddit.com/r/tikagenron/comments/750w65/
_つまり野党共闘には二種類あった。小沢の「不正選挙のもとでも勝つ野党共闘」と、民進の「負けるための野党共闘」だ。勝てる状況が揃いつつあるのに野党共闘を捨てるのが小沢の仕業であるはずがない。負けることができる状況でなくなると55年体制のような状況を求めるのが民進党。これは前原に限った話ではないのだろう。つまり「小沢アレルギー」とは「自公に勝つ気があるかどうか」「政権を担う気があるかどうか」もっと言うなら「『業者』の書く筋書きから外れる気があるかどうか」「政治主導で『業者』と戦う気があるかどうか」というパラメータだ。
__________________________________________


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/740.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
4. 2018年1月01日 08:04:43 : O1BcUNuIvE : d9DRulUzJGo[15]

 怒りで悲しくなる。息苦しくなる。
 情けない。



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c4

記事 [中国12] 習近平国家主席による2018年新年のご挨拶(中国国際放送局)


http://japanese.cri.cn/2021/2017/12/31/141s268488.htm


習近平国家主席による2018年新年のご挨拶


2017-12-31 20:18:58 cri





2018年を迎えるにあたり、習近平国家主席は中国国際放送局(CRI)、中央人民放送局(CNR)、中央テレビ局(CCTV)、中国国際テレビ局(CGTN)とインターネットを通じて、2018年の新年の挨拶を発表しました。ここで、習近平国家主席の新年のご挨拶をご紹介します。

同志の皆さん、友人の皆さん、そして全ての皆さん。

こんばんは!時の経つのは早いもので、我々は間もなく2018年を迎えます。ここで、私は全国の各民族の皆さん、香港特別行政区の同胞、およびマカオ特別行政区の同胞、台湾地区の同胞、海外在住の同胞と華僑の皆さん、そして世界各国、各地域の友人の皆さんに新年も幸多からん事を祈らせて頂きます。

天は自ら助くる者を助く、そして日進月歩と申します。2017年、我々は中国共産党第19回全国代表大会を開催、社会主義近代化国家の全面的建設に向けた新たな道のりをスタートさせました。中国では、国内総生産(GDP)が80兆元の大台に乗り、都市部の新規就業人口が1300万人を超え、社会老人介護保険のカバレッジが9億人を超え、基本医療保険のカバレッジもまた既に13億5000万人を超え、更に1000万人を超える農村の貧困人口が貧困からの脱却を実現しました。「安んぞ得ん廣厦千萬の間、大いに天下の寒士を庇ひて倶に歓顔せん」と申しますように、 340万人に上る貧困人口が貧困扶助の優遇政策を受け、新たな住処に引越し、600万軒に上るバラック地区の改造任務が完遂されました。様々な福祉事業も急速な発展を遂げ、エコロジー環境も一歩一歩改善され、国民の一人一人が充実感、幸福感、安全感をより多く感じられるようになりました。我々はゆとりのある社会作りに大きな一歩を踏み出したのです。

科学技術イノベーション、重要プロジェクトの建設についても、絶えず朗報が伝わってきています。衛星「慧眼」が空を駆け、C919大型旅客機が青空に飛び立ち、量子コンピューターの研究開発が成功を収め、海水による水稲栽培に成功しました。また、初の国産空母が進水し、「海翼」号深海無人潜水艦が深海観測を終え、メタンハイドレートの海域での初の試掘に成功し、洋山深水港四期オートメーション化埠頭が開港し、香港珠海マカオ大橋の主体プロジェクトも全線開通し、高速列車「復興号」が広々とした祖国の大地を駆け巡る------私は中国の人民が作り出したこうした偉大な創造力に喝采を送りたいと思います。

また、我々は朱日和連合訓練基地で閲兵式を行い、中国人民解放軍創立90周年を祝いました。香港の祖国復帰20周年の際、私は香港を訪れ、祖国を力強い後ろ盾とした香港が長期的な繁栄と安定を保っていることをこの目で確かめ、香港のより美しい未来を確信しました。また、我々は歴史を心に刻み、平和を祈求するため、抗日戦争勃発80周年記念式典、南京大虐殺犠牲者追悼のための国家追悼式を開催しました。

また、我々は国内で「一帯一路」国際協力ハイレベルフォーラム、ブリックス首脳アモイ会合、中国共産党と世界政党のハイレベル対話会など、いくつかの多国間外交活動を主催しました。私は他にも、数々の重要な世界的会議に出席しました。今年の初めごろ、私はダボス世界経済フォーラム年次総会に出席した他、国連のジュネーブ本部で講演を行いました。その後、G20サミット、APEC非公式首脳会議などに出席しました。これら様々な場を借りて、私は関係各方面と広く意見交換を行いました。そうした場においては、人類運命共同体の共同構築の推進により、世界各国の人々に恩恵をもたらすことについて、多くの方から賛同の意見を頂戴しました。

2017年、私は多くの人々からお便りを頂きました。チベット隆子県玉麦郷の皆さんを始め、内蒙古蘇尼特右旗烏蘭牧騎(歌舞団)の隊員の皆さん、1950年代に上海から西安に移り住んだ西安交通大学の年配の教授、また、南開大学の新入生からもお便りを頂きました。そして、皆さんのお便りに私は痛く感動しました。大勢の皆さんが心になんらの曇りもなく我が国を愛し、自らの貢献を捧げている姿が伝わってきました。そこから、私は幾千万の国民の皆さんの偉大さを感じると同時に、幸せというものは全てがそれぞれの奮闘によって獲得されたものである事を痛感致しました。

同志の皆さん、友人の皆さん、そして全ての皆さん。

2018年は中国共産党第19回全国代表大会の精神を全面的に徹底して行くための初めての年です。第19回党大会は中国の向こう30年あまりに向けた美しい未来予想図を描きました。九層の台も累土より起こると申しますように、これらの予想図を現実としていくには、空想のみに耽ったり、いつわりの名声に溺れるのではなく、一歩一歩足跡を残し、一つ一つの仕事に地道に取り組んでいくことが求められてきます。

2018年はまた中国の改革開放40年目の年でもあります。改革開放政策は現代中国が発展と進歩を図り、また、「中国の夢」を実現する上で避けて通れぬ道程です。改革開放40周年をきっかけに、山に面しては道を切り開き、川に巡り合えばそこに橋をかける決意と実行力で、改革を貫徹していかなければなりません。

我々は、2020年までに、中国の現行基準下における農村部貧困人口の貧困脱却を実現する事を厳かに誓いました。これは千金に値する重みを持つ誓いであります。そして、2020年までに残された時間は3年しかありません。その実現のためには、社会が一丸となって行動を起こし、叡智を集めて取り組み、ピンポイントに対策を打ち、絶えず勝利を収めていく必要があります。3年後、所期の如く貧困脱却に向けた攻略戦において勝利を収めることができた暁には、それは中華民族の数千年の歴史上初の絶対的貧困の除去を意味する出来事となります。皆さん、この中華民族、ひいては人類全体にとっても重要な意義がある偉大な事業の完成に向かって、一緒に取り組んでいこうではありませんか。

現在、各国はいずれも人類の平和と発展の将来性に対して期待と憂いを抱え、中国のスタンスの表明を望んでいます。世界はひとつの大家族であります。その中で、中国は、責任感ある大国として、申しておかなければならないことがあります。それは、中国が、国連の権威と地位を断固維持し、果たすべき国際的義務と責任を積極的に履行し、気候変動対応に対する約束を厳守し、「一帯一路」の共同構築を積極的に推進し、一貫して世界平和の建設者、地球の発展における貢献者、国際秩序の維持者たらんとしているということです。中国人民は、世界各国の皆さんと共に、人類のさらなる繁栄と、更に安定した麗しい未来を切り開いていく所存です。

同志の皆さん、友人の皆さん、そして全ての皆さん。

我々の偉大な発展の成果は人民により作り出されたものであり、人民により享受されるべきものです。私の知るところでは、教育、就業、所得、社会保障、医療、老後、居住、環境などは人々が最も関心を寄せるところであり、皆さんが多くのものを手にしてきたと同時に、多くの心配事や憂いごとを抱えるところでもあると思います。人々の暮らしに関して行ってきた我々の仕事の中には、まだまだ皆さんの期待に応えられていないところが多くあるでしょう。これらの不足は、我々がこれまで以上の使命感と責任感をもって、人民に幸をもたらす取り組みをしっかりと行動に移し、その実現を図るよう求めるものでもあります。各レベルの共産党委員会、政府と幹部は一般市民の喜怒哀楽を常に心の奥底に抱き、人民に幸をもたらすことを何よりの行政評価基準と捉え、人民の思いに心を寄せ、人民の問題を自らの問題とし、人民の生活をより幸せで、より円満なものとなるよう取り組んでいこうではないですか。

皆さん、ご静聴ありがとうございました。



國家主席習近平發表二一八年新年賀詞(中国網)

Chinese President Xi Jinping delivers 2018 New Year speech(China Plus)







http://www.asyura2.com/17/china12/msg/454.html
コメント [自然災害22] 伊豆半島「直下型大地震」に備えよ 「熱エネルギーが北上し、18年前半に伊豆半島に到達する」と警告を発する学説に注目。  赤かぶ
2. 2018年1月01日 08:06:11 : Cf7mQU56Hc : Oen0@P872zA[60]
ファクタとは事実のことかな。看板からして間違っているようだが。フェイクに改名することをお勧めする。
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/346.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>離島防衛に空母。寝言は止めて欲しい。戦艦大和は爆撃でハチの巣のようになり沈没。  赤かぶ
85. 2018年1月01日 08:06:46 : J0EfR5l7E6 : Pg8W7GUPCkg[910]

>>84. 2018年1月01日 01:29:21 : mlv7jCAbbk
>貴殿こそ私の内容を理解・・・
>内容を史実にもとずいて書いた・・・
>平和国家の象徴で第九条・・・不十分
>外交が重要・・・ガダルカナルの二の舞・・・

新年おめでとう。>>84. さん、安心してください。相互理解はむしろ当事者より第三者が早い。

あなたは第二次世界大戦の延長上に現在の憲法論議を無理やり持ち込んで考えてはいませんか?

残念ながら今の国民は生活防衛が安全保障より大事で食うにやっとの毎日だ。平和ボケなのか?

憲法が役に立たないという発想が変だ。そもそも軍事作戦を彷彿とさせる憲法は憲法にならない。

平和憲法と呼ばれる日本国憲法を変えて戦争ができる国にするということは国民に対する冒涜だ。

憲法とはその国の国民の全てが思いを共有して国家と国民の発展の為に団結できる明文法である。

日本は戦争する国にならなくても隣国や世界各国と十分に協調することが可能。今の外交が悪い。

安倍政権が逆賊の権力体質を踏襲して君臨して恥も外聞もない売国政権だから最悪という状況だ。

ケ号作戦なんぞ考える国民は一人もいない。平和ボケを兵隊にしてガダルカナルで逆転勝利てか?


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/674.html#c85

記事 [戦争b21] 米韓が先制攻撃を仕掛ければ、北朝鮮は1日で壊滅も “軍事マニュアル”判明〈週刊朝日〉 
米韓が先制攻撃を仕掛ければ、北朝鮮は1日で壊滅も “軍事マニュアル”判明
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171230-00000016-sasahi-int
AERA dot. 1/1(月) 7:00配信


 
 金正恩氏(左)=労働新聞のホームページから/ドナルド・トランプ氏 (c)朝日新聞社

 
 米韓合同軍事演習に参加した米空軍F16(右)とF35A=米空軍提供


 2018年も北朝鮮の“挑発”は続きそうだが、米国が先制攻撃を仕掛けるケースを想定した“軍事マニュアル”の全容が韓国で明らかになった。

 根拠となるのは、2017年12月4〜8日に実施された米韓合同軍事演習「ビジラント・エース」だ。日本では戦闘機や偵察機など米韓両軍で230機が参加したと伝えられていたが、11月29日に北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「火星15」発射したことを受けて260機に増強され、史上最大規模の軍事訓練となった。韓国在住のジャーナリスト、「淵弘(ベ・ヨンホン)氏がこう語る。

「詳細はこれまで明らかにされてこなかったのですが、訓練内容を分析した文書を見ると本当に実戦さながらです。米軍が本当に先制攻撃を仕掛けた場合、その攻撃力は想像を絶します。北朝鮮は報復攻撃さえできずに、早ければ1日で壊滅すると考えられます」

 これまで米国が北朝鮮に対して先制攻撃を実行した場合、全面戦争に発展するのは避けられず、北朝鮮の報復攻撃によって日米韓は甚大な被害を受けることが予想された。

 特に非武装地帯(DMZ)の北方に配置された北朝鮮の多連装ロケット砲や長距離砲がいっせいに火を噴き、付近に展開している米陸軍第2歩兵師団が標的になるばかりか、ソウルが“火の海”に化す悲劇も現実味を帯びていた。

 過去、米国はクリントン政権時代の1994年に北朝鮮の核施設への空爆を検討したことがあった。北朝鮮は93年に核拡散防止条約(NPT)を脱退した後、核実験と弾道ミサイル「ノドン1号」の発射を強行していたからだ。だが、米国が空爆を実行すれば、朝鮮戦争の再開が危惧された。開戦から90日で米軍の死者5万2千人、韓国軍の死者49万人、韓国の民間人の死者は100万人以上に達するという衝撃のシミュレーション結果を、当時の在韓米軍司令官がホワイトハウスに報告し、攻撃を中止したという経緯があった。

 いま、ICBMの完成を目前にして、核弾頭の量産体制に入ったとも見られる北朝鮮の“脅威”は当時の比ではない。当然、米国本土も無傷では済まないはずだ。

 ところが、この想定は米韓合同軍事演習「ビジラント・エース」によって覆されるかもしれないというのだ。米韓両軍が先制攻撃で遂行する作戦とは、一体いかなるものなのか。「氏が説明する。

「攻撃は段階的に行われますが、最初に出動するのは3機の電子戦機『EA‐18G』です。電波を発射して北朝鮮のレーダー網を完全に麻痺させ、さらに対レーダーミサイルで通信基地を破壊する攻撃機です。実際、訓練中にも北朝鮮のレーダー網を麻痺させてしまったようです。このため、北朝鮮は演習内容をまったく把握できなかったといいます」

 北朝鮮の通信網を無力化し、制空権を完全に奪ったところで、ステルス戦闘機のF35AやF22が出動。迎え撃つ北朝鮮の空軍を相手にすることもなく、ミサイル基地や生物兵器、大量破壊兵器関連施設など最優先のターゲットを次々と精密爆撃する。むろん、ソウルを照準にしたDMZ周辺の長距離砲陣地も完全に叩く。反撃能力を潰えさせた後、ステルス機能のないF−15、F−16戦闘機、B−1B爆撃機が残る主要軍事施設を思うがまま絨毯爆撃するという手順だ。

 開戦となれば、金正恩朝鮮労働党委員長は要塞化された地下作戦部に身を潜める。だが、通信衛星で金氏の動きは捕捉され、バンカーバスター(地中貫通爆弾)を搭載したF−35Aが“斬首作戦”を実行する。「氏が続ける。

「さらに驚くのは、260機もの戦闘機の上空で早期警戒管制機『E−8ジョイント・スターズ』という航空機が展開することです。1度に600カ所の目標物をレーダーで探知し、優先順位を決めて、すべての戦闘機に攻撃の指揮、管制をする。おまえはこの基地を撃て、おまえはあそこを撃てというふうに、設定された軍事目標を一気呵成にしらみ潰しにしていくのです。その指示作業を確認する訓練も行われました。もはや、作戦は完璧に組み立てられています。もちろん、撃ち漏らしはあるでしょうが、開戦となれば、これまで考えられていたような反撃能力が北朝鮮に残っているとは思えないのです」

 仮に、北朝鮮が同時多発的な攻撃を企てたとしても、ほとんどのミサイルが液体燃料のため注入に1〜2日かかる。その動向がキャッチされると戦争準備と認められ、米国にとってみれば先制攻撃の口実になる。だが、現実的には、米軍によるこの空前絶後の作戦も封印されることになる。

「いざとなれば、これほど大規模な攻撃を実行できるということを見せつけたのです。圧倒的な軍事力の差で北朝鮮を委縮させ、経済制裁に消極的な中国を圧迫する効果を狙っています。しかし、北朝鮮が先に奇襲攻撃を仕掛けてこない限りは、この作戦は実行されません。金正恩氏もそのことを十分承知しているから、制裁で追い詰められても体制維持のため、今年もレッドラインを超えないぎりぎりの“挑発”をくり返すでしょう」(「氏)

 北朝鮮の狙いは、抑止力を極限まで高めて米国との直接交渉のカードを引き出し、核保有国として認めさせることだろう。

 一方で経済制裁が、北朝鮮を確実に追い詰めている。はたして金正恩体制崩壊への導火線となるのか。12月22日には、国連安全保障理事会が北朝鮮に対し、10回目の制裁決議を採択した。ガソリンや軽油など石油精製品の輸出を9割削減するという厳しい措置が取られる。北朝鮮は「わが国の自主権への乱暴な侵害、朝鮮半島と地域の平和や安定を破壊する戦争行為」などと強く反発した。

 軍事的プレッシャーと相次ぐ経済制裁にも北朝鮮サイドは、表面的には強気の姿勢を崩さない。コリアレポート編集長の辺真一(ピョン・ジンイル)氏はこう見る。

「国際包囲網を張って兵糧攻めにしながら軍事プレッシャーをかけて、北朝鮮をギブアップさせようとしています。しかし、北朝鮮は過去9回の制裁決議にも反発してきましたし、米韓の軍事演習に怯んで弾道ミサイル開発を断念するかといえば、そんなことは到底考えられません。金正恩氏は相応の覚悟を持って、次の手を打ってくるはずです。北朝鮮は9月のミサイル発射以来、75日間も音無しの構えでした。国際社会は、米国の軍事力に委縮していたとか、あるいは対話を求めるために自制していたと見ていた。よもや、新型の『火星15』を開発していたとは思わなかったはずです」

 米韓合同軍事演習が終わった後も、金正恩氏は北朝鮮の“革命の聖地”である白頭山に登頂。平壌に戻った12月11〜12日には、軍需工業部門の大会に出席した。「わが国を世界最強の核強国、軍事強国へとさらに前進させなければならない」と檄を飛ばし、今後も核開発を質量ともに強化していくことを宣言したのである。辺氏が続けて指摘する。

「対話の前提となるのは、北朝鮮の非核化です。はたして金正恩氏が応じるでしょうか。米国や日本は、北朝鮮が制裁や軍事プレッシャーに弱って対話を求めてくると思い込んでいる。北朝鮮側はトランプ大統領が譲歩しない限りは対話には応じない姿勢です。仮に、米朝間で交渉が始まったとしても、北朝鮮は弾道ミサイルや核開発の放棄を求められるから、決裂は必至です。結局、落としどころがないのです。私は奇跡が起きない限り、武力衝突が起きる可能性がきわめて高いと訴えてきた。金正恩氏が降参するか、トランプ氏が折れるか……。どちらもあり得ません」

 一方で、韓国の文在寅大統領は、2〜3月に開催する平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピックへの参加を北朝鮮に呼び掛け、融和ムードを醸し出すのに必死だ。2月末に予定されていた次回の米韓合同軍事演習も、五輪・パラリンピック後に延期することを米国に求めている。韓国のメディアも金正恩氏が実妹の金与正(キム・ヨジョン)氏を派遣し、サプライズショーを行う可能性について報じている。だが、辺氏の見方は厳しい。

「文在寅氏の錯覚も甚だしい。北朝鮮が平昌五輪に参加するメリットは何もありません。米国とともに制裁圧力を加えている相手に、わざわざ花を持たせるようなことをするはずがありません。それに北朝鮮は冬季五輪で、過去にスピードスケート競技で銀メダルと銅メダルを1個ずつしか獲得できていないありさまです。一方、韓国は平昌五輪でメダル獲得数が世界でベスト5に入ることが見込まれています。五輪でも南北格差が鮮明になるだけで、北朝鮮は恥を晒すことになる。北朝鮮が参加する理由が見つかりません」

 逆に、平昌五輪の最中に北朝鮮が弾道ミサイルの発射実験などを行う可能性はあるのだろうか。辺氏は「期間中は99%ない」と明言する。むしろ、過去のデータを見ると、五輪前に実行する恐れがあるという。16年1月6日には4回目の核実験を実施、2月6日にはテポドン2号改良型を発射した。2月8日は朝鮮人民軍の正規軍創建記念日だが、今年は70周年を迎える。そのタイミングで、北朝鮮が新たなアクションを起こすかもしれないというのだ。

「米軍は、核施設やミサイル基地などを限定的に攻撃するかもしれません。武力衝突が起きても全面戦争へとエスカレートさせないために、同時に和平協議に向けた努力が払われることになるでしょう。そこを対話の契機とすることができるか、国際社会の対応が試されることになります」(辺氏)

 北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の「北極星3」の開発も視野に入れる。戦争につながりかねない金正恩氏とトランプ氏のチキンレースは、当面続きそうだ。(本誌・亀井洋志)

※週刊朝日 オンライン限定記事




http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/495.html

記事 [国際21] プーチン大統領によるロシア市民への新年の挨拶(Suptnik日本)


https://jp.sputniknews.com/russia/201801014441460/


プーチン大統領によるロシア市民への新年の挨拶



© Sputnik/ Alexei Druzhinin


ロシア


2018年01月01日 06:10



トピック 2017年の話題を総括


新たな2018年はもうすぐそこだ。もちろん、このお祝いは皆さんのもとに毎年訪れる。だが、それでも私たちはこれを新しく、喜ばしく、待望の年として迎える。この瞬間に願ったものすべてが、私たちのすべての希望が叶うと信じている。


スプートニク日本


我々にとって新年とは家族のお祝いだ。我々は子供の頃のようにプレゼントやサプライズ、特別な温もり、重要な変化への期待と共に新年を祝う。そしてそれらは、もし我々一人一人が常に自分たちの親のことを忘れず、彼らを大事にし、彼らと過ごす一時一時を大切にし、また自分の子供たちや彼らの夢をさらに理解し、身近な人、私たちの同情や心の寛大さを必要としている人たちをサポートするならば、私たちの人生に必ず訪れる。

手助けをしたり、思いやりのある人間であったり、優しさを贈る能力は、人生を真の人間的意義で満たされたものにする。家族と一緒にテーブルを囲んでいても、楽しい仲間と一緒にいても、新年の飾りつけのされた町の通りにいても、我々がどこにいたとしても、新年の高まった気分が私たちを結びつけており、現代テクノロジーが私たちの感情を数百キロ、数千キロ離れた大切な人々と分かち合うことを可能としている。



© Sputnik/ Sergey Guneev
プーチン大統領、安倍首相に新年のメッセージ 「交流年」開会式へ招待も



そしていつものように私の特別なお祝いを、今現在働いている人、軍事的あるいは専門的な任務を遂行している人、病院で勤務している人、飛行機や列車を運転している人など、すべての人々に(贈る)。この素晴らしい新年の夜に我々は一緒にいる。我々共通の日常の活動でも私たちは共にある。結束、友情、ロシアへの私心のない愛情が、立派な行為と高い成果のために我々の力を高めている。

自分自身と私たちの国への信頼、労とその結果に対し、すべての人に心から感謝したい。信頼と相互理解が常に我々と共にありますように。

敬愛なる皆さん!

2018年の到来まで文字通り残りわずか。互いに内に秘めた最も大事な思いを伝え、過ちや侮辱を許し、抱きしめ、愛を告白し、思いやりや心配りでいたわる時が来た。新しい年に各人、各家庭の生活によりより良い方向への変化が起こり、すべての人が健康で、子供たちが生まれ、彼らが私たちを喜ばせてくれますように。すべての皆さんの成功とご多幸を心からお祈りする。我々が愛するたった一つの私たちの偉大なロシアに平和と繁栄を!

お幸せに!皆さん、新年2018年、おめでとう!


トピック 2017年の話題を総括


タグ ウラジーミル・プーチン, ロシア



Новогоднее обращение к гражданам России(Президент России)

New Year Address to the Nation(President of Russia)







http://www.asyura2.com/17/kokusai21/msg/546.html
コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
8. 知る大切さ[11371] km2C6ZHlkNiCsw 2018年1月01日 08:22:58 : R9FCqA2vYc : rrJKS_dywEM[2097]
>6・7
>知らない事があっても現在の矛盾や不条理なことを叫ぶことはよいね。
>恥をかいても弱者の味方になって素朴な疑問を投げ掛ける。
>そして、関心を集めるいい効果もあるから、頭から否定しちゃあダメだぞ。

ですよね。 老若男女誰でも言いたい事は言える。ここで言えば【阿ホ怪】で
すら言える。

皆誰でも知らない事があって当然、だから誰でも声あげて己が考えを世に問う
てみればいい。

自分の意思で考える事が大事だし、それを世に問う事も大事。



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK237] <特大スクープ!>ソ連の北方四島占領作戦をアメリカが援助していたことが判明!艦船の無償貸与、ソ連兵の訓練も  赤かぶ
28. 2018年1月01日 08:26:08 : J0EfR5l7E6 : Pg8W7GUPCkg[911]

どれだけ愚かだったことか日米同盟を最優先にする日米関係を悪くしないという発想自体が。

読売・産経の逆賊新聞とそれを国民に向かって読めとほざく日本の売国奴安倍晋三の世襲は。

ラリラリって政府答弁してるだけで外遊で自国通貨をばら撒く以外はゴルフ三昧の戦犯風情!



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/753.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK237] 安倍内閣総理大臣 平成30年 年頭所感(首相官邸) 無段活用
1. めんたいこ[2355] gt@C8YK9gqKCsQ 2018年1月01日 08:26:43 : AM3XNG1fUI : 0j8M7WHANuM[1]

新年アベましてご愁傷さまでんな。やるつもりも出来もしないスローガンは

良いから、今月の国会から森友事件、加計獣医学部補助金汚職、スパ、リニア

手下の変態強姦魔・山口逮捕揉み消し事件、昭恵と仲良く違法大麻サプリと

直ぐに片付けなければ為らない重要案件が目白押し遭いへし遭い待ってま。

どうでも良い北朝鮮なんか放っといて、まず森友事件は昭惠を証人喚問に呼べば

1日で片付きますわ。2018年は初頭から御託は良いので森友事件から行きまひょ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/778.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
9. 2018年1月01日 08:28:41 : Cf7mQU56Hc : Oen0@P872zA[61]
お笑い芸人から野党議員になることは可能だろう。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c9
コメント [経世済民125] 今年の日本経済、過去最高水準への条件(Business Journal) 赤かぶ
2. 2018年1月01日 08:30:08 : Cf7mQU56Hc : Oen0@P872zA[62]
どこが過去最高、過去最高なのは企業の内部留保、政権の腐敗度。
http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/275.html#c2
コメント [経世済民125] 景気拡大なのに実質賃金が下がるアベノミクスの本質 「3%賃上げ」の虚実(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
7. 2018年1月01日 08:32:58 : Cf7mQU56Hc : Oen0@P872zA[63]
貧困率があがり生活が成り立たなく人が多いというのに何をうなっているのか。さらに日本に対する好感度は安倍のせいでどんどん落ちてきている。
http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/262.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK237] <国民総ツッコミ>安倍総理が冬休みでゴルフを満喫!⇒ネット「国難は?」「モリカケは?」「あきえは?」 赤かぶ
22. 2018年1月01日 08:33:50 : 8q3qeXT2cg : LR5ucA3lcb8[-3307]

インチキ総理のアベ・デンデン様に申し上げます。

米国では、不正選挙を公言し、それを乗り越えてトランプ大統領が誕生しました。そして公言していた通りにTPPと温暖化詐欺からの永久離脱、大統領選挙の不正投票調査に着手し、ヤラセ911や軍産の犯罪を暴きつつあります。その結果、ヒラリーの不正選挙・ISISとの関係、ブッシュやマケインの戦争犯罪などが暴かれつつあります。そしてヒラ・マケの2人はGPSで監視され、死神ラムズさんもギブアップしたそうですよ!デンデン様はヒラリーさんにお見舞いの電話をしましたか?

そんなこんなで米国のドブさらいが順調に進んでいるようです。つきましては、不正選挙のインチキ総理であり、嘘吐きまくりのデンデン様も国外逃亡か刑死を迎えるにあたって身辺の整理をしておくべきだと思います。ワタクシにはデンデン様の未来が見えます。その時が来るまでは、身辺整理と下手なゴルフを楽しんでおくとともに、首は念入りに洗っておきましょう。

>アベ・デンデン未来予想図 https://imgur.com/a/SDVDu ___ 合掌!

________________________________________
>トランプ大統領 大統領選不正投票調査の大統領令に署名 5月12日 6時15分
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-voting-idJPKBN187356
>クリントン陣営、民主党全国委を乗っ取り大統領予備選で有利に 暴露本
2017年11月4日 14:45 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/articles/-/3149287

>フルフォードレポート英語版(11/14) https://jicchoku.muragon.com/entry/159.html
国防総省情報筋は、下のヒラリークリントンと米上院議員ジョン・デーイッシュ・マケインが足首のGPSブレスレッドを隠すために整形外科のブーツを履いて監禁されていることを示す写真を送ってきた。
>突然ヒラリーが騒がしいがhttps://jicchoku.muragon.com/entry/160.html
米国では現在、クリントン・ファミリーの「ロシア・スキャンダル」が大爆発している。ドナルド・トランプ大統領の「ロシア・ゲート問題」は、すでに実体がないことが明らかになった。これに対し、新たに発覚したクリントン夫妻の「ロシア・ゲート問題」は、ウォーターゲート事件などが比較にならないほど、深刻な政治腐敗といえる。

>「メディアが無視する不正選挙訴訟」(EJ第3701号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/383513241.html
>白川勝彦〜永田町徒然草〜選挙監視団を組織せよ。
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/?itemid=1657

>野党共闘と不正選挙 (self.tikagenron)
https://www.reddit.com/r/tikagenron/comments/750w65/
_つまり野党共闘には二種類あった。小沢の「不正選挙のもとでも勝つ野党共闘」と、民進の「負けるための野党共闘」だ。勝てる状況が揃いつつあるのに野党共闘を捨てるのが小沢の仕業であるはずがない。負けることができる状況でなくなると55年体制のような状況を求めるのが民進党。これは前原に限った話ではないのだろう。つまり「小沢アレルギー」とは「自公に勝つ気があるかどうか」「政権を担う気があるかどうか」もっと言うなら「『業者』の書く筋書きから外れる気があるかどうか」「政治主導で『業者』と戦う気があるかどうか」というパラメータだ。
__________________________________________


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/723.html#c22

コメント [日本の事件32] 10.22衆議院解散総選挙で外国人が書いた票について 文七
10. 2018年1月01日 08:34:38 : pSzUMSj5AI : cIXKhTYdIg0[23]
9の過去ログ見たがただのサイコ。
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/140.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK237] 安倍内閣総理大臣 平成30年 年頭所感(首相官邸) 無段活用
2. 日高見連邦共和国[5821] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2018年1月01日 08:43:34 : 6HSot6g3VA : bupxZzFVc0g[1]

5年も総理をしている者の言葉がこんなに“空々しい”とは・・・。

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/778.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
5. 信陵君[348] kE2Xy4xO 2018年1月01日 08:45:52 : FHbOK8ccaQ : suJGLvxWI0w[3]
1>新年早々工作活動ご苦労様です。全く長すぎて全然読みません。スペースが勿体ないので無駄なことは控えてください。悪しからず。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c5
コメント [リバイバル3] 超絶人気の名曲喫茶ネルケンのマダム _ クラシック・ファンが本当に求めているのは… 中川隆
20. 中川隆[-5744] koaQ7Jey 2018年1月01日 08:46:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

札幌・狸小路の名曲喫茶「ウイーン」30日閉店 豊かな音色58年 2017/12/13

30日に閉店する名曲喫茶「ウイーン」でスピーカーの音色に耳を澄ませる店主の横山信幸さん

 クラシック音楽が聴ける札幌市中央区狸小路7丁目の名曲喫茶「ウイーン」(南2西7)が30日で閉店する。58年間、店を守ってきた店主の横山信幸さん(83)は「店を続けてという声に励まされここまで来たが、決心した」。残り少なくなった店での時間を大好きな音色に包まれ過ごしている。

 ステンドグラスの照明に照らされた店内はベルベット生地の椅子が整然と並び、店の奥にはマッキントッシュXRT290の巨大スピーカーが、圧倒的な存在感を放つ。つえを支えに店内をゆっくりと歩く横山さんは「元はクリーム色だったのに、生地がすり切れて下地が見えてしまって」と椅子を優しくなでた。

 横山さんは子どものころ体が弱く、ラジオから流れるクラシック音楽を聴くのが唯一の楽しみだった。特に衝撃を受けたのは、ベートーベンの交響曲第5番「運命」。「昔の人がこんなにすごい曲を作ったなんて」と夢中になった。大学時代を過ごした東京では、当時流行していた名曲喫茶に入り浸った。

 卒業後は札幌に戻り、父親が購入したビルの地下で1959年に「ウイーン」を開いた。少しずつ買い集めていたレコードが役に立った。店内のレコード室で客のリクエストに応じて選曲しながら、曲の解説も行った。61年発足の札幌交響楽団の団員や大学生、会社員らで店はにぎわい、クリスマスには行列ができた。

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/281.html#c20

コメント [リバイバル3] 超絶人気の名曲喫茶ネルケンのマダム _ クラシック・ファンが本当に求めているのは… 中川隆
21. 中川隆[-5743] koaQ7Jey 2018年1月01日 08:53:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

『名曲と名機の迷宮』by tenkin ウイーン (COFFEE&MUSIC) - 資生館小学校前-喫茶店 [食べログ]

tenkinさんの口コミ 50代前半・男性・東京都
2017/12訪問


名曲と名機の迷宮


 大分前になるが、何か良い鞄がないかと探していたら、札幌の日下公司という店に行き当たった。ブリティッシュトラッドな本格的鞄を作っているようで、どんな店なのか気になった。札幌までオーダーに行くわけにもいかず、鞄は結局、藤井さんに作って頂いたものを、もう十年以上も愛用することになった。

 その後、出張で札幌へ行った機会に、やっぱり気になり日下公司に寄ってみた。西四丁目から狸小路をずっと歩いて七丁目まで来ると、少々寂れ感も出てくる。その先は簡易なアーケードさえないのだが、日下のホームページには狸小路八丁目との記載がある。古い店舗をちょっとしゃれた感じに改装し、日下公司、現在は店名を改め、くさかかばん店が営業していた。店内には想像したとおり、まじめに手作りした精度の高い皮製品が陳列されており、これも何かのご縁と、二つ折りの財布を購入した。極めてオーソドックスな見た目だが、小銭入れの金属ボタンがカードホルダーに直接当たらない工夫をしていることなどを、購入時に説明して頂いた。

 そして帰り道、七丁目に古い名曲喫茶があるのを発見した。そのときは気になったものの、時間が足りなくて入店できなかったので、今回は仕事の翌日の土曜日にわざわざ出かけてみた。

 お世辞にも綺麗な外見ではなく、名曲喫茶にありがちな隠微な雰囲気を強く漂わせる入口を入って階段を下り、地下の扉を開ける。店内は結構な広さで、なんと正面の壁に恐るべきスピーカーが鎮座しているではないか。あれはマッキントッシュ。日本で使った人は一体何人いたのだろう。評論家の菅野氏が自宅で使ったものの兄弟機で、ビンテージの名機、XR290、92年の発売当時450万円という代物。実はその後ろにもうワンセット、マッキントッシュのスピーカーがセットされているのだが、使われていないようだ。それを駆動するパワーアンプ。これまたマッキントッシュで、MC2600、90年の発売当時ジャスト100万円。しかもこのステレオパワーアンプをBTL接続で2台使うという贅沢ぶり。これだけで既に定価650万円だ。オーディオは当然、この前の装置もあるので、どう考えても総額1,000万円は下らない。

 この装置を買おうと思った事実だけで、どんなすごいマニアが店主か想像できる。実は札幌というところは恐ろしいところで、

宮越屋珈琲の宮越屋珈琲 THE CAFE
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010104/1005151/

宮越屋珈琲 本店
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010105/1000066/

パリアッチ
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010104/1017080/


などにも、想像を絶する高額オーディオが平然と置いてある。マニアを通り越したエンスージアストが生れやすい土地柄なのだろうか。オーナーのお古としても、喫茶店に置くには勿体なさすぎる。

 店内はぽつぽつと客がいるが、平均年齢は68.4歳くらいだろうか。古くからのしきたりに則り、皆無言でスピーカーの方に向かって座っている。名曲を聴く気迫に溢れていて好ましい。

スピーカーからはシューベルトの未完成が流れてきた。ちょい待って。音量が小さすぎる。なんで片チャン1,200Wという超弩級アンプを使ってこの小音量なの。確かに小音量派というのは存在するが、ソノリティーが低すぎ限度を超えている。なんだか異様にフラストレーションが溜まる。

音は現在の標準からすると決して良いとは言えない。やはり、このような高級オーディオは愛好家のリスニングルームで完璧に調整され、大事に使われるべきものなのだ。しかし、弦の響きなどに実力の片鱗は伺われる。

と思っていると、何か微かに電子音のピッ、ピッという音がするような気がする。なんだろう、耳の錯覚かと思い、音のする方を見やれば、ガラ携のキータッチ音じゃないか。やれやれ。

 気を取り直して音楽に集中しようとすると、何故か右チャンネルからガリガリとノイズが聞こえる。今かけている未完成は古い録音だが、レコードではなくCDだろうから、機械の故障か。せっかくのオーディオが台無しだと思っていると、店員の女性がトコトコとアンプの前に歩いてきて、右チャンネルのアンプの電源スイッチをバシッと切った。あらあら。

 帰り際、店員さんに、「高級なオーディオが片チャンネル不調とは勿体ないですね」とお話しをしたら、「どうもすいません」とおっしゃっていた。ビンテージ物を営業に使うには、相当な苦労もあるだろう。しかし、是非とも復活させて欲しいものだ。なんなら、私がやろうか。そう言いたくなってしまった。
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1009395/dtlrvwlst/B313441494/?lid=unpickup_review
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/281.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK237] 賀状に代えて私からの「年末状」( 半歩前へ) 赤かぶ
8. 阿快[493] iKKJ9Q 2018年1月01日 08:59:33 : N3oQcGCttk : nkcl5MAalbc[1]
半歩前は天皇家の宗教的威力が日本の政治、文学、風俗風習などすべてに
及んでいることを知らないようだ。

天皇家が「平和主義者」である振る舞いをするのはローマ法王が「平和主義者」として振る舞うのと同じ。
しかしローマの法王庁はマフィアと結託して資金洗浄などあらゆる悪とつなっている。

それと同じく天皇家の宗教的威力はあらゆる分野にさまざまな悪を産み出している。
そういうことをちょっとでもいいから勉強する気はないのか?

洟垂れの脳梗塞みたいに感情だけで天皇家万歳なんて叫びやがって。
アホ丸出しだ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/771.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
6. 知る大切さ[11372] km2C6ZHlkNiCsw 2018年1月01日 09:00:20 : R9FCqA2vYc : rrJKS_dywEM[2098]
>1
もはや、病気の改善の見込みも無い、廃人に分類される境地に到達してるね。

読まれる事を前提としていない。超超超文書の羅列。

他人への嫌がらせでしか自己愛を認識できない廃人。

2018年の今年は真面目にHN【中川隆】でのコメントの完全排除を
真剣に管理人さんへ要請してみようかね。 中川隆である事に何らかの
想いがあるみたいだから、一度それ使えない状態に置いてみてもおもしろそうだ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK237] 小さな違いを超えて手を取り合う連帯の力ー(植草一秀氏)  赤かぶ
2. 阿快[494] iKKJ9Q 2018年1月01日 09:02:12 : N3oQcGCttk : nkcl5MAalbc[2]
おれはだれとも連帯なんか御免こうむるし、手をにぎり合う気もない。
かわいい女の子だったら手を握りあいたいし、あっちのほうも握ってもらいたいが。笑
脳梗塞妄想ジジイなんかそばに寄られるのもいやだ。加齢臭がひどいだけならまだしも、妄想と感情だけで「アベガー」と叫んでるジジイなんか、犬より無能だ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/775.html#c2
コメント [原発・フッ素49] 欅坂46メンバー、紅白ステージで倒れる 3人過呼吸か (朝日新聞)  魑魅魍魎男
2. 2018年1月01日 09:05:27 : qW5770aSac : k9XcZ01CpGM[17]
>>1
エンディング・ノートを書いておいたほうがいいよ。
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/292.html#c2
コメント [お知らせ・管理21] 管理人さんへ 長文コピペのキング 中川隆さんの 取り扱いで要望です 知る大切さ
19. 中川隆[-5742] koaQ7Jey 2018年1月01日 09:06:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

阿修羅管理人は何故、魑魅魍魎氏の流す嘘とデマを放置し、その間違いを指摘するコメントをすべて削除するのか:

◆日馬富士に同情する人はすぐに目を覚ませ 日本の組織は「身内意識」から滅ぶ 12月30日 新井健一
http://president.jp/articles/-/24128

元横綱・日馬富士の暴行事件を巡って、相撲協会の対応に注目が集まっている。なかには「日馬富士がかわいそうだ」と考える人がいるかもしれない。だが、人事コンサルタントの新井健一氏は、「相撲協会のガバナンス不全が目につく」としたうえで、「日馬富士に同情する人は非常に危険だ」という。どこに問題があるのか――。

法令遵守を最優先するのは当然

連日マスメディアを賑わせている「貴ノ岩暴行事件」。もはや解説は不要だろう。日本相撲協会を取り仕切る一部の理事、横綱と、貴乃花親方が真っ向から対立している。本来であれば、互いに協調し、なにより組織的に対応しなければならないはずだが、そうなっていない。

この事件を人事コンサルタントとして眺めたときに、筆者はある種の違和感を覚えつつ、また別の観点からは日本企業にも大いに通ずる“病巣”を見て取ることができる。

まず、事件をコンプライアンスという観点から整理してみたい。貴乃花親方は弟子のケガを見とめてすぐ警察に駆け込んだ。これは正しい。どう話をこねくり回そうと、法令順守は組織内のルールやマニュアルに優先して当然であり、その逆はあってはならない。

だがその後、同親方が協会からの出頭要請に応じず、危機管理部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)の訪問も無視しているという。これは明らかに協会に対する背任行為である。

これらの問題の原因は、相撲協会のガバナンス不全に求めることができるだろう。企業でコンプライアンス教育を受けたビジネスパーソンの目線からすれば、暴行したら捕まる、その上で組織人としての対応に不備があれば背任行為だ、とシンプルに認識できる。なぜこれ程までにややこしく揉めるのだろうと、不思議に思うはずだ。

相撲協会という不思議な組織

ガバナンス不全の真因は、力士(元力士)が協会運営のすべてを取り仕切っていることにある。協会は、いわば三権分立を謳う日本国にある独裁国家だ。つまり、「行政組織」を適切にチェックする機能がない。そして、独裁の頂点には、相撲部屋を取り仕切る親方衆や元横綱がいる。2008年に暴行死事件が起きたのを契機に外部からも監事が登用されたが、一般的な企業に比べて規制力が低いのは、今回の事件を見ても明らかだ。

そもそも、公益法人である相撲協会では、理事が経営責任をとることもない。部屋間の移籍もなく、年寄りまでのキャリア形成が一直線で、流動性は一切ない。「それが伝統だ」と言われるかもしれないが、現代では考えられない、固定化された内向きの組織で、外の社会と折り合いをつけるのはますます難しくなっていく。

(中略)

日本企業の人事は、これらの3要素、特に(2)を中心に高めるよう、企業組織に“疑似家族”の要素を持ちこんだ。

具体的には、日本が奇跡的な経済復興・成長をけん引した人事施策、

「終身雇用制度」
「年功序列型賃金」
「企業内組合」

という三種の神器、施策の存在である。

日本は戦後、経済を立て直すため、働き手を大量にかき集めてずっと雇用していくことを続けた。これは当時の日本企業における最重要の人事施策であり、政府も傾斜生産方式(当時の国家にとって最重要な産業に対して、集中的に経営資源を融通すること)の採用によって後押しした。

そうして戦後の日本企業は、経済による復興を成し遂げる過程で、組織内の個人を集団の中心へと引き付ける力をますます強化していったのである。

「集団凝集性」の高さが強みから弱みに

だが、いま日本企業は折り返し地点にいる。そして、かつて日本企業の強みだった“集団凝集性の高さ”が弱みに逆転しつつある。たとえば昨今、次々と明るみにでている不祥事の背景には、“集団凝集性の高さ”が影響している。

クレーム電話を例に考えてみよう。集団凝集性の高い企業では、たった一本のクレーム電話を受けただけで、「内」と「外」という強固な城壁を瞬時に立ち上げる。自動的に防衛反応のスイッチが入るのだ。

ちなみに、内は同じ組織で“同じ釜の飯を食ってきた”家族的社員、外は(本来であれば最重要視すべき)消費者、取引先などの利害関係者である。

そして内にある組織や集団がすることは何か? それが「かばう」と「隠す」という行為なのである。初動対応でこれをすれば、その後にたどり着く先は最悪の事態しかない。

日馬富士に同情している人よ、目を覚ませ

ここまで読んで、「相撲界も同じだ」と思った人もいるだろう。話を貴ノ岩暴行事件に戻すと、事件現場に居合わせながら適切な対処をしなかった横綱白鵬も言い逃れる余地はない。貴乃花親方が、協会の指示を待っていては、事件がうやむやにされるという判断のもとに動いたのであれば、コンプライアンスの観点からはまずは英断だったと言えるだろう。

「国技」である相撲を取り仕切る日本相撲協会の集団凝集性は、非常に高いということは容易に推察される。そうした集団凝集性の高さは、うまく機能している時にはよいが、裏目に出たときの闇は深い。

かつて、「かわいがり」という名の暴力行為により、弟子を殺した相撲部屋があった。その教訓を「喉元過ぎれば熱さを忘れる」にしてしまってはならない。

いま指導的な立場にあるビジネスパーソンにお伝えしたい。どんな事情があっても、暴力行為は許されない。「指導のためだった」という言い訳は、もう通用しないのだ。

「日馬富士にも言い分があるだろう」。そう考えるは危険だ。そうした考え方には、これまであなたが積み上げてきた輝かしいキャリアのすべてを失いかねないリスクが潜んでいる。その事実を頭の片隅にいれておいてほしい。


(私のコメント)

いよいよ今年最後の「株式日記」となりましたが、今年は日本型組織に対する欠点がいろいろな形で噴出してきた年でもあったのだろう。日本を代表するような企業の不祥事が相次いでいますが、日本のサラリーマンはどうしてこのような行為をしてしまうのだろうか。

一般社会的な常識や法律を何十年にもわたって破るような行為は許されるものではない。粉飾決算やデーターの改ざんは外部に対しての背信行為であり、許されるものではない。それを日本のエリートサラリーマンたちは平気で破るのだ。社会常識で考えても善か悪かの判断はつくはずなのに、隠蔽に走ってしまう。

その組織が、国会であったり軍隊であったり官僚組織であれば、日本にとってとんでもない事になってしまう。日馬富士の暴力事件でもそれと同じ問題を内在している。相撲協会という組織の隠蔽体質は、「かわいがり」で力士が死亡した事件があっても、相撲協会に体質は変わっていない事は、隠蔽に走ろうとしたことでもわかる。

貴乃花親方は、相撲協会に話せば、相撲協会側は示談に持ち込んで不起訴に持ち込むことは目に見えていた。相撲協会は組織防衛に走り、暴力事件を今までのようにうやむやにしようとした。マスコミも相撲協会側の言い分をテレビのコメンテーターを使って連日報道した。

相撲協会にとっては力士は家族の一員であり、日馬富士の暴力も弟子への教育の一環だと日馬富士自身が記者会見で述べている。今までの相撲の世界ではそれが当たり前だったのでしょうが、時津風部屋での力士死亡事件で暴力行為は否定されていたはずだ。日馬富士の行為は密室の集団リンチ事件だ。

荒井氏の記事でも、一般組織と家族の二つの倫理をごちゃまぜにする危険性を指摘していますが、日本型の組織は家族の倫理に置き換えることで強さを発揮してきた。しかし最近では家族社会の倫理の弱点が、日本の大組織の中で行われて不正が隠蔽されるようになった。

その背景となっているのが「終身雇用制度」「年功序列型賃金」「企業内組合」であり、それが日本型組織の長所であるかのように述べられてきた。日本型組織では能力が優れたものよりも組織に忠誠を尽くす人物が出世をするシステムであり、能力のあるものはより忠誠心のある者によって排除されてしまう。

日本型企業で残業がなかなか減らないのも、残業が企業への忠誠心の証になっているのだ。それは私が銀行員時代でも感じたことであり、定時に帰る私は次第に異端者にされていった。私が辞める事になったのも上司の「定時に帰ることは許さないからな」という言葉だった。

良いサラリーマンというのは会社に「滅私奉公」する者であり、そこには一般社会常識が通用しない。サービス残業が当たり前であり社内規則は有名無実であった。相撲協会の態度もそれに共通するものであり、貴乃花親方のとった行動は協会にとって罰則に値する行動だったようだ。だから被害者であるのに逆に罰された。

一般社会組織の倫理と家族内の倫理の違いは、理性と感情の違いでもあり、どちらが善であり悪であることとは言えない。しかし一般社会常識と家族内倫理をごちゃまぜにしてはならないのであり、不正を働いた家族をかばうことと、社内で不正を働いた社員を庇うこととは違うのだ。しかし日本型組織では内部告発は悪とされてしまう。だから貴乃花親方は処分された。
http://2013tora.jp/kabu399.html
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/499.html#c19

コメント [お知らせ・管理20] これが阿修羅に巣食う電通工作員 中川隆
126. 中川隆[-5741] koaQ7Jey 2018年1月01日 09:07:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

阿修羅管理人は何故、魑魅魍魎氏の流す嘘とデマを放置し、その間違いを指摘するコメントをすべて削除するのか:

◆日馬富士に同情する人はすぐに目を覚ませ 日本の組織は「身内意識」から滅ぶ 12月30日 新井健一
http://president.jp/articles/-/24128

元横綱・日馬富士の暴行事件を巡って、相撲協会の対応に注目が集まっている。なかには「日馬富士がかわいそうだ」と考える人がいるかもしれない。だが、人事コンサルタントの新井健一氏は、「相撲協会のガバナンス不全が目につく」としたうえで、「日馬富士に同情する人は非常に危険だ」という。どこに問題があるのか――。

法令遵守を最優先するのは当然

連日マスメディアを賑わせている「貴ノ岩暴行事件」。もはや解説は不要だろう。日本相撲協会を取り仕切る一部の理事、横綱と、貴乃花親方が真っ向から対立している。本来であれば、互いに協調し、なにより組織的に対応しなければならないはずだが、そうなっていない。

この事件を人事コンサルタントとして眺めたときに、筆者はある種の違和感を覚えつつ、また別の観点からは日本企業にも大いに通ずる“病巣”を見て取ることができる。

まず、事件をコンプライアンスという観点から整理してみたい。貴乃花親方は弟子のケガを見とめてすぐ警察に駆け込んだ。これは正しい。どう話をこねくり回そうと、法令順守は組織内のルールやマニュアルに優先して当然であり、その逆はあってはならない。

だがその後、同親方が協会からの出頭要請に応じず、危機管理部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)の訪問も無視しているという。これは明らかに協会に対する背任行為である。

これらの問題の原因は、相撲協会のガバナンス不全に求めることができるだろう。企業でコンプライアンス教育を受けたビジネスパーソンの目線からすれば、暴行したら捕まる、その上で組織人としての対応に不備があれば背任行為だ、とシンプルに認識できる。なぜこれ程までにややこしく揉めるのだろうと、不思議に思うはずだ。

相撲協会という不思議な組織

ガバナンス不全の真因は、力士(元力士)が協会運営のすべてを取り仕切っていることにある。協会は、いわば三権分立を謳う日本国にある独裁国家だ。つまり、「行政組織」を適切にチェックする機能がない。そして、独裁の頂点には、相撲部屋を取り仕切る親方衆や元横綱がいる。2008年に暴行死事件が起きたのを契機に外部からも監事が登用されたが、一般的な企業に比べて規制力が低いのは、今回の事件を見ても明らかだ。

そもそも、公益法人である相撲協会では、理事が経営責任をとることもない。部屋間の移籍もなく、年寄りまでのキャリア形成が一直線で、流動性は一切ない。「それが伝統だ」と言われるかもしれないが、現代では考えられない、固定化された内向きの組織で、外の社会と折り合いをつけるのはますます難しくなっていく。

(中略)

日本企業の人事は、これらの3要素、特に(2)を中心に高めるよう、企業組織に“疑似家族”の要素を持ちこんだ。

具体的には、日本が奇跡的な経済復興・成長をけん引した人事施策、

「終身雇用制度」
「年功序列型賃金」
「企業内組合」

という三種の神器、施策の存在である。

日本は戦後、経済を立て直すため、働き手を大量にかき集めてずっと雇用していくことを続けた。これは当時の日本企業における最重要の人事施策であり、政府も傾斜生産方式(当時の国家にとって最重要な産業に対して、集中的に経営資源を融通すること)の採用によって後押しした。

そうして戦後の日本企業は、経済による復興を成し遂げる過程で、組織内の個人を集団の中心へと引き付ける力をますます強化していったのである。

「集団凝集性」の高さが強みから弱みに

だが、いま日本企業は折り返し地点にいる。そして、かつて日本企業の強みだった“集団凝集性の高さ”が弱みに逆転しつつある。たとえば昨今、次々と明るみにでている不祥事の背景には、“集団凝集性の高さ”が影響している。

クレーム電話を例に考えてみよう。集団凝集性の高い企業では、たった一本のクレーム電話を受けただけで、「内」と「外」という強固な城壁を瞬時に立ち上げる。自動的に防衛反応のスイッチが入るのだ。

ちなみに、内は同じ組織で“同じ釜の飯を食ってきた”家族的社員、外は(本来であれば最重要視すべき)消費者、取引先などの利害関係者である。

そして内にある組織や集団がすることは何か? それが「かばう」と「隠す」という行為なのである。初動対応でこれをすれば、その後にたどり着く先は最悪の事態しかない。

日馬富士に同情している人よ、目を覚ませ

ここまで読んで、「相撲界も同じだ」と思った人もいるだろう。話を貴ノ岩暴行事件に戻すと、事件現場に居合わせながら適切な対処をしなかった横綱白鵬も言い逃れる余地はない。貴乃花親方が、協会の指示を待っていては、事件がうやむやにされるという判断のもとに動いたのであれば、コンプライアンスの観点からはまずは英断だったと言えるだろう。

「国技」である相撲を取り仕切る日本相撲協会の集団凝集性は、非常に高いということは容易に推察される。そうした集団凝集性の高さは、うまく機能している時にはよいが、裏目に出たときの闇は深い。

かつて、「かわいがり」という名の暴力行為により、弟子を殺した相撲部屋があった。その教訓を「喉元過ぎれば熱さを忘れる」にしてしまってはならない。

いま指導的な立場にあるビジネスパーソンにお伝えしたい。どんな事情があっても、暴力行為は許されない。「指導のためだった」という言い訳は、もう通用しないのだ。

「日馬富士にも言い分があるだろう」。そう考えるは危険だ。そうした考え方には、これまであなたが積み上げてきた輝かしいキャリアのすべてを失いかねないリスクが潜んでいる。その事実を頭の片隅にいれておいてほしい。


(私のコメント)

いよいよ今年最後の「株式日記」となりましたが、今年は日本型組織に対する欠点がいろいろな形で噴出してきた年でもあったのだろう。日本を代表するような企業の不祥事が相次いでいますが、日本のサラリーマンはどうしてこのような行為をしてしまうのだろうか。

一般社会的な常識や法律を何十年にもわたって破るような行為は許されるものではない。粉飾決算やデーターの改ざんは外部に対しての背信行為であり、許されるものではない。それを日本のエリートサラリーマンたちは平気で破るのだ。社会常識で考えても善か悪かの判断はつくはずなのに、隠蔽に走ってしまう。

その組織が、国会であったり軍隊であったり官僚組織であれば、日本にとってとんでもない事になってしまう。日馬富士の暴力事件でもそれと同じ問題を内在している。相撲協会という組織の隠蔽体質は、「かわいがり」で力士が死亡した事件があっても、相撲協会に体質は変わっていない事は、隠蔽に走ろうとしたことでもわかる。

貴乃花親方は、相撲協会に話せば、相撲協会側は示談に持ち込んで不起訴に持ち込むことは目に見えていた。相撲協会は組織防衛に走り、暴力事件を今までのようにうやむやにしようとした。マスコミも相撲協会側の言い分をテレビのコメンテーターを使って連日報道した。

相撲協会にとっては力士は家族の一員であり、日馬富士の暴力も弟子への教育の一環だと日馬富士自身が記者会見で述べている。今までの相撲の世界ではそれが当たり前だったのでしょうが、時津風部屋での力士死亡事件で暴力行為は否定されていたはずだ。日馬富士の行為は密室の集団リンチ事件だ。

荒井氏の記事でも、一般組織と家族の二つの倫理をごちゃまぜにする危険性を指摘していますが、日本型の組織は家族の倫理に置き換えることで強さを発揮してきた。しかし最近では家族社会の倫理の弱点が、日本の大組織の中で行われて不正が隠蔽されるようになった。

その背景となっているのが「終身雇用制度」「年功序列型賃金」「企業内組合」であり、それが日本型組織の長所であるかのように述べられてきた。日本型組織では能力が優れたものよりも組織に忠誠を尽くす人物が出世をするシステムであり、能力のあるものはより忠誠心のある者によって排除されてしまう。

日本型企業で残業がなかなか減らないのも、残業が企業への忠誠心の証になっているのだ。それは私が銀行員時代でも感じたことであり、定時に帰る私は次第に異端者にされていった。私が辞める事になったのも上司の「定時に帰ることは許さないからな」という言葉だった。

良いサラリーマンというのは会社に「滅私奉公」する者であり、そこには一般社会常識が通用しない。サービス残業が当たり前であり社内規則は有名無実であった。相撲協会の態度もそれに共通するものであり、貴乃花親方のとった行動は協会にとって罰則に値する行動だったようだ。だから被害者であるのに逆に罰された。

一般社会組織の倫理と家族内の倫理の違いは、理性と感情の違いでもあり、どちらが善であり悪であることとは言えない。しかし一般社会常識と家族内倫理をごちゃまぜにしてはならないのであり、不正を働いた家族をかばうことと、社内で不正を働いた社員を庇うこととは違うのだ。しかし日本型組織では内部告発は悪とされてしまう。だから貴乃花親方は処分された。
http://2013tora.jp/kabu399.html

http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/603.html#c126

コメント [原発・フッ素49] 欅坂46メンバー、紅白ステージで倒れる 3人過呼吸か (朝日新聞)  魑魅魍魎男
3. 2018年1月01日 09:13:26 : qW5770aSac : k9XcZ01CpGM[18]
3人も倒れたのでは、「表現への苦しみ」などというデタラメも通用しない。
他のアイドルも多くが体調不良で悩んでいる。

原因は、ズバリ、放射能汚染による被ばくだ。

「欅坂46平手はレコ大と紅白、大丈夫か?欅坂46平手友梨奈はレコード大賞、
紅白を乗り切れるか?「不協和音」を歌うと体調悪化、「僕は自分に正直に生きたい」と」
(LITERA 2017/12/30)
http://lite-ra.com/2017/12/post-3700.html

世間的には平手の体調不良を心配する声もありましたが、あれは
「表現への苦しみ」との戦いに見えました」と語り、平手の体調不良は
過労や病気などに端を発する体調不良ではなく、
クリエイティブに関わる彼女の精神状態に起因するものであると証言している。

http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/292.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
7. スポンのポン[8805] g1iDfIOTgsyDfIOT 2018年1月01日 09:14:03 : XN8Mta8rpU : hLJQ36CPSwQ[52]
 
>>1. 中川隆

■この30年間、
 自民党政権下でこの国の経済は衰退の一路をたどり、
 世界の発展から一人取り残されている。
 そのことを君の文章が証明している。
 それでどうして自民党を支持できるのか。
 君は、
 自分の主張の間違いを
 自分自ら完璧に証明している。
  
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK237] 加害者としての記録が必要なのはナゼか?歴史改ざんは高くつく。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
6. 阿快[495] iKKJ9Q 2018年1月01日 09:14:08 : N3oQcGCttk : nkcl5MAalbc[3]
本多勝一とは一度会ったことがある。
おれの住んでいたある家にわざわざ東京から会いにきてくれた。
そのときの印象では、本などから受ける真摯な正義感ではなく、

    傲慢でウソつきで冷酷な男

だった。

当時、本多は『週刊新潮』の社長で編集長だった。
本多はサヨクだからとうぜん組合を容認しているとおもって
いたが、わたしには憎々しげに

   組合なんかつくりやがって

と怒っていた。わたしへの用事というのがまたふざけていて、
『週刊金曜日』の社員(編集者)からわたしに来た手紙を見せてくれという。
この編集者とは懇意にしており、電話でもひんぱんに情報を交換し、
また手紙も多数、いただいていた。
ところがこの編集者と本多が社内で対立していたらしい。
そこでこの社員の欠点を探してわたしにたどり着いたらしいのだ。
もちろんわたしは人様から来た手紙を本人の同意もなく見せられないと
断った。あたりまえの常識である。

すると本多は突然不機嫌になり、礼もいわず立ち去った。
なんと傲慢な男かとおもった。
わたしの年齢はもちろん本多の孫のような年齢である。
その孫のような若者相手に、信じられないような要求をつきつけ、
わたしが拒否すると、ふくれツラで出ていったのである。

こんな男の著作をわたしはほぼすべて家に置いていたが、
その事件以来、信用できなくなってすべて捨てた。笑

おまいらは、もうすこし、人を疑うということをしなくていけない。
本多勝一の書いたものなど、おれは信用しない。ばかばかしいよ。笑
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/774.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK237] 新たな“アベ友”疑惑が浮上、新年国会で炎上か?   赤かぶ
19. 2018年1月01日 09:14:57 : 0URAHOb0AM : WNqZFRhkQhU[151]
18氏
気持ちはよく分かります。
本当のガンは野田ブタや腐乱犬、鉋音だったということが。

こういうゴミどもが国民にも分かるようなかたちで、スポイルされなければ、いつまで経っても国民不在の政治屋が蔓延る世の中になるのでしょう。
自陣にいるクソどもを排除できなければ、いつまで経っても真っ当な政ごとを行うことは出来ないでしょう。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/740.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK237] 加害者としての記録が必要なのはナゼか?歴史改ざんは高くつく。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
7. 阿快[496] iKKJ9Q 2018年1月01日 09:15:28 : N3oQcGCttk : nkcl5MAalbc[4]
訂正『週刊新潮』の社長兼編集長→『週刊金曜日』の社長兼編集長
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/774.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
10. 空虚[1204] i_OLlQ 2018年1月01日 09:20:38 : nEFj1MRnKs : RSJ2AAH8wFs[1]
阿快 殿

あれか?貴殿は中国人に職を取られた!

とか思い込んでる不当低賃金労働環境に居た人かなんかなの?

中国の工作員かぁ〜?とか云っちまうのがお好きなようだが。

晋三とか同類輩の応援しても、貴殿のようなお人は

更に苦境に追いやられるだけで、なんの利得もないんだぜ?

(行数なんぼの投稿バイトはあるか知れんが・・・)

ま、それも他人様の人生 好き好きだがな・・・。

一方でマスゴミを叩きながら、都合のいいことはベタ褒めってのも

なんかスッキリせん気持ちは理解できるが・・・。

アレックス・ジョーンズなんて、激情芝居の上手いのもいるからなぁw。

ちなみに、山本太郎君の他に元タレント議員でまともな行動をしたもんを

おいらは知らんwww。

彼はいいぞぉ〜www。



http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
11. 2018年1月01日 09:21:31 : PhiDjAGAVQ : FU2A@v3Li_w[8]

村本大輔さんがテレビ朝日の元旦の「朝まで生テレビ」に出た、
   と妻がその論理的発言に感心してました。
    周りのゲスト政治家が説得ない寝言を言っていたそう。(笑)
   
    私は眠いので先に寝たが、朝、起きてから妻にそれを
       聞いて「見ればよかったなぁ〜」と思わずつぶやいていた。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK237] <五輪の犠牲者同士>築地仲卸業者が差し入れ 宮下公園追われた越年野宿者に(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
4. 阿快[497] iKKJ9Q 2018年1月01日 09:21:31 : N3oQcGCttk : nkcl5MAalbc[5]
>2

筋肉バカはないだろ、このバカたれが。
悪いのはオリンピック委員会や政府であってあすりーとたちじゃない。
なにが筋肉バカだ、この脳梗塞ジジイが。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/770.html#c4

コメント [国際21] コーラ1日12本、一度にマック4個…トランプ米大統領、ついに体に異変発生(Business Journal) 赤かぶ
7. 2018年1月01日 09:30:08 : cztiHJn7Ec : Wvtz5ipNgJs[1]
やってる行動は他国が監視している。
そんなことやり続けてると
戦争起きちゃうだろう。
甘いもの食べてから動物園に行く人へ。
http://www.asyura2.com/17/kokusai21/msg/522.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK237] 新たな“アベ友”疑惑が浮上、新年国会で炎上か?   赤かぶ
20. 2018年1月01日 09:30:36 : cH4jhM3bG2 : XqauBqrRDGo[365]
問題点の提起ばかりで解決策を示さない阿修羅民を尊敬扱いとか

世の中何も良くならない理由は、アホに向かってアイツはアホだとドヤ顔で
語ってるアホがキーを叩くことしかしないからでしょ

このままではダメになることは誰にでもわかるんですよ。
アベ周辺の悪事なんて今更語る必要もないぐらい積み上がってる

問題はどう裁かせるかでしょうよ
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/740.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK237] 加害者としての記録が必要なのはナゼか?歴史改ざんは高くつく。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
8. 知る大切さ[11373] km2C6ZHlkNiCsw 2018年1月01日 09:33:38 : R9FCqA2vYc : rrJKS_dywEM[2099]
>6・7
作り話でないと仮定での話しでね
当時のお主が今のお主と同じ感性の持ち主なら、
無駄な一期一会だったろうね。


貴殿が組合作れる程他人に己の時間を費やせる人とは
想像もできないんだがね。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/774.html#c8

コメント [国際21] トランプの石油制裁で一層高まる「第2次朝鮮戦争」の危機(iRONNA) 赤かぶ
1. 2018年1月01日 09:34:25 : K1UbQkS4vU : wEvxrjkU548[4]

朝鮮フェイクニュースはもうたくさん、腹いっぱいです。



http://www.asyura2.com/17/kokusai21/msg/545.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK237] 小さな違いを超えて手を取り合う連帯の力ー(植草一秀氏)  赤かぶ
3. 2018年1月01日 09:38:28 : dxkTl1vUxc : 4Qp9Icj8RwM[224]
共産党支持者でなくとも、安倍を倒すには、共産党の総力を信じて共闘することが立憲民主党が進むべき道であり、その結果は枝野首相も不可能ではないと思う。共産党をリスペクトしないことでは挫折すると思う。立憲支持者より。
 それと、管理人さんにお願い、阿快とか中川とかの投稿は整理してほしい。一行読むだけで気持ちが暗くなります。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/775.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
12. 2018年1月01日 09:39:05 : RcQdlgF3Io : ule3aiiImLk[3]
広告業界から電通批判が起こらない 批判できない状況
http://amzn.asia/6YMZB2o

山本太郎さんも言ってましたね。
「原発」 を口にした途端仕事が一切来なくなったと。
http://twitter.com/Yoshi_Y1324/status/947266928598323200

青山繁晴 契約内容
http://gyo.tc/1IdCM

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c12

記事 [リバイバル3] オーディオ自己診断のススメ

オーディオ自己診断のススメ(スピーカー編)
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/171229/index.html

ハイファイ堂メールマガジン
大須本店 越濱 靖人


普段、何気なく聴いているオーディオですが、実はスピーカーから発する音が歪んでいる事に気付かず使っている場合があります。音が出ているから良いと言うわけではありません。歪みのある音は本来の音楽の楽しさや音の浸透力が弱く、感動する音に感じません。今回から自分のオーディオが本来の性能を発揮しているか確認する方法をお教えします。まずは音の要「スピーカー編」です。もしスピーカーから出る音が歪んでいる場合、以下のような症状が出ます。

中高域が歪んでいる場合・・・ピアノがやや割れて聞こえたり、ボーカルが濁る、どうも音の透明感が無いと言った症状が現れます。

低域が歪んでいる場合・・・思ったより低音が足りない、異音がする、左右でピタリと音が一致しない症状が出ます。


スピーカーのチェックにはデノンのチェックCDを使うのが一番簡単です。このCDには色々なテストトーンが入っており、付属の冊子を見ながらテストできます。その中でもよく使うのが14曲目の「周波数スイープ」です。

スイープ信号とは簡単に言うと「ピー」と言う音を超低域から中域、高域まで一定の音量で入っている信号の事です。普通の音楽だと入っている音域が様々な為、出ていない音域があります。これだとスピーカーが全域にわたり正常に鳴っているのか判別が難しいです。そこで一定した音圧で全域を鳴らすことで今までわからなかったスピーカーの異常を耳で感知できるという仕組みです。

さて、ここからテストして行きます。まずはチェックCDをセットし、いつも聞く音量にボリュームを合わせて下さい。

次にCDの14曲目を選曲しスタートして下さい。最初1000Hzのピーと言う音から始まります。そして低い5Hzという超低域から最後20,000Hzの高音まで一定した音が1分に渡り鳴り続けます。最初のピー音から異音を感じた場合、まず何処か異常があることは間違いありません。



最初は低域(ウーファー)のテストです。スピーカーで言う一番大きなユニットが大きく揺れ出します。帯域としては20〜1000Hz付近です。

ここでチェックしたいのは


・ウーファーの揺れ幅が左右共に均一か?

・ゴッゴッゴッと言う異音がしてないか?

・ブーンと言う濁った音が出ていないか?


のチェックをして下さい。もし正常な低域であれば濁りの無い滑らかな低音が発生します。ここで異音が発生している場合はウーファーのボイスコイルタッチ(マグネットとボイスコイルが擦っている現象)やボイスコイル剥がれ(コイルとコーンがはがれている現象)、エッジ剥がれ(コーンの周りに付いている黒いエッジがはがれている現象)が考えられます。

こういった場合、低域の量感不足、左右の音圧差、音の割れを感じます。異常を感じた場合はウーファーを修理して下さい。左右共に修理することをオススメします。



次に中域(ミッドレンジ)のテストです。帯域としては1000Hz〜6000Hz位です。

ここでチェックしたいのは

・ビィーーン、ギィーーンという異音が出ていないか?

です。本来は滑らかな音が再生されますが、異音が出た場合は低域同様ボイスコイルタッチ、ダイヤフラム剥がれ(振動板の接着剥がれ)が考えられます。ここが歪んでいると楽器の音に濁りが生じジャリッとした荒い音になってしまいます。左右の音圧差はあまり感じませんが嫌な音が交じるため透明感にも問題が出ます。これも修理により改善する場合があります。



最後に高域(トゥイーター)のチェックです。帯域としては6000Hz〜20,000Hz位を指します。

ここでチェックしたいのは

・シーという音にジーという混じりけが無いか?

・左右の高域がマッチしているか?どちらかが先に聞こえなくなっていないか?


です。これも同じく正常な状態だと滑らかで混じりけ無く聞こえます。もし異音や音圧差を感じた場合はダイヤフラム割れ(振動板に亀裂が入っている、割れている)やエッジ剥がれ、鉄粉づまり(ボイスコイルとマグネットの間に鉄粉が詰まっている)が考えられます。

高域がうまく出ないと音楽の響き・余韻が無く透明感が相当落ちます。修理可能な物が多いですがメーカーによってはユニット交換を推奨されます。


トゥイーター異常の一例です。

これはB&W CDM-7NTスピーカーの高域部分です。良く見るとエッジ剥がれしています(ダイヤフラムを支える黒い際の剥がれ)これではダイヤフラムが正常にストローク(前後運動)せず音圧低下、異音が発生します。残念ながら鮮明な高域は得られません。


もう一例。これはハイエンドスピーカーDYNAUDIO Contour S5.4のトゥイーター部分です。

最高級エスタートゥイーターと謳いながらも数年で外装メッキが剥がれギャップ内に大量に鉄粉が溜まります。これによりボイスコイルの動きが妨げられ高域が相当弱くなる(高域が出なくなる)症状がでます。数回このトゥイーターを見てきましたが全て同じような症状で正常な音が出ていません。私の考えではこれはメーカー側の不良でリコール対象にすべきと思っています。同様のスピーカーをお持ちの方は是非スピーカーのチェックをした方が良いでしょう。

今回はユニットの異常を中心に書きましたが、中には内部のネットワークによる異常やアッテネーターの接触不良などユニット以外にも故障している場合があります。これは残念ながら専門スタッフによる技術と経験、コンピューターによる診断が必要です。当社では数多くのユニット修理業者、専門スタッフがいますので異常を感じられた場合は一度ご相談頂くことをお勧めします。整備されたスピーカーはきっと気持ちも晴れるような素晴らしい音が出るに違いありません。

まずはチェックCDで自己判断をオススメします!
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/171229/index.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/787.html

コメント [リバイバル3] 中川隆 _ オーディオ関係投稿リンク 中川隆
109. 2018年1月01日 09:40:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

オーディオ自己診断のススメ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/787.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/451.html#c109
コメント [政治・選挙・NHK237] 坂上忍が稲田朋美に転がされた! 嘘の言い訳につっこまず、マツエク話に盛り上がり「稲田さんかわいい」(リテラ) 赤かぶ
10. 2018年1月01日 09:40:37 : FieXiNBWLk : tqFS9X@7p2I[262]
女性に厳しい意見を言うこともある男。

一番嫌いなタイプじゃなかったんだね(嘲)。

権力に護られた女がお好みとみえる。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/742.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK237] 安倍内閣総理大臣 平成30年 年頭所感(首相官邸) 無段活用
3. 2018年1月01日 09:45:17 : OIQLFX7VVg : Cc@ZgvfVcAk[4]
子供の未来に投資?
この言葉からわかること。子供は投資対象なので、リターンが目的。だから選別し、投資対象から外すこともある。
国のトップが悪びれることなく公言する。おぞましい。失格である。多分言ってる本人は、なぜ失格なのかわからない。
ヘンゼルとグレーテルの話を思い出した。ご馳走を食べさせ、太ったかなと毎日見に来る魔法使いのおばあさん。目的は…
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/778.html#c3
コメント [リバイバル3] オーディオ自己診断のススメ 中川隆
2. 中川隆[-5739] koaQ7Jey 2018年1月01日 09:49:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

スピーカーの音出しテスト
http://www.hifido.co.jp/merumaga/shohinbu/110916/index.html

修理メンテナンス依頼で到着したスピーカーは、どのような不具合なのか確認する為に音出しによるチェックを実施します。

また、修理メンテナンスが完了したスピーカーも不具合が解消されて問題が無いか、当然の事ですが音出しテストを実施します。

その際、最初にオーディオチェック用のCDを用います。

CDプレーヤーとアンプは、出来るだけクセの無い機種を使用します。

先ず左右の接続と位相のチェックです。ウーファー/ツイーター等各ユニットの結線:+−が逆になっていないか等、結線に誤りが無いか音を聴いてチェックします。

次に周波数スイープ信号によるチェックです。正弦波(サイン波)が下は1ケタ上は数10kHzまで連続して再生されるので、ウーファーのビリつきやドライバーの歪み音等が無いか、ここで確認します。

次にホワイトノイズ/ピンクノイズ(FMの局間ノイズのような「ザー」という音)で、左右スピーカーの音色と音圧が揃っているかを確認します。また、アッテネーター付のスピーカーなら、効き具合に問題が無いかを併せてチェックします。

以上の点で問題無ければ、最後に音楽で音出しをして、本当に異常が無いかを確認します。このCDにはピアノやチェンバロ、管楽器の独奏が収録されているので、高音域の歪み等不具合が有れば認識しやすいです。さらにエンクロージャーからのビリつき、共振共鳴による異音が出ないかは、別途フルオーケストラ(大太鼓等打楽器の連打が入っている曲)やダイナミックなベースラインの入っているCDでかなり音量を上げてテストします。

ドライバーやツイーター等、ユニットを単体でチェックする際は、この発振器を用います。

上記スイープ信号と同様の正弦波で、600Hz・1kHz・4kHz等特定の周波数を設定して出力出来ます。

各ユニット再生周波数の範囲で手動で周波数を変化させ(スイープと同じ要領)不具合が無いかをチェックします。
http://www.hifido.co.jp/merumaga/shohinbu/110916/index.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/787.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK237] 加害者としての記録が必要なのはナゼか?歴史改ざんは高くつく。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
9. 2018年1月01日 09:50:01 : cSnLLMIpyQ : WExoZmiQ1_s[4]
新年早々スマホ回線より失礼
>6
これはTwitterで呼ばれるところの「嘘松」というやつであろうか?
案外、どこかに元ネタが転がってるのではないか?

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/774.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK237] 立憲・枝野代表が語る「ここは筋を通すべき時だと決断」 スペシャルインタビュー(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. 2018年1月01日 09:54:40 : PkK33nipFw : 0ervg7mGNdU[-6]

日本に必要なのは^^

自由民主党をアメリカ共和党と見做せるような^^

アメリカ民主党に相当する政党なのだ^^


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/755.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK237] 加害者としての記録が必要なのはナゼか?歴史改ざんは高くつく。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
10. 2018年1月01日 10:01:04 : Cf7mQU56Hc : Oen0@P872zA[64]
阿ホ快は自分は白人の下請けであることを理解しているのか。お前の外見とセリフならアメリカの貧困層に馬鹿にされるだけだよ。

アジア人の阿呆が何か言ってるとか、ただ阿ホ快ではコミュニケーション暴力もないか。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/774.html#c10

コメント [経世済民125] 今年の日本経済、過去最高水準への条件(Business Journal) 赤かぶ
3. 2018年1月01日 10:02:58 : 0qZDOjot4w : zqHXmj1gvfY[6]
 過去最高水準と言っても高々「日本国内」での自己満足に過ぎぬ。バブル時代以降の世界の成長と較べたら、みじめなものだ。(と言っても経済成長至上主義からの主張ではないよ)
http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/275.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
8. 中川隆[-5738] koaQ7Jey 2018年1月01日 10:08:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>>7
そもそも俺は共産党のシンパで反安部、反自民だからなあ

ただ、安部の政策は小沢や枝野よりはまともだというだけ
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c8

コメント [原発・フッ素49] 帰還事業の裏側で、どんどん積みあがる袋、袋…  赤かぶ
5. 2018年1月01日 10:11:31 : Cf7mQU56Hc : Oen0@P872zA[65]
もう袋は破れているよ。土に混じった植物の種はフレコン袋など簡単に破って目を出し成長する。皆さんもコンクリートで覆われた隙間を破って雑草と呼ばれる草が成長している姿がそこら中に見られるよ。

ずさんな除染工事をやってきたのだからそうなるのは当たり前。
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/289.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK237] 安倍内閣総理大臣 平成30年 年頭所感(首相官邸) 無段活用
4. 2018年1月01日 10:16:17 : CNfiuKIllo : wIrVe2XsWP4[27]

無理しなくても、平仮名でいいよ。


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/778.html#c4

コメント [戦争b21] 米韓が先制攻撃を仕掛ければ、北朝鮮は1日で壊滅も “軍事マニュアル”判明〈週刊朝日〉  赤かぶ
1. 2018年1月01日 10:18:36 : CNfiuKIllo : wIrVe2XsWP4[28]

 北朝鮮が壊滅する1日で、日本もミサイル攻撃で壊滅かも?


http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/495.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK237] <恥国>ついに「日本のメディア・マスコミが詩織さん事件について報道しない」とニューヨークタイムスが報道する。 赤かぶ
30. 2018年1月01日 10:25:38 : bpRqqVbgL2 : qqJq2LRR2d4[1]
しつこい油汚れのようなネトウヨも所詮カネ目なので
自滅党のカネが尽きれば消え失せるだろうね。
カネの為ならヘイトやデマを平気で垂れ流す邪悪な連中だ。
必ずや神の裁きが下るだろう。覚悟しておけ、外道ども。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/732.html#c30
コメント [政治・選挙・NHK237] 中国に卑屈な態度を取るのは見苦しいと中央日報!  赤かぶ
3. 阿快[498] iKKJ9Q 2018年1月01日 10:30:38 : xQSyajVcTA : Ih7nAMLixX0[1]
このままでは文は在任中に暗殺される可能性大だな。笑
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/761.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK237] <あけおめ>安倍総理「今年は実行の1年だ(全世代型社会保障)」⇒ネット「生活保護費を削ったばかり」 赤かぶ
1. 2018年1月01日 10:32:10 : zYQhP04yNA : iufaC7RN9d0[499]
 
 なに〜〜  

 バカを中心に据えて おめでたい?? 

 ===

 そりゃ〜〜 おめでたい だろうよ〜〜〜
 

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/779.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
13. 樹里亜[88] jveXooif 2018年1月01日 10:41:24 : 8K8L3PSaYk : gvKl5@23F80[850]
明けまして めでたいかわからないけど、おめでとう。
おせちにワインか日本酒かで迷っているが、酒は頭が痛くなるからワインにしよう。

朝生を途中まで見たけど、つまらなかったのでやめてしまったが、村本大輔はだいぶ炎上発言をしたようですね。
非武装中立を主張してさんざん怒られたらしいけど、意見は自由だし、5兆円超えの軍事予算のほうが恐ろしい、私は。

>>5
評価する人物のリストに、個人的には山本太郎を加えたいです。あと、森姐や志位委員長、今読んでいる『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』を書いた矢部宏治さんなども。

低評価リストには、計算ばかりしているのが透けて見える三浦ルリ―と、すでにお笑いの領域に入ってしまった青山繁晴、さらに最低評価リストにイケノブ、百田、足立、長谷川豊を加えたい(強姦容疑の山口は別枠)。

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK237] 驚愕スクープ 安倍晋三 逮捕者も出た「大麻サプリ」使用の禁断生活! 厚生省が警告を発する「違法成分」を海外から入手して… 赤かぶ
53. 2018年1月01日 10:43:47 : bpRqqVbgL2 : qqJq2LRR2d4[2]
アベというやつは法の抜け穴ばかり探してる脱法総理だ。(完全な「違法」行為もそのうち明るみになるだろう)
最高法規である日本国憲法を「みっともない」と言って憚らない輩は、その憲法下にある各種法律を遵守する、尊重する気など端からないのだろう。
その様な自国の法律すら遵守しない輩が海外に向けて「法の支配」などとほざくのだから笑える。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/644.html#c53
コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
9. 2018年1月01日 10:49:36 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[1]
バカ川にはキチガイがマトモに見えるらしい、廃人だね。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c9
コメント [経世済民125] エプソンのプリンターは、すぐに寿命が来る。買い替えを強制としてフランスの検察が動く  赤かぶ
12. 2018年1月01日 10:51:07 : 32gaobLF6I : n57cn6vWo0E[12]
日本の疑術力!
http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/269.html#c12
コメント [戦争b21] 米韓が先制攻撃を仕掛ければ、北朝鮮は1日で壊滅も “軍事マニュアル”判明〈週刊朝日〉  赤かぶ
2. 2018年1月01日 10:52:39 : Qy1PyHEoUE : k9dwADcesG4[1]
ありもしない半島危機とやらを元旦早々から煽りまくるおめでたい人が絶えない
正月早々というのにご苦労なことだ

http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/495.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK237] <あけおめ>安倍総理「今年は実行の1年だ(全世代型社会保障)」⇒ネット「生活保護費を削ったばかり」 赤かぶ
2. 2018年1月01日 10:53:18 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[2]
ほんとにおめでたいね〜このアホとその取り巻き共は。

支持する奴等もお目出度い。もっとも、地獄の一年が始まるだろうがね、もう相撲だって隠れ蓑にはならねーよ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/779.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK237] 2018年を読み解く 保阪正康・救国直言!「出でよ!日本の異端児」=青木理 「前川喜平」をもっと生み出せ!(サンデー毎日 赤かぶ
22. 2018年1月01日 10:53:42 : ay4OCYadEo : fWE5JgN9rpY[233]
>>19 文科省の大臣は適任だと思うがな。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/715.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK237] 百田尚樹著「永遠の0」がアマゾンで0円で売っている!1円しないんだ!!タイトルに相応しい落ちがついちゃったね  赤かぶ
7. 2018年1月01日 10:56:29 : FihR7U8hTQ : 4Cn8SwptRF0[264]
捏造野郎の本に価値はない
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/752.html#c7
コメント [原発・フッ素49] 欅坂46メンバー、紅白ステージで倒れる 3人過呼吸か (朝日新聞)  魑魅魍魎男
4. 2018年1月01日 10:59:15 : mGwUmumcJk : bxhu47vssEQ[-28]
バカタレ魑魅魍魎男
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/292.html#c4
コメント [リバイバル3] かぐらスキー場 (かぐら・三俣・田代スキー場) 中川隆
45. 中川隆[-5737] koaQ7Jey 2018年1月01日 10:59:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

かぐらスキー場 2010/5/3
http://skimt.s93.xrea.com/dangan/2010/20100503kagura/kagura.html


2010-5-3 かぐらスキー場 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=2010%2F5%2F3%E3%80%80%E3%81%8B%E3%81%90%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E5%A0%B4


● 規模 大規模 (172ha)

● コース数 23

● リフト数 R2、G1、Q5、W13、S3

● Top−Baes (標高差) 1845m-620m(1225m)

● 最大滑走距離/最大斜度 6000m/32度

● 主体コース かぐら=中急斜面、田代=緩斜面

公式サイト
http://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/

地図
https://map.yahoo.co.jp/maps?cond=url%3Ahttp%3A%2F%2Fskimt.s93.xrea.com%2Fdangan%2F2010%2F20100503kagura%2Fkagura.html%3Blat%3A36.89717771534902%3Blon%3A138.7712989167416%3Bdatum%3Awgs%3Bz%3A15%3Bmode%3Amap%3Btype%3Ascroll%3Bpointer%3Aon%3Bhome%3Aon%3Bhlat%3A37.902473987365%3Bhlon%3A139.02321198742%3Bfa%3Aks%3Bei%3AUTF-8%3Bb%3A1%3Bn%3A10%3Bs%3A1514771043%3Bwidth%3A320%3Bheight%3A213%3Blayer%3Apl%3B&b=1&zoom=15&bbox=138.75928262035492%2C36.890210435001066%2C138.78331521312833%2C36.900369409685545&lat=36.89717771534902&lon=138.7712989167416&z=15&mode=map&active=true&layer=&home=on&hlat=37.902473987365&hlon=139.02321198742&ei=utf8&v=3&.f=pastemap


アクセス かぐらスキー場
http://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/access/

駐車場

駐車台数:みつまたステーション/1,200台  田代ステーション/800台

※みつまた・田代ステーションの駐車場は特定日を除き無料となります。

※12/9〜5/27の土・休日および12/29〜1/3は有料 1台¥500


アクセス的にみつまたが便利なんですが、あまり混雑しているようでしたら、田代エリアに移動しましょう。
国道17号に面した両駐車場は共に広く除雪も完璧です。

どんなスキー場?

関東圏からのアクセスが非常に便利な地域ながら長いシーズンが魅力の「かぐらスキー場」特に春スキーでは絶大な人気を誇っています。ゲレンデ規模も大規模に分類される大きさで上級者向けのかぐら、初級者向けの田代とその色分けがはっきりしているところも特徴でしょうか?但し中級者が楽しく滑るゲレンデがあまり存在しないのが難点で全てのレベルに向いたコースレパートリーというわけにはいかないようです。

上級者が楽しめる、かぐらゲレンデまで行くのにゴンドラやリフトに複数乗らないとたどり着けないのがネックですね。

カービング志向の強い最近のスキーではやや不向きなゲレンデ構成。スピードに乗った大回りを楽しみたい方はややストレスが溜まるスキー場でと思いますが、GWまで広大なエリアが滑走できることはそれを差し引いても十分に利用価値の高いスキー場といえるでしょう。


みつまたファミリーコース 動画
https://www.youtube.com/watch?v=shMgA97fJfo

最大斜度18度 平均斜度11度 距離1050m

がぐらのアプローチはこの三俣エリアからスタートする人がメインとなります。
どうしてもかぐらエリアを目指す人が多く以外にもこのみつまたエリアをメインに滑る人は少ないようですね。

今回来場したGWは春先の大雪で昨年とは違い十分な積雪量を確保していました。これならば十分にGWは乗り切れる積雪量です。

左写真のファミリーコースと大会バーンが滑走可能で一部ボード向けのパークも存在していました。。

コースは滑走距離の長い緩斜面であり初級者にはお勧めできる難易度です。

 かぐらメインゲレンデ 動画
https://www.youtube.com/watch?v=R51jXm2aS1k


 最大斜度27度 平均斜度16度 距離1200m

ご存知かぐらのメインバーンでもある「かぐらメインゲレンデ」です。

左写真はみつまたからゴンドラを乗り継いでやってきた朝方の一本目です。整地のコースで大回りをしたい場合には朝一がお勧め。
筆者も朝方のフラットバーンで大回りを何本か楽しみましたが、本日は好天に恵まれ雪のクサリも非常に速いようです。あっという間にコブだらけになりそうな予感ですね。斜度は急斜面ですが難易度は低い。

このコースの嫌いな部分はコース中央にリフトの支柱がある事。
嫌な圧迫感があると同時にコース幅が狭くボトルネックになっていて滑走者が溜まりやすいのです。

修羅場となる事もあるので状況に応じて迂回コースを選択するのも賢明かもしれません。

 かぐらテクニカルコース

 最大斜度29度 平均斜度20度 距離450m 

左写真はかぐらメインゲレンデの横に平行するテクニカルコースです。
コブ専用バーン常に大きなコブで覆われたバーンとなっています。

斜度は極端に急ではありませんが、モーグラーの方々には意欲を沸き立てるツブの揃ったコブですね。

入り込むとコースサイドまでコブに覆われていてエスケープルートも無く、名前の通りテクニックを要するコースとなっています。

今年のラインコブはベース付近までしっかり掘られていて例年になく綺麗な仕上がりになっています。


 かぐらジャイアントコース 動画
https://www.youtube.com/watch?v=pUPtw4VHj-8

 最大斜度27度 平均斜度17度 距離1100m 

コース幅の広い中急斜面です。
やや荒れた状態ではありますが、こちらもコース入り口から大きなコブで覆われています。

しかしながらコース中間からはコースの半分はコブが潰された整地となっていてエスケープすることもできます。中級者のコブ練習にはうってつけのコースです。

またかぐら第一高速リフトを利用して繰り返し滑走できるのも利用しやすさの点ですね。

お勧めできるコースです。

 かぐら田代連絡コース

 最大斜度32度 平均斜度16度 距離800m 

広大なかぐらスキー場、上部のかぐらエリアと、田代エリアを結ぶのがこの連絡コースです。

基本的には距離の長い緩斜面なのですが、地形を上手く利用した左写真の急斜面も存在します。

無論迂回コースをショートカットする斜面ですので初級者は安心して緩斜面を滑走する事ができます。

このコブの急斜面はかなり難易度が高くコース幅も狭いためエキスパート専用となっています。

 田代第一ゲレンデ

 最大斜度28度 平均斜度16度 距離350m

田代ロープウエイを降車すると先ず目の前に広がるのがこの田代第一ゲレンデとなります。

常に日陰の状態であり、雪質も硬め。コブにはなりにくいですが、コース幅もややタイトであり、こぞって上級者が大回りをするため初中級者は迂回コースを滑り田代第二ロマンスリフトを目指しましょう。

このコースを除けば殆どが初級者天国の緩斜面ばかりの田代エリアです。

ここまで初級者コースが多いエリアも非常に珍しいくらいの内容ですのでスノースポーツを始めて間もない方でもドンドン滑走してもらいたいですね。


 田代レディースコース 動画
https://www.youtube.com/watch?v=bXnwElylR5I

 最大斜度15度 平均斜度9度 距離1050m

レディースという名前がコースについているように非常に穏やかなコースとなっています。

コースは田代第二ロマンスリフト沿いにあり、またベースにはレストランもあって広大な田代エリアでは非常に便利がいいゲレンデですね。

急な部分は全くありません、ファミリーや初心者にはうってつけのコースとなっています。

 田代湖コース 動画
https://www.youtube.com/watch?v=hRJXFsqWoRE

 最大斜度15度 平均斜度10度 距離800m

田代湖を目の前に見ながら滑走する緩斜面です。

コースは第6ロマンスまで続いていますが、途中枝分かれして田代第1高速リフトに回り込むこともでき、繰り返しの滑走も容易です。

滑走者も少なく快適に滑ることが可能ですが、第6ロマンス乗り場付近では田代連絡コースとクロスしています、見通しも今一悪く、田代湖コース側が中斜面になっていることもあり、やや危険な状態です。

左写真は枝分かれした緩斜面でこちらは余りにも斜度がなくなってしまいスケーティングを強要される部分です。

 田代アリエスカコース 動画
https://www.youtube.com/watch?v=ZewbU-xLBzY


 最大斜度15度 平均斜度10度 距離1300m

田代エリアのメイン的存在の緩斜面です。

ハイシーズンには沢山の滑走者で賑わっていて一部コースサイドにはポールも張られることがあります。

斜度感のない緩斜面が多い田代エリアにあってコース幅のワイドな斜面は適度な斜度もあり、初中急の滑走者には一番お勧めできるコースではないでしょうか?

左写真でも写っています、フード付きのクワッド、田代第一高速リフトの存在も大きいですね。

ハイシーズン中は混雑するものの、悪天候の時には頼りになる存在です。

 田代ダイナミックコース 動画
https://www.youtube.com/watch?v=BZ-Nl6IaOvM


 最大斜度27度 平均斜度14度 距離950m

田代エリアの数少ない急斜面の一つがこのダイナミックコースです。

コースは田代第7ロマンス沿いに展開しておりコブのある部分は上部の半分程度となっています(距離では500m程度)

リフトに近づくにつれてコブが大きくなり、レベルに合わせて滑走ラインを選べるのがうれしいですね。

コース中央に田代連絡コースが横切っていて快適性はそこで終了となってしまいコース下部はたんなる緩斜面のままリフト乗り場まで続いています。

筆者はかぐらメインよりもむしろこのコースの方が滑走しやすく好きなコースですね。


※ 午後のダイナミックコース動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=mrZWDF6BlsI

 田代チャレンジバーン

 最大斜度32度 平均斜度23度 距離500m

緩斜面が多い田代エリアでも最大斜度を誇るのがこのチャレンジバーンだ。

滑走距離はさほど長くはないが確かにチャレンジしがいのある急斜面はゲレンデトップに立った瞬間その凄さに驚くかもしれない。

ややねじれたバーンに深いコブがびっしり付いていてまさにエキスパート専用ゲレンデと言えるでしょう。

ただ難点はリフトからコースがまったく見えずやや寂しい雰囲気が漂う。

よってコブはあるが今一滑走者が多くなく、華やかさに欠けるゲレンデでもあるんです。

 かぐらパノラマコース

 最大斜度20度 平均斜度15度 距離700m

かぐら第4ロマンスリフト沿いの中斜面になります。

常に車の轍のように2本のラインができているコースであり、このラインはコブ斜面ではなくミゾのようなもので、何時訪れてもこのラインは出来上がっていて小回り専用のコースとなっています。

ミゾの回りは跳ね上げられた雪で荒れた状態であり、滑っている滑走者が足を取られて転倒する姿を良く見ますが、危険なコースと思われ筆者もあまり滑った記憶がありません。

コブにならないのは下地が非常に硬いことで、アイスバーン化しているときも多いようです。
特徴のあるコースといえるのかもしれませんが、ポールバーンとして利用してはいかがかな??


 かぐらメインゲレンデ 動画
https://www.youtube.com/watch?v=fijZLV8leWM

 最大斜度27度 平均斜度16度 距離1200m

かぐらから田代の各コースをレポートして午後に再びかぐらメインゲレンデに戻ってきました。

朝方のフラットなコースとは打って変わって大きなコブが育っていました。
日当たりがいいコースで雪はかなり腐った状態ですがそれでも土や石などは露出していない状態です。
http://skimt.s93.xrea.com/dangan/2010/20100503kagura/kagura.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/779.html#c45

コメント [政治・選挙・NHK237] 安倍内閣総理大臣 平成30年 年頭所感(首相官邸) 無段活用
5. 2018年1月01日 10:59:42 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[3]
小泉の事を「入口と出口だけで、中身が無い人」と侮蔑されたが、安倍の場合は入口開けたら既に煉瓦敷き詰められて・・・というのがあってる。つまり、中身以前にもう入れない、対話拒否しかないのだ。

そんなクズの語る言葉は空々しい。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/778.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK237] <空自>F35数十機、追加購入へ 米に購入促され(毎日新聞) JAXVN
9. 2018年1月01日 11:00:50 : 32gaobLF6I : n57cn6vWo0E[13]
●「戦争のために税金を納めてるんじゃない!」「武器に金使うなら税金収めない」と国税局に抗議。(明石家さんま)
http://lite-ra.com/2017/12/post-3636.html

「一度、俺は税務署に文句言いに行ったことあるから。湾岸戦争のときにね、日本が何億って、アメリカに武器をつくる代金として渡したことがあるんですけど、そのときは税務署行って、『俺はね、人殺しのアシストしたくて働いてるんじゃない』と。『こんなもんに金使うんだったら、俺は納めません』って言うて。ほんなら、コーヒー出してくれはって、『それはうちじゃなくて、違うところに言ってください』って。で、コーヒーいただいて、『お疲れさーん』言うて帰ってきた。それは、もっと上のほうに、法律をつくる人に言わなあかんから」

●国民は『死の商人』の餌食!

税金はあらゆる手を使って上げられる。

社会保障費は、あらゆる手を使って下げられる。

そうして国民を食うや食わず野状態に追いやって、吸い上げたカネを『死の商人』達がまきあげる。

『死の商人』の一翼を担う安部一族!
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/749.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK237] 新たな“アベ友”疑惑が浮上、新年国会で炎上か?   赤かぶ
21. 2018年1月01日 11:02:29 : qkcqIoYWMk : E_7X2H4LPho[11]
不幸な総理夫人
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/740.html#c21
コメント [戦争b21] 自衛隊が悲願の空母を「急ぐ理由」と「浮かぶ疑問」 載せるのは、例の「ポンコツ戦闘機」(現代ビジネス)  赤かぶ
4. 2018年1月01日 11:05:10 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[4]
フランスの欠陥空母シャルル・ド・ゴールも、満足な運用が出来ず、図体がデカイだけの役立たずの無駄飯食いになっている。

シャルル・ド・ゴールや、タラワ級揚陸艦よか規模が小さいいずもじゃ、欠陥機すら飛ばせやしない。鳳翔以上に日本に貢献した空母は無いんだから、もうやめとけ。
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/493.html#c4

コメント [戦争b21] 米韓が先制攻撃を仕掛ければ、北朝鮮は1日で壊滅も “軍事マニュアル”判明〈週刊朝日〉  赤かぶ
3. 2018年1月01日 11:05:45 : Cf7mQU56Hc : Oen0@P872zA[66]
15年以上たっても勝てないアフガン。14年目になっても国内の治安が確保できないイラク。それがあめりか。

阿保じゃないの。そのマンガ頭。
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/495.html#c3

コメント [経世済民125] 今年の日本経済、過去最高水準への条件(Business Journal) 赤かぶ
4. 2018年1月01日 11:08:52 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[5]
大本営発表しかしないのさ。
http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/275.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
10. 2018年1月01日 11:10:44 : PkK33nipFw : 0ervg7mGNdU[-5]

共産党の親派であれば^^

官僚主権主義である前川を批判することがおかしい^^

前川は^^

1部の頭の良い者(コミューン)による統治が、大勢のバカが選んだ官邸によって、制御されてはならないとしているのであって^^

大勢のバカでも、それを民意として、これを尊重する=民主主義=選挙で選出された官邸が、官僚より上位の統治者←それが許せない^^

こーゆー奴だ^^

1部の頭の良い者(コミューン)が、意思決定としたことの方が、バカが集まって決めたことより、優れているに決まっている=非民主主義=コミュニズム(communism)共産主義と日本で呼ばれる者^^

これが前川だ^^

前川が共産主義者だ^^


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK237] <五輪の犠牲者同士>築地仲卸業者が差し入れ 宮下公園追われた越年野宿者に(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
5. 2018年1月01日 11:15:16 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[6]
バカイはスポーツにかこつけて、宣伝させられるアスリート達こそ、良い面の皮だという現実が判らんのだな。

元スポーツ選手が食うに困って政治家に、しかも自民党から入って当選。だが、スポーツ以外の脳筋に政治なんか語る事なんか出来ず、ただ税金ドロボーで終わるのが殆ど。そんなのはウンザリ。

安倍や小池のようなカネだけで、こういう日本の力になってくれる人達を見捨てている政治が良い訳がない。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/770.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
11. 2018年1月01日 11:17:45 : PkK33nipFw : 0ervg7mGNdU[-4]

安倍さんの政策は^^

小沢さんが描いた日本改造計画に沿って、書かれたことだけを実行しているので^^

安倍さんの政権でも、小沢さんが政権者であったとしても、政策は同じだったろう^^

配役のイメージが異なるので、印象が違うというだけで^^

全面的に保護主義を否定して、官僚(選挙で選ばれない者)より、主権を国民(選挙で選ばれた者)側に引き寄せようとしている^^


小沢さんは^^

安倍さんを反動的に用いて^^

野党を結集させ、2大政党政治に持ち込みたいから、安倍さんを批判しているだけで^^

政策は批判していない^^

政策の執行者に、その資格がないとか、内閣構成員に資質が欠如しているとか、専ら、政策をそのままに、人を変えれば改善できるという落とし所を弁えている^^

すなわち^^

これが政権者として、国民に選択を与えうる政党のあり方なのだ^^


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK237] 「年末年始番組に呼ばれてない」と村本大輔! 赤かぶ
14. 知る大切さ[11374] km2C6ZHlkNiCsw 2018年1月01日 11:18:41 : nQBl6LQxh6 : bwDyU94__tA[1]
7&樹里亜さん

あけましておめでとうございます。

評価リスト&低評価リスト
全部同意します。


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/777.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK237] <特大スクープ!>ソ連の北方四島占領作戦をアメリカが援助していたことが判明!艦船の無償貸与、ソ連兵の訓練も  赤かぶ
29. 2018年1月01日 11:20:16 : FieXiNBWLk : tqFS9X@7p2I[263]
何でも物事を単純化して攻撃したがるネトウヨには想像できないだろうな。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/753.html#c29
コメント [国際21] アメリカ世界覇権の終焉を予見していたプーチン大統領(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
2. 2018年1月01日 11:22:58 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[7]
プーチンは世界の救世主かも知れないな。

トランプも習も今年が勝負じゃないかと思う。

日本もはやく安倍というアホだけではなく、自公、維新、希望という百害しかもたらさないクズ政党と、経団連、電通、学会、財閥を潰し、官公庁の綱紀粛正を徹底すべきだ。
http://www.asyura2.com/17/kokusai21/msg/541.html#c2

コメント [国際21] ロシアから締め出しを食った北朝鮮の9000人!  赤かぶ
3. 2018年1月01日 11:24:28 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[8]
鈍歩は今の日本も北朝鮮と大差無い現実に気づいていないんだよ。
http://www.asyura2.com/17/kokusai21/msg/538.html#c3
コメント [戦争b21] 中国、尖閣占領の実戦訓練開始…自衛隊は奪還作戦遂行へ(Business Journal) 赤かぶ
1. 2018年1月01日 11:28:39 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[9]
誰かと思ったら、相馬なんてキチガイ邪魔リストのフェイク記事。

見るんじゃ無かった・・・。
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/494.html#c1

コメント [戦争b21] 自衛隊が悲願の空母を「急ぐ理由」と「浮かぶ疑問」 載せるのは、例の「ポンコツ戦闘機」(現代ビジネス)  赤かぶ
5. 2018年1月01日 11:30:15 : M6P7nhoK5E : Np5dffau2SU[958]
海軍→海自は好戦的でカネ食い虫
日本のウンコ、つうかガン細胞
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/493.html#c5
コメント [原発・フッ素49] 帰還事業の裏側で、どんどん積みあがる袋、袋…  赤かぶ
6. 2018年1月01日 11:30:34 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[10]
この土を山口県や福井県に送ってやりたいね。

原発大好き、売国大好きな白痴県民共こそ、この苦しみさえ乗り越えられるよ(別な意味で)。
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/289.html#c6

コメント [原発・フッ素49] 欅坂46メンバー、紅白ステージで倒れる 3人過呼吸か (朝日新聞)  魑魅魍魎男
5. 2018年1月01日 11:32:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

阿修羅の原発板と自然板には精神分裂病患者の投稿が多いので、真に受けない様に気を付けて下さい
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/505.html

真実を知りたければ:


反原発派は知恵遅れ _ 原発再稼動で温室効果ガスが減少 再生可能エネルギーの限界
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/781.html

反原発運動は中国・朝鮮工作員が扇動していた
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/702.html

http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/292.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
12. 2018年1月01日 11:32:49 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[11]
^^なんて廃人まで沸いて来やがった。

安倍の親衛隊共は、ヒトラーの末路のユーゲントがどうなったかも判らんのかね?
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK237] 加害者としての記録が必要なのはナゼか?歴史改ざんは高くつく。(お役立ち情報の杜(もり)) 赤かぶ
11. 2018年1月01日 11:37:04 : UvtqEt4E0Q : 94bjpXqVTZ4[12]
ネトウヨってのは犯罪予備郡の集まり。まあ犯罪者ってのは、自分が悪い子としてる自覚無いもんね。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/774.html#c11
コメント [原発・フッ素49] 欅坂46メンバー、紅白ステージで倒れる 3人過呼吸か (朝日新聞)  魑魅魍魎男
6. 2018年1月01日 11:37:12 : pw4pFgfvfI : 5g@pm7bTz1U[1]
言うことに事を欠いて、「過呼吸」と宣う、デタラメぶりには、恐れ入った。

呼吸困難、酸素不足によって、生じたことは、明らかだ。

NHKホールには、人や物の移動に伴って、大量の放射性物質が、持ち込まれたに、ちがいない。

東京は、放射能汚染地域だ、油断すること勿れ。

ヤブロコフ博士の「チェルノブイリ」に、放射性物質を吸い込んだ場合は、上気道吸入抑制症候群が発生し、鼻炎、喉の掻痒感、空咳、呼吸困難が、起こることが、記されている。

> Chernobyl dust was found in
liquidators’ bronchial tubes, bronchioles, and
alveoli for many years. The syndrome of “acute
inhalation depression of the upper respiratory
system” presents as a combination of a rhinitis,
tickling in the throat, dry cough, and difficulty
breathing (Chuchalin et al., 1993;Kut’kov,
1998; Romanova, 1998; Chykyna et al., 2001;
and others).
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/292.html#c6

コメント [リバイバル3] 糖質制限を何年も続けると廃人になる 中川隆
8. 中川隆[-5736] koaQ7Jey 2018年1月01日 11:40:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

妊娠中に炭水化物抜きダイエット…子どもが肥満、動脈硬化、高血圧になる恐れ
1/1(月) 7:10配信 読売新聞(ヨミドクター)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180101-00010000-yomidr-sctch


 手軽で効果的にやせられる方法として人気がある炭水化物抜きダイエット。しかし、妊娠中の女性が極端に糖質制限をすると、おなかの赤ちゃんの健康に、将来にわたって悪影響を及ぼす可能性があるという。海外の研究でわかってきた糖質制限のリスクについて、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構の福岡秀興・招聘(しょうへい)研究員が語った。(構成・梅崎正直)
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妊娠中に炭水化物抜きダイエット…子どもが肥満、動脈硬化、高血圧になる恐れ


厚労省「人口動態調査」より


「小さな赤ちゃん」が多い日本

 日本では「小さく産んで大きく育てる」ということが流行のようになり、1980年代以降、2500グラム未満で生まれる低出生体重児の割合が増え続けました。経済協力開発機構(OECD)のデータでは、90年代までに欧米各国を上回りました。今は9%を超え、突出して高くなっています。背景に、妊娠中の母親の摂取カロリー、多くの栄養素の摂取量が少な過ぎる傾向があります。

 妊娠糖尿病などの合併症を防ぐために、摂取カロリーのコントロールが必要な場合はありますが、極端な制限は母子の健康に悪影響を及ぼします。とくに、妊娠中に炭水化物の摂取が少ない場合、胎児の将来の健康に問題が起きやすいという研究結果が、海外から報告されています。
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妊娠初期の炭水化物不足で…子どもの体脂肪が多くなる

 英国のサウサンプトンで母子に対して行われた研究では、妊娠初期の炭水化物摂取量と、生まれた子どもが6歳、9歳のときの体脂肪量の関係が調べられました。その結果、母親の炭水化物の1日の摂取量が少なかったケースほど、子どもの体脂肪量が多くなる傾向がはっきりしたのです。つまり、妊娠初期に糖質を制限し過ぎると、子どもの肥満につながる可能性が指摘されました。

 同じく英国のエディンバラでは、1967年からの2年間、妊娠中毒症を防ぐため、妊婦に穀類を食べることを制限し、たんぱく質を多く摂取する指導が行われました。その結果、出生児に高血圧が多発したことが分かっています。
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妊娠中に炭水化物抜きダイエット…子どもが肥満、動脈硬化、高血圧になる恐れ



栄養状態が遺伝子の機能に影響

 糖質に限らず妊娠中の摂取エネルギーが少なかった場合、子どもに動脈硬化が進むことも示されています。前に挙げたサウサンプトンの研究によるのですが、1日の摂取が2150キロカロリー未満で子ども9歳時の体重が30.5キロを超えたグループは、2530キロカロリーを超えて同じく30.5キロを超えたグループと比べ、子どもの血管内膜の肥厚が進んでいました(図)。それだけ動脈硬化が進んでいることを示しています。

 このように生活習慣病リスクが高くなるのは、糖質の摂取を極端に抑えることにより、遺伝子の機能に大きな変化が生じるためだとみられています。妊娠中の糖質制限が必要な場合は、医師の厳密な管理が必要です。やみくもに炭水化物を遠ざけることには、大きなリスクがあることを知ってほしいと思います

健康な赤ちゃんを育むため、バランスのいい食事を

 妊娠中もスリムで、産んだ後も体形が元に戻りやすくしたい――と、体重が増えないようにする人が多いようです。赤ちゃんが小さいとお産が楽だと思い込んでいる人もいますが、それは違います。体重が少ない赤ちゃんの出産の際はトラブルが起こりやすく、私たち産婦人科医は、すぐに対応できるように帝王切開の備えをして、心音のモニタリングもより厳密に行います。大変神経を使うのです。

 妊娠中でなくても、若い女性の摂取エネルギー不足は、卵巣機能にダメージを与えますし、将来は骨粗しょう症や動脈硬化のリスクが高くなります。

 とにかく、今の状況では「妊婦さんはもっと食べて」というのが、私たち医師の本音。さらに言えば、バランスのいい食生活をしてほしい。ごはんを中心として、多様な栄養素がとれる和食にするのもいいでしょう。そして母子ともに健康に過ごしてほしいと思います。


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/734.html#c8

コメント [リバイバル3] 糖質制限を何年も続けると廃人になる 中川隆
9. 中川隆[-5735] koaQ7Jey 2018年1月01日 11:42:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017年10月20日
炭水化物抜きダイエットの落とし穴とは?
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20171019-OYTET50008/?from=yh

「食べる楽しみ」は「生きる楽しみ」の一つ、ですよね

炭水化物抜きダイエットの落とし穴とは?


炊き立ての新米ごはんに辛子明太子。いくらでもおなかに入っちゃいますが、糖質量とエネルギー量には要注意です

 先日、初めて岩手県の釜石市を訪れました。

 新花巻駅からJR釜石線の各駅停車に乗り換えて2時間。青空の下、単線列車はススキと稲穂の間をゆっくりと走ります。深緑の里山を背景に、風になびく黄金色の稲穂を眺めていると、雲の影が稲穂の上を動いていくのが見えました。車窓の風景がまるで絵画のようなので、「これが、宮沢賢治が思い描いた理想郷『イーハトーブ』なのかも……」とぼんやり考えていたら、陸中大橋という駅で本物の蒸気機関車「SL銀河」とすれ違ったのです!

 それを見て、「やっぱりここはイーハトーブだ」と確信しました。そして、収穫目前の稲穂を眺めながら、食いしん坊の私が思い浮かべたのは、光り輝く炊き立ての新米です。

 炭水化物は、消化吸収できる「糖質」と消化されない「食物繊維」に分けられます。

 最近、ダイエット法としても目にすることが多い「炭水化物抜き」というのは、「主食に含まれる糖質を抜く」という意味で使われることが多いようです。

 とはいえ、仮に私が糖尿病になったとしても、主食の炭水化物を完全に抜くことはできないと思います。薬と食事療法全体で糖尿病をコントロールできるのであれば、炭水化物の中でも大好きな白いごはんを外すことはないでしょう。

 在宅訪問栄養指導をしていると、「大好きな料理を食べられないくらいなら、死んだ方がまし」と言う方がいます。その気持ち、とてもよく分かります。「食べる楽しみ」は「生きる楽しみ」に深くつながっているのですね。

なぜ、野菜中心なのに痩せないのでしょうか

【落とし穴その(1)】「炭水化物が多い野菜は意外に多い」
 ある友人から「炭水化物抜きダイエットをしているのに、全然痩せないんだけど、どうしてだろう」と相談されました。このような相談は医療や介護の専門職からも多く、どうやらみなさん「壁」にぶち当たっているようです。

 「炭水化物抜きダイエット」とは、ごはんやパン、麺類などの糖質を多く含む食品は可能な限り控え、もしくは一切取らず、野菜類と肉・魚介類、豆類、卵や乳製品をしっかり摂取するというものです。中には、この方法で劇的に体重を落とせた方もいるのですが、「ほとんど体重が変わらない」と訴える方もいます。

 ある友人は、炭水化物を抜く代わりに、野菜でおなかをいっぱいにしていたそうですが、よく聞いてみると「カボチャが好きで、サラダによく入れるのよね」とのこと。カボチャは、とても糖質が多い野菜です。そう伝えると、「えっ!そうなの? どうりで腹持ちがいいと思ったわ」と納得していました。

 「炭水化物が多い野菜」とは、カボチャ、トウモロコシ、レンコン、芋類、ユリネ、豆類(大豆以外)などです。これらの食品は、「糖尿病食事療法のための食品交換表第7版」では米やパンなどと同じカテゴリーに分類されているほどです。糖尿病の方は、これらの食品を食べる時には、主食の量を少し控えるなどして調整する必要があるのです。

【落とし穴その(2)】「かえってエネルギーを取りすぎているかも?」
 炭水化物抜きダイエットの一番の魅力は、「主食は食べず、おかずだけ食べる」という「分かりやすさ」ではないでしょうか。「おかずはどれだけ食べてもいいらしいよ」と自信満々に教えてくれる方もいますが、それはおすすめできません。

 例えば、仕事内容が主にデスクワークの成人男性(40代)に必要な1日のエネルギー量は、体格にもよりますが1日2500キロカロリー程度です。ごはんの目安は1食250〜300グラム程度です。仮に1食のごはんが250グラム(茶碗1.5杯程度)だとすると、エネルギー量は420キロカロリー。これをもし「鶏のからあげ」に置き換えてみると約5個分。つまり5個未満でないと総エネルギー量は同じになってしまいます。からあげをうっかり食べすぎてしまうと、「ごはんの代わり」どころか、ごはんを食べるよりエネルギーを多く取ってしまうことになりますね。

 つまり、「主食を食べない」という安心感が、「うっかり食べすぎ」につながる恐れがあるということです。どんなに主食を抜いていても、体が必要としているエネルギー量よりも多く摂取した分は、体脂肪に変えられてしまいます。

 「なにをどれだけ食べればいいのか」が分からないまま、安易に炭水化物抜きダイエットをするよりも、食事量全体を6〜7割程度に抑えて、間食や外食をなるべく控え、時間をかけながら体重の変動を見守る方が、ダイエットの近道になるかもしれません。(塩野崎淳子 在宅訪問管理栄養士)

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/734.html#c9

コメント [原発・フッ素49] 東北・北海道の大寒波・大雪を大手マスコミは完全に無視 温暖化に不都合な事実はすべて隠ぺい  魑魅魍魎男
14. 2018年1月01日 11:44:37 : R5wxMktRKs : W@1nD4yRri4[2]
二酸化炭素の水に対する溶解量(mg/l)

10℃ 0.83
20℃ 0.61
24℃ 0.54
25℃ 0.53
26℃ 0.51
27℃ 0.50
28℃ 0.48
29℃ 0.47
30℃ 0.46
31℃ 0.45

【この表から考察出来ること】

海水温の上昇→水中二酸化炭素溶解量の減少→大気中二酸化炭素濃度の増加

※大気中二酸化炭素濃度の増加は、海水温上昇の結果であり原因ではない。
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/286.html#c14

コメント [経世済民125] 今年の日本経済、過去最高水準への条件(Business Journal) 赤かぶ
5. 2018年1月01日 11:45:56 : bNNWwJxRuE : qvGdgykXtwI[11]
ちょっと前はこんな洗脳ニュース記事しか手に入らないから、それだけを信じて判断しなくてはならなかったから間違っちゃうのは当然でしたね。

恐ろしい事です。。。



http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/275.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK237] 新たな“アベ友”疑惑が浮上、新年国会で炎上か?   赤かぶ
22. 2018年1月01日 11:51:26 : 0URAHOb0AM : WNqZFRhkQhU[152]
>>21
昭恵が不幸なわけないだろ。
いつも能天気だろうが。
 
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/740.html#c22
コメント [原発・フッ素49] 欅坂46メンバー、紅白ステージで倒れる 3人過呼吸か (朝日新聞)  魑魅魍魎男
7. 2018年1月01日 11:56:02 : x4SD1Zk57E : 7uWsLigaK_Y[62]
紅白歌合戦はNHKワールド・ラジオ日本の国際放送で、日本国内向けNHK第一放送をそのまま流していますから、もう世界的に広まってしまいましたよ。うちは東南アジア向けの11815kHzを受信しました。(註 オーストラリアでも良好に聴けます。)
冒頭だけ聴いてすぐやめましたけど。

NHK Worldラジオ日本国際放送受信 オーストラリアで受信 BCL
https://www.youtube.com/watch?v=VLRcMbucxFw

Shortwave Listening (NHK World)on Sony ICF-SW22
https://www.youtube.com/watch?v=M0jfVeRqCRQ
●うちは、これを使っています。
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/292.html#c7

コメント [原発・フッ素49] 東北・北海道の大寒波・大雪を大手マスコミは完全に無視 温暖化に不都合な事実はすべて隠ぺい  魑魅魍魎男
15. 2018年1月01日 11:59:18 : LHSMhfLcno : cTj_KsH6DrU[394]
 今年の冬は、オール電化の石油ヒーターを禁止されている高層住宅だと、夏期と冬期の電気消費量が逆転するかも知れない。そんな気さえする、寒さが続く。本当に今年の冬は寒い。
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/286.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK237] <特大スクープ!>ソ連の北方四島占領作戦をアメリカが援助していたことが判明!艦船の無償貸与、ソ連兵の訓練も  赤かぶ
30. 2018年1月01日 12:00:03 : M6P7nhoK5E : Np5dffau2SU[959]
害務省出身のアホ木さん、この件のコメントまだ〜?www

まああれだ
「日ソ不可侵条約をソ連が一方的に破棄して・・」なんてのも、ウソだったんですね
条約の期限切れ以前に、ソ連から「延長しない」と通告されていた
だから軍の上層部や軍属らだけが無事に帰還できたのだ
一般人に教えたら大混乱になり、自分らの帰還に大きな支障が出るからね

そういうわけで、昔からクズなんですねえ、軍人の上とか政治屋とか厄人とか大企業は
一般人の帰還を助けるために、現地に踏みとどまって戦った軍人が称賛されることもない
ホント上の連中は、昔も今も無責任で自己チューなクズばっかなんですね


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/753.html#c30

コメント [政治・選挙・NHK237] <恥国>ついに「日本のメディア・マスコミが詩織さん事件について報道しない」とニューヨークタイムスが報道する。 赤かぶ
31. 阿快[499] iKKJ9Q 2018年1月01日 12:05:01 : xQSyajVcTA : Ih7nAMLixX0[2]
恥国ニッポンという記事だが、それなら以下の調査統計はどうなるのだ。笑

日本に「好意的」71%で断トツ1位 アジア太平洋4ヶ国で80%超 一方中国12%、
https://newsphere.jp/world-report/20150904-1/
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/732.html#c31
コメント [政治・選挙・NHK237] <あけおめ>安倍総理「今年は実行の1年だ(全世代型社会保障)」⇒ネット「生活保護費を削ったばかり」 赤かぶ
3. 2018年1月01日 12:06:27 : x4SD1Zk57E : 7uWsLigaK_Y[63]
手錠をかけられてから、おめでとうなのだ。
「大麻取締法違反で、逮捕する。」
「収賄の容疑で、逮捕する。」
その他、いろいろ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/779.html#c3
コメント [マスコミ・電通批評15] 慰安婦問題、朝日新聞は国際社会に向け謝罪と訂正の発信を 作家・ジャーナリスト・門田隆将(産経ニュース) 怪傑
13. 2018年1月01日 12:09:35 : FieXiNBWLk : tqFS9X@7p2I[264]
慰安所はナカソネが俺が作ったってんだから実在したの。


http://www.asyura2.com/16/hihyo15/msg/369.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK237] 中国に卑屈な態度を取るのは見苦しいと中央日報!  赤かぶ
4. 2018年1月01日 12:12:40 : PkK33nipFw : 0ervg7mGNdU[-3]

そろそろ^^

ムントラも人身御供で生贄にされるかな^^
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/761.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK237] 韓国の「慰安婦日韓合意」検証は事実だ! 安保法制でも暗躍した安倍側近・元外務官僚が米国の意を受け秘密交渉(リテラ) 赤かぶ
12. usckopp[1] gpWCk4KDgouCj4KQgpA 2018年1月01日 12:24:52 : kZe9DU7Vhs : nth0vy8BxKM[5]
流石に今回は今のところ重病のパヨクは約1名のようだ。フリチンで街を闊歩して「俺の恰好だけが正しい」と主張する間抜けさが笑えるぜ。でも、こういうのもサイトの賑わいには必要か。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/699.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
13. 2018年1月01日 12:29:02 : 0URAHOb0AM : WNqZFRhkQhU[153]
>>8
安部って誰よ? バカ川クン。
安部なんぞ言う政治屋は、ネットで調べても引っかかりもせんわ。
 
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK237] 岡山理科大学獣医学部獣医学科 193名の合格者  赤かぶ
12. 2018年1月01日 12:31:25 : RcQdlgF3Io : ule3aiiImLk[4]
野党の追及に、政府側は 「記録がない」 「記憶がない」 といった答弁を繰り返し、議論は堂々巡りだった。
根拠を示さないまま、適切だったと主張しても、説得力を持たない。

世論調査では政府の説明に対して 「不十分」 「納得できない」 との回答が多数を占めている。

論点を今後の取り組みに移し、幕引きとするわけにはいかない。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20171231/KT171228ETI090008000.php
   

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/736.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK237] <恥国>ついに「日本のメディア・マスコミが詩織さん事件について報道しない」とニューヨークタイムスが報道する。 赤かぶ
32. 2018年1月01日 12:33:00 : z0SQdjEyNM : pYIKdJH9r_s[236]
ニッポンすげえ。こいつはすげえぜ。
ぜひクールジャパンで取り上げねば。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/732.html#c32
コメント [政治・選挙・NHK237] <悲報>ウーマン村本さん年末年始のネタ番組にまったく呼ばれず「あそこまでバズったネタなのに」 赤かぶ
12. 2018年1月01日 12:33:27 : O4pUfLwvsA : lleAWoei_CE[205]
「ストレート過ぎる」内容を拒否したい者達がいるってことだろ。

だいたい「ストレート過ぎる」ってどーいうことだね。
現在の日本の状況をストレートに表現しない場合、どういう
表現になるのでしょうか、10氏。
あんたがやってみたらどうですか、
「ストレート過ぎない」表現で。

そういう「ストレート過ぎない」表現で現在の安倍晋三や
そのまわりの状態をはっきり(認識できないでいた連中に)
認識させることが、出来るのでしょうか。
「ストレート過ぎない」表現で。


どうなんですか。

お笑いをなめないでください。
お笑いはストレートだからお笑いなんです。
お笑いでない場合は「ストレート」が刃傷沙汰になることがあります、
あんたが知ってるか知らないか知らんが。

だから「お笑い」でやるんです。

(自分の頭の中を掃除してから投稿しろ。)


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/760.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK237] 2018年を読み解く 保阪正康・救国直言!「出でよ!日本の異端児」=青木理 「前川喜平」をもっと生み出せ!(サンデー毎日 赤かぶ
23. 2018年1月01日 12:35:27 : PkK33nipFw : 0ervg7mGNdU[-2]

前川は中曽根人脈の人だから^^

系列としては、自民党側の構成組織の中でも、最も右寄りのグループだ^^


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/715.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK237] 賀状に代えて私からの「年末状」( 半歩前へ) 赤かぶ
9. 2018年1月01日 12:37:12 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2993]
社民党OfficialTweet‏認証済みアカウント @SDPJapan · 2017年12月31日
明けましておめでとうございます。社民党は2018年、改憲の狙いや問題点を広く皆さんに訴え、安倍改憲に反対する野党や多くの人々と共闘して、憲法改正の発議を何としても阻止します。
#あけおめ #2018
https://instagram.com/p/BdXzJQHHsuR/
https://pbs.twimg.com/media/DSYq4HxVQAAtIMk.jpg
https://twitter.com/SDPJapan?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Fwww5.sdp.or.jp%2Findex.html


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/771.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK237] 重大情報!自衛隊が参戦か 米朝戦争で対応を検討!  赤かぶ
19. 2018年1月01日 12:37:15 : ay4OCYadEo : fWE5JgN9rpY[234]
戦争やりたいのはアメリカの軍産複合体とネオコン。安倍山賊一味はポチなだけ。安倍は基本根っこが馬鹿。自分と山賊一味の利権だけ。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/750.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK237] <孫崎 享氏>前川前次官「権力がコントロールする危険な国家へ」「どんなに動かぬ証拠があっても否定するすさまじい対応」 赤かぶ
14. 2018年1月01日 12:40:35 : Yzz0jsk95k : _KiyCGWfmsc[45]
>(今回の一連の問題を通じてはっきり物を言った人は福田元首相だと思います。
共同通信のインタビューに応えて「国家の破滅に近づいている」といいましたが、
それを載せたのは東京では『東京新聞』だけでした)

東京新聞を見てないので分かりませんが、
福田元首相は例えば「安倍が首相である限り国家の破滅に近づいている」とでも言ったのでしょうか?

http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/773.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK237] スゴスゴ引き下がるなら記者など辞めてしまえ!   赤かぶ
5. 2018年1月01日 12:42:17 : ay4OCYadEo : fWE5JgN9rpY[235]
記者クラブ改名太鼓持ちクラブ 腐った権力にでも金目なら従属します。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/734.html#c5
コメント [雑談・Story41] 大相撲暴力事件の先にある未来 日
9. [6] k_o 2018年1月01日 12:44:08 : IUu1BKRXB2 : c@LqALgYP24[19]
>>6
仰ることはわかりますが、同じ土俵に立たなくても。

>>7
たしかに似た側面はありそうです。

>>8
その視点は無かったです。その可能性もありそうです。参考になりました。
ただ、後に続く一文の方が日にとっては興味深かったです。
それら全ての原因がマネーにあるというところ。
でも問題は通貨発行権などではなく、マネーそのものを否定出来る社会システムが設計出来ていないということでしょう。

http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/562.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK237] 百田尚樹著「永遠の0」がアマゾンで0円で売っている!1円しないんだ!!タイトルに相応しい落ちがついちゃったね  赤かぶ
8. 2018年1月01日 12:48:42 : ay4OCYadEo : fWE5JgN9rpY[236]
右翼を飯の種にしている偽商売右翼、日本会議の連中はそんなもん。籠池氏が安倍一味に楯突いたとたん掌返した糞蠅連中。竹田、百田、長谷川他多数の金目連中。
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/752.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK237] <恥国>ついに「日本のメディア・マスコミが詩織さん事件について報道しない」とニューヨークタイムスが報道する。 赤かぶ
33. 2018年1月01日 12:49:13 : J0EfR5l7E6 : Pg8W7GUPCkg[912]

>>31. 阿快
>恥国ニッポンという記事・・・
>以下の調査統計・・・
>日本に好意的 71%で断トツ1位・・・

日本のマスメディアについてニューヨークタイムズレイプ事件の隠蔽を報道してるんだよ。

隠蔽体質が本質的に問題になっているところへ唐突にもふざけた印象調査は相応しくない。

断トツなどと調査の背景も標本の性質も全く明らかにしないでイキナリ日本凄いは気狂い。

>>32. 2018年1月01日 12:33:00 : z0SQdjEyNM
>ニッポンすげえ・・・

新年早々、単細胞は恥を知って退散しろ。 日本が凄いしか言えないお前が良い訳ではない。


http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/732.html#c33

   

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