04. 2012年2月02日 18:42:31 : ZbEkMfgIXY
しかし群馬県の農地土壌、由々しき事態に変わりありません。
通常汚染土壌の汚染度は平方メートル当たりの場合、
深さ5センチで計算されています。そのため、土壌を1.0キログラム採取する時、
深さ5センチ掘るのです。
今回の群馬県の調査結果では深さ20センチの土壌が採取されていますから、
土壌表面のセシウムはその分、割り引かれている恐れがあるのです。
ラフにいって4倍して値を修正してみます。
その結果、県内の農耕地面積7万6300ヘクタールのうち、
土壌1キロ当たり
▽10000〜8000ベクレル=10ヘクタール
▽8000〜6000ベクレル=120ヘクタール
▽6000〜4000ベクレル=400ヘクタール
▽4000〜2000ベクレル=4360ヘクタール
▽2000ベクレル〜不検出=7万1410ヘクタール となり、
国の「安全」暫定基準値である5000ベクレル/kg以上の農地はたぶん
全体の1/10弱程度はあるようですね。
他方、作付けされた作物へのセシウムの移行係数はしばしば、最大で玄米の0.1
で精米後も半分以上が残るというデータが知られています。
http://www.ichii-yume.co.jp/2011/07/post-19.php
従って移行係数としては最大0.1あたりを
最小で0.01あたりを見ておく必要がありそうで、その場合、
玄米1.0kgあたりのセシウムは大部分である7万ヘクタールの農地ですら、
200 ベクレルを予想しえます。精米後ですら100ベクレル以上/kgです。
しかし、群馬県の公表する実測値が今後、未来永劫、
このような正直な値となることはありません。
市民放射能測定室で計測しなければ本当の値は見えてこないのです。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/641.html#c4